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  1. あきる野市議会 2015-03-26
    平成27年第1回定例会(第5日目)  本文(採決) 2015-03-26


    取得元: あきる野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    1:  3月26日(木曜日)                     午前 9時30分  開議 ◯議長(堀江武史議員) おはようございます。  本日、第1回定例会最終日を迎えました。議員の皆様方には熱心に、慎重に各議案等に審議をいただき、まことにありがとうございます。市長を初め、執行部の皆様には円滑な議事運営に御協力を賜り、心から感謝申し上げます。  また、傍聴席の皆様には市政に多大なる関心をお寄せいただき、早朝より議場へのお運び、ありがとうございます。  ただいまの出席議員は21人、全員であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。           ────────── ◇ ────────── 2: ◯議長(堀江武史議員) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第89条の規定により、議長において              21番   市 倉 理 男議員              22番   町 田 匡 志議員 を指名いたします。           ────────── ◇ ────────── 3: ◯議長(堀江武史議員) 日程第2 諸般の報告をいたします。  初めに、議会運営委員会委員長より報告をお願いします。議会運営委員会委員長細谷功議員。          〔 議会運営委員長  細谷 功議員  登壇 〕 4: ◯議会運営委員長(細谷 功議員) おはようございます。  それでは、報告させていただきます。去る3月17日及び25日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果につきまして御報告いたします。  まず、市長から追加議案として、議案第38号平成26年度あきる野一般会計補正予算(第8号)の送付がありました。この追加議案につきましては、本日の議事日程に追加し、審議することに決定しております。  次に、議員提出議案でございますが、議員提出議案第27-1号核兵器のない世界に向けた法的枠組み構築への取り組みを求める意見書1件が提出されております。この議員提出議案につきましては、本日の議事日程に追加し、審議することになっております。
     なお、本日の議事日程につきましては、お手元に配付してあるとおりであります。  本日の議会運営が円滑に行われますよう、議員各位並びに理事者の御協力をお願い申し上げ、本委員会での協議結果の報告といたします。  以上です。 5: ◯議長(堀江武史議員) 次に、市長より発言の申し出がありますので、許可いたします。市長。             〔 市長  臼井 孝君  登壇 〕 6: ◯市長(臼井 孝君) おはようございます。  まさに三寒四温の侯、3月も下旬となりました。温かさが増しまして、桜のつぼみが膨らむ中、21日の春分の日には春の甲子園が開幕いたしました。菅生高校は開幕初日の試合に恵まれたわけでございますが、昨年夏の優勝校である大阪桐蔭高校との対戦となりました。結果は残念ながら1回戦で敗退となってしまいましたが、選手たちの全力プレーは、多くのあきる野市民の皆さんに希望と感動を与えてくれました。これからも自然豊かな菅生の地で、さらに勉学に、そして練習に励み、夏の甲子園を目指して頑張っていただきたいと思います。  さて、本定例会も本日が最終日となりました。  議員の皆様方におかれましては、各常任委員会及び予算特別委員会において御審議をいただき、大変ありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。会期中に議員の皆様からいただきました御意見等につきましては、これを十分に検討いたしまして、尊重させていただき、市政の運営に生かしてまいりたいと考えておりますので、今後もより一層の御支援、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。  なお、本日、追加議案として予算案件1件を提出いたしましたので、ぜひよろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。  次は、諸般の報告でございます。  武蔵引田駅北口土地区画整理事業の施行に伴う、土地区画整理事業都市計画道路などの一連の都市計画の変更及び決定について御報告いたします。本件の都市計画につきましては、昨年12月24日に開催いたしました、あきる野都市計画審議会及び本年2月6日に開催されました東京都都市計画審議会、それぞれの審議を経て、3月20日付をもって決定告示をいただきました。これにより一連の手続が完了いたしましたので、御報告させていただきます。  以上で報告を終わらせていただきます。大変貴重な時間をいただき、ありがとうございました。           ────────── ◇ ────────── 7: ◯議長(堀江武史議員) 日程第3 議案第5号あきる野組織条例等の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。総務委員会委員長戸沢弘征議員。           〔 総務委員長  戸沢弘征議員  登壇 〕 8: ◯総務委員長戸沢弘征議員) おはようございます。総務委員会審査報告を申し上げます。  当委員会には、議案9件及び陳情1件が2月25日に付託され、去る3月4日に委員会を開催し、審査いたしました。  なお、陳情1件につきましては全会一致で継続審査となりましたので、御報告いたします。  ただいま上程されました議案第5号あきる野組織条例等の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 9: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 10: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第5号あきる野組織条例等の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 11: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第5号あきる野組織条例等の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 12: ◯議長(堀江武史議員) 日程第4 議案第6号あきる野特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。総務委員会委員長戸沢弘征議員。           〔 総務委員長  戸沢弘征議員  登壇 〕 13: ◯総務委員長戸沢弘征議員) ただいま上程されました議案第6号あきる野特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 14: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 15: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第6号あきる野特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 16: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第6号あきる野特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 17: ◯議長(堀江武史議員) この際、日程第5 議案第7号あきる野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件及び日程第6 議案第8号あきる野市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の2件を一括議題といたします。  本案2件に対する委員長の報告を求めます。総務委員会委員長戸沢弘征議員。           〔 総務委員長  戸沢弘征議員  登壇 〕 18: ◯総務委員長戸沢弘征議員) ただいま上程されました議案第7号あきる野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例及び議案第8号あきる野市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、国からの人事院勧告地域手当はどのように勧告があったのか、また、東京都の人事委員会からの勧告はどういったものがあったのかという質問に、地域手当は国の勧告では現在10%であり、4月以降も同じ10%となっております。また、東京都の人事委員会勧告は、国の総合的見直しを受けて、東京都の給与表がマイナス1.7%となっており、あきる野市も、それを受けまして都の給与表に準ずるという形になっています。ただ、マイナス分をフォローするものとして、3年間の現給保障をする形になっていますとの答弁がございました。  また、近隣の青梅市、福生市、羽村市の地域手当はどうなっているのかとの質問には、近隣の状況ですが、青梅市は、現在10%で4月以降は組合との妥結の中で12%にするとのことですが、国基準では15%に改定されています。福生市は、現在15%で4月以降も15%となっております。羽村市は、現在、国基準は6%ですが、国以上の基準12%となっています。4月以降については組合と交渉中とのことですとの答弁がございました。  また、等級が1級から5級までになるが、課長補佐の役職はどうなるのかとの質問には、東京都は、人事委員会勧告に基づき、係長と課長補佐をなくし、課長代理という制度を導入します。当市は、課長補佐の名称は残して、給料表の貼りつけについては統合された形に移行します。現状では、各市の状況を見ましても、課長補佐、係長、主査という名前を残していく市がほとんどであります。今後、状況を見ながらになりますが、統合の必要が出てくる可能性もございますとの答弁であった。  また、今、課長補佐級で、年数が長く、新3級になる方で号給表が足りなくなるというようなことはありますか、また、もしそういうふうになった場合は、どういった対処を考えていますかとの質問には、課長補佐を長くやっている方は、もう数名しかいませんので特に問題はありません。ただ、他市がやっているような、足延ばしといって給料表を延ばしていくということはありませんので、最高号給に達すれば、そこまでという形になりますとの答弁であった、などの質疑がありました。  本議案の審査は一括して行いましたが、採決については個別に行いました。議案第7号及び議案第8号の審査結果につきましては、全員の賛成により、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 19: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 20: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  本案2件を一括議題といたしましたが、採決については個別に行います。  本案2件に対する委員長の報告は可決であります。  議案第7号あきる野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 21: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第7号あきる野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第8号あきる野市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例は、委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 22: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号あきる野市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 23: ◯議長(堀江武史議員) 日程第7 議案第10号戸倉財産管理会条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。総務委員会委員長戸沢弘征議員。           〔 総務委員長  戸沢弘征議員  登壇 〕 24: ◯総務委員長戸沢弘征議員) ただいま上程されました議案第10号戸倉財産管理会条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 25: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 26: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第10号戸倉財産管理会条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 27: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号戸倉財産管理会条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 28: ◯議長(堀江武史議員) 日程第8 議案第11号あきる野行政手続条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。総務委員会委員長戸沢弘征議員。           〔 総務委員長  戸沢弘征議員  登壇 〕 29: ◯総務委員長戸沢弘征議員) ただいま上程されました議案第11号あきる野行政手続条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 30: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 31: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第11号あきる野行政手続条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 32: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号あきる野行政手続条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 33: ◯議長(堀江武史議員) 日程第9 議案第15号あきる野個人情報保護条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。
     本案に対する委員長の報告を求めます。総務委員会委員長戸沢弘征議員。           〔 総務委員長  戸沢弘征議員  登壇 〕 34: ◯総務委員長戸沢弘征議員) ただいま上程されました議案第15号あきる野個人情報保護条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 35: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 36: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第15号あきる野個人情報保護条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 37: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号あきる野個人情報保護条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 38: ◯議長(堀江武史議員) この際、日程第10 議案第24号あきる野土地開発公社の解散についての及び日程第11 議案第25号第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請についての2件を一括議題といたします。  本案2件に対する委員長の報告を求めます。総務委員会委員長戸沢弘征議員。           〔 総務委員長  戸沢弘征議員  登壇 〕 39: ◯総務委員長戸沢弘征議員) ただいま上程されました議案第24号あきる野土地開発公社の解散について及び議案第25号第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請についての件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、解散した後の土地の活用の見通しの計画はどういうものがあるのかという質問に対し、市に財産が来た場合は、原則、全て売却を予定しています。第三セクター等改革推進債を借り入れますので、その売却益を償還に充てたいと考えております。基本的には、全ての土地の売却を目指したいということですとの答弁でありました。  また、17億9000万円借りて、残りの面積が1万3800平米で、坪数では4,180坪となり、坪当たり43万円ぐらいになりますが、市街地でも売却しようとすると、ある程度まとまった土地で10万円以下というのが現状で、売却益を出すのは難しいと思います。  それでも有効活用するとか、積極売却していくという方針でよろしいですかとの質問には、今、試算の状況でありますので、半分以下あるいは3分の1以下という実勢価格ということもあります。17億9000万円借りても、その分を償還できる財源はありませんので、できるだけ有効に使う道を探しながら償還に充てたいと思います。不足分につきましては、市有財産の中でも特に不用財産をできるだけ売却しながら償還に充て、財政運営に影響を与えないような形にしていきたいと考えていますとの答弁であった。  また、売却は構わないが、時期的に土地の評価が下がっています。これからインフレ基調に日本の経済もなっていく中で、土地の価格評価は上がっていくのかわかりませんが、例えば少し待ったほうが高く売れるのか、あるいはあきる野市は変わることはないのか、そういうところは検討しましたかとの質問に、アベノミクスで経済が持ち直している傾向はありますが、今後、インフレの状況になったとしても、土地が上がるという予測は大変難しいところです。  その一方で、2000万円以上の利子が出て財政負担が大きくなりますので、売却する時期がタイミングのいい時期と捉えて対応していきたいと思います。しかしながら、なかなか活用が見出せない土地なので、インフレ基調になったときに手を挙げていただく事務所、地主さんがいれば、その当時の値段で対応させていただき、有効に売却していきたいと考えていますとの答弁であった。  また、難しいということですが、もし活用の可能性があるとすれば、どういう場所なのでしょうかとの質問には、全ての土地が使えないわけではありません。道路整備が進捗しているところについては、当然、売却も可能であり、市の一体的な土地利用の中で売却も可能な土地もあります。ただ、そういった中で、なかなか難しい土地もあることも事実です。そういったところはしっかり精査し、いろいろな土地利用を図れるものは、市に移管した後、市のいろいろな土地利用の中で検討していく、売却もしていく、そのように考えていますとの答弁がありました。  などの質疑がありました。  本議案の審査は一括して行いましたが、採決については個別に行いました。  議案第24号及び議案第25号の審査結果につきましては、全員の賛成により、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 40: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 41: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。  本案2件に対する反対討論の発言を許します。たばたあずみ議員。            〔 1番  たばたあずみ議員  登壇 〕 42: ◯1番(たばたあずみ議員) 議席1番、たばたあずみです。日本共産党あきる野市議団を代表しまして、議案第24号あきる野土地開発公社の解散について、あわせて議案第25号第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請についてに対する反対討論をいたします。  あきる野市、当時、秋川市の土地開発公社は、1972年の公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、公有地等の取得・管理・処分等を行うことにより、地域の秩序ある整備と市民福祉の増進に寄与することを目的として、翌1973年に設立されました。  当時は、学校建設や工場誘致などのために土地を買い、学校建設等では一定の役割を果たしました。しかし、産業の誘致では、富士通は当初見込んできたような金額の法人税も入らず、菅生では次々と会社が変わり、最終的には学校法人になってしまったため、市にとっては全く収入が見込めない状況になっています。  さらに大開発をしなくては使い道のない山を購入したために、買い手がつかない土地もたくさん残っています。こうした状況は、バブルに踊ったとしか言いようのないものです。  土地開発公社は、そんな土地であっても簿価でしか売ることができませんでしたが、市が買い取った後は安く売ることもできます。しかし、それは赤字を出すこと、すなわち、これまでつぎ込んできた市民の税金を、ただ浪費することになってしまいます。  公有地の拡大の推進に関する法律により土地取得を奨励してきた国に対し、積極的に財政支援を要求すべきです。  さきに述べたような買い手のつかない土地の中には、五日市町が東京都に先行取得を指示されて購入した三内の土地も含まれました。現在では、三内の土地は郷土の恵みの森事業に含まれていますが、このとき、私たちは、この土地については東京都の指示で購入したのですから、その責任を追及し、東京都に買い取りを依頼すべきと申し上げました。しかし、市長による十分な働きかけは行われず、31億円にも上る有利な借金でお茶を濁しました。  さらに、今回、土地開発公社の解散のために市が借金して買い取る土地の値段は17億9000万円です。当初の予定どおり10年で返済するとすれば、年に1億7900万円です。  郷土の恵みの森事業を隠れみのにしている出どころの同じ借金31億円をあわせると、年額3億1900万円の返済となります。本来、市民の福祉増進に活用されるべきだった税金が、何の役にも立たずに消えていくのです。  国から土地開発公社の解散を促されている以上、行く行くは解散することはやむを得ないと考えます。しかし、問題は、これまで述べてきた、結果として無駄遣いになってしまった開発優先の市政について、十分な反省がされていないということです。そのために、これだけの負の遺産を抱えているときに、また、全てうまくいけば年2億円の増収という夢を見て、武蔵引田駅周辺土地区画整理という大事業を70億円以上もかけて行おうとしています。  これ以上の浪費をしないために、土地開発公社の解散の前に、誰が聞いてもわかる明快な反省を示すべきです。  以上申し上げまして、議案第24号並びに第25号についての反対討論といたします。 43: ◯議長(堀江武史議員) 以上で、通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  本案2件を一括議題といたしましたが、採決については個別に行います。  本案2件に対する委員長の報告は可決であります。  これより議案第24号あきる野土地開発公社の解散についての件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 44: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第24号あきる野土地開発公社の解散についての件は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第25号第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請についての件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 45: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第25号第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請についての件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 46: ◯議長(堀江武史議員) 日程第12 議案第9号あきる野市下水道条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。環境建設委員会委員長子籠敏人議員。           〔 環境建設委員長  子籠敏人議員  登壇 〕 47: ◯環境建設委員長(子籠敏人議員) おはようございます。先ほど市長からの御挨拶にもありましたけれども、母校の菅生高校の甲子園出場に際しまして、ここにいらっしゃる皆様からもたくさんの声援をいただきまして、まことにありがとうございました。  それでは、環境建設委員会の審査報告を申し上げます。  当委員会には、議案6件が2月25日に付託され、去る3月5日に委員会を開催し、審査をいたしました。  ただいま上程されました議案第9号あきる野市下水道条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。  以上です。 48: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 49: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第9号あきる野市下水道条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 50: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第9号あきる野市下水道条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 51: ◯議長(堀江武史議員) 日程第13 議案第12号あきる野市営住宅条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。環境建設委員会委員長子籠敏人議員。           〔 環境建設委員長  子籠敏人議員  登壇 〕 52: ◯環境建設委員長(子籠敏人議員) それでは、ただいま上程されました議案第12号あきる野市営住宅条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、入居者の駐車場が主ですが、来客者がとめるような駐車場スペースは確保してありますかとの質問に、駐車場は64台分を入居者のために確保しています。来客者用のスペースは、西側に車椅子用1台と来客用3台の計4台分を確保しておりますとの答弁であった。  また、現在、市営住宅に住んでいる方は、庭などにとめて駐車料金を払っていない方が多いと思いますが、古い住宅でも駐車料金はとっていますか、また、新しい草花公園タウンに入る住民の方に事前に同意は得ていますかとの質問に、今、現在の木造住宅につきましては、築50年を経過し、物置のスペースというか、屋根がかかっているところなどを有効利用していますので駐車料金はとっていません。また、山田ハイツ、伊奈ハイツ、秋留野ハイツ、雨間ハイツは、入居者のための駐車スペースはありませんのでとっていません。なお、新しい住宅の入居者の方には、3回説明会を開き、全ての方に承諾をいただき、契約しているところでありますとの答弁であった。  また、敷地内通路に一部市道があり、来客用駐車場が4台分ありますが、道路に駐車されるのではないかと、ある地域の方が懸念しているようです。基本的に道路交通法は適用されるので公安委員会の部分になると思いますが、市のほうでも何か対策を考えていますか。特に子どもたちが登下校で通ると思いますが、との質問に、通学路の関係につきましては、小学校と協議しており、今の通学路の変更はありません。南北道路、通称I-8号線から途中で曲がるような通学路になります。また、駐車禁止についてですが、そちらは道路交通法で当然、駐車禁止の罰則等に当たると思います。駐車禁止された場合には、市としては注意看板を考えております。また、安全施設として、市営住宅の北側になりますが、今年度、横断歩道と横断の信号を設置しておりますとの答弁であった。  また、駐車場64台分より希望者が多い場合と逆に少なくすいている場合は、どのように対応しますか、また、契約期間は1年ごとですかとの質問に、今の状況は全ての希望者の方が全て駐車できるような形でやっております。希望は今多いと思いますので、もしあきが出ましたら随時募集をかける予定です。また、契約期間は1年ごとになり、申し出がない場合は更新しますとの答弁であった。  また、入居者1世帯につき1台のスペースになりますか、もしあきが出た場合は2台目を許可するのでしょうかとの質問に、基本的には入居者の方は1台が原則になります、それ以上お持ちの方は、民間の駐車場に行っていただくよう説明していますとの答弁であった。  また、入居者用64台分の中に車椅子用の乗りおりができるスペースはつくってありますか、また、通常の駐車料金と同額ですかとの質問に、駐車場は3台分確保しています、北側の草花小学校側になります。また、駐車場の料金は心障者の方も同額のスペース料金になりますとの答弁でありました、といった質疑がありました。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。  以上です。 53: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 54: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第12号あきる野市営住宅条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 55: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第12号あきる野市営住宅条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ──────────
    56: ◯議長(堀江武史議員) 日程第14 議案第13号あきる野市手数料条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。環境建設委員会委員長子籠敏人議員。           〔 環境建設委員長  子籠敏人議員  登壇 〕 57: ◯環境建設委員長(子籠敏人議員) それでは、ただいま上程されました議案第13号あきる野市手数料条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。  以上です。 58: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 59: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第13号あきる野市手数料条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 60: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号あきる野市手数料条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 61: ◯議長(堀江武史議員) 日程第15 議案第16号あきる野市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。環境建設委員会委員長子籠敏人議員。           〔 環境建設委員長  子籠敏人議員  登壇 〕 62: ◯環境建設委員長(子籠敏人議員) それでは、ただいま上程されました議案第16号あきる野市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。  以上です。 63: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 64: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第16号あきる野市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 65: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第16号あきる野市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 66: ◯議長(堀江武史議員) この際、日程第16 議案第19号市道路線の認定についての件及び日程第17 議案第20号市道路線の廃止についての2件を一括議題といたします。  本案2件に対する委員長の報告を求めます。環境建設委員会委員長子籠敏人議員。           〔 環境建設委員長  子籠敏人議員  登壇 〕 67: ◯環境建設委員長(子籠敏人議員) それでは、ただいま上程されました議案第19号市道路線の認定について及び議案第20号市道路線の廃止についての件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、合併時からの一元化処理ということで、認定4,319路線、廃止4,447路線で、これを5年間で作業したとのことですが、5年間でおおむねどのくらい予算がかかりましたか、また、整備したことによるメリットを教えてくださいとの質問に、本事業は5年間、債務負担行為で行い、合計金額は7539万円でした。  また、道路台帳システムの築造メリットですが、4点ほどありまして、まず1点目は、統一した認定基準で再編成したことにより、これまで行政間同士で認定基準がずれていましたが、それが統一されました。  2点目は、敷地構成図をつくったので、道路の管理区域が明確にわかり、維持管理がしやすくなりました。  3点目は、データをデジタル化したので、各種統計資料等が簡単に出せるようになりました。  4点目は、最大のメリットとしまして、現在、市の窓口に道路の関係で問い合わせに来る方が年間約4,000件あり、今まで職員が手作業でいろいろ対応し、非常に時間がかかっていましたが、今回、デジタル化になったことで、対話しながら、画面を見ながら、いろいろな情報がすぐ出せるということで事務の効率化が図られ、市民サービスの向上につながることになりましたとの答弁であった。  また、道路台帳整備によって国の補助金がふえたのか、また、昔の公図と今の道路の位置を一度に見られるように今後進めていくのでしょうかとの質問に、交付税につきましては算定基準があり、その中の要件としては、道路台帳が完備している路線、供用の開始がされている路線、車道幅員が1.5メートル以上の路線で、その延長と面積に補正係数をかけて算出します。その中で、今回、延長4キロ減、面積は7万5000平米ほど多くなっています。総体的に考えると、交付税につきましては増額すると想定しています。  また、旧公図と現況は敷地構成図というものをつくっていますので、道路などに民地が入っているのか、赤道が入っているのかという図を作製していますので、それで確認ができることになりますとの答弁であった。  また、毎年、新しい道路ができたり、寄附の道路をもらったりとか、いろいろなことが出てくると思います。ある意味ではリアルタイムに更新していかなければいけない問題が出てくると思いますが、台帳整備のために、どのぐらいの予算が毎年発生しますかとの質問に、年間平均20路線、延長1キロぐらいふえることが予測され、システム保守点検を含め、約700万円程度を予定しています。  また、本年度は、平成22年度から平成26年度の間の移動があった路線等も修正していませんので、その路線、316路線になりますが、その台帳の整備、道路台帳平面図の整備等作業がありますので、50万円ほど計上させていただいていますとの答弁であった。  また、廃止路線の数、存置なしの路線が数多くあるようですが、財産処理については、きちんとしていくというお話がありました。例えば地元に払い下げる場合、市が率先してやるのか、相手のアクションを待ってやるのか、今後はどういう対応をとっていきますかとの質問に、今回整備をしまして、現況が廃滅しており、なおかつ民地の中に入っているような中で、今後、一般の公共の用に供する必要がないものは廃止させていただきましたが、その中で完全に民地に入っていて、今後、財産処理をしなければいけない路線が105路線あります。延長にいたしまして5,800メートル、また、面積にして1万1800平米になります。今回、この整備をした中で財産処理する路線というのが明確になってきましたので、今まではどちらかというと受け身という形ですが、今後は財産処理計画をつくり、積極的にそれを進めていきたいと考えておりますとの答弁であった。  また、いろいろな認定路線を見ますと、台帳未整備路線というところが結構ありますが、デジタル化した表示の中は、どのような形で表示されるのでしょうかとの質問に、表示方法ですが、路線図を見ると青色で表示してある路線が台帳未整備路線という形で表示を変えていますとの答弁であった、といった質疑がありました。  本議案の審査は一括して行いましたが、採決については個別に行いました。  議案第19号及び議案第20号の審査結果につきましては、全員の賛成により、いずれも原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。  以上です。 68: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 69: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  本案2件を一括議題といたしましたが、採決については個別に行います。  本案2件に対する委員長の報告は可決であります。  議案第19号市道路線の認定については委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 70: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第19号市道路線の認定についての件は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第20号市道路線の廃止については委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 71: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第20号市道路線の廃止についての件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 72: ◯議長(堀江武史議員) 日程第18 議案第1号あきる野市地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。福祉文教委員会委員長増崎俊宏議員。           〔 福祉文教委員長  増崎俊宏議員  登壇 〕 73: ◯福祉文教委員長(増崎俊宏議員) 福祉文教委員会の審査報告を申し上げます。  当委員会には、議案7件及び陳情1件が2月25日に付託され、去る3月6日に委員会を開催し、審査をいたしました。  ただいま上程されました議案第1号あきる野市地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、現在、市内には2つの地域包括支援センターがありますが、この2つのはつらつセンターの主な仕事の内容は具体的にどのような内容で行っていますか、また、現在、2カ所の職員の人数は何人ぐらいですかとの質問に、高齢者や家族、地域住民からの介護や福祉に関する相談の対応・支援、介護予防・ケアプランの作成、介護予防事業のマネジメント、ケアマネジャーへの支援やネットワークづくり、高齢者に対する虐待の防止や、その他、権利擁護事業などを行っています。  また、高齢者はつらつセンターの職員の人数は、3職種2人ずつ、介護支援専門員が1人、事務員1人の計8人です。平成27年度からは専門職1人を増員し、9人となる予定です。五日市はつらつセンターは、3職種1人ずつ、事務員1人で合計4人となっておりますとの答弁であった。  また、保健福祉計画の中にもありますが、平成27年には65歳以上の方が2万2556人、一番ピークとなる平成37年には2万4187人となっているとおり、高齢者がふえることに伴い、相談業務、業務量がふえることが考えられますが、その際に高齢者の人数に応じて職員の人数もふえるということでよろしいですかとの質問に、地域包括支援センターの職員については、条例に規定しています第1号被保険者の数や相談件数、運営方針などを勘案し、総合的に判断し、増員等を行いますとの答弁であった、といった質疑がありました。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 74: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 75: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第1号あきる野市地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 76: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号あきる野市地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 77: ◯議長(堀江武史議員) 日程第19 議案第2号あきる野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。福祉文教委員会委員長増崎俊宏議員。           〔 福祉文教委員長  増崎俊宏議員  登壇 〕 78: ◯福祉文教委員長(増崎俊宏議員) ただいま上程されました議案第2号あきる野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、この条例第2条第4項の規定に、指定介護予防支援事業者は、事業の運営に当たっては、市、地域包括支援センター、老人介護支援センター、指定居宅介護支援事業者、他の指定介護予防支援事業者、介護保険施設、住民による自発的な活動によるサービスを含めた地域におけるさまざまな取り組みを行う者等との連携に努めなければならないとあり、第32条第4号にもありますが、この住民による自発的なサービスというのは具体的にどういうことですかとの質問に、基本方針の1つとして、地域におけるさまざまな取り組みを行う者等との連携に努めていくことを規定しているもので、住民による自発的な活動として、見守りや食事、運動などの活動によるものが挙げられますとの答弁であった。  本議案審査の結果につきましては、起立採決で行い、起立多数により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 79: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 80: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。  本案に対する反対討論の発言を許します。山根トミ江議員。            〔 10番  山根トミ江議員  登壇 〕 81: ◯10番(山根トミ江議員) 議席10番、山根トミ江でございます。日本共産党あきる野市議団を代表して、議案第2号あきる野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例に対する反対討論を行います。  国は、昨年6月に医療・介護総合法案を可決成立させました。それに基づき、介護保険に関する条例が5本上程されました。これは、地方分権一括法の施行により、国の介護保険法改正に伴い、市町村で条例を定めることになったためによるものです。条例の内容は、国と同一の基準との説明がされました。  最初に、条例審議に当たって、国の介護保険法の改正の内容について述べさせていただきます。国の介護保険法の改正の主な内容は、要支援者の訪問介護・通所介護を保険給付から外し、市町村の地域支援事業に移すとしています。また、特別養護老人ホームの入居基準を原則要介護3以上に制限することや、事業所への介護報酬の引き下げ、一定所得がある方は利用料を2割に引き上げるなどの内容が盛り込まれています。  本議案は、要支援者に対する支援の方法などに関する条例です。  ここで大きな問題となるのは、要支援者に対するサービスの内容についてです。国が示したガイドラインでは、要支援者のサービスを地域支援事業に移行し、サービスの内容を、介護事業所によるヘルパーなどが行う専門的なサービスと地域住民などを活用した多様なサービスを取り入れていくことが示されています。
     住民による自発的な活動によるサービスを取り入れていくことが、本条例の第2条の第4項を初め、要所、要所にその文言が盛り込まれています。  介護に携わる関係者などからも、今まで専門職で行ってきたサービスを打ち切ることは状態悪化を招き、かえって給付費をふやすことになりかねないとの声も上がっています。また、利用者からも、今までどおりのサービスが受けられるのだろうかとの不安の声が上がっています。要支援と認定された方には、これまでどおり専門的なサービスを行うよう位置づけるべきと考えます。  さらに、この後、報告があります議案第17号、第18号についても賛成できません。討論しませんので、ここで意見を述べさせていただきます。  議案第17号は、要介護1から5までの施設の人員について、議案第18号では要支援者の施設の人員について、いずれも登録人員や利用定員の増員が盛り込まれています。定員をふやすことはよいと思いますが、問題は、国が事業所に対する介護報酬を2.27%引き下げる中で、施設側としては定員増に対応できる職員をふやすことができるかどうか疑問です。仮に職員をふやさないで対応しようとすれば、今でも介護職の処遇の問題などで、なかなか人員が集まらない状況の中で、事業所の経営が続けていけるのかどうかということも懸念されます。  国は、消費税を増税する際に社会保障費に使うと言っていました。こうしたことからも介護報酬を引き上げ、利用者も事業所も安心できる制度に取り組むべきと考えます。  以上、意見を申し上げ、本条例に対する反対討論といたします。 82: ◯議長(堀江武史議員) 以上で、通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第2号あきる野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 83: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第2号あきる野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。  ここで休憩とします。  なお、再開は午前10時50分といたします。                               午前10時32分  休憩           ────────── ◇ ──────────                               午前10時50分  再開 84: ◯議長(堀江武史議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第20 議案第3号あきる野市子どものための教育・保育給付に係る利用者負担額に関する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。福祉文教委員会委員長増崎俊宏議員。           〔 福祉文教委員長  増崎俊宏議員  登壇 〕 85: ◯福祉文教委員長(増崎俊宏議員) ただいま上程されました議案第3号あきる野市子どものための教育・保育給付に係る利用者負担額に関する条例の件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、利用者の負担額ですが、子ども・子育て会議で議論していると思いますが、そのあたりの内容を教えていただきたいとの質問に、子ども・子育て会議では、利用者にとっては負担が少ないほうがいいだろうという意見があった一方、小規模保育事業等、新しい事業が始まるので、市の財政的にはどうなのかといったような質問や、受益者負担の原則を踏まえて設定すべきであるといった趣旨の質問や意見が出されました。市としては、複数の保護者負担割合の案を示して、利用者への影響、これまでの利用者の負担額の割合、それから受益者負担の原則、市の財政への影響などを説明し、審議していただきました。その結果、利用者負担を国基準の50%程度とすることで意見がまとまり、答申をいただきましたとの答弁であった。  また、今回の保育料の算定に当たって、年少扶養控除のみなし適用を廃止することに伴い、子どもが3人以上いる世帯を対象に激変緩和を行ったということですが、そこを具体的に教えていただきたいとの質問に、年少扶養控除が税法上は廃止されていますが、今までの保育料に関しては、年少扶養控除を含めた形で再計算して、それを保育料に反映させていただいていました。今回、新制度では、その年少扶養控除の再計算がされない形になります。ただ、3人以上のお子さんがいる世帯に限ってですが、その再計算をする形で税額を算定しまして保育料に反映させるということになりますとの答弁であった、といった質疑がありました。  本議案審査の結果につきましては、起立採決で行い、起立多数により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 86: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 87: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。  本案に対する反対討論の発言を許します。たばたあずみ議員。            〔 1番  たばたあずみ議員  登壇 〕 88: ◯1番(たばたあずみ議員) 議席1番、たばたあずみです。日本共産党あきる野市議団を代表しまして、議案第3号あきる野市子どものための教育・保育給付に係る利用者負担額に関する条例に対する反対討論をいたします。  本条例は、ことし4月から施行となる子ども・子育て支援法に基づき、幼稚園・保育所等の利用者の負担額を定めるものです。保育所等の利用となる2号・3号認定の利用者負担額は、国が算出の基準を所得税額から市民税の所得割額に変えた上に、保育士の処遇改善などを利用料に含めたことにより、各自治体で利用料の改定が必要となりました。  当市では、これまでどおりの負担割合にすると、約2,700円もの引き上げになるために、負担割合を国基準の50%程度に抑え、保育園に通う子どもが3人以上いる世帯についての激変緩和措置も講じるとしました。財政が厳しい中で、こうした措置を講じたことについては、職員の皆さんの努力を認めます。  また、国が8階層の区分を示している中で、当市では24階層という細かい区分を引き続き適用し、利用者の負担がその所得に応じたものになるよう配慮がされたことも評価できます。  しかしながら、2号・3号認定は平均で月1,500円の値上げとなります。景気の低迷から、いまだ賃金も上がらず、雇用条件の改善も進まない中、若い子育て世帯の暮らしはどんどん逼迫しています。このような状況の中、保育料の引き上げを行うことは認められないことを申し上げ、本議案に対する反対討論といたします。 89: ◯議長(堀江武史議員) 以上で、通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第3号あきる野市子どものための教育・保育給付に係る利用者負担額に関する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 90: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第3号あきる野市子どものための教育・保育給付に係る利用者負担額に関する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 91: ◯議長(堀江武史議員) 日程第21 議案第4号あきる野市いじめ防止対策推進条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。福祉文教委員会委員長増崎俊宏議員。           〔 福祉文教委員長  増崎俊宏議員  登壇 〕 92: ◯福祉文教委員長(増崎俊宏議員) ただいま上程されました議案第4号あきる野市いじめ防止対策推進条例の件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、市内の学校におけるいじめの実態について、あるのかないのか、あるとすれば何件ぐらいあるのか、差し支えない範囲で教えていただきたいとの質問に、平成26年4月から2月末までに学校から報告があったいじめの認知件数は、小・中学校あわせて14件で、その全てが現在は解決していると報告を受けていますとの答弁であった。  また、条例第9条第2項ですが、情報の提供について、いじめを受けた児童を発見し、いじめを受けている疑いがあると認めるときは、市、学校、関係者に情報を提供するよう努めなければならないとありますが、このところの判断が微妙だと思います。もし、情報を提供しなかった場合の罰則規定はありますかとの質問に、そういう場を発見した場合、できる限り情報提供をしていただきたいと思いますが、しなかったといって罰則規定はありませんとの答弁であった。  また、いじめ問題対策連絡協議会は、その他の関係者とか、複数の教職員とか、わかりづらいので、どういう方が構成しているのか、教えていただきたいとの質問に、あきる野市いじめ問題対策連絡協議会につきましては、常設の機関ですが、メンバーに関しては、教育委員会、学校、児童相談所、警察、その他の関係者として示させていただいております。具体的には、まだ今のところ正式な決定までは行っていないところですが、例としまして、この会は全部で20人以内を想定しております。会長は教育長が務めることを考えております。また、メンバーといたしましては、教育委員会事務局の部長や市長部局の部長なども入っていただき、警察関係者、校長会等の学校代表、PTA等の保護者代表、それから保護司や民生・児童委員、町内会の関係者などにもぜひ入っていただきたいと思っております。  また、この組織の中で一番気になったのは、実際起きてしまったときの対応をするので、どちらかというと、本当のいじめのことを考えるときは学校側が大事だと思います。そこで、学校いじめ問題調査委員会が臨時であるのはなぜか。また、重大事態が発生した場合には速やかに市長に報告という条文が出ていますが、速やかというよりも教育委員会を介して市長に行く形ができています。すぐにでも市長に、その問題が表面化することが大切なのにもかかわらず、こういう経由をしてしまう、この理由はとの質問に、学校いじめ問題調査委員会が臨時というものは、これはあくまでも重大事態が発生した場合ということで想定しております。例えば何か学校の中でいじめを見つけたというような場合につきましては、学校いじめ問題対策委員会で組織的に対応いたします。万が一、例えば児童・生徒の命にかかわるようなことが起こった場合とか、金銭面の大きなトラブルがあった場合には、この組織だけでなく、新たな委員を加えた臨時の委員会を立ち上げるという形になっております。  それから、なぜ教育委員会を経由するのかということですが、もし重大事態が発生した場合には、学校から速やかに情報提供があります。これを直接、市長にという形ではなく、教育委員会でまずそれを受けて、それをすぐに市長の方に第一報という形で上げるという意味で、間に教育委員会が入ることによって何かが遅くなるということではなく、その事実を教育委員会がまず把握し、それをすぐに市長に伝えるという意味で入っているものであり、学校から直接市長に行くという流れではありませんとの答弁であった、といった質疑がありました。  本議案審査の結果につきましては、全員の賛成により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 93: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 94: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第4号あきる野市いじめ防止対策推進条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 95: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第4号あきる野市いじめ防止対策推進条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 96: ◯議長(堀江武史議員) 日程第22 議案第14号あきる野市介護保険条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。福祉文教委員会委員長増崎俊宏議員。           〔 福祉文教委員長  増崎俊宏議員  登壇 〕 97: ◯福祉文教委員長(増崎俊宏議員) ただいま上程されました議案第14号あきる野市介護保険条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、第6期、平成27年度から平成29年度までの介護保険料の改定ですが、第5期は10段階、実質は12段階ですが、第6期からは14段階に細分化して設定され、基本料金の第5段階は月額4,300円を700円引き上げて5,000円とするなど、全ての段階の保険料を引き上げる内容になっています。  今回の引き上げの割合と値上げをする理由は何ですかとの質問に、割合につきましては、第5期が4,300円、第6期が5,000円となりますので、700円の増加ということで、16.3%の伸び率となっております。なお、上がった要因ですが、第5期の保険料につきましては、介護給付費準備基金を取り崩したり、財政安定化基金の交付金を含め、約2億4000万円の保険料増額の抑制を充てたため、本来、4,600円となるところを4,300円に抑えることができたという経過がございます。  第6期につきましては、介護給付費準備基金の取り崩しがない中で、また、高齢者や認定者の増加に伴う給付費の増加により基準額が5,000円となり、700円の増加となったものでありますとの答弁であった。  また、5段階以下の低所得者の介護保険料の設定ですが、所得が120万円から200万円以下、ここも結構、値上げ幅が高いなと思います。第7段階から第9段階ですが、1,100円から1,500円引き上げということになっていますが、策定委員会では低所得者対策について何か意見が出ましたかとの質問に、介護保険事業計画策定委員会では、低所得者の保険料の議論につきましては、今回の保険料算定に当たって、介護給付費準備基金の取り崩しが見込めないことや、介護給付費の増加により保険料の上昇が避けられない状況の中で、低所得者においても保険料の増額はやむを得ないといった意見や、国の基準とする保険料割合より低く設定して第5期の保険料割合とほぼ同じであることは評価できるといった意見が出ておりましたとの答弁であった、といった質疑がありました。  本議案審査の結果につきましては、起立採決で行い、起立多数により原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 98: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 99: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。  本案に対する反対討論の発言を許します。山根トミ江議員。            〔 10番  山根トミ江議員  登壇 〕 100: ◯10番(山根トミ江議員) 議席10番、山根トミ江でございます。日本共産党あきる野市議団を代表して、議案第14号あきる野市介護保険条例の一部を改正する条例に対する反対討論を行います。  本条例は、第6期介護保険制度の見直しに伴い、平成27年度から平成29年度までの介護保険料を値上げする内容の条例です。  介護保険料は、所得によって現在は10段階、実質12段階に設定されています。今回上程された第6期の保険料は、段階を14段階に設定し、基準額を4,300円から700円増額の5,000円、率では16.3%値上げ、他の全ての段階の保険料を引き上げる内容となっています。値上げをする理由としては、積み立て基金がないことや高齢化により認定者が増加することなどが挙げられています。介護保険制度の改定に当たっては、他のほとんどの自治体で値上げとなる中で、当市の保険料は26市中、低いほうから8番目となっています。担当課の御努力に感謝をいたします。  しかしながら、問題は、収入が少ない方の保険料です。基準額5段階の方は、本人非課税で世帯が課税で年金収入80万円を超える方が対象ですが、基準額以下の1段階から4段階までの全ての方も値上げとなっています。また、所得が120万円未満の6段階の方も月額900円の値上げ、また、190万円以上200万円未満の9段階の方も月額1,500円値上げで、低所得者にも大幅な値上げとなっています。  さらに、第4段階の方は、本人非課税で年金収入80万円以下の方で世帯が課税ということで、月額保険料は今回の改定で4,100円になります。仮に国民年金が月に4万円から5万円の方でも、年金収入の約1割の保険料を年金から引かれてしまいます。また、1段階の方は、生活保護受給者と100歳以上の老齢福祉年金受給者です。こうした方も月額2,100円の介護保険料を払わなくてはなりません。これまでも再三申し上げてきましたが、100歳以上の方は人数も少なくなっています。保険料を無料にしてもよいのではないでしょうか。  第1号保険者は65歳以上の方が対象で、ほとんどの方が年金生活者です。年金の支給額は、物価の上昇などにより年々目減りし、その上、消費税の増税、国保税や医療費の支払いなどで生活が大変になる中、さらなる保険料の値上げで、これ以上どこを切り詰めて生活をしていけばよいのかと悲鳴の声が上がっています。  持続可能な制度の充実のためにも、国庫負担金の引き上げを求めるべきであり、これ以上の保険料の値上げはすべきではないと考えます。  以上、意見を申し上げ、本条例に対する反対討論といたします。 101: ◯議長(堀江武史議員) 以上で、通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第14号あきる野市介護保険条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 102: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第14号あきる野市介護保険条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 103: ◯議長(堀江武史議員) 日程第23 議案第17号あきる野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。福祉文教委員会委員長増崎俊宏議員。           〔 福祉文教委員長  増崎俊宏議員  登壇 〕 104: ◯福祉文教委員長(増崎俊宏議員) ただいま上程されました議案第17号あきる野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、要介護1から5の方が利用する施設ということですが、あきる野市指定地域密着型サービス事業を行っている事業者、何カ所ぐらい市内にありますか、例えば小規模多機能型居宅介護施設、看護小規模多機能型居宅介護施設など名前が出てきています。そのあたりの施設は市内では何カ所ぐらいありますかとの質問に、地域密着型における事業者数ですが、定期巡回型・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護については未整備となっております。認知症対応型通所介護は1カ所です。小規模多機能型居宅介護は整備中となっています。認知症対応型共同生活介護は2カ所整備し、1カ所整備中となっています。また、地域密着型特定施設入居者生活介護については未整備となっており、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護は1カ所整備しております。なお、複合型サービスにつきましては未整備となっておりますとの答弁であった、といった質疑がありました。  本議案審査の結果につきましては、起立採決で行い、起立多数により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 105: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
                 (「なし」と発言する者あり) 106: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第17号あきる野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 107: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第17号あきる野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 108: ◯議長(堀江武史議員) 日程第24 議案第18号あきる野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。福祉文教委員会委員長増崎俊宏議員。           〔 福祉文教委員長  増崎俊宏議員  登壇 〕 109: ◯福祉文教委員長(増崎俊宏議員) ただいま上程されました議案第18号あきる野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件につきまして、審査報告いたします。  意見としては、議案第17号と関連していますので、同じ理由で賛成できませんとの意見がありました。  本議案審査の結果につきましては、起立採決で行い、起立多数により、原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 110: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 111: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第18号あきる野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 112: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第18号あきる野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 113: ◯議長(堀江武史議員) 日程第25 議案第31号平成27年度あきる野市一般会計予算の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。予算特別委員会委員長田中千代子議員。           〔 予算特別委員長  田中千代子議員  登壇 〕 114: ◯予算特別委員長(田中千代子議員) 予算特別委員会の議案の審査について、御報告をいたします。  本委員会には2月25日に付託され、去る3月18日、19日の2日間、理事者及び部課長の出席を得て、予算特別委員会を開催いたしました。  審査の方法につきましては、一般会計を歳入歳出それぞれ幾つかの款ごとに分割し、特別会計につきましては、個々の特別会計歳入歳出全般にわたり質疑に入るという方法で行いました。  それでは、ただいま上程されました議案第31号平成27年度あきる野市一般会計予算の件について御報告いたします。  議案第31号平成27年度あきる野市一般会計予算につきましては、本議案審査の結果、賛成多数により原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 115: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 116: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。戸沢弘征議員。            〔 18番  戸沢弘征議員  登壇 〕 117: ◯18番(戸沢弘征議員) 平成27年度あきる野市一般会計予算、今回はあえて案というふうにしてみました、に対する反対討論を日本共産党市議団を代表して行います。  昨年4月から消費税が8%になりました。8兆円もの大増税です。賃金は上がらず、年金は削られ、追い打ちをかける大増税で家計は火の車です。アベノミクスと称した株価の上昇や円安の影響により、一部の大企業は大もうけしていますが、その一方で一般庶民にはその実感はありません。ブラック企業など、年収200万円以下の収入で働く若者がふえています。国民の貧困と格差が広がり、国民への世論調査では、アベノミクスへの国民の批判は国民の過半数を超えています。社会保障のためといって増税を強行しながら、介護も医療も年金も切り捨てや負担増ばかりです。それなのに安倍政権は、来年10月から消費税を10%に引き上げようとしています。とんでもない話です。  平成27年度予算の歳入を見ると、市税は前年度と比べ1億9000万円も減額しています。市行政も景気の動向は厳しいと判断しています。国民の内需が落ち込み、あきる野市内でも商店街のシャッターがおり始めています。市民の暮らしが大変だということです。  国の悪政から市民の暮らしを守ることが、あきる野市政の任務です。市税が減る状況だからこそ、地方自治体としての任務である住民の福祉の増進に全力で取り組まなければなりません。  歳出について申し上げます。  まず、新年度の予算の中で、全ての学童クラブの時間延長、小中学校の非構造部材の耐震化、子育てひろばの設置については評価いたします。特に学童クラブの時間延長と常設の子育てひろばについては、私どもも市民とともに要求してきたことでもあり、実現することをうれしく思います。  次に、高齢者福祉について述べます。あきる野市では人口の4分の1が65歳以上です。高齢者が安心して暮らせるよう、緊急通報システム、地域の見守り活動など、さらなる充実を求めます。また、市独自の高齢者医療費の軽減策を求めます。高齢者の増加に伴い、特別養護老人ホームや介護つき高齢者住宅などを望む声がふえています。これ以上、施設はつくらないという考えを改める必要があるのではないでしょうか。  次に、公共交通についてです。高齢化と過疎が進んでいる地域に、生活必需品の移動販売の支援や、るのバス・小型車による送迎システムなどの交通網の充実などを進め、年をとっても安心して暮らせるまちにすることこそ求められています。JR五日市線の昼間のダイヤは9本も減り、1時間に2本となってしまいました。るのバスを含めた公共交通網の整備に早急に取り組むよう求めます。JR五日市線の昼間の便の復活については、市民生活だけでなく観光の促進にも影響が出ます。今後もJRに対し、強く働きかけをするよう求めます。  次に、観光についてです。観光の促進そのものについて反対するものではありませんが、今年度、観光にかける予算は3億3960万円です。観光は一朝一夕に軌道に乗るような事業ではありません。住民福祉に差しさわりの出ない範囲で、そこに暮らす住民が、そのまちのよさをアピールしたくなるようなまちづくり、福祉施策を進めるべきです。  次に、子育て支援についてです。都の特殊出生率は1.1人となっています。若い夫婦が生活していくには共働きでなければ経済的に家庭を守れない、そういう経済状態です。少子化を食いとめるためにも、安心して子育てできる環境をつくるのは地方自治体の役目です。  子どもが外で十分に体を動かして遊べるよう、遊び場の充実を求めます。保育園・学童保育については、申込者全員が入れるようにし、学童クラブについては内容を充実してください。病児保育の実現に向け、さらなる努力を求めます。さらに、日の出町のように、子育てクーポン券など、市独自の取り組みを強く求めます。  次に、教育についてです。国が足踏みしている35人以下学級を全学年に広げるための努力を求めます。未来を担う子どもたちへの投資は、惜しむべきではありません。  また、図書館について、指定管理制度はなじまないとの見解が示されました。子どもから大人まで、より多くの市民に親しまれ、活用される図書館になるよう、専門的な知識を持った職員を配置することを期待します。  次に、市民の健康施策についてです。市民健康施策は、とても大事な課題です。行革の名のもとに冬季期間の休業を続けている、いきいきセンターの通年開設を強く求めます。阿伎留医療センターで、先日、がん対策推進議員連盟が結成されました。病気の早期発見・早期治療のためにも、がん検診や特定検診の受診率向上に努めるよう求めます。また、健康寿命を延ばす取り組みの一環として、歯の健康を守る取り組みの前進を期待します。  次に、開発問題です。土地開発公社を解散するため、土地開発公社の未処理の土地を購入する予算が17億9000万円、第三セクター等推進債として組まれています。6年前の郷土の恵みの森事業で既に31億円の借金をして、土地開発公社由来の借金は合計48億9000万円になります。毎年3億円を超える返済を市民の税金で支払っていかなければなりません。開発優先の市政運営が、市民に大きな負担を強いることになったのです。  武蔵引田駅周辺土地区画整理事業については、総事業費が70億円を超えることが明らかになりました。当初の計算だけでも、市の負担は35億円、そのうち24億円が借金だと報告されました。私どもは、この事業がなかなか進まない状況の中で、下水道だけでも先に進めるよう、一貫して求めてきました。住民が高齢化している今、この事業をこのまま進める市のやり方に住民からも批判の声が上がっています。さらに、広範な市民から、財政難と言いながら、この事業を進めることで住民福祉をさらに後退させることになるのではないかと疑問の声が上がっています。  区画整理が全て完了すれば、年間約2億円の増収が見込めるとの報告がありましたが、全国的な経済状況と人口減少の現状から見て、企業誘致や新規の転入者がふえるかどうかは不透明です。国や市の財政状況を考えたとき、この事業を見直すことも検討すべきではないでしょうか。  最後に、社会保障・税番号制についてです。  今年度、この経費に3365万円が計上されています。内容が国民・市民に知らされないまま、整備が進む状況に不安を感じます。社会保障の効率化を掲げて共通番号制度が導入されることにより、国の監視体制が強化されることや、プライバシーが脅かされることなどが危惧されています。情報の流出が相次いでいる現状からも、税番号制は認められません。  今こそ開発優先の市政は改め、福祉・暮らし重視の市政に切りかえるべきです。税金の使い方を見直せば、市内循環バスの複数台数による交通網体制や秋川駅自由通路のエレベーター設置なども実現できるのです。市民の暮らしを最優先に考えたとき、地方自治体は住民の福祉の増進に最大限の予算措置をして行政運営をすべきです。  以上、意見を申し上げ、平成27年度一般会計予算案に対する反対討論といたします。 118: ◯議長(堀江武史議員) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。天野正昭議員。            〔 7番  天野正昭議員  登壇 〕 119: ◯7番(天野正昭議員) 議席番号7番、自由民主党志清会、天野正昭です。  ただいま上程されました議案第31号平成27年度あきる野市一般会計予算について、自由民主党志清会を代表いたしまして、私が賛成の立場から討論をさせていただきます。  我が国の経済は、各種統計資料を見ても改善傾向にあることは間違いありません。それだけではなく、本市においても、その兆候を見ることができます。例えば読売新聞さんでは、減少傾向にあった折り込み広告数が底を打ったというし、市内のスーパーマーケットやホームセンターの駐車場が混雑し、入り口から遠いところに駐車する機会がふえたり、従業員を募集しても人が集まらないので、時給を上げて再度募集をしたなどの話を聞いたり、花火大会のスポンサー希望者が既に集まり始めたりしております。また、市内の飲食店で、平日にもかかわらず予約がとりづらいことがあるという話も聞きました。  どれもこれも小さい経済回復の兆候ですが、このような兆候を見つけるか、あるいは見逃すかで、後に生活はますます苦しくなったと言い続けなければならないか、そうでないかの差が出るのです。  時代は、何でもかんでも小さくすればよいという時代は終わり、必要とあらば、果敢に攻めるという時代が来ているのです。本市の予算編成に関しては、今後の経済情勢をよく反映したものになっていることを感じます。  こうした中で編成された本市の一般会計予算は325億278万8000円です。前年比6.8%の増加と過去最大規模になりました。増加の主要因となっているものは、土地開発公社清算事業と武蔵引田駅周辺土地区画整理事業だと思います。どちらの事業も我が会派は推進を支持いたします。  土地開発公社清算事業については、17億9000万円の第三セク債の起債が予定されていますが、これを逃げていては子どもたちにツケを負わせることになります。苦渋の選択であったかもしれませんが、潜在的な問題の解決に向け、計画的に取り組む姿勢を高く評価するものであります。  武蔵引田駅土地区画整理事業では、大半の方が早く行うように希望していますし、ごく一部の不安がある住民の方にも丁寧な説明がなされていたことを、私みずから説明会に参加することで確認をしております。  したがって、土地開発公社の清算で行政改革を断行し、武蔵引田駅周辺土地区画整理事業の前進で、まちづくりに取り組むという攻守バランスのとれた予算編成になっていることを評価いたします。  それでは、歳入・歳出予算の内容について、何点か述べさせていただきます。  まず、歳入についてです。  市税については、景気が回復基調にある中で、合併以後、最低水準になっています。これは非常にショックなことです。原因は生産年齢人口の減少ということですので、人口減少対策が急務であることを実感しております。  また、各種交付金は、企業収益の回復や消費税増税の影響で、大幅な増収が見込まれます。消費税に関する増収分は、社会保障関係経費に充てることとされておりますので、高齢者・障がい者が安心して暮らせるまちづくりや待機児童のさらなる解消など、福祉施策の充実を可能な限りお願いしておきます。  また、自主財源確保のため、工場の誘致、観光施策の推進と並んで迷惑施設の受け入れの必要性も議論するべきだと思います。  次に、歳出についてです。  まず、定住促進と子育て支援についてです。  少子化が進行する中、本市の人口も、この1年で200人以上減少し、人口減少対策が待ったなしの状況になっております。どこの自治体でも、まちの魅力を高めなければ、大幅な人口減少が避けられず、自治体間で住民の囲い込みを競う、まさに自治体間競争の様相を呈しております。  豊かな自然環境や文化など、あきる野市の魅力を積極的にアピールすることや、企業誘致による雇用確保によって転入者の増加を図るとともに、子どもたちが誇りに思えるまちづくりにより、心からあきる野市を愛する、あきる野っ子を育てることが重要な施策と思います。  このような中、新たな子育てひろばの設置や小規模保育所運営事業、学童クラブ育成時間延長事業などに予算が講じられていることは、若い世代の定住促進に寄与するもので、大いに評価いたします。  次に、観光まちづくりの推進についてです。  本市は、観光都市あきる野の実現に向け、秋川渓谷を中心に観光客の拡大に向けた取り組みを進めていますが、新年度は旧戸倉小学校の整備事業が計上されています。旧戸倉小学校は、観光・環境資源の豊富な戸倉・乙津・養沢地区への入り口に位置し、観光拠点を置くにはうってつけの場所だと思います。本事業の成功を我が会派は後押しいたします。  このほか、会派として要望しておりました、生物多様性あきる野戦略の推進、防犯カメラの設置、生活道路の整備改修、プレミアム商品券など、各分野において配慮がされていることを確認いたしました。  歳出については、もっと予算をつけられれば、と思う部分もありますが、我慢すべきところは我慢をし、問題を市民協働や市民の工夫によって解決すべきです。このほうが、あきる野市民としても、人間としても、立派に育つことがあると思います。  今後も、社会資本の整備・更新や人口減少対策を初め、課題は山積みしていますけれども、私たち議会と行政とが知恵を出し合い、ともに立ち向かっていくときが来ていることを申し上げ、賛成の討論といたします。  ありがとうございます。 120: ◯議長(堀江武史議員) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。増崎俊宏議員。            〔 8番  増崎俊宏議員  登壇 〕 121: ◯8番(増崎俊宏議員) 議席8番、公明党の増崎俊宏でございます。  ただいま上程されました議案第31号平成27年度あきる野市一般会計予算につきまして、公明党を代表して賛成討論を行います。  地方創生元年と位置づけられた本年。将来の人口減少や超高齢社会への対応、社会資本の老朽化対策等々の難問を抱え、大幅な財源不足が見込まれる中、今後、我がまちをいかにして創生していくのか。平成27年度の予算編成は、本市がその意志を表明する重要なものであると認識しております。  平成27年度の一般会計予算の総額は325億278万8000円、前年度比6.8%の増で、過去最大規模となっております。これは土地開発公社の解散に係る経費や武蔵引田駅周辺地区土地区画整理事業、旧戸倉小学校を観光施設として整備する経費などが主な要因であると理解いたします。  それでは、幾つかの事業について意見を述べさせていただきます。  まず、福祉関係事業についてです。4月にスタートする子ども・子育て支援新制度にあわせて、子ども家庭部を設置し、子どもが主役のまちづくりを推進するとしています。本市も、人口減少傾向に転じ、時代を担う子どもを安心して生み育てる環境づくりが課題となっている中、この体制づくりは非常に心強く思います。  4月に開所になる小規模保育所4園は、待機児童の多い、3歳未満児の保育を確保することができ、待機児童の解消が期待できる事業であります。  また、地域の子ども・子育ての拠点施設として、あきる野ルピアの空き店舗を活用した子育てひろばの新設や、学童クラブの育成時間の延長。これらは就労形態の多様化に対応したものであり、病後児保育の委託等ともあわせて、特に働く女性にとっては頼もしい子育て支援になるものと思います。  今後、秋留野広場など施設周辺の空間が多くの子どもたち、子育て世帯でにぎわう、活気ある空間へと整備されること、そして、安全の確保に努めていただくことを強く要望いたします。  さらに、認証保育所利用の保護者に対する保育料の一部助成は、私たち公明会派が強く要望していた支援であり、子育て世帯の負担軽減対策として高く評価しております。  深刻化する認知症対策、ひとり暮らしの重度身体障がい者や、対象疾患が300程度へと拡大する難病患者の見守り、がん検診等も適切に予算計上されておりますが、安心して暮らせるまちづくりには不可欠な事業でありますので、さらなる事業の効果を期待するところであります。
     昨年度から実施されている臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金は、家計への支援策として大事な取り組みでありますので、円滑な事務作業により、できるだけ早い給付ができるようお願いいたします。  次に、教育関係事業についてです。  4月から新たに市長と教育委員会による総合教育会議がスタートし、連携強化が図られ、いじめなどのさまざまな課題に今まで以上に迅速な対応が図れることを期待しているところであります。  また、かねてから強く要望してきました、学校施設の非構造部材の耐震化工事が予算計上されております。子どもたちの安全確保だけでなく、避難所としての防災機能向上にもつながるもので、地域の安全・安心が図られることに心強く感じております。  さらに、読書活動を推進するため、一般質問でも取り上げた読書アルバム事業や通学路への防犯カメラ設置事業、不便であった体育施設の予約をシステム化する事業など、その取り組みを評価するものです。  次に、観光関係の事業についてであります。  現在、あきる野市では、観光都市あきる野を目指し、新たなあきる野ファンの開拓のため、また、秋川渓谷のブランド化の発信・定着のため、JRの各駅や高速道路のサービスエリアなどで観光キャラバンの実施や映像による魅力発信など、さまざまな取り組みが展開されております。  あきる野ファンの受け入れのためのインフラ整備も重要であります。平成27年度は、秋川渓谷の観光拠点として旧戸倉小学校の整備工事が実施されます。これまでの観光施設とは違った、宿泊機能も兼ね備えた体験・研修の場を目的として、平成28年4月オープンを目指しているとのことです。人材の育成、農業との連携、交流人口の拡大等の推進により、地域経済の好循環が推進されることを大いに期待しております。  また、観光客のおもてなしには、観光トイレの整備やWi-Fi環境の整備は不可欠であることを、これまでも申し上げてまいりました。本日上程される補正予算に盛り込まれているようですが、今後も駐車場やベンチなどの休憩場所も含めた観光客の受け入れ体制整備に積極的に取り組まれるよう、強く要望いたします。  最後に、市制施行20周年記念事業についてであります。  8月の記念式典には、映画あきる野物語 空色の旅人が上映されるとのことです。映像を通じての魅力発信に、これまで以上に力を入れていただき、新たなあきる野ファンを開拓してもらいたいと思いますし、私も協力していきたいと思います。  フィルムコミッションの取り組みが行事の一部にとどまることなく、定住促進や観光振興につながるよう、目的や効果を明確にし、しっかりとした準備に基づく実施をお願いします。  加えて、市民への説明責任を果たす意味でも、本市が取り組む特色ある事業や周知したい事業などを映像で効果的に紹介するなどの活用方法も検討してみてはいかがでしょうか。  以上、幾つかの意見を述べさせていただきましたが、社会保障関係経費がふえ続け、財源的にも限られた中で、少しでも多くの市民要望に応えられるよう創意工夫がうかがえます。本日上程の補正予算第8号とあわせ、将来を展望したあきる野創生へ、本市のやる気度がわかる予算配分となっており、地方創生元年にふさわしい、積極的な予算編成であると評価させていただきます。  今後も、国の地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策や東京都の動向もしっかり見きわめ、市民が安心して生活できるよう、また、魅力あるまちになるよう、堅実かつ創造的な行財政運営に努めていただくことをお願いし、賛成討論といたします。 122: ◯議長(堀江武史議員) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。奥秋利郎議員。            〔 20番  奥秋利郎議員  登壇 〕 123: ◯20番(奥秋利郎議員) 議席20番、奥秋利郎でございます。あきる野市議会自民党を代表いたしまして、ただいま上程されました、議案第31号平成27年度あきる野市一般会計予算につきまして、賛成の立場から討論させていただきます。  東日本大震災から早くも4年がたとうとしています。東日本大震災及び原子力事故による避難生活の中で亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、4年もたとうというのに、依然としてふるさとを離れ、不自由な避難生活を余儀なくされている方に心からお見舞いを申し上げます。  昨年2月の大雪は全国的に深刻な雪害をもたらしましたが、ことしの冬はまとまった積雪はなく、ここ数日、春の陽気が続いています。  我が国の経済も、この陽気のように緩やかに上向いており、雇用環境は改善し、平均株価も2万円に届く勢いです。いまだ個人消費の弱さが指摘されていますが、こうしたマーケットの追い風に乗って景気回復につながってほしいと願うところであります。  このような中で編成された平成27年度の一般会計予算の総額は325億278万8000円となり、前年度比で20億円、率にして6.8%の増額となっております。これは我が市の当初予算としては過去最高額であり、昨年度に引き続き、まちづくりの取り組みと財政の健全化の視点に立った積極的な予算であると理解するところであります。  歳入では、土地開発公社の解散に伴う第三セクター等改革推進債や、給食センターを含む、武蔵引田駅周辺地区土地区画整理事業の用地買収に伴い、市債が大幅に伸びております。厳しい財政状況の中、大規模な地方債を発行することは財政指標にも大きく影響しますし、将来への負担を考えますと、一抹の不安を覚えますので、金利や償還期間にも十分配慮をいただきたいと思います。  しかし、長年の懸案事項でありました土地開発公社の解散と区画整理の推進、この2つの大きな事業を市制20周年の節目となる平成27年度に実行に移す臼井市長の英断に敬意を表しますとともに、それを支えてくださった職員の方々に感謝申し上げます。  歳出については、限りある財源の中、観光振興、環境保全、子育て支援など、幅広い分野の取り組みが随所に盛り込まれた予算となっており、評価できるものであります。  それでは、主な3つの施策について意見を申し上げます。  初めに、観光振興の取り組みでございます。  平成26年3月をもって閉校となった旧戸倉小学校の新たな活用については、首都大学東京や地域の方々と検討に検討を重ねて、宿泊機能を備えた観光施設として整備していくと伺っております。事業費として約2億6000万円が計上されておりますが、担当職員の御努力で事業費の多くを東京都補助金で賄うことができます。平成28年4月のオープンに向けて、地域の皆さんと力をあわせ、新たな交流拠点、そして地域のシンボルとなるよう、頑張っていただきたいと思います。  次に、環境保全についてであります。  先日、私の手元にも生物多様性あきる野戦略の冊子が届きました。これを拝見しますと、あきる野市は本当に自然豊かで、いろいろな生き物が生息していると改めて感じたところであります。  また、あきる野の豊かな自然資源や観光資源を生かした秋川流域ジオパーク事業を推進していくとのことですが、その活動拠点として、さきに申し上げました旧戸倉小学校を活用し、日の出町、檜原村とともに活性化を図っていくとのことです。今のところ、我が国には、日本ジオパーク委員会が認定したジオパークが40弱しかないそうです。この認定ジオパークを目指すということですから、大いに期待をいたしております。  最後に、子育て支援と高齢者福祉について申し上げます。  この4月から子ども・子育て支援新制度がスタートするのにあわせ、我が市でも新規事業が始まり、制度の拡充が図られます。国や都の財源を活用した小規模保育所の整備、学童クラブの育成時間の延長など、保護者のニーズに応えた内容となっており、将来を見据えた取り組みとして評価できるものであります。  また、あきる野愛を育む子どもが主役のまちづくりを進めるため、子どもを地域で育て、守るための先導役となるリーダーを育てていこうとする市長の強い意気込みを感じているところであります。  そして、子ども家庭部を設置して支援体制を強化するとのことですが、あきる野っ子がどのように成長していくかが楽しみで、私も長生きをして見守っていきたいと思っております。  一方、高齢化が進む中、高齢者福祉施策においても、待機者の解消やサービスの充実など、喫緊の課題がありますので、対応策の検討をお願いいたします。  以上、幾つか述べさせていただきましたが、平成27年度は臼井市政第2期の締めくくりの年度として、そして市制施行20周年の記念の年度として、積極的に市政運営に取り組む姿勢があらわれた予算であると評価いたします。  財政状況が厳しい中、平成27年度は大規模な予算が編成されましたが、今後もさらなる堅実な行財政運営に努められることをお願いいたします。  また、雇用の場の確保や人口減少対策は、これからの都市経営に最も大切な取り組みとなってまいりますので、新たな産業の立地や住宅地の開発など、財源の確保に御努力をいただき、さらに子育て環境の整備にも力を入れていただきながら、20年先をも見据えた行政運営に取り組まれるよう強くお願いし、本議案に対する賛成討論といたします。  ありがとうございました。 124: ◯議長(堀江武史議員) ここで昼食のため休憩とします。  なお、再開は午後1時ちょうどといたします。                               午前11時56分  休憩           ────────── ◇ ──────────                               午後 1時00分  再開 125: ◯議長(堀江武史議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。合川哲夫議員。            〔 11番  合川哲夫議員  登壇 〕 126: ◯11番(合川哲夫議員) 議席11番、政和会の合川哲夫でございます。政和会を代表いたしまして、ただいま上程されました議案第31号平成27年度一般会計予算につきまして賛成討論をいたします。  平成27年度予算額325億278万8000円は、合併20年を迎え、かつてない大型の予算といえましょう。その内訳は、あきる野土地開発公社解散に向けた残留地の買い上げの借金、第三セクター等改革推進債17億9000万円を初め、土地区画整理用地買収事業の3億9150万円、学校給食センター用地買収事業7億8610万円、計29億6760万円の借金がふえたことによります。  これらの上に毎年借り入れをしている臨時財政対策債12億7339万1000円、その他11事業の借金をあわせると、平成27年度の借り入れ見込み額は44億9759万1000円となり、予算総額の13.8%にもなります。大変大きな借金であります。  一方、返済見込み額は23億720万円で、返済額より借入額が多く、およそ2倍近くの借金となります。これにより、平成27年度末債務見込み総額は290億2498万9000円となり、市民1人当たり約35万4000円の借金を抱えることになります。大変な事態となっていることを市民の皆様に、この討論を通じてお知らせをしておきます。  歳入では、市税の減収が1億9089万3000円と著しく、特に市民税が1億円以上の減収を見込んでおります。  中身を見ると、アベノミクスによる影響が勤労所得者、中小企業への効果がまだ行き届いていないことで勤労者の所得は上がりません。また、昨年4月に消費税が5%から8%になり、消費経済が落ち込み、商店主の所得も上がりません。こんなことが市民税の減収要因の1つと思われます。大企業や、その株価の値上がりで配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金の増収がありますが、ここにきて春闘の大手企業のベースアップも好調でありますので、本市の各企業にも影響があらわれてくることを期待したいものです。  前述のように消費税が増税されたことにより、地方消費税交付金が前年度より6億5981万2000円もふえ、16億5493万円の増額になっておりますが、反面、地方交付税や国庫支出金、繰入金が減額になっており、全体として厳しい歳入となっております。  こうして見ますと、自主財源が124億7406万4000円で予算総額の38.2%と低く、今後の企業誘致に向けて、積極的に行動していくとし、セミナー開催等の実現に努力をしていく旨の答弁もありました。大変結構なことと思います。  本市の企業誘致には、初雁地区が最短にある状況です。地元の地権者と施工を行う企業と合意し、組合方式による土地区画整理組合が近く発足する運びとなったようです。自主財源確保の観点からも、市側の強い支援を望むところでございます。  次に歳出ですが、歳出については特徴のある款のみに意見を述べさせていただきます。  総務費では43億8850万円で、前年度比17億7138万4000円、67.7%の増額です。このことは土地開発公社清算事業費で、17億9000万円で開発公社の塩漬けの土地を市が買い入れることにより、公約どおり、平成27年度中に解散にこぎつける運びとなりました。大変結構なことですが、前述のように借金であります。  民生費は大きな予算額ですが、貧困層の増加で毎年ふえ続く生活保護費、子ども・子育て支援法による平成27年度からの実施に伴う保育園運営事業経費の増額、児童手当給付関係など、それぞれに大型の予算が組まれ、その総額は128億5685万3000円、前年度比3億5823万2000円、2.9%増の予算が組まれております。平成27年度予算総額の40%近い割合を占めることになります。毎年ふえ続ける扶助費、一自治体では手の打ちようがありません。国の抜本的な対策を望むところです。  本市の重要な施策に観光事業の推進があります。戸倉小学校跡地利用は、秋川渓谷の新たな観光拠点とし、体験、研修の場の提供で宿泊機能を持たせた着地型観光拠点として展開していくとして、今年度より施設整備事業2億5826万9000円の設計費と改修費をもって開始されます。この事業費4分の3を東京都地域特産化促進費補助金を引き出したことに、職員の御努力に敬意を表しながら、平成28年度からの事業展開で、瀬音の湯と相乗効果を期待するものであります。  土木費ですが、平成27年度の大きな事業の武蔵引田駅周辺地区土地区画整理事業が、いよいよスタートする運びになりました。この計画地区に給食センターの建設用地取得のための起債額7億8610万円を計上し、先行型で取得することにより、地権者の減歩率の縮小に期待するところであります。  また、事業を進めることで、過少地権者、年金生活者に対する支援策を含めた、きめ細かな、懇切丁寧な説明を、お宅に出向いてやっていただくことも強く要望しておきます。お年寄りには、なかなか説明会に出られない人もいると思います。優しい行政を望むところでございます。  一方に公共施設長寿命化計画もあり、大変重要な事業です。防災上、安全安心の観点からも継続していかなければなりません。  学校施設では、市内の小・中学校の水飲栓直結給水化工事や非構造部材耐震化工事、及び小学校体育館屋根防水工事など、合計1億1240万円の起債による改修工事、より一層の子どもたちの安全・安心で勉学に励むことのできる大変重要な施策と考えます。  一方、教育面では、特別支援教育の充実が挙げられます。福祉部門を交え、総合的に特別支援教育を実施し、副籍事業も取り入れ、他市にぬきんでた特別支援教育を実践しております。高く評価できるものと考えます。  心残りは、平成26年度より実施された小中一貫教育でありますが、さらなる充実のための予算化がされていないのが残念です。  以上、歳入歳出について意見を申し述べましたが、平成27年度は大幅な債務で各事業を乗り切らなければなりません。しかも、この債務は市民の税金で返済しなければならないのです。一般質問でどなたか述べておられましたが、入るをはかりて出ずるをなす(制す)、中国の故事にあるものですが、まず、収入のほうをよく見きわめてから支出のほうを計画するの意味のようですが、本市の平成27年度予算編成はこの逆で、支出を決めてから収入をはかっていくのような感じがあります。  たとえそうであっても、今回はやむを得ない予算編成、そうしなければならない状況下にあったと思料するところでございます。来年度予算編成には、このような不合理な部分を反省して事に当たってほしいと思います。特に限られた財源を効率的に配分し、当然ですが、無駄な支出はなく、随所にさらなる市民生活の向上と幸せを求めていく姿勢があり、その涙ぐましい努力を評価し、よって本予算案を賛成といたします。 127: ◯議長(堀江武史議員) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。中村のりひと議員。            〔 3番  中村のりひと議員  登壇 〕 128: ◯3番(中村のりひと議員) 議席番号3番、民主党の中村のりひとです。ただいま上程されました平成27年度あきる野市一般会計予算につきまして、民主党を代表して討論いたします。  この予算につきまして、歳入ではいかに的確に財源を見積もったか、また、歳出においては、多様化する市民の声をしっかりと受けとめ、市民との協働のまちづくりの観点から、最大限、その要望に応えるものとしたか、さらには我が会派の要望などを勘案し、評価して、賛成の立場で、以下、その理由を述べさせていただきます。  歳入の主な財源であります市税については、平成26年度、105億4962万5000円から、平成27年度、103億5873万2000円の1億9089万3000円の減となりました。減額ということ以上に、一般会計に占める市税の割合が、平成26年度34.7%から平成27年度31.9%となり、これは今後の市政運営上でも大きな課題であり、行政側はもちろんのこと、議会側も考えていかねばなりません。  自主財源の根幹をなす市税が31.9%ということは、当然、自主財源全体も減少しており、平成24年度41.7%、平成25年度42.3%、平成26年度は少し上がりまして44%、平成27年度は39.5%となり40%を切っており、当市の厳しい懐事象が浮き彫りになってもおります。  市債は、平成26年度22億2957万円から平成27年度44億9759万1000円と、22億6802万1000円の増となっております。  これにより、次世代へのさらなる借金増となり、世代間の負担を平準化するという考え方もありますが、今後の社会情勢を鑑みても、ますます負担増となるのは必至で、市民への徹底的な情報開示、情報共有を図り、本当の意味で市民との協働、市民が他人事ではなく自分事に市政をできる環境づくりを行政は図るべきであると考えます。  借金が次世代に向けてふえることを、なぜ借金がふえていくのか、目指す未来をつくっていくために、借金はふえていくが、こういう未来をつくりますと、堂々と情報を共有していくべきだと考えております。  臨時財政対策債については、従来、地方の財源格差を補完するための地方交付税制度ですが、国の財源不足から地方が起債を起こし、その元利償還を国が後年度負担するという急場しのぎの制度だとは言えますが、行政サービスを行っていくためには必要な財源であることは重々理解をしております。  その上で、平成22年度18億532万5000円をピークに、その後、増減をしながら、平成27年度12億7339万1000円と、臨時財政対策債残高は134億円を超えてきます。臨時財政対策債という普通に見ていては非常にわかりにくい将来負担に支えられた財政運営をしており、市民への見える化を徹底的に実践されることを強く求めます。  歳入につきましては、職員の皆さんの努力により、徴収率は年々上がり、滞納額の縮減は大いに評価をするところであります。  次に、歳出の内容について申し上げます。  歳出については、事業の内容を見るわけですが、あきる野市の現状を考えた場合、借金は600億を超え、自主財源4割、依存財源6割の数字から見ても硬直化しており、やらなければならない扶助費等への歳出が多いため、自由に使える財源が少ないことは市民にもしっかりと伝えるべきです。いたずらに不安をあおるわけではないのですが、現状を知ってもらわなければ協働のまちづくりもできません。  市が独自に行う一般財源のみの事業は482事業のうち214事業、予算は325億278万8000円のうち34億4464万5000円、それ以外の事業については、多かれ少なかれ、国や都などにその事業の執行が左右されるものであり、一般財源を何に重点的に使うのかの判断が予算編成において重要になります。  それを踏まえた上で、市民の声、市民と協働のまちづくりの観点から、以下、意見を述べさせていただきます。  行政の情報提供の一番のツールである広報あきる野、新聞講読世帯と個別配布サービスを行っておりますが、歳出がふえても全戸配布するべきであります。市の情報が平等に届かないことは、情報の一方通行にもなっておらず、双方向化にはまだまだ遠い道のりであると考えます。  一方、市のウェブサイトでは、市民の声を市長への手紙、各課の窓口への個別の問い合わせというツールで集める努力は評価をし、市長への手紙は市長が全て目を通していることは、市民の方々からも評価は高いものであります。今後は、さまざまな情報が双方向でやりとりができ、そのような基盤づくりを期待をします。  武蔵引田駅周辺のまちづくりが始まりますが、周辺住民との徹底した情報交換、情報提供が重要でありますが、周辺住民だけの問題ではなく、市民全員の問題であり、2世代、3世代先でないと計画の成否を見ることはできません。そこまで考えた、あきる野市のまちづくりを求めていきます。  当初予算資料に関して、全ての事業を掲載をしていただくことを望むと同時に、事業概要の内容が何年も更新されていないものが多い状況であり、同じ名称、同じ内容の事業にしても、毎年毎年、状況は変わっているはずであり、実情に即した生きた文章になることを求めます。  また、予算資料は予算書とともに市民へ公開をするべきであると考えます。予算確定後の公開でも、こちらはよろしいかと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  補助金については、一部の団体が対象になっているものがかなりの数あると思いますが、その対象範囲の見直しをし、最小の経費で最大の効果を得るために費用対効果を検証をするべきです。  また、お金から情報へ。補助金というお金ではなく、情報をオープンデータという形にし、提供することにより、使い方によっては、お金よりも費用対効果の高いものになるので、ぜひともその点も認識をしていただいて、補助金全体を再考されることを求めます。  以上、個々について細々とは申し上げませんでしたが、今後の課題を含め大枠で述べさせていただきました。平成27年度も厳しい財政運営の1年になるかと思いますが、職員の皆さんが市民の声に応える努力はされており、大方、予算計上項目は納得できるものであり、この予算については賛成をするものとします。  以上をもって賛成討論といたします。 129: ◯議長(堀江武史議員) 以上で、通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第31号平成27年度あきる野市一般会計予算の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 130: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第31号平成27年度あきる野市一般会計予算の件は、委員長報告のとおり可決されました。
              ────────── ◇ ────────── 131: ◯議長(堀江武史議員) 日程第26 議案第32号平成27年度あきる野市国民健康保険特別会計予算の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。予算特別委員会委員長田中千代子議員。           〔 予算特別委員長  田中千代子議員  登壇 〕 132: ◯予算特別委員長(田中千代子議員) 御報告をいたします。  ただいま上程されました議案第32号平成27年度あきる野市国民健康保険特別会計予算につきましては、本議案審査の結果、賛成多数により原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 133: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 134: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第32号平成27年度あきる野市国民健康保険特別会計予算の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 135: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第32号平成27年度あきる野市国民健康保険特別会計予算の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 136: ◯議長(堀江武史議員) 日程第27 議案第33号平成27年度あきる野市後期高齢者医療特別会計予算の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。予算特別委員会委員長田中千代子議員。           〔 予算特別委員長  田中千代子議員  登壇 〕 137: ◯予算特別委員長(田中千代子議員) 御報告をいたします。  ただいま上程されました議案第33号平成27年度あきる野市後期高齢者医療特別会計予算につきましては、本議案審査の結果、賛成多数により原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 138: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 139: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第33号平成27年度あきる野市後期高齢者医療特別会計予算の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 140: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第33号平成27年度あきる野市後期高齢者医療特別会計予算の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 141: ◯議長(堀江武史議員) 日程第28 議案第34号平成27年度あきる野市介護保険特別会計予算の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。予算特別委員会委員長田中千代子議員。           〔 予算特別委員長  田中千代子議員  登壇 〕 142: ◯予算特別委員長(田中千代子議員) 御報告をいたします。  ただいま上程されました議案第34号平成27年度あきる野市介護保険特別会計予算につきましては、本議案審査の結果、賛成多数により原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 143: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 144: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第34号平成27年度あきる野市介護保険特別会計予算の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (賛成者起立) 145: ◯議長(堀江武史議員) 起立多数であります。よって、議案第34号平成27年度あきる野市介護保険特別会計予算の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 146: ◯議長(堀江武史議員) 日程第29 議案第35号平成27年度あきる野市戸倉財産区特別会計予算の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。予算特別委員会委員長田中千代子議員。           〔 予算特別委員長  田中千代子議員  登壇 〕 147: ◯予算特別委員長(田中千代子議員) 御報告をいたします。  ただいま上程されました議案第35号平成27年度あきる野市戸倉財産区特別会計予算につきましては、本議案審査の結果、全員の賛成により原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 148: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 149: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第35号平成27年度あきる野市戸倉財産区特別会計予算の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 150: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第35号平成27年度あきる野市戸倉財産区特別会計予算の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 151: ◯議長(堀江武史議員) 日程第30 議案第36号平成27年度あきる野市下水道事業特別会計予算の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。予算特別委員会委員長田中千代子議員。           〔 予算特別委員長  田中千代子議員  登壇 〕 152: ◯予算特別委員長(田中千代子議員) 御報告をいたします。  ただいま上程されました議案第36号平成27年度あきる野市下水道事業特別会計予算につきましては、本議案審査の結果、全員の賛成により原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 153: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 154: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第36号平成27年度あきる野市下水道事業特別会計予算の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 155: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第36号平成27年度あきる野市下水道事業特別会計予算の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 156: ◯議長(堀江武史議員) 日程第31 議案第37号平成27年度あきる野市テレビ共同受信事業特別会計予算の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。予算特別委員会委員長田中千代子議員。           〔 予算特別委員長  田中千代子議員  登壇 〕 157: ◯予算特別委員長(田中千代子議員) 御報告をいたします。  ただいま上程されました議案第37号平成27年度あきる野市テレビ共同受信事業特別会計予算につきましては、本議案審査の結果、全員の賛成により原案を可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 158: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 159: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第37号平成27年度あきる野市テレビ共同受信事業特別会計予算の件を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 160: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、議案第37号平成27年度あきる野市テレビ共同受信事業特別会計予算の件は、委員長報告のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 161: ◯議長(堀江武史議員) 日程第32 陳情第27─2号原発事故で被災した子どもたちの健康を守るための陳情の件を議題といたします。  本案に対する委員長の報告を求めます。福祉文教委員会委員長増崎俊宏議員。           〔 福祉文教委員長  増崎俊宏議員  登壇 〕 162: ◯福祉文教委員長(増崎俊宏議員) ただいま上程されました陳情第27-2号原発事故で被災した子どもたちの健康を守るための陳情の件につきまして、審査報告いたします。  質疑としては、ヨウ素131というのが拡散しているという話の中で、このヨウ素131そのものは、製薬とか、そういう用途であって、8時間で半減するという内容はわかりますが、調べていくと、チェルノブイリの事故のときに、ポーランドでは児童にヨウ素剤を配布して、それを受けとめて、チェルノブイリの周辺では、それが配布されずに被害が拡大したというような事例があったそうです。  今回、国や福島県の中でこうした情報を、多分、国のレベルだからわかっているとは思いますが、ヨウ素剤そのものを対処したのかしないのかなど、いろいろな数値によって対処法も違うと思いますが、実例としてそういう情報が入っていたら、その辺、どうしたのか教えてもらいたい。また、こういう問題に対して、国・県の対応の経緯はわかりますかとの質問には、実際、福島原発事故におきましては、発災当時、ヨウ素剤の配布は全県民に対しては行っていないということです。ただ、1つの町ですが、そこでは独自に配布したというのは聞いております。それと、国・県はどのようなことを当初やったのかということですが、口から入るものということで、牛乳等の食べ物、飲み物についての摂取制限と出荷制限をしたと聞いておりますとの答弁であった。  意見としては、深刻な問題は原発事故による被災者への支援の問題だと思います。今回提出されたこの陳情ですが、原発事故で被災した子どもたちの健康を守るため、継続的な健康診断と健康調査を幅広く実施してほしいという趣旨の意見を国に上げてほしいという陳情ですので、原発事故で被災した子どもたちの健康を守る観点から見ると、当然、賛成できる内容のものと考えます。  あきる野市議会としても、被災者を応援する立場から、国に対して意見書を上げることには賛成をしたいと思いますという意見や、また、陳情者のお話だと、福島県などで子どもに対するがんの検診も手ぬるいというふうに考えられていると思いますが、少なくとも国はいろいろなことでこれを認めてやりましょうというふうに思っています。それは完璧ではないかもしれませんが、いろいろな意見を取り入れているようですので、その子どもたちに対する陳情者の気持ちはわかりますので趣旨は採択する、しかし、陳情書を提出する必要はないというふうに思いますとの意見や、また、同様の意見として、東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律を制定し、取り組みをしてきております。  先ほどの陳情者のお話では、対象が福島県民に限ってとか、あるいは検査もエコーだけであるとか、尿検査は省かれているとか話がありました。しかし、官邸からのプレス発表では、今までやってきたことを反省し、スクリーニング効果の懸念とか、あるいは今後の検査のスケジュールとか、今後に向けての課題があるようです。これを細かく読んでみると、かなり真剣に取り組んでいる印象があります。ただ、足りないところもあります。
     国の責務として、第3条に、国は、原子力災害から国民の生命、身体及び財産を保護すべき責任並びにこれまで原子力政策を推進してきたことに伴う社会的な責任を負っていることに鑑み、基本理念にのっとり、被災者生活支援等施策を総合的に策定し、及び実施する責務を有すると、国も責務を認めています。そういう中で、今までの経緯を考えてみると、内容、理由、趣旨はよくわかりますので、趣旨採択ということでお願いしますとの意見がありました。  本陳情審査の結果は、全員の賛成により趣旨採択すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 163: ◯議長(堀江武史議員) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 164: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより陳情第27-2号原発事故で被災した子どもたちの健康を守るための陳情の件を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 165: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、陳情第27-2号原発事故で被災した子どもたちの健康を守るための陳情の件は、委員長報告のとおり趣旨採択されました。           ────────── ◇ ────────── 166: ◯議長(堀江武史議員) 日程第33 議案第38号平成26年度あきる野一般会計補正予算(第8号)の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。市長。             〔 市長  臼井 孝君  登壇 〕 167: ◯市長(臼井 孝君) ただいま上程されました議案第38号について御説明を申し上げます。  本議案につきましては、歳入歳出予算等の補正でございます。  内容につきまして、企画政策部長から説明をさせますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。 168: ◯議長(堀江武史議員) 企画政策部長。           〔 企画政策部長  尾崎喜己君  登壇 〕 169: ◯企画政策部長(尾崎喜己君) それでは、平成26年度あきる野一般会計補正予算(第8号)について御説明いたします。  予算書の1ページをお開きください。本補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億4732万6000円を追加し、補正後の予算総額を315億9309万円とするものでございます。  続いて、4ページをお開きください。第2表になります。繰越明許費の追加を行っております。  第2款総務費、第3款民生費、第6款農林水産業費、第7款商工費、それぞれに掲げております各事業につきましては、全て国の平成26年度補正予算による交付金を活用するものでございますが、年度内の処理が困難であり、予算を繰り越す必要があるため、繰越限度額を定めるものでございます。  続いて、8ページ、9ページをお開きください。歳入について御説明いたします。  第14款国庫支出金、02国庫補助金、01総務費国庫補助金、説明欄の10になります。地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地域消費喚起・生活支援型)6337万6000円、及びその下の11で地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金、こちらは地方創生先行型になります、4946万1000円は、国の補正予算により創出された交付金を、先ほど御説明いたしました4ページの第2表の繰越明許費に追加した各事業に活用するため、計上するものでございます。  また、第15款都支出金、02都補助金、05商工費都補助金、説明欄の03になります。地域住民生活等緊急支援のための交付金3100万円は、後ほど御説明いたしますプレミアム商品券事業の財源の一部となる東京都補助金を計上するものでございます。  続いて、第18款繰入金、02基金繰入金、01の財政調整基金繰入金348万9000円は、財源調整のため、当該基金からの繰入金を追加計上するものでございます。  続いて、10ページ、11ページをお開きください。ここから歳出についての御説明になります。  第2款総務費、01総務管理費、05財産管理費、06の庁舎維持管理経費200万円は、子育て支援の取り組みとして、庁舎に授乳室を設置するため、工事費を追加するものでございます。  同じく06企画費、11のまち・ひと・しごと創生総合戦略策定等事業経費1084万円は、人口減少の克服と地方創生の実現に向けた、あきる野版総合戦略策定及び総合戦略策定に必要な庁舎等業務委託料、また、子どもが主役のイベント事業を実施するため、これらに係る経費を計上してございます。  続きまして、第3款民生費、02児童福祉費、01児童福祉総務費、02の子ども家庭在宅サービス事業経費185万8000円は、来庁者の利用環境整備として、庁舎内にキッズルームを整備する経費や、あきる野ルピアにオープンする子育てひろばのオープニング事業として、キララホールで子どもが主役のイベント開催に係る経費などを計上しているものでございます。  同じく説明欄の04です。子ども・子育て支援協働推進事業経費100万円は、子ども・子育て支援について、市民等から事業を提案していただき、協働で事業を実施するための補助金を計上するものでございます。  同じく、その下の05です。地域子ども育成リーダー養成事業経費108万8000円は、地域において子どもを守り育てるための地域子ども育成リーダーの養成を図り、郷土愛にあふれる子どもを育てるなど、子どもが主役のまちづくりを進めるための経費を計上するものでございます。  次に、12ページ、13ページをごらんください。同じく説明欄の10になります。新生児誕生お祝い事業経費220万円は、地域ブランドの浸透と子育て支援のために、新生児の誕生に合わせ、軍道紙のメッセージカードと地域特産品を希望者に配布するため、必要となる経費を計上しているものでございます。  同じく02、保育所運営費、説明欄の07になります。子育て・保育環境整備事業経費445万円は、地元産材の玩具を配置することにより、幼児期の教育、保育環境を整え、郷土愛を育む取り組みに補助金を交付するものでございます。また、公立の保育所にも地元産材の玩具を購入する経費を計上してございます。  同じく、07、児童館運営費、01の児童館運営管理経費184万3000円は、地元の昔話を題材にした紙芝居を製作し、各児童館にて上演し、ふるさとを大切にする心を育むために必要となる経費を計上しております。  次に、第6款です。農林水産業費、01農業費、08地域農政推進対策事業費、説明欄の02になります。担い手総合支援事業経費608万7000円は、農業の担い手対策と遊休農地の活用を推進するため、新規就農者を総合的に支援する相談員を配置する経費や、遊休農地の再生のための補助金を計上するものでございます。  続いて、第7款商工費、01商工費、02商工振興費、説明欄の02になります。プレミアム商品券事業経費9447万6000円は、地元消費の拡大と商店会等の活性化、そして消費者の生活を支援するため、プレミアム商品券を発行するに当たって必要となる経費を計上しております。  その下になります、説明欄の10です。企業誘致推進事業経費700万円は、圏央道の整備効果を生かした企業の立地誘導を推進するため、現況調査や土地利用計画の作成業務の委託、あるいは効果的な企業誘致に結びつけるためのセミナー等を実施するため、必要な経費を計上しているものでございます。  次に、14ページ、15ページをお開きください。04観光費、説明欄の03になります。秋川渓谷観光プロモーション事業経費1263万4000円は、最新の観光情報や外国人旅行者への多言語対応、あるいはWi-Fi環境の整備など、メディアを活用した観光客の受け入れ体制に要する経費等を計上しているものでございます。  その下になります。05のフィルムコミッション事業経費185万円は、市制施行20周年記念映画、「あきる野物語 空色の旅人」のロケ地マップを製作するとともに、劇場ホールで上映するための素材の製作を行う経費を計上しているものでございます。  以上、歳出予算に計上した事業につきましては、全て国の平成26年度補正予算による交付金を財源とするものでございます。  12ページ、13ページで申し上げましたプレミアム商品券事業経費につきましては、消費喚起型の交付金と東京都の地域住民生活等緊急支援のための交付金を財源としております。また、その他の事業につきましては、国の地方創生先行型の交付金を財源としてございます。  また、全ての事業において、財源調整のため、財政調整基金を充当しておりますので、申し添えておきたいと思います。  以上が平成26年度あきる野一般会計補正予算(第8号)の概要でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。 170: ◯議長(堀江武史議員) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。増崎俊宏議員。 171: ◯8番(増崎俊宏議員) すみません、1点だけ質問をさせていただきたいと思うんですが、プレミアム商品券のことです。  数日前の報道によると、全国の自治体97%がプレミアム付商品券を発行するということで、1,739の自治体がやるということです。一般質問でも取り上げられておりましたけれども、このプレミアム、1点だけ、ちょっと気になることがありまして、こういう御時世なので、1冊1万円というのが、購入するのがなかなかハードルが高いというような声も中にはあって、そういった中で、ある自治体、品川区なんですけれども、1冊5,000円の商品券を発行するというような、そういった取り組みをされるところもあるそうです。20%のプレミアムなので5,000円だと6,000円分のお買い物ができるというような、そういったこともあるんですけれども、本市においては、そういった取り組みを検討されるというような考えはないでしょうか。 172: ◯議長(堀江武史議員) 環境経済部長。           〔 環境経済部長  浦野治光君  登壇 〕 173: ◯環境経済部長(浦野治光君) お答えをいたします。  プレミアム商品券につきましては、さきの市倉議員にもお答えした内容が現在の概要でございます。その中でも申し上げましたとおり、1冊1万円、プレミアムも20%で1万2,000円分という形の中で、現在、商工会がこれを担っていくという形で、8月の中旬ごろに発行したいということで、現在、その作業を進めている段階であります。きょう、この提案が通ってからが本格的な始動になると思いますけれども、その中で、1冊1万円で、今、議員の御提案の5,000円というのもございますけれども、品川区のほかに、小金井市、それから狛江市という形で、過去にやったところについても承知はしております。  そのほかについては、全て1万円のものはありますけれども、聞いてみますと、全て国と、あとは東京都の上乗せがございまして、その中でいうと、全体の世帯数、各自治体の世帯数に、ある程度賄えるような数、いわゆる量的な部分も考慮がされているのかなと思っております。その判断の中で、1冊当たりの金額も中には決めているものもあるかもわかりませんけれども、狛江市と小金井市については従前からのもので、過去にもやっているということで、やりやすさというのは各自治体によって違うのかなと思っております。  そこで、市のほうも、この考え方について、商工会と事前にはやったんですけれども、1つが、今、1冊1万円というものがございますけれども、それを全て例えば5,000円に変える、あるいは1万円を5,000円と1万円の2種類に変えるという形になりますけれども、そうなりますと、全体的な経費がどうしてもかさんでしまうんですね。というのは、表紙の部分であるとか、とじ込みの部分、そういった部分については、単価がその分だけ上がってしまいますので、いわゆる手間賃という部分もございまして、そうすると、やはり冊数でいうと、300から700ぐらいの冊数が減少になってしまうということもございまして、今回はより多く発行したいということで4万冊ということで、それ以上というような観点もありますので、その点も踏まえていく。  それから、事業者とか商工会も、売りやすさというか、例えば1万円と5,000円が混在して仮に2種類になったとしたときでも、表をなかなか変えるわけにいきませんので、厚さの形でいきますと、そこが勘違いをして、また、売りさばきの部分でも問題が出るというような形で、なるべくなら避けたいということで、今までも過去4回、1万円でやっておりますので、なれ親しんでいる部分がありますので、金券ですので、できれば間違いをなくしたいという思いもございますので、でき得れば今の現状の中での対応をしていきたいというのが、市も商工会も事業者もそうですけれども、そのような考え方でおります。議員おっしゃることもよくわかりますので、この点についても商工会には御提案があったということで、お話のほうは十分させていただきますけれども、今回、このような現状で、1冊1万円という形の中で今進んでいる現状もございますので、大変申しわけないんですけれども、この状態の中での対応をしていければと思っておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。 174: ◯8番(増崎俊宏議員) ありがとうございます。かなり水面下では進んでいるんだろうなという思いもありますので、なかなか難しいのかなと思いますけど、品川区の場合ですと、これまで1冊1万円だったのを5,000円の1種類にしたということで、こういった声を、なかなか変えづらいという、ハードルが高いという声をいただいたのは、収入の少ない子育て世代の方とか、年金暮らしの高齢者の方からの声なんですね。私の気持ちとしては、こういった方々にこそ、このプレミアム商品券の恩恵を受けてほしいなという気持ちもあって、ちょっと質問をさせていただきました。そういったお得感を味わってほしいというかですね。  一度に数冊購入される方もいらっしゃるということも聞いているんですけれども、そういった方というのは、ある程度、やっぱり所得があるんだと思うんですね。所得が少ない方も購入しやすい金額設定というのがあってもいいんじゃないかなということで、ちょっと御提案をさせていただきました。ぜひ検討をお願いいたします。  以上です。 175: ◯議長(堀江武史議員) ほかに質疑ありませんか。田中議員。 176: ◯9番(田中千代子議員) 今回のこの補正の内容が、子育て、子どもが主役という内容がかなり入っておりまして、その中で、目の01児童福祉総務費で10の新生児誕生お祝い事業経費、これが計上されておりまして、大変うれしく思っております。この中に地域特産クーポン券もついているという内容なんですが、これ、補正での国の交付金を使ってということですが、これは単年度の事業なんでしょうか、それとも継続的な事業でしょうか。 177: ◯企画政策部長(尾崎喜己君) お答えいたします。  新生児誕生お祝い事業が、この補正予算限りの事業なのか、あるいは次年度以降も継続するのかというお話なんですけれども、今回、予算計上させていただきましたのは、平成26年度の国の補正予算に組まれた交付金を活用するということで、地方創生に先行的に取り組むような事業にということで、今回上げさせていただいております。  今回、補正予算にも上げておりますけれども、あきる野版の地域戦略、これから平成27年度つくってまいります。その中で、この新生児誕生お祝い事業につきましても、その効果を見きわめながら、新しくつくる戦略のほうに盛り込むか否かという判断が必要になってくるかと思います。その戦略に盛り込んでいけば、国のほうが地方創生の交付金をことしと同額を見るのかどうかも、まだわからないんですけれども、交付金制度が、その戦略をつくった5年間、何かしらの形で続くとすれば、それを活用しながら、この事業を継続することは可能であろうというふうには思っております。  いずれにしましても、今回の地方創生戦略で掲げた事業なんですけれども、効果目標を設定して、それがどうなったかという評価をしなければいけないということがありますので、具体的な効果が上がってますということが言えないとなると、なかなか事業を継続するのも難しいのかなと。もちろん、市単独事業で行っていくことは可能なんですけれども、交付金を充てるということが難しくなる可能性もあるということは御理解いただきたいと思います。 178: ◯9番(田中千代子議員) 5年間は続けられそうだという話の中で、効果というのは、なかなか難しい、何を判断するのかというのは難しい部分もあろうかと思います。ですけれども、本当に赤ちゃんが誕生したときに、市を挙げてお祝いの気持ちを形にしていくというこの事業は、できればぜひ継続という形で、また、市民に喜んでいただけるような方向で進めていただきたいと思います。  今回も20周年でスタートした子どもが主役の事業の1つでありますので、ぜひこの第1号には、市長が地域特産クーポン券と一緒にメッセージカードをお渡しできるように、もし庁舎のほうにいらっしゃるようでしたら、そういう形で第1号を渡していただければ、市民の方も喜ぶのではないかなというふうに思いました。提案ですので、よろしくお願いいたします。 179: ◯議長(堀江武史議員) ほかに質疑ありませんか。山根議員。 180: ◯10番(山根トミ江議員) 1つだけお聞きします。ページでは11ページです。1308事業・業務委託料902万4000円、その中の01の総合戦略策定基礎調査データ分析等業務委託料862万4000円。この中には公共交通のアンケートも含まれるという説明がありましたけれども、今後のこの公共交通のあり方、スケジュールなど、ある程度考えていることはあるのでしょうか。その辺のところを教えてください。 181: ◯企画政策部長(尾崎喜己君) お答えいたします。  今後の地域公共交通のあり方について、スケジュール的なことはどうかというお話でございます。山根議員おっしゃったように、今回、総合戦略策定の中で、当然、人口推計も含めてなんですけれども、基礎調査ということで、公共交通についてのアンケート調査も行いたいと考えております。  それから、市内部だけではなくて、いろいろな関係者、関係団体、あるいは公共交通機関も含めて、検討の委員会というのも立ち上げていきたい。今年度には立ち上げていきたいと思っております。  それから、地方創生戦略の中にも、やはり今後の公共交通のあり方というのも当然盛り込んでいくべきだとは思っておりますので、基本的な方向性というのは、今年度策定する総合戦略の中には、ある程度うたい込んでいきたいなというところもございます。ただ、具体的に市内をどんなルートで、どんな交通手段で、どんな頻度でとか、なかなか具体的なところまでは年度内にはまとめ切れないところがあろうかとは考えております。  以上です。 182: ◯10番(山根トミ江議員) 今年度中には検討委員会を立ち上げていきたいということですので、これまでの市が行ったアンケート調査の中でも、交通不便という答えが上位に上がってますので、ぜひ早急に、この検討委員会の中で前向きな検討をお願いしたいということを申し上げて、以上で意見だけです。 183: ◯議長(堀江武史議員) ほかに質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 184: ◯議長(堀江武史議員) これをもって質疑を終了いたします。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議案第38号平成26年度あきる野一般会計補正予算(第8号)の件を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 185: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで休憩とします。  なお、再開は午後2時20分といたします。                               午後 2時01分  休憩           ────────── ◇ ──────────                               午後 2時20分  再開 186: ◯議長(堀江武史議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第34 議員提出議案第27-1号核兵器のない世界に向けた法的枠組み構築への取り組みを求める意見書の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。増崎俊宏議員。            〔 8番  増崎俊宏議員  登壇 〕 187: ◯8番(増崎俊宏議員) 議席8番、公明党の増崎俊宏でございます。  ただいま上程されました議員提出議案第27-1号は、我が会派から提出をさせていただいて、全会派の賛同を得ました。  それでは、核兵器のない世界に向けた法的枠組み構築への取り組みを求める意見書について御説明申し上げます。  本議案の提案理由につきましては、我が国は、日本国憲法に不戦の決意と世界平和という理想実現への努力をうたい、70年間、国連を中心とした平和の拡大に真摯に努力してきました。本年、第2次世界大戦の終戦から70年の節目を迎えるに当たり、1日も早い核兵器のない世界に向けた法的枠組みの構築に向け、我が国が唯一の被爆国として、さらなる積極的貢献を果たすよう求めるためであります。  内容につきましては、裏面を御参照願いたいと思います。  それでは、朗読をもって御説明にかえさせていただきます。  本年は、第2次世界大戦の終戦から70年の節目を迎えます。
     我が国は、大戦中、自国民やアジアの人々に多大な苦痛をもたらした事への反省に立って、日本国憲法に不戦の決意と世界平和という理想実現への努力を謳い、非核三原則を堅持するなど、70年間、国連を中心とした平和の拡大に真摯に努力してきました。特に、我が国は唯一の被爆国として、核兵器廃絶への取り組みにおいて、積極的貢献を果たさなければなりません。  昨年4月、核兵器の非人道性を巡る議論の高まりの中で開催された軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)広島外相会合では、世界の政治指導者の被爆地訪問などを呼びかける広島宣言を我が国から世界に発信することができたところです。  一日も早い核兵器のない世界に向けた法的枠組みの構築に向けて、我が国が積極的貢献を果たすよう、政府に以下の事項を求めます。  1 核兵器国も参加する核兵器の不拡散に関する条約(NPT)において、核兵器のない世界に向けた法的枠組みの検討に着手することを合意できるよう、本年開催されるNPT再検討会議の議論を積極的にリードすること。  2 原爆投下70年の本年、我が国で開催される広島での国連軍縮会議、長崎でのパグウォッシュ会議世界大会から、核兵器のない世界に向けた法的枠組み実現への力強いメッセージが世界に発信できるよう、政府関係者、専門家、科学者とともに市民社会の代表や世界の青年による参加の促進を図るなど、両会議を政府としても積極的に支援すること。  3 NPDI広島宣言を受け、主要国の首脳が被爆の実相にふれる第一歩として、日本で開催される2016年主要国首脳会合(サミット)の首脳会合、外相会合やその他の行事を広島、長崎で行うことを検討すること。  4 核兵器禁止条約をはじめとする法的枠組みの基本的理念となる核兵器の非人道性や人間の安全保障並びに地球規模の安全保障について、唯一の戦争被爆国として積極的に発信し、核兵器のない世界に向けた法的枠組みに関する国際的な合意形成を促進すること。  5 日米間のあらゆる場の議論を通じ、核兵器のない世界に向けての法的枠組みを見通した日米安全保障のあり方を検討し、核兵器のない世界に向けた新たな安全保障のあり方を世界に発信することにより、国際的議論を促進すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成27年3月26日、東京都あきる野市議会、提出先、内閣総理大臣、外務大臣。 188: ◯議長(堀江武史議員) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。              (「なし」と発言する者あり) 189: ◯議長(堀江武史議員) 質疑なしと認めます。  これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。  これより議員提出議案第27-1号核兵器のない世界に向けた法的枠組み構築への取り組みを求める意見書の件を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 190: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。           ────────── ◇ ────────── 191: ◯議長(堀江武史議員) 日程第35 議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第169条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員等については議長に一任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 192: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、本件については議長に一任することに決しました。           ────────── ◇ ────────── 193: ◯議長(堀江武史議員) 日程第36 陳情の継続審査の件を議題といたします。  総務委員会委員長から、目下、委員会において審査中の陳情第27-1号ヘイトスピーチ対策のための法整備を国が行うことを求める陳情について、会議規則第112条の規定により、閉会中も引き続き審査したい旨の申し出がありました。  お諮りいたします。総務委員会委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査にすることに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 194: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、総務委員会委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査にすることに決しました。           ────────── ◇ ────────── 195: ◯議長(堀江武史議員) 日程第37 特定事件継続調査事項を議題といたします。  本件については、総務委員会、環境建設委員会及び議会運営委員会、各委員長より、会議規則第112条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表のとおり、閉会中の調査をしたい旨の申し出がありました。  お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の特定事件継続調査をすることに御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 196: ◯議長(堀江武史議員) 御異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の特定事件継続調査をすることに決しました。           ────────── ◇ ────────── 197: ◯議長(堀江武史議員) 以上をもちまして、本定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。  4月より多くのイベントが開催されます。議員の皆様にも、20周年に向けて盛り上げるために積極的に参加していただきたいと思います。  あと、退職される職員の皆様、長年、市政に御協力いただき、ありがとうございました。今後とも市政に関心をお寄せいただき、温かく見守っていただければと思います。  これをもって平成27年第1回あきる野市議会定例会を閉会いたします。  ありがとうございました。                               午後 2時28分  閉会           ────────── ◇ ──────────   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。     あきる野市議会議長   堀 江 武 史     あきる野市議会議員   市 倉 理 男     あきる野市議会議員   町 田 匡 志...