羽村市議会 2011-03-04
平成23年第1回定例会(第4号) 本文 2011-03-04
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開会
◯議 長(舩木良教) おはようございます。
ただいまの出席議員は18名です。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程(第4号)のとおりです。
日程第1、23陳情第1号「羽村駅
西口区画整理事業の情報を全市民に対して更なる公開を求める陳情書」の件を議題といたします。
朗読を省略いたします。
お諮りいたします。23陳情第1号の件については、会議規則第94条の規定により、経済委員会に付託し審査することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
2 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は経済委員会に付託し審査することに決定いたしました。
次に、日程第2、議案第8号「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
3 ◯市 長(並木 心) おはようございます。
議案第8号「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」につきまして、ご説明いたします。
本案は、東京都
人事委員会勧告を勘案し、超過勤務時間の積算の規定を整備するため、条例の一部を改正しようとするものであります。
現在、月60時間を超える超過勤務の取り扱いにつきましては、東京都の制度に合わせて、その超えた部分について超過勤務手当の支給率の割り増し、または超過勤務代休時間の取得により対応しておりますが、60時間の積算にあたっては、日曜日またはこれに相当する日の超過勤務時間を除外することとしています。
この超過勤務時間60時間の積算方法について、平成22年の東京都
人事委員会勧告では、「民間事業所の実態を踏まえ、日曜日またはこれに相当する日を月60時間の超過勤務積算の基礎に含めるように、必要な措置講じていく必要がある」との勧告が行われており、東京都ではこれを受け、平成23年4月からこの措置を講ずるための条例改正を行っております。
市ではこれまで、東京都に準じた給与制度を運用してきておりますことから、お手元に配付しております議案第8号資料のとおり、条例第11条第5項第1号中の関係条文を削り、月60時間の超過勤務時間の積算に、日曜日またはこれに相当する日の超過勤務時間を含めようとするものであります。
なお、この条例は、平成23年4月1日から施行しようとするものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
4 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
5 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
6 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第8号「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
7 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第3、議案第9号「羽村市
学童クラブ条例の一部を改正する条例」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
8 ◯市 長(並木 心) 議案第9号「羽村市
学童クラブ条例の一部を改正する条例」につきまして、ご説明いたします。
本案は、学童クラブの充実を目的として、
栄学童クラブ敷地内に新たに栄第二学童クラブを設置するため、条例の一部を改正しようとするものであります。
改正の内容ですが、お手元に配付しております議案第9号資料のとおり、学童クラブの名称及び位置を規定する条例第2条別表に、新たに1カ所学童クラブを追加するもので、名称を栄第二学童クラブ、位置については羽村市栄町一丁目11番地8とするものであります。
なお、この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
9 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
10 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
11 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第9号「羽村市
学童クラブ条例の一部を改正する条例」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
12 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第4、議案第10号「羽村市
国民健康保険条例の一部を改正する条例」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
13 ◯市 長(並木 心) 議案第10号「羽村市
国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきまして、ご説明いたします。
出産育児一時金の現行支給額については、緊急の少子化対策として、平成21年10月1日から平成23年3月31日までの間、暫定的に35万円を4万円引き上げ、39万円としておりました。
昨年12月、厚生労働省が平成23年度以降も支給額を維持するため、4万円の上乗せを恒久化する方針を示したことを踏まえ、条例の一部を改正しようとするものであります。
改正の内容ですが、お手元に配付しております議案第10号資料のとおり、第9条第1項の支給額35万円を39万円に改めるとともに、経過措置として、4万円を引き上げていた付則の規定を廃止するものであります。
なお、
産科医療補償制度加入の医療機関で分娩した場合は、従来どおり保険料の3万円を、さらに加算した額が支給額となります。
この条例は、平成23年4月1日から施行しようとするものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
14 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
15 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
16 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第10号「羽村市
国民健康保険条例の一部を改正する条例」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
17 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第5、議案第11号「羽村市
企業誘致促進に関する条例の一部を改正する条例」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
18 ◯市 長(並木 心) 議案第11号「羽村市
企業誘致促進に関する条例の一部を改正する条例」につきまして、ご説明いたします。
本案は、厳しい社会経済の中で、地域経済の活性化や雇用創出等を図るために、さらに企業誘致を促進する必要があるため、条例の一部を改正しようとするものであります。
改正の主な内容ですが、「指定地域内への
新規転入企業に対する奨励措置の拡充」「指定地域内の土地・建物所有者が、
新規転入企業へ土地・建物を譲渡または貸し付けた場合の奨励措置の新設」「
新規転入企業が、市民を新たに1年間正規雇用した場合に奨励金を交付する制度の新設」を行うものであります。
また、これらにあわせ、関連する条文の整理を行なうものであります。
なお、この条例は、平成23年4月1日から施行しようとするものであります。
細部につきましては、
産業環境部長から説明いたしますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
19 ◯議 長(舩木良教)
産業環境部長。
20
◯産業環境部長(竹田佳弘) それでは、議案第11号「羽村市
企業誘致促進に関する条例の一部を改正する条例」の細部につきまして、ご説明させていただきます。
お手元の議案第11号資料「羽村市
企業誘致促進に関する
条例新旧対照表」の1ページをごらんいただきたいと思います。
まず、第2条は、この条例で用いる用語の定義を定めたもので、第2号については、本条例でいう企業を法人と明確化するものです。
第4号、第5号、第6号については、
企業誘致協力者への奨励措置の新設に伴い、用語の定義を定めたものです。
次に、1ページから2ページにかけてですが、第3条は、第1項で奨励措置の内容を定めており、第1号の、
新規転入企業への奨励金であります
企業誘致奨励金については、現行条例では当該事業所に賦課される固定資産税のうち、
償却資産分相当額のみを奨励金として交付することになっておりますが、これを土地・家屋分も含めた固定資産税及び
都市計画税相当額に拡充し、1
企業当たり総額1億円を限度として交付しようとするものです。
次に、第2号の、
企業誘致協力者への奨励金であります
企業誘致協力奨励金については、今回新設するもので、工業地域及び準工業地域内に土地又は建物を所有する
企業誘致協力者が、
新規転入企業へ当該土地又は建物を譲渡又は賃貸した場合に、当該土地又は建物に賦課された固定資産税及び
都市計画税相当額を、1
企業誘致協力者当たり3,000万円を限度として交付しようするものです。
次に、第3号の、
雇用促進奨励金についても今回新設するもので、
新規転入企業が新たに市内に設置した事業所において、事業所開設時に市民を新たに正規社員として雇用し、1年以上雇用した場合に、当該市民1人につき5万円を奨励金として
新規転入企業へ交付するもので、1企業当たりの上限額は100万円としております。
次に3ページに移りますが、第3条第2項は、それぞれの奨励金の交付額を算定する対象期間を定めており、第1号で、
新規転入企業に対する
企業誘致奨励金は、操業を開始した日の属する年の翌年の4月1日から3年間、第2号で、
企業誘致協力奨励金は土地又は建物を譲渡または賃貸する契約日が属する年の前年の4月から1年間、第3号で、
雇用促進奨励金については当該事業所が操業を開始した日から1年間としています。
次に、第3条第3項では、それぞれの奨励金の交付時期を定めており、第1号で、
企業誘致奨励金は交付対象期間における各年度の固定資産税及び都市計画税の納付期限が属する年度の翌年度に交付することとし、第2号で、
企業誘致協力奨励金は土地又は建物を譲渡又は賃貸された
新規転入企業が奨励企業として指定され、第1回目の奨励金が交付される年度と同じ年度に交付することとし、4ページになりますが、第3号で、
雇用促進奨励金は操業を開始した日から1年を経過した後に交付することとしています。
次に、第4条は、奨励措置を受けることができる企業等の要件を定めております。
まず、第1項では、
新規転入企業についての要件を定めており、第1号では、市内に既存の事業所を有していないこと、第2号では、工業専用地域、工業地域、準工業地域である指定地域に事業所を新たに設置すること、第3号では、事業所の立地に伴う環境の保全について適切な措置を講じていること、また、環境に配慮した事業活動を推進すると認められること、第4号では、事業所の事業内容が立地場所にふさわしく、産業の振興に寄与するものと認められること、第5号では、事業所の立地に伴い適用を受ける法令等に適合していること、第6号では、国税、都道府県税及び市町村税を滞納していないこととしております。
次に5ページですが、第2項では、奨励措置を受けることができる
企業誘致協力者の要件を定めており、第1号では、奨励措置を受けることができる
新規転入企業に工業地域、準工業地域内の土地又は建物を譲渡又は賃貸すること、第2号では、当該土地や建物を譲渡又は賃貸する企業と、子会社、親会社もしくは関連会社の関係にないこと、又は当該企業の社員もしくは役員の地位にないことなど経営上密接な関係にないこと、第3号では、国税、都道府県税、市町村税を滞納していないこととしております。
次に、5ページから7ページにかけて、第5条、第6条、第7条、第8条、第10条、付則の第3項については、
企業誘致協力者への奨励金の新設に伴う用語の整理を行っております。
6ページの第8条に戻りますが、第8条の取消し規定については、新たに1号を加え第4号として、操業開始後10年以内に事業を廃止又は休止したときは、奨励企業等の指定又は奨励金の交付の決定を取り消すことができるとしております。
次に、7ページの付則の第1項ですが、この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものです。
次に、第2項は、経過措置といたしまして、施行日以前に市内で事業を開始した企業については、従前の規定に基づき奨励措置等を行おうとするものです。
次に、第3項も、経過措置といたしまして、
企業誘致協力奨励金の交付対象となる
企業誘致協力者は、施行日以後に土地や建物を譲渡又は賃貸した
企業誘致協力者とするものです。
以上で、議案第11号「羽村市
企業誘致促進に関する条例の一部を改正する条例」の細部の説明とさせていただきます。
21 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由並びに内容説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
22 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
23 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第11号「羽村市
企業誘致促進に関する条例の一部を改正する条例」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
24 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第6、議案第12号「羽村市
中小企業振興資金融資条例の一部を改正する条例」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
25 ◯市 長(並木 心) 議案第12号「羽村市
中小企業振興資金融資条例の一部を改正する条例」につきまして、ご説明いたします。
本案は、厳しい社会経済の中、
市内中小企業の皆様の経営に関する資金繰りを支援するため、条例の一部を改正しようとするものであります。
改正の主な内容ですが、本融資制度により融資を受けている複数の資金を、1本に借り換えるための一本化借換資金を新設するとともに、融資申込要件の一つである住所要件を緩和しようとするものであります。
なお、この条例は、平成23年4月1日から施行しようとするものであります。
細部につきましては、
産業環境部長から説明いたしますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
26 ◯議 長(舩木良教)
産業環境部長。
27
◯産業環境部長(竹田佳弘) それでは、議案第12号「羽村市
中小企業振興資金融資条例の一部を改正する条例」の細部につきまして、ご説明させていただきます。
お手元の議案第12号資料「羽村市
中小企業振興資金融資条例新旧対照表」の1ページをごらんください。
まず、第5条は、資金の種類及び融資の限度額を定めており、第1項の表に一本化借換資金を新設し、融資限度額については、既存の融資残高の合計と
信用保証料相当額の合計額としております。
続いて、一本化借換資金に含まれる
信用保証料相当額と運転資金の融資限度額との関連を整理するため、第5条に1項を追加し第3項として、一本化借換資金の限度額に係る
信用保証料相当額は運転資金と見なし、既に融資を受けている運転資金の残高と合計して運転資金の限度額を超えることはできないこととしております。
次に第7条ですが、ここでは申し込みの要件を定めておりまして、2ページの第1号の、運転資金及び設備資金の申し込みについて、これまでは、法人については市内に2年以上商業登記のある事業所を有することとし、個人については市内に2年以上住所と事業所を有することという要件でありましたが、これを1年以上に緩和しようとするものです。同様に、第2号の開業資金の申し込みについても、これまでは、市内に2年以上居住という要件でありましたが、これを1年以上に緩和しようとするものです。
続いて第3号として、一本化借換資金の申し込み要件を追加し、アで、市民税又は固定資産税の納税義務者で既に納期の到来した市税を完納していること、イで、
東京信用保証協会または東京都
農業信用基金協会の保証を有すること、ウで、既に融資を受けている資金の償還を1年以上継続していること、エで、借り換えにあたり既に融資を受けている金融機関の同意が得られること、としております。
次に3ページをごらんください。第8条の融資期間及び償還方法の規定、及び第16条の再融資の規定については、一本化借換資金の新設に伴う用語の整理を行うものです。
最後に付則ですが、この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものです。
以上で、議案第12号「羽村市
中小企業振興資金融資条例の一部を改正する条例」の細部の説明とさせていただきます。
28 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由並びに内容説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
29 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
30 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第12号「羽村市
中小企業振興資金融資条例の一部を改正する条例」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
31 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第7、議案第13号「羽村市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
32 ◯市 長(並木 心) 議案第13号「羽村市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例」につきまして、ご説明いたします。
本案は、市が管理している道路の占用料について、受益者負担の適正化を図るため、条例の一部を改正しようとするものであります。
改正の主な内容ですが、条例別表に規定する道路の地下に埋設されている電線類、ガス管等の占用料について、「東京都道路占用料等徴収条例」に準じて単価の改正を行うもので、東京都においては、平成22年4月1日にこの改正を行っております。
なお、この条例は、平成23年4月1日から施行しようとするものであります。
細部につきましては、建設部長から説明いたしますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
33 ◯議 長(舩木良教) 建設部長。
34 ◯建設部長(小林健朗) それでは、議案第13号「羽村市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例」の細部につきまして、お手元の議案第13号資料「羽村市道路占用料徴収
条例新旧対照表」によりご説明させていただきます。
表のうち、別表第2条関係部分が今回改正しようする箇所であります。なお、左側が新、右側が旧となっております。
初めに、占用物件のうち、法第32条第1項第2号に掲げる物件の項の9表の、外径が0.1メートル未満のもの、長さ1メートルにつき1年93円を、二つに分割し、新の表のとおり、外径0.07メートル未満のものを65円とし、外径が0.07メートル以上、0.1メートル未満のものを93円にするものであります。
次に、9表の4行目の、外径が0.2メートル以上、0.4メートル未満のもの、長さ1メートルにつき1年340円を、二つに分割し、新の表のとおり、外径0.2メートル以上、0.3メートル未満のものを260円として、外径が0.3メートル以上、0.4メートル未満のものを340円にするものであります。
次に、右の9表の、法32条第1項第4号に掲げる施設の項のバスの待合所、上屋の占用面積1平方メートルにつき、1年990円を削除するものであります。
付則といたしまして、この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものであります。
以上をもちまして、細部の説明とさせていただきます。
35 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由並びに内容説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
36 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
37 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第13号「羽村市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
38 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第14号「羽村市奨学金支給条例を廃止する条例」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
39 ◯市 長(並木 心) 議案第14号「羽村市奨学金支給条例を廃止する条例」につきまして、ご説明いたします。
市では、現在、本条例に基づき、高等学校等に就学することが経済的理由により困難な方に対して、一定の資格要件のもとに、入学費用の一部を奨学金として支給する「高校入学時奨学金支給事業」を行っております。
一方、昨年12月に事業の見直しを行う手法として実施した事業仕分けの結果は、「廃止」とされたところであります。この仕分けの結果については、その後、平成23年度予算編成や、第五次長期総合計画策定等の参考とするため、当日の議論の内容も含めて、羽村市行政改革推進本部において検討したところであります。
その結果、高校入学時奨学金支給事業については、平成22年度から公立高等学校の授業料無償化や
高等学校等就学支援金制度が開始されたことに伴い、家庭の教育費負担の軽減が図られていること、また、本事業が多摩地区26市の中で、本市を含めて2市のみの実施という状況となっていることなどを踏まえ、平成23年度から廃止していくことを決定したところであります。
本案は、以上の理由により、高校入学時奨学金支給事業の根拠となっております、本条例を廃止しようとするものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
40 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。9番 濱中議員。
41 ◯9 番(濱中俊男) ただいまの市長の廃止の理由については、理解できるものでございます。それで、今まで何人の方に支給をされていたのか、そして、今までずっと支給をされていて、市ではどのようにこの事業に対して評価というか総括されているのか、お伺いいたします。
42 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
43 ◯教育総務課長(市川康浩) それでは、ただいまの1点目のご質問でございますが、昭和57年から制度が発足いたしまして、21年度末で588名の支給をいたしました。以上です。
44 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
45 ◯教育総務課長(市川康浩) 本制度につきましては、588名の支給対象がいるということで、支給した方々からの声を直接聞く機会はございませんが、目的に沿った活用が図られ、有効に活用されていたというふうに考えてございます。以上です。
46 ◯議 長(舩木良教) 14番 露木議員。
47 ◯14 番(露木諒一) ここ5年間の利用者の推移をお聞かせ願いたいと思います。
48 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
49 ◯教育総務課長(市川康浩) それでは平成17年度から申し上げます。平成17年度が30名、18年度が25名、19年度が20名、20年度が39名、21年度が68名となっております。22年度につきましては、現在まだ審査中でございますが、50名前後ということで予定をしてございます。以上です。
50 ◯議 長(舩木良教) 1番 鈴木議員。
51 ◯1 番(鈴木拓也) 今の年度ごとの支給の人数が、平成19年度が20名でしたね。それが20年度が39名、21年度が68名と。倍にまではいきませんけれども、非常にやはり、倍に近いので伸びているんですけれども、これはなぜというふうにお考えでしょうか。
52 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
53 ◯教育総務課長(市川康浩) 本制度につきましては、大まかに言いますと所得制限が基準になってございますので、その関係の対象者が増えているということになろうかと思います。以上です。
54 ◯議 長(舩木良教) 1番 鈴木議員。
55 ◯1 番(鈴木拓也) わかりました。つまりこの制度は、やはり必要とされている方は増えている。市民には非常に要求が高い、求められているということですかね、やはりね、認識としては。
56 ◯議 長(舩木良教) 教育部長。
57 ◯教育部長(遠藤和俊) ただいまの数字などを分析しますと、やはり景気の面みたいなもの、経済的な面もあると思うんですけど、その内訳を見ますと、ひとり親世帯がやはり倍増をしているんですね。ですから、特にそういう低所得者層のニーズが高くなったということで分析はしていますけど、そういう中で、やはり経済的に左右されずに、子どもの選択の幅を狭めることなく、進学ができるということが必要なんだというふうに思いますけど、この制度はあくまでも授業料を含めて入学してから多額のお金がかかりますので、その準備のための費用を支援するための制度だというふうに認識しています。そういう中で、高校授業料の無償化等があって、全体の経費が軽減されたということで廃止をするということで認識をしています。
58 ◯議 長(舩木良教) 1番 鈴木議員。
59 ◯1 番(鈴木拓也) 授業料無償化の話、私、してないんです。この制度に対する市民のニーズは増えているんじゃないかと、無償化されてもですよ、増えているという認識じゃないかって聞いたんですけれども、それはやはり、「増えているんです」という答弁ですかね。もう一回確認しますよ。ニーズは増えてるんでしょ、市民からは。高校授業料は無償化されたとしてもです。
60 ◯議 長(舩木良教) 教育部長。
61 ◯教育部長(遠藤和俊) 確かに20年度から21年度にかけては倍増しています。現在、これから認定をしていくわけですけど、59名の申請がありまして、認定予想が今のところ50名前後ということで、先ほど課長のほうから答弁いたしましたけど、そういった意味では、22年度については若干減少しているというような状況にあります。
62 ◯議 長(舩木良教) 15番 門間議員。
63 ◯15 番(門間淑子) 先ほどの質問に関連いたしますが、過去5年間の受給者数が出されました。その5年間の受給者の中で、それぞれの年度の受給者の中で、ひとり親世帯は何世帯あったのかお答えいただきたいと思います。
64 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
65 ◯教育総務課長(市川康浩) それでは平成17年度からお答えいたします。ひとり親家庭、ひとり親世帯でございますが、17年度が21世帯、18年度が21世帯、19年度が12世帯、20年度が27世帯、21年度が45世帯となってございます。以上でございます。
66 ◯議 長(舩木良教) 15番 門間議員。
67 ◯15 番(門間淑子) 現在、審査中の22年度についてはどれぐらいでしょうか。
68 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
69 ◯教育総務課長(市川康浩) 大変失礼いたしました。現在の予定では33件の予定でございます。以上です。
70 ◯議 長(舩木良教) ほかには。門間議員。
71 ◯15 番(門間淑子) このひとり親世帯、所得制限がある中でのひとり親世帯ということで、この審査から漏れた人たちがたくさんいると思うんですね。申請者ももっとこれ、これは受給者ですけれども、22年度までには申請者はもっと多かったはずで、漏れた方たちですね、漏れた方たちの中でのひとり親世帯というのはどれぐらいだったかというのは把握できますか。
72 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
73 ◯教育総務課長(市川康浩) そのような数字は現在持ち合わせておりません。以上です。
74 ◯議 長(舩木良教) ほかには。2番 大塚議員。
75 ◯2 番(大塚あかね) 2点ほど、質問というか確認させていただきますけど、先ほどご答弁の中で、濱中議員の質問に対して、有効に活用されていたというご答弁がありましたけれども、この条例を見る限りは、その支給額に対して領収書ですとかをとっていないわけで、何をもって有効としたのか、まずお伺いします。
もう1点は、先だっての一般質問の中で、一度この条例は廃止して、もう一度吟味して、再度新たな形で提案されるような感じのご答弁がありましたけれども、それはどうなるのかをお伺いいたします。
76 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
77 ◯教育総務課長(市川康浩) それでは、1点目の関係でございますけれども、先ほどのご答弁でも、直接の声を聞く機会はございませんけれども、目的に沿った活用が図られ有効に活用されているものと考えていますというようなお答えをさせていただきました。この制度につきましては、入学支度金の準備金ということでございますので、入学が決定した生徒に対しまして支給をしている。当然、入学金の準備金として活用されているということをもちまして、有効に活用が図られているということでございます。以上です。
78 ◯議 長(舩木良教) 教育部長。
79 ◯教育部長(遠藤和俊) 今後の制度ということでの2点目のご質問でございますけど、現在の制度につきましては、あくまでも高校入学が確定してから支給する制度であります。家庭の経済状況から、その後の資金も含めて進学自体をあきらめるという部分を救えるものではないというふうに思います。東京都で行っているチャレンジ支援資金も、入学の入り口のところだけの支援という意味であります。
実際、高校に入って、授業料以外に学習費負担というのは、公立で24万円、それから私立でも46万円かかるというような統計調査もあります。そういう中で、やはりその後の学費も含めたものでないと進学をためらうという部分も、機会という意味では出てきますので、入学から卒業までをトータルで支援するような制度が必要なんじゃないかというふうに思います。
その中で、今回、廃止にあたって、仕分けの議論の中でも出ましたし、今回のこの条例を提案する際に教育委員会のほうからの意見もお聞きしましたけど、やはり教育という観点からは、支給ではなくて、本人が後で返還するような制度が望ましいというような意見もありました。そういった点も含めて、今後どういう制度がいいのか、検討していきたいというふうに思います。以上です。
80 ◯議 長(舩木良教) 5番 山崎議員。
81 ◯5 番(山崎陽一) 伺います。廃止の理由の一つとして、二つ大きく言えばあったようです。高校授業料の無償化ということと、都の高等学校の就学支援制度等があって、これで代替えできるんじゃないかというのが一つの理由。それから、事業仕分けで廃止と判定されたことが側面評価として勘案したということです。
このいずれも、授業料の無償化と都の高等学校の就学支援制度というのは授業料が対象なんですね。そうすると、羽村の支援制度とは趣旨が違うものなんですけれども、そこらを確認します。
それから、この授業料仕分けの議論の中で、「そういう子は自衛隊に行けばいい。手に職がつく」という、これは仕分け人の市内の事業主の代表の方でしたか、発言がありましたが、認識していますでしょうか。確認します。
82 ◯議 長(舩木良教) 教育部長。
83 ◯教育部長(遠藤和俊) 1点目の、趣旨が違うということではとのご質問でありますけど、これにつきましては、やはり高校入学時の支度だけでなくて、その後のやはり、当時授業料がありましたので、授業料やその他の学校徴収金がいろいろかかるわけです。その、入る前に、入学する際のお金もかかるだろうということで支援する制度だった、そういう意味でございます。
84 ◯議 長(舩木良教) 企画部長。
85 ◯企画部長(桜沢 修) 仕分け人の方から、自衛隊どうのという形での意見があったかどうかということですけれども、現在まとめております会議録の中では、そういったことについて把握はしていません。
86 ◯議 長(舩木良教) 5番 山崎議員。
87 ◯5 番(山崎陽一) 1点目の、つまり東京都の支援制度というのはあくまでも授業料、あるいは修学旅行等、そういったものへの支援であって、就学前のということではないということですね。それは確認してよろしいですね。
それから、今、確かに事業仕分けの報告書にもその発言はありません。把握していないということですので、これは後日、テープで確認してください。つまりそういう乱暴な発言があり、そういう仕分け作業の結果、出てきた廃止という結論であるというふうに私は思いますが、いかがでしょうか。
88 ◯議 長(舩木良教) 企画部長。
89 ◯企画部長(桜沢 修) いろいろな議論の中で、ボランティア活動等での還元とか、そういったようなことは出ておりますし、また、この中身についてはさまざまな意見も出されております。そのことだけが乱暴だということでとらえてはおりませんので、いろいろな意見を総合してという形での検討とさせていただいております。
90 ◯議 長(舩木良教) 5番 山崎議員。
91 ◯5 番(山崎陽一) 結構です。テープでの確認だけ求めます。
92 ◯議 長(舩木良教) 企画部長。
93 ◯企画部長(桜沢 修) 議事録については調整しております。また、中身については確認をさせていただきたいと思います。
94 ◯議 長(舩木良教) ほかには。1番 鈴木議員。
95 ◯1 番(鈴木拓也) 最初の議案提案による説明は、授業料無償化になるとか、いろいろ奨学金が整ったということで、高校進学に対する経済的な支援は相当充実してきていると、なので、これは引っ込めますという説明だったと思うんですね。相当充実してきていると。100%までというふうにはいかないかもしれませんけれども、かなり充実してきていて、ほぼこれでいいんだという認識なんでしょうか。
96 ◯議 長(舩木良教) 教育部長。
97 ◯教育部長(遠藤和俊) 全体的には、入学する際、入り口の部分では、東京都でチャレンジ資金というような制度もあります。それから、入学後についてもいろんな国や都の、学生機構なども含めまして、貸し付けではありますけど奨学金制度もありますので、そういった意味では充実しているということで認識しております。
98 ◯議 長(舩木良教) 1番 鈴木議員。
99 ◯1 番(鈴木拓也) だから提案しているんでしょうけどね。充実してきているから引っ込めるんだと言っているんですけれども、この前の副市長の答弁も、あなたさっき、教育長の答弁も、もっとステップアップしてということでしょう。トータルで面倒を見なきゃいけないと。議案の説明のときは経済的な支援は充実しているからやめますと言っておきながら、いろいろ言われると、実は足りないんですと。ステップアップしなきゃいけないと、トータルで見なきゃいけないと言ってますでしょう。この矛盾はどう説明するんですか。
100 ◯議 長(舩木良教) 教育部長。
101 ◯教育部長(遠藤和俊) 今は入学のための準備だけの資金だということです。しかも、給付だということでの制度になっています。そういう意味で、制度そのものをもっと時代に合ったものに変えるための検討をするという意味で申し上げたということです。
102 ◯議 長(舩木良教) 1番 鈴木議員。
103 ◯1 番(鈴木拓也) つまり授業料の無償化が始まった、いろんな奨学金が整ったんだけれども、またまだ、高校に進学するためには、学び続けるためには補助が必要なんだという認識ということですか。まだまだ要るということですか。なんだけど、6万円やめちゃうということですか。お願いします。
104 ◯議 長(舩木良教) 教育部長。
105 ◯教育部長(遠藤和俊) ですから、今の市がやっています高校入学時奨学金制度は、時代に合わないので廃止すると。ただ、それに代わる、もっと適切なものを検討していくという意味です。
106 ◯議 長(舩木良教) 1番 鈴木議員。
107 ◯1 番(鈴木拓也) 別項目です。今の話とは。
108 ◯議 長(舩木良教) わかりました。どうぞ。
109 ◯1 番(鈴木拓也) それで、副市長がステップアップすると言いましたよね。今回引っ込めちゃうんだけど、6万円やめちゃうんだけど、それに代わる新しいもの、もっといいものというんですよ、ステップアップというのはね。それは一体いつやるのか、どのぐらいのお金を使うのか、だれが対象なのか、説明してください。
110 ◯議 長(舩木良教) 北村副市長。
111 ◯副市長(北村 健) この物事、事業というのは、スクラップ・アンド・ビルドといいますけれども、新たなものを考えるときには、もう既定の制度というのは、これは見直さなきゃいけないわけでございます。これも、先ほど来説明していますように、入学するときの、物ですね、物を用意する補助なんですね。これは、ですから事業仕分けですとか、都の制度で高校授業料の無料化、そういう面である程度資金的には保護者の方も楽になってきていますので、ですからこういった単に物を買うための補助、これは、ですからもう必要ないのではないかということで廃止するわけです。
ただし、都のチャレンジ制度、これの事務が今度23年度から市へ来るわけですけれども、その事務が今までは委託だったんですが、市の自治事務になるわけです。その後、都は多分それを今度市へ、財源といいますか、その仕事自体を市のほうへ持ってくるようなことも今後考えられると思うんですね。
そういう中で、そういうことも含めて、ですからそのチャレンジ、高校の授業料は無料ですから、そういった資金に何が必要かということを、この事業仕分けの中でも、あと、住宅の耐震化等も23年度中にいろいろ考えていくということでありますので、それとあわせて考えていくということでございます。
112 ◯1 番(鈴木拓也) ちょっと議長、申しわけない。全然、質問と違うことだから。私が聞いたのは、いつやるのか、対象はだれなのか、金額は幾らなのか聞いたんですよ。ちょっと、ちゃんと答弁するように言ってください。
113 ◯議 長(舩木良教) 北村副市長、再度。
114 ◯副市長(北村 健) ですから、23年度中にほかのものとあわせて検討していくというふうにお答えしています。それを、今、23年度の予算がここで審議されるわけで、それにのってないわけですから、ですからそれを今幾ら用意するとか、それが言えるわけがないわけでございまして、そのようなことでございます。
115 ◯議 長(舩木良教) 1番 鈴木議員。
116 ◯1 番(鈴木拓也) 私、これ2問目ですか。
つまり、何だかわからないんですよ。何だかわからないんだけれども、ステップアップするんだから、これはね、そのためにやめさせてくれって話なんですよ。そういうのを、こういう公の場で、私、よく言えると思うんですよ、議員に向かって。何やるかわからないんですよ。でも、ステップアップって言葉だけですよ。なんだけど、6万円は代わりがあるんだからなくてもいいじゃないかという話。それから、6万円というのはですね、やはり必要なんですよ。
117 ◯議 長(舩木良教) 質疑してください。質疑を。
118 ◯1 番(鈴木拓也) ちょっと待ってください。質疑しますよ。これ、必要なんです。やはり、例えば高校に入ったら教科書も買わなきゃいけませんでしょう。制服も、ジャージも、靴も。羽村高校へ行って聞いたところ、6万円かかるんですよ。これは時代が変わって6万円要らなくなったわけじゃないんです。要るんですよ、これ、間違いなく。だから、そういう確かに要るお金をやめるのに、そんな何か雲のような話で、これ、ステップアップするから、それがあるからやめるんだというのは、納得しろって言って納得できるはずがないじゃないかと思うんですが、それ、納得しろって言うんですか。もう一度お願いします。
119 ◯議 長(舩木良教) 北村副市長。
120 ◯副市長(北村 健) それがですね、先ほど来、教育委員会のほうで答えておりますけれども、具体的にそれは教育委員会のほうで考えていくということでございますので、今、具体的にどういうものか、金額が幾らかというところは、今はお答えできないということでございます。
121 ◯議 長(舩木良教) 1番 鈴木議員。
122 ◯1 番(鈴木拓也) これが最後ですので。つまり雲をつかむような話で、だから私はこれ、反対しますよ。なんだけれども、今の副市長の答弁というのは、この6万円を上回る高校生に対する援助をやりますということですね。やるんですね。
123 ◯議 長(舩木良教) 北村副市長。
124 ◯副市長(北村 健) 制度について考えるということでございまして、金額が今幾らかということまでは申し上げることは、これは予算に組んでいるわけでもありませんし、これを幾らということをここで申し上げるほうがおかしなことだと思います。
125 ◯議 長(舩木良教) 15番 門間議員。
126 ◯15 番(門間淑子) 副市長の言葉の中に、スクラップ・アンド・ビルドというのがありました。それで今、予算を組んでいるわけでもなんでもないんだと、そのビルドのほうですね。つまり、今回はスクラップは出された。しかしビルドはないんですよ。そういうことでいいですね。
127 ◯議 長(舩木良教) 北村副市長。
128 ◯副市長(北村 健) 今回は廃止いたしますけれども、先ほど申し上げましたように、ほかのものと含めて23年度中に検討していくということでございます。
129 ◯議 長(舩木良教) 15番 門間議員。
130 ◯15 番(門間淑子) そうであるならば、ビルド案を対案として出さなければならないんじゃないですか。対案がなくて廃止するんだから、スクラップなんですよ。オンリーなんですよ。スクラップ・アンド・ビルドだったら、ビルド案をここに出してくださいよ。
131 ◯議 長(舩木良教) 北村副市長。
132 ◯副市長(北村 健) その対案を23年度予算で出すか、24年度予算で出すかという問題になろうかと思いますけれども、23年度予算には確かに対案はのっておりません。したがいまして、ですから今後、検討させていただくというふうに申し上げております。
133 ◯議 長(舩木良教) 7番 馳平議員。
134 ◯7 番(馳平耕三) これ、なぜこの事業が仕分けの対象になって今ここへ出てきたかというと、やはり財政が厳しいからなんですよ、まずは一つは。出したいのは、みんなどこでも出したいに決まっているんですよ。そこの中で、今の羽村市の財政と、それからそのほかの部分、充実してきた、そこの部分の均衡の中で、予算をどうしていこうかということで多分出されているんだと私は思うんですよね。
そういう面でいえば、今、羽村市と小平でしたっけ、2市しか今やってないわけですよね、26市の中で。西東京と羽村市でしたっけ。その2市なんですけれども、2市になったというのはもともと最初からやってないんですか。それとも、ここで廃止したところが、やはり財政事情が厳しいからこれを、ほかのも充実したのでここでやはり廃止せざるを得ないと、泣く泣くね、廃止せざるを得ないというふうになったところが多いのか、ここはどっちなんですか。
135 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
136 ◯教育総務課長(市川康浩) 26市で同様な制度は、先ほど西東京とお話がございましたが、小平市が同様な制度でございますので。
それから、ここで奨学金の授業料等の廃止をしたところが、廃止をしているところにつきましては、福生市、稲城市、西東京市、調布市、4市が廃止または休止、それから新聞報道では多摩市のほうが廃止をするというような情報をつかんでございます。以上です。
137 ◯議 長(舩木良教) 7番 馳平議員。
138 ◯7 番(馳平耕三) そういう面では、やはり本当は出したいんだけれども、やはり事業仕分けの話もあるし、それぞれの財政事情が厳しいので、それは泣く泣くですね、やはり市民の人にお願いしなきゃいけない部分というのは出てきたので、こういう議案になっていると思うんですよ。
それを逆に今みたいに、副市長みたいに、何かわからないものを後でまた充実させて出すとかって言うからわかりにくくなるんで、廃止は廃止でいいんですよ。我々、この廃止の議案しか出てないわけですから、今日はその中で判断するしかないわけです。
私は、それはその形で、もうそんな余計なことを言わないでもらいたかったわけですよ。次のことをどうするかなんていうのは。それはそれでまた、そんなことを言ったら事業仕分けの意味もなくなっちゃうわけですよ。きちっとそれは、今回はこの議案について出しましたと。次のことなんて言う必要は全くないと私は思います。いかがですか。
139 ◯議 長(舩木良教) 副市長。
140 ◯副市長(北村 健) おっしゃるとおりでございまして、この議案は事業仕分け等を踏まえ、先ほども申し上げましたスクラップ・アンド・ビルドですね、そういうことで廃止をご提案申し上げているわけでございます。
ただ、前回、質問の中でそのようなことがありましたので、それに関連して、全くこの廃止したままでいいのかどうかということについてお話ししたわけでございまして、それが、ですからこの23年度に新たにまたこれが復活するのかどうかということについては、先ほど言っているように、今お答えすることができないというふうに答えているわけでございまして、まさにそのとおりだというふうに思います。
141 ◯議 長(舩木良教) 1番 鈴木議員。
142 ◯1 番(鈴木拓也) 別項目ですので。事業仕分けのこの判定結果に関してなんですけれど、基本的にやはりこの意見の背骨を通っているのは、高校の奨学金で得するのは子どもなんだと、親なんだと。得をしているんですね。だから、得をした人は後でボランティアで社会還元しろとか、あるいは自助努力が足りないから、もっと自助努力すれば要らないじゃないかとか、自己負担て話でしょ。得をするのは子どもなんだと、親なんだという考え方にやはり裏付けられているのが、私はこの事業仕分けの判定だと思うんですよ。そういう認識ですか、市は。
143 ◯議 長(舩木良教) 企画部長。
144 ◯企画部長(桜沢 修) 得とか損というような認識は、市のほうとしては持っておりません。
基本的にこの制度自体のところで、貸し付けでなく、高校に入ればこの部分についてはそのもの自体をどのように使ったか、先ほど大塚議員からもありましたように、領収書も取っておりませんし、高校に入ったとしてもどこかへ転出されたり、または高校を退学されたりというようなことがあったとしても、この後追いのフォローもしてないというような状況を、仕分け人のほうからも指摘されまして、そういうことであるならしっかりした制度として見直しをしなきゃいけないんじゃないですかと、また保護者のほうにとりましても、給付だけいただくというのでなくて、やはりいろんな奨学金が貸付制度というような形でいろいろと、その後に勉学をし、自分でそういったものをお返ししていくというような、そういった精神が必要じゃないかと。精神論になりますけれども、そういったような考え方だというふうに理解をしております。
決して、この6万円をもらったご家庭が得をしたとか、そういうような形ではなくて、その辺の自助努力、そういったものというのは、考え方としては、我々としても考えられるものであるというふうには認識しております。
145 ◯議 長(舩木良教) 鈴木議員。先ほど、これで終わりですという発言でございましたが、じゃあ、最後に。
146 ◯1 番(鈴木拓也) それはさっきの、さっきの件に関しては終わりです。これは別項目ですから、話は。別の議論をしているんですから。
147 ◯議 長(舩木良教) じゃあ、端的に。
148 ◯1 番(鈴木拓也) ホームページにもありましたけど、奨学金がどうしてあるのかという理由がちゃんと書いてあるんですよね。それは、社会に貢献する人材を育てるためにやっているんです、羽村市は。つまり、この奨学金をやることによって社会が得をするということなんですよ。子どもや保護者が得をするんじゃなくて、一時的には得をしますよ、確かに。ただし、それを通じて子どもは学んで、立派になって、やはり社会に役に立つんですよ、それが。
そういう発想がこの仕分けに抜けているんです、完全に。だから、あげたんだから奉仕活動で。何かボランティアの義務化って、ちょっとこれ、言葉の問題で矛盾もあるんですけどね、あげたんだから返さなきゃいけないとかね、そうなるんですよ。社会が、社会全体が、すぐにじゃないかもしれない、時間がかかるかもしれない、けれどもやはり社会全体がこのことによって得をするという、そういう大きな見方があると思うんですよ。そういう見方が今ありますか、羽村市には。
149 ◯議 長(舩木良教) 企画部長。
150 ◯企画部長(桜沢 修) この制度自体も、今、鈴木議員さんおっしゃったように、学ぶ意欲のある高校生が、また社会に貢献するというようなことで巣立っていく、そのための支援だというふうなことについてのこの奨学金は、それは目的としてはそうであるというふうには認識しておりますし、今後もそういった視点での、また必要な制度として検討していく上でも、そういった視点は必ず必要かなというふうに考えております。
151 ◯議 長(舩木良教) ほかに質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
152 ◯議 長(舩木良教) これをもって質疑を終了いたします。
しばらく休憩いたします。
午前11時03分 休憩
午前11時15分 再開
153 ◯議 長(舩木良教) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、本件に対する反対討論の発言を許します。1番 鈴木拓也議員。
154 ◯1 番(鈴木拓也) 議案第14号「羽村市奨学金支給条例を廃止する条例」に反対をいたします。
羽村高校に先日行って、様子を、お話を聞いてきました。全体として、羽村高校生の家庭の経済状況は非常に厳しいということがわかりました。
例えば、部活動に一たん入ったんだけれども、やめてバイトを始める子がいるというんですね。それから、修学旅行も積み立てをして7万円かかるそうですけれども、積み立てが結局途中で止まってしまって、行けない子がたくさんいるそうです。大変暮らしが厳しいことをひしひしと感じていると先生がおっしゃっていました。やはりリーマンショック以降の不況ですよね。それから、雇用形態が変わってしまっていて不安定雇用が多い。それから家庭の状況もあります。
羽村市がこういうふうに奨学金を削るんですよという話をしましたらば、何も言いませんでしたが、ため息をついているような表情をされました。やはり、授業料免除とか大事なんですよね。これ、本当によかったと思うんですけれども、まだ足りないんです、やはり。暮らしが厳しいですから。ですから、そういう中でこのお金を削ってしまうというのは、実態を全く見てないんじゃないかというふうに私は考えます。
市の説明でも、トータルとして経済的な支援が増えてからこれは要らなくなったという話をしましたけれども、一方では、さっき質疑でもしましたけれども、経済的な支援はまだまだ要るという話もしている。じゃあどういう支援をするのか、これを聞けば、全く決めてないという話です。ですから、この議案を提出する実態を見た根拠も、それから説明の中身も、到底、納得できるものではないということを言いたいと思います。
また、仕分けの結果もですね、さっきも言いましたけれども、奨学金は子どもや親が得するんだからという話で、そのあげた分、ボランティアで返せという議論がありましたけれども、それは違うと思います。やはり今の市の条例やホームページにあるように、これは社会のために出しているわけですよね。ですから、そういう仕分けの中身を一つの理由にして削る、これは全く道理が立たない。
それから、追跡調査がないからという話もありました。でも、これははっきりしているんですよ。羽村高校で聞きましたけれども、教科書代が1万7,950円かかるんですね。それから制服が2万1,900円、体操着・柔道着2万2,000円、上履き1,050円、合計しますと6万2,900円。これ、間違いなく、私立はもっと高いんでしょうけれどもね、ここに使っているんです。ですから、別に追跡なんかしなくても、これがきちんと、これ、全員買うわけですから、ここに使われているということは間違いないんですよ。
そういう全体を見てみれば、この条例に賛成する余地は全くありません。そのことを言って、反対討論といたします。
155 ◯議 長(舩木良教) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。9番 濱中俊男議員。
156 ◯9 番(濱中俊男) 議案第14号「羽村市奨学金支給条例を廃止する条例」に、賛成の立場より討論いたします。
この条例は、昭和57年に、高等学校等に就学することが経済的理由により困難な生徒に対して、入学する費用の一部を奨学金として支給する高校入学時奨励金支給事業を創設するために制定されたもので、入学準備金として現在では6万円を支給するものです。他市に例の少ないこの制度は、開始以来、平成21年度までに588人に支給され、本来の目的に沿って極めて有効に活用されてきたと承知しております。
一方、平成22年度から公立学校の授業料無償化や私立高等学校等への就学支援金制度が開始されました。このことにより、年間11万円以上の高等学校授業料の負担軽減となりました。このような中で、社会全般にわたり閉塞感が漂う憂慮すべき経済状況や、限られた財源を有効活用していく観点から見ると、給付事業としての本事業は見直しの必要性が生じているものと言えます。
なお、奨学金については東京都のチャレンジ制度などさまざまな制度が実施されていますので、今回の廃止に伴い、今まで以上にこれらの制度をわかりやすくPRするよう、早急に取り組んでいくことを要望し、本条例案に賛成する立場からの討論といたします。
157 ◯議 長(舩木良教) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。15番 門間淑子議員。
158 ◯15 番(門間淑子) 議案第14号「羽村市奨学金支給条例を廃止する条例」に、反対する討論を行います。
この条例は、高等学校、高等専門学校、特別支援学校高等部で学ぶことが経済的理由で困難な生徒に対して、入学時に必要な費用を支給することで社会貢献できる人材育成を目的とする画期的な条例で、昭和57年から実施されてきました。
奨学金は給付型と貸与型がありますが、羽村市の奨学金制度は入学時6万円を給付するもので、経済不況の近年にあっては申請者も受給者も増加していて、さらなる充実さえ求められています。質疑の中でも、平成17年度からの5年間を見てみると、世界経済が落ち込んできた19年度以降、20年から、ほぼ申請者、受給者とも倍増している。しかも、過半数がひとり親世帯です。
平成22年度は270万円が予算書に計上されていましたが、23年度予算書には奨学金の文字さえ消えています。日本の教育費は極めて低く、OECD加盟国中、最下位という状況です。近年の経済不況の影響で、親の収入が下がって貧困世帯が広がり、子どもの進学に大きな影響を与え、所得格差が教育格差を生んでいることが社会問題にもなっています。ひとり親世帯も増えていて、教育への支援は充実させることはあっても縮小させるようなことがあってはなりません。
市は、今年度から始まった高校授業料無償化を理由にしてこの奨学金制度を廃止し、例えば東京都のチャレンジ支援貸付金制度などを紹介すると言いますが、これは学習塾の費用や授業料のための貸付制度であり、羽村市の奨学金とは利用目的が異なる制度です。
高等学校に入学するときは、制服や運動着、教科書など予想以上にお金がかかります。2009年に日本教職員組合が実施した調査によると、高校入学時に必要な金額として、全日制普通高校で9万446円、全日制専門学校で10万9,737円となっています。この金額を見れば、羽村市の今までの奨学金制度が大きな支えになってきたことは、間違いありません。
他市がやっていないからやめるというのではなく、この制度を羽村市の誇りある特色として、さらに充実させるための一部改正とすべきなのです。先ほどの質疑の中でも、入学から卒業までトータルで支援する制度が必要だというお話もありました。であれば、今回の条例を廃止するのではなく、一部改正とすべきだということを強く申し上げたいと思います。
OECDの報告書には、「教育は未来への投資である」との一文があります。「教育への投資は最終的に大きな税収になって還元される」とも述べています。羽村市でも、人づくりはまちづくりをモットーにしてきたのではないでしょうか。自治体の基本は住民福祉の増進にあります。今回の奨学金支給条例の廃止は、この基本に相反するものです。
以上の理由により、条例廃止に反対します。
159 ◯議 長(舩木良教) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。14番 露木諒一議員。
160 ◯14 番(露木諒一) 議案第14号「羽村市奨学金支給条例を廃止する条例」に対しまして、賛成の立場からの討論をいたします。
羽村市奨学金支給条例は、今回、12月11日、外部の評価を取り入れた事業仕分けにより、国や都の奨学金制度、チャレンジ支援、高校の授業料の無償化等の軽減、また、多摩26市で実施しているのは2市、またこの事業がどのように使われた明確ではない等の理由で、事業仕分けの結果は現行方法では実施する妥当性がないという評価でありました。
しかしながら、東京大学大学院教育学科の大学経営政策研究センター、高校生の進路と親の年収の下限についての調査では、年収400万円以下の家庭では4年生大学進学率は31.4%にとどまり、対しまして1,000万円を超える家庭では62.4%に達しております。今の状況では決して経済状況は好転しておりません。まだまだ厳しい家庭状況の方もたくさんおります。
羽村市奨学金支給条例は、昭和57年、高等学校等への入学が困難な者に対して入学の支度に要する費用の一部を支給し、社会に貢献する有為な人材を育成するのが主な目的で制定されました。国や都の奨学金は授業料主体、チャレンジ支援事業は塾の費用と、受験費用には当てはまっておりません。羽村市奨学金を受ける学生も、この羽村市奨学金の利用者は、5年間を見ても、21年度が68人、22年度は現在の時点でも50人、17年は30人、18年は25人程度でありました。倍に増えております。
一昨日の私の一般質問におきまして、市当局は、仕分け人の声は、羽村市奨学金はどのように使われたか、支給後のチェックやフォローはしているのか、受給者に対してボランティアなどの社会貢献活動で還元してもらうことも考えてはどうか、所得制限による支給額の段階的な設定をする必要がある、等の意見もありましたと。入学時奨学金支給事業はもう一回見直しをすることとともに、いろいろ検討し、より時代に合った制度を検討すると答弁されております。この高校入学時奨学金支給事業の廃止は、新たな就学準備金等のステップアップのための廃止であると答弁されておりました。
景気の低迷により、親の所得の違いにより、ますます教育格差が広がっております。羽村市独自の奨学金支給は、公明党はこれまで何回も、充実し拡大することを予算要望し、一般質問も重ねてまいりました。よって、新たなる時代に合った貸付制度の創設を強く要望し、この条例を廃止することを賛成いたします。
161 ◯議 長(舩木良教) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。5番 山崎陽一議員。
162 ◯5 番(山崎陽一) 議案第14号「羽村市奨学金支給条例を廃止する条例」に反対します。
この条例は、高校就学が経済的理由で困難な向学心のある学生に対し、入学の支度に対する費用の一部として支給、社会に貢献する有為な人材を育成するとして、昭和57年から始められ、平成21年度までに588人が受給しています。現在は6万円。昨年は83人の応募で68人が支給されました。
12月11日に行われた事業仕分けでは、市は、今後の方向性として、引き続き制度を維持していく必要があるというふうに説明しています。この時点以降、廃止が決まったとしたら、仕分けの判定を参考に審議したということになりますが、この仕分けは私のメモによれば、「そうした子は自衛隊に行けばいい」「手に職がつく」、あるいは「受益者負担にすればいい」など、自治体の本旨である市民福祉の向上からは全くかけ離れた議論がされたように私は傍聴していました。
高校授業料の無料化ができたからよろしいというのでは、これは本来の羽村市の制度とは趣旨が違います。羽村市の高校入学時奨学金支給事業は、特色ある教育を掲げる羽村らしい事業で、実績もあります。このまま継続するのが市民の思いであり、条例の廃止に反対します。
163 ◯議 長(舩木良教) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。7番 馳平耕三議員。
164 ◯7 番(馳平耕三) 議案第14号「羽村市奨学金支給条例を廃止する条例」について、賛成の立場で討論させていただきます。
この事業は、羽村市の厳しい財政事情を反映して、事業仕分けの対象となり、さまざまな議論がありました。子ども手当が導入され、公立高校の無償化が実施され、私立高校にも補助が準備され、都においても、子どもの教育に対する経済的な支援はかなり充実してきました。こうした中、財政事情の厳しい自治体ではこの事業を廃止するところも増え、東京26市では小平市と羽村市の2市のみとなりました。
交付団体となった羽村市の現在の財政事情を考えるとき、市民の皆様にもご理解をいただかなければならないところもあり、国や都のさまざまな新補助制度が充実した当該事情は、事業仕分けの皆様の判断、そして行財政改革推進会議での議論を尊重し、廃止することもやむなしと考えます。
ただ、副市長が一般質問の答弁で述べていた、制度をさらに充実させて新たなものを今後提案する、というのはどうかと考えます。国の事業仕分けでも、一度廃止したものがゾンビのように名前を変えてまた復活し、国民の怒りを買ったということがありました。一度廃止にしたものが、さらに充実して次に準備されているというのは、そもそもおかしく、仕分けや議会での議決は何だったのかということになりかねません。形を変えて再度出すということはないよう意見を添えて、賛成の立場とさせていただきます。
165 ◯議 長(舩木良教) 以上で通告による討論を終わります。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
166 ◯議 長(舩木良教) これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第14号「羽村市奨学金支給条例を廃止する条例」の件を起立により採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
167 ◯議 長(舩木良教) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第9、議案第15号「平成22年度羽村市一般会計補正予算(第4号)」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
168 ◯市 長(並木 心) 議案第15号「平成22年度羽村市一般会計補正予算(第4号)」につきまして、ご説明いたします。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ4,300万円を減額し、予算の総額を、歳入歳出それぞれ202億9,202万3,000円とするものであります。
補正の主な内容ですが、まず、年度末に向けて、事業費の確定などによる予算額の増減に対応する措置及び、下半期における予算の支出抑制による減額分の措置を行いました。また、国の円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策である、地域活性化・きめ細かな交付金と住民生活に光をそそぐ交付金などを活用した事業として、防災備蓄倉庫の設置、学校図書館図書の整備、公共施設の補修事業等のための経費を、繰越明許費として措置いたしました。
歳入では、主要財源である市税につきましては、市税収納対策の強化により滞納繰越分において増収が図られたこと、また、昨年10月の税率改正等により市たばこ税の増収が見込まれることから、市税全体で5,400万円を増額措置いたしました。
地方交付税については、国の平成22年度補正予算(第1号)で、基準財政需要額の雇用対策・地域資源活用臨時特例費の単位費用が増額となったことから、普通交付税の再算定が行われ、3,938万円が追加交付されることになり、それを措置いたしました。また、特別交付税の12月交付分として7,046万円を措置し、補正後の総額を3億9,566万円といたしました。
国庫支出金については、先ほど申し上げました、地域活性化・きめ細かな交付金と住民生活に光をそそぐ交付金を新たに措置するとともに、自立支給給付費負担金など対象事業費の確定に伴う所要の変動額1億1,263万円を減額措置いたしました。
都支出金については、市町村総合交付金の増額分と、個々の事業費の確定に伴う所要の増減額9,587万円を増額措置し、寄付金については、市民の皆様から寄せられた貴重なご寄付について、それぞれ趣旨に沿った措置をとらせていただきました。
次に、繰入金につきましては、第2次緊急経済財政対策に基づく市税の確保や、歳出における経常的経費の削減などの取り組みにより、一定の財源の確保が図られ、財政調整基金については、今年度当初に繰り入れたすべての額を繰り戻すことができました。また、特定目的基金についても、所要の事業費の確定等により、繰入額を調整いたしました。
このほか、地方譲与税などの税連動交付金、財産収入、諸収入等、それぞれ増減が見込まれるものについて、所要額を措置いたしました。
次に歳出ですが、性質別の状況では、人件費のうち職員人件費は、給与改定等による増減分などを計上し、総額では3,136万円の減額措置を行いました。
扶助費では、家庭的保育や一時預かり保育事業補助金などが増額となる一方、自立支援給付費、児童手当、乳幼児医療費助成費などについて減額の措置を行いました。
繰出金では、保険給付費の増加などにより、国民健康保険事業会計への繰出金を増額した一方で、老人保健医療会計、後期高齢者医療会計、介護保険事業会計、下水道事業会計、羽村駅西口土地区画整理事業会計については、所要の事業費確定などにより減額いたしました。
なお、細部につきましては、企画部長から説明いたしますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
169 ◯議 長(舩木良教) 企画部長。
170 ◯企画部長(桜沢 修) それでは、議案第15号「平成22年度羽村市一般会計補正予算(第4号)」の細部について、ご説明をいたします。
議案(その2)に沿いまして、ご説明させていただきます。
初めに、歳入からご説明します。
14ページをお開きください。市税ですが、市民税3,000万円、軽自動車税400万円、市たばこ税2,000万円をそれぞれ増額しまして、市税合計で5,400万円増額するものです。なお、市民税の内訳といたしましては、個人分の滞納繰越分が2,000万円、法人分が1,000万円の増額となっております。
次に、こちらのページにあります地方譲与税から、16ページの7款・自動車取得税交付金までは、交付額の確定等による補正でございます。この16ページの下段にあります地方交付税につきましては、1億985万円の増額で、内訳としまして、普通交付税が平成22年度の再算定に伴いまして3,938万4,000円の増額、特別交付税が7,046万6,000円の増額でございます。
めくっていただきまして、18ページは分担金及び負担金でございます。1,535万6,000円の減額です。保育園の運営費負担金1,627万1,000円の減額は、保育料の減額が主なものです。
次にその下、使用料及び手数料ですけれども、283万2,000円の減額です。使用料は13万2,000円の減額で、内訳につきましてですけれども、19ページのほうの庁舎等使用料からスポーツセンター使用料まで、それぞれ増減によるものです。また、18ページの下段の手数料でございます。衛生手数料270万円を減額するものです。
20ページは国庫支出金でございます。国庫支出金は1億1,263万1,000円の減額です。個々の確定等に伴う増減がございますけれども、21ページの説明の欄の下段で、きめ細かな交付金1,027万6,000円、また、住民生活に光をそそぐ交付金500万円につきましては、円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策に伴う交付金で、この財源につきましては、翌年度への繰越明許費として措置をいたします。歳出のほうと、この部分については連動している交付金でございます。
22ページの都の支出金でございます。都の支出金につきましては9,587万5,000円の増額です。増額の主なものとしては、23ページの表のところにあります市町村総合交付金1億円を増額するものです。当初は6億円で予算計上しておりましたので、補正後は7億円となります。また、都支出金の増減につきましては、対象者の増減だとか交付額の決定などによる増減、また、国庫支出金との組み替えによるもの等々となっております。
少し飛ばさせていただきまして、26ページをごらんください。財産収入でございます。212万1,000円の減額です。財産運用収入につきましては、256万3,000円の増額、また、その下の財産売払収入では468万4,000円の減額となっております。こちらにつきましては、市有地の処分金。小作台二丁目、玉川一丁目、ひばり園等の市有地を処分したものの予算の関係で、合計で減額とするものでございます。
28ページをお開きください。繰入金ですが、2億7,993万4,000円の減額です。内訳としましては、財政調整基金の繰入金1億4,771万円の減額。このことによりまして、財調の期末残高につきましては16億4,543万4,000円と見込んでいます。また、福祉のまちづくり基金、羽村駅西口都市開発整備基金など、特定目的基金につきましても、それぞれ減額の補正をするものでございます。
続きまして31ページをごらんください。雑入のところの、説明欄の雑入のところで、上から9番目に市民総合賠償保険金というのがございます。この1万2,000円ですけれども、本議会議案第23号で提案しております損害賠償保険の保険金で、歳出と連動をしているものでございます。
続いて歳出に移らせていただきます。
34ページをお開きください。議会費につきましては、548万円の減額です。
次のページ、36ページは総務費でございます。2,019万円の減額です。中身につきましての説明でございますけど、39ページの上から2段目のところにあります1万2,000円の事故等賠償金は、先ほどの歳入との連動でございます。それから、総務費の中で主な増減のところですけれども、その39ページにあります広報はむら印刷製本費。こちらのほうが500万円の減額ですけれども、印刷の単価とページ数の減によるものです。
ちょっと飛ばさせていただきます。43ページをお開きください。中ほど下段のところに、コミュニティバス運行に要する経費の34万円とございます。これは羽村駅西口、福生病院、スイミングセンター、動物公園前の4カ所に据え置きのベンチを設置するもので、これは先ほど歳入で説明させていただきました、きめ細かな交付金が財源となっております。総務費につきましては、その他につきましては執行見込額等の確定等によりまして各事業の増減を行うものでございます。
次に50ページをお開きください。50ページは、一番下の段で民生費です。6,934万8,000円の増額でございます。この増額の主なものといたしましては、53ページにございます、上の段の真ん中辺に国民健康保険事業に要する経費でございます。2億655万2,000円の増額で、国民健康保険事業会計への繰出金の増となっております。
また、民生費の中で63ページへ飛ばさせていただきます。中ほどちょっと下のところに、児童手当・子ども手当等の支給に要する経費がございます。6,467万3,000円の減額。こういったものが民生費の増減の主なものということでご説明をさせていただきます。
次に72ページをお開きください。こちら衛生費ですけれども、3,164万2,000円の減額です。保健衛生費の2,161万円の減額につきましては、成人健康対策費471万7,000円、次のページの3段目ですか、母子衛生費の899万円等々の減額で、受診者数の確定等によるものでございます。
76ページをお開きください。清掃費につきましては、1,003万2,000円の減額です。主なものにつきましては、79ページのごみ収集に要する経費459万5,000円、その下のリサイクルセンターの管理運営に要する経費315万9,000円等の減額などでございます。
82ページをお開きください。下段のところで土木費でございます。2,717万3,000円の減額です。これにつきましては、89ページにございます、上から3段目ですか、下水道事業に要する経費で、下水道事業会計への繰出金を4,967万2,000円減額。また、91ページにおきまして、新たな事業といたしまして動物公園の駐車場整備工事の関係で、一番上段のところにありますけど、295万3,000円を予算計上してございます。動物公園の第1駐車場の奥に民地を借り上げまして、駐車場を拡張するための整備工事を行うものです。
次に92ページでございます。教育費でございますけれども、教育費につきましては596万7,000円の減額です。その主なものにつきましては、執行見込み額の確定等によりまして、各事業費の増減によるもので、増額となっているものでは、歳入でご説明しました、きめ細かな交付金、また住民生活に光をそそぐ交付金の充当事業が主なものとなっています。具体的には、きめ細かな交付金の充当事業については、97ページでは、上の段、学校管理費のところにあります小作台小学校便所壁タイル補修工事、ダムウェーター補修工事、また富士見小学校プールろ過機補修工事等々、また、101ページのところで、一番上のところにあります中学校の施設の関係では、羽村一中の高架水槽等塗装補修、それから体育館の笠木の補修工事等でございます。
また、109ページでは、中ほどにあります羽村三中の夜間照明の設備補修工事、その下では、スポーツセンターの競技用多目的ポールの購入、また第3ホール、いわゆる柔道場の畳の修繕料などとなっております。
なお、このきめ細かな交付金、住民生活に光をそそぐ交付金の充当事業につきましては、9ページのほうに繰越明許費として一覧を示してございます。9ページのところで、上から5段目ですか、子ども手当システム改修事業。これにつきましては、この二つの交付金とはまた別のものですけれども、他のものにつきましては、きめ細かな交付金、また住民生活に光をそそぐ交付金という形での充当事業でございます。
以上で、一般会計補正予算(第4号)の細部の説明とさせていただきます。
171 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由並びに内容説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。15番 門間議員。
172 ◯15 番(門間淑子) 教育費のところで、小作台小学校の便所壁タイル補修工事というのがありますが、小作台小学校のトイレのタイルというのは、はがれたり、残っていたりというところが、でこぼこがあって、こちらが見たときには、全部張るか、全部はがすかみたいなのほうがと思ったんですけれども、これはどんなふうに補修されるんでしょうか。全部、張り直しをするのか、それとも、タイルは全部はがしちゃって壁面にしちゃうのか、安全面の関係からいってどういうふうに補修されるのか伺います。
それから、学校図書館の図書ですが、小学校のほうが費用が多くて、中学校が少ないわけですけれども、文科省の基準は満たしているということですが、この学校図書館の廃棄基準は策定されたのか伺います。
173 ◯議 長(舩木良教) 建築課長。
174 ◯建築課長(山本和晃) 初めに、小作台小のトイレの改修についてお答えいたします。内容につきましては、浮いている部分のタイルを全部落としまして、その部分をモルタルによって補修して着色をするような修繕を考えております。以上です。
175 ◯議 長(舩木良教) 教育総務課長。
176 ◯教育総務課長(市川康浩) それでは2点目の、学校図書館廃棄基準のお尋ねでございます。学校図書につきましては、廃棄基準、それから選定基準を設けまして、23年4月1日からその基準に沿った運用をしていくという予定でございます。以上です。
177 ◯議 長(舩木良教) ほかに質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
178 ◯議 長(舩木良教) これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入ります。
しばらく休憩します。
午前11時53分 休憩
午前11時54分 再開
179 ◯議 長(舩木良教) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
180 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第15号「平成22年度羽村市一般会計補正予算(第4号)」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
181 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
しばらく休憩いたします。
午前11時54分 休憩
午後1時00分 再開
182 ◯議 長(舩木良教) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、日程第10、議案第16号「平成22年度羽村市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
183 ◯市 長(並木 心) 議案第16号「平成22年度羽村市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)」につきまして、ご説明いたします。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ5,176万1,000円を追加し、予算の総額を、歳入歳出それぞれ57億417万円とするものであります。
補正の主な内容ですが、歳入のうち、国民健康保険税については、個人所得等の低下に伴い1億3,533万円減額いたしました。
国庫支出金については、一般被保険者にかかる療養給付費の変更申請に基づき、国庫負担金の療養給付費負担金を2,278万4,000円、後期高齢者支援金負担金を998万7,000円それぞれ減額するなど、総額で3,229万6,000円減額いたしました。
療養給付費等交付金につきましては、交付決定通知に基づき退職者医療交付金等を1,257万6,000円減額し、都支出金については、交付申請額に基づく都補助金の増額等により、1,025万9,000円増額いたしました。
繰入金のうち、本会計の赤字補てん分である、その他一般会計繰入金については、保険税の減額と歳出の一般被保険者療養給付費の増額に伴い、1億9,026万9,000円増の8億7,717万5,000円とし、総額では、2億655万2,000円増の11億1,036万1,000円とするものであります。
諸収入については、一般被保険者延滞金を800万円、一般被保険者第三者納付金を609万4,000円それぞれ増額し、総額では1,416万8,000円を増額しております。
次に歳出ですが、総務費については、給与改定等により一般管理費を310万3,000円減額する一方、連合会負担金として、国保連合会が行っているレセプトの電子化に伴うシステム機器更改分担金を258万4,000円増額することにより、総額では208万8,000円の減額となります。
保険給付費については、今年度各月の実績により療養給付費を見込み、一般被保険者療養給付費を5,330万3,000円、高額療養費については2,120万5,000円それぞれ増額し、保険給付費全体としては7,450万8,000円の増額となりました。
共同事業拠出金につきましては、確定通知により1,970万5,000円を減額いたしました。
その他の経費につきましては、今後の執行額を見込み、それぞれ所要の額を措置するものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
184 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
185 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
186 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第16号「平成22年度羽村市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
187 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第11、議案第17号「平成22年度羽村市老人保健医療会計補正予算(第2号)」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
188 ◯市 長(並木 心) 議案第17号「平成22年度羽村市老人保健医療会計補正予算(第2号)」につきまして、ご説明いたします。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ98万7,000円を追加し、予算の総額を、歳入歳出それぞれ759万3,000円とするものであります。
補正の主な内容ですが、歳入では、今年度の医療諸費の実績により、支払基金交付金を234万3,000円減額し、諸収入につきましては、労災が認定されたことによる診療報酬返納金を499万9,000円増額し、それらに伴い、一般会計繰入金を166万9,000円減額いたしました。
次に歳出ですが、医療諸費については、実績により医療給付費及び医療費支給費の総額で400万9,000円を減額し、諸支出金については、歳入の諸収入で計上した診療報酬返納金を一般会計に繰出金として500万円計上するものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
189 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
190 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
191 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第17号「平成22年度羽村市老人保健医療会計補正予算(第2号)」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
192 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第12、議案第18号「平成22年度羽村市後期高齢者医療会計補正予算(第2号)」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
193 ◯市 長(並木 心) 議案第18号「平成22年度羽村市後期高齢者医療会計補正予算(第2号)」につきまして、ご説明いたします。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ315万1,000円を減額し、予算の総額を、歳入歳出それぞれ6億9,972万2,000円とするものであります。
補正の主な内容ですが、歳入では、後期高齢者医療保険料について、広域連合の提示額により43万円を増額いたしました。繰入金の一般会計繰入金につきましては、同様に広域連合の提示額により、療養給付費繰入金を685万円増額する一方、健康診査費繰入金を549万3,000円、葬祭費繰入金を205万円、それぞれ減額するなど、繰入金全体では42万6,000円を減額いたしました。また、諸収入では、実績により、健康診査費受託事業収入と葬祭費受託事業収入を総額で315万5,000円減額いたしました。
次に歳出ですが、保険給付費の葬祭費を実績により260万円減額し、広域連合納付金については、広域連合の提示額に基づき、療養給付負担金、保険料負担金、保険基盤安定負担金等を合計で644万5,000円増額いたしました。また、保健事業費については、実績により健康診査費を674万8,000円減額するものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
194 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
195 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
196 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第18号「平成22年度羽村市後期高齢者医療会計補正予算(第2号)」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
197 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第19号「平成22年度羽村市介護保険事業会計補正予算(第3号)」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
198 ◯市 長(並木 心) 議案第19号「平成22年度羽村市介護保険事業会計補正予算(第3号)」につきまして、ご説明いたします。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ549万5,000円を減額し、予算の総額を、歳入歳出それぞれ24億9,180万3,000円とするものであります。
補正の主な内容ですが、まず歳入では、国庫支出金について、介護予防事業における委託経費の減などから、国庫補助金を136万7,000円減額し、また、同様の理由から支払基金交付金を48万6,000円、都支出金を66万2,000円それぞれ減額いたしました。繰入金については、職員給与費等繰入金の減などから、一般会計繰入金を216万6,000円、また、基金からの繰入金を82万4,000円それぞれ減額し、繰入金総額では299万円を減額いたしました。
次に歳出では、総務費については、職員人件費の減などから154万円を減額いたしました。保険給付費については、総額での補正はありませんが、医療と介護の上限額を合算し負担軽減を図る、高額医療合算介護サービス等費を500万円増額し、高額介護サービス等費を500万円減額するものであります。地域支援事業費については、介護予防事業における委託経費の減などから、402万5,000円を減額いたしました。その他の項目については、それぞれ所要の額を見込み補正するものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
199 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
200 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
201 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第19号「平成22年度羽村市介護保険事業会計補正予算(第3号)」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
202 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第20号「平成22年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計補正予算(第2号)」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
203 ◯市 長(並木 心) 議案第20号「平成22年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計補正予算(第2号)」につきまして、ご説明いたします。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ3,347万9,000円を追加し、予算の総額を、歳入歳出それぞれ6億7,692万3,000円とするものであります。
補正の内容ですが、歳入については、前年度決算の確定に伴い、繰越金を3,551万4,000円増額する一方、一般会計繰入金を201万1,000円減額するものであります。
次に歳出ですが、総務費については、職員人件費を要する経費として77万1,000円、公債費については、借入金利子償還に要する経費として126万5,000円を、それぞれ減額するものであります。また、諸支出金については、一般会計繰出金として3,551万5,000円を増額するものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
204 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
205 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、本件に対する反対討論の発言を許します。5番 山崎陽一議員。
206 ◯5 番(山崎陽一) 平成22年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計補正予算に反対します。
羽村駅西口区画整理には一貫して反対しています。
理由は、(1)3点合意の捏造から始まる区画整理事業は、1,000戸の住民に、広い道路をつくるから土地を出せ、金を支払え、別の場所に移動せよと迫るものです。その犠牲の大きさ、また恵まれた住環境を壊すことから、多くの権利者が反対しております。(2)総事業費355億円。市負担分は242億円。事業計画書によると、平成24年以降は毎年25億円以上の市民のお金が投入されます。市民生活への影響ばかりか財政危機が予想されることから、即刻中止すべきです。(3)先の見えない事業ですが、30年後の羽村市人口は5万人を割り込むことさえ予想されます。区画整理後、シャッター通りになった例が全国各地で見られますが、西口地区がゴーストタウンになるおそれさえあります。現在の住環境を生かした縮小型のまちづくりに転換すべきです。
以上の理由から、西口区画整理の撤回を求めており、西口区画整理会計の存在そのものに反対しております。よって、補正予算にも反対します。
207 ◯議 長(舩木良教) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。4番 橋本弘山議員。
208 ◯4 番(橋本弘山) 議案第20号「平成22年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計補正予算(第2号)」に、賛成の立場からの討論を行います。
今回の補正予算は、平成21年度決算で確定した前年度繰越金の歳入措置であり、これに連動した歳出として一般会計への繰出金が計上されたものであります。
歳出については、都市整備用地購入にあたり運用されている平成21年度の東京都区市町村振興基金の借り入れ金額の減額に伴う償還金の減額と、給与改定等に伴う職員人件費の減額があげられているもので、これは予算執行の上で当然の措置であり、何ら問題はありません。
第2次換地設計(案)が権利者に発表され個別説明が始まったと聞いていますが、土地区画整理事業を進める上で最も重要な換地設計が一日も早く決定され、新たな事業展開を期待し、平成22年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計補正予算(第2号)について、賛成の立場からの討論といたします。
209 ◯議 長(舩木良教) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
210 ◯議 長(舩木良教) これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第20号「平成22年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計補正予算(第2号)」の件を起立により採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
211 ◯議 長(舩木良教) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第21号「平成22年度羽村市下水道事業会計補正予算(第3号)」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
212 ◯市 長(並木 心) 議案第21号「平成22年度羽村市下水道事業会計補正予算(第3号)」につきまして、ご説明いたします。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ4億1,165万6,000円を追加し、予算の総額を、歳入歳出それぞれ18億3,937万5,000円とするものであります。
補正の主な内容ですが、まず歳入では、使用料及び手数料のうち、下水道使用料について、市内大口排水企業の排水量が増加したため、現年度分について8,089万1,000円を増額する一方、滞納繰越分については、景気低迷などにより220万円を減額し、下水道使用料全体で7,869万1,000円を増額措置いたしました。また、一般会計からの繰入金については、下水道使用料の増額に伴い4,967万2,000円を減額し、諸収入のうち、市預金利子は16万3,000円を減額いたしました。
次に市債は、多摩川上流流域下水道事業負担金の決定により、流域下水道事業債を320万円減額する一方、国の地方財政対策の一環として実施された、高金利の公的資金補償金免除繰り上げ償還が認められたことから、下水道事業借換債を3億8,600万円増額し、市債全体として3億8,280万円を増額措置いたしました。
次に歳出ですが、総務費のうち、一般管理費は、職員人件費と平成21年度の消費税確定による公課費の増により、1,420万円を増額いたしました。維持管理費については、契約金額の確定などにより、委託料268万1,000円、工事請負費250万円をそれぞれ減額し、また、汚水の有収水量が増加したことにより、多摩川上流流域下水道維持管理負担金を3,038万8,000円増額するなど、合計で2,419万8,000円を増額いたしました。
次に、事業費のうち、公共下水道事業費については、事業の確定などによる委託料、補償補てん及び賠償金など995万5,000円を減額し、流域下水道事業費については、事業の確定により、多摩川上流流域下水道事業負担金を321万1,000円減額いたしました。
公債費については、公的資金補償金免除繰り上げ償還が承認されたことから、3億8,642万4,000円を増額いたしました。なお、地方債については、第2表のとおり、流域下水道事業債の限度額を0とし、下水道事業借換債の限度額を3億8,600万円といたしました。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
213 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
214 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
215 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第21号「平成22年度羽村市下水道事業会計補正予算(第3号)」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
216 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第16、議案第22号「平成22年度羽村市水道事業会計補正予算(第2号)」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
217 ◯市 長(並木 心) 議案第22号「平成22年度羽村市水道事業会計補正予算(第2号)」につきまして、ご説明いたします。
今回の補正予算は、給水収益の増加、事業の確定、職員人件費の確定、特別損失の計上及び公的資金補償金免除繰り上げ償還等に伴うものであります。
このうち、公的資金補償金免除繰り上げ償還に伴う補正につきましては、公営企業経営健全化計画を策定し、高金利の公営企業債の繰り上げ償還の申請を行ったところ、今年度におきまして、2億7,893万円余の繰り上げ償還が承認されたことによるものであります。
まず、予算第2条では、業務の予定量のうち、特に大口径使用者の使用水量の増加により、年間総給水量を22万3,640立方メートル増加させ、711万5,860立方メートルに、一日平均給水量を613立方メートル増加させ、1万9,496立方メートルとするものであります。また、事業の確定により、配水管整備に係る費用を2,200万円減額し、4,871万6,000円に、施設整備に係る費用を300万円減額し、1,751万2,000円とするものであります。
次に、予算第3条では、収益的収入及び支出の予定額のうち、収益的収入については、主に大口径使用者の使用水量の増加により、水道事業収益を3,000万円増額し、9億9,220万1,000円とするものであります。収益的支出については、事務事業の確定、職員人件費の確定、電気料の単価の引き下げ、過去の給水収益の調定額に対する不納欠損の発生に伴い、水道事業費用を133万4,000円減額し、9億8,262万7,000円とするものであります。
予算第4条では、資本的収入及び支出の予定額のうち、資本的収入については、公的資金補償金免除繰り上げ償還に伴う借換債の借り入れ分として2億7,870万円増額し、2億7,870万1,000円とするものであります。資本的支出については、人件費及び事業の確定により、建設改良費を2,511万3,000円減額し、公的資金補償金免除繰り上げ償還に伴い、企業債償還金を2億7,893万8,000円増額し、支出の総額を6億7,100万4,000円とするもので、資本的収入額が資本的支出額に対し、消費税抜きの不足する額を3億8,907万9,000円に改め、その補てん財源の内訳を、過年度分損益勘定留保資金3億5,362万6,000円、当年度分損益勘定留保資金を3,545万3,000円に改めるものであります。
また、第5条では、職員人件費の減額に伴い、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の額を改め、第6条では、企業債を借り入れるにあたり、限度額、起債方法等必要な事項を新たに定めるものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
218 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
219 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
220 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第22号「平成22年度羽村市水道事業会計補正予算(第2号)」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
221 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第17、議案第23号「損害賠償額の決定について」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
222 ◯市 長(並木 心) 議案第23号「損害賠償額の決定」につきまして、ご説明いたします。
本案は、羽村市生涯学習センターゆとろぎ立体駐車場において発生した利用者の車両損傷事故に伴い、国家賠償法第2条第1項の規定に基づき、その修理代を賠償する必要が生じましたが、このたび、相手方との示談が成立いたしましたので、その損害賠償額を決定し和解するため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
損害賠償額は1万2,000円で、その内容は修理代であります。損害賠償の相手方は、埼玉県入間市大字西三ツ木127番地1、鈴木芳夫氏で、事故の概要は、平成22年12月15日午後3時ごろ、羽村市生涯学習センターゆとろぎ立体駐車場に自家用車を駐車しようとしたところ、2階駐車場への進入路のグレーチングが浮き上がっていたため、車両底部が接触しマフラーが破損したものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
223 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
224 ◯議 長(舩木良教) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論に入りますが、通告がありません。ほかに討論ありませんか。
(「討論なし」と呼ぶ者あり)
225 ◯議 長(舩木良教) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第23号「損害賠償額の決定について」の件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
226 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第1号「平成23年度羽村市一般会計予算」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
227 ◯市 長(並木 心) 議案第1号「平成23年度羽村市一般会計予算」につきまして、ご説明いたします。
平成23年度予算は、平成23年度が第四次羽村市長期総合計画の最終年度であり、10カ年の締めくくりの年となることから、計画に掲げた事業を可能な限りなし遂げるとともに、平成24年度からの第五次長期総合計画を策定し、将来の発展に向けた、まちづくりにつなげていくための年度として極めて重要な位置づけを持っています。そのような視点に立ち、財政の安定化を図りつつ、市民生活にかかわる喫緊の課題に的確に対応していくため、第1次及び第2次に及ぶ緊急経済財政対策を講じるなど、財源の確保を図り編成いたしました。
平成23年度一般会計の予算規模は、歳入歳出それぞれ205億6,000万円で、前年度と比較して4億9,000万円、率にして2.4%の増加となりました。
それでは、予算の大要につきまして、主要な項目に沿ってご説明いたします。
まず歳入ですが、市税収入は101億1,061万円で、前年度と比較して1億1,330万円、率にして1.1%の減少となりました。この減収の主な要因は、市民税個人分が景気の低迷による個人所得の減少により減収となり、また、市民税法人分においても、厳しい社会経済状況のもと、減収となる見込みであることによるものであります。なお、固定資産税については、新築家屋などの増加や、一部大手企業で設備投資があったことなどにより増額となりました。
次に、地方交付税ですが、普通交付税については、市税収入の大幅な落ち込みにより平成22年度に交付団体に移行しましたが、23年度においても、市税収入の状況は厳しく、基準財政収入額の大幅な回復が難しいことなどから、引き続き交付団体となる見込みであり、2億8,000万円を計上いたしました。
繰入金につきましては、12億354万円で、前年度に比較して3,893万円の増額となりました。財政調整基金については、前年度と比較して1億1,441万円減の、7億3,051万円の繰り入れにとどめました。特定目的基金につきましては、国民健康保険事業会計への繰出金の増加など、前年度と比較して1億5,334万円の増額となる、4億7,303万円を繰り入れるものであります。なお、平成23年度末の基金残高は、総額で30億7,672万円、そのうち、財政調整基金は9億1,617万円と見込んでおります。
次に、市債については、臨時財政対策債の抑制に努め、前年度に比較して6,800万円減額の8億3,200万円といたしました。その内訳は、臨時財政対策債8億円、夜間急患センター用地取得事業債3,200万円となっております。このことによる平成23年度末の市債残高は107億3,626万円で、前年度より1億4,921万円減少いたしました。なお、公債費比率は5.8%を見込んでおります。
このほか、緊急財政対策の取り組みとして、市税収納率の向上、市有地の売却や有料広告の拡大などを講じ、歳入の確保を図ってまいります。
次に、歳出ですが、予算に計上いたしました主な事業について申し上げます。
福祉の施策では、地域福祉サービスの総合支援事業に取り組むとともに、高齢者関係では、救急医療情報キットの配布、また、子育て支援・保育関係では、定期利用保育事業に新たに取り組むほか、民間保育所施設整備への支援、市立保育園の民営化の推進、子ども手当の支給を行ってまいります。
また、健康の施策では、ヒブワクチン予防接種に加え、新たに子宮頸がん予防ワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンの予防接種事業など、市民の生命を守るための施策を充実させました。
教育の施策では、生涯学習社会の実現に向けて、生涯学習基本計画の策定に取り組んでまいります。
学校教育関係では、特色ある学校づくり交付金を措置したほか、特別支援教育の推進、武蔵野小学校と羽村第三中学校における小中一貫教育の推進、小・中学校全体の英語教育の充実を図っていきます。
環境の施策では、地球温暖化対策地域推進計画に基づき、住宅用太陽光発電システムの設置費助成のほか、中小企業に対する支援として環境配慮事業資金融資制度などを実施いたします。
安全・安心の施策では、減災社会の実現に向けて、消防団第五分団の消防車両の更新、スポーツセンター耐震改修工事等設計、家具転倒防止器具の助成を行うほか、防犯対策を強化するため、羽村駅前に新たにパトロールセンターを設置いたします。
都市整備の施策では、安全で快適な市街地の形成を図るため、特別会計を通じて、羽村駅西口土地区画整理事業の着実な推進を図るとともに、羽村駅西口地区内に散在する墓地の移転・集約を行います。
道路整備については、市道第201号線、通称動物公園通りの最後の工事区間を改修するほか、奥多摩街道交差点周辺道路の整備、清流地区を結ぶ生活道路の拡幅整備などを実施いたします。
交通については、コミュニティバスはむらんの運行を継続し、利便性の向上に努めてまいります。
公園については、双葉町地区に新しい公園を整備するため、土地開発公社保有地の購入を行います。
産業振興・消費生活の施策では、新たに中小企業販路開拓支援助成制度を実施するとともに、
新規転入企業への奨励金の拡充や、
企業誘致協力者への奨励金の新設など、企業誘致の促進を図ってまいります。さらに、中小企業振興資金融資制度の拡充や、にぎわい商品券発行事業などにより、市内商工業の活性化を図ります。
農業については、都市農業の振興を図るため、市民農園の拡充を図ります。
また、消費者被害防止啓発パンフレットの作成などにより、消費生活相談の充実を図ります。
地域コミュニティの施策では、市民活動支援のための体制整備として、市民活動・ボランティアセンターはむらを市が直接運営し、機能の強化を図るとともに、町内会・自治会に対しまして、加入促進の支援やコミュニティ事業への助成を実施いたします。
また、平成23年度は市制施行20周年にあたりますことから、記念事業を実施いたします。
行財政運営については、平成24度を初年度とする第五次長期総合計画の策定を進めるとともに、これと並行して新たな行財政改革基本計画を策定いたします。
また、官民協働による「ガイドブックはむら」の発行や、緊急経済財政対策、事業仕分けなどを引き続き実施してまいります。
次に、歳出予算の性質別の状況ですが、人件費については、職員人件費は公民格差の是正、地域手当の見直しなどにより前年度と比較して減少いたしますが、議員共済会への負担金や、臨時職員等社会保険料等の増加により、全体では前年度と比較して2,768万円、率にして0.8%の増加となりました。
物件費は、第1次・第2次緊急経済財政対策の取り組みにより、経常的経費の縮減が図られる一方で、ヒブワクチン、子宮頸がんなどの予防接種委託料や、住民情報開発委託料などの喫緊の課題に対応するため、前年度と比較して4,723万円、率にして1.5%の増加となりました。
扶助費は、子ども手当の制度改正による増加のほか、生活保護費、児童扶養手当の増加などにより、前年度と比較して5億6,479万円、率にして11.1%の増加となりました。
補助費等は、私立保育園施設整備補助金、市民活動センター運営費補助金、西多摩衛生組合負担金などが減少することから、前年度と比較して5億199万円、率にして14%の減少となりました。
投資的経費の普通建設事業費は、総額5億1,008万円で、前年度と比較して9.2%の増加となりました。市道第201号線道路改修工事、松原児童公園(仮称)用地購入、夜間急患センター用地購入、スポーツセンター耐震改修工事等設計などの事業を予算化いたしました。
公債費は、前年度と比較して5,750万円、率にして4.6%の減少となりました。
繰出金は、国民健康保険事業会計、後期高齢者医療会計、介護保険事業会計、羽村駅西口土地区画整理事業会計への繰出金が増加することから、前年度と比較して3億4,515万円、率にして12.9%の増加となりました。
以上、平成23年度一般会計予算の大要についてご説明いたしましたが、市政に課せられた使命を着実に果たすことを基本姿勢とし、今後、国の動きや景気の動向等を見極め、現在の厳しい社会経済情勢下においても安定した行財政運営を堅持しながら、予算に計上した各種施策に全力で取り組み、基本構想に定める「~ひとに心 まちに風~ いきいき生活・しあわせ実感都市 はむら」の実現を図ってまいります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
228 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。本件については、17人の委員をもって構成する平成23年度一般会計等予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
229 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は、17人の委員をもって構成する平成23年度一般会計等予算審査特別委員会を設置し、これに付託し、審査することに決定いたしました。
しばらく休憩いたします。
午後1時44分 休憩
午後1時46分 再開
230 ◯議 長(舩木良教) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
ただいま設置されました、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長からお手元に配付の名簿のとおり、17名の方を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
231 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、委員は、お手元に配付の名簿のとおり、選任することに決定いたしました。
この際、役員互選のため休憩し、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会を、委員会条例第9条第1項の規定により議員控室に招集いたしますので、ご了承願います。
しばらく休憩いたします。
午後1時47分 休憩
午後2時05分 再開
232 ◯議 長(舩木良教) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
この際、ご報告いたします。
平成23年度一般会計等予算審査特別委員会から、委員長に瀧島愛夫委員、副委員長に石居尚郎委員が選任された旨、報告がありましたので、ご報告いたします。
以上で報告を終わります。
次に、日程第19、議案第2号「平成23年度羽村市国民健康保険事業会計予算」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
233 ◯市 長(並木 心) 議案第2号「平成23年度羽村市国民健康保険事業会計予算」につきまして、ご説明いたします。
医療保険を取り巻く状況については、医療費が年々増大しており、国においては、社会保障と税の一体改革の中で、医療保険についても見直しを検討するとされております。
羽村市の国民健康保険事業においても、医療の高度化などにより年々医療費が増大し、これに伴って療養給付費が増加するとともに、平成23年度は、景気低迷による所得の低下などから、保険税が減少し、非常に厳しい予算編成となりました。
平成23年度国民健康保険事業会計予算は、歳入歳出それぞれ59億8,892万円で、前年度当初予算と比較して、4億2,809万9,000円、率にして7.7%の増加となりました。この主な要因は、療養給付費や後期高齢者支援金などの増によるもので、その結果、一般会計繰入金については、前年度と比較して2億8,000万円を上回る額となっております。
歳入歳出予算の款・項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、「第1表歳入歳出予算」のとおりでありますが、主要な部分についてご説明いたしますと、まず歳入ですが、国民健康保険税につきましては、景気低迷による個人所得の低下により、前年度に比べて1億27万1,000円、率にして7.5%減の、12億3,609万1,000円を見込みました。
国庫支出金については、療養給付費の増加等に伴い、前年度に対し3.3%増の13億7,148万4,000円を計上いたしました。前期高齢者交付金については、前期高齢者の療養給付費の増加等により、14.4%増の11億7,420万9,000円を措置し、共同事業交付金については、高額医療費の増加に伴い前年度に対して9.3%増の5億5,805万2,000円を計上いたしました。
また、繰入金につきましては、国民健康保険税の減及び療養給付費の増加等に伴い、前年度に対して32.0%増の11億8,438万3,000円を計上し、このうち赤字補てん分は2億7,560万9,000円増の、9億5,312万8,000円を見込みました。
次に歳出ですが、保険給付費については、医療の高度化等に伴う1人当たりの療養給付費の増加等により、前年度に対し5.9%増の41億3,011万4,000円を措置いたしました。
後期高齢者支援金等については、前年度に対し11.2%増の7億9,016万7,000円を、また、共同事業拠出金については、高額医療費の増加により、前年度に対して15.3%増の、5億8,633万8,000円を計上いたしました。
その他の歳出については、所要の額を見込み、それぞれ措置するとともに、経常経費については極力節減に努め、所要額を措置したところであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
234 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。本件については、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託の上、審査したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
235 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託し、審査することに決定いたしました。
次に、日程第20、議案第3号「平成23年度羽村市後期高齢者医療会計予算」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
236 ◯市 長(並木 心) 議案第3号「平成23年度羽村市後期高齢者医療会計予算」につきまして、ご説明いたします。
平成20年4月に創設された後期高齢者医療制度は、平成25年3月に新制度へ移行するとの方針が示され、平成23年度から移行準備が必要とされておりましたが、本年1月に、平成26年3月以降に先送りすることを、厚生労働省が正式に表明した中での予算編成となりました。
平成23年度羽村市後期高齢者医療会計予算では、歳入歳出それぞれ7億2,809万2,000円で、前年度当初予算と比較し、3,036万7,000円、率にして4.4%の増加となりました。この増額の主な要因は、療養給付費等の増加に伴う広域連合納付金の増によるものであります。
歳入歳出予算の款・項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、「第1表歳入歳出予算」のとおりでありますが、主な部分につきましてご説明いたしますと、歳入のうち、後期高齢者医療保険料につきましては、被保険者数の伸びを見込み、広域連合の算定により、前年度に対して、1,380万8,000円、4.2%増の3億4,523万3,000円となりました。
繰入金については、市の定率負担給付費である療養給付費繰入金、低所得者軽減措置等の保険基盤安定繰入金、事務費繰入金等を、一般会計繰入金として1,734万1,000円、5.1%増の、3億5,832万2,000円を見込みました。
次に歳出ですが、葬祭費を計上している保険給付費については、平成22年度の実績に基づき、前年度に対して160万円減額し、1,400万円を計上いたしました。
歳出総額の90%以上を占める広域連合納付金については、広域連合の算定に基づき、療養給付負担金、保険料負担金、保険基盤安定負担金などをそれぞれ計上し、前年度当初予算に対して3,721万3,000円、5.7%増の6億9,211万8,000円といたしました。
その他の歳出については、所要の額を見込み、それぞれ予算措置をしております。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
237 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。本件については、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託の上、審査したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
238 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託し、審査することに決定いたしました。
次に、日程第21、議案第4号「平成23年度羽村市介護保険事業会計予算」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
239 ◯市 長(並木 心) 議案第4号「平成23年度羽村市介護保険事業会計予算」につきまして、ご説明いたします。
介護保険制度は、平成12年度にスタートし、介護の社会化という大きなテーマを克服していく制度として定着してまいりました。その一方、要介護認定者や保険給付費が増加し続ける中で、これを賄う財源をだれがどのように負担するかという問題や、介護と医療の連携、地域包括ケアの実現に向けた取り組みなどが国において検討されており、制度の持続性をより高めていくことが大変重要になっております。
また、平成23年度は、第4期介護保険事業計画期間の最終年次であることから、さらに制度の円滑な運営と質の向上を目指すとともに、平成24年度から始まる第5期の介護保険事業計画の策定に取り組んでまいります。
さて、平成23年度介護保険事業会計予算は、歳入歳出それぞれ25億6,138万9,000円で、前年度と比較して1億5,465万6,000円、率にして6.4%の増加となりました。
歳入歳出予算の款・項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、「第1表歳入歳出予算」のとおりでありますが、主な部分につきましてご説明いたしますと、まず歳入ですが、保険料につきましては、第1号被保険者の増加などから、前年度に比較して、2.4%増の5億2,923万4,000円を見込みました。
国庫支出金については、総額で、前年度に比較して7%増の4億3,734万円といたしましたが、このうち、国庫負担金については、保険給付費の増加に伴い、前年度に比較して7.6%増の4億583万円を見込み、国庫補助金については、調整交付金の交付割合を計画に基づき算出し、前年度に比較して0.5%増の3,151万円といたしました。
支払基金交付金については、保険給付費に対する法定負担率に基づき、6.8%増の7億2,430万7,000円を見込み、都支出金については、保険給付費及び地域支援事業費における都の法定負担として、前年度に比較して6%増の3億7,802万7,000円を見込みました。
繰入金のうち、一般会計繰入金については、保険給付費の増加に伴い、前年度に比較して5.3%増の4億2,339万5,000円を見込み、基金繰入金については、保険給付費の増加を補うため、介護給付費準備基金などから、6,875万9,000円を繰り入れ、繰入金の総額としては、前年度に比較して10.4%増の4億9,215万4,000円を計上いたしました。
次に歳出ですが、保険者の事務経費などである総務費につきましては、前年度と比較して2%増の1億1,471万1,000円を計上いたしました。
保険給付費につきましては、計画で見込んだ標準給付費見込額に基づき、前年度と比較して、総額で6.9%増の23億8,024万円を計上しました。このうち、居宅及び施設における介護サービス給付費である介護サービス等諸費については、前年度と比較して6.7%増の20億9,633万6,000円を見込み、また、軽度認定者に対する介護予防サービス等諸費は、前年度と比較して7.2%増の1億2,879万2,000円といたしました。
次に、地域支援事業費につきましては、介護予防事業や総合相談・支援事業を行うもので、委託経費の見直しなどから、前年度と比較して2.6%減の6,419万9,000円を計上いたしました。
その他の歳出につきましては、所要の額を見込み、それぞれ措置したものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
240 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。本件については、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託の上、審査したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
241 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託し、審査することに決定いたしました。
次に、日程第22、議案第5号「平成23年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
242 ◯市 長(並木 心) 議案第5号「平成23年度羽村市福生都市計画事業羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」につきまして、ご説明いたします。
平成23年度の事務事業内容は、本事業の骨子となる換地設計の決定に向けて、本年2月に権利者にお示しした、第2次換地設計(案)に対する意見書について、土地区画整理審議会に諮問し、審議をいただいた上で、換地設計の必要な修正及び調整作業を行い、その後、事業計画の変更に向けた事務手続を進めてまいります。
また、平成19年度から取り組んでまいりました羽村駅西口駅前周辺整備の完成を目指して、関係権利者のご理解をいただきながら、建築物等移転補償契約関係事務を進めるとともに、一部の区画道路及び歩行者専用道路の築造工事等を実施するなど、事業の着実な進展を図っていきます。
平成23年度羽村駅西口土地区画整理事業会計予算は、歳入歳出それぞれ4億9,723万4,000円で、前年度と比較して1億4,973万2,000円、率にして23.1%の減少となりました。
歳入歳出予算の款・項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、「第1表歳入歳出予算」のとおりでありますが、主な部分につきましてご説明いたしますと、まず歳入では、国庫補助金を250万円、一般会計からの繰入金につきましては、4億9,366万2,000円を計上いたしました。
次に歳出ですが、総務費につきましては8,917万円を計上し、そのうち人件費に要する経費を6,871万2,000円、土地区画整理審議会・評価員に要する経費を262万7,000円、土地購入費などを含めた事業の事務に要する経費を1,650万5,000円措置いたしました。
事業費については、3億3,959万5,000円を計上し、そのうち事業委託に要する経費を3億3,222万5,000円措置し、公債費については、借入金の元金及び利子償還金等で6,846万8,000円を計上いたしました。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
243 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。本件については、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託の上、審査したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
244 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託し、審査することに決定いたしました。
次に、日程第23、議案第6号「平成23年度羽村市下水道事業会計予算」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
245 ◯市 長(並木 心) 議案第6号「平成23年度羽村市下水道事業会計予算」につきまして、ご説明いたします。
本市の公共下水道事業は、生活環境の改善や浸水の防除、公共用水域の水質保全などを目的として、昭和49年より事業に取り組んでまいりました。その結果、現在の公共下水道の整備率は、汚水管渠で95.5%、雨水管渠は53.8%となっております。
今後の下水道事業は、下水道施設の老朽化に伴う適切な維持管理、長寿命化の推進、市街地の浸水対策及び経営基盤の強化が課題であり、平成21年度に策定した羽村市下水道総合計画に基づき、事業の運営を推進していきます。
汚水事業については、維持管理を中心とし、管渠の清掃、水質検査及び管路施設の修繕等の実施により、常に良好な状態で公共下水道の機能を保持するよう、維持管理に努めていきます。
雨水事業については、東京都による奥多摩街道間坂交差点周辺の道路改良工事の進捗状況にあわせ、平成21年度に策定した雨水管布設基本設計をもとに、実施設計を進めてまいります。また、雨水流出抑制による治水効果と浸透による地下水の涵養等水環境の保全を図るために、引き続き雨水浸透施設を設置する方に、設置費の一部を助成していきます。
それでは、平成23年度下水道事業会計予算につきまして説明いたします。歳入歳出それぞれ13億8,286万7,000円で、前年度と比較して2,878万円、率にして2.0%の減少となりました。減少の要因は、地方債の償還が進んだことによる公債費の減少が主なものであります。
歳入歳出予算の款・項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、「第1表歳入歳出予算」のとおりでありますが、主要な部分についてご説明いたしますと、まず歳入では、使用料及び手数料のうち、下水道使用料につきましては、市内大口排水企業の排水量の増加により、前年度と比較して10.2%増の7億6,819万7,000円を見込んでおります。
一般会計からの繰入金については、下水道使用料の増額などにより、前年度と比較して18.7%減の5億6,650万4,000円を計上し、諸収入については、流域下水道事業に対する基地負担分など9万円を措置いたしました。
また、市債については、4,800万円を計上いたしました。
次に歳出ですが、総務費については、4億7,529万3,000円を計上しており、その主なものは、下水道使用料徴収事務委託料や、多摩川上流流域下水道維持管理負担金などであります。
事業費については、7,060万9,000円を計上しており、そのうち、公共下水道事業費は3,660万2,000円で、主なものは奥多摩街道改良工事に伴う雨水管布設実施設計委託料などであります。また、流域下水道事業費は3,400万7,000円で、多摩川上流流域下水道事業などの事業負担金を計上いたしました。
公債費につきましては、8億3,596万4,000円で、公共下水道事業債及び流域下水道事業債の元利償還金並びに一時借入金利子を措置しております。
なお、地方債については、第2表のとおり、流域下水道事業債、公共下水道事業債、合わせて4,800万円を限度額としております。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
246 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。本件については、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託の上、審査したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
247 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託し、審査することに決定いたしました。
次に、日程第24、議案第7号「平成23年度羽村市水道事業会計予算」の件を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。並木市長。
[市長 並木 心 登壇]
248 ◯市 長(並木 心) 議案第7号「平成23年度羽村市水道事業会計予算」につきまして、ご説明いたします。
現在の水道事業を取り巻く状況ですが、平成22年度の使用水量は、平成21年度と比較し1.5%程度増加しております。その内訳を見ますと、企業等の大口径、商業施設及び公共機関などの中口径、一般家庭などの小口径のすべてにおいて使用水量が増加しており、特に、景気の緩やかな回復とともに、製造業等の大口径の使用水量が大きく持ち直している状況にあります。
このような中で編成いたしました平成23年度予算は、収入については、使用水量に回復が見られるものの、節水意識の高まりや節水機器の普及などによる水需要の減少なども考慮し、平成23年度の給水収益については、平成22年度の決算見込みとほぼ同水準を計上しております。
一方、支出については、営業費用のより一層の縮減に取り組むとともに、補償金免除繰り上げ償還の実施による費用の削減効果などを踏まえ計上した結果、平成23年度予算の損益については、一定の利益が生じる見込みであります。
平成23年度の主要な事業は、配水管網の整備や構築物の耐震補強工事の実施など、ライフラインの機能強化を図るとともに、配水場電磁流量計の取替工事や、膜ろ過施設等の水道施設の適正な維持管理を行い、引き続き安全な水道水の供給に努めていきます。
また、市民の皆様から好評をいただいておりますペットボトル水「水はむら」の製造・販売を引き続き実施していくとともに、事業経営の健全化の取り組みとして、平成19年度から水道料金等の徴収業務を包括的に委託しております、水道料金等徴収業務包括的第三者委託が平成23年度をもって契約期間が満了することから、引き続き事務の効率化、市民サービスの向上を図るため、その更新準備を行ってまいります。
さて、平成23年度の予算内容ですが、予算第2条の業務の予定量は、設置給水栓数を2万8,286栓とし、年間総給水量については、711万5,860立方メートルとしております。建設改良事業は、配水管整備に6,455万円、施設整備に6,237万円を予定しております。
次に、予算第3条の収益的収入及び支出ですが、収入では、水道事業収益が消費税込みで前年度比3.2%増の9億9,268万8,000円を見込んでおり、支出では、水道事業費用として、前年度比マイナスの2.9%の9億5,831万6,000円を計上しております。これによる損益は、給水収益の回復及び事業費用の抑制により、前年度予算と比較し改善が図られ、消費税抜きで2,791万2,000円の利益が生じる見込みであります。
次に、予算第4条の資本的収入及び支出ですが、収入は、支障工事負担金及び、昨年12月に承認された公的資金補償金免除繰り上げ償還に伴う借換債の借り入れ分の合計、2,687万1,000円を見込んでおります。
支出は、建設改良費、企業債償還金など、前年度予算比16.5%増の4億8,607万6,000円を計上しております。
なお、資本的収入が資本的支出額に対し、消費税抜きで4億5,288万8,000円の不足が見込まれますが、これについては、過年度分損益勘定留保資金3億1,892万円、当年度分損益勘定留保資金1億3,396万8,000円により補てんする予定です。
次に、予算第5条の債務負担行為ですが、水道料金等徴収業務包括的第三者委託を、引き続き平成24年度から平成28年度までの5年間実施するための費用として、3億1,038万円を限度とし債務負担の措置を講じるものであります。
また、予算第6条では、企業債を借り入れるために必要な事項を、予算第7条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費について、それぞれ定めたものであります。
以上、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。
249 ◯議 長(舩木良教) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。本件については、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託の上、審査したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
250 ◯議 長(舩木良教) ご異議なしと認めます。よって、本件は、平成23年度一般会計等予算審査特別委員会に付託し、審査することに決定いたしました。
以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後2時35分 散会
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