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令和2年予算特別委員会福祉文教分科会 本文 開催日: 2020-03-18
令和2年予算特別委員会福祉文教分科会 名簿 開催日: 2020-03-18

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  1. 稲城市議会 2020-03-18
    令和2年予算特別委員会福祉文教分科会 本文 開催日: 2020-03-18


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時29分 開議 ◯ 市瀬分科会主査 ただいまから予算特別委員会福祉文教分科会を開きます。  この際、第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算の福祉部の所管に関する部分及び第20号議案 令和2年度東京都稲城市介護保険特別会計予算の2件を一括議題といたします。  質疑の方法については一問一答方式で、再質問は2回までとなっております。質疑の際は予算書名、ページ数、費目を言い、簡明にするようお願いいたします。また、説明員については、答弁の際、挙手をして、職名を言い、的確・簡明にするようお願いいたします。  これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。田島分科員。 2 ◯ 田島分科員 マスクにて失礼いたします。一般会計予算書の161ページの受験生チャレンジ支援貸付事業ということで、450万円の予算がついていますけど、受験生チャレンジ支援貸付事業の概要についてまず伺います。 3 ◯ 市瀬分科会主査 生活福祉課長。 4 ◯ 土屋生活福祉課長 おはようございます。受験生チャレンジ支援貸付事業の概要について御説明いたします。本事業は、東京都の社会福祉協議会が都補助を受けまして都民を対象に実施する受験生チャレンジ支援貸付事業におきまして、稲城市が市民を対象として、本事業に関する相談あるいは申請手続の支援を稲城市社会福祉協議会へ委託をして行うことで、低所得世帯の子供の進学・受験を支援するものでございます。 5 ◯ 市瀬分科会主査 田島分科員。 6 ◯ 田島分科員 これは貸し付けだということなんですけれども、給付型に移行することというのは予定していますか。 7 ◯ 市瀬分科会主査 生活福祉課長。 8 ◯ 土屋生活福祉課長 本事業は、御説明申し上げましたとおり、東京都社会福祉協議会が都補助を受けまして都民に対しまして行う受験生チャレンジ支援貸付事業を、稲城市が市民を対象として申請手続の支援を行うものでございます。その意味からも、当該事業は現状のまま継続をしてまいります。 9 ◯ 市瀬分科会主査 田島分科員。 10 ◯ 田島分科員 この制度は受験生にとってとてもありがたい制度だと思います。今後も周知をさらに図って、お金の心配をすることなく大学に行けるように、給付型に移行できるようなことも視野に入れていただきたいなと思います。意見です。 11 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。岩佐分科員。 12 ◯ 岩佐分科員 おはようございます。予算書213ページ、議案概要説明書の36ページ、災害薬事センター運営に伴う経費について伺います。レベルアップ事業という形で、今回37万4,000円ということですけども、これも総括のほうで聞かせていただいたんですが、また、さらに細かく伺わせていただきます。災害薬事センターにおいて、発災時の停電等に備えるため、新たに発電機を購入するとありますが、カセットボンベで発電できるタイプやガソリンタイプのものもございます。具体的にはどのような機種を検討しているのか伺います。 13 ◯ 市瀬分科会主査 健康課長。 14 ◯ 勝野健康課長 発電機のタイプにつきましては、カセットボンベタイプの発電機は、出力の限度である定格出力による連続運転可能時間は1.1時間ですが、ガソリンタイプの発電機は、定格出力による連続運転時間が約7.5時間のものがあることから、高出力で長時間電力を出力できるガソリンタイプの発電機を購入する予定でございます。 15 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 16 ◯ 岩佐分科員 長時間使えるということで、ガソリンタイプを選択したということで理解をいたしました。高出力で長時間出力できることからガソリンタイプの発電機を購入するとのことですが、ガソリンタイプの発電機の場合は、ガソリンを入れたままの状態にすると故障の原因となります。1年に1度は点検し、定期的に動かすことも必要だと考えますけども、そこら辺はどのようなお考えなのかを伺います。
    17 ◯ 市瀬分科会主査 健康課長。 18 ◯ 勝野健康課長 発電機につきましては、1年に1度、薬剤師会とともに災害薬事センターの会場設営訓練を実施する際に、発電機の起動訓練もあわせて実施する予定でございます。 19 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 20 ◯ 岩佐分科員 今年度を見てもわかるとおり、災害はいつ来てもおかしくないという状況でございますので、ぜひそういった部分で、定期的な運営とともに、日ごろの訓練も怠らぬようお願いをいたします。  以上です。 21 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。中田分科員。 22 ◯ 中田分科員 それでは、特別会計予算書の136ページ・137ページ、生活支援体制整備事業について確認させていただきます。高齢者だけではなくて、若い世代も含めた地域づくりに取り組んでいるという認識をしております。僕も何回か参加させていただいたんですけど、地域住民にとってもメリットのある事業だと認識しております。令和2年度も、単に継続するだけでなくて、さらに充実するように取り組んでほしいと考えておりますが、市の取り組み姿勢について確認をさせてください。 23 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 24 ◯ 工藤高齢福祉課長 生活支援体制整備事業の概要につきましては、高齢化の進展に向けて、地域で生活支援や介護予防を進めていくために、支え合いの地域づくりを進める取り組みでございます。  令和2年度につきましては、第1層協議体では、令和3年度からの介護保険事業計画第8期に向けた通いの場支援補助事業の見直しの検討などを行う予定でございます。また、生活支援の担い手の育成のために、生活援助型スタッフ研修を実施する予定でございます。 25 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 26 ◯ 中田分科員 令和2年度は、その通いの場の見直しであったりとか、総括だったかな、生活援助型スタッフの研修、川村委員も質問していたと思うんですけど、再質問いたします。  実際、2層会議を日常生活圏域、特に若葉台、長峰、向陽台、ニュータウン地区はそうだと思うんですが、地区別に行っているところもあると聞いています。実際、1つでまとまってやれればいいんですけど、3回やらなくちゃいけないという苦労もあるのかなと思っています。あと、それから若い世代、どうしてもそのイベント事が平日になったりとかもするので、なかなか若い世代、働いている世代が参加するというのも難しいのかなと思うんですけど、そういう事業を進める上での課題というのはどのように認識されているのかについて、お願いします。 27 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 28 ◯ 工藤高齢福祉課長 本事業につきましては、地域住民などが主体となる取り組みであり、地域性や地域課題の違いなどから、地域ごとに参加者の共通の認識を得ることや、活動の成果があらわれるまでに時間がかかるという課題はありますが、少しずつ支え合いの地域づくりの必要性への理解が広まってきていると認識しているところでございます。 29 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 30 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。確かに成果がもう本当に1年、2年ですぐ出てくるというものではないのかなと思いますけど、やっぱり息の長い取り組みとして、令和2年度もしっかりと取り組んでいただきたいと思います。これは意見で結構です。 31 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 32 ◯ 梶浦分科員 おはようございます。よろしくお願いします。予算書186ページから187ページ、児童処遇費の中から伺いたいと思います。児童処遇費については、ことし81億4,227万円ということで、大変大きな金額となっているわけですが、稲城市内で預かっているお子さんたちのための、処遇するための予算ということで、大変大切な予算であると認識しております。今回、総括の中でも伺いましたけれども、引き上げ分の地方消費税交付金を充てる社会保障の施策に要する経費ということで、児童処遇費については約5億6,000万円ほど上がっているわけですけども、その大多数は保育所等運営委託・補助事業のほうに入っているかと思うんですが、この児童処遇費の中でも、ちょっと金額が上がっている部分のところで気になったところがありますので、伺いたいと思います。  187ページの子ども・子育て支援給付金、こちら10億9,108万5,000円ということで、大きな金額でありますけども、平成31年度の予算書と比較しますと、こちらの事業名称のほうは「子どものための教育・保育給付事業」となっておりましたけれども、令和2年度恐らく事業名称を変更されて「子ども・子育て支援給付事業」となっているのかと理解をさせていただいております。平成31年度に比べましても5億円ほどふえているかと思いますが、まず、この事業、令和元年10月から幼児教育・保育の無償化に関連する予算ということになるかと理解しておりますけれども、それぞれの扶助費ということで、子どものための教育・保育給付が6億6,727万2,000円、そして、子育てのための施設等利用給付ということで4億2,381万3,000円ということになっておりますので、それぞれの扶助費の概要と対象施設について確認をさせていただきたいと思います。 33 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 34 ◯ 杉本子育て支援課長 それでは、今、御質問の内容なんですけども、子どものための教育・保育給付の対象施設につきましては、市内の認可こども園の3園、市外の認定こども園及び市新制度幼稚園──これは合わせて8園になります、それと市外の事業所内保育1園、市外の小規模保育1園、市外の保育ママの1園、こちらのそれぞれの施設で運営する事業費に対して、公定価格と保護者が施設に支払う負担額との差額を施設に支払うものでございます。  次に、子育てのための施設等利用給付につきましては、現行制度幼稚園の新1号を1,139人、預かり保育の新2号・3号を218人、認証保育所の新2号・3号を52人、一時預かり・病児保育・ファミリー・サポート・センター事業・その他の認可外保育施設、こちらの新2号・3号を44人と、合計1,453人を対象人数として、令和2年度は見込んで、1年分のこれに関する幼児教育・保育の無償化に伴う施設等利用給付費を施設に支払うものでございます。 35 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 36 ◯ 梶浦分科員 分科会ですので、詳しい御説明をありがとうございます。今、御説明いただきましたとおり、それぞれ子ども・子育てのための対象施設等に支払う予算であると確認をさせていただきました。  今回、国の幼児教育・保育の無償化に関する認可外保育所以外の施設に対する給付事業ということで理解をさせていただきましたが、それぞれ大変大きな金額でありますので、それぞれの事業の財源の内訳について確認をさせていただきたいと思います。 37 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 38 ◯ 杉本子育て支援課長 子どものための教育・保育給付事業費、6億6,727万2,000円の財源内訳でございますが、国庫負担金が2億7,653万円、都負担金が1億8,195万6,000円、都補助金が624万円、一般財源は2億254万6,000円でございます。  子育てのための施設等利用給付の事業費、4億2,381万3,000円の財源内訳でございますが、国庫負担金が2億1,190万6,000円、都負担金が1億595万3,000円、一般財源が1億595万4,000円でございます。 39 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 40 ◯ 梶浦分科員 内訳について確認をさせていただきました。186ページを確認しますと、子ども・子育て支援給付事業につきましては、それぞれ国庫補助金が約4億8,000万円、都支出金が2億9,000万円、そして一般財源として市からも約3億円を支出しているということで、それぞれ子どものための教育・保育給付に市としても約2億円、そして子育てのための施設等利用給付についても、市からの一般財源ということで約1億円が支出される予定で、認可外保育所以外に通う児童のため、子供たちのために市としても負担をしているということを確認させていただきました。  去年の10月から幼児教育・保育の無償化に取り組んでいるわけですけれども、この児童処遇費、かなりレベルアップしておりますので、稲城で暮らす子供たちが安心してそれぞれの施設に通って、楽しい生活をしていただけるよう、今後も市として努めていただけるように期待をしております。意見です。 41 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。あらい分科員。 42 ◯ あらい分科員 それでは、163ページ、生活困窮者自立相談支援等事業ということでございます。  まず最初に、令和2年度予算から見直しをされている生活困窮者の自立相談支援等事業業務委託についてお尋ねをしたいと思うんですが、これは国庫負担金で行われる事業だと認識をしておりますが、このことについて、今までの事業を見直して、今回、委託事業にするということなんですが、その委託の事業の概要について、まず説明をいただけますでしょうか。 43 ◯ 市瀬分科会主査 生活福祉課長。 44 ◯ 土屋生活福祉課長 こちらの生活困窮者自立相談支援等事業業務委託の概要でございますが、福祉くらしの相談窓口におきまして、生活困窮者の相談及び支援を、専門性を有する事業者に委託することによりまして、生活困窮者のさらなる自立促進を図ってまいるものでございます。 45 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 46 ◯ あらい分科員 そういう専門業者に委託をしていくということなんですが、具体的に、例えば実際にそういう委託をして、専門的にかかわってくれる方が何人いて、今の福祉くらしの相談窓口が、このことについてどういうふうに今までと変わってくるのか。そこら辺についてお尋ねをしたいと思うんですが。そこら辺の状況が今までと具体的にどんな形で変わるのか、お尋ねできますか。 47 ◯ 市瀬分科会主査 生活福祉課長。 48 ◯ 土屋生活福祉課長 稲城市に配置される相談支援等の職務実績、専門性に関連する御質問かと思いますけども、候補事業者におきまして、社会福祉士等の資格を持ちまして、さらに生活困窮者の自立支援、金銭管理支援、就労準備支援、高齢者の見守り支援等に豊富な従事経験を有する人材が派遣される予定でございます。  また、この事業を通しまして、専門性の高い相談そして支援を行うことを通しまして、市民サービスのさらなる向上が図られるということが期待されるところでございます。 49 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 50 ◯ あらい分科員 なぜこの質問をするかというと、私の地域でやっぱりどうしても、今まで勤めていたんだけども、年金になって実際なかなか収入がない。そういう意味で大変な状態になって、何とか暮らしを立てていきたいということで、本当は、極端に言うと、何とか生活保護にならないで、やっぱり自立をしてやっていきたいという意向が非常に強くて、それに対応するような支援のあり方というのは非常に大事だと思っているんですね。そういう部分では、例えば、実際にはなかなか相談に行ってもマッチングがうまくいかなかったり、実際には、そういう意味では、来たけれども、例えばハローワークの言っている枠の中の話が繰り返されたりなんかして、実際に本当に困っている人たちがなかなか仕事につけないと。  ある意味では、僕もそのことについては非常に関心があるものですから、先進地やなんかへ行くと、そういう意味では、専門的な職員が一生懸命やっているところもあって、ちゃんとそういう経験を持った業者に委託をして、業者がそういうものを通してマッチングをして、ちゃんと、ただ待っているだけじゃなくて、そういう状況をつかんで、やっぱりその相談にあったようなものをなるべく早くマッチングをしていく。本当の自立につなげていくようなことが、ずっと展開をされているところがあります。  せっかく今回、そういう意味で、そういう立場で、今までの形とは違って業者を入れて、専門的な能力のある人でやりたいと思っているんですが、実際にそこら辺がやっぱり実効性があるような取り組みをぜひやっていただかないといけないと思っているんですが、例えばその業者というところで、その担当の人が、今までのくらしの相談窓口の中にきちんと配置をされて、例えば何か相談に来るとそういう人たちがきちんと対応してくれるような体制で、本当にそれが実効性があるような体制で動いていけるというような形になっている予算なのかどうなのか。そこら辺だけ確認をしておきたいと思います。 51 ◯ 市瀬分科会主査 生活福祉課長。 52 ◯ 土屋生活福祉課長 繰り返しになりますが、稲城市に配置される相談員は、経験豊富な相談支援員、業務実績・専門性につきましても十分な経験を重ねている職員でございまして、担当する市の職員とあわせまして、ほかの部署との連携を緊密に図りながら、しっかりと市民の自立に向けた相談支援を行ってまいる所存でございます。 53 ◯ 市瀬分科会主査 福祉部長。 54 ◯ 武藤福祉部長 補足の説明をさせていただきます。  まず、この事業者でございますけれども、この候補になっている事業者につきましては、平成10年度から東京都の自立支援モデル事業として実績を積んでいる事業者でございます。先ほど分科員さんからお話があったさまざまなマッチング事業、そういったことにも豊富な経験を有しているものと認識してございます。 55 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。田島分科員。 56 ◯ 田島分科員 今の163ページの、もう1つ下の行のところの、子どもの学習・生活支援事業業務委託のことです。396万6,000円の予算がついていますけれども、委託先の選定について伺います。営利事業ではなく目的に合った、つまり子供の自立を助けるための仕事をする委託先を選ぶべきと考えますけれども、市の認識はいかがでしょうか。 57 ◯ 市瀬分科会主査 生活福祉課長。 58 ◯ 土屋生活福祉課長 こちらの業務を委託するに当たっての考え方でございますが、プロポーザル方式によりまして、当該事業に豊富な経験と実績を有しまして、いわゆる事業目的を果たすにふさわしい受託者を選考し、委託する予定としております。 59 ◯ 市瀬分科会主査 田島分科員。 60 ◯ 田島分科員 ありがとうございます。そのように、十分に気をつけて選択していただきたいと思います。意見でよろしいです。 61 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。岩佐分科員。 62 ◯ 岩佐分科員 予算書193ページ、保育所運営事業の使用料及び賃借料、入園料等ということで、38万5,000円という金額がございます。新年度は第四保育園が民営化という形で、3園から2園に減るというところでございますけども、今年度の予算が9万円でございますので、3園から2園に減るのに約4倍、38万5,000円という金額になっておりますので、まず、この理由について伺います。 63 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 64 ◯ 杉本子育て支援課長 まず、増額の要因ですけれども、公立保育園は3園から2園に減るという中で、令和2年度につきましては、公立保育園の2園と、私立保育園の1園分、こちらのパラリンピックに伴うチケット代として、33万1,000円が増額になっております。内訳といたしましては、まず、5歳児を対象として実施をいたします事業につきましては、公立保育園の児童33人・引率者10人の43人で単価5,000円を乗じまして21万5,000円が公立分。それと、私立の1園につきましては、5歳児を対象に児童を24人・引率者を5人の合計29人の単価4,000円を乗じまして11万6,000円で、トータル33万1,000円という形になっています。単価差につきましては、それぞれ希望のオリンピックの競技についての中での、実施する場所によって単価が変わっていますので、このような形で単価設定をしているというのが状況でございます。 65 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 66 ◯ 岩佐分科員 パラリンピックチケットということで理解をいたしました。実際に見に行く場合には、その競技だったりとか、市側の中で、例えば1つのチケットがあってそれをみんなで見る、例えばいろんな競技があってそれを園ごとで見に行くとか、その辺は何か決まっていたりするんですか。今わかる範囲で教えていただきたいと思います。 67 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 68 ◯ 杉本子育て支援課長 まず、今回のこのパラリンピックのチケット購入に当たりましては、東京都のほうで、多くの子供たちにもオリンピックを見ていただいて、その子供たちの中にレガシーとして残していく、そういった中で、保育園の子供たちについてもその募集がありました。その中で、私立保育園、公立保育園と募集をかけまして、その中で手を挙げていただいたところで、今回上げさせていただいております。  そうした中では、各それぞれの市町村でも手が挙がっていますので、こちらは抽せんによってどこに当たるかということが決まるそうなので、現時点では確実なものにはなっておりませんが、予算計上して、市として、子供たちにこのようなパラリンピックのほうにも観戦していただくというような事業を考えております。 69 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 70 ◯ 岩佐分科員 まだチケットが決まっていないということで、まだその先の部分が、ある程度未定ということで理解いたしました。実際に、今はこういった時期でございますけども、やっぱり子供たちにしっかり思い出に残るような、そういった事業にしていただくようにお願い申し上げます。 71 ◯ 市瀬分科会主査 意見ですか。 72 ◯ 岩佐分科員 はい。 73 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。中田分科員。 74 ◯ 中田分科員 それでは、障害福祉のチャレンジ実習について、恐らく予算書の164ページ・165ページの障害者就労支援センター事業委託の中に含まれているのかなと思うんですけど、福祉文教委員会の視察でもマルシェいなぎを視察させていただいた際、障害のある方が市役所等で作業を実施するチャレンジ実習というのがありますと。それが非常に障害者の理解を得たりとか、いろいろ有効な事業ですというようなことを、マルシェいなぎの方からお聞きいたしました。これについて、丸っと含まれてしまっているんですけど、それに係る予算、それからその積算根拠について確認させてください。 75 ◯ 市瀬分科会主査 障害福祉課長。 76 ◯ 山田障害福祉課長 チャレンジ実習につきましては、分科員がおっしゃいましたように165ページの障害者就労支援センター事業委託という中に入っております。チャレンジ実習の予算につきましては、この障害者就労支援センター事業委託3,423万3,000円のうち、331万2,000円でございます。その積算の内訳につきましては、非常勤職員1人分の人件費が234万7,000円、事務経費が15万円、利用者の実習手当が73万5,000円、協力企業への謝礼が8万円となっております。 77 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 78 ◯ 中田分科員 令和2年度もさらに多くの方を受け入れることができればと思いますが、市の取り組み姿勢について確認させてください。 79 ◯ 市瀬分科会主査 障害福祉課長。 80 ◯ 山田障害福祉課長 チャレンジ実習につきましては、就労支援事業の一環として、福祉的就労と一般就労の中間的な位置づけとして、市役所内や協力企業において就労実習を行い、障害者の就労に対する意欲向上を図るとともに、障害者理解の向上を図ることを目的としております。こうしたことから、引き続き障害のある方が就労を通じて社会で活躍できるよう、支援してまいりたいと考えております。 81 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 82 ◯ 中田分科員 その就労、障害を持たれている方の機会になるだけではなくて、周りの理解も向上するというようなことが目的だという答弁でした。これは本当に非常にいい取り組みだと思うので、今後も、令和2年度もしっかりと取り組んでいただきたいと思います。これは意見で結構です。 83 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 84 ◯ 梶浦分科員 それでは、予算書の199ページの学童クラブ費について伺いたいと思います。  こちらの民間学童クラブ運営委託、1億9,549万3,000円ということで、概要説明書の36ページにもありますけれども、この中で、若葉台小学校の学童クラブの民営化ということで、予算額が約3,300万円ということでありますので、平成31年度と比べましても、予算が1億6,000万円から1億9,000万円に上がっておりますので、こちらが若葉台小学校の委託費がふえたなというのは確認をさせていただいております。会派としても、代表質問や総括質疑の中でも伺っておりますけれども、分科会ということで、細かな部分について確認をさせていただきたいと思います。  この若葉台小学校学童クラブは、令和2年から民営化するということになっているわけですけれども、育成時間の延長や多様なニーズ、新たな若葉台小学校学童クラブがスタートするということで、地域の1人としても、円滑なスタートを切っていただけることを期待しております。民営化してスタートするということですけれども、たしか若葉台小学校学童クラブは定員120名ということで、大変大きなクラス編成、恐らく3クラス編成ということで運営しているかと思います。民営化によりまして、このクラス編成や職員体制について変更はないのか、どのように運営していくのか、確認をさせていただきたいと思います。 85 ◯ 市瀬分科会主査 児童青少年課長。 86 ◯ 濱中児童青少年課長 若葉台小学校の学童クラブの運営につきましては、公営・民営にかかわらず、稲城市の学童クラブの設備及び運営に関する基準を定める条例というものに基づきまして、1クラスおおむね40人ということになっております。若葉台小学校学童クラブは定員120人ということで、令和2年度も120人でスタートするということになっておりますので、公営と同様に3クラス編成で実施をしていきたいと思っております。  また、職員体制につきましては、公営と同様に、条例に基づきまして、最低、1クラスに放課後児童支援員を1人、また補助員を配置して、運営を行っていく予定でございます。 87 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 88 ◯ 梶浦分科員 詳しい御説明ありがとうございました。市の直営から民営化になったとしても、3クラス編成・120名定員で持続していただけるということを確認させていただきまして、安心しました。若葉台小学校区ということで、若葉台小学校学童クラブに入ってきているお子さんは恐らく若葉台小学校に通っている児童の方が多いかと思うんですけども、約10年前、児童が1,200人だったころのピークに比べますと、現在は約半分ぐらいになっているかと思いますが、やはりこの10年間の変化の中で社会情勢が変わりまして、若葉台地区でも共働きの方が大変ふえてきているかと思います。  この大きな学童クラブ、維持していただけるということで安心をしましたが、3月31日まではこれまでの市の職員の皆さんが働いていると。4月1日からは民営化ということで、委託をする新たな先生方がいらっしゃるかと思いますけれども、市の直営のときでも、正規職員だけではなくて、恐らく非常勤、専務的非常勤職員の方が働いていたかと思います。その方々をどのように活用していくのかというのが、この民営化の課題であるかと思っておりますけれども、4月1日から民営化ということで、今いらっしゃる先生方がかわってしまいましたら、子供たちもやはり、施設は同じであっても、やはり人的環境が変わってしまいますと、小さな学年の子たちにとっては大きな不安になるかと思いますので、子供たちへの影響も心配されるところでありますので、恐らく募集要項では、今いらっしゃる職員が継続雇用を希望する場合は可能な限り雇用するということになっていたかと思いますけれども、実際に現在、市で雇用されている臨時職員、そして専務的非常勤職員などの先生方が引き続き雇用していただけるのか。その状況について確認をさせていただきたいと思います。 89 ◯ 市瀬分科会主査 児童青少年課長。 90 ◯ 濱中児童青少年課長 今、若葉台小学校の学童クラブにいる先生たちなんですが、正規、あと非常勤、専務的非常勤または臨時職員ということで、13人いらっしゃいます。その中、6人が若葉台小学校学童クラブでまた継続して働きたいという希望がございまして、6人全員が引き続き若葉台小学校の学童クラブで雇用されるということになっております。  また、本年の1月からは、民間事業者の担当となる先生との顔合わせも行っております。3月からは新しい先生たちも加わって合同育成を行っておりますので、子供たちへの影響も少なく、引き継ぎもスムーズにできているのかなと考えております。 91 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 92 ◯ 梶浦分科員 6人の皆さんが継続雇用していただけるということで確認、約半数の先生方が残っていただけるということで安心いたしました。そして、1月からは合同育成ですか、一緒にされているということで、引き継ぎのほうも現在もう最終盤ということで行っていただいているかと思いますが、新たな民営化ということで、時間延長などでサービスは向上するかと思いますが、人的体制・人材確保という面でも、民営化というのはニーズに対応できるかと思いますので、若葉台小学校学童クラブに通う子供たちのこれからの学童クラブの生活、楽しく過ごしていただく、そして、安心して保護者の皆様が預けていただける環境づくり、民営化となっても、市としてもしっかりと責任を果たしていただけるようにお願いをしたいと思います。意見です。 93 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。あらい分科員。 94 ◯ あらい分科員 それでは引き続き、先ほどの163ページの、先ほど田島分科員が質問をした生活困窮者自立相談支援等事業の後段の部分、子どもの学習・生活支援事業業務に対する委託ということであります。概要書を読みますと、生活困窮世帯及びひとり親家庭の子供や保護者に対して、学習及び生活習慣・育成環境の改善に関する助言等を行い、子供の将来の自立に向けた支援を行うということになっていますが、この予算項目でいうと、子どもの学習・生活支援事業業務委託ということで、ともすれば予算書を読んだときに、例えば子供の学習を面倒見てくれるのかな、そういうことも含めて相談に乗ってくれるのかなということと、概要書に書いてある内容がやっぱりずれて、ちょっとつかみづらくて、具体的にこの事業で例えばどういうことを実際にはやろうとしているのか、どういう形で事業を展開されていくのかということが、いまいちわからないので、そのことと、そういうことを例えば委託事業をするということで、そういうことを委託をしていく事業者というのは、どんな形でそういうことがきちんと把握できるような事業者になっているのかということについて、まずお聞きをしたいと思います。 95 ◯ 市瀬分科会主査 生活福祉課長。 96 ◯ 土屋生活福祉課長 本年10月から、委託によりまして学習支援員、それから運営コーディネーター、そしてケース管理者という者を配置しまして、非課税世帯などの中学1年生から3年生を対象に、公共施設の会場と訪問によりまして、学習支援、そして学習以外の悩み相談などを行うとともに、保護者も含めた生活習慣・育成環境の改善などに関する相談や助言などを行っていくものでございます。  業務を委託する事業者さんの関係でございますけれども、プロポーザル方式によりまして、当該事業に豊富な経験と実績を有しまして、事業目的をしっかりと果たすにふさわしい受託者を選考して、委託する予定としております。
    97 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 98 ◯ あらい分科員 ということは、ことしの10月以降ということですかね。そういう意味で、例えば極端に言うと、これは例えばそういう窓口が市の中にできるのではなくて、そういう担当事業者によって、例えばそういう状況を訪ねていって、そういうことの把握を、恐らくその間に民生委員なり何なりの事情を聞きながらということになるんだろうと思いますけれども、そういうことを知って、結局、基本的にそういう家庭に訪ねていって指導をしていくという形の事業になるのか。例えば役所のそういう意味の窓口の中で、そういうことについて担当する、移管を受けた業者がいて、そういうことについて相談に乗ってやっていくとか。実際に事業がどういうふうな形で展開されていくのか、もう少し形としては見えるように説明をしていただけますか。 99 ◯ 市瀬分科会主査 生活福祉課長。 100 ◯ 土屋生活福祉課長 まず、具体的な事業を始めるに当たりましての周知、PRに関しましては、児童扶養手当の現況届の個別案内に事業紹介のチラシを同封すること、あるいは生活保護受給世帯に対しまして生活保護のケースワーカーから個別に周知をすること、あるいは学校を通して全ての中学生に周知をしていくこと、それから広報いなぎで広く周知をしていくこと、また関係機関との連携の中で周知をしていくことなどを予定しておりまして、こういった多方面なチャンネルを通しまして、具体的な周知、PRを行った上で進めていきたいと、まず考えているところでございます。  そしてまた地域との、関係機関との連携という点におきましても、やはり子供の学習・生活支援ということでございますので、学校や子ども家庭支援センターなど関係部署・機関、それぞれの業務や活動を通して把握をした、事業の対象となる子供あるいは世帯をつないでいただけるように、事業開始前から事業の内容をそれぞれの機関、関係者に十分説明をするなどしまして、関係部署・機関と緊密な連携を図って、対象の子供をしっかりと把握をし、支援につなげていくような事業運営をしていくこととしております。 101 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 102 ◯ あらい分科員 まず、基本的にすごく大事だなと思うんですが、周知をしていっていただくということなんですが、周知をしていって、各ところにそういう周知をして、基本的にその中で、形としては、そこから手挙げをした方に対応するのか、今お話が出たように、例えば実際には子ども家庭支援センターだとか、いろんなところに相談に来ているようなところに対応するのか。そこら辺の、具体的に例えばそのことについて、委託をした業者というのがどこにいて、どういう形でその連携をとってそういうことについてやっていくのか。それはやっぱり先ほど言ったように、基本的には役所にいて、そういうことを周知したり、手挙げをしたところに、役所からスタートしてそういう場を、ただ具体的にどこの場所でそういうことをやるのか。それぞれの家庭でやるのか、こちらのほうでそういう場をつくって来てもらってやるのか。そういうことが事業展開としてどんな形になるのかということが、もう一つはっきりしないものですから、基本的には訪ねていって、その家庭でやっていく事業というふうになるのかどうなのか。そこら辺も含めて、もう少しわかりやすく説明していただけますか。 103 ◯ 市瀬分科会主査 生活福祉課長。 104 ◯ 土屋生活福祉課長 まず、PR等々からさまざまな働きかけ、各機関からの情報提供などなどによりまして、いわゆるこの事業の対象となるだろうと思われるお子さん、そして御家庭が把握でき始めます。そうしますと、その方々と私ども市の職員、そして受託事業者、そしてお子様、御家庭の保護者の方と面談をいたしまして、十分に実情を丁寧に伺いまして、その上で、会場は市役所になるのか、それからほかの第3の場所になるのか、御自宅になるのかというのはケース・バイ・ケースでございますけれども、いずれにしても関係者というか、御本人と御家族、そして私ども市、そして事業者の4者が丁寧な話し合いをもちまして、このお子さんの支援につなげていく、そういうようなことを考えております。 105 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。田島分科員。 106 ◯ 田島分科員 187ページの子ども・子育て支援給付事業で、扶助費のレベルアップとある、先ほど梶浦分科員が大変詳しい質問をしてくださって、私が質問することは本当に少なくなってしまったんですけれども、いや、ありがとうございます。内訳をいろいろ伺ってみると、いろんなところからこういう援助が出てきて、結局、昨年10月から始まった3歳児から5歳児までの保育園それから幼稚園の保育料の無償化ということの、認定保育園だとか、それから保育ママとか、そういったこの対象に入らない保育事業に対しての補助金、無償化にかわるものとしてこの補助金があるんだと私は解釈しているんですけれども、それでもなかなかその補助金というのを受けられないケースがないわけではないので、そういうところの、そういう方に対して市はどのように考えているのかということを伺いたいと思います。 107 ◯ 市瀬分科会主査 暫時休憩いたします。                                午前10時16分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時20分 開議 108 ◯ 市瀬分科会主査 では、再開いたします。田島分科員。 109 ◯ 田島分科員 ただいまの発言を取り消します。 110 ◯ 市瀬分科会主査 かしこまりました。では、岩佐分科員。 111 ◯ 岩佐分科員 予算書135ページ、子ども体験塾事業の子ども体験塾実行委員会補助金ということで、総括質疑の際にも質疑をさせていただいて、826万9,000円の内訳や財源を聞かせていただきました。まず、細かいことを聞く前に、この子ども体験塾事業の趣旨というか、目的を伺います。 112 ◯ 市瀬分科会主査 児童青少年課長。 113 ◯ 濱中児童青少年課長 子ども体験塾事業の目的でございますが、稲城市・町田市・多摩市の3市が連携することによりまして、市をまたがる交流と、ふだん体験できない非日常的な事業を体験し、子供たちが感動を得るなどの健全育成を目的としている事業でございます。 114 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 115 ◯ 岩佐分科員 ありがとうございます。それと、総括質疑の回答の際に、町田市の会場で実施するのが、シェフ体験というのが128万円、それから多摩市の会場で実施するのが、「テーマパークスタッフにチャレンジ」が698万9,000円ということで理解をしております。この事業の対象年齢と対象人数について伺います。 116 ◯ 市瀬分科会主査 児童青少年課長。 117 ◯ 濱中児童青少年課長 まず対象でございますが、稲城市・町田市・多摩市の3市の18歳以下の子供たちが対象となっております。  それで、シェフ体験のプログラムのほうですが、募集人数が160人となっております。また、サンリオピューロランドで行われますテーマパークスタッフチャレンジというところでは、募集人数については236人となっております。 118 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 119 ◯ 岩佐分科員 ありがとうございます。実際にこれはいつごろ開催をされるのか。そして、多摩市と町田市とともにやはり広く周知をしていかなくてはいけないと思うんですけども、その周知方法についても伺います。 120 ◯ 市瀬分科会主査 児童青少年課長。 121 ◯ 濱中児童青少年課長 まず、シェフ体験のほうですが、期間につきましては8月下旬、夏休み期間の2日間を予定しております。また、「テーマパークスタッフにチャレンジ」のほうでは、7月下旬から9月の上旬という形で実施する予定となっております。  また、周知方法につきましては、ポスター、チラシ、また市の広報やホームページ、3市のほうで全部またがって実施するということになっております。 122 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。中田分科員。 123 ◯ 中田分科員 それでは、予算書の181ページ、AIによる保育所等利用調整委託について質問させていただきます。あらかた質問され尽くしているので、なかなかもう質問するところはないなと思うんですけど、一般質問でもRPAの導入とかいうことをしたこともあって、もう一度、もう少し深掘りした質問させていただきたいなと。  まず、実際どんなふうなシステムを導入して、どういうふうな業務の流れになるのかと、事業の概要についてもう一度改めて御質問させてください。 124 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 125 ◯ 杉本子育て支援課長 まず、事業の概要ですけども、まず既存の保育システムがございます。こちらで点数をつけた後に、その児童のデータをCSV形式で出力をしまして、AIシステムのほうに入力を処理して、最適な利用調整結果が出力されます。その内容について、最終的には職員のほうでも再度確認をして、事業のほう、入所の手続に入っていくというような流れになってきます。 126 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 127 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。この辺は総括等々で質問されたものなんですけど。実際にそのAIのシステムの、これをAIと言うのは、なかなか僕自身も語弊があるなと思って、単なる統計データに基づくパターンマッチング用のシステムだと思ってはいるんですけど。結構、近隣市に比べると、この導入が早いというような印象を受けました。なかなか先進的な市で、AIを導入しましたというところで、この事例が紹介されるようなこともあって、そういうところを見ると、かなり早い段階で導入を決めたというような印象を受けるんですが、今回この業務にAIを導入しようとしたその経緯というか、判断をされた理由について、もう少し詳しくお伺いしたいと思います。 128 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 129 ◯ 杉本子育て支援課長 まず、今回このAIを導入していこうということですけども、まず、本市で今進めております待機児童対策ということで、認可保育所をここ3年の中で建設をしていきながら、待機児童対策を行っています。そうした中では、施設がふえることによって、そこに入る入所児童数もふえてきます。また、現状の中で、まちづくりを進めている上で、多くの子供たちがこちらの保育所の入所希望というので出てきている中では、その業務改善ということも含めて、できるだけ早くきちっとした結果を利用者のほうには通知をしていきたいということもございますし、これだけの保育園が建ったことでかなりの事務量がふえておりますので、そういったことを総合的に判断いたしまして、このタイミングでAIシステムの導入に向けて進めていくということで、平成31年度の当初入所選考のデータから実証実験を行いまして、その中で、おおむね今回のAI入所データと、入所データの結果と差異が大きくなかったので、その部分を微調整していくことで十分導入ができるという判断の中で、今回予算化に進めてきたというのが経過でございます。 130 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 131 ◯ 中田分科員 そうですね。総括だったか、いそむら委員の質問だったと思うんですけど、最終的には人で確認しますよというようなことを言っていたと思うんですね。先ほどのように、業務の効率化をやるんであったら、AIで、システムで処理をするということは、その中がどうなって、どういう形でこういうふうな結果になったのかということはわからないと思うんです。ことしは試行したという、平成31年度のデータについて試行しました。その結果と合っている、大差がなかったから妥当ですということは、確かに1回は人手をやっているので、その結果が出ましたということはわかっている。でも、それと変わらなかったから妥当ですというのはわかるんですけど、令和2年度にそのシステムで判定するということになったら、何でこの結果になったんですかということは、人の手ではわからない。システムが出したブラックボックスとして扱わなくてはいけなくなると思うんですね。そうなると、最終的に人の手で確認しますというので、もう1回それをやるんですかと。そのマッチングをやるんですかということになってしまうと、それはこの業務の効率化にならないと思うんです。だからその辺は、システムを入れるのであったらシステムを信頼して、その結果は妥当なものだと、システムが判定しましたということを説明するような形。だから、問い合わせをされて、「何で?これ、間違っているんじゃないか」と言われたときには、また人で計算をやり直すというようなことがあるのでは、根本的な業務の効率化にならないのかなと思うんですけど、その辺の考えについて御意見を伺いたいと思います。 132 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 133 ◯ 杉本子育て支援課長 まず、保育所の入所に関しましては、基準指数であったりだとか、それぞれ御兄弟の同時入園をしたいとか、いろんなさまざまな要望がございます。そういったものを、毎年の入所手続の中で、一つ一つ順番を追って、職員のほうで入所の順番を決めてやってきました。この基本的な基準の考え方を含めて、そのデータの項目をAIの中で読み込ませをして、その中で、最終的な市が考えている、基準としている内容について、このAIの中で読み込ませを行っていきますので、基本的にはそこに差異はないというのが考え方ではございます。  ただ、実際にこれだけのシステムを導入した中で、順次、その職員のほうも、今までやってきた内容と特に大きな間違いがないのかどうかというのは、結果に対して確認をするというような手続を行っておきますので、そういった意味では、あくまでも確認の部分ですから、基本的にはAIで出てきたデータが全てだというふうに考えてこれからは進めていくという中で、最終的には職員が確認をするという手続をとるだけですので、基本的には今回のAIの導入に基づいて、これまでかかってきた、これまでも御説明しました全体の300時間ぐらいの時間短縮になりますので、そういった意味では、今回の導入に当たって業務改善にもつなげていけると考えております。 134 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 135 ◯ 梶浦分科員 それでは、予算書215ページ、予防費の中の感染症予防事業について伺いたいと思います。  けさなんですけれども、私ども議員のレターケースに、新型コロナウイルス対策の一環として妊産婦の方にマスクを配布されるということでの御通知をいただきました。このような形で、やはり新たな脅威に対する不安というのは市民の方々に大変広がっておりますので、市として率先して取り組んでいただけることを大いに評価したいと思います。  その観点から、感染症予防事業の中の2,864万6,000円について伺いたいと思いますが、恐らく一番多いのは結核ということになりますけども、現在、世界中で新型コロナが感染拡大しているということで、日本では欧州ほどではない、急激にふえていませんが、やはり日本国内でも緩やかに増加してきているということは確実な事実であります。新型コロナウイルスの感染対策、そして感染症の拡大について、連日、感染者についてマスコミ報道や、国や東京都のホームページでも報告がされて、確認をできているところですけれども、例えばですが、市内で市民の方の感染が発生した場合に、よく感染者の方が発生した事業所などでは、それらのお宅とか事業所などを消毒しているシーンというのがテレビ報道などでも確認できているんですけども、そういう消毒が感染拡大を防止するために必要になってくるかと思いますが、そのような消毒作業に係る経費について稲城市として予算計上されているのか、確認をさせていただきたいと思います。 136 ◯ 市瀬分科会主査 健康課長。 137 ◯ 勝野健康課長 感染症が発生した場合の消毒につきまして、予算書の記載でございますけれども、予算書215ページ、事業番号4番、感染症予防事業の第12節委託料、感染症消毒委託17万1,000円に計上してございます。 138 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 139 ◯ 梶浦分科員 ありがとうございました。感染症消毒委託ということで17万1,000円が、小さい数字かもしれません、キラリと光るこのような立派な数字が計上されているということで、確認をさせていただきまして安心しました。  私自身も、市民の健康と命を守るということで、感染症対策ということはライフワークとして政策として進めているわけでありますけれども、約10年前に新型インフルエンザ、そして去年は新型インフルエンザではありませんが、感染症のパンデミック対策ということで質問をさせていただきまして、保健センターとしても、いつ起きてもいいように準備を進められていると確認をさせていただいたところでございます。その中で、今回、感染症消毒委託ということで、感染者が発生した場合には直ちに消毒作業をするということで、予算を確認させていただきましたので、感染症拡大を防止するためからも、これは大事な予算かと思っております。  感染者が発生した場合に、こちらは委託となっておりますので、受託事業者を探していたのでは、実際に発生してから事業者を探していたのでは大変時間がかかるかと思いますので、すぐに対応していただけるようにどのように事業者を選定しているのか。そのあたりを確認させていただきたいと思います。 140 ◯ 市瀬分科会主査 健康課長。 141 ◯ 勝野健康課長 まず先に、先ほどの答弁の中で誤りがございましたので、訂正させていただきたいと思います。事業番号4番と申し上げましたが、2番の誤りでございます。失礼いたしました。  それから、今の御質問に対しましてのお答えでございますが、感染症消毒作業の委託につきましては、東京都26市で構成する東京都市保健衛生担当課長会におきまして、毎年事業者と覚書を締結し、感染症が発生した際には、東京都市保健衛生担当課長会の構成市及び町村から、事業者に消毒作業を委託することとしております。市内で感染者が発生した場合には、この事業者に消毒作業を委託してまいります。 142 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 143 ◯ 梶浦分科員 既に消毒事業者と覚書を交わされているということで、その中ですぐに対応していただけるということで安心をしました。今のところ、東京都内、きのうの報道では100名を超えたということでありますけれども、パンデミックの状態にあるかといえば、まだまだちゃんと抑え込めていると私は今現在のところ思っているわけですが、これが稲城市内だけではなくて、やはり多摩地域に蔓延してきたときに、やはり事業者の方に早く出てきていただきまして、早く対応いただけるように、やはり手はずを整えていただくことが大事かと思います。  それで、再質問をさせていただきますけれども、感染症というのは何でもいいわけではなくて、やはり法律に根拠があって、対象となる感染症に対して、市としてはこの感染症の消毒作業を進められているかと思うんですが、実際に今回のコロナウイルスに対しては、先週ですけども、特措法ができたというところでありますが、今回の新型コロナウイルス感染症も対象となるのか、対象となる感染症の種類というんですか、根拠というか、あと対象者というんですか、消毒する対象というんですか、について確認をさせていただきたいと思います。 144 ◯ 市瀬分科会主査 健康課長。 145 ◯ 勝野健康課長 感染症の種類でございますが、いわゆる感染症法と言われているものにつきまして、その指定感染症に分類されると伺っております。  また、どういった方が対象になるか、消毒作業の対象ということかと思われますけれども、それにつきましては、感染者が発生した場合に、私どもの管轄でいいますと、南多摩保健所が稲城市を管轄している保健所になりますので、保健所のほうから、この家、またはこの企業といったところに、消毒が必要な場合に指示が、それぞれに保健所からなされると認識しております。 146 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。あらい分科員。 147 ◯ あらい分科員 それでは、先ほどは生活困窮者自立相談支援の話をしたんですが、私、地域で、そういう意味では市民の方々からお話を聞いて、やっぱり一番地域の中で心配事というのは、孤独死だったり、そういうことが心配だったり……。ページ数を言いますから、ちゃんと言う。そういうことがあったりなんかして、お互いが見守りの体制をつくらなければいけないという意味では、地域福祉の中で今、いろんな形で1層、2層、上のほうの階層だとかいろんなことがあって、それは進んできていて、あと、心配事は先ほど生活の問題なんですが、もう1つ、やっぱり今、地域の中で話題になってきていることが、かなり心配してきていることは、かなりの家庭の中にひきこもりを抱えているという状態になってきました。  そこで、ページ数、どこで質問をしたらいいかというのをちょっと悩んだんですが、一応161ページの稲城市社会福祉協議会運営費補助事業ということで、時々、社会福祉協議会でこれについての、窓口で相談してくださいということをやっているんで、恐らくここの事業を、ここで聞いたらいいと思ってはいるんですが、今、社協だとかそういうことを含めて、このいじめのことについて、どんな形で市としては担当がいて、どんな形で社協に委託をしているのか。そこら辺の内容について、いじめ対策について、ちょっとお話を伺いたい……。 148 ◯ 市瀬分科会主査 ひきこもりですか。 149 ◯ あらい分科員 あ、いじめじゃなくて、ひきこもりです。ごめんなさい。後で、教育の段階でいじめのほうはやりたいと思いますので。ダブってしまいましたが、ひきこもりのことについてお尋ねをしたいと思います。 150 ◯ 市瀬分科会主査 障害福祉課長。 151 ◯ 山田障害福祉課長 ひきこもり対策の御質問なので、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。  今、ひきこもりにつきましては、さまざまな機関で対応しているところですけども、市としましては、直接市の窓口に来られた場合にはケースワーカー・保健師等が御相談に応じますけども、それ以外としましては、各相談事業者に委託しておりますので、具体的にはマルシェいなぎだったりとか、社会福祉協議会で御相談もすることが可能です。  また、社会福祉協議会では、取り組みといたしまして、家族会を立ち上げたりとか、あるいはその当事者が集ってそこで過ごすというような場も設けておりますので、そんなところで対応しているというところと、状況に応じまして、アウトリーチという形で御訪問したりということもされていると伺っております。 152 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 153 ◯ あらい分科員 そういう意味では、今言ったように、市も含めていろんな団体がいろんな形でやっぱり対応されて、努力をされているというようなことはわかりました。  ただ、私の見る限りでは、やっぱりかなりふえているのではないかなと思っているんですが、そこら辺について、市として、そういう意味では、先ほど言ったように、いろんなところでいろんな団体でやっているということについて、総括して、ひきこもりの状態がどういう状態になってきているのかということを、例えば担当部で把握をして、それに対応するような形でやっていく上で、今までのやり方でいいのかどうなのかということも恐らく検討されたんだと思うんですが、そんなことも含めて今、それぞれの事業を団体に委託をして、お願いをしているときに、そういう意味での予算的な配分だとか、そういうことが十分なのかどうなのか。今、実際にひきこもりの状態が、年度、経年を通してどういう状態にあって、令和2年度はやっぱりこんな形で、そのひきこもりについては市を含めていろいろ対応していって、これで大丈夫だというふうな形での予算措置ができているのかどうなのか。そこら辺を確認しておきたいと思います。 154 ◯ 市瀬分科会主査 障害福祉課長。 155 ◯ 山田障害福祉課長 ひきこもりの数につきましては、相談件数というところでは把握しておりますし、それが、マルシェだったり社協から報告がありますので、把握はできているところであります。ただ、相談に来ない部分がどうかというところもあると思うので、そういった意味ではなかなか実態の正確な把握というのは難しいかなと思っているところであります。  それから、予算的なところということでいきますと、具体的にひきこもり事業のために予算を支出しているというわけではありませんが、先ほど申し上げたように、相談事業とかの中で対応していただいているというところと、社協におきましては、この予算書で言うと169ページに、上のほうにありますが、負担金補助及び交付金のところに、地域活動支援センター機能強化事業補助金というのがありますけども、ここに携わっている社協の職員が熱心にひきこもりの活動に対応していただいているというような状況になっております。 156 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 157 ◯ あらい分科員 そういう意味ではなかなか実態が把握し切れないという状況もよくわかりますけれども、先ほど私が言ったように、そういう状況が、私の住んでいるところでそういう特徴になっているのかなとも思うんだけれども、結構、このひきこもりがかなりふえてきているという感じになっているんで、そこら辺については、やっぱり実情について、それぞれ各セクションでやられているような状態もきちんと把握をしながら、それ以外の状況も、民生委員さんだとか、いろんなことも含めて、把握をして、それに対応するような事業が、それぞれの社協だとか、マルシェだとか、いろいろ展開をされているんだけれども、そのことも含めて、市も含めて、それを強化しなければいけないというようなことがあれば、ぜひ強化をしていってほしいと思うんですが、そこら辺のことについて、もう少しそういう部分で一歩踏み込んで把握をしながら、実際にそういうことに手が届くような形で事業展開に力を入れていただきたいと思うんですが、そこら辺の姿勢だけ確認をしておきたいと思います。 158 ◯ 市瀬分科会主査 障害福祉課長。 159 ◯ 山田障害福祉課長 ひきこもりにつきましては、よく言われているのが8050問題とか、本当に当事者にとっては切実な問題になってくるようなことだと思います。そういう意味では、今、分科員さんも、民生委員さんということでおっしゃっていましたけども、社協においてはサポーター養成みたいな形で民生委員さんにも御参加いただきまして、本当に地域の中で、相談に来るのを待つのではなくて、即そういうのはキャッチできるような、サポーターという形で活動いただけているかなと思っております。あとは、その当事者、あるいは当事者世帯が、本当になかなか言ってこないとわからない部分があるので、地域の見守り力の強化という部分では、大事かなという認識をしております。 160 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。  そうしましたら、暫時休憩といたします。                                午前10時45分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時59分 開議 161 ◯ 市瀬分科会主査 休憩前に引き続き分科会を再開いたします。  ほかに。岩佐分科員。 162 ◯ 岩佐分科員 予算書でいうと特別会計予算書の142ページ・143ページ、一般介護予防事業の委託料、転倒骨折予防事業委託について伺います。  一昨日、榎本委員からも事業概要等について質問をさせていただいたところでございますけども、その際の答弁で、令和2年度の新たな事業ということで、介護予防体操のDVDを作成するということでございました。まず、この介護予防体操のDVDの費用について伺います。 163 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 164 ◯ 工藤高齢福祉課長 DVDの作成の費用につきましては、一般介護予防事業の転倒骨折予防事業委託の中に含まれておりまして、DVD作成費用としまして、11万円相当の委託費として見込んでおります。11万円として見込んでおります。 165 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 166 ◯ 岩佐分科員 11万円ということで理解いたしました。実際にこのDVDをつくるのに、例えば、つくって、最後は編集してとかいう形で、順序があると思うんですが、そのスケジュールについて伺いたいと思います。 167 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 168 ◯ 工藤高齢福祉課長 DVDの作成のスケジュールにつきましては、委託の中ではそこまで、いつまでにということは縛る予定はございませんけれども、受託事業者でありますiクラブと調整して、早目の時期に作成し、有効活用できればと考えております。撮影にかかる日数が2日程度と考えております。 169 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 170 ◯ 岩佐分科員 今、できたDVDを有効に活用するという形でお答えがございましたけれども、実際にそのできたDVDをどのようなところで、どのように活用していくのか。その活用方法について伺います。
    171 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 172 ◯ 工藤高齢福祉課長 DVDの活用方法でございますけれども、今、転倒骨折予防の自主グループが市内に40余りございますが、そちらのグループから必要なグループにDVDのほうを、DVDのディスクの実費をいただきまして、受託事業者のiクラブのほうからお渡しいただくような予定でございます。 173 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 174 ◯ 梶浦分科員 すいません、ちょっと続いてしまうんですけれども、老人福祉費のほうについて伺いたいと思います。一般会計予算書の168ページからになるわけですが、その中の171ページの老人福祉施設整備・措置関係費について伺いたいと思います。  こちらは総額1億5,134万3,000円ということで、前年度比にしますと1,852万円ふえているわけですけれども、その大きな要因としては、老人ホーム施設等建設補助金などもあるわけですが、その中で平成31年度の予算書にはなかった項目を確認させていただきたいと思います。13の使用料及び賃借料につきまして、高架下駐車場用地使用料というのが39万4,000円計上されておりますけれども、まず、その概要と内訳について確認をさせていただきたいと思います。 175 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 176 ◯ 工藤高齢福祉課長 高架下駐車場用地使用料につきましては、概要につきましては、南武線の高架下に開設しました生活支援サービス拠点東長沼の駐車場の用地として、JRへ支払う使用料でございます。  内訳につきましては、年間で1平方メートル当たり2,300円、171平方メートルで39万3,300円でございます。 177 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 178 ◯ 梶浦分科員 詳しい内訳まで御説明ありがとうございました。昨年オープンしたんだと思うんですけども、生活支援サービス拠点東長沼ということで、恐らくみのりさんに入っていただいて、稲城市の老人福祉の向上に今、事業をしていただいているかと思います。こちらはJRの高架下を活用した高架構想で、市の福祉施設が入っているというわけですけれども、やはり配食サービスということでは、駐車場というか、車が必要になってくるかと思います。  そういうことで、生活サービス拠点の東長沼の駐車場の用地として、JRに対し市が支払う使用料ということの御説明でありましたけれども、では、その高架下の駐車場の概要について確認をさせていただきたいと思います。 179 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 180 ◯ 工藤高齢福祉課長 この駐車場の概要につきましては、生活支援サービス拠点東長沼の駐車場としまして、拠点の場所の東側に整備するものであります。7台分の駐車スペースを整備するもので、5月から工事を行って、9月から利用開始をするものでございます。 181 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 182 ◯ 梶浦分科員 JRから敷地を借り上げて5月から工事をするということで、7台分のスペースを整備されるということでありますけれども、9月から利用を開始できるように着実に準備を進めていただきたいと思います。  恐らく、171ページの工事請負費のところで258万5,000円が計上されておりますので、こちらが駐車場の工事費になるかと考えておりますけれども、まず、7台分の駐車スペースを整備するということで、その7台分の土地の用地としてJRに代金を支払うということでありますが、市の生活支援サービス拠点東長沼ということで、やはり公共性の高い事業になっていく施設かと思いますけれども、7台分をどのように利用する考えであるのかということを確認させていただきたいのと、実際に5月から工事を行うということで、駐車場としてどのような工事を行うのか、具体的な工事の概要、内容についても確認をさせていただきたいと思います。そして、老人福祉施設が整備されまして、稲城の御高齢者の皆様が安心して、健康で暮らし続けていただけるまちづくりを進めていただきたいと思っておりますので、再々質疑でありますので、再度お願いいたします。 183 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 184 ◯ 工藤高齢福祉課長 1つ目の、7台分の駐車場のほうをお答えさせていただきますが、6台分を配食サービス用の駐車場として利用を考えておりまして、1台分が生活支援サービス拠点の利用者用の駐車場という形で想定しております。 185 ◯ 市瀬分科会主査 土木課長。 186 ◯ 伊藤土木課長 駐車場の整備工事の内容でございますが、車乗り入れに伴う地盤の切土整地工を48平方メートル、アスファルト舗装工171平方メートル、ブロック基礎工3メートル、フェンス設置工10.8メートルを予定しております。 187 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。あらい分科員。 188 ◯ あらい分科員 それでは、期待しているといけないんで、ちゃんと期待どおり質問をしたいと思います。子ども・子育て会議運営事業ということで、185ページですよね。平成31年度はいろいろ政策、計画をつくるということで、215万9,000円なんですが、今回は21万4,000円ということでございます。既に御苦労をしていただいて、基本的に子育て支援についての事業計画(案)というものをいただいております。令和2年から令和6年までの間の計画ということでございますけれども。一番大事なことは、その計画が実際にいかに実践をされていくかということだと思うんですよね。基本的に、計画の中で言われているように、総論としては7つの柱ですか、に基づいていろいろやっていくということで計画が出されているわけですが、そういう意味では、確実にこのことで、「育ち育てる力をみんなで応援」していくという基本理念を、8つのたしか基本項目でしたか、その中で実践をしていくということで……。7つでしたかね。  そういうことなんですが、これを見ると、年2回会議ということですよね。本当にそれで実際にこの計画をきちんと点検をしてやっていけるのかどうなのかということについて、まず、きちんとそこら辺の姿勢についてお尋ねをしておきたいと思います。 189 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 190 ◯ 杉本子育て支援課長 まず、今回の報酬の2回分の予算の考え方ですけども、まず、1回が第一次の稲城市子ども・子育て支援事業計画の進捗管理ということで、今年度で一度切れますので、そこまでの全体の進捗管理をしていくというのが、今回の予算での会議の1回目の内容になります。  また、2回目につきましては、こちらは事故等、また緊急の開催等もありますので、基本的には1回の開催で考えておりますが、必要に応じて、その会議の中で進捗がまとまらなければ、もう1回考えて進めていくというような考え方で、今回予算計上をさせていただいております。 191 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 192 ◯ あらい分科員 基本的にこの子育て支援会議ということは、平成24年度でしたか、子ども・子育て支援法がかなり強化をされて、その中で、第77条の第1項の規定に基づいて設置をされていると理解をしています。その第77条の第1項を読むと、それぞれ事業については幾つかの項目があって、地域の実情をきちんと把握をしながら計画を進行しなさいという形で規定をされていると思うんですね。  私は、実際に、例えば子育てということであれば、保育園から幼稚園から学校からということを含めて、各地域からという意味では、それぞれいろんな実情があるんだろうなと。その実情に合わせて委員さんも選ばれているわけですよね。たしか構成もね。だとすれば、やっぱり年間に何回か、例えば極端に言えば、学期で言えば、春休み・夏休み・冬休みがあると同じように、それぞれの時期にやっぱりきちんと、そこら辺の事情がどうなっているのかということを把握して、それぞれそれに伴った作戦をつくるというか、事業をきちんと点検をして、不十分なところがあればきちんとする、余分なところがあればそれを省くというようなことを、やっぱりやっていかないといけないのかなと思うんですが、そこらの辺のことについて、今お話があったように、年1回予定をしているんだけれども、もう1回、とりあえず何かがあったらいけないから、予備として持っているから2回なんだという話なんだけど、ちょっと今、私の言っていることとかみ合っていないような気もするんですね。そういう姿勢でいいのかどうなのかということを、法の建前だとか、それこそ子ども・子育て会議の設置の目的からして、果たしてそれでいいのかどうなのかということを、ちょっと気にせざるを得ないんですが、そこら辺の姿勢についてもう一度確認をさせていただきたいと思います。 193 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 194 ◯ 杉本子育て支援課長 まず、この計画をつくる基本的な考え方ですけども、基本的には法的に位置づけた形の計画になっています。その中で、今回第二次ということで、計画をつくるに当たって2年間をかけまして、さまざまな委員さんの意見、また、ここで説明会、意見公募等を踏まえまして、あくまでも5年間の中で進めていくべき政策の考え方の、子育てに対する基本的な考え方の計画としてつくらせていただいております。  その中では、今回この計画をつくるに当たって、中間年度で点検をしていくということで、あくまでも5年間の中で成果を、実際の状況を見ていく中では、毎年の進捗状況、各委員会の中で御報告して、その中で御意見をいただきながら進めていくという中では、十分回数的には賄えるのかなとは考えております。  そうした中では、中間点で、またその状況も含めて点検をしていくというようなことにも整理をしておりますので、そういった意味では、最終的に5年間の中で、どこまで今回のこの計画に沿った中での、さまざまな子育て支援に関する事業が展開できるのかということを含めて計画はつくっておりますので、全体的には、回数的、報酬の回数等は特に問題がないとは認識しております。 195 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 196 ◯ あらい分科員 計画策定について、そういう意味で、そういう段取りでやってきたことについて、僕も否定をするわけではないんですが、基本的にそういう意味では、会議自体を、やっぱりそういう意味で、実効性のある法律にしていくという意味での会議の成り立ちということからすると、どうなのかなと。この法第77条を読みますと、市町村は、条例で定めるところにより、次に掲げる事務を処理するために審議会その他合議制機関を置くように努めるものであると。稲城市の場合は合議制ということですよね。1番目に、特定教育・保育施設の利用定員の設定に関して、第31条第2項に規定する事項を処理すること。2項目めとして、特定地域型保育事業の利用定員の設定に関し、第43条第3項に規定する事項を処理すること。3、市町村子ども・子育て支援事業の計画に関し、第61条第7項に規定する事項を処理すること。4、当該市町村における子ども・子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進に関し必要な事項及び当該施策の実施状況を調査審議すること。なおかつ、2項目めについては、今言った前項の合議制の機関は、同項の各号に掲げる事務を処理するに当たって、地域の子供及び子育て家庭の実情を十分踏まえなければならないと、こういうふうになっているわけですよね。そういう意味からすると、先ほど言ったように、この支援計画なり何なりが、きちんと事業計画がやられているかどうかということについては、やっぱり地域の実情、家庭の実情をきちんと踏まえて、きちんと点検をしていきなさいということになっていると思うんです。  そういう意味からすると、今のお答えだと、計画そのものをつくるに当たって、そういう機関で計画するということについてはいいんだけれども、この会議そのものについて、そういう形で運営していくという事業としては、本来からの法の趣旨からすると、やっぱり年2回ということではちょっと済まないのではないかと思うんですが、いかがなものでしょうか。 197 ◯ 市瀬分科会主査 子育て支援課長。 198 ◯ 杉本子育て支援課長 会議の回数の捉え方というのは、考え方はいろいろあると思いますが、市といたしましては、今回計画をまず、きちっとこれまでの審議会を含めて市民からの御意見、また、説明会を通しての御意見等を含めて、今回の計画をつくらせていただいております。その中で、今後もさまざまな形で御意見等がありますので、そういうものを踏まえながら、進行管理、また、その結果についてもホームページ等で市民に広く周知をしていきながら進めていきたいと考えておりますので、そういった中では、回数的には、必要があればまた臨時の1回もとっておりますので、そういうものを活用していきながら進めていくことで、特に問題はないとは認識しております。 199 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 200 ◯ 梶浦分科員 それでは、介護の特別会計のほうを伺いたいと思います。特別会計予算書の140ページ・141ページになります。地域支援事業費の中の、2の介護予防・生活支援サービス事業費の中のサービス事業費の、予防サービス事業、介護予防サービス費について伺いたいと思います。  こちらは、ことし1億9,793万8,000円が計上されておりますので、事業の概要と、あと前年の比較、増減を確認しますと、約693万4,000円の増になっているわけですけれども、その増の要因についても確認をさせていただきたいと思います。 201 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 202 ◯ 工藤高齢福祉課長 介護サービス費の事業概要につきましては、要支援者、事業対象者を対象とした生活支援や介護予防を行う総合事業の通所型サービスと訪問型サービスに係る費用でございます。  増減の部分の理由ですけれども、まず、対象者がふえているということと、平成31年度、令和元年10月から単価の見直しを行っておりますので、その影響で増加しているというものでございます。 203 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 204 ◯ 梶浦分科員 ありがとうございます。介護予防サービスということで、市内の事業者、そして地域のボランティアの皆様に活動していただいて進めている総合型事業かと思っております。元気な御高齢者をふやしていくために、やはり生活支援や介護予防ということで、介護事業費としては、歳出として総額54億円ということで大きな歳出があるわけですけれども、その中で約2億円ということの、4%ほどの金額ではありますけれども、要介護にならないように、やはりこのような介護予防を地域の皆様と進めていくことというのは、本当に大事なことかと思います。  その上で、元気な御高齢者をさらにふやしていっていただきたいと思うんですけれども、ちょっと細かいところになるんですが、実際に今御答弁いただきましたとおり、通所サービスや訪問サービスに係る費用ということでありますので、1億9,700万円の総額でありますので、その内訳について確認をさせていただきたいと思います。 205 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 206 ◯ 工藤高齢福祉課長 訪問型サービスAとしまして、単価2,775円を年間1万6,671回。通所型サービスAとしまして、単価3,681円、平均でございます、で年間3万9,871回。訪問型サービスCとしまして、平均単価4,400円を年間144回。通所型サービスCとしまして、平均単価3,960円を1,080回ということで見込んでおります。 207 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 208 ◯ 梶浦分科員 詳しい御説明ありがとうございます。訪問Aや通所Aというのは恐らく市内の事業者の方に担っていただいている部分で、昨年10月の消費税の増にあわせまして単価の見直しをされたと、先ほど確認させていただきましたけれども、やはり市内に事業者の皆さん、頑張っていただいていますので、その見直しの中でも、ちゃんと社会の実情に応じて見直していただいたということで、事業者の方からも感謝の声をいただいているところでございます。しっかりとそれぞれの事業者や、そしてボランティアの方々、そして、Cについては市のほうでやるのか、専門職の方に講師などをしていただく事業になるかと思うんですけども、それぞれABCの中で、訪問サービスをして、通所サービスということで、介護予防サービスのほう、さらに充実を図っていただきたいと思っているところであります。  そのような中で、令和2年度、総合事業を、元気な御高齢者をふやしていくために、市としてどのように推進をしていくのか、改めて考え方を確認させていただきたいと思います。 209 ◯ 市瀬分科会主査 高齢福祉課長。 210 ◯ 工藤高齢福祉課長 総合事業の推進につきましては、生活機能の低下が見られる高齢者が早期から利用を開始できるよう、地域包括支援センターや指定事業者と連携しながら、サービスをこれまでも提供しているところですが、今後も推進してまいりたいと考えております。 211 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。あらい分科員。 212 ◯ あらい分科員 それでは、今度は209ページの関係で、地域保健協議会関係費ですけれども、本来、この地域保健協議会というのは、健康増進事業だとか予防接種事業、母子保健事業、その他市民の医療及び保健に関する事項ということを所管している事業で、市民の健康というか保健という意味では、ここはやっぱり1つの協議体としてはすごく大事なことで、そういう中で起きているような状態の中で、これはやっぱり市の中できちんとやってもらわなければいけないようなことがあれば、市長にもたしか意見が具申できる機関だと思っているんですね。  今、御案内のようにコロナみたいなことが起きれば、本当は機動性を持って協議会がやっぱり開かれて、意見が言えるような状態があるといいとは思っているんですが、ずっと私も長い間見ていると、年に2回やられてきているんだけれども、実質的に、その内容としては非常に決まり事を決まった形でやっていくというような形で形骸化をしていて、本当に市民の保健だとか、市民の状態とか、市民の健康というかかわり合いの中で機能しているのかなという部分では、若干私も前に参加をしていたことがあるんですが、ちょっと食い足りないなという部分があるんですが、実際にそういう意味からすると、実情に応じて対応するという意味では、頭から年2回という形で、これを処理すればいいんだという話ではなくて、もう少しやっぱり機動性をもって運営をしていったほうがいいという意味からすると、コロナウイルスがこの状態で、今、お話を聞いている限りではかなり長引きそうだと、ワクチンもできないというような状態も含めて、いろんなことが出てくるという意味では、年2回ということで、本当にそういう部分だけで対応できるのかなという危惧を持っているんですが、そこら辺についてはどんなふうに対応していくのか、お尋ねをしておきたいと思います。 213 ◯ 市瀬分科会主査 健康課長。 214 ◯ 勝野健康課長 地域保健協議会につきましては、例年、年2回程度開催をさせていただいております。その中では、健康課における新たな取り組みですとかいった事業につきまして、参加していただいております各種委員、こちらの構成員は、医師会、歯科医会、また薬剤師会、それから南多摩保健所長、みどりクラブの代表の方、自治会の代表の方といった多職種にわたる構成員の中に、皆様に新たな事業ですとか、市が1年間取り組んできた事業というのを御報告申し上げ、御意見を頂戴しながら、健康課事業というのを進めさせていただいているような状況でございます。大きく、この中で医療計画に基づく内容、また新たな取り組み、進捗状況なども、その中で御報告申し上げておりますので、年2回でこの会議の運営はおおむね足りているかなと認識しているところでございます。 215 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 216 ◯ あらい分科員 そういう意味では、今、主管をしている健康課のほうでやっている事業についてきちんと報告をして、確認をしてもらって、事業を確認するということなんだけれども、基本的に、その委員の中に、言われているように各自治会の代表だとか、みどりクラブの代表だとかいうのがあって、ある意味では、地域でどういうふうな状態で医療の問題が出ているのかということも、逆に、要するに利用をする側の報告ということだけではなくて、そういう実情をつかんで、やっぱり地域保健協議会なんですから、そういうふうな運営が望ましいと思うんですね。私も何回か出ているんだけど、結局そういう報告で、これでいいですかということで終わってしまうというようなことになって、これ自体はもうそれはそんなことでいいという、それが悪いと言っているわけじゃないんだけれども、本当に機能、地域保健協議会というふうに議論をしていく限りは、むしろやっぱり本当に実情をつかんで、そのことがやっぱりある意味では、逆に言うと、健康事業にも反映をするような形で運営していくということからすると、今までの報告については2回でよかったかもしれないけれども、そういうことを取り入れていくような形で事業をひとつ、これからも、このようなあり方について検討をしていっていただきたいなと、ことし1年やりながらですね、と思うんですが、くどいようになってしまうといけませんので、そこら辺の姿勢だけ確認をしておきたいと思います。 217 ◯ 市瀬分科会主査 健康課長。 218 ◯ 勝野健康課長 こちらの地域保健協議会では、あくまでも報告の場ということだけではなく、参加される委員の皆様からの御意見も頂戴しながら、いただいた意見に基づき検討してまいっておりますので、これからも引き続きその体制を整えてまいりたい、継続してまいりたいと考えております。 219 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 220 ◯ 梶浦分科員 すいません、ちょっとどうしても確認をしたくて、質問させていただきます。予算書162ページから165ページの心身障害者福祉費で、その中の心身障害者福祉関係事務事業について伺いたいと思います。議案概要説明書の35ページになりますが、新規事業で、第6期稲城市障害福祉計画、そして第2期稲城市障害児福祉計画の策定というものが計上されております。事業番号1番の心身障害者福祉関係事務事業の中にも、新規ということで、予算の中でも新規事業は目立つように印はされているんですけれども、予算書上では第6期の障害福祉計画、そして第2期の障害児福祉計画の策定という言葉、文言が直接的には見当たりませんので、そのあたり、概要説明書ですと予算の影響額が55万5,000円となっておりますので、まず、予算の内訳について確認をさせていただきたいと思います。 221 ◯ 市瀬分科会主査 障害福祉課長。 222 ◯ 山田障害福祉課長 御質問の議案概要説明書の35ページの部分でございますけども、こちらの55万5,000円の内訳につきましては、分科員がおっしゃったように、予算書163ページにあります心身障害者福祉関係事務事業の、まず7の報償費、ここに新規という印がついておりますけども、ここの中の地域自立支援協議会委員報償35万7,000円。それから、次の165ページ、10の需用費の印刷製本費の中の封筒印刷の4万1,000円のうち、今回アンケート調査を行いますので、そのアンケート調査の返信用封筒としての1万4,000円。それから、その下の段の11の役務費の通信運搬費の中の郵便料等の107万3,000円のうち、アンケート調査用紙の郵便料として18万4,000円。これを合わせまして55万5,000円ということでございます。 223 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 224 ◯ 梶浦分科員 各所に散らばっておりますので、確認をさせていただきまして安心をいたしました。報償費のことで、地域自立支援協議会の委員の報償ということで、こちらの協議会の中で、第6期障害福祉計画、そして第2期障害児福祉計画の策定に向けて御協議いただけるものと理解をさせていただきました。計画の進め方として、アンケート調査をされることになるかと思いますけれども、その封筒や郵便料のほうが計上されているかと思います。  私ども福祉文教委員会でも、やはり障害者・児の就労支援ということで、今、進めていますけれども、やはり御当事者の皆様、そして御家族の皆様から広く意見をいただいて、市内の障害者の皆さんの実態に即した計画を策定していただきたいと思いますけれども、実際にアンケート調査の調査対象者や対象の人数についてどのように積算をされていらっしゃるのか、確認をさせていただきたいと思います。 225 ◯ 市瀬分科会主査 障害福祉課長。 226 ◯ 山田障害福祉課長 障害福祉計画と障害児福祉計画につきましては、障害福祉サービスや障害児通所支援等についてのニーズに基づいて利用料を見込むとともに、計画的にその整備等を図るため、アンケート調査の実施や関係団体からの意見聴取、市民意見公募を実施し、適切にニーズの把握を行うとともに、地域自立支援協議会において多角的に検討していただき、策定してまいりたいと考えております。  また、アンケート調査の対象者でございますが、児童を含めまして、市内在住で障害福祉サービスの利用者及び障害者手帳の交付を受けている方々でございます。また、対象人数は1,500人を予定しております。 227 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 228 ◯ 梶浦分科員 アンケート調査は障害児童もあわせてアンケートをされるということで、すばらしい取り組みだと思いました。障害の有無にかかわらず、稲城市内で全ての方々が安心して暮らせるまちづくり、持続可能なまちづくりとして、障害福祉計画そして障害児福祉計画が、協議会の皆様の多角的な視点で取り組んでいただいて、実りあるものに策定していただけるように進めていただけることを期待しています。意見です。 229 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 230 ◯ 市瀬分科会主査 質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。説明員の交代でございます。                                午前11時35分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時38分 開議 231 ◯ 市瀬分科会主査 休憩前に引き続き分科会を開きます。  次に、第17号議案 令和2年度東京都稲城市一般会計予算の教育委員会の所管に関する部分を議題といたします。  説明員については、答弁の際、挙手をして、職名を言い、的確・簡明にするようお願いいたします。  これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。田島分科員。 232 ◯ 田島分科員 一般会計予算書の43ページ、ここでは公民館の使用料についての歳入について書いてあります。全部で1,906万8,000円になっています。公民館の使用料としての歳入は1,906万8,000円ですけれども、このうち、今回の使用料値上げによる影響額というのはどれくらいになりますか。 233 ◯ 市瀬分科会主査 生涯学習課長。 234 ◯ 関口生涯学習課長 予算書43ページの生涯学習課の公民館の歳入でございますが、こちらiプラザがございます。公民館だけでございますと、歳入は12万7,000円を予定しているところでございます。うち、影響額でございますが、4万4,000円を見込んでいるところでございます。 235 ◯ 市瀬分科会主査 田島分科員。 236 ◯ 田島分科員 影響額というのは、今、聞いた限りでは、全部で、そうすると、両方足すと16万円ちょっとということになりますか。(「いや、12万のうちの4万」と呼ぶ者あり)12万円のうちの4万円。これはiプラザに限ったものですか。 237 ◯ 市瀬分科会主査 iプラザはなくてです。公民館ですよね。 238 ◯ 田島分科員 でしたら、ちょっと聞き方が悪かったので、もう1回質問させていただきます。iプラザを入れた場合でお願いします。 239 ◯ 市瀬分科会主査 生涯学習課長。 240 ◯ 関口生涯学習課長 では、iプラザのほうをお答えさせていただきます。iプラザは、令和2年度の歳入の予算額は1,894万1,000円でございまして、そのうち、影響額でございますが、328万3,000円ほどを予定しております。 241 ◯ 市瀬分科会主査 田島分科員。 242 ◯ 田島分科員 ありがとうございました。影響額がこれだけあるというのはちょっと意外でしたんですけれども、わかりました。どうもありがとうございました。 243 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。岩佐分科員。 244 ◯ 岩佐分科員 予算書の297ページ、学校支援スタッフについて伺います。まず、学校支援スタッフについての予算の積算の内訳について伺います。 245 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。
    246 ◯ 岸指導課長 学校支援スタッフの予算の積算の内訳でございますが、時間単価が1,013円で1日5時間45分勤務、週5日勤務で年間42週と積算しておりまして、1校当たり122万3,200円となり、配置対象校が15校であることから、合計で1,834万8,000円を計上しております。 247 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 248 ◯ 岩佐分科員 ありがとうございます。今、お答えの中で、配置対象校が15校ということで、全校ではないんだなと感じたんですけども、まず、この15校の学校名と、この15校が指定を受けることになった経緯を伺います。 249 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 250 ◯ 岸指導課長 まず、配置対象校でございますが、稲城第一小学校、稲城第三小学校、稲城第四小学校、稲城第六小学校、稲城第七小学校、向陽台小学校、城山小学校、若葉台小学校、平尾小学校、南山小学校、小学校は計10校でございます。中学校は稲城第二中学校、稲城第三中学校、稲城第四中学校、稲城第五中学校、稲城第六中学校の計5校でございます。  この15校が指定を受けることになった経緯でございますが、東京都から市町村教育委員会のほうに本事業の配置対象校の募集がありまして、教育委員会から市内の全小中学校に東京都からの案内を配付いたしました。それで本事業の実施の意向確認を行いました。配置希望の学校につきましては、市教育委員会から東京都に推薦したところ、東京都より、今回15校が平成31年度に申請しましたので、その申請した学校全てが配置対象校として指定を受けたという経緯がございます。 251 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 252 ◯ 岩佐分科員 この事業を各学校に説明をして、その手を挙げたところ全てに配置をされたということで理解をしました。実際にこの学校支援スタッフは、学校に配置をされて、どのような仕事内容とか事業をするのか、その役割について伺います。 253 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 254 ◯ 岸指導課長 学校支援スタッフの業務・役割でございますが、学校支援スタッフは学校におきまして、学習プリントや家庭への配布物などの印刷業務、また学級ごとの仕分け業務、それから授業に必要な教材等の準備をする際の教員の補助業務などを行いまして、教員の業務支援を行うということを目的に配置しております。 255 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。中田分科員。 256 ◯ 中田分科員 それでは、予算書の320ページから323ページと、338ページ、339ページ、368ページ、371ページ、ニュータウン地区の小中学校の買い取り費と公債費について確認させてください。  令和2年度では、市の一般財源での負担額というものが幾らぐらいになるのかについて、そして、平成31年度との増減額とその増減の要因について確認させてください。 257 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 258 ◯ 町田教育総務課長 令和2年度の一般財源の支払い額につきましては、買い取り費は3億9,410万5,000円、公債費は6,155万円でございます。  また、平成31年度との増減額とその要因でございますが、買い取り費につきましては、519万6,000円の減でございます。要因につきましては、平成31年度に向陽台小学校の支払いが完了したためでございます。  次に、公債費でございますが、949万6,000円の減でございます。理由につきましては、若葉台小学校の一部と学校給食共同調理場第二調理場の支払いが完了したことによるものでございます。 259 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 260 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。まだ年間4億円以上のお金を一般財源で負担しなくてはいけなくなっているということが確認できました。その中でも、向陽台小が終わったりとか、公債費に関しては第二調理場だったり、若葉台小の一部が終わったりということで、負担は減ってきているということではあるんですが、なかなかまだ大きな負担はしている状態であるということがわかりました。  令和2年度に関しては、若葉台小学校の体育館の防水の工事がされたりとかいう形で、なかなかそのメンテに関しては的確に、適切に対応はしていただいているなとは思うんですけど、片や一般財源でこれだけの負担を抱えているとなると、建物の補修なり何なりというのはなかなか制限せざるを得ないのかなと感じているんですが、これを踏まえて、どんなふうに小中学校の建物の、特にニュータウン地区の新しい建物、新しいというか、ニュータウン地区の小中学校の建物についての補修だったりとか、そういう方針についてどんなふうに考えていらっしゃるのかについて確認させてください。 261 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 262 ◯ 町田教育総務課長 ニュータウン地区の学校でございますが、買い取り費、公債費の支払いというのがまだ残っているところもございますが、設備の状況、施設の状況によりまして、適切な修繕をしてまいりたいという認識でございます。 263 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 264 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。ニュータウンの建物は、学校建物でも結構いろいろなところでふぐあいが出ているんだよというような声も聞くことはあるんですけど、その辺の形で、適切なところに適正な支出というところを、抑えるところは抑えて、必要なところは必要なところにかけるという方針で進んでいっていただけたらと思います。これは意見で結構です。 265 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 266 ◯ 梶浦分科員 私からも学校の設備のことについて確認をさせていただきたいと思います。予算書303ページの小学校の管理運営費の中の工事請負費、2,044万9,000円になりますけれども、その中の若葉台小学校について伺いたいと思いますが、ことし、工事請負ということでは、平尾小学校の空調設備設置工事や第三小学校の負荷開閉器改修工事、そして第四小学校の負荷開閉器改修工事とあわせまして、若葉台小学校の体育館屋上防水改修工事というものが、4つ計上されておりますけども、工事請負ということで工事契約になりますので、まとめた金額、予算としては計上されておりますので、それぞれの事業、工事の事業のほうはわかりませんが、具体的にどのような工事を進めるのか、工事請負費の中の若葉台小学校の体育館屋上防水工事について、まず伺いたいと思います。予算特別委員会の総括質疑では、私からこれまでの経過などについても質問をさせていただきました。まず、体育館屋上防水工事の概要について、詳しく教えていただきたいと思います。 267 ◯ 市瀬分科会主査 建築保全課長事務取扱都市建設部参事。 268 ◯ 小林建築保全課長事務取扱都市建設部参事 若葉台小学校体育館の屋根の改修工事についてでございますが、分科員さんも御承知のとおり、体育館の屋根は瓦ぶきの屋根でございます。今までも部分的な補修は行ってまいりましたが、漏水箇所の特定が難しく、根本的な修繕には至っていないところが現状でございます。今回の工事では、漏水が想定される箇所の瓦を一度外しまして、漏水箇所を特定した上で漏水対策を行い、その後、瓦を元に戻すということを予定しております。また、部分的には、瓦のかわりに金属製の屋根に変更することなども予定しております。 269 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 270 ◯ 梶浦分科員 詳しい工事についてありがとうございます。これまで私も、中田分科員からも、体育館の漏水、雨漏りについては地域の皆様、特にPTAの皆様からも御要望をいただいて、一般質問等で改修・改善についてお願いをさせていただいたところでありますが、総括質疑のところで確認させていただきましたけれども、台風15号、台風19号の大打撃があって、今回恐らく大きな予算になるかと思いますが、市として若葉台小学校の体育館の屋上防水工事に踏み切っていただいたと理解をさせていただいております。漏水箇所を根本的にしっかりと見きわめていただいて、直していただきたいと思いますけれども、やはり体育館というのは、子供たちにとっては体育の授業で使う大事な施設でもありますし、やはり朝礼やイベントなどでも地域、学校の全体行事としても使う大切な場所でもあります。また、地域の方々も、体育館開放などでも御利用いただいているところでございますので、そのあたり、できるだけ市民の生活、そして児童に影響がないように進めていただきたいと思うところでありますけども、工事のスケジュールをどのように進めていく考えであるのか、確認をさせていただきたいと思います。 271 ◯ 市瀬分科会主査 建築保全課長事務取扱都市建設部参事。 272 ◯ 小林建築保全課長事務取扱都市建設部参事 工事期間につきましては、なるべく早期に、あと、分科員さんがおっしゃっていましたように、学校に影響がないようにということで、現在のところ、令和2年の6月から8月ごろを予定しております。なお工事期間中、学校で実際に作業を行う期間や時間などにつきましては、受注者が決まった後に、学校と協議を行いながら、工事を進めてまいりたいと考えております。 273 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 274 ◯ 梶浦分科員 主に夏休みをメーンとして工事を進めていく考えだということを確認させていただきました。受注者の方が決まりましたら、学校と連携を密にして、市としてもしっかりと学校事業に影響がないように、そして、その間恐らく地域の開放にも影響が出てくるかと思いますけれども、周知していただきたいと思います。本当に稲城市内の全ての学校施設、老朽化が進んでいる中で、まだまだニュータウンの施設というのは新しい施設でありますけれども、このようなことで、雨漏りなど細々とした修繕の部分、改修工事が必要になってくるかと思います。全体の中から、必要性・緊急性を見きわめながら、的確に工事を進めていただきたいと思いますとともに、作業などについては学校とよく協議をしていただきまして、そして、通う子供たちの安全を十分注意していただきながら、工事を進めていただきたいと思います。そして、せっかく直していただく漏水箇所でありますので、しっかりと特定をいただきまして、今後、長年の雨漏り、漏水がとまることを願っているところでございます。意見です。 275 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。あらい分科員。 276 ◯ あらい分科員 それでは、私のほうから、297ページの教育センター運営に関する経費ということで、スクールソーシャルワーカーなんですが、平成31年度は賃金で出ていたと思うんですよね。今回は報酬になったんですが、その理由についてまずお聞かせいただけますか。 277 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 278 ◯ 岸指導課長 スクールソーシャルワーカーでございますが、第2種の会計年度任用職員という形に変わりましたので、報酬という形になってございます。 279 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 280 ◯ あらい分科員 そういう意味では、会計年度任用職員になったということで、変わったということなんですが、率直に言って、学校で毎年、毎年、いじめの点検やなんかをさせていただいているんですが、そういう意味では、総体としてはあんまり減ってないというような意味からすると、このソーシャルワーカーを含めて、子供のいろんな悩み相談や何かを含めて、これをやっぱり充実するというのはすごく大事なような気がするんですが、令和2年度予算、総体で、全体として595万3,000円となっているんですが、この予算の中でやっぱり、このことを強化していくというような形で予算組みがされているのかどうなのか、確認をさせてください。 281 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 282 ◯ 岸指導課長 子供のいじめ対策や悩みへの相談ということは非常に大切なことだと、教育委員会としては認識しております。特にスクールソーシャルワーカーにつきましては、平成31年度より配置の時間数のほうを増加して対応しておりますので、引き続き令和2年度もその拡充した体制を維持しながら、相談のほうに対応してまいりたいと考えております。 283 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 284 ◯ あらい分科員 ぜひ、そういう意味では、そういう形で、平成31年度から強化をしていただいているんですが、その状況にもよるんですが、そういう意味では、この状況がいいほうにどんどん進んでいく分にはいいんだけれども、どんどん拡大をしていったり、いろんな問題を抱えるようなことになったら、これはやっぱりさらに強化をしていくというような姿勢で、その際はやっぱり補正も含めてきちんと対応していただきたい。やっぱり手が届くように、いじめやなんかについて手が打てるような方向で対応していただきたいと思いますが、そこら辺の姿勢だけ確認をしておきたいと思います。 285 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 286 ◯ 岸指導課長 いじめ問題につきましては、特にいじめは絶対に許されない行為であるということ、それから、いじめはどの学校でもどの子供にも起こり得るという認識のもと、学校と教育委員会が連携して、この対応に取り組んでいくことが必要だと認識しております。  市では、平成30年度より、11月をいじめ防止啓発月間と設定いたしまして、小中学校そして教育委員会が連携して、このいじめ問題に取り組んでいこうということで進めてまいりましたので、引き続き令和2年度でもそのような意識を持ってきちんと対応してまいりたいと考えております。 287 ◯ 市瀬分科会主査 ありがとうございます。  それでは、暫時休憩といたします。                                午前11時58分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                  午後1時 開議 288 ◯ 市瀬分科会主査 休憩前に引き続き分科会を再開いたします。  田島分科員。 289 ◯ 田島分科員 301ページのちょうど11番に当たると思います。11番に当たる……。 290 ◯ 市瀬分科会主査 11。 291 ◯ 田島分科員 11と、ここに番号で書いてあるんですけども。 292 ◯ 市瀬分科会主査 番号は11がないんですけれども。 293 ◯ 田島分科員 ごめんなさい。 294 ◯ 市瀬分科会主査 301ページですよね。 295 ◯ 田島分科員 そうです。11じゃなくて、18でしたか。 296 ◯ 市瀬分科会主査 18ですね。 297 ◯ 田島分科員 ごめんなさい。ちょっと読み間違えました。 298 ◯ 市瀬分科会主査 上ですか、下でしょうか、この。 299 ◯ 田島分科員 負担金補助及び交付金と書いてあるところです。上のほうです。 300 ◯ 市瀬分科会主査 上のほうですか。教育研究という、この3番のほうでよろしいでしょうか、前のページに書いてある。 301 ◯ 田島分科員 そうです、この教育研究。 302 ◯ 市瀬分科会主査 18番ですね。お願いします。 303 ◯ 田島分科員 ここでいう、私は本当にわからないので、聞くんですけれども、各種教育研究会負担金、それから、教育研究奨励費交付金、それから、稲城市立学校教育研究会交付金、それから、オリンピック・パラリンピックに関してはこの間質疑があったので、大体わかったんですけど、この負担金・交付金という、この中身、概要を教えていただきたいなと思います。 304 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 305 ◯ 岸指導課長 それでは、まず、各種教育研究会負担金でございますが、教員の資質向上を図るために各教員が研究、あるいは研修授業の充実を図るということで、さまざまな研究会を立ち上げております。そういった研究会に対する負担金ということで各種研究会に負担金を支出しているということでございます。  次に、教育研究奨励費交付金でございますが、市内の小中学校におきましてさまざまな教育課題の研究を進めるための研究校というのを指定しております。その各指定された学校が研究を進める上での必要な経費に係る交付金ということでございます。  続きまして、稲城市立学校教育研究会交付金でございますが、こちらは稲城市立学校の全教職員が入っておりまして、それぞれ教科別・領域別に研究会を進めております。その研究を進めるために必要な経費を交付しているものでございます。 306 ◯ 市瀬分科会主査 田島分科員。 307 ◯ 田島分科員 どうもありがとうございました。なぜ、そうしたら、この教育研究奨励費交付金というのですね、これは1,300万円ということなんですけれども。 308 ◯ 市瀬分科会主査 130万。 309 ◯ 田島分科員 ごめんなさい。これだけちょっと突出しているんですけど、これはどうしてですか。 310 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 311 ◯ 岸指導課長 それでは、教育研究奨励費交付金の内訳でございますが、まず、教育研究奨励校として2年間にわたって研究を行う学校を指定しております。1年次には各校20万円ということで2校を指定する予定でございます。それから、2年次につきましては各校30万円ということで、こちらも2校を指定する予定でございます。また、それとは別に教育研究推進校ということで、これは1年間の研究ということでございますが、各校10万円で3校を指定する予定でございます。で、総額が130万円という形になります。  この内容でございますが、研究を進める上で講師の方をお呼びしたときの謝礼、それから、研究発表であったり研究報告を行う際の研究冊子の作成・印刷代であったり、あるいは研究に係る必要な教材、あるいは資料等の購入ということで、各学校が計画を立ててこちらの交付金を活用しながら研究を進めているという状況でございます。 312 ◯ 市瀬分科会主査 田島分科員。 313 ◯ 田島分科員 どうもありがとうございました。よくわかりました。 314 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。中田分科員。 315 ◯ 中田分科員 それでは、予算書の356ページ、57ページ、iプラザですね。施設整備サービス購入料が減額され、維持管理運営サービス購入料が増額となっていますが、その内訳について確認させてください。  あと、サービス内容について改善が図られた面があれば、あわせて確認させてください。 316 ◯ 市瀬分科会主査 生涯学習課長。 317 ◯ 関口生涯学習課長 施設整備サービス購入料でございますが、こちらは民間で建築しましたiプラザの建物を市が20年間の分割で返済しております。今回の減額の理由でございますが、20年間元利均等払いで分割返済している基準金利について、指定管理者の株式会社稲城文化センターサービスと締結しております長期継続契約で定めました10年目の見直しがございました。ですので、平成元年10月以降の金利がこれまでの金利よりも下がったため、減額となったものでございます。  続きまして、維持管理運営サービス購入料でございますが、iプラザの施設を運営するための経費でございます。また、施設の保全や修繕、駐車場や植木の管理、施設の貸し出しや生涯学習エリア、児童・青少年エリア、図書館の運営のための人件費など、11の項目の物価指数を基準と比較しまして計算することと契約で定めているところでございます。今回の維持管理運営サービス購入料の増額でございますが、契約上にあります11の項目の物価指数の影響がございました。それと、生涯学習、児童・青少年エリア、図書館のエリアの人件費や運営費の増、また、消費税の増が要因となって増額となった次第でございます。  以上でございます。 318 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 319 ◯ 中田分科員 実際値下げのところは金利の見直しだと、値上げの増額されている分については、物価指数だったりとか、人件費、消費税の増が影響していますということ、だから、中身はそれほど変わっているわけではないということなんですよね。で、ここで、さっき一番初めの質疑でもちょっと最後に言ったんですけど、そうは言っても、10年間なかなか固定のサービスだというのは仕方ない、今回もiプラザの建設の仕組み自体でもうしょうがないのかなとは思うんですけど、やっぱり何らかの改善はできないのかのような声をいただくことがあって、その辺どんなふうに今年度、年度が改まるときになって、そういう見直しとか、そういうのを、その事業者に対して協議を行った上でこうなっているのか、そういうのが、その改善みたいなものが行われたのかどうなのかということだけ確認させてください。 320 ◯ 市瀬分科会主査 生涯学習課長。 321 ◯ 関口生涯学習課長 サービス内容の改善についてでございますが、毎月行っておりますiプラザのモニタリング会議で引き続き協議してまいります。  また、今年度も来年度に向けましてiプラザのモニタリングを行いまして、市民の方からの要望が寄せられた場合など、常に連携をとりながらiプラザの情報を共有し、改善に向けて進めているところでございます。 322 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 323 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。令和2年度も実際要望なり何なり、門を開いているというか、聞く耳は持っていますよということだと思いますので、安心しました。これからも、令和2年度も引き続きよろしくお願いいたします。 324 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。岩佐分科員。 325 ◯ 岩佐分科員 予算書309ページ、それから、予算書329ページ、小学校管理運営費委託料、廃棄物処分委託等、それから、中学校の部分、同じようにさせていただきます。  まず、309ページの小学校廃棄物処分委託が、平成31年度が446万2,000円、令和2年度は11万7,000円、それが中学校が平成31年度予算に比べると250万5,000円から6万5,000円という形で、もう何十分の一という形で激減している状況でございます。ということで、その分、学校分に予算が計上されていると思うんですけども、その要因と背景について伺います。 326 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。
    327 ◯ 町田教育総務課長 廃棄物処分委託料が平成31年度に比べて大幅に減となった主な要因でございますが、新年度から学校配当予算というもの、今までは教育総務課で全て予算を持っていたんですが、学校配当予算に組みかえたことによるものでございます。こうした背景につきましては、学校備品をできる限り大切に扱うことで物品の有効活用を図ること、それから、計画的に廃棄する意識を共有してもらうためのものでございます。 328 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 329 ◯ 岩佐分科員 学校配当予算に組みかえたということで細かいこの数字になったというところで理解いたしました。  これは令和2年度の廃棄物処分委託料の合計値は小学校で183万6,000円、それから、中学校では79万3,000円と、平成31年度と比較しても合計値でも減となっておりますが、このことに何か要因があるのか伺います。 330 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 331 ◯ 町田教育総務課長 平成30年度及び平成31年度におきまして予算不足により処分できなかった廃棄物がございましたので、この2カ年において予算を増額する対応を行ってまいりましたが、こちらの対応が済んだこと、それから、学校での廃棄する物品の精査が進んだことから、令和2年度予算が減額になったものでございます。 332 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。あらい分科員。 333 ◯ あらい分科員 それでは、43ページの社会教育施設使用料の関係についてお尋ねをしておきたいと思います。  基本的に公民館関係は公民館法に基づいて、社会教育法に基づいて、公民館条例に基づいてゼロということですが、iプラザと城山体験学習館かな、これについては料金が上がっている。で、私の考え方からすると、御承知のように、稲城市は生涯学習計画を持って、学び合い、支え合ってまちづくりをやっていこうという1つの柱があって、なるべくそういう意味では、生涯学習が元気になるような拠点についてはみんなが利用しやすい状況がいいのかなというふうに思っていて、全く値上げをしちゃいけないというふうには思わないけれども、それなりの配慮が必要なのかなというふうに思っているんですね。で、たしか公民館の関係でも集会場、公民館の登録団体以外の人たちが使う集会場については値上げになっていると思いますね。それと同じように、体験学習館、iプラザもそういう意味では、集会場だとか、視聴覚室だとか上がっているんですが、中央公民館の値上げ幅とiプラザの値上げ幅と城山体験学習館の値上げ幅を見ると、大体210円が330円になると、公民館の場合はね。ところが、ほかは倍になっていると。やっぱりそういう意味では、そういう部分からすると、私はこれも1つの、極端に言えば、社会教育・生涯学習施設の拠点だなという意味からすると、値上げ幅についてはそれなりに同じような値上げ幅でよかったのではないかなというふうに思っているんですが、そこら辺についてどんな形で検討してそうなったのか、お話をいただきたいと思います。 334 ◯ 市瀬分科会主査 生涯学習課長。 335 ◯ 関口生涯学習課長 値上げ幅というか、改定の幅でございますが、あくまでも今回上げましたのは、フルコストによりまして計算して、あとは近隣の自治体と均衡を図った限りでございまして、改定幅につきましては特にそういう意味があって金額の差があったわけではなく、あくまでもフルコスト計算をしました結果でございます。  以上でございます。 336 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 337 ◯ あらい分科員 今回の値上げについては持続可能な行政運営、それから、利用者と利用していない者の格差、消費税対応ということで出されているということで、そういう形で計算をしたよというのはもう何回も伺っているところですから、そのことについて私は言っているんじゃなくて、極端に言うと、同じ生涯学習の拠点じゃないかと、ある意味ではね。中央公民館にしても、中央文化センターにしても、城山体験学習館にしても、例えば、iプラザにしても、ある意味では生涯学習の拠点だというふうに思っているわけですよ。やっぱり生涯学習については生涯学習基本計画に基づいてみんなで支え合っていこうという方針を出しているという意味からすると、なるべくそういう立場で利用しやすいほうがいいと。だから、全く値上げをしなくていいというふうに思ってもいませんけれども、そのときには同じ生涯学習の拠点なんだから、ある意味では値上げをするときにその値上げ幅についても、要するに、今言っているように、どうやって値上げをするかという、その根拠の話ではなくて、利用勝手という立場からいって、そこら辺の配慮が議論の中でなされたのかなということからすると、値上げ幅が、先ほど言ったように、それぞれの文化センターの値上げ幅、要するに、登録団体でない人たちが利用する値上げ幅ですよね、値上げの幅と違っている、で、そこら辺の状況についてどう検討されたのかなというふうに聞いているわけです。 338 ◯ 市瀬分科会主査 暫時休憩します。                                午後1時17分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後1時18分 開議 339 ◯ 市瀬分科会主査 再開いたします。  教育部長。 340 ◯ 石田教育部長 確かに生涯学習の拠点というお話がありますが、あくまでもiプラザにつきましては生涯学習に限定した使い道ではございません。地域振興プラザと同様の使い方、一般の企業でも、どういう使い方も可能ということで、有料施設という形でとらせていただきます。生涯学習の拠点といいますと、各公民館、中央公民館から第四、城山公民館まで、これが社会教育施設として生涯学習の拠点として位置づけられていると考えております。あくまでもiプラザは使わなきゃいけないというものではなくて、生涯学習の拠点ということであれば公民館をお使いいただきたいと考えております。 341 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 342 ◯ あらい分科員 そういう意味では、今の行政の姿勢というのが、教育委員会の姿勢はわかりましたけれども、そういう部分からすると、今言ったように、確かに生涯学習以外の範疇でも、例えば、本当にいろんな講演をやる、いろいろなことをやるということについては理解をしていますから、そのことについてまで僕も言及するつもりはないですけれども、そういう部分からすると、生涯学習的な部分の使い方をやっているところとういのはかなりの部分があるわけですよ、極端に言うとね。だから、そういう意味では、ホールや何かまではどうするかというのは別として、例えば、そういう集会場施設だとか、そういうことについては一定の配慮があって、積算の段階でやっぱりそういう配慮がなかったのかなと、予算段階で、そういうことについてもお尋ねをしているわけで、部長が言っているような、姿勢は姿勢でわかりますけれども、そういうことについて、例えば、積算の段階で教育委員会なり何なりの中できちんと議論をされたのか、確認をさせてください。 343 ◯ 市瀬分科会主査 教育部長。 344 ◯ 石田教育部長 先ほどちょっと言葉足らずでございますけれども、iプラザ、ホール以外につきましては、会議室等につきましては社会教育団体と同種の活用であれば減免の規定もございますので、その点については適正な価格の設定の中では議論をさせていただいたところでございます。ホールにつきましては、いわゆる社会教育団体に限らず、どなたでも使いたい、円滑に、効率的に使っていただきたいという施設で、こういった適正価格を求めたところでございます。 345 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 346 ◯ 梶浦分科員 それでは、学校管理費の質問をさせていただきたいと思います。議案概要説明書の35ページ、今回新規事業ということで、学校の出退勤管理システムの導入というものが、影響額188万7,000円ということで挙げられております。予算書で申し上げますと、60ページからになりますけれども、教育費都補助金ということで、小学校費補助金で、学校における働き方改革推進事業補助金2分の1で54万6,000円、そして、中学校費補助金ということで、学校における働き方改革推進事業補助金2分の1で27万3,000円という歳入が挙げられております。ということで、学校における働き方改革を推進するに当たりまして、東京都からも補助を受けながら進めていくというところでありますけども、まず、この補助金の歳入の内容について確認をさせていただきたいと思います。 347 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 348 ◯ 町田教育総務課長 今御質問ございました補助事業につきましては、東京都が、区市町村が地域の実情に応じ、創意工夫を凝らして主体的に実施する、学校における働き方改革の推進に資する事業を支援することにより、教員一人一人の心身の健康保持の実現と、やりがいを持って職務に従事できる環境を整備し、もって学校教育の質の維持向上を図ることを目的に実施しているものでございます。令和2年度につきましては、小中学校に出退勤管理システムを導入するに当たり、事業実施に要する経費の2分の1を限度に補助を受けるものでございます。 349 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 350 ◯ 梶浦分科員 目的について、そして、補助の性質についても御説明をありがとうございます。学校における働き方改革は稲城市立の各小中学校でも校長先生を筆頭に進められていることと私も認識しております。学校行事の負担軽減、地域との連携による学校の先生の負担軽減もありますけれども、根本的にはやはり働く時間を見直していくということが必要になってくるかというふうに思います。  歳出に確認を移らせていただきますが、309ページの小学校の管理運営費の中の委託料の出退勤管理システム導入業務委託、こちらは309ページで125万8,000円、そして、329ページにおきましては、中学校の管理運営費の委託料の中で出退勤管理システム導入業務委託ということで62万9,000円が計上されているところでございます。実際に都の補助金2分の1を活用しながら、市の一般財源も含めてこの出退勤管理システムを導入することになるかというふうに思うんですけども、実際にどのようなシステムなのか、具体的な内容について伺いたいと思います。 351 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 352 ◯ 町田教育総務課長 導入する出退勤管理システムにつきましては、各教員が出勤時及び退勤時に配付されましたICカードを各学校に設置するICカードリーダーにかざすことにより出退勤時間が出退勤管理ソフトをインストールした専用のパソコンに記録され、職員ごとに日ごと・月ごとの客観的な在校時間を把握することにより、教員、それから、学校管理職、教育委員会が状況を共有し、一体的に教員の働き方改革を進めていくためのシステムでございます。 353 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 354 ◯ 梶浦分科員 実際にICカードを持って出退勤を管理されるということであります。民間企業では出退勤の管理とともに各部屋のフロアの出入室の管理もICカード等で管理をしているところでありますけども、ようやく、市役所の職員の皆さんもそうですけれども、学校の先生方にもそのようなICカードが導入されるのかなというふうにお話を伺いながら感じましたところです。  学校の働き方改革ということでは国でも新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導運営体制の構築のための働き方改革ということで、やはり学校の先生自身が疲れていては子供のためには全くならないと思います。先生本人がまず自分の人間性や創造性を高めて、子供たちにとってよりよい教育環境、ソフトの環境を整えていくということが市としても大事なことかというふうに思います。そういう意味では、その1つの指標になりますけれども、出退勤管理システムによりまして教員の皆さんの在校時間を把握して、実際にどのように学校の働き方改革を進めていく考えであるのか再度確認をさせていただきたいと思います。 355 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 356 ◯ 町田教育総務課長 本システムで把握いたしました在校時間につきましては、教員及び学校管理職などの意識改革及び教育の業務改善等につなげてまいりたいと考えております。 357 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。では、中田分科員。 358 ◯ 中田分科員 それでは、予算書の300ページから313ページ、小学校管理運営費の中に含まれているのかなと思って質問させていただくんですが、プログラミング教育についてです。令和2年度からプログラミング教育が必修化されますが、そのための予算、ここにもう需用費とか備品購入費等に含まれているという認識かなと思っているんですが、それでよいかどうかということを確認させていただきたいのと、あと、実際ここに入っているか入っていないかわからないというのもあるんですけど、その費用はどんな形で盛り込まれているのか。物を買うとか何とかではなくて、実際は、最初のほうは授業でやる、だから、授業で使うような紙とか何とかの教材とかその辺のところからスタートするのかなという印象を持っているんですけど、その辺どんなふうに取り組んでいくのか、どんなふうな予算を積算されているのかについて確認させてください。 359 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 360 ◯ 岸指導課長 それでは、いわゆるプログラミング教育に係る予算でございますが、分科員のおっしゃるとおり、ページ数で言いますと、303ページになりますかね、小学校費の学校管理費の小学校管理運営費の需用費に含まれております。プログラミング教育として費用をどの程度見積もっているのかということでございますが、この学校配当予算の需用費等につきましては児童数等に応じて各学校に配当しておりまして、各学校が実情に応じてその配分を計画・執行するというふうになっておりますので、教育委員会からプログラミング教育に係る予算額の指示というのは行っておりません。 361 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 362 ◯ 中田分科員 実際その教育委員会で積算したわけじゃなくて、各学校の取り組みの中で積算されている、だから、学校が、実際計画していないということはないと思うので、それぞれのところで計画されて、それが上がってきて、それをまとめただけですよという認識でよろしいですか。 363 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 364 ◯ 岸指導課長 プログラミング教育に関する各学校の計画につきましては、これは新しい学習指導要領が示された時点から各学校に計画的に準備を進めるように教育委員会から指示を出しているところではございます。この予算につきましてはあくまでも児童数に応じて配分しているものですので、各学校がその中で教育活動に必要な部分を計画的に執行するという形になってございます。 365 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 366 ◯ 中田分科員 そうなると、始まる前からもう実際その指導は教育委員会から行われていて、それに従ってそれぞれの学校の裁量で積算されているという形で理解いたしました。実際初めてのことなので、なかなか各学校も戸惑っているのかなという印象も受けるんですが、しっかりと取り組んでいただきたいなと思います。これは意見で結構です。 367 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。岩佐分科員。 368 ◯ 岩佐分科員 予算書81ページ、稲城寄席入場料について伺います。平成31年度に比べると大分増収が見込まれておりますけども、この稲城寄席は中央公民館のホールで行うものと認識をしておりますけども、まずはこの増収の内訳を伺いたいと思います。 369 ◯ 市瀬分科会主査 生涯学習課長。 370 ◯ 関口生涯学習課長 令和2年4月1日付で予定しております各種使用料・手数料の改定と同様の考え方のもと、稲城寄席入場料を1席1,500円から2,000円へと改定するものでございます。この改定によりまして入場料収入は2,000円を370席で乗じまして74万円、で、平成31年度と比較しますと18万5,000円の増を見込んでいるところでございます。 371 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 372 ◯ 岩佐分科員 先ほどの説明で手数料改定によって1,500円から2000円になったというところで理解をいたしました。それで、稲城寄席の実施におきましてはフルコストでの金額と、その入場料を最終的に2,000円にした、その理由について伺いたいと思います。 373 ◯ 市瀬分科会主査 生涯学習課長。 374 ◯ 関口生涯学習課長 稲城寄席のフルコスト計算で行いますと、出演料等の開催経費は全部で約124万5,000円となります。これにホールの客席数370席で除しますと、1人当たりの原価が3,366円となりました。本事業の公費負担割合が30%でございましたので、理論上の適正価格が2,545円となったところでございます。他市では同様の事業を行っておりませんでしたので、他市の比較といたしましては、府中市や中央区で実施していました平和コンサートを参考にしたところ、その入場料が2,000円でございましたので、今回、令和2年度の稲城寄席の入場料を2,000円としたところでございます。 375 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 376 ◯ 岩佐分科員 フルコストで計算をしたら2,545円だったけども、ほかの自治体も鑑みて実際に2,000円にしたというところで理解をいたしました。本年はお笑い芸人のナイツさんに来ていただいて、非常に好評だったと伺っております。また、新年度においても市民には今まで以上に喜んでいただけるような寄席になっていただくように努力していただきたいと思います。意見です。 377 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 378 ◯ あらい分科員 それでは、先ほど梶浦分科員が質問して、もう総括でもずっとやられていますから、ダブったような話はしたくないんですが、309ページと329ページ、小学校・中学校の教員の出退勤管理システムの話でございます。これは働き方改革ということで、教員と学校と教育委員会できちんと管理をしてやっていこうという話は総括でも聞いているところです。問題は、私は確かにそれで学校の中の勤務体制や何かはやっぱり改善されると思うんですよ、そういう意味ではね。私が一番心配するのは、持ち帰って結構仕事をやっている教員というのは多いんじゃないかという気がするんですよ、実態としては。そこら辺が、例えば、このことを通してそういうところまでやっぱり議論が進んでいって、本当の意味の働き方改革になっていかないと、実際には、例えば、自分の学校にいるときにはこれだけはできたけども、持ち帰るということで、パソコンだとか、USBを持ち帰ってやったり、いろんなことが出てくる、それに基づいて事故が起きたり何かするということもあるので、そんなことも含めて、そこら辺の議論がこのシステムの導入に当たって、どんな議論がされたのか御紹介いただければ、検討されたのか、教えていただけばと思うんですが、どうでしょうか。 379 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 380 ◯ 町田教育総務課長 今回出退勤管理システム導入ということですが、持ち帰りをしたら、これは意味がないんじゃないかという御趣旨だというふうに考えております。この出退勤管理システムは在校時間を客観的に把握するシステムとして1つの手段といいますか、そういったものというふうに考えております。これから教員の働き方改革を進める上におきまして、先ほど答弁させていただきましたが、教員や学校管理職の意識改革ということもありますので、当然この持ち帰りをしていたのではこういった働き方改革につながりませんので、その辺もあわせてこういったことを意識づけというか、していきたいというふうに考えております。 381 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 382 ◯ あらい分科員 今お話があったように、そういうことであったら意味がないということで、意識改革をしていく、意識改革の材料としてもこれを使っていくんだということなんですが、ぜひそういう意味での深めた議論に発展するようにやっていただかないと、システムができた、先生は確かに出退勤の状態をつかめたけれども、実際には持ち帰ってというのは、はたで言われているように、大変な状態で働いているという状態が改善されないので、今御答弁にあったような立場で、ただ、そういう考え方だというんじゃなくて、そういうことが実際に教育委員会だとか、学校現場だとか、教員との間で議論できるような場をちゃんとつくってもらって、そういう形で進めていっていただきたいというふうに思うんですが、そこら辺の姿勢だけ確認させてください。 383 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 384 ◯ 町田教育総務課長 令和2年度につきましては出退勤管理システムを導入いたしまして、これから教員の働き方改革について本格化していくかと思いますので、その辺は検討してまいりたいと思います。 385 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 386 ◯ 梶浦分科員 では、学校給食について伺いたいと思います。予算書81ページ、歳入ですね、歳出が367ページ、議案概要説明書35ページ、ことしの令和2年度の新規事業ということで、学校給食の公会計制度への移行ということでされております。学校給食の公会計制度の移行については、先日の福祉文教委員会でも条例の審議をさせていただきましたけれども、予算の観点から確認をさせていただきたいと思います。歳入では今回81ページですけれども、学校給食費等ということで現年度分・滞納分もいろいろありますけれども、まとめて4億723万円が計上されているところでございます。そして、歳出では、こちら学校給食費全体は362ページ、7億2,466万円が計上されている中で、今回増減分ということで4億1,797万8,000円が計上されている中で、恐らく一番この367ページの給食賄材料費4億847万5,000円というのが新たに計上された歳出ではないかというふうに思っております。この需用費につきまして約4億円計上されているということでありますので、この予算上の算出の根拠についてまず確認をさせていただきたいと思います。 387 ◯ 市瀬分科会主査 学校給食課長。 388 ◯ 山本学校給食課長 給食賄材料費の予算計上の積算根拠につきましては、学校給食法により、施設設備に要する経費、人件費、修繕費以外の学校給食に要する経費、いわゆる食材費については保護者の負担とされております。今回公会計化への移行になりまして、食材費となります給食賄材料費につきましては歳入予算と連動しますので、主に学年ごとの月額の給食費の11カ月分に児童・生徒及び教職員等の人数を乗じた金額を計上しているところでございます。 389 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 390 ◯ 梶浦分科員 ありがとうございます。主に11カ月分ということで、8月は夏休みということでありませんので、その分を乗じて積算されたということで理解をさせていただきました。  学校給食は本当にありがたいものだというふうに改めて、今臨時休校中でありますけれども、保護者の方からは本当に学校という存在の大きさを感じて、ありがたいなと、子供たちが集い、学び、そして、学校給食もいただけるということで、そのような声をいただいております。持続可能な学校給食を続けていくために、学校給食は大事なところでありますけれども、今御答弁いただきましたとおり、材料費分を保護者に負担していただくという、今回歳出予算では給食賄材料費ということで約4億円が計上されているところでありますけれども、実際に今11カ月分と伺いましたが、給食の提供の回数及び積算根拠として稲城の市内の児童・生徒数、そして、先生方も召し上がるということで教職員の人数で1年間に提供される見込みの給食数について確認をさせていただきたいと思います。 391 ◯ 市瀬分科会主査 学校給食課長。 392 ◯ 山本学校給食課長 給食の提供回数につきましては、稲城市学校給食費に関する規則によりまして、小学校は190日、中学校は180日としております。また、児童・生徒及び教職員等の人数につきましては約8,500人、1年間で提供する総給食数は約160万食ぐらいでございます。 393 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 394 ◯ 梶浦分科員 再々質問をさせていただきます。今学校給食数160万食を1年でつくられるということで、これだけの大きな食数をつくられることは本当に大変なことかというふうに思います。その中で、今新型コロナウイルスで臨時休校を稲城市内の小中学校ではされているかと思うんですが、例年インフルエンザ等の指定の感染症によりまして学級閉鎖や学年閉鎖などの際には小中学生の保護者に給食費を還付されているんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その指定等の感染症などによりまして臨時休校になった場合にこれまでどおり、公会計化になりましても還付などの取り扱いはされるのか、確認させていただきたいと思います。  年間で160万食の給食を提供するということは、本当に大量調理で、大変なことかと思います。働く方々も安心安全に働きながら、調理をしていただくとともに、子供たちにも安全な給食を調理していただきたいというふうに考えるところであります。その点で、コロナウイルスだけではないんですけども、学校がお休みになったとき等の還付の手続などについて確認をさせていただきたいと思います。 395 ◯ 市瀬分科会主査 学務課長。 396 ◯ 中島学務課長 それにつきましてはこれまでどおり還付をさせていただきます。 397 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。中田分科員。 398 ◯ 中田分科員 それでは、予算書の311ページ、電話機器賃借料です。これは平成31年度までは特になくて、中学にもないというものなんですけど、今回追加された理由についてお伺いいたします。 399 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 400 ◯ 町田教育総務課長 電話機の賃借料が新たに加わった件でございますが、こちらにつきましては城山小学校と向陽台小学校の電話機につきまして、使用期間が長く、古くなっておりまして、ふぐあいが出始めていることから電話機を更新するものでございます。今回の更新では買いかえによる一時的な財政負担を避けるために、7年間のリース契約といたしまして財政負担の平準化を図ろうとするものでございまして、こういった賃借料を活用したということでございます。 401 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 402 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。城小と向陽台小の更新で、7年リースで導入しましたということ、それだから、59万2,000万、比較的安価な形で導入されているのかなということなんですけど、リースによって財政負担の平準化を図ろうとしているということについては評価をしたいと思います。  ただ、一方で、公立の小中学校では、先ほど出退勤の管理のお話もありましたけど、働き方改革が課題になっている中で、放課後から夜間にかけて保護者からの電話対応が教員の長時間勤務の一因になっていると、電話にすぐに出ろみたいな形のことをおっしゃるような保護者の方も一部にいらっしゃるということもあると、稲城であるかどうかはわからないですけども、一般的な話としてあるというふうにお聞きしたこともあります。ですから、今回その電話機を更新するのであれば、学校の電話機に留守番電話の機能をつけるとか、時間が来たら、もう切りかえて出なくて済むような形、そのような機能があるものを設置するのかどうなのか、今回、昨今の教員の働き方改革の情勢を受けて、そうような検討がなされたのかどうなのかについて確認させてください。 403 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 404 ◯ 町田教育総務課長 教員の働き方改革につきましては教育委員会でも課題と認識しているところでございます。今回の電話機の更新に当たりましては、留守番電話機能の追加についても検討いたしましたが、留守番電話につきましては保護者等が録音した内容を翌日教員がまた確認して、返事をするなどする必要があり、新たな事務負担となることから、音声案内機能を利用いたしまして、夕方から翌朝までの時間帯において、例えば、翌日の何時以降おかけ直しください等の音声案内を流すことによりまして教員の電話対応の負担を軽減したいというふうに考えています。  なお、音声案内の中で教育委員会の電話番号をお知らせいたしまして、緊急時には教育委員会につながるような対応を考えております。 405 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 406 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。留守番電話だと聞き返す時間がかかるよねというのも確かにそのとおりだなと。だから、音声案内の機能の導入をされたというところは非常になるほどなと思いました。これは確かに先生の働き方改革につながるような取り組みをされているのかなというふうに感じました。となると、今回2校、城山小学校と向陽台小学校の2校のみということなんですけど、これは他の学校についてはどうされるのか、これから先の話はともかくとして、令和2年度として、城山小学校と向陽台小ができました。令和2年度の中で他の小学校や中学校はどうなるのかについてどんなふうに対応を考えていらっしゃるのかお伺いいたします。 407 ◯ 市瀬分科会主査 教育総務課長。 408 ◯ 町田教育総務課長 音声案内電話の対応につきましては、令和2年度準備ができ次第、全小中学校で実施したいというふうに考えております。電話機に音声案内機能がない学校につきましては、かかってきた電話を音声案内機能のある学校に転送するなどのサービスを活用して対応したいというふうに考えております。 409 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 410 ◯ 梶浦分科員 それでは、予算書352ページからの図書館費について伺いたいと思います。こちらの図書館費、令和2年度の総額は2億5,596万3,000円ということで前年度比429万円の増ということになっております。今回新規レベルアップということで、施設用ということで防犯カメラが20万ほどついているかと思いますが、全体として今回図書館費が増になった要因についてまず確認をさせていただけたらと思います。 411 ◯ 市瀬分科会主査 図書館課長。 412 ◯ 佐藤図書館課長 図書館費につきまして増額の要因でございますが、大きいもの、主なものといたしましては稲城市立中央図書館等業務委託がございます。こちらの委託費が物価変動、それから、消費税等に伴いまして増額になっているところが大きなところだと認識しております。以上でございます。 413 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。
    414 ◯ 梶浦分科員 委託費がふえているということで、本当に中央図書館ができてから稲城の読書推進は進んでいるかというふうに思います。平成31年度の予算では第三次稲城市子ども読書活動推進計画の策定が進められて、令和2年度は新たなスタートが切られるかというふうに思います。以前伺いましたけれども、稲城市の10万人当たりの図書の貸出冊数は全国で、1位が続いていたのかな、というふうに聞いたような記憶がありますので、ぜひこちら続けていっていただきたいというふうに思うんですけども、第三次稲城市子ども読書活動推進計画の新たな1年ということで、どのように読書推進を進めていく考えであるのか確認をさせていただきたいと思います。 415 ◯ 市瀬分科会主査 図書館課長。 416 ◯ 佐藤図書館課長 まず、図書館の一番の備えなくてはいけないものとしては、備品購入費の中にもございますが、読書のための本かと思っております。これらにつきましては、一般図書で約8,200冊、児童図書で約5,100冊、また、視聴覚資料といたしまして780点ほどを令和2年度は購入計画しているところでございます。これらをもとに子供たちへのさまざまなイベントや、あとは図書館を利用される方々へのよりよい図書館への使い方としてのレファレンス機能を充実していくことであったりを深めていきながら、また、ボランティアの方たちとも連携をして、これからも子供読書活動を、さらには図書館への利用の増進に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 417 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 418 ◯ 梶浦分科員 具体的な施策についてありがとうございます。先ほども申し上げましたが、新型コロナウイルス対策ということで学校が臨時休校になっているという中で、在宅で過ごしている児童・生徒の方が多い中で、やはり図書館、本というのは大事なツールになってくるかというふうに思います。ぜひ来年度は貸出冊数がふえ、令和2年度子ども読書活動推進計画の三次の初年度ということですけれども、貸出冊数の数だけではないんですけれども、本は友達ということで、ぜひ稲城の子供たちが本を読んで心豊かに成長していけるように市としても読書の推進をこれからも進めていっていただきたいというふうに思うところです。意見です。 419 ◯ 市瀬分科会主査 指導課長。 420 ◯ 岸指導課長 申しわけございません。先ほどのプログラミング教育の経費の部分で訂正をさせていただきます。先ほど経費の該当箇所が303ページの小学校管理運営費と申し上げましたが、正しくは317ページの小学校教育振興費でございます。訂正させていただきます。申しわけございませんでした。 421 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。あらい分科員。 422 ◯ あらい分科員 それでは、345から347にかけて文化財保護費の関係を確認させていただきたいと思います。私はかねてより稲城らしさを大切にしたまちづくりという意味では、稲城にある文化財がきちんとやっぱり大事にされて、きちんと普及されて、きちんと観光なり何なりの1つの柱になっていくというのは非常に大事だということをずっと申し上げて、一般質問でも取り上げてきたんですが、たしか昨年の台風のときに川崎の市民ミュージアム、非常にいい施設で私も見に行って、地下にすごい収蔵庫があったのですけれども、実はこれで、水害で相当な打撃を受けたという事例があります。そういう意味では、やはり稲城の文化財がきちんと守られていくというのはすごい大事だというふうに思っていて、そういう中で確認をしたいんですが、委託料の中で消防用設備等点検委託ということで3万7,000円ということなんですが、これ以外に稲城の収蔵庫だとか、例えば、収蔵している文化財だとか、さらに文化財として指定をしているところの防災関係、そういう部分できちんと対応できている予算になっているのかどうなのか、そこら辺のところについて先ほど言った委託費を含めて確認をさせていただければと思います。 423 ◯ 市瀬分科会主査 生涯学習課長。 424 ◯ 関口生涯学習課長 先ほど予算書の345ページの消防用設備等点検委託というものは消火器の点検委託でございます。あと、その他稲城に貴重な文化財がまだ数多く残っておりまして、そちらの防災や災害の件で御質問かと思います。確かに昨年ありました台風は川崎市の多くの文化財が水害に遭ったという話も伺っているところでございます。稲城市は矢野口に文化財収蔵庫がございまして、そちらのほう多摩川のそばにはございますが、特に貴重な文化財につきましては、平尾にございます、ふれんど平尾の郷土資料室に移動したりとか、その辺は考えて収蔵しているところでございます。また、指定文化財、例えば、市が文化財を指定しておりますが、それぞれ持ち主は各自の文化財もございます。そちらに関しましてはその持ち主の方に大事に扱っていただいていると認識しているところでございます。 425 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 426 ◯ あらい分科員 まず1つ確認をしたいのは、重要な文化財は品物を郷土資料室に移して、安全な体制をつくっているということなんですが、そういう意味では、なお一層そういうことで、後で漏れがあって、実はそういう災害に遭っちゃったということがないように、万全をひとつ期していただくということをお願いしたいということです。  もう1つは、文化財に指定しているところについては、指定をしている持ち主がかなりきちんと神経を使っていろいろやってくれているというふうには思うんですが、当然その中で、やっぱりそこでは賄い切れないようなこと、例えば、持ち主から、そういう意味では万全を期する上でこういうところが足らないとか、こういうところが防災上心配だということや何かもあれば、ちゃんと聞き取って、そのことについて市が全面的に対応できるかどうかは別として、少なくともそういうことについて、そういうことで同じ貴重な文化財が消失したり何かするようなことがないように、そういう姿勢で取り組んでいただきたいというふうに思うんですが、そこら辺の姿勢のことだけ確認をさせていただきたいと思います。 427 ◯ 市瀬分科会主査 生涯学習課長。 428 ◯ 関口生涯学習課長 現在のところ指定文化財をお持ちの方々からはそのような御意見はいただいていないところでございますが、今後その持ち主の方からそういう御意見があった場合は総合的に判断しまして調整等をしてまいりたいと考えております。 429 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 430 ◯ あらい分科員 ぜひ、そういう意味では、冒頭言ったように、文化財を大事にするのと同時に、前から言っていますように、それをどうやって活用していくのかということも非常に大事な課題であります。御案内のように、平尾の古民家も課題を持ちつつ、あれが存在をしている中でどうやって活用していくのか、非常に大事なことでありますので、そんなことも頭に入れながら、ぜひ文化財行政を頑張っていただきたいというふうに、これは意見として申し述べておきたいと思います。 431 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 432 ◯ 梶浦分科員 予算でありますので、学校給食費のことをまた、今度は予算書368ページから369ページの学校給食共同調理場建設費について伺いたいと思います。令和2年度の予算は24億4,320万8,000円ということで、前年度比から1億8,778万7,000円の増ということであります。こちらの主な要因というのは工事請負費の第一調理場建替移転工事の1億7,000万というのが大きな要因かというふうに思いますけれども、その下、需要費と備品購入費では、需用費の消耗品費では9,200万、そして、備品購入費では合わせまして5億7,000万ということで大変大きな予算でありますので、分科会ということで確認をさせていただきたいと思います。第一調理場建替移転事業につきましては、議会としても工事の進捗を2月に伺いまして確認をさせていただいたところでありますが、備品購入費ということで、代表質問でも9月を目途に事業者を決定して稼働に向けて進めていくということでありますけども、厨房機器については工事の進捗に合わせまして大型な備品などについては早目に8月ぐらいから順次整備を進めていくという御答弁もいただいておりますので、実際に備品購入費で厨房機器と初度備品ということでありますけれども、いつごろどんなものを配置するのか、大変5億7,000万ということで大きな金額でありますので、その内容について確認をさせていただきたいと思います。 433 ◯ 市瀬分科会主査 学務課長。 434 ◯ 中島学務課長 厨房機器の配置でございますが、建設工事、大きな設備、ラウンドベアであるとか、パススルー冷蔵庫であるとか、大型で建設に伴って設置していかなければならないものというのは工事完了前、先ほどのお話にありましたとおり、おおむね8月ごろに配置をしておき、その後そのほかのものについては完成後順次整備をしていく予定となってございます。 435 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 436 ◯ 梶浦分科員 備品費につきましては大型のもの、ラウンドベア、あと、パススルー冷蔵庫ですか、大きなものがあるということで、そのようなものは工事の進捗に合わせて整備されるということで、以降は順次完成次第整備されるということであります。  今度は需要費の消耗品費なんですけれども、こちらも消耗品という名称でありながら9,200万ということで大きな金額になっております。これについて、消耗品ですので、あれなんですけども、9,000万ということですので、実際にどのような消耗品なのか、内容について具体的に確認をさせていただきたいと思います。 437 ◯ 市瀬分科会主査 学務課長。 438 ◯ 中島学務課長 厨房用の消耗品などでございますが、食缶類であるとか、保冷バットといいまして、夏などに特に腐らないための措置が施してある入れもの、食缶の類、そういったものであるとか、アレルギー対応用の食器であるとか、そういったさまざまな細かい調理器具なども購入するために計上しております。 439 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 440 ◯ 梶浦分科員 詳しくありがとうございます。食缶類や保冷バットということで、今いただいたとおり、アレルギー対応の食器については恐らく新しくそろえていただけるものというふうに思っております。先ほども確認させていただきましたが、1年間で約160万食つくられるということでありますので、そのうち新しい調理場では約半分近く担っていただくのかなと思いますが、まず、調理場で働く皆さんが安全に過ごしていただけるように建築を進めていただくとともに、調理されたものが子供たちにとって安心して食べられる、おいしいものをつくっていただけるように、しっかりと整備を進めていっていただきたいというふうに、工事とあわせまして消耗品や備品もしっかり整えていただきたいというふうに思っているところです。意見です。 441 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。                                午後2時3分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時15分 開議 442 ◯ 市瀬分科会主査 休憩前に引き続き分科会を開きます。  次に、第23号議案 令和2年度東京都稲城市病院事業会計予算を議題といたします。  説明員については、答弁の際、挙手をして、職名を言い、的確・簡明にするよう、お願いいたします。  これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。  梶浦分科員。 443 ◯ 梶浦分科員 それでは、予算書4ページ、5ページ、そして、7ページに関しまして、病院事業会計予算について歳入・歳出の視点から大局的な確認をさせていただきたいと思います。  先の予算総括の中でも私ども会派の北浜委員からも松崎院長に予算を通じての令和2年度の取り組みについて、意気込みという御発言を、力強いお話をいただいたところでございます。その中で、特に病院に勤務する職員の方々の働き方について念頭に置きながら労務管理も含めた健全経営の取り組みを実行されていくというお話でありましたので、令和2年度病院における働き方改革についての考えをまず伺わせていただきたいと思います。 444 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院長。 445 ◯ 松崎市立病院長 お答えいたします。まず、働き方改革といいますのは上限規制ということでありまして、2019年度から罰則つきということになっております。ただ、病院におきましては、医師は2024年ということになりますので、まずそれに見合わせて労務改善をやっております。具体的に言いますと、国はABCの上限規制を設けております。Aというのは960時間、BCといいますのは1,860時間を上限規制としております。当院はAである960時間を目指しておりますが、今年度の働き方改革で確認したところ、数名960時間を超える者が予想されております。その理由としましては、宿日直時間、これが時間外の労働とみなしますと1,000時間を超えることが判明いたしましたので、宿日直の時間外の労働をどのようにするかというのが来年度の問題ではないかというふうに考えております。  以上です。 446 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 447 ◯ 梶浦分科員 具体的な働き方改革ということで、やはり労働時間の上限規制という部分が実際大事かと思います。先ほどの教育委員会でも学校の先生の働き方改革のことを伺わせていただきましたけれども、病院は医師がいらっしゃって病院の診療が回っていくというところでありますので、やはり先生方自身が御健康でないと病気の方を治療するに当たりまして確かな目を持って、そして、病気を指摘していただいて、治療していただくということが大事なことかというふうに思っております。その中で、令和2年については1,000時間を超える方々についてしっかりと見張って、とりあえず上限規制のAの960時間ですか、持っていかれるということでありました。上限規制の話につきまして、医師については2024年ということで、上限規制の適用まであと5年ということになるかと思います。それに向けて令和2年度はどのように病院として取り組んでいく姿勢であるのか、詳しくまたお伺いさせていただけたらと思います。 448 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院長。 449 ◯ 松崎市立病院長 お答えいたします。働き方改革といいますのは、時間外の上限規制プラス勤務医の負担という、その2点があるかと考えております。時間外の制限ということに関しましては、宿日直の業務をふやすということであれば、院外の医師の非常勤としての勤務等人員的なやりくり並びに変形性の時間シフトというのをつくりまして、例えば、午前中の勤務を出てこずに午後からの勤務にして、その分宿日直に当てるとか、そういう形で対応していきたいと思います。  医師の労働負担に関しましては、医師の仕事をコメディカルに移譲するタスクシフト、あるいはチームで医療するタスクシェアリング等で改善していきたいと、そのように考えております。 450 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 451 ◯ 梶浦分科員 ありがとうございました。変形シフトという中で、やはり医師の労働負担を病院チームとしてシフトしていくということではコメディカルの皆様とのタスクシフトやタスクシェアリングということで役割分担、シェアリングをしていくということで伺わせていただきました。やはり医師の方々が働く上で、その労働環境というんですか、安全ということでは医療の安全とも密接にかかわってくるかというふうに思います。働き方のシェアリングとともにインターバルも必要になってくるかというふうに思いますけれども、そのあたり医師の方々の労働環境としての安全管理ということとインターバルについてのお考えについて改めて確認をさせていただきたいと思います。 452 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院長。 453 ◯ 松崎市立病院長 お答えいたします。先ほど述べました医師の健康管理に関しましては、働き方改革会議というのを設けまして、そこでインターバルも含め各医師の勤務を労務管理としてチェックいたします。勤務時間が長いということであれば、衛生労働委員会においてチェックをしております。必要によっては産業医のメンタルチェック等も実施する予定であります。医師の精神的な負担を軽減するためにも有効な委員会等を使って管理していきたいというふうに考えております。 454 ◯ 市瀬分科会主査 田島分科員。 455 ◯ 田島分科員 病院の予算書の24ページの市立病院の入院の収益と、それから、外来収益について伺います。あと、文書料なんですけども、市立病院の入院収益は38億7,046万円、外来収益が17億2,971万6,000円、また、文書料が2,202万3,000円という予算が組まれています。この4月から特別室料が1万2,000円から1万5,000円、7,000円から1万円、また、非紹介患者初診加算料が1,300円から2,600円、あと、診断書・検案書・証明書の手数料は1,000円から2,000円になります。この値上がりによる増減分はどれぐらいになりますか。このことを伺います。 456 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院医事課長。 457 ◯ 加藤市立病院医事課長 まず、室料差額についての、改定額による増額ということで申し上げますと、予算書25ページの室料差額収益ということがございます。この部分の令和2年度の予算では1億7,428万円というふうに計上してございます。これが平成31年度の予算との差ということになりますと、平成31年度の予算につきましては1億3,191万5,000円でございます。この差額になりますので、4,236万5,000円、これが影響額というふうに考えています。  また、もう1つ、あとは、非紹介患者初診加算料についてですけれども、この科目は、ちょうど予算書でいきますと24ページの外来収益の中に含まれております。この中でその部分だけを取り出してということになりますが、これは条例改正のときに試算した状況になります。その試算によりますと、約1,800万円がその改定により増になった分だというふうにこちらで算出しております。  最後に、文書料の2,202万3,000円の、この額について、これが診断書等証明書の改定によりどういった影響があるかという中で、その金額ですけれども、この金額に関しましては、件数に関しては同じ、平成31年度と令和2年度と件数に関してはほぼ同じに算出しておりますので、その改定額による差になります。その金額の差ですが、それは239万3,400円というふうに算出しております。  以上です。 458 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。中田分科員。 459 ◯ 中田分科員 それでは、31ページ、通信運搬費です。平成31年度までここに院内PHS電話料という説明のものが計上されていましたけど、令和2年度の予算書にはなくなっている。PHSについては2020年7月末でサービスが終了するという話は聞いておりますが、この辺病院がどう対応されたのか、どうなったのかということについて確認させてください。お願いします。 460 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 461 ◯ 川辺市立病院管理課長 御質問にありましたように、平成31年度まで院内PHS電話料として通信運搬費に積算しておりましたが、令和2年度より携帯電話を賃貸借契約としたため、賃借料に積算しております。 462 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 463 ◯ 中田分科員 携帯電話の賃貸借契約になるので、賃借料に、上の13番に含まれているということなんですが、令和2年度においてはこれがどの程度の金額になっているのかについてお伺いいたします。 464 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 465 ◯ 川辺市立病院管理課長 令和2年度においてはこの13番の賃借料の中に含まれるんですが、215台現在契約しておりまして、額にして157万円を予算積算しております。 466 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 467 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。平成31年度534万が、今回215台で157万ということで、400万弱安くなっているということなので、非常にリーズナブルになっているという気がするんですが、何でこんなに安くなったのか、こんなに安くなって大丈夫なんですかということも確認させていただきたいのと、これは賃貸借契約にしたからなのかどうなのか、その辺どうして安くなったのかについて確認させてください。 468 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 469 ◯ 川辺市立病院管理課長 導入に当たりましては、主要サービスが終了する1年以上前から、令和31年度から院内において医療業務を行うに当たって使いやすい携帯などを選定する一方で、導入に当たっての初期費用や賃借料であるとか、通信費を抑えられる業者はないかということを時間をかけて検討してまいりました。その結果、今回この導入に当たっては初期費用及び国内電話における通信費は無料という契約をすることができました。 470 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。岩佐分科員。 471 ◯ 岩佐分科員 病院事業会計予算書の25ページ、室料差額についてでございます。使用料・手数料の改定でございますけども、この中で、先ほどございましたけども、特別室料が、1人の部屋でAが1日1万2,000円から1万5,000円、Bが1日7,000円から1万円になる改定とのことでございました。予算も平成31年度と比較して、先ほどの田島分科員の答弁では4,200万円ちょっと増額となっています。これは単価だけではなくて、その件数の増というのも見込んでいるのか伺います。 472 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院医事課長。 473 ◯ 加藤市立病院医事課長 この科目の予算額の積算内容でございますが、1日1万5,000円の部屋10床について1年を通じた利用率を過去の実績から40.7%と、1万円の部屋、38床については利用率を80%、4,000円の部屋24床については利用率を71.9%と平成31年度予算と同率に定めているため、件数の増は見込んでなく、1万2,000円の部屋が1万5,000円に、7,000の部屋が1万円にと単価の増額のみの予算増額となっております。 474 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 475 ◯ 岩佐分科員 31年度ベースの実績で積算をしたということで理解をいたしました。  病院にとっては収益の増でございますけども、利用者にとっては負担増でございます。総括質疑でも答弁がございましたが、このことの周知について改めてお聞かせをいただきたいと思います。 476 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院医事課長。 477 ◯ 加藤市立病院医事課長 特別室料の増につきましては、総括質疑において事務長が御答弁申し上げた改定理由、改定前後の金額の比較などを掲載したポスターについて院内に掲示しておりますことに加えまして、同内容をリーフレットにしたものを計算受付や会計において配布をしております。また、市と同様に、市民からの御要望・御質問に職員の誰が回答を説明することになっても同じ回答を差し上げることができるように、Q&Aを作成して改定の周知、御説明に努めてまいります。 478 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 479 ◯ 岩佐分科員 個室代の差額ベッドにつきましてはしばしば、市立病院じゃないにしろ、患者からの希望いかんにかかわらず、高額な医療費が請求されたとか、同意書に署名したしないとか、いろいろときちんとした説明がなかったので、トラブルがあるやないやと伺っております。そういった中で、市立病院においてはこの点についてどのような運営をされているのか伺います。 480 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院医事課長。 481 ◯ 加藤市立病院医事課長 いわゆる差額ベッドにつきましては療養環境の向上に対するニーズの高まり、そして、患者の選択の機会を広げるために一定の要件を満たした病院に認められているものでございます。当院におきましても、厚生労働省の通知に従い、これを利用する際には患者に対して料金等について明確かつ懇切丁寧に説明し、その同意については、同意書により、説明を受けた患者側の署名捺印のみならず、説明をした病院側の職員の署名捺印をも必要とすることなどによって、トラブル等がないように丁寧な対応を心がけております。また、今後も行ってまいります。 482 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。あらい分科員。 483 ◯ あらい分科員 それでは、どこで聞いたらいいのか僕も迷っているんですが、諸会費なのか迷っているんですが、31ページ。基本的に病院としては市民に信頼をされている病院ということをモットーにやっていくということについて、総括等についても姿勢を聞かせていただいたんですが、やはり市民に信頼されるということは、市民の思いと、病院のことがかみ合っていくというのは非常に大事だというふうに思っていて、御案内のように、稲城市立病院については、病院運営委員会ですか、たしか医師会から4人、歯科医会から1名、薬剤師から1名、学識経験者、それから、利用者から4人、計10人で構成される委員会があって、その中でやっぱりきちんとそういう要望だとか、病院がやろうとしていることが交換をされて、お互いに信頼されて運営されていくということが必要だと思うんですが、令和2年度については、それについては何回やる予定で、どんな予算になっているのか、その予算項目も含めて教えていただきたいというふうに思うんですが、どうでしょうか。 484 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 485 ◯ 川辺市立病院管理課長 病院運営委員会につきましては毎年度3月で実施をしておりますが、今年度につきましてはこういう状況もあり、今現在資料を作成しまして、その資料を各委員さんに配付いたしまして、それを見て、説明文を添えてお送りしまして、ファクスまたはメール等で意見をもらうようになっております。  予算につきましては、ページにつきましては31ページ、2番の報償費で払うこととなっております。 486 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 487 ◯ あらい分科員 今のお話によると、報償費、外部委員報償費になるんですか、そういう中で報償費でやっていくと。今年度についてはこんな事態だからという事態が僕は余りよくわからないんだけど、コロナのことなのかなというふうに思うんですが、逆に言うと、私からすると、これは12月の定例会でもありましたけど、値上げに際して、肝心なことなんだから、そのことについてやっぱりきちんと議論したほうがいいんじゃないかということをお話ししたと。谷平会長にはお話をしたという御回答がそのときはあったと思うんですが、やはり今お話があったように、病院を運営するための委員会としてきちんと設置をしているわけですから、何はともあれ、本当に市民との信頼関係をつくっていく上で、肝心な病院の経営について基本的なことを決めるときに、そういうことについて委員会も開かないで決めていくということは、その病院を信頼してもらうことをモットーにやっていくということからすると、外れるんじゃないかと、基本的にね。そういう意味ではやっぱり令和2年度はきちんとそういう部分では、肝心なときにはきちんと病院運営委員会を開いて運営していくという姿勢を持っていただきたいと思うんですが、そこら辺の姿勢だけ確認をさせてください。 488 ◯ 市瀬分科会主査 暫時休憩いたします。                                午後2時38分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時39分 開議 489 ◯ 市瀬分科会主査 再開いたします。  市立病院管理課長。 490 ◯ 川辺市立病院管理課長 訂正します。令和2年度におきましては3月を予定しておりまして、その中で、先ほどのページにあります、31ページの2番の報償費で予算を積算しております。人数については、先ほど御質問の中にもありましたように、10名で、1回予定しております。
    491 ◯ 市瀬分科会主査 暫時休憩いたします。                                午後2時39分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時40分 開議 492 ◯ 市瀬分科会主査 再開いたします。  あらい分科員。 493 ◯ あらい分科員 1答目に、そういう意味では今年度のお話を丁寧にしていただいたと理解をしていまして、それはお話として聞いておきますけれども、今のお答えだと、令和2年度は3月にそういう意味では予定をしていますよというお話だったんですが、私が先ほど言ったのは、やっぱり本当に重要なときに重要な形で運営していくということが必要だろうと、極端に言えば。3月ということじゃなくて、本当に重要なことが出てくれば、そのときに運営委員会なんだから、そのために設けている委員会ですから、それに対応してきちんとやっていかないと、本当にある意味では医師会との信頼関係、例えば薬剤師会の信頼関係、市民との信頼関係というのは、そういう肝心なところについてはその議論をしないで、3月になってというのではなくて、肝心なところについてやっていくということを基本に据えて、そういうことが通常にいっていれば3月にはちゃんと運営委員会を開いて、1年間の運営について報告をして御理解をいただきますよと、こういう理解でいいのかどうなのか、ちょっと確認をさせてください。 494 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院事務長。 495 ◯ 岡野市立病院事務長 まず、病院の運営委員会なんですが、必要に応じて審議会、委員さんを招集して、御意見を参考にいただいているところです。  今回の使用料・手数料につきましては、市のほうで市民の意見公募に付して、改定額につきまして、算定基準に基づいて他市との均衡を図りながら算定しているものでありまして、条例改正として12月の議会に審議を受けるものということで判断して、今回は参考までに会長にお伺いしたところです。 496 ◯ 市瀬分科会主査 あらい分科員。 497 ◯ あらい分科員 相手の話を聞いているのではなくて、改定はもう12月議会で一定の整理をしちゃって、もう後で、谷平さんしか聞いていなかったということもちゃんと承知していますから、今私が言っているのはそういうことも含めて、やっぱり肝心なときには肝心なところでという話を、特に運営委員会を開いてやってくださいよと。  先ほど答弁では、ことしは3月に予定していますと言っているから、3月にということに固定をしないで、そういう重要なときがあったらやっぱりきちんと開いていただきたいということを、そういう形でいいですよねと。そういうことがなければ、通常どおり1年に一遍、3月にやるということについても私は悪いとは言わないけれども、今まさに事務長が答えたように、必要なときにきちんとやっていくということをきちんとやってもらわないと、実際に肝心なことについて先生の意見を聞きましたよということだけになっちゃうと、本当に信頼関係が崩れちゃうから、信頼関係を一つのやっぱり病院の売りにしているわけだから、そういうことはきちんとやっていっていただきたいと言っているわけです。そこら辺の姿勢だけ、もう一度確認させていただきます。 498 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院事務長。 499 ◯ 岡野市立病院事務長 引き続き、必要な時期に運営委員会を開いて、御意見をお聞きしていきたいと思います。 500 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 501 ◯ 梶浦分科員 それでは、予算書12、13ページであります。こちらは給与表になりますけれども、給与明細書の資料ということで、3の給料及び職員手当の状況というところから、看護職の皆さんの働き方改革という視点から伺わせていただきたいと思います。  12、13ページのウの級別職員数の表によりますと、令和元年12月1日現在で行政職が21人、医師職が45人、医療技術職が64人、そして看護職の皆さんが188人ということで、約300人以上の稲城市立病院で働く級別職員数の中で、やはり看護職員の皆様が一番多い数字であると思います。  その比較なんですけれども、看護職員の皆さんが、平成30年12月1日現在ですと183人だったところが、令和元年12月1日現在ですと188人ということで、5人ふえているというところであります。特に1級は若い方で新しく入った方が多いのかと思うんですけれども、4人ふえているということは大変大きな成果だと思います。構成比率も70%近くあります。  それとともに、アの表なんですけれども、職員の1人当たりの給与の表なんですが、平成30年12月1日現在で看護職の皆さんの平均年齢が41歳9カ月なんですけれども、令和元年12月1日現在ですと42歳5カ月ということで、平均年齢が8カ月延びているということで考えますと、看護職の皆様の稲城市立病院への定着率が伸びていると見たところであります。  社会的には看護師の方々が不足しているという中で、稲城市立病院では、昨年の1年間において5名ふえて定着率も上がっているところでありますので、稲城市立病院での看護師の皆さんの人材確保に向けた取り組みがありましたら、ぜひ伺いたいと思います。 502 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院看護部長。 503 ◯ 堤崎市立病院看護部長 市立病院での看護師の人材確保に向けた取り組みにつきましては、その一つといたしまして、年1回、看護部職員に対する職員満足度調査を実施しておりまして、その結果並びに取り組みの事項を公表しているところでございます。 504 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 505 ◯ 梶浦分科員 職員満足度調査の実施をされているということで、このようなアンケートで皆さんから声なき声も吸い上げていらっしゃるのかなと思いました。  やはり市立病院で働く看護職の方々が、市立病院で生涯を通じて安心して働けると思っていただけるような職場づくりをぜひ進めていただきたいと思うところでありますが、職員満足度調査の実施ということで公表されているということですけれども、結果を生かしてPDCAサイクルの好循環、プラン、ドゥーと、アクション(「チェック、アクション」と呼ぶ者あり)、チェック、アクションでした。ありがとうございます。好循環でうまく働き方を進めていただきたいと思いますけれども、その職員満足度調査の結果、取り組み事項の公表による効果はどのようなことを期待されているのか、確認をさせていただきたいと思います。 506 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院看護部長。 507 ◯ 堤崎市立病院看護部長 効果といたしましては、満足度調査で挙がりました人間関係であったり、院内教育、時間外勤務などの問題への対応策によりまして、ヘルシーワークプレイスといいますが、働きやすい職場環境の実現を目指した職場風土づくりや、効率的、効果的な業務、継続教育の改善などに取り組んでまいりました。その結果、年次有給休暇の取得率のアップ、退職者の減少につながったものと考えております。 508 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 509 ◯ 梶浦分科員 さまざまな働く環境においての人間関係や、時間外勤務などの端的な課題について取り組まれていることで、今ヘルシーワークプレイスというお言葉がありましたけれども、患者の皆さんの尊厳を守りながら、安全で質の高い看護を組織的に提供していただくために、やはり看護職員の皆さん自身が安全に尊厳を持って働ける健康的な職場づくりが大切であるかと私自身も思います。  看護職の皆さんに、健康と安全に配慮した労働環境をぜひ配慮していただける、このような職員満足度調査の取り組みをとっていただきたいと思いますけれども、その職員満足度調査の実施の結果、取り組み事項の公表によりまして、働きやすい職場の実現を目指して職場風土の改善、効率的な業務の継続、そして教育の改善に取り組まれていらっしゃるというところでありますけれども、それが結果として、恐らく年次有給休暇の取得率のアップや退職者の減につながっているのではないかと思います。  先ほど平均年齢のほうも上がってきているということでありますので、おわかりになればなんですけれども、退職者というか、退職率の2~3年の変化がありましたら、ぜひ教えていただきたいと思います。 510 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院看護部長。 511 ◯ 堤崎市立病院看護部長 退職者、退職率の件についてお答えいたします。看護師の退職者数を看護師の職員数で割った退職率の件につきましては、平成28年度は8.3%、29年度7.2%、30年度6.6%、31年度は見込みではございますが、2.7%でございます。  看護師の退職率は、ここ数年の全国的な平均値が10%から11%でございまして、こちらで把握している最新の数値といたしましても全国平均が10.9%、東京都内におきましては14.5%でございますので、当院の看護師の定着率は高いと考えております。  以上です。 512 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。中田分科員。 513 ◯ 中田分科員 それでは、キャッシュ・フロー計算書8ページ、9ページについてお伺いいたします。8ページのほうでは、企業債で7億2,376万円の借り入れをしているにもかかわらず、キャッシュ・フロー計算書でいうと、4番のところで現金が7,000万のマイナスになっている。これは平成31年度だと3,400万のマイナスだったんですけれども、もともと前の年もマイナスだったというのはあるんですが、マイナスの幅、現金の減少幅が大きくなっているところがあるのがちょっと気になっております。  病院運営において安定的、継続的な運営を行っていくためには、現金を残すという形になったほうがいいのかなと思うんですけれども、この辺の運営の方針について確認させてください。 514 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 515 ◯ 川辺市立病院管理課長 まず、令和2年度におきましては、7億2,376万円の企業債による借り入れを予定しております。この企業債に充てるものといたしましては、予算書5ページにあります電子カルテシステム等や生理検査システム、健診システムで、これらは病院運営において大変重要な基幹システムであります。  これらのシステム更新に当たっては、これまではリース料という形で支払いを行ってまいりましたが、現在の企業債に対する利率とリースに伴う費用を、企業債の償還期間とリース期間で試算した場合、単年度では大きな借り入れ及び支出となりますが、長期で考えた場合は企業債による借り入れのほうがメリットがあると判断いたしました。  このように病院運営において安定かつ継続的な運営を行っていくためには、単年度で考えるのではなく、長期的なスパンで機械及び備品の購入などを計画的に更新する方針でまいりたいと考えております。 516 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 517 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。更新する機器を購入するために今、企業債を借りていますと。だから、結局借りた分がまた出てってしまうから、キャッシュ・フローのマイナス幅がさらに大きくなっていますよということだったと思うんですけれども、先ほど教育委員会のところでもちょっと質問をさせていただいた、購入するのではなくて、リースにするということで単年度の費用の負担を減らしていくというやり方は、僕は基本的にはそのほうがいいのかなと考えてはいるんです。  なんですけれども、今までの病院の設備の改修、設備更新の考え方をこれまでの委員会で確認させていただいていると、やっぱり一度入れたものは、壊れない限り長く長く使うという考え方で、ずっと減価償却が終わっても使い続けるというような使い方をしているところがあって、リースだとそれは多分いかないんです。リースの期限が切れたら、入れかえていかなくちゃいけない。でも実際は、そのときに適宜入れかえていければ、一番物を持たなくても常に新しいものを更新していけるというすごいメリットはあるとは思うんです。  ただ、今の病院の経営状況とか、計画に沿って改善している半ばというと、やっぱり使えるものはなるべく長く使いたい。そうすると、トータルのコストで安く上がるというやり方、今回は購入のほうが安上がりだという形になるというのは、いたし方ないのかなというところは感じています。  それに関連して28ページ、29ページで、支出のところ。今回、平成31年度までは、消費税の増税分が半年分だったと思うんです。令和2年度の予算に関しては、消費税の増税分が丸々1年分かかってくるということで、単純に考えて、平成31年度と同じであったら経費はふえてもしかるべきなのにもかかわらず、ここだと、28ページの材料費のところも減少している、30ページの経費のところも減少しているということで、消費税の増税分があるにもかかわらず、費用、コスト削減の努力はされているというところもあって、非常に努力されている。費用の支出、コストの低減ということですか、非常に努力されているのかなと感じています。  その辺の設備の更新の考え方も、僕が言ったとおりでいいのかどうなのか、そういうような形で進められているのかどうなのかについて確認させてください。 518 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 519 ◯ 川辺市立病院管理課長 先ほど分科員さんから話がありましたように、今現在、市立病院において機械備品の償却期間が終わりましたら、リース期間についてもおおよそその期間と同じでございます。その場合については、再リースという形でまた金額が発生してしまいます。  病院としては、先ほど言った利率、または6年後、7年後先を見た場合の機械のあり方、その減価償却が終わった段階で全くなくなれば、経常収支上はその差額分が全て病院の利益になると考えています。  そういったこともございまして、今回この電子カルテ等の更新に当たっては購入という形でさせていただいて、償却期間を過ぎても使えるような形で現在も検討しております。 520 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 521 ◯ 中田分科員 ありがとうございます。最後に一つだけ確認させていただきたいんですけれども、ただそうは言っても、病院の競争力を維持するためにはやっぱり購入じゃなくて、リースで適宜新しく更新していけるような形で導入しなくちゃいけないものもあると思うんです。  選択肢として、そういうリースで導入するという選択肢は、令和2年度はとりあえずなかったかもしれない。将来のことを聞いちゃいますね。すいません。では、意見ということで。ということなので、病院の競争力を維持するためにはリースという選択肢を外さず、令和2年度は購入かもしれないんですけれども、病院の競争力を維持するためにリースという選択肢も残したままにしていただきたいと考えます。  これは意見で結構です。 522 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。岩佐分科員。 523 ◯ 岩佐分科員 今の中田分科員からの質問と続くような形になるんですけれども、予算書、病院関係予算の33ページで、まずちょっと細かいところを聞く前に、減価償却費の考え方について伺います。 524 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 525 ◯ 川辺市立病院管理課長 減価償却費のほうにつきましては、長期にわたって使用する固定資産について、公営企業法で定められた償却年数に合わせて費用として計上するものであります。  つまり減価償却の対象となる資産については、取得した段階で全額を経費として計上するのではなく、資産を使用できる期間に分割しながら損益計算書、それらに計上する費用になっております。 526 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 527 ◯ 岩佐分科員 つまりは購入した年度で費用を計上するということではなくて、償却年数に合わせて費用として計上していくということであることは理解をいたしました。  それと、今ありましたけれども、減価償却費の予算積算がここ数年減少傾向というところであります。一方で、第三次稲城市立病院改革プランにおいては、病院運営の課題解決に向けた方針の一つとして、医療機器等についてはその必要性、有効性、収益性を専門的な観点から見て議論の上、更新の判断を行い、費用の平準化を図りながら急性期病院としての医療機能を充実していくとございました。この点について、ここは順調に進んでいるのか伺いたいと思います。 528 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 529 ◯ 川辺市立病院管理課長 まず、この減価償却費の算出に当たりましては、平成31年度以前に、款、資本的支出、項、建設改良費、目、建設改良費、節、器械及び備品購入費で購入した機械、または病院改築費等が対象となります。  市立病院につきましては、新病院開設より20年が経過し、今現在、約5億の累積欠損金がある中での機械備品の購入を行うことは大変厳しい経営状況でございますが、しかし、その限られた予算の枠で、またその時点での経営状況などを踏まえ、医療機器の更新等を今後につきましても計画的に行ってまいります。 530 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 531 ◯ 岩佐分科員 ありがとうございます。これからも限りある予算の中で、今あったようにリースなのか、買うのか、そういったいろいろなありとあらゆる手法というのを検討していただきながら健全な運営を心がけていただきますようにお願いをいたします。意見です。 532 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 533 ◯ 梶浦分科員 では、予算書の4ページから5ページ、病院事業会計予算ということで、また7ページの歳入、歳出という観点から、また改めて10、11ページの給与費明細書の観点から、看護職の皆さんがこの令和2年にどのように活躍されていくのかということで確認をさせていただきたいと思います。  ちょうど松崎院長を筆頭としまして、第三次稲城市立病院改革プランが3カ年の中の最終年度ということで、令和2年度の取り組みが進められているかと思います。その中で稲城市立病院としましても、地域包括ケアシステムの課題解決に向けた取り組みということで、在宅医療の支援や地域医療連携の強化などを挙げられておりますが、その中で、稲城市立病院で働く看護職の皆様の取り組みというのが重要なポイントになってくるのではないかと思います。  そこで、最近では稲城市立病院の看護部の看護師の皆さんの発案で、さまざまな特色ある取り組みをされているということで、患者さんが退院後も安心して、市民の皆さんが地域で暮らしていけるような地域医療連携にも力を入れて取り組んでいらっしゃると伺っております。  そこで、これらを踏まえまして、市立病院改革プランのもとで進められておりますけれども、令和2年度の看護部の活動、そして看護職の皆さんがどのように地域で活躍をしていく予定なのか、お考えを伺いたいと思います。 534 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院看護部長。 535 ◯ 堤崎市立病院看護部長 令和2年度の看護部の活動についてでございますが、看護部におきましても、第三次稲城市立病院改革プランに基づき、地域包括ケアシステム構築の一翼を担っていく必要があるということから、平成31年度より実施しております地域における地域に向けた看護支援活動を一層推進していきたいと考えております。 536 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 537 ◯ 梶浦分科員 力強いお言葉ありがとうございました。実際に推進していただいていると思っておりますけれども、では、今おっしゃっていただきましたとおり、平成31年度から実施されているということでありますが、地域に向けた看護支援活動を一層推進されているということでありますけれども、地域に向けた看護支援活動について令和2年度、具体的にどのように実際進められていくお考えなのか、詳しく教えていただきたいと思います。 538 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院看護部長。 539 ◯ 堤崎市立病院看護部長 地域に向けた看護支援活動でございますが、これは当院の特定看護師並びに認定看護師が稲城市の訪問看護ステーションの看護師に同行いたしまして、地域で療養している方々に対し、より専門性の高い看護ケアを提供するものでございます。  また、訪問看護ステーションの方と当院の特定看護師、あるいは認定看護師との連携電話でペアラインというものを構築しております。これは在宅療養中の患者さんの看護支援に当たりまして、患者さんの同意のもと、必要な情報の共有や専門的助言などを行い、連携を図っているものでございます。  なお、この特定看護師は医師の指示を得た後、当院で取り決めました手順書ごとに一定の医療行為、これを特定行為と申しますが、その処置行為ができる特別の教育を受けた看護師でございます。  さらに、認定看護師というのは透析看護、皮膚・排せつケア、緩和ケア、がん化学療法等の特別の分野において一定の教育を受けて、熟練した看護技術と知識を持ちまして、水準の高い看護を提供できる看護師のことを称しております。  以上です。 540 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 541 ◯ 梶浦分科員 大変具体的に御説明いただきまして、よくわかりました。ありがとうございます。地域に向けた看護支援活動ということで、特定看護師の皆さんが御活躍されているということも理解させていただきましたし、在宅療養中の皆さんの看護支援ということで、稲城市立病院の看護師の皆さんが取り組まれているということ、そして訪問看護ステーションのほうと連携電話でペアラインをされているということで、在宅医療の支援、そして地域医療連携の強化、実際具体的に進められている御様子のほうを、令和2年度の取り組みということで確認をさせていただきました。  看護職というのは、最近では男性でなっている方もいらっしゃいますけれども、やはり専門職として、少子高齢化の社会をリードしていく大事な職業であると私自身思っております。  また、御説明がありましたとおり、特定看護師のような高度な専門性を持った方々によりまして、その高度な知識や経験を市民の方に還元いただけるということは、やはり稲城市に公立病院があるということの強みであると私自身思っているところであります。  そこで、この地域に向けた看護支援活動についてお話しできる範囲で、具体的な事例などの紹介も含めまして、この取り組みに期待している令和2年度の効果について、どのようにお考えなのか再度確認をさせていただきたいと思います。 542 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院看護部長。 543 ◯ 堤崎市立病院看護部長 地域に向けた看護支援活動についての一例といたしましては、他院ではございますが、腹膜透析中の患者さんが透析チューブの刺入部の皮膚トラブルがある、また、現在受けております医療に関する悩みも抱えていると、そのような相談に乗ってほしいという訪問看護師からの依頼がございました。それに対しまして、当院の透析看護認定看護師が、当院の腹膜透析外来で対応したというような事例等もございます。  期待する結果といたしましては、当院看護師が訪問看護に同行することで顔が見える関係がつくられておりまして、訪問看護師並びに当院の特定看護師、認定看護師がそれぞれの専門性を発揮することで、当院、ひいては市の地域包括ケアシステムの一翼を担っていけるものと考えております。  以上です。 544 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。中田分科員。 545 ◯ 中田分科員 それでは、外来収益になりますか。24、25ページです。使用料・手数料の話なので、あえて地雷を踏みに行くという感じなんですけれども、令和元年第4回定例会で議決された使用料・手数料に、市立病院においては非紹介患者初診加算料の改定がありました。  内容は税抜で1,300円から2,600円に改定ということでしたが、令和2年度の診療報酬改定に係る報道では、病床数400床以上の病院で紹介状なしの患者から初診で5,000円以上、再診で2,500円以上徴収する仕組みを200床以上に引き下げるとありました。そうなると、290床の稲城市立病院も対象になるのか、令和2年4月1日から非紹介患者初診加算料は2,600円ではなく、5,000円となってしまうのかどうか確認をさせてください。 546 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院医事課長。 547 ◯ 加藤市立病院医事課長 現在、病床数400床以上の地域医療支援病院の義務として定められている、紹介状なしの患者から初診で5,000円以上、再診で2,500円以上を徴収する仕組みを200床以上に引き下げるとした今般の診療報酬改定は、病床数だけに着目すれば290床の当院も対象となりそうですけれども、これは地域医療支援病院が対象となるということでございます。  ほとんどの報道ですとか、そういったものに関しては病床数だけに着目されていて、地域医療支援病院であるといった文言がはしょられている場合が非常に多いように感じております。
     当院は、地域医療支援病院としての承認がないため、今般の診療報酬改定による初診で5,000円以上の対象外であることから、令和元年第4回定例会で議決いただきましたとおり、当院の非紹介患者初診加算料は、令和2年4月1日から税抜で2,600円でございます。 548 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 549 ◯ 中田分科員 市立病院ですが、病床数については条件にかかってしまいますけれども、地域医療支援病院ではないから大丈夫ですということだったと思います。ということですので、そういう意味では再質問というか、地域医療支援病院というのはどんな病院なんですかということを確認させてください。 550 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院医事課長。 551 ◯ 加藤市立病院医事課長 地域医療支援病院に都道府県知事が承認するということになりますと、幾つか条件がございます。大きなものとしましては、紹介率、逆紹介率の数値がございます。  1つは紹介率が80%を上回っていること、2つ目といたしまして、紹介率が65%を超え、かつ逆紹介率が40%を超えること、3つ目は紹介率が50%を超え、かつ逆紹介率が70%を超えることでございます。これらの3つのうち、いずれか1つを上回っているという必要がございます。 552 ◯ 市瀬分科会主査 中田分科員。 553 ◯ 中田分科員 わかりました。ありがとうございます。実際8割の紹介がある、もしくは50%の紹介がある中で、さらに70%の逆紹介、ほかの病院に紹介するという、それと、もう一つ65%と40%、この3つの条件のいずれかに当てはまれば、地域医療支援病院ということだとお話しになりました。  これも、稲城市立病院はそれには当たらないということだと思うんですけれども、ということは、どちらかというと僕の印象になってしまうかもしれませんが、それだけ直接市立病院に来られる患者さんが多い、紹介から来るというようなものではないということが示されているのかなと感じます。  それだけ稲城市自体は実際、市内の医療機関というのがそんなに多くないとは思うんです。稲城市自体が小さいからというのもあるかもしれないんですけれども。この制度自体は、実際は拠点病院には直接来ないでほしいという仕組みだと思うんです。だから、なるべくほかの地元のクリニックとかに行って、それから紹介されて来なさいというような仕組み。そうならないように、そういう病院は高くしてもいいですよというようなルールなんだと思うんですけれども、それでなくて直接来る患者さんが多いというのは、やはり僕の印象ですけれども、市民に本当に地元のかかりつけ医みたいな形で、地元の病院なんだ、一番最初に行く病院なんだという形で認知されているからということなのかなと感じます。  私の娘も実は、もう何年も前になっちゃうんですけれども、保育園でぜんそくの発作を起こして病院に運ばれたんです。それが市立病院で、僕らも共稼ぎだったので、両親は本当に全然うちに誰もいない状態で、保育士さんが病院に運んで、事なきを得たというようなことがありました。やはりそういうきめ細かい対応を、地元の稲城市内で医療を提供していただけるということは非常に安心感につながっているのかなと感じます。  なので、こういうしっかり拠点病院みたいな感じで役割分担をするのではなく、市民に第一に信頼されるかかりつけ医としての市立病院という形で、これからも医療を提供していただくということに努力していただけると非常にありがたい。これから共稼ぎの御家庭も非常にふえると思うので、そういう方たちにとっても安心を提供できるような、安心感につながるような病院になっていただきたいと思います。これは意見で結構です。 554 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。岩佐分科員。 555 ◯ 岩佐分科員 予算書31ページ、委託料について伺います。施設維持及び業務管理関係委託料として、8億1,218万8,000円積算されております。病院の管理事務に関するものとして、どの程度予算を見込んでいるのか伺います。 556 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 557 ◯ 川辺市立病院管理課長 病院及び健診・外来棟総合管理業務委託料といたしまして、2億4,842万4,000円を令和2年度予算として積算しております。 558 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 559 ◯ 岩佐分科員 2億4,800万ということで非常に大きな額だと思うんですけれども、その業者の選定に当たってはどのような方法にしたのか、また、多分何年かの契約になるかと思うんですけれども、その契約内容について伺います。 560 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 561 ◯ 川辺市立病院管理課長 まず指名業者を選定し、20の評価項目から、あと、また価格点から審査を行うプロポーザル方式によって、現在の業者につきましては、平成30年4月1日から令和3年3月31日までの3年契約を結んでおります。 562 ◯ 市瀬分科会主査 岩佐分科員。 563 ◯ 岩佐分科員 指名業者の選定に当たってはどのような、何かその基準みたいなのがあって、それに基づいて選んだのか、実際にその数も含めて伺いたいと思います。また、実際に何社から応募があって決めたのか伺います。 564 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院管理課長。 565 ◯ 川辺市立病院管理課長 まず、本委託業務を出す建物清掃、あと電気・冷暖房保守、警備、受付の各業務について、東京都電子自治体共同運営サービスにおける共同格付が全てA評価であり、かつ病院あるいは稲城市公共施設における契約実績のある業者を11社選び、そのうち4社から応募があり、1社決めたような経緯でございます。 566 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。梶浦分科員。 567 ◯ 梶浦分科員 では、病院事業会計予算書24、25ページで、市立病院の大きな収入源であると言える入院収益について伺いたいと思います。  こちらの入院収益なんですけれども、令和2年度予定予算額は38億7,046万ということで、31年度予算との比較では6,157万6,000円の増ということになっております。先日の総括質疑で診療報酬改定について議論をしている中で、中央社会保険医療協議会での審議の結果、タイミング的に予算に反映されていないというお言葉があったように思うんですけれども、令和2年度の診療報酬改定では全体として0.4%のマイナス改定であると伺っております。その中で、入院収益を6,000万円の増と積算した理由について、まず確認をさせていただきたいと思います。 568 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院医事課長。 569 ◯ 加藤市立病院医事課長 令和2年度の入院収益を増とした理由につきましては、第三次稲城市立病院改革プランに基づく計画値や、分科員さんがおっしゃるように、病院の収益に大きな影響のある入院基本料が現在一番高いランクの基本料を取得できていることなど、総合的に勘案し、計上いたしました。 570 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 571 ◯ 梶浦分科員 病院の収益に影響のある入院基本料が、一番高いランクを得ているということでありました。先ほども述べましたが、第三次稲城市立病院改革プランの最終年度ということで、29年度からの計画でありましたけれども、その中で、計画達成に向けた取り組みということで収支の改善、収入の増加、確保ということでは、積極的に可能な施設基準を取得して収益の確保に努めていくというお話であったかと思います。  その中で、30年度の決算だったかと思うんですけれども、改正診療報酬で認知症患者への評価も含む重症患者への看護必要度によって7段階の報酬体系が導入されたことから、より高い報酬が得られるように、稲城市立病院では看護部、そして事務方の皆さんも連携して取り組んで、一番高いランクの急性期一般入院基本料1を取得されたと伺っております。  しかしながら、この予算は、令和2年度の診療報酬改定の内容で執行されるところになるわけであります。積算時の意図が反映されるとは限らないと思うところで、その辺も含めまして、令和2年度の診療報酬改定による入院基本料の内容について、特色などがありましたらお聞かせいただきたいと思います。 572 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院医事課長。 573 ◯ 加藤市立病院医事課長 令和2年度の診療報酬改定における入院基本料の内容、特色につきましては、認知症患者の評価による看護必要度が得られにくくなった一方、重症度、医療・看護必要度の評価が、多く救急患者を受け入れることや、多くの手術を実施することで高く得られる仕組みとなりました。 574 ◯ 市瀬分科会主査 梶浦分科員。 575 ◯ 梶浦分科員 具体的にありがとうございます。重症度、医療・看護必要度の評価が、多く救急患者を受けられるということで、また手術を多く実施するということで高い評価を得ている仕組みだということで確認をさせていただきました。  こういう10万人規模の市において公立病院が一つあるということは、やはり地域に暮らす皆様にとっては暮らしの中、そして生命を守るという意味では大変安心の材料になっていることと思います。  その中で、やはり稲城市立病院として健全経営に努めていただくとともに、安定した経営基盤、収入基盤を整えていくということが本当に大事になってくるかと思います。  総括質疑でも、令和2年度の診療報酬改定の予算への反映については、事業の執行の中で適切に執行していく、行っていくという答弁でありましたけれども、再度具体的な取り組みについて確認をさせていただきたいと思います。 576 ◯ 市瀬分科会主査 市立病院医事課長。 577 ◯ 加藤市立病院医事課長 具体的な取り組みにつきまして、現在医師、看護師なども含め、事務部において診療報酬改定対策チーム、プロジェクトチームを立ち上げて、中医協の審議の動向を注視してまいりました。  改定内容が定まってからは、その内容について理解を深め、当院の収益に有利となるよう入院基本料の最高ランクを維持するべく、また、さまざまな加算を得られるような施設基準などについてもさらに議論を加速させているところでございます。  令和2年度においても、医師、看護師、コメディカル、事務などの職員が一つになって、より一層の収益増に努めてまいります。 578 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 579 ◯ 市瀬分科会主査 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  以上で本分科会の審査は全て終了いたしました。  お諮りいたします。本分科会の審査経過報告については、主査に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  以上で、予算特別委員会福祉文教分科会を散会いたします。大変にありがとうございました。                                午後3時23分 散会  以上のとおり会議の次第を記録し、これを証す るため署名する。   予算特別委員会福祉文教分科会主査                 市瀬 ひさ子 Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...