羽村市議会 > 2019-03-19 >
平成31年第1回定例会(第5号) 本文 2019-03-19

ツイート シェア
  1. 羽村市議会 2019-03-19
    平成31年第1回定例会(第5号) 本文 2019-03-19


    取得元: 羽村市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     午前10時00分 開議 ◯議 長(馳平耕三) おはようございます。  ただいまの出席議員は18名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  この際、議会運営委員会委員長、10番 橋本弘山議員から報告願います。      [議会運営委員会委員長 橋本弘山 登壇] 2 ◯議会運営委員会委員長(橋本弘山) おはようございます。  去る3月15日午前10時より開催いたしました、第3回議会運営委員会の協議結果について報告いたします。  委員会提出議案1件、議員提出議案1件の取扱い、修正動議1件の評決順序等の確認及び審議日程案の変更について協議いたしました。委員会提出議案1件については、当日議決とし、議員提出議案1件については、委員会付託を省略し当日議決とすることが妥当であるとの結論でありました。  鈴木拓也議員から、賛成者3人とともに提出された議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」に対する修正動議については、予算審査特別委員会委員長の審査結果の報告及び質疑の後、提出者から修正案の提案説明を行い、修正案に対する質疑、原案及び修正案に対する一括討論の後、修正案並びに原案の採決を順次行うことが妥当であるとの結論でありました。  審議日程につきましては、委員会提出議案議員提出議案、各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査並びに勇退者あいさつの件を従前の審議日程案に追加変更し、差し替え分の審議日程案を目標に努力することを確認いたしました。  以上、簡単ではありますが、本委員会に諮問されました事項につきましての協議結果の報告といたします。 3 ◯議 長(馳平耕三) 議会運営委員会委員長の報告は以上のとおりです。  本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程(第5号)のとおりです。  日程第1、31陳情第1号「アスベスト被害者補償基金制度の創設と全面解決を国に働きかける意見書提出を求める陳情書」から、日程第3、31陳情第3号「後期高齢者医療の一部負担金の割合を引き上げないよう求める陳情書」の3件を一括議題といたします。  本件に関する厚生委員会審査報告書は、お手元に配付したとおりです。朗読を省略いたします。  この際、厚生委員会委員長、15番 濱中俊男議員から報告願います。      [厚生委員会委員長 濱中俊男 登壇] 4 ◯厚生委員会委員長(濱中俊男) おはようございます。  厚生委員会の審査結果について、報告いたします。  去る平成31年3月5日の本会議において厚生委員会に付託された、31陳情第1号、31陳情第2号及び31陳情第3号について、平成31年3月7日に、理事者並びに担当職員の出席を求め審査いたしました。
     31陳情第1号「アスベスト被害者補償基金制度の創設と全面解決を国に働きかける意見書提出を求める陳情書」については、採択とすべき意見として、「建設資材として大量に使用されたアスベストを吸い込んだことで、肺がんや中皮腫を発症するアスベスト被害は、建設労働者の公害になっている。国は防塵マスクの着用を義務づけるなどの対策を怠り、被害を拡大させたとして損害賠償訴訟が提訴され、6つの地方裁判所、2つの高等裁判所が国の責任を認めている。被害者の迅速な救済のため、国と建材メーカーが拠出するアスベスト被害者補償金制度や、専門医や医療技術の充実と進歩は必要なことであり、本陳情は採択すべきである」との意見があり、趣旨採択とすべき意見として、「アスベストに対する危険性の認識と対応の遅れにより発生した被害者の救済を迅速に図るアスベスト被害者補償基金制度の創設には、賛成できるが、しかしながら、陳情書を見ると『現在進行中の公害』『建材メーカーなどが拠出する資金で』という記載には違和感があり、必ずしも同意できない部分がある。以上を総合的に判断して、市議会としての意見書の提出には、より慎重な対応が必要であるため、本陳情は、趣旨採択にすべきである」との意見があり、採決の結果、採択と決定いたしました。  31陳情第2号「介護保険制度の改善を求める陳情書」については、趣旨採択とすべき意見として、「本陳情は、1、訪問介護生活援助の回数制限の撤廃、2、総合事業について、今後も現行相当のサービスの提供、3、要介護1、2の認定を介護保険給付から外さないことについて、国へ意見書を提出することを求めている。そのうち、要介護1、2の認定について、介護保険給付から外さないことには賛成できる。しかし、羽村市では回数制限によるサービス低下は起きていないこと、総合事業でも現行相当サービスを継続させることが質疑によって明らかになったことから、本陳情は、趣旨採択にすべきである」との意見があり、全会一致で、趣旨採択と決定いたしました。  31陳情第3号「後期高齢者医療の一部負担金の割合を引き上げないよう求める陳情書」については、趣旨採択とすべき意見として、「本陳情は、後期高齢者医療制度の一部負担金を1割から2割に引き上げないよう、国へ意見書の提出を求めている。今年10月から、後期高齢者保険料軽減特例の廃止や、消費税が10パーセントに引き上げられることで、年金受給者の負担は限界に達しているとの主張には賛同できる。しかし、国の財政制度等審議会社会保障審議会において、後期高齢者医療制度の窓口負担を1割から2割に引き上げることが検討されたが、2019年度は見送られたとのことであるため、本陳情は、趣旨採択にすべきである」との意見があり、全会一致で、趣旨採択と決定いたしました。  以上で、厚生委員会の審査結果の報告といたします。 5 ◯議 長(馳平耕三) 以上で委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 6 ◯議 長(馳平耕三) 質疑なしと認めます。以上で、質疑を終了いたします。  これより、31陳情第1号「アスベスト被害者補償基金制度の創設と全面解決を国に働きかける意見書提出を求める陳情書」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 7 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、31陳情第1号「アスベスト被害者補償基金制度の創設と全面解決を国に働きかける意見書提出を求める陳情書」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、採択です。  お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり、決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 8 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり採択と決定いたしました。  これより31陳情第2号「介護保険制度の改善を求める陳情書」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 9 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、31陳情第2号「介護保険制度の改善を求める陳情書」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、趣旨採択です。  お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 10 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり趣旨採択と決定いたしました。  これより、31陳情第3号「後期高齢者医療の一部負担金の割合を引き上げないよう求める陳情書」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 11 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、31陳情第3号「後期高齢者医療の一部負担金の割合を引き上げないよう求める陳情書」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、趣旨採択です。  お諮りいたします。本件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 12 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり趣旨採択と決定いたしました。  次に、日程第4、議案第17号「羽村市森林環境譲与税基金条例」の件を議題といたします。  本件に関する総務委員会審査報告書は、お手元に配付したとおりです。朗読を省略いたします。  この際、総務委員会委員長、5番 中嶋 勝議員から報告願います。      [総務委員会委員長 中嶋 勝 登壇] 13 ◯総務委員会委員長(中嶋 勝) 総務委員会の審査結果について報告いたします。  平成31年3月5日の本会議において総務委員会に付託された、議案第17号について、平成31年3月7日に理事者並びに担当職員の出席を求め審査いたしました。  議案第17号「羽村市森林環境譲与税基金条例」については、原案に賛成する意見として、「森林整備の促進や木材利用の促進及び普及啓発、樹林地の保全等の経費に充当する譲与税を有効に活用するための基金であり、本条例に賛成する」との意見があり、採決の結果、全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、総務委員会の審査結果の報告といたします。 14 ◯議 長(馳平耕三) 以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 15 ◯議 長(馳平耕三) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより、議案第17号「羽村市森林環境譲与税基金条例」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 16 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第17号「羽村市森林環境譲与税基金条例」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は、委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 17 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決いたしました。  この際、日程第5、議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」から、日程第11、議案第7号「平成31年度羽村市水道事業会計予算」までの7件を一括議題といたします。  本件に関する一般会計等予算審査特別委員会審査報告書は、お手元に配付したとおりです。朗読を省略いたします。  この際、一般会計等予算審査特別委員会委員長、11番 山崎陽一議員から報告願います。      [一般会計等予算審査特別委員会委員長 山崎陽一 登壇] 18 ◯一般会計等予算審査特別委員会委員長(山崎陽一) 一般会計等予算審査特別委員会における審査結果について報告します。  本委員会に付託された案件は、平成31年度一般会計予算のほか、5つの特別会計予算並びに水道事業会計予算であります。厳しい行財政運営を強いられている時期の極めて重要な予算審査でしたが、各会計の審査は、終始熱心に続けられ、滞りなく終了することができました。副委員長をはじめ、委員並びに関係各位に対し深く感謝申し上げます。  それでは、審査結果について報告します。  議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」の件については、反対する意見として、「財政が厳しい状況のもと、必要な施策の充実が図られた一方で、様々な項目の予算を削減・廃止した内容となった。その中には、水上公園プールの休止など、行うべきでないものが含まれている。多くの市民から反対の声が上げられている羽村駅西口土地区画整理事業の見直しを行う転機であるが、それはなされなかったため、本予算案には反対する」との意見。また、「本予算は、市民税法人分が前年度比で1億2000万円の増加が見込まれるなど、歳入に改善の兆しが見られるものの、経常収支比率は104パーセントであり、依然として厳しい財政運営であることに変わりはない。経費削減を目的とした行政のスリム化計画では、水上公園の休止、補助金・助成金の廃止や削減など、住民生活に影響のある施策が進められる一方で、地権者の多くが反対している羽村駅西口土地区画整理事業には6億2591万円が支出される予算案であるため、反対する」との意見があり、賛成する意見として、「本予算は市税収入を中心とする一般財源が減少しているため、前年度に引き続き、多額の基金を繰り入れて歳入歳出の均衡を図る、非常に厳しい予算となっている。市税収納率のさらなる向上や、国・都補助金の獲得など、歳入の確保に全力で取り組むことはもちろん、抜本的な事務事業の見直しなどの歳出改革に取り組むことが最も重要であると考える。歳出を見てみると、市民福祉の向上に寄与する施策をはじめ、子育て、防災、都市基盤整備など、将来を見据えたまちづくりへの対応が図られた予算であることと捉えている。行財政改革に強力に取り組み、持続可能な財政運営を行っていくことを強く要望し、本予算案に賛成する」との意見。また、「第5次羽村市長期総合計画の後期3年目であり、計画を着実に進めていく重要な年度となる。近年、基金残高の急激な減少と、平成33年度まで連続して、経常収支比率が100パーセントを超える見込みである。今後の歳入の大幅な増収は見込めないことから、これからも予断を許さない財政運営が求められる。歳出では、新規及びレベルアップなど重要な事業をはじめ、公明党での来年度予算要望の内容も随所に反映されており評価できる。引き続き、厳しい財政状況が想定されることから、全事務事業の点検・見直しにさらに取組み、歳入に見合った歳出とすることへの創意工夫を期待し賛成の意見とする」との意見。また、「平成31年度の一般会計の予算規模は約223億円と、前年度より1.2パーセントの減額になっている。主な歳出では羽村駅自由通路の拡幅、川崎街道の歩道整備、防災行政無線のデジタル化、気象観測装置の導入、消防用車両の整備、公園高木の剪定など、安全・安心のまちづくりのための費用を予算化している。厳しい財政状況の中、選択と集中の考えのもとで、財政マネジメントの強化に取り組み、公会計制度を有効に活用し、健全財政への道に向かって、全庁を挙げて行財政改革を強力に推進していくことを期待して、本予算案に賛成する」との意見。また、「歳入の増加が期待できない現在、限られた財源をいかに有効に予算化されているか、イベント等の開催規模の見直しがされているのか、という視点で審査を行った。子育て施策の充実、多様なニーズに応じた教育相談の充実、都市基盤整備の強化等、市民の命と未来を守る事業は評価したい。地域活性化を図るため商工会と連携した新しい事業は、制度設計をしっかり行い市内の消費拡大につながる事業になることを求める。様々な分野でのイベントの開催規模が例年のとおりであることが気になるが、引き続き全事務事業の見直しと歳出削減を図ることを求め、本予算案に賛成する」との意見があり、採決の結果、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  議案第2号「平成31年度羽村市国民健康保険事業会計予算」、議案第3号「平成31年度羽村市後期高齢者医療会計予算」及び議案第4号「平成31年度羽村市介護保険事業会計予算」については、反対、賛成の意見は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  議案第5号「平成31年度羽村市福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計予算」の件については、反対する意見として、「羽村駅西口土地区画整理事業は、権利者だけでなく全ての市民に多大な負担を強いるもので、羽村市の財政危機のおそれがある。現在進めている計画も無理があるとして裁判所に否定される判決が出された。これを機会に、これまでのインフラを使い、事業費を大幅に減らせる現道を活かしたまちづくりに見直すことを求める。羽村駅西口都市開発整備基金も、平成31年度末の残高は2億円を切り、今後は大幅に起債に頼らざるを得ず、将来にわたり多大な負担を強いることになる。市民の多くが事業に反対している中で、見直しを行わず、市民の生活に直結した他の予算を削減していくことは、順番が違い市民の理解が得られないため、本予算案には反対する」との意見。また、「東京地方裁判所は、羽村駅西口土地区画整理事業計画は、資金計画がずさんであり、土地区画整理法、地方自治法、地方財政法に違反しているとの判決を下した。判決を真摯に受けとめ控訴を取りやめ、事業の抜本的な見直しの契機とすべきである。関係地権者の多くが非協力を通知し、反対の意思を表明している。しかし平成31年度は、9億3150万円の予算で事業を継続しようとしており、認められない」との意見があり、賛成する意見として、「羽村駅西口土地区画整理事業は、東京地方裁判所が、第2回の事業計画変更決定を違法と判断したが、羽村市は、判決に承服できないとして控訴する方針を固め、『訴訟弁護委託料』の補正予算が提案され、議会として承認したところである。羽村駅西口地区では、本格的なハード整備に着手して4年が経過しており、事業を一旦やめることは、これまで事業に協力されている権利者の思いを反故にすることになりかねない。今後も優先整備地区を中心に、建物移転や区画道路の整備について、着実かつ計画的に推進していかなければならない。以上のことから、平成31年度については、継続性を維持しながら、引き続き、積極的な事業推進が図られるよう、必要な経費として極めて重要な予算措置である。羽村駅西口土地区画整理事業のさらなる進展のためにも、これまでの事業成果を活かしつつ、関係権利者へのより丁寧な対応と、円滑かつ効率的な事業の推進を期待し、本予算案に賛成する」との意見。また、「平成27年から具体的ハード事業施行に入り、様々な形で意見が出るのは当然のことであり、羽村市の担当者は個別に説明に行っている。区画整理事業を進めるには、いろいろな観点があるが、土地区画整理審議会に諮りながら事業の進展をスムーズに図られるようお願いする。今後も土地区画整理事業を進めていくための関係各位の努力を期待して、本予算に賛成する」との意見があり、採決の結果、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  議案第6号「平成31年度羽村市下水道事業会計予算」及び議案第7号「平成31年度羽村市水道事業会計予算」については、反対、賛成の意見は特になく、採決の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で、一般会計等予算審査特別委員会の審査結果の報告とします。 19 ◯議 長(馳平耕三) 以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 20 ◯議 長(馳平耕三) 質疑なしと認めます。以上で、質疑を終了いたします。  この際、議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」に対し、鈴木拓也議員から、3人の賛成者とともに修正の動議が提出されております。提出者の説明を求めます。  7番 鈴木拓也議員。      [7番 鈴木拓也 登壇] 21 ◯7 番(鈴木拓也) 議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」に対する修正動議を行います。  上記の修正案を別紙のとおり、地方自治法第115条の3及び羽村市議会会議規則第16条の規定により提出いたします。平成31年3月19日。羽村市議会議長 馳平耕三様。提出者、羽村市議会議員 鈴木拓也。以下、敬称を略させていただきます。賛成者、同上 浜中 順。賛成者、同上 山崎陽一。賛成者、同上 門間淑子。  平成31年度の羽村市の事業を市民の要望に沿ったものにするために、市長の原案を修正する必要がありますので、この案を提出いたします。  内容説明は、用紙を2枚おめくりいただきまして、概要説明書によって行いたいと思います。  まず、歳入です。16款都支出金、2項都補助金、1目総務費都補助金。予算案の金額が8億7564万5000円のところを、修正案の金額は8億3964万5000円。3600万円の減額です。これは市町村総合交付金の減額です。次に、18款繰入金、1項基金繰入金、1目基金繰入金。原案は18億1738万5000円に対しまして、修正案は14億7203万5000円です。内訳としましては、まず、3億円の減額。これは羽村駅西口都市開発整備基金繰入金の減額です。さらに、4535万円の減額。これは財政調整基金繰入金の減額でございます。以上で、歳入に関しましては、原案が222億9700万円のところ、修正案は219億1565万円で、3億8135万円を減額しようとするものです。  続きまして、歳出です。8款土木費、3項都市計画費、2目土地区画整理費。予算原案が6億2591万1000円に対しまして、修正案は2億4456万1000円です。減額の内訳としましては、まず、羽村駅西口土地区画整理事業権利者の会補助金の削除で、25万円のマイナス。また、福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計繰出金の減額を3億8110万円ということになります。歳出の合計としまして、原案が222億9700万円に対しまして、修正案の金額が219億1565万円。その減額の合計は3億8135万円ということになります。  大きく言いますと、東京地方裁判所の判決によりまして、事業計画が違法と断罪された羽村駅西口土地区画整理事業を一旦停止しまして、基金などを温存していく、そして、この事業について再考していくという内容になっています。ぜひ、皆さんのご検討をよろしくお願いいたします。以上です。 22 ◯議 長(馳平耕三) しばらく休憩いたします。                                     午前10時35分 休憩                                     午前10時38分 再開 23 ◯議 長(馳平耕三) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  以上で提出者の説明は終わりました。これより修正案に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 24 ◯議 長(馳平耕三) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」の原案及び修正案に対する討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、2番 浜中 順議員。 25 ◯2 番(浜中 順) 議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」原案に反対し、修正案に賛成する討論を行います。  本予算は、国や都の各種交付金などが減らされる中で、臨時財政対策債2億4300万円、財政調整基金9億5000万円、特定目的基金8億6000万円で補う大変厳しい予算となりました。税収の大幅な増収は今後も見込めないことが予想され、今こそ、羽村駅西口土地区画整理事業の根本的な見直しに踏み出すべきだと考えます。そうなっていない本予算には賛成できません。  予算の内容についてですが、駅前指定喫煙場所の環境整備、教育相談の充実など、評価できる点がある一方、水上公園プール事業の中止、住民票等自動交付機の廃止、高齢者や障害者のための事業の廃止や見直しなど、市民生活に密着した予算を市民の意見を聞くことなく削ることは、許されません。水上公園プールは、子どもたちや市民からの期待が高いものがあります。住民票等自動交付機の廃止は、待ち時間を延ばし、窓口を混雑させかねません。また、高齢者や障害者のための事業の廃止や見直しなども対象者の負担を増やし、「次は何を切られるか」など不安を増長させます。スリム化と称しての予算の削減は、慎重にすべきです。経常収支比率については、ここ数年100パーセントを超える大変高い数値が続くと予想されています。この指標は、低ければよいというものではないと考えますが、予算の弾力性が弱まることにより、新しい課題への対応等が難しくなりますので、財政力に応じた歳出へと見直していくことが必要です。しかし、この場合でも、今後借金に頼らざるを得ない西口土地区画整理事業の大幅な見直しを進めずに、市民生活を支える予算を削っていくことは、優先順位が違い市民の理解が得られるものではありません。修正案は、西口土地区画整理事業を一旦とめて、再検討を加えようとするもので、評価できます。よって、修正案に賛成し予算原案に反対いたします。以上です。 26 ◯議 長(馳平耕三) 次に、4番 冨松 崇議員。 27 ◯4 番(冨松 崇) 議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」に新政会を代表して、委員長報告のとおり、原案に賛成し修正案に反対する立場からの討論を行います。  平成31年度は、第5次羽村市長期総合計画の後期5か年計画の3年目に当たり、計画の中間点として、計画に掲げた事業を確実に推進していく年度となりますが、市税収入を中心とする一般財源が減少しているため、前年度に引き続き多額の基金を繰り入れて、歳入歳出の均衡を図る非常に厳しい予算となりました。一般会計の予算規模は、前年度と比較して1.2パーセント減の222億9700万円で、2年連続の減少となりました。  歳入に関して見てみると、市税収入は、前年度と比較して1億2237万円の増収となりました。これは市民税において、法人分が増加したことが主な要因であります。市内大手企業などの業績が堅調に推移することが見込まれておりますが、今後、消費税率の引き上げに伴う法人市民税、法人税割の一部国税化がさらに進められること等を考慮すると、法人市民税の大幅な回復を期待することは難しいものと推測します。こうした税率改正による法人市民税の減少は、羽村市の財政構造を大きく変化させるものであり、歳入の根幹をなす市税の減少という大きな変化に適時的確に対応することが、現在の羽村市の喫緊の課題であると考えます。市税収納率のさらなる向上や国・都補助金の獲得など、歳入の確保に全力で取り組むことはもちろん、抜本的な事務事業の見直しなどの歳出改革に取り組むことが最も重要であると考えます。市財政が直面する構造的な課題の解決、解消に向けて全庁一丸となり、行財政改革に取り組んでいただきたいと思います。  歳出について見てみると、障害福祉サービス費や私立保育園保育委託料などの扶助費が引き続き増加しているとともに、コンピューターシステムの運用経費の増加などに伴い、物件費が増加しています。扶助費などの義務的経費が増加するなど、厳しい財政運営の中で予算配分が行われたものと認識しています。それぞれの事業を個別に見ていきますと、子ども、生涯学習の分野では、多様なニーズに対応した保育サービスを充実するため、満2歳児を対象とした幼稚園型一時預かり事業に係る事業費が予算化されています。また、福祉健康の分野では、全ての新生児が聴覚検査を受けられるよう、新生児聴覚検査委託料などの予算が計上されております。東京で子育てしやすいまちとして、施策の充実が図られたものと認識しています。市民生活、産業の分野では、気象観測装置の導入、消防用車両の整備、防災行政無線のデジタル化整備工事費など、地域防災力の強化に向けた予算が計上されています。環境、都市整備の分野では、駅前指定喫煙場所の環境整備に係る予算が計上されました。また、羽村駅自由通路拡幅等の事業については、平成31年度が事業最終年度となりますので、事業の仕上げに向けて安全、確実に進めていただきたいと思います。  以上、厳しい財政状況の中ではありますが、市民福祉の向上に寄与する施策をはじめ、子育て、防災、都市基盤整備など、将来を見据えたまちづくりへの対応が図られた予算であると捉えております。先ほども申し上げましたが、羽村市の財政状況は、市税収入の減少、義務的経費の増加、基金残高の大幅な減少など、かつてない厳しい状況にあります。財政構造が大きく変化している現在、歳入に合わせた歳出規模とする必要があり、そのためには抜本的な事務事業の見直し、歳出改革が必須であると考えます。行財政改革に強力に取組み、持続可能な財政運営を行っていただくことを強く要望し、本予算の原案に賛成し修正案に反対の立場からの討論といたします。 28 ◯議 長(馳平耕三) 次に、18番 門間淑子議員。 29 ◯18 番(門間淑子) 議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」の市長原案に反対し修正案に賛成する討論を行います。  平成31年度羽村市一般会計予算は222億9700万円で、平成30年度に比べ2億6300万円減少しています。予算内容を見ると、6億5640万円を借金して、財政調整基金からは9億5016万円、特定目的基金からは8億6723万円を繰り出して補ったもので、平成31年度末の財政調整基金は3億2000万円まで落ち込む大変厳しい内容です。市民税法人分が大手企業の業績回復により1億2000万円の増収が見込まれるなど、歳入に改善の兆しが見られるものの、経常収支比率が104パーセントと、依然として大変厳しい財政運営であることには変わりはありません。予算説明書に記載されている平成31年度のレベルアップ事業一覧を見ると、新生児聴覚検査の公費負担や駅前の喫煙場所設置などの健康対策は評価しています。一方で、羽村駅西口区画整理事業の推進が掲げられ、その予算額は9億3150万円と大変大きな予算額になっていて、賛成できません。行政のスリム化計画では、厳しい財政を改善させるためとして1,200事業の見直しに取り組み、1億4186万7000円の経常経費を削減し予算に反映したとあります。しかし、市民への住民説明や合意もなく、流れるプールの休止を行い、これは行政改革推進本部で決定しておりますけれども、羽村市が掲げてきた、東京で子育てしやすいまちというメッセージと相反しているものであり賛成できません。また、住民票自動交付機の廃止は住民サービスの低下につながるものであり賛成できません。  1200事業のうち、最初に見直すべきは関係地権者の反対が強い羽村駅西口土地区画整理事業です。羽村駅西口土地区画整理事業計画は、ずさんな資金計画として、去る2月22日に東京地方裁判所から土地区画整理法、地方自治法、地方財政法に違反しているとの判決が出されています。市長はこの判決を真摯に受けとめ、事業手法、事業区域、事業予算を根本から見直すべきです。しかし、そうすることなく平成31年度は一般会計から6億2566万1000円と土地権利者の会に25万円を繰り出していて事業を継続しようとしていますので、賛成できません。  修正案は、西口区画整理に関する事業予算のうち3億8135万円を歳入歳出それぞれから減額し、一旦この事業を見直そうとするものであり賛成できます。  以上の理由により、市長原案に反対し修正案に賛成する討論とします。 30 ◯議 長(馳平耕三) 次に6番、富永訓正議員。 31 ◯6 番(富永訓正) 議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」に、公明党を代表いたしまして修正案に反対し、委員長報告のとおり、原案に賛成の立場からの討論を行います。
     まず、修正案については、羽村駅西口土地区画整理事業そのものを否定するものと言わざるを得ず、現実的ではなく賛成することはできません。しかしながら、本事業の推進にあたっては、あくまでも住民に寄り添い、不安や課題の解決に真摯に取り組んでいただきたいことを申し添えいたします。  さて、平成31年度は、第5次羽村市長期総合計画の後期基本計画の3年目にあたり、さらに第6次羽村市長期総合計画の策定に向けた取組みが開始されることもあり、羽村市の将来像に向けて計画を着実に進めていく重要な年度となります。そのような中、平成31年度の予算規模は、財政状況が非常に厳しい中で222億9700万円、前年度比マイナス2億6300万円、1.2パーセント減と、今年度に引き続き2年連続で前年度比マイナスとなる予算とし、歳入に見合った歳出とする取組みが伺えます。  歳入の面で見ると、市税収入全般で今年度の大きな減収見込みから若干立ち直り、来年度は市民税法人分の増を中心に、全体として前年度比1.2パーセントの増を見込んでいます。しかしながら、市民税個人分の減少とともに、市たばこ税の今後も続く減収が想定されることなどからも、より一層の滞納額の圧縮と収納率の向上にも努めていただきたいところであります。また、市債残高、公債費負担比率は、これまでのほぼ横ばいから、今年度以降わずかながらも減少傾向に向かう見込みですが、その他の収入では、交付金、交付税、国庫、都支出金とも全体として減となっています。市民税法人税割の一部国税化がさらに進むことにより、その影響額が億単位での減収となるなど、今後の市税をはじめとする歳入の大幅な増収は見込みにくく、これからも予断を許さない財政運営が求められる状況が続くものと思われる中で、こうしたことに対応できる財務体質への改善にもより一層努力をしていただきたいと思います。  一方、歳出では、防災行政無線のデジタル化整備、気象観測装置の導入、高木等の剪定などによる防災・減災体制の整備、満2歳児を対象とした幼稚園型一時預かり事業の実施などによる多様なニーズに対応した保育事業の実施をはじめとし、新生児聴覚検査の公費負担、駅前指定喫煙場所の環境整備、市道202号線・川崎街道の歩道整備、羽村駅西口土地区画整理事業の推進など、現在の羽村市の状況に即した新規及びレベルアップ事業をしっかりと盛り込み、市民生活をサポートするとともに、基本目標別主要事業においても必要不可欠な事業が計画されています。  また、羽村市公明党での来年度予算要望における、安心と快適なまち、命を守る社会、活力のあるまちに向けた取組みも随所に反映されている内容となっています。そうした中、今般の厳しい財政状況を踏まえ行政のスリム化を図り、約1,200事業に上る全事務事業の点検・見直しに取り組むとともに、職員給である地域手当を10から9パーセントに引き下げることにより、1億4000万円ほどの効果額を見込める努力をされたことは評価するものであります。しかしながら、平成28年度、平成29年度には2年連続して経常収支比率が100パーセントを超え、さらに平成30年度決算見込み以降、少なくとも平成33年度まで、連続して経常収支比率が100パーセントを超える見込みであることが今般の一般質問等からも明らかになったように、引き続き羽村市の厳しい財政状況が当面続くことが予想されることから、今後とも歳入に見合った歳出とすることへの創意工夫を望みます。同時に、今後の公共事業の進め方や公共施設のあり方、インフラ整備等への課題についても、将来の方向性を広く市民と共有して歩むことが必要であり、縮小ということではなく、どう充実させていくのかという縮充の考えも見据えた、大胆な行財政改革へのスタートを切る平成31年度としていただきたいと思います。  また、羽村市としても毎年のように行財政改革を進めてきたことも承知しております。しかしながら、公会計制度1つを見ても、その初提案から13年を経過し、いまだに実行性のある制度として活用されるに至っていないことは残念であります。可及的速やかに有効活用可能なシステムとし、財政の立て直しに直結する財政の見える化を進めていただきたいと思います。さらに、行政評価のより効果的な活用による既存事業のあり方を羽村市の将来像に照らし合わせ、効果的に英断できるチャンスとも言えるときを迎えているのではないでしょうか。同時に、国の制度とはいえ地域手当の問題も看過できません。民間の社会福祉法人からも見直しを迫られております。厳しい財政状況の中、市民生活にも影響が出始めている中で、行政だけが特別な措置の継続では市民から疑念を持たれかねません。この現状に危機感を持ち、英断、実行されることが効果的な財務体質の改善につながってくることは間違いないものと考えます。したがって、来年度以降も有効活用が可能な公会計制度の速やかな構築、地域手当の是正を強く国に求めながらも、引き続き、国指定の地域手当に近づける給与体系の見直しとともに、特別交付税の減額への影響をなくす取組みをしっかりと行っていただくことを付帯事項として申し述べ、議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」の修正案に反対し、委員長報告のとおり、原案に賛成の立場からの討論といたします。 32 ◯議 長(馳平耕三) 次に、11番 山崎陽一議員。 33 ◯11 番(山崎陽一) 議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」原案に反対、修正案に賛成します。理由は3点。  1 2019年度予算案は、市民税の減収、財政調整基金の減少、扶助費の増加などで非常に厳しいものになっています。経常収支比率の予想は、臨時財政対策債を入れた数値で104.1パーセント。これは全国でも夕張市に次いで高いほうから4位の数値で、財政の硬直化は明らかです。今後も財政縮小と経常収支比率100パーセント超えが続きます。厳しい中で、行財政改革を進めるなど健全化の努力を続けていることは理解はしますが、市民生活への影響は避けられません。区画整理を最重要施策と掲げている限り、アリ地獄に陥っているというのが実態です。  2 地域創生に関する事業などの目標値や成果が見えません。事業期間の5年目で人口は1,000人の減少、4000万円以上の雑誌広告料を投じた子育て世代の転入数も不明です。今後は、人口減少、財政縮小を前提に、羽村市のポテンシャルエネルギー、潜在的魅力を活かした、小さくても輝くまちを目指すよう提案します。  3 区画整理繰出金6億2566万円で、3億円は西口基金。これにより基金残高は2億円を割りました。今後、市費負担256億円の多くを借金で賄うことになり、将来世代に多大な負担を強いることになります。土地権利者の会の目的は「権利者の相互の連帯と共通の利益」と掲げています。一方で区画整理部は、個人情報の非開示、権利者に移転補償協議の口止めを求めるなど、矛盾した事業を行っています。既に個人交渉の段階に入ったということであれば、土地権利者の会への補助金25万円は不要です。土地権利者の会は反対する地権者への圧力団体になっており、また視察は報告書もない物見遊山であり認められません。  以上の理由で、予算原案に反対。区画整理繰出金を削減した修正案に賛成します。 34 ◯議 長(馳平耕三) 次に、8番 大塚あかね議員。 35 ◯8 番(大塚あかね) 議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」修正案に反対、原案に賛成の討論を行います。  平成31年度予算は、市民税個人分は、所得の改善は見られるものの、ふるさと納税の増加などにより税収減となること。市税法人分についても、大手企業の業績は伸びているものの、国の税制改正により税収増に結びつかないことが予想される中、子育て環境の整備、都市基盤整備の強化、教育環境の整備などを図るため、財源として基金を活用し、財政調整基金、特定目的基金を合わせて18億1739万円を繰り入れる厳しい内容となっています。歳入の増加が期待できない現在、限られた財源がいかに有効に予算化されているか、イベントなどの事業の開催規模などが見直されているかという視点から審査に当たりました。  歳入については、大きな増収が期待できない状況であること、市債もこれ以上は借り入れることができない状況であることが審査を通じわかりました。基金の残高は9億2860万円となり、過去10年間の中で最低の残高となってしまっています。歳出を抑えることはもちろん、国や都の補助金をしっかりと獲得していく必要もあると考えます。  歳出については、子育て施策の面で満2歳児の一時預かり事業の実施、産後ケアの充実、虐待防止対策の強化、新生児聴覚検査の公費負担など、子どもの命と未来を守る事業は評価できると考えます。また、来年度は、子ども・子育て支援事業計画の改定が予定されていますが、2019年は、ユニセフの子どもの権利条約に日本が批准して25年目に当たる年でもあります。改定される計画の中でも、子どもの貧困対策など、子どもの権利擁護については、しっかりと位置づけてほしいと考えます。商工の面で、消費税が10パーセントに引き上げられることによる消費の冷え込みを抑制し、地域活性化を図るために商工会と連携した新しい事業が予算化されていますが、制度設計をしっかりと行い、羽村市内の消費拡大につながる事業になるよう強く求めます。教育の面では、多様なニーズに応じた教育相談の充実が図られたことは評価できます。小学校5年生、6年生の学力向上は課題と考えます。来年度は、小中一貫教育基本計画の改定が予定されておりますが、子どもたちの学力が確実に向上する施策も提示してほしいと考えます。  全ての審査を通じ、歳入が期待できない現在、歳出を抑え、事業のコンパクト化を図る必要があることを痛感いたしました。そして、国や東京都からの補助金はしっかりと確保していってほしいと考えます。来年度も様々なイベントの開催が予算化されていますが、予算の縮小はあるものの、例年どおりに開催する予定であることが気になりました。開催規模のコンパクト化を図っていくこと、イベントそのものを見直すこと、場合によっては休止という選択肢もあるのではないかと考えます。国や東京都の補助金についても、教育費の中で、一部が東京都の補助金申請に間に合わず、来年度は羽村市の一般財源を充てるという事例が質疑を通じて明らかとなりましたが、こういう事態が二度と発生しないようにしていただきたいと思います。  職員の皆様にとっても、大変に厳しい状況の中での業務の遂行となりますが、地方自治法第2条第14項に、「最小の経費で最大の効果を上げる」とありますが、知恵を出し合い工夫を凝らし、業務を遂行していただきたいと思いますし、ともに難局を乗り越えていきたいと考えています。引き続き、全事務事業の徹底的な見直しと歳出の削減、そして思い切った決断でスリム化を図り、行財政改革を進めていくことを強く求め、修正案に反対、原案に賛成の討論といたします。 36 ◯議 長(馳平耕三) 次に、1番 高田和登議員。 37 ◯1 番(高田和登) 議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」に会派新しい風を代表して、委員長報告のとおり、原案に賛成し修正案に反対の立場からの討論を行います。  平成31年度は、第5次羽村市長期総合計画後期基本計画の3年目として、「人が輝き みんなでつくる 安心と活力のまち はむら」の実現に向けた歩みを確実に進めていく重要な年であります。平成31年度の一般会計の予算規模は222億9700万円と、前年度当初予算225億6000万円より1.2パーセントの減額となっております。  歳入では、市民税個人分は、昨年に引き続き所得の改善が見られるものの、ふるさと納税の増加等に伴う税収減が見込まれます。しかし、市民税法人分は、大手企業の業績が堅調に推移すると見込まれ、また、固定資産税も家屋の新増築の増などが見込まれ、歳入全体では前年度と比較して1.2パーセント増の104億4739万円となりました。  一方、歳出では、羽村駅自由通路の拡幅、羽村第一中学校の防音工事、川崎街道の歩道整備、駅前指定喫煙場所の整備など、暮らしやすいまちづくりのための費用を予算化しています。一方、防災・減災に関しては、防災行政無線のデジタル化、気象観測装置の導入、消防用車両の整備、公園高木の剪定など、安心・安全のまちづくりのための費用を予算化しています。そのほかにも、新生児聴覚検査の公費負担、満2歳児の一時預かりの経費も予算化しています。また、厳しい財政状況を踏まえ、行政のスリム化に向けた全事業の点検・見直しを実施し、経常的経費の削減に取組み、歳出の削減を図ったことは評価されます。  以上をまとめると、この一般会計予算は、厳しい財政状況の中、選択と集中の考えのもとで予算化がされています。今後とも、財政マネジメントの強化に取組み、公会計制度を有効に活用し、健全財政への道に向かって、全庁を挙げて行財政改革を強力に推進することをお願いして、議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」の原案に賛成し、修正案に反対の立場からの討論といたします。 38 ◯議 長(馳平耕三) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかに討論ありませんか。  17番 水野義裕議員。 39 ◯17 番(水野義裕) 議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」の原案に反対し、修正案に賛成する立場で討論を行います。  この予算案は、財政状況が厳しい中で改善策として1,200を超える事務事業の見直しの結果が反映されたものと思います。その結果として、例えば水上公園プールの休止、自動交付機の停止等が提案されました。このプロセスの中に、市民に対する合意形成に関して配慮が欠けていると非常に思います。これは西口の事業でもそうです。合意形成が十分あって、初めて施策は有効に機能すると考えています。西口区画整理事業は早期に完了できる計画に見直すべきだと思っています。今後は、右肩上がりの成長路線から、現状を何とか維持しながら、市民とともに合意を形成しながら施策を充実させる成熟社会に向かった施策をとるべきだと考え、私の討論を終わります。 40 ◯議 長(馳平耕三) ほかに討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 41 ◯議 長(馳平耕三) これをもって討論を終了いたします。  これより、議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  まず、本件に対する鈴木拓也議員から提出された修正案について、起立により採決いたします。  お諮りいたします。本修正案に賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 42 ◯議 長(馳平耕三) 起立少数であります。よって修正案は否決されました。  次に、原案について起立により採決いたします。  お諮りいたします。原案に賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 43 ◯議 長(馳平耕三) 起立多数であります。よって議案第1号「平成31年度羽村市一般会計予算」の件は、委員長の報告のとおり可決いたしました。  しばらく休憩いたします。                                     午前11時15分 休憩                                     午前11時25分 再開 44 ◯議 長(馳平耕三) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  これより、議案第2号「平成31年度羽村市国民健康保険事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 45 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。以上で、討論を終了いたします。  これより、議案第2号「平成31年度羽村市国民健康保険事業会計予算」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 46 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決いたしました。  これより、議案第3号「平成31年度羽村市後期高齢者医療会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 47 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。以上で、討論を終了いたします。  これより、議案第3号「平成31年度羽村市後期高齢者医療会計予算」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 48 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決いたしました。  これより、議案第4号「平成31年度羽村市介護保険事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 49 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。以上で、討論を終了いたします。  これより、議案第4号「平成31年度羽村市介護保険事業会計予算」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 50 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決いたしました。  これより、議案第5号「平成31年度羽村市福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計予算」の件の討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。  7番 鈴木拓也議員。 51 ◯7 番(鈴木拓也) 議案第5号「平成31年度羽村市福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計予算」に反対の討論を行います。  本予算は、事業費として6億8550万円を使って、東京都都市づくり公社に委託をし、27戸の建物の移転工事を行う、区画道路の築造や宅地の造成工事などを行うこと。また、区画整理事業の借金の返済に1億3921万円を支出する一方、新たに2億円を借金することなどを内容とし、総額9億3150万円という巨額の予算となっています。  本予算は、住民から提訴された裁判で、2月22日に東京地方裁判所から、現事業計画の資金計画は非現実的と言わざるを得ず、2022年3月までという期間は到底実現不可能であり、計画変更は違法だと判決を言い渡された中で、さらにその事業を進めようとする予算となりました。この判決は羽村市が暫定的に決めた計画に対するものではありますけれども、国や都の反対を受けて、その暫定的予算を実効的予算に切り替えることができずに5年目を迎えている羽村市の区画整理事業のあり方そのものを根本的に違法視しているものだと言えます。それはつまり、これまで羽村市が畑や雑木林を区画整理手法によってまちづくりをしてきた、ある種の成功体験を抱いたまま、今度は住宅が建ち並ぶ歴史ある西口のまちづくりに同じ手法を適用している、その無理さを痛烈に批判するものだとも言えます。  折しも、羽村市が財政難を抱え将来展望が開けず、市民サービスを削る計画を実行に移し始めたときにこうした判決が出されたことは、何か歴史の奇妙な偶然を感じさせてもくれます。今こそ、羽村駅西口土地区画整理事業を根本から見直して、予算のかかり過ぎない、住民負担の少ない、また、時間のかかり過ぎない計画に変える一方で、他の市民サービスに羽村市の予算を振り向けることが、これからの羽村市にとってどうしても必要になっていることが浮き彫りになっています。羽村市のそうした決断を求めまして、本予算に反対する討論といたします。以上です。 52 ◯議 長(馳平耕三) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。  16番 瀧島愛夫議員。 53 ◯16 番(瀧島愛夫) 議案第5号「平成31年度羽村市福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計予算」に、委員長報告のとおり、原案に賛成する立場からの討論を行います。  羽村駅西口土地区画整理事業については、平成31年2月22日、東京地方裁判所により、第2回の事業計画変更決定における収入支出予算及び事業施工期間の設定が適切でないとして、違法の判断がなされたものと理解しておりますが、去る3月5日、市から提出のあった平成30年度羽村市一般会計補正予算第5号の審議において、羽村市は、今回の東京地方裁判所の判決に承服できないとし、控訴する方針を固め、控訴弁護委託料の補正が提案され、議会として承認をしたところであります。この審議の際、市の答弁では、控訴審において、第2回事業計画変更決定における資金計画、事業施工期間の適法性を主張していくこと、これまでの羽村駅西口土地区画整理事業の都市計画決定や、平成15年4月の当初の事業計画決定など、事業自体の適法性が認められていると判断していること、控訴することで第2回事業計画変更決定の効力が存続することとの説明があり、羽村市が事業を継続していくことの方針が固いことを確認いたしました。  羽村駅西口地区では、本格的なハード整備に着手し4年が経過しております。この間、既に移転されている権利者、建物を解体された権利者、平成31年度には換地先へ建築を予定されている権利者の方など、事業を一旦止めることは、これまで事業に協力されている権利者の思いを反故にすることになりかねません。他にも事業の進展を待ち望んでいる権利者の方々も数多くいる中、事業の継続は羽村市の命題であり、西口駅前の発展に大きく寄与する事業として今後も優先整備地区を中心に、建物移転や区画道路の整備について、着実かつ計画的に推進していただかなくてはなりません。  以上のことからも、平成31年度羽村市福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計予算については、継続性を維持しながら引き続き積極的な事業推進を図られるよう、必要な経費として極めて重要な予算措置であります。羽村駅西口土地区画整理事業のさらなる進展のためにも、これまでの事業成果を活かしつつ、関係権利者へのより丁寧な対応と円滑かつ効率的な事業の推進を期待し、原案に賛成する立場からの討論といたします。 54 ◯議 長(馳平耕三) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。  18番 門間淑子議員。 55 ◯18 番(門間淑子) 議案第5号「平成31年度羽村市福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計予算」に反対の討論を行います。  去る2月22日、東京地方裁判所から、現在の羽村駅西口土地区画整理事業計画は、資金計画が非現実的でずさんだとして、土地区画整理法、地方自治法、地方財政法に違反しているとの判決が下されました。判決は、区画整理事業そのものを否定するものではありませんが、その裏づけとなる資金計画が余りにもずさんであり実行性に欠けるという内容でした。市長は、この判決を真摯に受けとめ、控訴を取りやめ、西口区画整理事業を抜本的に見直す機会とすべきでした。しかし、平成31年度は、国の補助金7290万円、都の補助金3150万円、一般会計から6億2566万1000円も繰り入れて、さらに2億円を借金して9億3150万円という大変大きな予算で、事業を継続強行しようとしていますが、これは認めることができません。市長は、西口区画整理事業をいまだに最重要課題と掲げておりますが、事業の完成時期や今後の羽村市の支出額や、さらには若い世代への負担がどうなるかなど、いまだに不明確なこと、地権者の反対が強いこと、少子高齢時代に適合しない大規模再開発事業であることなどから、抜本的に見直すべきであり、本予算に反対します。 56 ◯議 長(馳平耕三) 次に、委員長報告に対する賛成討論の発言を許します。  12番 小宮國暉議員。 57 ◯12 番(小宮國暉) 議案第5号「平成31年度羽村市福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計予算」に、原案に賛成の立場からの討論を行います。  羽村駅西口土地区画整理事業は、羽村市が掲げている最重要施策であり、西口の活性化はもとより、羽村市の発展に大変重要な事業であります。平成14年、東京都の事業認可を受けた本事業は、事業名に表されているように、東京都と羽村市の合同事業として出発しております。地権者の中から選挙によって選出された委員により審議会が構成され、減歩緩和策あるいは市道取扱方針、学校等公共的宅地の取扱いなどの議事を経て、換地設計案を審議いたしました。この間、区画整理事業の先進地の視察、研修勉強会を行ってまいったわけであります。中でも、個々の地権者にとって一番身近な関心の深い換地設計案の審議には、個々の地権者の要望、意見をもとに49回の会議体を開き、5年に及ぶきめ細かな協議を重ね、審議結果を市長に答申してまいりました。このような経過、経緯に、私は当初から審議会に参画し、3期15年間に及び、我が身のこととして問題点に取り組んでまいりました。議会においても機会あるごとに本事業に関する議案について、議決を図り民主的に進められている事業であります。  西口駅前を中心としたまちづくりは、良好な居住環境の確保によって活性化を図ろうとする考えであり、その願いは久しく市民の皆様の願いであります。平成31年2月、東京地方裁判所により、福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業事業計画変更決定取り消し請求事件に対して判断がなされました。平成26年12月17日付で羽村市が決定した、第2回の事業計画変更における事業施工期間に対する各年度の資金計画の算定が適当でないということであります。また、西口土地区画整理事業に基づく都市計画道路や区画道路、公園などのインフラ整備の計画は、公共施設の整備改善、宅地の利用増進を目的としていることが認められ、いずれも適法であると裁判所は判断したものであります。  既に事業の進展にあわせ協力してきた住民の方々、この方々の生活にストップをかけるわけにはまいりません。また、事業の進展を待ち望んでいる住民、市民に不安を与えたり、あるいは円滑なる推進にさらなる遅滞を及ぼすことになりかねません。まちづくりは、勝ち負けでは生まれません。去る2月24日には、この土地区画整理事業の審議会の選挙が行われております。この審議会は市長の諮問機関であることから、これから審議会の権能を重視され、また、引き続き、実現可能なる期間あるいは事業範囲を決めながら、地域住民の方々へのご協力あるいはご理解を図りながら、計画的かつ着実に推進することを願い、本案に賛成する立場からの討論といたします。 58 ◯議 長(馳平耕三) 次に、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。  11番 山崎陽一議員。 59 ◯11 番(山崎陽一) 議案第5号「平成31年度羽村市福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計予算」に反対します。理由は5点。  1 広い道路を造るため、総事業費370億円で1,000戸の家を取り壊しや移動する西口区画整理は、権利者だけでなく全市民一人当たり47万円の負担を強いるもので、市財政危機の恐れがあります。この事業は基本工程で79年。それを30年に短縮した事業変更計画は社会状況変化が見通せないと国・都から認められませんでした。これを機会に、現道を活かした修復的まちづくりに見直すことを求めます。  2 2019年度事業費の9億3150万円で、内訳は市債が2億円、一般会計繰出6億2566万円。そのうち3億円は西口基金で、これにより基金残高は2億円を割りました。今後は増加する補償費を借金で賄うことになり、将来世代に多大な負担を強いることになります。  3 擁壁工事では、騒音、振動で近隣住民に多大な負担をかけました。加えて、完了後の地盤は近隣住民の敷地の高さであると話し、議員視察でも導水管道路と同じレベルと説明していました。ところが実際は、30センチメートル近く高く盛られており、道路沿いの民家への雨水の流入は避けられません。権利者、議員をだました工事です。暴言や脅かしに加えて、生活環境まで破壊する行為は、憲法に保障された財産権を犯す行為であり断じて許せません。  4 換地先での新居の土台を打った後、埋蔵文化財の調査がされていないなど、文化財保護法に反する事業を進めています。事業地域の4割が縄文遺跡の埋蔵文化財地域に指定されており、公共工事では発掘調査が必要です。2019年度は7200万円、公社の事務費が497万円の計7697万円が遺跡調査の費用です。にもかかわらず、文化財調査の予算総額が不明という信じられない答弁がありました。事業費の積算さえ曖昧という、余りにもずさんな槌音の連続で、即刻事業工事を中止すべきです。  5 2月22日、東京地方裁判所は「福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業事業計画変更決定を取り消す。訴訟費用は被告の負担とする」の判決を下しました。理由は「事業計画2次変更決定は、資金計画、事業期間において区画整理法、地方自治法、地方財政法に反しており取り消しを免れない。事業に顕著な進展が見られず、事業計画変更決定を取り消しても公共の福祉に反しない」というもので、画期的判決でした。羽村市は、東京高等裁判所に控訴しましたが、原告団は判決の受け入れを求め、羽村市に対し区画整理事業費の凍結、国土交通省、東京都には交付金、補助金の差し止めを申し入れました。  以上の理由で、土地区画整理事業会計の予算に反対します。 60 ◯議 長(馳平耕三) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかに討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり)
    61 ◯議 長(馳平耕三) これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第5号「平成31年度羽村市福生都市計画事業羽村西口土地区画整理事業会計予算」の件を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 62 ◯議 長(馳平耕三) 起立多数であります。よって本件は、委員長の報告のとおり可決いたしました。  これより議案第6号「平成31年度羽村市下水道事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 63 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第6号「平成31年度羽村市下水道事業会計予算」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 64 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決いたしました。  これより、議案第7号「平成31年度羽村市水道事業会計予算」の件の討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 65 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議案第7号「平成31年度羽村市水道事業会計予算」の件を採決いたします。本件に対する委員長報告は、原案可決です。  お諮りいたします。本件は、委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 66 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長の報告のとおり可決いたしました。 67 ◯議 長(馳平耕三) しばらく休憩いたします。                                     午前11時51分 休憩                                     午後1時00分 再開 68 ◯議 長(馳平耕三) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、日程第12、委員会提出議案第1号「アスベスト被害者補償金基金制度の創設とアスベスト被害者の早期救済・全面解決を求める意見書」の件を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。  厚生委員会委員長、15番 濱中俊男議員。      [厚生委員会委員長 濱中俊男 登壇] 69 ◯厚生委員会委員長(濱中俊男) 委員会提出議案第1号「アスベスト被害者補償金基金制度の創設とアスベスト被害者の早期救済・全面解決を求める意見書」  本議案を別紙のとおり、羽村市議会会議規則第13条第2項の規定により提出いたします。平成31年3月19日。羽村市議会議長 馳平耕三様。提出者、羽村市議会厚生委員会委員長 濱中俊男。  以下、議案の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。  アスベスト被害者補償基金制度の創設とアスベスト被害者の早期救済・全面解決を求める意見書  アスベスト(石綿)を建築物などに用いたことによるアスベスト被害は、多くの建設作業従事者や国民に広がっている。建設現場においてアスベストを吸い込み、肺がんや中皮腫などを発症した元労働者と遺族が、国と建材メーカーに損害賠償などを求めた建設アスベスト訴訟では、全国6つの地方裁判所(東京・横浜・福岡・大阪・京都・札幌)、東京及び大阪高等裁判所において、国の責任を認める判決が出され、京都及び横浜地裁、東京及び大阪高等裁判所では建材メーカーの責任も認める内容ともなっている。これらの建設アスベスト訴訟では、初めての訴訟が提起された平成20年から10年が経過し、アスベスト被害者が亡くなる事例もあり、早期解決を求める被害者や遺族の願いは切実なるものである。このような、被害者や遺族が求める補償に対応するため、国の拠出金を原資とした「アスベスト被害者補償基金制度」を創設するとともに、アスベスト被害者の早期回復を図るために、専門医の充実や医療技術の進展に努めるなど、アスベスト対策の早期充実を要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  平成31年3月19日。東京都羽村市議会議長 馳平耕三。宛先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣、環境大臣でございます。  以上、よろしくご審議のうえ、ご決定くださいますようお願い申し上げます。 70 ◯議 長(馳平耕三) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 71 ◯議 長(馳平耕三) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  これより、討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 72 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、委員会提出議案第1号「アスベスト被害者補償金基金制度の創設とアスベスト被害者の早期救済・全面解決を求める意見書」の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 73 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  次に、日程第13、議員提出議案第1号「羽村市議会委員会条例の一部を改正する条例」の件を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。  10番 橋本弘山議員。      [10番 橋本弘山 登壇] 74 ◯10 番(橋本弘山) 議員提出議案第1号「羽村市議会委員会条例の一部を改正する条例」  上記の議案を別紙のとおり、羽村市議会会議規則第13条の規定により提出します。平成31年3月19日。羽村市議会議長 馳平耕三様。提出者、羽村市議会議員 橋本弘山。以下、敬称を略させていただきます。賛成者、同上 高田和登。賛成者、同上 冨松 崇。賛成者、同上 中嶋 勝。賛成者、同上 富永訓正。賛成者、同上 鈴木拓也。賛成者、同上 大塚あかね。賛成者、同上 濱中俊男。  羽村市組織規則の改正に伴う常任委員会の所管の変更等により、条例の一部を改正する必要があるので、この案を提出します。  以下、議案の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。  羽村市議会委員会条例の一部を改正する条例。羽村市議会委員会条例(平成3年条例第38号)の一部を次のように改正する。第2条第2項第1号中市民生活部危機管理課を市民生活部市民課(国民健康保険、後期高齢者医療及び国民年金に関する事項を除く)に改め、同項第3号中市民生活部市民課を市民生活部市民課(国民健康保険、後期高齢者医療及び国民年金に関する事項に限る)に改める。付則。(施行期日)第1項この条例は、平成31年4月1日から施行する。(経過措置)第2項この条例の施行の際現にこの条例による改正前の羽村市議会委員会条例第2条第2項第1号及び第3号の規定による総務委員会及び厚生委員会(以下「旧委員会」という)の委員長、副委員長及び委員は、この条例による改正後の羽村市議会委員会条例第2条第2項第1号及び第3号の規定による総務委員会及び厚生委員会(以下「新委員会」という)の委員長、副委員長及び委員になるものとし、新委員会の委員の任期は、旧委員会の委員の残任期間とする。第3項この条例の施行の際現に旧委員会において継続審査または調査中の事件については、新委員会において継続審査または調査中の事件とみなす。  以上、よろしくご審議のうえ、ご決定くださるようお願い申し上げます。 75 ◯議 長(馳平耕三) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 76 ◯議 長(馳平耕三) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。議員提出議案第1号の件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 77 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、通告がありません。討論ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 78 ◯議 長(馳平耕三) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終了いたします。  これより、議員提出議案第1号「羽村市議会委員会条例の一部を改正する条例」の件を採決いたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 79 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決いたしました。  次に、日程第14、「各常任委員会の閉会中の継続調査について」の件を議題といたします。  各常任委員会委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。本件については、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 80 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  次に、日程第15、「議会運営委員会の閉会中の継続調査について」の件を議題といたします。  議会運営委員会委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付の特定事件継続調査事項表のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。本件については、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 81 ◯議 長(馳平耕三) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。  次に、日程第16、「諸報告」を行います。  市長部局並びに議会関係の報告については、お手元に配付してあります諸報告書をもって報告にかえさせていただきたいと思いますので、ご了承願います。  次に、日程第17、「勇退者あいさつ」を行います。  本日は、任期4年間の最後の定例会であります。今期をもって勇退される議員から発言の申し出がありますので、発言を許します。  12番 小宮國暉議員。      [12番 小宮國暉 登壇] 82 ◯12 番(小宮國暉) 先ほど議長からご指名を受けまして、勇退者ということでお話を少しさせていただきたいと思います。  皆さんご存じのように、私は3期12年間、皆さんと一緒にこの議会に携わらせていただきました。また、行政に携わっている方も一緒になってこの12年間、非常にご厄介になったことを改めて議員の皆さんとともに御礼申し上げます。こういう場を設けていただいた議会運営委員の皆さん、それから、馳平議長、大変ありがとうございます。この12年間という中でのいくつかのお話をさせていただいて、終わりにしたいと思うのでございます。  並木市長とは、小学校、中学校、高校と、くしくも12年間同じ学び舎で過ごさせていただいたものでございます。そういうこともありますけれども、郷土愛というのでしょうか、この羽村市を非常に小さいときから遊び回ったものですから、非常に愛着があるのは皆さんと同じだと思いますが、その中で、今日のお話の中にエピソード的なものをお話しさせていただきたいと思うのです。  まず、私は平成19年に議員にならせていただきました。2年後の平成21年、いろいろな議会でのこともありますけれども、市政報告会というものを3回ばかり、ゆとろぎでさせていただきました。そのときにお話ししたのですけれども、実はここに巨費を投じてつくったパネルがございます。これは仮称ですけれども、「花と水の周遊歩道橋」ということを提案させていただきました。これは前に西川議員もこれを見て「羽村にこんな橋があったのかしら」というお話を聞かせていただきました。実はあるのですと。この心の中にあるのですという話をさせていただいた覚えがございます。何しろ、この辺で遊んだ仲にとりましては、この周遊歩道橋、他の議員からも、本当はぐるっと回りたいといういろいろな提案がありました。ここは今、非常に散歩というのですか、堰の周りをぐるっと一本杉の方まで行って、また今度は向こう側の郷土博物館、この辺まで行って、こちらへ渡れないのです。小さいときだったら裸で遊んだのですからいいのですけれども。それで何とかここを渡れるようにすれば、なおさらいいのではないかということで、これは私が撮ったこの写真のところに白い吊り橋を、橋を専門に設計している方に作ってもらいました。ここに丸いのもありましたし、これが私が一番気に入ったものなのです。これは一般質問でもしましたけれども、こういうことによって、いわゆる健康増進だとか、あるいは羽村市のいい点、羽村堰からここにかけてが羽村市の原風景でございますから、そこのところで羽村市にはこういう橋があるよと。市民はもとより市外からも、ここのところに来るのではないかと私は思います。  今の天皇陛下が郷土博物館をご覧になったときに、郷土博物館で見学されてお帰りになりましたけれども、この橋があれば必ず渡ったのではないかなと思えてなりません。そんなことで、これを提案して、この後に引き続いて、皆さん方の中から、どうにかこの吊り橋を作ろうという方があらわれるのではないかということを期待いたします。  それから、このときと同時に、観光資源にチューリップがあります。チューリップというとオランダですね。オランダから球根を買い付けているのですか。そういうこともありまして。オランダといえば、ドン・キホーテの物語があります。これは風車に向かって、馬に乗ってドン・キホーテが向かっていく。いわゆる既成の体制に逆らおうと、何とかしようと。このドン・キホーテの物語というのはすばらしい物語です。  私は、その報告会のときに、チューリップのところはオランダで、この吊り橋がある。もちろん平成であったときですから、それで私は平成のドン・キホーテになりますということを皆さんにお話しさせていただいたことがございます。まさに今年は平成という年号の締めくくりの年でございます。平成に始まって平成で終わるという私の議会生活、これをもってお開きにしたいと思うのでございますが、皆さんのこれからますます議会活動、議員活動にお励みになって、羽村市の方々も一緒になって、明日の羽村市を築いていっていただければと私は思います。  今日は、こういう場を設けさせていただいて本当にありがとうございます。これで勇退者のあいさつとさせていただきます。ありがとうございます。 83 ◯議 長(馳平耕三) 以上で、小宮副議長の発言は終了いたしました。  小宮副議長、長い間ご苦労さまでございました。また、議会中は、いろいろご指導、ご鞭撻いただきまして、本当にありがとうございました。これからも健康に十分留意されまして、持ち前のバイタリティーと明るさでますますご活躍されますよう、心よりご祈念申し上げます。本当にご苦労さまでした。  以上で「勇退者あいさつ」を終了いたします。  以上をもちまして、本定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。  市長よりご挨拶を願います。  並木市長。 84 ◯市 長(並木 心) それでは、議長のお許しをいただきまして、平成31年第1回羽村市議会(定例会)の閉会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
     本定例会は、当初予算案件7件、条例案件10件、補正予算案件7件、人事案件1件、追加議案として補正予算案件1件、合わせて26件の議案を上程させていただきました。いずれも原案どおり可決をいただき、誠にありがとうございます。  特に本議会は、平成31年度の予算関係の重要な議会でございましたが、山崎陽一予算審査特別委員会委員長、橋本弘山副委員長のもとに、議員各位の皆様方の貴重なご意見を賜りました。予算の執行にあたりましては、厳しい財政状況の中、皆様のご意見も尊重させていただき、なお一層の行財政改革を進め、財政運営に努め、市民の負託に応えていきたいと考えているところでございます。  さて、議員の皆様方におかれましては、今議会閉会後、4月末をもって任期満了ということでございます。この4年間、私たち執行部とともに羽村市の発展のために、市民の皆様の幸せのためにご尽力を賜りましたことに対しまして、心から重ねて感謝と御礼を申し上げさせていただきたいと存じます。そして、ただいまは、この議会を最後にご勇退を表明されました小宮國暉副議長のごあいさつをお聞きさせていただきました。これまでのご活躍を思い起こさせていただいたところでございます。長い間、町内会活動でご活躍をされた後に、平成19年に初当選され、3期12年間、豊かな経験と手腕をいかんなく発揮され、羽村市議会において市政の発展にご尽力をいただきました。市議会の議席を離れられましても、小宮議員の落語家としての高座名「羽村亭笑楽」のとおり、羽村が笑顔で未来へ満ち続くよう、在任中と変わることなくご指導、お力添えを賜りますようお願いを申し上げますとともに、ご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。  また、引き続き、市議会議員選挙にご出馬を決意されている皆様におかれましては、見事闘いに勝ち抜かれ、再びこの議場でお目にかかり、羽村市の将来像である、「人が輝き みんなでつくる 安心と活力のまち はむら」の実現のために、ともに市政を推進できますことを心からご祈念申し上げます。  明日は、市内中学校の卒業式であります。9年間の義務教育を終了し、新たな人生の出発点の日でもあります。また、来週には、羽村市の春の幕開けであります、はむら花と水のまつりのオープニングセレモニー。そして来月は、新年度のスタートということになります。さらに5月からは、新たな元号になります。  私たちは、この4年間、議員の皆様からいただきましたご厚情に対しまして、改めて厚く御礼を申し上げますとともに、この定例会にあたってのごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 85 ◯議 長(馳平耕三) 以上で、並木市長の挨拶は終了いたしました。  これにて、平成31年第1回羽村市議会(定例会)を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。                                  午後1時26分 閉議・閉会    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       平成31年3月19日                    羽村市議会議長   馳  平   耕  三                    羽村市議会議員   鈴  木   拓  也                    羽村市議会議員   大  塚   あかね Copyright © Hamura City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...