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令和元年第4回定例会(第30号) 本文 開催日: 2019-12-05
令和元年第4回定例会(第30号) 名簿 開催日: 2019-12-05

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  1. 稲城市議会 2019-12-05
    令和元年第4回定例会(第30号) 本文 開催日: 2019-12-05


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2020-09-17
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時30分 開議 ◯ 議長(渡辺 力君) ただいまから本日の会議を開きます。   ───────────────────────────────────────── 2 ◯ 議長(渡辺 力君) 日程第1、一般質問を行います。  通告の16番、武田まさひと君の一般質問を許します。3番、武田まさひと君。 3 ◯ 3番(武田まさひと君) おはようございます。通告ナンバー16番、市民クラブ、武田まさひと、一般質問をさせていただきます。  まず最初に、このたびの台風15号・19号において甚大な被害を受けた全ての方に心よりお見舞い申し上げます。そして、先日、同会派のいそむら議員からも御案内がありましたとおり、私どもはあらい健議員を迎えて、4人会派、市民クラブに変わりましたので、改めて御報告いたします。私たち市議会議員は、市長と同様、市民から直接選挙で選ばれておりますので、是々非々の姿勢で議会運営に臨む所存でございますので、よろしくお願いいたします。やはり今回は、台風19号にまつわる質問が大変多く、同様な質問は極力避けたいと思っております。  まず大項目1、風水害時に一人でも多くの方の生命を守るための取り組みについて。  台風19号は、多くの地域に甚大な被害をもたらしました。今や災害は想定を超えるものということを市民も行政も強く認識すべきだと思います。  私も、10月12日には第三中学校に午後2時ごろからボランティアとして参加し、現場でないとわからない貴重な体験をいたしました。そして、多くの教訓を得ることができたと思いますが、その経験を生かしていかなければいけません。より安全な体制づくりを急ぐべきと考えまして質問いたします。  まず、(1)、21カ所の避難場所が開設されたと聞きますが、避難された方の状況と市の対応と課題について伺います。 4 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 5 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) おはようございます。それでは答弁をさせていただきます。避難された方の状況及び対応につきましては、さきにお答えしたとおりでございます。課題につきましては、一部の避難所に避難者が集中するなどのことはありましたが、避難者が多かった避難所では、教室の開放やバスによる移送などを行い、特段問題はなかったものと認識しております。 6 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 7 ◯ 3番(武田まさひと君) 再質問です。避難された状況につきましては、北浜議員への回答で理解しております。バスでの移送も、私も現場におりましたので、承知しております。  さきにお話ししましたとおり、私は第三中学校で避難者の受け入れを行っていましたが、当初、市職員が3名で、私が現場に到着したときには、受付業務を自治会副会長が1人で担当しており、到底間に合わないことから、私もお手伝いさせていただきました。名簿を作成する現場に職員がいない状況があり、どんどん人が押し寄せてくる中で、障害がある方やペット同伴で来られた方をしっかりとフォローできない状況だったと認識しております。職員も初めての経験で、仕方のないことだったかもしれませんが、誰が何をすべきかの判断ができていなかったのではないかと感じます。本当に問題がないとの御認識でしょうか。再度伺います。 8 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 9 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 避難所運営につきましては、避難者が多かった避難所には、避難所を運営する職員を段階的に増員し、夜通し避難者に付き添い対応したことから、特に問題はないものと認識しております。 10 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 11 ◯ 3番(武田まさひと君) 避難所開設当時は市職員3名のみで、自治会やボランティアがいなければ対応し切れない状況になっていたと思います。災害対策本部指示で職員の増員があり、その後徐々に職員の人数がふえました。その他、自主防災組織、民生委員の方も駆けつけ、対応いたしました。今後は、今回並みまたはそれ以上の風雨が予想される場合には、十分な人員の配置をし、避難者の対応とボランティアが機能的に動けるための指示もマニュアル化し、活用できる体制をしいていただきたいと思います。これは意見でございます。
     続きまして、(2)、妊婦や障害のある方も避難されておりましたが、その状況と市の対応、今後の課題について伺います。 12 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 13 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 避難所で受付の際、妊婦や障害があると避難所受付名簿に記載があった方は38人で、1.1%でございます。市の対応につきましては、避難された方の身の安全を守るため、体育館等の安全な場所に避難していただいたものです。避難所設営・運営マニュアルに基づき、妊婦や障害のある方を教室へ避難させることは避難所開設直後ではなく、避難所の状況に応じて段階的に教室を開放することとしておりますので、課題はございません。 14 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 15 ◯ 3番(武田まさひと君) 再質問です。避難所設営・運営マニュアルには、要配慮者専用教室の活用とありますが、段階的に教室を開放するということは理解いたしました。ただ、要配慮者専用教室は、居住エリアや医療救護所開設時のトリアージエリア、その他避難所の状況に応じて多目的に使用できる教室と定義しておりますが、体育館があふれ、居場所のないさまざまな方がその教室を利用いたしました。また、各教室の机を廊下に出さないと避難者が入り切れなかった状況がありましたが、出すべきかどうかも現場では戸惑いがあり、もたついた経緯がありました。現場における指示系統など、さまざまな修正すべき課題があったかと思いますが、本当に課題がなかったと言えるのか、改めて伺います。 16 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 17 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 避難所運営につきまして、各避難所に設置されているMCA無線により災害対策本部からの指示を受け、避難者の状況に応じて、第三中学校では普通教室を10カ所、特別教室を1カ所開放するなどの対応を行ったことから、課題はなかったものと認識しております。 18 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 19 ◯ 3番(武田まさひと君) 今後、地震などの長期滞在時の避難所だけではなく、風水害時などの短期避難時のマニュアルも作成してあると、必要なところを探しやすく、よりスムーズな対応が可能となるかと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。これは意見でございます。  続きまして、(3)、消防職員、市の職員、消防団、自治会や自主防災組織などの今回果たした役割と今後の課題を伺います。 20 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 21 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 地域防災計画に基づき、市職員、消防職員、消防団本部は、災害対策本部員として応急対策活動を行い、各地区の消防団員は、水防活動、避難情報の巡回広報や多摩川巡視警戒などを実施しました。自治会や自主防災組織は、開設した避難所での運営支援、また地域で集団での避難など、共助としての役割を果たしていただきました。課題につきましては、自主防災組織は主に震災時における共助の活動であったことから、風水害時における共助の取り組みについて検討してまいります。 22 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 23 ◯ 3番(武田まさひと君) これまでに各議員からさまざまな質問がありましたので、市職員、消防団本部の活動は理解しました。自治会や自主防災組織におきましても、今後の風水害時の避難所での取り組みはもちろんですが、その事前となる避難行動要支援者の対応についても緊急の課題かと思いますが、自治会なども行政連携がないと感じていますと、それが名簿を受け取らない一つの理由になってしまうということも御考慮いただきたいと考えます。  続きまして、(4)、各避難場所にペットと同伴避難していた方がいましたが、その状況と対応、そして今後の課題を伺います。 24 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 25 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) ペットの同行避難につきましては、さきにお答えしたとおりでございます。 26 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 27 ◯ 3番(武田まさひと君) 岡田議員のときの答弁で、さまざまな御意見があり、研究していくということは承知しております。先日もテレビで放送されていましたが、鳴き声などで避難所では迷惑をかけてしまうことや、動物アレルギーの方がいると迷惑をかけるなどの思いで避難できずに危険な状況に陥った方などがいたという放送がありました。獣医師会としっかりと協議して、問題解決に当たっていただきたいと考えております。これは意見です。  続きまして、(5)、この質問におきましては、避難所に来たにもかかわらず、大事な命を落とされたという事実をしっかりと受けとめ、今後、同じような事故はなくしていかなければいけないという思いで今回の質問となります。今回避難された方の中で、アルファ米が喉に詰まり、緊急搬送された病院でお亡くなりになった方が1名いらっしゃいました。その状況について伺います。 28 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 29 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 救急搬送の状況につきましては、10月12日18時25分ごろ、第三中学校体育館に避難された親子のうち、父親が市から提供された非常食であるアルファ米を食事中意識消失となり、娘、息子やバイスタンダーによる異物除去や心肺蘇生が行われ、その後、救命センターに搬送したものでございます。 30 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 31 ◯ 3番(武田まさひと君) けが人や急病人が発生した場合、その場に居合わせた人をバイスタンダーと呼ぶということで確認しております。そして、その人が応急手当を速やかに行えば、救命効果の向上や治療の経過にもよい影響を与えるとなっておりますが、それは確かにそのとおりかと思います。ただ、今回は台風ということで、事前に保健師など専門知識がある方をあらかじめ各避難所に配置できることが望ましいと考えます。その人材を確保できる状況にあるのか、また避難者の中に専門知識を持った方がいるかどうかの呼びかけも必要と考えます。市の見解を求めます。 32 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 33 ◯ 福祉部長(武藤路弘君) 台風19号の際には、主幹保健師を災害対策本部に待機させ、市民や避難所からの問い合わせに対して助言や指導を行うとともに、避難所からの応援要請に応じる体制をとっておりました。10月12日の正午過ぎに、避難所となっています中央文化センターから障害者対応の要請があったことから、主幹保健師を派遣し、対応を行っております。今後も、災害対策本部に保健師を待機させ、状況に応じた適切な対応に努めてまいります。また、避難所において専門知識を有する方へ呼びかけることにつきましては、避難所運営マニュアルに、協力を求めることを既に定めております。 34 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 35 ◯ 3番(武田まさひと君) 主幹保健師が災害対策本部に待機していたということと、避難所において専門知識を有する方への呼びかけのマニュアルもあるということは承知いたしました。短期の避難体制ということの対応だったかと思いますが、避難が長引く可能性もあるので、他の保健師の資格を持った方の柔軟な派遣体制を希望いたします。これは意見です。  続きまして、大項目2、共助と公助のあり方について伺います。  (1)、自助・共助が不可欠です。自治会や自主防災組織や民生委員、社会福祉協議会などと行政との連携は重要な課題と考えます。公助・共助の連携について質問いたします。1)、公助・共助の連携について、市の取り組みと見解を伺います。 36 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 37 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 公助・共助の取り組み及び見解につきましては、過去の大規模災害の教訓として、自治会や自主防災組織などの共助と公助との連携は重要と考え、地域防災計画に基づき、地域で開催される防災訓練、消防出初式、自主防災組織本部長会議や避難所運営関係者会議などの機会を捉え、連携強化に努めております。 38 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 39 ◯ 3番(武田まさひと君) さきにも述べたように、公助・共助の連携は各自治会や自主防災組織も重要と考えております。先日、地域の防災訓練とは違い、第三中学校で生徒のための防災訓練をいたしました。私も参加しましたが、消防署はもちろんのこと、サポートには、東長沼・矢野口の自治会や自主防災組織、赤十字の方などで消火訓練やアルファ米をつくる体験をしていただきました。これはとてもよい取り組みと思います。さらに進めていただき、子供たちの防災意識を高めていく仕掛けを続けていただきたいと思います。これは意見でございます。  2)、避難行動要支援者の個別避難計画策定の現状と、計画策定の市の支援に対する意見を伺います。 40 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 41 ◯ 福祉部長(武藤路弘君) 避難行動要支援者の個別計画につきましては、市避難行動要支援者支援計画及び市避難行動要支援者市民相互支援ネットワーク事業実施要綱に基づき、市が避難行動要支援者システムに支援者の情報を入力することで、支援者ごとの個別計画を作成しております。この個別計画は、市から自治会連合会や民生児童委員協議会、多摩中央警察署など、支援団体・支援機関に提供することで情報を共有しております。なお、毎年、民生委員による現況確認をもとに情報の更新を行うとともに、支援団体・支援機関に最新情報を提供しております。 42 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 43 ◯ 3番(武田まさひと君) 再質問です。支援者ごとの個別計画が市で作成され、自治会連合会や民生児童委員協議会などへ提供され、情報共有が図られているということは理解いたしました。しかしながら、情報共有が図られるだけではなく、ふだんから自治会などの支援団体と避難行動要支援者双方が、地域コミュニティーの中で個別計画をもとに互いの状況を確認し合い、避難行動を具現化しておくことが大変重要と考えております。地域においては、避難行動要支援者の個人情報の管理や障害などへの対応の難しさなどから、なかなか地域での共助に向けた取り組みが進みにくいというのが現状ではないでしょうか。そこで、市として、これから要支援者名簿や個別計画をもとに、共助の取り組みを具体化しようとする地域の支援団体や機関が取り組みを進めやすい環境を整えるなどの支援が必要ではないかと考えます。市の見解を伺います。 44 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 45 ◯ 福祉部長(武藤路弘君) 自治会連合会などの地域の支援団体・機関が共助によって地域の避難行動要支援者を安全に避難させるための行動を具体化していくための支援は、大変重要であると認識しております。そのため、市では、毎年実施しております避難行動要支援者市民相互支援ネットワーク連絡会におきまして、支援団体・機関に対して、先進的に取り組まれている避難行動支援の好事例をモデルケースとして紹介したり、また地域防災訓練での避難行動要支援者の模擬避難訓練にこの支援団体や機関の方々に参加していただいたりしております。今後も引き続き、取り組みやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 46 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 47 ◯ 3番(武田まさひと君) 現在の体制や取り組みは理解いたしました。さらに踏み込む形になるかと思いますが、私は立憲民主党の人間ですが、全国的な取り組みとして、障害者や高齢の方などを含むあらゆる人の命を支えていこうというインクルーシブ防災を推し進めていく方針でございます。稲城市では、個別避難計画の策定を既にやっているということでしたので、安否確認マニュアルの策定や避難所となる小中学校のバリアフリー化などの状況を随時把握していきたいと考えております。  続きまして、(2)、災害情報や避難勧告の手段・手法について伺います。災害時における災害情報や避難勧告の市民に伝達する手法と実績を伺います。 48 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 49 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 災害情報や避難勧告などの市民に伝達する手法につきましては、火災が発生した場合や避難勧告等判断・伝達マニュアルに基づき伝達することとしております。実績につきましては、災害情報としては主に火災情報や気象情報など、また避難情報として警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始及び警戒レベル4、避難勧告を伝達しております。 50 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 51 ◯ 3番(武田まさひと君) 同様の質問が今回の定例会でも多々ございましたので、質問は避けますが、防災無線は風水害には向かないという意見が多数ございます。その補完として、LアラートやJアラート、防災電話やミラーサイトなどで多重的に情報発信が行われていると考えておりますが、ここに来て総務省も、補完的役割として防災ラジオに注目し、現在のコミュニティFMの最大出力20ワットという制限がございますが、条件さえ合えば、出力を高めたり、中継基地をつくることにより、確実に防災放送が聞けるようにと、規制の緩和を受けている放送局もございます。ただし、民間のコミュニティFM局がないとサービスができないという高いハードルがございます。しかし、万一の長期停電時でも電池さえあれば情報を得られるというのは、やはりラジオの強みでございます。最近は、アナログ電波の周波数帯を使ったサービスや、音声のみならず、難聴の方にも文字やデータなどで情報を流せるサービスも出ているようでございます。既にいろいろと研究していると思われますが、引き続き研究を続けていただき、稲城市民の命を守るために努めていただきたいと思います。  続きまして、大項目3に移ります。市の観光業務における観光協会との連携について伺います。  前回の定例会でも観光業務について伺いましたが、観光の課題は稲城市観光基本計画にもさまざま記載されております。先日も建設環境委員会での行政視察をしましたが、スポーツツーリズムでどのように市を盛り上げていくのかという先進事例を勉強するものでありました。昨日たまたまテレビを見ていましたら、当初予算の4倍に当たる1兆円超えというのが話題になっておりましたが、これからはオリンピック・パラリンピックもあり、稲城市もロードバイクが通るといったタイミングもあり、観光業務の醸成に努めているかと思います。正直、一体観光協会とは何をやっているのかなどの疑問をお持ちの市民が多いのも事実でございます。私も、阿波踊りで市内行事に年間10回ほど出演したり、そういった市内のさまざまなイベントに参加しておりますので、市が観光で盛り上がり、多くの方にお越しいただき、疲弊していると思われる商店街を初め、経済の活性化を推し進めたい立場で質問いたします。  (1)、第四次稲城市長期総合計画に観光協会の事業項目がありませんが、事業としてスタートさせた背景とタイミング、市の方針を改めて確認いたします。 52 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 53 ◯ 市民部長(松本葉子君) 観光協会の設立の背景と市の方針につきましては、第四次稲城市長期総合計画の基本目標の一つである「環境にやさしく活力あふれるまちづくり」を実現するための方針である「観光・スポーツ・レクリエーションを通じたまちの活性化」を具体化し、施策を計画的に推進していくための指針として、平成28年3月に策定した稲城市観光基本計画において、観光推進プラットフォームの構築を検討するとしております。これを受けて、稲城市観光協会設立検討協議会等における検討を経て、平成30年6月に稲城市観光協会が設立されたものでございます。設立の時期につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、観光活動が活発化することや、近隣市との連携においても観光協会の役割がふえることなどの動向に加え、いなぎ発信基地ペアテラスに係る当初の指定管理期間が平成30年度末で終了することなどから、市として事業実施の適期と判断したものでございます。 54 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 55 ◯ 3番(武田まさひと君) 再質問でございます。ただいま御説明をいただきましたが、もう少し詳しい内容を伺いたいと思います。まず、観光協会の設立の背景についてですが、観光基本計画の中で、観光協会の設立は明文化されているのか。また、なぜ一気に観光協会設立に向かっていったのか。稲城市観光協会設立検討協議会のメンバー、協議会の開催状況やその検討内容を伺います。 56 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 57 ◯ 市民部長(松本葉子君) 観光基本計画におきましては、行政の枠を出た民間主導の組織として、観光推進事業を担っていただくため、基本計画期間内に観光プラットフォームの充実を図ることとしておりますが、それを具体化した組織が観光協会であります。観光協会設立の経過といたしましては、平成28年度に立ち上げた庁内観光連絡会において庁内関係課の意見調整を行い、次いで平成29年9月には、駒沢女子大学、稲城市商工会、東京南農業協同組合、よみうりランド、東京ヴェルディ、稲城市芸術文化団体連合会、市民活動サポートセンターいなぎなど、本市の観光に関係する組織団体から選出された委員から構成される稲城市観光協会設立検討協議会が発足し、観光協会設立の必要性を初め、目的、業務、組織等に関する検討協議を3回にわたり行いました。その結果を受け、平成30年度に入り、2回の設立準備会を経て、6月に設立総会を行い、登記に至っております。この間、建設環境委員会において、平成30年2月と同年8月に報告を行うとともに、同年2月には特定所管事務調査の報告を受け、協会設立に反映するようにしております。 58 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 59 ◯ 3番(武田まさひと君) 設立に至った背景は理解いたしました。また、稲城市観光協会設立検討協議会のメンバーもそうそうたるメンバーだと再確認させていただきました。その方たちが、名目上ではなく実質の連携強化や、具体的な観光支援の協議や支援を得られるようにし、市民に説明ができるようにしていただきたいと考えております。具体的なところで言いますと、駒沢女子大学観光部というところが現在ツイッターでいろいろと稲城市の観光について発信しているということがありますので、さらにこれは進めていただきたいものと考えております。これは意見です。  (2)、市が観光事業を進めるに当たって、行政と観光協会の役割分担と連携について伺います。 60 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 61 ◯ 市民部長(松本葉子君) 市及び稲城市観光協会が実施する事業につきましては、連携し合うことを前提といたしまして、市におきましては、観光施策の全体的な企画・立案、東京都市長会等による広域連携、東京都の観光施策に沿った活動、版権が絡むメカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト、読売ジャイアンツ及び東京ヴェルディ等に係る観光事業などを担当しております。一方、稲城市観光協会におきましては、市からの移管事業として、観光ウオーキング、観光スタンプラリー、婚活事業等の市内回遊事業を担当するほか、ビアガーデン、カレーパークなどへの運営協力や、オホーツク海産物フェアの主催など、多様な主体による集客イベントに取り組むとともに、令和2年の桜・梨の花まつりには中心的な役割を果たすこととなっております。また、新たに日本自動車連盟との連携によるモバイルスタンプラリーや、駒沢女子大学観光学科のゼミとの連携による若者目線での本市の魅力の発掘などに取り組み、市外からの誘客を図る仕掛けの構築を積極的に進めております。 62 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 63 ◯ 3番(武田まさひと君) 再質問でございます。市として、観光協会として、一体何を売り出していくのか。稲城市の潜在的な魅力などに根差した事業の立案はあるのか。また、市内外からの仕掛けづくりを進めているということですが、その具体的な内容と実績、現在の課題を伺います。 64 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 65 ◯ 市民部長(松本葉子君) 本市としての観光面での売り出しの要素でございますが、多摩丘陵の里山や上谷戸親水公園、多摩川、三沢川、大丸用水などの自然、神社仏閣、伝統芸能などの歴史遺産、野球、サッカー、ゴルフなどのスポーツ、メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト、さらには桜・梨の花まつり、「Iのまちいなぎ市民まつり」などの定期的なイベントなどのように、多様な観光資源がございます。これらの観光資源について、情報発信と資源を生かすプランを立案して、観光ウオーキングなど、さきに答弁いたしましたさまざまな事業や南多摩3市、京王沿線5市観光連携などの広域観光連携にも取り組み、市内外からの誘客事業を行っておりまして、詳細につきましては、平成29年7月19日には、稲城の魅力、観光の整備や、平成30年10月16日には、シェアサイクル導入、稲城クロスの開催について、令和元年11月15日には、平成30年度の観光事業についてなど、建設環境委員会において報告申し上げているところでございます。現状においては、特段の課題はないものと考えております。 66 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 67 ◯ 3番(武田まさひと君) 先ほどもちょっと触れましたが、この間の行政視察におきましては、今治市ではしまなみ海道や、丸亀市の国際ハーフマラソン、徳島市の阿波踊り大会など、それぞれに観光の大きな目玉があり、それを中心に他の事業も関連づけたり、食に結びつけたりの工夫を凝らし、残念ながら徳島市には観光協会はありませんが、行政と観光協会で切磋琢磨し、今治では、長期滞在者に対して補助金を出すなどの工夫を凝らしておりました。稲城市においても、都心からほど近い里山などの豊かな自然を生かし、経済が回る仕組みをつくるなど、市民が納得するような観光の目玉の醸成を期待しております。これも意見でございます。  続きまして、(3)に移ります。稲城市における観光事業の成果と今後の見通しを伺います。 68 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 69 ◯ 市民部長(松本葉子君) 本市の観光事業は、既存の観光資源に磨きをかけ、新たな発見を行うというニューツーリズムに基づいて、観光ウオーク、観光スタンプラリーなどにより、市内回遊性が高まっており、市外からの参加もふえております。また、桜・梨の花まつり、大丸用水れんげまつり、読売ジャイアンツ球場における稲城市フェスタ、メカデザイナーズサミットなどのイベント実施により、経済振興、にぎわい創出につながっております。さらに、東京都市長会等による他市との連携事業等に取り組むことにより、市の知名度向上、ブランド向上等が図られ、シビックプライドの醸成に寄与していると認識しております。今後につきましても、さきに答弁しました稲城市観光協会との連携により、より一層観光施策を充実させ、さらなる市の知名度向上、ブランド力の向上につなげてまいりたいと考えております。 70 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 71 ◯ 3番(武田まさひと君) 再質問いたします。各種イベントの実施で、経済効果やにぎわいの創出につながっているということでしたが、具体的な経済効果はどのぐらいなのか、また地盤の基本である地域の商店への波及効果は出ているのか、伺います。また、にぎわいの創出とありますが、そのときどき、一過性ではないにぎわいの創出が重要と考えていますが、いかがでしょうか。具体的にまちの商店に対する効果がどのようにもたらされているのかを伺います。 72 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 73 ◯ 市民部長(松本葉子君) 各種イベントの実施による経済効果でございますが、出店により、飲食店、商品などの販売を通じて、またその波及により、地域の商店の振興につながっております。また、にぎわいの創出につきましては、毎年の行事として継続化することにより、稲城の商店には売り上げの増加や新しい商品の開発、商店間の新たな連携などの効果が出ているものと考えております。さらに、最近では、いなぎペアパークが新たにできたことにより、イベントがふえ、出店するまちの商店の振興につながってきていると認識しております。 74 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 75 ◯ 3番(武田まさひと君) まちの振興がそのままつながっていくということは、大いに期待したいと思います。私も、阿波踊りで市を盛り上げたいという思いから、市内だけではなく、「稲城市」と書かれた高張ちょうちんを持って、市外イベントにも参加しております。市内で開催される阿波踊り大会も、商店街を会場として、商店街密着でできるイベントであると認識しておりますが、仕掛けとしては都内の有名連も誘致し、そのファンの方々も稲城市に来て盛り上げてくださっております。観光事業は何を最大の目標としなければいけないのかという課題を持ってほしいと考えております。商店街を離れたイベントは、価値が確かにあると思いますが、そこに出店するお店は若い機動性のある出店者が多く、同じ顔ぶれというイメージがございます。イベントに行けばあの店が来ているということで、イベントの集客にはつながっていると思いますが、商店街自体を盛り上げているのかどうかというと、ちょっと違うような気がいたします。  例えばですが、以前、ペアリーロードでビアガーデンをやっておりましたが、商店街の飲食店がこぞって参加しておりました。店内で調理したものを店頭で販売し、今のペアテラスでのビアガーデンとはちょっと違ったにぎわいがありました。そういった意味では、弁天通りにはアメリアができ、商店街も精彩を欠いている感じがしますし、今度は東長沼にはイオンタウンができます。ペアリーロード商店街がさらに窮地に陥らないか、危惧しているところでございます。経済観光課や商工会に、観光協会と商店街を盛り上げるための仕掛けづくりをしていただきたいと期待しております。これは意見でございます。  続きまして、(4)、ペアテラスは商工会から観光協会へ指定管理委託変更となりましたが、新たな取り組みとその成果を伺います。 76 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 77 ◯ 市民部長(松本葉子君) いなぎ発信基地ペアテラスの指定管理における本年4月からの新たな取り組みといたしましては、カフェラテ、タピオカミルクティー等の新たな飲料メニューの提供、のし紙つきのお菓子の箱詰め販売等を開始し、新たな顧客の獲得に努めております。また、駒沢女子大学との産官学観光連携に基づいた、学生による研究成果の展示、新たに完成したいなぎペアパークでのイベント開催などにも積極的に取り組んでおります。これらの取り組みは、まちの活性化やにぎわいの創出の萌芽につながる大切な取り組みであり、かかわった方々のシビックプライドの醸成に寄与しているところでございます。 78 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 79 ◯ 3番(武田まさひと君) 再質問でございます。ペアテラスは、先ほどお話ししたとおり、商工会が請け負っておりましたが、観光協会でなくてはできなかった事業なのか、伺います。 80 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 81 ◯ 市民部長(松本葉子君) ペアテラスの観光協会による運営につきましては、商工会という会員組織の枠を超えて、観光という視点からの展開が可能となり、観光協会との一貫した運営体制により、より的確な観光情報の提供などが可能となっております。 82 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 83 ◯ 3番(武田まさひと君) ありがとうございます。商工会という会員組織の枠を超えて、観光の視点からの展開が可能になったという御答弁でございました。本来やりたいことがあり、それが商工会の枠組みの中ではなかなかできなかったことが可能になるということかと思います。現状が成果を出せているという状況であったとしても、満足することなく、問題意識は常に持って、さらに観光事業に当たっていただきたいと考えております。これは意見です。  続きまして、大項目4番に進みます。公民館施設について。  人生100年時代と言われる昨今ですが、公民館事業は生涯学習の場として、生きる知恵や「であい・ふれあい・まなびあい」の場として広く使われてきました。「Inagi あいプラン」の中間評価を行ったということを鑑みて質問いたします。 84 ◯ 議長(渡辺 力君) 暫時休憩します。                                午前10時13分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時14分 開議 85 ◯ 議長(渡辺 力君) 再開します。  武田君。 86 ◯ 3番(武田まさひと君) 大変失礼しました。(1)、公民館事業に対する中間評価の内容と今後の取り組みについて伺います。 87 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 88 ◯ 教育部長(石田昭男君) 第三次稲城市生涯学習推進計画の中間評価につきましては、生涯学習全般の評価を計画どおり実施したところでございますが、公民館事業の個別評価をしたものではございません。公民館運営等に関しましては、定期的に公民館運営審議会等で意見を伺っているところでございます。今後の取り組みにつきましては、公民館運営審議会等の意見を参考にしながら、第三次稲城市生涯学習推進計画などに基づき、引き続き円滑な運営に努めてまいります。 89 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 90 ◯ 3番(武田まさひと君) 再質問でございます。第三次稲城市生涯学習推進計画の中間評価については、公民館事業の個別評価をしたものではないという御答弁でございました。また、公民館運営審議会の意見を参考に運営されるということでございました。ことし9月の定例会では、「第三次稲城市生涯学習推進計画の中間評価につきましては、副市長を本部長、教育長を副本部長とし、市の部長で構成する生涯学習推進本部会において、平成31年1月に計画どおり実施しております」という御答弁をいただきましたが、令和2年も1月に評価するという認識でいいのか、伺います。
    91 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 92 ◯ 教育部長(石田昭男君) 第三次稲城市生涯学習推進計画の進捗状況につきましては、年度内に生涯学習推進本部に対して報告等を行う予定でございます。 93 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 94 ◯ 3番(武田まさひと君) 1月でなく、年度内と、さまざまな事情があるということも伺っておりますので、お待ちしております。  続きまして、(2)、以前と違い、公民館は職員が中央公民館に集約され、他の館は主にシルバー人材センターの方が業務に当たっておりますが、業務上の課題がないかを伺います。 95 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 96 ◯ 教育部長(石田昭男君) 稲城市立公民館の運営につきましては、これまで以上に効率的で質の高いサービスを提供するため、平成26年4月1日付組織改正により、生涯学習課職員が全館の巡回等を行い、事業実施することとしております。また、第二・第三・第四・城山公民館については、事業の補助や窓口での受け付け、簡易な修繕等の施設管理に関する業務を行うための非常勤職員等も配置しております。なお、これまで円滑な運営がなされており、特段課題はないものと認識しております。また、御質問のシルバー人材センターについては、文化センターの鍵のあけ閉めや各部屋の鍵の受け渡し等を主に行っているところでございます。 97 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 98 ◯ 3番(武田まさひと君) それでは、再質問とさせていただきます。私も、公民館利用者のお話を聞く機会が数多くある中で、中央公民館以外は生涯学習課職員に会えるチャンスは余りなく、学習の相談をしようとしても、シルバー人材センターの方では、鍵の受け渡ししかなかなか応じてくれない。そのため相談ができないので、困っているというお話をよく聞きます。相談に乗ることはできないまでも、職員への申し送りや問題があった場合の連絡がしっかりと体系化できているのかと伺っております。しかし、私の耳に入る苦言や苦情が職員には届いていないのか、課題はないという御答弁をいただきますが、正確な情報収集ができていないということだと、大きな問題かと思います。  文部科学省では、「公民館は、当該公民館の事業に関する地域住民その他の関係者の理解を深めるとともに、これらの者との連携及び協力の推進に資するため、当該公民館の運営に関する情報を積極的に提供するよう努めなければならない」と定義しております。窓口業務は現状どおりとしても、これらを実行するには、市職員ができるだけ詰めていて、必要に応じて対応に当たれる体制は不可欠と考えます。すぐに対応を変えるのは難しいと思いますが、来る超高齢化社会の健康寿命対策の一つとして、また生涯学習の場として、より多くの市民に御利用いただかなければいけないと考えますが、市の見解を伺います。 99 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 100 ◯ 教育部長(石田昭男君) 教育委員会としましては、公民館で活動されている多くの団体は、主体性を持って公民館を利用していただいているものと考えております。公民館としましても、そのことを尊重しながら、生涯学習課が中心となって公民館運営を行っているところでございます。その中で、御質問の利用者からの相談事につきましては、日常的に利用者から相談を受けており、今後も、疑問や困り事があった際には、利用者懇談会や公民館または生涯学習課に遠慮することなく御相談いただきたいと考えております。そして、職員もそのために準備をしているところでございます。なお、利用者個々の御意見につきましては、速やかに対応したいと考えておりますので、随時、そのときに御連絡をいただきたいと考えております。 101 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 102 ◯ 3番(武田まさひと君) 随時御連絡をいただきたいという御答弁をいただきました。少し残念かなと思いましたのが、公民館は、登録団体のみが行くところではなく、図書館の御利用だったり、ロビーに来たり、または稲城市に引っ越してきたばかりの方がお越しになったり、講座の相談やさまざまな形で御来館されると考えております。また、公民館は、中央だけではなく、第二、第三、第四、城山とありますが、それぞれ御近所の館に行かれるかと思います。問題が起きたときや相談時に一々職員がいる中央まで行けないという方も多いと思います。生涯学習の場ということを忘れることなく、対応を改善していただきたいと要望して、次に進みます。  (3)、第二文化センターの老人福祉館は、私の祖父が北海道から出てきて最初に友達ができた施設ということで、非常に好印象を持っておりました。特にお風呂が気に入っていたらしく、おめかししてから施設に行っておりました。その施設が生活文化施設やのくちとなりましたが、なぜそうなったのか、経緯と目的を伺います。 103 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 104 ◯ 市民部長(松本葉子君) 生活文化施設やのくちにつきましては、平成26年に当時の稲城市立老人福祉館設置条例に基づく老人福祉館を廃止し、生活文化施設条例を改正して、新たに生活文化施設として設置することを議会で議決していただいたものでございます。目的につきましては、条例に記載のとおりでございます。 105 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 106 ◯ 3番(武田まさひと君) その経緯につきましては理解いたしました。その成果と課題を伺います。 107 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 108 ◯ 市民部長(松本葉子君) 生活文化施設やのくちがかつて老人福祉館であったころは、一部の特定の高齢者が利用されておりましたが、生活文化施設として、高齢者から親子連れまで年齢・性別を問わず、目的に応じて多くの市民が利用できる施設としたことにより、利用者数が増加したことが成果でございます。課題につきましては、特にございません。 109 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 110 ◯ 3番(武田まさひと君) 再質問です。大広間や和室は予約団体しか使えないため、個人利用はできない状況ではありますが、利用人数はふえているという御報告があります。ただ、利用者としては、あいているときが多いと感じているのも事実でございます。そこで、現在の生活文化施設やのくちには、誰でも無料で使える談話室という施設があります。私も矢野口に長年住んでおりますが、無料で、しかも登録なしで使える部屋があるということは知りませんでした。ということは広く周知されていないと思い、窓口の方に伺ったところ、やはり利用者は少ないという回答でございました。54平方メートルに4人がけのテーブルが3つあり、使いやすいと個人的には感じました。1階のロビーは狭いですが、それがあるため、2階は別施設のイメージが定着しているのか、そういったスペースがあるとは知られていないのではないでしょうか。午後0時から1時までの間は食事をしてもいいスペースでありながら、利用が少ないのは余りにもったいないと思います。そこで、現在の談話室の周知の取り組みと、今後のさらなる周知について、市の考えを伺います。 111 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 112 ◯ 市民部長(松本葉子君) 生活文化施設の利用に関する周知につきましては、市ホームページや、毎月発行している矢野口自治会だよりの裏面に掲載している文化センターだより「こんにちは第二文化センターです」により行っております。談話室につきましては、読書や学習を目的とした個人利用のほか、保育園や幼稚園の保護者、老人会等による小規模な打ち合わせで利用されており、時期や時間帯によっては満室となる場合もあることから、積極的に活用が図られていると認識しております。今後も、多様な目的に合わせて活用されるよう、引き続き周知してまいります。 113 ◯ 議長(渡辺 力君) 武田君。 114 ◯ 3番(武田まさひと君) 私の地元で、無料で使えるスペースは大変貴重ですし、積極的な利用は、活動している団体と知り合える場でもあり、一緒に文化生活をするときのきっかけになるかと思います。私も機会を見つけて使っていこうと思います。これは意見でございます。  これにて通告ナンバー16番、市民クラブ、武田まさひとの一般質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。 115 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、3番、武田まさひと君の一般質問は終わりました。   ───────────────────────────────────────── 116 ◯ 議長(渡辺 力君) 通告の17番、村上洋子さんの一般質問を許します。2番、村上洋子さん。 117 ◯ 2番(村上洋子君) 通告番号17番、市民クラブの村上洋子です。通告に従いまして、本日は大きな項目3項目について質問をいたします。  1項目めは、安心・安全な給食食材の確保のため、ゲノム編集食品を使用しないことについて、2項目めは、主要農作物種子法廃止と種苗法改正への動向が稲城市の農業に与える影響と、稲城市農業基本計画、生物多様性いなぎ戦略との整合性について、そして3項目めは、DV(ドメスティックバイオレンス)防止のための施策についてであります。  それでは最初に、大きな項目の1、安心・安全な給食食材の確保のため、ゲノム編集食品を使用しないことについて伺っていきます。  きょうは、来年小学校に入学するお子さんのお母さんたちがこの質問を中継で見てくれています。小さな弟や妹がいて、この議場には来られませんので、インターネット中継を見てくれています。これから小学校に入って、給食を食べる。その給食がどんな給食なのか、とても気になっていて、遺伝子組みかえ食品や、この10月から市場での流通が解禁となったゲノム編集食品が使われるのか、とても心配しています。その方たちと一緒に考えた質問ですので、きょうはその代弁者として伺います。  2019年10月よりゲノム編集食品の流通が解禁となりました。ゲノム編集食品は、遺伝子組みかえ技術の一部の技術により生み出された食品であり、その技術の確立から歴史も浅く、安全性が確立されたとは言えません。安全性についての確信が得られるまで、ゲノム編集食品を給食に使用すべきではなく、市として可能な限りの対策を行うべきと考えます。  (1)、まず、現在の市の給食食材の選定基準と安全性の検証の現状について伺います。 118 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 119 ◯ 教育部長(石田昭男君) 市の給食食材の選定基準につきましては、これまで基本事項の申し合わせをもとに安全な食材を調達しておりましたが、さらに安全で衛生的かつ良質な学校給食物資を登録事業者から適正に調達するために、稲城市学校給食用物資に関する基準を定め、平成31年4月から運用しております。また、安全性の検証の現状につきましては、学校給食物資納入業者の登録申請において、食品衛生法に基づく営業許可書や食品衛生監視票の提出を義務づけ、食材を選定する際には必要に応じて納入業者からサンプルを提出してもらい、品質等を直接確認して購入しております。さらに、民間の検査機関による食品分析委託において、定期的に食材等の検査を行うなど、食の安全性を確保し、安全な学校給食を提供するよう努めております。 120 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 121 ◯ 2番(村上洋子君) 以前の質問でもお答えいただいたとおりでございます。平成30年第3回定例会にて、安心・安全な給食食材の確保についてということで質問させていただきました。安心・安全な給食の食材基準を策定すべきという私の提案に対して、早速に取り組んでいただき、稲城市学校給食用物資に関する基準を作成し、平成31年度4月より運用していただいているとのことです。この稲城市学校給食用物資に関する基準を見せていただきましたが、大変すばらしい内容です。目的や概要、主な食材の物資選定基準について詳しく伺います。 122 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 123 ◯ 教育部長(石田昭男君) 稲城市学校給食用物資に関する基準の目的につきましては、安全で衛生的かつ良質な学校給食物資を登録業者から適正に調達するために必要な事項を定めるものでございます。  次に、概要につきましては、給食用物資は共同調理場の登録業者から契約・発注を行うことや、納入物資の原則、主な食材の物資選定基準を定めております。また、主な食材の物資選定基準としましては、主な食材となる米、パン、牛乳、肉、魚、野菜や調味料などについて、特別なものを除き、原則、国産であることや、生産地・加工地などの履歴がわかるもの、加工品等は無添加のもので、使用材料が極力わかるもの、原則、遺伝子組みかえでないものなどとしております。 124 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 125 ◯ 2番(村上洋子君) 今おっしゃったとおりに、本当に率直に、大変よいものをつくっていただいたと思います。特にこの基準の3番、納入物資の原則について、(1)、食材は一部を除き、国内産原料及び国内加工かつ無添加であること、(2)、産地や加工地、使用食材、食品添加物、遺伝子組みかえ食品、農薬等の使用は十分に確認し、配慮すること、(3)、鮮度・品質良好で、異物や異味、異臭、変敗、変質、腐敗、包装容器等の汚れ、病害虫がないこと、これを原則として、主な食材の物資選定基準ですけれども、米は国内産、パンは国内産小麦による学校給食用パンの供給契約を締結している。そして、牛乳は、都が指定する業者と契約を締結。麺類は、国産小麦を使用したもの、無着色、無かんすい、卵不使用のもの。肉・魚は、生産地・加工地などの履歴が確認できるもの。野菜・果物は、国内産、国内加工及び市内産を優先する。卵については、自家配合飼料──これは遺伝子組みかえでない飼料ということです。そして、抗生物質不投与の環境で育てられた国産鶏の卵。一般物資については、食品添加物等無添加のもので、使用材料が極力わかるもの。調味料は、原則、遺伝子組みかえでない食材を使用したもの、またアレルギーの原因物質となる特定原材料を極力使用していないもの。油も、原則、遺伝子組みかえでない原料を使用したものという内容です。限られた予算の中でこのような食材をそろえていくのはなかなか大変なことだと思いますけれども、これを検討してくださった栄養士さんたちの熱意を感じます。ここに「ゲノム編集食品でないもの」と書き加えていただくために、質問をしていきます。  (2)、第三次稲城市食育計画の食の安全・安心、食の循環や環境に関する基本的な考え方について伺います。 126 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 127 ◯ 福祉部長(武藤路弘君) 第三次稲城市食育推進計画に記載している安全で安心な食とは、健全な食生活を実践するために必要な食品の安全性や栄養等のことでございます。また、食の循環とは、生産から消費に至る食の循環のことであり、食の環境とは、食品ロスの削減等のことでございます。 128 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 129 ◯ 2番(村上洋子君) 第三次稲城市食育推進計画の第4章、具体的な施策の展開では、「7つの推進分野ごとに、取り組みの方向性を提示し、具体的な施策を展開することで、市民の食育活動を推進します」と記されています。そして、その中の6、安全で安心な食に関する情報の提供という項目においては、「健全な食生活の実践には、食生活や健康に関する正しい知識を持ち、自ら食を選択していくことが必要です。しかし、インターネット等の普及により、食に関する様々な情報があふれ、信頼できる情報を見極めることが難しい状況にあります。そのため、健全な食生活の実践に当たっては、最新の科学的知見に基づく客観的な情報の提供が不可欠です。市民が食に関する知識と理解を深め、安全で安心な食を選択する力を育てるため、食品の安全性や栄養など正しい情報を提供します」として、健康課によるけんこうたより「食とけんこう」を主な取り組み事業として挙げています。「健全な食生活を実践するために必要な食品の安全性や栄養等に関する様々な情報については、市民が十分に理解し活用できるよう、わかりやすく入手しやすい形で情報提供します」としているのですから、食の安全に関して大きな疑問を投げかけているゲノム編集食品についての正確な情報を市民に知らせていくべきと考えますが、市の認識を伺います。 130 ◯ 議長(渡辺 力君) 福祉部長。 131 ◯ 福祉部長(武藤路弘君) 市では、けんこうたより「食とけんこう」によりまして、食生活や健康に関する正しい知識として、最新の科学的知見に基づく客観的な情報の提供を市民に行っております。この情報につきましては、主に国や東京都からの情報に基づいておりますが、ゲノム編集食品に関する情報は国及び都から発出されておりません。こうしたことから、ゲノム編集食品の情報をけんこうたより「食とけんこう」に掲載する予定はございません。 132 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 133 ◯ 2番(村上洋子君) 自治体としては、国や東京都からの通知などによって多くの業務を行っているということで、掲載はできないという回答ですが、大変残念です。計画は、国や都の方針を下敷きにしているとはいえ、市独自で決めているものです。取り上げる題材は主体的に決めるべきではないでしょうか。とはいえ、このゲノム編集食品について、国は、食の安全審査をしない、環境影響評価もしない、表示もしないということですので、判断材料が何もないゆえに情報提供もできない苦しい立場であると理解します。しかし、これからの食のあり方を大きく変える分岐点となる大きな出来事ですから、流通が開始となったことは知らせていくべきと思います。  次に、(3)、ゲノム編集食品の安全性に対する市の認識について伺います。 134 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 135 ◯ 教育部長(石田昭男君) ゲノム編集食品につきましては、ゲノム編集技術応用食品の中で、安全性審査が必要とされる組みかえDNA技術に該当するもの──いわゆる遺伝子組みかえ食品とは異なり、組みかえDNA技術に該当しないため、自然界または従来の品種改良でも起こる変化の範囲であり、その変異の安全性についても従来の育種技術と同程度であると国が見解を示しております。 136 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 137 ◯ 2番(村上洋子君) ゲノム編集食品については、従来の育種技術と同等であると国が見解を示しているというお答えで、市としての見解は述べられておりません。  それでは、そもそもゲノム編集食品とは何かということにつきまして、先日発売になりました読売中高生新聞の11月1日号によくまとめられていますので、紹介したいと思います。これは、京都大学と近畿大学が開発した肉厚のマダイです。筋肉の発達を抑制するミオスタチンという遺伝子を壊して体を大きくしたもので、通常のタイの1.2倍ぐらいに肉厚になるそうです。  そしてこれは、読売新聞の記事ではありませんが、同じくミオスタチン遺伝子を壊して筋肉量がふえた牛と、それから処理がしやすいようにと毛が生えないようにした鶏です。ほかにもゲノム編集食品を用いた食品はたくさんあります。日本では、高血圧を改善するギャバという物質を多く含んだトマト、ソラニンを抑えたジャガイモ、もみの数が多く米粒が大きい稲、肉厚のトラフグ、アレルギー物質の少ない卵を産む鶏などがあります。  これらのゲノム編集技術は、2012年にアメリカ人のジェニファー・ダウドナ教授ほか2人の研究者が相次いで発表したCRISPR-Cas9という技術です。原始的な細菌の遺伝子配列であるCRISPRがウイルスの攻撃から身を守る免疫システムを応用したもので、この細菌を初めて発見したのは日本の九州大学の石野教授だそうです。これが瞬く間に世界に広がって、中国ではゲノム編集された人間の双子の赤ちゃんも生まれています。開発者のダウドナ教授は、遺伝病の治療に役立てるためにこの研究をしていましたけれども、研究以外の臨床やほかの分野での利用が広がることには警鐘を唱えています。研究者以外の一般の人も交えた倫理的な検討や安全面での検証も必要であると語って、そのような機会をつくろうとされています。  ゲノム編集食品をめぐる各国の規制もまだ確立されていません。EUでは、ゲノム編集食品について、安全性の審査と表示を義務づけました。アメリカでは、動物由来のものは安全性審査等表示が必要ですけれども、植物由来のものは審査も表示も必要ありません。オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国は対応を検討中です。  そして日本は、まず環境省が検討を2回行っただけで、環境評価を行わない決定をしました。次に厚生労働省は、4回の検討会で、安全性・食品安全審査をしないことを決めました。表示については消費者庁ですけれども、さきの2つの決定に合わせて、表示をしないと決めました。今、農林水産省が、「有機農産物の日本農林規格等の一部改正案についての意見・情報の募集について」というパブリックコメントを12月7日まで行っています。これは、農産物や飼料に遺伝子組みかえと同様にゲノム編集を用いたものを有機認証として認めないとする改正に関するものです。唯一、これが実現すれば、アメリカ産などでゲノム編集された農産物が有機農産物として販売されることには歯どめがかけられるということですので、私もこれからパブコメを出したいと思っています。しかし、それでもゲノム編集であることの表示はされません。  読売中高生新聞では、「国は安全と言っているが、東京大学が1万7,000人を対象に行った意識調査では、家畜では53.3%の人が、農産物では43%の人が食べたくないと回答している」と伝えています。そして、消費者団体の意見として、「ゲノム編集の技術は近年急速に進歩したもので、何が起きるかわからない。まずは社会全体で情報を蓄積していくことが大切。消費者庁は表示義務を課しませんでしたが、不安を感じる人は多く、事業者に自発的表示をしてほしい」と発言されていることを伝えています。  研究者の間では、既にゲノム編集食品のマイナスの影響の報告もされ始めています。例えば、人では、エイズに感染しにくいとされる操作を行った人で、西ナイルウイルスに感染しやすく、インフルエンザが重症化しやすい。そして短命であるなど。また、傷がついても黒ずみがつきにくいシンプロット社のジャガイモは、加熱すると、がんやアルツハイマーを引き起こす物質が発生する。そして、血管収縮作用のある物質を蓄積しやすいなどが挙げられています。  NHKの「人体」という番組をごらんになった方は多いと思います。遺伝子は一つの遺伝子情報だけを伝えているわけではなく、体の中のさまざまなところに情報を送り、総合的なネットワークの上に私たちの体がつくられているということを考えれば、遺伝子を壊したものを安易に食品として摂取することは避けたいものです。特に子供たちには食べさせたくありません。遺伝子組みかえ食品に対して、予防原則の立場をとり、国内生産を禁止し、表示を義務づけてきたことと同様に、あるいはそれ以上に慎重に扱っていかなくてはならない問題だと思っています。  以上のようなことから判断して、子供たちが毎日食べる、食べざるを得ない給食には、遺伝子組みかえ食品と同様に、ゲノム編集食品も使用しないということを市として明記すべきと考えますが、市の認識を伺います。 138 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 139 ◯ 教育部長(石田昭男君) 御質問のゲノム編集食品を使用しないということを表明すべきとのことでございますが、先ほども答弁しましたとおり、国は安全性に問題ないとしております。また、特に科学的な検証も困難であることから、現時点で取捨選択のしようがないと考えております。一方で、一般的には、安全性が確保された食品が市場に流通しているものと認識しておりますので、市としての認識はこういうことでございます。 140 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 141 ◯ 2番(村上洋子君) 安全性が確保された食品が市場に流通しているという認識ですけれども、食品の安全性審査は行われておりませんので、これを求めていくべきと思います。  次に、(4)、ゲノム編集食品であるかどうかの検証はどのような条件で可能になるのかを伺います。 142 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 143 ◯ 教育部長(石田昭男君) ゲノム編集食品であるかどうかの検証につきましては、国によると、現段階では、ゲノム編集技術によって得られた変異と従来の育種技術によって得られた変異とを判別し検知するための検査方法の確立が困難であり、表示監視における科学的検証は困難とされております。また、ゲノム編集食品は、自然界または従来の品種改良で起こる変化の範囲であり、食品の安全性審査が不要であるため、食品表示法上の食品表示基準の対象外とされております。このことから、市として検証を行うことにつきましては、現時点では困難と考えております。 144 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 145 ◯ 2番(村上洋子君) 市として検証を行うことは現状では困難というお答えです。市は検査機関ではありませんし、国においても、遺伝子を切断しただけのゲノム編集については、その操作された生物と突然変異によって生じた生物との判別は難しいと言っているのですから、当然のお答えです。  しかし、社会的検証は可能であると考えます。規制の対象とならないゲノム編集応用生物に対して、環境省は情報提供のお願いをしています。厚労省は任意の届出を求めています。まずはこの情報を確認しつつ、給食の食材の納入業者には、わかる範囲でゲノム編集食品であるかどうかの表示を求めていくことはできるはずです。給食においては、ゲノム編集食品を使用したくないので、極力協力してほしいという趣旨を明らかにして、関係事業者などに生産履歴の明記などをお願いするという方法です。これは生産者や関係事業者の良心に訴えるしかございませんけれども、このような表示への要望が多くなれば、国としてもそれらの声は無視できないものとなりますので、国による検査や表示義務への道筋をつけることにもなります。給食食材にゲノム編集食品は使いたくないということを明らかにし、まずは国の情報を把握すること、そして納入業者に対し、ゲノム編集食品であるかどうかについて可能な限りの生産履歴を表示することを求めていくことについて、市のお考えを伺います。 146 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 147 ◯ 教育部長(石田昭男君) 現在、食材の選定においては、製品規格書や配合比率、成分分析表、製造工程表、細菌検査証明書など、多くの書類を納入業者に提出してもらっています。それを栄養士が確認し、疑義等があれば、追加で書類の提出を求めておりますが、これに加えまして原材料一つ一つの生産履歴の表示を求めた場合、全ての納入事業者が実践徹底をすることは現在では困難であると考えております。また、現時点では、安全性を含め、ゲノム編集食品の表示が義務化されていないことから、表示されるものと表示されないものが、いわゆるホームページで公開されるものでございますけれども、混在しまして、かえって確認作業等が混乱することも想定されます。そのため、現状の選定基準に基づいて今後とも対応してまいりたいと考えております。 148 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 149 ◯ 2番(村上洋子君) 現状の選定基準に基づいて対応していくとのお答えです。現状の選定基準もなかなかに厳しい内容ですので、この中で可能な限りの取り組みをお願いしたいと思います。なるべく使いたくないのだとつぶやくだけでもかなりの効果があると思いますので、ぜひ期待しております。  (5)、課題と今後の対応について伺います。 150 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 151 ◯ 教育部長(石田昭男君) ゲノム編集技術を初めとする新たな育種技術につきましては、国内外で研究開発が進められている分野であることから、今後、国においても、流通実態や諸外国の表示制度に関する情報収集も随時行った上で、新たな知見等が得られた場合には、表示の義務づけも視野に入れつつ、必要に応じて取り扱いの見直しを検討していくこととしておりますので、市においても国の動向を注視してまいりたいと考えております。 152 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 153 ◯ 2番(村上洋子君) 12月4日の日本経済新聞では、「ゲノム編集食品届出ゼロ、普及阻む壁は」として、10月から始まった流通や販売の届出制度の届出件数はゼロであると報道しています。食品としての安全性審査を行わず、表示義務も見送ったことで、消費者の不安を払拭できず、食品メーカーなどが慎重な態度をとっていると分析しています。  日本消費者連盟や生活クラブ生協、パルシステム生協などが表示の義務化を求めて声明を出しました。生活クラブ生協連合会は、ゲノム編集食品を扱わない決議を6月に行いました。管理ができる原材料しか使わないと決め、社会的検証を徹底することを決めました。  12月2日には、アメリカで遺伝子組みかえ食品や農薬を減らす運動をリードして、月に100ドルは有機食品を買おうと呼びかけて、アメリカの有機農産物市場を劇的に広げたゼン・ハニーカットさんが東京で講演を行いました。残念ながら私は行けませんでしたけれども、参加した仲間が様子を教えてくれました。本気で子供のことを考えて行動する力で社会を変えたという感想を持ったということです。これを機に、国会でも超党派の食の安全議連も立ち上がったということです。  稲城市でも、たくさんの子供を思う人たちから、これから意見が寄せられてくることと思います。子供のための安全な食を提供する取り組みが多くの国で始まっています。フランスやイタリアや韓国では、有機食材の給食が進められています。それこそ、自治体がやるべきことだと思います。稲城市がそのような宣言をすれば、安心して子供を育てられるまちとして、若い世代に選ばれるまちになると思います。今後の市の取り組みに期待したいと思います。 154 ◯ 議長(渡辺 力君) 質問の途中ですが、暫時休憩いたします。                                午前10時57分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時15分 開議 155 ◯ 議長(渡辺 力君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  村上さん。 156 ◯ 2番(村上洋子君) 大きな項目の2、主要農作物種子法廃止と種苗法改正への動向が稲城市の農業に与える影響と、稲城市農業基本計画、生物多様性いなぎ戦略との整合性について。  2018年4月に、主要農作物である米や大豆、麦など、野菜を除いた種子の安定的生産及び普及を促進するため、主要農作物種子法が廃止となり、現在、植物の新たな品種(花や農産物等)の創作をした者は、その新品種を登録することで、植物の新品種を育成する権利(育成者権)を占有することができる種苗法の改正が、2020年1月国会に向けて進められつつあります。この2つの法律の廃止と改正は、稲城市の農家と農業にも大きな影響を与えるものです。このことに対する市の認識と今後の対策について伺うとともに、第四次稲城市農業基本計画の策定や生物多様性いなぎ戦略との整合性について伺います。  (1)、稲城市の農業における主要農作物種子法廃止の影響について市の認識を伺います。
    157 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 158 ◯ 市民部長(松本葉子君) 主要農作物種子法は品種開発後の生産・普及段階の制度として、食糧増産に対応するため、昭和27年に制定されましたが、種子生産者の技術水準の向上等により、種子の品質が安定してきている状況の中で、都道府県に一律に原種・原原種の生産や品種の試験を義務づける制度の必要性が低下したこと、良質かつ低廉な農業資材の供給を進めていくとともに、民間事業者が行う種子の生産や供給を促進する観点も踏まえ、平成30年4月1日に廃止されたものです。稲城市の農業には、現在のところ、特段の影響はございません。 159 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 160 ◯ 2番(村上洋子君) 種子法は、おっしゃるように、昭和27年に米・麦・大豆などの主要な作物について、それぞれの地方の風土に合った品種の開発と維持を行うために、主に都道府県の農業試験場などの予算の裏づけともなる法律でした。これが、わずか半年の論議で廃止が決定し、平成30年4月1日に廃止されました。廃止する理由として農林水産省が説明しているのは、「種子生産者の技術水準の向上等により、種子の品質は安定した。農業の戦略物資である種子については、多様なニーズに対応するため、民間ノウハウも活用して、品種開発を強力に進める必要がある。しかしながら、都道府県と民間企業の競争条件は対等になっておらず、公的機関の開発品種が大宗を占めている。都道府県による種子開発・供給体制を生かしつつ、民間企業との連携により種子を開発・供給することが必要」というものです。  これに対し、農業者からは、「都道府県の財政状況によっては、種子の生産量が減り、安定的な供給ができなくなる」、あるいは「特定の民間企業の独占状態となり、種子を含む資材価格は引き下がるどころか高騰する」、「海外資本の企業の参入を許せば、遺伝子組みかえの農作物が食卓に並ぶことになる」などの意見が出され、こうした声を受けて、種子法廃止が可決された際に法案に賛成した自民・公明といった与党と日本維新の会に加え、民進党が共同で提案した附帯決議も採択されています。その内容は、種子の品質確保のため、種苗法に基づき、適切な基準を定め、運用する、都道府県の取り組みの財源となる地方交付税を確保し、都道府県の財政部局を含め周知徹底に努める、都道府県の育種素材を民間に提供するなど連携に当たっては種子の海外流出を防ぐ、特定の事業者が種子を独占し弊害が生じないように努めるといったものでした。  稲城市では現在のところ特定の影響がないということですけれども、市内の米・麦・大豆の生産者の人数、生産量について伺います。 161 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 162 ◯ 市民部長(松本葉子君) 市内の米・麦・大豆の生産農家──これは農家数でお答えさせていただきますが、及び作付面積につきましては、2015年農林業センサスによりますと、米につきましては、水稲が9経営体164アール、麦につきましては、小麦が5経営体124アール、大豆につきましては3経営体10アールとなっております。 163 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 164 ◯ 2番(村上洋子君) 米・麦・大豆の生産者の方はそれぞれ9件、5件、3件ということで、経営規模も大きくはないことがわかりました。東京都に種子条例はできていませんけれども、現在、他県で次々と条例ができていることから、農協を通して継続して種子の提供を受けられるものと思います。そのことが確かに保障されていくのか、確認すべきと考えます。  次に、(2)、稲城市の農業における種苗法改正の影響について伺います。 165 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 166 ◯ 市民部長(松本葉子君) 種苗法につきましては、国内で開発された新品種保護の強化を目的として改正が予定されていると聞いておりますが、稲城市の農業への影響は現段階では考えられないところでございます。 167 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 168 ◯ 2番(村上洋子君) 種苗法の改正については、稲城市の農業への影響は現段階では考えられないということです。本当にそうでしょうか。種苗法は、すぐれた新品種などを知的財産として登録し、開発者の権利を独占的に保持し、ほかの人は自由に利用できないようにするものです。これまで国内での権利は保障されていましたが、海外への流出を想定していなかったために、シャインマスカットや大粒のイチゴの品種が海外に流出し、これらの規制を強める目的で、年明けの国会に提出される見込みです。この中で最大の問題点は、登録品種の自家増殖を許諾制にするということ、自分で種をとって育て、それを販売することができなくなるということです。これまでは登録品種であっても次の直作の種苗として自家増殖することが認められてきたものが、自家消費以外では認められなくなります。このことを不安に感じている農家の方はいらっしゃらないのでしょうか。  さらに、海外などの巨大種苗会社が日本の作物品種を登録すれば、交雑によって意図しないで自分の畑で育ってしまった登録品種について、多額の賠償金を払わなくてはならないというような事態が起こるかもしれないということです。まさかそんなことが起こるのかと思われるかもしれませんけれども、実際にアメリカやメキシコ、カナダ、アフリカで起こったことです。梨とブドウが名産の稲城市ですが、この問題について全く影響がないとは考えられません。農家の方、農協の方と影響について意見交換などをしていくべきと考えますが、市の認識を伺います。 169 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 170 ◯ 市民部長(松本葉子君) 種苗法の改正につきましては、国から何の情報も示されておりませんので、現段階では、影響についての意見交換等の対応につきましても考えられないものと認識しております。 171 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 172 ◯ 2番(村上洋子君) 市の農業にとっては非常に大きな影響があるものと思いますので、農協などと協力して情報を集めて検討すべきと申し上げます。  (3)、第三次稲城市農業基本計画における種子の育成者権と農民の権利の考え方について伺います。 173 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 174 ◯ 市民部長(松本葉子君) 第三次稲城市農業基本計画における種子の育成者権と農民の権利の考え方については、特段の記載はございません。 175 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 176 ◯ 2番(村上洋子君) 第三次稲城市農業基本計画には特段の記載はないということでございます。  日本と世界の状況を見てみますと、1961年、植物の新品種の保護に関する国際条約(UPOV)が発効し、日本は1991年に加入しました。その第2条に「締約国は、育成者権を与え、これを保護する」と書いてあります。加入から7年後の1998年、日本政府は国内法として種苗法を整備しました。これが日本における育成者権の始まりであります。  一方の農民の権利、これは1993年に発効した生物多様性条約で国際的にはその基礎となる考え方が認められました。第1条に「生物の多様性の保全、その構成要素の持続可能な利用及び遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分をこの条約の関係規定に従って実現する」とあります。制限されることなく種子を利用し、仮にそこから利益が生じたら、公平に分配しましょうということです。国内法としては、15年後の2008年に生物多様性基本法が成立しています。しかし、これはまだ生物一般の話で、農業の話ではありません。最初に述べたUPOVがある中で、生物多様性条約の理念をどう具体化するか、国際社会で論議が続けられました。そして、2004年、食料・農業植物遺伝資源国際条約が成立します。第1条にこうあります。「この条約は、持続可能な農業及び食糧安全保障のため、生物多様性条約と調和する方法による、食料及び農業のための植物遺伝資源の保全及び持続可能な利用並びにその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を目的とする」。種子の保全と持続可能な利用、そこから生じる利用の衡平な配分、ここにようやく農民の権利がうたわれました。  日本は2014年に加入しましたけれども、加入からまだ間もなく、国内法は未整備です。この課題について、稲城市農業基本計画にどのように反映していくのか、検討が必要だと考えます。市の認識を伺います。 177 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 178 ◯ 市民部長(松本葉子君) 育成者権につきましては法律により規定されているところでございますが、現在のところ、いわゆる農民の権利について具体的に定めた法律がございませんので、稲城市農業基本計画への反映に向けた検討につきましても、考えられないところでございます。 179 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 180 ◯ 2番(村上洋子君) 基本計画には食料自給率についての記載があります。第四次は2021年からとなっておりますが、ぜひ検討していただきたいと思います。  次に、(4)、生物多様性いなぎ戦略における自然の質の目標への影響について伺います。 181 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 182 ◯ 市民部長(松本葉子君) 生物多様性いなぎ戦略における自然の質の目標の実現に向けた施策の一つとして、緑化における在来種の活用による地域遺伝子の保全がございますが、現段階では種苗法の改正による影響はないものと考えております。 183 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 184 ◯ 2番(村上洋子君) 現段階では種苗法の改正による影響はないというお答えです。緑化における在来種の活用による地域遺伝子の保全とは具体的にはどのような内容か、伺います。  また、種子法の廃止と種苗法による種の独占を危惧して、各地で、あるいは個人でジーンバンクを開設するところが出てきています。沖縄では生物多様性種子条例をつくる動きがあります。在来種を残すための記録活動や種の保存のための活動がほかにありましたら、御紹介ください。 185 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 186 ◯ 市民部長(松本葉子君) 緑化における在来種の活用による地域遺伝子の保全の内容につきましては、街路樹や生け垣、公園の草花などの植栽や、市が配布する種や苗を市内に生息する在来種から選定することにより、将来的な植生につなげていくことを推奨するものでございます。  また、在来種を残すための記録活動などにつきましては、生物多様性への認識を深める活動として、「森すまいる」や観察会を実施するほか、市民の参加を募って「生きものフォト調査」を実施し、市内の生き物の情報を環境省の生き物情報システム「いきものログ」に登録しております。 187 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 188 ◯ 2番(村上洋子君) 在来種を残すための活動をされているということです。大変大事な取り組みと思います。引き続き、古くから存在する植物や生物の保持に努めていただきますようお願いいたします。  (5)、課題について伺います。 189 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 190 ◯ 市民部長(松本葉子君) 現時点における課題は見当たりません。 191 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 192 ◯ 2番(村上洋子君) 現時点における課題はないということです。しかし、次の10年、さらにその先を見据えますと、取り組まなければならない課題があります。品種の権利を守りたいということと、種をとり自由に栽培したいということは、農業者の中にある相反する権利です。また、市内における生物多様性とも整合性のとれるものでなくてはなりません。これを検討するための場が必要と思いますが、市のお考えを伺います。 193 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 194 ◯ 市民部長(松本葉子君) 現在のところ、市内における主要農作物種子法廃止の影響はないこと、また種苗法の改正による影響につきましても現段階では考えられないことから、稲城市農業基本計画、生物多様性いなぎ戦略との整合性を検討するための場の必要性はないものと考えております。 195 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 196 ◯ 2番(村上洋子君) 繰り返しになりますが、今後は必要になると考えますので、検討していただきたいと思います。  (6)、今後の対応について伺います。 197 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 198 ◯ 市民部長(松本葉子君) 先ほど来お答えしておりますように、主要農作物種子法の廃止と種苗法の改正につきましては、別の問題でございまして、現段階では、いずれも市内の農業への影響があるものとは考えられないことから、特段の対応は予定していないところでございます。 199 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 200 ◯ 2番(村上洋子君) 種子法廃止と種苗法は別の問題という市の認識であります。しかし、これまで述べてきたように、これは別々の問題ではなく、育成者権と農民の権利という同じ農業者の中で生じている、相対する問題です。しかも、今の日本の農政は、民間活力の活用という言い方で、企業の利益を優先させる方向にかじを切っています。大項目1で取り上げたゲノム編集食品も同様です。付加価値が高いという経済性や、世界の食糧不足を救うといううたい文句は、実際、遺伝子組みかえ食品で失敗しています。面積当たりの収穫量はふえておらず、農薬の使用量のみがふえ、土は農薬と遺伝子組みかえ作物の交雑で汚染されてしまっています。そして、世界で売れなくなったそれらの作物を日本で引き受けるために法改正がされると言っても過言ではありません。  トウモロコシが主食のメキシコでは、この種の独占がモンサント社によって行われ、農民が種の自家採種をできなくなり、暴動が起きました。そして、次はアフリカでした。アフリカやカナダでは、遺伝子組みかえの小麦や大豆や菜種や綿が栽培されていますけれども、遺伝子組みかえ菜種が飛んできて交雑して生えていたら、モンサント社が特許の侵害であるとして農民を訴えるという、いわゆるモンサント裁判がたくさん起こされました。法外な賠償金を取られた農民もいます。しかし、最近、モンサント社のラウンドアップの発がん性が裁判で認められて、モンサントは320億円の賠償金を支払うことになりました。同様の裁判が数百件起こされており、経営が破綻しました。そして、ほかの多国籍企業に買収されます。今、世界の種会社は、一緒に農薬を売る化学会社の多国籍企業になっており、再編された3つから4つほどのグループが世界のシェアを握っています。日本の種の企業のシェアは世界の10%です。日本の種会社は日本独自の種を守るという方針に立ったという話を聞きました。  私たち消費者はどうするか。もちろん、日本の種を守りたいと意見を言っていきたいと思います。そして、稲城市の農業と種をどうするかを農家の方と一緒に市も考えていくべきと思います。主要農作物種子法については廃止されましたけれども、必要と考える県で次々に種子条例ができています。既にできているのは兵庫県、山形県、富山県など13県、知事が検討会を設置して条例制定を明言しているところが5県、市民団体や個人が呼びかけているところが9県です。この中で、従来の主要作物、米・麦・大豆にこだわらず、その地域の伝統的な野菜や農産物の種の保存についても言及したものが出てきています。長野県では、そばや伝統野菜をこの条例で守ろうとしています。沖縄県では、農作物に限らない生物多様性種子条例を制定しようという動きがあります。  稲城市ではどうでしょうか。梨やブドウやブルーベリー、そしてのらぼうも農家によってさまざまな品種が栽培されているようですけれども、稲城の自慢の春野菜で、私は毎年楽しみにしています。この野菜や果物、また稲城市に古くから存在する植物や生物を後の世代にも残していけるような取り組みが必要ではないでしょうか。市の見解を伺います。 201 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 202 ◯ 市民部長(松本葉子君) 繰り返しになりますが、主要農作物種子法の廃止や種苗法の改正の影響については、さきにお答えしたとおりでございますので、これらに伴う特段の対応は予定していないところでございます。なお、生物多様性に関しましては、これまでも生物多様性いなぎ戦略に基づいた取り組みを行っておりますので、今後とも継続してまいります。 203 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 204 ◯ 2番(村上洋子君) 今回の種子法廃止と種苗法改正が、日本の食料自給も含めて、日本の農業をどの方向に導こうとするものなのか、企業の利益か、農家、消費者、市民のためにはどうすればいいのか、ぜひ市としても検討の場をつくっていかれることをお願いして、大きな項目2の質問を終わります。  次に、大きな項目3に移ります。DV防止のための施策について。  内閣府は、令和元年9月25日に「配偶者からの暴力に関するデータ」を発表しました。これによると、配偶者暴力相談支援センターにおける配偶者からの暴力が関係する相談件数は、平成30年度に過去最高の11万4,481件、そのうち配偶者からが9万5,478件、離婚した元配偶者からが1万4,905件、交際相手からが3,273件、元交際相手からが825件となっています。これに先駆け、2016年にFRA(欧州基本人権庁)の監修のもとに龍谷大学浜井浩一教授が行った調査「女性の日常生活の安全に関する調査」によると、741人の回答者中、パートナーからDV被害に遭った女性は53人であったが、通報した人は1人もいなかったとのことです。EUにおける同様の調査の同様の対象者の平均通報率14%と比較すると、極端に少ない人数であり、日本において女性が配偶者からの暴力や性被害について、DVと認識し通報すべきと考えていないと分析しています。日本の女性や被害者が、「大したことではない」、「自分で何とかしたい」、「自分にも非があるのではないか」、「警察は何もしてくれない」、「人に知られたくない」などと回答するのは社会的な認識とも相関するもので、時に重大な事件を引き起こすことになります。先日のつのじ議員の質問にもございましたが、児童虐待でもDVの関係するケースが多く存在し、DV防止のための相談体制や予防教育、緊急支援や自立支援、加害者対策等が必要と考えますが、市の認識と現状の課題等について伺います。  (1)、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律第2条の3第3項に定める市町村基本計画がどの計画にどのように位置づけられているか、また相談事業の概要について伺います。 205 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 206 ◯ 市民部長(松本葉子君) 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律第2条の3第3項に定める市町村基本計画につきましては、第四次の稲城市男女共同参画計画「男女平等推進いなぎプラン」に包含し、稲城市配偶者等暴力防止及び被害者支援に関する基本計画として位置づけ、男女共同参画の推進とあわせて取り組んでいるところです。また、相談事業といたしましては、DV専門の相談はございませんが、さまざまな悩みの第一次的な相談窓口として相談に応じるいなぎ女性の悩み相談を毎月第1・第3水曜日と第4土曜日の午前10時から午後4時までの時間帯で行っております。1日最大5件まで事前予約制で受け付けており、1回の相談時間は50分間で実施しております。 207 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 208 ◯ 2番(村上洋子君) ありがとうございます。男女平等推進いなぎプランに包含しているということで、第2章の中にございます「配偶者等からの暴力防止及び被害者支援」には、「配偶者からの暴力は多様かつ複雑であり、外部からは発見しづらく潜在化しやすいため、被害が深刻化するケースも増えています。配偶者からの暴力の被害者の多くは女性ですが、男性の被害も増えています。さらに、未婚の若年層における恋人などの親密な関係者間の、いわゆるデートDVが問題になっています。これら配偶者等からの暴力が起こる背景や関係法令等について啓発・情報提供し、配偶者等からの暴力の防止に向けた意識啓発を進めます。また、配偶者等からの暴力の被害者の早期発見と安全確保に向け、関係機関の連携を図ります」と記されています。  相談事業については、いなぎ女性の悩み相談を挙げられています。月3回、電話予約の上、1人50分、1日5件までということです。事務報告書によりますと、年間相談件数は39件、月の相談件数は、少ない月は1件、多い月でも6件となっております。女性の悩み相談員の人数、またどのような方が相談員になられているのか、雇用形態などについて伺います。また、この相談内容の内訳として、さまざまであり、DVに特化しているわけではないと思いますが、DV相談とされるものがこのうちどのぐらいあるのか、伺います。 209 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 210 ◯ 市民部長(松本葉子君) いなぎ女性の悩み相談につきましては、人数は水曜・土曜各1人となっており、豊富な相談経験を持ち、相談者の人権を尊重して、誠実、公正かつ適切に相談業務に携わっていただける方に相談員となっていただいております。雇用契約を結ぶ形態ではなく、市長の委嘱による相談員でございます。また、相談内容につきましては、一つの相談の中にも複数の悩みや課題が含まれている場合もあり、個別具体の相談におけるDVとしての相談実績につきましては、有無を含め、お答えできないものでございます。 211 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 212 ◯ 2番(村上洋子君) それでは、基本計画の中では、相談事業として、市民協働課以外に子育て支援課、関係各課となっていますので、虐待件数との関係で、子育て支援課はもちろんですけれども、その他の各課の相談窓口でもDVの相談に当てはまるものはあると思います。いなぎ女性の悩み相談以外の相談窓口で受けたものも含め、市としてDV相談全体を把握する必要があると考えますが、市の現状について伺います。 213 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 214 ◯ 市民部長(松本葉子君) 市といたしましては、庁内の関係部署と情報交換会を開催するほか、個別の相談に対して、必要に応じて情報共有と連携を図りながら支援に取り組んでおり、DV相談の全体は把握しておりません。 215 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 216 ◯ 2番(村上洋子君) 全体は把握していないということです。  それでは、(2)、DV法第9条のための会議体があるか、また、ある場合には会議の開催回数について伺います。 217 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 218 ◯ 市民部長(松本葉子君) 市における定例的な会議体はございませんが、個別の事例に対しては、必要に応じて関係部署が関係機関と連携協力を図っております。 219 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 220 ◯ 2番(村上洋子君) 定期的な会議体はないけれども、関係部署が関係機関と連携協力しているということです。稲城市の行政規模ですから、形よりも実質的に連携がとれて、支援がうまくいくということが大事だと思います。しかし、そのためには、DV相談にかかわる可能性のある職員、民生委員、時には学校や保育園、幼稚園、医療関係者、介護関係者など、関係機関の人たちがDVに対する共通認識を持って対応する必要があります。統一的な研修が行われているのか、伺います。 221 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 222 ◯ 市民部長(松本葉子君) DVに対する共通認識を持つための研修につきましては、DVも含めた人権に関する研修を実施している機関もありますが、市として統一的な研修は行っておりません。 223 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 224 ◯ 2番(村上洋子君) 市全体としてのDV相談の件数の把握や統一的な研修は必要と思います。また、連携の際、相談者が何度も同じ内容の説明をすることは大変苦痛を伴うため、共通に利用できる相談シートについても検討していただきたいと思います。  次に、(3)、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等のための施策に関する基本的な方針」3の(2)の地域の状況の考慮にあるように、基本計画の策定、見直しに際し策定後も、また緊急支援等についても、東京都との協議を行っているかについて伺います。 225 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 226 ◯ 市民部長(松本葉子君) 基本計画の策定につきましては、稲城市男女共同参画計画推進協議会との協働により策定しており、東京都とは協議しておりません。緊急支援等につきましては、個別のケースの必要に応じて関係部署が東京都と協議しております。 227 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 228 ◯ 2番(村上洋子君) 計画については東京都との協議はしていないが、緊急支援等については個別のケースの必要に応じて協議を行っているということであります。市役所や市内公共施設などに置かれているいなぎ女性の悩み相談の小さなカードには、東京ウィメンズプラザの電話番号も記載されています。場合によっては市外に緊急避難をしなければならないときなどは、東京都やほかの自治体あるいは民間団体との連携が必要になります。  私は先日、江東区の配偶者暴力相談支援センターを訪問してお話を伺ってきました。江東区では、この相談センターを民間のDV支援団体に委託しており、専門性が高く、相談業務、支援業務を一体的に行うことができるメリットをお聞きしました。稲城市においては、相談数自体が少なく、きめ細かに対応していただいていると思いますけれども、東京都や近隣自治体、民間団体との連携は非常に大事だと思います。その点について、確認になりますが、市の認識を伺います。 229 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 230 ◯ 市民部長(松本葉子君) 個別の相談につきましては、これまでと同様に、必要に応じて東京都や関係機関と連携をとりながら対応していくことが必要と認識しております。 231 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 232 ◯ 2番(村上洋子君) その際に一つお願いがございます。同行支援という制度の紹介について、全ての方にお知らせしていただけるように、ぜひ安心して相談していただけるように、周知をお願いしたいと思います。  次に、(4)、DV予防のための啓発活動は行っているか、伺います。
    233 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 234 ◯ 市民部長(松本葉子君) DV防止に関しまして、より多くの市民の方に情報提供をできるよう、例年11月の女性に対する暴力をなくす運動期間に合わせて、広報いなぎを活用するほか、啓発資料の掲示や関連パンフレット及びチラシの配架など、啓発活動を継続して行っております。 235 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 236 ◯ 2番(村上洋子君) 冒頭にもお話ししましたけれども、女性がDVと認識していないということが大きな問題です。さらに積極的な啓発活動が必要と思いますが、市の認識を伺います。 237 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 238 ◯ 市民部長(松本葉子君) 相談の周知につきましては、市広報等により、広く市民の方に相談先を知っていただけるよう周知を図っているところです。DV防止等に関する啓発につきましては、過去にも男女平等推進パンフレットいなぎにおいて啓発に取り組んだ事例もございます。引き続き、今後も機会を捉え、周知啓発に取り組んでまいりたいと考えております。 239 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 240 ◯ 2番(村上洋子君) それでは、(5)、学校でのDV予防教育は行っているのか、伺います。 241 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育指導担当部長。 242 ◯ 教育指導担当部長(大川 優君) DV予防に関する学校での取り組みにつきましては、DVに特化した予防教育は行ってございません。 243 ◯ 議長(渡辺 力君) 村上さん。 244 ◯ 2番(村上洋子君) 人権としての性教育をぜひお願いしたいと思います。  ありがとうございました。 245 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、2番、村上洋子さんの一般質問は終わりました。  暫時休憩いたします。                                午前11時50分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                  午後1時 開議 246 ◯ 議長(渡辺 力君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  通告の18番、あらい健君の一般質問を許します。7番、あらい健君。 247 ◯ 7番(あらい健君) あらいでございます。皆さんも御承知のように、10月の末に新しい仲間と市民クラブという会派をつくって、議会活動に邁進することになりました。私自身、稲城の議会制民主主義のかなめを担っている議員としての自覚をさらに強めて、議会活動に邁進していきたいと思っております。  今回は、稲城の教育、それからまちづくり等について6項目にわたって質問をするわけでありますが、私が今一番実感するのは、市民の方々が今日、政治に対する不信を高めているということは、もう物すごい勢いだと思います。御案内のように、「桜を見る会」を取り上げるまでもなく、本当に政治がそれこそ市民のためにあるのではなく、政治家のために使われている。みんなの税金がそういうところに使われているのではないか。そういうことに対する不信感。さらには、それをきちんと抑制して、牽制しながら着実に進めていかなければいけない官僚組織までが、ある意味では忖度で動いている。いろいろな機構がそういう流れの中でそういうことについて何もチェックできないで、忖度で日本の政治が動いているということについて、今、消費税の値上げとか、さまざまな中で苦しんでいる人たちからすると、非常に政治のあり方について不信感を持っていると思います。もちろん、これは国の政治でありますけれども、私たち稲城の政治においても、そういう忖度政治ではないかなどと疑われることがないように、身を引き締めて、議会は議会としての役割を果たしていかなければいけないのだなと強く感じているところであります。  さて、質問に移りたいと思います。まず1番、稲城の教育についてであります。この問題は、私と会派を組んでいた藤原前議員が何回となく取り上げて質問をしてきたところです。私たちがなぜ今教育を取り上げるかというのは、皆さんもよく言う持続的な社会を進めていく上でも、その柱になるのは教育、人間力だと言われているわけでありますから、教育がいかに重要かということであります。まして稲城市は、平成27年に「ふれあいを通じて人と文化を育む稲城の教育」を掲げて取り組んできて、来年には第三次の教育振興基本計画を立てるという時期になりました。そこで、改めて稲城の教育について、基本からきちんと確認させていただきたいと思っております。  (1)、稲城市の教育に対する基本姿勢の1)でありますけれども、憲法及び教育基本法で示されている教育に対する理念等に対して、稲城市教育委員会としてどういう姿勢でいるのか、その認識と姿勢についてお尋ねしたいと思います。 248 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 249 ◯ 教育部長(石田昭男君) 日本国憲法及び教育基本法で示されている教育に対する理念等につきましては、全ての国民は日本国憲法により教育を受ける権利を保障されております。また、教育基本法の前文に規定されているとおり、教育は、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指し推進されるものでございます。また、市としましては、これらの理念等にのっとり、子供たちの教育等の振興が図られるべきものと考えております。 250 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 251 ◯ 7番(あらい健君) 今お答えになったとおり、憲法でも示されているとおり、教育を受ける権利がきちんと保障されているわけでありますから、そのことについて、教育基本法の理念に沿って、個人の尊厳を重んじて、真理と正義を希求する人間を育てていかなければいけない。さらには、地域で言えば、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指して推進されるということも含めて市としてはやっていくということで今お答えがあったわけですが、教育長に今お答えになったことについて、そういうことで進めていくということを改めて確認したいのと同時に、戦前の教育と戦後の教育が一番基本的に大きく違った点についてどう認識されているか、確認させていただきたいと思います。 252 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育長。 253 ◯ 教育長(加藤 明君) 前段につきましては、教育部長が言ったとおりということで、私も認識しております。そして、戦前と戦後の教育ということでございますが、旧憲法に対しましては、教育に関する条文というのはなかったということでございますが、日本国憲法には教育に関する条文が規定されたこと、その後、文部省につきましては、民主的・文化的国家建設のために教育方針を示しているということでございます。そして、加えて現在の教育基本法に基づきまして教育の振興が図られているということで認識しております。 254 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 255 ◯ 7番(あらい健君) 今、教育長から、戦前と戦後の教育の違いについて、るる御答弁がありました。私は、憲法で、以前の憲法の中に教育の問題が規定されていたかどうかということではなくて、基本的に体制として、戦前は御承知のように天皇制のもとで絶対君主制、要するに主権が天皇にあって、国民にない、そういうことで日本の国体が維持されていた。さらにそういう中で軍国主義がどんどん進んでいってしまった。そういうことが一つ。それからもう一つは、今言ったように、基本的に主権は天皇にあったわけですから、個人の人権とか、要するに基本的な人権というものはある意味では抑えつけられてきたということからすると、むしろ一番大きく違ったのは、主権が国民にある。そのことを大事にしなければいけないという認識です。それともう一つは、基本的な人権、人間の尊厳を大事にした教育をやらなければいけないということだと思います。もう一つ言えば、戦前はある意味では国家権力が教育を牛耳る。そういう反省から、教育の中立性というのが戦後教育の中で一番きちんと位置づけられてきたことの一つだと思います。そこら辺については、恐らく教育長も認識としてはそんなに違わないと思いますけれども、改めて確認しておきたいと思います。 256 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育長。 257 ◯ 教育長(加藤 明君) 先ほども私が述べたとおりでございますので、現在の教育基本法に基づきまして、私たちは教育の振興が図られているということで認識してございます。 258 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 259 ◯ 7番(あらい健君) それでは、2)に移ります。地方教育行政法に示されている教育委員会の役割と任務に対する認識と姿勢についてお尋ねいたします。 260 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 261 ◯ 教育部長(石田昭男君) 地方教育行政の組織及び運営に関する法律に示されている教育委員会の役割と任務につきましては、教育委員会は、市が処理する教育に関する事務に関し、法律で規定される事項について、教育基本法の趣旨にのっとり、教育の機会均等、教育水準の維持向上及び地域の実情に応じた教育の振興を行っていくものであると認識しております。教育委員会としましては、引き続き法に基づき教育行政の振興を図ってまいりたいと考えております。 262 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 263 ◯ 7番(あらい健君) 地教法の21条には、職務権限がずっと列挙されています。簡単に言えば、このことについては教育委員会が責任を持たなければいけない。ある意味では、教育そのものの内容というか、中身については、教育委員会が責任を持つのだということだと思います。そこら辺について、法律で職務権限として、教育委員会が処理しなければいけないという事務については、教育委員会が責任を持って処理し、教育を振興させていく。こういう姿勢でいいかどうか、教育長のほうにお尋ねしたいと思います。 264 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育長。 265 ◯ 教育長(加藤 明君) まずその辺の御質問でございますが、21条の規定ということでございますが、これにつきましては、それぞれたくさんの項目がありますけれども、学校その他の教育機関の設置とか、管理及び廃止に関すること、教育財産の管理に関することとか、児童・生徒の就学に関すること等々、そういうものを教育委員会が果たしていくというような事務だということで認識しております。 266 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 267 ◯ 7番(あらい健君) それでは、次に移ります。3)、稲城市の教育に対する行政と教育委員会が果たすそれぞれの役割についてどのように認識しているか、お尋ねしたいと思います。 268 ◯ 議長(渡辺 力君) 企画部長。 269 ◯ 企画部長(芦沢政美君) 稲城市の教育に対する行政の果たす役割につきましては、総合教育会議などを通じて、市長と教育委員会が十分な意思疎通を図り、地域の教育の課題やあるべき姿を共有して、より一層民意を反映した教育行政の推進を図ることと認識しております。 270 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 271 ◯ 教育部長(石田昭男君) 稲城市の教育に対する教育委員会の果たす役割につきましては、教育基本法の趣旨にのっとり、教育の機会均等、教育水準の向上及び地域の実情に応じた教育の振興を図ることでございます。具体的には、稲城市総合教育会議において協議、調整し、稲城市長が策定した「ふれあいを通じて人と文化を育む稲城の教育大綱」及び教育振興基本計画に基づき、さまざまな施策や事業等を着実に進めることと認識しております。 272 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 273 ◯ 7番(あらい健君) まず行政のほうにお尋ねします。21条に明記されている教育委員会の所管、権限のことについて、教育そのもの、それ以外のことで、総合教育会議で話されて、教育委員会と意思疎通をして、これは全体的に行政全体としてもかかわっていこうということについて行政はかかわっていくのだと、それと、強いて言えば、予算、財政の問題についてかかわっていくのだと、このように理解していいのかどうなのか。また、教育委員会は、先ほど役割と任務については、教育長が述べられましたので、その精神に基づいて教育委員会が所管していることについては責任を持って処理すると、こういう教育そのものについては処理していくと理解していいか。その2つを確認させてください。 274 ◯ 議長(渡辺 力君) 企画部長。 275 ◯ 企画部長(芦沢政美君) まず、先ほど教育部長からもありましたけれども、総合教育会議の設置というのが法律上の市長の職務ということでございます。総合教育会議の中での中身として、大綱の策定に関する事務と。それにつきましては、市の教育、学術及び文化の総合的な施策について、その目標や施策の根本となる方針を定めるものと。これにつきまして市長が教育委員会と協議して、十分に認識を共有していくものと。そういった役割が行政のほうにあると考えているところでございます。 276 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 277 ◯ 教育部長(石田昭男君) 教育委員会としましては、職務権限につきましては、地方公共団体が処理する教育、学術、文化に関する事務で、先ほど教育長が答弁しましたけれども、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第21条に規定されている職務を責任を持って実施するということでございます。  なお、最近では、福祉、地域振興とも密接な関係が教育行政にはございますので、市長部局とも連携を果たしながら事務を進めていくという形になってございます。 278 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 279 ◯ 7番(あらい健君) 基本的に、総合教育会議とか、そういうものが法的に出てきたいきさつというのは、ある意味では教育そのものの中で、いじめとか、犯罪とか、その枠を超えて全体で取り組まなければいけないようなことが出てきて、それを総合教育会議で、教育委員会に任せるのではなくて、全体で取り組もうというような考えで出てきた。そういうことなのですけれども、その中でも大綱については、教育基本法の17条に、各地方公共団体が責任を持ってつくりなさいとなっていて、国の方針を参酌してということなのです。これについては、私はずっと調べてみたのですが、先ほど私が言ったように、教育については、教育の中立性というのがかなりずっと深くにあって、教育そのものの中身については基本的に教育委員会にやってもらおうではないかという思いがあって、ほとんど、稲城市を除く25市、それから23区を見ますと、教育大綱も教育基本計画も教育委員会が作成している。稲城市だけは大綱ということで、これは決して法律的に間違っているわけではないのですが、ただ、そういう姿勢自体がかなり議論になる可能性があるということも含めて、私としてはここら辺についてはもう少し考えたほうがよかったのではないかなと思っています。そういうことはともかくとして、要するに先ほど言ったような役割を果たしていくということで間違いないですね。そこを確認させてください。こちらもそのことを確認したいので。 280 ◯ 議長(渡辺 力君) 企画部長。 281 ◯ 企画部長(芦沢政美君) 法律上、規定されております教育に関する基本的な目標や施策の根本的な方針である大綱をつくることが、一つ市のほうの役割であると認識しております。 282 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 283 ◯ 教育部長(石田昭男君) 先ほども答弁しましたけれども、教育基本法の理念、また地方教育行政の組織及び運営に関する法律第21条に基づく職務権限等を実践していくのが教育委員会の役割と認識しています。 284 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 285 ◯ 7番(あらい健君) 教育については、残念だけれども、ある意味では、私たちからするとごく当たり前のことで、稲城市でも教育委員会があって、教育長を中心にいろいろやってきたことについては認識しているのですが、残念ながら国の段階では、「モリカケ問題」、さらには今回のテストの問題を含めて、ちょっと行政が教育に、国の権力がそこに介入してきているのではないかという不信感が国民の間にあるし、市民の間にある。稲城市ではそういうことの危惧を感じさせないように、きちんと役割分担をしてやっていただきたいと思っています。  次に移ります。(2)、稲城市教育振興計画の点検・評価、議会への報告、公表等についてであります。1)、現在の点検・評価についてお尋ねします。 286 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 287 ◯ 教育部長(石田昭男君) 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条に基づく、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価につきましては、効果的な教育行政の推進に資するとともに、住民への説明責任を果たすことを目的としております。 288 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 289 ◯ 7番(あらい健君) 今お話がありましたけれども、具体的にどのように評価をされているのかということと、さらに役割分担に沿った点検・評価の仕組みになっているのか、そのことについてお尋ねしておきたいと思います。 290 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 291 ◯ 教育部長(石田昭男君) まず1点目の具体的な方法につきましては、毎年度、教育委員会事務局が選定した事務事業を対象に、教育委員会事務点検評価委員会及び知見の活用をお願いしております稲城市行政改革監理委員会から、担当課長の事業の進捗や成果などの説明及び委員会での質疑応答、ヒアリング等を行いながら、評価コメントをいただいております。その後、教育委員会が各委員会からの個別評価コメント等を踏まえて、事業の進捗状況や成果を総合的に勘案し、3段階評価を行っている状況でございます。  また、2点目の役割分担に応じてということでございますが、教育委員会の事務の点検・評価につきましては、教育委員会の自主性を重んじられまして、地域の実情に応じた項目の設定、評価の方法等を取り入れて実施するということになってございますので、教育委員会が自主性をもって実施しているということを認識しております。 292 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 293 ◯ 7番(あらい健君) それでは、関連しますので、2)に移ります。今お話があった行政改革監理委員会に委ねているということでございます。私がこの法律26条をひもとくと、基本的に教育そのものについてきちんと点検していきなさい、評価しなさい、その結果については議会にも報告し、市民にも公表しなさいとなっていて、教育がいかに本当に市民のために、子供たちのために、ある意味ではそういう方々を含めた形で実施されているかということについては、責任を持ってやっていかなければいけないということであります。同時に、その法律の第2項では、それをやるために学識経験者を入れてやっていくということについても触れられているわけでありますが、この仕事を行政改革監理委員会に委ねるということには私はちょっと違和感があります。それはどういうことかというと、稲城市の行政改革監理委員会というのは、行政改革監理委員会ということで、いかに稲城市の事務が本当に最小の経費で最大の効果を生んでいるか、行革の視点からやる委員会ということになっているわけであります。そういう意味からすると、どう読み解いてみても、ここに行政改革監理委員会の設置要綱というのがありますけれども、その中に教育の内容についてちゃんとチェックするというところは入っていないと思うんです。先ほど僕は正直なところを言いましたように、役割分担があって、行政の立場から、本当に教育の予算がきちんと使われているかどうかということを行政改革監理委員会なりなんなりが点検するのは、僕は悪いことではないと思います。そのことは。ただ、教育そのものの内容のチェック・点検のシステムの中でそれがやられているのだというのは、ちょっと違和感を覚えます。そういう意味では、ちょっと先ほどの役割分担を逸脱したような監査なり点検・評価体制ではないのかと思いますが、そこら辺についてどのように考えておられるか、ちょっと確認したいと思います。 294 ◯ 議長(渡辺 力君) 暫時休憩します。                                午後1時23分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後1時24分 開議 295 ◯ 議長(渡辺 力君) 再開します。  教育部長。 296 ◯ 教育部長(石田昭男君) 点検・評価における知見の活用を行政改革監理委員会により行っていることにつきましては、教育に関して公正な意見を述べることが期待できる幅広い職歴と経験や知識をもとに、効率性の視点、成果の視点、その他総合的な視点等の観点から評価コメントを受けていることから、法の趣旨にのっとり、適切に実施されているものと認識しております。 297 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 298 ◯ 7番(あらい健君) 今その部分をちょっとはしょったのかな、今言ったように、私のほうで。だから、そういうことで委ねているということなんだけれども、その委ねていること自体に無理があるのではないかという質問を再度私のほうからさせていただこうと。行政改革監理委員会というのはそういうものではないし、先ほど言ったように、役割分担からいっても、行政改革監理委員会はある意味では本当に市の予算が的確に効率的に最小の経費で最大の効果を上げているかどうかを点検する部隊だと私は思っているわけです。当然、そのような趣旨でつくられたところですから。そういう立場からすると、その枠の中でそのことについて点検・評価をすることについては私も異論はないのですが、教育そのものの、先ほど言ったように、26条でいわれている教育をきちんと振興しているかどうか、ちゃんと進行管理して点検しなさいという意味では、ここに入れるのは無理があるのではないかと私は思うんです。そこら辺についての見解を述べていただきたいと。 299 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 300 ◯ 教育部長(石田昭男君) 先ほど答弁しましたとおり、点検・評価の方法というのは、教育委員会が自主的な判断で実施できるということになってございます。また、平成20年4月1日の法律改正から点検・評価が義務づけをされておりますけれども、この点検・評価につきましては平成16年度から実施しておりまして、評価の方法、コメントのいただき方の方法等、既に確立しているものがあるということが一つございます。また、教育委員会が期待する幅広い知識や意見を公正な立場で言っていただけるということで、お願いしているところでございます。また、最終的には、教育委員会の中で総合評価をするということになってございます。その評価コメント等も踏まえた上で、法にのっとって、適切に事務が行われているという認識でございます。 301 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 302 ◯ 7番(あらい健君) 繰り返しになるといけないのですが、教育委員会がそれなりに実質的に評価することについては、もちろんそのとおりで、それは後でお尋ねしますけれども、基本的に26条に書かれているのは、例えば教育基本法を進めていく上で、職務権限で教育委員会に与えている事務がきちんと適正に進行しているかどうか、そのことを管理・執行しているかどうかをチェックするということですよね、極端に言うと、26条で言われている点検・評価というのは。そのことは、今言ったように、予算をどうやって本当に有効に使っているかということではなくて、教育そのもの、教育水準がどう上がったのか、市民の教育レベルはどのように上がったのかという点検をこの計画の中でどうやったのかということを点検していくことだから、そのことまで行政改革監理委員会に委ねるのはいかがなものかと。なおかつ、それについては、そのことについて知見のある識者から意見を聞くことができると2項で出ているわけですから、それを行政改革監理委員会に委ねていくということは、ちょっと法の趣旨に反するのではないかと解釈しますが、いかがですか。 303 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 304 ◯ 教育部長(石田昭男君) 先ほども答弁しましたけれども、最近では、部局横断的な点検方法等についても取り入れているところがあるということで、法の解説の中には載ってございます。また、教育委員会としましては、全てを行政改革監理委員会に委ねているのではなくて、評価票なども独自に教育委員会でつくらせていただいて、評価の仕方、評価コメントのいただき方も丁寧に担当課長が説明して、内容等が行政改革監理委員会の方々にもわかるような説明をさせていただいて、教育に限らず、幅広い行政の事務事業評価等を行った中での評価コメントをいただいて、それを参考に教育委員会が総合的な評価をするということで、繰り返しになりますけれども、法の趣旨にのっとっているものと認識しております。 305 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 306 ◯ 7番(あらい健君) 見解の相違になってしまいますので、3)に移りたいと思います。今、部長が言ったとおり、基本的に教育委員会自身が本来、職務権限で与えられている事務がきちんと適切に管理されて執行されているかどうかを点検して評価した結果を議会にも報告し、なおかつ市民にも公表するとなっていて、法律的にはそういうシステムで、なおかつ2項で、それについては知見のある人に協力を求めることができる、意見を聞くことができると述べているわけですから、本来、教育そのものについては、行政改革という枠ではなくて、だから行政改革のほうに意見を聞くことまで悪いなどと私は言っているわけではないんですよ、先ほど来言っているのは。それはもう行政としてそういう役割があるのだから、それについてはどうかとやることについてはいいけれども、この26条で述べられている内容については、確かに今、部長が言ったように、もう複合的になっているから、いろいろなあれがあるのだと言っているけれども、先ほど来、冒頭に質問して確認させていただいたのは、教育委員会の職務権限については教育委員会が責任を持つと言われているわけです。答弁をされてきた。そういう枠からすると、それはいかがなものかと思わざるを得ない。そういう中で、では教育委員会そのものの点検の体制についてお尋ねしますが、教育委員会が、事務局が選定した事務を、各課の進行状況などを聞きながら質疑応答をして、評価コメントをまとめているというような話を聞いているわけですが、教育委員会及び事務点検評価委員会が行っている点検・評価について、もう少し詳しく説明してくれますか。 307 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 308 ◯ 教育部長(石田昭男君) 教育委員会及び教育委員会事務点検評価委員会が行っている点検・評価につきましては、初めに教育委員会事務点検評価委員会が、教育委員会事務局が選定した事務事業を対象に、担当課長の事業の進捗や成果などの説明及び質疑応答をもとに、評価コメントをまとめます。その後、稲城市行政改革監理委員会の点検・評価を経て、教育委員会が教育委員会事務点検評価委員会と稲城市行政改革監理委員会の評価コメント等をもとに、3段階評価の最終評価を行っております。 309 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 310 ◯ 7番(あらい健君) 今、そういうことですよね。先ほど来説明されている。私は少なくとも、教育委員会と事務点検評価委員会が、事務局が選定した事務を対象に各課の進捗状況を説明しながら、質疑応答をしてコメントをまとめている。これだけだと、極端に言えば、自分たちの中の話ですから、この部分に行革ということではなくて、教育の専門家なりなんなりを入れて、第三者の目から見る。今はいろいろな意味で学校の中で起きていることについて、第三者の目を入れてちゃんと見るべきではないかという意味では、行政改革という面ではなくて、そういう立場でチェックしていくシステムがこの中に存在しないと、極端に言うと、それこそ内輪だけの点検になったり、それこそ行革の視点だけの点検になったりということにならないか。26条で要請している教育の職務権限で与えている事務について、きちんと管理・執行しているかどうかを点検・評価するという趣旨から外れてしまうのではないかと思います。そういうことにならないような意味で、もう一工夫。例えば事務点検評価委員会がやっていることについて、それをやめてしまえと言っているわけではないのですよ。ではないけれども、もう一つ、教育そのものについて、そういう学識経験者のような第三者を入れて、そのことだけをきちんと点検・評価するシステムを入れていくべきではないのかと思いますが、いかがなものでしょうか。 311 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 312 ◯ 教育部長(石田昭男君) これまでどおり実施してまいりたいと思っております。御意見については、研究等をさせていただくつもりでございます。 313 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 314 ◯ 7番(あらい健君) それでは、4)に移ります。点検・評価の議会への報告についてお尋ねいたします。 315 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 316 ◯ 教育部長(石田昭男君) 議会への報告につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項、教育委員会は、毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならないとする規定に基づき、適切に行っております。
    317 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 318 ◯ 7番(あらい健君) そういう意味では、たしか法的には、提出ということになっていますから、そういう部分では提出されているのだろうなという部分では、適法でやられているということについては私も認めます。ただ、私たちからすると、末端の自治体ですから、地域の中で学校の教育とか、本当に子供たちの教育、社会教育、そういうものがちゃんと行われているかどうかということについては、きちんと末端の議会として、どういう状況かというのは把握していきたいという思いがあります。そういう部分では、例えば行革などについても、1年に一遍、行革の進行状況を総務委員会に報告されています。私は、この教育の点検・評価についても、それなりの所管委員会、要するに福祉文教委員会というのは、稲城の教育と福祉について所管している議会としての大事な委員会ですから、少なくともそこには、どういう状況なのかということは報告を行っていくべきだと思いますが、そこら辺の見解についてお尋ねしておきます。 319 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 320 ◯ 教育部長(石田昭男君) 先ほども答弁をしましたとおり、規定に基づき、適切に行っているものと認識しております。 321 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 322 ◯ 7番(あらい健君) かたくなに思わないで、精いっぱい努力をしてみてください。  5)に行きます。公表について伺います。 323 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 324 ◯ 教育部長(石田昭男君) 点検・評価の結果の公表につきましては、法の規定に基づき、市ホームページ、行政情報コーナー及び図書館への配架を通じて、適切に実施しております。 325 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 326 ◯ 7番(あらい健君) 今お話があったように、ホームページ、情報コーナー、図書館への配架など、適切に行っているということなんですが、市民の方からすると、いろいろな会議録とか議事録とか、いろいろなことを含めてなんですが、これだけに限定しているわけではないのですが、もう少しスピード感があって公表していっていただければなという思いがあるようです。そこら辺についての姿勢だけ確認しておきたいと思います。 327 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 328 ◯ 教育部長(石田昭男君) まず点検・評価の結果につきましては、数年前までは少し遅かったという御指摘がございまして、それを改めまして、当該年度に実施した点検・評価の報告書の作成・公表につきましては、年度内、遅くとも1月、2月にはできるような体制をとっております。また、教育委員会の議事録等につきましても、教育委員会定例会等が終了した後に、できるだけ早く公表できるような努力をしているところでございます。 329 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 330 ◯ 7番(あらい健君) ぜひ、稲城の教育がさらに前進するように、頑張っていただきたいと思います。  次に移ります。2番目、措置要求の問題であります。  私も議会に参加してことしで33年目になりますが、9月9日、市から議会に対して、議員の発言について措置要求が提出されました。私は今言ったように33年になるけれども、今までこういうことはなかったので、改めてこの措置要求に対する認識と姿勢について伺いたいと思います。  (1)、過去に措置要求という今回みたいな事例があったのかどうなのか、お尋ねします。 331 ◯ 議長(渡辺 力君) 副市長。 332 ◯ 副市長(石田光広君) 過去の措置要求の事例につきましては、稲城市長から稲城市議会議長に宛てた措置要求の事例はございません。なお、稲城市立病院の医師等への暴言や不当要求等の行動について、平成28年6月14日付で、稲城市立病院院長から稲城市議会議長に宛てた措置要求の事例はございます。 333 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 334 ◯ 7番(あらい健君) 後段の部分は私は聞いていませんので、議会に対しての話をきょうは聞いているので、それは病院とのかかわり合いのことでございますから。  (2)に移ります。今まで行ってこなかった理由についてお尋ねいたします。 335 ◯ 議長(渡辺 力君) 副市長。 336 ◯ 副市長(石田光広君) 議会内の発言についてこれまで措置要求を行ってこなかった理由につきましては、該当するような事案がなかったからだと思われます。 337 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 338 ◯ 7番(あらい健君) 今、副市長の答弁の中では、「と思われます」という話だと思います。議会と行政はそれなりの緊張関係を持ってやらないといけないところだと私は思うんです。私の33年間の中でも、私たちは市民代表ですから、時として市民の声を聞いて、本当にいろいろな形で要求することはあって、議会の中でも激しくやりとりをしたという事例はもう何回も目撃して、そのときに議会の中の自立性ですか、自浄作用で、自分たちで発言訂正をしたり、いろいろな事件がありました。そういう意味からすると、そういう事例が本当になかったと言い切るのは……。「と思う」のはいいのですよ。「思う」という感じで、それこそ行政文書とか、行政のきちんとした公文書がつくられてしまうということについては、私はいかがなものか、慎重な姿勢が必要だったのではないかと思いますが、そこら辺についてお尋ねしたいと思います。 339 ◯ 議長(渡辺 力君) 副市長。 340 ◯ 副市長(石田光広君) 該当するような事案がなかったものと考えております。 341 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 342 ◯ 7番(あらい健君) それは繰り返しになりますから、必要以上に言いません。ぜひひとつ、質問の意を受けて、検討してみてください。  (3)、措置要求の理由と根拠についてお尋ねいたします。 343 ◯ 議長(渡辺 力君) 副市長。 344 ◯ 副市長(石田光広君) 措置要求を行った理由及び根拠につきましては、令和元年第3回稲城市議会定例会の一般質問におきまして、市職員の対応について、事実とは異なる発言があり、市職員の名誉を著しく傷つけるものであると判断したことから、適切な対応を求めたものでございます。 345 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 346 ◯ 7番(あらい健君) 私が聞いているのは、そういう事例は、例えば本当に部長職、ある意味では理事者も含めて、職員が一生懸命やっていることについて、それこそ職員の名誉を傷つけないように何とかしようということがあって、いろいろな対応をされることについては、それはそれなりにわかりますし、例えばそういうことについて、議会はもう少し注意してほしいという内容の話とか、そういうことがオフレコであって、そういうことで善処したこともいっぱいあります。問題は措置要求ということなんですよ。措置要求というのは、地方自治法の概念の中にも出てこない。地方公務員法の中に出てくる概念で、どういう概念かというと、職員が不利益な取り扱いを受けた場合に、人事委員会とか公平委員会に措置要求ができるという概念で、措置要求という概念は存在するのです。そういう意味からすると、地方自治法上からいっても、いろいろな法律上からいっても、措置要求などというのは絶対に法的にはあり得ない。稲城市の条例にあるかといったら、あるとは私も認識できないし、要綱であるということも認識できない。そういうものにのっとらない公文書が措置要求書という形で出てくるということについては、やはり違和感を持たざるを得ない。そこら辺の根拠について、もう一度丁寧に、私も聞いているわけですから、事例はわかりますけれども、その事例を聞いているのではなくて、措置要求そのものについてお尋ねしているわけですから、よろしくお願いします。 347 ◯ 議長(渡辺 力君) 副市長。 348 ◯ 副市長(石田光広君) いわゆる法に基づいた措置要求としては、先ほど議員が御指摘されたとおり、地方公務員法に規定されたものとして、職員が給与、勤務時間その他の勤務条件に関し、人事委員会または公平委員会に対して、地方公共団体の当局に、より適切な措置がとられるように要求するというものがございますが、今回行ったものは、こうした法に基づくものではなく、職員を守るためということで、自発的なものでございます。 349 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 350 ◯ 7番(あらい健君) ぜひ、公文書ですから、裏づけを持って対応してほしいと思います。  (4)に行きます。そういう流れの中で、今後の対応について伺います。 351 ◯ 議長(渡辺 力君) 副市長。 352 ◯ 副市長(石田光広君) 今後の対応につきましては、市議会において適切に対応されるものと考えております。 353 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 354 ◯ 7番(あらい健君) それこそ私が取り上げたのは、再三言っていますけれども、前回の議会であった発言の中身、やりとりの中身を取り上げているのではなくて、措置要求という形をとっていくのかどうなのかと。措置要求という根拠も何もない。そういうところまでいって、それこそ、先ほど言ったように、議会と行政というのはなぜやってこなかったか。それなりの緊張感を持って、信頼を持ってやってきて、今までそういういろいろなことがあったけれども、議会の中に行政が手を突っ込んで、これは何とかしろというような話はいまだかつてなかったのですよ。それはいろいろな質疑や一般質問を通じて激しいやりとりはあるけれども、そういうものだった。もしそういう発言などがあっても、議会の自浄能力なりなんなりの中に委ねていて、議会は、それこそ本人の申し出、議長の議事整理権、さらには動議等の流れの中で自分たちで処理していくという形でやってきて、どうしてもそういうことで目に余るようなことがあれば、措置要求などという、それこそ法的には何もない権限を振りかざして、あたかも権力がするような形で出すのではなくて、こういうことについては職員を守る立場でどうなのだろうかというお話が例えばそれなりにあれば、議会は議会として、それなりに対応するものですよ。私が言っているのは、議会が行う話ではなくて、私が今回取り上げたのは、措置要求ということについてのあり方について、行政として姿勢を正してほしいということですから、ぜひ検討していただきたいと思います。そこら辺についてお尋ねしておきます。 355 ◯ 議長(渡辺 力君) 副市長。 356 ◯ 副市長(石田光広君) 今後の行政の姿勢につきましては、事案に応じて適切に対応させていただきたいと考えているところでございます。 357 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 358 ◯ 7番(あらい健君) それでは、次の質問に移ります。3番目、稲城市の文化財保護行政についてお尋ねいたします。  (1)、今回指定した文化財についてお尋ねいたします。 359 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 360 ◯ 教育部長(石田昭男君) 教育委員会では、今年度、10月15日付で、穴澤天神社本殿、青渭神社本殿、杉山神社本殿、妙見宮宮殿の4件を稲城市指定文化財として指定いたしました。 361 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 362 ◯ 7番(あらい健君) 文化財指定については、私はこの議会の中でもずっと、指定をきちんとやったほうがいい、長年やっていないけれども、という話をして、ぜひやってほしいと要請して、今回このようにやられたことについては大変評価しています。今回指定した4つの文化財の内容、指定した理由について、もう一度確認させてください。 363 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 364 ◯ 教育部長(石田昭男君) これら4つの文化財につきましては、江戸時代前期に建立された歴史的に大変貴重な文化財であること、また将来継承されるべきものであること等の認識から、稲城市指定文化財に指定したものでございます。そして、これらのことを所有者の方々と共有することも大切なことと認識しております。 365 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 366 ◯ 7番(あらい健君) そういう意味では、大変よかったと思いますし、それなりの由緒ある神社でございます。と同時に、指定した建物そのものもそうですけれども、そこにある、今まで指定されていないような文化財などについても、ぜひ大事に守られて、せっかくの文化財の指定の中で、ちゃんと日の目を見るような取り組みをこれから進めていっていただきたいと思います。  次に、それとも関連するので、それらを生かす取り組みについてお尋ねいたします。 367 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 368 ◯ 教育部長(石田昭男君) 今年度、稲城市指定文化財に指定しました4件の文化財につきましては、いずれも歴史的価値の高い重要な文化財と考えているところであり、今後は、郷土資料室での指定文化財に関する企画展示やホームページへの掲載、文化財ノートなどによるPR、指定文化財の内容を周知するための案内板の設置などを行い、多くの市民へPRを行ってまいりたいと考えております。 369 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 370 ◯ 7番(あらい健君) 大いに宣伝して、多くの人が訪ねていけるような案内板を用意してほしいと思うのですが、案内板の設置なのですけれども、私は前から、本当はそれぞれ最寄りの駅から、この近くにはこういう文化財がありますよ、こういう文化的な建物がありますよというのを紹介する案内板をつくるべきではないかと。また、ある議員からもたしか、例えば道路にそういうものを案内するような案内板を用意すべきではないかという話もありました。特にそういう部分では、遠くから来た人がそういうものを鑑賞していくという意味では、最寄りの駅などにも設置していくようにお願いしたいと思うのですが、いかがなものでしょうか。 371 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 372 ◯ 教育部長(石田昭男君) 指定文化財の案内板については、建立された由来や時代等を明記して、訪れた方への説明を兼ねた案内板として、所有者と協議して、神社本殿近くに設置する予定としておりますが、御質問にある駅前の案内板ということにつきましては、文化財に特化したものについては、設置する予定は現在のところございません。 373 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 374 ◯ 7番(あらい健君) 前からそれは色よい返事はないのですが、今、稲城市で盛んに使われている言葉は「シビックプライド」ですか、あと「観光振興」、そういう意味からすると、稲城市民が誇りを持って宣伝していく、それこそ他の人にも紹介していくという、ある意味では一つのモニュメントだと思います。そういう部分では、それにふさわしいしつらえというか、進め方をしていくべきだと思いますので、ぜひ今後引き続き検討していただきたいと思います。  次に、(3)、今後の文化財の指定等の予定についてお尋ねしておきます。 375 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 376 ◯ 教育部長(石田昭男君) 稲城市指定文化財の指定につきましては、現在のところ特に予定はございませんが、今後、指定対象になる文化財があった場合には、順次指定してまいりたいと考えております。 377 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 378 ◯ 7番(あらい健君) ぜひ、柔軟に、必要があったときには迅速に対応していただきたいと思います。  次に、(4)、それらの保管・管理体制についてお尋ねしておきます。 379 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 380 ◯ 教育部長(石田昭男君) 稲城市指定文化財につきましては、さまざまな形態がありますが、それぞれ適切に保管・管理がなされております。 381 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 382 ◯ 7番(あらい健君) 今回の台風で、川崎市の歴史資料館の一翼を担っている川崎市市民ミュージアムで、水が地下の倉庫に入って、私も前に地下倉庫を見せてもらいました。結構本当に貴重な資料がそこにいっぱいあるのです。それが浸水して大変な被害を受けたということでございます。そういう意味では、今稲城で保管している場所とか今回指定した場所はそういう危険がないのかどうなのか、確認すると同時に、もう一つ、建物ですから、火災が問題のような気もするのです。だから、火災対策みたいなものにきちんと対応されていないと、それこそ火事でなくなったりなどするということもありますので、そこら辺の対策についてはどのように考えておられるのか、ちょっと確認させてください。 383 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 384 ◯ 教育部長(石田昭男君) 台風19号の影響というものは、矢野口・平尾の文化財の保管については特に問題はございませんでした。そして、今回の指定4件については、建物ということで、この保管については、所有者の方と十分調整して、適切な保管・管理がなされるような対応をしてまいりたいと考えております。  火災対策については、指定する段階では、それが議論になったということは記憶してございませんけれども、今後そういった木造等の建物ということがあれば、火災への対応も必要になってくると思いますので、今後、所有者との連携の中で、研究させていただきたいと考えております。 385 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 386 ◯ 7番(あらい健君) 焼失して後でがっかりするようなことがないように、事前にそういう危険性にも配慮するように努力してください。  次に、5番目です。今は中央公民館のほうにいます文化財担当職員の勤務先を郷土資料室として、同室の体制を充実していくということを考えるべきではないかということを私は再三提案してきたところなのですが、今回また文化財行政をさらに強化していこうということでございますので、そういうことも再度考えていただけないかということでございます。どうでしょうか。 387 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 388 ◯ 教育部長(石田昭男君) 文化財に関する業務には、埋蔵文化財業務、郷土資料室の管理、古民家の管理、文化財講座等の普及事業などがございますが、中でも近年特に埋蔵文化財に関する問い合わせが多く、市役所で手続などを済ませた開発事業者からの遺跡等に関する問い合わせに速やかに対応できる点で、生涯学習課に担当職員を有効に配置できているものと認識しております。なお、郷土資料室に関する業務がある場合は、文化財担当職員が郷土資料室に出向いて対応しておりますので、今後もこのような体制を続けてまいりたいと考えております。 389 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 390 ◯ 7番(あらい健君) 一つ、担当も含めて、教育長も含めて確認したいのだけれども、郷土資料室というのは、私は稲城の文化財の面から言えば拠点だと思うんです。本当にいろいろな意味でもここに集約しているし、さらにはいろいろな人たちに見てもらうという意味で、その拠点であることは間違いない。先ほど言ったように、文化財の拠点であるということは、簡単に言えば、観光の拠点でもあるわけです。今本当に盛んに、観光については力を入れて、今回もガンダムの蓋というのも出てきたりなどして、いろいろやろうという話なのですが、稲城の文化財では、先ほどの教育基本法の中で何が一番柱になっているかという中の一つが伝統文化です。そうですよね。なおかつ市民憲章の中にも「伝統を尊び、文化を高め」と、これは当然のことで、ここに書いてあるとおりです。だとすれば、その拠点の一つに、それが有効に生かされる。でも、なかなかそこに新しい人間を配置するというのは、今の職員配置の中では難しい。これは、できるだけ最小の経費で最大の効果を上げるという意味では、職員を有効に使うという意味では。だから、先ほど来言っているように、その担当の職員をそこに配置することによってその業務もできる、なおかつ案内もできる。今、案内は土・日だけ、その協力員でボランティアみたいな形でやっているのが実情です。あとはいないのですから。そういう拠点にふさわしい対応をするには、そういうことはやりようによってはできるではないかと。もちろん、全くそのインフラにかからないとは言わないですよ。でも、新しい人を配置するよりはできる。  なおかつ、お話によれば、開発事業の中で、どこを開発しても埋蔵文化財は稲城の場合には出てくる。稲城だけではなくて、もうほとんど出てきますよ。すると、開発業者はそれをストップしてはいけないから、いろいろなことを含めて、どうだというようなことで、その担当のところに来て許可をもらったりなどするということが出てきます。でも、それは向こうの問題ですから、それに合わせて、そのために役所にいることが都合がいいのだなどというのではなくて、当然、今は車の時代だから、車に乗ってきてもらって、そこで許可をもらうというのは簡単にできる話で、別に業者にこびる必要はない。稲城市はそうやって文化財行政をやっているのだと言えば済む話ですから。そういう意味では、ぜひこのことについては一歩前に進めるという、皆さんが言っているシビックプライド、観光行政を推進するということを本当にやるのであれば、その一翼としてこのことをやるというのは、お金がかからないという意味では当然のことだと思います。そこら辺について教育長としての姿勢をお尋ねしておきたいと思います。 391 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育長。 392 ◯ 教育長(加藤 明君) あらい議員の質問につきましては、第1答目につきましては、教育部長が答えたとおりだと認識してございます。  そして、実務上とか、事務のやり方とかというのは、繰り返しとなりますけれども、郷土資料室の職員の配置につきましては、2人ということで現在おりますけれども、現在、経験豊富な職員から知識あるいは業務の継続を優先課題として実施しているところでございますので、現在のところは、生涯学習課から郷土資料室に派遣といいますか、そちらのほうにというのは考えてはおりませんので、現在の配置を続けることが適切ではないかと認識しております。 393 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 394 ◯ 7番(あらい健君) ひとつ、いろいろな質問を聞いていても、もう少しやわらか頭で、稲城で起きている実情について対応していただくということが必要なのかなと思います。  先に行きます。4、iバス・路線バスの拡充に向けた取り組みについてお尋ねいたします。  まず、(1)、利用状況についてお尋ねいたします。 395 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 396 ◯ 都市建設部長(久家 康君) iバスの乗車実績につきましては、さきにお答えしたとおりでございます。 397 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 398 ◯ 7番(あらい健君) さきに何人かの議員が、岡田議員も含めてということであります。実績については、台風等で運休があって、落ちているけれども、定着してきているというお話でございました。そういう意味では、利用状況をきちんと的確につかむ努力はしていただきたい。アンケートも含めて、どういう利用状況になっているのか。ただ単に打って、何人ふえたなどではなくて、どこの路線でどの時間帯がどういう状況なのかというのを本当に深くつかめるように、ぜひ状況把握をしていただきたい。私は、いたずらに、例えば全時間増便しろとか、そんなつもりはありませんから、少なくとも市民のニーズに即してそういうことを考えていくという意味では、ぜひ利用状況について、さらに深い分析ができるように、把握の努力をしていただきたいと思います。そこら辺の姿勢だけ確認しておきます。 399 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。
    400 ◯ 都市建設部長(久家 康君) iバスの乗降の実績の把握でございますが、本年9月26日に、始発から終着の全てのバスに調査員を乗車させ、各バス停での乗車人員及び降車人員等を調査して、その集計結果を今整理しているところでございますので、この結果を踏まえて、今後に生かしてまいりたいと考えております。 401 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 402 ◯ 7番(あらい健君) そういうことでは、すごく前向きな対応だと思います。だから、それを単に今回1回だけということではなくて、また引き続き、どんなサイクルでやるかは別として、状況によって把握していただきたい。今回、坂浜平尾線ができて、新しい路線ができたりなどすると、またいろいろな状況も変わってくるし、その路線にも影響するのかなと思いますから、そこら辺もきちんと的確に把握していただきたいと思います。  次に、増便・路線拡充に対する取り組みについてお尋ねいたします。 403 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 404 ◯ 都市建設部長(久家 康君) iバスの増便・路線拡充に対する取り組みにつきましては、さきにお答えしたとおりでございます。路線バスの増便・路線拡充に対する取り組みにつきましては、稲城市地域公共交通会議の部会であるバス事業者検討会にて、都市基盤整備の進捗に応じた路線延伸を要望しております。 405 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 406 ◯ 7番(あらい健君) 増便についての見解というのは、たしか前回の見直しのときには、1時間に1本みたいな話がありましたけれども、先ほど来言っているように、状況に応じて柔軟に対応したほうがいいという意味では、その時期、その時期にはそういう判断があるのだろうと思いますので、それにこだわらず、ぜひやっていただければと思います。  それから、第3期の見直しについて、都市基盤整備にあわせてという話になっていて、これはこれなりに僕も理解するのです。当然、都市基盤が整備されないと、同時に、前から言っているように、市役所行きとか、矢野口行きとか、例えばもう小学校が半分までできている南山小学校の路線とかというのは、都市基盤がある意味では完成しなければできないのかという話とは若干違うので、ぜひそういう視点を含めて、地域公共交通会議の中で議論していっていただきたいと思います。そこら辺についてお尋ねしておきます。 407 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 408 ◯ 都市建設部長(久家 康君) iバス路線の第3期見直しにつきましては、繰り返しとなりますが、南山東部地区を初めとする土地区画整理事業や市内における都市計画道路の整備状況、またこれらの沿道の土地利用を踏まえながら、稲城市地域公共交通会議において検討してまいりたいと考えております。 409 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 410 ◯ 7番(あらい健君) 坂浜平尾線の開通についてお尋ねいたします。 411 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 412 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 多3・4・17号坂浜平尾線の開通に伴う路線バスの拡充につきましては、さきにお答えしたとおりでございます。 413 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 414 ◯ 7番(あらい健君) これはつのじ議員の質問に丁寧にお答えいただいていますので、繰り返しになるといけないので、その部分はやめますけれども、特にそれに関連して私のほうでちょっと触れておきたいなと思うのは、私は、開通して平尾中央通りが混むのかなと思ったのですが、それほどではない。もう少し状況を見たいと。逆に、要するにショッピングセンターができるところの交差点の信号、さらに鶴川街道にこちらから出ていく上での右折の信号みたいなものがないと、逆にそっちがかなり混んでしまうというようなことを実はバスの運転にかかわっている人から言われたものですから、ぜひそのことも頭に入れていただいて、状況をつかんでいただいて、そういう部分では交通渋滞とか交通事故が起きないことについて精いっぱい努力していっていただきたい。これは質問通告をしてありませんので、要望だけで結構です。  次に、交通困難地域への対応についてお尋ねしておきます。 415 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 416 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 下平尾地区の交通不便地域への対応につきましては、令和元年10月23日に開催した稲城市地域公共交通会議にて、タクシー事業者による小規模コミュニティ交通の実証実験を実施することを決定しております。現在は、運輸局に相談をし、実証実験の申請内容の整理を行っております。  なお、当該地域では、ひらお苑の社会貢献事業として、施設の車両があいている時間にその車両を活用し、住民の買い物などの支援を行う事業の試行運転を令和元年7月から開始しております。 417 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 418 ◯ 7番(あらい健君) まず、実証実験を10月から始めるということなんですが、そこにいる地域住民の実情に合ったような実証実験になるように、これは恐らくそういう立場で神経を使って申請もしているだろうと思いますけれども、なお一層そういう視点を大事にして進めていただきたいということをお願いしたい。そこら辺の姿勢についてお尋ねすると同時に、7月から実際に支援事業が開始されているという状況で、今の時点で何かわかるようなこととか、まだ集計中であれば、集計中ということでも結構なんですが、こういうことだということがわかれば、お聞かせいただければと思います。 419 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 420 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 今現在予定しておりますタクシーによる小規模コミュニティ交通の実証実験の概要といたしましては、令和2年1月ごろから約2カ月間、水曜日と金曜日に向山児童公園から平尾団地商店街を経由し美望会坂上までを4便、その逆回りの路線として、美望会坂上から平尾団地商店街を経由し向山児童公園までを同じく4便、1日合計8便を運行することを検討しております。また、この運行に際しましては、向山会や美望会の皆様方の御意見を反映させながら運行してまいりたいと考えております。(あらい議員「7月から支援事業が開始されているということで……」と呼ぶ) 421 ◯ 議長(渡辺 力君) 何かあれば、集計とかがあればという……。  暫時休憩します。                                午後2時9分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時9分 開議 422 ◯ 議長(渡辺 力君) 再開します。  都市建設部長。 423 ◯ 都市建設部長(久家 康君) ひらお苑の社会貢献事業につきましては、毎週火曜日に4便の運行をしており、現在1日に10人から20人の御利用があると伺っております。また、それを御利用の方々からは、便利であるとのお声をいただいているとひらお苑より伺っているところでございます。 424 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 425 ◯ 7番(あらい健君) そういう意味では、いろいろ助かっているという話も聞いています。ぜひ、多くの方々にさらに周知して、利用できるようなことを考えていただきたいと思います。  次に移ります。レンタル倉庫への対応についてお尋ねいたします。 426 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 427 ◯ 都市建設部長(久家 康君) レンタル倉庫など、随時かつ容易に移動ができないコンテナは、建築基準法第2条第1号に規定する建築物に該当いたします。しかしながら、建築確認申請を行わず、建築基準法や関係規制への違反が疑われる物件が数多く見られることから、国土交通省から特定行政庁に対し、平成26年12月26日付「コンテナを利用した建築物に係る違反対策の徹底について」として、建築違反の是正、制度の周知を図るよう通達がされております。これを受け、東京都においては、巡回パトロールや、ホームページによる制度の周知を図っていると伺っております。 428 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 429 ◯ 7番(あらい健君) 御案内のように、建築基準法というか、そういう建築申請の関係からいって違法ではないかという部分については、東京都が責任を持つということなんですが、稲城市は御案内のように、景観基本計画があって、景観条例があって、季節を感じるまちづくりというのを大事にしてまちをつくっていくということになっています。特に最近、コンテナで色鮮やかで、ちょっとまちの景観とは合わないようなものがあちこちに建ち始めて、かなり多くなってきている。そうすると、まちの景観としては、せっかく大きな財源をつぎ込んでまちづくりをして沿道整備をした結果、そういうことになるということについては、ちょっと違和感があります。そこら辺については、ただ単に東京都ということではなくて、市としてもそこをチェックして、東京都と連絡をとって、きちんと対応していくようにしていただきたいと思います。そこら辺の姿勢についてお尋ねしておきます。 430 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 431 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 地区計画の中では、稲城市景観色彩ガイドラインにより、壁面及び屋根の色彩に関し、刺激的な色を避け、落ちつきのある色調としていただくようお願いしているところでございますので、関係する東京都とも連携しながらこれらに取り組んでまいりたいと考えております。 432 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 433 ◯ 7番(あらい健君) 6点目、稲城長沼駅周辺のまちづくりについてお尋ねいたします。 434 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市基盤整備担当部長。 435 ◯ 都市基盤整備担当部長(吉野浩章君) 稲城長沼駅周辺のまちづくりにつきましては、土地区画整理事業により、駅前広場や都市計画道路等の都市基盤整備を進めるとともに、本市の中心地区に位置づけていることから、駅周辺のにぎわいの創出と活性化に取り組んでまいります。 436 ◯ 議長(渡辺 力君) あらい君。 437 ◯ 7番(あらい健君) イオンタウンがいよいよ来週ですか、スタートするということですが、それによって例えばペアリーロードの商店街が本当に疲弊してしまうのではないかとか、そういう意味では地域の発展とまちづくりの整合性をとるというのは大変大事なことです。そういう姿勢で、単に土地区画整理事業という枠ではなく、そういう面で稲城長沼駅周辺のまちづくりについて、取り組みを進めていくべきだと思います。そこら辺の姿勢について再度確認して、終わりたいと思います。 438 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市基盤整備担当部長。 439 ◯ 都市基盤整備担当部長(吉野浩章君) 市では、稲城長沼駅と稲城駅を結ぶ地区を中心地区と位置づけておりまして、稲城長沼駅周辺においては、商業・業務機能を初め、市民の交流・生活を支える多様な都市機能の誘導を図り、南武線の快速停車駅、また川崎方面への始発駅でもあることから、市の中心地区の核となるまちづくりを目指してまいります。 440 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、7番、あらい健君の一般質問は終わりました。  暫時休憩いたします。                                午後2時15分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後2時30分 開議 441 ◯ 議長(渡辺 力君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  通告の19番、鈴木誠君の一般質問を許します。6番、鈴木誠君。 442 ◯ 6番(鈴木 誠君) 通告番号19番、起風会の鈴木誠でございます。大項目3点にわたり質問させていただきますが、最終番手ということもございまして、幾つかの項目につきましては既に重複する質疑がなされておりますので、一部、飛ばしたり、かぶらせていただいたりしますので、何とぞよろしくお願いいたします。  大項目の1、稲城市の防災に関する取り組み(令和元年台風19号を受けて)についてお伺いいたします。  先般の台風15号と19号は、東日本を中心に甚大な被害をもたらしました。私も仲間たちと一緒に被災地支援の募金活動を市内各駅で実施したり、あるいは栃木県佐野市へボランティアに出向く等、皆さんにお話をするなど、言葉よりまずできることをという形で取り組んでまいりました。それで、本日登壇しておりますのは稲城市議会議員という立場でございますので、今回を教訓に、いかに稲城をより安心・安全なまちにするかという観点において質問をさせていただきます。  過去の狩野川台風並みと騒がれた台風19号では、稲城市域においてもあわや河川が越水するのではないかという状況になりました。過去に例がないほどの大勢の一時避難者が発生し、行政職員を初め、関係団体、住民有志の皆様に御尽力していただいたことに非常に感謝しております。今回の経験をもとに、さらなる防災の取り組みを考えるところでございます。  (1)、最終的な被害・避難の発生状況についてです。  台風が過ぎた翌日朝、各所から情報を得て市内状況を見回らせていただきました。その前の晩は消防団活動の一環として市内をずっと巡回しておりましたが、なかなか明るくなってからでないと見えないものを非常に大きく感じたところでございます。多摩川土手においては、漂着物のラインが越水まで1メートルちょっとぐらいのところまで来ていることも確認いたしましたし、またとりわけ印象が大きかったのは、JR武蔵野南線トンネル付近における土砂崩れで、列車通行ができなくなり、またその線路を越えてさらに先にある民家2軒にもその土砂が及んでいる光景、これには目を疑ったものでございます。  1)、稲城市内において発生した各種被害について、市が把握している内容をお伺いいたします。 443 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 444 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 市内で発生した被害につきましては、百村のJR武蔵野南線トンネル付近での土砂崩れにより、鉄道軌道敷地内への土砂の流入と付近道路への土砂の流入が1件、坂浜の駒沢学園北側劇団ポプラ付近の土砂崩れにより道路への土砂流入が1件、また民有地の敷地内での土砂崩れが1件でございました。 445 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 446 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今お話に出ました武蔵野南線トンネル付近での土砂崩れの際は、ちょうど佐藤議員が私と同じタイミングで視察に来ていたと思いますけれども、本当に実際にその民家の方ともお話をさせていただきましたが、非常に怖かったということでお伺いいたしております。  再質問させていただきますが、この台風が過ぎた後も、しばらくの間雨が降り続いておりました。その後には医王寺の付近でも土砂崩れの兆候があったと、その周辺の方から伺っております。今お答えいただきました3件以外は関連発生被害はなかったという認識でよいのか、改めてお伺いいたします。 447 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 448 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 被害の状況につきましては、道路や家屋などへの土砂崩れなどによる被害は3件以外ございませんでした。 449 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 450 ◯ 6番(鈴木 誠君) 実際に被害として発生したのは、幸か不幸か、稲城市内では3件のみということで承知いたしました。  2)に移ります。ただいま質疑させていただきました、発生した被害に対して、市として対応したものについてお伺いいたします。 451 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 452 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 被害に対しての対応につきましては、JR武蔵野南線トンネル付近での鉄道軌道敷地内への土砂流入はJRで対応し、付近道路への土砂流入は、災害協定に基づき稲城市総合建設業協会に依頼し、土砂排除作業により対応しました。坂浜の駒沢学園北側劇団ポプラ付近の道路への土砂流入についても、稲城市総合建設業協会に依頼し、土砂排除作業により対応しました。また、民有地の敷地内の土砂崩れは、関係者の避難誘導を行い、人命危険を排除したものでございます。 453 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 454 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今そのように対応されたということでございますけれども、その後、被害の発生箇所の各所については復旧がなされたという認識でよいのか、お伺いいたします。 455 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 456 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 百村のJR武蔵野南線トンネル付近及び坂浜の駒沢学園北側の劇団ポプラ付近において市道に土砂が流入した箇所につきましては、土砂を排除する作業を実施した後、市道の安全確認を行い、交通開放を行い、復旧は完了しております。また、土砂流出元であります民有地の土地所有者に対しましては、再発防止及び是正改善するようお願いしております。なお、民有地の敷地内で発生した土砂崩れにつきましては、土地所有者双方で改善に向けた話し合いが今後進められていくものと考えております。 457 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 458 ◯ 6番(鈴木 誠君) 台風の翌朝、くだんのJR武蔵野南線のトンネル部分を見ていたとき、ちょうど南進開発さんが駆けつけてくださっていて、市道上の復旧を図っていただいていることは確認しております。このように、稲城市内に心強い地元企業が存在していること、そして市総合建設業協会として災害時に大きな力を発揮していただいていることは、日ごろの訓練のたまものだと思い、また非常に感謝しているところでございます。  3)に移ります。市として、事前に対策していた施策についてお伺いいたします。 459 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 460 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 台風接近に伴う事前の対策につきましては、10月9日から情報連絡会を開催し、全庁的に連絡体制を確保し、気象情報を収集するとともに、市内巡視を行い、用水スクリーンの点検、側溝・街路樹・立て看板の点検、また公共工事や市内建設現場への台風に備えた注意喚起を行いました。稲城市立病院では、自家発電設備の試験運転や非常電源の切りかえ確認を行うなど、停電時においても病院機能は継続できる対応を行いました。また、土のうやチェーンソーなどの水防資機材の準備や給水車への充水を行うとともに、消防団や稲城市総合建設業協会等との連絡体制の強化を図るなどの対策を行ったものでございます。事前に、土砂災害警戒区域等にお住まいの方へは、市ホームページによる掲載や自主防災組織、自治会等に周知を行いました。10月11日午後3時30分に自主避難所として、中央文化センター、城山文化センター及び第三文化センターを開設し、災害情報メール等により市民に広報を行いました。 461 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 462 ◯ 6番(鈴木 誠君) 市として電源の準備を初め、できる限りの事前準備をされ、また特に以前より要望してきました側溝や用水のしゅんせつ点検等も事前にしていただいたということで、評価するべきところであると考えております。台風が稲城市に到達するまでの事前の間、市民から特段質問や要望等はなかったのか、また、あった場合はどのような対応をされてきたのか、お伺いいたします。 463 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 464 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 事前の市民からの問い合わせにつきましては、避難所の開設時期や、開設される避難所の情報、避難所以外の避難の方法や土のうの対応に関することでございました。応対としまして、避難所の開設時期については、災害情報メールやテレビ画面からのLアラート等での情報収集の仕方をお知らせし、また開設する避難所の情報を提供しました。避難所以外の避難については、風水害時による被害が発生するおそれが少ない親戚や友人宅へ早目、早目に避難するよう対応しております。土のうの要望については、市役所第三駐車場にとりに来ていただき、必要数を渡しております。 465 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 466 ◯ 6番(鈴木 誠君) 親類や友人、近所の知人宅で一緒にいることで安心するという、その避難の方法も周知していただいて本当にありがたく思います。このように、防災意識が高い方というのは、知識の有無というよりも、今、回答いただいたように、先手先手で事前に支援や助言を求めに来てくれるといった点で、非常にいい傾向が浮き彫りになるわけですが、それに返して言うと、台風が来るとされた日の午前中にちょっと市内をいろいろ見回っている際に、若葉台のユニディホームセンターに行ったところ、ちょうどブルーシートのところに人だかりができて、ほとんど在庫がない状態になっているところも現地で確認しております。こうしたところを見ると、日ごろからの準備というものを痛切に感じたところでございます。  4)に移ります。市内で避難所として開放した施設数、各施設に対する避難者数、市内合計の避難者数の最終値を改めてお伺いいたします。 467 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 468 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 避難所として開放した施設数につきましては21カ所、開放した指定避難所へ避難された避難者数の合計は3,481人でございます。また、各施設への避難者数につきましては、さきにお答えしたとおりでございます。 469 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 470 ◯ 6番(鈴木 誠君) さきに北浜議員がここを深く質問しておられますので、そちらをもとに話をさせていただきますけれども、各避難所ごと、避難者数で大変明確になったところは、多摩川沿いの低地部の方々が手近な第一中学校や第三中学校あるいは中央文化センターといったところに避難され、そこに入れなかった方々あるいはそもそも山の手に逃げたほうがいいのではないかと考えられた方々が直上の城山、南山あるいは長峰の総合体育館といった場所に避難されたということが明確になったのだと感じております。  再質問をさせていただきます。近隣の他市では避難所を川沿いの低地部から徐々にふやしていった事例もあったと聞いてはおりますが、稲城市はそもそも全部をあけていく方針なのであるとして開放した点は賞賛すべきことであると考えております。ただ、これを全部一気にあけるにしても、職員数にも限りがある中にあって、今回の多摩川増水で見えたように、市内沖積平野部の方々が避難される傾向が強かったのも鑑みると、開設する避難所ごとのマンパワーの振り分けをきちんとしていくことが必要だと考えます。市の見解を伺います。 471 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 472 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 市では、避難所開設・運営に配置する職員につきましては、今回の避難所運営を踏まえ、風水害時における避難所運営マニュアルを作成し、対応することとしております。 473 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。
    474 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今後、風水害時における避難所運営マニュアルを作成していただけることで御対応いただけるということで、心強く感じております。  こちらをお願いしまして、次の(2)に移ります。堤防及び排水についてです。先々月10月19日に、まだ台風19号の爪跡が河川敷に残っているところではありましたが、狩野川台風によってつくられました狩野川塚本地区河川防災ステーション(水防多目的センター)を見学させていただきました。過去の狩野川台風を教訓につくられた同施設でございますが、備蓄資機材として、土のう袋はもちろん、大量の土砂やブロックがあり、ヘリポートや堤防道路が整備されておりました。また、係員の方2名から詳細に説明していただきまして、狩野川台風クラスに耐えられるように、駿河湾への狩野川放水路の整備ができていたこともあわせて、地域の住民にとっては大変安心材料になっていたということでございました。今回の超大型台風についても乗り越えることができ、すぐに復旧のイベントができるような、大変前向きな対応ができたということをお伺いしたところでございます。  1)、稲城市域内の多摩川堤防につきましても、水防団としての活動拠点にもなる同様の施設を、水防施設の規模の大小はあるにしても、消防の分団詰所とは別に整備していく必要があるのではないかと考えますが、市の見解を伺います。 475 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市基盤整備担当部長。 476 ◯ 都市基盤整備担当部長(吉野浩章君) 稲城市域内の多摩川堤防における水防団としての活動拠点にもなる施設につきましては、矢野口駅周辺土地区画整理事業において、国土交通省によるスーパー堤防事業見直しに伴う新たな支援策として、地区北東部に位置する25街区に公園機能を兼ね備えた水防拠点を国土交通省が整備することとなっており、現在、その詳細について、継続して協議を行っているところでございます。また、令和元年11月15日に稲城市長より国土交通省京浜河川事務所に対し、水防拠点へ排水ポンプ車常駐配備の要望書を提出したところでございます。 477 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 478 ◯ 6番(鈴木 誠君) さすが消防団出身の高橋市長というところで、非常に素早い着手、そして取り組みを本当にありがたく感じております。期待しているところでございますが、さきに角田議員の話の中でもございましたが、スーパー堤防がどこぞの事業仕分けなるもので頓挫しまして、稲城市内におきましても幾つか、まだその堤防堰堤がスーパー堤防化していない場所はございます。また、今後、稲城市においてこの水防拠点をきちんとして、そういったところをカバーしていくということになりますけれども、わかる範囲でよいので、どのようなものになるのか、お伺いいたします。 479 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市基盤整備担当部長。 480 ◯ 都市基盤整備担当部長(吉野浩章君) 水防拠点は、洪水時には氾濫被害を最小限に抑える活動拠点となり、震災時には被害の円滑な復旧・復興の支援拠点となる地域防災活動拠点としての整備を想定しております。具体的には、土のうづくりなどの緊急復旧活動や、資機材を備蓄するスペースの確保、土のうづくりなどに使用する土砂や割り振り石を積み上げ、覆土し、平時には公園の築山とするなどの整備を想定しております。 481 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 482 ◯ 6番(鈴木 誠君) 洪水時の活動拠点である水防施設であると同時に、震災時には復旧・復興の新拠点となる地域防災活動拠点、しかも平時には公園として利用ができるという非常にすばらしい構想だと考えております。ぜひとも、確実かつ早急な設置に向けて、引き続きの御努力をお願いするところでございます。  2)に移ります。11月7日・8日に開催された第81回全国都市問題会議に参加し、その中でこれまでの水害対策の歴史というものが語られておりました。政治の原点は治山治水にある。これは多くの方が言われることでございます。この治水の変遷において、氾濫に任せるままにしていた古代の自然堤防から、中世には、信玄堤などが有名ではございますが、霞堤という遊水池型のものをつくっていき、そして今のように平野低地部に人口が増加した後には、近世以降においては連続堤という形で、脆弱性から非脆弱性、そして完全防災という形で来たという内容でございました。  稲城市においては、スーパー堤防というものがある種完全防災に近い形に来ております。ただ、一昔前の霞堤という考えからすると、今回ラグビーワールドカップでも話題になりました日産スタジアムのところが新横浜公園という形で、あれこそまさに霞堤の典型例として設置されており、ワールドカップのときにはスタジアムが水の上に浮かんでいるではないかということですごく話題にもなったのですが、そうした今までの知恵をもってこうやって克服してきたものが我々の歴史であると考えております。その中で今回、対岸である多摩川の左岸、北側では、堤防から水が出たのではないかというような被害が発生しておりました。この右岸の稲城市側とどのような要件の違いによって被害が出ることになったのか、分析をお伺いいたします。 483 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 484 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 台風19号による多摩川の被害につきましては、国土交通省に確認したところ、右岸の稲城市区間は計画堤防高の整備が完了しておりましたが、左岸は計画高の堤防が未整備であった世田谷区玉川地先の1カ所で越水が発生したと伺っております。 485 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 486 ◯ 6番(鈴木 誠君) この質問に先立ちまして、先週11月30日に世田谷区玉川実地調査をしてまいりました。地域住民の方にお話を聞いたり、当時の写真を見せていただいたり、あと公園で流されたと言われている兵庫島というところはもう全て街灯がなぎ倒され、鉄製の看板も全て折れているようなまだ被害の爪跡が残っている状況でございました。  これは余談になってしまうのですけれども、その兵庫島が稲城市の矢野口であった合戦から名づけられた兵庫島であるということで、これこそ矢口渡は矢野口が正しいのだという根拠に今後していきたいなと思うところではありますが、この多摩川のところでは実際にまちが古い堤防と新しい堤防の間に一区角だけあるという状況で、その古い堤防を越水してしまったという事案であったと私も推察しております。  ほかにも、この多摩川に関しては、堤防高が足りなかったからの越水であったと。それに対して、ほか、稲城市が隣接する府中市、調布市、狛江市あるいは川崎市でも、水があふれるというような事態がありましたが、どうしてそのような被害が発生したものか、お伺いいたします。 487 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 488 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 多摩川中流部における近隣自治体の台風19号の被害につきましては、調布市及び狛江市では、六郷排水樋管及び猪方排水樋管周辺で浸水被害が発生いたしました。浸水被害の原因といたしましては、多摩川の水位が上昇して、多摩川に排水している雨水幹線の水位が上昇し、行き場を失った雨水が市内にあふれるとともに、多摩川の水が逆流した可能性があるとして、調布市と狛江市では原因究明を進めていると伺っております。川崎市につきましては、川崎市のまちづくり委員会資料によりますと、多摩川沿いでは浸水被害が3カ所確認されております。多摩区においては、多摩川において計画高水位を超える中、三沢川に流入する用水路等の水が流入しづらくなったため、用水路等から水があふれ、また宮前区及び高津区を流れる平瀬川においても、水位が上昇したことにより、多摩川との合流部付近で越水し、さらに川崎区の河口水門では閉門しておりましたが、河口水門等から多摩川の水があふれたものと想定されると報告されております。 489 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 490 ◯ 6番(鈴木 誠君) 稲城市と同じ多摩川中流部の近隣市区では、どちらかというと排水とか、支流の合流部において逆流があったのではないかという話でございました。もともと多摩川も鶴見川も非常に暴れ川として知られている川でございました。よく関東で言うと、利根川が坂東太郎という名前で知れ渡っておりますが、それが徳川家康の時代からずっとの治水事業において今や流路が変えられているというところですけれども、多摩川に関しては特段大きく流路が変わっておらず、基本的に稲城市内を流れる中にあっては、北岸が国分寺崖線、そして南岸が三沢川と同じラインまで来ていたというようなもので言うと、当然にその氾濫源であるということは確認され、その水が逆流するのも当然だろうと推察しております。  3)、このように支流との合流部においての逆流が多いという中にあって、稲城市が唯一の支流との多摩川への合流部になっているのが大丸谷戸川になっております。この多摩川と大丸谷戸川合流部における逆流を防ぐために、排水活動が功を奏したということは非常に心強く思いますし、すばらしい活動であったと認識しております。これは北浜議員もおっしゃっておりましたが、単独消防稲城というものの強みが一つあらわれた側面だと考えております。このような事例を今後どのように生かされるつもりなのか、お伺いいたします。 491 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 492 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 大丸谷戸川の排水活動につきましては、京浜河川事務所の大型排水ポンプ車の活用により、大規模な浸水被害が防げたものと考えております。今後も、京浜河川事務所や自衛隊等と防災訓練などを通じてさらなる連携強化を図り、迅速な要請を行うなど、被害の軽減に努めてまいります。 493 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 494 ◯ 6番(鈴木 誠君) 河川事務所や自衛隊の応援を得るということが大事なことなのですけれども、それが常に得られるかというと、もちろん向こうにもマンパワーがあって、先に要請を受けてしまったところに行ってしまっているなどということも当然あるかと思います。特に近隣も同じような状況であれば、なかなか来てもらうのが難しいところもあるわけですが、万が一、大型排水ポンプ等を借りられないときはどのように対応されるのか。また、くだんの大丸谷戸川水門は、現物を見たところ、ローラーゲートまたはスルースゲート方式の水門かとお見受けいたします。このタイプの水門は、流木などの障害物が挟まると、その動作、その効用が困難になってくるわけでございますが、対策として何かできることはないのか、お伺いいたします。 495 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 496 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 大丸谷戸川の排水活動に活用させていただきました大型排水ポンプ車につきましては、今回の台風19号でも明らかになったように、近年、甚大な被害をもたらしている自然災害に備える必要があり、事態が発生しても迅速に対応できるよう、さきにお答えしました矢野口地区に計画されている地域防災活動拠点への常駐配備を市長から国土交通省京浜河川事務所へ要望いたしました。大丸谷戸川樋管につきましては、昭和55年に大丸谷戸川の改修にあわせ、国土交通省との協議により、その構造が決定され、河川占用の許可を受け、設置されております。多摩川の増水によりこの水門に流木等が挟まるのを防ぐためのスクリーンなどの設置につきましては、稼働断面の確保や、新たな支障物となる可能性もあることから、十分な検討と協議が必要となると国土交通省より伺っております。なお、台風19号出水を踏まえ、国土交通省では、今後の治水対策について関係機関が共同で検討・推進していくため、多摩川・鶴見川・相模川大規模氾濫減災協議会を開催し、多摩川における今後の治水対策について流域の自治体と協議することとしております。この中の対策の一つとして内水対策があり、排水樋管等の改善や運営等も検討することとされております。 497 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 498 ◯ 6番(鈴木 誠君) 先ほど事前の準備として、していただいたというところにあった用水のスクリーンは、どっちかというと、用水とはそもそも水量が違うので、これだけの谷戸川に対してスクリーンを設置するのが困難であるということは非常によくわかるところでございます。ただ、そのかわり、先ほど御答弁いただいた水防施設を用意することによって、いざというときの排水等にも備えて、水防活動ができるように備えていくというのが市のこれからの考え方であるということで、非常に理解いたしました。  また、多摩川・鶴見川・相模川の流域で連携した協議会に顔を出していただくということは、稲城市は多摩川流域でありながら一部、平尾等は鶴見川流域に当たるわけですが、そのように2つの河川にまたがっている地域でもございますので、ぜひ両方の知見を生かしながら御参画いただければと考えております。  (3)に移らせていただきます。倒木についてです。今回は雨台風であったこともありまして、昨年、風台風として大分猛威を振るいました台風21号あるいは台風24号等に比べますと、倒木の数は比較的少なかったようにも思われますが、1)、市が管理する緑地・公園並びに街路樹に関して、倒木等の被害はどれくらいあったのか、お伺いいたします。 499 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 500 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 市が管理する緑地・公園における倒木等の被害につきましては、台風19号の後の調査により、稲城中央公園内で3本の桜の倒木を確認いたしました。なお、街路樹の倒木はございませんでした。 501 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 502 ◯ 6番(鈴木 誠君) 前述のとおり、今回の台風19号は非常に雨が強い雨台風だったということで、昨年の風台風に比べてこちらのほうが倒木が少なかったのは当然で、逆に昨年のものと比べたいということで、昨年の台風の際にはどれぐらいの倒木本数があったのか、あわせてお伺いしたいと思います。 503 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 504 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 平成30年9月30日に関東地方に上陸した台風24号の影響により、市が管理する街路樹及び公園・緑地における倒木の被害につきましては、市内各所で街路樹の倒木が14カ所、公園・緑地内の倒木が2カ所、合計16カ所で樹木の倒木が発生いたしました。 505 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 506 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今回来た台風19号というのは史上最強級なのではないかというようなニュースの報道が流れておりましたけれども、それでも昨年の風台風のほうが倒れた本数は多い。あるいは台風の通り道によって風の強さ、雨の強さは当然変わってまいります。そうしたところのそれぞれの台風の性質、進路の違いによって変わるものに関しては、なかなか難しいということが再認識させられるところでございます。では、この倒木、倒れてしまったというものに対しては、どのような優先順位をつけて撤去されているのか、お伺いいたします。 507 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 508 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 倒木の撤去につきましては、市民生活に影響が及ばないように、車両や歩行者の通行の妨げになっている箇所を優先に撤去作業を実施しております。なお、台風15号・19号につきましては、倒木の発生を確認次第、順次撤去作業を行っております。 509 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 510 ◯ 6番(鈴木 誠君) 非常に巡回パトロールもしていただいて、それを見つけ次第撤去していただいたのだと思うのですけれども、市役所、行政の目だけでは全てに行き届かないのは当然のことでございます。そうしたとき、市民の方も当然、あそこに倒れているとかと気づくことがあると思うのですが、この倒木等の情報をどのように収集されているのか、また市民からの通報はどの部署でどのように受けて管理されているのか、お伺いいたします。 511 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 512 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 台風による倒木等の発生状況につきましては、災害対策本部による巡視や消防団による警戒、都市建設部による市内パトロール、また災害対策本部に寄せられる市民の方からの通報などの情報を収集し、迅速に対応しております。また、台風が通過し、災害対策本部が解散された後は、道路や公園など、各公共施設の管理を行っている部署において引き続き対応しているところでございます。 513 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 514 ◯ 6番(鈴木 誠君) その台風が通過するまでの間は災害対策本部で対応しまして、その後は各公共施設を管理している部署が対応していくということでございます。  3)、公園・緑地についてはいなぎグリーンウェルネス財団が管理しているというところでございますが、台風被害発生時あるいは事前の予防的剪定については、災害対策用としてどのような予算立てをしているのか、お伺いいたします。 515 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 516 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 稲城市立公園の管理を指定するに当たり、公園を適正かつ円滑に管理するために、公益財団法人いなぎグリーンウェルネス財団と稲城市立公園の管理に関する基本協定を締結しており、予防的な剪定などは、通常の維持管理の範囲内のものとして、指定管理料に含まれております。 517 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 518 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今、通常の活動の中にその予防の管理料が含まれているというお話で了解いたしました。では、台風被害が実際に発生した際にはどのような予算が収支されるものであるのか。大木の処理等はいなぎグリーンウェルネス財団の中でやるというよりも、どちらかというと、園芸業者とか、そういった専門業者への依頼が必要になってくるものでございます。何カ月も先に補正予算を組んで、ではそこから支払いますということでは当然に間に合わないわけではございますけれども、いなぎグリーンウェルネス財団側にそれ用の積み立てがあるのか、また、ない場合はどのようにしているのか、お伺いいたします。 519 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 520 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 台風等による被害が発生した際には、さきにお答えしたとおり、稲城市立公園の管理に関する基本協定に基づき、天災等による不可抗力の発生に伴う損害、増加費用につきましては、損害状況の確認を行った上で、財団と費用負担等の協議をすることとしております。また、御質問のとおり、早期の災害復旧を要する場合には、いなぎグリーンウェルネス財団から専門業者に作業を依頼することとなりますが、財団では流動資産として例年約4,000万円程度の現金預金を留保しており、対応は可能であると財団に確認しております。 521 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 522 ◯ 6番(鈴木 誠君) 基本的には、いなぎグリーンウェルネス財団のほうで流動資産があり、その流動的なお金があるから、その中から一旦対応して、その後に補填するにしても、協議していくということが現状の体制であると確認しております。基本的に、早急な復旧に障害がないのであれば、それで問題ないと思うのですが、今後もこういった台風が続くようであれば、ぜひ協議の度を深めていただきたいと考えております。  (4)に移ります。避難所の備蓄・整備についてです。今回、避難された方が大変多く発生しております。その方々に対し、マットや毛布、あるいは調理したアルファ化米の支給など、市行政として日常訓練しているたまものという部分も含めまして、できる限りの対応をされていたと感じておりますけれども、1)、稲城市における食料を中心とした各種備蓄数が何人何日分であるのか、これは改めてお伺いしたいと思います。 523 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 524 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 備蓄食料につきましては、地域防災計画の多摩直下地震の被害想定に基づき、避難者数約1万7,000人分の食料3日分、市民1人1日3リットル換算で21日分の飲料水を備蓄しております。備蓄資機材につきましては、地域防災計画に基づき、在宅避難者等を除く1万1,000人が避難所で滞在できるよう、毛布、敷きマット、間仕切り、発電機、照明、簡易トイレやおむつなどの生活用品を備蓄しております。 525 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 526 ◯ 6番(鈴木 誠君) ありがとうございます。今お話があったのが、約1万7,000人分の3日間の食料ということで、3食掛ける3日の9を掛けると、大体15万食分ぐらいがあるのかなと思うのですが、もし万が一、ないとは思うのですが、稲城市9万1,000人が「アルファ化米をちょうだい」と言ったら、実は1日分もないということは、本当に市民の皆さんにも理解していただかなければいけないことだと考えております。また、先ほど御回答にあったおむつといっても、その子供の男女の違いあるいは成長度合いの違いによっておむつも千差万別な種類があるところでございます。ほんの少し、一時的な避難というものであっても、個別に必要なものは必ず持っていくという心構えが必要で、この話は後ほどに譲るといたしまして、例えば介護用品等も、使用していたとか、使用する予定であった方がお亡くなりになったりして、結構な余りがあって、それを寄附したいというような申し出もたまに伺っているところでございます。こうした腐らないものというのは、災害向けの備蓄として一つ寄附として受け入れてもいいのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 527 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 528 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 不要になった介護用品等を災害向け備蓄にすることにつきましては、一般的には、施設に入所や通所している方はその施設へ寄贈する方が多いこと、またリース契約の方もいることから、研究してまいります。 529 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 530 ◯ 6番(鈴木 誠君) 実際に介護が必要な方というのは、いっとき避難所からさらに市内にある福祉施設のほうに二次避難として移動していただくということがあるので、そちらで対応ができるのかなと思いますが、そういったところに寄附が集まっているものだと一旦考えて、この質問から移らせていただきます。  2)に移ります。今回の台風は、当然台風は大体秋に来ますので、真冬または真夏というところではなかったので事なきを得ましたが、現在進捗中であります市立小中学校の空調設置、これが避難所として非常に大事なものになってまいりますが、どのような状況になっているのか、改めてお伺いいたします。 531 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 532 ◯ 教育部長(石田昭男君) 学校体育館への空調設備設置工事の状況につきましては、令和元年10月7日に工事請負契約を締結し、現在、工事を進めているところでございます。なお、工期につきましては、さきにお答えしたとおりでございます。 533 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 534 ◯ 6番(鈴木 誠君) 先般、岩佐議員が質問されていた中でお答えをいただいていたと思うのですが、大体年明けの1~2月末ぐらい向けにどんどん工事を完了させていくというお答えであったと認識しております。  また、これは確認でもあるのですけれども、私は北九州豪雨災害のときに大分県日田市に災害の数日後に訪れまして、そのときに実際に避難された方が三和小学校というところに避難されていて、でも、学校の校長は「長期に及ぶなら、ぜひ授業を再開したいから、移動してもらわなければいけないのだ」というようなことも話しながら、なかなかかんかんがくがくの会議の中にも私は加えさせてもらって話を聞いていたのですけれども、こういったときに、ある程度長期化しました。避難しています。体育館を使います。その使用料というのは別としても、電気代とかのひもづけというのは、これは災害対策用になるのか、それとも学校で負担していくものであるのか、これは基本的な話なのですけれども、確認をしておきたいと思います。 535 ◯ 議長(渡辺 力君) 教育部長。 536 ◯ 教育部長(石田昭男君) 市立学校の管理につきましては教育委員会の所管ということになってございますので、通常、電気料金等については教育費から支出しております。災害時の避難所になった場合においても、同様の扱いと考えております。 537 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 538 ◯ 6番(鈴木 誠君) そもそも学校自体はそんなに長期の避難に適しているところではないということも一つの考え方かと思います。  3)に移ります。これは学校ではない避難所として多くの方が押しかけた総合体育館でございますが、熊本地震の例を見ると、ここも大規模災害時にはさらに長期的な避難所として使用されることが推測されます。ほか、大規模スポーツ大会開催も視野に、冷暖房についてはできる限り導入していくべきであると考えますが、いかがでしょうか。 539 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 540 ◯ 市民部長(松本葉子君) 稲城中央公園総合体育館のメインアリーナ及びウェルネスアリーナには空調設備は設置しておりませんが、ロビーや会議室には空調設備を設置しておりますので、必要に応じてそちらのスペースへ移動していただくことが可能でございます。空調設備の設置には多額の費用を要することが見込まれますことから、財源の確保等を含め、順次、優先順位を決めて検討してまいりたいと考えております。 541 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 542 ◯ 6番(鈴木 誠君) もちろん、今お答えいただいたとおり、財源がなかったら何もできるものはないということでございます。現在進められております小中学校の空調設備については、稲城市行政の率先した要望活動が実を結んだ側面も大変大きかったものでございます。また、こうした体育施設に対しても、災害対策を目的に補助を得られるよう、東京都や国に働きかけることも一つ重要かと考えます。まず、市としては、災害時に総合体育館を避難所にするのか、そして、するならば、そうした空調導入も検討はなされるものであるのか、もう一度見解を伺いたいと思います。 543 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 544 ◯ 市民部長(松本葉子君) 稲城中央公園総合体育館は、申すまでもなく、災害時には指定避難所兼指定緊急避難場所としての災害拠点となるものでございます。なお、国の補助等の導入についての御提案でございますが、仮に補助を導入したにせよ、補助以外の部分は市からの一般財源で賄う必要がございますので、その場合でも莫大な費用がかかることになることから、繰り返しにはなりますが、引き続き財源の確保等を含め、順次、優先順位を決めて対応を検討してまいりたいと考えております。 545 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 546 ◯ 6番(鈴木 誠君) 現在では、総合体育館ではロビーの冷やした空気を体育館内に送れる大型の送風機を何台か設置していただいており、応急の対処をしていただいているところでございます。ぜひとも今後、建てかえとか大規模改修とか、大きな予算を組まなければいけないときだけではなく、アンテナを高く張っていただきまして、そういったものに対して補助を出すというような話が国や都等でありましたら、ぜひチャンスを生かしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  (5)に移ります。避難のあるべき姿、啓発についてです。現在となりましては、気象衛星を初めとした科学技術の発展により、台風はその進路や到着時刻がかなり正確に予見できるようになってまいりました。それにもかかわらず、今回避難された方々のごく一部には、着の身着のままであったり、そもそも避難所がどこにあるか把握されていないという方もおられる中、物質的な面ではなく、備える心という精神的な面の不足があったのではないかと私は見受けております。1)、避難所が洪水時と地震時では大きく異なっているわけでございますが、これらをどのように周知していくべきであるのか、改めて市の考えを伺います。 547 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 548 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 台風などの風水害時と震災時で想定される被害が異なることから、指定避難所を区分しており、現在策定している防災マップで風水害時と震災時の指定避難所をわかりやすく掲載し、全戸配布にて周知することとしております。 549 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 550 ◯ 6番(鈴木 誠君) 地震というものこそいつ来るかわからないものではありますが、台風は夏以降になれば例年幾つか来るものでございます。先般の質問の中では、防災マップは年度内に配布していく予定であるというお話もされておりましたが、その配布に当たっては、ぜひとも今回避難者が多く発生した地域に重点的に丁寧に周知を実施すべきと考えておりますが、市としてどのようにされるのか、お伺いいたします。 551 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 552 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 防災マップ配布に関する周知につきましては、配布にあわせ、広報いなぎのほか、市ホームページ、市メール配信サービス、市ツイッターにより、防災マップを有効に活用していただくことなどをしっかり周知することとしております。 553 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 554 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今、さまざまなチャンネルを使って広報していくということでございます。今回、多く避難者が発生しています押立、矢野口、東長沼の北部あるいは大丸の北部の方々を中心に、ぜひともより丁寧に、例えば自治会や自主防災組織などに啓発活動をしていただくと、より効果があるのかなと考えております。  2)に移ります。避難所対応した市職員の方々からはどのような意見が上がっているのか、お伺いいたします。 555 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 556 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 避難所対応した職員からの意見につきましては、避難者数に応じた運営職員数の見直し、情報提供の仕方、避難所運営に必要な消耗品や備蓄の配置、今回の避難所運営を生かした訓練の実施の必要性などの意見がございました。また、一部の避難所では、自治会、自主防災組織や女性防火クラブ員の率先した協力により、避難所運営が円滑に行われたとの意見もございました。 557 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。
    558 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今回につきましては、超大型台風の上陸が事前にわかっていたため、行政側が中心となって市職員の皆さんを配置していただいたことで御対応いただいておりました。しかし、直下型地震等の場合は、先ほど職員配置のマンパワーのバランスという話もさせていただきましたけれども、配置すること自体が早急にするのは難しく、また自主防災組織を初めとした各地域団体に運営を委ねていく部分もあるかと思います。こうしたときには、情報の仕入れ、発信、指揮系統の一本化が緊急時には求められてくるものであると思います。誰が指揮をとるか、指揮する者が万が一いないとも限らないので、なるべく多くの方々にある程度の序列を、次はこの人、次はこの人と、決めておくようにすることが、混乱をいざというときに避けるために肝要です。こうした組織面での指導や助言をどのようにされているのか、お伺いいたします。 559 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 560 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 避難所運営につきまして、混乱した避難所では指揮系統が必要なことと考え、自主防災組織の活動の中で、継続した育成を行っております。 561 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 562 ◯ 6番(鈴木 誠君) 災害とあれば、平時想定の指揮の方がいないというのも当然でございます。ぜひ、何かほかの団体から圧力があった。こう言われてしまった、ああ言われてしまったということで内部が混乱することがないような指揮系統をしっかりと築いていただければと思います。  3)に移ります。これまでの質疑では、市として誰はどの避難所でなければならないとはしないという回答をいただいてまいりました。しかし、第一中学校・第三中学校に多摩川河川敷付近の住民の避難が集中してしまったことには、改善の余地があるかと考えます。徒歩避難者は近くの避難所を選ばざるを得ないのは当たり前です。今回、車避難をした方も大変多くいらっしゃいました。こうした車避難を認めるのであれば、そうした方にはよりすいている避難所へ行ってもらう誘導が必要と考えますが、いかがでしょうか。 563 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 564 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 避難者が多かった避難所において、他の避難所への誘導につきましては、稲城・府中墓苑組合の駐車場や稲城中央公園駐車場を開放し、避難所内での呼びかけを行い、誘導するとともに、マイクロバス2台にて移送を行いました。車での避難は、学校等には駐車場がないこと、また道路冠水等による車内閉じ込めの危険もあることから、徒歩での避難を基本としております。避難者の誘導につきましては、市では政策課題として捉え、検討しております。 565 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 566 ◯ 6番(鈴木 誠君) 政策課題として捉えていただいているということで、非常に検討が進むのかなと思います。先ほどと重複しますけれども、誰がどの避難所でなければいけないということをしていない中においては、それで、「津波てんでんこ」ではないですが、みずからの身を守れるように率先して逃げてください。これでいいとは思うのですが、今回初めて経験した3,000人を上回る多くの避難者発生では、この増水が見込まれない段階、先ほど、車で避難してしまうと閉じ込めの危険がある、実際にある程度の水位で扉をあけようとすると、もう、正直言ってそこそこ体格には自信があるのですが、あけようにもあかないということを私も実感しております。そのようなことで考えると、早い段階であったら、車移動でこういったところに避難してもらっていいのですよ、でも本当に徒歩でしか来られない方はこちらが優先なのですよと、ぜひ検討の中ではある程度の区分をつくっていただきたいと考えております。そうしたことの工夫を今後市としてどのように考えられるのか、お伺いいたします。 567 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 568 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 避難者の誘導につきましては、風水害時の避難所運営マニュアルの作成の中で検討してまいります。 569 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 570 ◯ 6番(鈴木 誠君) 検討していただけるということで、よろしくお願いいたします。  次に、4)に移ります。これは今回一番言いたかった部分でもあるのですが、着の身着のままで避難してくる方々がおられたことを私は非常に残念なことだと思っております。そもそも備える心の啓発にもっと取り組まなければならないと考えております。市としてどのように考えるのか、お伺いいたします。 571 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 572 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 備える心の啓発につきましては、避難に対する基本姿勢として、災害時にはみずからの判断で適切な避難行動をとることが重要だと考え、地域での防災訓練や防災講話などを通じて、自助としての避難のあり方などの意識啓発に努めております。また、現在作成しております防災マップに避難の仕方・あり方や避難行動計画となるマイ・タイムラインなどを掲載し、市民みずからがさらなる適切な避難行動がとれるよう、努めてまいります。 573 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 574 ◯ 6番(鈴木 誠君) マイ・タイムラインで子供向けのものも小学校で配布されていて、子供と一緒にちょっと考えていたのですけれども、先ほど(4)の1)でちょっと言いかけた続きにもなるのですが、避難所は避難所であって、ホテルではない。これは当然のことでございます。避難するのに、米俵を担いでいけとか、水タンクを担げとか、布団を担いでいけということまでは当然言うつもりは全くないのですけれども、せめて常服薬は当然として、先ほど言ったような汎用性が低いおむつとか、個性に合わせる必要があるものは必ず持ってきていただく必要があるのではないかと考えております。そうしたものを警戒レベルが低い段階で少なくとも詰め合わせて、すぐ手にとれるところに置いておいてもらって、いざ避難開始のときにはそれだけでも持ってきてもらえるような啓発をぜひしていただきたいと思いますけれども、こちらについてどのような手法が考えられるか、お伺いいたします。 575 ◯ 議長(渡辺 力君) 消防本部消防長。 576 ◯ 消防本部消防長(田中誠一君) 非常持ち出し品等の準備に関する啓発の仕様につきましては、広報いなぎや市ホームページ、また防災講話の際に、あらかじめ準備しておく持ち出し品のリストを紹介するなどの啓発を行っております。また、現在作成しているいなぎ防災マップへ非常持ち出し品や備蓄品のリストを掲載しており、今後も継続した啓発に努めてまいります。 577 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 578 ◯ 6番(鈴木 誠君) よほどの緊急時はもちろん、とにかく身の安全、そして命を守ることを優先してもらって、それこそ避難した先のことは二の次でもいいとは思うのですけれども、せめて事前に来るともう予告が出ている台風だけにつきましては、できれば両手が使えるリュック、どうしてもそれがない場合は手提げでも結構ですので、自分がその行った先で困らないようなものは持ってきていただくということをぜひ周知徹底のほどよろしくお願いいたします。  大項目2番に移ります。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会及び市の諸行事日程調整についてお伺いいたします。  東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会については、急遽マラソンや競歩等の開催地が北海道になるなど、ここに来て大変大きな変更が起こっております。また、今申し上げてまいりました台風19号による被害で、稲城市を通過する自転車競技(ロード)のコースになっている道志みち(国道413号線)も、この土砂崩れ等の復旧が急がれているところでございます。  (1)、自転車競技(ロード)について、1)、同競技については、今後もよそへ移動することなく確実に稲城市を通過するルートで進行していくことを改めて確認させてください。 579 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 580 ◯ 市民部長(松本葉子君) 自転車競技(ロードレース)のルートにつきましては、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から、現時点では従来のコースで実施に向けた準備を進めていると伺っております。 581 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 582 ◯ 6番(鈴木 誠君) 引き続きそのロードレースに関しては稲城市を通過するものということで、安心します。ただ、今回のマラソン・競歩の移転により、オリンピック33競技の中で、沿道でチケットもなく誰しもが観戦できる競技ということで、非常にこのロードが貴重な存在になった。これは喜んでいいのかどうなのかという部分もあるのですけれども、先般のREADY STEADY TOKYOでも、南多摩駅の混雑は見られました。私は是政橋のところで撮影していたのですけれども、その帰りに結構な量の外国人の方々に巻き込まれるということがございました。このような市内通過ルートの混雑緩和並びに安全対策、そして盛り上げの施策というものが必須であると考えておりますが、市の見解をお伺いいたします。 583 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 584 ◯ 市民部長(松本葉子君) 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会において、オフィシャルスタート地点である是政橋付近は、混雑等が予想される重点エリアとして位置づけられており、通常のコース沿道よりも多くのスタッフを配置し、万全の安全対策がなされると伺っております。また、市でも、来年の自転車競技ロードレースをより多くの市民が観戦でき、子供たちの記憶に残るような大会となるよう、財源の確保や手法などについて、引き続き検討してまいりたいと考えております。 585 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 586 ◯ 6番(鈴木 誠君) ありがとうございます。ぜひ、安全対策第一の上で、以前から要望してまいりました、子供たちの記憶に残るレガシーとなるようなもの、そしてその盛り上げでパブリックビューイングとか、基本会場の設定とか、そういったことをぜひ今後も推進していただきますようよろしくお願いいたします。  2)のREADY STEADY TOKYOの反省点につきましては、池田議員が全部やり切ってしまいましたので、割愛させていただきます。  では、(2)に移らせていただきます。稲城市が主催する諸行事日程の調整についてです。1)、市内の各種団体も、オリンピックが開催される2020年7月24日から8月9日、パラリンピックが開催される2020年8月25日から9月6日の日程をどのように外して行事日程を組むか苦慮されているとの声を聞いております。稲城市が主催する各行事についてはどのような日程を組んでいくつもりなのか、お伺いいたします。 587 ◯ 議長(渡辺 力君) 副市長。 588 ◯ 副市長(石田光広君) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会期間の同時期に例年実施しております市主催の事業などにつきましては、「市民憲章推進の日」イベント、稲城フェスティバル、稲城ふれあい保健・医療まつり、子どもサッカー体験事業、稲城市民水泳大会、稲城市民体育大会開会式などがございます。このうち、稲城市内を競技エリアに含む自転車競技(ロードレース)が開催される7月25日及び26日の同時期に実施している稲城フェスティバルや稲城ふれあい保健・医療まつりにつきましては、日程の変更を検討しているところでございます。 589 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 590 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今、お答えいただきました稲城フェスティバルと稲城ふれあい保健・医療まつりの2つにつきましては、日程変更を検討されているということでありました。それ以外の期間中行事については例年どおり実施ということで、各種団体とコンセンサスはとられているのか、お伺いいたします。 591 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 592 ◯ 市民部長(松本葉子君) 日程変更を予定していない市が主催する行事等につきましては、今のところ開催日程等に関する相談は伺っておりませんが、今後も主管部署や関係団体へ大会に関する必要な情報提供や周知を図ってまいりたいと考えております。 593 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 594 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今私も実行委員を務めております平尾の盆踊りがオリンピックのちょうど決勝系が重なる日だから、どうしようということで、前倒しか後ろ倒しかで今かんかんがくがくやっているところなのでございます。  2)、例年と日程が変わるようなものがありましたら、早目にしっかりした広報をしていく必要があるかと考えます。今後のスケジュール等をお伺いいたします。 595 ◯ 議長(渡辺 力君) 副市長。 596 ◯ 副市長(石田光広君) さきにお答えした稲城フェスティバル及び稲城ふれあい保健・医療まつりを含め、市主催の事業などで、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会などの影響で日程が変更となる行事がある場合につきましては、関係団体などと早期に調整し、広報及び周知に努めてまいります。 597 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 598 ◯ 6番(鈴木 誠君) 広報・周知をしていただけるということで、先ほど1)のロードレース期間は絶対に行事が重ならないようにするというお話もございましたけれども、諸団体が実施する民間の行事に関しても、この2日間は交通が困難になることなどを含めまして、事前に対処・協議するよう、各団体へ早目に通達してあげるのが肝要ではないかと考えます。いかがでしょうか。 599 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 600 ◯ 市民部長(松本葉子君) 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会では、自転車競技ロードレースの交通規制等の周知につきましては、これまでもコース沿道の事業者や市民を対象とした地域説明会や関係団体への説明会を行ってまいりましたが、今後につきましては、周知期間を早めるなど、交通規制や大会概要などの事前周知をさらに強化すると伺っております。 601 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 602 ◯ 6番(鈴木 誠君) 各種団体ともに、大体年度末で区切る団体は、来年の事業については今ちょうど話し合っているところであると思います。もう東京オリンピックが来るまで半年ちょっとしかない。あれだけ、まだまだ先だと思っていたら、もう半年しかないというくらいのところまで来ましたので、ぜひとも誰しもが「あれはいいオリンピックだった」と言えるような大会を目指して、市としても全力を尽くしていただければと思います。  大項目3番に移ります。多摩都市計画道路3・4・17号坂浜平尾線の暫定開通と、周辺対策(商業施設開業、信号設置、歩道整備、バス路線開通等)についてお伺いさせていただきます。  先般、議会初日の11月27日のちょうど10時にこの道路が開通されております。しかし、予定工期から大幅に遅延したことによる混乱というものは、いまだに地域事業の中でも収束を見せているところではございません。  (1)、同道路沿道の商業施設開業についてお伺いいたします。1)、現時点で市が把握している開業に向けた動きをお伺いいたします。 603 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 604 ◯ 市民部長(松本葉子君) 多摩都市計画道路3・4・17号坂浜平尾線沿道の商業施設の開業時期につきましては、現在のところ未定であると事業者の野村不動産株式会社より伺っております。 605 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 606 ◯ 6番(鈴木 誠君) 本来であれば、あの道路はことしの3月ぐらいまでには開通しているはずだったのが、5月26日になるのではないかということで、一回そんな話も流れたけれども、それもまた先になり、今回の11月27日にオープンと流れてまいりました。この開通のおくれによりまして商業施設の開店は延期されている状況でございますが、小田良と上平尾周辺地域のにぎわい創出も鑑みると、商業施設の早期かつ確実な開店も期待されております。市としてどのように考えておられるか、お伺いいたします。 607 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 608 ◯ 市民部長(松本葉子君) 商業施設の開業時期につきましては、最終的には事業者の判断によるところですが、地域住民を中心に心待ちにされていることは存じておりますので、引き続き動向の把握等に努めてまいりたいと考えております。 609 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 610 ◯ 6番(鈴木 誠君) これは民間の話ですので、市からどうこうと、そこまで言える件ではないのですけれども、それを心待ちにされている方々はおられますし、来年の春ぐらいになるのではないかという話も出てはおりますけれども、ぜひとも、市としてわかることがあれば、地域住民の方々に伝えていただければと思っております。  2)に移ります。今後、商業施設ができた後、出入りについて渋滞等が発生しないよう、市はこれは働きかけなければいけないことであり、お伺いしますが、どのように働きかけているのか、お伺いいたします。 611 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 612 ◯ 市民部長(松本葉子君) 稲城小田良土地区画整理事業地内に建設中の商業施設に関しましては、大規模小売店舗立地法の規定に基づき、平成30年10月24日に事業者による周辺住民等への説明会が開催されております。その中で、平尾方面からトンネルを通過して右折待ちをする車両の滞留については、駐車場入り口へ向かう店舗裏側の道路で相当数の滞留を吸収することが可能であり、事業者側においても、右折誘導看板を設置するほか、オープン時や繁忙期には誘導員を配置する計画であると伺っております。市としましては、平成30年12月13日付の東京都に対する意見書において、当該地周囲の道路について、交通渋滞の防止及び歩行者等の安全確保に十分配慮するよう要望しております。 613 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 614 ◯ 6番(鈴木 誠君) これはちょっときのうの夜30分でつくったのですけれども、今お話が出ました商業施設のほうは、裏の通りで結構な車の台数が通れるということで、この図の中で言いますと、これは向かって左側が新百合ヶ丘方面、上平尾トンネル、向かって右側が若葉台方面ということで、ここの商業施設がある裏手の道である程度吸収ができるという話でございました。ただし、これは吸収できるとはいいましても、後ほどの話にもかかわると思いますが、ここの信号の部分、ここが片側車線にしか向いていない中にあって、オープンする時期を含め、繁忙期になってしまうと、ここは通学路に指定されている場所でもあるので、結構危ないのではないかという御指摘がされております。けさ、私はちょっと早起きをして、コートを着るのを忘れながらずっとその場に突っ立っておりまして、寒い思いをしていたのですけれども、学生の皆さんが通るに当たっても、あと民生・児童委員の皆様もちょうど来ていて、ここは本当に危ないのだという話で、ちょっと協議をさせていただきながら来たところでございます。これは、今信号がついていないのですけれども、ぜひそれに対して商業施設がオープンする際の危なさの軽減というものが必要になってくるかと思います。先ほどお話が出ておりましたけれども、誘導員という方々が、普通であれば、大体駐車場の出入り口──これは、今ちょうど出入り口が2カ所あるのですが、その2カ所にしか基本的には来ないのだと思うのですが、それ以外に、どうしても危ない交差点といったところまで誘導員の方に来ていただけるものであるのかどうなのか、あわせてお伺いしたいと思います。 615 ◯ 議長(渡辺 力君) 市民部長。 616 ◯ 市民部長(松本葉子君) 坂浜平尾線と学園通りの交差点に誘導員をつけることにつきましては、商業施設のオープン時期における誘導員の配置を検討中であると事業者から伺っております。 617 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 618 ◯ 6番(鈴木 誠君) ここの交差点につけていただけるのを検討中ということで、非常に前向きなことだと思います。ぜひ、検討を実施に移していただくように、働きかけをお願いできればと思っております。  次の(2)、あわせましてお伺いしますが、信号機の設置についてです。現時点では坂浜平尾線と学園通りの交差点に設置されている信号は、坂浜平尾線側を向いているところだけなのですけれども、これはちょうどその商業施設から稲城第二中学校へ渡る横断歩道向きにしか歩行者信号も設置されていないという状況でございます。このような状況になってしまった理由について、まず要因をお伺いしたいと思います。 619 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市基盤整備担当部長。 620 ◯ 都市基盤整備担当部長(吉野浩章君) 多3・4・17号坂浜平尾線につきましては、上平尾及び小田良土地区画整理事業地内を含め、東京都が信号機の設置に関する警視庁協議を行っております。坂浜平尾線と学園通りの交差点につきましては、当初は信号機を設置しない交差点として警視庁に判断されておりました。その後、商業施設が設置されることや、市からの信号機設置要望などを踏まえ、警視庁が将来交通量や現地の状況などを確認した上で、坂浜平尾線側の信号機のみが設置されることになったと東京都より伺っております。 621 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 622 ◯ 6番(鈴木 誠君) ありがとうございます。市からも要望していただいた結果、そもそもつくはずではなかった信号機がついたということでございます。今お話が出てまいりました交通量の将来予測というものには、今お答えがあったとおり、こちらの商業施設に通われるお客さんの交通増加量も含まれているという認識でよいのか、お伺いいたします。 623 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市基盤整備担当部長。 624 ◯ 都市基盤整備担当部長(吉野浩章君) 交通量の将来予測につきましては、商業施設の交通量も考慮されていると伺っております。 625 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 626 ◯ 6番(鈴木 誠君) 今私の手元に、これは実際に土地区画整理事業が開始されるときに当たってつくられたとも聞いておりますけれども、平成37年通計交通量図(坂浜平尾地区版)というものがございます。これによりますと、学園通りの稲城二中からの前のところに関しては、1日300台しか通りませんよと、それに対してこちらは2,300台通りますよということになっていて、この路線に関しては1万1,700台や1万3,900台通りますよというようなお話が出てもおりました。このような推量でございますけれども、この天神通りの交通量が格段に減ってきて、その分が坂浜平尾線に流れてくる。そして、小田良通りと坂浜平尾線のガイド部分の学園通りは1日当たり2,300台、二中側は少なくて300台が1日に通過するとされている中で、この推計値を超えてくるようなことがあれば、どのように協議をしていくのか、お伺いしたいと思います。 627 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市基盤整備担当部長。 628 ◯ 都市基盤整備担当部長(吉野浩章君) 商業施設オープン後に、交差点の実際の交通状況を見た中で、交通管理者である多摩中央警察署と協議してまいります。 629 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 630 ◯ 6番(鈴木 誠君) それでは2)に移ります。今後、この信号機を学園通り側にもつけていただきたい、設置されるべきであると考えますけれども、市の見解を伺います。 631 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 632 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 学園通り側への信号機設置につきましては、多3・4・17号坂浜平尾線開通後の交通状況を多摩中央警察署と確認するとともに、地域の方に御意見を伺いながら、警視庁に要望してまいります。 633 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 634 ◯ 6番(鈴木 誠君) ありがとうございます。要望していただくということなのですが、この交差点は、稲城第二中学校に通う生徒のほとんどが通る交差点でもございます。また、右折用レーン、これはちょうどトンネルのほうから行って商業施設に入ると、これは商業施設の出入り口のところで、既に意地悪棒ではなくて、交通ができないような赤いポールが立っているということで、既にここはこちらの路線に左折で入って左折で出るしかできないので、裏側に回らざるを得ないというような状況が既にこの地点においてはでき上がっております。そうすると、上平尾トンネルを抜けてきた側から右折で入ると思っている人たちも、実はここには右折滞留部がないというところもありまして、かつ、これは下の小田良側が坂上、こちらの稲城二中側が坂下、トンネルからある程度の土手をもって出てくるという、車がカーブするにしても、曲がるにしても、視野が余りとれない状況に今はなっているところでもございます。ぜひ、こういった面を見ていただいても、この開放されている坂浜平尾線、鶴川街道の交差点の下に行ったところも、右折レーンはあるのだけれども、右折信号がないから、ずっと右折が滞留していくというような状況が、先ほど話がありましたけれども、もう既に出ているという状況もございます。こうしたことをあわせて、商業施設の状況にもよるところはありますけれども、そういった点を加味して、要望を続けていただくことが肝要かと思いますが、いかがでしょうか。 635 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 636 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 多3・4・17号坂浜平尾線と学園通りの交差点部につきましては、稲城第二中学校の生徒の通学や今後開店予定の商業施設への来客等もあることから、多摩中央警察署と現場の状況を確認し、信号機の設置要望とともに、安全対策並びに交通の円滑化を図る対策について、警視庁と協議してまいります。また、若葉台入口交差点において鶴川街道への右折待ち車両を起因とする滞留が発生する場合があることは、既に多摩中央警察署でも状況を把握しており、現在、警視庁交通管制課において対応を検討中であると伺っております。 637 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 638 ◯ 6番(鈴木 誠君) この交差点は今若葉台入口交差点とおっしゃって、この交差点はまだ名前がないので、何とも言いづらいところではあるのですけれども、下の交差点は、上平尾交差点と、もう一つは上平尾消防出張所前交差点という名前がついてきているので、そこもひとつ象徴的な名前が今後つけられてくるのだろうと期待はしておりますが、これは後日に譲るとして、まずは安全対策。一旦、信号については要望を続けていただく。そして現段階として、商業施設がオープンするときには、少なくとも誘導員をつけていただく。この2つがあれば、まずある程度の安心・安全を確保できると思いますので、ぜひここは御注視いただきますようによろしくお願いいたします。  これとあわせまして、(3)、周辺歩道の整備についてです。1)、学園通り、稲城第二中学校向かい側の日本大学敷地において、歩道設置工事をしていただいているところでございます。ただし、上平尾トンネルの上側出口と歩道とは接しない状態、間に空き地があって、そこには歩道がないという状況になっております。ここの地図でいうところの上平尾トンネルから上がってきて、左に曲がろうとしても、ちょうど空き地部分を今赤色で示しておりますけれども、この部分だけ歩道がないという状況になっています。本当は、これが曲がれるのであれば、この交通量が1日300台も通らないと言っているこちらの部分で横断歩道が真正面を渡れるというのが、もったいないなと思っているところでもございます。この対策をどのようにしていく所存であるのか、お伺いいたします。 639 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 640 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 学園通りの歩道設置につきましては、これまでの市と日本大学との協議により、現在、学生寮の建築工事にあわせて日本大学に歩道を整備していただいており、整備後は、市が無償で借り受け、学園通りの道路区域として管理する協定を締結しております。御質問の上平尾トンネルとの区間につきましては、協定締結時は上平尾土地区画整理組合から使用収益の開始がされていなかったことから、歩道整備の対象区間とはなりませんでしたが、今後、日本大学において土地利用を図る際に検討していただくこととしております。 641 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 642 ◯ 6番(鈴木 誠君) 日本大学が所有している土地の件につきましては、土地形状が斜めに坂を上がって、のり面になっていて、また不整形地のような形になっていることもありまして、非常に使い勝手が難しい部分もあるのかなとは思います。年明けの3月には、上平尾土地区画整理事業組合解散に向けて、今精算作業を進めているところでもございますので、早期の整備が望まれているところでございます。再度、市の見解を伺いたいと思います。 643 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。
    644 ◯ 都市建設部長(久家 康君) さきにお答えしましたとおり、今後、日本大学において土地利用を図る際に検討していただくこととしておりますが、坂浜平尾線が開通するなど、周辺の状況が大きく変化してきており、地域の安全性・利便性の向上を図るためにも、歩道の早期整備に向け、日本大学と引き続き協議を実施してまいります。 645 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 646 ◯ 6番(鈴木 誠君) ぜひ、歩道の早期整備を図るため、日本大学との協議継続をよろしくお願いいたします。  では、重いのでこの看板を置かせていただきまして、(4)に移らせていただきます。公共交通バスの開通についてです。  当初は、開通時点から30分に1本のペースで、新百合ヶ丘駅から若葉台駅間まで平尾団地を経由して小田急バスが通る予定であったと聞き及んでおります。現状、運輸局の許可まで来ている中にあって、開通に向けた障害となっているものが何であるのか、お伺いいたします。 647 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 648 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 多3・4・17号坂浜平尾線の路線バスの運行につきましては、さきにお答えしたとおりでございます。 649 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 650 ◯ 6番(鈴木 誠君) 先日、つのじ議員が同件を質問されておりましたので、現状、運転手を含む人員確保を調整されているということで理解いたしました。  2)に移ります。このバス路線の早期開通に向けて、稲城市として、小田急バス等関係各機関にどのように働きかけるのか、お伺いいたします。 651 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 652 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 市では、道路運送法の規定に基づき、地域における需要に応じた市民の生活に必要なバス等の旅客輸送の確保などを協議する目的で、地域公共交通会議を設置していることから、この部会であるバス事業者検討会にて要望してきております。本路線の早期運行開始につきましては、引き続き小田急バス株式会社に要請してまいります。 653 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 654 ◯ 6番(鈴木 誠君) ぜひとも、来春の中でも早春と呼ばれる段階で開通していただきたいと熱望しているわけでございます。直近では、次にいつ地域公共交通会議あるいは専門部会が開かれるのか、また早急に通すべく行政一丸となって会議の場以外でも強く御要請いただきたいところでございますが、いかがでしょうか。 655 ◯ 議長(渡辺 力君) 都市建設部長。 656 ◯ 都市建設部長(久家 康君) 次回の地域公共交通会議につきましては、委員の皆様と日程調整を行い、決定してまいりますが、現在のところ、令和2年3月ごろの開催を予定しており、バス事業者検討会はその前段階の2月ごろの開催を予定しております。また、坂浜平尾線への路線バスの早期運行につきましては、運行予定事業者に機会あるごとに早期運行について要請してきており、11月26日、12月2日にも直接要請してきているところでございます。 657 ◯ 議長(渡辺 力君) 鈴木君。 658 ◯ 6番(鈴木 誠君) 先ほど申しましたが、ぜひ春は春でも2月、3月と早期に開通がされますようによろしくお願いいたします。  以上をもちまして、令和元年の稲城市議会の最後の一般質問を終わります。ありがとうございました。 659 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、6番、鈴木誠君の一般質問は終わりました。  以上で、一般質問を終わります。   ───────────────────────────────────────── 660 ◯ 議長(渡辺 力君) お諮りいたします。委員会審査等のため、12月6日から12月16日までの11日間休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 661 ◯ 議長(渡辺 力君) 御異議なしと認めます。よって12月6日から12月16日までの11日間休会とすることに決定いたしました。   ───────────────────────────────────────── 662 ◯ 議長(渡辺 力君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                                午後3時45分 散会 Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...