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令和3年度一般会計等予算審査特別委員会(第3号) 本文 2021-03-11

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  1. 羽村市議会 2021-03-11
    令和3年度一般会計等予算審査特別委員会(第3号) 本文 2021-03-11


    取得元: 羽村市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     午前10時00分 開議 ◯委員長濱中俊男) おはようございます。ただいまの出席委員は15人です。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付の一般会計等予算審査特別委員会議事日程(第3号)のとおりです。  日程第1、議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」の件を議題とし、前日の議事を継続いたします。  ここで企画政策課長より発言の申し出がありましたので、これを許します。企画政策課長。 2 ◯企画政策課長ぬで島孝文) 昨日の教育費に係る質疑の中で、水野委員からのご質問に対し、お答えを保留させていただきました点につきまして、改めてお答えをさせていただきます。実施計画書27ページ、事業ナンバー16、体験学習機会の充実につきまして、事業費が令和2年度と令和3年度を比較しますと概ね2倍になっている点に関する要因につきましてお尋ねをいただきました点についてお答えをさせていただきます。まず、令和2年度の歳出金額680万3000円でありますが、市長会の補助金を活用した子ども体験塾など6つの事業の事業費の合算額となってございます。本来であれば、この6つの事業の予算ベースでの合計額は1726万3000円でありますが、今年度、コロナ禍に遭って事業を中止した事業などがあり、実施計画においては決算見込みとして680万3000円を計上してございます。今年度、事業を中止せずにこれら事業を実施していた場合には1726万3000円の決算であったため、これを令和3年度の予算1247万円と比較いたしますと480万円の減額となります。この要因でありますが、先ほど申し上げました6つの事業のうちの一つ、あきる野市との共同開催であります大島子ども体験塾につきましては、幹事が隔年で交代することとなっておりまして、次年度は幹事市があきる野市となり、予算は幹事市において計上するルールとなっていることから、羽村市ではこの金額を令和3年度には計上していないため、この点が今年度から減額となっている要因でございます。  同様に、実施計画書23ページの事業ナンバー5、青少年健全育成事業等の実施につきましては、令和2年度と令和3年度を比較いたしますと事業費が410万円減額となっておりますが、この事業につきましても同様に、施策を跨りまして大島子ども体験塾を重複して計上しているものでありまして、次年度はあきる野市が幹事市となることから予算額が減額となっているものでございます。  以上、昨日のご質問に対するお答えとさせていただきます。回答にお時間がかかり、大変失礼いたしました。 3 ◯委員長濱中俊男) 水野委員。 4 ◯委 員(水野義裕) そうすると、実施計画書23ページの関連した部門としては児童青少年課で、23ページは2つあって、27ページは各事業所管課とあるので、矛盾しないということなのか。所属はみんな書いてあったらダブっていますという話になるわけですね。関連性が、表示をしっかりしておく必要がある。 5 ◯委員長濱中俊男) 企画政策課長。 6 ◯企画政策課長ぬで島孝文) 施策のナンバー16の体験学習機会の充実の中には各事業所所管課とありますが、昨日もお答えいたしましたが、それぞれに子ども体験塾の事業をここに含めておりまして、大島子ども体験塾につきましては施策を跨りまして重複してそれぞれに計上しておりますので、同様の内容となっている。矛盾するものではありませんので、お答えとさせていただきます。以上です。 7 ◯委員長濱中俊男) 令和3年度羽村市一般会計予算については、一通り質疑が終わりましたので、これより総括質疑に入ります。質疑ありませんか。 冨松委員。 8 ◯委 員(冨松 崇) インターネット接続料が部署ごとにばらばらな金額なのですけれども、その理由について、特にこれは年間の利用料だと思うのですけれども、図書館が年間7,000円となっていますが、併せてお伺いします。 9 ◯委員長濱中俊男) 情報管理課長。 10 ◯情報管理課長(持田幸治) 今、ご質問いただきましたインターネット接続料に関しましてお答えをさせていただきます。インターネット接続料に関しましては、今、各担当で回線を引きまして、予算立てをして支出している現状がございます。以前からご指摘もいただいておりますので、現在、インターネット接続料に関しまして、各部署での支出に関しまして調査させていただいて、まとめさせていただいて、できる限りまとめさせていただくような形でルールづくりを今後させていただきたいと考えております。できる限り支出の削減が見込まなくてはいけないところではございますので、今後、引き続き、この調査・検討を進めてまいりたいと考えております。以上です。 11 ◯委員長濱中俊男) 図書館長。 12 ◯図書館長(松原 隆) 図書館でのインターネット接続料につきましては、官報のインターネットでの検索サービスを使用するための費用として予算を計上しております。以上です。 13 ◯委員長濱中俊男) 冨松委員。 14 ◯委 員(冨松 崇) ということは、図書館は普通のインターネット回線インターネット接続料ではなくて、何か専用の調べ物をするための回線使用料でよろしいのですか。
    15 ◯委員長濱中俊男) 図書館長。 16 ◯図書館長(松原 隆) おっしゃるとおりで、情報を取るための使用料という意味合いでございます。インターネットについてはオンラインの専用回線で使っておりますので、そのような普通のインターネット接続料という概念ではないです。以上です。 17 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。石居副委員長。 18 ◯副委員長(石居尚郎) 1点、枠配分方式についてお伺いしたいと思います。これは随分前からいろいろな自治体が枠配分方式を導入しながら、あるいは見直しをしながら進めてきていると思うのですけれども、今回、どのような自治体を参考にしながらやったのか。例えば足立区などは包括予算制度をやりながら進めていたりとか、いろいろな自治体がそれぞれ予算編成に工夫されていらっしゃるのですけれども、どういったところを参考にされたのか。  また、長所・短所はどうしても出てくると思うのですけれども、その長所・短所をどういうふうに分析されて、特に短所となる部分をどのように補完するというのですか、カバーして進めようとしたのかということが2つ目。  3つ目として、いわゆる枠配分で全部決めていくわけですけれども、その前提としてどういうプロセスをもって決めていったのか、お聞きしたいと思います。 19 ◯委員長濱中俊男) 財政課長。 20 ◯財政課長(河野行秀) ご質問の1点目、どのような市を参考にしたかということでございますが、まず、26市の中では6市がこの枠配分方式を導入して実施しているところでございます。近隣でいけば、あきる野市、福生市などが導入しているということで、そちらと情報交換などをさせていただきながら導入を図ったところでございます。  また、長所・短所でございますが、一般質問でもあったように、長所といたしましては、一定程度の事業費の抑制が図れたのかなというところ。それから、各部課が枠の中でやりくりして、その部課の中では最適な配分を予算として要求していただくことになっておりますから、事業執行レベルの目線に立った最適な予算配分がなされたのではないかというところが長所と考えております。短所といたしましては、なかなか短所というよりは課題というふうにお答えはしているのですけれども、まず、この枠配分の枠を算定する。これが非常に複雑で、あと、ここを精度良く算定することが枠配分の導入をうまく成功させていくところで非常に重要なところだと考えております。そういったところを今後も精度を高めて枠配分方式を続けていきたいと考えてございます。  それから、どういうプロセスでこの枠配分の予算を決定していくかというところでございますが、まず、枠を設定するところが一つの作業となってございます。これは令和2年度予算をベースに、各費目、各細節に一定程度のシーリングを、掛け率を掛けておりまして、それによって機械的に算出しているところでございます。その機械的な算出を各部課に通知いたしまして、この枠の中で予算要求してくださいというところがスタートになります。その後、11月頃に各部課がその枠の配分の中で予算を要求してまいります。その後、枠配分の中の予算要求がルールに基づいているものかどうかを財政課でチェックいたします。その枠のルールに則って要求されたものであれば、基本的にはそのまま予算化されていくということでございます。ただ、内部でそこは意思決定してから要求どおりという手続は踏まさせていただいております。そういった形で予算化を図っているところでございます。 21 ◯委員長濱中俊男) 石居副委員長。 22 ◯副委員長(石居尚郎) ありがとうございました。  これは行政評価をしていらっしゃると思うのですが、その辺との連動というのですか。枠配分のいわゆる最初に設定する。そこには例えば市長なり教育長なり副市長なりが入ってやっているのか。どういう形でそこを決めていくのか。また、行政評価がどういうふうに枠配分に反映されていっているのか。その辺をお聞きしたいと思います。 23 ◯委員長濱中俊男) 財政課長。 24 ◯財政課長(河野行秀) 最初の質問の、枠配分がどのような形で理事者と合意形成しているのかというところかと思いますが、まず、枠配分を設定する際に、先ほども申し上げましたが、機械的に枠を、一定程度のシーリングを設定する際には、予算編成方針のときに決定する際に枠の配分率も決定しております。それから、行政評価との連動というところでございますが、こちらはまだ今のところ、行政評価と直接連動することはやっていないのですけれども、行政評価につきましては、基本的には枠配分対象外の経費、政策的経費行政評価の対象になってくるところから、そちらとは分離しているところでございます。 25 ◯委員長濱中俊男) 石居副委員長。 26 ◯副委員長(石居尚郎) ありがとうございます。  他の自治体を調べてみると、行政評価と連動しながらやったりとか、あるいは羽村市の場合だと、やはり経常収支比率が100を超えているので、どういうふうにそれを持っていくかというのは非常に苦労しながらやられたのではないかと推察していくのですけれども、今年はこれでやるということで、この1年間やって、その検証をどういうふうにされて、次年度、いわゆる令和4年度以降、どういう取組みを考えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。 27 ◯委員長濱中俊男) 財政課長。 28 ◯財政課長(河野行秀) 1年間やってきたところの検証でございますが、今回実施していて、やはり一番の課題だと捉えているところは枠配分をどのように設定していくかというところです。シーリングの率もそうなのですけれども、そもそもの枠配分の対象経費、今、裁量的経常経費という形でやっているのですけれども、それは30億円くらいです。実はこの220億円の中のごく一部でしかないところでございます。そのほかは義務的経費であるとか、公債費ですとか、人件費、それから、物件費なのですけれども、例えばシステム使用料とか、そういったところはなかなか枠にはなじまないところでございますが、そういったところが非常に大きいところでございます。そこをいかにして枠に取り込んで、また、こういったシーリングをかけていくとかというところは非常に課題と捉えてございます。今後の取組みといたしましては、そういったところをできるだけ改善しながら取り組んでいきたいと考えてございます。 29 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。山崎委員。 30 ◯委 員(山崎陽一) 今もちょっと出ましたが、2021年度の経常収支比率の数値はどのくらいになるかをお願いします。それから、過去5年間の経常収支比率の変化をお願いします。それで、この経常収支率100パーセント超えの理由は何か、改善目標はどのくらいの数値か、そのためにはどうすればいいかということをお聞かせください。 31 ◯委員長濱中俊男) 財政課長。 32 ◯財政課長(河野行秀) まず、令和3年度予算の経常収支比率でございますけれども、令和3年度、臨時財政対策債を含む額で申し上げますと、101.5パーセントと見込んでございます。臨時財政対策債を含まないほうでいきますと106.7パーセントでございます。それから、過去5年間の推移でございますが、令和3年度を含めてというところで、平成29年度からの数値で申し上げます。こちらは決算の数値でございますが、臨時財政対策債を含む数値では105.8パーセント、臨時財政対策債等を含まないものでは106.7パーセント。平成30年度で申し上げますと、こちらも決算でございますが、臨時財政対策債を含むもので申し上げますと100.7パーセント、臨時財政対策債を含まないものでいきますと105.5パーセント。令和元年度は、臨時財政対策債を含めたほうでは102.6パーセント、含めないほうでは105.3パーセント。それから、令和2年度は決算見込みという形になりますが、今のところの予算では102.9パーセントです。決算見込みで執行率が掛かっていきますので、そちらを申し上げますと、101.2パーセントでございます。こちらが臨時財政対策債を含めたほうです。含めないほうでいきますと、令和2年度の予算では105.2パーセントとなってございます。最後の令和3年度は先ほど申し上げたような形でございます。それから、その原因、この推移の理由でございますが、ここで平成29年度は105.8パーセントと、非常に高い数値でございました。そこから今、101.5パーセント程度まで下がってきているというところでございますが、平成30年度は一気に100.7パーセントまで下がったのですけれども、こちらはちょっと特殊な要因がございまして、経常一般財源が非常に大きく伸びた。この原因につきましては、法人市民税が伸びたのと同時に地方交付税が多く入ってきた。これは一つ、2、3年前の数値に基づいて多く入ってきたところでございまして、ここは同時に大きく入ってきたところから一時的に100.7パーセントと低くなったところはございますが、そのほか、ずっと並べていきますと、経常経費の削減によりまして、ある程度下がってきているというところだと捉えております。今後の目標でございますが、安定的に100パーセントを切るところを目標にしております。 33 ◯委員長濱中俊男) 山崎委員。 34 ◯委 員(山崎陽一) 全国1,718ぐらいの自治体があるのですが、以前、答弁で100パーセント超えは40自治体ぐらい、2パーセントぐらいという答弁もありましたが、現状はどうでしょうか。もし2021年度の予算でそこらが分かればということと、大体1パーセントは1億200万円ぐらいかなということが以前、これも答弁にありましたが、そのくらいで考えていていいかどうか。 35 ◯委員長濱中俊男) 財政課長。 36 ◯財政課長(河野行秀) 全国的に見てどうかというところでございますが、先ほど申し上げた令和2年度、令和3年度の数値は予算に基づくものでして、統計上、他と比較してございませんので、先ほど言った状況と同じ認識と捉えております。それから、1パーセントが1億200万円くらいかというところでございますが、引下げする場合はその程度を削減していく必要があると捉えております。 37 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。馳平委員。 38 ◯委 員(馳平耕三) 予算(案)説明書7ページの基金残高についてお聞かせいただきたいと思います。今回、予測だと10億6000万円になるということなのですけれども、その標準規模の10パーセントに至らないのかなと思うのですけれども、それは目標が変わったのか、それとも、こういう状況になったのはなぜなのか、お聞かせいただきたいと思います。  2点目は学校の関係なのですけれども、今回、これから何年かかけて少人数学級が実施されると、文部科学省で方針を出しました。今年ぐらいからそろそろ、その研究を始めるのかなと思っていたのですけれども、コミュニティスクールは載っているのですけれども、少人数学級は載っていないので、これはこれから、小学校1年からずっとやっていったときに、本当に教室は足りるのかどうかということと、今までは少人数学級をずっと我々も主張していたのですけれども、逆に40人のほうがいいのだ、良さもあるのだという話をずっと教育委員会はされていたと思うので、少人数学級を活かしたその良さもきちんと研究しなければいけないことになってきているのではないかと思うのですけれども、少人数学級についての研究はどうなされるのか。教室の問題とその2点をお聞かせいただきたいと思います。 39 ◯委員長濱中俊男) 財政課長。 40 ◯財政課長(河野行秀) 1点目の基金残高についてです。基金残高は目標の標準財政規模に届いていないのではないか。7億5900万円程度の残高になっているということでございます。確かに予算編成時といたしましては標準財政規模の1割、約11億円を切っているという状況でございます。ただ、決算のときと予算のときは大きく乖離しているのが通常でございまして、通常の決算を迎えるときには今までの傾向で申し上げますと7億円くらい増えるという形でございます。そうすると、残高は14億円程度になるという形でございます。ただ、予算編成時は確かに11億円に届いていないところは現実としてあるところが課題だと認識しております。今後もこの標準財政規模の1割程度、約11億円を目指して、できるだけ基金残高を確保していくというところで考えてございます。 41 ◯委員長濱中俊男) 生涯学習部長。 42 ◯生涯学習部長(伊藤文隆) まず、35人学級になったときの教室の関係でございます。現在の児童・生徒数、それから、未就学児も含めてですが、その推計値から推測いたしますと、35人学級になったからといって現在の校舎の教室が足らなくなることは想定されておりません。 43 ◯委員長濱中俊男) 生涯学習部参事。 44 ◯生涯学習部参事(佐藤晴美) 35人学級に向けてということでございますけれども、現在も小学校1年生、小学校2年生におきましては既に35人ということで東京都は進んでおります。今回、文部科学省で35人学級を年次ごとに繰り上げていくということでございますが、その中でやはり小学校1年生、小学校2年生、または中1ギャップということで、そういう少人数の対応をしてきたことの成果を活かしていくこととともに、現在、羽村市の小学校では算数が少人数で、中学校では数学、英語が少人数という形で、そちらは習熟度別という形になりますが、やっております。その中で培ったものを活かして、35人以下学級になったときに、より効果的な事業、それから、一人ひとりを見ていく体制が取れるように進めてまいります。 45 ◯委員長濱中俊男) 馳平委員。 46 ◯委 員(馳平耕三) 決算のときには何とかなるだろうという、本当になるのか、心配もあるわけです。これだけ財政状況が厳しい部分もありますし、特にコロナ禍ということで現状とは全く違うところもあるので、本来、予算のときからきちんと目標に向けてやるべきだったのではないのかと思うのですけれども、本当に決算のときにいけるのかどうか。その決意のほども含めてお聞かせいただきたいと思います。相当、予算執行の際にきちんとやっていかないと、それはなかなか難しいのではないかと思っているので、それは10パーセント確保するという目標に向けて市全体としてやっていくのかどうかということをお聞かせいただきたいと思います。  それから、少人数学級についてなのですけれども、本当に35人で少人数学級ができるのかどうかという問題もあるのですけれども、今まではどっちかというと、少人数学級にするには学校の教室が足りないという説明を我々は受けていたのですよ。今、そういう面では学校の教室は足りるということで安心したのですけれども、ぜひ今後も少人数学級の研究をきちんと進めていただいて、その良さを、35人ではあれかもしれないのですけれども、さらにその中でまた能力をきちんと見極めたうえで分けていくとかも含めて、特に密にならないように、子どもたちの個性を活かした形の教育を進めていただきたいと思うのですけれども、そういう研究も併せて進めていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。 47 ◯委員長濱中俊男) 財務部長。 48 ◯財務部長(高橋 誠) 基金の関係ですけれども、今回、令和3年度につきましては市税の減少等によりまして財政調整基金の取崩し額が大きくなったのは事実です。馳平委員のご指摘のとおり、年間を通して標準財政規模の1割程度、11億円程度を確保していきたいというのは我々もそういうふうに思っています。決算ベースででも確保できるのかというところですけれども、令和3年度の執行にあたりましては、これは毎年やっていることですけれども、創意工夫を図って、なるべく最小の経費で最大の効果を上げるべく、工夫を図りながら、決算額についても確保していければと思っています。財政調整基金は非常に重要な基金であります。年度間の財源の調整をするために、今回も有効に活用させていただきました。今後もそんな形で活用できるように、積み増し、確保に努めていきたいと考えています。 49 ◯委員長濱中俊男) 生涯学習部参事。 50 ◯生涯学習部参事(佐藤晴美) 少人数指導、それから、35人以下学級のことについてでございますが、今、馳平委員のお話にあったように、研究で良さを進めていくことが重要だと思っています。ただ、ハードの面が揃うだけではなく、内容面であるとこちらも捉えております。まず1点目といたしましては、来年度から1人1台の端末が入っていきます。その中で、それをどう活用していくか。そこには一人ひとりへの対応、そして、個別最適な学びに向かった研究が必要だと思っています。その中で少人数のことも考え、一人ひとりのこと。やはり対人関係も必要になりますので、少人数での授業。それから、一人ひとりをよく見て、どう支援していくかという教員のスタンス。そういうものも含めて研究していきたいと考えております。以上です。 51 ◯委員長濱中俊男) 馳平委員。 52 ◯委 員(馳平耕三) 教育委員会は分かりました。ぜひよろしくお願いいたします。  基金なのですけれども、元々、うちが目標としている標準財政規模の10パーセントはどういう根拠になっているのかということも含めて、5パーセントから20パーセント、それぞれ自治体によって目標も違っているわけですね。それで、私は10パーセントというのはきちんと何らか、震災があったときとか、それから、こういう新型コロナウイルス感染症対応であるとかのときに最低限必要な金額だと私は思っているのです。それだけではなく、例えば計画的に施設等の修繕もするためには、この10パーセントは最低限の数字ではないのかと思っているわけですけれども、そうであるならば、本来は予算の中からきちんとそこは確保してほしかったと私は思っているわけですけれども、なぜ10パーセントという根拠を羽村市は考えているのかということをお聞かせいただきたいと思います。 53 ◯委員長濱中俊男) 財務部長。 54 ◯財務部長(高橋 誠) 財政調整基金の目標額の根拠ですけれども、これは我々のこれまでの行政運営の経験からしまして、当初予算でこれまで取り崩してきた額と年間の財政運営を通じて必要な額で導き出してきているところです。また、東京都などとのヒアリングの中でも、東京都からもそういった10パーセントぐらいを目標にしたらどうですかということもこれまでの経験の中で言われてきたことでありますので、そういった形で目標は設定しているところです。 55 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。鈴木委員。 56 ◯委 員(鈴木拓也) コロナ禍が続いている、あるいはアフターコロナの局面が幸いであれば来るという年度に当たるわけですけれども、市民の暮らしですとか、また、事業者の経営、それから、市民団体の活動。こういうものをしっかり支えていくことが令和3年、何よりも求められてくるのではないかと思うのですけれども、そういう中身はこの予算の中ではどういうふうに具体化されているか、お尋ねします。 57 ◯委員長濱中俊男) 財政課長。 58 ◯財政課長(河野行秀) 新型コロナウイルス感染症対策がこの予算の中のどこにというところでございますが、新型コロナウイルス感染症の対応というところは臨機応変に対応していく必要があるかと考えておりまして、この辺は基本的な考え方ですけれども、補正予算案などを通じてしっかり対策を適時に打っていく考えでおりまして、この具体的な新型コロナウイルス感染症関係の予算は実際、この中には計上していないところでございます。 59 ◯委員長濱中俊男) 鈴木委員。 60 ◯委 員(鈴木拓也) おっしゃるとおり、いつもと同じで、緊急時の予算という感じが全くしないのですよ。予算説明書にもそういった記述も全くありませんし、本当にこれで大丈夫か。また、財政が厳しい中で補正も、上から補助金等が来ればそれは使えるのですけれども、そうでなければ余地がないのではないかと見えるわけです。お聞きしたいのは、まだ状況がはっきり見えないから入れなかったのか、それとも、法人住民税も3億円を切るような状況で、本当は入れたかったんだけれども、入れられなかった。どっちが実際の状況なのか、考え方なのかという点をお尋ねします。 61 ◯委員長濱中俊男) 井上副市長。 62 ◯副市長(井上雅彦) これまでも議会等でご答弁さしあげているとおり、先ほど財政課長からもお話をしましたが、この新型コロナウイルス感染症対策につきましては、そのときによって対応が非常に変わってくる部分がございます。そういった意味で今年度も補正予算で対応させていただいたところでございます。昨日の一般会計等予算審査特別委員会の冒頭、お話をさせていただいたのですけれども、今期の会期中にもまた補正予算をさせていただく予定で今、調整を進めております。そういった中で来年度、この当初予算には載っていないですけれども、当然、新型コロナウイルス感染症対策としての費用は計算しております。それについては、財源的なものについては確保してございます。もし、それでも足りないようでございましたら、先ほど馳平委員からお話がありましたけれども、財政調整基金等を取り崩してでも、これは市民の命を守るためでございますので、その部分について対応するつもりでおります。そういった意味で、当初予算上であらかじめ想定して経費を出しているということではなくて、その都度、必要な部分、例えば先ほど鈴木委員がおっしゃったように、特別な支援が必要な部分は本当に特殊な事情でございますので、そういったものはその都度、議会にお諮りして、補正予算で対応させていただきたいと思っております。ただし、例えば避難所対策ですとか、そういった固定的なもの、この新型コロナウイルス感染症ではなくて感染症対策という部分につきましては、当然、これは定量的なものですので、それについてはさせていただいています。例えば定期予防接種ですとか、そういった部分で感染症対策は、通常の部分はさせていただいております。ただ、この新型コロナウイルス感染症に対しての部分は非常に変化が激しいので、そういった意味では、これまでも補正予算等で説明させていただいていますように、適時適切にそのときに対応させていただくことが今、羽村市の方針でございます。 63 ◯委員長濱中俊男) 並木市長。 64 ◯市 長(並木 心) 財政面で新型コロナウイルス感染症対策と、それで関連させたらそういう見方もできますけれども、お金がないから新型コロナウイルス感染症対策はできませんとか、国と東京都と財源を調整しながら、うちの持てる力でやって、オール羽村で新型コロナウイルス感染症対策をやっていますので、お金がないからやらないとか、他所はお金があるからできるとか、我々は守備範囲を超えてでも、東京都だって財源を生み出してやっていくわけですから、新型コロナウイルス感染症を収束に向けていくための対策は仕事と財政と絡んでいきますので、お金がなければそれをどこかから生み出してきちんとやっていく。これはいろいろな事業をやっていくときのノウハウでございますので、決してお金がないから新型コロナウイルス感染症を何もやっていないとか、弱者とか、おっしゃるところに何か向かわないのではないかという見方ではなくて、ぜひ委員の皆様も一緒に、オール羽村で、みんなで新型コロナウイルス感染症感染を阻止していく。こういう基本姿勢ですので、予算の審議をしていただいておりますけれども、そういう意味では適切な予算執行は必要でございますし、新型コロナウイルス感染症に関して、まだ不完全なところとか、これから流動的にワクチンについてもいろいろなやり方が出てきて、これからも補正とかそういう形で組ませていただいて、現実に合った対策には最善を尽くしていく。こういうことを申し上げさせていただきます。 65 ◯委員長濱中俊男) 鈴木委員。 66 ◯委 員(鈴木拓也) 新型コロナウイルス感染症対策といっても、今、市長がおっしゃったような衛生面での話よりも、私が言いたかったのは暮らしですとか事業者の経営、また、市民団体の活動です。やはり収入が著しく減ってしまう市民や事業者も多いでしょうし、あるいは質疑であったように、食費が中には奪われてしまうようなところも含めて、市民団体に関してはやはり活力の低下ということで、どちらかというと経済的な支援という観点でお聞きしたのですけれども、ワクチンの接種などは当然、最優先でやらなければいけないわけですけれども、経済的な面での市民の暮らしや経営、また、市民団体の活動を支えるところが見えてこないのがどうなのだろうと思ったわけです。本議会にも補正予算が出てくるということなので、どういう中身なのか、これから我々もしっかり慎重に審議して決めていきたいと思うのですけれども、具体的なものはまだ語れないかと思いますけれども、基本的な考え方として、今年度、今後、そういった市民の暮らしや事業所の経営、また、市民団体をどう支えていくか。その考え方の基本的な骨格みたいなことを市長からお示しいただけないでしょうか。 67 ◯委員長濱中俊男) 並木市長。 68 ◯市 長(並木 心) 市民の生活を守る、安全で命を守る施策が新型コロナウイルス感染症対策でございますので、そういう意味では行政が自治体としてできる範囲のことで市民生活に関して関心を持って、ご意見を聞きながら、打てるべきことについては打っていると承知しております。その中の、東京都がそういう施策と、それから、国の施策の合わせ技として、羽村市ができることについては最善を尽くしてやっていく。それから、これからもそういう状況を、市民生活も皆様、状況も刻一刻と変わってくるうちに、数だけでありませんし、質の問題も出てきますので、そういうものはご意見を聞きながらきめ細かく対応を、財源も含めまして、きちんと市民の生活を守る、命を守るのが大前提でございますので、鈴木委員がおっしゃったような視線できめ細かく、羽村市民のための行うべきことについては対応を間違いなくしていきたいと思っております。 69 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。水野委員。 70 ◯委 員(水野義裕) 今の新型コロナウイルス感染症対策という話なのですが、地震が予測されていますね。そうすると、コロナ禍での避難対策とか、そういったことなどもしっかり検討しておかないと、明日、今、起こるかもしれない。10年前にはこの会議中に起こったのです。今、例えば防災の基本は在宅避難なのですけれども、その辺をどうサポートするかみたいなことについて、多分、防災計画などでその辺は述べられているのでしょうけれども、どういうスタンスで災害が起こったときにどう支援するか。それに新型コロナウイルス感染症が重なった。避難所は入れないから在宅でという話になっていると思うのですが、そのあたりは防災計画の中では取り組んでおられるのでしょうか。取り組んでおられるとしたら、どんなふうにしようとしておられるのでしょうか、伺います。 71 ◯委員長濱中俊男) 防災安全課長。 72 ◯防災安全課長(中根 聡) ただいまのご質問についてお答えさせていただきます。災害時の避難につきましては、以前から、例えば震災などの場合ですと、まず、危険度がなければご自宅で過ごしていただくのが基本になります。水野委員がおっしゃるとおり、現在、それに加えてコロナ禍という問題も発生しております。その辺、従前の考えを市としては今後も引き続き市民の皆様に啓発していくスタンスは変わりませんが、新しい対策も必要になってまいりますので、当然、市で指定しております避難所の収容人数は、感染症が広まっている場合は少なくなってまいります。市といたしましては、そのような場合には市が持っている他の公共施設、例えばゆとろぎですとか、それから、スポーツセンターなどもそうですけれども、そういう避難所として指定している以外の施設も活用しながら、市民の皆様の安全・安心を確保していきたいと考えてございます。防災計画につきましては、そのような取組みの内容につきましても記述していくことで、目に見えた形で市民の皆様にもその情報を発信していきたいと考えてございます。以上です。 73 ◯委員長濱中俊男) 水野委員。 74 ◯委 員(水野義裕) 危惧するのは、誰が罹患しているか分からない。市はそういう情報は握っていないですね。そういった場合、どうするかみたいなことは考えなければいかぬのですよ。支援はしなければいけないけれども、隣近所を助けたいけれども、行っていいかどうかもわからないみたいな話もあるわけで、非常に難しいからすぐ答えが出るわけではないけれども、最悪のケースを想定して、想定外がないように、これは難しいとは思うのですけれども、総合的に町内会の話もあるし、障害者の話もあるし、高齢者の話もあるし、そこにこういう感染症が起こったらどう対応するか。それは一防災安全課だけの話ではないわけです。だから、まだ今、十分に対策は練られていないようなというか、見なければ分からないのですけれども、至急取り組んでおく必要があるのではないかと、今の答弁を聞きながら思います。単に防災だけの話ではなくて、それぞれの所掌の中で、感染症が起こったとき、衛生面を含め、生活維持を含め、インフラをメンテナンスすることを含め、そういったものが防災計画に含まれるようにしていかなければならないと思うのです。そういったあたりについての見解を伺っておきたい。 75 ◯委員長濱中俊男) 井上副市長。 76 ◯副市長(井上雅彦) 今、水野委員がおっしゃったように、全ての部分が完璧にできることは非常に難しいと思っております。まず、昨年9月に羽村市としてはこの新型コロナウイルス感染症の中でも防災訓練をさせていただきました。これにつきましては、通常の訓練に加えて感染症対策を施してやるということで、これは市民の皆様方に実際にそこに出てきていただいて経験していただくのが非常に大切だということでやらさせていただきました。そのときにマイ・タイムラインも全戸に配らさせていただいて、まずは自らは自らの命を守る。その中で考えていただきたいというのを市民の皆様方にご提案させていただきました。そういった取組みの中で、やはりこの感染症対策についても検討していくべきだということで、これらの経験を、今回は風水害に関してでございますけれども、地域防災計画で改定させていただきました。それで、この一般会計等予算審査特別委員会の中でもお話ししたように、令和3年度につきましては地震編等につきましても、その中で検討させていただきます。  そして当然、この新型コロナウイルス感染症、パンデミックの感染症があった部分につきましては検討しなければいけない部分だと思っております。今までパンデミックに関して私どもが持っているのは事業継続計画といいまして、これは行政の事業をこういった感染症が広まった場合にどうやって継続していくかという部分の計画は持っておりましたけれども、災害対策の部分は非常に弱かったのは事実でございます。これは各自治体もそうでございますし、国も東京都もそうでございます。ですから、今、こういう状況になっていると思っておりますけれども、その中でこの羽村市としてやっていく部分をきちんと前回の訓練等で検証しながら、市民の皆様にもご協力いただいて、自分の命は自分で守る部分を再度確認していただきながら、これは感染症防止の部分でも、例えばワクチンの接種を受けるですとか、そういった部分に繋がっていくのだと思っております。そういった意味で、先ほど市長がお話ししたように、やはり市全体として立ち向かっていかなければならないような問題でございますので、そういった意味では、水野委員がおっしゃったように、そういったものについて、経験則、また、これからの中で検討するものについてはきちんとした形で残していきたいと思っております。 77 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。西川委員。 78 ◯委 員(西川美佐保) 市の歳入の分野に関わりますけれども、市として今後、令和3年度の全ての事業の中で税収とか収益を上げる取組みとして主にどのような事業が効果的と捉えておられるのか、お聞きします。 79 ◯委員長濱中俊男) 財政課長。 80 ◯財政課長(河野行秀) 収益的な事業でございますが、基本的には税収とかを上げる。そういったところが重要な取組みになってこようかと思いますが、そのほかにも様々な歳入を確保する手段はございます。例えばふるさと納税の推進ですとか、あと、ネーミングライツなど、そういったところもやっていく。それから、様々な有料化、使用料の関係等がありますので、そういったところを様々な対策を打ちながら収入アップに繋げていきたいと考えてございます。 81 ◯委員長濱中俊男) 西川委員。 82 ◯委 員(西川美佐保) 市税の収納率を上げることとして、今回の令和3年度の予算にもコンビニエンスストア収納とクレジットカード収納というものが見込まれているわけですけれども、コンビニエンスストア収納では現在、3割近くの方が利用されているということなのですけれども、事業費が256万円で、クレジットカード収納では15万2000円かけて事業が行われるわけですけれども、これは市民の利便性はもとより、市にとってもそういった予算をかけてもさらに効果的と考えておられるのかどうか。その点をお聞きしたいと思います。 83 ◯委員長濱中俊男) 納税課長。 84 ◯納税課長(河村康博) ただいまのご質問ですけれども、まず、クレジットカード収納であるとか、それから、コンビニエンスストア収納であるとか、あるいはスマートフォンのアプリケーションを使った収納であるとか、そういう収納方法の多様化を図っているわけですが、これはやみくもにそういうものが世の中にあるからという形で着手しているわけでは当然ないわけです。では、どういうことかということになりますけれども、例えばクレジットカード収納の主なターゲットはどういう層になるかといいますと、クレジットカードを持っている方が大原則です。そうすると、そういう与信があって、預貯金がきちんとあってという方々になります。ですから、例えば生活が比較的安定的な中高年層の方々がクレジットカードをご利用いただく。これは非常に便利がいいということになっていくと思います。一方で、若い方はコンビニエンスストアとかをたくさんご利用になるわけですけれども、そういった方々に向けては逆にコンビニエンスストア収納であるとか、スマートフォンを使った収納であるとかということで、生活サイクルの中でわざわざどこかへ行って税金を納めるために時間を使わなくてもいい状況をご用意することもまた大事だと考えております。ですから、今回取り組んでおりますいろいろな納付方法ですけれども、基本的にはそのような社会的な状況とかを踏まえつつ適切に対応していくということで考えている部分でございます。以上です。 85 ◯委員長濱中俊男) 西川委員。 86 ◯委 員(西川美佐保) 今のは利用者にとって便利になるというお答えだったと思うのですけれども、市にとってもこれは効果的と考えておられるのか。もう一回、確認させてください。 87 ◯委員長濱中俊男) 納税課長。 88 ◯納税課長(河村康博) 答弁が足りなくて申し訳ありませんでした。市にとっての部分ですけれども、やはり非常に大きな役割がございます。滞納処分について一番大事なことの一つは、現年分をいかに滞納を起こさせないかということに尽きます。現年分に滞納が起きれば、当然、これは滞納繰越しになって翌年度以降になってまいります。ですから、現年課税をどれだけご納付をきちんといただくかということが非常に重要なことになってまいります。この部分で、例えば比較的、納税を忘れてしまいがちな世代の方であるとか、あるいは生活資金がなかなか苦しいという方々に対して、なるたけ納めやすいような、これは例えばクレジットカードであれば手元に現金がなくてもというお話を昨日も申し上げましたけれども、あるいはコンビニエンスストアなどで便利に納められる。このことによって現年分の滞納をなるたけ減らす。その現年分の滞納が減ればその分のマンパワーを長年、ある程度、高額でなかなか納めていただけない方々に振り分けていくマンパワーの配分ができるようになってまいります。そういったことを考え合わせまして、様々な収納方法を導入することで市にもメリットがあると考えております。以上です。 89 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。門間委員。 90 ◯委 員(門間淑子) 歳入に関して、特に法人分に関してお尋ねします。市税個人分については、住んでいらっしゃる人数とか、その時々に応じて多少の変動はありますけれども、法人分については非常に大きな変動があるわけです。これまでバブルの崩壊とかリーマンショックとかという経済危機的なところでのダメージは羽村市としては経験してきました。今回は全世界的な人類の生存に関するパンデミックということで、この新型コロナウイルス感染症の後の社会は変わるだろう。経済構造も変わるだろうと言われていますので、羽村市としてもこの法人市民税の激変を緩和する方策を、新たな経済構造といいますか、産業構造といいますか、そういうものは模索する必要があるだろうと思うのです。西東京工業団地を基盤として成長してきた羽村市の産業構造もやはり、ある一定の変化を余儀なくされるだろうと思っていまして、そこについての見通しはこれから検討していくのか、今はもう考えられているのか。そのあたりについて、見通しといいますか、そのことをお聞きします。 91 ◯委員長濱中俊男) 財務部長。 92 ◯財務部長(高橋 誠) 法人市民税の推移といいますか、動きにつきましては、今、門間委員からご指摘があったように、景気の動きと連動して非常に大きな動きが出ます。これを緩和するための方策ですけれども、やはり市がこれまで進めてきた製造業を中心とした職住近接のまちづくりを進めていく中で、一般質問でも冨松委員からもご指摘がありましたけれども、いろいろな多種多様な企業が市内に立地していただくことでそういった緩和が図れるのではないか。また、それが羽村の強みになっていくのではないかと考えております。法人につきましては、景気の動きと非常に密接に連動するものですから、企業活動とも連動するわけでありますので、その辺は多様な業種の方に立地していただくということで、市でも企業誘致の制度なども延長しながら企業誘致に力を入れているところですので、こうした動き、こうした取組みを続けていくことが重要ではないかと考えております。 93 ◯委員長濱中俊男) 産業環境部長。 94 ◯産業環境部長(橋本 昌) 西東京工業団地が昭和30年代に造成されてから半世紀が経過する中で、これまでは輸送機器の、自動車であったり、航空機であったりという輸送部門のところが多いのと、もう一つが電子機器産業。この2つが二大産業としてこれまで立地し、大きな職住近接のまちづくりとしての成果を上げてきたものであると捉えています。この数年来は市としても企業融資促進条例を制定しながら企業誘致に努めていく中にあっては、今般、最先端医療産業なども進出にこぎつけているところでございますけれども、多くの分野、産業形態が様々ございますから、用途地域の中にあって多くの産業分野が立地していくことが羽村市のこれからの強みになっていくだろうという認識に立っています。そのために研究開発部門であったりとか、ただ単に製造業ということだけではなくて、新たに向こう半世紀などを見据えて持続的に立地し、持続的に定住促進であったり、設備投資であったり、にぎわいの創出であったりというものが図られる可能性が高い産業を、様々なところにアンテナを張りながら企業誘致の活動を今、進めているところであります。それらのところを今、第二次産業振興計画の策定にも着手したところでありますけれども、第六次長期総合計画もそうでありますけれども、そういった多様な分野が持続的に発展していけるような産業を羽村市内に立地させていくところに主眼を置いて、そのうえで将来においても発展が見込めていけるところを主眼に置いて現在取り組んでいるところでありますし、そこに施策の強化を図っていきたいと考えています。以上です。 95 ◯委員長濱中俊男) 門間委員。 96 ◯委 員(門間淑子) 撤退していった大手の企業などはかつて社宅をたくさん持っていて、そこに職住近接そのものでたくさんの方が住んでいただいていたときもありました。しかし、最近ではそういうことは少なくなってきていて、職住近接のアプローチがなかなか難しいときになっているかなと思っていますので、企業が来たら従業員がみんな来る時代ではないのだろうと思っていて、故にこの法人市民税を上げていくことの難しさを思うのですけれども、魅力のある羽村であるから来てくださいという形にしないと、工業団地があるからどうぞということではないと思うのです。この市としてのトータルの魅力を伝えていくことがやはり企業へのアプローチに、住んでいただくことも含めてになりますけれども、そういうところがこれからの産業施策としてどう考えられているのか、お聞きします。 97 ◯委員長濱中俊男) 並木市長。 98 ◯市 長(並木 心) 昭和40年代から今の誘致、ものづくりをやってきて、そのときの潤沢な財政で言えば、非常に自然休暇村も動物公園もそういう意味では財政が豊かなときにできた箱物、ハード面も力をつけておりますけれども、私が就任した平成13年以降、いいときと悪いときと、そのときの経済構造からは変化しながら、惑いながらも、基本的な変化は、おっしゃるところは最初の、昭和40年代のいいときのものというイメージと現状の比較をすればそうなりますけれども、その間の苦労しながらやってきたものをここまで来ていて、非常にそこに行き着くことは羽村市の構造としてあり得ない。では、どうするか。こういうことについて、大変、今、ご指摘の時期とタイミングとして考えなくてはいけない時期には来ていると承知しております。そうすると、この次からの第六次長期総合計画とかの中で、そういう大きな構造変化でございますので、その中できちんと間違いなく方向性を出していくことが使命だと思っていますので、そういう意味で今、現実的に、令和3年度、どういうスタンスでこれをやっていくかということになっており、今、説明したとおり、出ていく方の企業と、そういうことの説明はそれでできますけれども、入ってきたり、既存の今、大きいところがどういう姿勢でこれからどういうふうにやっていこうということの体制としては、出ていくのは本意ではないが、税金が低いところへ行ってやりたい。企業の経営としてはそういうトップの経営も意見としてありますから、民間ですから、ただ、羽村の地盤がいいとか、そういう流通の便利さとか、東京都というブランドも非常に大きい。そういうものについてのご意見も今、細かくお聞きしておりますので、それを入れながら、将来、10年後の羽村とか、いろいろな形で経済構造、収入に結びつく。ダイレクトにそれがありますけれども、そこは非常に大事なところでございます。現状では、そういう既存の人たちが出ていく、羽村にいられないという認識ではいない。頑張る。新型コロナウイルス感染症を克服して、新型コロナウイルス感染症の後に自分たちもここで立地して、状況をつくっていくために行政と一緒に考えていこう。こういう今のものづくりというか、企業の皆様の基本だというふうに支援員とか我々がリサーチしている中で聞こえておりますので、それを大事にしながら、そこにプラス、今回のイオンとか、いろいろな業種が来ることによって、下請けとか、そういうものも増えてまいりますので、そういうものを加味した形で、ここ数年は基本はそこに置きますけれども、弾力的なものとして羽村の将来展望としてつくっていく。これが一番大事な時期だと思っていますので、すぐに今日、明日、令和3年度の予算の中で体質改善とか社会経済構造を変えていくことにはならないと思いますけれども、方向性については、きちんと皆様のご意見を聞きながら、市民の声も聞きながら、企業の声も聞きながらつくっていく、正しい選択をしていく必要はあると認識しております。 99 ◯委員長濱中俊男) しばらく休憩いたします。                                     午前11時04分 休憩                                     午前11時14分 再開 100 ◯委員長濱中俊男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  他に総括質疑ありませんか。印南委員。 101 ◯委 員(印南修太) 予算書103ページの自然休暇村に要する経費ですけれども、私はこの解体費用がここに計上される前に、まずはこの代替の市民サービスという部分が予算に計上されるべきではないかと思っています。例えば北杜市との姉妹都市という、この関係を活かして、こういった施設を羽村市民が利用すれば、何かデザートがつきますとか、そういったサービスの予算、小規模でもいいので、そこがまずは計上されるべきではないかと思うのですけれども、羽村市のお考えをお伺いします。
    102 ◯委員長濱中俊男) 市民生活部長。 103 ◯市民生活部長(島田裕樹) 自然休暇村の閉館に伴いまして、様々な代替施設のご紹介等をさせていただいております。その中でやはり今後、北杜市の施設ともそういった対象施設を広げていく必要があると思いますので、その中で羽村の姉妹都市の関係を活かして何か独特なサービスがしていただけるものか。そういったものを検討していきたいと考えております。 104 ◯委員長濱中俊男) 印南委員。 105 ◯委 員(印南修太) もう一度、次年度、子どもたちにも使わせてあげたいというお話などもあったのですけれども、次年度はそれでいいかもしれないですけれども、それ以降、子どもたちは成長していきますし、今までも30年以上、家族連れとかが、やはり今でも毎年楽しみにしているという声もあって、その部分を、先ほど産業のほうで話がありましたけれども、持続的な羽村市の財政負担を軽減した羽村市民のサービスをまずは考えていくのが先決なのではないかと思っています。具体的に言うと、令和3年度は休止という状態を保ちながら、民間への譲渡も模索しながら、それと同時に先ほどの代替のサービスを確立していく。小規模のものでもいいので、以前、羽村駅自由通路の拡幅工事がありましたけれども、やはりこれだけの規模の工事になりますから、しっかりとした計画を次年度もしくはその次に市民や議会に提示していただきたい。そのように思いますが、いかがでしょうか。 106 ◯委員長濱中俊男) 企画総務部長。 107 ◯企画総務部長(市川康浩) 自然休暇村の廃止条例を提案させていただいたときに数々のご質問をいただいて、それぞれ答弁させていただいているということでありますけれども、今言うお話の休止、民間譲渡、代替というお話につきましても答弁させていただいていると思います。私どもといたしましては、再三になりますけれども、次年度1年間を見て、様々なそういった検討もするということでおりましたけれども、指定管理者の指定は議会でご判断いただいた結論があったわけです。それから導き出すと、令和3年度、施設を維持できないということでございますので、また、そのときに8000万円の経費をかけるのは、今、そういう時期ではないというお話もいただいたところでございます。今、お話しの、あのまま例えば持つということになれば、また年間数千万円の経費もかかってきますので、その辺との議会のご判断に対する矛盾も今度は生じますので、私どもとしては今回の条例廃止、当初予算に施設の解体費用を含めた費用を計上させていただいているところでございます。また、一方ではソフト面の、印南委員がおっしゃりますこれまでの30年の歴史、高根町、今は北杜市になりますけれども、そことは姉妹都市関係にありますので、こういった財産は残っていますので、こういったことは継続的にやっていって、また、議会の皆様も当然、両方でやっておりますので、様々なそういう財産を活かしながら、北杜市との関係を築くことによって、また、施設の利用ということであれば、先ほど市民生活部長からも答弁させていただきましたけれども、北杜市内の施設を利用するとか、そういったことの工夫は今後もできると思いますので、そういったところにつきましては継続的にやっていくということであります。 108 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。水野委員。 109 ◯委 員(水野義裕) 長期総合計画の102ページになるのですが、10番、多様な市民参画の推進の中で審議会・懇談会などの市民公募枠を拡大するということが書いてありますが、この辺については枠をどのくらい拡大するつもりでしょうか。来年度公募する審議会・懇談会はどのくらいあるのでしょうか。関連して、今、女性登用が盛んに叫ばれています。こういう審議会とかの中で女性比率について市はどうしようと考えているかを伺います。  2点目は、人件費の問題です。去年の予算説明書と比べると、会計年度任用職員が60人近く減っています。しかし、会計年度任用職員の人件費のトータルは500万円ぐらい増えています。このあたりを説明してください。660人という会計年度任用職員は正規職員に換算すると何人分になるのでしょうか。私が試算すると、職員人件費を再任用職員を含めた人数で割ると約805万円になるのです。それで、約805万円で金額を割ると80.3人分。こんな数値になるのですけれども、この辺の金額が下がっている背景とか、今の660人は正規の職員にすると何人ぐらいと見ているか。要は人件費で、短期も時間もいろいろあるのでしょうけれども、この組織の規模がよく分からない。だから、710人から減った理由、背景、それから、660人の人件費に関して500万円ぐらい上がっている。そういった背景について説明してください。 110 ◯委員長濱中俊男) 企画政策課長。 111 ◯企画政策課長ぬで島孝文) まず、各種審議会等における市民公募枠について、新年度、どれぐらいの公募をする委員会があるか、もしくはどれほど人を増やしていくのかという件でございますが、これにつきましては、全庁に対しまして、懇談会も含めまして、こうした審議会などを設置する際には市民公募枠を拡大するような方向で検討するようにということは毎年、全庁に対して周知しております。これに対する数値的な目標は持っていないのですが、これは今後も拡大させていくということで毎年周知しております。審議会でありますとか各種委員会につきましては、どうしても充て職において委員をお願いしている部分もありますので、なかなか、これをどの程度、数字を拡大していけるのかというのはそれぞれごとの審議会・委員会等における性格、目的などもありますので、それを踏まえながら、それぞれの委員会・審議会等において工夫を凝らしながら、できる部分において市民公募枠を増やしていくことについては毎年周知しております。今年度につきましても、行政改革審議会をここで昨年公募させていただきました。こういったものについても、必ず市民公募を行いながら市民の皆様の意見を反映して計画をつくっていくということが基本になってくると考えております。  もう一点、女性の登用に関しましては、第四次男女共同参画基本計画の中に現状の数字を拡大させていくという目標を掲げまして取組みを進めてまいりました。これにつきましては、現在、次期計画の策定に向けての取組みも進めております。国が12月に第五次男女共同参画基本計画をここで策定いたしました。その中でも政策決定でありますとか、そして、女性の政策に係る登用の推進を掲げておりますので、この方向性は市にとっても同様であります。男女共同参画の宣言都市でありますので、その方向性に沿って進めていくということであります。今、数値的なものが手元にないのですが、これも拡大を図っていく方向で進めてまいりたいと考えております。以上です。 112 ◯委員長濱中俊男) 職員課長。 113 ◯職員課長(本橋秀敏) 会計年度任用職員の報酬に係る人数の減及び報酬額の増についてご説明いたします。人数の減ですが、乳幼児に対するフッ素イオン塗布を保健センターでの集団方式から市内歯科医院での個別方式に変更したことによりまして、これまで市で任用していました歯科衛生士等が減員になったものが47名分ございます。こちらが主な原因となってございます。一方、報酬額が増加している背景としましては、マイナンバー取得促進のための経費ですとか、あるいはオリンピック・パラリンピックコーディネーターが会計年度任用職員として新たに採用すること。それと、ゆとろぎの総合コーディネーターを会計年度任用職員という身分を変えてございますので、こうしたことが原因となってございます。  あと、正規で何人分になるのかというお尋ねですけれども、会計年度任用職員につきましては多様な働き方を行っておりまして、単純に比較ができないもので、こちらについては困難ということで算定してございません。  参考までに、会計年度任用職員の期末手当が増加となってございますが、こちらは令和2年度から制度が始まったということで、6月期の期末手当が期間率を乗じまして0.3となっていたものが、令和3年度はそちらがなくなりまして、1.0を掛けるということになりまして、増額となります。以上です。 114 ◯委員長濱中俊男) 水野委員。 115 ◯委 員(水野義裕) 1項目めですが、数値的にきちんと報告してください。審議会とか懇談会とかが来年度いくつ予定されていて、トータルが何人で、これは今、答えられないだろうから答えられるもので、今、指示を出したけれども、現場が増やしてこないからとならないように、経年的な数値もしっかり把握して報告してください。これは後ほど資料提供をしていただきたいと思います。女性の比率に関してもきっちり数字を押さえて、その比率を上げられない理由は何か。先ほど充て職というものがあったのですが、充て職がちゃんと機能しているかどうかというあたりもきちんとやらないと、お飾りの懇談会・審議会になってしまう。そういった資質の問題もしっかり追求すべきだと考えています。その辺に関してはぜひお答えを伺いたい。  それから、人数換算でどうだ、多様だからという話なのですけれども、要は週に3日とか週に4日とか、それはちゃんと時間として、日数が作業量に対応しているかどうかは分かりませんけれども、きちんとそれがあって報酬が払われているわけですから、単純にそれを足して職員の勤務時間と割ったら何人分の仕事を何人でやっている。こういう話は分かるわけなのです。そういう意味ではコスト意識が足りない。そういう努力はちゃんとすべきだと思うのです。その辺はどうですか。 116 ◯委員長濱中俊男) 企画政策課長。 117 ◯企画政策課長ぬで島孝文) まず、具体的な人数のところで申し上げますと、令和3年3月1日現在でございますが、設置している委員会等は62の審議会・委員会等がございます。その全委員数が934人でございまして、934名の委員数のうち、市民公募のいる審議会の委員数は187名となってございます。  さらに、女性委員の割合については現在28.3パーセントです。先ほど数値目標という点でございますが、第四次男女共同参画基本計画におきましては、市が設置する審議会等への女性の参画比率につきましては32.6パーセントを上回っていくという目標を掲げておりましたので、現在の状況としてはそれに至っていない状況でございます。それと、来年の委員会等につきましては、現在、手元に数字がございませんので、水野委員のご指摘のとおり、後ほど整理していきたいと考えております。 118 ◯委員長濱中俊男) 職員課長。 119 ◯職員課長(本橋秀敏) 会計年度任用職員と常勤職員の時間数等で換算したものでございますけれども、先ほどご答弁しましたとおり、仕事の質等が異なりますので、単純な置換えではないのですが、時間数換算では人数を算出してございます。そちらでお答えいたしますと、会計年度任用職員の総時間数を正規職員の時間数で割りますと、令和元年度実績ですと203人となってございます。予算額としましてはやはり算出してございません。 120 ◯委員長濱中俊男) 水野委員。 121 ◯委 員(水野義裕) 時間数でも結構ですが、やはりそういう視点を持って数値をコントロールしていく必要があると思うのです。それは単に職員課だけではなくて、それぞれの課が当然やっていると思うのですけれども、例えば人件費の、こういう言い方はおかしいのですけれども、正規職員と会計年度任用職員のバランスをどうしていくかとか職務権限をどうするかということの検討の中で、コストの面ばかり言うのはいかぬのですが、そういうところにも関係すると思うので、しっかりその辺は見ていくべきだと考えますが、いかがですか。 122 ◯委員長濱中俊男) 企画総務部長。 123 ◯企画総務部長(市川康浩) コスト意識をしっかり持ってやっているということはまず申し上げたいと思います。人件費についても、当然、組織・定員を考える中で正規職員の定員管理をきっちりやっていることも再三申し上げてきているところでございます。その中で市民サービスをしっかりとやっていく中で、どの雇用形態がいいのか、どういったことがいいのかというのも検討しながらやっていることもこれまでも説明させていただいております。ある事業で言えば、特別に事業の場合に必要な人員、または時間がいわゆる短時間の事業であるとか、例えば学童であるとか、または急患センターであるとか、正規職員を置かないで会計年度任用職員で対応できる施設もあるわけでございます。そういったものをそれぞれトータルで見て、事業執行、市民サービス、行政運営をしていることはぜひご理解いただきたいと思います。それぞれの中でどこが一番いいのかというものを常に見ながらやっている。それから、事業ごとにつきましても、各所管においてその事業を執行していく中で当然、いわゆる事業執行予算に加えて人件費。また、そのときに正規職員でやるべきなのか、会計年度任用職員でやるべきなのか、委託化ができるのか。そういったことも検討しながらやっているということだけは説明させていただきたいと思います。 124 ◯委員長濱中俊男) これをもって総括質疑を終わらせていただきたいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 125 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。  これより討論を行います。順次発言を許します。討論ありませんか。鈴木委員。 126 ◯委 員(鈴木拓也) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に反対の討論を行います。  市民の多様なニーズに応えながら、コロナ禍が続く下、市民の暮らしや経営、市民活動を支えつつ、財政難にも対応しなければいけないという役割が本予算には求められていると考えます。しかしながら、市民ニーズへの対応という面からも、市民を支えるという面からも、前進面はあるものの、全体として十分な内容とは言えないと思います。今後出されてくる暮らし・命を守るために最善を尽くすという具体策に期待したいと思います。  また、財政難への対応では、市民への説明が不十分なまま、様々な施策のカットが行われております。基金残高が予算ベースで、令和2年度末が19億7800万円に対して令和3年度末が10億6000万円と、半減する予算となってしまっております。本来であれば、今こそ多くの市民が反対、また、見直しの声を上げている羽村駅西口土地区画整理事業の見直しに着手すべきだと考えますが、そういった内容は全く含まれておりません。市民の理解は得られないと思います。  市民の暮らし、経営、市民活動の活力がいずれも奪われる危機がある中、財政的にも対策が取られつつも、やはり危機的な状況は続き、区画整理事業だけはどんどん進むという羽村市の在り方を変えることが今、切実に求められていると考えます。  以上の理由から、本予算に反対いたします。 127 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。冨松委員。 128 ◯委 員(冨松 崇) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に賛成の立場から討論を行います。  令和3年度は第五次長期総合計画最終年であり、市の将来像の実現に向けた取組みの総仕上げを行う重要な年となると同時に、今後10年間のまちづくりの指針となる第六次長期総合計画の策定を行う年でもあります。厳しい財政状況や新型コロナウイルス感染症の収束が見えない状況ではありますが、安全・安心のまちづくり、少子高齢化への対応、都市基盤整備など、市が将来にわたり発展していくための施策については着実に推進していくべきと考えます。令和3年度予算は、新型コロナウイルス感染症の状況や厳しい財政状況を踏まえながら新たな手法での編成に取り組み、基金の繰入れの抑制を図り、令和3年度に実施すべき施策を見極め、適切に展開を図られたものと考えています。  一般会計の予算規模は前年度と比較して1.0パーセントの増加となりましたが、その要因は旧自然休暇村解体事業の計上や扶助費の増加によるものであり、厳しい財政状況を踏まえ歳出の抑制に努められたものと考えております。歳出に関して見てみると、市税収入は前年度と比較して3億4759万9000円減収となりました。これは新型コロナウイルス感染症拡大の影響が主な要因であります。地方消費税交付金や使用料なども新型コロナウイルス感染症の影響により減少し、一部は地方交付税により補填が見込まれますが、歳入は大変厳しい状況と考えられます。こうした減収にも柔軟に対応し、適切な政策が実施できるよう、引き続き全庁一丸となり行財政改革に取り組み、財政の弾力性を確保していただきたいと思います。歳出について見てみると、限られた財源の中で扶助費などの増加により大変厳しいやりくりとなったことだと思いますが、枠配分方式の導入などにより歳出削減を図り、コロナ禍においても市民生活を守る必要な経費や将来像の実現に向けて必要な経費はしっかりと計上されているものと認識しています。  以上、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない厳しい状況の中ではありますが、市民福祉の向上に寄与する施策をはじめ、子育て、防災、都市基盤整備など、将来を見据えたまちづくりへの対応が図られた予算であると捉えております。新型コロナウイルス感染症は市民生活や市内経済に大きな影響を及ぼすとともに、市税収入の減少をはじめ、市財政への影響も大きいものと考えます。こうした状況を踏まえ、まずは新型コロナウイルス感染症から市民生活を守ることを最優先にして施策の展開を図っていただくとともに、行財政改革に引き続き取り組み、健全な財政運営を行っていただくことを強く要望し、本予算に賛成の立場からの討論といたします。 129 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。山崎委員。 130 ◯委 員(山崎陽一) 議案第4号、2021年度・令和3年度羽村市一般会計予算に反対します。理由は3点。  1 2021年度予算222億円は前年度比2億円の増加。一方で歳出も民生費、自然休暇村解体費などで2億円の増加。歳入の不足分を財政調整基金9億7000万円、市債9億3500万円で補うという非常に厳しいものとなりました。経常収支比率予想は臨時財政対策債を入れた数値で100.9パーセント、臨時財政対策債を除くと106.7パーセント。100パーセント超えは全国で40自治体、2パーセントほどしかなく、財政の硬直化が止まりません。法人市民税収入に頼る財政構造の限界であり、抜本的な対策が必要です。  2 行財政改革で全事業の点検・見直し、補助金削減などを進め、枠配分予算で一律削減をした結果、公共施設の閉鎖、市民活動費の削減等、市民サービスの低下になりました。住民福祉の増進という自治体の基本理念に沿った対応を求めます。  3 原因の一つが並木市長が最重要施策に掲げる羽村駅西口土地区画整理事業です。広い道路を造るため1,000棟を取り壊し、また、移動する事業の今後の市費負担は170億円で年間10億円を超し、財政危機を招きます。よって、区画整理繰出金6億5800万円は認められません。また、土地権利者の会への補助金19万円は不要です。視察等にも使われますが、成果は不明。また、議会経済委員会の懇談要望にも「話すことはない」と言って断ってきており、実質的活動も不明です。  以上、一般会計予算に反対します。 131 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。水野委員。 132 ◯委 員(水野義裕) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に賛成の討論を行います。  言い尽くされていますが、厳しい財政状況の中、予算編成に初めてということで評価は定まっていないようでありますが、枠配分方式を導入するという工夫をしたこと、子育てしやすい町を目指した諸施策に取り組むことなどを評価したいと思います。この状況は今後も続くと思われ、執行にあたっては「入るを量って出ずるを制する」という視点を持ち続けていただきたいと思います。また、財政再建に向けて大胆な事業の廃止・休止、既得権益化しがちな委託事業の検証、入札制度運用の見直しなどにも検討・着手すべきことを指摘しておきたいと思います。  予算案の理解のためには、さらに分かりやすい説明資料が必要だと考えます。大きな事業費を必要とするものについては、背景となる事業量や人件費を含む事業費を明示すべきだと考えます。要は、政策に科学的な視点・根拠を取り入れるべきということです。  注文ばかりつけましたが、新型コロナウイルス感染症の沈静化と財政の健全化を願いながら賛成の討論といたします。 133 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。西川委員。 134 ◯委 員(西川美佐保) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に公明党を代表し、賛成の立場から討論を行わせていただきます。  羽村市は、平成30年度から令和2年度まで行政のスリム化に向けた全事業の点検・見直しを進めながら、歳出予算の総額を抑える取組みを行ってきました。令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響が昨年から本年3月現在まで長期化し、収束はいまだ見えない中、市内企業の経営悪化等による市税等の減収が見込まれ、大変厳しい財政運営が行われる状況であります。令和3年度から新たに導入された枠配分方式での予算が効果的・効率的な財源配分となっているのか、審査いたしました。  令和3年度予算の歳入の、市民税個人分は前年度比約1億8990万円の減と、市民税法人分1億2990万円等を含め、市税全体では3億4760万円の減を見込んでおります。また一方で、市税の減収を補完する地方交付税や市債が増加しております。歳出では、人件費や補助費などが減となる一方で、生活保護費や障害福祉サービス費などの扶助費は年々増加、自然休暇村の廃止に伴う解体工事費などの物件費が増となっております。  具体的に、令和3年度に取り組む事業として、妊娠・出産期から子育ての様々なニーズに対して切れ目のない総合的相談支援及び産後ケア事業等、充実を図られていることや、これまで保育施設の負担となっていた医療的ケア児への補助金が図られたことは評価できるものです。また、防災行政無線のデジタル化整備や羽村第三中学校へのインクルーシブ教育システムの構築、クレジットカード収納決済、防犯対策として市内街路灯LED化の予算が確保されています。さらに、市内事業所の技術力向上、後継者の育成、販路開拓等、様々な課題やニーズに合わせた支援の充実などが図られます。厳しい予算の中でも充実すべきところには予算配分されているものと捉えております。  行財政改革への取組みでは、予算に反映したものは10事業、税収の確保、事務事業の見直しで1億2542万円と計上されておりますが、令和3年度の経常収支比率は101.5パーセントと見込まれ、さらなる事業の見直し・統合・廃止、未利用地の活用・売却などはさらに進める必要があります。同時に、ふるさと納税やネーミングライツ、企業誘致への取組み、若い世代の定住促進など、市を発展させる施策は今後も取り組むべき重要課題と考えます。  このように、事業のスリム化と町を発展する取組みと同時に、国や都の補助金等を最大限活用し、市の財政力強化や魅力あるまちをどう進めるのかも今後注目してまいります。新型コロナウイルス感染症の影響下、市民・事業者に寄り添った相談体制、資金援助の情報提供等、きめ細やかな市民サービスに全力を尽くしていただきたいことを強く求め、令和3年度羽村市一般会計予算に賛成の討論といたします。 135 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。門間委員。 136 ◯委 員(門間淑子) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に反対いたします。  2021年度、令和3年度予算は市税全体が落ち込むという大変厳しい内容であることが明らかになっています。とりわけ市民税は個人分、法人分、ともにかつてなく大きな減収となっていて、暮らしの厳しさや事業運営の厳しさが目に見えるものになっています。  予算編成にあたって、行政のスリム化に向けた全事務事業の点検・見直しに取り組み、事務経費の削減や枠配分方式による内部努力を進めたことは一定評価しています。しかし、こうした努力は限界もあります。  一方で、全事務事業の点検・見直しに取り組んだとしつつも、住民の多くが反対する羽村駅西口土地区画整理事業の見直しをした形跡はどこにも感じられません。厳しい予算の中から6億5875万5000円も繰り出したことは認めることができません。  命と暮らしをしっかり支えていく体制の強化が求められているということを指摘し、本予算に反対します。 137 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。印南委員。 138 ◯委 員(印南修太) 議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」に反対の討論をします。  羽村市自然休暇村条例を廃止する条例に反対しましたが、約3億円の解体費用を含む本予算に対しても反対いたします。 139 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 140 ◯委員長濱中俊男) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。  これより議案第4号「令和3年度羽村市一般会計予算」の件を挙手により採決いたします。  本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。      [賛成者挙手] 141 ◯委員長濱中俊男) 挙手多数であります。よって、議案第4号は原案のとおり決定いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午前11時52分 休憩                                     午後1時00分 再開 142 ◯委員長濱中俊男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  本日午後2時46分に、東日本大震災で犠牲となられた方々に対し追悼の意を表するため、黙祷を行います。この時間に休憩しますので、ご承知おきください。  日程第2、議案第5号「令和3年度羽村市国民健康保険事業会計予算」の件を議題といたします。  本件についての説明を省略し、直ちに審査に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 143 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。浜中委員。 144 ◯委 員(浜中 順) 予算書37ページ真ん中の委託料の一番下、未受診者(健診結果要医療判定者)受診勧奨委託料で、これは増額になっていますけれども、具体的にはどのような形でその対象者に働きかけがされているのか。それから、そのすぐ下の糖尿病性腎症重症化予防事業委託料。これは昨年度から始まったと思うのですけれども、令和2年度の今までの実績と、来年度はどのくらい、この予算で働きかける人数の予想になっているのかどうか。それで、それぞれの対象者に対してどのくらいの割合の方が利用しているのか。それをお聞きします。 145 ◯委員長濱中俊男) 健康課長。 146 ◯健康課長(大高淳子) まず、ご質問の1点目、医療機関受診勧奨についてお答えします。こちらは国民健康保険の対象の方たちが受ける特定健康診査の結果、血圧、血中脂質、血糖、腎機能の検査値が治療を要する値であるが医療機関を受診していない対象者に対しまして受診勧奨するものでございます。ちなみに、令和2年度に関しましては令和3年1月末までに、こちらは業者に委託しておりまして、委託事業者が対象者へ勧奨葉書をまず発送いたします。その後、令和3年2月、委託事業者が対象者へ電話連絡し、受診勧奨を行います。また、その後、まだこれからになりますが、3月末に委託事業者から実施報告書を作成して羽村市に提出していただく流れになります。以上です。 147 ◯委員長濱中俊男) 市民課長。 148 ◯市民課長(鈴木宏哉) 2点目の糖尿病性腎症重症化予防事業の対象者に比べての参加者の数と率ですが、実績につきましては、令和元年が11人、令和2年が現在のところは23人となっておりまして、令和2年度、対象とした被保険者の数が217名でありましたので、令和2年の参加者23名ですと約10.6パーセントの方がこの事業に参加した結果となっております。令和3年度につきましては現在20人のところを計画しております。以上です。 149 ◯委員長濱中俊男) 健康課長。 150 ◯健康課長(大高淳子) すみません。先ほどの対象者につきましては、令和2年度に関しましては計196名の方に受診勧奨しております。結果についてはまだ送付されておりませんので、割合については分かりません。以上です。 151 ◯委員長濱中俊男) 浜中委員。 152 ◯委 員(浜中 順) 未受診者ですけれども、予算が大幅に増えていますけれども、その理由を教えてください。それから、糖尿病のほうですけれども、この重要性をどのように認識していらっしゃるか。そのあたりもお伺いします。 153 ◯委員長濱中俊男) 健康課長。 154 ◯健康課長(大高淳子) 令和3年度の予算が増えている理由につきましては、一応、試算いたしまして、対象者に対して何名の方に受診していただくための葉書の発送、電話等の委託をするかということで、来年度、受診者を今年よりは多い数を期待して、やや多めに計上しているところでございます。 155 ◯委員長濱中俊男) 市民課長。 156 ◯市民課長(鈴木宏哉) 糖尿病の件ですが、糖尿病におきましては透析が始まると保険医療費も1人600万円を超えるお金がかかると言われています。それ以上に、糖尿病によってお亡くなりになる可能性も高くなりますので、市としましては、これは大変重要な事業であると考えております。ただし、こちらは参加者の方々がなかなか思うようには集まらない現状があります。来年度につきましては、この事業を多少、金額を増額させてもらいまして、事業を見直しまして、より初期段階の方などにターゲットを絞りまして重症化の予防を進めていきたいと考えております。以上です。 157 ◯委員長濱中俊男) 浜中委員。
    158 ◯委 員(浜中 順) 未受診者は分かりました。ありがとうございます。  糖尿病関係ですけれども、この周知の仕方はこれまでどのような改善がなされたか、お聞きします。 159 ◯委員長濱中俊男) 市民課長。 160 ◯市民課長(鈴木宏哉) 周知についてですが、基本は特定者にお手紙を個々にお送りしまして周知させていただきます。そして、そこで反応のない方などには個別に電話連絡させていただいて、より一層の勧奨に努めてきたところでございます。以上です。 161 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。鈴木委員。 162 ◯委 員(鈴木拓也) 今のところのすぐ上の部分なのですけれども、ジェネリック医薬品の差額通知の委託料、また、重複・頻回受診等訪問指導委託料。いずれも令和2年度と比べると下がってきておりますけれども、その理由をお尋ねいたします。 163 ◯委員長濱中俊男) 市民課長。 164 ◯市民課長(鈴木宏哉) ただいまのご質問ですが、ジェネリック医薬品の利用促進に関しましては利用率がかなり向上しておりまして、対象者の方が減少しております。そのため、全体の経費が縮小しているものでございます。重複・頻回受診等訪問指導の関係につきましては対象者をより絞ったうえで来年度は実施したいと考えておりまして、結果、こちらの金額が減少するようになりました。以上です。 165 ◯委員長濱中俊男) 鈴木委員。 166 ◯委 員(鈴木拓也) 重複・頻回のほうなのですけれども、重複・頻回になっているいろいろな理由が個々それぞれあるのだろうと思うのですけれども、中には悪意を感じるようなものもあれば、一方、そうでなくて、なかなか良くならないということであちこちへ行かれる方とか、いろいろなケースがあるかと思うのですけれども、これまでやってきて、その辺、どういうことが分かってきたうえで今回対象者を絞ることになったのか。そこをご説明ください。 167 ◯委員長濱中俊男) 市民課長。 168 ◯市民課長(鈴木宏哉) こちらの事業につきましては、鈴木委員がおっしゃるとおり、重複・頻回が不安でやってしまう人、また、そうでなく、確かに意図的というのか、ちょっと余計なのかなというものを感じる人もおります。こちらとしましては、初めに対象者の方々に通知をお送りさせていただきまして、希望者の方はご相談に乗りますという形で事業への参加を促しております。そこで直接面談をして、不安要素で重複・頻回が行われているようであれば、決して無理強いはすることなく、正確な知識とするとこういうことなのです、こんな方法もありますとご案内したり、意図的と思われる方々に対しても、基本的には何かあれば相談に乗りますという形で、それをやめろという無理強いをする形での相談は行っておりません。以上です。 169 ◯委員長濱中俊男) 鈴木委員。 170 ◯委 員(鈴木拓也) すみません。答弁漏れで、対象者を絞るということは、要するにやはりこちらもジェネリックと同じで、しばらく取り組んでくる中で、いろいろな形で解決する方も生まれてくる中で対象者を絞るということになっているのか。そこがよく分からなかったので、なぜ絞るのかという点をお尋ねします。 171 ◯委員長濱中俊男) 市民課長。 172 ◯市民課長(鈴木宏哉) これまでは、ある一定基準に該当した方を対象に全件送付としておりましたが、今後は数が多い方々にターゲットを絞って、こちらは質の向上といいましょうか、効果などを狙っていきたいと考えております。以上です。 173 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。馳平委員。 174 ◯委 員(馳平耕三) 予算書31ページの新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当金に要する経費なのですけれども、勉強不足で申し訳ないのですが、新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当金そのものを説明していただきたいと思います。それと、前年度の実績をお願いします。 175 ◯委員長濱中俊男) 市民課長。 176 ◯市民課長(鈴木宏哉) まず、対象につきましては、当然ですが、被保険者である被用者の方といいまして、被保険者中で給与所得などで収入を得ている方が対象となりまして、その方が新型コロナウイルス感染症に感染または感染の疑い、初期の段階では熱があったら会社を休まなければいけない状況になったこともあったかと思うのですが、それらを含めて感染が疑われるようになったために労務に服することができなくなった方々、そして、これの労務に服することができなくなった方々に対して、会社など雇用主から何らかの支払いが受けられない方を対象に国民健康保険で傷病手当を支払っております。こちらの実績につきましては、令和2年度、現在で言いますと、相談自体はありましたが、実績としては0件となっております。以上です。 177 ◯委員長濱中俊男) 馳平委員。 178 ◯委 員(馳平耕三) 相談自体はあったけれども、実質ゼロだという理由は何だったのかということと、感染した人等、皆様、この手当金があることをご存じなのか、どうやって周知に努めているか、お聞かせいただきたいと思います。 179 ◯委員長濱中俊男) 市民課長。 180 ◯市民課長(鈴木宏哉) 対象にならなかった方の理由としましては、対象者の要件として合わない、事業者本人であったり、会社の保険に入っている方であったりしたためにこちらの対象とはならなかった方です。あと、周知方法につきましては、当初課税の納付書を送付する際に急遽、全件にチラシ送付をいたしました。また、その後、広報はむらや市公式サイトに何度か掲載する形で周知を図っております。以上です。 181 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 182 ◯委員長濱中俊男) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。  これより討論を行います。順次、発言を許します。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 183 ◯委員長濱中俊男) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。  これより議案第5号「令和3年度羽村市国民健康保険事業会計予算」の件を採決いたします。  本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 184 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。よって、議案第5号は原案のとおり決定いたしました。  これより日程第3、議案第6号「令和3年度羽村市後期高齢者医療会計予算」の件を議題といたします。  本件についての説明を省略し、直ちに審査に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 185 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 186 ◯委員長濱中俊男) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。  これより討論を行います。順次、発言を許します。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 187 ◯委員長濱中俊男) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。  これより議案第6号「令和3年度羽村市後期高齢者医療会計予算」の件を採決いたします。  本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 188 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。よって、議案第6号は原案のとおり決定いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午後1時18分 休憩                                     午後1時19分 再開 189 ◯委員長濱中俊男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これより日程第4、議案第7号「令和3年度羽村市介護保険事業会計予算」の件を議題といたします。  本件についての説明を省略し、直ちに審査に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 190 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。浜中委員。 191 ◯委 員(浜中 順) 予算書99ページの介護認定審査会に要する経費と予算書101ページの認定調査等に要する経費が今年度と比べて2割、3割と上がっています。その理由をお聞きします。それから、この間、申請数が増えている傾向にあるのか。その辺のこともお聞きします。 192 ◯委員長濱中俊男) 高齢福祉課長。 193 ◯高齢福祉介護課長(高岡弘光) 介護認定審査会の経費と認定調査等に要する経費の関係につきましては、まず、平成30年度に制度の改正がございました。それまでは認定の有効期間が2年間だったものが3年間になりまして、令和2年度が2年間の場合、更新になる方が3年間にずれ込んできた部分がございます。その分の増加として293件が令和2年度と比べて予算ベースで増えるような形になりました。そして、新型コロナウイルス感染症の影響で認定調査ができない方については有効期間を1年間延長することができるということで国から通知が出ていまして、それに対応しているところです。そちらについては237件延長していることがありまして、来年度は合計530件の認定申請が増えることが想定されています。したがいまして、件数が全体では2,430件になってくると見込んでおります。予算ベースになりますが、介護認定審査会につきましては来年度は70回を見込んでおります。こちらについても70回マックスな形になってくるので、それを目いっぱいやって何とか取り組んでいきたいと考えております。それに伴いまして、その前段の認定調査等の関係も件数をこなさなくてはいけなくなりますので、その分が増えているというところになります。申請者数についてはそういった状況になります。以上です。 194 ◯委員長濱中俊男) 浜中委員。 195 ◯委 員(浜中 順) ちょっと数が整理できなかったのですけれども、絶対数としては要するに認定の期間が延びたということで、全体として認定申請は増えているということですね。それは新型コロナウイルス感染症によって延びる面と新型コロナウイルス感染症に関して体調が思わしくなくなって、自宅にこもりがちで状況が悪くなって申請するという、その辺の状況把握は何かありますか。 196 ◯委員長濱中俊男) 高齢福祉介護課長。 197 ◯高齢福祉介護課長(高岡弘光) 新型コロナウイルス感染症で体調が変化して認定申請件数が増えてくるわけではございませんで、病院とかの施設などで入ることができなくて面談ができなくて認定調査ができない方について有効期間を1年間延長できるということがまず一つありまして、その分の増加がございます。そして、先ほども申し上げたものと同じになってしまうのですけれども、有効期間が2年間だったのが3年間に延びてしまった。本来、その前の感覚でいけば令和2年度にやれた人が令和3年度に移ってしまったので、令和2年度がへこんでしまったところなのです。その分が令和3年度は増えてきて、さらに新型コロナウイルス感染症の特例で増えたという感じになりますので、新型コロナウイルス感染症の影響で体調が悪くなっているということは今のところはないです。 198 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。馳平委員。 199 ◯委 員(馳平耕三) 高齢者のワクチン接種が始まるのですけれども、介護施設にいてかなり動けないような方はいたくさんいらっしゃるかと思うのですけれども、そうした人は施設の中でもワクチン接種できるのかどうかをお聞きしたいのと、自分で介護状態にある方で認識できないような人、意思を示すことができない人もたくさんいると思うのですけれども、そういう人たちに対してワクチン接種はどうするのか、お聞かせいただきたいと思います。 200 ◯委員長濱中俊男) 福祉健康部長。 201 ◯福祉健康部長(野村由紀子) 高齢者施設のワクチン接種に関しましては、現在、高齢者施設、特別養護老人ホームですとか、あとは老人保健施設と話合いをしているところではあります。できるだけ施設の中で接種はできないかということで施設にお願いしているような状況でございまして、集団接種の会場に来てくださいということはないようにということで現在検討を進めております。また、意思が分からない方に関しましては、現在、どういう形を取っていくかということも、そちらは国に確認したりということをしていかないといけないものですからあれですが、家族がいる場合に関しましてはご家族にその決定をしていただくということはしていくようになろうかと思いますので、ご家族がいない方に関しては現在確認中となっております。以上です。 202 ◯委員長濱中俊男) 馳平委員。 203 ◯委 員(馳平耕三) うちは母が実家でそういう状態で、転送してうちのところへ戻ってくるわけですけれども、施設の中でもやるのが決まっているし、家族の同意書みたいなものも送られてきているのですけれども、それはいつぐらいから羽村市の場合は行う形になっているのですか。介護施設の問題でもあるので、ぜひ。 204 ◯委員長濱中俊男) 高齢福祉介護課長。 205 ◯高齢福祉介護課長(高岡弘光) 特別養護老人ホームの施設長会から聞いたところによりますと、このあたりからご家族の方へのご説明の通知と、そこで返信していただく形で同意を求めるような通知もお出ししていくということは聞いております。以上です。 206 ◯委員長濱中俊男) 馳平委員。 207 ◯委 員(馳平耕三) ここからが特別会計へ戻るのですけれども、そういう施設に対する予算はこういう一般会計から出る形になるのですか。それとも、特別会計の中でやる形になるのか、お聞かせいただきたいと思います。 208 ◯委員長濱中俊男) 福祉健康部長。 209 ◯福祉健康部長(野村由紀子) ワクチン全般に関しましては一般会計予算になりますので、特別会計ではございません。以上です。 210 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 211 ◯委員長濱中俊男) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。  これより討論を行います。順次、発言を許します。討論ありませんか。浜中委員。 212 ◯委 員(浜中 順) 議案第7号「令和3年度羽村市介護保険事業会計予算」について反対します。  先日、反対討論を述べた介護保険料条例を改定した内容の予算には反対いたします。これまで3回、いずれの改定でも保険料が値上げとなり、介護保険料は多くの市民に大きな負担となっています。さらに、今回はコロナ禍で多くの市民生活が一層困難になっています。公的負担の少ない介護保険制度の現在の仕組みでは、保険料の値上げを抑えることは市にとって難しく、国・都に改善を強く働きかけるべきです。市民生活を一層困難にさせる今回の値上げも容認することはできません。よって、本予算には反対いたします。以上です。 213 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。冨松委員。 214 ◯委 員(冨松 崇) 議案第7号「令和3年度羽村市介護保険事業会計予算」に賛成の立場から討論を行います。  本予算は、令和3年度から令和5年度までを計画期間とする第8期介護保険事業計画に基づき編成されたものであり、第1号被保険者保険料の改定を含むものであります。改定内容は、保険料の基準月額を現行の4,800円から5,100円に改定するものとなっており、率にして6.3パーセントの引上げとはなりますが、今後の高齢者人口や要支援・要介護認定者数の増に伴い保険給付費が年々増加していく中、給付費の増加に見合う適正な保険料を設定する必要があります。また、保険料の設定にあたっては、前計画を引き継ぎ、低所得者層の負担軽減を図りながら所得段階の多段階設定を行い、さらには介護給付費準備基金からの繰入れを行うなど、低所得者への配慮とともに、できる限り保険料上昇の抑制がなされたものであることが分かります。  以上、令和3年度羽村市介護保険事業会計予算について賛成の立場からの討論といたします。 215 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 216 ◯委員長濱中俊男) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。  これより議案第7号「令和3年度羽村市介護保険事業会計予算」の件を挙手により採決いたします。  本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。      [賛成者挙手] 217 ◯委員長濱中俊男) 挙手多数であります。よって、議案第7号は原案のとおり決定いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午後1時32分 休憩                                     午後1時33分 再開 218 ◯委員長濱中俊男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これより日程第5、議案第8号「令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」の件を議題といたします。  本件についての説明を省略し、直ちに審査に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    219 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。山崎委員。 220 ◯委 員(山崎陽一) 4回に分けて伺います。  区画整理予算15億6400万円で、今までの答弁や資料から分かったことは一般会計繰入金6億5856万円。これは都市計画税から3億7600万円、東京都の市町村交付金から1億700万円、西口基金が1億7500万円、地方債が6億6000万円で、債務残高が34億2000万円ということでよろしいでしょうか。したがって、事業費に占める地方債の全額はどのくらいで、これまでの借入額37億円として、今後の借入額がどのくらいになるかを伺います。それから、2020年から4年間の債務負担行為78億5700万円で、来年度予算が2年目に入るわけですけれども、2019年までの移転棟数と債務負担行為に入った2020年、今の棟数、それから、2021年度予算での予定棟数を伺います。それによって、この2年間の78億5700万円をどのくらい使うかということで一般会計の繰入分はどのくらい使ったか、市債はいくら使ったか、国の補助金はどのくらい使ったか、都の補助金はどのくらい使ったかということを伺います。 221 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 222 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) それでは、2点目からお答えさせていただきます。まず、2019年度までが、令和元年度までの全体棟数で申し上げますと100棟となります。それから、2020年度、令和2年度の決算見込みのベースでお答えいたしますと36棟を見込んでおります。令和3年度当初予算の移転予定棟数につきましては33棟を予定しております。以上でございます。 223 ◯委員長濱中俊男) 区画整理総務課長。 224 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 7点目ぐらいですか。78億円で、これは令和2年度から令和5年度の債務負担行為の4か年のお話だと思うのですけれども、ここで一般会計からの繰入金、起債とどんな状況かというお話ですので、2か年で申し上げますと、一般会計からの繰入金については令和2年度の予算、令和3年度の予算の金額を合わせますと約8億2200万円です。起債については、これもまだ決算が終わっていませんので、令和2年度の予算と令和3年度の予算ベースで申し上げますと、起債の充当額がこの2か年で13億5000万円という形になってございます。 225 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 226 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) それでは、1点目のこれまでの起債額の合計で申し上げますと、令和2年度末の決算見込みベースでお答えいたします。37億100万円を見込んでございます。それから、今後の起債の予定につきましては、今後、事業量に応じて毎年度の起債の充当を想定しておりますので、引き続き財政担当とも調整を図りながら進めてまいりたいと考えてございます。以上です。 227 ◯委員長濱中俊男) 区画整理総務課長。 228 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 1点目の今年度予算の西口会計の総額15億6400万円の財源の内訳なのですけれども、概ね、今、山崎委員のおっしゃったとおりだと承知しております。以上です。 229 ◯委員長濱中俊男) 山崎委員。 230 ◯委 員(山崎陽一) 2020年度から4年間の債務負担行為のうち、一般会計の繰入れは今、8億円という答弁がありましたけれども、これは13億円ぐらいではないかと私は思っていますが、ちょっと確認です。それから、市債、国、都の補助金の執行額が答えをまだいただいていません。 231 ◯委員長濱中俊男) 区画整理総務課長。 232 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) ただいま山崎委員がおっしゃられたとおり、令和2年度と令和3年度の一般会計から西口会計の繰入金の合計につきましては概ね13億8000万円程度になっております。ただ、この一般会計からの繰入金のうち、業務委託費に充てている費用は先ほど申し上げました約8億2000万円ということで、それ以外の部分にも一般会計からの繰入れを西口会計の中で充当しているということでございますので、業務委託費に対しては8億2000万円ということでお答えさせていただきました。それと、令和2年度から令和3年度の市債と国・都補助金の充当額というか、今、予算額という形ではあるのですけれども、この2か年の国の補助金が4億6000万円を見込んでおります。また、都支出金が2億1800万円。それと市債が、先ほど申しましたけれども、2か年で1億3500万円という形で今、予算ベースでのお答えをさせていただいております。以上です。 233 ◯委員長濱中俊男) 山崎委員。 234 ◯委 員(山崎陽一) 先ほど答弁のあった市債に関してですが、今後の借入れ予定額はまだ分からないということですが、436億円、市費220億円のうち、最初の時点での地方債の予定額はどのくらいですかの答弁がありませんでした。借入額37億円は分かりました。全体でどれだけ予定しているかを答えていないので、お願いします。それから、国・都の補助は後でまとめて聞きます。取りあえず、これを聞いておきます。もう一つ、付け加えて聞いておきます。先ほど移転戸数の答弁がありました。2020年度が36棟、2021年度予定が33棟。これは一応、実績と2021年度の予定ですが、元々の市が出しているいろいろな、年度別工程図の移転棟数、あるいは委託に関する4年間の移転地図等での棟数が、私が調べた範囲では43棟であり、来年度は48棟で、51棟になるのですが、そこらの数値の違いはどういうものなのか。少し減っているわけですけれども、その2点をお願いします。 235 ◯委員長濱中俊男) 財政課長。 236 ◯財政課長(河野行秀) 地方債の借入れの予定額でございますが、令和元年度から令和18年度というところでお答えさせていただきたいのですけれども、93億6000万円ほどという形になってございます。 237 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 238 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) それでは、移転棟数の関係でございますけれども、今、山崎委員がおっしゃったとおり、当初の計画では令和2年度が43棟、それから、令和3年度が48棟、合計91棟を予定しておりました。今回、令和2年度の見込みで36棟、令和3年度の当初予算予定で33棟ということで、69棟、乖離が22棟生じてございます。この関係につきましては、まず一つが新型コロナウイルス感染症の影響に伴いまして移転協議や建物補償調査の調整を見合わせている関係から、若干、施工ルートを変更した関係で乖離が生じているものでございます。また、令和3年度の当初予算の編成をするにあたりましても、やはりその影響が令和3年度当初予算を積算する段階でありましたことから、今回は結果的に33棟とさせていただいたものでございます。以上です。 239 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。秋山委員。 240 ◯委 員(秋山義徳) 2点質問させていただきます。  まず、1点目が予算書155ページ、国庫補助金についてなのですが、昨年度と比較して住宅市街地総合整備事業補助金が2000万円から400万円で、道路事業補助金が1600万円から1000万円で、都市再生区画整理事業補助金が2600万円から1500万円という形になっているのですが、その辺がどういった形か、説明をいただきたい。  それから、2点目が歳出なのですが、予算書163ページ、羽村駅西口土地区画整理事業の事業委託に要する経費のところなのですが、基本的に区画整理は、最初に市の区画整理部の担当者が来まして、いろいろな説明を受けて、実務的なところになりますと都市づくり公社の担当の方が来て、いろいろやり取りをしているのですが、私自身、ここで仮住まいへの引っ越しを経験いたしまして、そこで思ったのですが、この引っ越し先の選定や引っ越し業者の選定、解体業者とか、いろいろな業務があって、これは自分で経験してすごく大変だったということがありました。これを高齢者の方がもしやったのだったら相当な負担になるだろうと思いまして、この都市づくり公社にこういったもっと深く入ったサポートをしていただくことを依頼できないものなのか。具体的に言いますと、例えば転居にあたって引っ越し先を探すのに、基本的には私などはインターネット等で仮住まいを探していたのですけれども、ここで区画整理は順番で、新しい換地ができた人は新しいところに引っ越してくるということがあって、例えばそうすると今、そこに住んでいらっしゃる仮住まいが空くわけですね。そういった予定とかでこういう住居もありますよという提案とか、そういったもっと深く入ったいろいろなサポートをしていただきたいという思いがありましたので、その辺はどうなのか、お考えをお伺いいたします。 241 ◯委員長濱中俊男) 区画整理総務課長。 242 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) まず、1点目の令和2年度予算と令和3年度予算の比較の中で今回は減少しているということなのですけれども、先ほど区画整理推進課長からもお話がありましたように、コロナ禍という中で予定棟数が減っているといったところから、ただし、令和3年度に移転いただく建物については全て補助金を充当できるような形でこれは見積りをしております。さらには、これは様々な補助率の違いとか、例えば都市計画道路にかかっている場合には国費の道路事業であったり、区画道路にかかっている建物については都市再生区画整理事業と、メニューごとに対象となる補償の建物が変わってまいります。そういうものを年度ごとに、その条件を確認したうえで、どのメニューに充当できるのかという形の中で積算させていただいた額が先ほど秋山委員がおっしゃられた金額になっております。 243 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 244 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) それでは、2点目の高齢者も含めました権利者への対応というところでございますけれども、これまでも権利者への対応にあたりましては、その都度、権利者の状況に応じた対応を基本としてこれまで努めてきております。また、先ほど秋山委員がおっしゃったように、引っ越し先ですとか仮住まい先などについても都市づくり公社を介してご紹介させていただいたり、そういったことも現に実績としてありますので、そういったところで今後も権利者に寄り添った対応の一つとしてやっていきたいと考えております。以上です。 245 ◯委員長濱中俊男) 秋山委員。 246 ◯委 員(秋山義徳) そうしますと、1点目の補助金に関しては、今回、令和3年度に関しては十分賄っていけるというか、規模が縮小したために、それで大丈夫だというお考えなのかどうか。  2点目に関して、都市づくり公社からの情報は基本的にインターネットとかで調べた情報、例えばこういう物件がありますと。それは僕らが見ても同じものが見られてしまうのです。そうではなくて、もっと詳しい情報があると、やはりすごく安心できる。不安の中でいろいろ地権者は思っておりますので、その辺を配慮したような形でぜひ検討していただけないかということです。 247 ◯委員長濱中俊男) 区画整理総務課長。 248 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) ただいま秋山委員のおっしゃられたとおり、国費の補助金については令和3年度の移転建物に対して、これは全てのものに充当しておりますので、その辺は問題なく執行できるのかなと考えております。それで、この移転予定の建物の補償メニューについては、できるだけ効率よく補助金が得られるように常々、事務を取りながらも考えながら、建物の入替え、補助メニューの入替えをしながら、できるだけ、より多く補助金が獲得できるような体制で事業を遂行しております。 249 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 250 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) それでは、2点目のもっと詳しい情報ということで、こちらは令和元年度の場合ですと、実際にあったケースなのですが、やはりインターネットから都市づくり公社でも物件を8件から10件選びまして、それで権利者にご説明して、お渡しして、権利者で選択していただくような対応をさせていただきました。今、秋山委員がおっしゃるように、もっと詳しい情報ということであれば、今後、そちらも考慮しながら対応に努めてまいりたいと思います。以上です。 251 ◯委員長濱中俊男) 秋山委員。 252 ◯委 員(秋山義徳) ぜひとも、やはり地権者は不安の中におりますので、本当にきめ細かいサポートをこれから心がけていただきたいと思いますので、その点、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。 253 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。鈴木委員。 254 ◯委 員(鈴木拓也) 令和3年度の移転棟数が33棟という説明があったのですけれども、曳家補償と再築補償、それぞれ何件ずつなのか。また、集団移転工法を用いるのは何件になるのか。また、エリアはどこのエリアで何棟ずつということになるのか、教えてください。それから、先ほどの質疑で、令和2年度までで移転棟数が136棟ということだったのですけれども、136棟移転して、実際に新しい換地予定先に一旦仮住まいして戻ってきて暮らしを再開されている軒数が何軒ぐらいあるかということをお尋ねします。以上です。 255 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 256 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) それでは、令和3年度の移転棟数につきましては、先ほど申し上げたとおり、33棟でございまして、移転工法につきましては全て再築を予定してございます。それから、集団移転棟数につきましては移転棟数同様の33棟を予定しておりまして、エリア別に申し上げますと、川崎1丁目周辺が4棟、羽村大橋周辺で29棟の移転を予定してございます。それから、使用収益の開始につきましては136棟移転されておりますけれども、実際に使用収益の開始は土地利用の開始になりますので、権利者で土地利用に関して住宅を建てる場合は、駐車場にするとか、用途がまちまちでございます。使用収益を開始した画地数で申し上げますと、68画地を使用収益の開始を指定しておりますので、68画地は戻ってきているということでございます。以上でございます。 257 ◯委員長濱中俊男) 鈴木委員。 258 ◯委 員(鈴木拓也) 前者は分かりました。  後者は、使用収益の開始というのですね。すみません。専門用語が分からなかったもので。  その使用収益の開始も、またカテゴリーで分けられますね。例えば居住なのか、先ほど話があった駐車場なのか。その内訳、そちらの分類で構いませんので、把握されている内容をお知らせください。 259 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 260 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 使用収益開始68画地の内訳につきましては、私どもで把握している限りでお答えさせていただきます。まず、住宅用地として使用収益を開始していることが想定される画地が50画地、市有地が6画地、神社が1画地、駐車場が9画地、それから、未利用が2画地、合計68画地と把握しております。以上でございます。 261 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。水野委員。 262 ◯委 員(水野義裕) 使用収益を開始した68画地は、固定資産税は課税対象になっているでしょうか。対象になっているとすると、路線価は決定されていれば、従前とどのぐらい違うのか。そういうあたりについて、これは一般会計で聞くべきかもしれませんが、分かれば教えてください。 263 ◯委員長濱中俊男) 財務部長。 264 ◯財務部長(高橋 誠) 課税の状況については確認して、後ほどお答えさせていただきます。 265 ◯委員長濱中俊男) しばらく休憩いたします。                                     午後1時57分 休憩                                     午後2時10分 再開 266 ◯委員長濱中俊男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  他に質疑ありませんか。山崎委員。 267 ◯委 員(山崎陽一) 議長請求で取り寄せた羽村駅西口土地区画整理事業の業務委託の内訳に沿って伺いますので、お願いします。都市づくり公社の委託内訳についてなのですが、人件費単価が毎年のように上がってきている。昨年度の人工は3万7300円が3万8500円に上がりました。諸経費込みだと7万3150円になります。これはこの事業のスタート時からどのように変わってきたか。今後もこれは上がり続けるのか。そうだとしたら、どのくらいと予想するのか。これは都や国の示す額によってということを前に言っていましたが、これは民間でもそうなのかどうかということを一つ伺います。それから、これに沿っていくと、換地変更142万円というものがありますが、換地変更は分筆などの軽微な変更ということで基本的にはしないということでしたが、今年度は2棟ありました。そうすると、来年度も当然、そういうことが起こり得ると思うのですが、そういう換地変更は予定しているのか、あるいはその場合はこの142万円の中で行うのかということです。それから、補償業務で3997万円。今までの答弁で、移転に関しては調査積算に46万円、移転補償の交渉で32万円で、1棟当たり計78万円ということですね。そうすると、単純計算すると補償業務は51棟ぐらいされるのかどうかという確認です。それから、補償費10億8096万円。先ほどの答弁だと33棟ということでしたから、これを単純に割ると1棟当たり3275万円となる。これは情報紙まちなみの最終平均2720万円とは差異があるので、この確認をします。 268 ◯委員長濱中俊男) 課税課長。 269 ◯課税課長(平原貞幸) 先ほど、水野委員からの使用収益を開始したら税金の扱いがどうなるかというご質問がありましたので、そちらをお答えさせていただきます。使用収益を開始された場合、固定資産税の扱いにつきましては通常どおり課税されている扱いとなっております。以上です。 270 ◯委員長濱中俊男) 区画整理総務課長。 271 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 1点目の公社委託に係る人件費単価の関係につきましては、まず、先ほど山崎委員もおっしゃられていましたが、東京都建設局の労務単価を基に算出されているもので、平成15年度から羽村駅西口土地区画整理事業を開始しておりますが、その間、この単価については上下しております。上昇したり下落したりという形で、現在、令和3年度の予算見積り段階では3万8500円という形なので、今後もこれは社会経済情勢によって人件費が変わってまいりますので、その辺については、その動向も注視しながら今後も事業の中でそれを踏まえた中で推進していきたいと考えてございます。 272 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 273 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) それでは、2点目の換地変更の件でございますが、令和3年度の換地変更につきましては予定しておりません。3点目の補償業務につきましては、令和4年度の移転に向けた建物補償調査42棟分のほかに、38棟分の補償費の積算業務、それから、移転補償交渉分や工作物等の調査・積算なども含まれている金額となってございます。4点目、補償費の関係でございますけれども、今、山崎委員からおっしゃった数字につきましては、トータルを33棟分で割った数字が3200万円ということだと思います。私どもの試算では、建物補償費は9億4600万円ほどございますけれども、こちらを33棟で割りますと約2860万円になります。それから、こちらの補償費の内容でございますけれども、建物の構造や違いにおいても令和3年度は木造30棟、非木造3棟を予定しているほか、用途別に見ましても、居宅や共同住宅、また、分譲マンション、そのほか、10平方メートルほどの物置・倉庫などもございますので、それぞれ補償費が異なってまいりますので、単純に割り返した数値が1棟当たりの補償額とは言えないと捉えております。以上でございます。 274 ◯委員長濱中俊男) 山崎委員。 275 ◯委 員(山崎陽一) 先ほどの都市づくり公社の委託費について、これは上下するから分からないということでした。民間委託でも同じようなことなのかと伺いましたが、この答弁がありません。お願いします。換地変更に関しては予定していないということでしたが、昨年度も予定していない中で2件出た。これはやはり実際に移転交渉して移転していく中で市の土地が空いていて、そこが可能ならばということで、ないのではなくてあり得るということでいいのかどうかということです。それから、補償業務、補償費のところですけれども、マンション等があるということで額が上がっている。それで、平均2860万円。たしか、今年度の予算では1棟当たりが逆に2100万円ぐらいで、市が示した2720万円とは随分乖離があるということを伺ったのですけれども、今回はマンションがあるということであればマンションに関して伺いますが、アスベストの処理等はどのようになるか。今までもマンションの解体はあったと思うのですが、アスベストなどの場合の処理で市はどのように対応し、あるいは補償費の中に含めていくのかどうかということを確認します。 276 ◯委員長濱中俊男) 区画整理総務課長。 277 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 大変失礼しました。人件費単価について、民間の状況はということでお答えさせていただきます。この人件費単価につきましては、毎年、国土交通省から技能労働者への適切な賃金水準の確保という通知がございます。これは地方公共団体が発注する際に、技能労働者への適切な賃金水準を確保しろということで毎年、人件費が近年は上昇しているのですけれども、そこでやはりダンピング受注の防止であったり、技能労務者の社会保険等の加入、また、若い技能労働者の育成等ということで、そういう人たちを確保するために適正な賃金ということで設定しておりますので、これに倣って民間も同様にこのような中での賃金が上昇しているものと捉えております。 278 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 279 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 2点目の換地変更の件につきましては、令和3年度は予定しておりませんけれども、事業の進捗状況や今後の事業の展開を見据えたうえで、合理的な推進を図るうえでは換地変更も当然視野に入れながら考えていかなければなりませんので、今後も同様に考えていきたいと考えております。それから、アスベストの関係につきましては、一般論で申し上げさせていただきますと、建築リサイクル法によって調査の義務が課せられております。また、補償につきましては東京都の補償算定基準に基づきまして適正な処理対応と適正な補償を行うのが一般的だと考えております。 280 ◯委員長濱中俊男) 山崎委員。 281 ◯委 員(山崎陽一) マンション解体が今までにあったかどうかということも伺ったのですが、たしか、このときはマンションに関しても表示が出ていて、アスベストの工事をしますという表示を出したうえでやっていましたけれども、そういうことで今の答弁をもう少し詳しく聞きたいです。 282 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 283 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) それでは、アスベストの関係でございますけれども、失礼いたしました。過去に1件ございまして、こちらは調査から解体に関連する費用につきまして補償を適正に行ったものがあります。以上でございます。 284 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。門間委員。 285 ◯委 員(門間淑子) すみません。情報紙まちなみ60号の図を基に質問いたします。ここで令和2年から令和4年までの債務負担の工事の中に入ってくるものとしてDエリアとEエリアがあると思うのです。Cエリアもありますが、ちょっと後でしょうか。それと、都市計画道路の整備予定があって、都市計画道路3・4・12号線の青梅側と羽村大橋側がこの図の中からは見えるわけです。それで、エリアのところについては恐らく移転とかそういったことだと思うのですが、この都市計画道路の整備のところと併せての道路づくりという、ここは優先地域という言い方をされていますので、ここの関係をこの令和3年度の事業費の中では何をするのか、お尋ねします。 286 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 287 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 都市計画道路3・4・12号線を絡めた令和3年度の事業といたしましては、まず、これまでも行ってきておりますけれども、用地空けがございます。これは移転に伴うものですが、その他にその周辺の区画道路の整備、それから、埋蔵文化財調査も絡んできます。そのようなことで令和3年度は、都市計画道路3・4・12号線の周辺の整備についてはそのような内容となってございます。以上でございます。 288 ◯委員長濱中俊男) 門間委員。 289 ◯委 員(門間淑子) その用地空けの具体的作業、それから、文化財もそうですけれども、区画整理道路の具体的作業などの作業内容とそこにかかる費用をお尋ねします。 290 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 291 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) まず、用地空けという部分につきましては、先ほどもご答弁を差し上げましたが、羽村大橋周辺で29棟分の移転を予定してございます。それから、周辺の整備についてですが、羽村大橋周辺につきましては、来年度は3本の工事を予定してございます。3本の工事の概要を簡単に申し上げますと、まず、区画道路の整備、雨水浸透トレンチ管や汚水管の布設、それから、宅地造成工事。これら3本を羽村大橋周辺で予定してございます。その費用につきましては、まず、15号工事から申し上げますと8224万円、16号工事が5403万円、それから、17号工事が1億8762万円。こちらが羽村大橋周辺の工事の総金額となります。それから、埋蔵文化財につきましては、今回、羽村大橋周辺の埋蔵文化財調査を予定しておりまして、こちらはまず、試掘調査の部分が1320万円、それから、本発掘調査も予定してございますので、こちらが約1億円。合計しますと1億1320万円となります。作業につきましては、埋蔵文化財調査の専門業者が調査を行う予定としております。 292 ◯委員長濱中俊男) 門間委員。 293 ◯委 員(門間淑子) この羽村大橋のところとどう接続させるのかということが、ここは急いでいる工事なのだろうと思いますけれども、そこの具体的なスケジュールとか東京都との調整とか、これは都道であるということとか、ここに関わるどういう道路ができるのかということの周辺の移転されていく方々の理解とか、ただ、ここには導水管が埋設されていますから、地下14メートルでしょうか。そこの導水管へのダメージとか、そういったことについて、現在、どういうところまで了解とか、それから、データとかが揃っているのか、お聞きします。 294 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 295 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) まず、都市計画道路3・4・12号線につきましては、都道でございますので、これまでも東京都と協議を進めながら行っておりますけれども、区画整理事業側の整備といたしましては、令和6年度を目途に平面部分の整備、新奥多摩街道から羽村大橋東詰交差点に向かった区間の平面部分。こちらは120メートルほどありますけれども、こちらの平面部分の整備と、歩道をつけて車道を整備するのを今、計画しているところでございます。それから、導水管の関係につきましては、平成29年度に導水管の位置を調査する目的で実施してございまして、調査結果では、今、門間委員がおっしゃったように、地表面から導水管の天端、一番上まで約14メートル下に入っている。それから、今、擁壁が平成29年度、平成30年度、2か年にわたって実施いたしましたが、導水管の位置から擁壁までの位置が距離としては1.5メートルほど離れているところに擁壁を設置していますので、その辺のところは周辺の権利者の方にもご説明しながら実施したものでございます。以上です。 296 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。山崎委員。 297 ◯委 員(山崎陽一) 先ほど答弁にあった国と都からの交付金・補助金なのですけれども、この社会資本整備総合交付金と、ちょうど予算書155ページ、それぞれの対象家屋の棟数と、補助率2分の1、3分の1というものを上から4つありますね。お願いします。  もう一点伺いたいのは、この委託契約、4年で2年ですけれども、今後、区画整理見直しということも仮に出てきたときに、この4年間の委託契約はどうなるのか。既に仮住まいしている人には当然、新たなところに帰ってきて住んでもらわなければいけない。しかし、その委託契約が終わる、それ以降に移る人たちの移転補償交渉を進めた場合、その先はどうなるのかという問題が出てきます。そこらのところをどのようにお考えか、伺います。 298 ◯委員長濱中俊男) 区画整理総務課長。 299 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 1点目の国費の補助金別の住戸棟数と補助率の関係なのですけれども、まず上から、住宅市街地総合整備事業につきましては充当する棟数が現在1棟を予定しております。補助率は2分の1です。次に、2段目に書いてあります道路事業。括弧書きの中で道路事業1000万円なのですけれども、これにつきましては2棟で、これは国費が2分の1、その下にある東京都補助金が4分の1、市費が残りの4分の1です。3段目の都市再生区画整理事業1億5000万円につきまして、対象が10棟。これにつきましても、国費が2分の1、東京都補助金が4分の1、市の負担が4分の1です。ここには記載されていないのですけれども、そのほか、東京都交付金、公社交付金に、これは100パーセントなのですけれども、20棟が充当される形になってございます。  2点目なのですけれども、先ほど見直しのお話がありましたが、これは一般質問で市長が答弁させていただいたとおり、現在、見直すことは想定しておりませんので、引き続き、この債務負担行為に沿った中で事業を遂行していきたいということで捉えております。以上です。 300 ◯委員長濱中俊男) 山崎委員。 301 ◯委 員(山崎陽一) 今の確認ですけれども、都市づくり公社に行く分、100パーセント、20棟というのは都市計画道路3・4・12号線、いわゆる都道の線形内にあるところだから、そもそも補償費は都から交付されているわけですからということでよろしいですね。  それから、見直しに関して、一般質問の市長答弁は全然答弁になっていませんでした。あれが答弁ですかというものでした。だから、あえて今、聞いています。仮に見直すとしたらどうしますか。もちろん、移った方、あるいは仮住まいしている方は戻って、そこに住まなければなりませんが、それ以降に移る予定の交渉はどうするのかということを伺いました。答えてください。仮にそうなった場合は予算の中から移転補償交渉費を削除すればいいということですか。 302 ◯委員長濱中俊男) 区画整理部長。 303 ◯区画整理部長(石川直人) ただいまのご質問については、一般質問でも再質問の中で私もお答えをさせていただいております。これまで山崎委員からは中神駅北口の土地区画整理事業、それから、飯能の土地区画整理事業の見直しのケースを例にお話がございました。このときにもお答えしておりますように、各自治体がこの目的を実現するために様々な方法で、その手段をいろいろ検討したうえで実施してきているわけです。なかなか、私どもがお話を伺った場合も、この中心となる非常に大切なところ、核心に触れてなかなかご説明いただけないのが実のところでございまして、いずれにしてもそれぞれの実情があって、私どもとしてこれを肯定も否定もできない状況があります。そういった中で、見直しの対象とするのは国でいろいろ方針がありますけれども、まずは順調に進まずにとどまっている場合。こういった地区を停滞地区と言っています。それから、続くべきこの事業が中途で途切れている状態。これは中断地区ということも言っていますけれども、そういった意味で考えますと、羽村駅西口の現状からは到底受容できない、受け入れられる内容ではないということで、歳出でもお答えしましたけれども、羽村駅西口にはそぐわない、適さないと考えています。したがいまして、これまでも第3回変更の中で検証して、事業期間ですとか総事業費を見直しまして、さらには優先順位をつけて効率的に進めていくための優先地区も定めて事業を実施してきております。したがいまして、停滞でもなければ中断している地区でもないので、基本的には羽村駅西口について、今、見直す考えはございません。  ただ、仮にというお話の中でございましたように、もし中断をしたりすれば、これは今、移転をいただいている権利者の方々に大変ご迷惑をおかけすることになりますので、もしそういった仮にを考えた場合には関係権利者の方々への影響をまず最優先に判断していかなければいけないと捉えております。 304 ◯委員長濱中俊男) 山崎委員。
    305 ◯委 員(山崎陽一) 先日の一般質問にもありましたが、羽村駅西口地区先導的都市環境形成計画、2011年。これを見ますと、地球環境に配慮した快適で住み良い都市づくりの実現。そして、区画整理があって、低炭素型まちづくりの施策・方向性は、自然エネルギーの活用、緑の保全、環境意識を啓発する。公共施設に太陽光発電や小型風力発電の導入、駅前に発電機能を持つオブジェ、太陽光発電など、新エネルギーを建築協定としてルール化する環境区画を創設すると書いてあります。それから、社会資本整備総合交付金の申請書の計画名を見ると、国際競争を勝ち抜く道路ネットワークの形成と首都にふさわしい都市環境の創出と書いてあります。これはどのような羽村駅西口を造るのか。一方で、答弁では区画整理は平面整備、建物はどういうものができるかは関係ないからオブジェを造れと言われても無理ですという答弁でした。言っていることでやっていることがどうもちぐはぐで理解ができないのですが、羽村駅西口の先導的都市をどのように造るのか、伺います。 306 ◯委員長濱中俊男) 区画整理総務課長。 307 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) ただいまの山崎委員のご質問なのですけれども、国際競争を勝ち抜く道路ネットワーク形成と首都にふさわしい都市環境の創出という、これは社会資本整備総合交付金のうちの道路事業の計画名称になってございます。この計画名称については、今、交付金制度という形なので、東京都が一括して国に交付して、それを各市に配分されてくる仕組みですので、羽村市1市の計画名称ではなくて、この社会資本整備総合交付金、道路事業を取り入れている全ての自治体を1つの計画事業として行っておりますので、先ほどの国際競争を勝ち抜く道路ネットワーク形成と首都にふさわしい都市環境の創出という名称になっております。当然、この中には、道路ネットワークということの中では羽村駅西口の都市計画道路3・4・12号線については、東京都の中でもどちらかと言うと東西方向の道路整備はかなり東京方面にはできておりますけれども、やはり南北方向の道路はかなり都市の中で弱い。三環状はありますけれども、環状道路だったり、どちらかというと、この辺の地区で言うと南北が弱くなっている。そういう部分の整備を進めることの中で、東京都全体という中での計画名称にされているということで、羽村駅西口もその一つであると捉えております。 308 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 309 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) それでは、先導的都市環境形成計画の関係につきましては、今、山崎委員からご紹介があったように、羽村駅西口地区、エコまちプロジェクトということで4つのプロジェクトを設けまして、それぞれ施策を設けてございます。そうした中で、環境に配慮したまちづくりということで、先ほど太陽光発電というお話もございましたが、そちらにつきましては、例えば1つ大きな土地があって、ディベロッパーが入ったりとかして、そういう環境に配慮したまちづくりをする会社が入ればそういったことも考えられます。また、個人のお宅につきましては、土地利用は個人の裁量によるもので、建物を建てるにあたっても太陽光発電器をつけるか否かについては個人の判断になるものと考えております。また、まちづくりという面では令和4年度を始期とする第二次羽村市地球温暖化対策地域推進計画の策定に合わせて環境分野に関する諸計画もございますので、そちらとの整合性も図りながら、今後、再生エネルギーなども含めまして考えていきたいと考えております。 310 ◯委員長濱中俊男) 山崎委員。 311 ◯委 員(山崎陽一) この計画を見ると、トヨタ自動車が富士の裾野に造っている未来都市、ウーブン・シティみたいなものを連想するのですけれども、実際に環境意識の啓発をするということですけれども、例えば太陽光電池をつけている家は今まで何軒ありますか。先ほど土地利用は68か所ということでしたが、今、家も建ちつつありますが、私が数えたところでは41棟。そのうち、目視で屋根に太陽光発電を載せているのは3棟。環境意識の啓発は、いつ、どこで誰がやっているのでしょうか。例えば補償交渉のときに、もし太陽光電池をつけるのでしたら、この先導的環境整備、まちづくりに沿っているということで何らかの補助金をつけるとか、例えばそのようなことがされているのか。ある一定の区画を環境区域にするのだとまで書いてあります。市長が目に見えるほど変わったというまちづくりがそれなのですか。それだとしたら、今の空き地は何でしょうか。もう一度、答弁をお願いします。 312 ◯委員長濱中俊男) 区画整理推進課長。 313 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 今の山崎委員からのご指摘につきましては、私どもも現場を回っていて、数棟あることは確認してございます。また、個々の権利者によっては移転協議を進めていくうえで、ご相談があった際は必要に応じて補助制度に関する情報提供や市の担当部署などもご紹介させていただいております。それから、設置費用に関する補償の中で見られないかということだと思うのですが、こちらはこれまで損失補償基準に基づいて行っている補償につきましては、従前の建物の移転に伴い、通常、必要となる費用を基本として補償しているもので、従前の建物にない太陽光発電設備を新規で設置する場合には、こちらの損失補償基準上では対象外となってまいりますので、そういったことでこちらでお話しできる情報を提供しながらこれまでも対応しているものでございます。以上です。 314 ◯委員長濱中俊男) しばらく休憩いたします。                                     午後2時43分 休憩                                     午後2時47分 再開 315 ◯委員長濱中俊男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  課税課長。 316 ◯課税課長(平原貞幸) 使用収益を開始したら税金の扱いはということと、それによって路線価が変わるのかというご質問ということでよろしかったでしょうか。まず、繰り返しで恐縮ですが、使用収益を開始したら、税金は当然、土地家屋に固定資産税がかかります。路線価が変わるのかというご質問につきましては、従前地課税ということで今、行っている状況でございます。区画整理の地区の場合、一定の面的な整備が終わった場合にこちらの現況に合った形に課税を移行してまいります。今はまだ過渡期にあるという判断の下、従前地課税という形を取らせていただいております。ただ、家屋につきましては、いろいろ建替えが始まっておりますが、他の課税と同じ、建て替わりましたら新しい家屋の課税という形になってございます。以上です。 317 ◯委員長濱中俊男) 水野委員。 318 ◯委 員(水野義裕) そういう意味では、土地に対する課税はどういう条件のときに課税を始めようと考えているか。 319 ◯委員長濱中俊男) 課税課長。 320 ◯課税課長(平原貞幸) まず、例えば街区がいくつか出来上がりまして、道路が通ったりとか、そういった状況を見たうえで、また専門家、不動産鑑定士の方とか、そういったところの相談をいたしまして決定していくような形になろうかと思います。以上です。 321 ◯委員長濱中俊男) 水野委員。 322 ◯委 員(水野義裕) では、いつになるかはまだ分からない。工事の進捗によって、見て判断して、妥当と思うときにそういう作業を行う。そういうことになるのですか。 323 ◯委員長濱中俊男) 課税課長。 324 ◯課税課長(平原貞幸) おっしゃるとおりだと思います。見直しにつきましては、評価替えごとに行っていくものでございます。以上です。 325 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 326 ◯委員長濱中俊男) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより討論を行います。順次発言を許します。討論ありませんか。山崎委員。 327 ◯委 員(山崎陽一) 議案第8号、2021年度・令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算に反対します。理由は3点。  1 広い道路を造るため、総事業費436億円、市費負担220億円で1,000棟の家を取り壊しや移動する西口区画整理は権利者だけでなく全市民1人当たり40万円の負担を強いるもので、市財政危機のおそれがあります。基本工程で79年かかるという事業を大幅に短縮したことで事業費は増大、権利者の心理的・経済的負担は計り知れません。  2 2020年度の事業費15億6400万円、市債が6億6000万円、一般会計繰出6億5800万円、うち、基金が1億7500万円。西口資金は底をつき、今後は不足分の約100億円を借金で賄うことになり、将来世代に多大な負担を強いることになります。  3 西口地区先導的都市環境形成計画には、地球環境に配慮した快適で住み良い都市づくりの実現を掲げています。低炭素型まちづくりの施策として、自然エネルギーの活用、緑の保全、環境意識の啓発をする。公共施設に太陽光発電や小規模風力発電の導入、駅前に発電機能を持つオブジェ、太陽光発電などの新エネルギーを建築協定としてルール化する環境区画の創設としています。トヨタが富士山の裾野で計画する未来都市のような計画です。ところが、議会の答弁では、土地区画整理事業は面的整備が目的。建築物に重点を置いたものではないから地域の完成予想図をジオラマで表現するのは難しいということです。では、駅前が施工済みなら小規模風力発電はどうされるのか。地域の環境意識の啓発とのことですが、再築された40棟ほどを見ると、太陽光発電は3棟ほど。突き詰めると、区画整理は道路、公園などの公共施設整備であり、どのように住むかは地権者の考えることです。あまりの計画と現実の乖離です。これが並木市長の言う、西口はこの5年間で目に見える形で変わってきている現状ですから、理解不能です。昭島市中神区画整理は駅前工区を整備、他の2工区は都道の整備以外は見直すことで509棟の移転を13棟にし、事業費も120億円から60億円に縮小するそうです。西口も同様、都道整備を中心にすれば事業費は東京都交付金で済み、費用も移転家屋も大幅に減少します。よって、区画整理事業の即刻の見直しを求めて、区画整理事業会計予算に反対します。 328 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。秋山委員。 329 ◯委 員(秋山義徳) 議案第8号「令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」について、原案に賛成の立場からの討論を行います。  羽村駅西口土地区画整理事業については、建物の移転や道路の整備などが本格化し、6年が経過しました。優先整備地区における整備が順調に進む中、とりわけ新奥多摩街道を挟んだ川崎1丁目や川崎4丁目付近では新たな住宅が増加するとともに、今後の事業展開に合わせた移転が進んでいます。地権者並びに関係者の皆様の多大なるご協力により日に日にまちの姿が変わり出し、大きな寂しさを覚えるとともに、安心・安全のまちづくりに向けた整備が着実に進展していることが見て取れます。  こうした中、令和3年度の予算総額は歳入歳出ともに15億6400万円で、歳入では令和2年度予算から新たに導入した都市再生区画整理事業補助金を含む3種類の国庫補助金及び東京都補助金を最大限かつ有効に活用しつつ、市債や一般会計からの繰入金を財源として職員人件費、事業委託費、地方債元利償還金を主な歳出として予算が編成されています。1年前、令和2年3月の市議会定例会において、令和5年までの債務負担行為及び東京都都市づくり公社との業務委託契約を議会として議決し、その2年目の予算となる令和3年の羽村駅西口土地区画整理事業会計予算は、コロナ禍の現状を考慮しながらも、計画かつ着実な事業推進を図るための適切な予算であると捉えています。  冒頭にも申し上げましたが、川崎地区における整備の進捗状況を目の当たりにすると、関係権利者をはじめ、市民の皆様の西口地区発展に対する期待もさらに大きくなってくると考えます。今後も新型コロナウイルス感染症の影響があることも考えられますが、引き続き、市の財政状況を鑑みながら、感染拡大防止対策を図りつつ、円滑で効率的な事業の進展を期待し、令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算について、原案に賛成の立場からの討論といたします。 330 ◯委員長濱中俊男) 他に討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 331 ◯委員長濱中俊男) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。  これより議案第8号「令和3年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」の件を挙手により採決いたします。  本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。      [賛成者挙手] 332 ◯委員長濱中俊男) 挙手多数であります。よって、議案第8号は原案のとおり決定いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午後2時57分 休憩                                     午後3時09分 再開 333 ◯委員長濱中俊男) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これより日程第6、議案第9号「令和3年度羽村市水道事業会計予算」の件を議題といたします。  本件についての説明を省略し、直ちに審査に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 334 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。水野委員。 335 ◯委 員(水野義裕) 実施計画書93ページ、区画道路第15号から第18号までの配水管の布設替等がありますが、区画道路第15号の157メートルは配水管管種替とある。その他は記述がないのですが、これはどう違うか。区画道路第16号、第17号、第18号は管種替、耐震とか、そういったことについてはどう考えているかを伺いたいことと、これまでに羽村駅西口土地区画整理事業のために実施した水道会計で支出したトータルの金額はいくらになったか。2点伺います。 336 ◯委員長濱中俊男) 上下水道設備課長。 337 ◯上下水道設備課長(渡辺 篤) 実施計画書93ページの令和3年度の事業で配水管布設替工事と配水管管種替工事という形で表示させていただいております。配水管布設替工事につきましては、こちらが区画整理事業の移転補償費を頂くような形で、負担金で行う工事でございます。配水管管種替工事につきましては、水道事業で行う塩ビ管の管種替と同じような形の管種替工事という形で行わさせていただいております。あと、布設工事というものが区画道路第17号で配水管布設工事220メートルございます。こちらが配水管の新設になります。そちらを区画道路に合わせて新設の、新しく水道事業で布設するものでございます。以上でございます。 338 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 339 ◯上下水道業務課長(加藤 純) 2点目の羽村駅西口の水道のこれまでの支出のトータルでございますが、今、手元に資料がございませんので、いましばらくお待ちいただきたいと存じます。恐れ入ります。 340 ◯委員長濱中俊男) 水野委員。 341 ◯委 員(水野義裕) 区画道路第15号には管種替とあって、これは基本的には耐震性の高いものに管種替をするのだろうと思うのです。それで、区画道路第16号、第17号、第18号で、特に区画道路第17号などは新設する。そうすると、それは耐震性の高いほうでやるのか、従来型でいくのか。その辺の答弁を求めたいと思います。布設替えは、管種替は多分しないのかもしれないけれども、そこのあたりをまず確認したい。 342 ◯委員長濱中俊男) 上下水道設備課長。 343 ◯上下水道設備課長(渡辺 篤) 現在、水道の管種替工事や布設替工事を行うには、耐震管のGX管を使ってございます。これは全て新設の耐震管で対応していきます。以上でございます。 344 ◯委員長濱中俊男) 水野委員。 345 ◯委 員(水野義裕) 今の話だと、区画道路第16号、第17号、第18号も耐震管に替える。そうすると、区画道路第15号で配水管管種替とあるのと、配水管布設替え。このあたりはどうなるのでしょう。 346 ◯委員長濱中俊男) 上下水道設備課長。 347 ◯上下水道設備課長(渡辺 篤) 大変申し訳ございません。配水管の布設替え、また、配水管の管種替は全て、耐震管の継ぎ手で行う耐震工事になります。配水管の布設替えにつきましては、先ほどもご説明しましたが、区画整理事業の移転補償でやる負担金で行っている事業でございます。配水管管種替工事につきましては、水道事業で塩ビ管の管種替とか、そういう形でやっている管種替工事、水道事業会計で行うものという形で区別してございます。敷設につきましても水道事業で行っている工事でございます。 348 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 349 ◯上下水道業務課長(加藤 純) 先ほどの2点目のご質問で、西口地区のこれまでの配水管の布設のトータルの金額でございますが、8280万円ほどでございます。以上です。 350 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。門間委員。 351 ◯委 員(門間淑子) 2点お尋ねします。  予算書37ページ、実施計画書93ページの中から水はむらについてですが、水はむらはオリジナルラベルというものがありますが、これの単価を教えてください。  それから、予算書37ページには製造委託料が出ておりますけれども、この年は何本製造するのか、お聞きします。 352 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 353 ◯上下水道業務課長(加藤 純) 水はむらのオリジナルラベルの単価でございますが、1本150円でございます。  2点目の令和3年度の製造の数でございますが、6万480本を予定しております。以上です。 354 ◯委員長濱中俊男) 門間委員。 355 ◯委 員(門間淑子) すみません。オリジナルラベルは分かりました。  水はむらですが、6万480本で1年分、使用期間が2年になっていますけれども、2年分でしょうか、1年分なのでしょうか。どういうふうに見込んで、この6万480本を出したのでしょうか。 356 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 357 ◯上下水道業務課長(加藤 純) 6万480本でございますが、こちらは門間委員がおっしゃるとおり、賞味期限は2年間でございますが、これは令和3年度の1年間でこの6万480本を作る予定でございまして、作るペースとしましては2万160本ごとに3回に分けて製造いたします。ですから、年度の早いうちに作ったものと年度の後半に作ったものとしましては、同じ2年間でも使用の月数が、期限がやはり違ってまいりますので、そのようにいたしまして、在庫などを見ながら3回に分けて作る予定でございます。以上です。 358 ◯委員長濱中俊男) 門間委員。 359 ◯委 員(門間淑子) すみません。そうすると、この6万480本は2年分ということでいいのでしょうか。そうすると、次年度は予算としては計上されてこないということですか。 360 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 361 ◯上下水道業務課長(加藤 純) こちらは1年分で製造しまして、また翌年度には6万本か、あるいは4万本か、どちらかですが、在庫によりまして計上する予定でございます。以上です。 362 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。鈴木委員。 363 ◯委 員(鈴木拓也) 予算書37ページの委託料で、水道料金等徴収業務包括的第三者委託料なのですけれども、令和2年度と比べて1000万円ほど上昇しておりまして、その理由をお尋ねいたします。 364 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 365 ◯上下水道業務課長(加藤 純) こちらの水道料金等徴収業務包括的第三者委託は、令和3年度にこの委託業者の再選定の時期を迎えます。こちらを行いまして、令和4年度から5年間という形になるのですけれども、令和3年度中につきましてはこの移行期に当たります関係で、令和2年度の当初予算と比べますと、今、鈴木委員がおっしゃるように、1000万円近くの数字の大きさになっております。これは通常の令和3年度、1年間の現行の委託料にプラスしまして移行費用を載せている関係で、ここに前年度と比べましてプラスアルファがあるということでございます。以上です。 366 ◯委員長濱中俊男) 鈴木委員。 367 ◯委 員(鈴木拓也) 移行費用というものは具体的にどういう業務の内容なのか。これは5年ごとに移行費用が1000万円かかってくることになるのか。お尋ねいたします。 368 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 369 ◯上下水道業務課長(加藤 純) 移行準備費は、まず、システムを、料金システムというものは今の業者が持っておりますので、こちらの料金システムについても5年ごとに機器の更新などもございます。そういった費用も考えまして、また、業者が替わった際に引継ぎが出てまいります。そういったものも考慮してございます。そういったものをこの移行費用の中に乗せまして、概ね夏くらいには入札をかけまして業者を決めていきたいと考えております。以上です。 370 ◯委員長濱中俊男) 鈴木委員。 371 ◯委 員(鈴木拓也) 仮に同一業者が継続した場合は移行費用が安く済むことになるのではないかと思うのですけれども、いかがなのでしょうか。 372 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 373 ◯上下水道業務課長(加藤 純) まず、そのケースもあると思います。しかしながら、これは入札するときの条件ということでこれを出させていただきますので、そのときにもしも同じところであったとしましても、先ほど申し上げましたように、システムの移行につきましては、これは機器でございますので、もし同一であっても移行は必要でございますし、費用がかかってくると考えてございますので、これは一つの入札の際の条件としまして、これを付しまして移行費用と考えてございます。 374 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 375 ◯委員長濱中俊男) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。  これより討論を行います。順次発言を許します。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり)
    376 ◯委員長濱中俊男) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。  これより議案第9号「令和3年度羽村市水道事業会計予算」の件を採決いたします。  本決算は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 377 ◯委員長濱中俊男) 異議なしと認めます。よって、議案第9号は原案のとおり決定いたしました。  これより日程第7、議案第10号「令和3年度羽村市下水道事業会計予算」の件を議題といたします。  本件についての説明を省略し、直ちに審査に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 378 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。高田委員。 379 ◯委 員(高田和登) 予算書85ページ、災害時仮設トイレ用汚水桝設置工事770万円についてお伺いいたします。私は一般質問でも述べましたが、このマンホールトイレ、貯留型は災害時のトイレとして最も優れているのではないかと考えています。そこで令和3年度、この770万円はどこに何台、いつまでに設置するのでしょうか。 380 ◯委員長濱中俊男) 上下水道設備課長。 381 ◯上下水道設備課長(渡辺 篤) マンホールトイレの設置箇所でございますが、やはりマンホールトイレにつきましては、これまでも災害拠点となる部分などに設置しているので、今回は災害時の拠点となる公共施設への設置について検討いたしまして、令和3年度につきましては市内外からの緊急物質の受入れ、また、搬送の仕分け。こちらは一時保管に伴う地域内の移送拠点となりますスポーツセンターに5基設置する予定でございます。また、いつ頃からかといいますと、9月に市の総合防災訓練がございますので、8月末までには設置予定で進めたいと考えております。 382 ◯委員長濱中俊男) 高田委員。 383 ◯委 員(高田和登) ありがとうございます。  マンホールトイレを着実に増やしていく施策は大変良い施策だろうと僕は思っているのですけれども、このマンホールトイレを今後も着実というか、毎年どんどんやっていく予定なのでしょうか。 384 ◯委員長濱中俊男) 上下水道設備課長。 385 ◯上下水道設備課長(渡辺 篤) マンホールトイレの今後の予定でございますけれども、今、検討している中では、災害対策本部となる市役所、医療機関の救護活動拠点となる保健センター、給水拠点となる水道事務所など、この辺の設置について検討しているところでございまして、こちらは昨日も羽村市地域防災計画の改定がございますので、その中で併せて関係部署と連携を図りながら設置場所については検討していきたいと考えております。 386 ◯委員長濱中俊男) 高田委員。 387 ◯委 員(高田和登) 今年度、スポーツセンターということで、地域防災計画という言葉も出てきたのですけれども、スポーツセンターは一昨年10月の台風第19号のときも100人以上の避難者がいたと思うのですけれども、そういう意味でマンホールトイレの設置場所としては本当に最適な場所なのかなと考えています。  それで、このスポーツセンターなのですけれども、地域防災計画の中では指定避難所にもなっていなくて、先ほど荷物の集積とか、いろいろありましたけれども、あまり認知されていない福祉避難所にもちろんなっていなくて、そういう意味で非常にほとんど認知されていない状態なのです。ぜひ今度改定されるときに、地域防災計画の改定に合わせてスポーツセンターも避難所として認知してもらいたい。下水道と違うかなと思いますけれども、ご検討いただければと思いますが、いかがですか。 388 ◯委員長濱中俊男) 市民生活部長。 389 ◯市民生活部長(島田裕樹) 現在、スポーツセンターにつきましては、先ほど答弁しましたように、災害時の物資の供給拠点ということで指定しております。ただ、現在は避難所ではないのですけれども、自主的な避難場所の受入先として畳の部屋等がありますので、こういったものを活用しているところでございます。今後も同様の考えで設置して、災害時に活用していきたいと考えております。 390 ◯委員長濱中俊男) 生涯学習部長。 391 ◯生涯学習部長(伊藤文隆) スポーツセンターを所管しておりますので、スポーツセンターにつきましては、一昨年の台風の時期も第3ホールの畳の部屋を一時的な避難者の受入場所として提供した経緯がございます。先ほどございますとおり、地域防災計画を見直していく中でマンホールトイレなど、今、災害時の物資の集積拠点という話になっておりますけれども、そういった場合でもかなり人の出入りとか人が来ることも想定されますので、そういったところも加味して防災担当とも調整しながらマンホールトイレの設置を進めていきたいと考えております。 392 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。鈴木委員。 393 ◯委 員(鈴木拓也) 予算書85ページの資本的支出の中の負担金のところなのですけれども、令和2年度は多摩川上流流域下水道建設負担金のみで9700万円ほどあったのです。令和3年度はそれにプラスしまして多摩川右岸秋川流域下水道建設負担金及び流域下水道改良負担金と、3つの項目になっておりまして、金額もかなり変わってきているのですけれども、これらは何なのか、お尋ねします。 394 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 395 ◯上下水道業務課長(加藤 純) 今、お尋ねの流域下水道事業費の負担金でございますが、昨年は多摩川上流流域下水道建設負担金のみの予算計上でございましたが、2段目にあります多摩川右岸秋川流域下水道建設負担金につきましては、清流地区の汚水が八王子の水再生センターに流入しているのですけれども、そこの水再生センターの建設負担金になります。令和2年度にはございませんでしたが、令和元年度はこの表記がございます。年によって載るときがあったりということでございます。一番下にあります流域下水道改良負担金につきましては令和3年度に新設される科目でございまして、これは東京都の流域下水道の施設の改良負担金ということで、建設ではなく改良ですので、一部分の改修ですとか、そういった軽微な部分の改修に当たる費用としまして市町村が負担する金額でございます。当市の場合はここにあります1528万3000円を令和3年度は負担するということで、これは新設の科目でございます。以上です。 396 ◯委員長濱中俊男) 鈴木委員。 397 ◯委 員(鈴木拓也) 3つ目の流域下水道改良負担金なのですけれども、これまでは利益剰余金という下水道局のお金で賄ってきたらしいのですけれども、それがなかなか厳しくなって、今後は羽村市を含む関係市で負担していくということらしいのですけれども、同様の金額が毎年、これからずっとかかり続ける、あるいは今後はさらにこれが増えていく。どんな状況が考えられるのか、お尋ねいたします。 398 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 399 ◯上下水道業務課長(加藤 純) 今、鈴木委員がおっしゃるように、以前は利益剰余金ということでその部分を充当して対応した部分でございますが、やはりこの部分は財政的に厳しいということで、各市町村の負担に令和3年度からなるということでございます。今後、金額についての大きな変更はないと聞いてございますが、しかしながら、この1500万円という数字につきましては同額程度がここ数年は移行するであろうとは聞いてございますが、正式な内示といったものは毎年送られてくるということを聞いてございますので、ここは注視してまいりたいと思います。以上です。 400 ◯委員長濱中俊男) 鈴木委員。 401 ◯委 員(鈴木拓也) これはやはり関係自治体でどうしても負担しなければならない費用になるのか。他から、ふさわしいところからお金が出てくるのは余地としてはないものなのかどうか、お尋ねします。 402 ◯委員長濱中俊男) 上下水道業務課長。 403 ◯上下水道業務課長(加藤 純) この部分は流域下水道に処理を依頼している市町村に負担すべきものとなってございますので、また、東京都の条例でもこれを決定していると聞いてございます。  これまで利益剰余金で補填していたということなのですけれども、これは共同処理ということで、汚水の共同処理を各市町村が東京都の処理場に依頼して共同処理している。その際に汚水の処理費ということで維持管理負担金を負担してございました。羽村市でも3億円近くの金額でございますが、その中で収支を行いますと利益剰余金が生まれてくる。そういうものを改めて市町村には請求せずに、その分でこの改良費に充当した経緯があります。これがやはり利益剰余金の部分の余裕が大分なくなってしまうということでありまして、これを明確化する意味で、この流域下水道改良負担金を各市町村に負担を依頼する形に変わってくるということでございます。以上です。 404 ◯委員長濱中俊男) 他に質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 405 ◯委員長濱中俊男) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。  これより討論を行います。順次発言を許します。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 406 ◯委員長濱中俊男) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。  これより議案第10号「令和3年度羽村市下水道事業会計予算」の件を採決いたします。  本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 407 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認めます。よって、議案第10号は原案のとおり決定いたしました。  以上で、令和3年度羽村市一般会計等の各予算の審査は全て終了いたしました。  本委員会の予算審査報告書及び委員長口頭報告については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 408 ◯委員長濱中俊男) ご異議なしと認め、そのようにさせていただきます。  失礼ながら、座ったまま御礼のご挨拶をさせていただきたいと思います。  この約1年間でございましたけれども、本委員会の委員長を務めさせていただきました。副委員長をはじめ、各委員の皆様、終始熱心に取り組んでいただきまして、ありがとうございました。また、理事者、職員の皆様もこの審議にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。  この審査の中で、私、一番印象に残ったのはコミュニティスクールに関する質疑、そして、ご答弁でございました。これに関して、各委員、大変熱い思いでの質疑、また、ご答弁も大変思い入れのある教育長や教育委員会のご答弁だったと思います。  他の質問も、各委員、いろいろな思いの中、質問をさせていただいています。参考になることも多いかと思いますので、今委員会での議論を踏まえ、さらなる市民福祉の増強に努めていただきますよう、お願いいたします。  新型コロナウイルス感染症もありますし、また、行財政運営が大変厳しいことは承知しておりますけれども、市民のためによろしくお願いしたいと思いまして、1年間の委員長としての最後のご挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。  これにて、一般会計等予算審査特別委員会を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。                                     午後3時37分 閉会    羽村市議会委員会条例第28条第1項の規定によりここに署名する。               一般会計等予算審査特別委員会委員長   濱  中   俊  男 Copyright © Hamura City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...