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令和元年決算特別委員会 名簿 開催日: 2019-09-18
令和元年決算特別委員会 本文 開催日: 2019-09-18

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  1. 稲城市議会 2019-09-18
    令和元年決算特別委員会 本文 開催日: 2019-09-18


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時29分 開議 ◯ 梶浦委員長 ただいまから決算特別委員会を開きます。  昨日に引き続き、本委員会に付託されました事件の審査を行います。第42号議案 平成30年度東京都稲城市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  初めに、市民部及び農業委員会の所管に関する部分の質疑に入ります。説明員については、答弁の際挙手をして、役職名を言い、的確・簡明にするようお願いいたします。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言を願います。佐藤委員。 2 ◯ 佐藤委員 おはようございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。それでは、質疑に入らせていただきます。  事務報告書の78ページ、個人番号カード関係事業費の個人番号の交付についてでございます。交付件数が2,556件とありますが、これは、平成29年度の交付件数の2,813件より約250件ほど減っているようでございます。これにつきましてどのようにお考えされているかをお伺いさせていただきます。 3 ◯ 梶浦委員長 市民課長。 4 ◯ 森市民課長 個人番号カードの交付件数につきましては、制度開始の翌年度であります平成28年度の6,176枚をピークに、平成29年度の2,813枚から平成30年度2,556枚と、緩やかに減少してきております。制度開始直後は、カードを取得される方が一斉に申請をされたため、交付件数が多くございましたが、最近はおおむね落ちついてきている状況でございます。  平成31年3月31日現在のJ-LISの集計によりますと、人口に対する交付枚数の割合は、全国の13.0%に対し、稲城市が15.1%でございますことから、交付枚数は減少いたしましたが、全国に比べても稲城市の交付率が低いということではなく、全国的にも交付数が落ちついてきているのではないかと考えております。 5 ◯ 梶浦委員長 佐藤委員。 6 ◯ 佐藤委員 御説明ありがとうございます。それでは、この交付枚数をふやすために、どのような取り組みをされているかにつきましてお伺いさせていただきます。 7 ◯ 梶浦委員長 市民課長。 8 ◯ 森市民課長 交付枚数をふやすための取り組みといたしましては、稲城市ではこれまでも、個人番号カードをお持ちの方がコンビニエンスストアで住民票の写し、印鑑登録証明書、課税・非課税証明書をとることができるコンビニ交付サービスや、タブレット端末を使って職員が顔写真を撮影し、申請のお手伝いをするマイナンバーカード・オンライン申請サービスを行って、交付率の向上に努めてまいりました。  また平成30年10月1日からは、新たに、これまで本庁の窓口のみで行っておりましたマイナンバーカードオンライン申請サービスを、毎週火曜日と木曜日に、予約制ではございますが、平尾出張所と若葉台出張所の窓口でも開始いたしました。 9 ◯ 梶浦委員長 佐藤委員。 10 ◯ 佐藤委員 ありがとうございます。  続きまして、それでは、新たに出張所でもオンライン申請サービスを開始したとのことでございますが、市民の方の反応はいかがでしたでしょうか。また、半年ではありますが、どのくらいの申請がありましたか、わかるようでございましたら件数もお聞かせ願えたらと思います。よろしくお願いいたします。 11 ◯ 梶浦委員長 市民課長。 12 ◯ 森市民課長 マイナンバーカードの申請は、御本人様がインターネットや郵便で行っていただくことが基本でございますが、御高齢の方や機械が苦手な方などにはハードルが高く、申請をためらってしまうことがございます。特に、平尾出張所には御高齢の方が多く御来庁されますので、お一人では不安だという方の申請のサポートができていると認識しております。  各出張所のマイナンバーカード・オンライン申請サービスの利用件数につきましては、平成30年10月から平成31年3月までの6カ月間で、平尾出張所が44件、若葉台出張所が12件となっております。
    13 ◯ 梶浦委員長 ほかに。鈴木委員。 14 ◯ 鈴木委員 それでは、事務報告書の77ページについてお伺いしたいと思います。こちら、オリジナル婚姻届についてでございます。これは平成30年度の新規事業で取り組まれておりました。それで300部作成されたということでございますが、まず概要について改めてお伺いしたいと思います。 15 ◯ 梶浦委員長 市民課長。 16 ◯ 森市民課長 オリジナル婚姻届は、稲城市として御夫婦の新しい門出をお祝いし、稲城市への新たな人の流れをつくり出すことを期待し、作成したものでございます。婚姻届の用紙は絵柄入りの複写式で、記入見本、練習用用紙、オリジナル婚姻届特別受理証明書のPRチラシ、保存用の台紙が、稲城市の市章とお祝いのメッセージを印刷した封筒にセットになって入っております。通常、婚姻届は記入して市役所に提出してしまうものでございますが、オリジナル婚姻届は複写式になっており、専用の保存用台紙がついておりますので、複写式の1枚を台紙に入れて記念として手元に残せる仕様となっております。 17 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 18 ◯ 鈴木委員 複写式で手元に残せるというのは非常に、今日本で大体、年間婚姻件数が70万件ぐらいに対し、離婚件数が20万件と、3分の1近いというニュースも見たこともあって、それが手元に残るというのは、非常に夫婦のきずなにとってもいいのかなと思っております。こちらの事業の成果について、どのようにお考えなのかお伺いいたします。 19 ◯ 梶浦委員長 市民課長。 20 ◯ 森市民課長 オリジナル婚姻届の作成に当たっては、デザイン制作駒沢女子大学と、同大学の学生にボランティアで御協力をいただき、作成いたしました。授業を通して教授より学生にお声かけをいただき、同大学学生有志提案のデザインの中から1案を選び、作成いたしました。駒沢女子大学と同大学学生に御協力いただいたことにより、行政が作成するものとは違った、日本の伝統文様である七宝といいます、大変縁起がよいと言われる絵柄に折り鶴を配した、和風のすてきな婚姻届が完成いたしました。多くの方に親しみを持っていただけるものと考えております。 21 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 22 ◯ 鈴木委員 ありがとうございます。これにあわせて、今たしか写真用のパネルも1階に設置してあって、実際に私の友人が1人、婚姻届を出したときに、恥ずかしながら撮ったと言うので写真を見せてもらったんですけれども、市役所に来て、ここが思い出の場所になってもらえるというのが非常に1つのいい成果なのかなと思います。今回駒沢女子大学さんと、官学連携という形で取り組んでいただいたのは非常にいい試みだと思うんですが、そういった点を含めて最後に、工夫した点をお伺いしたいと思います。 23 ◯ 梶浦委員長 市民課長。 24 ◯ 森市民課長 工夫した点といたしましては、駒沢女子大学のデザインの専門でいらっしゃる教授の御指導のもと、デザインを学んでいらっしゃる学生さんにオリジナルなデザインを作成していただいたこと、その中にも梨の花や市章を盛り込んでいただき、さりげなく稲城らしさを加えた点、台紙を華やかにするためにパール紙を使用し、写真を張ったりメッセージを書き込んだりできるスペースを設けた点などがございます。学生さんには、何度にもわたるデザインや、色の微調整にも丁寧に心を込めて対応していただきましたので、多くの方に手にとっていただけるよう、PRしてまいりたいと考えております。 25 ◯ 梶浦委員長 ほかに。岡田委員。 26 ◯ 岡田委員 決算書185ページ、事務報告書159ページで、商工会経費の関係の住宅改修等補助金についてお聞きしたいと思います。実績82件ということで、地域経済活性化に大事な取り組みだと私たちも考えています。予算の執行状況と取り組み、それから決算額について確認したいと思います。 27 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 28 ◯ 篠崎経済観光課長 平成30年度におけます商工会経費の中で、住宅改修等補助金の執行状況につきましては、まず当初予算1,200万円に対しまして執行額は1,188万1,000円でございまして、99%の執行率となっているところでございます。  地域の取り組みでございますが、こちらの取り組みにつきましては、受注額が、工務店さんのほうに収入として入りました1億5,000万円余りの工事が市内建設業者さんに受注されていまして、市外への工事代金の流出が制御されたことによりまして、市内建設業者の受注機会の拡大であるとか、市民の方の住環境の向上が図れたと考えております。 29 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 30 ◯ 岡田委員 この制度を助成していくことによって、市民の暮らし、または市内の業者さんの振興につながっていくということで、また、実際にリフォームをされた御家庭のそれぞれの市民の皆さんの住環境も向上していくということで、それがあわせて地域の経済の活性化につながっていくということで、非常に大事な事業として考えています。  今、地域経済活性化に経済効果がどれぐらいになっているのか、今1億5,000万円というお話もありましたが、改めてこの経済効果と、この事業に対して市としての評価、それから市民の皆さんや市内の業者さんなどから寄せられている声などを確認しておきたいと思います。 31 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 32 ◯ 篠崎経済観光課長 経済効果につきましては、先ほどの数字でございますが、稲城をずっと自分の町として住んでいただくための1つの市の事業ということもございまして、定住の促進ということもございます。市民の方からは大変、これを毎年心待ちにしているという方もいらっしゃいますし、工務店の方からは大変助かると、両方からいい評価をいただいていると考えています。 33 ◯ 梶浦委員長 ほかに。川村委員。 34 ◯ 川村委員 それでは、決算書181ページ、事務報告書153ページです。都市農業推進事業ファミリー農園整備委託についてです。前年度決算、平成29年度が296万5,654円に比べまして、本年度、平成30年度は98万5,466円と大幅減となっている理由について伺います。 35 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 36 ◯ 篠崎経済観光課長 都市農業推進事業におけますファミリー農園整備委託の減額につきましては、平成30年度は2年に1度の農園利用者の更新年ではないことから、農園全体の耕うんや、再度の農園の整備を実施しなかったこと、それから委託事業を農園の整備・巡回委託と、草刈り作業委託の2つに分けて実施したことが費用の削減につながっております。 37 ◯ 梶浦委員長 川村委員。 38 ◯ 川村委員 再質問させていただきます。年度末整備を実施する場合の費用、及び委託事業の見直しによります費用の削減効果について伺います。 39 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 40 ◯ 篠崎経済観光課長 平成29年度を例にお話をさせていただきますと、年度末整備に係る費用の概算が約115万円、整備・巡回と草刈りの作業を1社にお願いした場合の費用が約180万円となっており、整備費用につきましては約81万円の削減が図られたものと考えております。 41 ◯ 梶浦委員長 川村委員。 42 ◯ 川村委員 ファミリー農園はとても人気があると思うんですが、現在の利用率について伺います。 43 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前9時45分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前9時45分 開議 44 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。 45 ◯ 川村委員 訂正させていただきます。ファミリー農園なんですけれども、平成30年度の利用率について伺います。 46 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 47 ◯ 篠崎経済観光課長 市内には8園、252区画ございますが、空き区画がない状況でございまして、農園によってはキャンセル待ちの方もいらっしゃる状況でございます。 48 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前9時46分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前9時46分 開議 49 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。経済観光課長。 50 ◯ 篠崎経済観光課長 大変失礼いたしました。100%でございます。 51 ◯ 梶浦委員長 ほかに。いそむら委員。 52 ◯ いそむら委員 決算書257ページ、事務報告書230ページ、生涯学習課推進事業の宅配便講座についてお伺いいたします。平成30年度は……。 53 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前9時47分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前9時48分 開議 54 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。 55 ◯ いそむら委員 大変失礼いたしました。所管課を間違えたため、別の質問をさせていただきます。  決算書173ページ、事務報告書134ページ、環境管理事務の住宅用創エネルギー機器等導入促進事業補助金についてお伺いいたします。平成27年度から木質ペレットストーブ、平成30年度は燃料電池自動車の補助事業が新たに追加され、住宅用創エネルギー機器等導入促進事業の拡大を図っていただいておりますが、導入の経緯についてお伺いいたします。 56 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 57 ◯ 渡辺環境課長 導入の経緯でございますけれども、まず木質ペレットストーブにつきましては、バイオマス燃料の利活用を通じたカーボン・ニュートラルによりまして、化石燃料の削減、それと温室効果ガスの吸収源の維持・創出が図られることから、平成27年度から新たに住宅用創エネルギー機器等促進事業補助金に加えております。また燃料電池自動車につきましては、こちらのほう、水素カー、いわゆるFCVを対象としておりまして、CO2排出ゼロの水素エネルギー普及啓発、普及促進が図られることから、平成30年度より新たに追加したものでございます。 58 ◯ 梶浦委員長 いそむら委員。 59 ◯ いそむら委員 ありがとうございます。導入の経緯について確認ができました。平成30年度においては、木質ペレットストーブ、燃料電池自動車、どちらも補助件数がゼロ件でした。木質ペレットストーブはまだ機器が高額であったり、家の壁に穴をあけることで抵抗があることや、燃料電池自動車においても価格が高額であったり、水素ステーションが余り普及されていないため、購入をためらう方も多いかと考えられます。そこで市では普及に向けてどのような取り組みをされたのか、再度お伺いいたします。 60 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 61 ◯ 渡辺環境課長 普及啓発に向けました取り組みといたしましては、こちらのほう、他の補助対象機器とあわせまして、補助対象機器のお知らせや補助申請の受け付け開始などを、市のホームページですとか、市の広報を通じてお知らせをしてまいりました。そのほか、文化センターなどの公共施設にポスターの掲示のお願いですとか、補助パンフレットを加配し、多くの皆さんに補助金をPRさせていただきました。 62 ◯ 梶浦委員長 いそむら委員。 63 ◯ いそむら委員 ありがとうございます。引き続き、化石燃料の枯渇や地球温暖化防止の観点などから、持続可能な環境確保に向けて取り組みをお願いいたします。これは意見です。 64 ◯ 梶浦委員長 ほかに。榎本委員。 65 ◯ 榎本委員 それでは決算書177ページ、事務報告書142ページ、塵芥収集運搬処理事業についてお伺いいたします。塵芥収集運搬処理事業の委託料につきまして、平成30年度当初予算では3億582万7,000円で、決算額としては3億708万2,237円と、比較しますと125万5,237円増加しております。委託料が増加した主な要因についてお伺いしたいと思います。 66 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 67 ◯ 渡辺環境課長 塵芥収集運搬処理事業の委託料が増加した主な理由といたしましては、粗大ごみの処理量が、平成29年度につきましては収集点数5万5,102点、収集量につきましては407トンでございましたのに対しまして、平成30年度につきましては収集点数6万2,589点、収集量といたしましては430トンと、収集点数が7,487点、収集量につきましては23トン増加したことによるものでございます。 68 ◯ 梶浦委員長 榎本委員。 69 ◯ 榎本委員 確認させていただきました。事務報告書を確認しますと、平成29年度と比較しますと可燃ごみ・不燃ごみは減少してきており、また平成29年度の事務報告書を確認しますと、平成28年度と比較しますと可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみ全てが減少してきておりましたが、今回は粗大ごみだけが増加したということでした。粗大ごみの収集実績を見ますと、電気・ガス類や、家具・寝具類など全ての品目が増加してきておりますが、具体的にはどのような品目の粗大ごみがふえてきているのか、お伺いします。 70 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 71 ◯ 渡辺環境課長 粗大ごみのうち増加しているものにつきましては、主な品目につきましては布団ですとか敷物、それと衣装ケースなどの家具・寝具類、それと照明機器、それと小さなものではございますけれども、扇風機などの家電類が増加傾向にございます。 72 ◯ 梶浦委員長 榎本委員。 73 ◯ 榎本委員 今具体的に挙げていただきました。その中の増加品目としては、分類でいくと家具・寝具類や家電類ということになるかと思います。そういったものがふえてきたということの要因については、分析していただいているのかということが心配されるんですけれども、実はふえてきて、しっかりと正規に処分していただくのであればふえても問題ないということはないんですけれども、きちんとした処分をしていただくことが当たり前のようになっていただければいいんですが、不法投棄等がふえていくとまたこれが困ったことになると思いますので、増加した要因について分析されているのであれば、分析された結果についてお伺いしたいと思います。 74 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 75 ◯ 渡辺環境課長 特定の品目が増加している主な要因の分析といたしましては、最近、通信販売の利用が増加したことによるものと考えております。これまで販売店が、直接お客様が買いに行かれまして販売店が引き取っていた使用済みの家電製品につきましては、通信販売等では引き取りがなかなかされていないという現状がございまして、そういったものが粗大ごみとして排出される機会が増加したことなどが要因であると考えてございます。 76 ◯ 梶浦委員長 ほかに。市瀬委員。 77 ◯ 市瀬委員 それでは、事務報告書の163ページになります。消費生活センター運営事業、ここで特に2番目の消費者相談の件数についてなんですけれども、この件数が、平成29年度355件だったところが144件増となって、本年度、平成30年度では499件となっております。その要因をお伺いできたらと思います。 78 ◯ 梶浦委員長 市民協働課長。 79 ◯ 笠松市民協働課長 消費者相談が平成29年度と比べまして増加しました要因といたしましては、平成30年6月ごろから、法務省等の名称で、架空の民事案件について記載されたはがきを送りつける、いわゆる架空請求はがき、このようなものが市内に多く送られまして、また最終的にこのはがき、連絡等をとりますと執拗に金銭を要求するという案件でございました。この相談が多く寄せられたことによる増になります。 80 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。 81 ◯ 市瀬委員 私も実際にこの架空請求はがきを見せていただいたりとか、また、どうしたらいいんだろうという、本当に高齢者の方から心配のお声をいただいたりと、市民の皆さんに数多く送られていることは確認しております。このような架空請求はがきに対します市の対応についてお伺いいたします。 82 ◯ 梶浦委員長 市民協働課長。 83 ◯ 笠松市民協働課長 まず消費生活センターに寄せられました相談につきましては、通常の相談と同じような形で対応させていただいているほか、この架空請求はがきに関しましては、まずはがきに記載されている電話番号に電話はかけないということをアドバイスするようなことをしておりました。  また、広報等周知のところでございますけれども、こちらに関しましては、広報いなぎの「くらしの情報」というのが月に1回あるんですけれども、そちらのほうに掲載したり、またホームページなどでも注意喚起を行ったところでございます。そのほかに、総務契約課と連携をとりまして、メール配信サービスで市民の方への情報提供も行ったところでございます。 84 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。 85 ◯ 市瀬委員 庁内でも連携して情報提供をしていただいたということがわかりました。本当に、こうやって市民の皆さんを揺るがすといいますか、本当に心配に、どうしようという思いにさせてしまうこういう架空請求はがき、そういうものに対して繰り返し、さまざまな形での情報提供を行うことが未然防止ということになりますので、被害者を絶対にまたふやさない、そして市民を守るということで、さらなる取り組み、今後またあると思いますけれども、さらなる取り組みをよろしくお願いしたいと思います。これは意見で結構です。 86 ◯ 梶浦委員長 ほかに。北浜委員。 87 ◯ 北浜委員 それでは質疑させていただきたいと思います。決算書の269ページ、事務報告書の256ページに、市内公園内体育施設管理運営経費ということで、こちらのほうに若葉台公園多目的広場グラウンド整備工事ということで計上されているわけでありますけれども、御存じのとおり、稲城市は市民1人1スポーツを標榜しておりまして、きっと多くの野球を愛する方たちがこのグラウンドを使ってこられたんだと思うんですけれども、今回この整備に至った要因、またどんな要望があってこのような工事に着手されたのか、その辺について伺いたいと思います。 88 ◯ 梶浦委員長 スポーツ推進課長。 89 ◯ 大塚スポーツ推進課長 まず工事の要因のほうでございますので、私のほうから答弁させていただきます。こちらは施設の経年劣化によりまして、グラウンド全体の水はけが悪く、降雨後も水たまりやぬかるみが多数できてしまっていまして、施設利用に影響が出る状況であったことや、土が細粒化しまして、軟式野球ボールが地面に弾まずにプレーに支障が出る状況であったことから、状況を改善するため、現状の土壌に土壌改良剤を混ぜる改修工事を行ったものでございます。 90 ◯ 梶浦委員長 北浜委員。 91 ◯ 北浜委員 ありがとうございます。この金額を見ますと2,079万円ということで、なかなかお金もかかった事業だなと思うんですけれども、経年劣化ということで説明を受けましたけれども、もう少し詳しく、工事の内容について伺いたいと思います。 92 ◯ 梶浦委員長 土木課長。 93 ◯ 伊藤土木課長 工事の内容につきましては、グラウンドの土への安定剤混ぜ込みを行うための安定剤混合等を施した舗装を、8,092平米を中心に行いました。また、マウンド造成工1カ所、ピッチャープレート設置工1カ所、ホームベース設置1カ所、塁ベース設置工3カ所、ポイントマーク設置工26カ所の工事を実施いたしました。 94 ◯ 梶浦委員長 北浜委員。 95 ◯ 北浜委員 ありがとうございます。具体的には野球の愛好家の方たちからいただいた意見をということだと思うんですけれども、私たち議員も、市民大会であるとか、スポーツ大会の開会式等に参加させていただくんですけれども、圧倒的に軟式野球を愛する少年から壮年の方まで人数が多いということで、きっとこの改修によっていろいろな反応があったと思うんですけれども、利用者の方、また市民の方からこの改修後にどのような意見があったのか、反応について伺えればと思います。 96 ◯ 梶浦委員長 スポーツ推進課長。 97 ◯ 大塚スポーツ推進課長 利用者の意見につきましては、この工事を行ったことによりまして水はけが改善しまして、降雨後も問題なく施設利用ができるようになるとともに、グラウンドのかたさが改善されたことで、円滑に野球等のプレーができるようになったという効果が出ております。 98 ◯ 梶浦委員長 ほかに。村上委員。 99 ◯ 村上委員 それでは決算書の181ページの給食野菜生産資材等補助金、それから事務報告書の152ページの地産地消推進事業の補助事業の納入実績ですね、こちらに関連してお聞きしたいと思います。
     大分前の決算のときにも、ぜひ市内の農産物を給食に活用していただきたいということで一度質問させていただいて、平成30年度の3月の一般質問でも、市内の野菜を循環させることについて質問させていただきました。毎年、この表を興味深く拝見しているんですけれども、平成30年度の給食野菜生産資材等補助金については、平成29年度よりも2万円ほど低くなっているようですけれども、毎年作柄ですとか、給食に入れるタイミングとかが合わなかったりして、品目だとか、そういうことに少し差が出るんだというお話が以前ございました。  平成29年度のときにここに項目として載っていましたナスとかキュウリとかいうのが平成30年度の場合にはなくなっていて、ニンニクが新たに入っているとか、わずかにプラスマイナスが各項目のところにあるようですけれども、平成30年度の2万円の減となった納入状況の概要について少し御説明いただけたらなと思います。 100 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 101 ◯ 篠崎経済観光課長 この納入の差額でございますが、一番が天候の状況によりまして、異常気象が通年という形になっているところでございますが、想定より納入数量が伸びなかったものでございます。また台風の影響で、作物の倒伏被害、倒れてしまったということで、それも多くありまして、納入数量が減ったことが原因でございます。 102 ◯ 梶浦委員長 村上委員。 103 ◯ 村上委員 それでは、平成30年度の地産地消の推進のために取り組まれた重立った内容について、これも確認になりますけれども、前にも説明していただいているかと思いますけれども、情報交換会など、幾つかございますけれども、概要について伺いたいと思います。 104 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 105 ◯ 篠崎経済観光課長 納入計画につきまして、JAと調理場の栄養士さん、それから私どもの農政の担当のほうで農業者の現地に行きまして、そちらの話を伺ったり、それの前段で納入計画について打ち合わせをしたりして、効率的な納入を進めていく、そういう検討をしていたところでございます。 106 ◯ 梶浦委員長 村上委員。 107 ◯ 村上委員 ありがとうございます。今度生産緑地の継続ということもございます。それから坂浜のほうでは、今土地区画整理で畑を休んでいらっしゃる方もいらっしゃったりして、そんな課題もあるかと思いますけれども、なるべく農地を残していただいて、市内での農産物の循環という方向に進めていただくように希望しております。これは意見でございます。 108 ◯ 梶浦委員長 ほかに。川村委員。 109 ◯ 川村委員 決算書269ページ、事務報告書253ページです。決算書269ページの体力づくり運動推進経費の体育課の決算で質疑させていただきます。こちら、負担金補助及び交付金で、友好都市交流事業補助金の決算額が50万円と計上されているんですが、こちらの補助金によります事業の概要と効果について伺います。 110 ◯ 梶浦委員長 スポーツ推進課長。 111 ◯ 大塚スポーツ推進課長 まず概要でございますけれども、友好都市である相馬市とのスポーツ交流を行うための補助金でございまして、稲城市体育協会に対して50万円を上限として補助するものでございます。  内容につきましては、相馬市と、相馬市の姉妹都市である流山市と稲城市の子供たちがスポーツを通して交流するものでございまして、平成30年度はサッカー連盟が小学生サッカーチームを相馬市に訪問させまして、サッカーの交流試合を行ったものでございます。  それから効果につきましては、稲城市と相馬市のスポーツ交流の新たな第一歩を切ることができたと考えております。  また、この事業を契機としまして、今度は相馬市の子供たちが稲城市を訪問して、再びサッカーの交流試合を行うなど、稲城市と相馬市の子供たちがスポーツを通じた市民レベルの交流や親睦を深めることにつなげることができたと考えております。 112 ◯ 梶浦委員長 川村委員。 113 ◯ 川村委員 実際、50万円という補助金で訪問したということなんですが、こちらはどれぐらいの人数が訪問できて、どのようなことに使われたのか伺います。 114 ◯ 梶浦委員長 スポーツ推進課長。 115 ◯ 大塚スポーツ推進課長 参加人数ということで、稲城市からは小学生18人、保護者及び役員13人の合計で31人が訪問しております。それから補助金の使い道でございますけれども、バス運行経費を含む交通費に、50万円全額を充当しております。 116 ◯ 梶浦委員長 川村委員。 117 ◯ 川村委員 詳しい状況をありがとうございます。交流ということですので、他市との集う人数なども実際は合わせたほうが子供たちにとってもよいのではないかなと思うんですけれども、金額ありきで人数を今回は決めたと思います。実際に行かれた団体、関係者の方に聞き取りをして、金額や補助を見直すことも検討されたらどうかと思うんですが、市の考えを伺います。 118 ◯ 梶浦委員長 スポーツ推進課長。 119 ◯ 大塚スポーツ推進課長 まず、この交流事業なんですが、相馬市と流山市が毎年サッカー交流を行っていたり、その次の年は野球交流といった形で行っていることに稲城市も参加させてもらっているといったことで、日程等が決まっておりますので、平成30年度につきましてはほかの大会とかと重なってしまいまして、うちからは1チームのサッカーチームが参加したということがございますので、金額50万円といった中で、できるだけ多くの子供たちが訪問して、交流ができるようにといった形で考えていきたいと考えています。 120 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前10時10分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時11分 開議 121 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。  ほかに。佐藤委員。 122 ◯ 佐藤委員 決算書の185ページ、事務報告書160ページです。婚活事業についてでございますが、まずこの婚活事業につきまして、実施回数とその成果につきましてお伺いいたします。 123 ◯ 梶浦委員長 観光担当課長。 124 ◯ 徳尾観光担当課長 婚活事業の実施内容でございますけれども、平成30年度は3回実施しております。各回とも申し込みが多く、抽選をし、男女8名ずつ、計16名が参加、年間で48名が参加しておりまして、また市外からは25名ということで、大きな交流事業となっております。 125 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前10時12分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時12分 開議 126 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。観光担当課長。 127 ◯ 徳尾観光担当課長 平成30年度の成果でございますけれども、3回の実施の中から2組の方が、市内の定住ということで報告を受けております。 128 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前10時12分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時15分 開議 129 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。観光担当課長。 130 ◯ 徳尾観光担当課長 平成30年度のイベントで、いわゆるカップル、これから交際しようというカップルが8組ございました。その中から、何と2組が市内に定住したと報告を受けております。また、それ以外にも報告がない、あるいはこちらから問い合わせるわけにもいきませんので、カップルが、結婚された人がいるかもしれません。  以上です。 131 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前10時15分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時16分 開議 132 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。佐藤委員。 133 ◯ 佐藤委員 御答弁どうもありがとうございます。今まとめて御答弁をいただきましたので、ちょっと意見ということでさせていただければと思いますが、この婚活事業につきましては、市が実施しているということで、市民の方も安心して参加することができるのだと思います。  今御答弁いただきましたが、しっかり成果も出ておりますので、今後への期待も高まります。この潜在的な需要はかなり見込まれるかと思いますので、その周知徹底が当事業におきましてはより重要だと思いますので、さらなる周知のほどをどうぞよろしくお願いいたします。これは意見です。ありがとうございます。 134 ◯ 梶浦委員長 ほかに。岡田委員。 135 ◯ 岡田委員 決算書175ページ、事務報告書142ページ、ごみ減量機器購入助成金、それからごみ減量機器のあっせん状況ということでお聞きしたいと思います。  まず、予算ですが、35万円だったのが決算では21万5,700円となっているということで、予算から減となっている理由についてお聞きしたいということで、平成30年度の取り組みを含めてお聞きしたいと思います。 136 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 137 ◯ 渡辺環境課長 ごみ減量機器購入助成金の内訳といたしまして、コンポスター190リットル未満が11基でございまして、1万9,200円。コンポスターの190リットル以上につきましては6基ございまして、3万円、それと生ごみ減容器のくうたくんでございますけれども、7基で2万1,000円。電動生ごみ処理機が、15基で14万5,500円ということで、計39基で21万5,200円でございました。  周知啓発などの取り組みにつきましては、生ごみ減容機につきましては、こちらのほう、毎年全戸配付しておりますごみリサイクルカレンダーを通じて周知啓発を行っているほか、季節ごとに市広報を発行いたしまして、そちらでも周知啓発を行っております。また、市のホームページを通じても行っております。さらに、おもちゃの病院事業を環境課のほうでやってございますけれども、そちらなどの市のイベントの際に、生ごみ処理機の実演販売などを通じて、さらなる周知啓発に取り組んでいるところでございます。 138 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前10時19分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時19分 開議 139 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。環境課長。 140 ◯ 渡辺環境課長 こちらの不用額につきましては、基本的には先ほどお伝えしましたとおり、周知啓発は市でもしっかりやらせていただいたところでございますけれども、申込件数が少なかったというところでございます。 141 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 142 ◯ 岡田委員 この本事業については、ごみ減量を進めていくのは非常に大事な事業だと思っておりまして、稲城市でもごみ減量に向けての広報の特集号の発行なども行われていて、今、地球環境を守っていくという大きな課題の中で、こうした小さな積み重ねが一つ一つ非常に大事だと私たちは考えています。なかなか予算まで申し込みがいかないということですが、引き続き大事な事業になってくると私たちは考えておりまして、改めてこの事業の目的について確認しておきたいのと、平成29年度との比較で言いますと、具体的にこの生ごみ処理容器は、コンポスター等の190リットル以上が、先ほど6基ということでしたが、平成29年度はゼロだったんですね。一方、くうたくんが平成30年度は7基ですが、平成29年度は14基だったので、7基減になっているというところが、実態として、生ごみ処理容器の基数でいうと、平成29年度が37基で平成30年度は39基ということで、基数としてはそれほど変わっていないのかなという状況もあると思うんですが、その辺のそれぞれの違いについて確認しておきたいと思います。 143 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 144 ◯ 渡辺環境課長 こちらのほうにつきましては、ごみ減量の小さな取り組みではございますけれども、市としてはしっかりやらせていただいております。毎年、ごみにつきましては組成分析を実施しておりますが、その組成分析の結果から見ても、可燃ごみにつきましては、可燃ごみの組成の中では生ごみが4割近くを占めております。その生ごみのうち水分が7割ございますので、そういったことから生ごみ減容機などのごみ減容機器を普及促進させて、市のほうで、毎回毎回言っておりますけれども、4R+1の取り組みで、ごみ減量を確実に、着実に実施してまいりたいと思っております。  それと、平成30年度と平成29年度の機器の件数の違いというものであったと思いますけれども、コンポスターの190リットル以上につきましては、平成29年度につきましてはゼロ件だったのに対しまして6基ということで、こちらのほうは、先ほど御答弁させていただきました実演販売等の実績が実を結んできたと考えてございます。また、くうたくんにつきましては昨年度の半分の補助件数だったわけでございますけれども、こちらのほうも購入者の方々、周知啓発はしておりましたけれども、購入者の皆さんのタイミングといったものも少し合わなかったのかなと分析しております。 145 ◯ 梶浦委員長 ほかに。鈴木委員。 146 ◯ 鈴木委員 それでは、もう1点だけ質問させていただきたいと思います。決算書の181ページと事務報告書の152ページですね。この農業環境対策推進事業についてお伺いしたいのですが、こちらの農作物害獣捕獲委託について、まず備品購入費が4万8,051円と上がっておりますが、これの内容についてお伺いしたいと思います。 147 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 148 ◯ 篠崎経済観光課長 農業環境対策推進事業の農作物害獣捕獲委託の備品購入費につきましては、害獣を捕獲後に安楽死させるための炭酸ガス施用装置、こちらを購入しまして委託事業者に貸し出しをしているところでございます。捕獲のわなを、その四角い形状をそのまますっぽり入れられて、炭酸ガスを出すというしつらえになっています。 149 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 150 ◯ 鈴木委員 ありがとうございます。稲城市内にいらっしゃる農家の方々で、狩猟免許の、箱わな猟の多分免許ですね、持たれている方が何人かいらっしゃる、そこの箱わなをそのまま入れられる装置であるということで、実際に害獣も、特にハクビシン等を含め、ある程度病原菌を持っていたりするものを、いちいち手で出さなくて済むという意味では非常にいいものをお買い上げになったのかなとは思うんですけれども、ただ、ハクビシンであったりアライグマという、外来生物ではない動物も箱わなにはよくひっかかるよと農家の方々から聞くんですけれども、こちら、今回平成30年度害獣が67頭となっていますけれども、そちらの67頭の内訳ですね。動物の種類の内訳と近年の捕獲頭数の推移について、あわせてお伺いしたいと思います。 151 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 152 ◯ 篠崎経済観光課長 まず平成30年度の内訳でございますが、67頭というお話で、その中でハクビシンが18頭、アライグマが10頭、残りがタヌキが39頭、合計67頭となってございます。  それから近年の捕獲頭数の推移でございますが、過去5年間の捕獲頭数で申し上げますと、平成25年度が26頭、平成26年度が52頭、平成27年度が52頭、平成28年度が57頭、平成29年度が68頭といった形で、増加傾向でございます。 153 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 154 ◯ 鈴木委員 ありがとうございました。平成30年度はアナグマが捕まった事例は特にないということで理解させていただきましたけれども、稲城市は都市近郊農業の中にあって、特に1反あたりの収益率が高い梨であるとか、ブドウであるといった果樹系が多いので、そこら辺の被害を抑えなければいけないという意味で、これが例えば渋谷区とかだったら、そもそもタヌキがいるのかよという話もありますけれども、捕まえる必要がないというのもあると思うんですが、私自身もブドウ農家の孫としてブドウを今育てて、やっとことし収穫だというときにハクビシンにやられまして、あいつら皮だけ置いていきやがってというのがあるんですけれども、そういった中でもハクビシン、アライグマという外来生物というのは駆除の対象になり得るのはよくわかるんですけれども、アナグマであったりタヌキというものを、今合計で、先ほどタヌキが39頭というお話だったんですけれども、動物愛護の観点からすると少しかわいそうなのかなという面もあるんですけれども、そもそも稲城市として、それが増加してきている中にあって、今後どうしていくのか考えていかなければいけないと思うんですね。今後についてという話ではないんですけれども、そういった増加傾向に当たって、これからどうしていこうかとかという検討がなされてきたものであるのかを最後にお伺いしておきたいと思います。 155 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前10時28分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時29分 開議 156 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。鈴木委員。 157 ◯ 鈴木委員 聞き方としてちょっと難しかったんですけれども、5年間上がってきたというのがわかった平成30年度であるんですけれども、そこで上がってきた要因であるとか、対策をどうしようかということは平成30年度に話されているのかどうかを確認したいと思います。 158 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 159 ◯ 篠崎経済観光課長 稲城市においても増加傾向ということではございますが、平成30年度にこのことについて、その時点で今後どうするかという具体的な対策はまだそのときはしてございませんでしたが、東京都ですとか、あと近隣、八王子なども非常に、びっくりするぐらいの、イノシシの捕獲頭数があります。そうした中で情報収集であるとか連絡をとりながら、その辺の情報集めはしている状況でございます。 160 ◯ 梶浦委員長 ほかに。市瀬委員。 161 ◯ 市瀬委員 それでは、一般会計決算書の37ページでございます。2の衛生手数料の2の清掃手数料のうちの、ごみ処理手数料についてお伺いできたらと思います。  平成30年度、当初予算が2億8,816万1,000円に比べまして、決算額は3億279万9,573円となっております。約1,500万円の増となっております。増加した主な理由、要因についてお伺いいたします。 162 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 163 ◯ 渡辺環境課長 ごみ処理手数料につきましては、それぞれ異なる目的の手数料でございまして、事業系のごみ処理ですとか、随時持ち込みであったり、許可業者の持ち込みであったり、粗大ごみであったり、一般家庭のごみということで5つに細分化されております。このうち、許可業者の持ち込み分の増加が主な要因となってございます。 164 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。 165 ◯ 市瀬委員 ありがとうございます。5つに細分化されている中で、ふえた原因が、主な要因が許可業者の持ち込み分ということでございました。それでは、その許可業者の持ち込み分が増加した理由、考えられることをお伺いできたらと思います。 166 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 167 ◯ 渡辺環境課長 この許可業者の持ち込みといいますのは、市で許可しております一般廃棄物収集運搬許可業者ということでございますけれども、こちらは市内に20社ございます。このうち現在16社につきましては、市内の店舗とか事業所等で個別に契約を結びまして、発生したごみを収集運搬いたしまして、多摩川衛生組合に搬入しているわけでございますけれども、このとき許可業者につきましては、ごみ処理の代金といたしまして1キロ当たり42円を市に納入することになってございますけれども、平成30年度につきましては、これらの許可業者と契約を結びました事業所が、平成29年度の246事業所から258事業所と、12事業所ふえてございます。また、持ち込みのごみ量につきましては69トン増加しております。このことから収入が増加したものと考えてございます。 168 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。
    169 ◯ 市瀬委員 御丁寧な説明ありがとうございます。事業所が、契約したところがふえたということで増加していることがわかりました。でも、何といってもやはりごみ減量ということが本当に大事なことだと、それの取り組みということで一生懸命、今、市のほうも頑張って取り組んでいらっしゃることは今までのお話の中でも感じております。  市では、御家庭から出される一般ごみですね、一般家庭のごみについては広報とか市のホームページですとか、そういうものを通じて排出抑制を、本当に折あるごとにPRされていると思いますけれども、今こうやってふえてしまっている事業所に対してどのようなPRを行っていらっしゃるのかお伺いいたします。 170 ◯ 梶浦委員長 環境課長。 171 ◯ 渡辺環境課長 市では事業所の皆さんに対しましても、市のホームページのほか、ごみリサイクルカレンダーを配布いたしまして、ごみの減量とリサイクルの推進をPRしてございます。また、ごみの置き場などをつくる際に事前に相談があった際には、産業廃棄物と事業系一般廃棄物が混ざらないよう、しきりですとかストッカーを設置するなどの指導を行っております。  市の第二次稲城市一般廃棄物処理基本計画の基本理念でございます4R+1の推進による循環型まちづくりのプラスワンにつきましては、市民・教育機関・行政・事業所・事業者との協働でございます、それぞれの立場から知恵を出し合いまして、着実にごみ減量を進めてまいりたいと考えてございます。 172 ◯ 梶浦委員長 ほかに。岡田委員。 173 ◯ 岡田委員 決算書185ページ、事務報告書160ページの商店街振興経費についてお聞きしたいと思います。決算額331万8,000円ということで、予算額は429万9,000円となっていたと思います。減となっていますが、予算の執行状況と内容について確認したいと思います。 174 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 175 ◯ 篠崎経済観光課長 商店街振興経費のうち、各種補助金の執行状況につきまして、街路灯の電気料補助費用、こういったものに充てる商店会共同施設電気料補助金、こちらが予算56万円に対して執行額53万4,000円で、95.4%の執行率、次いで常設のイルミネーションの補修でありますとか、街路灯の交換費用に充てる商店会共同施設補修費補助金、こちらが予算25万5,000円に対して執行が24万2,000円で、94.9%の執行率、それから冬季イルミネーション補助の費用に充てる商店会販売促進事業補助金、こちらが当初予算35万8,000円に対して、一部既存のイルミネーションで対応することになったため、執行済額が16万8,000円で、46.9%の執行でございます。それと、各種イベントの補助費用に充てる商店街チャレンジ戦略支援事業の補助金、こちらが当初の294万6,000円に対しまして236万4,000円で、80.2%の執行、同じくイベント補助費用に充てる商店会活性化事業補助金、こちらが当初予算18万円に対しまして、これは一部イベントの内容の見直し等がございまして、中止となったために未執行となっている状況でございます。 176 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 177 ◯ 岡田委員 予算の執行状況については確認させていただきました。  1つは活性化事業の関係で、イベント補助が中止になった関係で18万円がゼロになったということなどなどあるということだったと思います。いずれにしましても、商業の振興と商店街の活性化というのは、非常に稲城のこれからのまちづくりにとっても、地域で安心してお買い物ができたり、大型店だけではなくて地域の振興という点で非常に大事だと思っております。  市として、この補助金、助成も通じて商業の活性化、それから商店街の活性化につなげていくことが大事だと思いますので、改めて市としての商業振興に向けての取り組み、市議会でもこの間、所管事務調査も行って商業の活性化ということの提案も行ってきています。市としての平成30年度の商店の振興についての取り組みを確認しておきたいと思います。 178 ◯ 梶浦委員長 経済観光課長。 179 ◯ 篠崎経済観光課長 活性化につきましては、各商店街においては市の補助金を有効的に活用しまして、イルミネーション事業であるとか、各種キャンペーンですとか、スタンプラリー、それから福引き大会等々、趣向を凝らしたイベントを開催して市民の消費の喚起を促しておるところであろうかと思います。  それぞれのイベントの直接な売り上げについては私どもで集計等々はございませんが、商店街からは、ふだんより多くのお客様に商店街にお越しいただきまして商品をお買い求めいただいたと伺っていますので、売り上げの向上にも一定の効果があるものと思っているところでございます。 180 ◯ 梶浦委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 181 ◯ 梶浦委員長 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で市民部及び農業委員会の所管に関する部分の質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。                                午前10時40分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時58分 開議 182 ◯ 梶浦委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  都市建設部に入る前に、市民部、農業委員会所管に関する部分の答弁の訂正がありますので、発言を許します。  経済観光課長。 183 ◯ 篠崎経済観光課長 貴重な時間を大変ありがとうございます。  先ほどの川村委員のファミリー農園関連のいただきました質疑でございますが、こちらの答弁が農園数、それから区画数について誤りがございました。訂正をさせていただきたいと思います。正しくは9農園、302区画というところでございます。  よろしくお願いします。 184 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前10時59分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前10時59分 開議 185 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。  次に、都市建設部の所管に関する部分の質疑に入ります。  説明員については、答弁の際、挙手をして役職名を言い、的確・簡明にするようお願いいたします。質疑意見のある方は挙手をして起立をして発言願います。岡田委員。 186 ◯ 岡田委員 決算書193ページ、事務報告書173ページ、174ページ、いわゆるiバス事業に関連してお聞きしたいと思います。  事務報告書の174ページで見ますと、一番下のiバスの運行補助金は8,628万2,402円ということで、予算が9,905万7,000円ということでしたので、約1,300万円減になってきています。この運行補助金については、運行経費、運行にかかっている経費から運行収入、乗っていただいた方からの収入を引いて、不足分を補助金として支出してiバスを運行しているという関係にあると思います。運行補助金はなるべく持ち出しは少ない方がよくて、多くの市民の皆さんに利用していただけるiバスになっていくようにということで、私たちも市議会でも提案を続けてきています。今回このiバス決算の結果、174ページにありますように、利用人数が52万人ということで、いよいよ50万人を超えて、より多くの市民の皆さんに利用されてきていることを私たちもうれしく思っています。  決算の内容について少し確認したいんですが、運行補助金が減となっているということで、その要因となっているのが、まず運行経費が減になっているというところがあると思うんですね。運行経費1億3,756万533円となっていますが、この運行経費の内訳、これも毎回聞いていますが、人件費でありますとか、車両管理費でありますとか。まず内訳がこの決算でどうなったのか確認したいと思います。 187 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 188 ◯ 吉屋管理課長 御質問のiバスの運行補助金の内訳でございます。  まず、運行収入が、平成30年度の決算では5,127万8,131円でございました。それに対して、経費が……。すいません、運行経費の内訳だけということでお答えさせていただきます。運行経費の内訳といたしましては、まず人件費が1億414万4,908円でございます。燃料費でございますが、1,287万1,706円でございます。車両管理費でございますが、688万9,261円になります。減価償却費といたしまして、580万円ぴったりでございます。その他といたしまして、785万4,658円という内訳になります。 189 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 190 ◯ 岡田委員 まず、運行経費が予算の時点で1億4,701万円だったので、約1,000万円下がっているということで、その内訳によれば、人件費が若干下がり、また車両管理費が下がっているのかなと思うんですが、その辺の要因について確認しておきたいと思います。  それから運行収入については、御答弁にもありましたが、5,127万8,131円ということで、平成30年度の予算では4,795万3,000円ですから、運行収入もふえているということになってきています。これはやはり、先ほどお話ししましたが、50万人ということで利用者もふえてきているということで、運行収入もふえてきているじゃないかと思います。そのことで、運行補助金も減ってきているということになっているのかなと思いますが、そのことについて確認したいと思います。 191 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 192 ◯ 吉屋管理課長 平成30年度の稲城市循環バス運行事業補助金と平成29年度を比較した場合に減額となった要因でございますけれども、先ほど議員さんがおっしゃられましたように、乗車人数の増加が一つの要因でございます。それから運送収入が増加したことによりまして、車内アナウンス広告を導入したものでございます。また、運行事業者が運転士の給与区分の見直しを行ったことによって、人件費が減額となったものでございます。 193 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 194 ◯ 岡田委員 iバスはやはり利用者がふえて、また運行経費も減ったということで、補助金としては支出が減ってきたということで、利用者も50万人以上にふえて、非常にiバスは身近な足として定着してきていると思います。  平成30年度の取り組みとして、私たちも提案もしてきていますが、改めて確認しておきたいのは、この事業について、不足分については稲城市の補助金を独自に出しているという状況があるわけですが、やはりこれから稲城市だけでなく、この26市、山、坂の多いニュータウン地域を初め、高齢化も進んでいく中で、身近なiバスであったりですとか、こうした運送手段をワゴン、平尾での取り組みなどもありますけれども、考えていく必要がどうしても出てくると思うんですね。そのときに、東京都に対して、やはりこうしたコミュニティーバスに対して助成をしっかり行っていくことを求めていくということも、今後のiバスの事業を運営していく上で大事なことだと思いますが、この30年度の取り組みについて確認しておきたいと思います。 195 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 196 ◯ 吉屋管理課長 財政支援の取り組みにつきましては、東京都の都市整備局、それから福祉保健局に対しまして、東京都市長会を通じまして、地域の公共バスの運行維持のために財政支援を図られたいということで、平成30年度も御要望を差し上げているところでございます。 197 ◯ 梶浦委員長 ほかに。鈴木委員。 198 ◯ 鈴木委員 それでは、決算書の197ページ、事務報告書181ページの町界町名地番整理審議会についてお伺いをしたいと思います。まず、こちらの開催状況と審議会後の事業の状況についてお伺いをしたいと思います。 199 ◯ 梶浦委員長 住所整理・団地再生課長。 200 ◯ 黒田住所整理・団地再生課長 審議会の開催状況につきましては、平成30年5月23日開催の第1回審議会では、平尾4丁目等の町界町名地番整理事業のスケジュールの詳細及び新しい地番の振り方等、事業の進捗状況について報告を行いました。  平成31年2月6日開催の第2回審議会では、住所整理事業の基本的な考え方をまとめた稲城市住所整理基本方針案について諮問をし、案のとおりとする旨の答申をいただきました。なお、第2回審議会につきましては、住居表示に関する法律による手法の審議を所掌事務に加えるとともに、委員数の見直しを行い、これまでの町界町名地番整理審議会から住所整理審議会に改め、開催をしております。  また、開催が年3回を予定しておりましたが、スムーズに審議が完了したため2回の開催で終了となりました。  また、審議会開催後の事業の状況につきましては、平成31年3月1日に審議会からの答申を受け、稲城市住所整理基本方針を決定することができました。  また、3月2日には、上平尾土地区画整理事業の換地処分にあわせて実施をいたしました住所整理により平尾4丁目等の新設が完了いたしました。 201 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 202 ◯ 鈴木委員 ありがとうございます。その平尾4丁目の新設がことしの3月に行われたわけなんでございますけれども、こちらの平尾地区町界町名地番整理事業の支援業務委託について、これはどのような形で業務をそのまま委託して、今のような結果に至ったものであるのかをお伺いしたいと思います。 203 ◯ 梶浦委員長 住所整理・団地再生課長。 204 ◯ 黒田住所整理・団地再生課長 平尾地区町界町名地番整理事業支援業務委託につきましては、まず主な業務内容は、対象地区の土地や建物の登記及び住民登録や本籍と現地の状況を確認する調査、法人や事業所の所在などを確認する調査、町区域等の新設・変更に係る議案資料の作成、新地番の付番案の作成及び法務局との協議、地番・住所等の新旧対照データや地番変更に係る通知類及び図面の作成・配布、住民に配布する住所変更に係る住所変更手続のしおりの作成・配布、個々の建物に掲示する住居番号表示板並びに町なかに掲示する街区表示板の作成・配布及び設置が主な委託業務の内容でございます。 205 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 206 ◯ 鈴木委員 御回答をありがとうございます。これは一般質問でも先般お伺いした部分でもあったんですけども、やはり今回警察とか、例えば車庫証明であったりとか、ちょっと連絡の行き違い部分もあったとは聞いていたものの、それが全部その後解決されたというふうに聞いており、安心しているところでございます。  今、お話にあった中に、街区の表示板というものを設置されたということでございます。これ当然に、住所が変わって、今までだと千何百何番地みたいな名前だったところが、ここは平尾4丁目の何番何号ですよという形に変わってきたかと思うのですけども、その新たに設置された街区表示板についての設置数と効果があるとちょっとお伺いしておりますので、それについて再度確認したいと思います。 207 ◯ 梶浦委員長 住所整理・団地再生課長。 208 ◯ 黒田住所整理・団地再生課長 街区表示板につきましては、町名と地番に加え、最寄りの避難所とその避難所のヤフー避難場所情報を入手できるQRコードを記載いたしまして、平尾4丁目内の街区ごとに2枚から3枚、合計162枚の設置いたしました。  設置の効果といたしましては、現在地の把握が容易になることで住所がわかりやすくなることと、また避難所を記載することで災害時にも有用であるということで認識をしております。 209 ◯ 梶浦委員長 ほかに。佐藤委員。 210 ◯ 佐藤委員 それでは決算書の199ページ、事務報告書181ページ、この中の稲城中央公園野球場駐車場改良工事、これが行われましたけれども、この改良工事の概要についてお伺いをさせていただきます。 211 ◯ 梶浦委員長 土木課長。 212 ◯ 伊藤土木課長 稲城中央公園野球場駐車場改良工事の概要につきましては、公園を利用される方々や朝夕の保育園児の送迎など幅広く使用されている駐車場でございますが、御利用する場合は同一ゲートからの出入庫となっており、出入り車両が交錯するのを改善するため、出入りゲートの撤去を行い、場内を一方通行にすることによって出口の新設を行いました。  また、各駐車スペースへのフラップ式の駐車スペースの新設を実施することで、24台の駐車スペースから5台増の29台に増設することができました。保育園の朝夕の送迎用の駐車スペースの要望もありましたので、思いやり駐車スペースの2カ所新設も実施いたしました。  そのほか自転車置き場やオートバイ置き場の新設を行うことで、より公園駐車場利用者及び周辺地施設利用者への利便性と安全性の向上を図ったところでございます。 213 ◯ 梶浦委員長 佐藤委員。 214 ◯ 佐藤委員 ありがとうございます。向陽台保育園にお子さんが通う保護者の方から、出入りのしづらさを以前から私も指摘をされて、そういったお声がございまして、このたびの改良工事によって利便性、安全性が大幅に向上したことで、保護者の方からは喜びの声をいただくようになりました。  しかし、向陽台・公園通りの路上駐車禁止スペースに駐車する車がまだ結構よく見受けられますので、当該駐車場のさらなる周知をどうぞよろしくお願いいたします。これは意見でございます。 215 ◯ 梶浦委員長 ほかに。村上委員。 216 ◯ 村上委員 では、事務報告書177ページの街路樹等維持管理経費の中の薬剤散布について伺います。街路樹剪定及び草刈等業務委託の中で薬剤散布とございますけれども、私のところにはどのような薬剤を散布しているのかという、特に小さいお子さんをお持ちのお母さんなどからのお問い合わせがあります。どのような薬剤を散布しているのか伺いたいと思います。 217 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 218 ◯ 吉屋管理課長 散布されております薬剤につきましては、セルコートアグリという無農薬の被膜剤を散布しているところでございます。 219 ◯ 梶浦委員長 村上委員。 220 ◯ 村上委員 セルコートアグリを散布ということですけれども、これは防虫剤ということなのか、その成分の中に防虫剤によく使用されるネオニコチノイドの成分は含まれているのか、ネオニコチノイドがミツバチの大量死の原因物質として疑われておりまして、人や生物の脳の伝達物質に影響を与えるのではないかというふうに言われているんですけれども、これが含まれているかどうかについて伺います。 221 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 222 ◯ 吉屋管理課長 先ほどもお答えいたしましたとおり、セルコートアグリは被膜剤でございまして、除草剤ではございません。また、セルコートアグリの成分の中にはネオニコチノイドは含まれておりません。 223 ◯ 梶浦委員長 村上委員。 224 ◯ 村上委員 除草剤ではないという御返答でございました。いわゆる農薬ではないということだと思うんですけれども、セルコートアグリは薬のカプセルなどに使用される成分で、散布してコーティングすることによって酸素摂取がしにくくなるために虫を駆除することができるんですね。ただ虫にとっての酸素必要量がなくなるということで、虫は駆除できるけども、植物の酸素必要量というのはそれより少ないですので影響を与えないということで比較的安全だということで、120以上の自治体で使用されているということです。そのような薬剤を使用しているということで安心しました。  そして、今後は薬剤名などもホームページや事務報告書などに公開していただければ、お母さんたちも安心していただけるのではないかなというふうに思っています。これは意見でございます。 225 ◯ 梶浦委員長 ほかに。北浜委員。 226 ◯ 北浜委員 それでは、質疑をさせていただきます。決算書195ページ、事務報告書175ページ、多3・4・12号読売ランド線受託事業ということで、土木課のほうが取り組みをされているわけでありますけども、御存じのとおり、この道路の延伸というのは、非常に稲城市の発展の中で重要な課題であると考えております。そこで、この決算書を見ますと、たしかこの受託事業の工事請負費というのは約3,000万円のところ、現実的に決算額としては505万3,317円となっておりますけれども、この乖離についての状況を伺いたいと思います。 227 ◯ 梶浦委員長 土木課長。 228 ◯ 伊藤土木課長 多3・4・12号読売ランド線の工事請負費の決算額の理由につきましては、土地所有者様の継続的な土地の御協力の話し合いを実施していることから交渉に時間を要しておりますので、平成30年度の道路工事は実施いたしませんでした。  また、用地買収に伴う用地の御協力をいただけた箇所につきましては、順次道路予定地管理柵等の設置工事を実施しております。 229 ◯ 梶浦委員長 北浜委員。 230 ◯ 北浜委員 そうしますと、今の答弁では、基本的には地権者の皆さんと継続的に話し合いを積んできたけれども、なかなか現状では平成30年度では御理解いただけなかった部分があったということで、この工事費に関しましては、今答弁があったとおり、管理柵を設置するというものに使われた金額であるのかどうかということと、事務報告書には、この道路用地買収ということで契約件数が3件、それから物件補償も9件ということになっておりますけども、今回、柵等で管理をされるということなんですけども、ここに書かれている契約件数3件というのがいわゆる連動した土地の3件なのか、それとも間にちょっとまた今後買収しなければいけない土地があるような状況なのか、平成30年度の現地の状況について伺いたいと思います。 231 ◯ 梶浦委員長 土木課長。 232 ◯ 伊藤土木課長 さきにお答えしました道路予定地管理柵等設置工事のところにつきましては、平成30年度に御理解をいただいたところに対しての道路予定地としての柵となってございます。  また、当初5件の土地所有者様と道路用地の提供についてお話を進めてまいりましたが、お話し合いに時間を要しており、3件の土地所有者様から御承諾をいただき土地売買契約をすることができ、平成30年度の道路予定地面積1,252.1平方メートルのところで柵の工事を実施したことでございます。
     3件の土地所有者様の御協力をいただき柵の設置と土地所有者様の御協力をいただいたところは連担しております。 233 ◯ 梶浦委員長 北浜委員。 234 ◯ 北浜委員 やはりこの工事を現実的に拡幅するためには、ある程度の面積がないとなかなか現実的な工事に着工できない部分もあると思うのですけども、逆にまた地権者の皆様方の、いわゆる買収に応じるタイミングというのもあると思うんですね。ですから、連動をしなくても、もし意向がある場合はそこをやっぱり買収しなければいけないというような状況もあると思います。  この辺については、しっかりとできる限り早く、多3・4・12号読売ランド線が拡幅できるように、ある部分、あくまでも地権者の皆様方の状況に寄り添った中で、ぜひともできる限り完成に向けての取り組みをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  あともう1点なんですけども、やはり買収した土地の適正な管理というのも非常に重要であると思いますし、また目で、現実的にここの土地は買収が終わったんだなということで、買収に今後応じていただける地権者の皆様方にもある程度その思いが伝わるのではないかなと思いますので、ぜひとも適正な管理をお願いしたいと思います。意見です。 235 ◯ 梶浦委員長 ほかに。市瀬委員。 236 ◯ 市瀬委員 続いてしまって、申しわけございません。一般会計決算書の195ページ、事務報告書の175ページです。決算額が6億2,757万7,000円の多3・4・36号線トンネル整備工事についてお伺いをしたいと思います。平成30年度に実施した主な内容と工事の進捗率についてお伺いをいたします。 237 ◯ 梶浦委員長 土木課長。 238 ◯ 伊藤土木課長 多3・4・36号線トンネル整備工事につきましては、平成29年度から令和元年度までの3カ年で工事を実施しております。平成30年度の実施内容につきましては、主にトンネル躯体部分のコンクリート打設及び防水工事のほか、一部土砂の埋め戻しや照明用のハンドホールの設置工事などでございます。  また、あわせて平成29年度に実施した東京都水道局が所有する直径600ミリメートルと150ミリメートルの水道管の受け防護に伴う水道管の点検及び維持管理を行いました。  これらの実施に伴い、平成30年度末時点の工事進捗率につきましては90%となっております。 239 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。 240 ◯ 市瀬委員 ありがとうございます。もう完成間近という形の最後のいろんな工事が行われているのではないかということを今お話で伺って、わかります。御答弁の中で1つ、東京都水道局が所有する直径600ミリと150ミリの水道管の受け防護工事に伴う水道管の点検及び維持管理を行ったと御答弁であったんですけれども、この工事の具体的な内容についてお伺いできたらと思います。 241 ◯ 梶浦委員長 土木課長。 242 ◯ 伊藤土木課長 本工事につきましては、学園通りに埋設されている東京都水道局が所有する直径600ミリメートルと150ミリメートルの水道管がトンネルを築造する際の掘削によって露出するため、たわみによって漏水する可能性があることから、これらの水道管を下部から支えるための工事となっております。なお、本工事は市が工事を行っておりますが、都水道局が工事費及び事務費を市に負担することとなっております。 243 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。 244 ◯ 市瀬委員 ありがとうございます。しっかり管理をしながら進めていただいたということがわかりました。小田良の土地区画整理事業地と上平尾土地区画整理地を結ぶ重要なトンネルになると思います。開通すれば上平尾の消防出張所の緊急車両の出動の際にも利便性が向上するということも考えられます。私もちょっと周りを通りましたら、もう工事は終了しているようですけれども、一日も早い貫通を望むとともに、また市民への丁寧な周知をよろしくお願いしたいと思います。これは意見です。 245 ◯ 梶浦委員長 ほかに。岡田委員。 246 ◯ 岡田委員 それでは、決算書195ページで、今、市瀬委員も質疑を行っていた多3・4・36号線トンネル整備工事について、関連してお聞きしたいと思います。工事内容については、今お聞きしました。私たちとしては、これは工事は進んでしまっているんであれなんですが、考え方として、この間述べてきましたように、上平尾と小田良の土地区画整理事業、それぞれの民間組合の開発事業の中で計画されてきた工事なんですよね、もともと。これを事業実施時期の違いなどということを理由にして、市施行に変えて大きな財政負担も伴って行う工事であるということと、それから道路の全線開通というのはまだ未定という状況でこのトンネル整備を急ぐ必要があるのか、やはり開発最優先の姿勢ではないのかということと、税金の使い方としてどうか、優先順位としてどうかということを述べてきました。  今回決算ということで、決算額としては6億2,757万7,000円ということでしたので、この財源が都の補助と市の一般財源で構成されていると思うんですが、その内訳だけ確認をしておきたいと思います。 247 ◯ 梶浦委員長 土木課長。 248 ◯ 伊藤土木課長 平成30年度の事業費の内訳といたしまして、まず全体の事業費が6億2,757万7,000円、その財源の内訳といたしまして、東京都市町村土木補助が3億7,992万3,000円、その他地方債が2億2,280万円、総合交付金が2,400万円、一般財源が85万4,000円となっております。 249 ◯ 梶浦委員長 ほかに。岡田委員。 250 ◯ 岡田委員 続けて、質疑を行いたいと思います。決算書の275ページ、事務報告書の261ページで、第一調理場の用地買収の関係はこちらでよろしいんでしょうか……と思うんですが、決算額4億4,273万6,100円で用地買収したということになるかと思います。そこで確認しておきたいんですが、この用地買収の用地面積とそれから1平米当たりの単価は幾らになったのか確認しておきたいと思います。 251 ◯ 梶浦委員長 暫時休憩いたします。                                午前11時32分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午前11時33分 開議 252 ◯ 梶浦委員長 再開いたします。岡田委員。 253 ◯ 岡田委員 それでは、今の質問については後ほど教育委員会で質疑を行いたいと思います。  次に行って、決算書211ページ、事務報告書の199ページです。木造住宅耐震診断助成金と木造住宅耐震改修助成金ということで、それぞれ決算額は診断助成金が10万円、改修助成金は148万7,000円となっています。取り組みの内容、事業の実施の状況について確認したいと思います。 254 ◯ 梶浦委員長 都市計画課長。 255 ◯ 吉岡都市計画課長 木造住宅の耐震診断並びに改修の補助の実績でございますが、平成30年度につきましては耐震診断が1件、耐震改修が2件、実績といたしまして、耐震診断のほうが10万円、耐震改修のほうが148万7,000円という実績になっております。 256 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 257 ◯ 岡田委員 まず、耐震診断の助成金予算は20万円で、決算が10万円、それから改修助成金については予算が75万円で、決算が148万7,000円ということで、それぞれ耐震診断のほうは決算が減、それから改修助成金のほうは決算が増ということで、これは改修の耐震診断をされた方の人数と実際に耐震改修の助成を申請されて耐震改修されたという方がふえたということで、結果としてはこのようになっていますが、やはり震災への備えにとって建物の倒壊を防いでいく、それから昨日も消防のほうでも述べましたけれども、家具の転倒防止などに取り組むということが、市としても市民の命と安全を守る上で非常に重要だと思っています。  市として、こういう結果になりましたが、まず耐震診断の助成金といいますと、平成29年度は3件で、平成30年度は、今答弁のとおり1件と。それから改修の助成金については、平成29年度はゼロ件、平成30年度が2件ということで、やはり1件でもふえて、実際に耐震の改修が進んでいくということが非常に大事で、そのためにしっかり予算も組んで執行に向けて取り組んでいくということで、耐震改修に向けての啓発は消防のほうで取り組まれていると思いますが、非常に大事な事業になっていると思います。  市として、この事業についての評価について確認しておきたいと思います。 258 ◯ 梶浦委員長 都市計画課長。 259 ◯ 吉岡都市計画課長 市といたしましても、この耐震診断により耐震不足の住宅については100%なくしていくというようなことを目標に、予算確保並びに執行に努めているところでございます。  また、この耐震診断の助成、それから耐震改修の助成につきまして、広報のほうにも毎月、年間で12回掲載をしております。そのほかホームページや耐震診断を実施した方へ改修の促進の働きかけなども行いながら、耐震の改修を促進に努めているところでございます。 260 ◯ 梶浦委員長 ほかに。北浜委員。 261 ◯ 北浜委員 それでは、管理課の所管になります決算書の195ページ、事務報告書の177ページでございます。こちらにあります道路名称板作成設置委託ということで、決算額としては48万6,000円がここに記載をされているわけでありますけども、現実的にはここで不用額が発生していると思いますけども、その要因についてお尋ねしたいと思います。 262 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 263 ◯ 吉屋管理課長 道路名称板につきましては、予算積算時点では13カ所に設置をする予定でございましたけれども、実績では4カ所となったため不用額が生じることになりました。設置箇所数が減少した理由といたしましては、平成29年度の道路名称板作成設置委託の落札率が低く不用額が生じてしまうため、国庫補助金の執行に支障を来してしまうということから、平成30年度予算で予定しておりました設置箇所の一部を平成29年度に前倒しをして名称板を設置したことから、設置箇所数が減少したものでございます。 264 ◯ 梶浦委員長 北浜委員。 265 ◯ 北浜委員 今の答弁で国庫補助金が大きく影響しているということがわかりました。基本的には、何か事業やるときに、できる限り補助金を活用するというのは大切なことだと思っております。事務報告書にも書かれているとおり、道路名称板が未設置だった道路に新規に道路名称版を作成し設置したということで、街路灯利用が2カ所と、単柱で2カ所ということで記載をされているわけでありますけども、今の説明ですと国庫補助金の影響があってということだったんだと思うのですけども、今の最初の答弁では平成30年度を平成29年度に前倒しというような説明がありました。平成30年度も同様な形で前倒しにするようなことができなかったのかどうか、その辺について伺いたいと思います。 266 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 267 ◯ 吉屋管理課長 こちらの道路名称板につきましては、平成31年度予算では道路名称板の設置を予定してございません。このため、平成30年度も29年度と同様に前倒しをして国費対応を行う必要がないことから、不用額として計上させていただいたものでございます。 268 ◯ 梶浦委員長 北浜委員。 269 ◯ 北浜委員 再々質問でもう状況はわかりました。それでもう一度確認なのですけども、平成30年度の当初予算では13カ所にということで、現実的には平成30年度内には4カ所設置をされたということですけれども、前倒しをして平成29年度分で設置をいたしましたという答弁だったと思うのですけども、この部分では平成29年度と平成30年度で現実的に予算積算時の13カ所が設置をされたことになるのかどうか、その辺の状況について伺いたいと思います。 270 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 271 ◯ 吉屋管理課長 平成29年度で前倒しをさせていただいた部分と、平成30年度に4カ所設置させていただいた箇所数を含めますと、合計で13カ所になります。 272 ◯ 梶浦委員長 ほかに。村上委員。 273 ◯ 村上委員 続けて申しわけないんですけれども、決算書193ページ、自転車対策経費ですね。それから、事務報告書172ページと173ページの自転車対策経費について伺います。決算書の193ページの委託料の方ですけれども、平成29年度、この委託料に含まれておりました放置自転車等対策事務委託については、平成30年は路上等喫煙防止指導等業務委託のほうに統合されて、路上喫煙と一体的に駅周辺の見回りを行っていただいているものと認識しておりますけれども、事務報告書172ページ、173ページを見ますと、平成29年度に比べて平成30年度では撤去台数が大きく減少しています。減少した要因について伺いたいと思います。 274 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 275 ◯ 吉屋管理課長 平成28年度に全ての駅におきまして駐輪場で有料化がされて以降、市内の放置自転車が減少したことから、放置自転車を撤去する台数も並行して減少したものでございます。 276 ◯ 梶浦委員長 村上委員。 277 ◯ 村上委員 以前、駐輪場の収容台数について地域ごとの需要に対して足りないところがある、そしてばらつきがあるのではないかというようなやりとりがあったと思うんですけれども、地域的な格差も含めて、各駐輪場の収容台数は充足しているのかということについて伺いたいと思います。 278 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 279 ◯ 吉屋管理課長 一時期、若葉台駅前駐輪場におきましては収容台数が足りないとの御要望がございましたけれども、フレスポ若葉台の駐輪場に御協力をいただけることになったことから、現在は駐輪場の台数は充足しております。  それから、その他の駅前駐輪場に関しましても、現在のところ自転車を収容することができる台数につきましては充足をしているところでございます。 280 ◯ 梶浦委員長 村上委員。 281 ◯ 村上委員 バイク置き場も含めまして、駐輪場は市民に身近な必要なインフラでありますので、市内6駅周辺の駐輪場につきまして、ほぼバランスよく充足してきているということで安心いたしました。まだこれから変化する駅周りもございますので、引き続き収容台数が適正であるか、市民の声を拾っていただき、きめ細やかに点検をしながら進めていただきたいと思います。意見です。 282 ◯ 梶浦委員長 ほかに。岡田委員。 283 ◯ 岡田委員 決算書191ページで、事務報告書171ページの関係で、道水路等保守管理業務委託についてお聞きしたいと思います。事務報告書の171ページのところで見ると、市民要望が出されていて、市民要望の総件数が1,204件となっています。昨年の事務報告書によれば、この市民要望の件数は981件となっていて、1,204件ということで結構ふえているかなというふうに思うのですが、その理由についてお聞きしたいんですが、30年度といえば、ちょうど約1年前の9月末に台風24号も発生をして、稲城市でも大変な強風で倒木、それから停電の被害なんかもあって、市の職員の皆さんも大変な御苦労の中で取り組まれてきたと思うんですが、この要望がそのせいでふえているのかわかんないんですけれども、こうした倒木の被害などもあるのかなと思うのですが、この要望がふえている理由について、市としての認識を確認しておきたいと思います。 284 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 285 ◯ 吉屋管理課長 今、委員さんのほうでおっしゃられたとおり、台風24号における被害が市内でもございました。その関係上、道路維持補修工事、それから街路樹の剪定等に費用を要したことから、その件数も30年度ではふえたものでございます。 286 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 287 ◯ 岡田委員 それで、台風については予想されていないというか、基本的な予算の中、この業務委託の中で取り組まれてきていると思うんですよね。こうした台風なんかが起きたときにも対応しなきゃいけない、同じ予算の中でやっていくということで、やっぱり市民の皆さんの暮らしの関係で、迅速な対応していくということが必要だと思うんですが、日常的に、僕ら議員もさまざま道路維持補修ですとか、街路樹を切ってほしいとか、球が切れているとかいうお話は多く、身近な声としていただいて、市としても市民の皆さんに対応をしていただいてきていると思うんです。  その中で、今回台風なんかもあったわけですけれども、この予算の枠の中で市民生活のこうした身近な要望等に迅速にしっかり対応できてきたのかということについて確認しておきたいと思います。 288 ◯ 梶浦委員長 管理課長。 289 ◯ 吉屋管理課長 毎年街路樹等の維持管理経費等々、そういう災害に対して備えているところでございますけれども、毎年の予算計上の中では対応ができないことから、補正予算を組ませていただきまして、倒木や折れ枝が発生した道路の支障となった伐採、撤去、それから折れ枝の剪定等の対応をさせていただいたものでございます。 290 ◯ 梶浦委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 291 ◯ 梶浦委員長 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で都市建設部の所管に関する部分の質疑を終結いたします。  暫時休憩をいたします。                                午前11時50分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                  午後1時 開議 292 ◯ 梶浦委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、教育委員会の所管に関する部分の質疑に入ります。  説明員については、答弁の際、挙手をして役職名を言い、的確・簡明にするようお願いいたします。  質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。佐藤委員。 293 ◯ 佐藤委員 それでは、決算書の263ページ、それとあと事務報告書は243ページですが、こちらの報償費における録音図書作成謝礼について質疑をさせていただきます。  決算額が7万6,700円に対し、平成30年度の予算書を調べますと、予算額は19万2,000円、不用額が60.1%となっております。どのような仕組みになっているのか、この概要と実績についてお伺いをさせていただきます。 294 ◯ 梶浦委員長 図書館課長。 295 ◯ 佐藤図書館課長 報償費における録音図書作成謝礼につきましては、図書館資料などを音声化したものを作成するための費用を計上しております。  この作業に従事する音声ボランティアに対して、録音図書録音謝礼取扱要領に基づいて謝礼の支払いをしているもので、利用者からのリクエストや、本市の図書館や他の自治体の図書館に所蔵のない図書資料を中心に、録音図書の作成をしております。  平成30年度の予算は19万2,000円で、決算額としては、録音図書7タイトル分と情報版46タイトル分として7万6,700円の支払いをしており、不用額が60.1%となってはございますが、ほかの自治体の図書資料に所蔵があるものについて相互貸借を活用するなどして、利用者へのサービスをしっかりと提供したところでございます。  以上でございます。 296 ◯ 梶浦委員長 佐藤委員。 297 ◯ 佐藤委員 ありがとうございます。それで、ここ数年にわたりまして録音図書作成謝礼の不用額が発生しておりますが、その理由につきまして、要因はどのようなところにあるとお考えか、そこの点をお伺いさせていただきます。 298 ◯ 梶浦委員長 図書館課長。 299 ◯ 佐藤図書館課長 不用額の要因につきましては、図書の音声作業は、録音のほかに、事前に関連する内容を調べる作業や、編集、校正といって多岐にわたってございまして、技術・経験を要するものであります。  平成30年度は9人の方に活動いただきましたが、そのうち5人は研修期間中であり、その育成に時間を要してしまったことや、先ほど申し上げましたとおり、相互貸借による対応が可能であったことが、不用の要因として考えられるところでございます。  以上です。 300 ◯ 梶浦委員長 佐藤委員。 301 ◯ 佐藤委員 ありがとうございます。こういったサービスは福祉サービスのそういった観点からも、視覚障害者の方に寄り添った大変大切なサービスだと思います。今後ともこのサービスの継続を強く希望します。そのためにも、さらなる周知をよろしくお願いいたします。これは意見です。 302 ◯ 梶浦委員長 ほかに。川村委員。 303 ◯ 川村委員 決算書の257ページ、そして事務報告書の231ページから233ページについてです。放課後子ども教室についてですが、平成30年度は、平成29年度と比べまして臨時職員の賃金が増額して、委託料が減額しています。こちらは人員配置の変更を行ったのではと認識しているんですが、変更内容の詳細について伺います。
    304 ◯ 梶浦委員長 生涯学習課長。 305 ◯ 関口生涯学習課長 放課後子ども教室事業では、平成29年度は、平日は原則、専務的非常勤職員1人、臨時職員1人、委託先でありますシルバー人材センター会員2人の、合計4人のスタッフで見守りを行っておりましたが、平成30年度は、専務的非常勤職員は変更なしの1人、臨時職員は2人、委託先のシルバー人材センター会員を1人という配置に変更いたしました。  この結果、臨時職員賃金が増額しまして、委託料が減額となったところでございます。 306 ◯ 梶浦委員長 川村委員。 307 ◯ 川村委員 それでは、具体的に経費はどのように増額したのか、減額したのか、伺います。 308 ◯ 梶浦委員長 生涯学習課長。 309 ◯ 関口生涯学習課長 決算額だけを見ますと、平成29年度は賃金と委託料を合わせますと5,483万5,737円でございました。平成30年度の決算額は5,040万2,639円でございましたため、443万3,098円の減額となりました。  以上でございます。 310 ◯ 梶浦委員長 川村委員。 311 ◯ 川村委員 経費の削減効果があったというのはよくわかりました。  こちら人員配置の変更によりまして、どのような成果があったのか。また、子供たちの影響について伺います。 312 ◯ 梶浦委員長 生涯学習課長。 313 ◯ 関口生涯学習課長 臨時職員の配分をふやしたことによりまして、直接指揮命令をかけることができる人員がふえまして、けがなど緊急時の対応力の強化につながりまして、より安全で安心な居場所の提供ができたことと認識しております。 314 ◯ 梶浦委員長 ほかに。市瀬委員。 315 ◯ 市瀬委員 それでは、事務報告書の230ページ、一般会計決算書の257ページになります。稲城市生涯学習宅配便講座についてお伺いをいたします。  宅配便講座は、市内在住または在勤・在学の10名以上のグループ、また団体などが主催する講座に、市が無料で講師を派遣をしてくださっている、そういう事業と認識をしているところでございます。  生涯学習宅配便講座の案内を拝見させていただいております。いつもすごく興味があって拝見させていただいているんですけれども、講座のメニューも、市職員また市民ボランティアさん、あとNPO等の講師の方などで、平成30年度も67講座が開催されているということを確認することができました。  そこで、決算の内訳と、実施結果24件・941名の受講者総数を確認しておりますけれども、この成果についてお伺いできたらと思います。 316 ◯ 梶浦委員長 生涯学習課長。 317 ◯ 関口生涯学習課長 生涯学習宅配便講座についての事業決算は、毎年作成しております生涯学習宅配便講座の案内の印刷製本費の1,000冊の5万4,000円のみでございます。  また、実施の講座数24件と受講者総数の941人の成果につきましては、市民グループが14件、学校関係が7件、地域包括支援センターなどから3件のお申し込みがございまして、子供から高齢者まで多様なニーズにお応えできたものと認識しているところでございます。  また、利用者からのアンケートからも、満足度とニーズの高さも確認しているところでございます。 318 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。 319 ◯ 市瀬委員 ありがとうございます。5万4,000円の事業費のみで、市内外の方がさまざまなことを学ぶことができるこの宅配便講座の効果は非常に大きいと本当に高く評価するところでございます。その陰には市職員、またボランティアの方、そしてNPOの方々が無償で、このように講師を努めていただいて、講座をしっかり持っていただいているという、本当にそれによって成り立っているという、本当に深々と感謝をする思いでいっぱいでございます。  それはそうであったとしましても、宅配便講座というものは時間的にまた、身体的都合で生涯学習に参加しにくい、そういった市民の方々に学習機会をふやす目的もあるというふうなことを考えております。そういうことからいいましても、市民がぜひ学びたくなる講座、わくわくするようないろんな本当に講座、そういう内容へのメニュー改善も重要なのではないかと考えるところでございます。  平成29年度との利用者の比較と、利用者増につなげるために何か改善されたことがあるのか、お伺いをいたします。 320 ◯ 梶浦委員長 生涯学習課長。 321 ◯ 関口生涯学習課長 生涯学習宅配便講座の利用実績の実施講座数と受講者総数でございますが、平成29年度が12件・246人に対し、平成30年度は24件・941人と倍増しているところでございます。  倍増した主な要因は、市職員講師編で生涯学習課分の講座申し込みが7件増加するなど、平成29年度実績4件・84人から、平成30年度実績14件・709人と大幅に増加したものでございます。  また、メニュー改善につきましては、毎年市役所全ての部署に、市民に有益な講座メニューの提供ができないか働きかけをしているほか、市民ボランティア講師やNPO等講師などには、メニューの更新を確認しまして、新規で人材バンク登録に来られた方にも、宅配便講座メニューを御提供いただけないかお伺いしながら、毎年の改善に努めているところでございます。  特に平成30年度は、宅配便講座利用者に御提出いただく実施報告書を一部改善いたしました。新たに「御希望講座がありましたら御記入ください」の欄を追加しまして、さらなるメニュー改善につながるよう努めてまいりました。 322 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。 323 ◯ 市瀬委員 毎年さまざまな部局にしっかりとお問い合わせをされながら、毎回講座のことについて、しっかりとメニュー改善についても検討されているということがわかりました。  宅配便講座の推進につきましても、つのじ議員が一般質問で取り上げたことも含めて、さまざまな検討とか、また、改善が行われているということは、もう大いに評価するところでございます。  私もたびたびこの講座を利用させていただいております。市民の皆さんからは、本当に市職員の皆様のわかりやすい説明があって納得できた、また、質問がすごくしやすいということで、好評をたくさん、喜びのお声を聞いているところでございます。  今後も市民へのさらなる周知と、また、魅力ある講座、またその内容の充実を目指していただくことを希望いたします。これは意見で結構です。よろしくお願いいたします。 324 ◯ 梶浦委員長 ほかに。いそむら委員。 325 ◯ いそむら委員 決算書257ページ、事務報告書231ページ、市瀬委員からも御質問がありました生涯学習推進事業の、私は人材バンクについてお伺いをさせていただきます。  生涯学習活動及びボランティア活動の登録者数が延べ162人と、平成29年より2人増加となっておりますが、登録者の内訳や活用状況についてお伺いをいたします。 326 ◯ 梶浦委員長 生涯学習課長。 327 ◯ 関口生涯学習課長 生涯学習の指導者と生涯学習活動のボランティア登録者につきましては、平成30年度は新たに2人の新規登録がございました。そして、延べ162人になっているところでございます。平成30年度の登録者の内訳は、社会科学や自然科学、医学薬学など32部門のうちの26部門に登録がございます。  人材バンク登録者の活用状況でございますが、講師の謝礼が高額な方の活用が難しい状況ではございますが、謝礼が安価もしくはボランティアが可能な登録者の多くは、活動の機会がございます。具体的には、生涯学習宅配便講座の講師に8人、いなぎICカレッジの市民講師で11人、延べ19人の活用ができたところでございます。  また、そのほかに学校や公民館の研修会等の講師などの御紹介をしているところでございます。 328 ◯ 梶浦委員長 いそむら委員。 329 ◯ いそむら委員 生涯学習宅配便講座やICカレッジの講師としての活動をしていただいていることがわかりました。  再質疑ですが、市民協働課にも人材バンクの登録や、また社会福祉協議会にもボランティア活動などの募集などがあると思いますが、すみ分けはどのように行っているのか、お伺いいたします。 330 ◯ 梶浦委員長 生涯学習課長。 331 ◯ 関口生涯学習課長 生涯学習課の人材バンクにつきましては、生涯学習分野の御登録となりまして、具体的に申しますと、教育や文化・芸術部門等の講師やボランティアなどの御登録で制度ができております。 332 ◯ 梶浦委員長 いそむら委員。 333 ◯ いそむら委員 生涯学習課の人材バンクは、生涯学習分野の御登録であることがわかりました。引き続き市においては、さまざまな知識や経験を持つ市民の方と学びの意欲を持つ市民の方とのコーディネーターとしての役割を、ぜひ担っていただきたいと思います。  最後に、より多くの市民の方に人材バンクを活用していただけるために、市ではどのようにPRや周知を行ってきたのか、お伺いをいたします。 334 ◯ 梶浦委員長 生涯学習課長。 335 ◯ 関口生涯学習課長 市民への周知でございますが、まずはホームページに人材バンクに御登録されている方々を紹介する担当課、生涯学習課になりますが、こちらのページをつくってございまして、そのページ名でございますが、「学習活動の指導者」を掲載しているところでございます。  また、宅配便講座などに相談で来られた方から発展しまして、そちらから人材バンクへの御登録者への御紹介という形もとっているところでございます。 336 ◯ 梶浦委員長 ほかに。榎本委員。 337 ◯ 榎本委員 それでは、決算書263ページ、事務報告書241ページ、図書館事業の図書館協議会委員報酬についてお伺いしたいと思います。  図書館協議会が設置されているということは、図書館事業に対しましてさまざまな内容の協議がなされているのかと思います。図書館協議会のまずは概要と実績について確認をさせていただき、あわせて、図書館協議会委員報酬として、会長1名・委員7名に対しまして18万8,100円が支払われております。その報酬の内訳についてお伺いいたします。 338 ◯ 梶浦委員長 図書館課長。 339 ◯ 佐藤図書館課長 図書館協議会につきましては、市民や利用者の御意見や要望を図書館に反映するために、図書館法第14条第1項により規定され、稲城市立図書館協議会条例により設置されております。  協議会委員は2年を任期として、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験者の中から、8人の方を教育委員会が任命いたしました。  平成30年度は、第18期の2年目に当たり、協議会委員を引き続き8人にお引き受けいただき、合計3回の協議会を開催し、図書館の利用状況や子ども読書活動推進計画等の報告を行い、また、それらに関する御意見等をいただき、図書館運営にも反映いたしました。  図書館協議会委員の報酬の内訳でございますが、会長が9,900円で3回、委員が8,800円で3回、委員の延べ18人の合計でございます。  以上でございます。 340 ◯ 梶浦委員長 榎本委員。 341 ◯ 榎本委員 協議会につきましては図書館法で規定されて、稲城市図書館協議会の条例によって設置されて、平成30年度は年3回開催され、報酬額の内訳と実績についても今、詳しく確認をさせていただきました。  事務報告書に記載されておりますけども、平成30年度は3回の協議会を開催し、図書館の利用状況など、各回とも議題を明確にし、検討されてきたかと思います。  そこで、議題に対してどのようなことを検討されてきたのか、具体的な内容についてお伺いをしたいと思います。 342 ◯ 梶浦委員長 図書館課長。 343 ◯ 佐藤図書館課長 検討されました内容の詳細でございますが、全3回に共通する項目として、教育委員会定例会において報告しております図書館の利用状況や、第二次稲城市子ども読書活動推進計画の推進状況の報告を行いました。  また、第1回協議会での「平成30年度図書館事業計画について」では、市立図書館と学校図書館との連携についてや、課題解決支援サービスのような、1つの特定主題の展示や収集など特色を持たせたコーナーについて、第2回協議会での「病院配本所について」では、さらなる市民への周知について、第3回協議会での「稲城の昔ばなし紙芝居について」では、紙芝居のさらなる活用方法についての検討を進めてまいりました。 344 ◯ 梶浦委員長 榎本委員。 345 ◯ 榎本委員 それでは、もう1問質疑させていただきます。  今、詳しい内容について確認をさせていただきました。学校図書館との連携や、市立病院になると思いますが、病院配本所のさらなる周知など、さまざまな取り組みをされていると。そして、図書を多くの方に利用していただくためには、どのようにしたら関心が高まるかなど、さまざまな角度から検討されてきたのがわかりました。  私も、市立病院は配本所が各病棟にあるのを確認しておりまして、少し、どうしても病院ですから、わかりづらい端のほうの角にあるようなことを確認しておりますので、そういったことが、さらなる周知をするために必要なのかなという話がされたかと思います。  また、1つの特定主題の展示や収集など、特色を持たせたコーナーというお話がありましたけども、介護や認知症に特化したコーナーなどもあると私は聞いております。  そこで、先ほどの御答弁にもありましたけども、図書館協議会での報告や話し合われたことなどに関する御意見を図書館運営に反映してまいりましたという御答弁がありましたが、それについてはどのような効果があったのか、お伺いいたします。 346 ◯ 梶浦委員長 図書館課長。 347 ◯ 佐藤図書館課長 効果につきましては、平成30年度図書館事業計画では、学校との連携として、市内小中学校の各学校図書館を訪問いたしました。施設見学及び情報交換を行ったところ、それぞれの特色ある取り組みなど、情報交換が行えました。これについては、今までにないよい取り組みであったという御意見をいただいております。  病院配本所では、市立図書館等が行っている事業であることや、親しみやすく利用者にわかりやすい図書コーナーの周知方法について御意見をいただき、現在、稲城市立病院と検討を行っているところでございます。  また、稲城の昔ばなし紙芝居については、身近で読み聞かせが行なわれるような環境づくりとして市内の全小学校へ配布しているが、子供たちのみでなく、幅広く周知してはいかがかといった御意見があり、第一図書館の読み聞かせでも行ったところ、大人の方々からも大変よい評価をいただき、図書資料についてのお問い合わせや、また、貸し出しについてのお問い合わせなどがございました。  過去にも、学校図書館活性化推進員や各関係機関との情報共有の方法としての御意見をいただき、学校図書館専用の交換便袋などを取り入れて、より正確で早い情報共有が行われるようになったという事例もございます。  以上でございます。 348 ◯ 梶浦委員長 ほかに。鈴木委員。 349 ◯ 鈴木委員 それでは、一般会計の決算書225ページ、事務報告書の215ページ、プログラミング教育推進校交付金についてお伺いをさせていただきます。  小学校においては、令和2年度から新しい学習指導要領による学習が実施されるとお聞きしておりますけれども、本事業が小学校におけるプログラミング教育を推進するに当たって、指導内容や指導方法等の研究や、支援団体及び企業と小学校との効果的な連携を推進するため、実践研究を行うというふうに載っておりますけれども、まず、このプログラミング教育、どのように行われたものであるのか。また、本事業に指定されている学校で交付金がどのように使われたのか、お伺いをしたいと思います。 350 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 351 ◯ 岸指導課長 プログラミング教育でございますが、まず、プログラミング教育につきましては、児童がプログラミングの体験を通して論理的思考力を身につけるための学習活動でございます。  プログラミング教育推進校として指定を受けた学校につきましては、稲城第六小学校の1校でございます。  また、交付金がどのように使われたかということにつきましては、研究に係る講師謝礼と関連図書や教材、事務用品等の購入に係る消耗品費でございます。 352 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 353 ◯ 鈴木委員 ありがとうございます。支援団体及び企業、小学校との効果的な連携を推進ということになっておりますけども、また私自身も数年前、6年ぐらい前かな、稲城スーパーキッズさんなんかとちょっと連携をとりながら、プログラミング的思考であったり、子供たちの成長を伸ばすというような取り組みをしてきた経緯がございます。  このような具体的な連携、どのようなものがあったのか、お伺いしたいと思います。 354 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 355 ◯ 岸指導課長 支援団体との連携の内容についてでございますが、東京都教育委員会より紹介された支援団体が継続的に推進校を訪問いたしまして、教員に対する指導計画や指導内容の作成に関する助言、また、研究会等における助言をいただくことにより、連携を進めてまいりました。 356 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 357 ◯ 鈴木委員 そうですね。先ほど1個目のときに回答で、プログラミング的思考というお話もあったと思うんですけども、これはよくうちの中田議員が質疑の中でされているんですが、別にパソコンに直接触れなくても、プログラミング的思考とか、生活行動様式といったものというのは、すごくいろんなところに応用がきく。逆に言うと、コンピューター教育というよりは人材としての教育に物すごく役に立つものであると、私も認識をしております。  実際にこの取り組まれた内容と、その成果がどのように発揮されたのか、最後にお伺いをしたいと思います。 358 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 359 ◯ 岸指導課長 プログラミング教育推進校が取り組んだ内容でございますが、例えば小学校第2学年におきまして、登校後の朝の準備の仕方について、カードを用いてグループで話し合いながら、プログラミング的思考を養う学習というのを行ったり、また、小学校第6学年におきまして、算数の拡大図と縮図の学習場面におきまして、プログラミングソフトウエアを活用しながら、三角形の拡大図をパソコンの画面上に描くプログラムを考えて実行する学習を行ったりするなど、プログラミング教育における授業実践に取り組んでおります。  成果でございますが、プログラミング教育の学習を行うことにより、児童のプログラミングに関する興味・関心が高まったり、プログラミングに関する知識が深まったりしたことが挙げられます。
     また、教員のプログラミング教育への理解が深まるとともに、児童のプログラミング的思考を育成するための指導内容や指導方法に関する、具体的に実践に取り組めたということが、成果として挙げられます。 360 ◯ 梶浦委員長 ほかに。岡田委員。 361 ◯ 岡田委員 決算書275ページ、事務報告書261ページで、第一調理場用地買収4億4,273万6,100円についてお聞きしたいと思います。  用地買収面積は2,907平米ということですが、平米当たりの単価について確認したいと思います。 362 ◯ 梶浦委員長 土木課長。 363 ◯ 伊藤土木課長 第一調理場用地買収につきましては、全体面積4,300平方メートルのうち、平成30年度は、1期分といたしまして、南山東部土地区画整理事業の保留地2,907平方メートルを組合より取得いたしました。なお、1平方メートル当たりの単価につきましては、不動産鑑定及び稲城市財産価格審査委員会による決定額、15万2,300円となっております。 364 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 365 ◯ 岡田委員 それでは、この単価について聞きたいと思うんですが、この単価、今、具体的にどうやって決定してきたのか、もう少し詳しく聞きたいと思うんですが、この南山の区画整理事業の計画地の、保留地の処分については、これまでの質疑の中でも確認してきたのは、平均に直すと1平米当たりの平均単価は14万2,095円ですね。それから、これまでの実績で見ると、1平米当たり平均単価は11万2,177円ということで、単純に比較はできないと思いますが、これに比べると高いかなということもあると思うんです。  その辺も含めてどのように決定をしてきたのか、具体的に確認しておきたいと思います。 366 ◯ 梶浦委員長 土木課長。 367 ◯ 伊藤土木課長 本単価の決定におきましては、不動産鑑定委託を行い、2社の不動産鑑定額を参考に、稲城市財産価格審査委員会による決定額となってございます。 368 ◯ 梶浦委員長 ほかに。榎本委員。 369 ◯ 榎本委員 決算書221ページ、教育委員会事務局運営費の委託料についてお伺いします。  通学路標示板作成設置委託、通学路防犯設備標示板等作成設置委託についてですが、まずは、その概要についてお伺いいたします。 370 ◯ 梶浦委員長 学務課長。 371 ◯ 中島学務課長 初めに、通学路標示板につきましては、いわゆる緑色の文マークと言われる表示物でございまして、電柱に緑色の文マークを巻きつけることで、通学路区域であることを周知する効果を期待できるもので、平成30年度は新規に2カ所、劣化による更新25カ所を設置しました。  また、通学路防犯設備標示板につきましては、平成27年度から平成29年度までの設置分、小学校通学路内における防犯カメラを目立たせ、犯罪抑止につなげるため、44カ所設置をいたしました。 372 ◯ 梶浦委員長 榎本委員。 373 ◯ 榎本委員 通学路標示板の緑色の文マーク、これは小学校通学路内におけることと、防犯カメラの標示板を新たに設置したということはわかりました。劣化により更新したものもあるということでございましたので、それは劣化による更新ということもわかりました。  標識の中では、緑色の文マークは比較的目立つような感じがあり、かなり古くからあると思いますが、古くから使用されてきているものかと思います。防犯カメラについても、カメラの撮影だけではなく、標示板を設置することで抑止力になると言われておりますので、どちらも子供を守るという観点からは必要なものだと認識しております。  そこで、通学路標示板等作成設置委託及び通学路防犯設備標示板等作成設置委託事業の成果についてお伺いしたいと思います。 374 ◯ 梶浦委員長 学務課長。 375 ◯ 中島学務課長 初めに、通学路標示板等作成設置委託につきましては、通行する方々に当該道路が小学生の通学区域であることを周知することによって、効果的な注意喚起が図られているなどでございます。  次に、通学路防犯設備標示板等作成設置委託についてでございますが、防犯カメラが設置されていることを周囲に知らしめることによる犯罪抑止効果を、一定程度確保することができることでございます。 376 ◯ 梶浦委員長 榎本委員。 377 ◯ 榎本委員 それでは、もう1問質疑させていただきます。  子供を守るということについては、今、お話があったように一定の効果があるということもわかりました。  先日、岐阜県の路上で標識が倒れ、下校中の小学生がけがをするという事故がありました。標識の立ち上がりの部分にひび割れや金属腐食があったものではないかと聞いております。  今、文マークについては、劣化による更新が25カ所もあったということですので、点検されてきたのかと思いますけども、それぞれの委託事業所は作成設置委託なので、標示板の点検については行っていないのかということも思いますが、点検については、どのようにされているのかお伺いいたします。 378 ◯ 梶浦委員長 学務課長。 379 ◯ 中島学務課長 通学路標示板の劣化につきましては、毎年各小学校において実施している通学路合同点検などの機会を捉えて、情報を共有し、確認をしております。また、設置リストも参照しながら、経年劣化が確認されたものについて、交換を行っているところでございます。 380 ◯ 梶浦委員長 ほかに。北浜委員。 381 ◯ 北浜委員 それでは、質疑させていただきます。決算書219ページ、事務報告書の208ページになります。教育部の教育総務課ということで、平成30年度は、新たに第三次稲城市教育振興基本計画の策定に取り組まれた年度であると認識をさせていただいております。ここに、見ますと第三次教育振興基本計画策定委員会委員報償と、第三次教育基本計画策定支援業務委託ということで、2つの項目で計上されて、決算額が書かれているわけでありますけども、今回の質問に関しましては、この策定委員会の委員報償について伺いたいと思います。  委員報償が、当初予算では23万8,000円だったところが、13万4,800円ということで、減額をされた決算となっておりますけれども、この要因について伺いたいと思います。 382 ◯ 梶浦委員長 教育総務課長。 383 ◯ 町田教育総務課長 会議につきましては当初3回を予定しておりまして、第1回の会議で第三次計画の策定方針、アンケート調査の実施方法について、それから第二次計画の進捗状況の調査方法について。第2回の会議に、アンケート調査結果について。第3回会議で第二次計画の進捗状況について実施する予定でございましたが、改めて策定スケジュールを精査いたしましたところ、予定していた第3回の議題につきまして、第2回の会議をもって議論が諮れると判断したことから、開催を2回としたところでございます。  また、第1回の会議では1名、第2回の会議では2名の欠席者があったため、予算額23万8,000円に対しまして、決算額が13万4,800円となったものでございます。 384 ◯ 梶浦委員長 北浜委員。 385 ◯ 北浜委員 ありがとうございます。今の質問に御回答いただきまして、3回予定していたところが2回ということと、欠席の方もいらっしゃったということで、改めて再質問ですけども、この策定委員会の委員構成について伺いたいと思います。 386 ◯ 梶浦委員長 教育総務課長。 387 ◯ 町田教育総務課長 第三次稲城市教育振興基本計画策定委員会の委員の構成につきましては、学識経験者が2人、小学校校長、中学校校長、小学校保護者・中学校保護者、それから幼稚園保護者、社会教育委員、スポーツ推進委員、民生・児童委員、青少年育成地区委員、企画部長、子ども福祉担当部長、教育部長、教育指導担当部長の、合わせて14人でございます。 388 ◯ 梶浦委員長 北浜委員。 389 ◯ 北浜委員 ありがとうございます。今の説明では、まさに稲城の教育を支えていただいているような現場の方、また専門職の方ということで、了解をさせていただきました。  改めて質問なんですけども、この委員報償についてはどのように報償が支払われているのか、具体的に伺いたいと思います。 390 ◯ 梶浦委員長 教育総務課長。 391 ◯ 町田教育総務課長 額ということでございますが、1回の会議につきまして、委員長が8,900円、委員が7,800円でございます。また、報償を払っている委員につきましては、市職員以外の10名でございます。 392 ◯ 梶浦委員長 ほかに。村上委員。 393 ◯ 村上委員 今、お話がありました教育振興計画の中にも位置づけられております、稲城市の持続発展教育ESDの教育について伺いたいと思います。  決算書の223ページの持続発展教育(ESD)学校支援交付金470万5,696円ということですけれども、この概要について、取り組みの具体的な内容について伺いたいと思います。 394 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 395 ◯ 岸指導課長 ESDの取り組みの具体的な内容についてでございますが、小中学校におきまして、例えば地域への理解を深める学習や、環境教育、人権教育、防災教育、キャリア教育などのさまざまな視点から、児童・生徒の実態や学校の状況に応じて、それぞれの学校が工夫して取り組んでいるところでございます。  平成30年度におきましての取り組み事例としましては、例えば小学校におきまして、グリーンウエルネス財団の方の協力を得ながら、学校林に関する学習に取り組んだ学校がございます。  また、中学校におきましては、防災教育としまして、稲城消防署や地域の方と連携して防災訓練に取り組んだ学校や、実際の災害の場面を想定して、必要な行動をグループで話し合い、考えるという学習などに取り組んだ学校もございます。 396 ◯ 梶浦委員長 村上委員。 397 ◯ 村上委員 もう1つ伺いたいと思うんですけども、事務報告書の211ページのところのESD推進委員会(担当者教員6回)ということで、年6回開催されていますけれども、平成30年度の会議の概要について伺いたいと思います。 398 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 399 ◯ 岸指導課長 ESD推進委員会の概要でございますが、全小中学校のESDの担当の教員が集まりまして、各校における取り組みの情報交換であるとか、今後ESDを推進していくための協議というものを行っております。  平成30年度につきましては、各中学校ブロックごとに教員がグループをつくりまして、協議を行いまして、各ブロックごとに小学校から中学校に引き継いで、児童・生徒のどういった資質・能力を伸ばしていくかということについて協議を行い、その協議した内容につきましては、各学校ごとに、あるいはブロックなどで、模造紙のようなパネルにまとめまして、城山体験学習館におきまして展示を行うことにより、市民にも周知しているところでございます。 400 ◯ 梶浦委員長 村上委員。 401 ◯ 村上委員 ありがとうございます。城山体験学習館での全校の展示につきまして、私も拝見させていただきました。全校でこのESDに取り組んでいるというのは、本当に稲城市の特色ある教育で、すばらしいことだと思っておりますので、ますます深めていただきたいと思っております。 402 ◯ 梶浦委員長 ほかに。佐藤委員。 403 ◯ 佐藤委員 決算書の273ページの需用費の修繕料の第一調理場備品用についてというところで質疑させていただきます。  平成30年度予算額では、316万8,000円で計上されておりますが、決算額では713万4,879円とふえています。まず、その理由につきましてお伺いをさせていただきます。 404 ◯ 梶浦委員長 学校給食課長。 405 ◯ 山本学校給食課長 修繕料が予算と比較してふえた理由につきましては、給食の提供に支障が生じないよう早急に対応する必要がある修繕が多く発生したことから、396万6,879円を流用して修繕を行ったためでございます。  第一調理場備品修繕の内容は、全体で26件ございまして、主な修繕としましては、給食の食器消毒保管機ラウンドベアの部品交換修繕ですとか、給食トレイ用の昇降機消毒保管庫の修繕、ボイラーの部品交換修繕などでございます。 406 ◯ 梶浦委員長 佐藤委員。 407 ◯ 佐藤委員 ありがとうございます。  それで、学校給食共同調理場建てかえ移転事業により、現第一調理場の稼働もあとわずかであります。老朽化、これは否めない状況でありますが、平成30年度に実施した修繕等により、現場でできる限りの適切な施設管理を行うことができたのかどうかについて、認識をお伺いいたします。 408 ◯ 梶浦委員長 学校給食課長。 409 ◯ 山本学校給食課長 小中学校における給食の調理提供に当たりましては、常に安全を最優先に、栄養のバランスや地産地消の推進等を考慮して進めているところでございます。そのため、施設の適切な維持管理は欠かせない取り組みと考えております。  平成30年度におきましては、先ほども答弁しましたような修繕等による対応を通じて、適切な施設の維持管理のもと、支障なく児童・生徒に給食を提供することができたものと認識しているところでございます。 410 ◯ 梶浦委員長 佐藤委員。 411 ◯ 佐藤委員 ありがとうございます。このような設備なども含めまして、食の安全への配慮はさまざまな場面・状況におきまして強く要求をされますので、調理場での仕事に従事される方の気遣いは相当なものだと思います。第一調理場の現状況下においてはなおさらのことだと思いますが、小中学校の生徒たちのために、引き続き御尽力賜りますよう、よろしくお願いいたします。これは意見です。 412 ◯ 梶浦委員長 ほかに。いそむら委員。 413 ◯ いそむら委員 事務報告書の219ページ、小学校保健安全に関する経費の学校災害共済給付事業についてお伺いをいたします。  年間の認定件数が228件となっておりますが、平成30年度に行った原因の分析や、市の対策についてお伺いをいたします。 414 ◯ 梶浦委員長 学務課長。 415 ◯ 中島学務課長 市では、学校災害共済給付事務を行う中で、いつ・どこで・どんな場面でけがが発生したのかについては、毎月取りまとめを行っております。  なお、学校では日常の指導において、児童・生徒に対して、けがに気をつけるよう、機会があるごとに注意喚起を行っているところでございます。 416 ◯ 梶浦委員長 いそむら委員。 417 ◯ いそむら委員 市では毎月の取りまとめや、学校では児童・生徒への注意喚起を行っているということですが、けがの多い事例について他校に周知したり、学校間で情報を共有する必要があると考えますが、そのような機会があったのかどうか、お伺いをいたします。 418 ◯ 梶浦委員長 学務課長。 419 ◯ 中島学務課長 市では、学校保健連絡会や保健主任会などを通じて、学校災害発生状況などについて情報共有を図っております。 420 ◯ 梶浦委員長 いそむら委員。 421 ◯ いそむら委員 引き続き負傷など原因の分析や対策、そして学校間で情報共有を図っていただき、けがをする児童の減少に努めていただきたいと思います。  最後に、その他疾病に若干の件数がありますが、これはどのようなケースで給付がされたのか、お伺いをいたします。 422 ◯ 梶浦委員長 学務課長。 423 ◯ 中島学務課長 このケースにつきましては、宿泊体験学習などの機会において、宿泊先で風邪に感染し、発熱したりして医者にかかったケースなどがこれに該当します。 424 ◯ 梶浦委員長 ほかに。鈴木委員。 425 ◯ 鈴木委員 決算書の232ページ、233ページの平尾小学校引越作業委託というものが発生していることについて、これは予算の段階ではなかった項目だと思うんですけれども、どういったことで、どのような内容であったのか、お伺いしたいと思います。 426 ◯ 梶浦委員長 教育総務課長。 427 ◯ 町田教育総務課長 平尾小学校引越作業委託の件でございますが、平尾小学校につきましては、平成30年度の予算積算時点におきましては、児童数推計では平成31年度の学級数増は見込んでおりませんでした。ところが、その後の直近の平成31年度の予算積算時におきましては、1年後におきましては、児童数推計では平尾小学校の児童数が増加するということで、そのために学級数増が見込まれたことから、教材・相談室を普通教室に転用する必要がございまして、教材・相談室の物品を移動させる必要が生じたため、引っ越し作業の委託をしたものでございます。 428 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 429 ◯ 鈴木委員 確かに平尾小学校で、第1学年につきまして、35人学級掛ける3クラスで105人を超えると、そのクラスをふやさなければいけないという話があって、実際に、今回の場合はたまたま入るはずだった子が急遽引っ越しをして、入れなくなったからその中でおさまったというような話であったと、私も記憶はしております。  ここでやはり、まず、何でこれ引っ越し作業を、机とかの移動とかはあると思うんですけども、委託になったのかということと、あと、どのような判断でこの2部屋を転用するとお決めになったのか、お伺いしたいと思います。 430 ◯ 梶浦委員長 教育総務課長。 431 ◯ 町田教育総務課長 まず、1点目の引っ越し作業の方法でございますが、委託にした理由でございますが、今回の児童数増によりまして、実は2学級の増を見込んでおりまして、もう1つの部屋は会議室でございまして、会議室につきましては、机・椅子等の、自分たちで、職員あるいは教員で移動が可能なものでございましたが、教材・相談室につきましては、書庫や書棚などの重量物がございましたことから、また、1階から2階への移動ということもございまして、教職員の負担軽減なども考慮いたしまして、教職員では対応が難しかったということで委託にしたということでございます。  次に、2点目でございますが、実際にはこちらのほう、教室増がなかったわけでございますが、平尾小学校につきましては、近年、上平尾区画整理事業などもございまして、住宅建設が進みまして、若い世帯の流入が進んでいることもありまして、児童も増加傾向にございます。特に1年生と2年生は、ともに平成29年度以降、100人を超えている状況でございます。  先ほど委員がおっしゃいましたとおり、1年生については35人学級で、105人を超えると、3学級から4学級にふやす必要がございまして、平成30年10月時点において、平成31年の学級数の見込みを行った結果、児童数が1年生については105人、2年生については107人と推計したことから、普通教室の不足がないように2学級増の対応をしたものでございます。
     現在、会議室についてはそのまま会議室として、教材・相談室につきましては多目的室として有効に活用されております。 432 ◯ 梶浦委員長 鈴木委員。 433 ◯ 鈴木委員 先ほどの話で、前に一般質問でもこの件は少し取り上げさせていただいたことがあったとは思います。放課後子ども教室の何か資材置き場であったりとか、PTAの会議室等々の話も含まれていたとは思うんですけども、今回これ、急遽、当然ぎりぎりになって人数がこのぐらいになるだろうという予測で、それでも引っ越し費用をきちんと計上するということで対応されたのはすごくいいことだと思うんですが、やはり上平尾が今回250区画ぐらいつくられたのに当たって、もともと第八小学校が、今、ふれんど平尾になっておりますけれども、それは児童数の減少によって平尾小学校に、第五小学校と統合で生まれてきたという経緯があります。  やっぱり今後、今、平尾団地、特に分譲住宅のほうは建てかえの話が進んでいて、一気に戸数をふやすというような話もされていく中にあって、今後もこういうような急遽対応というのはもちろんあると思うんですけども、しかし、やっぱりなるべく推計をきちんとすることによって、こういった突発的な予算発生ではなく、対応できるような形がやはり望ましいのかなと思いますので、これは都市建設部であったりとか、ほかの部署をまたがる話だと思うんですが、人口増に対して、こういう対応はすばらしく、よくやっていただいたと思うんですけども、ぜひ考えていただければと思います。意見で結構です。 434 ◯ 梶浦委員長 ほかに。岡田委員。 435 ◯ 岡田委員 決算書227ページ、事務報告書217ページ、工事請負費1億1,698万2,122万円についてお聞きします。  この工事の請負費、それぞれ工事については緊急等工事、それから小学校の理科室の空調設備工事、ブロック塀改修等工事というふうに大きく分かれるかなと思うんですが、その概要についてお聞きしたいと思います。 436 ◯ 梶浦委員長 建築保全課長事務取扱都市建設部参事。 437 ◯ 小林建築保全課長事務取扱都市建設部参事 工事の概要についてでございますが、まず、小学校の理科室の空調設備設置工事に関しましては、各小学校の、文字どおりですけども、理科室に空調設備を設置したものでございます。  ブロック塀の改修工事につきましては、第一小学校、第二小学校、第六小学校、第七小学校のブロック塀等を撤去し、メッシュフェンス等に改修を行ったものでございます。  緊急等工事につきましては、第一小学校の校庭の一部にフェンスを設置したものでございます。  以上です。 438 ◯ 梶浦委員長 岡田委員。 439 ◯ 岡田委員 まず、小学校の理科室に空調の設備がついたということで、私たちも非常に暑い夏が続く中で、小中学校の特別教室にやはりエアコンの整備をということで求める中で、この平成30年度については、小学校の理科室に整備を行うとということで取り組まれてきたと思います。  まず1つ、実際の工事費の内容についてというか、確認したいんですが、それぞれの小学校に設置工事が行われているわけですが、それぞれの工事費は決算書に載っていますが、この額を見ると、630万円から一番高いところで920万円と、結構違うということもあって、もちろん教室のつくりとかが違うかなということもあると思うんですが、この辺、金額の違いとか、その辺の適切な対応がされてきたのかということについて、確認しておきたいと思います。  それから、もう1点お聞きしますが、ブロック塀を撤去して新たなフェンスを新設するということで、平成30年6月に大阪での北部地震があって、小学生の女の子がブロック塀の倒壊で亡くなるという痛ましい事件もあって、市としても緊急の対応調査、それから、こうして補正予算なども組んで改修も行ってきたと思います。この辺の、このブロック塀改修に当たって取り組んできた、市の取り組みについて確認しておきたいと思います。 440 ◯ 梶浦委員長 建築保全課長事務取扱都市建設部参事。 441 ◯ 小林建築保全課長事務取扱都市建設部参事 まず、各小学校の空調設備設置工事の金額の違いでございますが、各小学校、今、委員さんがおっしゃられたように、それぞれ違いますので、室外機と言いまして建物の外に置く機械と、室内機、室内に風を吹き出す機械、それが遠かったり、近かったり、あるいはもともとの電気設備がそういった増設に耐えられるかというか、容量があるか。ない場合には増設したりですとか、個々に状況が違いますので、金額は変わってくるところでございます。  あと、ブロック塀改修工事につきましては、緊急点検も行いながら、市の建物につきましては、まず早急にやるべきところにつきましては、予備費を充当いたしまして、ブロック塀を撤去いたしました。  それ以外の境界が未確定なところですとか、万年塀ですとか、そういった緊急等以外のところにつきましては、補正予算を組ませていただきまして対応したところでございます。 442 ◯ 梶浦委員長 ほかに。市瀬委員。 443 ◯ 市瀬委員 一般会計決算書の225ページ、事務報告書215ページ、都の委託事業として平成28年度より取り組まれていると思うんですが、スーパーアクティブスクール交付金についてお伺いをしたいと思います。  本事業の目的と、本事業に指定されている学校名、また、交付金がどのように使われたのか、教えてください。 444 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 445 ◯ 岸指導課長 スーパーアクティブスクール交付金事業の、まず目的についてでございますが、中学生の体力向上を目指した具体的取り組みを研究開発するとともに、すぐれた実践を研究開発する中学校から、工夫した取り組みなどを全中学校に発信していくことにより、本市の中学生の体力向上を図ることを目的としております。  指定された学校につきましては、稲城第三中学校の1校でございます。  交付金がどのように使われたかということにつきましては、外部講師に係る報償費と、研究報告に係るリーフレットの製作費でございます。 446 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。 447 ◯ 市瀬委員 ありがとうございます。スーパーアクティブスクールの指定校として稲城第三中学校が今回対象になったということで、この稲城第三中学校が実際に取り組んだ内容と成果についてお伺いしたいと思います。 448 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 449 ◯ 岸指導課長 稲城第三中学校が取り組んだ、まず取り組みの内容でございますが、体育系大学の教授の助言のもとに大学生と連携し、ダンスを効果的に取り入れた、運動が好きになる体育授業の工夫改善の取り組みや、体育大会における全校生徒による創作ダンスの取り組みがございます。  また、持久力の向上を図るための、持久走月間における体育授業での長距離走の取り組みや、朝ランニングの取り組み、運動部に所属していない生徒などを対象にした、楽しみながら運動に取り組むためのレクリエーションスポーツの取り組みなどもございます。  成果でございますが、それぞれの取り組みを通して、生徒が運動の楽しさを実感することができたり、主体的に運動に取り組もうとする意欲や態度を育むことができたりしたことなどが挙げられます。 450 ◯ 梶浦委員長 市瀬委員。 451 ◯ 市瀬委員 体育系大学の教師の助言のもと、大学生と連携していろんなことが行われたりといったことを、今、お話の中でわかりました。生徒が運動の楽しさを実感することで、主体的に運動に取り組む意欲を育めたということで、本当にすばらしいことだと思います。  そこで、ちょっとお伺いしたいことが、すぐれた実績内容、研究開発する中学校から、工夫した取り組みを全中学校に発信していくということがあるんですけれども、これに対しまして、本事業の成果をどのように発信、また普及されたのか、伺いたいと思います。 452 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 453 ◯ 岸指導課長 スーパーアクティブスクール事業の成果の普及につきましては、平成30年8月に実施いたしました市内小中学校全ての教員を対象としました研修会におきまして、稲城第三中学校の体育大会における、全校生徒による創作ダンスの取り組み実践について、報告、発表を行うことにより、情報発信をしております。  また、本事業につきましては、平成28年度から平成30年度までの3年間にわたって取り組んでおりますが、この3年間にわたって取り組んだ研究内容をまとめたリーフレットを作成しまして、市内に配布するとともに、平成30年11月に研究発表会を開催いたしまして、授業公開及び研究発表を行うことにより、市内中学校に成果の発信・普及を行っております。 454 ◯ 梶浦委員長 ほかに。村上委員。 455 ◯ 村上委員 今の市瀬委員の同じページの、決算書225ページ、補助金のところの、その下の下の道徳教育推進拠点校交付金、これについて、拠点校に指定された学校名と取り組みの具体的な内容について伺いたいと思います。 456 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 457 ◯ 岸指導課長 道徳教育推進拠点校事業でございますが、まず、指定された学校につきましては、稲城第六中学校の1校でございます。  取り組みの内容につきましては、中学校の特別の教科道徳の実施に向けて、指導内容や指導方法等に関する研究開発等を行っております。  具体的な研究内容につきましては、学校の教育活動全体で道徳教育を推進するために、道徳科の内容項目と特別活動や総合的な学習の時間等の関連に着目いたしまして、全体計画や年間指導計画の編成に関する研究を行っております。  また、生徒自身が振り返りの中で自己の成長と変容を見取ることができるように、ポートフォリオの活用などの、評価方法の工夫改善に取り組んでおります。 458 ◯ 梶浦委員長 村上委員。 459 ◯ 村上委員 六中の道徳教育に関しては、平成30年度、平成31年度、私も授業参観をさせていただきました。そして、この平成30年度の授業では、地域住民ということでコンシェルジュの方からお声かけをいただきましたので、2年生のクラスの授業に参加させていただいて、一緒に授業を受けさせていただきました。そのときは、学年ごとに各クラス同じような授業展開ということで、ちょっと型にはまった展開が気になりまして、反省会のときにはちょっと辛口の意見を発言させていただきましたけれども、それに比べて平成31年度の授業は、命についてということだったんですけれども、とてもいいと感じた授業がございました。御自身の体験として、赤ちゃんがお生まれになった男性の先生が、子供が生まれた喜びというのを生徒に伝えて、そして奥様からのメッセージも書いた、プリントしたものを伝えられていたんですけれども、実感が伴って、とてもすばらしい授業だったとそのときは感じました。  ここ数年、道徳については、できるだけたくさんの授業を参観させていただいておりますけれども、黒板の板書や、掲示の仕方、そういったものまで統一されてやっている学校もありましたが、やはりそういう事業については型にはまっているというような印象が拭えなかったんですけれども、それに比べて、教員の方たちが自分の体験を交えて、みんなはどう思うというふうな投げかけをしている、そしていろいろな意見を引き出しているという授業も数多く見受けられました。  以上は私の感想なんですけれども、改めて、道徳については多様な価値感を知り、認め合うというようなことで進めていただきたいと思っています。これは意見でございます。 460 ◯ 梶浦委員長 ほかに。いそむら委員。 461 ◯ いそむら委員 一般会計決算書225ページ、事務報告書216ページ、大学連携に関する経費の学生ボランティア運営交付金についてお伺いをいたします。  平成30年度において、学生の方にどのようなボランティア活動をしていただいたのか、具体的な内容についてお伺いをいたします。 462 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 463 ◯ 岸指導課長 学生ボランティア事業の取り組みの内容についてでございますが、主な活動といたしましては、授業中の学習支援や、特別支援学級等における児童の支援などに取り組んでいただいております。  特色のある取り組みといたしましては、小学校の総合的な学習の時間における、稲城の自然や里山に関する学習を行う際の補助をしていただいたり、中学校の体育の授業や体育大会におけるダンス指導の補助をしていただいたりした事例がございます。 464 ◯ 梶浦委員長 いそむら委員。 465 ◯ いそむら委員 学生ボランティアの方には、学業がある中で、学校によってさまざまなボランティア活動をしていただいており、大学生と地域をつないでいる大変いい取り組みであると思いますので、ぜひ今後も継続していただきたいと思います。  そこで、再質疑いたします。今回22万8,739円の交付金が使われておりますが、どのように使われたのか、詳細についてお伺いをいたします。 466 ◯ 梶浦委員長 指導課長。 467 ◯ 岸指導課長 学生ボランティア運営交付金の使途でございますが、学生ボランティアの交通費と給食費、校外学習の引率経費等の実費を支出しております。 468 ◯ 梶浦委員長 いそむら委員。 469 ◯ いそむら委員 学生ボランティアをされている方は、交通費と給食費のみで活動していただいていることがわかりました。  今後も交付金とあわせて市がしっかりとサポートをしていただき、学生が稲城市内で活躍できる場をつくっていただきたいと思います。これは意見です。 470 ◯ 梶浦委員長 ほかに。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 471 ◯ 梶浦委員長 ほかに質疑・意見がありませんので、以上で教育委員会の所管に関する部分の質疑を終結いたします。  以上で第42号議案に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論のある方は挙手を願います。  初めに反対討論を許します。岡田委員。 472 ◯ 岡田委員 それでは、第42号議案 平成30年度東京都稲城市一般会計歳入歳出決算の認定に、日本共産党稲城市議団を代表して、反対の立場で討論を行います。  27日の最終日の本会議で改めて討論いたしますので、基本点を簡潔に述べたいと思います。  昨日・本日にわたりまして2日間、一般会計の質疑を行ってまいりました。それぞれの部署の一つ一つの事業は、基本的に市民の暮らし、福祉、教育、まちづくりにとって大事な取り組みであり、職員の皆さんの努力のもと、適切に執行されてきたと思います。  稲城市の決算の特徴としては、土木費の構成比率が26市で引き続き高いという状況です。区画整理、ニュータウン、学校買取費など、債務負担行為の翌年度以降支出予定額は256億円ということで、多摩26市の中でも大きな額となっています。将来的にも、開発の関連事業に多額の財政負担が必要になっています。  既成市街地の4つの区画整理事業があり、南山開発などへの補助金支出などを含めて、区画整理事業特別会計への繰り出しは11億6,000万円に上り、さらに多3・4・36号線トンネル整備工事など、大型開発最優先の市政運営であると思います。  一方、保育園の待機児は引き続き深刻な中、市として認証保育園の認可化、認可保育園の新設に向けた取り組みなど、保育園の待機児対策の取り組みが行われてきましたが、平成30年度は、申し込んでも4割のお子さんが認可保育園に入れない、深刻な厳しい状況が引き続き、続きました。少子高齢化のもとで、子供を安心して産み育てていける環境もしっかりつくっていかなければなりません。やはり市としての開発最優先の市政運営から、暮らし最優先の市政へと転換を求める立場から、この認定には反対をするものです。  以上です。 473 ◯ 梶浦委員長 次に、賛成討論を許します。──ほかに討論がありませんので、以上で討論を終結いたします。  これより第42号議案 平成30年度東京都稲城市一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。本案は認定することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 474 ◯ 梶浦委員長 起立多数であります。よって、第42号議案は認定されました。   ───────────────────────────────────────── 475 ◯ 梶浦委員長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                                午後2時13分 散会  以上のとおり会議の次第を記録し、これを証す るため署名する。   決算特別委員会委員長   梶浦 みさこ Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...