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令和4年第3回定例会(第21号) 本文 開催日: 2022-09-12
令和4年第3回定例会(第21号) 名簿 開催日: 2022-09-12

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  1. 稲城市議会 2022-09-12
    令和4年第3回定例会(第21号) 本文 開催日: 2022-09-12


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時30分 開議 ◯ 議長(渡辺 力君) ただいまから本日の会議を開きます。   ───────────────────────────────────────── 2 ◯ 議長(渡辺 力君) 日程第1、一般質問を行います。  通告の16番、いそむらあきこさんの一般質問を許します。1番、いそむらあきこさん。 3 ◯ 1番(いそむらあきこ君) おはようございます。通告番号16番、市民クラブいそむらあきこです。通告に従いまして、本日は大項目5点について質問をしてまいります。よろしくお願いいたします。  初めに、大項目1、公民館の多様な活用についてお伺いいたします。  本市の公民館は、市民の自主的な社会教育活動であれば、誰でも無料で利用することができ、また内容により有料での利用もできます。しかし「社会教育法第23に規定する営利目的や政党・宗教活動には利用ができません」としています。公民館での活発な生涯学習活動や地域での必要な政治的教養を高めるためにも、今後、営利目的や政党・政治活動の利用について、文部科学省からの事務連絡の内容を踏まえ、検討していく必要もあると考え、以下について伺ってまいります。  (1)、公民館の現状の活用について。1)、公民館の役割についてお伺いいたします。 4 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 5 ◯ 教育部長佐藤知子君) おはようございます。それでは答弁させていただきます。公民館の役割につきましては、社会教育法第20条において「公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする」とされております。 6 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 7 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 公民館の役割については、ただいまの御答弁で理解いたしました。  そこで、2)、過去5年間の各公民館の年間平均利用率についてお伺いいたします。 8 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 9 ◯ 教育部長佐藤知子君) 過去5年間の各公民館の年間平均稼働率でございますが、公共予約システムデータ保存が現年度を含む5年間となっているため、平成30年からの年間平均利用率をお答えさせていただきます。平成30年度は、中央公民館48.1%、第二公民館29.9%、第三公民館23.3%、第四公民館33.2%、城山公民館49.8%、平成31年度は、中央公民館50.0%、第二公民館26.7%、第三公民館22.0%、第四公民館32.7%、城山公民館48.6%、令和2年度は、中央公民館43.0%、第二公民館21.8%、第三公民館28.0%、第四公民館36.7%、城山公民館48.2%、令和3年度は、中央公民館56.2%、第二公民館23.8%、第三公民館18.2%、第四公民館28.6%、城山公民館45.0%でございます。 10 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 11 ◯ 1番(いそむらあきこ君) ただいま御答弁にもありましたとおりに、コロナ禍以前においても年間平均利用率は全体的に5割以下で、2割から3割の利用しかされていない公民館もございます。  再質問ですが、コロナ禍以前において年間平均利用率が低迷している要因についてはどのような分析をされているのか、伺います。また、現状の公民館事業においてはどのような課題があると考えるのか、併せて認識をお伺いいたします。 12 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長
    13 ◯ 教育部長佐藤知子君) 年間平均稼働率につきましては、保育室や陶芸室といった特定の目的のために利用する部屋も含まれていることや、公民館の新規利用者があまり増えていないことが要因の一つであると考えております。現状の公民館事業の課題といたしましては、コロナ禍における生涯学習の在り方などに対応した講座の形式や、社会人の学び直し、人生100年時代など、多様な現代的テーマへの対応などが課題であると考えております。 14 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 15 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 再々質問ですが、新規利用者を増やすための取組と、課題の改善に向けて今後どのように取り組まれるのか、お伺いいたします。 16 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 17 ◯ 教育部長佐藤知子君) 公民館の新規利用者があまり増えていないことにつきましては、施設利用の活性化に向け、利用方法の分かりやすい周知に努めることなどにより、より利用しやすい公民館となるよう努めてまいります。  公民館事業の課題であるコロナ禍における生涯学習の在り方につきましては、ICTを活用した多様な講座形式での実施に取り組むほか、多様な現代的テーマにつきましては、庁内の各事業担当課との連携による実施を含め、様々な機会を捉えて取り組んでまいりたいと考えております。 18 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 19 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 次に、3)、有料で公民館が利用できる条件についてお伺いいたします。また、過去5年間の有料での利用状況について、併せて伺います。 20 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 21 ◯ 教育部長佐藤知子君) 有料で公民館が利用できる条件につきましては、市内に事務所や事業所がある企業や団体の内部会議や研修会、入居予定者向けのマンションの説明会、民間の教室の発表会、政党や議員の活動報告会など、販売や商品紹介などを目的とした営利活動や、勧誘・宣伝を目的とした政治・宗教活動ではない場合としております。  また、過去5年間における公民館全館有料利用合計件数につきましては、平成29年度が22件、平成30年度が24件、平成31年度が28件、令和2年度が31件、令和3年度が37件でございます。 22 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 23 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 再質問ですが、ただいまの御答弁で、有料で利用ができる条件については分かりましたが、市の内部規則などで明確にされているのか、伺います。  また、市のホームページには「内容により、有料で利用ができる場合があります」との記載しかないため、利用者にとっては分かりにくいと感じます。利用できる具体例を示すなど、有料で利用できる条件をホームページ等にも明確に記載し、利用者へ分かりやすく明示する必要があると考えますが、見解をお伺いいたします。 24 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 25 ◯ 教育部長佐藤知子君) 有料で利用できる条件につきましては、担当課内におけるマニュアルとして整理しております。また、有料利用に関する周知につきましては、市ホームページへの掲載のほか、稲城市立公民館利用の手引に分かりやすく記載してまいりたいと考えております。 26 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 27 ◯ 1番(いそむらあきこ君) よろしくお願いいたします。  次に、(2)、営利目的や政党・政治活動の利用について。1)、平成30年12月21日付文部科学省総合教育政策局からの「社会教育法第23条第1項の解釈の周知について(依頼)」の事務連絡の内容について伺います。 28 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 29 ◯ 教育部長佐藤知子君) 平成30年12月21日付文部科学省総合教育政策局からの事務連絡社会教育法第23条第1項の解釈の周知について(依頼)」の内容につきましては、社会教育法第23条第1項で、公民館は、「もっぱら営利を目的として事業を行い、特定の営利事務に公民館の名称を利用させその他営利事業を援助すること」及び「特定の政党の利害に関する事業を行い、又は公私の選挙に関し、特定の候補者を支持すること」を禁止しておりますが、この規定の趣旨として、公民館が営利事業に関わることを全面的に禁止するものではないこと、また公民館を政党または政治家に利用させることを一般的に禁止するものではないことを周知する内容でございます。 30 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 31 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 公民館が営利事業に係ることを全面的に禁止するものではないこと、また公民館を政党または政治家に利用させることを一般的に禁止するものではないことの周知文であったことが分かりました。  再質問ですが、本通知を受け、公民館での営利目的政治活動の利用についてどのような検討がなされたのか、伺います。 32 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 33 ◯ 教育部長佐藤知子君) 文部科学省からの通知で示している社会教育法第23条第1項の解釈について、有料で公民館が利用できるとしている販売・商品紹介などを目的とした営利活動や勧誘・宣伝を目的とした政治・宗教活動ではない場合ということについて、現状の公民館の運用がこの解釈に沿った適正な運用であることを確認いたしました。このことから、公民館における営利目的政治活動の利用について、同通知を受けたことによる変更は生じておりません。 34 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 35 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 本通知を受け、特段本市において運用の変更が生じていないことが分かりました。  そこで次に、2)、営利目的や政党・政治活動の利用について、今後検討していく必要もあると考えますが、認識を伺います。 36 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 37 ◯ 教育部長佐藤知子君) 営利目的や政党・政治活動につきましては、稲城市公民館条例、稲城市公民館条例施行規則、また、さきの文部科学省からの事務連絡に基づき、適正な運用をしていることから、営利目的や政党・政治活動の利用に関する取扱いについて変更する予定はございません。 38 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 39 ◯ 1番(いそむらあきこ君) これまでの質問の中で、現状の取扱いを変更しなくても、営利目的や政党・政治活動にも一定の利用ができることを確認させていただきました。特に営利目的の利用では、例えば授業料などをもらう有料の英会話レッスンや個人の学習塾などで公民館を利用したいといったお声も伺っております。例えば、埼玉県深谷市では、今年の4月より、公民館利用団体などを優先予約とした上で、営利団体や企業、個人事業主などによる市民の生涯学習に資する活動等であれば、営利活動であっても利用を可能としています。  再質問ですが、現状、本市においてもこのような営利目的の利用が可能なのか、または利用が可能でない場合、今後、利用者の意見も聴きながら、市民の生涯学習に資する活動等について検討していく必要があると考えますが、認識を改めてお伺いいたします。 40 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 41 ◯ 教育部長佐藤知子君) 授業料などをもらう有料の英会話レッスンや個人の学習塾など、講師が主催するいわゆる教室的な利用については、営利を目的とした利用に当たることから、公民館を有料で利用できる対象外となっております。なお、営利目的や政党・政治活動の利用に関する取扱いにつきましては、さきにお答えしたとおり、変更する予定はございません。 42 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 43 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 先ほどの文部科学省からの通知では、公民館が営利事業に係ることを全面的に禁止するものではないこととありました。これは、営利目的であっても公民館を利用できると理解いたします。本市においても今後、公民館において活発な生涯学習活動が行われるためには、営利を目的とした個人や事業者であっても一定の利用ができるよう検討していくべきではないかと考え、引き続き求めてまいりたいと思います。  次に、(3)、当日の利用について、コロナ禍で計画的に開催することが難しい現状もあり、また、これまでも当日利用をできるようにしてほしいといった声も多くあります。当日利用の検討・研究状況についてお伺いいたします。 44 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 45 ◯ 教育部長佐藤知子君) 当日の利用につきましては、社会教育団体が計画的な活動をしている団体であることを前提としているため、使用申請受付期間を前日までとすることを基本と考えております。一方、施設の有効活用という観点及び公民館登録団体からの御要望もあることから、今後、公民館運営審議会において検討してまいりたいと考えております。 46 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 47 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 当日利用につきましては、今後、御検討いただけるとのことで、大変よかったと思います。よろしくお願いいたします。  再質問ですが、現状すぐに当日利用が開始できない理由としては、どのような課題があるのか、お伺いいたします。また、今後、当日利用についていつ頃までにどのように進めていくことを考えられているのか、確認させてください。 48 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 49 ◯ 教育部長佐藤知子君) 当日利用の開始に当たっての課題といたしましては、公民館の利用申請公共予約システムを通じて行っていることから、システムの変更作業が生じることや、公共予約システムを利用している他の施設への影響を検証する必要があるといった課題がございます。こうしたシステム上の課題等も整理しながら検討を進める必要があることから、公民館運営審議会における進め方などについては未定でございます。 50 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 51 ◯ 1番(いそむらあきこ君) システム上の課題などの整理も必要とのことで、まだ時間がかかりそうですが、当日利用ができるよう進めていただくようお願いいたします。引き続き公民館の多様な活用を求めまして、次の質問に移ります。  次に、大項目2、産後支援の拡充について伺ってまいります。  令和4年度より、新たに産後ケア施設として助産院の利用が可能になりました。また、育児支援ヘルパー事業の利用時間等も拡大され、産後支援の充実により、さらに子育てしやすい環境になることが期待されます。今年の7月に村上議員と一緒にいなだ助産院に視察に行ってまいりましたが、とても家庭的な雰囲気で、また市立病院と違ったよさがありました。そこで、産後ケア事業と育児支援ヘルパー事業について、それぞれ伺ってまいりたいと思います。  (1)、産後ケア事業について。1)、今年度の産後ケアの利用状況について、稲城市立病院といなだ助産院とそれぞれお伺いいたします。 52 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 53 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 産後ケア事業の利用状況につきましては、8月31日現在、稲城市立病院4件、いなだ助産院1件でございます。 54 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 55 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 再質問ですが、8月31日現在の利用状況は、稲城市立病院が4件、いなだ助産院が1件との御答弁でございましたが、本市の年間の出生数750人前後で見ますと、利用者数が少し少ないと感じますが、利用者数の現状について市ではどのような分析をされているのか、伺います。また、今年よりいなだ助産院が新たに利用できる産後ケア施設として拡充されましたが、対象者の方にはどのように周知されているのか、伺います。 56 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 57 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 産後ケア事業は、令和3年度に開始し、令和3年度の実績は6件、令和4年度は5か月間で5件であることから、着実に周知が進んできており、必要な方に利用していただいているものと認識しております。  また、産後ケア施設の周知につきましては、市ホームページ、妊婦面接、チラシ配架、当該施設での案内を行っているところでございます。 58 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 59 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 以前、稲城市立病院で出産前後のお母さん約150人の方に実施されたアンケート調査では、約5割の方が「産後ケア入院の利用を希望する」と回答されておりました。前年度より利用は増加傾向ではありますが、やはり市内の出生数と比較すると少ないと感じます。ぜひ機会を捉えまして、産後ケアを利用されなかった方の御意見なども伺っていただければと思います。  次に、2)、現在、産後ケアを利用する際には保健師との面談が必要になりますが、理由について伺います。 60 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 61 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 産後ケア事業を利用する際の保健師と面談が必要になる理由につきましては、利用時点での育児の困り事や、産婦さん自身の体調の確認、産後ケア事業の利用目的などを伺い、目的に合った利用施設の調整、困り事に対する助言及び産後ケア以外のサービスを含めた細やかな支援を行うためでございます。 62 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 63 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 面談時にとても丁寧な対応をされていることが分かりました。ただ、中には、面談を挟むことで利用することにハードルを感じる方もいらっしゃいます。例えば町田市では、24時間いつでもオンラインで産後ケアの利用申請が可能です。保健師との面談は、利用者からの希望、また申請内容によって判断するなど、必須ではなく、オンライン申請も併用したほうが利用者にとっては利用しやすいと考えますが、再度認識を伺います。  また、産後ケア以外の産後支援、例えば育児支援ヘルパーやファミリー・サポート・センターなども紙での個別申請となっているため、産後の育児不安や体調が優れない状況において、様々な申請を理解して行うことが難しいと思います。利用者の必要に応じて、他の産後支援の案内と併せて、申請の御対応もいただきたいと思いますが、認識を伺います。 64 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 65 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 産後ケア事業の利用対象者は、産後に心身の不調または育児不安のある方、特に支援が必要と認められる方であり、母体の身体的回復などの目的と異なる方につきましては対象外となるため、申請時に専門知識を有する保健師が丁寧な面接を実施しております。そのため、オンラインでの申請を行う予定はございません。  また、育児支援ヘルパーやファミリー・サポート・センターなどの申請につきましては、市民が申請の際に分からないことを助言するなどの支援を行っております。 66 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 67 ◯ 1番(いそむらあきこ君) オンライン申請は産後ケアに限ったことではないですが、様々な産後支援が異なる窓口で紙での申請となっております。産後の体調不良や周りからの支援が得られない方が利用するわけですから、申請のしやすさは重要であると考えますので、オンライン申請もぜひ今後検討をお願いできればと思います。  次に、3)、他の自治体の産後ケア事業の利用状況を見ますと、宿泊型より訪問型や日帰り型の需要が多い状況です。本市での導入の検討について伺います。 68 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 69 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 市では、産後ケア事業を宿泊型で実施しておりますが、宿泊型は、夜間を含め継続した産後の心身のケア、育児や授乳の助言及び指導を細やかに行うことで、安心して自立した育児ができるように支援をしております。なお、訪問型及び日帰り型などのスポット的な産後ケアの導入につきましては、事業の効果や実施できる受託事業者を含め、研究してまいります。 70 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 71 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 再質問ですが、現状、本市において産後ケア事業の訪問型や日帰り型の必要性についてはどのような認識であるのか、伺います。また、実施できる受託事業者を含め、研究するとのただいまの御答弁でしたが、稲城市立病院といなだ助産院では訪問型や日帰り型の対応が現状できないといった認識でいいのか、併せて伺います。 72 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 73 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 産後ケア事業の目的である心身のケア、育児の支援、その他母子の健康の維持及び増進に必要な支援を行うことにより、産婦の心身の安定及び育児不安の軽減を図るために宿泊型を実施しております。訪問型や日帰り型は、短時間の利用であることから、事業の効果が十分に得にくいこと、また地区担当保健師による継続支援を含む他の育児支援サービスを活用して支援ができていることから、現時点では実施は不要であると認識しております。  なお、いなだ助産院では訪問型の産後ケアを行っておりますが、市としましては、ただいまお答えした目的のため、現時点では宿泊型を実施しているところでございます。 74 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 75 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 次に、4)、本市の産後ケアは生後4か月未満の乳児が対象となっていますが、母子保健法では出産後1年までとすることが努力義務として規定されております。対象期間を延長することの検討について伺います。 76 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 77 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 産後ケア事業の対象につきましては、受託事業者が保有する設備で安全に乳児を預かることができる月齢が4か月未満であることから、月齢を定めているところであり、現時点では延長の予定はございません。 78 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 79 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 産後ケアは、低出生体重児等の場合に入院期間の長期化で退院時期が出産後4か月を超える場合もあることや、産婦の自殺は出産後5か月以降にも認められるなど、出産後1年を通じてメンタルヘルスケアの重要性が高いことなどを踏まえて母子保健法が改正され、令和3年度から出産後1年までとすることが努力義務として規定されたところです。対象の延長については、現在の受託事業者が保有する設備が要因といった御答弁でしたので、先ほどの訪問型や日帰り型に対応する受託事業者の研究に加えて、生後1歳まで預かりが可能な設備を保有している受託事業者も研究内容に含めてほしいと考えますが、再度、認識を伺います。 80 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 81 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 対象の延長につきましては、産後ケア事業以外の支援として、地区担当保健師の支援を中心とし、他の育児支援サービスも活用して支援を行っているため、現在のところ予定はございません。 82 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 83 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 出産した母親の産後鬱の発症は10%程度とされておりますが、新型コロナウイルスの影響で倍以上に増えている可能性があるといった調査結果もあり、今後ますます様々な産後支援の拡充が重要であると考えます。生後1歳までや訪問型・日帰り型の産後ケアを実施している自治体も多く見られますので、ぜひ他市の状況も参考にしていただくようお願いいたします。  それでは、(2)、育児支援ヘルパー事業について。1)、支援が必要な方のニーズ把握や情報提供と関係部署との連携、またそれらを踏まえた研修体制が重要であると考えますが、取組について伺います。 84 ◯ 議長(渡辺 力君) 子ども福祉部長。 85 ◯ 子ども福祉部長(杉本勇人君) 支援が必要な方のニーズ把握や情報提供につきましては、事前訪問面談の際に支援の内容を確認し、必要な情報を提供し、必要に応じて関係部署とも連携して対応しております。また、研修体制につきましては、事業者が研修計画に基づき、児童虐待防止研修や家事援助研修、接遇研修などを実施しております。 86 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 87 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 先ほどの産後ケアでも質問させていただきましたが、できるだけ利用者に負担がかからないよう、必要に応じて他の産後支援事業につなぐことも大変重要な役割があると考えます。特に産後支援は、申請窓口がそれぞれ異なりますので、例えば育児支援ヘルパー事業の利用時に、ファミリー・サポート・センターの案内と併せて申請書の受け取りについても御対応いただきたいと思いますが、認識を伺います。 88 ◯ 議長(渡辺 力君) 子ども福祉部長。 89 ◯ 子ども福祉部長(杉本勇人君) 育児支援ヘルパー事業の利用時に、ヘルパーがファミリー・サポート・センター事業の申請書を受け取ることにつきましては、育児支援ヘルパー事業は現在2事業者からヘルパーを派遣しておりますので、今後、事業者と検討してまいります。 90 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 91 ◯ 1番(いそむらあきこ君) よろしくお願いいたします。産後は特に体調不良や慣れない育児などで、自分で様々な支援を見つけて申請することが大変な方もいらっしゃいます。育児支援ヘルパーとファミリー・サポート・センターの違いもまだまだ理解していない方にとっては分かりにくい部分もありますので、御案内と併せて申請手続につなげていただくようお願いいたします。引き続き様々な産後支援の拡充に努めていただくことをお願い申し上げ、次の質問に移ります。  次に、大項目3、小中学校の特別教室への空調設備の設置について伺います。  毎年、夏の猛暑を受け、児童・生徒の安全・安心を守る学習活動をいかに確保すべきか、喫緊の課題となっております。本市では既に全ての小中学校の普通教室と体育館に空調設備が設置されており、特別教室においても、学習環境整備や児童・生徒、教職員の健康を守るために、計画的に空調設備の設置を進めるべきと考え、以下について伺ってまいります。
     (1)、特別教室を設置している根拠について伺います。 92 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 93 ◯ 教育部長佐藤知子君) 特別教室を設置している根拠につきましては、国の小学校設置基準及び中学校設置基準に基づき、適切な教室を設定しているものでございます。 94 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 95 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 再質問ですが、児童・生徒の適切な学習環境を確保するために、国の基準では普通教室以外にも音楽室や家庭科室、図工室などの特別教室の設置が義務づけられているということなのか、改めて認識を伺います。 96 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 97 ◯ 教育部長佐藤知子君) 国の小学校設置基準及び中学校設置基準では、普通教室、特別教室等の教室について、校舎に備えるべき施設と定めております。なお、特別教室の種類につきましては、基準には明記されておりません。 98 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 99 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 次に、(2)、過去5年間の小中学校の特別教室への空調設備の設置数と設置率について伺います。 100 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 101 ◯ 教育部長佐藤知子君) 過去5年間の各年度における市内小中学校の特別教室への空調設備の累計の設置数と設置率につきましては、平成29年度は、累計の設置数が小学校169教室中116教室、中学校111教室中55教室、設置率が小学校68.6%、中学校49.5%でございます。平成30年度は、累計の設置数が小学校154教室中110教室、中学校114教室中69教室、設置率が小学校71.4%、中学校60.5%でございます。平成31年度は、累計の設置数が小学校161教室中129教室、中学校118教室中72教室、設置率が小学校80.1%、中学校61.0%でございます。令和2年度は、累計の設置数が小学校163教室中131教室、中学校116教室中71教室、設置率が小学校80.4%、中学校61.2%でございます。令和3年度は、累計の設置数が小学校163教室中132教室、中学校116教室中71教室、設置率が小学校81.0%、中学校61.2%でございます。 102 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 103 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 再質問ですが、小学校では平成31年度以降、中学校では平成30年度以降、設置率がほとんど増えておりませんが、その要因について伺います。  また、平成31年度以降は2教室程度の増加数となっていますが、どのような計画で設置がされているのか、伺います。 104 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 105 ◯ 教育部長佐藤知子君) 設置率が増えていない要因につきましては、音楽室、図書室、視聴覚室に加え、平成29年度に中学校全校の理科室、平成30年度に小学校全校の理科室、平成31年度に小中学校全校の体育館に空調設備を設置し、学校内に一定程度空調設備が整備されたこともあり、その後は特別教室への空調設備の新たな設置に至っていないことによるものでございます。  平成31年度以降の増加数につきましては、普通教室の仕様の余裕教室を多目的室等で使用している場合も特別教室に含むことから、学級数の増減等によって設置数に多少の増減が生じているものでございます。 106 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 107 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 次に、(3)、稲城市立学校PTA連合会や校長会からも要望が出されていると思いますが、いつから同要望事項が出され、どのような回答をされているのか、伺います。 108 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 109 ◯ 教育部長佐藤知子君) 稲城市立学校PTA連合会、稲城市公立小学校校長会、稲城市公立中学校校長会からの特別教室への空調設備の設置要望につきましては、稲城市立学校PTA連合会からは平成25年度より要望をいただいており、稲城市公立小学校校長会及び稲城市公立中学校校長会からも同時期より要望をいただいていると認識しております。要望に対する回答につきましては、特別教室に空調設備を設置するためには多額の経費を要することから、義務教育施設の整備状況全体の優先順位及び財政状況を見ながら対応を検討していく旨の回答をしております。 110 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 111 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 再質問ですが、学校現場からは、特に夏場は、空調設備が設置されていない特別教室は暑くて授業ができないため、教育活動に支障が生じているといったお声も伺っております。市ではそのような状況を把握されているのか、お伺いいたします。 112 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 113 ◯ 教育部長佐藤知子君) 学校現場の状況につきましては、小中学校の各校長会、稲城市立学校PTA連合会等からの要望などを通じて把握に努めております。 114 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 115 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 市においても、学校現場の声をしっかり把握されていると理解いたします。  次に、(4)、特別教室への空調設備の設置については、「義務教育施設の整備状況全体の優先順位並びに財政状況を見ながら対応を検討する」と御答弁されておりますが、義務教育施設での空調設備の設置の優先順位はどの程度のものなのか、認識を伺います。 116 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 117 ◯ 教育部長佐藤知子君) 義務教育施設での空調設備の設置の優先順位につきましては、空調設備の整備により学習環境の改善が図られることは認識しておりますが、限られた財源の中で、児童・生徒数の増加に伴う普通教室確保のための整備工事や増築工事、施設の老朽化や不具合に対応するための改修工事など、児童・生徒の学びの場の確保、安全性の確保が最も優先されるものと認識しております。 118 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 119 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 特に学校施設の老朽化は、稲城市だけではなく、どこの自治体も共通の課題でありますが、かといいまして、特別教室の空調設備の設置がどこの自治体でも進んでいないかというと、そんなことは決してございません。文部科学省が公表しております令和2年9月1日現在の公立学校施設の空調設備の設置状況の資料では、東京都の特別教室の空調設備の設置率は、稲城市が71.1%に対し、東京都全体では90.9%、都内26市での設置率を順位にしますと、稲城市は22位と低い順位になります。特別教室も普通教室と同様に児童・生徒の学びの場であり、計画的に空調設備の設置を進めるべきと考えますが、再度認識を伺います。 120 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 121 ◯ 教育部長佐藤知子君) 計画的に特別教室へ空調設備を設置することにつきましては、多額の経費を要することから、義務教育施設の整備状況全体の優先順位並びに財政状況を見ながら引き続き対応を検討してまいります。 122 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 123 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 今年は特に、東京においても6月末から熱中症警戒アラートが多発し、環境省においては、今後さらに深刻化するおそれがあると公表されておりました。先ほどの御答弁では、学校内に一定程度空調設備が設置されたことがあり、その後は特別教室への空調設備の新たな設置に至っていないと御答弁がございました。設置については優先順位や財政状況を見ながら引き続き検討するとのことですが、今後、設置率100%を目指して未設置の特別教室への空調設置に取り組むという認識であるのか、改めてお伺いいたします。 124 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 125 ◯ 教育部長佐藤知子君) 未設置の特別教室への空調設備につきましては、繰り返しになりますが、義務教育施設の整備状況全体の優先順位並びに今後の財政状況を見ながら引き続き対応を検討してまいります。 126 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 127 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 明確に御答弁いただけず、大変残念ですが、設置に向けて御検討をよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。次に、大項目4、小中学校の学校指定用品について伺います。  稲城市子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査報告によると、子育て支援充実への要望に対する質問において、「保育所や幼稚園、学校にかかる費用負担を軽減してほしい」が32.9%と最も回答が多く、また子育てに関して日頃悩んでいることまたは気になることに対する質問においては、「保育・教育にかかる費用の負担が大きいこと」が高い回答率となっています。特に、学校指定用品は市販用品と比較すると高いものも見られるため、保護者の経済的負担を軽減するためにも学校指定用品は極力減らすべきと考えます。そこで、以下について伺ってまいります。  (1)、小中学校で学校指定用品(水着や体操服、上履きなど)とされているものについて伺います。 128 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育指導担当部長。 129 ◯ 教育指導担当部長(岸 知聡君) 小中学校の学校指定用品につきましては、小学校においては、学校から標準的なものの紹介を行っておりますが、特段学校で指定しているものはございません。中学校においては、上履きや体操着を指定している学校がございます。 130 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 131 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 再質問ですが、中学校において上履きや体操着を学校指定用品としている理由について伺います。  また、小学校では指定用品はないとのことですが、入学時の案内が分かりにくかったり、市内の店舗の体操着を案内しているため、指定と思われている方もいらっしゃいます。また、指定でなくても、特徴的な体操着を案内しているため、ほかの子と違う体操着となることを気にして、やむを得ず市内の店舗で購入しているといったお声もあります。小学校では学校指定用品がないことについて、保護者への周知や、特徴的な体操着を案内しないことなどの工夫も必要だと考えますが、併せて認識を伺います。 132 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育指導担当部長。 133 ◯ 教育指導担当部長(岸 知聡君) 中学校における上履きや体育着を学校で指定している理由につきましては、体育的活動における安全性や機能性、生徒指導上の視点等を総合した理由により、各学校において判断しております。  次に、小学校における学校指定用品がないことに関する周知につきましては、学校指定用品のことに限らず、保護者の方により分かりやすい案内をする視点は大切であると認識しております。一方で、学校で使用する体育着等につきましては、購入に当たり、保護者の方が悩んだり迷われたりしないよう、安全性や機能性の面から標準的なものを示すことも大切であると認識しております。 134 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 135 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 各学校の判断であることは承知しておりますが、特に上履きは消耗しやすく、成長に合わせて買換えが必要になりますので、学校指定ではなく既製品にするなど、買いやすくすべきと考えます。小学校においては、標準的なものを示すことはもちろん大切ですが、指定品でないことを分かりやすく説明会の資料などに御記載いただくなど、改めて学校に周知していただくようお願いいたします。  次に、(2)、学校指定用品の中には他の市販品と比較すると高いものも見られるようですが、学校指定用品の軽減など、保護者の経済的負担を軽減すべきと考えますが、認識を伺います。 136 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育指導担当部長。 137 ◯ 教育指導担当部長(岸 知聡君) 学用品に関する保護者の経済的負担軽減につきましては、さきにお答えした中学校における上履きや体育着以外は学校で指定しておりませんので、各御家庭の判断で安価なものを購入していただくなどの対応が可能なものと認識しております。 138 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 139 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 平成30年3月19日付文部科学省からの「学校における通学用服等の学用品等の適正な取扱いについて」の通知において、「学校及び教育委員会は、通学用服等の学用品等の購入について、保護者等の経済的負担が過重なものとならないよう留意すること。教育委員会は、保護者等ができる限り安価で良質な学用品等を購入できるよう、所管の学校における取組を促すとともに、各学校における取組内容の把握に努めること」と記載がされております。この間、学校及び稲城市教育委員会において、さきの点についてはどのような取組をされてきたのか、伺います。 140 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育指導担当部長。 141 ◯ 教育指導担当部長(岸 知聡君) 各学校における教材等の選定につきましては、これまでに校長会にて、教材等の選定に当たっては、保護者の経済的負担について考慮するよう伝えております。 142 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 143 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 中学校の入学説明会に同封されております体操着と上履きの案内から各学校の指定用品の費用を比較しますと、合計金額の最高額と最低額で約4,000円の差がありました。当然、全く同額にすることは難しいと思いますが、この物価高などで家庭への負担も増加している中、できるだけ費用が下げられるよう、見直しを行うべきと考えます。保護者の経済的負担について考慮するよう伝えるだけではなく、各学校における取組内容の把握に努めていただき、市内の学校の指定用品の料金なども比較することで、見直しの際の費用の検討材料になると考えます。ぜひ教育委員会においてこのような取組も行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 144 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育指導担当部長。 145 ◯ 教育指導担当部長(岸 知聡君) 教育委員会として、教材等の選定に当たっては、保護者の経済的負担について考慮するよう、引き続き校長会等で伝えてまいりますが、教材等の選定につきましては、教育活動の充実を図るために、各学校の実情や教育計画、児童・生徒の実態等に応じて各学校が選定するものであることから、学校ごとの教材費等を教育委員会として比較することについては考えておりません。 146 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 147 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 実施していただけず、大変残念です。引き続き取り上げてまいります。  次の質問に移ります。それでは最後に、大項目5、「生命(いのち)の安全教育」教材の活用について伺います。  令和3年第2回定例会の一般質問において、子供たちを性犯罪・性暴力から守る取組として、「生命(いのち)の安全教育」教材の活用について提案いたしました。全国各地で保育園や学校等での性犯罪・性暴力の報道が後を絶たない中、子供たちを性犯罪・性暴力から守る取組は急務であります。そこで、保育園・幼稚園及び小中学校での「生命(いのち)の安全教育」教材の活用状況について伺ってまいります。  (1)、保育園・幼稚園での活用状況について伺います。 148 ◯ 議長(渡辺 力君) 子ども福祉部長。 149 ◯ 子ども福祉部長(杉本勇人君) 「生命(いのち)の安全教育」の教材の活用状況につきましては、市から各園へ教材や指導の手引等の活用について既に周知しており、令和4年8月29日時点で確認が取れた状況では、保育園及び幼稚園等の8園で活用しております。 150 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 151 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 先日、子ども基本法についての質問もございましたが、子どもの権利条約では、全ての子供は同じように教育を受ける権利を持っています。当然、未就学児期においても、全ての子供たちが平等に教育を受ける機会が与えられるべきと考えます。まだ活用されていない園においても、今後「生命(いのち)の安全教育」教材の活用がされるよう促進していただきたいと考えますが、再度認識を伺います。 152 ◯ 議長(渡辺 力君) 子ども福祉部長。 153 ◯ 子ども福祉部長(杉本勇人君) 「生命(いのち)の安全教育」を行うに当たりましては、子供を性犯罪・性暴力から守るための様々な教材がある中で、どの教材を使用するかについては、各園の判断によるものでございます。市といたしましては、引き続き必要な周知を図ってまいります。 154 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 155 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 小中学校においても継続して活用される教材でありますので、引き続き本教材の活用を促進していただくようお願いいたします。  次に、(2)、小中学校での活用状況についてお伺いいたします。 156 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育指導担当部長。 157 ◯ 教育指導担当部長(岸 知聡君) 「生命(いのち)の安全教育」の教材の活用状況につきましては、教育委員会から各学校へ、教材や指導の手引等の活用について既に周知しており、令和4年8月29日時点で小学校9校、中学校4校が活用しております。それ以外の小中学校におきましては、今後活用を予定しております。 158 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 159 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 再質問ですが、まだ活用がされていない学校があるのはどのような理由であるのか、お伺いいたします。また、活用がされていない学校において、今後活用予定とのことでありますが、今年度中には実施される予定であるのか、確認させてください。 160 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育指導担当部長。 161 ◯ 教育指導担当部長(岸 知聡君) 「生命(いのち)の安全教育」の教材の活用につきましては、各学校が学校状況や教育活動の計画に合わせて活用を進めております。また、現段階で「生命(いのち)の安全教育」の教材を活用していない学校につきましては、令和4年度中に活用を予定していると学校から聞いております。 162 ◯ 議長(渡辺 力君) いそむらさん。 163 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 今回、「生命(いのち)の安全教育」教材の活用は初めての取組であり、公教育においてなかなか進まなかった性教育が少しですが、前進したと思っております。一度活用して終わりではなく、年齢に応じた継続した活用や、また教育を受けた児童・生徒の意識がどのように変わったのか、アンケートなどで確認することも大切であると考えますが、今後の取組について再度認識を伺いまして、私の一般質問を終わります。 164 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育指導担当部長。 165 ◯ 教育指導担当部長(岸 知聡君) 「生命(いのち)の安全教育」の今後の取組でございますが、性教育につきましては、これまでも、学習指導要領を踏まえ、保健の学習等を通じて指導を行っており、引き続き学習指導要領を踏まえ、児童・生徒の発達段階に応じた指導を行ってまいります。児童・生徒の意識の変容を確認することにつきましては、市としてアンケートを実施することは考えておりませんが、学校ではこれまでも学習後に学習内容を振り返る活動を行っております。 166 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、1番、いそむらあきこさんの一般質問は終わりました。  暫時休憩いたします。                                午前10時19分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時35分 開議 167 ◯ 議長(渡辺 力君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  通告の17番、鈴木誠君の一般質問を許します。6番、鈴木誠君。 168 ◯ 6番(鈴木 誠君) 通告番号の17番、起風会の鈴木誠でございます。通告に従いまして、大項目5点にわたり質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  大項目1番、防災に関する稲城市の取組についてです。  今年の夏は、平成30年以来、実に4年ぶりとなる稲城市消防団消防操法審査会が実施され、コロナによって中止・延期が続いていた各種行事に対しても、やればできるのであるということを、市民の生命・財産を守るこの防災面からも発信できたのは非常によかった試みだと考えております。こちら、行事の再開等については、後段、大項目の5番に譲るといたしまして、(1)、救急車の出動回数の変移についてお伺いいたします。昨年の令和3年第2回定例会では、コロナ禍の影響により、令和元年に比べて令和2年が10%以上も救急車出動件数が減ったことを確認させていただきました。1)、その後、一昨年に比べて回数や事例等ついて変化はあるのか、お伺いいたします。 169 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 170 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 救急出場件数につきましては、令和2年中が3,574件で、令和3年中が3,850件で、276件増加しております。また、令和3年1月から8月末日時点の救急出場件数が2,528件で、令和4年同時期の救急出場件数は3,020件で、492件増加しております。事例については、新型コロナウイルス関連の救急出場件数や熱中症の出場件数が増加しております。
    171 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 172 ◯ 6番(鈴木 誠君) コロナ禍の発生以後、一時期の出動回数減少から転じて、大幅なリバウンドという出動回数になっていることが確認できました。こちらについて、対応キャパシティーに問題はないのか、また救急隊員の皆様の疲労蓄積ケアはどうされているのか、お伺いいたします。 173 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 174 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 新型コロナウイルス感染症や熱中症により救急要請が増加した際の救急隊の対応能力については、常時運用している3隊では出場することが遅延することから、さきに御答弁したとおり、消防隊や非常用救急隊を編成し、対応しております。  また、救急隊員の労務管理は、当番勤務ごとに第1出場隊と第2出場隊を入れ替え、偏りによる疲労を軽減し、当直勤務明けでの活動報告書の処理についても翌勤務日での処理とするなど、疲労が蓄積しない管理に努めております。 175 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 176 ◯ 6番(鈴木 誠君) しっかりした労務管理をしていただいていることが確認できました。  2)、第7波と呼ばれる状況がまだ過ぎていないところではありますが、直近の出動傾向についてお伺いいたします。 177 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 178 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 直近の救急出場の傾向につきましては、新型コロナウイルス感染症関連の出場件数や猛暑の影響による熱中症の出場件数が増加しております。 179 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 180 ◯ 6番(鈴木 誠君) 新型コロナウイルス関連は致し方ないとしまして、その副産物と言えるマスク着用によって引き起こされる熱中症も懸念されております。熱中症については、コロナ禍前と比較して増えているのかどうか、重ねてお伺いいたします。 181 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 182 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 熱中症の出場件数につきましては、気温が25度以上となった夏日の令和4年4月下旬から8月末まで51件出場しており、昨年同時期より15件増加しております。 183 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 184 ◯ 6番(鈴木 誠君) 厚生労働省が熱中症対策という意味も含めて、屋外、屋内、子供のマスクの着用について、屋外でのマスク着用が不要な場面を例示しております。熱中症事故が増えたということでありますが、屋外でのマスク着用によって惹起されたものであったのかどうか、分かる範囲でお伺いいたします。 185 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 186 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 救急出場した熱中症傷病者の発生場所は、屋外が27件、屋内が24件で、屋外、屋内はほぼ同件数のため、屋外でのマスク着用が要因であったかは特定できません。 187 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 188 ◯ 6番(鈴木 誠君) では(2)に移ります。防災行政無線の活用についてです。災害や防犯等はもちろん、一般行政事務で市民に伝えるべき必要な情報を伝える大切な防災行政無線でございますが、1)、7年前に市内各所にお住まいの市民の協力を得まして実証実験を行った防災ラジオ(防災行政無線戸別受信機)について、その後の経過をお伺いいたします。 189 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 190 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 防災行政無線戸別受信機の実証実験の経過につきましては、一定の効果があったものの、一部の鉄筋コンクリート造の集合住宅においては、室内のどこにおいても受信できないなど、難聴区域対策として万全ではなく、限定的な効果でございました。また、1台当たり6万円程度と高額である課題もございます。このことから、防災行政無線を主に、稲城市公式ホームページ、稲城市メール配信サービス、稲城市防災行政無線テレホンサービス、防災フェイスブックやツイッターを活用しております。 191 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 192 ◯ 6番(鈴木 誠君) 防災ラジオにつきましては、実証実験の結果、課題が多いということが判明したということで、了解いたしました。  1点、ただいまお答えいただいた稲城市メール配信サービスについては、緊急性の高い災害や防犯等とその他の情報の発信元を、結局受け手側のメールアドレスを分ければいいという問題もあるのですけれども、これをどうにかして分けられないかというお声もいただいておりますが、そうした対応は可能であるのか、重ねて伺います。 193 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 194 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) メール配信サービスにつきましては、火災やその他の災害情報、また市からのお知らせなど、受信を希望する方が自ら必要な情報のカテゴリーを選択できるようになっており、配信したメールの文末に発信元である所管課を表記し、問合せなどに対応できるよう配信しております。 195 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 196 ◯ 6番(鈴木 誠君) 2)に移ります。デジタル化することによりまして混線等の問題が解消されてきている防災無線でございますが、音量等を含め、市民からの苦情等はどうなっているのか、お伺いいたします。 197 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 198 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 市民からの苦情等につきましては、一部の地域から防災行政無線の音声が聞き取りづらいなどの御意見をいただき、2分割放送を行い対応しております。 199 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 200 ◯ 6番(鈴木 誠君) 従来の一斉放送から、スピーカーを2グループに分けて放送することで聞き取りやすさを向上させる2分割放送の開始から1年が経過したところでございますが、その後は苦情等の数に変化はあったのか、お伺いいたします。 201 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 202 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 苦情等の件数は大きく変わりませんが、2分割放送にしたことで、聞き取りづらいなどの御意見は少なくなり、音量が大きい、また話し方への意見が多くなっております。 203 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 204 ◯ 6番(鈴木 誠君) でも、一番課題であった聞き取りづらいとか聞こえないというのが少なくなったというのは非常に大きな前進だと思っておりますので、ぜひ今後も引き続き改善をお願いしたいと思います。  これで3)に移らせていただきます。夕刻時に市防災行政無線放送で曲を流しておりますが、改めて、曲を流す理由、また曲に「夕焼け小焼け」が採用された経緯についてお伺いいたします。 205 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 206 ◯ 総務部長(石田昭男君) 防災行政無線で曲を流す理由につきましては、緊急時に防災行政無線が本来の機能を果たせるよう、常時作動するか、点検を行うためのものでございますが、サイレンでは支障があることから、サイレンに代わるものとして採用しているものでございます。  また、「夕焼け小焼け」の曲が採用された経緯につきましては、帰宅をイメージしやすい放送で、古くから広く知られ、子供にも大人にも親しみやすく、分かりやすいものであり、毎日の放送でも耳障りとならない短い曲として採用され、平成18年7月21日から放送しております。採用に際しては、青少年育成地区委員会への意見聴取などを行うとともに、稲城市公立学校校長会、青少年委員会などへの説明を行い、決定しております。 207 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 208 ◯ 6番(鈴木 誠君) 平成18年7月からということでございまして、放送開始から16年以上にわたって親しまれているものでございます。それ以前はどんな曲を流していたのか、また青少年育成地区委員会や学校長会、青少年委員会等に説明をされたということでございますが、どうした理由でそのような団体が選曲に当たり選ばれたのか、お伺いいたします。 209 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 210 ◯ 総務部長(石田昭男君) 「夕焼け小焼け」を放送する以前につきましては、「ウエストミンスターの鐘」を放送しておりました。  また、青少年育成地区委員会や稲城市公立学校校長会等に説明等を行った理由につきましては、子供が犠牲となる事件が後を絶たない中で、子供たちの帰宅の目安にふさわしい曲を選定するためでございます。 211 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 212 ◯ 6番(鈴木 誠君) 「ウエストミンスターの鐘」といいますと、この市役所とか各小中学校で流れているチャイムの音だということで理解するのですけれども、4)、これら曲を流す時間帯や曲の変更、メッセージ等の追加が可能であるのか、お伺いいたします。 213 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 214 ◯ 総務部長(石田昭男君) 防災行政無線による放送の時間帯や曲の変更につきましては、可能でございます。現在の定時放送としましては、防災行政無線点検のための「夕焼け小焼け」の放送のほかに、市民の要望に応じて、見守りのメッセージを追加して放送しております。 215 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 216 ◯ 6番(鈴木 誠君) 時間帯については、今でも夏季と冬季で時間をずらしていただいておりまして、小さな子供を持つ親としても大変便利には感じております。また、メッセージ追加につきましても、防犯・防災や昨今ではコロナ注意にも活用されているのを確認しておりますが、メッセージについては、どのような流れで、放送すること、放送する内容、放送する時間を決めているのか、お伺いいたします。 217 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 218 ◯ 総務部長(石田昭男君) 市では、防災行政無線による定時放送のほかにも、広く市民に周知する必要がある事項については、随時放送しております。具体例としましては、多摩中央警察署との連携による詐欺等に対する注意喚起や、市主催事業等に関する情報、新型コロナウイルス感染症蔓延時等の注意喚起、全国瞬時警報システムと市防災行政無線が連動しているかを確認するための放送などでございます。 219 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 220 ◯ 6番(鈴木 誠君) いろいろ変えられるということが分かった時点で次の5)に移らせていただきます。昨年、市制50周年記念にも合わせて発表されました稲城市歌を防災無線点検に利用することについて御見解を伺います。 221 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 222 ◯ 総務部長(石田昭男君) 稲城市歌を防災行政無線の点検に利用することにつきましては、現在の放送内容を決定した経緯や、市民の方々へ定着している実績等を踏まえた上で、今後研究してまいりたいと考えております。 223 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 224 ◯ 6番(鈴木 誠君) 先ほど4)でその曲目の変更も可能であるというのを確認させていただいたのですけれども、物理的にはできると。市内の全公共施設というわけではありませんが、稲城市市歌策定委員会提言書に沿って、少なくとも現在この稲城市役所の本庁舎につきましては、電話の保留音に活用されている状況でございます。しかし、一般市民としては、市役所へ電話をかける機会はめったにないことも実情でありまして、広く多くの市民の耳に届き、また「夕焼け小焼け」同様に、次の世代には、夕暮れ時、好きな我が家に帰る曲として、シビックプライドの醸成にもつながると考えます。御承知のとおり、全国市町村や都内の特別区を見ましても、その地域それぞれの特色を生かした曲目を防災無線テストに流しております。市民の皆様への定着時期を図ってからということではなく、定着するべく第一歩としてこちらから打ち出していくというのも一つの考えかと思いますが、改めて伺います。 225 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 226 ◯ 総務部長(石田昭男君) 定着しているものを変更することにつきましては、それに対して違和感を抱いたり、抵抗を感じる方もいらっしゃると考えているところでございます。繰り返しになりますが、「夕焼け小焼け」は、帰宅をイメージしやすい放送で、古くから知られ、子供にも大人にも親しみやすく分かりやすいものであり、毎日の放送でも耳障りとならない短い曲として採用されております。こうした経緯等を踏まえた上で、今後研究してまいりたいと考えております。 227 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 228 ◯ 6番(鈴木 誠君) 私は、妻方の実家が八王子なもので、八王子の夕やけ小やけふれあいの里に代表されるように、八王子発祥の歌なんだなということは理解しているのですけれども、調べてみたところ、東京都内62の区市町村で稲城市と同じ「夕焼け小焼け」を採用している例が28自治体、続いて「ウエストミンスターの鐘」が12自治体という数でございました。それに対して、市歌のような市区町村関係の曲を採用しているのは9つの自治体で、近隣市だと、狛江市、調布市、日野市は市歌を採用して、オルゴール調にして流しております。また、全国を広く見ますと、各市区町村の歌はもちろん、同地にゆかりのある方々にちなんで、「ウルトラセブン」、「帰ってきたウルトラマン」、「残酷な天使のテーゼ」、「Forever Love」、「与作」、果ては、稲城市にちょっと市名が似ているのですけれども、茨城県稲敷市では御当地キャラクター「いなのすけ」のテーマソング「いいな!稲敷いなのすけ」──これはどこかで聞いたことがある名前だなとは思ったんですけれども、こういったものを流しておりました。  耳障りにならないかどうかでいえば、現在稲城市庁舎が採用している保留音の稲城市歌は、オルゴール調で、大変耳触りよく私は感じているところでございます。研究ということでございますが、市歌を作ったというのは、絶対これは市民の間に定着して、次の100周年に向けては、次の世代が、子供の頃から流れているという形になることを目指して、活用の推進をお願いしたいと思います。  大きな項目2番に移ります。民生・児童委員の担い手確保についてです。高齢化の進展に伴う民生・児童委員の成り手不足については、以前より懸念されており、市議会でも取り沙汰されてきております。しかし、特にここ数年の改選期に当たっては、新たな担い手の確保に四苦八苦されているという地域からの声が届けられております。  (1)、民生・児童委員の市における役割、立ち位置、年齢要件について市の認識を伺います。 229 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 230 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 民生・児童委員の市における役割につきましては、地域社会の福祉を増進することを目的として、市民の生活実態を必要に応じて把握し、援助を必要とする人の能力に応じて、自立した生活ができるように、相談・助言・援助を行います。身分の位置づけとしましては、厚生労働大臣から委嘱され、地方公務員法第3条第3項第2号に規定する非常勤の特別職の地方公務員に該当しております。年齢要件につきましては、新任者の場合は原則として67歳未満であり、再任者の場合は75歳未満で、任期中に職責を十分果たせると思われることが基準となっております。 231 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 232 ◯ 6番(鈴木 誠君) この間テレビで方面委員というものができた歴史的経緯というものを見ていて、大変面白いなと思って、それが今の民生・児童委員につながっているということを勉強させていただきました。民生委員法第4条、民生委員・児童委員の定数基準についてでは、人口10万人未満の市においては、120から280までの間のいずれかの数の世帯ごとに民生委員・児童委員1人という配置基準が掲げられております。8月1日時点の稲城市の世帯数は4万2,312世帯であり、これを単純に定数基準のマックス値である280で割ると、152名もの民生・児童委員が必要になる計算が現状の我が市と重なるわけでございますが、当市における定数は何名とされているのか、お伺いいたします。 233 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 234 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 当市における現時点での民生・児童委員の定数は、65人でございます。 235 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 236 ◯ 6番(鈴木 誠君) 65人ということで、現状の大字10地区でいえば、1地区につき6~7名。稲城市は市域面積も狭いことから、足りているのかなとも推察しますが、人口増加の稲城市にあって、この人数で足りているのか、また定数の変更はこれまでにあったのか、お伺いいたします。 237 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 238 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 民生・児童委員の定数につきましては、東京都では、一斉改選の前年度に各市区町村に定数変更の調査を行い、一斉改選年度に新定数を決定しておりますが、市では、民生児童委員協議会と十分に話し合って定数変更の必要性を検討しており、人数は足りているものと認識しております。  定数の推移につきましては、平成25年12月に58人から62人へ、平成28年12月からは65人へ変更しております。 239 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 240 ◯ 6番(鈴木 誠君) 人口増加に合わせてこれまでにも少しずつ増やしてきているということが確認できました。  (2)、稲城市における民生・児童委員の充足率、年齢構成はどのような状況で変化してきているのか、お伺いいたします。 241 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 242 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 市における民生・児童委員の充足率の変化につきましては、平成25年12月1日現在93.5%、平成28年12月1日現在98.5%、令和元年12月1日現在98.5%でございます。  次に、民生・児童委員の年齢構成につきましては、平成25年12月1日現在、60歳未満が10人、60歳から64歳まで16人、65歳から69歳まで25人、70歳以上が7人、平成28年12月1日現在、60歳未満11人、60歳から64歳まで15人、65歳から69歳まで26人、70歳以上12人、令和元年12月1日現在、60歳未満10人、60歳から64歳まで9人、65歳から69歳まで27人、70歳以上18人でございます。 243 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 244 ◯ 6番(鈴木 誠君) 人員の充足については、皆様の御努力もあって高い水準で推移していることは感謝に堪えないのでございますが、以前から懸念されてきたとおり、65歳以上の方の構成比が増えており、特に70歳以上という、再任でも残り任期は5年未満となる方々が令和元年段階で18名、全体の28%と、平成25年の7名12%から比較して多くなってきていると感じます。近年に年齢別4区分の中で最も比重が重くなった70歳以上の方々が今後一斉に抜けられることになると推測されますが、その点に対してどのように考えておられるか、お伺いいたします。 245 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 246 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 民生・児童委員の高年齢化につきましては、令和元年度に東京都が定める年齢要件が、再任の場合73歳未満から75歳未満へ緩和されたため、70歳以上の比率が増えているものと認識しております。  また、一斉改選時などでは新たな担い手の確保は難しい場合があることから、年齢にかかわらず、民生・児童委員にふさわしい方にお引き受けいただいているところでございます。 247 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 248 ◯ 6番(鈴木 誠君) では(3)に移ります。民生・児童委員に対する活動費等の支給内容について詳細をお伺いいたします。 249 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 250 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 市の令和4年度予算における民生・児童委員に対する活動費の支給内容につきましては、代表会長に対しまして月額2万6,200円、地区民生委員協議会会長に対しまして月額1万9,500円、その他の委員に対しまして月額1万6,800円でございます。それに加え、市外での会議や研修などへの参加のための交通費の支給を行っております。 251 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 252 ◯ 6番(鈴木 誠君) 会議や研修参加のための交通費も支給されており、月額2万円弱程度の活動費が支給されているということでございますが、この活動費に含まれるものは何であるのか。委員の方々によっては、手紙の作成や、それを入れる封筒、文房具等の諸費用もあると聞いておりますが、こうしたものも同活動費の中に含まれているのか、お伺いいたします。 253 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 254 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 民生・児童委員に対する活動費につきましては、日常の活動を行っていくための通信費や市内での交通費などの実費弁償として活動費を支給しております。そのため、文房具などの活動に必要な経費も含まれているものと認識しております。 255 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 256 ◯ 6番(鈴木 誠君) 活動すればするほど、しっかりやればやるほど、なかなか費用面がかかってくるというのが実際のところであるかと思います。  (4)、民生・児童委員の組織維持における課題をどう捉えられているのか、お伺いいたします。
    257 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 258 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 民生・児童委員の組織維持における課題につきましては、これまで高い充足率を維持しており、特段課題はございませんが、一斉改選時などでは新たな担い手の確保が難しい場合がございます。 259 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 260 ◯ 6番(鈴木 誠君) 先ほど(2)で、高齢化についての課題提起、そして今度、一斉改選で70歳のボリュームゾーンが抜けますよというお話をさせていただきましたが、新たな担い手の確保、特に各地域内の各所に均等に、できるだけ若い方が配置されるのが望ましいという声も聞きました。そもそもの引き受け手がいないことに起因して、担い手確保は厳しいというのが現場の実情でございます。退任したくても、後任が見つからずと嘆く声があるわけでございますが、市として担い手募集に向けてどのような努力や対応をされているのか、お伺いいたします。 261 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 262 ◯ 福祉部長(山田 弘君) 担い手の確保につきましては、民生・児童委員や自治会などに御協力いただき、推薦いただいた候補者に対し、市では民生・児童委員の役割や活動などについての御説明を行い、御理解をいただいております。また、民生児童委員協議会会長や地域の民生・児童委員とともに、活動の不安や負担の軽減になるような支援などについてお伝えしており、民生・児童委員になっても活動がしやすいような体制の整備を行っているところでございます。 263 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 264 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今、体制整備をしていただいているということを確認できました。次の一斉改選のときにどのような状況になるかも見極めながらいきたいと思いますが、やはりこうしたものは受け入れてくれる方がなかなか希有です。消防団の団員募集などでも同じなんですけれども、急速な市街化と人口流入、人口増加に対して、そういった担い手が見合っていないというのも実情かと思います。これは民生・児童委員に限らず、市全体の問題として、また取り上げさせていただきたいと思います。  大項目3に移ります。稲城第二中学校校舎改修工事についてです。  長年にわたり同件を取り上げ続け、ついに本年度には稲城第二中学校屋上防水・外壁改修の工事設計が行われているところでございますが、(1)、どのような方針、内容で工事設計の構想をされているのか。本年度は調査設計段階ですが、今後のスケジュールはどのようにされるのか、お伺いいたします。 265 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 266 ◯ 教育部長佐藤知子君) 工事設計の構想につきましては、稲城第二中学校校舎の屋上防水及び外壁の経年劣化が進んでいることから、生徒が安全に学ぶ環境を確保するため、施設の機能維持・保全を目的とした設計を行っております。  今後のスケジュールにつきましては、稲城第二中学校屋上防水及び外壁改修工事設計委託の委託期間は本年12月23日までとなっております。 267 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 268 ◯ 6番(鈴木 誠君) 本年の12月23日まで設計委託がされているということでございますが、令和4年度末ではなく、令和4年末と、残り時間がもう3か月ぐらいしかないということが分かりました。現時点での設計について、進捗状況はどの程度なのか、まだ修正は効く段階であるのか、お伺いいたします。 269 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 270 ◯ 教育部長佐藤知子君) 設計委託の進捗状況につきましては、校舎の劣化状況の確認を実施し、現在、外壁の補修方法や屋上防水の施工方法について検討を行っている段階であり、検討の中で必要が生じた場合には、設計内容の変更等に随時対応してまいります。 271 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 272 ◯ 6番(鈴木 誠君) (2)、本年度は調査設計段階でありますが、今後の工事スケジュールはどのようにされるつもりであるのか、お伺いいたします。 273 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 274 ◯ 教育部長佐藤知子君) 今後の工事スケジュールにつきましては、稲城第二中学校屋上防水及び外壁改修工事に係る予算を令和5年度当初予算に計上し、令和5年度中の完了を目指してまいります。 275 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 276 ◯ 6番(鈴木 誠君) 工事につきましては、令和5年度中の完了を目指すということでございます。外壁改修についてはどのような内容が想定されているのか、校舎、体育館、避難階段等の躯体のみとなるものか、同中学校敷地内の外構や附属設備にも及ぶものであるのか、お伺いいたします。 277 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 278 ◯ 教育部長佐藤知子君) 外壁改修につきましては、校舎及びプール附属建物について、劣化部を補修し、塗装する改修内容としており、校舎に付随する避難階段及び正門は改修の対象となっておりますが、その他の外構、附属設備及び体育館は改修の対象外となっております。 279 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 280 ◯ 6番(鈴木 誠君) 生徒・保護者らの声を聞く限り、校舎には相当のがたがきている。今回、屋上防水をやるというのも、そもそも雨漏りしているというところから端を発しているわけでありますが、校舎から校庭へ下りる階段付近も、地面等も含めて補修が必要な状況であります。本来であれば建て替えあるいは大規模修繕が望まれる中にあって、今回は塗り替えという判断をしてきているわけですが、体育館や附属構造物全般にわたって同じタイミングで更新をかけるべきかと思いますが、いかがでしょうか。 281 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 282 ◯ 教育部長佐藤知子君) 本工事につきましては、校舎及びプール附属建物の劣化状況に対応するために実施するものであり、今回対象外となっている体育館等につきましては、個々の劣化状況を見極めつつ、改修については、義務教育施設の整備状況全体の優先順位並びに財政状況を見ながら検討してまいります。 283 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 284 ◯ 6番(鈴木 誠君) (3)に移ります。財政状況というのはどうしても仕方のないことであると思いますけれども、そうではなくて、お金をかけなくてもできることとして、ヒアリングというものがあります。学校側、生徒側、PTA側、それぞれからのヒアリングの状況についてお伺いいたします。 285 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 286 ◯ 教育部長佐藤知子君) 学校側、生徒側、PTA側、それぞれからのヒアリング状況につきましては、生徒及びPTAに対する個別のヒアリングは実施しておりませんが、現在実施している設計において、学校との意見交換、情報共有をしていく中で把握に努めてまいります。 287 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 288 ◯ 6番(鈴木 誠君) もちろん、現在ヒアリングをしている相手が学校側であると、これは正しい一つのやり方だと思っておりますが、肝腎な利用者である生徒・保護者側が納得するような工事とならなければ、本来であれば、みんなが「塗り替わってきれいになってうれしい」というところに、場合によっては「何であの声とかをせめて聞いてはくれなかったのか」みたいな話になってしまうと、せっかくいい話にちょっと悪い面が出てくるかもしれないと懸念しております。ぜひとも、学校側を通じてでも、利用者側の目線もきちんと聞く姿勢をお示しいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 289 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 290 ◯ 教育部長佐藤知子君) 生徒及び保護者からの意見聴取につきましては、本工事が建物外壁及び屋上防水の劣化状況に対応した改修工事であり、建物の利用に直接影響する内容ではないことから、個別には実施しておりません。生徒・保護者からの御意見につきましては、繰り返しになりますが、学校との意見交換、情報共有をしていく中で把握に努めてまいります。 291 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 292 ◯ 6番(鈴木 誠君) 直接影響しないという物理的な意味ではそうかもしれませんけれども、心理・精神的な面では十二分に強く影響すると考えます。保護者・生徒あるいは一部の先生方の苦言も漏れ聞く中では、「同じ多3・4・17号線の延長にある第六中学校との格差は何なのだ」という声をほとんど毎月のようにいろいろな方からぶつけられるわけでございます。要望の改修をすぐにやる、やらないという話ではなく、こうした機会に、校舎としてどんな問題が起きているのかを聞いた上で、検討して、駄目なら駄目という理由を提示する。ではそれが将来どんなタイミングなら可能であるかなどの説明をきちんとしてあげるということが、行政・政治の役割だと考えます。このたびの改修、塗り替えの機会で私がこうして言えるチャンスはもう今回が最後だと思いますので、強く申し上げますが、実現させる、させないは別という前提の上ででもいいので、ぜひとも生徒・保護者の意見を吸い上げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 293 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 294 ◯ 教育部長佐藤知子君) 稲城第二中学校校舎の改修をはじめ、学校に関する保護者からの御意見・御要望につきましては、稲城市立学校PTA連合会を通じて予算要望の形で毎年度いただいており、その都度、市の考え方について回答してきております。小中学校施設の改修につきましては、繰り返しになりますが、個々の劣化状況を見極めつつ、義務教育施設の整備状況全体の優先順位並びに財政状況を見ながら検討してまいります。 295 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 296 ◯ 6番(鈴木 誠君) ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。  大きな項目4番に移ります。南山地域の自治会、自主防災組織の結成について。  南山東部土地区画整理事業は、平成18年に事業認可がされ、長い月日を経て平成27年には南山小学校が開校し、PTAではないもののサポートチームも結成されております。その後も同地域の入居者数はだんだんと増えてきているわけでありますが、(1)、これまでのニュータウン地域における自治会、自主防災組織の結成について、過去には向陽台、長峰、若葉台と新たなニュータウン地域に設立されてきた稲城市でございますが、1)、当該3地域の自治会や自主防災組織は、まちびらきからどれくらいの時期を経て結成されているのか、お伺いいたします。 297 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 298 ◯ 総務部長(石田昭男君) 御質問の各地区の自治会の設立時期につきましては、昭和63年にまちびらきした向陽台地区では2年後の平成2年に、平成7年にまちびらきした長峰地区では2年後の平成9年に、平成11年にまちびらきした若葉台地区では翌年の平成12年にそれぞれ最初の自治会が設立されております。 299 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 300 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 自主防災組織の結成時期につきましては、昭和63年にまちびらきした向陽台地区では7年後の平成7年に、平成7年にまちびらきした長峰地区では3年後の平成10年に、平成11年にまちびらきをした若葉台地区では2年後の平成13年に結成されております。 301 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 302 ◯ 6番(鈴木 誠君) おおむねまちびらき後の1~2年後には自治会が設立され、さらにその後数年内に自主防災組織が結成されているというのが、稲城市としての前例であるということが分かりました。ここで確認したいのが、まちびらきというのは果たしてどのタイミングを指すのかということであります。例えば、埼玉の越谷レイクタウンであれば、土地区画整理事業の終幕と言える換地処分公告が行われたのは平成26年11月ですが、平成26年4月にはまちびらきが行われているわけであります。稲城南山東部土地区画整理事業は、施行期間が平成18年から令和6年度までと計画されてきているわけでありますが、令和6年といったらもう目と鼻の先であります。商業施設も建ち、南山小学校の生徒数も増加の一途。もうまちびらきという状態ではないのかという感もありますが、市としての認識を伺います。 303 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 304 ◯ 総務部長(石田昭男君) まちびらきにつきましては、これまでの市内のニュータウン地区では、入居開始年に新たな町名でのまちびらきとしてセレモニーが行われた経緯がございます。南山地区については、既存の矢野口・東長沼・百村に属しており、新たなまちとしてセレモニーは行われておりませんが、住民の入居が進んでおり、既に住民の社会経済活動や地域活動は行われていると認識しております。 305 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 306 ◯ 6番(鈴木 誠君) まちびらきと明言はされておりませんが、それに近い状況であるということが確認できました。すると、今後、近く数年内には自治会が立ち上がるだろうというのがこれまでの市内の前例から読み取れますが、2)、それらはどのような経緯で立ち上げていただいているものであるのか、お伺いいたします。 307 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 308 ◯ 総務部長(石田昭男君) 自治会設立の経緯につきましては、それぞれの地区に入居された方々が、当該地区の居住環境・生活環境をより充実させ、住みよいまちにするため、相互協力をするとともに、住民相互の親睦を図るなどを目的に設立されたと伺っております。 309 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 310 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 自主防災組織結成の経緯につきましては、全国各地で発生している大規模災害の教訓により、地域住民自らが災害時の共助の取組を推進するため、結成されているものでございます。 311 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 312 ◯ 6番(鈴木 誠君) 地方自治法上、自治会等の地縁による団体はいわゆる権利なき社団に該当するわけでございますが、近年では上平尾ひなた自治会等が新たに立ち上げられております。開発ディベロッパー側がその立ち上げを後押ししてくれる場合もありますが、地縁による団体が法人格を得るためには、最終的に市長認可が必要となるわけでございます。立ち上げたいと思った後の規約案の作成や、議決に向けた動き、申請書類の作成・提出など、稲城市ではどのようなサポートができるか、お伺いいたします。 313 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 314 ◯ 総務部長(石田昭男君) 現在のところ、自治会及び認可地縁団体の設立に関する御相談はございません。一方、今後、設立を希望する方々から御相談があった場合には、積極的に情報提供を行うとともに、適切な助言等により支援に努めてまいりたいと考えております。 315 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 316 ◯ 6番(鈴木 誠君) (2)、南山地域の現状についてです。昨年10月から計3回の稲城市住所整理地区市民検討会が開催され、今年に入ってからは住所整理ニュースも2度配布。当該地域の住民の方々からは自治会や自主防災組織の立ち上げの声もありまして、私もそれを直接伺っているところでございます。1)、大丸・百村・東長沼・矢野口・押立が住所整理対象区域に指定されておりますが、現在までに開催されている市民検討会ではどのような声があるのか、お伺いいたします。 317 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 318 ◯ 都市建設部長(小澤一浩君) 稲城市住所整理基本方針では、都市基盤整備の進捗状況などを踏まえ、実施候補地区を選定するとともに、その地区の住民や事業所で構成する稲城市住所整理地区市民検討会を設立し、町区域等を検討することとしております。この方針に基づき、現在、南山東部土地区画整理事業では、換地処分が近づいていることから、土地区画整理区域を構成する矢野口・東長沼・百村の3地区の住民等による稲城市住所整理地区市民検討会(矢野口・東長沼・百村京王線以南地区)を設置し、この区域に適切な住所整理の方法などの検討をお願いしております。これまでの検討会では、住所整理に向けて、それぞれのお住まいの地区における課題や意見等をいただいております。なお、大丸・押立地区では、現時点において稲城市住所整理地区市民検討会の設置には至っておりません。 319 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 320 ◯ 6番(鈴木 誠君) 指定されている5地区のうち、大丸と押立の2地区ではまだ動きはないが、矢野口・東長沼・百村の3地区については、京王線以南と明確に現南山近辺を指して検討されているとのことです。ここで、京王線以北については先々にやることとするのか、また一番重要な点である南山近辺としてのまとまりを持つための名称変更について、どのような意見が出ているのか、お伺いいたします。 321 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 322 ◯ 都市建設部長(小澤一浩君) 現在、稲城市住所整理地区市民検討会(矢野口・東長沼・百村京王線以南地区)では、住所整理に当たり、それぞれの地区より多様な意見等をいただいていることから、今後、住民アンケートを実施する予定としており、このアンケート結果等を踏まえ、検討会としての住所整理の考えをまとめることとしております。  また、御質問の京王線以北における住所整理の検討につきましては、基本的には、さきにお答えしたとおり、稲城市住所整理基本方針に基づき、都市基盤整備の進捗状況などを踏まえ、今後検討してまいりたいと考えております。 323 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 324 ◯ 6番(鈴木 誠君) 同地域というのは、東長沼の方々にとっては南山、矢野口の方々にとっては西山、百村にとっては東山で、我々平尾から見たら北山なんでけれども、このように、いろいろな考え方があるかと思います。それらの住所整理の考え方がまとまって方針が決定され、実際に新町名となることが告示されるというのはいつ頃であろうとの見通しか、お伺いいたします。 325 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 326 ◯ 都市建設部長(小澤一浩君) 町区域の変更等の告示につきましては、南山東部土地区画整理事業の換地処分に併せて手続を進めていく予定でございます。 327 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 328 ◯ 6番(鈴木 誠君) 2)に移ります。市として南山地域における自治会設立の必要性についてどのように考えているのか、お伺いいたします。 329 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 330 ◯ 総務部長(石田昭男君) 既存の矢野口・東長沼・百村自治会がございますので、既存の自治会に御加入いただくか、新規に自治会を設立するかにつきましては、地域の方々の意思によるものと考えております。 331 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 332 ◯ 6番(鈴木 誠君) 御答弁のとおり、既存の自治会に入ることもできるのが現状であります。もし既存自治会に入った場合、その後に南山近辺に新地名地番が設定され、自治会が立ち上がった場合には、これら既存3自治会については、その規約内における範囲変更が迫られることになります。そうなると、各自治会では総会等にて規約変更の決議が必要になり、さらには市長への届出が必要となりますが、そうしたことへの助言はされているのか。また、自治会設立の必要性は、地域の方々の意思によるというのはもっともなことでありますが、市として市政運営における自治会の立ち位置、期待していることは何であるのか、改めて伺います。 333 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 334 ◯ 総務部長(石田昭男君) 南山地区で新たな自治会設立に関する具体的な情報がない中で、現在のところ、既存3自治会からの御相談はございません。なお、今後御相談があった場合には、適切に対応いたします。  また、自治会に期待することなどにつきましては、地域の課題解決や魅力的なまちづくりに向け、防災、防犯、環境保全、子供や高齢者の見守り等、様々な分野における自主的な活動を行っていただくことでございます。 335 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 336 ◯ 6番(鈴木 誠君) では、新自治会設立の話が上がった際には、矢野口・東長沼・百村の3自治会に同意を取り付けるといったところのアドバイス、適宜対応をお願いしたいと思います。  3)に移ります。こちらも同地域の住民の方からお声をいただいているのですが、自主防災組織が立ち上げられる前でも、防災・備蓄倉庫等の設置要望は可能であるのか、お伺いいたします。 337 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 338 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 自主防災組織結成前の防災備蓄倉庫などの設置要望につきましては、まずは自治会等が組織され、自主防災組織が結成された後に、稲城市自主防災組織育成指導要綱に基づき、防災倉庫を貸与することとしております。 339 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 340 ◯ 6番(鈴木 誠君) 防災備蓄倉庫につきましては、自治会が組織された上で、さらに自主防災組織が立ち上がってからであるという順序が確認できました。  4)、(仮称)南山ボランティアの会を立ち上げようという前向きな声も出ている中、大字としては3つにまたがる南山地域でございますが、住所整理前であっても地域として自治会・自主防災組織等の市から支援を受けられる組織を立ち上げること自体は可能であるのか、お伺いいたします。 341 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 342 ◯ 総務部長(石田昭男君) 自治会は任意の団体であるため、住所整理前であってもいつでも、地域住民の方々の合意の下、設立することは可能であり、市に設立の通知を御提出いただければ、既存の自治会と同様の支援を受けることが可能でございます。  また、自主防災組織は、自治会の設立が結成の要件となります。 343 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 344 ◯ 6番(鈴木 誠君) 任意団体ゆえ、住所整理完了前、つまりは南山なる大字がなかったとしても、その地域のまとまりとして南山自治会を結成することは可能との御答弁であります。  先ほど項目2)で、同地域にまたがる矢野口・東長沼・百村の既存3自治会について言及させていただきましたが、そうした既存団体にとっては分割とも割譲とも言えるような新規に独立するような形を快く進められるようにしたいところであります。同じような状況の前例として、向陽台地区は大丸と百村の2自治会に、あと坂浜の一部もたしか入っていましたか、分割してできたという前例もございます。そうした前例に立って、市としてはどのような設立支援ができるのか、お伺いいたします。 345 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。
    346 ◯ 総務部長(石田昭男君) 自治会の設立に関する支援につきましては、さきにお答えしたとおり、設立を希望する方々から御相談があった場合には、積極的に情報提供を行うとともに、適切な助言等により行ってまいりたいと考えております。 347 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 348 ◯ 6番(鈴木 誠君) 先ほどの2)にも重複いたしますが、設立希望の相談は近年上がってくるものであると思われます。適切な御対応をよろしくお願いいたします。  最後の大項目5に移ります。コロナ禍からの市内各種行事復活についてです。  令和2年4月7日に初の緊急事態宣言が発令されて以来、早くも2年半近くに及ぼうとしております。我々大人自身も会合や遊興娯楽に制限を受けているわけではありますが、特に成長過程で重要な青少年の育成事業ができず、場合によっては、物心ついて以降、お祭りや旅行等を経験したことがない子供が出始めてしまっているとの話も聞きます。  (1)、これまでの対応結果について。緊急事態宣言やまん延防止措置等で致し方ない面もあったと思いますが、1)、令和2年度以降、主な市主催行事で中止または縮小・変更したものは何があるか、お伺いいたします。 349 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 350 ◯ 総務部長(石田昭男君) 新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い、令和2年度以降に中止した市主催の事業についてでございますが、初めに令和2年度につきましては、稲城市消防団消防操法審査会、市民水泳大会、敬老会、稲城市民体育大会及び稲城市消防出初式などでございます。次に令和3年度につきましては、市民水泳大会などでございます。 351 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 352 ◯ 6番(鈴木 誠君) 2)、中止・縮小・変更など、今言っていただいたような内容に対して、市民の反応はどうであったのか、お伺いいたします。 353 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 354 ◯ 総務部長(石田昭男君) 市主催行事が中止となったこと等に対する市民の反応につきましては、コロナ禍1年目の令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症を警戒する方が多く、中止しろといった意見がほとんどでございました。一方、コロナ禍2年目の令和3年度につきましては、ワクチン接種の開始により警戒心も薄れてきたことから、中止を残念がる声も聞かれる状況でございました。 355 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 356 ◯ 6番(鈴木 誠君) 御答弁のとおり、コロナ禍の1年目というのは、本当に未知の恐怖のウイルスであるということで、心理的にも強いパンデミック作用があったと思いますが、2年目以降は、正しく恐れるという、よい意味で、ある程度の慣れも出てきたのかと思います。そして3年目ともなる令和4年度は、より前向きな動きが多々見られておりますが、今年度では中止・縮小したりした事例はあるのか、またそれに対する市民の意見はどうか、お伺いいたします。 357 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 358 ◯ 総務部長(石田昭男君) 主な市主催事業で令和4年度に中止・縮小した事例につきましては、現在のところございません。 359 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 360 ◯ 6番(鈴木 誠君) (2)に移ります。今後の対応方針について。本年5月のゴールデンウイークでは「稲城手づくり市民まつり2022」が関係各位の英断と努力によって挙行され、私自身も青年会議所の一員として片隅で参画させていただき、こうした状況下でも行事ができるという大変よい前例になったかと思いますが、1)、本年度内、まだ市民まつりや成人式等の大きな行事が幾つか残されていますが、現時点での開催可否、方法等はどのように考えているのか、お伺いいたします。 361 ◯ 議長(渡辺 力君) 産業文化スポーツ部長。 362 ◯ 産業文化スポーツ部長(大塚広満君) 令和4年度の「Iのまちいなぎ市民まつり」の開催可否につきましては、市民から成る第21回Iのまちいなぎ市民まつり実行委員会で決定してまいりますが、現時点では、実施する方向で準備を進めていると伺っております。また、方法等につきましては、屋外テント数の削減、歩きながらの飲食禁止のほか、手指消毒、屋内施設での検温、換気の徹底等、感染対策を行った上での開催に向けて準備を進めていると伺っております。 363 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 364 ◯ 教育部長佐藤知子君) 成人式につきましては、名称を「二十歳の式典」に変更し、現在、開催に向け準備を進めているところでございます。開催方法等につきましては、式典を2部制にするなど、感染防止対策に十分配慮しながら、思い出に残る式典となるよう、実行委員を中心に検討を進めているところでございます。 365 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 366 ◯ 6番(鈴木 誠君) 大きなイベントである市民まつりも、そして成人式も、やるという方向で行っているというので、非常に心強く思います。  2)、この3年で伝統文化の継承、人々の絆には大きなダメージが与えられております。「ウイズコロナの姿勢で復活させよう」と各地域に再度てこ入れをする必要があると思いますが、市としてどのようなことが可能か、お伺いいたします。 367 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 368 ◯ 総務部長(石田昭男君) 地域における行事につきましては、主催者の判断により実施されるものでございます。市としましては、国や都からは現在、行事の中止等の要請がないこと、及び行事等を実施する際には基本的な感染対策を講じることについて、改めて周知してまいりたいと考えております。また、ワクチン接種により感染や重症化リスクが低減されることや、個人個人が基本的な感染対策を徹底することで感染拡大を抑止できる旨についても周知してまいりたいと考えております。 369 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 370 ◯ 6番(鈴木 誠君) 私ごとでもあるのですけれども、昨年、医学博士で日本感染症学会指導医、専門医で、新型コロナウイルス感染症の専門家でもある水野泰孝グローバルヘルスケアクリニック院長先生を稲城へ招聘いたしまして、どうやったら市民が行事を再開できるのかといった話をさせていただきました。それによって、オペラや、いろいろな会の方々が、そういうやり方ならできるんだということで、昨年度からだんだんと、やれることをやろうということで復活してきました。これは私自身もすごく、みんなの意識が変われば、やれるものはやれるんだというのを知るきっかけになったところでございます。また、この夏行われました東長沼地区・平尾地区での子供向け夏祭りにも主催者側として関わりましたが、大変多くの市民がこうした行事を待ち望んでいるということを、大勢でごった返すところを見て、肌身をもって実感したところであります。  御答弁のとおり、感染症対策をしっかり周知すること、これはまだ必要であると思いますが、主催者判断はなかなか踏ん切りがつかなかったり、また多くの地域における盆踊りが来年催行されることを考えると、実に4年ぶりとなり、そのノウハウ、特に気力の部分で、失われてしまっていることも懸念されます。数年度だけの短期・単発でもいいので、川崎市でございますけれども、隣町で成立したような町内自治会活動応援補助金という形でなくても、コロナ禍から復活行事を市としても補助するという形で、多少なりとも行事の復活に向けた動機になる心づけがあると、前線の人たちは、稲城市としては地域のことを考えてくれているんだなという気持ちになると思います。手段は今述べたものに限りませんが、感染症拡大に注意を促す消極的な施策だけではなく、注意をした上で、復活させていこう、復活させていいんだよという積極的な施策をこうした暗い世の中だからこそみんなが求めていると思いますが、市の見解を伺います。 371 ◯ 議長(渡辺 力君) 総務部長。 372 ◯ 総務部長(石田昭男君) 地域における行事が中止されたことにつきましては、資金的な問題ではなく、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑みた上での主催者の判断によるものと認識しております。繰り返しになりますが、地域における行事は主催者の判断により実施されるものでございますので、行事等を実施する際には、基本的な感染対策を講じること等について、引き続き周知してまいりたいと考えております。  なお、「Iのまちいなぎ市民まつり」開催に向け準備されているということでございますけれども、実施された場合には、稲城市の大きなイベントとしまして、多くの方々に楽しんでいただけるためにも、市としても役割を果たしてまいりたいと考えております。 373 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 374 ◯ 6番(鈴木 誠君) ありがとうございます。まさにおっしゃるとおりで、台風だけがちょっと心配なところではありますけれども、今回、市民まつりがしっかりと飲食テントなども出しながら開催することができれば、稲城市全体として、こういうイベントをもうやっても大丈夫なんだという心づけになるかと思います。ぜひとも、市民まつりがしっかりと開催され、各種の行事復活の起爆剤になっていくことを願っているところでございます。  以上で起風会、鈴木誠の一般質問を終わります。ありがとうございました。 375 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、6番、鈴木誠君の一般質問は終わりました。  以上で、一般質問を終わります。   ───────────────────────────────────────── 376 ◯ 議長(渡辺 力君) お諮りいたします。委員会審査等のため、9月13日から9月28日までの16日間休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 377 ◯ 議長(渡辺 力君) 御異議なしと認めます。よって9月13日から9月28日までの16日間休会とすることに決定いたしました。   ───────────────────────────────────────── 378 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                                午前11時30分 散会 Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...