先ほど企画政策部長のほうからも話がありましたが、昨日、
東京都
知事との
意見交換会等がありました。その際にも都知事のほうからは積極的に台風の被災の
対応についていたしたいということがありましたし、私自身も既に選出の
都議会議員を通じて
関係の部署、
西多摩建設事務所あるいは
東京都の
建設局のほうにはお願いをして、さらに
総合交付金の上積みをお願いしたいということで要請いたしました。また、
辻議員が今、おっしゃったような形で、
西多摩地域の他の
自治体の首長とともに、
東京都のほう、あるいは国のほうにも要請をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
27: ◯2番(
辻よし子議員) ありがとうございます。
東京都はもともと
財源もほかの府県に比べると豊かですし、今回の
災害に当たっては、長野とか、千葉とか、もっとひどいところに比べるとそれほどでもなかったので、
東京都の中では比較的要望が通るのかなと思うのです。ただ、国全体で見たときに、ほかの
自治体はもっと困っていらっしゃるところもあると思うので、この
災害復旧工事のあり方をぜひ今、
市長がおっしゃったように、国のほうにも声を上げていただきたいと思います。
最後に一つだけ質問なのですけれども、
予算書の11ページになるのですけれども、
災害援護資金貸付。
先ほどお話がありましたけれども、これは3月の
定例会議のときに条例改正でかかったものだと思います。そのときに私は、保証人がないと利子が1%ついてしまうというのはいかがなものかと。保証人があってもなくても利子なしにしたらどうかということを意見申し上げました。その制度だと思います。そういった問題意識から言うと、今回申請される人の中に、保証人が見つけられないために利子がかかってしまう方が出ないのかなというのが非常に気になります。まだ受付が始まっていないと思うのですけれども、今後どのようなスケジュールで受付が始まるのかということと、それから条例改正にあったのは国のほうの制度の350万円上限の分ですけれども、ここで
東京都のほうが150万円上乗せするという形で今、要綱の整理もしているところだと伺っております。その
東京都のほうの制度もあわせて、今後どういうスケジュールになりそうなのかを教えてください。
28:
◯議長(
天野正昭議員) 健康福祉部長。
〔 健康福祉部長 川久保明君 登壇 〕
29: ◯健康福祉部長(川久保明君) お答えします。
今回の
補正予算につきましては、国の制度に都の制度の上乗せ分を加算する形で
補正予算を計上させていただいております。国の制度につきましては、被災された方が被災された日の翌月から3カ月以内に市へ借り入れの申請をしていただくことになっております。
東京都の要綱につきましては現在制定中というところで、詳細がまだ示されておりません。ただ、国の制度のほうに準じた形になるというふうに想定しております。
国の制度の中では、保証人のあるなしの部分につきましては、その辺も同じように、国の制度と同様に市町村の判断で制定をすることになっております。利率につきましては、年1%以内で区市町村が定める率で定めるということになっておりますので、
東京都の要綱等を十分精査しまして、市の要綱を制定していきたいと思っております。
以上でございます。
30: ◯2番(
辻よし子議員) ありがとうございました。
東京都のほうのは要綱ということで、条例ではないので
議会にはかからないと思います。
あきる野市の場合には、先ほど申したように、保証人がつくと0%、利子はなし。保証人が見つからないと1%ということなので、恐らく同じような制度を
東京都に対しても要綱をつくるのかなと思います。ただこれは、今回、これを利用される方が出てきたときにその辺を現実的に保証人が見つからなくて利子がついてしまって、かえってその方のほうが
被害が大きいとか、そういうことがないのかどうかしっかり見ていっていただきたい。そうした中で条例改正ということもできますので、詳細に見ていただきたいなと思います。
以上です。
31:
◯議長(
天野正昭議員) ほかにございますか。たばた
議員。
32: ◯10番(たばたあずみ
議員) 幾つか伺います。
10ページ、11ページのところです。03民生費の01と09のところにかかるかなと思います。
災害救助経費、それから
被災者生活再建支援事業経費のところになりますけれども、被災者
支援制度で見ると、
住宅の
応急修理ですとか、あと
住宅の
賃貸型応急住宅についてのところは、全壊なり、半壊なり、一定の条件が必要になるようです。場合によっては個別協議というようなことも書いてありますけれども、今回、小松平のところなどは話を聞きますと、水平がとれなくなっていれば半壊なり、全壊なりというような認定がされるというふうに聞いていますけれども、そういったところで水平がとれてしまうというか、にもかかわらず、住むには危険という判定がされており、避難を余儀なくされている方もいるというふうに伺っていますけれども、そういった
住宅のところは
対象になるのかどうかを伺いたいと思います。
33:
◯議長(
天野正昭議員) 総務部長。
〔 総務部長 大出英祐君 登壇 〕
34: ◯総務部長(大出英祐君) お答えします。
牛沼の小松平地区につきましては、全部で13世帯のところが警戒区域ということで線を張らせていただいたところでございます。そちらについては、川側のところが危険度判定におきましては危険という判定になったと。
道路側のおたくについては危険ではないという判定になったのですが、しかしながら、安全ではないということになります。川側の家が引きずられて落ちる
可能性もあるし、そういうところからいくと、
住宅にひびがないとか、宅地に傷がないというだけでの判断はできませんので、そちら側の方につきましても危険があるという認識において
住宅の転宅の
対象にさせていただいて、怖いので、希望される方につきましては民間の
借り上げ住宅という形で
対象とさせていただいております。
以上です。
35: ◯10番(たばたあずみ
議員) そうした
対応については恐らく市独自ということになってしまうとは思いますけれども、非常に寄り添った
対応がされてよかったなと思っています。今後もきめ細かくやっていただければと思います。
また、特に出てこないので、
一般職人事管理経費に入ってくるのかどうかと思うのですけれども、こころと体のケアということが被災者
支援制度にも入っていますけれども、今はまだ、少し落ちついてきたから、もしかすると少しずつ出てきているかなとは思うのですけれども、
被害に遭っていない人であっても被災状況などを見ていただけでもすごく不安になってしまったというような話も聞きますし、私自身もそういうふうに感じました。実際、被災された方については、ばたばたしているときはまだ非日常の状態なので、何となく過ごせてしまっているのですけれども、落ちついてくるに従って体とかこころに不調が出てくるということもあるかと思います。そういったことについて、もう既に何かケアとかが行われているのか、また、今後こういったことがあれば相談くださいといったような丁寧な案内がされているのかどうか伺います。
36: ◯健康福祉部長(川久保明君) お答えします。
市としましても、被災者の方のこころと体の健康相談、こういったものは非常に重要だと認識しております。そういったことから、
避難所に必ず保健師を配置したりですとか、また、保健師によります家庭訪問等を実施してまいりました。また、一般の方向けに健康課で実施をしております健康相談の中でこころと体の健康相談といったものも実施しているところでございます。こういった
事業の案内につきましては、被災者
支援制度・相談窓口一覧というものを作成しまして、ホームページ等で掲載しております。また、全壊の家庭であるとか、半壊の家庭には
災害見舞金の支給をさせていただきましたが、そういった家庭訪問の際にこういった窓口一覧のチラシを配付しているところでございます。
以上でございます。
37: ◯10番(たばたあずみ
議員) 先ほども申し上げましたけれども、やはりそのときには何となく過ごせてしまったけれども、後になってから鬱傾向になるですとか、不安傾向が出てくるとか。それが何によるものなのかわからないけれども、実は、突き詰めていくと被災状況というものが非常に不安を与えていたということも十分考えられますので、そういったことはないですかということを具体的にあらわしながら、そういうことがあったら遠慮なく相談していいのですよというようなことを、誰でもそうなる
可能性はあるので、そのことをしっかりケアしていっていただきたいなと思っています。
それから、資料のほうの5ページなのですけれども、地震・台風等
災害対策経費のところです。今回、土のう袋や防水シートを使い切ったのか、使ったため、今後、購入費を追加しますということなのですけれども、今回、不足は生じなかったかどうか伺います。
38: ◯総務部長(大出英祐君) お答えします。
土のう袋は備蓄がございましたので、使い切ってはおりません。具体的に数字を申し上げさせていただきますと、土のう袋につきましては、被災前、1万2200枚の備蓄をしておりました。今回、使用した枚数につきましては約2600枚使ったわけでございまして、今回、
補正予算で上げさせていただきましたのは、使用した分ということで、補充するということで計上させていただいております。あと、防水シートですけれども、こちらも、ブルーシートの大きめのものなのですけれども、これも備蓄前は1セット10枚入りのものが500セットございました。それが今回、230枚使っておりますので、差し引いた分を11月
補正で計上させていただいているところです。備蓄量につきましては、今回の分につきましては、不足はなかったということです。
以上です。
39:
◯議長(
天野正昭議員) あと、山根
議員が挙手されているようですが、重複すること以外でありますか。山根
議員。
40: ◯18番(山根トミ江
議員) 私からは一つだけです。11ページと、資料のほうは5ページです。
災害廃棄物の処理
事業経費です。今回、こうした大きな
災害がありまして、全国的にも非常にごみがたくさんあって、この処理をどうしたらいいのかということで、当市でも同じような状況があるかなと思うのです。先日、西秋川衛生組合の
議会があったときにもよくお願いしておきました。10月27日だったのですけれども、帰りがけにちょっとお話ししましたが、ブルーシートがかけてあって、ストックしてもう既に置いてあったのですけれども、まだこれからだと思うのです。そのときに立ち話でお話ししたのですけれども、西秋川衛生組合の施設は、こうした廃棄物の処理施設にはなっていないというような話もありましたので、今回のこのごみが西秋川衛生組合でどの程度処理ができるのか。また、もし処理し切れない場合にはどこにお願いするのか、その辺のところはどのようになっておりますでしょうか。
41:
◯議長(
天野正昭議員) 環境経済部長。
〔 環境経済部長 大久保丈治君 登壇 〕
42: ◯環境経済部長(大久保丈治君) お答えいたします。
今回の
補正予算の中にも
災害廃棄物処理
委託料ということで計上させていただいているのですけれども、この中には一般廃棄物と産業廃棄物の汚泥、あと処理困難物ということで書かせていただいているのですけれども、その中の一般廃棄物につきましては、その一部で粗大ごみであったり、不燃ごみ、あと可燃ごみ。通常、西秋川衛生組合で処理しているものにつきましては西秋川衛生組合に搬入し、そこで処理をするということになってございます。そのほか一般廃棄物の中でも、家電リサイクル法の
対象になっているエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4つにつきましては、直接処理ができませんので、一度保管して、専門業者のほうに搬出すると。それで処理をするという形になってございます。あともう一つ、汚泥につきましても西秋川衛生組合では処理できませんので、専門の業者をお願いして処理をするということで考えてございます。もう一つの処理困難物はコンクリートとか、スレート板、消火器、ガスボンベとか、そういったものになるのですけれども、これにつきましても専門業者のほうにお願いするということで、今回、
予算に計上させていただいたところでございます。
以上です。
43: ◯18番(山根トミ江
議員) ありがとうございます。西秋川衛生組合で受け入れられないものについては専門業者に頼むということで、ごみがいつまでもなっているといろいろなところに影響がありますので、ぜひ順調に進むよう、よろしくお願いいたします。
以上です。
44:
◯議長(
天野正昭議員) ほかにありますか。堀江
議員。
45: ◯22番(
堀江武史議員) それでは、質問させていただきます。
昨日、
市長は都知事と、何回かお会いしているかと思いますけれども、
意見交換会をされたと伺っております。その貴重な機会の中で、私もユーチューブで拝見させていただきました。直配信は機材の不調でだめだったということなので、後で見させていただきましたけれども、その中で実際に、きのうの段階で
知事に対して今回の
災害の要望は、きのうの中では、私が見た中では要望が一つもなされていなかったと思います。1つ目に要望したのは、秋川高校のところに特別養護老人ホームをつくることと、公園の緑地化、あと、るのバスを増設するので公共交通のことを要望していたので、今回の
災害については一つも要望されていなかったように思えるのです。かなり貴重な機会だと思うのですけれども、どうしてされなかったのかなというのをひとつお聞きしたいと思います。
46:
◯市長(
村木英幸君) お答えいたします。
災害の
復旧につきましては、先月16日に都知事が現地視察に訪れております。小松平のほうでありますけれども、小松平のことはもちろんのこと、ほかの、崖が崩落したり、橋が2本流されたり、あるいは市道が崩壊したりとか、そういったことにつきましても御
報告いたしまして、その際にぜひ御
支援をお願いいたしますということは申し上げました。それから、先ほども申し上げましたとおり、選出の
都議会議員を通じまして、
西多摩建設事務所、
建設局、そして都知事の
関係者の方にお願いをしております。配慮していただけるものと思っております。
47: ◯22番(
堀江武史議員) わかりました。16日の段階で、私も小松平のほうに
知事がお見えになるというのを伺っておりましたし、住民の方とも懇談をされていると伺っております。先ほど
辻議員も言っていましたけれども、やはりこういう貴重な機会を、もう一度プッシュする。
市長の口からしっかりと
知事に言ってもらうというのは非常に大事だなと私は感じております。
都議会議員の方を通じて言うのも大事でしょうけれども、やはり一対一で会える場所は多分、我々ここにいる
市議会議員はなかなかないのですけれども、
市長という立場になれば都知事と会うということが非常に大事だと思っております。
ぜひこういう貴重な機会を、市民がこれだけ被災しているのだということをまず言ってほしかったなということと、自分の選挙公約も非常に大事だと思いますけれども、
知事からは
災害を心配されるお言葉もありましたし、防災のことを言わなかったけれども、
知事のほうはちゃんと防災のことを心配して、一番最後につけ加えていただいております。台風で大変でしたねとか、土砂
災害が大変でしたね。それぞれ連携していきたいと思いますというふうに
知事からはいただいています。ぜひ
市長という立場でありますので、市民を代表して行かれるので、今後は、
知事に会うときはぜひ、今、市の課題は一番何に直面しているのか。そこを見ていただいて、しっかりと
知事に伝えてもらいたい。私はそう思います。誰かに頼めばいいという問題ではないと思っております。ぜひそこは
市長、よろしくお願いしたいと思います。
48:
◯市長(
村木英幸君) 昨日のインターネット中継をごらんになった方もいらっしゃるかと思いますが、冒頭の御挨拶で19号台風への引き続きの
支援を都知事としてよろしくお願いしますということは申し上げております。
49: ◯22番(
堀江武史議員) わかりました。私のほうももう一度、ここにいる方もぜひユーチューブで見ていただければ、
知事と
市長のやりとりがうかがえると思いますので、ぜひ
皆さん見ていただければと思います。
以上で終わります。
50:
◯議長(
天野正昭議員) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と発言する者あり)
51:
◯議長(
天野正昭議員) 質疑なしと認めます。
これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第76号は、
会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
52:
◯議長(子
籠敏人議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第76号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第76
号令和元
年度あきる野市
一般会計補正予算(第3号)の件を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の
議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
53:
◯議長(子
籠敏人議員) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
以上をもちまして、本
臨時会議に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。
これをもって、
令和元年あきる野市議会第1回
定例会第6回
臨時会議を散会いたします。
大変お疲れさまでございました。
午前10時27分 散会
────────── ◇ ──────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
あきる野市議会議長 天 野 正 昭
あきる野市議会議員 堀 江 武 史
あきる野市議会議員 松 本 ゆき子...