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令和元年建設環境委員会 本文 開催日: 2019-12-11
令和元年建設環境委員会 名簿 開催日: 2019-12-11

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  1. 稲城市議会 2019-12-11
    令和元年建設環境委員会 本文 開催日: 2019-12-11


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時29分 開議 ◯ 池田委員長 ただいまから建設環境委員会を開きます。  本日は、市長提出議案17件の審査を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯ 池田委員長 御異議なしと認め、そのように決定をいたしました。   ───────────────────────────────────────── 3 ◯ 池田委員長 初めに、開会中の委員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。本日審査いたします第88号議案から第94号議案までの7件について、現地調査をするため、議長に対して開会中の委員派遣承認要求をしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯ 池田委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  暫時休憩いたします。                                午前9時30分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時40分 開議 5 ◯ 池田委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  この際、第88号議案 稲城市道路線の認定について(稲城稲城長沼周辺土地区画整理事業関係・1路線)から第94号議案 稲城市道路線の廃止についてまでの7件を一括議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。北浜委員。 6 ◯ 北浜委員 まず、今回の道路線の認定等について、現地を視察させていただきました。  その中で1点ほど確認させていただきたいんですけども、第88号議案 稲城市道路線の認定について(稲城稲城長沼周辺土地区画整理事業関係・1路線)ということで、この路線に関しましては、稲城長沼周辺土地区画整理事業の中の根幹をなす大切な路線だと認識をしております。  その中で、今回、都市部での大きな課題であります無電柱化ということで、電線共同溝を整備するために事前に予定地を道路として認定するということで、同じく第89号議案でも南山東部土地区画整理事業の部分で御説明をいただいたんですけども、率直な質問をさせていただきたいんですけども、第89号議案の南山東部土地区画整理事業の敷地内の電線共同溝のための道路線の認定というのは、ある部分もう南山東部土地区画整理組合が所有されている土地ということで理解はできるんですけれども、第88号議案に関しましては、稲城長沼駅から北側に向かっていちょう並木通りまでの路線ですけれども、この路線内には、まだ現実的には土地所有者の方がいらっしゃったり、建物が建っていて、そこに市民の方が居住されている状況だと思うんですね。
     その中で、住民の方の立場だと、「自分が住んでいる住居が道路として認定されちゃうの?」というような不安もあったり、また一方、多くの方が土地を購入したり、建物を建てたりするときには、金融機関の借入金というのをされている方が多いと思うんですけども、その中で、自分の住んでいる土地・建物が金融機関の担保になっていると思うんですけども、その担保の関係上で自分の住んでいるところが道路線の認定をされたときに、何か影響がないのかという御心配もあると思うんですけども、その辺についてどういう状況なのかをまず伺いたいと思います。 7 ◯ 池田委員長 管理課長。 8 ◯ 吉屋管理課長 今の委員さんの御質問でございますけれども、まずは区域の中が土地区画整理事業という網がかかっております。さらに、その上に都市計画道路という網がかかっております。そこをまた今回、さらに道路認定という網が新しくかかってくるわけでございますけれども、この土地区画整理事業に関しましては、事業の進捗に伴いまして、段階的に位置指定というものをとりまして、換地先に移転していただくことになるんですけれども、位置指定をとる前に家を建てかえた場合に関しましては、木造2階建てという若干の規制はかかってしまいますけれども、建てかえすることは可能でございます。  まして、金融機関からの借り入れ関係、融資の関係につきましては、土地区画整理事業の中ということでございますので、もし金融機関のほうからその辺の問い合わせがありましたら、事業の説明をさせていただきまして、融資や借り入れに不利益がないように御説明をし、金融機関からも借り入れはできるものと認識しているところでございます。 9 ◯ 池田委員長 北浜委員。 10 ◯ 北浜委員 ありがとうございました。  今の御説明の中で、特に融資の関係でも区画整理地内だから問題がないという部分で、あともう1点ちょっと再度確認なんですけども、例えば、区画整理事業に関しましては、非常に短期間でできる地域もあれば、なかなか時間がかかってしまうという地域もあると思うんですけども、現実的に第88号議案の道路線の認定の部分の地域というのは、まだまだこれから時間がかかるのかなということが想定できるんですけども、例えば、自分の自宅が築40年とかたっていて老朽化が進んで、建てかえをしなければいけないというときに、今の御答弁だと、2階建ての木造住宅であれば建てかえることが可能であるような御答弁じゃなかったかなと思うんですけど、その点をもう一度確認をさせていただきたいなと思います。  それから、この道路線の認定、今回の場合は電線共同溝の整備という部分ですけども、今後は、市内でこういう電線共同溝をということで、例えば、東京都や国の予算がついたり何なりした場合は、同じような方法で事前に道路線の認定をしていかなければその部分の認可がおりないということでよろしいのか、再度2点ほど確認をさせてください。 11 ◯ 池田委員長 管理課長。 12 ◯ 吉屋管理課長 先ほどの委員さんからの御質問でございますけれども、1点目、2階建てまでしか建てかえられないのかという御質問でございますけれども、原則は2階でございまして、それは用途に応じて緩和措置がございます。  それから道路線の認定でございますけれども、電線共同溝に伴いまして手続が必要になってまいりますので、これは公共の土地区画整理事業以外の組合でも同様でございますけれども、手続上、どうしても道路認定認定番号が必要になってまいりますので、道路が築造される前も道路認定を今後も行ってまいりたいと考えております。 13 ◯ 池田委員長 北浜委員。 14 ◯ 北浜委員 ありがとうございます。よくわかりました。  冒頭で私が述べたとおり、この路線というのは、稲城長沼周辺土地区画整理事業の中、交通上、また防災上の部分でも非常に重要だと思いますので、ぜひとも全庁で努力をしていただいて、早期にこの路線が開通して、もちろん無電柱化ということで町並みが整備されることを心から願っておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。これは意見でございます。 15 ◯ 池田委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯ 池田委員長 質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯ 池田委員長 討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより第88号議案 稲城市道路線の認定について(稲城稲城長沼周辺土地区画整理事業関係・1路線)を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 18 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第88号議案は原案のとおり可決されました。  これより、第89号議案 稲城市道路線の認定について(南山東部土地区画整理関係・10路線)を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 19 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第89号議案は原案のとおり可決されました。  これより、第90号議案 稲城市道路線の認定について(稲城小田良土地区画整理関係・7路線)を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 20 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第90号議案は原案のとおり可決されました。  これより第91号議案 稲城市道路線の廃止について(稲城上平尾土地区画整理事業関係・3路線)を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 21 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第91号議案は原案のとおり可決されました。  これより第92号議案 稲城市道路線の変更について(稲城上平尾土地区画整理事業関係・1路線)を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 22 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第92号議案は原案のとおり可決されました。  これより第93号議案 稲城市道路線の認定について(稲城上平尾土地区画整理事業関係・3路線)を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 23 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第93号議案は原案のとおり可決されました。  これより第94号議案 稲城市道路線の廃止についてを採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 24 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第94号議案は原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。                                午前11時50分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                  午後1時 開議 25 ◯ 池田委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、第73号議案 稲城市道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例を議題といたします。本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。北浜委員。 26 ◯ 北浜委員 それでは、第73号議案 稲城市道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例について質疑させていただきたいと思います。  議案書を見ますと、現実的には減免されている部分もあるんじゃないかなと思うんですけども、まずは入り口として、今回の一連の条例の見直し、私も今までそれぞれ委員会の中で質疑に関しまして傍聴させていただきまして、内容を確認させていただきました。私たち議員にとって大切なのは、正確な情報を市民の皆さんに伝えるということが大切だと思うんですけども、質疑を聞いていますと、今回の条例の一部改正等は値上げのための条例改正ということがひとり歩きしているような感じがするんですね。今回、この73号議案に関しましても、値上げということではないということが見受けられるわけで、全体的なまず入り口として、今回の全ての全体的な見直しの中で、これは値上げではなく、私は見直しだというふうに思っているんですけども、現実的に値上げの部分があったのかどうか、そして据え置きがあったのかどうか、減免があったのかどうか、相対的な部分で今回の一連の条例改正の部分で答弁をいただきたいと思います。 27 ◯ 池田委員長 企画政策課長。 28 ◯ 小澤企画政策課長 よろしくお願いいたします。  本議会に議案として上程をさせていただいております使用料、手数料、占用料などの見直しにつきましては、持続可能な行政運営、利用する方と利用しない方の利用者負担の適正化、また課税取引においては消費税の引き上げへの対応を図り、適正な価格に見直しをさせていただくことを目的に行っているものでございます。今、委員からお話のあったそれに伴い、現行の料金のままだとか、算定をした結果、少し値下げになったものというのがありますのでちょっと御紹介をさせていただきますと、今回の一連の見直しに伴う算定を行った結果、料金を現行料金のまま据え置きにしたものは、例えば社会福祉法人に関する署名手数料一般廃棄物等処理業許可申請手数料のほか、据え置きといった視点で申し上げますと、現在、公民館や生活文化施設を無料で利用されている方も原則現行のまま無料で御利用になれます。また、同じく算定した結果、改定額が現行料金より値下げとなったものは、道路占用準用河川流水占用における共架の電線、あとは流水占用橋梁設置等の占用、いわゆる個人宅地などへの橋かけ占用等がございます。 29 ◯ 池田委員長 北浜委員。 30 ◯ 北浜委員 ありがとうございました。今の答弁の中で、私が質問したとおり、今回の全ての占用料であるか使用料等条例改正というのが値上げの条例改正ではないということがよくわかりました。そしてもう一つ重要であるのは、それぞれ市民の皆様方がどのように自分たちの生活の中で条例改正とかかわりがあるかという部分では、今回の道路占用料徴収条例の一部を改正するという部分では公共的な部分が非常に多くて、市民の皆さんとは直接なかなか関連しない部分が多いのかなというふうには認識をするわけでありますけど、やはり今回の条例の中で大切なのは、それぞれの市民の皆様の受益者負担の考えが非常に重要だと考えています。全ての皆さんが使うなら、それは公平性だというふうに認識をするわけでありますけど、全ての皆さんが利用しない可能性があるのであれば、あくまでもそれを利用する方たちに相当の出費をしていただくことが、公平性の立場から立って非常に重要だと考えますけれども、今回のこのような条例改正の中で受益者負担の考え方をどのように捉えて、市は条例改正を提案されたのか、考え方について伺いたいと思います。 31 ◯ 池田委員長 企画政策課長。 32 ◯ 小澤企画政策課長 受益者負担、まさに今、委員さんがおっしゃられたとおり、利用する方と利用しない方の利用者負担の適正化ということでお話をさせていただいておりますが、そういったことで御利用いただく方々には、そういった形で使用料、手数料等のお支払いをしていただくと。その中で、ただ、全部が全部利用される方々に全ての金額をお支払いいただくというのは、なかなかあれもありますので、公費負担の部分と受益者負担の部分をこの間の総務委員会でも詳しく説明させていただいたとおり、そういった負担割合を考えたり、あとは他市との料金の関係を確認したりですとか、あとは激変緩和ということで、余り一遍に値上げするのもいろいろ市民生活に影響があるだろうとか、そういったことも勘案しながら今回御提案をさせていただいているものでございます。 33 ◯ 池田委員長 北浜委員。 34 ◯ 北浜委員 今、2度ほど答弁をお聞きしましたけれども、私の見解としては、これは決して値上げの一部改正ではなくて、相対的な部分で見直しをされた結果、このようなそれぞれの議案が提案されたということがよく理解できましたので、一応これで私の質問を終わらせていただきます。 35 ◯ 池田委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯ 池田委員長 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯ 池田委員長 討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより、第73号議案 稲城市道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 38 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第73号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第74号議案 稲城市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。榎本委員。 39 ◯ 榎本委員 それでは私のほうから、第74号議案 稲城市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例について質疑させていただきます。  こちらの改正につきましても、持続可能な行政運営及び利用者負担の適正化、並びに消費税の引き上げという対応を図る観点からということでございますけども、今回の改定で、この改定というのは放置自転車を防止するためのものであって、それを返還するために手数料がかかりますということであると思いますけども、その中には、やはり放置をしたということでは罰則的なところも考えられるのかなと思っております。今回、この手数料を自転車が2,000円から3,000円、原動機付自転車が3,000円から4,500円に、1,000円、1,500円と額を上げた幅、この変更した内訳についてお伺いしたいと思います。 40 ◯ 池田委員長 管理課長。 41 ◯ 吉屋管理課長 変更をいたしました内訳につきましては、人件費、それから物件費を足しまして、これを利用実績、件数で割って算出いたしました。他市との比較も兼ねて検討をしているところでございます。 42 ◯ 池田委員長 榎本委員。 43 ◯ 榎本委員 ありがとうございます。委託している業者、管理、そして人件費、いろいろ含めて費用がかかるということだと思いますけども、今回、自転車については駅前を含めて整備をされて、一般的に駐輪する場合には、受益者負担ということで料金をいただいて駐車しているところがあると思います。そういった中で、今回、放置自転車はどのぐらいの数になっているのか、傾向とその数がわかればお答え願いたいと思います。 44 ◯ 池田委員長 管理課長。 45 ◯ 吉屋管理課長 平成28年9月から稲城市の鉄道の駅全駅で駐輪所の有料化を実施させていただいているところでございます。台数につきましては、撤去台数ということでよろしければ、有料化の前の平成26年度で年間749台、27年が年間459台、それから有料化いたしました平成28年度が319台、29年度が255台、30年度につきまして184台ということになりまして、徐々に撤去の台数、自転車に関する台数、放置自転車に関する台数は減ってきておりまして、駅前、それから市内に違法等で自転車を放置するものについては撤去されるという認識が市民に浸透してきたのかなというふうに思っているところでございます。 46 ◯ 池田委員長 榎本委員。 47 ◯ 榎本委員 今の御答弁では、平成26年度が749台で30年度が184台と、これはかなり放置自転車、放置バイクは減ってきているというのがもう明らかでございます。これはやはり駅前を、有料化とはいえ受益者負担をして、適正に自転車、原動機付自転車を駐輪するという皆様の理解があって、そして、放置をしてはだめだ、絶対にこれはいけないんだという考えが起きているからこそ、こういう結果があらわれているんだと思います。しかしながら、ただやはりまだまだそういった考えがない方、ちょっと悪質なケースもあるかと思いますし、例えばそのまま放置して、もう要らないから捨ててしまえみたいな感覚の方もいらっしゃるのかと思いますけども、そういった考えの方も、恐らく委託された業者がおのおの自転車もバイクも通知を出して、それを引き取りに来る、そのときの手数料だと思います。これは台数が減ったからといって、やはりそういった人件費や手数料、その手間、管理費等は確かにかかってくるのかなと思いますので、やはりその辺も含めて違反をしているということを考えると、そういった罰則的なことも含めて、今回のこの改定については妥当ではないかなと私は考えております。これは意見です。 48 ◯ 池田委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 49 ◯ 池田委員長 よろしいですか。ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯ 池田委員長 討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより、第74号議案 稲城市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 51 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第74号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第75号議案 稲城市立公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯ 池田委員長 質疑、意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯ 池田委員長 討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより、第75号議案 稲城市立公園条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 54 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第75号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第76号議案 稲城市公共物管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。つのじ委員。
    55 ◯ つのじ委員 稲城市公共物管理条例の一部を改正する条例の中で、別表の第1、2番目の橋梁の設置または給排水等河川を直接に利用するための施設の設置を目的とするというふうに書かれているんですね、種別のところに。これの内容を具体的にお伺いしたいと思います。 56 ◯ 池田委員長 管理課長。 57 ◯ 吉屋管理課長 まず、一番最初の御質問でございます橋梁の部分でございますけれども、公共物、要は水路になりますけれども、公共物の中に水路が含まれますので、水路に橋かけをして、御自宅のほうを出入りされる方のために橋梁をかけるかと思いますけれども、その橋梁をかけるに当たって占用料を徴収しているものでございます。それから、流水に関しましては、特段稲城市のほうではちょっと事例がないものですから、流れ出るものになりますので、特に今までは占用料を徴収した事例というのはないところでございます。 58 ◯ 池田委員長 つのじ委員。 59 ◯ つのじ委員 それでは、全体的に市民に影響するようなことがあるのかどうか、伺いたいと思います。 60 ◯ 池田委員長 管理課長。 61 ◯ 吉屋管理課長 先ほども少し申し上げましたとおり、公共物の中には水路、それから赤道等々含まれてまいります。そこに占用するものとして電柱、それからガス管等々も入ってまいりますので、直接市民にはかかわりがなくて、企業者がその公共物を占用する、水路敷だとかに電柱を立てる場合には占用料を徴収するといった内容でございます。その料金について、今回改定をいたすものでございます。 62 ◯ 池田委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯ 池田委員長 ほかに質疑、意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯ 池田委員長 討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより、第76号議案 稲城市公共物管理条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 65 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第76号議案は原案のとおり可決されました。  次に第77号議案 稲城市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 66 ◯ 池田委員長 質疑、意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯ 池田委員長 討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより、第77号議案 稲城市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 68 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第77号議案は原案のとおり可決されました。  次に第79号議案 稲城市下水道条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯ 池田委員長 質疑、意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯ 池田委員長 討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより、第79号議案 稲城市下水道条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 71 ◯ 池田委員長 起立全員であります。よって第79号議案は原案のとおり可決されました。  暫時休憩をいたします。                                午後1時20分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後1時22分 開議 72 ◯ 池田委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、第56号議案 稲城市生活文化施設条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。武田委員。 73 ◯ 武田委員 お疲れさまです。56号議案に関しまして質疑します。  稲城市生活文化施設条例にある市民の交流活動及びコミュニティー形成の推進を図り、もって市民生活の向上と文化の発展に寄与すると書いてございますが、限りなく公民館の事業に近いものじゃないかなと思いますが、その概念について伺います。 74 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 75 ◯ 笠松市民協働課長 生活文化施設の目的といたしましては、今、委員がおっしゃったように生活文化施設条例第1条にございますとおり、市民の交流活動及びコミュニティーの形成の推進を図り、もって市民生活の向上と文化の発展に寄与することとするということで、コミュニティーの形成に向けた施設として設置されたものでございます。 76 ◯ 池田委員長 武田委員。 77 ◯ 武田委員 ありがとうございます。では、再質問いたします。  今現在の公民館事業としましては、登録団体は無料で利用できるということですが、今回のこの文化施設におきまして、今も無料で使えていると思うんですが、それは継続の考え方でよろしいでしょうか。 78 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 79 ◯ 笠松市民協働課長 今回の改定におきましては、減免の規定等の見直しはしておりませんので、今までの利用の状況と変わるところはございません。 80 ◯ 池田委員長 武田委員。 81 ◯ 武田委員 変わりがないということで安心しました。ありがとうございます。  そして、再々質問ですが、ふれんど平尾では30%から39%ほどの使用料の増額と、生活文化施設やのくちに至っては38%から最大2倍というふうになっております。これは有料の利用者が対象ということになると思うんですが、今回の値上げ等々に関しましては、市民の交流活動、そして地域コミュニティーの形成の発展の妨げになるものになるんではないかなという懸念が一部から聞かれていますが、それについて伺います。 82 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 83 ◯ 笠松市民協働課長 生活文化施設につきましては、利用の実態、また市民の負担、コミュニティーの推進を目的とした施設であることですから、今回、先ほど申し上げたように減免規定の見直しを行っておりませんので、コミュニティーの形成への影響は限定的であると考えています。 84 ◯ 池田委員長 ほかに。岡田委員。 85 ◯ 岡田委員 それでは、今回、ふれんど平尾とやのくちということで、それぞれ各施設と部屋ごとの改定前と改定後の金額、それからいつから実施するのか、確認したいと思います。 86 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 87 ◯ 笠松市民協働課長 各施設の部屋ごとの改定前と改定後の金額につきましては、まず、生活文化施設ふれんど平尾につきましては、市民ホールが新料金が830円、旧料金が620円、防音室が新料金が570円、旧料金が410円、201会議室が新料金が400円、旧料金が310円、202会議室は新料金が400円、旧料金が310円、203会議室は新料金が400円、旧料金が310円、204会議室につきましては新料金400円、旧料金310円、実習室につきましては新料金400円、旧料金310円、工作室につきまして新料金710円、旧料金510円、音楽室につきまして新料金360円、旧料金210円、301会議室につきましては新料金400円、旧料金310円、302会議室につきましては新料金400円、旧料金310円、調理室につきましては新料金710円、旧料金510円でございます。また、生活文化施設やのくちにつきましては、大広間が新料金430円、旧料金310円、和室1につきましては新料金330円、旧料金210円、和室2につきましては新料金200円、旧料金100円、多目的室につきましては新料金200円、旧料金100円、談話室につきましては新料金330円、旧料金210円となっております。また、実施の時期につきましては、令和2年4月1日となっております。 88 ◯ 池田委員長 岡田委員。 89 ◯ 岡田委員 まず、今回、料金改定するということで具体的に聞きたいと思うんですが、例えばふれんど平尾の201会議室でいいますと、310円から400円に値上げになるということですね。それから、やのくちについて、例えば談話室では210円から330円ということで、それぞれ3割、5割と、こういう値上げになる、こういうことだと思いますが、具体的にこの2つの部屋について、フルコストの内訳を含めた新料金をどのように積算しているのか、その内容について確認したいと思います。  それから、今回、この料金改定をやった結果、年間で、ふれんど、やのくち、それぞれの施設の影響額はどれぐらいになるのか、確認したいと思います。 90 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 91 ◯ 笠松市民協働課長 まず、生活文化施設ふれんど平尾、201会議室の改定額につきましては、年間のフルコストの計算でございますが、こちらが164万438円でございまして、施設の年間利用実績が977時間であることから、1時間当たりの原価といたしまして1,679円となっております。この原価に対しまして、使用料算定基準に基づき公費負担割合50%の適用をいたしまして、消費税を乗じた現時点の理論上での適正価格は907円と算出されます。この価格を周辺自治体との均衡、それから総合的な判断というところで、また消費税増税分というところも合わせまして改定額案ということで算出し、1時間当たり使用料を400円といたしたところでございます。  また、生活文化施設やのくちの談話室の改定額でございますけれども、こちらも今の計算と同じになるんですが、フルコストの計算で213万8,274円がフルコストということでございまして、年間の利用実績791時間というところから、1時間当たりの原価といたしまして2,703円となります。また、この原価に対しまして、使用料算定基準に基づき公費負担割合50%の適用をいたしまして、消費税を乗じた現在の理論上の適正価格は1,460円という算出になります。この価格を先ほど申し上げたように、周辺自治体との均衡、また総合的な判断を加えまして、消費税増税分も合わせて改定額案といたしまして、1時間当たり使用料330円としたところでございます。  影響額につきましては、ふれんど平尾のほうですけれども、ちょっと施設で全体で大体10万ほどの影響額、それから生活文化施設やのくちのほうにつきましては、3万程度の影響額と考えております。 92 ◯ 池田委員長 ほかに。岡田委員。 93 ◯ 岡田委員 年間の利用者数、利用件数、利用率についてそれぞれの施設についてお聞きしたいと思います。 94 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 95 ◯ 笠松市民協働課長 生活文化施設ふれんど平尾の利用者数ということで、平成30年度で申し上げますと、利用件数が3,400件、利用人数が3万628人ということになっております。また、生活文化施設やのくちにつきましては、利用件数1,425件、利用人数1万5,641人となっております。利用率は、生活文化施設ふれんど平尾が30.7%、生活文化施設やのくちが20.5%となっております。 96 ◯ 池田委員長 岡田委員。 97 ◯ 岡田委員 現状、利用率はそれほど高くないのかなというふうに思いました。その上で、先ほど質疑もありましたけれども、無料利用と有料利用があるということで、それぞれふれんど平尾、それからやのくちの無料利用と有料利用のそれぞれの件数、それから、それぞれの利用率がどうなっているのか、確認したいと思います。 98 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 99 ◯ 笠松市民協働課長 生活文化施設ふれんど平尾の有料件数、有料で利用されている件数でございますけれども、215件となっております。そうしますと、無料の件数というのが3,185件となるわけですけれども、利用件数の比率といたしましては6.3%、有料利用の件数の比率は6.3%となります。また、生活文化施設やのくちにつきましては、有料利用が204件ということになりまして、無料の件数が1,221件となります。有料件数の比率といたしましては14.3%となっております。 100 ◯ 池田委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯ 池田委員長 ほかに質疑、意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。  初めに、反対討論を許します。岡田委員。 102 ◯ 岡田委員 それでは、第56号議案 稲城市生活文化施設条例の一部を改正する条例に、日本共産党市議団を代表して反対の立場から討論を行います。  今、質疑の中で、この施設については、無料利用の団体については継続をされるということが確認をされました。一方、有料で利用している市民、団体については、ふれんど平尾、今確認したところで、201会議室で言えば310円から400円、それから、やのくちは談話室が210円から330円など、3割、5割、こうした値上げになるという内容だと思います。冒頭の質疑にもありましたけれども、生活文化施設は市民の交流活動及びコミュニティーの形成の推進を図り、市民生活の向上と文化の発展に寄与するということを目的としているという施設だということです。やはり先ほどの答弁では、有料の利用者はそれほど確かに多くないという現状もありますけれども、やはりなるべく利用しやすい利用料を設定すると、こういう立場に立って利用料の値上げを含むこの条例案には反対をするものです。以上です。 103 ◯ 池田委員長 ほかに反対はありませんね。  賛成討論を許します。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 104 ◯ 池田委員長 ほかに討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより、第56号議案 稲城市生活文化施設条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 105 ◯ 池田委員長 起立多数であります。よって第56号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第67号議案 稲城市体育施設条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。川村委員。 106 ◯ 川村委員 第67号議案の稲城市体育施設条例の一部を改正する条例についてなんですけれども、こちらの施設に関しては、見直しに関してふだんから施設を利用されている方と余り施設を利用していない方で大分意見が変わってくると思います。まず、私はテニスコートについて伺いたいんですけれども、ふだんからテニスコートを利用されている方にしましたら、今回の見直し、なぜこれだけ改定金額が変わるのかということを聞きたい方が多いと思います。これは、市民の方からいただいた意見です。私自身も、段階的に金額の見直しというのができなかったのかというのを伺いたいです。そして、ふだんからテニスコートを使用されない方にしましたら、こちらに記載されているように、市内在住、在勤、または在学する者以外の者が使用する場合の使用料はこの表に定める額の2倍の額とするとあります。テニスは1人ではなかなかできるものではなく、やはりテニスコートを借りてテニスをするとなると何名かの方がしていると思います。その中で、市内以外、市外の方も結構いると思うんですけれども、この把握というのはどのようにされているのかというのも伺いたいと思います。 107 ◯ 池田委員長 スポーツ推進課長。 108 ◯ 大塚スポーツ推進課長 まず、テニスコートの金額の根拠というところだと思うんですけども、まず、各テニスコートの中で2種類ございまして、砂入り人工芝コートとか、あとハードコートといったことで、それぞれほかの料金と同じような形でフルコストを計算しまして、その後、年間の利用こま数で割りました原価計算を通常、人工芝とハードコート別々に算定します。その後、公費負担割合ということで、こちら普通は体育施設は50%の公費負担なんですが、テニスコートにつきましては30%といったことで、若干公費を投入する部分を抑えて30%として適用しています。その後、理論上の適正価格を出しまして、例えば人工芝のほうが理論上の適正価格が2,501円、それからハードコートのほうの適正価格が4,249円と。本来であればこの2,500円とか4,200円というのを納めていただくといったところなんですが、ちょっとこれではほかの他市の料金より突出して高くなってしまうということもありますので、そこで他市の料金とか総合的に判断した結果、砂入りの人工芝コートは1,580円、ハードコートについては1,100円といった形で金額を算定したという状況でございます。それから、テニスコートの料金、市外の方たちが2倍だということで、やはり稲城市の体育施設、公共施設ですので、基本的には市内の方に優先して使ってもらいたいということで、その把握というのは、まず公共施設予約システムのほうで登録団体であるのか市外の団体であるのかというところを把握しながら予約をしてもらって、市内の方については市内料金、市外の方については2倍の料金といった形で徴収をしているという状況でございます。 109 ◯ 池田委員長 川村委員。 110 ◯ 川村委員 ふだんから施設を利用されている、テニスコートを利用されている人にしましたら、やはり結構な金額が上がるという見方になってしまうと思うんですけれども、客観的に見ると、民間を借りるよりもとても大変安く貸していると思いますし、私はその見直しという点に関してはとてもいいと思います。ただ、段階的にという言葉があったように、急に何百円も見直しされるとやはり、あれ、何で? とふだんから使っている方にしたらなると思うんですけれども、例えば今回見直しした金額分を施設の拡充であったりとか整備だとか、そういったことに回すというか、充てるという考えがあるのかどうか、伺いたいです。 111 ◯ 池田委員長 財政課長。 112 ◯ 清水財政課長 使用料の引き上げに伴いました増加した収入の部分につきましては、まずはやはり現年度の人件費や物件費、そういったものに充当していく、そういった考え方でございます。 113 ◯ 池田委員長 ほかに。北浜委員
    114 ◯ 北浜委員 それでは、67号議案 稲城市体育施設条例の一部を改正する条例について伺いたいと思います。  今も川村委員のほうからテニスコートに特化した質問で、今、財政課長のほうから答弁いただいたんですけど、ちょっとそれにかかわる問題で質疑をしたいと思うんですけども、今回、体育施設の使用料を引き上げている部分があると思うんですけども、利用者の皆さん、特に稲城市は市民1人1スポーツを標榜しているわけで、多くの市民の愛好家の方たちが自分それぞれのスポーツを楽しんでいらっしゃるんですけども、現実的に引き上げに伴って増収が見込まれるわけであって、その増収分を施設の改修に充ててほしいという声が全体的に上がるんではないかなと思うんですけども、改めて先ほどの川村委員への2番目の答弁にもかかわるんですけども、この増収分をどのように考えるかということについて、財政的な観点から答弁いただければと思います。 115 ◯ 池田委員長 財政課長。 116 ◯ 清水財政課長 増収分の充当につきましては、現年度にまず当該年度の経費に充てていくというのが基本的考え方でございますが、現時点で余り想定はしておりませんが、当該年度の経費に充当し切れない場合につきましては、修繕費や更新費用、またそれを基金に積み立てた上でまとめて修繕をするという、そういった考えも持ってございます。 117 ◯ 池田委員長 北浜委員。 118 ◯ 北浜委員 考え方はよくわかりましたけども、当該年度に充当する使用料が増加すれば、今まで事業に充当していた今までの分の一般財源というのがある部分、浮いてくるんじゃないかなというふうに考えるんですけれども、それに関しましては、どのように使われるのか、市民からいただいた大切な税収でありますから、その辺についての考え方を伺いたいと思います。 119 ◯ 池田委員長 財政課長。 120 ◯ 清水財政課長 御質問の浮いた部分になります一般財源の使途でございますが、これは税や地方交付税と同様に、通常の一般財源として扱うというのが原則でございます。この理由でございますが、使用料の対象となるサービスは、おおむね使用料、これは利用される方が支払ったもの、あとは一般財源、これはサービスを利用しない方を含め市民全体で負担したもの、この2つでおよそ構成されるわけでございますが、使用料の割合が増加するということは、サービスを利用しない人を含めた市民全体が負担している割合というのが減少するという、そういった格好になります。このため、こうやって発生いたしました、浮いたという格好になります一般財源につきましては、やはりサービスを利用しない人を含めた市民全体が負担する部分がございますので、当該サービスを優先するのではなく、市全体の中で優先順位が高い事業に充てていくべき、そういった経費に充てていくべきというふうに考えております。これが、利用者負担の適正化の根幹となる考え方でございます。そうしますと、例えば今回体育施設の増収ですが、やはりそのときに福祉の経費が必要ということであれば民生費がふえていく、そういったこともやはり考えられるということでございます。やはり一般財源がこういった形で増加いたしますと、持続可能性という意味で高まるということもございますので、その分修繕や施設更新に充てられる余地というのも生まれてまいりますので、そういった意味では、当該施設のサービスの充実に還元されるということもございます。 121 ◯ 池田委員長 北浜委員。 122 ◯ 北浜委員 丁寧な説明ありがとうございました。まさに優先順位というのが、稲城市がまちづくりを進めていく中であると思うんですね。現時点では皆さん御存じのとおり、稲城市は積極的に保育園の待機児童の解消に向けて、保育園の増園を試みている状況にあります。本当にここの部分では非常にお金がかかるというのが率直な意見なんですけども、それを優先順位、例えば今回も台風で被害がありました。そうしたらやはり防災的な観点から、何か充当をしなきゃいけない部分もありますし、あくまでも10年間の長期総合計画が最上位計画であっても、緊急性の高いときには、そこに財源を充てなければいけないという部分もあると思うんです。しかしながら、今後の根本的な考えの中で、それはありつつもやはりそれぞれの利用者から利用料として徴収した部分で、もし余りが出るときは、そのタイミングを見て、積極的に施設整備に向けて努力をされるということも重要かなと思うんですけども、改めましてその辺の考え方を伺えればと思います。 123 ◯ 池田委員長 財政課長。 124 ◯ 清水財政課長 やはり使用料をいただきながら運営していく施設でございますので、利用に耐えないとか、そういった状態にはならないように、また、その利用というのが明らかに少なく、必要性云々という話になった場合はまた話は別ですが、やはり継続して利用できるというのが持続可能性という部分でございますので、そういったことに配慮しながら運営してまいります。 125 ◯ 池田委員長 ほかに。岡田委員。 126 ◯ 岡田委員 それでは、改めまして中央公園内の体育施設と今回テニスコートの改定ということなので、それぞれの施設ごとに改定前と改定後の金額について確認したいと思います。また、その実施時期についても、確認しておきたいと思います。 127 ◯ 池田委員長 スポーツ推進課長。 128 ◯ 大塚スポーツ推進課長 中央公園内体育施設ごと、それからテニスコートごとの改定前と改定後の金額につきましては、まず、中央公園内体育施設の中の総合体育館のそれぞれの料金がございますけれども、まず、メインアリーナが改定前が8,640円に対して、改定後が9,800円、それから、ウエルネスアリーナが改定前4,320円のところ、改定後が4,900円、それからレクリエーションルームが改定前2,060円のところ、改定後2,500円、それから、トレーニングルームが改定前310円のところ、改定後370円、ランニング走路、改定前が210円のところ、改定後が220円、柔道場が改定前1,340円のところ、改定後1,830円、それから剣道場が改定前1,340円のところ、改定後1,830円、弓道場が改定前1,230円のところ、改定後1,730円、それからちびっこプレイルームが改定前100円のところ、改定後110円、それから、ミーティングルーム(1)、改定前が1,230円のところ、改定後1,680円、それからミーティングルーム(2)が改定前620円が改定後850円、それから放送室が改定前1,030円のところ、改定後が1,480円、あと、総合グラウンドのほうなんですけれども、競技場が改定前2,370円のところ、改定後2,950円、放送室が510円のところ、改定後530円、記録室が改定前210円のところ、改定後420円、それから野球場、改定前3,500円のところ、改定後4,530円、本部室が改定前1,030円のところ、改定後1,070円、それからテニスコートの部分なんですが、まず、砂入りの人工芝テニスコートは、北緑地公園テニスコートと大丸公園テニスコート、若葉台公園テニスコート、それぞれが同じ料金で改定前が1,030円と改定後が1,580円、それからハードコートの城山公園のテニスコート、こちらが改定前が720円で改定後が1,100円というような金額体系になっております。それから、実施時期につきましては、登録者とか、あと登録団体が令和2年4月1日以降に納付する利用分から新料金が適用になると。それから、当日利用につきましては、令和2年4月1日以降に利用する分から新料金が適用されるといった状況でございます。 129 ◯ 池田委員長 岡田委員。 130 ◯ 岡田委員 それでは、改めて。今、それぞれの施設ごとに説明があったとおり、基本的に全て値上げになると、こういう内容になっているわけですね。先ほど質疑にもありましたが、何点か聞きたいと思います。まず、中央公園内の体育施設の影響額はどれぐらいになるんでしょうか。その総計がどれぐらいになるか、確認したいと思います。それから、テニスコートの改定の影響額はどれぐらいになるのか、確認したいと思います。それから、テニスコートについてですが、若葉台公園、それから城山公園のテニスコートについて、今、今回こうした新料金を出したということですが、フルコストの内訳を含めてどのように積算をしてきたのか、その内訳について確認したいと思います。それから、26市の多摩地域のテニスコートの平均額は幾らなのか、確認したいと思います。 131 ◯ 池田委員長 スポーツ推進課長。 132 ◯ 大塚スポーツ推進課長 まず、1つ目の中央公園内体育施設の影響額につきましては、総合体育館と総合グラウンド、野球場の合計ではございますけれども、影響額は656万8,699円でございます。それから、テニスコートの影響額につきましては、全体で1,158万4,850円でございます。それから、若葉台公園テニスコートと城山公園テニスコートのフルコストの内訳を含めた新料金の積算ということですけれども、まず若葉台公園テニスコートにつきましては、フルコストの内訳が、人件費が43万2,771円、物件費が1,563万7,832円、減価償却費が20万7,382円、その合計がフルコストとして1,627万7,985円、それを年間の利用こま数、7,968こまで割りますと、砂入り人工芝合計で、1こま当たり原価が3,308円、それから先ほども説明しましたが、公費負担割合がテニスコートの場合30%ですので、30%を適用して消費税を乗じました理論上の適正価格が2,501円と。こちらの2,501円を本来であれば負担していただくということなんですけれども、現行料金の2.5倍ぐらいになってしまうということも考えて、ほかの市とも比較しながら総合的に判断した結果、新料金を1,580円といった金額に設定をしております。それから、城山公園テニスコートにつきましては、フルコストの内訳が、人件費が43万2,771円、物件費が1,702万1,352円、減価償却費が18万1,183円、その合計のフルコストが1,763万5,306円、年間の利用こま数が3,138こまですので、それを割りまして、1こま当たりの原価が5,620円と。同じように公費負担割合の30%を適用しまして、8%の消費税を乗じた理論上の適正価格が4,249円と。こちらを他市との比較と総合的に判断した結果、城山公園テニスコートの新料金を1,100円といった形に設定をしております。それから、他市の料金の平均ということなんですが、各自治体によって1こまの時間であったりとかがちょっと違いますので、1時間当たりといった形に換算しますと、稲城市のテニスコート、砂入り人工芝のほうなんですが、1時間790円。25市の39施設の平均の料金が517.6円といった状況になっております。以上です。 133 ◯ 池田委員長 岡田委員。 134 ◯ 岡田委員 まず、今フルコストの内訳を含めた新料金の積算の内訳も確認しました。理論上の適正価格、若葉台公園テニスコートで言うと2,501円ということで、新料金は1,580円ですよということだったわけですが、これは2時間ということですから、1時間に直すと790円というので、今、回答もあったとおりだと思うんですね。実際に、26市のいわゆる自治体の近隣のテニスコートの平均額というのは、517.6円でしたね、今の答弁は。ということなので、やはり517円から比べると非常に高いということだと思うんですよね。実際に現状の若葉台公園のテニスコートの額は幾らかといえば、2時間で1,030円ですから、1時間に直すとちょうど515円なんですよね。今ちょうど26市平均と同じほぼ額でやっている、こういう状況なので、今上げる必要ないんじゃないかというのを私は思います。やっぱり稲城市がスポーツをどういうふうに位置づけるかということが非常に大事で、民間で習い事として個人でやるということとはやっぱり違うわけで、同じく自治体では517円という状況があるわけですよね。何よりスポーツをどういうふうに稲城市として振興していくのかということも非常に大事なわけです。  稲城市は、スポーツ推進計画をつくっていますね。スポーツ推進計画でどういうふうに言っているかというと、市民が生涯にわたり、それぞれの年齢や体力、ライフスタイルに応じたスポーツ・レクリエーションを楽しめる機会や環境をつくり、多様な形でのスポーツ活動への参加を推進して、豊かなスポーツライフを実現できるよう総合的かつ計画的に進めますというふうに書かれているわけで、やっぱり市民の皆さん、税金も払って稲城市で暮らしているわけで、もちろんこの使用料も払ってテニスをやっている、その市民の人たちが、やっぱり近隣市も今比べると大体同じような額で利用されているわけで、より多く市民の人たちにこうしたスポーツにかかわってほしいということからすると、やっぱり今値上げをすることはこの推進計画とも方向が合わないんじゃないかなと、市民がスポーツから遠ざかる、実際に今でも先ほど川村さんからも話ありましたけど、今の額でもこれだけの額出しているんだから、やっぱり、例えば城山であれば施設はもう30年たつわけですよね。この間、コート改修するということはやってきましたけど、そもそも根本的に芝入りのコートに変えるとか、やっぱりそういうことを利用料を払っているんだからやってほしい、こういう声も今の現状でもあるわけですよね。市民の皆さんはスポーツに汗を流しているということで、非常に今の額の中でやっている人たちにとってやはり負担が重くなるというふうに思うんですけれども、このスポーツ推進計画との関係から考えても、やっぱり今、26市との状況を勘案しても非常に高くなることについては慎重に検討する必要があったんではないかと思いますが、その認識について聞きたいと思います。 135 ◯ 池田委員長 スポーツ推進課長。 136 ◯ 大塚スポーツ推進課長 テニスコートの料金につきましては、今回の体育施設全体の使用料の改定が総合体育館のオープンの平成4年以来、28年間大幅な改定を行っておりません。その間、時間がたつにつれて、オープン当時の使用料をずっと納めていただきながら体育施設の維持管理に努めてきたといった状況の中で、やはりこの28年間の中でさまざまな形で施設も老朽化してくる、あと消費税も段階的に3%から5%、8%といった形で上がっていく中で、人件費であったりとか物件費等が値上がりしているといった状況の中で、今回の改定の目的であります持続可能な行政運営ということで、こちらが将来も持続的にいつまでも同じサービスの提供ができるといったことを目指して、今回適正な価格を算出して、利用者の方にその金額を負担していただくといったこともございますので、今回の金額については適正に計算をした結果、この金額を負担していただきたいというふうに考えております。 137 ◯ 池田委員長 ほかに。武田委員。 138 ◯ 武田委員 今、岡田委員からほとんどの質問が出たわけなんですが、我々建環におきましては、特定所管におきましても、スポーツツーリズムということを標榜しまして今回視察を決行してきたという中で、やはり各自治体では健康増強、特に高齢者の介護予防、高齢の健康増進というところに寄与している部分がかなり多くある。それで、社会福祉の費用が抑えられるという一面もあるというふうに伺っております。今、もろもろの計算の仕方、それから考え方というのが出たんですが、それに対して市民及び利用者の声は今回の値上げに当たって聞いているのかどうか、それをちょっと確認したいと思います。 139 ◯ 池田委員長 スポーツ推進課長。 140 ◯ 大塚スポーツ推進課長 今回の料金改定についての市民へ意見を聞いたかというところでございますけれども、まず、体育施設の利用団体、例えば体育協会であったりとか、それからスポーツ推進協議会、あるいは地区体育振興会といった団体に、個別の料金の説明ではなくて改定の全体的な考え方を説明しているといった状況でございます。 141 ◯ 池田委員長 武田委員。 142 ◯ 武田委員 体育振興会、各団体等に金額は定かにしていないけども、一応概念は伝えてあるということでしたが、しっかりとした、ここ議案に上がってくる前に、本来であればパブリックコメントなり何なりといったものを求めて、丁寧にその理解を求めていくべきであったんじゃないかと考えておりますが、その辺についてちょっと考え方を伺いたいと思います。 143 ◯ 池田委員長 スポーツ推進課長。 144 ◯ 大塚スポーツ推進課長 まず、今回の改定につきましては、料金の適正化が目的でありまして、市民に対しまして個別の料金のよしあしを一つ一つ伺うものではないというふうに考えております。したがいまして、まず、体育施設の利用団体へ個別の料金ではなくて、料金見直しの全体的な考え方を説明して意見も伺っております。また、市民につきましては、日常的に聞いているさまざまな意見であったりとか市政への提案とか、あと今回パブリックコメント等からも一般市民の方からも意見を聞いておりまして、そこも含めて庁内で検討してきたといった状況でございます。 145 ◯ 池田委員長 武田委員。 146 ◯ 武田委員 再々質問であります。  実際に市民の方が使われるに当たっては、やはり額面というのは非常にウエートが高い問題かと思います。なので、概念だけ理解してもらって、後出しじゃないですけども、その後に金額が出てくるというやり方というのは、やはり市民としてはなかなか理解しがたいところがあると思います。ついては、市民の体育向上、スポーツ振興を進めていく姿勢に少しストップがかかってしまうんじゃないかなという危機感も少し覚えておりますが、その点もちょっとお伺いさせていただきたいと思います。 147 ◯ 池田委員長 スポーツ推進課長。 148 ◯ 大塚スポーツ推進課長 今後、市民の方は、今回の議会の承認後、年明けの1月ぐらいから、1月明けから、市民向けに対して新料金の周知を図ってまいって、丁寧な説明をして理解を求めていきたいというふうに考えております。また、各料金について利用に影響があるんではないかということなんですが、今回、適正な形で計算をして、他市から余りにも突出しないような形の他市並みの料金に設定した金額でございますので、そこら辺も丁寧に周知をしていきながら、影響のないような形で進めていきたいというふうに考えております。 149 ◯ 池田委員長 ほかに。榎本委員。 150 ◯ 榎本委員 それでは、私のほうから1点。今いろいろな皆さんからのお話がありまして、今回改定されまして、今増加される見込みがあると。現年度分に充てて、人件費等に充てるという、財源をというお話がありましたけども、予想される見込みの額についてお伺いしたいと思います。全体的な施設の全てを含めてで結構です。 151 ◯ 池田委員長 スポーツ推進課長。 152 ◯ 大塚スポーツ推進課長 体育施設全体の影響額ということだと思うんですけれども、全体では2,486万3,139円の増収を見込んでおります。 153 ◯ 池田委員長 榎本委員。 154 ◯ 榎本委員 今、増加される影響があるという費用ですが、約2,486万ということで、今回改定されることによって、今お話ありましたように、直接全て体育施設の改修だのいろいろ改善だのということは現実的に今すぐということではないのかもしれませんけども、ちょっと答弁にもありましたように、28年間改定されてきてなかったということは、やはりこれまでの間、いろんな施設を稲城市はつくってきております。一般財源ということの考え方でいくと、本当に使用料は市民の皆様、そして利用される受益者負担ということになるかと思うんですけども、今、稲城の体育施設はよく考えていただけると、本当にすばらしい施設が多いんですね。他市からの話も聞くと、稲城の設備はすごく整っている、うらやましいぐらいだという話も聞きます。特に今、新しい施設では稲城長峰スポーツ広場、ここは多目的広場、あとフットサル、サッカー場ということになっておりますけども、この金額で、先ほど川村委員からもありましたけども、民間、特にフットサル場は今多くなってきております。この額ではとても借りられません。倍以上の額になる。市外の方は2倍ということも考えていらっしゃる中で、やはり稲城市の方でもやっぱり使っている方、もう本当に喜んで使っていただいていると思うんで、やはりある程度受益者負担というのは必要で、こういった形で改定をしていくということは、本当にスポーツを愛する人は理解をしていただけるのではないかなという考えもございます。そしてまたもう一つ、稲城は市民1人1スポーツと今お話が出てきています。今、介護予防というお話もありましたけども、こういった施設を使わないでスポーツを愛する方はたくさんいらっしゃいます。やはりそういった市民の方も含めて、こういった受益者負担というのはある一定の機が来たということで、改定されたということは必要ではないかなと考えております。これは意見です。 155 ◯ 池田委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 156 ◯ 池田委員長 ほかに質疑、意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。  初めに、反対討論を許します。岡田委員。 157 ◯ 岡田委員 それでは、第67号議案 稲城市体育施設条例の一部を改正する条例に、日本共産党市議会議員団を代表して反対討論を行います。  質疑でも確認してきたところですが、まず、反対理由の第1として、武田委員からもあって、私も質問しようかなと思ったんですが、武田委員のほうで聞かれたということでしませんでしたが、やっぱり事前に市民の意見を聞くということで、それは料金についてきちんと聞く必要があると私は思います。この間、テニスコートの利用者の方からは、まず金額については1.5倍というのはやっぱり高いよねという話と、何よりいや、聞いていないよねという声がやっぱり非常に多いわけですよね。市民との協働で市政を進めていくというのが稲城市ですから、やはり事前にこういうふうな金額になりますよということも含めて、利用者に話をしてから議会での条例提案を行うべきだったというのが反対理由のまず第1点です。  それから第2点目ですが、市民のスポーツ推進という観点から、先ほど質疑も行いましたけれども、やはり稲城はスポーツを推進するということは、健康の増進、それから体力の維持向上、それから仲間づくり、地域コミュニティーの活性化、こうしたことも含めてやっぱりスポーツを推進することで市民生活を豊かにしていくということが、稲城市が行政としてスポーツを進めていく大事な役割だと思うわけですよね。こうした中で、今の利用料も払って市民の方がスポーツをしている、こういう状況の中で、やはり今、市民生活も非常に厳しい状況の中で暮らしている中で値上げをしていくということは、やっぱりスポーツを推進していくという姿勢から見ると、市民をスポーツから遠ざけていくということに、また遠ざかることにやはりなるのではないかなというふうに思います。以上のことから本議案に反対です。 158 ◯ 池田委員長 ほかに反対はいらっしゃいませんね。  次に、賛成討論を許します。北浜委員。 159 ◯ 北浜委員 それでは、第67号議案 稲城市体育施設条例の一部を改正する条例に対して賛成の立場で討論させていただきたいと思います。  私の質疑の中で、使用料の引き上げに伴い、増収分をどのようにするのかということで財政課長から答弁をいただきました。基本的にこの増額部分は、全体的なフレームの中で一般財源として稲城に必要なさまざまな施策の優先順位を決めて、それに充てていきたいというふうに答弁をいただきました。御存じのとおり、現在は保育園の待機児童の解消等、稲城市は積極的に子供たちを育てやすいまちづくりのために努力を続けている中では、このような考え方は非常に適切だというふうに考えております。  あともう1点、私が今までさまざまな委員会の質疑を聞いてきて、私たち議員が考えなければいけないということがありました。それは、私たちは公職選挙法にのっとって市議会議員選挙で当選をして市民から付託をされてこの場にいます。そのような中では、やはり行政から上程をされた議案を私たちがしっかりと審議をしなければいけないというふうに思います。だからこそ行政が、じゃ、全て細かいことまで市民に事前に聞かなければいけないのか。そういうことをするということは、私たち自身が市議会、いわゆる稲城市議会の必要性を否定するのではないかということを危惧しております。ですから、私たちは行政から上程をされた議論をしっかりこの場ですることが、私たち市議会議員に与えられた役務だというふうに考えておりますので、今回のこの議案の中で審議をされたことに対しまして、ぜひとも皆さんは稲城市議会、市議会議員としての役割は何なのかを委員の皆様に考えていただきたいと思い、賛成の立場で討論とさせていただきます。 160 ◯ 池田委員長 ほかに賛成討論ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 161 ◯ 池田委員長 ほかに討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより、第67号議案 稲城市体育施設条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 162 ◯ 池田委員長 起立多数であります。よって第67号議案は原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。                                午後2時13分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時30分 開議 163 ◯ 池田委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、第69号議案 稲城市地域振興プラザ条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。岡田委員。 164 ◯ 岡田委員 それでは、先ほどと同様に、まず、会議室ごとの改定前・改定後の金額はどうなるのか、それから、その実施時期をどう考えているのか確認したいと思います。 165 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 166 ◯ 笠松市民協働課長 施設の各部屋の改定前と改定後の金額ということでございますけれども、まず会議室(大)が新料金1,220円、旧料金770円、会議室(中)が新料金710円、旧料金460円、会議室(小)におきましては新料金510円、旧料金310円となっております。  また、実施の時期につきましては、令和2年4月1日施行ということになってございます。 167 ◯ 池田委員長 岡田委員。 168 ◯ 岡田委員 それでは、2点確認したいと思いますが、まず、具体的に大会議室で言うと、フルコストの内訳を含めた新料金をどのように積算したのか、その内訳について確認したいと思います。  それから、今回の改定による影響額の合計は幾らぐらいになるのかお聞きしたいと思います。 169 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 170 ◯ 笠松市民協働課長 地域振興プラザの使用料、会議室(大)の部分の改定額につきましては、年間のフルコスト計算ということになりますので、まず、年間のフルコストが630万6,039円でございまして、施設の年間の利用実績が2,024時間でございますので、1時間当たりの原価ということで3,116円となります。この原価に対しまして、使用料の算定基準に基づき公費負担割合50%を適用いたしまして、また、消費税を乗じた現時点での理論上の適正価格は1,682円という算出になります。この価格を周辺の自治体との均衡、それから、総合的な判断等含めまして、また、消費税増税分もあわせて算出したところが、1時間当たり使用料1,220円ということになってございます。  また、この3つの部屋の全体の影響額といたしましては、90万円ということになっております。 171 ◯ 池田委員長 岡田委員。 172 ◯ 岡田委員 会議室についても、4月から金額で約1.5倍になりますという内容だということなんですが、このことで市民の利用が減るということにならないんだろうかと。ここは、基本的に有料で市民の皆さんが利用している会議室だと思いますので、そのことについての認識をお聞きしたいと思います。  それから、もう一点ですが、会議室も含めてですが、地域振興プラザの設置の目的はどのようになっているのか確認したいと思います。 173 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 174 ◯ 笠松市民協働課長 まず、利用者が減るということにつきましては、今回の改定では、激変緩和を考慮する、また、近隣、近いところの市の同じような施設・お部屋などの料金も確認しまして、市民の利用が大幅に下落することがないようにということで設定をしているところでございます。  また、設置の目的でございますけれども、稲城市地域振興プラザ条例第1条の中で、産業の振興、市民の交流、市民による自主的な社会貢献活動、市民活動の支援及び男女共同参画社会の形成の促進を図るということを目的といたしまして設置をしております。 175 ◯ 池田委員長 岡田委員。 176 ◯ 岡田委員 金額が1.5倍になるというのは、利用する側にとっては大きな負担になると私は思います。そこで、もう一点確認しておきたいのは、先ほど来議論がありますが、この議会に条例を上程する前に、料金について利用者の声を聞いたのかということについて聞きたいと思います。というのは、稲城市は市民と協働で事業を進めていくという姿勢をとっているわけで、市議会ではそれぞれ責任を持って議員が議論することは当然ですが、その前に、当事者の意見をしっかり聞くということが大事だと私は思います。そのことについて確認しておきたいと思います。 177 ◯ 池田委員長 市民協働課長。 178 ◯ 笠松市民協働課長 個別の利用団体に対して特に御意見等は伺っておりません。 179 ◯ 池田委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 180 ◯ 池田委員長 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。  初めに反対討論を許します。岡田委員。 181 ◯ 岡田委員 日本共産党市議団を代表して、第69号議案 稲城市地域振興プラザ条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論を行います。  反対の理由を2点ほど述べたいと思いますが、まず、先ほど質疑でも確認したとおり、地域振興プラザの目的は、市民の交流、市民の自主的な社会貢献活動や市民活動の支援、男女共同参画社会の形成の促進を図る。市民と稲城市の協働の施設であると思いますので、1つは、こうした市民の皆さんに事前に料金も含めて相談して設定をする、その上で、これからの事業も一緒に考えていくという姿勢が必要だったと思います。  2点目は、地域振興プラザの会議室は、きのう来の議論の公民館の無料利用団体と違って、基本的に市民の利用は有料だということになっています。その点からも、市民が利用しやすい料金設定という観点から、今回で言えば、大会議室などで770円から1,220円という額は、非常に大きな負担になる額だと思います。こうした使用料の値上げに反対をいたします。  以上です。 182 ◯ 池田委員長 ほかに反対討論はございませんね。次に賛成討論を許します。
         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 183 ◯ 池田委員長 ほかに討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより、第69号議案 稲城市地域振興プラザ条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 184 ◯ 池田委員長 起立多数であります。よって第69号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第71号議案 稲城市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案については、提案理由の説明が本会議で行われておりますので、これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。つのじ委員。 185 ◯ つのじ委員 第71号議案 稲城市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例についてお伺いをいたします。本条例の改正につきましては、市全体で持続可能な行政運営の観点及び利用する方と利用しない方の負担の適正化の観点から、当該サービスにかかわるコストを人件費や物件費などを含めたフルコストで検証し、サービス性質ごとに適切な公費負担割合を定めた上で、現行料金との比較を行い、さらに、近隣自治体との均衡なども考慮し、総合的に判断して手数料を設定しているということは、さきの委員会や今委員会でもわかりました。  まず最初に、一般家庭ごみ処理手数料の積算根拠を伺いたいと思います。 186 ◯ 池田委員長 環境課長。 187 ◯ 渡辺環境課長 それでは、お答えさせていただきます。一般家庭ごみ処理手数料の改定額につきましては、まず、年間のフルコストが7億673万2,743円でございまして、ごみの収集量につきましては1,426万2,200キロでございます。このことから、1キロ当たりの原価といたしましては50円と算出されます。これを、平成16年の有料化のときの計算方法と同様に、1キロ当たりというのを袋の容量、つまりリットルに置きかえますと、1キロ当たり6.67リットルとなります。先ほどの1キロ当たり原価50円を割りますと、1リットル当たり7.4円となります。  これをそれぞれの袋の容量に乗じて計算をいたしますと、袋1枚当たりの単価といたしましては特小の袋が37円、小の袋が74円、中の袋が149円、大の袋が297円となります。こちらの原価に、使用料の算定基準に基づきまして公費負担割合70%を適用させていただきまして、さらに、消費税額を乗じた現時点での理論上の適正価格につきましては、1枚当たり特小の袋につきましては12円、小の袋が24円、中の袋が48円、大の袋が96円と算出されます。  この価格につきまして、周辺の自治体との均衡を考慮するなど総合的に判断するとともに、消費税増税分もあわせて改定額案を算定し、今回の上程額のとおり1枚当たり特小につきましては10円、小につきましては20円、中につきましては40円、大袋につきましては80円というふうな形になってございます。 188 ◯ 池田委員長 つのじ委員。 189 ◯ つのじ委員 丁寧な説明をありがとうございます。ごみ袋の理論上の適正価格としては、1枚当たり特小袋が12円、小袋が24円、中袋が48円、大袋が96円と算出されるということがわかりまして、また、周辺自治体との均衡を考慮するなどしたということでお答えがあったんですけれども、本市のごみにおきましては、収集後、クリーンセンター多摩川において中間処理を行っていると思うんですね。周辺自治体の状況として、クリーンセンター多摩川を構成している多摩川衛生組合4市での比較なんですけれども、稲城市・狛江市・国立市・府中市の家庭廃棄物の収集袋の手数料の現状について再度伺いたいと思います。 190 ◯ 池田委員長 環境課長。 191 ◯ 渡辺環境課長 クリーンセンター多摩川を構成しております4市の家庭廃棄物の収集袋の手数料の現状といたしましては、まず、袋の容量につきましては4市とも共通、同じでございます。  次に、手数料につきましては、狛江市・府中市・国立市は全て同じような価格でございまして、特小袋につきましては1枚10円、小袋につきましては1枚20円、中袋につきましては1枚40円、大袋につきましては1枚80円というふうな形になっておりまして、最後に、当市につきましては、特小袋につきましては8円、小袋につきましては15円、中袋につきましては30円、大袋につきましては60円というふうな形になってございます。 192 ◯ 池田委員長 つのじ委員。 193 ◯ つのじ委員 わかりました。ごみ減量に関しましては、環境問題においても一人一人の意識づけの向上により図られると考えております。ごみ減量につきましては、環境課の事業努力などにより、食品ロスにもすごく力を入れてくださっていまして、よく頑張ってくださっている、成果が出ているんだなということを認識しているところでございます。  そこで、クリーンセンター多摩川を構成している4市のそういう状況はわかりましたが、これまでも家庭廃棄物の収集袋について、一定の事情を有する場合については無料袋、例えば清掃のボランティアさんとかおむつ袋だったりというところなんですけれども、今回の改定に伴って、このことについて影響があるのかどうか最後に伺いたいと思います。 194 ◯ 池田委員長 環境課長。 195 ◯ 渡辺環境課長 影響についてはございません。減免世帯と清掃ボランティア、また、おむつ袋に関しましては、申請に基づきまして、これまでと同様に無料で配布をさせていただきたいと考えてございます。 196 ◯ 池田委員長 ほかに。榎本委員。 197 ◯ 榎本委員 それでは、私のほうからは、今お話がありましたように、多くの議案の中で、持続可能な行政運営及び利用者負担の適正化及び消費税率の引き上げということの観点から、今回こういった改定がなされるということですけども、その中で、環境課の持続可能な取り組みとして、今後どのように取り組んでいく施策があるのか、お考えを聞かせてください。 198 ◯ 池田委員長 環境課長。 199 ◯ 渡辺環境課長 市のごみの有料化につきましては、皆さん御存じのとおり平成16年10月から行ってまいりました。その当時からいたしますと、現在はどのような状況になっているかといいますと、皆さんよく御存じのとおりSDGs、持続可能な開発目標に関連いたします環境施策であったり、あと、気候変動の関連、それと、稲城市では生物多様性いなぎ戦略というのも作成をして、今取り組んでおります。こういった形で、環境施策につきましてはまさに多岐にわたってございます。そのような中で、市といたしましては、これまでの取り組みを継続して実施していくほか、法令などに定められた施策など、優先順位と市全体のバランスというのも考えなくてはいけないと思っておりますので、それらを考慮しながら検討してまいりたいと考えてございます。 200 ◯ 池田委員長 榎本委員。 201 ◯ 榎本委員 ありがとうございます。今お話があったように、環境課としてさまざまな取り組みをしていただいている中で、リサイクルを含めて、持続可能ということでは生物多様性や気候変動も考えながら、いろいろと取り組まれているということはわかりました。  もう一点、そういった中で、今回は手数料の改定になりますので、平成30年度でいいと思いますので、手数料の使い道はどのような感じになっているのかお伺いしたいと思います。 202 ◯ 池田委員長 財政課長。 203 ◯ 清水財政課長 手数料の使途でございますが、現在、ごみ袋の関係で収入したものはごみの収集の関係で全て充当できているところでございます。 204 ◯ 池田委員長 榎本委員。 205 ◯ 榎本委員 今、ごみの収集関係というお話がありまして、つのじ委員からもお話がありましたように、一般的に、ごみを収集してクリーンセンター多摩川で燃やす費用、また運ぶ費用、その後、今構成4市で多摩川衛生組合を運営していただいておりますけれども、燃やした灰を一部日の出町の東京たまエコセメント化施設に運んで、それをエコセメントにする費用が実はホームページには載っておりまして、平成30年度ですと総額で11億7,000万円と非常に高い費用が発生しております。  それに加えて、クリーンセンター多摩川では、3つの炉だったと思うんですけれども、炉を回してごみ処理をしている。これも、今お話があったように、持続可能なというところでは、設備ですので、その耐久年数・耐用年数はいろいろあると思うんですけれども、そういったことも今後考えていかなきゃいけない。そしてまた、燃やした灰をエコセメント化しているという環境的には非常によい事情にはなっておりますけれども、いまだに日の出町の皆さんにはかなり負担をかけていて、東京たま広域資源循環組合といいまして、稲城市を含めますと25市1町で構成されておりまして、どこの自治体も日の出町に運んでいるという状況の中で、いろいろな関係するところで費用がかかってくるということになるかと思います。  その中でも、今お話があった炉についてもそうですけれども、実は、エコセメント化する施設があるんですけれども、これがかなり老朽化をしてきているというお話がありまして、ここ数年ぐらいでは、施設を建てかえるのか、それとも、この事業をやめてしまうのかというような議論が今後あるという話も聞いております。環境を改善するためには、こういった施設も必要ですし、ごみを処理するということに関しては、かなりの費用がかかっているというふうに私も考えております。  その中で、1点、ごみの出し方になると思うんですけれども、例えばリサイクル、あとは、稲城市にもイオンがオープンしますけれども、イオンでは、マイクロプラスチックの問題がありますから、容器を瓶に変えようかという議論がされているということも聞きましたし、スーパーなどではトレーを収集されたり、いろいろな事業所でごみの減量に取り組んでいると思います。  我々ができるとしたら、今お話がありましたけれども、きちんとしたリサイクルに努めていくということも一つの手段なんですけれども、そうはいっても、ごみを出さなければいけないといったところで考えますと、皆さんいろいろなごみを出していらっしゃると思うんですけれども、ごみを出すときに、特に可燃ごみについては週2回で、衛生上の問題もあるので、なかなかためておくという考え方はないと思います。不燃ごみについては、ある一定の期間ためられると思います。いろいろ見たり話を聞いたりしても、私、事業者の方にも知り合いがいまして、意外に6分目・7分目ぐらいで捨てられていると。そして、可燃ごみについても、あいている部分があるという話も聞いております。可燃ごみは週2回出さなければいけないんですけれども、あいているということであれば、今、特小・小・中・大と4種類に分かれていて、きちんとやっていただければ、ごみは適正に処理できるのではないかなといったことも考えられるんですね。  もう一つ、多摩市になるんですけれども、素材がプラスチックなのか私もわかりませんが、ごみ袋が伸びるんですね。稲城市のは、目いっぱい入れてしまうと切れてしまうこともあるかもしれませんけれども、多摩市で使っている素材は伸びて、切れないような感じになっております。そういったことも考えられるのかなということで、この改定もそうなんですけれども、今お話ししたごみの処理の仕方も今後周知していただいて、市民1人一人が適正なごみの処理のあり方についてもう一度考えていただくということも大事なのかなと考えております。  そこで、1点だけ、稲城市では黄色とピンク色のごみ袋があるんですけれども、改定に伴って、ごみ袋については、今お話ししたような伸びる素材とか、工夫されたごみ袋への変更も考えられているのかお伺いしたいと思います。 206 ◯ 池田委員長 環境課長。 207 ◯ 渡辺環境課長 今回のごみ処理手数料の改定では、ごみ袋の大きさ・色については変更ございません。今後の見直しにつきましては、必要に応じてそういったことも含めて研究してまいりたいと考えてございます。  以上です。 208 ◯ 池田委員長 ほかに。武田委員。 209 ◯ 武田委員 質疑させていただきます。平成16年10月に有料化したということになっているんですが、減量が目的ということになっているんですけれども、その推移を教えていただけますか。 210 ◯ 池田委員長 環境課長。 211 ◯ 渡辺環境課長 有料化が平成16年10月でございますので、有料化前の状況と現在の状況ということでお話をさせていただきたいと思います。まず、ごみの有料化前の平成15年度の燃えるごみ・燃えないごみの総量といたしましては1万6,422トンでございました。その後、市民の皆さんに御協力をいただきながら、年々ごみが減少しているような状況でもございまして、平成30年度につきましては1万4,537トンでございます。 212 ◯ 池田委員長 武田委員。 213 ◯ 武田委員 ありがとうございます。有料化前が1万6,422トンで、平成30年度は1万4,537トンというお答えでございました。実際にしっかりと成果が出ているのかな、市民の皆様が一生懸命努力されているのかなというふうに感じております。  ごみ袋に関しましては、ほかのものと違って、各世帯必ず利用するものというふうに認識しております。ですから、どちらかというと税金に近い考え方もあるのかなと考えておりますが、そうなってくると、今しっかりと減量ができているということであれば、この機会に下げなくてもいいのではないかという認識を市民の方からも聞くんですが、その辺の御認識を伺います。 214 ◯ 池田委員長 暫時休憩いたします。                                午後2時54分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時54分 開議 215 ◯ 池田委員長 再開いたします。  武田委員。 216 ◯ 武田委員 済みません、訂正いたします。現状しっかりと減量ができているということであれば、料金を値上げしなくてもいいんじゃないかというお声が上がっていますが、その辺の見識を伺います。 217 ◯ 池田委員長 環境課長。 218 ◯ 渡辺環境課長 再三委員会等でもお答えさせていただいておりますけれども、今回の使用料・手数料の改定につきましては、持続可能な行政運営のため、また、サービスを利用する方と利用しない方の負担の公平性の確保のため、市民の皆さんに適切な負担をしていただくため、サービスにかかるコストというのを人件費・物件費なども含めたフルコストで検証させていただきまして、サービスの性質ごとに適正な公費負担割合を定めた上で、現行料金との比較を行い、さらに、近隣自治体等の同種・同類のサービス等との均衡なども考慮するなど、さまざまな視点から丁寧かつ総合的に判断した適正な価格となっており、持続可能な行政運営には必要な改定であると考えております。 219 ◯ 池田委員長 ほかに。岡田委員。 220 ◯ 岡田委員 それでは、先ほど新しいごみ袋の料金について、積算の数字も示されてきたところですけれども、改めて具体的に確認したいので、ごみの中袋について、フルコスト計算の内訳も含めて新料金はどういう積算をして、40円になったのかということについて確認したいと思います。 221 ◯ 池田委員長 暫時休憩いたします。                                午後2時56分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時56分 開議 222 ◯ 池田委員長 再開いたします。  環境課長。 223 ◯ 渡辺環境課長 まず、ごみ袋の改定額でよろしいですよね。(「フルコスト計算」と呼ぶ者あり)フルコスト計算ですね。繰り返しになってしまうんですけれども、年間のフルコストが7億673万2,743円でございまして、ごみの収集量につきましては1,426万2,200キロであることから、1キロ当たりの原価は50円となります。これを、平成16年の有料化のときの計算方法と同様に、キログラムをそれぞれの袋の容量のリットルに置きかえますと、1キロ当たり6.67リットルとなりまして、先ほどの1キロ当たりの原価50円を割ると、1リットル当たり7.4円となります。これをそれぞれの袋の容量に乗じて計算をさせていただきますと、袋1枚当たりの原価というのが、特小が37円、小が74円、中が149円、大が297円となります。  次に、この原価に、使用料の算定基準に基づきまして公費負担割合70%を適用させていただきまして、さらに、消費税率を乗じた現時点での理論上の適正価格といたしましては、1枚当たり特小が12円、小が24円、中袋が48円、大袋が96円と算出されます。  次に、この価格を、周辺自治体との均衡を考慮するなど総合的に判断させていただきまして、さらに、消費税を加えまして、改定額といたしましては1枚当たり特小が10円、小が20円、中が40円、大が80円となってございます。したがいまして、中袋につきましては40円というふうな形になってございます。 224 ◯ 池田委員長 暫時休憩いたします。                                午後2時59分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時59分 開議 225 ◯ 池田委員長 再開いたします。  環境課長。 226 ◯ 池田委員長 環境課長。 227 ◯ 渡辺環境課長 先ほどのフルコスト7億673万2,743円の内訳でございますけれども、人件費といたしまして1,438万4,578円、次に、物件費といたしまして6億9,234万8,165円というふうな形になっています。減価償却費はございませんでした。  以上です。 228 ◯ 池田委員長 岡田委員。 229 ◯ 岡田委員 そのような計算をしたところ、まず、理論上の適正価格は48円になるということですよね。その上で、今回もろもろ他市の状況なども検討して、48円の理論上の適正価格に対して40円にする。現状は30円ですから、30円から40円ということで、実質的には3割以上のごみ袋の値上げになるということになると思うわけです。  そこで、お聞きしたいんですが、まず、この理論上の適正価格を出していくに当たって、結局、原価を出した上に、その後何を計算するかというと、公費負担割合を掛けて、それから、消費税率を掛けて、結果が48円になるということですね。私が聞きたいのは、公費負担割合は70%と言っていますが、その数字というのは適切なのかどうかということなんです。実際に、16年前に稲城市のごみ袋を有料化しましたね。そのときに私もちょうど議員になって、最初から建設環境委員会だったのでこの議論をしました。その当時は、ごみ袋はなかったんだから、ごみ処理というのは基本的に税金でやるということだったんですよね。そういうことでやってきたんだけれども、いろいろな理由から有料化しますというのが16年前のお話でした。そういう観点からすると、あのときも、ごみを出さない家庭があるかわかりませんけれども、まずないでしょうねという意味で、税金の二重取りじゃないですかというお話もありました。そういうふうに考えると、7割という公費負担割合、つまり、3割は住民が負担しますという考え方の基準はどうなんですかということを考える必要があると思うんですよね。  その上で、仮に公費負担割合が70%じゃなくて、例えば80%にしたらどうなんでしょうかということで、単純なので80%で計算すると、48円じゃなくて32円になるんです。32円なら値上げをしなくていいですということになるわけなんですよね。そこで、お聞きしたいんですけれども、まず、あくまで公費負担割合は70%なのか、80%なのか、仮に60%と設定するのかによって、理論上の適正価格は当然変わるわけです。ですから、パーセンテージをどういうふうに設定するのかということが、実は計算の上では非常に重要なので、70%で48円ということになりましたけれども、70%というのは基本的に一つの目安の数字で、考え方は民間との関係とかいろいろ総務委員会でも御報告されていましたけれども、その上で、70%をそのまま出して48円とやるわけじゃなくて、近隣の自治体も含めて検討して出すという関係にあるわけだから、70%という数字は一つの基準なんですねということについて基本的な認識を確認したいと思います。 230 ◯ 池田委員長 企画政策課長。 231 ◯ 小澤企画政策課長 今回のごみの関係の値段の算定の仕方なんですが、これは総務委員会でも御報告させていただいておりますが、手数料の算定基準というのを10月の総務委員会でも御説明させていただいて、その後、意見公募で市民の皆様から意見を聞かせていただいて、確定をした算定基準になります。  この算定基準の中では、本件は手数料に当たるんですが、手数料のサービスの性質に基づいた公費負担割合につきましては、行政サービスの手数料は、必要な市民の求めに応じて、主としてその方の利益のために提供するという性質から、原則、原価を利用者に負担していただくこととなるのが基本なんですが、今回の件に関しては、全市民が対象で、日常生活で継続的に利用されるサービスであり、市民負担に相当な配慮が必要な家庭系のごみ処理手数料などでございますので、この基準の中で公費負担割合を70%ということに決めさせていただきました。決めるに当たっては、算定基準の中でさまざまな研究をしたり他市の状況なんかを見て、市として70%が適正であると判断したものでございます。 232 ◯ 池田委員長 岡田委員。 233 ◯ 岡田委員 ということですね。70%については、今ありましたとおり、全市民が対象となるとともに、日常生活で継続的に利用されるサービスであり、市民負担に相当な配慮が必要なサービスということで、総務委員会の資料にも家庭系のごみ処理手数料などと書いてあるということなんです。それで、市で70%と決めて計算したということですね。70%は法的な規定ですか。確認しておきたいと思います。 234 ◯ 池田委員長 企画政策課長。 235 ◯ 小澤企画政策課長 法的なものかどうかという今の御質問ですが、法的な数字ではなく、市が算定基準として判断した数字でございます。 236 ◯ 池田委員長 ほかに。岡田委員。 237 ◯ 岡田委員 次ですが、ごみの中袋については、一つわかりやすいので聞きたいと思うんですけれども、先ほどつのじ委員の質問でもあったとおり、構成市の金額については出されてきたと思いますが、ごみ中袋は20リットル入りということなんですけれども、多摩26市の平均のごみ中袋の額は幾らですか。 238 ◯ 池田委員長 環境課長。 239 ◯ 渡辺環境課長 多摩地域26市で、20リットルの袋を採用している市というのは24市ございます。こちらの平均といたしましては、1枚当たり35円でございます。 240 ◯ 池田委員長 岡田委員。 241 ◯ 岡田委員 それでは、最低額は幾らですか。それから、最高額は幾らですか。 242 ◯ 池田委員長 環境課長。 243 ◯ 渡辺環境課長 一番低い額といたしましては1枚当たり20円、一番高い額といたしましては1枚当たり40円となってございます。 244 ◯ 池田委員長 よろしいですか。ほかに。北浜委員。 245 ◯ 北浜委員 それでは、第71号議案について伺わせていただきたいと思います。ごみの有料化から15年がたちました。市としては、ごみ減量に向けてさまざまな取り組みを市自身で行っているとともに、市民の協力を得ていくことは重要だと考えていますけれども、現実的に、今回の可燃ごみの手数料に関しましては、まさにほかの手数料や使用料云々と全く違って、本当に全市民のふだんの生活にかかわる重要な課題だと思っています。そんな中で、組成分析もされていますけれども、今の市民の方の可燃ごみの出し方は現実的にどのような状況なのか、まず伺いたいと思います。
    246 ◯ 池田委員長 環境課長。 247 ◯ 渡辺環境課長 今委員からもございましたとおり、市では毎年、各家庭から排出されたごみにつきまして、何がどれだけ含まれているのかという組成分析調査のほうを実施させていただいております。最新の平成30年度の結果につきましては、燃えるごみの約3割が紙類でございました。さらに、紙類のうちリサイクル可能な紙というのは4割ございました。このように、まだまだごみの中にリサイクルできるものが多く含まれているような状況でございます。市といたしましては、引き続きさまざまな機会をとらえて、正しい分別とリサイクルの推進を行ってまいりたいと考えてございます。 248 ◯ 池田委員長 北浜委員。 249 ◯ 北浜委員 先ほど榎本委員からも、出し方の問題の御提起がありました。今の答弁だと、燃えるごみの袋の中の3割が紙であって、その中の4割はリサイクルできるような状況ということは、それだけ1つの袋を使っても余裕がある部分が生み出されると思うんですね。もう一方、それだけじゃなくて、私も集合でごみを捨てるところを見るんですけれども、ほとんどの方がごみ袋をパンパンにしていないというか、もっと圧縮すれば入るのを、余裕を持って捨てられている方が非常に多いと思うんですよ。  それは、生ごみを捨てているから、においといったようなことを考えていると思うんですけれども、これから市がやらなければいけないことは、今課長のほうから答弁いただいた、分別できるごみをしっかりとリサイクルしていただくことを促進することと、あともう一つは、余裕を持って捨ててしまうということは、私もある部分そうなのかもしれないですけれども、例えば家族がいたら、大袋がいいと思って大袋しか買ってなかったり、中袋しか買ってない方たちがいるんだと思うんですね。だけど、それこそ特小などいろいろな部分を組み合わせて持っていれば、今週はこれだけのごみで済んだというときに、今回は小袋でいいやということで、ある程度利用料・手数料の部分を抑制することができると思うんですね。  そういった意味では、市民の皆様方に特小から大袋までをもうちょっとうまく利用していただくようなことを提案もしていかなきゃいけないし、繰り返しになりますけれども、紙のリサイクルの促進をもっと市として訴える必要があると思うんですけれども、手数料を上げるだけじゃなくて、その反面、この案件が上程された後、議決を受けたら、きちんとごみ減量と使い方のPRを市としてしっかりやっていっていただかないと、私たちとしても容認できる議案ではないと思うんですけれども、その辺の見解について伺いたいと思います。 250 ◯ 池田委員長 環境課長。 251 ◯ 渡辺環境課長 委員がおっしゃられるとおりだと思います。これから環境課といたしましては、ごみのスリム化と袋の使い方などを積極的に市民の皆さんへお知らせ、周知・啓発させていただきたいと考えてございます。  以上です。 252 ◯ 池田委員長 よろしいでしょうか。ほかに。岡田委員。 253 ◯ 岡田委員 今質問してきましたけれども、先ほどの答弁でもあるように、今回40円にすると、26市で40円の市というのは10市以上あるというふうに私も確認をしましたが、一番高い額になるという状況なんですよね。今、市民の生活が大変な中で、考えなければいけないと私は思います。  先ほど質問もしてまいりましたけれども、今回、フルコストの内訳を含めて新料金を積算して、近隣市の状況などを勘案して、ごみの中袋で言いますと30円から40円にしたいということです。それはなぜかというと、ずっとこの3日間お話がされてきているように、持続可能な行政運営利用者負担の適正化のためなんですということで、使用料・利用料の見直しを行って、計算してきたということだと思うんですね。  確認したいのは、そのように稲城市で検討してきたのは私も知っていますが、市民の皆さんから出されるのは、ごみ袋の話は全市民的に関係あるので、生活が大変な中で今値上げしないとだめなの、ごみ袋の関係で言うと、今値上げしないと廃棄物処理行政は滞る状況にあるんですかという質問・疑問も非常に多いんですけれども、その点についてはどうなんでしょうか。 254 ◯ 池田委員長 環境課長。 255 ◯ 渡辺環境課長 繰り返しになりますけれども、今回の改定につきましては、持続可能な行政運営ということでございまして、今回手数料を改定することによりまして、廃棄物行政が滞ることは決してございませんので、御安心いただきたいと思います。 256 ◯ 池田委員長 岡田委員。 257 ◯ 岡田委員 今すぐに廃棄物行政が滞ることはないですよね。稲城市は全体的に健全財政ということでやってきている状況なわけです。その中でも、これからのことを考えて、新しい手法で計算をしたというお話なんですよね。それから、先ほど言ったとおり、計算式にある公費負担割合は、ごみ袋で言うと7割が行政で3割が市民負担という数字自身も法的な規定ではなくて、稲城市として、他市も含めていろいろ検討した一つの基準なわけです。  そこで、確認したいのは、1つは、今回はごみ袋だけじゃないんだけれども、ごみ袋は市民生活に大きな影響があるということで、30円のものを40円にするということを決めたのはいつですか。それからもう一つ、私を初め先ほど来述べているように、議会の前に金額について事前にきちんと説明をするべきだと、知らないである日値上がりするのは困るというのが市民の皆さんの声でもあるわけですね。市民との協働でつくっていくということを考えた上で、そのことについてどのように認識しているのか。この2点について確認したいと思います。 258 ◯ 池田委員長 企画政策課長。 259 ◯ 小澤企画政策課長 1点目の、現行の30円から今回の40円に市として決めたのはいつなのかという御質問でございますが、これにつきましては、先ほど申し上げました10月27日に総務委員会で御報告させていただいた手数料・使用料の算定基準(案)を意見公募にかけて、市民からの意見をいただいて、11月18日に算定基準が確定したことによって、算定基準に基づいて数字を計算して、議案として市議会のほうに上程をさせていただいたという流れになってございます。  市民に意見を聞いたのかということでございますが、これは、月曜日の総務委員会でも何度も御答弁させていただいたとおり、まずは、稲城市議会の議員の皆様に議案として上程をさせていただいて、我々は今まさに質疑もさせていただいておりますけれども、市民の代表で構成をされております、意思決定機関であります市議会のほうで御審議・御判断をまずいただいて、その御判断を市としては尊重させていただきたいと思います。議決をいただきましたら、市民の皆様には周知・説明をしっかりと行っていきたいという考えでございます。 260 ◯ 池田委員長 岡田委員。 261 ◯ 岡田委員 もう決まってしまうわけなので、3月の予算をどうするかということもありますけれども、条例上は決まったらそれは決まりだということなので、事前にというのを私は考えます。  いずれにしましても、今の答弁で、いろいろ計算していたとは思いますけれども、正式に決めたのは11月18日なんですよね。11月18日に決めて、きょうは12月11日ですから、まだ約3週間で、きょうこの委員会でこれを議論するという状況にあるのは、性急過ぎるんじゃないですかというふうに思うわけです。というのは、先ほども言ったとおり、これを12月議会で決めないと、ごみ処理の関係の行政が滞るということは当然ありませんよね。  そういう状況にある中で、先ほど来皆さんからも出ているとおり、これは市民の暮らしに影響のあることですから、事前に説明を聞いていくということは大事だし、今、稲城市の第四次長期総合計画というのをやっていて、次の第五次長期総合計画に向けて計画を立てようということでやっていると思うんですけれども、第四次長期総合計画の中に、稲城市としてどういうふうに進めるかという基本的な視点というのが4つぐらい書かれています。その中に、市民参加と協働ということが書かれているわけで、ごみ処理という問題、環境問題というのは非常に大事なことで、16年前に有料化したときも、ごみ減量のためだけではなかったんですけれども、それは一つの重要なファクターにはなっていましたね。そういうときに、市民も一緒になって取り組んでいく必要があるわけで、この料金についても市民に理解と納得を得ていく事前の努力が必要だと思います。  いずれにしても、稲城市としては、第四次長期総合計画でも一緒につくりましょうという姿勢を言っているわけですから、この姿勢に立って考えていく必要があると思います。ごみの問題ではその点についてどういうふうに考えているのか、改めて確認しておきたいと思います。 262 ◯ 池田委員長 環境課長。 263 ◯ 渡辺環境課長 ごみ行政につきましては、先ほど答えさせていただきましたとおり、平成16年10月の有料化の開始から、一言で環境といいましても、ごみも含めて多種多様・多岐にわたっているわけでございます。そのような中で、我々といたしましては、決して勝手に進めているわけではございません。これから施策を進めるに当たりましては、廃棄物減量等推進審議会・環境審議会など各種審議会等の意見も参考に、しっかり進めさせていただきたいと考えてございます。 264 ◯ 池田委員長 ほかに。武田委員。 265 ◯ 武田委員 質問させていただきます。16年前に有料化になったということがあるんですが、この間においての可燃ごみ処理・収集の委託料、多摩川衛生組合・東京たま広域資源循環組合等の負担金及び手数料の推移、それから、環境課のごみ関係の係の職員の最近までの推移をお聞かせいただきたいと思います。 266 ◯ 池田委員長 暫時休憩いたします。                                午後3時22分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後3時23分 開議 267 ◯ 池田委員長 それでは、再開いたします。  環境課長。 268 ◯ 渡辺環境課長 平成16年度決算書ベースでございますけれども、平成16年度のごみ処理手数料の塵芥収集運搬委託といたしましては、2億1,841万6,194円でございました。平成30年度の決算といたしまして……。 269 ◯ 池田委員長 暫時休憩いたします。                                午後3時23分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後3時24分 開議 270 ◯ 池田委員長 再開いたします。  ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 271 ◯ 池田委員長 よろしいですか。ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。  初めに反対討論を許します。岡田委員。 272 ◯ 岡田委員 日本共産党議員団を代表して、第71号議案 稲城市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論を述べたいと思います。  反対理由について、4点ほど述べたいと思います。まず第1に、質疑でも確認してきたとおりですが、事前に市民に値上げについての説明をされていないということで、ごみ袋の値上げについては多くの市民生活に影響があります。市民への説明のないままに、値上げの条例を決めるというわけにはいかないと思います。  次に、第2ですが、先ほど来質疑してきているように、この改定を行うとごみ袋の値段は中袋で40円ということですから、26市でも最も高いごみ袋となるということと、現状の30円から40円ということで3割以上の値上げということに反対をいたします。  次に、第3に、計算根拠の関係ですが、自治体の公費負担割合を70%で計算しているということでしたが、これは法的な規定で決まっているわけではないという状況で、先ほども言ったように、公費負担割合を8割で計算すれば32円という計算にもなりますから、値上げをする必要はないということにもなると思います。  それから、第4点目ですが、稲城市は持続可能な行政運営というのを今回理由に挙げていますが、先ほど来質疑をしてきているように、今値上げをしないと廃棄物の処理行政が滞る状況ではないということだと思います。その上で、この10月には消費税が10%に増税になってきていて、政府でも、暮らし、また、景気への影響を勘案して、消費税10%に増税するけれども、その分は返すと言っているわけですね。そんなときに、稲城市という市民の暮らしに一番身近な地方自治体で、3割もの値上げをするんですかということだと思うわけです。現状、非常に市民生活が厳しい中で、今回これを決めるに当たって、市でも市民生活への影響を勘案しているんですよね。だから、出た数字を全てそのままやるという状況には当然ないですし、特にごみ袋については、市民生活に非常に大きな影響がありますから、今の市民の生活への影響を勘案して、今回の廃棄物の処理手数料の値上げを行うべきではないと考えます。  以上です。 273 ◯ 池田委員長 次に賛成討論を許します。つのじ委員。 274 ◯ つのじ委員 公明党のつのじ寛実でございます。公明党を代表して、第71号議案に賛成の立場で討論をいたします。  今回の使用料・手数料の改定につきましては、持続可能な行政運営のため、また、サービスを利用する人と利用しない方の負担の公平性の確保のため、受益者である利用者に適切な負担を求めるとのことでございました。ごみにつきましては、全ての市民が排出するものではありますが、これからの行政運営は、人口減少と高齢化が全国的に進み、人手不足など社会が大きく変化する時代の中で、持続的に適切な市民サービスを提供していける行政運営の持続可能性を目指す必要があると考えます。  市では持続可能な行政運営、また、サービスを利用する方と利用しない方の負担の公平性の観点から、新公会計制度の視点を盛り込んだ新しい使用料及び手数料の算定基準を市民意見公募なども実施した上で策定し、ごみの収集業務から中間処理・最終処分までのコストを、人件費などを含めたフルコストで検証し、市民に大きな負担とならない公費負担割合を定めた上で、現行料金と比較を行い、さらに、近隣自治体との均衡や、本年10月に実施された消費税率の引き上げの対応も含め、利用される市民の皆様に適切な負担をしていただくための適正価格をさまざまな視点から丁寧かつ総合的に判断した額になっていることが、全体の質疑を通して確認できました。  手数料につきましては、誰しもが少しでも安いほうがありがたいと思うところは理解するところではあります。また、私も一主婦として感じるところでございます。先ほどの北浜委員からのごみ減量化の出し方というところでは、私も本当にそうしていこうということもありました。ただ、本条例の改正につきましては、さまざまな視点から丁寧かつ総合的に判断をしたものであり、また、さらなるごみの減量や再利用の促進にもつながると考えます。  以上のことから、持続可能な行政運営には必要な改正であると判断し、賛成討論といたします。  以上です。 275 ◯ 池田委員長 ほかにございますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 276 ◯ 池田委員長 ほかに討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより第71号議案 稲城市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 277 ◯ 池田委員長 起立多数であります。よって、第71号議案は原案のとおり可決されました。  以上で本委員会に付託されました事件の審査は全部終了いたしました。  お諮りいたします。ただいま議決いたしました事件の委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 278 ◯ 池田委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  暫時休憩いたします。                                午後3時31分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後3時35分 開議 279 ◯ 池田委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。  お諮りいたします。お手元に配付してあります特定所管事務調査事項については、議長に対して閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 280 ◯ 池田委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  次回は2月14日金曜日、午前9時半から委員会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で建設環境委員会を散会いたします。                                午後3時36分 散会  以上のとおり会議の次第を記録し、これを証す るため署名する。   建設環境委員会委員長   池 田 英 司 Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...