稲城市議会 > 2022-09-16 >
令和4年建設環境委員会 本文 開催日: 2022-09-16
令和4年建設環境委員会 名簿 開催日: 2022-09-16

  • 34(/)
ツイート シェア
  1. 稲城市議会 2022-09-16
    令和4年建設環境委員会 本文 開催日: 2022-09-16


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時30分 開議 ◯ 梶浦委員長 ただいまから建設環境委員会を開きます。  本日は、市長提出議案1件の審査を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯ 梶浦委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。   ───────────────────────────────────────── 3 ◯ 梶浦委員長 初めに、日程1、第33号議案 稲城廃棄物処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。本案については、提案理由説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、着座で発言を願います。佐藤委員。 4 ◯ 佐藤委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。それでは、質問させていただきます。本議案は、本会議で提案理由説明がありましたように、来年、令和5年4月から、さらなる取組として、プラスチック廃棄物分別収集及び再資源化を開始するため、条例の一部を改正するとのことですが、稲城市では、ごみ減量と再資源化目的に、平成16年から指定収集袋を導入しまして、ごみ減量市民皆様とともに取り組みまして、1人1日当たりごみ排出量は、平成15年度の606グラムから令和3年度には434.9グラムまで削減していると市長の答弁にございました。  海洋プラスチックごみや気候変動問題など地球環境の保全に向けた取組の一つとして、この事業推進する立場から質問をさせていただきます。まず、想定されている年間プラスチックごみの総排出量と、そのうち、この取組によって収集される再資源化量及びその事業効果についてお伺いいたします。 5 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 6 ◯ 中島生活環境課長 おはようございます。よろしくお願いいたします。プラスチック廃棄物年間排出量につきましては、直近の組成分析結果から約3,484トンと推計しております。このうち、汚れがないなど再資源化が可能なプラスチック量は、他市の実績などにより約1,183トンを見込んでおり、事業効果としては、1年におよそ3,560トンのCO2削減に相当すると推計しております。CO2削減量につきましては、杉の木に換算しますと、年間約25万4,000本分の吸収量となります。また、自家用車に換算しますと、年間1,548台分の排出量削減が期待されております。 7 ◯ 梶浦委員長 佐藤委員。 8 ◯ 佐藤委員 ありがとうございます。私たち公明党は、地球環境保護・保全の観点から、レジ袋有料化早期実現のほか、2030年までにプラスチックごみ排出量を25%削減することなどを政府に提言してきており、今後もプラスチックごみ削減を強く推進してまいります。  それでは、再質問をさせていただきますが、プラスチック廃棄物の再資源化に取り組むことで、CO2削減に大きな効果が期待できることが、ただいまの御答弁で確認ができました。また、御答弁の内容によりますと、市内で排出されるプラスチックごみのうち約3割程度が再資源化されるようであります。確かに家庭プラスチックを使った製品や容器は数多くありますので、そうしますと、どのように分別をすればよいのか市民の方も迷うのではないかと思います。そこで、この事業における具体的な分別方法についてお伺いいたします。 9 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 10 ◯ 中島生活環境課長 プラスチック廃棄物の具体的な分別方法につきましては、油等の汚れが付着していないなど汚れていない、プラスチック素材のみで作られたものを指定収集袋分別するものでございます。具体例といたしましては、お菓子や食品の袋、シャンプーのボトルやキャップなどの容器包装プラスチック類や、バケツやハンガーなどの製品プラスチック指定収集袋分別をしていただきます。汚れているものや、金属やゴムなどと合わせてできた複合製品につきましては、これまでどおり可燃ごみ不燃ごみ指定収集袋分別をお願いするものでございます。 11 ◯ 梶浦委員長 佐藤委員。 12 ◯ 佐藤委員 ありがとうございます。分別方法については分かりました。  さて、私は、さきに行われましたオープンハウスに、4月にお伺いをしてまいりました。会場では、イラストや図表などで分かりやすく作成されましたパネルを見ながら、職員の方から分かりやすく、詳細な御説明をじっくりとお聞きすることができまして、対話型のオープンハウスでの説明会が大変有意義なものであることを実感いたしました。  それでは、最後の質疑になりますが、この事業推進するためには、何よりも市民の方々の御理解と御協力が不可欠だと思います。つきましては、市民皆様への分かりやすく、丁寧な説明周知に引き続き努めていただきたいと思います。そのことにより、市民皆様にもきっと御理解をしていただけることと思います。このことにつきまして、令和5年4月からの事業開始に向けての市の取組についてお伺いいたします。
    13 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 14 ◯ 中島生活環境課長 市といたしましても、プラスチック廃棄物の再資源化の実現には、何よりも市民皆様一人一人の御理解と御協力が大切であると考えておりますので、引き続きオープンハウス形式での説明会の開催や、プラスチック分別ガイドブックを作成し、個別配布するなど、事業の実施に向けて丁寧な周知に努めてまいります。 15 ◯ 梶浦委員長 ほかに。岡田委員。 16 ◯ 岡田委員 それでは、お聞きしたいと思いますが、この条例の別表の第49条関係ということで、今回、プラスチック廃棄物処理に係る手数料の額を決める、いわゆるごみ袋代を幾らにするかということで提案されていると思います。特小袋1枚5円、小袋1枚10円、中袋1枚20円、大袋1枚40円という提案がされています。今回、ごみ指定収集袋の金額を設定した根拠はどのようなものか聞きたいと思います。 17 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 18 ◯ 中島生活環境課長 手数料考え方につきましては、事業目的であります環境負荷低減のための事業開始に向けて、市は少しでも多くのプラスチック廃棄物リサイクル推進・後押しするため、稲城廃棄物減量等推進審議会からの答申内容を受けて、また、市議会からの御要望を受け、検討を行い、指定収集袋の料金を可燃ごみ不燃ごみ半額にするものでございます。 19 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 20 ◯ 岡田委員 私どもは、議会で何回かというか、この間繰り返し述べているとおり、基本的に家庭ごみについては税金で処理をして、手数料ごみ袋代有料化はしない中で、ごみ減量にも取り組んでいくと。この間、市民の皆さんの努力でごみ減量も進んでいるわけで、さらに一層進めていくという点でも、手数料ごみ袋は無料ということを基本に考えているところです。  そこで、多摩地域の状況について確認したいと思うんですが、まず、第1点は、同じ多摩川衛生組合の府中市・国立市では、20リットルのいわゆる中袋1枚の額はどれぐらいになっているのか聞きたいと思います。  それから、多摩26市あるわけですが、同じく20リットル1枚当たり平均額はどれぐらいになるのか、また、26市の中で無料にしている市というのはどれぐらいあるのか聞きたいと思います。 21 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 22 ◯ 中島生活環境課長 1点目の府中市・国立市のプラスチック廃棄物指定収集袋20リットル1枚の額でございますが、それぞれの市の可燃ごみ不燃ごみ指定収集袋半額の20円でございます。  それから、26市の平均額ということで、こちらは20リットルで1枚当たりの平均になりますが、14市の平均額では22.5円でございます。また、無料の市につきましては9市でございます。 23 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 24 ◯ 岡田委員 無料の市が9市あるということで、具体的にはどこの市なのか確認しておきたいと思います。 25 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 26 ◯ 中島生活環境課長 順に御説明いたします。八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・調布市・国分寺市・福生市・武蔵村山市・羽村市の9市でございます。 27 ◯ 梶浦委員長 ほかに。角田委員。 28 ◯ 角田委員 それでは、議案概要説明書改正内容3点について順次確認させていただきます。まず、新たにプラスチック廃棄物の定義を規定する意義について伺います。 29 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 30 ◯ 中島生活環境課長 これまで、条例においては、廃棄物処理及び清掃に関する法律、いわゆる廃掃法の例により、家庭廃棄物事業系廃棄物事業系一般廃棄物・再利用・資源物について用語の意義を定義しておりました。このたび、プラスチック廃棄物分別収集及び再資源化を開始するに当たり、これまでも再資源化されてきたペットボトルなどを除いたプラスチック廃棄物を定義することにより、再利用を目的として分別資源物として位置づけるため、新たに定義するものでございます。 31 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前9時43分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前9時43分 開議 32 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。  角田委員。 33 ◯ 角田委員 家庭などから排出されるプラスチックごみの再資源化に取り組むため、新たにプラスチック廃棄物の定義を規定すると理解しました。  次に、プラスチック廃棄物を排出するときは、指定収集袋を使用しなければならない旨を規定するとあります。一般廃棄物処理、いわゆるごみ処理有料化は、ごみ減量リサイクルなどの推進に有効であり、有料化推進すべきと言われています。改めて、この条例改正において、プラスチック廃棄物を排出するときは指定収集袋を使用しなければならない旨を規定する目的について伺います。 34 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 35 ◯ 中島生活環境課長 プラスチック廃棄物につきましては、現在、軟らかいものは黄色の可燃ごみ、硬いものはピンク色の不燃ごみ指定収集袋により有料で戸別収集を行っております。これらのごみは、収集後に一定の分別処理をした後に焼却し、熱回収により市立病院などの熱源と、発電による余剰電力を売却して有効な活用をしております。本条例改正においては、地球温暖化の原因となるCO2削減など環境負荷低減などを目的に、リサイクルに適したプラスチック廃棄物資源として再利用するため、新たな指定収集袋分別することを規定しております。 36 ◯ 梶浦委員長 角田委員。 37 ◯ 角田委員 これまで稲城市では、指定収集袋を導入し、市民理解協力により、1日1人当たりごみ排出量削減されてきました。今回のプラスチック廃棄物の再資源化については、家庭などから排出されるプラスチックごみが多種多様であり、私たち新政会も、オープンハウスに参加したり、また、多摩テレビに取り上げられた内容についても拝見しましたが、分別は容易ではありません。さらに、分別収集後、人の手で選別処理を行うコストが発生すると伺いました。しかしながら、地球環境の維持・保全は、私たち人類が取り組まなければならない大きな課題です。来年4月から開始できるよう、着実に取り組んでいただきたいと思います。  最後の3点目ですが、この条例改正では、別表にプラスチック廃棄物処理に係る手数料を規定するとあります。この件については、令和4年第1回市議会定例会代表質問において、新政会北浜代表が、市民協力を仰ぐためにも、これまでの可燃ごみ不燃ごみ半額程度にすべきと要望させていただいています。結果的にはこの要望が反映されていると思いますが、別表の手数料考え方について伺います。 38 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 39 ◯ 中島生活環境課長 手数料考え方につきましては、事業目的であります環境負荷低減のための事業開始に向けて、市は少しでも多くのプラスチック廃棄物リサイクルを促進・後押しするため、市議会からの御要望や稲城廃棄物減量等推進審議会からの答申内容を受けて検討を行い、指定収集袋の料金を可燃ごみ不燃ごみ半額にするものでございます。 40 ◯ 梶浦委員長 ほかに。武田委員。 41 ◯ 武田委員 第2条でプラスチック廃棄物の定義をされておりますが、先ほど佐藤委員、それと、角田委員からもありましたが、周知が重要な鍵だと思っております。回収した後の手間といったものを考えましたら、できる限りその手間を省くということで、市民への周知が重要だと考えております。オープンハウスは、前回、5月から7月までやっておられたということを聞きます。ただ、いろいろな環境の問題とか外部要因でなかなか人数が集まらなかったといったこともあったようです。11月から2月頃再度オープンハウスを実施するというふうに聞いておりますが、これに対して、例えば予備日を設けるとかいったようなお考えはあるのかどうか伺いたいと思います。 42 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 43 ◯ 中島生活環境課長 さきの建設環境委員会でも御報告しましたとおり、5月から7月において開催したオープンハウスにつきましては、市内10地区で開催し、延べ466人もの大変多くの方に御来場いただきました。今後、11月から2月頃に予定しておりますオープンハウスにつきましても、前回と同様に市内10地区での開催を予定しており、御都合のよい日程・会場にどなたでもお越しいただくことが可能なことから、予備日を設ける予定はございません。  なお、プラスチック廃棄物の再資源化事業につきましては、市広報紙やホームページなどでも周知しております。また、今後、分別ガイドブック個別配布も予定しております。さらに、多摩テレビで8月に放映された稲城プラスチックごみの再資源化事業について、市職員事業目的分別方法などについて解説を行っております。こちらにつきましては、8分程度の動画で、多摩テレビオフィシャルユーチューブで配信もされており、この中でオープンハウスの状況を確認することが可能でございます。 44 ◯ 梶浦委員長 武田委員。 45 ◯ 武田委員 多摩テレビの放送は私も拝見しました。私は分かりやすいという感じだったんですが、非常に難しいという御意見もあるということは今回理解しました。予備日は設けないで10か所でやるということなので、それは理解いたしました。  そのほか、今回、市の広報に掲載されたようなごみ減量地域説明会というのが設けられておりますが、ごみ全般ではなく、プラスチックごみ分別収集に特化した出張説明会などがあると、余計理解が深まるのではないかと思いますが、見解を伺いたいと思います。 46 ◯ 梶浦委員長 生活環境課長。 47 ◯ 中島生活環境課長 出前講座やごみ減量説明会につきましては、御要望される団体の方に合わせて、プラスチック廃棄物の再資源化について御説明を個別にすることも可能でございますので、そういった対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。 48 ◯ 梶浦委員長 武田委員。 49 ◯ 武田委員 そういった形で出張していただきたいということで、先ほど多摩テレビ等のこともありました市のホームページで、ごみのカテゴリーの中に日本容器包装リサイクル協会の1分動画というのがありまして、これが分かりやすいということがあります。ただ、稲城市の在り方とか稲城市のやり方というのがありますので、取捨選択して、それを例えばトップページにリンクを張っていただくなりしてやっていただくのが、周知しやすいんじゃないかなと。ハンドブックはいいんですが、私もそうなんですが、ハンドブックはなかなか見ることなく、手軽にスマホで調べることも多いので、そういった形で周知していただきたいというふうに思います。これは意見です。 50 ◯ 梶浦委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯ 梶浦委員長 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。初めに、反対討論を許します。岡田委員。 52 ◯ 岡田委員 日本共産党市議団を代表して、第33号議案 稲城廃棄物処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論を行います。  本議案は、家庭から排出されるプラスチック廃棄物処理に係る手数料ごみ袋代を中袋で言うと1枚20円収集するという内容です。私たちとしては、家庭ごみは税金で全て処理をするということが基本と考えます。無料にすることを通じて、市民の負担の軽減も進めながら、ごみ減量リサイクル資源循環をさらに一層推進していけるように取り組んでいくことが重要だと考えます。このことから、家庭から排出されるプラスチック廃棄物処理に係る手数料、有料のごみ袋代を定めるとする本議案には反対をするものです。  以上です。 53 ◯ 梶浦委員長 次に、賛成討論を許します。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯ 梶浦委員長 ほかに討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより第33号議案 稲城廃棄物処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 55 ◯ 梶浦委員長 起立多数であります。よって第33号議案は原案のとおり可決されました。  以上で本委員会に付託されました事件の審査は全部終了いたしました。  お諮りいたします。ただいま議決いたしました事件の委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯ 梶浦委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  暫時休憩いたします。                                午前9時55分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時2分 開議 57 ◯ 梶浦委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、日程2、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。  お諮りいたします。掲載してあります特定所管事務調査事項については、議長に対して閉会中の継続調査の申出をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯ 梶浦委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  次回は10月11日に委員会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で建設環境委員会を散会いたします。お疲れさまでした。                                午前10時3分 散会  以上のとおり会議の次第を記録し、これを証す るため署名する。   建設環境委員会委員長   梶 浦 みさこ Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...