多摩市議会 2023-12-08
2023年12月08日 令和5年第4回定例会(第6日) 本文
2023年12月08日 : 令和5年第4回定例会(第6日) 本文
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◯議長(三階道雄君) ただいまの出席議員は26名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
────────────────────
◯議長(三階道雄君) 本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。
日程第1、第86号議案令和5年度多摩市
一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。
(
市長阿部裕行君登壇)
◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第86号議案について、提案の理由を申し上げます。
本補正予算は、歳入歳出とも決算見込みに立って精査したもの、情勢変化により緊急やむを得ないもの、計画の着実な実施に関わるもの、いわゆるゼロ市債を含む
債務負担行為の設定が必要なものなどを中心に編成しました。
その結果、
歳入歳出予算をそれぞれ2億8,338万5,000円増額し、予算総額を640億4,108万円とするものです。
まず、歳入の主な内容についてです。
市税は4億3,335万円増額し、300億4,014万5,000円としました。
令和4年に幅広い業種で賃上げが行われた影響を受け、給与所得が前年よりも増加したことなどから、
個人市民税の増額を計上しました。
使用料及び手数料は1,155万4,000円減額し、9億8,643万7,000円としました。
家庭系ごみ処理手数料などを減額しました。
国庫支出金は、1億8,404万6,000円増額し、128億3,851万2,000円としました。
民生費国庫負担金では、
生活保護費の増加に伴う
生活保護費負担金の増額を計上しました。
教育費国庫補助金では、
公立学校情報機器整備費補助金を計上しました。
総務費国庫補助金では、
マイナンバーカードへの氏名の
ローマ字表記等に関わる
システム改修経費の財源として、社会保障・
税番号制度システム整備費補助金を増額しました。
都支出金は3,005万2,000円増額し、86億4,685万6,000円としました。
民生費都負担金では、
生活保護費負担金を増額しています。
衛生費都補助金については、
飼い主不明猫保護譲渡補助金の財源等として、
医療保健政策区
市町村包括補助金の増額を計上しています。
繰入金は3億5,000万円減額し、18億4,090万1,000円としました。
本補正予算の収支の調整として、
財政調整基金の取り崩しを減額しました。
次に、歳出の主な内容についてです。
総務費は4,575万5,000円増額し、86億8,604万2,000円としました。
財産管理費では、旧
関戸簡易耐火住宅について、早期の解体を進めるため、建物等の
解体工事費を計上しました。
企画費では、聖蹟桜ヶ丘かわ
まちづくり事業において、令和5年10月から「
新設芝生広場・
キッチンカー停車場」の供用が開始されたことに伴い、
河川敷エリアへの誘導・案内を行うための常設看板の設置に関わる経費を計上しました。
地域振興費では、
桜ヶ丘コミュニティセンターの大
規模改修工事に関わる基本・実施設計の経費を計上しました。
諸費では、市税全般、特に
法人市民税において複数の高額還付が生じたため、
過誤納還付金及び還付加算金の増額を計上しました。
戸籍住民基本台帳費では、
マイナンバーカードの氏名に
ローマ字表記等を行うために必要となる
関連システムの改修に関わる経費を計上しました。また、レジスターの自動釣銭機について新紙幣に対応するための改修費を出張所費と合わせて計上しています。
民生費は2億3,269万8,000円増額し、317億9,064万8,000円としました。
扶助費では、
医療扶助費の増加に伴う
生活保護費の増額を計上しました。
衛生費は1,081万3,000円増額し、57億7,855万9,000円としました。
予防費では、がん患者に対する
ウィッグ・補整具の購入等費用の助成金を増額しました。
環境衛生費では、多頭飼育崩壊による
飼い主不明猫保護譲渡補助金の増額を計上しています。
塵芥処理費では、40リットルの
プラスチック指定袋の取扱い開始などに伴い、
一般廃棄物指定収集袋等の製造管理に関わる経費の増額を計上しました。
消防費は337万9,000円減額し、17億8,145万5,000円としました。
負担額の確定に伴う
消防事務委託費の減額を計上しました。
教育費は259万5,000円減額し、70億8,066万8,000円としました。
社会教育総務費では、旧
多摩聖蹟記念館における企画展に関わる経費の増額を計上しました。
公民館費では、関戸公民館の光熱水費の増額を計上しました。
公債費は1,662万5,000円減額し、22億96万8,000円としました。
市債償還額の確定に伴う元金の増額及び利子の減額を計上しました。
このほか、民生費、衛生費のうち、過年度の都支出金の精算に伴う返還金を合わせて580万3,000円計上しました。
以上が
歳入歳出予算の主な内容です。
併せて、旧
関戸簡易耐火住宅の解体工事や
鶴牧中学校改修工事など、「
継続費補正の追加」4件、
障害者総合支援法の改正に伴う
システム改修業務委託料への「
繰越明許費の設定」、
市内中小企業支援対策の一環として、契約事務の前倒しにより、年間発注量の平準化等を図る、いわゆる「ゼロ市債」8件のほか、今年度中に
契約準備行為を行う必要がある
施設予約システムの端末機器借上料など、「
債務負担行為補正の追加」計11件、「廃止」1件を提案しております。
よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(三階道雄君) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。
本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(三階道雄君) ご異議なしと認めます。
よって委員会の付託を省略することに決しました。
議会運営委員会の決定により、
一般会計補正予算審議における質疑の際には、歳入の後の歳出は款別に区切って進めます。その際、継続費等に関わる個別の内容については、各事業等が属する款において質疑を行っていただくようお願いを申し上げます。また、債務負担の土木費については、最後にお願いをいたします。
これより、歳入についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。橋本議員。
◯5番(
橋本由美子君) 10ページ、先ほども一部ご説明のあった
個人市民税の増額4億3,335万円について伺います。
世の中で大体賃金がアップした、それがということで簡単な説明がありましたけれども、課税で普通徴収とか
給与特別徴収、
年金特別徴収はあると思うのですが、つまり、
給与特別徴収のところの方の割合がやはり毎年多いと思うのですが、その辺のところでどのような人数とか、どういう形でこの4億3,000万円を出してきたのかというところをもう少し詳しくご説明ください。
◯議長(三階道雄君)
齋藤課税課長。
(
課税課長齋藤友美雄君登壇)
◯課税課長(
齋藤友美雄君) 今年度の収入見込みにつきましてのご質問ということで、実際に普通徴収、特別徴収、あと退職の関係の内訳ということになります。実際に、個人事業主や不動産所得などからなります普通徴収につきましては、1億2,600万円増の25億5,300万円。給与天引きとなります
給与特別徴収につきましては、2,700万円増となります79億7,000万円。また、年金所得からの徴収となります
年金特別徴収が2,000万円減の5億5,000万円の合計、約110億円を調定額として見込んでいるものでございます。
実質的にこの調定額から徴収率を考慮いたしますので、収入としては、109億円になるかと想定をしております。
◯5番(
橋本由美子君) 着地点の当初予算からどのくらいになるのかというところなのですが、今回の4億3,300万円は、今、普通徴収では1億数千万円ということだったのですが、特別徴収2,700万円増とたしか答弁されたと思うのですが、その数字で間違いないということですか。
◯課税課長(
齋藤友美雄君) 2,700万円でございます。
◯5番(
橋本由美子君) 私の不勉強かもしれませんが、それで市民税の4億3,300万円というのは、今お答えになった3つのほかにどこからかがないと、合計額になっていかないと思うのですが、その辺を勉強みたいになってしまうのですが、お答えください。
◯課税課長(
齋藤友美雄君) 先ほどは調定額というところで、特別徴収、普通徴収、
あと年金特別徴収の関係のご説明をさせていただいたのですが、改めまして今年度の補正に伴った計算のところでご説明させていただきたいと思います。
まず、
給与特別徴収につきましては、78億5,705万3,800円。こちらが所得割額につきましては、2億7,231万4,000円増と見込んでおります。また、同じ
給与特別徴収の中で均等割というのがございますので、こちらは324万5,900円を見込んでおります。
年金特別徴収につきましては合計額になりますが、5億5,111万9,300円。区分けで言いますと、所得割が349万1,300円のマイナス、均等割につきましては、36万9,600円の増額となっております。また、普通徴収につきましては24億3,103万1,900円、これが合計額になりまして、内訳として普通徴収の所得割につきましては、1億713万9,900円、均等割につきましては、マイナスになりますが、146万2,100円の減額となっております。
◯5番(
橋本由美子君) 数字については、事前にこの数字を聞きますということだったのですが、また、細かいところはお聞きします。
多摩市民全体を見てみると、
給与特別徴収で入ってくる人が、今年度で9月決算のときも77億円で、普通徴収のほうが24億円という割合だと、やはり今の特徴として給与所得が上がっていけば、この
給与特別徴収というのは当然上がるという傾向になるかと思うのですけれども、そうすると、先ほどの着地点でも107億前後というのは、前年度とほぼそんなに大きく変わってないかと思うのですが、今回のこの今になって4億3,300万円余りの増収を見込むということと、それから一方では、後で出てくる
財政調整基金での繰り入れ、先ほども説明にありましたが、3億5,000万円という減額になるということは、お金が足りなくて困っているのではなくてという状態だと思うのですが、これで
財政調整基金は多分38億円を超えるかと思うのですが、その辺のことを確かめたいのと、こういう状況を私たち考えると、やはりまだ予算編成の最終着地点は来月に予算内示があるまでは続くと思うのですが、昨日、一般質問で
小林憲一議員が取り上げた就学援助の、ずっと私たち取り上げている眼鏡、これは視力の低下の人が多い中で、就学援助を受けるような世帯にとって、
眼鏡フレームのセットを買うということ自体が大変だということを申し上げています。
また、学校給食の無償化は5億だということで、今物価高騰の中で、大変だというところについて、そういう第3子から無償化という本当に僅かな対策として、どんなふうに全体として今後の1か月間の考え方を持っていくのか。
それで、当初の来年度予算に生かすのかというところ、その辺の大きなくくりでお聞きして、この問題については終わりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◯議長(三階道雄君)
赤松財政課長。
(
財政課長赤松勝也君登壇)
◯財政課長(赤松勝也君) まず、
財政調整基金のお話があったかと思います。
今回、
先ほど課税課長のほうから、市税の増収というところの部分の話があった部分と連動いたしまして、今回は
財政調整基金につきましては、約3億5,000万円ほど取り崩しをせずに済んだというところでございます。
財政調整基金のところの部分を少し話を触れさせていただきますと、今回令和5年度の当初予算の段階のところで、
財政調整基金につきましては約11億1,000万円ほど取り崩しているというところがまず前提としてございます。
その後、
補正予算等でいろいろ財源対策というところで
財政調整基金を取り崩しながらやりくりをしてきたというところの経過がまずある中で、今回その市税の増収によってふえたところ、その3億5,000万円という部分については、これまで取り崩してきた
財政調整基金のほうに一旦戻すと、要は貯金を取り崩してお財布からお金を出していたものを一旦戻すという形で今回、予算のほうを組ませていただいているという前提がございます。
あと、もう1点ご質問のありました、今後、予算編成の部分についてでございますが、今現在、令和6年度に向けていろいろ予算編成を進めているという状況でございますが、令和6年度は特に国の制度改正に伴って、児童手当の拡充だとか
新型コロナウイルスワクチンの定期接種化とか、これに伴う市の財政負担というところの部分については、億単位で増加するという形で見ているというところでございます。
あとそれだけではなくて、経常経費であります
障害福祉サービスも今のところ億単位で伸びるのではないかという見通しもある中、また、さらに物価高騰に伴う部分も、ある程度ふえるという見込みということがまず想定されているという状況でございます。
そういった部分を踏まえまして、具体的に先ほど委員がおっしゃったような、要望的なところの部分については、具体的にいつどのタイミングでという部分については、今後の例えば情勢変化、そういったところも鑑みながら、検討していきたいと考えてございます。
◯5番(
橋本由美子君) 詳しく、次年度こういう新たな財政負担が生じるということで、それは私たちも説明を聞きながら、そういうものがあるということは大体はわかるのですけれども、やはり当初予算に向けて
財政調整基金の取り崩しをしないと額面上の予算編成はできない。これはもう毎年行われていることですけれども、その中で、今の時期に至って、小さな積み上げになっていきますので、ぜひその辺のところで本当に第六次総合計画でも様々な弱い立場の人をということですから、その視点を大切にしていただきたいということを総体的には申し上げたい。
それからもう一つだけなのですが、市民税の中でもう一つ、今回は法人のほうは計上されませんよね。必ず最終補正になってしまうのですが、この辺のところで大きなマイナスが4億を超えて出ると、結局、着地点は減になってしまうのですが、そういう心配はないのか、あるのか、大体の見通しについて教えてください。
◯議長(三階道雄君)
齋藤課税課長。
(
課税課長齋藤友美雄君登壇)
◯課税課長(
齋藤友美雄君) ただいまの
法人市民税についてのお話でございますが、確かに今回の補正予算ということでは、計上をさせていただかなかったところでございます。
3月の議会におきましては想定しておるのですが、実際に企業さんの状況というのが、活動というのが、活発といいますか、その点では利益というところでは上がってきているところでありますので、
法人市民税については、増額になるかなというところで考えているところですが、今ちょっと金額は精査しているので、また、改めてご説明させていただきたいと思っております。
◯議長(三階道雄君) ほかに歳入の質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって歳入についての質疑を終了いたします。
これより歳出についての質疑に入ります。
まずは、総務費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。いぢち議員。
◯17番(いぢち恭子君) それでは、19ページ、
コミュニティセンター改修工事基本・
実施設計業務委託料のところでお伺いします。
こちらは4ページの継続費のところにも記載がございますが、この設計に関する、もう少し詳しい内容と今後の予定についてを伺いたいと思います。
◯議長(三階道雄君)
田島コミュニティ・生活課長。
(
コミュニティ・
生活課長田島元君登壇)
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) 今回、
ゆう桜ヶ丘の大規模改修に入っていきたいと思っています。それにかかる基本設計・実施設計の
業務委託費を計上させていただいてございます。
今回30年目の大規模改修ということで、基本的にあちらの
ゆう桜ヶ丘という館の老朽化対応、あと、バリアフリーへの対応、また、防災対応、環境配慮、また、かなり老朽化が進んでおります設備機器の更新をやっていくという内容でございます。
具体的には基本設計・実施設計に入りまして、予定といたしましては、令和7年の6月議会に、この改修にかかる工事予算を計上させていただいて、令和7年9月に工事の議決をいただければと思ってございます。
その後、令和7年10月から令和8年11月、7年度、8年度の2か年にわたって工事を行いまして、今の予定では令和9年の2月、令和8年度末に、この館の
リニューアルオープンを予定してございます。
◯17番(いぢち恭子君) ありがとうございます。
本当に多摩市はこれから公共施設のこういった
改修ラッシュ、しばらく続くわけですが、こちらの
コミュニティセンターに関しては
運営協議会、また、利用者の方々などのご意見等をどのぐらい聞いた上で、今この計画に入ろうとしているのか。市民の方からはどういったようなご意見が出ているかということをお伝えいただける範囲でお願いいたします。
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) これまで工事に入るまでの経過といたしまして、まず、令和3年の4月の時点で、
運営協議会のほうからこの改修に向けた要望等いただいてございます。
その後、児童館も館については併設をされていますので、児童館の
利用者アンケート、また、令和4年の10月ぐらいから、ちょうど1年ぐらい前から
運営協議会との調整、検討、これはコロナ禍が明けてきたということで再開をいたしまして、これまで10回ほど
運営協議会とは調整をさせていただいてございました。
また、
運営協議会のほうで、
ゆう桜ヶ丘の利用者のアンケートを令和4年11月の時点で行っていただき、令和4年の12月3日の時点で
利用者懇談会等を行ってございます。その後は令和5年の9月の時点で、私どものほうでこの改修に当たっての
市民説明会というものを行わせていただきました。
基本的に今回、利用者、また、
運営協議会のほうからご要望等もいただいてございますが、利用者の方からは、障がい者団体等も施設を使っているということもございまして、
多目的トイレ、今あそこについては障がい者用のトイレが、設置されてない状況にございますので、そういったものを設置していただきたいということと、また、駐車場、基本的にはほぼない状況でございますので、駐車場の増設要望等をいただいてございます。
また、
運営協議会からの要望といたしましては、あそこの館、ご覧いただいた方はおわかりになると思いますが、かなり落ち着いた雰囲気がございますので、そういった雰囲気等については、基本的には改修後も残していただきたいということと、今の使わなくなってございます浴室等については、別の用途として使っていくということの要望等をいただいてございます。
◯17番(いぢち恭子君)
ゆう桜ヶ丘は今、落ち着いた雰囲気というご説明もありましたけれども、やはり市内の
コミュニティセンターの中でも群を抜いて本当にすてきな建物なのです。
それで私も、ああいった地域の方々からは非常に
コミュニティセンターを誇りに思っているというか、とても大事にしていらっしゃる、そういった思い入れのあるお言葉も伺っています。
ただ、今回の工事でこれから設計ですから、どこをどのぐらい手を入れなければいけないか出てくると思うのですけれども、例えばもう入ってすぐのロビーというか、サロンの高い天井ですてきなシャンデリアもあります。また、もう本当にしつらえが相当ほかと違います。今のこのご時世、財政の中で、先ほどそういった落ち着いた雰囲気を残してほしいというお言葉があったとも伺いました。そういうご要望が出てくるのはもっともだと思うのですけれども、そこのところをどのぐらい残せるか、また逆に言いますと、特に本当に大規模に建物の、つまりちょこちょこ直すのではなくて屋根を直すとか壁を直すとかとなると、そのまま残すとなったらどのぐらいの負担になるかとか、そういったところはこれから設計で詳しく出てくると思うのですが、今の見込みを教えてください。
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) 今いただいたように
運営協議会、また、利用者の方からは様々なご要望をいただいておりますので、できる限り、そういったご要望等については、所管として反映していきたいと思ってございます。
これから設計に入るということで、なかなか具体的な金額等については、今のところ明示できない状況にはございますけれども、参考として、こちら
コミュニティセンターとしては、トムハウスが既に先行して大規模改修を行いました。
そのときについては、基本的に6億5,000万円ほどの工事にかかる最終的な決算としては、そのぐらいの金額になりましたので、それが参考になるかなと思ってございます。
物価の変動とかを考慮すると、若干この金額を上回っていくのかと思ってございますが、基本的にはこれから基本設計・実施設計を行ってまいりますので、その中で、改修内容を整理いたしまして、費用の把握については、その中で慎重に行っていきたいと思ってございます。
◯17番(いぢち恭子君)
ゆう桜ヶ丘には児童館も入っていますし、なるべく、皆さんに使い勝手のよい形で残していただくというのは当然なのですが、あの建物は桜ヶ丘地域の皆さんのご利用が、また近隣の皆さんのご利用が一番とはいえ、ほかの地域の方も要するに多摩市民全員が使う施設です。
そういった中で、これから一体幾らかけてどれぐらい改修するのかということを設計も含めて詳しく精査し、そして、決めていかなければならないというときに、やはりこれは多摩市民全員の問題としてこれから意見の聴取、また、計画づくりなど、丁寧に進めていっていただきたいと思っています。
今の意見を申し上げて終わりといたします。
◯議長(三階道雄君) ほかに質疑はありませんか。
あらたに議員。
◯22番(あらたに隆見君) 今のところで確認なのですけれども、今ここに至るまでの経緯のご説明がいろいろあったわけですけれども、もともとこの
コミュニティセンターの改修というのは、どこをターゲットにいつやるという予定を立てていたのか、なぜ、いわゆる来年度の当初予算ではなくて、今回補正まで組んでこのタイミングで計上してきているのか、その理由をお聞かせいただけますか。
◯議長(三階道雄君)
田島コミュニティ・生活課長。
(
コミュニティ・
生活課長田島元君登壇)
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) 今回、2例目として
ゆう桜ヶ丘を大規模改修していく予定でございます。
基本的にこの大規模改修については、ストックマネジメント計画、また、大きな財源等、1億円を超える大規模な建設事業については計画的に進めてございますので、基本的には大きな市全体の計画に基づいて、この事業については進めているところでございます。
おっしゃるように当初予算で計上すべきというところが、本来的には最優先になるかと思いますが、全体的な整理の中で、今回は、この12月補正で設計予算を計上させていただいてございます。
◯22番(あらたに隆見君) すみません、その全体的なスケジュールというのは工事関係者のお話なのか、何かどこまでに完成させないと地域の行事に差し支えるとか、何かそういった理由があるのですかということを確認させてください。
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) 先ほどもいぢち議員からもありましたが、今後についても、この
コミュニティセンターの改修については、基本的には建築後30年を超えた施設から順次やっていきたいと思っておりますので、先ほど申し上げましたトムハウスという、この大規模改修、一番最初の事例として行いましたが、そのトムハウスの事例、工事が終わったその次には、今度は
ゆう桜ヶ丘、また、順次、ふれあい館、つむぎ館等、今後も残ってございますので、基本的には今9館、コミュティセンターございますが、そういったものを順次回していくという関係で、どうしても予算計上のタイミングは当初予算にならないということが生じているという状況でございます。
◯22番(あらたに隆見君) 今のお話でいきますと、これから順番にやっていくものも、前のが終わったら次、予算組みますよというような形で、都度都度ずっとこういう感じで補正予算を組んで、対応していくということなのですか。
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) この後のふれあい館以降のスケジュールについて、まだ詳細までは詰めてございませんが、時期によっては、もう補正での対応ということもあり得るかなと思ってございます。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについての質疑はありませんか。橋本議員。
◯5番(
橋本由美子君) 今お二人で、かなりのことを聞いていただいたのですけれども、今度の基本設計、この2つの工事の基本設計・実施設計がトムハウスは4,934万2,000円という形で、平成31年の当初予算で提案されているのですが、この今回の
ゆう桜ヶ丘のほうは2,777万円ということなのですが、この違いというのはどういうことに基づくものかということと、先ほどのいぢち議員のご説明にも一部関係しますが、今度配管などをやるときには、立派な天井とかは全部一度はがしてやるということになるのでしょうか。
◯議長(三階道雄君)
田島コミュニティ・生活課長。
(
コミュニティ・
生活課長田島元君登壇)
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) 今2点いただいたと思いますが、まず1点目のトムハウスと今回の
ゆう桜ヶ丘の大きな金額の違いでございますけれども、基本的にはトムハウスは、全体の平米数が2,000平米ぐらいの建物でございまして、また、今回の
ゆう桜ヶ丘は1,400平米ということで、一番大きな違いはこの平米数、この建物自体の規模の差かと思ってございます。
また、2点目としていただきました、今回老朽化した設備等、配管も含めて更新をかけていきたいと思ってございますので、基本的には天井等については必要に応じて、1回落として、配管等の工事をするということを今のところは想定してございます。
◯5番(
橋本由美子君) 先ほど、課長のほうからも、その後に続いてたくさん
コミュニティセンターが多摩市の場合、30年を迎えていくということを考えたときに、例えばトムハウス2,000平米で6億5,000万円、これから物価上昇分があるとしても、平米単価について一定の見通しというのを立ててやっていかないと、凝った想定で最初につくったところは、その後のケアも多額のお金がかかるという形になっていくとしたら、非常にそうでなくても前は6億5,000万円だった。こちらはそれより高いのが当然という論になりがちな、この地域に密着して使われていけば使われていくほど、論があると思うのですけれども、やはり物価上昇なんかもあるので、単一的に何平米、幾らということは決められないと思いますけれども、一定のキャップというか見通しをきちんと市のほうが持っていかないと、要望に対してのお応えもできなくなってしまうと思うのですが、その辺について、これからの
コミュニティセンターの改修に関する考え方の基本をお聞きしたいのと、それから、ここは民生費に一部かかってしまいますけれども、先ほどのお話にもあったように、児童館があります。これは建設が始まったときに、急に児童館の代替を探すというのは非常に大変だと思いますので、今どのような見通しを持って、その間の本拠地というか、市民サービスの拠点とか実際のやり方を考えていらっしゃるのかお答えください。
◯議長(三階道雄君) 石山児童青少年課長。
(児童青少年課長石山正弘君登壇)
◯児童青少年課長(石山正弘君) これまでの児童館の大規模改修期間中は、代替として、近くの小学校の空き教室を利用させていただきましたり、あと地域の方が児童館の運営を継続してほしいということで、集会施設を1年借り受けてということで代替運営できたこともあります。
ただ、今回令和9年7月から今現行では予定している
ゆう桜ヶ丘の改修に併せて、桜ヶ丘児童館では、子どもが安全に通える場所というのを確保、かなり条件がある中で、非常に厳しい状態だと現時点では捉えています。
桜ヶ丘児童館の事業運営ができる職員は近隣に置き、そこから地域に出ていくということを現状では検討しております。
◯議長(三階道雄君)
田島コミュニティ・生活課長。
(
コミュニティ・
生活課長田島元君登壇)
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) 前段のこれからも続いていきます
コミュニティセンターの改修に当たっての基本的な考え方という部分でございます。
トムハウスを改修していくに当たりまして、その時点で、
コミュニティセンターの大規模改修に当たっての基本方針というものを市のほうで策定してございますので、基本的には、今後についてもこの大きな考え方のもとに、この改修を進めてまいりたいと思ってございます。
この30年目の大規模改修では、基本的には先ほども申し上げました外壁や防水設備等、基本的には老朽化対応については必ず行っていくということと、一応この大きな考え方の中にも示してございますけれども、利用上、必要最低限度の内装改修という考え方もこの中に入れてございますので、基本的には、今の状況をなるべく
運営協議会、利用者の方の意向も踏まえながら、この改修に当たっては行ってまいりたいと思ってございますし、基本的には工事の規模についても、現状の床面積の範囲内での改修ということでございますので、そういった大きな考え方のもとに、今後も進めてまいりたいと思ってございます。
◯5番(
橋本由美子君) 児童館のほうは、先ほど最後にありましたけれども、屋外でというプログラムもあるかと思いますので、今後また委員会の報告等でもお聞きしていくかと思うのですが、また、こちらのほうは、生活環境常任委員会のところでも
コミュニティセンターが出てくると思うのですけれども、やはり先ほど天井を外すといったら、全部の天井を外さなければいけないのですが、そのときに内装の原状復帰というところが、多分、地域の方の思いとそごが生まれるかと思うのですが、その辺は丁寧に説明をしていただきながらも、やはり財政の中で全市的に納得できる工事を進めていただきたいということを申し上げておきます。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについての質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに総務費についての質疑はありませんか。岸田議員。
◯18番(岸田めぐみ君) 19ページのかわまちづくりエリア案内板設置業務委託料について伺います。
この委託料で、
河川敷エリアの案内板を幾つ、またどの位置に設置するのか伺いたいと思います。
◯議長(三階道雄君) 大島行政管理課長。
(行政管理課長大島亮弥君登壇)
◯行政管理課長(大島亮弥君) ただいまご質問いただきましたかわまちづくりエリア案内板でございます。
河川敷エリア等の案内を行うための看板設置に係る委託を考えているというところで、今後、立体横断施設ですとか民間商業施設から立体横断施設への接続動線などが整備される予定となっておりますので、そちらの終着点、ここがそのかわまちづくりエリアですよということをお示しする看板を設置するというところになってございます。
ですので、その終着点の場所に設置をしたいと考えておりまして、動線といたしましては2つあるのかなというところで、1つは、民間の商業施設を通って川に行く動線ということで、駅を出ると京王ショッピングセンターを通って、サクテラスモールを通ってというところ、その終着点のところに看板を1つ設置したいというところ。また、既存のせいせき公園の脇を通る通路というのも、また、動線となっていくのかなというところでは、そちらのほうの通路にも終着点のところに設置をしていきたいということで、2か所堤防上に看板を設置する予定と考えてございます。
また、看板はせいせきカワマチエリアであるということを表示するものとなりますけれども、そこで今後、イベント等も実施されていくというところでは、イベント告知板のようなものも併せて整備をしたいと考えてございます。
また、2か所、
キッチンカー停車場を整備してございますけれども、そちらにもその場所がキッチンカー置場であるということを、現在キッチンカー置場なのですけれども、それ以外の利用というのも少し見られているというところでは、それ以外の利用はご遠慮いただきたいという旨の表示をするというところで、キッチンカー置場2か所にも看板を設置していきたいというところになります。
箇所数としては、堤防上の2か所とキッチンカー置場2か所というところで4か所、枚数といたしましては、現在6枚ぐらいを想定しているところでございますけれども、少し今予算の関係で6枚整備できるかというところ、基礎工事なども変更が今求められておるところもありまして、5枚から6枚ぐらいを設置していきたいと考えてございます。
◯18番(岸田めぐみ君) 今、行政管理課長がご説明いただいたように、バリアフリーにするために商業施設の中を通っていくルートもあると思うのですけれども、外から行くルートはスマホ等で、自分で検索をしながら行けるということもできると思うのですけれども、やはり商業施設の中を通るとなかなかわかりにくい部分もあると思うのですけれども、何か商業施設のほうにはご協力をお願いして誘導、みんなが行きやすいようにしてもらえるのかというのと、先ほど終着点に2つというところでは、かわまちづくりエリアの中でも、今回は芝生エリアが開かれるというところで、そのエリアの中でもエリア分けをされていくと思うのですけれども、その案内についても表示がされるのかどうか、その案内板の中身について伺いたいと思います。
◯行政管理課長(大島亮弥君) まず1点目でございます。商業施設等の中の案内表示というところでは、既に聖蹟桜ヶ丘駅で降りていただくと東口のほうでは、床張りのシートで、こちらがせいせきカワマチですといったようなものをやっていただいたり、西口のほうを出ていただいても、商業施設を通るそのエスカレーターの脇に表示があったりだとか、せいせき公園に行く通路のところにはショッピングセンターの看板があるのですが、そこにも表示をいただいたりとか、そういったことでご協力はいただいているところ、また今後、動線が変わっていくという中では、京王ショッピングセンターのB館とC館の連絡通路の表示も、今、既にしていただいているのですけれども、それも動線が変わる中では変わった動線に従って、また、表示も変えていただくということをいただいていたり、また、京王の駐車場とあいおいさんの間の通路のところでも表示をしたりと、そういったことでは、今後動線が変わるたびに少しそういうご協力をいただけると伺っております。
もう1点の看板に記載する内容というところでございますけれども、看板、なるべくわかりやすい表記というところで、どこまでの情報を盛り込むとわかりやすいのかというところもございますので、その辺りまだ検討中というところでございますけれども、できるだけ見やすくて、わかりやすい表記というのを心がけていきたいなというところになります。
利用方法として、エリア全体を大体5ブロックか6ブロックぐらいに分けて、それぞれ1ブロック単位で貸し出しみたいなこともしていきたいなと思ってございまして、その中では、河川敷上では川側と堤防側にくいのようなものを打って、ここが1ブロック、区画ごとに分けていますよということを表示できればなというところで考えてございます。
また、その表記について、看板のほうにはここからここの区間は自由に使用していく、ここからここは有料で貸し出しているみたいなものを少し表記していくようかなというふうには考えてございます。内容については、現在検討中というところでございます。
◯18番(岸田めぐみ君) 看板の中の情報については、今検討中だということがわかったのですけれども、先ほど課長がおっしゃったとおり、わかりやすいというのはすごい大事なことだと思います。
本市の場合、多摩市障がい者への差別をなくし共に安心して暮らすことのできるまちづくり条例とかもございますし、そういった情報だけではなく、表記の仕方についても重要だと思うのですけれども、バリアフリーであれば車椅子の方が見やすい位置ですとか、また、外国の方もわかりやすい言語とか、そういった工夫も求められると思うのですけれども、その点、今回どういった表記にするつもりなのか伺いたいと思います。
◯行政管理課長(大島亮弥君) 市のほうで、公共サインのガイドラインなども整備しているというところで、それに従いながらというところ、また、今、ご指摘いただきましたように、車椅子の方でも見やすいような高さですとか、外国人の方にわかりやすい日本語、多言語表記というのはなかなか難しいのかなというところもありますので、やさしい日本語で表記するですとか、また、詳細なことが知りたいという方には、二次元コードなどでこちらをご覧くださいといった案内もしていきたいなと思ってございます。
また、直感的にこういうことができるのだなというのがわかるようにピクトグラムなどを用いながら、見やすく、わかりやすい表記に心がけていただきたいと考えてございます。
◯議長(三階道雄君) このことについてほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに総務費についての質疑ありませんか。大くま議員。
◯13番(大くま真一君) それでは、予算書の35ページ、
債務負担行為の労働者派遣料、2,900万1,000円についてお伺いしたいと思います。
まず、この労働者派遣料、どういった仕事に何名の方が当たることが想定されているのかということをお聞きしたいと思います。
◯議長(三階道雄君) 森合人事課長。
(人事課長森合正人君登壇)
◯人事課長(森合正人君) 労働者派遣料、2,900万1,000円というところで計上させていただいているというところです。
内容につきましては、多摩保育園における給食調理業務について、労働者派遣を行うための予算というところで計上させていただいております。具体的には、これまでは再任用職員及び会計年度任用職員の補助スタッフで実施をしていましたが、再任用職員の退職に伴いまして、その不足する部分について、労働者派遣3人分を今回計上させていただいているというところになります。
本予算の執行につきましては、令和6年度及び令和7年度を執行予定とさせていただいており、令和5年度につきましては、派遣会社との契約事務等々、そういったところを想定させていただいているというところでございます。
また、今年度、令和5年度においても、当初予算で計上させていただいて、現在、労働者派遣を活用させていただいているというところになってございます。
◯13番(大くま真一君) 今、1つは派遣、3名をということでしたが、これが常勤換算で言えば何名分になるのかということが一つと、また、この多摩保育園の給食ということで、園児の健康を担う専門的で非常に重要な仕事だと認識をしております。何かあった場合のその深刻度が離乳食なども含むということを考えれば違うなと考えますが、献立は誰が担っているのか、この給食の質というのを担保できるのかということをお伺いしたいと思います。
◯人事課長(森合正人君) まず、体制についてというところにつきましては、今回労働者派遣ということで3人分計上させていただいております。これについてはフルタイム1名と、非常勤ということで週30時間を想定している方を2名分ということで、都合3人ということになってございます。常時は2名、派遣職員いるような形、その2名と会計年度任用職員の補助スタッフ、こちらのほうで基本的には調理業務を対応していくというところになってございます。
それから、質の担保というところでございますが、保育園で提供する給食の内容につきましては普通給食、それから、アレルギー給食、それから、離乳食、さらに特別に配慮を要する園児さんへの対応というところも全て含めて、派遣職員含めて対応していただいているというところを伺ってございます。
それから常勤の栄養士を必ず1名配置しておりますので、そういったところを含めて献立とか調理の指示、指導といったところもきちんと対応させていただいているというところを伺っているというところでございます。
◯13番(大くま真一君) 今まで当たっていた方々が足りなくなるというような状況の中で、緊急、こういった形をとっているというふうには理解をしているわけですが、そもそも派遣労働、雇用安定化措置としては、派遣先の同じグループに継続して3年間派遣される見込みとなった場合には、派遣先に直接、雇用を依頼することなどを求めていたり、3年未満の場合もそれを努力義務としていることから、公務における任用制度にはなじまないというような指摘もある中で、今回3年間、派遣ということが出てきています。
そのことについてどう考えるのか。この3年間というのは臨時的な仕事だということで3年間という上限があるわけですが、その先には直営に戻すというような判断を想定しているのか。一刻も早くそういった状態を解消するということは私は必要だと思うのですが、その点については、どのようにお考えなのでしょうか。
◯人事課長(森合正人君) 今回、令和5年度、それから、本補正予算に計上させていただいて6年度、7年度ということで3年間、これにつきましてはあくまでも暫定的な対応と考えてございます。
この間を含めて、きちんと園児に対して安全・安心な給食を安定的に提供できるような手法、あるいはその体制についても所管部の意見を聞きながら、きっちり検討していきたいというふうには考えてございます。
◯13番(大くま真一君) 暫定的な対応ということですが、要は3年間という年限があるわけで、それはいつまでにこれを最低限解消しなければいけないという認識なのかということをお聞きするのと、派遣契約では、継続性が担保できないというような指摘もこの間あります。
調べて出てきた例では、ある区で、10月に人材派遣が導入されたものの、競争入札に伴って半年後には派遣会社そのものが交代をし、この場合は派遣の保育士さんですが、全員入れ替わるというような事態が生じたこともあるということが出てきます。事業を適切につないでいくということについては、どのような担保をしていくのかということを伺いたいと思います。
◯人事課長(森合正人君) あくまでも先ほど答弁でも説明させていただきましたけれども、一つのタイミングとしては、令和8年度には新たな体制で、きっちり給食のほうを提供できるような体制、あるいはその手法のほうを実施していきたいと思ってございます。
それから労働者派遣ということで、派遣会社を決定する際には、基本的には一般競争入札という形になりますので、場合によってはというところも確かにございます。
その点については、常勤の栄養士が必ず配置しておりますので、そういったところを栄養士のほうからきちんと指導を含めて、調理業務の指導も含めて質の担保、そういったところを確保していきたいというふうには考えてございます。
◯13番(大くま真一君) 多摩保育園については、この間、貝取保育園の閉園に関わる質疑などの中で、少なくとも1園は維持をしていくのだという市の姿勢を確認をしてきました。だとしたらその調理業務というのは当然、維持をしていかなければいけない。
そういった中で、暫定的にといえどもこういった派遣というような形で、様々問題点が指摘をされているような状況で、穴埋めしなければいけないということになったということは、大変に問題だと思っています。すぐにでも手を打って、適切な形に戻していただきたいということ、そして、こうした専門性のある方を補充しないという方針が招いた事態なわけですから、市の責任でこれを解消していくべきだということを申し上げておきます。
また、こういった状況の中では、委託ということも検討されるのではないかなと思うわけですが、仮に委託ということになれば、先ほども言いました離乳食や配慮の必要な方々に対する給食を出す中で、今は派遣であれば指示を出すことが直接できるわけですが、委託になればそれはできないということがあります。そういったことになれば非常に危険性が、リスクが増すということもあり得ると思うのですが、そういったことも指摘をして見解を伺っておきたいと思います。
◯人事課長(森合正人君) 私のほうからは、先ほど答弁の繰り返しになってしまう部分もあるのかなと思いますけれども、基本的には今の普通給食、それから離乳食、アレルギー対応、それから特別に配慮を要する園児に対しての給食ということで、きちんと今、派遣も含めて対応させていただいているところでございますので、そこの質の担保というところについては、常勤の栄養士も配置しておりますので、維持あるいは向上できるような形で、きっちり体制も含めて実施していきたいというふうには考えてございます。
◯議長(三階道雄君) 田坂公立保育園担当課長。
(公立保育園担当課長田坂清子君登壇)
◯公立保育園担当課長(田坂清子君) 追加で現場としてのお話をさせていただくと、今、現時点では委託というような方向は考えておりません。先ほど人事課長のほうからもお話がありましたが、私たちが派遣を受け入れるに当たっては、派遣会社とかなりの話し合いをする中で、ご心配いただいたように、子どもたちの給食が安全・安心であればいいというものだけではなくて、面前に子どもたちがいるわけです。
そうすると、いろいろなことが起きてきて、例えば自分たちが栽培した野菜を先生、これを今ゆでてとかいろいろなことが起きてくる、もしくはお子さんが、おなかの調子が悪いので、軟らかめのご飯を作ってくださいとか、本当に家庭でいえば台所のお母さんなので、いろいろな状況が起こるということも派遣会社の方と本当に綿密に相談をしまして、それに対応してくださるような、かつ専門性のある方をお願いしたいということで、今回、派遣の方を選びました。
なので、多分最初の頃は大変なことはありましたけれども、今は本当に順調に回っていて、子どもたちのことを思いながら作ってくださるような形で今運営しているので、いろいろご心配いただいておりますが、今のところ安全な、また、おいしく子どもたちのための給食ができているかなと思います。
◯13番(大くま真一君) 現場で、本当に子どもたちと相対しながら、そこに安心・安全な給食を提供するために努力を重ねてくださっていることを非常に感じました。だからこそ、本当にそういった体制をきちんと整えていくことが重要だということを申し上げて終わります。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについて質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに総務費の質疑はありませんか。石山議員。
◯25番(石山ひろあき君) 19ページ、工事請負費の旧
関戸簡易耐火住宅建物等解体工事について質問させていただきます。
当初の予定ですと、次年度予算のほうで計上される予定だったと思うのですけれども、今回補正に入って、前倒しになった理由があると思うのですけれども、そこの部分をお聞かせいただければと思います。
◯議長(三階道雄君) 萩野資産活用担当課長。
(資産活用担当課長萩野健太郎君登壇)
◯資産活用担当課長(萩野健太郎君) 旧
関戸簡易耐火住宅の
解体工事費に関して、もともと令和6年度当初予算で想定をしておりました。ただ、今年度に入りまして、建物への落書きですとか、あとは投石によってガラスが割れてしまったりとか、そんな事情がありまして、できるだけ早く解体工事に着手したいと考えまして、今回補正予算の計上をさせていただいております。
◯25番(石山ひろあき君) この件に関して私も一般質問でも、そのようなことが今後起きるのではないかというところで、解体のほうをお願いしていたと思うのですけれども、ここ先日の説明会でも、小林議員のほうからも質問があったと思うのですけれども、今後の利活用について、災害発生時の資材置場のような活用をしていきたいというお話もあったと思うのですけれども、地元地域からすると、ここの場所というのは、近くに居住する方もほぼいないというところで、少し音が出るようなスポーツができる場所としても活用したいというお話もあったと思うのです。
なので、そういう団体の方とか地元の保護者の方というのは、そこに対して使用料を払ってでも何かそういうふうに利用したいという話もあるので、そこについてご検討いただければと思うのですけれども、そのような利活用も、方向性としてあるのかというところをお聞きしたいと思います。
◯資産活用担当課長(萩野健太郎君) 当該地の利活用について、具体的な方策を今決め切っているわけではありません。ただ、議員からも含めて、様々な方々からご要望を様々いただいているところではございます。特に大栗川と大川に挟まれた立地、住宅密度がないというところ、我々も承知しながら、平時だけではなくて災害時の利活用も含めて検討していきたいという中では、様々な可能性があるのかなと思っているところでございます。引き続き検討を進めてまいりたいと思っております。
◯25番(石山ひろあき君) ご答弁ありがとうございます。
ぜひ地元地域の要望等に耳を傾けていただきながら、利活用については、お願いを要望したいと思います。以上です。
◯議長(三階道雄君) このことについてほかに質疑はありませんか。小林議員。
◯21番(小林憲一君) それでは、同じところで、併せて4ページの
継続費補正のほうも含めてお聞きをしたいと思います。
それでまず大きく3つに分けて質疑をしたいと思うのですが、1つはこの今回の解体までの経過について、それから、2つ目はこの解体工事の内容について、それから3つ目は、先ほど石山議員も取り上げていましたけれども、解体後の状況ということで、3つに分けて伺いたいと思います。
まず、解体までの経過なのですけれども、ここは非常に古くてもう60年近く前につくられて、そして2016年に、市営住宅としては廃止ということで、そして今回解体に至るということなのですけれども、その経過について特に廃止後、今回の解体に至るまで一定の年月がたっているわけですけれども、その理由などについても併せてお答えください。
◯議長(三階道雄君) 萩野資産活用担当課長。
(資産活用担当課長萩野健太郎君登壇)
◯資産活用担当課長(萩野健太郎君) 解体までの経過というところでございます。
本件の旧
関戸簡易耐火住宅につきましては、昭和35年と36年に建築いたしまして、昭和63年に一旦改修工事を行いまして、また、平成26年になりまして老朽化という事情に伴って、入居者の方々へ移転についてご説明をさせていただき、移転補償もさせていただきながら、平成27年度末に入居者の方々の全員の移転が完了いたしました。それを受けまして、平成28年の6月末をもって住宅の用途を廃止したという経緯がございます。
また、そこから7年経過後の今年度当初予算におきまして、解体工事の設計を予算計上させていただきまして、お認めいただいたというところでございます。また、解体工事の設計については、無事先月終わりまして、今後進めていきたいということで、解体工事の予算を計上しているところでございます。
また、設計が今年度まで7年間かかっていて、今後の活用についてまだ決まってないのかというご指摘もありました。大規模建設工事、パルテノン多摩や図書館等の建設工事もあったというところ、あとコロナの関係もあり、解体工事後の今後の活用について、なかなか検討が進んでないという状況がございます。
◯21番(小林憲一君) そうすると廃止後、7年以上経過しているというのは、その解体した後の用途がなかなか決まらないので、言ってみれば放置をしたということで捉えてよろしいのでしょうか。
◯資産活用担当課長(萩野健太郎君) 放置したというところではございませんが、様々な事情を考えながら、予算について考えていく中で、また、現地の状況も踏まえながら検討している中で、時間がかかってしまっているという状況でございます。
◯21番(小林憲一君) 結果的に、時間がかかったということです。それで今回の解体工事の中身なのですけれども、工期と継続費と合わせて約6,000万円になるわけですけれども、この内訳、それから契約手法などについてお答えいただきたいと思います。
◯資産活用担当課長(萩野健太郎君) まず、工事期間についてでございますが、お認めいただいた予算に基づきまして、来年の2月から7月末までの5か月間あまりを想定しております。
解体の対象物といたしましては4棟ございまして、平屋が1棟、2階建てが3棟、そのほか外構の解体を予定しております。
敷地の西側に通路がございますが、解体工事の期間中は閉鎖をさせていただきますので、住民の方々にもその旨の周知を今後、近いうちから始めていきたいと思っておりますが、解体工事終了後については、通行できるようにいたしますし、ご迷惑をおかけしますが、その旨、周知をしていきたいと考えております。
◯21番(小林憲一君) 契約の手法、例えば一般競争入札でやるとか、そういったことについてお答えください。
◯資産活用担当課長(萩野健太郎君) 失礼いたしました。
契約の手法についてはまだまだ今後お認めいただいた後、精査させていただきたいと思っておりますが、所管といたしましては、条件付の一般競争入札を考えていきたいと思っておりますので、一般の方々も市内事業者さんも手を挙げていただくことができるものと考えているところでございます。
◯21番(小林憲一君) この約6,000万円かけて解体工事をやるということですけれども、これに当たっては何か特別な技術というのが必要になるのか。例えばアスベストが使われているとか、そういうようなことがあるのかないのか。もし、特別な技術が必要でないならば、今おっしゃいましたけれども、市内の業者をなるべく優先して行うということで考えてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
◯議長(三階道雄君) 澤井施設保全課長。
(施設保全課長澤井貴之君登壇)
◯施設保全課長(澤井貴之君) 特別な技術が解体工事で必要かというお問い合わせですけれども、この旧
関戸簡易耐火住宅の一部に、バルコニー分のアスファルト防水にアスベストが含有されております。これは飛散防止シートで隠して、有資格者が湿潤化しながら、除去する作業となっております。アスベスト廃棄物は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律で、処理基準が定められておりまして、今回、関係法令を遵守しながら、適正に処理していくところでございます。
◯21番(小林憲一君) アスベストが使われている、存在するということになれば、特別な技術を持った業者さんでないとこれができないということになりますので、そういう意味では条件付一般競争入札ということで、そういう中でもぜひ、市内業者を使うということもぜひ考えてもらいたいと思います。それから当然のことながら工事期間中の安全対策もぜひ配慮をお願いしたいと思います。
それから解体後のこの土地の用途ということで、先ほど石山議員からの質疑でもありましたように、まだ決まってないということなのですけれども、決まるまでにはどのくらいのスパンを考えているのかということと、また、ここについては、地元からもいろいろな要望があると伺っていますけれども、決め方はどのようにして決めていくのかということ、それから、用途について例えば近隣の住民の方や自治会などから要望を聞くということを組織していくのか、こんなことについてお答えいただきたいと思います。
◯議長(三階道雄君) 萩野資産活用担当課長。
(資産活用担当課長萩野健太郎君登壇)
◯資産活用担当課長(萩野健太郎君) 今後の利活用の決め方や、それに向けた期間のご質問をいただいたと認識しております。
決め方につきましては、先ほど石山議員からもご質問いただいたとおり、市民の方々のご意見を聞く期間を設けたいというところで考えてございますが、まだなかなかそこまで至ってないというところがございますので、あとは、様々なご意見をいただきながら、市の内部で検討させていただきたいと思っております。具体的な決める時期については、今の段階では申し上げることができません。ご了承ください。
◯21番(小林憲一君) 最後にしますが、先ほど石山議員の質疑でもありましたように、工事期間中はここを今、西側のほうだけ通れるように、川まで出られるようになっていますけれども、工事期間中はここを閉鎖するということで、工事が終わったらそこが再開するということなのですけれども、その解体した後の更地になった状態のその場所については、何か柵をつくって、入れないようにすると考えているのか、それとも解体をしてしまえば草原みたいな状況になるので、出入り自由にするのか、その辺について最後に伺いたいと思います。
◯資産活用担当課長(萩野健太郎君) 現状、フェンス等で覆われている状態ですが、解体工事後もフェンスと、あと門扉を設ける形で、敷地については覆っていきたいと考えてございます。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについての質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに総務費についての質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって総務費についての質疑を終了いたします。
次に、民生費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。いぢち議員。
◯17番(いぢち恭子君) それでは、25ページ、
生活保護費について伺います。今回、増額補正になった理由を教えてください。
◯議長(三階道雄君) 松田生活福祉課長。
(生活福祉課長松田隆行君登壇)
◯生活福祉課長(松田隆行君) 今回の補正予算でございますけれども、当初予算から大幅な不足が見込まれる
医療扶助費と葬祭扶助費について増額補正を計上させていただいたものでございます。増額補正、約2億2,000万円ございますけれども、大部分を占めるのが
医療扶助費の額でございまして、約2億1,000万円の増加となってございます。そのほかにつきましては、葬祭扶助も、当初の見込みよりも約800万円の増加の見込みとなっております。こちらについても、増額の補正予算の計上とさせていただいてございます。
◯17番(いぢち恭子君) 今伺った内容だと、つまり具合の悪くなった方と亡くなった方が、これまでの状況や見込みよりもふえたということかと思います。非常に気になることですが、このふえた理由は例えば今、生活保護の受給者の方の数の変化とは関係があるのでしょうか。
◯生活福祉課長(松田隆行君) 医療扶助が大きくふえたというようなところは、もちろん受給者の数がふえているというところとも関連してございます。要因についてですけれども、利用者の増加ももちろんそうなのですけれども、なかなか分析というところも難しいところがございまして、我々は医療扶助、レセプトの分析などもしておるところなのですが、特定の疾病がふえているですとか、頻回な受診があるとか、そういった特定の事由は見当たらなかったところでございまして、やはりご質問者ご指摘のとおり、コロナの影響等によって保護申請が増加傾向にあって、生活保護の世帯数も増加しているというような状況、また、高齢化の影響、そういったところによって医療費、医療扶助が増加しているという状況が考えられます。
◯17番(いぢち恭子君) まず、人数もそもそも母数がふえている。また、高齢化等によって具合の悪い方、受診する回数も増加しているということで理解しました。
私の実感としてもやはり生活保護の受給者の方で、持病のある方、高齢化に伴い、本当にもう体調の優れない方がふえています。多摩市は、これまでも健康計画と言うのですか、まちづくりもそうですし、ポピュレーションアプローチなどをしっかりやって、市民の皆さんにはなるべく健康に、年を取られてもフレイル予防をして健康に過ごしていっていただきたいという方針を出しているのですが、これは松田課長が直にお答えできないことだと思いますけれども、生活保護の受給者の皆さんにも、そういった健康に暮らすための何らかの案内ですとか指導ですとかそういったことはなされているのでしょうか。
◯生活福祉課長(松田隆行君) 高齢化というところですと生活保護を受けている方の大体半分は高齢者、65歳以上の方というところでございます。
また、特に医療費の関係で言いますと75歳以上の方の医療費がふえているというような分析結果も見つかってございます。こういった方々に対してですけれども、生活保護の中では、健康管理支援事業という事業を実施してございます。
こちらは、例えば糖尿病の予備軍の方ですとか肥満であるけれども、まだ病院にかかってないですとか、そういった病識のない方に対して直接、保健師等が面会し、相談に乗ることで必要な医療を受けていただくと。適切な医療行為を受けていただいて、健康を保っていただく。また、病気になるのを未然に防ぐというような取り組みもしているところでございます。
こういったところを地道にでございますけれども、積み重ねることによって、医療扶助の減少もそうですけれども、より健康にその方がその方らしく生きていただく、日常生活の自立をしていただくというような取り組みも進めているところでございます。
◯17番(いぢち恭子君) 生活保護に関してはこれまで、一般質問等でもいろいろな議員が質問をしている中で、そもそも日本では、生活保護に対する意識のハードルが非常に高いといいますか、受けてはいけない、受けることは恥だという概念が非常に強固で、生活保護の本来受給対象の方がなかなか受給に至っていないという現実もあるということは、もう国の調査でもわかっています。
そういった中で、逆に受給に至るともうその恥だという概念が反転してか、例えばもう生活を自分なりに立て直していこうとか、自分の体の健康を自分なりに管理していこうとかという気持ちがやはり薄れる方も多いのかなと、これは私の偏見もあるのかもしれません。
ただ、本当にそういった方々に対して、当然の権利であり、もちろん高齢化で持病があってつらい方に、医療費は当然のことです。そこのところはきっちりやっていただきたいですが、やはりまず恥ではないということ、それで、そこがあって初めて自分は恥ずかしいことしているわけではない、自分らしく生きていけるのだということがあって初めて健康も管理しよう、自分なりに生活を立て直そう、お仕事を見つけようとつながっていくと思うので、そういったところは丁寧にやっていただきたいと思っています。
それから、これはもう完全に生活保護から外れるので、これは私のオーバーランな意見ですが、今、生活保護受給者の中で医療費の負担もふえているということは、生活保護に至らない低所得の方々も今、本来だったら医療費ふえるところなかなかその低所得だと受けられないという問題が、つまり受診控えということ、これも私たちいろいろなところで聞いています。
これは、今、松田課長に生活保護のところでどうこうしてもらうということではありませんが、そういったことを常に考えに入れて、多摩市の社会保障、福祉のところ、しっかり低所得、無所得の方々に対するアプローチというものをしっかり考えていっていただきたいと、これは私の意見です。よろしくお願いします。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについて質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに民生費についての質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって民生費についての質疑を終了いたします。
次に、衛生費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。池田けい子議員。
◯14番(池田けい子君) では、同じく25ページの成人保健対策事業について伺いたいと思います。
がん患者
ウィッグ・補整具購入等費用助成金というところで補正がついて、これはたしか6月から申請を開始しまして、9月で問題を取り上げたときには、8月末時点で30件を超える申請があって、2か月でそのぐらいの申請があったということで、たしか当初予算が150万円ぐらいだったと思うのですけれども、上限が5万円ということで、半年たってこの補正で180万円ということなのですけれども、まず、現在の申請数と助成金を受けた方の人数、そして、ウィッグあるいは補整具となっていますので、その割合と、あとはこの購入費とレンタル代というのがあると思うのですが、その割合について伺いたいと思います。
◯議長(三階道雄君) 金森健康推進課長。
(健康推進課長金森和子君登壇)
◯健康推進課長(金森和子君) がん患者へのアピアランスケア支援事業のご質問と思います。
この事業ですけれども、以前、事業を計画するときにも、年間30人の申請ということで見込んでおりました。非常にこの事業を開始している市も少なく、その市を参考にさせていただいて、人口割をさせていただいて30人ということで、申請をさせていただきましたけれども、結果的には現在、11月末現在で53件の申請をいただいている形になっております。月平均が8.8件ということになっております。
この中で、助成を済んだ方というのは、53件のうちの何件かというところは、今手持ちがないのですけれども、大体翌月もしくは翌々月までには申請された方の助成をさせていただくというところにしております。助成内容なのですけれども、ウィッグの方が45人、補整具の方が6人となっております。両方、申請された方がお二人いらっしゃるという形になっております。購入費とレンタル費の割合というところですが、今のところ、皆さん購入というところで、こちらのほうは把握をさせていただいております。
◯14番(池田けい子君) ウィッグが多いので購入費が多いのかなと思うのですけれども、以前市が出してくださった令和5年4月のたま広報に、がん患者さんと社会をつなぐアピアランスケアということで、広報もしてくださいました。
その中では乳がん患者の苦痛度ということも挙げていただいて、髪の毛のこととか、あと乳房切除ということが乳がん患者の方々の苦痛度が高いのですということで、この事業にはぴったりだったわけですけれども、がん患者さんというと乳がんの方だけではなくて、また、女性だけではないのかなと思うのですけれども、このウィッグのほうなのですけれども、男性の割合なんていうのはあるのでしょうか。
◯健康推進課長(金森和子君) 申請でございますが、特に女性に限ったことではございませんが、現在のところは女性のみの申請という形になっております。
◯14番(池田けい子君) ぜひこの4月20日号のたま広報には、特に乳がんの方という形での統計も出していただいてはいるわけですけれども、男性のもしかしたらそういったウィッグの要請というか、希望がある可能性もありますので、ぜひとも男性へ向けての発信もやっていただければなと思うことが一つと、あと、気になるのは申請なのですけれども、今、郵送と窓口申請ということではあるのですけれども、その中では領収書とか、借りたときのそういった原本だったりとか、診療の写しだったりとか、通帳の写しだったりとか、申請書とは別にそういったものもそろえなければいけないということもあるようですけれども、申請書はダウンロードできるわけですけれども、実際には申請するときには切手を買って、封筒に入れて郵送あるいは窓口に行かなければいけないということも考えますと、治療中ということもありますし、ご家族が全てフォローしてくださればいいのですけれども、そういったことでのこの申請というのはスムーズに行われているのかどうかという、印象的にはどうなのでしょうか。
◯健康推進課長(金森和子君) 今、ご質問者からお話ありましたように、申請を受け付けるに当たっては、お電話等で問い合わせがあったときには丁寧に対応させていただいております。
そろえる書類にしましても、できるだけご負担をかけないような形でお話し合いをしながら、場合によっては、業者さんにご連絡をしながら、領収証の件ですとかそういったことも丁寧にこちらのほうでできるところはカバーをするという形で、担当職員のほうが丁寧に対応させていただいております。
また、窓口にいらした際にも、できるだけ丁寧に対応させていただくように、申請のところでは気をつけて実施をしているところになります。
◯14番(池田けい子君) 今回は補正ということだったのですけれども、次年度の当初予算のほうではどのぐらいの人数を見込んで、金額的にはどのように考えているのか、伺いたいと思います。
◯健康推進課長(金森和子君) 来年度の予算ということでよろしいですか。一応、今のところ月8件ということで見込ませていただいておりますので、今、計算が、すみません、すぐ出ませんけれども、今のところまだ予算計上、査定も終わっていないところでございますが、一応月8件を見込んで来年度は予算計上する予定で考えております。
◯14番(池田けい子君) ありがとうございます。今まで何か考え方によっては予算を超えてしまうと、今年度はもうこの予算に達しましたので切りますという事業も確かあったのかなと思う中、しっかりとこういった補正を組んで対応していただいているということには感謝いたします。
申請数に関しまして、私たち本当に会派も想像以上でしたので、やはり現在2人に1人は罹患すると言われているがんに対しては実感しているところです。提案し続けて間違いがなかったなとこの事業については思っているところではありますけれども、がん患者の方への支援というのも、もちろんアピアランスケアだけではないので、AYA世代の問題もありますし、課題はまだまだあると思っています。
このがんの予防の対策と並行して、今後もこのがんサバイバーの方々に寄り添った支援というのはしっかりとしていただきたいということをお願いして終わります。
◯議長(三階道雄君) このことについてほかに質疑ありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに衛生費についての質疑はありませんか。本間議員。
◯23番(本間としえ君) 25ページの
飼い主不明猫保護譲渡補助金37万2,000円についてお伺いいたします。
多頭飼育崩壊により増額という説明をいただきました。まず、多頭飼育崩壊の突然起きた状況についてと、あと、その譲渡補助金の予算を使うということは、崩壊した猫について、全ての猫を里親に出すということの目的だと思いますが、その辺の確認をまずお願いいたします。
◯議長(三階道雄君)
田島コミュニティ・生活課長。
(
コミュニティ・
生活課長田島元君登壇)
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) 今回のこの補助金につきましては、昨年度から始めた事業でございます。飼い主不明猫を保護譲渡する方に対して、補助金としてこの保護開始から医療にかかる動物病院等に移送する費用、また、開始後1年間でございますけれども、餌代ですとかトイレ用品代について補助をしてございます。
今いただいたように、今年度に入ってから豊ヶ丘のエリアの中ですけれども、多頭飼育という案件が発生いたしまして、かなり補助にかかる実績が上がったところでございます。
当初、80頭ぐらいで今年度予算を組んでいたのですけれども、今現在のところ、こういった多頭飼育の事例も含めて、対象は74頭ぐらいの猫を対象としている関係で、今年度末になる時期につきましては、かなりこの補助金額が足りなさそうになるということで、その差額分について今回補正増をお願いしているところでございます。
◯23番(本間としえ君) 里親に出すという目的ということで理解をいたしました。
その足りなくなってくるということで、補正を出していただいたということはよかったと思っています。この予算は、飼い主不明猫の譲渡のほかに今回あった多頭飼育崩壊、あと、独り暮らしの高齢者が突然の入院などで行き場がなくなったペットの譲渡にも使えるということですけれども、今年度の予算の使い方は飼い主不明猫の地域にいた猫なのか、それとも崩壊なのか、あと高齢者の入院などで行き場がなくなったのか、そういった内訳というものがもし出ていれば教えていただきたいと思います。
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) 先ほど申し上げましたが、本年度に入ってから対象にさせていただいた猫の頭数については、74という数字を持ってございます。また、保護終了になった頭数が48頭いますので、今現在、対象とさせていただいている頭数については、26頭ほどになります。
今、本間議員からいただいたように、その件数を案件に応じて、内訳等を特に数字としては持っておりませんので、詳細な内訳等については私どもも詳細には把握できてございません。
◯23番(本間としえ君) これからやはり高齢者の方が入院されてとか、そういったこともふえてくるのかなと思ったり、また、多頭飼育崩壊というところではすごく多いのはそういうことがあるという理由として、精神障がいの方だとか認知症になって判断がつかなくなったりとか、そういったことでふえてしまうということも多いとボランティアの連絡会などでも聞いております。
そういったことを考慮して、また、来年度の予算のほうもどのように考えているか、もしお考えがあればお伺いしたいと思います。
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) この事業に関しては東京都の補助金を活用しながら行ってございます。
今申し上げた飼い主不明保護譲渡補助金と合わせまして、今ご指摘いただいたように、今後、猫を飼っていくことが難しいようなケースも状態としては起こってございますので、そういったものに対する対策事業というものも同時に行っているところでございますので、来年度の予算要求についても、基本的には令和5年度と同様な形ぐらいで、今予算要求しているところでございます。
◯23番(本間としえ君) 今年度と同じということは、また足りなくなってしまう可能性もあるのかなと思うので、多頭飼育崩壊とか、頭数が多くなりますので、その辺も考慮していただければと思います。
先月、行われました地域猫ボランティア連絡会、17名の方が参加されて、私も参加させていただいたのですけれども、感じたことは担当者がこの問題に対してとても着手をしてくださっていて、しっかりと本当に進めているということを評価しております。そして、ボランティアさんととてもよい関係をつくって、ボランティアさんもすごく働きやすく、働いてくれているなと思っています。
以前は、飼い主不明猫を避妊去勢してふやさないようにして、地域で餌を与えて一生を終えてもらうという地域猫が主流だったのですけれども、この東京都の飼い主不明猫譲渡補助金を使えるようにしていただいてから、避妊去勢代などの医療費は出ないのですけれども、それは譲渡した方に負担していただくということで、そのほかの餌代とか交通費とか出るということで、ボランティアさんがとても活動しやすくなって、里親探しに力を入れてもらえるようになったなと感じております。
これは猫のためにも、地域トラブルを減らすという意味でもよいことだなと思います。やはり猫本来、愛玩動物なわけで、厳しい環境の中で生きていくより、家族と一緒に生活したほうが人も猫も幸せだと思います。実際に猫に対する地域トラブルの苦情なども減ったのではないかなと思いますけれども、その辺の認識をお伺いしたいと思います。
◯コミュニティ・生活課長(田島元君) 今、最後にいただきましたこの地域猫等に関する市への苦情ですとか問い合わせ等については、詳細な件数については今持っていないところでございますけれども、感覚的にはこういった対策等を講じている中で、直接、市のほうにお問い合わせいただく件数については、減少傾向にあるかなと思ってございます。
◯23番(本間としえ君) 今後この所管が環境部に移るということのような話も聞いている中で、担当者の知識や経験などがとても重要です。ノウハウがしっかりと継承されるような形で、そういうことがある場合はお願いしたいと思います。
以上になります。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについての質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに衛生費についての質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって衛生費についての質疑を終了いたします。
次に、商工費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって商工費についての質疑を終了いたします。
次に、消防費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって消防費についての質疑を終了いたします。
次に、教育費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。岩崎議員。
◯19番(岩崎みなこ君) では、教育費ですけれども、中学校費のところのページ数をお伝えしますと、34ページですか、債務負担というか、継続になります費用ですけれども、鶴牧中学校の大規模改修について、お聞きしたいと思います。
内容と工事期間をまずお聞きしたいのですけれども、その中にはトイレなど、あるいはバリアフリー対応などされているのかということや、再エネに対しましての断熱、あるいは太陽光パネルなどのところがどうなっているのかお聞きします。
◯議長(三階道雄君) 城所教育振興課長。
(教育振興課長城所学君登壇)
◯教育振興課長(城所学君) まず工事期間ですが、契約をさせていただいた後から、令和7年の11月28日を予定しているところでございます。
また、主な工事内容というところでございますけれども、今回大規模改修というところもございますが、まず、屋上や壁は塗装をさせていただきます。また、校舎内の内壁を一部張り替えさせていただきます。また、トイレの改修といたしまして、タイルから床のシートを新設するとともに、今おっしゃっていただきました誰でもトイレを新設させていただきます。また、体育館も床の研磨などをさせていただきます。
そして太陽光というお話もございましたが、太陽光パネルは屋上、今現在、既に民間の方々のパネルは載っていますが、空いているところに太陽光パネルを設置させていただくとともに、断熱というところがお話をいただきましたけれども、断熱につきましては、この鶴牧中学校の大規模改修を設計する際、校舎の断熱につきましては一旦内部で検討させていただきました。その後、ペアガラスを設置することで庁内で議論をいたしましたが、現時点ではかかる経費に対し、断熱効果が薄いという判断から、ペアガラスの設置は見送っているところでございます。
以上が主な工事となっております。
◯19番(岩崎みなこ君) いろいろ検討いただいたのかなと思うのですけれども、今回一般質問のところでも自治基本条例のこともあって、市民参加という話もありましたが、多摩市も子ども・若者の権利を保障し支援と活躍を推進する条例があるのですけれども、改修に当たりまして、当事者の先生もそうですけれども、生徒さんの意見は聞いているのかということはお聞きしたいです。
生徒さんは、多くの時間を学校で過ごしておりますし、一口に学校と言いましても、一つ一つの学校、多摩市内全部形状も違いますので、同じように見えますけれども、それぞれ同じではないと思っています。
そして、現場を使っている生徒さんの声で、例えばその生徒さんにしかわからないということがあるのではないかなと思うのですが、そこをお聞きしているかお聞きします。
◯教育振興課長(城所学君) 学校の要望というところでお答えさせていただきます。
大
規模改修工事を設計するに当たりまして、やはり学校の要望は聞かなければならないかなと思っています。現在は、副校長先生などと意見を交換しながら、学校の要望として設計に反映しているというところでございます。
それ以外にも一例といたしまして、多摩第三小学校の建て替えなどについては、これからの学校に望むものは何ですかという形で児童や生徒からアンケートをとって、子どもたちの要望を伺った経緯は一度ございます。
しかしながら大
規模改修工事、機能回復を行い、これからさらに長く建物を使用するための長寿命化の改修工事であることから、建物の機能を大きくレベルアップする工事ではないと考えているところでございます。
しかしながら、本来使っているユーザーである生徒の声を聞くことは必要だと考えているところでございます。今申しました大規模改修の性質上、聞いて全てを実現することはなかなか難しいかなと思っていますが、これから設計する学校においては、例えばロゴフォームなどを使って意見を出しやすい手法であるとか、はたまた我々も集計しやすい手法などを検討しながら、今後、児童・生徒の意見に耳を傾けることも、検討していければと思っているところでございます。
◯19番(岩崎みなこ君) お願いしたいのですけれども、本当に全部を変えるということはもちろん難しいことというか、できないことは、生徒さんもご存じだと思うのですけれども、例えば図書室の本棚の動かし方を変えておいていただければ、このスペースができるのにとか、あるいはげた箱の形状のようなところとか本当に細かいところでも、工事現場の方では気づけないことを知っていればやってあげられたのにということがあってはと思っています。
今、子どもたちはタブレットが支給されておりますので、いろいろな拾い方ができるのではないかと思いますので、ぜひそこのところはお願いしたいなと思います。
それとこの改修で、今回建て替えではありませんけれども、何年間使用するおつもりなのかお聞きします。
◯教育振興課長(城所学君) 建物でございますので、何年という形でなかなか言い切るところは難しいのかなと思うところでございますが、この改修をしまして、もう30年延ばさせていただきたいなと思っています。合計、建物としては、60年程度使えればと考えているところでございます。
◯19番(岩崎みなこ君) 30年というのは、今の第六次総合計画10年というのをやっていますけれども、10年後も見通すのは難しいなと思っている中、30年というのは、相当社会が変わるのではないかなと思うのですけれども、その2055年がどんな社会になっているかはもちろんわからないわけですけれども、少なくとも今回一般質問で出ましたインクルーシブ教育ですとか不登校対策というところは、ソフト面ではなくハード面が重要だとよく言われます。
学校の教室が足りないとか、あるいは小さいお教室があればということがあるのですけれども、30人が一斉授業を受けているのが、30年後もあるかわかりませんけれども、情緒的につらくなってきたというようなお子さんが、不登校にならないで済むようなという対策は様々考えられる中、中学生であっても、やはりクールダウンしたいなというスペースがあったらということは、可能性としては考えられてほしいなと思うのですけれども、お聞きしましたところ、所管の中では鶴牧地区が今大変お子さんが多いということで、学童も足りないくらいだということをお聞きしていますけれども、空き教室は難しいとしましても、可動式にできるようなこと、何か状況が変わったときには、そのことが可能なような逃げ場ができるようなところのスペースが持てるような場所というのはどんな感じで考えているか、できるのかお聞きします。
◯教育振興課長(城所学君) 先ほど60年というところは躯体が60年でございまして、もちろんそのほかの設備などは、更新時期が来たら更新させていただきたいなと思っているところでございます。
また、今、ご質問がございましたクールダウンができるような場所というところでございます。今、鶴牧中学校は非常に生徒数が多いということで、余裕教室がなかなか見当たらないといった現状でございます。そうは言いましても、今現状、様々な生徒たちがいる中で、そのような場所が必要であるというのであれば、今のところは学校の中の、運営の中で対応していただいているところでございます。
例えばパーティションを設置するであるとか、そういった大きな工事を伴わない、物品、物資での活用をしながら、生徒が落ち着ける場所をつくりながら、生徒が学べる関係をつくっていけばと考えているところでございます。
◯19番(岩崎みなこ君) もちろん難しいところはあると思いますけれども、ぜひ生徒さんの声を上手にすくって、そして、そこまでの工事でなかったのだから、ドアの開け方はこちら側に開けばいいだけだったのにとか、あるいはそこにロッカーがすごい置かなければいけない状況の場所ではなくて、ほかのとこに置いておけばいいのにというような、ちょっとした動きなどはもしかしたら工事の方はやれたのにということもあるかもしれないので、ぜひとも先生方あるいは生徒さんとも考えながら、30年後までお使いになるということでお願いしたいと思います。
以上です。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについての質疑はありませんか。本間議員。
◯23番(本間としえ君) 今のところなのですけれども、エレベーターはつく予定はないのでしょうか。
◯議長(三階道雄君) 城所教育振興課長。
(教育振興課長城所学君登壇)
◯教育振興課長(城所学君) 鶴牧中学校の大
規模改修工事でございますが、エレベーターは設置はいたしません。
◯23番(本間としえ君) インクルーシブ教育とか様々言われている中で、30年後まで、そこの学校には車椅子の生徒さんは入れないという状況になるということで理解してよいでしょうか。
◯教育振興課長(城所学君) 例えば、エレベーターの設置というのは9月の議会でも申しましたように、なかなか増築等がないと今設置ができないようなことはしております。
その中で、例えば車椅子の子が鶴牧中学校に、それ以外の学校もエレベーターがないところに就学するという形になれば、事前にわかっていれば、例えば3年間移動がなくなってしまいますが、1階に教室を設けるなどして、学校側となるべくならその生徒が通いやすいような体制を整えながら、運営の中で、どうにか環境を整えればと思っているところでございます。
◯23番(本間としえ君) そのクラスだけずっと1階で、ほかの生徒さんも1階の教室になるということでしょうか。9月の一般質問でも申し上げましたけれども、横浜市では、そういうエレベーターが必要な生徒さんが入るという予定があるところは、早く教えていただければ、エレベーターをつけますと言っているところもあるわけです。
この大規模改修のときにそれをつけないということは、そういったときに対応をもしもしなければならないといったときに、また、お金がすごくかかるわけです。そういったことを考えると、やはりこれから大規模改修をするときにはエレベーターをつけるということをしっかりと設計のときから入れていただきたかったなと思うのですけれども、その考え方、これからのことについても伺えればと思いますが、いかがでしょうか。
◯教育振興課長(城所学君) これからのところでございますが、今おっしゃっていただいたこと非常に重要な観点かなとは思っているところでございます。エレベーターというところがなかなか設置しにくいということで、教育委員会としても階段昇降機などもこれから設置しながら、そういった子たちの教育をカバーしようという形で動いているところでございます。
今後、どのような場合にエレベーターが必要かというのは財源も伴うところでございますので、様々な議論が今のところは必要ではないかと考えているところでございます。
◯議長(三階道雄君) 小野澤教育部長。
(教育部長小野澤史君登壇)
◯教育部長(小野澤史君) 今、所管の課長からご答弁をさせていただきましたけれども、幾つかのやり方としてはあるのかなと思っております。教室を少し変えるとか、また今お話ありましたけれども、昇降機をつけるとかという方法があるかと思います。なかなか厳しい今の財源の状況の中で、そうしたことを総合的に考えながら対応しなければならないかなと思っております。
◯23番(本間としえ君) 北貝取小学校の跡地の市民活動・交流センターのほうには、エレベーターがついたというところで、学校とは違うかもしれないですけれども、予算とか財源とかと言いますけれども、どこにお金を使うかということだと思います。その辺をしっかりと子どもたちの選べるというところをしっかりと考えていただいて、エレベーターは今後つけるような方向で、しっかりとやっていただきたいと思います。要望いたします。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについて質疑はありませんか。しらた議員。
◯11番(しらた満君) 今、断熱のことでお話を聞いたので質問させていただきますけれども、ペアガラスもあまり効果がないというご答弁でした。それと外断熱とかもそういうことも考えてないとか、予算の関係上があるのかと思うのですけれども、12月3日のエコ・フェスタのこの多摩市をCO2ゼロのまちにしましょうと、ここでいろいろなお話を聞かせていただきまして、一級建築士の方が外断熱とペアガラス、私は最後の質問をちょうど指名していただけたので、メリット、デメリットと言ったらデメリットはありませんと、損をさせませんと、そういうお答えがあってなぜ多摩市の学校ができないのですか。
今大規模改修のときに環境のことをCO2削減する、太陽光パネルは乗せるみたいですけれども、今やらないでいつやるのですかね、市長。30年でこの先エレベーターもつけなくてはいけない、そうなったら、余計電気を使うとか余計CO2を出すという。でもつけていただかないと子どもたちのためにならないというか、子どもたちのために将来、私も30年後はいませんから。せっかくこういうイベントをやって、多摩循環型エネルギー協会。そこで多摩市の企画というか、こういうことやりましょう、市民に広めていきましょうというのに、市がやらないでどこでやるのですかということですよ。
ぜひとももう一度しっかりと考えて、外断熱、損させませんとこの方が言って、多摩市としてやっていただきたいなと。これから今日もこうやって皆さん、全部パソコンつけて、また家に帰ってどこで充電して。私はなるべく車で電話を充電しています。
電気、電気、電気になってしまうので、ぜひともこのCO2削減も考えながら、いい大規模改修ができるような多摩市らしさを進めていただきたいのですけれども、いかがでしょうか。
◯議長(三階道雄君) 城所教育振興課長。
(教育振興課長城所学君登壇)
◯教育振興課長(城所学君) 先ほど内部でと申しましたが、内部の検討ではやはり外断熱であるとか内断熱、ペアガラスにより二重サッシがいいかということも全て検討はさせていただいているところでございました。
大
規模改修工事でございますので、最初からつくるのではなく、やはりこういったものをすると一定程度撤去費もかかってくるのかなと思いながらも、必要なものはやっていくことも、新たに考えなければならないと思っているところでございます。
断熱、我々だけではなく全体の公共施設もございますので、断熱であるとかCO2削減効果というものは関係所管と連携をしながら、改めて検討させていただければと思っているところでございます。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについての質疑はありませんか。
この際暫時休憩いたします。
午後0時01分休憩
──────── - ────────
午後1時00分開議
◯議長(三階道雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
教育費の質疑を続けます。
先ほどの中学校施設整備事業についての質疑はありませんか。いぢち議員。
◯17番(いぢち恭子君) それでは、同じところで伺います。
多摩市の小・中学校は、子どもが使う教室はほぼエアコン完備ということは、もうこの間の質疑でわかってきたわけですが、鶴牧中学校の中での配膳室、会議室等のエアコンの設置状況と、今回の改修でここがどのようになるのかを伺います。
◯議長(三階道雄君) 城所教育振興課長。
(教育振興課長城所学君登壇)
◯教育振興課長(城所学君) 今、鶴牧中学校でございますが、生徒が使う、ほとんどの普通教室であるとか特別教室についてはエアコンも完備されているところでございます。しかしながら、ご質問にございましたように会議室の一部であるとか印刷室、また更衣室、そして配膳室については、エアコンが今のところ未設置という形になっています。今回の大規模改修でというところでございますけれども、今回の大
規模改修工事におきましては、エアコンの設置はする予定はございません。
◯17番(いぢち恭子君) 設置する予定がない理由を伺います。
◯教育振興課長(城所学君) 全ての部屋にエアコン等をつけてあげられれば、教育委員会としても非常にいろいろな面で効果的かなと思っているところでございますけれども、9月でもお答えいたしましたが、配膳室で働く方々の就労環境を整えるといった意味でも、エアコンの設置は必要かなと考えるところでございます。
しかしながら、現在のところ教育委員会として様々な事業を展開している中で、今、中学生の学習する環境を整えることを最優先と考えているところでございますので、大変申しわけないところでございますが、今回の大規模改修で配膳室へのエアコンは見送った形でございます。
◯17番(いぢち恭子君) この間ずっとお金の問題でやれないということを聞いてきました。
もうある意味、それは伝家の宝刀のようにそこで議論が終わってしまうわけですけれども、特に毎日使うわけでもないという言い方もしたくないのですが、会議室やPTAが使うお部屋であるとか印刷室であるとか、そういうところの後回しはある程度仕方がないかもしれませんが、配膳室は本当に毎日使うものです。1日フルではないとしても4時間は使います。しかも、私が前にも訴えましたけれども、夏、冬、苛酷な環境になるという中で、なぜつけられないのか。素人判断では、そこまでそれが巨額な費用になるのかということが納得がいかないので、もう少しつけられない理由をしっかりと教えていただきたいと思います。
◯教育振興課長(城所学君) 今まで、つけてこなかったというところは正直あるのかなと思っているところでございます。
今のところ配膳室ぐらいの大きさであると、それは電気を使ったエアコンのほうが効率がいいのか、設置の費用にしては安く上がるのかなと考えているところでございます。しかしながら、ガスといった仕様もありますが、大きさからすると鶴牧中学校ほぼ全ての教室にエアコンかつくことを考えると、後から単体でつける配膳室はやはり電気のほうが安く済むかなと考えているところでございます。
しかしながら、今どこの学校も同じような課題を抱えておりますが、電気の容量が足りないといったところがございます。ここで大きく電気を使う場合は、学校に入ってくる電気の容量から変えなければならないという形で、比較的大きめな工事になる可能性があります。今回、鶴牧中学校というわけではないのですけれども、一般的にそういった形もありますので、それは踏まえながら今後検討していかなければならない課題かなと考えているところでございます。
◯17番(いぢち恭子君) 全体的な電気工事が必要になるとすると、本来、安いはずの電気のエアコンのほうが高くつくというご説明だったかと思いますが、それでしたら全体の電気工事よりは安くつくはずのガスなり石油なり、石油となると安全性の問題あるかもしれませんが、そういったことは今後考慮に入れていただきたいと思います。これは提案ですけれども、よろしかったら課長なり部長なり、一度、夏の配膳室に入って4時間一緒に作業してみられたらいかがでしょうか。
本当にそういう、私はこれは人権に関わる問題かなと思いますので、お金の問題は確かに大きいですが、今後、鶴牧中に限らずこういった夏の酷暑、冬の寒さの中で、多摩市の子どものために、市民のために働いてくれる人たちの労働環境を整えるということは常に頭に置いておいていただきたいと思います。お願いいたします。
◯議長(三階道雄君) このことについてほかに質疑はありませんか。岩崎議員。
◯19番(岩崎みなこ君) 先ほど聞き忘れたので申しわけないのですが、誰でもトイレはつけられる、つけてくださるということでしたが、体育館にもつけるのかをお聞きします。
◯議長(三階道雄君) 城所教育振興課長。
(教育振興課長城所学君登壇)
◯教育振興課長(城所学君) 誰でもトイレを設置する場所は校舎となります。
◯19番(岩崎みなこ君) 今もう決まっているようにおっしゃられましたけれども、避難所ともなる場所になる可能性のある場所につけないということもどうなのかなと思ったところですが、あと、ダイバーシティになるということで、先ほど本間議員さんが一生懸命言ってくださったエレベーターですけれども、いわゆる車椅子の方を想定しているという意味では、様々なところの幅、ドアの幅とかその動き、擦れ違っている幅とかも多少今後考えていかれるということを理解してよろしいのでしょうか。
◯教育振興課長(城所学君) 例えば廊下の幅を突然大きくというのはなかなか難しいのかなと思っています。今おっしゃった例えば開口部、ドアだとか往来に支障が来すというところは大規模改修によらず、日々の修繕などで対応ができればと思っているところでございます。
◯19番(岩崎みなこ君) ありがとうございます。そのようないろいろな対応は難しいのかなと思うのですけれども、上に行けないというエレベーターの問題であれば、ちなみにお幾らぐらいエレベーターはかかるものなのか、お聞きしてもいいでしょうか。
◯議長(三階道雄君) 澤井施設保全課長。
(施設保全課長澤井貴之君登壇)
◯施設保全課長(澤井貴之君) エレベーターを設置したら幾らぐらいかかるかということなのですけれども、鶴牧中学校とかに特化して設計しているわけではないので、あくまでも概算になるのですけれども、過去の実績とかこれまでの物価高騰を考えますと、概算で1億円程度はかかると想定されるところでございます。
◯19番(岩崎みなこ君) それをどう見るかは難しいところですが、今後の考え方の中でお金だけで考えていいのかというところは考えなければいけないかなと私も思いました。ありがとうございます。
◯議長(三階道雄君) このことについて質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに教育費の質疑はありませんか。岩永議員。
◯8番(岩永ひさか君) 31ページ、旧
多摩聖蹟記念館管理運営事業についてお尋ねをします。
先ほど市長からの提案説明の中でも、企画展に関わる増というお話でしたけれども、もう少し詳しくその内容について伺いたいと思います。
◯議長(三階道雄君) 齊藤社会教育・文化財担当課長。
(社会教育・文化財担当課長齊藤義照君登壇)
◯社会教育・文化財担当課長(齊藤義照君) 今ご質問いただきました企画展の内容について説明をさせていただきます。
今回の企画展でございますが、2024年の春の企画展ということで、
多摩聖蹟記念館と建築家、蔵田周忠と題しまして、企画展のほうを今準備しているという状況でございます。旧
多摩聖蹟記念館の設計者としまして、関根要太郎事務所ということでご紹介をさせていただいておりますが、この関根要太郎事務所に入所しまして、実質的な設計のご担当をされた方がこの蔵田周忠氏ということでございます。
この蔵田周忠氏の建築家としての側面と、あと旧多摩聖跡記念館、こちらに関しましては、東京都の特に景観上重要な歴史的建造物ということでして、また、2021年度には日本におけるモダンムーブメントの建築ということで、それぞれ選定されているというところでございますので、この旧
多摩聖蹟記念館を建物の部分からとらまえまして、また、改めてということで、その記念館の魅力を捉え直して広く発信していきたいというところで準備を進めているところでございます。
増額の理由でございますが、この企画展の中で、蔵田周忠氏が、後年、現在の東京都市大学で教鞭を執られていらっしゃったということで、東京都市大学の世田谷キャンパスにあります図書館の中に、蔵田文庫ということで、数々の資料を所蔵されているというところがございました。
私どものほうで、こちらの企画をしたときに東京都市大学さんにご相談をさせていただいて、幾つかの資料をデータで貸し出していただいて、パネルなどに張り出して今回の企画展で、来館いただいた方々にご紹介するということで、東京都市大学の図書館と準備を進めていたところでございますが、この話が大学内で共有をされまして、建築学の先生、教授などにも情報が共有され、その後、学長のほうにも話が上がって、ぜひ全面的に東京都市大学としてこの企画展に協力というようなご提案を頂戴いたしました。
その中で、今回これまではデータの借用ということで、パネルの張り出しと考えておったのですが、東京都市大学が持っていらっしゃる貴重な模型ですとか、あと関連するところで世田谷美術館にもございます、この蔵田周忠氏が関わった建物の模型などもございまして、そうしたものの貸し出しもぜひ展示をして、来館いただいた方に見ていただければというお話があったもので、こちらの運搬費用ですとか、こういう企画展をしますとこの企画展に伴う図録、映画で言うパンフレットみたいなものをつくって、会館に来られた方々に販売させていただくのですが、こちらの図録についても中身の執筆にご協力をいただけるというようなお話がございまして、当初予定していたページ数より大幅にふやして、かつ増刷してということで、こちらの印刷費ですとかポスター、チラシも含めてでございますが、そうしたもの、また、貸し出しいただく資料点数もかなり多くなりましたので、パネルのほうも必要になってきたというところでの補正予算ということでのお願いでございます。
◯8番(岩永ひさか君) まず大変大がかりといいますか、私も今お話を伺う限りでも非常に楽しみな企画だなと思っているのですけれども、こうした企画というのはどなたがお考えになって、こうしたものをやりたいと企画されたのかなと、どういうところからこういうヒントを得られたのかなというところがあったら教えていただきたいことと、それから、図録やパンフレットを販売されるということだったのですけれども、どのぐらいの価格で皆さんにお分けいただけるものなのでしょうか。
◯社会教育・文化財担当課長(齊藤義照君) ご質問いただきましたこの企画の立て方なのですが、旧
多摩聖蹟記念館のほうに専属的な専門学芸員がおります。
そうしたところで文化財係の係員、係長、私とでいろいろ検討しながら、例えば1年通じて、もしくは複数年でストーリー性を持ってどういうふうな形で市民の方々、また、来館いただいた方々に見ていただこうかということで相談をしながら決めていっているというところでございます。
また、図録なのですが、先ほど申し上げましたとおり、大幅にページ数などもふやしてということで、図録の販売価格について今検討中ということで、現在決まってないということでございます。
◯8番(岩永ひさか君) 当初、旧
多摩聖蹟記念館の管理運営事業の中の印刷製本費というのは、22万2,000円しかなかったかと思うのですけれども、今回20万円、倍近くふやしているということですので、かなり立派な図録ができるのかなと思っています。
とてもいいものであれば私もぜひ手に入れたいなと思うのですけれども、今、非常にこの旧
多摩聖蹟記念館というのは文化財ということになっておりまして、本当にこれからどんなふうに維持していくのかということについては、私たちにとっても大変課題の一つではないかなと思っています。
2009年に外壁を直されて、2022年でしたか、内部の天井とかそういうところはやり直しをある一定程度、お化粧直しをしたということですけれども、国立科学博物館なんかでもクラウドファンディングをやったとかというお話もあって、いや、これをクラウドファンディングをやってまでやらなければいけないのかという話もあるかと思うのですけれども、やはりこれからのことを考えますと、いい企画であればいい企画であるほど、そしてまた、人を呼べるような企画をやろうと思えばやろうと思うほどお金って、一定程度かかっていくものなのかなと思いますと、やはり入館料みたいな形で、その企画展のときだけでも入場料をいただくような方向性なんかも検討する必要があるのではないかなと思うのですけれども、その辺りというのはこれまで検討されたことあるのでしょうか。
◯社会教育・文化財担当課長(齊藤義照君) 入館料というようなお話、ご質問ございましたが、昭和61年、もともと財団が所有していた
多摩聖蹟記念館、こちらのほうを文化財、市のほうにご寄贈いただいて、62年から市民の方々にご覧いただいているというところでございますが、もともとの記録を見ますと財団で運営したときには入館料300円という形で徴していたという記録がございました。
そのときに、あまり入館者が伸びてなかったというところの非常に厳しい状況などの記録も残っております。また、市のほうにご寄贈いただいた後、オープンして市民の方々に供する際に、入館料を徴するかどうかというような議論も庁内であったようでございます。そのときの価格として100円という数字が記録にあったというところなのですが、最終的に市内の他の文化財施設なども入館料は徴していないということ、また、入館無料とすることで広く市民の方々に拝観ですとかご利用をしていただきたい。
そして、施設としての収入に関しては入館料ではなくて、施設使用料ということで、他の古民家と同様な形ということで整理をして、今に至っているというところだと認識をしております。
ただ、今、ご提案のあったその企画内容によってですとか、その期間を区切ってというところに関しては、ほかの記念館ですとか博物館ではないのですけれども、そうしたところの運営、もしくは実際にやられているやり方なども参考にしながら、慎重ながらも検討をしていかなければいけないかなと思っております。
◯8番(岩永ひさか君) 例えば図録なんかもう単体で販売をしていく図録というのもあるのだろうと思いますし、それは、通常どおり売店で販売していただいたらいいと思うのですけれども、例えばあそこは誰でも来ていいですよということになっておりますし、なかなか動線を考えても、仕切って区切ってということは難しいと思うのですけれども、あそこに例えば少し著名で人が呼べるような、こうした建築関係なんかのことであれば、すごくコアな人というのはあの建物の中で講演を聞いてくださる方もいるとすると、図録つきで幾らみたいな形で、例えばその入場料みたいなことをいただくですとか、何か工夫をする時代になっているのではないかなと私は思っていますので、お金を取るということになると、いろいろな人に聞いていただきたいのに、お金を払う人しか見れないのではないかとかいろいろなことがあると思うのですけれども、やはり少しその辺りは時代のことも考えながら検討していっていただきたいと思います。
私、以前に、あそこの建物の中で、無伴奏の弦楽器の演奏を聞いたことがあるのですけれども、非常にすごく、あまりそんなに有名ではない方の演奏だったのですけれども、周りに来ていらっしゃる方とかが本当に江東区とか、物すごい遠いところから聖蹟記念館であるらしいよというのをお互いに連絡を取り合って来ているというお客さんたちがいたのです。
すごくあの建物の中で聞けるということがとても貴重らしくて、すごくいいということでいらっしゃった方もいらしたので、そういうことを思っても、この日のこの時間帯だけという形で区切って、少しお客様にご負担をいただくみたいなことはしてもいいのかなと思いますから、文化財の審議会の皆さん方のご意見を聴きながらということだと思いますけれども、やはり建物を大切に維持していきたいので、今後どういう形で皆さんと分かち合えるのかというのをぜひ議論していただきたいと思っています。私の意見を要望して終わります。
◯議長(三階道雄君) このことについてほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに教育費についての質疑はありませんか。岩永議員。
◯8番(岩永ひさか君) すみません、引き続きで同じく31ページで伺いたいと思います。
先ほどから、例えばエレベーターの設置ですとか、エアコン、環境対策とかいろいろなことを言われながら、本当に補正予算一つを編成するのにもご苦労があるのだなと思いました。
たまたま、今、私が取り上げた旧
多摩聖蹟記念館は増額補正が38万1,000円で、学校給食センター運営費が42万8,000円ぐらいなので、一生懸命どこかに減額補正、補正できるところを探しながらやっていらっしゃるのかなと思ったのですけれども、学校給食センターとかで、この段階で委託料の減額補正はあまり見たことがないのですけれども、なぜこのタイミングで減額補正をすることになったのか伺いたいと思います。
◯議長(三階道雄君) 佐藤学校給食センター長。
(学校給食センター長佐藤彰宏君登壇)
◯学校給食センター長(佐藤彰宏君) 今回の12月補正で上げさせていただいたのは、委託料で2つあります。消防用設備の保守点検の委託、それと植栽地等の管理業務委託ということで、この2つは、業務が完了しておりますので、契約金額は確定ということで、予算の残を削減させていただいたということでございます。
◯8番(岩永ひさか君) 実は議会のほうにも情報提供がありましたけれども、学校給食における食品加工会社の産地偽装の報道があったのかなと思っております。
この件について、まず、現状を少し聞いておきたいなと思っているのですけれども、川崎市なんかの場合ですと、少なくとも10年ぐらい前からこちらの業者さんと取引をされていた、川崎の場合は間接的にですけれども、食材の発注なんかが行われていたということもあるのですけれども、多摩市はどうだったのかなということですとか、あと、これから関係機関と連携をしながら調査も進めていくとホームページでは書いてあるのですけれども、その辺り今現状どうなっているのかについて、子ども教育常任委員会の中でも報告がされるかと思うのですけれども、とても重要なことですので、ご説明いただきたいと思います。
◯学校給食センター長(佐藤彰宏君) 今度、子ども教育常任委員会でご説明をさせていただきますけれども、産地偽装ということで、今回食肉加工業者、これは相模原の業者でございます。こちらの業者が産地を偽装していたということで、この食肉加工業者は多摩市の学校給食センターでも同じ業者ということで、皆さんのほうにも一報入れさせていただいた経緯でございます。
お付き合いにつきましては、今、センターの栄養士なんかにも聞いているのですけれども、大分前から、さかのぼりがどれぐらいになるのかがちょっとわからないのですけれども、少なくとも10年以上前からお取引というか、お付き合いがあったと聞いております。ただ、いつ頃から偽装していたのかというところ、これは後でこの業者から、川崎市と同じように産地を偽装していましたというお答えをいただいております。
いつからなのだということを問い合わせさせていただいているのですけれども、今、この川崎市の関係だけではないですけれども、神奈川県警が今捜査で動いておりまして、この業者いわく、証拠物件を全部押収されてしまったということで、当時、どこまでというところのなのでしょう、そういった確定する資料が手元にないので、何とも断定はできませんというご返答いただいております。ですので、いつ頃からそういったことが行われたのか、今、確認ができないところでございます。
こちらにつきましては、子どもたちの口に入るというところで、安全性をしっかり確認しなければいけないというところがありますから、私どもとしては検体は今も保管しております。神奈川県警のほうに近いうちに私たちも捜査のほうを依頼したいと思っております。
その前に、検体を産地判別検査という特殊な検査がございまして、そちらのほうに検査機関がありますから、依頼をして検査をしていただいて、そして神奈川県警のほうに相談をさせていただくと、そんな手はずになっております。
というのも、今回この件というのは多摩市だけではなくて、隣の府中市、稲城市、私ども含めて3市が直接仕入れをしていたということでありますので、私のほうでは府中市、稲城市と連絡を取り合って、同じような歩調で対応していきたいなと考えておりますので、そのような感じで今捜査中ではありますので、そのような状況になっております。
◯議長(三階道雄君) 岩永議員、補正の質疑なのでよろしくお願いします。
◯8番(岩永ひさか君) 実は今お話をいただいたように、通常といいますか、もともと給食センターの費用の委託料の中には、食品検査等業務委託料という形で検査料があるのですけれども、こういった新たに例えば産地偽装があってみたいなときなんかに対応できるだけの予算があるのかなと心配になりまして、川崎市がお願いをしている研究所ですと、1検体当たり3万5,000円ということで、ほかのところも調べたら大体3万円から4万円ぐらいかなみたいな感じのことがわかったので、結構、もし幾つ検体があるのかわかりませんけれども、その数によってということだったら、予算オーバーしてしまわないかしらと思ったのです。
ですので、同じ委託料の中であれば都合もできるのかなと思ったので、ここで委託料を削減してもいいのかしらと思いました。なのでここでお伺いしたということで、決して、今回の補正の内容とかけ離れていると私は思っておりません。
それで最後なのですけれども、ほかの市です。府中市や稲城市とかのホームページなんかにも、食品加工会社の産地偽装報道についてということが掲載されているのですけれども、そこの中には、きちんと自分たちがその食材を購入するときには産地証明書もつけてもらっていますよみたいなことが書いてあったのですが、多摩市のホームページにはその記載がなかったものですから、これまでどうだったのかということと、これからどういうふうにされていくのかということ。
それから、やはりこうしたことがありますと、長年の信頼関係で食材をずっと調達をするということがあったわけですけれども、やはり抜き打ち的にと言ったら表現があれかもしれませんけれども、この豚肉とかということだけではなくて、例えばお米ですとか、あるいは大豆ですとかそういったものも含めて、時にはきちんとその食材の産地、安全・安心に食べていただくためにはということでは、そういったところにもきちんと検体を出せるだけの予算の確保みたいなところは、毎年は難しいかもしれませんけれども、考えていったほうがいいのではないかなと思っておりますので、その辺りのご見解を伺って終わりにしたいと思います。
◯学校給食センター長(佐藤彰宏君) 産地証明書につきましては、これまでは産地証明書をとっていなかったと聞いております。納品書と見積書、契約書、そして、実際のものと突合させて、検品をしていたと聞いております。この機会を得て、しっかり産地証明書をとるようにするようにいたします。もう既にしております。
あと食の安全というところで、必要な検査というところで、今、ご指摘のとおり予算の中で検査委託料というのがあります。この中で、定期的にその食品衛生法上の検査を行っておりますけれども、今回のような産地判別という特殊な検査というのは、全く想定しておりませんでしたので、財政当局、財政課のほうとも相談させていただきながら、今年度の予算については検査委託料の中で使わせていただくということで、今後のところにつきましては、これをどれぐらいの頻度でやったらいいかだとか、実際にどこまでの範囲をやったらいいのかだとか、こういったことは検討させていただくことになるかなと思いますので、食品衛生検査というのは、適宜、抜き打ちで検査を行っておりますから、それにプラスアルファするかどうかというのは、今後の検討課題と捉えております。
◯議長(三階道雄君) ほかにこのことについての質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
ほかに教育費についての質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって教育費についての質疑を終了いたします。
次に、公債費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって公債費についての質疑を終了させていただきます。
次に、予備費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって予備費についての質疑を終了いたします。
そして、最後に債務負担の土木費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。しらた議員。
◯11番(しらた満君) 4ページの
債務負担行為補正のところなのですけれども、道路工事、これは令和5年度からということで、来年からというか、5年、6年ということで、道路工事を進めることなのでしょうか。それで1日でも早く安全・安心を保つためにもということでございますけれども、その辺を1点と、私、この市道2-50号とか、3-240号というところで、どうやって調べたら道路がわかるのかなと。何も道路がわからないので補正を、もちろん安全のためにやるのでしようがないかなと。ただ、イメージというか、場所が調べようがなかったので、その辺も少し今後の工夫というか、お聞きしたいと思います。
◯議長(三階道雄君) 樽島道路交通課長。
(道路交通課長楢島幹夫君登壇)
◯道路交通課長(楢島幹夫君) 今回、
債務負担行為の補正ということで、道路交通課のほうから舗装補修工事ということで5件上げさせていただいております。
こちらにつきましては、令和5年度末に契約手続等を行いまして、令和6年度当初から契約をいたしまして、工事を上半期で実施すると、そういう内容でございます。
それから路線名の表示ということで、場所が特定できないということでございます。今現在、ホームページ上で道路台帳図を上げてございますけれども、こちらについても今PDF画像ということで、一般の方、近隣の方につきましても、特定するのは困難かというところは、ご指摘のとおりと考えてございます。
こちら、今回大変申しわけないのですけれども、今後の話ということでございますが、予算書の記述等を工夫できるか、こういったことを今日の段階では工夫してまいりますということしか申し上げられませんけれども、例えば路線ごとに○○通りですとか、○○小学校の南側ですとか、そういった表記ができればなと思ってございます。
一般の方、ホームページ等で掲載している内容を、今申し上げました場所等を一覧表にする等行いまして、一般の方でも検索がしやすいような工夫というものを今後検討していきたいと考えてございます。
◯11番(しらた満君) ぜひお願いいたします。私たちもこれを認めるというときには道路がしっかりわかっていて、今の状況がどうなっているか、そういうこともやはり少し知っておかないといけないかなと。行政の方々は、ある程度もうわかっているかもしれませんけれども、一応私たちも市民の代表として、道路がわからないのに、あそこの工事何やってるのと言われた場合に、あれはこういうことですよ、ああいうことですよと説明できるようなことが必要かなと思いますので、ぜひとも市長、早めにできるようにお願いいたします。
◯議長(三階道雄君) このことについての質疑はほかにありませんか。──質疑なしと認めます。
それでは、債務負担の土木費についての質疑を終了させていただきます。
これをもって本案に対する質疑を終了いたします。
これより第86号議案に対する討論に入ります。
討論はありませんか。──討論なしと認めます。
これをもって討論を終了いたします。
これより第86号議案令和5年度多摩市
一般会計補正予算(第7号)を挙手により採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(挙手全員)
◯議長(三階道雄君) 挙手全員であります。
よって本案は原案のとおり可決されました。
────────────────────
◯議長(三階道雄君) 日程第2、第87号議案令和5年度多摩市介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。
(
市長阿部裕行君登壇)
◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第87号議案について、提案の理由を申し上げます。
本補正予算は、介護保険システム端末の増設のため、総務費を106万6,000円増額するほか、社会福祉協議会の派遣職員の人事異動に伴い、地域支援事業を1,009万8,000円減額するものです。
その結果、
歳入歳出予算をそれぞれ671万円減額し、予算総額を132億4,268万円としました。
よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(三階道雄君) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。
本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(三階道雄君) ご異議なしと認めます。
よって委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
これより第87号議案に対する討論に入ります。
討論はありませんか。──討論なしと認めます。
これをもって討論を終了いたします。
これより第87号議案令和5年度多摩市介護保険特別会計補正予算(第3号)を挙手により採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(挙手全員)
◯議長(三階道雄君) 挙手全員であります。
よって本案は原案のとおり可決されました。
────────────────────
◯議長(三階道雄君) 日程第3、第89号議案諏訪北公園改修工事の請負契約の締結についての議決事項の一部変更についてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。
(
市長阿部裕行君登壇)
◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第89号議案について提案の理由を申し上げます。
本案は、令和4年第4回及び令和5年第2回多摩市議会定例会でご承認いただきました諏訪北公園改修工事請負契約について、議決事項の一部に変更が生じたため、提案するものです。
本年夏頃にかけて松くい虫に感染した松が枯れたため、拡大防止対策として伐採を行うことや、降雨により変状した擁壁の目地補修に伴う仕様変更により、追加費用が必要なため、契約金額を変更するものです。
なお、契約金額については、議案書のとおりです。
よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(三階道雄君) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。
本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(三階道雄君) ご異議なしと認めます。
よって委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。あらたに議員。
◯22番(あらたに隆見君) 松枯れということで、ここの公園以外も、今年は結構多かったのかなという思いがしています。正直、諏訪北公園、私の住まいの近くなのでよく見ていました。これ以外にも諏訪だけでも第七公園とか、ほとんど松枯れでやられてしまっているとか、あと永山でも多摩永山中の斜面だったりとか、永山北公園とか結構あのエリアは、かなり今回松枯れが多くやられてしまったなという気はしているのですけれども、今回この242万円ぐらい追加補正になっていますけれども、これで大体何本ぐらいの処理をしていこうとしているのか。
あと、これ以外の先ほど言った場所とかもいろいろ松枯れあったのですけれども、今回ここは工事をしている最中だから、多分、金額変更でやらざるを得ないと思っているのですけれども、今残っている部分についてはどう考えているのか、お聞かせいただけますか。
◯議長(三階道雄君) 長谷川公園緑地課長。
(公園緑地課長長谷川哲哉君登壇)
◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 先ほど、市長からも提案理由があったとおりでございますが、松枯れにつきましては、この公園の工事設計、令和3年度に行っておりますが、このときには被害が確認されなかったところでございますが、本年夏頃、今、議員ご指摘のとおり、大分多くの量が被害確認されましたので、今回対処を行うものです。
今現状、確認できているところで、諏訪北公園内、9本ほど松枯れのほうが確認されております。こちらの松枯れの被害にかかった樹木は、今回の契約変更の中で全額対処させていただきたいと考えております。
また、ご指摘のとおり、ほかの公園にも今多数被害が広がっている状況ございます。樹木の伐採のほうは、ふだんの公園管理業務の中で順次対応しているところでございますが、なかなか追いつかない状況もございます。来年度も引き続き対応を図ってまいりたいと思っております。
◯22番(あらたに隆見君) 本当に予想以上に多かったのかなという思いはしています。
今回、諏訪北公園のほうなのですけれども、実は私、毎日のようにあの周りを通っているのですけれども、土日も実は工事やっているのです。あの周りは結構意外と児童相談所であったりUR都市機構の工事であったり、いろいろ工事をやっているのですけれども、実は土日動いているのはこの公園ぐらいなのです。
今回こういう木を伐採したり、壁を直したりみたいな追加工事が入るわけですけれども、工期のことは大丈夫なのかなという心配があるのですけれども、そこら辺どうなっていますか。
◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) ご指摘のとおり、これまでなかなか工事の進捗が思うようにいかないような状況もございましたので、確かにご指摘のとおり、事業者の申出を受けまして、土日の作業を幾つかやったところがございます。
ただ、これによって、今進捗状況のほう改善しておりまして、今回の契約変更を踏まえましても、工事の竣工期日については、予定どおり終わる見込みでおります。
◯22番(あらたに隆見君) 安心しました。念のための確認なのですけれども、差額の242万6,600円。ここは今物価高騰だとか労務単価だとか、いろいろそういったことでも工事単価が上がっているのですけれども、今回のこの差額については、ここら辺は一切入ってないということなのですか。
◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 本件の工事につきましては、前回の議会の中で、インフレスライド条項を適用させていただいて、物価高騰については対応を図っているところでございます。今回については、それで十分対応ができているというところでございます。
◯22番(あらたに隆見君) 純然なる工事の追加分ということで理解いたしました。
少し気になっているのが、実は多摩東公園の駐車場が有料化になりまして、早速、市民の皆様から苦情の声が届いております。多摩東公園の新しく設置された駐車場の料金場、1,000円札しか使えないということで周りにお店があるわけでも何でもないのに、1,000円札持ってなかったらどうするのだよということで、非常にお叱りを受けているのですけれども、たしかこの諏訪北公園も改修工事の後、有料化ということで、同じ轍を踏むようなことがあるのか、今考えているのか、また、1,000円札しか使えないような料金システムにしようとしているのか、そこを確認させてください。
◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 多摩東公園、それから今回の諏訪北公園含めまして、今回進めている公園駐車場の有料化でございますが、駐車場拡張整備による駐車場台数の増加等、それから、駐車場利用の適正化により、公園利用者の環境改善、サービス向上を進めることを目的で進めております。
お支払いいただく駐車場の利用料につきましては、全額、拡張整備費用と駐車場運営費用に活用していきたいと考えております。また、全ての利用者にとって駐車場利用料金の負担を可能な限り少なくしつつ、拡張整備費用を適切な期間で回収するという考えで、料金体系のほうを設定してございます。
今回の多摩東公園の機器導入、それから運営に当たっても、そうしたところから極力費用を抑える形で検討を進めてきたところではございました。ただ、ご指摘のような状況ございます。そこは十分改善していかなければいけないなと受け止めているところでございます。今回、諏訪北公園、工事を終えまして、令和6年度に有料化を開始していく予定でございます。
そのほかの有料化対象の駐車場も、令和6年度から7年度にかけて順次拡張工事等準備進めながら、順次進めていく予定でございます。精算機等の導入と、それから駐車場の運営というところでは、駐車場事業者への委託という形を予定しております。
拡張工事のタイミングで、年度ごとに幾つかのグループにまとめまして、契約のほうは考えておりますので、そうしたところでスケールメリットによる費用の効率化というところを目指していけるのかなと思っております。その中で、今ご指摘のようなところ、一定のお金しか使えないですとか、あるいは現金だけによらない払い方、便利な支払い方法というのは、十分そういったところも検討していきたいなと考えております。
◯22番(あらたに隆見君) そもそも論を一つお聞きしたいのですけれども、今回のこの料金システムの機械は、今現在、市が所有しようとしているのか。それとも、仕様書の段階で、その事業者さんにご負担いただくものと考えているのか。仕様書をどうするかによって大きく変わってしまうと思うのです。そこら辺はどのように考えているのかお聞かせいただけますか。
◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 駐車場の精算機につきましては、市のほうが所有するのではなくて、いわゆるリースという形で考えております。プラスでその駐車場の運営のところも含めて、委託というところで考えております。
◯22番(あらたに隆見君) 大体わかりました。ぜひ事業者さんが、いわゆる市民の使い勝手のいい、今どき本当に現金を持って運動しに行くってなかなか難しいですよね。走りに行こうとか思っている人とか、サッカーだ、野球だとやる人が、ユニホーム姿で現金を持ち歩かないので、本当にそういう利用者のことを考えて、ぜひぜひこの1,000円札しか使えない、現金しか使えないなんていう料金システムはこういうスポーツ施設、公園等にはそぐわないので、ぜひやめていただきたいということを要望して、終わります。
◯議長(三階道雄君) ほかに質疑はありませんか。
岩崎議員。
◯19番(岩崎みなこ君) では、お聞きします。
以前テニスコートの人工芝のあった公園だということで、こちらで議決した公園だと思うのですが、先ほど市長の提案理由の中で、擁壁の補修をする中では雨のためとおっしゃられたのですけれども、壁面の割れているところを塞ぐのだと思いますけれども、議決があったときにはそれが見られなかったということで、2年ほど前には見られなかったけれども、今は見られているということですが、原因は雨だけ、雨が降ったらそうなるということなのか、どういうことが原因だと思われているのか、もう一度お聞きします。
◯議長(三階道雄君) 長谷川公園緑地課長。
(公園緑地課長長谷川哲哉君登壇)
◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 今回の擁壁の補修でございますが、野球グラウンドの外野側に石積み擁壁がございます。そこの目地が、そこから湧き水が今流れ出ているような状況でございます。原因をこれと特定するのは難しいのですが、やはり近年豪雨等が頻発している中で、そういったところも要因が大きかったのかなと思っております。
◯19番(岩崎みなこ君) そうなりますと、2年前にはなかったものが今始まって見える化してきたのだと思うのですけれども、これを一部そこだけを目地を押さえてそれで済むものなのか、もう少し全体的に考えなければいけないのかというところは、今回の補正で出されたので大丈夫だというお考えでよいのでしょうか。
◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 擁壁全般確認した中で、ほかにそういったところの影響はございませんので、今回は目地の補修で対応できるのかなと確認しております。
◯19番(岩崎みなこ君) そちらはそういうふうにお受けしました。
あと、以前テニスコートの人工芝で、プラスチックが外に飛んでしまわないようなということで、策をされたと思うのですけれども、その点で落ち葉がいっぱい落ちてしまうということと、このプラスチックの補強に関しては、状況的には今のところ問題ないのか、そのプラスチックのことをお聞きします。
◯議長(三階道雄君) 私市スポーツ振興課長。
(スポーツ振興課長私市敬君登壇)
◯スポーツ振興課長(私市敬君) テニスコートの人工芝によるマイクロプラスチック対策ということですけれども、対策といたしましては、側溝に金網のフィルターを入れまして、そこに不織布を巻き付けておきます。それが不織布によって、マイクロプラスチックを取るのですけれども、マイクロプラスチックがつくより先に落ち葉がたまってしまうと、マイクロプラスチックが捕捉できなくなってしまいますので、その手前に落ち葉止めのフィルターを設置しまして、落ち葉を先に防ぐことで、マイクロプラスチックを2段目で取るというような形で対策をすることで、実証実験の中でも、その対策が効果的だということは確認しております。
◯19番(岩崎みなこ君) 今のところ大丈夫というところなのですけれども、ただ、テニスコートの縁に木が生えているということで、当時そこにいっぱいテニスコートのほうに落ち葉が落ちてしまうことで、市民の方からそこの掃除のことですとか、テニスコートの周りを全部木を切ってしまうということになると、景観の問題があるからということで、そのことも尊重したということがあったかなと思うのですけれども、今回この補正の費用で、テニスコート脇の樹木が繁茂してしまっているからということで、それを切るということは入っているのかお聞きします。
◯議長(三階道雄君) 長谷川公園緑地課長。
(公園緑地課長長谷川哲哉君登壇)
◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 今回の契約変更内容の主要なところは、先ほどお話しさせていただいたとおりでございますが、併せてそういった状況も確認させていただきまして、テニスコートの周り、それから野球場の周りで、繁茂が強く出ているところもございました。そういうところも今回併せて対応させていただきたいと思っております。
◯19番(岩崎みなこ君) そうしますとこの補正を出す前の先ほどの擁壁もそうなのですけれども、2年前には、そこまで繁茂していなかったのかということもあるのかなと思うのですけれども、この2年の間で繁茂してしまったということになりますと、これから工事が終わりまして、私も一般質問でしましたけれども、委託業者にバトンを渡すことになっていくと思いますけれども、どんどんどんどんその繁茂がまた今回のように工事という形で切らなければいけないという状態を、待たないようにしてほしいなというところがあります。
その申し送りをぜひお願いしたいのですけれども、例えば、一般質問でもお聞きしましたが、1か月に1度回っていらっしゃるということがわかっておりますので、テニスコートの周りの木は、やはり注意して上を見ていただいて、太くなってしまうないうちに高枝のはさみなどできちんと確認しながらカットしていただかないと、また、どんどん大きくなって、このように補正という形になる可能性がなきにしもあらずなので、ぜひそのようなところはお願いしていただくということができるのかお聞きします。
◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) ご指摘のところはふだんの管理業務の中でもちろんやってまいります。一般質問のときにもお答えさせていただいておりますが、ふだんの巡回点検の中できちんと木の状況も見てもらっています。ただ、それを処理するというところでは別の単価契約でしているところでございます。
先ほどもありました松枯れ、それからナラ枯れ等も含めまして、優先するものはどうしても出てまいりますが、改修後の公園につきましても、きちんとそういったところも含めて対応はしてまいりたいと思います。
◯19番(岩崎みなこ君) ぜひお願いしたいと思います。要は太くなってしまわないうちにやっていただくことで、結局、市民の税金をそのような形で補正で使わなくて済む可能性もあります。
それと、質問のときにもわかりましたけれども、大変そこを熟知している業者さんですので、日当たりですとか、様々な成長具合とかもおわかりになっていらっしゃると思いますので、ぜひともそのような木がどんどん茂る前にぱちぱちやっていただきたいなということはお願いして終わります。
◯議長(三階道雄君) ほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
これより第89号議案に対する討論に入ります。
討論はありませんか。──討論なしと認めます。
これをもって討論を終了いたします。
これより、第89号議案諏訪北公園改修工事の請負契約の締結についての議決事項の一部変更についてを挙手により採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(挙手全員)
◯議長(三階道雄君) 挙手全員であります。
よって本案は原案のとおり可決されました。
────────────────────
◯議長(三階道雄君) 日程第4、第90号議案多摩市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。
(
市長阿部裕行君登壇)
◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第90号議案について提案の理由を申し上げます。
令和2年12月から、多摩市固定資産評価審査委員会委員としてご活躍いただいております圖子久雄氏が、本年12月21日をもって任期満了となるため、同氏を再任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、本案を提出するものです。
圖子氏は、不動産鑑定士の資格を有し、国土交通省の地価公示多摩第5分科会幹事、東京都の地価調査多摩第5分科会幹事、武蔵府中税務署の鑑定評価委員主幹などを務められており、不動産鑑定に関する知識や経験が豊富な方です。
よろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(三階道雄君) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。
本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(三階道雄君) ご異議なしと認めます。
よって委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終了いたします。
これより第90号議案に対する討論に入ります。
討論はありませんか。──討論なしと認めます。
これをもって討論を終了いたします。
これより第90号議案多摩市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを挙手により採決いたします。
本案は、これに同意することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(挙手全員)
◯議長(三階道雄君) 挙手全員であります。
よって本案はこれに同意することに決しました。
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◯議長(三階道雄君) この際、日程第5、第91号議案多摩市組織条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第14、第100号議案多摩市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの10案を一括議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。
(
市長阿部裕行君登壇)
◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第91号議案から第100号議案までについて、一括して提案の理由を申し上げます。
まず、第91号議案についてです。
本案は、基本計画の決定をもって先月からスタートした第六次多摩市総合計画の推進に向けた体制整備を行うため、地方自治法第158条第1項の規定に基づき、多摩市組織条例の一部を改正するものです。
主な改正内容として、企画政策部の事務の一部を分担し、市民自治を全庁的に推進する「協創推進室」を設置するとともに、この改正に併せてくらしと文化部から企画政策部に「
コミュニティ及び市民活動の支援に関すること」を移すなど、くらしと文化部が分掌する事務の一部を他の部に移します。
改正条例の施行は、令和6年4月1日を予定しています。
次に、第92号議案についてです。
本案により廃止する条例は、昭和天皇の崩御に伴う国家公務員の懲戒免除等と同様の措置を講ずるため、地方公務員法の規定に基づき、昭和64年1月7日より前の職員の行為によって、平成元年2月24日より前に職員が受けた減給または戒告の懲戒処分と、昭和64年1月7日より前における事由による職員の賠償責任に基づく債務をそれぞれ将来に向かって免除することを定めた条例です。
現在、在職する職員で、この条例の対象となる職員はおらず、条例の所期の目的は達成されていること、また、附則において経過措置を設けることで、この条例に基づく免除が条例の廃止後も有効となることから、条例そのものを廃止するものです。
次に、第93号議案についてです。
本案の主な改正内容を2点申し上げます。
1点目として、東京都最低賃金の引上げを受け、会計年度任用職員の補助スタッフの一部職種の報酬単価を改定します。
東京都最低賃金が、令和5年10月1日より1,072円から1,113円に改定され、また、多摩市公契約条例に基づき定めている労務報酬下限額が1,109円から1,113円に改定されることから、会計年度任用職員の補助スタッフの「チャレンジ雇用職員」及び「短期事務補助員」の報酬単価について、1,113円に改定します。
また、「教育活動指導員B」及び「スクール・サポート・スタッフ」についても同様の引上げを行いますが、これらは東京都の令和5年度の補助額の上限が時給1,140円とされることに併せ、時給1,090円から1,140円に引き上げることといたします。
なお、東京都最低賃金が、本年10月1日から改定されていることから、この規定の改正も同日に遡及して適用することといたします。
次に、2点目として、パートナーシップ宣誓制度への対応を図るため、扶養親族等に認定される配偶者に関する規定について、パートナーシップの相手方として、多摩市及び東京都等のパートナーシップ宣誓制度を利用し、宣誓した者で、同居し、かつ生計を一にしているものを含める改正を行うものです。
なお、この規定の施行は令和6年1月1日を予定しています。
次に、第94号議案から第96号議案までについてです。
本3案は、パートナーシップ宣誓制度への対応を図るため、扶養親族等に認定される配偶者に関する規定について、パートナーシップの相手方として、多摩市及び東京都等のパートナーシップ宣誓制度を利用し、宣誓した者で、同居し、かつ、生計を一にしているものを含める改正を行うものです。
改正条例の施行は、令和6年1月1日を予定しています。
次に、第97号議案についてです。
本案について主な改正内容を2点申し上げます。
1点目は、「地方自治法の一部を改正する法律」が令和5年5月8日に公布されたことに伴い、当該条例において引用する法の条項番号を改正法に合わせて改めるものです。
2点目は、多摩市下水道事業の設置等に関する条例の改正により、多摩市長が下水道事業の管理者の権限を行うことになることから、下水道事業管理者に関する規定を削除するものです。
改正条例の施行は、令和6年4月1日を予定しています。
次に、第98号議案についてです。
本案について、主な改正内容を2点申し上げます。
1点目は、健幸まちづくり政策監の廃止を踏まえ、多摩市特別職の指定等に関する条例に規定する特別職の職員にかかる規定を削除するものです。
2点目は、多摩市下水道事業の設置等に関する条例の改正により、多摩市長が下水道事業の管理者の権限を行うことになることから、下水道事業管理者に関する規定を削除するものです。
改正条例の施行は、令和6年4月1日を予定しています。
次に、第99号議案についてです。
本案は、「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」が、令和5年6月14日に公布され、公布の日から6か月以内に施行されることに伴い、同法の規定を引用する「多摩市特定空家等の適正管理に関する条例」の一部を改正するものです。
内容については、本条例が引用する法の条項番号及び所有者責務の強化として必要となった空き家等の所有者等に報告を求めることなどの関係規定を、改正法の内容に合わせるものです。
次に、第100号議案についてです。
本案は、都市計画税の税率の特別措置が令和6年3月31日をもって終了するため、「多摩市都市計画税条例」の一部を改正するものです。
都市計画税の税率は、条例第3条の規定により100分の0.3としていますが、3年ごとの評価替えに合わせて見直しを行っており、現在は附則の規定により、税率の特例措置として100分の0.2を適用しています。
令和6年度から令和8年度までの各年度分の税率についても、100分の0.2とし、現行の特例措置を継続するものです。
以上10件につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(三階道雄君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより総括質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって、総括質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております第91号議案多摩市組織条例の一部を改正する条例の制定についてから、第100号議案多摩市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの10案は、総務常任委員会に付託いたします。
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◯議長(三階道雄君) この際、日程第15、第101号議案多摩市総合福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について及び日程第16、第102号議案多摩市西永山福祉施設条例の一部を改正する条例の制定についての2案を一括議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。
(
市長阿部裕行君登壇)
◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第101号議案及び第102号議案について、併せて提案の理由を申し上げます。
まず、第101号議案についてです。
本案は、多摩市総合福祉センターにおける老人福祉センター事業同好会の取扱いの見直しに伴い、老人福祉センター事業の専用室としている諸室について、新たに一般開放を行い、かつ利用料を設定するため、多摩市総合福祉センター条例の一部を改正するものです。
改正条例の施行は、令和6年4月1日を予定しています。
次に、第102号議案についてです。
本案は「放課後等デイサービス」を規定する児童福祉法の改正により、多摩市西永山福祉施設の使用目的を規定する多摩市西永山福祉施設条例第3条において条項ずれが生じたため、この条例の一部を改正するものです。
改正条例の施行は、令和6年4月1日を予定しています。
以上2件につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(三階道雄君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより総括質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって総括質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております第101号議案多摩市総合福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について、及び第102号議案多摩市西永山福祉施設条例の一部を改正する条例の制定についての2案は、健康福祉常任委員会に付託いたします。
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◯議長(三階道雄君) この際、日程第17、第103号議案多摩市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、及び、日程第18、第105号議案多摩市下水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についての2案を一括議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。
(
市長阿部裕行君登壇)
◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第103号議案及び第105号議案について、併せて提案の理由を申し上げます。
まず、第103号議案についてです。
多摩市下水道事業は、平成29年4月に地方公営企業法を全部適用して以来、下水道事業管理者の職を設置し、事業運営をしてきました。
この6年間の経営状況を整理し、協議した結果、令和6年4月以降については、管理者を置かないことを決定しました。これに伴う規定の整備のため、多摩市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正します。
改正の内容としては、下水道事業に管理者を置かず、多摩市長が下水道事業の管理者の権限を行うこと、管理者の権限に属する事務を処理させるため、下水道部を置くことを規定します。
また、令和6年4月1日施行の地方自治法の改正に伴い、当該法令を引用している条文について、条項のずれを修正します。
併せて、下水道事業管理者等の文言を含む14本の関連条例を同条例の附則にて改正します。
条例施行日は令和6年4月1日を予定しています。
次に、第105号議案についてです。
本案について、主な改正内容を2点申し上げます。
1点目は、多摩市下水道事業の設置等に関する条例の改正に伴う規定整備のため、下水道事業に管理者を置かず、多摩市長が下水道事業の管理者の権限を行うことを規定するものです。
2点目は、パートナーシップ宣誓制度への対応を図るため、扶養親族等に認定される配偶者に関する規定について、パートナーシップの相手方として、多摩市及び東京都等のパートナーシップ宣誓制度を利用し、宣誓した者で、同居し、かつ生計を一にしているものを含める改正を行うものです。
なお、改正条例の施行は、1点目は令和6年4月1日、2点目は令和6年1月1日を予定しています。
以上2件につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(三階道雄君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより総括質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって総括質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております第103号議案多摩市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、及び第105号議案多摩市下水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についての2案は、生活環境常任委員会に付託いたします。
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◯議長(三階道雄君) この際、日程第19、第88号議案多摩市営永山複合施設駐車場の指定管理者の指定について及び日程第20、第104号議案多摩市公民館条例の一部を改正する条例の制定についての2案を一括議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。
(
市長阿部裕行君登壇)
◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第88号議案及び第104号議案について、併せて提案の理由を申し上げます。
まず、第88号議案についてです。
本案は、令和6年4月からの多摩市営永山複合施設駐車場の管理運営について、指定管理者制度を継続するに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により、新都市センター開発株式会社を指定管理者に指定するため提案するものです。
このたびの指定に当たっては、学識経験者及び公募市民からなる「多摩市営永山複合施設駐車場指定管理者候補者選定委員会」を設置し、施設の安全管理や効率性、財務体質、コスト等の観点から、本事業者が当該施設駐車場の設置目的を最も効率的かつ効果的に達成することができる事業者であると審査されました。
ベルブ永山は、多摩市と新都市センター開発株式会社の2者で区分所有をしており、ベルブ永山全体の管理運営を同事業者が行っているほか、ベルブ永山と隣接する商業施設及び駐車場についても所有し、管理運営を行っています。
そのため、同事業者による一元管理運営を行うことでのスケールメリットは大きく、当該施設駐車場満車時の隣接施設駐車場への振替実施による利用者の利便性向上や経費削減など、効率的な運営が図られます。
指定の期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間です。
次に、第104号議案についてです。
本案は、永山公民館と関戸公民館の組織力の向上と、事業の効率化・円滑化を図るため、令和6年4月1日付で両公民館の組織を統合し、組織名称を多摩市公民館と改めるため、多摩市公民館条例の一部を改正します。併せて文言の整理をします。
改正条例の施行は令和6年4月1日を予定しています。
以上2件につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(三階道雄君) これをもって提案理由の説明を終わります。
これより総括質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって総括質疑を終了いたします。
ただいま議題となっております第88号議案多摩市営永山複合施設駐車場の指定管理者の指定について、及び、日程第20、第104号議案多摩市公民館条例の一部を改正する条例の制定についての2案は、子ども教育常任委員会に付託いたします。
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◯議長(三階道雄君) お諮りいたします。
議事の都合により、12月11日は休会といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(三階道雄君) ご異議なしと認めます。
よって、12月11日は休会することに決しました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午後2時17分散会...