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平成30年建設環境委員会 本文 開催日: 2018-10-16
平成30年建設環境委員会 名簿 開催日: 2018-10-16

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  1. 稲城市議会 2018-10-16
    平成30年建設環境委員会 本文 開催日: 2018-10-16


    取得元: 稲城市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時30分 開議 ◯ 鈴木委員長 ただいまから建設環境委員会を開きます。  本日は、市からの報告事項3件と特定所管事務調査事項の調査を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯ 鈴木委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。   ────────────────────────────────────────── 3 ◯ 鈴木委員長 初めに、シェアサイクル導入についてを議題といたします。  市から報告を求めます。観光担当課長。 4 ◯ 徳尾観光担当課長 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。まず、シェアサイクル導入につきまして、報告でございますけれども、お手元の資料、目次をあけまして、次のページから資料に沿って御説明したいと存じます。 5 ◯ 鈴木委員長 報告ですので、着座で。 6 ◯ 徳尾観光担当課長 では、着座で失礼します。シェアサイクルの導入につきましては、これまでいろいろな試みをしてまいりまして、特に観光面で市内の回遊性を高めるため、サイクル導入につきましては、観光基本計画に方針として掲げており、また「自転車まち稲城」という市のイメージ達成のために、平成29年度には東京都の実証実験に参加し、知見を得るとともに、本市のサイクル事業への取り組み姿勢及び本市のサイクル観光ルートが外部にもアピールできたかと思います。また、この間、自転車活用推進法が成立しまして、大きな後押しになったのも事実でございます。  また、並行して、シェアサイクル事業者の導入の可能性を探ったのでございますが、いずれも本市への導入の条件に合いませんでした。これらの取り組みを経て、新たなビジネスモデルを展開します事業者である株式会社さくらコマースから、さくらシェアサイクル──愛称「のりすけ」について提案を受けたわけでございます。  このさくらシェアサイクル──愛称「のりすけ」でございますけれども、一つのビジネスモデルとしまして、これまでNTTドコモ等は地域を限定しておりましたけれども、今回の場合はソフトバンクグループが開発しました「HELLO CYCLING」という一種のシェアサイクルのためのプラットフォームソフトができまして、それは自転車を持ち込む事業者が全国どこでも登録できるという新しいソフトでございます。これには優位性がございまして、費用も利用料金も安いということです。それから、全国登録でできる、地域限定でないという特色がございます。  これまで「のりすけ」は、主に府中市を中心に展開してきたのですけれども、府中市の方も、稲城に来てみたい、あるいは温泉とか病院などを利用したいというような要望も強くあり、同社としては、稲城市への進出について提案がございました。最終的には、本市内で公共施設民間施設をあわせて50カ所程度のステーション設置を目指すという構想をお持ちのようです。なお、同社は、近隣市として、国分寺市、調布市、小平市にも幅を広げていきたいということで進めております。  (3)ですけれども、本市でのシェアサイクル導入についてでございますけれども、私どもの役割としては、公的な施設・場所で候補地を御紹介するということでございまして、第一陣としまして、ペアテラス市役所いこいの広場、中央図書館城山体験学習館、そしてオーエンス健康プラザ保健センターの6カ所を御紹介し、ステーションの設置に至りました。また、並行して民間部門のほうも同社が進めておりまして、ここに書いてあるようなホテルちゃぼあるいはドラッグストアが既に導入されてきております。  今後でございますけれども、10月初めはまだ8カ所でございますけれども、11月には城山公園その他の大きな公園を中心として展開、12月にはコンビニセブン-イレブンがこの「HELLO CYCLING」と提携して設置を導入するということを決められたようで、12月には稲城市内にありますセブン-イレブンにも導入されるかと思います。  それから、土地の使用料収入でございますけれども、本ビジネスモデルの一つの我々にとってのメリットは、提供した土地につきまして、使用料をいただけるということでありまして、稲城市行政財産使用料条例第2条第1号に定められた「土地の適正な価格に、1,000分の2.5を乗じて得た額」をいただく。それから、公園使用につきましては、同じく公園条例第9条別表1で定められた「1平方メートル1日につき10円」を同社から受け取る形で進めることにしております。それから、行政財産に属さない用地の使用につきましては、個別の土地使用に関する承諾書を同社と交わすということで、ペアテラスはこれを適用し、同社が事業で得た売上金額の5%相当を受け取る形としております。  以上がシェアサイクル導入につきましての御報告でございます。 7 ◯ 鈴木委員長 以上で、報告は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して御発言を願います。池田委員
    8 ◯ 池田委員 おはようございます。それでは、意見をさせていただきたいと思います。質問させていただきたいと思います。失礼いたしました。  先日の稲城市役所前いこいの広場においての開所式にも参加させていただきまして、「のりすけ」の試乗もその際にさせていただきました。この取り組みは大変すばらしい取り組みであって、ようやく稲城に来たなというような状況でおりました。実際、近隣の市への移動ということもありますが、稲城の市街地、特に向陽台から長峰、若葉台、そして坂浜、平尾と、山道が多いというような地形にあります稲城市でございますので、ぜひそちらのほうをメーンにこのシェアサイクルが開所するといいのかなとすごく思っております。また、きっと住民の方々もそのように願っていると思いますので、ぜひその要望をかなえていただければなと思っております。  また、実際、私も試乗させていただきましたが、少し登録、また乗りおりの際の操作なども、難しくはないのですが、覚えてしまえば簡単なんだと思うんですけれども、ちょっとわかりにくいかなというところは正直ありました。この辺がもう少し簡単に改善されていくと、より効率よくこの「のりすけ」が利用されるのではないかなと思っております。  これは、さくらコマースさんの会社のあれもありますので、なかなか簡単には、こうしよう、ああしようということはできないかもしれませんけれども、こちらの利用をより拡大させるためには、そういった努力も必要なのかなと思いますので、ぜひ稲城市の住民の方が利用する中での方向性として、そういった意見も取り入れていただければなと思います。このシェアサイクルが稲城でどんどん拡大すればいいなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。  失礼しました。そこでなんです。何か上がっていますね。そこで、今、説明の中で、セブン-イレブンさんと提携されて、これから12月に各店舗で行われていくということでございますけれども、これは稲城市内の全店ということになるのか、また今後ほかのコンビニでも展開があるのかどうか、その辺のことをちょっとお聞かせいただければと思います。 9 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 10 ◯ 徳尾観光担当課長 どうもいろいろ温かいお言葉をありがとうございました。セブン-イレブンへの導入でございますけれども、これは「HELLO CYCLING」をつくっておりますソフトバンク系オープンストリート株式会社というのがあるのですけれども、そことセブン-イレブンのいわば業務提携でございまして、今聞いている限りでは、市内のセブン-イレブンコンビニには導入されると聞いております。  それから、御意見にございました市内への拡散でございますけれども、電動アシストでございますので、坂道でも利用できるように、なるべく全市域に広げていきたいと思っております。 11 ◯ 鈴木委員長 よろしいですか。  ほかに。岡田委員。 12 ◯ 岡田委員 このシェアサイクルとかレンタルサイクルというのは、市民の方からも、各地で取り組みが結構進んできて、稲城でもやってほしいなという声はいただいてきています。ぜひしっかり取り組んでいただきたいなと思うんですが、具体的にちょっと言うと、寄せられる声で結構市民の方で多いのは、駅の間をやってほしいという声で、きょうの資料で見ると、駅の近くではペアテラスホテルちゃぼあたりかなと思うのだけれども、要は具体的に言うと、例えば稲城から稲城長沼とか、稲城から南多摩とか、このJRと南武線の間を、例えば朝、仕事の関係で稲城駅から行く人が、南多摩とかに着くと、これは困ってしまうわけです。それで稲田堤で乗りかえてもなかなか大変だからということで、そうなると非常にいいということで今回こうして取り組まれているということなので、市内の駅を進めていっていただきたいなと思っているのですが、その辺の取り組みの状況を聞きたいと思います。 13 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 14 ◯ 徳尾観光担当課長 駅を中心としたアクセスの向上というのは重要な課題でございまして、我々も既に着眼しております。まだ時間も十分たっておりませんけれども、矢野口駅では一応ホテルちゃぼに置くようにお願いいたしまして、かなりの利用がされております。稲城長沼駅はペアテラス、そして南多摩駅のほうは今、東横インにも導入について検討していただくようにお願いしておりますし、既に市立病院、それからオーエンス健康プラザにはステーションを設置しております。それから城山体験学習館とか中央図書館にもステーションを設置しており、また季乃彩にもよみうりランドを通じて今お話を進めているところでございます。  それから、京王沿線につきまして、まず若葉台のほうにつきましては、なかなか公共施設が難しいのでございますけれども、今、若葉台公園を一つ御紹介しておりますとともに、民間の営業で、コーチャンフォーあるいはノジマのような大型ショップでの設置はいかがかということで相談しております。それから、よみうりランド駅につきましても、よみうりランドを通じて、またコンビニを通じてお願いしているところでございますけれども、他のコンビニ店につきましては、一個一個のお店というよりは、会社提携で進んでまいりますので、他のコンビニ会社にもいずれだんだんと広がっていくかと思っております。 15 ◯ 鈴木委員長 岡田委員。 16 ◯ 岡田委員 今、市内の6駅のうち5駅で、あと稲城駅の周辺はどのようにやっていくのかという取り組みの状況などを確認したいのと、あとそれぞれ今いろいろ挙げられて、基本的にはその各駅になるべく早く設置していけるようにということで進めていく姿勢でよろしいのかということについて確認したいと思います。 17 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 18 ◯ 徳尾観光担当課長 稲城駅については、申し忘れましたけれども、ここも今のところ一番可能性が高いのはやはりコンビニではないかなと思っています。あと、公共的なところがあれば、また今度探っていきたいと思っております。  今のこのシェアサイクルの広げ方ですけれども、借りるときあるいは返却のときも、なるべくステーションがある程度固まっていたほうが利用者は利用しやすいんです。そんなものですから、駅を中心に今後も広げていければと思っております。 19 ◯ 鈴木委員長 つのじ委員。 20 ◯ つのじ委員 丁寧な説明、ありがとうございます。私も、願ったとおりに実現して、とてもうれしい限りです。観光面での市内の回遊性を高めるためのサイクル導入について、観光基本計画が稲城市としてあるということで、公明党としても自転車活用推進法を推進して実施に至った経緯もありまして、それの後押しとして、私も定例会一般質問で、本当にシェアサイクル事業だったり、レンタサイクル事業の提案を何度もさせていただき、また全国にも視察に行かせていただいて、いろいろと訴えさせていただいたことが実現したということで、本当に願ったとおりのことが実現できたというのはすごくうれしいと思っております。観光面、また環境面だったり、健康面で、またこれがシェアサイクルというところですばらしい形で、コストのところが私もさんざん言っていたので、コストのところが一番どうするのかなと思っていたところなんですけれども、本当にいい形で、また使用料が稲城市に入るというところが魅力的だというところだし、さくらコマースさんというところのバックボーンを府中市さんがやられていたというところで、稲城市に導入していただいたというのは、すごく輝かしい導入だなと思っております。  そこで、近隣市の状態はどうなのか。私は府中市しかよくわからなかったので、近隣市の状態はどうなのかということと、あと導入に当たって、私もそこに行かせていただいたのですけれども、府中市のチラシかな、パンフかな、それをさくらコマースさんからいただいたのですけれども、稲城市はそういう周知方法とか、パンフとか、企業さんがやってくださるのかなとは思うんですけれども、周知方法。この2つ、近隣市の状況と、あと周知方法を教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。 21 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 22 ◯ 徳尾観光担当課長 近隣市への導入でございますけれども、先ほど申し上げましたように、府中市だけではなくて、国分寺市、調布市、小平市にも広がっていくことになっております。また、全国的に見ますと、この「HELLO CYCLING」のソフトに参加しております事業者は60者ほどございまして、関東では埼玉、栃木などに随分広がっております。また、実証実験で台東区とか千葉市もやっていると聞いております。また、関西では、かなり電鉄系の駅を中心に広がっております。全国で60者ほどの展開で、ステーションとしては1,100ステーションが登録されていると聞いておりまして、地域限定事業形態とは違って、広がりが大きいかなと思っています。  それから、PRでございますけれども、基本的には月報で、現在使えるステーションの地図、これはもちろんスマホで見られるのですけれども、それが登録されて、またこの月報にはいろいろな企業の宣伝あるいは市のイベントも掲載できるようになっておりまして、稲城市は稲城市用のマップがつくられまして、ステーションの横のフォルダに保管されます。各市ごとにそういう特色のある広報物を同社では出しております。 23 ◯ 鈴木委員長 つのじ委員。 24 ◯ つのじ委員 丁寧な説明、ありがとうございます。さくらコマースさんのほうに登録しておけば、行く行くは1,100ステーションということで、いろいろなところでの利用ができるということで、すごく利用者にとってはメリットがあるのかな、いろいろなところでの活用方法があるということで、すばらしいのではないかなと今お聞きすることができました。周知方法というか、PRが大事なんですよね。知っている人は知っているけれども、知らない人は全く知らないではなくて、これだけ利用者も、すごくいいという声も私はたくさん聞いていますので、活用されている方もそうなんですけれども、「知らなかったわ」という人がいないようにどんどんPRをしていただいて、どんどん駅も実施するということですし、また違うところの総合体育館だったりとか、いろいろな施設、公共施設とか、いろいろなところに足を延ばしていただければ活用できるのかなというところはすごく期待いたします。  もう一つ気になることは、ちょっとここには書いていなかったので、わかるかどうかはあれなんですけれども、自転車の保険。事故とか、いろいろなことがありますので、保険はどうなっているのかなというのをちょっと一つお聞きしたいところなので、わかる範囲で結構なので、よろしくお願いいたします。 25 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 26 ◯ 徳尾観光担当課長 保険でございますけれども、これは全て事業者のほうで掛けておりまして、傷害保険、それから賠償責任保険動産総合保険が全て適用されて、基本的には事業者のほうで保険の処置をするということになっております。 27 ◯ 鈴木委員長 つのじ委員。 28 ◯ つのじ委員 今、自転車の事故も多いので、保険がどうなっているかというのは心配だと思いますので、いろいろなことが周知できるように、利用者さんがちゃんと安全に乗るということがまずは第一条件だと思いますけれども、いろいろな保険というところでどうなっているのかなというところも、市民が安全で安心して乗れるような取り組みというのはすごく大事になると思いますので、これも含めて周知していただければと思います。これは意見で結構です。 29 ◯ 鈴木委員長 ほかに。──ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  以上で、シェアサイクル導入についてを終わります。   ────────────────────────────────────────── 30 ◯ 鈴木委員長 続きまして、次に、第1回「稲城クロス」の開催についてを議題といたします。  市から報告を求めます。観光担当課長。 31 ◯ 徳尾観光担当課長 それでは、お手元の資料2に沿いまして御説明させていただきます。 32 ◯ 鈴木委員長 こちらも報告なので、着座で。 33 ◯ 徳尾観光担当課長 シクロクロスという言葉は、なかなかなじみがなかったのですけれども、シクロはイタリア語でサイクルという意味でございます。くねくね曲がるところでシクロクロスという競技がございます。これは、舗装地あるいは草地、泥、砂、でこぼこのあるところなど、さまざまなコンディションのコースで速さを競う自転車競技で、基本的にはロードレースとかマウンテンバイクの選手が冬の期間の訓練用にする競技でございます。  既に本市では、昨年の夏に、サイクリストの多く集まる矢野口のところに、サイクリスト用の衣服あるいはコーヒー等を提供いたしますクロスコーヒーというお店ができまして、多くのサイクリストが集まっております。ここは、川崎街道と、あるいは多摩市から来る、ちょうどクロスするところで、サイクリストの集まるところになっております。このクロスコーヒーは、株式会社Champion System Japanというのが運営しているのですけれども、これまでお台場でシクロクロス大会をやってきたのですが、事情によりまして当地のほうで展開したいと、特に多摩川の河川敷での開催につきまして相談がございました。  この河川敷の利用につきましては、国土交通省の河川事務所に御相談いたしました結果、稲城北緑地公園内の河川敷の本市使用可能範囲について使用可能ということで承認が得られましたので、開催の見込みとなったわけでございます。また、名称も、本市にちなんで「稲城クロス」と称するようになりました。  本市としては、「自転車まち稲城」を推進する上でも有効であり、今大会を市及び教育委員会で後援することといたしました。  大会のこと及び概要につきましては、御参考までに、別冊としておつけしております。最初のほうはちょっと解説なんですけれども、一番最後のページにマップをつけております。これは、河川敷でのコースでございますけれども、河川敷の許可範囲の中で、約1.2キロから1.6キロぐらいの距離になるようなコースをくねくねとつくったものでございまして、ここで実力に応じていろいろなカテゴリーの大会が行われるということでございます。  これは、9月30日に第1回が開催され、無事終了して、非常に好評だったということでございます。  また、関連行事としましては、9月8日には竹之内悠選手という有名な選手を招いてのシクロクロスクリニックがございました。また、10月6日には、アメリカとドイツの先進自転車メーカーがデモと試乗会をやって、それぞれ関心の強い方が各地から集まったと聞いております。  以上の結果を踏まえまして、第2回もほぼ同程度で展開できるのではないかということで、2月11日に第2回目の計画を同社株式会社Champion System Japanでは考えているというところでございます。  説明は以上です。 34 ◯ 鈴木委員長 以上で、報告は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言を願います。池田委員。 35 ◯ 池田委員 それでは、稲城クロスについてですが、この稲城クロス当日に私も現場に行って応援させていただきました。大変盛り上がったすばらしい大会でしたけれども、コースづくりから当日、そして今御紹介にありました9月8日、10月6日の大手メーカー3社によるデモにも私は行ってまいりましたけれども、これだけサイクリストの皆さんやバイカーの方がたくさんいるのだなというのを改めて感じたところでございます。  ちょっと株式会社Champion System Japanの方とお話をしたところ、今回開催に当たっては、大きな市としての告知ですか、周知文というようなところが余りなかった、身内だけでほぼ回したというような状況をお聞きしました。これから第2回も2月11日に予定されているということでございますけれども、そのあたりの市の周知の仕方について、どのようにお考えなのかを少しお聞かせいただければと思います。 36 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 37 ◯ 徳尾観光担当課長 周知につきましては、まず私どもはホームページあるいはチラシの配布をしております。一方、この業界独自のツイッターとかフェイスブックがございますので、このシクロクロスのAJOCCという全国組織があるのですけれども、それを通じての告知、これが一番関係者には響いていると、影響があるかなと思っております。いずれにせよ、市としても、これは観光資源でございますし、外から来られる方の経済効果も当然あるわけですから、周知には努力していきたいと思っております。 38 ◯ 鈴木委員長 池田委員。 39 ◯ 池田委員 ありがとうございます。そうですね。課長のおっしゃったとおりだと思います。ただ、市民としても、参加するということもありますが、観光として、見る、見学するという楽しみもありまして、実際、当日も、今回は準備期間がなかなか短かったということもありますけれども、例えばああいったところに少し出店のようなものがあると、もう少しお祭り騒ぎで盛り上がってくるのかなと思います。衛生面とかいろいろな面で難しいとは思いますけれども、そういった場所的なことも考慮して、すごくいい場所ですので、ぜひそういったことも考えて、これから大会開催に向けていただければなと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 40 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 41 ◯ 徳尾観光担当課長 参加者につきましては、いわゆる一種の同好者だけではなくて、いずれ子供、児童への自転車の乗り方教室とか、あるいは安全のための乗り方とか、そういう面もあの大会の中に含めるような、あるいは附属としてプログラムが組めないかどうか、同社とはちょっと話しているところでございます。また、出店につきましても、これも河川事務所の了解を得ないといけないのですけれども、構想としてはございますので、また検討したいと思います。 42 ◯ 鈴木委員長 ほかに。荒井委員。 43 ◯ 荒井委員 さっきのシェアサイクルもこのことも含めて、稲城がだんだん観光も含めていろいろな形で市民の関心が強まるようなことに取り組まれているというのは、非常にいいことだと思います。これについてだけ、ちょっとわからない点で、資料をもらった中で、お話を聞くと、お台場でやっていた人たちが稲城でやりたいということで、国土交通省と交渉して大変だったと思うんですが、河川敷を設定していただいて、できたということは非常によかったと思うんです。そういう意味でこの大会概要を見ると、主催団体なのだけれども、稲城クロス実行委員会というのは、結局お台場でやっていた方々がつくった団体ということなんですかね。その主催と構成と後援と協賛と会場というのが書いてあるのだけれども、今まで私たちがいろいろなものをやるときに、主催団体がどこで、後援団体がどこでという話はわかるのだけれども、構成というのはどういうことなのかな。話としては、会社が中心になって一生懸命やっているということはよくわかるのだけれども、そこら辺が基本的なところで、後でどうなっているのかという話になるといけないので、そこら辺をちょっと説明していただけますか。 44 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 45 ◯ 徳尾観光担当課長 主催の稲城クロス実行委員会でございますけれども、これは株式会社Champion System Japanというところを中心として、関係する人物、人材とか、企業体が入っているということで、ちょっとここには個別には書いておりません。 46 ◯ 鈴木委員長 もう一つ、今の構成となっているのは、この構成という役割は何かという……。 47 ◯ 徳尾観光担当課長 構成の個別名は書いていないのでございますけれども、中心となって動いているのが株式会社Champion System Japanというところでございまして、ここはちょっと中心構成会社だけを書いているということでございます。これは同社の資料でございますので、御理解いただければと思います。 48 ◯ 鈴木委員長 荒井委員。 49 ◯ 荒井委員 そういうことになると、要するに主催団体を構成している一つということなんでしょう、基本的に。そうすると、こういう意味からすると、要するに書き方とすると、主催があって、構成があってということになると、ちょっとわかりづらいというか。恐らく、今言っているように、構成団体があって、その中の中心がこの会社なのかなと。たまたまそういうことで名前が構成ということになっているのだろうと思うんですけれども、そこら辺はもしあれであれば、普通の人が見たときにわかりやすいように整理したほうがいいなということと、もう一つお聞きしたいのは、稲城クロス実行委員会のときに、会社とか個人とかということで、稲城のところから参加している人たちも何人かおられるのですか、この実行委員会には。ちょっと確認させてください。 50 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 51 ◯ 徳尾観光担当課長 次回から構成につきましてはやや詳細に書くように、同社に伝えたいと思います。  それから、稲城市からの参加でございますけれども、当日の中には稲城市の参加者もおられました。それから、周辺からももちろんございまして、それから関心をお持ちの方も随分見学にいらっしゃっていたと思っております。 52 ◯ 鈴木委員長 運営側にも何人か入っていた。 53 ◯ 徳尾観光担当課長 運営にも、もちろん稲城市の方も入っておりまして、それから当日のボランティアの方にも随分おられました。  以上です。 54 ◯ 鈴木委員長 荒井委員。 55 ◯ 荒井委員 私の語尾がはっきりしないのかなと思うんですが、私が聞いたのは、実行委員会の中に稲城市の方が入っているのですかと。参加者に稲城市とか、運営の中に入っているのではなくて、実行委員会と載っているから、この中には稲城市の関係の人が入っているのか、団体が入っているのかということを確認させていただきたいということと、主催団体の一つだから、構成という項目を設けて入れるということ自体がわかりにくいのではないかなと思っていて、そういう意味では、構成をもっと丁寧に書くようにということは、私が質問している話とは若干ずれているので、私は、先ほど言ったように、主催団体を構成しているところなのだろうから、それは主催団体の中にきちんと整理していったほうがいいのではないかという意味で、普通僕たちが考えると、主催、後援、協賛というような感じになるものだから、そこら辺が、構成とは何だろうなとちょっと感じてしまったもので、そのことについてもう少しうまくわかりやすいように整理ができないのかなということです。 56 ◯ 鈴木委員長 観光担当課長。 57 ◯ 徳尾観光担当課長 先ほど申しましたように、構成というのは、中心となる会社を書いて、その他については書いていないのでございますけれども、この実行委員会には稲城市民の方も参加しております。これは、資料自体が同社でつくりました資料でございますので、不十分な点があるかと存じますけれども、次回からは明記するようにいたします。 58 ◯ 鈴木委員長 ほかに。──ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  以上で、第1回「稲城クロス」の開催についてを終わります。  暫時休憩いたします。                                午前10時4分 休憩   ──────────────────────────────────────────                                午前10時5分 開議 59 ◯ 鈴木委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、土砂災害防止法に基づく東京都が実施した基礎調査の公表等についてを議題といたします。  市から報告を求めます。都市計画課長兼団地再生担当課長。 60 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 それでは、土砂災害防止法に基づく東京都が実施した基礎調査の公表等について御報告申し上げます。  資料1ページ目をお開きください。本件、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律(以下「土砂災害防止法」という)に基づき、東京都が平成28年9月から実施していた基礎調査が平成30年3月末日に完了したことから、東京都が実施主体として下記の日程で公表を行い、住民説明会を開催いたしますことから御報告を申し上げるものでございます。  まず、1、基礎調査でございます。  東京都が、土砂災害により被害を受けるおそれのある場所の地形や地質、土地の利用状況などを調査したものでございます。  2、東京都の公表日でございます。平成30年9月27日の午前9時ごろに既に公表されております。  3、公表方法でございます。  (1)といたしまして、報道発表。  (2)といたしまして、東京都建設局のホームページ。  また、市民への閲覧用といたしまして、市に対して土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の詳細な図面が1部提出されております。  4、住民説明会でございます。  東京都が土砂災害防止法に基づき、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の基礎調査結果について全市民を対象とした住民説明会を、稲城市を南北に分け、2会場において実施いたします。  なお、都市建設部都市計画課職員及び消防本部防災課職員も同席いたします。  (1)といたしまして、1回目でございます。日時は、平成30年12月14日の金曜日、昼間の部として15時から、夜の部として19時からということで、地域振興プラザ4階の大・中・小会議室で開催予定です。  2回目といたしまして、日時、平成30年12月17日月曜日の昼間の部が15時から、同じく夜の部が19時からということで、稲城市立iプラザホールで開催予定でございます。
     5といたしまして、住民説明会の開催に伴う市民への周知方法でございます。  (1)、東京都が土砂災害警戒区域──通称イエローゾーンの居住者に対して開催案内をポスティングいたします。  (2)といたしまして、東京都が土砂災害特別警戒区域──通称レッドゾーンの地権者に対しましては、個別に開催案内を発送いたします。  (3)といたしまして、平成30年10月18日木曜日に開催されます行政連絡員調整会議において、東京都から住民説明会の開催に関する説明と住民への周知に関する協力依頼、各自治会の回覧等を依頼予定でございます。  次ページをお開きください。  (4)といたしまして、稲城市の広報いなぎへの掲載を予定しております。11月15日号並びに12月1日号に掲載予定でございます。  (5)といたしまして、市ホームページの新着情報へ掲載予定でございます。  (6)といたしまして、メール配信サービスによる配信も予定しております。  6でございます。土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の箇所でございます。土砂災害警戒区域内に土砂災害特別警戒区域が含まれております。具体的な場所については、後ほどまた別の資料で御説明申し上げます。  (1)といたしまして、土砂災害警戒区域──イエローゾーンでございますが、こちらについてはトータルで280カ所になります。  崖崩れ、土石流、地すべりという3種類がございますが、まず崖崩れの箇所が275カ所。こちらについては、傾斜度が30度以上で、傾斜地の高さ5メートル以上の崩壊するおそれがある箇所というところでございます。  2)といたしまして、土石流のおそれがある箇所ということで、こちらについては5カ所でございます。山腹が崩壊して生じた土石等または渓流の土石等が水と一体となって流下するおそれがある区域でございます。  3)の地すべりについては、稲城市においては指定箇所はございません。  (2)の土砂災害特別警戒区域──レッドゾーンでございます。こちらはトータル225カ所でございます。  まず崖崩れのおそれのある箇所が221カ所、土石流が4カ所、地すべりについてはなしということでございます。  最後に、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の指定でございます。こちらについては、年明け、平成31年3月を予定しております。  次ページの資料をごらんください。こちらは、土砂災害防止法を説明するチラシになります。以前、平成28年の報告のときにもこのチラシを配らせていただきました。こちらで土砂災害警戒区域・特別警戒区域の意味については御理解いただければと思います。  次ページを開いていただきまして、A3の横長の表になります。こちらが総括表と、その下に航空写真の図面がございますが、稲城市内を北部と南部というような2つに分けまして、資料を作成しております。まず北部の部分でございます。こちらについては、先ほど申し上げました崖崩れのおそれがある箇所ということで、急傾斜地の崩壊と記載されておりますが、こちらが110カ所の特別警戒区域が98カ所、土石流が5カ所の特別警戒区域が4カ所というような形でございます。  次ページをお開きください。こちらは、土石流の発生のおそれがある箇所ということで、大丸・向陽台地区になりますが、市立病院の周辺、それから中央図書館の上流部というような形になってございます。  次ページをお開きください。こちらは、崖崩れのおそれがある箇所になります。大丸と向陽台地区ということでございます。図面を見てわかりますように、イエローゾーンの中にレッドゾーンが含まれているというような形になっております。  次ページをごらんください。こちらは、稲城市大丸・向陽台・百村地区の崖崩れのおそれのある箇所というところでございます。  次ページをお開きください。こちらが、百村・矢野口の崖崩れのおそれのある箇所ということで、こちらに緑の網かけがされている部分がございます。こちらにつきましては、現在造成作業中ということで、今回の調査からは保留になった地区でございます。また、工事が終わり次第、東京都のほうで調査の予定と伺っております。  次ページをごらんください。こちらは、矢野口になります。同じように、緑色のところは、調査を保留した箇所になります。  次のページが、稲城市の南部の総括表になります。こちらにつきましては、崖崩れのおそれのある箇所、警戒区域──イエローゾーンが165カ所、うち特別警戒区域──レッドゾーンが123カ所、土石流はゼロということでございます。  次ページをごらんください。こちらが、崖崩れのおそれのある箇所、坂浜・長峰・若葉台地区の図面になります。  次ページをお開きください。こちらは、坂浜・長峰・若葉台、同じくですが、崖崩れのおそれのある箇所ということです。こちらも、一部緑の網かけの地区がございます。  次ページをごらんください。こちらは、若葉台・坂浜・平尾地区になります。こちらも、崖崩れのおそれのある箇所ということでございます。  次ページをごらんください。こちらも、崖崩れのおそれがある箇所ということで、平尾地区の航空写真になります。  説明につきましては以上でございます。 61 ◯ 鈴木委員長 以上で、報告は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑・意見のある方は挙手をして、起立して発言願います。岡田委員。 62 ◯ 岡田委員 ちょっと具体的に確認したいんですけれども、総括表の稲城の向陽台の地域で、例えば急傾斜地の崩壊の1)、2)とかに書かれていると思うんですけれども、ここは、具体的にちょっと言うと、この写真によると左というか上というか、米軍の多摩サービス補助施設ではないですか。ここはどのように対応しているのかなというのをちょっと確認したいんです。南山とか上平尾とか小田良の地域のところは今回調査していないということだったのだけれども、要するにここはすごく山で、住民の人からはそういう災害のことを心配するという声もあったりして、ここはどうなっているのか、ちょっと聞きたいなと思います。 63 ◯ 鈴木委員長 都市計画課長兼団地再生担当課長。 64 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 今御指摘のありましたのは、資料、北部のほうの1枚目の写真の部分になりますかね。こちらにつきましては、土石流の発生のおそれのある箇所ということで、地形的な部分、それから扇状地形──もともと土石流等が発生して扇状地状になっているような地形の部分、そういった部分ということで、東京都のほうで米軍の中も立ち入って調査をした中で、調査の結果をこのような形でまとめたと伺っております。 65 ◯ 鈴木委員長 岡田委員。 66 ◯ 岡田委員 では、もう一度言いますけれども、そういうことだったら、土石流のページを今言っていただいて、その次のページに急傾斜地の崩壊もあるではないですか。1)と2)。ここはずっと多摩サービス補助施設に沿って、向陽台の地域の高層の建物がずっと丘陵地に沿って建っていて、この写真で言うと、左奥が多摩サービス補助施設になっているということで、この多摩サービス補助施設の中も調べた上で、このあたり、多摩サービス補助施設のほうについては書かれていないではないですか。なので、一応ここの調査をした上での資料という理解でよろしいのですかね。 67 ◯ 鈴木委員長 都市計画課長兼団地再生担当課長。 68 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 東京都のほうでは、まず2,500分の1の地図データを用いまして調査箇所を選定した上で、現地調査等を踏まえて、このような調査結果を取りまとめたと伺っております。 69 ◯ 鈴木委員長 岡田委員。 70 ◯ 岡田委員 つまり、多摩サービス補助施設の中も、もちろん写真は見られるだろうけれども、現地も調査した上での結果という理解でいいわけですね。調査をした結果なんですよね。要するに、入れなくて、ここは調べていませんよとか、そういうことではないという理解でよいということですね。 71 ◯ 鈴木委員長 都市計画課長兼団地再生担当課長。 72 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 はい、米軍の施設の中も立ち入って調査をしていると伺っております。 73 ◯ 鈴木委員長 荒井委員。 74 ◯ 荒井委員 今回の発表を見て、かなり深刻な数字だなと思ったのですが、今までのハザードマップで指定した箇所と今回指定された箇所のずれというか、そごがどの程度あるのかということについてちょっと確認させてください。 75 ◯ 鈴木委員長 都市計画課長兼団地再生担当課長。 76 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 今回、本件につきましては、まだ指定前、調査結果の公表ということでございますが、従前の急傾斜地の指定につきましては、45カ所指定されてございます。こちらにつきましては、図面でいきますと、2万5,000分の1の図面を使って調査をしたということで、今回の土砂災害防止法につきましては、もっと精細なそういったデータ、それから現地調査等も踏まえて調査をしたということで、箇所数についてはかなり多い数字になってきてございます。 77 ◯ 鈴木委員長 荒井委員。 78 ◯ 荒井委員 当然、稲城市の防災計画などについてもいろいろなことがこの関係で出てくるのだろうと思うんですが、御案内のように、広島で起きた事件を含めて、土砂災害についての関心というのは非常に強まっている。ましてや台風が東京を直撃するような事態が出ているから、住民の人たちからすると、より頻繁にそのことについて真剣に考えるようになってきているということなんですが、当然、これは指定の話ではないですから、説明会なのですけれども、恐らく多くの方々が関心を持つのだろうなと。対象からすると、相当な数がいますよね。そういう意味からすると、「うちの場合はどうなのでしょうか」などといっぱい出てくるのではないかということで、2カ所で4回で本当に説明会は十分なのかなということからすると、もう少しきめ細かく、東京都でやることですから、稲城市がどこまでそういうことを要望できるかどうかは別として、結局これについてそういうことで案内を出したり、周知のあれを出したり、自治会を通じてそういうことについてあれすると、あっと思って、これは聞きに行かなければいけないという人がかなりふえるのではないか。そうすると、ちょっとこの住民説明会の対応では大変なのではないかなと。いっぱい、当然、「うちはどうなのだろうか。大丈夫なのだろうか」ということから始まって、いろいろ出てくるのだろうと思うんですが、そこら辺についてはどのように捉えておられるか、ちょっと確認をさせてください。 79 ◯ 鈴木委員長 都市計画課長兼団地再生担当課長。 80 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 本件、土砂災害防止法に基づくこういった説明会、それから区域の指定につきましては、既に東京都のほうでは、島しょ部、それから西多摩の地区、八王子市、町田市、日野市等、あと区部などでもう既にやってきてございます。そういった中の実績も踏まえまして、稲城市については、南北に地区を分けた中で2カ所、この程度の大きさの会場で大丈夫だろうというような判断の中で、東京都のほうで説明会を設定していると伺っております。 81 ◯ 鈴木委員長 もう1点。今、「うちは大丈夫なのか」と、それ以外の方から打診があった際にどうするのかという……。都市計画課長兼団地再生担当課長。 82 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 本件、土砂災害防止法に基づきます警戒区域、それから特別警戒区域の指定につきましては、大丈夫か、大丈夫ではないかというようなことではなくて、そういった災害のおそれがある区域なので、大雨とか、そういったときには自助という形で、備えについて心構えをしてくださいといった趣旨でございますので、そういった問い合わせがあったときには、そういった法の趣旨等を稲城市並びに東京都から御案内を差し上げるような形の対応になるかと思います。 83 ◯ 鈴木委員長 荒井委員。 84 ◯ 荒井委員 警戒区域というのはあるのですが、特別警戒区域というのが200幾つありますよね。これも法律を読めばわかるように、生命などに危険が及ぶおそれがあるとして、開発行為などの規制から、できれば移転からなどという話も法律には載っているわけですよ。そうすると、そういうものを当然読んで参加してくる方々はおられると思うんだよね。「うちはそういうところに入っているのだけれども、本当にそういうことについてどのような対応したらいいのか」といったことも出てくるのかなという意味からすると、いろいろな話が出てきて、今言っているように、東京都のほうは実績を押してきて、やってきていることだから、それで4カ所ということで、東京都がそういうことでやったのだろうということはわかるけれども、できれば、そういうことで出てきた人たちが、そういうことに基づいて、いろいろなことについては時間切れでおしまいだというのではなくて、そういうことが出てきたら、十分に対応できるように、もしその中でやり切れなかったらやっていくということをぜひお願いしたいのです。  当然、これに基づいて指定がされるということになりますよね、来年の3月ですか。そうすると、それに基づいて、指定された区域についてどのようにしていくのかというのは、ある意味では市町村の対策が必要になってくると、防災計画なども、さっき言ったように、ハザードマップの範疇の中でつくっているという意味からすると、この調査結果に基づいて、指定に基づいてもいろいろなことが出てくるのかなと思っているのですが、そこら辺のことについては防災のほうとしてはどんな議論をされているのでしょうか。 85 ◯ 鈴木委員長 防災課長。 86 ◯ 須藤防災課長 指定後の対策につきましては、現在公表という段階ですので、指定後ということになりますが、こちらは当然のことながら地域防災計画の中で警戒体制・警戒避難体制の整備ということが必要になりますし、またハザードマップを作成して個々に配布するということも法律の中にうたわれております。そういった事業を計画的に進めていきたいと考えております。(荒井委員、何事か呼ぶ) 87 ◯ 鈴木委員長 防災課長。 88 ◯ 須藤防災課長 説明会の中で、個々の区域につきましての問い合わせにつきましては、個々で対応すると東京都から伺っております。 89 ◯ 鈴木委員長 ほかに。原島委員。 90 ◯ 原島委員 今の質問と関連してくるのかわかりませんが、ハザードマップでは40何カ所という部分で、これでは500カ所ぐらいになるのかなと。ある部分では、向陽台・長峰・若葉台においては、東京都が主体としてつくったまちだと思います。そんなことで、これからの手当てはどうしていくのかと荒井委員が聞いたら、これから改善していくのだという部分があるのですけれども、そこら辺は、40何カ所との大きな違いは、ニュータウン地域が含まれたことによってそれだけの場所が広がったのかというのをちょっとお聞きしたいと思います。 91 ◯ 鈴木委員長 都市計画課長兼団地再生担当課長。 92 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 ニュータウンの地域があるからこれだけの箇所になったというよりは、自然地も含めまして、あと造成地も含めて、今回、30度以上5メートル以上の落差があるような斜面地が調査の対象になって、イエローゾーン・レッドゾーンの予定ということで公表されたということになっております。  宅造法等の中では、30度並びに5メートル以上の斜面地というのは、許容の範囲といいますか、つくり方の中でそういった斜面地も生じるものでございまして、この辺については、自然地などに比べると、その安全性には差異はございますけれども、今回の土砂災害防止法の中では、そういった外形的な事実のもと、災害のおそれがある区域ということで、情報提供さしあげると御理解いただければと思います。 93 ◯ 鈴木委員長 原島委員。 94 ◯ 原島委員 何となくわかったのですけれども、土砂災害という部分で、南山の地形の中に1カ所、南山小学校の上が指定されていますよね。ここだけは特殊性があって、これは恐らく南山の中でこういうことが起きてくれば、当然何らかの、こういうことが起きないような形につくり変えていく可能性というものはあると思うんですけれども、南山の土地区画整理の中だけがちょっと指定されていますので、南山小学校の上ですが、そこら辺はこれからもし3月にしっかり指定された場合は指導していくという形で考えていいのか、そこら辺をお聞きします。 95 ◯ 鈴木委員長 都市計画課長兼団地再生担当課長。 96 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 今回の土砂災害防止法に基づきます指定につきましては、あくまでソフト対策ということでの指定でございます。ハード上そういった改善が必要というような部分につきましては、別の法律で区域を指定するようなたてつけになってございますが、稲城市内におきましてはそういった地区はございません。また、南山の今御指摘のありました部分につきましては、別の法律の中で安全性が確認されて造成されておりますので、これ以上、何らかの改良を加えるという必要はないと判断しております。 97 ◯ 鈴木委員長 原島委員。 98 ◯ 原島委員 若干、こういうのが指定されてくると、そこは危ないのではないかなということを感じるのは市民全員だと思うんです。そうした中で、来年の3月の指定に関しては、これより若干減っていくのかなと思いますが、そこら辺は再度、稲城市としてその現場を見回りながら確定していくということで考えてよろしいでしょうか。 99 ◯ 鈴木委員長 都市計画課長兼団地再生担当課長。 100 ◯ 吉岡都市計画課長兼団地再生担当課長 今回の調査結果のまとめに当たりましては、その辺の別の法律で安全性が確認された中で造成されているか否かとか、その辺が見えないような部分になってございます。こちらについては、ちょっと東京都のほうにも情報提供をお願いしながら、その辺の色分けみたいなものは市としてもちょっとしていきたいなと考えております。 101 ◯ 鈴木委員長 ほかに。岡田委員。 102 ◯ 岡田委員 それではもう1点。この資料の中の「土砂災害防止法とは」というカラーで入れてもらったチラシの裏面のところなんですけれども、「「土砂災害防止法」で区域に指定されると…」と書いてあって、今回、警戒区域と特別警戒区域に指定していくということで、それは3月末に指定されるわけですね。そうすると、その指定された地域でどのように市民の命と安全を守っていくのかということで具体的な取り組みが必要になるということだと思うのですが、これを見ると、警戒区域では、警戒避難体制の整備は市町村の役割と書いてあって、具体的に「災害情報の伝達や避難が早くできるように警戒避難体制の整備が図られます」と書いてありますね。これに指定されると、ではどうすればいいのかという話にそこに住んでいる方々はなると思いますし、行政としてどういう対応をするのかという話になっていくと思うんですが、今、荒井委員の質問でも、地域防災計画を見直してやっていくということは言われましたが、具体的にはどんな指定後の対応を考えられるのかというあたりを今の時点でお答えいただければと思います。 103 ◯ 鈴木委員長 防災課長。 104 ◯ 須藤防災課長 指定後の対応というお話でございますが、まずこの区域内に入られている住民の方々を抽出して調査をしたいと思います。と言いましても、この区域内に入った方々が土砂災害によって被害を受ける、命を失ってしまうおそれがある区域ということになりますので、まずはその区域内に入られる方の調査を行いまして、その後、その対象となった方々に対して、避難情報といったものが正確に入手できるような手段といったものを周知していくということを現在のところ考えております。 105 ◯ 鈴木委員長 岡田委員。 106 ◯ 岡田委員 いずれにしましても、警戒区域に指定されると、そこに住んでいる方に向けて、具体的に行政としてもアプローチをして、命と安全を守るという取り組みをやっていかれるということだと思います。なかなか地域の防災訓練というのも、例えば稲城市でもやっていますし、向陽台の地域などでもやっているのですけれども、それに参加される方というのは自治会関係でやっている方とかが多くて、それぞれの一人一人の住民の意識にはなかなか上っていかないということもありますので、今回、具体的に整備されて、市民の命・財産を守る取り組みをしっかりやっていっていただきたいと思います。これは意見で結構です。 107 ◯ 鈴木委員長 ほかに。──ほかに質疑・意見がありませんので、以上で質疑を終結いたします。  以上で、土砂災害防止法に基づく東京都が実施した基礎調査の公表等についてを終わります。  暫時休憩いたします。                                午前10時34分 休憩   ──────────────────────────────────────────                                午前10時48分 開議 108 ◯ 鈴木委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、特定所管事務調査事項の調査を行います。稲城の魅力、観光の整備についてを議題といたします。  本議題につきましては、本日配付いたしました報告書(案)のまとめ方などについて、皆様の率直な御意見を聞かせていただきたいと思います。それでは、私から反時計回りでよろしいですか。では、佐々木副委員長から、御意見をいただければと思います。 109 ◯ 佐々木委員 建設環境委員会のこの間の調査をしてきたもので、この調査報告書(案)というもので、ベースとしてはこれに集約されていまして、多分皆様、大体意見は出尽くしているのかなというところは感じております。今委員長からもありました基本的な項目立てというところに関しては、これは私の個人的な考えですけれども、目的、方針というところでいいのかなと考えております。  次の3項目に分けてきましたがというところですけれども、これは項目の追加は必要ないと考えております。観光の整備、魅力というところでいいと思います。考え方としましては、建設環境委員会としてこの間調査をしてきたことを市民によりわかりやすいように、しっかりとしたものをつくり、提示といいますか、市民の方々に見ていただけたらいいのかなと思っております。なので、私はこの報告書(案)というところで大幅な変更等々は要らないと考えており、これに集約、まとまっていると感じております。  以上です。 110 ◯ 鈴木委員長 ほかに何か御意見があれば、何周かしますので。  では、次に荒井委員にお願いしてもよろしいでしょうか。 111 ◯ 荒井委員 基本的に調査の目的が稲城の魅力と観光の整備ということで、その中で観光協会の設立というのもありましたけれども、基本的に稲城の観光をどうしていくのかと。所管事務調査というのは、もう御案内のように、要するに自治法の中でやられている調査としての仕事なのだけれども、なぜこのことを始めたかというと、ただ議会が行政のほうからの議案の提出とか、市民からの陳情の提出とか、それについての意思決定をするだけではなくて、議会のほうからも所管のことについて調査をして提言していこうということで所管事務調査がやられて、そういう意味では先進を走ってきたということなんですが、基本的にその課題について、いろいろな調査をやりました、2年間あちこちへ行って。問題は、調査をした結果、どういうことを提言するかというのがこの委員会の一番大きな仕事で、調査結果までの何ページか、研修へ行って、こういう感想があってこうあってというのは、これはもう誰もが認めてあれしていることだから、これは事実経過だから、それはいいのですが、それを通してどのようにまとめていくのかということを少し整理していったほうがいいということで、私は最後の提言の中でたしか5つお話を出していると思います。  一つは、これはみんなの意見も全くそのとおりなんだけれども、稲城の歴史や伝統や文化を生かした観光事業をもっとやっていくためにはどうしたらいいかということをもう少し担当も含めて、稲城市としても進めていったらどうかということ。  それからもう一つは、稲城の風土です。緑と水と土の香りがあるということを生かしたような観光事業をどうやって展開するかということが一つ。歴史、伝統と、今言ったように風土。  もう一つは、稲城市の中にある産業、梨・ブドウ、さらにもっと加えると、稲城市の中でも私企業でも立派な仕事をやっているところがいっぱいあるわけですよ。昔、国際見本市を大阪で開いたときに「太陽の塔」をつくったスーパーレジンとか、ナノ単位で網をつくっているフィルコンとか、本当に稲城にはこんな産業があるのだと。電工関係では機電とか、そういうことを生かした環境をどうするかというのが3つ目。  4つ目は、ニュータウン事業を含めて、関連自治体や隣接した自治体との連携をしたところ。事業という意味からすると、例えば僕などは昔から言っていたのだけれども、ニュータウンという一つの地域が新しく生まれたのだから、八王子市と町田市と多摩市と稲城市が連携してニュータウンマラソンみたいなものを企画してみたらどうかと前にも言ったことがあるのですが、そういうことも含めて、川崎市も含めて、何かいろいろなことを含めてということがこの前も出てきましたけれども、そういうこと。  それからもう一つは、よく言われているように、市内に在住している芸術家とか文化の人たちを生かした、大河原さんのガンダムもそうだし、実は音楽関係でも、東京フィルの楽員団体とか、いろいろな団体を持っていたり、いろいろな芸術を持っている人たちがいて、その人も稲城の誇りだから、そういうことを生かした観光の事業をどう進めていくか。  そんな僕なりの提案だけれども、5つの提案ぐらいのことは、そういうことで促進していったらいいのではないか。そういうことをもう少し体系的に進めていくような取り組みを、今、シェアサイクルも含めて、一生懸命観光事業でやっているけれども、そういうことを少し整理して、もう少し取り組んでもらうといいのかなと。それを取り組むに当たっては、地域の意見とか地域の人たちの意見も聞きながらやっていくようなことを考えていったらいいかということで、議会だから、議会としては行政に対する提言だから、行政としての提言をして、行政としてそういう形で観光協会などについても働きかけをして、一緒に汗をかいていくようにしたらどうかということで、提言は行政に対して出していくということが望ましいのではないか。そこら辺をみんなでそれぞれ、今私は自分の意見を言ったけれども、こういうこともいいではないかと、こう言ったけれども、これはあれではないかということも含めて、「今荒井さんの言ったような整理の仕方ではなくて、こういう整理の仕方もあっていいのではないか」というようないろいろな意見を通して少したたいてみて、とにかく稲城の魅力、観光を進めていくためにはこうしていこうよということで、一致点を。もう本当にこの前行って、誰しもが感じたのだけれども、九州の小さな自治体へ行って、そこで、みんながやろうと思うことでなければ、楽しいことでなければやらないよというようなことを含めて、いろいろ学んだこともありますから、そこら辺も生かしながら、提言をしていったらいいかなと思っています。  一巡してまたあるのですよね。
    112 ◯ 鈴木委員長 何巡もできますので。ありがとうございます。  では続きまして、岡田委員、お願いいたします。 113 ◯ 岡田委員 私が思うには、自分のところで書いたことが基本というか、最後のページの6の報告のところにもあるように、僕は、稲城の魅力にはこういうものがあるというのをはっきり出しておいて、まとめのところにも歴史文化、商工業、農業、芸術等と書かれていますけれども、僕のところでは、似ていますが、自然、歴史、文化財、商業、スポーツ、レジャー等で、具体的には梨・ブドウとか、それから蛇より行事とか、今お話があったように、工業でもレジンとかもありますし、商店街、それからよみうりランド、ヴェルディ、ジャイアンツ等、こういうところ、稲城のそれをはっきり出しておいて、それを生かして進めていく方向でという提言というか、提案みたいに、僕はなるべく具体的なほうがいいかなと思うんです。それを進める観点として、いわゆる地産地消とか地消地産というお話も聞いてきましたし、それから組織と運営をどのようにやっていくかというようなことを進めるための提案みたいな形で、なるべく稲城の魅力にはこういうものがあるということを議会で出していけるといいかなと私は思います。  以上です。 114 ◯ 鈴木委員長 ありがとうございます。  では続きまして、池田委員、お願いいたします。 115 ◯ 池田委員 2年間、委員会の皆様と調査をした結果、恐らく皆さんも同じような方向性を考えていらっしゃると思います。今、荒井委員も岡田委員もおっしゃったように、私も同じような考えでございまして、稲城が持つ最大の魅力を生かした観光施策、もうこれしかないなと思っています。これもダブるかもしれませんけれども、稲城が今まで保ってきた歴史と文化、そして今も進めておりますスポーツと自然、レジャーを生かしたもの、あとは当然産業と文化、こういったものをポイントとして集約して提言していく。もうこれしかないのかなと思っております。 116 ◯ 鈴木委員長 ありがとうございます。  原島委員、お願いいたします。 117 ◯ 原島委員 実際に報告書の中では、この名前は全て総体的な委員会の報告という形になると思うので、これは要らないと……。 118 ◯ 鈴木委員長 はい。これは名前などはまた後で……。 119 ◯ 原島委員 特に要らなくなってくるのかなと思いますが、確かに今荒井委員の言われた5つの項目もしくは一番最後に載っている鈴木委員長が言っている、3つぐらいの項目が書いてあって、そこら辺を組み合わせると、大体5つぐらいに分けられて、その中に全員の意見を集結していってまとめていくのが一番いいのではないかと思います。言っていることは大体同じですし、そんな形で集結して報告するのがいいかなと思います。  以上です。 120 ◯ 鈴木委員長 ありがとうございます。  では次に、つのじ委員、お願いいたします。 121 ◯ つのじ委員 皆さんが言っていたとおり、本当にこの2年間、いろいろなところに行かせていただいて、いろいろな場所を見せていただいて、観光協会のあり方というところなんですけれども、それぞれの観光協会があって、これでというところで絞るのは難しいな、切るのも難しいなと。全てにおいて発信力というところもあるので、どのように広げていくのかとか、どういう方向性を位置づけるのかというのが、そこを皆さんの意見をまとめていくのがかなり難しいのではないかなと思います。ただ観光という漠然としたものではなくて、これに向けて緑とか文化とか、いろいろな市民愛とか、いろいろなところだと思うんですけれども、観光協会が立ち上がって、これから進めていくのでしょうけれども、ごくごく一部の人たちがやるのでなくて、市民を巻き込まないと、いろいろな形で発信力がないというところもあるんです。だから、市民の御意見を聞きながら、市民とともに、稲城市に住んでよかった、これからも住み続けたいと思うような観光に向けての取り組みというのはちょっと莫大で大きくなってしまうんですけれども、そこも一番かなと。市民を巻き込まないと、では誰かがやっているでしょう、市がやっているでしょう、行政がやっているでしょう、議員がやっているでしょうではなくて、住んでいる地区によってかなりそれぞれ違うので、それぞれの地区の魅力を吸い上げていくのもいいのではないかと思いました。これは私の意見です。 122 ◯ 鈴木委員長 ありがとうございます。  今、一旦、まず一巡でいただいた意見を大体統合すると、行政に対して我々がいろいろな人に、市民の方々の意見を聞くとか、そういうのも働きかけていかなければいけないけれども、まず我々として思うところというので、観光の整備と、あと魅力についての項目が今原島委員からもおっしゃっていただいて、あと荒井委員から出てきた魅力の項目立てもしていって、それらをきちんと体系化して、今はちょっとまだ各陣にひもづいているものをちょっとばらけさせていただいて入れ込んで、それで大枠をちょっとつくっていきたいなと思います。  その文言として、今つのじ委員からも荒井委員からもおっしゃったとおり、市民をどう理解していただいて、言い方はあれですが、巻き込んでいくのかというところが非常に大事になってくる。それは我々としては、文言の中に必ず必須事項としては入れてきて、これは項目とかではなくて、もう提言として、ぜひ入れ込んでいきたいと思うんです。その点については、今の皆さん一致はしているのかなと思うので、これはベースとしては大丈夫そうですか。      〔「はい」と呼ぶ者あり〕 123 ◯ 鈴木委員長 ありがとうございます。  それ以外に、では例えば、基本的に今、行政に言うべきではないかと荒井委員から御意見をいただいているのですけれども、基本的な路線として、行政を通じて観光協会あるいは市民の皆様の意見収集とか、そういったところをこうしたらいかがかと、こうしたらというか、こういうことはやってくださいねというような書きぶりでつくり込んでいくイメージでよろしいですかね。提言的なイメージで、それとも報告にするのかというのは。  では、荒井委員。 124 ◯ 荒井委員 基本的に僕は、要するに議会は執行権を持っているわけではないから、執行権に対して、こういう執行をしてくださいという提言をしていくところなんだと思うんです。だから、こういう意見がありましたというのではなくて、もしまとまれば、こういうことで努力してほしいという提言をしていったほうがいいと思う。  僕がさっき言った中で2つ抜けているのがあって、要するに何が言いたいかというと、こんなことをやらないともったいないよねという意味で歴史だったり伝統だったり、市民の力もあるし、いろいろなことがある。その中でもう2つあるんです。一つは、稲城の中に、日本の中でも有数なテーマパークがあるということ。これが十分使われていなかったというか、本当に駅前を見ても、そうなっていないではないですか。稲城としてそれを入れ込んで、本当に活性化に結びつけているかというと、それは非常に観光としては下手だと思うんです。  もう一つは、稲城は結構、戦前・戦後史の中で一番大きかったのは、火工廠なんですよ。火工廠は、かなり周辺の人も二束三文で土地を取り上げられて、そんな歴史があって、結構戦前もある意味では軍に使われていて、戦後になって米軍が接収した。それで手をつけないから、逆に手がついて人が入るようになったら、貴重な動植物がなくなっているけれども、あそこにはそういうものが残っているという意味からすると、非常に貴重な場所だと思うんです。だから、これも一つの売りの道具。要するに、何を売るかというと、僕は今、観光協会とか課長が一生懸命取り組んでシェアサイクルなどについても、決して悪いと思わないし、いいのだけれども、本当に稲城として大事、魅力としてやってほしいというところがもう少し大事にされて、観光事業の中心に座っていいのではないかという思いが常にあるものだから、ちょっとそういう感じを受けてしまうんだけれども、特にもったいないこと、これだけは生かしてやっていこうよというのは地域の人もみんな持っているんだよね。これは大事にしてやってほしいということ。だから、そういうことからすると、地域の人たちと一緒に取り組んで事業化していくようなことができれば一番いいと思っているけれども、そんなことをうまくまとめて提言できればいいかなと思うね。 125 ◯ 鈴木委員長 住民の意見を反映した、例えば企画もそうですし、あと多摩火工廠などに関しては、それこそ「日輪の遺産」という浅田次郎先生で、映画化されたぐらいの大きな確かに稲城としても、「武蔵小玉市」と書かれてしまっているのが残念なところですけれども、「稲城市」と書いてくれればよかったのになというのはあるのですけれども、そこら辺もあるということで、ではぜひこれは、よみうりランドと多摩火工廠については、活用すべきではないかと。  ほか、結構自由意見で、皆さん御発言いただいて結構ですので。備忘録として言っておいていただいて、どこに紛れ込ませるかは別としても、言っていただければ、ぜひ今まとめていきたいと思いますので。市民の方々から多分観光協会というのができて、これから動き出していくと、こんな企画はどうかという持ち込みが多分出てくるかとは思うんです。それこそ窪全亮先生の劇を来年やろうみたいな話も上がってきますし、そういったところをどう吸い上げるかの仕組みとかもつくっていかないとなかなか、仕組みだけではなくて、アンテナの張り方とかもあるのかなと思ってはおります。それは、あくまでも市民の声をもっと聞いて、もっともっと反映させようという部分ですものね。そこは多分、皆さんで一致いただける部分ですよね。市民で企画があればと……。  では、つのじ委員。 126 ◯ つのじ委員 荒井委員や原島委員も言っていたとおり、文化というのはすごく大事なので、文化を大切にしながら先輩方が歩んできたというところの歴史は、私も稲城市に来て、ずっと住んでここにいたわけではないので、そこらの部分はわからないというところでは、ニュータウンに住んでいる方は、いろいろな地域があるというところで、昔の稲城市の歴史を知るというのは、本当にこれは基本中の基本なのかというところはありますので、いろいろなところのいい文化が私たちの知らないところにたくさんあるということは荒井委員がおっしゃっていたとおりなので、そこら辺も知ることが大事なのかなと、そこは基本ですし、あと、稲城市は自然、緑が多いというところもあるので、東京都などに緑が多いというところもあるので、緑もやはり中心なのかなというところもありますよね。だから、稲城市は、シェアサイクル事業とか、GIANTS TOWNができたりとか、ジョイフル本田が開設されたり、いろいろなところでどんどん発展はしていると思うんですけれども、今までの文化を大切に生かすということもすごく大事なので、そこを活用したらいかがですかね、まずは。 127 ◯ 鈴木委員長 伝統、歴史、文化の面でということですかね。 128 ◯ つのじ委員 はい。 129 ◯ 鈴木委員長 ありがとうございます。  思ったことを御自由に、結構ですので。岡田委員、お願いいたします。 130 ◯ 岡田委員 皆さんから大体出ている方向でいいと思うんだけれども、例えばそのテーマを5つか4つかの中で、皆さんから出ているのを絞っていったらいいと思うんです。その中で、例えば歴史文化、商工業、農業、芸術等というのが委員長のところに書いてありますけれども、それを具体的にしたほうがいいと思うんです。皆さんから出ているように、例えば今言ったように、梨・ブドウとか。問題は、その数をどうするかというのを、本当はこれをぜひやってほしいというのは少なくてはっきりしているほうがいいと思う面は僕はあるんです。だけれども、少ないと、それだけというか、その関係する団体とか、いろいろあるではないですか、いろいろな市民のかかわりというのは。だから、では梨・ブドウだけ、農家だけなのかみたいなことにもなりかねない。でも、そういうことは僕は大事だと思うんですよ、絞って言うことは。だけれども、そうはいってもと言えば、4つぐらいのカテゴリーに分けて、それぞれ5個ぐらい並べて20個ぐらいを挙げておいて、そこからやるほうがいいのかなとか、その辺の出し方というか、ちょっとどうかなと思いました。 131 ◯ 鈴木委員長 ありがとうございます。今おっしゃっていただいたとおりで、多分、大枠の魅力的な項目で言うと、今荒井委員が出していただいているものとかを中心に、5、6個ぐらいでできると思っていて、その中で取りこぼしがないようにしていくということになると、膨大なものになって、確かに切り口が鋭くなくなってしまうという部分もあるので、あくまで提言の部分と、それ以外に、これが我々がいろいろ気になったところですというのは、羅列は残してもいいのかなと思うんですけれども、基本的な提言の部分に関しては、市民の方々を巻き込む部分とか、市内にもうあるこれまでの施設の活用とか、あと出ていたのが、産業、農業とかの活用の部分です。こうした項目の部分にもう全部集約して、言葉としては本当に一言集約をさせていただいて、ただ、ではそれを具体的に言うというのは、今まで皆さんからいろいろなお考えをいただいているので、それは補足として別添でつけさせていただく形というのでもよろしいでしょうかね。ただ、言葉の切り口とか言い回しについては、最終的に次回、最後に確認はまたしたいと思いますけれども。  それでちょっと項目の確認なんですけれども、観光の整備は整備、魅力は魅力で、その魅力の部分については、今大枠出ているのが、歴史・伝統・文化にまつわること、あと農業を含めた水と緑、土に関したことと、あとスポーツに関連したものと、やはり市内にいる人材や素材をどう使うかといったものに今のところは集約されてくるのかなとは思っておりますけれども、大体荒井委員から出していただいているようなところがメーンになってくるとは思っているのですが、それをもとにして、今皆さんからちょっと人軸でいただいている意見を分野軸に分けさせていただいて、例えば先ほど「稲城クロス」の説明もありましたけれども、今後こういったものも多分出てくるのでしょうが、そういったものは盛大にやっていこうというのは当然だとして、そういう項目立ての仕方でよろしいですかね。  あと、整備の部分について言うと、組織の部分を中間報告で既にさせていただいているので、そこは少し圧縮させていただくつもりではいますけれども、それはそれでよろしいですかね。 132 ◯ 荒井委員 観光協会ができたのだから、観光協会プラスもっと市民の力を結集して事業を展開していくようにと。 133 ◯ 鈴木委員長 これからはどっちかというと運営とか収集役、展開の仕方という部分に多分なってくるので、そこら辺はちょっと言及させていただいて残して、それ以外のあるべき論のところについては、一旦おかせていただくという形にしたいなと思っております。  きょう新しくいただいた意見もございましたので、それらも含めた上で、一旦皆様に今月中に、こういった形でどうかは……。(「きょうお話で出たのは一通り入れて」と呼ぶ者あり)それで、たたく時間をまた皆さんに1週間ぐらいちょっといただいて、そこで出てきたものをまた再集約して、次回の委員会の際に、ではこのような切り口でこのようにまとめましたというのを出させていただいて、そこでもう一回討議をさせていただいて、最終案とするという形でよろしいでしょうかね。 134 ◯ つのじ委員 提言の形で。 135 ◯ 鈴木委員長 そうですね。はい。だから、形としては提言として、こうやってほしいというのをバシッと。ただ、それは鈴木のやりたいことではないかと言われてしまうとあれなので、皆さんとはまた討議したいと思います。よろしいでしょうかね。      〔「はい」と呼ぶ者あり〕 136 ◯ 鈴木委員長 ありがとうございます。  それでは、以上で発表並びに意見交換を終了とさせていただきます。  暫時休憩いたします。                                午前11時15分 休憩   ──────────────────────────────────────────                                午前11時17分 開議 137 ◯ 鈴木委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。  今後の進め方につきまして御意見をいただきたいと思います。佐々木副委員長。 138 ◯ 佐々木委員 本日議論したものを正副委員長で取りまとめをさせていただきまして、10月30日までぐらい、今月末ぐらいに提案を取りまとめ、皆様に案を提出させていただきまして、次の委員会が11月6日なので、その2日ないし前日ぐらいまでに、何か御意見があれば皆様から提出していただき、取りまとめをして、それを11月6日に決定させていただき、12月議会で鈴木委員長に報告をしていただくような形でいいと思います。 139 ◯ 鈴木委員長 ということでございますが、これに御異議ございませんでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 140 ◯ 鈴木委員長 では、また皆さんにお願いすることの詳細は、日時を書いた紙と一緒に配らせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、このように決定させていただきまして、以上で、稲城の魅力、観光の整備についてを終了とさせていただきます。  次回は11月6日火曜日午前9時半から委員会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の建設環境委員会を散会いたします。                                午前11時19分 散会  以上のとおり会議の次第を記録し、これを証す るため署名する。   建設環境委員会委員長   鈴 木   誠 Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...