• 調理業務委託(/)
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  1. 稲城市議会 2021-03-29
    令和3年第1回定例会(第9号) 本文 開催日: 2021-03-29


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時55分 開議 ◯ 議長(渡辺 力君) ただいまから本日の会議を開きます。   ───────────────────────────────────────── 2 ◯ 議長(渡辺 力君) この際、日程第1、第4号議案 稲城市長、稲城市副市長及び稲城市教育長の給与の特例に関する条例及び日程第2、第9号議案 稲城市火災予防条例の一部を改正する条例の2件を一括議題といたします。  本案については総務委員会に付託してありますので、委員長から報告を求めます。総務委員長。      〔総務委員長 鈴木 誠君 登壇〕 3 ◯ 総務委員長(鈴木 誠君) 本委員会に付託されました第4号議案及び第9号議案の2件につきまして、3月11日に委員会を開催し、審査を行っておりますので、その審査経過と結果を御報告いたします。  第4号議案 稲城市長、稲城市副市長及び稲城市教育長の給与の特例に関する条例につきましては、質疑・討論がなく、採決の結果、起立全員により原案のとおり可決されました。  第9号議案 稲城市火災予防条例の一部を改正する条例につきまして、質疑の概要を申し上げます。  問い、急速充電設備の定義について、「最大出力を現行の50キロワット以下から200キロワット以下とする」とのことだが、改正することになった経緯は。現在、市内に急速充電設備はあるのか。答え、電気自動車の普及に伴い急速充電設備の設置が進むことが想定される中で、現行では、全出力が50キロワットを超える急速充電設備については施設係員の対応となり、運転手自らは充電できない。このことから運転手が充電できる全出力の上限を200キロワットに拡大することで、運転手が短時間で充電できる急速充電設備の設置を可能とするために改正するものである。急速充電設備の設置については、消防本部への届出義務はないが、2つの事業所の設置を確認している。  問い、自動火災報知設備等と連動して行う通報等の承認について、送信される信号またはボタンを押すこと等一つの操作で送信される信号を受けた者が現場を確認する前に通報を行う場合は、承認が必要であったが、今回の改正で不要になった。従前の規定での「信号を受けた者」とは誰を指すのか。なぜ承認が不要になったのか。効果は。答え、「信号を受けた者」とは、社会福祉施設医療機関等委託している警備会社等である。本制度の運用開始当時は、119番通報において誤った通報が散見されたことから承認を必要としたが、現在では、誤った通報等もなくなったことから承認を不要とした。効果は、事務の効率化と、有事の際に警備会社等が早く現場に駆けつけることで、迅速な消防活動につなげられることである。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、第9号議案起立全員により原案のとおり可決されました。  以上で総務委員会の報告を終わります。 4 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。──質疑がありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。  これより第4号議案 稲城市長、稲城市副市長及び稲城市教育長の給与の特例に関する条例を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 5 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第4号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第9号議案 稲城市火災予防条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
         〔賛成者起立〕 6 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第9号議案委員長の報告のとおり可決されました。   ───────────────────────────────────────── 7 ◯ 議長(渡辺 力君) この際、日程第3、第5号議案 稲城市立保育所設置条例の一部を改正する条例及び日程第4、第7号議案 稲城市介護保険条例の一部を改正する条例の2件を一括議題といたします。  本案については福祉文教委員会に付託してありますので、委員長から報告を求めます。福祉文教委員長。      〔福祉文教委員長 市瀬ひさ子君 登壇〕 8 ◯ 福祉文教委員長市瀬ひさ子君) 本委員会に付託されました第5号議案及び第7号議案の2件につきまして、3月12日に委員会を開催し、審査を行っておりますので、その審査経過と結果を報告いたします。  初めに、第5号議案 稲城市立保育所設置条例の一部を改正する条例につきまして、質疑の概要を申し上げます。  問い、第三保育園と第六保育園を民営化することになった理由は。答え、民間にできることは民間にという考え方に基づき、待機児童対策としてこれまで民営化しながら保育園を建設してきた。そうした経過の中、取り組んできた政策である。  以上で質疑を終結し、討論は、反対討論が1件ありましたので、申し上げます。  反対討論。地域で子育てをしていく上で、保育園同士が連携し、全体を支援していくときに、公立保育園は全体の要となる役割と、行政機関としての役割を持っている。公立保育園の数を維持し、子育て対策の中心の役割を求めてきたことから、今後も市がしっかりと役割を果たすことを求め、反対する。  以上で討論を終結し、採決の結果、第5号議案は起立多数により原案のとおり可決されました。  次に、第7号議案 稲城市介護保険条例の一部を改正する条例につきまして、質疑の概要を申し上げます。  問い、所得の低い世帯への対応は。答え、公費による負担軽減を行っている。  問い、市民意見公募で、保険料改定に関する市民からの御意見はあったか。答え、保険料見直しに関する御意見・御要望は、1件もなかった。  問い、保険料を上げないために、介護保険給付準備基金をどのように使っているか。答え、今後の介護保険料の設定も踏まえ、基金残高の45%ほどを取り崩し、この保険料設定の案としている。  以上で質疑を終結し、討論は、反対討論が1件ありましたので、申し上げます。  反対討論介護保険給付準備基金は、これまで使い切れなかった保険料が積み残されたものであり、被保険者に還元すべきである。基金を使えば、保険料を値上げしないですむことから、高齢者の厳しい暮らしの中で、介護保険料を値上げしないで据え置くことを求めて、反対する。  以上で討論を終結し、採決の結果、第7号議案は起立多数により原案のとおり可決されました。  以上で福祉文教委員会の報告を終わります。 9 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。──質疑がありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。9番、田島きく子さん。      〔9番 田島きく子君 登壇〕 10 ◯ 9番(田島きく子君) 日本共産党田島きく子です。第5号議案 稲城市立保育所設置条例の一部を改正する条例に、日本共産党稲城市議団を代表して、反対の討論を行います。  第5号議案では、稲城市立第三保育園及び稲城市立第六保育園の民営化に伴い、稲城市立保育園設置条例の一部を改正する必要があるので、本案を提出するとのことです。地域の中で子育てをしていく上で、保育園同士が連携し、全体をどう支援していくかとなったときに、公立保育園が中心に据わって全体の要になっていく、そういう役割が期待されています。また、公立保育園は行政の機関としての役割を持っています。日本共産党は、公立保育園を減らすのではなく、しっかり数を維持して、子育ての対策の中心としての役割を求めてきました。今後も市が公立保育園を通してしっかりとした役割を果たすことを求めて、第5号議案反対討論といたします。  続いて、第7号議案 稲城市介護保険条例の一部を改正する条例について反対の討論を行います。今回、介護保険料の基準額を5,200円から5,400円に値上げするものです。介護保険運営協議会の資料では、介護保険給付準備基金の45%を取り崩して5,400円にすると説明されています。日本共産党稲城市議団は、これまで介護保険準備基金は使い切れなかった保険料が積み残されたものであり、それは被保険者に対し還元するべきだと主張してきました。介護保険給付準備基金をちゃんと使えば、保険料を値上げしないで済みます。高齢者の厳しい暮らしの中で、介護保険料値上げをしないで据え置くことを求めて、反対討論といたします。 11 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、討論を終結いたします。  これより第5号議案 稲城市立保育所設置条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 12 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立多数であります。よって第5号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第7号議案 稲城市介護保険条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 13 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立多数であります。よって第7号議案委員長の報告のとおり可決されました。   ───────────────────────────────────────── 14 ◯ 議長(渡辺 力君) この際、日程第5、第6号議案 稲城市国民健康保険条例の一部を改正する条例から日程第7、第21号議案 稲城市道路線の廃止についてまでの3件を一括議題といたします。  本案については建設環境委員会に付託してありますので、委員長から報告を求めます。建設環境委員長。      〔建設環境委員長 池田英司君 登壇〕 15 ◯ 建設環境委員長池田英司君) 本委員会に付託されました第6号議案から第21号議案の3件につきまして、3月15日に委員会を開催し、審査を行っておりますので、その審査経過と結果を報告いたします。  初めに、第6号議案 稲城市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、質疑・討論がなく、採決の結果、起立全員により原案のとおり可決されました。  次に、第8号議案 稲城市新型コロナウイルス感染症対策特別資金融資あっせん条例の一部を改正する条例につきまして、まず質疑の概要を申し上げます。  問い、条例改正の内容と理由は。本融資は、業種や業態による制限があるのか。使途、限度額及び融資期間は。答え、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う文言の改正と、売上減少比較対象年を前年から前年または前々年に改正し、また、資金繰りを支援するために、貸付期限を1年間延長して令和4年3月31日までに改正した。使途は、事業経営に必要な運転資金設備資金で、最大限度額は1,000万円である。特に業種による制限は設けていない。融資期間は最長7年で、融資期間の当初12か月は据置きもできる。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、第8号議案起立全員により原案のとおり可決されました。  次に、第21号議案 稲城市道路線の廃止についてにつきまして、まず質疑の概要を申し上げます。  問い、市道1315号線と1316号線が廃道になった後の土地の権利の関係、処分の関係及び今後の予定は。答え、市道1315号線の一部は、冨永氏より払下げの要望があるので、冨永氏に売り払う予定である。1316号線については、第二中学校の用地であるので、行政財産として、所管替えを行う予定である。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、第21号議案起立全員により原案のとおり可決されました。  以上で建設環境委員会の報告を終わります。 16 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。──質疑がありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。  これより第6号議案 稲城市国民健康保険条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 17 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第6号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第8号議案 稲城市新型コロナウイルス感染症対策特別資金融資あっせん条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 18 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第8号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第21号議案 稲城市道路線の廃止についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 19 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第21号議案委員長の報告のとおり可決されました。   ───────────────────────────────────────── 20 ◯ 議長(渡辺 力君) この際、日程第8、第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算から日程第14、第19号議案 令和3年度東京都稲城市病院事業会計予算までの7件を一括議題といたします。  本案については予算特別委員会に付託してありますので、委員長から報告を求めます。予算特別委員長。      〔予算特別委員長 中山賢二君 登壇〕 21 ◯ 予算特別委員長中山賢二君) ただいま議題となりました第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算から第19号議案 令和3年度東京都稲城市病院事業会計予算までの7件につきまして、予算特別委員会の審査結果を報告いたします。  本委員会は、3月16日に総括質疑を行った後、3分科会を設置し、17日・18日・19日の3日間にわたり詳細に審査をし、26日に各分科会主査審査経過報告を行いました。その後、採決の結果、7議案とも原案のとおり可決されました。  以上で予算特別委員会の報告を終わります。 22 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。──質疑がありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。8番、山岸太一君。      〔8番 山岸太一君 登壇〕 23 ◯ 8番(山岸太一君) 日本共産党山岸太一です。日本共産党稲城市議団を代表して、第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算、第15号議案 土地区画整理事業特別会計予算、第16号議案 介護保険特別会計予算に対して、一括して反対の立場から討論を行います。  緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナ陽性者の数は下げ止まり、逆に増加の兆しを見せています。早くも第4波の到来、緊急事態宣言の再発出が懸念されています。  日本共産党志位和夫委員長は、3月12日に菅総理大臣宛てに、コロナ封じ込めのための大規模検査を求める緊急要請を行いました。現状を打開するためにあらゆる手だてを取ることが必要ですが、その中でも、無症状の感染者を発見し保護するためのPCR等検査を抜本的に拡充することが急務です。これまでも、新規感染者数の減少に伴い検査数を減らしてしまったことが次の感染拡大の波を招く一因となってきたのではないでしょうか。そうした悪循環を繰り返してはならないと思います。そのためにも、日本共産党は、1、社会的検査高齢者施設とともに医療機関障害福祉施設などに広げ、職員に対して頻回・定期的に行い、対象を利用者にも広げて感染防御を図ること、2、モニタリング検査を1日10万件の桁で大規模に行い、感染封じ込めを図ること、3、変異株の疑いを確認する検査の割合を大幅に引き上げることを国に対して要請し、また今市議会においても、一般質問代表質問で、市としてPCR検査の積極的な実施を求めてまいりました。今こそ、コロナ封じ込めのための大規模検査という戦略を持ち、それを実行することが必要ではないでしょうか。  新型コロナ禍によって、市民の暮らしと営業は大きな痛手を受けています。それは、新年度予算の中でも強く表れています。市民税・個人市民税の所得割は前年度よりも5億円の減、法人市民税法人税割は1億円の減となっています。まさしく市民の置かれた厳しい実態の反映ではないでしょうか。だからこそ、市民の暮らと営業を守るための施策が求められます。私たちは、新年度予算案について、新型コロナから市民の命・暮らし・営業を守り、子育て・教育・医療・介護・暮らし第一の予算編成を求める立場から質疑に臨んでまいりました。その上で、次の3点の理由で新年度予算に反対いたします。  まず第1点、一般会計予算、土木費の大幅増であります。土木費の総額は43億200万円、前年度予算と比較して約11億円の増、増加率137%。予算に占める割合は、前年度8%だったのに、12%と急増しています。一般会計に占める土木費の割合は、多摩地域の中でも突出して高くなっています。今求められているのは、新型コロナを封じ込めるための積極的な検査の実施、個人の暮らしや中小業者の営業を補償するための経済的支援であり、そのために予算を使うべきであります。暮らしや営業が厳しい今のこの状況で、土木費に大きく振り分けるこの新年度予算は、バランスを欠いたものと言わざるを得ません。  第2は、土地区画整理事業特別会計南山土地区画整理事業補助金であります。もともと南山土地区画整理事業に対する補助金は総額20億円であり、2018年度末の段階で終了したはずでした。ところが、事業総額の膨張により市の補助金が26億円に増やされ、新年度予算でも新たに2億円の補助金が支出されます。私たちはこれまでも南山開発に対して、自然を大切にしてほしいという市民の税金を貴重な自然を失う丘陵開発へ補助金を支出すること、500億円に上る事業費を7割の減歩による保留地処分等で作るという事業計画のリスク、高盛土造成による危険性など、問題点を指摘してきました。これからも、稲城の貴重な自然環境を残してほしいと願う多くの市民の税金を開発の補助金に支出していくということに反対するものであります。  第3は、介護保険特別会計介護保険料の値上げであります。介護保険料は、3年ごとの事業計画の見直しのたびに値上げされ、制度開始当初、基準月額3,000円の保険料だったのが、1.8倍、5,400円まで上がることになります。新型コロナ禍の中で、介護保険料を値上げせずに据え置く、また値下げするという自治体もあります。稲城市も同じ立場を取るべきではないでしょうか。高齢者の暮らしを守るという立場から、介護保険料の値上げには反対するものであります。  以上3点の理由で、一般会計予算土地区画整理事業特別会計予算介護保険特別会計予算に反対いたします。  次に、事業の改善・充実、課題の検討を求める施策について何点か述べます。まず、市債発行、公債費の在り方についてです。新年度では、初めて土地区画整理事業のための市債7億円の借入れが盛り込まれています。私たちは、市債発行の全てに反対するものではありませんが、固定費としての公債費が年々増加していく中で7億円の土地区画整理事業債が今後に及ぼす影響については、慎重な検討が必要ではないでしょうか。  続いて、市役所駐車場の有料化についてです。昨日3月28日から市役所駐車場の有料化が開始されました。予算質疑の中で明らかになったのは、市役所駐車場については、赤字の事業であり、駐車料金の減免利用が増えれば赤字幅も拡大していくということです。昨年、持続可能な行政運営という理由で、利用料や使用料の一斉値上げがされましたが、赤字の事業を新たに作り出すということについて、市民の理解を得られるのでしょうか。同時に、公民館利用者などからは、駐車料金の無料時間の拡大、免除対象の拡大について要望が出されています。そもそも有料化の必要性・意義について問い直すことが本当に必要になっています。そして、管理コストのさらなる見直しをしながら、市役所・公民館・地域振興プラザ利用者が利用しやすい駐車場にしていくための減免制度の拡大を求めるものであります。  次に、民間保育所等振興費補助金についてであります。これは、各保育園の事業を支え、安心して子供を預けることのできる保育環境をつくっていくための補助金であり、歴史的経過の中で一つ一つの項目が積み上げられていったものです。それを突然、前年度の予算で大きく削減し、新年度予算でもその分の改善がされていません。今、稲城市内にも事業所を置いてある、ある民間の保育事業者が不採算と経営改善を理由に、都内で次々と保育所を閉鎖して、それが大きな問題になっています。今必要なのは、安定して事業を継続し、余裕・余白のある人員体制の中で、子供たちが安心して過ごすことのできる保育環境をつくっていくことです。引き続き、振興費補助金の削減分の改善を求めます。  そのほか、新年度予算で見直しや廃止となったひとり暮らし等高齢者の見守り体制整備事業、給食食材放射能測定、放課後子ども教室、車いすタクシー、心身障害者団体等補助金、公民館主催講座等、成人式送迎バス委託などの事業については、当事者への丁寧な説明と周知、代替施策の実施、必要に応じた再実施などを求めます。  新年度予算には、市民の要望や私たち市議会での提案などを基に、暮らしや福祉の前進のための施策も多く盛り込まれています。予算編成に当たられた職員の皆さんの努力に敬意を表します。  重症心身障害・医療的ケア児者通所事業所整備促進事業補助金については、日本共産党稲城市議団は数年にわたって毎回の議会で、障害者施設の整備状況などを示しながら、施設の充実を求めてきました。施設整備のための補助金の新設については、本当に大きな前進であると考えます。そのほかにも、おやこ包括支援センターの新設、学習支援事業の継続、城山テニスコートの改修、iバス運行事業、自治体新電力会社の検討開始、消防はしご車の点検整備などは、市民の暮らしを支える重要な施策であると考えます。前進面を評価しますが、残念ながら予算総体としては、開発優先、市民への負担増となっている予算と言わざるを得なく、反対するものであります。これらの問題点や課題については、これからの1年間、様々な形で指摘し、改善について提案していきます。  日本共産党稲城市議団は、市民に最も身近な地方自治体として、新型コロナウイルス感染症から市民の命・暮らし・営業を守り、暮らしと福祉第一の市政実現を目指し、2021年度も様々な立場の市民の皆さんと力を合わせていくことを述べて、反対討論といたします。  以上です。 24 ◯ 議長(渡辺 力君) 1番、いそむらあきこさん。      〔1番 いそむらあきこ君 登壇〕 25 ◯ 1番(いそむらあきこ君) 市民クラブのいそむらあきこです。市民クラブを代表し、第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算につきまして、賛成の立場から討論をいたします。  昨年は、新型コロナウイルス感染症という未知なるウイルスとの闘いの年でありました。早期の収束を期待しましたが、今年に入っても状況は変わらず、また変異ウイルスも広がりを見せており、依然として市民の不安は拭えない状況です。  しかし、昨年と大きく異なるのは、新型コロナワクチンの登場です。16歳以上の市民への予防接種作業は、自治体にとって、これまでに経験したことのない大きな事業になるかと思いますが、接種を希望する全ての市民に対して必要な体制の整備と、またワクチン接種に対して不安を抱えている市民への丁寧な対応をお願いいたします。  また、新型コロナウイルス感染症が日本経済に与えた影響も大きく、本市においても、予算編成において減収を前提とした中で、義務的経費の支出増を捻出しなければいけない状況となり、従来事業の見直しが必須となりました。  このような状況の中、稲城市の令和3年度の一般会計予算は356億900万円で、令和2年度当初予算に対して17億1,500万円、比率で4.6%の減となりました。  歳入は、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、自主財源の根幹をなす市税が149億8,325万円と、前年度当初予算額に対し5億4,279万1,000円、比率で3.5%の減となっています。基準財政需要額から基準財政収入額を差し引いた不足分の補填として、地方交付税と臨時財政対策債がそれぞれ前年度よりも増額となっていますが、臨時財政対策債が前年度比128.5%と大幅に増加しております。臨時財政対策債は、その元利償還金全額が基準財政需要額に算入され、償還時の普通交付税などで補填される市債ではありますが、国の財政状況も大変厳しい中、今後も普通交付税よりも臨時財政対策債が増加することが懸念されます。引き続き注視してまいりたいと思います。  市債においては、18億7,284万7,000円と、前年度比39.9%の減となっています。臨時財政対策債は、直ちに将来の負担を増大させるものではないこと、その他幾つかの市債においては、地方交付税措置があり、措置率70%と、有利な市債が活用されていることを確認させていただきました。また、財政状況が大変厳しい中では、地方財政計画における有利な財源を活用しながら、引き続き必要な事業を進めていただくことを要望いたします。  令和3年度の財政運営の基本としては、3つの柱を挙げられています。まず1つ目の柱は、新型コロナウイルス感染症から市民の生命と暮らしを守る取組を続けることです。令和2年度より民間委託をしております福祉くらしの相談窓口について、3名体制を継続、新型コロナウイルス感染症対策特別資金融資あっせん事業の貸付期間を令和4年3月31日までに延長することを評価いたします。非正規雇用で仕事がなくなり、家賃を払うことすら難しい方や、様々な公的支援の対象にならない離婚前のひとり親世帯、客足が減少している飲食店など、引き続き生活や経営の悪化が懸念されます。国や都の支援などから抜け落ちる個人や業種に対して、きめ細かく寄り添った対応をお願いいたします。  また、コロナ禍で孤独や孤立に起因していると見られる問題が深刻化しております。昨年の自殺者数は約2万1,000人と、11年ぶりに増加に転じています。厚労省が自殺者の原因・動機となった問題を分析したところ、「孤独感」は434人で前年比31.5%増となり、また文科省の調査では、昨年の小中高生の自殺者は前年比41.3%増の479人と過去最多になりました。新型コロナウイルス感染拡大に伴って深刻化する孤独・孤立問題に省庁横断で対応するため、内閣府に孤独・孤立対策担当室が新設され、対策の強化が期待されます。本市においても、学校での早急な対策強化や、10代から20代、子育て世代など、日頃電話よりSNSを使う世代については、利用しやすいチャット相談の導入や積極的なアウトリーチ支援など、寄り添った施策の検討を求めます。また、高齢者も、外出や生きがいになっていた活動ができず、望まない孤独にならないよう工夫が必要です。今までのように人が集まる地域活動が積極的にできない中、どのようなことならできるのか、またインターネットを使わない方にも必要な情報が行き届くよう、「新しい生活様式」の下での新しい地域の交流を市民とともに市としてもぜひ研究していただきたいと考えます。  次に、2つ目の柱は、第五次稲城市長期総合計画基本構想に定める将来都市像の実現に向け、基本計画に掲げる各種施策の取組を進め、持続可能な行財政運営に努めることです。見直しとなった幾つかの事業については、財政危機アラートの観点と新しい生活様式を踏まえた観点からという御提案でありましたが、廃止や見直しとなった事業について、その理由の点検をさせていただきました。  障害者に関する分野では、心身障害者団体等市補助事業の各種補助金の見直しについては、丁寧に説明し、活動に支障を来すことのないよう、注意深く配慮を行うべきと考えます。車いすタクシー運行事業の廃止については、関係者にはその理由や代替となるサービスの紹介などを丁寧に行い、支障のないように進めていただくようお願いいたします。  また、重症心身障害者・医療的ケア児者通所事業所整備促進事業補助に取り組まれることを評価し、必要な方に必要なサービスが行き渡るよう、関係者への周知を丁寧に行っていただきますようお願いいたします。
     高齢者分野では、ひとり暮らし等高齢者の見守り体制整備事業について、実態調査の実施方法を見直して継続実施されることを評価し、また高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業に取り組み、高齢者の生活の質の向上が実現されることを期待いたします。  保育の分野では、国の公定価格を基に算定される民間保育所等運営委託のうち、人件費やキャリアアップ補助金がきちんと保育従事者の下に届いているかの点検を行うとともに、民間保育所等振興費補助金につきましては、私立保育園園長会への説明を丁寧に行い、そごが生じないよう十分に意思疎通を図っていただきますようお願いいたします。  新規事業におきましては、私たちも要望してまいりました、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援の体制づくりを稲城版ネウボラとして、おやこ包括支援センターを立ち上げ、取り組まれることを評価いたします。育児パッケージ配布事業やファーストバースデーサポート事業、多胎児家庭支援・移動経費補助事業、産後ケア事業が実施されることにより、育児負担・不安の軽減につながることを期待いたします。  また、育児支援ヘルパー事業においても、利用上限時間の拡大と多胎児家庭の利用料の軽減を行うことを評価いたします。  学校給食につきましては、新調理場にてアレルギー対応給食を開始されること、残渣リサイクルに取り組まれることを評価いたします。  SDGsの分野では、自治体新電力会社立上げ検討事業、緑被率調査事業の取組を評価いたします。  そして、ポストコロナに向け積極的に取り組んでいただきたいと考えるのは、デジタルトランスフォーメーション戦略であります。ICT推進課の新設と、ICT運用管理業務支援委託により、庁内での推進体制の構築と合わせて、国が示しております自治体デジタルトランスフォーメーション推進計画の重点取組事項についても積極的に進めていただくことを期待いたします。  また、行政のデジタル化の推進は、市民生活の利便性などを考えても推進すべきものではありますが、デジタル化の恩恵を受けにくい市民へのサポートを行い、デジタル格差の解消に努めるとともに、デジタル化と同時に進めなくてはならない特定個人情報の保護についても、民間とは異なる立場からしっかりと対応されることをお願いいたします。  最後に、3つ目の柱として、市民の安全を最優先に、引き続き防災・減災対策に計画的に取り組むことです。令和3年度予算では、梯子車特別点検整備事業、小田良地区の防災行政無線子局にスピーカーを増設、押立堀排水機場ポンプ交換工事、防火水槽整備事業が予算計上されており、これらの事業を確実に実施していただくことにより、市民の安心・安全につながることを期待いたします。  また、新型コロナウイルスの流行を受け、大きな地震が来た後でも避難所に行かずに自宅での生活を続ける在宅避難への注目が集まっていますが、在宅避難の必要性を感じる人は約65%の一方で、自宅で安全・安心に過ごす自信がある人は約30%という調査報告もあります。家具の転倒防止対策や、在宅避難者へ届きにくい情報や支援物資の課題など、在宅避難においても安全に安心して過ごせるよう、引き続き防災力の強化に取り組んでいただくことを要望いたします。  以上、これまでに申し上げた要望事項について、新型コロナウイルス感染症対策基金などを活用し、令和3年度において積極的に取り組んでいただくことをお願い申し上げ、賛成討論といたします。 26 ◯ 議長(渡辺 力君) 12番、川村あやさん。      〔12番 川村あや君 登壇〕 27 ◯ 12番(川村あや君) 稲城市議会新政会を代表いたしまして、第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算及び第15号議案 令和3年度東京都稲城市土地区画整理事業特別会計予算につきまして、賛成の立場で討論いたします。  この1年は、新型コロナウイルスに影響された1年となりました。国の令和3年度の一般会計予算は106兆6,097億円と、過去最大となり、3次補正予算と合わせ、感染拡大防止に万全を期しつつ、中長期的な課題、デジタル社会、クリーン社会、活力ある地方、少子化対策など、全世代型社会保障制度などにも対応する予算としています。一方で、3月23日に内閣府が公表しました月例経済報告によりますと、景気は、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして依然として厳しい状況にある中、持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さが見られるとしており、景気の回復は道半ばという状況にあります。  また、東京都が1月29日に公表した令和3年度一般会計予算案は7兆4,250億円と、令和元年度に次ぐ過去2番目の規模となっています。東京都はこの予算を、厳しい財政環境の中にあっても都民の命を守ることを最優先としながら、東京の経済を支え、その先の未来を見据えて、都政に課せられた使命を確実に果たしていく予算としており、新型コロナウイルス感染症対策やデジタル化による都民サービスの向上などを進めるとしています。一方で、都税収入は令和2年度より3,996億円、7.3%と大幅減を見込んでおり、基金残高は減少し、都債残高は増加するなど、極めて厳しい財政状況となっております。市は、情報収集に努め、市民生活に影響がないよう、都に要望していただきたいと思います。  こうした中、稲城市の令和3年度の一般会計予算は356億900万円で、令和2年度当初予算373億2,400万円に対して17億1,500万円、4.6%の減となり、過去4番目の予算規模となっています。市は、令和3年度の当初予算編成に当たり、コロナ禍による大幅減収を想定し、財政危機アラート状態として、各部署からの予算要求に当たり、従来以上に相当な危機感を持って臨むことを求めました。  実際に、歳入予算の状況としては、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受ける状況となっており、本市の一般財源の中心をなす市税が、納税義務者の所得減や土地の課税標準額が据え置かれることなどの影響により、5億4,279万1,000円の減となっております。こういった厳しい状況の中、地方交付税や臨時財政対策債の増、財政調整基金の活用などによりまして、一般財源総額では3,367万5,000円の増と、令和2年度以上の一般財源を確保し、市民サービスへの影響を最小限に抑えております。  次に、歳出予算の状況です。まずハード面の整備では、城山公園テニスコートの改修工事について、かねてから要望の高かった砂入り人工芝コートへの改修が行われます。昨年度は使用料・手数料の見直しが大きな議論となりましたが、適正な使用料の設定が持続可能な行財政運営につながることを示したよい事例であると考えています。  そして、市民の生命と財産を守る防災・減災対策の取組も行われました。引き続きの取組に期待いたします。  そして、認可保育所の受入児童数の拡充については、特に低年齢児の定員の増を図っておりまして、継続的な課題である待機児童対策に対して有効な手段であると思います。  以上、令和3年度一般会計予算は、第五次稲城市長期総合計画の初年度として、基本構想に掲げる将来都市像の実現に向けた予算になっていると判断いたします。今後も引き続き、持続可能な行財政運営に努めていくことを求めます。  続きまして、土地区画整理事業特別会計予算についてです。これまでも稲城市では、土地区画整理事業により、良好な住みよい環境づくりと公共施設の整備・改善を図るために、市街地の一体的な整備に取り組んでいて、特定財源の確保に努めながら、関係管理者の方々の御理解と御協力を得つつ、活力あるまちづくりの実現に向けた事業が推進されていることを認識しております。  市施行の土地区画整理事業につきましては、榎戸地区では、より良好な住環境創出のため、令和2年度に引き続き宿榎戸線の電線共同溝整備工事が進められておりまして、地域の方々からも早期の事業の完了が望まれております。矢野口駅周辺地区では、スーパー堤防事業が見直されたことに伴い、関係管理者の方々の御意見を伺いながら、換地変更作業が進められております。そして、稲城長沼駅周辺地区では、川崎街道といちょう並木通りを結ぶ駅前通り線の一部が整備され、中心地区としての活力とにぎわいの創出がなされつつあります。南多摩駅周辺地区につきましても、住宅と工場のすみ分けを基本方針として、換地変更作業などが進められております。  さらに、組合施行により進められております南山東部土地区画整理事業につきましては、保留地処分や使用収益開始の拡大が図られております。また、幹線道路の一部や読売ランド線のトンネルが開通することによりまして、(仮称)TOKYO GIANTS TOWN構想による商業施設を併設しました新ファーム球場へのアクセス道路が整備され、地域のみならず、稲城市の魅力と活力が大きく躍進することが期待されます。  このように、土地区画整理事業は、今後の稲城市の発展には欠かせない重要な事業であり、財政状況が厳しい中にあっても、返済計画をきっちりと示した上で地方債を投入するという決断は、非常に意義のあることと思います。引き続き、市民の交流・生活を支える多様な都市機能を持つ、そして交通の利便性も生かした機能性の高いまちづくりをしていただくことに期待します。  以上をもちまして、令和3年度東京都稲城市一般会計予算及び土地区画整理事業特別会計予算に対する賛成の討論といたします。 28 ◯ 議長(渡辺 力君) 18番、つのじ寛美さん。      〔18番 つのじ寛美君 登壇〕 29 ◯ 18番(つのじ寛美君) 公明党のつのじ寛美でございます。稲城市議会公明党を代表いたしまして、第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算及び第19号議案 令和3年度東京都稲城市病院事業会計予算に対しまして、賛成の立場から討論をいたします。  東日本大震災の発生から11日で10年の節目を迎えました。死者・行方不明者は2万2,000人を超え、全国で今なお4万1,000人以上が避難生活を余儀なくされております。公明党は、同日、声明を発表、犠牲者とその遺族に哀悼の意を表するとともに、「大衆とともに」の立党精神の下、ネットワークの力をさらに強めながら、誰一人置き去りにすることなく、心の復興、人間の復興を成し遂げるまで戦い続けるとの覚悟を示しました。山口代表は同日午前に党本部で行われた中央幹事会で、公明党が震災前よりもよくなる創造的復興を掲げ、被災3県に担当の国会議員を配置して、地方議員と連携しながら、被災者のニーズを的確につかんで政府に申入れをしてきたことに言及、これまでの歩みをしっかりと生かしながら、被災者の方々が心の復興を成し遂げるまで寄り添い続け、それを後世に伝えていきたいと述べました。  それでは、まず第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算について申し上げます。  新年度予算は356億900万円、対前年度比4.6%の減となりました。義務的経費の中で、扶助費は生活保護費などの増で前年度比4.6%の増となりました。従来より様々な待機児童対策を行い、市民ニーズに対応していただいており、令和3年度に第五保育園では弾力化により定員増を行うことを評価いたします。学童クラブについては、長峰小学校学童クラブ及び平尾小学校学童クラブの民営化として、育成時間の延長と、都の補助金の活用ができるようになりました。  公明党は、教員負担の軽減や教員の質の向上を図るスクールサポートスタッフ配置を推進してまいりました。支援事業により、市内小中学校全校に配置され、きめ細かな体制になることを評価いたします。  育ち育てる相談・支援体制の充実については、公明党の強い推進により、稲城市版ネウボラ、おやこ包括支援センターにおいて、子育て世代につながるための新たな事業実施を高く評価いたします。  建替移転した学校給食共同調理場第一調理場が4月に稼働し、同時に新たにアレルギー対応食の提供が開始されることを大いに評価いたします。  公明党は、地域で支え合う共生社会の実現に向け、自立支援制度の創設・拡充を後押ししてまいりました。相談・支援の充実に向けた福祉くらしの相談窓口の相談支援員増員を高く評価いたします。  大丸公園及び大丸自然公園の土地購入は、多摩サービス補助施設の一部を共同使用していましたが、国への粘り強い要請行動が実を結んだことや、城山公園テニスコート改修をするに当たり、利用者へのアンケート調査実施により、利用者ニーズに基づいた新たな人工芝コートの取組を評価いたします。  東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーとして、メカニックデザイナー大河原邦男氏がデザインをしたキャラクターをモチーフとしたモニュメントを稲城中央公園内に設置されることに期待いたします。  公明党が強く推進しているホームドアの設置を高く評価いたします。利用者の安全や利便性向上に期待いたします。  また、防災対策の基本姿勢につきましては、地域防災計画に基づき、計画的な防災対策の推進に期待いたします。  市の発展に陰に陽に貢献された方々を顕彰する表彰関係事業を評価いたします。  市の事業や施策をPRする「稲城市のお知らせ」作成・放送委託に期待いたします。  次に、市制施行50周年記念事業は、市民とともに祝い、これまでの50年を振り返るとともに、これからの50年を展望することで未来につなげる年とするためのイベントに期待いたします。  そして、公明党は、抑止力を高めるために防犯カメラ設置を強く要望しておりました。先日の公園での悪質な犯罪に対して、防犯カメラの増設に関する緊急要望書を公明党市議団で市長に提出いたしました。緊急用のポータブル防犯カメラの拡充を期待いたします。  次に、第19号議案 令和3年度東京都稲城市病院事業会計のうち、病院事業費用については、職員が安心して勤務できる環境整備として、風評被害から職員を守り、感染した職員や感染病棟勤務職員へのカウンセリングを行うなど、精神的負担の軽減の考慮を評価いたします。  最前線で懸命に働いてくださっている医療従事者の皆様に感謝と敬意を表します。  稲城市立病院でクラスターが発生していないのは、院長をはじめとする医師や看護師など、働いてくださっている皆様の御尽力のおかげだと誇りに思うとともに、今後さらなる継続に期待いたします。  以上、稲城市議会公明党は、喫緊の課題に着実に対応するとともに、市民の将来の安心と希望につながる施策の実現に向けて邁進することをお約束し、賛成討論といたします。ありがとうございました。 30 ◯ 議長(渡辺 力君) 4番、榎本久春君。      〔4番 榎本久春君 登壇〕 31 ◯ 4番(榎本久春君) 改革稲城の会を代表いたしまして、第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算につきまして、賛成の立場で討論をいたします。  令和3年度一般会計予算は356億9,000万円で、前年度から比べてみても、額にして17億1,500万円、比率にして4.6%と大幅減となっており、特に歳入におきましては、歳入の根幹をなす市税収入の市民税額で5億8,089万5,000円の減と、昨年から続いている新型コロナウイルス感染症の影響により、稲城市のみならず、日本、世界全体が影響を受け、大変厳しい経済状況の下、本市の財政状況においても大いに影響を受けた結果となっております。そういった中で、令和3年度は、命と健康、暮らしを守ることを最優先として、コロナウイルス感染症縮小・収束に向けて、市としても危機管理意識を高く持ち続けながら、現状の必要な予算で最大限にコロナウイルス対策の対応ができたものと考えております。今回の予算に関するほかの会派からの討論でも、財政危機アラートの中でも多くの新たな取組をしていただいていることが確認できました。私からは、反対に今までの取組の廃止や見直しをしてきた点について述べさせていただきます。  一度始めたものをまた整理するというのは大変なことですが、今回の予算特別委員会の質疑の中で確認させていただき、「稲城市のお知らせ」作成・放送委託の見直し、ひとり暮らし等高齢者の見守り体制整備事業における実態調査の実施方法の見直し、給食食材放射能測定の見直し、車いすタクシー運行事業の廃止、成人式送迎バス委託の廃止、放課後子ども教室事業の見直し等、さらにそれ以外にも、スポットビジョンスクリーナーの導入、小中学校公衆電話の廃止等、細かな点におきましても工面していただきながら財源の捻出に努めていただいたところは、高く評価いたします。  ただ、今回、質疑の中で、心身障害者団体等市補助事業において、多くの障害に関わる団体の補助金の予算が減少いたしました。福祉政策としては、本来、税金は、本当に生活が苦しい方、障害をお持ちの方、普通の暮らしが困難な方を助けるために使わなくてはならないと考えております。財源が厳しい中で、削らなくてはならなくなってしまったのは、市としても苦渋の決断であったと考えます。  新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中で、経済の影響も深刻さを増し、唯一の期待の星がワクチン接種になるかと思います。私たちも、このコロナ禍で苦しい日々が続いておりますが、市民の方々の暮らしが一日も早く以前の生活に戻れるよう、全力で取り組んでいきたいと考えております。市としても、一刻も早く本来の予算に戻せるよう、健全な財政運営の下、持続可能な発展する市政運営に取り組んでいただき、さらなる市民サービスの向上を目指していただきたいと思います。  令和3年度は、第五次稲城市長期総合計画の初年度となります。大変なスタートになりましたが、掲げた取組が着実に進捗することを期待し、令和3年度東京都稲城市一般会計予算に対する賛成の討論といたします。 32 ◯ 議長(渡辺 力君) 5番、中田中君。      〔5番 中田 中君 登壇〕 33 ◯ 5番(中田 中君) 起風会の中田中でございます。第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算に対し、起風会を代表いたしまして、賛成の立場から討論させていただきます。  私たち起風会は、自らが活動の担い手として地域に関わり、地域の現場に全集中する現場主義と、思想・信条にとらわれることなく、現実的な解決策を提案し、その実現に奔走する現実主義の会派でございます。  昨年は、コロナ禍の影響で、消防操法大会や夏祭りなどが相次いで中止になり、思いどおりの活動はできませんでした。しかし、そのような状況下でも、新しいコミュニケーション手段としてオンライン会議を導入したり、コロナ時代の新しいイベント手法としてネット配信を試行したり、地域コミュニティーにGroupairを導入して草の根のデジタルトランスフォーメーションと3密対策を推進したり、転んでもただでは起きない姿勢で1年過ごしてまいりました。  令和3年度の予算を審議するに当たっては、以上のような実践に加え、ICTや防災、地域活性化などの得意分野の知見も生かしつつ、市の事業の妥当性・有効性をチェックさせていただきました。  なお、今回は、市財政のアラート状態であるとの市の判断を受けて、会派からの予算要望は見送らせていただきました。市財政は、危機状態の一歩手前の状況であると市が認識している中で、あれもやれ、これもやれと一方的に要望することは避けるべきであり、それよりも、市の限られた財源の中で合理的な判断基準や優先順位づけで事業選定がなされているかといった評価、チェックに集中すべきだと考えました。  令和の時代は、昭和のような高度成長は望めませんし、平成のように昭和時代の遺産で生き長らえることもできません。これからの行政サービスに求められるのは、過去の制約や慣習に縛られることなく、新しい発想や技術を取り入れること、民間でできることは民間に任せ、行政は行政にしかできないサービスに集中すること、「ヒト・モノ・カネ」といった限りある資源を有効活用して持続可能な事業とすることではないかと考えます。  このような点を考慮しつつ、次の3つの観点を柱として質疑させていただきました。1番、中長期的な収支バランスと適正な受益者負担による健全財政の維持、2番、ICT活用による業務の効率化とICT教育の推進、3番、次世代の郷土愛を育む世代循環型社会の実現に向けた取組。  1点目、健全財政の維持については、コロナ禍等に伴う税収減、高齢化等に伴う義務的経費の増によって、財政危機の一歩手前、アラート状態であるとの危機的意識に至った経緯を市長に確認させていただくとともに、市所有地などの資源を有効活用することで自治体自らが稼ぐことの必要性について確認させていただきました。  地方交付税の財源不足を補うために確保される臨時財政対策債について、市民の社会保障を支える扶助費の財源を確保するためにはフル活用せざるを得ない。借り入れる際は将来負担とのバランスを取りながら実施することを確認させていただきました。  認可保育所の民営化を進めることについては、運営経費を国や都の補助金で賄うことができるため、市財政の負担軽減につながること、第三保育園のように公営から民営に移行する場合は、市職員の人件費は減らないため、短期的には費用削減効果は小さいが、市の保育士さんを他の子育て支援サービスに振り替えることで、市民サービスの向上にもつなげることが可能になることを確認させていただきました。  また、先ほどの答弁の中で、土木費の増について批判的な会派の意見もございましたが、土木費は本来資産として残るものでございます。PCR検査等の検査は使ったらおしまいで、確かに必要なものかもしれないけれども、その年で終わってしまいます。将来への投資は、負担の平準化と収支のバランスが取れているなら問題ないと我が会派では考えております。  2点目、ICT活用については、もともと稲城市の情報システムについては、早くからオープンシステム化、アウトソーシング化に取り組んでいるため、最新の製品やサービスなどにも適応しやすい状態であることは理解しております。しかし、さらにICT活用が推進できるよう、ICT運用管理業務支援委託においても、ITコンサルからのスキル・ノウハウの継承を効果的に行うことで、ICT活用に関わる業務委託業者に丸投げすることがないようにお願いさせていただきました。  GIGAスクールサポーター業務委託については、令和2年度で発生した初期設定時のトラブル等の対策が十分なされていること、問題は解決済みであり、対応した同じ業者に発注予定であるということも確認させていただきました。  AIによる保育所等利用調整委託については、ベンダーが様々な自治体に提供しているAIエンジンに市の保育所データを処理してもらうことで業務を進めていること、これにより業務改善と時短の効果が出ていることを確認させていただきました。  3点目、世代循環型社会の実現については、郷土愛の育成に寄与するとの期待から、市歌の発表後の拡散の考え方について質問し、イベント等により積極的に活用していくことを確認させていただきました。  フォスターシティ市との姉妹都市提携の締結式では、コロナ禍により直接的な交流が困難な状況の中、オンラインで進めることを確認させていただきました。  南山東部土地区画整理事業区域を含む地区の住民との住所整理の検討については、南山小学校や地域における取組も尊重しつつ、隣接する地区との地域行事や防災活動における関係性を担保することをお願いさせていただきました。  東京2020オリンピック・パラリンピックについては、海外客の受入れは断念することになりましたが、先日、聖火リレーがスタートすることになり、粛々と開催に向けて歩み出しています。私たちの質問では、やむを得ず中止になった場合、各種イベントに発生するキャンセル料を最小限にすることは考えているかなど、やや消極的な内容となりましたが、開催するからには全力で応援していきたいと考えているため、オリンピック・パラリンピックに対する支出については肯定的に捉えております。  最後に1点付け加えさせていただくと、今年2021年は、東日本大震災発生から10年、同年4月の市議会議員選挙で我々起風会の2人が初当選してからも10年の節目の年でございます。市議会22名のうちの2名ですから少数会派でありますが、そのような我々であっても、これまでの10年の活動を振り返り、任期としては確実なのはあと2年だけなのですが、これからの10年に思いをはせると、感慨深いものがあります。高橋市政も10年の節目を迎え、さらに今年4月から第五次稲城市長期総合計画が始まる記念すべき年でもございます。そこで、10年の成果と次の10年に向けた思いを確認させていただきました。その中で、消防と病院といった市民の安心・安全に関わる事業を自前で維持していることが成果につながったと評価されていること、「ほどよく田舎 ほどよく都会」の自然の豊かさと利便性を併せ持つ稲城市のよさに期待していることなどが確認でき、我々起風会とも考えが一致しているということを確認できました。  以上の経過を踏まえ、私たち起風会といたしましては、代表質問予算特別委員会での議論・質問を通じて提案させていただいた内容に対し、適切に取り組んでいただくことを強くお願いして、第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算の賛成討論といたします。 34 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、討論を終結いたします。  暫時休憩いたします。                                午前11時9分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時25分 開議 35 ◯ 議長(渡辺 力君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより第13号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 36 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立多数であります。よって第13号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第14号議案 令和3年度東京都稲城市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 37 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第14号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第15号議案 令和3年度東京都稲城市土地区画整理事業特別会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 38 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立多数であります。よって第15号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第16号議案 令和3年度東京都稲城市介護保険特別会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 39 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立多数であります。よって第16号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第17号議案 令和3年度東京都稲城市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 40 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第17号議案委員長の報告のとおり可決されました。
     これより第18号議案 令和3年度東京都稲城市下水道事業会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 41 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第18号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第19号議案 令和3年度東京都稲城市病院事業会計予算を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 42 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第19号議案委員長の報告のとおり可決されました。   ───────────────────────────────────────── 43 ◯ 議長(渡辺 力君) 日程第15、第23号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長。      〔市長 高橋勝浩君 登壇〕 44 ◯ 市長(高橋勝浩君) 第23号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  今回の補正につきましては、歳入歳出予算にそれぞれ4億4,885万7,000円を追加し、総額を362億1,206万9,000円とするものでございます。補正の内容につきましては、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策(第13弾)として、ワクチンの接種を行うことに伴う経費の計上を行うものでございます。詳細につきましては、企画部長から説明を申し上げます。  よろしく御審議の上、御承認を賜りますようお願い申し上げます。 45 ◯ 議長(渡辺 力君) 補足説明を求めます。企画部長。      〔企画部長 芦沢政美君 登壇〕 46 ◯ 企画部長(芦沢政美君) 私からは、第23号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第2号)につきまして、補足の説明を申し上げます。お手数ですが、第23号議案を御覧いただきたいと存じます。  議案書の1ページを御覧ください。第1条でございます。今回の補正は、歳入歳出それぞれ4億4,885万7,000円を追加し、予算総額を362億1,206万9,000円とするものでございます。  5ページ・6ページを御覧ください。歳入の国庫支出金でございます。新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金3億2,380万5,000円及び新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金1億2,505万2,000円は、新型コロナウイルスワクチンの接種を行うことに伴い、国庫負担金及び国庫補助金を計上するものでございます。  次に、7ページ・8ページを御覧ください。歳出の総務費でございます。一般管理費の事業番号9、会計年度任用職員関係費430万3,000円は、新型コロナウイルスワクチンの接種を行うことに伴い、会計年度任用職員の人件費を増額するものでございます。  9ページ・10ページを御覧ください。衛生費でございます。保健衛生総務費の事業番号1、人件費432万円は、新型コロナウイルスワクチンの接種を行うことに伴い、一般職の職員の時間外勤務手当を増額するものでございます。  予防費の事業番号1、予防接種事業4億4,023万4,000円は、新型コロナウイルスワクチンの接種を行うことに伴う経費を計上するものでございます。  第23号議案の補足説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 47 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。──質疑がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第23号議案については、補正予算特別委員会に付託いたします。  暫時休憩いたします。                                午前11時32分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後4時55分 開議 48 ◯ 議長(渡辺 力君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長いたします。  この際、日程第16、第22号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第1号)及び日程第17、第23号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第2号)の2件を一括議題といたします。  本案については補正予算特別委員会に付託してありますので、委員長から報告を求めます。補正予算特別委員長。      〔補正予算特別委員長 梶浦みさこ君 登壇〕 49 ◯ 補正予算特別委員長(梶浦みさこ君) 本委員会に付託されました第22号議案及び第23号議案の2件につきまして、本日、委員会を開催し、審査を行っておりますので、その審査経過と結果を報告いたします。  初めに、第22号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第1号)につきまして、質疑の概要を申し上げます。  問い、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の稲城市の補助上限額は。補正予算の計上額との差異の活用方法は。答え、国の令和2年度補正予算(第3号)に係る新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の補助上限額は、2億2,083万8,000円である。補助上限額と今回の歳入計上額との差額6,662万4,000円は、今後の補正予算等において、新型コロナウイルス感染症対策経費の財源として活用していく。  問い、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策(第12弾)の補正予算編成の基本的な考え方は。各事業の決定までの検討経過は。答え、今回の補正予算編成の基本的な考え方は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が増額されたことから、コロナ対策として有効かつ緊急的な事業を検討するとともに、令和3年度当初予算においてもコロナ対策事業を想定していたが、特定財源がない中では、その他の事業に影響を与えるおそれがあったことから、本交付金の上限額提示を待って補正予算として計上した。各事業の決定までの検討経過は、全庁的に照会を行い、令和3年度当初予算編成政策会議において、令和2年度一般会計補正予算(第10号)における各対策と合わせて、事業を決定した。  問い、庁舎維持管理費について、市民課と保険年金課の入替えに伴う効果は。現在の市民課の案内モニターの設置位置は。位置変更についての市民への周知は。備品購入費の内訳は。答え、市民課と保険年金課の位置を入れ替えることによる効果は、市民課の受付窓口の間隔を広くし、手続待ちの間も来庁者の方により広いロビーでお待ちいただけるようになる。番号案内のモニターは、南側から北側に移設するとともに、新たにロビーにも設置する予定としている。市民の方への周知は、市ホームページや市広報紙、現地への掲示などに努める。購入する備品は、ロビー用の長椅子や記載台などで、車椅子対応の製品も予定している。  問い、電算管理運営費のシステム開発委託の概要、目的、スケジュールは。公共予約システムに学校等開放事業を追加することによる運用方法は。特例申請の取扱いは。答え、目的・概要は、市立の小中学校の開放事業の予約方法において、稲城市公共施設予約システムを活用することで利用者の利便性の向上等を図るものである。運用開始のスケジュールは、令和4年1月を予定している。システム導入後の予約方法は、登録団体が学校に足を運ぶことなく、システムを利用し予約の申込みをする。地域の催し等に関する特例申請については、これまでどおり、事前に教育総務課の窓口で受付をする。  問い、システム開発委託について、学校等開放事業での予約方法の変更により、これまで利用していた団体が使えなくなることはないのか。答え、利用できなくなるということはないが、システム導入の目的の一つに、利用団体の機会均等に配慮するため、団体によっては利用の仕方が多少変化することはある。  問い、コワーキング事業の概要は。利用者の使用料負担は。試行期間の目安はどのくらいか。答え、実施場所は、稲城市地域振興プラザ1階の男女平等推進センターを予定している。設備は、4人までの利用を可として、パーテーションで仕切り、電源・Wi-Fiを設置し、利用日時は、原則平日の午前9時から午後5時までとし、令和3年の7月頃からのスタートを予定している。使用料の負担は、試行期間は無料とし、本格実施に向けての使用料負担については検討していく。試行期間は、令和4年度末までの間を予定しており、その間に事業内容等を判断する。  問い、コワーキング事業の目的と本事業の実施に至る経緯は。予算の内訳及び本事業を実施する効果は。答え、コワーキング事業の目的は、市内において多様な働き方をされる方への支援と推進を図るもので、事業の実施に至る経緯は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、新しい働き方の一つとしてコワーキングスペースが推奨されていることから、試行的に実施する。予算の内訳は、消耗品費27万5,000円は、オフィスチェアや飛沫防止パネル、荷物籠等、備品購入費44万7,000円は、パネルスクリーン4基を予定している。また、地域振興プラザ指定管理料31万4,000円は、コンセント増設及びインターネット環境の整備を予定している。事業の効果は、新型コロナウイルス感染症の感染防止や長時間労働の改善、市内創業者の発掘や再就職支援等である。  問い、振興プラザ1階に新たにWi-Fiをつなげるとのことだが、利用団体もWi-Fiが無料で使用できるのか。セキュリティー環境は。地域振興プラザの男女平等推進センター登録団体の利用は。答え、地域振興プラザの1階のWi-Fiは、コワーキング利用者のみが使用できることを想定している。セキュリティー環境については、受付でパスワードを利用者のみに発行し、定期的にパスワードの変更を実施するとともに、無線LANアクセスポイントのプライバシーセパレーター機能を利用して、利用者間におけるセキュリティーを確保する予定である。男女平等推進センターの登録団体の利用は、これまでと同様に利用できるよう、利用方法の検討を進めている。  問い、創業支援に対しての市の取組として、コワーキングスペースでの郵送物受付や法人登記は可能か。答え、本事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取組の一つであるため、郵送物の受付や法人登記までは予定していない。今後の利用状況や市内における民間事業者の動向、利用者の声等を踏まえ考えていく。  問い、ふれんど平尾体育館空調設備設置工事について、登録団体は無料となっているが、空調設備の使用の際の使用料は。空調の利用開始時期は。答え、空調設備の使用料は、プリペイドカード方式で使用料をいただくことを想定している。空調設備の利用開始時期は、体育施設条例を改正した後からの利用開始を予定している。一方、地震や台風などの避難所としての利用は、工事終了後の6月頃を想定している。  問い、ふれんど平尾体育館空調設備設置工事について、補正予算で設置に至った経緯は。工事に伴う施設の利用制限など、市民への周知の方法と時期は。答え、新型コロナウイルス感染症対策や夏の時期における熱中症リスクを軽減するなど、体育館内の環境を良好に保つことを目的に、地方創生臨時交付金を活用し、設置するものである。工事期間中は利用を中止するため、その周知は、市広報紙や市ホームページ、公共施設予約システムへの掲載及び施設への貼り紙などを予定しており、周知時期は、利用中止期間の抽せん予約が開始される前の適切な時期に周知を予定している。  問い、ふれんど平尾体育館バスケットゴール設置工事の概要とスケジュールは。今回の補正予算で設置に至った経緯は。工事に伴う施設の利用制限など、市民への周知の方法、時期は。答え、工事概要は、体育館天井につり下げ式バスケットゴールを設置するもので、スケジュールは、令和4年1月から2月頃を予定している。ふれんど平尾体育館のバスケットゴールは、令和2年9月に老朽化により撤去を行ったが、総合体育館へバスケットボール利用者が集中したことから、ふれんど平尾体育館にバスケットゴールの設置を要望する御意見を多くいただいていたため、今回の地方創生臨時交付金を活用し、利用者集中の分散化や自粛による運動不足解消のために設置するものである。工事期間中は利用を中止するため、その周知は、市広報紙や市ホームページ、公共施設予約システムへの掲載及び施設への貼り紙などを予定しており、周知は、利用中止期間の抽せん予約が開始される前の適切な時期を予定している。  問い、稲城中央公園総合体育館空調設備設置工事の概要とスケジュールは。今回の補正予算で設置に至った経緯は。工事に伴う施設の利用制限など、市民への周知の方法、時期は。答え、工事概要は、総合体育館メインアリーナ及びウェルネスアリーナに冷暖房空調設備を設置するものである。スケジュールは、令和4年1月から3月頃を予定している。新型コロナウイルス感染症対策や夏の時期における熱中症リスクを軽減するなど、体育館内の環境を良好に保つことを目的に、地方創生臨時交付金を活用し、今回は工事費を計上するものである。工事期間中は利用を中止するため、その周知は、市広報紙や市ホームページ、公共施設予約システムへの掲載及び施設への貼り紙などを予定しており、周知時期は、利用中止期間の抽せん予約が開始される前の適切な時期を予定している。  問い、稲城中央公園総合体育館空調設備設置工事について、空調を使用した場合の利用者の負担は。総合体育館を改修することになった場合など、今回設置する空調設備はどうなるのか。答え、総合体育館の空調設備の使用料は、学校体育館の空調利用で採用しているプリペードカード方式と同じ方式は、総合体育館の運営上、課題があるため、方法や金額について、今後検討していく。  問い、図書館事業の備品購入費について、除菌ボックスの機器導入に当たり、どのような判断をされたのか。市内全ての分館に設置するのか。配備することにより期待される効果は。答え、新型コロナウイルスの感染防止対策が今後も必要であること、また国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の導入も可能となり財源が確保される見込みとなったこと、現在配備されている中央図書館・iプラザ図書館の利用状況等を参考に、総合的に判断し、4館全ての分館に配備する予算を計上した。期待される効果は、市内6館全ての図書館で総合的に感染防止対策を行うことにより、利用者が安心して図書館を利用できると認識している。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、第22号議案起立全員により原案のとおり可決されました。  次に、第23号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第2号)につきまして、質疑の概要を申し上げます。  問い、高齢者の接種はいつ始まるのか。予約開始日と予約方法及び周知は。答え、5月12日からの接種を想定している。予約開始日は4月26日からを想定している。電話による受付を3月15日に市が設置したコールセンターで受け付けるほか、オンラインでの受付を予定している。市民への案内は、クーポン券に同封して郵送する。  問い、予防接種委託3億6,901万1,000円の委託内容は。医師・看護師の体制は。答え、新型コロナウイルスワクチン接種事業として、市医師会に委託予定であり、集団接種実施に要する医師及び看護師などの協力に関する経費4,520万6,000円と、個別接種に要する接種費用などで3億2,380万5,000円である。集団接種会場として予定している稲城市立病院健診・外来棟では、稲城市立病院の医師及び看護師を予定している。また、ふれんど平尾では、市医師会と調整しており、実施日はクリニックの休診日の活用を想定している。なお、個別接種については、各クリニックでの対応を予定している。  問い、予防接種委託の積算根拠は。また、この予算で16歳以上の市民全員が接種できるのか。何月までの予算として見込んでいるのか。答え、集団接種について、医療従事者を確保する費用として、医師の税抜き時間単価1万5,000円と看護師の税抜き時間単価3,500円に実施時間数と人数を乗じた4,520万6,000円を計上している。また、個別接種の委託料として、国が定める接種料の税抜き単価2,070円に令和3年3月1日時点の16歳以上人口7万8,124人の2回分を乗じた3億5,577万6,696円と、予診のみ費用の税抜き単価1,540円に16歳以上人口の10%である7,812人を乗じた1,323万3,528円の合計額から集団接種実施に相当する4,520万6,000円を差し引いた3億2,380万5,000円を計上している。本補正予算で全ての方に接種できるように積算している。期間は、令和3年9月までとしている。  問い、高齢者施設に従事する方の接種についての進捗状況は。答え、市内の高齢者施設に説明会を実施し、施設での従業員接種の意向についての調査を行い、状況の把握を行っている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、第23号議案起立全員により原案のとおり可決されました。  以上で、補正予算特別委員会の報告を終わります。 50 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。──質疑がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。16番、佐藤しんじ君。      〔16番 佐藤しんじ君 登壇〕 51 ◯ 16番(佐藤しんじ君) 公明党の佐藤しんじでございます。第22号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第1号)につきまして、市議会公明党を代表し、賛成の立場から討論をいたします。  令和2年度は、コロナ一色の1年でありました。未曽有の事態に、個人の生活において、また社会活動、経済活動においても、大きな変化を余儀なくされた1年でありました。そして、間もなく令和3年度がスタートします。引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら、ある意味においては防戦一方であった令和2年度から反転攻勢の令和3年度へとの気概を持ち、市民生活の最前線で活動する私たち公明党稲城市議団は、今なお苦難のさなかにある市民の声なき声を徹底してすくい上げ、そのお一人お一人の課題解決のため粉骨砕身してまいりますことをまずは申し述べさせていただきます。  今回の補正の主なものとしては、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策(第12弾)及び来庁者利便性の向上、公共施設における新事業の実施、そして体育館空調設備設置のため等の増額を行うものであります。  公明党は、市内図書館への除菌ボックスの設置を提案し、強く推進してまいりました。全小中学校の図書室及び市内全ての図書館に除菌ボックスを設置することで、児童・生徒や市民が図書室・図書館を安心して利用することができるようになり、コロナ禍における読書の推進につながるものであると高く評価いたします。  公明党は、窓口の一元化等を含め、市庁舎窓口などでの市民サービスの拡充を提案してまいりました。庁舎における執務スペースの変更は、来庁者利便性の向上につながるものと評価いたします。  公共施設予約システムの対象に学校等開放事業を追加することでオンラインによる予約ができるようになることから、密を避けられることと併せ、利用者の利便性が図られることを評価いたします。  サテライトオフィスの設置を提案するなど、公明党は、市民の働き方改革を力強く推進しております。ICTの進化により、場所を選ばない働き方が増えている現状において、地域振興プラザでのコワーキング事業が、市民の働き方の多様化に対応し、活発に利用されることに期待いたします。  稲城中央公園総合体育館に空調設備を設置することで、通常利用における体育館空調環境を良好に保つことができるようになることはもとより、避難所に指定されている総合体育館においては、避難時における市民の感染症対策や熱中症対策にもなることから、大いに評価いたします。  以上のことから、第22号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第1号)について賛成するものであります。  以上で市議会公明党を代表しての賛成討論を終了いたします。 52 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、討論を終結いたします。  これより第22号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 53 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第22号議案委員長の報告のとおり可決されました。  これより第23号議案 令和3年度東京都稲城市一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 54 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって第23号議案委員長の報告のとおり可決されました。   ───────────────────────────────────────── 55 ◯ 議長(渡辺 力君) 日程第18、議員提出第1号議案 稲城市議会会議規則の一部を改正する規則を議題といたします。      〔「議長、動議」と呼ぶ者あり〕 56 ◯ 議長(渡辺 力君) 16番、佐藤しんじ君。 57 ◯ 16番(佐藤しんじ君) この際、動議を提出いたします。  ただいま議題となりました議員提出第1号議案については、提案理由の説明・質疑・委員会付託・討論を省略し、原案のとおり可決されんことを望みます。      〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 58 ◯ 議長(渡辺 力君) ただいま16番、佐藤しんじ君から、議員提出第1号議案は、提案理由の説明・質疑・委員会付託・討論を省略し、原案のとおり可決されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。よって本動議を直ちに議題といたします。  お諮りいたします。本動議のとおり決することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯ 議長(渡辺 力君) 御異議なしと認めます。よって議員提出第1号議案は原案のとおり可決されました。   ───────────────────────────────────────── 60 ◯ 議長(渡辺 力君) 日程第19、議員提出第2号議案 教員・保育士等による児童・生徒への性犯罪・わいせつ行為の根絶と対策強化を求める意見書を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。22番、梶浦みさこさん。      〔22番 梶浦みさこ君 登壇〕 61 ◯ 22番(梶浦みさこ君) それでは、議員提出第2号議案 教員・保育士等による児童・生徒への性犯罪・わいせつ行為の根絶と対策強化を求める意見書につきまして、提案理由の説明をさせていただきます。  なお、提案理由の説明に関しましては、原案を朗読する形を取らせていただきます。よろしくお願いいたします。  懲戒免職処分歴等の情報検索可能期間が40年間に延長されたが、教員免許は失効から3年が経過すれば再取得できる法制度となっている。また、児童福祉法は原則、禁錮以上の刑が確定した保育士は登録を取り消され、刑の終了から2年が経過すれば、再登録できると定めている。  イギリスなど主要先進国では、子どもに関わる仕事に就労する者は、DBS(Disclosure and Barring Service)による「無犯罪証明書」を雇用主に提出する制度となっており、日本人が就労する場合も警視庁・各警察本部が発行する犯罪経歴証明書を提出することになっている。  子どもたちが安全に育まれ、安心して通うことができる教育・保育現場の実現を一層推進させなくてはならない。よって、稲城市議会は、教員・保育士等による児童・生徒への性犯罪・わいせつ行為の根絶と対策強化を求め、下記事項について要望する。
     記。  1、教育・保育施設等で働く際に、無犯罪証明書を求める仕組みの検討について積極的に取り組むこと。  2、無期限に教員免許状を授与しないとする法改正について、可能な限りの手立てを講じ、強い思いでこの問題に取り組むこと。  3、子どもへの性犯罪などを理由に保育士登録を取り消され再登録できるまでの期間を現行2年からの延長や登録制度の厳格化を検討すること。  4、児童・生徒に対し、わいせつ行為に及んだ教員や保育士等は原則として懲戒免職処分とする厳正な処分を徹底すること。  5、教員・保育士等採用時の書類様式について、処分歴等の記入欄を設け詳細な記載を求めるよう、工夫・改善を要望・要請すること。  6、教員・保育士等による児童・生徒への性犯罪・わいせつ行為の根絶のため、実効性のあると考えられる対策について速やかに実行し、予防的な取り組みをさらに推進すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年3月29日。  内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)、警察庁長官、法務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣殿。  以上です。 62 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。──質疑がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出第2号議案は、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯ 議長(渡辺 力君) 御異議なしと認めます。よって議員提出第2号議案については、委員会付託を省略することに決定いたしました。  暫時休憩いたします。                                午後5時29分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後5時29分 開議 64 ◯ 議長(渡辺 力君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。  これより議員提出第2号議案 教員・保育士等による児童・生徒への性犯罪・わいせつ行為の根絶と対策強化を求める意見書を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 65 ◯ 議長(渡辺 力君) 起立全員であります。よって議員提出第2号議案は原案のとおり可決されました。   ───────────────────────────────────────── 66 ◯ 議長(渡辺 力君) 日程第20、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。  各常任委員会及び議会運営委員会から、目下委員会において調査中の事件につき、会議規則第109条の規定により、お手元に配付してあります申出書のとおり閉会中の継続調査の申出があります。  お諮りいたします。各委員会から申出のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯ 議長(渡辺 力君) 御異議なしと認めます。よって各委員会から申出のとおり閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。   ───────────────────────────────────────── 68 ◯ 議長(渡辺 力君) ここで、市長より発言の申出がありますので、これを許します。市長。 69 ◯ 市長(高橋勝浩君) 定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  このたびの第1回市議会定例会は、2月26日から本日まで会期32日間の長きにわたり、議員の皆様におかれましては連日御熱心に御審議を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまをもちまして、今会期に御提案申し上げました議案につきまして、御承認を賜ることができました。また、審議の間におきまして皆様からいただきました御意見・御提案等につきましては、今後の行政運営に生かしてまいりたいと存じます。  さて、1月7日に発令され、2度の延長がなされました緊急事態宣言は、ようやく3月21日に全面解除となりました。東京都における新規陽性者数は、1月7日のピーク時には2,520人となりましたが、足元では300人前後で推移しております。改めて、皆様方の御理解・御協力に感謝をいたします。  しかし、解除後の生活様式によっては、再び感染が拡大するいわゆるリバウンドも危惧されています。皆様の間にワクチン接種が普及するまではもうしばらく時間がかかりそうですので、この間対策を緩めず、しっかりとした予防を続けながら、これからの春を楽しんでいただきたいと思います。  そして、今週から新年度が始まりますが、令和3年度は第五次稲城市長期総合計画の開始年度であり、11月には稲城市市制施行50周年を迎える記念すべき年でもあります。みんなで力を合わせて新型コロナを克服し、50周年の節目の年、さらに東京2020オリンピック・パラリンピックを成功させたいと思います。  議員の皆様におかれましては、御健康に留意され、引き続き行政運営になお一層の御指導・御協力を賜りますようお願い申し上げます。  終わりに当たりまして、このたび武藤福祉部長、松本産業文化スポーツ担当部長、羽賀議会事務局長が3月31日付で退職となります。会議終了後、この場をお借りいたしまして、皆様に御挨拶をさせていただきたいと存じます。  以上、簡単ではございますが、議会閉会に当たり御礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 70 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  これをもって令和3年第1回稲城市議会定例会を閉会いたします。                                午後5時34分 閉会     以 上 の と お り 会 議 の 次 第 を 記 録 し 、こ れ を   証 す る た め 署 名 す る 。     稲 城 市 議 会 議 長     渡 辺   力     稲 城 市 議 会 議 員     いそむらあきこ     稲 城 市 議 会 議 員     梶 浦 みさこ Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...