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2019年06月20日 令和元年第2回定例会(第6日) 名簿
2019年06月20日 令和元年第2回定例会(第6日) 本文

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  1. 多摩市議会 2019-06-20
    2019年06月20日 令和元年第2回定例会(第6日) 本文


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    2019年06月20日 : 令和元年第2回定例会(第6日) 本文 (355発言中0件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) / 表示中の内容をダウンロード  / 印刷ページ          午前10時00分開議 ◯議長(藤原マサノリ君) ただいまの出席議員は26名であります。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、第46号議案令和元年度多摩市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) それでは、ただいま議題となっております第46号議案について、提案の理由を申し上げます。  本補正予算は、補助金の活用など、この時期に予算対応が必要なもの、計画の着実な実施に関するもの、当初予算編成後の情勢変化等に適時適切に対応するものを中心に編成しました。  その結果、歳入歳出予算をそれぞれ2億8,733万1,000円増額し、予算総額を565億420万5,000円とするものです。  まず、歳入の主な内容についてです。  国庫支出金は、7,031万9,000円増額し、91億7,852万6,000円としました。  民生費国庫補助金では、民間保育所の整備に係る補助金及び幼児教育・保育の無償化に係る補助金を計上しました。なお、保育所の整備に係る補助金は、都支出金においても同様のものを計上しています。  総務費国家補助金では、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入に係る補助金を計上しました。  商工費国庫補助金では、プレミアム付商品券事務に係る補助金を計上しました。  都支出金は、1億1,601万2,000円増額し、80億5,296万5,000円としました。  衛生費都補助金では、受動喫煙防止対策に係る補助金を計上しました。  繰入金は、6,200万円増額し、23億2,916万7,000円としました。
     民間保育所の整備に係る補助金の財源として福祉基金の取り崩しを計上したほか、本補正予算の最終的な財源対策として財政調整基金の取り崩しを計上しました。  市債は、民間保育所整備補助事業債を3,900万円増額し、市債全体で19億7,430万円としました。  次に、歳出の主な内容についてです。  総務費は、800万円増額し、64億6,599万4,000円としました。  企画費では、行財政改革を推進するに当たり、現在、実証実験を進めているRPAの本格導入のための経費を計上しました。  民生費は、2億2,073万6,000円増額し、277億1,881万9,000円としました。  障害者福祉費児童福祉総務費では、本年10月から実施される幼児教育・保育の無償化に伴うシステムの改修経費等を計上しました。  児童措置費では、保育事業者が行う保育所整備事業への補助金を計上しました。  衛生費は、3,470万6,000円増額し、45億1,402万4,000円としました。  予防費では、本年10月に多摩市受動喫煙防止条例が施行されることに伴い、市内4駅の喫煙スポットの整備費及び市内小・中学校、保育所、公園等に看板等の啓発資材を設置する経費を計上しました。  商工費は、994万3,000円増額し、3億8,549万8,000円としました。  商工振興費では、プレミアム付き商品券の購入引換券の発送方法が確定したこと等から、郵便料等の増額を計上しました。  土木費は、422万1,000円増額し、36億4,718万9,000円としました。  公園費では、平成31年3月からの公共工事設計労務単価の適用に伴い、多摩東公園改修工事費の増額を計上しました。  教育費は、1,032万2,000円増額し、92億6,914万7,000円としました。  教育指導費では、諏訪小学校が情報モラル推進校に指定されたことを受け、事業実施に係る費用を計上しました。なお、本事業は、東京都の10分の10の委託金で実施するものです。  社会教育総務費では、本年4月に「旧北貝取小学校跡地活用基本方針」を策定したことを受け、早急に跡地の整備を行うために基本・実施設計に係る経費を計上しました。  以上が歳入歳出予算の主な内容です。  あわせて、旧北貝取小学校跡地整備基本実施設計業務委託に係る「継続費の追加1件」、保育業務システム改修業務委託に係る「債務負担行為の追加1件」を提案しております。  なお、多摩市一般会計、各特別会計、下水道事業会計の会計年度の表記について、元号を改める政令が施行されたことに伴い、当年度全体を通じて「令和元年度予算」といたします。  また、予算書における年度表記についても、「平成31年度」を「令和元年度」と読みかえるものとし、「平成32年度」以降も同様な扱いといたします。  よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより、歳入についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、歳入についての質疑を終了いたします。  これより、歳出についての質疑に入ります。  まず、総務費についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。橋本由美子議員。 ◯8番(橋本由美子君) 先ほど説明があったロボティック・プロセス・オートメーションの導入による行革の推進事業がのっておりますが、それぞれの内容についてまずお答えいただくことと、それから既に3月下旬からさまざまな実証実験が行われているので、その経過についてもお答えください。 ◯議長(藤原マサノリ君) 小柳行政管理課長。      (行政管理課長小柳一成君登壇) ◯行政管理課長(小柳一成君) まず、補正予算の中身でございますけれども、13節委託料にはRPA導入に係ります業務分析やシナリオ作成等導入支援業務に加えまして、導入の効果を庁内ですとか課内、他の業務に横展開を図るための伝道者、取り組みの核となる人材というのをRPAエバンジェリストと名づけまして、その核となる人材の育成費用も含まれてございます。  また、14節の使用料及び賃借料につきましては、OCRとRPAソフトの使用料、18節の備品購入費にはAI-OCRのスキャナーの購入費を計上してございます。  3月から行っています実証実験というところをご質問いただいていますけれども、3月の総務常任委員会でもご報告させていただいたところでございますけれども、現在、3業務で実証実験を行ってございます。市内関連の企業と協定を締結しまして、保育園の入所申請書の入力業務が1つ、あとは住民税の関連の提出された書類の入力業務が1つ、3つ目が児童手当関連データ取得業務、この3つの業務を使いまして、AI-OCRですとかRPAの導入の効果という実証実験を行っているところでございます。 ◯8番(橋本由美子君) 名前がどういうものなのかなかなかわかりづらいと思うのですが、今、答弁の中にあったAIを使ったOCRとの関係、そしてRPAとどういう連動関係で、今までなかったものを取り入れることによって、多摩市にとってどういうところがこれから必要であるからということで予算措置もされてくるかと思うのですが、その辺をもう少しお答えいただきたい。  それから、実証実験パートナーという形で、総務常任委員会で既に2社が紹介されていますよね、3月議会の資料の中で。そことの今後の事業展開の関係もお答えください。 ◯行政管理課長(小柳一成君) ロボットという名前がついていますので、工場で働くアームのような装置をイメージされる方もいらっしゃるかと思いますけれども、これまで人の手で行っていましたシステム操作やデータ入力などの定型的な仕事を覚えさせることによりまして、人と同じようにパソコンの操作を行うソフトウェアのことをRPAソフトといいます。活用するには、そのソフトウェアに動作の手順を覚えてもらうことが必要になるわけですが、専門的なプログラミング技術がなくても比較的容易に使用可能な仕組みになっているところがRPAの特徴と言われてございます。  具体的に多摩市ではとういところでございますけれども、申請書の入力やデータ取得という特定の時期に大量に発生するような、定型的で判断要素の少ない業務を、RPAの活用により自動化することによりまして、生産性や正確性の向上を図るとともに、相談ですとか、人にしかできない業務を充実させる。ほかには業務の平準化を図るですとか、時間外業務の縮減というところも効果として考えられるかと思いますけれども、こうしたことにより市民サービスの向上と職員の働き方改革という両面での効果を得たいというのが、目的となっているところでございます。  2社と今、実証実験を行っているところでございますけれども、そちらは7月まで実証実験を行うことを予定しているところでございまして、今回の補正でとっております業務委託につきましては、入札の形で改めて選定を行うというふうに考えているところでございます。 ◯8番(橋本由美子君) 特定の時期に集中していろいろなものが出される。それを正確にコンピューターの中で処理をしていく。その前段階についても、RPAを使うことによって効率化できるという段階までは理解できました。  それで、1つは住民税と児童手当の問題、保育所入所申請書ということですが、今後の業務としてはこの3つだけなのか、それともほかに向けての展開も考えられるのかということが1点と、それから人間的なことで、先ほどRPAエバンジェリストという人を置くということだったのですが、これは外部の人ではなく、私は庁舎内にいる方をそういう役割の人に育てるというふうにとれたのですが、そういう理解でよろしいのかお答えください。 ◯行政管理課長(小柳一成君) 現在、実証実験を行っております3業務につきましては、その仕組みで実装するというところで、まずその3業務を考えてございまして、それと同じ技術を使って展開を図ることが可能と考えているところが、学童クラブの入所申請書を入力する業務と考えてございます。  この実証実験をやっている3業務、プラス学童クラブを合わせて4つのシステムとRPAとを連携させるというのを、今回の予算で実現をさせたいと思ってございます。その4つのシステムとRPAとの連携によりまして、それをさらに展開させるために同じソフト、その4つのシステムとRPAとの連携の中で広げられるところを求めていきたいと考えてございまして、計画上は12業務に広げるような形を考えているところでございます。  また、RPAエバンジェリストと先ほど申し上げましたけれども、通常の業務委託等ですと、少しの法改正があったり、手順が変わったりすると、また後年度カスタマイズが必要になってくるところがございますし、成果を横に展開しようとすると、またSEに頼んだりというところが必要になってしまうことが考えられるわけですけれども、そうしてしまうと後年度負担にもつながるところもございますし、なかなか庁内に展開が図られないということになっているかと思いますので、今回RPAエバンジェリストというのは、庁内でやる4つの課の中での取り組みの推進役の方に研修をするような形で人材を育てるようなことを考えてございまして、それを達成することによりまして後年度の負担を最小限に抑制しつつ、RPAの効果を庁内に広げていくという強みをとるところと考えておりまして、今回の補正予算の肝になる部分と考えているところでございます。 ◯8番(橋本由美子君) お聞きすると、エバンジェリストの方というのは、結局一定の業務について精通をしていないと、ちょっとした法的変化をきちんと受けとめることができなければ、コンピューターにきちんと覚えさせたり、いろいろな変化に対応することに一々外部のシステムエンジニアの方に来ていただく形になるということで、逆に言えば、この方たちは大変重要な役割にもなると思うのです。  これは総務部との兼ね合い、人事課との兼ね合いも出てくると思うのですけれども、今年度導入して、そこに精通した方がすぐにまた来年4月にほかの課にいってしまうとなったら、同じ庁舎内にいても有効に使えないと思うのですが、その辺、総務部と行革の担当とどういう話し合いとか、その辺の調整は既に始まっているのかどうかについて伺います。 ◯行政管理課長(小柳一成君) 具体的にどの方にエバンジェリストになっていただくかという人選までには及んでいないわけですけれども、この補正予算をお認めいただいた後、各施設の所管課と人事課とも調整をし、進めていきたいと考えているところでございます。 ◯8番(橋本由美子君) 横文字で、省略した文字をどんどん用いてくるので、覚え切れない、わからない、市民にとっては何が起きているのだろうということになりやすいと思うのですけれども、ある程度認知されるまでは片仮名でもいいので、きちんとロボティック・プロセス・オートメーション、そういうものがどういう概念なのかというところを知っていただくことも一つの業務だと思うので、ぜひそれをしていただきたい。  最初に課長がおっしゃった、特定の時期に集中するようなものをそういうことにお願いする分、人間が人間とフェイス・トゥ・フェイスでやらなければならないことに重きを置くというところを、特にこれから12業務に展開する中では重要に考えていただきたいということを申し添えて、終わりたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 総務費です。ほかに質疑はありませんか。遠藤ちひろ議員。 ◯23番(遠藤ちひろ君) 同じところです。RPAです。今、橋本議員から質疑があったわけですけれども、これでどれくらいの方がRPAってわかったのかなというのは私もちょっと心配であるのですけれども、まず名称がなかなか、RPA、ロボティック・プロセス・オートメーションですか、さらに加えてエバンジェリスト、こういうのは伝道師と言えばいいと思うのです。何でもこうやって難しくするというのは、私たちの世代でも厳しいなという感じがして、常に勉強を迫られるのです。まさに橋本議員がおっしゃったように、伝道師でいいと思います。エバンジェリストはかなり特殊な単語で、普通英語でも使わないです、エバンジェリストというのは。ぜひそこはご検討いただきたいということを、まず最初に申し上げておきたいと思います。  私もこのRPAを勉強したのですけれども、既に先行の自治体がございまして、都内ですと葛飾区、あとは日本全体でいうと加賀市、奈良市がこのRPAで先行していらっしゃるということでした。各市長の話を取材で読むと、何となくわかってくるのです。このRPAというものが何を意図して、どういうことかというのを簡単に申し上げてみたいと思います。  ある市長が言っているのですけれども、RPAを導入する背景には、一見すると知的作業のように見えて、実は定型のパターン処理という業務が自治体には多いのだと。こうした業務というのはなるべくならば機械化していくべきではないだろうか。また、役所では多くの場合、異なる業者から複数のシステムが納入されています。そのためにコンピューター言語もフォーマットも互換性がなくて、システム間をつなぐ作業は人が埋めていました。そのために業務効率の足かせになっていた。人が埋めていたというのは、要するに臨時職員を雇って手打ちしていくのです。そうやって互換性を担保してきたというのが過去の背景でありましたと。こういったことを機械化することで、職員さんは本来担うべき住民とのコミュニケーションに力を注げるようになる。  したがって、RPAは決して人員削減のツールではなくて、従来煩雑な事務処理に忙殺されてきた職員を助ける業務であり、そして住民サービスを向上させたいという職員の強い思いをRPAによって実現していくのだと。これが今回の導入の、よその自治体ではこういうふうに言っていました。  なるほど、そういうものかということが何となく私は少しずつわかってきたのですけれども、従来、大量の臨時職員を雇って短期間に処理していた業務が、帰宅するときにキーを押せばRPAが朝までに仕上げてくれるようなイメージでしょうか。こういうことが狙いにあるのかなと思っておりまして、そういう理解をしていこうと思っているのですけれども、もう1回RPAを多摩市の市役所業務に当てはめたらば、どこがどういうふうに簡潔になるのかわかりやすくご説明いただけますか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 小柳行政管理課長。      (行政管理課長小柳一成君登壇) ◯行政管理課長(小柳一成君) 今、ご質問いただいた内容のとおりかと思いますけれども、ICT技術の進歩が非常に著しく、定型で判断要素の少ない業務の一部をソフトウェアが担うことができるようになったというところで、RPAというのはその代表例かと思ってございます。特定の時期に大量に発生する定型的な業務を自動化するための有効策として、RPAは非常に有効と考えているところでございます。  これによりまして、生産性、正確性を向上させるところが狙いとしてあるわけですけれども、その一方では、相談ですとか、より複雑で創造的な業務というような、人でしかできない業務に職員の時間と力を注力することによりまして、住民福祉の向上に努めていきたいと考えているところでございます。 ◯23番(遠藤ちひろ君) 既に4事業、実証実験されているということですけれども、最後にしますが、どこか1つわかりやすい例を挙げてもらって、この事業にRPAを導入すると、これぐらい劇的に変わるというか、時間の削減、コストの削減が見込まれるということをご説明いただきたいと思います。 ◯行政管理課長(小柳一成君) 説明が不十分で申しわけありませんでした。  例えばというところで申し上げますと、保育園の入所申請書といいますのは、特定の時期に新規の入所申請を一気に受けるというところがございまして、まずいただいた方の一覧をつくり、その後、職員が処理をした後で、今度は保育システムに入力をするというところで、データ化というものを二度行っているところがございます。  そうした市民の方に書いていただいた申請書類をAI-OCRで読むことによって、それをデータ化し、一覧形式にする。それをさらにAI-OCRで読み込めなかった分を職員が手で補って、一覧形式のものをつくる。それを一気にRPAを使って、保育システムにぼんと入力することができるというところを考えてございまして、削減時間でいいますと、報道ですと、8割削減したと言われているところもございますけれども、チェックをし、再確認というところですとか、人の手で補う部分というのがございますので、多摩市としては5割以上の削減を求めているところでございます。  また、今回、歳出の補正予算では800万円の経費を計上してございますけれども、歳入で計上しています特定財源が入るところと、作業時間の削減という効果を当てはめますと、少し歳出のほうが多くなるわけですけれども、2年目以降につきましてはイニシャルコストの分がなくなるところから、削減効果がコストを上回る見込みとなってございます。2年間で800万円の投資コストを上回る削減効果が見込めると思っているところでございます。 ◯23番(遠藤ちひろ君) どうですか。皆さん、RPAわかっていただけましたでしょうか。  私、こういう新しいチャレンジに取り組むことは大賛成だし、大変評価しています。フットワーク軽く、新しいものにぜひ取り組んでもらって、試行錯誤を繰り返しながら住民福祉の向上に取り組んでいただきたいと思っていますので、じっくり腰を据えて頑張っていただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに総務費について質疑ありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、総務費についての質疑を終了いたします。  次に、民生費についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。しのづか元議員。 ◯9番(しのづか元君) 民間保育所補助事業、それと幼保無償化についても少し関連します。  まず、この補助事業は、民間保育所の整備につけている事業だと思うのですけれども、この事業内容について詳しくご説明ください。 ◯議長(藤原マサノリ君) 室井子育て・若者政策担当課長。   (子育て・若者政策担当課長室井裕之君登壇) ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 今回、補正に挙げさせていただいておりますのは、聖蹟桜ヶ丘駅周辺での認可保育所の開設に当たっての改修費及び開設前賃料の補助の経費を挙げさせていただいているものでございます。 ◯9番(しのづか元君) もう少し詳しく教えてほしいのですけれども、どこにどういうふうに整備を今しようとしているのか。私が伺っているところだと、2カ所、関戸2丁目、4丁目と伺っているのですけれども、どのような場所で、どういう状況なのでしょうか。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 説明が足りず申しわけありません。  1カ所につきましては関戸4丁目のところで、木造2階建ての施設がこれからつくられるところをお借りして、0歳から5歳を対象とした、60名定員の認可保育所の設立を進めていただいているところになります。  もう1カ所の関戸2丁目につきましては、9階建ての建物の2階フロアを借り切っていただいて、そちらのほうでやはり0歳から5歳を対象とした60名定員の認可保育所を、開設に向けて準備を進めていただいているところでございます。 ◯9番(しのづか元君) 今のご説明によると、2カ所とも賃貸の物件で、これから認可保育所をつくっていくということですけれども、それはまず置いといて、気になるのは、聖蹟桜ヶ丘駅は2つ用意されるということで、非常に安心できるのかなと思うのですけれども、ほかの駅、例えば永山駅ですとか多摩センター駅もニーズがあると思うのですけれども、そちらについての今後の展開はどのように考えているのでしょうか。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 多摩センター駅につきましては、以前から答弁等をさせていただいておりますけれども、法務局跡地を活用いたしまして認可保育所の設立を目指しております。定員につきましては105名を現時点では予定しておりまして、対象年齢は0歳から5歳となります。  あとは永山駅になりますけれども、こちらでも保育定員の確保は必要と考えてございます。現時点で具体的な計画までは至りませんけれども、適切な用地を探して、開設を目指してまいりたいと考えてございます。 ◯9番(しのづか元君) 確認ですけれども、賃貸で行うというのは今回の2カ所だけでいいのでしょうか。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 多摩センター駅につきましては、国有地というところで、定期借地という契約を想定してございますので、一種の賃貸になるかと思っております。また、永山駅につきましては、まだ特定の候補地が見つかっておりませんので、賃貸か分譲かというところは現時点では未定になります。 ◯9番(しのづか元君) 駅前保育というのは住民ニーズが非常に高くて、それを展開していただくというのは、しかも認可園で展開していただくというのはぜひ進めてほしいことですけれども、一方で、賃貸物件をお借りしてずっと保育をやっていくということは、今までの保育施設の整備と違って、今まではむしろ社会福祉法人に施設整備の際に補助を出して、そこで運営していただくということで、今度は家賃という恒常的な経費がずっとかかってくるわけです。これに関しては、社会福祉法人の負担で行っていただくということで理解をしていいのでしょうか。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 今回、補正で挙げさせていただいている物件の2案件につきまして、もちろん運営していただく法人も一部負担はしていただきます。あとは公定価格の中、あるいは公定価格を超えて負担が大き過ぎる分につきましては、来年3月に補助制度を上程させていただきたいと考えておりまして、一部補助を行いながら開設をして、運営をしていただきたいと考えてございます。 ◯9番(しのづか元君) 今ご説明いただいたように、ずっと毎年恒常的にかかっていってしまう経費が生まれてしまうわけです。だからやるなというわけではないのですけれども、今回についてはこういうことで広げていくということで、私も前に進めるべきだと思うのですけれども、今後について、そういったところもきちんとチェックをしながら、なるべくそういうものがかからないような施設整備を進めていただきたい。  それと、今後もっと先の話になるのですけれども、保育環境についての基本的なスタンスですけれども、賃貸物件となると、前に少しご説明いただいたら、園庭の問題ですとか、今あるもので活用するということで、今までの認可園とは違う状況が生まれると思うのです。その辺の質の担保もきちんと考えていただきたい。私はもっと先の20年、30年後、本当に少子化を迎えたときというのは、考えられる世の中として、保育園が逆に供給過多になってしまうような状況も生まれてしまうと思うのです。  そのときに、例えば駅からのアクセスが悪いような、今既存でやられている認可園が定員割れを起こしてしまうようなことも起きてしまうと思うのです。逆に、ニーズとしては、こういった賃貸物件を活用した駅前の保育というものが市民のニーズとしては高いと思うのですけれども、そういったときの整理というのはどのように考えているのでしょう。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 大事なお子さん方が育つための施設になりますので、もちろん必要な環境を整えなければいけないと考えてございます。  もう一つには、親御さんの就労等で預ける方が多くて、仕事の状況等で駅から遠いところでは送り迎えができないところもございますので、そのあたりはいろいろなニーズに対応できるよう、かつお子さんの環境を守りながら保育所の定員の確保というところを、今後も必要な分、図っていきたいと考えてございます。 ◯9番(しのづか元君) 今、私が言った視点、今は逆にふやせというところだからあれなのでしょうけれども、今後についてもきちんと見通しながら、施設整備というものを図っていただきたいと思います。  それともう1点、幼保無償化によって副食費が実費徴収になるということでご説明をいただいたと思うのですけれども、これによって多摩市は今まで逆に主食費、副食費を負担していたと思うのですけれども、どれぐらい財源が生まれるのでしょうか。
    ◯議長(藤原マサノリ君) 松崎子育て支援課長。     (子育て支援課長松崎亜来子君登壇) ◯子育て支援課長(松崎亜来子君) これまで主食費、副食費は、もともと基本的には実費徴収という考え方ではあったのですけれども、主食費につきましては多摩市は民間保育所補助事業で補助をしておりまして、副食費に関しましては保育料の中に含まれていて、保護者の方が負担していたという状況でございました。  今回、無償化が始まることで実費徴収という方向性に切りかえていくところでありますが、それによって生まれる財源としては、数千万円程度財源が見込まれると考えております。 ◯9番(しのづか元君) 数千万円というと、1,000万円から9,000万円まであるということですか。数千万円のうち大体どれぐらいというのは出ないでしょうか。 ◯子育て支援課長(松崎亜来子君) すみません。具体的な数字が申し上げられない状況としましては、今回、無償化で実費徴収するに当たりまして、保育料の無償化と実費徴収で逆転現象が起きる方々が出てしまうところで、新たな負担軽減策を図っていきたいということで検討しているところです。そちらの事業費の負担と、今後減額されるであろう主食費部分の補助の試算をまだしているところでございまして、詳細な数字は出せないところであります。なので、すみませんが、数千万円というところでお許しください。 ◯9番(しのづか元君) 理解をしました。私もすごく不安というか、これをやったら低所得者の方は逆に負担増になってしまうので、その点についてはきちんと多摩市として支えていただきたいと思っております。  実は私、何を言いたいかといいますと、先日、東京都の保育の課長と会ってきまして、平成31年度の予算の中で東京都の新規の事業として、地域における保育力アップ推進事業というものが組まれております。  これは実は多摩市の保育園の園長会の皆さんが先進的に取り組まれている事業内容を、今度は東京都全体に広げていこうということで、東京都が新規に事業化をしたという経過があると伺ってきました。この事業の目的としては、保育の質の確保・向上を図るため、保育所間交流や園長会における意見交換など、地域交流の促進に取り組む区市町村を支援するとなっております。基準額としては1区市町村当たり300万円、補助率2分の1という事業ですけれども、これは子ども家庭支援区市町村包括補助事業ということで大きく1,700億円ぐらい組まれているのですけれども、全体では。  その中の一つの事業として組まれているのですけれども、ぜひこういったものを活用していただきながら、2分の1補助ですから、2分の1は多摩市が負担をしなければいけないのですけれども、こういった財源が新たに生まれるわけですから、こういったものを活用していけば、もっと幅が広がった保育環境の充実が図られると思うのですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 室井子育て・若者政策担当課長。   (子育て・若者政策担当課長室井裕之君登壇) ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) ただいまご紹介いただきました地域における保育力アップ推進事業につきましては、東京都からの通知でもいただいておりますし、保育園園長会からもこの事業を前提としたご相談をいただいております。園長会からご相談いただきました内容につきましては、保育の質の向上、あるいは保育人材の確保につながる内容だとは認識をしてございます。  ただ、まだ詳細を詰めていかないと。それによってどれだけの効果があるのか、それに伴ってコストがどれぐらいかかるのかというところがまだ詰まってない状況がございますので、引き続き園長会と協議を進めていきたいと思っておりますけれども、その一方で、今回も出させていただいております保育整備等でもそれなりの資金がかかる想定がございますので、総合的に勘案をしながら判断してまいりたいと思っております。 ◯9番(しのづか元君) 一つの提案ですので、こういったものも活用しながら、今後、展開を図っていただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 民生費についてほかに質疑はありませんか。岩永ひさか議員。 ◯13番(岩永ひさか君) それでは、今と同じところについて、重ならないように質疑をさせていただこうかと思っています。  今回、待機児対策というところで、2つの園を賃貸物件を借りてオープンをしていきたいということはわかったのですけれども、議会側から見ると、今回の補正予算は余りにも唐突に計上されてきた印象はぬぐえないのかなと思っておりますので、事前に、3月の段階でも議会に報告がなかったということも含めて、これは第72号議案とも関連する内容というふうに認識をしておりますけれども、補正に計上してくるまでの経過についてお答えをいただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 室井子育て・若者政策担当課長。   (子育て・若者政策担当課長室井裕之君登壇) ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) それでは、経過等につきましてご説明をさせていただきます。  今回の2件とも同じような経過ですけれども、いずれも事業者から、こういう物件があるのだけれども、保育所として活用しませんかというところで、1年ぐらい前にご提案をいただいたところになります。その時点での私どもの対応としましては、認証保育所として整備をされるのであれば、その後の運営等で市として対応できる部分はありますと。ですので、認証保育所の事業者を探していただけませんかという話をさせていただいて、ご提案いただいた事業者もわかりましたということでお帰りをいただいた形になります。  それから半年以上たちまして、事業者に問い合わせをしても見つからないままというところで、要は進展がない状況がございました。  そこで去年の12月ぐらいになって、平成31年度の申請状況がだんだん明らかになってきまして、平成30年度でも待機児童が83と解消できてない中で、さらに申請状況がふえるというところ、特に1歳、2歳が厳しいという状況が出てございました。  そこで、担当として保育定員の確保についてなるべく早くできないかというところで、当時の事業者に確認をしましたところ、まだ運営事業者は見つかっておりませんが、物件はまだ活用できる状況にありますというところで、担当内で協議をいたしまして、そうしたら認可保育所として話を進めてみようかいうところで調整をしていったものになります。  最初に認可保育所というところでは、市内で長年にわたって多摩市の保育を支えていただいている社会福祉法人、要は保育園の園長会にこういう提案があるのですけれども、運営に興味があるところはありますかというところで、1月の段階で、先に関戸4丁目について打診をさせていただきました。手を挙げていただいたところがありましたので、それをマッチングさせていただいて、3月ごろにだんだん具体的になってきたところになります。  もう1カ所の関戸2丁目につきましても、やはり同じような経過なのですけれども、4丁目は定員60というところで進んでいて、まだ少し足りないという感じがしておりましたので、認可保育所としてどうかということで3月の園長会で打診をさせていただきました。  ただ、早急に保育所開設を目指していたので、少し短い期間で打診をしたというところでは、期限までには手は挙げていただけなかった。ただ、4丁目のときに興味を示していただいた法人に少しお話を聞いていただいたところ、何度か調整をさせていただいた中で、最終的には運営法人としてやってもいいですよというお答えをいただいたところで、3月、4月からだんだん具体的なものとして、私どもも手続をしたり、外への説明を開始したという経緯になります。 ◯13番(岩永ひさか君) 先ほどしのづか議員からも指摘があったように、認可園をふやしていく、そしてまた今回、賃貸物件ということですので、そこについては財政面の影響がどうなるのかということは、全体的にも今後少し気になるところであります。  それからもう1点は、保育の質をどのように確保していくのかという視点の中でも非常に重要なのではないかと思っておりまして、この問題については、園長会からも市に対して要望書が出ているとお伺いをしているのですけれども、その内容について伺いたいと思います。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 2件のうち、関戸2丁目の関係について、要望書の一つの項目として改善のご要望をいただきました。園長会は先ほど3月ということでお話をさせていただきましたけれども、たしか3月13日の園長会でお話をさせていただいて、3月22日までに可能性があるところは手を挙げていただきたいという、2週間程度しかとれない中でやりとりをさせていただいたところがございまして、検討する時間をもっと長くもらわないと、あるいは情報についてはもっと詳細にいただけないとということで要望をいただいた内容になります。 ◯13番(岩永ひさか君) 先ほど確認したところですと、物件の提供者の方は1年ぐらい前から保育園を開設したいというご希望があったところでした。市側としては、認証でしたらというお話だったところを、認証だとなかなか見つからないから、社会福祉法人で、実績があるところで認可園としてという経過だったわけですけれども、今回については議会側にとっても、突然6月の補正予算の中で待機児対象ということで、もちろん緊急対策が必要だというところは認識をしますし、このことについて否定をするわけではないのですが、余りにも唐突だったなという印象を私自身は受けているところです。  先ほどお話があったように、まだまだ待機児解消を進めていかなければいけないという中では、永山でもというお話がありましたけれども、今までは、例えば認可園として開設をしていくのか、あるいは認証としてこれからも開設をしていただくのかとか、いろいろな手法はあるかと思うのですけれども、保育園をふやしていきたいという意思をきちんと示しながら事業者を見つけていく、あるいは物件の提供者、土地かもしれませんし、賃貸かもしれませんけれども、そうした保育園をオープンするのだったら協力してもいいですよというところを、募集をきちんと公平・公正に情報を開示しながら、皆さんに呼びかけをしていくことが重要ではないかと思っているのですけれども、その点について伺いたい。  例えば今、私がお話をしたような観点に立てば、他市ではどんな取り組みで、事業者側あるいは土地の提供者側とマッチングしているのかということについての取り組み事例など、参考するものがあればお伺いをしたいと思います。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 他市の状況等を見ますと、保育所開設に当たってのタイプというのは大体2通りのタイプがあるようで、1つには公募型というところで、このエリアで保育所開設できる事業者を募集しますという形、もう一つが提案型というところで、こちらは多摩市でも今進めているタイプになりますけれども、先ほど経過で説明をさせていただいたような、提案をいただいて、それが市の方針にのっとった内容で適切な物件ということであれば、活用に向けて動いていくということでやらせていただいているところになります。  今まで何年も認可保育所をつくらないでという中で、そのノウハウの蓄積がそんなにあるわけではない中で、もしかしたら待機児童が平成31年度3桁になってしまうかもしれないということで、保育所に入れずに困っていらっしゃる親子を何とかしたいというところで、提案型に基づいてなるべく早く動きたいという中で、その時その時ではできる範囲で、できるだけの情報提供は心がけたいという思いではやっておりましたけれども、早急に進める中では結果として十分な情報提供ができなかったところにつきましてはおわびをしたいと思います。 ◯13番(岩永ひさか君) 今回のことについてはトップの肝いりかもしれませんし、緊急対策で緊急の要素が強いということも子ども・子育て会議の中でご説明をされているということは把握しておりますので、おわびということではなくて、待機児解消のためにご尽力をいただいた結果だと受けとめるわけですけれども、先ほどしのづか議員からも多摩市の園長会の取り組みが非常に先進的だというお話がありまして、それはまさに保育園の質をどう担保していくのか、そのために市内の保育園で足並みをそろえていくための努力を、園長会の皆さんは丁寧に丁寧に重ねてきた歴史があるというふうに私は受けとめております。  その意味で、多摩市の場合にはいろいろな保育所のタイプがありながらも、子ども・子育て会議などを通じながら、あるいは園長会を通じながら、どういう形態で保育をやっていくのか、あるいは認可保育園を基本としながらも、多様な保護者の選択肢をふやそうという観点でこの待機児問題には取り組んできたと認識をしております。  そういう意味から申し上げますと、例えば永山の地域にこれぐらい待機児がいて、市としては永山のエリアあたりに土地があれば保育園をオープンしたい。それはどんな形なのかということも含めてもう少し丁寧に、子ども・子育て会議での利用定員拡大のお話の中の話題にする、あるいは園長会で話をしながら、そこの方針をきちんと公開して、透明性の高い市政運営というふうにも評価されるようにぜひしていただきたいと思っているのですけれども、いかがでしょうか。もう一度確認をしたいと思います。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) いろいろな場面で、いろいろな案件で、どういう順番で協議をしていく、話をしていく、説明をしていくってなかなか悩むところではあるのですけれども、保育園の待機児童の解消のためにどのような対応をしていくかというところでは、多額の予算、資金が必要になってきます。予算の見込みが立たないところで協議をしてということはなかなか難しいのかなというところもあって、その順番が迷うところでございます。  今回はある程度庁内でも意思の決定ができて、6月補正の見込みが立ってというところを踏まえて、子ども・子育て会議でも協議をさせていただいたという段取りでさせていただいたところでございます。 ◯議長(藤原マサノリ君) 芳野子ども青少年部長。     (子ども青少年部長芳野俊彦君登壇) ◯子ども青少年部長(芳野俊彦君) 詳細については今、課長からご説明させていただいたように、私たちは決して議会を軽視しているわけではございません。急に今回の事態が進んだということについては、一定のご理解をいただけるのかなと思っております。  また、ちょうど選挙中ということも絡んで、説明するいとまというのも難しかったというのがあります。実際、臨時議会が5月16日に開かれて、そこで会派が決定されて、課長はその日に会派の代表の方にご連絡を差し上げて、5月31日に子ども教育常任委員会の勉強会を開催させていただくという日程をとらせていただきました。これも最短でやっているという状況がございます。  何分至らない点はあるかと思うのですけれども、一生懸命頑張ってやっているということでぜひご理解いただきたいと思っております。 ◯13番(岩永ひさか君) 決して頑張っていないとか、そういうことを言っているわけではなくて、緊急的に対応していただいたことについては、非常に前向きに評価をせざるを得ないと思うわけです。しかし、これまで透明性の高い行政運営をしていくということを心がけたいということですとか、コンプライアンスが問われているということについては、皆さんも非常に重たく受けとめながら市政運営に取り組んできたはずではないかと思っています。  そんな中で、先ほどお話をしたように、園長会からも要望書が出るような状況というのは少し残念かなと思える場面もありますので、これからどんなふうに待機児を解消していくのかというところでは、緊急的な取り組みもとても重要だと思いますし、これまで園長会などと育んできた信頼関係をしっかりと発展させるような形でこれからは取り組んでいただきたいということを改めて要望して、私の質疑を終わりにしたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 民生費についてほかに質疑はありませんか。小林憲一議員。 ◯7番(小林憲一君) それでは、同じところでですが、支出の2億387万円ということに対して、歳入で国庫補助金の保育所等改修費支援事業補助金4,266万6,000円、それから都の支出金として待機児童解消区市町村支援事業補助金7,334万4,000円、それから賃貸物件による保育所の開設準備経費補助金816万2,000円ということになっているのですが、これは支出から歳入を差し引いた7,969万8,000円が市の持ち出しになるということでよろしいのでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 室井子育て・若者政策担当課長。   (子育て・若者政策担当課長室井裕之君登壇) ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 事前に計算をした自分の手元の数字と違うのですが、計算上は一般財源で持ち出しというところは8,275万9,000円というところで、300万円の誤差がありますけれども、大体8,000万円前後ということでご承知いただければと思います。 ◯7番(小林憲一君) 私が計算を間違っているかもしれない。今、差し引いたらそういう額になったので、それは大ごとではないのでいいのですけれども、歳入の国庫補助金と都の支出金ですが、これはこれで確定ということでよろしいのかということと、今後、まだ歳出に充てられる補助金等の可能性はあるのかということをお聞きしたいと思います。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 今回、補正で出させていただきましたものはあくまで見積もりに基づくものになりまして、それぞれの設計内容に応じた必要な工事額、設計料が出てきますので、それに応じた歳出、あるいはそれに応じた歳入というところで金額はずれてくることになります。ただ、補正の額が基本的には上限という形になりますので、この範囲でというところでなってございます。  また、開設前賃料につきましても見積もりベースでやっておりますけれども、価格交渉等もさせていただいておりますので、落ちる可能性もあるということでご承知おきいただきたいと思います。  あと、これ以外の補助につきましては、開設後の賃料に対して補助をしないと、駅前というところではそれなりに賃料が高額になるということで、補助制度を考えていかないといけないというところで、3月を目指して手続を進めていきたいと考えてございます。 ◯7番(小林憲一君) 確定するのは、いずれにしろ決算でということになると思うのですが。  それで、2億387万円の2つの認可保育園の開設準備ということで2カ所に分かれるわけですけれども、この内訳はそれぞれどのようになるのかということをお聞かせください。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 内訳が細か過ぎたら申しわけございません。関戸2丁目の改修費に対する市の補助につきましては1億3,214万8,000円、同じく改修費で、関戸4丁目につきましては6,254万円見込んでございまして、開設前賃料につきましては関戸2丁目だけがかかる予定になっておりまして、市の補助としましては918万2,000円を見込んでいるものになります。 ◯7番(小林憲一君) 関戸2丁目は9階建てのビルの2階フロアを貸し切るということで、これは開設前の今年度の賃料と、そこを保育所として改修する費用になると思うのですけれども、関戸4丁目は現在は駐車場になっているわけですけれども、それを借地して、その上にオーナーが保育所を建てる。それを借りるということになるので、今、改修費とおっしゃったのですけれども、改修費というのは、つまりオーナーがつくったものを運営する法人が借りるわけですよね。改修費というのはどういうところで発生するのですか。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 関戸4丁目につきましてはおっしゃるとおりの流れになるのですけれども、オーナーのほうで用意をしていただくのは木造2階建ての躯体というところ、スケルトンの状態で用意をいただいて、その状態でお借りをする。保育事業者のほうで保育所に必要な内装工事を行うというところで、その改修費が必要なものを見込んでいるものになります。 ◯7番(小林憲一君) わかりました。  あと、園のそれぞれ運営の中身、詳しくは子ども教育常任委員会でやりとりがあると思うので、ごく入り口だけお伺いしたいと思うのですけれども、それぞれ市内の別々の社会福祉法人が運営をするということです。保育士不足ということが今非常に言われているわけですけれども、保育士の確保、それから0歳から5歳でそれぞれ60人定員ということですけれども、年齢別の定員というのはいつごろ確定をすることになるのでしょうか。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 保育士確保、今、不足がよくニュースになっているところですので、大事なところかと思います。運営事業者として手を挙げていただいているところにつきましても、なるべく早く動いて確保したいということで、ただ、新しい園というところで、全ての人が新しい人ではないと聞いてございます。今2つの法人は市内で既にやられている法人になりますので、何人かは既存の園から連れてきていただいて、その方が教えながら新しい方も入っていただくという形になるかと思います。  定員につきましては、もちろん定員設定に基づいて内装等しつらえをしていきますので、今の時点である程度の定員は出てございます。また、子ども教育常任委員会でその資料を出させていただきたいと思います。いずれも60名になりますけれども、関戸2丁目は0歳からいきますと、6名、9名、9名、12名、12名、12名の合計60名となってございます。関戸4丁目につきましては、やはり0歳からいきますと6名、10名、2歳から5歳は全て11名というところで、合計60名ということで現在想定をしてございます。 ◯7番(小林憲一君) もう決まっているということですね。私、いつごろまでに決まるのですかと。  それから、先ほども少し話があったのですけれども、園庭ですけれども、認可保育園には園庭をつけなければいけないというのがあって、ただし規制緩和があって、近くに園庭として利用できる公園等があればよいということになって、2つとも対象になると思うのですけれども、関戸2丁目は貸しビルなので、全く園庭はないということですけれども、関戸4丁目は借地の上に上物がつくということで、若干は園庭がある可能性もあるのかと思いますけれども、そのあたりのことと、それからそれぞれ近くに園庭となり得るような公園を確保するとすると、どのあたりになるのかという見通しはどうなっているのでしょうか。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 最初に関戸4丁目のほうから、こちらにつきましては今の設計予定では園庭210平米を予定してございます。また、必要に応じて少し離れたところに九頭龍公園がございますので、こちらで遊ぶことも想定されるかと思います。もう一つ関戸2丁目につきましては、ビルの中ということで園庭はございません。建物から400メートル離れたところの大河原公園、あるいは240メートル離れたろくせぶ公園というところが日中の遊び場として想定できる公園になります。 ◯7番(小林憲一君) 関戸2丁目のほうは、ろくせぶ公園にしても、大河原公園にしてもかなり離れている。小さなお子さんの足だとかなり時間も距離もかかるということで、今、途中の事故などが非常に心配されている中ですので、それは十分対策をとってもらいたいと思います。  2つの園とも駅近ということで、基本的には車による送迎は考えないというか、想定しないということなのかと思いますけれども、そのあたりはどうなのでしょうか。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) いずれの案件でも駐車場の設定は予定がございませんで、駅に近いという中では、保護者の方が連れてきた後、そのまま駅に向かれる保護者の方が多いのかと想定をしております。ただ、中には車で行きたいという方もいらっしゃるかと思いますけれども、近隣住民の方のご迷惑にならないように、車を使った登園等はやらないように、それぞれ園からお話をしていただくということで法人と調整をしているところになります。  ただ、例えば保育中のお子さんが具合が悪くなってという中では、例外的に車で迎えに来られる保護者はいらっしゃるのかと考えてございます。 ◯7番(小林憲一君) それから、先ほど話もありましたけれども、2021年4月から多摩センター駅近くの法務局の跡地にもう一つ開所するということで、こちらは定員は105名ということで、そうすると合わせると225名ということになるわけですけれども、これによって待機児童解消策というのは、実際に待機児童がこれによってどうなるのか、新カウントと旧カウントでそれぞれどのようになるのか見通しをお聞かせください。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 平成31年4月の待機児童で計算をしたときに、関戸2丁目、4丁目及び法務局跡地での105名の定員を当てはめたときに、どれぐらい待機児童が解消するのかしないのか計算をしてみましたところ、地域の偏りもあるかと思いますけれども、全体の数字でいきますと、0歳については解消いたします。1歳につきましては、16名まだ待機児童が残る状態になります。2歳から5歳につきましては、解消するという計算になってございます。また、旧定義で計算をいたしますと、0歳につきましては15名残ります。1歳につきましては90名残ります。2歳につきましては20名残ります。3歳から5歳は解消しているという状況で計算してございます。 ◯7番(小林憲一君) そうすると、旧カウント、つまり認可保育園に入れないということでカウントすると、3歳未満についてはかなり残るということで、そうするともっと先の待機児童解消策というのは、地域的な不均衡というのは当然あるでしょうから、例えば永山駅周辺ということでこれからさらに求められると思うので、それはぜひ所管として頑張っていただきたいと思います。  この間、待機児童対策については、柱となるのが認可保育園ということで、それは変わらないのですけれども、実際には認可保育園をつくるということが私の実感では後景に押しやられていたような気がしますが、ここでまた新たに認可保育園ということで進み出したので、その点は評価をしたいと思いますので、その点、旧カウントでも待機児童が解消されるという方向に向けて、ぜひ頑張ってもらいたいと要望して、終わりにしたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 民生費についてほかに質疑はありませんか。しらた満議員。 ◯20番(しらた満君) 同じところですけれども、東京都の報道発表で、2017年9月15日に区市町村に都有地の情報を提供しました。それは何かといいますと、都所有地を利用して待機児童解消に向けてくださいという東京都の緊急対策でございます。  今までのお話を伺いますと、民間の土地を使用するとか。民間の建物、9階の2階ですか、そういうことですけれども、東京都のホームページを見ましていろいろ調べますと、愛宕3丁目1-1、昔の都の教員住宅ですけれども、そこの土地も提供しますよと。あともう1カ所は関戸2丁目61-2、そこも提供いたしますよと。これは2017年からなので、ご存じでしたかね。  そうしますと、存じ上げていれば、民間のところを借りなくても待機児童解決には少しずつ早く取り組むことができたのかと思うのですけれども、ここら辺のことをどのように情報として得ていたか伺いたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 室井子育て・若者政策担当課長。   (子育て・若者政策担当課長室井裕之君登壇) ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 今ご紹介をいただきました2カ所につきましては、私どもの担当のほうでも承知をしてございます。愛宕3丁目につきましては駅から遠いところもございますし、崖の上というところで、多摩市として望む保育所用地としては考えらなかったところになります。また、関戸2丁目につきましては住宅が密集している中にある土地で、保育所には適さないという判断で活用を見送ったものになります。 ◯20番(しらた満君) それではしようがないですね。  それと、そういうことを公表しないということは、そちらの判断だけで決めたということなのですよね。住宅の密集地だと。でも、ビルの中の9階も2階も密集地ですよね。たしか関戸2丁目の前には公園があると思うのです。そういうことを考えますと、なぜ民間のほうを選んだのか、私は少しでも節約したいという面では、東京都からの土地も有効利用できるのではないかという思いがありまして、崖っ縁で、もちろんあそこは危ない。  でも、昔は教員住宅を建てていて、家として建てたのです。やり方によっては使えたかもしれない。ちょっと駅から遠いかもしれませんけれども、車で来る、何で来る、団地の方が利用するにはそれなりに使えるのではないか。待機児童を減らしていくためには少しでも予算をかけないで、利用率が上がるような方法もいいかなと思いまして、ご存じでしたら、それはそれでしようがないと思います。  それともう1点、府中市でももう行われていると思うのですけれども、東京都では待機児童対策といたしましてベビーシッターを設けています。東京都が認可したベビーシッターはたしか1時間250円、マックス160時間だと思いました。多摩市では待機児童を解消するために、そういう取り組みはどのように考えているのでしょうか。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 先ほどの愛宕3丁目の関係では説明が足りないところもありましたけれども、あの周辺でのニーズも高いものではない。また、同じエリアの中ではほかの保育所もあるという中で、候補地となり得なかったところになります。  ベビーシッターにつきましては、東京都で手厚い補助をしていただいているのは承知をしてございます。ただ、去年行ったニーズ調査でもニーズが低いところもございますし、また保育園で保育士が不足している状況の中で、基本的には1対1の保育士を、ベビーシッターの制度を導入して、そこに対応していただくのはよろしいのかという疑問もあって、多摩市としては今導入してない状況でございます。 ◯20番(しらた満君) 安全第一ということを考えれば、しようがないのかなというか、私の提案というか、9階のところの2階も、九頭龍公園に行くまでには川崎街道を渡るようですよ。ろくせぶ公園、大河原公園は一方通行だと思ったのですけれども、たしか4メートルあるかないかの道路だと思いました。だから、そういう狭いところを通るとすれば、住宅地でも公園が近いほうが安全かなと思いましたけれども、とにかく子どもたちの安全第一として今後も進めていただけたらと思います。 ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 今、川崎街道を越えて九頭龍公園というお話がございましたけれども、九頭龍公園の活用を想定しているのは関戸4丁目の健康センターの隣のほうになりますので。 ◯議長(藤原マサノリ君) 民生費についてほかに質疑はありませんか。本間としえ議員。 ◯19番(本間としえ君) 今のところでまたお伺いをいたします。公明党としては10月から幼児教育の無償化をしっかりと議論させていただいて、それがスタートするということで、そこで待機児童対策をするというのは本当に大切なことだと思っています。経緯としては物足りないところがあったのかもしれないですけれども、来年からそれを実行していただけるということは勇気ある決断というか、そういったことでやっていただいたことには本当に感謝をしております。聖蹟桜ヶ丘地域は駅の近くにとにかく欲しいということを、たくさんの保護者の方からご要望をいただいてやっていただいたことに対しては、本当に感謝をしております。  内容としては、今いろいろ質問していただいたのでわかったのですけれども、安全対策というところで今質問があったので、その件でまたお聞きしたいと思います。  関戸2丁目のビルのところの保育園ですけれども、園庭がないということで、ろくせぶ公園、また大河原公園に行くわけです。今言われたように危険なところなのですけれども、特に今年に入ってから市民相談を受けたところです。もしかしたらご存じないのかなと思うのですけれども、横断歩道があって、その前にコインパーキングの出入り口ができたのです。まさしく横断歩道の前に出入り口ができているという状況が今あって、そこがとにかく不安だ、安全が確保できないのではないかと近くのマンションのところから言われていて、その辺の対策を今、所管の課長にお願いしてというところで、その辺がどういうふうになっていくのか、またその辺を、縦割りではなくて、所管同士でしっかりと情報共有をされているのか、その辺のことはご存じなのか、そこからお伺いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 室井子育て・若者政策担当課長。   (子育て・若者政策担当課長室井裕之君登壇) ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 庁内の検討の中で、関戸2丁目の近隣の横断歩道で少しやりとりがある話は聞いてございます。交通安全、特に園庭がなくて遊びに行くということでは大事なところでございますし、事前に近隣の方向けに説明会をさせていただいたのですけれども、その中でも工事中の車両はもちろんのこと、オープン後も、あそこも大通りではないですけれども、それなりに車が通る道であるので、通行には気をつけてほしいという近隣の方からの声もいただいたところでございます。  現行、各園ではお散歩マニュアル等を作成して、外に出るときには通るという中で、2丁目及び4丁目につきましても同様に、あるいは今まで以上にお子さんの安全確保のために、私どもとも連携をしながら進めていただきたいと考えてございます。
    ◯議長(藤原マサノリ君) 芳野子ども青少年部長。     (子ども青少年部長芳野俊彦君登壇) ◯子ども青少年部長(芳野俊彦君) 子どもの安全対策というのは、今回の議会でもたびたび取り上げられたということで、保育園も当然、意識しているところでございます。  先ほど関戸2丁目の話もございましたけれども、住宅街の中といっても関戸2丁目の住宅街は一方通行があったり、非常に狭いということもありますし、敷地自体がそもそも一戸建てが建つぐらいの敷地しかないということもございました。保育園の場所を選定するときはそれなりの安全性というものを、我々としては確保しなければいけないということも当然考えた上で、いろいろ場所を選定しているというのもございますので、今後ともその辺の安全性ということについては優先的に、開設等については考えていきたいと思っているところでございます。 ◯19番(本間としえ君) 横断歩道のところにコインパーキングの出入り口があるということについて、所管のほうのお話をお聞かせください。 ◯議長(藤原マサノリ君) 佐藤都市整備部長。       (都市整備部長佐藤稔君登壇) ◯都市整備部長(佐藤稔君) ただいま関戸2丁目の民間の9階建てのビルの中の2階を認可保育所にというところで、そこから園庭を利用しようという中で、例えばろくせぶ公園のほうに向かっていったときにコインパーキングがございまして、そこの近隣のマンションの住人の方々から、横断歩道の場所とコインパーキングの出入り口が非常に至近の位置にあるので、歩行者の安全対策というところでご心配のお声をいただいているという経過については、私どもも承知してございます。また、子育ての所管のほうとも情報の共有はさせていただいているところでございます。  建築確認の問題であったり、道路交通法の問題であったりということで、合法の中であってもさらなる配慮、また協議の中で何かができないかということで、現在、多摩中央警察署からのご意見もいただきながら、できる対応を図っているところでございます。  先ほど所管の芳野部長からもございましたけれども、お子様の安全確保というところは本当に大事に、重点的に考えていかなければいけない。近隣住民の方々はもちろんでございますけれども、さらに保育園に通う小さなお子様も対象に考えていけば、できるだけことをさせていただくということで、今、最終的にこのような形になったというところまで到達してございませんけれども、引き続き地権者や事業者と協議を進めて対策を図っていきたいというところでございますので、この後、適切に対応させていただきたいと考えてございます。 ◯19番(本間としえ君) 子どもたちの安全を確保するということは、全て保育園側に任せるということではなくて、するべきことは、市としてハード面の整備はしなければいけないと思います。  コインパーキングの出入り口を横断歩道の前につくったということ自体、それを許してしまったということ自体が本当にびっくりな話なのですけれども、対応をするとは聞いておりますけれども、いつ、どのように対応をしていただいて、そして子どもたちがどこの横断歩道を渡ってろくせぶ公園なり大河原公園に行くのか、その辺まで考えていただいているのかお伺いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 室井子育て・若者政策担当課長。   (子育て・若者政策担当課長室井裕之君登壇) ◯子育て・若者政策担当課長(室井裕之君) 関戸2丁目の開園後のお散歩コース等につきまして、まだそこまで園と協議等しておりませんので、これから開設に向けて詰めていくところになってくるかと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 渡邊交通対策担当課長。     (交通対策担当課長渡邊淳二君登壇) ◯交通対策担当課長(渡邊淳二君) 横断歩道の移設のことに関してですけれども、今、事業者、近隣の住民、地権者等々関係機関での話し合い、調整が終了しまして、今、工事の申請をいよいよ出していただくというところになってございますので、申請が出てくれば、はっきりとした期日等わかるような状態まで来ております。  形状としましては、横断歩道につきましては今あるところから東側、隣のマンション側のほうに少し移動をする予定です。今現在、横断歩道があるところにつきましては、路面、歩道側の点字ブロックをとる、反対側のほうは点字ブロックをとって、ガードパイプを入れて復旧をするという形で、もとに戻さなければいけないという形での復旧工事を予定している状況になってございます。 ◯19番(本間としえ君) 横断歩道を移設するというよりは、出入り口を変えていただくということが本来だと思います。どういった経緯があるかわからないですが、横断歩道を移設すること自体の経費は業者なり持ち主が持って、横断歩道を移動するということでよろしいのでしょうか。 ◯交通対策担当課長(渡邊淳二君) 今回の移設費用に関しましては、市の負担はないという形で進めております。 ◯19番(本間としえ君) 市の負担はないということで確認をさせていただきました。そこの横断歩道を渡っていって、子どもたちの安全が確保されると所管では思っていらっしゃいますか。 ◯交通対策担当課長(渡邊淳二君) 今の状況については、もともとのところでいくと、ほかに適切な横断歩道の移設先がないという交通管理者の判断もあってというところなのですが、その後、いろいろ地元住民の方との話し合いも持たれ、調整を進めてきたところで、今言ったように少し手前の東側のマンション側に移設をする。反対側のほうにつきましても、道路を渡ったところのマンションの管理人からも合意をいただいているところを考えますと、基本、横断歩道というのは安全であるべき交通安全施設なので、安全が確保できるかというのは交通ルールを皆さんにお守りいただくというのが大前提ではございますが、今の形よりは一歩進んだ形での安全は確保できるのではないかと考えております。 ◯19番(本間としえ君) 子どもたちが本当に安全にしていただけるように、今後決めていただけることなのかなと期待しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 民生費についてほかに質疑はありませんか。岩崎みなこ議員。 ◯3番(岩崎みなこ君) 同じところで1つだけお聞きします。今の交通対策というのがすごく重要だと思っていましたけれども、一般質問でもやらせていただきました。新しくできる保育園というところで、公園が子どもたちの遊び場になるということはわかっていることなので、お天気がよければ、必ず子どもたちを毎日お連れするという形で動くだろうなということがあります。地域住民の方もそこに保育園ができたら、そういう光景をほほえましく見る場合もありますでしょうし、大丈夫かな、危ないなと思われることもあるかもしれません。  そういう中で、そこを通られる方は、もしかしたら多摩市民だけではない可能性もありますし、いろいろな方が車で通られることもあると思います。先日、私が一般質問した後、きりき議員もおっしゃっていましたけれども、高齢者の方の運転というのも気になるところです。自主返納の限界も見えているし、いろいろなところで心配なことが今も課題になっているのだなと思いました。  そういう中で、庁内だけでできることも限りがあるかと思いますけれども、市長も首長としていろいろなところにこういう交通のことを言っていくことは重要ではないかと思いますけれども、その辺はいかがですか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) どこがしゃべったらいいのだろうという感じでいたので、私が出てまいりました。  今回、岩崎議員の質問だけでなく、ほかにも多くの皆さんからご高齢の方のアクセルとブレーキの踏み間違い、これは東京都においてもそうした補助機器の新たな9割補助を始めたり、また国においても改めて運転免許の資格、そして高齢者の皆さんへの、言ってみれば免許の更新を行う手続等についていろいろ検討も始められていると伺っています。  私としては、東京都市長会、あるいは全国市長会などを通しながら、子どもが巻き込まれる、それから子どもだけでなく、特に大津市の事故のときにはガードレールがなかったということでありましたけれども、子どもたちはルールを守っていたところに車が突っ込んできたということで、このようなことは二度とあってはならないので、そうしたことをしっかり国に対しても求めていきたいと思いますし、一自治体では非常に難しい部分がありますので、そうしたことについてはしっかりと東京都市長会、全国市長等に対しても多摩市として、また同じ気持ちを持っている首長は全員だと思いますので、しっかり声を上げていきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 民生費についてほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、民生費についての質疑を終了します。  次に、衛生費についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。折戸小夜子議員。 ◯21番(折戸小夜子君) それでは、17ページの受動喫煙防止の成人保健対策事業でございますが、この内容について詳しく教えていただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 金森健康推進課長。      (健康推進課長金森和子君登壇) ◯健康推進課長(金森和子君) 喫煙所の整備業務委託についてですけれども、今年度、4月1日に多摩市受動喫煙防止条例を制定させていただきました。その関係で10月1日から施行となりますが、市内4カ所、桜ヶ丘駅、唐木田駅、永山駅、多摩センター駅の喫煙スポット受動喫煙防止対策を強化する予算になります。この4駅につきましては、パーティションを設置するところでの予算計上という形にさせていただいております。  あと、喫煙場所の掲示・啓発資材設置等業務委託につきましては、今回、条例で定めさせていただきました小・中学校、幼稚園・保育園等々、隣接する路上が禁煙という形に制限をさせていただきました。このことから、施設利用者等に禁煙について理解を促すということと周知を図らせていただくという意味で、路面シートを作成させていただくところと、立て看板を設置させていく予定にさせていただいております。  またあわせて、これにつきましても禁煙を設けますので、同様に看板の設置というところでの業務委託の経費という形になります。 ◯21番(折戸小夜子君) これは東京都から10分の10という形で補助が出されていると思いますが、足りない分はまた市のほうで入れていると思うのですけれども、私は3月のときに、東京都が条例をつくってあるわけですから、あえて多摩市はつくる必要はないのではないか、それに準じた形でやっていってもいいのではないかということを申し上げた1人でございますが、この事業ですけれども、補助金がきてやれるということは、多摩市が条例をつくったからきたのか、あるいはつくらなくてもこういう意味で東京都から補助金がきて、どうぞ使ってくださいということだったのでしょうか。その点について伺いたいと思います。 ◯健康推進課長(金森和子君) 今回、使わせていただく補助金ですけれども、東京都の受動喫煙防止対策の強化に伴う喫煙環境の整備事業の実施というところでの補助金になります。これにつきましては、特に条例を制定していることが要件というわけではございません。  ですので、条例云々のものではありませんけれども、公衆喫煙所の設置ですとか、あと先ほどお話しした啓発資材等に関する補助金になりますので、条例が必ずというものではありません。 ◯21番(折戸小夜子君) それでは、何も条例をつくらなくても、東京都もきちんと受動喫煙防止をやっていきたいということであるわけだから。そうすると、この条例を制定した多摩市の条例の意味というのが、今回の事業の中では影が薄いのではないかと私は思いますが、どうなのでしょうか。  そしてまた、この条例を制定したことで、具体的には看板やシートをつくるということですけれども、そういう啓発の進め方が、具体的に市民が納得できるような状況を今後つくっていけると思っていらっしゃるのかについて伺います。 ◯健康推進課長(金森和子君) 受動喫煙防止条例制定の意義というところですが、今回、多摩市受動喫煙防止条例制定につきましては、健幸都市を掲げる多摩市といたしまして、受動喫煙による健康な区域を市民から守りたいということと、あと市民検討会で市民の皆様のご意見も聞いております。ワークショップ、アンケート等もさせていただきました。そこで特に子ども、あと妊婦、病気の方、配慮が必要な方を守るためということで、国、東京都は屋内の喫煙制限を主に設けております。それにつきましては、今度屋内を厳しくしますと、屋外で吸うことが多くなるというところで、屋外に一定程度のルールが必要だろうという考えのもと、今回、条例をつくらせていただいたところになります。  ただし、今、喫煙というのはまだ合法的なものという形がありますので、喫煙者への配慮ですとか、吸う人、吸わない人が共存できるという形で仕組みを構築したいというふうに考えたところがあります。そういったことが条例の意義があるところかと考えております。  また、市民への周知というところになりますが、今回、補正に挙げさせていただいているのは路面シート、立て看板等になりますが、それ以外にも、今までもさせていただいておりますが、例えばまち美化キャンペーンで条例の周知、チラシ等の配布をさせていただいたり、6月からはバスで条例の開始というのをアナウンスさせていただいております。  それ以外にも、今後、講演会をさせていただいたり、たま広報でも順次いろいろと啓発をさせていただくことにさせていただいております。  それぞれ、また関係所管いろいろご協力いただいておりまして、関係する校長会、保育園園長会、その他各関係機関に今回らせていただいて、ご説明をさせていただいているところになります。そういったところで理解は得られると考えております。 ◯21番(折戸小夜子君) 公園で吸う場合、夜、朝早くというのは、子どもとか病気の方、妊婦の方がいるということは考えられないと私は思うのです。もしかすると1人、2人いるかもしれないけれども、遠く離れていれば別にどうってことないわけないと思うのです。  そうしたときに、例えば看板を立てるといった場合は、どういう内容を明示していくのでてしょうか。多分多くの市民は、ここで吸ってはいけないと言うとびっくりすると思うのです。私はそういうふうに感じるのですが、どうなのでしょうか。 ◯健康推進課長(金森和子君) 公園についてのご質問かと思いますが、公園につきましては市民検討会の意見で、「公共の空間や場所は禁煙であるべきである」ということですとか、「公園は原則禁煙であるべきである。ただし、実施方法については、モデル的または段階的にやるということで検討が必要」という意見がございました。そういったところから考えまして、公園は原則禁煙という形をとらせていただいております。  今回、受動喫煙防止条例がありますので、喫煙制限だけではなくて、例えば今考えておりますのは、夜間帯、余り受動喫煙が生じるおそれがないと考えられる時間帯につきましては、喫煙を可能にするというところで考えております。これについては、また常任委員会で、具体的に時間等々についてご意見をいただければと思っているところです。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに質疑はありませんか。しらた満議員。 ◯20番(しらた満君) パーティションということですけれども、高さは何メートルぐらいに設置をする予定でしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 金森健康推進課長。      (健康推進課長金森和子君登壇) ◯健康推進課長(金森和子君) パーティションにつきましては、2メートルから3メートルの間が、技術な留意事項という通知文からも出ておりますので、基本的には2.5メートルというところを予定させていただいておりますが、ただ、場所によっては、屋根があったりなどして少し低くなる可能性はありますが、基本的には2メートルから2.5メートルで実施をする予定にさせていただいております。 ◯20番(しらた満君) 高さの変化によって、何か影響は変わってくるのでしょうか。 ◯健康推進課長(金森和子君) 2メートルから3メートルというところは、厚生労働省審議会の地域保健健康増進栄養部会のたばこの健康影響評価専門委員会というところで審議をされております。そこで審議をされまして、さまざまな研究等々がある中で、2メートルから3メートルが望ましいというところで出ておりますので、私どもは実際に実験をしたわけではございませんけれども、2メートルから3メートルで横流れの煙の害については予防ができるという考えのもと、その高さという形で考えさせていただいております。 ◯20番(しらた満君) 1点、多摩市の唐木田駅ですけれども、あそこの場所は何メートルの予定でしょうか。たくさん学生たちが通学するところですよね。煙を吸わないようにパーティションをするのですけれども、あそこの通りは離れていても3メートルぐらいしか離れないような感じがするのですけれども、どのような形で、何メートルぐらいの予定なのでしょうか。 ◯健康推進課長(金森和子君) 唐木田駅につきましては、現在、2メートルから2メートル50のところで考えております。唐木田駅は底地がアンカーが打ち込めないような底地になっているところで、工事の状況が、アンカーが打ち込めますと、比較的高いところも可能ですけれども、その下が鉄板敷きであったりというところになりますと、2メートルの可能性も出てくるかと思っております。できるだけ2.5メートルを基本としたいと考えておりますが、そのあたりは今後、業者等々と詰めていきたいと思っております。 ◯20番(しらた満君) 健康面を考えていただくことは、高さによって悪影響がないというふうには感じられないのですけれども、基本的には大気開放ということですよね。煙をそのまま大気開放しているということであれば、市長が掲げている核の使い捨てというか、この間の福島県の原発でも薄まればいいかと。多摩市の受動喫煙防止条例を新たにつくった意味として、薄めればいいというニュアンスになるのです、私から見ると。要するに囲っただけで、空にはそのまま出していいですよと。  だけど、本当の健康面のことを考えたら、フィルターをつけるなどしてきれいな空気にして、大妻多摩中学高等学校に通っている方が朝たくさんいらっしゃるので、それと市役所の西側の喫煙所からも、私があちらから歩いてくると、風のある日は大変なにおいがするところで、1回だけのぞかさせてもらいましたら、ヤニがだあっと垂れている。フィルターが役に立っているか立ってないかわからないようなものなのですけれども、受動喫煙防止条例を多摩市独自のものというのであれば、もう少しその辺もしっかりと考えていただきたいのですけれども、今後のご検討はいかがでしょうか。 ◯健康推進課長(金森和子君) 例えば唐木田駅ですけれども、唐木田駅につきましては道路という扱いになりますので、例えばコンテナ式で完全に囲ったものというのは設置がしにくいというところと、コンテナ式に関しましては24時間使用ができない。中にクーラー設備ですとか、そういった設備が必要になりますので、そうすると鍵のあけ閉めなどしますと、24時間使用ができない等々の問題がありますので、本来ならコンテナ式のほうが望ましいのかもしれませんけれども、そこはコンテナ式ではなく、パーティションという形で選ばせていただいているところになります。  それ以外の市の管理する施設等につきましても、今、さまざま調整をさせていただいておりまして、受動喫煙を起こさない区画の整理ということで考えさせていただいているところになります。必ずしも空気清浄機がつくかというと、その設備には至らないかもしれませんが、できる限りの受動喫煙の防止対策というところで進めたいと考えております。 ◯20番(しらた満君) 多摩市の独自の条例として、もう少しきれいな環境をつくるということで、健幸都市を掲げる市長としてもう一踏ん張りしていただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 衛生費についてほかに質疑はありませんか。しのづか元議員。 ◯9番(しのづか元君) 同じところでやります。私、皆さんご存じのように喫煙者でして、条例ができたことについては前向きに捉えようと思っております。ごみも煙も分けることが大事だと思っておりまして、喫煙者に向けた環境整備もきちんとしていただきたいと思っております。  まず、お聞きしたいのですけれども、今回、駅前にこういった施設を整備されるということですけれども、条例によると、公園などにも禁止区域という形で規制をかけるということですけれども、例えば今後、こういった補助金を活用しながら、指定をされた公園にこういった環境整備を行っていく予定というのはあるのでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 金森健康推進課長。      (健康推進課長金森和子君登壇) ◯健康推進課長(金森和子君) 公園についてのご質問ということでよろしいでしょうか。公園につきましては、今回、一部の公園、総合公園、大きな公園ですけれども、多摩東公園、中央公園、一本杉公園につきましては、多くの人が利用する施設、管理棟がございますので、そういったところで管理も可能であるという理由から、喫煙場所を設置する予定にしております。  加えて、乞田・貝取ふれあい広場公園もコミュニティセンターが中にございますので、そこについてはお子さんもたくさんいる公園ですので、どういったところに設置するかということについて、今後、運営協議会等と詰めていきたいと考えております。 ◯9番(しのづか元君) これは提案ですけれども、こういったパーティションできちんと仕切ってもらうことは、喫煙者にとっても安心して吸える場所であるし、喫煙されない方にとってもそういったものがあれば、その場所に近づかないことができますので、そういう分けることがまず大事だということと、あとは今回、受動喫煙防止啓発資材作成業務委託ということもあるのですけれども、この場所の案内、公園を利用する方全員が非喫煙者ではないです。喫煙される方をその場所に誘導する案内というのを、事前にお聞きしたら、わかりにくい場所もあると思うのです。多摩中央公園などは。そこにきちんと誘導していくことが私は大事だと思うのですが、その点についてお答えください。 ◯健康推進課長(金森和子君) 喫煙場所へのご案内というところになりますが、現在、看板をたくさん立てるという想定では余り考えておりませんが、ホームページ等に載せるとか、あとは施設の案内板のところにここは喫煙場所ですというシールを張らせていただくとか、そういったことで対応ができないかと考えておりますが、喫煙者の方がここが喫煙場所ですということがわかるように、お話があったように、喫煙されない方はそこが避けられるようにという形での案内というのは考えていきたいと思っております。 ◯9番(しのづか元君) 大きな公園って多摩市民だけとは限らないですよね。例えば公園に遊びに行くのに、ホームページをチェックしていく人なんていません。公園に行った先でどうなのかということなので、公園の場所できちんとご案内をする。そして、この公園は禁煙ですよ。そのかわり喫煙者はここに行って吸ってくださいというご案内をきちんとしてあげることが私は大事だと思いますので、これは今回指定された公園に限らず、できれば喫煙者にとって本当に安心して吸える環境、これを十分お金をかけてつくっていただきたいと思います。これは要望して、終わりにします。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに衛生費について質疑はありませんか。本間としえ議員。 ◯19番(本間としえ君) また同じところで質問させていただきます。コミュニティセンターとか、あと複合施設、体育館など公共施設ですけれども、禁煙に現在なっているところはどこなのか。また、喫煙できるところがほとんどだと思うのですけれども、そのところが受動喫煙にならないようになっているか、その辺のところはいかがでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 金森健康推進課長。      (健康推進課長金森和子君登壇) ◯健康推進課長(金森和子君) 複合施設につきましては、現在のところ喫煙場所があるとお伺いしておりますけれども、東寺方複合施設と連光寺複合施設につきましては喫煙所がないと確認をしております。あと、コミュニティセンターにつきましては、9カ所中6カ所は喫煙場所がありますが、あと3カ所、例えば鶴牧・落合・南野コミュニティセンターのトムハウスと、あと桜ヶ丘コミュニティセンター、唐木田コミュニティセンターにつきましては喫煙場所がないと確認させていただいております。 ◯19番(本間としえ君) 喫煙場所があったとしても、受動喫煙になるようなところがあるかどうかを今確認はされているでしょうか。 ◯健康推進課長(金森和子君) コミュニティセンターとそれ以外につきましても、市の管理する施設で喫煙場所があるところにつきましては、担当が何度か足を運ばせていただいておりまして、受動喫煙を起さないような環境であるかどうかということを確認させていただいております。その中で、コミュニティセンター等につきましても今の場所では不十分で、移転する場所がないところにつきましては、今後、運営協議会等と話し合いをさせていただきながら、どのような形で喫煙場所を設けるのか、もしくは受動喫煙を起こさないようなパーティション等々を立てるのかというところは、今後考えていきたいと思っております。 ◯議長(藤原マサノリ君) 暫時休憩します。          午前11時59分休憩     ──────── - ────────          午前11時59分開議 ◯議長(藤原マサノリ君) 再開します。  この際、暫時休憩します。          午前11時59分休憩     ──────── - ────────          午後1時00分開議 ◯議長(藤原マサノリ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市側から答弁の訂正があります。金森健康推進課長。      (健康推進課長金森和子君登壇)
    ◯健康推進課長(金森和子君) 申しわけありません。答弁、訂正をさせていただきます。  先ほど複合施設の中で、おたばこを吸える場所は連光寺、東寺方はないと申し上げましたが、ない場所につきましては連光寺の複合施設だけです。あと、豊ヶ丘、東寺方につきましては喫煙場所があるということになります。 ◯議長(藤原マサノリ君) 質疑を続けます。本間としえ議員。 ◯19番(本間としえ君) 受動喫煙防止というところでは、受動喫煙防止になってない場所に現在あるところはしっかりと移動していただくなり、それが代替できるところがないのであれば禁煙にしていただくということを丁寧に説明していただいて、ご理解いただきながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  市民の方、そもそもまだ多摩市受動喫煙防止条例が施行されるということ自体もご存じない方たくさんいらっしゃると思いますので、しっかりとその辺、周知をしていただいて、ご理解いただけるように努めていただきたいと思います。特にコミュニティセンターの運営協議会とか、そういった方も受動喫煙がどういうことなのかということ自体をまだご理解いただいてないのは当たり前だと思うので、そういうところから丁寧に説明をしていただいて、受動喫煙にならないところはどういうところなのだということまでしっかりと手を入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  現在、受動喫煙防止になっている施設が現実にあるところで、移動していただくというのはそうなのですけれども、実際、受動喫煙にならないとしても、喫煙場所があるということは灰皿があるわけです。灰皿を毎日お掃除の人なり、またスタッフの方が夕方など、片づけていると聞いています。灰を片づけるということ自体も、そのときに吸っていなくても受動喫煙というのはあるのです。  その辺をどういうふうに考えるのか、施策として何かまた違うことを考えていただく必要があるのかなと思うのですけれども、例えば吸う方には、灰皿をなくして、そこの場所は提供するから、自分でポケットの灰皿を持っていただいて、片づけなくて済むようにするとか、あとはどうしても置きたいというのだったら、吸っている方が片づけていただくとか、そういうふうにしないと吸わない方に受動喫煙をさせてしまうということ自体が問題だと思いますし、そもそもこの条例をつくった意味もなくなってくると思いますので、その辺いかがでしょうか。 ◯健康推進課長(金森和子君) ご指摘ありがとうございます。おっしゃっていただいたように、確かに吸う方はご自分で吸っていらっしゃいますが、それを後片づけするときに全くたばこの害を受けないのかというと、たばこの片づけをするときにたばこに触れてしまったりというところはあるかと思います。  今ご提案いただきましたように、各施設の状況につきましても、今月少しおくれておりますが、運営協議会のほうにもそれぞれご説明をさせていただきながら、そういったところについてもどのような形がとれるのかということについて、今ご提案いただいたことも含めてお伝えしていきたいと考えております。 ◯19番(本間としえ君) よろしくお願いいたします。  この条例ができるときが本当にチャンスだと思っていて、コミュニティセンターとか禁煙するチャンスなのではないかと思っているので、場所を移すということもいたし方ないという形でそうする場合もあるでしょうけれども、基本は禁煙にしていただけるようなアプローチもしていただきたいと思います。そういった市民の意見もあるということをしっかりと受けとめて、それを運営協議会なり管理者の方にしっかりと伝えて、考えていただくというふうにしていただきたいと思います。  もう一つ、まちの環境美化条例で、駅の近辺の禁煙の周知というところで、チラシを配ったりということを平日の日中やっていただいていると思うのですけれども、サラリーマンの方に届いていないということ自体はどのようにお考えでしょうか。 ◯健康推進課長(金森和子君) 先ほどもご説明したように、まちの環境美化条例のキャンペーン等で平日の日中とかお休みの日に現在やっているところでありますので、今おっしゃっていただいたようなサラリーマンの方ですとか、そういった方にはなかなか届いていない部分があるのかと考えます。そういったところで、今後の啓発の方法につきましても、今ご提案いただきましたところを十分に検討していきたいと思っております。 ◯議長(藤原マサノリ君) 佐藤環境政策課長。      (環境政策課長佐藤彰洋君登壇) ◯環境政策課長(佐藤彰洋君) 環境政策課のほうでこれまで多摩市まちの環境美化条例に基づきまして、キャンペーンなども行ってまいりました。その中でたばこの吸い殻のポイ捨てという観点で行ってきましたけれども、マナーという点では、これから始まります受動喫煙防止についても訴えをかけてきたところでございます。平成24年から条例が施行されまして、それ以来継続的に春と秋にキャンペーンを行ってまいりました。最近は土曜日に行っているところもございますけれども、それまでは平日の夕方の時間帯も狙って行ってきた経過もございますので、浸透というところでいきますと、いろいろな市民の方に向けて啓発を行ってきたのではないかと考えております。  それから、最近ではごみゼロデーとか、あと市民清掃デーとか、そういったところとも一体となって周知しながら、市全体の環境美化という中で受動喫煙も含めて周知をしておりますので、その辺でご理解いただければと思います。 ◯19番(本間としえ君) とにかく一番ポイ捨てしている方に届くようにということが必要なのだと思います。子どもたちが吸い殻を拾っているということ自体も、そういうことを知っていただかなければいけないのかなと思います。例えば携帯灰皿を、朝とか夜に吸っている方に健幸都市多摩市みたいなことで印刷して配るとか、そういうことを、補正という形ではないですけれども、来年の予算に入れていただくとか、そういったことはいかがでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 金森健康推進課長。      (健康推進課長金森和子君登壇) ◯健康推進課長(金森和子君) 今、携帯灰皿ということでご提案をいただいたかと思います。携帯灰皿、現在のところは特に配布のことは考えておりませんが、来年度に向けて、またどのような形がいいのかということで考えていきたいと思っております。 ◯19番(本間としえ君) ポイ捨てされている方にしっかりと届いて、それを使っていただけるように進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに衛生費についての質疑はありませんか。安斉きみ子議員。 ◯2番(安斉きみ子君) それでは、同じところで伺います。  来年はオリンピック・パラリンピックもありますし、世界の流れも、たばこについては吸わないことを望む声があるわけですけれども、そもそも、例えば公害ですと、基準が幾らを超えるといろいろなことに影響がありますという基準があるわけですけれども、世界のこういう流れもある中で、たばこの害について人体に与えるという基準があるのか、まずそういう動きがあるのかどうか、そのあたりから伺います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 金森健康推進課長。      (健康推進課長金森和子君登壇) ◯健康推進課長(金森和子君) たばこの煙につきましては、特に公害のように基準があるわけではありません。測定ができるという形でも今はないと認識しております。 ◯2番(安斉きみ子君) そうしますと、私は非常に弱くて、たばこのにおいをかぐとせき込むわけですけれども、割と感覚的なものだということを押さえておきたいと思います。  今後の対策ですけれども、私は今回、補正でとられているパーティションを使った対策、また看板や路面に小・中学校、幼稚園・保育園、そういう形で本当に効果があるのかどうかということは、これから検証していかなければならないと思うのです。なので、今回とられるであろう対策のその後について、逐次検証していただきたいと思うのですが、その点についてはいかがでしょう。 ◯健康推進課長(金森和子君) 今回、補正を上げさせていただきまして、いろいろ環境整備等をさせていただく予定にしております。それにつきましてはどのような形で周知が図られているのか、問題はないのか、課題はないかについては、今後、適宜課題等を把握していきたいと考えております。 ◯2番(安斉きみ子君) 私も市民の方のご意見を聞くことがあるわけですけれども、決定的に禁煙しかないという方、それから受動喫煙対策もこれで十分かという声もある反面、またたばこをお好みで吸われる方もいるわけですから、私はそうした対策をこれからいろいろと検証もされて、お考えになると思うのですが、そういったことも折を見て市民の皆さんにも知らせていただきたい。市民の中でいろいろと議論ができるという環境にしておくことがとても重要ではないかと思いますので、その点を確認して、終わりたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに衛生費について質疑はありませんか。渡辺しんじ議員。 ◯16番(渡辺しんじ君) それでは、同じところで、しつこいようですみませんけれども、これで終わりにしたいと思います。  先ほどしのづか議員から、公園の喫煙スポットのところに看板をという話があったのですけれども、あと駅にしても看板が今現状はどうなっているのかということと、これからどういう計画があるのかお伺いしたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 佐藤環境政策課長。      (環境政策課長佐藤彰洋君登壇) ◯環境政策課長(佐藤彰洋君) 今、4駅に大型看板が設置してあります。それについては、環境美化の視点から喫煙スポットの場所が地図の中で示されて、わかりやすい形でご案内できるようにというところで設置をさせていただいております。  それについては今回、受動喫煙防止条例が制定されるということは昨年からご議論いただいていたところなので、環境政策課としてもこれまで管理していた、これからも看板については管理をしていくわけですけれども、その中に受動喫煙の案内も、今度、まち美化重点区域が受動喫煙防止区域に同じように指定されますので、そういったことも含めて今年度中に中身を全部取りかえるか、もしくは部分的にシールで張りかえるか、それは今、検討中ですけれども、施行に向けてその辺は対応していきたいと考えております。 ◯16番(渡辺しんじ君) 今、地図上に示されているということだったと思うのですけれども、その地図がどこにあるのかというところもあったりするのです、駅の近くに。例えば唐木田はおりればすぐ見えるところに喫煙スポットがあるのですけれども、ほかの3駅に関しては、一体どこにあるのだというところで、ましてや多摩市に初めて来たり、初めておりた駅だったりすると、そこの喫煙スポットがわからないという方が結構いらっしゃると思うのです。  それから、私の友人・知人の喫煙者からの話によりますと、1時間ぐらい電車に揺られてもう少しで駅に着いて、それでやっとあそこで吸えると思っていると、帰り道も軽やかになったりするのかなと思うのですけれども、そういうところで、わかりやすいところにしっかり看板、サイン計画みたいなものがあれば、例えば先ほど言ったたばこのポイ捨てだったり、隠れて吸うとか、そういうのがなくなるのではないかと思うのです。  ですから、地図上ではなくて、改札をおりたら喫煙所はここですというような、確かに条例をつくって、その看板があるというのも似合わないところもあるのですけれども、そういう意味ではせっかく喫煙スポットをつくるのですから、そこはそれを利用してもらわないといけない。そして、駅の近いところで隠れて吸うような人がいないように、それからポイ捨てがないように、キャンペーンのときに子どもたちがそれを拾ったりするわけです。ですから、それは見ていられないなという部分もあるので、もう1回サイン計画についてお伺いしたいと思います。 ◯環境政策課長(佐藤彰洋君) 今現状の計画の中では、確かに看板はたくさん設置はできないので、駅からおりて一番目につくところに設置してあるつもりなのですけれども、喫煙の場所が今いろいろ議論されているところなので、今後そういったことも含めて検討していきたいと思うのですけれども、看板に入っている地図がキャンペーンのときに、見る人によってはわかりづらいというところもございますので、もう少しサイン的にわかりやすい表示を意識して、今回は看板の中に入っている地図で貼りつけられたものについてはわかりやすくしていきたい。今、健康推進課ともそのつくり方については調整をしておりますので、今現状のものについて改修をしていきたいと考えております。  今後、わかりやすい位置に置いたほうがいいのではないかという議論については、今、予算も持ってないので、健康推進課とも連携して、どこの位置が一番効果的なのかということも考えていきたいと思っております。 ◯16番(渡辺しんじ君) 地図だけでは少し厳しい部分もあると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  いずれにしても受動喫煙をさせない、そして吸う人と吸わない人の対立構造、これを何とかなくさなければいけないと思うのです。この議会の中でもそういうのが見え隠れしますので、ぜひともそういう形でしっかり分別をするということが大事かと思いますので、よろしくお願いします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 衛生費についてほかに質疑はありませんか。岩崎みなこ議員。 ◯3番(岩崎みなこ君) 今回、条例がきっかけで補助金も取って、喫煙者、そして受動喫煙者が取り巻かれる環境整備に力を入れているのだなということはわかります。  でも、逃げたくても逃げられない、離れたくても離れられない方もいるのかなというところでは、受動喫煙防止なので、どなたの市民も守らなければいけないと思うのですけれども、ヘルパーなどがそちらにお伺いするところでは、事業者の大変だという声などはお聞きしているのでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 伊藤保健医療政策担当部長。    (保健医療政策担当部長伊藤重夫君登壇) ◯保健医療政策担当部長(伊藤重夫君) ただいまご質問いただきました事業者というところですけれども、基本的には屋内については東京都の受動喫煙防止条例の中で決まっている部分がございまして、私どももこの条例をつくるに当たっては、例えば桜ヶ丘の商店街連合会の皆様方等からご意見等をいただきながら、この条例をつくってきた経緯がございますので、そうした中、事業者様のご意見等は一定程度踏まえていると考えております。 ◯3番(岩崎みなこ君) 一定程度聞かれているということですけれども、私たちのほうにも意見が来ていまして、お仕事柄そのお家に行かなければいけなく、ある程度一定の時間そこでお仕事をしなければならない方がいらっしゃいます。お仕事の内容としては、ヘルパーなどが多いかと思いますけれども、そういう方たちが今後そこに行ったときに、分煙ということが今かなわない状況が続かないような形で啓発なり、市の中で伝えていく方法というのは考えていらっしゃるのでしょうか。 ◯保健医療政策担当部長(伊藤重夫君) ただいまご指摘いただいた点は、非常に大事な点と認識してございます。今、ご紹介いただいた、特に訪問介護につきましては、ヘルパーがお部屋、密室に入っていく中でのお仕事でございますので、部屋の中での受動喫煙というのが生じるおそれがあります。  そうしたところはきっちり周知という点では、こちらはお願いという形になると思いますけれども、多摩市でこうした受動喫煙があるというところを、例えば介護保険の事業者連絡協議会等を通じて事業者の皆様方に周知をしていくとか、そういう形で実際の実効力につなげていきたいと考えてございます。 ◯3番(岩崎みなこ君) そこのところは強くお願いします。  それとお願いするということで、何とかぎりぎりのラインで動かせる部分もございますけれども、今度は子どもの場合です。家庭にいる人、要するにそこで一緒に暮らしている方が喫煙している場合、子どもがそこの家庭の子どもであった場合は、そこで暮らさなければいけない。そのときにいろいろな工夫をされているご家庭もあるかと思いますけれども、余り意識を持っていらっしゃらない家庭があった場合、どのような形でそれを保護者なり、あるいはお暮らしになっている方にお伝えしていくのでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 金森健康推進課長。      (健康推進課長金森和子君登壇) ◯健康推進課長(金森和子君) 現在考えていますところは、お子様については、今、教育委員会の養護教諭部会と連携をとらせていただきまして、お子様向けと保護者向けということでリーフレットの作成を考えております。その中では受動喫煙防止条例のことももちろんですが、受動喫煙の害についてもお伝えしていきたいと思っておりますので、保護者にもそういったものが届くような形で現在考えているところになります。 ◯3番(岩崎みなこ君) それはまず条例が始まる中では重要なことかと思います。以前、こんなことを言ったら失礼かもわかりませんが、松田議員さんがどうしてもやめられない。でも、自分はやめたかったということで、もっと早くから教育を受けていれば違ったのではないかということもおっしゃってたかなと思いましたけれども、少し失礼でしたけれども、すみません。  ただ、難しい高校生になってからはもうという、教育の分野はもちろんありますけれども、今吸っている家庭の中にいる状況が変わるということは、どこから手をつけていいのかというところは難しいところがございますけれども、市全体がそういうふうになっていくことで自然と家庭の中も、あるいはもしかしたら子どもから発信して、お父さん、ここで吸わないでというような、あるいはお母さん、ちょっと違うんじゃないということを子ども自身がみずから言える、そういう子どもであってほしいと私は権利として思っていますけれども、そういうところも兼ねていろいろな啓発はお願いしたいと思いますが、もしできるようでしたらお願いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 佐藤環境政策課長。      (環境政策課長佐藤彰洋君登壇) ◯環境政策課長(佐藤彰洋君) ただいまお話しいただいたのは非常に重要な点というふうに考えております。先般、こちらの受動喫煙の条例を検討するに当たりまして、小・中学生にアンケートをとりまして、公園でたばこを吸うことをどう思いますかということを、小・中学生の方々にご質問させていただきました。  そうしますと、家族でたばこを吸っている人がいるというご家庭は、78%の方が公園でたばこを吸っても大丈夫と考えていらっしゃいます。一方、家族でたばこを吸っていないというご家庭では69.5%ということで、10ポイント以上差がついています。  だから、家族の中でたばこを吸っている方がいると、たばこに対して非常に寛容になる点が見受けられますので、先ほど金森が申し上げたように教育等での取り組みを含めまして、しっかりと小・中学生に喫煙についての教育をしてまいりたいと考えてございます。 ◯3番(岩崎みなこ君) 受動喫煙防止条例に関しましては、私は前は反対をいたしましたが、その反対というのは、この条例でいいのかというところで反対はいたしましたけれども、もちろん受動喫煙もそれをよしとしているわけではございませんので、一緒になって今後とも指摘をさせていただきながら進めていけたらと思っております。 ◯議長(藤原マサノリ君) 衛生費についてほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、衛生費についての質疑を終了します。  次に、商工費についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。きりき優議員。 ◯26番(きりき優君) では、多摩市プレミアム付商品券事業のところで伺います。今回は郵送方法は決まったというところですけれども、6月17日、3日前に厚生労働省から通知が出まして、プレミアム付商品券取扱事業者になる上での留意点についてということで、プレミアム付商品券は原則医療や介護の自己負担の支払いに充てることは可能ということが明記されました。  そこでお伺いしますけれども、多摩市でも介護や医療の自己負担分の支払いにプレミアム付商品券を使っていいのかどうか、その確認をまずいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 伊野プレミアム付商品券担当課長。   (プレミアム付商品券担当課長伊野勲君登壇) ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 今年度再び答弁することになりました。どうぞよろしくお願いいたします。  多摩市では今後、プレミアム付商品券事業実施要綱を定める予定でおります。その中でプレミアム付商品券を使用することができないところを、この要綱では定める予定になっておりまして、まず不動産や金融商品、たばこ、商品券やプリペイドカードなど換金性の高いもの、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に規定する性風俗関連特殊営業において提供される役務、最後に国税、地方税や使用料などの公租公課になっておりますので、今、議員さんがおっしゃったように、医療や介護も使用可能というところで規定していきたいと考えております。 ◯26番(きりき優君) 新たに介護と医療が明記されたわけですけれども、取扱店舗の募集に関してもそろそろ始まり、7月ぐらいに終わるのかなと思うので、時間が余りないと思うのですが、現状そういった取扱店舗の問い合わせがあったかどうかとか、周知に関してはどのようにお考えでしょうか。 ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 事業者への周知でございますけれども、こちら商品券の発行関係の業務については委託しておりまして、委託先のほうでまずホームページでの募集を7月1日から行う予定です。期限は先ほど議員さんがおっしゃったとおり、7月31日までとなっております。  また、多摩市の広報でも、7月5日号に募集しておりますという広報を上げる予定になっております。また、多摩市のホームページでも、6月中には市民の皆さんにどのような方が対象になって、どのような概要になるかというところと、また事業者の募集について、公式ホームページで提供することを今考えております。 ◯26番(きりき優君) では、これからということでしっかり周知していただければと思うのですが、厚生労働省からの通知の中でおつりについて厳重に注意するようにと。このプレミアム付商品券についてはおつりを出してはいけないので、少ない分の商品券だけ出して、プラス現金で補填というか、現金と商品券のプラスで払ってくださいという形になっているのですが、おつりを出してしまった場合、どうなるのかなと。介護とか医療というのは1割負担、3割負担とかありますけれども、数百円で自己負担が完結してしまうということも当然あり得るので、例えば500円でもおつりが必要になってくるということもなくはないのです。  厚生労働省の通知では、900円の場合には500円の商品券と400円の現金で支払ってくださいということで書いてあるのですけれども、万が一、1,000円の商品券を使ってしまって、100円のおつりを出してしまったといったときには、それは罰則とか、そういったのはどういうふうになっているのでしょうか。 ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 多摩市の場合には、1枚の額面500円ということで発行する予定でございます。なおかつ、おつりについてはできないということで、市民の方、また事業所の方には周知徹底をしていく予定でおりますけれども、もしおつりを出してしまったということでも、こちらのほうではそちらについての罰則等は国からは何も言われてないものですので、特にはないのかなと思っております。 ◯26番(きりき優君) では、なるべくやらないでくださいということで周知していく形になると思います。  介護を受けている方というのはこのプレミアム付商品券の対象になる方が比較的多いのかと思いますので、例えば介護保険事業者連絡協議会といったものを通じて、こういったものがあるよと。商品券をもらったからといって、今月たくさん介護を受けようとか、そういう話にはならないと思うのですけれども、毎月毎月かかっている介護のお金がプレミアム付商品券で支払うことができれば、その分、別のところに支払いをすることができる。景気の下支えにも寄与していく、大変意義深い事業になると思うので、そういった形での周知も考えていただいて、それと同時に、先ほどのお話にもありましたけれども、おつりは支払ってはいけないとか、そういったことに関する周知徹底にもつながるのかと思うわけですが、その周知、伝わるということに関してはどのようにお考えでしょうか。 ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 周知というところでございますけれども、まずは非課税の方に対しては8月の頭あたりに非課税のお知らせと同時に、プレミアム付商品券の引換券の申請書をお送りすることになっております。  そこで市民の方にどのような形で周知させていくかというところと、まずプレミアム付商品券ということをやること自体、まだわかっていらっしゃらない市民も多数いらっしゃるかと思いますけれども、まずはそういったところも含めて市民の方への周知等を今後検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに質疑はありませんか。橋本由美子議員。 ◯8番(橋本由美子君) 24日の委員会のときに示される資料も含めて、少し見させていただきましたけれども、対象になる人の想定を改めてお答えいただきたいのと、その中で使うであろう購入見込みの予想という数字も出ていますが、この辺はどのような形で算出したのかお答えください。 ◯議長(藤原マサノリ君) 伊野プレミアム付商品券担当課長。   (プレミアム付商品券担当課長伊野勲君登壇) ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 商品券の対象者の見込みと購入者の見込みでございますけれども、対象者につきましてはまず低所得者というところで、平成31年度住民税非課税者、こちらはおよそ2万2,000人と想定しております。また、3歳未満の子育て世帯の子どもにつきましては、平成28年4月2日から今年の9月30日までに生まれた子どもが該当するのですけれども、およそ3,400人を想定しております。購入見込み者としては、初めの住民税非課税者については1万4,700人、3歳未満児の子どものほうは購入見込みおよそ3,000人としております。合わせておよそ1万7,700人ということで見込んでおります。  この購入見込み人数をどのように積算したのかというところでございます。こちら当初、補正予算のときに見込んだ人数がございまして、こちらは購入者約1万7,700人ですけれども、1万7,683人としております。このときには非課税者は平成28年度の臨時福祉給付金の受給者数1万8,706人、これはこの当時の対象者のおよそ9割です。その80%。また、3歳未満児数につきましては、このとき見込んだときには3,019人、その90%で、合わせて1万7,683人と見込みました、当初予算のときには。  4月になりまして国のプレミアム付商品券事業実施要領が確定しまして、3歳未満児につきましては、先ほど言いました平成28年4月2日から令和元年9月30日までに拡大されたことによって、3歳未満児数は当初3,019人と見込んでいたのですけれども、3,400人ぐらいにふえると見込まれます。3歳未満児の子育て世帯主につきましては、やはり9割程度が購入するとみなして、およそそれで3,000人、非課税者につきましては1万7,683人から子育て世帯主の3,000人分を引いた1万4,700人というふうに推計しております。こちら1万4,700人は非課税者の対象見込み人数のおよそ3分の2となっておりますが、他市の事例でも対象見込み人数の60%程度のところもあって、おおむねこの人数でも妥当かなと考えております。  今回のようなスキームは初めてなものですので、実際に何人の方が幾ら購入するかを予測するのは非常に難しいところがございます。もし想定人数よりも多くの方が購入すると見込まれる場合には、商品券の増刷も行う必要がありますし、そのときには補正予算等で対応することになるかと考えております。 ◯8番(橋本由美子君) この結論から言うと、消費税増税に対して、一定の人たちへの影響を緩和するという発想から出ているわけですから、その辺のことについては、今、質問のあったきりき議員がすばらしい制度だとおっしゃいましたけれども、私はもともと消費税増税をして、このような形で、プレミアム付商品券で何とかしようという発想は全くすばらしいなどというふうには思っていません。  ただ、自治体にとって、これはやっていかなければいけないことなので、あと何点かお聞きしますけれども、郵便料ということですが、先ほど申請書を郵送するとおっしゃいましたよね。そうしたら、申請書ですから、申請書をまた戻す作業、それから今度は引換券、つまり金券に当たるものを持っていってかえることができるというものを、またこちらから送るという行為が必要ではないかと思うのですが、その辺のところについてもう少し詳しくお聞かせください。 ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 先ほど非課税者の方に8月の初めごろ、非課税のお知らせと購入引換券申請書を送付すると申し上げました。それで8月から11月末まで、こちらについては申請があった場合、商品券の購入引換券を送付することになります。主には8月中にかなりの方がこちらのほう、また返信用封筒も同封しておりますので、届くかと思いますので、届き次第、審査等を行いまして、9月末に購入引換券をまた郵送で送らさせていただくことになります。  また、3歳未満児の場合には申請は必要ありません。そのまま購入引換券を9月末に、非課税の方と一緒にお送りすることになります。
     今回、郵便料を補正で増額しておりますけれども、増額の9割方は特定記録郵便というところで郵送料の増額となっております。こちらは購入引換券が本人に確実に届けられる必要があることから、こちらにしております。購入引換券は親書に該当すること、購入引換券の再発行は災害等の理由を除いて再発行ができないこと、本人以外の第三者に渡ることがないよう、郵便が届いたことを確実に把握する必要があるというところで、特定記録郵便にということでこちらを予算に入れさせていただいたところです。  また、購入引換券の作成業務委託料を今回出させていただいたのですけれども、当初は購入引換券の印刷から封入・封緘を自庁で行う予定で組んでおりました。しかし、短期間におよそ2万2,000件を送付する必要があることから、代行印刷、封入・封緘などを業務委託としております。  以前実施した臨時福祉給付金の支給決定通知の場合は、審査が終わり次第、随時、自庁で通知書を印刷して、申請のあった方に送付しておりましたけれども、今回は10月1日の商品券の販売にあわせて一斉に引換券を送付したほうがよいと判断しましたので、こちらを新たに業務委託料として追加させていただいたものでございます。 ◯8番(橋本由美子君) 手順としてすごく大変なのですよね。申請書を送ってさしあげて、それが返送されてきて、それに対して今度は金券にかえるための引換券が特定記録郵便で送られる。それは再発行しないし、こちらが送ったということは100%行政は記録として残る。  ところが、受け取る人たちはどうなるのかなという思いもあります。当然年配の方が多くて、でも生活はある程度厳しいという方のところに送ったときに、本当にそれが100%その人たちの生活にプラスとして使われるかどうかというところで、まず引換券のそれを実行してなくさないで、しかもお聞きするところによると、5,000円分ずつ、つまり4,000円ずつ5回にわたって購入ができるということは、スタンプを5回押せる欄があるのですが、4,000円ずつやると最後はもらうまで、なくしたら権利はなくなる。それはすごく大変ですね。よくどこへいった、どこへいったって皆さん探し回る生活を考えると、3回しかスタンプは押してないけれども、あとまだ使えるのにという方も当然出てくると思うのです。でも、それは許さないというのが今の課長の答弁の中にあったことだと思うのです。  いろいろなことが兼ね合って、例えば一番入り口の申請書を送られて、それで返信用封筒があったからといって、送ってこなかったら、そこでその方の権利はとまってしまうと考えてよろしいのでしょうか。 ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 申請書の受け付け期間は11月30日までと定めさせていただきますので、11月30日の消印まで有効という形になりますけれども、それ以降は申請していただいても、こちらのほうでは商品券の引換券の発行はできないところになっております。 ◯8番(橋本由美子君) 実際にある意味使っていただくという面から考えると、家庭に入る家族、そしてヘルパーなどに、あの申請書に返事出しましたかという心遣いも所管課と協力しながらやっていかないと、多摩市の中で対象になる人はいるけれども、お金を出してまた購入するわけですから、3分の2くらいしか使えないのではないかというところが危惧されます。  それともう1点ですが、11月末に返送されるといいということですが、国の法律だと3月まで使えるという形ですけれども、多摩市のを見ると2月29日、うるう年なので1日長いのですけれども、そこまでに使わないともう使えないとなっていますが、その辺の判断はどうしてそうなったのでしょうか。 ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 多摩市としては、使用期間は2月29日までとさせていただいております。こちらにつきましては10月に引換券をお送りしますので、その間、5カ月間あるというところで、多分ほとんどの方は10月から11月ぐらいに引きかえていただけるのかと考えております。そういった中で、あとその後の換金期間を1カ月というところで考慮しまして、2月29日とさせていただいております。 ◯8番(橋本由美子君) そのほかに換金は商店の皆さんにとって、たくさん使われる大手のスーパーなどはいいのですけれども、本当に数万円しか使われないところは換金の手間とか、そういうことは今までにあったプレミアム付商品券的なものでも苦情が多かったわけです。  最後にお聞きしますけれども、これだけのことをやって、もし政策上消費税増税が10月実行されないときには、どのような形で処理されていくのでしょうか。 ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) こちらの事業につきましては、国も東京都もこちらの商品券事業を実施するというところでいろいろ準備も進めておりますし、各市町村も準備を進めております。消費税を10月に行わなかったらどうなるかというところは、国からも東京都からも何らの通知も来ておりませんし、国からはポスターやチラシの見本が既にこちらには電子データとして届いておりますし、7月にはそのポスター、チラシを市町村に張ってくださいというところで印刷物も送付されてきますので、こちらについては多摩市でもこの事業を粛々と進めていきたいと考えております。 ◯8番(橋本由美子君) 担当課長をそういうことで責め立てるつもりで言っているわけではないのですが、今6月議会はそれに類するたくさんの条例などが提案されているわけですけれども、総括して、もし10月1日消費税10%への移行がない、これはまだ幾らでも国の判断でやることができる範疇のことですから、そうなったときには全体的な条例提案はどのようになっていくかということで最後お聞きして、終わりたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 渡邊総務部長。       (総務部長渡邊眞行君登壇) ◯総務部長(渡邊眞行君) 今回、消費税が上がるという中で、さまざまな形で条例を用意させていただいたところでございます。それらにつきましては上がることが前提でそれらを動かしてございますので、もし上がらないということになりましたならば、それぞれの条例等の中でまたうたっていくということを、今後またその時期に必要な手当てをしていく形になろうかと考えているところでございます。 ◯議長(藤原マサノリ君) 商工費についてほかに質疑はありませんか。三階道雄議員。 ◯15番(三階道雄君) では、今のところで再度お伺いしたいと思うのですけれども、今聞いていて複雑だなと思ったのです。最初から最後までの流れというのですか、商品を購入されるまでの流れについてお伺いしたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 伊野プレミアム付商品券担当課長。   (プレミアム付商品券担当課長伊野勲君登壇) ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 流れについて簡単に説明させていただきます。  まず、対象者の方は2種類あります。住民税非課税者と3歳未満のお子様のいる世帯主。  まず、住民税非課税者につきましては、8月の初めに非課税のお知らせと一緒に商品券の引換券の申請書を送らさせていただきます。住民税非課税者というのは、その世帯の中で全員が住民税非課税というところで認識していただければ結構かと思います。それで8月の初めに送りますので、商品券を欲しいと思った方は申請書に記入していただいて、あと返信用封筒がありますので、それを送っていただければと思います。その期限が11月30日までになっております。買われる見込みの方の大部分が8月中に届くかと思います。届いた方に対して、今度は商品券の購入引換券というのを送る準備をしまして、9月末に商品券の購入引換券を送ります。  今度、3歳未満の子どもがいるところでございますけれども、こちらは申請書の必要がないので、こちらのほうで抽出した方に対して9月末に購入引換券を送ります。ただし、これは9月30日までに生まれた子がいる世帯主というところで、8月と9月に生まれた場合には9月末に送れませんので、このあたりの日程的なところはまだ決めていませんけれども、おそらく11月の初めぐらいになるかと思います。ですから、8月から9月に生まれた方の世帯主に商品券の引換券を送ります。  また戻りますけれども、9月以降、引換券の申請書が少しおくれてきた場合には、10月以降随時購入引換券を送る形になります。そして今度、商品券の引きかえをしないといけないものですので、一応今こちらのほうで考えているのが聖蹟桜ヶ丘、永山、多摩センターでそれぞれ1カ所程度商品券の引きかえ所を設ける予定にしております。それは10月からです。10月から翌年の2月14日まで引きかえをします。今度は多摩市内の応募されてきた店舗等で商品券を使っていただくのが、10月から2月末までという形になります。  商品券の引きかえに際しては、商品券の引きかえ所で本人確認をしますので、本人を確認するようなものを持ってきていただければ、そこで交換しますし、もし代理の方、ご家族の方などが来ても、そのご家族の方の身元がわかるようなものがあって、関係を口頭で言っていただければ、もちろん引きかえるという形で、それで5,000円単位で5冊ということで商品券を販売する形になっておりますので、もちろん1回で現金2万円を出して2万5,000円分引きかえてもいいし、例えば1冊は4,000円出せば購入できますので、1冊単位で毎月購入してもいいですという仕組みになっております。  制度がなかなか複雑なものですので、そういったところですけれども、よろしいでしょうか。 ◯15番(三階道雄君) 今聞いていてようやく、複雑で流れを聞かないとわからないなと思ったのですけれども、対象者の方が非課税者の方、または子育てというか、若い方ですよね。通知が来ても一体何のことやらということもあります。また、プレミアム付商品券自体よくわからないという方も多いのかなと思います。そこら辺、丁寧な周知というのですか、わかりやすい周知を徹底していただきたいのと、あと購入のところ、聖蹟桜ヶ丘、多摩センター、永山とありましたけれども、これ期間というのはどう考えて、販売期間とかずっと一定程度どこかでやっているのですか。 ◯プレミアム付商品券担当課長(伊野勲君) 今、販売所の調整を行っておりまして、期間につきましては原則毎日行って、もちろんそこのところが営業している日になりますけれども、原則は土日も含めて毎日行っていただきたいというところで今調整をしております。 ◯15番(三階道雄君) できたら「知らないと損をする」という制度にしないように、しっかり皆様にわかるような説明と周知等の徹底をよろしくお願いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに質疑はありませんか。遠藤ちひろ議員。 ◯23番(遠藤ちひろ君) 商工費で伺いたいと思います。せいせきみらいフェスティバルの話に移ってよろしいですか。せいせきみらいフェスティバルの補正の金額が今回挙がっていますけれども、この増加している補正予算の理由を伺いたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 渡邊観光担当課長。      (観光担当課長渡邊哲也君登壇) ◯観光担当課長(渡邊哲也君) それでは、補正予算の理由についてお答えをさせていただきます。ラグビーワールドカップがありますので、そちら等の影響によりまして、例年警備をお願いしています会社から、市の予算の編成後に、今年度は対応することができないというお話をいただきました。その件につきまして、実行委員会ではほかの事業者も探しましたが、9月につきましてはイベントが重なっている状況から、人材確保が難しいという状況がありまして、そちらの委託費が大幅な増加が見込まれるような状況がございました。  その辺につきまして人員配置の見直しですとか、その他実行委員会でも支出の削減を最大限してきたところですが、このままでは安全にイベントを開催するのが危ぶまれてしまうような状況がございます。  本市はせいせきみらい活性化実行委員会、そちらのフェスティバルの開催の実行委員会に参画するときに整理した市の責務というところでは、安心して安全に、事業の運営に細心の注意を払うというふうにしておりまして、また実行委員会におきましては、市民経済部長が安全対策部を担当する副実行委員長を担っている状況でございます。  実行委員としても経費節減と歳入確保について最大限の努力をしているという状況でございますし、また主催者の一員であり、安全な事業運営を責務とする本市としましても相応な対応をする必要があるということを考えまして、今回イベントの補助金の増額補正を計上させていただいたものになります。 ◯23番(遠藤ちひろ君) 私もせいせきみらいフェスティバルの実行委員にかかわっておりますし、何ら責めるつもりで言っているわけではなくて、むしろ今回のこの補正予算を通じて、今年のせいせきみらいフェスティバルのことも少し皆さんに知っていただきたいと思っているのですが、参加員数というのはここ3年ぐらいでふえているのでしょうか、減っているのでしょうか。また、目玉の一つであります花火の打ち上げの発数の変化等について、あわせて伺いたいと思います。 ◯観光担当課長(渡邊哲也君) まず、こちらのフェスティバルの参加者数ということでございますが、こちらは延べ参加者数で、平成27年度、こちらは市の主催事業ということで、まず花火は75発上がった年でございます。こちらが平成27年度1万2,500人としております。その翌年、300発上げた年でございますが、こちらが2万5,000人としております。平成29年度、400発を予定しているところだったのですけれども、この年は台風が予想されたので、中止となってしまいました。昨年度、平成31年度につきましては3万3,000人ということで、徐々にふえてきておりまして、今年度につきましては3万6,000人を予想しているところでございます。  発数につきましては、今申し上げましたが、平成27年度につきましては75発、平成28年度につきましては300発、平成29年度は中止でございましたが、400発上げる予定でございまして、平成30年度、昨年度は500発上げました。今年度につきましては、市制施行50周年が2年後ということでございますので、その5にかけまして555発上げようということで、今、実行委員会のほうで提案されているところでございます。 ◯23番(遠藤ちひろ君) 市制施行50周年にかけて555発。大体これは花火の打ち上げ時間でいうと10分ぐらいかと思うのですけれども、かつてのせいせき多摩川花火大会を知る方々からすると、少し物足りないというお声もあると思うのですが、市民主体で今後も補助金に頼らない運営を進めていくことと思っております。  ぜひ応援してほしいと思っているのですが、今年に関して3万6,000人ぐらいいらっしゃる。電車、バスの公共交通のお金は動くでしょうし、さらには手ぶらで来るという方は余りいないでしょうから、地元で買い物したり、また花火の後に、じゃ、一杯いこうかとか、いろいろなこういう消費が喚起されると思うのですが、この辺の経済効果というのは測定されていますか。 ◯観光担当課長(渡邊哲也君) 市としましては、イベントの全体的な経済効果につきましては出していない状況でございます。ですが、花火が上がりますのが18時半からということで、19時には終了するということですので、その後に多くの方が聖蹟桜ヶ丘周辺の飲食店に寄っていて、どこのお店もいっぱいだったというお話を聞いているところでございます。  また具体的なところでは、昨年度、平成30年度に実施したときとその前の年、平成29年度、雨で中止だったのですけれども、そのときとの比較でございますが、聖蹟桜ヶ丘にありますショッピングセンターの状況をお伺いしました。そちらのほうでは入館者と全館の売り上げともに、二、三割程度増加したようなお話も伺っております。  また、イベント当日に飲食店のブースが出店されますが、そこには聖蹟桜ヶ丘周辺にあります飲食店を中心に出店をしていただいておりますが、1店舗当たり10万円から20万円程度の売り上げがあったというお話がありまして、またそのときに割引のショップカードを配らさせていただいて、その後の誘客にもつなげられたというお話もいただいております。  また、そのほかこちらのフェスティバルに協賛いただいた方につきましても、そういった飲食券を配らさせていただきまして、当日そちらの飲食ブースでも使っていただけますし、その後また聖蹟桜ヶ丘周辺の店舗でも使えるようなシステムとさせていただきましたので、イベント当日だけではなく、その後にも経済効果があったかなと認識をしております。  このようなことから判断しますと、聖蹟桜ヶ丘周辺の経済効果ということではかなりあったのかと思っております。 ◯23番(遠藤ちひろ君) わかりました。3万6,000人の方が1,000円使うだけでも3,000万円ですか、単純に計算していけばかなりのお金が動きますし、こういった経済効果の波及効果というのはカウントしていくという習慣を、市全体でぜひつけてほしいと思っています。それから、多摩センターのハロウィンもそうですし、こどもまつりもそうかもしれませんけれども、こういう一つの発信する情報になると思うのです。もちろん税金を投入しているということもありますし、特にせいせきみらいフェスティバルの場合は花火という訴求力の強いコンテンツ、来街促進も大いに期待できるところですから、シティセールス部門という意味合いも含めて、せいせきみらいフェスティバル、今年もぜひ頑張ってほしいと申し上げて、終わります。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに商工費について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、商工費についての質疑を終了いたします。  次に、土木費についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、土木費についての質疑を終了いたします。  次に、教育費についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。いぢち恭子議員。 ◯11番(いぢち恭子君) それでは、19ページ、教育費の社会教育費のところ、旧北貝取小学校跡地整備事業でお伺いします。  この事業は、そもそも東永山複合施設をお使いの方々が、全面ではないにせよ、こちらの半分の部分は市民協働の場として引っ越しができるという形で、ある意味継続性を持って考えられていると思うのですが、東永山複合施設には社会福祉協議会のボランティアセンターの分室があります。ボランティアセンターには多摩市の市民活動のさまざまな重点的なところを担っていただき、大切なお役目を果たしていただいていると思うのですが、このボランティアセンターは北貝取小学校が整備され、東永山複合施設がなくなった暁にはどうなるのか、基本方針のほうを見てわからなかったので、お教えいただければと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 古谷文化・市民協働課長。     (文化・市民協働課長古谷真美君登壇) ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) 旧北貝取小学校跡地施設の基本方針の中に、今、東永山複合施設を使っていらっしゃるボランティアセンター分室のことについての言及はないのだけれどもというご質問をいただきました。  旧北貝取小学校跡地活用基本方針につきましては、基本方針(案)の市民説明会を2月に2回開催しております。また、パブリックコメントを3月7日から3月29日にかけて実施をさせていただきました。市民説明会を2回実施した中でも、実際に東永山複合施設のボランティアセンター分室を使っていらっしゃる利用者の団体の方も参加していただいておりまして、またパブリックコメントの中でも、分室を利用されていると思われる方々から今後どうなるのかというご質問を承っております。  市民説明会でも、市の資産活用担当課長にもご同席をいただきまして、ここにつきましてお答えさせていただいているのは、社会福祉協議会のボランティアセンター、市民活動支援センター永山分室は、ボランティア団体の皆さんが地域福祉の推進に向けた活動を行って、地域に貢献いただいていると認識をしている、ご要望のボランティア団体の皆さんが活動する場所や備品の保管場所については、引き続き社会福祉協議会と市とで協議をしてまいりますということで市民説明会でもご説明をし、またパブリックコメントでも、今、公式ホームページ等でも掲載しておりますが、そのように書かせていただいて、公開もさせていただいているところでございます。 ◯11番(いぢち恭子君) 今後、社会福祉協議会と話し合うということですが、今、ご案内ありましたとおり、旧北貝取小学校の今後の使用法については、市民の方々と意見交換やワークショップなどを活発にやっていただいたと認識しています。  このボランティアセンターを今後どこにするか、またどの程度の規模で、どのような形で使えるようにするか、そういったある程度の青写真が見えているのかどうか。それからそこに、旧北貝取小学校のためのワークショップでやったように、利用者の方々、あるいはこれから利用したいと思っている方々の意見を聞く意見交換を行う、そういう機会はあるのかどうか、この2点お伺いします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 松田資産活用担当課長。     (資産活用担当課長松田隆行君登壇) ◯資産活用担当課長(松田隆行君) 学校跡地施設全般の責任者という役目を担ってございますので、私から説明をさせていただきます。  ボランティアセンターにつきましては、今現在、東永山複合施設に入ってございますけれども、その後どうしていくのかというところにつきましては、福祉総務課と私ども行政管理課、そして社会福祉協議会と今協議を進めているところでございます。旧東永山小学校で常に備品が置きっ放しにできるとか、自由に活動ができるという状況で今活動していただいてございますけれども、今後、北貝取小学校の中にそういった機能を持たせるというのはなかなか難しい中で、今後どのような場所に、どのような機能、そして社会福祉協議会のほうもボランティアセンターにどのような役目を持っていただくのか、また行政として支援をしていく範囲はどういう範囲なのか、そういうところも含めまして整理をしているところでございます。  今後どのような場で活動していただくのかというところも含めまして、今、協議をしているところでございます。  市民意見をどう反映させているのかというところでございますが、そちらも今、社会福祉協議会と市とで、その役割分担も含めまして協議をしているところでございます。今、活動していただいているボランティア団体の方の意見もとても重要になってまいりますので、引き続き社会福祉協議会と市のほうで協議をさせていただきながら、どのような形で今現在のボランティアセンターの方の意見を反映していくのかというところも含めまして、協議をしてまいりたいと考えてございます。 ◯11番(いぢち恭子君) 今のお答えですと、協議はしていただくということですが、そういった市民の意見を聞くですとか、ワークショップとは言いませんが、何かしら話し合いの場を持つということはまだ決まっていないのか、それとも視野の外なのか、そこのところだけもう1回確認します。 ◯議長(藤原マサノリ君) 古川福祉総務課長。      (福祉総務課長古川美賀君登壇) ◯福祉総務課長(古川美賀君) 福祉総務課のほうでお答えさせていただきます。  ボランティアセンターの利用団体、今いらっしゃいますが、その方たちのご意見は、まずは今、一義的に社会福祉協議会が把握しているところでございます。利用者団体の懇談会等がございますので、そういった中でどのようにお考えになっていらっしゃるかという部分については把握させていただいています。直接市がお話を伺うというよりも、まず一義的には社会福祉協議会が、団体の支援・育成という部分もあって、お話を承らせていただいているところでございます。 ◯11番(いぢち恭子君) あり方の問題として、社会福祉協議会がまず第一義的にというところは納得いたしました。ただ、先ほどご答弁いただいた中でもありましたとおり、地域福祉、市民協働ということで大切な役割を担っている方々ですので、またその中で出てきた課題をともに考えるという姿勢で、市側も積極的に話し合いなどに応じていただけたらと、これは希望でございます。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに質疑はありませんか。岩永ひさか議員。 ◯13番(岩永ひさか君) それでは、同じところでお伺いしたいと思います。  まず、今回については、今年の4月に活用方針が決定をしたということでの予算の計上かと思ってございます。基本・実施設計の業務委託料というふうに認識をしておりますけれども、まず学校跡地全般の責任者ということで先ほど担当課長からお答えがありましたので、その観点でお伺いするわけですけれども、今回の基本・実施設計の業務委託料については、その財源が一般財源になっているかと思います。  もともと公共施設の見直し方針と行動プログラムの中では、学校跡地などについてはまちづくりの視点を第一義的に、民間の資金、ノウハウを最大限活用して歳入の確保を図りますという方針がありますけれども、この点について、今回の学校跡地の活用についてはどのように検討されたのかお尋ねをしたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 松田資産活用担当課長。     (資産活用担当課長松田隆行君登壇) ◯資産活用担当課長(松田隆行君) 今回の旧北貝取小学校整備の中に、民間の活力、ノウハウという公民連携の考えをどのように反映させたかというご質問だったと思います。  市民活動というところ、また文化財の保管というところでございますが、私どもはPFIガイドラインというものも持ってございますけれども、今回の整備に当たりましては、民間活力との連携というのは難しいのではないかと思っているところでございます。具体的にサウンディングをやったかですとか、そういうところはございませんでしたけれども、今回は公民連携という考え方は採用せず進めているところでございます。 ◯13番(岩永ひさか君) 文化財を収納するというか、文化財の置き場所としてもこの施設の一部というか、約半分ぐらいは活用するということはわかっているのですけれども、私が大変気になりますのは、今後ここの運営をしていくに当たっても一定程度のコストがかかっていくわけでございまして、歳入確保を図るという視点が大変重要なのかと思っているのですが、現時点で、例えば今回の学校跡地の施設のリニューアルを図っていくために使える補助金はどれぐらいあると見込めるのかについてもお尋ねしたいと思います。 ◯資産活用担当課長(松田隆行君) 補助金がどれぐらい出るのかというところでございましたけれども、今回のこの整備につきまして、国なり東京都なりの補助はございません。 ◯13番(岩永ひさか君) わかりました。となりますと、全て一般財源の中で手当てをしていくということで、その点については理解をいたしました。  ところで、1点、私が今回、大変気になっていることですけれども、暫定活用だったというか、今は暫定活用もしてないというか、校舎は使われないまま置かれているのかと思っているのですが、この場所を今回はリニューアルを一定程度して活用していくというところでは、暫定活用の場所から恒久活用というふうに切りかえていくのかと思っているのですが、まずこの施設は、今回、活用方針ということで活用していくことに切りかわって、今後向こう何年間使用すると考えておられるのかについて、まず確認をしたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 古谷文化・市民協働課長。     (文化・市民協働課長古谷真美君登壇) ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) 旧北貝取小学校につきましては、平成20年に改定された恒久活用方針、これを平成25年策定した多摩市公共施設の見直し方針と行動プログラムに継承させていただいております。その中で、暫定活用していく学校跡地施設を、恒久活用施設を旧北貝取小学校に整備をしていきますという方向性を示してきたところでございます。  ですので、恒久活用施設ということですから、今後この基本方針に基づきまして、本議会6月補正で基本設計・実施設計を挙げさせていただきますけれども、ここでお認めいただければ速やかに基本設計・実施設計に入り、その後、改修工事に入り、令和3年度には施設を整備していく。その際には、公の施設でございますので条例設置ということになりますので、恒久的な活用ということで、いつまでという有限の施設ではなく、必要に応じてということで、継続的に活用していただけるような施設にしてまいりたいと考えております。  改修後何年使うつもりかというご質問でございますけれども、ストックマネジメント計画上では建物は60年使うと想定して、30年目で大規模改修を行うという考えでございますので、今回も施設の老朽化などに伴う改修などをして施設を設置していきますが、今後30年は使うということを想定しての改修をしてまいります。 ◯13番(岩永ひさか君) 過不足なくお答えをいただいてありがとうございました。  新耐震で建てられた建物ということになりますけれども、あそこは昭和58年ぐらいにできている建物なのかと思いますので、コンクリートの建物は大体60年ということになりますと、今回リニューアルをして、あとまだ30年ぐらい使っていくのかということがわかりました。  ところで、今回、いろいろワークショップなどをされて、片や文化財の保管をしていく機能、また収集して展示をする機能を持たせていく。もう一つは市民が活用するということで、ワークショップなどでもいろいろな意見を集められたということですけれども、そのほかの行政的なニーズということについては検討されたのかどうかについてもお尋ねをしたいと思います。 ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) 全庁に紹介したというわけではないのですが、今現状、旧北貝取小学校の校舎は暫定活用ということで開放はしてないのですけれども、市の倉庫というか、狭隘化に伴ってさまざまな備品などが入っているところでございます。  基本方針の中にも書かせていただいたのですけれども、10ページの留意点のところで、今現状、旧北貝取小学校に保管している選挙備品等については、市の倉庫機能の確保という課題として別途検討が必要だろうということで、全庁でそういった課題については、また検討していく必要があるという認識はしているところでございます。
    ◯13番(岩永ひさか君) 今、庁舎の狭隘化というところで、倉庫として利用しなければならないことがあるということを課題に挙げていただいて、内部で検討していただいているということがわかりました。  私が実は1点気にしておりますのは、地域の避難所という観点がどこまで検討されてきたのかというところです。これはこれから災害が起きたときに、どのように地域の方が避難をしていくのかというところを考えていく上でも非常に重要な視点ではないかと思っておりますが、現在の旧北貝取小学校は地域防災計画の中ではどのような位置づけになっているのかという点について、まずはお尋ねをしたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 城所防災安全課長。       (防災安全課長城所学君登壇) ◯防災安全課長(城所学君) 旧北貝取小学校の現在の地域防災計画での位置づけというところでございますが、基本的に人がいる施設を避難所として指定しているところがございますので、今そういった避難所的な機能を有しているということはなく、防災上では位置づけは特にないといった形でございます。 ◯13番(岩永ひさか君) 私、少し古いかもしれないのですけれども、これは多分変わってないと思うのですが、旧北貝取小学校については指定緊急避難場所ということで、何かあったときにグラウンドに集合するというところでは活用されているのかと思うのですが、そうではなくて、今お話をいただいたように、そこに地域の方も避難をしてくるということでは、おそらく指定避難所というところになっていくのかと思うのですが、そちらのほうには指定されていないと考えております。  これはかつて小学校が生きていたときには、おそらく今、私がお話をしたように、緊急的にそこの場所に逃げ込むための場所だけではなくて、地域の方々のための指定避難所だったと思うのですけれども、学校が廃校になったとともにおそらくそれを解除して、一時的に逃げ込む緊急的な避難所になったと思っています。  全体的なバランスとしても、実はあの地域というのは南側には公共施設があるのですけれども、北側には、あの北貝取の山の上には災害のときの避難所を開設する場所がないのかと思っておりまして、今回、例えば恒久活用というところで条例を設置してやっていくということになりますと、今お話をしたような避難所としての活用ということも視野に入れて検討していく必要があるのではないか。そしてまた、もしそうした活用を検討していくのであれば、今回の基本設計や実施設計の中でもその視点を盛り込んだ対応が必要ではないかと思っているのですけれども、その点についてのご意見をいただきたいと思います。 ◯防災安全課長(城所学君) ご質問は2つあって、最初の防災上の視点だけ私から答えさせていただきます。  おっしゃるとおり、指定緊急避難場所、プレイスとしては指定させていておりまして、今、指定緊急避難所としての指定はなく、先ほど申しましたように、なぜならば人がいなかったというところで避難所から指定を解除させていただいております。今後、この施設が恒久活用され、常時人がいるような施設となってくれば、先ほど議員がおっしゃったように、あの場所は学校の施設がないところですので、もちろん我々も避難所としての検討はしたい。  我々も地域防災計画をつくっておりますので、その計画の改定にあわせ、また防災会議委員という委員がいらっしゃいまして、その方々の意見を聞きながら、避難所として適正かどうか検討していきたいと思っているところでございます。 ◯13番(岩永ひさか君) いろいろと検討していくには、一定程度時間もかかるのかなと思うのですが、そこが今回、基本設計・実施設計の中に、その検討と並行して、ここも災害時に避難場所として指定することが必要だとなった場合には、設計の中に反映できるのかということが少し気がかりだなと思っているので、この段階で質問しています。  と申しますのは、これもかなり議会の中で話題になりましたけれども、今後、異常気象で大変暑くなっていくというところでは、多摩市の小・中学校の体育館にもエアコンがついていくのかなと思っているわけです。中学校にはエアコンを設置していくという方向性ですし、小学校にも何らかの対策を講じていくと伺っているのですけれども、実は今出されている平成31年4月段階での方針の中では、おそらく体育館にエアコン設置をするというところは明記されていないのかなと思っています。  ですので、先ほどからお話をしているように、今後、全体的にはほかの小学校や中学校の体育館というのは災害のときには避難所になっているということを考えますと、例えば旧北貝取小学校を恒久活用するに当たって、ここもやはり地域の避難所として必要な場所だねとなったときには、体育館のエアコン設置についてももしかすると検討の必要性が出てくるのではないかと思っているのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 古谷文化・市民協働課長。     (文化・市民協働課長古谷真美君登壇) ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) ご指摘ありがとうございます。基本方針を策定する段階では、今、議員からお話がございましたように、昨年度はワークショップや学校跡地利用者懇談会、市民アンケートなどをさせていただきました。その中では、校舎についてはエアコンはぜひ設置をしてほしいというご希望があったのですが、体育館に関しましては、今、体育館を学校暫定利用でしているところは2カ所ございますが、今現状ございませんし、そこについては空調を設置してほしいという希望はございませんでした。  ですので、私どもといたしましては、そういったご意見も検討した上で、必要最低限の改修にしたいという思いもあったところから、体育館にエアコン設置をするという考え方はなかったということでございます。ただし、教室については、基本方針にも書かせていただいているとおり、エアコンは設置をするということで検討しております。 ◯13番(岩永ひさか君) 今、担当の課長がおっしゃったように、これまで担当のところで精いっぱい検討していただいたところについては私も了解をしているのですけれども、先ほどからお話をさせていただいているように、この場所を仮にも地域防災計画上の避難所として指定する必要性というものが考えられた場合には、新たに体育館のエアコンということについても、ほかの小学校や中学校の避難所と同じような対応をしていく必要もあるのではないか、そうしたことも視野に入れていかなければいけないのではないかと思っております。  今すぐ答えは求めませんけれども、今お話をしたような観点で避難所についての検討をぜひしていただく、一度課題として俎上にのせていただきたいと思っているのですけれども、最後にそのことを確認して、質疑を終わりたいと思いますけれども、総務部長からお答えをいただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 渡邊総務部長。       (総務部長渡邊眞行君登壇) ◯総務部長(渡邊眞行君) さまざまな形で体育館の冷房というお話があったかと考えてございます。中学校ではまさにこれから試行するという形での設置をして、テストするということ。また、小学校にはスポットクーラーということで考えてございます。その中ではどういう設備が必要なのかというところについては、慎重に検討してまいりたいと考えてございます。 ◯13番(岩永ひさか君) 私が今あえて総務部長にお願いをしているのは、この場所について地域防災計画上の避難場所にするかということについて、一度きちんと議論していただかなければいけないのではないかということなのですけれども、そのことについてどのようにお考えかということを改めて確認して、終わりたいと思います。 ◯総務部長(渡邊眞行君) それぞれ避難場所、また消防水利等を決めるとき、あそこは消防水利から外しましたけれども、きちんと一つずつ検討してやってまいりましたので、今回こういう形で恒久活用になったときにはどのような使用の仕方、または避難の中での役割があるのかというところに関しても、きちんと検討した上で結論を出していきたいと考えてございます。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに教育費について質疑はありませんか。しのづか元議員。 ◯9番(しのづか元君) ここでもう1点お伺いします。文化財のことです。  市民ワークショップの意見を聞くと、文化財の集約管理をしたいということで、今回、一定程度集約をされるのかと思います。私の10年前の記憶だと、市内の各学校跡地にいろいろな文化財が管理・保管されていたと思うのですけれども、今回ここの施設整備をされるということで、一定程度ほかの施設に置かれていた文化財というのはきちんと集約管理、ここ1カ所に管理されることになるのでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 藤田文化財担当課長。      (文化財担当課長藤田純君登壇) ◯文化財担当課長(藤田純君) 現在、市内の旧学校の跡地施設などに分散保管してございます文化財資料につきましては、このたび旧北貝取小学校跡地施設を整備することによりまして、こちらに集約して収蔵するという予定になってございますので、今まで分散収蔵していたところは引き払う形で収蔵することになりますので、そういったことでご理解いただければと思います。 ◯9番(しのづか元君) ということは、ほかの学校跡地とかパルテノン多摩などにいろいろ置いてあったものはなくなるという理解でいいですね。 ◯文化財担当課長(藤田純君) パルテノン多摩につきましては、特に温湿度管理が必要な施設ですので、パルテノン多摩につきましては、若干見直しは行いますけれども、そのまま残る形になります。現在、学校の跡地施設に分館管理しているものにつきまして、同様に旧北貝取小学校に集約していくという形で管理をしていきたいと考えてございます。 ◯9番(しのづか元君) わかりました。施設の有効活用ということで、ほかの施設も含めてきちんと。昔、私がいたころにはそういったものが学校跡地を占領していたという記憶があるのです。それをきちんと断捨離をしていく。場所があると置いてしまうのです。だから、ある一定期間置いて断捨離をしていくということは、私、大事だと思うので、ぜひその方向で進めていただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 須田教育部長。       (教育部長須田雄次郎君登壇) ◯教育部長(須田雄次郎君) 今、断捨離というお話でございました。文化財は多摩市の歴史を後世に残すための非常に貴重なものでございます。ただ、その中でも、全てをこのままずっと残すということが本当に適切かという点では、一定の整理は必要だろうということで、ここ数年来、国の補助金もいただきながら、その整理を今しているさなかというところでございます。そういうものもあわせながら、しっかりと整理をしながら一体的に収蔵管理をしていくといったことで進めているところでございますので、文化財の重要性ということもしっかりと念頭に置きつつ、文化財の審議会の先生方にもいろいろとご意見をいただきながら、今、作業を進めているところで、そこについてはご理解を賜りたいと思います。 ◯9番(しのづか元君) すみません。何でもかんでも捨てろとは言ってないのですけれども、そこの中できちんと精査をしながら、整理をしていくということ、あと例えば埋蔵文化物なども、多摩市で見つかると、例えば東京都で埋蔵文化財センターってあるのですけれども、多摩市でも同じようなものを保管していたりするのです。だとしたら、そこにお譲りをして、一定程度仕分けをして管理するということも私は必要だと思っているので、そういったことを前向きに捉えていただいて、ぜひ進めていただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに教育費で質疑ありませんか。藤條たかゆき議員。 ◯14番(藤條たかゆき君) 同じところですけれども、市民活動の場と文化財のスペース、これは何平米ずつ確保されていて、その割合というのは、今後、変更する余地というのはあるのでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 古谷文化・市民協働課長。     (文化・市民協働課長古谷真美君登壇) ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) 基本方針をお配りしてなくて恐縮なのですけれども、7ページのところに所要室の配置という図面がございます。その下に、教室、校舎のフロアごとの市民活動の面積が1,110平米、文化財で1,170平米というふうにしております。ほぼ同じぐらいの面積というイメージです。あとは、指定管理者制度の導入を今検討しておりますけれども、そういう事務スペースとか、書庫スペースみたいなものが別に共用部であるのですけれども、ということでございます。  今後、それが変わる可能性があるかどうかというところでございますが、現時点ではそこは想定しておりません。市民説明会やパブリックコメントで寄せられた、学校跡地を使っていらっしゃる方々からのご意見だと想定されますが、今の時点でも我々の活動の場としては足りないのではないか、もう少し部屋数をふやしてほしいというご希望もありますし、かといって文化財は文化財で、分散収納しているものを1カ所に集約するということは、現時点ではこれがぎりぎりの線ではないかということでさせていただいて、ご説明もさせていただいているところです。 ◯14番(藤條たかゆき君) その資料を見ると、市民活動のスペースといっても、活動の教室が少ないのかなというイメージも受けるのですけれども、例えば101とか201で創作活動室、あとは301、302でレッスン室とか書いてありますけれども、例えばこのレッスン室は簡易音響設備というふうに書いてありますけれども、こうしたものというのは今後、後づけで設置をしていくのか。これは今、ダンス、演劇等と書いてありますけれども、これから手を入れて、そうしたダンスや演劇ができるようなスペースに改装していくのかというところをお伺いいたします。 ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) これは大変わかりにくくて恐縮なのですが、今、藤條議員からご質問があったものというのは別途備品と書いてあるところの、例えば8ページの301号室の別途備品のところに簡易音響設備というのがあって、これは市で後づけで設置するのではないかというご質問と理解いたしました。  これは市で設備を用意するということではございませんで、10ページの(3)の留意点のところに書かせていただいておりますが、下から2番目の丸ポチ、市民活動、交流センターにおいて想定している別途備品、今申し上げた簡易音響設備もそうですが、これは市で新たに用意するということではございませんで、基本的に東永山複合施設で市が持っている備品は、それで活用させていただくということでございます。  ただ、各団体が、例えばカラオケをされているような団体が簡易音響設備が必要だということであれば、それはポータブルで活動の都度持ってきていただくか、あるいは今後この施設がなぜ整備する必要性があるかというのは、活動の都度、物の置き場所がないところがあったので、今回そこが一つの目玉といいますか、各フロアに倉庫かロッカーを用意しましょうということを言っております。これも使用料を考えていくのですけれども、そこを活動の都度、持ち運びができないものは、そういった倉庫も貸し出しをするので、それを活用していただいてということで、団体で用意していただくということを想定しております。 ◯14番(藤條たかゆき君) わかりました。古くからこういった市民活動をされている方は、昔は旧南永山小学校跡地からスタートして、旧西永山小学校跡地、旧東永山小学校跡地とどんどん移ってきて、最後、今度は旧北貝取小学校にいくと。  東西南北そろってしまっているわけですけれども、マージャンの方たちもこうなってくると、とる手は限られてくるわけですけれども、今回レクルーム1、2でマージャンの方たち、そして将棋、囲碁等となっておりますけれども、マージャンと将棋、囲碁を同じ教室でやるというのは少し難しいのかなと。集中する囲碁、将棋の隣でじゃらじゃらというのと同じ教室でやるのは難しいのかと思うのですけれども、こういったものというのは時間帯で区分けするのでしょうか、それとも教室で分けるのでしょうか。お伺いします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 質問の内容が子ども教育常任委員会でやるような内容になっているので、少し整理をしていただきたいと思います。1回だけ答弁してもらいます。 ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) 今、部屋の貸し出しというのは、3時間を1単位として皆さんに貸し出しをしております。ですので、ほかの公共施設というのは大体午前、午後、夜間という3単位、それにほぼ準拠はしているかと思われますけれども、もう少し弾力的な運用を、皆さん各教室で協議会をつくってやっているところがございます。  ただ、これからは暫定活用ではなくて、公の施設として条例設置になりますので、基本方針の11ページのところにも書かせていただきましたけれども、施設の開館時間はこちらに書いてある考え方で想定はしておりますが、利用のルールの仕方とか、その中には条例の下の条例施行規則で出てくるような使用の単位とか、使用料は条例になりますけれども、そういったところは今後検討してまいるということで、まだ未定でございます。 ◯14番(藤條たかゆき君) わかりました。健幸都市宣言をしている多摩市ですから、こうした市民活動を支えて、しっかりまた応援をしていただく、そうしたところにもぜひご協力をお願いしたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 教育費、ほかに質疑はありませんか。しらた満議員。 ◯20番(しらた満君) 同じこの建物のところなのですけれども、第二次多摩市地球温暖化対策実行計画とあるのですけれども、この基本設計のところに第二次地球温暖化対策とありますが、どんなものがこの設計段階に組み込まれているのか。そしてまた、先ほど岩永議員がおっしゃった地域防災の拠点ともし考えるのであれば、この件をどのように深く考えていく、検討していくことがこれからもできるのかできないのか、まずお聞きします。 ◯議長(藤原マサノリ君) 古谷文化・市民協働課長。     (文化・市民協働課長古谷真美君登壇) ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) 今、しらた議員からご質問いただきましたところといいますのは、基本方針の5ページの4の施設機能の3段落目に書いているところではないかと考えております。  具体的な例を挙げますと、想定としては今後、基本設計・実施設計に入ったときにここの部分をいかに反映させていくかですけれども、例えば照明はLEDを導入するとか、そういったことで考えていきたいと思っております。  ただ一方で、最低限の法的な改修、簡素な改修もございますので、環境に優しいからここは費用度外視でやるかどうかというところではないのかなと。バランスを考えつつ、最低限のところでやっていきたいと考えております。今後、基本設計・実施設計のところで調整しながら考えていきたいと思っております。 ◯議長(藤原マサノリ君) 城所防災安全課長。       (防災安全課長城所学君登壇) ◯防災安全課長(城所学君) 防災という観点で施設の活用法ですが、先ほどの答弁で少しありましたけれども、地域防災計画というのは我々がそのままつくりますけれども、最終的には多摩市防災会議というところが決定します。今回の施設もそこに諮りながら、今後の活用の方法を検討していきたいと思っているところでございます。 ◯20番(しらた満君) 設計段階でそこら辺がしっかり決まっていかないと、防災拠点とした場合には、これだけ地震が多いところで電源がない、エアコンもつけたい、いろいろと思いがあると思うのですけれども、その辺、どういうふうに使い道を決めるかという市長の思いも少し伝えていただけたら、私たちも今後、設計段階が終わった後で、また意見などを市長に伝えたいと思っております。  それと9ページの文化財の郷土資料室というところで、埋蔵文化財、これは209、212という部屋を使う予定ですが、ここにはバッテンで空調バッテンと書いてある。これはエアコンがないということでよろしいのですか。要するにこういう埋蔵文化財のところを体験的な地域史を学習できるような事業展開を図り、他の文化財施設と連携して事業展開を図っていくという体験学習、ここは体験学習も閲覧も可能だというところではないから、209、212の埋蔵文化財、ここは単なる倉庫という考えで今の設計段階ではお示ししているところなのでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 藤田文化財担当課長。      (文化財担当課長藤田純君登壇) ◯文化財担当課長(藤田純君) こちら旧北貝取小学校跡地施設のうち、文化財を収蔵、展示、管理するスペースにつきましては、先ほど申し上げましたように、分散収蔵している文化財資料を集約して収蔵する予定となっているところでございます。  また、施設の改修の考え方につきましても、施設改修の全体の考え方に沿いまして、必要最小限の改修を考えているところでございます。  その中で、今ご指摘のございましたエアコンの設置につきましては、1階の見学スペースですとか2階の職員の業務スペース、また3、4階につきましては、温湿度につきまして若干の配慮が必要になる資料を収蔵・保管するような部屋に限定して設置を検討しているところでございまして、文化財を管理する部屋は全部で21室計画してございますけれども、エアコンの設置を検討している部屋は、そのうちの10室ということで検討しているところでございます。 ◯20番(しらた満君) わかりました。なるべくお金をかけないでしようというところが、今のお答えだったのですよね。  ということは、この209、212の埋蔵文化財というのは何をおさめているところで、普通大切なものって、資料館などへ行くと、きれいなガラス張りに入っていたり、エアコンで空調完備をしてあって、そういうものが展示されて、皆さん見ましょう、こういうものが置いてあります、お勉強しましょうね、これが多摩市の歴史ですよ、多摩市の農家はこういうものですよというイメージだったのですけれども、私は。  しつこいようですけれども、今度の設計段階では、ここはただ文化財がたんたんと1段置いてあって、パルテノン多摩の中に行くと、昔の脱穀機が、形の大きさ別にだあーっと入っていたような記憶が私はあるのですけれども、そのようなイメージでよろしいですか。 ◯文化財担当課長(藤田純君) 今お話しいただきましたような生活とか民族的な、昔の人の暮らしに使っておりました生活用具類は若干温湿度の管理を考えなければいけないものもございますので、また展示スペースなどの温湿度管理ができるところなどに置くようなことも考えてございます。  また、今お話のございましたバッテンのついているところです。埋蔵文化財というのは、市内の遺跡などから出てきた土器のかけらとか土器類ということですので、特に温湿度につきましてのデリケートな管理というものは要しないというところで、コンテナという箱に入れて積み上げて置いておく。必要に応じて引っ張り出してきて、調査をするという形で保管するというところでございます。 ◯20番(しらた満君) 土器などは、コンテナのプラスチックの箱に入れて置いておくと。だから、そこが湿度が多くても余り関係ないですよという考え方で、それはそれで、今後また。ここは30年もたつのですから、そういうところに土器を置きっ放しでいいのかなと。少し不安なところもあると思います。  また、先ほどの5ページのところですけれども、エレベーターを設置するということですけれども、バリアフリー対応で荷物の上げおろしのためということ、これはバリアフリー対応ということは、もちろんお使いになる市民の方々もそこに乗って使用できるということですか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 古谷文化・市民協働課長。     (文化・市民協働課長古谷真美君登壇) ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) これはバリアフリー対応ということですので、文化財でも使わせていただきますが、利用される皆さんのためというのもあります。それとワークショップでも出たのですけれども、今、学校跡地暫定活用で、市民開放で利用されている方々、特に体育館を利用されている方々は重度の身体障害の方々の運動などをボランティア活動的にやっていらっしゃる団体もいらっしゃって、そこの代表の方がワークショップにも参加されていました。校舎の上のほうなどに移動するという観点からも、エレベーターは必置ですよねという議論もございました。ということをご紹介させていただきます。 ◯20番(しらた満君) ぜひともお体のご不自由な方がご利用するということになれば、震災が起きたことをしっかりと考えていただきたいと思います。エレベーターがとまってあかなくなったらどうしますか。動かなくなったら。そういう方々こそ驚いて、その中で大変恐怖を感じたり、また怖い思いをするのではないかと思います。  そういう面を含めまして、先ほどの防災等の関連もありますけれども、30年間使うことであれば市民の皆様が安全に使える、また怖い思いをしないようにとすれば、非常用電源はこういうところにも必要ではないか。エレベーターだけでも最低限の必要性を感じますので、その辺ご検討していただいて、この基本設計に含めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに教育費について質疑はありませんか。大くま真一議員。 ◯1番(大くま真一君) それでは、旧北貝取小学校跡地の問題について。ワークショップなどを通じて市民活動の拠点として新たに整備を進めていかれるということで、本当に丁寧にお話を聞いていただいて、市民活動の拠点をつくっていくことになるのだと思います。  この間、旧北貝取小学校跡地については議場でもそうですし、ワークショップなどを通じて市民の方からも、移動について、ここまで行くのがなかなか大変だというお声も聞いております。こういったところについては、どういった対応をされるのでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 古谷文化・市民協働課長。     (文化・市民協働課長古谷真美君登壇) ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) 今ご指摘の点については、今現状、市民開放で利用されている方々からもご意見をいただいたところでございます。ここにつきましては基本方針の6ページのところに書かせていただいておりますけれども、図面の下の施設設備概要のところでございます。駐車場は新設ということで、今現状、校庭の南側と体育館の横に駐車場が14台ございますけれども、敷地の右上にあるプールを撤去して30台分の駐車場を設置し、合計で51台の駐車場設置をしていきたいと考えております。 ◯1番(大くま真一君) 駐車場を大幅にふやしていくということで、車で来られる方にとっては利便性が高まると思うのですが、車で行かれない方はどういった形でされるのでしょうか。 ◯文化・市民協働課長(古谷真美君) 車で来られない方々というところで、公共交通機関のご利用ということになるかと思います。  今現在、公共交通機関はバス停が、ミニバスの場合は目の前にございますし、ミニバス以外のアクセスにつきましては2ページのところに書かせていただいております。2の旧北貝取小学校概況の下のところにアクセスとございます。北貝取公園通りというバス停がございまして、そこからですと徒歩1分でございますし、貝取バス停からだと下車徒歩3分ということで、多摩センター駅、永山駅のバスターミナルからバス発着ということで、すぐ目の前ではございませんけれども、ある程度の本数が走っているところがございますので、公共交通機関をご利用いただいて、ぜひ足をお運びいただきたいと考えております。 ◯1番(大くま真一君) 高低差などもありますので、こういったことについてももっとアクセスしやすい方法も、今後利用を続けていく中でも声が上がってくると思いますが、検討していただきたいということがございます。  あともう一つ、文化財の面とも関連しますけれども、市民活動の拠点として市民の皆さんが入ってこられる施設であるのと同時に、半分ほどは文化財の収蔵ということになると思うのですが、文化財の収蔵の際には温湿度の管理だけではなく、例えば害虫の進入であるとか、注意する点はいろいろあると思うのですけれども、そういった点については今後どのように対応していって、施設として両方の機能を十分に果たしていくことになるのかということもお聞きしたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) 藤田文化財担当課長。      (文化財担当課長藤田純君登壇) ◯文化財担当課長(藤田純君) 現時点の計画のところでございますけれども、1階の見学スペースはイメージといたしまして、旧西落合中学校を改装した旧図書館本館のような形で、廊下側のパーティションを取り払いまして見られるような形、また2階、3階、4階のところにつきましては、現在の設備を生かして、ドアに鍵がかかるような形で管理をきちんとして、そういったことのないように取り組んでいきたいと考えてございます。 ◯議長(藤原マサノリ君) 暫時休憩します。          午後2時59分休憩     ──────── - ────────
             午後2時59分開議 ◯議長(藤原マサノリ君) 再開します。大くま真一議員。 ◯1番(大くま真一君) そういった配慮もしながら、市民の活動の拠点としても、また文化財の収蔵庫としてもきちんと機能するように進めていただきたいと思います。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに教育費について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、教育費についての質疑を終了いたします。  次に、予備費についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、予備費についての質疑を終了いたします。  これをもって、本案に対する質疑を終了いたします。  この際、暫時休憩します。          午後3時00分休憩     ──────── - ────────          午後3時20分開議 ◯議長(藤原マサノリ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、第46号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。──反対討論なしと認めます。  次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。大野まさき議員。 ◯12番(大野まさき君) 12番大野まさきです。第46号議案令和元年度多摩市一般会計補正予算(第2号)に、フェアな市政を代表し、可決の立場から討論いたします。  今回の補正予算に関連して、次の3つの指摘をさせていただきたいと思います。  まず1つは、児童福祉費にある民間保育所補助事業についてです。  これまで市は、今後は人口が減っていくことや既にある社会福祉法人による保育園の立場を重視するなどの理由から、いたずらに民間事業者による認可保育園をふやさないという立場をとるという説明を議会側にしていたと思います。にもかかわらず本補正予算の中身では、前もって所管の子ども教育常任委員会にも知らせないまま、唐突に新たに2つの保育所の設置の方針が示されることに違和感を感じました。  保育所不足に対応すること自体、否定するものではありませんが、従来説明されてきた多様な形態、保護者にとっても多様な選択肢をふやすとしてきた方針についてどう議論されてきたのでしょうか。公平・公正な立場から、コンプライアンスの面からもどう説明できるのでしょうか。緊急的な状況があったにせよ、信頼関係が大切な園長会へはもちろん、あらかじめ所管委員会に十分な説明がない形で進めていこうとされたのは議会軽視ではないかとも受け取れ、残念に思います。  また、先ほどの質疑の中でも近隣道路の歩行の安全性について議論がありましたが、その面についても細心の注意を払っていくべきであると考えます。  2つ目は、保健衛生費にある成人保健対策事業です。  これは3月議員で賛成多数で可決された受動喫煙防止条例の影響で、駅前の喫煙スポットにパーティション設置などを行うものですが、3月議会でも議員側から指摘されたように、都条例があるのにあえて市条例をつくるということならば、より徹底した取り組みが本来目指されるべきです。  2メートルから2.5メートルの高さのものを考え、横流れの煙を防げるとのことでしたけれども、たばこの煙の影響を本気で防ぐとは言えない、囲っただけで大気開放となるパーティションでは、受動喫煙防止という観点からは不十分な対応と指摘されても否定できないと受けとめるべきです。  3つ目は、社会教育費にある旧北貝取小学校跡地整備事業についてです。  この場所については、設備、建物の更新時期について、市民活動の場、今後置かれる文化財の活用をどう考えるのかを整理していかなければなりません。市として公共施設の見直しなどを進めていかなければならない状況のもと、今後何年間使用するのか、暫定利用から恒久活用と定めてしまって本当によいのか、将来的にも本当にここは必要なのか、本来はもっと十分な議論が必要だったのではないかと考えました。  恒久活用ということで定めるのであれば、学校跡地であっても地域住民にとっていざというときに避難所として活用できるのかどうかという視点、今年の夏に、多摩永山中学校では体育館への空調設備設置が試されますけれども、ここの場合はどうしていくのかといった視点も同時に求められるのではないかと思います。  以上の指摘をし、可決の討論とさせていただきます。 ◯議長(藤原マサノリ君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。──賛成討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第46号議案令和元年度多摩市一般会計補正予算(第2号)を挙手により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) この際、日程第2、第47号議案武道館・陸上競技場等改修工事の請負契約の締結についての議決事項の一部変更についてから、日程第4、第49号議案聖ヶ丘中学校改修工事の請負契約の締結についての議決事項の一部変更についてまでの3案を一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第47号議案から第49号議案までについて、一括して提案の理由を申し上げます。  これら3議案については、平成31年度第1回定例会でご承認いただきました「武道館・陸上競技場等改修工事の請負契約の締結について」「陸上競技場グラウンド及び多摩東公園庭球場等改修工事の請負契約の締結について」及び「聖ヶ丘中学校改修工事の請負契約の締結について」の各議決事項の一部に変更が生じたため提案するものです。  国は、平成31年3月1日以降に契約を行う工事のうち、平成30年度公共工事設計労務単価を用いて予定価格を積算した工事について、平成31年3月から適用する公共工事設計労務単価(以下「新労務単価」といいます。)に基づく契約に変更するための協議を請求できるよう、特例措置を定めるとともに、各自治体において適切な運用に努めるよう要請がありました。  本市においても、国の要請を受け、新労務単価に基づく契約へ変更協議請求を行える特例措置を実施することとし、第47号、48号議案については本年4月19日付、第49号議案については本年5月8日付で変更協議請求があったため、契約金額を増額するものです。  以上3件につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本3案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終了いたします。  これより、第47号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって、討論を終了いたします。  これより、第47号議案武道館・陸上競技場等改修工事の請負契約の締結についての議決事項の一部変更についてを挙手により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第48号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第48号議案陸上競技場グラウンド及び多摩東公園庭球場等改修工事の請負契約の締結についての議決事項の一部変更についてを挙手により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  これより、第49号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第49号議案聖ヶ丘中学校改修工事の請負契約の締結についての議決事項の一部変更についてを挙手により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第5、第50号議案同報系防災行政無線更新工事の請負契約の締結についてを議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第50号議案について、提案の理由を申し上げます。  本案は、市内114カ所に設置された同報系防災行政無線屋外子局のデジタル化更新工事を行うため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決に付するものです。  総合評価落札方式による条件付一般競争入札に付したところ、落札額及び落札業者は議案書のとおりです。  よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより第50号議案に対する討論に入ります。
     討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第50号議案同報系防災行政無線更新工事の請負契約の締結についてを挙手により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第6、第51号議案多摩市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第51号議案について、提案の理由を申し上げます。  平成29年6月から多摩市教育委員会委員としてご尽力をいただいております岩佐玲子氏が、本年6月30日をもって任期が満了となりますので、引き続き同氏を再任いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、本案を提出するものです。  任期については、同法第5条第1項で規定されているとおり、4年といたします。  よろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、第51号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第51号議案多摩市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを挙手により採決いたします。  本案はこれに同意することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手全員) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手全員であります。  よって、本案はこれに同意することに決しました。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第7、第52号議案多摩市監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。  地方自治法第117条の規定により、8番橋本由美子議員の退場を求めます。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第52号議案について、提案の理由を申し上げます。  多摩市監査委員、橋本由美子氏が平成31年4月30日をもって任期が満了したことに伴い、引き続き橋本由美子氏を選任いたしたく地方自治法第196条第1項の規定により、本案を提出するものです。  橋本氏は、平成3年から市議会議員として活躍され、現在8期目です。  この間、人格高潔、豊富な識見のもと、多摩市議会副議長、厚生産業常任委員会委員長、予算特別委員会委員長、子ども教育常任委員会副委員長などの要職を務められました。  また、平成23年6月から約2年間、平成27年6月から約4年間にわたり多摩市監査委員を務められ、経験・実績ともに申し分なく、多摩市の発展に大変ご尽力をいただいております。  よろしくご審議の上、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。あらたに隆見議員。 ◯17番(あらたに隆見君) 正直言って、今回のこの提案を聞いてびっくりしたのが私の所感、最初の気持ちです。  これだけ大騒ぎになった不適切なことがあって、弁護士が入られていろいろ指導を受けてやってきたわけですけれども、今回の不適切な事務が、監査委員のチェックが行き届くところなのか届かないところなのかということはあるのかもしれませんけれども、ある意味目を変えたら、もしかしたら気がついたかもしれない。  全く同じスタッフで続けてやっていく。これに対して市民から見たら、何だ、市は反省してないのではないかと、そう思われても仕方ないのではないかと私は思うのです。チェック機能として機能しなかった。これに対してあえてそこも含めて、今回ご本人は副議長をやりたいということで望まれていました。多分ご本人は、監査を続けたいということだったのではないと思います。  そこをあえて市長がもう一度この方にやっていただきたいと。そこまでして思われている理由、ほかにある意味、議長、副議長以外24人の議員がいるわけですけれども、会社を経営されていた方、今でも経営されている方います。こういった方とか、長年お勤めされてPDCAのことに詳しい方、いろいろ別な視点を持っている方もいたと思います。それをあえて今回また同じ方に引き続きやっていただきたいと、その理由をもう一度聞かせていただけますでしょうか。 ◯議長(藤原マサノリ君) 阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) 今、あらたに議員からお話があったように、昨年、内部通報で不適切な事務を発見できなかった。ある意味では監査委員としての責務を果たされているのかということかと思います。  まず、その点についてお答えしますと、改めて言うまでもなく、監査委員は所管課からのさまざまな資料を確認して、歳入予算、歳出予算の会計事務の正確性や事務執行等について確認し、適正な事務の執行を指摘・是正することを狙っているものであります。  改めて申すまでもないわけですが、今回の内部通報そのものは外形上の手続は適正に見せ、執行していることが大きな問題であり、評価をいただいた弁護士よりは、最終の結果がよければ、その過程の事務については不適切な手続があってもよいのではないかという職員の意識があるとの厳しい指摘をいただいております。  ですから、一方で、外形的には整ったものであり、関係書類等から監査委員が今回の件を発見するということは非常に困難だった事例だと考えています。  このようなことから、職員が互いに牽制し、必要に応じて不適切な事務があった場合については通報することができる、いわゆる内部通報制度を入れて補完している。そういうものでもございます。したがって、そのような内部通報によって明らかになったというものであります。  一方、今ご指摘があった監査委員について責任はないのかということでありますが、ポンプ場の補償事務に係る経費については会計上清算され、歳入歳出は終了していて、伝票等から今回の状況を推察するのは、先ほど申し上げたような理由から非常に困難だったと思います。  システム開発についても、執行してしまった年度における執行すべき予算がなかったということから、次年度の当初予算に計上し、次年度予算の中で契約、前年度残りのシステムの開発完了、支払いが行われており、この件についても伝票、契約書等から今回の問題を推察することは困難だったのではないかと思います。  ただ、そうは申し上げても、私としては今回、沢登代表監査委員、そして橋本監査委員には、昨年9月の末、ちょうど議会正副議長にご説明してから後、直ちにお会いさせていただき、この間の経緯については説明をし、そしてまた私としてもきちんとおわびをさせていただいたところでもあります。  その上でこのような不適切な事務、そして適正でないということから、一連のことについてはきちんと報告書にまとめさせていただき、そしてこの間の経緯等もご説明させていただいた上で、改めて沢登代表監査委員には引き続きお願いをしたいということと、そしてまた今回、議選ということで、橋本監査委員にはこれまでの経験と実績を踏まえ、また今回の一連の経緯を踏まえ、引き続き、そうした実績の上できちんと市のチェックもしていただきたいし、また今回あってはならない、これまでの多摩市の市制以来の歴史の中でも考えられない事態が起きたわけですが、そうしたことを今後二度と起こさない、そうした部分で引き続き、これまで4年監査委員をお願いして、さらにということはご本人も、先ほどあらたに議員からもお話があったように不本意だったのかもしれませんが、引き続き責任を持ってやっていただきたいということが私からの提案の理由でございます。 ◯17番(あらたに隆見君) おおむねわかりました。今回の不適切の再発防止、弁護士からも指摘がいろいろあったわけですけれども、実は私、これが1回目だったらいいと思うのです。残念ながら同じお二人のメンバーで、実は平成24年、25年にも大きな事件が起こっているのです。生活保護費の事務懈怠、これが1つ、あともう1個、これは現金がなくなった事件があるのです。生活保護費紛失。でも、これは別に監査の人からの指摘は何もなかったです。  また今回、同じメンバーでやってきて、これはたくみに隠されていて見つけるのは難しかったかもしれません。でも、市民から見たら、立て続けにこうやって皆様が市民を裏切るようなことをやってしまって、チェックする人がかわらないって、市民感情的にはなかなかそれは理解できないです。  私、橋本議員のことをよく存じ上げていて、人格的には物すごくすばらしい方だと思っています。人を否定する気は全くございません。でも、市民感情から見て、皆様方がいろいろこの間ミスを犯していること、これに対して市長は、市民に対してそういう意味では新しい目線、そういったものも入れることによってチェック機能を変えていく、そういった発想もあってよかったと思うのです。  あえてこういったことを配慮しないで、今までやってこられた実績を重視して、今回選任されているということで、これは逆に言うと、なれ合いみたいなことを市民から思われても困ると思うのです。ある意味、今回は襟を正してほしかったと思うのですけれども、市民がどう受けとめるかということについてもう1回ご意見を聞かせていただけますか。 ◯市長(阿部裕行君) 今回、市議会からも厳しい決議をいただき、これは私自身も含め、市民の信頼を失墜させた部分については改めて申しわけないと思っておりますし、一方、今、あらたに議員からのご指摘のように、監査委員を含めてそうしたところに対する市長としての、言ってみれば市民の皆さんにどういう形でけじめをつけていくのかというところが見えないということについては真摯に受けとめたいと思います。  ただ、私としては、沢登代表監査委員、そして橋本由美子監査委員、きょうご提出させていただいた議会からの監査委員については、昨年もきちんと話をさせていただきましたし、また今回の一連の経緯についてもきちんと報告をさせていただき、そしてまた今ご指摘のあった生活保護費の不適正支給問題、当時も確かに監査委員の人が見つけることができない、私どもの内部でさえこれをなかなかは発見することができなかった。  これについてはきちんと調査委員会を立ち上げ、そして報告書をまとめ、今、生活福祉課において80ケースで1人と。また内部できちんとチェックをしていく二重チェックの体制などもとるなど進めてきておりますので、そうしたことを含めて、私としては今のことをきちんと受けとめさせていただきながら、そうした経緯もまた十分存じているということで、この後、引き続き同じ方ということで、なかなか市民への説明は難しいかもしれませんが、ぜひご理解をいただき、私としてもきちんと覚悟を持って進めてまいりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 ◯17番(あらたに隆見君) 私たち公明党は絶えず、市長のご提案等いろいろ議案に対して、市民に説明できないものはノーですよと、きちんと私たちは今までそういう姿勢で臨んでいました。今回、残念ながら、今のご説明を聞いている限りでは、私は胸を張って市民に説明できない。そう判断しております。 ◯議長(藤原マサノリ君) ほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  これより、第52号議案に対する討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより、第52号議案多摩市監査委員の選任につき同意を求めることについてを挙手により採決いたします。  本案はこれに同意することに賛成の諸君の挙手を求めます。           (挙手多数) ◯議長(藤原マサノリ君) 挙手多数であります。  よって、本案はこれに同意することに決しました。  8番橋本由美子議員の入場を求めます。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) この際、日程第8、第55号議案多摩市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第10、第57号議案多摩市市税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの3案を一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第55号議案から第57号議案までについて、一括して提案の理由を申し上げます。  まず、第55号議案についてです。  本案は、平成31年2月に「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律別表第2の主務省令で定める事務及び情報を定める命令(以下「法別表第2主務省令」といいます。)」の一部が改正されたことに伴い、条例を改正するものです。  他自治体等と情報連携できる項目として法別表第2主務省令に記載のあるものについては、本条例第4条第3項の規定により、庁内でも情報連携することができます。  一方、法別表第2主務省令に記載のない項目で、庁内で情報連携が必要なものについては、個別に本条例の別表に定めています。  今回の法別表第2主務省令の改正に伴い、同省令に、他自治体と情報連携できる項目が追加されたことにより、本条例で個別に定める必要がなくなった項目を本条例の別表から削除するものです。  次に、第56号議案についてです。  本案は、多摩市消防団に新たに「機能別団員」を設置するため、条例を改正するものです。  また、機能別団員の報酬につきましては、基本団員とは異なるため、「非常勤特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例」に追加して規定するため、あわせて改正するものです。
     次に、第57号議案についてです。  本案は、地方税法等の一部を改正する法律が平成31年3月29日に公布されたことに伴い、多摩市市税条例の一部を改正するものです。  主な改正点ですが、市民税関係では、子どもの貧困に対応するため、児童扶養手当の支給を受け、前年の合計所得額が135万円以下の単身児童扶養者については、個人住民税を非課税とするものです。  軽自動車税関係では、環境性能に応じて税率を軽減する「グリーン化特例」を2年間延長するとともに、自家用乗用車については電気自動車に限り、さらに2年間延長するものです。また、本年10月から導入される「軽自動車税環境性能割」について、消費税率引き上げに伴う対応として、令和元年10月1日から令和2年9月30日までに取得した自家用乗用車にかかる税率を1%軽減するものです。  以上3件につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより総括質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって総括質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております第55号議案多摩市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、第57号議案多摩市市税条例の一部を改正する条例の制定についてまでの3案は、総務常任委員会に付託いたします。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) 日程第11、第58号議案多摩市総合福祉センター条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第58号議案について、提案の理由を申し上げます。  本案は、多摩市総合福祉センターの施設利用及びピアノの利用に係る利用料金の上限額について、「公共施設の使用料設定にあたっての基本方針」(以下「基本方針」といいます。)に基づいて算出した金額をもとに、平成29年度に実施した大規模改修に伴う今後の利用料金の上限額の変動要素を考慮した上で改定するものです。  なお、今回の改定は、この基本方針により、4年ごとに行うこととなっているため、前回の改定から4年となる令和2年4月1日以後の利用から適用するものです。  よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより総括質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって総括質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております第58号議案多摩市総合福祉センター条例の一部を改正する条例の制定については、健康福祉常任委員会に付託いたします。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) この際、日程第12、第53号議案市道路線の廃止についてから、日程第21、第66号議案多摩市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてまでの10案を一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第53号議案、第54号議案及び第59号議案から第66号議案までについて、一括して提案の理由を申し上げます。  まず、第53号議案についてです。  本案は、都市計画法第29条の開発行為による整備済み道路の帰属に伴い、路線網の整理のため、従前の市道路線を一旦廃止するものです。  次に、第54号議案についてです。  本案の整理番号1番については、第53号議案で廃止を提案している市道路線について、終点位置を変更して認定するものです。  整理番号2番は、都市計画法第29条の開発行為により移管を受けた整備済み道路を市道路線として認定するものです。  次に、第59号議案から第64号議案までについてです。  本市の公共施設の使用料については、「公共施設の使用料設定にあたっての基本方針「(以下「基本方針」といいます。)に基づき定めるものとし、また4年ごとに使用料の改定を行うこととしています。  これにより、今回の改定は、前回の改定から4年となる令和2年4月1日以後の使用または利用から適用するものです。  主な改定の内容につきましては、まず第59号議案の地区市民ホール、第60号議案のコミュニティ会館、第64号議案の公園内施設の鶴牧西公園みどりの家の弍の土間及び農家風休憩施設の使用料については、基本方針に基づき算出した金額で改定するものです。  なお、第64号議案の公園条例においては、多摩東公園が、武道館及び陸上競技場を有するスポーツ機能に特化した公園であり、民間事業者のノウハウを広く活用し、その機能を最大限に生かすために指定管理者制度を導入します。  この導入に当たり、指定管理者が行う業務や利用料金等管理運営に必要な事項を定めるため、条文の追加、改正を行います。  また、第60号議案のコミュニティセンター及びその附帯設備、第61号議案の消費生活センター、第62号議案のTAMA女性センターの使用料については、基本方針に基づき算出した金額をもとに、今後予定される施設の大規模改修に伴う使用料の変動要素を考慮し、改定を行うものです。  次に、第63号議案の駐輪場の利用料金の上限額及び第64号議案公園内施設の鶴牧西公園みどりの家の壱の土間の使用料については、消費税率の変更分を転嫁した金額に改定を行うものです。  なお、第63号議案については、利用者の利便性を高めるため、駐輪場の利用形態に6カ月単位の定期利用を追加する改正を行います。  次に、第65号議案についてです。  本案は、令和2年4月から多摩東公園内の指定管理者制度導入及び駐車場有料化実施に伴い、駐車場の管理運営に関し必要な事項を定めるため、条例の改正を行うものです。  また、多摩中央公園内駐車場のみではなく、市立公園内駐車場の管理運営に関し規定することとしたことから、当該条例名を「多摩市立公園内駐車場の管理運営に関する条例」に改めます。  次に、第66号議案についてです。  本案は、本年10月1日施行の消費税法及び地方税法の改正により、下水道使用料に課税される消費税及び地方消費税の税率が引き上げとなりますが、これを12月分の下水道使用料から適用するため、多摩市下水道条例の一部を改正するものです。  以上10件につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより総括質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって総括質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております第53号議案市道路線の廃止についてから、第66号議案多摩市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてまでの10案は、生活環境常任委員会に付託いたします。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) この際、日程第22、第67号議案多摩市立総合体育館条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程31、第76号議案多摩市公民館条例の一部を改正する条例の制定についてまでの10案を一括議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。        (市長阿部裕行君登壇) ◯市長(阿部裕行君) ただいま議題となっております第67号議案から第76号議案までについて、一括して提案の理由を申し上げます。  まず、第67号議案から第70号議案まで及び第73号議案から第76号議案までについてです。  本市の公共施設の使用料については、「公共施設の使用料設定にあたっての基本方針」(以下「基本方針」といいます。)に基づき定めるものとし、また4年ごとに使用料の改定を行うこととしています。  これにより、今回の改定は、前回の改定から4年となる令和2年4月1日以後の使用または利用から適用するものです。  主な改定の内容につきましては、第69号議案の多摩市立温水プール施設の利用料金の上限額については、基本方針に基づき算出した金額に改定するものです。  第76号議案の永山公民館、関戸公民館及びピアノ使用料については、基本方針に基づき算出した金額をもとに、今後予定される施設の大規模改修に伴う使用料の変動要素を考慮し、改定を行うものです。  第67号議案の総合体育館、第69号議案の多摩市立温水プールの附帯設備、第70号議案の多摩市体育施設及び附帯設備、第73号議案の多摩市立八ヶ岳少年自然の家の宿泊及び附帯施設に係る利用料金の上限額並びに第74号議案の旧多摩聖蹟記念館、第75号議案の古民家、旧富澤家及び旧加藤家の使用料については、消費税率の変更分を転嫁した金額に改定を行うものです。  なお、第67号議案では、総合体育館駐車場を有料化するため、駐車場利用料金上限額を新たに規定しました。  また、第68号議案の多摩市立武道館及び多摩市立陸上競技場については、指定管理者制度を導入するに当たり、必要な規定を整備するとともに、施設利用及び附帯設備の利用に係る利用料金の上限額について、消費税率の変更分を転嫁した金額に改定をするものです。  次に、第71号議案についてです。  本案は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する厚生労働省令が、本年4月1日に施行されたことにより、放課後児童支援員の基準資格等に「地方自治法第252条の19第1項の指定都市の長が行う研修を修了したもの」が追加されたため、条例を改正するものです。  次に、第72号議案についてです。  「社会福祉法人の保育所に対する補助金の交付に関する条例」の規定により、社会福祉法人が運営する認可保育所の創設及び改築等に対する補助を行っていますが、賃貸物件を活用した保育定員の確保策についても支援するため、条例を改正するものです。  具体的には、賃貸物件を活用した保育整備に係る改修工事費用及び保育所開設までに係る賃貸料に対する補助項目を新設します。  なお、開設後の賃料に対する補助につきましては、令和2年第1回定例会に上程する予定です。  以上10件につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ◯議長(藤原マサノリ君) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより総括質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって総括質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております第67号議案多摩市立総合体育館条例の一部を改正する条例の制定についてから、第76号議案多摩市公民館条例の一部を改正する条例の制定についてまでの10案は、子ども教育常任委員会に付託いたします。    ──────────────────── ◯議長(藤原マサノリ君) お諮りいたします。  議事の都合により、6月21日は休会といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(藤原マサノリ君) ご異議なしと認めます。よって6月21日は休会することに決しました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。          午後4時03分散会...