6: ◯委員(村野栄一議員) そうしますと、登録をしない
メール通報方式では導入費が40万円で、月額が4万円。一回は40万円を払ってしまうので、1年間88万円。でも、その翌年からは年間48万円で利用できると思えるのですが、この辺の費用対効果は、導入費は確かに高いですが、十分あるかなという気がしますが、それについての展開をお聞きします。
7: ◯建設課長(伊藤 修君) お答えいたします。
まずは今後、メールによる通報方式を導入しております町田市や、
ウエブサーバーによる通報公開方式を導入しております稲城市など、近隣区市に伺い、導入後の効果や課題などの話を聞いた後、関係部署との協議や試験的導入に向けて業者と協議を進めてまいります。以上でございます。
8: ◯委員(村野栄一議員) ありがとうございます。それでは、自動車購入費のほうに移ります。澤井市長が平成31年の施政方針でも掲げられました
道路パトロールカーの購入の件で、東京都を事例に出すと、道路をパトロールする車両は黄色に白の字かな、書いてあったと思うのですが、今回購入する車両のデザインはどのような感じなのか教えてください。
9: ◯管理課長(田中昭二君) おはようございます。それでは、
道路パトロールカーの使用について、村野委員の御質問にお答えさせていただきます。
まず、
道路パトロールカーにつきましては法令等の関係がございますので、あわせて御説明させていただきたいと思います。
パトロールカーにつきましては、道路交通法第41条4項の規定により、道路の通行に関し、道路交通法の適用除外が受けられるため、使用につきましては、
道路交通法施行令第14条の2第2項による内閣府令で定めるところにより、その車体を塗色したもので、道路管理者の申請に基づき、公安委員会が指定した自動車となっております。具体的には、塗色につきましては、車体両側面及び後ろ面に幅15センチメートルの帯状かつ水平の部分を白色に、車体のその他の部分を黄色に塗色したものと定義されております。さらに、昭和53年の建設省の通達でございますけれども、道路交通法の一部改正に伴う道路管理上の措置等についてによりまして、色は
日本塗料工業会標準色としまして、白帯の適当な位置に公共団体名の後に
道路パトロールカーと黒色で明示することとされております。バンパーの部分につきましても紅白のゼブラ模様に塗色するなど、細かく指定されているところでございます。したがいまして、購入いたします自動車も法令等に基づき仕様を定めてまいりたいと考えております。以上でございます。
10: ◯委員(村野栄一議員) ありがとうございます。規定がかなり細かく決まっているのだなということを教えていただきまして、ありがとうございます。では、実際の運用の時期はいつごろから始めますか。教えてください。
11: ◯管理課長(田中昭二君) それでは、お答えいたします。
4月に入りましたら、自動車の購入契約手続及び
道路維持作業車になりますけれども、指定申請を公安委員会に行ってまいりますけれども、おおむね8月ごろからの運用を見込んでいるところでございます。以上でございます。
12: ◯委員(村野栄一議員) ありがとうございます。8月からですか。それでは、パトロールの頻度と、あと、どのようなパトロールをされるのか、決まっていたら教えてください。
13: ◯管理課長(田中昭二君) お答えいたします。
まず、
通常パトロールとしまして、計画的に実施する日常点検を当面、週に2回程度、市内の1級、2級及びその他の市道について、路面、構造物及び附属物の損傷状況等を把握するパトロールを行う予定です。あわせまして道路の異常、通行障害等、道路が良好な状態でないと判断した場合は、簡易な補修や障害物等の除去などをする応急作業を行います。また、占用工事であるとか、苦情箇所の調査についても随時行ってまいります。さらに、異常時パトロールとしまして、台風、集中豪雨、降雪、地震等異常気象時及びその他道路通行に支障を与える状況が発生し、また発生するおそれがあるときにパトロールを行いまして、主に被災の予測される箇所の点検及び災害の実態等の把握を行ってまいります。また、初めての試みになりますので、今後の実施状況を確認しながら、必要に応じて見直し等を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
14: ◯委員(村野栄一議員) それでは、
通常パトロールと異常時のパトロールがあるというお話でした。あと、道路のパトロール以外に使用するような使い方を検討されているか、教えてください。
15: ◯管理課長(田中昭二君) お答えいたします。
基本的には道路のパトロールが中心となりますが、道路の通行中にはほかの公共施設等もございますので、そのあたりも注視しながら進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
16: ◯委員(村野栄一議員) ありがとうございます。今後の体制が、車両が入ったり、あとアプリが導入されたりしてくると、今まで以上の仕事量が予想される気がします。この辺の車両の管理はどこの課で行うかとか、いろいろなすみ分けはどうなっているか教えてください。
17: ◯建設課長(伊藤 修君) お答えいたします。
車両の管理につきましては、管理課管理となります。また、今後の体制といたしましては、
先ほど管理課長より御答弁申し上げましたが、
道路パトロールカーを使用してのパトロールが初めての試みとなりますので、都市整備部といたしましては、当面、部内での応援体制を整え、行ってまいります。市民からの苦情や情報の提供をお受けする窓口は、現在も管理課管理係、建設課土木係で担当しておりますので、今後も同様に対応させていただきます。また、アプリの導入につきましては、先ほど答弁させていただきましたが、試験的導入につきましては、建設課土木係で対応してまいります。その後、正式にアプリを導入し、道路の維持管理等に当たる場合は、実施状態を踏まえ、効率的な体制を検討してまいりますので、その上で担当部署を決めてまいりたいと考えております。以上でございます。
18: ◯委員(村野栄一議員) ありがとうございます。質問は以上ですが、最後に意見を言わせてください。今回の車両購入もアプリに関しても、やはり迅速性とか専門性が必要になってくると思います。せっかく車でその場所に行っても、直せなかったりとか、そういうのも問題になってきますので、ぜひ準備のほど、しっかりして対応していただければと思います。以上です。
(「関連」と発言する者あり)
19: ◯委員長(清水 晃議員) 関連、堀江委員。
20: ◯委員(堀江武史議員) 関連で質問させていただきます。市長の肝入りということで導入を御検討ということなのですけれども、やる以上、市民に親しみを持たれたほうがいいと思うのですね。車が回ってきたよとわかれば一番いいと思うので、消防団の車両にも森っこサンちゃんのステッカーを貼っておりますから、森っこサンちゃんのステッカーを貼っていただいて、名称をサンちゃん号みたいな名前にして市内を回っていただいたほうが市民から親しみがあると思うのですけれども、どうでしょうか。
21: ◯管理課長(田中昭二君) お答えいたします。
ただいまの御質問でございます。やはり親しみのあるものというのは大切なことだと思っております。ロゴ等の表示につきましては、特に道路交通法等の規定は、確認したところございませんでした。そのため、あきる野市の
イメージキャラクターである森っこサンちゃんを活用してまいりたいと考えておりますが、具体的なデザイン案につきましては今後検討する予定でございます。運用開始までにマグネット等、取り外し可能なものになると思いますけれども、その形で検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
22: ◯委員(堀江武史議員) ありがとうございます。ぜひやっていただきたいのと、あと、回る時間も、子どもたちが下校する時間とかに、子どもたちの見守りも含めながらやってもらえれば一石二鳥になると思うのですね。縦割りで、かたいことばかり言わないで、その辺も親しみを持ってやっていただければと思いますので、これは要望とさせていただきます。以上です。
23: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、大久保委員。
24: ◯委員(
大久保昌代議員) おはようございます。1点お伺いいたします。予算書195ページ、資料59ページ、06
住宅政策一般経費です。資料の内訳で510万円、委託料とあるのは、業者に委託のためと理解いたしますが、需用費15万8000円は防草シートを購入して草が伸びないように配布してくれるのだと思います。そこでお伺いいたしますが、どういう物件を対象に、また年間通じて何棟分を見込んでいるのか、御説明をお願いいたします。
25:
◯都市計画課長(有馬哲司君) お答えいたします。
ただいま御質問のございました除草シートでございますが、昨今、空き家対策計画の骨子でもお示ししておりますが、日ごろ空き家の管理指導をしている中で、非常に多いのが雑草や樹木の繁茂で、約7割を占めております。これらの適切な管理、指導を日ごろ行っているわけでございますけれども、そういった物件の中でも、相続等によって所有者が遠方にお住まいになられていたりとか、場合によっては施設に入所されているという状況の中で、定期的な管理が非常に厳しい方もいらっしゃいます。そういった方々に関しまして、例えば、不動産屋さん等、管理を常態的に受託できるような方への指導等も行っているのですけれども、やはり費用的な負担も大きな課題となっております。そういったことから、管理指導していく中で、自助による前向きな管理という意識を持ちつつも、現実的に物理的に不可能な方々もいらっしゃいます。そういった方々を対象に除草シートを現物支給していくという形をとらせていただきたいと思っております。平成31年度の予算計上につきましては、8棟分を計上しているものでございます。以上でございます。
26: ◯委員(
大久保昌代議員) わかりました。手入れの行き届かない空き家がふえてきて、本当に悩ましい限りなのですが、夏場ですと、雑草も、切ってもすぐまた伸びてきてしまいます。この除草シート、大変効果があると思いますので、今年度は8棟分ということで、市内、たくさん家があると思いますので、また今後ともよろしくお願いしたいと思います。以上です。
27: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、中嶋委員。
28: ◯委員(中嶋博幸議員) まず、205ページの説明欄の1319の設計委託料の223万8000円の消防道路の復旧の工事費だと思うのですけれども、これは昨年の秋の台風で乙津にある消防道路が崩れてしまったものを復旧するのに、まず設計費がかかるということだと思うのですけれども、現在、仮復旧していただいて、乙津の堰の砂利を取っているものの車両の搬入路として使われていて、結構10トン車が頻繁に通るような道路になっていると思うのですけれども、その辺も含めて、設計とかを今後どのようにお考えになっているのかお聞かせください。
29: ◯建設課長(伊藤 修君) 道路工事に関連いたしますので、私から御答弁させていただきます。現状につきましては、今、中嶋委員がおっしゃったとおり、大型道路により仮に道路復旧をかけております。御質問にございます今回の設計では、乙津の堰堤ですか、砂利採取を行っていますが、今後、大型車両の通行をどう考えていくのかという御質問でございますが、まず、今回の道路の路肩崩壊の要因を考えますと、台風24号による河川の増水が一番の要因であると思われます。そのため、今までの蛇かごでの復旧では、今後も同様な災害が考えられるため、より強固な構造物が必要ではないかと考えております。ただし、今後、河川管理者と協議は必要になりますが、永久構造物、例えば、
コンクリート積みブロック擁壁などが設置できない場合もございます。このようなことから、まず、設計委託を発注する前に、担当課とともに
西多摩建設事務所と協議を行い、この結果をもって設計委託を発注してまいりたいと考えております。したがって、永久構造物の設置が可能であるならば、大型車両の通行も可能であると考えられますので、今後、東京都水道局や市関係部署と協議を進めてまいります。以上でございます。
30: ◯委員(中嶋博幸議員) ありがとうございます。建設課の皆さんには、仮復旧の非常に迅速な対応をいただいて、いつもありがとうございます。これを直すに当たってなのですけれども、単なる消防としての用途だけであれば、極端な話、そんなに堅固なものでなくてもいいのかもしれないのですけれども、あの道路の用途を見ていると、地元の人たちの相当な観光のための入り口の川へおりる道路として使われているということもありますし、あと、今回のように砂利を取ったりするのに出入りする場所としても使われていることもあるので、普通でいくと、今後、設計が終わって、実際の工事に入るとなると、工事費はあきる野市の予算でやりなさいよという話になってしまうのだと思うのですけれども、いろいろな用途もありますし、あと、災害による崩壊ということもありますから、先ほども御答弁でありましたように、
西多摩建設事務所ですとか、東京都ともよく協議されて、できれば東京都の御支援もいただけるように、ぜひ努力いただきたいと思います。例えば、きのう臼井君がお話ししていた瀬音の湯のところの土手の崩壊したのも、市の単費でやらなければいけないところも、いろいろ頑張ってあれすると、かなり東京都が支援してくれたりしているところもあるので、なるべくあきる野市の財源の負担を軽くするように、今、仮設の道路をかなりしっかりつくってくれているので、急いでつくらなければいけないという状態ではないと思うので、その辺、よくよく御協議されてやっていただけたらと思いますけれども、いかがでしょうか。
31: ◯建設課長(伊藤 修君) 中嶋委員おっしゃるとおり、極力、東京都水道局も幾らかいただければ、協議をしてまいりますけれども、今後、前提といたしまして、先ほど御答弁させていただきましたが、まず、永久構造物が河川区域内に、堤防、護岸という形になると思うのですけれども、それが
西多摩建設事務所で許可になるかどうかが今後の構造にかかってきますので、その辺を進めた上で、後ほど関係部署との協議をさせていただきたいと思います。以上でございます。
32: ◯委員(中嶋博幸議員) ぜひともよろしくお願いいたします。
もう一つが、207ページの説明欄05
防災行政無線維持管理経費5億1400万円のところなのですけれども、私は事あるごとに、これは特殊な工事なので、主たる工事は専門性のある業者でなければできないと思うから、それはいいのですけれども、そうでない部分、例えば、鉄柱を建てるとか、電気工事の小さいところだとか、そういった地元の業者でもできるところはたくさんあるので、ぜひともそういうところは地元の業者に仕事ができるように促していただきたいというお願いをしていると思うのですけれども、その辺はできているのでしょうか。
33:
◯施設営繕課長(岩崎 徹君) お答えいたします。
今回の
デジタル行政無線の工事なのですけれども、市内業者については、請負者に対して、下請を市内業者と契約できないかということで依頼はさせていただいているところです。中嶋委員がおっしゃるとおり、今年度につきましては、メーンの工事が防災センターにございます放送機器の設備の取りかえだったものですから、下請業者は入っておりませんが、今後、今、おっしゃられたとおり、柱の建てかえがメーンになってきますので、その辺で市内業者ができないかということで依頼、要望させていただければと思っております。御理解をお願いします。以上になります。
34: ◯委員(中嶋博幸議員) そのようなつもりだと言ってくれているのだけれども、現実はなかなか、聞いてみると、できない理由を並べてきて、元請の人たち、あきる野市でない業者が一式やるという形になってしまっているような気がするのですよ。だったら、分離発注するとか、多少手間はかかるかもしれませんよ。でも、7億円も工事する予算はなかなかないですよ。たとえ1000万円でも2000万円でも、あきる野市の中小・零細の事業所にしてみたら、そういう仕事がとれるだけだって随分違うのですよ、経済的な恩恵が。なので、もうちょっと親身になって地元の業者に仕事が行くようにしていただきたい。別に談合しろだとか、そんなことを言っているのではないのですよ。適正な価格の中でそういったものを配慮した中でできるんじゃないのということを私は言っているので、そこをぜひもっと強く言っていただきたいのですよ。それはどうですか。
35:
◯施設営繕課長(岩崎 徹君) お答えいたします。
下請業者の採用につきましては、あくまでも元請業者がするものとなりますので、市としましては、依頼、要請、要望をさらにしていくことになると思いますので、御理解をお願いいたしたいと思います。以上になります。
36: ◯委員(中嶋博幸議員) それで地元の業者に仕事が回るのだったら、私は別に何の異論もないですけれども、そういうやり方でして、結局、地元の業者に仕事がいかないのだったら、分離発注するなり何なりしないと回らないでしょう。だから、ぜひ、そういうふうに配慮していただきたいと思います。これは意見にとどめますけれども、また決算のときとかに聞いて、結局やりませんでしたという答弁にならないように、よろしくお願いします。
37: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、田中委員。
38: ◯委員(
田中千代子議員) 予算書の186ページ、187ページ、説明で06
武蔵五日市駅前広場維持管理経費で288万9000円ありますけれども、この中に入っているものではないですけれども、
武蔵五日市駅前の広場に防犯カメラが設置されておりますが、西側の駐輪場には防犯カメラが設置していないということで、特に女性とか、高校生とか、冬場は早く暗くなったりして、防犯カメラの安全対策でというお声があります。その辺は見通しどうなのでしょうか。
39:
◯地域防災課長(舘野俊之君) お答えいたします。
自転車窃盗の近年の減少が見られない状況から、警察署では対策を検討しております。五日市警察署からは、武蔵五日市駅及び武蔵増戸駅の駐輪場に防犯カメラを設置したいとの相談を受けております。計画の段階でありまして、設置時期等、詳細は未定とのことですが、警察署で設置することとなった際には、設置場所や電力供給などについて、市としても協力していきたいと考えております。以上です。
40: ◯委員(
田中千代子議員) 五日市警察で検討しているというお話でしたので、武蔵増戸駅もないということなのですね。やはり駅前の防犯、安全対策というのはとても大事ですので、五日市警察がそういうお声を出していただいているのであれば、積極的に協力していただいて、声もかけていただいて、新年度でしっかりつけていただけるように、また協力していっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
もう一つよろしいですか。予算書200ページ、201ページです。説明の02の
市営住宅ストック総合改善事業経費というところで、今回はこの工事費ですかね、資料の60ページに
市営住宅ストック総合改善事業経費ということで、浴室改善工事の増加による増が出ております。これは浴室の工事なので、私が前に質問させていただいたエレベーターの件はないなと、まず1つ認識いたしました。ただ、1年前の
予算特別委員会のときに、課長の御答弁では、防災のほうにかじ取りがいっているので、エレベーターの補助金の優先順位が低くなって、厳しくなってきたという御答弁を記憶しております。そのときは、伊奈ハイツ、あとはあきる野ハイツも出していただきましたけれども、その中で80代の方が2階、3階に生活していらっしゃっていて、今後、本当に厳しくなってくるということで、福祉の観点で必要だと思っていますということで、計画の中からは外さないけれども、要望も、国、東京都に補助金のほうはしていくというお話でした。そのときに私がお願いしたのは、例えば、2階、3階の高齢者が、1階が空いたので、1階に何とか移れるのだったら移りたいという声があった場合には、引っ越し費用は市のほうで、本来なら、自分の希望で引っ越す場合には引っ越し代は出ませんけれども、特例といいますか、そういう条件のもとではどうなのでしょうかとお聞きしたときに、検討していきますというお話でした。その辺はどのようなお考えでいるか、もう一度伺いたいと思います。
41:
◯都市計画課長(有馬哲司君) お答えいたします。
本年度も伊奈ハイツのエレベーターに関しましては、補助金の獲得等に向けてということで、東京都関係部署と調整を図っております。また、今、80代の方々が高層階にいらっしゃるというところで、やはりエレベーターの設置は必要だという中でも、そういった方々の移転ということで、ことしもミスマッチという中で交渉させていただいて、エレベーターは現実的に現状なかなか設置できないという中で、その辺の御説明をしていきながら、移転先がございましたので、そこにあっせんさせていただいたという経緯がございます。ただ、結果といたしますと、やはり住みなれた場所でということで、なかなか移転については応じていただけなかったわけですけれども、これまでの田中委員からの御指摘も踏まえて、一人一人の個別の方々にはそういった事情もお話しさせていただきながら、できる限り寄り添った形での移転という形に努力したつもりでございます。現実的に費用負担というところは出てこなかったのですけれども、今後、ミスマッチを解消していく意味では、全体の市営住宅入居者の公平性等も勘案した上で、また、これから高齢者がふえてきますので、エレベーターの設置も考慮しながら、できるだけ前向きに、さまざまな支援は検討していかなければいけないという認識でおります。以上でございます。
42: ◯委員(
田中千代子議員) さまざまな協力を検討していきたいということは、引っ越し代はまだ結論が出ていないということですので、これはしっかり結論を出していただきたいと思います。それから、バリアフリーというのは本当に大事になってきますし、課長がおっしゃることも、住んでいる方が高齢になってきて、引っ越しが大変だからいいよという声が多分、多いと思うのですね。ただ、もし足が不自由になったりとかしたら、手押し車なら移動ができるのだけれども、階段だけでは自分の部屋にも戻れないとなった方は、老人ホームとか施設に入らざるを得ないのかなと。手押し車でも自分の部屋に戻れるようなバリアフリーがしっかりできていれば、施設に入らないで自分の家で生活ができるという流れもあると思うのですね。ですので、東京都と調整を図っていますということでしたけれども、もう一歩強力に、単独でというのはもっと大変だと思いますので、先ほどの委員もしっかり東京都から補助をもらってという話をしていましたが、その辺をもう一重、力を入れていただいて、エレベーター設置というところをぜひ検討していただきたいと思います。要望です。意見か。よろしくお願いします。
43: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、山根委員。
44: ◯委員(山根トミ江議員) それでは、私から2つほどありますので。まず最初に、予算書では191ページ、資料58ページです。秋3・5・15二宮東西線整備事業経費1436万4000円です。この件につきましては毎年お聞きしております。平成29年度決算で進捗状況についてお聞きしたときには、進捗率、平成30年10月現在で94.25%になるという答弁でした。その後、用地買収は順調に進んでいるのかどうか、今年度、何%ぐらいまで進む予定なのかどうか。また、今後の工事の執行の見通しについてなのですけれども、市民の関心がとても高いので、いつごろ完了予定なのかなど、今の時点でわかる範囲で教えてください。
45: ◯建設課長(伊藤 修君) お答えいたします。
昨年の決算特別委員会で私から御答弁させていただいている数字等、現在は確定しておりますので、再度、進捗率を御報告申し上げます。平成31年3月、きょう現在でお答えいたしますと、事業用地46筆、地籍2,692.17平方メートルに対し、取得用地が43筆、地籍2,537.46平方メートル、未取得用地3筆、地籍154.71平方メートル、進捗率が94.25%となっております。
続きまして、工事の関係でございますが、東京都のホームページで公表されている内容で御答弁させていただきます。つい先日の3月7日に入札がございまして、業者は成友興業株式会社が落札しております。また、工事概要、工期につきましても、公表されている内容でお答えさせていただきますが、工事概要につきましては、工事延長275.2メートル、幅員15メートル、工期につきましては、契約確定の日から245日間となっております。以上でございます。
46: ◯委員(山根トミ江議員) 順調に94.25%進んでいるということで、もうちょっとお聞きしたいのですけれども、成友興業株式会社という具体的な名前まで出てきましたので、ちょっとおくれているということなのですけれども、いずれにしても、用地買収が進まないことには進まないということなのですけれども、今のところでは完成予定がいつごろかということは、未定と考えてよろしいですか。
47: ◯建設課長(伊藤 修君) お答えいたします。
東京都の工事でございますので、未定というか、用地買収が私どもの市で受託を受けておると。先ほど御答弁した3筆、また165号もそうですけれども、非常に難しい箇所が残っております。今回の工事につきましては、
西多摩建設事務所から工事施行の通知は来ておりませんが、この工事概要を見ますと、清水外科のほうから、東側から275.2メートルの工事に対して、管きょ型の側溝の設置距離が403メートルになっていますから、両側用地買収が済んでいるところから工事を進めていくと思います。正式に
西多摩建設事務所から工事施行通知が来ましたら、またお知らせしたいと思います。以上でございます。
48: ◯委員(山根トミ江議員) ありがとうございます。今回も市民から、どうなっているの、いつごろなのという問い合わせがあったものですから、毎年聞いて申しわけないのですけれども、しつこく質問させていただきました。今後も東京都とよく連携して、事業が順調に進むよう取り組んでいただきたいということを申し上げて、この件については終わりにします。
次に移ります。予算書197ページで、資料では59ページです。住宅耐震助成事業経費463万6000円、毎回これもお聞きしているのですけれども、今回予算では233万6000円増額となっています。ふえた要因として、現行の補助制度に上乗せの補助金が創設されたことによるものとなっております。この件につきましても、平成29年度の決算のときに、市としても助成金を引き上げるよう私が求めたのに対して、国のアクションプログラム、さらなる耐震化促進のために拡充された国の補助制度の話がこのときにされました。今回の増額はそのプログラムに沿ったものと理解します。そこで、その内容について、金額的なことも含めて、もう少し詳しく説明をお願いいたします。
49:
◯都市計画課長(有馬哲司君) お答えいたします。
ただいまの御質問で住宅耐震の予算の増額でございますけれども、市長の施政方針でお示ししておりますように、地震災害に強いまちづくりに向けまして、住宅耐震の取り組みとして、耐震普及啓発を強化、診断から改修までの切れ目ない支援を充実するということでお示ししております。今、委員からございましたように、アクションプログラム、現在、あきる野市の耐震改修促進計画がございまして、その行動計画の位置づけとして、まずアクションプログラムを策定してまいります。このプログラムを策定後、市内木造住宅を対象とした耐震普及啓発活動の実施、また、これまで診断した住宅の改修促進に向けた戸別訪問等の実施とか、改修事業者の技術講習会等の実施を行ってまいります。これらの普及活動経費として8万6000円を計上させていただいております。さらに、これらの取り組みによりまして、住宅改修や建てかえ費用の支援として、今回、国や東京都の補助を活用してまいります。1棟当たり最大75万円の上乗せ補助を計上したものでございまして、平成31年度については3棟分、上乗せとして225万円を計上したところでございます。以上でございます。
50: ◯委員(山根トミ江議員) わかりました。さまざまな取り組み、行動計画、啓発活動とかをやった上で、1戸当たり75万円の上乗せということで、3件分で225万円ということで、上乗せ分が来ることが理由と理解しました。確認なのですけれども、そうすると、こういういろいろな手続を経た上で、現在、市は最高限度額が30万円なのですけれども、この75万円を上乗せして、30万円足す75万円は105万円ですかね、最高限度額が105万円になるという理解でよろしいですか。
51:
◯都市計画課長(有馬哲司君) お答えいたします。
その予定でおりますが、補助要綱等の見直しも行ってまいりますので、それを踏まえて、また改めて御案内したいと思ってございます。以上でございます。
52: ◯委員(山根トミ江議員) ぜひ順調に要綱の見直しまでいくといいかなと思います。これまでも、これは共通の認識だと思うのですけれども、災害がいつ起こるかわからないという昨今ですね。住宅の耐震改修は重要な課題となっています。最近は3.11、ちょうど8年目を迎えまして、テレビでもいろいろな報道がシリーズで行われていますけれども、長引く避難所生活がとても大変だという中で、住宅が守れれば避難所に行かなくても済むということもありますので、ぜひ、そういう見通しになったときに、多くの方にこの助成制度を利用してもらうための啓発とか、周知とか、今後もパンフレットの配布とか、事業者の講習会なども実施するということがこの資料には書かれていますので、こうしたこともあわせて市民への周知啓発を今後も行っていただくよう求めて、以上で終わります。
53: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、合川委員。
54: ◯委員(合川哲夫議員) どうもありがとうございます。予算書の197ページ、資料では60ページ、53事業、特定緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業経費956万円の予算を組んでありますけれども、この特定緊急輸送道路は睦橋道路ということですかね。それから、この沿道に耐震化の必要な建物がどのぐらいあるのか、お聞きしたいと思います。
55:
◯都市計画課長(有馬哲司君) お答えいたします。
緊急輸送道路に関しまして、特に特定緊急輸送道路というのは、震災等の災害時においての防災拠点となる庁舎までのルートを特定緊急輸送道路として指定しております。五日市街道並びに国道411号線が特定緊急輸送道路になってございますけれども、現在、その沿道に関しまして、耐震化が必要な建築物については2棟ございます。以上でございます。
56: ◯委員(合川哲夫議員) わかりました。これは毎年予算計上されているような気がするのですけれども、今まではそういった事例はなかったのですか。改修の事例ですね。
57:
◯都市計画課長(有馬哲司君) お答えいたします。
現在の耐震改修促進法の中の特定建築物として、特定緊急輸送道路沿道建築物も対象となってくるわけでございますけれども、現在の法律の義務化としましては、耐震診断まででございます。実際にこの2棟については耐震診断は終わっておりますけれども、やはり耐震化の強度不足が診断結果で出ておりまして、東京都並びに市、それと耐震補強のアドバイザーという、建築士会等を通じまして、所有者に改修、除却、建てかえ、そういったものを促させていただいているところでございます。昨年に関しましては、耐震診断をしても、なかなか耐震化が進まないという状況から、法に基づいた公表を行っているという状況でございまして、地道に所有者に耐震化の意識の向上を図りながら、補強設計等を進めて、また改修につなげていくという形の中の取り組みをしているところでございます。以上です。
58: ◯委員(合川哲夫議員) わかりました。耐震が必要な建物が2棟あると。なかなかこれはお金のかかることだということですので、その辺のところの補助金を計上しているということだろうと思います。沿道の緊急時の物資輸送、これは大事なことですので、実現できるように、なおかつ努力していただきたいと思います。ありがとうございました。
59: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、堀江委員。
60: ◯委員(堀江武史議員) 最近、毎年聞いているのですけれども、201ページ、消防団運営経費なのですけれども、今回、うちの会派の臼井委員からもいろいろお願いして、会派からもいろいろお願いしまして、かなり東京都から予算を取っていただき、消防団に新しい機材を導入していただけるということなので、本当に感謝を申し上げるところでありますが、そもそもその機材を使う団員の数が本当に減ってきていると。多分、運営している本団も本当に悩んでいるところだと思っております。
最近、市に新しく入った職員の方は消防団に入らなくてもいいよみたいな風潮になっておりまして、ここ数年、新しく入った方がなかなか入っていただけないような感じになっております。その辺はしっかり市長からも、新しく入った職員はなるべく入っていただければ、AEDの講習会もありますし、土のうの積み方も覚えますし、本当に市の職員として、幹部職員になったときも、災害が起きたときにしっかりできると思うのですね。ぜひ檄を飛ばしていただいて、今、入っていない、この音声を聞いている若い職員の方がいたら、率先して手を挙げて消防団に加入していただきたいと思っておりますが、ぜひ市長、檄を飛ばしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
61: ◯市長(澤井敏和君) 職員ともしょっちゅう面談しますので、機会があるごとにその旨をお話ししたいと、かように考えております。
62: ◯委員(堀江武史議員) ありがとうございます。私もここで18年間消防団をやらせていただいて、退団の運びとなりますが、かなり多くの人数が今回も退団して、入る人が少ないのではないかと思っているのですけれども、現状、どのようになっておりますでしょうか。
63: ◯防災担当課長(長谷川武浩君) 堀江委員の消防団の現状についてお答えいたします。
確かに消防団の確保については、今、問題というか、消防団の方々もかなり問題意識を持っております。ちなみに、来年度、改選期となりますけれども、入団予定なのですけれども、新入団員が16名、あと、堀江委員にも御協力いただくのですけれども、機能別団員が22名加入いたします。トータル38名加入いたしまして、退団も加味いたしまして、来年度の消防団員の数が401名の予定でいます。以上でございます。
64: ◯委員(堀江武史議員) ありがとうございます。もう400を切る、そこまで来ているということなので、500名を超える定員になっておりますので、100人欠員ということは、災害のときに非常に厳しい状況になると思います。なので、庁舎挙げてやっていただかないと、町内会・自治会にもお願いしてやっていかないと、非常に厳しい状況になっていくと思いますので、災害はいつ来るかわからない、これは議会の合い言葉のようになっておりますけれども、ぜひやっていただかないと、来年度以降、厳しい運営になっていくと思いますし、下手すれば、部によっては操法大会に出られないような状況にも陥ってきますので、その辺はしっかり市のほうで考えていただいてやっていただきたいと思います。以上です。
(「関連」と発言する者あり)
65: ◯委員長(清水 晃議員) 関連で、合川委員。
66: ◯委員(合川哲夫議員) 今の堀江委員からの消防団入団のお話なのですけれども、私のところの4分団4部は、ここで退団する人が2名ばかりいまして、部員が6名ということで、せんだってうちへきまして、全く困ったなと嘆いていました。これはもう消防団だけの問題ではないという認識を持ちまして、増戸11日会という自治会長会があります。そこでちょっとお話をさせていただいて、自治会ぐるみ、それから、防災・安心地域委員会、こういったところも巻き込んで、それにバックアップしていただく市と一体になって、新規住民の方に呼びかけてみたらどうかと、今、私は思っているのですけれども、そんなことをちょっとやってみたいと思います。私としても、これは深刻な問題だなと。いろいろな災害が各地で起こっている中で、地元の消防団の活躍は非常に重要視されている、そして感謝されていると、こういう状況ですので、そんなところを私は感じておりますので、きょうは意見だけ述べさせていただきます。ありがとうございました。
67: ◯委員長(清水 晃議員) 関連の方、中村一広委員。
68: ◯委員(中村一広議員) 私も消防団のOBとして、団員が数多く欠員があるということは非常に危惧しているところではございます。ここにも記載されておりますが、消防委員会は市長の諮問によって条例改正等が行われているときに開催されることになっているとは思うのですが、団員確保で、こういった危機的な状況があるというところで、消防委員会が私が議員になってから一回も開催されていないという状況もございます。消防委員会、そして町内会・自治会の方々も一緒に力になって団員確保に向けて取り組んでいかなければいけないとは思いますが、ぜひ市長に消防委員会を開催していただくようお願いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。これは要望で。
69: ◯委員長(清水 晃議員) 答弁いいですね。要望だからね。
次に、関連ございますか。なければ休憩に入りますが。関連で、たばた委員。
70: ◯委員(たばたあずみ議員) 朝から手を挙げ続けているのですけれどもね。ここは関連でちょっと聞きたいと思います。今、中村一広委員から出てきた消防委員会が数年来開かれていないというのは、危機的状況でなければ開く必要がないということなのですか。そこだけお願いします。
71: ◯防災担当課長(長谷川武浩君) たばた委員の御質問にお答えいたします。
消防委員会なですけれども、過去に機能別団員を導入するときに開いております。それ以来、開いていないのですけれども、確かに中村委員おっしゃったように、市長からの諮問がないと開けないということで、現在、諮問に図る事案がないということで開催はしておりません。以上でございます。
72: ◯委員(たばたあずみ議員) そういうことなのかなということはわかりました。報酬も出ていますし、ちゃんと委員もいらっしゃるのだと思いますので、開かれなければ出ないのかな、その辺、わからないのですけれども、そのあたりも、一広委員おっしゃっていたように、今、団員確保のところで工夫がいろいろ必要なのかなとも思っていますので、ぜひ開いて、どうやって訴えかけていくかということも考えていただきたいと思います。
それで、団員確保はやはり必要なことなのだろうと私も思いまして、団員確保の工夫、今やっていらっしゃること、また来期、新しく考えていることなどありましたら伺いたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
73: ◯防災担当課長(長谷川武浩君) たばた委員の御質問にお答えいたします。
消防団員の確保につきましては、消防団の方々が一番気にしているところでございます。昨年から消防団正副団長会議で、消防団確保の取り組みについて会議等開催しております。毎月のように行われている幹部会議におかれましても、分団の皆様に消防団の確保の取り組みについてお願いいたしまして、その取組状況についても報告しております。本来、消防団の方々が本当に見込みのある団員を探すことが一番いいことではないかと思っております。ですので、平成30年度につきましては、消防団全員が一丸となって取り組んでいることは皆様にもお知らせしたいと思います。あと、堀江委員から、適齢期の方に通知等、お話あったのですけれども、今回、試みとしまして、副団長がチラシをつくりまして、3月、今月ですけれども、市内全域に回覧をいたしました。これによって何名入るかわかりませんけれども、さっき合川委員からお話ありましたけれども、市内に85の町内会・自治会がございます。もし町内会・自治会の方が1人入団を決めていただければ、85名の方が単純に消防団員になるという計算にもなります。地域の方々にもぜひ御協力をよろしくお願いいたします。以上です。
74: ◯委員(たばたあずみ議員) チラシつくって回覧、いろいろ回覧にも入ってきていて、活躍しているところなども拝見させていただいていますけれども、ちょうど対象になる若い年齢の方たちが見るかというと、そこが非常に難しいのではないかと思っています。現に活躍していらっしゃる団員の方たちの御家族、またそのお友達とかと広げていけば、若い人たちにも、幾らでも接点は出てくると思うのです。そういうところに働きかけながらも、私、親として思うのは、この子たちがもし団員になろうかなとか、消防団員になったらどうと話をされたときに、そもそもその内容が、どんなことをやっているのか、具体的なところがわからない。もう少し上の人たちも、仕事が忙しくて実際できないという物理的な部分もあるかもしれないですけれども、できるのか、できないのかの判断材料がそもそもすごく少ないのではないかと思っています。そういったところを丁寧に説明できる、あるいはQ&Aみたいな形でやっていくとか、やり方もあるかと思います。それから、そういう方法でこういうのができるのではないのと考えてもらえればいいなとも思っています。
何か今、怒られていますかね。大丈夫ですか。消防団、有償ボランティアみたいなものかなと私は思っております。そういうふうにやっていく中で、土日の出動などもたくさんありますし、夜も出なければいけなかったりということで、御家族の協力あってこそだと思っておりますので、御家族の方たちにも、息子さん、あるいはお父さんだったり、そういう人たちが出ていくことに理解を示してもらえるような材料をこちらからも提供していくことも必要かなと思います。今、提供してくださっているお店とか、つくってくださっていることも存じ上げております。ほかにも家族の人たちが、うちの家族がそうやって消防団で頑張ってくれているから、こういうメリットもあるなということも感じつつ応援していくよと言ってもらえるような工夫もしていければと思うのですけれども、そういった方法は何か考えていらっしゃるでしょうか。
75: ◯防災担当課長(長谷川武浩君) たばた委員の、家族の方にいろいろとサポートしているかというお答えなのですけれども、隔年ではございますけれども、サマーランドにて家族慰安会を開催しております。これは市で補助金を出して行っております。消防団員、あと家族の方がサマーランドに来て、一日楽しくやっております。これも消防団員の幹部の方が企画して、内容を決めてやっております。これは大変人気がございます。あと、サポート事業を数年前に始めたのですけれども、これも着実にサポートしていただける店舗数がかなりふえてきまして、飲食店などがかなり多く加入していただいております。店によってさまざまなサポートがございますけれども、そういったところに行っていただければいいかなと思います。家族の方にも団員証の家族カードがありますので、それを持っていけば、同じようなサポートが受けられます。
あと、若い方に団員がどういう活動しているかを知っていただきたいということなのですけれども、一番いいのは、市で行われている操法大会に一回見に来てください。家族の方を連れて。皆さん、本当に頑張っています。今から、仕事終わって、夜、夜間訓練等して、操法大会に向けて訓練しております。そういった活動を一生懸命やっているところを見ていただければ、消防団はこういうことをやっているのだというのがわかると思います。あと、さまざまなイベント会場で勧誘活動をしておりますので、そういったところで直接団員に話を聞いたりして、消防車に乗って、消防服を着て写真撮ったりして、そういったことも必要かと思います。ですので、こちらから提供するというよりも、みずからそういう場に出向いて、子どもたちに消防団活動の役割を担っているところをお知らせしていただければいいかなと思います。以上です。
76: ◯委員(たばたあずみ議員) いろいろやっているということでした。操法大会も、私も見ていて、非常にかっこいいな、すごいなと思います。こういうのを広くアピールすることで、市民の方たちも見られると思いますので、そういったところにどれだけ案内できるかということもあるかなと思っております。何とか団員確保をしっかりやれるようにと思っております。頑張ってください。関連は以上です。
77: ◯委員長(清水 晃議員) ほかに関連関係はないですね。休憩に入る前ですが、款が変わりますので、この款はあと2人だね。では、ここで休憩にしましょう。
ここで休憩といたします。
なお、再開は午前11時といたします。
午前10時42分 休憩
────────── ◇ ──────────
午前11時00分 再開
78: ◯委員長(清水 晃議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
たばた委員。
79: ◯委員(たばたあずみ議員) 2点あります。1つが197ページの下のほう、都市公園のところです。きのう、観光トイレのところでも伺ってはいるのですけれども、公園にもトイレたくさんございます。トイレは壊されたりとか、いろいろ難しいこともいっぱいあるのですけれども、それぞれのトイレ、昨年、おととし、すごく寒かったときに凍結ということで、水をとめざるを得ないとなりました。この凍結対策を見直してこられたかどうか。それから、今度、新しい予算の中で凍結対策として何らか考えていることがありましたら、お聞かせください。
80: ◯管理課長(田中昭二君) お答えいたします。
今、凍結というお話がございましたけれども、今年度は一定期間、都市公園で31カ所、都市公園以外の公園で8カ所、その他の水飲み場などの43カ所、閉栓を行いました。これにつきましては、今、たばた委員からお話あったとおり、平成29年度におきまして、冬季の寒波の影響によりまして、市立公園、都市公園、合わせまして20件のトイレ等の凍結によりバルブが破損した、新たな予算措置が必要になったことから、今年度も12月、たまたま急激な寒波が来たということがございまして、心配されましたので、急きょ閉栓という対策をとらせていただいたものでございます。
今後の予算でございますけれども、修繕費につきましては、通常の予算ということでとらせていただいているところでございまして、凍結しないような施設改善につきましては、図るべきものだろうとは担当課の中でも考えているところでございますけれども、公園の立地条件、川に近かったり、内陸にあったり、寒さ、いろいろな条件もあると思います。修繕費の中で対応できる経費などを勘案しながら、可能な範囲の中で考えていきたいとは考えております。以上でございます。
81: ◯委員(たばたあずみ議員) いつもいつも必要なわけではないということもありますし、凍結、本気で対策立てようと思うと、すごくお金もかかってくるということがありますので、凍結しやすい場所に絞っていくこともやはり大切かなと思っています。子どもたちも公園を使ったときにも必要としていますけれども、市内で業者の方などはお昼休みに利用されていたりということもよくあるようです。そういったところで、トイレは大分頼りにされていますので、凍結防止、必要なところから順次で構いませんので、ぜひ対策を進めていっていただきたいと思います。
それから、191ページの秋川駅自由通路エレベーターのところです。これについては、ことしの春から着工という話は出ていますけれども、もう春になったけれども、どうですかという話が、市民からも急かされていますけれども、4月になって工事が始まれそうでしょうか。そのあたりだけお願いします。
82: ◯建設課長(伊藤 修君) お答えいたします。
工事着工に向けて、現在、請負業者が図面、施工方法の詳細を精査しておるところでございます。また、あわせて、施設営繕課になりますが、市と請負業者において、今後、整備において、安全で効率的な工事になるよう、定期的に打ち合わせは行っております。そのほか、施工する敷地の一部に秋川駅の電話、給排水、ガス、空調等の移設が必要な設備があり、これらについて、現在JRと協議を行っている最中でございます。これが終わり次第、工事は着手、着工していきたいと考えております。以上でございます。
83: ◯委員(たばたあずみ議員) まだ幾つかやることが残っているということで、明確にいつとはお返事できないのかなと思います。非常に楽しみにしていますので、ぜひ早目に、また安全に工事を進めていただければと思います。以上です。
84: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、村木委員。
85: ◯委員(村木英幸議員) 197ページ、真ん中辺にあります武蔵引田駅北口土地区画整理事業、その中で、一般会計からの繰出金がありますね。1億4669万円。これは現状では経常収支比率が98.9%という状況です。したがって、弾力的に使えるお金は本当に少ないだろうと思います。3億円弱であろうかと思いますが、そういった状況でこれだけのお金を一般会計から繰り出すというのは大変財政を圧迫しているなと感じるのですが、こういったことがもう何年か続いておりますけれども、平成28年度から続いていますか、こういった状況についてはどのようにお考えなのでしょうか。これからのことも含めて伺いたいと思います。
86: ◯財政課長(大久保学君) お答えいたします。
経常収支比率の関係なので、私からお答えさせていただきたいと思います。経常収支比率なのですけれども、経常的な一般財源に対しての経常的な経費ということでございますけれども、当然、98.9%となれば、委員おっしゃるようなことになるかと思いますけれども、実際のところは経常経費に分類されない中にでも、例えば、特別交付税とか、市町村の総合交付金とか、臨時的経費と呼ばれるものを利用して、当然、起債などを利用して、建設事業については行っているところでございますので、必ずしも経常収支比率が高いからといってできないとか、そういった判断にはならないかと思います。以上でございます。
87: ◯委員(村木英幸議員) 結構です。
88: ◯委員長(清水 晃議員) ほかにございますか。
(「なし」と発言する者あり)
89: ◯委員長(清水 晃議員) ほかに御質疑等がないようですので、以上で第8款土木費から、第9款消防費までは終わりました。
次に、説明員の入れかえのため、暫時休憩いたします。
午前11時07分 休憩
────────── ◇ ──────────
午前11時11分 再開
90: ◯委員長(清水 晃議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、第10款教育費、208ページから、第13款予備費、268ページ及び地方債の現在高の見込みに関する調書280ページまでについて行います。
質疑、御意見をどうぞ。堀江委員。
91: ◯委員(堀江武史議員) ありがとうございます、委員長。それでは、最初に257ページ、オリンピック・パラリンピック啓発事業。昨日でオリンピック前500日となりまして、もう大分目の前に迫ってきたかなと思っております。その割には50万円という予算で頑張られるのかなと。どのような事業を計画しているのかお知らせください。
92: ◯スポーツ推進課長(長谷川美樹君) お答えいたします。
東京2020オリンピックの事業について、どのような事業を計画しているかという御質問でございます。主な事業は3つ計画しております。1つ目でございますが、東京都の市町村で実行委員会を組織して、ボッチャ多摩カップを開催する予定でございます。この大会にあきる野市からも代表チームを選出し、出場してもらいたいと思いますので、予選会を開催する予定でおります。加えて、ボッチャ競技は誰でもできるスポーツですので、小学生を中心に普及事業に取り組みたいと考えておりまして、こういった取り組みで機運醸成を図っていきたいと考えております。
2つ目でございます。地域のお祭りなどで東京五輪音頭2020を踊っていただき、地域から盛り上げていただきたいということで、現在、あきる野市秋川舞踊連盟と五日市舞踊連盟の先生方に御協力をいただき、踊り方のDVDを作成しております。3月下旬ごろに町内会・自治会に、また流し踊りに参加している団体に配布する予定でおります。また、練習会も6回ほど行う予定でおりまして、多くの方に踊っていただきたいと思っております。さらに、この事業を夏まつりの流し踊りでも踊っていただく取り組みを現在進めておりまして、実現すれば1,000人の方が踊ることとなり、その家族、お友達が見ることによって、例えば、家族が4人ということで、1,000掛ける4人、4,000人の方が東京2020オリンピックに参加する、また触れるという機会になるのではないかと計画しております。
最後に3つ目でございます。各種イベントの機会を捉えて、啓発物品を配布するほか、旗などを設置することも検討する予定でおりまして、また公式マスコットのミライトワ、ソメイティを機運醸成イベントに出演してもらう、そういったイベントを考えております。このようなことを予定しております。以上でございます。
93: ◯委員(堀江武史議員) 御答弁ありがとうございました。心配していることは、本当にこの50万円で大丈夫なのかということと、踊りが結構難しいのではないかという話も出ていまして、この時期から準備しないと、8月の夏まつりに間に合わないというのはわかっていて、多分、この時期にやっているのだなと思いますので、ぜひ応援していただきたいと思いますし、東京都とか、いろいろなところからオリンピックの補助金をしっかり引っ張ってきていただいて、もっと啓発活動を進めていただきたいと思いますので、ぜひやっていただきたいと思います。市長も含めて、ぜひ引っ張ってきてください。よろしくお願いします。
94: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、臼井委員。
95: ◯委員(臼井 建議員) よろしくお願いします。私からは事業を1つだけお願いしたいと思っております。予算書213ページです。10、01、03教育指導費の01教育指導一般経費、その中の1317調査委託料、04児童・生徒心理テスト調査委託料106万1000円についてお尋ねしたいと思います。この児童・生徒心理テスト調査なのですが、テストを実施して、調査結果をどのように活用なさっているのか、教えていただけないでしょうか。
96: ◯指導担当課長(間嶋 健君) お答えします。
児童・生徒心理テストでございますが、大きくは自己認識、社会性、学級環境、生活・学習習慣の4項目、より細かい項目では18項目調べられます。この結果をよりよい学級経営等に生かすことを目的としております。レーダーチャートをもとに、どのカテゴリーが弱いか、それから、よいかを捉え、クラス、概況を確認するとともに、散布図では、大きなストレスを抱えている子はいないか、要支援の子どもはいないかなどを発見します。概況や要配慮児童・生徒の存在をつかんだ教員や管理職は、よりよい学級経営や要配慮児童について対応策を考えております。
結果の活用といたしましては、例えば、学級が落ち着いていて問題がないように見えていても、疎外感を感じていたり、人間関係でストレスを感じていたりする子が1人、2人といます。それらの子が具体的に把握できますので、声かけをするなど、支援の第一歩がスムーズに行えるという特徴があります。市全体では大きなへこみは少ないところでございますが、学級によってはかなり形に特徴がある場合があります。落ち着かない学級がある学校には、調査結果を踏まえて、改善に向けた指導、助言をする場合もあります。
なお、市全体の概況でございますが、全国と比較してほぼ同心円で結果が出ております。ただ、学年が上がるにつれて学習習慣が落ち込んでいることはつかんでおりますので、学力向上対策として習慣つけが大事であるところは考えているところでございます。以上でございます。
97: ◯委員(臼井 建議員) ありがとうございます。学力向上対策においてもいろいろ参考になると伺いました。この結果を用いて、この子はストレスを感じているのではないかとか、そういった参考にもなるということです。私の勝手な推測なのですけれども、いじめだとか、学校でいろいろ問題を起こす子は、家庭ですごい強いストレスがあったり、家庭だけではないかもしれないけれども、そういったどろどろした部分がはけ口がなくて、学校で爆発するようなこともある子もいるのではないのかなと感じているところであります。そういうことがありますので、ストレスが見受けられるというところは、発見するというのはなかなか難しいのですけれども、学校の先生だけでもなかなか難しいので、こういった心理テストもきっかけにして、いじめ対策をやっていただけるといいなという思いもあります。
それでは、最後に伺いたいのですが、この心理テストの結果等をいじめの対策、あとは、昨今、児童虐待の問題もありますが、あわせていじめ対策や児童虐待の防止対策にどんなふうに活用していらっしゃるのか、できるのか、御見解をお願いしたいと思います。
98: ◯指導担当課長(間嶋 健君) お答えします。
個人の回答の中に、特にクラスに対する愛着が低かったり、団結したクラスだと思っていなかったりなど、満足度の低い児童・生徒がいる場合や、調査項目の一部の質問項目から把握できる直接的ないじめのサインを発している児童・生徒がいる場合には、学校が個別に対応するよう指導しています。また、その学級の規範意識の高さ、低さ、それから、絆の強さ、低さ、学級の言葉を使った認め合いの状況などを確認し、課題を明確にして指導することを結果説明会などを通して助言しているところでございます。
虐待につきましては、直接的な質問項目はございませんが、生活習慣の項目で特徴がある場合、そこから教員が個別に聞き取りを行っていき、その中で、その兆候が見られたとするならば、そこから次のステップに進むことは考えられるところでございます。以上でございます。
99: ◯委員(臼井 建議員) どうもありがとうございます。さまざまな手当を講じていただいて、いじめや児童虐待の防止対策に尽力していただきたいと思っております。市長が公約として掲げられている安全・安心は、子どもたちの安全・安心ということもぜひ御配慮いただいて、学力向上対策は本当に喫緊の課題ではあるのですが、いじめ防止対策、不登校の対応、ここを少しでもおろそかにすると、そこからだーっとひずみが出てくると私は思っておりますので、このことも同じぐらいの重さを持って、いろいろ対策を考えていただければありがたいなと思います。以上です。
(「関連」と発言する者あり)
100: ◯委員長(清水 晃議員) 関連、たばた委員。
101: ◯委員(たばたあずみ議員) ここは聞くつもりなかったのですけれども、ちょうど出たので。前にも申し上げているのですけれども、この心理テストの結果ですね。以前には特に説明なく家庭に返されることがありました。家庭でそれをどう受けとめていいのかわからないということがありましたので、もし返すのであれば、しっかりと見方、それから、どう考えるべきなのか、受けとめ方などを説明する必要がありますよということを申し上げてきていますけれども、今、返してなければ、それはそれでいいのですけれども、どのようにして返されているのか、伺います。
102: ◯指導担当課長(間嶋 健君) お答えします。
この心理調査の結果につきましては、教員を通して、この活用の仕方について、具体的に、結果説明会でこのように返してくださいということや、こういう見取りをしてくださいという形で説明をしております。個別の回答の形もありますので、その活用につきましても説明はさせていただいているところですが、その後の渡し方についても、十分に説明するようにということになっていますけれども、そこから学校で具体的に回答の説明の仕方は、各学級担任が行っているところなので、十分に把握していないところでございますが、きちっと説明しているものと判断しております。
103: ◯委員(たばたあずみ議員) 前にも申し上げているので重複してしまって申しわけないのですけれども、この心理テストというのは、見える部分は一面的なものになります。ただ、出てくる数値は非常にはっきりしたもので出てきますので、扱いはとても慎重にするべきものなのですね。それをどう受け取るかは、受け取った人によって全く変わったふうになってしまいます。あくまでも学校、あるいは教育機関が判断するときには、こういう傾向があるねとしか受け取る必要はないと判断できたとしても、各家庭に返ったときには、親にとってみると、自分の育てている子どもが何らかの影響を受けて、今、こういうふうに、非常に低い数値になっていますよ、あるいはクラスに愛着がありませんよとか、自己評価とても低いですよとか、夢がないですよみたいなことが数値として出てくるわけですよ。そういうのを受け取ったときに、親は結構ショックを受けます。これって、どうしたらいいのでしょう、これを先生に相談して何とかなるのだろうか、自分の育て方が悪いのだろうかと受け取ってしまう可能性は十分あることなのです。正しいことではないですけれども、人によっては、子どもの育て方、育ち方、そういうのが数値として評価されたときに、自分の育ててきたやり方が評価されていると受け取ってしまうケースもありますので、そのことが家庭環境に悪い影響を与えてしまってはマイナスになりますので、指導しているものと思いますということなのですけれども、本当に十分気をつけて、自分がこの子の親として、これを返されたときにどう受け取るかということも考えた上で返さなくてはいけないのですよということを、お仕事ふやしてしまって本当に申しわけないのですけれども、これを家庭に返すのだったら本当に気をつけなくてはいけないということを改めて申し上げておきます。やっているつもりですということですし、ここで言っておけばわかると思いますので、これは要望として伝えておきます。以上です。
104: ◯委員長(清水 晃議員) たばた委員、そのほかの、続けてください。お願いします。
105: ◯委員(たばたあずみ議員) では、続けます。225ページです。こちらは小学校で、中学校も含まれるのですけれども、就学援助費のところです。国で支給額を増にするという方針が出てきているようです。まだ決定していないので、決定し次第、補正で来るのではないかとは思っているのですけれども、そこであわせて卒業アルバムも就学援助の対象にすると伺っております。これが今後、あきる野市でも、卒業アルバムも就学援助に含まれていく方向があるのかどうか、伺います。
106: ◯教育総務課長(宮田健一郎君) お答えさせていただきます。
就学援助費の支給項目に卒業アルバムを加えるかどうかという御質問でございましたが、卒業アルバムを加える予定は現在ございません。以上でございます。
107: ◯委員(たばたあずみ議員) 現在のところ予定なしということで、非常に残念ではあるのですけれども、卒業アルバムはどうしても1万円を超えるような高額な支出になりまして、今までも言ってきていますけれども、卒業時、小学校の場合ですと中学校に上がるし、中学校の場合ですと、その後、大概高校に上がります。ちょうどお金もいっぱいかかる時期ですので、卒業アルバムについてもぜひ対象にしていただきたいと思います。できれば無料で配れれば一番いいのですけれども、また、学校によって差額が出てきてもいますので、差額分をならすという形でも、ぜひ考えていただきたいと思います。それは要望にとどめます。
それから、部活動費も本来、国で対象にしていいよと入ってはいるのですけれども、これについての検討はされているでしょうか。お願いします。
108: ◯教育総務課長(宮田健一郎君) お答えいたします。
国の要保護児童の補助金の基準単価にクラブ活動費も載っておりますけれども、現在、クラブ活動費につきましても支給の予定はございません。
109: ◯委員(たばたあずみ議員) 部活動は入る子も入らない子もいますし、部活動によってかかる経費も変わってくるということで、難しいのだということは伺ってはおります。ただ、国でも一定、必要性を認めて支給できますよと言っているのだと私は理解していますし、また、部活動にかかる経費のせいで、本来だったらやりたい種類のものを我慢して、お金のかからないものを子どもが選択していくというような、遠慮してやらなければならないとか、そういうことになるのは非常に気の毒だなと思います。せめて中学校の部活ぐらい、それだって数限りがありますから、好きなものを選べて、伸び伸び活動できるようにしたいなと思いますので、やり方は幾らでもあると思います。実費で最初の1つだけとかいう形もありますし、全員が全員、部活動に入るわけではないわけですから、全員に同じ額を支給しろとまでは言いません。ほかでやっているところなども見ながら、工夫するようにして、ぜひ検討していっていただきたいと思います。要望です。
次に移っていいですか。それでは、239ページの放課後子ども教室のところです。資料ですと79ページになります。今回、南秋留小学校が加わるということで、だんだんふやしていくという方針も伺っています。だんだんふえていくのはよかったなと思います。今年度、有償の方たちだけですけれども、謝礼単価も引き上げてやってきています。またここで新しく立ち上げるということで、人材確保はしっかりできているかどうか伺います。
110: ◯生涯学習推進課長(吉岡 賢君) お答えいたします。
たばた委員から先ほどお話しいただいたとおり、平成31年度の予算では、賃金も見直しを行っているところでございます。
なお、人員確保についてでございますけれども、平成28年度より当事業を御協力いただいております安全管理員の人数を4名から6名に2名増員して対応しておりますけれども、現在、全額、6名全てが配置できており、安定した人員確保ができていると、このように考えております。以上です。
111: ◯委員(たばたあずみ議員) 人数、それぞれ2人ずつふやしたけれども、それでも確保できているということで、よかったと思います。ほかにもボランティアの応援団とかもいまして、そちらもなかなか人数がどんどん広がっていく形になっていないのかなと思います。そういうところもできるだけ、活動に応じてだけれども、有償ボランティアみたいな形で考えていくことも必要なのかなとは思っています。それぞれの放課後子ども教室、場所によって特色があるというのもすごくいいと思います。ただ、それぞれのところで余り固定的になってしまうのももったいないと思いますので、各子ども教室の事業、内容などを交流できるように、それぞれ研修とかされていることは十分わかっているのですけれども、相互の活動を紹介し合ったり、あるいは実際の活動をしているところを見に行く、あるいは参加するという形で、自分たちのところでも、では、これはやれるのではないかということもありますし、ああ、こういうやり方をしたらうまくできるなということ、参考になる部分があると思うのです。そういった取り組みをぜひやっていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
112: ◯生涯学習推進課長(吉岡 賢君) お答えいたします。
現在、各学校間の情報交換、また情報共有などを図るために、各学校のコーディネーターを集めさせていただいた会議を年2回、また全スタッフを対象とした研修会なども実施しているところでございます。引き続き他の現場の視察なども含めまして、学校間の情報交換、また情報共有が図れる機会を設けてまいりたいと、このように考えております。以上です。
113: ◯委員(たばたあずみ議員) 必ずしも全部の学校が同じ日に全部やれているわけではないので、こちらがお休みだから、ほかでやっているところを見に行ってみようとか、そういうやり方で十分だと思いますので、ぜひ取り組んでいただければと思います。
それから、もう一つ、243ページの公民館運営管理のところになります。修繕費に入るのか、額が小さいのであれですけれども、新館のトイレはいろいろやっていただいて、すごくよくなったなと感じております。今、旧館のトイレがいろいろトラブルが起きているのかなと思いますけれども、新館のトイレ、洋式はこちらが使えますよと御案内されていて、洋式が必要な人はそっちを使うようにはなっているかなと思います。ただ、新館の数だと、やはり十分ではないですね。それぞれワンフロアに、女性トイレですと個室が2つずつですので、収容人数の多い研修室ですとか、イベントがあったりするときにはちょっと不足するのかなと思っています。旧館のトイレ、使えるようにしていければと思うのですけれども、旧館のトイレの改修はこれからどう考えておられるのか、ざっくりとでも構いませんので、お願いします。
114: ◯生涯学習推進課長(吉岡 賢君) お答えさせていただきます。
公民館の本館部分のトイレでございますけれども、これまでも設備等の修理などを行いながら随時対応してきたところでございますが、現在、本館1階の男子トイレの洋式トイレの水の流れが悪いということで、一部、使用を中止しているという報告も受けておりますので、引き続き施設の管理をお願いしております指定管理者とも調整を図りながら対応してまいりたいと、このように考えております。以上です。
115: ◯委員(たばたあずみ議員) そもそもの施設自体も非常に古いので、もともとが規格として、小さかったり、低かったり、難しいなと思うことがいろいろあるのですけれども、お金もかかっていくことですので、少しずつ計画を立てながら、使いやすいように改善していっていただければと思います。よろしくお願いいたします。
それから、今までも、ぜひ若い人たちの公民館の利用、それから、生涯学習に役立てるためにミシンなども考えてくださいねということをお願いしてきました。ぜひ、そういったことも前向きに考えていただければと思います。要望にとどめます。以上です。
116: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、辻委員。
117: ◯委員(辻よし子議員) 予算書の211ページになります。下のほうの説明欄04教育委員会事務局教職員一般経費のところの1801の物品等購入費。これは一般質問の中でも部長から御答弁のありましたタイムレコーダーの導入に係る費用だと思います。これは全ての学校に入れるのか、どのような使い方をするのか、教えてください。
118: ◯指導担当課長(間嶋 健君) お答えします。
タイムレコーダーでございますが、全ての学校、16校に配置する予定でございます。勤怠管理ソフトつきでございまして、勤務実態の正確な把握を目指します。以上でございます。
119: ◯委員(辻よし子議員) わかりました。これを入れる目的なのですけれども、前に質問したときに、教員の勤務の実態を把握するのがなかなか難しいということでした。これを入れることで、どのぐらい学校にいる時間があるのかという全体的な把握をされるという目的なのか、あるいはすごく勤務時間の長い教師に対しては何らかの個別指導をしたりとか、そういったことまで考えていらっしゃるのか、その辺の目的を教えてください。
120: ◯指導担当課長(間嶋 健君) お答えします。
勤務の実態を把握し、その教員の長くいるということを一方的に指導したとしても、その実態を変えることはできません。もちろん意識改革を進めていくことも必要でございますし、なぜそれが伸びているのか、業務改善ができる場所がないのかということを検討していく必要があると思います。そのことにつきましては、あきる野市学校職員教員の働き方改革推進プランに基づいて、個々の学校ごとに取り組んでいただこうと考えているところでございます。以上でございます。
121: ◯委員(辻よし子議員) わかりました。教員の仕事はすごく創造的な仕事なので、自分で遅くまでいろいろ教材研究して、楽しみながらって失礼ですけれども、そういった場合もあるでしょうし、あふれるほどの仕事ですごくストレスを抱えてしまっているという場合も、いろいろあると思いますので、教員の方に寄り添った形での管理職の指導を期待しております。
それでは、217ページになります。一番上の08のせせらぎ教室管理経費です。まず、不登校の人数なのですけれども、一般質問の中村のりひと議員の質問に対する御答弁で、平成29年度83名とのお答えでした。前にデータいただいたときに、たしか平成25年度、一度ちょっと多かったときがあるのですけれども、その後下がっていたと思います。それが平成27年からこの3年間の推移を見てみると、平成27年、平成28年、平成29年が56名、61名、83名とふえてきています。今年度、まだ確定人数ではないと思うのですけれども、現段階で把握できている人数を教えてください。
122: ◯指導担当課長(間嶋 健君) お答えします。
2月末現在で120名ということで不登校の数は出ておりますが、この後、確定しているわけではございません。今のところの数字としてはその数字が出ております。以上でございます。
123: ◯委員(辻よし子議員) 先ほど言いました平成25年、多くなったときはたしか90名だったかなと思います。120名ということで、かなりふえているなと思います。こうした中で、せせらぎ教室に通っていらっしゃる児童・生徒数なのですけれども、事務報告書によると、平成28年は27人、そして平成29年が41人となっています。ただ、お聞きすると、せせらぎ教室の場合には、体験という形で通っていたり、あるいは正式入室となっても、その後、登校したり、登校しなかったり、逆に体験のまま毎日来られるとか、把握の仕方が複雑だと思っております。それでも、指導員の配置を考える場合には、やはり実態に合わせて、大体毎日どのぐらい子どもたちが来るのかを把握する必要があると思います。そこでお聞きするのですけれども、今年度、多い日で大体何人ぐらい、せせらぎ教室に来ているのか教えてください。
124: ◯指導担当課長(間嶋 健君) お答えします。
不登校のお子さんが月ごとにふえていく、これは積み上げですから当然でございますので、喫緊が一番ふえてきていることになります。出席の割合でございますが、少ない日は20名程度から、多い日には30人弱、28名とか、その辺の数字が出ております。ただ、20名から30名が同じ子が来ているわけではなく、出席率もばらばらでございますので、この人数が現状のせせらぎ教室のお子さんの数というわけではございません。以上でございます。
125: ◯委員(辻よし子議員) そうすると、今年度は、多い日で30名、少ない日は20名だったという理解でよろしいでしょうか。
126: ◯指導担当課長(間嶋 健君) 今年度はと申し上げますと、先ほど最初に申し上げたとおり、最初の入室状況は非常に少ないわけですので、本当に一桁の月から、4月当初はその時期から始まり、少しずつふえていって、今の時期は20名強から30名弱というところで動いていて、30名弱ですから、先日は28とか、そういった数字が出ているところでございます。以上でございます。
127: ◯委員(辻よし子議員) わかりました。その人数は平成29年と比べてはどうなのでしょうか。
128: ◯指導担当課長(間嶋 健君) 2月、3月につきましては、多くなっているかなと感じております。
194: ◯委員(松本ゆき子議員) もう終わります。よろしくお願いいたします。そういう形で頑張っていただきたいと思っています。図書館はやはり地域になければいけないものだと思うし、もっともっと図書館司書もふやしていただければいいなと、これは要望でございます。ありがとうございました。
(「関連」と発言する者あり)
195: ◯委員長(清水 晃議員) 村野委員、関連でどうぞ。
196: ◯委員(村野栄一議員) ありがとうございます。私も中嶋委員のときに関連すればよかったのですが、関連の関連でさせていただきます。242ページの図書館費でございます。実は、一般質問で本館の秋川の館の休みを金曜日、働き方改革が金曜日は早く帰れる企業もふえてきた中で、そこを休みにするのはどうかという話をしたことがございます。それに関して、アンケート等をとって検討するというお話がありました。その後、それはどのような形になっているのか、また対象者はどのような形に絞っているのか教えてください。
197: ◯図書館長(紺藤修子君) お答えいたします。
アンケートにつきましては、毎年、利用者アンケートを行っておりますが、それ以外に、図書館にいらしていない方の意見をどう吸い上げるかということで、現在、無作為に抽出した方にアンケートをつくっておる途中でございます。以上でございます。
198: ◯委員(村野栄一議員) そのほか、予定はございますか。教えていただければ、それで終わりますが。
199: ◯図書館長(紺藤修子君) お答えいたします。
そのアンケートにつきましては、年度明けましたら、図書館協議会にかけまして、そちらで諮問していただきまして、決定を受けましたら配布する予定でおります。以上でございます。
200: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、窪島委員。
201: ◯委員(窪島成一議員) それでは、2つ質問させていただきたいと思います。まず最初に、放課後子ども教室についてであります。予算書239ページ、資料で74ページになるかと思います。今まで5校で子ども教室を実施されていましたが、今年度から6校になると思います。1カ所ふやすのは非常に御苦労されたことかなと思います。まず、増になった学校はどこの学校か教えてください。
202: ◯生涯学習推進課長(吉岡 賢君) お答えいたします。
平成31年度に新たに開設する小学校につきましては、南秋留小学校を予定しております。以上です。
203: ◯委員(窪島成一議員) それでは、平成31年度から6校になるということで、また、今後ふやしていく予定があるのか、その辺の状況をお知らせください。
204: ◯生涯学習推進課長(吉岡 賢君) お答えいたします。
今後、放課後子ども教室をふやしていくのかという御質問でございます。現在、放課後子ども教室につきましては、隔年で、2年に1校のペースで実施校をふやしていくという計画に基づきまして準備を進めていただいておりますので、今後も実施校をふやしていければと考えております。以上です。
205: ◯委員(窪島成一議員) そうすると、あと4校ふやしていくことになろうかと思います。大変だと思いますが、全校で同じように指導が受けられるように、設置していただきたいと思います。
もう一つ、次の質問をさせていただきます。ちょっとページがわからないのですけれども、小学校の交通安全対策で、東秋留駅の西側のところで、前に教育委員会にも現場を見ていただいて、ラインを引いていただいたり、駐在さんを配置していただいたり、そういった対応をしていただいていると思います。私もたまに朝夕行って見ているのですけれども、そこにはボランティアの方が2人で子どもの誘導などをしていただいております。ただ、そこの状況を見ると、東秋留駅に向かって下りで、真っ直ぐな道でなくて、ややくねっているような感じのところで、非常に危ない感じがするのです。交通養護員をふやしてもらえれば一番いいのでしょうけれども、他地区との関係もあるので、一遍にはいかないと思います。できればもう一度現場を見ていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
206: ◯教育総務課長(宮田健一郎君) お答えいたします。
今、御質問ありました件につきましては、以前にお話も直接お伺いさせていただいているところでございます。現在、清水外科から南に下ってきた交差点になろうかと思います。課のほうで防犯のパトロールなどをしているときには、そういった箇所がどんな状況になっているかはしっかり現地も確認させていただいておるところでございます。また、そこにつきましては、警察署等、また道路管理者などが参加する通学路の安全点検等でも確認させていただきまして、警察にも機会があればその状況等見ていただく、そんなお願いもしていただいているところでございます。交通安全指導員の配置につきましては、現在、市内32カ所に配置はしておりますけれども、有償の方にお立ちいただくということでの対策はなかなか進めがたいところもございますので、まずは地域の方々の協力もさらにいただきながら、その交差点については注視をしてまいりたいと思っております。以上でございます。
207: ◯委員(窪島成一議員) ありがとうございます。市内で危ない場所は今申し上げた場所だけでなくて、他にもあると思います。出かけたときには各地域の危ない場所等見ていただいて、できるだけ教育委員会としても交通安全対策には取り組んでいただきたいと思います。意見とさせていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。
208: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、もう一方、中村一広委員。
209: ◯委員(中村一広議員) 予算書の255ページ、あきる野ルピア運営管理経費のところなのですが、ルピアに関しては私も非常に関心を持って注視しているところなのですが、先日、ルピアの3階の集会室を利用した際に、畳がかなり傷んでおりました。市民の方の利用頻度が高いということもあると思うのですが、そこら辺の修繕等はいかがかと思って質問させていただきたいと思うのですが。
210: ◯生涯学習推進課長(吉岡 賢君) お答えさせていただきます。
ルピア集会室の畳の傷みが激しいということでございます。現在、利用者からもそういった御意見などもお伺いしておりまして、指定管理者と調整を図りまして、4月の中旬ぐらいになるかと思いますけれども、畳とふすまの交換ができるように準備を進めている状況でございます。以上でございます。
211: ◯委員(中村一広議員) 大変ありがとうございます。既に手配をしていただいているということで、目配りをしていただいて、本当に感謝を申し上げる次第です。ルピアに関しては、1階、2階も含めてなのですが、特に3階、4階は利用頻度が高いと思っております。3階にはホールがあり、また4階はNHK学園等も入っていて、かなりの市民の方も利用されているということだと思います。今後さらに、特に3階、4階を充実させていくために、何か考えていらっしゃることはあるのか、あったらお聞かせいただきたいと思うのですが。
212: ◯生涯学習推進課長(吉岡 賢君) お答えいたします。
あきる野ルピアにつきましても、現在、秋川の総合開発公社、また市の商工会とも連携を図りながら、多くの方に御利用いただけるように努めているところでございます。また、指定管理につきましても、現在、運営をお願いしておりますけれども、地域の団体の皆様方とも連携を図りながら、より多くの方に御利用いただけるように推進していきたいと、このように考えております。以上です。
213: ◯委員(中村一広議員) ありがとうございます。多くの利用者の方が気持ちよく使っていただけるような形で、今後も御配慮いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
214: ◯委員長(清水 晃議員) ほかに質疑等ございますか。
(「なし」と発言する者あり)
215: ◯委員長(清水 晃議員) ほかに質疑等がないようですので、以上で一般会計予算の歳出の全ての質疑を終了いたします。これをもって一般会計予算の質疑を全て終了しました。
ここで、休憩とします。
なお、再開は午後2時10分といたします。
午後 1時54分 休憩
────────── ◇ ──────────
午後 2時10分 再開
216: ◯委員長(清水 晃議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、特別会計予算に入ります。
なお、特別会計予算につきましては、歳入歳出を一括して行います。
最初に、議案第31号平成31年度あきる野市国民健康保険特別会計予算の件を議題といたします。
質疑、御意見をどうぞ。ひはら委員。
217: ◯委員(ひはら省吾議員) よろしくお願いいたします。予算書の8ページになります。国民健康保険制度は我が国の国民皆保険制度の中核として重要な役割を担っていると思っております。そして、地域住民の医療の確保と健康の保持・増進に大きく貢献しているものとも認識しているところでございます。しかしながら、より一層の高齢化の進展や医療の高度化などによりまして、財政運営は依然として厳しく、保険税の確保にも苦慮しているところと思っております。そこで幾つか質問させていただきます。国民健康保険税は前年度と比較しますと減収となっております。要因としましては、被保険者の減少によるものと思っておりますが、被保険者が減少している理由、また、今後どのような影響が考えられるのか、お伺いいたします。
218: ◯保険年金課長(薄 丈廣君) お答えいたします。
被保険者数のほうは、この数年、毎年4から6%程度減少が続いております。平成31年度も4%台の減少を見込んでいるところでございます。要因としましては、平成28年10月から始まりました社会保険の適用拡大の影響が続いている状況がございます。このため、短時間労働者、パートタイマーの方が社会保険に移行しているという状況がございます。また、最近、窓口でよくお聞きするのは、定年などで一度退職されて国保に加入された方がもう一度働きに出るということで、社会保険に移行されると、こういった方も多くなっている状況がございます。また、75歳になりまして後期高齢者医療に移行される方もここ数年多くて、毎年1,000人程度の方が後期のほうに移行されているという状況がございます。このような中で、今後の影響でございますけれども、国のほうではさらなる社会保険の適用拡大の検討を行っております。短時間労働者でも、ある程度収入のある方がさらに社会保険に移行されてしまいます。そうしますと、国民健康保険には収入が少なくて医療費がかかる高齢者が多くなりまして、そういった方の割合も多くなることが想定されます。このため、被保険者の税負担がふえることが予想されますし、財政運営的にもますます厳しくなると予想しております。以上でございます。
219: ◯委員(ひはら省吾議員) ありがとうございます。今後は財政運営的にもますます厳しくなるという御答弁をいただきました。そんな中でも何とか収入を確保していく必要があると思っております。そこで、国民健康保険税の収納率ですけれども、最近の状況と、26市と比較した場合の状況をわかれば教えていただければと思います。
220: ◯徴税課長(渡邊智志君) お答えいたします。
平成29年度決算の状況で申し上げますと、現年度分95.7%、滞納繰越分39.6%、合計では89.9%と、26市中5番目となっており、高い収納率を維持している状況でございます。平成31年度の当初予算では、これまでの経緯を参考に確実な予算を見込むため、合計では収納率を89.8%で見込んでおります。以上でございます。
221: ◯委員(ひはら省吾議員) ありがとうございます。今年度も前年度を上回る収納率が確保できるということで、この御努力には大変感謝しております。税負担の公平性を確保する意味でも、今後のさらなる取り組みに期待しております。
最後になりますけれども、この3月定例会議では、国民健康保険税条例の一部改正につきまして議案が上程されております。内容としましては、平等割の廃止に伴う税率改正と子育て支援とした新たな減免制度を創設するものとなっております。そこで、今回の減免制度を設けるに当たりまして注意した点などありましたら、教えていただければと思います。
222: ◯保険年金課長(薄 丈廣君) お答えいたします。
今回の減免制度を設けるに当たりましては、まず他市の取組状況を確認させていただきました。また、東京都内では3市で同様の取り組みが実施されておりますけれども、全国でも複数の団体で子育て支援策としての負担軽減対策が実施されております。そこで比べて感じましたのは、18歳以下の方を対象にするところはどの団体も同じでございますけれども、何人目から減免にするのか、あるいは減免割合を何%にするのか、所得制限を設けるのか、手続はどうするのかと、こういった実施内容が各団体、非常にばらばらと、同じところがほとんどないという状況がございました。それぞれの団体の事情で、考慮しながら減免内容を決めているという状況でございました。
そのような中で、あきる野市はどうするのかと考えたときに、対象を絞るということではなくて、子育て支援として他市の実施内容を参考に、対象をできるだけ広げまして、でき得る限りのことを実施しようと考えたところでございます。ただ、一方では財政的な面も考慮しなければいけない。また、都内の先進市、3市実施しておりますけれども、そういったところとのバランスもやはり考慮しなければいけないと。そういった中で、あきる野市としての減免内容を決定したということでございます。以上です。
223: ◯委員(ひはら省吾議員) ありがとうございました。私たち自由民主党志清会でも、国保運営協議会からの答申を伺った中で、多子世帯への負担軽減策につきましては早急に実施していただきたいという要望書を提出したところでございます。迅速な制度設計と対応には敬意を評するところでございます。ありがとうございました。以上です。
224: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、山根委員。
225: ◯委員(山根トミ江議員) それでは、何点かございますので、よろしくお願いします。まず最初に、予算書では14、15ページですね。資料84ページです。高額療養費、昨年比で2445万8000円増を見込んでいます。要因としては、高齢化や医療の高度化などによる1人当たりの医療給付費の増加と、資料では書かれております。高額療養費については年々増加傾向にあるのですけれども、今後もふえる傾向にあるのかどうか、どんなふうにお考えになっているか、まず、そこら辺からお願いします。
226: ◯保険年金課長(薄 丈廣君) お答えいたします。
1人当たりの高額療養費につきましては、過去5年間の状況を見ますと、毎年5から10%程度の伸びが続いているところでございます。このため、平成31年度の予算におきましても、1人当たりでは約8%の伸びを見込んでいるところでございまして、医療技術の高度化によりまして、この傾向は今後も続くものと考えております。以上です。
227: ◯委員(山根トミ江議員) ありがとうございます。今までも毎年5年間、5から10%の伸びで、また今年度も8%増を見込んでいる、今後も続くだろうという見通しですね。
そこで、次の質問は、予算書18、19ページですかね。今回の新しい事業ですね。資料では86ページに、今の高額療養費と関係するのかなと思うのですけれども、糖尿病性腎症重症化予防事業経費が600万円、今年度、新規事業なのかしらね、計上されております。資料では、重症化リスクが高い国保被保険者に対する保健指導を行うという説明がございますけれども、具体的にはどんな指導を行うのでしょうか。もうちょっと詳しくわかりましたら、どんなのを予定しているか、お願いします。
228: ◯保険年金課長(薄 丈廣君) お答えいたします。
まず、この事業の目的なのですけれども、合併症などを発症するような糖尿病の重症化を防止しまして、医療費の増大を防止しようと、透析が必要になるような方をできるだけ少なくしようという事業でございます。この保健指導ですけれども、約6カ月にわたりまして、かかりつけ医との連携のもと、生活習慣の改善、適度な身体活動、運動について、面談ですとか電話などによりまして指導を繰り返し行うものでございます。食事、運動、服薬、またストレスマネジメント、血糖管理、こういったことなどにつきまして、個々の病状の重さを考慮した指導を実施していくということでございます。以上です。
229: ◯委員(山根トミ江議員) わかりました。これは生活習慣病だと思うのですけれども、とても大事な事業かなと思います。高額療養費がどんどんふえ続けているということで、病気を重症化させないことがとても大事だと思うのですね。そのためにはやはり早期発見、早期治療が大事だと思います。今回は新たな事業としての予算ですので、この事業が重症化を防ぐことに役立つことをぜひ期待したいと思います。これは意見です。
次に、国保の加入者の層なのですけれども、以前は、私の認識も、主に自営業者とか農業者の方が多いのかなと思っていたのですけれども、最近では非正規雇用で働く人がふえる中で、加入者層も変わってきていると言われているのですけれども、現在、加入者の層は、例えば、無職の人が何%とか、わかる範囲でいいのですけれども、その辺のところがわかりましたら、どんな状況になっているのか教えてください。
230: ◯保険年金課長(薄 丈廣君) お答えいたします。
市では特に職業までの申告をいただいておりませんので、職業別の具体的な割合までは把握しておりません。ただ、国では毎年調査を行っております。平成29年度の調査結果をもとに、全国の職業別世帯数で申し上げますと、まず無職の方、主に年金受給者になろうかと思います、こちらが45.3%です。次に、被用者、アルバイトですとか、パートの方ですね、こういった方が32.7%でございます。あと、農林水産業者が2.3%。あと、その他の自営業者が15.6%。あと、その他の職業ということで、4.1%となっておりまして、本市も同様の割合になるのではないかと考えております。以上です。
231: ◯委員(山根トミ江議員) わかりました。無職の方が45.3%、アルバイト・パート32.7%、ここのところがほとんどかなと。私も何らかの機会に国保について、とても難しいので、学習会に参加したときに、そういう話を聞きまして、びっくりしたのです。ああ、私の認識と違うわと思いましたものですから、改めて、今、お聞きしたわけです。
次に、国保の広域化に伴って、国は、自治体が保険税の値上げを抑えるために、一般財源からの法定外繰入金を行っているのですけれども、2023年度末までになくしていく方向を打ち出していますね。これは言われていますね、今までも。こうした流れの中で、今後、国が国庫負担金をふやさない場合、保険税はどうなっていくのでしょうか。今後も値上げを続けていくようになるのかどうなのか、その辺はどんふうにお考えになっているのか教えてください。
232: ◯保険年金課長(薄 丈廣君) お答えいたします。
ただいま、一般会計からの法定外繰り入れ削減の削減の話がございました。こちらにつきましては、国から、計画書をつくりまして、赤字解消計画をつくって提出するように求められているところでございます。3月中には具体的な数値目標を掲げました計画を提出する予定となっております。ただ、こちらは6年間の計画となっておりますけれども、6年間でゼロにしろというものではなくて、6年の間にどれだけ削減ができるのかという計画を提出するようにということになっております。実際、本市で考えておりますのは、今のところ10年をかけまして、毎年4000万円から4500万円ずつ、一般会計からの法定外繰り入れと国民健康保険基金からの繰入金を削減していきたいと考えております。ただ、このことを実施するためには、かわる財源を保険税で確保する必要がございます。この場合、毎年2%程度の値上げを10年間続ける必要がございます。ただ、一般会計と国保の特別会計の財政健全化という意味では、値上げを実施していく必要があるとは考えておりますけれども、被保険者の方にとりましては、それなりの負担増になるということでございます。したがいまして、計画はこのような内容で作成いたしますけれども、計画に沿った値上げの実施につきましては、毎年、一般会計、国保会計の財政状況、他市の赤字削減の取組状況、国保制度を取り巻く変化等々を十分見きわめながら、慎重には対応していきたいと考えております。以上でございます。
233: ◯委員(山根トミ江議員) わかりました。今の流れでいくと、毎年2%ぐらい10年間上げていかなければ財政が厳しいかなということだと思います。ここからは意見を言っておかないといけないので、意見を申し上げますけれども、これまでも申し上げてきましたけれども、国保加入者は先ほど説明がありました高齢者とか、無職の人など、収入が少ない人が多く加入していることが1つの特徴なのですけれども、もう一つ、他の健康保険、中小企業とか大企業とか、いろいろなところの健康保険にはない均等割、今、あきる野市では1人当たり2万円なのですけれども、あと平等割ですね、1世帯当たり1万800円、これが課せられているために、他の公的医療保険の加入者と比べて保険税負担が重くなっていると、こういう特徴といいますかね、何でこんなに重いのというのは、そこら辺のところが大きな要因になっていると言われています。
こういう中で市町村が厳しい財政状況のもとでも国保税の緩和とか軽減のために法定外繰り入れを行っている、そういう背景には、高過ぎる国保税の負担があると思うのですね。法定外繰り入れの解消は、これをなくしていってしまうということは、今の答弁では、全部なくしてしまうということをやっていくと大変なのでという話がありましたけれども、国の方針どおりなってしまうと、国保税の大幅な引き上げを招き、さらなる滞納者をふやすことにもなりかねないと思うのですね。
そうした中で、今年度、当市では国保税の改定が行われました。先ほど説明がありました。本市では国保税の改定の際に、一般財源と基金を使って均等割の部分を、18歳以下の子どもに対して、第2子以降は50%軽減することになりました。今回の税の改正の理由としては、広域化に伴って、現在の保険税の賦課方式を3方式から、平等割の部分を3年間で段階的になくして、その分を均等割に上乗せするという内容だったのですね。その結果、子どもの人数が多いほど保険税負担が多くなってしまうことから、第2子以降の子どもに対しては軽減すると、こういうことに踏み切った、そういう内容ですね。子どもの均等割の軽減については、これまでも一般質問などで求めてきました。今回、第2子、本当は第1子からやっていただきたいと思うのですけれども、本来、これは国がやるべきことだと思うのですね。でも、国がやらないから、市独自に第2子以降、50%軽減するということは、本当に評価したいと思うのですね。担当課の御努力に感謝申し上げます。ですから、国保税の改定のほうは賛成したいと思うのです。ただ、国保会計全体に言っていくと、それでも、今のような軽減策をとっても、まだ半数近い5,855世帯、46.3%が値上げになってしまうのですね。ですから、この高い国保税を引き下げるためには、やはり国が国庫負担金をふやすことが必要だと思うのです。また、自治体としても、一般財源からの繰入金をふやして、高い国保税を引き下げるよう求めます。これは意見として申し上げます。以上です。
234: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、辻委員。
235: ◯委員(辻よし子議員) 1点だけお願いいたします。19ページになります。先ほど山根委員も質問されました真ん中辺の糖尿病性腎症重症化予防事業経費についてです。これは国が各自治体に医療費をなるべく抑える努力をしなさいと。努力した自治体には交付金を出してあげましょうという保険者努力支援制度とのかかわりで出てきたものだと思います。メニューを国が示して、ほかのことをしてもその対象にならないというやり方が私は納得いかないのですけれども、そういった中での事業かなと思います。これは保険者努力支援制度ということで、成果が上がると、その分、ポイントとして加算されて、翌年度でしょうか、交付金として出されることになると思うのですけれども、その辺はどのような期待をされているのか教えてください。
236: ◯保険年金課長(薄 丈廣君) お答えいたします。
保険者努力支援制度のメニューの1つとしまして、糖尿病性腎症重症化予防事業が掲げられております。ポイントとしては、配点が100点ということで、一番高い配点がされているところでございます。これを平成30年度に実施した状況で、金額に換算しますと、100点で約700万円程度の交付金が受けられるという計算になります。ただ、来年度以降、実施する団体がふえて、いろいろ保険事業をする団体がふえますと、国の予算を取り合うような形になりますので、あきる野市が来年度から始めたときに実際どのぐらい入るかはまた変わってくるかと思います。ただ、平成31年度実施することで、平成32年度の保険者努力支援制度の交付金が受けられるということで、国保会計としても収入の増につながるということでございます。以上です。
237: ◯委員(辻よし子議員) 予算が600万円で、700万円交付金が出るということで、ほとんど10分の10以上のものとなると思います。今のお話をお伺いすると、特に成果がどうだったかということではなくて、取り組むことが大事ということでポイントがいただけると理解しました。前も一般質問かどこかで出たと思うのですけれども、広島県の呉市だったでしょうか、すごく効果が上がったので、それを全国的に広げるということだったと思います。先ほどの山根委員の質問のお答えの中で、重症化する前に糖尿病患者が、面談とか、かかりつけ医師からのいろいろな指導を受けて日常生活を見直していくということなのですけれども、これはなかなか続けるのは難しくて、途中で連絡がとれなくなったりとか、要するに、本人の意思にかかわる問題なので、自治体としてどこまでできるかというのは非常に難しいかなと思うのですけれども、呉市の成功例を参考に、あきる野市ではこういう点を工夫して、何とか成果につながるようにしていくのだとか、もしそういうものがあれば教えてください。
238: ◯保険年金課長(薄 丈廣君) お答えいたします。
特に呉市で実施した内容の特徴の1つとしましては、やはりお医者様との連携を非常に重要視しております。国もこの点を非常に重要視しておりまして、必ず各団体の医師会等との連携をするように、これが努力支援制度に該当させる1つの項目にもなっております。このため、既にあきる野医師会には、役員の方には御説明させていただいて、来週以降、詳細を医師会の方に説明して、御協力をお願いすると。その中で、毎月、指導した内容をかかりつけ医の方にフィードバックする。そのフィードバックした内容に対して、また御意見があれば、かかりつけ医から御意見をいただく、そういうやりとりを繰り返して、実績の上がる取り組みにしたいと考えております。以上です。
239: ◯委員(辻よし子議員) わかりました。かかりつけ医師、医師会の協力なしにはできない事業だと理解いたしました。たしか呉市の場合は、大学病院とか、そういうところが非常に積極的にやったことが成果につながったのかなと思いますので、大学病院がなかなかない中で、あきる野市は大変かと思いますけれども、ぜひ医師会と連携とって、成果が上がるように努力していただければと思います。以上です。
240: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、中村のりひと委員。
241: ◯委員(中村のりひと議員) 予算書の16ページと、あとは資料の84ページです。出産育児一時金についてお伺いしたいと思います。今年度は168万1000円増ということで、1人当たり42万円ですので、4人増を見込んでいるということなのですけれども、先ほどの答弁等々でも、国保全体の加入者が4%から6%減っているところで、端的にこの4人を出したということではないとは思うのですね。いろいろなところから計算されて、この4という数字を出してきたと思うのですけれども、どういうことをもとにして、この4という数字を出したのか、教えていただければと思います。
242: ◯保険年金課長(薄 丈廣君) お答えいたします。
出産育児一時金なのですけれども、被保険者の数と若干比例しない部分もございまして、平成30年度は人数を、平成29年度の実績がかなり落ち込んだものですから、予算的には確保を少な目にしたと。ただ、最終的には3月補正で足りなくて増額補正を行ったところでございます。平成30年度が3270万円ほどの育児金の支給が見込まれたところでございまして、どちらかというと、この金額にならって、平成31年度は約3100万円の予算を確保したということでございます。1件当たり42万円なのですけれども、全ての方が42万円ということではないものですから、なかなか件数だけでは予算ができないところがございます。以上です。
243: ◯委員長(清水 晃議員) 中村のりひと委員、いいですか。
ほかに質疑はございますか。
(「なし」と発言する者あり)
244: ◯委員長(清水 晃議員) ほかに質疑等がないようですので、以上で国民健康保険特別会計予算の質疑を全て終了いたしました。
────────── ◇ ──────────
245: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、議案第32号平成31年度あきる野市後期高齢者医療特別会計予算の件を議題といたします。
質疑、御意見をどうぞ。山根委員。
246: ◯委員(山根トミ江議員) 質疑は特に、今までいろいろなところでやってきましたので、ありませんので、意見だけ言っておけないといけないと思いますので、反対ですのでね、意見を申し上げます。意見を述べさせていただきます。
これまでも申し上げてきました。いろいろな機会を通じて述べてきましたように、後期高齢者医療制度は75歳以上の方を対象にした医療保険制度です。制度開始後、2年ごとに保険料の値上げが行われてきました。その結果、現在の保険料は均等割の部分が4万3300円、所得割は8.8%で、国保税より高い保険料となっています。こうした中で、国は現在1割の窓口負担を2割に引き上げようとしています。そしてまた、とりわけ収入が少ない方に、現在は特例軽減として9割と8.5割軽減を行っていますけれども、この軽減も7割にしようとしています。もし7割軽減になってしまうと、そのことによって現在軽減を受けている方は、均等割の部分ですね、2倍から3倍に保険料が上がってしまいます。75歳以上といえば、ほとんどの方が年金生活者ですね。また、高齢になれば病院に行くことも多くなります。高齢者が安心して医療にかかれるよう、安心できる医療制度の構築のためにも、国庫負担金をふやすことが必要だと思うのですね。また、広域連合に対しても保険料の軽減をぜひ求めてほしい。そして市独自でも、日の出町でやっているように、窓口負担の軽減策を取り入れるよう強く求めます。以上です。意見として。
247: ◯委員長(清水 晃議員) ほかにございませんか。
(「なし」と発言する者あり)
248: ◯委員長(清水 晃議員) ほかに質疑等がないようですので、以上で後期高齢者医療特別会計予算の質疑を全て終了いたします。
────────── ◇ ──────────
249: ◯委員長(清水 晃議員) 次に、議案第33号平成31年度あきる野市介護保険特別会計予算の件を議題といたします。
質疑、御意見をどうぞ。山根委員。