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令和2年予算特別委員会 名簿 開催日: 2020-03-26
令和2年予算特別委員会 本文 開催日: 2020-03-26

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  1. 稲城市議会 2020-03-26
    令和2年予算特別委員会 本文 開催日: 2020-03-26


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時30分 開議 ◯ 坂田委員長 ただいまから予算特別委員会を開きます。   ───────────────────────────────────────── 2 ◯ 坂田委員長 この際、日程第1、第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算から日程第7、第23号議案 令和2年度東京都稲城市病院事業会計予算までの7件を一括議題といたします。  本案については各分科会で審査しておりますので、各分科会主査から報告を求めます。  初めに、総務分科会主査。 3 ◯ 鈴木総務分科会主査 ただいま議題となっております第17号議案の企画部、総務部、会計課、消防本部、監査委員及び選挙管理委員会の所管に関する部分につきまして、3月17日に分科会を開催し、審査を行っておりますので、その審査の経過を報告いたします。  初めに、第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算の企画部の所管に関する部分につきまして、質疑の概要を申し上げます。  問い、稲城市まち・ひと・しごと創生総合戦略について、市では次期総合戦略の策定に当たり、どのような方針で取り組むのか。答え、まちづくりの最上位計画である長期総合計画と相互に密接な関係を有することから、相互の整合を図り、効果的・効率的な施策の推進が図られるよう、検討委員会の御意見なども伺いながら策定していく。  問い、ふるさと納税の開始当時からの影響額は。答え、平成28年度は約5,000万円、平成29年度は約1億2,000万円、平成31年度は約1億8,000万円、平成31年度は約2億4,000万円の見込み、令和2年度は約3億円の見込みである。  問い、個人市民税について、市民1人当たりの納税額が、平成31年度と比較して下がっている状況とのことだが、原因や積算根拠は。答え、個人市民税の積算については、平成31年度1月の人口と納税義務者の割合をもとに、令和2年1月の人口から想定し、平成31年度の決算見込みの調定額を想定の納税義務者に掛けて、調定額を算出している。令和2年度のほうが若干少ないのは、それだけではないが、ふるさと納税等の税額控除の影響があると考えている。  問い、稲城市まち・ひと・しごと創生総合戦略については、平成31年度に終了するが、これまでに重要業績評価指標の数値目標の見直しはされてきたのか。待機児童対策など、既に大きく目標数値が変わっているものもあるが、再度庁内で見直し、委員会で検討されるのか。答え、総合戦略の計画期間を(仮称)第五次長期総合計画の計画期間に合わせて1年延ばし、令和2年度までとするので、重要業績評価指標が各案件で変わる場合は、変更していく。  問い、市たばこ税は、市が何もしなくても約3億5,000万円もの金額が必ず収納されるものであるが、一般会計に紛れて姿が見えなくなってしまう。予算計上の中で、たばこ税でこういうことを市がやっているなどの話がなされたのか。答え、今回の予算編成の中では具体的な話はなかったが、引き続き検討していく課題と考えている。  問い、稲城市姉妹友好都市交流協会補助金については、任意団体である稲城市姉妹友好都市交流協会へ補助するとのことだが、交流協会は何らかの決定権限があり、答申を出すという団体ではなく、最終的に姉妹都市、友好都市を結ぶかどうかの判断は市であるという理解でよいか。答え、任意団体であるため、市民同士の交流を進めていく形になるが、姉妹都市を提携するかどうかは、両市の関係になると考えている。  問い、普通交付税について、幼児教育・保育の無償化や会計年度任用職員の分は基準財政需要額で措置すると言われているが、実態は。答え、幼児教育・保育の無償化については、完全に措置されている。会計年度任用職員については、国が地方財政措置をすると言っているが、どのような形で基準財政需要額の単位費用に乗せられてくるか不透明な部分があり、確実に幾らになるとは言えない。  問い、市税の滞納繰越分について、滞納繰越金の調定見込み額は平成31年度と比較してどうなっているのか。その増減の要因は。答え、令和2年度の調定見込み額は1億4,684万5,000円で、平成31年度と比べて91万3,000円、0.6%増加している。増加の要因は、平成31年度の現年課税分の決算見込みを平成30年度と比較すると、調定額が1億8,036万円、1.2%増加しているためである。  問い、国民健康保険事業特別会計繰出金について、国民健康保険税を値上げし、繰出金が減る予定だが、これを延期することになると、市の財政は立ち行かなくなるほど逼迫しているのか。答え、令和2年度末の財政調整基金の現在高は10億円を見込んでいるが、2年延期すると、ここから3億円程度減少する想定となり、基本的には持続が難しい状況になると考えている。  問い、行政運営評価委員会委員報償について、行政改革監理委員会から新たに名称が変更になった理由は。変更により構成メンバーの変更はあるのか。答え、市では長年の行政改革の取り組みにより、業務の効率化と効率的な行財政運営が図られ、一定の成果が上がったと考えている。また、社会が大きく変化する時代を迎え、行政改革の意義は、単に経費削減ではなく、持続的に適切な市民サービスを提供できる行政運営を進めるものへとシフトされてきている状況を踏まえ、より広い視点で持続可能な行政運営に関する御意見をいただけるような行政運営評価委員会として、新たに取り組む考えである。委員は現在の5名から6名とし、新たにメンバーを変更する。  問い、歳入歳出予算調書の総括表について、市税等がふえると同時に一般財源の歳出の項目がふえてきていると思うが、認識は。答え、歳出の一般財源の増では、公債費の増が大きく、元金償還の開始に伴い増になっている。過去数年の傾向からは、民生費は高齢化が徐々に進んできている部分、障害者の経費、子育て関係といった部分で一般財源の増が続いている。  問い、稲城市まち・ひと・しごと創生総合戦略については、令和2年度の検証委員会2日間で、令和3年度からの新しい計画もつくるのか。答え、現計画を令和2年度まで延長し、それに伴う施策、KPI等が変わった場合は委員会に報告する。次期計画は、市が策定主体となり、(仮称)第五次長期総合計画と整合させてつくっていきたいと考えており、委員会で御意見を伺いながら進めていきたい。
     次に、第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算の総務部、会計課、消防本部、監査委員及び選挙管理委員会の所管に関する部分につきまして、質疑の概要を申し上げます。  問い、オリンピック・パラリンピック消防特別警戒対応携帯電話賃借料について、台数、活用方法は。答え、自転車ロードレース競技が行われる2日間、22台を賃借する予定である。無線では混信するおそれがあるため、警戒本部、現地対策本部、消防隊、消防団の連絡に使用する。  問い、相馬市への職員派遣について、期間、職種は。答え、派遣期間は令和2年4月より1年間である。派遣する職員の職種は、復旧事業として林道や農業用施設が多く、技術系職員の希望があったことから、土木技術職の派遣を行う。国庫補助を受けるための災害査定設計書の作成、災害復旧工事の設計、発注、現場監督、工事完了検査など、災害復旧業務全般を担う。  問い、自治会加入者が減少していると言われる中、自治会関係事務交付金が増加した理由は。答え、自治会関係事務交付金は、市からのお知らせなどの文書を地域の方々に配付、回覧していただいている自治会及び管理組合に対し、世帯数または集合住宅の戸数に130円を乗じて得た額を交付する自治会委託事務費、消防分団に助成をしている自治会に対し、一律8万円を交付する防災委託事務費から成る。自治会委託事務費は、自治会等の加入世帯数ではなく、住民基本登録台帳による世帯数により積算を行っているため、予算額が増額となった。  問い、投票率を上げるため、東京都知事選挙における期日前投票をどのように運用していくのか。答え、期間及び時間の延長等は、経費、投票管理者及び投票立会人の選任、事務従事者の確保等の課題があることから、現状では難しい状況であり、今までどおりの運用を考えている。  問い、消防団水難救助資機材の整備について、団員の安全装備品はどうなっているか。答え、既に救命胴衣を各分団に分団員数分配備している。  問い、ボートが配備されたことで点検の負担がふえると思うが、分団員の方への説明は。答え、月2回程度、資機材の点検をやっている中で、あわせて実施していただくようお願いしていく。  問い、全小中学校の体育館にWi-Fiが設置されているということだが、電磁波に対して過敏な方への配慮は。答え、総務省は生体への影響などについて研究を行っており、法令に基づき、必要な対策、規制が行われていることから、Wi-Fiによる健康被害はないと考えている。  問い、自動通話録音機貸与事業の概要、貸与台数は。答え、振り込め詐欺等の被害を防ぐため、市内在住のおおむね65歳以上の方が居住する世帯に、自動通話録音機の無償貸与を行うもので、これまでの貸与台数は、令和2年3月13日現在で361台である。平成31年度は、当初予算で購入した100台の貸与が9月中に完了し、50台を追加して対応したため、令和2年度は台数をふやし、200台を予定している。  問い、稲城市へのふるさと納税の拡大につながる取り組みは。答え、市に対する注目度を高め、稲城市の魅力を発信できる、ふるさと納税の謝礼品を広く事業者から募るため、謝礼品の選定基準を定め、市ホームページにおいて謝礼品の募集を行っている。  問い、学童クラブ指導員の人数、月額報酬は。答え、第1種会計年度任用職員学童クラブ指導員の人数は16人で、月額19万8,300円であり、平成31年度に比べ、4,900円プラスで積算している。  問い、駐車場管理委託について、財産管理課と土木課で別々に計上している理由は。答え、土木課所管の公園駐車場の管理委託は、既に60カ月の契約がなされており、新規契約となるため、別途予算を計上している。  問い、市役所第一駐車場から第三駐車場に電光掲示板やゲート等のさまざまな機械を設置する費用は、駐車場管理委託に含まれるのか。答え、駐車場の管理に必要なゲートまたはフラップ、精算機などの機器を設置し、無人による運営と駐車券などの消耗品の補充や駐車料金の収集、市への収入、トラブル時の対応など、一括で契約する。  問い、第2種会計年度任用職員の全人数と、期末手当が支給される人数、1人当たりの金額は。答え、人数ではなく時間数で積算している部分もあるが、人数換算すると761人程度である。そのうち、期末手当を支給する方は393人、51.6%を見込んでおり、1人当たりの年額は約7万円と想定している。  問い、駐車場利用の積算根拠は。答え、平日に行った調査結果をもとに台数を積算した。平日1日当たりの利用は、2時間以内が50台で1万円、3時間以内が17台で5,100円、4時間以内が28台で1万1,200円、最大料金の利用が10台で1万2,000円と見込み、休日1日当たりの利用は、2時間以内が50台で1万円、最大料金の利用が10台で1万2,000円と見込んだ。これを7か月分で、707万840円と積算した。  問い、駐車場管理委託について、第4回定例会の条例提案時と今回の予算で金額が異なっている理由については。答え、当初55カ月としていた契約期間を最大の60カ月に見直したこと、機器の価格を精査したこと、駐車場利用の集計業務を削除したことなどにより、減額した。  問い、駐車場管理委託の経費が下がったのは、どのような認識の変化によるものか。答え、第4回定例会の総務委員会の中でいただいた意見を踏まえ、市としてさらなる精査を行い、今回の予算案を上程した。  問い、都知事選挙で選挙システムサーバー及びスロープの買いかえに至った経緯は。答え、一般的にサーバーの耐用年数は5年と言われているが、選挙システムサーバーは、購入から6年が経過し、保守期間も過ぎている。また、平尾自治会館で使用しているスロープは、購入から16年が経過しており、きしみなどの報告があったことから、選挙人の安全面を考慮し、買いかえる。  問い、2月に地域振興プラザで開催された「きずなメール・プロジェクト」の研修は、市民と職員が一緒にワークショップを行ういい取り組みであったと思うが、令和2年度も予定しているのか。答え、市民と職員が一緒にワークショップを行うような研修は、毎年トピック的に実施しており、令和2年度も職員研修として機会を設けていきたい。  問い、市役所駐車場は、地域振興プラザ中央文化センターの利用者にも利用していただいている駐車場であると考えるが、認識は。答え、公民館・地域振興プラザの利用者も市役所駐車場を利用しているという状況は把握しているが、基本的な考え方として、第一駐車場は市役所を公務、公用で利用される方が利用していただくものと認識している。  問い、廃棄文書処分等委託の減額の理由は。答え、委託業者の変更により、単価が減額となったことによる。  問い、市役所駐車場の無料時間の延長については、公民館運営審議会公民館利用者団体地域振興プラザの登録団体の意見を聞いた上で検討するべきと思うが、認識は。答え、基本的には、条例に1時間無料というものがある中で、減免を検討しているところである。公民館については、世話人会から駐車場使用に関する要望書などもいただいており、さまざまな御意見を踏まえながら進めていく。  問い、令和2年度に救急救命士を1人養成する計画とのことだが、計画的に増員する理由は。答え、現在は、救急隊に各1名以上救命士を配置しているが、今後は、救急隊ごとに2名を配置していく計画である。  以上で予算特別委員会総務分科会の報告を終わります。 4 ◯ 坂田委員長 以上で、総務分科会主査報告を終わります。  これより総務分科会主査報告に対する質疑に入ります。──質疑がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  次に、福祉文教分科会主査。 5 ◯ 市瀬福祉文教分科会主査 ただいま議題となっています第17号議案の福祉部及び教育部の所管に関する部分、第20号議案並びに第23号議案につきまして、3月18日に分科会を開催し、審査を行っておりますので、その審査の経過を報告いたします。  初めに、第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算の福祉部の所管に関する部分及び第20号議案 令和2年度東京都稲城市介護保険特別会計予算の2件を一括審査しておりますので、質疑の概要を申し上げます。  問い、受験生チャレンジ支援貸付事業を給付型に移行する予定は。答え、本事業は東京都社会福祉協議会が都補助を受け、都民に対して行うものを市が市民を対象に申請手続の支援を行うものであり、現状のまま継続していく。  問い、災害薬事センター運営に伴う経費について、新たに購入する発電機はどのような機種を検討しているか。答え、高出力で長時間電力を出力できるガソリンタイプの発電機を購入予定である。  問い、生活支援体制整備事業について、単に継続するだけではなく、さらに充実するように取り組んでほしいと考えるが、市の取り組み姿勢は。答え、令和3年度からの介護保険事業計画第8期に向けた、通いの場支援補助事業の見直しの検討や生活支援の担い手育成のために、生活援助型スタッフ研修の実施を予定している。  問い、子ども・子育て支援給付事業のそれぞれの扶助費の概要と対象は。答え、子どものための教育・保育給付については、市内の認可こども園3園、市外の認定こども園及び市新制度幼稚園合わせて8園、市外の事業所内保育園1園、市外の小規模保育園1園、市外の保育ママ1園を対象施設とし、各施設で運営する事業費に対して、公定価格と保護者が施設に支払う負担額との差額を施設に支払うものである。子育てのための施設等利用給付については、現行制度幼稚園の新1号を1,139人、預かり保育の新2号・3号を218人、認証保育所の新2号・3号を52人、一時預かり、病児保育、ファミリー・サポート・センター事業及びその他の認可外保育施設の新2号・3号を44人と見込んで、幼児教育・保育の無償化に伴う施設等利用給付費を施設に支払うものである。  問い、生活困窮者自立相談支援等事業業務委託について、専門業者に委託していくとのことだが、どのような形で変わるのか。答え、候補事業者からは、社会福祉士等の資格を持ち、生活困窮者の自立支援、金銭管理支援就労準備支援、高齢者の見守り支援等に豊富な従事経験を有する人材が派遣される予定であり、専門性の高い相談、支援を行うことを通し、市民サービスのさらなる向上が期待される。  問い、子どもの学習・生活支援事業業務委託について、子供の自立を助けるための仕事をする委託先を選ぶべきと考えるが、市の認識は。答え、プロポーザル方式により、当該事業に豊富な経験と実績を有し、事業目的を果たすにふさわしい受託者を選考する予定である。  問い、保育所運営事業の使用料及び賃借料の入園料等について、民営化により公立保育園が3園から2園に減る一方で、増額となる理由は。答え、パラリンピックのチケットとして、公立保育園2園と私立保育園1園分を増額している。  問い、障害者就労支援センター事業委託の中のチャレンジ実習の予算額と積算根拠は。答え、予算額331万2,000円で、積算内訳は、非常勤職員1人分の人件費234万7,000円、事務経費15万円、利用者の実習手当73万5,000円、協力企業への謝礼8万円である。  問い、民間学童クラブ運営委託について、新たに若葉台小学校学童クラブが民営化されるが、クラス編成や職員体制の変更はないか。答え、公営・民営にかかわらず、条例に基づき1クラスおおむね40人とされるため、公営と同様に3クラス編成で実施する。職員体制についても、公営と同様に、条例に基づき最低1クラスに放課後児童支援員1人と補助員を配置する予定である。  問い、子どもの学習・生活支援事業業務委託の具体的な事業内容は。また、どのような委託事業者になるのか。答え、本年10月から、委託により学習支援員、運営コーディネーターケース管理者を配置し、非課税世帯などの中学1年生から3年生を対象に、公共施設の会場と訪問により、学習支援と学習以外の悩み相談などを行うとともに、保護者も含めた生活習慣、育成環境の改善などに関する相談や助言などを行っていく。プロポーザル方式により、当該事業に豊富な経験と実績を有し、事業目的をしっかりと果たすにふさわしい受託者を選考し、委託する予定である。  問い、子ども体験実行委員会補助金について、町田市で実施するシェフ体験と多摩市で実施する「テーマパークスタッフにチャレンジ」はいつごろ開催されるのか。周知方法は。答え、シェフ体験は、8月下旬の夏休み期間に2日間、「テーマパークスタッフにチャレンジ」は、7月下旬から9月上旬に実施する予定となっている。ポスター、チラシ、市の広報やホームページでの周知を3市で実施する。  問い、AIによる保育所等利用調整委託について、最終的に人の手で確認するということになると業務の効率化にならないと思うが、市の考えは。答え、職員が確認手続をとるだけのため、これまでに比べ300時間ぐらいの時間短縮になり、業務改善につなげていけると考えている。  問い、感染症予防事業では法律に根拠があり、対象となる感染症に対して消毒作業を行うことになるが、新型コロナウイルス感染症の種類と消毒の対象は。答え、感染症法を根拠とする。消毒作業については、南多摩保健所から必要な場合に指示されると認識している。  問い、ひきこもりについて、市ではどのような担当がいて、どのような形で委託しているのか。答え、ひきこもりについては、さまざまな機関で対応しているが、直接市の窓口に来られた場合にはケースワーカー・保健師等が相談に応じ、それ以外では、各相談事業者に委託しており、マルシェいなぎや社会福祉協議会で相談することができる。社会福祉協議会では、家族会の立ち上げや当事者が集ってそこで過ごすような場を設けるなどの対応もしており、状況に応じ、アウトリーチという形で訪問することもあると聞いている。  問い、転倒骨折予防事業委託について、新たに介護予防体操のDVDを作成するとのことだが、活用方法は。答え、転倒骨折予防の自主グループのうち、必要なグループにディスクの実費をいただき、受託事業者のiクラブから渡してもらう予定である。  問い、生活支援サービス拠点東長沼について、JRから敷地を借り上げて7台分の駐車スペースを整備するとのことだが、利用方法と工事の概要は。答え、6台分を配食サービス用の駐車場、1台分を生活支援サービス拠点の利用者用の駐車場と想定している。車乗り入れに伴う地盤の切土整地工48平方メートル、アスファルト舗装工171平方メートル、ブロック基礎工3メートル、フェンス設置工10.8メートルを予定している。  問い、子ども・子育て会議運営事業について、年2回の会議で計画をきちんと点検していけるのか。答え、1回目で、第一次の稲城市子ども・子育て支援事業計画の進捗管理をしていく。基本的には1回の開催を考えているが、事故や緊急の開催、会議で進捗がまとまらないなどがあれば、必要に応じてもう1回実施するとの考え方で予算計上している。  問い、介護予防サービス費について、事業の概要と去年からの増の要因は。答え、要支援者、事業対象者を対象とした生活支援や介護予防を行う総合事業の通所型サービス訪問型サービスに係る費用であり、対象者がふえていること、令和元年10月から単価の見直しを行っていることの影響で増加している。  問い、地域保健協議会については、実情に応じ、機動性を持って運営すべきと考えるが、年2回で対応できるのか。答え、例年、年2回程度開催している中では、各種委員に新たな事業や市が1年間取り組んできた事業を報告し、御意見を頂戴して事業を進めている。医療計画に基づく内容、進捗状況なども報告しており、年2回でこの会議の運営はおおむね足りていると認識している。  問い、心身障害者福祉関係事務事業の中の第6期稲城市障害福祉計画・第2期稲城市障害児福祉計画の策定について、予算の内訳は。答え、地域自立支援協議会委員報償として35万7,000円、アンケート調査の返信用封筒として1万4,000円、アンケート調査用紙の郵便料として18万4,000円、合計55万5,000円である。  次に、第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算の教育委員会の所管に関する部分につきまして、質疑の概要を申し上げます。  問い、使用料について、公民館とiプラザの使用料値上げによる影響額は。答え、公民館は歳入12万7,000円、影響額4万4,000円を、iプラザは歳入1,894万1,000円、影響額328万3,000円を見込んでいる。  問い、学校支援スタッフについて、配置対象15校の学校名と指定を受けた経緯は。答え、小学校は稲城第一小学校、稲城第三小学校、稲城第四小学校、稲城第六小学校、稲城第七小学校、向陽台小学校、城山小学校、若葉台小学校、平尾小学校、南山小学校の計10校で、中学校は稲城第二中学校、稲城第三中学校、稲城第四中学校、稲城第五中学校、稲城第六中学校の計5校である。東京都から募集があり、市教育委員会から市内全小中学校に実施の意向確認を行い、希望した学校を推薦したところ、申請した学校全てが配置対象校として指定を受けたものである。  問い、ニュータウン地区の小中学校の買取費と公債費について、令和2年度の市の一般財源での負担額は。また、平成31年度と比較した増減額とその要因は。答え、支払額は、買取費3億9,410万5,000円、公債費6,155万円である。また、買取費は、519万6,000円の減で、平成31年度に向陽台小学校の支払いが完了したためである。公債費は、949万6,000円の減で、若葉台小学校の一部と学校給食共同調理場第二調理場の支払いが完了したためである。  問い、若葉台小学校体育館屋上防水改修工事の概要は。答え、体育館の屋根は瓦ぶきであり、今までも部分的な補修は行ってきたが、漏水箇所の特定が難しく、根本的な修繕には至らなかった。今回の工事では、漏水が想定される箇所の瓦を外し、漏水箇所を特定して対策を行い、瓦をもとに戻す予定である。また、部分的には、瓦を金属製の屋根に変更することなども予定している。  問い、教育センター運営に関する経費のスクールソーシャルワーカーについて、子供の悩み相談などを含め、強化していくような予算組みがされているか。答え、子供のいじめ対策や悩みの相談は非常に大切なことだと認識している。特にスクールソーシャルワーカーについては、平成31年度より配置時間数を増加して対応しており、引き続きその拡充した体制を維持しながら、相談に対応していきたいと考えている。  問い、各種教育研究会負担金、教育研究奨励費交付金及び稲城市立学校教育研究会交付金の概要は。答え、各種教育研究会負担金は、教員の資質向上や研修授業の充実を図るための研究会に対して支出する。教育研究奨励費交付金は、研究校に指定された学校が教育課題の研究を進める上で必要な経費を交付する。稲城市立学校教育研究会交付金は、市立学校の全教職員が教科別・領域別に研究会を進めており、その研究に必要な経費を交付する。  問い、iプラザ整備運営事業の施設整備サービス購入料が減額、維持管理運営サービス購入料は増額となった理由は。また、サービスの改善については。答え、施設整備サービス購入料については、金利が下がったため減額となった。維持管理運営サービス購入料については、契約上の11項目の物価指数に影響があったこと、生涯学習、児童・青少年エリア及び図書館のエリアの人件費や運営費の増、消費税の増により増額となった。毎月のモニタリング会議で引き続き協議し、市民の方からの要望が寄せられた場合などには連携をとりながら情報を共有し、改善に向けて進めている。  問い、小学校管理運営費及び中学校管理運営費の廃棄物処分委託等について、学校配当予算と合計しても平成31年度より減となる要因は。答え、平成30年度及び平成31年度は予算不足で処分できなかった廃棄物があり、予算を増額していた。学校での廃棄物品の精査が進んだため、減額となった。  問い、社会教育施設使用料について、社会教育・生涯学習施設の拠点との意味からは、中央公民館とiプラザ及び城山体験学習館は同じような値上げ幅でよかったのではないかと思うが、どのような検討がされたのか。答え、改定については、フルコスト計算をし、近隣自治体との均衡を図った結果である。iプラザについては生涯学習に限定した使い道ではなく、どのような使い方も可能な有料施設である。生涯学習の拠点としては、各公民館が社会教育施設として位置づけられていると考えている。  問い、小学校管理運営費及び中学校管理運営費の出退勤管理システム導入業務委託について、導入するシステムの具体的な内容は。答え、出勤時及び退勤時にICカードを各学校に設置するカードリーダーにかざすことにより出退勤時間が記録され、客観的な在校時間を把握することができることから、教員、学校管理職、教育委員会が状況を共有して一体的に教員の働き方改革を進めていくものである。  問い、令和2年度から必修化されるプログラミング教育の費用はどこに、どのような形で積算されるのか。答え、小学校教育振興費の需用費に含まれている。学校配当予算については、児童数等に応じて各学校に配当しており、各学校が実情に応じて配分を計画・執行する。教育委員会からプログラミング教育に係る予算額の指示は行っていない。  問い、稲城寄席入場料について、平成31年度より増収となるが、内訳は。答え、各種使用料・手数料の改定と同様の考え方のもと、入場料を1,500円から2,000円に改定した。収入額は2,000円を370席で乗じた74万円で、平成31年度から18万5,000円の増を見込んでいる。  問い、小学校管理運営費及び中学校管理運営費の出退勤管理システム導入業務委託について、持ち帰って仕事をすることなどについての検討はされたのか。答え、出退勤管理システムは在校時間を客観的に把握する一つの手段と考えている。教員の働き方改革を進める上で、教員や学校管理職の意識改革や意識づけをしていきたいと考えている。  問い、学校給食費が公会計制度に移行されるが、指定感染症などにより臨時休校になった場合は、公会計化になっても還付されるのか。答え、これまでどおり還付する。  問い、小学校管理運営費の電話機器賃借料について、今回追加された理由は。答え、城山小学校と向陽台小学校の電話機が古くなり、ふぐあいが出始めていることから更新するものである。買いかえによる一時的な財政負担を避け、7年間のリース契約として財政負担の平準化を図ろうとするために賃借料を活用した。  問い、図書館費について、全体として今回増になった要因は。答え、大きなものとしては、稲城市立中央図書館等業務委託があり、物価変動や消費税等に伴い増額になっている。  問い、文化財保護費について、収蔵庫や指定文化財などの防災関係はきちんと対応できる予算になっているか。消防用設備等点検委託を含めて確認する。答え、矢野口の文化財収蔵庫は多摩川のそばにあるが、特に貴重な文化財はふれんど平尾に移動させて収蔵している。また、それぞれの持ち主のもとにある指定文化財はその持ち主に大事に扱っていただいていると認識している。消防設備点検委託は、消火器の点検委託である。  問い、学校給食共同調理場建設費の備品購入費の厨房機器と消耗品の内容は。答え、厨房機器のうち、ラウンドベアやパススルー冷蔵庫など大型で建設に伴い設置するものは工事完了前の8月ごろに、そのほかのものは完成後順次整備していく。厨房用の消耗品については、食缶類や保冷バットなど細かい調理器具を購入する。  次に、第23号議案 令和2年度東京都稲城市病院事業会計予算につきまして、質疑の概要を申し上げます。  問い、令和2年度の病院における働き方改革についての考えは。答え、宿日直の時間外の労働をどのようにするかが問題と考えている。  問い、4月から特別室料、非紹介患者初診加算料、診断書・検案書・証明書の手数料が値上がりすることによる増減分はどれぐらいか。答え、室料差額収益は4,236万5,000円の増、非紹介患者初診加算料は1,800万円の増、手数料は239万3,400円の増と算出している。  問い、PHSは2020年7月末でサービス終了とのことだが、どう対応するのか。答え、令和2年度より携帯電話を賃貸借契約し、賃借料に積算している。  問い、室料差額については、単価だけではなく、件数の増も見込んでいるのか。答え、件数の増は見込まず、単価の増額のみとした。  問い、病院運営委員会については、何回の予定で、どのような予算になっているのか。答え、令和2年度においては3月を予定し、報償費で予算を積算している。人数は10名で、1回予定している。  問い、看護師の人材確保に向けた取り組みは。答え、年1回、看護部職員に対する満足度調査を実施しており、その結果並びに取り組みの事項を公表している。  問い、設備更新の際のリースや購入の考え方は。答え、リースの場合、期間終了後は再リース料が発生してしまうため、今回の電子カルテ等の更新に当たっては購入し、償却期間を過ぎても使えるよう検討している。  問い、減価償却費は減少傾向であるが、医療機器等の更新は順調に進んでいるのか。答え、厳しい経営状況ではあるが、医療機器の更新等を今後も計画的に行っていく。  問い、看護部の地域における活動予定は。答え、看護支援活動として、市立病院の特定看護師、認定看護師が訪問看護ステーションの看護師に同行し、地域で療養している方々に対し、より専門性の高い看護ケアを提供する。  問い、診療報酬改定に係る報道では、病床数400床以上の病院で紹介状なしの患者から初診で5,000円以上、再診で2,500円以上徴収する仕組みを、令和2年度から200床以上に引き下げるとあったが、290床の稲城市立病院も対象になるのか。答え、この仕組みは地域医療支援病院が対象となるが、稲城市立病院は地域医療支援病院でないため、対象とならない。  問い、病院及び健診・外来棟総合管理業務の委託業者は、どのように選定したのか。答え、20の評価項目、価格から審査を行うプロポーザル方式により選定し、平成30年4月1日から令和3年3月31日までの3年契約を結んだ。  問い、令和2年度の診療報酬改定では全体として0.4%のマイナス改定である中、入院収益を6,000万円の増と積算した理由は。答え、第三次稲城市立病院改革プランに基づく計画値や、病院の収益に大きな影響のある入院基本料が現在一番高いランクの基本料を取得できていることなどを総合的に勘案した。  以上で予算特別委員会福祉文教分科会の報告を終わります。 6 ◯ 坂田委員長 以上で、福祉文教分科会主査報告を終わります。  これより福祉文教分科会主査報告に対する質疑に入ります。──質疑がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  次に、建設環境分科会主査。 7 ◯ 池田建設環境分科会主査 ただいま議題となっております第17号議案の市民部、農業委員会及び都市建設部の所管に関する部分、第18号議案、第19号議案、第21号議案並びに第22号議案につきまして、3月19日に分科会を開催し、審査を行っておりますので、その審査の経過を報告いたします。  初めに、第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算の市民部及び農業委員会の所管に関する部分、第18号議案 令和2年度東京都稲城市国民健康保険事業特別会計予算並びに第21号議案 令和2年度東京都稲城市後期高齢者医療特別会計予算の3件を一括審査しておりますので、質疑の概要を申し上げます。  問い、第四次稲城市農業基本計画策定委員の構成は。答え、農業生産団体から代表者5名、消費者や環境関連の団体から市民代表として2名、学識経験者を1名、東京都職員や農業委員会から5名の計13名を予定している。  問い、創業支援事業の駅周辺店舗出店補助金について、申請受け付けの開始時期は。答え、受け付けは、原則、9月から10月の2カ月間を予定しているが、稲城市で行っている特定創業支援等事業を受けたということの証明を提出していただける事業者については通年受け付けと考えている。なお、補助金が予算に達する見込みとなった段階で受け付けは終了とする。  問い、稲城市姉妹友好都市交流協会補助金の内訳は。答え、設立に伴う消耗品、備品等の費用として24万7,000円、姉妹友好都市との作品交換などの事業費として5万3,000円を計上している。  問い、都市農業活性化支援事業補助金について、申請は2件だったのか。答え、果樹の団体による申請が1件、花苗のハウスを整備する農業者1名による申請が1件である。  問い、(仮称)サイクルカフェについて、運営方法、運営スタイル、開設時期等について聞く。答え、事業者の誘致をスムーズに進めるために、スケルトンで市が建物を建てて、民間の方に運営していただく公設民営とした。営業開始時期は、オリンピックレガシーとして、熱の冷めないうちにつくることが肝要と考え、オリンピック後1年をめどとして開業していきたい。周辺の市民の方にくつろぎの場として利用していただく、公園のイベントの際に寄っていただく、サイクリストの方にも来ていただくような幅広い客層を考えている。  問い、公園内に民間事業者の施設をつくることについての法的な根拠、6,699万円の予算の財源、民間事業者の建設費負担の考え方について聞く。答え、都市公園法の中で建設ができるという見解である。財源の内訳は、公共施設整備基金繰入金1,699万円と市債5,000万円である。賃貸借契約により、賃料を運営事業者からいただく。  問い、農地の創出・再生支援事業補助金について事業概要は。答え、建築物の棟の解体処分費用の一部、石などを取り除く作業の除礫、深く耕うんする深耕、土壌改良、その他農地利用に必要な整備が支援の対象である。  問い、ごみ減量再資源化推進事業費が、3,117万8,000円の増額となった要因は。答え、資源物回収委託、資源物の処理業務委託、さらに古紙、古布、有害金属物収集運搬委託などについては、平成29年度からの3年間の長期委託契約期間でやっていたが満了となり、新年度予算は人口の増加などにより増加した。  問い、都市農業活性化支援事業補助金について、どのような農業者が実施を予定しているのか。答え、梨生産農家については、根域制限栽培の導入を予定している農業者が2軒、ジョイント栽培を予定している農業者が1軒、ブドウ生産農家については、根域制限栽培を予定している農業者が2軒、花卉生産農家については、大規模な施設整備による花の苗などの栽培を予定している農業者が1軒ある。  問い、(仮称)サイクルカフェについて、どこにヒアリングを行ったのか、またパブリックコメント、アンケート調査等はしたのか。答え、事前のヒアリングは、サイクル関係のコーヒーをやっているお店、コーヒー専門店数社に感触を伺っている。いろいろな市民調査を見ても、憩いの場としてのカフェの要望が強いので取り入れた。  問い、廃業を予定されている稲城浴場から、何か市のほうに報告があったのか。答え、2月に稲城浴場から口頭で、3月末で廃業を予定しているという話は聞いている。  問い、体育施設の使用料・手数料の改定による影響額の総額は。答え、2,486万3,139円の増収である。  問い、粗大ごみ受付収集等業務委託について、前年度に比べて予算が900万円以上増額しているが、その主な理由や内容は。答え、粗大ごみの収集量の増加に対応するため、収集車両及び収集人員の増加に必要な経費を積算した。令和2年4月からスプリング入りのベッドマットを市で収集処理する粗大ごみの新たな収集品目に加えた。
     問い、後期高齢者医療制度が平成20年度に発足してから、被保険者数がどのように変化しているのか。答え、平成20年4月1日時点で被保険者数は4,589人であり、平成31年4月1日時点では9,007人だったので、11年間で4,418人、率にして96.3%増となっている。  問い、(仮称)サイクルカフェ建設事業について、民間の事業者が行う工事の内容は。答え、既存の老朽化した鉄筋コンクリート造の公衆トイレを解体し、(仮称)サイクルカフェに鉄骨造の公衆トイレの建設を行う。市の工事範囲は、建物の基礎、外壁、屋根、床、天井、設備の引き込みなど、建物の基本的な部分として、それ以外の外壁の仕上げ、内装の仕上げ、厨房設備などは、運営事業者が工事を行う。  問い、稲城市姉妹友好都市交流協会補助金について、補助金を支出する法的、また条例上の根拠は。答え、現在、補助金の交付の要綱について、準備を進めている。  問い、国民健康保険事業特別会計の予算総額は、1人当たりの医療費の増加に伴い増額になっているということだが、主にどのような疾病にかかわる医療費が高額となっているのか。答え、人工透析を伴う慢性腎疾患や糖尿病であり、いわゆる生活習慣病と言われている疾病である。  問い、後期高齢者医療特別会計について、この1年間で被保険者数の増減はどうなったのか。答え、被保険者数は平成31年度の当初は9,007人で、令和2年度の予算積算における被保険者数は、412人増の9,419人である。  問い、オリンピック・パラリンピック関係イベント運営委託料2,936万3,000円の概要と内訳は。答え、1つ目は、市民が一体となって自転車競技の応援ができるコミュニティライブサイトというイベントを開催し運営する委託料が2,002万3,941円。2つ目は、聖火リレーの出発を祝うミニセレブレーションというイベントを開催し運営する委託料が836万円。3つ目は、東京2020大会前に機運醸成としてトップアスリートによる講演会を開催し運営する委託料が97万9,000円である。  問い、オリンピック・パラリンピック放映権等として169万9,000円が計上されているが、内訳は。答え、自転車競技ロードレース当日に開催する予定であるコミュニティライブサイト内で大型ビジョンで自転車競技ロードレースを放送する際、インターネット配信映像を大型ビジョン用に高解像度映像として提供を受けるための費用が142万3,521円、自転車競技ロードレースと、それとは別の日にパブリックビューイングとして、ほかの競技を放映する放映権料が27万5,000円である。  問い、稲城市路上等喫煙の制限に関する条例サポーター制度について、目標のサポーター数について伺う。答え、令和2年度から3年度末までで約100人のサポーターを目標としている。  問い、農地の創出・再生支援事業補助金について、対象になる地域、面積、この補助金に関する市の負担、生産緑地への指定について伺う。答え、地域は、百村、矢野口である。全額都費による補助なので、市の負担はない。生産緑地地区については、創出した農地については指定を奨励しているので、今後も生産緑地の指定を積極的に推進していきたい。面積は2地区合わせて約670平方メートルである。  問い、小口事業資金融資あっせん事業経費について、小口事業資金の審議会の委員の報酬がそれぞれ3日計上されているが、早期に融資が実現できるような事務作業等をやってもらいたいが、見解は。答え、時事に沿った適切な対応ができるように、委員会を並行してやっていきたい。予算は3回と決まっているが、委員会で意見の情報交換を行い、実際に市の施策にも反映していきたい。  問い、住宅改修等補助金について、毎年計上されているが、本年も計上されているのか。答え、昨年と同様の1,200万円を計上している。  問い、オリンピック・パラリンピック放映権等について、ロードレースとは別の日に、パブリックビューイングを開催したいということだが、どのような競技を検討しているのか。答え、稲城市とゆかりのあるチームや選手を応援したいと考えており、これから競技の放送、放映日程、集客力等を考慮した上で、今後検討していきたい。  次に、第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算の都市建設部の所管に関する部分、第19号議案 令和2年度東京都稲城市土地区画整理事業特別会計予算及び第22号議案 令和2年度東京都稲城市下水道事業会計予算の3件を一括審査しておりますので、質疑の概要を申し上げます。  問い、iバスの運行収入と運行経費の総額、内訳は。答え、運行経費が1億4,331万9,000円、運行収入が5,158万1,000円を見込んでいる。運行経費の内訳は、人件費関係が1億419万5,000円、燃料油脂費が1,671万4,000円、車両管理費が765万1,000円、減価償却費が643万3,000円、その他経費が832万6,000円である。運行収入5,158万1,000円の内訳は、運行収入が5,128万2,000円、広告収入が29万9,000円である。  問い、東京都マンション管理条例事務処理特例交付金について、稲城市内の分譲マンションのうち、何カ所ぐらいが届け出をする必要があるのか。答え、11カ所である。  問い、市道638号線等整備事業について、具体的な場所、面積及び整備時期は。答え、鶴川街道の駒沢学園交差点の北側に位置する新きさらぎ橋の右岸側の上流部で、延長約30メートルである。幅員を5メートルに拡幅するため、面積約30平方メートルを取得する予定である。整備時期については、東京都による三沢川の護岸工事に合わせて行う予定である。  問い、用地調査委託117万1,000円について、なぜ土地の評価額を算定することが必要なのか。答え、大丸公園の一部と大丸自然公園は、これまで多摩サービス補助施設の共同利用として、提供国有財産一時使用許可により、公園として利用している。多摩サービス補助施設は、平成29年に公園区域について国が返還を受けたことにより、現在、財務省と市で、暫定措置として、令和3年8月までの期間で管理委託を締結し、公園として利用している。引き続き、市が公園として利用していくためには、国有財産法の規定により、貸付面積の3分の1を買い取ることを条件に、残る3分の2については、無償で貸し付けを受けることができるとされている。このため、該当する土地の評価額を調査し、今後、用地の取得も視野に入れ、検討していきたい。  問い、都市計画マスタープランの策定委員が会長を含め7名で、委員会開催1日ということだが、何を決めていくのか。また都市計画マスタープランの策定支援業務委託の具体的内容は。答え、都市計画マスタープラン策定委員会は、1回の開催を予定しており、市の庁内検討委員会等を踏まえて資料を作成した後、内容について諮るものである。令和2年度は見直しの基本方針、進め方などの検討を想定している。また、委託の内容については、都市計画マスタープランの策定支援業務において、社会経済情勢や市内周辺のまちづくりの動向などを踏まえて、記載内容等の精査、それから助言を受け、図面作成・修正、各種会議の資料作成、データ作成などをお願いしていきたい。  問い、小規模コミュニティ交通実証実験等補助金について、想定している内容は。答え、令和2年1月22日から3月13日まで、平尾の交通不便地域にてタクシー車両を利用した実証実験を実施し、この集計結果を参考に、稲城市地域公共交通会議において今後の進め方について検討を行い、前回に比べ、実験期間の延長や、便数や運行曜日の増など拡充をして検証実験を行うことになった場合でも対応ができるように、予算を増額した。  問い、坂浜地区住所整理事業業務委託について、検討会の委員構成と開催状況及びこれまでに協議された内容は。答え、委員構成は、坂浜自治会・小田良土地区画整理組合より各3名、天満神社奉賛会・坂浜常盤会・百村自治会・駒沢女子大学・一般公募の方より各1名、坂浜商栄会を初め地域で事業を営まれている方より4名、合計15名である。令和元年9月11日の第1回目では、坂浜地区の現況や稲城市住所整理基本方針などの説明と、今後検討をお願いしたい事項の説明、令和元年11月7日の第2回目では、百村地区等との大字界の設定、坂浜地区を1丁目・2丁目などに分割する場合の区域とその境の設定、長峰・若葉台地区を挟んだ北側の坂浜地区にある宅地の取り扱い、令和元年11月22日の3回目では、1丁目・2丁目等に分けた区域の町名、また住所整理を実施する区域の順序と手法などについて、3回の検討会で協議を行った。  問い、稲城矢野口駅周辺地区事業費について、水防拠点整備事業との関連性は。答え、水防拠点を整備する用地を確保するためには、現在、換地設計案で旧スーパー堤防C工区内に土地をお持ちの方に、鶴川街道西側で既に宅地として整備が完了している公益財団法人東京都都市づくり公社所有地との換地に御協力していただく必要がある。令和2年度の予算において、旧スーパー堤防C工区内で1棟の建物の移転を予定している。  問い、都市計画マスタープラン策定に当たって、まちづくり条例の制定を検討していくべきと考えるが、その基本姿勢は。答え、都市計画マスタープランの検討においては、まちづくり条例についても今後の開発指導のあり方として、都市計画に関連する課題の一つに取り上げていきたい。  問い、公共下水道南山東部事業業務委託料について、汚水管及び雨水管の布設予定と進捗率は。答え、汚水管2,860メートル、雨水管1,414メートルの布設を予定している。進捗率については、全体整備面積87ヘクタールに対して、進捗率は汚水管約66%、雨水管約56%である。  問い、下水道事業の経営戦略策定業務支援委託について、経営戦略策定後の進行管理はどのように行うのか。答え、経営戦略の中に進行管理の項目として記述する予定であり、毎年度進捗状況や計画と実績との乖離検証、その結果を踏まえた定期的な見直しを行うことにより、経営基盤強化と財政マネジメントの向上を図っていく。  問い、既成市街地の4地区の土地区画整理事業について、進捗状況・進捗率、全体の総額・残事業費、残事業費の中の一般会計の繰入額は。答え、進捗状況は4地区合計の事業費約848億円に対し、令和2年度の予算額を含む事業費累計は約542億円、進捗率は64%である。各地区の進捗率は、榎戸地区では80%、矢野口駅周辺地区では50%、稲城長沼駅周辺地区では51%、南多摩駅周辺地区では79%である。残事業費については、榎戸地区が約46億円、矢野口駅周辺地区が約140億円、稲城長沼駅周辺地区が約86億円、南多摩駅周辺地区が約34億円であり、4地区合計で約306億円である。特定財源等を除く一般会計からの繰り入れは約131億円を予定している。  問い、(仮称)いなぎ里山レンジャーについて、事業の趣旨と予算の使途は。答え、(仮称)いなぎ里山レンジャーについては、多摩丘陵の豊かな緑を市民共有の財産として将来へと継承していくため、現在、稲城の里山等で活動している既存のボランティア団体や学識経験者などと情報共有を行い、市民・事業者・行政の協働による緑を支える組織の発足に向け取り組んでいくことを目指している。NPO法人の方などを招いての講演会を2回予定しており、報償費を4万円計上している。また実際の里山での活動体験用の、のこぎり・鎌・軍手などの消耗品購入費として5万円を計上している。  問い、南山東部土地区画整理事業について、事業費の総額、補助金の総額、補助金の累計額・執行率は。答え、総事業費は551億8,200万円、補助金の総額は26億2,900万円、令和2年度末の補助金の累計額は21億1,100万円となり、補助金の執行率は約80.3%となる見込みである。  以上で、予算特別委員会建設環境分科会の報告を終わります。 8 ◯ 坂田委員長 以上で、建設環境分科会主査報告を終わります。  これより建設環境分科会主査報告に対する質疑に入ります。──質疑がありませんので、以上で質疑を終結いたします。      〔「委員長、動議」と呼ぶ者あり〕 9 ◯ 坂田委員長 村上委員。 10 ◯ 村上委員 第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算に対する組み替え動議を提出いたします。 11 ◯ 坂田委員長 暫時休憩いたします。                                午前10時43分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                  午前11時 開議 12 ◯ 坂田委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  ただいま議題となっております第17号議案に対し、お手元に配付のとおり、村上委員、いそむら委員、武田委員、あらい委員、岡田委員、山岸委員、田島委員の7人の委員から予算の組み替え動議が提出されました。本動議を直ちに議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。村上委員。 13 ◯ 村上委員 それでは、第17号議案 令和2年度東京稲城市一般会計予算に対する組み替え動議を説明いたします。  まず、提案理由についてです。厳しい市民生活が続く中で、新型コロナウイルス感染症の影響によるかつてない経済不況が予想されていることから、市民の暮らしを支えるために、当面の間、条例施行を延期し、使用料・手数料の見直しに伴う各種値上げを行わないことを求めます。  次に、組み替え動議の内容です。まず歳入では、第1に、第14款、分担金及び負担金、項1、負担金を96万7,000円減額します。第2に、第15款、使用料及び手数料9,421万2,000円を減額します。第3に、第20款、繰入金、項1、基金繰入金を4,563万9,000円増額します。第4に、第22款、諸収入、項4、雑入を92万8,000円減額します。歳出では、第2款、総務費、項1、総務管理費5,046万8,000円を減額します。  以上、提案いたします。御審議の上、御賛同いただきますようお願いいたします。 14 ◯ 坂田委員長 以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより本動議に対する質疑に入ります。質疑のある方は挙手を願います。鈴木委員。 15 ◯ 鈴木委員 今回、予算の組み替え動議ということで、ただいま2会派7名の方から提出された動議につきまして、大変興味深い内容でございますので、この動議の実効性と、実施することにより生じる状況・影響について、何点か確認させていただきたいと思います。  1点目、これは7名のうちどなたにお答えいただいても結構です。本動議では、令和2年度一般会計予算の使用料・手数料等の歳入を減額されておりますが、令和元年第4回定例会で可決された新たな金額を定めた条例に、これを改正することもしないで、減額した金額で徴収すること、これは条例違反になってできないものであると考えております。つまり、この組み替え動議だけを行っても実効性は全く担保されていないということになりますが、そのことは理解された上でこの動議を提出しているのか。また、それを承知の上で動議を出しているのであれば、それはどのような意図で行っているのか。もし否決されることを前提に本動議を提出しているのであれば、反対討論で主張しても十分なことをわざわざ組み替え動議として今提出していることになり、「私たちはやりました。それなのに他会派は」という単なるパフォーマンスになってしまわないか、懸念を抱いているところでございます。  2点目、これはごみ減量問題に日ごろから取り組んでいらっしゃる生活者ネットワークの村上委員にお伺いしたいと思います。稲城市では、プラスチックごみは燃えるごみとして処理されております。ごみ袋の価格を多摩川衛生組合4市の最安値にとどめることを要望されるということは、プラスチック容器やビニール袋などをより多く使用している方にとっては、削減努力の先送りということにもなりかねません。ごみ袋価格の適正化というものは、ごみ減量の努力をされている方々にこそメリットを享受できる施策でありますので、リサイクルや脱プラ容器などを行っていない、ごみ削減に取り組んでいない方を擁護しているとも受け取られかねませんが、村上委員御自身の日ごろの主張との整合性について御所見を伺います。  3点目、これは消費税反対を主張されている日本共産党のお三方のいずれかにお答えいただければと思います。日ごろより消費税の税負担の逆進性を問題視され、また自家用車のない交通不便地域に居住する市民の足としてiバスの拡充を日ごろより主張されております。しかしながら、市の駐車場料金の無料化を継続することは、自家用車を持てる家庭に対してのみ有効となる一種の優遇措置にもほかなりません。本動議の側面としては、自家用車を持てる家庭と持てない家庭との間の格差を拡大することを意図してしまう部分もあるのではないかと受け取られかねないのですが、本動議の内容と日ごろからの主張との整合性について御所見を伺います。  4点目、これは国政の第一野党として国の政策にも通じておられる立憲民主党の武田委員にお伺いさせていただきます。本動議の提案理由として、新型コロナウイルスの影響による経済不況に対して、市民の暮らしを支えるという説明がございましたが、新型コロナウイルスの影響を提案理由に掲げるのであれば、その効果はどの程度あると考えているのか、お伺いしたく思います。かつてリーマンショックの際にアメリカが1人当たり約15万円の現金給付を行った事例も踏まえ、国も現金や商品券等の給付を検討していると、最近も報道がなされている中、市の使用料・手数料の値上げを見送ることにより、どの程度の経済効果・救済効果があるのか。市としてそもそもとるべき道、より適切な対応は、公共施設の利用料を下げることではなく、本当にコロナ対策のために重要であるというものである、現時点では閉鎖空間となり得るスポーツ施設を含む公共施設空間も利用を少な目にして、市民同士の濃厚接触を避けることが必要なのではないでしょうか。新型コロナウイルスの影響を理由とした経済対策と今回の組み替え動議の関係を具体的に御教示いただきますようお願いいたします。  最後に5点目、これはどなたにお答えいただいても構いません。本動議における主な財源は、財政調整基金を約9,000万円切り崩して確保されているという内容になっております。これまでの稲城市議会のほとんどの会派が、基金残高の減少には最大限の注意を払い、慎重な対応を市に求めてきました。議会としてのこれまでの財政調整基金に対する議会の議論の積み重ねを全く無視して、議会が率先して基金残高を減らせという主張にもとられかねないことについて、どのように考えておられるのか。議会での議論を軽視されていないのであれば、御所見をお伺いします。  以上5点です。 16 ◯ 坂田委員長 山岸委員。 17 ◯ 山岸委員 御質問、ありがとうございました。ではまず私のほうから1点目にお答えをさせていただきます。条例との関係ということであります。こちらは、提案理由にも書かせていただきました条例施行を延期するということを私たちは今回必要であると考えております。もし今委員会で動議を可決していただくということになれば、当然条例施行の延期が必要であるということがあります。ちょうど議会の議事日程もあした1日本会議が残っておりますので、必要に応じて、あしたの本会議で条例の施行延期も含めて議論すること、また可決することは十分可能ではないかと考え、提案させていただきました。  1点目については以上でございます。 18 ◯ 坂田委員長 村上委員。 19 ◯ 村上委員 2点目についてお答えいたします。プラごみ削減に矛盾するのではないかという鈴木委員の御発言ですけれども、全く矛盾しないと思います。当初、平成16年に2割負担と決めたのは、ごみ減量の動機づけということで2割を負担すると決めました。その部分について、それを3割に上げることをストップすることでごみ減量・プラスチックの減量にストップがかかるのではないかというような御意見だと思いますけれども、それは全く当たらないと思います。むしろ、その3割にふやすといったところのお金は、一般会計に繰り入れられるわけです。そうしますと、ごみに必ずしも使われるのかというところは不透明になってきます。むしろ、その部分をごみの処理に使っていくということを審議していくということが必要だったと、もっと審議すべきだったと私は思っています。  以上です。 20 ◯ 坂田委員長 山岸委員。 21 ◯ 山岸委員 3点目について。ごめんなさい、まとめて先ほど答えればよかったのですが、3点目についてお答えをさせていただきます。消費税の減税と駐車場の使用料の値上げはちょっと別の話かなとは思うのですが、今回は、私どもの提案の中にありますように、市民生活が本当に大変になっているという中では、新たな負担増については、やはり市民の大きな負担になっていく。それは厳しいであろうということで、新たな負担増については全面的に延期すべきであるという判断で、今回、駐車場の使用料も含めた使用料・利用料の見直しに伴うさまざまなことについては、今回予算から外していくということを提案させていただきました。鈴木委員が言われたように、車を持っている方と持っていない方の格差が広がってしまうのではないかというような御指摘はありましたが、その御指摘はちょっと当たらないのかなと思っております。 22 ◯ 坂田委員長 武田委員。 23 ◯ 武田委員 立憲民主党として、今現在、与野党ともになって救済措置を行っていくという段階でありまして、東京都におきましても、東京都知事も、今回オリンピックの延期がなされたことによって自粛体制を強化している形になっております。実際問題、いろいろな多くの方の所得の問題等々、あとは就職の考えの問題等々いろいろとありまして、今回、東京都・国が一生懸命、市民・国民を救っていこうという形になってきておりますので、そこに対しまして、今回こういった組み替えの動議をすることによって、稲城市も市長の英断、これをしっかりと市民に伝えることによって今後大きく変わってくるのではないかということがありまして、(何事か呼ぶ者あり)やはり立憲民主党としては、ボトムアップということもありますので、行政の考え方をしっかりと伝えることによって、形をいろいろと変えていけるのではないかなという形で思っております。  答弁を終わります。 24 ◯ 坂田委員長 あらい委員。 25 ◯ あらい委員 それでは、私のほうから5番の基金の関係をお話ししたいと思います。御承知のように、財政調整基金は稲城市の財政調整基金条例に基づいて規定されているわけですけれども、大災害とか、平年の予算を円滑にさせていくために基金をということになっています。通常どのぐらいの基金が必要かということについては、私も3年前にここで質疑をしたことがありますけれども、大体年間予算の5%と言われていて、稲城市で言うと、15億ぐらいが一番いいのかなと言われてきたのですが、以前は非常に一生懸命基金をためて40億になった。本来は市民のために使う税金ですから、そこまでためおくのはおかしいのではないかという質疑をさせていただいたのですが、その当時の財政部長の答弁では、多ければ多いほど持っていたほうがいいのだというようなことで答弁された記憶があります。たしか2年前でしたか、財政調整基金がどんどん減っていくことについて、余り減らし過ぎても、先ほど言ったように、15億円という枠から減っても、それはやはりちょっとどうなのかと言ったのですが、まさに財政調整基金というのは、使うためにやっているのだから、そういう中で財政の調整として十分これでやっていけるのだという答弁をいただいたところであります。  その心配は、両方の懸念は今でも持っているわけですが、確かに稲城市の今の基金残高については、多少の懸念を持っていることは事実であります。ただ、今回、歳入歳出があって、使用料・手数料の話があったのですが、基本的に、たしかその値上げの理由については、持続可能な行政運営、それから負担の公平化、消費税への対応ということでありますから、本来、例えば値上げ分について、その値上げの使い道については、将来の行政運営という意味からすると、基金に積み上げていくのかなと思っていたのですが、結局積み上げられないで一般財源化しているということもあります。そういう意味では、それについて、その収入源を減らすわけですから、どこから出すのかなということについて、私どもも考えたのですが、御承知のように、繰越金は当初予算だと大体3億円計上していますけれども、年間を通すと7億円ぐらいになるんです。だから、本来はここから入れてしまうのがいいかなとも思ったのですが、そういう意味では、とりあえず財政調整基金から入れておいても、それは繰越金が来た時点で適切に積み上げていくということになれば同じでございますので、今回は財政調整基金のほうからその歳入を減らした分だけそこに入れましょうということで、ここに書いてあるように、8,987万円を増額するわけでありますが、その中で総務費のほうで、たしか駐車場の管理費ということで、総務費のほうのお金を差し引くと、ちょうど実質的には4,563万9,000円かなと思っていまして、そのぐらいのことを仮に財政調整基金から繰り入れておいても、先ほど言ったように、繰越金が入ってきた分をちゃんと適切に積み上げていけば、同じ結果になるのではないかと、こんな形で提案をさせていただいたところであります。 26 ◯ 坂田委員長 鈴木委員。 27 ◯ 鈴木委員 今お答えいただいた中で、ある程度理解できたところと、あと質問にちょっと答えていただけていないなという部分、両方あったのですが、それぞれの立場を代表して御答弁していただきましたことにまず御礼申し上げたいと思います。  例えば、今回は、今あらい委員がおっしゃっていましたけれども、財政調整基金を1年先送りしますと、それで1年先はまたどうするのかという話も出てくること、これが一つ懸念でもございます。また、受益者負担の考え方が全くこの話の中では出てこないなと思いまして、使う方が、市税というのは全体、その施設を使わない人、ごみを余り出さないように努力している人、そんないろいろな人たちがいる中で、そういう人たちも応分に払っている市税の中から使う人のために出す。それも当然社会の仕組みとして大切なことなのですが、受益者の方々にもうちょっと御負担をお願いしたいという話に対する面はどのように考えておられるのかというのが、これも疑問なところです。  そして、とても確認したいところなんですけれども、今回共同提出者の、政党でいうと3政党の方と、あと無所属の方2名を含めて7人の委員全員が、これを共通認識として合意を果たされ、一致団結してこうしようということで行動されていると受け取っていいのか。これは「はい」か「いいえ」で結構です。お答えください。 28 ◯ 坂田委員長 村上委員。 29 ◯ 村上委員 この動議という意味では、もちろん一致団結して提出しております。 30 ◯ 坂田委員長 鈴木委員。 31 ◯ 鈴木委員 「はい」ということで、イエスということで明確にお答えいただきまして、ありがとうございます。7名の方が一致団結して、利用料・手数料の料金の改定に取り組まれてきたということが一つ確認できました。少し意地悪な言い方になるのですけれども、先ほど言った現状だと条例違反、あした条例の施行を延期すればいいではないかという話になりましたけれども、そのようなものでも構わないと。また、今以上のごみ削減の努力はしていかなければと思うのですが、そういったことに対する整合性はとれているということで、しなくてもよいと。自家用車を持てない市民への格差を解消するという話は、それはまた別の話であると。そして経済効果、これは先ほどは余り回答はなかったのですけれども、明確でなくても対策としては実施すべきだと。これは市長に英断と言っていましたけれども、議会で判断する話なので、市長に求めてもどうするのだろうなというのはあったのですけれども、財政調整基金が減っても、後々何とか帳尻を合わせるから構わないという内容について合意されている上でいろいろな行動をとられているということで理解しましたので、もうこれ以上は言いません。  以上です。 32 ◯ 坂田委員長 北浜委員。 33 ◯ 北浜委員 それでは、今回、令和2年度東京都稲城市一般会計予算に対する組み替え動議ということで、村上委員が提案されて、提出者としては村上委員、いそむら委員、武田委員、あらい委員、岡田委員、山岸委員、田島委員ということで、一般会計に対して委員が動議を出すということは、非常に重要であり、重たいことだと私は認識しております。そして、ここには皆さんがそれぞれ責任を持ってこの動議を提出されたというあかしとして署名をされているわけでありますから、7名の委員の皆様にしっかりとお答えいただきたいと思います。この場は稲城市議会の最高議決機関の予算特別委員会でありますので、しっかりと明確なお答えをいただきたいと思います。委員長にはぜひともこの記名順に指名していただいて、私が7問についてお答えを求めたいと思いますので、ぜひとも委員長も事務局長も7名の提出者の皆さんも、明確な質問をさせていただきますので、明確にお答えをいただくように、メモをちゃんととっていただければと思います。  まず1問目、動議を出すことへのそれぞれ皆さんの責任について、どう思われるか。  2問目、市議会の議決の重さ。今回は、昨年の定例会で既に議決された議案に対して影響がある動議であります。市議会で既に議決されたこと、その重さをどのように考えられているのか。民主主義の観点から多数決で議決を行った稲城市議会の議決の重さ、しっかりと答えていただきたいと思います。  3点目、私ども議員も、そして行政も、法令遵守ということを重く受けとめなければいけないと思います。私たち自身が法令を遵守すること、そして行政のチェック機能として行政に法令を遵守させること、そのことについての見解を伺います。  4点目、この動議は組み替え動議と表記されております。私たちは、行政がさまざま出す文書、そこに誤謬があった場合は、それを指摘し、時にはトップからの謝罪も受けなければ容認しないというようなこともさせていただいているわけでありますけれども、基本的に私はこの組み替え動議ということにこの内容は当たらないと思います。この動議に関しては、百歩譲っても修正動議。このような公式な文書を予算特別委員会に提出するのであれば、そのこともしっかりと調査して研究して公式な文書を出すべきだと思いますけれども、その辺について見解を伺います。  そして、ここは鈴木委員の質問にダブるかもしれませんけれども、この動議に私たちが賛成した場合、私たち新政会は、現在、議長と予算特別委員長を輩出しておりますので、6名の委員が賛成した場合は過半数になります。ここはしっかり私たちは皆さんの意見を聞かなければいけません。この動議に私たちが賛成した場合は、行政にどのような影響を現時点で与えられるのか、そのことについて伺います。  そして6点目、提案理由の説明の中に「新型コロナウイルス」云々と書かれていますけれども、この動議に賛同することによって、市民の暮らしを本当に支えることができるのか。私は、実はそうは思いません。今、国や東京都は、しっかりと国民、また都民のためにどのような施策を打とうかということで、議論を交わしています。本来ならば、それを受けて6月議会に市から補正予算を提出して、それをしっかり私たち議会が審議するのが筋だと思っております。今回、この動議の提案理由の説明の中で、本当にこれに賛同したことによって、市民の暮らしを支えることができるとお考えなのか、伺います。  そして7点目、これは一般論として、見解をしっかりと伺いたいと思います。もともと市長から提出された一般会計予算案に疑義があるから、動議を提出されるのだと思います。そして、動議を提出されて、それが賛成されればともかく、残念ながら否決された場合、もともとの本予算案に否定的疑義があるから皆さんは動議を提出されたのだと思うのですけれども、そこで否決されたからといって、筋論として、これは皆さんというよりも一般論の話ですが、一般論として、動議を唱えた委員が本予算に賛成するというのは、私は筋が違うと思っています。一般論で構わないので、動議を提出した方が本予算に対して賛成するということはどういうことなのか、お答えいただければと思います。  以上7点、順次委員長に指名をいただき、7人からしっかりと7点について見解を伺いたいと思います。(「委員長、暫時休憩させていただきたい」と呼ぶ者あり) 34 ◯ 坂田委員長 暫時休憩いたします。                                午前11時26分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時29分 開議 35 ◯ 坂田委員長 再開いたします。(「では、私のほうは、私からやらせていただきます」と呼ぶ者あり)(何事か呼ぶ者あり)  暫時休憩いたします。                                午前11時29分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時30分 開議 36 ◯ 坂田委員長 再開いたします。  村上委員。 37 ◯ 村上委員 まず1点目であります。動議に対する責任ということでありますが、今回の組み替え動議が実現されたときには、その予算でやっていただくということで、あしたのところで、あしたまでにいろいろと準備をして、新たな組み替えされたものを承認してやっていくということになると思います。  市議会の決議に対する責任ということですけれども、市議会で、確かに12月議会で条例は通りましたけれども、その後1,500名以上の方の署名が出ています。今回の条例改正に関して、議決はありましたけれども、審議が足りないのではないかということと、市民にきちんと説明をすべきであるという陳情が出てきております。それを議員の皆様はどのように感じていらっしゃるのか。また行政のほうもどのように感じていらっしゃるのか。市長は市報で、行政のほうは市報で説明されましたけれども、それだけでは不十分であるという御意見があるわけです。私たちはその意見を尊重すべきだと思っています。それを議会のところで、今まで委員会も通して話し合ってきたわけですけれども、今またこうして動議ということで、この議場で意見を闘わせていると思っています。  それから、3点目であります。議員も行政も法令遵守ということでは、異議はございません。
     4点目、組み替え動議より修正動議ではないかという御指摘ですけれども、これはあくまでも組み替え動議として提出しております。新政会がこれに賛成した場合、これが成立するが、どうするかということでございますけれども、御協力をいただいて、あすまでに新たな……(「行政に対する影響でしょう。新政会が賛成するというのではない」などと呼ぶ者あり)新政会の6名の方が賛成して成立したらどうするのかというような……(「成立したら行政に対する影響はと」と呼ぶ者あり)(何事か呼ぶ者あり)私はそのように受け取ったのですけれども……。 38 ◯ 坂田委員長 暫時休憩いたします。                                午前11時33分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時33分 開議 39 ◯ 坂田委員長 再開いたします。 40 ◯ 村上委員 もしこの動議が通った場合の行政に与える影響ですか。あすまでに新たな提案を出していただかなければいけないということで、御苦労をおかけすることにはなると思いますけれども、と思っています。  それから6点目です。6月議会に補正を出すのが筋ではないかということがございます。これは、もちろん今回のことが否決されまして通った場合は、もちろん6月議会に修正をすべきと思います。今年度予算については、どこの自治体でもそうでありましょうが、オリンピックの延期も発表された、それから新型コロナウイルスということが議案の提出後にどんどん進んで事態が変わっていったということで、もともとの予算自体がそのまま執行できる自治体はほとんどないと思っています。ですので、自治体によってさまざまな対応があると思います。今回、私たちは7人そろって、今回の12月条例制定での値上げについては、この状況を鑑みて、その部分を一時停止してほしいということを申し上げているわけです。6月議会に補正を出すのが筋ではないかとおっしゃいましたけれども、もしこの動議が採択されなくて、そして一般会計予算がそのまま通ったという場合には、もちろん6月議会で補正予算を組んでいただいて、さまざまな御提案を市からいただかなければいけないと思っています。  7番、一般論として、否決されたらどうするかということですね。動議が通らなかった場合には、それは議会での決議ということですので、それに従っていくしかありませんので……(笑う者あり)何かおかしいでしょうか、それはそれに沿ってまた新たに意見を申し上げていくということになります。  以上です。 41 ◯ 坂田委員長 いそむら委員。(「もう指されているのでしょう。指名されているのでしょう。休憩中ではないよね」と呼ぶ者あり) 42 ◯ いそむら委員 御質問いただきまして、ありがとうございます。村上委員が御発言いただいた内容と私も考えは一緒なんですけれども、今回、初めての予算ということで、一生懸命行政側の方が出していただいた議案に対し、私たち委員も検討させていただいた結果、今回こちらの動議ということを提案させていただきました。  済みません、まとめてですが、そういった答えになります。お願いします。 43 ◯ 坂田委員長 暫時休憩いたします。                                午前11時37分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時39分 開議 44 ◯ 坂田委員長 再開いたします。  いそむら委員。 45 ◯ いそむら委員 では、済みません、一つずつ答えさせていただきます。動議を出すことの責任ですね。先ほどもお話をさせていただきましたが、一生懸命行政側も予算を提案していただいて、私どももそれに対して検討させていただいた結果、今回、動議を出させていただきました。この件は、もちろん重く動議を出すということを踏まえた上で提案させていただいております。  議決の重さというところでは、重さはもちろん感じております。前回、条例が可決されたけれども、今回こういった形で動議で、それに反するような形にはなっておりますが、今回のコロナウイルスの影響と経済状況を鑑みて、私どもは動議を出させていただきました。  法令遵守というところでは、今回検討した結果、組み替え動議ということを御提案させていただいております。  組み替え動議ではなく、修正動議ではという御意見だったのですけれども、こちらは検討した結果、組み替え動議という御提案になります。  賛成した場合は行政にどのような影響を与えるかというのは、村上委員のおっしゃるとおりに、新たな検討が必要だと思っております。  6点目の新型コロナウイルスのことですが、本当に支えることができるのかという点に関しましては、国や都が、猶予の対応ですとか、今後そういったところも鑑みながら、6月の補正の中でも市の中でも御提案がされるものだと想定しております。  7点目の一般論ですね。今回この動議が否決された場合、賛成するのか、反対するのかといったところの考えなんですけれども、予算そのもの、今回御提案いただいているのは370億円ということで、それに対して賛成するのか、反対するのかというところを考えて、私どもは結論を出す予定でおります。  以上です。 46 ◯ 坂田委員長 武田委員。 47 ◯ 武田委員 御質問、ありがとうございます。まず第1、動議を出す責任ということなんですが、村上委員、いそむら委員と同様に、重要な責任を感じておりますが、今回、動議とさせていただきました。  2番目の議決の重さということになりますが、いろいろと熟慮を重ねた上で、それまでのプロセスにも多少問題があるのかなということもありまして、今回、議決の重さを感じながら動議を出させていただいたと。  3番目の法令の遵守ということになりますが、これに関しましては、しっかりと遵守をしていかなければいけないという考え方は当然根底にありますが、今回の動議に至ったと御理解いただきたいと思います。  4番目の組み替え動議は修正動議ではいけないのかということでありますが、これも同様に、熟慮を重ねた結果、今回は組み替えの動議とさせていただきました。  5番目、動議を新政会が賛成した場合、行政とはどういう形になるのかということになりますが、これに関しましても、しっかりと行政の方々とやりとりをしながら決めていきたいと考えております。  6番目の市民の暮らしを支えることができるのかということでありますが、これは今回、新型コロナウイルスの問題等があって、国や都からいろいろな補助金の話が出てきていますが、まだ実施状況が見えてきていないということがあり、それに対しまして、先がまだちょっと見えていない不安から、市民からもいろいろな御意見が出ておりますので、そういった形で、できる限り市でできるところはやっていただきたいということが希望としてありましたので、今回組み替えの動議とさせていただいております。  7番目の見解ということになりますが、これに関しましては、その結果におきましては、さらにしっかりと考えて、真摯に対応していきたいと考えております。  以上です。(「一般論がない」などと呼ぶ者あり)一般論……。(「異議があるから動議を出したんでしょう。これに、本予算に対して賛成するの、反対するの」と呼ぶ者あり)済みません、失礼いたします。(「答えていないですよ」と呼ぶ者あり) 48 ◯ 坂田委員長 あらい委員。 49 ◯ あらい委員 それでは、第1点目の動議に対する考え方でありますが、私はそれこそ三十何年、議会に参加してきて、常に是々非々の立場で対応してまいりました。予算についても、いろいろな議案についても、稲城市を前に進めようということについては、当然賛成し、推進してまいりましたが、私たちは市民の代表ですから、市民から見て、これはいかがなものかなということについてはきちんと意見を言って、時には内容によっては動議を提出させていただいて、明確に自分の対応をする。こういう姿勢で来ましたし、今回の予算についても、まさにたしか総括質疑の中で長々としゃべらせていただきましたけれども、異議があることについてはきちんと異議を唱えていこうということが市民の代表としての責任だと思っておりますので、そういう立場で動議については対処しております。  それから、2点目の条例とのかかわり合いでございますが、12月、条例が突如提案されてきた。今まで、極端に言うと、稲城市では、それぞれの各種の料金については、こういう形で十把一からげというのは余りなかったし、当然それぞれの項目については、それぞれ所管する委員会とか、関係団体とか、利用者とか、いろいろな意見を小まめに聞いて、そのことについてきちんと積み上げをして、そして案をつくって議会に提出する。こういうことがやられてきた。そういう意味からすると、今回のことについては、いろいろ各種団体に聞いてきても、「うちのほうには話がなかった」と。ある団体に行くと、「委員長については話があったけれども、うちのほうは聞いていない」。利用者については全く聞いていないというような状況の中で、この前の値上げ案が12月に条例提案されました。私は、そういうやり方というのは、今まで私も30年やってきましたけれども、かつていろいろな市長がやったときにも、そういう乱暴なやり方はなかったのではないか。少なくとも市民の声を聞くべきではないか。そのときに、市民の声はともかくとして、議会が議決すればいいんだということですけれども、当然のことながら、その提案された内容が、そのように市民のほうにきちんと話がされて提案されてきているのかどうなのかということを議会の中で確かめていくということもすごく大事なことだし、そういう中で判断していくという立場が必要だということで、あの案についてはその部分について異論を唱えさせていただいた。  もう一つは値上げの内容でありますが、公会計でフルコストができたということになって、実は本当は3,000円ぐらいかかるのだけれども、他市との比較とか状況からいって、それについては最終的にそういう価格の判断をした。そうすると、価格自体がどうやって決められたのかということが非常に不透明だという意味からすると、値上げの根拠も理由も不透明だということで、これについても反対させていただきました。ただ、残念ながら、先ほど言ったように、「いや、そんなことはいいんだ。議会で決めればいいんだから」ということで、ある意味では押し切られて条例が通ったわけです。条例自体はそういう形で現実に今あるわけでありますが、どんな条例についても、その時点で、例えばそれを執行するときに、それなりの事態が起きていれば、それを執行停止するということも当然議会にかけて、そういうこともあり得ますので、そういう立場で対応していただくという立場で、条例についてはそのように考えているところであります。  それから3点目は、法律遵守という意味からしてどうなのかと。私たちは、当然議会として行政に対して、行政のコンプライアンスというのはすごく大事だと思っていますし、そういう立場で私もずっとやってきています。議員の仕事は、もちろん先ほどから言っているように、二元代表制の議会として、力を合わせて稲城市を前に進めていかなければいけないということが一つ。もう一つは、その市が進めていこうという行政運営が、市民の期待とか市民の要望とか生活自体に合わないときは、きちんと指摘をして、それを守らせていくというのが、極端に言うと、議会の牽制機能として二元代表制で要求されているところでありますから、もちろんコンプライアンスは当然ですけれども、議会の仕事としてはそういう姿勢が必要だということだと思います。  それから、当然のことながら、今回の予算について、この値上げについては問題があるということで組み替え動議を出させていただきましたが、当然、修正動議、組み替え動議、あるいはまた附帯決議という方法もあるわけですが、今回はこの方法をとらせていただいたということであります。  それからもう一つ、5点目は、そのことについて賛成したときの影響力でありますけれども、これはもう、私たちが提案をしているとおり、今、コロナ不況の問題もありますけれども、御案内のように、この前の総括質疑でお示ししたとおり、消費税の増税以降、10~12月期に本当にGDPが7.1%落ち込む。もう日本の国家予算の何割かが減額される。そういう状態の上でコロナ不況でありますから、大変な状況で、お店が閑散としている地域があって、もう本当に大変な状況だということもわかっていますし、現実にこれがどういう影響が出ているというのは、もう皆さん、マスコミで聞かれているとおりであります。そういう状況の中で、少しでもそういう市民生活を守るということが私たちの立場でありますから、そういう立場から、このことについては、逆にこのことを通したことによって、市民生活の安定を保っていくという立場で進めていきたいと思っております。  6点目の新型コロナウイルスの問題で、6月に補正予算が出てくる。そういうコロナの不況のことについて、6月に補正を出していくのだと。6月補正ということの中で、そういう意味では国も都もいろいろ考えていますけれども、私たちが言っているのは、もちろん今、国も、それこそ社会保険料も減免しようではないか。消費税も減税しようではないか。さらには現金給付で各家庭を暖めていこうではないか。あらゆる方法を駆使して市民生活を守る。今まで、消費を冷やすことについては、もう絶対許されない。何とかして消費を温めなければいけない。そんな時期に、果たして稲城市においては、ほかでは考えられないような公共料金の値上げをする。このことについては、やはり稲城の議会として、稲城市として、やってはいけないことなのだと。そのことによって市民生活をそういうマイナスな方向ではなくて進めていく上でも、これは非常に大事なことなのだという立場で私たちは考えているわけであります。  そういう意味では、当然、国も出てきて、具体的には次の補正予算になるかもしれない。例えば地方自治体としては6月になるかもしれない。そのことについては、その内容については、もちろん、より市民の生活を安定させる立場で努力してもらうのですが、それ以前に、稲城市の中では、そういう時期にもかかわらず、公共料金を上げる、ごみ料金を上げる、いろいろなものを上げていく。そして、例えば、もちろんごみ料金だけではなくて、いろいろな形で稲城市は、「市民ひとり1スポーツ」ということでスポーツを通して、健康を通して、それこそ皆さんが介護状態にならないような状態をつくろうということで、各地域でいろいろな意味で健康体操などを実施している。そういうことについて、それこそ元気な稲城を保っていくために、いろいろな政策を打ち出しているわけであります。自治体によっては、その自治体の一つの柱として、特別な球場をつくって、いろいろな方々を呼んで、そこでその地域の活性化を保っていこうと、そのために税金をつぎ込んでいるところがいっぱいあります。稲城市は、そういう意味では、元気な稲城をつくるための施策として、市の方針として「市民ひとり1スポーツ」を掲げ、みんなが和気あいあい、支え合うようなまちをつくるという意味で、生涯学習計画に基づいていろいろな活動をやっているわけですから、それをマイナスにするようなことはあってはならないという立場で私たちは考えておりますので、そういうことであります。  それから、最後に、ではそういうことで動議を出して、その後についての予算についてどうするのかというお話をいただきました。一般論としてということでございました。先ほど私も言ったように、当然、予算でありますから、いろいろなことが含まれている。私が言っているのは、一般論として、悪いところがあったら、それは指摘をして直させていく、動議を出していく。そのことが基本でありますから、そのこと以外のことについては、どうやって判断をしていくのか。全体として、先ほども言いましたけれども、どこの自治体でも7割5分から8割は、市民の福祉・教育、それを定めるための予算でありますから、そのことまで否定するわけにはいかないだろう。それで予算を見た場合に、だからといって、悪いところがあったときに指摘をしてそれを変えるということはいけないことなのか。当然のことでありますから、そのことをもとにして今回動議を提出しているわけでありますので、そういう立場でひとつ御判断をいただきたいと思います。(「変わらなかったら、どうするの」と呼ぶ者あり) 50 ◯ 坂田委員長 岡田委員。 51 ◯ 岡田委員 私からお答えしたいと思います。まず第1点目については、動議については、議員として責任を持って提案をしています。  第2点目については、12月議会での議決の重さということだと思います。12月議会では議決をされているので、それに基づいて、大変重要に執行していく。その上で予算が今回提案されて、その予算について審議を行って、全体的なこの2020年度の新年度の予算を審議する中で、今回、やはりこの修正を行うべきだということで、組み替えの動議を提案させていただいたということです。  3点目、法令遵守を行政がするというのは当然だと私は思います。  4点目、組み替えの動議ではなく、修正するべきではないかという御意見だったかと思いますが、今回検討した上で、動議という形で提案させていただきました。  第5点目、動議に賛成となったときに行政への影響という御質問かと思いましたが、行政への影響としては、この予算を修正するという作業と、それから必要な条例の改定を行う必要があると思います。  それから6点目、コロナの影響ということで、今回の修正動議が暮らしを支えるのかという御質問だったと思いますが、今回値上げが延期されるということになれば、暮らしを支える一助になると考えております。  それから7点目、一般論として、今回の動議が否決された後の賛否の対応ということで、それに賛成するのは筋が違うのではないのですかという御質問かと思いますが、今回動議を提案して、否決された後にそれぞれの議員が賛成するのか、反対するのか、その判断については、それぞれの議員が責任を持って判断すべきと考えます。  以上です。 52 ◯ 坂田委員長 山岸委員。 53 ◯ 山岸委員 1点目から7点目まで、岡田委員と同じでございます。 54 ◯ 坂田委員長 田島委員。 55 ◯ 田島委員 1点目から7点目まで、岡田委員と同じでございます。失礼いたしました。 56 ◯ 坂田委員長 北浜委員。 57 ◯ 北浜委員 7点に関しまして、それぞれお答えをいただきました。  まずは、動議を出すことへの責任については、皆さんそれぞれ重く受けとめられていると思います。  そして、市議会の議決の重さ。昨年の定例会で、手数料・使用料に関する条例を私たちは最高議決機関である稲城市議会で議決いたしました。しかしながら、この質問に対する例えば村上委員のお答えの中に、議決はしたけれども、1,500名の市民から署名があり、陳情が出た。では市議会の議決は一体何なのですか。最高議決機関として、市民の代表として私たちはこの市議会の中で、22名の議員が議論を交わし、行政から出された議案を精査するのが私たちの役目で、可否同数の場合、委員会の場合は委員長裁決、議会の場合は議長裁決で決定されるわけであります。自分たちが反対したから、それは違うというのは、民主主義にもともと反する行為であります。議員として、もっと自覚を持ってもらいたいと思います。  そして、法令遵守に関しましては、皆さん、議員も行政も法令を遵守すべきだということで、認識は一致していると思います。そうなのであれば、なぜこの予算特別委員会に動議を出されるのか。順序として、行政にやってもらわなければいけないのは、さきに昨年の定例会で提案した条例自体を例えば修正するとか、廃止するとか、制度的にはそれが先なのではないですか。それもできていないのに、何で私たちがこの動議をここで議論しなければいけないのか、私はよくわかりません。まさに、この動議に賛成するということは、行政側に条例を破れと言っているようなものであります。予算の歳入は、あくまでも人口とか、さまざまな稲城市における状況を鑑みて積算されるわけであります。だから、歳入をいじるということは、非常に重要なことであります。そこで、私はこの組み替え動議ということがなじむのかどうかということを事前に村上委員と山岸委員には文書をもって丁寧に御挨拶をいただいたので、これを検討させていただきましたが、組み替え動議という部分では、議会の中ではなじみません。百歩譲っても修正動議です。議員である以上、こういう公式文書を出すときはちゃんとそういうことを議会事務局にも確認して出すべきだと思います。  そして、新型コロナウイルスの問題。私が言ったのは、今この皆さんが言っている手数料や使用料を見直したことによって、新型コロナウイルスの対策には直結しない。当面、市民の暮らしを支えるなどということに直結することにはならないんですよ。あくまでも昨年の使用料・手数料に皆さんが反対しているからこそ、ここでただ単に組み替え動議を出して問題をすりかえているとしか私には思えません。(「そうだ」と呼ぶ者あり)ぜひこのことにしっかりと答えてください。  それから、一般論として、この組み替え動議を提出して、そしてそれが否決された場合、もちろん岡田委員が言ったとおり、その後それぞれの議員が、本予算に賛成するか、反対するか、この場で聞くべきものではありません。もちろんそれはそれぞれの議員だと思うのですけれども、筋論としては、一般会計に課題があるから動議を出したのでしょう。責任を持って皆さんが署名をして、先ほどの答えの中に、動議を出すことへの責任は皆さん認めていました。そして、法令を遵守すること、私たちも行政もそのことが大事だということを認めました。そうなのであれば、私たちもルールをきちんと守りましょうよ。一般論から言えば、一般会計の予算が問題があるというから動議を出して、ではそれが否決されたから、本予算に賛成すると、それは申しわけないけれども、私の常識の範囲では全く考えられないことであります。今までも私は、議員活動をしてきて、組み替え動議とかも出されました。その後、いつも私は同期である岡田代表と一緒に5期目の議員ですけれども、共産党さんはしっかり、動議を出したら責任をとって本予算に反対していますよ。それが筋です。そういうこともしっかりと考えて動議を出したのかどうか。これは、みんなそれぞれ一言伺いたいと思います。責任を持ってお答えください。委員長、お願いします。 58 ◯ 坂田委員長 村上委員。 59 ◯ 村上委員 7点全部ということですが、今の北浜委員の御質問に対して全体的でよろしいですか。まず、市議会の12月の議決に対して、結果が出ているその議会の議決をどのように受けとめるのかという御質問がございました。一つ、私たち駐車場の問題については、御提案のときに、1,800万円の年間の経費がかかり、収入は900万円であるという御説明がありました。そのことを議会にどのように説明……、その後、説明が変わったということが市報で報じられておりましたけれども、そのことの御説明はどうなっていますかとお伺いしましたところ、予算の審議の中で審議していただきたいという行政の答弁があったかと思います。そして、この3月議会の中で審議させていただきました。そして、この間、12月議会以降、先ほども申しましたけれども、今回の条例の制定に至るまでの手続に大変不満であるという市民の方の御意見も伺ってまいりました。それを踏まえて、再度審議していると思っております。  それから、市民の暮らしを支えることに直結しないという北浜委員の御意見がございました。私はそうは思いません。今回、ごみ袋については、大変市民の生活を直撃することですし、市役所の駐車場も生活に直結することです。私の周りにいる若いお母さんたちも、公民館を利用するのに、子連れで来るときに、駐車料金は有料になるんですねと何人にも聞かれました。そういったところで、今回余りにもタイミングが悪い。条例が12月に通ったということでありますけれども、市民生活に与える影響は非常に大きい。そして、今回思ってもみなかったような病気という、新型コロナウイルスの流行ということがありまして、私としましては、市のほうから何か提案があるのではないかと大変期待いたしました。けれども何もないということで、12月議会で通ったことだということで、頑として一向に御提案もないということでございますので、私たちとしては、これは市からのメッセージとしても、やはり1年延期しましょうという御提案があってしかるべきではないかと思っておりました。御提案がないので、私たちのほうから、それは御提案をしたということでございます。  以上です。 60 ◯ 坂田委員長 暫時休憩いたします。                                午後0時6分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後0時6分 開議 61 ◯ 坂田委員長 再開いたします。  村上委員。 62 ◯ 村上委員 この動議が否決された後にどういう立場をとるかということでございますけれども、それは再度検討いたします。私たちは今までは、予算の総体、一部反対な部分があっても、それは滞りなく市民の生活が送れるようにというところに重点を置いて判断をしてきたと思っております。それは、今回も、否決された場合には、そのことに重点を置いて判断していきたいと思っています。議会を混乱させるために言っているということではございません。 63 ◯ 坂田委員長 いそむら委員。 64 ◯ いそむら委員 今回、もちろん条例が前回可決しておりますので、それとは当然分けて、予算の審議という中で検討させていただいた結果、動議を提出させていただきました。今値上げしないことが市民生活に直結するものということで考え、判断いたしました。  一般論として、動議を出した後賛否をどうするのかということは、議員がそれぞれ判断するものだと考えております。  以上です。 65 ◯ 坂田委員長 武田委員。 66 ◯ 武田委員 今回、議決の重さということがありますが、先ほども申しましたように、そこにたどり着くまでのプロセスに若干不透明なところがあったのではないかなということがありまして、(何事か呼ぶ者あり)今回動議に至ったという形になります。今回、組み替えの動議ということに関しまして、市民生活といったものにおきましては、他市でも既に保険料その他の猶予というものを積極的にホームページでアプローチしているところがあったりとか、いろいろとあって、実際問題、市民生活と暮らしに影響が出始めているのではないかと。東京都も、ここに来ましてかなり感染者が多くなってきていますので、これがいつ収束するかということを断言できる方がいらっしゃればいいのですが、これは専門家の中でもいないということがあって、先行きが見えないということがありますので、市においてしっかりと救済措置、そういった対応をしていただきたいという思いもありまして、今回そういった動議を出させていただきました。  最後のところでございますが、しっかりと審議をさせていただいて、市民の声をこちらで出させていただくことによって、それが否決になったものに関しましては、また特に市の行政、予算その他の問題を大きく動揺させるものではないと思っておりますので、それは真摯にもう一回判断して決めさせていただきたいと思います。  以上です。 67 ◯ 坂田委員長 あらい委員。 68 ◯ あらい委員 最初に、条例が12月に可決されているではないかという話ですが、先ほどもお話ししたように、私たち自身は、あの条例については、やはり提案の過程、さらにはその内容的にも問題があるだろうという立場で反対させていただきました。反対したけれども、それはもう議決機関として多数決で通ったではないかということはありますけれども、私は議員として一番中心に置いているのは、常に稲城市民の生活であるし、市民の皆さんの声であります。そういう意味からすると、今こういう時期で、先ほどもお話ししたように、消費税増税、新型コロナ、株安、さらにはいろいろな要因で本当に疲弊し切っている。そういう中で市民の人たちの生活にマイナスになるようなことは絶対避けなければいけないということでありますし、市民の多くの人たちからもそういう声が上がっている。さらには、より元気にするために、稲城市がとっている施策などについても大事にしていかなくてはいけない。そういう意味からすると、今回の使用料・手数料、さらにはさまざまな値上げについては、基本的にそのことについては、予算で盛られている以上、それを提起して、その予算について可決されれば、可決された段階で市のほうについては、これについては条例について一定の執行停止をしていただくという努力をしていただこうと思っていたところであります。  さらには、もう一つ、組み替え動議、修正動議、先ほど言ったように附帯決議といろいろな方法があるわけですけれども、当然、議案によって納得できないところがあれば、一部採択とか一部不採択とか趣旨採択などという方法も陳情などにはありますけれども、これは予算ですから、一部採択とか趣旨採択ということはできませんので、当然、悪いところがあれば、それを指摘して削ってもらう。もちろん修正動議という方法もありますし、さらには組み替え動議という方法もあるし、それこそさっき言ったように附帯決議という方法もあります。この間、野村先生をバックに、稲城市議会の中で議会改善をやってきました。そういう場合、どういう方法が一番いいだろうかということを先生ともずっとお話をしてきて、そういう中で出てきたのは、もちろん修正案というのもあるのだけれども、一番簡便な方法としては組み替え動議という方法もある。どういう方法をとるかというのはそのときの判断で、それは北浜委員の判断と私の判断が違うのかもしれない。私は、そういう意味では、今回は組み替え動議ということで提起させていただいたというところであります。  もう1点は、否決された場合の判断でありますけれども、先ほど岡田委員が言ったように、その時点で私たちとしてはどういう判断をするかは、私たちの態度を決めたいと。私は基本的に、先ほど言ったように、この間30年間の中で、恐らく稲城市議会で初めて修正案を出したのは私だと思います。それから、何回となく組み替え動議も出させていただきました。当然、その中には通るというような案件は余りなかったのですが、一部そういうところまでいかない段階で行政が議案を引っ込めて再度出すというような事例もありました。そういうこともあって、含めてなんですが、当然、先ほど言ったように、その賛否の結果を見て、その上でどういう態度をとるかというのは、その都度決めさせていただきましたし、今までも組み替え動議を出して否決されても、その組み替えの部分は確かに指摘したけれども、ほかの部分はいいんだよということで、予算総体の中で、これは予算全体を否定してしまうわけにはいかないだろうという立場でずっと提起してきましたし、一般論としてそういう立場で対応しているところは幾らでもありますので、私もそういう立場で対応していきたいと思っております。 69 ◯ 坂田委員長 岡田委員。 70 ◯ 岡田委員 まず、法令遵守で、動議はおかしいのではないかということで、条例を改定する、これが先ではないですかということだったと思うのですが、12月の議会で議決をされて、その上で今回の予算案が提案されて、私どもとして予算を審議する中で、2020年度の予算として、今回のこの値上げは今するべきではないと、この判断から動議の提出を行わせていただきました。その上で、この動議が可決されれば、予算の修正、また条例の必要な改定という作業を行っていくと考えています。  それから、組み替え動議は修正動議とすべきではないかという御意見だったと思いますが、今回は組み替えの動議という形で提案させていただきました。  それから、コロナ問題をすりかえているのではないかと、それから暮らしを支えることに直結していないのではないかということだったと思いますが、私どもとしては、今回の値上げを延期すれば、先ほど答弁させていただいたように、これは暮らしを支える一助になると考えています。  それから、最後の本予算に戻っての賛否ですが、これは私どもとしては、それぞれの議員が責任を持って判断すべきことだと考えています。  以上です。 71 ◯ 坂田委員長 山岸委員。 72 ◯ 山岸委員 岡田委員と同じであります。 73 ◯ 坂田委員長 田島委員。 74 ◯ 田島委員 岡田委員と同じでございます。 75 ◯ 坂田委員長 北浜委員。
    76 ◯ 北浜委員 以上7点、最初に第1答目で答弁いただきました。2問目で、皆さんの所感を伺いました。率直に言って、私は、今回この動議を提出した皆さんに市議会での議決の重みをもっとしっかりと受けとめてもらいたいと思いますし、動議を提出するということの重みもしっかりと受けとめていただきたいと思います。  残念ながら、皆さんと私は全く見解が違います。残念でなりません。令和2年度の予算をまさに、夏以降からだと思いますが、市民の意見を聞き、各種団体の意見を聞き、私たち市議会の一般質問やさまざまな委員会での質疑、それを踏まえて予算編成をされてきた市長を初め、市の職員に対して、動議を出すことの重みをしっかりと考えていただきたいと思います。  最後に、この動議がどうなるかはこの後の採決になりますし、あす、最終的には本予算に対して皆さんがどうするか、それは皆さんのお考えだと思います。これだけ私自身が質疑をしたのに、今回提出される7名の委員の皆さんの、例えば議会活動報告書で、自分たちが新型コロナ対策で動議を提出したけれども、市議会の新政会の北浜が反対したから動議が否決されたなどということを絶対書かないでください。それだけはしっかりと約束してくださいよ。内容までもしっかりと、こういう質疑があったのだということをちゃんと書いてくださいよ。そういうパフォーマンスはもうやめましょうよ。稲城市議会議員のその質が問われるんです、市民から。この放映も、本日残念ながら新型コロナウイルスの対策で傍聴を自粛してもらっていますけれども、生中継をみんな見ていますよ、市民が。ちゃんと市民に恥ずかしくない対応をするのが私は稲城市議会だと思いますし、今回も皆さんで新型コロナウイルスの国や東京都への要望書も全会一致で可決して、また今回は一般質問を全議員で取り下げることによって、市長や市の職員に新型コロナウイルスの対策に当たってもらう。そのことにみんなが協力したではないですか。そういう良識ある稲城市議会を目指したいと思います。  これで私の質疑を終わります。 77 ◯ 坂田委員長 ほかに質疑がありませんので、以上で本動議に対する質疑を終結いたします。  これより本動議を採決いたします。本動議に賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 78 ◯ 坂田委員長 起立少数であります。よって本動議は否決されました。  これより議案に対する討論に入りますが、討論は本会議で行うことになっておりますので、討論を終結いたします。  これより第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 79 ◯ 坂田委員長 起立多数であります。よって第17号議案は原案のとおり可決されました。  これより第18号議案 令和2年度東京都稲城市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 80 ◯ 坂田委員長 起立多数であります。よって第18号議案は原案のとおり可決されました。  これより第19号議案 令和2年度東京都稲城市土地区画整理事業特別会計予算を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 81 ◯ 坂田委員長 起立多数であります。よって第19号議案は原案のとおり可決されました。  これより第20号議案 令和2年度東京都稲城市介護保険特別会計予算を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 82 ◯ 坂田委員長 起立全員であります。よって第20号議案は原案のとおり可決されました。  これより第21号議案 令和2年度東京都稲城市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 83 ◯ 坂田委員長 起立多数であります。よって第21号議案は原案のとおり可決されました。  これより第22号議案 令和2年度東京都稲城市下水道事業会計予算を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 84 ◯ 坂田委員長 起立全員であります。よって第22号議案は原案のとおり可決されました。  これより第23号議案 令和2年度東京都稲城市病院事業会計予算を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 85 ◯ 坂田委員長 起立多数であります。よって第23号議案は原案のとおり可決されました。   ───────────────────────────────────────── 86 ◯ 坂田委員長 以上で、本委員会に付託されました事件の審査は全部終了いたしました。  なお、委員会審査結果報告については、申し合わせにより、結果のみとさせていただきますので、御了承ください。  以上で、予算特別委員会を散会いたします。                                午後0時23分 散会  以上のとおり会議の次第を記録し、これを証す るため署名する。   予算特別委員会委員長  坂 田 たけふみ Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...