〔
議会運営委員長 中嶋博幸議員 登壇 〕
4:
◯議会運営委員長(
中嶋博幸議員) おはようございます。
去る11月11日に
議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について報告いたします。
臨時会議の
会議期間につきましては、本日1日限りと決定しております。
本日の
臨時会議の
議会運営が円滑に行われますよう、
議員各位並びに理事者の御協力をお願い申し上げ、報告といたします。
5:
◯議長(
天野正昭議員)
議会運営委員会委員長の報告は以上のとおりです。
お諮りいたします。ただいま
議会運営委員会委員長から報告がありましたとおり、本
臨時会議の期間は本日1日限りとしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
6:
◯議長(
天野正昭議員) 御異議なしと認めます。よって、本
臨時会議の期間は本日1日限りと決定いたしました。
────────── ◇ ──────────
7:
◯議長(
天野正昭議員) 日程第3 諸般の報告をいたします。
まず、議長から諸般の報告をいたします。
11月1日、東京都三市
収益事業組合議会代表者会議が開催され、子
籠敏人議員が出席いたしました。
同日、
秋川流域市町村議会正副議長会が開催され、
中村のりひと副議長と出席してまいりました。
11月5日、青森県
弘前市議会議員5名が
あきる野創業・就労・
事業承継支援ステーションBi@Staについて視察に来庁しました。
11月6日、群馬県
安中市議会議会報編集委員会8名が議会だよりについて視察に来庁しました。
11月7日、東京都
後期高齢者医療広域連合議会定例会に係る
議案説明会及び
保険料説明会が開催され、
清水晃議員が出席いたしました。
11月11日、第2回東京都三市
収益事業組合議会定例会が開催され、子
籠敏人議員、
堀江武史議員が出席いたしました。
同日、愛媛県
西予市議会議会運営委員会及び議会だより
編集委員会13名が
政務活動費マニュアル・
議会改革・市議会だよりについて視察に来庁しました。
11月12日、東京都三市
収益事業組合議会行政視察研修が開催され、子
籠敏人議員、
堀江武史議員が出席いたしました。
以上、報告といたします。
8:
◯議長(
天野正昭議員) 次に、市長より発言の申し出がありますので、許可します。市長。
〔 市長
村木英幸君 登壇 〕
9: ◯市長(
村木英幸君) おはようございます。
令和元年あきる野市議会第1回
定例会第6回
臨時会議の開催に当たり、御挨拶申し上げます。
10月12日から13日にかけて、今まで経験したことのない600ミリを超える降雨により、市内に大きな被害をもたらした台風19号の上陸から1カ月が経過いたしました。市では、被災した道路や橋梁などの
復旧作業を進めているところでありますが、ここで改めて市内の
被害状況について、御報告いたします。
生活に直接影響のある建物につきましては、昨日までの状況で、全壊が29件でこのうち住家は17件、大
規模半壊が11件でこのうち住家は8件、半壊が27件でこのうち住家は18件、一部損壊が26件でこのうち住家は25件であります。
次に、被災された方々への支援といたしまして、市では
罹災証明の発行を初め、被災の状況に応じて、
災害見舞金の支給や条例に基づいた市民税や
国民年金保険料の減免等の措置を行うとともに、本市に適用された
災害救助法と
被災者生活再建支援法に基づき、被災された住宅の
応急修理や
応急仮設住宅供与などに取り組んでおります。
このような支援策や
復旧作業を進め、市民の皆様が一日でも早く、
日常生活を取り戻せるよう、努めてまいります。
また、11月9日と10日に
都立秋留台公園で開催された第25回
あきる野市産業祭では、
産業祭運営委員会において、台風19号に係る
災害支援寄附金の募金箱を会場内に設置いたしました。2日間で延べ5万1000人の方々にお越しいただき、小学生や中学生、
親子連れ、そのほか御来場された多くの皆様の温かい御支援により、野菜の宝船の売上金や
出店事業所からの寄附金も含めまして、22万円以上の寄附をいただきました。この場をおかりいたしまして、厚く御礼申し上げます。
本
臨時会議に提出いたしました議案は、
予算案件1件であります。
よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。
以上で報告を終わらせていただきます。
大変貴重な時間をいただきまして、ありがとうございました。
10:
◯議長(
天野正昭議員) 諸般の報告が終わりました。
────────── ◇ ──────────
11:
◯議長(
天野正昭議員) 日程第4 議案第76号令和元
年度あきる野市
一般会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。
提出者から
提案理由の説明を求めます。市長。
〔 市長
村木英幸君 登壇 〕
12: ◯市長(
村木英幸君) ただいま上程されました議案第76号について、御説明申し上げます。
本議案につきましては、
歳入歳出予算等の補正であります。
内容につきましては、
企画政策部長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。
13:
◯議長(
天野正昭議員)
企画政策部長。
〔
企画政策部長 田野倉裕二君 登壇 〕
14:
◯企画政策部長(
田野倉裕二君) それでは、令和元
年度あきる野市
一般会計補正予算(第3号)について、御説明申し上げます。
補正予算書の1ページをお開きください。
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ3億6141万円を追加し、補正後の
予算総額を319億5954万円とするものです。
4ページをお開きください。第2
表地方債補正の追加、
災害援護資金貸付金1520万円は、
生活再建の資金として
被災世帯に貸し付ける
災害援護資金の財源を東京都から借り入れるため、計上するものでございます。
8ページ、9ページをお開きください。歳入について、主な内容を御説明いたします。
第15
款国庫支出金、
説明欄の01
災害等廃棄物処理事業費補助金435万5000円は、
浸水被害などにより発生した
災害廃棄物の
処理費用が国の
補助事業の対象となるため、計上するものでございます。
第16
款都支出金、01都負担金、
説明欄の01
災害救助費負担金4638万4000円は、
災害救助法の適用に伴い、
賃貸型応急住宅の
借り上げや、
被災住宅の
応急修理などが負担金の対象となるため、計上するものでございます。
同じく第16
款都支出金、02都
補助金、
説明欄の01
被災者生活再建支援事業補助金1200万円は、東京都の
生活再建支援制度を活用するため、交付される
補助金を計上するものです。
第18
款寄附金、
説明欄の63
災害対策事業指定寄附金48万円は、
災害対策に活用するための寄附があり、計上するものでございます。
第19
款繰入金、
説明欄の01
財政調整基金繰入金2億8279万1000円は、
補正予算の
財源調整の結果、繰り入れるものでございます。
第21
款諸収入、
説明欄の30全国
都市職員災害共済会災害見舞金20万円は、
災害救助法の適用に伴い、共済会から支給されたために計上するものでございます。
10ページ、11ページをお開きください。歳出について、主な内容を御説明いたします。
第3
款民生費、
説明欄の01
災害救助経費610万4000円は、1月からの
賃貸型応急住宅の借上料として512万円、
応急住宅への
転居費用及び
駐車場代として98万4000円を計上するものでございます。
同じく
説明欄の06
被災住宅応急修理事業経費2232万5000円は、
災害救助法に基づく住宅の
応急修理を実施するため、計上するものでございます。
同じく
説明欄の09
被災者生活再建支援事業経費2400万円は、国制度の
被災者生活再建支援法の適用外となる世帯について、東京都の
補助制度により、
生活再建の支援金を交付するため計上するものでございます。
同じく
説明欄の40
一般職人事管理経費773万3000円は、
災害救助法の適用となる
避難所対応の
超過勤務手当及び
管理職員特別勤務手当を計上するものでございます。
第4
款衛生費、
説明欄の
災害廃棄物処理事業経費871万2000円は、
浸水被害等により発生した
災害廃棄物を処理するため、計上するものでございます。
第8
款土木費、
説明欄の50
道路維持事業経費1億8350万円は、
道路側溝や
雨水ますに堆積した土砂等を清掃する委託料として350万円。
道路構造物の補修や
堆積土砂等の
処理費用として1億8000万円を計上するものでございます。
第9
款消防費、
説明欄の40
一般職人事管理経費1617万7000円は、
災害救助法が適用されない
災害対応への
超過勤務手当及び
管理職員特別勤務手当を計上するものでございます。
第10
款教育費、
説明欄の14
小学校維持管理一括経費591万9000円は、校舎の雨漏りや外壁の補修として576万7000円。敷地内の被害を受けた樹木の剪定などのため15万2000円を計上するものでございます。
12ページ、13ページをお開きください。第11
款災害復旧費、
説明欄の50
農業用水施設災害復旧事業経費666万6000円は、被害を受けた
小川久保用水施設と
南郷用水堰について、国の
災害復旧事業を活用するため、必要となる
設計委託料187万円、
測量委託料479万6000円を計上するものでございます。
同じく
説明欄の50
林道施設災害復旧事業経費3754万円は、
路盤損壊により通行不能となっている宝沢線及び大沢線の
復旧工事に向けた
設計委託料として1070万円。通行に支障が生じている林道の
応急補修工事として2684万円を計上するものでございます。
第13
款予備費、
説明欄の01
予備費2000万円は、当初予算の残高が
台風被害への
緊急対応など、わずかとなり、今後の
災害対応など不測の事態に備えるため、追加計上するものでございます。
以上が令和元
年度あきる野市
一般会計補正予算(第3号)の概要でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
15:
◯議長(
天野正昭議員) これをもって
提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
辻よし子議員。
16: ◯2番(
辻よし子議員) それでは、何点か質問させていただきます。
予算書の6、7ページになるかと思います。今回の
補正予算は、今、御説明があったように全て台風19号に関連するものだと思います。約3億6000万円の経費のうち、国と都からの
補助金がわずか6000万円足らずということで、非常に驚きました。残りの約3億円はほとんどが
財政調整基金の取り崩しで充てていると思います。この約3億円の
自主財源なのですけれども、例えば
地方特別交付税とか、そういった形で今後、国や都から何らかの形で補填される可能性があるのか、それともそのまま市の独自の持ち出しになるのか、今後の見通しについて教えてください。
17:
◯企画政策部長(
田野倉裕二君) お答えいたします。
今回の補正につきましては、
財政調整基金の取り崩しが2億8000万円程度行われます。これの今後の国、都の財源はどうなのかということでございますが、今回の
補正予算につきましては、避難所の
運営費ですとか、
民間住宅の
借り上げ、それから住宅の
応急修理などが
災害救助法の適用に伴いまして、国、それから東京都から全額が負担されるということになっております。また、
災害廃棄物の
撤去費用につきましても国のほうに2分の1を負担していただけるということです。
それと、財源の課題といいますか、先ほどの説明にもございましたけれども、林道ですとか市道の補修、それから堆積物の撤去、こうしたもので測量費、それから設計費。まずは測量・設計を行ってという部分がございます。この経費については国、都の対象にはならない。あくまでも市の負担になってしまうということになります。
これらにつきましては、国に対しましては、
特別交付税において、市の特殊な
財源需要として交付申請していくとともに、東京都に対しましても、
市町村総合交付金において
個別課題に対する支援として申請をすることで財源の確保に努めていきたいというふうに考えております。
なお、
特別交付税、それから東京都の
総合交付金のいずれにおいても
予算枠自体が拡大するとの情報は得られておりません。既存の
予算枠の中で交付が検討されるということになりますので、その枠の中で最終的に
あきる野市の
災害復旧費をどれだけ見ていただけるかという部分については、現段階ではちょっと不明であるということになります。
以上です。
18: ◯2番(
辻よし子議員) ありがとうございます。これは市に対して言っても仕方がないことかもしれないのですけれども、
激甚災害ということで今回の19号は指定されたという割には国からの動きが鈍いというか、どうなってしまうのかなというので、少し納得いかない部分があります。今、お話の中で、全体の
地方交付税とか、それから東京都のほうの
総合交付金の枠自体が膨らむということはないということですので、
あきる野市の場合には、
総合交付金がたしか18億円ですか。当初予算で組まれていると思います。東京都全体の、550億円でしたか、それは変わらない。その中で
あきる野市は今、18億円だけれども、今回、災害があったので、
あきる野市に対してはプラス例えば2億円とか、3億円という形で膨らむのか。それとも、18億円という枠の中はもうこれはこれでということでよろしいのですよね。ちょっと確認させてください。
19:
◯企画政策部長(
田野倉裕二君) お答えいたします。
東京都の
予算枠の550億円は、現時点では変わらない。また、市が受ける
総合交付金の部分については、現時点では変わらないと思います。ただ、きのうもちょっと
東京都知事のほうで市長との
意見交換がございまして、その中で、冒頭に今回の台風19号の被害のこともおっしゃっておりました。最後にも19号の被害について支援をするという発言もございましたので、できれば
総合交付金の枠を、これは期待でしかないのですけれども、ふやしていただければなという期待をしたいというふうに考えております。
以上です。
20: ◯2番(
辻よし子議員) わかりました。ぜひ私も期待したいところです。災害が起きたので、ほかのものを削って災害に充てるということになると余り意味がないといいますか、そういうことになりますので、やはりその辺の対応を、東京都だけではなくて、国のほうももう少ししっかりしていただきたいなと思います。
もう一つの質問が
予備費の件なのですけれども、今回、
重要実績が大幅に増加したということで、2000万円をここで計上するわけですけれども、この間、
予備費として使われたものは主にどのようなものがあるのか、主なもので結構ですので、教えてください。
21:
◯企画政策部長(
田野倉裕二君) お答えいたします。
予備費の使途ということでございます。
予備費については、今回の災害において緊急を要する費用として既存の
予算財源が不足する、やむを得ないと判断したものを使わせていただきました。一部、幾つか紹介させていただきます。
まず、
災害見舞金が
事業費としては105万円。このうち
予備費として96万5000円。
賃貸型応急住宅の
関係経費が、
事業費全体が1122万円
事業費としてかかっております。この中で
予備費としては1121万円を充てております。それから金額が大きいものですと、
戸倉久保川原道路の盆堀川に架設しております牛嶽橋が流されましたので、そこの
地質調査に644万3000円。それから
被災住宅等の
衛生対策経費として324万円の
事業費も
予備費が同額、324万円。主なものとしては、こうした事業に
予備費を充当しているところでございます。
以上です。
22: ◯2番(
辻よし子議員) どうもありがとうございました。
予算書の10、11ページになります。先ほどの御説明の中にもあったのですけれども、道路の
応急補修工事費として1億8000万円計上されています。ただ、まだこれから
改修工事の経費が億単位でかかってくるのではないかなというふうに思います。そうした工事費を含めて今後かかってくる災害にかかわる経費に対してどれだけのものが国の
補助対象になるのか。今、測量とかをされているものも国の
補助対象として申請していくのだと思うのですけれども、今後かかってくる経費の中でどのぐらい国からもらえるのか。申請してみないと通るか通らないかわからないし、未知数の部分ももちろんあると思うのですけれども、市としてはどのような予測を立てているのかわかる範囲で教えてください。
23:
◯議長(
天野正昭議員)
都市整備部長。
〔
都市整備部長 清水保治君 登壇 〕
24: ◯
都市整備部長(
清水保治君) お答えいたします。
今、
応急補修工事のお話も出ましたので、そこも含めてお話をさせていただきたいと思います。
今回、1億8000万円ということで、
応急補修工事を計上させていただいております。この内訳といたしましては、河川の護岸の関係が2件。それから道路、水路の補修が15件。のり面の関係が6件、それから土砂、流木、こういったものの撤去、運搬、処理が22件。それからその他ということで、
仮設道路をつくったり、あるいはグラウンドの一部整備をしたり、土のうをつくったり、シートを張ったりといったその他案件が9件ということで、合計で54件ございます。54件ございますけれども、このほかに今、通行できなくなっている橋梁が2橋ございます。この
復旧費。本工事のほうにはこの
応急工事の中で計上されていただいているものは含まれておりません。さらに、
応急補修工事の中で応急的に、例えば土砂の撤去だとか、こういうものを行った2路線についても今後、本復旧にかかる費用がかかってまいります。
今、橋梁2件と道路の復旧を合わせまして4件あるのですけれども、このうちの
先ほどお話に出ました牛嶽橋、それから路線名で言いますと、戸倉119号線という路線があります。この2つについては、今後、災害の
復旧事業ということで、国のほうに申請をしていきたいというふうに思っております。
あと2件、網代橋の関係、それから市道I-2号線という関係がございますが、この件については、
災害復旧工事が非常に、発生してから申請までの時間が短くて、なかなか設計が間に合わない部分がございますので、ただいま申し上げた網代橋と市道I-2号線については
災害復旧工事の対象にはなりません。
したがいまして、今後かかってくる費用の中で、牛嶽橋と戸倉119号線の2路線につきましては
災害復旧事業の対象ということで申請をこれからしていきますけれども、それの補助率については3分の2ということになります。さらに、
先ほどお話がありましたとおり、
激甚災害ということでございますので、これにさらに上乗せになってくる、その分は
補助金としていただけるものではないかということで現在考えているところでございます。
以上でございます。
25: ◯2番(
辻よし子議員) 大まかなところはわかりました。
激甚災害は、
あきる野市がその対象になるかどうかは3月末に告知されるということで、どうなるかわからない部分もあるということですね。
それから、今のお話の中で非常に納得いかないのは、
災害復旧工事は申請までの期間が短いので間に合わないということで、対象にならないというのは本当におかしな話で、国が今回の災害にしっかり対応していきますと言っているのに、
締め切りを早くして、自治体が本当に大変な中でいろいろな対応をされていて、それなのに
締め切りを早く設けてしまって、間に合わなかったら対象になりませんよというのは本当に腹が立つというか、国に対して、ひどいなと私は思います。その辺ぜひ市長、ほかの自治体とも一緒に声を上げて、こういう災害はこれから起こるわけですから、この
災害復旧工事の
あり方自体もしっかり自治体から声を上げて、市の職員の方々は本当に苦労されているので、もっと使いやすい制度に国のほうが変えていく責任があると思うのです。その辺を、職員の方からしっかり現場の声を聞いて、市長としてもほかの自治体と一緒に国の制度をもっと自治体に合ったものに変えていくように声を上げていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
26: ◯市長(
村木英幸君) お答えいたします。
先ほど企画政策部長のほうからも話がありましたが、昨日、
東京都知事との
意見交換会等がありました。その際にも都知事のほうからは積極的に台風の被災の対応についていたしたいということがありましたし、私自身も既に選出の
都議会議員を通じて関係の部署、西多摩
建設事務所あるいは東京都の
建設局のほうにはお願いをして、さらに
総合交付金の上積みをお願いしたいということで要請いたしました。また、辻議員が今、おっしゃったような形で、
西多摩地域の他の自治体の首長とともに、東京都のほう、あるいは国のほうにも要請をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
27: ◯2番(
辻よし子議員) ありがとうございます。東京都はもともと財源もほかの府県に比べると豊かですし、今回の災害に当たっては、長野とか、千葉とか、もっとひどいところに比べるとそれほどでもなかったので、東京都の中では比較的要望が通るのかなと思うのです。ただ、国全体で見たときに、ほかの自治体はもっと困っていらっしゃるところもあると思うので、この
災害復旧工事のあり方をぜひ今、市長がおっしゃったように、国のほうにも声を上げていただきたいと思います。
最後に一つだけ質問なのですけれども、
予算書の11ページになるのですけれども、
災害援護資金貸付。
先ほどお話がありましたけれども、これは3月の
定例会議のときに条例改正でかかったものだと思います。そのときに私は、保証人がないと利子が1%ついてしまうというのはいかがなものかと。保証人があってもなくても利子なしにしたらどうかということを意見申し上げました。その制度だと思います。そういった問題意識から言うと、今回申請される人の中に、保証人が見つけられないために利子がかかってしまう方が出ないのかなというのが非常に気になります。まだ受付が始まっていないと思うのですけれども、今後どのようなスケジュールで受付が始まるのかということと、それから条例改正にあったのは国のほうの制度の350万円上限の分ですけれども、ここで東京都のほうが150万円上乗せするという形で今、要綱の整理もしているところだと伺っております。その東京都のほうの制度もあわせて、今後どういうスケジュールになりそうなのかを教えてください。
28:
◯議長(
天野正昭議員) 健康福祉部長。
〔 健康福祉部長 川久保明君 登壇 〕
29: ◯健康福祉部長(川久保明君) お答えします。
今回の
補正予算につきましては、国の制度に都の制度の上乗せ分を加算する形で
補正予算を計上させていただいております。国の制度につきましては、被災された方が被災された日の翌月から3カ月以内に市へ借り入れの申請をしていただくことになっております。東京都の要綱につきましては現在制定中というところで、詳細がまだ示されておりません。ただ、国の制度のほうに準じた形になるというふうに想定しております。
国の制度の中では、保証人のあるなしの部分につきましては、その辺も同じように、国の制度と同様に市町村の判断で制定をすることになっております。利率につきましては、年1%以内で区市町村が定める率で定めるということになっておりますので、東京都の要綱等を十分精査しまして、市の要綱を制定していきたいと思っております。
以上でございます。
30: ◯2番(
辻よし子議員) ありがとうございました。東京都のほうのは要綱ということで、条例ではないので議会にはかからないと思います。
あきる野市の場合には、先ほど申したように、保証人がつくと0%、利子はなし。保証人が見つからないと1%ということなので、恐らく同じような制度を東京都に対しても要綱をつくるのかなと思います。ただこれは、今回、これを利用される方が出てきたときにその辺を現実的に保証人が見つからなくて利子がついてしまって、かえってその方のほうが被害が大きいとか、そういうことがないのかどうかしっかり見ていっていただきたい。そうした中で条例改正ということもできますので、詳細に見ていただきたいなと思います。
以上です。
31:
◯議長(
天野正昭議員) ほかにございますか。たばた議員。
32: ◯10番(たばたあずみ議員) 幾つか伺います。
10ページ、11ページのところです。03民生費の01と09のところにかかるかなと思います。
災害救助経費、それから
被災者生活再建支援事業経費のところになりますけれども、被災者支援制度で見ると、住宅の
応急修理ですとか、あと住宅の
賃貸型応急住宅についてのところは、全壊なり、半壊なり、一定の条件が必要になるようです。場合によっては個別協議というようなことも書いてありますけれども、今回、小松平のところなどは話を聞きますと、水平がとれなくなっていれば半壊なり、全壊なりというような認定がされるというふうに聞いていますけれども、そういったところで水平がとれてしまうというか、にもかかわらず、住むには危険という判定がされており、避難を余儀なくされている方もいるというふうに伺っていますけれども、そういった住宅のところは対象になるのかどうかを伺いたいと思います。
33:
◯議長(
天野正昭議員) 総務部長。
〔 総務部長 大出英祐君 登壇 〕
34: ◯総務部長(大出英祐君) お答えします。
牛沼の小松平地区につきましては、全部で13世帯のところが警戒区域ということで線を張らせていただいたところでございます。そちらについては、川側のところが危険度判定におきましては危険という判定になったと。道路側のおたくについては危険ではないという判定になったのですが、しかしながら、安全ではないということになります。川側の家が引きずられて落ちる可能性もあるし、そういうところからいくと、住宅にひびがないとか、宅地に傷がないというだけでの判断はできませんので、そちら側の方につきましても危険があるという認識において住宅の転宅の対象にさせていただいて、怖いので、希望される方につきましては民間の
借り上げ住宅という形で対象とさせていただいております。
以上です。
35: ◯10番(たばたあずみ議員) そうした対応については恐らく市独自ということになってしまうとは思いますけれども、非常に寄り添った対応がされてよかったなと思っています。今後もきめ細かくやっていただければと思います。
また、特に出てこないので、
一般職人事管理経費に入ってくるのかどうかと思うのですけれども、こころと体のケアということが被災者支援制度にも入っていますけれども、今はまだ、少し落ちついてきたから、もしかすると少しずつ出てきているかなとは思うのですけれども、被害に遭っていない人であっても被災状況などを見ていただけでもすごく不安になってしまったというような話も聞きますし、私自身もそういうふうに感じました。実際、被災された方については、ばたばたしているときはまだ非日常の状態なので、何となく過ごせてしまっているのですけれども、落ちついてくるに従って体とかこころに不調が出てくるということもあるかと思います。そういったことについて、もう既に何かケアとかが行われているのか、また、今後こういったことがあれば相談くださいといったような丁寧な案内がされているのかどうか伺います。
36: ◯健康福祉部長(川久保明君) お答えします。
市としましても、被災者の方のこころと体の健康相談、こういったものは非常に重要だと認識しております。そういったことから、避難所に必ず保健師を配置したりですとか、また、保健師によります家庭訪問等を実施してまいりました。また、一般の方向けに健康課で実施をしております健康相談の中でこころと体の健康相談といったものも実施しているところでございます。こういった事業の案内につきましては、被災者支援制度・相談窓口一覧というものを作成しまして、ホームページ等で掲載しております。また、全壊の家庭であるとか、半壊の家庭には
災害見舞金の支給をさせていただきましたが、そういった家庭訪問の際にこういった窓口一覧のチラシを配付しているところでございます。
以上でございます。
37: ◯10番(たばたあずみ議員) 先ほども申し上げましたけれども、やはりそのときには何となく過ごせてしまったけれども、後になってから鬱傾向になるですとか、不安傾向が出てくるとか。それが何によるものなのかわからないけれども、実は、突き詰めていくと被災状況というものが非常に不安を与えていたということも十分考えられますので、そういったことはないですかということを具体的にあらわしながら、そういうことがあったら遠慮なく相談していいのですよというようなことを、誰でもそうなる可能性はあるので、そのことをしっかりケアしていっていただきたいなと思っています。
それから、資料のほうの5ページなのですけれども、地震・台風等
災害対策経費のところです。今回、土のう袋や防水シートを使い切ったのか、使ったため、今後、購入費を追加しますということなのですけれども、今回、不足は生じなかったかどうか伺います。
38: ◯総務部長(大出英祐君) お答えします。
土のう袋は備蓄がございましたので、使い切ってはおりません。具体的に数字を申し上げさせていただきますと、土のう袋につきましては、被災前、1万2200枚の備蓄をしておりました。今回、使用した枚数につきましては約2600枚使ったわけでございまして、今回、
補正予算で上げさせていただきましたのは、使用した分ということで、補充するということで計上させていただいております。あと、防水シートですけれども、こちらも、ブルーシートの大きめのものなのですけれども、これも備蓄前は1セット10枚入りのものが500セットございました。それが今回、230枚使っておりますので、差し引いた分を11月補正で計上させていただいているところです。備蓄量につきましては、今回の分につきましては、不足はなかったということです。
以上です。
39:
◯議長(
天野正昭議員) あと、山根議員が挙手されているようですが、重複すること以外でありますか。山根議員。
40: ◯18番(山根トミ江議員) 私からは一つだけです。11ページと、資料のほうは5ページです。
災害廃棄物の処理事業経費です。今回、こうした大きな災害がありまして、全国的にも非常にごみがたくさんあって、この処理をどうしたらいいのかということで、当市でも同じような状況があるかなと思うのです。先日、西秋川衛生組合の議会があったときにもよくお願いしておきました。10月27日だったのですけれども、帰りがけにちょっとお話ししましたが、ブルーシートがかけてあって、ストックしてもう既に置いてあったのですけれども、まだこれからだと思うのです。そのときに立ち話でお話ししたのですけれども、西秋川衛生組合の施設は、こうした廃棄物の処理施設にはなっていないというような話もありましたので、今回のこのごみが西秋川衛生組合でどの程度処理ができるのか。また、もし処理し切れない場合にはどこにお願いするのか、その辺のところはどのようになっておりますでしょうか。
41:
◯議長(
天野正昭議員) 環境経済部長。
〔 環境経済部長 大久保丈治君 登壇 〕
42: ◯環境経済部長(大久保丈治君) お答えいたします。
今回の
補正予算の中にも
災害廃棄物処理委託料ということで計上させていただいているのですけれども、この中には一般廃棄物と産業廃棄物の汚泥、あと処理困難物ということで書かせていただいているのですけれども、その中の一般廃棄物につきましては、その一部で粗大ごみであったり、不燃ごみ、あと可燃ごみ。通常、西秋川衛生組合で処理しているものにつきましては西秋川衛生組合に搬入し、そこで処理をするということになってございます。そのほか一般廃棄物の中でも、家電リサイクル法の対象になっているエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4つにつきましては、直接処理ができませんので、一度保管して、専門業者のほうに搬出すると。それで処理をするという形になってございます。あともう一つ、汚泥につきましても西秋川衛生組合では処理できませんので、専門の業者をお願いして処理をするということで考えてございます。もう一つの処理困難物はコンクリートとか、スレート板、消火器、ガスボンベとか、そういったものになるのですけれども、これにつきましても専門業者のほうにお願いするということで、今回、予算に計上させていただいたところでございます。
以上です。
43: ◯18番(山根トミ江議員) ありがとうございます。西秋川衛生組合で受け入れられないものについては専門業者に頼むということで、ごみがいつまでもなっているといろいろなところに影響がありますので、ぜひ順調に進むよう、よろしくお願いいたします。
以上です。
44:
◯議長(
天野正昭議員) ほかにありますか。堀江議員。
45: ◯22番(
堀江武史議員) それでは、質問させていただきます。
昨日、市長は都知事と、何回かお会いしているかと思いますけれども、
意見交換会をされたと伺っております。その貴重な機会の中で、私もユーチューブで拝見させていただきました。直配信は機材の不調でだめだったということなので、後で見させていただきましたけれども、その中で実際に、きのうの段階で知事に対して今回の災害の要望は、きのうの中では、私が見た中では要望が一つもなされていなかったと思います。1つ目に要望したのは、秋川高校のところに特別養護老人ホームをつくることと、公園の緑地化、あと、るのバスを増設するので公共交通のことを要望していたので、今回の災害については一つも要望されていなかったように思えるのです。かなり貴重な機会だと思うのですけれども、どうしてされなかったのかなというのをひとつお聞きしたいと思います。
46: ◯市長(
村木英幸君) お答えいたします。
災害の復旧につきましては、先月16日に都知事が現地視察に訪れております。小松平のほうでありますけれども、小松平のことはもちろんのこと、ほかの、崖が崩落したり、橋が2本流されたり、あるいは市道が崩壊したりとか、そういったことにつきましても御報告いたしまして、その際にぜひ御支援をお願いいたしますということは申し上げました。それから、先ほども申し上げましたとおり、選出の
都議会議員を通じまして、西多摩
建設事務所、
建設局、そして都知事の関係者の方にお願いをしております。配慮していただけるものと思っております。
47: ◯22番(
堀江武史議員) わかりました。16日の段階で、私も小松平のほうに知事がお見えになるというのを伺っておりましたし、住民の方とも懇談をされていると伺っております。先ほど辻議員も言っていましたけれども、やはりこういう貴重な機会を、もう一度プッシュする。市長の口からしっかりと知事に言ってもらうというのは非常に大事だなと私は感じております。
都議会議員の方を通じて言うのも大事でしょうけれども、やはり一対一で会える場所は多分、我々ここにいる市議会議員はなかなかないのですけれども、市長という立場になれば都知事と会うということが非常に大事だと思っております。
ぜひこういう貴重な機会を、市民がこれだけ被災しているのだということをまず言ってほしかったなということと、自分の選挙公約も非常に大事だと思いますけれども、知事からは災害を心配されるお言葉もありましたし、防災のことを言わなかったけれども、知事のほうはちゃんと防災のことを心配して、一番最後につけ加えていただいております。台風で大変でしたねとか、土砂災害が大変でしたね。それぞれ連携していきたいと思いますというふうに知事からはいただいています。ぜひ市長という立場でありますので、市民を代表して行かれるので、今後は、知事に会うときはぜひ、今、市の課題は一番何に直面しているのか。そこを見ていただいて、しっかりと知事に伝えてもらいたい。私はそう思います。誰かに頼めばいいという問題ではないと思っております。ぜひそこは市長、よろしくお願いしたいと思います。
48: ◯市長(
村木英幸君) 昨日のインターネット中継をごらんになった方もいらっしゃるかと思いますが、冒頭の御挨拶で19号台風への引き続きの支援を都知事としてよろしくお願いしますということは申し上げております。
49: ◯22番(
堀江武史議員) わかりました。私のほうももう一度、ここにいる方もぜひユーチューブで見ていただければ、知事と市長のやりとりがうかがえると思いますので、ぜひ皆さん見ていただければと思います。
以上で終わります。
50:
◯議長(
天野正昭議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と発言する者あり)
51:
◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第76号は、
会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
52:
◯議長(子
籠敏人議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第76号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第76号令和元
年度あきる野市
一般会計補正予算(第3号)の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
53:
◯議長(子
籠敏人議員) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
以上をもちまして、本
臨時会議に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。
これをもって、
令和元年あきる野市議会第1回
定例会第6回
臨時会議を散会いたします。
大変お疲れさまでございました。
午前10時27分 散会
────────── ◇ ──────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
あきる野市議会議長 天 野 正 昭
あきる野市議会議員 堀 江 武 史
あきる野市議会議員 松 本 ゆき子...