羽村市議会 2020-03-26
令和2年第2回定例会(第5号) 本文 2020-03-26
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開議
◯議 長(橋本弘山) おはようございます。
ただいまの出席議員は18人です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
この際、
議会運営委員会委員長、6番 冨松 崇議員から報告願います。
[
議会運営委員会委員長 冨松 崇 登壇]
2
◯議会運営委員会委員長(冨松 崇) おはようございます。
去る3月23日午前8時45分より開催いたしました、第5
回議会運営委員会の協議結果について報告いたします。
追加の市長提出議案4件の取扱い及び審議日程案の変更について協議いたしました。追加の市長提出議案4件については、委員会付託を省略し、当日議決とすることが妥当であるとの結論でありました。審議日程案につきましては、追加の市長提出議案並びに各常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の継続調査の件を、従前の審議日程案に追加変更し、差し替え分その3の審議日程案を目標に努力することを確認いたしました。
以上、簡単ではありますが、本委員会に諮問されました事項につきましての協議結果の報告といたします。
3 ◯議 長(橋本弘山)
議会運営委員会委員長の報告は以上のとおりです。
本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程(第5号)のとおりです。
日程第1、2陳情第1号「請願権条例の制定を求める件」から、日程第4、議案第25号「羽村市いじめ問題再
調査委員会条例」までの4件を一括議題といたします。
この際、
総務委員会委員長、3番 高田和登議員から報告願います。
[
総務委員会委員長 高田和登 登壇]
4
◯総務委員会委員長(高田和登) おはようございます。
総務委員会の審査結果について報告いたします。
令和2年3月3日の本会議において総務委員会に付託された、2陳情第1号、2陳情第2号、議案第24号及び議案第25号について、令和2年3月11日に、理事者並びに担当職員の出席を求め審査いたしました。
2陳情第1号「請願権条例の制定を求める件」については、不採択とすべき討論があり、採決の結果、全会一致で、不採択とすべきものと決定いたしました。
2陳情第2号「
空手道競技用備品に関する陳情書」については、趣旨採択とすべき討論と不採択とすべき討論があり、まず、趣旨採択について採決した結果、趣旨採択が否決され、その後、新たな討論はなく、採決の結果、全会一致で、不採択とすべきものと決定いたしました。
議案第24号「羽村市
教育委員会いじめ問題調査委員会条例」及び議案第25号「羽村市いじめ問題再
調査委員会条例」については、反対、賛成の討論は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、総務委員会の審査結果の報告といたします。
5 ◯議 長(橋本弘山) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。
これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
6 ◯議 長(橋本弘山) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。
これより、2陳情第1号「請願権条例の制定を求める件」の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
7 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、2陳情第1号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、不採択です。
お諮りいたします。本件は、採択とすることに賛成の方の起立を求めます。
[起立なし]
8 ◯議 長(橋本弘山) 起立なしと認めます。よって、本件は不採択と決定いたしました。
これより、2陳情第2号「
空手道競技用備品に関する陳情書」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
9 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、2陳情第2号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、不採択です。
お諮りいたします。本件は、採択とすることに賛成の方の起立を求めます。
[起立なし]
10 ◯議 長(橋本弘山) 起立なしと認めます。よって、本件は不採択と決定いたしました。
これより、議案第24号「羽村市
教育委員会いじめ問題調査委員会条例」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
11 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第24号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
12 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
これより、議案第25号「羽村市いじめ問題再
調査委員会条例」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
13 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第25号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
14 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
次に、日程第5、議案第26号「羽村市
電気自動車用急速充電器管理運営条例」の件を議題といたします。
この際、
厚生委員会委員長、10番 大塚あかね議員から報告願います。
[
厚生委員会委員長 大塚あかね 登壇]
15
◯厚生委員会委員長(大塚あかね) 厚生委員会の審査結果について報告いたします。
令和2年3月3日の本会議において厚生委員会に付託された、議案第26号「羽村市
電気自動車用急速充電器管理運営条例」について、令和2年3月11日に、理事者並びに担当職員の出席を求め審査いたしましたところ、反対、賛成の討論は特になく、採決の結果、全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、厚生委員会の審査結果の報告といたします。
16 ◯議 長(橋本弘山) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。
これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
17 ◯議 長(橋本弘山) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
18 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第26号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
19 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
この際、日程第6、議案第2号「令和2年度羽村市一般会計予算」から、日程第12、議案第8号「令和2年度羽村市
下水道事業会計予算」までの7件を一括議題といたします。
この際、
一般会計等予算審査特別委員会委員長、18番 門間淑子議員から報告願います。
[
一般会計等予算審査特別委員会委員長 門間淑子 登壇]
20
◯一般会計等予算審査特別委員会委員長(門間淑子)
一般会計等予算審査特別委員会における審査結果についてご報告いたします。
本委員会に付託された案件は、令和2年度一般会計予算のほか、4つの特別会計予算、並びに、2つの
公営企業会計予算です。厳しい行財政運営を強いられている時期の、極めて重要な予算審査であり、各会計の審査は、2日間の限られた日程の中、終始熱心に続けられ、滞りなく終了することができました。副委員長をはじめ、委員並びに関係各位に対しまして、深く感謝申し上げます。それでは、審査結果について報告いたします。
議案第2号「令和2年度羽村市一般会計予算」及び、議案第3号「令和2年度羽村市
国民健康保険事業会計予算」については、反対、賛成の討論があり、採決の結果、いずれも賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第4号「令和2年度羽村市
後期高齢者医療会計予算」及び、議案第5号「令和2年度羽村市
介護保険事業会計予算」については、反対、賛成の討論は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第6号「令和2年度羽村市
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業会計予算」については、反対、賛成の討論があり、採決の結果、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第7号「令和2年度羽村市
水道事業会計予算」及び、議案第8号「令和2年度羽村市
下水道事業会計予算」についは、反対、賛成の討論は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
一般会計等予算審査特別委員会の審査結果の報告といたします。
21 ◯議 長(橋本弘山) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。
これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
22 ◯議 長(橋本弘山) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。
これより、議案第2号「令和2年度羽村市一般会計予算」の件の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。9番 鈴木拓也議員。
23 ◯9 番(鈴木拓也) 議案第2号「令和2年度羽村市一般会計予算」への反対の討論を行います。
法人からの税収が51パーセントも減るなど厳しい財政の見通しのもと、様々な市民サービスを削る予算案となりました。町内会助成金は20パーセントカット、
小・中学校修学旅行移動教室の補助金は10パーセントから20パーセントのカット、敬老金は予算を半減、
市民活動広報紙きずなの発行は年6回から4回に、
コミュニティセンターの休館日は年間約18日から約58日に増やす、図書館の書籍、雑誌の購入費は10パーセントの減、1館当たり年間僅か16万円ほどだった3つの児童館の消耗品費を2万円ずつ削る、公園トイレの清掃回数を週3回から2回に減らす、がたがた道が目立つ道路改修計画は先送り、子どもたちが待望している流れるプールは閉鎖のままなどであります。また、補助金・助成金の削減について関係者に説明したということでしたが、市民から納得の声は聞かれていないことや、三矢会館、羽村駅西口、小作の3か所の
市役所連絡所閉鎖についての説明会も行わないなど、
市民サービス削減についての市民への説明が全く不十分であることも明らかになりました。その一方で、多くの市民から見直しをの声が上がっている、羽村駅
西口土地区画整理事業には99パーセント増しの18億5000万円余もの予算をつけ、市民に賛否両論あるこの事業を推進するために活動している権利者の会には20万円の補助金を交付することにしております。市民の声を聞くことなく、市民サービスを次々と削減する一方、羽村駅
西口土地区画整理事業を聖域化し予算を倍加するという、税金をどこに優先的に回すのかの順番が完全に間違っている本予算案を認めることはできません。羽村駅西口を広くて真っ直ぐな道路のまちへと作り変え、上下水道などのインフラも作り直し、住民に住宅の建替えを強いる区画整理によるまちづくりは断念し、現在の道路を活かしたお金のかかり過ぎない住民負担が少ないまちづくりへと転換すれば、財政難のもとでも市民サービスを一歩いっぽ充実し、より暮らしやすい羽村市をつくっていくことができることを指摘をしまして、本予算案に反対する討論といたします。
24 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。16番 濱中俊男議員。
25 ◯16 番(濱中俊男) 令和かがやきを代表し、議案第2号「令和2年度羽村市一般会計予算」に賛成の立場から討論いたします。
一般会計の予算規模は、3年連続減額の220億600万円となっています。
歳入のうち、市民税法人分が5割強の、額にして4億4000万円減など厳しい財政状況が映し出される予算となりました。
地方消費税交付金の増額や市有地処分の財産収入等の増額もありますが、財政調整基金は残高が少なくなり、基金の活用も限界に近づいていると言わざるを得ないところで、国や東京都の補助金活用などさらなる財源確保が望まれるところです。
歳出につきましては、性質別歳出総額の35.3パーセントを占める扶助費が、施設等整備費、
障害福祉サービス費、生活保護費等の増額から前年度比9.2パーセント増となり、右肩上がりの伸びを示しています。赤ちゃんからお年寄りまでの市民の命と未来を守る重要な事業であると認識していますが、財政の硬直化は否めないところです。
ここで、新規及び
レベルアップ事業を見てみますと、
スポーツセンター第3
ホール畳入れ替えや
スイミングセンター天井等改修工事、防災行政無線(固定系)
デジタル化整備工事、
グリーントリム公園の整備、また、昨年の台風被害対策として防災非常用蓄電池や可
搬式大型排水ポンプ購入等の市民生活全般の向上のための諸施策が盛り込まれました。このように見てみると、限られた予算を効率的に運用していることが認められ住民福祉の向上に寄与する予算といえます。今回の予算審査は、
新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中行われました。この感染拡大は、我が国の国民生活や経済活動全般に大きな影響を被ることが危惧されています。そこで、今後の予算編成についても、税収減の圧力が増し、大規模な歳出抑制が求められてきています。大規模イベントである、はむら花と水まつり、はむら夏まつり、は
むらふるさと祭り、羽村市産業祭、市民体育祭等の縮小や統合、一時中止も含めた検討を至急実施することや、さらには羽村市自然休暇村、羽村市動物公園、羽村市
スイミングセンター等についても存廃も視野に入れた大胆な検討をして、財政のさらなる健全化に道筋をつける時期といえます。より質の高い市民サービスを継続的に提供できる体制づくりを期待し、本予算に賛成の立場からの討論といたします。
26 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。13番 山崎陽一議員。
27 ◯13 番(山崎陽一) 議案第2号「令和2年度羽村市一般会計予算」に反対します。理由は3点。
1 2020年度予算220億円は前年度比3億円の減少。一方で歳出は扶助費や
区画整理繰出金の増加
で非常に厳しいものとなりました。
経常収支比率予想は臨時財政対策債を入れた数値で102.9
パーセント。除くと105.2パーセント。100パーセント超えは全国で40自治体ほどしかなく、財
政の硬直化が止まりません。基金残高は2016年度の44億円が9億3485万円まで減少。来年度予
算も基金取り崩し7億5000万円と市債5億5000万円で編成。「市にとって危機的な状況」という
市長の会見記事が新聞に掲載されています。今後の財政フレームでも毎年2億円ずつ減り続け
ることが予想され、抜本的な対策が必要です。
2 歳入減、歳出増に対して行財政改革で全事業の点検・見直し、補助金減額などを進めましたが
結果的に市民サービスの低下に繋がりました。「ゆとろぎ」より使用料が安く、利用率も高いコ
ミュニティセンターは「施設の効率的運用のために月曜日は休館とします」という意味不明の
お知らせで、月曜日しか使えない利用者を締め出します。
運動施設利用料値上げなどが受益者
負担や行財政改革の名のもとに進められるのは、住民福祉の増進という自治体の基本理念に反
した施策であり認められません。市長は所信表明演説で「困難な状況に立ち向かうにあたって
私自身、先頭に立ち、市政の舵取りに全力で取り組む決意」と述べておりますが公共経営の視
点で考えても、この数年、住民活動は衰退しており、市内活性化の兆しは見えてきません。
3 原因の一つが最重要施策に掲げる羽村駅
西口土地区画整理事業です。広い道路を造るため
1,000戸を取り壊しや移動する事業の、今後の市費負担は180億円で年間10億円にもなり財政危
機を招きます。よって
区画整理繰出金7億2526万円は認められません。また土地権利者の会への
補助金20万円は不要です。経済委員会の所管事項である都市整備に関する地権者への懇談要望
にも「話すことはない」と断ってきており、実質的な活動も不明です。
以上、2020年度一般会計予算に反対の理由です。
28 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。6番 冨松 崇議員。
29 ◯6 番(冨松 崇) 議案第2号「令和2年度羽村市一般会計予算」に、新政会を代表して、賛成の立場からの討論を行います。
令和2年度は、第五次
長期総合計画後期基本計画の4年目にあたり、市の将来像である「人が輝き みんなでつくる 安心と活力のまち はむら」の実現に向け、事業の進捗を検証し成果を見定めていく重要な年であります。一方、市の財政は厳しい局面にあり、行財政改革の取組みを引き続き強力に推し進め安定的な財政基盤を構築していくことが、第六次の長期総合計画の策定を見据えていく中で非常に重要な課題であると考えます。そうした中で、今回提案された予算案は、行政のスリム化に向けた全事務事業の点検・見直しの取組みをはじめ、積極的に行財政改革に取り組み、増大する財政需要に対して、予算規模を3年連続で縮小したものとなっております。
歳入に関して見てみると、市民税法人分については、米中貿易摩擦などの影響による世界経済の先行きが不透明なことを踏まえ、市内企業の業績の見通しや令和元年度の予定申告の状況等に加え、法人住民税法人税割の一部国税化の影響から大幅な減少を見込み、市税収入全体では、前年度と比較して3億5000万円あまりの大幅な減を見込まれており、現在の厳しい状況が反映されたものと捉えております。
歳出に関しては、こうした歳入の減に対応して抑制を図る必要があると考えますが、人件費や扶助費などの義務的経費が増加しているものの、物件費や補助費等を行財政改革の取組みの中で抑制し、普通建設事業についても重点化するなど歳出全体では大幅な抑制が図られています。一方、こうした厳しい予算編成の中でも、喫緊の課題である風水害対策などの防災関連の経費や子育て支援の経費、都市基盤整備などの経費については積極的に予算化し、将来を見据えたまちづくりへの対応を図られているものと捉えております。
市の財政は厳しい局面にありますが、さらに今後、
新型コロナウイルスによる影響が世界経済を減速させる可能性が高まっています。市民生活や市内経済にこうした影響がどこまで広がるのか懸念されるところですが、こうした状況に留意しつつ、持続可能な財政基盤の構築に向けて、引き続き、行財政改革に強力に取り組んでいただくことを強く要望し、本予算に賛成の立場からの討論といたします。
30 ◯議 長(橋本弘山) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。11番 西川美佐保議員。
31 ◯11 番(西川美佐保) 議案第2号「令和2年度羽村市一般会計予算」に、公明党を代表し、賛成の立場から討論を行わせていただきます。
令和2年度は、第五次
長期総合計画後期基本計画の4年目でありますが、引き続き、行政のスリム化に向けた全事業の点検・見直しを進めながら、歳出予算の総額を抑える取組み、事業費や補助金、助成金など前年度より一定率を減じていく予算となっております。前年にも増して大変厳しい財政運営が行われることが分かりました。市民税法人分が前年度比4億4657万円の減と、51.5パーセントもの減を見込んでいること、市債残高は減っているものの、財政調整基金も当初予算で4億1261万円、基金残高も令和2年度末で9億3486万円と、過去最低の大増減を見込んでおります。このように財政難が続く中で、さらに予算に見込まれていない
新型コロナウイルスの影響で、令和2年度もそれ以降も納税できなくなる市民の方も出てくるのではないかと予測され、市民の皆様に寄り添った相談体制、資金援助の情報提供等をしっかりと対応をお願いいたします。具体的には、次の4点にまとめ述べさせていただきます。
まず1点目、歳入では、財産収入として、小作台地区公共施設整備用地の売却による市有地処分金の計上で4億2728万円や返礼品を用いたふるさと納税を実施して300万円を見込むなど、少しでも歳入に繋げようとの市の姿勢が伺えます。これら収入増も予算化されているものの、市税、特に法人住民税法人割の一部国税化の影響などからの4億円以上の削減等を見込み、企業の法人税に頼る羽村市の財政運営を直撃する予算減額を見込まれております。歳入を増やす取組みは、未利用地の貸付けや公有財産の有効活用、公共施設の利用料については市外の利用に対する運用の厳格化など、踏み込まれていない部分がまだあると考えます。
2点目として歳出では、産後ケア事業の宿泊型を開始し、産婦の心身の回復や育児支援を図る産後ケア事業委託料の計上、育児支援ヘルパー派遣事業委託料、音楽教育の充実を図るため金管バンド楽器使用料、エコアクション・ポイント制度を含む環境配慮事業助成金、
グリーントリム公園の整備や防災関連の予算、また、小作駅への公衆喫煙所整備工事費等々、必要な施策や公明党の主張が数々反映された予算となっております。
3点目、今後の提案ですが、これまで私ども会派では、公会計制度と共に事業仕分けも訴えてまいりました。水上公園のプールのように壊れてからどうするのかを検討するのではなく、今後、事業そのものの見直しや、老朽化していく公共施設や公園施設など、全ての施設を対象として、どの手入れをし続けていき、どの施設の役目を終えるのか、統合するのかなど、一つひとつの方向性を決定し計画的に実行していく必要があります。費用対効果の見える化を進め、同時に、財政が豊かだったときから継続してきた施策の抜本的見直しと、さらなる行財政改革を進めていかなければなりません。
最後に4点目のまとめですが、そのためには市民の方の理解を得ていくことが重要であります。財政が厳しいことを理解したある町内会からは前向きな提案も出されておりました。いきなり20パーセントの予算の削減と聞いた方や水上公園プールの廃止を言われた方から戸惑いの声が出るのは当然であると思います。羽村市はこれまで情熱溢れる優秀な職員の皆様による行政運営がなされてまいりました。市民の方のポテンシャルも高い。だからこそ、将来の方向性を広く市民の方と共有して進むことが必要であり、強力な市長のリーダーシップのもと、縮小だけではなくどう充実させていくのかという縮充という考えも見据え、これまでの延長線上ではなく大胆な行財政改革をさらに前進させていただきたいと思います。同時に、今後、第六次の計画策定に向けてどのように市内経済の活性化を図り、若い世代に魅力溢れるまちとして何を発展させていくのか。羽村市の持つあらゆる可能性を探り、積極的な施策の展開へと繋げていくことも視野に入れ、令和2年度は着実な財政の再建へと築いていかれることを強く望み、本議案第2号に賛成の立場からの討論といたします。
32 ◯議 長(橋本弘山)他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
33 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、認定第2号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
34 ◯議 長(橋本弘山) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
これより、議案第3号「令和2年度羽村市
国民健康保険事業会計予算」の件の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。4番 浜中 順議員。
35 ◯4 番(浜中 順) 「令和2年度羽村市
国民健康保険事業会計予算」に反対の討論を行います。
負担が重過ぎると言われている国民健康保険税を、今回の改定で一層引き上げようとしています。両親40歳以上子ども2人の所得200万円の4人世帯では、保険税は28万8700円から30万400円に、1万1700円値上げされ、所得200万円の15パーセントに上ります。どう見ても負担が重過ぎると言わざるを得ません。行政の重要な役割の一つは、支払い可能な保険税で安心してかかれる医療を提供することです。市の一般会計からの繰入れをしっかり継続し、保険税は極力抑えるべきです。国保制度の在り方に関しては、国は膨張する軍事費を抑え、利益の上がっている企業や資産家から応分の税を求めることなどして、予算をしっかり回すべきです。都道府県知事会も国保税は高過ぎるとして、国に対して1兆円を補助すべきと要請をしています。よって、保険税の値上げを含む本予算には反対をいたします。以上です。
36 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。1番 秋山義徳議員。
37 ◯1 番(秋山義徳) 議案第3号「令和2年度羽村市
国民健康保険事業会計予算」に、新政会を代表し、委員長報告のとおり、賛成の立場から討論いたします。
国民健康保険については、大幅な制度改正を受け、平成30年度から都道府県を単位として運営されることになりました。これにより、財政運営の責任主体は区市町村から都道府県になり、制度運営全体の安定化が図られました。国や東京都は、これまで一般会計から法定外繰入れを行ってきた区市町村に対し、区市町村国保財政健全化計画の策定を求め、その計画に基づき、法定外繰入の削減、解消を図りながら、将来的には東京都における保険税負担の平準化を目指していくものとしております。今後、被保険者の高齢化がさらに進んでいき、医療技術の高度化等により医療給付費が増加することが見込まれます。一方で、その財源を支える現役世代の人口は減少し続けていく中で、現役世代の中には、社会保障制度に対して世代間の不公平を訴える声が増えているという報告もされております。令和2年度当初予算においては、保険税率の一定の引上げが盛り込まれていますが、保険者として税の収納強化をはじめ、医療給付の適正化、被保険者の健康づくりの促進等、積極的に取り組み、制度運営の健全化に努めており、国民健康保険制度を取り巻く環境を鑑みた場合、今回の保険税の引上げは必要最低限のものであると判断することができます。将来にわたり健全かつ安定的な制度運営を図っていくため、なお一層の健全化に努めていただくことを要望し、賛成の立場からの討論といたします。
38 ◯議 長(橋本弘山) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
39 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第3号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
40 ◯議 長(橋本弘山) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
これより、議案第4号「令和2年度羽村市
後期高齢者医療会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
41 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第4号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
42 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
これより、議案第5号「令和2年度羽村市
介護保険事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
43 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第5号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
44 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
これより、議案第6号「令和2年度羽村市
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業会計予算」の件の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。4番 浜中 順議員。
45 ◯4 番(浜中 順) 議案第6号「令和2年度羽村市
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業会計予算」に反対の討論をいたします。
新年度予算は、難病障害福祉手当や市役所連絡所の廃止、町内会・自治会、高齢者クラブへの助成金の廃止、道路の修繕費の遅れなど生活を支える予算をスリム化と称して、次々と削ろうとしています。その一方で、羽村駅西口区画整理には新年度は今年度の2倍近くの18億5000万円もの巨費を、内6億9000万円もの借金でつぎ込もうとしています。この莫大な予算は、43棟の移転補償費に使われ、全てが中断移転で、平均18か月もの仮住まいを強い、住民にとって重い負担となってしまいます。これから先、高齢化に伴う扶助費の増加や老朽化している道路や学校などの公共施設の改修、頻度を増す災害への対策費などこれまで以上の多くの歳出が確実に見込まれます。その中で、市民多くが反対している羽村駅西口区画整理への突出した偏った税金を今後17年間も使い続けることは財政状況を破綻の危機に招き、予算を使う順番を間違え、多くの市民には到底受け入れられません。よって、この予算には反対いたします。以上です。
46 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。5番 印南修太議員。
47 ◯5 番(印南修太) 議案第6号「令和2年度羽村市
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業会計予算」について、新政会として賛成の討論を行います。
新年度予算は多くの事業が減額される中で、前年度比98パーセント増の約18億5000万円となっておりますが、これは川崎地区をはじめ、工事中のエリアに暮らす市民が安心して暮らせる日常に戻るための極めて重要な予算だと考えます。ただし、新型ウイルスの影響などで、令和2年度以降の財政状況は、市制施行以来、最も厳しいものになると予測されます。この状況下においては、区画整理事業も他の事業と同様に可能な限り歳出を抑えて、羽村が1つになって乗り越えていくべきと考えます。そこで、以下の3点を要望します。
1)令和2年6月以降に想定を上回る財政不足になった場合は、可能な部分で市費負担の軽減を図
っていくこと。
2)令和3年度予算編成はさらに厳しいものになると考え、例えば道路維持保全に係る土木費など、
他の事業とのバランスをより考慮した区画整理予算にすること。
3)まちなみ60号にある、5年後、10年後に移転説明があるとされるAやGのエリアを今後どのよ
うにしていくのか。また、羽村駅西口駅前をどのようにしていくかなどを、例えば都市計画課
や産業振興課などが中心となって、市民が未来志向で活発に議論をできるような場をつくるこ
と。
以上の3点を要望し、新政会として賛成の討論といたします。
48 ◯議 長(橋本弘山) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。13番 山崎陽一議員。
49 ◯13 番(山崎陽一) 議案第6号「令和2年度羽村市
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業会計予算」に反対します。理由は3点。
1 広い道路を造るため総事業費436億円、市費負担255億円で1,000戸の家を取り壊しや移動する
西口区画整理は権利者だけでなく全市民1人当たり45万円の負担を強いるもので、市財政危機
の恐れがあります。基本工程で79年かかるという事業を大幅に短縮したことで、より事業費も
増大しています。
2 2020年度の事業費18億5000万円は前年度の倍額。市債が6億9000万円、一般会計繰出7億2500
万円。内基金が1億9500万円。これで西口基金残高は8000万円ほど。今後は不足分を借金で賄
うことになり、将来世代に多大な負担を強いることになります。
3 市長は「今年度末で100棟の建物等の移転を見込んでいる」と述べましたが、これは家屋を取
り壊させ、更地にさせる箇所数であり、仮換地先の使用開始は現在、26か所のみ。再築で居住
しているのは僅か13棟。多くの高齢の地権者が2度の引っ越しと仮住まいという不自由な生活
を強いられています。来年度は43棟の移転予定ということですが事業を認めない地権者もおり、
計画どおりには進みません。そのため中断移転がより長期化することから結果的にますます犠
牲者を増やすことになります。東京地方裁判所の「違法、取消判決」を受け入れて、控訴を取
り下げ、修復的なまちづくりへの転換を求めます。
以上、2020年度区画整理事業予算に反対します。
50 ◯議 長(橋本弘山) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
51 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第6号の件を起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
52 ◯議 長(橋本弘山) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
これより、議案第7号「令和2年度羽村市
水道事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
53 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第7号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
54 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
これより、議案第8号「令和2年度羽村市
下水道事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
55 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第8号の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
56 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
日程第13、議案第38号「令和元年度羽村市一般会計補正予算(第8号)」の件を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
57 ◯市 長(並木 心) それでは、議案第38号「令和元年度羽村市一般会計補正予算(第8号)」につきまして、ご説明いたします。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ3090万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ233億8930万円とするものであります。補正の内容ですが、
新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、国の緊急対応策を受け、国庫支出金を財源として、必要な対策を講じるための経費を計上させていただくものであります。細部につきましては、財務部長から説明いたしますので、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願いいたします。
58 ◯議 長(橋本弘山) 財務部長。
59 ◯財務部長(高橋 誠) それでは、議案第38号「令和元年度羽村市一般会計補正予算(第8号)」の細部についてご説明いたします。お手元の議案その5、一般会計補正予算書第8号をご覧ください。
2ページ、3ページをお開きください。第1表、歳入歳出予算補正ですが、補正の総額は歳入歳出共に3090万円で増額補正となります。
8ページ、9ページをお開きください。まず歳入についてですが、15款国庫支出金は3090万円の増額です。児童福祉施設等における
新型コロナウイルス感染症対策に係る補助金として、子ども・子育て支援交付金2140万円及び、保育対策総合支援事業費補助金950万円を計上いたしました。
次に10ページ、11ページをお開きください。次に歳出です。3款民生費は590万円の増額です。
新型コロナウイルス感染症対策に伴う小学校の臨時休業により、学童クラブの開設時間を拡大したことから、学童クラブ支援員等報酬を増額します。次に、4款衛生費は2500万円の増額です。
新型コロナウイルス感染症対策に要する経費について2500万円を増額いたします。まず、保健衛生用消耗品486万4000円については、学童クラブ、保健センター、子ども家庭支援センター、地域子育て支援拠点の児童館において、
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、アルコール消毒液、マスク、ハンドソープなどを購入するものです。次に、保健衛生用備品763万6000円については、学童クラブ、保健センター、地域子育て支援拠点の児童館において、空気清浄機などの
新型コロナウイルスの感染症対策用備品を購入するものです。次に、児童福祉施設等における
新型コロナウイルス感染症対策事業費補助金1250万円は、市内の認可保育園、幼保連携型認定こども園、家庭的保育、認証保育所等の児童福祉施設などにおいて感染拡大を防止するため、感染症対策用の備品や消耗品等の購入について、1園当たり50万円を上限として補助するものです。なお、これらの事業につきましては緊急を要しますことから迅速に対応してまいりますが、年度内に事業が完了できない場合は、事故繰越として翌年度へ繰り越し、速やかに実施していく考えであります。
以上で、議案第38号「令和元年度羽村市一般会計補正予算(第8号)」の細部説明とさせていただきます。
60 ◯議 長(橋本弘山) これをもって、提案理由並びに内容説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。9番 鈴木議員。
61 ◯9 番(鈴木拓也) 学童クラブのことでお聞きいたします。
新型コロナウイルスの影響で、急に長時間の開所になっているわけなのです。
1点目は、学童クラブが子どもでぎゅうぎゅう詰めになっていないか、登所状況がどうなっているかをお尋ねします。
2点目は、支援員さんは体制を十分に確保して配置ができているのかどうか。2点をお尋ねします。
62 ◯議 長(橋本弘山) 児童青少年課長。
63 ◯児童青少年課長(中島静樹) ただいま1点目の学童の登所の状況でございますが、このような形で、例年より3月に退所する児童数が大幅に増えました。例年の5倍です。コロナの関係または自宅で看護ができるという理由が主に退所された方が多い状況でございます。定員に対しまして現在の登録人員は概ね3分の1の状況でして、その3分の1の登録者に対し、実際登所している人数は45パーセントぐらいの状況でございます。
2点目の児童に対する支援の状況でございますが、急遽の話でありまして、本来であれば春休みから一日保育という形の職員のローテーションを組んでおったわけですが、すぐに対応ということで、3月2日から、学校の休業後対応ということで、当然、国基準、また、市の条例で支援を行う際の職員の体制の基準を設けておりますので、この基準はきちんとクリアした形で運営はしております。職員だけではなく、児童館が休館いたしましたので、急遽、児童館の職員を改めて学童クラブの補助員に任用したり、学校で行っております放課後子どもクラブの職員を、こちらも休所した関係で、改めて学童クラブの職員として任用し直し、全て基準内できちんと対応しております。
64 ◯議 長(橋本弘山) 9番 鈴木議員。
65 ◯9 番(鈴木拓也) 分かりました。
令和2年度にまたがる話になってしまうかもしれないのですが、4月以降、新入生などの学童クラブの登所は沢山来る可能性があると思うのです。そういったことを見越しまして、国も学校施設を開放すべきだ、利用すべきだという話が出ておりますが、このことに関して教育委員会ではどういったお考え、方針を持っていますでしょうか。
66 ◯議 長(橋本弘山) 生涯学習部長。
67 ◯生涯学習部長(伊藤文隆) まず、ただいま、児童青少年課長からお答えしましたとおり、まだ現段階では定員も余裕がある状況でございます。また従来より、羽村市の場合には学校とは別のところで保育をやっていくという方針に基づいて実施しておりますので、現段階では利用状況などを見ながら今後の検討課題ということになってくるかと思いますが、まずは現行の施設を活用してということになってくるかと思っております。
68 ◯議 長(橋本弘山) 9番 鈴木議員。
69 ◯9 番(鈴木拓也) そのことに関して定員内で収まっていればいいのですが、仮にそうならなかった場合には、これは躊躇なく学校も使うということをぜひ検討を深めて準備してほしいと思うのですが、いかがでしょうか。
70 ◯議 長(橋本弘山) 生涯学習部長。
71 ◯生涯学習部長(伊藤文隆) 状況を見ながら検討していくという形になってくるかと思います。
72 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。17番 水野議員。
73 ◯17 番(水野義裕) 両方にあるのですが、590万円はいつまでの費用、何人分。
それから、486万円は今の需要からして何日分、または何週間分もつつもりでやっているのか。
空気清浄機は何台入れるのか。その辺りを伺います。
74 ◯議 長(橋本弘山) 児童青少年課長。
75 ◯児童青少年課長(中島静樹) まず1点目の学童クラブ運営に関する費用の報酬に関する人数でございますが、3月2日から春休みの前までということですので3月25日まで。通常であれば、学校の放課後の運営ですから、1時もしくは2時からという形の運営で始まるわけですが、国の補助の基準を満たす場合は、午前中から開所したという形が要件になっております。本市におきましても3月3日からは一日保育という形で実施しておりますので、3月3日から3月25日までの16日間、市内全部で19支援数分、金額についてはローテーションの関係で、支援員という形と、それを補助する形の職員がいますので、その人数を掛けたもので人件費として590万円を見込んでいるものでございます。これは結果として、ローテーションまたは急遽職員が休み等の場合によって最終的な金額の変動はございます。
3点目の衛生備品の購入につきましては学童クラブで出しておりますが、学童クラブにおいては1支援に大型のものを設置しますと、今度は育成の部屋が手狭になったりいろいろな問題がありますので、要件を満たすようなものを1支援3基ずつ、19支援ありますので57基を購入するように見込んでございます。
76 ◯議 長(橋本弘山) 子育て相談課長。
77 ◯子育て相談課長(山本明子) 2点目の何日分くらいを見込んでいるかというご質問でしたが、こちらにつきましては、当面の間そのような消耗品が購入できるかどうかも含めて、予想できる範囲のもので計上してございます。何日分という想定ではございませんが、日数的には計上しておりませんが、入れる範囲で購入できるように考えております。
それから、3点目のご質問の空気清浄機につきましては、学童の他に児童館で子育てひろばを実施しておりまして、その3館分も計上してございます。保健センターの利用者支援のところでの面接等にも使えるように計4台を計上しております。以上です。
78 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。18番 門間議員。
79 ◯18 番(門間淑子) 今回の補正は、令和元年度の補正予算ですから年度内ということで対策費だと思います。新年度についてはまた別途出てくるのかなと思うのですが、今、健康課長からも空気清浄機についてちょっと説明がありましたが、財務部長もできるところから急いでということでしたが、空気清浄機の台数が結構多いのですが、年度内の設置は可能なのかどうか。年度を越しても予算内で対応して、これは結構急がれるものだと思うのですが、多分全国どこでも同じでしょうから、これは年度内に可能なのかどうかについてお尋ねします。他の1園当たり50万円相当の消耗品費ということですが、可決してからになりますけれども、どういう形で園に届いて利用されていくのかについてお尋ねします。
80 ◯議 長(橋本弘山) 子育て相談課長。
81 ◯子育て相談課長(山本明子) 今、門間議員は健康課長とおっしゃってくださいましたが、子育て相談課長としてお答えさせていただきます。子育て相談課で計上しました4台の空気清浄機につきましては、門間議員がおっしゃるとおり、今は受注生産がなかなか間に合わないというところで、業者に確認しますところ、入る見込みはなかなか立たないというお話ではありましたが、なるべく年度内に入れるような形で、数社お話をさせていただければなとは思っております。もし入らない場合につきましては、先ほどの財務部長の話にもあったとおり、事故繰越という形でできるだけ早く納入できるところで調整していきたいと考えております。
82 ◯議 長(橋本弘山) 子育て支援課長。
83 ◯子育て支援課長(吉岡泰孝) 2点目は、補助金の各園に対して50万円のところだと思いますので、こちらについてご回答させていただきます。こちらについては、補正予算の議決をいただきましたら、直ちに各園に周知をしましてヒアリングをさせていただきます。交付申請という形で申請をしていただいて、必要な用品に対する補助金という形で支給させていただいて、購入したら実績報告を出していただいて精算をしていくという形をとらせていただきます。以上です。
84 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。9番 鈴木議員。
85 ◯9 番(鈴木拓也) もう1点だけ。児童館用の備品の購入の計上をされていますが、児童館はいつから開ける予定にしているのかをお尋ねします。
86 ◯議 長(橋本弘山) 子ども家庭部長。
87 ◯子ども家庭部長(森谷 誠) 児童館の開館、それから、今、子ども家庭部では、放課後子ども教室の開園を見送っている形をとっております。こちらにつきまして、明日にまた対策本部会議がございますので、その中で決定をしていきたいと考えております。
88 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。7番 中嶋議員。
89 ◯7 番(中嶋 勝) 消毒液、マスク、ソープの件なのですが、買える分ということだったのですけれども、今ある在庫がどのくらいあるのかというところを押さえていればお聞きしたいと思います。
それから、
一般会計等予算審査特別委員会でもあったのですが、庁舎内全体的な在庫管理も今後必要ではないかということなのですけれども、その辺はどのように今後していくのか。
それから、1園に50万円ずつの件なのですが、これは利用者数に関わらず50万円ということで、これは国からの指示なのかどうかをお聞きします。
90 ◯議 長(橋本弘山) 福祉健康部長。
91 ◯福祉健康部長(粕谷昇司) まず、市のマスクの在庫の件でございますが、今回、
新型コロナウイルスの感染が広がり出す前の状況として、約10万枚のマスクがございました。そのうち、現在のところ、まず、市の事業等を中止する前のときに、事業にあたってのご来場する方への配布という部分で使った部分、それから、現在、市の窓口対応の職員での必要な部分で使っている部分、それから、緊急的な形で市内の医療機関等への配布にも使いまして、現状のところ、約5,000、6,000枚分は出ているところでございます。それ以外につきましても、東京都が緊急的な形で保育施設、障害者施設、高齢者施設等へ緊急な部分がございましたので、それにつきましてはそれぞれのところへいただいた部分を配布している状況でございますので、現状としては約9万枚の在庫はございますが、現状としてまだ市内の医療機関等について、東京等あるいは国が供給しているとは言うのですけれども、拠点病院などにしか届いていないということですので、今後もそうした形で必要なところへの供給を基本的にはしていきたいと考えてございます。それから、消毒液につきましては、当初、健康課でご用意してあったものを必要な施設へ供給して利用に供しているところでございますが、こちらも後にはなかなか入ってこないと。現状、マスクも発注はかけるのですが、業者で注文を受付けないという状況です。当然そこに入ってきていないのだとは思いますけれども、こちらについても引き続き、マスク、消毒液についても、必要な部分の確保に努めているところでございます。以上です。
92 ◯議 長(橋本弘山) 子育て支援課長。
93 ◯子育て支援課長(吉岡泰孝) 2点目の各園に対する補助金につきましては、園の定員等に関わらず1施設50万円を上限ということで国からは示されております。以上です。
94 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
95 ◯議 長(橋本弘山) これをもって、質疑を終了いたします。
お諮りいたします。本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
96 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
97 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第38号の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
98 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
しばらく休憩いたします。
午前11時12分 休憩
午前11時25分 再開
99 ◯議 長(橋本弘山) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
次に、日程第14、議案第39号「羽村駅自由通路拡幅等事業に関する業務委託契約の変更契約について」の件を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
100 ◯市 長(並木 心) 議案第39号「羽村駅自由通路拡幅等事業に関する業務委託契約の変更契約について」、ご説明いたします。
本案は、平成27年12月より東日本旅客鉄道株式会社八王子支社に委託している、青梅線羽村駅自由通路拡幅等事業について、本年3月31日をもって事業が完了するため、業務委託費の精算を行うもので、当初契約の契約金額10億1291万4000円を7億6114万9984円に変更し、変更契約を締結しようとするものであります。細部につきましては、都市建設部長から説明いたしますので、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願いいたします。
101 ◯議 長(橋本弘山) 都市建設部長。
102 ◯都市建設部長(細谷文雄) それでは、議案第39号「羽村駅自由通路拡幅等事業に関する業務委託契約の変更契約について」の細部について説明させていただきます。お手元の議案第39号資料をご覧ください。
1と2に記載がありますように、羽村駅自由通路拡幅等事業に関する業務委託につきましては、契約の相手方を東日本旅客鉄道株式会社、契約金額は10億1291万4000円、委託期間については平成27年12月17日から令和2年3月31日までとしております。3の変更理由と変更内容についてですが、契約期間満了による業務委託費の精算に伴い、契約委託金額を10億1291万4000円から7億6114万9984円に変更し、2億5176万4016円を減額しようとするもので、今回の議案としての変更契約につきましては、ここに記載の委託金額を変更しようとするものであります。4の財源内訳については、国庫補助金と東京都補助金を充当しておりまして、全体事業費の減額により市の一般財源もここに記載のとおり、1億2155万2984円と減額となっております。
2ページ目の羽村駅自由通路拡幅等事業計画事業費の内訳をご覧ください。この表は、平成27年度の事業計画当初から、年度別の事業費の内訳が工事の進捗等によりどのように変わってきたのかを示した表となっております。事業開始の平成27年度から平成30年度までの予算や補正予算の内容については、これまでの予算審査の段階においてその都度説明をさせていただいておりますので、ここでは、最終年度となります令和元年度の変更内容と全体の事業費について説明をさせていただきます。中央部のグレーの網掛けのところをご覧ください。令和元年度の当初予算では、東口の階段改修工事と、そのための支障物の移転工事などの経費として3億6862万2000円を計上しておりましたが、業務委託費の精算を行った結果、2億9874万3000円となり、6987万9000円の減額となりました。減額の内容については、その下の表、令和元年度予算減額の主な理由に記載がありますように、東口階段改修工事につきましては、既存階段の解体に際して、当初計画に対して階段の鉄骨及び基礎コンクリート解体が少なくなったことにより施工費が減額できたこと、また、自由通路及び東口階段改良に伴う支障物移転工事につきましては、電気設備の改修に関して、施工方法等の変更により施工費が削減できたためであります。この結果、最終的な事業費としましては、一番下の全体事業費の決算状況に示しておりまして、下から2つ目の表については、平成27年度から令和元年度までに実際に支出した額を決算額及び決算見込額として記載しております。また、一番下の表につきましては、当初協定と最終事業費の増減を示した表となっております。したがいまして、上の表の年度ごとの予算額や補正予算額とは異なっております。一番下の表をご覧ください。本契約とは別事業で進めておりましたKioskの店舗移転費については4122万355円の減額となっております。また、本協定である自由通路拡幅費については2億5176万4016円の減額となり、トータルの事業費としましては2億9298万4371円の減額となりました。
3ページ目には施工前と施工後の写真を載せておりますので参考にご覧いただきたいと思います。
最後になりますが、本事業につきましては羽村駅の安全性や利便性の向上だけではなく、羽村市のイメージアップにも繋がったものと考えております。事業開始の以前から市議会をはじめ、駅利用の皆様にご理解とご協力をいただき誠にありがとうございました。
以上で、「羽村駅自由通路拡幅等事業に関する業務委託契約の変更契約について」の細部説明とさせていただきます。
103 ◯議 長(橋本弘山) これをもって、提案理由並びに内容説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
104 ◯議 長(橋本弘山) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。
お諮りいたします。本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
105 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
106 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第39号の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
107 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。
この際、日程第15、議案第40号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約の変更契約について」及び、日程第16、議案第41号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」の2件を一括議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
108 ◯市 長(並木 心) それでは、一括議題となりました、議案第40号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約の変更契約について」及び議案第41号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」の2議案につきまして、ご説明いたします。
まず、議案第40号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約の変更契約について」ご説明いたします。
本案は、平成30年3月より公益財団法人東京都都市づくり公社に委託しております「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約」が、令和2年3月31日をもって期間が満了となりますので、業務委託費の精算に伴い、当初契約における契約金額20億8610万円を19億2021万1617円に変更し、変更契約を締結しようとするものであります。
次に、議案第41号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」ご説明いたします。
本案は、
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業につきまして、新たに委託期間を令和2年度から令和5年度までとする業務を委託しようとするものであります。契約の方法は随意契約で、契約金額は78億5720万円、契約の相手方は東京都八王子市子安町四丁目7番1号、公益財団法人東京都都市づくり公社理事長大原正行氏、委託期間は令和2年4月1日から令和6年3月31日までであります。委託の内容ですが、
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業における、施工地区42.4ヘクタールの調査設計、移転補償、及び工事等を行うものであります。細部につきましては、区画整理部長から説明いたしますので、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願いいたします。
109 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理部長。
110 ◯区画整理部長(石川直人) それでは、議案第40号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約の変更契約について」の細部につきましてご説明いたします。議案第40号資料をご覧ください。
まず、1の契約件名は、
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託変更契約であります。次に、2の既契約内容についてですが、本契約は羽村駅
西口土地区画整理事業に関する調査設計、移転補償及び工事等の業務に関し、公益財団法人東京都都市づくり公社に委託しているもので、平成30年第1回羽村市議会定例会において議会のご承認をいただき、議決日であります平成30年3月26日付をもって契約を締結しております。契約金額は20億8610万円で、委託期間を平成30年4月1日から令和2年3月31日までの2か年としております。次に、3の変更理由、変更内容についてですが、業務委託契約の契約期間満了に伴う業務委託費の精算により、既契約額20億8610万円を変更契約額19億2021万1617円に変更するものであります。
続きまして2ページをご覧ください。4の委託金額の内訳についてですが、こちらの表は、現在の既契約額と変更する契約額等を併記し、差引額を示したものとなっております。表の一番左側に表記しておりますとおり、上段が事務事業費、下段が工事費の内訳となっております。まず、表の中段やや下の、事務事業費計についてですが、契約金額が既契約額が4億1408万3350円、変更契約額が4億133万3320円で、差引き1275万30円の減額となりました。減額の要因につきましては、平成30年度に執行しました土地区画整理審議会委員選挙の委託事務の一部を市の職員が直接行ったことに伴う準備費の減、また、川崎一丁目エリアの周知の埋蔵文化財包蔵地において予定していた発掘調査が試掘調査による対応となったことに伴う調査設計費の減、その他の事務事業費を含めた増減を相殺した結果、事務事業費が減額となったものであります。次に、工事費の合計につきましては、既契約額が16億7201万6650円、変更契約額が15億1887万8297円で、差引き1億5313万8353円の減額となりました。減額の要因についてですが、まず下段の保証金につきましては、当初契約において予定しておりました建物移転棟数に対して、2棟減少の移転実績に伴い移転補償費が減となったこと。また、区画道路と整地費につきましては、移転補償費と同様に予定していた建物移転棟数の2棟減少の実績や埋蔵文化財調査において発掘の調査期間を延長したことなどに伴い、予定していた道路整備並びに整地工事の一部を令和2年度の工事へ送ったことにより、これらの工事費が減額となったものであります。以上が、委託金額の内訳となっております。
続きまして、3ページをご覧ください。5の支出内訳についてですが、この表は、委託費の支出区分をお示ししたものであります。本契約において、土地区画整理事業を公益財団法人東京都都市づくり公社へ委託する場合、東京都から直接、受託者である都市づくり公社に対して、事業費の一部を東京都交付金として交付する仕組みとなっており、市と都市づくり公社とが締結する契約においては、東京都交付金を含めた契約金額となっておりますので、委託費の支出区分について分かりやすくお示しするため表に整理したものであります。まず、表の上段から委託費として、契約金額(A)につきましては、既契約額20億8610万円に対して、本年3月末での委託実績として、変更契約額を19億2021万1617円とするもので、既契約額と比較して1億6588万8383円の減額となっております。このうち、都市づくり公社に直接交付される東京都交付金(B)は、既契約額6億560万円を変更契約額6億4060万円とするもので、既契約額と比較して3500万円の増額となっております。次に下段ですが、委託費(A)から東京都交付金(B)を差し引いた西口会計支出額(C)につきましては、
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西口土地区画整理事業会計から都市づくり公社へ支出する額となりますが、既契約額が14億8050万円を変更契約額12億7961万1617円とするもので、既契約額と比較して2億88万8383円の減額となっております。
ご説明は以上となりますが、本事業によりこれまでに執行してきました建物等の移転や区画道路の整備工事につきましては、関係する皆様方のご協力によりまして、概ね予定どおりに進展が図られていることを申し添えさせていただきまして、
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西口土地区画整理事業に関する業務委託契約の変更契約についての細部説明とさせていただきます。
続きまして、議案第41号「
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西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」の細部につきましてご説明をいたします。議案第41号資料をご覧いただきたいと思います。
まず、1の契約件名ですが、
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西口土地区画整理事業に関する業務委託契約で、2の契約金額につきましては、消費税を含めた総額として78億5720万円とするものであります。なお、金額の内訳につきましては、後ほど別紙においてご説明をさせていただきます。次に、3の契約の方法及び契約の相手方につきましては、地方自治法第234条第2項の規定に基づき、契約の方法を随意契約とし、これまでの契約の相手方と同様に、公益財団法人東京都都市づくり公社へ委託しようとするものであります。随意契約の理由についてですが、羽村市は、都市づくり公社設立の際の出捐団体として、設立に関する協定並びに土地区画整理事業の業務委託に関する協定により、受託並びに委託に関する基本協定を取り交わしていること、また、これまで公社が施行した当市をはじめ、他の自治体における受注実績や事業経験を評価できること、さらには、現在取り組んでおります関係権利者の皆様との移転協議や区画道路の整備など、事業の継続性などの面からも、随意契約として委託することの妥当性を判断したものであります。次に、4の委託期間につきましては、令和2年4月1日から令和6年3月31日までの4か年としております。次に、5の委託内容についてですが、本事業の土地区画整理事業施行地区42.4ヘクタールにおける調査設計、建物等の移転補償及び工事等を委託するものであります。細部につきましては、後ほど、事業費の内訳と合わせてご説明をさせていただきます。次に、6の支出科目等についてですが、本業務委託契約における契約議案の上程にあたりましては、本議会定例会において、議案第31号「令和元年度羽村市
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西口土地区画整理事業会計補正予算(第3号)」において、債務負担行為の設定について議決をいただき、業務委託契約に係る限度額及び期間等を設定させていただいたところであります。このことを前提としまして、業務委託費を各年度における
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西口土地区画整理事業会計に計上いたしまして支出するものでございます。次に、7の財源内訳についてですが、本業務委託費の財源といたしましては、東京都交付金が17億8100万円、国庫補助金が14億1300万円、東京都補助金が6億5800万円、地方債が23億8000万円、一般財源は16億2520万円を見込んでおります。
続きまして、2ページをご覧ください。こちらの表は、業務委託における上段の事務事業費と下段の工事費に区分し、それぞれの金額をお示ししたものであります。まず、事務事業費における1の計画業務につきましては、国・都の補助金並びに東京都交付金を建物移転補償費などに充当するため、補助金・交付金の申請業務などの費用として2167万8760円を計上しております。次に、2の換地業務についてですが、土地区画整理審議会に関連する事務、仮換地の指定通知の作成事務などの費用として2457万6970円を計上しております。次に、3の補償業務についてですが、建物や工作物等の調査及び積算、移転協議等に係る業務の費用として1億9488万5040円を計上しております。次に、4の工事業務についてですが、区画道路の整備工事や換地先となる宅地の整地工事などの設計及び監督業務の費用として7355万1870円を計上しております。続いて、5の調査設計の設計施工管理業務につきましては、埋蔵文化財調査や地質調査、画地測量等の設計及び施工管理業務の費用として2622万1900円を計上しております。そして、これらの経費、人件費の小計3億4091万4540円に諸経費と消費税を加えた事務費計として7億1251万1386円を計上しております。最後に、6の調査設計費として、埋蔵文化財調査や地盤調査等の費用3億7375万2440円を加えた事務事業費計として10億8626万3826円を計上いたしました。なお、1人当たりの事務費の単価は、東京都の労務単価を基準に各自治体における共通の単価としているものでありまして、都市づくり公社へ委託する各自治体とも1人当たり3万7300円により算定しております。次に、下段の工事費についてですが、まず、7の幹線道路費につきましては、都市計画道路の一部の整備費として7406万円を計上しております。次に、8の区画道路費につきましては、区画道路の整備費等として1億5878万円を計上しております。次に、9の雨水流出抑制施設費につきましては、区画道路の整備に合わせました雨水浸透施設の布設工事費等の布設工事等の費用として9932万円を計上しております。次に、10の整地費につきましては、権利者の換地先の整地工事等の費用として4億5408万円を計上しております。次に、11の工事雑費につきましては、区画道路の整備に合わせた雨水本管及び汚水管の布設費、各種工事の附帯工事費並びに架設工事費等として2億4314万円を計上しております。最後に、12の補償金として、川崎一丁目及び羽村大橋周辺における建物及び工作物等の移転補償に係る費用57億4155万6174円を計上し、これを加えた工事費計を67億7093万6174円としております。これらの事務事業費計と工事費計を合わせました、下段に記載の事業費計78億5720万円を業務委託費として計上しているものであります。
続きまして、移転及び工事の概要について、図面によりご説明をさせていただきます。3ページにあります整備範囲と整備概要をご覧ください。こちらの図面は、令和2年度から令和5年度までの4か年の川崎一丁目及び羽村大橋周辺における事業概要をお示ししたものとなっております。まず、図面右側の新奥多摩街道に重なります中央部の波線より上側の部分、水色でお示しした範囲となりますが、波線の枠内に記載しておりますとおり、川崎一丁目周辺の整備といたしまして、引き続き、都市計画道路3・4・12号線の早期整備に向けた用地の確保と権利者の方々の換地先となる宅地の整備を進め、建物等の移転を中心に区画道路の整備工事、宅地の整地工事並びに建物等の補償調査を実施してまいります。次に、新奥多摩街道に重なる中央部の波線より下側で水色でお示しした範囲となりますが、同じく波線の枠内に記載しておりますとおり、羽村大橋周辺の整備といたしまして、川崎一丁目周辺の整備と同様に、都市計画道路3・4・12号線の早期整備に向けた用地の確保と平面部における一部の道路整備、また、建物等の移転を中心に区画道路の整備工事、宅地の整地工事並びに建物等の補償調査、埋蔵文化財調査などを実施していく計画としております。
以上で、
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西口土地区画整理事業に関する業務委託契約についての細部の説明とさせていただきます。
111 ◯議 長(橋本弘山) これをもって、提案理由並びに内容説明は終わりました。
しばらく休憩いたします。
午前11時53分 休憩
午後1時00分 再開
112 ◯議 長(橋本弘山) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
これより議案第40号及び第41号の質疑に入ります。質疑ありませんか。13番 山崎議員。
113 ◯13 番(山崎陽一) 両方一緒に質疑してしまっていいですか、それとも分けてやりますか。
114 ◯議 長(橋本弘山) どちらかと言っていただいて分けて質問していただいたほうがいいと思います。
115 ◯13 番(山崎陽一) まず、議案第40号を伺います。
先ほど議案説明があって、増加の部分は移転補償の業務が2482万円増になったと。減ったのは移転補償で埋蔵文化財の関係、それから、2棟移転が進まずそれに関する道路工事ということでした。まず、その増えたほうですが、これは途中で第2回変更から第3回変更に変わっているわけで、そういった中で移転戸数が増えたのか、何棟から何棟に増えたのか。それから、移転補償調査件数も増えてきていると思うのですが、この件数を教えてください。それから、補償で2棟移転できなかったということは、この2棟は、道路関係は次の年度に回したことになるのかをお答えください。
116 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
117 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 事業計画変更に伴いましての移転棟数、調査等数の増減ということでございますが、今回の昨年5月の事業計画変更に伴いまして、平成30年度、令和元年度の移転棟数については、当初契約時の50棟ということで変更はございませんで、実績といたしましては、先ほども区画整理部長からもご説明がありましたように、2棟減の48棟という2か年の実績見込みとなっております。それから、調査棟数につきましては、現行の事業計画に伴いまして令和2年度以降の移転範囲を拡大しておりますことから、調査棟数が増加しております。具体的には、当初2か年の調査棟数を44棟で見込んでおりましたが、2か年の実績見込みでは43棟の増の87棟となっております。
2点目の今年度できなかった道路工事でございますが、こちらは先ほど来、埋蔵文化財調査、羽村大橋周辺で今年度行っておりましたが、遺構・遺物がかなり出土しておりまして調査時間に時間を要しましたことから、今回、区画道路の整備と宅地造成工事の一部を令和2年度に実施する予定としてございます。以上でございます。
118 ◯議 長(橋本弘山) 13番 山崎議員。
119 ◯13 番(山崎陽一) そうすると、43棟補償調査が増えたと。その額が2482万円ということでいいのかな。単純計算すると、まず50万円近くが1棟当たりにかかるということですね。当然そのためには職員を増やさなければいけないのだけれども、実際にこれを調査したのは誰か。公社の職員なのか。公社の職員だったら公社の職員が何人増えたのか、あるいはそうではないのか。1棟当たりの額とその人員のことをお願いします。
120 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
121 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) まず1点目の建物補償調査を誰が調査したかにつきましては、都市づくり公社に外部委託をしておりますが、そこからアウトソーシングで専門業者が調査を行ってございます。人数につきましては把握してございませんが、外部のアウトソーシングにより調査を行ってございます。それから、1棟当たりの積算ということでございますが、1棟当たりの金額につきましては、建物の構造または規模によって異なってまいりますので、木造の建物で100平方メートルと仮定した場合の金額で申し上げますと、1棟当たり約28万円と試算しております。以上でございます。
122 ◯議 長(橋本弘山) 13番 山崎議員。
123 ◯13 番(山崎陽一) そうすると、単純計算だと28万円で2482万円というのは合わないのだけれども、その合わない部分はどう考えたらいいかということ。それから、これはアウトソーシングということですが、要するに外部ですね。外部に委託したと。公社への移転というのは外部、つまり実際の工事なんかは外部委託でこれは事業の諸経費には入らないのですね。諸経費というのは、区画整理に関して委託した公社の職員がやっている部分は諸経費として1億円使えば9000万円プラスアルファで払わなければいけないという諸経費になるのだけれども、このアウトソーシングの部分は諸経費には入らないと考えていいのでしょうか。
124 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
125 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) まず1点目の1件当たりの調査の額でございますが、今お答えしたのは令和2年度以降の積算による1棟当たりの調査額でお答えさせていただきました。もう1点、外部委託の諸経費ということですが、今回業務委託している中に調査事務費がありますけれども、その中から諸経費としてアウトソーシングしている業者に支払えるということで認識しております。以上です。
126 ◯議 長(橋本弘山) 13番 山崎議員。
127 ◯13 番(山崎陽一) 今の答弁の意味がよくわからないのですけれども、43棟増えたと。それによって2482万円になるということになるとどうも計算が合わない。その合わない部分は何の費用だったのかということと、要するに埋蔵文化財の調査であり実際の工事である部分は外がやるわけだから、公社の諸経費には入らないわけですね。ところが、これもアウトソーシングで外の人がやっている仕事を、このままこの内訳表を見ると、その人たちの分の諸経費もカウントされていることになっているのです。そこはどう考えたらいいのかということをもう少し分かりやすく説明していただきたい。
128 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
129 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) まず1点目の2400万円の調査の関係でございますが、こちらの調査自体は1棟当たり28万円というお答えをさせていただきましたけれども、その他に債務負担設定時の積算では、参考事例による概算段階により積算をしておりますので、その辺のところと、あとは実際に調査してみませんと構造規模、設備などが変わってきますので、その辺のところで増減が生じますので、その分ということで認識しております。それから、アウトソーシングの件につきましては、公社委託をしておりますその経費の中での支出ということで、我々が業務委託している経費自体は変わりませんが、その公社委託している中での経費の支出ということで認識しております。以上です。
130 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。4番 浜中議員。
131 ◯4 番(浜中 順) 議案第41号資料の1ページの一番下の財源のところなのですが、一般財源も大きいのですけれども、地方債、借金が23億8000万円で毎年6億円になって非常に大きい額だなと思うのです。この借金について、これから同じようなペースで借金がなされて、それを一方では返還する、返すということですが、他の西口以外にもいろいろ借金というのは必要とされると思うのですけれども、その全体の計画はどのくらいこれから西口で借金がされて、それを確実にどのように返していくかという見通し、また、その考え方をできるだけ分かりやすく。私なんかはどうなっているのかの見通しがなかなかつかないので、詳しく教えてください。よろしくお願いします。
132 ◯議 長(橋本弘山) 財務部長。
133 ◯財務部長(高橋 誠) 地方債については西口でも起債をしますし、一般会計でも起債をするわけです。一般会計と西口を合わせた普通会計ベースで考えていく必要があるかなと思っております。一般会計については、今から20年ぐらい前に借りた借金の返済が終わっていきますので、その終わっていく分で、西口の今後起債していく償還金について相殺した形で賄っていくという形で考えています。
134 ◯議 長(橋本弘山) 4番 浜中議員。
135 ◯4 番(浜中 順) 20年前と言われましたが、20年前に特に何かそういう大きなものがあって、その後少なくなってということなのですか。でも、また新たにいろいろと公共事業というか、公共施設の再編や改修などいろいろあると思うのです。要するに、昔ある程度集中してやったものがここでかなり少なくなっているよと言われればよく分かるのですが、またずっと継続的に増える要素があるのではないかと思うのですけれども、その流れを教えてください。
136 ◯議 長(橋本弘山) 財務部長。
137 ◯財務部長(高橋 誠) 起債は大体20年償還のものが多いということで20年前ということで例示させていただきましたが、その他にも10年で借り上げたりというものなどもいくつかあります。例えば臨時財政対策債などにつきましても億単位で起債しておりますので、その償還が終わっていくという部分があります。今、公債費は一般会計では8億2000万円ほどの予算を組んでいます。返すお金ですね。それが令和2年度につきましては、令和元年度と比べて5000万円ほど減っていまして、今、起債で借りるほうは返すよりも多く借りないという形でやっていますから、一般会計の起債残高はどんどん減っていく形になっています。そうしますと公債費もだんだん減っていきますので、今は減少傾向にあります。返すお金です。したがいまして、一般会計で減っていくその分を西口でこれから増えていきますので、そこで相殺という形で、西口の公債費、返すほうがあまり急激に増えないような形でやりくりをしていきたいという流れになっています。
138 ◯議 長(橋本弘山) 4番 浜中議員。
139 ◯4 番(浜中 順) そうすると、だんだん減ってきているということですけれども、このペースで6億円、今後17年間というとかなりの額になると思うのですけれども、それでもこれまでのが減ってきているから、これだけ毎年6億円ベースで起債をしても何とかなるのだという見通しですか。
140 ◯議 長(橋本弘山) 財務部長。
141 ◯財務部長(高橋 誠) 考え方としては今おっしゃったような形の考え方でありますが、そこは公債費、返すお金がどれぐらいになっていくかをよく見極めながら起債計画を立てていくという考え方であります。
142 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。18番 門間議員。
143 ◯18 番(門間淑子) 3つぐらいになるかなと思うのですが、財源の問題と工事に関する問題、議案第41号についてお聞きしていきます。
議案第41号の財源内訳を見ていきますと、地方債と一般財源が載っています。一般財源は4年間で16億2500万円ということで、2020年・令和2年度に関しては大体7億2500万円が一般財源から繰越金として入っているという考え方でいいのでしょうかね。つまりこの16億2500万円の内訳が、例えば基金がいくらで、それから、どこからどのぐらいを補填してこの16億円になるのかということを、令和2年・2020年の予算書を見ると、基金が1億9000万円で、4億3880万円が一般財源で、合わせて7億円の繰入れがあるわけですが、財源の内訳、例えば4億円の裏付け、どういう裏付けを持った16億円なのかをまずお聞きします。それから、工事に関して言えば、先ほど議案第40号の中で、2棟が令和2年度に先送りになったというお話もありました。この工事の3ページの、令和2年度から令和5年度までの整備範囲と整備概要を見てみますと、該当棟数が207棟になっています。令和2年度は43棟がここに出ていますので、先送りされた2棟を合わせると45棟ということになるのでしょうかね。45棟にすると、この45棟については、市がしばしばご理解をいただきながらとおっしゃっていますが、皆様が理解して合意しているのかどうか。それから、令和3年が48棟、令和4年が51棟、令和5年が65棟となっていますが、該当されている207棟の皆様はご理解をして合意をしてこの地図になったのかをお聞きします。それから、財源のところは西口基金の推移も合わせてお答えください。
まずはそれだけお願いします。
144 ◯議 長(橋本弘山) 財務部長。
145 ◯財務部長(高橋 誠) 最初に、一般財源の内訳16億2500万円、これを4年間で割り戻すと1年間当たりで4億円ぐらいになりますが、その財源につきましては都市計画税を毎年8億3000万円ほどお預かりしておりますけれども、その8億円の都市計画税を財源に実施していく考えであります。また、基金については、令和2年度末の推定残高を約8000万円と見込んでおりますので、令和3年度以降はその8000万円を活用させていただく予定であります。
基金の推移というのは、これまでの活用してきた推移ということでしょうか。
146 ◯18 番(門間淑子) 残高です。
147 ◯財務部長(高橋 誠) 残高については、令和2年度末の推定残高が8000万円という形になっております。以上です。
148 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
149 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 2点目の2棟分が令和2年度以降のどこに含まれているかにつきましては、今年度は2棟の移転が計画どおりにいきませんでした。こちらにつきましては、令和2年度から5年度の範囲内の中で移転協議を進めたうえで移転をお願いしたいと考えております。それから、207棟の移転につきましても、これまでも移転協議にあたりましては協議移転が大前提となっておりますので、しっかりと権利者の方々にご説明しながら、ご理解、ご協力を賜るよう今後努めてまいりたいと考えてございます。以上です。
150 ◯議 長(橋本弘山) 18番 門間議員。
151 ◯18 番(門間淑子) 財源ですが、そうしますと、一般財源の16億2500万円というのは、都市計画税から全額補填すると、8000万円の西口基金を投入して残りは全て都市計画税ということでいいのでしょうか。それから、今の協議の件ですが、今回先送りされた2棟に関しては協議が整わなくて翌年に繰り越されたようですが、そうしますと、令和2年度に移転をしていく予定の43棟に関しては、全員協議が終わって合意が取れているのでしょうか。その実情ですね。それから、令和3年、令和4年、令和5年についてはどうなのか、これからなのかどうなのか、いつから始まるのか。仮に、協議が整わなかった人が出てきた場合、これまでいろいろな質問の中でも西口区画整理には一切協力しませんよと意見表明されていた方が400人近くいらっしゃったと思いますが、この方たちがまだ大勢いらっしゃるわけで、この方たちの動向も踏まえてこのスケジュールどおりにいくのか。それから、どうしても駄目だという方が出た場合はどう考えるのか。かなり広いエリアをかなり沢山の人を対象にこれから工事が進んでいくわけですが、そこに78億円のお金が投入されるわけですが、この4年間でこの予定どおりにいくのかどうかをお聞きします。
152 ◯議 長(橋本弘山) 財務部長。
153 ◯財務部長(高橋 誠) まず1点目の一般財源の内訳につきましては、おっしゃるとおり基金を活用させていただいた他は都市計画税で対応していきたいと考えております。
154 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
155 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 2点目の43棟が合意を得られているのかにつきましては、建物補償調査は済んでございますが、これから令和2年度に入りましたら移転協議を順次進めてまいりまして、移転補償契約の締結まで繋げていきたいと考えてございます。それから、令和3年度から令和5年度につきましては、こちらも順次、市の職員が説明に参って、それから建物補償調査をして、それから移転協議に入っていくという流れになっていきますが、こちらも時期を捉えて順次進めてまいりたいと考えてございます。ですので現時点では、令和3年度、令和4年度、令和5年度につきましては、移転協議は現状ではまだ進んでいない状況となってございます。
それから、4点目のスケジュールどおりにいく見通しなのかというところでございますが、私どもといたしましては、令和2年度から令和5年度に掲げたこの4年間の事業内容につきまして、鋭意、計画どおりに進められるよう関係権利者のご理解とご協力を得ながら説明も当然してまいりますし、それに対しての対応もしっかりしてまいるところで考えておりますので、計画どおりにいくように繋げてまいりたいと考えてございます。それから、いかなかった場合の関係でございますが、こちらも先ほど申し上げましたように、移転にあたりましては協議移転が大前提となってございます。まずは区画整理事業の必要性、重要性などをご説明させていただいたうえで、権利者の方々にご協力をお願いしたいと考えてございます。それから、今後もそういった方のケースが事業展開によっては想定されてまいりますので、そういったことも視野に入れながら私どもは丁寧な説明に対応してまいりたいと考えてございます。以上です。
156 ◯議 長(橋本弘山) 18番 門間議員。
157 ◯18 番(門間淑子) 財源については分かりました。工事の進め方の問題ですが、まちなみの60号にエリア地図が出ましたね。AからEまでの図のエリアが示されたものが出ました。完了している地域が3つぐらい出ました。これは確かに目で見るととても広いのですが、地図の中に落としてみると、今回予定されている地域のごく一部にすぎないわけですね。こういう現実があって、今回、4年間で予定している地域は非常に広くて、該当する棟数も207ということで、これから理解を得るのだと。それでも78億円を投入すると。国・都補助金も国民市民の税金であり、羽村市の市費も市民の皆様の税金です。これから始まるので確実のところはまだ分からないわけですよね。そういうところに78億円ものお金を投入していいのかどうか。仮に、この中で何件かとてもじゃないけれどもそんなことには従えませんよという方が出たらどうするのかをお聞きします。
158 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理部長。
159 ◯区画整理部長(石川直人) 先ほど、400人程度の署名があると門間議員がおっしゃっていましたが、私どもが事業を進めるうえでは、これは反対だとか署名をされているかされていないかというのは全く意識することなく、しっかりとアプローチをして説明をさせていただくということになります。反対されていたりあるいは推進の立場の方、様々いらっしゃいますが、基本的なスタンスとしてはそういうことを全く考えずに、しっかり事業の必要性もそうですし、それから、今後の移転に関してはその移転の状況、展開、こういったものをしっかり説明をさせていただくと。そして、一つひとつ丁寧な対応をしていくのが基本にあります。したがいまして、その数にとらわれて判断するものではないという認識でございます。それから、これまでも一般質問の中でも申し上げてきましたが、もし強行に協力いただけないという方が出た場合はどうするのだということですけれども、これは令和18年までの事業計画になってございますので、そういった中では、粘り強く説明をして協議を進めていくのがまず基本です。しかしながら、どうしても応じていただけないという場合には、全体のこの計画に影響することになりますので、その場合には工事のルートを変えるなり、一時的にはそこを除いた形で整備を進めるなど、できるだけ合理的に移転が図れるような様々な工夫をしながら事業を推進していきたいと考えております。
160 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。9番 鈴木議員。
161 ◯9 番(鈴木拓也) 議案第41号なのですが、財源の内訳で国庫補助金がございますよね。4年間で14億1300万円ですけれど、国庫補助金は、先日の
一般会計等予算審査特別委員会でも質疑がありましたけれども、いろいろなメニューがありまして、区画整理補助金や市街地再生補助金などがございますよね。その細かい内訳、10億円がどうなっているのかをお聞きします。
2点目は、今も話になっていました移転棟数なのですが、令和2年度の43件が一番少なくて、令和5年は65棟の移転ということになっています。これまで羽村市は区画整理でまちづくりを進めてきたのですけれども、1年間にこれほど多くの棟数を移転させるという計画が過去にあったのかどうかをお尋ねします。
162 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理総務課長。
163 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) まず1点目の国庫補助金は、新規の契約に関する国庫補助金の14億1300万円、令和2年から令和5年の合計の14億1300万円の国費の国庫補助金別の内訳と交付金別の内訳です。まず、これは社会資本整備総合交付金の道路事業がございます。これは補助金の名称なのですが、それが4年間で7600万円。それと、事業計画変更に伴って令和2年度から導入いたします社会資本整備総合交付金の都市再生区画整理事業の補助が12億4000万円。それと、これまでも導入しています住宅市街地総合整備事業交付金が9700万円で、その3つの合計が14億1300万円という形になってございます。
2点目の移転なのですが、令和5年は65棟という形で予定しておりますけれども、過去に今まで羽村市でやってきた区画整理事業においては新市街地型の区画整理だったので、65棟を一遍にやったことはないものと認識しております。以上です。
164 ◯議 長(橋本弘山) 9番 鈴木議員。
165 ◯9 番(鈴木拓也) 今、国庫補助金の内訳をご説明いただきました。市街地の交付金というのは、市街地整備の9700万円の部分ですが、予算のときには、工事の経費の2分の1が出てくると最初に説明があったのです。ところがもうちょっと詳しく聞いたら、財源の壁があるから掛ける0.7で計算していますというお話がございましたね。つまり2分の1は出ないのだというお話がございました。この9700万円はどういう計算式で導かれているのか。掛ける0.7や0.6ですとか、財源の壁に阻まれて制度の枠まで使いきれないということを含めた試算になっているのかどうかをお尋ねいたします。
それから2点目の1年間で65棟も移転させる。過去最大、前代未聞の計画といえると思うのです。これまでに最高どのぐらいをやったかは分かりますか。恐らく、さっき言ったように区画整理事業のタイプが違いますから、今回の事業そのものが過去に例が無いようなことをやろうとしているわけですが、その中でも、特に65棟、80棟という計画もあるのですけれども、この事業の中でも最大の、やったことがないようなことに今、多くの反対があるのにも関わらず市は挑戦しようとしているということだと思うのですけれども、どういう認識を持っているのかをお尋ねします。
166 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理総務課長。
167 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) まず1点目の4年間で社会資本整備総合交付金の住宅市街地総合整備事業交付金9700万円につきましては、先般、鈴木議員から、令和2年度の西口会計予算のときにご質問がございましたが、基本的にはこれまでの予算を立てるときの実績の中で70パーセントとお伝えしましたが、今回も基本的には計画としては70パーセントで見込んでおります。その中で、これも以前にもお答えしたのですが、実はこの区画整理事業の事業計画上、住宅市街地総合整備事業交付金は別事業としての交付金なので、そもそも事業計画の中の国庫補助の金額の中には含まれておりません。別段として、別途市費に充当できるといったところですので、この9700万円によりさらに市費の減額が事業計画上可能だということと、これについては上限がありません。枠がありません。ですので、毎年度の建物の他の補助金を充当していってその中で住宅市街地総合整備事業も充当していくのですけれども、これは毎年度、住宅市街地総合整備事業の基準の中で老朽建物がありますので、毎年度、建物は老朽度などが1年ずつ増えていきます。そうすると、対象の建物が多くなるケース、また、建て替えてしまうとそれは該当にならないということで、これは各年度の状況に応じてできるだけ充当していくという形を考えておりますので、枠はありませんので、他の補助金を使切ってしまったとしても住宅市街地総合整備事業については、もしそのときに老朽建物があれば充当できるという考え方の補助金の性質になっておりますので、引き続き、これは事業の令和18年度まで可能な限り国に要望していきたいと考えてございます。
あと、1年間に65棟ということで以前にないというお話なのですが、確かに羽村市では年間65棟というのは恐らくなかったのだと私も認識しておりますけれども、他市の状況からすれば65棟以上移転されている地区も承知しております。そういう中では市の職員、また、都市づくり公社と連携しながら権利者の方にできるだけ丁寧な説明をしましてご理解いただく中で、65棟に向けて事業を実施、推進させていただければと思います。以上です。
168 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。17番 水野議員。
169 ◯17 番(水野義裕) 議案第40号の事務事業費の補償業務で、何棟分でこの費用になったかを教えてください。それから、工事費の補償金でこれは何棟分の補償金になったのかを教えてください。
それから、議案第41号の川崎一丁目周辺や羽村大橋周辺とあるのですが、エリア的に見ると川崎地番ではないところが非常に多いのですよ。なので、川崎一丁目70棟のうち川崎がどれだけ、それ以外がどれだけ、羽村大橋周辺に関しても137はどういう棟数計算をしているかを教えてください。それから、いろいろな補助金を活用するという話で前も質問しましたが、7600万円や14億4000万円や9700万円、これらの補助金は期限のある補助金なのか、年限を限ってここまででやらないと出ないよというものなのか。これは前も言いましたが、補助金がもらえなくなってしまうからとにかく家を壊してしまえという話が地権者の方からあったのです。家財を放り出されたと。そういう性質の補助金がこの中にどのぐらい含まれているかを説明してください。
170 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理総務課長。
171 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) まず、最後のご質問で、議案第41号のご質問中で、補助金について期限があるかということですが、これは当然ですね、補助金で社会資本整備総合交付金の道路事業と、今回ここで新たに導入しました都市再生区画整理事業、また、東京都の補助金でも道路事業と都市再生事業に付随する東京都の補助金、また、これは公社に直接行くという東京都交付金の3点につきましては、当然ながらこれは事業計画で定めている額がございます。枠があります。ですから、事業期施行期間である令和18年度までに今の計画の中では受領できるというか、もちろん申請して交付決定すれば受領できるという補助金の性質になっております。また、先ほど鈴木議員のご質問にありましたように、住宅市街地総合整備事業につきましては、枠ということではなく今のところこの事業、これは区画整理事業とは別事業の枠を持っていて、合併施行という形でやっていますので、例えば、これもそういう枠を持っているわけではないのですが、事業期間の中であれば令和18年度まで。令和18年度まで建物移転がもし生じていれば、その期間までは充当できるものだと認識してございます。
172 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
173 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 1点目の補償業務の棟数でございます。こちらの補償業務におきましても、全体では平成30年度、令和元年度を合わせまして2か年で87棟となってございます。この他に補償業務につきましては工作物等の調査、積算なんかもすべて含まれておりますので、そういった形で補償業務の金額が5245万1000円ほどということになります。
2点目の補償費の関係は、平成30年度、令和元年度の2か年合わせまして48棟分の補償費となっております。こちらも補償業務と同じように、工作物等その他の補償がございますので、それも全部含めまして補償金の合計としましては12億3044万9000円ほどということになっております。それから、図面で川崎一丁目周辺、羽村大橋周辺ということで、今回、70棟と137棟に分けさせていただきますが、その詳細な内訳は手元に資料がございませんのでお答えできませんけれども、これまでも優先整備地区ということで、川崎一丁目、羽村大橋、羽村駅前、しらうめ保育園という形で4地区を選定しておりましたので、今回分かりやすいように川崎一丁目周辺と羽村大橋周辺ということでまとめさせていただいたものでございます。以上でございます。
174 ◯議 長(橋本弘山) 17番 水野議員。
175 ◯17 番(水野義裕) そうすると、まず補償金の話なのですが、令和18年までは途中で、ここまでにやらないと駄目よというものではないということを確認させてください。それから、川崎以外のところの棟数は後で資料として出せますか。それを答えてください。それから、1個聞き漏らしたのですが、先ほど公社がアウトソーシングしているという話がありました。そうすると、地権者のところには市の職員が行き、公社の職員が行き、アウトソーシングの職員が行きという話になるのだろうと思うのですが、市の職員とアウトソーシングの職員はきっちり打合わせをして意識合わせはできているのでしょうか。
176 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理総務課長。
177 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 1点目の関係につきましては、これは事業期間が令和18年度までございますので、例えば途中で、例えば令和10年度までに執行しなくてはいけないという性質のものではございません。
178 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
179 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 2点目の町々項目別に棟数が出せるかにつきましては、時間はかかりますけれども、積み上げれば可能かと思いますけれども、現時点では私どもではそういう資料は持っておりません。
それから、3つ目のアウトソーシングの件でございますが、当然こちらは公社委託でアウトソーシングしておりますけれども、市職員、我々も含めて打合せはさせていただいております。以上です。
180 ◯議 長(橋本弘山) 17番 水野議員。
181 ◯17 番(水野義裕) 町々別のという話なのですが、棟数が出てるわけなので境目が微妙なだけで数えることはできるので、きっちりそういう情報を出してください。出せますよねという確認をします。補償が終わっているのが補償の87棟に対して48棟だから、残りの分は来年度以降で対応していくと。補償金がまた出てくるという話なのですよね。確認です。
182 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理総務課長。
183 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 2点目の、恐らく、調査87棟で今年度48棟が終わっているので来年度はその残りの部分かというご質問だと思うのですが、増加した87棟の調査については、令和2年度以降に移転していただく建物の調査数で、48棟というのは、平成30年度と令和元年度の2か年で移転した棟数が48棟なので、これは87棟の調査の棟数には含まれません。今後の令和2年度以降の建物移転に係る件数という形になります。
184 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
185 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 2点目の町々目別の棟数でございますが、まちなみ第60号のAからGまでのエリア別では捉えておりますけれども、町々目の詳細な棟数については、事業を進めるうえで私どもとしては必要性が無いものと認識しておりますが、検討させていただきたいと存じます。以上です。
186 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。13番 山崎議員。
187 ◯13 番(山崎陽一) 先ほどの門間議員の質問に関係してくるのですが、賛成、反対は意識せずが基本的なスタンスだという答弁があり、一方で、協議移転が大前提で理解を求めるように努力するという答弁もあり、さあどうするんだという話なのですが、要するに計画をつくるときは賛成、反対は全く意識しなかったと。ただ、実際に進めると、賛成も反対もあるであろうということを言ったのかと思いますが、そういうことでよろしいか。それから、実はこの地域は反対の方がすごく多い。裁判の原告もいます。加えて、まちを歩けば区画整理に反対する看板が沢山出ています。それに加えて、立入禁止の看板が出ています。それを承知のうえでどのようにご理解をいただいていくのか。これは本当に大変なことだと思います。区画整理部の方も。市の最重要課題とはいえ夜も眠れないのではないかと思うぐらい大変だと私は思っています。実際、立入禁止のところに入っていくと刑事罰がありますよね。そこら辺はどのようにご理解していますか。それから、先ほど市費のことで市債の話が出ましたが、トータルでこの事業計画でいくと市費220億円ですけれども、そのうちの市債はどのぐらいかという総額を教えてください。それから、移転数4年間で207棟プラス2棟になるのかな。そうすると、これの曳家の数、再築の数、集団移転は何か所か。それから、中断移転期間、今まで平均18か月と言っていますが、大体そのくらいなのかということです。それを伺います。それから、建物の調査が出てくるのですが、移転数は出てきているけれども建物調査の数がこの表には出てない。それぞれの年度の建物調査数を教えてください。建物調査、それから移転交渉、それから成功報酬になると思うのですけれども、1棟当たり建物調査から交渉が全部成功するまで、補償契約できるまで1棟当たり大体どのくらいかかるのかという額を教えてください。
188 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理部長。
189 ◯区画整理部長(石川直人) 1点目の関係ですが、私が申し上げたのは、いろいろと言われておりますその数ですとか、それから、反対、賛成にとらわれることなく同じようなスタンスで、どなたにも同じようなスタンスで説明をしてアプローチしていくことを基本にしているということでございます。当然これまでの一般質問でも、立入りを禁止されている看板が出ているお宅もあるという状況も承知しております。そのときにも申し上げておりますが、直接伺うのではなくてお電話を差し上げたり、あるいはご通知を差し上げたりしてアプローチの方法をいろいろ工夫していくということでございます。いずれにしても、同じようなスタンスで丁寧に説明をしてご理解がいただけるように粘り強く努めていくことが基本だと考えております。
190 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
191 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 4点目になるでしょうか、まず207棟でございますが、こちらの見送った2棟につきましては207棟のうちに含まれておりますので207棟になります。それから、調査棟数と積算の棟数ということで、調査積算ということで合わせてお答えさせていただきますと、こちらも先ほど、調査棟数1棟当たりの金額ということでお話をさせていただきましたが、木造の建物で100平方メートルと仮定した場合の調査積算の合算で申し上げますと、1棟当たり約46万円となります。それから、移転協議から移転補償契約締結までの出来高までの1棟当たりの移転協議費ということで、こちらは1棟当たり約32万円となります。あと、建物調査棟数でございますが、令和2年度から令和5年度までの建物補償調査棟数については全体で206棟となってございます。内訳につきましては、令和2年度が30棟、令和3年度が51棟、令和4年度が65棟、令和5年度が60棟を予定しております。それから、移転工法の関係につきましては、これから決定してまいりますので予定数値ということで申し上げさせていただきますと、令和2年度から令和5年度に移転を予定しております207棟のうち、曳家棟数につきましては40棟、再築が167棟を予定してございます。それから、集団移転棟数でございますが、こちらは1つの集団を5棟以上で捉えた場合の数字で申し上げますと、こちらの207棟のうち、集団移転棟数につきましては全体で178棟を予定しております。それから、残りの29棟につきましては単独の移転を予定しております。それから、中断期間につきましては、これまでの移転サイクルから、約1年から1年半を想定してございます。以上でございます。
192 ◯議 長(橋本弘山) 財政課長。
193 ◯財政課長(河野行秀) 市費負担のうち地方債がどのくらいかというご質問ですが、今手元にある資料でお答えさせていただきますが、令和元年度から令和18年度までということで集計しておりまして、市費負担が179億円ございますが、そのうち93億6000万円ほどが地方債になると考えております。以上です。
194 ◯議 長(橋本弘山) 13番 山崎議員。
195 ◯13 番(山崎陽一) 最初の、立入禁止という看板が出ていると。これは不法侵入で刑事罰になると懲役3年以下、罰金5万円以下ということになっております。そういう場合は電話をして、あるいは通知をして行くという答弁でしたが、つまりそれも断っているわけですから、電話しようが何しようが。そういう方が実際にこの地域にはおりますと。それにどう対応されますかということを伺いました。それにお答えください。それから、調査、交渉、成功報酬ということで、トータルすると46万円の32万円で、1棟当たり78万円くらいということで考えてよろしいかどうかということです。それから、移転の調査数、全部で、令和2年度30棟、50棟、60棟、これは調査、交渉で2年かかるというので2年として考えていけばいいのかなということをまず再質問します。
196 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理部長。
197 ◯区画整理部長(石川直人) 今お話のあったような、立入禁止をされている権利者の方々への対応ですが、アプローチしていくうえでは、非常に神経を使って対応していかなければいけないというのは当然承知しております。ですから、立入りも訪問も当然ですけれども、電話も通知もということであればなかなか難しいことがあるのですけれども、これは適時を捉えて、あまり頻繁に連絡をさせていただいたりして不快に思われてもこれはマイナスですから、この辺は非常に気を遣わなければいけませんけれども、そういったところにも配慮しながら、引き続き、協力をお願いしていくことを基本にしていくということでございます。
198 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
199 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 2点目の調査棟数の1棟当たりの金額と積算と合算でよろしいかということでございますが、こちらは先ほど山崎委員がおっしゃいましたように1棟当たり78万円ということですけれども、こちらは建物の規模や面積等が当然異なってまいりますので、担当といたしましては、一概に78万円とは言えないものと認識してございます。それから、調査棟数の関係でございますが、これまでも市の職員が初めにお伺いする年から約1年から1年半前というお答えをしてきたかと存じますけれども、ここで移転棟数も来年度以降増えてまいりますので、調査におきましても、1年半前から2年前、もしくは2年半前という形で、今後、最初にお伺いする時期が早まってくるということで今後進めてまいりたいと考えますので、平均しますと大体約2年前という形になります。
200 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。14番 馳平議員。
201 ◯14 番(馳平耕三) 議案第41号で質問します。先ほど、区画整理部長から賛成、反対を意識せずという話がありました。今、裁判も現状としては負けているわけですよね。それを今後も意識せずにやっていくのか。高裁なりまた最高裁なりの判断もあると思います。我々も法を守っていく、そこで決まった判決を守っていくという使命ももちろんありますから、そこはどう考えてるのかをお聞かせいただきたいと思います。
もう1点は、先ほど印南議員からもありましたが、羽村市の今の財政の現状が非常に厳しいと。今後もさらに厳しくなることが誰が見ても予想できるわけです。これも意識せず、何の規模見直しも考えずこの金額でやっていくのか。この2点をお聞かせいただきたいと思います。
202 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理部長。
203 ◯区画整理部長(石川直人) 訴訟の関係につきましては、これまでもお話ししているとおりでございます。第2回事業計画変更の取消しと、それから、今回の第3回変更についても取消しを求められております。第2回の変更についてはご承知のとおり、上告をして今、審議継続中でございます。継続中ということでまだ最終的な判断がなされていないという認識でございます。第3回についても現在係争中という状況でございます。これまでも申し上げておりますが、第2回変更も第3回変更も、第3回変更につきましては特にこれまでの実績を踏まえて実行計画として策定させていただいております。そういう意味では、当然これは適法だということで私どもでは確信をしておりますし、最終的には司法に判断をいただくわけですが、適切な判断がいただけるように粛々と裁判については進めていきたいと考えています。
204 ◯議 長(橋本弘山) 財務部長。
205 ◯財務部長(高橋 誠) 財源の関係なのですが、先ほども申し上げましたとおり、一般財源につきましては都市計画税を主な財源として事業を進めていきたいと考えておりますが、財政はそのときの市税と収入の状況についてはよく注視して、それに見合った形で事業は着実に進めていく必要があるのかなと考えています。
206 ◯議 長(橋本弘山) 14番 馳平議員。
207 ◯14 番(馳平耕三) 努力していくと。それで判決のほうなのですが、それに向かってやっていくということなのですけれども、基本的に分からないわけですよね。もし仮に確定判決でもそうなった場合も意識せずやっていくということですか。
208 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理部長。
209 ◯区画整理部長(石川直人) 私どもとしては、これまでもお答えしているように行政の広義な裁量の範囲で事業計画を策定しておりますし、それから、事業計画の設計の概要の部分です。今日いろいろと工事の関係ですとかあるいは移転の関係等々のご質問を受けておりますが、基本的な事業の骨子となります設計の概要については適法だということで認められているものでございます。したがいまして、当然、結果は今の段階では分かりませんけれども、これまでお答えしているとおり、市としては適正に定めた事業計画に基づいて事業を進めておりますので、そういった判決を確信しながら事業を進めていくことになります。そういう中では一つひとつ、判決がどう出るかによっても変わってまいりますが、いずれにしても裁判については、適正であるという市の主張をしながら司法の判断を待ちたいと思っております。
210 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。7番 中嶋議員。
211 ◯7 番(中嶋 勝) 2点お尋ねします。
1点目は議案第40号です。事務事業でプラスになったということですが、人工計算をする中で労務単価もこの期間に上がってきていると思うのです。そういうものも上がっている一因になっていると思うので、数年前から労務単価がどのような形で上がってきたのか、金額が分かれば教えてください。
それから、東京都の交付金で3500万円のプラスを獲得しているということで、これも当初予定には無かったものがプラスされたということで一般財源も助かるわけなのですが、この辺をどうやって増やすことができたのかをお聞きします。
212 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理総務課長。
213 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 2点目の東京都交付金の3500万円の増分ということでのご質問なのですが、これにつきましては権利者の方の移転協議を進める中で、それぞれ年度内でも移転の予定時期が様々あると思います。そういう中で、できるだけ権利者のご意見やご要望をお聞きする中で、3種類の補助金がありますので、それをうまく充当していきながら効率の良い執行をしていくという形になっております。今回につきましても、そういう中で建物の入替え、俗にタマの入替えというのですが、そういうものをしたうえで、結果として補助金の額が東京都交付金は3500万円増になったという形です。ですので、例えば建物を入替ることによって規模が大きいものに入替た場合はそちらが大きくなったり、あとは補助金の補助額の関係もございますので、東京都交付金は100パーセントの補助、他のものは75パーセントを東京都と組み合わせという形もあります。ただ、いずれにしても、今回、議案第40号の中では、この東京都交付金だけではなくて、他の国庫補助金、都補助金についても合算するとそれ以上の増という形にはなってございます。以上です。
214 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
215 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 1点目の人工の労務単価につきましては、毎年2月末ぐらいになるかと思いますが、国土交通省を通じて東京都経由で技能労務者への適切な賃金水準の確保ということで通知が来ております。その人件費単価を事務費算定基準に当てて単価が設定されるわけですが、単価の推移につきましては平成25年度から7年連続で現在上がっておりまして、令和2年度につきましても、インターネットで見る限りでは2.5パーセントほど上昇しているようなことが書いてありますので、8年連続で上昇していくのかなということで情報は得ております。また、一番単価が上がったときにつきましては、平成26年度から平成27年度にかけて上がったときに一番上がった金額としては1600円上がってございます。今の単価でございますが、現在、令和元年度は3万7300円となっております。それから、当初この業務委託を契約したときが平成29年度の単価でございましたので3万5500円、平成30年度が3万6300円、令和元年度が3万7300円になります。以上でございます。
216 ◯議 長(橋本弘山) 7番 中嶋議員。
217 ◯7 番(中嶋 勝) そうなると、当初契約したときとプラス1,800円もこの間に上がってきているということで、議案第41号で、これ以降もまたそういう上昇があるのではないかというところで了解しました。それから、交付金の件なのですが、いろいろと種類があって大変なご苦労をしているかなと今、感じました。そういう中で、議案第41号でも交付金も補助金も含めてありますが、当初の計算上と、また、流れの中でやっていくといろいろな知恵を絞ってやっていけば、またプラスで取れるところは対象は取っていくぞという形で理解してよろしいのでしょうか。
218 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理総務課長。
219 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 中嶋議員のおっしゃるとおり、これまでも努力してできるだけ市費負担を軽減するために当該年度で職員が努力しながらできるだけ補助金を確保するような形で、できるだけプラスになるような取組みをしております。以上です。
220 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。13番 山崎議員。
221 ◯13 番(山崎陽一) この移転予定の場所にはマンション、アパートが確か7棟あると伺っています。議案第41号です。これは先日も伺って、それぞれマンションの部屋であれば持ち主、それから、借りている賃貸居住者それぞれから了解を取って進めるということでそれは了解しました。その中で、特に賃貸居住者への補償項目を伺ったのですがあまり詳しく聞けなかったので、改めて賃貸居住者に対する補償項目を聞かせてください。
それから、先日の一般質問で、マンションの方に「お宅が最後です」と言われたと私は訴えられました。答弁では、そのような事実はなかったと。そういう中で誤解のないように工夫するという答弁でした。これは誰にどう確認したかを伺います。それから、これも一般質問の答弁で、区画整理で羽村市の玄関口にふさわしい機能的で魅力ある中心市街地の形成などをコンセプトにということなのですが、この区画整理でいういわゆる魅力ある市街地という商業地域、準商業地域のことをいうのでしょうが、そこに該当する戸数は何棟あるでしょうか。それから、今度の令和4年の計画で商店も入ってくるわけですが、この地域区画整理全体42ヘクタールで、今、商店は何棟、商工業は何件営業しているか。区画整理が始まる頃、20年近く前はどのくらいだったか、何棟であったかをお答えください。
222 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
223 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 1点目の借家人補償の関係につきましては、損失補償基準に基づきまして、引っ越しに伴う家財道具などの動産等移転料をはじめ、新たな住居への手続き、権利金一時金などに関する移転雑費と借家人補償の他、借家人が所有する工作物等が存在する場合は、こちらも補償の対象になってくるということでございます。
それから2点目の「お宅が最後」ということで、こちらは一般質問でも受けておりますが、私どもで確認しましたところ、山崎議員がどの場所を特定して言われているのか分かりませんけれども、私どもで都市づくり公社にも確認したところ、当然ながらお会いしたり電話したりするやり取りもございますし、または遠方の方ですとメールでやり取りをする場合もあります。その聞き取りをした中では、メールの内容を見せていただきましたが、お宅が最後という言葉は特にございませんでしたので、市長答弁でもそういった事実は無いということでお答えさせていただいた次第でございます。
224 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理総務課長。
225 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 羽村市の玄関口にふさわしい魅力ある市街地の形成ということでのご質問なのですが、これまでも様々な機会にお答えさせていただいている関係ですけれども、まず、土地区画整理事業につきましては、都市の骨格となる都市基盤の整備が基本でございます。そのうえで羽村駅西口事業につきましても、これまでも都市計画道路や駅前広場、また、都市計画公園など、羽村駅前を中心に公共施設の整備、改善を図ることによりまして、駅前などのにぎわいの創出や、例えば多摩川の自然や羽村堰などを活かしたアクセスポイントとしての地域特性を活かしながら、市の玄関口にふさわしい魅力ある良質な都市空間の整備を目指していく事業という形になってございまして、そういう中で、まずは都市基盤整備ということで、道路ネットワークの整備であったり歩道の整備、駅前の整備をする中で、そういう部分の沿道とかそういうところに次の段階というか合わせてなのですが、派生的にそういうところで経済活動が期待できるという中で商業形成を目指していくということです。これは区画整理だけで商業活性化はできませんので、関連する部署とも調整しながら、今後、その事業の推進、進捗時期を捉えながら対応を図っていきたいと考えております。それと、商業系地域の建物数というのは、大変恐縮ですがここでは捉えてございません。商業の区域内に住宅や店舗が様々に倉庫とかいろいろなものがあるのですが、商業地域という用途地域の範囲で区切った建物棟数について捉えている資料はございません。また、店舗につきましては、本町商店会、この西口の区域だけでという形で捉えているわけではないのですが、本町商店会の加盟店で申しますと、平成30年度で56店舗という形では捉えております。以上です。
226 ◯議 長(橋本弘山) 13番 山崎議員。
227 ◯13 番(山崎陽一) マンションの補償に関して、これは以前に答弁いただいたものなので確認しますけれども、補償項目、引っ越しの際に必要な更新料、敷金、保証金などの経費補償、標準的な家賃と現行の家賃との差額を一定期間補償する借家人補償、電話、インターネット回線、エアコンなどの移設に伴う工作物移転補償、家財の移転等に伴う動産移転補償、引っ越し先を見つける際に必要となる経費などの移転雑費の補償などがありますという答弁でしたが、これでよろしいでしょうか。それから、お宅が最後ですと言った人はいないということなのですが、そりゃあそうですよね。他の人は移転交渉に応じたということになればそれは個人情報ですものね。それをいつも個人情報と言って区画整理部はいろいろ我々にも答えないでいるわけですから。仮にそれを言ったとしたら個人情報の漏えいと認識してよろしいかどうかを確認します。それから、商店に関して、それは別に区画整理の目的ではないと。道路を広くすれば店もできるでしょうという答弁でした。これは区画整理の初期に出たパンフレットです。原宿かまるで青山通りのような絵が出ています。恐らくそれをいつも言っているのではないですか。にぎわいのある商店街、にぎわいのあるまちと。そもそも区画整理はそういうものではないわけで、今、商店数を聞いたら56店。地域に住んでいる地権者の人が調べてくれました。区画整理が始まる前は大体130棟あったようです。今、営業しているのが67ぐらいかな、僕も正確には分かりませんが、今、本町商店街が56店ということでしたが、これが営業できるかどうかも含めて考えていかなければいけないのですけれども、そういうイメージを描いてこのように、羽村市の玄関にふさわしい機能的で魅力のある中心市街地の形成と言っているのでしょうか。それから、これは多摩川に行くための区画整理ですか。盛んに多摩川だと言っていますが、そんなことで400億円を使うのですか。これから人口は減っていくという時代に私には理解できませんがお答えください。
228 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
229 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 1点目の個人情報にあたるかというご質問でございますが、私どもといたしましては当然、個人情報保護条例等を遵守しながら、市職員、都市づくり公社職員も事業の推進に努めてございます。仮に個人名を出して個人の権利侵害の恐れのある情報ということで、個人名やそういった情報を出したりしますと個人情報にあたるのではないかということで認識してございます。以上です。
230 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理部長。
231 ◯区画整理部長(石川直人) 2点目の関係でございます。駅前でございますので、交通結節点としてのポテンシャルといったものを考えたときに、先ほど、区画整理総務課長からもお答えしましたが、いわゆる都市の骨格となります幹線道路や駅前交通広場といったものの整備によって、新たな公共交通機関、これは前からも一般質問でもありますように、はむらんですとか民間の送迎バスです。それから、そういったものの中で車や人の流れが変化してくることによって活性化していくという状況が出てまいります。こうした整備によって多様なニーズを受けられる基盤が整うことになりますので、まさにこういったものを整えつつ、これを皆様が安心・安全ですとか利便性を享受しながら次のステップということになります。市の顔となります中心市街地、駅前でございますので、これを推進するためにはハードだけではなく、今おっしゃったようにソフト、総合調整機能などを強化、発揮しながら、さらには民間等の関係組織との連携を図るなどして、各事業間の相乗効果を十分発揮して、これまでお話ししているような駅前のイメージをつくり上げていきたいということでございます。
232 ◯議 長(橋本弘山) 山崎議員、質問はあとどのくらいありますか。
233 ◯13 番(山崎陽一) あと2点です。
234 ◯議 長(橋本弘山) できるだけ議案に沿った質問にしてください。
235 ◯13 番(山崎陽一) もちろんです。
236 ◯議 長(橋本弘山) 他の方は質問がありますか。
[挙手する者あり]
237 ◯議 長(橋本弘山) 時間の関係があって1回休憩を取らないといけないので、あと2人ということなので、ここで休憩を。それでは、しばらく休憩いたします。
午後2時21分 休憩
午後2時35分 再開
238 ◯議 長(橋本弘山) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
質疑につきましては、業務委託契約に関する質問をお願いしたいと思います。質疑ありませんか。
1番 秋山議員。
239 ◯1 番(秋山義徳) 3点質問させていただきます。
まず1点目は議案第41号の条例なのですが、埋蔵文化財調査がありまして、もし埋蔵文化財が見つかった場合、工事が中断する可能性があると思うのですが、例えば長い期間によって中断された場合などを考えると、契約はどういう影響があるのかを教えていただきたい。
2点目は、議案第40号に比べて議案第41号には幹線道路費がプラスになっておりますので、これについてちょっと説明をお願いします。
あと、3つ目が、この費用の中のボリュームを見ると、補償費が一番多い金額になっておりますが、こちらについては最大限、地権者の方に対して配慮を行っているものなのかどうか、確認でお伺いします。以上、3点お願いします。
240 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
241 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 1点目の埋蔵文化財調査の関係につきましては、これまでも文化財保護法に基づきまして適切に記録保存をするように努めてございます。また、今年度の例のように、埋蔵文化財調査はやはり遺構・遺物がかなり出土しましたので、契約工期も2月27日末だったのですが、約1か月延伸しまして3月23日までということで、ここでようやく完了してございます。こういった事例のように、平成26年度から始めてございますが、令和元年度が埋蔵文化財調査で遅れたことが今回初めてなのです。そういったことで、今後こういうことも想定されるということです。それから、契約自体は変わりませんで、契約期間だけを今回延伸させていただきました。また、埋蔵文化財調査につきましては、年度内に終わらせることは十分認識しておりますが、試掘調査の段階でどれだけ遺構・遺物が出土されるか分からない部分が多々ございますので、こちらにつきましては教育委員会と連携、また資料をいただきながら、年度内の完了を目指して対応してまいりたいと考えてございます。
2点目の幹線道路の関係ですけれども、こちらは都市計画道路3・4・12号線につきまして、令和4年度に新奥多摩街道から羽村大橋東詰交差点へ向かった約142メートルの部分につきまして、両側歩道を令和4年度に、令和5年度に車道部分を整備していく計画としておりますので、幹線道路費で7400万円ほど計上させていただいてございます。
3点目の補償費の関係ですが、こちらは秋山議員がおっしゃいますように、今回の4年間の総事業費に対しまして補償費が約7割程度を占めているということでございますので、こちらは補償費の損失基準補償に基づきまして適切に算定しておりますので、207棟分の4年間の移転費と工作物、それから、土地の借上げなどもしていますので、それの費用。それから、当然、開発していきますと移設埋設物もございますので、そういった補償なども含めて57億4100万円ほどということで計上させていただいているものでございます。以上です。
242 ◯議 長(橋本弘山) 1番 秋山議員。
243 ◯1 番(秋山義徳) ありがとうございます。
埋蔵文化財のところでもう1点質問なのですが、仮に大きな埋蔵文化財が出て、この試掘調査に、今、予定している、無いとは思いますが、この3億7000万円以上の経費がもし必要になった場合というのは、契約上プラスという形を取って、最後、調整をするということなのかという点。あと、都市計画道路3・4・12号線のこの幹線道路の工事については、新奥多摩街道から羽村大橋方面のほうの下の部分だけで、その上の部分もたしか羽村のほうで工事が入っているはずなのですが、その下の部分だけで、上の部分は入ってないのかだけ、ちょっと確認をお願いします。
244 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
245 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) まず、1点目の埋蔵文化財調査でございますけれども、こちらは埋蔵文化財調査で大きい遺物が出た場合に今後どうしていくのだということですが、こちらの埋蔵文化財調査につきましては、先ほども申し上げましたように、どれだけの遺構・遺物が出てくるか。また、住居跡が出てくるか。そういったことがなかなか見えない部分がございますけれども、当然、記録保存というものは大前提になりますので、契約上、それ以上の金額がかかるようであれば補正も検討していかなければということで認識してございます。
それから、都市計画道路3・4・12号線の上の部分でございますが、こちらはまだ次期施工ということで考えておりますが、上の部分につきましては平面部が40メートルほどございますので、今回の7400万円ほどの予算の中には含まれておりません。以上でございます。
246 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。13番 山崎議員。
247 ◯13 番(山崎陽一) 先ほどの答弁で、個人情報の漏えいということに関して、個人名を出さなければという答弁でしたが、そういうことで理解してよろしいかどうか。まず、その1点。それから、今の質問にも関係してきますが、羽村大橋からの都市計画道路3・4・12号線は今回の委託の中に入ってきているわけですけれども、施工予定年度は完了時期を示す。つまり、完了時期を示すということで、道路ができる時期でいいのか。ということは、道路が使えるということで認識していいのかを確認したい。もう1点、今も工事が行われ、来年度の委託契約でも工事が行われているわけですが、宅地造成をしている現場の近くで、小学生が課外活動で煙草の吸い殻を拾って袋に入れて集めていたと。工事の人が捨てていると。まさかと思って行ってみたら、煙草を吸いながら工事をしているのです。宅地造成です。公社の委託事業というものはそういうものなのでしょうか。この監督責任というものはどこにあるのでしょうか。
248 ◯議 長(橋本弘山) 企画総務部長。
249 ◯企画総務部長(市川康浩) 個人情報の関係でちょっとお話がございましたけれども、一般論といたしまして、個人名でなくても、類推される場合には個人情報として扱われる場合もあります。ただ、それぞれの事象になりますので、一概に個人名のみということでないと認識しております。以上です。
250 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理推進課長。
251 ◯区画整理推進課長(吉岡隆宏) 2点目の都市計画道路の完了と供用の開始というご質問でございますけれども、こちらは昨年12月に発行いたしましたまちなみ第60号におきましては、都市計画道路につきまして、区画整理事業における整備の概ねの着手の予定時期と完了時期をお示ししているところでございます。また、供用開始につきましては、将来管理者であります東京都、それから、交通管理者であります警視庁。こちらは双方とも協議が必要となってまいりますので、あくまでも供用開始が完了ということではございませんで、区画整理事業で整備する内容が完了ということで考えてございます。それから、今年度、羽村大橋周辺で宅地造成工事を実施させていただいておりますが、私ども市職員と都市づくり公社職員が現場を巡回した際には、そういった光景は見受けられませんでした。また、請負業者の指導という面では、こちらは当たり前のことではございますけれども、喫煙する際には休憩時間に所定の場所で吸い殻、また、ごみを持ち帰る。こういった基本のところを指導してございます。それから、今、山崎議員からのご指摘のように、現場でのマナーという面で、これは大変遺憾であると受け止めておりますので、施行者といたしまして、今後も引き続き徹底した指導をしてまいりたいと考えてございます。以上です。
252 ◯議 長(橋本弘山) 13番 山崎議員。
253 ◯13 番(山崎陽一) 道路が完了しても使えない。例えば、羽村大橋から先の秋川のほうの都道205号線は草花大橋というものが10年前からできているのですが、使えていない。そこに行く道路も拡幅してあるのだけれども、一部、鉄柵で囲まれていると。結局、道路ができても、警察やいろいろな許可がないとできないということで、例えばこの都市計画道路3・4・12号線もいつ使えるのかというのは見えてこないわけですね。この完了時期に令和6年と書いてありますが、それは使えるという意味ではないということで確認します。そして、この都道のことを、先ほども質問がありましたけれども、掘割部は誰がやるのか。例えば擁壁を作って、側道を造るのは誰がやるのか。ここが今までも答弁でなかなかはっきりしなくて、東京都と調整中だという答弁であったように思います。先ほどの答弁は、陸橋部は東京都だ。でも、それは事業計画決定されていない。西多摩建設事務所も、今の橋の拡幅予定にはないと言っているということになると、では、掘割部の下の部分だけは市が造るのかどうかという話なのですが、東京都に聞いてみると、これはある地権者が東京都に質問を出しました。福生都市計画道路3・4・12号線を都が羽村市に整備委託したときの条件を含む整備委託書一式を。それに対して小池都知事の名で、福生都市計画道路3・4・12号線について、都は羽村市への整備を委託していない。また、当該道路の全体整備計画について、都は羽村市から資料を収受していない。そのため、当該公文書は実施機関では作成及び取得しておらず、存在しないという返事が小池都知事の名前で来ているのですが、結局、都市計画道路3・4・12号線は、誰がどこまで、いつまでにやるかがどうもよく見えてこないので、そこを確認させてください。
254 ◯議 長(橋本弘山) 区画整理総務課長。
255 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) まず、最後の部分のお話で、東京都は市へ都市計画道路3・4・12号線の整備を委託していないというお話と、あと、東京都は市からそういう整備をさせてくれといいますか、収受していないということは、今、山崎議員がお話しされたのですが、まず、そういうやりとりについて、どなたかどういう形で手続をされて、そういう情報開示か何か分からないですけれども、されたかということは、まず、市では承知しておりません。そのうえで、委託かどうかというお話なのですが、基本的にこれは自治体間ですから委託ということはまずあり得ません。その中で、都市計画事業である区画整理事業につきましては、これは都市計画法、区画整理法なのですけれども、認可という、法律の中にありまして、その事業認可をしたときに当然、これは認可の中には区域、都市計画道路、都市計画公園等々、都市計画施設、公共施設の事業をするということの認可が都知事からございますので、当然、東京都知事の認可を得た上で区画整理事業を進めているものですから、委託書というものを収受するものではないということを申し添えます。
それと、都市計画道路3・4・12号線の掘割部は、恐らく、羽村大橋東詰交差点の部分のだと思うのですけれども、この部分につきましては、山崎議員も今、おっしゃっておりましたが、あくまでも立体部については、事業計画上、この区画整理事業とは別事業という形になってございます。その中で、掘割部は市が施工するのかしないのかということなのですけれども、これにつきましては、先ほど区画整理推進課長がお答えしましたが、あくまでも市は都市計画道路3・4・12号線の平面部における整備です。これは区画整理事業の中で行っていくということですが、これは掘割部も含めて立体交差部。また、青梅線との交差する立体交差部については、あくまでも用地空けという形での施工になってございます。ただし、そこの立体部分に直接張り付くお宅などがある場合には、そこのお宅からといいますか、換地先からの出入りができないといけませんから、一部暫定的な整備は行う可能性はございますけれども、それは当然ながら、どういう形で暫定整備をしていくかどうかということについては、東京都であったり、交通管理者の警察であったり、双方と調整していく必要があると考えてございます。以上です。
256 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。13番 山崎議員。
257 ◯13 番(山崎陽一) 今の説明が全く分からないのだけれども、ちょうど東町の辺りから新奥多摩街道までは平面部でやりますと言っている。その掘っていく部分も羽村なのでしょうと東京都も西多摩建設事務所一課も言っているのです。面整備だから、面整備は自治体がやりますよと言っている。でも、今のお話では掘割部は違う。でも、その掘割部の中でも、掘り割りを作って、側道は作ったとしても、立体交差部は東京都だという話も出てくる。要するに、掘って側道を造るところまでは区画整理でやり、陸橋が来なければ、その陸橋の部分は緑地にでもしておくのですかという話も今までは出てきていました。ところが、そうではなくて掘割部、実際掘るのも東京都だということであれば結局、羽村大橋から都市計画道路3・4・12号線で踏切まで抜けていくというのは、いつになるかも全く見えてきていない。それから、今度は踏切のところのアンダーパスも区画整理とは別である。JRでやるということになると結局、この事業の目的が何なのか。最初、一番大きいのはこれだったのではないのですか。羽村大橋から踏切まで抜けていく、そこがどうしても説明では見えないのです。そこをもう少し分かりやすく説明していただきたいのです。
258 ◯議 長(橋本弘山) その1点だけでよろしいですか。
259 ◯13 番(山崎陽一) それを確認します。
260 ◯議 長(橋本弘山) では、その1点だけ。区画整理総務課長。
261 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 確かに山崎議員のおっしゃるとおり、ちょっと分かりにくいようなところはあるのですけれども、都市計画道路3・4・12号線は羽村街道から羽村大橋まで続く部分ですが、以前の区画整理の状況をご承知の方はいらっしゃるかと思うのですが、例えば小作台の土地区画整理事業は青梅線を挟んで両側をやっております。その中で小作立体交差が整備されております。これについては、区画整理事業が終わった後に、これは都道です。東京都が小作立体の整備をしておりますので、暫定的には平面で、小作の踏切ですか。羽村駅側寄りの踏切を渡っていたと思います。その後、区画整理事業が終わった後に、用地空けが済んで暫定整備がしてありましたので、その中で立体交差という事業を東京都が行っております。また、都市計画道路3・4・16号線といって、羽加美・栄立体についても、これは栄町の区画整理事業がかなり昔に終わっておりますけれども、暫定的に間のところが整備として、真ん中に中央分離帯がありました。ちょっと木が植っていたのですが。
262 ◯13 番(山崎陽一) 他のところのことはいいです。
263 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) 分かりました。
では、同様な例ということで、都市計画道路3・4・12号線につきましても、今回は立体部分につきましてはあくまでも用地空けという中で暫定的な整備は行う可能性はあるといったところでございまして、立体交差部分というのはあくまでも上に架かる橋が立体交差というのではなくて、掘割部も含めて立体交差といいます。
264 ◯13 番(山崎陽一) そこも含めてですか。
265 ◯区画整理総務課長(橋本雅央) そうです。ですから、掘割部分は立体交差ではない、上に架かる橋が立体交差、という意味ではなくて、あくまでも掘割部と立体部、上に架かる橋を合わせたものが立体交差ということなので、それは別事業としてなっておりますので、本格的な整備というものはあくまでも今、事業の中でやるものではありませんので、状況によって暫定整備はしていく可能性があるといったところでございます。以上です。
266 ◯議 長(橋本弘山) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
267 ◯議 長(橋本弘山) これをもって質疑を終了いたします。
お諮りいたします。本件につきましては、いずれも委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
268 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより、議案第40号の件の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、本件に対する反対討論の発言を許します。13番 山崎陽一議員。
269 ◯13 番(山崎陽一) 議案第40号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約の変更契約について」に反対します。
西口土地区画整理事業は、必要性、実現性、住民合意のいずれも欠けており即刻見直し。現道を活かした修復的まちづくりを求めてきました。とりわけ都市づくり公社への事業委託は高額な諸経費など事業費負担が大きく認められず、委託契約そのものに反対してきました。よってこの議案も認められません。
270 ◯議 長(橋本弘山) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。1番 秋山義徳議員。
271 ◯1 番(秋山義徳) 議案第40号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約の変更契約について」新政会を代表し、賛成の立場からの討論を行います。
羽村駅
西口土地区画整理事業については、本格的な工事が進展し、建物等の移転や区画道路の整備工事、宅地の整地工事、また、羽村大橋周辺での都市計画道路3・4・12号線の擁壁設置工事など、関係権利者の協力により、今年度までの事業が順調に進んでいることを、現場視察などを通じて確認しております。このような中、平成30年3月に公益財団法人東京都都市づくり公社と市が契約した羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約については、本年3月末日をもって契約期間が満了するとのことで、今般、委託費が精算されたことで、当初の契約額20億8610万円を19億2021万1617円に変更し、1億6588万8383円を減額する業務委託契約の変更が行われる内容となっております。本議案について、市の説明に基づき内容を確認したところ、主な減額要因は移転補償費や区画道路の整備費、宅地整地工事費など、これらの費用が減額になったことが起因されたものであり、事業自体は計画に沿って執行されたうえで、実績に伴い事業費の精算が行われ、契約金額を減額し変更されたものであり、適正なものであると判断いたしました。これまで事業全体の進捗状況を見ると、事業は概ね計画どおりに進められているものと捉えておりますが、引き続き、関係権利者に対しては丁寧な対応に努めていただくと共に、昨年5月に変更した事業計画に基づき、事業期間である令和18年度まで事業が着実に進み完了することを求め、本案に賛成の立場からの討論といたします。
272 ◯議 長(橋本弘山) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
273 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第40号の件を起立により採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
274 ◯議 長(橋本弘山) 起立多数であります。よって本件は、原案のとおり可決いたしました。
これより議案第41号の件の討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、本件に対する反対討論の発言を許します。9番 鈴木拓也議員。
275 ◯9 番(鈴木拓也) 議案第41号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」反対の討論を行います。
本案は、令和2年度から令和5年度までの4年間に78億5720万円という巨費を使って、多くの市民が反対している羽村駅
西口土地区画整理事業の工事を進めようとするもので、断固反対いたします。現事業計画の設計図を定めた第2次換地案には400名を超える地権者が反対の署名をし、これは地権者全体の3分の1を超えるものでした。今回の契約では207棟もの建物を移転する計画となっていますが、事業に反対の考えを持つ地権者が数多くいらっしゃると思われ、移転交渉は困難を極めることになると考えられます。同時に、集団移転によるプレッシャーがそうした権利者をも苦しめることになるだろうと思います。既に工事が進んだ場所でも、これを機に羽村を離れるという市民が次々に生まれていると聞いております。まちづくりの名のもとに行われている本事業が、地権者のかけがえのない暮らしや財産とコミュニティ、さらに郷土愛に深刻な傷をつけるまち壊しの様相を呈していると言えます。財政の面からも、予算の30パーセントにあたる28億8000万円を借金に頼り、市費を16億2520万円、年平均4億1000万円弱投入する計画になっております。企業からの税収が減る一方、少子高齢化で福祉費などが増大し、財政難が深刻化する中、市のこれからを危うくする無謀な計画と言わざるを得ません。市のあらゆる事業の予算が削減を余儀なくされている今こそ、住民負担の面からも、予算の面からも、無理に無理を重ねようとする本事業を一時中止し、現在の道路を活かしたまちづくり計画へと抜本的な見直しをすることを求めて、本議案に反対の討論といたします。
276 ◯議 長(橋本弘山) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。6番 冨松崇議員。
277 ◯6 番(冨松 崇) 議案第41号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」新政会を代表して、賛成の立場からの討論を行います。
羽村駅
西口土地区画整理事業については、平成27年度からの優先整備地区における建築物の移転や区画道路の整備工事、都市計画道路3・4・12号線の擁壁設置工事など、市と公益財団法人東京都都市づくり公社との業務委託契約により、これまで西口事業に取り組まれてきた結果、計画どおりの事業進捗が図られ、移転先において、順次、関係権利者による新たな土地利用や生活が始まっているなどの状況を確認しております。このような中、今回の業務委託契約の内容を見ますと、令和2年度から令和5年度までの4年間の委託期間として、都市計画道路3・4・12号線の早期開通に向けた整理として、川崎一丁目及び羽村大橋周辺における建築物の移転をはじめ、区画道路の整備や整地工事、都市計画道路3・4・12号線の用地空けなど、これらを中心に、これまでの事業の継承、継続性を保ちつつ、効率的に事業を進展させていくための内容となっていることを確認しました。また、財政面を見ますと、令和元年5月に変更した事業計画に基づき、国の都市再生・区画整理事業補助が新たに導入されたことにより、補助金の大幅な増額が見込まれると共に、これまでの国の住宅市街地総合整備事業交付金並びに東京都の補助金・交付金等を合わせて最大限活用することで市費の負担軽減に努めたことが伺えます。東京都都市づくり公社は、昭和36年3月に東京都議会と当時の羽村町議会、関係する市町議会の議決を経て、土地区画整理事業と下水道事業を行うために設立された団体であり、東京都と連携し、専門的立場から羽村市の良好な市街地形成や産業の発展に大きく寄与されてきたもので、引き続き、羽村駅西口地区における事業の継続性の確保や計画的な事業進展を図っていくためには、これまでの経緯や実績を考慮し、公益財団法人東京都都市づくり公社に委託することが妥当であるものと考えます。同時に、東京都都市づくり公社に対しましては、関係工事について市内関連業者の参入機会の確保も強く望むものであります。今後も、関係権利者をはじめ市民のご理解とご協力をいただきながら、本契約内容を着実に実施し、西口事業が計画的に進み、将来に向けて羽村駅西口地区が発展していくことを期待して、原案のとおり、
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約に賛成の立場からの討論といたします。
278 ◯議 長(橋本弘山) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。18番 門間淑子議員。
279 ◯18 番(門間淑子) 議案第41号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」反対の討論を行います。
議案の内容は、羽村駅
西口土地区画整理事業について、2020年・令和2年4月1日から2024年・令和6年3月31日までの4年間の調査設計、移転補償及び工事を78億5720万円で公益財団法人東京都都市づくり公社ヘ委託する内容となっていますが、認めることはできません。契約金額の財源を見ると、東京都及び国の補助金が合計38億5200万円ですが、羽村市の支出額も非常に大きくて、一般財源が16億2520万円、借金が23億8000万円、合計40億520万円にもなっています。審議の中で明らかになったことですけれども、西口区画整理の基金残高は令和3年で8000万円、底をつきました。2019年・令和元年5月に公表された事業計画の第3回変更計画では事業総額が436億円に増えました。令和6年以降の羽村市の支出額を見ると、令和6年が15億2000万円、令和7年が17億4000万円と右肩上がりになっています。羽村市財政が年々厳しさを増し、福祉の費用まで手をかける今日、このように再開発事業に膨大な羽村市費を投入する事業計画には反対です。さらに、今回予定されている地域には、事業に協力しない地権者の方々も多く、これから理解を得て事業を進めるとのことですが、4年間で207棟の移転を終了させることはどう考えても不可能と思います。2019年2月の東京地方裁判所の事業取消判決を重く受け止めて、少子高齢に向かう今後の羽村市のまちづくりをどうするか、一旦中止し、抜本的な見直しをすべきだとの意見を添えて反対の討論といたします。
280 ◯議 長(橋本弘山) 次に、13番 山崎陽一議員。
281 ◯13 番(山崎陽一) 議案第41号「
福生都市計画事業羽村駅
西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」に反対します。理由は3点。
1 2020年から2023年までの4年間の東京都都市づくり公社への委託78億5720万円は事業反対の立場から認められません。まちづくりは行政の仕事ですが、公社への委託は事業費に加えて本社役員の経費や福利厚生費などの間接費として9割が加算されるなど、究極の高コストです。加えて、苦しむ地権者の気持ちを逆なでするような公社職員の発言もあり無責任極まりありません。区画整理課を区画整理部に格上げし、職員も増加するのですから、仮に事業を進めるのであれば市職員が先頭に立って自前でやるべきで、この業務委託にはその姿勢が見られません。
2 事業開始以来、この年度末で100棟の移転を見込む、と市長は胸を張っていますが仮換地先使用開始は僅か26か所で、再築での生活は13棟のみです。第3回事業計画変更で突然、今後4年で207棟の取壊しや移転の対象とされた地権者は寝耳に水。そもそもが住民の事情や立入禁止看板を掲げる反対地権者の存在を無視した計画ですから予定どおりには進まず、中断移転も長期に及ぶでしょう。事業の抜本的な見直しが必要です。
3 2020年度予算に関する西多摩新聞の記事は「羽村市にとって危機的状況」と市長の発言を載せ、朝日新聞は都内49の区・市で羽村市は経常収支比率が最高値、このままでは基金も数年後には無くなると報じています。こうした厳しい財政状況にも関わらず来年度の区画整理事業費は18億5000万円と倍増、4年間の委託費78億5720万円のうち一般会計の繰出しと地方債で40億円ですから、市民生活への影響は避けられません。今後も歳入減少、扶助費の増大という厳しい状況が予想されており、財政を改善し住民福祉の増進を実現させるためにも区画整理事業委託契約は認められません。
282 ◯議 長(橋本弘山) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
283 ◯議 長(橋本弘山) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。
これより、議案第41号の件を起立により採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
284 ◯議 長(橋本弘山) 起立多数であります。よって本件は、原案のとおり可決いたしました。
次に、日程第17、「各常任委員会の閉会中の継続調査について」の件を議題といたします。
各常任委員会委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表に記載の事項について、次回定例会までの閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。本件については、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
285 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
次に、日程第18、「
議会運営委員会の閉会中の継続調査について」の件を議題といたします。
議会運営委員会委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表に記載の事項について、次回定例会までの閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。本件については、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
286 ◯議 長(橋本弘山) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
次に、日程第19、「諸報告」を行います。
市長部局並びに議会関係の報告については、お手元に配付してあります諸報告書をもって報告にかえさせていただきたいと思いますので、ご了承願います。
以上をもちまして、本定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。
市長よりご挨拶を願います。並木市長。
287 ◯市 長(並木 心) それでは、議長のお許しをいただきまして、令和2年第2回羽村市議会定例会の閉会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本定例会におきましては、当初予算案件7件、条例案件18件、補正予算案件7件、規約の変更案件4件、追加議案として補正予算案件1件、契約の変更案件2件、契約案件1件、合わせて40件の議案を上程させていただきました。いずれも原案どおり可決をいただきまして、誠にありがとうございました。
また、本定例会におきましては、
新型コロナウイルスの関係で橋本議長をはじめ、議員の皆様、そして、事務局の皆様方のご配慮により、これからの感染防止のための議事の進行、その他につきましてご高配を賜り、今日の最終日までこういう形でできたことに対しまして、心から御礼を申し上げさせていただきたいと存じます。こうした私たちの配慮によって、本当にこれが終局に向かえればいいわけでございますけれども、今の状況はますます予断を許さない厳しい状況、あるいは新たな展開が必要になってくるという状況にございます。そういう意味では、基礎自治体としての責任というものはありますが、東京都、そして国、あるいは世界を見定めながら、本当に一刻も早く解決に向かいたいと思いますが、拙速というものは最も避けなければいけない状態だと思っております。そういう意味では、早く抗体だとか、あるいは注射などができることをひたすら願いながら、現状を悪くしないために最善を尽くしていくということで、議会の皆様方、我々行政、関係機関、そして市民の皆様の安全を守っていくために全力を尽くしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今回の議案の中で、一般会計の予算につきまして、2日間という形でそれぞれご意見を賜りましたが、まだまだご意見もいただくところもあったのかなと思っておりますし、今日のこの後、18時から、いつも定例でございますけれども懇親会という形で、そこでそれについてのいろんなざっくばらんなお話もできる機会もあったわけでございますが、それらも含めまして、今回の状況の中から、皆様方からいただいたご意見あるいはご要望等につきましては真摯に受け止めさせていただきまして、今年、令和2年度の事業の中で弾力性を持ちながら、きちんとした見解を出しながら、実践に向けて努力をしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
季節が変わって新年度になります。今、基本的には桜が咲いている本当にいい時期ではありますけれども、いろんな事業が変更や中止になったりしているところでございます。議員活動の中にも支障があるかと思っておりますが、ぜひ、くれぐれもご自愛のほど、議員活動をきちんと進めていただくようお願い申し上げまして挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
288 ◯議 長(橋本弘山) 以上で、市長の挨拶は終了いたしました。
これにて、令和2年(2020)年第2回羽村市議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。
午後3時18分 閉議・閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
令和2年3月26日
羽村市議会議長 橋 本 弘 山
羽村市議会議員 大 塚 あかね
羽村市議会議員 山 崎 陽 一
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