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平成26年第2回定例会(第11号) 本文 開催日: 2014-06-13
平成26年第2回定例会(第11号) 名簿 開催日: 2014-06-13

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  1. 稲城市議会 2014-06-13
    平成26年第2回定例会(第11号) 本文 開催日: 2014-06-13


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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時30分 開議 ◯ 議長(中山けんじ君) ただいまから本日の会議を開きます。   ───────────────────────────────────────── 2 ◯ 議長(中山けんじ君) ここで御報告いたします。補正予算特別委員長から、6月12日に正副委員長の互選を行い、委員長に田中繁夫君、副委員長につのじ寛美さんが当選されたという報告がありました。   ───────────────────────────────────────── 3 ◯ 議長(中山けんじ君) 日程第1、一般質問を行います。  一般質問の方法は従来どおりでありますので、よろしくお願いいたします。  通告の1番、伊藤ちか子さんの一般質問を許します。7番、伊藤ちか子さん。 4 ◯ 7番(伊藤ちか子君) それでは、一般質問をさせていただきます。今回は、大項目11ございます。それでは、1点目から質問いたします。  1、女性専務的非常勤職員や臨時職員の賃金などの処遇改善についてお尋ねいたします。  さきのNHKドキュメンタリー番組クローズアップ現代」の「あしたが見えない~深刻化する“若年女性”の貧困~」では、20代を中心とした若年女性の雇用状況が大変厳しいものとなっており、低い収入での生活を余儀なくされている実態が報じられておりました。また、さらに深刻な例として、相応の生活費が必要とされるシングルマザーの状況を取り上げ、実に8割のシングルマザーが貧困状態にあることなども報告されておりました。  (1)、こうした若年女性の貧困が深刻化する中で、女性専務的非常勤職員や臨時職員の賃金等の処遇改善にどう稲城市は取り組んできたのか、お尋ねするものでございます。 5 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 6 ◯ 総務部長(渡邉知明君) それでは、答弁をいたします。よろしくお願いいたします。専務的非常勤職員等の賃金等の処遇は、男女の区別なく、東京都や他市の状況を踏まえ、処遇改善に努めております。 7 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 8 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 男女の区別なく、他市の状況を踏まえながら稲城市は取り組んでいるということでございましたけれども、再三くどいようでございますが、4月24日のNHKの報道によりますと、親の世代の貧困が子供の貧困への連鎖になっていて、親の離婚や両親の死別によって苦しい生活を余儀なくされている。そして、その中で、非正規雇用の平均は男性の8割、周囲の人や行政には頼らないで頑張っているのです。収入が200万円以下は全体で81.5%、20代の8割が114万円以下で、児童扶養手当が約5万円もらえるが、アルバイトをしたら減らされて、前より苦しい生活になってしまった。母子世帯は抜け出す道が大変厳しい。貧困の固定化と貧困の連鎖。子供を産み育てられる社会が今、日本にあるのでしょうか。1日500円の食費で、ネットカフェ難民、生活苦のために高校を中退する貧困の連鎖になっている若い女性の今の実態がつかみにくいのが現状ではないでしょうか。制度があるが、ばらばらでわかりにくい、コーディネーターの役割が必要だとNHKでは報道されておりました。国でも7月に大綱をつくって、国の成長戦略の中でも女性の働き方を応援していくという力強い言葉がありますけれども、財源的裏づけが本当にあるのでしょうか。私は、市の専務的非常勤職員の方に「稲城市の給料はどうですか」と聞きました。「親元から通っていて、お弁当も持ってこられて、住居もただだから、生活できるけれども、とてもではないけれども結婚なんかできません」という厳しいお言葉をいただきました。先ほどのお言葉では、男女の区別なく給料をちゃんと上げているということでございましたけれども、実態としては処遇改善をもっともっとやるべきではないかと思うのですけれども、再度その辺についてお尋ねいたします。 9 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 10 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 処遇改善につきましては、日ごろより近隣市の状況等を見ながら、適正に努めているところでございます。 11 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 12 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 市役所の中をぐるっと見回しても、専務的非常勤職員の方や臨時職員の方が大変多いように感じるのですけれども、どのくらいを占めているのか、教えてください。
    13 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 14 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 4月1日現在の専務的非常勤職員のうち89%が女性職員で、また臨時職員では93%が女性職員でございます。 15 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 16 ◯ 7番(伊藤ちか子君) では、意見として、ぜひ処遇改善を積極的にやっていただくようにお願いしまして、次の2項目めに移ります。  河川の水質改善についてでございます。広報いなぎ(平成26年5月15日号)に河川水質調査の結果が掲載されております。この河川水質調査の結果では、類型指定のある河川の多摩川、三沢川は環境基準を満たしております。類型指定のない河川については、環境基準はないものの、麻生川の平尾1丁目60番地付近のSSの数値が他の箇所と比較し高い数値になっております。  (1)、平尾1丁目60番地付近の現状についてお尋ねいたします。 17 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 18 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 麻生川の平尾1丁目60番地付近の現状につきましては、SS──浮遊物の質量の値が41.8ミリグラム/リットルと、ほかの測定箇所に比べやや高い数値となっております。環境基準がないため、参考とはなりますが、この数値は三沢川の環境基準の50ミリグラム/リットル以下を満たしております。なお、SSは、水中に浮遊している直径2ミリメートル以下の粒子状の物質の量で、この値が高くなると、透明度が悪くなり、光の透過が妨げられ、水生生物の光合成への影響や、魚類のえらが詰まる原因ともなるものでございます。 19 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 20 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 御答弁の中では、ただいまの状況として41.8ミリグラム/リットルということでございましたけれども、調べてみましたら、平成19年が17.8ミリグラム/リットル、平成20年が5.8ミリグラム/リットル、平成21年が20.3ミリグラム/リットル、平成23年が25.8ミリグラム/リットル、今回が41.8ミリグラム/リットルと、年々ふえているのです。すごく難しいのは、水質検査というのは毎日やるわけでなくて、抜き打ちのような感じで年に数回しかやらないから、そのときに何かアクシデントが起きた場合には数値が高くなるし、何も起きていない場合には数値が低いという当たり前のことなのですけれども、そういう状況の中で、類型指定はないにしても非常に高過ぎるのではないのかと。私は今までずっと多摩川とか利根川の水質改善を訴えてきましたし、し尿処理の水質改善を初め、坂浜の井戸水の薬品注入の改善もしてまいりました。水は私たちの命の根源でございます。だから、麻生川から鶴見川に流れていくと思うのですけれども、そういう意味でも、よそのところに流れていくのだから、うちのところが多少汚れていても構わないではないかという姿勢はよくないと思います。  そのために、類型指定はないけれども、ぜひこの辺について、(2)に移ります。平尾1丁目60番地付近のSSの値が高い理由をお尋ねいたします。 21 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 22 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 平尾1丁目60番地付近のSSの値がほかの箇所に比べやや高い数値であることから調査を実施したところ、この付近の建物で公共下水道への接続がなされていない箇所があることが判明し、これが原因ではないかと考えているところでございます。 23 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 24 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 先ほども申し上げたように、数値というのはマジックで、年に数回しかはからないので、そこから平均値を出すということで、実際にはもっと高いときもあるだろうし、もっと低いときもあるだろうと思うのですけれども、原因は下水道ではないかと。下水道も、平成24年度の末に26市中23位で98%で、まだ100%には至っていないのです。ですから、それは下水道は下水道でしっかりやっていただくのは当然でございますけれども、何とか頑張って接続していただくように、今後とも注視していただいて、こんなに数値が出ているのだということを認識しながら、下水道を個々のお宅にお願いしていくべきだと思います。  私は、高度浄化槽を意外とみんな持っているので、下水が犯人だとは思えないのです。何かといえば、米のとぎ汁とかみそ汁とか、河川の浄化に必ず影響を占めるものがあるのです。そういうことですと、簡単に自宅の庭の花のところに米のとぎ汁をまいたり、みそ汁の場合は捨てないで飲み切るとか、そういう身近なことからやることもできるのではないかと私は思うのです。高度浄化槽は今、水質検査を年に1回やらなければいけないという義務もありますし、いろいろな法律はあるのですけれども、今回のこの高さは異常です。ですから、もう庁内を挙げて、なぜそうなのだろうか、では今度は身近なところから、米のとぎ汁も即流さないでこうしようとか、ああしようとか、ぜひ環境課としてもう少し、下水道は下水道でやってもらうにしても、環境課としてのスタンスをもっと努力していただくべきだと私は思うのです。前の市長のときに、お会いするたびに、平尾のほうから汚い水が出てきて困るのだ、何とかきれいにしてほしいということをしょっちゅう言われた記憶がございますので、ぜひその辺はもう少し本腰を入れて改善に努めていただけるのかどうか、その点についてお尋ねします。 25 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 26 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 今お話にありました米のとぎ汁やみそ汁を直接河川に放流することが河川の水質に影響することは、私どもも認識しております。その対策といたしましては、今まで実際に行っている定期的な現地調査とともに、公共下水道の未接続世帯に接続を促すPRとともに、米のとぎ汁やみそ汁を直接河川に放流することによる影響のPRなど、下水道課と連携して、その対策を講じてまいりたいと考えております。 27 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 28 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 誠意あるお言葉を信じていたいと思います。  そして、(3)、平尾1丁目60番地付近のSSの値を低くするための今後の対策についてお尋ねします。 29 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 30 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 今後も、定期的に現地調査を行うとともに、下水道課と連携して、公共下水道への接続を促すなど、その対策を講じているところでございます。 31 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 32 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 期待しています。  それでは3番目、路上喫煙の防止についてお尋ねいたします。千代田区を初めとして、路上喫煙防止条例を制定し、また罰則規定を設けている自治体も見受けられ、それに伴い、平成23年第4回定例会、平成22年第4回定例会及び平成15年第4回定例会におきまして、稲城市まちをきれいにする市民条例に路上喫煙を禁止する項目を入れることを求めました。  (1)、その後の経過及び対応策をお尋ねするものでございます。 33 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 34 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 平成19年度の稲城市まちをきれいにする市民協議会において、路上喫煙のあり方を検討した結果として、当面は意識向上に向けた啓発活動を継続することが必要であるという意見が示されております。しかしながら、この報告から約6年が経過していること、また市内において土地区画整理事業や企業誘致などによりまち並みや景観も変わってくることが予定されていることもあり、マナーやモラルの向上に引き続き努めていくとともに、路上喫煙のあり方などの議論を進めていく必要性について検討を開始したところでございます。 35 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 36 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 稲城市まちをきれいにする市民協議会で、ようやくここで話題として提供されて検討し始めたというお話なのでございますけれども、私は平成15年からこれを訴えておりまして、何で今ごろと思っております。取り組みが非常に遅いのではないかということをまず指摘させていただきます。  (2)、前回の一般質問では、26市中11市が条例制定、3市が要綱制定しているとの答弁でございましたが、その後の他市の動向をお尋ねいたします。 37 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 38 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) その後の他市の動向につきましては、26市において、路上喫煙防止に関する条例を定めている市は15市、要綱で定めている市は2市、合計で17市となっております。前回と比較しまして、条例を制定した市は4市、全体としては3市ふえております。ふえた市では、清瀬市と羽村市がそれぞれ平成24年度に条例制定し、多摩市も同年度に要綱から条例へ変更しております。その後、平成26年度から国立市が条例制定を行っております。 39 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 40 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 隣の多摩市も、要綱から条例へと格上げしているわけでございます。ごみ減量だよりの第2号のたばこの吸い殻を調べてみると、5,500本、平成24年、坂浜は600本、若葉台は3,500本。これだけのものがポイ捨てになって、それを拾って、ごみ減量だよりで報告しているわけでございますけれども、条例制定がいいのか、それとも今のまちきれの中でやっていくのがいいのか、次に質問を移させていただきます。  (3)、稲城市においては、路上喫煙防止に関する条例を制定するのか、もしくは稲城市まちをきれいにする市民条例に基づき今後も進めていくのか、考え方をお尋ねいたします。 41 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 42 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 今後とも、稲城市まちをきれいにする市民条例に基づき、啓発活動を続けていくとともに、稲城市まちをきれいにする市民協議会と路上喫煙のあり方などの議論を深めてまいりたいと考えております。 43 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 44 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 私は議員になった途端に行政から要綱とか条例とかというものの説明を受けたのですけれども、条例と要綱とは何がどう違うのかというのはなかなかわかりにくいものなのです。私が言いたいのは、市民協議会の中で、稲城市はまちをきれいにする市民条例があるからと、これを大上段に掲げてしまうと、ではほかの千代田区のように路上喫煙防止条例があるところはどうなのだとなってしまうのです。私は今までは、まちをきれいにする市民条例の中でも十分いいと思っていたのです。だけれども、あちこち調べてみると、まちをきれいにする市民条例の中に組み込むと、インパクトが全然少ないのです。その中に「歩行喫煙はやめましょう」などとちょろっと入れるだけではだめなのです。路上喫煙防止の条例をきちんと稲城市として罰則も入れてつくるべきだと思うのです。先ほども申し上げたとおりに、ごみ減量だよりの2号では、たばこの吸い殻を5,500本も拾っている。若葉台においては平成24年で3,500本も拾っている。これが実態なのです。だから、行政がやっていることが亀の歩みのようにとても遅く感じるのですけれども、それは私の考えだけなのでしょうか。行政は本当に本腰を入れて路上喫煙を防止するために努力しようとしているのでしょうか。その姿が何も見えてこないのですけれども、その点について再度お尋ねいたします。 45 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 46 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) まず、路上喫煙防止や禁煙等を条例名として明記している市が、17市中8市という状況でございます。そして、市はいろいろと努力しているのかということでございますが、まず条例化についての市の考え方でございますが、条例化済みの市には一定規模の繁華街が形成されております。しかしながら、稲城市においては、繁華街の形成までには至っていない状況であるため、当面は意識向上に向けた啓発活動が必要であるとの意見が示された経過がございます。また、本年4月に初めて市民協議会において路上喫煙のあり方などの議論も行いましたが、その協議会の中では、駅周辺など部分的に路上喫煙を禁止してはいかがか、吸ってもいい場所をつくる必要があるのか、次の段階として路上喫煙自粛を考えていた、今後時間をかけて議論していく必要があるなどの意見が出ている状況の中で、市といたしましても引き続き、路上喫煙のあり方の考え方については、稲城市まちをきれいにする市民協議会とともに検討してまいりたいと考えているところでございます。 47 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 48 ◯ 7番(伊藤ちか子君) くどくど言うのもちょっとしつこくて申しわけないのですけれども、先ほどの繁華街がなくても5,500本捨ててあるし、若葉台では3,500本集めているわけです。そういう状況からしたら、繁華街があるかないかではないのだと私は思います。市の姿勢があるかないかのほうが先決ではないですか。それをもう少し今後とも早急に、もう6年もやっているとか、やっていないとかというのではなく、もっと誠意を持った対応をしましょうよ。そのことをお願いして、次の質問に移ります。  4番目、保育所への入所について。(1)、保護者が育児休業から復職するに当たり、既に上のお子さんが入所している認可保育所へ下のお子さんの入所を希望する場合は、何らかの配慮がされているのか、お尋ねするものでございます。 49 ◯ 議長(中山けんじ君) 子ども福祉担当部長。 50 ◯ 子ども福祉担当部長(芦沢政美君) 兄弟が既に保育所に入所している御家庭については、保育所入所申し込みの際に、兄弟を同じ保育所に入所させることについての希望を確認し、保育所入所決定での基準指数に、入所希望月において兄弟姉妹が既に在園している園を希望する場合の調整指数を加点し、同じ保育所に入りやすくするよう配慮を行っております。 51 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 52 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 配慮を行っていて、指数もちゃんとしているということなのですが、実際に今、兄弟姉妹が既に入園していて、園の入所を希望しているにもかかわらず同園とならなかった方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。 53 ◯ 議長(中山けんじ君) 子ども福祉担当部長。 54 ◯ 子ども福祉担当部長(芦沢政美君) 平成26年4月入所で、兄弟加点を付加しても同園とならなかった御家庭の数につきましては、100件ほどのうち7件でございます。 55 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 56 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 私は、30年前に議員になる前はワーキングマザーでした。ゼロ歳児の保育園に入りたくても入れない、預かってくれる人を探してようやく復職できたことを昨日のように思い出します。保育園に入れない、保育ママさんも無理、本当に途方に暮れた日々でございました。今回お尋ねしたのは、同じ園に入れないという人が7人もいるのです。ましてや、ゼロ歳児の小さな赤ちゃんを連れて、また違うところの園に行かなければいけない。これだけの負担を考えたら、本当に市として一生懸命やってくれているのか、30年前と何も変わらないではないか、こんなことで保育所入所などと言えるのかと心の中で本当に今怒っています。実際に、この園に入れない、そのために違う園に行かなければいけない、親の負担をなくすための努力は市は本当にしてくれているのかという思いもあります。  次の質問に移ります。(2)、東京都では、4年間で待機児童ゼロを目指すとの決意表明がされております。稲城市においても、待機児童の解消は大きな課題であると考えます。待機児童ゼロへの認識を伺うものでございます。 57 ◯ 議長(中山けんじ君) 子ども福祉担当部長。 58 ◯ 子ども福祉担当部長(芦沢政美君) 待機児童ゼロを目指すことにつきましては、重要課題と認識しております。稲城市におきましても、待機児童の解消を目指して、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 59 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 60 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 平成25年2月1日現在で172人の待機児、平成25年4月1日で50人、平成26年2月1日で182人。そういう状況の中であっても、平成26年でもみの木保育園が20人ふえたり、平成27年度で第二保育園が54人ふえたり、また南山でも認可保育園が125人ふえたりするのですけれども、実際に稲城に住んでいながら府中まで子供を預けに行かなければいけない親御さんたちがいらっしゃるのです。東京都もここで、4年間で待機児ゼロを目指すということで、今は東京都だけではないのです。川崎市も横浜市も待機児ゼロということです。  ただ、私が疑問に思うのは、待機児というのは、例えば育児休業中で自宅で待機していた場合には、国の基準では待機児と呼ばないのです。国の基準のあり方がおかしいです。杉並区は今それを全部見直しています。また、豊島区か港区かわからないけれども、ある区では、パートの方だけを対象にした保育園をつくっているのです。一生懸命本当に若い世代が移り住んできて、そして税金も落としてくれて、保育園に子供が入れないなどと、これは絶対におかしいです。入れるために保育ママさんをふやすとか、市としてできることは、それは財源がなくては建物も土地もとかといろいろあると思うのです。でも、江戸川区の保育ママさんのように一人の人が何人かを見てくれるという制度が既にあるのだから、そういう意味でも待機児ゼロを目指してやるべきだと私は思います。だから、1つ目の質問は、今国の言っている待機児の語源が少しアバウトでないかと。もっと厳密にやるべきではないかということです。  それから、国がここで、消費税による税収入のうち73億円が子育て支援に回る予定だということでございます。そういう形で国でも子育て支援にお金を費やしてくれる。東京都もやってくれる。こうなったら環境整備ができるではないですか。稲城市も、東京都は4年と言っていますけれども、国はもっと早くやるようです。足立区や杉並区では、行政不服審査会に提出したお母さんたちもいらっしゃるのです。同じ税金を払っているのになぜと。私もつくづくそう思いますので、もう子育ては終わってしまいましたけれども、自分のときも保育園にも入れなかったし、いろいろな大変な思いをしてきたので、そういう思いを今の子育て中のお母さんたちにはさせたくないので、ぜひとも本腰を入れて、市長が財源をくれないと言っても、何が何でも欲しいと言って財源をとっていって頑張っていただきたいと思いますけれども、その決意の表明をお願いいたします。 61 ◯ 議長(中山けんじ君) 子ども福祉担当部長。 62 ◯ 子ども福祉担当部長(芦沢政美君) 市ではこれまで待機児解消につきまして、認可保育所の建てかえや家庭福祉員の増員、定員の弾力化、認証保育所の活用など、さまざまな方法により対応してきているところでございます。繰り返しになりますけれども、待機児解消は重要な課題と考えておりますので、今後も市の財政状況や保育ニーズの状況等を勘案しつつ、待機児童の解消を目指して計画的に取り組んでまいりたいと考えております。 __________________ __________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________ 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今、国立市にお尋ねしたら、歩道に根が盛り上がり、危険であるということで、枝切りもできないので、大学通りのところを年次的に植えかえていくというお話でした。稲城の場合も、けやき並木通りを見ますと、根のところは出ていたり、あの小さな歩道の幅であの樹木を植えてあるというのは本当にいいのかと思うのですけれども、とりあえず質問としまして、樹木の高齢化によって日の当たらないところが枯れたり、風によって落下する危険性があるところは、樹木医さんに市内の街路樹の点検をしてもらってはどうかということと、都で街路樹診断マニュアルというものがございます。この具体的な方策で、市としても、ただこうやって見ているのではなくて、マニュアルをもとにして確認していただきたいと思いますが、その点についていかがでしょうか。 69 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 70 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹の診断につきましては、日々の職員のパトロールと、もう一つ、簡単に言えば植木屋さんでございますが、受託業者によります剪定作業を行っております。その中で異常があれば、連絡していただいて、対応方法を検討している。また、もう一方、先ほど2つ目の御質問にもございましたが、東京都では街路樹診断マニュアルを作成しておりまして、市の職員もそれに基づきまして研修しておりまして、それに応じたパトロール並びに点検等を行って、適切な管理に努めているところでございます。 71 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 72 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 国立の名所の桜通りで、私も桜が咲くと必ず見に行っていたのですけれども、倒木のおそれがあるということで処置をしたのですが、稲城市の場合は、樹木の高齢化によっても何の問題もないと理解してよろしいでしょうか。 73 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 74 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 現在のところ、先ほど答弁申し上げましたように、点検等を実施しておりまして、木は高齢化しておりますので、今後の点検の状況に応じまして適切な対応を図ってまいりたいと考えております。 75 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 76 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 6番、下水道汚泥中に含まれるリンの資源化についてお尋ねいたします。現在、日本の肥料の価格は、輸入しているリンの価格の乱高下により高騰しております。一方、下水道中におけるリンの流入量は、リン鉱石輸入量の約4~5割に相当するという推計もあります。下水汚泥からリンなどの貴重な資源を分離・回収することが資源循環の観点からも求められていると思います。  (1)、市の下水処理の現状、資源循環の考え方と取り組みについてお尋ねいたします。 77 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 78 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 市の下水処理は、雨水・汚水と分けて処理する分流式下水道を採用しております。このうち汚水につきましては、稲城市公共下水道から東京都下水道局が設置する多摩川流域下水道を経て、南多摩水再生センターにて処理しております。  また、資源循環の考え方と取り組みについてでございますが、稲城市では市単独の汚水処理施設を保有していないことから、市独自での資源循環の取り組みは行っておりません。一方、東京都下水道局に問い合わせたところ、現在のところリンそのものの資源循環への取り組み予定はないと聞いております。 79 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 80 ◯ 7番(伊藤ちか子君) (2)、今後、資源循環をさらに進めるために、下水道汚泥から貴重なリン資源を分離・回収することについてお尋ねします。 81 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 82 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) リン資源の回収につきましては、平成21年11月、国土交通省において、下水・下水汚泥からのリン回収・活用に関する検討会が設立され、資源の重要性、資源化の可能性、汚泥資源の事業化について議論されているところでございます。稲城市におきましても、この貴重なリンを資源循環により活用することは、将来的に資源の有効活用につながる重要な事項であると認識しておりますことから、国の動向について注視していきたいと考えております。 83 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 84 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 国内で1年間に出る下水道からの汚泥というのは約220万トンあるそうです。東京都は、除去しておりますけれども、燃料にして燃やしているというのが現状だと思っております。下水道の汚泥から金が出て話題になったこともあるわけでございまして、資源として活用できればいいと。国でも、国土交通省においても下水・下水汚泥からのリンの回収・活用に関する検討会が立ち上がったということですが、既に大阪では始めていると思います。  そういう意味で、(3)、リン資源の分離・回収については、国において、技術面はもとより事業化の可能性についても調査されている。リンの資源化を検討する際の事業化について、市の考え方をお尋ねいたします。 85 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 86 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 国土交通省における下水・下水汚泥からのリン回収・活用に関する検討会の報告書では、リン資源回収の事業化の事例として、岐阜市での地産地消型のモデルケースなどが紹介されております。岐阜市では、市の下水処理場から肥料を製品化し、地域の農協や量販店または農家や消費者に直接流通させているとのことであります。一方、さきにお答えしたとおり、東京都におきましては、リン資源化について具体的な計画は現在のところないと聞いておりますことから、市では今後、事例などの情報を収集し、東京都との情報交換の場などを利用して、可能性について探ってまいりたいと考えております。 87 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 88 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 財源的なことを言えば、リサイクルにはとてもお金がかかるのです。そういう意味では費用対効果が果たしてあるかどうかというのは疑問かもしれません。だけれども、貴重なリンの資源をこのまま燃やして、それでエネルギーに変えてしまっていいのかと、再度そういうことについて東京都との情報交換のときに稲城市から提案してみて、都がだめだと言えば、もう東京都の問題ですからだめなのですけれども、いろいろな事例が既に動いていますので、研究する材料としていただければいいかと思っております。  次に、7番目、防災対策についてお尋ねいたします。政府の地震調査委員会では、相模湾から房総沖にかけた相模トラフ沿いで発生する地震の発生確率を発表しました。関東大震災に匹敵するマグニチュード8級の地震が今後30年以内に起こる確率は最大5%で、この見直しは10年ぶりとのことでございます。  (1)、これを受けて地域防災計画や防災対策の見直しが必要だと考えますが、市の考え方をお尋ねいたします。 89 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。
    90 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) 東京都地域防災計画は平成24年に修正し、稲城市地域防災計画の修正につきましても、東京都地域防災計画を参考に、平成24年度末に修正が終了しているところでございます。現在、東京都では、災害対策基本法の修正及び南海トラフ地震対策・首都直下地震対策特別措置法が新たに示されたことにより、地域防災計画の変更について整理し、平成26年度に方向性を示すとしております。当市といたしましても、東京都の修正を踏まえて、変更について対応してまいりたいと考えております。 91 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 92 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 新聞報道によりますと、発生確率の見直しは10年ぶりだということで、相模トラフで関東大震災並みでマグニチュード7級クラスだと、70%という数字を出されております。そういう状況の中で、災害対策基本法とか南海トラフ地震対策・首都直下地震対策特別措置法があるわけでして、市としては東京都の意向を見ながら修正を考えていくということでございますが、現在どのような変更が予定されているのでしょうか。  というのは、ちょっと具体的な話で大変恐縮なのですけれども、地震はとめられないし、いざとなったときにはトイレも必要になるし、食料も必要になるし、そういうものがきちんと確保されているのかということがあるのです。私の住んでいる平尾では、今1万人が住んでいるのですけれども、仮設トイレはどうなっているのか。神戸などでは、マンホールをトイレにして、炊き出しの公園をつくったり、いろいろな形で施策を展開しているわけです。平尾団地では、いざとなったら地域との助け合いだと、年に数回、防災訓練もきちんとやっています。そういう意味でも、市はそれをバックアップするような形で、市民が不安にならないように対応していただきたいと思いますけれども、十分な対応ができるのかどうか、その点についてお尋ねいたします。 93 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。 94 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) まず前段の東京都の変更点でございますが、災害対策基本法の改正及び南海トラフ地震対策・首都直下地震対策特別措置法が示されたことにより、現在検討されているのは、要配慮者対策を初め、初動体制の構築、72時間に想定される応急対策及び膨大な人的・物的な被害への対応としての減災対策、首都中核機能の維持に関する事項として、ライフライン及びインフラの維持に係る施策として、施設の耐震化、早期生活再建に向けた取り組みが検討されているところでございます。これを踏まえて、稲城市としてもこれから、今5年計画で備蓄品などをふやしておりますけれども、この見直しとともに、市民の方の安全・安心のために努力していきたいと考えております。 95 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 96 ◯ 7番(伊藤ちか子君) よろしくお願いいたします。  それでは、8番、公文書の管理についてお尋ねいたします。公文書の管理につきましては、過去に社会保険庁によるずさんな年金記録の管理、薬害肝炎問題での厚生労働省における資料の放置などの問題が大きく取り沙汰されました。平成23年に公文書等の管理に関する法律が施行され、国を挙げてようやくここで公文書の適正な管理に取り組むようになり、自治体も動いてきております。稲城市の場合はどのようになるのか、お尋ねしたいと思います。  (1)、稲城市の公文書管理の状況をお尋ねいたします。 97 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 98 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 公文書の管理につきましては、昭和39年から文書事務の取り扱いに係る規程を定め、文書の作成から保管、廃棄までの一連の流れを定めております。平成22年からは文書管理システムを導入し、文書の検索性の向上とともに省スペース化を図り、より効率的で適正な文書管理に努めているところでございます。 99 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 100 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 稲城市の場合は、文書事務の取り扱いに係る規程を定めていて、適正な対応をしているということでございます。  (2)、既に公文書管理条例を制定している自治体名とその数についてお尋ねいたします。 101 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 102 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 平成26年4月1日現在、公文書管理条例を制定している自治体は、県では熊本県・島根県・鳥取県・香川県の4県、市では大阪府大阪市・北海道札幌市・神奈川県相模原市・熊本県宇土市・広島県安芸高田市・香川県高松市・埼玉県志木市・滋賀県草津市・秋田県秋田市の9市、町では北海道ニセコ町・長野県小布施町の2町の合計15自治体でございます。 103 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 104 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 既に15自治体あるということで、それでは、(3)、公文書管理法の中で、地方公共団体には法律の趣旨にのっとった適正な施策を通じた文書管理の努力義務が課せられておりますが、条例制定、公文書館の必要性に対する市の考え方をお尋ねいたします。 105 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 106 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 公文書の保管・廃棄を含めた取り扱いにつきましては、基本的な考え方や流れなどについて、研修等を通じて職員に周知を図り、文書管理の適正化に努めているところでございます。条例の制定や公文書館の必要性につきましては、他の自治体の動向も踏まえた中で、研究課題とさせていただきたいと考えております。 107 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 108 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 研修などを通して職員に周知していくというお話でございましたけれども、そしてまた他の自治体の動きも見ながらということで、既に15自治体が取り組んでいるのですけれども、なぜ申し上げるかというと、公文書というのは現用文書に限られているのです。だから、例えば情報公開条例によって開示請求ができるという対象は、現用文書なのです。保存期間を満了した非現用文書は対象外になってしまっているのです。重要施策がどう決まったかを示す文書でも、保存期間が過ぎてしまえば、廃棄されるか、廃棄されないまでも、原則公開されない。これが公文書管理法の中にあり、だからこそ公文書管理法をつくって、情報公開の輪をもっと広げようということでございます。  別に1市だけでつくると、お金がとてもかかりますし、きょうも広報を見ていると、知的財産で「文化財研究紀要第11号」が「ひろば」の5月15日の487号に載っていたのですけれども、知的財産もたくさんあるわけです。そういう意味では、福岡市と北九州市を除く58市で、町と村と県が共同で公文書館をつくっている例もあるわけです。私は1市でやるのは無理があると思っています。そういう意味でも広域連携ができないかどうか、その点をお尋ねしたいのと、先ほど申し上げたとおりに、公文書館というのは現用文書と非現用文書と2つあるのだと、そういう意味でも情報公開条例の中では限界があるのですと申し上げているのですけれども、その辺についての御見解を教えてください。 109 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 110 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 多摩地域の自治体が広域連携することによるというほか、公文書館の設置につきまして、東京都市長会などにも聞いてみたところですが、現在そのような意見とか要望は出ているところではございません。また、公文書につきましては、市民と行政との共有財産であるという認識に立ちまして、今後も適正な文書管理に努めていきたいと考えております。 111 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 112 ◯ 7番(伊藤ちか子君) とにかく、市民が不利になるようなことのないように、しっかりした公文書管理をしていただきたいのと、先ほどからしつこく言うようですけれども、非現用文書については、公開しなくていいということになっているのです。だから、そういう部分で補われていないものもちゃんとフォローしなければいけないのではないのですかと申し上げているところでございます。どうぞ、公文書管理法に基づきながら、さらに検査していただいて、市民に不利益のないようにしていただくことをお願いいたしまして、次の質問に移ります。  9番目、全国学力・学習状況調査について。去る4月22日に全国学力・学習状況調査が小中学校で実施されました。本市の実施状況及び結果の公表についてお尋ねするものでございます。 113 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 114 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 全国学力・学習状況調査は、小学校第6学年児童・中学校第3学年生徒を対象に、国語、算数・数学の調査を行うものでございます。稲城市におきましては、市内小学校第6学年児童の約890人と中学校第3学年生徒の約750人が各学校において調査を受けました。結果につきましては今後国から届きますが、本調査の趣旨である児童・生徒一人一人の学力向上に向け、成果と課題を中心に、結果を学校ホームページ・学校だよりなどによりお知らせしてまいります。 115 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 116 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 先日もホテルモリノに行きましたら、全国統一学習テストというものを塾の四谷大塚がやっていました。今は本当に競争時代なのだと思いながら、皆さんのテストの様子を見させていただきました。今回、平成26年度の全国学力・学習状況調査は、小学校6年生・中学校3年生、そして内容は国語、算数・数学の2教科及び質問書ということで、4月22日に行われたわけでございます。私は前にも、なぜ公表しないのかと質問しました。実施要綱では、市教育委員会において、それぞれの判断で、実施要領に定める配慮事項に基づき、個々の学校名を明らかにした調査結果の公表を行うことは可能であるとなっておりまして、都道府県でも同じように、調査結果の公表を行うことが可能であると言っているのだから、公表すればいいではないですか。自分のところが1等賞だったり2等賞だったりすれば、みんなが切磋琢磨します。3等賞だったら、もっと頑張ろうという気になります。そういう意味で、学校に結果を公表するように言ってあるわけですから、その成果と課題に重点を置くだけではなくて、成果と課題はとても大切です、中身ですから。そして、なおかつ順位の公表は、私は、やりなさいと言っているのです。可能であると言っているのですから、可能であるとおりにして。市として、もう一度調査結果の公表に対しての態度をお尋ねいたします。 117 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 118 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 稲城市教育委員会といたしましては、調査結果について、稲城市小中学校の学校ごとの順位を市として公表するということにつきましては、現在のところ考えておりません。 119 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 120 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 今、考えていないという明確な御答弁でしたけれども、今、教育委員会制度を見直す法の動きもありまして、きょうの13日に通る可能性もあると言っているのですけれども、もっともっと開かれた学校教育にしましょうよ。そんなに閉鎖的ではなくて、心も体も全部開かれてしまう。子供たちも伸び伸びと育つ。そういう環境づくりをしましょうよ。隠して隠してなんて、おかしいです。公表しましょうよ。再度お尋ねします。 121 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 122 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 開かれた学校というのは、今後も推進してまいりたいと考えております。平成26年度の全国学力・学習状況調査につきましては、御指摘のとおり、平成26年度の実施要綱から、一定の条件下において、学校名を明らかにした公表は教育委員会の判断で可能ということになりました。しかし、本調査は、児童・生徒の学力の実態や傾向を明らかにし、授業改善に生かしたり、教育行政施策の課題と成果を検証したりすることを目的とする調査でございます。このようなことから、稲城市教育委員会は、各学校の学習指導についての成果と課題の検証を中心とした公表を行うという方法をとってまいりたいと考えているところでございます。 123 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 124 ◯ 7番(伊藤ちか子君) マイナスでなければ、いいと思いますので、ぜひその辺は検討してください。  次に行きます。10番、学校での午睡の取り組みについて。最近、テレビ、携帯電話やスマートフォンの使用などで、子供たちの中には睡眠不足がふえているようで、その結果、翌日の学校での学習活動に支障を来している例も少なくないと聞きます。福岡県の筑前町の夜須中学校では、生徒の心身の成長と午後の授業への集中力を高める目的で、中学生が給食の後、昼休みに一斉に午睡、すなわちお昼寝の取り組みをしております。  (1)、稲城市における午睡の取り組みの現状と、教育委員会の考え方をお尋ねするものでございます。 125 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 126 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 稲城市の小中学校におきましては、午睡の取り組みをしている学校はございません。昼休みは、生徒が心身のリフレッシュのため、運動や読書をしたり、委員会活動を行ったりしています。教育委員会は、今後も、昼の活動の意義を踏まえ、生徒が昼休みを有効活用できるよう、学校を支援してまいります。また、睡眠不足につきましては、生徒が正しい生活リズムを整えられるよう、家庭と学校が連携しながら指導を継続できるよう支援してまいります。 127 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 128 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 実際、現状は、小中学校の子供たちの睡眠時間というのはどのぐらいなのでしょうか。ちゃんとバランスよくとれているのでしょうか。 129 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 130 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 4月に実施いたしました平成26年度全国学力・学習状況調査におきまして実施しました生活実態調査によりますと、稲城市の小中学生は全国平均よりもやや多い睡眠時間をとっているという調査結果を得ることができております。 131 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 132 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 最後に、11番、学校外の人材と連携した取り組みについてお尋ねします。平成23年度に小学校、平成24年度に中学校で現在の学習指導要領が完全実施となり、稲城市の小中学校でも、学習意欲の向上や、基礎・基本の徹底、思考力・判断力・表現力などの育成のため、さまざまな授業改善の取り組みをしていると聞いております。  (1)、稲城市における学習塾など学校外の人材と連携した取り組みの現状と、学力向上への教育委員会の考え方をお尋ねいたします。 133 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 134 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 稲城市の小中学校におきましては、学習塾と連携した取り組みは行っておりませんが、土曜日や夏季休業期間中などに、地域の方々や保護者や中学生などが小学生に学習を教える補習教室等の取り組みを行っているところでございます。また、外部人材を活用した授業の実践も成果を上げているところでございます。今後、第一には、教員の指導力を一層高めるよう、教員研修を充実するとともに、さまざまな事例を研究しながら、本市の学力向上施策の充実と改善を図ってまいります。 135 ◯ 議長(中山けんじ君) 伊藤さん。 136 ◯ 7番(伊藤ちか子君) 公立中学校の校長先生に調査したところ、塾の手もかりたいという先生たちが多かったそうでございます。私が言いたいのは、塾の先生たちの力をかりながら学力向上に努めていくということが連携として求められているのだというのを最近つくづく感じるのです。なぜかというと、今、子供の貧困ということで、家庭に学用品などを補助する就学援助制度というものがありますが、小中学校の15.64%で、過去最高になってきたという。つまり、子供の貧困さの中で、学習塾に行きたくてもいけない子供たちも今出てきてしまっているといった実態を見ますと、塾と連携しながら、無料で教えてくれるところもあるようなので、そういうところをうまく使って、ぜひ頑張っていただきたいと思うのです。質問ですが、品川区の放課後の英語教室なども、学習塾の指導のノウハウを公立の学校教育でも生かしていっているのです。だから、教育も本当に先頭を切って部長などが対応してくれれば、子供たちももっともっと伸びると思うのです。その辺について、何か御助言があったら教えていただきたいと思います。 137 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 138 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 学力向上は、学校教育の担う役割の中でも、最も重要な使命の一つでございます。稲城市では、基礎・基本、またそれを活用するための思考力・判断力・表現力と学ぶ意欲などを学力の重要な要素と捉え、児童・生徒一人一人にこれらの力が育まれるよう、学力向上の取り組みを行っているところでございます。  具体的には、全小中学校に外国人講師・教育補助員などの配置、稲城市教育研究奨励校及び教育研究推進校の指定、また教務主任会などを中心とした学力調査の分析、そして学校ごとの授業改善推進プランの作成と実施などに取り組んでおります。このようにして児童・生徒の学力のさらなる向上を図っているところでございます。 139 ◯ 議長(中山けんじ君) 以上で、7番、伊藤ちか子さんの一般質問は終わりました。   ───────────────────────────────────────── 140 ◯ 議長(中山けんじ君) 通告の2番、渡辺たつや君の一般質問を許します。10番、渡辺たつや君。 141 ◯ 10番(渡辺たつや君) それでは、本日は大きな項目6項目について質問いたします。  項目番号1、まず初めに、情報通信機器の危機管理対策と業務継続についてでございます。  本年4月28日に、アメリカのマイクロソフト社は、同社提供のインターネットエクスプローラー、バージョンの6~11において、脆弱性が見つかったと発表しました。これに伴って、5月1日の報道では、「政府の情報安全対策を統括する内閣官房情報セキュリティセンターは4月30日、全省庁に対し、インターネットエクスプローラー以外の閲覧ソフトを使うよう対応を呼びかけた。そして、総務省は各都道府県と市町村に対し、情報提供をした上で注意を促した」とありました。これに対応して稲城市でも、インターネットエクスプローラーの使用の自粛、そして修正プログラム導入による対応がなされたとの報告がありました。しかしながら、現在、市役所の業務において情報通信機器はなくてはならないものであり、一時的にでも全て使用できなくなることは、公の機関として業務継続を行う上で重要な課題だと考えます。  それでは、質問に入ります。(1)、今回のインターネットエクスプローラー脆弱性に対する市の対応について確認します。 142 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 143 ◯ 総務部長(渡邉知明君) インターネットエクスプローラーの脆弱性に対する対応といたしましては、事態の緊急性や被害拡大の可能性などを考慮し、マイクロソフト社から修正プログラムが提供されるまでの間、庁内におけるパソコン全629台のうち、インターネットに接続している394台につきましては、5月1日に万全を期してインターネットの接続を全て停止する措置をとりました。翌日の5月2日には、マイクロソフト社から修正プログラムが提供されたことを受け、接続を停止していた全台について、情報管理課職員が1台ずつ修正プログラムを入力し、適用が完了したパソコンから順次インターネットへの接続を開始いたしました。その後、5月9日には、全394台について修正プログラムの適用を完了し、インターネットの接続を復旧した次第でございます。 144 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 145 ◯ 10番(渡辺たつや君) 全台629台のうち、インターネットに接続されているものが394台あったということで、全て5月9日までに復旧されたということですが、この復旧するための実作業として、どのような方法でどのぐらいの時間行われたか、そしてこのような修正を行う際、業務に影響はなかったかどうかについて伺います。 146 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 147 ◯ 総務部長(渡邉知明君) インターネットエクスプローラーの修正プログラムのインストールにかかった時間でございますが、機種によって多少の差はありましたが、1台当たり約10分程度でございました。  次に、インターネットの接続停止に伴う業務への影響でございますけれども、大型連休を挟んだ1週間の中での修正で完了したこともありまして、業務における支障などがあったという報告は受けておりません。 148 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 149 ◯ 10番(渡辺たつや君) 1台10分といっても、600台あるということで、大変時間がかかる作業で、しかも連休中の期間を利用して職員の方も対応していただいたということで、本当にお疲れさまでした。  それでは、次の質問に移ります。(2)、近隣市の本件に対する対応状況について伺います。 150 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 151 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 近隣市の本件に対する対応でございますが、本市と同様にインターネットの使用を停止した自治体は1市であり、他の自治体については文書等による注意喚起としております。 152 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 153 ◯ 10番(渡辺たつや君) 近隣市の中では、本市と同様の使用停止等の対応を行ったのは1市で、ほかは注意喚起で何とか対応した。今回の脆弱性の問題は、恐らく安全であろうと思われる一定のサイトを見ている限りでは、問題は起こりがたいような事象だったかと私も認識しているところでありますが、他の自治体では1市ということで、市では対応をどのように検討されたか。そして、私は、こういうものは問題があったらどうしようもないことなので、慎重にやるべきだと思うところであるのですが、他市と比べて本市は慎重に行っていると考えてよろしいのでしょうか。 154 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 155 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 今回の対応につきましては、担当課でございます情報管理課が、その後の対応方針について、理事者と協議しまして決定させていただきました。また、この措置といたしましては、全台インターネットの接続を停止し、パソコンの動作環境を確認しながら、1台ごとに修正プログラムをインストールしており、他市と比べても慎重かつ適切に対応ができたと考えているところでございます。 156 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 157 ◯ 10番(渡辺たつや君) 他市と比べて慎重にということで、私としては慎重にやっていただくほうが理想的だと思いますので、今後も引き続き慎重な対応をお願いしまして、次に移ります。  (3)、このような障害は、パソコン端末機器(ハードウエア)とソフトウエア(OS、基本ソフト、アプリケーションソフト)に関して今後も起こり得る可能性があると私は考えます。  私も会社員をしているときに、ソフトウエアをつくる会社におりましたが、危機管理を考えて、パソコンを買う場合には数種類、2種類、3種類、過去にはパソコンでハードウエアのトラブルとかバッテリーの発火事故とかもよくあったのです。そのようなことが起きたときに、取りかえ等の作業が行われてもスムーズに業務が継続できるようにということで、ある程度の危機管理を行っておりました。市役所でも、業務の継続性を考えると、業務用コンピューター本体の種類、そしてOSの種類、ウエブブラウザーの種類について、日常業務や保守整備に影響の出ない範囲で、余り種類が多数になりますと、保守整備、そして課が変わったり部が変わったりしたときに、いきなりまた端末が変わって使いづらいといった業務の継続性、そして職員の方の使いやすさ等も考えると、やり過ぎはよくないと思いますが、単一でもないようにする必要があると考えます。市の考えを伺います。 158 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 159 ◯ 総務部長(渡邉知明君) OSの基本ソフトの種類やブラウザーを分散させることにつきましては、保守管理が複雑化することや、職員の異動等に伴い操作性が変わることなどから、現在のところ、ソフトやブラウザーを分散管理に変更することについては考えておりません。 160 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 161 ◯ 10番(渡辺たつや君) いろいろ種類がふえることによって管理が煩雑化するということで、今のところは考えておられないということですが、今回は、この障害が起こってから、インターネットエクスプローラー以外のブラウザー、例えばグーグルのクロームなどではアクセス可能であったと考えます。そして、市でも、危機対応として従前から、例えばほかのブラウザーをインストールするなどの対応も可能であるのではないかと考えますが、いかがですか。 162 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 163 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 本市の現在使っています内部情報系のパソコンでございますけれども、他のブラウザーを使用することによって一部のシステムにおける動作環境が遅くなるなどの影響が確認されていることから、今のところ、現在のパソコンに別のブラウザーをインストールすることは考えておりません。しかし、同様のケースに対する今後の対応といたしましては、庁内LANに結合していないパソコンに別のブラウザーを用意するなど、さまざまな面から対策を考えていきたいと思っております。 164 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 165 ◯ 10番(渡辺たつや君) 今後、インターネットに接続している端末に関しては、さまざまな面から危機対応を考えるということで、理解できました。業務に支障が出ない程度で、さらに保守整備に影響が出ない程度を考慮しながら、危機管理対応をよろしくお願いいたします。 166 ◯ 議長(中山けんじ君) 質問途中ですが、暫時休憩いたします。                                午前10時42分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                  午前11時 開議 167 ◯ 議長(中山けんじ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  渡辺たつや君。
    168 ◯ 10番(渡辺たつや君) それでは質問を続けます。大きな項目2番、市役所・周辺公共施設の駐車・駐輪設備についてでございます。稲城市内では、公園、公共施設の駐車場も多く有料化され、今後、市役所周辺の駐車場についても同様のことと伺っております。そして、市役所の西に中央文化センター、東に消防署、地域振興プラザがあり、連日多くの来庁・来場者があります。今後、有料化に向けて整備改修を行う前に、現状と今後について伺います。  (1)、駐車場において、年度の変わり目や、中央文化センターでの大きなイベントのとき、そして天候が悪いときなど、市役所前の駐車場は混雑していることが多く、またそれにあわせて駐車スペース以外のところにとめられていることもあります。市の認識と対応について伺います。 169 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 170 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 庁舎駐車場につきましては、年度切りかえ時など、一時的に混雑していることもございます。今後は、年度切りかえ時に誘導員を置くことも含め、対応を検討してまいります。 171 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 172 ◯ 10番(渡辺たつや君) 誘導ということなのですが、誘導対策は今、市役所の前の駐車場を見ると、1枚大きな看板がありまして、ほかに駐車場は、第2駐車場・第3駐車場がこちらにありますという案内の看板が、ことしに入ってからですか、大きくなりまして、それもあるのですが、それを見てほかの駐車場に移るというよりは、前で滞留している方も多いのかと。一応、本日4番、5番等でホームページについても質問させていただくところがあるのですが、こういう誘導をうまくやっていくためにということで、今回の質問でお話ししていったところ、早速市役所のホームページに、市役所の駐車場はここですといった記載がされまして、大変評価できるところではないかと思います。市としては、誘導対策ということは、今後看板以外にどのように考えておられますか。 173 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 174 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 先ほど申し上げたとおり、年度末とか切りかえ時といったときには誘導員を置いていきたいというのが、今後の考え方としてはあるのです。また、イベント等で市民の方たちが駐車場を使ったりすることもございます。そういったときには、今もそうなのですが、今後も引き続き、イベント時には主催者へ誘導員の配置などをお願いしていきたいと思っております。 175 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 176 ◯ 10番(渡辺たつや君) 後段で質問しますが、今後の有料化を含めて、今のところ、駐車場で混乱のないように、そしてできれば、見通しも悪い部分もありますから、事故等がないように注意していっていただきたいと思います。  それでは(2)に移ります。(2)、駐輪場においては、この間の雨ですと、駐輪場は少しあいているかといった状況なのですが、特にきょうのように天気のいい日には混雑しており、市役所の正面、そして消防署との間の通路の部分は、私が議員になったころには余り整理されていなくて雑然としていたのですが、今はスペースを区切ってしっかり整理されてきているようなのですが、消防署との通路、消防署前ともにいつも混雑しているような状態であります。市の認識と対応について伺います。 177 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 178 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 駐輪場につきましては、市民以外にも、職員の通勤用、業務用などにも利用しており、これまでも、バイク置き場と自転車置き場を分けるなど、混雑緩和の措置を講じてまいりました。今後も、駐車場整備にあわせ、必要な対策を講じてまいりたいと考えております。 179 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 180 ◯ 10番(渡辺たつや君) 繰り返しになるのですけれども、今の御答弁でも、今後の整備ということで考えていただきたいところとして、本当に駐輪場はいつも満員で、私は市役所にスクーターに乗ってくることがあるのですが、とめようと思ってもなかなかとめられないといった状態もあります。ただ、消防もありますから、職員の方には緊急対応等もあってバイク等で通勤されている方も多い。私は、今後、駐輪のスペースに関しては、ずっと常駐的にとめておけるような場所、例えばほかの駐車場は、第5駐車場は一方通行で入りにくいものですから、車では、三沢川をぐるっと回ってこないととめられないという状態もありまして、とめにくいのかと。そういう離れたところでもいいので、一部を駐輪スペースとするなり、例えばこれ以外でも、地域振興プラザの駐輪場も小さいものですから、地域振興プラザでイベントがあったときには地域振興プラザの前の駐輪場は満車になってしまうといった状態もありますので、今後、幅広く敷地外のところにも駐輪場等を必要な分だけは整備していくという必要があると思うのですが、どのようにお考えですか。 181 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 182 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 駐輪場につきましては、イベント時など、混雑していることもございますが、駐車場整備にあわせて、市民と職員の区分けなど、さまざまな方策を考えてまいりたいと思っております。 183 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 184 ◯ 10番(渡辺たつや君) これから考えていっていただけるということで、お願いします。  次に移ります。(3)、市役所前と周辺の、今後有料化する場合における改修時の対応について伺います。1)、駐車スペースについて、市の考え、現在の検討状況について伺います。 185 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 186 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 庁舎周辺の駐車スペースにつきましては、庁舎駐車場等の整備方針についての検討をしておりますので、その中で効率的な配置などを検討してまいります。 187 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 188 ◯ 10番(渡辺たつや君) 検討していきますということですが、今検討されている中で問題点もあるかと。例えば、本庁舎の前の部分の駐車場のスペースと文化センターとの間の部分のスペースは一体化していないものですから、どうしても車が入ってきて、回ってみて、あいていないと次に回ってみて、そしてほかの駐車場に回るなどの状況が見受けられます。これは効率的な配置などを検討してまいりますということなのですが、どのように検討されているか。そして、当初の予定では有料化は来年度からということで発表されていたと思うのですが、そのあたりの状況は今のところどのようになっていますか。 189 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 190 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 駐車場の整備時期につきましては、有料化とあわせての整備となります。駐車場有料化の考え方の中では平成27年度を予定しておりますが、現在、外構の構造や、今お話のあった文化センターとの間の敷地の部分とか、緑地の確保、動線など、周辺整備も含め、関連課とさまざまな角度から検討しているという状況でございます。 191 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 192 ◯ 10番(渡辺たつや君) その中で、今、緑地の確保という話があったのですが、緑地の確保というのは何か基準等があるのでしょうか。市役所の近隣の駐車場等に緑地を確保しておかなければいけないといった決まりはあるのでしょうか。 193 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 194 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 法律名は私もちょっと忘れてしまいましたが、たしか緑被率ということで、そういった基準はございます。 195 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 196 ◯ 10番(渡辺たつや君) それでは、次に移ります。2)、駐輪スペースについて、市の考え方、検討状況を伺います。 197 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 198 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 庁舎周辺の駐輪スペースにつきましても、さきにお答えしているとおり、検討を行っておりますので、あわせてその中で検討してまいりたいと思っております。 199 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 200 ◯ 10番(渡辺たつや君) 今、検討は検討会でされていると認識しているのですが、検討会の中でその課題・意見等はありますか。 201 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 202 ◯ 総務部長(渡邉知明君) さきにお答えしましたとおり、市民と職員の区分けなども考えられるところでございます。 203 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 204 ◯ 10番(渡辺たつや君) 私としましては、駐輪スペースに関しては、まだ有料化といった考え方は時期としては早いかと。健康増進もありますし、今自転車に乗っておられる方も多いので、自転車に関しては、市民の方になるべく、来ればすぐとめられるといった状況をぜひ検討していただいて、整備をお願いしていきたいと思います。  それでは、次の項目に移ります。大きな項目3番、防災表示、ヘリコプター対応についてでございます。災害時には、陸路の救援や物資搬送が困難になることも予想されます。地理にふなれな他の自治体からの応援によるヘリコプター等が上空から目標建物を早期に視認し、速やかに現場へ到着するため、総務省消防庁の消防防災ヘリコプターの効果的な活用に関する検討会報告書では、建物屋上への対空表示──これはヘリサインといいまして、HとかRとかが書いてあるものですが、ヘリサインの設置と地域防災計画等への反映が述べられていますが、市内には大規模なビルや商業施設などで、ヘリがおりられそうなHやRのマークが表示された緊急離着陸場はありません。最近では、公共施設は名称表示(建物名対空表示)をすることで上空から早期に建物を識別することができることから、稲城市でも本年度から整備が進められていると認識しています。  さらに、地図への防災表示においても、先日国土地理院において、避難所等の地図記号と災害の種別を示す記号が決定されました。この内容を紹介しますと、平成25年に災害対策基本法の一部が改正され、平成26年4月から市町村において新たに緊急避難場所や避難所を指定・更新することが定められました。緊急避難場所については、災害種別ごとに定めることとされ、地図記号を決定されたということでございます。  (1)、稲城市には、防災マップに表示されている臨時ヘリコプター離着陸場が4カ所ございます。これらの現状と、緊急時使用に関する市の考えについて伺います。 205 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。 206 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) 防災マップに示されております臨時ヘリコプター離着陸場4カ所につきましては、南山スポーツ広場が廃止されたことにより、公益社団法人九段盡性園グラウンド・稲城中央公園総合グラウンド・日本大学稲城総合グラウンドの3カ所が使用可能となっております。緊急時の使用に関しましては、支援物資の緊急輸送活動や負傷者等の人員輸送に利用することとなっております。 207 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 208 ◯ 10番(渡辺たつや君) 物資の輸送と負傷者等の人員輸送ということなのですが、今、市で配られている、そしてホームページに出ていて、今年度中には改正され、新しいものが配られるという防災マップは、南山に関しては今後変えていくということでお答えがあったところでございますが、稲城市の場合、完全に陸路が塞がって、大量の物資をヘリで運んでこなければいけないとか、孤立して上空から投下しなければいけないということは起こりにくいかと考えておりまして、実際には一番重要になると考えるのは、市立病院の緊急対応で、市立病院に救急患者が集まってくる。その中で、重傷かつ緊急性を要する、運んでほかの県でも対応していただかないともう無理といった事例が恐らく緊急時には発生するのではないかと考えております。この中で、防災訓練等でヘリを使ったような訓練などは計画されていないのか。そして、市立病院の周辺ですと、市立病院の駐車場、そして隣に米軍の保養施設がありますから、そこに広いグラウンドがありますので、そのあたりを活用して、緊急的にはヘリがおりて患者をスムーズに運べるような体制というのも必要ではないかと考えるのですが、いかがですか。 209 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。 210 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) 御質問の市立病院と緊急輸送に関するヘリの取り扱いでございますが、平成22年度に実施しました緊急消防援助隊関東ブロックの合同訓練の中では、関東ブロックは9県ありますけれども、大丸の南多摩スポーツ広場サッカー場を市立病院とのヘリの輸送基地として訓練をしたところでございます。 211 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 212 ◯ 10番(渡辺たつや君) ただ、大丸の南多摩スポーツ広場というものは、今の状況ではガイドマップの中ではヘリのマークがついていないということになっていますので、そのあたり、今後の対応についてはいかがでしょうか。 213 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。 214 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) ヘリの着陸については、基準がかなり厳しくて、現時点で稲城市では、河川敷を中心に、いろいろな形で訓練を実施しております。そのような形で、ヘリの到着は、河川敷の空き地というか、少年野球場にしろ、サッカー場にしろ、そこを今活用させていただいているところでございます。地図上に表示ということでありますと、広場自体に災害の発生がないとか、基準がありますので、その辺を含めて検討してまいりたいと考えております。 215 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 216 ◯ 10番(渡辺たつや君) それでは、次に移ります。(2)、防災上有効な公共施設に建物名対空表示の整備状況と整備の課題等について伺います。 217 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。 218 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) 公共施設におけるヘリサインの整備状況でございますが、平成26年4月1日現在、稲城市立稲城第四中学校・第五中学校・平尾住宅12号棟・若葉総合高校・都営稲城アパート2号棟の5カ所に表示されております。公共施設の避難所となる小中学校に対しまして、今年度より随時表示を進めてまいります。 219 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 220 ◯ 10番(渡辺たつや君) 災害の発生時に他府県からのヘリが飛んできて、全く土地勘がないという状況の中で、このヘリの表示というのは非常に重要であるのかとも考えるところですが、この質問を書いてからいろいろ伺っていると、現状、今回整備された中学校等では、一般の保護者の方々の協力を得ながら作業をされているということなのですが、現在どのように作業されているかについて伺います。 221 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。 222 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) 大変ありがたいことで、学校のPTA、特にお父様方、学生を含めてですが、協力していただいて、ペンキ塗りというか、表示をしていただいているのが現状でございます。今年度、各学校でそのペンキ代ということで予算をとらせていただき、市民の方を含めて、協力していただいているのが現状でございます。 223 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 224 ◯ 10番(渡辺たつや君) 多分、業者さんに依頼するとそれなりの金額になるという作業を関係者の方とか市民の方に御協力いただいてされているということで、いろいろ調整等で御苦労もあるかと思いますが、今後とも対応をよろしくお願いいたしまして、次に移ります。  (3)、避難所等の地図記号に対して、防災マップや案内表示等に随時反映していくべきだと考えますが、市の現状と考え方を伺います。 225 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。 226 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) 平成26年4月に国土地理院は、災害対策基本法に基づいて指定される緊急避難場所や避難所の地図記号を新たに定めました。当市におきましては、今年度作成いたします防災マップや、新設または改めてつけかえる案内表示板につきましても、随時反映してまいります。 227 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 228 ◯ 10番(渡辺たつや君) 認識されているということで、安心しました。随時、しっかりとつけかえをよろしくお願いいたします。  それでは、次に移ります。大きな項目4番、稲城市のホームページについてでございます。今年度からホームページがリニューアルされまして、いろいろ変わったこともございますが、私から見た少し気になる点について伺うものであります。  (1)、人口世帯数の表示について。稲城市では人口が増加傾向で、人口減少が語られる昨今、比較的誇れるものではないかと考えます。ほかではトップページに人口何人、世帯数何件、そして男性何人、女性何人、増減幾ら等、人口に関する表示がされていることが多く、関心も高い事項ではないかと考えます。稲城市でもでき得るのであれば、トップページに人口等を表示してはどうかと思いますが、市の考えを伺います。 229 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 230 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 市ホームページでの人口世帯数の掲載につきましては、トップページにリンクを設けており、このリンクから内容を確認することが可能となっております。トップページに人口世帯数を表示することにつきましては、今後ホームページを改修する際に検討いたします。 231 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 232 ◯ 10番(渡辺たつや君) 今後検討していただくということで、他市の事例等も見ながら考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、次に移ります。(2)、役所や企業のホームページでは、記者発表等プレスリリースが掲載されています。稲城市もプレス発表に沿って、内容(電子ドキュメントPDF等)を含めて掲載してはいかがかと考えますが、市の考えを伺います。 233 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 234 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 報道機関へ情報提供した内容につきましては、ホームページなどへ適宜掲載しておりますので、現在のところ、ホームページへ改めてプレスリリースとして掲載することについては考えていないところでございます。 235 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 236 ◯ 10番(渡辺たつや君) 特段、プレスリリースという特殊な枠を設けていないが、全体としては適宜発表されているということで、今後は、他市の事例等も参考にしながら、改修の際にはぜひいろいろ考えていっていただきたいと思います。  それでは、次に移ります。ホームページの諸項目について、住民票の項目を中心に伺います。これは、特に住民票の項目がどうということではなく、市のホームページ全体として、全てを網羅して質問するには難しいですから、一つの例として、あくまでも住民票を参考として伺うものであります。  1)、住民票のページに申請可能日時等の表示がないが、表示またはリンクしたほうがいいと考えます。市の考えを伺います。 237 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 238 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 市ホームページは、トップページに見出し部分のカテゴリーを掲載し、各カテゴリーにひもづく項目はコーナーとして設け、その下に個別の申請手続などをコンテンツであるページとして掲載する階層的な構造となっております。各ページに共通する事項は、個別のページに掲載するのではなく、特定のページに集約化しておりますが、今後は御指摘を踏まえ、表示方法を検討してまいります。 239 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 240 ◯ 10番(渡辺たつや君) これは言葉で説明するとなかなかわかりにくいところなのですけれども、例えば住民票というものを探そうにも、何階層も下に行って、押して押して入っていくと、その中で、例えば時間等が表示されていない、されている、ページによってさまざまなのですけれども、いろいろなサービスがあっても、縦割りで階層が全く違うところにあって、探すのが結構大変な状況です。いろいろこの話を伺っていたところ、ホームページというのは、各担当部があり、そしてその下に担当の課があり、実際には住民票だと住民票の係の方がされている、戸籍だと戸籍の係の方がされている。で、ページはずっといろいろ横並びで見ていっていただくとわかるのですが、若干内容にでこぼこした差があるかと。私は、こういうものは統一感を持って、全て上というよりは、実際に担当されている方が集まって問題点を出し合って、今後はこのようにしていこうという、課なり係なりのレベルで総合的に皆さんで集まっていろいろ検討していくということも重要なことではないかと考えるのですが、いかがですか。 241 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 242 ◯ 総務部長(渡邉知明君) ホームページの主管課である秘書広報課が、関係各課と連携を図って、今後取り組んでまいりたいと思っております。 243 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 244 ◯ 10番(渡辺たつや君) 今後は関係各課で検討していただくということで、よろしくお願いします。私は、市のホームページというのはいわゆる百貨店などのサービス業と同じものではないかと思います。いついつあいています、営業時間は何時から何時です、1階のフロアには何があります、ここの各売り場では何が売っていますと、ほぼ一緒だと思うのです。売り場のお店の名前を入れると、お店の紹介が出てきて、こんなものも売っています、通販もできますとか、市のホームページもそういうサービス業的な発想でなるべく統一感を持って取り組んでいただければと思います。前にも言いましたが、市役所の案内に駐車場の案内等を加えていただいておりまして、随時こうしてはどうかというのは提案させていただきますので、できる範囲でいろいろ変えていっていただければ、よりよくなって市民の方も使いやすくなるかと考えております。  それでは、次の項目に移ります。2)、住民票の手続方法の一つとして郵送請求があるのですが、前年度の申請数の状況について、確認のため伺います。 245 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 246 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 平成25年度における郵送請求の申請件数につきましては、3,529件でございます。 247 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 248 ◯ 10番(渡辺たつや君) 郵送請求は3,529件で、結構な数がある。いろいろお話を伺っていると、郵送請求は弁護士さんや業務関係で必要であるといった方がされることが多いとも伺ったところでありますが、これに関連した項目はたくさんありますので、次に移ります。  3)、住民票の手続方法はたくさんあると思いますが、その一つとして郵送請求があるということなのですが、今、住民票のページを開いたところで、こういう方法がありますというところに郵送請求は含まれていないのです。それについて、こういうほかの手段についても加えてはどうかと考えますが、いかがですか。 249 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 250 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 住民票の手続方法の一つであります郵送請求につきましては、住民票のページにも郵送請求が可能である旨の表示を追加記載してまいります。 251 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 252 ◯ 10番(渡辺たつや君) 手続の一つとして郵送請求も加えていくということなのですが、これ以外にもいろいろ稲城市ではサービスとしてされていると認識しておりまして、その辺についても今後加えて検討していただきたいと思います。普通に役所に来て住民票をもらう。そして、その手続の一つとして郵送請求というものもあるのですが、それ以外にもたくさんされている項目があると思うのですが、そのあたりはいかがですか。 253 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。
    254 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 住民票の申請には、窓口以外での請求としまして、郵送請求や電子申請の請求、また電話による請求として電話予約サービスがございます。 255 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 256 ◯ 10番(渡辺たつや君) 電話予約サービス等、内容を聞きますと、昼間とりに来られない方が、電話で予約して申し込んでおけば、夕方8時までの間、庁舎東側の警備室で受け取れるといったサービスもされている。このようなことはせっせと探さないと出てこないような状況でして、住民票のところに、こういう手続とこういう手続といろいろあって、そこを見れば全てわかるように変えていっていただきたいと思います。そして、例えば昼の12時から1時までも住民票に関してはサービスされているということなのですが、ホームページ上を見ていくと、昼の12時から1時は役所の仕事は休みにしていますと書かれている部分もありまして、わかりやすく、住民票だったら住民票の部分で関連した項目を全て網羅して、市民がぱっと見てすぐわかるようにしていっていただきたい。これは初めに言いましたが、住民票に限らず、ほかの項目についても同様だと考えますので、お願いします。  次に、4)、住民票の申請は、電子申請のサイトから可能となっております。これも先ほど同様に、住民票のページには記載がありません。ただ、市役所のホームページをたどっていきますと電子申請という部分がありまして、そこから入っていくと電子申請ができるという形になっています。市の現状認識について伺います。 257 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 258 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 住民票のページからの電子申請については、現状では記載されておらず、電子申請のサイトからの申請のみとなっております。したがいまして、郵送請求と同様に、電子申請が可能である旨の表示を追加記載してまいります。 259 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 260 ◯ 10番(渡辺たつや君) それでは、よろしくお願いします。電子申請については次の大きな項目でお話ししますので、次の項目に移ります。  大きな項目5番、電子申請について。稲城市のホームページ、トップページ中央からリンクされ、東京都や各自治体、一部事務組合と共同運営されている電子申請サイトについて伺います。  本年度の予算では、この電子共同自治体にかかわる経費として、都区市町村電子自治体共同運営処理委託ということで1,000万円程度の予算が計上されており、運営にはその程度の費用がかかっていると私も認識しております。  (1)、平成26年5月25日現在、電子申請に登録されている24項目のうち、受付開始日が2010年4月1日の手続で、実際に電子申請をするのではなく、お試し電子申請をする項目があるのですが、お試し電子申請を除く17項目について伺います。  1)、昨年の各手続の平均利用件数と最大利用手続、最小利用手続について伺います。 261 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 262 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 受付開始日が2010年4月1日の手続における平成25年度の平均利用件数でございますが、1項目当たり0.8件でございます。そのうち最も多い利用手続が10件、最も少ない利用手続ではゼロ件でございました。 263 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 264 ◯ 10番(渡辺たつや君) 今質問した17項目以外では、多く使用されている職員の採用とか、ほかの健診等の受付等でかなり活用されていると。電子申請には申請の部分と電子入札の部分があって、入札の部分ではもう本当にすごく活用されているというのは私も知っている範囲ではございますが、今の御回答にあった最も多い利用手続とはどういうものですか。そして、最も少ない利用手続はゼロ件ということで、これは何項目ぐらいございましたか。 265 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 266 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 最も多い申請は住民票の写しの交付申請でございます。申請がゼロ件であった項目は14項目でございます。 267 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 268 ◯ 10番(渡辺たつや君) 実際には使われていないところもたくさんあるということが確認できたかと思います。使用については、今後、この後の項目で確認していきたいと思います。  次に移ります。2)、各項目で、稲城市のホームページがある場合、電子申請のサイトは別のサイトですから、稲城市のサイトから電子申請のサイトに移って、そして電子申請のサイトの中からクリックすると、稲城市のサイトに戻ってくるという部分がございます。各項目で、電子申請のサイトから稲城市のホームページの一部を指した場合に、「ページが見つかりません」といった表示がされるものがありますが、市の認識を伺います。 269 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 270 ◯ 総務部長(渡邉知明君) このことにつきましては、昨年、市のホームページをリニューアルした際に、一部のリンク先の変更がなされていなかった項目があり、このような状況が発生してしまいました。本件を含め、サイトのふぐあい等につきましては、市民の皆様には御不便をおかけしていることから、既に修正させていただいております。今後につきましては、電子申請の記事を総括する情報管理課が定期的に内容のチェックを行ってまいります。 271 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 272 ◯ 10番(渡辺たつや君) 定期的なチェックで確認をよろしくお願いします。恐らく私の見る範囲では、2010年4月から全く手がつけられていなかったかとも見えましたので、質問させていただいております。  続きまして、3)、電子申請の各項目における確認更新について、今後の対応を伺います。 273 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 274 ◯ 総務部長(渡邉知明君) さきにお答えいたしたとおり、情報管理課において、電子申請の各項目は常に最新の状況に更新されているかを定期的に確認してまいります。 275 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 276 ◯ 10番(渡辺たつや君) よろしくお願いいたしまして、次に移ります。  (2)、電子申請手続において、例えば住民票の申請書等をダウンロードして、それに書き込んで窓口で出せばいいといった様式ダウンロードと、市のホームページ申請書のダウンロードのリンク先が違って、若干一致していないという項目がありますが、市の認識について伺います。 277 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 278 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 電子申請における様式と市のホームページ申請の様式が異なることにつきましては、様式が新しくなった際に、一方の様式について対応がなされていなかったことによるものでございます。さきにもお答えいたしておりますが、情報管理課において、様式のリンク先なども定期的に確認いたしまして、利用者にわかりやすい御案内ができるように努めてまいりたいと考えております。 279 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 280 ◯ 10番(渡辺たつや君) 今回の問題点としては、リンク先は全く違ったのでということで、今後、こういうリンク等で申請書が新しいバージョンに変わったのに、古いものがどこかに残っているということが起こらないように、必ず同じファイルになるように等、工夫していく必要があると思うのですが、そのあたりはいかがですか。 281 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 282 ◯ 総務部長(渡邉知明君) ダウンロード様式につきましては、分散せずにホームページの1カ所に様式を固定し、リンクさせてまいりたいと考えております。 283 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 284 ◯ 10番(渡辺たつや君) 1カ所に固定していくということで、対応をよろしくお願いします。  それでは、次に移ります。(3)、先ほどもゼロ件のところがたくさんあったのですが、余り利用されていない項目については、サイトの仕組みや修正、もしくは需要により取りやめるべきと考えます。要は、全く使わないのであれば残しておく必要はない。本来使うべきなのに全く使われていないというのは、宣伝の方法が悪いか、内容が悪いか等、修正していく必要があると私は認識しているところでございます。今後、そのように修正もしくは需要による取りやめ等、考えはいろいろあるかと思うのですが、市の考えを伺います。 285 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 286 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 電子申請は、24時間いつでも申請が可能なサイトであることから、利用状況が少なく、市民にとって必要性に乏しいと思われる項目につきましても申請ができる環境を整えておくことは、市民サービスの一環としても大切なことであると考えております。ただし、市民の利用がほとんど見られないような項目につきましては、担当課と協議した上で、掲載項目の見直しや、場合によっては項目の削除をするなど、サイトの整理を行い、市民にとって見やすく利用しやすい電子申請サイトの構築に今後も努めてまいりたいと考えております。 287 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 288 ◯ 10番(渡辺たつや君) この電子申請のサイトは、実際には2010年から運用されているということで、電子申請のサイト自体のページは、コンテンツのつくりといいますか、見ばえといいますか、それが少し古い形なのかという部分も否めないところではあります。ただ、職員の採用試験等では、いろいろと住所等を入れたり、簡単なアンケートのような筆記試験のようなものを加えたりと工夫されて、すごく活用されていると伺っております。私としては、これは使い方によってはもっとほかの用途で使えるのではないかと。例えば、項目をうまく利用すれば、市民アンケートを電子申請サイトでとろうとか、そういうことにも使えるのではないかと私は見ていて思ったのですが、そのあたり、市としてはいかがでしょうか。 289 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 290 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 電子申請は、汎用性があるシステムであり、独自の様式が作成できる機能を備えております。市では現在、職員採用試験の申し込み様式など、市独自の様式を作成しておりますが、今後につきましては、必要に応じてそのような機能を利用した新たな項目の追加などについても柔軟に対応してまいりたいと考えております。 291 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 292 ◯ 10番(渡辺たつや君) せっかく共同分野でお金を払って、ただ市で整備すれば、この共同運営に出す費用では少し厳しいのかと。これは共同運営だからこそセキュリティー等を考えた上での運営がされていると思いますが、せっかく市でも予算を組んで共同に参加しているものなので、これからはもっといろいろ活用方法を考えて、利用していっていただきたいと思います。お願いします。  それでは、次に移ります。6番、市内の開発造成工事に関する対応についてでございます。  この質問をするに当たりまして、私は、現在住んでおります百村地区の自治会で市に申し入れをしたと伺いまして、その結果を見守ってきたところではございます。結果は、6月7日に自治会からお便りが参りまして、百村・川北下地区という場所、大丸との境目、向陽台との境目のあたりになるのですが、開発についてということで市から回答があったと伺っております。中では、稲城市都市計画課を通じて説明会開催の要請についてお願いしましたが、5月末日に回答があり、個別説明にしたいという答えが来たと伺っております。  それでは、質問に入ります。百村地区600番地付近、天神山東公園西側の斜面において、造成工事が行われております。工事に関して、自治会で申し入れを行ったとの話を聞き、この質問をしております。この件に関する内容と市の対応について伺います。 293 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 294 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 百村・天神山東公園の西側で行われている造成工事につきましては、民間事業者が行う開発行為による宅地造成であり、戸建ての住宅用地43区画が計画されております。現在は、造成工事を行うための準備段階で、樹木の伐採等が行われております。この宅地造成工事に伴い、先般、百村自治会より工事車両の通行に対する交通安全や振動・騒音への対策などについて、地域の方々に対し説明会の開催を求める要請をいただきました。これまでも市では、稲城市宅地開発等指導要綱に基づき、事業者に対し地域の方々への説明会開催を指導し、戸別訪問による事業計画の説明がなされているところでございます。 295 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 296 ◯ 10番(渡辺たつや君) このように大きな開発工事になっている。武蔵野線の出ている部分から見ていただくとわかると思うのですが、本当にすごい急斜面のところに今造成工事をしている。実際には、私有地ですから、安全上の管理とか、しっかりした対応をしながら宅地を開発されていくというのは、私は開発行為としては法律にのっとってやる分には当然のことだと考えておりますが、工事をする際には周りに対する説明をしっかりしていただきたい。内容を伺いますと、業者さんは戸別に伺うということで、戸別には確かに丁寧なのかとも思うところではありますが、一軒の家に何人も業者さんが来て、わっと説明されても、問題点などを言うのもなかなか難しいかと。皆さんが集まってゆっくり話を聞いてという、本当に工事に入っていくところは狭小の道でして、4メートル半、5メートルぐらいしかないような道のところを今後建設工事等で大きな重機やダンプなどがどんどん通るということになりますと、近隣の住民の方への説明は最低限のものであって、できれば、自治会のほうでも申し上げましたように、皆さんが集まってゆっくり話を聞いて、まとまった形で説明していただきたいと私も切に思うのです。今までは斜面の植木を伐採していたということなのですが、今見られてわかりますが、もう前に建設反対という声が上がりつつあるといった状況になっております。しっかりとした対応をすることによって住民も納得するように、皆さんへ開発についてのしっかりとした説明が私は必要だと思いますが、今、市としては、法律・条例等でこのような開発に対して説明会を開いてくださいと強制的に言うようなことはできないのでしょうか。 297 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 298 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 今回、自治会からの要請を受けまして、改めて事業者に対し、周辺の方々の御理解と御協力を得るよう、文書にて指導を行っております。また、今後の工事実施に当たりましても、工事車両の通行も含めまして、地域の方々の安全を第一に指導してまいります。 299 ◯ 議長(中山けんじ君) 渡辺たつや君。 300 ◯ 10番(渡辺たつや君) この件では、都市建設部ともいろいろお話しさせていただいて、その上で、今できる範囲というのはある程度限られていて、その範囲内では誠実に対応されているというのは私も理解しているところで、繰り返しになりますけれども、百村の自治会では戸別ではなく集団で説明会を要請しましたが、戸別に説明したいということで、一見、本当に業者としては戸別にやるというのは、一軒一軒回りますから、すごく丁寧。そして説明会を開くというと、出席できる人、できない人、いろいろあるでしょうから、説明会に集まるかどうかもわからないとも思われますが、ある程度、今後はこのような工事があるごとに住民の方から強い要請が来ることも考えられます。ただ、市としては、現在の法律、国の都市計画法とか、その辺に沿った形で指導しようと頑張っているという姿勢は私もすごくわかるところなのですけれども、今後少し市としても、まちづくりをする際の都市計画法では埋められないような溝を埋める必要もあるのではないかと私は思います。このような説明等について、近隣の自治体で条例等をつくって対応されているところはあるのか、そして今後市としてもそのようなことを検討する必要があるという認識はあるのかについて伺って、私の質問を終わらせていただきます。 301 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 302 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 開発行為に対します指導でございますが、まちづくりを進めるに当たりましては、建築基準法や都市計画法を補完する自治体独自のまちづくり条例を制定しまして、その条例の中で開発行為を指導している市もございます。条例化に対する近隣市へのヒアリングでは、メリットとしては、要綱より強い拘束力があるということで、確実な実施が担保されるというところでございますが、またデメリットとしまして、明確な整備基準を設けることにより、その基準を超えるものや明記されていないことは行わないなど、柔軟な対応がなされないとのことでございます。これらのことから、近隣市の多くでは、手続のみを条例で定め、基準等は要綱で定めており、条例の中でも説明の方法としては説明会などの実施としております。一方、稲城市では、地区計画制度によりましてまちづくりの方針や建築物の制限を定めておりまして、事業計画の前段でまちづくりの誘導を行っており、現在、市内30の地区において地区計画を定めております。事業の進め方や地元への説明などの手続につきましては、強制力を持たせることも必要であると考えますので、他市の状況等を調査し、研究してまいります。 303 ◯ 議長(中山けんじ君) 以上で、10番、渡辺たつや君の一般質問は終わりました。  暫時休憩いたします。                                午前11時54分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                  午後1時 開議 304 ◯ 議長(中山けんじ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  通告の3番、大久保もりひさ君の一般質問を許します。17番、大久保もりひさ君。 305 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 通告の順に従いまして一般質問をいたします。  項目番号1、第二次稲城市教育振興基本計画に示される稲城市教育ビジョン実現のための取り組みについて伺います。  第3次東京都教育ビジョンの「東京都が目指すこれからの教育」には、「社会全体で子供の「知」「徳」「体」を育み、グローバル化の進展など変化の激しい時代における、自ら学び考え行動する力や社会の発展に主体的に貢献する力を培う」ことであるとの基本理念がうたわれています。  本市は、第二次稲城市教育振興基本計画を平成25年度~26年度の2年間で策定する予定ですが、平成27年4月に(仮称)南山小学校が新設されることから、第二次稲城市教育振興基本計画に示される稲城市教育ビジョンを実現するための取り組みについて伺うものであります。  (1)、現在の稲城第三小学校区域から(仮称)南山小学校区域への変更を検討する際に考慮された内容について伺います。 306 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 307 ◯ 教育部長(加藤 明君) 稲城第三小学校区域から(仮称)南山小学校区域への変更につきましては、稲城駅南側の一部分を変更区域といたしました。この変更を検討する際には、通学の安全性、区画整理事業の進展に伴う地域の一体性及び稲城第三小学校の学校規模を考慮いたしました。 308 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 309 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 通学の安全性、地域の一体性、稲城第三小学校の学校規模を考慮されたことが確認できました。  (2)、平成27年4月時点における(仮称)南山小学校の児童数予測について伺います。 310 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 311 ◯ 教育部長(加藤 明君) 平成27年4月時点における(仮称)南山小学校の児童数予測でございますが、平成26年5月1日現在の調査をもとに算出した結果、おおむね1年生18人、2年生14人、3年生10人、4年生14人、5年生7人、6年生5人の合計68人と推計しております。 312 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 313 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 1年生が18人で、学年が上がるにつれて人数が減って、6年生が5人で、合計68人と推計されているということでございました。ところで、現在、市内における一番小さな規模である稲城第二小学校について伺ったのですが、人数が一番少ない学年が2・3年生で各13人で、一番多い学年が5・6年生で各20人で、今合計100人ということを確認させていただきました。ということは、(仮称)南山小学校はその7割程度の児童数でスタートするということを理解いたしました。  そこで再質問いたします。(仮称)南山小学校区域における稲城第三小学校と第一小学校の4月時点の学年別の児童数と予測されている転校割合、そして新1年生を含めた、新たに発生が予測されている学年別の児童数について伺います。  また、(仮称)南山小学校に転校されるかどうかの意向確認調査を保護者に対して行うべきであると考えます。御所見を伺います。 314 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 315 ◯ 教育部長(加藤 明君) (仮称)南山小学校区内における稲城第三小学校の4月時点の学年別の児童数予測と転校割合でございますが、1年生が17人、2年生が20人、3年生が10人、4年生が17人、5年生が20人、6年生が13人となっております。転校割合につきましては、兄弟姉妹関係を考慮いたしまして、1年生は100%、2年生は65%、3年生は90%、4年生は76%、5年生は30%、6年生も30%と推計しております。稲城第一小学校の児童数及び転校割合でございますが、2年生に1人となりますが、既にこの児童は指定校変更により第三小学校に就学しておりますので、引き続き第三小学校に就学するものと推計しておりまして、ゼロ人としております。  また、新たに発生を予測している学年別の児童数でございますが、区画整理事業組合の推計によりますと、保留地処分により新規に11棟の戸建てが建つ予定としておりますので、今までの児童発生率により、各学年1人ずつ就学すると推計しております。  また、意向調査でございますが、なるべく早い時期に実施したいと考えております。 316 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 317 ◯ 17番(大久保もりひさ君) よくわかりました。基本的には、高学年ほど転校割合を低く推計されているということと、当然ですが、3年生・5年生のように、クラスがえがあるところは、ちょうどいい機会だから転校してもいいかといったことは私も三小の保護者からも聞いていますので、そのとおりの推計をされているということで、妥当な推計かと感じました。  (仮称)南山小学校への転校の意向確認調査については、なるべく早い時期にということが確認できましたので、もう1点、別の視点から伺いたいのですが、68名という児童数でありますけれども、第二小学校が今100名で運営されている。昨年11月30日のESDの発表会では、私は全ての教室の授業も見させていただいて、非常に小ぢんまりとしながらもいい授業をやられていたのですけれども、その7割程度の児童数でスタートするということで学校経営と学級経営に支障はないという認識であるのかどうかということについて伺いたいと思います。 318 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 319 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 初年度に予測される児童数から考えますと、初年度は小規模となりますが、公立小学校の教育活動を進めていく上での学校経営及び学級経営につきましては、支障はないものと判断しているところでございます。 320 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 321 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 支障はないと判断されていることがわかりました。  (3)、平成27年4月時点における(仮称)南山小学校の学級数予測について伺います。 322 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 323 ◯ 教育部長(加藤 明君) 平成27年4月時点における(仮称)南山小学校の学級数予測でございますが、さきにお答えいたしました児童数の推計から、各学年1学級となり、全6学級と推計しております。 324 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 325 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 全ての学年が単学級という予測でございますが、複式学級になる可能性はないと考えてよろしいのでしょうか。
     また、小規模校になりますけれども、そのメリットとデメリットについて、市の見解を伺います。 326 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 327 ◯ 教育部長(加藤 明君) 複式学級になる可能性でございますが、稲城市立小学校及び中学校の学級編制基準により、現在の児童数推計では、可能性はないと考えております。 328 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 329 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 小規模校のメリットとデメリットについてでございますが、メリットといたしましては、学習や行事の場面で一人一人に活躍の場が多く確保できることや、きめ細かい指導や支援が可能となる点がございます。また、デメリットでございますが、多様な人間関係を持つ機会が少なくなるという点が挙げられると考えております。 330 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 331 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 複式学級の可能性はないと判断しているということを確認しました。  また、メリットはもちろんよくわかりますけれども、デメリットについては、縦割り学級とか、いろいろなやり方もありますので、むしろ、うまく小規模校のメリットにしていただきたいと思います。  そこでもう1点お聞きしたいのですけれども、新設校で小規模校であるからこそ、手づくりの教育を行うことが可能になると考えますので、意欲ある教員の公募を検討するべきではないでしょうか。市の見解を伺います。 332 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 333 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 現在東京都で実施しております主幹教諭及び主任教諭の公募制度を(仮称)南山小学校も含め稲城市立小中学校への教員配置に活用したいと考えているところでございます。 334 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 335 ◯ 17番(大久保もりひさ君) よろしくお願いいたします。  (4)、第二次稲城市教育振興基本計画に示される稲城市教育ビジョンの策定状況について伺います。 336 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 337 ◯ 教育部長(加藤 明君) 第二次稲城市教育振興基本計画につきましては、これまで策定委員会を5回開催し、家庭、学校、社会教育などの生涯学習を通じた教育目標及び基本方針や施策の体系など、骨子案の協議を行ってまいりました。なお、現在その取りまとめを行っているところでございます。 338 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 339 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 公表の時期と対象、そして方法等についてお伺いいたします。 340 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 341 ◯ 教育部長(加藤 明君) 現在取りまとめを行っております骨子につきましては、今後、稲城市議会に御報告させていただくとともに、市ホームページ等により市民の意見公募を行いながら具体的な施策を検討し、第二次稲城市教育振興基本計画を策定してまいります。また、公表につきましては、平成26年度末を予定しているところでございますが、冊子の配布及び閲覧、市ホームページへの掲載などの方法により、市議会議員の皆様並びに教育関係機関、多くの市民の方々などを対象に、幅広く公表してまいりたいと考えております。 342 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 343 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (5)、稲城市教育ビジョンを実現するために、全ての小中学校において取り組まれる施策・事業などについて、市の見解を伺います。 344 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 345 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 第二次稲城市教育振興基本計画では、学校教育においては、「知」「徳」「体」のバランスのとれた生き抜く力を家庭や地域と連携しながら育成してまいる方向でございます。その実現のため、全ての小中学校で取り組まれる事業といたしましては、未来社会の担い手を育む視点を重視した持続発展教育(ESD)の推進が挙げられます。従来から取り組んでおります稲城ふれあいの森の宿泊体験から野沢温泉村の自然体験など、自然や伝統文化から学ぶ機会を重視しつつ、地域学習や防災教育などの喫緊の教育課題についても一層の充実を図ってまいります。 346 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 347 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (6)、第二次稲城市教育振興基本計画に示される稲城市教育ビジョンを実現するために、新設予定の(仮称)南山小学校において取り組まれる、奥畑谷戸公園に隣接する小学校ならではの施策・事業などについて、市の見解を伺います。 348 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 349 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 第二次稲城市教育振興基本計画に示されます施策・事業につきましては、各学校の特色を生かし、全ての学校において取り組み、教育活動の一層の充実を目指してまいるところでございます。平成27年度開校予定の(仮称)南山小学校におきましては、地域の自然環境などの特性を生かし、本校ならではの第二次稲城市教育振興基本計画の実現が図られますよう、教育環境の整備や充実を図ってまいります。 350 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 351 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (仮称)南山小学校に隣接する奥畑谷戸公園の残留緑地部分は、現状の植生を生かした環境保全を図り、自然と触れ合えるような公園として整備するということですし、周辺の緑との連続性に配慮することで、生物の多様性についても確保するということでございますので、子供たちの総合的な学習の時間の教材として最適であると考えます。  私は、6月10日の本会議終了後、多摩市立豊ヶ丘小学校の6年生の総合的な学習の時間の公開授業「学校林プロジェクト」を参観させていただき、その授業終了後、文部科学省の田村学調査官の講演「総合的な学習の時間で育成すべき資質・能力と知の創造」を伺いました。多摩市立豊ヶ丘小学校の学校林を活用した総合的な学習の時間は、実社会や実生活における問題について、子供たちがみずから課題を設定して、その課題を解決するための情報の収集や整理・分析を行い、まとめ上げた内容を発表・公表した後、そのときまでの活動を振り返って新たな課題を見つけるというサイクルを繰り返す仕組みができ上がっていました。田村学調査官は、このように探求する過程を経由することにより、これからの人材に求められている、実社会や実生活で活用できる能力の育成が可能になると説明されていました。また、昨年の11月30日にESD授業を公開した、「田んぼの学校」と名づけておられる稲城第二小学校の学習の仕組みが、探求する過程を経由するようにつくられているので、主体的に粘り強く考え実行する子供を育成することができると田村学調査官に伺い、よく理解できました。  そこで、奥畑谷戸公園を(仮称)南山小学校の学校林という大自然の教材と捉えて総合的な学習の時間に取り組むことにより、これからの人材に求められている、実社会や実生活で活用できる能力の育成が可能になると考えます。御所見を伺います。 352 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 353 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) (仮称)南山小学校におきましては、学校を取り巻く周囲の豊かな自然環境を有効に生かしながら、児童に体験的な活動や問題解決的な学習活動の充実を図っていけるよう支援してまいります。 354 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 355 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 項目番号2、小中学校における協同的な学び合いによる学校改革について伺います。  近年、ジョンソンらによって開発された、小集団を活用した教育方法である協同学習や、佐藤学教授が提唱されている「学びの共同体」、西川純教授が提唱されている「学び合い」など、子供同士が互いに協力して支え合って学習する協同的な学び合いに取り組む学校や教師がふえてきているようです。  (1)、児童・生徒同士の学び合いについて、1)、現状について伺います。 356 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 357 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 現行の学習指導要領では、基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を育む教育の充実に努めることが大切とされています。稲城市の小中学校におきましても、思考力・判断力・表現力等の育成を図り、言語活動の充実を進めているところでございます。具体的には、話し合い活動、発表し合う学習活動、学んだことを説明する活動など、学び合う学習活動が授業に多く取り入れられております。 358 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 359 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 児童・生徒同士の学び合いに取り組んでおられる教師はどのくらいいらっしゃるのか、感覚的で結構でございますので、状況をお伺いいたします。 360 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 361 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 現行の学習指導要領において示されました言語活動の充実については、全ての学校において指導計画に位置づけ、多くの教師が取り組んでいるところでございます。しかしながら、現実としては、そのような授業の実施回数や質等につきましては、差が生じているものと認識しております。 362 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 363 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 364 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 365 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 学び合う授業を効果的に進めていくためには、意図的・計画的な授業の展開が大切であることは言うまでもございません。また、学級・学年や教科の壁を超えた学校全体での取り組みの一層の充実が求められると考えております。 366 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 367 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 児童・生徒同士の学び合いの必要性を全ての教師に理解させて、取り組ませることが課題であると考えます。御所見を伺います。 368 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 369 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 学習指導における話し合い活動や発表し合う活動などは、思考力・判断力・表現力や問題解決能力を育み、将来、子供たちが社会の中で生き抜いていくためのさまざまな能力の育成につながるものと考えております。教育委員会は、各校の校内研修会や稲城市立学校教育研究会における研究を通じて、稲城市立小中学校の全ての教師がその必要性を十分認識し、共通理解を持って授業改善に取り組むよう、指導・助言を行ってまいります。 370 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 371 ◯ 17番(大久保もりひさ君) よろしくお願いいたします。  3)、今後の取り組みについて伺います。 372 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 373 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 学び合いを重視した授業を展開していくためには、学校全体が指導方法について研究を深め、実践に生かすことが大切と考えております。教育委員会におきましても、各学校の校内研修会や稲城市立学校教育研究会における授業研究の中でも、学び合う場面を意図的に設定した授業研究が進むよう、指導・助言を行ってまいります。 374 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 375 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (2)、教師同士の学び合いについて、1)、現状について伺います。 376 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 377 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 児童・生徒に生き抜く力を育む魅力的な授業を行うためには、教師自身が常に学び続けていくことが必要でございます。授業力を向上させていくためには、さまざまな研究会への参加、日常の授業の実践を通した授業改善などの方法がございます。現在、稲城市立小中学校では、各校において教師同士が授業を見合ったり、授業についても研究協議を実施したりし、教師同士の学び合いを推進しているところでございます。 378 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 379 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 全ての教師がみずからの授業を公開して、教師同士の学び合いに取り組んでおられる学校の状況について伺います。 380 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 381 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 現在、稲城市立小中学校の教師は、日常的な教師同士の授業を見合う機会の設定や、各学校の校内研修会及び稲城市立学校教育研究会の実施により、互いの学び合いに熱心に取り組んでいるところでございます。しかしながら、現実としては、実施回数などについて、学校状況などにより多少の差が生じていると認識しているところでございます。 382 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 383 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 384 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 385 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 稲城市立小中学校の教師は、各校における日常的な学び合いや校内研修会、また教育委員会主催の教員研修会及び稲城市立学校教育研究会等において、互いの研さんに精いっぱい取り組んでいるところでございますので、現在、特に大きな課題はないものと捉えております。 386 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 387 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 特に大きな課題はないとの認識を伺いました。私は、全ての教師がみずからの授業を公開して教師同士の学び合いに取り組むことが、学校改革には必要不可欠であると考えておりますが、学校内外の研修会や日常的な授業においても、全ての教師がみずからの授業を公開して教師同士の学び合いに取り組んでいるわけではないと伺っております。そのことが事実であれば、大きな課題であると考えます。御所見を伺います。 388 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 389 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 教師自身が授業を公開し合い、相互に高め合っていくことは、授業の質を高めるための重要な方策であると認識しております。この点におきまして、現在の稲城市立小中学校の教師は努力や工夫をしているところですが、今後さらに多くの教師が充実した学び合いに取り組めるよう、支援してまいりたいと考えております。 390 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 391 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 3)、今後の取り組みについて伺います。 392 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 393 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 今後も各学校が学校全体で中堅・ベテラン教員が若手教員を指導していく体制を整えられるよう、学校を支援してまいります。また、稲城市立学校教育研究会におきましても、小学校と中学校とがともに研究に取り組んでいるメリットを生かし、学び合えるよう進めてまいります。また、今年度、各学校の校内研修会についての情報を市内に発信し、他校の教員も参加し、互いに学び合い高め合えるよう取り組み始めているところでございます。 394 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 395 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 一応その考え方は私も方向性としてはすごくいいと思うのですが、ふだんから日常的に先生方の振る舞いとか行動を見ておりますけれども、私の印象としては、若手教員は非常に頑張っているという印象を持っております。例えば、自宅近くの稲城第三小学校においては、毎朝7時までに出勤される教員の方が多数おられます。また、稲城第一中学校においては、部活の顧問・副顧問の教員の方々は、土・日も朝早く出勤されております。その多くが若手教員であり、その姿を私も毎朝見ております。そして、むしろ私は、中堅・ベテラン教員の中で、みずからの授業を公開して教師同士の学び合いに取り組んでいない教師、つまりみずからのスキルアップや授業改善に取り組んでいない教師への教育委員会や学校長の働きかけが重要であると考えております。市の見解を伺います。 396 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 397 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 現在、若手教員を対象とする研修の機会は比較的保証されておりますが、それに対し中堅・ベテラン教員は、研修機会を得ることについて、個人差が大きくなっている傾向がございます。今後、中堅・ベテラン層に対し、学校内の研修への参加促進や若手への指導を通じた専門性の向上、校長により定期的に行われる面接の活用などにより、資質向上を図っていく必要があると考えております。 398 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 399 ◯ 17番(大久保もりひさ君) よろしくお願いいたします。  (3)、保護者と地域住民による授業参観から学習参加への転換について伺います。1)、現状について伺います。 400 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 401 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 稲城市の小中学校におきましては、主に児童・生徒が将来生き抜く力を育てるため推進している持続発展教育(ESD)や、教育環境の整備において、地域・保護者の方々に御協力いただいております。具体的には、授業や学校行事の際のさまざまな体験的な学習活動への御支援、本の読み聞かせや学校図書館の整備、校舎内外の整備などでございます。 402 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 403 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 404 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 405 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 現在、地域・保護者の方々の御支援・御協力により、児童・生徒は多くの方々との交流を深めながら学びを一層充実させることができており、特に大きな課題はないものと捉えております。 406 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 407 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 私は、保護者と地域住民による授業への学習参加の頻度を高めるべきであり、そのことが課題であると考えております。再度、御所見を伺います。 408 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 409 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 現在、各学校の行事や授業において、多くの地域や保護者の方々がボランティアとしてかかわってくださっております。参加の頻度につきましては、さらに多くの御支援をいただくことは大変ありがたいことではございますが、地域保護者と学校との協力関係が自然な形で永続するためには、無理なく御協力していただくことも大切と考えております。今後は、学校支援コンシェルジュの連絡調整機能も高め、地域保護者の方々のボランティア活動と学校の教育活動をよりよい形でつなげ、学校支援の質的な向上も図ってまいりたいと考えております。 410 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 411 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 確かに、佐藤学教授の本を読んでいますと、学習参加については、きちんとルールを定めて、参画する保護者とか地域住民がそのルールをわかった上で参画しないと、かえって迷惑をかけてしまうということもよく理解しておりますので、そういうことも含めて、今後ルールづくりも含めて、自然な流れでといった御答弁でございましたが、できる限り、せっかくの地域のさまざまな資源がありますので、そういうものをうまく活用していただいて、よりよい学校経営に生かしていただきたいと思います。  3)、今後の取り組みについて伺います。 412 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 413 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 今後も、持続発展教育(ESD)推進や、さまざまな体験的な学習活動、学校行事や教育環境の整備において、学校がより多様な方々の御支援・御協力をいただけますよう、学校支援コンシェルジュの設置効果も検証しながら取り組んでまいります。 414 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。
    415 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (4)、学力の向上といじめや不登校への効果が期待される、小中学校における協同的な学び合いによる学校改革に取り組むべきであると考えます。市の見解を伺います。 416 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 417 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 話し合い活動などの学び合いは、児童・生徒同士が互いに認め合いながら自己を発揮することができ、学力向上や豊かな心の育成につながるものであり、学び合いを実現する学校の風土が学校教育の質的向上に資するものと考えているところでございます。 418 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 419 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 児童・生徒同士の学び合い、教師同士の学び合い、保護者と地域住民による授業への学習参加などの協同的な学び合いによる学校改革につきましては、全市で取り組むために、第二次稲城市教育振興基本計画に稲城市の教育の柱の一つとして取り入れるべきであると考えます。市の見解を伺います。 420 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 421 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 第二次稲城市教育振興基本計画につきましては、学校教育だけではなく、社会教育や社会体育の視点も盛り込み、広く稲城市の教育振興の基本となるよう、現在、内容を検討しているところでございます。御指摘の児童・生徒、教師、地域、保護者が一体となって学び合い、向上を図っていくことにつきましても、従来からの稲城市の取り組みを充実させていく方向で内容に包含されていくべきものと考えております。 422 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 423 ◯ 17番(大久保もりひさ君) その方向でよろしくお願いいたします。  項目番号3、稲城第三中学校の増築校舎建設に伴うテニスコート2面の確保について伺います。  (1)、稲城第三中学校の増築校舎の建設スケジュールについて伺います。 424 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 425 ◯ 教育部長(加藤 明君) 稲城市立稲城第三中学校の増築工事につきましては、南山東部土地区画整理事業などの都市基盤整備の進捗に伴い、生徒数の増加が見込まれることから、第四次稲城市長期総合計画の主な事務事業に位置づけられております。なお、スケジュールとしましては、計画上は平成27年度に位置づけられております。 426 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 427 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (2)、建設予定場所について伺います。 428 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 429 ◯ 教育部長(加藤 明君) 増築校舎の建設予定場所につきましては、現時点では、校舎西側を想定しております。 430 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 431 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (3)、現状のテニスコート2面の確保について、市の見解を伺います。 432 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 433 ◯ 教育部長(加藤 明君) 現状のテニスコート2面の確保につきましては、テニスコートは広い面積を要しますので、学校敷地内での確保は厳しいものがあると考えております。今後、どのような対応ができるか、検討してまいりたいと考えております。 434 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 435 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 平成27年度に増築工事をするという計画になっているということでございましたが、学校敷地内での確保が厳しければ、早急に代替地を確保して整備しなければ間に合わないと考えますが、今後の具体的なスケジュールや代替案等について市の見解を伺います。 436 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 437 ◯ 教育部長(加藤 明君) 第四次稲城市長期総合計画においては平成27年度に位置づけられておりますが、今後は、人口推計により生徒数の動向を見きわめながら、増築工事の必要性について検討してまいります。また、増築工事の必要性が認められた場合には、基本設計及び実施設計、増築工事の時期など、具体的なスケジュールを検討してまいりたいと考えております。 438 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 439 ◯ 17番(大久保もりひさ君) もともとこの質問を出した当初は、もう平成27年度に設計して、それから平成28年度から工事にかかると勝手に思い込んで質問しておりましたので、それは少々違うということがわかってきたのですが、今の御答弁では、これから増築工事の必要性を検討する、必要な場合は具体的なスケジュールを検討するということでございました。そういうことであれば、増築工事を実施することが決定したときには、その工事が始まるまでにテニスコート2面を確保するべきであると考えますが、再度御所見を伺います。 440 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 441 ◯ 教育部長(加藤 明君) テニスコート2面を確保することにつきましては、御提案の代替地など、そのようなところを含めまして、さまざまな視点から検討してまいりたいと考えております。 442 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 443 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 項目番号4、発達障害児の療育支援体制の拡充について伺います。  (1)、本市における発達障害児の療育支援体制の現状について伺います。 444 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 445 ◯ 福祉部長(石田光広君) 市における発達障害児の療育支援体制の現状についてでございますが、コラボいなぎ・いなぎこども発達支援センター、LaVie東長沼、友遊クラブ、稲城七つの子などが療育を行っております。 446 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 447 ◯ 17番(大久保もりひさ君) この後、(2)以降で質問するコラボいなぎ・いなぎこども発達支援センター以外の施設における具体的な療育支援対応の現状について伺います。 448 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 449 ◯ 福祉部長(石田光広君) LaVie東長沼、友遊クラブの療育支援の対応につきましては、ともに児童福祉法に定められた障害児通所支援事業の中の放課後等デイサービスを実施しており、LaVie東長沼は、学校での取り組みと連携し、グループでの活動を通して社会性・学習サポートや、遊びを通してのコミュニケーションの発達へ向けた支援を行っております。  友遊クラブは、スポーツや音楽、創作活動などの集団活動を通じて、個々のレベルに沿った支援を行っております。  また、稲城七つの子につきましては、福祉センター、総合体育館などで、専門家を講師としてお招きし、療育・言語聴覚療法を月2回程度、また音楽療法・静的弛緩誘導法については月1回程度実施しております。 450 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 451 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (2)、コラボいなぎ内のいなぎこども発達支援センターの機能について伺います。 452 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 453 ◯ 福祉部長(石田光広君) コラボいなぎ内のいなぎこども発達支援センターの機能についてでございますが、児童福祉法に定められた障害児通所支援事業の中の児童発達支援・放課後等デイサービスを実施するほか、市の補助事業である療育相談・療育体験事業を実施しており、地域で暮らす児童の成長・発達を促す機能を担っているものでございます。 454 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 455 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (3)、いなぎこども発達支援センターの実施状況について伺います。 456 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 457 ◯ 福祉部長(石田光広君) いなぎこども発達支援センターの実施状況についてでございますが、児童発達支援では、言語・心理療法を行う個別療育や、グループでの療育を行っております。また、放課後等デイサービスでは、小学校1年生までのフォローアップとしての療育を実施しております。療育相談・療育体験事業では、保健師・医師による療育相談のほか、これまで療育を経験したことがない親子への療育の体験などを実施しております。 458 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 459 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 私がよく相談を受ける方は、今御説明があった中でのグループ療育に該当する方が多いようなのですけれども、1カ月に1~2回程度しか受けることができていないといったお話も伺っております。そこで、いなぎこども発達支援センターのグループ療育の実施状況を数値でお答えください。 460 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 461 ◯ 福祉部長(石田光広君) コラボいなぎ・いなぎこども発達支援センターのグループ療育の実施状況についてでございますが、対象事業により4クラスに分けて実施しております。にじ組は13人、対象は年少~年長、単独通園児・並行通園児であり、実施日は月曜から金曜まで、時間は9時30分から13時30分まででございます。おひさま組は14人、対象は年少~年長、単独通園児・並行通園児であり、実施日は月曜から金曜まで、時間は9時30分から13時30分まででございます。ほし組は5人、対象は年中~年長、並行通園児であり、実施日は水曜日、時間は14時から15時30分まででございます。さかな組は7人、対象は年長、実施日は月1回土曜日、時間は13時から14時30分まででございます。いずれの実施日も、定員上限は1日当たり15人まででございます。 462 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 463 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 4つのクラスがあるということで、月1回、週1回、また週数回と、それぞれのクラスによって違うということがわかりました。私がお話を伺った方は月1回とか週1回の方だったのかという感じはしますが、私も相当相談を受けていて、コラボいなぎにはつなげてはいるのですが、予測していた以上に人数が少ないので、それが定員いっぱいなのかどうなのかということはわかりませんが、いずれにしても、グレーゾーンと言われるような方々もたくさんいらっしゃるし、結局、未就学児童の中でも相当の人数がいらっしゃるのは確かだと思うのですが、思っていた以上に、まだ少ない人数しか対応されていないという現状はよくわかりました。  (4)、いなぎこども発達支援センターの課題について、市の見解を伺います。 464 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 465 ◯ 福祉部長(石田光広君) 課題についてでございますが、発達障害についての意識の高まりに伴い、これまでは療育を必要としないと考えられていたレベルの子供まで療育の利用希望者が拡大しており、必ずしも対応し切れていないことでございます。 466 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 467 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 療育の利用希望者の拡大に対応し切れていないということが課題であるとの認識は私と同じでございますが、今後ますます継続的な療育を必要とする発達障害児がふえることが予測されますし、施設の場所が少々不便なところにあることも課題であると考えます。私の認識と同じであるのかどうか、再度御所見を伺います。 468 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 469 ◯ 福祉部長(石田光広君) 今後ますます継続的な療育を必要とする発達障害児がふえることの予測につきましては、さきにお答えしたとおり、発達障害についての意識の高まりに伴い、これまでは療育を必要としないと考えられていたレベルの子までも含めて、継続的な療育の利用希望者が増加したあらわれであると認識しております。  また、施設の場所が少々不便なところにあることが課題ではないかという点につきましては、市としましては、施設の位置については、市内のどこにあっても便・不便の意見があることはやむを得ないのではないかと考えております。 470 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 471 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 場所のことについては私の認識とはちょっと違うのですけれども、本当は駅のそばにあったほうが多くの方には便利でいい。例えば稲城駅であれば、バスの便もいいしということで、今の場所よりははるかに通いやすくなるということはあると思うのです。療育はずっと続けて通わないといけないし、その上で家庭での療育をやることで効果が出てくるというのも皆さん御存じのとおりですので、便利な場所でないので、車がないと通えないとか、時間が決められても、バス便が1時間とか1時間半に1本ではなかなかうまくフィットしないとか、いろいろな声をいただいておりますので、最後のところは見解がちょっと違いますが、次に行きます。  (5)、いなぎこども発達支援センターを増設して、発達障害児の療育支援体制を拡充するべきであると考えます。市の見解を伺います。 472 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 473 ◯ 福祉部長(石田光広君) いなぎこども発達支援センターの増設についてでございますが、まずはニーズを客観的に把握した上で、地域での受け皿や学童クラブなどの福祉的資源の活用の可能性を検討してまいりたいと考えております。このため、いなぎこども発達支援センターの増設は、将来における課題であると認識しております。 474 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 475 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 何度も申し上げますけれども、発達障害といってもいろいろな種類がもちろんあるわけですけれども、早期発見・早期療育が大事だというのはもう前から言われていることで、保護者が我が子の発達障害を受容した、受けとめたのであれば、早急に療育を行っていくということが正しいと思うのです。行政としては、その場を提供するのがその使命であり役割だと思います。ですから、将来における課題と今言われましたし、客観的なニーズをこれから把握していくといったお話だったのですけれども、これから本当に、ますます発達障害についての知識も広まっていき、多くの方々が認識して、少しでも早く何らかの療育を行っていくことがいいのだということになったときに、どのようにしていくのかということを行政としては考えていかなければいけない。今レスポーいなぎもすごく頑張ってくださっていて、コラボいなぎではなかなか扱えない小学生に非常に積極的に対応してくださって、学校とも連携して、よくやっていただいているのですが、本来の相談機能とは違うところで療育自体をやっていただいているところもありますので、本来はコラボいなぎとか、その発展形としての施設をきちんと用意して準備していくということが大事だと思います。ここでそういう議論をしても話が進みませんが、とにかく、将来的にはさらに発達障害児として療育を受ける対象者がふえることは間違いありませんので、早急にそういう施設をつくってほしいと思うのですが、先ほどもちょっと申しましたが、場所が、今あるところは第三保育園のそばということで、ちょっと不便なところですから、私は既成市街地に住んでおりますので、どうしても既成市街地の便利のいいところにもう一個ふやしてほしいというお声をたくさんいただいているのです。通うのは大変だと。当然、発達障害のあるお子さんですから、バスに乗りにくい方もいらっしゃるので、タクシーで通っていらっしゃるのです。負担も大変ですし、そういうことも含めて通いやすいところに増設していただきたい。雑居ビルで部屋があいているところは稲城駅のそばにもありますし、そういうところを借りて、補助金を出すという形でもいいと思いますし、そういうことも含めて、早急に増設を検討するべきであると考えます。再度御所見を伺います。 476 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 477 ◯ 福祉部長(石田光広君) 御質問の増設についてということでございますが、まずは改めてニーズを客観的に把握した上で、地域での受け皿や学童クラブなどの福祉的資源の活用の可能性も含めて、総合的に検討していくべきものであろうと考えているところでございます。具体的には、障害者総合支援法に基づき市が策定する平成27年度から平成29年度までの第四次障害福祉計画の策定において、国による障害者福祉法の通所支援事業の整備に関しても盛り込むよう指針が示されているといったことを受けまして、今後実施しますアンケート調査などにより、地域のニーズなどについて把握してまいりたいと思っているところでございます。また、加えまして、地域における福祉的資源の活用についても検討してまいります。こうしたことから、現時点では、いなぎこども発達支援センターの増設につきましては、将来における課題であると認識しているところでございます。 478 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 479 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 将来における課題であるというところは変わらなかったのですが、今の御答弁で、平成27年度から平成29年度までの第四次障害福祉計画の策定の際にアンケート調査をしますので、そこに盛り込むことを検討しますということがわかりました。まずは、もう来年度からその検討に入られるということですので、そうであれば、ニーズを正確に把握していただいて、そうすれば必ず増設するということになると思います。今ある坂浜の場所ではもう増設は無理でしょうから、ほかの場所で増設することになると思いますので、そのことを期待いたしまして、次の質問に移ります。  項目番号5、ゲリラ豪雨対策としての雨水貯留浸透施設の設置促進について伺います。  先ほどもお昼休みに豪雨がございましたが、短時間でやみましたので、被害が出るほどではなかったと思いますけれども、ああいう豪雨が1時間も続けば、当然、災害の危険性が増してくると思います。  さて、3月27日に成立いたしました雨水利用促進法は、雨水を貴重な資源として有効利用することを促し、近年の気候変動によるゲリラ豪雨の頻発を踏まえて、下水道や河川の洪水を抑えることを目指しています。  (1)、雨水貯留浸透施設設置の現状について、1)、公共施設における雨水貯留浸透施設の設置の現状について伺います。 480 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 481 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 公共施設における雨水貯留浸透施設の現状につきましては、長峰小学校・若葉台小学校・平尾小学校・第七小学校・第四中学校・第六中学校・地域振興プラザ・iプラザ・第四文化センター・中央図書館に雨水貯留槽を設置しております。また、土地区画整理事業の施行にあわせて、調整池を計7カ所設置しております。このうち2カ所は、矢野口駅・よみうりランド駅の駅前広場の地下に設置しており、その他5カ所につきましては、平常時は公園として利用しております。その他公共施設敷地内には、雨水浸透ます・雨水浸透トレンチなどの浸透施設をそれぞれの施設の規模に応じて設置しております。 482 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 483 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、民間施設における雨水貯留浸透施設の設置の現状について伺います。 484 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 485 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 民間施設における雨水貯留浸透施設の設置につきましては、河川等への雨水の集中的な流出の抑制を図るため、稲城市宅地開発等指導要綱及び稲城市雨水貯留浸透施設基準に基づき、指導を行っているところでございます。その現状でございますが、施設の保有及び管理につきましては、所有者の方が行うものであり、またその施設設置箇所数が非常に多数であるため、市内全ての民間施設は把握できておりません。  ちなみに、近年では、宅地開発等により設置されました雨水貯留浸透施設は、平成22年度は浸透トレンチ283メートル、浸透ます110カ所、平成23年度は浸透トレンチ277メートル、浸透ます59カ所、平成24年度は浸透トレンチ319メートル、浸透ます83カ所となっております。 486 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 487 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 民間の浸透トレンチと浸透ますの3年間の実績はよくわかりました。結構な量だというのはわかったのですが、例えばマンションなどの雨水貯留浸透施設につきましては把握されていないのでしょうか、伺います。 488 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 489 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) マンションなどの建築に関しましても、稲城市宅地開発等指導要綱における審査の際、その敷地内における雨水対策といたしまして、浸透トレンチ及び浸透ますの設置を指導してきております。稲城市宅地開発等指導要綱の手続を経て建設されたマンション等につきましては、雨水貯留浸透施設の数量は把握しております。しかしながら、当該マンションの震災時などの水の確保のため、自主防災目的により設置されました雨水貯留浸透施設などにつきましては、把握しておりません。 490 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 491 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 現状はよくわかりました。  (2)、雨水貯留浸透施設設置の課題について、1)、公共施設における雨水貯留浸透施設の設置の課題について伺います。 492 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 493 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 公共施設における雨水貯留浸透施設の設置の課題でございますが、雨水貯留槽につきましては、落ち葉やじんかいの流入により、その機能を十分に発揮できていない例がございます。また、調整池、雨水浸透ます及び浸透トレンチにつきましても、土砂の流入による機能の低下や、堆積した沈殿物から悪臭が発生することがあり、適宜しゅんせつ作業が必要となる場合がございます。このように、雨水貯留浸透施設の設置には、日常のメンテナンスが主な課題となっておりますことから、適切な時期に必要な維持管理を行うことが重要であると考えております。 494 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 495 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 今御答弁いただきました公共施設の維持管理の現状と今後の計画について伺います。 496 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 497 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 公共施設の維持管理の現状といたしましては、雨水貯留槽につきましては、各施設の管理所管部署におきまして定期的な点検を行い、適宜維持管理を行っております。また、調整池・雨水浸透ますなどにおいては、施設の状況に応じ、必要なしゅんせつの対策をとっております。今後は、この機能を十分に発揮し続けられるよう、定期的かつ適切な維持管理に努めてまいりたいと思っております。 498 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 499 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、民間施設における雨水貯留浸透施設の設置の課題について伺います。 500 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。
    501 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 民間の雨水貯留浸透施設の課題につきましても、公共施設と同様に、機能の低下などを防ぐため、適正な維持管理を行うことが必要であります。宅地開発等にて設置されました民間の雨水貯留浸透施設につきましては、民有地や私道内に設置されていることから、維持管理については全て所有者の方に行っていただくこととなります。しかし、雨水貯留浸透施設は、地下に埋設されていることから、ふだん目にしないので、特に一般の宅地開発では、売り主からその位置や規模、メンテナンスなどについて十分説明がされていないと思われ、所有者の方の継続した維持管理が意識されづらいことが課題となっております。 502 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 503 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 民間の雨水貯留浸透施設につきましては、地域にとってのゲリラ豪雨対策にもなることから、維持管理については、行政がアドバイスなどの支援を行うべきであると考えます。市の見解を伺います。 504 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 505 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) まず窓口では、それぞれの雨水貯留浸透施設の構造や規模などによりまして維持管理の方法もさまざまでございますので、今後設置の際に、それぞれの機能に合わせた維持管理について指導してまいりたいと考えております。  また、一般の宅地の所有者の方々には、広報等でゲリラ豪雨等の対策の必要性や維持管理の方法などについて、今後お知らせしていきたいと考えております。 506 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 507 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 特に浸透ます等は、長年の間に目詰まりしますので、その解消の仕方等もしっかりとアドバイスしていただければと思います。  (3)、今後の雨水貯留浸透施設の設置によるゲリラ豪雨対策について、市の見解を伺います。 508 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 509 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 近年、これまでの中小河川の目標整備水準である時間50ミリメートルを超えるゲリラ豪雨が頻繁に発生しております。これらに対応するためには、従来の河川改修や下水道整備に加え、宅地開発等による流出増加を軽減させる必要があり、そのため、公共施設はもとより、民間施設への雨水貯留浸透施設の設置は有効であると考えております。また、このことは、稲城市単独で対策を講じるだけでなく、市内を流れる多摩川、三沢川、鶴見川の支流である麻生川に関係する流域の関係自治体全体で取り組まなくてはならない課題であると認識しております。このようなことから、今後それぞれの河川の協議会等の動向を注視しながら、雨水貯留浸透施設を含めた総合的な治水対策に取り組んでまいりたいと考えております。 510 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 511 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (4)、「雨水はためれば資源、流せば洪水」であります。平成21年第1回定例会で提案いたしましたが、ゲリラ豪雨対策として民間の集合住宅や戸建て住宅への雨水貯留施設を設置促進するために、墨田区雨水利用促進助成制度のように、民有地の雨水貯留施設設置への助成制度を設けるべきであると考えます。市の見解を伺います。 512 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 513 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 市ではこれまで、開発行為や戸建て住宅等の建築に伴う事前相談があった際には、稲城市雨水貯留浸透施設基準に基づき、雨水貯留浸透施設の設置を指導してきております。宅地開発の手続につきましても、これまでと同様、雨水貯留浸透施設の設置促進に向けて努めてまいります。 514 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 515 ◯ 17番(大久保もりひさ君) これまで同様の雨水貯留浸透施設というのは、浸透トレンチとか浸透ますのことだと思いますが、所有者がメンテナンスを行わなければ、一定期間を過ぎると雨水が地中に浸透しなくなると思いますので、墨田区のように、ゲリラ豪雨対策として、長期間有効で、メンテナンスが容易なタンク型の雨水貯留施設の設置を推進するべきであると考えます。再度御所見を伺います。 516 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市基盤整備担当部長。 517 ◯ 都市基盤整備担当部長(磯貝 博君) 稲城市では、さきにお答えいたしましたとおり、浸透トレンチや浸透ますなどの雨水貯留浸透施設や、雨水が流入する水路・河川等の公共施設の整備が進んできたことから、以前に比べて浸水被害が減少してきたと認識しております。しかし、ゲリラ豪雨時の河川への流出量のピークカットという観点から、公共、民間施設を問わず、一時的に雨水を貯留する施設の設置を促進することは、防災対策上有効な手段であると考えているところであります。現在、市では、災害に強いまちづくりを進めるために、水路・河川等の改修、雨水流出抑制対策等、区画整理などの都市基盤整備の推進を続ける中で、ゲリラ豪雨対策を進めてまいりたいと考えております。タンク型の雨水貯留施設につきましては、環境への配慮、先進自治体での事例などを研究し、今後策定を検討しております雨水排水整備計画において検討してまいりたいと考えております。 518 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 519 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 検討のほどよろしくお願いいたします。  項目番号6、矢野口根方の雨水排水能力の強化について伺います。台風やゲリラ豪雨時に用水路より溢水することが多い矢野口根方の理容モダン周辺の雨水排水能力を強化するべきと考え、平成20年第4回定例会以降、繰り返し一般質問してきました。平成24年第1回定例会では、稲城第三中学校東側に建設予定の多7・4・5号線内に敷設する雨水管に周辺の水路や側溝等の雨水排水を接続することにより、道路冠水の低減が図られるとの答弁がございました。  (1)、現状について伺います。 520 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 521 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 根方地区の雨水排水の現状についてでございますが、平成23年度に実施しました根方地区における雨水排水調査により、集中豪雨時には本郷根方通りと市道第221号線との交差点付近に周辺区域の雨水が短時間に集中することとなり、道路冠水が発生することが明らかになっております。 522 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 523 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (2)、課題について伺います。 524 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 525 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 現状では、南山東部土地区画整理事業区域内に降った雨水が本郷根方通りの側溝や本郷用水堀に流入しておりますが、南山東部地区が整備されますと、調整池や雨水管を経て三沢川へ排出されることとなり、根方地区への雨水の流入が抑制されます。しかしながら、京王線北側区域のみの雨水排水においても、集中豪雨時には本郷用水堀の流下能力が足りなくなるため、道路冠水が発生いたします。課題としましては、周辺の住宅の建設状況から、本郷用水堀下流部の整備は困難なことでございます。 526 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 527 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (3)、今後の取り組みについて伺います。 528 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 529 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 根方地区の道路冠水対策としましては、平成23年度の調査結果を踏まえ、現在第三中学校東側で整備を行っている多7・4・5号線内に埋設している雨水管を三沢川まで整備し、周辺の水路や側溝等の雨水排水を接続することにより、周辺に降った雨水を三沢川へ直接放流する計画としており、平成25年度より工事を実施しております。このことにより、本郷用水堀下流への雨水流入量の低減を図ってまいりたいと考えております。 530 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 531 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 今御答弁いただきました、多7・4・5号線に埋設している雨水管の整備が完了して、周辺に降った雨水を三沢川に直接放流できるのは、いつごろになる計画でしょうか、伺います。 532 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 533 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 多7・4・5号線に埋設している雨水管につきましては、今年度に行う工事で三沢川までの整備が完了し、平成27年度には本郷用水堀と周辺道路の側溝をこの雨水管に接続する予定としております。 534 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 535 ◯ 17番(大久保もりひさ君) では、計画どおり進めていただきますように、よろしくお願いいたします。  項目番号7、街路樹と学校敷地内の樹木の維持管理について伺います。街路樹と学校敷地内の樹木は、まちや学校に風格を感じさせ、市民共有の大切な財産であります。樹木は生き物ですので、まちの財産として健全に育てていくためには、さまざまな手入れが必要となります。植えた直後は問題がなくても、大きくなるに従って信号や電柱、地下の埋設管などの施設と競合したり、道路の舗装を根が持ち上げたりすることも起きてきます。街路樹や学校敷地内の樹木を適正に管理し、健全に育てて、災害時に道路を塞ぐことや倒木による事故などがないように、維持管理を行うべきであると考えます。街路樹は都市建設部、学校敷地内の樹木は教育委員会の見解を伺います。  (1)、剪定・刈り込み・除草等について、1)、現状について伺います。 536 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 537 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹の剪定・刈り込み・除草等の維持管理につきましては、いちょう並木通りや城山通り、平尾中央通り、三沢川側道などの主要路線については、11月~3月ごろに年1回の剪定を実施しております。その他の路線については、2年~3年に1回実施しております。低木の刈り込みにつきましては、6月ごろに年1回、植え込みの除草につきましては、年3回程度実施しております。そのほか、定期的な道路パトロールや市民の方からの要望などの情報をもとに、適切な維持管理に努めております。 538 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 539 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内の樹木の剪定につきましては、高木の剪定及び学校敷地外に張り出した枝などの処理を業者委託により行っているところでございます。また、中低木の剪定や刈り込みにつきましては、学校用務員が日常業務において適宜行っているところでございます。  なお、除草につきましては、業者委託により、のり面は年2回実施しております。  学校敷地内のその他の場所につきましては、学校用務員が日常業務の中で適宜実施しているところでございます。 540 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 541 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 年間の維持管理費用について、都市建設部長、教育部長ともに伺います。 542 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 543 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹剪定及び草刈り等業務委託費用につきましては、平成24年度決算では、6,292万1,952円でございました。平成25年度及び平成26年度の予算額につきましては、それぞれ約6,200万円でございます。 544 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 545 ◯ 教育部長(加藤 明君) 年間の維持管理費用につきましては、剪定及び除草に係る委託料としまして、おおむね760万円を確保しております。これに学校用務員の人件費が加算されることになります。 546 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 547 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 548 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 549 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 課題につきましては、沿道が宅地化されるなど、土地利用が道路の整備当時と変わっている箇所では、樹木の成長とともに、落ち葉や日陰により沿道への影響が大きくなっているなど、御意見をいただいている路線もあり、地域や路線に適した維持管理が必要であると考えております。 550 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 551 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内には、高木から低木に至るまで、数多くの樹木が植えられておりますので、常に樹木の状況を確認しながら剪定や刈り込みを行うなど、適正な管理が求められます。 552 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 553 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 3)、今後の対策について伺います。 554 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 555 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 沿道に適した街路樹となるよう、適切な時期での計画的な維持管理に努めてまいります。 556 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 557 ◯ 教育部長(加藤 明君) 今後につきましては、学校用務員が日常業務の中で行う作業、業者委託による高木剪定等の作業、そして学校用務員が共同で行う作業を明確にするとともに、剪定・刈り込み・除草等作業の時期をあらかじめ定めることなどにより、引き続き学校敷地内の樹木を計画的かつ適正に維持管理してまいりたいと考えております。 558 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 559 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (2)、病虫害防除について、1)、現状について伺います。 560 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 561 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 病虫害への対応につきましては、毛虫対策として、桜では年3回程度の薬剤散布を実施しておりますが、その他の樹種や病虫害につきましては、道路パトロールや市民からの情報により発生状況が確認された場合、適宜対応しているところでございます。 562 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 563 ◯ 教育部長(加藤 明君) 病虫害防除につきましては、日常的な剪定業務により風通しをよくするなど、病虫害が発生しにくい環境づくりを行っております。なお、病虫害の発生が確認された場合、業者委託により薬剤散布を実施しております。 564 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 565 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 566 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 567 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 病虫害につきましては、規模が小さいことや樹木の高い位置での発生が多く、道路パトロール等では発見しにくいことがあります。また、薬剤散布に伴い、沿道の宅地や通行する方へ御迷惑がかからない作業方法や、近隣への事前周知などの配慮も重要な課題でございます。  なお、毛虫が発生する前に、予防としての薬剤散布も行っておりますが、発生時期を的確に把握することが困難であり、どうしても少量の毛虫が発生してしまう状況もございます。 568 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 569 ◯ 教育部長(加藤 明君) 病虫害につきましては、必要に応じた防除を行うことが重要と考えております。また、日常業務の中で樹木の状況を確認し、病虫害の発生状況等を把握していくことも必要と考えております。 570 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 571 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 3)、今後の対策について伺います。 572 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 573 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹の病虫害につきましては、道路パトロールや市民の方からの情報により病虫害の早期発見と発生状況把握に努め、早期駆除に努めてまいります。 574 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 575 ◯ 教育部長(加藤 明君) 今後につきましても、常に樹木の状況を確認しながら、必要に応じて病虫害防除を行うことにより、引き続き適正な維持管理に努めてまいりたいと考えております。 576 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 577 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (3)、樹木診断について、1)、現状について伺います。 578 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 579 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹診断につきましては、街路樹は定期的に剪定作業を委託しておりますので、その際に樹木剪定を行った業者からの報告をもとに、樹木の健全度を確認しております。そのほか、職員において、東京都建設局発行の街路樹診断マニュアルに基づき、職員による道路パトロールにおいて、街路樹の幹肌など、外観の状況確認を行っており、樹木の健全度の把握に努めております。 580 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 581 ◯ 教育部長(加藤 明君) 樹木診断につきましては、現在のところ、専門家による診断は行っておりませんが、樹木の状況について、学校用務員が日常業務の中でチェックしているところでございます。 582 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 583 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 584 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 585 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 樹木については、幹の中が腐ることもありますので、外観からはその兆候を見逃してしまうことも考えられます。 586 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 587 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内の樹木においても、学校用務員のチェックだけでは、同様に外観の状況しかわからないことが課題であると考えております。 588 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 589 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 3)、今後の対策について伺います。 590 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 591 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 今後につきましても、道路パトロールの強化及び職員の街路樹の知識を高め、街路樹の健全度の把握に努めてまいります。また、状況に応じ、伐採し、新たな樹木に植えかえるなどの対応策につきましても検討してまいります。
    592 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 593 ◯ 教育部長(加藤 明君) 今後につきましては、倒木、枝折れなどの発生を未然に防止するため、東京都の樹木診断マニュアルなどを活用するなど、学校用務員の知識を高めながら、樹木の生育状況の把握に努めてまいりたいと考えております。 594 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 595 ◯ 17番(大久保もりひさ君) できれば、樹木医などの専門家による樹木の健康診断を定期的に行うべきであると考えます。都市建設部長、教育部長ともに、再度御所見を伺います。 596 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 597 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 樹木医などの専門家による樹木の診断につきましては、街路樹診断マニュアルでは、初期診断を行い、異常がある場合に行うこととしております。初期診断では、樹木全体の活力や樹形バランス等の状況の確認、アリやキノコの発生状況などの把握を行います。現状では、この初期診断は職員のパトロールなどで行っており、変化を確認した際には、剪定業者とともに調査し、対応しております。その措置方法の検討の中で、精密な診断が必要になった場合につきましては、樹木医の診断を検討してまいります。 598 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 599 ◯ 教育部長(加藤 明君) 先ほどもお答えいたしましたとおり、現時点では、学校用務員の知識を高めることにより、日常業務の中で状況把握に努め、学校敷地内の樹木を適正に管理してまいりたいと考えております。 600 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 601 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 樹木医の診断を受けるかどうかは部でちょっと違うということでしたけれども、いずれにしても、それによって樹木が倒木するようなことがないように、慎重に検討していただきたいと思います。  (4)、樹木の伐採や補植等について、1)、現状について伺います。 602 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 603 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹において、立ち枯れたものなどにつきましては、伐採を行っております。伐採した樹木などにつきましては、現場の状況に応じて補植するように努めております。 604 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 605 ◯ 教育部長(加藤 明君) 樹木の伐採や補植につきましては、枯死した樹木などを確認した場合には、随時伐採を行っております。また、伐採した際の補植につきましては、必要に応じて適宜行っております。 606 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 607 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 608 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 609 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 周辺への影響が著しい状況にある樹木につきましては、強い剪定で残すことができないかなど、生木の伐採については苦慮いたしております。また、補植につきましては、周辺の土地利用の変化により行えない箇所もございます。 610 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 611 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内における伐採や補植等につきましては、現時点では特に課題はございません。 612 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 613 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 3)、今後の対策について伺います。 614 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 615 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 今後の対策につきましては、さきにも答弁いたしましたような方法により管理してまいりますが、道路への新たな植栽や補植をする際には、周辺の土地利用や環境に配慮した樹種の選定、配置にする必要があると考えております。 616 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 617 ◯ 教育部長(加藤 明君) 樹木の伐採につきましては、引き続き適正な維持管理に努めてまいります。また、補植につきましては、学校のシンボル的な樹木や教育に活用している樹木などを伐採した場合においては、学校の意向を踏まえながら、対応を検討してまいりたいと考えております。 618 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 619 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (5)、根上がり対策について、1)、現状について伺います。 620 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 621 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 三沢川側道や向陽台公園通り、平尾中央通りなどでは、桜やケヤキの根による歩道への影響がある箇所がございます。これらの対応は、道路パトロールや市民の方からの情報をもとに、その都度、通行に支障がないような根の処理と歩道の補修を行っております。特に平尾中央通りにつきましては、ケヤキが大きくなり、根上がり箇所も多いことから、計画的に対応してきております。 622 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 623 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内における根上がりの状況につきましては、現在のところ、児童・生徒の通行等に支障のある樹木は確認されておりません。 624 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 625 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 626 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 627 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 今後も、街路樹の成長とともに、根上がりによる歩道面への影響は避けられない状況でございます。 628 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 629 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内における根上がりにつきましては、現時点では特に課題はございません。 630 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 631 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 3)、今後の対策について伺います。 632 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 633 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 今後につきましても、定期的な道路パトロールの実施と市民の方からの情報をもとに、通行の支障になるような根上がりを早期に発見し、随時補植・補修を行い、適正な管理に努めてまいります。 634 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 635 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内において、現在のところ、根上がりによる問題は見受けられませんが、今後につきましては、樹木の成長に応じて、適宜対応してまいりたいと考えております。 636 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 637 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (6)、アダプト団体やボランティア等による活動について、1)、現状について伺います。 638 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 639 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 道路や水路の管理につきましては、アダプト制度を活用し、現在29団体・326名の方々に道水路の清掃や花植えなどの活動を行っていただいております。しかしながら、街路樹につきましては、アダプト制度による管理は実施していないところでございます。 640 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 641 ◯ 教育部長(加藤 明君) ボランティア等による活動につきましては、現在多くの学校でPTAによるボランティアなどの方々に花壇の整備や除草、落ち葉掃除などの作業を中心に協力していただいているところでございますが、高木樹木では、一部の学校で実施している事例がございます。 642 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 643 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 644 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 645 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹でのアダプト団体による活動につきましては、落ち葉清掃は実施しているものの、高木剪定作業は、高所での作業や車の通行もあることから、安全性の確保が困難な状況でございます。このため、市民がアダプト制度により活動するには難しいと考えております。 646 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 647 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内の樹木の管理につきましては、良好できめ細かな維持管理を要することから、低木については、より多くのボランティアの方に参加していただくとともに、継続してかかわっていただければと考えているところでございます。 648 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 649 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 3)、今後の対策について伺います。 650 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 651 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹の維持管理につきましては、高所での作業や車の通行もあることから、これまでどおり、専門業者への委託により対応してまいります。 652 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 653 ◯ 教育部長(加藤 明君) 今後につきましては、学校から地域へ、ボランティアの参加について働きかけを行ってまいります。また、高木の剪定などにつきましては、必要に応じて業者委託により対応してまいります。 654 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 655 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 街路樹や道路の損傷箇所の情報を地域住民に通報していただいて補修工事を行っている自治体について聞いたことがございますが、本市におきましても、専用回線への電話やメール、SNSなどを活用した市民ボランティアの通報により、さらに適切な維持管理に取り組むべきであると考えます。都市建設部長の見解を伺います。  また、学校敷地内の樹木診断に関しましては、樹木に詳しいボランティアに樹木の健康診断を行っていただくことを検討してみてはいかがでしょうか。教育部長の見解を伺います。 656 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 657 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 平成24年度の街路樹剪定や草刈りに関する市民からの連絡や要望につきましては、245件あり、これらの情報に対して適切に対応しているところでございます。市民の方々からの連絡につきましては、御質問の方法なども含めて、稲城市の体制に合った手法を研究してまいります。 658 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 659 ◯ 教育部長(加藤 明君) 樹木に詳しいボランティアが樹木の健康診断を行うことの御提案でございますが、現在のところ、低木を適正に管理していくために、多くの方にボランティアとして継続的にかかわっていただきたいと考えているところでございます。 660 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 661 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (7)、台風や突風・強風等の災害予報時の対策について、1)、現状について伺います。 662 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 663 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹につきましては、これまで答弁いたしましたような管理を日々行っており、強風対策につきましても、風当たりが強い箇所については、枝をすく剪定などを実施しております。また、台風や突風・強風等の災害予報があった場合には、市内巡回パトロールを実施しております。 664 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 665 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内の樹木につきましては、日常の管理において見回りによりチェックしているところでございます。 666 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 667 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 2)、課題について伺います。 668 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 669 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹の突風・強風対策につきましては、根本的な予防策を講じられないことが課題でございます。 670 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 671 ◯ 教育部長(加藤 明君) 学校敷地内における台風や突風・強風対策につきましては、根本的な予防策が講じられないことが課題でございます。 672 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 673 ◯ 17番(大久保もりひさ君) 3)、今後の対策について伺います。 674 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 675 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 今後につきましても、定期的な樹木剪定を行うことにより予防するとともに、定期的な道路パトロールや市民の方からの情報をもとに、早期の対策や速やかな処理ができるよう努めてまいります。また、今後植栽する際には、道路や地形、周辺の環境に応じた樹種の選定も必要であると考えております。 676 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 677 ◯ 教育部長(加藤 明君) 今後につきましては、学校敷地内の樹木の適正な維持管理に努めながら、引き続き日常的に樹木の状況等について点検を行ってまいります。 678 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 679 ◯ 17番(大久保もりひさ君) (8)、街路樹と学校敷地内の樹木の維持管理に取り組む姿勢について、市の見解を伺います。 680 ◯ 議長(中山けんじ君) 都市建設部長。 681 ◯ 都市建設部長(榎本佳則君) 街路樹には、まち並みに彩りや季節感を与え、沿道の景観を向上させる効果があります。また、夏の強い日差しから歩行者を守り、さらには葉の蒸散作用により周囲の気温上昇を抑えるなど、ヒートアイランド現象の緩和に役立つとともに、葉が光合成により二酸化炭素を減らすなどの効果もございます。こうした街路樹の維持管理につきましては、今後も引き続き、道路パトロールの強化や、定期的な剪定作業、街路樹の健全度の的確な把握など、適切な維持管理に努めてまいります。 682 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 683 ◯ 教育部長(加藤 明君) 高木を初めとする学校敷地内の樹木につきましては、環境の保全や学習での活用など、多くの役割を担っており、適正に管理していくことは重要なことと認識しております。市としましては、引き続き日常の管理を徹底し、学校敷地内の樹木の良好な維持管理に努めてまいりたいと考えております。 684 ◯ 議長(中山けんじ君) 大久保君。 685 ◯ 17番(大久保もりひさ君) よろしくお願いいたします。以上で私の一般質問を終わります。 686 ◯ 議長(中山けんじ君) 以上で、17番、大久保もりひさ君の一般質問は終わりました。  暫時休憩いたします。                                午後2時27分 休憩   ─────────────────────────────────────────
                                   午後2時45分 開議 687 ◯ 議長(中山けんじ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  通告の4番、岩佐ゆきひろ君の一般質問を許します。9番、岩佐ゆきひろ君。 688 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 通告に準じて、大きな項目で5点ほど伺わせていただきます。よろしくお願いいたします。  大きな項目で1番目、消せるボールペン対応についてであります。全国の自治体で、消せるボールペンでの文書を書きかえて手当を不正受給するなどの不祥事が起きております。私も一つ試してみたのですが、書いた見た目ですと、ボールペンとの違いというのが全くわからないところであります。全国の事例で見ますと、消せるボールペンの対応につきまして、茨城県土浦市の消防本部総務課の男性が、消せるボールペンで勤務表を改ざんして時間外勤務手当を不正受給していることが発覚したという報道があります。また、津市の教育委員会では、市立小中学校の学校給食用の経理を担当しています津市学校給食協会の女性臨時職員が約4,200万円を着服したと発表しております。そういったところで、この本市の状況と対策について伺いたいと思います。  1)、現在までの使用状況について伺います。 689 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 690 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 本市において、具体的な件数につきましては把握しておりませんが、職員が私的なメモで、消せるボールペンを使用している事例はございます。また、御質問の手当につきましては、手書きでの申請は、扶養手当・住居手当等の各種手当が該当しますが、確認した範囲では、消せるボールペンの使用はございませんでした。 691 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 692 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。消せるボールペンの使用実績はないとのことですけれども、手当の不正な請求の確認方法としては、消せるボールペンを含めて、どのようにして確認しているのか、伺います。 693 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 694 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 手当申請の確認方法といたしましては、その疎明資料と内容に相違があるかどうかを確認し、違う場合や、また鉛筆書きなど、長期の保存に耐えられないものは、書き直しを依頼しております。 695 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 696 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 2)として、この土浦市の事件はニュースでもかなり大きく報道され、また各自治体においても対応に四苦八苦しているということも報道されておりました。中には過去の資料を全て確認していくといったところもあったのですけれども、稲城市ではこういった報道がされてどのような対策を講じたのか、伺います。 697 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 698 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 各種手当の申請においては、従来から申請の根拠となる住民票等の書類添付を義務づけており、また昨年の9月に土浦市で起きた、残業時間の勤務管理表を書きかえるといった不正な事件については、基本的には、当市では電子システムで処理しており、手書きによる文書の作成はないことから、書きかえによる不正受給といった可能性は考えられません。しかしながら、これらの一連の事件や、名古屋市や川崎市での監査指摘の例から、当市でも4月に会計管理者より各管理職を通じて職員全員に、御質問のボールペン使用について注意喚起を行ったところでございます。 699 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 700 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。交通費の申請等におきましては住民票をつける、また残業の申請においては電子システムで処理しているということで、理解いたしました。庁舎の職員については、残業など、事前に申請をしたりすると思いますけれども、消防の職員については、火事や災害があった際など、急な時間外の勤務があります。この時間外勤務手当の不正受給は、自治体の消防職員による勤務表の改ざんといったもので、実際より長い勤務時間に書き直したと聞いておりますが、稲城市の消防署はどのように対応しているのか、伺います。 701 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 702 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 本市の消防署職員の時間外手当ということだと思いますが、管理職が災害の出場報告等により勤務時間数を確認するとともに、集計後に電子システムに入力され、その後本人に戻ることがないため、改ざん等により不正受給ができるものではないと考えております。 703 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 704 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 稲城市の場合は、申請してから、もう一度職員に戻るということはないということで、理解いたしました。そういったところでは、今までも、今後においても、何か問題が起こるという可能性は少ないのですが、ただ、ここでしっかりと対策をしてということも必要ですので、3)として、今後の対策について伺います。 705 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 706 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 今後につきましては、文書の重要性に関する研修等を実施するとともに、不適切な筆記用具については、その使用を禁止してまいります。 707 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 708 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。研修とともに禁止していくということで対策をとっていくということですが、具体的にはどのような方法を講じていくのか、伺いたいと思います。 709 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 710 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 行政文書の重要性について、職員の意識向上を図るため、公文書の作成に必要な基準や規定等を学ぶ公文書作成研修の実施などを行ってまいります。 711 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 712 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) もう一つ質問させていただきます。市庁舎内の書類に関しては使わない方針ということで理解いたしましたが、市民の皆様から来るもの、例えば窓口での申請とか、封筒で送り返すといった各種申請等については、こういった消せるボールペンの使用についてはどのような形で対応しているのか、伺います。 713 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 714 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 現在のところ、窓口では、備えつけのボールペンでの記載や、一部では出生届など、長期保存の書類についてでございますけれども、消せるボールペンの使用禁止を促すなどの対応を行っております。 715 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 716 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) では、大きな項目で2つ目、振り込め詐欺の対策について伺います。  振り込め詐欺につきましては、高齢者層のみならず、幅広い層の被害が発生しておりまして、大きな社会問題となっております。これまでも、被害者の家族を思いやる気持ちや債務者の方などの弱みというものを逆手にとって犯罪が行われてきました。警察署も対応しているところですけれども、手を変え品を変えという形で、イタチごっこのような状況であります。犯罪をなくしていくのはもちろんなのですけれども、被害に遭わないように、行政としても精いっぱいの対策をすべきと考えますので、順に沿って伺います。  まず、(1)として、振り込め詐欺の被害は次から次へと新たな手口により、ここ数年にわたり増加傾向になっているところであります。1)、市での発生状況を伺います。 717 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 718 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 本市における振り込め詐欺の被害件数と被害額は、平成24年は12件で2,857万3,797円、平成25年は16件で4,096万8,713円、平成26年は5月31日現在で8件で848万7,000円となっております。 719 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 720 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。昨年1年間、都内の振り込め詐欺の被害者は1,900人、被害額は150億円に上ると発表されております。1人平均ですと300万円弱、1日平均で考えますと、都内だけで5人の方が被害に遭われているということで、本当に大きな数字ですが、さらに高齢者の割合も、都としても全国としてもいまだに高い割合と聞いております。稲城市内で被害を受けた方のうち、65歳以上の高齢者の割合はどれくらいなのか、伺いたいと思います。 721 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 722 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 市内で被害を受けた方のうち、65歳以上の高齢者の割合について、多摩中央警察署に確認したところ、平成24年は12件中9件、平成25年は16件中12件、平成26年は5月31日現在で8件中3件となっております。 723 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 724 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 非常に減っている。特に平成26年に関しましては8件中3件と、私の印象ではもっと多いものだと思っていましたので、意外と少ないというのが率直な感想なのですけれども、反対に言うと、8件中5件は65歳以下の方だというので、犯罪グループとしては、今まで高齢者の方に絞っていたその範囲をもっと広い年代に広げてきたということも言えますので、今まで以上に広範囲に注意喚起をしていく必要があると考えます。  2)として、被害に遭わないための対策を伺いたいと思います。 725 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 726 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 振り込め詐欺被害を未然に防ぐための市の取り組みといたしましては、平時からの防犯パトロール車での巡回のほか、振り込め詐欺発生の情報があった場合には、直ちにその地域へ防犯パトロール車で急行し、重点的に巡回及び注意喚起のアナウンスを実施しております。また、稲城市メール配信サービスによる情報提供、地域安全情報の全戸配布、市広報紙への掲載、防犯の集いの開催などを実施しております。 727 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 728 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) ぜひとも、これからも防犯パトロールや広報を使って定期的な注意喚起等、十分な対策と取り組みをしていただければと思っております。  次に、3)、今後の取り組みを伺います。 729 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 730 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 振り込め詐欺を未然に防ぐための今後の市の取り組みといたしましては、引き続き、稲城市メール配信サービスによる情報提供、防犯の集いの開催、地域安全情報の全戸配布、市広報への掲載、防犯パトロール車での巡回、防災行政無線による注意喚起等を実施してまいります。また、詐欺の手口も変化するため、新たな情報提供にも努めてまいります。 731 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 732 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。詐欺の手口は変化するため、新たな情報提供にも努めるとの答弁がありましたけれども、最近の傾向として、どのような事例があって、具体的にどのような変化をしているか、伺います。 733 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 734 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 振り込め詐欺の主な手口について、多摩中央警察署に確認したところ、息子をかたり、「会社のかばんを忘れた。その中に会社のお金が入っており、すぐに現金が必要」など、振り込みをさせるものから、会社の上司などを名乗って、直接現金や通帳をとりに来る手口へと変化してきております。また最近は、郵送で商品等を一方的に送りつけて現金をだまし取る手口もふえております。 735 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 736 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 最初に言いましたが、新たな手口が次々に出ている状況であります。また、今答弁があったように、自宅にとりに来たり、またいわゆる受け子というのを使いながら、待ち合わせてお金を受け取る、また商品を送りつけて現金を受け取るなど、ただ振り込みをさせていくような形ではないというところであります。例えばATMを使うときに、最初に「振り込め詐欺に御注意ください」といった画面が出て、寸前で被害を未然に防いだといったこともあったわけでありますけれども、とりに来たり、待ち合わせをしたりする場合、今までの銀行や警察だけでなくて、行政としても連携しながら、また地域の住民の力をかりながら、新たな犯罪に対応していくべきと考えます。  そこで、新たな手口の中で、消費税率の引き上げに伴いまして、低所得世帯の方々に臨時福祉給付金が支給されることになっておりまして、少し前にも定額給付金の詐欺ということで多くの被害が出たと思いますが、今回もこの制度を口実とした振り込め詐欺などの発生が懸念されているところでもあります。国でも注意しておりまして、厚生労働省のホームページを抜粋させていただくのですけれども、「臨時福祉給付金や子育て世帯臨時特例給付金の振り込め詐欺に御注意ください。市町村では、6月、7月ごろから申請受け付けが開始されるものと見込まれます。御自宅や職場などに市町村や厚生労働省の職員などをかたった電話がかかってきた場合は、迷わず、お住まいの市町村や最寄りの警察署に御連絡ください」と書かれております。市の窓口にも問い合わせが来ると思いますが、特に問題なのは臨時福祉給付金のほうでありまして、子育て給付におきましては、対象者だけへの通知になりますし、子育てをしているということもありますので、対象者の方も非常に若い方が多いのではないかというところであります。臨時福祉給付金は、稲城市の場合、対象者だけでなくて、広報で全体に周知してしまう形になりますので、例えば、犯罪グループが稲城に住んでいたり、ホームページで広報を見て、稲城の場合は対象者だけにいくシステムではないのだとわかった際に、定額給付金の際にもありましたが、役所を名乗って、「あなたも対象者です」と言いながら、「その際に手続にお金が要る」とか、個人情報が盗まれてしまうとか、その犯罪の可能性があります。また、対象者には年金受給者も多くいらっしゃいますので、対象の年齢層も70代・80代のような高齢者も多く含まれており、来月から手続が始まります臨時福祉給付金に関しましては、詐欺の対策は緊急の課題と考えます。市の対策を伺います。 737 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 738 ◯ 福祉部長(石田光広君) 子育て世帯臨時特例給付金を含めました臨時福祉給付金の対策につきましては、広報いなぎ6月1日号及び市ホームページにおいて、給付金を装った振り込め詐欺に対する注意喚起を行っており、また国においてもポスター・チラシ・ホームページなどにより同様の注意喚起が既になされております。また、今後、市内全戸へ配布する制度周知チラシやメール配信において、稲城市や厚生労働省などがATMの操作をお願いすることは絶対にありませんといった趣旨の注意喚起を行ってまいる予定でございます。 739 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 740 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) では、大きな項目で3番目、文化センターにおける稲城市公共施設予約システムについて伺いたいと思います。稲城市公共施設予約システムが始まりまして1年がたったところでございますが、始まった当初は、高齢者の方々やふだんパソコンを使わない方からは、難しいという声もありました。現状を伺いたいと思います。  1)として、利用状況について伺います。 741 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 742 ◯ 教育部長(加藤 明君) 稲城市公共施設予約システムにつきましては、昨年4月の開始当初は、端末操作に関する問い合わせが多く寄せられましたが、電話での操作方法の説明や、各公民館に設置されている利用者端末で操作説明をするなどにより対応してまいりました。現在では、利用者の皆さんにパソコン、携帯電話及び利用者端末からの抽せん申し込みや施設予約等を円滑に行っていただいております。 743 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 744 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。4月当初の導入時には、問い合わせが多くあった。電話や窓口で対応してきたということで、理解いたしました。それで、実際に平成25年度から稲城市公共施設予約システムが稼働した結果、導入以前と導入後の施設予約状況がどうなったのか、伺います。 745 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 746 ◯ 教育部長(加藤 明君) 施設予約状況の比較につきましては、平成25年度には第二文化センターの改修工事が行われ、その影響も考えられますが、システム導入前の平成25年6月分の利用件数等につきましては、4館で1,235件、1万5,500人の利用でございます。導入後の平成25年7月の利用数等につきましては、4館で1,234件、1万4,946人の利用となっております。比較件数は1件の減で、人員は554人の減となっております。公民館開館日数は、どちらの月も28日でございます。 747 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 748 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) この数字を見ますと、利用者数に関しては少し減っているけれども、件数はほぼ変わらずということで、大きく減るようなことはなかったので、安心いたしました。  次に、2)として、利用者の方の意見を伺います。 749 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 750 ◯ 教育部長(加藤 明君) 利用者の皆さんの御意見といたしましては、施設の予約日の朝に並ばずに申し込みができるようになったことで、気持ちが楽になった、抽せんなので公平だと思う、施設の空き状況をパソコンや携帯電話から確認することができるので、便利になったなどといった御意見をいただいております。また一方で、システムの操作性や画面にわかりにくいところがあるなどの御意見もいただいております。 751 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 752 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。抽せんによる公平性や、あいている部屋の情報が確認できるなど、便利になったという意見がある一方、操作性や画面がわかりにくいなどの意見があったということですけれども、そもそも今の答弁の中の意見というのはどのような形で聴取されたのか、伺います。 753 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 754 ◯ 教育部長(加藤 明君) 主には、公民館各館で行われる利用者懇談会による利用者の声と、公民館運営審議会委員さん等の意見でございます。また、利用者の方が施設使用報告書を提出する際等に直接お聞きしている場合などもございます。 755 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 756 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) もう一度質問をさせていただきます。あらゆるところから意見を聴取しているというのは理解いたしたところですけれども、その意見の中で、システムの操作性や、そもそもパソコンが使いづらいといった意見がございました。機器になれている方には便利と思われますけれども、機器にふなれな方に対してどのような対応をとったのか、伺います。 757 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 758 ◯ 教育部長(加藤 明君) インターネットのお申し込みとなりましたが、各文化センターに専用の端末を置きまして、その場所でも申し込みが可能となっております。端末操作のわからない方には、職員が端末の説明と、操作方法を教えたり、入力の手伝いもしておりました。システムの導入から時間がたち、御自分で入力されている方もふえてきておりますが、わからない場合には、随時職員が対応しております。 759 ◯ 議長(中山けんじ君) 暫時休憩いたします。                                午後3時6分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後3時6分 開議 760 ◯ 議長(中山けんじ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  岩佐君。 761 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 3)、今後の課題について伺います。 762 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 763 ◯ 教育部長(加藤 明君) 今後の課題といたしましては、利用者懇談会などで寄せられた御意見などを十分検証して、より利用しやすいシステムを提供することと考えております。また、システム上の操作性等に関しましては、改善できるものにつきましては随時対応しております。 764 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 765 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。人数に見合った大きさの部屋がとれていないということも今の状況の中で考えられるわけでございますが、システム上の使用方法が改善される一方で、利用者が希望の部屋を確保する際に、その利用人数に見合った規模の部屋を申し込むことで、過度な競合が回避できると考えます。そのようなところはないのか、伺います。 766 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 767 ◯ 教育部長(加藤 明君) 現在は、利用者の方々がそれぞれの利用人数及び利用目的に合った部屋の申し込みを行っていると認識しております。今後も、利用者の皆さんにそれぞれの状況に見合った部屋の申し込みをいただくことにより、円滑な部屋の確保ができるものと考えております。 768 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 769 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) もう一度再質問をいたします。これから公共施設予約システムを使っていく上で、例えば、今までは抽せんではなかったので、9時に文化センターを通る際には何名か並んでいたのですけれども、その中で、この日は譲ってもらえないかとか、今週はうちで、来週はそっちでなど、ある程度地域の中での対話があったと思います。ただ、もう自宅でも予約ができるので、そういったこともないですし、これから稲城のために活動してくれる団体がふえたときに、もちろん喜ばしいことなのですが、より抽せんに当たる確率が厳しくなるということで、地域の中でも新たな摩擦が起きないかなど、今後につきましても不安要素は出てくる可能性もございます。これ以外にも、新たな課題が出てきた際にはどのような形で対応していくのか、伺います。 770 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 771 ◯ 教育部長(加藤 明君) 昨年来、導入いたしました公共施設予約システムでございますが、各施設におきましては、市民の皆様に幅広く利用していただいているところでございます。今後も各施設におきましては、利用者の皆様からいただいた御意見などを参考にいたしまして、役所の関係部署等、相互の意見交換の場において、それらの課題に対して改善に努めてまいりたいと考えております。
    772 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 773 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 大きな項目で4番目、待機児童について伺います。通告文には「待機児童について」とだけ書かれておりますが、「待機児童」ですと「学童」も含まれてしまいますので、正しくは「認可保育園の待機児童について」が適正でありますので、申しわけないのですが、御了解をいただきながら答弁をしていただきたいと思います。  (1)、東京都も、4年間で保育園の待機児童をゼロにしていくという大きな目標を掲げております。それに追随してというか、東京都の各自治体でも、今年度よりさらに待機児童対策に力を入れているところがふえているところであります。待機児童ゼロを目指す上で、本市の待機児童の人数と対策等について伺います。  1)、今年度4月1日時点での保育園の待機児童数について伺います。 774 ◯ 議長(中山けんじ君) 暫時休憩いたします。                                午後3時10分 休憩   ─────────────────────────────────────────                                午後3時11分 開議 775 ◯ 議長(中山けんじ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  子ども福祉担当部長。 776 ◯ 子ども福祉担当部長(芦沢政美君) 稲城市における平成26年4月1日現在での保育所待機児童数は、新基準では33名、旧基準では147名でございます。また、いわゆる横浜方式ではゼロ名でございます。 777 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 778 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 昨年度よりも新基準では待機児童が10名以上減っているということですが、旧基準では反対に10名以上ふえているということで理解いたしました。  再質問いたしますが、現在、待機児童が多いのはどこの地域なのか、伺います。 779 ◯ 議長(中山けんじ君) 子ども福祉担当部長。 780 ◯ 子ども福祉担当部長(芦沢政美君) 保育所の入所申請に当たりましては、複数の園を選択できるため、単純に待機児童数の多い地域として捉えるのは困難なのですが、その中でも申し込み者の多い保育所ということで見てみますと、矢野口・東長沼・大丸地区の保育所となっております。 781 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 782 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 例年どおりというところですが、矢野口・東長沼などの地域が多いということで理解いたしました。  次に、2)といたしまして、今年度の保育園の待機児解消の取り組みにつきまして伺います。 783 ◯ 議長(中山けんじ君) 子ども福祉担当部長。 784 ◯ 子ども福祉担当部長(芦沢政美君) 今年度の待機児童の解消の取り組みといたしましては、平成27年4月1日の開園に向けて、南山東部土地区画整理地内へ定員125名の認可保育所を整備いたします。また、第二保育園の民設民営による園舎建てかえにより、定員を現在の96名から150名として、54名の定員増を図ってまいります。 785 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 786 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 新たに開園いたします南山の保育所は総定員が125名、また第二保育園では54名定員がふえるということで、合計いたしますと179名増ということで、これだけふえたというのは、今までの中でも少ないのではないかと思います。来年度はこの33名の待機児童がなくなるよう期待するところであります。  3)といたしまして、送迎保育ステーション事業の検討について伺います。 787 ◯ 議長(中山けんじ君) 子ども福祉担当部長。 788 ◯ 子ども福祉担当部長(芦沢政美君) 送迎保育ステーション事業につきましては、保育サービスの充実を図るため、送迎センターを設置し、送迎バス等により認可保育所へ児童を送迎する事業の検討に今年度より着手したところであり、既に実施している自治体の視察等を行っているところでございます。今後、稲城市内の地域ごとの待機児童数や各保育所の入所状況、制度の課題等を整理し、稲城市の状況に合った事業の実施可能性について検討してまいりたいと考えております。 789 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 790 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。今年度1年間検討していくということですが、今のところで、今後どのようなスケジュールを組んで検討していくのか、伺います。 791 ◯ 議長(中山けんじ君) 子ども福祉担当部長。 792 ◯ 子ども福祉担当部長(芦沢政美君) 今後、他の自治体の実施例の調査・研究を進め、費用対効果等も含めて検討し、今年度末までに検討結果を報告書として作成していく予定でございます。 793 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 794 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 今年度の終わりまでには、やるかやらないか、調査をしながら決めていくということで、ほかの自治体を見ても、この送迎保育ステーション事業というのは、待機児童が多い地域に送迎センターを設置して、定員にあきがある保育園に送迎バスを使って送迎し、待機児童をなくすという事業だと考えております。そうなると、先ほどの答弁にもあったように、新基準では減っているけれども、旧基準ではふえているという場合、保育園等に入れない方は減っているのだけれども、希望の保育園に入れない方はふえているという状況ですので、一概にそうなのかはわかりませんけれども、簡単に考えますと、旧基準での待機児童の多い地域と少ないところで、このようにさらに差がついてしまったと考えます。送迎バスは、その多いところからあいているところに送れますので、今の稲城には向いていると考えられます。また、特に自動車などをお持ちでない方にとっては、山坂が多い稲城では送迎保育ステーションは非常に重宝されると思いますので、保護者の負担が減るのであれば、実施に向け、前向きに検討していただきたいところであります。ただ、今この送迎保育ステーション事業は、ゼロ歳・1歳児を乗せますので、子供に負担になるといった意見もあり、また反対に送迎保育ステーションをやめることを検討している地域もありますので、先ほどの先進事例を見つつ、また送迎保育ステーションよりもいいものがあれば検討しながら、待機児童が少しでも減り、なおかつ保護者や子供に満足していただける最善の形をとっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  5、不審者の対策についてに移らせていただきます。(1)、子供たちや女性など、弱い立場の人間が犯罪に巻き込まれる可能性が高い不審者やストーカー犯罪でございますが、安全・安心なまちづくりを目指す上で、市の取り組みを伺います。  1)、市での発生件数について伺います。 795 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 796 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 子供や女性が被害に遭った犯罪の発生件数でございますが、多摩中央警察署に確認したところ、把握している犯罪認知件数としては、平成25年は5件、平成26年は5月31日現在で4件との回答でございました。 797 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 798 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 多摩中央警察署で把握している犯罪認知件数は、平成25年が5件、平成26年は現在半分という状況でありますけれども、もう4件と、本年に関しましては増加している状況であると考えます。  再質問なのですが、もう1点として、犯罪認知件数はわかったのですけれども、例えば不審者らしき人に会ったり、後をつけられたりというのは、犯罪の認知件数には含まれないと聞いております。稲城市ではメール配信サービスを利用して不審者情報を配信しておりますが、その配信件数を伺います。 799 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 800 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 稲城市メール配信サービスによる不審者情報の発信件数についてでございますが、平成24年は4件、平成25年は2件、平成26年は5月31日時点で4件となっております。 801 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 802 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 不審者情報の発信件数については、平成25年は2件、平成26年は既に倍の4件となっておりますので、本年は特に警戒しなくてはいけないと考えます。  そこで、2)として、犯罪に遭わないための取り組みについて伺いたいと思います。 803 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 804 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 市では、市民または多摩中央警察署からの不審者情報を受け、稲城市メール配信サービスにより注意喚起を促すなど、迅速に対応してきているところでございます。引き続き、多摩中央警察署と連携し、防犯パトロール車によるパトロールの強化などを行ってまいります。また、市内の小中学校では、ツイッターや緊急連絡網等を活用した連絡体制を整え、迅速に対応しているほか、多摩中央警察署と連携し、セーフティー教室を実施し、防犯意識の啓発に努めているところでございます。 805 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 806 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。小中学校では、警察署の方の協力のもと、防犯意識を高めるためのセーフティー教室を実施しているところで、今後も取り組んでいただきたいと思っております。  学校の中での指導というのは理解したのですが、例えば、今、犯罪や不審者が目撃された場合、市内の小中学校ではツイッター・緊急連絡網の活用などを実施しているところですが、具体的には、保護者への連絡や子供たちへの周知はどのように対応されているのか、伺います。 807 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 808 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 不審者などの情報を得た場合、教育委員会は直ちに全小中学校に情報提供するとともに、児童・生徒への指導を指示いたします。それを受け、学校は、児童・生徒に注意喚起と安全指導を行うとともに、保護者に対しても一斉メール配信や通知文書、ツイッターなどにより、情報提供と注意喚起を行っているところでございます。 809 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 810 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) できる限りの迅速な対応と、生徒の安全を一番に考えていただきますよう、よろしくお願いいたします。  3)として、犯罪をなくす取り組みについて伺います。 811 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 812 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 犯罪をなくすための市の取り組みといたしましては、毎年、市長を委員長とする社会を明るくする運動推進委員会が主催する、社会を明るくする運動の実施を初め、更生保護に取り組む保護司の活動を支援しております。また、青少年の非行・被害防止を目的に、青少年育成地区委員会の方々とともに、夜間パトロールを実施しております。さらに、学校教育の中では、子供たちに、万引き防止など、犯罪にかかわらない、起こさないための啓発教育を行っていると聞いております。 813 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 814 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 不審者も犯罪も常にゼロにしていくというのは非常に難しいことでありますが、もちろんゼロにできるのがベストでありますので、犯罪が起きないまちを目指す上でも、できる限りの努力をしていただければと思います。  最後に、4)、地域での連携について伺います。 815 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 816 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 防犯活動における地域での連携につきましては、毎年7月と12月に、稲城市安全安心まちづくり推進協議会が主催する市内一斉防犯パトロールの実施、多摩稲城防犯協会が主催する駅伝防犯パトロールへの協力のほか、自治会、PTAなど、防犯ボランティア団体への防犯グッズの貸与や防犯パトロール車の貸し出しを行い、地域の中で連携が進むよう支援するとともに、市と地域との連携にも努めております。 817 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 818 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再質問をいたします。防犯の力を上げていくには、自治会やPTAの方など、地域の方々の力が確実に必要になってまいります。ただ、それだけでなく、行政、そして警察とも連携していく必要がありますが、犯罪発生時にはどのような形で連携していくのか、伺います。 819 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 820 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 犯罪発生時の連携につきましては、多摩中央警察署や市民からの情報を入手し次第、稲城市メール配信サービスで情報を配信し、防犯パトロール車等を利用し、多摩中央警察署と連携をとり、パトロールの強化を図ってまいります。 821 ◯ 議長(中山けんじ君) 岩佐君。 822 ◯ 9番(岩佐ゆきひろ君) 再び質問させていただきます。ことしも不審者・犯罪がふえておりまして、これからさらにふえたり、今はないのですけれども、急増した際には、市や学校ではどのように対応していくのかを伺いまして、終えさせていただきます。 823 ◯ 議長(中山けんじ君) 総務部長。 824 ◯ 総務部長(渡邉知明君) 不審者が急増するような状況はございませんが、頻発する状況があった場合には、防犯パトロール車による当該地域の重点的なパトロールの実施や、稲城市メール配信サービスの情報・注意喚起の配信、庁内関係部署との連携のほか、多摩中央警察署へパトロール強化の要請などを行ってまいります。 825 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 826 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) そのような場合、学校におきましては、児童・生徒及び保護者への情報提供・注意喚起に加え、状況に応じ、地域保護者と教職員が連携した地域パトロールや登下校時の見守り、児童・生徒への安全指導の徹底、一斉下校などの対応を図ってまいります。特に緊急を要する重大事案の場合には、総務部並びに警察などからの情報に基づき、教育委員会が学校に指示を出し対応してまいります。 827 ◯ 議長(中山けんじ君) 以上で、9番、岩佐ゆきひろ君の一般質問は終わりました。   ───────────────────────────────────────── 828 ◯ 議長(中山けんじ君) 通告の5番、佐脇ひろし君の一般質問を許します。18番、佐脇ひろし君。 829 ◯ 18番(佐脇ひろし君) それでは、まず項目の1からお願いいたします。成年後見制度の利用支援につきましてお伺いいたします。今後、成年後見制度を必要な人が誰でも利用できる制度としていくために、支援策が必要であると考えております。成年後見人に対する報酬助成制度につきまして伺うものでございます。  (1)、市の現状について伺います。 830 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 831 ◯ 福祉部長(石田光広君) 成年後見制度は、認知症、知的障害、精神障害などによって物事を判断する能力が十分でない方について、本人の権利を守る援助者である成年後見人等を選び、本人を法律的に支援する制度でございます。市では、調布市・日野市・狛江市・多摩市・稲城市の5市で多摩南部成年後見センターを共同運営し、権利擁護に取り組んでいるところでございます。 832 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 833 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 現在そうした形で取り組んでいるという状況は、私も確認させていただいております。そこで、このテーマでございます(2)のところに入らせていただきます。高齢者福祉での成年後見人に対する報酬助成制度につきまして伺ってまいります。高齢者でも、障害のある方でも、資力のある方は自己の費用で負担するのは当然でございますけれども、低所得で身寄りの方がない場合にあっては、やはり支援が必要と思います。高齢者の成年後見人の報酬助成につきましての課題について伺うものでございます。 834 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 835 ◯ 福祉部長(石田光広君) 高齢者の場合は、財源が限定的であることなどから、これまでは成年後見人報酬助成は行っておりませんが、障害者につきましては、法的に障害者福祉の地域生活支援事業に位置づけられたことから、平成24年度から市の成年後見制度利用支援事業として、後見人報酬助成を実施しております。今後、後見を必要とする高齢者が増加していくことが想定される中で、高齢者の成年後見人報酬助成の創設を含め、低所得の高齢者がいかに利用しやすい制度運営を行うかが課題となるものと考えております。 836 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 837 ◯ 18番(佐脇ひろし君) ただいまの御答弁の中で、高齢者の成年後見人報酬助成の創設を含め、低所得の高齢者がいかに利用しやすい制度運営を行っていくか、これが今後の課題だという御答弁をいただきましたけれども、同じ趣旨の事業であれば、障害者と高齢者を区別することなく、公平性を保つことが必要と考えるものでございます。市の考えをさらに伺っておきたいと思います。 838 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 839 ◯ 福祉部長(石田光広君) 高齢者の後見人報酬助成につきましては、障害者福祉サービスとのバランスを考慮しつつ、財源の確保を含め、福祉的な観点から、今後の報酬助成制度のあり方について具体的に検討してまいりたいと考えているところでございます。こうしたことにより、利用しやすい制度運営を行うといった課題への対応を行ってまいりたいと考えているところでございます。 840 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 841 ◯ 18番(佐脇ひろし君) ぜひそうした検討を今後実りあるようにお願いしたいと思います。  そうしたものに基づきまして、(3)にまいります。こうしたいわゆる利用支援につきまして、周知・啓発など、実効性のある取り組みにつきまして、成年後見制度支援はどのように周知・啓発が行われているのか、そのあたりを伺っておきたいと思います。 842 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 843 ◯ 福祉部長(石田光広君) 成年後見制度につきましては、リーフレットや市ホームページで周知を行っております。また、対象者が特定される障害者や高齢者であるということから、これまでは、市の窓口での相談から、その必要性に応じ、福祉関係部署や推進機関などを中心とした地域福祉ネットワークの中で周知・啓発を行っているところでございます。 844 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 845 ◯ 18番(佐脇ひろし君) その中で周知・啓発を行っていただいているということですけれども、いわゆる潜在的なニーズはまだまだ非常にたくさんあると私は思っております。  ちなみに、高齢者の生活白書の中でも、ひとり暮らしの高齢者の方で「おつき合いがほとんどない」という方が男性でも17.4%とか、「困ったときに頼れる人はいない」というのが男性で20%、女性では少し少なくて8.5%という数字も出ておりまして、専門性のある関係者間のネットワークをさらに活性化させるとともに、私はぜひひとつお願いしておきたいのは、職員の方に、いわゆるこういう制度というか、成年後見制度の支援がなぜ大事なのか、その辺を熟知していただきたい。職員の方は、当然ですが、60歳以下でございまして、わかっているつもりでも、自分が高齢者になってみて初めてわかる部分というのはたくさんあるのです。ですから、そういう部分でまだまだわかっていただけない、自分が理解しているようでも理解していない高齢者の悩みというか、高齢者の特徴というか、いろいろな弊害などを含めて、そうしたものがわかるような努力というか、そうしたことを啓発し、職員の方にさらに熟知を進めていただきたい。そして、潜在的なニーズを顕在化させる取り組みもさらに必要なのではないかと考えておりますけれども、そのあたりをいま一度御答弁いただきたいと思います。 846 ◯ 議長(中山けんじ君) 福祉部長。 847 ◯ 福祉部長(石田光広君) これまではリーフレットやホームページで周知を行っておりましたが、今後、認知症高齢者などが増加することを踏まえ、これまで実施してきた専門性のあるものや、関係者を中心とした啓発に加え、高齢者に係る職員などが熟知するといったことも加えまして、さらにみどりクラブへの周知や、地域のふれあいセンターでのリーフレットの配布など、きめ細かく市民への周知を図るよう取り組んでまいります。 848 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 849 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 大変前向きな御答弁をいただきまして、ありがとうございます。ぜひひとつよろしくお願いいたします。  それでは、項目2へまいります。市立病院によります不妊治療に対する支援につきまして伺うものでございます。  (1)、不妊治療について、市立病院としての支援の取り組みをしてもらいたいと考えるものでございますけれども、今後への取り組みを伺いたいと思います。
    850 ◯ 議長(中山けんじ君) 市立病院事務長。 851 ◯ 市立病院事務長(風間 智君) 市立病院産婦人科では、既に薬物治療・注射治療・腹腔鏡手術・人工授精などの不妊治療を行っているところでございます。また、東京都では、一般社団法人日本家族計画協会を通じまして、不妊・不育ホットラインによる不妊電話相談を実施しております。今後の当院の取り組みといたしましては、本格的な治療を行う前に、不妊でお悩みの方が医学的・専門的な相談ができる不妊症相談外来を設け、不妊症治療の有効性や安全性など、専門医によるカウンセリングを通じ、支援を行ってまいりたいと考えております。 852 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 853 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 不妊症の相談外来を設置していく方向で御答弁をいただきました。大変評価したいと思いますし、また期待もしたいと思います。  稲城市立病院は、何といっても評価の高い産婦人科ということが周辺市を含めて周知されているということは御存じのとおりでございます。そうした意味合いからも、今回、不妊症の支援について一歩踏み出していただくということは、市民にとっても、また病院にとっても、非常によいことだと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  ちなみに、御存じかと思いますけれども、少子化社会対策白書によりますと、子供を持ちたいという希望があったり、何人ぐらい欲しいという希望はあるけれども、実際には子供を持たない理由の中に、欲しいのだけれどもできないのだという悩みを抱えている女性の方が、年代別にいろいろありますけれども、総数としては平均して19.3%というパーセンテージが出ております。そういう部分でも、この病院としてのニーズも高いのではないかと感じているところです。  そこで、今も申し上げましたとおり、市民の方だけでなく、市内だけでなく、なるべく幅広く、周辺市を含めて、その支援の相談外来ができましたときに周知していただきたいというのが一つと、相談外来の開設へのスケジュールを伺っておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 854 ◯ 議長(中山けんじ君) 市立病院事務長。 855 ◯ 市立病院事務長(風間 智君) 不妊症相談外来の設置の周知につきましては、市内外の必要な方々が目に触れることができるように、ホームページの掲載や、稲城市を初め、近隣市の医師会を通じ周知してまいりたいと考えております。また、外来開設のスケジュールでございますが、現在、当院の産婦人科医師の会議で検討しているところでございますが、半年を目途として、準備が整い次第、開設してまいりたいと考えております。 856 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 857 ◯ 18番(佐脇ひろし君) スケジュールどおり、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。  それでは、続きまして項目番号3でございます。観光事業につきましてお伺いいたします。稲城長沼駅周辺などに大型モニュメントを設置したり、観光発信拠点として魅力が向上されていくというお話でございますけれども、そうしたものにつきまして期待しつつ伺ってまいりたいと思います。  (1)、駅のホームにあっても、せっかくですから、観光アピールができるような工夫をしていったらいいのではないかと考えますが、それにつきまして伺うものでございます。 858 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 859 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 市の観光をアピールしていくために、駅ホームにおいても観光発信拠点や大型モニュメントへ誘導できるような方法を検討することについて、関係部署とも連携しながら、JR東日本と協議を行ってまいりたいと考えております。 860 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 861 ◯ 18番(佐脇ひろし君) JR東日本と協議をしていきたいということですけれども、南武線の高架事業につきましては、ことしも大雪の中、完成の披露式典がありまして、高橋市長も出席されて祝辞を述べておられました。JR、東京都も、地元の稲城市に大変お世話になって、協力していただいたおかげですとも述べておりました。また、その事業は、御存じのとおり、平成22年完成が平成26年ということで、3年間延伸されてきたという経緯もありました。そういう経緯の中にもかかわらず、市民がこの高架事業、JRに対しても、沿道の方は土地を提供したり、出入り口のために畑を使えるようにしたりとか、いろいろと陰にひなたに協力してきた経緯があります。ですから、協議をしてJRさんにお願いするといった姿勢ではなくて、市には協議の結果実りのある回答をしっかりしてもらうというぐらいの意気込みでやってもらいたいと思っておりますけれども、御見解を伺っておきたいと思います。 862 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 863 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 市としましても、これまで担当部署の職員が市民の理解を得ながら、JRに対して継続的に協議をしており、またJR側もその認識を共有しているものと考えております。その理由といたしまして、現在、観光発信拠点の整備をJRと共同で進める方向で検討に入ったところでございます。そのようなJRとの関係の中で、引き続き関係部署と連携して、JRとの協議を続けてまいりたいと考えております。 864 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 865 ◯ 18番(佐脇ひろし君) ぜひ、実現に向けて、具体的ないい回答がいただけるように頑張っていただきたいと思います。  (2)でございます。同じく、ホームに電車が入ったり出発するときにチャイムが鳴りますけれども、観光アピールにつながるようなチャイムが鳴るような工夫について伺うものでございます。 866 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 867 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) JRや私鉄では地域にゆかりのある発着チャイムを採用している駅があることは、認識しております。市といたしましても、稲城らしい発着チャイムが採用されれば、市民や稲城市へ訪れる多くの皆さんに地域への親しみや興味を持っていただき、稲城の観光推進に結びつくよい機会になるものと考えております。稲城独自の発着チャイムにつきましては、これまでもJR東日本へ要望しておりますが、今後とも実現できるよう協議を続けてまいります。 868 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 869 ◯ 18番(佐脇ひろし君) これまでも要望してきましたというお答えでございますけれども、先ほどもちょっと申し上げましたとおり、部署によってはJRのほうもなかなか話が御理解いただけないところもあるのではないかと思いますけれども、先ほどのいわゆる市民の協力、市の協力、それこそ本当に生活とか、病人を抱えて階段でという、数えれば限りないいろいろなことを市民の方が乗り越えて協力してでき上がったということで、私もこのチャイムにつきましては、平成22年第2回定例会でも申し上げまして、それ以降、要望というか、協議もしてきていただいているのですけれども、今の御答弁ですと、結果というか、何か回答というのは出ていないということだと思います。そうなりますと、もうここへ来てしまえば、JRがそういうことで回答してくださらないということであっても、何とかめげずに、これからも粘り強く協議に挑んでくださいと言うしかないのかと。それ以上、市に対して言う言葉がないのではないかと私は思って、これで終わりにしようかと思うのです。ただ、今まで要望してきたというので、今までどのような対応をしてこられたのかということと、また現時点でJRはどのような考えをお持ちなのか、このあたりだけ確認させてもらいたいと思います。 870 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 871 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) これまでも複数の議員からの一般質問でも御要望をいただき、市といたしましては、JRに対して、高架化に伴う新駅舎での発着チャイムに稲城市ゆかりのメロディーを流してもらいたいと要望しております。それに対してのJRの対応といたしましては、新駅舎が完成しておりますが、現時点では市への具体的な回答はいただいておりません。しかし、JR内部では、市の提案について検討中であり、段階的に協議を進めているところでございます。市といたしましては、観光発信拠点整備の関係も含めて、引き続き精力的に協議を続け、具体的な回答を引き出せるよう取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 872 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 873 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 相手があることで大変だと思いますが、ひとつ御尽力いただきたいと思います。  それでは続いて項目の4でございます。相馬市との地道な市民交流につきまして伺うものでございます。  先月5月21日水曜日に、私ども公明党稲城市議4名で2回目の福島県相馬市の視察に行かせていただきました。大型の防災備蓄倉庫の内容を見せていただいたり、また実際にあちらでお住まいの市民生活の現状などを勉強もさせていただきました。本当にためになったと思います。また、市からの派遣の職員の方にも御挨拶がきちんとできまして、元気に頑張っていらっしゃって、相馬市の方々からも大変喜んでいただいておりました。そういう非常に感動的な交流をさせていただいて、本当に実り多く、よかったと思っています。  御存じのとおり、相馬市と稲城市は災害時等相互応援協定も結んでおりますけれども、何といっても、協定といったら紙一枚でございまして、その協定が生きる、生きないというのも、人と人との交流があってこそ温かな支援策がとれると思います。そういう部分で伺っておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、(1)、消防団員の交流の今後について伺っておきたいと思います。 874 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。 875 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) 消防団員の交流でございますが、発災直後には消防団長、昨年の相馬市防災備蓄倉庫落成式及び防災サミットには消防団長及び副団長、本団員が相馬市を訪問し、消防団と意見交換を行っております。今後の交流につきましては、応援協定に基づく訓練やさまざまな機会を通しての交流が行われるものと考えております。 876 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 877 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 消防団員の皆さんと消防職員の皆さんは、あの災害のときに現地に行かれて大変活躍もされて、現地のことも非常によくわかっていらっしゃる。そうしたいわゆる防災・減災と言うけれども、ああいう大災害のときの支援のスタートのときからずっと道筋がついてきているわけですので、そういう道筋にのっとって消防団員の方々が一緒に行かれたというのは、非常に価値のあることだと思っています。  今御報告があったとおり、消防団長並びに副団長、本団員が訪問したということでしたので、実際に行かれた団長とか副団長とか団員の皆さんの感想はどうだったのか、そのあたりを1点聞かせていただきたいと思います。そういう部分が今後の消防団員の交流へとつながっていくのではないかと思います。  もう一つ、今おっしゃっていただいた応援協定に基づいての防災訓練等のときにまた行ってあげる機会があるのではないかとおっしゃっていたので、一応相馬市のほうは、その辺はどういうスケジュールで、年に1回やっているのか、何月ぐらいにやっているのか、その辺はどういう状況になっているのか、そのあたりを含めて、今後の交流への見通しというか、それを伺っておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 878 ◯ 議長(中山けんじ君) 消防本部消防長。 879 ◯ 消防本部消防長(小泉昭彦君) まず1点目の消防団の本団員が行った感想につきまして、本団員へ確認しました。ちょうど防災サミットということで、その中で消防団員と医療機関における東日本大震災発災前から直後の題材として「HIKOBAE(ひこばえ)」という演劇の映画を拝見させていただきました。相馬市では、避難誘導に当たった消防団員10名の方が殉職されています。それを題材にした映画というか、演劇の映画ということで見させていただきました。それを見て本団員たちは、高い意識と使命感から、市民のとうとい命を守るために避難誘導に当たったことは、消防団員として非常に感銘を受けたということで、強い印象を持たれております。なお、被災の場所も見せていただきまして、すごい災害だったのだということを思って、みんな帰ってきております。  それから、防災訓練のお話ですけれども、相馬市とは連絡をとり合っているのですけれども、被災直後ということで、なかなか防災訓練の計画までは行き着かないということでございました。また訓練をということになれば、応援協定に基づいて、協調し合いながらお互いに助け合うということで進めていきたいと考えております。 880 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 881 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 防災訓練は、まだそこまで準備が整うまで復興していないという背景があるということはよくわかりました。  それでは、そうした意向を踏まえて、(2)へまいりたいと思います。市民の交流につきましては、今後どういう取り組みをされていくのか、伺っておきたいと思います。 882 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 883 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 相馬市との交流につきましては、「Iのまちいなぎ市民祭」の会場において、相馬市の被災・復興状況の写真展示を行うほか、市民団体による現地への応援交流に対する庁用バスの貸し出しなどを行ってまいりました。今後につきましては、こうした実績も踏まえ、血の通った息の長い支援となるよう、より幅広い交流を進めてまいりたいと考えております。 884 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 885 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 幅広い交流を考えていきたいということですけれども、御存じのとおり、「がんばれ福島復興支援」といっても、しょせんは、要するにボランティアの原点でもありますけれども、現地に行って寄り添って、先日の新聞にも載っていましたけれども、何か特別なことをしなくても、あちらに行ってあちらの方の現況のお話を聞いて、「そうですか」と言って、そこで一緒に語らってあげるというだけでも、本当にそれが寄り添う原点だということで、行くということが一番の復興支援の手助けをしたことになるのではないかと思うのです。そういう部分で、例えば、今消防長がおっしゃった、交流といっても、こちらから行くけれども、相馬市からも来てくださいといっても、そういう準備が整うまでにはなかなかいっていないというのが現状ですから、当面は稲城市のほうから行ってさしあげるというのが、私は一番いいのではないかと思います。できるようになったとき、先ほどの消防訓練もそうですけれども、体制が整って、いよいよ相馬市でもやりたいというときは、また交流ができる。また、こっちでやるときは、それでは来てくださいということも言えると思いますので、そういう形でやっていったらどうかと思っています。  今、幅広いということでは、私も前にやったか、いわゆるスポーツ交流的な、要するに福島県相馬市へ行くと、天皇・皇后両陛下が視察に来られた広大なサッカー場がありまして、7面ぐらいあるのですか、そこを全国の皆さんに使ってもらいたい。ましてやこうやって協定を結んでいる稲城市の方にもぜひ来て使ってもらいたい、ここで子供たちにやってもらったらうれしいということをおっしっゃておりました。稲城市でも、長峰に大きなサッカー場ができて、サッカー少年の皆さんもそこでやっていくと思いますので、そういう部分での交流とか、あと高齢者の方が1日500円で使える広大なパークゴルフ場というのがありまして、本当に丸々1日ゆっくり芝生の、また空の青さの中で運動ができるというところで、もちろんバスの発着場とか、全部そろっていますし、そういうところもあったりしますので、ぜひそういう形でまた訪問していただけないかと向こうの市長も願ってもおりましたし、私もそういう形でやっていければいいのではないかと思います。そのあたりについて、いま一度伺っておきたいと思います。 886 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育部長。 887 ◯ 教育部長(加藤 明君) 相馬市のパークゴルフ場というところのお話がございました。スポーツには人と人との交流あるいは地域と地域との交流を促進する効果があると考えておりますが、まだ現在復興途中である相馬市の方々をスポーツを通じまして応援することは有意義ではないかと考えられますが、昨年稲城市でも実施しました川崎市とのウオーキングの交流事業などを参考にしまして、どのようなことができるのか、今後ちょっと研究してみたいと考えております。 888 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 889 ◯ 18番(佐脇ひろし君) ともかく地道に、よろしくお願いします。  それでは続きまして、項目番号5、市内の小中学校のいじめ防止への取り組みについて伺いたいと思います。昨年の6月にいじめ防止対策推進法が成立いたしまして、同法では、平時から調査組織を設置し、第三者が参加し、早期発見と迅速な対応のため、教職員と福祉の専門家による組織が母体となり、必要に応じて適切な専門家を加えて調査するということになっております。  そこで、(1)、市としてのこうした取り組みへの認識と今後の取り組みについて伺いたいと思います。 890 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 891 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 本市といたしましては、児童等が安心して学校で学び学校生活を送るためには、いじめが行われないことが必要であり、またいじめを放置することがないよう、いじめ問題に対する理解を深めることが重要であると考えております。また、いじめを受けた児童等の生命及び身体を保護するため、学校が地域住民や保護者などと連携して克服することを目指すことも大切でございます。今後の取り組みといたしましては、福祉部と教育部が連携し、稲城市いじめ問題対策連絡協議会を設置し、学校関係者が福祉などの関係諸機関と情報連携及び行動連携をとり、いじめの未然防止や早期対応の徹底を目指してまいります。 892 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 893 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 今おっしゃった取り組みをしていただけるということで、お答えをいただきました。ただ、そういう取り組みは取り組みとして、していただくのですけれども、年に何回かテレビ・新聞の報道で痛ましいいじめを通じての事故とか事件があります。私は、本当にかけがえのない子供さんの命というものが失われていってしまえば、いかに教育的にとか、いい学校とか、取り組みがどうのこうのといっても、ああいう事件が一つあっただけで全てかいなしという現状になってしまうのではないかと思います。  そこで、いじめが行われないために、いじめ問題に対する理解を深めるというのが重要であるという考えを述べていただいたと思うのですけれども、いじめというものに市としてどのような認識を持たれているのか、ここをもう一回聞かせていただきたいと思います。 894 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 895 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) いじめの定義といたしましては、当該児童・生徒が一定の人間関係のある者から心理的・物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているものであり、いじめがあったか否かの判断は、いじめられた児童・生徒の立場に立って行うものでございます。特に小中学校におきましては、いじめはいつでもどこでも発生し得るものであり、日常からの深い児童・生徒理解に基づいた生徒指導が必要であると考えております。 896 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 897 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 今部長がおっしゃったとおり、いじめはいつでもどこでも起こり得るということです。たまに聞くのですけれども、学校ではどうですか、クラスではどうですかといったときに、いじめはありませんというお答えを聞くときがあるのですけれども、それは本当なのかとどうしても疑問になってしまうのです。なぜかというと、いじめというのは、事件などがあった後にわかるのです。ですから、進行中というか、水面下のときだって、子供にとっては、本当に逃げたいというか、学校も行きたくないぐらいにつらい思いをしている。そうした経緯があって、それが表面に出てから、いじめがあったらしいと学校で認識して、それから手を打つということですから、もうそれまでの間に半年、長ければ1年とかといういじめの中で、その子供さんがずっと耐えてきた経緯があるわけです。ですから、それを発見した時点で後手なのです。ですから、そういうことを思うと、いじめの防止や早期発見のためには、いじめに関して、どうしたら早期発見ができるか。要するに、表面にあらわれて、誰から見てもいじめられていると先生からも見つけられるところまで来てから見つけるのでは、もうとっくに遅いということなのです。だから、そういう部分でどうやって情報の収集や実態の把握をしていったらいいのか。保護者にとっても、本人にとっても、そこに一番力を入れてもらいたいというのが本当にいじめ防止への取り組みでの大事な点ではないかと思っております。その辺について、ぜひもう一歩も二歩も踏み込んだいじめの防止のために力を注いでいただきたいと思いますけれども、御答弁をよろしくお願いします。 898 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 899 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 現在、稲城市の小中学校の全ての学校において、東京都のふれあい(いじめ防止強化)月間に合わせ、年3回、アンケート形式によるいじめなどの実態調査を行っております。また、特にいじめが発生することが多いと言われる小学校5年児童・中学校1年生徒に対しては、今年度からスクールカウンセラーによる全員面接を行い、スクールカウンセラーに相談しやすい環境づくりに努めております。このような対策をとってはおりますが、最も重要かつ効果のある取り組みは、教師が、いじめは大人のいない場面で発生しやすいということを十分認識し、日ごろから児童・生徒の言動を丁寧に観察するとともに、児童・生徒の人間関係や心の状態を的確に把握するための感性を高めること、児童・生徒並びに地域や保護者の方々からの情報収集に努め、いじめの発生を認めた際には、必ず解決するとの強い意思を持ち、真摯に対応することが重要と考えているところでございます。 900 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 901 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 成果が出るように、何とぞよろしくお願いします。  それでは、項目の6、学校経営者につきまして伺っておきたいと思います。  (1)、現代の学校経営に望まれるのはどのようなことなのか、これを伺ってまいりたいと思います。  私も6月5日に学校公開に行かせていただきまして、1年生の授業を見せていただきました。それから、6年生の皆さんは、琴の授業、2時間の授業ですけれども、「さくらさくら」の名曲を見事にマスターして合奏されて、本当にすばらしい経験というか体験を小学生でされて、一生涯忘れることのできないことだと思うのです。琴を弾くということはなかなかないですから、私も弾いたことはないですから、そういうことで非常によかったと思っています。こうした全体を見られる学校経営の経営者というのは大変なお仕事ではないかと思って、感謝もしますし、また期待もしたいと思いました。そういう部分で、現代の学校経営に望まれること、新しい部長として、稲城の各学校の経営者に対してどのようなことを望んでいきたいのか、そうした期待を込めて、抱負を含めて述べていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 902 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 903 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 現代の学校管理職に最も望まれる資質は、学校マネジメント能力であり、それには、学校経営目標の達成や、所属職員や事務の管理といった学校経営力のほかに、外部折衝力、人材育成力、さらには教育者としての高い見識が含まれると考えております。学力向上や健全育成、地域との連携や安全確保など、学校が抱える教育課題を解決するためには、これらの資質を有した校長が適切なリーダーシップを発揮し、学校組織を挙げて取り組むことが必要であると認識しております。 904 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 905 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 今、それぞれ難しい、外部折衝力とか、学力向上とか、地域との連携とか、リーダーシップとか、いろいろ述べていただきました。まさにすばらしい資質だと思います。そして、述べていただいた資質につきましては、私は、自分の感じでは、今稲城市の先生、また校長先生は、そうした資質を持っていらっしゃると感じております。ですから、こうした資質をお持ちの先生方に、今後それに加えて、現代という視点から見て、さらにどのような資質というか、プラスアルファの勉強をしていかなくてはいけないというか、取り入れていかなくてはいけない、こういうことを加えていかなければいけないと、切実にどういうことを感じていらっしゃるのか、部長という視点から、さらに加えてという意味で述べていただきたいと思います。 906 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 907 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) いじめの防止のような喫緊の教育課題に対し、課題意識や危機意識を高く持ち、強いリーダーシップを発揮し、組織的に課題解決に取り組む資質は、特に重要であると考えております。また、インターネットを媒体として、児童・生徒が犯罪に巻き込まれたり、生活が乱れたりする現状の把握や、逆に情報機器を学力向上に活用する方策の実現など、情報化社会やICT機器発展への正しい認識と的確な対応も、現代の学校管理職として重要な資質の一つと考えております。 908 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 909 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 私も、今おっしゃっていただいたことには大変同感しております。武雄市でも、市を挙げて、タブレット端末機を学校で子供たちに使ってもらうということもやっています。せんだっては非常に悲惨ないじめの事件があって、それはLINEを使ってやりとりがあったといったことも載っていました。いずれにしても、いろいろな問題を含んでいる情報機器というか、それについての深い造詣と、道徳的な使い方というか、そのあたりもきちんと指導していただかないと、これは現代においては困るのではないかという御指摘だと思います。私もそう思います。  もう一つ、いじめにつきましても、現代の教育課題、学校教育の中で一番ポイントだとおっしゃっていただいたので、私も非常に意を強くしたところであります。そういう部分で、一方、地域性という観点から、稲城には地域力があるということをよく言われます。そういう部分で、稲城市の教育管理職として、特に重要な資質は地域性という観点から言えばこういうことではないかというのをお持ちであれば、述べていただきたいと思います。 910 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 911 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 本市の小中学校は、地域と連携しながら、知・徳・体のバランスよい育成を進めているところでございますが、特に梨づくりや稲作など、地域にあふれる学習素材を使った教育活動が特色と言えます。このようなことから、稲城市の学校管理職には、地域や保護者の方々に御支援いただきながら教育活動の質的向上を図っていける、連携する力や企画力が特に重要な資質として求められるものであると考えております。 912 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 913 ◯ 18番(佐脇ひろし君) では、よろしくお願いします。  (2)へまいります。小中学校の17校の17人の学校経営者の長所を生徒のためにどうより向上させていただけるのか、これを伺っておきたいと思います。 914 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 915 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 学校を経営する校長には、すぐれた経営者であると同時に、人材育成能力や教育者としての高い見識が求められております。そして、これらを総合して重視されるのは、教育者としての温かさと厳しさを兼ね備えた人間的なよさであると考えております。こうした人間的なよさが十分に発揮されることにより、教員の意欲を高め、ひいては子供たちの心身の健やかな育成につながっていくものと考えております。今後も、教育委員会と校長が十分に協議するとともに、各学校の取り組みについて情報収集し、各校長の特性やよさを学校経営に一層生かしていくよう支援してまいります。 916 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 917 ◯ 18番(佐脇ひろし君) では再質問ですけれども、今おっしゃったような観点から、先ほども申し上げましたけれども、市内の小学校・中学校の17校の校長先生の皆さんは、現にすぐれた校長先生として、学校の経営者として頑張っていただいている。これは私も理解しているところでございます。それぞれ工夫して特色のある教育活動を展開していただいているのですけれども、さらに、今おっしゃっていただいて、私も非常に同感なのは、校長先生の人間的なよさという、人徳というか、人柄というか、誠実さというか、そこが一番大事なのではないかと思うのです。ですから、校長先生たちがそのよさを一層高めていただければ、その高まった分だけ子供たちの教育環境がよくなって、子供たちも伸びていくのではないか。上が伸びないで子供だけ伸びるということは、これは教育の原理に反しているのではないかと思いますので、現在いいのですから、これでいいというのではなくて、現在いいからこそ、なお学校の経営者の校長先生の皆さんにレベルアップしてもらいたい。それが稲城の子供たちのためだと私は非常に強く思うし、強くお願いしたいという気持ちなのですけれども、より高めていただけるためには、部長という立場でどのようにしたらよろしいと考えていらっしゃるのか、伺っておきたいと思います。 918 ◯ 議長(中山けんじ君) 教育指導担当部長。 919 ◯ 教育指導担当部長(杉本真紀子君) 御指摘のとおり、校長が人間的なよさを一層高めることは、学校全体の教育活動充実への機運を高め、子供たちの成長につながるものでございますので、大変重要なことと受けとめております。そして、教育委員会は、このことを校長自身が十分認識し、一層の自己研さんに取り組むよう支援していかねばなりません。校長の人間的なよさを高めるため、教育委員会は、校長に対し、まず校長みずからのビジョンに基づく学校経営の工夫について価値づけし、モチベーションを高めていただくとともに、必要な指導・助言をし、さらなる学校経営の充実を実現するよう支援していきます。そのため、日常から学校ホームページや学校だよりから読み取れる各校長の文化や社会への造詣の深さ、学校訪問の際に見られる校長の経営者としての姿勢を把握できるよう、丁寧に観察してまいります。また、校長会などにおいて、最新の教育情報や教育課題をもとに新しい取り組みを提示したりするなど、経営力向上への支援を継続してまいります。 920 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 921 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 大変心強い御答弁、ありがとうございます。ぜひひとつよろしくお願いいたします。  それでは、項目の7、最後の項目でございます。少子化と女性支援につきましてお伺いいたします。人口急減が心配される中、2014年版の少子化社会対策白書によりますと、39歳以下の未婚女性に限りますと、「共働き環境の充実」を挙げたのが50.6%、男性の40.4%を引き離しました。背景の一つとして、30代で見ると、1997年は年収500万円~699万円の人の割合が最も多かったのに、2012年には300万円台が最多となったとしています。共働きができるように、夫と会社の深い理解と協力が最も必要とされていると思います。  そうした視点から、(1)、子育てにつきまして、市としてイクメンの現状と今後の取り組みについて伺いたいと思います。 922 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 923 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 平成23年度の東京都男女雇用平等参画状況調査では、育児休業の取得を希望する男性の割合が5割を超えるなど、男性が育児に積極的に参加する機運が高まっております。しかしながら、都内の事業所における実際の育児休業取得率は、男性1.8%、女性94.2%と、依然男女差が大きい状況であります。  当市では、これまでもイクメンをテーマにしたフォーラムやセミナーを開催してまいりました。今後の取り組みといたしましては、第四次男女共同参画計画の策定に向け、本年度実施予定の男女共同参画に関する実態調査において、育児へのかかわりや育児休業の取得に関する設問を設け、市民の実態を把握した上で、事業を検討してまいりたいと考えております。
    924 ◯ 議長(中山けんじ君) 佐脇君。 925 ◯ 18番(佐脇ひろし君) 再質問をさせていただきます。人口問題研究所の資料が2011年に出ておりまして、これによりますと、少子化ということですけれども、例えば子供を3人欲しいと思っても、実態は今2人にいっていないわけです。なぜ自分の理想としている人数の子供を生み育てることができないで、実態はそれよりもずっと少ない子供の数になってしまうのかというところのアンケートで、その人口問題研究所では、女性が子育てに対する肉体的・精神的負担をひとりで負っている、それから御主人の協力が得られない、この2つの原因で28.3%の方が、本当は自分の理想としては子供をもっと産み育てたいと思っていても、実際には産みもしないし、育てもできないということで、低い水準になっていますというのが28.3%。それから、国や東京都でもこれに関した調査はされていると思うのですけれども、実際にもう子育て、少子化というのは、企業なり御主人なりが協力して、先ほどもありましたように共働きをしていかなければいけない時代ですから、なおさら御主人や企業が女性の精神的・肉体的支援をしていかなかったら、28.3%の方はそれを乗り越えてというのはできないわけです。思ってはいても、実際にそこまでいかないのです。そういうことで、稲城市でもこれは、私も女と男のフォーラムとかセミナーとか、イクメンとか、いろいろ取り上げてきていますけれども、市内の実態調査と同時進行でこれから、例えば市内でいえば商工会のようなところを通じて、会社とか、そういうところを通じて、ぜひともこの実態を地道にお願いしていくしかないのではないか。  例えば、私が視察で回らせていただいた沖縄の浦添というところで、ほかの勉強で行かせていただいたのですけれども、そこでこういう取り組みもしていますと聞かせていただいたのは、そこの市全体で、男のエプロンデーというのですか、男性も自分のエプロンを持って家事に参加しようといったのぼり旗を市役所のところにバーッと立てまして取り組んでおりました。そういうことも含めて、いろいろなところで取り組みはされていると思いますけれども、稲城は稲城なりの取り組みでいいですから、ぜひとも地道に、こうした少子化、また女性支援をできるようにしっかりとお願いしていってもらいたいと思いますので、これにつきまして、御答弁をよろしくお願いします。 926 ◯ 議長(中山けんじ君) 市民部長。 927 ◯ 市民部長(鈴木秀治君) 本年度実施予定の実態調査は、平成28年度から10年間を計画期間とする第四次計画策定に向けた調査となります。市では、現行計画に基づき、フォーラムやセミナーなどのほか、両親学級の開催や父親ハンドブックの配布など、男性の育児参加を促す学習機会や関連情報の提供に努めているところでございます。今後につきましては、御提案いただいた内容も含め、関係部署間で連携を図りながら、具体的な取り組みをどのような形でできるかを考えてまいりたいと思っているところでございます。 928 ◯ 議長(中山けんじ君) 以上で、18番、佐脇ひろし君の一般質問は終わりました。   ───────────────────────────────────────── 929 ◯ 議長(中山けんじ君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                                午後4時20分 散会 Copyright © Inagi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...