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  1. あきる野市議会 2019-06-14
    令和元年福祉文教委員会 本文 2019-06-14


    取得元: あきる野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    1:                               午前 9時28分  開会 ◯委員長中村のりひと議員) おはようございます。  ただいまより、福祉文教委員会を開会いたします。  傍聴者の皆様には、議会に関心をお寄せいただき、まことにありがとうございます。  ただいまの出席委員は7人全員であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。  初めに、市長より御挨拶をお願いいたします。市長。 2: ◯市長澤井敏和君) 改めまして、おはようございます。  昨今、テレビで公務員のケースワーカーのいろいろな問題ですとか、産休・育休に当たっているお母さんがお子さんを落としたとか、投げつけたとか、いろいろな新聞が出ているので、市長としても心苦しく、大変だな、これからも市政運営をきちんとしていかなければと再認識をしたところでございます。  きょうは、行政側からの案件はございませんが、どうぞよろしく御審議のほど、お願い申し上げまして、御挨拶にかえさせていただきます。 3: ◯委員長中村のりひと議員) ありがとうございました。           ────────── ◇ ────────── 4: ◯委員長中村のりひと議員) それでは、日程2の付託案件審査を行います。  (1)陳情第元(31)-5号精神障害者にも交通運賃割引制度適用を求める意見書提出に関する陳情の件を議題といたします。  ここで、本陳情審査の前に陳情陳述希望がありますので、休憩いたします。なお、休憩時間はおおむね20分程度を予定しております。  それでは、委員陳述会場の第2委員会室移動をお願いいたします。                               午前 9時30分  休憩           ────────── ◇ ──────────                               午前 9時54分  再開 5: ◯委員長中村のりひと議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  最初質疑をお願いいたします。大久保委員
    6: ◯委員大久保昌代議員) 身体障がい者、知的障がい者は一定の条件を満たせば公共交通機関が障がい者割引になるということですが、精神障がい者では、JRなどがまだ割引対象になっていないということです。そこで、本市の障がい者の状況はどうなっているのかをまず伺います。手帳所有者人数と精神障がい者の等級別人数を教えてください。 7: ◯障がい者支援課長山根 悟君) 当市におけます手帳所持者の数ということでお答えをさせていただきます。平成30年度末の数字になりますが、身体障がい者が2,304人、知的障がい者が706人、それから精神障がい者が684人の合計3,694人となってございます。  続きまして、精神障がい者の方々の684人の等級の内訳でございます。1級が56人、2級が387人、3級が241人となっております。  以上でございます。 8: ◯委員大久保昌代議員) ありがとうございました。一番重い1級が56人ということでございました。3つの障害のうち精神障がい者が一番多いのかなと何となく思っていたのですが、3番目に多い684人ということでした。病院に通って治療をしている方は結構多いと思うのですけれども、病気だと周りの人に知られたくない。また手帳を持つことにも抵抗感が本人にも、また御家族にもあるというふうに先ほど説明も受けました。手帳を持つ方が年々増加傾向にあると伺っておりますが、今後もふえていくことが予想されます。  東京都のバス会社ですが、30社ほど、例えば立川バス西東京バスは既に精神障がい者でも運賃が50%割引になっています。タクシーも1割引で利用できるそうです。近隣でほかの交通網割引制度があるのか、もし御存じでしたら、教えてください。 9: ◯障がい者支援課長山根 悟君) もう一度、済みません。 10: ◯委員大久保昌代議員) 近隣交通網鉄道関係ですとか、割引制度があるところがあるかと思うのですが、もしそういう情報をつかんでいらっしゃいましたら教えていただければと思います。 11: ◯障がい者支援課長山根 悟君) 失礼いたしました。  近隣状況でございますが、鉄道につきましては、御岳登山鉄道高尾登山電鉄の2社になってございます。  以上でございます。 12: ◯委員大久保昌代議員) わかりました。ありがとうございました。 13: ◯委員長中村のりひと議員) 山根委員。 14: ◯委員山根トミ江議員) それでは、私からは、今の大久保委員ともダブるところがあるかもしれませんけれども、2つほどお聞きしたいことがあります。今回の陳情内容は、交通運賃制度について、精神障がい者も身体や知的障がい者と同じように運賃割引制度対象とするよう国に対して意見書提出を求める陳情です。先ほど意見陳述の中でもいろいろお聞きしましたけれども、改めてもうちょっと詳しくお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず最初に、障がい者に対して運賃割引制度を導入している主な事業者はどのようなところがあるのか、参考のために全体的なことを教えてください。 15: ◯障がい者支援課長山根 悟君) お答えいたします。  身体障がい者、知的障がい者、それから精神障がい者に割引制度を導入している主な事業者として把握できているものについてお答えいたします。  この辺の身近な交通機関ということでお答えさせていただこうと思います。都電都バス都営地下鉄などの都営交通、それから立川京王西東京西武、小田急などの民営バス各社、それから京王、横川などのタクシー会社、それから日本航空全日空などの航空会社、そして先ほどお答えさせていただきましたが、御岳登山鉄道高尾登山電鉄になります。JR、それから私鉄鉄道各社は、身体障がい者、知的障がい者の方々には割引制度を導入してございますが、精神障がい者の方は対象になっていないということになってございます。  以上でございます。 16: ◯委員山根トミ江議員) わかりました。ただいまの答弁では、都営交通とか、民営バス各社、またタクシー会社とか、日本航空など航空会社鉄道では御岳高尾などの登山鉄道が全ての障がい者に割引を導入しているのだけれどもJR私鉄など、主に民間鉄道会社については、精神障がい者への割引制度は実施していないということでした。鉄道会社では、先ほど大久保委員答弁の中でもありましたけれども御岳高尾登山鉄道だけというふうに理解をしました。そういうことでよろしいですか。 17: ◯障がい者支援課長山根 悟君) はい。 18: ◯委員山根トミ江議員) よろしいということです。  それでは、次にもう一つだけ質問させていただきます。今回提出された陳情と同様の陳情は、これまで他の自治体にも提出されてきたのかどうか。そして、陳情に対する自治体対応はどのようになっているのか。また、こうした意見書に対して、現在、国の対応はどのようになっているのかわかりましたら、お願いします。 19: ◯障がい者支援課長山根 悟君) お答えいたします。  周辺自治体では、昭島市、青梅市、福生市、羽村市、瑞穂町、日の出町でこの6月議会陳情が出されていると認識してございます。また、その他周辺でも出されているところが幾つかあるようでございます。また既に国、東京都を初め、全国自治体に対して類似陳情などは行われているというような状況になってございます。  そして、それに対する国の対応はということでございますが、国会での最近の状況といたしましては、第196回通常国会におきまして、類似請願審査未了となってございます。また現在会期中でございますが、第198回通常国会においても類似請願提出されているようでございます。  以上でございます。 20: ◯委員山根トミ江議員) わかりました。確認が、私の理解でいいかどうかということで、近隣では、昭島市、青梅市など4市2町で同様の陳情が6月議会提出されているということですので、審議はこれからなのかなと理解します。また、全国自治体に対しても同様の陳情が出されていて、意見書提出もされていると理解します。そうした意見書請願について国の対応は、審議はしているけれども、まだ進展はないというふうに理解しましたけれども、そういう理解でよろしいですか。 21: ◯障がい者支援課長山根 悟君) はい。 22: ◯委員山根トミ江議員) よろしいということです。わかりました。それでは、意見については後ほど述べさせていただきます。  質疑は以上です。 23: ◯委員長中村のりひと議員) ほかに質疑ございますか。              (「なし」と発言する者あり) 24: ◯委員長中村のりひと議員) では、これをもって質疑を終了いたします。  次に、意見をお願いいたします。大久保委員。 25: ◯委員大久保昌代議員) それでは、賛成の立場から意見を申し上げます。  最初陳情を読んだときに、精神障がい者だけは割引制度が進んでいないのかなというふうに思ったのですが、調べてみますと、都営交通都電都バス都営地下鉄及び日暮里・舎人ライナーなどは全運行区間が無料で利用できることがわかりました。また、精神障がい者の割引導入率としましては、平成29年4月の全国データでは、鉄道が45.8%、バスが35.1%、旅客船は21.2%、タクシーが42.8%という数字で、まだ5割に達していない状況ではありますが、航空会社のJALや全日空航空運賃割引適用されるようになり、適用される会社が年々拡大しているのがわかりました。先ほどお答えいただいたように、御岳登山鉄道高尾山のケーブルカーも割引適用されているとのことです。  精神障害に対する社会理解対応も深まってきていると思いますし、手帳保有者増加傾向にあります。精神障がい者はただでさえ生きづらさや不安感緊張感などを強く感じて生活していらっしゃる方が多く、精神障がい者の53%が年収199万円以下とのデータも調べましたら出ていました。また、身体障がい者は同じく26%にとどまっているということで、例えば車椅子で正社員として働いている方たちがいらっしゃることと比べても、経済的な支援が精神障がい者に必要なことがわかります。  また、国連の障害者権利条約の第20条には、個人の移動を容易にすることとして、できる限り自立して移動することを容易にすることを確保するための効果的な措置をとるとあります。障害者差別解消法でも、障害があることのみをもって乗車できる場所や時間帯を制限してはいけないこと。障がいのある方が列車に乗降する、または列車の乗降のために駅構内移動する際に手伝うなど、配慮をするように挙げられています。  これらの観点からも、推進すべき課題であると考えます。国会でも議論されており、早く法整備を進めるべきです。JR民間といっても公共性の高い公共交通でございますので、一刻も早い実現に向けて当議会でも国に意見書を上げることに賛成いたします。  以上です。 26: ◯委員長中村のりひと議員) ほかにございますか。臼井委員。 27: ◯委員臼井 建議員) 今回、西多摩精神障害者家族会陳述も伺いまして、先ほど質問の中でもいろいろありましたけれども家族会の多くがあきる野にいらっしゃると伺っております。あきる野市はこれまで都立あきる野学園も抱えながら、障がい者の方々に対する思いやりをもって施策を進めてきたと私は理解しておりまして、そういう中でも、私どもの会派については障がい者の就労支援を初め、一生懸命努力をしていこうという思いであります。  そういう中で、今回いただいた精神障がい者への陳情については、これはまさに身体障がい者、知的障がい者に加えて、これは必ず実現すべきものというふうに私どもは思っております。今回、JR等がまだまだということがありますけれども、国はこれまでも何もやってこなかったわけではなくて、協力等を求めてきた結果、この10年では、たしか鉄道事業者については2倍、乗り合い事業者バス事業者では4倍近く、全国ではふえてきていると思います。ただ、まだまだこの西多摩あきる野の障がいのある方々にとってはJRが大きなところでございますので、ぜひ実現をすべく国会へ働きかけるということは、私たちの責務だと思っております。  ただ、民間事業者ですから、その負担はどうするのだとなったら、事業者でほかの方々負担をし合う、分かち合うということになるので、なかなかそういったところで二の足を踏む民間事業者もいようかと思いますが、今この時代、精神障がい者の方々への思いやりを欠いてはいけないというふうに思っておりますので、自由民主党志清会としてはこの意見書に対して賛成したいと思っております。 28: ◯委員長中村のりひと議員) 山根委員。 29: ◯委員山根トミ江議員) それでは、意見を述べさせていただきます。  陳情書に書かれている障害者差別解消法は、このように書かれています。障がいのある人もない人も、互いに、その人らしさを認め合いながらともに生きる社会を目指しているとしています。またこの法律は、障害者基本法の基本的な理念にのっとり、障害者基本法第4条の差別の禁止の規定を具体化するものとして位置づけられているとしています。障害者基本法第4条第1項では、何人も、障がい者に対して、障害を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならないとあります。この法律理念は、障がいがある人もない人もとなっており、健常者と障がい者との関係を言っていますけれども、今回の陳情にある障がい者間の差別についても同様であるべきと考えます。  健常者はもちろん、障がい者の自立や社会参加の促進のためには、やはり公共交通などの移動手段の確保は不可欠な課題だと考えます。本陳情にあるように、障害内容によって交通運賃割引制度を受けられる人と受けられない人がいるというのはおかしいという陳情者思い理解できます。したがって、国に対して意見を上げてほしいという本陳情賛成いたします。  以上です。 30: ◯委員長中村のりひと議員) ほかに意見ございませんか。奥秋委員。 31: ◯委員奥秋利郎議員) 反対ではありません。賛成です。 32: ◯委員長中村のりひと議員) ほかにないようであれば、これをもって意見を終了いたします。  これより陳情第元(31)-5号精神障害者にも交通運賃割引制度適用を求める意見書提出に関する陳情の件を採決いたします。  本陳情を採択することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 33: ◯委員長中村のりひと議員) 御異議なしと認めます。よって、本陳情は採択されました。  なお、採択されたことから、意見書案文を作成しなければなりませんが、案文につきましては正副委員長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 34: ◯委員長中村のりひと議員) 御異議なしと認め、正副委員長に一任と決定いたしました。  以上をもちまして本日の付託案件審査は終了いたしました。           ────────── ◇ ────────── 35: ◯委員長中村のりひと議員) 次に、日程3、その他に入ります。  何かございますか。              (「なし」と発言する者あり) 36: ◯委員長中村のりひと議員) 以上をもちまして福祉文教委員会閉会といたします。  本日は大変お疲れさまでした。                               午前10時12分  閉会           ────────── ◇ ──────────  あきる野市議会委員会条例第29条の規定により、ここに署名する。     委員長   中 村 のりひと...