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  1. 多摩市議会 2019-12-20
    2019年12月20日 令和元年第4回定例会(第7日) 本文


    取得元: 多摩市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    2019年12月20日 : 令和元年第4回定例会(第7日) 本文 (125発言中0件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) / 表示中の内容をダウンロード  / 印刷ページ          午前10時00分開議 ◯議長(藤原マサノリ君) ただいまの出席議員は26名であります。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、諸報告を議長よりいたします。  あらかじめお手元に配付したとおりでありますので、ご了承願います。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) この際、日程第2、第124号議案令和元年度多摩市一般会計補正予算(第6号)から日程第6、第128号議案令和元年度多摩市下水道事業会計補正予算(第3号)までの5案を一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第124号議案から第128号議案までについて、一括して提案の理由を申し上げます。  本補正予算は、令和元年東京都人事委員会勧告に基づく民間の給与支給状況を踏まえた特別給(賞与)引き上げ対応及び決算見込みに立った職員人件費等の整理に加え、一ノ宮公園の復旧工事など台風19号被害への対応を行うものです。  一般会計予算では、職員人件費等の補正額が特別会計への繰出金も合わせ5,666万円の減額となりました。  台風19号の対応としては、避難所において使用した毛布のクリーニング等として、消防費に389万4,000円を計上しました。  また、一ノ宮公園の復旧に係る工事費として、災害復旧費に1,139万9,000円を計上しました。本復旧工事は令和2年度までの継続費として実施いたします。  このほか全体的な財源整理として、予備費の減額、財政調整基金の積み立てを計上しています。  次に、特別会計に係る人件費関係経費としては、国民健康保険特別会計で総務管理費を762万円減額しました。減額分は一般会計繰入金の減額で対応します。  介護保険特別会計では、総務管理費と地域支援事業を合わせ565万1,000円を増額しました。増額分については、一般会計繰入金の増額で対応します。
     後期高齢者医療特別会計では、総務管理費を103万6,000円減額しました。減額分は一般会計繰入金の減額で対応します。  また、下水道事業会計では、人件費関係経費として収益的支出と資本的支出を合わせ928万1,000円減額しました。  以上5件につきまして、よろしくご審議の上ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本5案については、会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、第124号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第124号議案令和元年度多摩市一般会計補正予算(第6号)を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第125号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第125号議案令和元年度多摩市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第126号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第126号議案令和元年度多摩市介護保険特別会計補正予算(第3号)を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第127号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第127号議案令和元年度多摩市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第128号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第128号議案令和元年度多摩市下水道事業会計補正予算(第3号)を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第7、第129号議案多摩東公園改修工事その2の請負契約の締結についての議決事項の一部変更についてを議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第129号議案について、提案の理由を申し上げます。  本案は、平成31年第1回定例会でご承認をいただき、令和元年第2回定例会で新労務単価に基づく契約金額へ変更のご承認をいただきました多摩東公園改修工事その2の請負契約の締結についての議決事項の一部に変更が生じたため提案するものです。  本工事は本年10月まで順調に施工を進めてきましたが、公園樹木について現地と図面に相違があり、水道管埋設工事及び電気ケーブル埋設工事に支障が生じましたので、伐採・伐根本数を増量することとしました。  また、下水道管改修について、汚水・雨水管の一番深いところで土被りが3.0メートルと深く、現行の埋設位置は擁壁の下や際に下水道管が埋設してあるため、当初予定していた開削工法では擁壁を壊し、土留めをして幅を広く掘削する必要が生じることから、下水道工事で一般的に行われている非開削工法の管渠更生工法へ変更するため、契約金額を変更するものです。  よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。岩永議員。 ◯13番(岩永ひさか君) 先ほど市長から議案の提案理由について説明がされたわけですが、その中で明らかになったのは、今年の10月まで順調に工事を進めてきた、しかしながら公園樹木については現地と図面に違いがあったという提案説明があったかと思います。  多摩東公園については、平成29年・平成30年と2カ年かけて基本設計・実施設計という形で取り組んでこられたと思っておりますし、その中で図面についても適切な図面が業者からきちんと市のほうに上げられ、それに基づいた工事が行われてきていたのではないかと理解していますが、今回の提案の理由を聞きますと、現地と図面に相違が生じていたということですので、なぜそのような違いが生じてきたのかについてご説明をいただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 長谷川公園緑地課長。      (公園緑地課長長谷川哲哉君登壇) ◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 現地の状況と図面の相違の部分は、今、提案理由を述べた中で、若干の樹木の生育状況、それから大きくは管渠の埋設状況が、特に深さや正確な位置が細かくは残っていなかったという状況があり、特に管渠の更新に当たっては、その状況によって通常予定していた開削工法が難しくなったということでございます。 ◯13番(岩永ひさか君) 今、いわゆる下水道管について、そこがおそらく埋まっていた深さやその位置が正確には残っていなかったというようなご説明があったのですが、その正確には残っていなかったというのは、どういうことなのか、もう1度お伺いしたいと思います。 ◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 昔の公園建設時の竣工図がありましたが、そこでの状況と実際の埋設状況が違っていたということがございました。 ◯13番(岩永ひさか君) そうしますと、竣工図についてはきちんと多摩市で保管されているということで、その竣工図に基づいて現地がどうなっているのかということについては、今回調査をした上で基本設計や実施設計を行ったのか、行わなかったのか、確認したいと思います。 ◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) ご指摘いただいたとおり、竣工図に基づいてやっておりますが、竣工図の平面図しかなかったので、それに基づいて設計はしておりますが、その埋設状況まではわからなかったというところがございます。 ◯13番(岩永ひさか君) 平面図しか残っていなかったということですと、本来はそうではなくて別の、例えばいろいろなものがきちんと埋設されていることを含めての図面も市のほうで保管されていなければいけないと思うのですが、それら本当に必要な図面などについては、今、市では保管できていないということですか。 ◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 現状、きちんと保管されているものは保管してきておりますが、部分的にあるもの、ないものがあるということは、現状としてはございます。 ◯13番(岩永ひさか君) 今、お話をしていただいたように、部分的にあるものとないものがあるというお話ですが、なぜそのような状況が起きているのかということについて、説明をしていただきたいと思います。 ◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 多摩市には公園が多くございますが、UR都市機構によるニュータウン開設時に伴ってつくった公園が多くございます。その中で、必要書類等は市でも引き継ぎをさせていただいています。  ただ、当時の状況もございまして、基本的には紙ベースで保存してきたというところがありますが、そうした中で状況的に部分部分、保存状況が現状になってしまっているというところがございます。 ◯13番(岩永ひさか君) 今のご説明のことから推測すると、要は多摩市の場合には公園や道路など全て、やはり開発するときにはUR都市機構などが主体的になさってきたものを一定の時期を経て多摩市のほうに移管されるということで引き継いできたと思います。  その中で、引き継ぎの書類として、おそらく引き継ぐ段階ではきちんと全部引き継いだことになっているのかもしれませんが、そこがこれから、例えば大規模改修工事などをやっていったりするときに、必要な図面まで引き継げていたのかというところでは、一部不十分な部分もあったのだろうと理解します。  そういうことになりますと、おそらくこれからこの多摩東公園だけではなくてほかの公園など、一本杉球場なども含めていろいろなところの公園の改修工事をしていくときに、同じようなケースが出てくる可能性もあるのではないかと思っていますが、今、市はどのような見解をお持ちなのか確認しておきたいと思います。 ◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 現状そのような状況にありまして、今後、公園改修を進めてまいりますが、そういう状況が出てくるところは可能性としては否定できないところがございます。状況として、保存状況がそういうところもありますので、今後電子化等をして、きちんと残していくものは残していくことを検討しております。 ◯13番(岩永ひさか君) これからやることについては電子化もできるので残せるのだと思いますが、一部ないものについて、手に入れていくのはかなり困難なのではないかと思いますので、そういう意味では今後も公園改修などを行っていくときに、実際に今手元にある図面でいわゆる設計図などを描いたとしても、それどおりに行かない可能性もあるのではないかと、多摩中央公園などではそんなことがなければいいと老婆心ながら思います。  いずれにしても多摩市はそういうUR都市機構からこの街を引き継いだというような歴史的な経過があるので、これからも今回と同じようなケースが起こり得るだろうということが認識できたという意味ではよかったのではないかと思います。  それからもう1つ、今回の工事の中では、これまでは開削工法によって下水道管を全て入れかえるようなことを想定していたようですが、やはり実際に工事をしてみたところ、非開削工法で工事をやっていきたいということです。そうすると、この工事手法の変更によって今回契約金額が変わっているということもありますが、言ってみれば性能的な問題、要するに開削工法と非開削工法で例えば寿命の違いのようなものや、下水道管として機能できるという性能について、違いがあるのか、ないのか、そのあたりについてはどのように見込まれているのかお伺いします。 ◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) これまでの質問であったとおり、下水道の管渠の埋設状況が正確にはわからなかった中で、実際、状況を確認してみたところ、開削工法が困難だというところがありまして、今回、開削を行わないで既設の管を維持したまま、その中を補強していくというような工事をここでさせていただければと思っております。  そうした中で、一般の開削工法による管を交換した場合と既設の管を生かした中でというところで工法の違いはありますが、その非開削工法、管渠の更生工法につきましては、一般的にも行われている工事でございまして、今回多摩東公園については開園から37年が経過しているところで、今回改修工事に入っております。今回、この管渠更生方法で行った場合、基本的には30年間の延命化と、効果はそのように予測しております。 ◯13番(岩永ひさか君) 開削工法にせよ、非開削工法にせよ、なるべく長寿命化を図っていただきたいというか、いつまでもなるべく継続して使っていただけるようなことになってほしいと思っておりますので、ぜひ工法を変えたからといって、その寿命が著しく変わるようなことなく、丁寧にその後も管理をしていってほしいと思います。  いずれにしても、先ほどの質疑の中で明らかになったように、もともと基本設計や実施設計をする段階で、一部図面があるかないかということについては、おそらく担当所管としては把握ができているのではないかと思います。  私たち議会としては、皆様からいただく情報をベースにしてさまざまなことを判断しているわけで、こうした工事を始めた途中の段階で突然契約変更をしなければいけない事態が起きるということは、労務単価の変更というのは予測し得るわけですが、それ以外のことではあまり予測はしていないのではないかと思います。  そういうことも含めて、今後も同じようなことが起きる可能性がある場合には、ぜひ事前にそのようなことの情報提供はしていただきたいとも思いますし、今後もこうした同じようなことが起きるということが今回認識できましたので、ぜひこれからは図面の保存ということ、次世代にもきちんと街づくりを引き継いでいくという視点についても、私たち自身がしっかりと意識をして今後の対応をしていただきたいと思っていますが、最後にお考えを聞いて終わります。 ◯公園緑地課長(長谷川哲哉君) 公園施設の改修のところでは、平成30年度に多摩市公園長寿命化計画を策定させていただいて、この計画に基づいて今、改修、リニューアルを順次進めているところです。  今回、多摩東公園については、こうして工事に入った中でこのような現状がありました。そうしたところでは、今回のケースを含めて一定のそうしたリスクや問題点も初めてわかったというところも我々もございます。今後、工事に入っていく中で、そうした可能性もあるということはきちんと議会にも共有させていただきながら進めていきたいと思っております。
    ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、第129号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第129号議案多摩東公園改修工事その2の請負契約の締結についての議決事項の一部変更についてを挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第8、第130号議案多摩市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第130号議案について、提案の理由を申し上げます。  令和元年の給与改定については、令和元年10月16日に東京都人事委員会から民間の支給状況を踏まえ、勤勉手当の支給月数を一般職及び再任用職員ともに0.05カ月引き上げる勧告がなされました。  当該勧告を受け、本市では、勤勉手当について勧告内容に合わせて支給月数を引き上げることとし、適用時期を令和元年12月に支給する勤勉手当からとすることとします。この引き上げ分については、令和2年1月31日に追加支給いたします。  そのほか会計年度任用職員の規定の追加、及び通勤手当等に関する規定の整理を行っています。  よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、第130号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。──反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  14番藤條たかゆき議員。       (14番藤條たかゆき君登壇) ◯14番(藤條たかゆき君) 14番藤條たかゆきです。ただいま議題となっております第130号議案多摩市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について討論させていただきます。  毎年、第4回定例会に上がってくる、この人事委員会勧告に基づいた給与改定ですが、改選もありましたので、ここで改めて私のスタンスを申し述べ、個人の見解を明らかにしたいと思います。  私の所属しております日本維新の会では、「身を切る改革」が1つのキャッチフレーズにもなっております。議員がまず率先して身を切り、その覚悟を持ってさまざまな改革を行っていく。議員報酬の削減自体は微々たるものですが、てこの原理で行財政改革への大きな足掛かりになっていくでしょう。  現在、維新が行政運営を担っている大阪では、こうして公務員制度改革にも切り込みました。しかし、それはそこに至るまでに財政破綻寸前とも言えるような状況に陥ったそれまでのずさんな行政運営があったからです。だからこそ、身を切る改革と身を切らせる改革を断行できたわけですが、この2つには明確にステップがあります。東京ではまだここまでの危機感を共有できておりません。これまで過去にも討論させていただいておりますとおり、特別職である議員報酬のアップについては身を切る改革を断行するという立場から賛同できるものではありませんが、一般職の職員の給与に関しては、多摩市が不交付団体を維持している限りにおいては、身を切らせる改革にまで踏み込めないと考えております。  地域の実情に即した現実的な改革から行っていくことが肝心です。今回においては、かねてより申し上げておりました55歳昇給停止について、来年の4月1日から施行されますし、また、能力給を反映させた人事評価制度についてもボーナスのみならず昇給に対しても今年度の評価が来年度から一般職にも適用されるようになりますので、一定の評価ができると思います。  ただ一方で、サラリーマンの可処分所得は減り続け、非正規労働者が増加し、さらに10月には消費税が増税されるなど、一般市民はさらに切り詰めた生活を強いられるでしょう。くしくも前回増税前の平成24年第3回定例会で消費税増税について議論になった際、市長は自らの報酬も含め見直しをしていくという決意のもとで、市政運営にも当たっていきたい、こう語っていただいております。  私も口だけではなく、自らの議員報酬を自主的に身を切って、被災地等へ義援金としてお送りさせていただいておりますし、維新の国会議員は20%返納している、法律が通らないからやりたくてもできないという野党のロジックではなく、維新は法律が通らずとも自分たちができることからやるのだと、一歩一歩実績を積み重ねてまいりました。  こうしてこれまでに被災地等へお送りさせていただいた金額は1億3,000万円を超えるまでになりました。税金で食べさせていただいている我々は、市民の皆さんの暮らし向きを少しでも豊かにし、その成果として現場の一般職の給与も上がる、市の行政運営に携わる管理職・特別職は本当に最後の最後だという順番は、決してたがえてはいけないのだということ、多摩市議会はみずからを律してそれを実践してきた数少ない健全な議会であるという自負と誇りを持ち、本議案への賛成討論といたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。──賛成討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第130号議案多摩市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) この際、日程第9、第131号議案損害賠償の額の決定についてから、日程第15、第137号議案損害賠償の額の決定についてまでの7案を一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第131号議案から第137号議案までについて、一括して提案の理由を申し上げます。  本年10月の台風19号による大雨の際、東寺方雨水排水ポンプ施設の稼働の不具合により、ポンプ施設周辺地域において浸水事故が発生しました。この浸水事故により被害に遭われた方々には、大変なご心配とご不便をおかけしており、深くおわび申し上げます。  現在、被害に遭われた方々へ早期に賠償を行うべく、代理人として弁護士を選任して丁寧な示談交渉を行うなど、早期の合意に向けて努めているところです。  被害の概要については、法人を含む12名の方からの申告があり、車10台、バイク1台、アパート3棟及び車載物に被害が生じ、損害額の合計は約1,000万円となっております。  このうち7名の方の被害について、損害賠償の額の合意が得られたため、多摩市下水道事業の設置等に関する条例第7条の規定に基づき、本案を提出するものです。  本市が負う損害賠償の額は、車両や車載物の修理等対応に係る費用で、それぞれ98万5,920円、157万6,700円、101万8,501円、85万4,546円、114万4,000円、137万6,319円、144万3,272円となっています。  また、このほかの方についても鋭意協議を進めており、一日も早い被害の回復に努めてまいります。  なお、被害に遭われた方への損害賠償の支払いについては、本市が加入している下水道賠償責任保険から被害に遭われた方が加入する車両保険等により既に賠償されている額を除いた額を支払うこととなっています。  以上7件につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって、提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本7案については、会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、第131号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第131号議案損害賠償の額の決定についてを挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第132号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第132号議案損害賠償の額の決定についてを挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第133号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第133号議案損害賠償の額の決定についてを挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第134号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。
     これより、第134号議案損害賠償の額の決定についてを挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第135号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第135号議案損害賠償の額の決定についてを挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第136号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第136号議案損害賠償の額の決定についてを挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第137号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第137号議案損害賠償の額の決定についてを挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) この際、日程第16、第113号議案多摩市職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第19、第116号議案多摩市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてまでの4案を一括議題とし、委員長の報告を求めます。松田だいすけ総務常任委員長。     (総務常任委員長松田だいすけ君登壇) ◯総務常任委員長(松田だいすけ君) 12月11日に開催されました総務常任委員会について報告を行います。  まず、第113号議案多摩市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、市側より、定数外とする職員の規定を改正することによって、実際に配置可能な職員数と定数との乖離を解消し、職員の適正な配置を確保することを目的とするとの説明がございました。  市側の説明の後、私以外の全委員より質疑がありました。主な内容は、「必要なのに人が配置できないという問題があったのではないかと思う」、「870人というのは平成20年からずっと続いているので、そういう中で今回踏み切った理由について、また、今回こういう見直しの中で実際に職員の数がふえていくという努力をされているのだと思うが、そのあたりについて確実に人材確保につながっていくのか」、ほかに「平成28年から31年度と採用をされてきたが、やめた方の人数、またやめていく原因について」、「産休明けの職員の配置、復帰後の配置先の職員数の調整などについて、育児を推奨しているが、復帰後のキャリアを生かせる職場、適材適所を考えると、補充の仕方も定数上足せるというだけでなく、工夫が必要なのではないか」、「国の制度改正や福祉需要への対応、そういう意味からもやはり職員増が求められるようなこともあるのか」、「今後の派遣職員数について」、「フルタイム再任用職員が平成26年度からどんどんふえているが、今後の傾向について。また、フルタイム再任用職員はこの定数には入らないという考えの設定か」など、数多くの質疑がありました。  意見討論はなく、挙手全員で可決すべきものと決しました。  続いて、第114号議案多摩市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について。市側より、今回、私立幼稚園園児・保護者補助金事務について、いわゆる番号法に基づく法定事務以外の本市の独自利用事務として追加するために改正をお願いするものであるとの説明がありました。  市側の説明の後、1名の委員より、今度の対象者は多摩市立幼稚園の関係なのかと質疑があり、市側から、私立幼稚園の関係であるとの説明がありました。  意見討論はなく、挙手全員で可決すべきものと決しました。  続いて、第115号議案多摩市非常勤一般職員の任用及び勤務条件等に関する条例の一部を改正する条例の制定について。市側より、令和元年の10月1日に東京都の最低賃金が改定され、非常勤一般職のうち、多摩市チャレンジ雇用をしている方たちの報酬単価を985円から1,013円に改定し、また、10月1日にさかのぼった形で支払うような形の改正であるとの説明がありました。  市側の説明の後、2名の委員より質疑がありました。主な内容は、「ハートフルオフィス事業、チャレンジ雇用であるが、雇用されている方がどのくらいの賃金をもらっているのか。また、処遇について要望が具体的に上がっているか」、「この1,013円は割と早くからこの金額がわかっていたと思うが、これ以外のほかの部分に漏れはないか」との質疑がありました。  意見討論はなく、挙手全員で可決すべきものと決しました。  最後に、第116号議案多摩市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について。市側より、9月の第3回定例会において、本条例について可決いただいた。その後、関係条例の一括の改正や改めて職の整理等もさせていただいたところであるが、それらの職等の修正・追加を今回やらせていただきたいと考えているとの説明がありました。  質疑はありませんでした。1名の委員より、可決の立場から意見討論がありました。内容を申し上げます。「今回の条例制定は、第3回定例会にて制定された本条例について、関係条例の一部改正や改めて職の整理をした結果、職種等に修正の必要が生じたため、当該箇所の改正を行うものである。  私たちの会派は、第3回定例会において総務常任委員会の討論でも最終日の討論でも、会計年度任用職員の任用については否決した。それの運用に当たっては、市当局のさまざまな配慮が伺えるものの、公務員削減と一体となり、非正規職員をさらに大量に採用しやすくするからである。今もその立場は変わらないが、しかし、全国の自治体で働く非正規労働者が地域の暮らしを支え、福祉の向上に貢献していることは事実である。  今回の条例改正でも、新たに庁舎管理の職及び教育委員会の非常勤特別職を会計年度任用職員とするための修正が図られた。そのこと自体は否決するものではないということで可決とする」との意見討論がありました。  そのほかに意見討論はなく、挙手全員で可決すべきものと決しました。  以上で総務常任委員会の報告を終わります。 ◯議長(藤原マサノリ君) 委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  これより、第113号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。──反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  17番あらたに隆見議員。       (17番あらたに隆見君登壇) ◯17番(あらたに隆見君) あらたに隆見です。第113号議案多摩市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、公明党を代表して可決の立場ですが、今後の運営につきまして一言申し上げます。  今回の改定は定数外とする職員の規定を従来から育児休業者、市が給与を支払う派遣職員の数を定数外に加えるものです。当初計画をしていた安易に定数の枠を広げるような条例変更にしなかったことは評価いたします。  ただし、今後、若い職員の増加に伴い、ふえると予想される育児休暇について、従来の育児休暇取得職員の穴埋めとして臨時職員の採用を主に回してきた仕事に対し、フルタイムの職員を充てることが容易になります。そのことにより、育児休業明けの職員が居場所を失い、本人の希望しない部署へ異動を余儀なくされるケースが想定されます。仮にそのようなことが当たり前のようになされると、仕事の熱意も薄れ、育児休業も取りにくい職場になってしまいます。  今回の条例改正を機に、今後、育児休業明けの職員の計画的な復帰、及び他の職員を含め異動等に伴いお一人おひとりの仕事に対するモチベーションが上がるよう、人事課任せではなく、経営陣がしっかりとした激励をするなど、配慮をお願いします。  また、昨今の超過勤務の改善についても気になるところです。市民意見の聴取等、丁寧な仕事の進め方は評価いたしますが、そのことにより大幅な残業がふえていることは市民が望む運営ではありません。限られた時間内で効率よく市民との意見交換や聴取ができるような工夫も重ねてお願いいたします。  以上のことを申し述べ、可決の立場での討論とさせていただきます。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。──賛成討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第113号議案多摩市職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第114号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第114号議案多摩市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第115号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第115号議案多摩市非常勤一般職員の任用及び勤務条件等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第116号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第116号議案多摩市会計年度任用職員の任用、勤務条件等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。    ────────────────────
    ◯議長(藤原マサノリ君) この際、日程第20、第108号議案市道路線の廃止についてから、日程第27、第120号議案多摩市下水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの8案を一括議題とし、委員長の報告を求めます。  岩永ひさか生活環境常任委員長。    (生活環境常任委員長岩永ひさか君登壇) ◯生活環境常任委員長(岩永ひさか君) 岩永ひさかです。12月13日に開催されました生活環境常任委員会について報告いたします。  まず、第108号議案市道路線の廃止及び第109号議案市道路線の認定については、道路台帳の電子化に合わせ、市内一円の道路網の見直しを実施するため、市道路線を一括廃止し、改めて市道路線として一括認定をするものという説明があり、あわせて一括議題といたしました。  なお、廃止路線の数は1,596路線、認定路線の数は1,667路線になります。  開会直後、今回の廃止及び認定に当たって、新たに廃止すべき路線の2-1161号線、新たに認定する路線の1-348号線及び1-349号線を現地視察した後、審査に入りました。  第108号議案・第109号議案ともに質疑、意見討論はなく、それぞれ挙手全員で可決すべきものと決しました。  次に、第110号議案多摩市立コミュニティセンターの指定管理者の指定についてです。本案は、本年度末で更新時期を迎えるため、新たに令和2年4月1日から令和5年3月31日までの3年間の指定管理者として、従来同様に地域住民により組織されたコミュニティセンター運営協議会9団体を、公募によらず指定管理者として指定したいという説明でした。  なお、指定管理期間中に大規模改修工事などにより閉館を予定している施設もありますが、その期間も含めた指定を行うという説明が行われました。  質疑、意見討論はなく、挙手全員で可決すべきものと決しました。  次に、第112号議案多摩市立多摩東公園の指定管理者の指定についてです。本案は、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間を指定期間とし、新たに株式会社フクシ・エンタープライズを代表企業とする共同企業体多摩市健康スポーツパートナーズを指定管理者として指定するものです。  なお、この団体は平成27年度から総合体育館及び屋外体育施設の指定管理者となっているフクシ・ハリマ共同事業体に日本体育施設株式会社が加わる3者で構成されております。  さて、今回の指定に当たっては、多摩市立総合体育館や屋外体育施設も含むスポーツ施設に合わせ、一括で指定管理者の選定が行われ、学識経験者・公募市民を構成メンバーとする多摩市立総合体育館等指定管理者候補者選定委員会により、提案事業、コンプライアンス体制、財務体質、コスト等の観点から、公平公正に審査が行われたものという説明がありました。  あわせて、選定委員会の審査結果報告書及び指定管理者と交わした11月8日付の仮協定書も資料として提供されております。  本案については3名の委員より質疑がありました。その主な内容は、選定委員会の審査報告書について、市内事業者の活用・危機管理体制など、地域貢献に関する審査委員会の評価や結論に至る経過、指定管理者に対するチェック体制についてです。  特に、地域貢献についての観点では、選定されなかったもう1つの団体の評価点が高いことが話題になりました。今回指定する多摩市健康スポーツパートナーズを構成する3者は全てが市外企業であり、また一方で、選定されなかったもう1つの団体は、市内企業が構成団体として参加していたことから、災害時の危機管理体制や地元雇用など、地域貢献という視点では優位な評価を得ていたという説明がありました。しかし、総合的な視点により今回の選定結果から、多摩市健康スポーツパートナーズが選ばれたということであります。  なお、地域貢献については、再委託という形式など、市内事業者の具体的な活用案が示されていたこと、またその内容もきちんと確認をしていること、それから今後も提案事項が遂行されているかどうか、しっかりと確認をとっていきたいという意向が示されました。  また、指定管理者の評価に当たっては、過去の実績など一定の評価が事業者のゆるみにつながる可能性があるという指摘が行われました。今後は、働き方改革の件等も含め、行政が任せている民間会社が適切な事業運営を実施しているかどうかチェックしていくことが必要ではないか、東京都では行政書士が指定管理者のチェックを実施しているが、市は今の現状をどのように考えているのか、質疑がなされました。  それに対し市側からは、指定管理者については従来行われてきた運営や管理体制を含めて、より精査したチェック体制が求められているという認識が示され、今後、関係所管とも協議をしていきたいという答弁がありました。  質疑終了後、1名の委員より賛成の立場から討論がありました。今後、総合体育館・屋外体育施設とともに武道館や陸上競技場を含む多摩東公園についても指定管理者とするのは新しい展開であり、管理や地域貢献というところでは、仮協定書第48条にある運営協議会の設置により、市は税金を支出するという立場から、真に市民サービスにつながるようにしてほしいこと、また、選定委員会からの審査結果を踏まえれば、今後も指定管理者による管理運営の具体的な内容について委員会などでも報告をしていただくことが必要であり、そのことを要望したいとする内容でした。  ほかに意見討論はなく、挙手を行い、挙手全員で可決すべきものと決しました。  続いて、第117号議案多摩市緑化基金条例の一部を改正する条例の制定についてです。本案は、平成31年4月に森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律の施行に伴い、多摩市として森林環境譲与税をよりよく活用する視点から、緑化基金をみどりの基金と名称変更するとともに、関係する条例の文言整理を行う内容でございます。  質疑、意見討論はなく、挙手全員で可決すべきものと決しました。  続いて、第118号議案多摩市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。本案については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の制定を受け、廃棄物の処理及び清掃に関する法律が改正されたことにより、市条例において引用する条項のずれが生じたため、対応を行う内容です。  質疑、意見討論はなく、挙手全員で可決すべきものと決しました。  次に、第119号議案多摩市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてです。本議案についても、第118号議案と同様、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の制定を受け、市条例においても必要な対応を行うものです。  指定工事店の指定などにかかわる要件や、責任技術者の登録など、かかわる要件の変更を実施したいという説明でした。  質疑、意見討論はなく、挙手全員で可決すべきものと決しました。  続いて、第120号議案多摩市下水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。本案については、令和2年4月1日から会計年度任用職員制度が導入されることに伴い、下水道事業においても職員の身分、給与の種類を規定する必要があるため制定をするものです。  質疑、意見討論はなく、挙手全員で可決すべきものと決しました。  以上で生活環境常任委員会の審査結果の報告を終わります。 ◯議長(藤原マサノリ君) 委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  これより、第108号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第108号議案市道路線の廃止についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第109号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第109号議案市道路線の認定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第110号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第110号議案多摩市立コミュニティセンターの指定管理者の指定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第112号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第112号議案多摩市立多摩東公園の指定管理者の指定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第117号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第117号議案多摩市緑化基金条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第118号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第118号議案多摩市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第119号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第119号議案多摩市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第120号議案に対する討論に入ります。
     討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第120号議案多摩市下水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) この際、日程第28、第111号議案多摩市立総合体育館、多摩市体育施設、多摩市立武道館及び多摩市立陸上競技場の指定管理者の指定についてから、日程第32、元陳情第19号保育園の給食費の負担軽減と無償を求める陳情までの5件を一括議題とし、委員長の報告を求めます。  いいじま文彦子ども教育常任委員長。   (子ども教育常任委員長いいじま文彦君登壇) ◯子ども教育常任委員長(いいじま文彦君) 27番いいじま文彦です。12月16日に開催された子ども教育常任委員会についてご報告いたします。  まず、第111号議案多摩市立総合体育館、多摩市体育施設、多摩市立武道館及び多摩市立陸上競技場の指定管理者の指定についてを報告します。初めに市側より、本議案は指定管理者候補者選定委員会において審査・選定された多摩市健康スポーツパートナーズを指定管理者に指定するため提案されたものである旨、説明がありました。  市側の説明の後、質疑に入りました。質疑で明らかになったことは、今回の指定管理については提案期間は7月末から8月2日までであったが、4月から公募予定をホームページで告知し、7月5日には具体的な要項を示していること、その募集要項は公に広く配布しているものであること、総合体育館のレストランコーナーについては民間のノウハウを生かすという考えで、今回指定管理の範囲に含めたこと、募集要項の中の管理基準では、さまざまな提案を期待して飲食の提供を行うことという最低限の条件を付したこと、評価項目に具体例としてその有効活用を明示したこと、候補者からはWi-Fiスポットやカフェコーナーの設置、ポイントカードの配布という提案が出ていること、選定委員会の意見と同様に、市側も思ったより十分な提案ではなかったという気持ちはあり、指定管理者との協議を通じて今回の提案にとどまらず、さらに工夫を重ね、改善に努めていきたいと考えていることなどです。  質疑の後、意見討論を求めたところ、可決すべきものとの立場で5名全員の委員から討論があり、本議案は可決すべきものと決しました。  討論の中では、以前の陳情の中に総合体育館内のレストランの活性化を求めるものがあったこと、指定管理者選定委員会から報告書の中でレストランコーナーの有効利用について一定の提案があったものの十分と言える内容ではなかったとの意見が付されていることから、総合体育館内のレストランに関する指摘が多くありました。  「きちんと公共施設としてどのように地域に愛され、使っていただける施設となるのか、改善を進めていただきたい」、「体育館利用者も近隣地域の方々も、レストラン活性化を求めていると認識している。市は、選定事業者と意見交換をしながら、よりよい環境づくりを検討してほしい」、「ほかの自治体で活性化し、地域に貢献しているレストランやカフェなどを調査・研究して、多摩市でも生かしていただきたい」、「現在のレストランのままでは心も体も健康になれる多摩市が健幸都市だということを可視化できる場所とするには不十分である。市民が健康で幸せと感じ、よかったという思いができるように、市民のために市が主導権を持ち、今後の課題として積極的に検討し、レストランを改善していただくことをお願いする」といったものでした。  次に、第121号議案多摩市立子育て総合センター条例の一部を改正する条例の制定についてを報告します。まず市側より、本件は現在の多摩市立子育て総合センターから多摩市子ども家庭支援センターに名称を改めるための条例改正である旨、提案理由の説明がありました。  市側の説明の後、質疑に入りました。質疑で明らかになったのは、平成16年7月に東永山複合施設内に設置の際は、子ども家庭支援センターという名称であったが、平成27年11月に現在の豊ヶ丘に移転する際に、地元の方の意見も聞きながら話し合いをする中で、改めて名称変更して子育て総合センターとなった経緯があること、今回また名称を変えることについて、地元の方、隣の八幡神社の総代の方、地域のご協力いただいた方などにご了解を得ていることです。  質疑の後、意見討論はなく、挙手により採決を図ったところ、挙手全員により、本議案は可決すべきものと決しました。  次に、第122号議案多摩市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを報告します。まず市側より、本件は成年被後見人や被保佐人に関して児童福祉法上の欠格条項が見直されたことから、同法を引用していた当該条例の項目ずれをなくす改正である旨、提案理由の説明がありました。  市側の説明の後、質疑も意見討論もなく、挙手により採決を図ったところ、挙手全員により本議案は可決すべきものと決しました。  次に、第123号議案多摩市学童クラブ条例の一部を改正する条例の制定についてを報告します。まず、市側より、本件は多摩市豊ヶ丘学童クラブが貝取小学校に移転することに伴い、条例上、豊ヶ丘学童クラブを削除、貝取小学童クラブを追加し、さらに南鶴牧小学童クラブ及びその分室の名称を変更するための条例改正である旨、提案理由の説明がありました。  市側の説明の後、質疑も意見討論もなく、挙手により採決を図ったところ、挙手全員により本議案は可決すべきものと決しました。  次に、元陳情第19号保育園の給食費の負担軽減と無償を求める陳情について報告します。本陳情は、多摩市議会が保育園の給食費の保護者負担軽減及び無償化をめざすよう、市に求めることを要望するものです。  まず市側より、本件については9月議会において1度決定した内容であり、考え方を変える必要はないと考えている旨の説明がありました。  市側の説明の後、質疑に入り、明らかとなったことは、今回の幼児教育・保育の無償化は、幼稚園並びに保育所の保育料が無償となるというものであること、給食費については保育料ではないということから、国が実費徴収の方針を示したこと、市としては今回の無償化は大きな制度改正で非常にわかりづらいとの声もあり、わかりやすく今後も周知に努めていきたいと思っていること、徴収された食材料費の使途について確認するには、公立保育園には情報の開示を求めていただくことになるが、民間園については各園が運営の中で明らかにしていくものと考えていること、徴収事務の負担については市に課題があるとか、問題が起きているという声は届いておらず、それぞれの園の努力によってスムーズな徴収の取り組みをなさっていると認識していることなどです。  質疑が終了した後、委員間での意見交換を行い、ほかの会派の考え方の確認や保育料の無償化と給食費の無償化は切り離して考えるべきではないか、無償化を東京都や国に求めるべきではないかといった点について意見交換がなされました。  その後、意見討論を求めたところ、採択すべきものとの立場で1名、不採択すべきものとの立場で4名の委員から討論があり、本陳情は不採択すべきものと決しました。  採択の意見は、保育から給食を切り分け、無償化の範囲外とし負担を求めるのは保育の無償化の流れに逆行するもので、負担軽減・無償化を求めるのは当然ではないかというものでした。  一方、不採択の意見は、国が行った幼児教育・保育の無償化は保育料の無償化という制度であり、給食費の全額無償化や服飾費の無償化ではない。職業の処遇改善や待機児童対策などのほうが先ではないか。同施設内で給食費の有償・無償の差があったり、在宅保育との公平性の問題もある。各園での給食費徴収事務も大きな問題は発生していない。市の財政をしっかりと確認したわけでもないので、本陳情を不採択すべきであるといったものでした。  以上で子ども教育常任委員会の報告を終わります。 ◯議長(藤原マサノリ君) 委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  これより、第111号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。  3番岩崎みなこ議員。        (3番岩崎みなこ君登壇) ◯3番(岩崎みなこ君) 第111号議案多摩市立総合体育館、多摩市体育施設、多摩市立武道館及び多摩市立陸上競技場の指定管理者の指定について、ネット・社民の会を代表して、委員会の決定は可決ですが、東寺方の地域ひいては健幸都市である多摩市の市民にとってこのまま進めるべきではなく、一旦立ちどまる必要があるとの認識の発展から反対の立場での意見討論をいたします。  この議案について、さきの子ども教育常任委員会に出された添付資料の多摩市立総合体育館等指定管理者候補者選定委員会審査結果報告書の委員会意見の記載に「総合体育館レストランコーナーの有効活用や地元企業の活用及び市民の雇用促進などの地域貢献については、一定の内容はあったものの十分と言える内容ではありませんでした。特に地域貢献や危機管理対応については、課題と認識しつつも十分な改善提案があったとは言えませんでした。このような点については課題として改善策を積極的に検討し、実施していくことが必要であると考えます」とあります。この委員会審査結果報告書の指摘は、会派としては非常に重く受けとめるべきと考えます。  なぜなら、市民からの指摘もあり、陳情を議会は趣旨採択もしているからです。市長は、あの総合体育館のレストランで休日などお過ごしになったことはおありでしょうか。市長、この解決がなされないまま指定管理に踏み切るべきではないと思います。  既に市は仮契約を締結しているから迷惑をかけると思っているようですが、このままで指定管理がされてしまって一番迷惑がかかるのは、市でも指定管理者でもなく、もちろん市長でもなく、地域住民や市民でしょう。本来、市は市民のかわりに税で業務を行っているだけなのです。今後課題を抱え、期待もできずに5年もの間、本契約をし、このまま指定管理者に任せることを考えるなら、ここはいま一度所管はさまざまな部署の資源との連携を図り、指定管理事業者や選定委員などと詰めてから5年間の指定管理に踏み切るべきです。  また、選定委員による報告の意見の最後の文にはこうも書かれています。「市民の財産であるスポーツ施設及び公園の管理運営を行い、多くの市民が健康で幸せを感じることのできるまちづくりに寄与されることを期待して、本委員会の意見といたします」。つまり多摩市が目指している健幸都市そのものを具現化し得る高いポテンシャルが多摩市の南と北にあると言っているのです。  南は陸上競技場のある多摩東公園、北は地域に愛されている東寺方複合館とともにある総合体育館です。そして、この総合体育館内にあるレストランを、市は今まで直営で運営がうまくできなかった、指定管理にすれば解決すると思ったが、残念ながらよい提案がなかったとしながら、このまま進めようとしています。しかし募集に際し、自由にしてよいと言うだけで、よりよくするための提案や地域や市の資源の情報も与えていなかったことは、市の怠慢と言わざるを得ません。  とりわけ、横の連携がお仕事の健幸まちづくり政策監にも果たす役割はあったのではないかと思うところです。なぜなら、ライフウェルネス検定のテキストのイエローページにも、食・運動の項目で、食としては健康栄養相談とありますが、運動の資源として健康スポットや地域介護予防教室などと並んでスポーツ施設として総合体育館を記載しています。  また、検定にも出題された多摩市健幸都市宣言の1つ目の「おいしく食べエネルギーを燃やします」のとおりのことが、総合体育館では同時に可能なのです。体育館ですから運動はもちろんですが、その施設内には広々としたレストランがあることも、指定管理になることも政策監は当然わかっていたはずです。ならば例えばそこのレストランで健幸都市ならではの新鮮な地場の野菜のメニューを出したらどうか、食育を含め、自宅でもつくりたくなるほどの健康に配慮したレシピにしたらどうか、そこで健康栄養相談もできないか、地場野菜も買うことができたら、子ども食堂など時々でも開催できないか、多摩市の保育園のおやつや給食が食べられたらなど、できたのではないでしょうか。  もし、パラリンピックの競技種目でもあり、多摩市で今盛んな、子どもたちも楽しんでいるボッチャを体育館で行ったとき、レストランでは福祉館のお祭りのように福祉事業所とコラボで食事や焼き菓子が売れないか、ふだんは障がい者の雇用になるような売店にしておいたらなど、選定委員が意見したような多くの市民が健康で幸せを感じることのできるまちづくりに寄与できたのではないでしょうか。  その上、多摩市は来年のオリンピック・パラリンピックではアイスランドのホストタウンですが、そのアイスランドは日本も見習うことの多い大変な先進国で、男女平等10年連続世界第1位、環境パフォーマンス世界第11位といった、そんなすばらしい国に多摩市は選んでいただけたのです。来年にはそのアイスランドの選手の方たちに多摩市をご案内することもあるかと思うところですが、多摩市のスポーツ施設ですから、総合体育館などもご案内するでしょうか。レストランで子どもたちと簡単な多摩市の地場野菜の健康レシピ、アイスランドのおやつなどのコラボなど楽しめたらと思うところですが、フードコラボスポーツ施設として、レストランをご案内するのでしょうか。  市長は、最近は健幸都市よりSDGsのほうが気になっているように感じられます。とにかく駅から遠い、わざわざ人も来ない、民間から大した提案もないと諦めて切り捨てるには地域に失礼ですし、実は駐車場もあり、体育館利用者は多く、おまけに地域図書館もある、あまりにもポテンシャルの高い太陽の光が差し込むガラス張りの天井も高い、広いレストランコーナーです。やはり駅からは遠いながら、今大変にぎわっている、首都大学東京の先生と一緒に考えている豊ヶ丘複合館の隣の多摩八角堂は本当に素敵な拠点となっていることをご存じの方も多いのではないでしょうか。  実は、議会も昨年の秋の意見交換会に、市民の方が駐車場有料化より先にあの総合体育館のレストランを活性化させるべきとの要望を受け、前子ども教育常任委員会でレストランを視察したことはありましたが、陳情を趣旨採択した後、市に任せ切りにしてしまい、議会としても市へ進捗などのヒアリングを怠ったとも言えます。  よって、今後議会も同じ方向を向いていると思うところなので、会派としても、現子ども教育常任委員長に所管事務調査にできないか要望したいとは思っております。  ライフウェルネス検定のテキストに「多摩市健幸まちづくりとは、行政、市民、団体、事業者、大学などが主体的にまたは連携協働して、多摩市を健幸になる仕掛け・きっかけがあふれるまち、世代も経済も循環するまちにしていこうという取り組みである」とあります。  まさに総合体育館内レストランは仕掛け・きっかけが可能な世代・経済の循環する場所なのではないでしょうか。ぜひこのまま指定管理にする前に一旦立ちどまり、相当ポテンシャルの高い総合体育館のレストランを所管は健幸まちづくり政策監をはじめ、障がい者支援事業者、保育園、栄養士、農業委員、豊ヶ丘の首都大学東京の先生などの知恵をかり連携しつつ、指定管理になる前に今後の5年間のために一旦立ちどまることを提案し、反対の討論といたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。19番本間としえ議員。        (19番本間としえ君登壇) ◯19番(本間としえ君) 本間としえです。第111号議案多摩市立総合体育館、多摩市体育施設、多摩市立武道館及び多摩市立陸上競技場の指定管理者の指定について、公明党を代表して可決の立場で討論いたします。  本年3月議会の31陳情第4号及び6月議会の元陳情第8号の総合体育館及び多摩東公園駐車場有料化に対する陳情の中に、総合体育館内のレストランの活性化を求める内容が記されています。そしてその陳情に対し、公明党は趣旨採択をしています。また、指定管理者候補者選定委員会の報告書の委員会意見でも、レストランコーナーの有効利用について「一定の提案があったものの十分と言える内容ではありませんでした」とあります。ここで改めて、総合体育館利用者や近隣地域の方々にどのようなレストランコーナーを求めるかなどアンケート調査を行っていただき、今後市が事業者と意見交換をしながら、よりよい環境づくりを検討することを要望して、本議案に対する可決の討論とさせていただきます。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。──反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  20番しらた満議員。        (20番しらた満君登壇) ◯20番(しらた満君) 第111号議案多摩市立総合体育館、多摩市体育施設、多摩市立武道館及び多摩市立陸上競技場の指定管理者の指定について、フェアな市政を代表いたしまして、委員長報告に賛成、可決の立場から討論いたします。  令和元年9月17日の多摩市立総合体育館等指定管理者候補者選定委員会審査結果報告書によれば、「総合体育館レストランコーナーの有効活用や地元企業の活用及び市民の雇用促進などの地域貢献については、一定の提案があったものの、十分と言える内容ではありませんでした」との意見が付されています。  この意見は、今回の指定管理者の選定に当たり、重要課題でもあった総合体育館レストランコーナーの活性化方策が見えていないことを意味するものと受けとめました。レストランコーナーの運営については、過去からの経過がありつつ、今回は初めて指定管理者業務に統合していく方針となり、このタイミングでスペースの利活用など新たな収益にもつながる提案を期待していましたが、残念です。  市側からは、もともと飲食事業の経営をすることが難しい立地環境など、提案を受け付けるにもなかなか厳しさがあるような認識も伺えました。少なくとも現況については健幸都市を目指す多摩市を後押しするスポーツ施設にあるレストランとして、その努力が利用者に感じられるものになっておらず、残念ながら事業者に努力を促す市のあり方にも問題があったと感じています。改選前の子ども教育常任委員会6人の委員がレストランを利用しましたが、市民の方々にお勧めできるものではない状態で出たと感じたという報告もありました。  さて、来年度からは指定管理者がレストランコーナーを継続することになり、今までこのレストランの家賃は169平米で5万円でした。さらにフリースペース60平米を加えると、合計229平方メートルということになり、格安です。今回、レストラン事業を工夫することで指定管理者の収益にもつながるように転換していくことが求められ、ひいては新たな収益確保により指定管理料への支出を減らすことを視野に入れるべきでした。現状を存続するだけであれば、市側がこれまで市民が利用したくなるレストランづくりを放置してきた責任を指定管理者に転移をするだけにも思えます。その意味で、今後市がレストランなど飲食の提供に関し指定管理者に何を求め、運営の工夫をしてもらうのか、改めて明確にする必要もあります。  必ずしもレストラン事業にこだわらないとする考え方もあるかもしれません。いずれにせよ、今後レストランスペースの運営責任者がかわっても、市民や利用者には何の変化も感じられないということになったとき、その責任の所在を一体どこに求めていけばよいのでしょうか。  審査委員からの意見を受けとめる立場である市の責任は大きいと指摘いたします。また、レストランコーナーの有効活用ができないまま駐車場を有料化させていこうとする姿勢にも批判の声が上がっていたことも、ついでながらつけ加えさせていただきます。  最後に、この指定管理者の審査に当たっては、評価表についてももう少し分類を明確にするなどの工夫が求められるように思います。レストラン活用についても、それ自体が単独で評価されたのかがわかるようにしていただきたかったと思います。また、総合的な視点からの評価とする極めて曖昧な基準が合っていないような視点からの最終結果でもあり、何が重視されたのかもよくわかりません。地域貢献の視点についても、一部提案があったが不十分なことであり、見逃せない点です。審査委員会でも、点数にこそ差があれ、審査委員の見解も分かれています。改めて今回の指定管理者の指定については、市民サービスの向上に大きくつながるかどうか、疑問を拭い切れないことを申し伝えたいと思います。  今回、10月の台風でも一ノ宮公園の屋外体育施設に対し、その管理責任が問われたように思います。選定された指定管理者を構成する共同企業体が全て市外事業者である点に対しても、災害時対応の観点からも、どのような人員体制を敷くのか、市側から指定管理者に確認していただきたい。  そして総合体育館・屋外体育施設に加え、多摩東公園や陸上競技場、武道館までを指定管理者の業務に加え、その必要経費の額もかなり規模が大きくなります。スケールメリットと言うのであれば、それなりに指定管理者が工夫し、税金の支出に見合った市民サービスの向上を期待したいと思います。  誰のための施設であるのか、改めて原点を忘れずに、最小の費用で最大の効果を上げるための指定管理者制度であることを再確認し、真の市民サービス、言ってみれば行政が直営する以上のサービス向上と充実に取り組んでいただきたいと強く申し上げ、討論といたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。25番山崎ゆうじ議員。        (25番山崎ゆうじ君登壇) ◯25番(山崎ゆうじ君) 25番山崎ゆうじです。第111号議案多摩市立総合体育館、多摩市体育施設、多摩市立武道館及び多摩市立陸上競技場の指定管理者の指定について、新政会を代表して可決の立場で意見討論いたします。  選定委員会の意見では、総合体育館レストランコーナーの提案について、有効活用や地域貢献、危機管理対応については改善が必要とされていますので、その点を特に重視して今後の課題とし、積極的に検討し、実施していただくことをお願いして、可決の意見討論とさせていただきます。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。──賛成討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第111号議案多摩市立総合体育館、多摩市体育施設、多摩市立武道館及び多摩市立陸上競技場の指定管理者の指定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手多数) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手多数であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第121号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第121号議案多摩市立子育て総合センター条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第122号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。
     これより、第122号議案多摩市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、第123号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第123号議案多摩市学童クラブ条例の一部を改正する条例の制定についてを挙手により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は委員長の報告のとおり可決することに決しました。  これより、元陳情第19号に対する討論に入ります。  討論はありませんか。  まず、本件に対する反対討論の発言を許します。  反対討論はありませんか。19番本間としえ議員。        (19番本間としえ君登壇) ◯19番(本間としえ君) 本間としえです。元陳情第19号保育園の給食費の負担軽減と無償を求める陳情について、公明党を代表して不採択の立場で討論いたします。  今回国が行った幼児教育・保育の無償化は、保育料の無償化という制度であり、給食費の全額無償化や服飾費の無償化ではありません。制度を変えるなら、本来制度設計者である国や東京都において対処すべき課題であると考えます。  多摩市に無償化を求めるのであれば、財源的裏づけ、在宅や幼稚園児、学校給食費やほかの福祉施設の給食費との整合性まで波及することを念頭に置いて議論しなければなりません。  市としては、給食費の実費徴収に当たり、これまでの保育料を上回って負担することがないように負担軽減を図っています。公明党としては、学費・給食費などの負担を軽くして子育てしやすい体制をつくり、全世代型社会保障制度を構築すべきと考えています。将来的には、保育園だけでなく幼稚園などの給食費も公平に無償化できるよう、後押しをしていく考えであることを申し添えて、本陳情に対し不採択の意見討論といたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。1番大くま真一議員。        (1番大くま真一君登壇) ◯1番(大くま真一君) 1番大くま真一です。元陳情第19号保育園の給食費の負担軽減と無償を求める陳情について、日本共産党多摩市議団を代表して、採択すべきとの立場での討論を行います。  9月議会では、保育の現場、職員の皆さんから保育園での給食費実費徴収について陳情が上がり、今回は保護者の方から給食費の負担軽減・無償をめざすことを求める陳情が上がりました。  本陳情提出時にはゼロであった保護者の皆さんの署名は、20日余りで663筆も集まっています。先日、ある保育園で行われた給食費の学習会では、保育園での給食費徴収にかかわる経緯を初めて知ったという保護者の方から、もっと保護者自身も知らなければいけないし、知らせていかなければいけないという感想が挙がったとのことです。市民の関心も急速に高まっています。  国の進める今回の括弧つきの無償化は、無償化を掲げながら給食部分を保育から外し、保護者に負担を求めるものになっており、保育を巡る矛盾をさらに深めています。  そのような中で、保育料の負担が減るのだからと、これまで行ってきた補助を削減し、保護者へ負担を求めるやり方はさながら便乗値上げです。この間、市は、負担の公平性と繰り返し説明してきましたが、保育所とそのほか幼稚園や家庭保育を比較しての公平性とは何を指すのでしょうか。  保育所には、保育の必要性が市によって認定されなければ入所することができません。多摩市保育所等入所申請のしおりでは、保育の必要性とは「保護者が仕事・病気等の理由により、家庭で就学前の子どもの保育が困難な状態を指します」としています。市民が抱える困難を児童福祉の観点から支えていくのが保育所の役割だということです。  役割や利用に当たっての前提条件が違う保育園と幼稚園、また家庭保育を一律に比較することはできないし、そうすべきでないことは明らかです。もちろん幼稚園や家庭保育についても多摩市として子育てを応援し、負担を軽減していくことは、まだまだ必要です。しかし、だからといって子どもたちの豊かな育ちを保障する場である保育所で、子どもたちの生活を充実させてきた施策を後戻りさせる理由にはなりません。  保育関係者や保護者の方々から負担軽減や無償を求める声が上がるのは当然のことです。今求められているのは、性格の違う保育園と幼稚園などの施策を並べ、充実している部分を削り取っていくような足を引っ張り合う公平性ではなく、本当に子どもたちの豊かな育ちを保障することです。乱暴な公平性を突き詰めていけば、所得に応じて負担を決めていく応能負担の原則などは成立しません。今、市が掲げている公平性の理論は、福祉を福祉でなくしてしまう矛盾をはらんだものになっています。この点を看過することはできません。再度指摘をしておきます。  本陳情は、市議会として、市へ負担軽減及び無償化へ向けて働きかけることを求めています。多摩市議会として、保護者や保育関係者の声を受けとめ、市に働きかけることは当然のことです。また同時に、国や都への働きかけもさらに強めて、子どもたちの育ちを保障する政策を実際に前に進めていかなければなりません。  以上申し上げ、元陳情第19号保育園の給食費の負担軽減と無償を求める陳情について、日本共産党多摩市議団を代表して採択すべきとの立場での討論とします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。25番山崎ゆうじ議員。        (25番山崎ゆうじ君登壇) ◯25番(山崎ゆうじ君) 25番山崎ゆうじです。元陳情第19号保育園の給食費の負担軽減と無償を求める陳情に対し、新政会を代表して不採択の立場で意見討論いたします。  今回の保育料無償化に伴い、給食費の実費徴収を行うことについて、一番の理想は保育料無償とともに給食費も無償にすることだと思います。ただし現状では、同施設内で給食費の有償・無償の差が発生したり、在宅保育との不公平性の問題もございます。また、まだまだ待機児童が存在する状況から、待機児童対策を第一優先とし、多摩市の全ての子どもたちが希望する施設に通える環境づくりを最優先課題として取り組んでいきたいという市の考えも理解できます。  今回の給食費徴収により、保育料無償化以前より負担がふえる家庭は発生していないことや、各園での給食費徴収事務も大きな問題は発生していないことを確認していますので、新政会としましては、今後、国や都に対して給食費の無償化を強く訴えてまいりますので、市としても強く国や都に要望していただくとともに、市独自の努力も行っていただき、給食費の無償化に向け取り組んでいただきたいことをお願い申し上げて、新政会を代表して不採択の意見討論といたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。──賛成討論なしと認めます。  次に、本件に対する反対討論の発言を許します。──反対討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、元陳情第19号保育園の給食費の負担軽減と無償を求める陳情を挙手により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。  本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手多数) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手多数であります。  よって、本件は委員長の報告のとおり不採択することに決しました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第33、閉会中の審査の申し出を議題といたします。  総務常任委員長から、本日付の付託の元陳情第20号女川原発2号機を再稼働しないよう意見書の提出を求める陳情につき、会議規則第101条の規定により、閉会中に審査したい旨の申し出があります。  お諮りいたします。  委員長からの申し出のとおり、閉会中の審査に付することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員長からの申し出のとおり、閉会中の審査に付することに決しました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第34、各常任委員会の特定事件継続調査の申し出を議題といたします。    ────────────────────     各常任委員会の特定事件継続調査事項表               (令和元年第4回定例会) 総務常任委員会 1 総合オンブズマンについて 2 総合的な政策の企画、推進及び調整について 3 行財政の経営改革について 4 財産について 5 建築物の整備及び保全について 6 統計について 7 秘書について 8 広報、広聴及び市民相談について 9 財政について 10 情報システム及び情報政策について 11 契約及び検査について 12 職員の人事、福利厚生等について 13 文書及び法務について 14 災害対策等について 15 防犯について 16 市税及び市税に係る税外収入について 17 戸籍及び住民基本台帳について 18 商工業及び農林漁業の振興並びに観光について 19 市会計について 20 監査委員、選挙管理委員会、農業委員会及び固定資産   評価審査委員会について 21 他の常任委員会の所管に属さない行政事務について 健康福祉常任委員会 1 地域福祉について 2 生活福祉について 3 保健衛生及び健康について 4 国民健康保険、後期高齢者医療及び国民年金について 5 高齢福祉について 6 介護保険について 7 障害福祉について 8 福祉事務所について 生活環境常任委員会 1 市民生活について 2 町名地番整備について
    3 消費者の保護について 4 コミュニティ及び市民活動の支援について 5 男女平等の推進について 6 都市計画及び都市計画事業について 7 開発、整備及び区画整理について 8 住宅政策について 9 道路、河川及び土木について 10 交通対策について 11 下水道事業について 12 環境の保全、回復及び創出について 13 公園及び緑化について 14 廃棄物の処理、減量及び再利用について 子ども教育常任委員会 1 文化、スポーツ及び生涯学習の振興について 2 児童の福祉について 3 母子及び父子並びに寡婦福祉について 4 幼児教育施設について 5 青少年について 6 教育予算について 7 公立の小学校及び中学校の設置、管理及び廃止につい   て 8 学校教育について 9 学校給食について 10 社会教育及び社会教育施設について 11 文化財の保護について    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 各常任委員長から、お手元に配付した継続調査事項表の特定事件につき、会議規則第101条の規定により、閉会中継続調査したい旨の申し出があります。  お諮りいたします。  各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第35、議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。  地方自治法第100条第13項及び会議規則第161条の規定に基づき、閉会中において議員の派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員等については議長にご一任願いたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、議長に一任いただくことに決しました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第36、議員提出議案第12号「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書を議題といたします。    ──────────────────── 議員提出議案第12号    「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の    強化を求める意見書  上記の議案を別紙のとおり地方自治法第112条及び会議規則第13条第1項の規定により提出する。   令和元年12月20日    提出者  多摩市議会議員    渡 辺 しんじ    賛成者     同       安 斉 きみ子     同      同       岩 崎 みなこ     同      同       しのづか  元     同      同       斎 藤 せいや     同      同       折 戸 小夜子     同      同       いいじま 文彦  多摩市議会議長 藤 原 マサノリ 殿 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書  本年8月、茨城県の常磐自動車道で、男性が執拗なあおり運転を受けて車を停止させられ、容疑者から顔を殴られるという事件が発生した。また平成29年6月には、神奈川県内の東名高速道路において、あおり運転を受けて停止した車にトラックが追突し、夫婦が死亡している。こうした事件・事故が相次ぐ中、「あおり運転」をはじめとした極めて悪質・危険な運転に対しては、厳正な対処を望む国民の声が高まっている。  警察庁は、平成30年1月16日に通達を出し、道路交通法違反のみならず、危険運転致死傷罪や暴行罪等のあらゆる法令を駆使して、厳正な取り締まりに取り組んでいるが、いわゆる「あおり運転」に対する規定がなく、防止策の決め手とはなっていない。今後は、あおり運転の厳罰化に向けた法改正の検討や更新時講習などにおける教育のさらなる推進及び広報啓発活動の強化が求められるところである。  そこで政府におかれては、今や社会問題化している「あおり運転」の根絶に向け、安全・安心な交通社会を構築するため、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。             記 1.「あおり運転」の規定を新たに設け、厳罰化については、危険運転を行った場合のみでも道路交通法上、厳しく処罰される海外の事例なども参考としながら、実効性のある法改正となるよう、早急に検討を進めること。 2.運転免許更新時における講習については、これまでの交通教則による講習に加え、あおり運転等の危険性やその行為が禁止されていること及びその違反行為に対しては取締まりが行われることについての講習も行うこと。また、更新時講習に使用する教本や資料などに、これらの事項を記載すること。 3.広報啓発活動については、あおり運転等の行為が禁止されており、取締まりの対象となることや、「あおり運転」を受けた場合の具体的な対処方法などについて、警察庁及び都道府県警察のホームページ、SNSや広報誌などを効果的に活用し、周知に努めること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和元年 月 日            多摩市議会議長 藤 原 マサノリ 内閣総理大臣 殿 国家公安委員長殿    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 提出者から提案理由の説明を求めます。16番渡辺しんじ議員。        (16番渡辺しんじ君登壇) ◯16番(渡辺しんじ君) 16番渡辺しんじでございます。ただいま議題となっている議員提出議案第12号「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書について提案理由を申し上げます。  本年8月、茨城県の常磐自動車道で男性が執拗なあおり運転を受けて車を停止させられ、容疑者から顔を殴られるという事件が発生しました。こうした事件・事故が相次ぐ中、極めて悪質・危険な運転に対しては厳正な対処を望む国民の声が高まっています。  政府に対して、今や社会問題化している「あおり運転」の根絶に向け、安全・安心な交通社会を構築するため、必要な法整備を早急に検討することを求めます。  さきの代表者会議で同意を得たものです。皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、議員提出議案第12号に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、議員提出議案第12号「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書を挙手により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ────────────────────
    ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第37、議員提出議案第13号令和元年台風19号等からの復旧・復興に向けた対策を求める意見書を議題といたします。    ──────────────────── 議員提出議案第13号    令和元年台風19号等からの復旧・復興に向けた対策    を求める意見書  上記の議案を別紙のとおり地方自治法第112条及び会議規則第13条第1項の規定により提出する。   令和元年12月20日    提出者  多摩市議会議員    本 間 としえ    賛成者     同       安 斉 きみ子     同      同       岩 崎 みなこ     同      同       しのづか  元     同      同       斎 藤 せいや     同      同       折 戸 小夜子     同      同       いいじま 文彦  多摩市議会議長 藤 原 マサノリ 殿  令和元年台風19号等からの復旧・復興に向けた対策  を求める意見書  台風19号等の影響により東北、信越、関東、東海にかけて、河川の堤防が決壊した他、越水などによる浸水被害、土砂災害などが広範囲に渡り多数発生し、各地に甚大な被害をもたらした。台風15号による被害の爪痕が残る地域では、追い打ちをかけるような事態となった。  政府においては、被災直後から迅速な救助・救出活動、避難支援などの応急対応とともに、早期復旧に向けた様々な取り組みに総力を挙げてきたところであるが、どこまでも「被災者第一」で、今後の生活支援、早期の住まいの確保、産業・生業の支援など、被災者に寄り添った支援が求められる。  また、水道や電気等のライフライン、鉄道や道路等の交通インフラの早期復旧、決壊した河川の堤防等では、二度と災害を起こさない「改良復旧」を強力に推進するとともに、ソフト・ハード両面にわたる復旧・復興に向けた総合的な支援策を強力に講じることを強く求めるものである。             記 1.被災者の1日も早い生活再建のため、既存制度の対象拡大や要件緩和など弾力的な運用を行うこと。 2.医療施設、社会福祉施設、学校教育施設等の復旧、再開に向けて、必要な支援を行うこと。 3.商工業、農林水産業の早期事業再開のため、被災した事業用建物、設備、機材等の復旧を支援する補助制度を創設すること。 4.被災地の風評被害払拭のため、旅行商品・宿泊料金の割引等に対して必要な観光支援を行うこと。 5.被災地の切れ目ない復旧・復興の推進のため、復旧作業の進捗を見極めつつ、補正予算の編成について適切に判断すること。 6.「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」については今回の台風被害等の状況も踏まえて拡充し、期間終了後も必要となる対策が講じられるよう、継続して予算措置を行うこと。  以上、地方自治法第99条の規定により提出する。 令和元年 月 日            多摩市議会議長 藤 原 マサノリ 内閣総理大臣 殿 内閣官房長官 殿 総務大臣   殿 財務大臣   殿 文部科学大臣 殿 厚生労働大臣 殿 農林水産大臣 殿 経済産業大臣 殿 国土交通大臣 殿 環境大臣   殿 復興大臣   殿 国家公安委員長殿    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 提出者から提案理由の説明を求めます。19番本間としえ議員。        (19番本間としえ君登壇) ◯19番(本間としえ君) 19番本間としえです。ただいま議題となっております議員提出議案第13号令和元年台風19号等からの復旧・復興に向けた対策を求める意見書の説明をいたします。  台風19号等の影響により、河川の堤防が決壊したほか、越水などによる浸水被害・土砂災害などが広範囲にわたり多数発生し、各地に甚大な被害をもたらしました。  政府においては、今後、生活支援、早期の住まいの確保、産業・生業の支援など、被災者に寄り添った支援が求められます。二度と災害を起こさない「改良復旧」を強力に推進するとともに、ソフト・ハード両面にわたる復旧・復興に向けた総合的な支援策を強力に講じることを強く求める内容の意見書でございます。  代表者会議においてご審議いただいた意見書でございます。皆様のご賛同のほど、よろしくお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、議員提出議案第13号に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、議員提出議案第13号令和元年台風19号等からの復旧・復興に向けた対策を求める意見書を挙手により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第38、議員提出議案第14号骨髄移植等によりワクチンの再接種が必要となった者への接種費用を助成する制度の創設を求める意見書を議題といたします。    ──────────────────── 議員提出議案第14号   骨髄移植等によりワクチンの再接種が必要となった者   への接種費用を助成する制度の創設を求める意見書  上記の議案を別紙のとおり地方自治法第112条及び会議規則第13条第1項の規定により提出する。   令和元年12月20日    提出者  多摩市議会議員    大 野 まさき    賛成者     同       安 斉 きみ子     同      同       岩 崎 みなこ     同      同       しのづか  元     同      同       斎 藤 せいや     同      同       三 階 道 雄     同      同       いいじま 文彦  多摩市議会議長 藤 原 マサノリ 殿 骨髄移植等によりワクチンの再接種が必要となった者への接種費用を助成する制度の創設を求める意見書  小児がんなどの治療で、骨髄移植や免疫抑制の治療を受けたことにより、これまで受けた予防接種ワクチンの効果がなくなり、もう一度予防接種をやりなおさなくてはならない場合、現行の予防接種法では再接種は定期予防接種の扱いとならず、任意予防接種として、全額自己負担となってしまいます。  再接種の費用は、医療機関や種類により異なりますが、1回6千円から1万2千円程度かかり、複数回の接種が必要なものもあることから、合計30万円程度かかるともいわれています。市区町村によっては再接種の助成制度を設けているところがありますが、厚生労働省の調査によると、平成30年7月時点でその数は全市区町村の僅か5%程度に留まっております。  骨髄移植などで免疫を無くした者は、すでに全員が闘病によって肉体的にも経済的にも大きな負荷がかかっています。再接種に過度な負担がかかる現状では、助成制度が無いことで再接種を諦めてしまう例が出かねません。  予防接種は、個人の感染予防・重症化の防止という目的とともに、多くの人が接種を受けることにより、感染症のまん延を防止する集団免疫という社会的な意義も持っています。  接種が必要な人が居住地に関わらず、過度な負担なく確実に接種出来るようにすることが国の責務であると考えます。  よって、多摩市議会は、政府に対し、下記事項を速やかに実施するよう要請します。             記 1.骨髄移植等により予防接種ワクチンの効果がなくなった者が再接種する費用を助成する制度を創設すること。 2.再接種によって副反応等の健康被害が発生した際に定期接種と同等の補償を受けることが出来るよう制度を整えること。
     以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和元年 月 日            多摩市議会議長 藤 原 マサノリ 内閣総理大臣 殿 厚生労働大臣 殿    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 提出者から提案理由の説明を求めます。12番大野まさき議員。        (12番大野まさき君登壇) ◯12番(大野まさき君) 12番大野まさきです。議員提出議案第14号骨髄移植等によりワクチンの再接種が必要となった者への接種費用を助成する制度の創設を求める意見書について提案理由を簡潔に述べさせていただけたらと思います。  骨髄移植や免疫抑制の治療を受けたことによって、これまで受けた予防接種のワクチンの効果がなくなり、任意予防接種として全額自己負担となってしまう今のやり方について、ぜひとも接種が必要な人が居住地にかかわらず、過度な負担なく確実に接種できるようにすることが国の責務と考えまして、助成制度などを求めるものです。  皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、議員提出議案第14号に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、議員提出議案第14号骨髄移植等によりワクチンの再接種が必要となった者への接種費用を助成する制度の創設を求める意見書を挙手により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第39、議員提出議案第15号地球温暖化の原因となる「廃プラスチック」の根本的な減量対策を求める意見書を議題といたします。    ──────────────────── 議員提出議案第15号   地球温暖化の原因となる「廃プラスチック」の根本的   な減量対策を求める意見書  上記の議案を別紙のとおり地方自治法第112条及び会議規則第13条第1項の規定により提出する。   令和元年12月20日    提出者  多摩市議会議員    橋 本 由美子    賛成者     同       岩 崎 みなこ     同      同       しのづか  元     同      同       斎 藤 せいや     同      同       三 階 道 雄     同      同       折 戸 小夜子     同      同       いいじま 文彦  多摩市議会議長 藤 原 マサノリ 殿 地球温暖化の原因となる「廃プラスチック」の根本的な減量対策を求める意見書  6月末の大阪でのG20では、2050年までに海洋プラごみによる新たな汚染をゼロにすることをめざす「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が採択されました。日本は1人当たりの使い捨てプラの廃棄量が、米国に次ぎ2番目に多い国です。自国のプラごみ対策を抜本的に強化することが、国際的な役割を果たす大前提です。  中国など諸外国が廃プラスチックの輸入を禁止するもとで、国が市町村に廃プラスチックの焼却を要請していますが、全国でも受け入れを表明した市町村はありません。現在でも国内の廃プラスチックリサイクルの58%が二酸化炭素を排出する「焼却処理(サーマルリサイクル)」となっているのが現状です。COP25においても日本は石炭利用の火力発電でもふくめ、温暖化対策後進国と批判されています。「焼却処理」は日本政府の掲げる「地球温暖化対策計画」とも矛盾するものであり、緊急を要する改善課題です。  政府は自治体での焼却処理は「緊急避難措置」だといいますが、国内処理が原則になった以上、緊急避難ではすみません。これまでの体制の抜本的な見直しが不可欠です。  大量生産大量消費のありかたを見直し、マイバッグやマイボトル、給水スポットなどの普及とともに過剰包装を抑制し、リサイクルしやすい単一素材のプラスチックの使用を義務付け、紙製ストローのような脱プラ製品の開発・販売など、企業努力を明確にすることが重要です。「SDGs」の精神を国全体のものとするためにも、早急な対策が必要です。  多摩市も自治体として「廃プラスチック減量」に取り組んでいます。国としても緊急の国家的プロジェクトとして産業界を巻き込んだ減量化に取り組むよう強く要望するものです。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和元年 月 日            多摩市議会議長 藤 原 マサノリ 衆議院議長  殿 参議院議長  殿 内閣総理大臣 殿 厚生労働大臣 殿 環境大臣   殿    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 提出者から提案理由の説明を求めます。8番橋本由美子議員。        (8番橋本由美子君登壇) ◯8番(橋本由美子君) 橋本由美子です。議員提出議案第15号について、提案理由を述べます。  廃プラスチック問題は、マイクロプラスチックに見られるように海洋及びそこに住む生物に大きな影響を与えることが明らかになっています。また、プラスチック類の焼却は政府の地球温暖化対策計画とも矛盾するものであり、緊急に改善が必要です。  私たち市民一人ひとりの減量努力はもちろん、国が主体となり、産業界も巻き込んだ減量化に本気で取り組むことが今、重要です。それを要望する内容です。  ご賛同いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、議員提出議案第15号に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、議員提出議案第15号地球温暖化の原因となる「廃プラスチック」の根本的な減量対策を求める意見書を挙手により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ────────────────────  以上をもって本日の日程は全部議了いたしました。  会議を閉じます。  これをもって、令和元年第4回多摩市議会定例会を閉会いたします。        午前11時54分閉議・閉会...