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令和2年第5回定例会(第5号) 本文 2020-09-30

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  1. 羽村市議会 2020-09-30
    令和2年第5回定例会(第5号) 本文 2020-09-30


    取得元: 羽村市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     午前10時00分 開議 ◯議 長(橋本弘山) おはようございます。  ただいまの出席議員は18人です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  この際、議会運営委員会委員長、6番 冨松 崇議員から報告願います。      [議会運営委員会委員長 冨松 崇 登壇] 2 ◯議会運営委員会委員長(冨松 崇) おはようございます。  去る9月25日午前10時より開催いたしました第12回議会運営委員会の協議結果について報告いたします。  追加の市長提出議案1件、委員会提出議案1件の取扱い及び審議日程案の変更について協議いたしました。追加の市長提出議案1件については、委員会付託を省略し、当日議決とし、委員会提出議案1件については、当日議決とすることが妥当であるとの結論でありました。審議日程案につきましては、追加の市長提出議案委員会提出議案並びに各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査の件を従前の審議日程案に追加変更し、差し替え分審議日程案を目標に努力することを確認いたしました。  以上、簡単ではありますが、本委員会に諮問されました事項につきましての協議結果の報告といたします。 3 ◯議 長(橋本弘山) 議会運営委員会委員長の報告は以上のとおりです。  本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程(第5号)のとおりです。  日程第1、2陳情第5号から日程第4、2陳情第8号までの4件を一括議題といたします。  この際、議会運営委員会委員長、6番 冨松 崇議員から報告願います。      [議会運営委員会委員長 冨松 崇 登壇] 4 ◯議会運営委員会委員長(冨松 崇) 議会運営委員会の審査結果について報告いたします。  令和2年9月8日の本会議において議会運営委員会に付託されました2陳情第5号から2陳情第8号までの4件について、令和2年9月10日に審査いたしました。  2陳情第5号については、不採択とすべき討論があり、採決の結果、全会一致で不採択とすべきものと決定いたしました。  2陳情第6号、2陳情第7号及び2陳情第8号については、採択、不採択とすべき討論は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で不採択とすべきものと決定いたしました。  以上で、議会運営委員会の審査結果の報告といたします。 5 ◯議 長(橋本弘山) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。
     これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 6 ◯議 長(橋本弘山) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより、2陳情第5号の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 7 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、2陳情第5号の件を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、不採択です。  お諮りいたします。本件は採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      [起立なし] 8 ◯議 長(橋本弘山) 起立なしと認めます。よって、本件は不採択と決定いたしました。  これより、2陳情第6号の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 9 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、2陳情第6号の件を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、不採択です。  お諮りいたします。本件は採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      [起立なし] 10 ◯議 長(橋本弘山) 起立なしと認めます。よって、本件は不採択と決定いたしました。  これより、2陳情第7号の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 11 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、2陳情第7号の件を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、不採択です。  お諮りいたします。本件は採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      [起立なし] 12 ◯議 長(橋本弘山) 起立なしと認めます。よって、本件は不採択と決定いたしました。  これより、2陳情第8号の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 13 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、2陳情第8号の件を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、不採択です。  お諮りいたします。本件は採択とすることに賛成の方の起立を求めます。      [起立なし] 14 ◯議 長(橋本弘山) 起立なしと認めます。よって、本件は不採択と決定いたしました。  この際、日程第5、認定第1号「令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算の認定について」の件から日程第11、認定第7号「令和元年度羽村水道事業会計決算の認定について」の件までの7件を一括議題といたします。  この際、令和元年度一般会計等決算審査特別委員会委員長、14番 馳平耕三議員から報告願います。      [令和元年度一般会計等決算審査特別委員会委員長 馳平耕三 登壇] 15 ◯令和元年度一般会計等決算審査特別委員会委員長(馳平耕三) 令和元年度一般会計等決算審査特別委員会における審査結果についてご報告いたします。  令和2年9月8日の本会議において本委員会に付託されました令和元年度の一般会計と5つの特別会計並びに公営企業会計の決算については、9月15日・16日・17日の3日間にわたり、理事者並びに担当職員の出席を求めて審査いたしました。  認定第1号「令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算」については、反対、賛成の討論があり、採決の結果、賛成多数で、認定すべきものと決定いたしました。  認定第2号「令和元年度羽村国民健康保険事業会計歳入歳出決算」、認定第3号「令和元年度羽村後期高齢者医療会計歳入歳出決算」及び認定第4号「令和元年度羽村介護保険事業会計歳入歳出決算」については、反対、賛成の討論は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で、認定すべきものと決定いたしました。  認定第5号「令和元年度羽村福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計歳入歳出決算」については、反対、賛成の討論があり、採決の結果、賛成多数で、認定すべきものと決定いたしました。  認定第6号「令和元年度羽村下水道事業会計歳入歳出決算」及び認定第7号「令和元年度羽村水道事業会計決算」については、反対、賛成の討論は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で、認定すべきものと決定いたしました。  以上で、令和元年度一般会計等決算審査特別委員会の審査結果の報告を終わります。 16 ◯議 長(橋本弘山) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 17 ◯議 長(橋本弘山) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより、認定第1号「令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算の認定について」の件の討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。9番 鈴木拓也議員。 18 ◯9 番(鈴木拓也) 認定第1号、令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の討論を行います。  法人住民税が前年度比で2億4278万円、25.4パーセントのマイナスになり、基金の残高は前年度末の27億3000万円余から16億7000万円余にまで急減するなど、大変財政的に厳しい決算となりました。こうした中ですが、小作駅前指定喫煙所環境整備教育相談の充実など、市民の声に応えた施策の前進が進められた点については評価いたします。  しかし、その一方で、多くの市民が反対する羽村駅西口土地区画整理事業に6億2647万円を繰り出し、羽村駅周辺、川崎1丁目、羽村大橋周辺において、建物移転25棟、区画道路の築造工事などが進められております。また、土地区画整理事業を推進することを目的として土地権利者会補助金10万円も支出されています。多くの市民が事業に反対、また、見直しを求める中でこうした支出が続けられたことは大変問題があったと考えます。  また、もう一方で、子どもたちが毎年楽しみにしている水上公園プールは事業の休止となりました。施設の老朽化による故障というやむを得ない面もありましたが、元々はお金をかけて補修する計画を市自身が定めていたものです。国・都の補助金を活用したり、市債を計画的に活用するなどすれば必要な修理・補修は十分に行えたはずです。財政が厳しい今だからこそ、問題ある羽村駅西口土地区画整理事業を見直し、また、少なくともスローダウンし、水上公園プールの修理・補修など、市民サービスの維持にこそ予算を振り向けるべきだったと考えます。  何が市民にとって大事なのかの優先順位がおかしくなっていると指摘しまして、本会計の予算に反対いたしました。決算認定にも反対いたします。以上です。 19 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。17番 水野義裕議員。 20 ◯17 番(水野義裕) 認定第1号、令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の討論を行います。  令和元年度は、幼児教育・保育の無償化、住民税法人分の一部国税化、秋には消費税の引上げなどの国の制度改正や台風第19号の被害、年度末には新型コロナウイルス感染症と、羽村市政に大きな影響が及ぼされた年でした。その中、地域手当が引き下げられる中、市民の暮らしを守るため、職員の皆様が精一杯頑張っていただいたことをまず評価したいと思います。  施策面では、産後ケア事業アウトリーチ型に加えデイサービス型が追加され、利用者も多く、子育て支援がさらに強化されたこと、自殺基本法に基づいた自殺対策計画を積極的に立案したこと、スクール・サポート・スタッフなど学校現場を支援する様々な施策を実施したこと、行財政改革では全事業の見直しに取り組み、一歩一歩、成果を生み出す努力を続けていることなども評価したいと考えます。  一方で、職員の勤務時間を見ると、超過勤務時間が増え、有給休暇の取得が減っています。目標である超過勤務時間300時間、有給休暇取得15日を達成すべく、状況を分析し、結果に基づいて是正されることを強く求めます。  また、審査でも指摘しましたが、事業を遂行するための実施計画事務事業の評価には、はむら輝プロジェクトをベースに記述されていますが、事務報告書には関連する記述はわずかです。決算審査は何にお金をいくら使ったかだけではなく、どのような成果が得られたかを確認することも重要だと考えます。そのためにも、計画や実績の系統立った視点での管理と事務報告書への記載を望みます。  ここ数年、財政の厳しさは増すばかりです。行財政改革疲れも懸念される中、経常収支比率などの財政力指数の改善に向けて、新しい視点に立った改革に取り組むことや、羽村駅西口土地区画整理事業の見直し、さらには、監査委員の意見書にも指摘されているように、自然休暇村や動物公園などを大胆に見直すことも必要な点を指摘し、賛成の討論といたします。 21 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。18番 門間淑子議員。 22 ◯18 番(門間淑子) 認定第1号、令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算の認定について、認定することに反対する討論を行います。  2019年・令和元年度は、米中貿易摩擦により市内産業が影響を受け、市民税法人分が前年度比約2億4000万円の減少となり、厳しい決算内容となりました。さらに、台風第19号による被害や年度末には新型コロナウイルス感染症拡大も加わり、経験のない事態への対応も求められた年でした。いずれも羽村市の努力が届かないところで起きた要因による影響ですが、審査を通して、今後も影響は続き、非常に厳しい財政運営が継続するとの見通しも示されました。事業の優先順位がより一層厳しく問われています。  令和元年度は、予算審査の段階から、厳しい財政状況を立て直し、健全で安定的な財政運営を行っていくためとして、行政のスリム化計画により約1,200事務事業の点検・見直しが進められ、令和元年度は住民票自動交付機の廃止や水上公園プール事業の休止、様々な助成金の廃止や削減が行われました。しかし、関係住民の反対が続く羽村駅西口土地区画整理事業は見直すことなく、土地区画整理会計へ6億2657万2000円を繰り出したことは認めることができません。  一方、評価できる施策もあります。市民相談福祉サービス相談子育て相談教育相談産業支援消費者相談など、様々な相談支援が整えられ、相談件数の増加にも対応したことは評価しています。外国籍市民への通訳や相談も実施されていて、変化が激しい時代に直接、顔を合わせて相談ができる体制が整備され、充実していることは今後さらに重要な施策になると考えます。  契約事務では、羽村市契約事務規則が改正され、特命随意契約の件数や内容の公表がなされたことは契約の透明性が進んだこととして評価しています。また、特定規模電気事業者と契約し、公共施設電気料金削減が図られたことも評価できます。自動通話録音機の貸出台数が増加していますが、新たに購入して対応したことは評価できますし、市民の方々の安心・安全のため、さらに一層充実させることを望みます。  以上、評価できる施策もありますが、冒頭述べましたように、羽村駅西口土地区画整理事業は見直すことなく6億2657万円を繰り出したことに反対、認定することに反対します。 23 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。8番 富永訓正議員。 24 ◯8 番(富永訓正) 認定第1号、令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算の認定について、公明党を代表して賛成の立場からの討論を行います。  平成30年度に続き、令和元年度も厳しい財政状況の中での予算の執行となりました。決算の概要としては、扶助費等が増加したものの、施設整備費補助金や公債費が減少したことなどにより、実質収支が前年度と比べ24.5パーセント増の純繰越額となり、また、一般会計での市債の状況では、発行高を抑えながらも償還を進め、令和元年度末現在高を前年度比2.7パーセント減としました。  しかしながら、一般会計基金を含む基金全般として、平成26年度以降減少傾向にある中で、平成30年度末現在高から10億円を超える減少となり、令和元年度残高が16億7155万円と大幅な減となっています。特に財政調整基金は、積立額の約2倍近い額を一般会計へ繰り入れた結果、近年では平成29年度以来の10億円を切る残高となり、必要な施策に基金を有効活用してきたものの、今後の緊急事態に備えるための財源確保も喫緊の課題となっております。  そのような中、令和元年度の歳入のうち、市民税では、個人分は所得増などにより2.2パーセントの増。また、市民税以外での税目でも増となったものの、法人分は業績や経営活動の影響などで25.4パーセントもの大幅な減により市税全体に大きな影響を与え、結果的に市民税では3.6パーセントの減となり、それが影響し、市税全般ではマイナス0.7パーセントとなり、交付金、国・都の支出金、市債借入れなどを含め、歳入全体として前年度比で0.1パーセント減となる結果となりました。また、収入未済額執行停止処理等により前年度比22.9パーセントと減少しましたが、一方で不納欠損額は前年度比244.8パーセントと大幅に増加しております。  そうした厳しい状況の中でしたが、令和元年度の事業の執行状況を見ますと、平成30年度に引き続き、事務事業の見直し、財政のスリム化を着実に実行するとともに、実施事業を見極めながらも、幼児教育・保育の無償化など、保育環境の充実、学校教育でのICT環境の整備など、教育環境の充実や、災害時には避難所となる羽村第二中学校体育館へのエアコン設置をはじめ、高齢者・障害者地域福祉保健医療分野などでの充実をはじめ、防災・防犯施策、市内産業環境保全行財政運営など、これまでに公明党として訴えてきた多岐にわたる施策が実施され、住民福祉の増進に大きく前進いたしました。  しかしながら、先ほどから申し上げているとおり、厳しい財政運営であったことも否めません。公債費負担比率が平成30年度から0.8ポイント改善したものの、一般会計基金の大幅な取崩しをはじめ、財政力指数の低下、また、経常収支比率は1.9ポイント増となる102.6パーセントと、過去4年度間にわたり100パーセント超となるなど、依然として財政の硬直化が続いています。ここまで財政状況が厳しくなった要因として、多くは国際情勢の変化による貿易・投資活動等の抑制などの経済活動の停滞によるものや、国による地方税制の改正、昨年度末からのコロナ禍などによる外圧的なこともありますが、これまで議会質問等でも様々な提案をさせていただきましたが、既成概念にとらわれない事業の見直しにもう少し踏み込んでもよかったのかなという側面もあるかと思います。  ただ、そうした状況下だとしても、コロナ禍の収束が見通せない中でインフルエンザの流行期を迎え、同時流行への警戒と備えとともに、市民生活を守るとの決意で、市民・事業者への幅広い支援施策をはじめ、教育・行政などあらゆる分野のデジタル化の推進、全世代型社会保障や豪雨災害、震災等からの防災・減災施策の推進と着実な進展が求められており、必要不可欠な経費の増加も想定されます。  羽村市民のニーズを適格に把握し、市民が主体者としての力を存分に発揮できるような市を目指しているのが羽村市であると認識しております。そのための羽村市の基本理念が自立と連携であり、市民にとっても分かりやすく、多くの共感を得る市政でなければならないと考えます。実効性を高めたさらなる公会計制度を深化させるとともに、事務事業の見直しと財政のスリム化を図り、民間活用などのあらゆる分野での市債運用の確保に向けた不断の努力と、上下水道事業動物公園自然休暇村等の代表的な公共事業の進め方や公共施設在り方等、将来の方向性を広く市民と共有して歩むことが肝要であり、継続して市民と共に議論ができる具体的なさらなる環境整備を進めながら英断・実行されることが財政基盤の強化に繋がってくるものと確信しております。  以上、縷々述べさせていただきましたが、今後の予算編成等にもこうした視点をしっかりと反映していただくことを強く要望し、また、経常経費の削減をはじめとした財政基盤の強化と行政サービスの充実に向けた取組みへ果敢に挑戦していただくことを期待し、本認定に賛成の討論とします。 25 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。13番 山崎陽一議員。 26 ◯13 番(山崎陽一) 認定第1号、令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算の認定についてに反対します。理由は3点。  1 2019年度一般会計歳入は231億円、歳出は225億円で、前年度からは減額です。市民税法人分が2億4000万円の減収に加え、教育費の増加、財政調整基金の減少などで非常に厳しいものになっています。実質収支は黒字ですが、これは市債5億9000万円、基金繰入5億4500万円の結果です。経常収支比率は102.6パーセント。臨時財政対策債を除くと105.3パーセントで4年連続の100パーセント超えで、全国平均より10ポイントの高率です。100パーセント超えの自治体は3パーセントほどですから、危機的状況です。30年前、1989年・平成元年の経常収支比率は57.7パーセント、法人市民税は19億4000万円で全国有数の富裕団体と言われました。市長が就任した2001年は89.4パーセント。以後、90パーセント台が続き、2016年から4年連続で100パーセント超えが続いています。90パーセント台の前半が目標で、まず100パーセント以内にということですが、財政が硬直化し、投資的経費がほとんどない中で多額の市費をつぎ込む羽村駅西口土地区画整理事業を最重要施策として進める行政運営の矛盾であり、事業の見直しを求めます。  2 1億4000万円を投じた羽村市長期人口ビジョン、まち・ひと・しごと創生計画などの成果が出ていません。期間5年を経て人口は目標の5万7000人から2,000人の減少です。地域ブランド調査で羽村は東京49の区・市の中で最下位。全国順位でも1,000自治体中で魅力度766位、認知度681位、住みたさは695位です。生活の場としての地域への関心や移転の最大の理由は仕事場への利便性です。校庭を削って道路を造るまちが子育てを掲げても転入には結びつかないでしょう。国の示した目標をなぞっただけの創生計画でしたから、ほとんど未達成。それにも関わらず2年間延長し、第六次長期総合計画に組み込むというのでは失策の上塗りです。市外への寄付金が多かったことから、返礼品でふるさと納税を獲得するそうですが、物での寄付金集めには同意できません。以前も提案しましたが、羽村に縁のある人たちへのふるさと住民票の発行など、まず関係人口を増やし、次世代に繋げるようなまちづくりへの発想の転換が必要です。厳しい財政の下で行財政改革を進め、市民サービスを高める努力は認めます。しかし、事業目的、対象、方法、成果目標、費用対効果を明確にしての実施を求めます。  3 土地区画整理の繰出金6億2657万円が財政を圧迫しています。今後、200億円を超す市費負担は不可能です。市民生活関連補助金が削減される中で、土地権利者の会への補助金10万円は不要です。この会に会費はなく、補助金での運営にも関わらず約20万円の黒字であり、これまでの補助金合計額は322万円。会の目的は「権利者の相互の連帯と共通の利益」と掲げていますが、区画整理部は個人情報の非開示、権利者に移転補償協議の口止めを求めており、活動は矛盾しています。また、反対地権者への圧力団体となる恐れもあり、認められません。以上が反対の理由です。 27 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。6番 冨松 崇議員。 28 ◯6 番(冨松 崇) 認定第1号、令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算の認定について、委員長報告のとおり、賛成の立場から討論を行います。  令和元年度は第五次長期総合計画の後期5か年計画の3年目に当たり、計画の中間点として、市の将来像の実現に向け、市民福祉の向上のための事業に積極的に取り組まれたものと認識しております。  歳入については、主要財源である市税が平成30年度と比較して約7161万円の減となりました。これは市民税法人分以外の全ての税目で増加したものの、市民税法人分が約2億4278万円減少したことが主な要因であります。市民税法人分は景気や市内企業の業績に大きく影響を受けますので、市内企業の業績の把握に努め、的確な税収の見積りをしていただきたいと思います。さらに、こうした市税の増減に左右されない強固な財政基盤の構築についてもお願いしたいと思います。  次に歳出ですが、子ども・生涯学習の分野では、国の制度に基づき、幼児教育・保育の無償化を実施するなど、保育環境の充実を図ったほか、産後ケア事業についてデイサービス型を開始するなどの拡充を実施し、子育て支援の充実を図られました。また、ラグビーワールドカップや東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした取組みとしては、児童・生徒のスポーツへの興味・関心を高める様々な取組みを行うなど、生涯学習の充実が図られました。  福祉健康の分野では、地域包括ケアシステムの深化・推進に向け、介護予防・日常生活支援総合事業の充実を図るとともに、生活支援事業者養成研修を実施し、生活援助の担い手を拡大し、介護人材確保への取組みを図られ、また、年度末に世界的に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症への対応については、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、様々な分野にわたって全庁的な対応を図られました。  産業の分野では、企業誘致奨励金制度の充実を図るなど、企業誘致による職住近接のまちづくりを図られ、また、神明台2丁目地区への先端医療産業の大手企業の進出に合わせ、周辺地区のまちづくりについて、組織横断的な庁内検討組織を設置し、都市計画と産業振興の両面から検討に取り組まれました。  環境の分野では、街路照明灯のLED化や庁用電気自動車購入などのほか、スイミングセンターにおいて市内大手企業と連携して市内工場の廃熱利用の実証実験を行うなど、地球温暖化対策の推進を図られました。  行財政の分野では、第六次行財政改革基本計画に基づき、昨年度に引き続き、行政のスリム化に向けた全事務事業の点検・見直しに取り組むなど、市を挙げて財政の健全化に取り組まれています。  令和元年度の一般会計決算を総合的に見ますと、経常収支比率が4年連続で100パーセントを超えるなど、依然厳しい財政状況にあると思いますが、そうした中で第五次長期総合計画の後期基本計画を着実に進めていくため、計画に掲げた事業に積極的に取り組まれたものと認識しております。市においては、現在の厳しい財政状況を踏まえ、現在取り組まれている行政のスリム化に向けた全事務事業の点検・見直しをはじめとした行財政改革の取組みを強力に実行していただき、経常収支比率のさらなる改善など、財政の健全化に努めながら市民福祉の向上に取り組んでいただきたいと思います。  以上、令和元年度羽村一般会計歳入歳出決算の認定に、委員長報告のとおり、賛成の立場からの討論といたします。 29 ◯議 長(橋本弘山) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかに討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 30 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、認定第1号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、認定です。
     お諮りいたします。本件は認定することに賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] 31 ◯議 長(橋本弘山) 起立多数であります。よって、本件は認定することに決定いたしました。  これより、認定第2号「令和元年度羽村国民健康保険事業会計歳入歳出決算の認定について」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 32 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、認定第2号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、認定です。  お諮りいたします。本件は認定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 33 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決定いたしました。  これより、認定第3号「令和元年度羽村後期高齢者医療会計歳入歳出決算の認定について」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 34 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、認定第3号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、認定です。  お諮りいたします。本件は認定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 35 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決定いたしました。  これより、認定第4号「令和元年度羽村介護保険事業会計歳入歳出決算の認定について」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 36 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、認定第4号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、認定です。  お諮りいたします。本件は認定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 37 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決定いたしました。  これより、認定第5号「令和元年度羽村福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計歳入歳出決算の認定について」の件の討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。4番 浜中 順議員。 38 ◯4 番(浜中 順) 認定第5号、令和元年度羽村福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計歳入歳出決算の認定について、に反対の討論を行います。  この事業に対して、権利者住民からは2度の引っ越しと仮住まい、建て替えで生活を壊される。移転を望まない者にとっては、減歩か清算金を払ううえに、今後、固定資産税は上がりかねなく、負担が大き過ぎるなど、多くの不安・不満の声が上がっています。また、高齢の方はこれから先の移転が困難に思われ、住み続けたい気持ちはありながら、やむなく土地を離れる方も少なくありません。  昨年5月に改定された事業計画は、こうした権利者の声に応えるものとはなりませんでした。こうした中で、令和元年度も25棟の移転と38棟の移転調査が進められました。また、羽村駅西口都市開発整備基金も令和元年度で3億円使われ、残高は約2億7700万円となり、今後は大幅に負債に頼らざるを得ず、将来に多大の負担を強いることになります。また、一層の高齢化、公共施設の周辺自治体より高い老朽化、災害の多発化などによる歳出増加に加え、新型コロナウイルス感染症による税収入の減少は市財政を一層危険な状態にします。膨大な予算を使い、今後最短で16年もかかる西口事業に多くの市民が反対している中で、見直しを進めずに市民の生活を支える他の予算を次々と削っていくことは順番が違い、市民の理解が得られるものではありません。よって、この決算の認定には反対いたします。以上です。 39 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。6番 冨松 崇議員。 40 ◯6 番(冨松 崇) 認定第5号、令和元年度羽村福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計歳入歳出決算の認定について、委員長報告のとおり、賛成の立場から討論を行います。  羽村駅西口土地区画整理事業については、これまで一貫して関係権利者への丁寧な説明に努められ、ご理解・ご協力いただきながら、着実な事業の進捗が図られていることと認識しております。  令和元年度の西口事業については、今後の事業推進を図るため、第3回事業計画変更を決定し、総事業費を436億円に変更するとともに、事業施行期間を令和18年度までと延伸することや、新たな国庫補助金・東京都補助金約100億円を導入し、市民負担の軽減を図られているところが伺えます。  羽村駅西口土地区画整理事業化事業は、安全・安心なまちづくり、高齢社会への対応、コミュニティの促進、商業の発展、にぎわいの創出、環境に優しいまちづくりなど、様々な視点から羽村市の将来にとって大変重要な事業であり、厳しい財政状況下ではありますが、優先順位をつけ、着実に事業を推し進めていく必要があると考えます。コロナ禍においても引き続き計画的で効率的な事業推進に期待するとともに、権利者の意見を尊重しながら、羽村の玄関口にふさわしい、特色を持った魅力あるまちづくりがさらに発展することを望みます。  以上、認定第5号、令和元年度羽村福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計歳入歳出決算の認定について、委員長報告のとおり、賛成の立場からの討論といたします。 41 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。18番 門間淑子議員。 42 ◯18 番(門間淑子) 認定第5号、令和元年度羽村福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計歳入歳出決算の認定について、認定することに反対の討論を行います。  令和元年度は3回目の事業計画変更が行われ、事業期間は15年間延びて、平成15年4月16日から令和19年3月31日までの34年間にもなりました。また、事業費は370億円から436億円に増加しました。  羽村駅西口土地区画整理事業に対しては、当初から地権者の方々の反対意見が数多く寄せられ、平成21年には事業への非協力通告者が366名にもなりました。羽村市の支出額も大きく、人口減少時代を迎え、事業の手法、予算、期間ともに無理があり、見直すべきと主張してきましたが、最重要課題に掲げ事業を継続してきたことは認められません。  令和元年度は一般会計から6億2647万円を繰り入れていますが、年度末の借金総額は24億968万円、約25億円まで増えました。今後、羽村市の支出額は179億円、そのうち借金が90億円と予定されています。審査の中で明らかになりましたけれども、こうした大きな支出は将来負担が大きく、認められません。住民の方々の生活や財産を34年もの長い間制限する事業は見直すべきで、認定することに反対いたします。 43 ◯議 長(橋本弘山) 次に、13番 山崎陽一議員。 44 ◯13 番(山崎陽一) 認定第5号、令和元年度羽村福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計歳入歳出決算の認定についてに反対します。理由は3点。  1 2019年度決算は歳入9億4746万8590円、歳出8億5337万8556円。残額が9409万円です。その中で、東京都都市づくり公社への事業委託費は都からの交付金4億660万円が入り、予算10億9210万円。決算は9億4167万円。差し引き1億5000万円の黒字です。これは移転補償費の減額です。移転補償の例として、まちなみには平均2720万円と掲載されていますから、2019年度は27棟の予定で7億3000万円。実際の予算も7億900万円ですから、これに沿ったものです。決算を見ると、移転は25棟で補償費は5億5642万円。すると、1棟当たりの平均は2225万円。1棟当たり500万円の少なさです。これは予算と実地調査の違いだそうですが、余りにも大きな違いです。例えば、築40年弱の2階建てに住んでいた方の補償額は1600万円。そのうち、取壊しと再築補償は900万円ほど。2月末までに出てくださいと迫られ、とても新築もできないと市外の中古住宅に移りました。これが市長の言う権利者の立場に寄り添った対応であり、移転補償の実態です。また、市長は、2019年度末で100棟が移転と胸を張りましたが、換地先使用開始はわずか26か所。新築居住は13棟のみ。こうしたことから、事業による計画人口は4,200人ですが、事業開始時3,400人が2,600人まで激減しました。また、市長はたびたび、以前の駅前は暗かったと言いますが、事業前はコンビニエンスストアも魚屋もありました。今はどうですか。この12年、空き地のまま、真っ暗です。しかも工程図によると、この空き地は施行済みとなっています。羽村駅前は羽村の玄関口にふさわしいまち並みがコンセプトだそうで、パンフレットには原宿のようなおしゃれな商店街が描かれていますが、余りにも無責任です。既に地域の商工業者は145から半減しました。今後も新たな商業施設の見込みはありません。  2 広い道路を造るため、基盤整備の整った良好な住宅地の1,000戸の取壊しや移動する羽村駅西口土地区画整理事業は必要性、実現性、住民合意、いずれもが欠けており、即刻見直すべきです。とりわけ第3回変更の15年延長計画は反対地権者がいるリスクは考えないという無責任なもので、事業完了は不可能です。事業費は全市民1人当たり40万円の負担。加えて、国・都の補助金も国民の税金であり、認められません。  3 この羽村駅西口土地区画整理事業は20年以上前、秋留台開発が始まり、モノレールが開通、羽村は人口6~7万人の地域の中心地になると住民説明がありました。しかし、開発は中止。少子高齢化、人口減少という時代の変化で2045年の羽村市推計人口は4万1111人。1万5000人の減少です。  羽村駅西口地区は、空き地と空き家のスポンジ化現象が始まります。国土交通省も急速な社会経済状況の変化に対応、多様で柔軟な市街地整備事業として小規模化・短期化を進め、各地で区画整理の縮小・中止、見直しが始まりました。今こそ将来を見据えた持続可能なまちづくりが行政の責務です。市長は所信表明で第六次長期総合計画に触れましたが、長期総合計画は2011年の地方自治法の改正で策定義務がなくなりました。ご自身の先も見えない中で区画整理を最重要施策とする計画であればあまりにも無責任ということを付け加えて、反対討論とします。 45 ◯議 長(橋本弘山) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかに討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 46 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、認定第5号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、認定です。  お諮りいたします。本件は認定することに賛成の方の起立を求めます。      [賛成者起立] 47 ◯議 長(橋本弘山) 起立多数であります。よって、本件は認定することに決定いたしました。  これより、認定第6号「令和元年度羽村下水道事業会計歳入歳出決算の認定について」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 48 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、認定第6号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、認定です。  お諮りいたします。本件は認定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 49 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決定いたしました。  これより、認定第7号「令和元年度羽村水道事業会計決算の認定について」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 50 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、認定第7号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、認定です。  お諮りいたします。本件は認定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 51 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決定いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午前10時54分 休憩                                     午前11時05分 再開 52 ◯議 長(橋本弘山) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  次に、日程第12、議案第82号「令和2年度羽村一般会計補正予算(第6号)」の件を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。      [市長 並木 心 登壇] 53 ◯市 長(並木 心) 議案第82号、令和2年度羽村一般会計補正予算(第6号)につきまして、ご説明いたします。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ4670万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ293億4780万円とするものであります。補正の主な内容ですが、東京都補助金や新型コロナウイルス感染症緊急対策特別交付金基金を活用し、高齢者等のインフルエンザ予防接種の無償化に必要な経費を計上させていただくとともに、ICT活用販路開拓事業助成金や店舗・事業所等改修事業助成金について増額するものであります。  細部につきましては、財務部長から説明いたしますので、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願いいたします。 54 ◯議 長(橋本弘山) 財務部長。 55 ◯財務部長(高橋 誠) それでは、議案第82号の細部についてご説明いたします。お手元の議案その4、一般会計補正予算書第6号をご覧ください。  2ページ、3ページをお開きください。第1表、歳入歳出予算補正ですが、補正の総額は歳入歳出ともに4670万円で、増額補正となります。  8ページ、9ページをお開きください。まず、歳入ですが、17款都支出金は2621万2000円の増です。衛生費等補助金は、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行を見据え、高齢者等が季節性インフルエンザの定期予防接種を受ける際の自己負担を軽減する事業に対する補助金となります。補助対象経費は自己負担相当分で、1人当たりの自己負担額は2,500円ですので、9,885人分、2471万2000円を計上いたしました。次に、商工費等補助金はICT活用販路開拓事業に対する補助金で、補助率は2分の1です。  次に、20款繰入金は2048万8000円の増です。今回、予算措置を講じる新型コロナウイルス感染症対策の財源として、新型コロナウイルス感染症緊急対策特別交付金基金繰入金を増額するものです。なお、本基金につきましては、残高が226万4000円となり、ほぼ活用し切った形となっております。  10ページ、11ページをお開きください。次に、歳出です。2款総務費は87万5000円の増です。マイナンバーカードの交付に必要となる住民基本台帳ネットワークシステム統合端末を2台増設するものです。マイナンバーカードの交付につきましては、昨年8月の交付実績が110枚であったのに対して、ここで増加しておりまして、今年8月の交付実績は762枚となっており、前年度と比較して約7倍に増えている状況です。市民の皆様にマイナンバーカードを迅速に交付するためにはカードの交付処理能力を増強する必要があることから、現在3台の統合端末で交付処理を行っておりますが、2台増設し、5台体制にして交付処理能力を強化するものであります。  次に、4款衛生費は3982万5000円の増です。インフルエンザ予防接種委託料を増額いたします。先ほど歳入のところで説明しましたとおり、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行を見据え、高齢者等がインフルエンザ予防接種を無償で受けられるよう、9,885人分の費用を計上いたしました。  次に、7款商工費は600万円の増です。既に6月の定例会の第3号補正で予算措置をしましたICT活用販路開拓事業助成金及び店舗・事業所等改修事業助成金について、申請が多く、予算の不足が見込まれることから増額させていただくものであります。  以上で、議案第82号の細部説明とさせていただきます。 56 ◯議 長(橋本弘山) これをもって、提案理由並びに内容説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。4番 浜中議員。 57 ◯4 番(浜中 順) 2点お伺いします。  11ページのインフルエンザ予防接種委託料ですけれども、高齢者と言われましたが、何歳以上の方が対象なのか。それから、具体的に今後どのように進めていくのか、お伺いします。  2点目、下のICT活用販路開拓事業助成金ですけれども、具体的にどのような内容の事業なのか、お伺いします。 58 ◯議 長(橋本弘山) 健康課長。 59 ◯健康課長(大高淳子) 高齢者インフルエンザについてのお尋ねにお答えいたします。今回の高齢者インフルエンザ予防接種は従前から行われておりまして、65歳以上の方、また、60歳から65歳未満の方で基礎疾患等のある方を対象とした予防接種になります。具体的にどのようにということですが、今年度に限りましては10月1日から来年、令和3年1月31日までの間、高齢者インフルエンザ予防接種を実施しますが、羽村市としましては西多摩医師会と調整いたしまして、西多摩8市町村の中の医療機関、委託契約を受けた医療機関等での接種をしていただきまして、その中で、去年までは2,500円を窓口でお支払いいただいていましたが、その2,500円を医療機関から市にご請求いただいて、市がお支払いする形になります。以上です。 60 ◯議 長(橋本弘山) 産業振興課長。 61 ◯産業振興課長(宮田満裕) ご質問のICT活用販路開拓事業の事業概要でございますが、こちらは従前から行っていた事業でございますが、中小企業の皆様方が会社のホームページ、ウェブサイトを作成する経費等をもって事業展開していたものでしたが、去る第3号補正議案で拡充をお認めいただき、それに加えて、このコロナ禍におけるウェブ会議であったり、テレワーク等の対象経費の部分を拡充して、今、運用しているものです。そちらをもっての運用をしていたところですけれども、執行状況が高いことから今回、補正・増額し、さらなる支援をしていきたいという内容となってございます。以上です。 62 ◯議 長(橋本弘山) ほかに質疑ありませんか。9番 鈴木議員。 63 ◯9 番(鈴木拓也) 浜中議員と同じ項になるのですけれども、インフルエンザの予防接種なのですが、多分、対象者のうち100パーセントが接種するということではないかと思うのですけれども、どういった計算方法で9,885人分になっているのか。それをお示しください。  それから、2点目はICT活用と店舗改修なのですが、執行状況が現在どこまで来ているか。もし、その内訳の何か特徴的なことがあればお示しください。以上です。 64 ◯議 長(橋本弘山) 健康課長。 65 ◯健康課長(大高淳子) 9,885人の人数についてでございますが、高齢者インフルエンザ予防接種は、平成30年度実績は接種率33.9パーセント、令和元年度実績は37.2パーセントとなっております。今回、この助成の話が出たところで検討しました結果、例年10月から11月の接種が非常に多くなりますので、令和元年10月から11月の接種者は2か月で合わせて約5,000人でした。その5,000人を2か月で割って一月2,500人と計算しまして、それを2,500人掛ける4か月で約1万人の方。これは接種率にしますと69パーセントになります。倍以上ということでしたので、これを一つの目安とさせていただきまして、この115人を引いたのは、生活保護の方は元々、自己負担を頂いていなかったので、こちらを計算いたしまして9,885人とさせていただきました。以上です。 66 ◯議 長(橋本弘山) 産業振興課長。
    67 ◯産業振興課長(宮田満裕) ご質問はICTの事業と店舗改修の状況ということですけれども、9月25日時点で申し上げますと、現在、ICT事業につきましては23件の申請がございます。その内訳ですが、うち9件がホームページを作成する事業に対するものでございます。残り14件につきましてはテレワークとかウェブ会議等の対応に要する機器等の購入経費となってございます。それから、店舗改修でございますけれども、同じく9月25日時点でお答え申し上げますと、62の事業者の皆様から申請をいただいております。その申請内容の内訳でございますが、間仕切り等の設置に関する経費のものが32件。消毒用の足踏みのスタンドとか、非接触型の体温計等の購入などについてが26件。また、換気設備等の設置・改修工事に対するものが32件となっております。現状、62の事業者から申請をいただいているところです。なお、複数のメニューを同時に申請いただいていますので、62の事業者の数とは一致いたしませんので、ご承知おきください。以上です。 68 ◯議 長(橋本弘山) 9番 鈴木議員。 69 ◯9 番(鈴木拓也) 1点目は分かりました。  2点目ですけれども、申請する業種などは何か特徴があるのかどうか。それぞれお示しください。 70 ◯議 長(橋本弘山) 産業振興課長。 71 ◯産業振興課長(宮田満裕) 申請する業種の区分でございますけれども、まず、ICTでございますが、23件のうち製造業の方が4件、全体の約17パーセント。続いて、学術研究、専門・技術サービス業の方々が3件。同じく、生活関連サービス、娯楽業と称する産業分類の方々が3件。教育・学習支援事業等の方が3件。いずれも13パーセントとなってございます。その次に建設業、小売、不動産業、医療福祉等の業種の方がそれぞれ2件となっております。店舗改修ですけれども、申請の一番多い産業分類の業種につきましては、飲食サービス業、宿泊業の方々が28件、45パーセントを占めてございます。次いで、小売業、卸売業の方々が12件、19パーセント。生活関連サービス業、娯楽業の方が7件、11パーセントと続いてございます。いずれも業種が幅広く申請いただいておりますが、それぞれの事業、お店の形態などに合わせた内容の改修に役立っていると捉えております。以上です。 72 ◯議 長(橋本弘山) ほかに質疑ありませんか。15番 石居議員。 73 ◯15 番(石居尚郎) 1点、インフルエンザのことにつきまして質問させていただきたいと思います。  2つあるのですけれども、1つは、現在も新型コロナウイルス感染症対策で各医療機関、先生方はじめ皆様大変な思いで取り組んでいらっしゃると思います。そのうえでインフルエンザの予防接種が始まる。そこに対して、どういうふうに今後、負担なく無事故で行われていくためにどういう協議がなされてきたのかということを1点お聞きしたいと思います。  2つ目は、今でも高齢者の方の新型インフルエンザの感染に対する恐怖で外出をなるべく控えていらっしゃったりとか、あるいは病院に行くこと自体に不安を感じていらっしゃる方がいるのが現状であろうと思います。それでもインフルエンザの予防接種は必要であろうということでこの予算を組まれたのだろうと思いますが、それに対する高齢者の皆様方へのどういった広報をこれからしていかれるのか。そこの2点をお聞きしたいと思います。 74 ◯議 長(橋本弘山) 健康課長。 75 ◯健康課長(大高淳子) インフルエンザの件について、2点のお尋ねについてです。  新型コロナウイルス感染症が拡大しまして、地域の医療機関の先生方には大変なご負担をかけていることは承知しております。非常に緊張感の高い診療が続いていることも直接伺っておりますが、その中でこういったインフルエンザの予防接種をよりたくさんの方に受けていただこうという施策が出ましたので、西多摩医師会を通じて、それから、羽村市医師会を通じて先生方にはお願いしているところです。具体的に市から直接的なお手伝いは難しいのですが、例えば広報の部分とか予約の方法、あるいは高齢者の方からのお問合せに対して、必ずお医者様に事前にお電話して確認してから受診してくださいということとか、そういった、いつもよりは違った形でお医者様にお願いしてほしいということはこちらからもお願いしているところです。または先生方から、例えばたくさんの患者様が来ることに対しての保健衛生用品のお願いとかがあった場合には、そこはご相談に乗りたいと思っていますし、できるだけご負担を軽くできることをご一緒に考えていければと思っております。  2点目ですが、確かに大分、医療機関への患者様の数が、徐々にではありますが、戻ってきていることは伺っていますが、やはり受診を控えていらっしゃる、それから、行きたくない方もいらっしゃると思います。今回、10月1日号の広報はむらで高齢者インフルエンザの接種について広報させていただきました。また今後、こういう必要性があるのだということは何らかの形で発信していきたいとは思っております。以上です。 76 ◯議 長(橋本弘山) 15番 石居議員。 77 ◯15 番(石居尚郎) ありがとうございました。  そうしましたら、なるべく多くの高齢者の方に受けていただきたい方向で進めるということですけれども、そうしたときに、受診に対して、例えば子どもとか、それ以外の成人の方もやはり当然受けていくと思うのですが、そこら辺の影響とかはどういう予測をしていらっしゃるのでしょうか。 78 ◯議 長(橋本弘山) 健康課長。 79 ◯健康課長(大高淳子) 他の年代といいますか、季節性インフルエンザの予防接種はどなたでも任意で受けることができます。ただ、65歳以上の高齢者に限っては予防接種法で定期接種に定められている部分がございます。といいますのは、やはり重症化のこととかがございますので、そもそも高齢者の方には努力義務はないのですが、できれば受けましょうというふうになっております。ほかの年代の方も毎年多くの方が受けていることは承知しておりますが、今般、新型コロナウイルス感染症の中で、新型コロナウイルス感染症にかかった高齢者の方は重症化のリスクが高いことがはっきり根拠が出ておりますので、やはり高齢者の方が優先になるのかなと思います。その他の年代の方は任意で受けていただくようになると思いますが、受ける受けない、それから、受ける順序ですけれども、これはあくまでも医師の判断、医療機関の判断だと思っております。厚生労働省から9月に通知が出て、10月1日から高齢者優先、それ以外の方は10月26日以降のような通知が出ましたが、あの通知にもあくまでも医療機関、主治医の判断、お医者様の判断と出ておりますので、そこは医療機関に委ねたいと思っております。以上です。 80 ◯議 長(橋本弘山) ほかに質疑ありませんか。7番 中嶋議員。 81 ◯7 番(中嶋 勝) 関連してインフルエンザのほうなのですけれども、例年ですと10月15日から、また、1月末でしたか。お尻も決まっていたかと思います。今回、10月1日からということで、西多摩医師会とのあれなのか。それとも、東京都からの指示なのか。その辺と、お尻はどうなのかというところです。それから、市内の病院・医院では当然いいのですが、市外で受けた方も西多摩全体でやっているというご説明があったので、その辺は可能かどうかというところを確認します。  それから、産業のほうの金額なのですけれども、第3号補正でそれぞれ出たものが増額ということで、先ほど件数も伺って、分かりました。まず、店舗・事業所の改修なのですが、市内・市外の事業者によって補助金の額も違ったと思います。10万円なのか、5万円なのかとか、それで今、そのときの見積りですと、市内で25件、市外で10件で300万円の予算を計上していて、そうすると合わせても30件で、今回は62件あるということで、このプラス300万円で足りるのかというところを懸念しておるのですが、前回もこれは足りないだろうということで、それは補正で賄うのかと言ったら、そういうことで今回のこの補正になったかと思うのですけれども、その辺の見積りの勘案を伺いたいと思います。 82 ◯議 長(橋本弘山) 健康課長。 83 ◯健康課長(大高淳子) お尋ねの接種期間でございます。中嶋議員のおっしゃるとおり、従前は10月15日から1月31日まででした。ただ今年、7月頃、西多摩医師会から、まだ東京都の補助の話がある前ですが、今年は新型コロナウイルス感染症との兼ね合いもあるので、今年は接種時期を早めていただけないかというご提案をいただきました。西多摩8市町村で検討しまして、では、それはお願いいたしますということで、今年度は10月1日から、お尻は1月31日、従前どおりになります。それから、接種医療機関ですが、市内の契約している医療機関と、西多摩8市町村で契約している医療機関であれば接種することができます。ちなみに、市内の医療機関につきましては、公式ウェブサイトに一覧を掲載させていただいております。西多摩8市町村、ほかの市外の医療機関につきましては、健康課、保健センターにお問い合わせいただければと思っております。以上です。 84 ◯議 長(橋本弘山) 産業振興課長。 85 ◯産業振興課長(宮田満裕) 店舗改修の支援事業助成金に関する市内・市外の内訳等と概要でございますけれども、第3号補正でお認めいただく際にもご説明いたしましたとおり、この事業について、市内の事業者を利用して設備改修や備品の購入をした場合については限度額10万円とし、市外の事業者より施工やら備品の購入等をした場合の限度額については5万円という形で執行してございます。現在、先ほど申し上げました、9月25日現在、62の事業者の皆様方からご申請していただいた内訳のうち、ご購入もしくは施工先が市内の事業者の案件については39件、198万8000円ほどになってございます。一方、市外につきましては33件、93万4000円となってございます。また、先ほど上限額をそれぞれ10万円、5万円とご説明いたしましたが、62の事業者の皆様方から、今、申請していただいている申請額が上限まで達していないものが多数見受けられます。1事業所1回の申請なので、引き続き何か施すような予定があれば併せてご申請することもご案内しているところですけれども、市内の事業者を使っても5万円前後の申請内容のものが多く見受けられる状況です。今回、300万円の増額を見込んでおりますが、30件以上の対応が可能かと捉えているところでございます。以上です。 86 ◯議 長(橋本弘山) 7番 中嶋議員。 87 ◯7 番(中嶋 勝) インフルエンザのほうは分かりました。ありがとうございます。  店舗のほうなのですけれども、例えば飲食店をイメージしますと、この対策をすることで東京都が示しているレインボーマークの基準には合致すると考えているのかどうかというところです。  それから、両方、ICTも店舗もそうなのですが、これもいつまでという期限が決まっている事業でしたか。どちらにしても、困って、その対策をしようという事業者がいて、期限までに申請ができなかったら仕方ないとしても、需要がある中で、もし予算がなくなったので終わりますというのは、ちょっと申請が遅くなっただけということであれば、その辺は何か対処してあげて、また補正を組むとか考えていただいたほうがいいのかなと思いますけれども、その辺のご見解をお伺いします。 88 ◯議 長(橋本弘山) 産業振興課長。 89 ◯産業振興課長(宮田満裕) まず、1点目の東京都が推奨しているレインボーマーク、虹のステッカーの対象ですけれども、あちらは東京都でウェブ上の申請で各事業所の皆様方が安全を確保する取組みを自己申告、チェックを施して、ダウンロードして、お店に掲示する流れになっております。今、羽村市で取り組んでいる店舗改修の事業を使って、それに対応する機器・装置を備えることには対応できていると思いますので、各事業所の皆様におかれましては、引き続き、安全に配慮した店舗の運営に取り組んでいただき、感染拡大を防いでいただくよう、お願いしたいと思っているところでございます。  一方、期限でございますが、店舗改修の事業につきましては、今年度新規に第3号補正でお認めいただいてスタートしているものですけれども、現在は対象の期間について、令和3年2月28日まで、2月末までに施工が完了している事業ということでスタートさせていただいております。一方、ICTにつきましては、年度当初から、昨年度からの引き続きの事業を拡充したものなので、予算措置している中での年度内の履行のものを対象とするという状況になってございます。今回も補正予算で対応させていただき、さらなる安全の確保に取り組みたいということで店舗改修は増額をお認めいただきたくお諮りしているところですが、今後の状況等を見極めた中での対応にはなろうかと思いますけれども、引き続き周知などにも努めますので、これ以上、感染拡大にならないような対応に繋がればと思っております。以上です。 90 ◯議 長(橋本弘山) ほかに質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 91 ◯議 長(橋本弘山) これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 92 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 93 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第82号の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 94 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  次に、日程第13、委員会提出議案第1号「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書」の件を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。総務委員会委員長、3番 高田和登議員。      [総務委員会委員長 高田和登 登壇] 95 ◯総務委員会委員長(高田和登) 委員会提出議案第1号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について、意見書の朗読をもってご説明いたします。  新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書(案)  新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。  記  1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その   際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確   保すること。  2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよ   う総額を確保すること。  3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措   置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応   すること。  4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政   策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急   性を厳格に判断すること。  5 とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、   土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置   は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応す   べきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年9月30日。東京都羽村市議会議長 橋本弘山。衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣あて。  以上、よろしくご審議のうえ、ご決定くださるようお願い申し上げます。 96 ◯議 長(橋本弘山) これをもって、提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 97 ◯議 長(橋本弘山) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 98 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、委員会提出議案第1号の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 99 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  次に、日程第14、「各常任委員会の閉会中の継続調査について」の件を議題といたします。  各常任委員会委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表に記載の事項について、次回定例会までの閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。本件については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 100 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり、次回定例会までの閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  次に、日程第15、「議会運営委員会の閉会中の継続調査について」の件を議題といたします。  議会運営委員会委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表に記載の事項について、次回定例会までの閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。本件については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 101 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり、次回定例会までの閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  次に、日程第16、「諸報告」を行います。  市長部局並びに議会関係の報告については、お手元に配付してあります諸報告書をもって報告にかえさせていただきたいと思いますので、ご了承願います。  以上をもちまして、本定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。  市長よりご挨拶を願います。並木市長。 102 ◯市 長(並木 心) それでは、議長のお許しをいただきまして、令和2年第5回羽村市議会定例会の閉会にあたり、一言ご挨拶をさせていただきます。  本定例会におきましては、決算認定案件7件、補正予算案件7件、余剰金処分案件1件、契約案件1件、人事案件2件、追加議案として補正予算案件1件、合わせて19件の議案を上程させていただきました。いずれも原案どおり承認・可決をいただきまして、誠にありがとうございました。また、ただいまは地方財源確保のための意見書を国に上げていただきまして、誠にありがとうございました。感謝申し上げます。今議会を通じて皆様方からいただきました貴重なご意見・ご提案につきましては、これを市政運営の中に活かしていきたいと思っておりますので、どうもありがとうございました。  さて、新型コロナウイルス感染症の案件が今回の議会でもたくさん出ましたけれども、まだまだ昨日、世界で100万人の方の死者ということでございます。そういう意味では日本国、そして東京都、あるいは羽村市。そういうものを超えたところとして、この命を何としても守らなければいけない闘いは続いていくと認識しているところでございます。行政、そして議会の皆様、市民の皆様のご理解をいただいて、今の状態から増えていかないための施策を皆様と共に打っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  また、国政では菅内閣が誕生して、議案とか、いろいろ行革、そしてデジタル化。そういう意味では、今まで基礎的な自治体が抱えた課題となっていたものについて、国から、あるいは東京都も併せていろいろな課題が地方に下りてくる。こういう時代感覚を持つ必要があるのではないかと認識しているところでございます。取組みについては、議会の皆様ともよく協議させていただきながら、羽村市に合った、身の丈に合ったものについて積極的に取り込むような姿勢を打ち出していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  今、秋から初冬にかけては一番すばらしい季節でございます。新型コロナウイルス感染症の関係でそうした季節を味わう機会が本当にないわけでございますが、それらを考えたうえで、議員の皆様方にとりましてはすばらしい効率的な議会活動を展開していただきますようにお願い申し上げさせていただきたいと存じます。
     なお1件、前市長でございました井上篤太郎氏の急逝の報に接したところでございます。町議会議員から町長、そして市長と、長年にわたって羽村市政運営のために最大のご貢献をいただいた方でございます。そのご尽力に対して心から感謝を申し上げさせていただきたいと思います。こういう情勢ですので、ご葬儀につきましては限られた形でしたいというご意向を聞いておりますけれども、私といたしましては、本当に市民の皆様を代表して弔意を示させていただきたい。こういう申し出をしているところでございます。よろしくお願い申し上げさせていただきたいと存じます。  以上で、閉会にあたっての挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 103 ◯議 長(橋本弘山) 以上で、市長の挨拶は終了いたしました。  これにて、令和2年(2020年)第5回羽村市議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。                                  午前11時46分 閉議・閉会    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       令和2年9月30日                    羽村市議会議長   橋  本   弘  山                    羽村市議会議員   門  間   淑  子                    羽村市議会議員   秋  山   義  徳 Copyright © Hamura City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...