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令和4年予算特別委員会福祉文教分科会 本文 開催日: 2022-03-16
令和4年予算特別委員会福祉文教分科会 名簿 開催日: 2022-03-16

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  1. 稲城市議会 2022-03-16
    令和4年予算特別委員会福祉文教分科会 本文 開催日: 2022-03-16


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時27分 開議 ◯ 鈴木分科会主査 おはようございます。本日は長丁場になるかもしれませんけれども、最後までお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、ただいまから予算特別委員会福祉文教分科会を開催いたします。  初めに、日程1、第16号議案 令和4年度東京都稲城市病院事業会計予算を議題といたします。  質疑の方法については、一問一答方式で、再質疑は2回までとなっております。質疑の際は、着座で予算書名・ページ数・費目を言い、簡明にするようお願いいたします。また、先ほど事務局から説明がありましたとおり、マイクのつき消しを御自分できちんとやっていただきますようによろしくお願いいたします。  それでは、早速ですが、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手を願います。つのじ分科員。 2 ◯ つのじ分科員 おはようございます。看護部長にお伺いをしたいと思います。  病院事業予算書の12ページ、13ページのところの3の給料及び職員手当の状況の(ウ)の級別職員数の表によると、令和3年12月1日現在の表から、前年より4名減ですが、192名ということで、多くの看護師の方々が市立病院で御活躍されていることが分かりました。  そこで、今回の令和4年度の予算特別委員会審議において、松崎病院事業管理者は、令和4年度の市立病院の運営方針をお話しくださいましたので、看護部におかれましては、この方針に沿って引き続き御活躍されることが期待されておるんですけれども、看護部としての活動についてお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 3 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院看護部長。 4 ◯ 堤崎市立病院看護部長 おはようございます。令和4年度の看護部の活動についてでございますが、改めまして、当院の令和4年度の運営方針であります病院運営体制に関しましてです。1つは人材育成、2つ目が病院運営、ウイズコロナ、3つ目が5年後の病院像を職員と共有すると定めております。とりわけ人材育成におきましては、看護部の看護の専門性の向上と診療報酬上の加算要求取得、そして、医師の働き方改革におけるタスクシフト、これは医師の仕事の一部を看護師など他の職種に任せるということを申しますが、これに対応していくために認定看護師、特定看護師の増員を図るべく養成を進めてまいります。 5 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 6 ◯ つのじ分科員 いつも本当に感謝しております。市立病院で寄り添っていただいて、丁寧な対応に本当に感謝しております。  そこで、特定看護師は、医師の指示を待たなくても手順書を確認しながら、一定の医療行為、また特定行為、その処置ができる看護師さんで、認定看護師は、救急看護、透析看護、また皮膚とか、排せつケア、緩和ケアなど、特定の看護分野において熟練した看護技術であると、知識を用いて水準の高い看護が実践できる看護師さんであると、過去の質問とか応答から認識しているところなんですけれども、看護の専門性の向上、有利な診療報酬の獲得とか、医師の働き方改革におけるタスクシフト、これらに対応していく認定看護師等の養成などなど、大きく期待しているところなんですけれども、では、運営体制で、ウイズコロナの病院運営の看護部としての対応はどのようなことを考えているのかということをお聞かせ願います。 7 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院看護部長。 8 ◯ 堤崎市立病院看護部長 ウイズコロナの病院運営の看護部の対応といたしましては、長期的に対応するべく、コロナ対応スタッフの継続的な育成と持続可能な看護体制を維持してまいります。特に第6波におきましては、コロナ陽性の妊婦や発熱した妊婦が、かかりつけ医から診療を断られるといった報道がございました。  当院の産婦人科医師と助産師は、当院に受診歴がない妊婦におきましても、市民である妊婦は全て受け入れるということ、さらに産科救急におきましては、制約なく受け入れようという方針がございます。  また、コロナ陽性妊婦の受入れに関しましては、特に分娩には感染予防上の細心の管理が必要でありますので、施設の充実も含めまして、安心して出産に臨めるよう体制の充実を図ってまいります。 9 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 10 ◯ つのじ分科員 ありがとうございます。大変心強い答弁をいただきました。昨年8月に新型コロナウイルスに感染した千葉県の方なんですけど、自宅で療養した妊婦が産気づいたため、関係機関に相談したものの、入院先が見つからず、やむなく自宅で出産し、赤ちゃんが亡くなってしまったという痛ましい事案があったと思います。こういうことが二度と起きないようにしてほしいということなんですけれども、市立病院では体制の充実を図りながら、長期にわたるコロナ対応にも継続的な育成により体制を維持していただけるものと理解しております。
     また、このほかに看護部でも取り組まれようとされている新たな試みなどがございましたら、可能な限りで構わないので、お聞かせ願いたいと思います。 11 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院看護部長。 12 ◯ 堤崎市立病院看護部長 令和4年度に看護部で取り組むことを予定しております事業といたしまして、現時点、性や思春期の悩みに関する相談窓口の開設がございます。主に若者が自分の性や身体、健康について気軽に相談でき、正しい情報が得られる場を提供することを狙いとしております。専門教育を受けました思春期保健相談士、性教育認定講師、性暴力被害者支援看護師等の資格を有する助産師を中心といたしまして、当院の助産師、また看護師によって、LINEであったりメールなどで気軽に相談を受けられる仕組みを、まず試行的に行うことを現在想定して取り組んでまいります。 13 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 14 ◯ いそむら分科員 予算書25ページ、周産期医療についてお伺いをいたします。今、つのじ委員からも御質問がありましたが、周産期医療は不採算医療ではありますが、今後さらに少子化が進むことにより出産入院が減少することで経営にはどのような影響があるのか、まず確認をしたいと思います。 15 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院医事課長。 16 ◯ 加藤市立病院医事課長 今後、少子化により出産入院が減少することでの経営への影響につきましては、医業収益が減少し、経営に影響があるものと認識しております。 17 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 18 ◯ いそむら分科員 出産入院の減少により医業収益も減少し、経営にも影響があることが分かりました。その上で第四次稲城市立病院改革プランにおいても、周産期医療の充実を掲げていらっしゃいますが、多摩地区の脆弱な周産期体制の一翼として、今後は周産期協力医療機関の指定を検討し、診療体制の充実を図るとしております。  再質疑ですが、令和4年度の具体的な取組について伺いたいと思います。 19 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院医事課長。 20 ◯ 加藤市立病院医事課長 周産期医療の充実に係る令和4年度の具体的な取組につきまして、当院は地域の中核病院として、地域の周産期医療体制の一翼を担うために、まずは夜間、休日の救急産婦人科外来を継続し、地域の安心に応えてまいります。  また、出産入院をされる利用者の多様なニーズにつきまして、当院では総合病院として正常妊娠はもちろん、合併症妊娠も他の診療科と連携しまして、可能な限り受け入れるようにしておりますので、その特色を生かしてニーズに応えてまいります。 21 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 22 ◯ いそむら分科員 少子化であるからこそ様々なニーズやよりよいサービスを求める方もいらっしゃると思いますし、今後、不妊治療の保険適用が拡大となり、妊娠に関する悩みや様々な妊娠、出産も増加することも考えられるかと思いますので、市立病院の特色を生かした取組を引き続きよろしくお願いいたします。意見です。 23 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 24 ◯ 坂田分科員 それでは、病院事業会計予算書の24ページ、1の病院事業収益が令和3年度と比較しまして、3億6,416万6,000円増えておりまして、79億7,895万7,000円となっております。これは医業外収益、特に26ページの都補助金の10億2,166万8,000円を減額して、医業収益を13億8,280万6,000円増となる積極予算となっていると思います。  病院事業管理者であります院長は先日の総括質疑の中で、このような積極予算を推進していくための令和4年度の市立病院の運営方針をお話ししていただきました。このウイズコロナを見据えて、引き続き市立病院の理念である信頼とぬくもりのある医療を提供いただけるといったことでありました。その運営方針を進めていく具体策など、もしお話しいただけることがありましたら、お願いしたいと思います。 25 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院事業管理者。 26 ◯ 松崎市立病院事業管理者 お答えいたします。現在、第8次稲城市医療計画が策定中であります。2024年度から第8次稲城市医療計画がスタートいたしますが、現在、公立病院や民間病院を対象に医療提供体制の見直しや再検証が進んでいます。また、2040年を見据えた医療提供体制が議論されているところです。  稲城市立病院が稲城市民の方に急性期医療を継続して提供するためには、2022年度、23年度の診療実績が極めて重要になります。特に2022年度の診療実績がキーになると考えております。2022年度は急性期病院としての医療実績をしっかりと残さなければなりません。私はコロナと共存するウイズコロナの視点で病院を経営いたします。昨年、感染病棟の一部に陰圧室を設置いたしました。新型コロナ感染症以外の病気で当院に入院しましても、安全で安心な入院治療を受けられるように対応いたします。  2020年、21年度は、新型コロナ感染症により入院患者や救急搬送患者が大幅に減少いたしました。入院患者数や外来患者数を増加させるには、市内の医療施設と連携を密にして紹介患者を増やすことが重要です。また、救急患者を積極的に受け入れるとともに高度な医療を提供することも大切です。  地域連携に関しましては、地域医療支援センターを設置しまして、顔の見える連携をつくってまいります。  高度医療の提供に関しましては、消化器センターや腎センターを設置して対応いたします。  救急診療に関しましては、聖マリアンナ医科大学より総合内科医師、救急医師の派遣を依頼しまして、診療依頼を断らずに受け入れます。  高齢化により医療ニーズは変化を続けます。昨年、稲城市医療計画が策定されました。2040年の稲城市医療需要に対応できるように今後も診療体制の改革を進める所存です。 27 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 28 ◯ 坂田分科員 御答弁ありがとうございます。今、御答弁いただきましたそれらの方策を進めていくための病院の体制などについて、何かお考えがありましたら、今お話しできる範囲で結構ですので、お答えいただければと思います。 29 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院事業管理者。 30 ◯ 松崎市立病院事業管理者 先ほど医療ニーズに即した診療体制の改革を進めると申し上げました。医療以外にも患者さんが安心・安全に当院を御利用いただくために、医療安全管理部門、医療感染管理部門を設置いたしました。退院後も安心して生活できるように医療連携支援センターに在宅医療支援部門を設置して、地域包括ケアを円滑に進めてまいります。このような情報を住民の方に知っていただくことが重要と考えますので、病院情報を院外発信する部門を新たに設置します。  職員の労働環境の整備も必要です。働き方改革推進部門を設置して、医師に限らず職員の働き方改革を推進いたします。改革を進めるには人材確保が必要です。将来少子化による人口減少の影響で若い人材を確保することが困難になることが予想されます。若い人材が集まる魅力的な病院に当院がなることを願っています。そのために医療の質の向上、職員のキャリアパスの改善、勤務環境の整備を進めて人材の育成に力を入れてまいります。 31 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 32 ◯ 坂田分科員 本当にコロナ禍の中での病院運営というのは、大変な御苦労がおありになるかと思いますけれども、引き続き地域医療の中核病院として、ウイズコロナを見据えて市民の健康と命を守る砦として頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 33 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 34 ◯ 榎本分科員 それでは、病院事業会計27ページになります。都補助金についてお伺いいたします。  令和3年度予算は約16億1,400万円から令和4年度では約5億9,200万円と大幅に減額しております。新型コロナウイルス感染症の影響であると思いますが、まず、その要因についてお伺いいたします。 35 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院経営企画課長。 36 ◯ 森下市立病院経営企画課長 令和3年度までは、コロナ患者受入れに伴う病床確保や通常診療が制限されたことに伴い減収した財源は、東京都補助金等で補填されていましたが、令和4年度からはその多くは診療実績に伴う診療報酬へと切り替わる予定でございます。その分、予算措置としては減額をしております。 37 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 38 ◯ 榎本分科員 令和3年度はコロナ対応に尽力された部分が大きくて、損失した部分については東京都補助金等で補填されたということで理解しておりますが、令和4年度からはその多くは診療実績に伴う診療報酬へと切り替える予定であること、そのことから大幅に減額したということだと思います。  そこで、新型コロナウイルス感染症については、まだ予断を許さない状況もあるかと思いますが、新型コロナウイルス感染症補助金については、今回予算でどのように見込まれたのか、お伺いいたします。 39 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院経営企画課長。 40 ◯ 森下市立病院経営企画課長 国や都の令和4年度予算の動きを見ながら積算しておりますけれども、都の補助金の大部分は休床補償による補助金であるため、令和4年度も予算積算時点では、その部分は短期間ではありますけれども、継続するという見込みとして都の単価に当院の平均休床の数と日数を乗じて今般積算したものでございます。 41 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 42 ◯ 榎本分科員 ありがとうございます。都の補助金の大部分は休床補償であるということと、まずは第1四半期ということで、4月から6月までを現状と照らし合わせて予算積算されたということだと思います。  今、病院長からもありましたし、お話もされていたように、ゼロコロナではなくウイズコロナを見据えて市立病院としても診療に当たっていく、その強い決意が見える予算になっているのかと感じます。先行きが見えない部分もありますが、ワクチン接種の推進や治療方針の進化など、先を見据えた対応で病院経営に当たっていただければと思います。よろしくお願いいたします。 43 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 44 ◯ 川村分科員 おはようございます。予算書の7ページの部分で質問させていただきます。  先ほどつのじ委員からも医師の働き方改革について触れられておりましたが、対応が求められる中での令和4年度の予算ではどのようなことというか、事業がされるのか、そして予算計上されているのか伺えますか。 45 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院管理課長。 46 ◯ 平松市立病院管理課長 令和6年法施行の医師の働き方改革を進めるに当たり、その取組の一つといたしまして、医師が行っている業務を多職種でカバーすることにより、医師が医師にしかできない業務に専念しやすくし、業務時間の短縮につなげようというタスクシフト、タスクシェアの推進がございます。令和3年10月からは診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、救急救命士について法改正が行われ、業務範囲が広がりました。これらの業務を行うに当たっては、厚生労働大臣が指定する研修の受講が必要となることから、職員が負担する研修費用が課題となっております。  そこで、新たに資格取得等費用補助を行うことにより、職員の負担軽減を図るとともに、医師の働き方改革に対応してまいります。 47 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 48 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。医師の働き方改革を対応するに当たりまして、新たに多職種の資格取得などの費用の補助を行うという予定であることがよく分かりました。皆さんで協力するということがよく分かります。  それでは、令和4年度の予算におけます具体的な積算なんですが、どの部分なのか、そして、どれぐらいの費用の予算なのか教えてください。 49 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院管理課長。 50 ◯ 平松市立病院管理課長 多職種の資格取得等費用補助に関する積算根拠につきまして、御説明いたします。恐れ入りますが、予算書の32ページ及び33ページを御覧いただけますでしょうか。  32ページ、目6研究研修費、節5研究雑費におきまして、学会及び研修会参加負担金等として608万6,000円を計上しており、その中の300万円が資格取得等費用補助に要する経費となっております。 51 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 52 ◯ 川村分科員 今のお答えですと、300万円が予算計上されていると確認することができるんですが、それでは、その300万円の内訳とか補助に関する考え方などがありましたら教えてください。 53 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院管理課長。 54 ◯ 平松市立病院管理課長 300万円の内訳及び補助に関する考え方につきまして、お答えいたします。  初めに、考え方につきましては、稲城市病院事業企業職員の特定看護師等の資格取得等に要する費用の補助規程を定めることとし、その中で資格等の取得に必要な費用の2分の1以内を補助するものとしております。また、同規程におきまして、補助上限額は企業職員1人当たりの資格等ごとに100万円と定めております。これを受け、令和4年度予算における300万円の内訳といたしまして、補助上限額の3人分となります300万円を計上したところでございます。 55 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 56 ◯ つのじ分科員 予算書4ページ、5ページ、令和2年度、3年度と新型コロナ感染症で非常に経営困難な状況が続いたと思うんですね。榎本委員からもありましたけど、そのような中で令和4年度の病院事業の予算の特徴について伺いたいと思います。 57 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院経営企画課長。 58 ◯ 森下市立病院経営企画課長 なかなか新型コロナウイルス感染症が収束しない中で良好な病院経営を継続するには困難が伴います。しかし、必要な感染対策をしながら、本来業務でございます一般診療を強力に推進し、医師の増員等による診療体制を充実させ、病院経営の強化を図るような予算を今般編成してございます。  中でも令和4年度は、今後の医療需要等が高い消化器疾患に対応するため医師4名を増員し、内視鏡室の整備や病棟の再編等を計画するとともに、地域の診療所の先生方からの消化患者さんや、あるいは救急患者の積極的な受入れを行ってまいります。 59 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 60 ◯ つのじ分科員 本当に大変な中、御苦労されているということが分かりました。  令和3年度の当初予算と令和4年度の当初予算との増減額及びその主な理由について、詳しく伺いたいと思います。 61 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院経営企画課長。 62 ◯ 森下市立病院経営企画課長 収入につきましては、医業外収益であります補助金の減収分約10億2,000万円を先ほど申し上げました医療体制等の充実により、本来の業務でございます医業収益での増収分約13億8,000万円等でカバーをいたしまして、収益合計で約3億6,000万円を増収いたします。医業収益の主な内訳としましては、入院収益で約11億7,000万円、外来収益で約1億7,200万円などでございます。  一方、費用では、医師等の増により、給与費約1億1,000万円の支出増、収益の増に伴い投入する材料費等の約1億6,000万円の増、その他関連する諸経費等約1億円の増によりまして、支出合計で約3億6,000万円の増となり、収支均衡の予算でございます。 63 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 64 ◯ つのじ分科員 丁寧な説明ありがとうございます。市立病院の補助金確保においては、公明党はあらゆる対応を調査し、取りこぼしがないかチェックなど、ネットワーク制度を駆使して、国や東京都に対して動いてきた経緯があります。コロナで厳しい経営状況の中、本当に補助金でカバーができたと思っております。大変なコロナの状況の中、攻めの予算といいますか、本当に大変だと思います。  期待しているんですけど、確認だけさせてください。この予算自体が達成可能な目標であるか伺いたいと思います。すいません。 65 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院経営企画課長。 66 ◯ 森下市立病院経営企画課長 この予算自体が第四次稲城市立病院改革プランに基づく企業の経営目標を含むもので、私どもの病院経営はまさに令和2年度及び3年度の2か年は、新型コロナウイルス感染症に翻弄されてしまいました。しかし、コロナによる空床確保等に対する補助金等により一息ついたところはございます。コロナの特殊事情等を除き、総務省の言うところでは、特に病床利用率70%が3か年連続で切るようであれば、病院の再編統合の対象とするという考えもあるようでございます。  令和4年度は医師の増員とともに診療所からの紹介患者さん、あるいは救急患者の積極的な受入れを行います。また、4月からの診療報酬改定では、病院の外来機能の分化や急性期医療の病床評価、あるいは医師の働き方改革等への対応を大きく評価しております。当病院もこのようにかじを切らないと収益の減少を伴うことになります。  したがいまして、コロナはなくなることはございませんけれども、令和4年度においてもウイズコロナとして必要な感染対策、あるいは診療報酬への対応をしながら一般診療を回復させ、ぜひとも予算目標を達成したいと考えております。 67 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 68 ◯ いそむら分科員 病院事業予算書5ページの第10条に医事会計システムが掲載されております。  まずは基本的な質問ですが、医事会計システムについてどのようなものか伺いたいと思います。 69 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院医事課長。 70 ◯ 加藤市立病院医事課長 医事会計システムにつきましては、医療現場で行われた診療内容等を医師が電子カルテに入力し、実施した結果をもって医事会計システムで診療報酬額等を算定し、レセプト、診療報酬明細書ですけれども、これが作成されまして、請求を行うという流れになります。言うなれば、診療行為を正しくお金に変える仕組みでございます。 71 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 72 ◯ いそむら分科員 診療行為を正しくお金に変える仕組みの医事会計システムを令和4年度に導入される予定であることが分かりました。  再質疑ですが、令和4年度の予算に今回計上された理由について確認をさせてください。 73 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院医事課長。 74 ◯ 加藤市立病院医事課長 このたび令和4年度の予算に計上した理由につきましては、当該システムは通例償却期間が6年とされているところ、平成27年に導入以降、7年が経過するため、サーバーですとか、端末機器の経年劣化がございまして、ここで更新を行いたいと考えております。  また、令和3年度末に先行して導入しました自動精算機と連携させることで、診察後、計算受付を終えた患者の番号を自動で会計表示盤に表示できるようになるなど、会計待ち時間の解消にも併せて寄与できるものと考えているところです。 75 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 76 ◯ いそむら分科員 システムそのものの経年劣化と先行導入している自動精算機との連動をすることで、会計表示盤に表示できるようになるなど、待ち時間の解消にもつながることが分かりました。会計表示盤については、私も市民の方より、市立病院にもぜひ導入してほしいといったお声をいただいておりましたので、市民の利便性の向上も期待されるかと思います。  最後に、この医事会計システムの予算措置と予算額について確認をさせてください。 77 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院医事課長。 78 ◯ 加藤市立病院医事課長 この医事会計システムの予算措置でございますが、病院予算書8ページの資本的収入及び支出において、下段、資本的支出の建設改良費、予算額として4億92万3,000円の中から支出、上段にあります資本的収入の企業債を財源に予算措置をしております。 79 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 80 ◯ 坂田分科員 それでは、今、いそむら委員からもありました病院事業予算書5ページの第10条、重要な資産の取得のガンマカメラについてお聞きしたいと思います。特に従来の機器の特徴と更新の理由についてお伺いをいたします。 81 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院経営企画課長
    82 ◯ 森下市立病院経営企画課長 現在の装置は平成16年3月に整備し、法定の耐用年数であります8年を大きく超え、17年が経過したSPECT検査とPET検査の併用が可能なガンマカメラでございます。老朽化が激しく、令和3年3月には部品の供給及び保守が終了しており、いつ壊れてもおかしくないような機器であるため、令和4年度に買換えを希望するものでございます。  現在このガンマカメラは、PETとの併用が可能な汎用機器として、この当時は当院においても広く広報させていただいたものですが、現在では生産、保守も終了し、これらに代わる後継機種はなく、各病院では、それぞれ専用機器としてガンマカメラまたはPET装置を整備するという状況でございます。 83 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 84 ◯ 坂田分科員 ありがとうございます。今、御説明がありました、ガンマカメラとPETの違いについてお伺いをしたいと思います。 85 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院経営企画課長。 86 ◯ 森下市立病院経営企画課長 ガンマカメラ装置は放射性同位元素を注射し、体内から放出されたガンマ線を信号として受け止め、コンピューター処理し、画像化する装置です。この画像をシンチグラフィー、あるいはシンチグラムといいます。また、SPECT撮影法と呼ばれる体の輪切りの断層像も撮影できるものでございます。  一方、PETでございますけれども、ポジトロン・エミッション・トモグラフィーの各頭文字を取ってPETと呼ぶことになっています。画像診断法の一種で、体内に陽電子を放出する放射性医薬品を注射し、その際に放出される放射線をPETカメラで検出し、その全身分布を断層画像にしたものでございます。従来のCTやMRIなどの身体の構造を見る検査とは異なり、細胞の活動状況を画像で見ることができ、がん、脳、心臓などの病気の診断に有効のようでございます。  PET検査は、感度、定量性の点でSPECT検査より優れていることから近年使用頻度が高まっていますが、PET検査に用いられる放射性核種の半減期が非常に短いということ、SPECT検査に用いられる放射性核種と性質が異なるため、一般的なガンマカメラでは使用できず、PET専用の装置が必要となります。 87 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 88 ◯ 坂田分科員 詳しい御説明ありがとうございます。  それでは最後に、今回のガンマカメラの整備方法と、PET需要に対しての対応についてお伺いしたいと思います。 89 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院経営企画課長。 90 ◯ 森下市立病院経営企画課長 先ほど少し申し上げましたけれども、現在の装置のガンマカメラは、PETとの併用が可能な汎用機として病院で広報しましたが、現在では生産、保守も終了し、これに代わる後継機種はございません。また、PET装置は約10億円と大変高価な装置でございます。したがいまして、今回は核医学検査の需要や整備費用等を考慮し、ガンマカメラの専用機として整備するものでございます。  PET検査の需要に対して検査が必要であれば他院を紹介し、その診断検査の結果も参考に他の検査とともに当院での治療方針等、決定することは可能でございます。当院では患者サービスが低下することのないよう、適切に工夫して対応してまいる予定でございます。 91 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 92 ◯ 榎本分科員 それでは、25ページになります。集団健康診断料等2億269万4,000円と成人病検診料1億6,252万1,000円についてお伺いいたします。  これは健診センターの収益になるかと思いますが、令和3年度と比較しますと、それぞれ1,500万円程度増額されております。たしか健診センターは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、令和2年4月から6月下旬まで業務を停止しており、再開後も受診時に密とならないよう予約枠を制限したと聞いておりますが、この予算増額は健診センターの通常な再開といってよいのか伺いたいのと、予算積算についてはどのように見込まれたのか、お伺いしたいと思います。 93 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院医事課長。 94 ◯ 加藤市立病院医事課長 まず、令和3年度の予算ですが、新型コロナウイルス感染症の影響が継続するものとの考え方から、コロナ禍前の平成31年度予算積算額のおおむね8割程度を見込んで計上しておりました。例えば人間ドックの件数で申し上げますと、平成31年度は3,975件を見込んでおりましたが、令和3年度は3,136件で、8割程度でございます。そして、令和4年度は3,451件と見込んでおりまして、令和3年度比では10%の増と、一番大きな予算規模となった今度は令和2年度予算での人間ドックの件数では4,040件を見込んでおりましたので、そういった意味では、完全な通常の再開というふうにはまだいたっていないと判断しております。  これは新型コロナの影響で感染を心配する人間ドックなどの利用者の減と、それに対応して引き続き利用時に密にならないよう、予約枠を制約することによるものでございます。 95 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 96 ◯ 榎本分科員 詳細についてよく分かりました。ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の影響がいまだ残りそうだ、完全な再開まではもう少し時間がかかりそうだということかと思います。  現状を考えますと完全再開とはいえないのは無理もないと思いますし、理解もいたしますが、先行きが見えない部分もあり、予測がつかないことを鑑みても、人間ドックなどの予約は現状に合わせて枠を増やせるのではないかと思います。令和4年度において人間ドックなどの予約枠を増やしていく考えはあるのか、お伺いいたします。 97 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院医事課長。 98 ◯ 加藤市立病院医事課長 令和4年度ドックなどの予約枠を増やす、最盛期というか、通常どおりというか、そういった形に戻すということなどの運用面での増枠につきましては、新型コロナウイルスの蔓延状況を踏まえ、また利用者のニーズ、経営上の収支を意識しながら、その都度、適切に対応してまいりたいと考えております。 99 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 100 ◯ 榎本分科員 ぜひ現状を踏まえて、利用者ニーズと経営上の収支も意識していただき、適切に対応していただきたいと思います。  また、予約枠ですが、他のクリニックなどでは、こういったドックなども含めて予約がいっぱいですと簡単に対応されがちなところもあります。今後の利用を考えますと、事情をよく説明していただき、次につながる対応をお願いしたいと思います。 101 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 102 ◯ 川村分科員 先ほど坂田委員のほうから、予算書の24ページの部分で、市立病院の運営方針について質問させていただいたと思うんですが、その中のお答えの中で、聖マリアンナのほうから医師の派遣ということを伺ったと思いますが、これはこれまでもそうなのかもしれないですが、どういった御関係で聖マリアンナからの医師の派遣があるのか伺えますか。 103 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院事業管理者。 104 ◯ 松崎市立病院事業管理者 お答えいたします。聖マリアンナ医科大学の総合内科の教授に毎年2回ぐらい御挨拶に参っております。そのたびに総合内科医師の当院への派遣をお願いいたしておりました。ようやくそれが実ったというふうに考えていただければいいかと思います。  同様に救急におきましても、教授のほうに毎年2回御挨拶に参っておりまして、救急医の派遣を常々お願いしたところです。今回ようやくその努力が実ったというふうに考えております。 105 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 106 ◯ 川村分科員 大変時間をかけて、御苦労なさってということで、ありがとうございます。  今回派遣される医師の方なんですけれども、今、総合内科というお話がありましたが、皆さんの科はもう既に決まっていらっしゃる方なんでしょうか。 107 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院事業管理者。 108 ◯ 松崎市立病院事業管理者 総合内科並びに救急科に関しましては、平日の診療をお願いしております。来年度以降は常勤医で来ていただくように引き続き努力していくつもりであります。聖マリアンナ医科大学のほうからは、小児科の常勤医師が今回2名派遣されることになりますので、合わせて3名の常勤医師で小児科の救急も含めて対応できるということで考えております。 109 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 110 ◯ 川村分科員 詳細な説明ありがとうございます。患者さんにとっても医師の方の安定というのは本当に心強いと思いますので、引き続きの尽力、よろしくお願いいたします。意見です。 111 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 112 ◯ つのじ分科員 予算書の10ページ、11ページ、一般職の職員数について伺いたいと思います。  令和3年度と比較して16人の増となっておりますが、その内訳について伺いたいと思います。 113 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院管理課長。 114 ◯ 平松市立病院管理課長 一般職の職員数につきまして、前年度との比較で16人増となっている内訳につきまして、御説明いたします。  医療職1、医師の増が4人、医療職2、コメディカルの増が2人、医療職3、看護師、助産師などの増が8人、行政職1、事務の増が2人となっており、合計で16人の増となるものでございます。  なお、この16人の増というのは、令和2年度予算との比較においては8人の増でありまして、令和3年度予算においては、コロナ禍において収支見合いから8人減しております。 115 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 116 ◯ つのじ分科員 今の答弁でございますと、令和4年度においては医療職を中心に増員する考えということが分かったんですけれども、それでは、増員の理由について詳しく伺いたいと思います。 117 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院管理課長。 118 ◯ 平松市立病院管理課長 令和4年度における職員の増員理由につきまして、お答えいたします。  現在、当院では組織の再編を検討しており、その中で地域の医療需要が高い消化器系の疾患などに医師の増員を予定しております。これに伴い、各大学医局の御協力も仰ぎながら、医師の増員をはじめ、必要な職員の配置を進めていくためでございます。 119 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 120 ◯ つのじ分科員 医師の増員というのは本当に大変だと思います。今、病院事業管理者のほうからもいろんなことをお聞きして、大変だったなと。今までもすごく医師の派遣だったり、いろんなことで、陰で本当に大変な御苦労というのは見えてきたので、今までも本当に御苦労されてきて大変だったんだろうなとつくづく思います。  それが今回実ったということを伺ってよかったなと実感したところなんですけれども、消化器系の医師の増員は具体的にどのような効果が期待されるのか、最後にお聞きしたいと思います。 121 ◯ 鈴木分科会主査 市立病院管理課長。 122 ◯ 平松市立病院管理課長 期待される具体的な効果につきまして、御説明いたします。  組織の再編と医師の増員は、様々な疾患に対して関連する診療科が科の枠を超えて綿密な連携の下で治療を行い、より迅速な対応と専門的なチーム医療を提供するため、患者さん中心の一貫した医療提供を効率的に実現できるだけでなく、専門スタッフの育成も可能となり、より高度で安全な医療提供を実現できるものと考えております。 123 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 124 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。説明員の皆様の交代でございます。20分まで休憩を取らせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。                                午前10時11分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時20分 開議 125 ◯ 鈴木分科会主査 休憩前に引き続き分科会を開きます。  次に、日程2、第10号議案 令和4年度東京都稲城市一般会計予算の福祉部の所管に関する部分及び日程3、第13号議案 令和4年度東京都稲城市介護保険特別会計予算の2件を一括議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手を願います。田島分科員。 126 ◯ 田島分科員 予算書の154ページ。幾つかあるんですけれども、最初に1つ目から。154ページのねたきり高齢者等おむつ支給事業補助金ということについて質問します。  ここで寝たきりの老人におむつを支給するわけなんですけれども、支給する想定人数と、それから、支給率について伺います。 127 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 128 ◯ 工藤高齢福祉課長 ねたきり高齢者等おむつ支給事業補助金の対象人数につきましては145人で見込んでおります。  支給率ということなんですけれども、負担割合ということでよろしいでしょうか。  負担割合につきましては、利用者の課税標準額に応じまして、負担割合ゼロから1割、3割、5割、10割と、社会福祉協議会のねたきり高齢者等おむつ支給事業の要綱に沿って負担割合が決められております。 129 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 130 ◯ 田島分科員 負担割合ということは、それでは、課税額に応じて分けられているということで、全部支給されているわけではないということで、これは分かりました。  おむつは結構大変ですから、今後、これはもっと多くの人に支給してくれたらいいなと私は思っています。 131 ◯ 鈴木分科会主査 よろしいですか。 132 ◯ 田島分科員 はい。 133 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 134 ◯ 川村分科員 それでは、予算書の167ページから168ページ、議案概要説明書の18ページです。  こちらは総括質疑でも質問されていた部分なんですが、いま一度気になる箇所がありましたので、伺わせてください。  高齢者福祉の充実の部分で、IoTの活用による在宅高齢者の見守り事業の試行実施についてあったと思います。この中で在宅高齢者見守りサービス事業委託の841万8,000円。それは中で電球のオン・オフを利用した見守り、宅配ドライバーの方による確認とあったと思うんですが、そちらはどこの宅配ドライバーなのか、また、その内容について伺いたいと思います。  併せて、もう一方のセンサーを使ってのシステムの運用なんですけれども、いつからなのか、スケジュールがもう分かっていれば教えてください。 135 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 136 ◯ 工藤高齢福祉課長 IoT電球の活用による見守りの仕組みにつきましては、75歳以上の独居の高齢者宅のトイレなどにIoT電球を設置し、24時間以上点灯や消灯の動きがない場合、事前に登録した家族などの緊急先にメールでお知らせする仕組みでございます。  御家族等が安否の確認ができない場合、事業委託先に連絡することにより、近くの宅配便のドライバー、今、想定されているのはクロネコヤマトでございますが、駆けつけ、安否確認を行うものでございます。  また、見守りセンサーのスケジュールにつきましては、予算が成立しましたならば令和4年4月から実施してまいりたいと考えております。 137 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 138 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。宅配ドライバーの件に関しては、今のところクロネコヤマトということで、こちらは既にクロネコさんでやられているサービスということでよろしいかと思うんですけれども、システムのほうなんですが、スケジュールが令和4年4月からできればということなんですが、実際に行う際には周知方法などがもう決まっていれば教えていただけますか。 139 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 140 ◯ 工藤高齢福祉課長 見守りセンサーによる見守りにつきましては、在宅高齢者の、特に要介護・要支援者を対象にした事業でございますので、地域包括支援センターやケアマネジャー、また、小規模多機能型居宅介護施設、看護小規模型居宅介護施設の事業者などを中心に説明してまいりたいと考えております。 141 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 142 ◯ 川村分科員 IoTと聞くと、ちょっと取っつきにくい感じなのかと思っていたんですが、実際に聞きますと、懇切丁寧な見守りなんだということがよく分かりました。引き続きよろしくお願いいたします。 143 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 144 ◯ 榎本分科員 それでは、特別会計になります。124ページ、地域ケア会議推進事業について伺います。  総括質疑では、地域ケア会議推進事業の報償として予算が新設された理由について確認させていただきましたので、すみませんが、改めて地域ケア会議の事業概要についてお伺いいたします。 145 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 146 ◯ 工藤高齢福祉課長 地域ケア会議につきましては、介護、福祉、保健、医療などの関係者により構成される会議であり、自立支援、重度化防止、地域づくりなどについて検討するものでございます。 147 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。
    148 ◯ 榎本分科員 地域ケア会議では、介護に関する、いわゆる多職種の関係者により構成される会議であって、今、お話ありました自立支援、重度化防止、地域づくりなどについて検討していく会議であり、この地域ケア会議は長年にわたって開かれ、幾多の困難ケースにも対応されてきたかと思います。  そこで、地域ケア会議推進事業の令和4年度の主な変更点についてお伺いいたします。 149 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 150 ◯ 工藤高齢福祉課長 地域ケア会議推進事業の令和4年度の主な変更点につきましては、年2回実施を予定している市主催の地域ケア推進会議の参加者について、地域ケア会議の参加者であるリハビリテーション職、管理栄養士、歯科衛生士、サービス提供事業者各1名に加え、サービス提供事業者から5名の参加を増員するものでございます。 151 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 152 ◯ 榎本分科員 年2回を予定している市主催の地域ケア会議の参加者については、地域ケア会議の参加者であるリハビリテーション職、管理栄養士、歯科衛生士、サービス提供事業者1名に加え、サービス事業者から5名の参加を増員するということで、より現場で直接介護に携わる職員、例えば介護員や相談員、サービスプランを立てる職員など、様々な視点で検討がなされることかと思います。  また、このようなケース検討会に参加することによって、職員自身のスキルアップにもつながるかと思います。  ぜひ、様々な職員の方々に参加していただき、より利用者本位のサービスが提供できるよう、充実したケース検討会にしていただきたいと思います。 153 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 154 ◯ 坂田分科員 それでは、予算書の156ページの生活困窮者自立相談支援等事業の中の委託料、レベルアップ事業です。  前年度、令和3年度から引き続いてのレベルアップ事業になるかと思います。令和3年度と比較しまして、745万2,000円増となっておりますけれども、改めてこの事業の概要とレベルアップした理由について伺いたいと思います。 155 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 156 ◯ 土屋生活福祉課長 生活困窮者自立相談支援事業、委託料のレベルアップの理由でございますけれども、まず、新型コロナ対策につきまして、相談件数が高止まりの状況にございます。そのため、まず、相談員を、通常は2名なんですが、現状3名体制で対応しておりますが、そちらの体制を現状維持しまして、新型コロナにおきまして、生活困窮で日々御苦労されている方々への相談支援に努めていくということが1点でございます。  2点目につきましては、この2年間の新型コロナウイルス蔓延に伴いまして生活困窮が長引いている方々、なかなか自立につながらない方々がおいでになられますので、その方々に自立に向けた支援を行うために、就労準備支援事業、家計改善支援事業、こちらのほうに新たに取り組みまして、なかなか自立につながらない方々を丁寧に支援してまいりたいというふうに考えております。  この2点におきまして増額を計上させていただいているものでございます。 157 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 158 ◯ 坂田分科員 ありがとうございます。  本当にこのコロナ禍で生活が苦しくなっている御家庭というのは非常に多いかと思いますし、そういった方々に対して丁寧な対応をしていただいているということに感謝いたします。  そうした中で、再質問なんですが、今年度どれぐらいの相談件数を見込まれて予算計上されてきたのかについてお伺いしたいと思います。 159 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。  暫時休憩します。                                午前10時34分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時35分 開議 160 ◯ 鈴木分科会主査 再開いたします。  生活福祉課長。 161 ◯ 土屋生活福祉課長 すみません。貴重なお時間をいただきまして、申し訳ありません。  新たに就労準備支援事業、家計改善事業の具体的な相談想定人数でございますけれども、就労準備支援として月5件、家計改善支援としまして月15件、それから、一般の相談支援ということにつきましては、新規相談者数が月30件ということで想定して予算計上させていただいております。 162 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 163 ◯ 坂田分科員 ありがとうございます。  それでは、最後に、本当にその相談にこられる方というのは、相談内容という部分に関しまして多岐にわたると思うんですけれども、その個々のケースに合った相談支援体制みたいな部分というのをちょっと教えていただければ。個々のケースに合った相談支援体制というのはしっかり取られているのかどうか確認させてください。 164 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 165 ◯ 土屋生活福祉課長 相談者、相談に来られる方は様々な要因がございまして、やはり個々、世帯世帯、個人個人によって、課題であったり、それから、解決すべき生活環境であったり、所得、収入であったり、様々な方々が結果として生活に困っていらっしゃるんですが、要因としては様々な方が来られております。  その方々に対しまして、それぞれの個々に合った、相談支援をまず、行わせていただきまして、コミュニケーションの中で課題、要因の分析をさせていただいて、その方に合った解決策というのを双方で考えていきます。その中で、やはり他機関を利用する場合、それから、庁内での関連部署を御案内して利用、活用する場合、それから、今度新たに行う家計改善事業、就労準備支援事業、そういったことによるケースワーク的な支援、そういったものを組みわ合せながら、それぞれの個々に応じた支援をすることで、初めて一人一人が自立につながるというふうに考えておりますので、そのように努めてまいりたいと考えております。 166 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 167 ◯ いそむら分科員 議案概要書の18ページになります。  先ほども川村委員も御質問されておりましたが、IoTの活用による在宅高齢者の見守り事業の実施についてもう少しお伺いいたします。  この間、代表質問や総括質疑でも質問がされておりましたが、新規の事業となりますので、まず、こちらの政策課題について確認させてください。 168 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 169 ◯ 工藤高齢福祉課長 IoT電球及び見守りセンサーを活用した見守り事業の実施における政策課題につきましては、高齢者の見守り体制の構築及び推進でございます。 170 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 171 ◯ いそむら分科員 政策課題については高齢者の見守り体制の構築及び推進であることを確認させていただきました。  見守り体制については、本市においても様々な手段、方法がこれまでも実施されているかと思いますが、IoTの活用による在宅高齢者見守り事業のほかにどのような政策立案があったのか、伺いたいと思います。 172 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 173 ◯ 工藤高齢福祉課長 これまで高齢者の見守り体制の構築及び推進につきましては様々な取組を行ってきており、高齢者見守りネットワーク事業、ふれあい電話、友愛訪問員、緊急通報システム、民生・児童委員による見守りアンケート、地域包括支援センターによる巡回相談などでございます。  令和3年度には、コロナ禍における対面の機会を減らした見守りを検討し、民生・児童委員による見守りアンケートの回収を郵送に変更し、行ってまいりましたが、長引くコロナ禍では対面による見守りには限界があることから、補完する目的で機器による見守りを検討したところでございます。 174 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 175 ◯ いそむら分科員 本市においてもこの間様々な見守りの取組がある中で、それらを補完する目的で、今回、本事業が検討されていることが分かりました。  私も令和2年度の一般質問で、独り暮らしの高齢者の見守りとしてIoTの活用を御提案させていただきましたので、令和4年度からの試行実施には大変期待しております。  最後に、IoTを活用した民間サービスは、調べたところ、様々なものがあるかと思うんですけれども、本事業が最善の施策案となった理由について確認させてください。 176 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 177 ◯ 工藤高齢福祉課長 本事業が最善政策案となった理由につきましては、まず、独居高齢者の見守りを広く行うことができ、かつ、コスト及びマンパワーを抑えられることから、IoT電球での見守りを検討しているところです。  また、在宅の要介護高齢者の見守りとして、家族や介護事業者などの支援者がセンサーによる要介護者のモニタリングをすることができ、介護者の負担軽減や支援にも寄与することから、見守りセンサーでの見守りを検討したところでございます。  また、東京都の補助金の補助の対象になるIoTを活用することも理由でございます。 178 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 179 ◯ つのじ分科員 予算書の204ページ、4の母子保健事業について伺いたいと思います。  紙ベースの母子健康手帳に関する費用がそこで含まれていると思いますけれども、まずは、その費用の内訳について伺いたいと思います。 180 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 181 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 母子健康手帳の費用の内訳につきましては、母子保健事業、需用費、消耗品費に含まれており、1冊当たり168円で500冊分に消費税を加えて9万2,400円となっております。 182 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 183 ◯ つのじ分科員 本議会での一般質問でも私、提案させていただいた紙ベースの母子健康手帳のことだと認識していますけれども、るる要望もさせていただいたんですけれども、低出生体重児のことも、市瀬議員も過去に、そういう話をさせていただいていたりということもあるんですけれども、今回、その低出生体重児の記載もあるのかどうかということと、あと、東京都が推奨している子供手帳モデルの事業の導入について詳しく伺いたいと思います。 184 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 185 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 市では令和2年度より都が推奨する子供手帳モデルを電子母子手帳サービス、梨の子いなぎに掲載しておりましたが、令和4年度は従来の母子健康手帳に子供手帳モデルの内容を追加した手帳を導入する予定です。なお、低出生体重児の成長発育曲線も含まれているものでございます。 186 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 187 ◯ つのじ分科員 確認ができてよかったです。  本当にこれは、低出生体重児の方々からの御意見もあったので、本当によかったと思っております。  令和4年度から子供手帳のモデルを追加した母子健康手帳を導入するということなんですけれども、経費の増加があるのか具体的に伺いたいと思います。 188 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 189 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 子供手帳モデル導入に係る経費の増加につきましては、従来の母子健康手帳は500冊で6万7,650円。子供手帳モデルは500冊で9万2,400円となっており、2万4,750円の増となりますが、子供手帳モデルを導入することにより、予算書58ページ、東京都の子供家庭支援区市町村包括補助事業補助金に該当し、4万6,000円の歳入がありますので、一般財源は2万1,250円の減となります。 190 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。田島分科員。 191 ◯ 田島分科員 予算書の156ページ、子どもの学習・生活支援事業業務委託のことについて聞きます。  まず、これまでのこの事業をやったことの効果について聞きます。  そして、また、教室をこれから拡大していくことについて、市の認識を伺います。 192 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 193 ◯ 土屋生活福祉課長 この事業の効果でございますけれども、なかなか学校の授業に追いつくことができない、あるいは、生活リズムが取れない、あるいは、様々な家庭環境におきまして学習に集中できないというような、いろいろな課題を持たれているお子様が、結果としてお集まりいただきまして、私どものほうで週1回、個々に応じた学習支援、あるいは、様々な相談に乗って支援を続けてきております。  その中で、お子様方は、やはり最初はなかなかこういったところに通うというのは、親御さんのお勧めもあって来られたお子さんなどは、やはり通えるかなという不安があったようなんですけれども、継続して実施をしていく、丁寧に支援を続けていくことで、積極的にこの事業に通うようになってきていただいているようでございまして、時々、年にはイベントということで、個々の支援だけではなくて全員でいろいろなお楽しみ会をやってみたりとかということをすることによって、やはり見ていても、非常に朗らかで、なごんでいらっしゃるような状況は確認してございます。  また、学業のほうにつきましても、特に少し遅れているというか、少し追いつけない点を集中的に支援させていただいておりますので、そこにつきましても一定の効果があるというふうに考えているところでございます。 194 ◯ 鈴木分科会主査 もう1点、拡大の考え。 195 ◯ 土屋生活福祉課長 失礼しました。  それから、2点目、拡大についてということでございます。  現在、15名までいつでも対応できるような体制を組んで事業を実施してございます。今年度は年間の中で、一般の学習塾のほうへ行かれる方もいらっしゃいますので、出入りというのはございますけれども、最大で11人来ていらっしゃいます。最大で15人までの対応可能な状況でございますので、定員までぜひ御参加いただけるように、これからも粘り強く周知、PRに努めてまいりたいというように考えております。 196 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 197 ◯ 田島分科員 ありがとうございます。  学習支援がスムーズにいっていることに私は大変感謝しております。  ただ、私が見た限り、遠くて通えないというお子さんも中にはいらっしゃいます。そういうこともあって、ぜひいろいろな意味での拡大ということをこれから考えていただきたいと私は思います。これは意見です。 198 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 199 ◯ 川村分科員 予算書203・204ページ、議案概要説明書の20ページで、先日の総括質疑でも母子保健事業について、産後ケア事業の令和4年度の295万6,000円の増額理由と効果については伺わせていただきました。  その中で、助産院を追加するとのことで、助産院の規模や内容などにつきましては気になるところではあるんですが、まずは既存の稲城市立病院について伺わせてください。産後ケアの委託料について、市立病院の委託料の予算というのは昨年と同額であるのか、また、何か変更などがないのか、伺います。 200 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 201 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 産後ケアの市立病院の委託料につきましては、令和3年度は374万6,000円、令和4年度は350万8,000円で、23万8,000円の減額となっております。  減額の理由といたしましては、新たに委託機関を増やすことから、委託料につきまして、令和3年度は1泊ごとの算定としておりましたが、令和4年度は利用日数に応じた利用形態ごとに算定し、市立病院で出産し、引き続き利用する場合は、1日目の利用料は診療報酬との整理をし、減額となるなど、見直しをしたことでございます。 202 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 203 ◯ 川村分科員 その利用の形態ごとというのが最初分からなかったんですが、ホテルのような1泊2日的な考えではなく、2日間分ということで理解させていただきました。  産後ケアを利用する際に自己負担が生じると思うんですが、その自己負担の金額とその考え方や内容についても伺います。 204 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 205 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 産後ケアの自己負担につきましては、利用料のおおむね1割程度と3食分の食事代としております。また、自己負担額は、市立病院で出産し、引き続き利用する場合は5,000円。それ以外の場合は7,000円となり、助産院は8,000円でございます。 206 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 207 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。  やはり1泊2日ではなく2日間分という考え方と、それから、3食の食事代も含まれた金額ということで、それを伺いますと、とても利用しやすい金額なんだと思います。  また、助産院も増えるということで、利用者の選択肢も広がって、より安心感につながるのではないかと思っています。
     では、最後に、利用者の方というのはおおむね平均何日ぐらい利用されるのか、伺います。 208 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 209 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 産後ケアの平均利用日数につきましては、事業を開始しました令和3年6月から令和4年2月末時点で4.6日でございます。 210 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 211 ◯ 榎本分科員 予算書204ページ、乳幼児等健康診査事業について伺います。  この乳幼児等健康診査事業は、過去3年間の当初予算を見ますと、平成31年度が2,095万円、令和2年度が2,070万8,000円、令和3年度が2,075万9,000円で、おおむね2,000万円台の予算で推移されております。ですけれども、令和4年度は1,861万5,000円で、令和3年度当初予算と比較して214万4,000円の減額となっております。  主な事業で構いませんので、この減額の内訳についてお伺いします。 212 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 213 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 乳幼児等健康診査事業の当初予算で主に減額となった事業につきましては、予算書204ページ、乳幼児等健康診査事業の中の12節委託料、乳幼児健診委託が令和3年度当初予算と比較して94万円の減、また、幼児歯科健診委託が令和3年度当初予算と比較して103万4,000円の減となっております。 214 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 215 ◯ 榎本分科員 乳幼児健診委託と幼児歯科健診委託に関する予算の減額ということですが、新型コロナウイルス感染症の影響により健診を中止したということも予測できるのですが、予算が減額となった要因についてお伺いいたします。 216 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 217 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 乳幼児健診につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染対策を講じて継続して実施しておるところでございます。  令和4年度につきましては、乳幼児健診及び幼児歯科健診の対象人数が減少していることから、実施回数について、医師会、歯科医会と検討し、見直しをいたしまして、1歳6か月健康診査は、令和3年度48回に対して令和4年度35回で13回の減、3歳児健康診査は、令和3年度48回に対し令和4年度41回で7回の減となっております。  また、幼児歯科健診では、これまでもかかりつけ歯科医を持つことを市民に推進しており、健診の対象となる2歳及び2歳6か月児歯科健診の受診者数が減少していることから、令和4年度の実施回数を見直し、令和3年度24回に対し令和4年度12回で12回の減となっていることが減額となった主な要因でございます。 218 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 219 ◯ 榎本分科員 詳細な御説明ありがとうございます。  新型コロナウイルス感染症の影響はなかったということで、対応されてきた医療関係者に感謝したいと思います。  令和4年度におきましては、乳幼児健診及び幼児歯科健診の対象人数が減少していることからだということが分かりました。  医師会、歯科医師会と検討されたということで、それぞれ、1歳6か月は13回の減、3歳児健診は7回の減、幼児歯科健診でも、実施回数を見直して12回の減ということが分かりました。  対象人数が減少していることは、多少新型コロナウイルスの影響もあるかと思いますが、全体的には少子高齢化においては見直す必要もあったかと思います。  これまでもかかりつけ医師を持つことを市民に推進しているということで、この年代から歯の重要性について理解を持ってもらうことで、幼児のみならず、保護者への普及にもつながるかと思います。  私も年に1~2回はかかりつけ歯科医師に点検していただいておりまして、歯の健康状態を保つことができております。成長の速い幼児にとっても、かかりつけ医師を持つことで歯のトラブルのみならず、子供の成長に合わせて点検することができると思います。ぜひこれからもしっかり、かかりつけ歯科医師の普及活動を推進していただきたいと思います。 220 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 221 ◯ 坂田分科員 それでは、予算書の163ページ、164ページ、議案概要説明書の22ページ、稲城市発達支援センターの分室についてお伺いいたします。  児童発達支援センター機能を持つことになるという御説明がありましたけれども、具体的にはどのような内容となるのか、また、分室をつくることについて、市民の方々からそういった要望が多くあったのかという点を伺いたいと思います。  また、教育相談室の分室の移転ということも含まれておりますけれども、中央文化センター隣にある教育相談室の機能、これは完全に移転してしまうのか、その内容についてお伺いしたいと思います。 222 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。  暫時休憩します。                                午前10時59分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時1分 開議 223 ◯ 鈴木分科会主査 再開いたします。  障害福祉課長。 224 ◯ 飯塚障害福祉課長 失礼しました。分室の内容につきましては、稲城市発達支援センターの持つ相談支援機能に加え、国により設置を要請され、第2期稲城市障害児福祉計画においても体制整備を位置づけている児童発達支援センターの機能を持つよう検討しております。  具体的には、地域の中核的な療養支援機関として、発達支援センターの特徴である全年齢に対する発達に関する課題についての相談支援を生かしつつ、障害児相談支援、保育所等訪問支援の実施等の地域支援機能、未就学児に対し日常生活における基本動作の指導、集団生活への適応訓練等を行う通所支援機能を持つことになります。  市民からの要望につきましては、日頃より各種御相談の中で発達支援センターの相談場所の充実について御意見をいただいており、また、私立幼稚園父母の会からも分室の設置の御要望をいただいております。 225 ◯ 鈴木分科会主査 暫時休憩します。                                午前11時2分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時2分 開議 226 ◯ 鈴木分科会主査 再開いたします。  坂田分科員。 227 ◯ 坂田分科員 ありがとうございました。  稲城市発達支援センターは、今、ふれんど平尾内にありまして、平場にお住まいの方々にとっては決して通いやすい場所ではないといったことから、今回、そういった地域からも要望が多くあったということを踏まえまして、分室を設けられるということ、また、児童発達支援センター機能につきましても、今の御説明あったとおり、様々な支援に対して対応することができるようになるというふうに期待しております。意見で結構です。 228 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 229 ◯ いそむら分科員 予算書の154ページになります。第四次保健福祉総合計画の策定事業について伺いたいと思います。  この間、代表質問等でも本計画の内容と特徴についての御答弁があったかと思いますが、まず、国のガイドラインでは具体的にはどのような策定方針が示されているのか確認させてください。 230 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 231 ◯ 土屋生活福祉課長 国の地域福祉計画策定ガイドラインによりますと、市町村が策定に当たって盛り込むべき事項としましては5点の方針が示されておりまして、1つは地域における高齢者の福祉、障害者の福祉、児童の福祉、その他の福祉に関して共通して取り組むべき事項、2つ目が地域における福祉サービスの適切な利用の推進に関する事項、3つ目が地域における社会福祉を目的とした事業の健全な発達に関する事項、4つ目が地域福祉に関する活動への住民の参加に関する事項、5つ目は包括的な支援体制の整備に関する事項、そういった5点が方針として示されてございます。 232 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 233 ◯ いそむら分科員 地域福祉計画策定ガイドラインにおいては5点の方針が示されている内容を確認させていただきました。  再質疑ですが、これまでの保健福祉総合計画とは大きく方針が変わる部分もあるのではないかと思いますが、本事業に参加される委員の構成メンバーについては、現段階においてどのように検討されているのか伺いたいと思います。  また、第三次の計画においては20名の委員の方がいらっしゃったかと思いますが、今回、予算書を見ますと、構成員は15名を予定されているかと思いますが、人数を5名減らす理由についても併せて確認させてください。 234 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 235 ◯ 土屋生活福祉課長 まず、計画策定の構成メンバーでございますけれども、国の地域福祉計画策定ガイドラインに示されております地域住民、学識経験者、福祉保健医療関係者、民生委員・児童委員という、これらの方々から地域福祉全体を見渡す視点で策定に関わっていただける、そういった方々にお願いしてまいりたいというふうに考えております。  また、前回の計画から人数を減らしている理由でございますけれども、第三次保健福祉総合計画までは委員全員による全体会というものに加えまして、高齢福祉、障害福祉、保健医療など、それぞれ部会に分かれて分野ごとに計画を策定していく、そういった作業が中心となっておりましたので、多くの委員に御協力いただいたということでございますけれども、今回、第四次の計画につきましては、分野横断的な、先ほど御説明させていただいたようなテーマごとに現状、課題、対策を整理しまして計画を策定していくということが中心になってまいりますので、個々の分野ごとの部会というものは開催しない。そして、委員全員による全体会形式で進めてまいりますので、委員につきましては15名を想定しているところでございます。 236 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 237 ◯ いそむら分科員 詳細な御説明ありがとうございます。  最後にもう1点だけ確認させていただきますが、委員会の開催は令和4年度は2回を予定されておりますが、内容について伺いたいと思います。 238 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 239 ◯ 土屋生活福祉課長 令和4年度に予定しております2回の委員会でございますけれども、1回目は計画策定全体的な進め方、あるいは、スケジュールの確認、それから、上半期に実施してまいります市民ニーズ調査項目の検討などをしていただくということを想定しております。第2回目につきましては、その市民ニーズ調査結果の御報告をさせていただきまして、分析結果を踏まえまして課題の把握などについて協議、検討していただくということを想定しております。 240 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 241 ◯ つのじ分科員 特別会計のほうです。125・126ページ、認知症施策推進事業の需用費の中の印刷製本費で認知症普及啓発パンフレット印刷について伺いたいと思います。  令和3年度にはなかったものなんですけれども、概要について伺いたいと思います。 242 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 243 ◯ 工藤高齢福祉課長 認知症普及啓発パンフレット印刷の概要につきましては、令和2年3月に作成しました「知って安心認知症」稲城市認知症ケアパスの内容を更新し、2,000部の作成を予定しているものです。データの更新に加え、軽度認知症の高齢者の生活に役立つ知恵や高齢者見守りネットワーク事業の協力事業者を紹介するページなどを追加してまいりたいと考えております。 244 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 245 ◯ つのじ分科員 配布先については、これは私の意見ですけれども、認知症講座や認知症を抱える御家族などに渡していただきたいというところですけれども、具体的に活用方法について伺いたいと思います。 246 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 247 ◯ 工藤高齢福祉課長 認知症普及啓発パンフレットの活用につきましては、市や地域包括支援センターにおいて、認知機能の低下に関する相談をお受けしましたときに説明に活用したり、市内の医療機関に配布して活用していただきます。また、認知症の講演会などの認知症に関する事業の会場でも配布してまいりたいと考えております。また、市ホームページにパンフレットのデータを掲載し、御覧いただくことも考えております。 248 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 249 ◯ つのじ分科員 ありがとうございます。  内容を更新して2,000部作成するということなので、市民の皆様にしっかりと御活用いただくことに期待いたします。これは意見で結構です。 250 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 251 ◯ 川村分科員 先ほどの203ページ・204ページの部分で母子保健事業につきまして、既存の市立病院のことについては伺わせていただきました。  それでは、助産院のほうなんですけれども、助産院の内容といいますか、規模などについて教えていただけますか。 252 ◯ 鈴木分科会主査 暫時休憩します。                                午前11時11分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時11分 開議 253 ◯ 鈴木分科会主査 再開いたします。  おやこ包括支援センター長。 254 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 新たに助産院のほうを産後ケア事業として追加していく予定でございますけれども、その事業規模といたしましては、予算のところでお話をさせていただきますと、助産院の利用のほうを平均5日を利用させていただくという形で想定させていただきまして、予算規模としまして10万5,500円が1回の委託料とさせていただき、27回分として284万8,500円、多胎児を別に利用させていただく形で34万5,000円の利用を見込んでいるところでございます。 255 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 256 ◯ 川村分科員 金額の部分ありがとうございました。  そうしましたら、もう少し詳しくなんですけれども、内容についてはどういったことが行われるのか教えてください。 257 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 258 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 出産後から生後4か月ぐらいまでのお子様とお母様を対象とさせていただきまして、母乳のケアですとか育児の基本的な手技の取得、あとは、育児不安が強い場合に心理的なサポートをさせていただく予定でございます。 259 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 260 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。  新たにその助産院がプラスされるということで、産後ケア事業の充実が図られるのだということがよく分かりました。引き続きよろしくお願いいたします。意見です。 261 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 262 ◯ 榎本分科員 特別会計132ページになります。一般介護予防事業、介護予防動画作成委託について伺います。  総括質疑で介護の動画作成委託の内容について確認させていただきましたので、動画作成の目的と活用方法についてお伺いいたします。 263 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 264 ◯ 工藤高齢福祉課長 介護予防動画作成の目的につきましては、短期集中型の予防サービス事業の介護予防効果を動画で紹介することにより、サービス利用を検討している要支援等高齢者や家族の参加意欲の向上やサービス内容の理解を図る目的でございます。  次に、活用方法につきましては、地域包括支援センターのプランナーやサービス事業者が利用者に対して見せたり、市ホームページに掲載することにより、利用者及び家族等に御覧いただく想定でございます。 265 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 266 ◯ 榎本分科員 それでは、続いて、期待される効果についてお伺いいたします。
    267 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 268 ◯ 工藤高齢福祉課長 介護予防動画作成の期待される効果につきましては、目的にありますように、サービスの理解や参加意欲の向上に加え、作成の過程において主任ケアマネジャーや地域包括支援センターのプランナー、サービス提供事業者等から利用者の参加意欲の向上に必要なことや効果的な取組事例の共有が図られ、ケアプランやサービス提供の質の向上にも期待されるものと考えております。 269 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 270 ◯ 榎本分科員 サービスの理解や参加意欲の向上についてですけれども、いくら言語で伝えても、なかなか想像がつかなく、伝わりにくく、私もデイサービスでのサービス提供者として、また、リハビリに関係していた職員としても苦労した経験がございます。  主任ケアマネジャーや地域包括支援センターのプランナー、また、サービス提供事業者等から、利用者の参加意欲の向上に必要なことや効果的な取組事例の共有が図られ、プランナーやサービスの質の向上も期待されるということで、今後の展開に期待したいところです。  介護予防の動画が多くの方の目に留まるよう、事業を推進していただきたいと思います。 271 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 272 ◯ いそむら分科員 予算書の206ページになります。  特定不妊治療医療費助成について、まず、予算の積算内訳と本事業の概要について伺いたいと思います。 273 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 274 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 特定不妊治療医療費助成の予算の内訳としましては、助成費用の上限額である3万円を昨年度同様113件分として339万円となっております。  また、本事業の概要としましては、高額の治療費がかかる特定不妊治療を受けている夫婦等に対して稲城市が治療費の一部を助成するものであります。 275 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 276 ◯ いそむら分科員 本年4月より体外受精などの不妊治療が公的医療保険の適用範囲の見通しになる予定かと思いますが、本事業の対象となっている体外受精や顕微授精も新たに保険が使える予定であると伺っているんですけれども、今後本事業はどのような取扱いになるのか確認させてください。 277 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 278 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 現在、国におきまして、現行の特定不妊治療医療費助成制度に該当し、令和3年度から治療を開始し、年度をまたぐ1回の治療においては、令和4年度に経過措置として助成対象とする方向で検討が行われているところでございます。  市としましては、経過措置の成立など、国の動向を注視し適正な実施に努めてまいります。 279 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 280 ◯ いそむら分科員 今後について、国の経過措置の成立によってとのことで理解いたしました。  不妊については、結婚や出産の高齢化に伴い、子供を授かった夫婦の5.5組に1組が不妊治療を経験しているといった報告もあり、大変身近な問題となっているかと思います。  特に今後、新たな不妊治療が公的医療保険の適用になることで、さらに不妊治療を受けられる方が増えることが想定されますが、その一方で、なかなか子供を授からないことの不安やいつまで不妊治療を続けるかなど、悩まれる方も増加するのではないかと思います。  最後、その点について、不妊治療に悩まれる方への相談体制の取組について確認させてください。 281 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 282 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 不妊治療に悩まれている方の相談体制としましては、おやこ包括支援センターで対応に努めておりますが、国の方針でも各都道府県で相談体制を整備することとされており、東京都では東京都不妊・不育ホットラインにおいて、同じ不妊で悩んだ経験のある女性が専門医の助言を受けながら、ピアカウンセラーとして相談に応じる体制が整備されていることから、市では周知に努めているところでございます。 283 ◯ 鈴木分科会主査 暫時休憩します。                                午前11時19分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時28分 開議 284 ◯ 鈴木分科会主査 休憩前に引き続き分科会を開きます。  つのじ分科員。 285 ◯ つのじ分科員 予算書の204ページ、議案概要説明書13ページ、4番目の母子保健事業の委託料の産後ケア委託で670万2,000円となっているんですけれども、その内訳について、まずは伺いたいと思います。 286 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 287 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 産後ケア委託料の内訳につきましては、令和3年度10月までの平均利用日数5日分を1回として考え、市立病院の利用は、出産後から継続する場合、6万9,120円が15回分で103万6,800円。継続利用以外の場合、8万6,520円が27回分で233万6,040円。また、多胎児加算として2万2,500円を6回分で13万5,000円。  次に、先ほど御説明させていただきましたけれども、令和4年度、新たに追加予定の助産院の利用につきましては、10万5,500円が27回分で284万8,500円。多胎児加算として11万5,000円を3回分で34万5,000円で、合計で670万2,000円となっております。 288 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 289 ◯ つのじ分科員 産後ケア事業のさらなる充実について、私は一般質問をさせていただいていて、実現されたことに本当に評価いたします。  新たに助産院を追加されるということで、川村委員もずっとるる質問されていたと思うんですけれども、その理由と具体的な対象者について伺いたいと思います。 290 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 291 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 助産院を追加する理由と具体的な対象者につきましては、家庭的な雰囲気で出産することができる助産院で、上の子供や父親、養父母、里親も同室で利用及び宿泊が可能となり、母以外の方も育児手技を獲得することができるので、第2子以降を出産された家庭、また、養子縁組など、多様な家庭が利用できる体制を整えることでございます。 292 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 293 ◯ つのじ分科員 手厚く利用ができるものだと分かりました。  上の子供などが利用できるという説明があったんですけれども、加算料金が設定されていないように感じるんですけれども、上の子供などが利用できる条件などについて具体的に伺いたいと思います。 294 ◯ 鈴木分科会主査 おやこ包括支援センター長。 295 ◯ 蒔田おやこ包括支援センター長 上の子供などが利用できる条件につきましては、基本的に居室内で過ごしていただき、施設への預かり等は行わないこと。母子以外の方が利用する場合は、施設の利用料として1人1泊2,000円を施設に直接お支払いいただくことなどでございます。 296 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。田島分科員。 297 ◯ 田島分科員 予算書の154ページ、成年後見制度等利用者支援事業において、負担金補助及び交付金が昨年より約180万円減額されている、その理由について伺います。 298 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 299 ◯ 土屋生活福祉課長 こちらにつきましては、多摩南部成年後見センターの負担金になるものでございますけれども、ここで多摩南部成年後見センターの負担金の仕組みを少し見直しを始めておりまして、具体的には、現在8割が固定費、それから、2割におきまして件数割ということで負担金の計算がされているわけなんですけれども、そちらのほうを少しずつ見直しをしておりまして、固定費の割合を少しずつ下げておりますので、そういった影響でこの金額が下がっているというものでございます。 300 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 301 ◯ 田島分科員 この負担金補助及び交付金の内容というのはどんなものなんでしょうか。そのことを伺いたいと思います。 302 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 303 ◯ 土屋生活福祉課長 こちらのほうは、多摩南部成年後見センターの人件費あるいは施設の管理費、そういったもの、多摩南部成年後見センターの運営に係る費用全てでございます。 304 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 305 ◯ 田島分科員 ありがとうございました。  結構です。 306 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 307 ◯ 坂田分科員 それでは、予算書の196ページの生活保護事業について伺います。この中の扶助費、医療扶助費についてお伺いいたします。  令和3年度と比較しますと、令和3年度では744世帯888人ということで、今年度が761世帯891人ということで、17世帯、人数にして3人増えるというようなことになっているんですが、昨年度と比較して予算額が約1億2,000万円増えている、その理由についてお伺いします。 308 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 309 ◯ 土屋生活福祉課長 こちらは、やはり受給者の高齢化、あるいは、受給者数が微増しておりますので、全体の受給者数が増えているということで、病院にかかる方々の割合、人数も増えてきております。近年の傾向としましては、やはり徐々に医療費、通常の通院費、それと、あと、入院費、高齢化に伴って、例えば心臓関係、脳血管関係で、やはり重篤な形で入院する方々も多くなってきておりますので、入院費なども含めまして医療費が増加傾向にございますので、実績から推計しましてこの金額を増額ということで計上させていただいているものでございます。 310 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 311 ◯ 坂田分科員 人数としては微増だけれども、受給者の方々の高齢化ですとか、入院とか、高額医療費にかかる部分が多くなってきたので、これだけ増加するということなんですけれども、そもそものそのもう少し詳しい積算根拠みたいなものというのがもしあれば教えていただきたいと思います。 312 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 313 ◯ 土屋生活福祉課長 こちらのほうは過去3年間の実績から推計しておりますので、細かい積み上げで積算をしているものではないんですけれども、大きいのは、やはり1件500万円を超えるような入院費もございますので、そういったものも加味して積算をさせていただいているものでございます。 314 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 315 ◯ 榎本分科員 特別会計130ページになります。  一般介護予防事業、印刷製本費の介護予防等紹介パンフレット印刷について伺います。  令和3年度にはなかった予算になるかと思いますが、介護予防等紹介パンフレット印刷について、これまでも作成していた地域包括支援センターの周知パンフレットの増刷と、あと、予防サービス事業のパンフレットを新たに作成するということで、印刷するパンフレット、新たに作成するパンフレットの期待される効果についてお伺いしたいと思います。 316 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 317 ◯ 工藤高齢福祉課長 介護予防等紹介パンフレットの期待される効果につきましては、まず、1つ目の問い、予防サービス事業の紹介パンフレットにつきましては、介護予防効果の動画と併せて地域包括支援センターのプランナーやサービス事業者が、サービス利用を検討している要支援等高齢者や家族にお渡しし、周知を行うものでございます。  また、もう1つ地域包括支援センターのパンフレットの作成による効果につきましては、市民の方に広く地域包括支援センターの役割を知っていただくことであると考えております。 318 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 319 ◯ 榎本分科員 ありがとうございます。  先ほどの介護予防の動画ということがありましたので、それに合わせて質問させていただきました。  地域包括支援センターのプランナーやサービス事業者が、サービス利用を検討している要支援等の高齢者や家族にお渡しして周知が図れることについては、介護予防の先ほどの動画ということも重なるんですけれども、効果を見て、目で見て確認することができる。サービス業者の紹介にもつながるということで、利用者が利用しやすくなるかと思います。  介護予防事業については、より先進的な介護予防を推進するためにも、御答弁にあったようにぜひ広く市民に伝えていただき、包括支援センターの役割、必要な予防サービス事業が必要な高齢者に適切に選択されて御利用いただくことを大いに期待しております。 320 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 321 ◯ いそむら分科員 予算書の156ページになります。  先ほど田島委員からも御質問がありましたが、子どもの学習・生活支援事業業務委託について伺いたいと思います。  予算については令和3年度と同額の643万5,000円でありますので、これまでと同様の積算根拠になるかと思いますが、令和3年度の予算審議での御答弁では、事業に携わる会場管理者、学習支援員などに係る経費として542万1,000円とありました。特に学習支援員は子供に勉強を教えたりする学生のスタッフなども含まれると思いますが、人件費の部分についてもう少し具体的に積算の内訳について教えてください。 322 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 323 ◯ 土屋生活福祉課長 子どもの学習・生活支援事業の人件費の積算内訳ということでございますけれども、人件費相当額としまして542万1,000円を計上しておりまして、内訳としましては、管理者1名、支援員が8名、事業に必要な経費ほか業務に必要な職員の給与相当額としまして483万6,000円。また、管理者と支援員の交通費相当額としまして58万5,000円、合計542万1,000円を計上しているものでございます。 324 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 325 ◯ いそむら分科員 管理者1名と支援員8名の給与と交通費相当額ということで確認させていただきました。  それでは、令和2年度の決算においては予算額と同額でしたので、支援を受ける生徒の人数とは関係なくそういった人件費等が支払われているかと思います。  例えば利用の見込みは最大で15名という先ほども御答弁ありましたが、それで人件費を計算するのと、実際に支援を受けた8名で計算するのでは、勉強を教える大学生のスタッフなどの学習支援員を手配する人数も異なるのかと思いますので、実際にそこに発生してない人件費もあったのではないかと思います。  決算の話になってしまうので、令和2年度がどうだったかではなく、令和4年度の委託契約において、恐らくこれまでと同じ契約になっているかと思いますが、見込みの人数よりも少なかった場合はどのような契約となっているのか、確認させてください。 326 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 327 ◯ 土屋生活福祉課長 当初の利用見込みよりも生徒数が少なかった場合の契約内容と、生徒数と委託契約ということの関係だと思いますけれども、まず、この事業は民間の学習塾のように勉強だけを教えるという学習支援だけではございません。支援員と生徒さんの信頼関係の中で、生活リズムをつくったり、学習習慣自体を身につけるという、あるいは、生徒の実情に応じて、やはり訪問型でアウトリーチをして支援をする。あるいは、家庭の育成環境についても相談をするというような業務が入ってございまして、管理者1名と支援員の8名がチームという形で生徒を全体で支えておりますので、最大15名の方々を支援できる体制というのを確保しております。  そして、生徒3名に対しまして、少なくとも1名以上の支援員を配置するということも決めております。年度途中の利用者の増減というのもございますので、そういったことを考慮しまして、年間を通した総価契約ということで委託契約を想定しております。 328 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 329 ◯ いそむら分科員 年間を通した総価契約委託により、令和3年度においては利用者11名に対して8名の支援員を今回、きめ細かく対応できていることを確認させていただきました。  ただ、やはり予算の中で、できるだけ支援を必要とするより多くの子供たちが学習生活支援を受けることができるよう、令和4年度においても取り組んでいただきたいと思いますが、そういった意味で、令和3年度を踏まえて令和4年度の改善工夫についてどのように取り組まれるのか、伺いたいと思います。 330 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 331 ◯ 土屋生活福祉課長 事業の改善工夫ということでございますけれども、令和4年度の事業を進める上で、特段改善というような課題はないというふうに認識をしているところでございますけれども、様々な機会を通しましてこの事業を周知する工夫、あるいは、生徒によっては課題が様々ございますので、生徒の個々の実情に応じた支援を工夫するというようなことを通しまして、子供たち一人一人がその子らしく将来を展望できるような環境づくりにつながるよう支援をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 332 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 333 ◯ つのじ分科員 予算書163ページ・164ページ、議案概要説明書22ページの稲城市発達支援センター分室について伺いたいと思います。  児童発達支援センターの機能を持つことによる稲城市の障害児の福祉の充実に対する効果について、まずは市の認識を伺いたいと思います。 334 ◯ 鈴木分科会主査 障害福祉課長。 335 ◯ 飯塚障害福祉課長 稲城市発達支援センターの分室の機能として児童発達支援センターを設置する効果でございますが、児童発達支援センターは、相談機能と未就学児の通所機能を併せ持つことから、早期発見・早期支援に向けた体制が充実されるものと考えております。
     また、児童発達支援センターが地域の療育機関への援助や助言を行う等、地域の児童発達支援体制の中核的な役割を担うことにより、地域の支援力の向上につながるものと考えております。 336 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 337 ◯ つのじ分科員 公明党は、ライフステージで途切れることのない発達支援として、早期発見・早期療育から自立就労までのライフステージで途切れることのない発達支援を実現するための仕組みをつくる稲城市の発達支援センターが核となることを強く推進して、要望して訴えてまいりました。  このたび、分室を設置することで中核的な医療・療育の機関が市内にでき、障害児の支援体制の充実を図ることができることを大いに評価するところでございますが、早急な分室の開設に本当に期待するんですけれども、現時点で想定されるスケジュールを再度伺いたいと思います。 338 ◯ 鈴木分科会主査 障害福祉課長。 339 ◯ 飯塚障害福祉課長 現段階で想定するスケジュールといたしましては、令和4年度に設計委託と並行いたしまして、第四保育園跡地が都営住宅の一角にあるため、その利用について東京都と協議を進めてまいります。その後、令和5年度に改修工事、令和5年度末以降の開設を想定しております。 340 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 341 ◯ つのじ分科員 児童発達において不安をお持ちの親御さんが多数いらっしゃるということで、分室を設置されるということによって、相談者に寄り添う対応が速やかにできることと思っております。早期対応に期待いたします。  これは意見です。 342 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。田島分科員。 343 ◯ 田島分科員 予算書の154ページの受験生チャレンジ支援貸付事業で、これまでの実績と、それから、今年、受給する生徒の想定人数について伺います。 344 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 345 ◯ 土屋生活福祉課長 受験生チャレンジ支援貸付事業につきましては、実績としましては、昨年度は27件、今年度につきましても今現在24件でございますので、27件前後は行くのかというふうに想定しております。 346 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 347 ◯ 田島分科員 27件というと、この支援貸付事業の受け取る額としては、大体1人20万円ぐらいになるのか。これは貸付事業ですから、これまでやってきたところで、これはずっと返ってきていますよね。 348 ◯ 鈴木分科会主査 返済がされているかどうかということの質問でよろしいですか。 349 ◯ 田島分科員 返済がされているということ。そう。これは返済されていますか。 350 ◯ 鈴木分科会主査 よろしいですか。生活福祉課長。 351 ◯ 土屋生活福祉課長 こちらのほうは合格をされていらっしゃいますので、全員返済は免除されております。 352 ◯ 鈴木分科会主査 そう。これはそういう制度なんだ。 353 ◯ 田島分科員 分かりました。免除されている。 354 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 355 ◯ 田島分科員 免除されているということは、これは貸付けじゃなくて、給付に等しくなっているというので、それは私としては大変いいことだと思っているんですけれども、今後もこの受験生チャレンジ支援貸付事業というのをもっと広く市民に広げていくというのか、それをやっていただきたいということを思います。これは意見です。 356 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。  暫時休憩いたします。                                午前11時50分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後1時3分 開議 357 ◯ 鈴木分科会主査 休憩前に引き続き分科会を開きます。  質疑・意見のある方は挙手をして、御質問をお願いいたします。坂田分科員。 358 ◯ 坂田分科員 それでは、予算書の168ページ、介護予防・地域支え合い事業についてお伺いをいたします。改めて事業の内容についてお伺いをしたいと思います。 359 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 360 ◯ 工藤高齢福祉課長 介護予防・地域支え合い事業につきましては、介護保険の適用にならない高齢者に対し、様々なサービス提供を行い、在宅での生活を支援するものでございます。 361 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 362 ◯ 坂田分科員 それでは、13の使用料及び賃借料の部分についてなんですが、これは、令和3年度は予算上166万5,000円計上されておりまして、令和4年度は83万3,000円と約半減している。この減となった理由についてお伺いをします。 363 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 364 ◯ 工藤高齢福祉課長 この使用料及び賃借料につきましては、在宅要介護者の介護をされていた御家族がコロナに感染された場合に、その要介護者の方を御支援するための事業の中の在宅要介護者にコロナのPCR検査をするために移送する民間救急車の使用料の費用でございます。令和3年度は、毎月2件を想定して予算の積算をしておりましたが、令和4年度につきましては、毎月1件ということで積算しておりますので、半減しているというものでございます。 365 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 366 ◯ 坂田分科員 ありがとうございます。今の御答弁の中で、月2件を予定していたものが、令和4年度に関しては月1件で見積りをされたということで理解をいたしました。ありがとうございます。 367 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 368 ◯ 榎本分科員 それでは、改めまして、特別会計予算書130ページの一般介護予防事業の印刷製本費の介護予防等紹介パンフレット印刷についてお伺いします。先ほど誤解が生じましたので、もう一度改めて質問します。令和3年度はなかった予算になるかと思いますが、介護予防等紹介パンフレット印刷について具体的に伺います。 369 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 370 ◯ 工藤高齢福祉課長 介護予防等紹介パンフレット印刷につきましては、これまでも作成しておりました地域包括支援センターの周知パンフレットを4,000部増刷し、また、予防サービス事業の紹介パンフレットを新たに1,800部作成するものでございます。 371 ◯ 鈴木分科会主査 よろしいですか。(榎本分科員「はい」と呼ぶ)  ほかに。いそむら分科員。 372 ◯ いそむら分科員 予算書の182ページ、障害児通所給付費についてお伺いをいたします。令和3年度の当初予算では2億8,236万7,000円で、令和4年度予算案では4億3,759万2,000円ですので、1億5,522万5,000円の増額となっているかと思います。こちらの増額の要因と、近年の推移について確認をさせてください。 373 ◯ 鈴木分科会主査 障害福祉課長。 374 ◯ 飯塚障害福祉課長 障害児通所給付費の主な増額要因としましては、未就学児を対象とする障害児福祉サービスである児童発達支援の利用増及び就学児対象のサービスである放課後等デイサービスの利用増によるものです。児童発達支援につきましては、令和3年度当初予算においては、年間支払い回数1,556件、支払金額を1億652万6,000円と見込んでおりましたが、新年度は支払い件数2,020件、支払金額1億5,014万8,000円、対前年度で4,362万2,000円の増額を見込んでおります。放課後等デイサービスにつきましては、令和3年度当初予算においては、年間支払い件数2,232件、支払金額を1億7,091万2,000円と見込んでおりましたが、新年度については支払い件数3,920件、支払金額2億7,959万円、対前年度で1億867万8,000円の増額を見込んでおります。その他サービスの増減と合わせまして、障害児通所給付費全体では1億5,522万5,000円の増となっております。  近年の推移といたしましては、障害児通所給付費全体として、対前年度比で平成30年度が19.4%増、平成31年度が14.4%増、令和2年度が21.3%増と増加を続けているところでございます。 375 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 376 ◯ いそむら分科員 詳細な御説明ありがとうございます。障害児通所給付費は、毎年利用者や利用日数が年度内に増加したため、令和2年度・令和3年度においても補正予算で対応されていた経緯があるかと思います。できるだけ当初予算の段階で大きな差が生じないように積算を行う必要があると考えますが、令和4年度の予算積算に当たり、その点についてはどのような検討をされたのか伺いたいと思います。 377 ◯ 鈴木分科会主査 障害福祉課長。 378 ◯ 飯塚障害福祉課長 障害児通所給付費については、近年大幅な対前年度増となっていることから、新年度予算積算についても増加傾向が続くと考え、過去の給付費の伸び率を勘案し、積算いたしました。その結果、令和3年度当初予算に対し15.7%の増額として計上いたしました。 379 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 380 ◯ いそむら分科員 ありがとうございます。最後にもう一点確認をさせていただきます。児童発達支援や放課後等デイサービスについては、市内の施設を探しても空きが見つからない、そういったお声も実際にいただいているところであります。そういった現状の課題の認識と、令和4年度において児童発達支援や放課後等デイサービスの定員確保にはどのように取り組まれるのか確認させてください。 381 ◯ 鈴木分科会主査 障害福祉課長。 382 ◯ 飯塚障害福祉課長 児童発達支援及び放課後等デイサービスの現状につきまして、令和2年度に第2期稲城市障害児福祉計画策定のために行ったアンケートにおいても、保護者のニーズが高い状態であると認識しております。令和4年度の取組として、児童発達支援につきましては、新年度予算で設計委託費を計上した稲城市発達支援センター分室には、未就学児通所機能を設ける予定となっていることから、分室開設後は市内の定員増が図れるものと考えております。また、放課後等デイサービスにつきましては、令和4年5月1日に市内に1か所開設予定となっております。今後も、引き続き既存事業者に対してサービス量の確保と内容の拡充を図るよう働きかけるとともに、新規開設を検討する事業者に対しては積極的な情報提供を行ってまいります。 383 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 384 ◯ つのじ分科員 特別会計予算書は129ページから132ページあたりで、議案概要書が18ページだと思うんです。いろいろと特別会計のほうに反映されているので分からないんですけれども、稲城市高齢者福祉計画、稲城市介護保険事業計画(第9期)の計画策定について伺いたいと思います。策定に向けた介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の調査概要について伺いたいと思います。 385 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 386 ◯ 工藤高齢福祉課長 介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の概要につきましては、計画策定の基礎資料として実施するものでございます。国が示した標準調査項目に基づき、令和元年度に実施した調査票を基に、高齢者福祉計画の策定に必要な項目を追加して実施してまいります。 387 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 388 ◯ つのじ分科員 私は、毎回計画の中身を見させてもらっていて、ニーズ調査、また、アンケート調査がすごく見受けられます。そのようなことが稲城市の基盤、計画の要になると思うので、稲城らしい計画になるのだと思うところなんです。そこで、調査の対象者について具体的に伺いたいと思います。 389 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 390 ◯ 工藤高齢福祉課長 調査対象者につきましては、要支援及び事業対象者の全ての方に加え、自立の高齢者3,000人を無作為抽出し、約4,320人を対象に調査を行ってまいります。 391 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 392 ◯ つのじ分科員 調査が反映される、稲城市らしい計画になることに期待をいたします。意見です。 393 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。田島分科員。 394 ◯ 田島分科員 予算書の160ページの在宅心身障害者ヘルプ事業と書いてあるところの扶助費の中に、重度脳性麻痺者介護ということで94万5,000円出ているんですけれども、まず、重度脳性麻痺者介護の人数を聞きたいのと、あと、その概要について聞きたいので、そのことをお願いします。 395 ◯ 鈴木分科会主査 障害福祉課長。 396 ◯ 飯塚障害福祉課長 重度脳性麻痺介護事業につきましては、重度脳性麻痺者を家族が介護する場合に助成するサービスでございます。現在、該当者はいない状況でございます。 397 ◯ 鈴木分科会主査 よろしいですか。(田島分科員「はい。結構です。どうもありがとうございます。該当者はいない」と呼ぶ)  ほかに。いそむら分科員。 398 ◯ いそむら分科員 予算書の154ページになります。先ほど田島分科員も御質問されておりましたが、受験生チャレンジ支援貸付事業について伺いたいと思います。コロナ禍により、子育て世代においても生活が厳しくなる世帯も増えているのではないかと思います。東京都の令和4年度予算においては、本事業の内容が拡充される予定と伺っていますが、事業の拡充の内容について確認をさせてください。 399 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 400 ◯ 土屋生活福祉課長 東京都では、令和4年度から貸付け対象となる世帯の収入要件を緩和しまして、支援対象を拡大するとされております。具体的には、現行では収入要件としまして世帯収入が生活保護基準の1.1倍以下というふうになっているものを、1.5倍まで拡大するというふうに聞いております。 401 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 402 ◯ いそむら分科員 本市においても、令和4年度より貸付け対象となる世帯の収入要件を緩和し、支援対象を拡大されることが分かりました。私も昨年末に御相談をいただきましたが、まだ本事業について御存じでない方もいらっしゃいました。特に高校を中退された方や浪人中の方など、学校からの情報を得られないため本事業にたどり着いていない方もいらっしゃるということを感じましたので、ぜひSNS等による広報も効果的ではないかなと思っております。  令和4年度においては対象者の拡充もされるとのことでしたので、より多くの人に本事業が周知されるよう取り組んでいただきたいと思いますが、令和4年度の本事業の活用推進の取組について確認をさせてください。 403 ◯ 鈴木分科会主査 生活福祉課長。 404 ◯ 土屋生活福祉課長 市では、毎年市立中学校3年生全員に学校を通してリーフレットを配布しております。また、広報いなぎ・市のホームページに記事を掲載しまして、広く周知をして、活用推進に努めているところでございます。また、社会福祉協議会におきましても、社協だよりや社会福祉協議会のホームページに事業の紹介記事を掲載しておりまして、広く広報・周知をしまして、活用推進に努めているところでございます。今後も、引き続き様々な広報チャンネルを活用して広報に努めてまいりたいと考えております。 405 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 406 ◯ いそむら分科員 本事業は貸付けの事業ではありますが、合格した人以外にも、不合格しても頑張った実績を考慮して免除されている例もあるかと思いますので、ちゅうちょされている方に対しても丁寧な対応をお願いできればと思います。意見です。 407 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 408 ◯ 榎本分科員 それでは、特別会計予算書131・132ページになります。先ほどつのじ分科員が御質問されておりましたけれども、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査についてもう少し確認させてください。調査委託の概要については答弁がありましたので、大きな項目で構いませんので調査項目についてお伺いします。 409 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 410 ◯ 工藤高齢福祉課長 介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の調査項目につきましては、御家族や生活状況について、体を動かすことについて、食べることについて、毎日の生活についてなど大きく8項目の調査項目で令和元年度は実施しておりました。それに加えまして、介護保険運営協議会で調査項目の検討をしていただき、令和4年度はそれで作成した調査項目で実施したいと考えております。 411 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 412 ◯ 榎本分科員 ありがとうございます。先ほどの御答弁でもありましたけれども、この調査委託は定期的に行っている調査だと思います。そして、前回の調査結果も踏まえて変更した点もあるということで、介護保険事業計画策定の基礎資料となる調査であり、地域課題を特定して介護予防事業の評価に活用することが目的だと思います。そして、この調査については、決算でもありましたけれども、回収率を上げるような努力もされてきているというふうに聞いております。介護予防の事業の紹介にもつながることだと考えますので、ぜひ多くの方に協力していただけるよう取り組んでいただきたいと思います。 413 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 414 ◯ いそむら分科員 議案概要説明書の18ページになります。先ほども政策課題などについては確認をさせていただきましたが、IoTの活用による在宅高齢者の見守り事業の試行実施について再度お伺いをいたしたいと思います。まず、事業費の積算の内訳と、本事業を委託することのメリットについて伺いたいと思います。 415 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 416 ◯ 工藤高齢福祉課長 IoT電球での見守りサービス事業委託の積算内訳につきましては、サービス利用料として初期の取付費用・機器利用料・通信料、事業者スタッフによる代理訪問を含め、月額単価1,078円掛ける500人掛ける10か月分、説明会受託業務として1回5万円掛ける10回分、チラシ作成及び印刷受託業務単価2円掛ける5万枚、チラシ配布受託業務1枚3.5円掛ける4万3,000枚、総額614万500円でございます。  次に、見守りセンサー事業委託の積算内訳につきましては、サービス利用料として月額利用料5,140円掛ける12か月掛ける32人掛ける消費税、初期設定費用としまして3,000円掛ける32人掛ける消費税で、総額227万6,736円でございます。  本事業を委託することのメリットにつきましては、機器の取付けや利用者への操作説明及び機器のメンテナンスなど、市職員では対応が難しいことから、委託するものでございます。 417 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 418 ◯ いそむら分科員 積算の内訳と委託のメリットについて確認をさせていただきました。  再質疑ですが、委託事業ですので、発注方法・評価方法・契約期間について確認をさせてください。 419 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 420 ◯ 工藤高齢福祉課長 委託事業の発注方法及び評価方法につきましては、稲城市契約事務規則等によるものでございます。契約期間につきましては、令和4年4月1日から令和5年3月31日までを想定しております。
    421 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 422 ◯ いそむら分科員 最後にもう一点だけ確認させていただきます。今回は試行実施とのことで、3年間ということであったかと思いますが、本事業の本格実施について、現時点においてはどのような判断基準を検討されているのかお伺いしたいと思います。 423 ◯ 鈴木分科会主査 高齢福祉課長。 424 ◯ 工藤高齢福祉課長 本事業の本格実施に向けた試行事業の評価につきましては、利用状況のデータ及び利用者アンケートなどを集計し、通報の精度や見守り効果などの機器に関する評価、利用者及び家族等の安心感の醸成や事業継続希望などの利用者満足度に関する評価、見守り体制の構築に関する評価、費用負担や事務負担など事業の持続可能性に関する評価の主に4つの判断基準を想定しております。 425 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 426 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  暫時休憩をいたします。                                午後1時25分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後1時29分 開議 427 ◯ 鈴木分科会主査 休憩前に引き続き分科会を開きます。  次に、日程4、第10号議案 令和4年度東京都稲城市一般会計予算の子ども福祉部の所管に関する部分を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手を願います。田島分科員。 428 ◯ 田島分科員 予算書の182ページの負担金補助及び交付金について聞きます。その中の民間保育所等振興費補助金について、令和3年度予算との比較についてまず聞きます。一番上です。負担金補助及び交付金。 429 ◯ 鈴木分科会主査 暫時休憩をいたします。                                午後1時31分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後1時31分 開議 430 ◯ 鈴木分科会主査 再開いたします。(「182ページの保育所等運営委託・補助事業の18節民間保育所等振興費補助金の対前年度との増減ということですよね」と呼ぶ者あり)(田島分科員「そうです」と呼ぶ)  子育て支援課長。 431 ◯ 森子育て支援課長 民間保育所等振興費補助金の令和3年度と令和4年度との比較でございますが、こちらにつきましては、民間保育所等振興費補助金の要綱に基づきまして計算をして出しておりまして、令和3年度と令和4年度を比較いたしますと、920万7,000円の増額の予算となっております。増額の要因につきましては、職員処遇費、こちらの積算のほうが、各園からの来年度の予定を御提出いただいた中では人数等が増えておりまして、増額となっております。 432 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 433 ◯ 田島分科員 令和2年度の第3回の議会のときに、ぐっと民間保育所等振興費補助金が減らされて、1園当たり平均すると500万円以上減らされたわけなんですね。その後、去年、いろいろと保育園の園長先生なんかに伺うと、そのために大分いろいろなことで悲鳴を上げて、そのことを私も前々回の議会でも多分言ったと思うんですけれども、何としても元に戻してほしいという園長先生たちの御要望に基づいて、これを元に戻すとなると、結局今回は全体で900万円なんですけれども、1園当たり500万円以上に上げていただきたいなというのが私の意見なんですね。ここのところは意見だけにします。 434 ◯ 鈴木分科会主査 御意見ということで。(田島分科員「はい」と呼ぶ)  ほかに。川村分科員。 435 ◯ 川村分科員 予算書の182ページ、保育対策総合支援事業費補助金(感染症対策分)で1,180万円とあります。少し飛びますが、予算書の334ページの私立幼稚園新型コロナウイルス感染症対策事業費補助金350万円、どちらについてもコロナウイルス感染症対策としての補助金かと思うんですが、それぞれの補助金の内容について伺います。 436 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 437 ◯ 森子育て支援課長 予算書の182ページにあります保育対策総合支援事業費補助金につきましては、保育所等における新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策の支援として、職員が感染症対策の徹底を図りながら事業を継続的に実施していくために必要な経費や、感染防止を図るために必要な衛生用品の購入等の経費を国の補助金を活用し園に補助するものでございます。  次に、予算書334ページの私立幼稚園新型コロナウイルス感染症対策事業費補助金につきましては、幼稚園において感染症対策を徹底するために必要な経費や、衛生用品の購入の経費を東京都の補助金を活用し補助するものでございます。 438 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 439 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。それでは、もう少し詳しくなんですが、積算の内訳について伺えますでしょうか。 440 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 441 ◯ 森子育て支援課長 積算内訳につきましては、まず、保育対策総合支援事業費補助金につきましては国の補助基準額、それから、私立幼稚園新型コロナウイルス感染症対策事業費補助金につきましては東京都の補助基準額が、どちらも定員19人以下の施設は30万円以内、定員20人以上59人以下の施設は40万円以内、定員60人以上の施設は50万円以内となっておりますことから、保育対策総合支援事業費補助金については、定員19人以下の施設が家庭的保育事業者3施設、認可外保育施設1園で4施設掛ける30万円で120万円、定員20人以上59人以下の施設が認可保育所1園、認証保育所3園で4施設掛ける40万円で160万円、定員60人以上の施設が認可保育所16園、幼保連携型認定こども園が1園、認可外保育施設1園で18施設掛ける50万円で900万円の合計1,180万円となっております。私立幼稚園新型コロナウイルス感染症対策事業費補助金については、幼稚園7園全てが定員60人以上の施設であることから、7施設掛ける50万円の350万円という積算の内訳となっております。 442 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 443 ◯ 川村分科員 詳細な説明ありがとうございます。最後にもう一点確認したいんですが、どちらの場合についても、例えばどういったものが補助の対象となるのか詳しく教えていただければと思います。 444 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 445 ◯ 森子育て支援課長 補助の対象となるものにつきましては、保育対策総合支援事業費補助金と私立幼稚園新型コロナウイルス感染症対策事業費補助金どちらも同様でございまして、保育園や幼稚園等の職員が感染症対策を図りながら保育を継続的に実施していくために必要な経費といたしましては、例えば職員が時間外に消毒や清掃を行った超過勤務手当などの通常想定してない感染症対策に関する業務の実施に伴う手当などの掛かり増し経費や、マスク・消毒液などの衛生用品や、ゴーグル・エプロン・手袋・ガウン・タオルなど感染防止に必要な物品の購入費用が対象でございます。 446 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 447 ◯ 坂田分科員 予算書の191ページ・192ページ、民間学童クラブ運営委託についてお伺いをいたします。令和3年度の2億5,569万2,000円から、令和4年度は3億1,586万6,000円へと増額しておりますけれども、増加の主な要因についてお伺いいたします。 448 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 449 ◯ 篠崎児童青少年課長 民間学童クラブ運営委託の主な増加要因としましては、向陽台小学校学童クラブの民営化による増加分と、緊急対策として令和4年4月から学童クラブの受入定員の拡大に伴う学童クラブ支援員の人件費及び消耗品費、こちらのほうの増加というのが主な要因となってございます。 450 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 451 ◯ 坂田分科員 それでは、増加分のうち、向陽台小学校学童クラブ民営化に伴う増加及び定員拡大に伴う人件費の増加の内訳についてお伺いいたします。 452 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 453 ◯ 篠崎児童青少年課長 まず、向陽台小学校学童クラブ民営化に伴う増加分につきましては、2,124万1,000円となります。また、受入定員拡大に係る人件費の増加分の内訳につきましては、まず、第一小学校学童クラブ、こちらが3人の増で896万2,000円、それから、若葉台小学校学童クラブが1人の増で336万円、続いて、平尾小学校学童クラブが1人の増で224万3,000円、南山小学校学童クラブが3人の増で896万2,000円、学童クラブ子どもの森、こちらが2人の増で664万円、合計10人の増で3,016万7,000円ということになります。 454 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 455 ◯ 坂田分科員 詳細な御説明ありがとうございました。こうした受入定員の拡大に係る予算で必要な学童クラブ支援員を確保し、また、育成室の面積的な問題を調整されたことで学童クラブの待機児童がかなり改善されたのかなというふうに思うんですけれども、今後も放課後子ども教室との連携という部分は必要不可欠であるというふうに思います。引き続き連携を図っていってほしいというふうに思いますけれども、市の考えをお伺いいたします。 456 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 457 ◯ 篠崎児童青少年課長 市では、これまでも就学児童が放課後等を安全・安心に過ごせる場所としまして、学童クラブ及び放課後子ども教室による提供量というものを確保することで取り組んできたところでございます。こうした中、就学児が多くなることが見込まれる地域、または、あまり変わらない地域など、地域によって異なることを踏まえまして、また、サービス提供について学童クラブと放課後子ども教室の違いもございまして、これらの様々な課題を整理した中で、関係部署と連携をしまして、今後、放課後の児童の居場所事業として検討してまいりたいというふうに考えております。 458 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 459 ◯ 榎本分科員 それでは、予算書192ページ、学童クラブ運営事業、第三者評価実施委託について伺います。第三者評価実施委託については、総括質疑で経緯と内容及び効果について確認することができましたので、予算計上されている第三者評価実施委託30万円の対象となる施設はどこになるのか伺います。  また、学童クラブで第三者評価を実施している自治体は少ないのかと思いますが、近隣で実施している自治体についてお伺いいたします。 460 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 461 ◯ 篠崎児童青少年課長 第三者評価の実施委託については、公営学童クラブを対象としておるものでございまして、令和4年度は城山小学校学童クラブを予定してございます。  また、都内で自治体が予算計上して実施しているものについては、港区、それから目黒区などがございます。 462 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 463 ◯ 榎本分科員 やはり近隣自治体では実施していないように思います。区部になるのかと思います。そして、城山小学校で実施するということで、公営学童クラブ1か所になるかと思いますが、民営学童クラブの第三者評価についてはどのように考えられているのかお伺いいたします。 464 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 465 ◯ 篠崎児童青少年課長 民営学童クラブへの第三者評価の実施でございますが、こちらについては、民営学童クラブ運営委託の中に別枠で予算計上しておりまして、令和4年度については4施設を予定してございます。 466 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 467 ◯ 榎本分科員 別枠で民営学童クラブについては4施設あるということで、公平性が保たれていると思います。第三者評価については、利用者や事業者に情報提供することにより、サービスの内容がはっきりと見えるようになって、サービスの質の向上が図られ、利用者本位のサービス提供が実施できる施設に向けて、よりよいシステムの構築を目指すものと思っております。  評価結果についても、誰もが確認できるよう、分かりやすい形で公表することが求められると思いますが、第三者評価の結果の公表についてはどのように考えられているのか伺います。 468 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 469 ◯ 篠崎児童青少年課長 第三者評価の結果の公表というお話でございます。こちらについては、市のホームページ等で掲載しまして、周知をすることを予定してございます。 470 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 471 ◯ つのじ分科員 予算書180ページ、児童手当給付事業について伺います。令和3年5月28日に公布されました子ども・子育て支援法及び児童手当法の一部を改正する法律により、児童手当法の一部が改正され、令和4年6月1日に施行されます。この改正では、児童手当の特例給付の対象者に所得の上限額が創設されるとのことですが、今回の予算の積算にどのように反映されるのか伺います。 472 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 473 ◯ 森子育て支援課長 令和4年6月1日に施行されます児童手当法の一部改正が、令和4年度予算にどのように反映されているかということにつきましては、現在、児童手当の所得制限を超過している方へは児童1人当たり月額5,000円を給付しております。予算書の180ページの児童手当給付事業の扶助費の所得制限超過特例給付児童手当1億1,368万円が該当する予算でございます。法改正では、令和4年6月分の児童手当から特例給付に所得上限額が創設されることから、令和4年6月に給付する令和4年2月から5月の特例給付の対象児童数を2,670人、法改正が反映されます令和4年10月に給付する令和4年6月分から9月分と、令和5年2月に給付する令和4年10月分から令和5年1月分の特例給付の対象児童数を1,507人と見込み積算しており、令和3年度の予算額1億6,836万円と比較いたしますと、5,458万円の減額となっております。 474 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 475 ◯ つのじ分科員 今回の改正では、待機児童対策の財源として児童手当を見直し、一定の所得制限を超えた世帯を特例給付の対象から外すこととなりました。ただし、公明党の主張により、児童手当の所得制限の基準は世帯合算ではなく、引き続き現行の夫婦のうち所得の高いほうとなりました。今後、子育て支援に必要な財源確保については、社会全体で子育て支援をしていくとの大きな方向性の中で、政府全体の予算の中で捻出すべきであると思います。現在の児童手当は、所得制限の限度額以上の方々については、特例給付として子供1人当たり月一律5,000円が支給されておりますが、今回の特例給付の廃止については、政府は希望出生率1.8を目標に政策を進めてきたところであり、こうした政策に逆行しかねないかという批判の声もありますが、今回の改正は全体として子育て支援の拡充になるものと考えるところなんですね。これは国のことなんですけれども、市民への影響について再度伺いたいと思います。 476 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 477 ◯ 森子育て支援課長 市民への影響につきましては、これまでは、児童手当の所得制限を超過している方へは、特例給付として一律で児童1人当たり月額5,000円を給付しておりましたが、特例給付の所得上限額が創設されることにより、所得上限額を超える方へは児童手当の給付がなくなり、受給資格が消滅します。児童手当は、前年度の所得で受給資格の判定を行っており、毎年6月に年度切替えとなりますが、資格消滅した方は、次年度の所得額が決定し、その額が所得上限額未満だった場合には、一度受給資格が消滅しておりますので、改めて認定請求書を提出していただく必要がございます。 478 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 479 ◯ つのじ分科員 公明党の強みであるネットワーク力を存分に発揮して、国民に寄り添い、一人一人の声を的確に捉えた上で、少子化対策に全力で取り組んできた経緯があります。今回の改正法は、子育て支援を進めるため、大いに意義のある法案であると思います。るる答弁いただきましたけれども、制度が変更になり、手続の方法もこれまでと変わるようですので、混乱がないように丁寧に案内していただきたいと思いますが、市民への周知方法について伺いたいと思います。 480 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 481 ◯ 森子育て支援課長 市民への周知方法につきましては、児童手当の制度変更について、広報いなぎや市ホームページで周知してまいります。また、毎年行っていた現況届も、今回の改正により、原則として提出が不要となりますので、併せて周知を行うとともに、令和4年6月の年度切替えに際しましては、該当者へ個別に通知を送付して案内してまいります。 482 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 483 ◯ いそむら分科員 予算書の182ページ、民間保育所等運営委託について伺いたいと思います。令和3年度の当初予算では36億2,499万8,000円で、令和4年度の予算案では37億6,515万5,000円ですので、1億4,015万7,000円の増額になっているかと思いますが、まず、増額の要因について伺います。 484 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 485 ◯ 森子育て支援課長 民間保育所等運営委託の令和4年度予算の増額の主な要因といたしましては、公定価格の見直し分の単価補正を例年は基本分を約0.9%、処遇改善分を約0.3%と積算しておりますが、令和4年度は、保育士処遇改善等臨時特例事業により、10月以降に処遇改善分の公定価格の見直しが予定されており、全体の単価補正の増加率を3%と見込んで予算計上していることから、全体の国基準の人件費部分で8,486万1,000円の増額となっております。また、医療的ケア児保育支援事業で2,328万円、障害児の受入れが増加していること等による障害児加算で1,704万1,000円の増額となっているほか、各項目の細かい増額等により、全体で1億4,015万7,000円の増額となっております。 486 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 487 ◯ いそむら分科員 詳細な御説明ありがとうございます。再質疑ですが、10月以降の処遇改善分の公定価格の見直しが予定されているため、見直し分が今回は委託費に含まれているとのことでしたが、委託費に含まれる処遇改善分について、保育士にきちんとその分が支払われていることをどのように確認をされるのか伺いたいと思います。 488 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 489 ◯ 森子育て支援課長 10月以降の処遇改善の確認につきましては、令和4年度予算では、10月以降の処遇改善につきまして公定価格の見直しが予定されていることから、民間保育所等運営委託に見直し分を予算計上しておりますが、公定価格に含まれた場合の確認方法については、現時点では国から示されておりませんので、今後の国の通知に基づき確認を行います。 490 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 491 ◯ いそむら分科員 保育士の給与は、保育の質の確保・向上に直結する部分でもありますので、国の通知に基づき、処遇改善分がきちんと保育士に届いていることを御確認いただきたいと思います。  最後にもう一点お伺いいたします。保育士の処遇改善については、令和3年11月に、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策において、保育士や放課後児童支援員等について国が処遇改善のための措置を行うとしていますが、令和5年度以降も継続が予定されているのか、見通しも含めて教えてください。 492 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 493 ◯ 森子育て支援課長 令和5年度以降の国の処遇改善のための措置の継続の予定につきましては、現時点では国などから示されているものはございません。 494 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。田島分科員。 495 ◯ 田島分科員 予算書の182ページのまた負担金補助及び交付金のことなんですけれども、その中の認可外保育事業利用者利用料補助について伺います。認可外保育事業利用者利用料補助というのは、ほかの自治体では第1子でも出ているんですね。けれども、稲城では第1子の認可外保育事業利用者利用補助がほかの自治体が出ているにもかかわらず出てないので、稲城市でもぜひ第1子にも出してほしいと私は思っているんですけれども、市の認識を聞きます。 496 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 497 ◯ 森子育て支援課長 認可外保育事業利用者利用料補助の課税世帯の3歳児から5歳児の補助に第1子の補助がないということにつきましては、国の幼児教育・保育の無償化に合わせ、市では稲城市認可外保育事業利用者利用料補助について整理を行いましたので、全ての利用者を対象に補助するものではないと考えております。 498 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 499 ◯ 田島分科員 特に3歳児から5歳児というのは、無償化の補助ということで、施設等利用給付というお金が3万7,000円出るんですけれども、それは2号・3号だけで1号には絶対出ないんですね。だから、1号で認可外保育事業利用者利用料補助というのも出なくなっちゃうと、3歳から5歳児で第1子となると、一切お金・補助が出ないという状況になってしまうんです。それに対しては、私もほかのを随分調べたんですけれども、ほかの自治体では何らかの形で出していることが多いです。ですから、稲城市でもここのところをもうちょっと考えていただきたいというのは、今後のことで、これもまた意見ですけれども、お願いします。 500 ◯ 鈴木分科会主査 よろしいですか。(田島分科員「はい」と呼ぶ)  ほかに。川村分科員。 501 ◯ 川村分科員 予算書の186ページです。総括質疑において、公立保育園の第三者評価委託について伺いまして、専門的かつ客観的な立場から、サービスの内容や質、そして組織のマネジメント力などを評価するものであるとの答弁だったと思うんですが、それでは、実際に誰が、どのようにして評価するのか伺えますでしょうか。 502 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。
    503 ◯ 森子育て支援課長 保育園等の第三者評価実施委託につきましては、東京都福祉保健局の「東京都における福祉サービス第三者評価について」に基づき実施いたします。第三者評価は、適切な評価を行うため、法人格があること、福祉サービス提供していないこと、主たる評価者が3人以上所属していることなどの要件を満たしている、公益財団法人東京都福祉保健財団内にあります東京都福祉サービス評価推進機構が認証した評価機関と契約をし、契約をした評価機関に属し、東京都福祉サービス評価推進機構の実施する養成講習や研修を修了した方が、東京都福祉サービス評価推進機構が定めた方法により実施する委託内容となっております。 504 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 505 ◯ 川村分科員 言葉で聞いていますと、いろいろあるんだなというのは分かるんですけれども、実際に委託内容について利用者へのアンケートというのが必要になってくると思うんですが、それはウェブで行うアンケート的なものなのか、または紙ベースで行うのか、また、実際に評価する方というのが保育園にどれぐらいの頻度で、何日間ぐらい調査に来るのかなど、詳しい委託内容について分かっていれば伺います。 506 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 507 ◯ 森子育て支援課長 委託内容につきましては、利用者のサービスの意向を把握するために行う利用者調査と、サービスの内容や質、事業者の経営や組織マネジメント力を把握するために行う事業評価を併せて実施するもので、利用者アンケート、職員の自己評価、経営層の自己評価、訪問調査の実施、集計及び分析、評価報告書の作成、フィードバックなどの委託内容となっております。実際に定められた項目の評価が実施されるということを契約の内容といたしますが、利用者アンケートなどの実際の実施手法や訪問調査の日数などにつきましては、これから評価機関が決定し、詳細の調整をしていくことになると考えております。 508 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 509 ◯ 川村分科員 詳細な説明ありがとうございます。評価というものを実際にしていただきまして、その結果というのが出てくると思うんですが、それはどのように公表されるのか最後に伺います。 510 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 511 ◯ 森子育て支援課長 評価結果の公表につきましては、公益財団法人東京都福祉保健財団が運営するホームページの東京福祉ナビゲーションというのがございまして、こちらにおいて公表されるとともに、園においても見えやすいところに掲示するなどして利用者に公表してまいります。 512 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 513 ◯ 坂田分科員 予算書の176ページ、議案概要説明書の20ページになります。新型コロナウイルス感染症抗原検査キットの整備についてお伺いいたします。消耗品費のレベルアップがこの該当の予算だというふうに思うんですけれども、積算の内訳についてお伺いいたします。 514 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 515 ◯ 森子育て支援課長 新型コロナウイルス感染症抗原検査キットの積算内訳につきましては、認可保育所18園、認定こども園3園、家庭的保育事業者3事業、認証保育所3園、幼稚園5園の合計32施設にそれぞれ70キットを整備し、総数2,240キットの購入を見込んでおります。これに単価1,200円と消費税を乗じまして295万6,800円となり、予算につきましては、消耗品の事業用として295万7,000円を計上しております。 516 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 517 ◯ 坂田分科員 ありがとうございます。それでは、市で購入して整備しておく必要があるというふうに判断した理由についてお伺いをいたします。 518 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 519 ◯ 森子育て支援課長 市で購入して整備する必要があると判断した理由につきましては、各施設に常に整備しておくことにより、軽度の風邪症状等の場合でも、少しでも感染の不安を感じた場合に短時間で検査をすることができることから、保育園等の利用者に安心して利用していただくことができ、安全に保育所等を運営することができるためでございます。 520 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 521 ◯ 坂田分科員 ありがとうございます。利用者はもちろんのこと、保育に当たる先生方も安心感というのは大きいというふうに思います。一方で、抗原検査に関しては、無症状の場合は検出が難しかったりですとか、PCR検査に比べて精度が若干劣るといった話もあるんですが、抗原検査で陰性だったからといって、絶対大丈夫というふうなことは思わずに、実際のそのときの症状ですとか経過等も含めて、お休みするなり医療機関にかかるといった判断は必要だと思います。過度に頼り過ぎることがないよう認識しておくということも非常に重要だというふうに思うんですが、その辺の認識と、あと、実際にどういった場合に抗原検査キットを活用することを想定されているのかお伺いいたします。 522 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 523 ◯ 森子育て支援課長 抗原検査キットに過度に頼ることがないようにという点でございますが、実際に熱の高い方や陽性者の近くで接触があった方などは、医療機関を受診するように案内をしております。職員が陽性であって、同じ事務室で仕事をしていたから心配だとか、家族が濃厚接触者になって、陽性になれば御自身も濃厚接触者なんだけれども、陰性かもしれない、出勤して大丈夫かといったちょっとしたところで抗原検査キットを積極的に使っていただいて、PCR検査のように時間がかからないというところで使っていくということで考えております。  あとは、お子さんと同じクラスの児童に感染者が出た場合に、ほかの園児が検査を行っていただき、陽性者が出た場合に周囲の職員や児童が無症状のまま感染を拡大してしまうリスクを軽減するための活用ですとか、先ほど申し上げましたが、軽度のせきや鼻水などの症状であっても、少しでも不安がある場合には検査を行うなど、職員が安心して勤務し、園児や保護者が安心して施設を利用していただけるように、園において必要と判断した場合には、積極的に活用していただくことを想定しております。 524 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 525 ◯ 榎本分科員 予算書126ページ、青少年指導者養成事業の青年ワーカーボランティア保険料について伺います。青年ワーカーボランティア保険料として6,000円が計上されており、予算額としては少額になると思いますが、新たに計上されておりますので、経緯についてお伺いいたします。 526 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 527 ◯ 篠崎児童青少年課長 計上の経緯でございますが、青年ワーカーボランティア保険料につきましては、青年ワーカーは自ら受講生となります青年ワーカーセミナーのほかに、ジュニアワーカーセミナーや青少年育成地区委員会のキャンプ、それから、その他のイベントにも積極的に参加するわけですが、そういった実践の場としてボランティアでの参加の際に、こうした保険について主催団体での保険対応となってございましたけれども、保険内容についてもそれぞれの団体で異なっている場合があることがございます。新たなボランティア活動の依頼があった場合などにも、青年ワーカーが安心してボランティアとして参加できるように、市で予算措置を行い、一括で青年ワーカーボランティア保険に加入するというふうにしたものでございます。 528 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 529 ◯ 榎本分科員 今、御答弁にもあったように、様々な活動で活躍されている青年ワーカーを私もいろいろな場所で確認をさせていただいております。地区キャンプなどでは、小学生たちのお兄さん・お姉さん的な立場で、活動を楽しませるスキルを持っておりますし、ジュニアワーカーからの経験と楽しく活動する向上心から来るものだと感じております。市で予算措置を行い、一括で保険加入することで、活動の場が広がり、安心して活動できるのであれば、額は少なくても大変意義のある予算になっているかと思います。  そこで、青年ワーカーの現在の人数も気になりますので、青年ワーカーボランティア保険料6,000円の内訳についてお伺いいたします。 530 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 531 ◯ 篠崎児童青少年課長 青年ワーカーボランティア保険料の内訳でございますが、こちらの保険につきましては、稲城市社会福祉協議会のボランティア保険に加入することを想定しておりまして、保険料が1人300円掛ける20人で6,000円というふうに積算をしているところでございます。 532 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 533 ◯ 榎本分科員 ありがとうございます。現在活躍されている青年ワーカーは20人いらっしゃるということで、今後の活躍が期待されるところでございます。青少年委員のサポート役として、また、ジュニアワーカーのよきお手本として活動されている青年ワーカーですので、引き続き支援をよろしくお願いいたします。 534 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 535 ◯ つのじ分科員 予算書190ページの学童クラブ運営事業について伺います。令和4年度から向陽台小学校学童クラブの民営化や受入定員の拡大に伴い、公営・民営の学童クラブの支援員の配置で予算項目に増減が出てくると思うんですけれども、これらに関わる人員配置はどうなっているのか伺いたいと思います。 536 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 537 ◯ 篠崎児童青少年課長 公営学童クラブの人員配置につきましては、令和3年度が21人、令和4年度が22人となります。向陽台小学校学童クラブの民営化に伴いまして5人減少していますが、受入定員拡大に伴いまして第六小学校学童クラブが2人、平尾小学校学童クラブ分室が4人の増となります。差引き1人の増となります。  一方で、民間学童クラブの人員配置でございますが、向陽台小学校学童クラブの民営化に伴いまして4人の増、それと、受入定員拡大によりまして第一小学校学童クラブが3人の増、若葉台小学校学童クラブが1人の増、平尾小学校学童クラブが1人の増、南山小学校学童クラブが3人の増、学童クラブ子どもの森が2人の増で、合計14人の増というふうになってございます。 538 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 539 ◯ つのじ分科員 丁寧な説明ありがとうございます。学童クラブの職員配置基準と受入定員の拡大の効果について伺いたいと思います。 540 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 541 ◯ 篠崎児童青少年課長 学童クラブの職員配置基準につきましては、稲城市学童クラブの設備及び運営に関する基準を定める条例に基づきまして、おおむね40人のクラス単位で2人の職員を配置してございます。  また、受入定員拡大の効果としましては、学童クラブを希望して入所できなかった児童が令和3年4月時点では102人おりましたところですが、令和4年4月の入所の2次審査の終了時点で31人となりまして、保留児の減少につながったものというふうに考えています。 542 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 543 ◯ つのじ分科員 学童クラブにおいては、充実することにより、より多くの子供たちが利用できることを大変に評価いたします。放課後子ども教室と学童クラブの連携により、放課後の子供の居場所のさらなる充実に期待をいたします。これは意見で結構です。 544 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 545 ◯ いそむら分科員 予算書の192ページ、平尾小学校学童クラブ分室について伺いたいと思います。令和4年度予算案に新たに平尾小学校学童クラブ分室が追加をされていますが、改めてその理由と今後の運営形態について確認をさせてください。 546 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 547 ◯ 篠崎児童青少年課長 都市基盤整備の進捗や市民ニーズの変化等から、学童クラブの入所申請数が増加していることを踏まえまして、緊急対策として学童クラブの受入定員の拡大を検討してきたところでございます。平尾小学校学童クラブは、特に就学児童の増加が多い地区であったことから、基準面積内での定員拡大をしたわけですが、これだけでは受入れができませんで、また、小学校内に空き教室等がなくて校内での拡大が難しいというふうに判断したことから、近隣の第三児童館内に平尾小学校学童クラブ分室を緊急対策として、公設公営の学童クラブとして開所をしまして対応するものでございます。  また、今後の運営形態については、令和5年度から第三児童館の民営化も予定しておりますので、これに合わせて平尾小学校学童クラブ分室の民営化を進めるために、令和4年度に運営事業者の選定を行ってまいりたいと考えております。 548 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 549 ◯ いそむら分科員 ありがとうございます。令和5年度より民営化される予定のため、令和4年度の1年間だけ公設公営で、平尾小学校学童クラブ分室を運営される予定であることを確認させていただきました。  再質疑ですが、学童クラブの支援員の配置人数と、有資格者なのかという点を確認させてください。  また、新たに公設の平尾小学校学童クラブ分室を第三児童館内に設置されるということでしたので、具体的にどの部屋を使う予定なのか、現在利用されている方がいらっしゃる部屋の場合、利用者への支障がないのか併せて伺いたいと思います。 550 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 551 ◯ 篠崎児童青少年課長 人員の配置でございますが、まず常勤が2名と、それから非常勤の職員2名の合計4人分で配置を行います。育成時間内に常に1人以上の有資格者の配置を行います。  また、現在、第三児童館の幼児の部屋、それから児童の部屋として利用している部屋を学童クラブとして使用しまして、これまでそこで行っていた事業については、プレールーム等ほかの部屋を活用することで、児童館の利用者の方々に支障のないように対応してまいりたいというふうに考えています。 552 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 553 ◯ いそむら分科員 ありがとうございます。最後にもう一点確認をさせていただきます。現時点で平尾小学校学童クラブ分室に通う予定の児童数と、あと、今回の学童クラブの定員拡大について何か利用者から御意見などありましたら教えてください。  また、平尾小学校から第三児童館までは大通りがあったり、また、距離も離れているので、安全対策が必要かなと考えるところもありますが、現段階で何か検討されていることがありましたら教えてください。 554 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 555 ◯ 篠崎児童青少年課長 令和4年3月4日の2次審査の終了時点では、平尾小学校学童クラブ分室へ通う予定の児童数は19人でございます。  利用者の御意見、こちらについては、受入定員の拡大への感謝などの御意見をいただきました。  また、3つ目で、登所のときの交通安全対策でございますが、まず、平尾小学校の通学経路を基本としまして登所ルートを定めまして、年度当初、子供たちが慣れるまでは、学童クラブ指導員が小学校まで出向かせていただき、付き添うなどの安全対策を講じる予定でございます。 556 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 557 ◯ 川村分科員 学童のことが続きましたので、私も質問させていただきます。予算書190・192ページの部分です。学童クラブの受入定員の拡大について、今回、緊急対策としまして、学童クラブの受入定員を855人から1,016人ということで161人増員されるんですが、入所ができない児童に対してはどのように対応するのか伺います。 558 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 559 ◯ 篠崎児童青少年課長 緊急対策としての取組でございますので、これによりまして全ての待機児童を解消するということはできないわけでございますが、放課後の居場所につきましては、学童クラブと放課後子ども教室の関係部署で連携をしながら、令和4年度に検討してまいりたいというふうに考えております。 560 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 561 ◯ 川村分科員 学童クラブと放課後子ども教室ということで、放課後子ども教室については伺いたいことがあるので後ほどにしますが、今のお話の中で、今後について児童数の増減などは地域ごとにもちろん出てくると思うんですが、どのように考えているのかというか、どういった市の考えで取り組んでいるのか伺います。 562 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 563 ◯ 篠崎児童青少年課長 今後、どういったように取り組んでいくのかということでございますが、児童数の増加に対する取組については、放課後の居場所事業全体の中で関係部署と令和4年度に検討をしてまいりたいというふうに思っています。 564 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 565 ◯ 川村分科員 令和4年度にということで期待したいところではあるんですが、この事案はこれまでの経験やデータなどがそろえられる案件でもあると思いますし、様々な状況を想定した取組が必要だと思います。市として先手を打った政策などの検討をいただければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。意見です。 566 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 567 ◯ 坂田分科員 それでは、予算書の182ページ、保育所等運営委託・補助事業の委託料、民間保育所等運営委託37億6,515万5,000円について伺います。新規事業として、医療的ケア児保育支援事業2,328万円が含まれているかと思いますけれども、この積算の内訳についてお伺いいたします。 568 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 569 ◯ 森子育て支援課長 民間保育所等運営委託の37億6,515万5,000円のうち、医療的ケア児保育支援事業2,328万円の積算内訳につきましては、看護師等の配置経費として529万円、保育補助者の配置経費として217万円、研修受講に係る経費として30万円の合計776万円を1施設分とし、現在の医療的ケア児の入所状況及びお問合せ件数等から、3施設分を見込んで予算計上しております。 570 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 571 ◯ 坂田分科員 この中で、看護師さんですとか保育補助の方の配置に係る費用を補助されるといったことなんですが、医療的ケア児1人に対して看護師や保育補助者をどのように配置されるのかお伺いいたします。 572 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 573 ◯ 森子育て支援課長 医療的ケア児に対する看護師や保育補助者の配置につきましては、必要な医療的ケアの内容やお子さんの預かり時間、各園の状況により異なりますので、受入れに当たっては事前に協議の上、各園において必要な看護師や保育補助者を配置し、市がその経費を補助するものでございます。 574 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 575 ◯ 坂田分科員 ありがとうございます。この中に、研修の受講に係る経費、こういったものも含まれているといったことなんですが、どのような研修を予定されているのかお伺いしたいと思います。 576 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 577 ◯ 森子育て支援課長 研修の受講に係る経費の対象となる研修は、保育士等が喀たん吸引等を行うことができるよう、認定特定行為業務従事者となるために必要な知識・技能を習得するための研修を受講する経費となっており、必要に応じ受講した場合に補助するものとしております。 578 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 579 ◯ いそむら分科員 予算書の178ページ、子育て支援コーディネーター事業研修講師謝礼とありますが、まずは研修のテーマについて伺いたいと思います。 580 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 581 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 子育て支援コーディネーター事業研修のテーマにつきましては、令和4年度に2回の研修を予定しております。そのうち1回が幼児期の命と安全教育に関することで、2回目が児童虐待と幼児期の心理的ケアに関することを予定しております。 582 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 583 ◯ いそむら分科員 2回の研修を予定されており、幼児期の命と安全教育に関することと、児童虐待と幼児期の心理的ケアに関することの研修とのことで確認をいたしましたが、それぞれに予定している研修内容についてもう少し詳しく教えてください。 584 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 585 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 具体的な研修内容につきましては、1回目の幼児期の命と安全教育に関することでは、一般的な安全教育のほかに、幼児期の子供たち自身が自分の体のプライベートゾーンを認識し、性的虐待を未然に防ぐような、安全教育に理解を深める内容を予定してございます。また、2回目の児童虐待と幼児期の心理的ケアに関することにつきましては、幼児期の子供の心のケアを施設職員がどのように進めていくかという実践方法などを学ぶ予定としてございます。 586 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 587 ◯ いそむら分科員 幼児期における命と安全教育については、一般質問で取組を提案させていただきましたので、令和4年度の研修テーマの一つとして取り組んでいただけるとのことで、大変よかったと思っております。  最後にもう一点伺いたいと思います。子育て支援コーディネーターは、保育の質の確保・向上においても重要な役割があると認識をしておりますが、令和3年度の実績を踏まえて、令和4年度においての具体的な子育て支援コーディネーターの取組について伺います。 588 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 589 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 令和3年度の取組といたしましては、各保育園が保育の質の向上を図るために、保育確認項目チェックシートを作成いたしまして、子育て支援コーディネーターが各保育施設を訪問して、各保育園の特徴を尊重しつつ、保育確認項目に基づいて市内17園の保育施設に訪問指導を行ってございます。令和4年度の具体的な取組につきましては、保育確認項目チェックシートをベースに、市内保育園と同等に、市内幼稚園や認可外保育所などの訪問指導に活用して、施設内の新型コロナウイルス感染対策を含めた感染対策や安全管理対策に取り組みたいと考えております。 590 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。
    591 ◯ 川村分科員 先ほども学童クラブの受入れの件で、190ページ・192ページのところで伺いました。受入定員の拡大をすることで放課後子ども教室と連携したいということは、総括質疑でもいただきましたし、先ほどの回答でもいただきました。実際に学童クラブと放課後子ども教室の違う点は、細かく並べると多々あると思うんですけれども、いま一度大きなすみ分けを教えていただけますか。 592 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 593 ◯ 篠崎児童青少年課長 この2つの事業のすみ分けでございますが、学童クラブは、保護者が就労等により昼間家庭にいない小学生の放課後の居場所事業でございまして、一方で、放課後子ども教室は、誰もが登録を行うことで子供たちが自主的に過ごすための放課後の居場所事業でございます。 594 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 595 ◯ 川村分科員 繰り返しになりますが、細かいところを見ていくと違うところはたくさんあるとは思うんですけれども、保護者ないしお子さん自身の希望では、結構学童クラブの希望が多いように感じているように思います。需要と供給の観点、それから、さらには場所や人員のことを鑑みると、統合するようなことというのは今後考えていないのか伺えますでしょうか。 596 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 597 ◯ 篠崎児童青少年課長 学童クラブと放課後子ども教室の統合につきましては、市民ニーズの変化や地域により状況が異なることから、令和4年度に放課後の居場所事業としまして関係部署と検討してまいりたいというふうに考えてございますが、現時点では、統合ということにつきましては未定でございます。 598 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 599 ◯ 川村分科員 もちろん簡単なことではないと思うんですけれども、今後、前向きな検討をお願いいたします。 600 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 601 ◯ いそむら分科員 予算書の192ページ、学童クラブについてなります。南山小学校学童クラブ増築工事設計委託について、予算の積算の内訳について伺いたいと思います。 602 ◯ 鈴木分科会主査 建築保全課長。 603 ◯ 谷口建築保全課長 南山小学校学童クラブにつきましては、都市基盤整備の事業進捗などに伴う待機児童数の増加に対応するため、現在の学童クラブと同程度の規模の増築を予定してございます。御質問の積算内訳でございますが、この増築工事に関わる設計費として約614万1,000円、ボーリング調査などの地盤調査に関わる費用として約259万1,000円、合計で873万2,000円でございます。 604 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 605 ◯ いそむら分科員 再質疑ですが、設計後、どのような増築工事を予定されているのか伺います。  また、令和4年度予算では設計委託のみですので、工事は令和5年度以降になるかと思いますが、設計委託から実際に増築工事を行うスケジュールについて確認をさせてください。 606 ◯ 鈴木分科会主査 建築保全課長。 607 ◯ 谷口建築保全課長 具体的な増築工事の内容につきましては、今後、設計の中で詳細を検討いたしますが、現在の南山小学校学童クラブは育成室が2部屋、トイレ・キッチンなどを含めまして延べ面積が約270平方メートルとなってございまして、増築につきましても同規模程度を予定しております。  また、スケジュールでございますが、本年4月より設計に着手し、令和5年度に工事を実施し、令和6年3月までに工事を完了する予定で考えております。 608 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 609 ◯ いそむら分科員 最後にもう一点確認をさせていただきます。1月に福祉文教委員会で御報告をいただきました学童クラブ受入定員の拡大においては、南山小学校学童クラブは現在80名のところ、現在の育成室で受入定員を拡大することと、新たに育成数を確保し、受入定員を拡大し、122名にするとの御答弁・御説明があったかと思います。今回の増築工事により、どの程度受入定員が拡大できるのか確認をさせてください。 610 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 611 ◯ 篠崎児童青少年課長 こちらについては、私のほうから答弁させていただきます。これはあくまでも予定でございますが、増築工事につきましては、40人定員の学童クラブ育成室を2部屋設置する予定としてございますが、緊急対策で借りております教室を通常教室に戻しまして、既存の学童クラブ育成室2クラス、80人と合わせまして160人程度の定員を予定しているところでございます。 612 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 613 ◯ 川村分科員 予算書の126ページです。中高生の居場所づくり事業の部分で、子ども居場所事業補助金は、令和3年度の37万円に対しまして、令和4年度は38万5,000円と1万5,000円増額していると思うんですが、その理由について伺います。 614 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 615 ◯ 篠崎児童青少年課長 子ども居場所事業補助金の1万5,000円の増額理由につきましては、これまでは申請に基づき前年度の上限を目安としまして必要額を計上しておりました。しかし、子ども居場所事業補助金交付要綱を見直しまして、活動している水曜日に対する回数、それから人数配置により補助をすることによりまして、1万5,000円の増額となっているところでございます。 616 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 617 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。そうしましたら、その内容なんですが、予算の内訳についてももう少し伺えますか。 618 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 619 ◯ 篠崎児童青少年課長 子ども居場所事業補助金の内訳でございますが、水曜日の居場所指導員ということで1,200円に人数の5人を乗じまして、それに回数の50回、これで30万円、それと、保険料と消耗品等の購入に対する補助として8万5,000円で、合計38万5,000円というふうになっておるところでございます。 620 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 621 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。ここまで聞くのも、私も実際に城山で中学生がバドミントンを楽しんでいる様子であったりとか、指導員の方と会話をしている様子を拝見しました。年の離れた友人のように、はたから見ていても頼りにされているのがうかがえました。これまで事業を行ってきた効果と、実際に利用されている中高生の声などがあれば教えてください。 622 ◯ 鈴木分科会主査 児童青少年課長。 623 ◯ 篠崎児童青少年課長 まず、子ども居場所事業の効果につきましては、中高生の居場所として、親でも先生でもない第三者の大人との触れ合いを通じて、ここは安心できる場所なんだというふうに思ってもらえることが効果であるというふうに認識しています。  利用する中高生の声でございますが、話ができてよかった、気持ちが楽になった、参加者同士でも友達になれたといったような声を聞いておるところでございます。 624 ◯ 鈴木分科会主査 暫時休憩いたします。                                午後2時38分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時48分 開議 625 ◯ 鈴木分科会主査 それでは、会議を再開いたします。  いそむら分科員。 626 ◯ いそむら分科員 予算書の178ページ、子どもショートステイ事業委託について伺いたいと思います。  令和3年度の当初予算額は234万9,000円でしたが、令和4年度予算案では285万4,000円と50万5,000円の増額となっております。まず、増額の要因について伺いたいと思います。 627 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 628 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 増額の要因につきましては、ショートステイ事業を委託している児童養護施設におきまして、稲城市の受入れ枠を確保するための施設契約料が令和3年度は月額15万円でしたが、人件費の高騰や様々な経費の上昇から月額20万円となるため、年間で60万円の増加となったためでございます。  利用回数等の精査を行い、対前年度比50万5,000円の増額の予算となってございます。 629 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 630 ◯ いそむら分科員 再質疑ですが、先日の一般質問でも本事業について御質問させていただきましたが、宿泊を伴わない預かり支援については、現在御検討中とのことでした。利用料など予算における検討状況を伺いたいと思います。 631 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 632 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 宿泊を伴わない預かり支援につきましては、宿泊を伴う預かり支援も含めた全体の枠組みの中で検討して、予算規模を増やさない形として、その中で1日利用料1,500円として予算化してございます。  具体的な取組については現在調整中であり、済み次第、事業を進めてまいります。 633 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 634 ◯ いそむら分科員 現在、予算の範囲内で宿泊を伴わない預かり支援を御検討いただいているということが分かりました。分かり次第、ホームページ等でも周知をお願いできればと思います。  最後に、利用料について伺いたいと思います。  本市の利用料は1泊3,000円ですが、他市の状況を調査したところ、利用料は1泊1,000円から6,000円と様々でしたが、本市では利用料3,000円とした理由について確認をさせてください。 635 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 636 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 利用料3,000円としている理由についてでございますが、現在1泊当たり6,000円の経費がかかるうち、利用者負担の原則に基づきまして半額程度を負担いただいております。他の区や市の状況等を踏まえて設定したものでございます。 637 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 638 ◯ 川村分科員 予算書の178ページです。近年、児童虐待については深刻な社会問題となっていると思います。稲城市でも少なからず問題提起されていることから、市でもどのような対策をしているのか、考えていくことは必要であります。  こちらにあります児童虐待対応研修講師謝礼として2万5,000円というのがあるんですが、こちらの内容について伺えますか。 639 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 640 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 児童虐待対応研修講師謝礼の内容につきましては、その分野の専門的な知見を持つ大学教授などによる児童虐待対応研修を年2回実施予定としております。児童虐待の背景などについて学び、複雑なケースなどについて、具体的な対応方策やアプローチについて、講師とともに職員が考える内容となってございます。  講義形式の概念理解と、ケーススタディーについては、研修受講者と講師との意見交換も行う予定としてございます。 641 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 642 ◯ 川村分科員 児童虐待には様々な家族背景があって、虐待のケースも一件一件違うと思います。そのことからも、ケースワーカーの方々の苦労というのも察せられるんですが、より迅速かつ効果的な対応が求められることからも、さらに具体的な事例を学んで予測していくことというのが必要不可欠と考えます。  この研修についてなんですが、市ではどのような課題を持っているのか伺います。 643 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 644 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 研修の課題については、様々な虐待ケースについて、これがベストという対応は必ずしもなく、より効果的なアプローチを模索するにとどまる点であると認識してございます。 645 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 646 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。今後についてはあれだと思うんですけれども、様々なノウハウを検証していただきまして、問題に対する効果的なアプローチをよろしくお願いいたします。意見です。 647 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 648 ◯ いそむら分科員 予算書176ページ、一番下の段、第2種会計年度任用職員報酬713万3,000円について、予算の積算の内訳と主な業務内容について伺いたいと思います。 649 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 650 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 第2種会計年度任用職員の報酬予算の積算内訳の内容でございますが、まずあそびの広場事業及び出張あそびの広場事業に、各実施日にそれぞれ1人の保育補助員を配置しておりまして、交通費を含んだ形の報酬等をそれぞれ222万円及び197万円計上してございます。  また、ケース会議等において助言を行う児童福祉司1人及び臨床心理士1人の報酬等が合わせて106万円、事務補助員職員2人の報酬等が約188万円でございます。 651 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 652 ◯ いそむら分科員 ありがとうございます。再質疑ですが、令和3年度の当初予算では599万円で、令和4年度予算案は713万3,000円ですので、114万3,000円の増額となっておりますが、増額の要因について確認をさせてください。 653 ◯ 鈴木分科会主査 子ども家庭支援センター課長。 654 ◯ 中島子ども家庭支援センター課長 増額の主な要因につきましてでございますが、まず令和4年度において報酬時間単価アップによる影響がおおむね16万9,000円ございます。1時間当たりの単価で、保育士が1,113円から1,141円、児童福祉司及び臨床心理士が2,045円から2,073円、事務職員が1,013円から1,041円に単価アップしております。  また、近年の子ども家庭支援センターの相談件数の増加に伴い、相談員の記録事務の負担が多いことから、業務の分担を行い、全体の効率化を図るために事務補助職員を配置し、記録に専念してもらうために報酬を97万4,000円程度増額するものでございます。 655 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 656 ◯ いそむら分科員 増額の理由としては、職員の単価アップ等、事務補助職員を配置するため増額されていることが分かりました。先ほども虐待のお話がありましたが、年々子ども家庭支援センターの相談件数は増加しているかと思いますので、そこで働く職員の皆様に過度な負担がかからないよう、引き続き適切な人員配置をお願いしたいと思います。意見です。 657 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 658 ◯ 川村分科員 予算概要説明書の18ページです。総括質疑でも保育システムの改修について質疑させていただきました。今後、導入に際しまして、園長会で意見を伺うということだったと思うんですが、園長会で意見を聞く理由、またどのようなことを想定して園長会を開こうと思っているのか伺います。 659 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 660 ◯ 森子育て支援課長 園長会で意見を聞く理由とはどのようなことを想定して開くかということでございますが、日割り計算の基準につきましては、現在は保育園を休園した場合は園児全員を、クラス休園の場合は該当クラスの園児と兄弟の保育料を日割り計算して減額しておりますが、それ以外の場合は1か月単位で休所した場合に保育料を返還免除しております。  システム改修を行うことにより、登園自粛や病気やけがで長期入院等をした場合など、休園以外の事由での日割り計算にも対応できる可能性の検討を予定しております。  休園とした場合には、市において対象児童と休園日数で日割り計算をすることが可能ですが、登園自粛等になりますと、日割りの計算に、園からどのお子さんがいつからいつまで登園自粛を行ったのかなど、詳細な報告をいただかないと処理することができません。保育園等にも負担が出ることも考えられますので、事前に意見を伺う必要があると考えております。 661 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 662 ◯ 川村分科員 詳細な説明ありがとうございます。各園によって状況が違いますので大変だと思うんですけれども、こちらの改修の時期でありますとか日割り計算対応の開始の時期など、分かる範囲で結構ですので、今後のスケジュールについて伺います。 663 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 664 ◯ 森子育て支援課長 改修の時期につきましては、令和4年度になりましたら速やかに手続を行い、改修し、コロナウイルス感染症の感染拡大による保育園の休所等にはすぐに対応してまいります。  休園以外の日割り計算の可能性につきましては、園長会等での意見を踏まえ、年度内に検討していきたいと考えております。 665 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 666 ◯ 川村分科員 なるべく園での負担が少ないように、早めに進めていただけることを願っております。意見です。 667 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 668 ◯ いそむら分科員 私も同じく保育システムの改修について何点か確認をさせてください。議案概要説明書では18ページになります。  現在、まだシステム改修の前ということなので、現在はどのような事務作業となっているのか伺いたいと思います。 669 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。
    670 ◯ 森子育て支援課長 保育所を休所とした場合の保育料の日割り計算の現在の事務作業につきましては、現行の保育システムには日割り計算の機能がないため、まず休所した保育園の該当クラスの園児、該当園児の兄弟を抽出し、エクセルの表計算機能等を使いまして個々に日割り計算を行い、日割り計算後の保育料を確定させます。確定した保育料の金額を保育システムに、該当園児1人ずつ金額を手作業で入力し、口座引き落としなどの処理を行っております。 671 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 672 ◯ いそむら分科員 ありがとうございます。現在については、エクセルの計算機能を使って個々に計算し、入金されているということでしたので、この間、第6波の影響で保育園も相次いで休所となっていますので、大変な御苦労があったかと思います。  再質疑ですが、システム改修を行うことでどの程度、事務作業を短縮できるのか伺います。また、令和4年度のタイミングでシステム改修を行う理由について、併せて確認をさせてください。 673 ◯ 鈴木分科会主査 子育て支援課長。 674 ◯ 森子育て支援課長 システム改修を行うことで、これまでのエクセルの表計算機能を使い、手作業で保育料の日割り計算を行っていた作業や、保育システムへの1件ずつの入力作業をシステム上で一括処理できるようになることから、事務にかかる時間を大幅に短縮することができます。  また、令和4年度のタイミングで改修する理由につきましては、令和3年度の9月以降、これまでに保育所等のクラス休園が相次ぎ、事務量が増大しておりますことから、今後の様々な感染症の感染拡大等による状況においても、安定して速やかな事務処理を行うため、国の新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を活用し、改修するものでございます。 675 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 676 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  暫時休憩をいたします。                                午後3時2分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後3時6分 開議 677 ◯ 鈴木分科会主査 休憩前に引き続き分科会を開きます。  次に、日程5、第10号議案 令和4年度東京都稲城市一般会計予算の教育委員会の所管に関する部分を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手を願います。田島分科員。 678 ◯ 田島分科員 予算書の294ページ、ここの大学連携に関する経費ということで、負担金補助及び交付金ということで33万円上げられていますけれども、学生ボランティア運営交付金ということで、ここでお金が出ているわけです。これまでの実績と、それから昨年より減額になった事情について伺います。 679 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 680 ◯ 高橋指導課長 それでは、お答えさせていただきます。  これまでの学生ボランティアの受入れ状況につきましては、平成30年度74名、平成31年度48名、令和2年度19名でございました。  予算の減額に関する内容でございますが、これまでの近年の実績を基に予算計上をした次第でございます。 681 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 682 ◯ 田島分科員 同じようなことを聞いて申し訳ないんですけれども、大学連携というのは、最初に書いてある教育行事とかそういうのに関わるんですか。何をするのかなというのがちょっと分からないので教えてください。 683 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 684 ◯ 高橋指導課長 大学連携という表記にはなっておりますが、学生のボランティアでございます。主な内容につきましては、教育活動中のボランティア活動、学習支援、それから休み時間等の児童・生徒の見守り等も含めての内容になっております。 685 ◯ 鈴木分科会主査 田島分科員。 686 ◯ 田島分科員 今初めて伺ったということなので、私もいろいろと何かなというのは分からなかったんですけれども、学生をこういうボランティア活動に参加させるということはとてもいいことだと思うので、だんだん減ってきているのがちょっと残念ですけれども、これからも充実させるように頑張っていただきたいと思います。終わりです。 687 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 688 ◯ 坂田分科員 それでは、予算書の288ページ、議案概要説明書の19ページの小学校における特別非常勤講師の活用についてお伺いいたします。  総括質疑の中でも触れたんですが、議案概要説明書には、小学校の一部の事業として体育と外国語活動を担わせるというふうに書かれております。この体育と外国語活動の具体的な内容についてお伺いをいたします。 689 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 690 ◯ 高橋指導課長 特別非常勤講師が担う体育と外国語活動の具体的な内容につきましては、まず体育につきましては、小学校体育科の器械運動やリズムダンス等の領域を指導するものでございます。外国語活動につきましては、小学校3・4年生における外国語活動を担当するものでございます。 691 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 692 ◯ 坂田分科員 令和4年度につきましては、今お答えがありましたように、特別非常勤講師に小学校の体育の器械運動やダンス、3・4年生の外国語活動の一部を指導していただくといったことは分かりました。  これまでは誰がどのように指導してきたのか。また、外国語活動にはALTという外部講師も入っているというふうに聞いておりますが、このALTとの違いも含めてお伺いをいたします。 693 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 694 ◯ 高橋指導課長 小学校の体育の器械運動やリズムダンス、3・4年生の外国語活動について、これまではどのように指導してきたかにつきましては、体育も外国語活動も担任が指導しておりました。  外国語活動につきまして、年間35時間の指導のうち15時間程度、アシスタント・ランゲージ・ティーチャー、いわゆるALTがチームティーチングにて指導補助をしております。このALTにつきましては、特別非常勤講師とは別に令和4年度も実施予定でございます。 695 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 696 ◯ 坂田分科員 ありがとうございます。これまで担任の先生が受け持っていた授業の一部をこの特別非常勤講師の方が専門性を生かして指導していただけるようになるといったことは、子供たちにとっても大変有意義であるというふうに思いますが、先生方の働き方改革にもつながる取組であるというふうに考えますと、大変期待が持てる事業であるのかなというふうにも思います。  この特別非常勤講師の方は、稲城市内の全ての小学校に配置される予定なのか、最後にお伺いしたいというふうに思います。 697 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 698 ◯ 高橋指導課長 特別非常勤講師の配置につきましては、東京都から申込み希望の調査があり、予算積算時点では、稲城市立小学校12校のうち8校が申し込んでおります。 699 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 700 ◯ 榎本分科員 予算書292ページ、教育センター運営に関する経費の心理検査委託について伺います。  総括質疑では、心理検査委託の概要と経緯について確認をさせていただきましたので、この心理検査の内容について伺いたいと思います。 701 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 702 ◯ 高橋指導課長 心理検査委託で行う検査の内容につきましては、WISC-IV、知能検査など、発達の状況をはかる標準化された発達検査を想定しております。 703 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 704 ◯ 榎本分科員 知能や発達の検査ということで理解をいたしました。  令和4年度については検査を委託するということで予算計上されておりますが、これまでは検査が必要な児童・生徒にはどのように対応されてきたのかお伺いいたします。 705 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 706 ◯ 高橋指導課長 これまでに検査が必要な場合の対応につきましては、本市の教育相談室等の心理士が検査を実施したり、保護者の方に病院やクリニック等で自己負担による検査を受けていただいておりました。  しかし、近年、検査を受ける児童・生徒数の増加により、本市の教育相談室等の心理士が請け負える件数を大幅に超えてしまっていることなどから、令和4年度からは発達検査を外部委託し、検査の必要な児童・生徒への検査を保障してまいりたいと考えております。 707 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 708 ◯ 榎本分科員 検査を必要とする児童・生徒が増えてきている状況についてよく分かりました。  これまで市の教育相談の心理士の皆様が相談業務を行いながら発達検査等も行っていただいていたことについては、心理的な検査ということで、気遣いや信頼関係に大変な御苦労もあったかと思います。これまでの対応に感謝をしたいと思います。  また、保護者の方にも、状況によってはお子さんの検査を受けるために病院、クリニック等を受診するということで、検査代も負担したということもあったかと思います。今後は、検査を外部に委託することでこれらの改善につながるのかなと思います。心理士及び保護者の皆様の負担軽減に期待したいと思います。  それでは、もう1点確認させていただきたいのですが、この発達検査等は検査する側と受ける側の信頼関係なども大変重要になってくるかと考えますが、外部委託する上で留意する点があれば伺います。 709 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 710 ◯ 高橋指導課長 検査を外部委託する上で留意する点につきましては、委員のおっしゃるように、検査を実施する側と受ける側の信頼関係は重要ですので、検査を実施する側から、検査について丁寧な説明を行うことや、信頼できる委託先の確保が重要であると認識しております。 711 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 712 ◯ つのじ分科員 予算書の310ページ、小学校の教育振興費の備品購入費について伺います。  公明党は、これまで学校図書館の情報化とか、さらなる拡充について要望してきております。例えば学校図書館の司書の配置だったり、各学校の図書館のパソコンの配置など、学校連携のシステム導入など、様々なことを要望してまいりました。  令和4年度予算で学校図書館の情報化に関する内容があれば伺います。 713 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 714 ◯ 佐藤教育総務課長 令和4年度における学校図書館の情報化に関する予算につきましては、小学校教育振興費の備品購入費におきまして、若葉台小学校、南山小学校の各予算額の中で、図書の蔵書管理や貸出し管理ができる学校図書館管理システム及びバーコードリーダーの購入経費を計上しております。若葉台小学校、南山小学校以外の学校につきましては、既に導入済みでございます。 715 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 716 ◯ つのじ分科員 学校図書館管理システム及びバーコードリーダーの購入経費が計上されることに評価いたします。  ただ、各学校だけでなく、予算を見ると学校間での本の情報が入ればスムーズな情報共有になりますし、手間も省けると思います。  そこで、若葉台小学校と南山小学校の学校の配当予算の中で計上しているということなんですけど、具体的な予算額について伺うのと、令和4年度で全ての小中学校に学校図書館管理システムが導入されるということなので、システム導入による期待される効果について伺いたいと思います。 717 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 718 ◯ 佐藤教育総務課長 学校図書館管理システム及びバーコードリーダーの購入経費につきましては、それぞれの学校で11万5,000円を計上しております。  なお、期待される効果といたしまして、これまで紙やエクセルなどで行っていた学校図書の蔵書管理がシステムを導入することで、蔵書の登録情報がバーコードリーダーで簡単に取り込むことができることや、蔵書の検索もスムーズに行うことができ、児童・生徒への図書の案内がスムーズにできるようになったことでございます。  また、蔵書管理に関する学校図書館活性化推進員の方の負担も減ることで、児童・生徒の調べ物学習のサポートや読書活動の推進に一層取り組むことができるようになることが効果であると考えております。 719 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 720 ◯ つのじ分科員 まずは、各学校でも導入されることにより、大変な作業だったことなど司書さんからすごくお聞きしていたので評価いたしますが、市内全校間の連携も引き続き入れていただいて、多額になるんですけれども、それも要望したいと思います。これは意見で。 721 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 722 ◯ 川村分科員 予算書の338ページです。総括質疑でも伺いました放課後子ども教室事業の需用費、消耗品費のレベルアップとしまして、こちら、新型コロナウイルス感染症の抗原検査キットを600キット購入とありました。現在、様々な使用の抗原検査キットが出回っていると思うんですが、こちらで購入のものはどのようなキットなのか確認させてください。 723 ◯ 鈴木分科会主査 暫時休憩をいたします。                                午後3時21分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後3時21分 開議 724 ◯ 鈴木分科会主査 再開いたします。  生涯学習課長。 725 ◯ 奥谷生涯学習課長 使用方法でございますが、大体30秒から1分程度、鼻の粘膜を採取いたしまして、そちらを専用の液に入れます。こちらのほうで、約15分ほどで陰性・陽性の結果が分かるというものでございます。 726 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 727 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。言い方を換えれば、鼻をぐりぐりするパターンというのがよく分かりました。  選択方法とか基準というのが市のほうで価格の面でもあったのかどうか、確認させてください。 728 ◯ 鈴木分科会主査 生涯学習課長。 729 ◯ 奥谷生涯学習課長 価格の基準で申し上げますと、昨年、同じキットを購入して、引き続き新たに、いつでも、濃厚接触者の疑いであったり、また微熱などの症状があった場合、あるいは市中感染が広がって多くの子供たち、その保護者が不安を感じることのないよう、迅速かつ的確に検査ができるように、引き続き同様な抗原検査キットを購入したものでございます。 730 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 731 ◯ 川村分科員 分かりやすい説明ありがとうございました。引き続きということで、正確性のあるものを選ばれたということがよく分かりました。 732 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 733 ◯ いそむら分科員 予算書312ページの小学校GIGAスクールに関する経費の端末修理業務委託について伺いたいと思います。  こちら、令和4年度予算に新たに端末修理業務委託が計上されておりますが、まず理由について確認をいたします。 734 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 735 ◯ 高橋指導課長 端末修理業務委託を計上した理由につきましては、令和3年度はタブレット端末のメーカー保証が1年間ございましたが、令和4年度はメーカー保証が切れることから、修理等にかかる費用が発生するというものでございます。 736 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。
    737 ◯ いそむら分科員 メーカー保証が切れることから、新たに端末修理業務委託が計上されたことが分かりました。  再質疑ですが、現状の修理が発生している状況について、件数であったりどのような理由であったのか、また全額自己負担での修理も発生しているのかなどを確認させてください。  また、現状の課題などを踏まえ、できるだけ修理が発生しないよう、タブレットを使用する児童・生徒や保護者への注意喚起や具体的な対策も必要であると思いますが、その点において令和4年度はどのように取り組まれるのか伺いたいと思います。 738 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 739 ◯ 高橋指導課長 令和3年度に発生したタブレット端末の修理の内容と修理台数につきましては、初期不良や破損等によるもので180台ございました。  修理費の負担状況につきましては、児童・生徒に瑕疵があり、任意の保険に加入していないことから全額負担いただいたケースがございます。  また、タブレットを使用する児童・生徒や保護者への注意喚起等につきましては、令和4年度も年度当初に、学校を通して使用方法に関する児童・生徒への指導と保護者への注意喚起を行ってまいります。 740 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 741 ◯ いそむら分科員 ありがとうございます。やはり高額な機器になりますので、できるだけ修理が発生しないよう、引き続き取組をお願いしたいと思います。  最後にもう1点なんですけれども、予算額320万1,000円の予算の内訳について確認をさせてください。 742 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 743 ◯ 高橋指導課長 端末修理業務委託の予算の内訳につきましては、小学校の場合は、タブレット端末の修理に関する単価3万480円の105台分で320万1,000円でございます。 744 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 745 ◯ 坂田分科員 それでは、議案概要説明書の22ページ、先ほど障害福祉課のほうでちょっとかぶって聞いてしまったんですけれども、教育相談室の分室の移転についてお聞きをいたします。  今現在、中央文化センター隣にある教育相談室、この機能というのは完全に移転してしまうのか、その内容についてまずお伺いをしたいと思います。 746 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 747 ◯ 高橋指導課長 教育相談室の分室につきましては、現在、中央文化センター隣にある教育相談室分室を発達支援センター分室内に完全に移転いたします。 748 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 749 ◯ 坂田分科員 今現在、中央文化センター隣にある教育相談室分室というのは、老朽化等の関係からも、以前より新たな場所を探していたということも伺っておりますので、今回、そういった移転というふうになるわけですけれども、発達支援センター分室内に完全に移転ということになるんですが、教育相談室を移転することにより期待される効果みたいなものについて教えていただければと思います。 750 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 751 ◯ 高橋指導課長 教育相談室の分室を発達支援センター分室内に移転することによる効果等につきましては、移転後も教育相談機能につきましては、その内容を維持し、就学時や学校における困り事など、発達支援センターとの連携を引き続き行ってまいります。 752 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 753 ◯ 坂田分科員 今まで以上に細かな対応ができるといったことなのかなというふうに思うわけですけれども、要は、課をまたいだ横断的な連携というのをしっかり行えるかどうかというのは非常に重要になってくるかと思うんですが、その辺の認識について、最後、お伺いしたいと思います。 754 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 755 ◯ 高橋指導課長 各課の連携につきましては、令和3年度も各課での会議等を定期的に持ち、現場の視察等も含めて継続しております。今後も、部をまたいで課同士の連携を強化してまいりたいと思います。 756 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。榎本分科員。 757 ◯ 榎本分科員 予算書302ページ及び320ページになります。小学校管理運営費と中学校管理運営費の学校施設清掃委託について伺います。  まずは、学校施設清掃委託の事業概要についてお伺いいたします。 758 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 759 ◯ 佐藤教育総務課長 小学校及び中学校の学校施設清掃委託の概要でございますが、学校のトイレをはじめ、カーペット、窓ガラス、プール、空調室内機、貯水槽などの清掃業務のほか、各学校の用務業務について、市職員の配置がない学校に委託事業者による用務員を配置する委託内容でございます。 760 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 761 ◯ 榎本分科員 各清掃業務に加えて、市の職員が用務員として配置されてない各学校の用務員を委託事業者で配置する事業であったかと思います。  では、令和3年度当初予算と比較して、小学校では734万円、中学校では330万8,000円の増額になっておりますが、その理由についてお伺いします。 762 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 763 ◯ 佐藤教育総務課長 令和3年度予算と比較して増額になっている要因でございますが、令和3年度末に退職予定の市職員の用務員が数人いることから、委託事業者による用務員の人数を増員したことが主な要因でございます。 764 ◯ 鈴木分科会主査 榎本分科員。 765 ◯ 榎本分科員 退職予定の市の職員の用務員さんが複数いることから、その後の採用については、委託事業者からの採用になっているということが分かりました。  用務員については、ベテランの経験豊富な方が働かれているイメージがあり、再雇用としても働かれているのかと思います。経験豊富な方については、長く勤めてもらうことで効果が上がる作業もあるのかと思いますし、高齢者の雇用にもつながると考えます。  今後も、委託事業者による用務員が増えてくるように思われますが、委託事業者の用務員が増えていくことで課題がないのかお伺いします。 766 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 767 ◯ 佐藤教育総務課長 用務業務を委託へ切り替えることの課題ということでございますが、委託事業者において、用務業務を遂行できる技能を有した方を配置いただいていることから、特段課題はないと認識しております。 768 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 769 ◯ つのじ分科員 予算書348ページ、図書館事業費の中の17備品購入費について伺います。  令和3年度の予算額に対して、令和4年度は8万5,000円の増額となっておりますが、内容について伺いたいと思います。 770 ◯ 鈴木分科会主査 図書館課長。 771 ◯ 久野図書館課長 今回、備品購入費が令和3年度予算額に対し8万5,000円の増額要求となっておりますのは、施設用の備品といたしまして、録音図書再生録音機を購入するための費用でございます。  これは、中央図書館における障害者サービスの一環として、平成22年度から視覚障害者向けの録音図書再生録音機を1台、再生機を2台、計3台配置しておりますが、10年以上が経過し、特に1台しかない再生録音機につきましては生産終了品となっており、メーカーによる故障した場合の修理の受付も令和5年2月に終了するとのことから、後継機種を購入するための費用を計上したものでございます。 772 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 773 ◯ つのじ分科員 中央図書館における録音図書再生機の利用内容について、再度伺いたいと思います。 774 ◯ 鈴木分科会主査 図書館課長。 775 ◯ 久野図書館課長 中央図書館における録音図書再生機の利用につきましては、視覚障害者向けサービスを御利用の方に対して、録音図書及びその活用方法を紹介する際に、スタッフが機器を用いて説明を行っているほか、録音図書再生機については、御希望の方に対して貸与しているところでございます。 776 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 777 ◯ つのじ分科員 希望される方に貸与されることが分かったんですけれども、先ほど御答弁の中で障害者のサービスの一環としてるるお話を伺いました。  障害者が情報を得やすくするために、国のほうなんですけれども、公明党の厚生労働部会は合同会議を開き、超党派の議員連盟がまとめた障害者の情報の取得・利用や意思疎通に関する施策を総合的に推進する法案を了承したんですね。  様々な取組がこれから進んでくると思いますし、また補助金の拡充も期待するところなので、さらなる障害者サービスとして推進してもらいたいところなんですけれども、そこにおいて、稲城市に戻りますけれども、後継機種が購入により期待される効果について伺いたいと思います。 778 ◯ 鈴木分科会主査 図書館課長。 779 ◯ 久野図書館課長 後継機種購入により期待される効果についてでございますが、現在使用中の機器の故障によりサービスが提供できないことを防止するとともに、現在の機器はCDやSDカード、USBメモリへの記録や再生は行うことができますが、オンラインデータサービスには対応していないため、これに対応した後継機種を購入することにより、今後、利用・提供可能な視覚障害者向けサービスの選択肢の拡充が図れるものと考えております。 780 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 781 ◯ 川村分科員 予算書の290ページ、議案概要説明書の13ページです。分科会では同会派の梶浦委員が、コミュニティ・スクールの関係事業講師謝礼について、研修会の目的、講師の人選について伺わせていただいたと思います。実際、市ではどういった課題があると考えているのか伺います。 782 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 783 ◯ 高橋指導課長 コミュニティ・スクールを導入するに当たっての課題等の認識につきましては、これからコミュニティ・スクールの設置というところでございますので、学校の管理職につきましても、その運営等についてスキル等をこれから高めていく、そういったところでの専門的な知識を高めていくことが必要であると認識しております。 784 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 785 ◯ 川村分科員 これからということなんですけれども、分科会での回答の中に、こちらにお願いする講師などは、実績がある他地区の学校管理職や学校運営協議会委員の方を想定ということだったんですけれども、今のところの状況でいいんですが、どういった方にお願いする予定があるのかなど、決まっていれば教えてください。 786 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 787 ◯ 高橋指導課長 講師等の任用につきましてですが、現時点では未定でございます。 788 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 789 ◯ いそむら分科員 予算書の312ページの小学校GIGAスクールに関する経費について、こちら、また再度伺いたいと思います。  令和3年度の当初予算にありましたGIGAスクールサポーター業務委託が令和4年度予算案ではなくなっていますが、まずその理由について伺いたいと思います。 790 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 791 ◯ 高橋指導課長 GIGAスクールサポーター業務委託につきましては、令和2年度に東京都より端末導入支援を目的とした補助金があり、本市としては、GIGAスクールサポーターとして端末導入支援を令和2年12月から令和3年11月までの1年間実施いたしました。  この期間はタブレット端末の導入直後であり、初歩的な端末操作に関することから、グーグルアプリの活用に関すること、教員への研修、授業中の児童・生徒へのサポートなど、多岐にわたる業務を支援する必要がありましたので予算を計上いたしました。  令和4年度につきましては、一定のタブレット端末に係る支援が整ったことから、予算要望しておりません。 792 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 793 ◯ いそむら分科員 ただいま御説明いただきましたこの間のGIGAスクールサポーターの取組については、理解をいたしました。  ただ、やはり今後も教員のICTスキルの向上は必要であると思いますが、令和4年度において、教員のタブレット活用についてのスキルアップなどにはどのように取り組まれるのか伺いたいと思います。 794 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 795 ◯ 高橋指導課長 令和4年度の教員等のタブレット活用に関するスキルアップ等につきましては、指導課主催のタブレット活用推進委員会において、各学校での好事例を情報共有したり、校内でスキルアップ等の研修会を実施したりしてまいります。 796 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 797 ◯ いそむら分科員 最後にもう1点確認をさせていただきます。  先日、一般質問においてもオンライン授業について質問をさせていただきましたが、その際、課題については、急遽、学級閉鎖が決まった翌日のオンライン授業に使用する教材を作るための時間の確保が難しかったことや、低学年の子供によっては1人で準備や対応ができず、保護者が付きっきりにならなければいけないことなどがあったとのお答えがございました。  これらの課題を踏まえて、市内全小中学校での課題の共有や、どの教員の方でも、急遽オンライン授業を実施することになったとしても対応できるように、引き続き取り組んでいただきたいと思いますが、令和4年度のオンライン授業への取組について伺いたいと思います。 798 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 799 ◯ 高橋指導課長 令和4年度のオンライン授業等への取組につきましては、今後の新型コロナウイルス感染の状況に限らず、この第6波の感染拡大状況から学んだ経験を生かし、日頃からオンライン授業への準備と指導方法の情報収集を進めるとともに、各学校で蓄積したオンライン授業に関するデータを全校で共有し、活用してまいります。 800 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 801 ◯ 坂田分科員 予算書の302ページの委託料の中のカラープリンタ保守委託について伺います。  こちら、城山小学校と若葉台小学校にカラープリンターがあるということなんですけれども、これはふだんどのような活用をされているのか、まずお伺いしたいと思います。 802 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 803 ◯ 佐藤教育総務課長 カラープリンターの活用方法でございますが、これまで印刷業者に発注していた学校要覧ですとか卒業式用の学事報告などを自校で印刷することが可能となっております。 804 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 805 ◯ 坂田分科員 外に注文していたものを自校でできるようになったということは理解をいたしました。  また、その中で、カラープリンターというのは城山小学校と若葉台小学校に1台ずつあるというだけで、ほかの学校にはないと思うんですけれども、ほかの学校もこれを共有して活用するというような話もあったと思うんですが、実際、ほかの学校とかもこれを使われるような事例というのはあるのかどうか、確認をさせてください。 806 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 807 ◯ 佐藤教育総務課長 例えば稲教研の研究紀要の冊子につきましては、城山小学校のカラープリンターを使いまして市内教員分を全て印刷しております。 808 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 809 ◯ 坂田分科員 最後に、このカラープリンターを使うことで教職員の方々の働き方改革に実際役立っているのかどうか、その点を確認させてください。 810 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 811 ◯ 佐藤教育総務課長 こちらにつきましては、自動でホチキスどめができるですとか仕分作業が不要になることから、教職員の方の作業時間を大幅に短縮することができており、働き方改革につながっていると認識しております。 812 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。つのじ分科員。 813 ◯ つのじ分科員 議案概要説明書の19ページ、第四次稲城市生涯学習推進計画策定事業についてお伺いをいたします。  公明党として代表質問でも質問させていただいたんですけれども、策定に当たり業務委託を行わず、生涯学習課の職員で進めていくということでしたけど、新規事業として191万4,000円が計上されているんですけど、どこに計上されているのか。また、その内訳についても伺いたいと思います。
    814 ◯ 鈴木分科会主査 生涯学習課長。 815 ◯ 奥谷生涯学習課長 令和4年度新規事業といたしまして、第四次稲城市生涯学習推進計画策定の191万4,000円でございますが、予算書98ページ、会計年度任用職員関係費に生涯学習課職員の補助的役割を担う第1種会計年度任用職員の報酬として191万4,000円が含まれております。  民間によるコンサルティング委託を行わずに、第四次稲城市生涯学習推進計画の策定作業を円滑に進めていくことを目的として1名を増員し、人員体制を強化するものでございます。 816 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 817 ◯ つのじ分科員 第四次稲城市生涯学習計画の策定に向けて、職員の補助的役割について具体的に伺うのと、また策定に向けた取組についても具体的に伺いたいと思います。 818 ◯ 鈴木分科会主査 生涯学習課長。 819 ◯ 奥谷生涯学習課長 第1種会計年度任用職員が担う具体的な補助的役割につきましては、令和3年度に行った生涯学習に関する市民意識調査の分析及び集計などの資料作りや、定期的に行われる社会教育委員の会議などの市民会議及び庁内会議での意見等の集計と議事録作成、印刷製本に至る一連の工程など、庶務的な業務を担っていただきます。  また、策定に向けた取組といたしましては、第三次計画の各政策の進捗状況をしっかりと検証し、第五次稲城市長期総合計画の整合性を図りながら、これからの稲城の生涯学習を見据え、稲城の実情に合った実効性のある稲城らしい計画を、これまで策定作業を積み重ねてきた経験やスキル、ノウハウを生かして、民間のコンサルティング委託をせずに、市民とともにつくってまいりたいと考えております。 820 ◯ 鈴木分科会主査 つのじ分科員。 821 ◯ つのじ分科員 市民とともにつくり上げていくということが稲城らしい計画になると思われますので、コンサルティングを委託せずに、稲城らしい第四次稲城市生涯学習計画が反映されて実施されることに期待いたします。意見です。 822 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 823 ◯ いそむら分科員 予算書344ページ、公民館主催事業、報償費、講師謝礼について伺いたいと思います。  令和3年度の当初予算では207万7,000円で、令和4年度予算案は212万6,000円ですので4万9,000円の増額となっております。  令和3年度では講師が23名で、令和4年度は講師が25名と記載されておりますので、2名増えたことにより増額されていると思いますが、増額された理由について確認をさせてください。 824 ◯ 鈴木分科会主査 生涯学習課長。 825 ◯ 奥谷生涯学習課長 令和3年度当初予算では、持続可能な行財政運営の確保のため、市全体で費用対効果、必要性、有効性、客観性など、例外なく全ての事務事業について検証した結果の1つとして、公民館主催事業の講師謝礼を見直しましたが、令和4年度はウィズコロナ・アフターコロナを見据え、これまでどおり基本的な感染対策を徹底し、コロナ以前に近い学びの提供を確保していくために、親と子の教室の講師謝礼2名分を増額したものでございます。 826 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 827 ◯ いそむら分科員 親と子の教室の講師謝礼が2名増額された予算であることが分かりました。  私も子供が小さいときに親と子の教室に参加をさせていただきましたが、本当に工夫された様々な講座があり、また大変貴重な学びの場になりました。また、その場でも新しい出会いがあり、今でも親と子の教室で出会ったお母さんたちとはお友達としてもつながっております。  この間、コロナ禍でも調理実習などが難しかったり、これまでも講座内容等もいろいろと検討されたのではないかと思いますが、ウィズコロナ・アフターコロナを見据えた本事業の取組について伺いたいと思います。 828 ◯ 鈴木分科会主査 生涯学習課長。 829 ◯ 奥谷生涯学習課長 親と子の教室事業を含め、公民館主催事業につきましては、これまでと同様に、感染状況の動向を注視しながら、国や都の示す感染防止のための基本的対処方針などを遵守し、徹底した感染防止対策を講じていくとともに、ウィズコロナ・アフターコロナを見据え、状況に応じた事業展開に取り組んでまいりたいと考えております。 830 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 831 ◯ いそむら分科員 最後に、令和3年度からの改善・工夫についてはどのように取り組まれるのか伺いたいと思います。 832 ◯ 鈴木分科会主査 生涯学習課長。 833 ◯ 奥谷生涯学習課長 令和4年度も引き続き、公民館主催事業に参加する方々が感染リスクなどで不安を抱くことのないよう、基本的な感染対策の徹底に努めるとともに、公民館運営審議会の御意見や事業に参加された市民の声などを参考に、必要に応じて工夫するなど、柔軟に取り組んでまいりたいと考えております。 834 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。坂田分科員。 835 ◯ 坂田分科員 予算書の338ページ、文化財保護行政費の需用費、印刷製本費の文化財調査報告書等印刷についてお伺いをいたします。  文化財保護行政事業のこの予算につきましては、令和3年度に比べまして令和4年度は63万7,000円の増額となっておりますが、その理由についてお伺いをいたします。 836 ◯ 鈴木分科会主査 生涯学習課長。 837 ◯ 奥谷生涯学習課長 文化財調査報告書等印刷が令和4年度63万7,000円の増額となっております理由についてお答え申し上げます。  これまで市民から寄贈されてきた古文書について、平成31年度から4年計画で調査を進めてまいりましたが、令和4年度、調査が完了することから、これを報告書としてまとめ、稲城市の古文書第3巻を500冊発行するための印刷製本費でございます。 838 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 839 ◯ 坂田分科員 それでは、これまで寄贈されてきました古文書の数と具体的な内容についてお伺いをいたします。 840 ◯ 鈴木分科会主査 生涯学習課長。 841 ◯ 奥谷生涯学習課長 古文書の数でございますが、21人の市民から計2,393点寄贈されました。  古文書の具体的な内容でございますが、商いの帳簿や訴訟関係資料、そして村の移り変わりを記した内容など、当時の稲城村の様子や社会情勢などを知る手がかりとなる貴重な歴史資料となっております。 842 ◯ 鈴木分科会主査 坂田分科員。 843 ◯ 坂田分科員 大変貴重な資料であるということが分かりました。  また、これを500冊発行されるということなんですけれども、具体的にこれをどのように活用されていくのか、最後、お伺いしたいと思います。 844 ◯ 鈴木分科会主査 生涯学習課長。 845 ◯ 奥谷生涯学習課長 今後の活用方法といたしましては、広く周知・PRしていくために、こちらを文化財調査報告書ということで販売をいたしたいと思います。  また、販売価格につきましては、かかった経費、受益者負担ということでの適正な価格を設定した上で販売してまいりたいと思います。 846 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。川村分科員。 847 ◯ 川村分科員 予算書の294ページです。12の委託料の外国人講師派遣委託について伺います。  1,361万3,000円の部分ですね。こちらなんですけれども、こちらの委託先について伺いたいと思います。  そして、こちらは何名分の先生で、何校に派遣されているものなのか伺います。 848 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 849 ◯ 高橋指導課長 外国人講師派遣委託に関する委託先と教員の派遣状況につきましてですが、まず委託業者のほうは1社、プロポーザル等を行いまして選定をしております。そして、講師等でございますが……。 850 ◯ 鈴木分科会主査 暫時休憩いたします。                                午後3時54分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後4時8分 開議 851 ◯ 鈴木分科会主査 再開いたします。  指導課長。 852 ◯ 高橋指導課長 貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。  それでは、先ほどの答弁の続きでございますが、令和4年度の講師につきましては、現時点では4名を予定しております。 853 ◯ 鈴木分科会主査 4名と、あと何校か。 854 ◯ 高橋指導課長 失礼いたしました。4名で、小学校12校、中学校6校、合計18校全校を予定しております。 855 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 856 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。1社にお願いしていて4名の外国人講師をお願いしているということで、小中合わせて18校ということは分かったんですけれども、年間通してどのようなコマで先生たちが回っているのかというのは分かりますでしょうか。 857 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 858 ◯ 高橋指導課長 年間の予定でございますが、小学校は3・4年生各15時間、5・6年生各25時間、特別支援学級に10時間ずつ、中学校は1学年19時間ずつ、特別支援学級に5時間ずつ巡回指導をしていただく予定でございます。 859 ◯ 鈴木分科会主査 川村分科員。 860 ◯ 川村分科員 ありがとうございます。今ぱっと計算ができないのであれなんですけれども、実際に4名の方で回していらっしゃって、講師をされている方からの意見では、金額に対して期待される部分とかお願いされる部分の負担が大きいなど伺っているんですが、先ほどの答弁でプロポーザル方式で会社を選定されているということだったんですけれども、最後に、このプロポーザルということは、お勧めされてそこを決めていると思うんですけれども、これは何年ごとに見直していくものであるのかとか、決め方の規定などはあるのか、伺わせていただきます。 861 ◯ 鈴木分科会主査 指導課長。 862 ◯ 高橋指導課長 業者の選定につきましては、必要に応じて毎年度ということも検討しております。  現時点で委託している業者が、先日のプロポーザルでは講師に充てられる時間が最も多かったことからこの業者を選定しております。今後、それを超える業者等が出てきた場合には、また適宜対応してまいりたいと考えております。 863 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。いそむら分科員。 864 ◯ いそむら分科員 予算書298ページ、小学校管理運営費の需用費、修繕料について、各小学校と共通施設用で予算計上されていますが、予算の積算根拠について伺いたいと思います。 865 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 866 ◯ 佐藤教育総務課長 各学校の修繕料につきましては、児童・生徒数やクラス数などに応じまして、学校に定められる予算の総額の枠内で、学校が次年度の修繕計画に基づき予算を計上しております。  共通施設等の修繕につきましては、学校の予算では対応が難しい大きな修繕に対応するものでございます。 867 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 868 ◯ いそむら分科員 各学校において教職員の方などが日々の安全点検を実施されているかと思いますので、点検した際に不具合箇所が発見された場合に、基本的には学校の予算内で対応されると理解をいたします。  共通施設等の修繕料については、学校の予算では対応が難しい大きな修繕に対応するものとの御答弁でしたが、もう少し考え方について伺いたいと思います。 869 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 870 ◯ 佐藤教育総務課長 学校施設・設備の不具合につきましては、軽微な修繕の場合は各学校の予算の中で対応しておりますが、漏水や雨漏りなど金額が大きいなどして学校予算の中で対応が難しい修繕につきましては、共通施設等の修繕料の中で対応しているものでございます。 871 ◯ 鈴木分科会主査 いそむら分科員。 872 ◯ いそむら分科員 共通施設等の修繕料の考え方について分かりました。  最後にもう1点、確認をさせていただきたいと思います。令和3年度の第2回の定例会で、学校の遊具等での事故予防の取組について一般質問をさせていただきましたが、その際には、国の「学校環境における工作物及び機器等の安全点検について」の依頼を踏まえた専門的な点検等の対応については、今後、その必要性を総合的に判断するとの御答弁がございましたが、令和4年度の予算積算においてどのような検討をされたのか伺いたいと思います。 873 ◯ 鈴木分科会主査 教育総務課長。 874 ◯ 佐藤教育総務課長 学校施設・設備につきましては、各学校及び教育委員会が適切に安全点検を実施しており、安全性に懸念が見られた場合や不具合が見つかった際には、専門業者による点検を実施するなど、適切に対応してまいります。 875 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 876 ◯ 鈴木分科会主査 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  以上で本分科会の審査は全て終了いたしました。  お諮りいたします。本分科会の審査経過報告については、主査に御一任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 877 ◯ 鈴木分科会主査 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  以上で、予算特別委員会福祉文教分科会を散会いたします。                                午後4時14分 散会  以上のとおり会議の次第を記録し、これを証す るため署名する。   予算特別委員会福祉文教分科会主査                 鈴木   誠 Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...