多摩市議会 2014-09-08
2014年09月08日 平成26年第3回定例会(第6日) 本文
2014年09月08日 : 平成26年第3回定例会(第6日) 本文
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◯議長(しらた満君) ただいまの出席議員は24名であります。
定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
────────────────────
◯議長(しらた満君) 本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。
日程第1、第54号議案平成26年度多摩市
一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。阿部市長。
(
市長阿部裕行君登壇)
◯市長(阿部裕行君) おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。
それでは、ただいま議題となっております第54号議案について提案の理由を申し上げます。
本補正予算は、平成25年度決算に係る国庫支出金及び都支出金の精算や、前年度繰越金の整理のほか、新たな補助金等を獲得して事業の充実を図るもの、当初予算編成後の情勢変化に適時適切に対応するもの、また計画の着実な実施を図るものなどを中心に編成しました。
その結果、
歳入歳出予算をそれぞれ14億8,497万9,000円増額し、予算総額を514億943万7,000円とするものです。
まず、歳入の主な内容についてです。
国庫支出金は、1,839万7,000円増額し、80億2,545万8,000円としました。
当初予算編成以降の情勢変化に対応し、
民生費国庫補助金では、
子育て世帯臨時特例給付金支給事業に係る補助金の増額を計上しました。
また、
総務費国庫補助金では、番号制度構築に係る
システム整備費補助金の減額を計上しました。
都支出金は、535万2,000円増額し、63億7,438万5,000円としました。
新たな事業実施の財源として確保するものなどを計上しました。
総務費都補助金では、「多摩の
魅力発信支援補助金」の増額を計上しました。
教育費都補助金では、通学路の
防犯カメラ設置に係る東京都
通学路防犯設備整備補助金を計上しました。
財産収入は、39万4,000円増額し、5,351万5,000円としました。
太陽光発電事業の実施に当たり、ゆう桜ヶ丘外8施設の屋根貸しに係る建物貸付料を計上しました。
繰入金は、5,419万円増額し、14億9,960万4,000円としました。
本補正予算の財源として、各基金を活用するもので、
庁舎設備改修工事の財源として、
公共建築物等整備保全基金の取り崩し、
障害者通所施設等の整備に係る補助金の財源として、福祉基金の取り崩しを計上したほか、本補正予算の最終的な財源対策として、
財政調整基金の取り崩しを計上しました。
また、介護保険、
後期高齢者医療の各特別会計から、平成25年度決算に伴う繰入金を計上しました。
繰越金は、平成25年度決算数値の確定に伴い、12億3,136万2,000円増額し、18億3,136万2,000円としました。
諸収入は、148万4,000円増額し、3億4,476万1,000円としました。
過年度分となりますが、福島第一
原子力発電所事故に伴う、東京電力からの損害賠償金を計上しました。
市債は、1億7,380万円増額し、5億7,710万円としました。
庁舎設備改修工事事業債、
消防団器具置場耐震工事事業債を計上しました。
次に、歳出の主な内容についてです。
総務費は、11億4,920万6,000円増額し、69億5,700万6,000円としました。
財産管理費では、老朽化が進む本庁舎の電気及び空調設備の機能の保全を図るため、これまで進めてきた基本・実施設計に基づき、改修工事に係る費用を計上しました。現庁舎を使用しながらの改修工事となることから、3カ年の継続費を設定しています。
また「公共施設の見直し方針と
行動プログラム」の具体化に向け、「多摩市
版PFIガイドライン」の作成を進めるため、専門家に必要な助言を求めるための謝礼を計上しました。
財政調整基金費では、地方財政法に基づき、前年度決算剰余金の2分の1を、
財政調整基金に積み立てます。
地域振興費では、和田・
東寺方周辺地域コミュニティセンター建設に係る基本・
実施設計費用などを計上しました。2カ年の継続費を設定しています。
民生費は、2億336万7,000円増額し、247億3,719万1,000円としました。
障害者福祉費では、在宅の重症心身障がい者に生活介護などのサービスを提供し、自立を援助する通所施設の
整備費補助金について、
建設関係費用の急速な上昇を踏まえ、情勢変化への対応として、補助金の増額を計上しました。
老人福祉費では、都の
高齢社会対策区
市町村包括補助事業補助金を活用し、高齢者の地域での見守り機能強化の取り組みを進めるため、見守り
サポーター養成研修の実施、及び多摩市
版認知症チェックリストの作成などに係る経費を計上しました。
児童措置費では、
子育て世帯臨時特例給付金について、
支給対象児童数が当初、国から示された見込み数より増となったことに伴い、給付金などの増額を計上しました。
衛生費は、6,554万1,000円増額し、40億3,027万2,000円としました。
予防費では、本年10月から水痘、及び
高齢者肺炎球菌の予防接種が法に基づいて実施する定期接種に加えられることから、これらの実施に係る経費を計上しました。
環境保全費では、市内の住宅の7割以上を占める共同住宅において、全量売電を行う
太陽光発電設備設置の普及推進を大きな目的として、
太陽光発電促進奨励金を計上しました。
太陽光発電設備を設置した際に、3年間奨励金を支給します。
商工費は、97万1,000円増額し、5億6,514万7,000円としました。
商工振興費では、「ハローキティにあえる街」の
情報発信強化として、国内外からの誘客をさらに進めていくため、東京都の「多摩の
魅力発信支援補助金」を活用し、日本語のほか英語等の外国語を用いたPRビデオを制作し、メディアを通じて発信していくほか、来街者向けのパンフレットを発行する経費を計上しました。
消費者対策費では、ふれあいせんとう実施事業の委託先である公衆浴場が、本年3月31日をもって営業を終了したことに伴い、事業費を皆減するものです。
土木費は、3,530万円増額し、35億5,931万8,000円としました。
道路維持費では、通行上の安全を確保するため、市内街路樹の現状調査で判明した枯れ木、及び危険性の高い枯れ枝の除去に係る経費を計上しました。
道路新設改良費では、市道2-1号線の路線拡幅に係る物件補償費などを計上しました。
橋りょう維持費では、5年ごとに行っている定期点検の結果、鶴牧5丁目に架設されている「鶴牧第一公園北側ペデ橋」について、劣化の進行のため、今後安全性に問題が起こることが予想されることから、補修・
補強設計費用を計上しました。
消防費は、2,400万5,000円増額し、19億1,636万9,000円としました。
消防施設費では設計の完了した消防団の第10分団器具置場の
耐震補強等工事に係る費用を計上しました。
教育費は686万4,000円増額し、65億8,429万6,000円としました。
教育指導費では、都の「
通学路防犯設備整備補助金」を活用し、愛和小学校、
東愛宕中学校周辺に防犯カメラを設置する費用を計上しました。平成30年度を目途に、全小学校への設置を進めていきます。
学校管理費では、都の計画に基づき、通級指導学級の教員による巡回指導を開始するための、環境整備に係る費用を計上しました。
教育振興費では、地域・社会の安全に貢献できる資質・能力を身につけるための「
安全教育推進校事業」をはじめ、2件の都の委託事業に係る経費を計上しました。
学校建設費では多摩第二小学校の建て替えに伴い、確保が必要となる用地購入に係る経費を計上しました。
このほか、民生費・教育費のうち、平成25年度の国庫支出金及び都支出金の精算に伴う返還金を合わせて1億6,992万2,000円計上しました。
以上が、
歳入歳出予算の主な内容です。
また、あわせて、
庁舎設備改修工事、及び和田・
東寺方周辺地域コミュニティセンター整備の基本・実施設計に係る「継続費補正2件」の追加と、
庁舎設備改修工事、及び
消防団器具置場耐震等工事に係る「地方債補正2件」の追加を提案しております。
よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(しらた満君) これをもって提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。
本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(しらた満君) ご異議なしと認めます。
よって委員会の付託を省略することに決しました。
これより、歳入についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。橋本議員。
◯17番(橋本由美子君) 12ページの繰越金について伺います。この辺は経年的に6億円を当初予算では組んでおりますが、多摩市として繰越金をこのように6億円、そして決算のベースが入ったところで増額をするという、その考え方の流れを再度お聞きします。
また、繰越金というのはもともと単年度会計の根本に返ると、それをあてにしないというお金だというふうな趣旨の答弁も以前されたことがあるのですが、そういう整理を多摩市はされているのでしょうか。
◯議長(しらた満君)
藤浪財政課長。
(
財政課長藤浪裕永君登壇)
◯財政課長(藤浪裕永君) ただいまお尋ねいただきました前年度繰越金の関係ですが、まずこの金額については平成25年度一般会計の歳入決算額521億7,291万6,963円、また歳出決算額503億2,793万5,380円、この差引額から継続費の定時繰越額1,362万円ちょうどを差し引いた残りの18億3,136万1,583円、この額と当初予算計上額6億円との差額12億3,136万2,000円を計上するものでございます。
また、繰越金の当初予算での計上の考え方ですが、各
地方公共団体それぞれお考えもあるかと思っております。科目存置をやるようなやり方もあるかと思いますけれども、一定の繰越金が毎年度発生する中で、これを財源とした歳出予算も編成可能と考えておりますので、例年、10億円から12億円繰越金が発生する、また地方財政法に基づく2分の1の積み立てを除きますと、6億円という数字で実質的に使える金額を6億円ということで当初予算に計上させていただきます。
その後、決算によって確定しました数字との差額を増ないしは減ということで補正をさせていただくということでございます。
◯17番(橋本由美子君) 2番目の答弁については、例えば予備費が5,000万円くらいしかないわけですから、実際に9月までこれが確定できるお金ではないからと言って使わない、予算の中に根拠として持っていないということは、多摩市の財政の組み方から理解できるところです。
ただ、市民的に見ると、何度も申し上げているように、この当初予算での繰越金の6億円ということは、全体の一般会計であれば500億円のその一部ですから、例えば100万円が捻出できないので、この事業は今年度はできませんとかいう言葉の中からすれば、市民的には非常に残念だというふうに、どうしてもこの9月を見ると考えざるを得ないという数字かと思うのです。
それをどう捉えるかはともかくとして、私は今回、他市、近隣市の状態を見ました。例えば三鷹市は当初からこの繰越金を13億円と見込んでやっていらっしゃるし、町田市は10億円で多いなと思ったら、この補正予算で42億円くらいの総額になるので、決してその額というのは多いのではなくて少なく見込んでいるのだと思いました。調布市が当初予算5億円、日野市が3億円ということで、これは本当にさまざまになっていて、まるで文化のごとく継承されているのです。
先ほど最初に申し上げた市民のささやかな要求を実現するということに対する市長などの説明から見ると、繰越金がこの9月によって億単位で最終結果が出るということを考えると、例えば当初予算の6億円というのは、市民にとっては大変重要な額でもあるのです。その辺について、やはりそういう理解できないものを感じるということに対して、どう思われるかということ。
それから、今後、やはり周りの不交付団体である市なども当初予算のこの繰越金の額はさまざまなので、その辺のところではより国の、そして地方財政法の単年度主義に基づきつつも、市民要求との兼ね合いでぜひ研究をしていっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
◯財政課長(藤浪裕永君) まず、予算編成に当たってというところでいけば、1年間に行うことは
年間総合予算ということでございますので、当初予算に織り込むのが基本ということで考えさせていただいております。
また、今回の補正予算にもございますが、情勢変化への対応や諸準備を行ってきて翌年度を待たずに速やかに進めていくものなどを、補正予算という対応をさせていただいております。
まず、計画的に行政を進めていくことを基本としながらも、一定の弾力性を持って必要なことは対応する考えを持っております。そうした中で、繰越金をどう見るかということですが、先ほどの私のご説明の中でも、繰越金も一定の予算計上に使える財源ということで6億円という形に見させていただいておりますが、このあり方がよいのかどうか、これは不断の研究が必要と考えておりますので、他市の動向等もまた研究させていただきながらということで、引き続き研究させていただければと思っております。
◯17番(橋本由美子君) これは市政運営の大きな考え方の基本にもなるかと思うのですが、例えば当初予算では決算額が決まっていませんから組めない、でも何とかやり繰りもしたいという意思がもしあるような事業があれば、この9月議会をもって確定した今回のように全体繰越金が18億円になって、9億2,000万円の
財政調整基金への積み立てをしても残った部分をどう使うかということは、この時期の補正予算に非常に市民の事業に対する要求やさまざまなことと深く兼ね合ってくるので、私は迷ってなかなかできませんというようなことは9月補正を考える7月ころになると思うのですが、そういうときにも、ある意味積極的に考えたり、本当にそれが1つの議会との合意事項であるくらいに発展させることも、時には事業化の面では必要なこともあるかと思うのです。
今後、いつもこういうことが毎年9月補正で「そうでしたね」ということの繰り返しにならないためには、誠意を持って対応することを考えると、9月補正はある意味政策的な事業が予算化されることが通例になっても、またできないという判断が出ることも、それは仕方がないことだし、ある意味前向きな予算編成ではないかと思うのですが、その辺の今後の考え方について再度伺って終わります。
◯財政課長(藤浪裕永君) 予算の関係のところですが、繰り返しになりますが、当初予算の中では
年間総合予算ということで計上させていただきながら、情勢変化にというところの部分のお話もさせていただいているところでございます。
また、年間の中でも9月補正については、年間の折り返しということもありますので、その後の執行という中では新たに取り組むべきものは9月に計上させていただいております。今補正予算の中でも新たな取り組みを幾つもございますので、そうした形の対応はさせていただいております。
また、なお、繰越金の関係はいろいろお話、ご提案をいただいておりますが、あまりこれを背伸びし過ぎた予算とすると、歳入欠陥となってもいけないところですので、そういうところの兼ね合い、全体も見ながらということで予算に当たらせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。加藤議員。
◯27番(加藤松夫君) 今の橋本議員に関連する質疑です。私も実はこの繰越金の推移をずっと関心を持って見つめている1人ですが、この決算額については過去の推移について、
予算決算特別委員会における決算資料を要求しております。本来、それを見てから質疑をしなければいけないと思っていますが、先ほどの議論のやり取りをお聞きしまして、基本的に他市の動向も私も非常に気にはなるのですが、ここのところ、阿部市長がこの市政を運営するに当たり、今までもそれほど私は気にしていなかったのですが、この繰越金の取り扱い方について非常にいかがなものかなという思いもあります。
具体的に、今回のこの補正予算の中で、最終的には補正後は18億3,136万2,000円となっています。そしてそのうちの約半分を
財政調整基金の原資に積み立てをするということをせんだって説明いただいておりますが、ちなみに平成24年度の最終的な決算額、繰越金については17億9,300万円余でした。平成25年度は、これも決算額で最終的に15億7,660万円と、市民から見ればかなり多額なものが結果的に繰り越してしまうことについて、それだけお金が余るのであれば、我々が地域で要望しているものをなぜもっと実現しないのだという不満も出てくるのは当然予測されるわけです。
その辺の繰越金の
決算額ベースで推移をしている金額を見まして、一般の市民、そして我々議会から見て、行政の皆さん方はどのような認識を持っていらっしゃるのか。新年度の予算を組むに当たっては、もう少し繰越金については予算ベースの精査をしながら、もっときつく歳入と歳出の予測をしながらやるということは当然のことかと思います。もう少し市民の目線に立って、市民の側に立つ生きた予算というようなものを目指していただきたいと思うのです。
総括的に申し上げて、大変恐縮ではありますが、所管もしくは副市長の何かご見解があれば、お聞かせいただきたい。
◯議長(しらた満君)
藤浪財政課長。
(
財政課長藤浪裕永君登壇)
◯財政課長(藤浪裕永君) 過去の決算額もということですが、手元の資料になりますが、過去10年間を振り返りますと、一番少なかった年度が平成17年度で、7億4,889万7,000円という数字がございます。また、平成20年度が8億9,344万7,000円、平成15年度が9億743万3,000円と、少ないときでは10億円に満たない年度もございます。
そうした中で、平成24年度までの10カ年で平均しますと、12億5,620万4,000円という形になりますので、ここ数年の部分、また過去10年までさかのぼったところでいきますと、平均して約10億円から12億円という数字が大体上がっている数字だと思っております。そうした中で予算編成に当たらせていただいております。
また必要なところで繰越金等も見ながら、また、どんな予算を組む必要があるのかなどは先ほどの橋本議員のときにも答弁させていただきましたが、不断の研究の材料と思っておりますので、引き続き検討させていただきます。
◯議長(しらた満君)
飯高企画政策部長。
(
企画政策部長飯高のゆり君登壇)
◯企画政策部長(飯高のゆり君) 私のほうからもお答えさせていただきます。財政担当の部長として、一番大切なのは持続可能な財政運営ということだと考えております。
そういった意味で、確かに単年度会計が基本ではございますが、例えば
財政調整基金の積み立てについては地方財政法で繰越金の2分の1以上を積み立てるというルールがあるわけでございます。ですから単年度会計とは言いながらも、やはり複数年、あるいは将来を見込んで持続的な財政運営をすることが一番市民の期待、負託に応えることであると考えてはおります。
また、昨今の財政運営の状況は、議員さんも十分ご承知かと思いますが、大変先が見通しにくいという中で、平成25年度の決算についても、例えば市税は確かに増加しましたけれども、それは固定資産税の関係で法人の新規事業の開設に伴う償却資産の増があったとか、あるいは株式の取引が非常に活発だったので、その部分の交付金が増額になったとか、そういった特殊要因的なものがございます。
また、そうした財政運営の中で、平成25年度、例えば福祉基金を
経常一般財源に充てて基金をそういった形で充てながらしのいできたということもございます。
ですから、そういった繰越金が確かに多かったということも特殊要因に起因する部分もございますので、中・長期的に見て、繰り返しになりますが、きちんと持続可能な財政運営に当たっていくことが基本でございます。
また、先ほど橋本議員のご質問にもご答弁させていただきましたが、9月補正、補正の考え方の中には情勢変化等により緊急やむを得ない、あるいは適時適切に対応するといった考え方も含んでおりますので、全体の財政状況を見ながら適切に市民ニーズに応えていくといった観点でございます。
◯議長(しらた満君)
藤浪財政課長。
(
財政課長藤浪裕永君登壇)
◯財政課長(藤浪裕永君) 恐縮ですが、繰越の規定のところについて補足させていただきますと、もとの規定は地方財政法第7条の規定で、繰越金の2分の1を下回らない額を基金に積む、もしくは繰り上げ償還の財源とするというような規定がございます。
そうしたところを踏まえまして、私どもで行けば
財政調整基金に積み立てをさせていただいております。
◯27番(加藤松夫君) きょうのところはこれくらいにしたいとは思うのですが、基本的に行政の考え方というものも私は理解していないわけではないのです。しかし、繰り返しになりますけれども、市民の目線から見たときに、これからは、まさに教育や福祉のほうに重点的に予算を配分しなければならないという情勢が本市においても他人ごとではないわけです。
そういう状況の中で、財政を預かる所管としてはかなり予測が難しいというのはよくわかるのですが、そのためには我々議員もいま一歩自らの能力を高めて、皆さん方行政、皆さん方はプロですから、もう先の先を読んでやっていらっしゃるかもしれない。我々議会も先を読むことはもちろんであるけれども、それと同時に、今まさに予算、財政を必要とする市民の側に立てば、当然我々も言うことは言わせていただくという立場であります。
それにしても、結果論から最終的に18億円も本市において繰越をしなければならない状況というのはいかがなものかということです。具体的に条例か何かが定まって、必ず10億円以上をきちんと繰り越せというような条文があれば、我々も納得いたしますけれども、そうではないでしょう。
そして「公共施設の見直し方針と
行動プログラム」において、今後市民にまた新たなお願いをする、負担を強いるということも予想されるわけです。そしてもっと大切なことは、結果的に決算額が18億円も繰越になるのであれば、和田・東寺方地域の新たなコミュニティセンターもつくれないことではないのかなと、当然我々は思うかもしれない。市民もそういうふうに思う人も出るかもしれない。
そして、せんだって私も一般質問させていただきましたけれども、新たに多摩市の教育委員会からの提案がありました中央図書館。中央という言い方は教育委員会はしていませんが、大型の図書館、大規模な図書館、こういうものを本館に新たなものを建設したほうが望ましいという提案も出されている。これも10億円、20億円とかかる話です。そういう中で、きちんと最初から名目を与えて、これは何々基金、これは庁舎の基金という形できちんと1億円、2億円積み立てていくのが筋だろうと思いますので、これについてはまた先に予定されております
予算決算特別委員会等でも議論させていただきたいと思います。そういう指摘で、きょうは終わりたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。折戸議員。
◯12番(折戸小夜子君) 11ページ、都支出金のところです。父子福祉資金貸付事業準備事務委託金ということが10分の10ということで都から入ってくるわけですが、その説明を少し詳しくお願いします。
◯議長(しらた満君) 古川子育て支援課長。
(子育て支援課長古川美賀君登壇)
◯子育て支援課長(古川美賀君) 父子福祉資金貸付事業準備事務委託金です。この4月23日に次世代育成支援対策推進法の一部が改正されました。この改正に当たりましては少子化の進行、及び母子家庭及び父子家庭の厳しい経済状況を踏まえた中で、次世代育成支援対策の推進強化及び母子家庭及び父子家庭に対する支援施策の充実の措置を講じるものでございます。
そういった中で、今回、これまで母子福祉資金貸付の支援策は母子家庭だけでございましたが、それを父子家庭にも拡大するというような事業になっております。これに対応する今回の補正につきましては、10月1日施行予定の父子家庭への福祉資金貸付について、現行のシステムを改修し、その事業に対応するものでございます。
◯12番(折戸小夜子君) 母子だけではなくて父子への援助という点で法が改正されたということは大変いいことだと思っております。
それで、私が思いますのは、支出のほうで先ほどおっしゃっていましたが、母子福祉資金等資金貸付管理システムの改修事業に充てるのかどうかということで、これはそう書いてありますが、そうしますと、父子がないではないですか。本来なら父子もきちんとこの中で明記されるほうがわかりやすいのですが、そういう点では改修していく中できちんとその整理をした上で、父子も入れていくような名称変更を考えているのでしょうか。
◯子育て支援課長(古川美賀君) 本事業につきましては東京都からの委託事務になっております。現行、東京都の制度がここで制度改正されます。その名称変更を受けまして、今後対応させていただく予定でございます。
◯12番(折戸小夜子君) 東京都がそうだから、多摩市もそういうふうに名称を変えていくということを確認しますが、いつから変えていくのかという点も含めて教えてください。
◯子育て支援課長(古川美賀君) 失礼しました。現行のシステムの名称が母子福祉資金貸付業務のシステムという名称になっています。これはシステム名称でございまして、事業名としては母子福祉資金貸付事業という事業になっておりますが、今後東京都がその制度の名称を変更する予定でございます。その際に対応させていただきたいと思います。
◯議長(しらた満君) 中村子ども青少年部長。
(子ども青少年部長中村元幸君登壇)
◯子ども青少年部長(中村元幸君) 歳入のほうで今ご質問がございましたが、歳出の関係です。今回の11ページの父子福祉資金貸付事業準備事務委託金というのは、先ほど課長からも話がありましたが、法の施行に伴いまして6月にいろいろ条例等を整備させていただいております。
歳出のほうのこの「母子」の関係については、このシステム名が現行のシステムの事業の名称になっております。そういう意味で、今回新たに「父子」が加わるということがございますので、これらの名称につきましては、平成27年当初予算から「父子」も含めた事業名ということで整理していきたいと考えております。
とりあえず今の補正の中では、旧の「母子」というシステム名ということでご理解いただければと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。荒谷議員。
◯2番(荒谷隆見君) では、12ページの市債のところで総務債1億5,700万円、
庁舎設備改修工事です。もともとたしか財政の見通しのほうで、平成25年3月時点の平成25年度の年度当初予算では、この庁舎の維持管理改修費用で4億2,000万円と読んでいました。このときは給排水がなかったのです。今年の3月、26年3月になって給排水もだめだ、やるよということで7億2,000万円に膨れ上がりました。
当初、今年の3月、この財政の見通しの中では平成26年度は1,600万円使え、27年度に4億5,600万円使えるという財政見通しを立てていたのです。それで、何か今回突然補正で1億5,700万円前倒しで借金してやりたいというお話になってきたわけですが、どこまでこの庁舎に対してお金を使っていくのかということが全く見えない中で、なおかつ平成27年度に使うはずのお金を、26年度に1億5,700万円前倒しして借金させてくださいという今回の補正の内容だと思うのですが、そこまで、前倒ししてまでやらなければいけないほど逼迫している状況なのか。
またこれを前倒ししてやれば、今後、この7億2,000万円以上、もうお金がかからないということがあるのか、将来のこの庁舎はどうするという結論も何もないまま、どんどんこうやってお金を使っていく。
せんだって一般質問で三階議員もお伝えしたと思うのですが、とりあえず長寿命というのは、根本教授に言わせると最悪の手段ですと。きちんと将来設計を「このためにここが必要です。ここはこういうふうに今度やっていきます」という目的があって、その達成のために使っていくお金は必要であるけれども、そこがないままずるずるととりあえず長寿命という、これは最悪ですと言っておられます。
何かまさにその現象になりそうな気がしてしようがないのですが、この1億5,700万円、前倒ししてまでやらなければいけない理由をお聞かせください。
◯議長(しらた満君)
藤浪財政課長。
(
財政課長藤浪裕永君登壇)
◯財政課長(藤浪裕永君) ただいま議員がお尋ねの市債につきましては、庁舎の設備改修に係る地方債ということで、こちらにつきましては歳出予算のほうで計上させていただいております工事請負費、また設備の改修工事監理業務委託料に対する75%相当ということで起債させていただきたいという中身でございます。
また、先ほどお尋ねのあった財政の見通しとの関係ですが、ご案内のとおり、既に基本・実施設計は進めさせていただきまして、その中でどこまでご説明できたかというところですが、速やかにその設計をした後に、改修工事をさせていただきたいというお話はさせていただいたかと思っております。
そうした中で、新年度からではなくて、そのときもお話させていただきましたけれども、今補正の中で切れ目なく整備をさせていただくということで歳出予算を上げさせていただき、またそのための財源ということで今回の起債も上げさせていただいているということでございます。
◯2番(荒谷隆見君) 財政見通しが今年の3月に発表されたときには、そこのお金は実は平成27年度予算の中に入れると。この財政見通しは企画の方がつくられたのですね。
それで、平成27年度は4億5,600万円だと。26年度は1,600万円だというふうに財政見通しを立てられている。
やはり今回、今のお話だと、何か後ろの結論、これから多分急いで将来的な庁舎をどうするかという話を決めていかなければいけない。
そういう中において、わざわざ前倒しして、借金してこの庁舎の延命措置をしていかなければいけないほど、本当に逼迫しているのかどうか。当初の、もともとの予定どおり、来年ではだめなのかということを聞きたいのです。そこを説明していただけますか。
◯財政課長(藤浪裕永君) 今、お尋ねいただいた部分ですが、先ほどのご説明の中でも私の言葉足らずだったかもしれませんが、もとより切れ目なくやっていきたいという話は考えてさせていただいて、ご説明もさせていただいたところかと思っております。
ただ、その先、設計等も上がっていかないと、費用もなかなか見えないということで、財政の見通しの中では、これはまだ概数であったかと思いますが、4億何がしというお金を上げさせていただき、実際に設計が上がったところで今回補正予算に上げさせていただきました。
そうした意味では、前倒したと言うよりも、計画的にこうした準備をさせていただいて、ただ、具体的な数字も見えない中で財政の見通しの中では4億何がしで平成27年度という形でご説明を申し上げました。
◯議長(しらた満君) 松尾総務契約課長。
(総務契約課長松尾銘造君登壇)
◯総務契約課長(松尾銘造君) 庁舎の改修の費用につきまして、今補正予算で計上させていただいておりますけれども、逼迫した状況にあるのかというお話等もいただきました。この庁舎A棟・B棟の設備につきましては30年を経過しております。もう使用の限界に達していると私どものほうでは捉えております。
実際、ここで改修をするのは、その老朽化した電気及び空調の設備の改修ということで、ここで改修をし、それらの設備の性能を当初のレベルに戻していこうというものでございます。
今回、この設計等が上がった段階で財源の中では大きな4億5,000万円という数字が出ておりましたけれども、それぞれ増の要因ということで、この庁舎を使いながら改修をしていかなければならないという状況がございます。
そうした中では仮設電源等の必要性が出てきたり、またはアスベスト等が含まれているということも判明いたしまして、それに対する対応ということも出てきました。当初見込んでいた額よりも増になっておりますが、これは設計段階でそういうことが判明したというところも起因しているという状況でございます。
いずれにいたしましても、私ども庁舎を管理している立場からすれば、いつどこで電気が使えなくなる、空調が使えなくなるという状況が起きるかもしれないという中で、今管理をしております。目に見える故障等で対応ができるところであれば、まだいいわけですが、いずれそれが大もとが壊れてしまえば、長期間庁舎機能がストップする、また行政サービスが停滞するという事態が起きるということもございますので、その辺のリスク回避という意味でも、ここで工事が必要だと考えております。
◯2番(荒谷隆見君) 何かすごく計画性が甘いというか、そういうふうに受けとめるのです。財政の見通しのときは具体的なことがわからなかったから、とりあえず平成27年度に入れておきましたと。ここに来て、調査を終わって実施設計をやる段階でこれだけ必要になってきたから、前倒しで1億5,700万円借金しますという話ですね。
私が先ほどから言っているのは、この庁舎をいつまで使い続けるかということをきちんと決めて、それで最終的に幾ら以上、もう上限を決めておかないと、今のお話だと、ずるずる行って幾らでもお金がかかってしまいますよ。これは今、集中豪雨などの話も結構ありますが、防水の能力もひょっとしたら今まで自分たちが設計していた能力を超えて水が入ってくるかもしれない。壁の側面あたりから水が入ってきたり、天井はやっていたけれども、側面から水が入って来て、建物の中に水が垂れてきたと。コンクリートの中に水が入ったら、もう鉄筋はすぐだめになってしまうのです。そんな大がかりな修繕などが今後本当に起こらないのか、心配でしようがないのです。
だから早く庁舎のことをきちんと決めて、どうするのか、いつまでこの庁舎を使って、いつにはどういうふうにするのか、そこをきちんと決めないでずるずる「今、必要だから」、「緊急事態に備えて、今必要だから」と、どんどんお金を使っていくような気がしてしようがないのですが、そこはすごく計画が後ろのゴールが見えてこないというか、「はい、借金していいですよ」と、両手を挙げて「どうぞ、どうぞ、借金してください」などと言える雰囲気ではないのです。先が見えていない。
その辺の計画をいつきちんと見せてくれるのかというところを知りたいのです。
◯議長(しらた満君) 曽我総務部長。
(総務部長曽我好男君登壇)
◯総務部長(曽我好男君) 今、いつまでこの庁舎を使うのかというご質問をいただきました。
これは以前にも少しお話ししたかと思いますけれども、A棟とB棟がございますが、B棟がいわゆる建物の限界というか、年限としては平成41年度が庁舎を建設して60年ということになりますので、そこを我々としては1つの目標としております。そうした中で、今後15年あるわけですが、その間には当然このA棟・B棟含めまして電気や給排水といったところが、先ほど課長からるる申し上げましたように、非常に老朽化していると。それから今後また15年もたせるということは、非常に現在の状況では難しいということから、今回は電気と空調ということで、また給排水のところについてもお願いをしますが、今現在ではそういった41年度まではこの庁舎をもたせようという考え方の中で、今回電気・空調の設備改修をお願いしているものでございます。
◯2番(荒谷隆見君) 平成41年の話は聞いてはいたのですけれども、私が気にしているのは、41年までもたせるために、幾らでも使っていいという話ではないでしょう。そこを知りたいのです。皆さんの感覚の中で、普通ならば、これ以上はもう修繕費を使えないという上限があるでしょう。そこを知りたいのです。
何かもう、毎年ふえていっているから、どこまで使うのですかと心配になるわけです。その辺が経営者の方々の中で、もうこの庁舎の中で使えるのは、平成41年までもたせるとしても、これ以上かかるのであれば、もっと前倒ししなければいけないという発想がないと、非常に困ると思うのですけれども、その辺は今どのようなお話になっているのか、もし意見があればお聞かせください。
◯総務部長(曽我好男君) 今回お願いしております電気・空調の約7億5,000万円、あとは給排水の話を申し上げましたけれども、これについては平成27年・28年度で設計をして、29年・30年度で工事を想定しておりますが、改修工事費、2億円から2億5,000万円くらいになるのではないかということで、それが1つのこの庁舎にかける経費、通常の細かいメンテナンスは別として、大がかりな工事としてはそういうところを予定しております。
◯2番(荒谷隆見君) ごめんなさい。今の確認です。7億5,000万円は電気と空調だけですか。電気と空調はもともと4億2,000万円だったのですね。いつの間にこのお金が7億5,000万円まで膨らんだのか。
私はてっきり給排水が入って7億5,000万円になったと思っていたのですが、そうではないということですね。
◯議長(しらた満君) 松尾総務契約課長。
(総務契約課長松尾銘造君登壇)
◯総務契約課長(松尾銘造君) 今回の庁舎の改修の総額約7億5,000万円につきましては、電気及び空調の設備改修の費用でございます。給排水の設備改修については入っておりません。これにつきましては、今部長からも説明がございましたが、劣化診断を行いましたので、この後、それに基づいて設計をし、工事をするということで、別途費用がかかってきます。
また、その財源のほうから4億5,000万円ほどから3億円ほどふえているという状況につきましては、先ほど申し上げましたが、今回この庁舎の改修に当たって設計をしたときに、アスベスト等の含有がわかったということへの対応や、また、この庁舎を使いながら改修していくということで、どうしても停電にすることができないというようなこと等への対応として仮設電源を対応していかなければならないということ、また、今回改修に当たってはできるだけ経費を節減するということで、再利用できるものについては再利用していく、また撤去しなくても特に支障のないものについては、お金をかけずにそのまま残しておくというような配慮をした中で出てきた費用でございます。それぞれ再利用していこうと考えていたものが、実際設計の時点で確認をしたところ、再利用ができないという状況があったということなども、こうした増額の要因になっております。
◯2番(荒谷隆見君) 10億円ですか。非常にびっくりしているのですけれども、それでも、今のお話を聞いていると、まだ10億円で終わらない感じですね。やり出してみると、もっと何か出てきそうな感じですね。ずっと今までがそうですものね。予定していた金額よりも減っていないのですからね。この数年、毎年毎年ふえていっている。今のお話を聞いて、非常に心配になりました。
平成41年まで幾らなら使えるというご回答はいただけなかったのですが、もう既にここで10億円ですね。それ以上、幾らまで使う気なのか、教えていただきたいと思います。
◯議長(しらた満君)
飯高企画政策部長。
(
企画政策部長飯高のゆり君登壇)
◯企画政策部長(飯高のゆり君) 幾らまで使うのかというご質問ではございますが、考え方の部分でお答えさせていただきたいと思います。
まず、大きな1点は、今、るる総務部等でもご答弁していますが、この庁舎は設備等、既に使用限界に達している状況であるということが1つございます。ですから、何か次から次へとお金を使うというよりは、老朽化、特に重要な部位ですが、目に見えるところではなく、奥のほうの部分も本当に老朽化していて、いつ不具合が出てもおかしくない状況にある。これは議員の皆さんもたぶんご理解いただけると思うのですが、その状態を初期性能のレベルまで回復させること自体に、やはり一定程度費用がかかるということは、ぜひ1点ご理解をいただきたいと思います。
あと一方、この庁舎そのものの今後のあり方をどうするのかということがあるかと思います。それについては、実は今、総合計画の後期のところで、素案ですが、庁舎のあり方について検討するという考え方を示させていただいております。ですので、今後の庁舎のあり方は総合計画を決定していく中でもまた市民の皆さん、あるいは議会のご意見をいただいていかなければいけませんが、早々に庁舎のあり方そのものについては議論をしていく必要があるという認識を持っております。
仮に、その議論をすごく迅速にできたとしても、そこからすぐに実現とはならないと思いますので、その後の方向性がどうなるにしても、最低でも10年くらいはここの庁舎をやはり使っていくということになるかと思いますので、そのためには、繰り返しになりますが、冒頭に申し上げた今の一触即発の不具合の状態というのを回復しなければ、かえって市民生活、あるいは業務上リスクが生じるということで、予算計上をこの9月の時点でさせていただいているものですので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
◯2番(荒谷隆見君) ここまで皆さんは自分たちで逼迫しているとわかっていて、その庁舎の将来像や、建てるのにやはり10年かかると、何か今、随分悠長なことを言っているという気がしました。だったら、これは危ないとわかっている、もういいかげん、建物としてそういう限度に来ているのだと。では、将来的にどうするのかという話を早く決めようと、普通なら思いますよね。
来年の予算を組むまでに将来像を出そうと、そのくらいの勢いがないと、本当に最初に言ったとおりで、ずるずる延命処置をするためにお金がたくさんかかっていってしまうわけです。ふたをあけて、今のこの調子で行って、では平成25年からの合計を足してみたら、改修に20億円使ってしまいましたと。20億円と言えば、多摩第二小学校の建て替えと同じくらいのお金です。20億円使ってしまえば、あのレベルものが建つのです。本当に急いで考えて決めてください。ずるずる毎度毎度「はい、ちょっと危ないから、もう危機的状況ですから、はい、1億、はい、2億」と、こんなことをやられたら、たまったものではないです。
1億5,000万円あれば、市民サービスで相当なことができます。そこをよく考えていただいて、早急にこの庁舎のあり方の結論を出していただきたいと思います。よろしくお願いします。
◯議長(しらた満君) 永尾副市長。
(副市長永尾俊文君登壇)
◯副市長(永尾俊文君) 庁舎のあり方を早期にというご意見を賜りました。私どもも当然、その問題意識を持って当たっております。それが今回の総合計画の中にあらわれているということ。
それから庁舎の改修は今回7億5,000万円、トータル10億円という数字もお示しさせていただきました。この金額自体は、やはり市役所庁舎を維持する上での大規模改修としては決して割高なものにはなっておりません。他市事例、あるいは整備単価と比較をしましても、非常に抑えたものにしてあります。
先ほど来、企画政策部長がお答えしているように、本当に必要最小限のものを上げさせていただいているということはご理解をいただき、かつ、やはり早急に次のことを考えようということについては、私どもも検討を真摯に進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。三階議員。
◯7番(三階道雄君) 1点だけ確認します。
今、荒谷議員がいろいろ話していましたが、平成41年までしっかりこれをもたせていくということなのですが、要するに目いっぱいこの古い現庁舎を延ばし延ばし使っていくに当たり、コスト的にどう考えられているのかなと。建て替えた場合と、要するに目いっぱい引っ張ったほうが安上がりだと考えているのか、新しくしたほうがコスト的に効果的にいいのか、その辺の計算というのは今後していくのかもしれませんが、見通しはしっかりしているのかどうか、この点だけ確認します。
◯議長(しらた満君) 永尾副市長。
(副市長永尾俊文君登壇)
◯副市長(永尾俊文君) 整備コストということでございます。今やろうとしている整備は、例えば何か1つの機械を交換したとします。この新たな機械を入れた瞬間に、その機械は大体10年とか、15年とか、耐用年数というのは決まっています。その15年の間、例えば10年で使い切りになったとしても、15年使ったとしても、かけるコストは実は変わらないのです。ここで部品をかえなければいけないという事実がある以上、その経費はかかるものだというふうにお考えください。その上で、さらにこれが例えば二、三年で実現できるというものであれば、それはまた違う方法もあるでしょうけれども、施設を維持しながら、その機能を損なわないようにしていくということが命題としてある以上、この部分についてはおおむね10年でいいと思いますが、それを前後に考えれば、建て替えにかかる経費というのを、今この段階で比較の対象として勘案できるものではないというふうに理解しております。
◯7番(三階道雄君) 前も若干一般質問で言ったのですが、この前講習会でも言われていたのが、要するに高度成長期に建設されたインフラを長寿命化するには、追加的な改修費用に建て替えの費用の大体50から60かかると。ものすごくかかるのです。
それで、今、何とかその辺を抑えて安く上げているのですと言っても、かなりの金額がかかっている。
確かにもう少し早い段階でのいろいろ計画等が必要だったのかなと思っているのですが、ただ、この長寿命化によって効果というのもなかなかあまり出ないと。古い庁舎の、今、企画政策部長が言っていましたが、とりあえずもとに戻すとは言っていますが、そこだけで完全には戻らないですよ。その点については、本当に継ぎ足し継ぎ足しというか、そういうことで予想もつかないところでいろいろお金がかかってくると思うのです。
逆に、例えば全く新しい建物にするということで、そこで新しい技術がいろいろ取り込めるわけです。そうなると、またさらにコストの削減、寿命も長くなるし、そういう部分についてももう少し研究して検討していただきたいと思います。
その点、これ以上本当にお金をかけないで、早急に検討していただきたいと思います。その点、もう1度最後に伺って終わります。
◯議長(しらた満君)
飯高企画政策部長。
(
企画政策部長飯高のゆり君登壇)
◯企画政策部長(飯高のゆり君) 先ほど私がご答弁申し上げましたとおり、この庁舎のあり方自体について早急に検討していく必要性、その認識は持ってございますので、そうした検討の中で、今いただいたご意見についても十分踏まえて研究してまいりたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。岩永議員。
◯3番(岩永ひさか君) 少しこの本論からは外れてしまうかもしれないのですが、重要なことですので、関連ということで1点だけ確認をさせていただきます。
今回、補正予算の中ではA棟・B棟の最低的に必要な設備ということだったのですけれども、「公共施設の見直し方針と
行動プログラム」の中では、これとは別にして新たに防災拠点となる本庁舎を現敷地内に増築をするということがあるのですが、要するにその見込みも一応ここで確認しておいたほうがいいかと思っています。
今のかかっていく費用は、全体的には約10億円かもしれないと聞いておりますが、これとは別にもう一方のこの増築部分については、今検討が進んでいるということで確認をしておいてもいいのでしょうか。
◯議長(しらた満君) 渡邊施設政策担当部長。
(施設政策担当部長渡邊眞行君登壇)
◯施設政策担当部長(渡邊眞行君) 今回の補正の直接的なものではございませんが、平成25年11月に
行動プログラムをつくった段階では、今回の補正で出ておりますA・B棟の改修ということで、それらを今回載せさせていただいたと認識しております。そのほかに施設の集約、または防災機能の強化、それから構想の中での庁舎の検討という3点が載せられていたと認識をしております。
施設の集約、また防災機能等については、増築という中の1つの課題になっていると考えております。今回、6月議会でもお話ししましたとおり、増築の部分に防災機能ということもございますが、その中の集約をしていく1つの施設である健康センターの部分、関戸・一ノ宮コミュニティセンターの部分につきましては、今回6月議会の後、陳情等の結果も出まして地域との話し合いが始まったという経過もございます。その中では引き続き検討させていただきたいと考えております。
◯3番(岩永ひさか君) それだとよくわからないのですが、要するに平成25年の11月にこのプログラムが出た時点では、当然ながら財政の見通しについても採用したものは、先ほど荒谷議員がおっしゃったように、25年の3月、4月の時点で示されていた財政見通しに基づきながら、この25年11月のものが出ていたということから考えますと、要するにそのときの見込みと今の見込みが違えば、当然ながらこの増築ということについても影響を受けるのではないかと思いますが、そのことはどう整理しているのか、お尋ねしたいと思います。
◯施設政策担当部長(渡邊眞行君) まさにその増築の部分とそこに含まれます防災機能の部分も大きな影響があると考えております。その中で、今早急にその部分についても検討していかなければいけない事項であるという認識でございます。
◯3番(岩永ひさか君) そうなりますと、先ほど6月の議会でというお話もありましたが、陳情が出たことによって全体的にもさまざまな影響があり、見直していかなければいけないという話がございましたので、当然ながら、当初立てていた見込みと、ふたをあけてみたらかかるお金が違ってきたということがありますので、この庁舎問題に関連しても、この時点では増築をしなければいけないということが書いてありますが、ここについても見直しが余儀なくされているという認識で、今庁内では整理をされているというふうにこちらのほうとしては思っていていいのかどうか、そのことについてもう1度確認したいと思います。
◯施設政策担当部長(渡邊眞行君) 引き続き検討してまいりたいという状況でございます。
◯3番(岩永ひさか君) その引き続き検討してまいりたいという状況というのは、増築をしないということも視野に入れて検討するということで確認をさせてください。
◯施設政策担当部長(渡邊眞行君) 可能性としてはさまざまなことがあろうかというふうに考えております。
◯3番(岩永ひさか君) その可能性の中に、私が今申し上げているのは、増築をしないという可能性も含まれているのかどうか、それをやれというふうに申し上げているわけではありません。そういう選択肢も含まれているのかどうかということを確認したいと思います。
◯施設政策担当部長(渡邊眞行君) 現在、さまざまなパターンがあるだろうというふうに考えております。その中では否定するものではないというふうに考えております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。折戸議員。
◯12番(折戸小夜子君) 今のご説明の中にアスベストという言葉がありましたが、そのアスベストの状況。どのくらいの量があり、どこにアスベストが含まれていると思っていらっしゃるのか、まずそれからお聞きいたします。
◯議長(しらた満君) 乙川施設保全担当課長。
(施設保全担当課長乙川真一君登壇)
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 今回、調査の結果判明いたしましたアスベスト含有部位といたしましては、まず執務室等成形板の天井材に含まれております。それから設備の配管の保温材の曲がり部分、エルボといいますが、それに含まれている部分がございます。それからあと、ダクトなどの今回いじる部分でのつなぎ目に入っておりますパッキン等に含まれているということでございます。
◯12番(折戸小夜子君) いろいろなところに使われていて、アスベスト問題はもう周知のとおりですが、長い間アスベストを吸った場合、後でがんになっていくという経過がございます。
さて、執務室の天井等にあるということですが、そうするとある一定期間は養生しながらも、そこでは執務ができない期間が想定されるのではないかと思うのですが、それはどのくらいだとお考えでしょうか。工事の状況について伺います。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 執務室につきましては今回使いながら工事をやるということで、基本的には土日の作業を考えております。それも1カ所必要な範囲の養生をしまして、そこを1カ所ずつ、同時に何カ所か当然やりますが、一つずつ処理をして対応していくという作業になりますので、執務上、通常の執務には影響のないような形で、今計画をしております。
◯12番(折戸小夜子君) 順番にと言っていましたが、何カ所あるのですか。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 全部で電気と空調で約700カ所くらいになるかと思います。それが土日の作業で、その影響で当初考えていました工期については、約3カ月延びるという予想で、今計画をしております。
◯12番(折戸小夜子君) アスベスト問題は昭和の時代に建てた建物がすごく法的に問題があるということだったのですが、この中で、これだけ700カ所もあって順次やると言っても、養生しながらでも、養生を取ったとしても、「さあ、どうぞ」と言ったときに、空気の中に浮遊している部分というのはすごくあると思うのです。土日やるということで2日間で完全に1つの箇所がきれいになるとは考えられないのですけれども、そういう点では、職員の健康問題について全然不安を感じていないというふうに確認していいのですか。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 工事に際しましては、今お話ししたように、養生をしまして、ある一定の広さで作業ができる範囲の大きさになりますが、施工する場所をビニールで囲い、その中で天井材を法の施工の基準としては、その部位を薬液で濡らして飛散をしないようにする。そして手作業でそこを1つずつ処理をしていく。そのときに飛散しないように掃除機で、普通の掃除機ではなく、そういうものを飛散しないような形で掃除機などで処理をして、確認をして、撤去するということを、1カ所1カ所やっていくようになります。
そういったことで、基本的には私どもではそれを的確に施工し、職員や市民の方に影響がないように施工したいと考えております。
◯12番(折戸小夜子君) 何と言いましても、小さいものですから、放射能と同じであまり見えないのですね。それが施工して、今おっしゃったようにきちんと防御するから大丈夫と。防御したものをきれいに、そこの中の空気を掃除機のようなもので吸って、その空気は全部大丈夫だと言うのですが、その確認がない、オーケーだという絶対的な保証が私はないような気がするのです。ある一定時間の期間というのが必要ではないかと。
例えば学校の改修工事をやるときも、やはり1カ月間、夏休みなどの間にきちんと清浄できるような形でやったと思うのですが、2日間やって、それで「さあ、きれいになったぞ」と、「ここのところはいいから、その下でもって執務していいよ」ということではちょっと。その空気を吸ったから、すぐ明日おかしくなるということではなくて、やはり20年くらいかかるわけですから、そういう点では因果関係がわからなくなってしまう。だから健康被害はないよというようなことに落ち着かれては、せっかくそこで一生懸命仕事をしていたり、あるいは市民の方などが健康被害に遭うということの原因をつくるようでは、大変問題だろうと私は思いますので、もう少し緻密な形でやっていただくことができないのかということが1つ。
それから、そういうアスベスト撤去にかかわる実質的な費用はどのくらいを見込んでいるのですか。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 今回の施工方法につきましては、こういう部分的な改修をする場合、一般的に行われている工法だと考えております。今回は全庁の空調設備、電気設備についての改修ということで、非常に数が多いということでございます。多いからどうだということではなく、一つ一つきちんと丁寧に施工するということで考えております。
金額につきましては、両方でその養生費、アスベスト撤去費、処分費含めまして、約6,000万円から7,000万円を考えております。
◯12番(折戸小夜子君) 先ほどもありましたように、その改修しながらもたせていくということで、このアスベストの撤去の問題も含まれているわけですけれども、6,000万円かかるということでやっていって、果たして庁舎を方向として新しくつくるのか、あるいは本当にここでもって6,000万円、アスベストでも危険なことをやりながら改修していって、非常に大事な、一番大切な庁舎の維持というものが、今後の方向が見えないという点でも大変不安であるということも申し上げたいと思います。
それから、とにかくアスベストの撤去方法は、かなり進んではきていますけれども、でも完全ではないと。それだからベストでない、絶対ではないということをきちんと認知する必要がありますし、ある面ではマスクの着用などもきちんと健康上の問題として周知するということも、私は職員の健康を考えたときにはそれで十分だとは思いませんが、でもやるべきことはきちんとやっていただきたいと思います。
その点を伺って終わります。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) ご指摘のように、アスベストにつきましては健康被害について社会的にも重要なものの見方が必要だと考えております。
そういった中で、全体をやる場合でも、今回の個別をやる場合でも、今回、そういった選択をしておりますけれども、それについては最善の注意を払って、今選択している方法が今回与えられている条件の中ではベストだと考えております。
その中で、注意を怠らないように、現場で施工管理等についても十分注意をして、皆さんの健康に害がないように施工してまいります。
◯12番(折戸小夜子君) そうやっていこうというのはわかるのですけれども、そこで一つ一つ終わっていくのでしょうが、そこの場で働く人たちにも、きちんと終わった段階でもマスクをするとかいう健康管理の手法も徹底していったほうがいいのではないですかということを申し上げました。そのお答えがまだのようですが。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 職員についてはお話しのように、通常行われている工法ですので、それに十分注意をして、安全なように施工するということで、それについてマスクをするということまでは、私どもは今考えておりません。
◯12番(折戸小夜子君) 工事をする場合には万全を期すということはわかります。だから安全というのではなくて、わかりませんかね。空中に浮遊しているものですから、だから工事が完了したところでも、やはりそこで日常の業務をやるときにはマスクをするとかいう、要するに予防という点できちんと周知することが大事だろうと私は思うのですが、その点については考えていないのですか。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 私どもで今選択している工法につきましては、これで一応国なり、そういう法の中の適正な工法で安全が確保できるという工法だと考えております。
◯12番(折戸小夜子君) だから、ではそういうマスクなどしなくてもいいと、もう絶対大丈夫だということを確信をしていらっしゃると確認していいですね。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 先ほどお話ししたような答えに再度なりますけれども、そういうふうに考えております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。今井議員。
◯1番(今井みつえ君) 今のアスベストのことで確認をさせてください。市債ですが、アスベストです。すみません。教育機関の学校などのアスベストの撤去工事というのは何年前だったのでしょうか。しっかりとやったと思って、市民の皆さんは多摩市の中ではこういう工事はないと思っていらしたと思うのです。ここへ来て、例えばこのアスベスト撤去工事をやるということも明らかにする形になると、そうすると市役所だけではなく、古い地区ホールなどさまざまありますが、そういうところも大丈夫なのかという声が出てくるのではないかと思います。
なぜ、アスベストのことに関して、今でないとわからなかったのか、両方お願いします。
◯議長(しらた満君) 乙川施設保全担当課長。
(施設保全担当課長乙川真一君登壇)
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 今、手元に以前の学校の調査や施工等の資料がありませんが、基本的に当時施工いたしましたのは、吹きつけの、それ自体が風や空気の流れ、人が触った状態で飛散をするというようなものを対象に、それを第一義的に施工したというふうに記憶しております。それについては撤去または封じ込め、それから固着で表面を固めるというような工法で施工されたと考えております。
それについては、多摩市では当時、何年か記憶がありませんが、施工されて一定の安全が確保されていると考えております。
今回の施工に際して対象がこういう成形板、人が少しくらいさわってもそれが飛散するようなものではないものについては、その当時、改修工事があるときには壊したり、飛散のおそれがあるときにはきちんと適正な処理をしなさいということで、それがなければ現状のままで使うことは可として現状は続いております。
ですから、ほかの施設でも、古いものについては含有されている可能性があるというふうには考えております。ただし、それの施工については、今こういう撤去や解体等については、それの法に基づく必要な処理をするということで、安全を確保しながら適正な処理をしていると考えておりますので、今回はそういった今まで手をつけなくてもよかったもの、存置しても問題なかったものについて今回手を入れるので、必要な処置をしながらやるということで、そういうものについては、その当時全部の建物を調査しているわけではございませんので、個別にそういう事案が発生した時点でそういう対応を個々にして、確認をして、必要な対応をしていくという作業、手続を進めております。
◯1番(今井みつえ君) では、この件に関してはあと1つだけ。要するに、そうすると多摩市内のさまざまな古い建物にはあるかもしれないけれども、手をつけなくてもいいと。ただ、今後、解体など何かあったときには、あるということを前提にアスベストの工事というのがほとんど入るのだと思っていいわけですか。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) そういった事案につきましては、事前にその部位を採取し、調査をし、それが含有されていれば、そういう手続がありますし、なければ通常の解体作業なり、手続になると考えております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって歳入についての質疑を終了いたします。
これより、歳出についての質疑に入ります。
まず、総務費についての質疑に入ります。質疑はありませんか。小林議員。
◯16番(小林憲一君) 15ページの庁舎管理経費について伺います。先ほど、市債のところで非常に長く質疑が行われましたが、改めてその改修工事について伺いたいと思います。
先ほどいろいろやり取りがありまして、今度の想定している工事については足かけ3カ年度で工事を行うと。内容としては電気・空調設備の改修ということなのですが、その後、2017年度、2018年度で給排水の設備工事を引き続いて行う。だから5年間で約10億円かかると予定されているわけですが、改めてこの今予定している工事は足かけ3カ年度なのですが、実際の工期というのはいつからいつまでになるのでしょうか。
◯議長(しらた満君) 松尾総務契約課長。
(総務契約課長松尾銘造君登壇)
◯総務契約課長(松尾銘造君) このたび行います電気・空調設備の改修工事の工期ですが、今、平成27年の1月から平成28年の6月末までの18カ月間を予定しております。
◯16番(小林憲一君) 足かけ3カ年度でも、実際には1年半の工期ということです。先ほどのやり取りの中で、当初より3カ月ほど延びるということになったという説明があったのですが、要するに当初は1年3カ月程度で行う予定だったのが、いろいろ見た結果、1年半になったということで、その中にはアスベストの問題なども含まれるのかと思いますが、そのことの確認。
それから、最近入札の不調が続いていますが、主に躯体工事の関係かとも思いますが、今回の電気・空調の改修工事についてはそのおそれというか、これから予算が成立したら入札にかけるわけですが、その心配というのはないのでしょうか。その辺の見通しについて伺います。
◯議長(しらた満君) 乙川施設保全担当課長。
(施設保全担当課長乙川真一君登壇)
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 工期が延びたのは、先ほどお話ししたように、アスベストの関係でおおむね3カ月程度延長させていただいております。
あと、工事の入札の関係になりますが、多摩第二小学校でも心配がありましたが、今回の本件についても、今こういった社会情勢の中で職人・材料等について請け負っていただいて、受注していただけるかどうかについては、必要な積算について見積もりなどは十分社会情勢や市場情勢を勘案して、現在予定価格の積算をしている状況です。落札できるかどうかについては、それに落札いただけるように最大限の努力はしているつもりでございます。ただ、落札していただけるかどうかについては、していただきたいという希望しかお話しできませんが、一応そういう状況で積算に当たっては状況を把握し、適切な対応はしていると考えております。
◯議長(しらた満君) 松尾総務契約課長。
(総務契約課長松尾銘造君登壇)
◯総務契約課長(松尾銘造君) 入札不調ということでございますが、先日は百草団地会館等が入札不調ということで、3回目にようやく契約ができたという状況でございます。これまでは建築本体に係る不調が出ておりました。これまで設備系の工事について不調ということは、現在のところは出てきていないと、ただ、ここのところでまた土木の関係での不調も見受けられるようになってきたという状況でございます。
私どもでは、できる限りこの不調をなくすということで、入札の参加成立の要件、または予定価格の公表の時期の見直し、また辞退をされる場合には工事費の内訳をきちんと求めるといったような不調対策をとって対応しております。
◯16番(小林憲一君) 足かけ3カ年度の継続費を使っての工事になりますので、入札不調ということになると、かなりややこしいことになるのではないかと思います。私も成立することを望むというふうにしか言えませんが、ぜひその立場で頑張ってもらいたいと思います。
それで、先ほどのやり取りも踏まえて、もう1度質疑をしますが、今度の工事の目的を改めて整理したいと思います。1つは今の非常に設備の点で逼迫した状況に応えざるを得ないということが1つと、それからもう1つは、これから先、今、A棟が築30年で、B棟が築45年で、B棟のほうはあと15年で築60年を迎えると。躯体としても、そのころが限界と言いますか、建て替えの時期になるので、そのあたりを見越して、それまでは今度の工事で対応すれば大丈夫ということを見据えて取り組んでおられると思いますけれども、その点をもう1度確認したいと思います。
逼迫度については、もう少しリアルな、こんなふうに大変なのだということを少し例を挙げてお話しいただければと思います。
◯総務契約課長(松尾銘造君) 今回の改修工事をすることで、老朽化した使用の限界に達している設備の改修を終えることで、耐用年数からいけば10年から20年ということでございますので、今後15年は設備的なものは対応ができるだろうと考えております。
また、建築本体の部分でございますが、1つの目安として築60年というところが耐用年数ということでございます。それまでの間、この本体などにつきましては、特に大きな改修等をしなくても使っていくことは可能だろうと考えております。
あと、実際にその逼迫度といったところですが、今、私どもではよく皆さんにもご理解いただきやすいのが、実際に照明がつかないという状況がもう毎日のように起きております。蛍光管を取りかえましても、それはつかないと、それはそれぞれの安定器がもうだめになっているということで、安定器を取りかえないと、蛍光管を交換してもつかないという状況は最近目立ってきております。
また、照明のスイッチのオン・オフにつきましては、廊下の壁側などにその制御するスイッチ盤がございますが、それが接触不良ということがございまして、オン・オフができない状況が出てくるということもございます。
また、実際に昨年でしたか、A棟の3階、また1階のフロアで絶縁不良によるブレーカーの遮断ということで一時的に停電をしてしまったという状況がございました。
空調設備につきましては、今、冷温水発生機が2台ございます。これらももう老朽化をしていて、始動させる際にうまく始動しないという状況もあったり、また、あまり負荷をかけ過ぎると、いつ壊れてしまうかもわからないということもあり、それぞれ2台をうまく負荷をかけないような形で運転をしているという状況もございます。
また、空調設備の関係で電気の制御回路のブレーカーが実は先日損傷しておりました。原因はよくわかりませんが、一部に少し焦げたような状況もございました。こうしたところを考えますと、やはりもう使用の限界に来ているのかなというところでございます。
目に見えるところの故障で、日々の対応で可能である状況であれば、まだいいのですが、それを取りかえても大もとがだめになれば、もう全体が使えなくなってしまうと。その大もとの機器等についてももう30年ということでは、もう部品がない、また、調達ができないという状況も実際にございまして、そうなった場合については長期間、庁舎の機能なり、行政サービスの停滞などの影響が出るのではないかというふうに危惧しております。
◯16番(小林憲一君) ありがとうございました。なかなか大変な状況で、今工事をやらなくてはいけない理由はそこにあるのかとは思いますが、先ほどいろいろ議論されているように、やはり先ほど答弁の中で平成41年、2029年度に建て替えをするということを1つの目安にして、そこまで今度の工事でもたせるということで取り組んでいるということで、それについてはぜひきちんとした工事で、それまでもたせるということをやってもらいたいと思います。
確かに、これからもたせるのにお金がかかるかもしれないということから早く決定をしろという議論もあったわけで、それも1つの議論かとは思いますが、2029年に建て替えをするというあるめどを立てて、そこまでにきちんと議論をしていくことが私は必要ではないかと。建て替えをするにしても、この場所で建て替えをするのか、その際は仮庁舎をどうするのか、あるいは移転をするとしたら、どこに移転するのかということを、もちろん庁舎の中でもきちんと議論をしなくてはいけないし、市民との関係でもきちんと議論をして合意をとっていく必要があると思うので、やはり一定の年月は必要だと私は思います。
だから、ある一定の時期を見定めて、そこまでもたせることと同時に、あわせて並行して、庁舎をどうするかという議論を行っていくことが必要ではないかと私は思うのですが、その点の見通しについて、もう1度お答えください。
◯議長(しらた満君)
飯高企画政策部長。
(
企画政策部長飯高のゆり君登壇)
◯企画政策部長(飯高のゆり君) 平成41年に今の庁舎のB棟の寿命が来ることは既にお示しさせていただいているとおりです。庁舎のあり方について、その前にきちんと市民の皆さんとの議論、あるいは議会の議論含めてしなければいけないという認識も同じでございますが、そうした庁舎のあり方についての議論はできるだけ早く着手する必要があるという認識を持っております。
◯16番(小林憲一君) できるだけ早くというのはわかりましたけれども、具体的に、ですからあと15年、15年と言っても、具体的に工事に入ることを考えれば、遅くとも10年くらいでは議論をしていかなくてはいけないと思うのですが、その辺の見通しはどうなっていますか。
◯企画政策部長(飯高のゆり君) 10年くらいかけて議論するというスケジュール感ではなく、先ほども答弁させていただきましたが、総合計画の更新の中で庁舎のあり方については市民の皆さん、議会の皆さんも含めて早急に議論をしていくという考え方は示させていただいておりますので、そうした議論については、もう来年度から早々にというか、そういったスケジュール感で、10年かけてということではなく、もっと早くスピード感を持って、あり方についての議論はしなければいけないと考えております。
◯16番(小林憲一君) スピード感を持ってということは、当然、今の見通しで考えても15年後には建て替えをしなくてはいけないということがありますので、それは必要だと思いますが、スピード感を持ってということと拙速にやってしまうということとは全く別のことですので、見通しが15年後ということがある中で、ある意味では逆に腰をきちんと据えて、拙速ではない議論をしていく環境があるとも言えますので、そういうことをぜひ心がけてほしいと思います。その点について伺って終わりにしたいと思います。
◯企画政策部長(飯高のゆり君) スピード感を持って、かつ議会の皆さんも含めて、当然市民の皆さんも含めて、慎重な議論をスピード感を持って早々にしなければいけないと考えております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。荒谷議員。
◯2番(荒谷隆見君) 1点だけ、参考に聞いてもらえればと思うのですが、立川市は庁舎を建て替えると決めた後、もともとの庁舎にもうお金をかけなかったのです。一切もう大がかりなお金をかけて直すのをやめましたと。
だから計画を早く立てれば、その平成41年までもちそうもないと、これからまた大きな何かが起こっても、お金をかけないと。ここから先はお金をかけないと決めてしまえば、今言っている10億円で済むのです。でも、これは計画がいつまでたってもなくて、ずるずるやってしまうと、「また、延命しなきゃ」、「また、延命しなきゃ」となってしまうわけです。
だから、本当に今、ご答弁があったとおりで、計画は早くつくる、その後、もうこの先はこの庁舎についてはお金を使わないと、そういうふうに決めていけば、立川市のようにある程度、本来整備だ何だで使う分を基金に全部積み上げて、たしか60億円くらい積み上げたと思うのですが、基金にどんどん回していこうという考えもあると思います。
そういった意味で、早くゴールというか、目指すところを先に、設計を決めて、いついつまでにはこういうふうにしますと決めて、そういう形があれば、仮に本当にもうこれ以上、今の10億円以外にもう5億円、もう10億円かかるようなことが起こったとしても、そのもともと平成41年に建て替えだったものを、もっと前倒しするほうがトータル的には安上がりですねという話が出てくるわけなので、本当にこの将来像は早急に示していただいて、その中で今後どういうお金のかけ方、ここまでは現庁舎に使っていくけれども、これ以上はもう使わないし、だったら今の計画を前倒しするというようなきちんとした考え方を持って取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。星野議員。
◯19番(星野なおこ君)
庁舎設備改修工事に関しては、非常にいろいろ申し上げたいところが私個人的にあるのですけれども、基本的には皆様と一緒なので、ただ、一言だけ申し上げたいのは、要は庁舎も含めてほかの公共施設に関しても、設備を担当されている方がきちんといらっしゃるのに、なぜこのように今まで放ったらかしと言っては、言い方が悪いかもしれませんが、この状態になるまで、オン・オフの切りかえができなくなってしまうほど、放ったらかしになっているような状態なわけですね。そうなると、やはり職員の皆さんもきちんとした業務に支障がある、それから市民の皆さんに大きな支障があると思うのです。
ですので、もう今回このように、こんなことになっている状態で約10億円かかるということですけれども、ほかの公共施設はきちんとされているのでしょうか。私は非常に気になっています。
ですので、今後ほかの公共施設に関しても、この空調や電気、排水管などの工事も計画的にきちんと行ってもらいたいと思います。皆様のご家庭も、例えばマンションなども計画的に大規模改修が行われていますね。それが基本だと思うのです。ですので、庁舎のことも含め、ほかの公共施設も、ぜひそのように計画的に行っていただきたいと思います。
それから今後の庁舎のあり方に関しては、かなり前に市民の皆様にも入っていただいて、1回検討したことがありますね。でも、この庁舎のあり方に関する計画に結びつかなかったのは、何か問題があったのではないかと思うのです。今回の
行動プログラムに関しても、市民の皆様に非常に不安感を与えていらっしゃいます。
ですので、今後、庁舎のあり方に関しても、慎重に急いで手をつけていくというお話がありましたけれども、ぜひその点を十分に気をつけてやっていただきたいと思いますけれども、お考えだけ伺って終わります。
◯議長(しらた満君) 乙川施設保全担当課長。
(施設保全担当課長乙川真一君登壇)
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 公共施設の計画的改修なり維持保全というご指摘ですが、ご存じのように、以前学校等も含めて、改修時期に来ているのに、なかなか改修ができなかったという事案もあります。そういったことを踏まえて、コミュニティセンターなど、いろいろなところが今後出てくるという状況を踏まえて、平成23年に私どもで公共施設の保全計画というものを策定しました。それによって、今後大規模改修と通常の維持保全・維持修繕というところを明らかにし、私どもでその中では30年を建物としては構造躯体関係についての保全をしていく。設備についてはおおむね20年程度を目標に現地を確認し、改修が必要であれば適正に処置をしていくという考え方のもとに、今現在、改修時期に来ているものについては私どものシステムの中からそういった事案については抽出をし、現地を確認し、その必要があるというものについては随時対応するという考え方で、今施工しておりますので、この建物も今回設備については30年がたったという状況の中では、今まで通常15年から20年がおおむねの改修時期だったと思いますが、管理を十分していただいて、ここまで延命化できたという中では、ここで限界であるということで、今回庁舎については改修を行うということでございますので、ほかの施設についてもそういった状況を踏まえて、適切に私どもでかかわれるところはかかわりながら、維持管理をしていきたいと考えております。
◯議長(しらた満君) 渡邊施設政策担当部長。
(施設政策担当部長渡邊眞行君登壇)
◯施設政策担当部長(渡邊眞行君) ただいま議員さんからありましたとおり、今回のプログラムでは、今後持続可能な公共施設の全体のボリュームをお示しさせていただいたところでございます。適正な管理をしていく、その全体のボリュームは、これだけが今のところ考えられる限界ですというのが、今回のプログラムの中でもお示しさせていただいたところでございますので、よろしくお願いいたします。
また、庁舎につきましても、先ほどお話がありましたとおり、慎重に、平成17年、20年にそれぞれ検討してまいりましたが、それらを精査した上で、また進めてまいりたいと考えております。
◯議長(しらた満君) 永尾副市長。
(副市長永尾俊文君登壇)
◯副市長(永尾俊文君) 庁舎問題については、お話にあったとおり、過去にも何度も議論が進めてこられたところでございます。今回の庁舎の位置は、本当にやるとすると特別議決というものが必要だと考えておりますので、議会の皆さん、市民の皆さんとの合意形成をしていきながら、定めていきたいと考えております。
◯19番(星野なおこ君) 今、限界まで30年とおっしゃっていましたけれども、限界になるまで、要は細かいチェックというのはないのですか。本当にもう使えなくなるまでもたすようなものなのでしょうか。
例えば今回も空調と電気を一緒に工事しなければいけないというのは、たぶん関連があるからだと思うのですけれども、そういう日常的な細かいところのチェックというのはないのですか。そこのところの考えがわからないのです。
本当に、先ほどブレーカーが落ちてしまったというようなことをおっしゃっていましたけれども、そこになるまで、ぎりぎりまでもたすようなことをしないと、工事はできないものですか。
そうですよね。もちろん市の職員の方の業務にも関係してくるし、市民の皆さんもこの庁舎を使うわけで、そんな不具合が出てあわてて工事しなければいけないというような体制になっているのでしょうか。
ということは、ほかの公共施設もそのような考え方で工事は行われるのか、そこだけ教えてください。
◯議長(しらた満君) 松尾総務契約課長。
(総務契約課長松尾銘造君登壇)
◯総務契約課長(松尾銘造君) 庁舎の機器類については、保守メンテナンス等の契約等で定期点検等を行っております。そこで不具合があれば、それに対応した修理等を行っております。
また、庁舎の総合管理の業務の中では、専門的な知識を持った職員が毎日トラブル等がないかどうかの点検等は行っております。不具合があれば、早い段階で私どもに報告があり、修繕または機器を取りかえるという対応は図っております。
◯議長(しらた満君) 乙川施設保全担当課長。
(施設保全担当課長乙川真一君登壇)
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 先ほど保全計画で本体、躯体について30年、設備については15年から20年というお話をしましたけれども、それは基本的な我々の考え方で、それが個別に修繕が必要だ、維持管理をしていただいている中で問題が発生したという場合には、当然、所管課、施設を管理している方から委託業者などの情報を得ながら、私どもも現地を全部必要な状況を確認した上で、これがもう少しもつ、部品交換だけで済むのか、全体を交換しなければいけないのかというものを個別に判断をし、目標年次までできるだけ延ばしたいというライフサイクルコストの中ではそういったことが一番全体のコスト縮減できるという判断のもとに、できるだけ延ばせるものは延ばしていく。
ただし、もうそれ以上延ばせないものについては、やはり適切な処置で、全部交換ですとか、オーバーホールなどいろいろな処置が考えられますので、それは一概に全部30年、15年・20年まで何もしないということではなく、日々の管理の中でそういった問題が発生したものについては適宜確認をし、必要な対応があればしていくというふうに考えております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。岩永議員。
◯3番(岩永ひさか君) 具体的な工事のやり方というか、進め方について、確認をさせていただきたいと思います。
アスベストなども含まれているということで、基本はいながらなので土日ということですが、平日は工事をしないのかどうか、確認をしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 乙川施設保全担当課長。
(施設保全担当課長乙川真一君登壇)
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 執務環境の中で、停電などを含むものについては、基本的には土日を考えております。
ただし、作業が執務に直接影響しないとか、小規模のちょっとした確認、調査など、いろいろな項目がありますが、そういったものについては適宜、周りの所管課や環境を考えて対応、業者と協議をしながら施工したいと考えております。
◯3番(岩永ひさか君) ということは、執務に支障がない範囲では平日も工事をされるということだと思うのですが、工事をするときには基本的に作業員の方々がいる場所が確保されると思いますし、また工事車両もあるかと思うのですが、それらはどのように今計画上ではなっているのか、確認したいと思います。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 工事の施工者、受注者につきましては、基本的に今、仮設の受注者用の事務所というのは、一般的に工事でそこで業者の打ち合わせなどいろいろな手続などをされるスペースがございます。それについては、庁舎の中の敷地、隣の東の広場も含めて、その中で適宜調整をさせていただいて、設置をさせていただく。
また、工事用の駐車につきましても、総務契約課と協議の上、市民の方に極力影響のない範囲で使わせていただくと。主要なものは、先ほどお話ししたように、土日が主ですので、そういったものも配慮しながら、できるだけ影響のないように計画を立てて施工してまいりたいと考えております。
◯3番(岩永ひさか君) 市民の方の利用も考えながらということですが、一応、仮設の建物みたいなものがあるかと思いますが、そうすると、やまばとホールの跡地の広場あたりに、そういうものをつくれればいいと所管は思っていらっしゃるのかということ。
それに伴っての駐車場ということになると、私も大変広くて愛用しているのですが、あのやまばとホールの跡地にある車のところを使用されるのかなと思いますが、一番多いときで、作業員の方はどれくらいの人数が必要だと見込んでいらっしゃるのでしょうか。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 施工者が1日に最大何人くらい入るかということになりますが、これは私どもで想定はしていますが、実際にこれから具体的な受注がされた時点で施工者と協議をし、ここで集中的にやることができるというものがあれば、多くの人が一時的に入るかもしれませんし、作業の関連性で人が多くなる可能性もありますので、ちょっとここでは一概に何人ということはお話しできませんが、先ほどお話ししたように、基本的に土日、土日の作業になりますので、そんなに多くはないというふうに思っております。
また、職人の車等につきましては、できるだけ相乗りなどを奨励しながら、できるだけ影響のないように施工したいと考えております。
◯議長(しらた満君) この際暫時休憩します。
午前11時59分休憩
──────── - ────────
午後1時00分開議
◯議長(しらた満君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
総務費、庁舎管理経費について、岩永議員の質問からです。岩永議員。
◯3番(岩永ひさか君) それで、土日を中心にやるということがわかったわけですが、市民の利用にはさほど影響がないということで、先ほどから出入り口をどうするのかということをお尋ねしたと思ったのですが、その際には向うの業者の方とも相談をしてということだったと思います。
でも、やはり作業に必要なところは動いていただいてもいいとは思うのですが、やはり必要最低限の動線ということで考えていただきたいと思ってはいます。
例えば工事をやろうと思って、実際に執務室に行ったら、それはもちろんいろいろ片づけなどもされているかと思うのですが、例えばここをいじるのに物が置いてあったら、作業ができないから移動したいという場合があります。でも移動するときも、移動場所があるのかということもこの狭い庁舎の中で聞きたいことなのですが、移動したものをもとに戻すときは、意外ときちんともとの場所に戻されていないこともあるかと思います。そういう場合を考えると、例えばきょうはこのエリアを工事しますということで、そこの場所に責任者みたいな形で、こちらサイド、庁内の立会人のような形で人を配置するようなことは考えていらっしゃるのかどうかをお尋ねしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 松尾総務契約課長。
(総務契約課長松尾銘造君登壇)
◯総務契約課長(松尾銘造君) 庁舎の改修の作業につきましては、まずは執務等に支障がないようにということで進めていかなければならないと思っております。事前に情報の共有として、作業スケジュール等については前もって庁内に周知をし、前もって準備できるところについては作業を進めておくというような体制はきちんととっていきたいと思っております。
また、工事等に当たっては執務室内に作業員の皆さんが入ってくるということは当然ございますので、そこにつきましては私どものほうでも注意しなければならないことも当然ございますが、十分に施工業者とも調整を図り、支障がないように進めていきたいと思っております。
◯3番(岩永ひさか君) 業者の方と調整の上でということですが、危機管理の観点から言うと、正直申しあげてこちらのサイドから「ここの入り口を使ってください」というふうに言い切らないとやはりだめなのではないかと思います。この作業があったからということではないですが、物がなくなったり、書類が1枚紛失したなどということでも大騒ぎになると思うのです。そういったことがあった場合には、本当はそうではないかもしれないわけで、業者の方にとっても不幸だと思いますし、職員側にとっても不幸なことになるのではないかと思いますので、やはりきちんと「今回は出入り口はここを使ってください。これ以外のところには絶対に行かないでください」ということをやっていかなければいけないと私は考えております。
また、どういうふうに作業するのかなと、天井をくり抜いたりというようなことで思うのですが、とても庁内の本当に所狭しという形で非常に物がぎゅうぎゅうに積んであったりする中で、作業も非常にやりにくいだろうなと思う中では、物の移動なども必要になってくるのではないかと思います。こちらとしても事前に準備しますということなのですが、例えば、おおむね2階のこの場所に工事が入りますということはどれくらい前の段階でそこを使っている所管にはお知らせできると考えておられるのか、そのことについてお尋ねしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 乙川施設保全担当課長。
(施設保全担当課長乙川真一君登壇)
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 今回の工事に関しましては、ご指摘のとおり、事務をしながらということで、作業スペースにかなりいろいろなものがあると想定をしております。そういったことを踏まえて、これから一応、足場を組んだり、そういう作業スペースを移動していただいたりすることが前提なのですが、やはりそれぞれのセクションの方に当然事前にお話をし、必要な作業をご協力いただくということで、契約後速やかに業者が決まれば、その業者と私ども、また総務契約課と、まず全体の作業スケジュールを組み、その中で、全部一斉にかかるということはご指摘のとおりできませんので、順番にどういう順番でやっていくか、そういうものを施工計画の中できちんと計画を立て、それを各所管課に協議をしながらそれで問題がないか、その中で事務作業に影響するものがないかどうか確認をし、それが確認できれば、その日をもってそのエリアを作業するというような手順で決めていきたいと思っております。
その際には、当然、現存のままで大丈夫ですということはなかなか言い切れませんので、やはりそこはきちんと事務スペースを整理整頓していただき、そういった作業に支障のないのはどういう形なのかということも含めて、業者も逆に作業する上で支障になるようなものがあれば、協議をして整理をし、問題がないように施工してまいりたいと考えております。
◯3番(岩永ひさか君) そのあたりのことをどの程度いろいろな形で、要するに事務スペースを整理するというのは、おそらく平日の日中にやって土日に備えるということになりますので、そのこと1つとっても、職員の方の仕事は停滞するのではないかと思います。
別に土曜日・日曜日に出勤していることをよしとするわけではありませんが、実態として、今、土曜日や日曜日に出勤をして仕事をこなさなければならないような状況があるような部署もある中で、そういう意味ではこの庁舎を大きく今回の改修をするということになりますと、そこに発生する職員の負担もふえますし、それに伴って、例えば庁舎のレイアウトを変えるだけでもすごくたくさんの残業代が発生するわけです。
今回に当たってもそういうことは当然に見込みながらということでいいのかどうか、お尋ねしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 松尾総務契約課長。
(総務契約課長松尾銘造君登壇)
◯総務契約課長(松尾銘造君) 今、お尋ねのありました工事の作業につきましては、当然土曜・日曜が中心となります。ただ、部署によっては土曜日・日曜日に出勤をし、仕事をするという状況もあろうかとは思っております。
まず何より大切なことは、作業スケジュールや、どこをどういうふうに直していくということを早めに情報提供し、その部署と支障がないかどうか、これらについて事前の調整を図っていくことが大切であろうと思っております。
今、できる限り職員の負担等もないような中で、施工業者とも十分調整を図り、作業を進めていきたいと思っております。
◯3番(岩永ひさか君) 施工業者の方とも十分に相談を図っていただきたいのですが、やはり内部的にもきちんとどこの部署がどこを応援するという形で、やはりそういう体制を整えていかなければ、これはやり切れないのではないかと私は思っております。
そういう意味では、所管、庁舎管理ということで、その担当の課が中心になってやるのだとは思いますけれども、この工事がどのくらい大変なのかということを再認識した上で、各部に、各部ごとでこうやりますから部の中で何とかしてくださいということではなくて、部課を越えて、例えば少し余力がありそうなところは応援に行って片づけを手伝うというような体制を整えていかなければいけないのではないかと思いますし、そういうことをやっていくためにも、なるべく早くこの施工計画というものをつくっていかなければいけないとも思っております。
そのあたりの認識についてはどのように考えておられるのか。特に来年の1月からとおっしゃいますが、1月から3月というのは予算もありますし、本当に大変なのではないかと思います。あわせて選挙などがありますと、本当に土日、土日で時間もとられて、皆さん大変なのではないかと思っておりますが、その辺については今どのように考えて体制を組もうとされているのか、お尋ねしておきたいと思います。
◯総務契約課長(松尾銘造君) 今回の改修作業に当たっては、庁舎を使いながらというところでは職員の皆さんにもそれぞれ負担、またご協力をいただくということは多々あろうかと思っております。
まず、今想定をしておりますのは、各部の庶務担当課長が出てまいります経営会議課長会という場がございます。こうしたところで、先ほど申し上げましたような工事のスケジュール、また全庁的な調整の場として活用しながら、円滑に工事の作業を進めていければと思っております。
◯3番(岩永ひさか君) 課長会の中でうまく調整ができればいいわけですけれども、やはりそこではやり切れないところもあるかなと。大きくはやはり人事のところも入りながらしっかりとやっていかないと、工期がおくれるということもあっては困るでしょうしということも含めて、かなりこれは単なる電気設備などの改修とおっしゃっていますが、やはり職員の皆さんにも今までの自分の仕事とは別のことにもかかわっていただきながらやっていただくという意味では、大きな取り組みになっていくのかなと思っております。
もちろん、これから庁舎のあり方をどうするかということもありますが、この工事単体で見ても、非常に大がかりなことに取り組むのだということを職員の皆さんとも共有をしていただきながら、そしてなるべく早く。やはり仕事があると思うのです。季節労働ですごく忙しいところもあるということも、やはり前もってスケジュールを見ながら工事をどういうふうに入れていこうかと組んでいく作業もあります。
そういう意味では、所管のみならず、経営会議の庶務担当課長会でということもありましたけれども、そこも含めて本当にきちんとした体制を組まないとやり切れないということを自覚をしていただきたいということを申し上げて、質疑を終わりたいと思います。
◯議長(しらた満君) 曽我総務部長。
(総務部長曽我好男君登壇)
◯総務部長(曽我好男君) いろいろご指摘、またご心配いただきまして、ありがとうございます。この工事は全庁挙げて進めなければいけない工事だと認識をしておりますので、業者との調整もそうですけれども、庁内の調整もしっかり図って工事がスムーズに、また仕事に大きな支障がないような形で進めていきたいと考えております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。佐久間議員。
◯11番(佐久間むつみ君) 工事の内容ですが、今回は初めは電気・空調ということですが、その後は給排水管工事というのは、また大変な工事になると思います。
それについて、たまたま私どもの管理組合が、今給排水管工事の問題で大変悩んでいることもありまして、市庁舎になるとまた大変な大規模なものになるので、給排水管をすっかり取りかえてしまうのかどうか。
それから更生工事というのと、全部取りかえる工事等もあるというようなことも聞いておりますので、そうしますと、今は空調のために天井に穴をあけることもあり、給排水管の部分と電気などはかなり違うとは思いますが、工事をするときに関連性があれば、もう少し合理的にできるのではないかと思ったりもします。
これは時期が3年間かけてということなので、一旦電気・空調が終わって、それからということになると思いますが、その工事のやり方に、もし今何かお考えがあれば、どういうふうに考えていらっしゃるかということがわかれば、教えていただきたいと思います。
◯議長(しらた満君) 松尾総務契約課長。
(総務契約課長松尾銘造君登壇)
◯総務契約課長(松尾銘造君) 給排水設備につきましては、劣化調査をしたという段階でございます。
A棟については給排水管が相当さびた状態、また内部の付着がひどい状態でございます。また、B棟につきましてもトイレは一旦改修をしているということもありますが、それ以外のところについてはやはり給排水管がさび等で非常に詰まっているという状況が明らかになっております。
今の現段階では、この調査結果だけということでございますので、今後、その調査結果を踏まえまして、ではA棟・B棟それぞれどこをどういうふうに直していくのかということについては、今後の設計の中で詰めていきたいと思っております。
したがいまして、現段階で具体的にどこをどう直すというところまでは至っていないということで、それは早急に精査をしていきたいと思っております。
◯11番(佐久間むつみ君) しかしながら、一応予算見積もりができているわけですね。ですから給排水管というのはやはりそっくり取りかえるというふうに考えていいのでしょうか。
◯総務契約課長(松尾銘造君) 給排水設備に関しましては、先ほど答弁の中でも劣化調査等をした、この現段階においてということですが、おおむね2億数千万円かかるのではないかというお話をさせていただいております。
ただ、先ほども申し上げましたが、どこをどういう工事手法で直していくかというようなところについては、今後の設計の中で十分詰めていかなければならないところでございます。場合によっては、やはり給排水管全体を取りかえなければならないといった工事も出てこようかとは思っております。
◯11番(佐久間むつみ君) そうしますと、土日だけの工事ということについてはかなり厳しいのではないかと思ったりもいたしますが、それは先のことだと思ったほうがいいのかもしれません。大変大がかりな工事になるので、やはりできれば今のこの最初の工事のときに、そういう見通しもしっかりと考えながら、次のこともやっていかなくてはいけないのではないかと思いますので、その点についてはぜひしっかりとした計画をつくっていただきたいと思います。
そんなことで、やはりその庁舎の今後のあり方についても皆さんいろいろご心配をされていますように、防災拠点としての役割もありますし、さまざまな状況の中で、本当に庁舎問題に真剣に早く取り組んでいただきたいということを申し上げたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。安斉議員。
◯8番(安斉きみ子君) それでは、15ページの和田・
東寺方周辺地域コミュニティセンター整備事業についてお伺いします。
1,400万円ということですが、基本・実施設計の業務委託料で、これまで地域住民の方たちを含めた運営協議会で進められてきた中身が具体化するかと思うわけです。
それで和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターの外観、館内の施設、それぞれ具体的に描かれていくものと思っておりますが、まず建物から、平米数と、建物の高さはたしか2階建てだとお聞きしていますが、その他駐車場や駐輪場などの整備などから伺っていきたいと思います。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 今、質問のありました2階建てで、一応床面積は1,200平米以内ということで考えております。それ以外に駐車場や駐輪場なども外に整備したいと考えております。
◯8番(安斉きみ子君) この和田の中和田地域は非常に場所も広い地域ですので、駐車場や駐輪場の整備は必要なことではないかと思います。
それで館内の施設ですが、設置予定されている施設について細かく伺いたいと思いますが、そのあたりをよろしくお願いします。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 館内の施設は大体コミュニティセンターで一般的にある部屋を設置していきたいと思いますが、まずロビー、多目的ホール、会議室、音楽室や調理室、この調理室と言いましても机なども備品として備えて、会議室と兼用できるような部屋にしたいと思います。それからあと、子育て支援スペースということで、これはプレイルームという部屋がひじり館にあるのですが、子育て支援のスペースとして使えるようなスペースを考えております。
◯8番(安斉きみ子君) 幾つか抜けたものもあるかと思うのですが、たしか図書フロアや二次避難所もあるのかなと思います。
まず、この子育て支援機能というところでは、これは私はあるに越したことはないと思いますが、1つは児童館の機能とは全く違うということで、おそらくこれはよその児童館なりの職員が派遣されてきて、そこで取り組みをされる、それ以外のときは貸し館機能などにも使えるというお話も聞いたような気がするのですが、その確認から。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 失礼しました。ご指摘のとおり、図書コーナーも大人用と子ども用を2つ、一緒になるか、分けるかは、これから設計の中で考えていきたいと思います。
それからプレイルームの説明ですが、基本的には今ひじり館のほうでプレイルームを設けているのですが、運営としては連光寺児童館から曜日を定めて職員を派遣して、そこで子育て支援事業や、また地域の大人たちと囲碁・将棋教室を運営協議会で企画してやったりしております。
それ以外の時間につきましては、今、ひじり館については貸し館ということで条例で設置して、一般的な団体貸しをしておりますが、このスペースについては今後は運営の中で、そういうふうにやる場合もありますし、また、個人で利用できるスペースとして確保しておくことも考えられますので、今後検討していきたいと思っております。
◯8番(安斉きみ子君) 集会所がないということが、この地域の大きな悩みでしたので、私はやはり多様に、そういう部屋が細かく使われるような機能というのは、ぜひ考慮していただきたいと思います。その点では、多様に使えるということはいいことかなと思います。
それで、コミュニティセンターの使い方としては、障がい者や高齢者の方たちの二次避難所になるのですけれども、先ほど多目的フロアがあるとおっしゃいましたが、この二次避難所についてはどういうイメージを持っていらっしゃるのでしょうか。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 二次避難所としましては、先ほど多目的ホールということで避難もできるように考えておりますし、また、先ほども説明が漏れましたが、和室もほかのコミュニティセンターと同じように整備したいと思っております。それで和室で体の弱い方、また少し具合の悪い方については畳の上で避難生活を送れるようにと考えております。
◯8番(安斉きみ子君) コミュニティセンターのおふろはなくなりましたので、おそらくここの施設についても簡単なシャワーが使えるようになっているのか、そういうこともお考えかどうかは確認したいことです。
あともう1つ、図書フロアです。この蔵書がどれくらいなのか、具体的にどういうところをイメージしているか、ほかのコミュニティセンターでイメージできるところがあれば、そのことも教えていただきたいと思います。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 図書コーナーにつきましては、図書館を併設しているところではひじり館やからきだ菖蒲館など、ブラウジングコーナーという形でそういうコーナーを設けておりますけれども、図書館の併設されていないトムハウスや愛宕かえで館などですと、20平米くらいの大きさで図書や雑誌、市のいろいろな情報のチラシなどを置いて、皆さんに情報発信のコーナーとしてご利用いただけるようなコーナーとして考えております。
◯8番(安斉きみ子君) トムハウスや愛宕かえで館の図書コーナーがモデルだということですので、本の貸し出しなどはおそらく多摩第二小学校の貸し出しになるのかなと思っていて、ある意味、非常に地域の方のご要望もあったのかとは思いますけれども、いわゆる図書館の地域館のような機能は備えていないということで確認してよろしいですね。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 地域図書館的な利用ということですが、これにつきましては、今コミュニティセンターでそういう図書館の機能をということで、公共施設の見直し方針と
行動プログラムでも検討していくことになっておりますので、それを踏まえて和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターのほうも検討していきたいとは考えております。
◯8番(安斉きみ子君) それでは、このコミュニティセンターがどれくらいのお金がかかるものかということが非常に気になるところなのですが、予測されているこの建設費は見込みだと思うのですが、ほかのコミュニティセンターと比べてどうなのか、比較できる対象があれば、教えてください。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 正確な建設費はこれから予算化、ご承認いただきましたら、基本設計・実施設計で数字を出していきますけれども、現時点では大づかみのところでは大体5億5,000万円くらいの予算を考えております。
◯8番(安斉きみ子君) それが、私の実感からすれば、これまで比較的、割と豪華だと思えているいろいろなコミュニティセンターがあるわけですが、そういうところと比べてどうなのか。もし平米単価でもわかればですが、教えていただきたいと思います。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 平米単価につきましても、基本設計・実施設計のほうで定めていきますけれども、予算的に見ている設計単価ですと、ほかの館と比べて、例えば唐木田コミュニティセンターよりは20%くらい削減した単価でやっております。内容につきましては、グレードを再度見直しを行いまして、イメージとしましてはこの庁舎のイメージの中にコミュニティセンターとして必要なしつらえを装備していくということで、豪華なしつらえについてはできるだけ削減していきたいと考えております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。遠藤めい子議員。
◯5番(遠藤めい子君) 今、和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターの整備事業に関して、その中でどのような機能を考えているのかというやり取りがございました。
6月議会のときにも、これに関連する補正予算が提案をされておりまして、その中で、その時点では地域の協議会の皆さんとこのコミュニティセンターの中に子育て支援機能を入れていくことについての話し合いをしていくための食糧費があったわけなのですが、そのときに答えの中では、ここには児童館機能というようなことが説明をされていました。
また、公共施設の見直し方針と
行動プログラムの中でも、ここには児童館機能をということで、ほかの地域の児童館を廃止して、ここへという方向性も示されているのですが、そのことと、今、安斉議員のご質問にお答えになった、この子育て支援スペース、これはどのような関連があるのか、どこでこのような形に方向性が決まったのか、少し詳しく伺いたいと思います。
◯議長(しらた満君) 中村子ども青少年部長。
(子ども青少年部長中村元幸君登壇)
◯子ども青少年部長(中村元幸君) 今ご質問がございました6月時点ということですが、基本的には「多摩市公共施設の見直し方針と
行動プログラム」の中で各児童館等の方向性は出しているわけでございます。
その中では、児童館を中心にした機能を今ある10館から7館に再編成したいということで、「
行動プログラム」の中にも提案させていただいております。
その中で、廃止4館、プラス新たに和田地域にできるコミュニティセンターの中に児童館機能を設けたいということで、トータルでは多摩市全体の中では7館の児童館機能ということです。
この「
行動プログラム」をつくっている間に、国の新たな支援新制度も明確になってきた中で、児童館に新たな利用者支援等の機能を加えて、地域の子育て支援拠点としたいということで考えておりました。
それは6月時点でもご説明させていただいておりますが、その後方向転換というか、何が変わったかということですが、やはり大きなものは6月議会の中で私どもが所管する施設、児童館につきましては桜ヶ丘児童館と豊ヶ丘複合施設にある児童館2カ所が、いわゆる陳情の中で採択されたということの中で、その機能が残るという話の中で、私どもの計画ではその2館の廃止を含めて、地域全体を7つの拠点施設にしたいと考えておりました。
その陳情の結果を受け、いわゆるビルド・アンド・ビルド、その施設は残った上に新たに支援施設が必要だと言いましても、拠点施設をつくるかというところ、「
行動プログラム」の中には全体の公共施設の削減という中で、その辺をもう1度立ちどまって考えた中で、そこにコミュニティセンターの中に新たな施設を面積をふやしてつくるということではなくて、ほかの地域でも行っているような形でほかの拠点施設からのサービスの提供で対応したいということで6月の陳情結果を受けた中で内部で整理したものでございます。
◯5番(遠藤めい子君) そうしますと、今回この予算に計上されているコミュニティセンターの中につくる子育て支援スペースというのは、児童館機能ではないということを1つ確認します。
それから6月にいろいろな陳情が採択された結果を受けて、それについてはいろいろなほかの計画に影響が出るので、少し引き取らせていただいて検討したいということでした。もう検討されて、その結果、この補正予算と、ここについてはもう方針が明確に示されていると理解してよろしいのですか。
◯子ども青少年部長(中村元幸君) 陳情の結果は、確かに今回の「
行動プログラム」の中でさまざまな施設に影響が出るというふうに理解しております。
今回の子育て支援スペースについては、1つにはやはり和田地域の長年の課題であったコミュニティセンター建設について、地域でいろいろ話し合いながら進めるということの中で、私どもの子育て支援拠点施設のところをとって、その辺の整理が全てついた中で、コミュニティセンターをつくるということになりますと、かなり時間的に私どもの計画によって足かせになる部分がございます。
和田地域の子育て支援をどうするかという中では、確かに今の段階ではハコモノの中に拠点施設はつくりませんけれども、サービスの提供という中では全体をまだ子育て支援拠点をどうするかということは、絵が描き切れている状況ではないことは確かでございます。
ただ、そうした中でも、やはり「
行動プログラム」の目的などを判断した中では、今この時点でそこに、館の中に新たな機能を設けて施設をつくって対応するというのはいかがなものかというところがございましたので、和田のコミュニティセンターの計画を進める中で私どもの子育て支援については1度立ちどまるという判断をさせていただきました。
また、ひろばのほうですが、あくまでそのサービスのための場所ということで、先ほど萩原市民活動支援課長からご説明させていただきましたが、例えば聖ヶ丘コミュニティセンターにあるような地域でも使えるし、私ども児童館、また子育て総合センターのNPOが出張して、そこでさまざまな子育て支援の活動ができる場ということで、専用の場ではなくて、そこを活用した中で提供できる場所を確保していただきたいということで、所管と調整しているところでございます。
◯5番(遠藤めい子君) そうしますと、ここの場所にはいわゆる桜ヶ丘のコミュニティセンターに入っているような児童館は入らないということですね。子育てのためのスペースを用意して、外部からそこに必要な方が出てきて、そこは集いの場になるというふうなイメージをすればいいと理解をしたので、それがそれでいいのかどうかの確認です。
それから、ここについては、そうしますと、いわゆる職員を伴った児童館のような機能は入りませんので、今後ここの館全体の運営はどんなふうに、誰が担っていくと、今時点でお考えになっているのか、あわせてお答えいただきたいと思います。
◯議長(しらた満君) 安達児童青少年課長。
(児童青少年課長安達仁君登壇)
◯児童青少年課長(安達仁君) 和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターの子育て支援機能についてですが、ご判断のとおり、児童館の職員、また子ども家庭支援センターの職員がそちらに行って活動を行うということで、コミュニティセンターの中に常駐するということではございません。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) この館全体の運営につきましては、今後、指定管理者及び運営協議会のほうで運営をしていくことになります。
◯5番(遠藤めい子君) 現状では、市内のコミュニティセンターは運営協議会が指定管理者として運営しているわけですが、この和田について、新しく建設するところについては、指定管理者はまた別で、運営協議会と一緒になってやっていくということでよろしいでしょうか。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 今、指定管理者、運営協議会で、ほかの8館については行っておりますので、基本的には今、同じ方法を考えておりますけれども、今、8館のほうの運営協議会でも今後のあり方について見直しておりますので、その中で窓口業務などの一部の業務について少し負担になっているというお話も出ておりますので、その辺の話し合いも踏まえて、今後はそういう運営については検討していきたいと思っております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。佐久間議員。
◯11番(佐久間むつみ君) 前回、測量にかかわる課題をお話しになったと思うのですが、その結果、どういう結論が出て、今もスケジュール的には基本・実施設計ということになっているわけです。継続事業で来年度までの事業ということで、それが、この和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターの基本・実施設計業務委託というのが2年間の継続事業となっています。スケジュール的にはこれはどうなっているのか。
先ほどの測量をして、すぐにこういうふうに補正予算で出ていますので、大変スピーディーにおやりになろうとしているのがわかるのですが、運営協議会はどういう形でなされて、その測量の結果、課題があることについてどんな協議がされて、結論的に、今市民活動支援課長がおっしゃったような取り組みになったのか、その辺の経緯について伺いたいと思います。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 6月議会で認めていただきました測量につきましては、7月に契約の手続をしまして、8月5日から11月28日という工期で、今契約がなされまして、今ちょうど測量している最中です。
その結果については、大体大まかな測量については、既に用地を購入したときなどにできておりますし、送電線の高さも一番低いところで23メートルというのはわかっておりまして、ただ、それが細かいところでどのくらい違うのかというところが、今測量で調べているところですので、結果につきましてはまだ出ておりませんが、当初の私どものほうで持っているデータとさほど大きく変わるものではないと考えております。
今後のスケジュールですが、今回、基本設計と実施設計の予算を計上いたしましたけれども、基本設計につきましては大体6カ月を予定しております。ですので、これから予算を認めていただければ、11月くらいから来年の5月くらいまでの契約という形で考えております。そのまま継続費ですので実施設計を行い、実施設計のほうは7カ月を予定しておりまして、合計で大体13カ月の設計期間を考えております。
その設計に基づいて、平成28年度から29年度にかけ継続費で建設費のほうを計上し、建設工事をしたいと思っております。
◯11番(佐久間むつみ君) そうしますと、まだ測量の結果は出ていないということですが、先ほど安斉議員のご質問に答えられたような基本的な考え方、2階建てがどうのこうのとか、機能をどうするかというようなことについては協議会でお決めになったということでしょうか。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 2階建てについては、当初から12メートルという、そこから3.6メートル下げなければいけないという建築上の制限がありますので、それに基づいて安全な高さということで、今、2階建てということで考えております。
ですので、運営協議会で決定したわけではありませんが、一応運営協議会にもお話しいたしまして、住民の皆さんにはご理解をいただいていると思います。
◯11番(佐久間むつみ君) そうしますと、基本設計の中で私が心配している送電線の問題についてはどのように考えていかれるのか、その辺のところが見えないのですが、それはいかがでしょうか。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) これから設計業者が決まり、当然現地の測量の結果を踏まえまして設計をしていくわけですが、一応3.6メートル離してあれば問題はないのですが、以前もご説明したとおり、保守点検などの関係、また工事のときに送電線に何かぶつかってしまうような設備の配置や屋上の使い方などでは、今後配慮を考えていきたいと思っております。
◯11番(佐久間むつみ君) 私の体験で申しますと、稲城市の都営住宅がつくられるときに、都営住宅の傍に送電線が通っていたのです。それに対して住民の方からやはりこれはちょっとおかしいということで請願が出まして、それについて東京都も考えられて、都営住宅の傍に送電線が結局通ったのですが、送電線の真下に建物ができるようなことは、これまでどこでも例を見ないです。そういうことがあるのかどうか、とても心配なのですが、3.6メートル下がれば大丈夫ということは、つまり送電線の下に建物の屋根が来ても大丈夫だとお考えなのでしょうか。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 現在の法の基準では、3.6メートルあければ、その下に建物があっても大丈夫だと考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) 送電線の真下に家があるようなことは、私は本当にあまり見たことがないです。やはりここは市民の皆さんが集う場所であるし、また、お子さんたちが集う子育て支援スペースができるとしたら、多摩市の公共的な施設がこういうところに平気で建てられるということは、やはり多摩市の恥になると思うのです。
ですから、送電線がその土地の真ん中に通っているということについては、やはり本当にこういうところに建物を建ててほしくないという思いがしますし、そして公共施設ですから、それは本当に市長の恥にもなるのではないかと思ったりもいたします。そういう建て方は絶対にしていただきたくないと思うのです。
もし建てるとしても、送電線の下に屋根が来るようなことには絶対に実施設計の段階でしてはいけないと強く思いますが、その点について、本当に協議会の中で皆さんが協議されたのか、そして市の首脳部の中でも、そういうことについて本当にそれができるような基本的な考え方がなされたのかどうかについては大変疑問に思うのですが、どうなのでしょうか。市全体で、多分首脳部で決定されたと思うのですが、それに対しては全く疑問が出なかったと考えられるのでしょうか。
◯議長(しらた満君) 東島くらしと文化部長。
(くらしと文化部長東島亮治君登壇)
◯くらしと文化部長(東島亮治君) 先ほど来、基本的なところで課長からご説明させていただいていますとおり、3.6メートル以上あければということでご説明させていただいたところです。
手順としましては、今後、基本設計・実施設計をつくる上では、そういったことも十分住民の方と情報共有しながら、そのあたりについて、先ほど安斉議員からありました諸室のことも含めまして、きちんと協議をさせていただきたいと思います。
◯11番(佐久間むつみ君) 先ほど安斉議員がお話しになったということは、つまりもう、かなりの基本的な考え方の中に設計が示されているのではないかと。基本設計がまだできていない段階で、もう、こういう機能を入れて、測量をする中でこういうものをどういうふうにつくるということが考えられているのではないかと思うのです。その点については全く白いままなのでしょうか。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 先ほどお示しした部屋の種類などについては、大体目安としてどれくらいの数だとかいうことはもう考えておりますけれども、それをどういうふうに組み立てて、どういう形にするかについては、まだ全然、これから設計者を入れて検討していきたいと思っております。
◯11番(佐久間むつみ君) 送電線の下については、低周波の問題がやはり外国の事例でも指摘をされていますし、このことはやはりきちんと考えて、市民の皆さんが集う公共的な施設ですので、その点については、本当にこの高圧線の線下の問題というのは真剣に考えていかないと恥だと思います。多摩市の公共施設をつくる上で私は心配しておりますので、その点についてはぜひ影響のないように、ぜひとも市の決定権を持っている方たちがもう1度しっかりと考えていただきたいということを申し上げたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。増田議員。
◯21番(増田匠君) 少し重なるかもしれませんけれども、今、運営協議会がまだ発足される前の建設協議会ですか、その中に今何名で、和田地域と東寺方地域で建設協議会でこれからいろいろな要望を聞いて、地域でつくるわけですね。そういう中で、それから今度は運営協議会に移管するのは、ほかの館でもやっていたと思いますが、和田地域も同じようなやり方でやるということでいいのでしょうか。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 建設協議会の人数については、多少会議のときに増減しておりますが、今現在で名簿に登録しているのは51名の方でやっております。
今後につきましては、建設協議会は建設がある程度目安がつく段階まで進めていきますが、その後はその方を母体に運営協議会を発足させて、ほかの館と同じような運営を目指していきたいと考えております。
◯21番(増田匠君) 建設協議会で部屋とか、どういうものをつくってくださいとか、結構いろいろな要望が出ていますね。それから、東寺方の運営協議会の人は何名くらいいるのか、和田と割合はどのくらいになっているのか。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 今、東寺方の住所のほうで建設協議会に加入していただいているのは、5名いらっしゃいます。
◯21番(増田匠君) それからまたでき上がって、運営協議会として成り立ちますけれども、その今の8館とあまり変わりないような運営でやるということで、今、8館で指定管理者制度の見直し等をいろいろやっているようですが、その8館と同じようなことを踏まえて和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターもやるということでいいのですね。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 現在のところは同じようなスケジュール、同じような考え方で運営協議会が発足できるようにスケジュール的には考えております。
◯21番(増田匠君) 今、子育ての支援スペースが入ったり、職員が入っていないということは、それがまた運営協議会が同じようなやり方で職員も運営協議会が採用して、そのようにやるということでいいのですね。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 現在、先ほど例に挙げたひじり館などについては、運営協議会のスタッフと、あと派遣してきている児童館のスタッフの協力のもとで運営しておりますので、和田についてはまだその辺はどういうふうに運営していくかは、これから検討していきたいと考えております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。星野議員。
◯19番(星野なおこ君) 今ご答弁いただいて、建設協議会の中に51名入っていらっしゃるということですけれども、皆さんのいろいろなご要望で、先ほどご説明いただいたように多目的ルームや音楽室、会議室などがあるようですが、多分この建設協議会に入っていらっしゃる51名の方は皆さん大人だと思うのです。それで、子育て支援スペースの中に、ちょっと私はイメージがわかなくて申しわけありませんが、ひじり館のスペースと同じように児童館と連携したり、地元の老人の方と一緒に連携して囲碁などをして子育て支援につなげていくというお話がありました。
私は今、荒谷議員と一緒に青少年健全育成委員会の中で子どもの居場所づくりについて皆さんと一緒に協議しているのですが、若者、高校生や大学生が自由に使えるようなスペースが非常に求められていると私は思っています。
ここのロビーがどのような形になるかはわかりませんし、図書コーナーも大人用と子ども用を今検討されているということですけれども、こちらの場所は集会所もございませんし、しかも若者支援というのも、この子育て支援スペースというのは児童館と違った機能になるわけですね。そういう意味では、今後児童館は子育ての支援拠点として妊娠時から支援を引き続きしていくという方針で行きますけれども、この和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターというのは、そういう機能を今のところ持たない子育て支援スペースということなので、そういう意味では、私はその若者、中・高生や大学生も含めた方々が自由に通えるようなスペースをぜひ確保していただきたいと思っております。
そもそも地元の方々がこんなものをつくってもらいたいということが主だと私は思っておりますが、ぜひそういう視点も入れていただきたいと思っておりますが、その余地はあるのでしょうか。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 部屋の種類などにつきましては、この間、8月30日に第11回目の建設協議会を開いたのですが、その際に、ほかの館のいろいろな部屋についてスライドでイメージを、1回バスで3年前に何人かの人が見に行って、そのときもスライドをつくりましてメンバーで共有したのですが、今回もやはり思い出していただくということも含め、そういうほかの館でやっている部屋などについてスライドでやりました。
新たにまたそこで何か要望などがあれば、この次、12回目を11月末くらいに予定しているのですが、設計者が決まって設計者が入った段階で、そこでお伺いしたいということで、今、そういう子育て支援などで新たな機能が入りましたので、そこに対して今の議員の要望と同じような要望がもしありましたら、そういうスペースも設計の中に生かしていきたいと考えております。
◯19番(星野なおこ君) ぜひお願いしたいと思います。
唐木田コミュニティセンターなどは非常に自由に世代を越えて使えるスペースがあります。あれは非常に若者に好評で、そういう若い方たちが図書館も含めて公共施設をなかなか使っていない現状がアンケートで出てきておりますので、ぜひ幅広く使ってもらえるような工夫をしていただきたいと思っております。
◯議長(しらた満君) 東島くらしと文化部長。
(くらしと文化部長東島亮治君登壇)
◯くらしと文化部長(東島亮治君) 今ご質問がありました点について、やはりあくまでもコミュニティセンターということで、そこの地域にお住まいの方々がそうした中・高生をどのように受け入れるか、あるいは子育て中のお母さんをどのように受け入れていくかという、そこの基本的な構えの問題があると思います。
そうしたことについて、他館の、先ほどのからきだ菖蒲館ですか、そうした例もありますので、そういう情報はきちんと地元の方に伝えて、皆さんでどういうふうにそれを受けとめて、どういうふうに館の運営に生かしていくか、その辺のコミュニケーションをしっかりとりながら、施設内容についても決定をしていきたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。遠藤ちひろ議員。
◯26番(遠藤ちひろ君) 同じところです。今の皆さんの質疑の中で、このコミュニティセンターが大分機能的に、特に児童館機能がなくなったということも含めて、今まさに星野議員からもお話がありましたが、若者たちや子どもたちに対して十分な機能を発揮できないのではないかという危惧が出てきました。実際、建設費の高騰も含めて、本当にもうぎりぎりの中でやっていらっしゃると思うのです。
5.5億円と先ほどおっしゃっていましたけれども、ちなみに前回の桜ヶ丘の児童館が残されるということで、ある意味で和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターは児童館が行かなくなったわけですが、その計画変更を受けて、先ほどの建設協議会や地域の皆さんはどういう反応、お考え、ご感想を示していらっしゃいますか。何かヒアリングされましたか。伺います。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 特に議論としては会議中にはありませんでしたが、会議に参加された東寺方に住んでいらっしゃる方が、議論終了後に事務局のほうに意見をいただきました。
それにつきましては、やはり和田という広い地域の中で子育てが必要な地域ですので、今、私が先ほど説明したようなスペースということで広場になり得るのかというような意見などはいただきましたが、それに関しましては先ほどから答えておりますが、今後、運営協議会や拠点になる子育て支援拠点のスタッフとの協力によりまして、今後建設するスペースを利用して、子どもたちの安全を守りながら居場所になるように運営していきたいという考え方を述べて、一応ご理解いただいたかと思います。
◯26番(遠藤ちひろ君) 当初の計画からすると、本当に和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターは満身創痍という形で、さらにこれに物価の上昇が追い打ちをかけているという状況に今あると思うのです。これには本当にメンツを捨てて、2019年以降にもう1回仕切り直しをすれば、さらにいいものができると思います。オリンピックが終わって、物価の高騰がとまって。ここで強行しなくても、私は本当に賢明なジャッジというのがあってもいいと思うのです。
恐ろしいのは、さらにここに例のインフレスライド条項が出てくるのです。これは契約のほうに聞きますが、前回もたしかこのインフレスライド条項が発動され、それによって幾つかの施設が対象になって上がりました。労務単価の上昇などもありまして、どんどん当初予算と違ったお金が出ていくわけですが、この和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターにおいて、どういった要件がそろうと、このインフレスライド条項がまた発動されるのか、そこを伺いたいと思います。
◯議長(しらた満君) 松尾総務契約課長。
(総務契約課長松尾銘造君登壇)
◯総務契約課長(松尾銘造君) お尋ねのインフレスライドにつきましては、工事契約約款の第25条第6項の中で規定をしております。日本国内において急激なインフレーションまたはデフレーションを生じ、契約金額が著しく不当になったときは契約金額の変更協議を請求することができるという内容になっております。
前回、東寺方小学校の増改修工事においても、このインフレスライドについては適用いたしました。これは国土交通省等からの各自治体に対する実施要請に基づきまして、各市それぞれ取り組んだところでございます。
今回についても、約款上は入っておりますので、あとはどういう条件になったらというところなのですが、日本国内において急激なインフレ・デフレというところの判断ということでは、各1市町村ではなかなか難しい面がございます。したがいまして、もし今回適用するということになれば、やはりそれは国土交通省等からの各自治体への要請等に基づいて、その時点において判断をすることになろうかと考えます。
◯26番(遠藤ちひろ君) つまり、これは多摩市にはそれを拒否するとか、進んで取り入れるとかいったことは全くできない、国土交通省が通知を出してくるので、それに従って何%かの上昇が強制的に行われるということだと思うのです。
前回、東寺方小学校では、このインフレスライド条項の適用によって、どれくらいの値上げ率というか、金額に影響がありましたか。
◯総務契約課長(松尾銘造君) 東寺方小学校の増改修工事におきましては、インフレスライド条項の適用で586万4,400円が増額となってございます。
◯26番(遠藤ちひろ君) これはインフレスライドではありませんが、百草団地会館は記憶に新しいですが、たしか20%以上の値上げが最終的には行われました。皆さんご存じのように、とにかく今一番時期が悪い中でこの工事を強行するよりも、私は1度立ちどまって、もう1度、さまざまな仕切り直しを行うべきだと思っております。
さらに申し上げれば、今回も東寺方の複合施設の図書館に関する陳情が出ています。これが仮に採択されると、どういう影響がこの和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターに出てくるのでしょうか。東寺方複合施設の図書館は残す、図書館だけ残すと言っても、ではほかの部分は取り払って図書館だけ残るわけはありませんから、あの箱が残るということに必然的になってくると思うのですけれども、こういう状況下においては、この和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターにはどういう影響があるとお考えでしょうか。
◯議長(しらた満君) 渡邊施設政策担当部長。
(施設政策担当部長渡邊眞行君登壇)
◯施設政策担当部長(渡邊眞行君) 東寺方の複合施設等につきましても、今回、中に入っているものに関して、順次それぞれの施設に分散していき、最終的には廃止をしていきたいという形で、プログラムの中にはうたっているところでございます。
それを前提としてコミュニティセンターがどうなるのかということに関しては、現在検討しているところではございません。
◯26番(遠藤ちひろ君) でも、まさに6月議会で、私の立場は置いておきますが、ああいった決断が出まして、早速プログラムに大きな影響が出ているわけですね。ですので、これは決して絵空事を言っているわけではなくて、当然発生し得る話をしているわけです。
そうすると、すぐにこの次の11月に行われる第12回建設協議会にどう説明するのかとか、目の前に迫っているわけですが、これは当然検討されていると思いますし、そのリアルな話、実際つくれなくなると私は思います。話が違うわけですから、床面積の縮減とかいう話とは、これは全然合わなくなってくる。ビルド・アンド・ビルドはしないというこの原則にのっとって、和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターは凍結という話になるのが当然だと思いますけれども、見解を伺います。
◯議長(しらた満君) 東島くらしと文化部長。
(くらしと文化部長東島亮治君登壇)
◯くらしと文化部長(東島亮治君) 東寺方図書館の陳情については、先ほど施設政策担当部長からお答えしたとおりでございますが、ここでもう1回、6月議会のときに私がお話しさせていただいたことをもう1回繰り返しますと、基本的に和田にコミュニティセンターをつくるということは、床面積もふえるということはありますけれども、基本的にはあそこに、今、和田・東寺方の地域が1万4,000人ですか、その地域にもう1回コミュニティをつくるということであると思います。
それは、繰り返させていただきますが、あそこの集会所等が少ない中で、将来の高齢化を見据え、また子育て世代の多い地域にあって、地域のコミュニティを醸成するというソフトの部分がやはり和田では必要だという思いで、あそこに建設させていただいておりますので、そうした中で私どもとしてはスケジュール通り建設を進めてまいりたいと考えております。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) あと、先ほども和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターの中に図書コーナーというお話をさせていただきましたけれども、もともと各コミュニティセンターには図書コーナーがありまして、今後、
行動プログラムに沿って図書館の統廃合などがあった場合、そこと連動しまして、各コミュニティセンターのそういう図書のあり方につきまして、今検討しているところでございます。
和田・東寺方周辺地域コミュニティセンターにつきましても、今後、コミュニティセンターの図書の貸し出し、また図書館との連携については検討していきたいと考えております。
◯26番(遠藤ちひろ君) 何かちょっと話があれですが、私が聞きたかったのは、原則としてのスクラップ・アンド・ビルド、つまり床面積を減らさない限り新しいものをつくらないと、これ以上、総体としての床面積をふやさないという原則には、もちろんいささかの揺るぎもないと思うわけです。その原則について、担当の確認をしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 渡邊施設政策担当部長。
(施設政策担当部長渡邊眞行君登壇)
◯施設政策担当部長(渡邊眞行君) スクラップ・アンド・ビルドは基本だというふうに考えております。また、あそこの地域においてコミュニティセンターをつくるということは大変大事なことだと考えているところでございます。
あの複合施設を残すことになれば、先ほどございましたとおり、さまざまな形でその施設をこれからもメンテナンスをし、改修をしていかなければならないということが生じるわけでございます。そうすれば、基本的な良好な環境の中で市民の方たちにご利用いただくということは無理になってくるであろうと考えております。その辺の中でも、十分考えていきたいと考えているところでございます。
◯26番(遠藤ちひろ君) 最後にしますが、前回、議会がそう判断したわけで議会に責任があるわけですが、2つの陳情が採択されましたので、私はもう既に公共施設の見直し方針と
行動プログラムはほぼレームダック化していると、さらにこの東寺方図書館と今度の八ヶ岳自然の家が通れば、完全にレームダックになるというふうに見ています。
ですので、今、所管から確認していただきましたけれども、スクラップ・アンド・ビルド原則は当然維持されるわけですので、そこを考えて、私はさまざまな選択肢、くどいようですが、立ちどまり、2019年以降にもう1回スタートするなどということも当然含めていいと思いますし、さまざまな検討が、この9月議会においてなされるのだということを確認しておきたい。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。加藤議員。
◯27番(加藤松夫君) それでは関連して伺います。一番基本的な件で申しわけないのですが、委託料の基本・実施設計は、それぞれ先ほど何カ月、何カ月という期間は回答をいただいていますが、具体的なその金額を再度確認したいと思います。そして、その下の地質調査の委託料が正確にお幾らなのか、その金額を確認します。
もう1点、
行動プログラムの中では、平成26年・平成27年の2カ年で設計という段階で皆さん方のほうではプログラムを策定していらっしゃると思います。それが今回基本設計と実施設計は、この補正予算で調査料も含めて1,400万円で全てかかるものではないと思うのですが、全体的に設計を前倒しをしたという考え方でよろしいのでしょうか。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 1つ目の質問の委託料の内訳については、まだ契約前ですので、細かい内訳については控えさせていただきたいと思います。
それから、2カ年度の継続費ですので、平成26年度については30%、27年度については70%ということで2カ年に分けております。
◯27番(加藤松夫君) 先ほどの調査委託金額が大体幾らかわからないということなのでしょうか。そんなに何百万円もかからないとは思うのですけれども。
そうすると、仮に調査料が100万円として、基本設計と実施設計で1,300万円、そしてそのうち基本設計が幾らで実施設計が幾らか、今のご回答だと平成26年度で30%、27年度で70%だと。では総額、実施設計の概略を、端数までは要らないですから、何千何百万円ですか。お答えください。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 継続費の補正のほうで4ページに、平成26年度と27年度の内訳については明示させていただいております。総額につきましては平成26・27年度合計で3,850万円を予定しております。
◯27番(加藤松夫君) 総額で3,850万円というと、それは先ほど来説明されている2階建てで床面積が1,200平米以下と、これに大体一般的な標準的な価格であろうと皆さんは算出されているのでしょうか。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 額につきましては、1,200平米の広さに標準単価を掛けて算出しております。
◯27番(加藤松夫君) 当初、
行動プログラムの策定でいろいろ説明されている中では、私の記憶では、この和田のコミュニティセンターについては、床面積は2,600平米だとたしか聞いた記憶があるのです。そして建設費用についてはおよそ10億円、そしてその後のメンテナンス、維持管理については30年間にわたって5億3,000万円で、60年間にわたっては、メンテナンス等含めて合計で全て10億円くらいかかるという説明を私は記憶しているのですが、それを大幅に今度は1,200平米以下にするというのは、いろいろな事情があったにせよ、先ほどの説明で工事単価が唐木田コミュニティセンターよりも約20%削減した想定で、今工事単価をある程度予算化しているというお話でした。
しからば、唐木田コミュニティセンターは、平米単価はあのとき幾らだったのか。それに対して20%ですから、今回想定しているのは、大体平米単価はこれくらいになりますという説明をしていただきたい。
そして先ほど遠藤(ち)議員からも質問がありましたけれども、最近の工事単価は全部人件費等高騰、あるいは材料費等がセメントをはじめ全部値上がりしていると。それは東京オリンピックと東日本大震災の影響でどんどん上がってきているというふうに我々議会も理解しています。
そういう中で、唐木田コミュニティセンターよりも20%削減した予算を組んでいても、先ほど遠藤(ち)議員の指摘のように、これはまた材料だ何だかんだと、20%でおさまらない可能性も出てくるわけですが、その最悪のところまでは想定はされていないのかどうか、その確認です。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 以前、私がお答えした言い方が少し間違っていたのかもしれませんが、2,600平米は唐木田コミュニティセンターが2,600平米で、面積が唐木田コミュニティセンターの大体半分くらいということで以前お答えをしたかと思います。
あのとき、唐木田コミュニティセンターが大体10億円くらいかかっているということだったので、その半分くらいを目安として考えているということで、前回お答えさせていただいたかと思います。ですので、面積については今回も1,200平米以下ということです。
それで、唐木田コミュニティセンターのほうの設計単価ですが、大体約46万円くらいを見ておりました。それに対して、今回は約20%くらいのグレードの削減を行っております。
◯27番(加藤松夫君) 先ほども指摘がありましたけれども、百草団地会館の場合にはいろいろな事情があって、入札に参加する業者が当初の予算ではなかったのです。それで今まで2回もいろいろ協議をされた中で、業者等といろいろ意見交換をしながら、最終的にはせんだって9,800万円で建て替えではなくリニューアルという形です。これが今、多摩市内の公共施設の発注と受注の関係の実態なのだろうと思うのです。
私は今心配しているのは、今多摩第二小学校がやっとここで決まったということですが、それについても業者のほうでは多摩第二小学校だけではなくて、ほかのものもたぶんいろいろな予定があるのではないかという想定のもとで、おそらく業者間は民間企業ですから、いろいろ動くと思うのです。そういう中で、私が一番心配するのは、業者の業界の感覚からすると、多摩第二小学校だけではどうもうまみがない、ここでもう1つ近くの工事現場で大きな物件がないかと、当然業者間はそういう期待を持つでしょう。そういう中で、おそらく先ほどのインフレスライドで国からの指定等があれば、それに我々は従わざるを得ない、議会が何を言おうと、それは粛々と進むようなことになるでしょう。
先ほどの唐木田コミュニティセンター単価の平米当たり46万円というので、今回20%単価を下げてやると。私はまだ甘いような気がいたします。おそらく最終的には、へたをすると唐木田コミュニティセンターの設計単価より、もっと高くなっておさまりそうな気がします。その辺の判断は所管のほうではどなたが、どういう判断でゴーを出すのか、それとも立ちどまるのか、オリンピックが終わってから発注するかというようなことの判断はどの辺あたりがやられるのですか。それを聞いて終わります。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 今後につきましては、やはりこれから実施設計を行い、正確な単価、数字が出てきます。その段階で判断をしていきたいと考えております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。岩永議員。
◯3番(岩永ひさか君) 今のお答えに対して1点だけ確認をします。今、判断をなされるということだったのですが、要するに5.5億円くらいということですので、当然ながら、もし設計の単価が上がれば、その5.5億円の範囲の中でできる建物の面積も小さくして、小規模なものを建てるけれども、それをコミュニティセンターとして利用していただくということもあるかと思います。所管としては、今盛り込みたいものがあれや、これやとあったのですが、これは必ず実現するために、もし設計単価の変更があった場合にはいわゆる5.5億円をはみ出ても、その分を増額補正などをしながら対応していきたいということを判断していきたいのか。
それとも、そうではなくて、やはりこれからほかのところも考える中では、その実施設計の単価を見たときに小規模にせざるを得ないということがあれば、そういう判断の仕方もあると思うのですが、そういうことも含めての判断でいいのかどうかを確認したいと思います。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 今のことについては先日の建設協議会でも委員の方から質問がありました。市としましては、グレードは最低限守りたいのですが、面積に関してはそういう物価の上昇などがありましたら今後検討して、縮小なども検討していきたいというふうに答えております。
◯3番(岩永ひさか君) そうしますと、縮小されるときには、当然ながらそこに入れていく機能について優先順位をつけてやっていくということが必要だと思っているのですが、そうなったときには、例えば図書のコーナーや子育て支援のスペースのようなところから犠牲になっていくというか、縮小せざるを得ないと思っていらっしゃるのか、やはり優先するべきは何かということを所管としてきちんと見ておかないといけないと思っていて、先ほどからお話があるように、この地域には住民がいるのに集会所がなかなかないというところが一番の目的ではないかと思っておりますので、やはりそこが目的だということを外さないようにしながら、場所のことを考えていかなければいけないのではないかと私は思っていますが、そこに対するご見解をもう1度確認したいと思います。
◯市民活動支援課長(萩原利明君) 優先順位については、今後建設協議会の皆さんと検討していきたいと思っておりますが、出ている要望としては、今集会所がないということもありまして、集会できるスペース、多目的ホールについてはある程度の面積を確保してほしいという要望なども出ておりますので、その辺などを考慮しながら今後検討していきたいと思います。
◯3番(岩永ひさか君) ぜひ、皆さんが議会の中でいろいろ意見をされていることは、想定外ではなくて、ある程度想定内ということも言えるのではないかと思っておりますので、あまりバラ色のことを言うよりは、やはりきちんと現実的にどこを選択していくのが望ましいのかということを踏まえながら、まずはその場所をつくっていくことを優先させて、なるべく、例えばやはり工事を延ばさなくてはいけないということにならないようにしていただきたいと思っております。
それから地質調査のことで伺いたいのですが、これはいわゆるボーリング調査のようなことを言うのかと思いますが、あそこの土地は川沿いということもあり、いろいろな意味でボーリング調査をしたら、その結果によりけりということもあるかと考えたりしているのですが、そういうことはないのでしょうか。お尋ねしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 乙川施設保全担当課長。
(施設保全担当課長乙川真一君登壇)
◯施設保全担当課長(乙川真一君) 今回、予算で計上させていただいている調査内容につきましては、ボーリング箇所が3カ所を考えております。この想定については現状の周りの情報などを参考に、今想定をさせていただいておりますが、実際、ボーリングした結果、地層等の状況を踏まえて設計、工事の内容が決まってくると考えております。
◯3番(岩永ひさか君) 公共施設に限らず、このように建設をするときにはどこでもやる調査だと思うのですが、その確認と、ここはもともと区画整理をされた地域ではないかと思いますが、この該当地域は川沿いということもありまして、いろいろな問題が起きてきた地域でもあると思っています。万が一、このボーリング調査の結果によって不適切というようなことが起こり得た場合には、どういうふうにされるのでしょうか。
◯施設保全担当課長(乙川真一君) ボーリング調査につきましては、今、計画しておりますのが鉄筋コンクリート造の2階建てということで、当然それに支持をする基礎が、くいなり、支持層に到達し建物を安全に支持するというものが必要ですので、それに必要な、今考えておりますのはくいになりますが、そういったものを想定するために必ずやっているものでございます。
また、区画整理に限らず、そういう地質調査によってどういう地層になっているかということにつきましては、その地層に合わせて設計の内容を調整をし、決定をしていきたい。そこで本当に一般的に考えるものではその調査内容に基づいて設計ができると考えております。
◯3番(岩永ひさか君) 一般的にはそういう形でということだったと思うのですが、私もかつてここの地域の周辺の土地に建設をしようと思ったらということで、そこに建てようと思っていた方が建設をしようと思ったら、その土の下からいろいろなものが出てきたというお話も聞いておりましたので、そのことをちょっと心配したわけですが、いずれにしても、きちんと工事が進むようにしていただきたいということだけ申し上げておきます。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。向井議員。
◯18番(向井かおり君) 少しお話を戻すようなのですが、先ほど星野議員が若者の利用というところでお話をさせていただきましたけれども、ご答弁の中で、地域がどういうふうに受け入れるかということだと東島部長はおっしゃったのですが、私は、このように新しい施設をつくるときは特に、今利用している方や市民活動をやっている方だけでなく、今はやっていない人に入ってもらう絶好の機会だと思うのです。
これまでは地域の人が中心になって、その建設協議会というのをやってきたと思うのですが、果たしてこれまでの間に子どもや若い人たちのニーズをどれだけ取り込めたかということを振り返っていただきたいと思っています。
先ほど東島部長は、地域がどう受け入れるかとおっしゃったのだけれども、私はその地域の中には子育て中の人も、子どもたちも若者も入っているわけで、今いる、主に高齢の方などが多いケースが多いですが、そういう人たちが受け皿であって、子どもたちを受け入れるという考え方とはまたもう一方で、主体者として施設をどうやってつくっていくか、あるいは将来この負担を背負っていく世代として、どんなふうに感じながら運営していくのかということをイメージしてもらう絶好の機会だと私は思います。
これから運営協議会のほうに移っていくと思うのですが、くらしと文化部だけでなく、これは今までさまざまなところで市側も若い人や子どもたちの意見表明の機会はつくるということは何度もおっしゃってきましたが、こういう機会をぜひ捉えていただきたいと思っていますが、お考えを伺います。
◯議長(しらた満君) 東島くらしと文化部長。
(くらしと文化部長東島亮治君登壇)
◯くらしと文化部長(東島亮治君) 1つは、運営協議会についてはまた新たに人選と言いますか、地域の方の募集をしますので、その中にまたそういった視点を持っている方がぜひご参加いただければいいなということが1つ。
それからもう1つは、やはり向井議員の言われていることは多分、実際に中・高生などの意見もどこかで斟酌しながらということだと思いますので、そういったところでどういう工夫ができるか、ちょっとわかりませんが、そのあたりはきちんと念頭に置きながら、関係所管とも連絡を取り合いながら考えていきたいと思います。
◯18番(向井かおり君) おそらく東島部長のほうではそういうお答えになろうかと思いました。
これは子どもたち、若者支援というよりも、今までで言うならば子育て・子育ち・こどもプランというのがあって進めてきましたけれども、そういう施策の一環とも言えると思いますので、ぜひ、子ども青少年部のほうからも、どんな方法で働きかけると子どもたちは反応しやすいのか、あるいはもしかしたら学校などもあるのかもしれませんが、いろいろな所管の中でやり方を話し合ったりしていただきながら、ぜひともオール多摩市で将来の世代の人たちに運営にまで関与してもらって、あるいは今後の財政ということまで考えてもらえるきっかけの入り口になりますので、ぜひともこれはオール多摩市で進めていただきたいと思います。所管のお考えを伺います。
◯議長(しらた満君) 安達児童青少年課長。
(児童青少年課長安達仁君登壇)
◯児童青少年課長(安達仁君) 現在、青少年問題協議会で中高生の居場所づくりということで、昨年度秋、アンケートをとったもので、中学生については多摩市内の公立学校に通われる2年生のお子様全てを対象にしたアンケートをとっております。今、そちらの分析を進めているところです。その分析に基づいて、今後、では中高生の居場所をどうしていこうかと、それは今度、青少年問題協議会の各地区委員会の皆様ともお話を進めていきたいと思っております。
その中で、どういうふうに子どもたちの意見を拾っていくか、また公共施設のあり方というものを地区の中で見直していただくのか、そのようなことを進めていきたいとも思っております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。加藤議員。
◯27番(加藤松夫君) すみません。少し忘れたところがありますので、確認いたします。
まず「多摩市公共施設の見直し方針と
行動プログラム」の中に(仮称)和田・東寺方コミュニティセンターという項目に具体的な取り組みということで年度があって、平成29年度から開館したいという予定で、このプログラムは組んであるわけです。
そのプログラムの中に、その他の取り組み内容といたしまして「平成29年度中に和田・東寺方地区のコミュニティセンターとして整備します」、その次です。「他の貸館施設と共通の貸館システムを導入し、利用者の利便性を向上させるとともに、利用率の向上を図ります」と、具体的な内容としてうたわれているわけですが、ほかのコミュニティセンターについては「運営は運営協議会が担い、施設管理については民間委託による管理の一元化の導入を検討します(平成29年度以降)」というふうに記載されているのですが、この(仮称)和田・東寺方コミュニティセンターにだけは、特別にその他の取り組み内容として、今申し上げたような内容をわざわざ記述をされているというのは、何か背景があったのでしょうか。それを伺いたいのが1つです。
もう1点、ご承知のように、コミュニティセンターについては基本的には多摩市にお住まいの、多摩市民の方が優先で使われることになるかと思います。ただし、市民ばかりではなく、多摩市内でいろいろな諸団体や、登録される団体があれば、今、コミュニティセンターの規約に基づいて当然これは利用できるわけですね。
そうすると、所管としては和田のコミュニティセンターを開館したとして、そのときに実際利用されている団体、具体的にはっきり申し上げますが、利用は多摩市民が何割、日野市民が何割、お隣の、私はかなり利用されるのではないかと思いますが、八王子市民の方が何割くらいを想定されるのか。
皆さん方所管のほうでもきちんと、あるいはこの
行動プログラムをおつくりになった皆さん方も、わざわざ利用率の向上を図りますとうたってでも、和田のコミュニティセンターを開館しなければならないという、その根拠を私は非常にどうかなと思って、具体的にどなたかお答えいただければありがたいと思いますが、わざわざこういうふうに利用率の向上を図るというふうにまでうたわれている、その理由というのを明確にお示しいただきたいと思います。それを聞いて終わります。
◯議長(しらた満君) 萩原市民活動支援課長。
(市民活動支援課長萩原利明君登壇)
◯市民活動支援課長(萩原利明君)
行動プログラムに記載しております利用率の向上につきましては、現在、予約システムをコミュニティセンターはまだ導入しておりませんが、それ以外の地区市民ホールなどについては予約システムを導入しております。これについては、現在、コミュニティセンターのあり方検討会でも予約システムの導入については今後検討する課題ということで今取り上げて、そのシステムの概要について検討している最中です。
今後、(仮称)和田・東寺方コミュニティセンターだけでなく、ほかの館についてもこのシステムを導入するかどうか、検討していきたいと思いますけれども、この和田のコミュニティセンターについては当初からできれば導入できないかということを考えて、そういうふうに
行動プログラムで、利用率の向上のために、まだ運営協議会が発足しておりませんので、方針としてそういう方針を記載させていただきました。
ただ、今後あり方検討会の中で予約システムの導入はやらないということで、ほかの館でもそういうものがだめだということになれば、また少し変わりますが、今そういう方向ではなく検討しておりますので、予約システムを入れることによって、今は1カ月前に抽せんということで毎日利用者の方が9時に窓口に行って、それで予約をしているという状況ですので、その辺についてはインターネットなどで2カ月前から申し込みをして、それで自動の抽せんで公平に抽せんができ、利用をしやすくするということで、そういうシステムの導入について今検討しております。
また、市外の利用について、コミュニティセンターについては今団体登録をして利用しているのですが、5名以上で過半数が多摩市民で代表者が多摩市民ということで、八王子市民だけとか、日野市民だけでの利用は認めておりません。ですが、これについてもあり方検討会のほうで市外利用についてどうしようかということで、今検討しているところですので、これについても今後、市外料金の設定も含めてあり方検討会で出た結論に沿って検討していきたいと思っております。
◯27番(加藤松夫君) 今、ご答弁いただいたように、私もなるほどそういう観点からかと一応理解はしたのですが、そうであれば、これからつくろうとしている和田のコミュニティセンターにわざわざ新しいシステムを採用してみて、それで状況を見ていくとか、そういうものは、まず今ある既存のコミュニティセンターの運営協議会の指定管理者制度に基づいてやっているものが、今までやってきてどうなのだろうか、今の課題は何なのだろうということをきちんと皆さんのほうで一定の評価や認識をされた上で、じゃあ、あり方検討会で今こういう問題がありますと。今後については全体を含めて、和田のコミュニティセンターだけ特別に、新しくつくるいいチャンスだから、この際地域には余計なことを言わせないで進めてしまおうというようなことは、まずないとは思うのですが、こういうことは意外と地域の方々、市民に対しては誤解を生じる原因にもなりかねないわけです。私はそこを非常に心配しております。
それで、今後のことについて、もう少しやはり事前の市民のニーズ、そして先ほど申しましたように、八王子の市民は近いですから、かなりこちらを利用する方法をいろいいろ模索をされるのだろうと思います。団体と言ってもいろいろな団体があるでしょうから、それは皆さん方のほうは我々以上に現状をよく把握していらっしゃるでしょう。
同じように、八王子市に近い唐木田コミュニティセンターが、やはり私は八王子市民の方も結構、いろいろな団体で半数以上が多摩市民であればということになりますが、そうは言いながらもやはり隣接しておりますので、利便性から見たら八王子市民にとっても非常にいい条件の施設になるのだろうと思います。
そうなると、もちろん優先的に多摩市民が大いに利用していただきたいのはわかるのですが、つくったはいいけれども、多摩市民に地元ではあまり利用されなくて、何かほとんど土日に集中してしまうと、よその市の人がたくさん使っているということにもなりかねない。そういったところをきちんと想定をされて、それで精査をしていく必要があろうかと思います。
これについては、今後早急に検討していただくような内容になると思います。今回のこの件については、あくまでも基本設計・実施設計の補正予算ですので、その辺のところは十分我々も加味しながら判断をしたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって、総務費についての質疑を終了いたします。
次に、民生費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。池田議員。
◯6番(池田けい子君) 17ページの包括的支援一般福祉事業についてお聞きしたいと思います。これは都の包括補助事業だという認識ですが、この事業の説明をまずお願いいたします。
◯議長(しらた満君) 伊藤高齢支援課長。
(高齢支援課長伊藤重夫君登壇)
◯高齢支援課長(伊藤重夫君) ただいまご質問いただきました点については、今回、包括的支援一般福祉事業といたしまして大きく2点計上させていただいております。1点目は見守りサポーターの養成研修、それとともに認知症の関係の予算ということで2つ挙げさせていただいております。
◯6番(池田けい子君) ちょうど1年前でしたか、やはり9月議会で都のこの事業ということで、私も一般質問の中で、ぜひ多摩市も市民の力をかりてこの見守りサポーター事業を行うべきだという話をさせていただいたので、今回補正で上がってきたということですが、この見守りサポーターでどのような方たちを想定されているのか、また人数と、例えばこの募集の方法などがもし決まっていれば、教えていただきたいと思います。
◯高齢支援課長(伊藤重夫君) 先ほど、池田議員からお話がありましたように、昨年の9月議会でもお話をいただきまして、多摩市としては緩やかな見守りと専門のある見守り、車の両輪ということで、この見守りを進めていきたいとお話をさせていただきました。
今回、補正予算で上げさせていただきましたのは、住民同士の見守りが非常に必要だということで、お互いの異変というか、ちょっとした服装の乱れなど、ちょっとしたところからの気づきを促すという仕組みをとっているところでございます。
基本的には平成26年度で1,000人、27・28・29年度で3,500人の、合計4,500人のサポーターを養成します。こちらの4,500人というのは、平成29年度の高齢者の人口が約4万5,000人と推計されてございますので、その10%、約10人に1人というところでございます。
それから対象となる方々につきましては、もちろん市民の方もそうですが、商店街の単位で少しそうしたものを受けていただいて、商店街単位でそうした見守りを進めていただく。あるいは既に民生委員などは見守りを行っているところですが、リーダー的な役割で民生委員、あるいは老人クラブ連合会でもお互いの見守りを進めるということで、この養成研修を受けていただく予定でございます。
◯6番(池田けい子君) 講師謝礼ということも計上されていますが、例えば具体的にこういうことをやってほしいとか、民生委員に救急医療情報キットの配付をしていただいたりしていますが、例えば具体的な講座で何かお示しをするのか、あるいはこの講座ではどのような話があるのかということがわかっていれば、教えていただきたいと思います。
◯高齢支援課長(伊藤重夫君) 基本的には東京都が発行しております「高齢者等の見守りガイドブック」をテキストにいたしまして、こちらの中でそうした気づきを促すポイントが記されております。このテキストをもとに、先ほどおっしゃっていただいた講師謝礼につきましては、基本的には市役所の職員や地域包括支援センターの職員が受講しまして、それらのものを中心にこうしたテキストをもとに幅広くサポーター養成を受けていただくことを予定しております。
◯6番(池田けい子君) 最後に、では、これは最後は4,500人を目指していくという中での、所管として期待や効果など、どのようにお考えなのかを聞いて、終わりにします。
◯高齢支援課長(伊藤重夫君) 今、認知症サポーターについてはここで約7,500人ほど養成を終わっておりますが、なかなか次のステップに続かないということで課題を感じています。ですので、こちらの見守り
サポーター養成研修については、研修修了者の地域的な分布状況をきちんと把握した上で、地域ごとに戦略的にこの見守りサポーターを進めていくということで考えております。
◯6番(池田けい子君) ごめんなさい。終わろうと思ったのですが。
そうしたら、例えば申し込みなどがあった場合、市のほうで選定をされていくのか、地域ごとにということであれば、そういうふうにするのか、あるいは申し込んでいただいた方はとりあえず全員を受けるのかというところの選定の仕方を教えてください。
◯高齢支援課長(伊藤重夫君) 今のご提示は大事な点だと考えております。1,000人という単位は非常に大きな単位でございますので、まずはこちらのほうから幅広く呼びかけをさせていただく中で、丁寧に地域でこの見守りサポーターが広がっていくようなところをねらいにしております。
先ほどの繰り返しになりますが、昨年、ご指摘いただいた緩やかな見守りというのは、非常に大事な視点だと考えておりますので、幅広く緩やかな見守りが地域で広がるように、私どももそういった期待を込めてこの事業を開始させていただきます。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。向井議員。
◯18番(向井かおり君) 細かいことなのですが、こういうことをやるときにPRのための啓発グッズなどを用意なさると思うのですけれども、今の段階で決まっているものがあれば、教えてください。
◯議長(しらた満君) 伊藤高齢支援課長。
(高齢支援課長伊藤重夫君登壇)
◯高齢支援課長(伊藤重夫君) 具体的にはこちらの予算といたしましては、消耗品として31万8,000円計上させていただいているところの中身になります。大きく7点ございますが、1点目は普及啓発のチラシです。それから先ほどお話しさせていただいた受講商店用のステッカーを100枚程度考えております。それから受講者に配付する缶バッジで、今、認知症サポーターの方々につきましてはオレンジリングを受講者に配付しておりますが、今回については缶バッジ、4点目としては受講者の研修用のクリアファイル、それからその受講の研修会場ののぼり旗、並びにそのデータを管理するMOディスク、最後に、そのほか封筒といった消耗品になります。
◯18番(向井かおり君) 内容については、きっとこれから精査したり、あとはお値段なども安いところを探すと思うのですけれども、この中で、クリアファイルのことで申し上げておきたいことが1つあります。
今、経済観光課の前にもクリアファイルが置いてあって、ご自由にお持ちくださいというので、少し前は下のロビーなどでも人権週間などいろいろなときにクリアファイルの表に「人権週間です」というクリアファイルだったり、いろいろなクリアファイルがあるのですが、そういうときは大体横に同じ内容のようなチラシが置いてあったりするわけです。透明なクリアファイルの中にそのチラシを入れておけば中は見えますので、目的を特定したクリアファイルをあちらこちらの部署でつくっておかないで、一括でその透明なものを買って差し込めばいいのではないかと常々思っていたのです。
ぜひとも、これからお買いになると思いますので、これからまたほかの部署でクリアファイルを買うところがあれば、調整して進めていただきたいと思います。これは意見でいいです。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。三階議員。
◯7番(三階道雄君) では、17ページの臨時福祉給付金、あわせて子育て世帯の給付金のこともお伺いします。
これは消費税増税に伴って一時的に今年度限りですが、低所得者の方と子育て世代の方に給付するということなのですが、7月の頭のほうでうちにも来ましたけれども、もう随時申請等も進んでいると思います。まだ若干100%には、もちろんなっていないと思うのですが、今現状この時点でどのくらいのパーセンテージで申請があったかということを、この福祉の部分と子育ての部分、両方答えていただければと思います。
◯議長(しらた満君) 横堀臨時福祉給付金担当課長。
(臨時福祉給付金担当課長横堀達之君登壇)
◯臨時福祉給付金担当課長(横堀達之君) 臨時福祉給付金につきましては、7月8日から申請受け付けを開始して2カ月がたちました。申請受け付け状況としましては、8月末時点で支給対象と思われる非課税世帯1万4,850世帯に申請書を送付し、約6割に当たる8,918世帯分の申請書を受け付けております。また、そのうちの6,932世帯には審査の上、給付決定をし、給付金の支給まで済んでおります。
◯議長(しらた満君) 古川子育て支援課長。
(子育て支援課長古川美賀君登壇)
◯子育て支援課長(古川美賀君) 同じく、子育て世帯の臨時特例給付金でございますが、子育て世帯につきましては申請発行件数が1万35件、8月末の段階で申請件数が7,369件ということで、73%という形になっているところです。
ただ、今回、補正予算を上げさせていただいているところですが、その中で対象を当初1万3,000人と見込んでおりました。そうしたところが、臨時特例給付金の対象者が思ったより少なく、それで今回補正をさせていただいたところで、全体件数が1万4,750人と現在のところ見込んでおります。
先般、新聞でしょうか、他市の例が低いというような状況がありましたが、現行多摩市の中では、この状況で行くと73%の申請をいただいているという形になっています。
◯7番(三階道雄君) 予想していたとおりかなとは思うのですが、低所得者の方は6割ということで、子育て世帯の方でも7割といったところですね。やはり低所得者の方や子育て世帯の方というのは、どちらかというとこういう、あまり申請になれていないではないですが、できなかったり、忘れていたり、また子育てに忙しかったりと、いろいろな要素があって、あと申請書が来たけれども、よくわからないとか、全ていろいろ理由があると思うのです。
以前、荒谷議員の一般質問の中で、申請制度、これ自体が間違っているということだったのですが、今後、でもそうは言っても12月1日で、もう締切りです。これを過ぎると、もらえないといったところについて、その対応を、今後まだ多少ありますが、何かしら手を打つのか、この点についてお伺いしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 横堀臨時福祉給付金担当課長。
(臨時福祉給付金担当課長横堀達之君登壇)
◯臨時福祉給付金担当課長(横堀達之君) 12月1日が締め切りということで、今後、たま広報では2回、また公式ホームページ等でも随時申告のお知らせ等をやりまして、申請率を少しでも上げたいと考えております。
◯議長(しらた満君) 古川子育て支援課長。
(子育て支援課長古川美賀君登壇)
◯子育て支援課長(古川美賀君) 子育て世帯の臨時特例給付金及び福祉給付金につきましては、連動した形の中で周知を図らせていただいております。
今、横堀課長からご報告させていただきましたほかに、児童館・学童だより、及び子育て総合センター、公式ツイッター等含めて周知を図らせていただく予定でございます。
◯7番(三階道雄君) なかなか手立てがないのかなと思うのですが、こういう今でもなかなか申請できていない方は、そういう広報もふだんも見ていなかったりする方が多いのかなと思います。ちなみに、これは12月1日を過ぎてからそういう連絡等が来た場合は、一切受け付けないのか、どうなのか、その辺についてお伺いします。
◯議長(しらた満君) 横堀臨時福祉給付金担当課長。
(臨時福祉給付金担当課長横堀達之君登壇)
◯臨時福祉給付金担当課長(横堀達之君) 申請期間につきましては、国では原則3カ月ということでございます。ただ、多摩市においては3カ月は少し短いということで12月1日、大体5カ月くらいを設けております。ですから、一応国の決まりから言えばもう少し期間がございますので、12月1日が過ぎてしまったら、一切受け付けないということではございません。
◯7番(三階道雄君) 今回、特例という形でのそういう給付で、たまにこういう機会はあると思うのです。今後またなかなかこういう形で、大体申請の場合は6割だ7割だという数字で落ち着くならば、何かしらもう少し対応を考えたほうがいいと思います。
その辺は、今回をいい契機として、結果の後、今後どうしていこうかということを検討していくべきだと私は思います。その点を最後に聞いて終わりたいと思います。
◯議長(しらた満君) 荒井健康福祉部長。
(健康福祉部長荒井康弘君登壇)
◯健康福祉部長(荒井康弘君) 今、三階議員からご質問がございましたが、今回この六十数%というところは非常に、私どもとしてはもう少し申請があってもよかったかと思いますが、やはりなかなかなれていらっしゃらない方たちも多いということは言えます。
ただ、先ほど課長が言ったように、いろいろ広報をしながら、いろいろな機関を使いながら周知には努めていきたいと思いますが、この後、マイナンバー法が入ることによってかなり税情報などが的確に把握ができると。庁内でも検討していますが、それをこれからどういうふうに使っていくかということが非常に大きな課題の1つでございます。
そういうシステムが入った中で、もし万が一こういうことがまたあれば、その制度があるときにはそういうものを使いながら、できるだけ的確にご案内をさせていただき、円滑に支払いをさせていただくようにしたいと今後検討したいと思います。
◯議長(しらた満君) この際暫時休憩します。
午後2時58分休憩
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午後3時20分開議
◯議長(しらた満君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
民生費について質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって、民生費についての質疑を終了いたします。
次に、衛生費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。橋本議員。
◯17番(橋本由美子君) 23ページ、予防接種事業について伺います。
これについては、新しく2つのものが10月1日からという形でお聞きしていますが、それぞれの疾病名、そしてまたどのような形でこれが実行されるのか、まずお聞きします。
◯議長(しらた満君) 鈴木健康推進課長。
(健康推進課長鈴木恭智君登壇)
◯健康推進課長(鈴木恭智君) 今回、予防接種の関連で補正予算を計上させていただきました。まず疾病ですが、水痘のA類の法定の予防接種化ということでの対応、それから
高齢者肺炎球菌のワクチン接種ということで、2種類の新たな定期接種に対応するのものでございます。
いずれも10月1日が法の施行ということです。10月5日号のたま広報でも特集の記事を予定しておりますが、既に市民等への周知等について準備を進めているところでございます。
◯17番(橋本由美子君) 水痘、いわゆる水ぼうそうのほうについては、初年度に限り対象年齢を超えた人たちにも接種があると聞いていますが、その辺のこと。
それから高齢者の方は、国の制度などを見ると、飛び級というか、65歳、70歳というふうに間を5歳おきに接種をするということになっていますが、多摩市もそれと同じような形でなさるのでしょうか。
◯健康推進課長(鈴木恭智君) 水痘につきましては対象年齢が1歳から3歳未満の方ということで、接種方法は3カ月以上の間隔をあけて2回接種ということでございます。
なお、経過措置として、3歳から5歳未満の方を対象に1回のみの注射と、これは平成26年度限定での経過措置ということでございます。こちらは法令等に基づいての経過措置に対応してさせていただいております。
また、
高齢者肺炎球菌ですが、対象年齢につきましては65歳の方ということで、高齢者の方の肺炎の重篤化等を予防する意味もございます。国のほうでは60歳以上65歳未満の方で心臓あるいは肝臓、呼吸器等で一定の障がいを有する方があわせて対象となります。
経過措置等につきましては、平成26年度から30年度までの間、各当該年度ごとに70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となられる方が対象となります。本年度に限りまして101歳以上の方全ての方が対象ということです。
◯17番(橋本由美子君) 水ぼうそうは、大体集団生活をしていると結構早くなってしまう子もいるのですが、今のお話をお聞きすると、3歳未満の方には通知も行ったりしていると思うのですが、3歳から5歳未満の子どもには、1つは連絡等が広報以外でも行っているのかどうか、それから水ぼうそうにかかったかどうかということなどは個人のうちしか把握できない部分もありますが、それとの関係をお聞きしたいと思います。
あわせて、私は今まで任意であったものがこういうふうに全員に受けられますよという形で予防接種が変わっていくのは、ある意味進歩だと思うのですが、取り残されている人やなかなか受けられない状態の人について、どういう掌握をしているかということも聞きたいと思います。
というのは、保健師さんなどが気をかけていただいて、この人はまだ該当年齢なのに受けていないとか、そういうことをきちんと追っていらっしゃるのではないかと思いますが、この辺のところと、それから長期に体が弱かったりすると、受けるべき年齢で受けられないということがありますね。そういう方などに対する配慮はどうなっているのか、お聞きします。
◯健康推進課長(鈴木恭智君) まず、水ぼうそう、水痘のほうの個別の通知の方法でございます。まず10月1日現在で1歳から3歳未満の方につきましては、この後、9月下旬ごろ通知を個別に発送させていただく予定でございます。また、平成25年10月1日生まれ以降の方につきましては、毎月1歳になる月の上旬にMRワクチン等の通知をしておりますので、それと同封をして通知をさせていただく予定でございます。それから経過措置の方、3歳から5歳未満の方につきましては、あわせて9月の下旬に一斉に通知をさせていただく予定でございます。
そうは言っても、ご質問にございました100%での接種率にまだ達していないというお子さんに対してどのような対応をするのかということでございます。予防接種等については、健康センターで現在3カ月から4カ月児の健康診査、それから1歳6カ月・3歳児健康診査など、健康センターで実施している各種乳幼児健診の際、保健師による予診、あるいは医師による診察の場面と、2カ所で確認をし、必要性をお伝えし、接種の進みぐあいの悪い方については、その理由にあわせて接種の勧奨をさせていただいております。
また、特別支援が必要な場合には、保健師により個別的あるいは継続的な支援を実施しております。養育困難な家庭、あるいは要支援の家庭の保護者等につきましては、保健師による個別の対応を実施し、必要に応じて在籍する保育園、あるいは受診される医療機関とも連携をとりながら、予防接種が進むよう支援を行っております。
◯17番(橋本由美子君) 多摩市はたぶん接種率というか、個人的に親の考えでこういう異種のものは体に入れないという方針を持った方もいるので、それはなかなか難しいところもあるかと思うのですが、きちんと受けていただける対策をとっていただきたいということ。
それから、お年寄りのほうですが、お年寄りという言葉を使ってはまずいですねというくらい、65歳で若々しい方はこの議場にもたくさんいるのですが、それで65歳になったら、今年度10月から来年3月までに受けるということなのですが、そうすると、肺炎球菌に関しては、今任意で接種をしている方と、こういうシステムで受ける方が同時進行で存在していく、つまり任意だから一定のお金もかかるしと思う人と、節目検診みたいに受けられる人が混在する形になると考えてよろしいのですか。
◯健康推進課長(鈴木恭智君)
高齢者肺炎球菌の予防接種につきましては、法定化されますが自己負担はございます。これまで任意接種に平成22年から取り組んでまいりましたが、生活保護、あるいはその他の理由がある方を除き、2分の1の助成ということで、およそ1回の接種で8,000円強の経費がかかっております。そのうちのおよそ半分ということで、4,120円を任意でも、あるいはこれから実施する定期接種でもご負担いただくということで想定をしております。
また、任意と法定の定期とが混在するのかというご指摘でございますが、任意の予防接種については、今回、7月20日号のたま広報から3号続けてご案内をさせていただき、あるいは個別に自治会等へも回覧板等でお知らせさせていただいておりますが、本年度で任意の接種を終了し、次年度以降は定期の予防接種、先ほどご報告申し上げました経過措置等を使って推進してまいりたいと考えております。
◯17番(橋本由美子君) 診療所に行くと、冬場になると8,000円で、でもリスクを背負うより受けてくださいとか、いろいろPRもされて、そして風邪と違ってこの肺炎球菌で命を落とされる方が多いということは、ある意味深刻なことだと思うので、きちんと受けるべきと思っても、お金のことが悩みだったりします。
やはり高齢期の方がふえていくまちの中で、最後に医療費につながることなので、より多くの人がきちんと。子育ての人よりももっとわかりづらい。先ほど見守りサポーターのお話がありましたが、アドバイスサポーターがいないと、だんだん自分の体のことを自分できちんとわかって、必要な対応ができなくなっていってしまう方も多いかと思うのですが、その辺のところを予防接種という分野においてもきちんと対応していただきたいと、私は高齢期の予防接種でも思っています。その辺についての市のお考えを伺います。
◯健康推進課長(鈴木恭智君) 今回、予算計上しております水痘のほうはA類の予防接種ということで、その法の趣旨からしますと蔓延することを防疫していくという趣旨がございます。ですので、該当者の方には基本受けていただくことが前提になってまいります。
また、
高齢者肺炎球菌についてはB類の予防接種ということで、今、ご指摘いただいたように、高齢者等におかれまして肺炎のリスクということで、この予防接種をすることで一定のリスクが軽減されるということがあるわけで、今回取り組むわけでございますが、積極的な勧奨ではなく、受けられますよということの中で、より多くの市民に打っていただく手だてにつきましては、今後も医師会、あるいはさまざまな場面を通じて我々も発信してまいりたいと考えておりますし、また改善についても日々研究してまいりたいと考えております。
◯17番(橋本由美子君) 最後に、この委託料の中で6,400万円くらいが計上されていますけれども、これはそのA類である水痘と
高齢者肺炎球菌ではお金の内訳というのは、大体どれくらいの形になるのでしょうか。
◯健康推進課長(鈴木恭智君) 今回の補正予算で上げさせていただきました委託料は、大まかではございますが、まず水痘に係る接種委託料等について5,000万円程度を見込んでおります。それから
高齢者肺炎球菌の接種に係る経費ということで、1,300万円程度を見込んでおります。
また、接種の記録等を私ども市のほうで保管、あるいはシステムにデータを入れたりしておりますので、そのデータパンチ料、あるいは個別に郵送等で受診券の発送等を行いますので、その郵便料ということで、合計6,400万円の予算を計上しております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。増田議員。
◯21番(増田匠君)
高齢者肺炎球菌のことで、重なるかもしれませんが。
平成22年度から26年度まで、市独自で今事業をやってきましたけれども、接種の実数は何人くらいか伺います。
◯議長(しらた満君) 鈴木健康推進課長。
(健康推進課長鈴木恭智君登壇)
◯健康推進課長(鈴木恭智君) まず、取り組みを始めました平成22年度は、議会のご協力もいただき、多くの市民の方に受診をいただいております。初年度は1,421名、接種をいただいております。続けて平成23年度が643名、24年度が669名、昨年、平成25年度が890名でございます。本年度については7月20日号のたま広報で募集をし、先日、9月1日で受け付けを終了しておりますが、応募総数は1,509名ということで、多くの市民の方にご関心をいただいていると考えております。
◯21番(増田匠君) 平成26年で実数が大体5,000人以上の方が受けられて、これ以後、大体どれくらいの人数を予想しているのかと、今、たま広報や自治会で周知していると伺いましたが、個々に75歳から5年おきで、これは割と広報や自治会などですとわからない方がたくさんいると思うのです。それから他市をいろいろ調べましたが、その資格のある人に個々にはがきなどを送っているところがたくさんありますが、そういうことは多摩市では今後どのような検討をするか、伺います。
◯健康推進課長(鈴木恭智君) 本年度、定期接種でどれくらいの方が対象になるかということですが、まずは65歳の方が2,587名ということで、年齢が上がっていくにしたがって若干減ってまいりますが、100歳以上の方も全て含めますと、本年度該当される方がおよそ7,847名ということで、8,000名弱の方が対象になると考えております。
このうち100歳以上の方は56名でございますので、来年度以降、経過措置で5カ年、これは1歳ずつ皆さん年を召していかれますので、およそ同程度、8,000人程度の方が該当すると考えております。
また、接種率等の見込みについては、高齢者のインフルエンザの予防接種等、医師会とも協議を重ねまして、現時点、今回の補正予算ではおよそ40%の方が受診したいということで手が上がるのではないかと算段しております。
また、ご指摘の自治会・管理組合等にも、今、こちらにお持ちしましたが、チラシをお配りさせていただき、また、各1世帯ごとに1枚ずつとっていただけるような、このようなチラシも入れております。
そうは言っても、なかなか全ての対象者の方に届かないのではないかというご指摘かと存じます。近隣の自治体の情報も、我々も課長会等でとらせていただいております。ほとんどの市が今回のこの9月の議会の中で予算措置、あるいは対応を決めていくというところの中で、私どももご指摘の内容を踏まえて前向きに検討してまいりたいと考えております。
◯21番(増田匠君) では、個別的な一人ひとりのはがきなどの周知はするということでいいのですか。
◯健康推進課長(鈴木恭智君) 繰り返しになりますが、予算の都合もございます。基本一人ひとりに届くようにということで検討させていただきたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。佐久間議員。
◯11番(佐久間むつみ君) 環境保全費の環境政策課の環境保全啓発事業の
太陽光発電促進奨励金ですが、先日ご説明を伺って、どうしてこの啓発事業になるのか、啓発になるのかということについて伺いたいと思います。
◯議長(しらた満君) 磯貝資源循環推進担当課長。
(資源循環推進担当課長磯貝浩二君登壇)
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) 新たな奨励金制度が環境保全啓発事業、啓発になるのかということでお答えさせていただきます。
今現在も余剰売電向けの補助金に関しては、こちらの環境保全啓発事業で補助制度として実施させていただいております。こちらは、単に補助をするというだけではなくて、あわせて太陽光の役割、どういった効果があるのかといったことも啓発しながら、補助制度と組み合わせて推進をしているという中で、この環境保全啓発事業のほうで実施をさせていただいているところです。
今回の新たな奨励金制度についても同様な形で考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) 内容について、もう少し詳しくお願いします。
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) 今回の新たな奨励金制度の制度概要ですが、既存の集合住宅に全量売電、10キロワット以上の設備ですが、こちらを設置した管理組合に対して、その設備が設置されたことにより課税される、想定される固定資産税・償却資産税の相当額を奨励金として3カ年交付するものでございます。
これまでは、先ほど申し上げたとおり余剰売電、10キロワット未満のところについては補助金を交付しておりますが、今回、こちらの全量売電についても支援をすることによって、それぞれの集合住宅が多様な手法で設置できるということで、
太陽光発電設備設置の促進を図ってまいりたいと考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) そうしますと、91万4,000円というのは固定資産税を免除するというものになると思うのですが、どの程度の対象を考えていらっしゃいますか。
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) 今回の補正予算で計上させていただいている奨励金は、2件分ということで計上しております。1件が複数の建物からなる管理組合、おおむね200キロワット程度を想定しておりますが、こちらが1件分。もう1件が単独の建物で、40キロワット程度乗るだろうというところで想定しております。こちらのトータルで200キロワットと40キロワット、16万9,600円と74万4,000円、合わせて91万3,600円、2件分ということで計上させていただいているものでございます。
◯11番(佐久間むつみ君) そうしますと、3年間とおっしゃったのですが、これは今回は1年分ということで、毎年これが出るということになるのですか。
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) こちらの奨励金の金額は、初年度に申請いただいた金額を固定として3年間交付していきたいと考えております。
ですので、先ほど申し上げたとおり、仮に40キロワット設置された場合には、16万9,600円が3カ年間、合計で約51万円程度を交付してまいりたいと。
もう1件のほうが仮に200キロワット設置された場合には、初年度74万4,000円、これが来年、再来年ということで、3カ年で220万円程度の奨励金を交付してまいりたいと考えております。
ただ、この奨励金の単価については、国のほうの買取価格制度によって設備単価が毎年公表されております。その際の設備単価を参考に、来年度からまた新規で申請する管理組合に関しては、来年度の単価、その単価が3カ年続くというような形で考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) これは啓発するということで、これから管理組合や市民向けにどういう形でPRするのでしょうか。
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) 管理組合等へのPRですが、この議会でお認めいただきましたら、今、多摩市に登録していただいている管理組合はおおむね100団体くらいございますが、登録いただいている団体には全て郵送で制度のご案内をさせていただく。それとあわせて広報・ホームページに掲載するとともに、各種啓発事業等も行っておりますので、そちらの機会を捉えてご案内を差し上げていきたいと考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) 一応、これまでの市の取り組みの中で、こういう事業について手を挙げているとか、そういうところがあるのかどうか。それとも、ないからこういう形でやろうとしているのか、その辺についていかがでしょうか。
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) こちらが具体的に見込みがあるのかというところでお答えさせていただければと思います。昨年12月くらいからセミナー等を開催し、いろいろな管理組合のお話なども伺ってまいりました。
また、今年度、市のほうも委員として参加している事業化検討協議会の中で、アンケート等もとらせていただいたところでございます。
管理組合の中では、もちろん自然エネルギー、再生可能エネルギーに関して関心を持っていらっしゃる管理組合もいれば、そうでないところもございました。そういった中で、実際に普及させていくに当たっての課題の1つとして、コスト面を挙げられている管理組合もいらっしゃいました。
集合住宅でこの太陽光発電を設置していくに当たっては、その管理組合の中での住民合意が必要になってまいります。そうした中で、昨年1年間いろいろ検討してきた中で、集合住宅に設置していくに当たって、全量売電でやったとしても、今の買取単価がメガソーラーを基準に買取単価が設定されている中では、建物の屋上に乗せる比較的小さな
太陽光発電設備は必ずしも収益性が高いというものではございません。そうした中で、一定のこういった市の支援があれば、住民の合意が得やすくなるといったようなお話は伺ったことがございます。
ただ、今回奨励金を設置したから、具体的にやりますというお話は、今のところは伺っておりません。
◯11番(佐久間むつみ君) そうしますと、設置コストと売電した場合の収入と、3年間の固定資産税の免除ということで、その後、設置したところについては売電というような形で収益が上がってくるというふうに考えられるのかどうか、その辺が疑問ですが、いかがでしょうか。
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) 今回のこの固定価格買取制度は、基本的に国のほうの制度では発電にかかる設置・運用コストに一定の利益率を掛けたものということで買取価格が決められております。
ただ、先ほど申し上げたとおり、もととなる設備がメガソーラーを基準に考えているというところから、一般的にマンション等の集合住宅に乗せる場合、そういったメガソーラーというものは乗りませんから、今回公共施設でも乗せましたが、大体50キロワット程度のものが1棟当たり多いかと思います。そういったものは必ずしも採算性はよくはございません。ただ、初期投資、実際に乗せる段階で一定程度のコストシミュレーションをしてやる分には、買取価格自体は20年間保証されておりますので、それほどリスクがあるものではないと考えております。
今回、この奨励金制度は、金額としては全体の中から占める割合としてはそれほど大きなものではございません。これ以外に当然、売電収入も加味しながら、それぞれの管理組合でコスト計算は当然していただくような形になろうかと考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) 初めて設置するという場合に、やはりコストにかかるシミュレーションや、本当にこれが環境保全の啓発になるのかとか、私も心配していますが、20年後のパネルがだんだん古くなって使えなくなるということになっての廃棄の問題や、いろいろなメリット・デメリットがあると思うのです。ですから、そういうこともやはりきちんとはっきりさせた上で啓発をしていかないと、後でまた禍根が残る、問題が起きるのではないかという心配がありますので、その点についても、しっかりした市民へのメリットの面とリスクにかかわる問題をきちんとお話しした上で、ぜひ進めていただきたいということを要望したいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。星野議員。
◯19番(星野なおこ君) 環境部が設立されて、再生可能エネルギーの普及というのは非常にいいと思うのですが、今のお話を伺っていると、非常にお金の話ばかりしていて、せっかく環境部が設置されたのに、例えば省エネルギーに対する取り組みとか、そういう話は全然ないのでしょうか。
例えば、今お話がありましたけれども、奨励金の単価が例えば200キロワット、中規模共同住宅であれば、先ほど74万4,000円とおっしゃっていましたね。40キロワットが16万9,600円で、それを3年間交付するというお話でした。
その前に、初めに設置費用が非常にかかるとおっしゃっていました。例えば200キロワットを想定して設置した場合、どれくらい設置価格がかかるのか。そしてその200キロワットを設置した場合の売電額、全量売電とおっしゃっていましたが、年間どのくらいの収入が得られるのか、その試算はされているのかどうかを伺います。
◯議長(しらた満君) 磯貝資源循環推進担当課長。
(資源循環推進担当課長磯貝浩二君登壇)
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) 200キロワットの
太陽光発電設備を設置した場合の設置コストは、今回奨励金の算定基礎となった国のほうの設備単価では、200キロワットを設置した場合には1キロワット当たり32万4,000円というところで積算をさせていただいております。ですので、これ掛ける200キロワット分、6,400万円ほどが初期投資の費用になろうかと考えております。
これが設備規模ごとに設置コスト、単価が変わってまいります。これが50キロワット未満の場合、国のほうの単価ですと36万9,000円、500キロワット以上ですと29万4,000円という金額が出てございます。
先ほど、お金の面だけというお話がございましたが、当然、環境部でやっているというところでは、つくるほうよりか省エネのほうが非常に大事だと考えております。私のほうは、あわせてごみのほうもやっておりますが、リサイクルするより、排出抑制するほうが非常に大事でございます。私のほうは、今回創エネということでやっておりますが、同じ環境政策課の中で、今年度新たな省エネの事業等もいろいろやっているところですので、省エネと創エネを組み合せて環境に配慮した政策をやってまいりたいと考えております。
売電額については、ちょっと今こちらの手元に数字はございませんが、おおむねパネル1キロワット当たり年間に1,000キロワットアワーから1,100キロワットアワーほど発電するというふうに試算しております。それ掛ける今年度の買取単価、34円余が1キロワット当たりの売電収入となりますので、それ掛ける設置したパネルの容量で、おおむね1年間の売電収入が出てくるものと考えております。
◯19番(星野なおこ君) いろいろな方面から推進しているとおっしゃっていましたが、太陽光発電の屋根貸しをしましたね。これはある意味、市内の集合住宅への普及啓発の1つだったわけです。それで、なぜ今回これをまたさらに全量の売電の太陽光発電の設備もするのかということは、多分今までやってきた屋根貸しの啓発がきちんと反映されていないのではないかと私は思っているのです。
今、お金の話ばかりと申し上げましたけれども、これは共同住宅の管理組合を対象にしていますね。今、大体約100団体とおっしゃっていましたが、結局設備投資が一番初めに200キロワットで6,400万円かかるわけでしょう。ということは、ある意味余裕があるような管理組合でないと、できないのではないかと私は思っているのです。環境部ははっきり言って多摩市全体を考えるべきであって、こういう特定の人たちだけを対象にするべきではないと思っています。
私は、この間8カ所つけた公共施設に多摩市がつけて、全量売電したほうがよほど多摩市民のためになると思っているのですが、そういう考えはしたことがなかったのでしょうか。今さら言ってもしようがありませんが、私ははっきり言いまして、これは環境部として、これをこのやり方で推進していく以外にも、環境部としてしっかりとした方向性を出していただきたいと思っておりますが、そこのところを伺います。部長にお願いします。
◯議長(しらた満君) 浦野環境部長。
(環境部長浦野卓男君登壇)
◯環境部長(浦野卓男君) 今までの公共施設の屋根をモデル事業でやってきたわけですけれども、その啓発が不十分というようなご意見もありました。あれはモデルとしてやったわけですが、これが、管理組合の方ですが、屋根を貸す側、または自分で設置する場合、その設置するリスクがどんなものがあるかということを洗い出すためにやったわけです。今回の決算の資料でも、そのQ&Aは出しておりますので、またそれをよく見ていただければと思いますが、まずはそういうリスクはどういうものがあるかということを出してきた。
その上で、管理組合の屋根を活用してという、こういう事業を進めるにおいて何が障害かということをいろいろアンケート等もやった中で、住民の合意というところがかなり困難性が高いと。当然、管理組合には100世帯、200世帯と多くの世帯がある中では、環境に本当に強い関心をお持ちの方、何とか自分の管理組合、団地の上につけたいという思いの方もいらっしゃいます。そういう方を少し後押しするような施策も必要かなということで、今回始めたわけです。
公共施設だけでこういうことをやって十分かどうかという話がございます。なかなか公共施設だけやっても全体のボリュームは十分ではございません。やはり今の地球温暖化の流れになっている中で、低炭素社会を構築していきたいというところでは、地域地域でできることがあろうかと思うのですが、それを進めていくことが重要だと思っています。
そういう意味では、消費地である多摩市で発電することが大きな意味があると思いますので、これは公共施設、行政だけに限らず、官民挙げて進めていくことが必要だというところが、環境部のスタンスでございます。
◯19番(星野なおこ君) ありがとうございました。
先ほど、磯貝課長から売電の計算式をお答えいただきましたけれども、「今年は何百万円の売電がありました」、「今年はこんな売電がありました」という報告が管理組合から来るわけです。本来なら本当は節電の効果をねらうべきだと私は思っているのです。そういう効果がこれで薄れてしまうのではないかと、私は非常に懸念しているわけです。
確かに環境に対して意識が高い方が中心となって管理組合で設置していくのかもしれませんけれども、その本来やらなければいけない節電ということをみんなが忘れてしまったら、私は意味がないと思っているので、環境部として、せっかく環境部が設置されたのですから、この今やっている太陽光発電の普及以外にも、環境部としてこれからやっていかなければいけないところをどこに置いていくのか、そこをお答えいただいて、終わりたいと思います。
◯環境部長(浦野卓男君) このエネルギーの問題は、これで言えば先ほど担当課長も説明しましたけれども、今回は創エネという意味での全量売電のケースを予算化いたしましたけれども、やはり一番重要なことは、14万市民が全てできるのが省エネでございます。
ですから、まずは省エネをしっかりとやる。また行政においては、今、街路灯のLED化や公共施設もLED化を進めたり、省エネ化を進め、日常のクールビズや消灯の徹底等もしておりますので、その辺はこの創エネに限らず、底辺である節電・省エネというのはしっかり行いながら、そういったものを大切にしながら、この創エネも進めていきたいと思っております。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。荒谷議員。
◯2番(荒谷隆見君) 1点だけ聞きたいのですが、先ほど佐久間議員からも言われていたのですが、この太陽光パネルが仮に20年たつ前に何らかの理由で建物を取りかえたいとかで、このパネル自体を捨てたいといった場合に、多摩市の場合はどういうふうに捨てればいいのですか。
◯議長(しらた満君) 磯貝資源循環推進担当課長。
(資源循環推進担当課長磯貝浩二君登壇)
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) 公共施設への太陽光パネルの廃棄ということですが、基本的に市の予算で設置したものに関してはそのあたりの処分は自由にできようかというふうに考えております。
ただ、今年度、屋根貸しによって公共施設に設置したものについては、基本的には20年間そちらを貸しますということで設置をしていただいておりますので、万が一途中で建物等が取り壊し等になった場合には、その発電事業者との協議になろうかと考えております。
廃棄物の関係ですが、こちらは昨年、国のほうで「使用済再生可能エネルギー設備のリユース・リサイクル・適正処分に関する調査」というものを実施しております。その結果報告書の中では、今現在においては排出以降の段階で課題が顕在化している状況ではないという状況で報告されております。
その廃棄物が実際にどちらに行くかということですが、基本的に事業者が撤去したものについては産業廃棄物でございますので、事業者が産廃処理施設に持ち込むという形になります。あまりないかと思いますが、もし個人の方が個人で取り外した場合は一般廃棄物という形になりますので、一般廃棄物については確認しておりませんので、後ほどお答えさせていただければと思います。
そのリサイクルの点については、国のほうでも今年度から太陽光発電リサイクル技術開発プロジェクトというものを始めております。その中で、低コストリサイクル技術の開発、あるいはリサイクルシステムの構築といったものを検討していくというふうになっておりますので、今後太陽光パネルの廃棄物が増加する際にも、適正に処理がされていくと考えております。
◯2番(荒谷隆見君) 今まで個人で設置された方も、いつ、どんな事由で取り外さなければいけないかもしれません。なので、この廃棄の仕方について、市がこうやって進めていくのであれば、なおさらきちんとしたものを、例えば個人でつけていただいたけれども、残念ながら2年で取り外すことになりましたと、多摩市のエコプラザに持ってきていただければ、解体して自分たちで処分させていただきますとか、何かそういうものをきちんと持っていないと、少し無責任だと思うのです。
推奨するのであれば、最後の廃棄の部分までしっかり検討して、そこまで責任を持ってできるような体制で推奨を進めていただきたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって、衛生費ついての質疑を終了いたします。
次に、商工費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって、商工費についての質疑を終了いたします。
次に、土木費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。板橋議員。
◯9番(板橋茂君) それでは、25ページの街路樹等維持管理経費について伺います。
枯れ木・枯れ枝の撤去ということのようですが、対象の枯れ木の数、また枯れ枝の木の数がどれくらいあるのか、まずお答えください。
◯議長(しらた満君) 森田道路交通課長。
(道路交通課長森田佳宏君登壇)
◯道路交通課長(森田佳宏君) 昨年秋ごろから、各地で枯れ枝の落下・枯れ木の倒木による通行者の自傷事故が発生しております。これを受けて、本市におきましては街路樹の点検を本年4月から実施してまいりました。
ただいまのご質問にございました枯れ木については325本、枯れ枝については2,679本の木で確認されております。
◯9番(板橋茂君) 私も事前に資料をいただきまして、枯れ木と枯れ枝の状況などを知ったわけですが、枯れ木という点で、遊歩道の枯れ木が結構目立つのに驚きました。この枯れ木が325本と今言われましたが、貝取と豊ヶ丘と鶴牧の遊歩道の枯れ木を合わせると、150本なのです。遊歩道の枯れ木が非常に目立つということについて、どのように見ておられるのか、お聞かせください。
◯道路交通課長(森田佳宏君) 街路とペデストリアンデッキというところで2分化されようかと思っています。街路につきましては、人目も多いということもあって、我々のパトロール等、また業者などのパトロールで発見するケースも多々あるかと思います。
一方、ペデストリアンデッキについてはなかなか目につきにくい部分も多々ございます。こういったところで、今回調査した結果がペデストリアンデッキのほうが多かったという結果になっていると思っております。
◯9番(板橋茂君) そして枯れ木・枯れ枝で極端に目立つのは、やはりケヤキと桜の木です。そういう意味では、前にケヤキの枝が落ちて大けがをしたというニュースが入ったこともありましたが、やはりケヤキ自身が途中で枝を枯らしながら落下させるという性格を持つということも言っておられましたが、街路樹として適切なのかどうかという問題についてはいかがでしょうか。
◯道路交通課長(森田佳宏君) ただいまのご質問にございましたとおり、枯れ木については発生樹種として桜、エンジュ、コブシという木が多ございます。また枯れ枝についてはやはり桜、トチノキ、ケヤキというところが非常に多くなっております。
街路樹に適した木かどうかということですが、正直言ってなかなか、例えばコブシの木などは乾燥にも弱く湿潤にも弱いということで、非常に過酷な条件にさらされる街路樹としてはなかなか不向きな部分もあるのかなと思っております。
そういった木も、多摩市の街路樹としては多々存在しているというところでございます。
◯9番(板橋茂君) とは言いましても、四十数年の街路樹として大きく成長しておりますので、それは植えかえましょうという簡単なことにはならないとは思うわけですが、実はどこに枯れ木があるのかということで、地図を落としてもらい、ある程度私も見てみました。織田学園の裏のペデストリアンデッキは、宝野公園からずっと来ている遊歩道なのですが、宝野公園もまさに桜の木がたくさん生えて、花見には最適のところですが、やはり驚きました。この大きな桜の木が五、六メートルごとに成長しているのです。それも1列ではないです。4列くらいで行っていますので、もう桜自身がお互い木と木で淘汰し合っているような状況を見て、これは木がかわいそうだなという思いもしました。
また、織田学園のそばのあの遊歩道は、3列大きな木が生えていますが、やはり真ん中の木に光が来ないのでしょうか。枯れ木と言われているのは、どちらかというと、その真ん中に生えている木が非常に貧弱な状況になって枯れているという状況を見たとき、やはりもう四十数年たって、木をもう少し、木の成長のためからも、今の木のありようを見直す必要があるのかなと思った次第です。
その中で、やはり特に思ったのが、旧南永山小学校跡地の校庭の敷地に沿って、約200メートルくらいでしょうか、桜の木がわっと生えています。ここのところは十数本が枯れ木対象になっているのです。
行って驚きました。何しろ小学校の敷地のほうも下草などを全然刈らないので、ぼうぼうとした状況で、まさに桜の木も大きく高く成長しておりまして、その高いところで大きな枝が折れた状態で、いつ落ちてきてもおかしくないような状況になっています。
やはり木自身がこういった形で淘汰して枯れてきているという実態などを思ったわけですが、この実態をどのように見ておられるのか、お聞かせください。
◯道路交通課長(森田佳宏君) ニュータウンについては、やはりみどりを早く大きくしよう、あるいは緑化をしようということで、ニュータウン造成時にたくさんの木が植えられていたと思います。
以前は、街路樹についても大体樹木間隔が6メートルから8メートルということでやっておりました。現在は10メートルから12メートルという間隔で植えているところでございますが、そういうことで樹木間隔の非常に狭い部分が多々ございます。こちらにつきましては、当然、今やっております「多摩市街路樹よくなるプラン」でも適正な間隔を確保して、育成空間をまず確保しましょうと、それが木のためにもいいということですので、そういった対応、要は適宜伐採等を行っていくことも考えているところです。
◯9番(板橋茂君) 枯れてから伐採するということになると、本当にいびつな格好の街路樹になりかねないということで、やはりそれなりに前もった計画的な街路樹政策はつくり上げていただきたいと思います。
そしてもう1つ気にになるのは、乞田川、大栗川の周辺には立派な桜の木が咲いて、本当に大きく枝を川のほうに伸ばして、桜の時期になると素晴らしいのすが、あわせて根上がり防止ということで、川側ではなく歩道側の根を大きく切って歩道に根が出てこないように、そういった根上がり防止策なども今やられていると聞いています。
そこで気になるのが、本当に川側に大きく枝を伸ばしている桜の木で、片側の根をしっかり1メートル以上切るということになると、この桜は大丈夫なのかな、もつのかなという不安にもなるわけです。
川沿いの桜は本当に素晴らしいのですが、今のこういった根切り状況というものを、どちらも痛しかゆしという気がするのですが、今後どのように進めていこうとしておられるのか、ますます木は大きくなっていくと思うのですが、その点についてのお考えをお聞かせください。
◯道路交通課長(森田佳宏君) ご指摘のとおり、乞田川の桜に限らず、根上がりによる補修を行う際には根を切断するということになっております。根の切断は樹木にとって大きなダメージということになりまして、大変かわいそうなことなのですが、道路の通行性の確保を図っていく上ではやむを得ない措置かと考えております。
現在のところ、根上がりの補修をすることによって街路樹が倒木をしたなどという事故は発生しておりませんが、確かに乞田川の桜の一部が川側に大きく傾斜しているという部分も確認はしております。
こういった大きく傾いた木については、通行の安全に支障がある場合には切っていくという形にはなっていこうかと思います。ただ、今後は「街路樹よくなるプラン」にありますとおり、先ほど申しましたとおり、街路樹間隔を広げ、街路樹の育成空間を確保する、そういった中で地域の特性も考慮しつつ、街路樹の樹種等についても十分に検討して、将来的には根上がり等が起こりにくいような街路樹環境をつくっていくことを考えております。
◯9番(板橋茂君) では、最後にお聞きします。根切りすることによって倒木は考えられないというお話もありましたが、何年か前の台風のときに100本単位くらいでしたか、大きな倒木が起きました。あれは基本的にはどういう木が倒れたのか、お聞かせください。
◯道路交通課長(森田佳宏君) 申しわけございません。そのときの樹種というものを、私は今確認できておりません。調べてからのご報告ということにさせていただきたいと思います。
◯9番(板橋茂君) 枯れ松なども結構目立ったという話も聞きはしたのですが、私も今回ちょっと街を見て回ったときに、やはり枯れ松というのは非常に目立ちますね。そういったものが散見されますが、何しろ大きな木が突然に台風などで倒れてくるというのは本当に事前にまさに防災しなければいけないような問題でもあります。そういった危険な木というのは、何件か捉えておられますか。これを最後にお聞きします。
◯道路交通課長(森田佳宏君) 枯れ木というところで危険な部分はございます。こちらについては先ほどお話しした325本、これは全て枯れ木で、いつ倒木するかわからないという状況でございます。これら325本につきましては、早急にこれを撤去していくということでご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。安斉議員。
◯8番(安斉きみ子君) それでは、25ページの道路整備事業についてお伺いいたします。730万円というお金で、不動産鑑定料、工事請負費、道路拡幅工事、物件補償費となっておりますが、これは中和田通りの整備計画で、たしか平成21年度から第1工区、そして26年度から第2工区という形で進められている事業だと思います。今回、この工事の該当する場所がどのあたりになって、その大体の中身がどのような内容なのか、そのあたりからお伺いしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 森田道路交通課長。
(道路交通課長森田佳宏君登壇)
◯道路交通課長(森田佳宏君) 今回お願いしております暫定整備の区間でございます。ちょうど中和田通りの中ほどになりますか、帝京大学北というバス停がございますが、そのバス停から少し百草団地寄りに上ったところについて用地買収ができた部分、また来年度用地買収を予定しているところですが、ここで地権者の方のご了解を得られまして、買収は平成27年度になりますが、その前段階で歩道として使ってもいいという承諾をいただいた、その部分について暫定的に歩道整備をしていくということでございます。
◯8番(安斉きみ子君) 第1工区が平成21年度からやられてきたわけですけれども、まだやり残しがあるのかどうか。
それから、今度は第2工区でもまだこれからなさるところがあるかと思うのですが、今後の計画について伺います。
◯道路交通課長(森田佳宏君) 大変申しわけないのですが、事業の進捗が非常におくれております。現時点で、用地買収として2,405.39平米の用地買収をするという予定でございます。それに対して、平成25年度末までに955.02平米の取得ということで、約40%程度の用地取得にとどまっております。
◯8番(安斉きみ子君) そうすると、いわゆる第1工区と言われたところでも、まだ残っているということですね。
それから、なかなかこれからの用地買収が非常に難しいところだと思うのですが、今のところ、全体の計画の40%というところでは大変厳しい状況かと思いますが、通学路の安全の面からも必要かと思います。
そもそも七、八年くらいの計画を六、七年くらいで終わりにさせたいというような所管側の希望もたしかあったと思いますが、その見通しは少しおくれるという感じでしょうか。
◯道路交通課長(森田佳宏君) 重ね重ねのお詫びで申しわけございません。大変事業進捗がおくれておりまして、現在、先ほどお話ししましたとおり40%程度の用地取得率となっております。
今後につきましては、少し連続した区間が発生したときに随時一定規模で工事を施工していきながら、効果発現を行っていくという形になろうかと考えております。
◯8番(安斉きみ子君) 今の帝京北通りというあたりは、戸建ての住宅が非常にふえてきたのですが、ここから多摩第二小学校に歩いて通うお子さんたちが実際にふえているのかどうか、そのあたりをお伺いします。
◯議長(しらた満君) 田島学校支援課長。
(学校支援課長田島元君登壇)
◯学校支援課長(田島元君) この地区につきましては、ご案内のとおり、多摩第二小学校と竜ヶ峰小学校が統合して以来、バス代の補助をしてございます。こちらについては、これまでの経過の中で、おおむね40人くらいの対象人数で推移しておりますので、大きくこの何年間で人数がふえたということはございません。
◯8番(安斉きみ子君) この帝京北通りの戸建て住宅のお子さんたちも百草団地のほうに上がってバスを利用されているということでしょうか。
◯学校支援課長(田島元君) この対象につきましては、バス停で帝京大学入口というバス停だったと思いますが、今、安斉議員がおっしゃっているようなそちらの戸建て住宅については、このバス通学の対象としてございます。
◯8番(安斉きみ子君) 通学には使われてはいないようなのですが、子どもたちの行き来などがあり得ることなので、なかなか進まない整備事業というお答えが今ありましたけれども、ぜひ努力していただいて、なるべく早く実現をしていくようによろしくお願いいたします。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。今井議員。
◯1番(今井みつえ君) 中和田通りの入り口のところの拡幅はどうなっているのかをお聞きします。工事を道路全面、少しぶつ切りでやってはいますけれども、あそこの入り口のところがバス停があることによってバスがとまると、そのまま後ろのほうに左折や右折の車が行かれなくてという状況があることによって、あそこは拡幅するという予定で動いていたはずなのですが、なかなかそれが進まないということで、あそこは一体どうなってしまっているのかという確認をしておかないと、上のほうが幾ら土地を買ったとか言っても、本来の中和田通りの整備にはなっていかないと思うのです。お願いします。
◯議長(しらた満君) 森田道路交通課長。
(道路交通課長森田佳宏君登壇)
◯道路交通課長(森田佳宏君) ただいまのご質問は、多分ファミリーレストランの前のバス停かと思います。私どもの計画でもバス停車帯をつくって、一般の通行はバスがとまっていてもそのまま車が行けるという形での整備ということで、今考えております。
用地買収については、今、交渉中でございます。
◯1番(今井みつえ君) この話は、もう何年も前からやっていた話だったと思うのです。その辺は計画が進んでいますということでやっていて、もし、大きな事故が起きたときのことを考えると、早くやってもらわないと大変だと思うのです。ですから早急にお願いしたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。橋本議員。
◯17番(橋本由美子君) 橋の問題についてお聞きします。
これは113橋の長寿命化修繕計画のある橋ではないと伺って、私も見てまいりましたけれども、これはどのような形で発見されたのかということが1点。
それから、耐震・補修設計業務と書いてありますが、これはあくまで補修そのものにかかるのでなく、その前段のお金として400万円というふうに理解していいのかどうか。
また、本当にそれが必要なものになるのであれば、今後大体どのような額のお金がかかってくるのか。
◯議長(しらた満君) 森田道路交通課長。
(道路交通課長森田佳宏君登壇)
◯道路交通課長(森田佳宏君) ただいまご指摘のとおり、今回お願いしております鶴牧第一公園北側ペデ橋という橋でございます。鶴牧5丁目のスーパー三徳の南側にある橋で、ご指摘のとおり、橋梁長寿命化修繕計画の対象外の橋梁となっております。長寿命化修繕計画の対象外の橋梁でも、既設橋梁点検ということで5年に1回のサイクルで定期点検を行い、その健全度を確認しているという状況でございます。
今回、平成25年度の点検の中で、こちらの当該橋梁がございました。点検のランクとしてはA・B・C・D・Eとございます。こちらの一番下のEランクに近いDランクというところで点検結果が出てまいりまして、今回非常に劣化が進んでいることが確認できました。そのため、今回補修・補強設計ということで補正予算をお願いしております。
補修と補強の設計なのですが、今回補修・補強の設計をやりながら、この点検結果の詳査を行いますということで、既設橋梁の点検は目視で行っていますが、その部分、目視ではわからない部分もございますので、そうしたところの詳細の確認もその委託の中でやっていこうということでございます。
今後、委託の中で健全度の劣化の原因が究明されれば、それに適したような補修・補強工事を至急やっていくということで考えております。よろしくお願いします。
お金につきましては、損傷度合いがまだわからないものですから、詳しいところがお伝えできないというところでございます。
◯17番(橋本由美子君) 私は素人なので、下に行って見てもわからなかったのですが、あれだけのものを橋脚の下から見たときに、たしか裏側に数字のようなものが書いてあったりしたのですが、かなり専門的な知識が必要だと思うのですが、今、多摩市役所にはこの113橋を含めて180橋くらいあるのですが、ああいう下に行って見て、それを判断して、こういうものに発展させて、きちんと耐震の検査もしながら工事として幾らというところまでつなげることのできる技術者は一体何人いらっしゃるのですか。
◯道路交通課長(森田佳宏君) 橋梁の工事を担当している者は、現在3名おります。
◯17番(橋本由美子君) 人の数ではなくて、そういうものを見て早期に発見できるというのには、それなりの技術的そして経験則が必要だと聞いています。
2つあって、お金の準備と同時に人の準備をしなければいけないということで前にも申し上げたのですが、そういうふうな人材育成計画がおありであれば、これは総務部ではなく、所管のところでどのくらいで育っていくのかという点があればお聞きします。
それから、そういう経験のある方は多摩市にも人材としていらっしゃって、「見て大体わかるんだよ」、「この辺が何年たったら、ちょっと危ない」とか、そういうことがわかる方もこれからは目視のためにだけ人を雇用するわけにはいかないので、そういう協力関係も必要ではないかと思うのですが、その辺についての見通しもお伺いしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 永尾副市長。
(副市長永尾俊文君登壇)
◯副市長(永尾俊文君) 特に橋梁のということでございますが、本当に人材育成は重要だと考えております。
今、課長の森田を筆頭に、橋梁について、そこをもっぱら担当するということで、人材の育成というのは、やはり仕事をすることを通じて職員というのは育つと考えておりまして、多い案件がもう待っているわけでございます。それをどんどんこなしていく、あるいは現場を見せる、あるいはその施工を実際にやらせていくといったことを重ねながら、貴重な人材を成長させていきたいと考えております。
現在3名ですが、これはローテーションを回すことによって他の職員にも波及させていくことが必要だと考えております。
それから、市井の技術者の方もいらっしゃるというご提案は、私どものほうもそういった方のお話を聞く機会、あるいは職員の育成という意味で経験豊かな専門の技術をお持ちの方もいらっしゃると伺っていますので、そういうことについても適時お力をかりていきたいと考えております。
◯17番(橋本由美子君) わかりました。ぜひ進めていただきたいのです。
この橋は住宅地の中にあって、一見健全そうに見えて、しかも買い物に行ったり、保育園もすぐそばにあるということで、やはりいざというときに落下したり、問題が起きれば大きいと思いますので、これも一定のお金はかかりますが、ぜひ進めていただきたいということを申し上げておきます。
◯議長(しらた満君) 先ほどの板橋議員の質疑に対する答弁があります。森田道路交通課長。
(道路交通課長森田佳宏君登壇)
◯道路交通課長(森田佳宏君) 先ほどはお時間をいただき、申しわけございませんでした。先ほどの100本程度倒れたという木でございます。平成23年台風15号の影響で倒れたということで、113本の木が倒木しております。
一番多かったのが
ニセアカシアで35本、あと柳が16本、プラタナス14本ということで、あとはもろもろございますが、主に多かったのはそういうところでございます。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって、土木費についての質疑を終了いたします。
先ほどの荒谷議員の質疑に対しての答弁があります。太陽光パネルの処分です。磯貝資源循環推進担当課長。
(資源循環推進担当課長磯貝浩二君登壇)
◯資源循環推進担当課長(磯貝浩二君) お時間をいただき、申しわけございませんでした。
先ほど、個人で太陽光パネルを取り外して廃棄する場合の取り扱いということでございますが、現在、市の施設のエコプラザ多摩や清掃工場では、太陽光パネルについては処理することができません。というのは、パネルの中には一部有害物質も含まれているということで、消火器やバッテリーなどと同じように処理困難物という形で、市の施設では処理できないので、専門の処理業者等をご案内して処理していただくという流れになろうかと考えております。
◯議長(しらた満君) 次に、消防費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。増田議員。
◯21番(増田匠君) 27ページの第10分団器具置場
耐震補強等工事監理業務委託料の内訳をお願いいたします。
◯議長(しらた満君) 萩生田防災安全課長。
(防災安全課長萩生田利政君登壇)
◯防災安全課長(萩生田利政君) 第10分団の器具置場の補強でございますが、耐震補強と延命措置としての改修事業の2本立てで行っております。
◯21番(増田匠君) 要するに外周りだけの工事ですか。
◯防災安全課長(萩生田利政君) 延命措置としては、屋根、外壁、内装の改修、それから外にあったトイレを中に入れるというような改修でございます。
◯21番(増田匠君) 内装となると、中の畳なども入っていますか。
◯防災安全課長(萩生田利政君) はい。詰所の中の畳についても取りかえるということでございます。
◯21番(増田匠君) 値段的にはこの2,100万円ちょっとは、もうその中で大体おさまるということですか。
◯防災安全課長(萩生田利政君) これは耐震の設計を業務委託いたしまして、その結果によって耐震補強に幾ら、改修に幾らという金額がおおむね出てございます。
◯21番(増田匠君) 第10分団の場所的には、造成や区画整理などの場所ではないですよね。やはりいろいろな地震的な補強をするようなことも入っていますか。
◯防災安全課長(萩生田利政君) 耐震補強の内容ですが、その建てている建物の基礎部分、コンクリート部分についての補強はございます。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって、消防費についての質疑を終了いたします。
次に、教育費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。佐久間議員。
◯11番(佐久間むつみ君) 27ページ、防犯カメラ整備工事ですが、先ほど全校設置の予定であるとおっしゃったのですが、聞き漏らしましたので、何年までにということだったのかということ。
それから今回は都費が95万円で、一般財源が100万円となっているのですが、これを全校設置するとしたら、どのくらいの数で、どのくらいの費用になるのかということですが、おわかりでしたらお願いしたいと思います。
◯議長(しらた満君) 田島学校支援課長。
(学校支援課長田島元君登壇)
◯学校支援課長(田島元君) 防犯カメラは東京都の補助金を活用して整備をさせていただきたいと思っております。
東京都につきましては、平成26年度、今年度から30年度までの5カ年をかけて補助事業を行っていくということでございますので、多摩市におきましても西愛宕小学校が統合予定ですので、小学校17校全校に、この平成30年度までの期間で整備をしていきたいと考えております。
経費につきましては、今回、東京都のほうは190万円について2分の1、95万円の補助金を出していきますので、これに対して多摩市のほうでも17校分の設置を考えていきたいと思っております。
◯11番(佐久間むつみ君) 今年は1校だけでしたね。それで平成30年度までに17校全校ということだと、今伺ったのですが、この防犯カメラの設置の方法というか、つけ方というか、どこにどうつけていくのか、1校当たり何個つけるかというような計画があるのかどうか。
通学路と言っても、各校に応じていろいろ違いが出てくると思うのですが、どういうところを重点的に考えてつけようとしているのかということについて伺いたいと思います。
◯学校支援課長(田島元君) 東京都の補助の要綱の中で、1校当たり5台までという規定がございますので、多摩市においてもその範囲内で設置をしていきたいと考えております。
特に設置を検討している、今年度については愛和小学校、こちらについては平成26年度の新校、また学区が広がったということで、これまで通学路として使用していなかった道路につきましても今年度から使用しているところがございますので、この学校から行っていきたいと考えております。
特に防犯カメラを設置していく箇所といたしましては、おおむね学校の敷地に隣接している通学路を主に考えておりますが、それ以外については過去に事故等があった交差点や不審者情報等が以前あった人通りの少ない道、人目の少ない道等に設置をしていきたいと考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) この防犯カメラの設置なのですが、どういうところに設置をするのでしょうか。やはり電柱や特別にそういう防犯カメラのための設備をつけていくのかなど、いろいろあると思うのですが、どういうご計画ですか。
◯学校支援課長(田島元君) 今年度については、先ほど申し上げましたように愛和小学校に設置をしていきたいと考えておりますが、今検討している中では、学校のフェンスのポール、支柱、そこの隣接している街路灯、また信号柱、信号機が設置されている柱、また学校の校舎の壁等にも設置することが可能と伺っておりますので、そういった場所を活用しながら整備をしていきたいと考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) そうしますと、防犯カメラは学童だけではなくて一般の人たちに対しても防犯になるようなことになるかと思うのですが、そうしますと、多摩市で17校、この5倍で85個のカメラをつけることになると思います。
防犯カメラをつければ本当に安心なのかということもあるし、何か防犯カメラをつけるとみんなが監視されているような感じがなくもないということで、その防犯カメラの功罪は私自身も判断しかねるのですが、本当に防犯カメラをつけて通学路の安全が図られるというふうにお考えになっているかどうか、伺いたいと思います。
◯学校支援課長(田島元君) 通学路に防犯カメラを設置する目的としては、学校・保護者・地域で行っております通学路の見守り活動を補完するために設置をしていきたいと考えております。この防犯カメラを設置することにより、犯罪・事故発生の抑止につながるというふうに考えておりますので、通学時の安全確保の向上に資するのではないかと考えているところです。
他市区で、もう既に通学路等に設置している市区等がございますが、そちらの例で申し上げますと、刑法犯、凶悪粗暴犯、侵入窃盗犯等の犯罪の件数が、この防犯カメラを設置することによりまして減少したという例もございますので、こちらについては一定程度効果があるというふうに考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) よく安倍首相が言っている抑止力になるということで考えていらっしゃるのですか。
◯学校支援課長(田島元君) はい。この防犯カメラについてはこの犯罪・事故発生の抑止につながる効果があるというふうに考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) 例えば1校当たり5箇所とおっしゃっていましたけれども、通学路が長いところもあったり、これ以上につけたいとか、そういう希望がいろいろ今後出てくるかと思うのですが、そういうときに、もう少しふやすようなお考えはあるかどうか。
◯学校支援課長(田島元君) 現在のところ、先ほど申し上げました東京都の補助事業を活用していきたいと考えておりますので、おおむね1校当たり5台程度の範囲内で、この5台の設置場所については学校と調整を図りながら設置していきたいと考えております。
◯11番(佐久間むつみ君) 今は小学校だけなのですが、特に中学生などは課外活動をして夕方遅くなって帰るようなこともあると思うのですが、そういう心配に対して、また防犯カメラに頼るのは本当に私はあまりいいことなのかわからない、あまりよくないのではないかと本当は思っています。監視社会につながるような雰囲気がますます深まっていくのではないかという思いもしますので、なるべくならば防犯カメラに頼らないで見守り体制などがとても大事だと思っておりますが、その点について、PTCAの校外活動などいろいろな形でそういうことについても大切な点を抑えて、ぜひ皆さんのご意見もしっかり伺った上で設置をしていただきたいということを申し上げたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。大野議員。
◯13番(大野まさき君) 基本的なことなのですが、このカメラの設置によって誰がどういう形でチェックを行うのか、あるいはそのデータの保存などはどういう形で考えていくのか。地域のパトロールの補完だというお話もあったのですが、例えば何かあったときに、そういう協力体制なども、パトロールする人たちがそういう画像を見ることもあるのかどうかということも含めてお答えいただきたいと思います。
◯議長(しらた満君) 田島学校支援課長。
(学校支援課長田島元君登壇)
◯学校支援課長(田島元君) この防犯カメラにつきましては監視カメラではございませんので、基本的には常時監視をしている、どこかでモニターで閲覧をするというものではございません。記録をしておいて、基本的には1週間程度でどんどん消去していくという形をとらせていただきたいと考えております。
こちらにつきましては、個人情報保護条例や犯罪のない安全なまちづくり条例等の規定がございますので、私ども教育委員会がこちらの管理者になって、何かあったとき以外については閲覧ができないという形をとりまして、個人情報の保護については留意しながら進めていきたいと思っております。
◯13番(大野まさき君) では、確認ですけれども、あくまでも記録として一応1週間分くらいは保管して、何かあったときに教育委員会を通じて対応するという扱いだけだということでよろしいでしょうか。
◯学校支援課長(田島元君) 基本的にはそのような対応をしていきたいというふうに考えております。
この収集、録画した個人情報につきまして、外部等に提供する場合については、この個人情報保護条例第14条の規定等もございますので、法令の規定があり、個人の生命・身体を守るためにやむを得ないと認められる例外的な措置として外部提供することはあろうかと思っておりますが、基本的には教育委員会としての活用ということが原則となるというふうに考えております。
◯13番(大野まさき君) 条例を見ればいいのでしょうが、その必要な場合というのは、例えば警察なり政府なりがそういうものを要求してきた場合には、応じるということで理解してよろしいでしょうか。
◯学校支援課長(田島元君) そうです。想定しているのは警察の捜査令状等が出ている場合については、義務的に出す必要があろうかと思っております。また、捜査令状がない場合についても、捜査の必要がある場合について、こちらについては任意的な開示になりますので、その場合は私ども教育委員会で判断した上で提供したいと考えております。
◯13番(大野まさき君) 細かいのですが、こういうカメラを設置することについての、例えば児童・保護者などへの通知や地域への通知は、どのようにお考えでしょうか。
◯学校支援課長(田島元君) 東京都の補助事業の中にも、見守り体制が整備されていること、また保護者・地域等にきちんと説明をした上でということがこの要件の中にも入っておりますので、今回ここで補正予算を認めていただいて、それ以降については学校、また自治会・管理組合、青少年問題協議会、また、愛和小学校については通学上のご協力をいただいておりますので、老人会等に説明会を設けた上で設置のほうを進めてまいりたいと考えております。
◯議長(しらた満君) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
ほかに質疑はありませんか。板橋議員。
◯9番(板橋茂君) 個人情報保護条例や、そういった犯罪のない安全なまちづくり条例の中で、防犯カメラの設置のあり方などについても詳しく決められておりますので、それに基づいてやっていただきたいと思いますが、やはりこの愛和小学校の周辺は特に愛宕山があり、また通学路もトンネルをくぐって行ったりしなくてはいけないような新たな通学路などもやはり出てきておりますので、見守り体制をしっかりと充実するという点では、それなりの効果があろうかと思います。
やはり市民の皆様にも周知しながら、みんなの目で子どもたちを守っていくということが基本だとは思いますが、その点もぜひ一緒にやっていただきたいと思います。
議案説明のときに、メンテナンス費用はほとんどかかりませんからというお話はあったのですが、しかしメモリーカードを入れて、自動的に回転していくとは言っても、やはりこういったカメラの定期的な点検、安全確認というのが必要かと思います。その点の対策はどうなっていますか。
◯議長(しらた満君) 田島学校支援課長。
(学校支援課長田島元君登壇)
◯学校支援課長(田島元君) 今年度については設置をする段階でございますので、来年度以降については順次ほかの学校にも広げてまいりたいと思っておりますので、メンテナンス費用が一定程度発生するかと思っています。
それにつきましては、来年度の当初予算に計上させていただきたいと思っております。
◯9番(板橋茂君) 今後5年間で小学校全校にということですが、その段取り、来年はどうなるか、再来年はどうなるか、いつ全校につけ終わるのかという計画がわかっていたらお答えください。
◯学校支援課長(田島元君) 先ほど申し上げましたとおり、この事業が東京都の平成30年度までの5カ年にわたる事業でございますので、今年度愛和小学校1校につけさせていただき、西愛宕小学校を除いて、残り16校の小学校がございます。単純に割りますと、1年当たり4校掛ける4年間というふうになりますが、これにつきましては予算等、また学校との調整、地域の方等への説明等がございますので、計画的にこの4年間の中で全校に設置していきたいと考えております。
◯9番(板橋茂君) では、最後に1つだけ。
一定のメンテナンス費用がかかるだろうという、安全確認といった作業があろうかと思いますが、それはどういったところを考えておられるのか、最後にお聞きして終わります。
◯学校支援課長(田島元君) メンテナンスについては、今、いろいろ業者から見積もりをとっているところでございますが、いろいろ業者の中で中身が異なってくるところもございますが、おおむねSDカード等、こういった消耗品につきましては、消耗品で対応することになりますけれども、特に先ほど申し上げましたように、警察等が想定されますが、外部に提供する際の閲覧する際の人の配置など、また機器の一定程度の修繕につきましては、メンテナンス費用の中で取り込んでいきたいと考えております。
◯9番(板橋茂君) 個人情報保護にもかかわるかとは思いますが、どういうところにこういった事業を委託しようとしているのかということだったのですが。
◯学校支援課長(田島元君) こちらについては今回工事費のほうで要求をさせていただいておりますので、委託というわけではなくて、カメラを実際に設置していただく工事については業者のほうに依頼をしていきたいと考えております。
運用につきましては教育委員会として行っていきたいと思っております。
◯議長(しらた満君) この際暫時休憩します。
午後5時01分休憩
──────── - ────────
午後5時02分開議
◯議長(しらた満君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに教育費について質疑はありませんか。橋本議員。
◯17番(橋本由美子君) 小動物のことです。27ページ、小学校動物飼育推進校事業についてですが、これは多摩第一小学校だということは聞いているのですが、目的、そして今年度、次年度とどういうふうに進んでいくのかという点。
あと、消耗品という中に入るものと、それ以外でお金がかかるものがあれば、お答えください。
◯議長(しらた満君) 神山教育部参事。
(教育部参事神山直子君登壇)
◯教育部参事(神山直子君) こちらの小学校動物飼育推進校というのは東京都の事業でございまして、東京都から指定されております。主なねらいとしては、小学校において動物飼育を行うときの指導方法の開発、それから獣医師等の連携によってどのような取り組みができるかということがねらいでございます。
成果については、都に報告書を提出します。それを都のホームページ等に掲載をしまして、都内の小学校の取り組みに役立てていただきたいということです。
消耗品につきましては、動物飼育をする場合のえさ代、それからミネラル代、ビタミン剤のようなものも購入します。また、多摩第一小学校の場合はヤギを飼っているのですが、子どもたちがヤギと触れ合って、言葉が通じないヤギの気持ちを考えて、ヤギの身になったらどんなふうに環境整備をしていけばいいのかということを考えます。そのための整備費、それからヤギのことを考えるための研究する書籍代を予定しておりまして、合計20万円ということになっております。
◯17番(橋本由美子君) 学校はそれまでにもウサギなどを飼って、教育基本法などいろいろ関連の学習指導要領を見ると、今おっしゃったように子どもの心を育てるためというふうにあるのですが、今回のはそれを超えた何か取り組みがあるのかということ。
それから、ヤギというのは家畜伝染病予防法にのっとる動物で割合東京都教育委員会としては推奨外の動物だったというふうに私は調べたところ聞いているのですが、この辺をどういうふうにクリアして、また進めようとしているのかをお答えください。
◯教育部参事(神山直子君) 確かにヤギについては、東京都教育委員会にとっては推奨外であったかとは思われます。ただ、この事業の中で特徴とするのが獣医師の派遣というものがございます。年間30時間、学校担当の獣医師を派遣するということが要綱にうたわれております。
もともと多摩第一小学校はESDの取り組み等を積極的に行っていたのですが、ヤギについては昼間に出産をいたします。それを考えますと、生命尊重、命を大切にしましょうということを言葉だけで教えるのではなく、新しい命が生まれる、そのものを子どもたちに体験させたいという考えがこれまでにない新しい取り組みであったと評価されると思います。
◯17番(橋本由美子君) つまり出産を終わって、今、親ヤギと子ヤギが暮らしているかと思うのですが、これからもし発展させるとしたら、また出産の場も用意されるかと思いますが、両方ともメスで、そういうことは人工的に何かきちんと妊娠してお母さんとしてということも計画の中に入っているのですか。
◯教育部参事(神山直子君) 今回の出産につきましては10月にペアリングが行われておりまして、3月20日に出産をしております。やはり命を学習の対象とする限り、無計画に産ませるのはなく、学校と獣医師、また東京農工大学のご協力をいただいているのですが、計画的に取り組むことが大変重要であると思っています。
◯17番(橋本由美子君) 1校においてこういうモデルで進んでいくことについて否定するものではありませんが、ヤギ、羊、そして鶏と、みんな家畜の伝染病という形では一定のこともありますし、獣医師も今回は多分獣医師会が積極的な対応をとられているので、多摩第一小学校からお金を払ってということは出てこないのではないかと理解していますが、その辺。
それから、これをいいことだからといって、他の小学校に広げるには、またさまざまな問題もあるかと思うのですが、その辺の市としての見解も伺いたいと思います。
◯教育部参事(神山直子君) 先ほども申し上げましたように、こちらの事業の指定を受けますと、東京都教育委員会から学校担当獣医師を30時間派遣していただきます。これはこの指定の時だけですが、獣医師と学校教育がどのように連携し、教育活動に役立てていくのかという、事例としては学ぶべきものが多くあると思います。
またご指摘のとおり、動物と触れ合うときには衛生の問題や伝染病の問題等については慎重に慎重を期すること、それからアレルギーについても対応が必要です。
そのことについては専門性を有する獣医師からアドバイスを受けつつ、教員についても指導に対しての留意点を明らかにした上で、子どもたちとともに体験活動を充実させることが重要だと考えております。
◯17番(橋本由美子君) 神山参事のおっしゃることに本当に否定すべき問題はないと思うのですが、現場で学校の先生がやるのは、ヤギ育てではありませんし、子どももそれに触れ合っている時間は本当に十分持てる状況でもないので、そういう意味では、本当に目的は何なのか、そしてどんな問題があるのかということをきちんと検証して、広げるべきは広げるけれども、今や普通の学校でやっていることに対してもなかなか問題がありますし、猫はだめですが、金魚1つでも長期の休みのときはどうするかなど、さまざまな生き物に関しては継続的に1年を過ごすというのは大変なこともありますので、その辺もご報告をいただきながら慎重に進めていただきたいと思います。
◯議長(しらた満君) ほかに質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって、教育費についての質疑を終了いたします。
次に、予備費についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。
これをもって、予備費についての質疑を終了いたします。
これをもって、本案に対する質疑を終了いたします。
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◯議長(しらた満君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(しらた満君) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。
本日はこれにて延会いたします。
午後5時10分延会...