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令和3年第2回定例会(第5号) 本文 2021-03-18
令和3年第5回議会運営委員会 本文 2021-03-18

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  1. 羽村市議会 2021-03-18
    令和3年第2回定例会(第5号) 本文 2021-03-18


    取得元: 羽村市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     午前10時00分 開議 ◯副議長(中嶋 勝) おはようございます。  ただいまの出席議員は16人です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  この際、議会運営委員会委員長、6番 冨松 崇議員から報告願います。      [議会運営委員会委員長 冨松 崇 登壇] 2 ◯議会運営委員会委員長(冨松 崇) おはようございます。  去る3月15日午前10時より開催いたしました第4回議会運営委員会の協議結果について報告いたします。  追加の市長提出議案4件、委員会提出議案2件の取扱い及び審議日程案の変更について協議いたしました。  追加の市長提出議案4件については、委員会付託を省略し、当日議決とし、委員会提出議案2件については、当日議決とすることが妥当であるとの結論でありました。  審議日程案につきましては、追加の市長提出議案委員会提出議案並びに各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査の件を従前の審議日程案に追加変更し、差し替え分の審議日程案を目標に努力することを確認いたしました。  以上、簡単ではありますが、本委員会に諮問されました事項につきましての協議結果の報告といたします。 3 ◯副議長(中嶋 勝) 議会運営委員会委員長の報告は以上のとおりです。  本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程(第5号)のとおりです。  日程第1、3陳情第1号及び日程第2、3陳情第2号の2件を一括議題といたします。  この際、総務委員会委員長、3番 高田和登議員から報告願います。      [総務委員会委員長 高田和登 登壇] 4 ◯総務委員会委員長(高田和登) おはようございます。  総務委員会の審査結果について報告いたします。  令和3年3月4日の本会議において総務委員会に付託された3陳情第1号及び3陳情第2号について、令和3年3月8日に理事者並びに担当職員の出席を求め審査いたしました。  3陳情第1号については、不採択とすべき討論があり、採決の結果、全会一致で、不採択とすべきものと決定いたしました。
     3陳情第2号については、採択とすべき討論と趣旨採択とすべき討論があり、趣旨採択について採決した結果、可否同数となり、委員長採決の結果、趣旨採択とすべきものと決定いたしました。  以上で、総務委員会の審査結果の報告といたします。 5 ◯副議長(中嶋 勝) 以上をもって委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。13番 山崎議員。 6 ◯13 番(山崎陽一) 3陳情第1号の陳情の趣旨は「区画整理はモノレールのため」の発言を確認したいということに対して「言ってはいない。それは個人的発言だ」であれば、それを確認したいのですが、これに関して執行部はどのように説明されたでしょうか。 7 ◯副議長(中嶋 勝) 3番 高田議員。 8 ◯3 番(高田和登) 総務委員会では、そのような質疑はございませんでした。 9 ◯副議長(中嶋 勝) 13番 山崎議員。 10 ◯13 番(山崎陽一) この委員会には執行部、また区画整理部も出席したと思いますが、それを確認しないで審議したのでしょうか。  もう一点、これは環境影響評価書案を前提に環境影響評価の説明がされたわけですけれども、その環境影響評価書案というものはどのようなものか、確認したでしょうか。2点お願いします。 11 ◯副議長(中嶋 勝) 3番 高田議員。 12 ◯3 番(高田和登) 総務委員会としては、今、申し上げたとおり、そのような質疑はありませんでした。 13 ◯副議長(中嶋 勝) 13番 山崎議員。 14 ◯13 番(山崎陽一) では、これはモノレールのことを聞いているのですけれども、区画整理の施工者は事業とモノレールの関係をどのように説明されたか、確認したでしょうか。 15 ◯副議長(中嶋 勝) 3番 高田議員。 16 ◯3 番(高田和登) ただいま申し上げたとおり、総務委員会では、そのような質疑は全くありませんでした。 17 ◯副議長(中嶋 勝) 13番 山崎議員。 18 ◯13 番(山崎陽一) 請願・陳情というものは地方自治法に定められた住民の権利なのですけれども、では一体、何を何分間審議したのですか。 19 ◯副議長(中嶋 勝) 3番 高田議員。 20 ◯3 番(高田和登) 時間とか、そのようなことについては計測しておりません。以上です。 21 ◯副議長(中嶋 勝) 13番 山崎議員。 22 ◯13 番(山崎陽一) では、陳情を不採択にした理由を教えてください。 23 ◯副議長(中嶋 勝) 3番 高田議員。 24 ◯3 番(高田和登) 討論がありまして、その中で不採択ということで決しました。  内容は、不採択とすべき討論があって、それによって、そのとおりの内容で不採択に決定いたしました。 25 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。13番 山崎議員。 26 ◯13 番(山崎陽一) 改めて伺いますが、不採択にした理由を示してください。 27 ◯副議長(中嶋 勝) 3番 高田議員。 28 ◯3 番(高田和登) 不採択にした理由は、不採択という討論があり、その結果、全会一致で不採択としたものでございます。 29 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 30 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより3陳情第1号の件の討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。13番 山崎陽一議員。 31 ◯13 番(山崎陽一) 3陳情第1号「『公文書隠蔽』疑惑の解明を求める陳情書」の採択に賛成します。  陳情の趣旨は、1996年・平成8年6月に開かれた羽村駅西口土地区画整理事業環境影響評価書案説明会で、都市計画課長が「モノレール幹線道路建設の用地確保のための区画整理のアセス説明会を開きます」と述べたことを確認するため、都市計画課長の説明内容の文書開示を要求したものです。  市の回答は、都市計画課長の説明は不存在。該当する発言は都市計画課長個人的発言、感想を述べたもので、文書作成・保存義務はないというものです。市の公式説明会の記録がなければ内容を確認できません。情報公開条例第3条「実施機関は市政情報を求める市民の権利が充分に保障されるよう、この条例を解釈し運用しなければならない」。これに沿った運用を求めるという陳情です。  総務委員長の報告では、西口区画整理モノレールの関係、文書が不存在の理由の説明もなく、何を審議したかが不明です。3月8日の総務委員会には執行部も出席していましたが、陳情趣旨に対する執行部への確認もしないまま、不採択の報告でした。これでは地方自治法に定められた請願・陳情権の否定です。  環境影響評価書案の説明会が開かれたのは、1996年6月20、21日。ちょうど20日の朝日新聞の題字下に「きょう」というコラムがあり、次のような記事が掲載されました。「承応3年6月20日、玉川上水が完成した。多摩川中流の羽村から江戸市内まで全長40数キロ。17世紀の水道として世界に誇れる規模である。工事を請負った庄右衛門、清右衛門兄弟の銅像が羽村にあるが、羽村はいま、区画整理をめぐって大騒ぎだ。市の説明では道幅が広くなり公園ができて住みやすい町になるのだが、そのために900軒以上の家が土地を提供するか、さもなければ金を出すかと迫られている。話が乱暴で、市は悪代官のようだ、と住民が激しく反対運動を続けている」という記事で、羽村の区画整理が広く知られることになりました。  こうした日であり、私も説明会会場にいたので、当時の資料を調べてみました。この説明会の2か月前につくられた環境影響評価書案の概要書には、区画整理の目的として「本事業は自然と共存し美しく活気あふれるまち」をテーマとし、JR羽村駅並びに多摩都市モノレールの駅を中心とした市の玄関口にふさわしい都市施設と自然が調和した市街地形成を目的として計画されたものである。本事業では道路、駅前広場、公園などの都市基盤の整備、モノレール路線用地の確保を行うと書かれています。また、これに先立って市が設置したまちづくり委員会では、将来、多摩都市モノレール羽村駅設置が予定され、西多摩地区の商業の中核となる。人口15万人規模の秋留台開発が計画されており、東西の人の流れで大きな発展の可能性を持っていると説明されています。  これらに沿って、6月の環境影響評価住民説明会で当然、モノレールが目的と語られたからこそ、区画整理の目的はモノレールと幹線道路の目的ですね。そういうふうに都市計画課長が説明しました。用地確保が目的なのですねと陳情者は質問しているのでしょう。これに対し、都市計画課長でなく都市建設部長が、モノレール導入の話とは別。都市計画道路3・4・12号線は都市計画道路として造らせていただくと答えています。つまり、この時点でモノレール導入空間への対応が環境影響評価書案の記述と矛盾しており、住民が疑問を持つのは当然です。その後、パブリックコメントを経た2年後の1998年の環境影響評価書・本編ではモノレール用地確保は削除され「上位計画として多摩都市モノレール構想がある」と書き換えられました。秋留台開発も中止になりました。都市計画決定事業計画決定以後の議会答弁でもモノレールに関する質問が度々出ましたが、モノレールは構想路線と位置づけられている。来る来ないは別として用地を確保しておけば具体化したときに対応できると答弁されました。  交通政策審議会・答申では、モノレールの上北台から箱根ヶ崎まで7キロメートル延伸は2015年までに整備着手ですが、青梅街道を18メートルから30メートルに拡幅、1キロメートルに100億円以上建設費がかかるそうで進まず、また、多摩センターから町田間の13キロメートルが検討路線、多摩センターから八王子間の17キロメートルは事業性に課題があると指摘されており、箱根ヶ崎から羽村経由、八王子間は不明です。  以上のことから、実現性が不明のモノレール導入空間を区画整理により住民の土地を減歩して補うことの不合理、仮にモノレール導入でも40メートルの道路幅は不要。また、羽村駅とモノレール駅を結ぶ都市計画道路7・5・1号線を整備して商店街を創出するなどの現実性のない現在の事業計画は即刻見直さねばなりません。モノレール前提だった事業計画。これを検証するためにも、環境影響評価書案説明会の記録を確認する必要があり、陳情を採択します。 32 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。9番 鈴木拓也議員。 33 ◯9 番(鈴木拓也) 3陳情第1号「『公文書隠蔽』疑惑の解明を求める陳情書」を不採択とすべき討論を行います。  本陳情書が問題にしている平成8年6月に開催された羽村駅西口土地区画整理事業環境影響評価書案の説明会ですが、その環境影響評価書案の概要書を読みますと「本事業は自然と共存し美しく活気あふれるまち」をテーマとし、JR羽村駅並びに多摩都市モノレール駅を中心とした市の表玄関にふさわしい都市施設と自然が調和した市街地形成を図ることを目的として計画されたものである。本事業は道路、駅前広場、公園等の都市基盤の整備、モノレール路線用地の確保を行うと冒頭に書かれております。ですから、その説明会で、陳情者が記憶しているように、モノレール幹線道路建設の用地確保のための区画整理のアセス説明会を開きますとの内容を当時の都市計画課長が話したとしても何ら不思議ではないと思います。  しかしながら、一般的には説明会の保存する報告書に口頭報告の内容を詳しく含めるケースはあまりないかと思われます。環境影響評価書案の文書が保存されていますので、どんな説明をしたのかの内容は十分に分かるからです。それ故、口頭報告の記録が残されていないことが公文書隠蔽に当たるとは言えず、本陳情書は残念ながら不採択とすべきと考えます。  同時に、本陳情書はモノレール駅を華々しくうたった羽村駅西口土地区画整理事業の目的が、その後、秋留台開発の頓挫とともに現実性を欠き、それにも関わらずモノレール建設を前提とした40メートル幅道路が現計画にも残されているなど、事業の根本的な矛盾を浮き彫りにしたとも言えます。事業の根本的見直しの必要性がさらに明らかになったことを指摘しまして、本陳情書に対する討論といたします。 34 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、2番 梶 正明議員。 35 ◯2 番(梶 正明) 3陳情第1号「『公文書隠蔽』疑惑の解明を求める陳情書」について、委員長報告のとおり、不採択とすべき立場からの討論を行います。  本陳情は、平成8年6月に開かれた住民説明会での担当課長の説明内容を市に開示請求したところ、請求者の求めた説明記録は不存在との回答があり、議会からの説明記録の開示を市に求めているものだと思います。  総務委員会での質疑で開示請求についての手順の説明がありましたが、回答に不服がある場合、さらに取るべき手段があることが分かりました。よって、議会から情報の開示を求めるものではないと考えます。以上です。 36 ◯副議長(中嶋 勝) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 37 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、3陳情第1号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、不採択です。  お諮りいたします。本件は採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] 38 ◯副議長(中嶋 勝) 起立少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。  これより、3陳情第2号の件の討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。9番 鈴木拓也議員。 39 ◯9 番(鈴木拓也) 3陳情第2号「核兵器禁止条約の署名、批准を日本政府に要請する意見書提出に関する陳情書」を採択すべきとの討論を行います。  核兵器の開発・保有・使用・威嚇などを禁止する核兵器禁止条約は、核兵器という人類と共存できない兵器を根絶することを目指して、日本の被爆者が大きな役割を果たしてつくり上げられた画期的で歴史的な国際条約です。条約が発効した今、核兵器保有国や核兵器に依存する国は徐々に国際法違反の国として政治的、また、道義的に追い詰められていくだろうと思います。  広島・長崎へ原爆が投下され、多くの人々の命と暮らしが一瞬で奪われ、生き延びた人の健康と人生もその後、長い間苦しめ続けたことを私たち日本人は世界中のどの国の人よりもよく知っております。そうした日本政府こそが核軍縮・核廃絶に向けて世界の先頭に立つべきですけれども、実際にはアメリカの核の傘に入り、核抑止力論に固執し、核兵器禁止条約に背を向ける態度を続けており、恥ずかしい限りです。この態度を改め、まずは締約国会議へのオブザーバー参加、そして、条約に署名、批准することを日本政府に強く求める必要があります。  本陳情を採択し、国会及び政府に意見書を提出することを求めて、討論といたします。 40 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。15番 石居尚郎議員。 41 ◯15 番(石居尚郎) 3陳情第2号「核兵器禁止条約の署名、批准を日本政府に要請する意見書提出に関する陳情書」に対し、趣旨採択とすべき立場から討論を行います。  2021年1月22日は、歴史的な日となりました。言うまでもなく、核兵器の保有や使用などを違法化する核兵器禁止条約が発効された日であります。この条約は核兵器を初めて禁止した画期的な国際法規範であり、これまで成立に尽力されてこられた全ての方々に対して、心から敬意を表するものであります。  唯一の戦争被爆国である日本が、核兵器国と非核兵器国との間の真の橋渡し役としての責務を果たしていくためには、立場の違いを超えて、核抑止を巡る建設的な議論を促していくことが欠かせません。公明党は昨年、こうした対話を促進するために、いち早く、日本が核兵器禁止条約に基づく締約国会合にオブザーバーとして参加すべきであることを提言いたしました。まずはオブザーバーとしての早期参加を表明し、現時点で参加に後ろ向きな国々にも対話のドアを開けることが重要と考えます。  公明党がこれまで核廃絶に長年にわたり取り組んできた背景から、陳情の趣旨はよく理解できます。核兵器禁止条約に一日も早く署名、批准すべきであり、締約国会議にもオブザーバーとして参加すべきであります。  今回の陳情は、少なくともオブザーバーとしての参加とされておられますが、唯一の戦争被爆国である日本の立場を考えれば、より強い主張が必要であると考え、本陳情に趣旨採択の討論といたします。 42 ◯副議長(中嶋 勝) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 43 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。  ただいま、本件については、趣旨採択を求める討論と採択とすべきとして採決を求める討論がありましたので、まず、趣旨採択についてお諮りいたします。  本件は趣旨採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] 44 ◯副議長(中嶋 勝) 起立多数であります。よって、本件は趣旨採択と決定いたしました。  次に、日程第3、3陳情第3号の件を議題といたします。  この際、厚生委員会副委員長、9番 鈴木拓也議員から報告願います。      [厚生委員会副委員長 鈴木拓也 登壇] 45 ◯厚生委員会副委員長(鈴木拓也) 厚生委員会の審査結果について報告いたします。  令和3年3月4日の本会議において厚生委員会に付託されました3陳情第3号について、令和3年3月5日に理事者並びに担当職員の出席を求め審査いたしましたところ、採択とすべき討論と不採択とすべき討論があり、採決の結果、不採択とすべきものと決定いたしました。  以上で、厚生委員会の審査結果の報告といたします。 46 ◯副議長(中嶋 勝) 以上をもって副委員長の報告は終わりました。  これより、副委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 47 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより3陳情第3号の件の討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、副委員長報告に対する反対討論の発言を許します。4番 浜中 順議員。 48 ◯4 番(浜中 順) 3陳情第3号「安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための意見書の提出に関する陳情書」を採択すべきとの討論を行います。  新型コロナウイルスによるパンデミックを経験し、数が減らされてきた保健所に仕事が集中し、異常とも言える忙しさを強いる状況になってしまったこと、医療の逼迫・崩壊がいとも簡単に起きてしまうことを目の当たりにしました。そのため、国民の命と健康を守るための医療・介護など社会保障体制は十分な余裕を持って整備・運用しておくことが必要であるとの認識を新たにしています。  従来、人間が踏み込まなかった地域でも開発が進み、未知のウイルスとの遭遇の可能性が高まり、今後も新たな感染症が蔓延する可能性が強く指摘されている状況の下では、なおさらです。そのための予算は、世界的な軍縮を進め軍事費を抑えていくこと、格差が拡大していますから、高額所得者、独占大企業などへの課税を強化することなどで賄うことが必要であると考えます。  以上の観点から、本陳情が求める1)医療・介護、福祉に十分な財源を確保すること、2)医療体制の整理統合方針を見直し、地域医療体制を充実すること、3)医師、看護師、医療技術職、介護職などを増員すること、4)保健所の増設、増強と、ウイルス研究・検査・検疫体制を強化すること、5)社会保障の国民負担を軽減すること、いずれも必要なことと考え、本陳情を採択し、国や都へ意見書を提出すべきと考えます。以上です。 49 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、副委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。1番 秋山義徳議員。 50 ◯1 番(秋山義徳) 3陳情第3号「安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための意見書の提出に関する陳情書」に、副委員長報告のとおり、不採択の立場からの討論を行います。  本陳情は、国民の命と健康、暮らしを守るため、また、新型コロナウイルス感染症や自然災害の際の経済活動への影響を最小限にするために、医療・介護、福祉、公衆衛生の拡充を課題と考え、国民が安心して暮らせる社会実現のため、国に意見書の提出を求めるものです。  陳情項目を見ますと、新たな感染症拡大事態に対応できるよう、医療・介護、福祉に十分な財源確保を求めている点や、ウイルス研究・検査・検疫体制の強化・拡充を求めている点など、賛同できる事項はあるものの、公立・公的病院の統合再編や地域医療構想見直しに関しては、求めている具体的な見直し内容が記述しておらず、分かりません。また、地域の声を反映した医療体制を充実ということでは、都道府県がそれぞれ地域性を考慮し、地域医療構想の策定を行うことが現実的と考えます。実際、東京都では平成28年7月に地域医療構想の策定を行っております。  一方、医師、看護師、医療技術者、介護職の大幅な増員を求めている点においては、医療現場での人材不足は深刻な問題であると重々承知しておりますが、医療関係者の育成には時間と費用がかかります。安易な大幅増員は質の低下を招く懸念があり、慎重を期する必要があるのではないかと考えます。  以上の点から「安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための意見書の提出に関する陳情書」に不採択の立場からの討論といたします。
    51 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、副委員長報告に対する反対討論の発言を許します。18番 門間淑子議員。 52 ◯18 番(門間淑子) 3陳情第3号「安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための意見書の提出に関する陳情書」の採択に賛成する討論を行います。  陳情者は、新型コロナウイルス感染症対策の教訓から医療・介護、福祉、公衆衛生施策の拡充は喫緊の課題ですと述べていますが、全くそのとおりだと思います。  新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大するに伴い、医療従事者や専門病院、保健所の不足が明らかになりました。保健所は1989年・平成元年には848保健所でしたが、2020年・令和2年には469保健所にまで削減されました。羽村市は西多摩保健所の管轄のため、情報収集に偏りがあり、努力が必要であることも様々な質疑の中で明らかになっています。1自治体1保健所にすることが本来求められていると思います。また、検査や入院の混乱もいまだに残されていますし、4月から始まるワクチン接種のための医師や看護師の確保も緊急で難しい課題になっています。医療や介護現場の人員不足や待遇改善は以前から指摘されてきたことです。  新型インフルエンザが流行した2010年に厚生労働省の対策総括会議の報告が出されています。その報告でも医療や保健所などの組織・人員体制の強化が提言されましたが、活かされることなく、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の今日を迎えているのです。だからこそ、今回の新型コロナウイルス感染症対策の教訓を活かし、今から人材育成を進めることを政府に求め、体制強化を求める意見書を提出することに賛成できます。よって、陳情の採択に賛成します。 53 ◯副議長(中嶋 勝) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 54 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、3陳情第3号の件を起立により採決いたします。本件に対する副委員長報告は、不採択です。  お諮りいたします。本件は採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] 55 ◯副議長(中嶋 勝) 起立少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。  この際、日程第4、議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」から日程第10、議案第10号「令和3年度羽村市下水道事業会計予算」までの7件を一括議題といたします。  この際、一般会計等予算審査特別委員会委員長、16番 濱中俊男議員から報告願います。      [一般会計等予算審査特別委員会委員長 濱中俊男 登壇] 56 ◯一般会計等予算審査特別委員会委員長(濱中俊男) 一般会計等予算審査特別委員会における審査結果についてご報告いたします。  本委員会に付託されました案件は、令和3年度一般会計予算ほか4つの特別会計予算並びに2つの公営企業会計予算です。  厳しい行財政運営を強いられている時期の極めて重要な予算審査であり、各会計の審査は3日間の限られた日程の中、終始熱心に続けられ、滞りなく終了することができました。石居副委員長をはじめ、委員並びに関係各位に対しまして深く感謝申し上げます。  それでは、審査結果について報告いたします。  議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」については、反対、賛成の討論があり、採決の結果、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  議案第5号「令和3年度羽村市国民健康保険事業会計予算」及び議案第6号「令和3年度羽村市後期高齢者医療会計予算」については、反対、賛成の討論は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  議案第7号「令和3年度羽村市介護保険事業会計予算」及び議案第8号「令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」については、反対、賛成の討論があり、採決の結果、いずれも賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  議案第9号「令和3年度羽村市水道事業会計予算」及び議案第10号「令和3年度羽村市下水道事業会計予算」については、反対、賛成の討論は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、一般会計等予算審査特別委員会の審査結果の報告といたします。 57 ◯副議長(中嶋 勝) 以上をもって委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 58 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」の件の討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。9番 鈴木拓也議員。 59 ◯9 番(鈴木拓也) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に反対の討論を行います。  本予算には、市民の多様なニーズに応えながら、コロナ禍が続く下、市民の暮らしや経営、また、市民活動を支えつつ財政難にも対応する。こういった役割が求められていると考えます。しかしながら、市民ニーズへの対応という面からも、市民を支えるという面からも、販路開拓支援助成金や環境配慮事業助成金など前進面はあるものの、全体として十分な内容とは到底言えないものになっております。今後出されてくるという暮らし・命をしっかり守るために最善を尽くすという具体策に期待したいと思います。  また、財政難への対応では、市役所連絡所の廃止や自然休暇村の廃止など、市民への説明が不十分なまま様々な施策のカットが行われたことは大きな問題でした。これだけ削っても基金残高は、予算ベースで見ますと令和2年度末19億7800万円から令和3年度末10億6000万円と半減する予算となっており、財政難の克服には程遠い現状となっております。本来であれば今こそ、多くの市民が反対・見直しの声を上げている羽村駅西口土地区画整理事業の見直しに着手すべきだと考えますが、そうした内容は全く含まれておりません。市民の理解は得られないと思います。  市民の暮らし、経営、市民活動の活力がいずれも奪われる危険性がある中、財政的にも危機は続き、羽村駅西口土地区画整理事業だけはどんどん進むという羽村市の在り方を変えることが今こそ切実に求められていると考えます。そのことを指摘しまして、本予算に反対の討論といたします。 60 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。11番 西川美佐保議員。 61 ◯11 番(西川美佐保) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に、公明党を代表し、委員長の報告のとおり、賛成の立場から討論を行わせていただきます。  令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の影響が続き、市内企業の経営悪化等による市税等の減収が見込まれ、大変厳しい財政運営が行われる状況であります。こうした地域の現状を踏まえ、国は新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金の増額・交付が決定され、東京都では新たな予算案では市町村総合交付金が増額されております。こういった予算を最大限活用して、新たに枠配分方式を導入することで、限られた予算で効果的・効率的な財政配分となっているのか、審査いたしました。  令和3年度予算の歳入、市税全体では3億4760万円の減を見込んでおります。法人分の一部国税化約8000万円という税制改正の影響も市にとって大きいものと考えます。また一方で、市税の減収を補完する地方交付税や市債が増加し、特定目的基金残高が当初予算で2億9591万円にまで減少していることには財政への余裕のなさに危機感を感じております。  歳出では、人件費や補助費などが減となる一方で、生活保護費や障害福祉サービス費などの扶助費の増、自然休暇村の廃止に伴う解体工事費などの物件費が増となっております。  具体的に、令和3年度に取り組む事業として、妊娠・出産期から子育ての様々なニーズに対して切れ目のない総合的相談支援及び産後ケア事業等充実を図っているところや、これまで保育施設の負担となっていた医療的ケア児への補助金が図られたことは評価できるものです。また、学校教育のICT機器を活用した教育の充実、防災行政無線のデジタル化整備や新たなインクルーシブ教育システムの構築、クレジットカード収納決済、防犯対策として市内街路灯LED化の予算化が確保されております。また、市内事業者の技術力の向上、後継者の育成、販路開拓等々、様々なニーズに合わせた支援の充実などが図られます。厳しい予算の中でも充実すべきところには予算配分されているものと捉えております。  行財政への取組みでは10事業、税収の確保、事務事業の見直しで1億2542万円と計上されておりますが、令和3年度の経常収支比率は101.5パーセントを見込まれ、さらなる事業の見直し・統合・廃止、未利用地の活用・売却とともに、ふるさと納税やネーミングライツ、企業誘致への取組み、若い世代の定住促進などの対策はさらに進めるべきと考えます。  本年は西東京工業団地が分譲されて55周年を迎えております。企業・事業者は羽村市にとって極めて重要な存在だと思っております。これまでの市の企業誘致が功を奏し、市内には医療関係の企業や食品廃棄物処理事業者等々、製造業以外の分野にも広がってきております。全国にはネジの製造会社が医療機器を開発したりロボットを作製するなど、一部品メーカーが自社ブランドを立ち上げるなど、成功している企業もあります。その成功の裏には企業間連携や交流が鍵となっております。次の60周年、70周年を目指し、市内事業者の皆様が思い切った事業の展開や新たな課題解決に向けて大きく前進できますよう、より一層のきめ細やかな支援を望むところでございます。  今後も事業のスリム化と同時に、国や都の補助金等を最大限活用し、市の財政力強化やまちの魅力ある発展を進めるのかも今後注目してまいります。新型コロナウイルス感染症の影響下、市民・事業者に寄り添った相談体制、資金援助の情報提供等、細やかな市民サービスに全力を尽くしていただきたいことを強く求め、令和3年度一般会計予算に賛成の討論といたします。 62 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。18番 門間淑子議員。 63 ◯18 番(門間淑子) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に反対の討論を行います。  2021年度・令和3年度予算は歳入の根幹をなす市税収入の大幅減少が明らかになり、厳しい予算編成であったことは理解します。軽自動車税を除く市民税、固定資産税、都市計画税、市たばこ税のいずれも減収になっています。とりわけ、新型コロナウイルス感染症の拡大により市民税個人分は5.3パーセント減、法人分は30.9パーセントもの落ち込みになり、所得の減少による暮らしや事業運営の困難が増していることを裏付けています。若者や非正規雇用の人たち、女性やひとり親世帯の生活が困難な人たちに対するきめ細かな支援策が具体的に求められています。  歳入不足を補うため、臨時財政対策債は限度額の借入れを行い、自然休暇村解体工事のための市債も含め、市債は9億3550万円、前年度比で1億3330万円の増となる一方で、基金残高は10億6038万円で、前年度比9億1766万円の減となりました。財政調整基金が著しく減少していますが、頻発する自然災害や今回の新型コロナウイルス感染症対策などを考えれば、さらに増額していく必要があります。  予算編成にあたり、行政のスリム化に向けた全事務事業の点検見直しに取り組んだとのことですが、多くの住民が反対する羽村駅西口土地区画整理事業が見直されることなく6億5875万5000円も支出することになっていて、認めることはできません。羽村駅西口土地区画整理は広い道路を造ることが優先され、当初の目的とされた羽村駅西口駅前整備が後回しになっています。抜本的な見直しが必要です。  また、自然休暇村の解体工事を実施するため、公共施設等適正管理推進事業債2億9360万円を借入れる予算となっています。自然休暇村の閉鎖決定から施設の解体決定までを短時間で強引に決定しようとしていることは認められません。廃止を前提に検討を始めた時期から今日まで、市民の皆様に状況を説明し意見を聞く時間は十分にあったはずです。市民の財産である自然休暇村の廃止・解体という重大な課題について情報公開も説明責任も十分に果たされておらず、民主的行政運営とは言えず、認められません。  以上の理由により、一般会計予算に反対します。 64 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。6番 冨松 崇議員。 65 ◯6 番(冨松 崇) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に賛成の立場から討論を行います。  令和3年度は第五次長期総合計画最終年であり、市の将来像の実現に向けた取組みの総仕上げを行う重要な年となると同時に、今後10年間のまちづくりの指針となる第六次長期総合計画の策定を行う年でもあります。厳しい財政状況や新型コロナウイルス感染症の収束が見えない状況でありますが、安全・安心のまちづくり、少子高齢化への対応、都市基盤整備など、市が将来にわたり発展していくための施策については着実に推進していくべきと考えます。  令和3年度予算は、新型コロナウイルス感染症の状況や厳しい財政状況を踏まえながら新たな手法での編成に取り組み、基金の繰入れの抑制を図り、令和3年度に実施すべき施策を見極め、適切に展開を図られたものと考えています。一般会計の予算規模は前年度と比較して1.0パーセントの増加となりましたが、その要因は旧自然休暇村解体事業の計上や扶助費の増加によるものであり、厳しい財政状況を踏まえ歳出の抑制に努められたものと考えております。  歳入に関して見てみると、市税収入は前年度と比較して3億4759万9000円減収となりました。これは新型コロナウイルス感染症拡大の影響が主な要因であります。地方消費税交付金や使用料なども新型コロナウイルス感染症の影響により減少し、一部は地方交付税により補填が見込まれますが、歳入は大変厳しい状況と考えられます。こうした減収にも柔軟に対応し、適切な政策が実施できるよう、引き続き全庁一丸となり行財政改革に取り組み、財政の弾力性を確保していただきたいと思います。  歳出について見てみると、限られた財源の中で扶助費などの増加により大変厳しいやりくりとなったことと思いますが、枠配分方式の導入などにより歳出削減を図り、コロナ禍においても市民生活を守る必要な経費や将来像の実現に向けて必要な経費はしっかりと計上されているものと認識しています。  それぞれの事業を個別に見ていきますと、子ども・生涯学習の分野では、医療的ケア児、保育支援事業費補助金や中学校自閉症・情緒障がい固定学級整備工事費などを計上し、多様なニーズに対応した保育サービスや特別支援教育の充実が図られています。福祉健康の分野では、全ての新生児が聴覚検査を受けられるよう、新生児聴覚検査委託料などの予算が計上されております。市民生活・産業の分野では、近年増加している自然災害に対応し、災害用備蓄物資の充実や防災行政無線のデジタル化など、地域防災力の強化に向けた予算が計上されています。また、中小企業の技術力向上支援や取引拡大を支援するため、地域イノベーション創出事業助成金や販路開拓支援助成金を増額するなど、コロナ禍において必要な事業者支援についてもしっかりと予算化されています。環境・都市整備の分野では、第二次地球温暖化対策地域推進計画や羽村市一般廃棄物処理基本計画を策定する経費を計上するなど、今後の環境問題に取り組む予算も計上されています。また、水上公園について、親水公園の有効利用を図るための経費を計上し、今後の施設活用の検討を進めるとされております。  以上、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない厳しい状況の中ではありますが、市民福祉の向上に寄与する施策をはじめ、子育て、防災、都市基盤整備など、将来を見据えたまちづくりへの対応が図られた予算であると捉えております。  新型コロナウイルス感染症は市民生活や市内経済に大きな影響を及ぼすとともに、市税収入の減少をはじめ、市財政への影響も大きいものと考えます。こうした状況を踏まえ、まずは新型コロナウイルス感染症から市民生活を守ることを最優先にして施策の展開を図っていただくとともに、行財政改革に引き続き取り組み、健全な財政運営を行っていただくことを強く要望し、本予算に賛成の立場からの討論といたします。 66 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。13番 山崎陽一議員。 67 ◯13 番(山崎陽一) 議案第4号、2021年度・令和3年度羽村市一般会計予算案に反対します。  理由は3点。  1 2021年度予算222億円は前年度比2億円の増加。一方で歳出も民生費、自然休暇村解体などで2億円の増加。歳入の不足分を財政調整基金9億7000万円、市債9億3500万円で補う実質赤字という非常に厳しいものになりました。基金残高は、市長就任の20年前の80億円から10億円まで減少しております。財政の柔軟性を示し90パーセントが平均という経常収支比率も就任当時は80パーセント台。それが、2021年度予想では臨時財政対策債を入れた数値で100.9パーセント。臨時財政対策債を除くと106.7パーセント。100パーセント超えは全国で40自治体ほど、2パーセントほどしかなく、財政の硬直化が止まりません。法人市民税収入に頼る財政構造の難しさであり、抜本的な対策が必要です。収入増加の一つに返礼品を用いたふるさと納税の実施ですが、本来は都会に住む地方出身者が育った故郷を支えるのが目的です。羽村は1960年代の首都圏整備法以降の転入者が多く、本来ならば寄付する側です。もし寄付を受けるなら、各地に住む羽村出身者や、かつて羽村で勤めた経験者など縁のある人に働きかける関係住民制度のようなターゲットを絞ったPRなど、発想の転換が必要です。  2 行財政改革で全事業の点検見直し、補助金削減などを進め、枠配分予算で一律削減をした結果、公共施設の閉鎖、市民活動費の削減等、市民サービスの低下になりました。自然休暇村の閉鎖も迷走しました。2019年度は1万7000人にも利用されております。老朽化等は以前からの課題だったのですから、閉鎖するなら友好自治体の保養施設等の優待利用など代替案を準備すべきです。住民福祉の増進という自治体の基本理念に沿った対応を求めます。  3 財政悪化要因の一つが並木市長が最重要施策に掲げる羽村駅西口土地区画整理事業です。広い道路を造るため1,000棟を取壊しや移動する事業の今後の市費負担は170億円で年間10億円を超し、財政危機を招きます。よって、区画整理繰出金6億5800万円は認められません。また、土地権利者の会への補助金19万円は不要です。視察等にも使われますが、成果は不明。また、議会経済委員会の懇談要望にも「話すことはない」と断ってきており、活動の実態も不明です。  以上の理由で、一般会計予算に反対します。 68 ◯副議長(中嶋 勝) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 69 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第4号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] 70 ◯副議長(中嶋 勝) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午前11時04分 休憩                                     午前11時15分 再開 71 ◯副議長(中嶋 勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これより、議案第5号「令和3年度羽村市国民健康保険事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 72 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第5号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 73 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  これより、議案第6号「令和3年度羽村市後期高齢者医療会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 74 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第6号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 75 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  これより、議案第7号「令和3年度羽村市介護保険事業会計予算」の件の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。4番 浜中 順議員。 76 ◯4 番(浜中 順) 議案第7号「令和3年度羽村市介護保険事業会計予算」について反対討論を行います。  今回の第8期介護保険事業で、羽村市は保険料が6.3パーセントの前回と引き続き値上げとなっています。介護保険料については、国民健康保険税と同様に、多くの市民から、給料は上がらず、高過ぎる。また、高齢者にとっては、年金が下がり続ける中で、介護保険料の値上げは生活を一層苦しくするなど不満の声が多く上がっています。さらに今回はコロナ禍で多くの市民の生活が一層困難になっています。現在の介護保険制度では、高齢化が進むほど保険料が上がってしまう仕組みです。保険料を上げないためには、国・都・市からの公的負担の合計を現在の50パーセントから引き上げることが不可欠です。行政の役割は、安心して利用できる介護制度と支払い可能な負担を確保することです。とりわけコロナ禍で保険料は、基金を最大限活用して極力抑えるべきです。また、市は他の区市町村と連携して現在の公的負担を増やすよう、国や都に対して強力に働きかけるべきです。  公的負担の少ない介護保険制度の現在の仕組みでは、保険料の値上げを抑えることは市にとっては難しいですが、市民の生活を一層困難にさせる今回の値上げは容認することはできません。よって、本予算には反対いたします。以上です。 77 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。6番 冨松 崇議員。 78 ◯6 番(冨松 崇) 議案第7号「令和3年度羽村市介護保険事業会計予算」に賛成の立場から討論を行います。  本予算は、令和3年度から令和5年度までを計画期間とする第8期介護保険事業計画に基づき編成されたものであり、第1号被保険者保険料の改定を含むものであります。改定内容は、保険料の基準月額を現行の4,800円から5,100円に改定するものとなっており、率にして6.3パーセントの引上げとはなりますが、今後の高齢者人口や要支援・要介護認定者数の増に伴い、保険給付費が年々増加していく中、給付費の増加に見合う適正な保険料を設定する必要があります。また、保険料の設定にあたっては、前計画を引き継ぎ、低所得者層の負担軽減を図りながら所得段階の多段階設定を行い、さらには介護給付費準備基金からの繰入れを行うなど、低所得者への配慮とともに、できる限り保険料上昇の抑制がなされたものであることが分かりました。
     以上、令和3年度羽村市介護保険事業会計予算について賛成の立場からの討論といたします。 79 ◯副議長(中嶋 勝) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 80 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第7号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] 81 ◯副議長(中嶋 勝) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  これより、議案第8号「令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」の件の討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。4番 浜中 順議員。 82 ◯4 番(浜中 順) 議案第8号「令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」に反対の討論を行います。  この事業で家屋の移転数は今年度36棟、来年度は33棟の予定です。この移転とは、家屋が移転のため取り壊される数で、移転地への再築や移動数ではありません。今後、この移転数は年平均40棟、最大80棟の多くに上ります。この資金は来年度予算には15億6400万円で、うち6億6000万円もの借金です。今後も、市費年平均9億9000万円、最大17億4500万円を使うとし、その多くは借金で賄う予定とされています。経常的な支出が収入を上回る厳しい状況が続き、市役所連絡所の廃止や道路の修繕費の遅れをはじめ、市民の生活を支える予算が行き届かず、次々と削らざるを得ない状況がつくられています。こうした中で、多くの市民の声に背いて区画整理事業に多額の税金を使うことは市民の理解を得られないと考えます。  区画整理該当地域の住民からも、説明が足らない、今後の見通しが立たない、ビジョンを示されない中で減歩や清算金を伴う移転は希望しない、羽村駅西口駅前を早急に整えてほしいなど、不満や反対の声が多く上がっています。こうした課題が多過ぎる、この事業はここで立ち止まって、市民の声をしっかり受け止め見直すべきです。以上の理由によって、本予算には反対いたします。以上です。 83 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。1番 秋山義徳議員。 84 ◯1 番(秋山義徳) 議案第8号「令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」について原案に賛成の立場からの討論を行います。  羽村駅西口土地区画整理事業については、建物の移転や道路の整備などが本格化し、6年が経過しました。優先整備地区における整備が順調に進む中、とりわけ新奥多摩街道を挟んだ川崎1丁目や川崎4丁目付近では新たな住宅が増加するとともに今後の事業展開に合わせた移転事業が進んでいます。地権者並びに関係者の皆様の多大なるご協力により日に日にまちの姿が変わり出し、大きな寂しさを覚えるとともに、安心・安全のまちづくりに向けた整備が着実に進展していることが見て取れます。  こうした中、令和3年度の予算総額は歳入歳出とも15億6400万円で、歳入では令和2年度から新たに導入した都市再生区画整理事業補助金を含む3種類の国庫補助金及び都補助金を最大限有効活用しつつ、市債や一般会計からの繰入金を財源として、職員人件費、事業委託費、地方債元利償還金を主な歳出として予算が編成されています。  1年前、令和2年3月の市議会定例会において令和5年度までの債務負担行為及び東京都都市づくり公社との業務委託契約を議会として議決し、その2年目の予算となる令和3年の羽村駅西口土地区画整理事業会計予算はコロナ禍の現状を考慮しながらも計画的かつ着実な事業推進を図るための適切な予算措置であると捉えています。  冒頭にも申し上げましたが、川崎地区における整備の進捗状況を目の当たりにすると、関係権利者をはじめ、市民の皆様の西口地区の発展に対する期待もさらに大きくなってくると考えます。今後も新型コロナウイルス感染症の影響があることも考えられますが、引き続き、市の財政状況を鑑みながら新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を図りつつ、円滑で効率的な事業の進展を期待し、令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算に原案に賛成の立場からの討論といたします。 85 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。18番 門間淑子議員。 86 ◯18 番(門間淑子) 議案第8号「令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」に反対の討論を行います。  2021年度・令和3年度の予算は、一般会計から6億5856万5000円を繰り入れ、6億6000万円を借金し、国庫補助金、都補助金を合わせて15億6400万円でスタートとなります。  都市計画道路3・4・12号線の整備を優先する工事を進めるとしていますが、当初の目的だったJR羽村駅を中心とした利便性の高い駅前形成を図り、都市施設と自然が調和した新市街地の創出を図るはどこに隠れてしまったのでしょうか。西口区画整理の質問で、土地区画整理事業は面的整備を目的としており、駅前周辺等の市街地再開発事業のように建物の建設や構造物を建設することではないので、ジオラマのような立体的な全体像をつくることは難しいと答弁がありました。つまり、区画整理は道路用地を確保するためだけの事業だということです。住民の皆様は、どのような地域になるのか、どのような広い道路になるのか、目に見える具体的な姿を提示されることなく、土地の提供や移転を求められているのです。現在の羽村駅西口駅前は暫定整備だとのことですが、通勤・通学に利用する駅前が暫定整備のままで広い道路を整備することが最優先だとする区画整理事業は、事業手法、事業期間、事業予算を抜本的に見直し、駅前整備を優先し、現道を活かした修復的整備に切り替えるべきです。  以上の理由から、羽村駅西口土地区画整理事業会計予算に反対します。 87 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、13番 山崎陽一議員。 88 ◯13 番(山崎陽一) 議案第8号、2021年度・令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算に反対します。  反対理由は4点。  1 広い道路を造るため総事業費436億円、市費負担220億円で1,000戸の家を取壊しや移動する西口区画整理は権利者だけでなく全市民1人当たり40万円の負担を強いるもので、市財政危機のおそれがあります。基本工程で79年かかるという事業を大幅に短縮したことで事業費は増大、権利者の心理的、肉体的、経済的負担は計り知れません。  2 2021年度の事業費15億6400万円。市債が6億6000万円、一般会計繰り出し6億5800万円。うち、基金が1億7500万円。西口基金は底をつき、今後は不足分約100億円を借金で賄うことになり、将来世代に多大な負担を強いることになります。  3 区画整理とは平面整備であり土地の変更です。よって、施工者の言う移転とは家を壊して更地にすること。2020年度までの取壊しはおよそ100か所、換地先が使えるのは68か所ですが、もう羽村にはいたくないと市外に移転した方もおり、再築されたのは2月末で40棟ほど。2020年から4年間の公社委託では207棟の移転を予定していますが、2020年度36棟、2021年度33棟の69棟で、予定の92棟には届かず、工事の遅れが始まっています。市長は、この5年でまちの姿も目に見える型で変わってきていると述べていますが、施工済みという駅前は10年以上更地で、夜は薄暗いまま。取り壊されて土がむき出しになった川崎地区は津波に襲われたようだと周辺の人は話しています。これ以上、住民を苦しめることのないよう、近隣の見直し地区を参考にすべきです。昭島市中神駅北口の区画整理は45ヘクタールでほぼ同規模ですが、駅前工区のみを整備、他の2工区は都道の整備以外は見直すことで509棟の移転を13棟に減らし、事業費も120億円から60億円に縮小する計画です。羽村駅西口も同様、都道整備を中心にすれば事業費は東京都交付金で済み、費用も移転家屋も大幅に減少します。今こそ発想の転換が必要です。  4 2011年・平成13年の西口地区先導的都市環境形成計画では区画整理による地球環境に配慮した快適で住み良い都市づくりの実現を掲げています。低炭素型まちづくりの施策として、自然エネルギーの活用、緑の保全、環境意識の啓発をする。公共施設に太陽光発電や小規模風力発電の導入。羽村駅前に発電機能を持つオブジェ。太陽光発電などの新エネルギーを建築協定としてルール化する環境区画の創設を描いています。トヨタ自動車が富士山の裾野で計画する未来都市のような計画です。ところが、区画整理事業は面的整備が目的。建物に重点を置いたものではなく、地域の完成予想図を立体的に表現するのは難しいとの議会答弁がありました。では、羽村駅前は施工済みということなので、計画に掲げられた小規模風力発電はどうされるのか。地域の環境意識の啓発と言いますが、再築された40棟ほどを見ると太陽光発電設備は3棟ほど。突き詰めると、区画整理は道路や公園などの公共施設整備であり、どのように住むかは地権者の考えることとなり、あまりの計画と現実の乖離で、理解が不能です。また、建物1棟の取壊し、整地、新築などで発生するCO2は約90トンと言われており、羽村のAZEMSの1年間のCO2の削減量に相当します。こうした権利者をだますような区画整理事業は即刻の見直しが必要であり、羽村駅西口土地区画整理事業会計予算に反対します。 89 ◯副議長(中嶋 勝) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 90 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第8号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] 91 ◯副議長(中嶋 勝) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  これより、議案第9号「令和3年度羽村市水道事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 92 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第9号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 93 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  これより、議案第10号「令和3年度羽村市下水道事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 94 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第10号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 95 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  日程第11、議案第30号「羽村市国民健康保険条例及び羽村市介護保険条例の一部を改正する条例」の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。      [市長 並木 心 登壇] 96 ◯市 長(並木 心) 議案第30号「羽村市国民健康保険条例及び羽村市介護保険条例の一部を改正する条例」につきまして、ご説明いたします。  本案は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、条例の一部を改正しようとするものであります。  改正の内容ですが、羽村市国民健康保険条例付則第2条において規定する新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者等に係る傷病手当金及び羽村市介護保険条例付則第8条において規定する新型コロナウイルス感染症の影響により収入の減少が見込まれる場合の保険料の減免のそれぞれの条文において、新型インフルエンザ等対策特別措置法附則第1条の2を引用して新型コロナウイルス感染症を定義しておりましたが、同法の改正に伴い、引用条文が削除されたため、条文の整備を行うものであります。  なお、この条例は公布の日から施行しようとするものであります。  細部につきましては、企画総務部長から説明いたしますので、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願いいたします。 97 ◯副議長(中嶋 勝) 企画総務部長。 98 ◯企画総務部長(市川康浩) それでは、議案第30号「羽村市国民健康保険条例及び羽村市介護保険条例の一部を改正する条例」の細部につきまして、ご説明いたします。  議案第30号資料の1ページをご覧ください。まず、羽村市国民健康保険条例ですが、付則第2条において規定する新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者等に係る傷病手当金の条文において、新型インフルエンザ等対策特別措置法附則第1条の2を引用して新型コロナウイルス感染症を定義しておりましたが、同法の改正に伴い、引用条文が削除されたため、新型コロナウイルス感染症病原体がβコロナウイルス属のコロナウイルス(令和2年1月に中華人民共和国から世界保健機関に対してヒトに伝染する能力を有することが新たに報告されたものに限る)である感染症をいう(以下同じ)と、定義を具体的な表現に改めるものであります。  次に、2ページをご覧ください。羽村市介護保険条例ですが、付則第8条において規定する新型コロナウイルス感染症の影響により収入の減少が見込まれる場合の保険料の減免の条文においても同様に、定義を具体的な表現に改めるものであります。付則では、この条例は公布の日から施行しようとするものであります。  以上で細部説明とさせていただきます。 99 ◯副議長(中嶋 勝) これをもって提案理由並びに内容説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。9番 鈴木議員。 100 ◯9 番(鈴木拓也) 今、説明がありました新型コロナウイルスの定義なのですけれども、いわゆる変異種は含まれることになっているのかどうか、お尋ねします。 101 ◯副議長(中嶋 勝) 福祉健康部長。 102 ◯福祉健康部長(野村由紀子) 今回のこの条例改正に関しましては国の特措法の改正による条文の改正によるもので改正しているものでして、変異株が含まれるかどうかはこちらで把握しておりませんので、現状としては分かりません。以上です。 103 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 104 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 105 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 106 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第30号の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 107 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  日程第12、議案第31号「令和2年度羽村市一般会計補正予算(第13号)」の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。      [市長 並木 心 登壇] 108 ◯市 長(並木 心) 議案第31号「令和2年度羽村市一般会計補正予算(第13号)」につきまして、ご説明いたします。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ2億1130万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ297億9100万円とするものであります。  補正の主な内容ですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、ワクチン接種を実施するために必要な経費を増額するとともに、小中学校における感染症対策や学びの保障を確保する取組みに必要な経費として保健衛生用消耗品や備品の購入費を計上するものであります。  細部につきましては、財務部長から説明いたしますので、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願いいたします。 109 ◯副議長(中嶋 勝) 財務部長。 110 ◯財務部長(高橋 誠) それでは、議案第31号の細部について、ご説明いたします。お手元の議案(その5)、一般会計補正予算書第13号をご覧ください。  2ページ、3ページをお開きください。第1表、歳入歳出予算補正ですが、補正の総額は歳入歳出ともに2億1130万円で、増額補正となります。  4ページをお開きください。第2表、繰越明許費の補正ですが、教育費の小学校費・中学校費にそれぞれ計上しております感染症対策等の学校教育活動継続支援事業について、事業が翌年度にわたるため、繰越明許費を設定いたします。また、衛生費に計上しております新型コロナウイルスワクチン接種事業については、既に6760万2000円を限度額として繰越明許費を設定しておりますが、限度額を2億3969万4000円に変更させていただくものです。  8ページ、9ページをお開きください。まず歳入ですが、16款国庫支出金は2億2991万円の増額です。国庫負担金の新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金9300万8000円と国庫補助金の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金7908万4000円は歳出の衛生費に計上しております新型コロナウイルスワクチン接種事業に要する経費に対する負担金及び補助金で、補助率は10分の10です。国庫補助金の小学校費補助金と中学校費補助金に計上しました学校保健特別対策事業費補助金は歳出の教育費に計上しております学校保健衛生に要する経費に対する補助金で、補助率は2分の1です。また、国庫補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては第三次の交付額が示されまして、羽村市の交付額は総額で1億7429万4000円となりますが、そのうち、令和2年度に交付が予定されております5181万8000円をここで計上させていただくものです。この5181万8000円の充当先ですが、教育費の小学校費・中学校費にそれぞれ計上しました学校保健衛生に要する経費の国庫補助金を除いた一般財源分に充当するほか、これまで東京都の特別交付金を活用して実施してまいりました感染症対策事業の財源に組み替え、財源更正いたします。このことにより、20款繰入金につきましては新型コロナウイルス感染症緊急対策特別交付金基金繰入金を1861万円減額いたします。  10ページ、11ページをお開きください。次に歳出です。2款総務費は2720万8000円の増額です。国庫補助金の地方創生臨時交付金の増額により財源の更正を行ったことに伴いまして新型コロナウイルス感染症緊急対策特別交付金基金へ積み増しを行います。  12ページ、13ページをお開きください。4款衛生費は1億7209万2000円の増額です。新型コロナウイルスワクチン接種事業に要する経費については既に補正予算第10号で7400万円ほどの費用を予算措置しておりますが、国庫支出金が増額されましたことから、本年9月までのワクチン接種に必要となる費用を計上させていただきました。主な費用としては、予防接種看護師等報酬1815万5000円、新型コロナウイルスワクチン接種委託料3418万8000円、接種会場運営等委託料6143万7000円、シャトルバス運行委託料3616万5000円などであります。  14ページ、15ページをお開きください。10款教育費は1200万円の増額となります。  16ページ、17ページをお開きください。学校保健衛生に要する経費につきましては、学校教育活動の継続を支援するため、感染症対策や児童・生徒の学習保障に必要な経費を措置するもので、保健衛生用消耗品や保健衛生用備品の購入費を計上いたしました。中学校費にも同様の経費を計上しております。  以上で議案第31号の細部説明とさせていただきます。
    111 ◯副議長(中嶋 勝) これをもって提案理由並びに内容説明は終わりました。  しばらく休憩いたします。                                     午前11時51分 休憩                                     午後1時00分 再開 112 ◯副議長(中嶋 勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。8番 富永議員。 113 ◯8 番(富永訓正) 何点かお伺いしたいと思います。  初めに、予算書8ページ、歳入の新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金9300万円についてお伺いします。まず、どういう方を対象としているのか。また、ワクチンメーカーにより接種回数も違ってくると思うのですけれども、1人当たりの接種回数、また、その人数、接種の時期。その辺はどのような見込みなのか、お伺いします。  それと、予算書12ページ、衛生費の予防費なのですけれども、9月末までの接種に必要な経費ということで、初めに事務等職員と看護師等の会計年度任用職員の必要人数と確保の状況。それに対する見通しはいかがでしょうか。それと、医師会と様々な面で調整されていると思うのですけれども、ワクチン接種にかかる医師をはじめとする医療従事者の体制面での状況と見通しをお伺いします。 114 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 115 ◯健康課長(大高淳子) まず、ワクチンのどういう方を対象にということですが、国の指示に基づきまして、16歳未満を除く全住民の方を対象としております。また、回数につきましては、今、薬事承認が通っているのはファイザー社のみになりますが、他の2社も含めまして接種回数は1人2回とされております。時期につきましてですが、現在、ワクチンが公表されているところで4月26日の週に羽村市にも1箱届くとされております。その後、まだ通知段階ではございますが、5月10日の週に全国で4,000箱、その後、毎週9,000何箱ということで来ておりますが、まだ羽村市に何箱来るかということは示されておりませんので、接種の時期につきましては、ワクチンが届きまして予約等が完了次第、5月初旬から始める予定でおります。それと、対象人数につきましては、一応、全住民が2回ということにはなりますが、今回、一つの目処として接種率は、最低でもこのぐらい打っていただきたいということとして65パーセントというものを検討しております。これはどこから出てくるかと言いますと、今年度、令和2年度、高齢者インフルエンザ予防接種自己負担額が0円になったということで、かなり接種率が高くなりました。その接種率が羽村市は62.5パーセントでしたので、その数字を参考とさせていただいております。ちなみに、他の自治体を見ましても大体60パーセントから70パーセントの接種率で回数を予想しておりますので、一応、必要接種回数の中からそれを見込んだ回数で6万2000回程度を見込んでおります。  それから、看護師の会計年度任用職員で、ただいま接種にかかる看護師を公募いたしまして、今、任用に向けて準備しているところでございます。必要人数につきましては、現在、羽村市医師会と共に集団接種会場の詳細を詰めているところでございますので、ここで何人というふうには申し上げられないのですが、現在調整中でございます。確保につきましては、現時点で健康課で任用している会計年度任用職員の看護師、それから、新たに任用する看護師等で充足できるものではないかと考えております。それから、医師に関しましても、現在、ほぼ毎週、医師会と調整を図っておりまして、どのような形で、どのような曜日、時間、人数等を最終段階で調整しているところでございますので、それに応じて医師の配置をしていく予定でございます。それから、予算計上の人数に関しましては、一応、4万847回はこの補正予算をお示しする時点で医師と検討していて、大体勘案して、このぐらいの人数が9月末までに打てるのではないかという人数になっております。あと、会計年度任用職員に関しましては、一応、ここでは看護師13人という形でやらせていただいておりますが、この回数ですとか出勤の状況によって最終的に何人任用するかというのは今後の調整になると思います。以上です。 116 ◯副議長(中嶋 勝) 8番 富永議員。 117 ◯8 番(富永訓正) ありがとうございました。  それと、市民の方の市外での接種、あるいは市民以外の方の市内での接種への対応はどうなるのか。また、その場合の接種費用の扱いはどうなるのでしょうか。お伺いします。  それと、国が打ち出しております新型コロナウイルスワクチン接種記録システムへの対応。これは予防接種管理システムの改修ということになるのかどうか、よく分からないのですけれども、その辺はどうしていくのか。また、他自治体のデータの共有あるいは連携面ではどうなっていくのか、お伺いします。  それと、ワクチン接種による国内、海外でも副反応という話が最近聞いておりますけれども、市民の中でも不安を感じる方がいるかと思うのです。その不安を少しでも解消して、安心して接種ができるように万全な体制が求められると思うのですけれども、その辺の取組みをどうされていくのか。また、市内でワクチン接種後の副反応が発生した場合の体制とその場合の処置。その辺はどうしていくのか、お伺いします。 118 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 119 ◯健康課長(大高淳子) まず、お尋ねの、羽村市に住民票を置いていて、その方が市外で受ける場合、あるいは逆もあるかと思いますけれども、市外で受ける場合は、やむを得ない理由に該当する場合は住民票所在地以外でも接種が可能とされております。ちなみに、やむを得ない理由という場合は、出産のために里帰りしている妊産婦、遠隔地へ下宿している学生、単身赴任者、DV・ストーカー行為等の被害者、他自治体での入院・入所者、あと、基礎疾患を持っており他自治体で主治医の下で接種を受ける場合、あるいは災害による被害を受けた自治体に住んでいる者、拘留または留置されている者、受刑者となっております。この中で入院・入所ですとか、あるいは他自治体で主治医の下で接種を受ける場合は特に届出等は必要ないのですが、里帰り出産とか遠隔地の学生の場合には接種場所の自治体に接種前に住所地外接種届を提出して、住所地外届出済証の交付を受ける必要がございます。この申請方法につきましては、郵送、窓口、それから、厚生労働省のウェブサイトからも申請ができることになっております。それと、接種費用の扱いですけれども、羽村市内で受けた場合は直接、市に請求が上がってきて、市がお支払いする形になります。集団接種の場合は特にそれは生じませんが、市外で受けた場合は市外で接種した医療機関が国保連合会を通して羽村市に請求する流れになっております。これは全国統一になっております。  それから、管理システムの件でございます。これは政府が現在構築しております接種記録システムのことだと思うのですけれども、このシステムは全国の新型コロナウイルスワクチンの接種履歴を集約して、全国の自治体がリアルタイムで接種履歴を確認し合えることを目指して現在構築しており、3月下旬にはシステムが構築されると伺っております。これに関して、羽村市では接種済証の接種記録を市で管理している予防接種のシステムに今回接種いただいた記録を入力いたします。その入力した記録を吐き出して、それを国のシステムに送ることで対応する予定でおります。現在、システムの改修中でございます。それから、他自治体との情報共有につきまして、一応、国はこのシステムを利用することで、システムが稼働すればすぐに接種履歴が確認できて、自治体の事務負担軽減に繋がると言っています。  それと、副反応につきまして、様々な報道等がなされていると思いますが、ワクチン等を接種した場合、いわゆる薬や食べ物が体に入って短期間で起こることのアレルギー反応等がございまして、副反応に関しましては、国内治験ではワクチン2回接種後に接種部位の痛みが約80パーセントに、疲労・倦怠感は約60パーセントに、37.5度以上の発熱が約33パーセントの方に認められているとされています。また、3月11日に、今、先行している医療従事者の接種におきまして、1万7138例の健康観察日誌から出た結果としては、発熱が37.5度以上は3パーセント、接種部位の疼痛が90パーセントあった。あとは、全身倦怠感は16パーセントという数字も出ております。いずれも翌日が一番大きいところですが、ほぼ3日後には軽快したという話になっております。ちなみに、1万7000余の医療従事者に関しましては、いわゆるアナフィラキシーの発現はなかったと出ておりますが、アナフィラキシーショックとアナフィラキシーとアレルギー反応と、いろいろな表現があるところですけれども、重篤な例はなかったが、副反応疑いということで5例をPMDAに報告したと伺っております。あと、接種会場につきましては、副反応の対応といたしましては、当然、医師と看護師が常駐しておりますが、例えば接種の際に座る椅子とか、背もたれがあるものにするとか、あるいは人によっては横になって接種したほうが副反応に対しても安全である場合もあるので、簡易ベッド等の用意もしております。もちろん、救護室の様な休んでいただく部屋も用意していますし、あと、国も示しておりますが、副反応に対するアナフィラキシーが起こった場合にはアドレナリン製剤、エピネフリン等が有効とされておりますので、それらの医薬材料は全て揃えております。それと、急変時のアナフィラキシーショック状況になったような場合につきましては救急対応になると思いますが、受入れにつきましては公立福生病院に協力を依頼しているところでございます。以上です。 120 ◯副議長(中嶋 勝) 8番 富永議員。 121 ◯8 番(富永訓正) ありがとうございます。  シャトルバスについてですけれども、どのような方が対象になるのか。また、接種予約日も様々あると思うのですけれども、それと、中には介添え等が必要な方もおられるのではないかと思います。どのような車両で、また、その車両台数、そして、運行ルート。この辺はどのように考えておられるのでしょうか。お伺いします。  それと、事務用品・備品で冷凍庫と冷蔵庫が配置ということなのですけれども、それぞれ、どこに何台設置され、その中には収納可能ワクチン数がどの程度なのか。何回分とか何人分とか、その辺、どのように見込んでいるのか、お伺いします。 122 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 123 ◯健康課長(大高淳子) シャトルバスにつきましては、集団接種会場が1か所であることから、できるだけ多くの方が便利にいらしていただけるようにということで検討しております。当然、はむらんのバス等も活用いただきたいと思っていますが、現在、シャトルバスの台数、コース、時刻表につきましては、都市計画課等も含めまして検討を重ねているところでございます。様々な案を出して、今、検討の真っ最中でございまして、まだここで詳しいことは申し上げられませんが、できるだけご活用いただけるようなコースにしたいと考えております。  あと、冷蔵庫と冷凍庫につきましてですが、ワクチンを保管するディープフリーザーに関しましては羽村市に1台ございます。今回、こちらを計上したのは、冷凍・冷蔵庫に関しては普通の家庭用の冷凍・冷蔵庫を1台、保健センターに設置します。ファイザー社のワクチンは冷凍から解凍する必要があります。解凍するために使う冷蔵庫と、配るために保冷バッグがありますが、保冷バッグに入れる保冷剤を冷凍する必要があります。そのための冷凍・冷蔵庫になります。それから、もう一台、冷蔵庫のみになりますが、こちらはスポーツセンターに配置いたします。こちらは解凍したワクチンをスポーツセンターに置いて、細かい話になるのですが、生理食塩水で薄めて、それを注射器5本に詰めてどんどん用意するのですけれども、それがずっとそのまま常温に置いておくのもあまりよろしくございませんので、例えば午後使う分は、後で注射器に用意するとすれば、それを保管しておくところ。当初、保冷バッグも考えたのですが、やはり季節も暖かくなってくると危険もあると思いますので、その場で保管できる冷蔵庫ということでスポーツセンターのワクチン用の冷蔵庫ですので、本数といいますか、その都度、毎日使うような形になるかと思います。以上です。 124 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。14番 馳平議員。 125 ◯14 番(馳平耕三) 2点お聞かせいただきたいと思います。  1点目は、限られたワクチンが順番に入ってくるということなのですけれども、まず、高齢者のほうからいくと、その順番はどういうふうに決めるのか。施設を先にやるのか、90歳以上の方からやるのか、また、基礎疾患のある方からやるのかとか、そういう順番が決まっているのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。同様に、その後のワクチンも含めて、順番については全体としてどういうふうに考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。  それと、医療従事者への接種はもう始まっているのかなと思うので、市内のほうはもう始まっているかどうか。ちょっとだけ、それもお聞かせいただきたいと思います。 126 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 127 ◯健康課長(大高淳子) 接種順のお尋ねでございます。接種順位につきましては、国の指示に従って優先順位を決めていきたいと思っています。今、ざっと言いますと、医療従事者、高齢者、高齢者以外の基礎疾患を有する方及び高齢者施設で従事されている方、それから、60から64歳の方、最後にそれ以外の方という国の決めに従っていきたいと思っています。高齢者の順番につきましては、今、検討を重ねているところですが、集団接種会場での一般の高齢者の方と施設入所の高齢者の方、並行して実施していけるのではないかというふうに、今、検討しているところでございます。  それと、市内の医療従事者接種でございます。医療従事者の接種については東京都が調整することになっているのですが、東京はなかなか医療従事者の幅といいますか、状況がかなり違っていて、調整が難航しているようで、現時点では羽村市内で医療従事者の方が打っているかどうかは私どもとしては把握できないのですが、西多摩地区においてスタートはしていると聞いておりますが、羽村市内で何人とか、どこが始まったというのは把握しておりません。以上です。 128 ◯副議長(中嶋 勝) 14番 馳平議員。 129 ◯14 番(馳平耕三) 高齢者の順番なのですけれども、限られたものしか来ないということで、一遍に申込みが重なってしまうと打てなくなって、その分、無駄になってしまうことになると思うので、限られた人に順番に接種券が行くのではないかと思うのですけれども、そこがどういう順番になるのか。高齢者の中でも特に施設と90歳代以上を先にやるとか、そういうことなのかなと思っていたのですけれども、それがどうなのか。  医療従事者の話は、高齢者はやはりそういう面では、ワクチンに関しては非常に危険性もあると思うので、そのときに全員が打たれているのならいいかなと思っているのですけれども、そういう状況になっているのかどうかということをお聞かせいただきたいと思っています。 130 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 131 ◯健康課長(大高淳子) 高齢者の中の順位ということなのですけれども、最初に来るワクチンの数が非常に少なかったので、担当としても、今、検討しているところでございます。年齢別、地区別という河野大臣のお話がありましたけれども、いずれもなかなか対応に苦慮するところですので、程なく接種券の発送の時期が迫ってまいりますが、再度、そこについては検討を重ねていきたいと思っております。  あと、医療従事者の方の接種につきましては、本来ですと高齢者の接種が始まる前に全ての医療従事者の接種が終わるという国の計画だったと思いますが、現在、国が示してきているところで少し重なる部分が出てくるのではないかというふうに示しが出ております。できるだけ早く医療従事者の方には接種していただき住民接種に携わっていただきたいと思っていますが、こちらは東京都あるいは医師会の動向を見てまいりたいと思います。以上です。 132 ◯副議長(中嶋 勝) 14番 馳平議員。 133 ◯14 番(馳平耕三) 今ので大体分かりました。  それで、高齢者の皆様が施設で打つのか、それとも、こちらの会場に来るのかというのは自分たちで決められるのかどうかということが一つ。  それと、前にお話ししたように、意思の確認できない人たち。それは家族に多分、同意書みたいなものが来ると思うのですけれども、それはいつ頃届くのかというのはどういうふうになっているか、お聞かせいただきたいと思います。 134 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 135 ◯健康課長(大高淳子) 施設入所者の方につきましては、できるだけ普段慣れたところで、高齢者のインフルエンザ等も施設内で接種していただいていることが多いので、できるだけ慣れた場所で受けていただきたいと思っておりまして、施設内で受けられるように全ての施設と調整を図っております。特に施設に来ている配置医・嘱託医の所属する医療機関との調整も必要にはなりますが、そちらも含めて、できるだけいつもと変わらないところで受けていただけるような調整を図っております。  それから、意思の確認ですけれども、国の手引にもございますが、意思確認が困難な者に対する予防接種がございまして、意思確認が困難な場合であっても、家族や介護施設等に入所している場合は嘱託医等の協力を得ながら本人の意思を確認して、接種についての同意を確認できた場合に接種を行うこととされております。その辺はご家族ですとか身近な方にご協力をいただくようになるかと思います。また、施設入所に関しまして、この意思の確認、家族のご協力というものは各施設で実施していただくことになっておりまして、今、それぞれ動いていただいていると聞いております。その結果をもちまして、同意を得た方だけに接種する形になると思います。  集団接種が始まる時期は、施設にもお知らせは随時していくので、多分、そこに間に合うように意思の確認をしていただいていると聞いております。以上です。 136 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。4番 浜中議員。 137 ◯4 番(浜中 順) 予算書17ページと19ページ、学校保健衛生に関する消耗品と備品、小中学校それぞれですけれども、これを買いなさいとか、これは買ってはいけませんとか、そういう指示があるのかどうか、お聞きします。 138 ◯副議長(中嶋 勝) 学校教育課長。 139 ◯学校教育課長(西尾洋介) この補助金の内容は、国からは学校の裁量で、校長先生の判断で活用していただくような趣旨で補助金制度は構築されておりますので、まずは今、ここの予算を計上させていただくにあたりましては各学校の規模に応じた補助金が充てられていますので、そちらを学校の判断で今は積み上げたものが備品と、また、それに見合う消耗品の額を計上しております。以上です。 140 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。17番 水野議員。 141 ◯17 番(水野義裕) 数字がいくつか出てきたのだけれども、分からないので、確認です。  16歳未満を除く接種対象者は何人ですか。接種率65パーセントはその中の固まりに対して65パーセントという数字なのですが、65パーセントを出した分子と分母の数字をはっきり出してください。  それから、6万2000回分のどうのこうのという話と、4万回という数字が出ました。何が6万2000回で、何が4万回か、よく分かりません。説明してください。 142 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 143 ◯健康課長(大高淳子) 16歳未満を除く対象者数は、2月1日現在の人口から勘案しまして4万7643人になります。65パーセントは、その4万7643人の65パーセントで、3万969人となります。それが掛ける2回になりますので、約6万2000回となります。  それと、4万回余りが9月末までというのは、まさに今、オンタイムで医師会と調整を図っているところですが、医師会と調整を図って可能な回数といいますか、概数ですけれども、4万回程度が9月末で打ち終わるのではないかというものに基づきまして計上したものでございます。以上です。 144 ◯副議長(中嶋 勝) 17番 水野議員。 145 ◯17 番(水野義裕) 分かりました。  それで、今、気になったのですけれども、この費用は、特に予防費は全部、9月末までの費用で、4万回分のことでやっていますと。4万回ということは、2万人分という解釈でいいかを確認したい。  それから、予防費の中に委託料でコールセンター等運営委託料などというものがあるのですが、これはいつ頃から開始して、その年度の切れ目、上半期の9月までの費用ですか。コールセンター対応は何人ぐらい用意するつもりですか。  あと、6000万円もある接種会場運営等委託料。どういう組織にそれを委託しようとしているか。規模とか人数とか、これはすごく大きい額ですね。委託料の中に何が含まれているか、大きな費目は何かを説明してください。 146 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 147 ◯健康課長(大高淳子) 1項目め、4万回分は9月末まででということで、お見込みのとおりでございます。それと費用は、今回計上しているものは全て9月末までの金額になります。  それから、コールセンターの費用につきましても9月末までの金額になります。コールセンターは現在、3月8日から既にオープンしておりますが、8人体制、電話は5回線でスタートしております。  それから、接種会場の委託につきましてですけれども、一番大きいものに関しましては会場運営。看護師、医師がいるとはいえ、様々な誘導ですとか受付ですとか、あと、非常時の対応等も含めまして、かなりの人数が要るということで、この段階で1回15人程度の人員配置。ここの資料にもお示ししてありますが、こちらの費用が一番高くなっております。あと、会場設営につきましても、パーテーション、椅子、机等々、かなり大がかりになりますので、そちらの費用も含まれております。また、スポーツセンター第2ホール出入り口を一般の方と同一ではなく、直接出入りできるようにするためのスロープの設置も予定しております。そちらもこちらの委託料に含まれております。こちらの委託につきましては、市内事業者も含めて見積り合わせ等をした結果、今回、この会場の設営と運営に関しては株式会社JTBに、スロープ設置については、今、こちらはまだ契約前ですので、市内業者に契約調整中ですので、市内業者にお願いする予定でおります。以上です。 148 ◯副議長(中嶋 勝) 17番 水野議員。 149 ◯17 番(水野義裕) そうすると、その6000万円余の委託はどこかの団体ではなくて、市がこれをやってくださいという格好で委託するもののトータルが6000万円と思っていいですかという確認。  あと、予約券というか、対象者に案内を出し始めるのはいつか、確認します。 150 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 151 ◯健康課長(大高淳子) お尋ねの委託の中身ですけれども、市でかなり細かいところまで指示して依頼しているところでございます。  あと、接種券の発送の時期でございます。国では住民接種で先行する高齢者について、4月23日頃を目処に、そこまでに発送を開始しなさいと言われております。現在、接種開始が5月初旬になる見込みですので、その4月23日のあたりの発送を予定しておりますが、現在、まだワクチンの供給を見ながら調整を図っているところです。  先ほど、設営運営について会社名を出させていただきましたけれども、まだ契約等はしておりません。失礼いたしました。以上です。 152 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。1番 秋山議員。 153 ◯1 番(秋山義徳) すみません。聞き漏らしていたら申し訳ないのですが、4月26日に1箱届くということなのですが、これは一体、何人分接種できる分なのか。教えてください。 154 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 155 ◯健康課長(大高淳子) 今、お尋ねの4月26日の週に届くということで、4月26日に届くかどうか、まだ分かりませんが、こちらは今のところ、注射器5回分というところで来る予定でいますので、975本来るので、487人分。1つの箱で2回接種となっておりますので、500人弱のものになると思います。 156 ◯副議長(中嶋 勝) 1番 秋山議員。 157 ◯1 番(秋山義徳) そうしますと、今後の入荷がまだ、その後に全国で4,000箱入ってきて、その後に全国で9,000箱入ってくるということなのですが、それがもし遅れたりすると、ここまでの人数の分で一旦止まってしまうという形になるのでしょうか。 158 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 159 ◯健康課長(大高淳子) すみません。先ほど975回分で975本と申し上げましたが、195バイアルでした。195本で、1本が5回分となります。  今、お尋ねの、もし供給が遅れましたらということで、供給が遅れましたら、やはりそれに対応するような形での予約の取り方とかになりますので、遅れたら遅れた分、接種も遅れてしまう形になるかと思います。 160 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。18番 門間議員。 161 ◯18 番(門間淑子) すみません。今回提案されている費用については9月までの接種ということで、集団接種を前提とした予算と思いますけれども、その9月までに予定された期間の中で集団接種できない可能性がある人も出てくるわけです。以前の説明では個別接種といいますか、かかりつけのお医者様とかという、事情によってはそういうところもあり得るということでしたが、それはどういうふうに検討されていて、9月までに接種できなかった人へはどういうふうに次のお知らせをしていくのかということがまず一点です。  それから、住民情報システム改修で接種記録と住民情報システムとの連携ということになっていますので、この住民情報システムを改修する根拠はどこに置いて改修していくのか。何らかの法なり指示なりがあってのことだと思いますけれども、その根拠をお尋ねします。 162 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 163 ◯健康課長(大高淳子) お尋ねの今回、補正予算に計上させていただきましたのは、門間議員がおっしゃるとおり、9月末までのものになります。それ以降につきまして、ワクチンの供給状況にもよるかと思うのですが、私どもの予測でもこの9月末で接種を見込んでいる方全員の接種は難しいと考えております。また、その中で個別接種につきましては、今回、ファイザー社のワクチンが非常に保管が難しいということで医療機関でも難しさが出ているということなのですが、今後、別のワクチンが出てきた場合等、あるいはファイザー社のワクチンでも工夫して打ちますという医療機関が出てくるなど、個別の接種が始まった場合には当然、そちらも実施していただきたいと思っています。終わらなかった場合、当然、今後、延長して接種を続けていく必要があると考えています。これに関しまして、国も10月以降に関してはその状況に応じて、また補助金等も検討するという通知も出ておりますので、場合によっては延長していくと思います。そのことにつきまして、ワクチンの供給状況等を見ながら、随時、市民の皆様には広報はむらですとか市公式サイト等でお知らせしていく形になるかと思います。  それと、住民情報システムにつきまして、これは今回、国が示したシステムに繋がっていくことになりますので、こちらは予防接種法等に紐づけられたものになると解釈しております。以上です。 164 ◯副議長(中嶋 勝) 18番 門間議員。 165 ◯18 番(門間淑子) 羽村市の場合は集団接種方式をまずは選択してということですが、自治体によってはこのかかりつけ医といいますか、地域分散型の接種方法を取っているようで、それぞれにやはりメリットがあると思うのです。ですから、かかりつけのお医者様が安心だという方もいらっしゃるでしょうし、そうした方はその場でしていただくのが、体質が分かっているのでいいわけなので、そうした方法が取られるとすればいつ頃から可能かどうか、考えているのかどうか、あるいは医師会の方とのお話がされているのかどうか。以前、市の説明では個別接種もあり得るという話でしたが、集団接種オンリーではないと思うのですけれども、そのあたりの考え方をお聞きします。 166 ◯副議長(中嶋 勝) 福祉健康部長。 167 ◯福祉健康部長(野村由紀子) ただいまの、確かに門間議員がおっしゃるとおり、個別のメリットも非常にあるというあたりは医師会の先生方との話合いの中でも、やはり主治医がその人の薬の状況とかもよく知っているだろうという話は出てきておりまして、集団でやるときにその人のどの薬を飲んでいるのかが分からないとなかなか副反応の可能性もあるしということで、まずは集団接種で受ける場合も、かかりつけの医師に接種を受けていいかどうかをできれば聞いてほしいということも検討していったほうがよろしいのではないかということも今、意見としては出ております。ただ、やはりかなり医療機関で接種するには、1つの小瓶なのですけれども、バイアルと呼ばれるものが5人分となっておりますので、そこの部分を、その5人が一気に来た場合になかなか一緒に接種するのが難しいという医師会の意見もございまして、まずは集団でやりたいというのが医師会の意見でもございます。今後、またどのぐらいの感じで進められるかとかにもよりますが、個別接種がいいという先生もいらっしゃる可能性もありますので、その部分につきましては、今後も引き続き、個別でできないのか、あと、集団と両方でできないのかというところは医師会と話をしてまいりたいと思います。以上です。 168 ◯副議長(中嶋 勝) 18番 門間議員。 169 ◯18 番(門間淑子) 毎年、インフルエンザの予防接種などでも予約制になっていて、なかなか受けられなかったりする場合もあって、数の問題があって、そういう予約などをすればかかりつけのお医者様でも可能かなと考えたりもするのですが、そういう予約制なども検討されてはいないのかどうかをお聞きします。 170 ◯副議長(中嶋 勝) 福祉健康部長。 171 ◯福祉健康部長(野村由紀子) インフルエンザのワクチンに関しましては、完全に個別、1人1本でできるという利便性の問題が特にないということで接種が可能となっております。あと、先ほど健康課長からも申し上げましたが、やはりワクチンの保存が一番問題でございまして、マイナス75度、プラスマイナス15度という温度設定の冷蔵庫が医療機関には現在ございません。また、日本全体でもほとんどないような状態ですので、そこの部分の課題が一番大きな問題と思っておりますので、ワクチンの安全性を優先させる意味では、個別でできる条件が揃うまでは集団でやるという方向で考えてまいりたいと思います。以上です。 172 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。9番 鈴木議員。
    173 ◯9 番(鈴木拓也) 2つお尋ねしたいのです。  ワクチンを2回、間を空けて打つということで、1回接種した人を数多く増やしていくことが優先されるのか。それとも、2回接種が終わる方を増やしていくことが優先されるのか。どちらが優先となるのか、お尋ねします。  もう一点は、地方創生臨時交付金が1億7000万円余というお話を伺ったのですけれども、今回使う5000万円以外に1億2000万円の扱いがどういうふうになっていくのか、お尋ねします。 174 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 175 ◯健康課長(大高淳子) お尋ねの、1回接種が優先か、2回接種が優先か。優先ということではないとは思うのですけれども、お答えします。国とワクチンを作っているファイザー社によると、できるだけ最低18日空けて、一応、標準的には20日空けて2回打つことで有効性が高いと言われています。ですので、今回、国もワクチンを配分するにあたり、これは1人が2回打つワクチンですという言い方ですので、例えばさっきもお答えしましたが、975回分来たのは975人分ではなくて、その半分の方が2回打つワクチンだと言っていますので、それの決めに従って2回打つ方をどんどん増やしていくと考えています。ちなみに、予約システムも1度に2回の予約ができるように構築をお願いしておるところでございます。以上です。 176 ◯副議長(中嶋 勝) 財政課長。 177 ◯財政課長(河野行秀) 地方創生臨時交付金の残りの1億2000万円ほどの使途ですけれども、こちらは令和3年度に入ってから事業を立案して、しっかり使い道を決めて補正予算に計上していきたいと考えております。以上です。 178 ◯副議長(中嶋 勝) 9番 鈴木議員。 179 ◯9 番(鈴木拓也) 最初の2回接種のほうなのですけれども、つまり1回接種をして、本当は3週間ぐらい間を空けて接種しなければいけないのですけれども、ワクチンが入ってこないせいで2回目がなかなか打てなくてずっと時間が経ってしまう人は出ないという理解でいいのかどうかです。  それから、2点目の地方創生臨時交付金なのですけれども、大体、いつ頃、これは予算化されて、議会に出てくるのでしょうけれども、審議ということになるのか。時期、いつ頃を目指しているのか、お尋ねします。 180 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 181 ◯健康課長(大高淳子) 今、鈴木議員がおっしゃられるように、1回受けて、次が受けられない方が出ないように、一度に2回の予約をして、ワクチンの供給量も見て、2回接種の方が積み上がっていくというふうに構築していく予定でございます。以上です。 182 ◯副議長(中嶋 勝) 財政課長。 183 ◯財政課長(河野行秀) このスケジュールでございますけれども、国からは今のところ、いつ実施計画を提出しろというスケジュールは示されておりませんが、こちらは新型コロナウイルス感染症対策であれば、随時、タイミングを見て必要な対策は補正予算に計上していく。その後、きっちり充当報告を国にすればいいというふうに考えておりますので、やはり新型コロナウイルス感染症対策で必要な事業については、随時、タイミングを逃さず打っていくというふうに考えております。 184 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。17番 水野議員。 185 ◯17 番(水野義裕) 今の地方創生臨時交付金に関連して、どうやらそれに関連するものがかなり財源更正で一般財源から持たなければいけないような、この背景、何かが変わったから財源負担が変わったということなのか。そのあたりの説明をしてください。合わせると600万円ぐらいある。 186 ◯副議長(中嶋 勝) 財政課長。 187 ◯財政課長(河野行秀) 地方創生臨時交付金は、一次交付、二次交付で受けたものは、まず令和2年度中に使っていくことが基本になります。一部、繰越措置をすれば令和3年度に食い込むことはできるのですけれども、基本的には令和2年度予算で執行していく形になります。そうしたところで、もしこれは、例えば事業の執行が少なくなって、臨時交付金に充当している事業の額が少なくなってしまうと、これは国に返還しなければならない決まりになっております。そうしたことが起こらないように、きっちり使い切るために、地方創生臨時交付金の事業として充てたものが、事業が少なくなってしまった分は、今度は他の、東京都の交付金とか基金を充てたものを地方創生臨時交付金に振り替えて予算化していく。そういう措置を今回、財源更正という形でさせていただいているところでございます。 188 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 189 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 190 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 191 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第31号の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 192 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  次に、日程第13、議案第32号「損害賠償額の決定について」の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。      [市長 並木 心 登壇] 193 ◯市 長(並木 心) 議案第32号「損害賠償額の決定について」ご説明いたします。  本案は、公用車による物損事故に伴い、国家賠償法第1条第1項の規定に基づき相手方の損害を賠償する必要が生じているもので、このたび、相手方との示談が成立いたしましたので、損害賠償額を決定し、その損害賠償額を支払うことをもって和解するため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。  損害賠償の額は住宅の壁の修繕費と自転車2台の損害額178万1817円で、損害賠償の相手は議案に記載のとおりであります。事故の概要は、令和2年9月28日午後2時10分頃、相手方の住宅敷地内において自転車2台と建物外壁を公用車で損傷させたものであります。  以上、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願いいたします。 194 ◯副議長(中嶋 勝) これをもって提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。14番 馳平議員。 195 ◯14 番(馳平耕三) 詳しい状況がよく分からないのですけれども、こんな敷地内まで入って自転車2台、建物外壁を壊すという、これはどういう形の事故なのか、もうちょっと詳しく説明してほしいということ。  それと、これは一つ間違えたら、状況が危なかったら本当に人身事故に繋がるようなことだったのではないのかなと思うのですけれども、その状況と、損害賠償額の決定で、自転車1台でいくら、それから、外壁でいくらという形で出していただきたいと思います。 196 ◯副議長(中嶋 勝) 建築課長。 197 ◯建築課長(山本和晃) では、まず事故の経緯ということで詳細な説明をさせていただきます。令和2年9月28日午後2時10分頃、現地確認のため、富士見平会館の駐車場にバックで軽自動車を止めようとした際、ギアの操作を誤りまして、ドライブに入ったままアクセルを踏み込んでしまった結果、向かいの住宅地に駐輪していた自転車にぶつかり、なおかつ自転車を押し込んでしまったために外壁まで損傷させてしまったということでございます。  また、補償額の内容でございますが、補償額につきまして、自転車一台一台ということで出ていないのですけれども、自転車2台で2万9407円。それから、外壁の修理工事で175万2410円でございます。 198 ◯副議長(中嶋 勝) 14番 馳平議員。 199 ◯14 番(馳平耕三) 今の説明によると、アクセルとブレーキを間違えたということですか。  それで、これは完全にそういう面では運転されている方の操作ミスという話になるのですけれども、この運転者にはどういう形の処分というか、また、それ以外のことをされているのかどうか。本当にこれはひょっとすると、一つ間違えれば人が巻き込まれてもおかしくないような大きな事故で、損害賠償額も大きいわけですから、その辺に関して市はどう考えているのかということを含めてお聞かせいただきたいと思います。 200 ◯副議長(中嶋 勝) 企画総務部長。 201 ◯企画総務部長(市川康浩) 公務上で起こした事故ではございますけれども、処分等の対象になってございません。ただ、公務中の運転でございますので、そういった運転につきましては十分注意するようにということで対応してございます。以上です。 202 ◯副議長(中嶋 勝) 14番 馳平議員。 203 ◯14 番(馳平耕三) 本人のみならず、今までもこういう事故は多いわけですね。その点に関して再発防止についてもうちょっと市のほうできちんとやっていかないと、先ほど言ったように、人身事故に繋がったかもしれない案外大きな事故だと私は思っているのですよ。そういう面ではどういうふうに再発防止に努めていく考えか、お聞かせいただきたいと思います。 204 ◯副議長(中嶋 勝) 井上副市長。 205 ◯副市長(井上雅彦) 馳平議員がおっしゃるとおり、非常にこういった事故は注意しなければいけないようなことで、市では現在、新型コロナウイルス感染症の関係でなかなかできていないのですけれども、必ず運転者講習会等に出向きまして、それを受講するようにというお話をさせていただいております。また、交通事故、違反等があった場合には全て報告させて、そのところにつきまして本人に注意しているところでございます。  ただ、やはり交通事故は非常に意識していてもなかなか防げない部分もございますので、そういった意味では公用車だけではなく、通勤途上等々でも私生活の中でも注意するようにということは言っておりますし、また、年末年始等のときにそういったものにつきましては私の名前で職員には注意喚起を差し上げているところでございます。これからも同じような形で、その部分につきまして注意するように、こういった事例がございますので、職員には指示してまいりたいと思っております。 206 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。8番 富永議員。 207 ◯8 番(富永訓正) 損害賠償金の出どころなのですけれども、加入保険等から出るのか、あるいは市費で負担しなければいけないのか。その辺、1点だけお伺いします。 208 ◯副議長(中嶋 勝) 契約管財課長。 209 ◯契約管財課長(田村和隆) こちらの賠償金でございますが、市で加入しております全国市長会の市民総合賠償補償保険で賄われる予定になっております。以上でございます。 210 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。9番 鈴木議員。 211 ◯9 番(鈴木拓也) 公用車は壊れてしまったのでしょうか。 212 ◯副議長(中嶋 勝) 契約管財課長。 213 ◯契約管財課長(田村和隆) 公用車の破損でございますが、運行に支障のない程度の傷にはなってございます。ただ、押したということですので、やはりバンパーの衝撃緩衝というところで、当たったほうには傷を負わせましたが、自分のほうではさほどの損傷はなかったところでございます。 214 ◯副議長(中嶋 勝) 9番 鈴木議員。 215 ◯9 番(鈴木拓也) では、お金をかけて修理ということにはならなかったということなのか。あるいは修理した場合に保険で賄われているのかどうか、お尋ねします。 216 ◯副議長(中嶋 勝) 契約管財課長。 217 ◯契約管財課長(田村和隆) 先ほども答弁申し上げたとおり、現時点でその損傷につきましては軽微なもので、ただ、傷は多少ついてございますので、例えばこれについて、さらに老朽化によりまして修繕等が必要になった場合には、その時点で修繕をいたしたいと考えております。以上でございます。 218 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。14番 馳平議員。 219 ◯14 番(馳平耕三) 運転されていた方とかのけがはなかったですか。 220 ◯副議長(中嶋 勝) 建築課長。 221 ◯建築課長(山本和晃) 運転者については、けが等はございませんでした。以上です。 222 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 223 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 224 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 225 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第32号の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 226 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午後2時00分 休憩                                     午後2時15分 再開 227 ◯副議長(中嶋 勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  契約管財課長。 228 ◯契約管財課長(田村和隆) 失礼します。先ほど損害賠償の件で公用車の破損の修繕についてご質問があった件でございます。答弁を修正させていただきます。こちらにつきましては、車の前のバンパー部分につきまして傷がありまして、その部分の修繕を行っております。こちらにつきましては、金額としまして13万6015円の修繕費となっております。また、これにつきましても保険適用で直しておりまして、保険の種類が全国市有物件災害共済会の保険を適用して修繕を完了しております。以上でございます。 229 ◯副議長(中嶋 勝) 次に、日程第14、議案第33号「損害賠償額の決定について」の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。      [市長 並木 心 登壇] 230 ◯市 長(並木 心) 議案第33号「損害賠償額の決定について」ご説明いたします。  本案は、市が管理する羽村市立あさひ公園に係る物損事故に伴い、国家賠償法第1条第1項の規定に基づき相手方の損害を賠償する必要が生じているもので、このたび、相手方との示談が成立いたしましたので、損害賠償額を決定し、その損害賠償額を支払うことをもって和解するため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。  損害賠償の額は自動車の修繕費35万350円で、損害賠償の相手方は議案に記載のとおりであります。事故の概要は、令和2年12月21日午前8時50分頃、市が管理する羽村市立あさひ公園内の樹木の剪定作業により市道第2004号線を走行中の自動車に剪定枝が接触し自動車を損傷させたものであります。  以上、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願いいたします。 231 ◯副議長(中嶋 勝) これをもって提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり)
    232 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 233 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 234 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第33号の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 235 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  次に、日程第15、委員会提出議案第1号「羽村市議会委員会条例の一部を改正する条例」の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。議会運営委員会委員長、6番 冨松 崇議員。      [議会運営委員会委員長 冨松 崇 登壇] 236 ◯議会運営委員会委員長(冨松 崇) 委員会提出議案第1号「羽村市議会委員会条例の一部を改正する条例」につきまして、ご説明いたします。  記録に関する規定を改めるため、条例の一部を改正する必要があることから、この案を提出します。  それでは、改正の内容について、ご説明いたします。新旧対照表をご覧ください。  第28条において「または記名・押印」を削除するものです。  なお、この条例は令和3年4月1日から施行しようとするものです。  以上、よろしくご審議のうえ、ご決定くださるようお願い申し上げます。 237 ◯副議長(中嶋 勝) これをもって提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 238 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 239 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、委員会提出議案第1号の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 240 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  次に、日程第16、委員会提出議案第2号「羽村市議会会議規則の一部を改正する規則」の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。議会運営委員会委員長、6番 冨松 崇議員。      [議会運営委員会委員長 冨松 崇 登壇] 241 ◯議会運営委員会委員長(冨松 崇) 委員会提出議案第2号「羽村市議会会議規則の一部を改正する規則」につきまして、ご説明いたします。  新たに協議または調整を行うための場を設けるとともに、請願書の記載事項等の規定を改めるため、規則の一部を改正する必要があることから、この案を提出します。  それでは、改正の内容につきまして、ご説明いたします。新旧対照表をご覧ください。  第138条第1項において、請願書に記載する内容について「署名または記名・押印」としていたものを「氏名を記載」に改め、同第2項における紹介議員についても同様に「氏名を記載」に改めるものです。  また、第166条において、新たに協議または調整を行うための場に関する規定を加え、別表において協議等の場の名称等を規定するものです。  その他、目次や章番号、条番号等の整理を行います。  なお、この規則は令和3年4月1日から施行しようとするものです。  以上、よろしくご審議のうえ、ご決定くださるようお願い申し上げます。 242 ◯副議長(中嶋 勝) これをもって提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 243 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 244 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、委員会提出議案第2号の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 245 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午後2時23分 休憩                                     午後2時55分 再開 246 ◯副議長(中嶋 勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  この際、議会運営委員会委員長、6番 冨松 崇議員から報告願います。      [議会運営委員会委員長 冨松 崇 登壇] 247 ◯議会運営委員会委員長(冨松 崇) 本会議休憩中に開催いたしました第5回議会運営委員会の協議結果について報告いたします。  追加の市長提出議案1件の取扱い及び審議日程案の変更について協議いたしました。  追加の市長提出議案1件については、委員会付託を省略し、当日議決とすることが妥当であるとの結論でありました。  審議日程案につきましては、追加の市長提出議案の件を従前の審議日程案差し替え分に追加変更し、差し替え分その2の審議日程案を目標に努力することを確認いたしました。  以上、簡単ではありますが、本委員会に諮問されました事項につきましての協議結果の報告といたします。 248 ◯副議長(中嶋 勝) 議会運営委員会委員長の報告は以上のとおりです。  お諮りいたします。この際、ただいまお手元に配付しました議事日程(第5号)追加変更その1のとおり、議案第34号を日程に追加したいと思います。これにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 249 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、議事日程(第5号)追加変更その1のとおり、議案第34号を日程に追加することを決定いたしました。  日程第17、議案第34号「令和3年度羽村市一般会計補正予算(第1号)」の件を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。      [市長 並木 心 登壇] 250 ◯市 長(並木 心) 議案第34号「令和3年度羽村市一般会計補正予算(第1号)」につきまして、ご説明いたします。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ1000万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ222億3600万円とするものであります。  補正の内容ですが、東京都が実施する東京都出産応援事業について市へ事業実施の協力依頼がありましたことから、必要な事務費等を計上するとともに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、高齢者施設等が実施するPCR検査等の経費に対する補助金について、実施期間を延長するための予算を計上いたしました。  細部につきましては、財務部長から説明いたしますので、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願いいたします。 251 ◯副議長(中嶋 勝) 財務部長。 252 ◯財務部長(高橋 誠) それでは、議案第34号の細部について、ご説明いたします。お手元の議案(その6)、令和3年度羽村市一般会計補正予算書第1号をご覧ください。  2ページ、3ページをお開きください。第1表、歳入歳出予算補正ですが、補正の総額は歳入歳出ともに1000万円で、増額補正となります。  8ページ、9ページをお開きください。まず歳入ですが、17款都支出金は900万円の増額です。歳出の衛生費に計上しました高齢者施設とPCR検査経費補助金に対する補助金で、補助率は10分の10です。22款諸収入は100万円の増額です。歳出の民生費に計上しました子育て支援事業に要する経費の財源として東京都から支払われるものであります。  10ページ、11ページをお開きください。次に歳出です。3款民生費は100万円の増額です。子育て支援事業に要する経費については、東京都が令和3年度補正予算により実施する東京都出産応援事業に係る事務費等の経費となります。東京都出産応援事業とは、東京都が実施主体となり、令和3年1月以降に出生した子どもを持つ家庭を対象として、子育て支援サービスの利用や育児用品等の購入にかかる経済的負担を軽減することなどを目的に実施するものであり、事業の実施にあたり東京都から市へ協力依頼がありましたことから、東京都と委託契約を締結して事務を実施するため必要な経費を計上させていただくものであります。次に、4款衛生費は900万円の増額です。新型コロナウイルス感染症対策に要する経費として高齢者施設等PCR検査経費補助金を計上いたしました。本事業については、令和2年度第8号補正で東京都補助金10分の10を財源として予算を措置し、事業を実施してまいりました。東京都においては、令和3年度補正予算により補助対象期間を令和3年6月末まで延長することとしております。このため、市においても感染症による重症化リスクの高い高齢者施設等が実施するPCR検査等に要する経費へ補助事業を継続するため、必要な予算を計上するものであります。  以上で議案第34号の細部説明とさせていただきます。 253 ◯副議長(中嶋 勝) これをもって提案理由並びに内容説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。4番 浜中議員。 254 ◯4 番(浜中 順) 衛生費の新型コロナウイルス感染症対策ですけれども、前回の第8号補正でやった内容と同じもの、同じやり方を増額されて継続することでいいのかどうかの確認と、前回は何人分の予算がされて、今まで何人検査がなされたのか。その2点をお伺いします。 255 ◯副議長(中嶋 勝) 高齢福祉介護課長。 256 ◯高齢福祉介護課長(高岡弘光) 今、浜中議員からご質問のあったとおり、現在行っておりますPCR検査の補助事業につきまして、東京都と区市町村との共同事業による感染拡大防止対策推進事業を活用して令和2年度も実施しているところでございますが、これが令和3年度も、期間が4月1日から6月30日までになりますが、そこで継続されることになりましたので、また継続してやっていこうとするものです。今、補正予算を取らせていただいている部分につきましては1,700件分の事業を見込みまして補正予算でさせていただいておるところでございます。この利用の状況につきましては、現在申請いただいているものについては23件ございまして、執行額としましては13万8000円になります。 257 ◯副議長(中嶋 勝) 4番 浜中議員。 258 ◯4 番(浜中 順) 1,700件に対して23件は何か少ないのですけれども、その理由を教えてください。 259 ◯副議長(中嶋 勝) 高齢福祉介護課長。 260 ◯高齢福祉介護課長(高岡弘光) この羽村市の補助要綱につきましては、介護ですとか障害者の施設で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生してしまった場合に、まず保健所の行政検査が入ってきます。そこで濃厚接触者に該当した方については保健所でPCR検査で対応されているところなのですけれども、そこから外れてしまった方も不安があると思いますので、その部分をまずはカバーしようというのがこの要綱の目的になっています。そしてもう一つ、新規の利用者、この対象となっている施設に新たに利用を始める方について、都からの条件で、1回になりますが、そこの部分をまたカバーしていこうというつくりになっておりますので、現在対象となっている施設で新型コロナウイルス感染症のクラスターは発生しておりませんので、そういった部分では使わないほうが逆にいいという部分になります。以上です。 261 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。9番 鈴木議員。 262 ◯9 番(鈴木拓也) 今の部分なのですけれども、令和2年度の予算では23件分しか使っていなくて、1,687人分のお金が余っておりますね。そのお金は都に返すことになるのでしょうか。繰越明許等は取られているのかどうか、お尋ねします。もし返してしまうのであれば、もっとこちらで有効に検査するやり方を考えてきちんとやったらどうかと思うのですけれども、そこはどうなっているのか、お尋ねします。 263 ◯副議長(中嶋 勝) 健康課長。 264 ◯健康課長(大高淳子) 今、お尋ねの令和2年度予算の使わなかった分に関しましては東京都に返還金として返還することになると想定されます。あと、この補助金の目的に則った形で実施していくことになりますので、それ以外の使用の仕方、今回、こういう形で使いますということでお示ししているので、ここで目的外で利用するのは困難かと考えております。以上です。 265 ◯副議長(中嶋 勝) 9番 鈴木議員。 266 ◯9 番(鈴木拓也) 目的外というのではなくて、今、対象者をクラスターが発生した施設で保健所のお金でPCR検査を受けられなかった人及び、PCR検査を受ける人は新規利用者だけに限っていますでしょう。それをそういうふうに限らず、もっと有効に対象者を選ぶことはできるのではないか。それはPCR検査に使うわけですから、目的外にはなりませんね。そういうふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。それから、令和3年度のこの900万円の予算も、同じ条件ですと結果的にあまり使われなかったということになりかねないと想像されますので、そこはしっかり検査を十分にやる形の使い方に変える必要があるのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 267 ◯副議長(中嶋 勝) 福祉健康部長。 268 ◯福祉健康部長(野村由紀子) 令和2年度分に関しましても、令和3年度分に関しましても、東京都の規定は先ほど高齢福祉介護課長、健康課長が説明したとおりの部分となります。あと、高齢者施設のクラスター発生ですとか高齢者の発生の場合はかなり、今、東京都が広く検査していることもございまして、プラスで検査を実際上しなければいけないような状況が、要はクラスターが起こって、それから漏れた方という条件は変えられない。これは東京都の補助要綱になっていますので、そこの部分は変えることはできません。  また、先ほどからお話ししている中で1個お伝えを忘れてしまっているのが、実はホームヘルパーですとか訪問看護の方などにも訪問系の事業者を新たに対象者として追加を令和3年度の3か月分はしているという形に、今、まだ都の審議中ではあるので、そうなるだろうという予測の中ではございますが、補助対象となる可能性がございますので、今の令和2年度よりはもう少し訪問看護でお使いになる方もいらっしゃるのではないかと推測して、この金額を計上しております。以上です。 269 ◯副議長(中嶋 勝) 9番 鈴木議員。
    270 ◯9 番(鈴木拓也) つまり、令和2年も令和3年も対象者は市独自では変えられないということの理解で、そこには要するに地域の実情に応じて工夫する余地はないということでいいのでしょうか。 271 ◯副議長(中嶋 勝) 高齢福祉介護課長。 272 ◯高齢福祉介護課長(高岡弘光) こちらは都の制度の縛りで、1人1回しかできないという部分がありますので、現状のやり方を続けていく考えでございます。 273 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。14番 馳平議員。 274 ◯14 番(馳平耕三) このPCR検査をもしやるとしたら、定期的にやる形になるのか、それとも、1回こっきりなのか。さっきのホームヘルパーの部分も含めて、お聞かせいただきたいと思います。それから、今の目的外という言葉はおかしいかもしれないですけれども、東京都もここでこの感染を、緊急事態宣言を解除するにあたって検査を増やす話を多分、国も東京都もしてくるという話になると思うのですけれども、それでもこの施設においてPCR検査をもっと充実させることはできないのかどうか。それをもう一回、東京都にも確認してもらいたいのですけれども、いかがでしょうか。 275 ◯副議長(中嶋 勝) 高齢福祉介護課長。 276 ◯高齢福祉介護課長(高岡弘光) このPCR検査、介護施設の方ですとか、そういった部分で検査するメニューについてはいくつかあるのです。東京都から施設に直接、PCR検査の補助を出している部分もありますし、そういった中の一つとして、この区市町村との共同事業は都で組まれています。この中の条件も、先ほどご説明しましたが、1人に対して1回しかできないので、スクリーニングみたいに、例えば何でもないときに1回検査をやってしまうと、そのタイミングで1回を使ってしまいますので、その方々が、この新型コロナウイルスはいつ感染するか分からない部分もございますので、現時点で陰性となったとしても、またそれから今度どうなるか分からない部分で、今度はこの補助金を使った中ではPCR検査ができなくなってしまいますので、どういったタイミングがいいかという部分を考えまして、やはり新規で利用するタイミングと行政検査から外れてしまった部分をやっていくことが有効ではないかと考えたところでこの要綱を組んでおります。以上です。 277 ◯副議長(中嶋 勝) 14番 馳平議員。 278 ◯14 番(馳平耕三) 今の話で言えば、その要綱で1回だけとなっているということなのですけれども、返してしまうのであれば、本来だったら2回、3回検査できるわけですね。何で1回というふうに元々の要綱がなっているのか、よく分からないのですけれども、目的をよく考えてやったほうがいいのではないのかなと思うのですけれども、それはいかがかということと、もう一つ、これは今後、ワクチンの時期とこのPCR検査を実施する時期は高齢者の施設で重なってくるのかもしれないのですけれども、ワクチンを打ったらこれはやらないということですか。 279 ◯副議長(中嶋 勝) 高齢福祉介護課長。 280 ◯高齢福祉介護課長(高岡弘光) すみません。説明が良くなくて申し訳ないのですが、東京都の制度で1人1回と限られてしまっていますので、市の要綱でも1回とさせていただいているところです。ワクチンを打っても、別に市の要綱に該当すればPCR検査はできます。以上です。 281 ◯副議長(中嶋 勝) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 282 ◯副議長(中嶋 勝) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 283 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 284 ◯副議長(中嶋 勝) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第34号の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 285 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  次に、日程第18、「各常任委員会の閉会中の継続調査について」の件を議題といたします。  各常任委員会委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表に記載の事項について、次回定例会までの閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。本件については、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 286 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  次に、日程第19、「議会運営委員会の閉会中の継続調査について」の件を議題といたします。  議会運営委員会委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表に記載の事項について、次回定例会までの閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。本件については、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 287 ◯副議長(中嶋 勝) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  次に、日程第20、「諸報告」を行います。  市長部局並びに議会関係の報告については、お手元に配付してあります諸報告書をもって報告に代えさせていただきたいと思いますので、ご了承願います。  それでは、市長よりご挨拶を願います。並木市長。 288 ◯市 長(並木 心) それでは、副議長のお許しをいただきまして、令和3年第2回羽村市議会(定例会)の閉会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。  本定例会におきましては、当初予算案件7件、条例案件10件、補正予算案件8件、契約案件1件、人事案件1件、追加議案として条例案件1件、補正予算案件2件、損害賠償案件2件、合わせて32件の議案を上程させていただきました。いずれも原案どおり可決をいただき、ありがとうございました。  特に、今回は令和3年度の一般会計も含めまして、当初予算、そして、新型コロナウイルス感染症に関係する案件がたくさん出た議会でございましたけれども、その中で私自身も皆様方からいただいたご意見、本当にどれもこれももっともなご意見だと承知しております。予算を決めさせていただきましたので、これを基にして、事業につきましても、皆様のご意見を反映するように、そして、この令和3年はこれからの羽村市にとりましても、過去のことをきちんと分析し、現状を理解しながら、将来の展望も開いていく大変重要なときだと思っておりますので、振り返れば、この3月定例議会の審議は本当にこれからも大変重要なものになる。こういう認識を持たせていただいたことを表明させていただきたいと思っております。  新型コロナウイルス感染症対策、今の最後の案件でございますけれども、令和3年4月1日から執行すべき、その令和3年の執行する前に令和3年度補正予算第1号を組んでいただいた。これまでになかったものでございます。新型コロナウイルス感染症に関連して継続し、そして、新たに事業の継続性をしていくために、議員の皆様方からも専決だとか、あるいは4月1日の補正というよりもきちんと、関連のあることですので、令和2年度ではありますけれども、令和3年度の補正を組んだらどうか。こういうご意見もいただきまして、誠にそういうことだということで上程させていただいたところでございます。それに関しても質疑をいただいたことをきちんと参考にさせていただきたいと思っております。  新型コロナウイルス感染症関係で、21日が緊急事態宣言の解除ということでございますけれども、前々から合理的な、科学的な、21日に解除していいということについてはどなたも答えがないということでございます。そういう意味では節目ではありますけれども、これからどういうふうにやっていくかということの大切な時期だと思っております。リバウンドが来ないようにということで、過去の経験をきちんと活かしながら、ゼロにするわけにはいきませんので、そこがならないようにというところまできちんと抑えて、そして、罹患者が少なくて、ワクチンを受ける人が最大多数になってそこに受けていただくことで抜本的な対策が進むのであろうと思っております。そういう意味では、国、そして、東京都と合わせながら、羽村市の中でも罹患者を出さない形の方策について、これからもきちんとやっていかなければいけないと自覚しているところでございます。  春になりますといろいろな行事があって、羽村の風物詩もありますけれども、それぞれのものにつきまして、この新型コロナウイルス感染症対策で自粛という形で、行政の行為についてもそうなっておりますけれども、今は我慢のしどころかなと思っております。市民の皆様にもご理解いただき、そして、関係者の皆様にもご理解いただき、そして、何よりも議会の皆様にご理解いただきながら、この難しい難局についてきちんと乗り切っていきたいということを意思表示させていただきたいと思います。  以上をもちまして、今回の定例会終了にあたっての私の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 289 ◯副議長(中嶋 勝) 以上で、市長の挨拶は終了いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午後3時19分 休憩      (羽村市議会会議規則第8条第1項の規定により 午後5時 自然閉会)    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       令和3年3月18日                    羽村市議会副議長  中  嶋      勝                    羽村市議会議員   山  崎   陽  一                    羽村市議会議員   馳  平   耕  三 Copyright © Hamura City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...