• "安田三鷹市長"(/)
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  1. 多摩市議会 2002-03-01
    2002年03月01日 平成14年第1回定例会(第1日) 本文


    取得元: 多摩市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    2002年03月01日 : 平成14年第1回定例会(第1日) 本文 (239発言中0件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) / 表示中の内容をダウンロード  / 印刷ページ       午前十時〇五分開会 ◯議長(菊池富美男君)  ただいまの出席議員は二十六名であります。  定足数に達しておりますので、これより平成十四年第一回多摩市議会定例会を開会いたします。         ──────────────── ◯議長(菊池富美男君)  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第七十八条の規定により、議長において、   三番 小川 豊一議員   六番 末木あさ子議員  を指名いたします。         ──────────────── ◯議長(菊池富美男君)  日程第二、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日より三月二十八日までの二十八日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(菊池富美男君)  ご異議なしと認めます。  よって、会期は二十八日間と決しました。         ────────────────
    ◯議長(菊池富美男君)  日程第三、諸般の報告をいたします。  あらかじめお手元に配付したとおりでありますので、ご了承願います。         ──────────────── ◯議長(菊池富美男君)  日程第四、これより行政報告を行います。土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  それでは、ただいまから報告事項につきまして七件行政報告をさせていただきたいと存じます。  なお、冒頭で開会前に議長のお許しをいただきまして発言をさせていただきましたが、さらにその辺を含めまして、ご報告をさせていただきたいというふうに思っております。  ご承知のとおり、去る二月二十三日に鈴木多摩市長が収賄容疑で逮捕されました。市民の皆様から市政をあずかる市長が逮捕されたことにつきましては、まことに遺憾でございます。議会を初め、市民の皆さんに多大なご迷惑をおかけいたしております。心からお詫び申し上げたいと存じます。  今後、市の行政の停滞及び市民サービスの低下を来さないよう、市職員全員一丸となって職務に精励し、市民の皆様への信頼回復に全力で努めてまいる所存でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。  それでは、今回の事件の概要等につきまして、まずご報告を申し上げさせていただきたいと存じます。  既に、議会運営委員会及び代表者会議へのご報告、あるいはマスコミの皆さん方の報道等でご存じかと思いますが、このたびの事件につきまして、情報が極めて少ない状況でございます。そういう状況でございますが、経過等をご説明申し上げたいと存じます。  市長は二月二十三日午後五時三十分、警視庁に逮捕されました。その後、二十五日には身柄送検され、現在は勾留中でございます。逮捕後、入手した情報によりますと、警視庁の逮捕に際しての被疑事実につきましては、警視庁からは収賄被疑者である市長は、市発注のごみ対策事業の業務委託に関し、その施行計画、契約方式の決定、随意契約における相手方の決定、指名競争入札における指名業者の選定、予定価格の決定、入札の実施及び委託契約の締結等の事務を統括掌理職務に従事していたもので、小島豊一及び秋山和夫は、市長の支持者であること。贈賄被疑者の増田正美は、一般産業廃棄物収集運搬処理及びし尿処理を目的とする東都興業株式会社の代表取締役である。被疑者の市長、小島、秋山の三名は、共謀の上、増田から東都興業が多摩市から不燃物、粗大ごみ等収集運搬等の委託を受けられるよう有利かつ便宜な取り計らいを受けたいとの趣旨のもとに供与されるものであることを知りながら、平成十一年十月下旬ごろ、稲城市の東都興業の事務所において、現金数百万円の供与を受け、もって自己の職務に関して、賄賂を収受し、増田は市長等に対し、現金数百万円を供与し、もって職務に関して賄賂を供与したものであると、そういう発表がなされておるわけでございます。  今回の事件につきましては、市側が最初に情報として得ましたのは、二月二十三日土曜日の新聞朝刊でございます。その後、同日昼前に、市長から私に「現金は受け取っていない」「午後、警視庁へ行く」という内容の電話がありました。  そこで、市長が警視庁へ事情聴取に出向いたことに対して、午後四時三十分より議会の代表者会議にご報告を申し上げました。午後五時からは、マスコミの皆さんに記者会見を行いました。その段階で情報は報道の皆さんの情報に限られており、警視庁からも全く情報がない中での対応でございました。  その後、テレビの報道等で市長逮捕の報道がされましたので、午後六時十分から二回目の記者会見をさせていただきました。そして、午後六時三十六分からの代表者会議にその旨のご報告を新たにさせていただきました。  翌二十四日日曜日午前九時から、市の参事職以上の職員を招集いたしまして、経過報告をいたしました。十時十分からは、警視庁による家宅捜索が、市長室、財政課、総務契約課、環境対策課、資源化センター、学務課の各事務室で始まり、午後三時十五分に終了いたしました。その間十時四十五分から議会運営委員会にご報告し、午後四時から記者会見をさせていただきました。  二十五日月曜日には、始業開始時刻の八時三十分に、私から庁内放送と文書をもって、全職員に事件の概要を知らせるとともに、市民の皆さんに対するていねいな対応について指示をさせていただきました。同時に、私が、先ほど申し上げましたとおり多摩市長職務代理者となる旨の告示手続を行いました。市民の皆さんには、市役所出入口四カ所及び二つの出張所に文書掲示を行い、ホームページにもお知らせを掲載し、おわび申し上げ、午後四時からの代表者会議にご報告をさせていただきました。  二十六日火曜日には、午前十時から議会運営委員会に前日の対応などをご報告させていただきました。  二十七日水曜日には、午前十時から議会運営委員会に、その後の状況などをご報告いたしました。その後、十二時三十分からの代表者会議・議会運営委員会の合同会議に状況のご報告を申し上げ、弁護士を通じて得た、市民の皆様へ深くおわびする旨の、市長コメントの内容をお伝えいたしました。あわせて、弁護士は北川秀二弁護士である旨のご報告をいたしました。  午後一時三十分から記者会見を開かせていただきまして、市議会第一回定例会に提案する案件などの説明とあわせまして、本事件に関する市長のコメントについてお伝えを申し上げました。  この間、市民の皆様から多くのご批判等をいただきました。昨日までに市民相談に寄せられました件数は、Eメール七十五件、はがき・手紙四件、電話十九件、来庁一件、合計九十九件でございます。  以上が、二月二十三日以降の主な経過でございます。  現在、捜査当局による捜査が続けられておりますが、この捜査に全面的に協力することにより、ことの真相解明に努める所存でございます。このような事態が生じたことにつきまして、市民の皆さん、そして議会の皆さん方に、大変なご迷惑をおかけ申し上げておりますことを、重ねておわび申し上げる次第でございます。  続きまして、七件と申し上げましたその他の6件について、ご報告をさせていただきます。  まず二件目として、東京都市長会関係につきまして、主なご報告を申し上げます。  平成十三年度第七回市長会が一月二十四日に開催されました。  初めに、議案審議事項の一点目に、東京都が平成八年に策定した「東京都行政改革大綱」に係る見直し事業について、都と市町村間で協議を進めてまいりました。また、平成十三年度東京都施策の見直しについても検討を進めてまいりました。これらにつきましては、計六十件の提案がなされたうち、四十八件が合意に至り、非協議対象が二件、引き続き協議案件が十件となっております。  二点目は、「今、求められる税財源移譲~東京都市長会からの提案~」について協議されました。  地方分権に伴って、現在の国税六割、地方税四割の税収割合を、平成十七年度を目標に、五対五の割合になるよう税財源の移譲を求める提案を、関係省庁及び東京都に行うことが決定いたしました。税配分は、所得税から住民税へ二兆円。消費税から地方消費税へ五兆円。たばこ税から地方たばこ税は一千億円。合計七兆一千億円を振り替えることで見直し、一方、国や都からの補助金、地方交付税などを同額削減するシミュレーションとなっております。  三点目は、「成年後見制度施行等に伴う利用者支援施策」について協議されました。  福祉サービスが、措置から契約に転換する中で、平成十一年から福祉サービス利用援助事業として「地域福祉権利擁護事業」が始まり、平成十二年から「成年後見制度」が施行されましたが、制約が多いため、市長会として、利用者支援施策の検討を厚生部会で進めることに決定いたしました。  第八回市長会が二月二十五日に開催されました。  東京都からの協議及び連絡事項として、東京都予算については、市長会、町村会合同で一月十七日に重点要望項目の復活要望を行いました。その結果、市長会関係の重点要望事項のうち、十三年度に比較して、総務局関係では市町村振興交付金が十億円減額しましたが、市町村調整交付金は二十億円の増額となりました。  一方、残念ながら、生活文化局関係では、私立幼稚園等園児保護者負担軽減事業費補助が、八億五百万円の減となりました。  次に、議案審議事項の一点目に、東京都は、二十三区の非住宅用地の負担を緩和し、中小企業への支援を目的に、個人または中小企業が所有する四百平方メートル以下の非住宅用地のうち、二百平方メートルまでの部分を減免対象にすることを決定いたしました。対象件数は約二十三万件で、非住宅用地の約八割を占めています。  同じ都民として市町村民にとっては、同様の減免措置を期待することは必至であります。しかしながら、現下の厳しい財政状況から、各市町村において減免できる余力はありません。また、隣接する市に対しての影響など、十分な配慮の上で行われたものとは考えられず、市長会としては、今後、東京都は区市町村を包括する府県行政を担う自治体の立場を考慮し措置されるよう、文書による申し入れを都知事に対して行いました。  二点目は、地域福祉振興事業のうち、有償家事援助サービス毎日食事サービスミニキャブ運行システムの三事業継続分について、今後、市町村において実施するよう提案されていたものでありますが、厚生部会で協議した結果を踏まえ、了承いたしました。  次に、国民健康保険事業における結核・精神医療給付金の制度改正について、都民負担や医療給付の公平性の観点等から、厚生部会で協議した結果を踏まえ、了承いたしました。  三点目に、役員の改選についてでございます。平成十四年五月一日から二年間の任期で、会長は寺田町田市長、副会長は、吉尾調布市長安田三鷹市長、石川稲城市長の三名、監事は、前田小平市長細渕東村山市長、顧問は、土屋武蔵野市長青木立川市長と決定いたしました。  以上が、東京都市長会関係の主な報告でございます。  次に第三件目といたしまして、平成十四年四月一日付をもって、多摩ニュータウンの下水道施設が東京都から多摩市に移管されます。  引き継ぎに当たりましては、一定の補修工事を実施し、財産譲与手続を経て、移管されることになりました。  今後は、既存地域の公共下水道施設と一体的に維持・管理をすることになります。  第四件目として、精神保健福祉事務移譲についてご報告を申し上げます。  平成十一年に精神障がい者の地域生活の支援を充実させることを目的として、「精神保健及び精神障害者に関する法律」の改正が行われました。この改正に伴い、平成十四年四月一日から精神保健福祉事務が保健所から市に移譲されます。  主な法定移譲事務の内容としては、「精神障害者保健福祉手帳の申請及び交付」「精神障害者通院医療費公費負担の申請」などでございます。そのほか、都の単独事務であります「精神障害者都営交通乗車証の申請及び発行」などが市に移譲されます。  市としては、在宅福祉課が窓口となり、精神障がい者が地域で安心して暮らせるように支援していく所存でございます。  第五件目として、多摩市連光寺本村土地区画整理事業の完成についてご報告を申し上げます。  連光寺本村地区は、多摩ニュータウン事業開発未定地区であったことから、隣接するニュータウン地区に比べ、都市基盤施設整備が手つかずの状況となっておりました。  このため、多摩ニュータウン地区と均衡のとれた街づくりを早期に図るため、昭和六十三年三月に多摩ニュータウン事業地区から除外し、組合施行による区画整理事業手法によって、面的整備が行われるよう地権者の方々と話し合いを重ねてまいりました。その結果、平成二年三月には組合設立準備会が発足し、その後の準備会役員等のご努力とご協力によりまして、平成四年十一月には、東京都知事より組合設立認可を受け、事業に着手されました。  工事につきましては、翌年十二月より測量・造成工事に着手し、それ以降道路、公園はもとより、水道・下水道・ガス・電気などの基盤施設整備にも取り組まれ、ニュータウン地区と一体となった住宅地としての街づくりが達成されたものであります。  また、換地処分につきましては、平成八年一月に仮換地指定を行い、平成十三年十一月には換地処分の公告も終了しているところでございます。  事業規模といたしましては、事業区域面積七・四五ヘクタールで、この事業によって宅地面積五万六千五百五十八平方メートルと、公共施設としての道路延長千七百五十九メートル、公園緑地面積八千八平方メートルの整備が図られ、周辺と調和のとれた街並みが築かれました。  なお、さきの二月二十二日には、組合の解散総会が開催され、事業の開始以来九年の歳月を経て事業の完成を見ることができました。  今後は、清算法人を設け、清算事務を行っていくこととなります。  多摩市の街づくり計画実現のためにご尽力をいただいた組合役員を初め、本事業に携わった関係者の方々に、心から感謝を申し上げ、事業の完成報告といたします。  第六件目といたしまして、「図書館相互利用」についてのご報告でございます。  第四次総合計画に基づき、広域的行政や都市間の連携推進の一環として、日野市及び稲城市との協議を進めてまいりました。相互利用の開始日は、両市とも本年四月一日からとなります。これによりまして、多摩市民は、本市の蔵書約七十万冊に加え、日野市所蔵の約六十三万冊、稲城市所蔵の約三十万冊の利用ができるようになります。図書館利用者にとっては、サービス向上になると考えております。  第七件目といたしまして、桜ケ丘いきがいデイサービスセンター建設に伴う、公園廃止等の取り消しを求める抗告訴訟と住民訴訟に関して報告をいたします。  まず、住民訴訟につきましては、昨年十二月六日に東京地方裁判所において、原告らの訴えを却下する判決があり、これに対して原告らが控訴しなかったため、市の勝訴が確定いたしました。  一方、抗告訴訟についてでございますが、東京高等裁判所において、本年二月五日に結審し、来週三月五日に判決が言い渡される予定となっております。  以上、七件をご報告申し上げまして、行政報告とさせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(菊池富美男君)  市長職務代理者の報告は終わりました。  この際、質疑をお受けいたします。  なお、質疑、答弁を含めた質疑時間及び一巡目の順番につきましては、議会運営委員会の決定により、一番市民クラブ六十分、二番清風クラブ六十分、三番公明党五十分、四番日本共産党四十分、五番新政クラブ三十分、六番創る会十分、七番自治の会十分以内とします。  なお、二巡目からは順不同といたします。  まず最初に、市民クラブからの質疑はありますか。山本議員。 ◯二十九番(山本治史君)  それでは、トップを切って質疑をさせていただきます。  まず、質疑の前に、今回の市長の収賄容疑での逮捕勾留ということは、本当に残念というか、そして腹立たしい気持ちでいっぱいです。とりわけ、私自身は鈴木市長の選挙の応援をしたという立場で、当時鈴木市長が政党との政策協定を結ばないということで、私個人が結ぶという形になって応援をしたわけですけれども、見事にだまされてしまった。しかし、だまされるほうも悪いんだということもあれば、本当に私はつらい思いです。その立場については別途そういう場を考えなければならないと思いますが、本日は市民クラブの代表者として質疑をさせていただきます。  そういう中で、議会が今回の事件をとめようがあったのかなかったのかということからすれば、大変難しいところもあるのかもわかりませんけれども、しかし、議会としての責任をどう果たしてこれたのか、あるいは、今この時点でどうしなければならないかということについて、本当に真摯に、真剣に考えていかなければならないことだと思います。  さて、それで質疑に入りますけれども、今月二十五日の日本経済新聞の朝刊によりますと、ごみ収集運搬等にかかわる業務の委託については、従来随意契約でこの事業を委託してきた。それが、二〇〇〇年の三月に指名競争入札に変更をし、そして指名競争入札の場合の予定価格の決定は九千万円以上が市長であり、助役が五千万円から九千万円未満というようなことになっていたらしいんですけれども、この間、二〇〇〇年の六月から十二月までは助役が不在という中で、助役が不在の間は総務部長がそれを行うということになっていたものを、市長みずからが五千万円以上の予定価格すべてについて決定をするというふうに書かれているわけです。それで、この二〇〇〇年というのは、ごみの収集方法が、ダストボックスが廃止され今の形の収集方法に変わった年でありまして、それに向けて、その七月四日に入札がされて、そして、事件で出てきている東都興業が六千四百万円で落札をしたということが書かれているわけです。つまり、はっきりは書いていないんですけれども、とりかたによっては、ここで助役が不在の間にうまいことをやったんではなかろうかとにおわせているととれば、とれないことはない。  それで質問なんですけれども、まず、長期間随意契約で委託契約についてはされてきたと思うんですけれども、まず二〇〇〇年の三月から随意契約を指名競争にした理由というのはどういうことだったんでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  ごみの収集業務委託、これについては従来、長年随意契約ということで、いわゆる我々地方公共団体が行います契約の一つの方法として、そのような形で行ってまいりました。そして、その間、こういった契約の手法について、さまざまな角度から見直すべきではないか、そういうご指摘も議会のご審議の中で毎年のようにいただいておりました。そういう中で、業務の安定的なサービス提供、それと適正な価格、そして、その体制、こういったものをさまざまに考え合わせながら事務に当たってまいりましたけれども、当時の収集方式の変更、この際に改めてこの業務についても競争性を導入すべきであろう、こういう内部の議論を経た中で、今おっしゃられましたように十二年の十月以降のこの業務の契約、契約は七月に行いましたけれども、この時点からその業務のうち、競争性を発揮すべき業務、あるいはサービスの安定供給に留意すべきもの、こういったものを十分検討した結果として、そういうやり方に変更したということでございます。 ◯二十九番(山本治史君)  地方自治法で随意契約という形で委託契約を結んでいいということができるためには、いろいろな条件があろうかと思います。この議会の中でも、十年近く、九年前にパルテノンの問題が大きな問題として取り上げられましたけれども、随意契約でもってやられているということが背景に一つあったわけで、この時点まで、二〇〇〇年の三月までは違法なことはしていなかったと思うんですけれども、その条件は満たしていたと考えていらっしゃるのか、随意契約で処理できる案件というのは、どういう条件があったらいいのか、ちょっとお答えをお願いします。 ◯総務部長(古藤純一君)  地方自治法の規定によりますと、その中に「随意契約によることができる場合」というものがございます。その一つに、「その業務の性質または目的が競争入札に適さないとき」という条項がございます。そういう中で、このごみの収集運搬等の業務についてでございますが、今申し上げました事項に該当するかどうかの合理的な裁量の判断の例ということで、いわゆる具体的に清掃業務関係を申し上げますと、業務に必要な設備、車両、機械を所有し、過去にも一定の業務の実績あるいは必要量の従業員を確保している場合、こういったようなことが合理的な判断の事例に含まれると、こういう認識をしております。しかしながら、必ずしもこれは競争性、競争入札を排除するものではありませんけれども、そこの判断は各自治体に委ねられているところでございまして、他の自治体の例でもこの業務については、大変多くの団体が長年随意契約ということで業務を処理している、このように私は認識しております。 ◯二十九番(山本治史君)  二〇〇〇年の三月、つまり二年前の時点で、当時ダストボックスを用いてごみを収集していたところというのは、府中さんが今でもやられているわけですけれども、ほとんどなかったと思うんですよ。そういう意味で、袋収集の形でごみの収集運搬をしている業者というのは、三多摩中あらゆるところにあるのではないですか。そういう意味で、ここの会社しかないというのであれば、それは随意契約で仕方ないんでしょうけれども、つまり競争に適さないというご説明が今あったんですけれども、競争しようと思えば幾らでもあったのではないですか。そういう中で、ずっと随意契約を続けてきたというのは、今の説明ではわからないんです。もう一度お願いします。 ◯総務部長(古藤純一君)  随意契約の理由につきましては、今ご説明を申し上げたとおりでございます。そういう判断の中で行ってまいりました。そして、最後に申し上げましたように、同様な対応も他の自治体の多くがしてきていると、こういう実態をご説明申し上げたつもりでございます。 ◯二十九番(山本治史君)  私よく理解できないところがあるんですけれども、続けます。  先ほど、日本経済新聞、二月二十五日の朝刊についての説明を少しさせていただいたんですが、お話ししたように、いかにもという書き方をしてあるんです。これについては、コメントはありますか。いかにも六千四百万円というのを、従来であれば、助役、そして書き方では助役が不在のときには総務部長が決裁をする。それを市長が取り上げて五千万円以上すべて市長がやるんだということがあって、しかも助役不在中に当たるということが書いてあるわけですよ。だから、市長がその間をねらって六千四百万円、つまり従来だったら助役がやるべきものを、市長が自分が何かをするために市長の予定価格の決定の範囲を広げたんだというふうにとれる書き方ですから、それについてはどうなんですか。 ◯議長(菊池富美男君)  遠藤政策推進協働部長。       (政策推進協働部長遠藤恵喜君登壇) ◯政策推進協働部長(遠藤恵喜君)  報道に関する部分でございますので、私のほうから報道の状況についてお話を申し上げます。  私としても、これについては誤りがあるのではないかというふうな中で、窓口となっております担当課長を通じて取材をされた記者に、再調査のお願いをいたしております。過日、再調査をし直しているというふうなお話は伺っております。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  ただいまお尋ねの新聞記事の関係でございますけれども、詳しく申し上げますと、市の内部では事務決裁のルールとして代決のルールというものがございます。一般的に直近の上位者が出張等で不在で、その日に決裁をすべきものについては、下位の者、今のお話でいけば、部長が決裁をし、後日、直ちに上司に報告をすると、これがルールでございます。このときの助役不在、これはそういう事由でありませんで、当分、いつ助役が置かれるか、こういう問題がありました。したがいまして、内部の全庁的な事務決裁ルールとして、この予定価格の関係だけでなく、決裁を要するすべての市の事務処理について、これは助役決裁の分はすべて市長決裁とすると、こういうことを全庁周知をいたしまして事務処理に当たったところでございます。 ◯二十九番(山本治史君)  説明としてわかりました。  もう一件あるんですけれども、報道もいろいろな角度からというか、いろいろなニュアンスであるんですけれども、東都興業の社長がその前の年にダストボックスの中で遊んでいた子どもの死亡事故を理由に、市長側が東都興業に対して指名から外すということも含めて、そういうおどしをして贈賄をすることを求めたというようなニュアンスで報道されている部分もあって、その辺は具体的には数百万円のお金がどういう形で求められたのか、あるいは差し出されたのか、その辺については捜査の中で、あるいは最終的には裁判の中で明らかになるのかもわかりませんが、もし、市長側が相手の弱みにつけ込む形でお金を要求するとしたら、非常に、とりわけ許しがたいことであるし、しかも、そういう中で会社が稲城を初め、多摩、その他のところで指名から外されるという中で、倒産するということは目に見えてしまうと私は思うんですよ。それで、社長には何らかの罪があるとしたら、それはそれで仕方ないのかなと思うんですけれども、私聞いているのは、約百人の従業員がいるということを聞いて、家族も含めると何百人になるんでしょう。そういう人たちが四月から仕事がなくなって路頭に迷ってしまうわけです。それで、多摩市がその百人の人たちをほかの行政と分担し合って雇用するなんていうことはできないわけですから、今の制度の中ではできないから、それをやれと私は言うわけではないんですけれども、新たにそうやって近隣で、その中には、多摩市民もいるんでしょう。失業して路頭に迷ってしまうわけですよ。そういうことについて、それは行政が総体としてやったのではなくて、鈴木市長が行政と別個なところで、しかし、行政にかかわる部分について犯した犯罪の可能性があるだけで、行政の責任ではないよとおっしゃられれば、それで仕方ないのかもわかりませんけれども、そうやって多摩市とのかかわりの中で大勢の失業者が出てきてしまうということについては、どのようなご感想をお持ちかお聞きして終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今回の事件につきましては、先ほど私冒頭でお話し申し上げましたとおり、本当の内容がどうであったかということは今警察、いわゆる検察も含めまして真相究明といいますか、そういうことでやられているというふうに思っています。今、このことにつきましても、私どもはこの警察の捜査については全面的に協力申し上げまして、その真相究明に当たってまいりたいというのが、私の今置かれておる立場でございます。  それから今いろいろダストボックスのご発言がございましたが、これらにつきましては、去る二十七日の市長コメント議会運営委員会あるいは代表者会議の冒頭の際にメモをお渡し申し上げております。これは弁護士さんを通してのことでございますので。そのメモしか私としては知り得る状況ではございません。そういうことでご判断あるいは今後の調査に待つほかないというふうに私の段階では申し上げるということで、ご承知置きといいますか、それ以上のことは私から申し上げる内容はございません。 ◯二十九番(山本治史君)  百名の東都興業の従業員の皆さんが失業をしてしまうだろうということについて、多摩市とのかかわりの中での話ですから、どのような感想をお持ちですかということについてはお答えいただいていないと思います。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今、前段でお話し申し上げましたとおり、今捜査をされております。そういうことで、いろいろな捜査状況があるでしょう。そういうことで、私が今の段階でそのことについて、いわゆる発言をするということにつきましては、でき得ませんので、ご理解をいただきたいと思います。 ◯議長(菊池富美男君)  次に、清風クラブからの質疑はありますか。小林一郎議員。 ◯十二番(小林一郎君)  十二番、小林でございます。大変複雑な気持ちで質問をしようというふうなところに立っているわけでございます。  今回の不祥事件はまだ容疑の段階でございまして、今後の推移は司法ということになるでしょうから、今軽々には申し上げませんけれども、まさに青天のへきれきとも申すべき事態、大変市民の方々は多く心配をされている問題でありまして、土方職務代理者は早速市民におわびすると同時に、また職員を督励して一致団結をして、一丸となって市民サービスの低下を来さない、そうした決意で庁内放送したり、あるいはまた、そうした文書を張り出したり、大変な努力をしておられます。大変こういう事態の中でのすばらしい行動だなというふうに思います。現在も大変複雑な気持ちでこの答弁の前に立っているんではないかと思いますけれども、ひとつ皆お互いにこういったことは初めてですから、緊張しないでといいましても緊張するのが人情でしょう。  ところで、大変立派だと思っていた市長がこのようなことになってしまって、残念の一言以外にないですけれども、人生には三つの坂があるということがよく言われます。これはその坂の一つは「上り坂」、これは私も古老ですけれども、当時他界されたような古老が地域でよく言った言葉でございます。上り坂、あそこの家庭は上り坂身上だというふうなことで、どんどん何をやっても成功していくというふうなことで、財もなす、大変家庭もいい家庭を築くと、これを上り坂身上だというふうなことを私の地域ではよく古老が言っておりました。そして、そういう家庭を大変喜び、励まし、そしてみんな地域の者がそういうふうになりたいなというふうな言葉だったろうと思います。これが上り坂、上り坂は歩けば厳しいわけですけれども、そうした中での努力というふうなことが必要なんだろう、こんなふうに聞いておりました。
     さて、その逆の「下り坂」というのもございますけれども、これは何をやってもうだつが上がらない。努力を重ねてもなかなか思うようにいかない。すべて逆方向へ進んでしまうというふうな人生、これが下り坂なんだと、そういうふうな言葉を聞いたことがございます。  さて、三つ目の坂でございますけれども、これは「まさか」、この坂だそうでございます。まさに今回の事件の問題は、まさかだろうと多くの市民も、また、職員を初め、行政関係者、あるいは議会関係、まさかというふうなことではなかったかと、こんなふうに思うんですけれども、そのまさかが今回の鈴木市長のそういうふうなことにぶつかってしまったのかなと。私はこの選挙戦、違う陣営をやっておりましたので、鈴木陣営のことは全くわからないんですけれども、この鈴木陣営の取り巻きですね、この方々を報道などから察するところ、そういうふうな取り巻きをあまり信頼してしまったのではないかというふうなことのように考えられるんですが、そういうふうなまさかに遭遇してしまったな、こんなふうに思います。  鈴木市長は五十八年からでしょうか、三期十二年市議会議員として活躍されたわけでございます。その当時、同じ会派で、私会長、そして幹事長を引き受けていただいて、そういう経過がございます。大変やわらかみのある、腰の低い、そしてよく気配りのできる立派な議員であったと、このように思います。本当に政策面につきましても大変優れた活動をされたわけでございます。そういう市長でございましたが、しかし、そういうふうな中で、会派活動の中でもシンガポールを視察したこともございます。そうした中、あのシンガポールでは、ちり一つ落ちていない、たばこのポイ捨て、これは処罰されるというふうな厳しい条例があるそうですが、これはいいことを視察できたと、今後帰って、多摩市でもこんなふうなきれいなまちにしたいなと、こんなことを語りながら視察しましたが、そんなことが今思い出されているわけでございます。市長になるときも、市長はクリーンを標榜して、そして五十の提言を公約して、あのような立派な成績で当選をされたわけでございます。多くの市民が期待をし、また、行政も議会も期待をしながら迎えたのではないか、こんなふうに思っておったわけでございますけれども、今回のまさかのこの状態については、大変厳しいなというふうなことしか申し上げられません。  多摩市の生い立ちを今考えてみましても、私は昭和三十四年に多摩村の村議会議員に初めて当選をしました。その後、村が町になり、町が市になる、そういう過渡期の中で、当時の村、あるいは町としては全国でもまれな上水道がいち早く完備したんです。この事業によって大変に水不足を来している地域が多かったこの村には、大変いい施策であったというふうな声を聞きました。そういうふうなことで、時代は流れてきたわけでございますけれども、ニュータウン事業をどうしても申し上げなければならないと私は思うんです。  これはそういう中から判断をしていただいて、後でご答弁いただきますけれども、やはり多くの農家が農地、山林、全部買収をされて、あしたから仕事がないんだという状況の中で、あれだけ協力してもらった地主さんがいるわけです。そして、今ニュータウンがここまで進んできましたけれども、そういう貴重な地主さんが提供した貴重な土地が、今多摩には未利用地としてまだたくさん残っているんです。そして、何年か前に業務核都市の指定も受けた都市でございます。そしてまた、古いニュータウンになってしまったので、ニュータウンの再構築というふうなことを考えなければならない。こんな重要な時期にどうまちをとらえてきたのか、大変さまざまな提言を、公約した提言を実施に移そうとしては来たわけでございますけれども、まだ志半ばまで行きません。そういう状況の中で今回の逮捕というふうなことになったわけでございます。大変本人としても残念でございましょうけれども、それ以上に市民は期待外れというふうなことになってしまったわけでございます。  そういうふうなことで、この多摩市では、昨年、一昨年ころから、いろいろな団体の街宣車が来て、さまざまな放送を市の周辺で宣伝活動かな、そういったことがなされたわけでございますけれども、すべてそういうものは事実無根というふうなことで私たち考えておりましたので、昨年の四月二十四日のあの報道内容については、鈴木市長に関する内容だというふうなことで、大変そんなばかなことはないだろうというふうな程度で私は考えておりましたし、それ以前のそういう街宣活動もありましたから、これもそんなたぐいのものかなというふうに軽く考えていたわけでございます。当時の谷議長は、これを深刻に受けとめまして、当時議長でございましたので、市長のところへこんな報道をされて黙っていてどうなのかと。もし、潔白であるならば、告訴すべきではないかというふうな進言をしたというふうに伺っております。その後、代表者会議でもこの問題を議論したそうでございますけれども、結局議長がそのような動き方をされたわけでございますけれども、やはり、潔白であるというふうなことで、当時の谷議長もそれ以上返す言葉はないというふうなことで今日を迎えて、このような最悪の事態になったわけでございます。  あの街宣活動の中から、そういうふうなことで市長が悩んでいたというふうな、あるいは相談をされたというふうなことがあったかどうか、まずその点を伺います。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず、冒頭に先ほど申し上げましたとおり、十四万二千の市民の皆さん方、あるいは本議会の皆さん方、あるいは職員、私も含めてでございますが、大変なショックを受けております。とりわけ市民の皆さん方からすれば、この多摩市という市に住んでいるということで、誇りを持ってお住まいになっているというふうに私思っております。そういう中で、今市長のお話が出ました。多くの皆さん方から信頼されて政策を実行してきたという中で、こういう想像もつかないような事件が起きたということで、大変改めて私も非常なショックを受けておるところでございます。  今、昨年の四月のお話が出たわけでございますが、私率直に申し上げまして、昨年の一月からこの助役の職につかさせていただいておりまして、そういういわゆる街宣車のお話が出たということは、私も聞いておりますし、それで、その際、私日程調整を一日、毎日ということではございませんが、その日の日程について市長と話をすることがございます。その際に、その事件の話が出たわけでございますが、私は一切関係はないと、先ほど当時の議長さんのお話も出ましたが、私は一言でそういうふうに整理をされたというふうに今の記憶では思っておりますので、私の段階でのお答えはそういうことでご理解をいただきたいというふうに思っております。 ◯十二番(小林一郎君)  今のご答弁からいくと、やはりこの問題を一人で悩んでいたんだろうというふうに察するきりないわけですけれども、いずれにいたしましても、こういう悩みを持ちながら行政に携わってもいい仕事はできないだろう。人間として大変そこらを察すると、どうだったのかというふうなことは大変厳しく返ってくるわけでございます。  それから、市長が就任当時、大変鈴木市長の選対の中で一生懸命やられたと思われるような方々が市長室に頻繁に出入りをしたというふうなうわさがあったんです。ですから、これは選挙の後始末とか、そういうふうな相談で出入りしていたのかなというふうには思っておったわけでございますけれども、そういう状況を職員はあの付近の、市長側近の職員は、そのようなことをどのように感じていたのかどうか。 ◯議長(菊池富美男君)  遠藤政策推進協働部長。       (政策推進協働部長遠藤恵喜君登壇) ◯政策推進協働部長(遠藤恵喜君)  正直申し上げまして、私自身今のポストが後でございましたので、選挙後の状況というのはつぶさに承知しているわけではございませんが、職員等に確認をいたしますと、確かに今ご質問者おっしゃられるように、お礼といいますか、激励に来たんだろうと推測されますけれども、就任直後というのはいろいろな方々がお顔を見せたやに聞いております。その後、特定の方々だとか、そういうふうな部分では、頻繁という言葉ができるかどうかというふうなことは非常に何とも言えませんけれども、そんなに数多く目にしたというふうには職員は感じていなかったようでございます。逐一廊下を少々出入りするお客様も一人ひとり見ている状況ではございませんので、その辺も加味をしていただきたいというふうに思います。  ただ、いわゆる市長担当の部分の中でも、出入りというふうな部分ではチェック機能をしているわけでございますので、その回数等を逐一控えているというものではございませんので、その回数等については把握をしていないという状況でございます。 ◯十二番(小林一郎君)  どういうふうに感じたかというふうなことは、やはりその人その人ですから、それ以上お聞きいたしませんけれども、この事件の中枢をなすものは、やはり東都興業との業務委託ですか、こういったことからいろいろな考え方が流れて、いろいろ捜査されているというふうなことで、先ほど山本議員のほうからこの契約内容についてはいろいろ質問がありまして、答弁もありましたので、それは省かせていただきます。ただ、今家宅捜索をされまして、ダンボールに三十箱も押収されているという中で、大変行政の運営上なくてはならない書類も押収されているんだろうと、このように思います。大変三月から年度の切りかえのこの時期に、そういうふうな書類がないんで、なかなか事務が停滞しますと進まないというふうなことがあるんではないかと思いますけれども、その点についての現在の状況をお知らせください。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  お尋ねがございました書類等の状況は、そのとおりでございます。したがいまして、でき得る限りの資料をもって適切な事務処理に当たるということで、現在対応しております。一方で、先ほど職務代理者がご説明申し上げましたように、現段階においては、捜査に全面的にご協力を申し上げる、こういう指示をいただいておりますので、そのように対応しております。 ◯十二番(小林一郎君)  重要書類が押収されている中の、この年度末ですね、極めて行政では忙しい、そういうふうな時期に、こういうふうな重要な書類を押収されてしまったというふうなことで大変職員もやりにくい、支障が出てくるだろうと、こんなふうに思います。先ほど職務代理者が報告されたように、今求められているものは何としても市民の信頼回復、これと、そしてそのためには職員が職務代理者を中心として一丸となって市民サービスの低下をさせないという努力、これが今求められている重要なことだろうと、こんなふうに思います。そんな立場で土方職務代理者がいろいろな対応、こういう初めての問題に対する対応、大変よくやっているなというふうな感じを持っておりますが、今後とも十分に健康に注意をされまして、職員を励まして、督励をして、市民の信頼の回復に努めていただきたい。  私は、後は順番に回りましたら、残りの時間は同僚議員が質問いたします。これで私は終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今私を含め、職員が課せられたものは、究極的に何かということになろうかと思います。それはやはり、今ご発言の中でもございましたとおり、市民の皆さん方の市民生活に影響が全くないということはあり得ません。少しでもそういう影響のないことに私ども一丸となって進めていくことが私に課せられた職務だというふうに思っておりますので、今後におきましても、全力を傾注いたしまして、その職に当たってまいりたいということでお答えにさせていただきたいというふうに存じます。 ◯議長(菊池富美男君)  次に、公明党からの質疑はありますか。小林義治議員。 ◯十番(小林義治君)  公明党を代表いたしまして、質問させていただきます。  今回の、本当に私も青天のへきれきといおうか、本当にがっかりしている一人であります。詳しい具体的な状況というのは、本人がいないので、多分市のほうでも答えられないと思うし、その辺は現状逮捕されて、勾留して、いろいろ取り調べ中であるということで、犯罪が決定しているわけではありませんので、ここではいろいろと市長が当選してくる前後を含めて、この新聞記事等を踏まえて質問をしたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  この辺で、二十四日の、これは東京新聞だと思いますけれども、この辺では「市長選で借金と癒着話絶えず」ということが出ております。確かに市長は二回の選挙を戦ってきたわけですけれども、最初の選挙の後、特定の仕事についていたという話はあまり耳にしてこなかった。その中で、積極的に駅やなんかに立って、この次、選挙に出るんだということでやっていた部分を見ると、やはりどこからか支援があったのかなという感じはするわけですけれども、その辺が当然市の内部ではどこまでつかんでいるかそれはわかりませんけれども、そういったことから、市長は金がかかるなと、選挙には金がかかるなと、あと、いろいろ大変だったよというようなことが市長の口から出たことがあったのか、そういったことがまず第一点であります。それはいろいろな話の中でですけれども、それ以上具体的に市のほうでは聞くことはなかったかと思いますけれども、具体的にこういった形で新聞記事が出ていたんで、何かの懇談的な形の中であったのかなということであります。  それから、今小林議員さんからもありましたけれども、清風クラブからもですね。選挙後、いろいろと選挙を支援した人たちが出入りしていたというのは、我々もうわさには正直言って聞いていました。ただ、我々は四階なものですから、だれがどんなふうに、どのくらいの形で来ていたのかというのはわかりませんでしたけれども、例えば市長室あたりでだれが来ているとか、そういった形のチェック、市民がですね、という形はされているのではないかなと思いますけれども、そういった例えば、むやみやたらとだれでもいいから来なさいということではそのままでほっかってあったのではないか。ある程度何月何日にはだれが来たということが当然チェックとしてされているのではないかなと思いますけれども、まずその二点からお聞きしたいと思います。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず、前段のご質問でございますが、いわゆる選挙にお金がかかる云々という話は私ども、私ももちろん当時はそこにおりませんでしたが、私が聞く範囲では、少なくとも職員だとか、そういうのに金がかかるというような話は一切当然職員にはそんな話はしていないというふうに思っております。もちろん全員の職員に聞いたわけでございませんのでわかりませんが、一般論としてはそういうことが言えるのではないかなというふうに思っております。  それから二つ目のご質問でございますが、これにつきましては、いわゆる市長の、私も昨年助役として就任させていただきましたが、いわゆる就任当時からのお考えとされては、なるべく多くの市民の皆さん方にお会いする時間があれば、お会いするというような基本姿勢を持っていられたということは事実だと思います。ただ、それと、今回のいわゆる業者との関係で、どういう対応をされたかというのは、ちょっと把握いたしておりません。ただ、これは後で確認いたしますが、いわゆる市長の当時のスケジュールといいますか、日程につきましては、きちっとしたアポイントがあったものにつきましては、日程として押さえてあるというふうに思っております。それらにつきましては、今回のいわゆる捜査の資料として提出をされているというふうに、出してしまっているというふうに私は今の時点ではそういうふうに思っています。今確認させていただいて、ご返事をさせていただきたいと思います。  今私が発言させていただきましたとおり、日程等については既に資料として提出をさせていただいております。 ◯十番(小林義治君)  わかりました。それで、今回逮捕された中に、小島氏、秋山氏ということで出ているわけですけれども、この方は私もわからないけれども、市の市長室だけの出入りだったのか、それ以外にでも顔を出していたところがあるのか、そういったうわさなり、そういったことがあったのかどうか。  それから、これは小島氏について私もよくわからなかったので、地元の方に何人かに聞くと、非常に昔は何か工務店ということで仕事をしていたけれども、ある日からさっぱり仕事をしないで、結構いろいろ飲み歩いていたりとか、そういったことで全くああいった人間を、そういうことであったやに聞いております。そういったことからすると、やはり市長としても決して好ましいことではないのかなということもあったわけですけれども、当然市のほうも、この方は小島氏だということも知っているのではないかと思うんですけれども、その方がそういった形で市のほうの出入りがずっと続いているのか、ある時期からあまり顔を出さなくなったとかということが確認されたのか、その辺の大枠の時期なり、そういったことが感じられる部分があるのか、その辺はいかがでしょうか。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず前段のご質問でございますが、小島氏と市長とのお話でございます。いわゆる役所以外で云々というご質問がございました。これにつきましては、マスコミさんの新聞報道等でそれらの内容について各社さん、それぞれの取材活動の中で掲載がされております。私どもといたしましては、その範囲以上のことは承知し得ないわけでございますが、そういうことはマスコミさんのあらゆる取材活動の中でされての記事でございますので、事実ではないかなというふうに私は推測するところでございます。  それから、市役所への小島氏の出入りの関係でございますが、私先ほども何人かのご質問の中でお答え申し上げましたとおり、一月からこの職に就任しました以降は、私は役所の中で小島氏をいわゆる見たというような記憶もありませんし、もちろん私の部屋に来たようなことは全くございません。ただし、全くなかったかどうかというのは、私正直なところ、把握をいたしておりません。先ほど遠藤部長のほうからもお答え申し上げましたのが率直なお答えでございまして、そういうことで今私の承知し得る範囲だというふうに思っております。 ◯十番(小林義治君)  それからもう一つ、朝日新聞だけが取り上げているんですけれども、二十三日の朝刊と、それから二十四日の朝刊ですかね。この中で、この陣営の関係者ということで、これが結局東都興業だと思いますけれども、ここに、この社長を紹介したのが同市の元職員という形で書いてあるんです。ほかのところは書いていないんですけれども。こういったことで、具体的に元職員ということで、五十五歳と。これは二十四日の朝日新聞には、「警視庁は、九九年四月の市長選後に金に困った鈴木市長が、収賄の共犯容疑で逮捕された二人の社長に調達先を相談し、うち一人が元市職員を通じて増田容疑者に要求したものと見て、この職員からも事情を聞く」ということでなっていますけれども、この職員についての心当たりはありますでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  新聞記事にそのような記載があることは承知をしておりますが、私どもとしては、これ以上の情報も持ち合わせておりませんし、私の段階ではこのことについてはわかりません。 ◯十番(小林義治君)  それから、ちょっと前に若干戻りますけれども、昨年の四月二十四日に右翼の街宣車が来て、これは時間的には三時半ごろからということでこの収賄容疑ということを街宣車で訴えていった。これは先ほどもあったように、議会でも大変問題にしました。ちょっと確認ですけれども、具体的にこういった業者の名前が出たり、やはりそういった後援会の名前まで出ているということに関しては、あくまでもA氏とか、例えばB企業とかということであるならば、そんなに取り上げる必要もないのかと思うんですけれども、具体的にやはりここまで出てくるということは、相当の確証をつかんでいるのではないかと。確かに議会の中ではなったけれども、当然庁舎の内部の中でも警察なり、いろいろなことで市長に聞くのは当然だと思いますけれども、やはり、これはもしか何かあったら大変だぞということで、当然内々にでも警察なり、そういった方でこれは調査されているんですかと、どうなんですかと、ここまで具体的に出ていますということでは聞いたことがあるのかないのか、その辺はいかがでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  四月二十四日のお話につきましては、先ほど小林議員からもご質問、あるいはご質問の中でのお話がございました。その際に、私も少し触れさせていただいておりますが、いわゆる市長と私の事務の話の中で、そういう話が出て、市長が全くそういうことはないということを先ほどお答え申し上げました。  それからもう一つ、代表者会議、議会の代表者会議に当時議長から市長が呼ばれたというんでしょうか、出られて、全くそういうことがないというふうに市長自身が公式といいますか、代表者会議のいわゆるその場で発言をされてというふうに私聞いております。そういうことからすれば、この市政のトップをあずかる市長自身がそういうふうに明らかにそういう発言をされている以上は、職員がどういう対応というような状況ではあり得ないと私は今思います。ただ、今結果的にはこういう事件として発生されたわけでございますので、そういう思いがないわけではございませんが、常識的に考えて、市長自身が全くそういうことはないと私にもお話がありましたし、そういう場でも発言をされているわけでございますので、そういう対応で私どもは承知をしている以外はございません。 ◯十番(小林義治君)  これはたしか右翼の街宣車が出て、そういったことがあったと。多摩中央警察署も当然容認していることで、たしか六月の定例議会のときに、多摩中央署の刑事かと思いますけれども、二人かな、来ていたかに、私はちょっと記憶しているんです。やはり、その辺の右翼が来るのではないかということの心配もあったのかと思いますけれども、当然そのときに市長は市長として、私は絶対ないということはそれはそれでいいと思います。けれども、やはり警察がこうやって来ることに関して、いや、このことについて中央署としてもいろいろ調べていることがあるんですよとか、そういったことが中央署なり、そういったことがあったのかどうか、その辺はいかがでしょうか。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず、前段で私の記憶が代表者会議の云々というお話をさせていただきましたが、その辺はちょっと今確認をさせていただいておりますのでご理解をいただきたいというふうに思っております。  それから、警察署さんとの関係でございますが、これにつきましては、庁舎の管理上の対応ということは、そういう事態があった場合には、例えば街宣車がいわゆる役所の敷地に入ってこられるというような状況の場合には、それなりに対応いたしますけれども、当時の状況といたしましては、それ以上の対応はいたしていない、先ほど私がお答え申し上げたとおりでございます。 ◯十番(小林義治君)  あれだけ真っ昼間の三時半から街宣車でなれば、この庁舎に来ていた市民からすれば、何事なんだろうということは当然、それを聞いていた市民は思うと思うんですね。ましてや、こうやって業者の名前も出てきたと。そういった具体的な名前まで出てきたということであるならば、やはり、市長は市長としての考えがあったとしても、やはりこれは右翼に対してとんでもないということに対しての、やはり事実関係も含めて、事実関係というよりも、そうやって迷惑をかけた、そういった形はとんでもないということに対しての、やはり警察に当然このことを訴えていきながら、やはりおかしなことに対しては簡単に言ってもらいたくないということは当然言うべきなのかなという感じはしますけれども、その辺はあくまでも市長の、聞いたら、いや、そういったことはないからということで、ほかっておけるものなのかどうか、その辺というのはどうなんでしょうか。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今、私が申し上げておりますのは、当時の状況はどうだったのかということでご質問をちょうだいしておりますので、当時はそういう状況だったということで、ではそれがけしからんという話については、これは別に現実としてこういう事態が起こったわけでございますので、そういう点では反省するべき点があるかなというふうに思っておりますけれども、きょうのご質問の中では、事実関係を私は申し上げておるわけでございますので、そのようにご理解をいただければというふうに思います。 ◯十番(小林義治君)  ちょっと職務代理者のほうもいろいろと今警察のほうの取り調べが、現市長がなっているという面においては、憶測とか推測では話すことはできないということは我々もよく知っています。そういった面で、ある面では市民というものは一体どうなんだろうと、真実は一体どうなんだろうということも早く知りたいということも事実だと思うんですね。これは市長のコメントが二月二十七日に出されていました。そのときの市長の中で、最後の「借金の処理は」ということで、具体的に選挙のときの借金があるということを市長は認めているわけですね、このコメントの中からいくと、「そんな中で、幾ら借金があり、幾ら借りた、どういう相手かといった詳しい事情を聞かなかった」ということで、こういったことを市長のコメントの中であるということは、全く本当に、この市長というのは一体何なんだろう、これを市民が聞いたら、こういった人が市長だったのということが、聞けば思うような感じがしますけれども、職務代理者として、コメントできる、言えるかどうかわかりませんけれども、この辺、これだけの重要なことに対して、これだけの認識しかないということに対しての気持ちというか、どのようにお感じかということをお聞きしたい。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  先ほどもお答え申し上げましたが、すべての今までのご質問の中の議員さんからのお話だというふうに記憶いたしておりますが、まず何といっても、私は今回の事件について、本当の事実はどうだということをやはり究明していただくということがやはり市民の皆さん方にお示しする私の態度だというふうに思っております。そういう意味で、いわゆる市長コメントが今回出されたということにつきましては、もちろん私なり、個人的にはいろいろ思いがありますが、少なくてもご本人が弁護士さんを通じてこういうコメントを出されたわけでございますが、それをいわゆるそれぞれの思いは、やはりそれぞれで、やはり感じるということになろうかというふうに思っております。いずれにしましても、再三申し上げておりますように、多くの皆さん方、多摩市の誇りとして市民の皆さんすべてがそういうふうな立場で市民生活を営んでおられるというふうに思っております。そういう状況の中で、今回こんな事件が起きてしまったということで、本当に申しわけなく思っておりますし、再三申し上げておりますが、後の善後策をどうしていくかということが私に果たされた、職員一丸となって対応していく、あるいは本席の議員の皆さん方にも、あらゆる角度からまたご支援をいただき、私みたいな未熟な者でございますので、ぜひこの間ご協力いただきたいということをお願い申し上げながら、ご答弁にかえさせていただきたいというふうに思っております。 ◯十番(小林義治君)  私のほうの質問はこれだけにして、またあと残りの部分でほかの議員がちょっと質問しますので、しておきます。今職務代理者からもありましたように、我々会派としても、やはりこれは徹底究明すべきだと。やはり、今後だれが市長になっても、本当に市民にしろ、いろいろなところにしろ、指されないというような、ある面で言えば、これこそ市長がそう言ったからどうのこうのではないと。やはり、それに対するちゃんとした証明できるもの、言葉ではない中でやらないと、これはまた何か起きても大変だということで、逆に言ったら、本当に職員の方も大変な今思いをして仕事をされているでしょうし、やはり市民の中でも、あれだけ市長を応援してやったのが本当に信じられないということも、やはり私も聞いているわけです。そうやって言う人にとってみれば、私だって本当に信じられないんですということでしか受け取れないわけですし、事実関係も本当にこの新聞の記事でしかないということにおいては、やはり今後のいろいろな推移の中では、警察がいつどのような形で起訴するようになるかではないかとは思いますけれども、いずれにしても、やはりこの中では市長は早期に事件が終了するために調査に協力していくということも言われていますので、いつどんな形で出てくるのかなという感じはしますので、その面では本当に情報公開は多摩市は一番進んでいるという面においても、ぜひその面では、今後しっかり状況に応じて、やはり市民に経緯をしっかりと報告していくなりして、新たな一つの多摩市の出発のためにも私はやっていかなければならないと思いますし、我々も精いっぱい努力をしていきたいというふうに考えております。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  特に市民の皆さん方におかれましては、多くの方が都内、都心等にお勤めになっておられるというふうに思っております。そういう皆さん方が都心に行かれて、多くの他の区や市の皆さん方と接触する機会がたくさん、毎日のようにあられるわけでございます。そういう中で、こういう不祥事の問題について、毎日のように話題として出されるんではないかと、そういう場合の苦しみ、いわゆるつらさということは私は十分本当に申しわけなく思っております。今お話がございましたとおり、この事件を明らかにすることによって、職員も、それから何といっても十四万二千以上の市民の皆さん方が一刻も早くつらい思いから開放される、この問題が開放されるという表現は好ましくないわけでございますが、いずれにしても早い時期に終息に向けて事件が解決できるということが最良の今の方策だというふうに思っておりますので、再三申し上げるようでございますが、捜査に全面的に協力しながら、この事件の解決に向かって進んでいきたいというのが私の現在の心境でございます。 ◯議長(菊池富美男君)  次に、日本共産党からの質疑はありますか。菅原議員。 ◯九番(菅原しげみ君)  日本共産党多摩市議団を代表いたしまして、幾つかたださせていただきます。  本当に今回のこの市長の収賄事件、残念とか、びっくりしたとかという問題ではなく、まさに怒りに絶えないということが本当ではないかというふうに思います。市民の皆さんからも、本当に一体どういうことなんだと。私たちの大事な税金、日々毎日毎日それこそ働いても働いても今この不況の中で大変な中で、しかし、そういう中で払っている税金が結局こういう形に使われている、市政がお金でゆがめられている、そういうことについて、本当に怒り心頭だという声が私たちのほうにも寄せられています。特に、私は今回の事件で一番許せないのは、いわゆるあのダストボックスの中にお子さんが入って亡くなられた、こういうお子さんの家族にとってもですし、そこで働いていた人、そして関係者の人たちが大変つらい思いをして、そして二度とこういうことを起こすまいとして取り組んできたこと、このことを、弱みにつけこんで業者をおどし、そして業者からお金を取り上げた、しかも、新聞報道によると、現金八百万円を取り上げたうち、五百万円等を市長に、残り三百万円は市長とは全く、市政とは関係のない陣営の関係者、あるいは元市の職員が山分けをしたという、こういう事態というのは本当に私は許せないことだというふうに思います。  そういう意味で、直接のお金の動き、流れ、こういうことについて、警察や検察が今捜査をされていることは当然であり、その捜査に協力をしていくということは当たり前の最も第一歩のことなんですけれども、やはり、同時に大半の市の職員は正しく仕事をしておられると認識はしますが、単に個人的に市長が金を受け取ったということだけでなく、お金を渡すことで利益を得られるのではないかと事業者が判断をする土壌がやはりあったのではないか。同時に、そう思わせるような働きかけが業者に、どの業者に行えば効果があるかということをちゃんと容疑者が今調べられている容疑者が知り得るという、そういう状況にあること。  また、新聞報道でも、元市職員がかかわっているという報道の中で、容疑者が庁内を歩き回っていたということも現実にあったという、そういう事態、つまり、行政として、今回のこの事件を生み出した環境があったのではないかということを、やはりそこにメスを入れるということが一番今回の事件の中でやらねばならないことだというふうに思います。その点について、これができるのは行政みずからでしかないという、そういう点で、このことについてのまず最初にご判断をお伺いいたします。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今まで多くの議員さんからご質問いただきましてお答え申し上げております。まず、私のとり得る立場というのは、やはり捜査に全面的な協力を申し上げ、そして、この事件の真相を究明するということが大前提だというふうに思っております。そういう中で、いろいろな資料等を提供させていただいておりますので、それらの資料の中でというふうに思っております。ただ、はっきり申し上げておきたいと存じますのは、いわゆる事務処理上、この問題がいわゆる関連があったかということは、私は絶対ないというふうに思っております。そういうことでございますから、いずれにしましても、この件につきましては、警察あるいは市長自身が検事の取り調べを受けられているわけでございますから、そういう状況が明らかになることが一番明らかな内容だというふうに私は思っております。 ◯九番(菅原しげみ君)  実際にその便宜が図られたかどうか、このことについては、今もちろん警察や検察が調べていることですから、いずれ明らかになるかというふうに思いますが、そういう土壌、そういうことでお金を渡すことで自分の利益が得られるというふうに思われるという土壌自体が私はやはり問題だというふうに思うし、またしかも、そのことを弱みにつけ込んでお金を巻き上げようと考えること自体が問題だというふうに思います。  市長がお金に困っていたということが報道はされているんですけれども、その点について、先ほど来のやりとりも若干あるんですけれども、市長の年収といいますか、これは条例で調べればわかることなんですけれども、年収がまずどのくらいなのか、そして、実際市長がお金に困っておられたというふうに認識されているのかどうか、改めてもう一度お伺いいたします。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず、前段のご質問の市長の年収につきましては、後ほどご答弁させていただきたいというふうに思っております。それから、後段のご質問の、いわゆる生活に困っていたかどうかということでございますが、その点については率直に申し上げて、市長個人のことでございますので、お答えできないわけでございますが、一般論として、私、自分の年収はどのぐらいかというのはわかっていますので、それ以上の年収ですから、普通の生活はでき得るというふうに私は感じております。  菅原議員さんの、いわゆる前段のご質問でございますが、今ちょっと人事のほうで調べさせていただきますので、ちょっとお時間をいただくか、後ほどのお答えにかえさせていただければというふうに思っております。 ◯九番(菅原しげみ君)  それは後で結構です。  私、そのお話を伺ったのは、実は市長が選挙でいろいろ借金をつくったと。それが今回の事件のきっかけだというふうにも言われているんですけれども、昨年の四月に右翼が来て、いろいろなうわさがあったりとか、いろいろなことがあった。市長もみずから答えられているのは、九九年のときに借金をどうしようかということを、市長のコメントでも、それを依頼したということも言っているんですね。しかも、それを借りているということも、市長みずから認めているわけですよね。それだったら、少なくとも自分が市長の立場であれば、市とのかかわりのある業者から借金をすること自体どういうことなのか、しかもなおかつ、先ほど来の話の中では、その中間に入っている人たちが大変いろいろなうわさのある人だということであり、またこの中にいらっしゃる方かどうかわかりませんけれども、ああいう人とは手を切ったほうがいいよとかというような、そういう話も直接されているような人とつき合うような事態をつくらないで、さっさと借りたものを返すというのが、もしそうであれば、基本ではないかというふうに思うんです。  だから、そういう意味で、返したけれども大変だということであればともかくなんですけれども、その辺については返さないで今まで至ったということが事実であるし、それともう一つ言えば、実はこれは市長のいわゆるプライベートなことということでもありますけれども、これは明らかに当然警察でもだれでも調べればわかる明らかなことですので、お話しさせていただきますけれども、市長は、ローン、住宅を選挙前にお買いになりました。ちょうど浪人をされているときにお買いになりました。そして、浪人中というか、そのときにどういう収入がおありになったのか私は知るよしもないんですけれども、そして、この間の九九年の選挙に臨まれ、その話の中ではさまざまに借金も残ったとか、いろいろ。ですから、単純に考えれば、その後というのは、市長の歳費、報酬で生活をされてきたというふうに、特にほかの事業をされていたというふうに私は承っておりませんので、そう認識するんですが、現実には昨年の十一月にこのローンの借りかえをされています。そしてその時点で、約一千万円元金が減っているんです。基本的に当初のところは住宅金融公庫で借りられているんですが、住宅金融公庫で借りれば、大体二十年から三十年のローンを組めば、そのお金は当初は大体利息が減っていって、元金がなかなか減らない。そういう意味で、私たちもそのローンに大変苦しんでいるというのがごく一般の市民の状況なんですが、一時期に一千万円も元金が減るということ。本当に返す気があったら、そこで改めて一千万円借りて、東都興業に返すことだってできたのではないかというふうに思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今のご発言の件でございますが、後段のほうの部分の住宅ローン云々なんていうことは私全く承知をいたしておりませんし、いわゆるそれから市長のコメントのことについてのお話がございました。これは先ほど小林義治議員からもご発言がありました。このコメントに対しての相当のやはり問題といいますか、あるというようなご趣旨のご発言がございました。そういう中から、九九年の選挙に関連して今ご発言の住宅ローン、その他いろいろご発言ございましたけれども、私全く承知得ない話でございまして、一般的には公職選挙法、あるいはその他の法に基づきまして、選挙管理委員会のほうへ一定のご自身の報告の義務があると思います。私それ自身も見ておりませんが、やはり、法に定められた枠の中でそういう経理等を含めまして整理をされているというふうには思っておりました。しかしながら、今そういうお話を聞いて初めて私は知り得た話でございまして、私のコメントのしようがございませんので、ご了承いただきたいと思います。 ◯九番(菅原しげみ君)  本人ではないので、なかなかそのことをどう思います、こう思いますと言えないというふうには思いますけれども、現実にそういう事実があるということがまず一つ。ですから、私は今回の市長のやってきたことは、決してこれは任せていたから知らなかったとか、そういうことではなくて、確信犯ですよ。借りたことは知っていた。だけど、返していないことも知っているはずですよ。自分が出さなかったら、ほかの人たちが返すわけがないんですから。しかもなおかつ、返していないことを知っていながら自分はどういうわけか知らないけれども、ローンを一千万円も減らすことができる。私、こういう事実を見ると、もっとほかからも、どこかからもたくさんもらっているのではないかというふうに思わざるを得ないという、そういう事実関係ではないかというふうに思います。  それで、元市職員がいろいろ引き合わせたという報道があるんですけれども、元市職員というのは、先ほど来そんな人はわかりませんというご答弁で、多分公式にはあの人だこの人だということでは、ここの議会のこの場では答えられないのは当然かというふうに思うんですが、大体どなたかということはマスコミのほうの廊下の口々だとか、方々の話だとか、それからいろいろな人たちの話の中で大体どなたかということは、私も想像がついています。この元市職員というのはある会社の取締役をなさっていますけれども、その方がもし今の市職員であったら、こういう取締役の籍にいるということはできるんでしょうか。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今ご質問の最後のところのくだりでございますが、取締役でいることができるのかというご質問の趣旨がちょっと把握できませんので、ちょっと恐縮でございますが、もう一回ご質問いただければと思います。 ◯九番(菅原しげみ君)  今は元市職員なので、取締役の籍、そういう職についていたって問題はないかというふうに思いますが、その方が市職員の間に取締役の、そのそういうときにいた場合には、地方公務員法とか、そういう関係ではどうでしょうかと伺っているんです。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  職員には地方公務員法によりまして、職務専念義務がございます。そういうことはあり得ません。 ◯九番(菅原しげみ君)  今、地方公務員法に基づいて、そういうことはできないというふうにお答えいただいたんですけれども、この市の職員の方、そして、小島何がしという容疑者、この方たちと大変親しいという多摩市の市の職員がいることは既にご存じだというふうに思います。そして、そういう人がこれまでのいろいろな多摩市の疑惑の中でもさまざまに出てきていながら、現実的には何の処罰というか、そういうこともされないまま、実際に職務についているようなふりをしていると。現実的には、そこの自席にもなかなかいらっしゃらないことが多いだとか、私たちもよく全然違うところでお目にかかったりとか、あら、どうしてこんなところにいるのかしらというところで会ったりとか、そういうことがあるんですが、実はこの人がケー・アンド・ケー・アクティブという会社の取締役をやっているということはご存じでしょうか。 ◯総務部長(古藤純一君)  ただいまのご質問は、現職がというふうに受けとめましたけれども、私はそのような事実は聞いておりません。 ◯九番(菅原しげみ君)  もし、ご存じで、そのまま放置されていたとしたら、それは本当にもっと大変なことになるんですけれども、これは私別に内緒の話とかではなくて、きちんとしかるべきところからした登記簿謄本で、その方がきちんと会社の取締役になっているということが、今現在の段階であります。そして、その人は自分の家を抵当に入れたりしながら、そのケー・アンド・ケー・アクティブという会社とか、あるいは他の、ほかの会社を使いながら抵当権を、私、こういうことになるとあまり詳しいことはわからないんですけれども、抵当権や登記をあっちこっち動かしながらお金を、現段階で約一億円近くお金を借りているということが明らかになっています。  それで、そういう事態、これは以前から本当に私も当時のパルテノン多摩の調査特別委員会のときに、この方のやってきたことが大変大きな問題になって、方という言い方は変なんですけれども、調査をしたという記憶があります。改めて私はこの間、その当時の調査の内容をずっと調べてみたんですけれども、本当に考えたら、信じられないような事態が市の職員としての職務にきちんと励むという点でもどうなのかということが本当に幾つか出てきているのも事実です。そして、そのところから、結局その当時からのかかわりとか、それからその後のいろいろなかかわりの中で彼がさまざまに動いているということが言われているわけなんですけれども、私はぜひ今回、この後で資料等を差し上げますので、この問題についてはきちんと調査をして、しかるべき手をきちんと打っていただきたいというふうに思いますが、その点はまずいかがでしょうか。 ◯総務部長(古藤純一君)  ただいまお話がありましたようなことは、私も初めて存じました。したがいまして、こういう席でお話がございましたので、私どもの立場としても、今後十分情報収集等に努めたいと考えます。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  先ほどご質問をちょうだいしました所得の関係でございますが、およそ給料等で千九百万円ちょっと。そういうことでよろしゅうございますか。 ◯議長(菊池富美男君)  この際、暫時休憩いたします。       午前十一時五十四分休憩         ────────────────       午後一時〇分開議 ◯議長(菊池富美男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  会議を続行いたします。  先ほどの小林義治議員の質疑に対する答弁の訂正があります。土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今、議長のほうからお話がございましたとおり、先ほど小林義治議員のご質問の中で、街宣車の関係のご質問がございまして、代表者会議で市長が出席をされて、それでそういうことがないというようなお話をというふうに私お答え申し上げましたが、よく確認をさせていただきました。その結果、当時の議長が市長に対してそういうお話があって、それを確認されて、当時の議長が代表者会議でそういうことはないというふうに市長が言われていたということでございますので、そのようにご訂正をいただきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。 ◯議長(菊池富美男君)  菅原議員。 ◯九番(菅原しげみ君)  休憩前のいろいろなやりとりなんですけれども、私は基本的にはいろいろとお金の貸し借りとか、それからいろいろな困ったときの貸し借りとかというのは、当然いろいろな形でだれだってあり得ることだし、大きな物、家を買ったりいろいろなことをするときには当然借金もする、そんなことは当たり前のことだというふうに思っています。だけれども、そういうときに市長を初めとして、市議会議員もそうですし、それから市の職員の皆さんもそうですし、やはりきちんと襟を正し、後からそういう疑惑を持たれないような、そういう関係をしっかりとつくっていくということがやはり一番求められていることではないかというふうに思います。
     そういう点で、今回の問題は、市長は九九年当時の選挙の後のこのやりとりだったんですけれども、先ほども言いましたように、市長がもし本当に借りたというんであれば、なぜすぐに返さなかったのか、それこそ先ほどありましたけれども、年間千九百万円、いろいろ引いたとしても、相当の市長の報酬をもらっているという状況の中では、一番にそこにまず返すべきではなかったのか、その辺が私は人道的にどうだったのかということをまず思うわけです。そして同時に、これは昨年の四月に右翼が来て、問題にしたときに、もしそこまでに返していなかったとしても、やはりそこで改めてもう一回返すことを検討するということも含めて考えるのが当然だということを、それをやっていなかったということは、まさにこれは確信犯だということを改めてもう一度きちんと言っておきたいというふうに思います。  それと同時に、先ほど問題にいたしました元市の職員それから今の市の職員、それから今回の容疑者とのいろいろさまざまなつながりが口ざたされること自体、このことをやはりどうしても、この際きれいにしていくということが必要ではないかというふうに思うんですが、そういう点についてはいかがか、まずその辺、お伺いいたします。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  元職員ということについては、先ほどご説明を申し上げましたように、私としては新聞で知る限りでございます。それから、現職員にかかわるお話、これは午前中お話をいただいたとおりでございます。とおりといいますのは、午前中お話をいただいたときにお答え申し上げたとおりということなんですけれども。したがいまして、先ほど申し上げましたように、情報収集に努めたいと、このことを申し上げるのみとお答えせざるを得ないのが今の実態でございます。 ◯九番(菅原しげみ君)  もちろん非常に混乱をしている状況だというのはよくわかるんですけれども、それで情報収集するということも、それもよくわかる。でも、何か私どうしても感じるのが、市を挙げてこの問題を徹底的になくしていこうという市の職員の皆さんの本当の怒りの部分、そこを本当に情報、それも必要なんですけれども、私の情報だけではだめだと言われるのかもしれないから、それはそうなのかもしれないんですけれども、それはそれとしても、やはりもっと積極的に刷新していくということをぜひお願いしたいというふうに思います。  それで、この市の職員の、現在の市の職員というのは、元市の職員とも大変深い関係にあるということもわかっています。これは後で資料等もお渡ししたいというふうに思っていますが、そういう今新聞ざたになっている、それこそもう一人の関係者ではないかと言われている元市の職員、引き合わせたり、いろいろな形で介在していた元市の職員というのと、この今の市の職員が大変深い関係にいるということも後でお示ししたいというふうに思いますけれども、その辺についてもぜひ徹底して調査をしていただきたいというふうに思います。  それと、そういう意味で、この間家宅捜索に入って、そしていろいろな資料を押収されたということなんですけれども、先ほど幾つかのところの部署のことを言われましたが、学務課でそれが押収された資料というのは、具体的にどういうものがあるでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  小谷田学校教育部長。       (学校教育部長小谷田進君登壇) ◯学校教育部長(小谷田進君)  平成十年から十三年度までの歳入歳出の伝票、すべての伝票を出しました。そのほかに契約書関係をすべて出しております。それから、特に空き缶の関係についての契約資料についても出しております。 ◯九番(菅原しげみ君)  この学務課の契約、それから空き缶に関するこういうことの中では、東都興業の名前は出てくるんですか。 ◯学校教育部長(小谷田進君)  ただいま空き缶という話をしましたけれども、この中では東都興業と空き缶の処理については契約をさせていただいていますので、当然出てまいります。 ◯九番(菅原しげみ君)  そういう意味では、ますます、それはもちろん司直が調べていることですから、そのうち明らかになるかというふうに思うんですけれども、学務課のほう、それから給食センターのほうとの関係、そして、元市職員、そして市職員との関係、これらはもちろん警察の関係で調べられる範囲と、それと警察の関係ではなくて、やはり市の内部でいろいろ調べられることというのは当然あるかというふうに思いますから、その点についてはぜひ積極的に調査していただきたいというふうに思います。  あと、いろいろあるんですが、次に移します。終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  次に、新政クラブからの質疑はありますか。藤原議員。 ◯二十七番(藤原忠彦君)  それでは、何点かちょっとお伺いします。十分ぐらいのお時間ですので、要領よくご答弁いただきたいと思います。  まず一点ですけれども、先ほど来、菅原議員もいろいろ指摘しておりましたけれども、朝日新聞の二十三日の朝刊に同市の元職員らが受け取ったという記事であります。この点を非常に見過ごしてはならない部分だというふうに私は見ているんです。それで、現在市の庁舎の四階に、四〇一会議室に捜査当局がまだ陣取っておられて、いろいろと捜査されていると思いますけれども、これは今回のこのごみの問題だけではなく、もうちょっと広がりがあるんではないかなという、ある程度の観点に立って捜査をしているのかなというふうに私は見ているんですけれども、その点についてはどんなふうに受けとめていますか。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  庁舎管理の立場からご説明申し上げますけれども、冒頭行政報告の中で、職務代理者が申し上げました今回の事件の容疑、このことについての捜査、このために会議室を貸していただきたい、こういうご要請を受けて現在ご協力を申し上げている、こういうふうに認識をしております。 ◯二十七番(藤原忠彦君)  これは職員の皆さんも我々もそうですけれども、捜査には協力をして臭い物にふたをしないで、全面的に何かがあればそれは洗いざらい出すという形は当然のことでありますけれども、しかし、いろいろ難しい事件だなというふうには見ておりますけれども、行政当局は現在の人事管理、あるいはまた綱紀の粛正ということについては、どういう努力をして、どんなふうに受けとめていますか。 ◯総務部長(古藤純一君)  一般的な綱紀粛正につきましては、その都度交通事故の関係、年末年始の関係、これはその都度適宜助役のほうから全職員に対する注意といいますか、そういうものをいただいてございます。それから、お尋ねのようなまさにご質疑をいただきましたような内容については、我々基本的には想定をしておりませんでしたけれども、こういうような報道あるいは先ほどのご指摘、こういうものを受けとめまして、正確な情報把握、情報収集に努めたいと考えます。 ◯二十七番(藤原忠彦君)  鈴木市長になられてから、綱紀の粛正ということを市長からのお言葉で聞いたことはないというのが私の認識なんですね、はっきり言って。それで、いろいろな贈収賄事件とか、もろもろの契約入札にまつわるような事件というのは、やはりどうしても職員とそれから業者との関係ということを抜きにしては考えられない。今回の例えば一連の事件のマスコミの報道等を見ましても、元職員と書いているのは朝日新聞だけですけれども、私は、これは見過ごしてはならないことだと思っているんですよ。今回の一連の鈴木市長は多摩のJCの、青年会議所の理事長だった。それから、小島豊一氏も多摩JCの先輩の理事長だった。それから、秋山さんも電気の会社の社長さんもJCのメンバーだった。そういうふうに見ていきますと、今回の市長の顧問弁護士になられた北川秀二教育委員さんも、JCの理事長だったというような一連のことを見ていったときに、果たしてどうなるかなと。やはり疑わざるを得ない部分というのはいっぱんあるのではないかなと思うんですよ。  ちょっとお伺いしますけれども、今回の顧問弁護士ということで、ずっと顧問弁護士はだれかというふうに代表者会議や議会運営委員会でもいろいろ協議したけれども、名前がなかなか伏せて出されなかった。こんなことは隠すことではなかったんだけれども、うちの和栗議員が厳しくその辺を追及して、北川弁護士だということが判明した。私は当初から多分JC関係だから、弁護士は北川さんだろうなというふうに踏んでいましたけれども、こういったことについて、当局はどういうふうに受けとめていますか、問題がないのかどうかも含めて。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  弁護士さんのお名前につきましては、私からも再三お名前の公表について、議員の皆さん方からもお話がございましたし、また、マスコミの皆さん方からもなぜ公表しないんだというようなお問い合わせもございました。私、そういう意味を含めまして、直接ご本人にお話、電話でお話を再三申し上げたわけでございますが、最終的には先般もお話し申し上げました時期に、名前を公表してよろしいというようなお話で公表させていただきました。あくまでもこれは私、今申し上げた私のほうからの申し入れと、最終的にはご本人のご判断ということでございますので、それ以上のことはちょっとでき得なかったというのが事実でございまして、経過としてはそういうことでございます。 ◯二十七番(藤原忠彦君)  法的な面とかなんかでは、こういった事件に、市のいわゆる教育行政の非常に重要な立場にある教育委員さんが顧問弁護士を引き受けるということについては、どういうことになるんですか。 ◯議長(菊池富美男君)  小谷田学校教育部長。       (学校教育部長小谷田進君登壇) ◯学校教育部長(小谷田進君)  今、顧問弁護士というような話がございますけれども、選任弁護士というようなことでお話をさせていただきますけれども、個人の立場で鈴木市長が北川弁護士をお願いすることについては法的には問題はございません。しかし、今後この事件が進みますと、いろいろな展開が考えられるわけでございますけれども、その際、やはり教育委員会の委員というのは、公正という点で職務を行うわけでございますから、この点について疑念を抱かせるというようなこともございまして、継続してこの事件にかかわる場合には好ましくないというようなことが我々事務局、当局としては思っているところでございます。 ◯二十七番(藤原忠彦君)  これは今後の課題ですけれども、やはりある程度腹を決められて、お受けしたのかなというふうには見ていますけれども、今後の課題。  それから、当初、前段で綱紀の粛正の問題もちょっと取り上げました。ここでは元市職員というふうに、五十五歳の方と言っていますけれども、私もつかんでいますから、どこの部署にいた人かわかっていますけれども、今それは公表できませんか。名前を言わなくても、どこに最後にいてやめられたのか。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  先ほどご説明を申し上げましたとおり、私といたしましては、このマスコミの報道による限りということでございますので、今後繰り返しになりますが、情報の収集に努めたいと考えます。 ◯二十七番(藤原忠彦君)  例えば、東都興業というのはご案内のとおり下水道関係の仕事もやっているし、それから産業廃棄物業者もろもろやっているわけですよ、稲城市も全面的にやっているし、多摩市もやっているし。そういう業者です。多摩市の例えば関連するような業務関係の仕事をやっている職員、下水もそうでありましょうし、あるいは資源化センターに関係するような職員の皆さん方も、皆さんそういう面では関連性のある仕事をやっている人なんですよ。つまりは、この小島豊一氏、彼もJCのメンバーでありますけれども、彼を中心として、市のそれなりの、管理の職員の方も含めて、特定の人との非常に接点が深い。よく会っているところを目撃しているということも聞いています。私も見ていますし。そういうふうなことが、やはり綱紀の粛正とか、モラルの問題とかといった点からどうなのかということを私は言いたいんですよ。もしかして、今回のこの事件がそういった今言った一連の関連する業務的なようなところにある程度巣つくっていた、根ざしたものかどうかということも、今後多分究明されてくるんだろうと思うんですけれども、職員の皆さん方は、幹部の皆さんはあまり広がらないで、この場で終息してほしいと願うのはわかりますよ。議会だって、市民だってそうだというふうには思いますけれども、だけれども、臭い物にふたをせず、徹底して、これはやらなければいけない。そして、特にこれからの綱紀の粛正の問題等々については、とりわけしっかりした形でもって、ただ単に交通違反はしませんようにというようなことではなくて、特に入札問題に絡めた問題等については、しっかりやっていかなければいけないと思うんですよね。少なくとも、今までパルテノンの財団問題等々でいろいろと問題になった、いわゆる喧伝されている職員等々も依然として管理職としてぬくぬくとやっているということについても、ほかの職員の皆さんだって、果たして公務員がそんなことで通るんだろうか。だれだって思いますよ。そういったところに、もしかしたら、そういう職員に行政は暗いところ、弱いところを握られているのではないかと疑われたってしようがないんですよ。きっちりとした形でもって対応しなかったら、人事行政がちゃんとできているなんては言えない。どうですか。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず、ご発言の中で、臭い物にふたをしろということを我々が思っているというような趣旨のご発言がございました。全くそれについては心外でございます。私どもはそんな気持ちは全くございません。冒頭から申し上げておりますように、捜査には全面的に協力を申し上げ、真相究明に当たっていきたいというのが私どもの考え方でございますので、その点についてははっきり申し上げさせていただきたいというふうに思います。  それから、今回の問題で極めて大きな問題というのは、やはり市長が逮捕された。トップがこういう事件になったということは極めて先ほど来から市民の皆さん方に対する謝罪も含めて申し上げておるところでございます。そういうことで、いわゆる綱紀粛正ということはおっしゃるとおり、極めて重要なことでございます。そういうことの中で、トップがこういう事態になったということが職員も含めて、やはりまた市民の皆さん方も含めて大変なショックを受けているところでございますので、先ほど来から申し上げておりますように、本件はもとより、今後においても十分そういうことについて協力、あるいは綱紀の粛正についてはさらに心してまいりたいというふうに思っております。 ◯二十七番(藤原忠彦君)  昨年の白皇社、右翼の街宣車が役所の前でガンガンガンガンやった。四月二十四日付の街宣車の内容等が資料として皆さんにも配られているわけですけれども、その以降、五月八日に実は代表者会議があった。先ほどもどなたか議員が取り上げましたけれども、当時の谷議長のときに、議会として市長に毅然たる態度でもって、シロならシロらしくきちっと右翼の街宣車に対して告訴すべきだ。そういうことを議会として勧告したらどうかというような具案を出されたんです。私は当時の代表者会議の座長をやっておりました。それはもっともな話でありますし、そうあるべきかなというふうに思っておりました。市長にも見解をただしましたところ、当時、市長は、多摩中央警察のしかるべき当局にも相談をして、警察当局はそういう根も葉もないようなことについての街宣車のやり口については無視をして相手にしないことだと、そういうふうに指導されているから、そのように見過ごしているんだと、こういう市長の実はお話だったんですよ。それで、代表者会議としても、それ以上は踏み込めないという立場で一たん終息させたというのが実態です。  しかし、そのときの、実は街宣車の内容ですね、それからまた、議長が勧告をしようかと言われた文書の文案にも、克明に、まさに今回の新聞報道の記事そのものが、全くそのとおり出ているんです。例えばの話ですよ、増田社長の名前も出ていますし、そのときは一千万円という金も出ていますし、小島豊一氏の名前も出ていますとか、具体的に全部出されているんですよ。だから、その時点でもっと市長が借りたものについては信義誠実にやはり返すんだという考え方でご努力をなさり、先ほど菅原議員も言っておられましたけれども、それは契約関係の中でそうでしょう。いろいろ事情があれば、借りたものは返すということだと思うんですよ。ただ、その時点で、そのことによって手心を加えたとかいろいろあれば、犯罪そのもので、当然出てくるわけでありますし、そのまま何とか終息して、このまま見過ごされるかなというふうに思ったのかどうかわかりませんし、まだ結論はこれからであります。結論はこれからでありますけれどもね。しかし、あの時点でも、そういうふうなことは克明に出ているんですよ、実は。ですから、その時点のときに、見過ごさずに、周辺のいわゆる幹部の助役や収入役や、あるいは直近の身近な部長の皆さん方もよくよく協議をして、もう少し真剣にやる必要があったんではないかなというふうに私は思ったりもするんですよ。これは過ぎたことではありますけれどもね。  そこでちょっと伺いますけれども、今後、話がちょっと戻りますけれども、例えば、今回の元やめた市の職員である五十五歳の方、これも警察当局で今いろいろ調べているんだろうと思いますけれども、あるいはそのほかの、いわゆる学務課に関連するさまざまな契約に関するような多分ことについても、特定的な形で小島豊一氏と親しいと言われている職員についても、いろいろ多分捜査も及んでいるのかわかりませんけれども、やはり警察当局は警察当局としてそれは調べていくでしょうけれども、やはり疑わしいようなことがあれば、その真相究明をやはり職務代理者が中心になって糾明をしていくという真摯な態度が私は必要ではないかと思うんです。もちろん議会だって責任があるわけですよ。行政側だけの責任だけだといって、議会は何ともないなんてとんでもないですよ。議会だって、結果的にはこういう事態になったということは、議会も車の両輪として、責任は感じなければいけないんですよ。どういうふうに責任をとるかという問題はありますがね。ですから、今後どういうふうに行政として、こういったいわゆる綱紀の粛正に絡むような職員の問題についても、今後取り組んでいくのか、その決意を聞いて終わります。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず、先ほどの菅原議員からのご質問につきましては、総務部長のほうからお答え申し上げておりますように、情報の把握に努めていくということをはっきり申し上げさせていただいておりますので、そのようにさせていただきたいというふうに思っております。  それから、今の綱紀粛正につきましては、先ほどご質問がございまして、私この場ではっきり先ほどお答え申し上げておりますので、その言葉を、いわゆるまともに受けていただければというふうに思っております。 ◯二十七番(藤原忠彦君)  平成十一年の市長選挙のときは、鈴木市長と、また、もう一方の陣営の方とか、何人かの方が立候補されました。私は、行政と議会というのは、やはり二元性ということが道筋ではないかなという立場で、どちらもくみしないという立場で自分の選挙をやったつもりでありますから、そういう意味では、だれをどうということではなく、ただ、その後のこの三年間に及ぶ鈴木市政の内容については、私はそれなりに新しいさまざまな政策なんかについても意欲的だなという面で評価している面も多分にありました。そういった面では、非常に残念だなというふうに実は思っております。非常に残念だなと思っております。何よりも今回の事件で千名の職員の皆さんが本当に気の毒だなと私も元職員をやっていましたから、本当に人ごとではなく、そう思っております。  特にこの時期ですから、納税課とか、そういう税にかかわる職務を担当される皆さん方は、本当にご苦労だなというふうに思っております。ぜひ、職務代理者を中心に一丸となって難局を乗り切っていただきたい、このように希望して終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  次に、創る会からの質疑はありますか。折戸議員。 ◯二十八番(折戸小夜子君)  今回の問題で質問させていただきます。  まず、平成十一年の選挙で鈴木市長を応援した一人として、非常に残念で言葉もありません。そして、まず逮捕される前に、私の事務所に二月二十三日の午前十時、留守番電話の中で、「鈴木です。新聞でお騒がせして済みません。お金は一円たりとも受け取っていないし、業者に手心を加えてもいません。そして、これから警察に行ってきます。」ということが入っておりました。私はそのときは信じたいというふうに思っておりましたが、しかし、今回のニュース、テレビやいろいろな報道を聞きますと、市民から本当に落胆の声が私の事務所にも、また直接お会いに来ていただいて、そういう声が届いております。  先ほどの一点目の質問ですが、メールとか手紙、それから電話が今までで約百件だということですが、これは私は少ないなというふうに思います。その点どう思うのかということが一点。  それからもう一つは、まず私はいろいろ皆さん新聞等でやっておりますが、市長のコメントをいただきました。これに基づいて質問をいたします。  一つは、選挙にお金がかかるということが多分に選挙選挙というと、お金ということになるわけですけれども、コメントの中にも、「まず選挙後に前回の市長選において、自己資金以外の部分の収支はすべて応援していただいた友人、知人の方々にお任せしてあったので、選挙後に借金が残ったという相談を受けましたということで、選挙にお金がかかった」ということを言っています。私はきのう、選挙管理委員会でもって十一年のものを調べました。そうしましたらば、まず、収入の部で、本人が四百万円、あといろいろお祝いだとか、陣中見舞いとかということをあわせますと、総額五百二十七万三千円でした。そして、いろいろな支出の部で人件費や家屋費、通信費、交通費、印刷費、広報費、文具費、食糧費、雑費という形の合計が四百八十二万二千四百七十九円。この時点では、お金が余っているではないですか。何でお金が足りないんだ。こういう収支報告は間違いではないんでしょうか。そのことについて、一般的にどういうふうに思いますか。それが一つ。  それからもう一つは、ここに皆さん今お金の貸し借りの問題をいろいろ言っておられました。貸したらば返すと、それを早くしたらよかったではないかということが大方の議員の発言でございましたけれども、私はこれはまず、ここにもありますように、「小島氏が増田氏からお金を借りて返済したという報告を受けました」というふうになっているんです。ところが、いいですか、市長は、市長というのは、本人も認めているのか知りませんが、市の指定業者と市長が金銭を授受するということは、例え金銭の消費貸借であったとしても、市と業者との正常な利害関係を損なうものである、私はそう思うんです。その点について、職務代理者は、別に踏み込んだ話ではないです。一般の中で、だれが見ても、そのとおりだ、返せばいいという問題ではないと私は思うんですけれども、その時点で既にそれは責任があるというふうに私は思います。その点についてお伺いします。  それから、ある面でお金の貸し借りの問題でも、先ほど菅原議員も言いましたけれども、調べた中でも、やはり千九百万円ぐらい持っていて、何で返さなかったのだろうなというのは、市民の中にも何でたった八百万円ぐらいで何でなんだというような思いを多くの声がされておりましたけれども、そういう意味では、この問題について本当に市が、この事件に関して、市民に対して情報公開を明確にしてほしい。明確に出して、こうなんですよということを出すことによって、市民の信頼が少しずつ回復してくるのではないか。そして、もちろん市の業務が停滞することなく頑張っていただきたいということを思いますが、以上の点についてお答えをお願いいたします。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今、ご質問、四点あったかと思います。  まず、メールの関係でございますが、数が少ないということのご発言だったかと思いますが、私は数が少ないとか、多いとかという問題ではないと。たとえ一件であっても、こういう事件のことに対する市民の皆さん方からの、いわゆるご指摘、これは真摯に受けとめて、その重大さは量の問題ではないというふうに思っております。  それから二つ目の資金の収入支出の関係でございますが、今五百何十万円、それから支出については四百八十万円ですか、について十分足りたんではないかと。これはあくまでもその選挙対策本部の皆さん方が全体的な収入支出を把握されて、それで選管のほうへ届けられたという数値のものであって、これに対して、数字上は十分対応できているというだけしか私はお答えできませんので、そのようにご理解をいただきたいというふうに思っております。  それから、市長のコメントの件でございますが、率直に申し上げまして、経過を今ご質問者もおっしゃっておりましたように、私のところへ二月二十三日の正午ごろでございますが、市長から電話がありまして、金は受け取っていないと。それから、午後警視庁へ出頭するというような電話がありました。私、いわゆるマスコミの皆さん方にもその際、記者会見をお願いしたときに率直にそのお話を申し上げましたし、それで、ずっと経過をたどってきますと、二月二十七日に一番直近としては市長のコメントが出されたということでございまして、このコメントに対しましては、極めて経過を踏まえていった状況の中では相当変わってきているわけでございます。そういうことで、私自身もびっくりしまして、大変遺憾であるということは冒頭で申し上げたとおりでございます。そういう今ご質問の中では、お答えにかえさせていただきたいというふうに思っております。 ◯二十八番(折戸小夜子君)  電話の量が少ない、量が多いほうがいいと私は言ったのではないんです。量が一件でもそうかもしれませんけれども、声なき声のほうが大きいんだよということを言いたかったんですよ。そのことをしっかりと受けとめていただきたいというふうに私は思います。  それから、ここのお金の貸借の問題で、遺憾だということをおっしゃいました。一般論でも、本当にお金を返せばいいという問題ではなくて、これは本当に絶対やってはいけないことだ。これは確かにいろいろ司法の問題で、これから解明するでしょうけれども、市長は借りたんだと。借りたんだから、これはということでは、済まされないのではないかな。むしろ、市民には、やはり本当に正常な利害関係を損なったという大変なことだと。たとえ借金をした、借りたということで免れる問題では私はないというふうに思います。再度その点についてお伺いして終わります。そして、今後大変職務が大変だと思いますけれども、信頼回復に努力をお願いいたします。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  先ほどお答え申し上げましたとおり、二月二十三日あるいは先ほど折戸議員さんも留守電に入っていたということを、全く私も同様な電話をちょうだいしたわけです。そういう経過をずっとたどっていった結果、二十七日のコメント、これはいわゆる当初のコメントと全く変わってきているわけですね。そういうことで、私は先ほど来申し上げている、当初の話と変わってきていると、これは大変私自身もおかしいなというふうに率直なところ感じてございます。いずれにいたしましても、先ほど来からお答え申し上げておりますように、今警察のほうでいろいろな角度から事実の解明に当たっておられますので、その結果を待ちたいというふうに思っております。 ◯二十八番(折戸小夜子君)  本当に変わってきたということはわかります。私も意外だったんですけれども、このコメントになりますと、本当に綱紀粛正という言葉が出ていましたけれども、決してやってはいけないことの行為をできないような、やはり体質をつくり上げていっていただきたい、努力をしていただきたいということをお願いして終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  次の自治の会からの質疑はありますか。住田議員。 ◯十五番(住田啓子君)  それでは、数点お尋ねをいたします。  今回のことについては、公職選挙法でも言われているように、公職にある者というのは、一般市民とははるかに重い責任を持つ。これが公職選挙法の精神でありますし、また、先ほど折戸議員がおっしゃいましたように、虚偽の申告というんでしょうか、もし後からのコメントが、市長がおっしゃったことが本当であるならば、選挙管理委員会に届け出たあれは虚偽だったという結果になるわけです。どちらが本当かわかりませんけれども、それだけ私ども、公職にある者というのは、浄財とそれから責任の自覚、これが一番大事かと思います。  私も九五年の選挙のときは、鈴木市長を市長選で応援をいたしました。しかし、九九年のときは、これは地方分権が進んでおりまして、そういった意味で二元代表制をきちんとしていかなければ、地方自治としての役割は果たせないということからお断りをいたしました。こういう経過ですが、まず、今問題になっております便宜供与のことなんですけれども、東都興業についてなんですけれども、この二〇〇〇年七月四日に実施された指名競争入札、このときの業者の選定委員会のメンバーと予定価格の決定者、これは市長というふうになっておりますが、もろもろの事情があって市長ということ、予定価格、落札額、落札比率、そして指名業者の登録名簿三人以上というふうに規則の第三十五条には書いてありますが、おそらく三人を指名されたんだと思いますが、その業者名をお答え願いたい。  それから粗大ごみ、し尿の収集等に二千万円を支出されておりますが、このことについては、随意契約のガイドラインがあるかと思いますが、この随意契約のガイドラインについて、これは競争入札になじまないものというふうになっているかと思いますけれども、このことについてもお答え願いたいと思います。  そして、二〇〇一年度ということは、どういうふうになっていったのか。また、九九年の選挙時の事務担当であります秋山電気設備工業の秋山さんという方に対して、二〇〇〇年、二〇〇一年、指名業者の登録名簿に登載されているのかどうか、この点についてもお答えいただきたいと思います。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  この入札にかかわります指名業者選定委員会、これは六月二十六日に開催をいたしました。出席者は助役、企画部長、総務部長、都市建設部長、環境部長、生活文化部長、環境管理課次長、管財課長、以下担当でございます。  選定委員会のメンバーといたしましては、規則どおり助役以下、部長でございます。  それから、三社の、とりわけ収集運搬にかかわります三社のお尋ねですが、これにつきましては、株式会社調布清掃、東都興業株式会社、多摩興運株式会社、この三社でございます。  それからもう一点、秋山云々の会社の登録の関係でございますが、これは登録名簿にございます。  なお、その会社の市との契約といいますか、契約実績はございません。  細部については、少しお時間をいただきたいと思います。 ◯十五番(住田啓子君)  早くご回答いただきたいと思います。  それで、先ほどの予定価格は六千四百万円、これは正しいのかどうか。それから、それぞれの指名業者の落札額、それから落札比率、これをお答え願いたいと思います。 ◯総務部長(古藤純一君)  入札の経過でございますけれども、その入札のそれぞれの三社が提出をいたしました金額、これは承知をしておりますが、予定価格を記載いたしました書類については、現在警察のほうのもとにございますので、ちょっと手元にはございませんので、ご容赦いただきたいと思います。  それから、このときの契約にかかわります落札比率の関係でございますけれども、細かくなりますが、ご報告いたします。  可燃物等収集運搬業務委託その一、これは多摩興運が落札をいたしましたが、九七・三%。同じくその二、調布清掃が落札いたしましたけれども、九七・三%、同じく可燃物のその三、多摩興運が落札をいたしましたが、九九・一%。同じく可燃物その四、多摩興運が落札をいたしましたが、九七・三%。それから、不燃物等の収集運搬業務その一、東都興業九二・三%。不燃物その二、多摩興運九二・三%。資源物収集運搬業務その三、調布清掃九五・一%、資源物収集運搬、同じくその五になりますが、調布清掃九六・七%、同じく資源物収集運搬業務委託その六、多摩興運九六・七%。それから、別途粗大ごみ収集運搬業務委託、東都興業九八・九%。 ◯十五番(住田啓子君)  その件については、後で資料をいただきたいと思います。秋山電気設備工業の業者の指名登録した年月日を教えてください。 ◯総務部長(古藤純一君)  その件の書類は警察のほうに提出してありますので、ご了解をいただきたいと思います。 ◯議長(菊池富美男君)  次に、二巡目の質疑をお受けいたします。  質疑はありませんか。平野議員。 ◯二十一番(平野勝久君)  二十一番、平野勝久です。多摩村が今から百年くらい前に八カ村が合併して開村して以来の、この市長が逮捕されるという異常な事態については、私も非常に青天のへきれきというような思いでこの事件をとらえておりました。当日、二十三日の朝、私たちの清風クラブは九時に成り行きを見守ろうということで、この控え室に集合をしておりました。そのときに、多摩市の職員の方々はどの程度登庁されていたのか。少なくも部長の方が何人くらい、何時ごろ登庁されたのか、その辺をお聞きしたいと思います。 ◯議長(菊池富美男君)  遠藤政策推進協働部長。       (政策推進協働部長遠藤恵喜君登壇) ◯政策推進協働部長(遠藤恵喜君)  まず、私の時間を申し上げたいと思います。私が一報を受けたのが七時半ごろに自宅で受けました。どういうことなのかというのがよく見えないということで、次の情報を待っておりました。八時過ぎに報道陣の動きが非常に出てきて、市役所のほうにいろいろな動きがあるようだという情報が入りまして、様子を見ておりました。私が登庁したのが九時ちょっと回ったあたりだというふうに記憶をしております。その際、既に総務部長は、青少年問題協議会だったと思うんですが、その会議を予定しておりますので、八時半前に登庁をしておりました。それと、市長室長が既に七時半ごろ新聞を見たということで、とりあえずということで駆けつけております。私に電話かけた時間でございますので、七時半ごろだろうと思います。そのほか、環境部長を初め、他の部長は十時前後には何らかの対応で来ておりました。総人数は部長クラスだけでは私を含めて五名の登庁があったと思います。そのほか、十時以降、心配ということで飛んできて、何かあったら連絡をしてほしいというふうに言った部長クラスは複数にわたっていますので、ちょっと私の今の記憶ではございません。 ◯二十一番(平野勝久君)  最初報道で流れたのは、市長が事情聴取ということで流れたと思うんです。これは地震で言えば震度三か四くらいのものだと思いますので、そのときにきちっとした危機管理はできなかったとしても、夕方の五時半には市長逮捕という報道がなされています。そのときには、既に震度七の激震になっているというふうに私は理解しておりますけれども、そのときに危機管理の上でも、本来ならば、部長、課長さんくらいは既に我々が成り行きはどうなるのかということで心配している状況ですから、役所の人たちはその時点で相当の体制をとるべきではなかったかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  先ほど私、行政報告の中で経過を、日時を含めてご報告をさせていただいております。二十三日の土曜日にそういう情報がマスコミの方から、何社さんからか連絡が入ったようでございまして、私自身は、これは何人かのご質問でお答え申し上げておりますように、二十三日の土曜日の正午前に市長からお電話をいただきました。そのとき、私率直に申しまして、まだ自宅におりました。それで、急遽午後警視庁へ出頭する、あるいはその時点では現金は受け取っていないというふうにはっきりおっしゃっていましたので、それを信じていたということはお話を申し上げたとおりでございます。そういうことで、その後、四時半に議会の代表者会議を開いていただいてご説明申し上げましたし、また、午後五時から記者会見をさせていただきまして、経過をお話し申し上げました。その記者会見の中でも、もう逮捕されるんだよというような情報も正直なところちょうだいいたしまして、五時半に逮捕されたというような経過の中で、職員自体は相当やはりびっくりしたということは事実だと思いますが、それぞれその立場の中で役所のほうへ出向いたということはあろうかと思いますが、今遠藤部長からお答え申し上げましたとおり、だれだれが出勤して、だれだれがどういう状態かというような危機管理といいますか、そういうことについての把握は率直に申し上げてしておらなかったということで、私自身の行動がそういうことで動いたということはまずお話をさせていただきたいというふうに思っております。 ◯二十一番(平野勝久君)  首脳部会議を開かれるに当たっては、多分きちんとした連絡をとったはずです。そのために皆さん集まって首脳部会議を二十四日ですか、二十五日ですか、開かれているわけですよね。そういう意味でも、部課長さんあたりは、役所がどうなるのか、これからどうなるのかという危機感を持って、危機管理とか、そういう問題以外、以上のものととらえて、当然この日は登庁するのが当たり前ではなかったかというふうに私は考えます。特に、三役の方の顔は私は当日見なかったような、もちろん教育長は市青少協があったんでお見えになったと思いますけれども、このための行動の登庁ではなかったというふうに思っていますし、これからもこのようなことが起こるという事態があってはならないんですけれども、今後のこういう場合の危機管理ということについては、しっかりした対策、また連絡網をきちっとつくっていただきたいというふうに要望して終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  ほかに質疑ありませんか。吉田議員。
    ◯十四番(吉田千佳子君)  私も市長選に市長を推した一人として、非常に言葉もありませんが、自分がやったことに対する責任をどうとったらいいかということは、当選後ずっと考えて行動してまいりました。そのことから言えば、周りからはもっと温かい目で応援した立場として行動すべきではないかというようなことも言われながら、市長がすることに対してかなり厳しいことを申し上げたりしてきました。今までいろいろなことがありました。本当にこんなことがあっていいのかどうかということも含めて、何度かこの議会も含めて行政の方たちも経験されたことを覚えていらっしゃると思います。  最初に当選後の初めての議会だったと思うんですけれども、街宣車が議会の周りを回って、いろいろなことを言ってきました。内容は私も聞いていませんでしたので、よくわかりませんでしたけれども、後で聞いたところによると、当時の住宅建設事業に絡んでの内容だったというふうに後で聞きました。そんなことから始まって、本当に改選後の議会、行政の中というのは、市長の考え方に沿ったことも含めて、いろいろな変化があったのではないかと思います。桜ケ丘のデイサービス施設建設に関しても、いろいろな紆余曲折を経た結果、今建っていますけれども、ありました。それから、もっと驚いたことに、助役の人事のときに、金曜日までにそれぞれ各会派で了承して、では、それを人事案件として提出するというところまで了承していながら、次の週の月曜日には、病気理由で取り下げるという、そんなこともありました。そしてこれは、漏れ聞くところによると、今話題になっている、逮捕された人の一人がその助役人事に関しては云々ということを当事者に言いくるめるというんでしょうか、言い含めるというようなことでおりてもらったというふうなことも漏れ聞いています。一連のそういったこと、あともっと言えば、第四次総合計画を実現するためのということで、組織を改変するということがありました。そのときにも、非常に大きな組織をつくりたいということを市長が提案してきて、それは議会の総意で何とか変えてもらったわけですけれども、いろいろなことを考えますと、助役が不在のときに起こった事件ということを考えると、助役をなぜ突然そんなふうにおろさなければいけなかったのかということも、ここではそういう疑問として、また新たに浮かんでくるんですね。そういったことを行政の支える方たち、官僚の方たち、皆さんはどんなふうにとらえていらっしゃったのか。私たちも、全く議会の責任がないわけではない。どなたかもおっしゃっていましたけれども、本当に私も市長を市長としてやってほしいということを大勢の市民の方にお話をして、それでそれを実現した一人として、非常に責任は感じています。このことに関する責任は何らかの形でとる必要があるというふうに感じていますけれども、議会の責任もこれからいろいろとっていかなければいけないと思いますが、行政の方たちも、組織の問題として、こういったことにどんなふうに対処されてきたのか。どういうふうにとらえていらっしゃったのか、ちょっと改めてこういう問題に関して、ご見解を聞きたいと思います。  それから、先ほどの業者との契約の問題なんですけれども、契約はこれ以上続けないと。でも、三月いっぱいはこの業者でやるしかないんだと。急にほかの業者にということは難しいというお話がありました。二月二十八日の朝日新聞の朝刊によりますと、この中身がちょっとこれで本当なのかどうかわからないんですが、稲城市は既に契約を打ち切るということで対策をとっているというふうに書いてあります。多摩市は三月いっぱいはこのままいくとして、四月以降、本当にどういう体制が組めるのか、新たにほかの業者に委託が可能なのかどうなのか、そんなことを今どんなふうにされているのか、二点お聞きしたいと思います。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず、前段のご質問について、私のほうからお答え申し上げます。  助役の人事にかかわる問題でございますが、私自身、今この職についております。そういうことで、いわゆる理事者の人事というものは、部長たちが全く絡む話ではございません。これは当然市長自身がご判断をされて、議会のご同意をいただくというような状況を十分把握しながらご提案をされるというふうに私理解いたしておりますので、私の段階で、私も今申し上げましたとおり、昨年の一月からこの職についておりますので、いろいろ市長のお考えのもとにそういう政策を立てられたというふうに思っておりますので、私からは大変お答えしにくうございますので、ぜひそのようにご理解をいただきたいというふうに思っております。 ◯議長(菊池富美男君)  長島環境部長。       (環境部長長島征雄君登壇) ◯環境部長(長島征雄君)  まず、一点目の三月いっぱいまでの件でございますけれども、これにつきましては、二月二十三日の朝にこういう報道をしたわけでして、実際には二月二十五日には既に不燃のごみ収集も始まってまいります。そういうことを含めて、今すぐに、後をどこにするかという手続の問題も含めて、大変難しい状況がございました。そういうことで、この現契約期間はそのまま対応させていただこうということで整理をさせていただきました。当然、指名停止等もかかりますので、四月からにつきましては、まだ正式には決めておりません。これは正式には所管のほうからいろいろ仕様等を出させていただいて、それを総務部が受けて、そして、指名選定委員会等を開催して指名業者を決めるわけですので、その手続がまだ今行われておりませんので、四月以降につきましては、具体的なお答えはできかねますけれども、私どもは、いずれにいたしましても、市民の生活に密着した業務でございますので、それが四月一日が月曜日でございますので、四月一日から即不燃回収、不燃物の回収等が始まってまいりますので、それには絶対に市民にご迷惑をおかけしないような対応を今後とりたいと思っております。 ◯十四番(吉田千佳子君)  先ほど今回逮捕された方が助役就任に当たって動かれたといううわさを聞いたというふうに申し上げましたけれども、それに関してご承知なさっている範囲で結構ですからお答えください。  それから、今の契約の相手ですね、市民に迷惑をかけないようにするという、それは当然のことなんですけれども、実際にそれが可能なのかどうか。多摩市の指定するブルーと白と黄色の車が収集に回るわけですけれども、その車を今業者が保有しているわけですが、その車も含めて、これからどうなっていくのか。稲城市がとっている対応はもう既に職員が担当の地域を回ったり、車に乗って、その業者の使っている車ですね、やっているというような新聞記事なんですけれども、多摩市は今回こういう異常な状況の中で、担当の方たちもご苦労なさっているのはわかりますけれども、ごみ収集という一日も待てないような状況をどう解消していくのか。それは気持ちだけではどうにもできないわけですね。実際に日数が一カ月しかないわけですから、一カ月というか、四月一日までは本当に日がないわけですから、そこにおしりが決まっている中で、どういうスケジュールでやっていくのか、既に動き出していないと難しいのではないかと思うんですね。すぐにほかの業者が対応できるのか、その辺のことも見通しをもう少し詳しくお話しください。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず前段にお答え申し上げます。ご承知のとおり、一昨年の六月に前助役が六月末日をもって退任されました。それで、半年間、いわゆる助役が欠員になってございました。そんな状況の中で、市長がどういうふうに対応されたかということは、率直に申し上げて、私自身もわかりません。私に最終的には昨年の一月からということでお話がありまして、結果的にはお引き受けしたというのが現状でございます。  それから、後段の質問でございますが、後ほど部長からお答え申し上げると思いますが、今ご発言ございましたとおり、この一カ月の中でどういう対応で市民の皆さん方にご迷惑をかけないでいけるのかということで、一〇〇%迷惑をかけないという自信は、正直のところ、私今ございません。ただし、それを先ほどの他の質問でもお答え申し上げましたように、最小限ご迷惑をかけない手だてを今後一カ月の中で最善の努力をしていくということが一番の今ご発言のようにごみ問題というのは、市民の皆さん方の身近な問題でございますので、あらゆる手法を、場合によっては特別な手法をとらざるを得ないということもあるかもわかりません。しかしながら、今申し上げましたとおり、市民の皆さん方にご迷惑がかからないように、ご発言のように最善の努力をしてまいりたいというのが現在の心境でございます。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  今後の具体的な対応についてでございますけれども、所管としての準備といいますか、これについては後ほど環境部長からご説明申し上げることになろうかと思いますけれども、契約事務にかかわるところをご報告申し上げます。  先ほどの指名の関係については、当該業者につきましては、二月二十三日、逮捕した日から指名停止処分にしております。今後、四月一日からの新たな契約に向けまして、現在事務的な調整検討、これは既に所管課と契約担当課で進めております。今後、スケジュール等におきまして、遺漏のないように急ぎ対応していくつもりでございます。 ◯議長(菊池富美男君)  長島環境部長。       (環境部長長島征雄君登壇) ◯環境部長(長島征雄君)  新聞報道等で、稲城市につきましては、職員が車に乗ってというような報道もございました。これにつきましては、稲城市の部長にも話をしましたところ、稲城市の場合は、東都興業がすべて一社だけで全市をやっていると、そういうことで詳細な仕様をつくるときに、詳細なところがわからないので、まず一回全部乗るんだというようなことは聞いていました。私どもの市は、今二社が対応しております。その中で、そのうちの一社が東都興業ですので、まだ車に乗ってということは考えておりませんが、ただ、四月一日からの状況によっては、これは市の職員がある部分対応しなければならないということも今覚悟しながら、今後の市民生活に影響のないような対応をしていきたいと考えております。 ◯議長(菊池富美男君)  ほかに質疑ありませんか。安藤議員。 ◯二番(安藤邦彦君)  それでは質問させていただきます。小林幹事長の後ですので、まくら言葉はなるべく省かせていただきますが、今回の一件、もちろん市長側のとんでもない行動であるというような状況になってきておりますが、一昨日、私インターネットをとらせていただきまして、「多摩ニュータウンタイムズ」というところの社説では、議会にも責任があるという趣旨で書かれております。「議会がチェック機能を果たしておれば、こんな問題にならなかった」。問題の本質自体は変わらないと思いますが、そして何よりも、「この中でこれを見抜けなかった市議会は、市民に対して責任をとってもらわねばならない。もし、この事件が事実と判明すれば、市の予算から行政に支払われた委託料の一部を市長がもらったことになり、市税の一部を市長がピンハネしたことになる。その脱税の疑いさえも出てくる。この事件を知った市民の一人は、『鈴木市長名で送られてくる税金の納付書では納めたくないですよね』と話す。また、『クリーン市政だと思っていたのに、裏切られた思いでいっぱいです』と話す」。この社説が市民全部とは判断できませんが、市民の思いとしては当然のことと思います。  今大変な不況の中で、税金をどうやって納めようかと思ってご苦労されている方もいらっしゃるでしょう。そしてまた、大変苦しい中、将来への夢を鈴木市長に託していられた方もいらっしゃったと思います。そういう方々を思えば、本当に真剣にこれから対処していかねばならないと思います。そして、鈴木市長の選挙に当たっては、我々の議員の中にも、鈴木市長と政策協定を結んでまで応援をしたり、責任をもって推選いたしますと言って選挙運動をされた方々もいらっしゃったと思います。そういった方々、本当に真剣に大変な思いをされながら、市民の方と対応されていると思います。そういった中で、我々の責任というものも本当に明確にしなければならないと思います。  さて、今回の事件の中で、一つどうしてもわからない部分があるんですが、読売新聞の二月二十六日の朝刊に、古藤部長のお話として、「契約には基本的ルールがあり、市長の指示が入る余地がない」と断言されていると。そして、当時のごみ担当者も「三十年以上も実績のある業者を指名から外せるはずがない」というふうに話されております。この件に関して、市長の恣意的な判断が入ってくるシステムではなかったんだというような趣旨のご発言だと思うんです。それで、市長が無実かどうかという話はまだまだ全然わからないことで、何とも私申し上げられない段階だと思いますけれども、まずちょっと戻りまして、例の本当に悲しい話ですが、ダストボックスに子どもさんが入っていて死亡された事件がございました。そのときに、東都興業さんを、さんと言っていいかどうかわからないけれども、指名から外そうかどうかというあたりは、話題になって議論になったんでしょうか。その辺の経過をご説明ください。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  契約担当としてお答え申し上げます。一点目の市長の指示等が入る余地がないと私申し上げました。これは基本的な契約の事務ルールが定められておりまして、指名選定委員会、これらのことを踏まえまして、現状の多摩市のシステムでございます。その限りにおいては、この関係については助役が委員長として決定をいたしますので、そういうシステム上のことから入る余地はないと、こう申し上げました。  それから、二点目のダストボックスの事故の関係でございますけれども、大変当時我々も残念だったわけですけれども、契約上の問題として、当然これは警察の捜査もいたされました。そういう状況を踏まえた結果として、大変残念ではごさいましたけれども、業者側に対する契約の解除、あるいは指名停止処分、こういうものには該当しないという判断を当時しております。 ◯二番(安藤邦彦君)  その指名契約解除というのに当たらないという判断した理由、それからその辺の議論の内容、契約上はこういうことが起こっても何ら契約解除の理由にはならないということであったと思いますので、それで、今回のことで、稲城市では、例えば指名停止になっていますが、おそらく多摩市でも先が大体見えてくるんですが、その辺の契約内容からして、どういうような状況になったら次の指名にはしないとか、そういうような影響が出てくるという基準みたいなのはあったんですか。 ◯総務部長(古藤純一君)  いわゆる指名停止基準ということになりますと、例えば工事などの場合になりますが、粗雑な工事で明らかに瑕疵が重大であるというようなこと、それから、契約内容に違反をしている、契約書に基づきました内容に違反をしている。それから、安全管理の措置が不適切であって、第三者に死亡あるいは負傷者を生じさせて、そのような場合、こういったものが工事の場合定められております。当然委託の場合も、これを準用した形で判断することになろうかと思います。  それから、契約解除そのものでございますけれども、業務委託の場合は基本的にはその業務が履行できない見込みあるいは状況にあるような場合、そのほか細かい点もありますけれども、きちんとした仕事がいたされないだろう、こういうふうな状況になったときに、契約解除というようなことになろうかと思います。 ◯二番(安藤邦彦君)  そうすると、最初にお答えいただいた三番目の安全基準がしっかりしていなくてといったあたりは、先ほどの子どもの事故の件に当てはまるのか。それをお聞きしているのは、東都興業がこの件に関して契約解除されるかもしれないという不安を抱くに至った十分な理由があるのかどうかといったことについて、市のほうのお考えはいかがでしょうか。 ◯総務部長(古藤純一君)  当時、重大な事故ということで、我々も所管だけでなく、法制担当等も含めて、あるいは契約上のことも含めて十分対応について協議をいたしました。そういう中で、痛ましい事故ではありましたけれども、警察の捜査結果としては、自過失ということでございましたので、先ほど申し上げましたような契約上の処分等はいたしませんでした。 ◯二番(安藤邦彦君)  厳密にはお答えいただけないと思いますが、とするならば、東都興業に対しては、この件に関して契約解除されるかもしれないという不安を抱くような要素にはなっていなかったということなんですかね。要するに、判断したけれども、今回についてはその場で契約解除ということもしないと。それから、自過失ということで、特に東都興業の責任を追及するような姿勢は多摩市においてはないということが東都興業に明確に伝わっていたんでしょうか。その辺のご判断、もし、お答えできる範囲でお願いいたします。 ◯総務部長(古藤純一君)  説明が不足いたしましたけれども、その当時契約上の問題もあわせまして、再発防止、そのときの原因究明、今後の徹底した教訓としていかねばならぬ内容、これらはまさに業者指導も含めまして徹底的に行いました。そして、この指名の関係と事故の関係でございますけれども、時間的にも、それから私どもの先ほど申し上げました判断の時期からしても、私は関連がないというふうに受けとめております。 ◯二番(安藤邦彦君)  では、その件についてはそういうふうに理解をしておきます。あとは警察に委ねたいと思います。  ただ、システムとしまして、先ほど部長はこの指名選定委員会等ということで、手続を踏むので市長の恣意的な部分が入る余地がないというふうにおっしゃっておられますが、この件は助役のいらっしゃらないときに市長が助役のかわりをするというシステムに変更しましたね。変更というか、一時的にそうしましたけれども、そのように本来なら、今までの慣例からすれば、ちょっと先ほど見解を聞きましたけれども、その会の部長さんがやられるような慣例になっていたらしいところを、市長がやられたと。これは、市長が私がやると、市長の意思によって、そのようになったんでしょうか、それとも皆さんで検討して、今回は市長の決裁にしましょうというふうに決めたんですか、どちらなんですか。 ◯総務部長(古藤純一君)  指名選定から契約にかかわる時間的なことでございますが、この件に関する指名選定委員会、これは六月二十六日に開催をしておりまして、先ほど出席者のご報告を申し上げましたけれども、この時点では助役が在任しておりました。契約は七月に入ってからということでございます。したがって、一般的に予定価格というものは入札を行います当日に決定をいたします。その時点では、助役が先ほど申し上げましたように、不在でございますので、他のすべての事案と同様に市長にご決定をいただいたというのが事務処理の実態でございます。 ◯議長(菊池富美男君)  遠藤政策推進協働部長。       (政策推進協働部長遠藤恵喜君登壇) ◯政策推進協働部長(遠藤恵喜君)  指名選定委員会の中身については、今総務部長が申し上げたとおりでございます。いわゆる決裁権の問題でございますけれども、実は、ご案内のように六月三十日、前助役がご引退をされました。一日・二日、土・日ということで、三日に私どものほう、内部会議をかけております。どういうふうに処理を行うのかという部分の中では、いわゆる決裁の問題を議論いたしました。取り扱い変更の根拠をこういうふうな形で助役が空白になるという想定を実はしておりませんでしたので、事務決裁規定の第七条の二項によるということにしておるんですが、これはその二項ということで、「助役及び部長がともに不在のとき、あらかじめ指定する職が代理する」という部分を運用解釈というふうな形の中で、どういうふうに対応するかということで、私の名前で各部に周知をしました。  なお、地方自治法ですべての事務はご案内のように市長の権限でございます。事務の効率化等の中から職に応じてルールをつくって、職権を委譲することになっているというふうな中で、本市では助役が今回のケースの場合に七月三日、助役が不在ということで、もとの形に戻すということで決裁権のある市長にもとに戻しましたということでございます。入院であるとか、何か連絡がとれて、指示を仰ぐ状態ではございません。空白という状況でございますので、そういうふうな自治法上に基づいて、もとに戻すという方法を事務処理としてとらさせていただいたという経過がございます。 ◯二番(安藤邦彦君)  ということで、その機関として正式に決定して動いていたということですね。そうすると、では、東都興業に指名をおとすための市長の恣意的な行為というのは、入る余地が全くなかったということは、先ほどの部長の答弁そのままであるということでよろしいんですか。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  先ほど申し上げたとおりでございます。 ◯二番(安藤邦彦君)  そうすると、東都興業は指名停止の不安になることも、要素もなかったと。そして、市長もそのような東都興業に指名をさせるような権限も、それからシステム上もそういうふうになかったということなんでしょうか。そうすると、出てくるのはお金の流れだけなんだろうかと。そこから先、私今もって市長の最初の言葉がちょっと気になっているんですけれども、私は一銭もお金をもらっていませんと。確かにお金の流れはどこかで証明されて、警察につかまると、それなりの証拠なり何なりというのはあるんだろうけれども、では今回の件に関して、市のシステムとしては何ら問題がなかったと。今後についても今までの業者の選定システムというのは変えるつもりもありませんということなんでしょうか。 ◯総務部長(古藤純一君)  システム上の話としては、先ほどご説明を申し上げたとおりでございます。ただ、これは私担当責任者として申し上げたことでございますので、それ以上のことについては、まさに現在捜査が行われております。軽々なご説明は差し控えさせていただきたいと思います。  それから多摩市の業者指名選定の事務ルール等について、あるいは契約の方法、こういったことについて何ら問題はないのかということでございますけれども、私といたしましては、これまでの議会でも何回かご説明を申し上げたことがあろうかと思いますけれども、予定価格の事前交渉の関係、事後公表、あるいは入札経過のご報告、公表、あるいは他の契約手法、希望制の導入でありますとか、端的に申し上げまして、他団体よりも先進的に契約事務の改善ということには取り組んできたというふうに私は考えます。 ◯二番(安藤邦彦君)  わかりました。現在のところでは、そういうことだと思いますし、あとは司法のこれからの動きを見ていきたいと思います。しかしながら、結果として、今客観的に見るならば、ある種の不祥事が起こってしまっていると。市のシステムに問題があったのかなかったのかというあたりは、もちろんこれから考えなければいけませんが、結果という部分で、そして大きないろいろな影響を与えているという事実は、本当に打ち消せない部分であります。ぜひ、これからもしっかりと原因究明に取り組んでいきたいと思います。  そしてあと一点、先ほども出ておりましたが、警察のいわゆる資料の押収といいますか、ガサ入れといいますか、教育委員会にも及んでいるというふうにお聞きしまして、学務課だけでしたか、給食センターとか、その出先等には一切及んでいないんでしょうか。そして、学務課として、先ほど缶の関係というふうにおっしゃいましたけれども、提出した書類に関しては、それだけでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  小谷田学校教育部長。       (学校教育部長小谷田進君登壇) ◯学校教育部長(小谷田進君)  先ほどの説明が若干足りなかったかもしれませんけれども、すべて三センターの歳入歳出の帳簿、それから契約書類の一件でございます。そのようにご理解をいただきたいと思います。 ◯二番(安藤邦彦君)  済みません。さらに聞くようで申しわけないんだけれども、南野だけだという、南野が特にということはないですね。 ◯学校教育部長(小谷田進君)  今回は、特に第一センターが所管をしている空き缶の契約関係でございます。 ◯二番(安藤邦彦君)  今警察に書類を押収された部分では、東都興業さんの名前が出てくるのは空き缶の関係だけだと思うんですが、どうもお聞きしているとそれ以外の膨大な書類を提出されているようですが、三センター、それ以外についても随分提出されているようですけれども、それについて、警察から要望があれば、全部提出しているということだと思いますけれども、これについて教育委員会としてはただ求められるまま出されたということですね。それ以上何もないということですね。 ◯学校教育部長(小谷田進君)  捜査の担当のほうから依頼のありましたものをすべてお出ししたということでございます。 ◯二番(安藤邦彦君)  今の段階では、この程度しかできないのが非常に残念ですが、市民の感覚からすれば、本当に今回の件の真相究明を求めていると思います。ぜひこれからも担当市職員の方々の一層の努力をお願いして終わりとします。 ◯議長(菊池富美男君)  ほかに質疑はありませんか。菅原議員。 ◯九番(菅原しげみ君)  それでは、もう一度お聞きいたします。今、市民が明らかにしてほしいと思っていること、そこを明らかにするということがやはり一番今回の大事なことではないかというふうに思います。マスコミの報道などでもいろいろ出ているんですけれども、一つはやはりお金が動いた事実があるのかないのか。これについては警察が今直接その問題では調べている。市民がやはり一番関心を持っているのは、これだけなのか、もっとほかにあるのかという、そういうことでもあるかというふうに思いますが、この点についてももちろん司直の手で調べられると同時に、本当にこういう事実がほかにないのかどうかということについては、やはり市としてもきちんと調べていただきたい。  それともう一つは、民間業者に委託するという、そこの問題からこういう問題がやはり起こってきているという点では、その関係の中では、随意契約にするか、あるいは指名競争入札にするかという、まずそこの段階でさまざまな要素が入ってくる。それから指名競争にする場合、どこの業者を指名するかどうかということ。そして、指名をしたとしても、予定価格とか、いろいろなことも含めまして、入札が正しく行われているかどうか、こういう点について、市民はやはりそこを明らかにしてほしいという思いがやはりあるのではないかというふうに思います。  今、市のほうは先ほど来、捜査に協力して真相解明に尽くしたいということをおっしゃっていますけれども、具体的には庁内、議会との関係とはちょっとまた、これは議会は議会として検討するんですけれども、庁内としてどういう真相解明のプロジェクトなり、手だてなりを考えていらっしゃるのか、その点についてお答えください。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  まず、前段の件でございますが、いずれにしましても、いわゆる裁判になるんではないかなというふうに私想定いたします。そうしますと、やはり一年、あるいは二年というような長期化になる可能性も十分あろうかというふうに思っております。それから、今ご発言がございましたように、司直による捜査というようなことで、いろいろな裁判を含めてそういういずれの時期には結果が出るだろうというふうに思っております。  それから、先ほど吉田議員からのご質問の中でもお答え申し上げましたように、今この四月からどうするかということが極めてこのごみ収集に対する私ども一番頭の痛いところでございまして、これらにつきまして、私全体的な雰囲気につきましては、お話をさせていただきましたし、あるいは環境部長、あるいは総務部長のほうからお答え申し上げておりますので、そういう全体的な状況を把握しながら、最終的に、いわゆる例えば指名選定委員会等については合議制でございますので、十分そういう面で議論いたしまして、ご心配のいわゆる透明性といいますか、そういうことのないように十分考えていきたいというふうに思っております。  それからあともう一つは、内部の調査の関係でございますが、それにつきましては、先ほど総務部長のほうからお答え申し上げておりますように、いろいろな情報を収集しながら今後どういうふうにするかということは、今この時点ではちょっと申し上げれない状況でございますので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。 ◯九番(菅原しげみ君)  今度の東都興業をめぐって、それからこの多摩市のごみの収集問題をめぐって起こった問題としては、先ほどの住田議員の質問の中でも明らかなように、ほとんどが九七、八%、それから九二%、それも同じ率で落としているということでいったら、本当に、えっという声が先ほど来も出ていましたけれども、それで不自然さがどうしてもぬぐえないという部分もあるんですけれども、そういう点では、私たちこの間のずっと経年的に三社の、どういうふうに落としているのかというか、契約をしているのかという金額を見てみましたら、ほとんど変わらないんですね。指名競争入札に入ってからの二〇〇〇年、二〇〇一年も、ほとんどその前と比率は変わらないでされているという。現実的にこれまでのやりとりの中でも、ただいわゆる一般競争入札という形で毎回毎回ガラガラポンみたいな形で新しい業者を入れるということについては大変な問題がある。特に、この清掃業者の場合には車の所有の問題があるので、どうしても車の問題、特に業者が運搬業としての許可をとるためには、車を持っていなくてはならない、そういういろいろなノウハウの問題とかを含めて、毎年毎年変えるわけにはいかないというそういう継続性の問題等があるにしても、入札制度をとった後も、それからその前も、それから随意契約のときも、ほとんど比率としては三社が変わらないということについてはどうしても不自然さがあるのではないかというのが見えてくると思うんですが、その点についてはいかがですか。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  一般論になりますけれども、こういった業務委託、本来市が行うべき業務について委託という形で私人に委託をしている。これはいわゆる工事等の請負、あるいは物品等の購入ということで、どちらかというと、競争性を優先させた契約、これとは明らかに性格が異なる側面がどうしてもございます。そういう中で、午前中も申し上げましたように、サービスの品質、これがどうしても必要になってまいります。そのための合理的な理由、設備、資機材、人、それから経営状況なども含めて、安定的なサービス提供に頼るかどうか、行えるかどうか、こういうところが非常に問題になります。したがいまして、競争性とそれからサービスの安定的な供給の両方の要請を受けとめながら、適正、公正に契約事務を行う必要があります。こういった特殊性がこの業務にはあります。さらに廃棄物の処理法のルールの中には、こういった業務を行う場合には、適正ないわゆる価格といいますか、こういうものを当然確保しなければならない、こういう規定も法でございます。そういう中での結果でございますので、当然所管といたしましても、積算の段階、契約締結の段階、精査をしておると思います。そういうことでの結果でございますので、落札比率のことについては、私としては、結果としての比率であるというふうに申し上げる以外にはございません。 ◯九番(菅原しげみ君)  今となってはそう言わざるを得ないということもあるかというふうに思うんですが、先ほど私民間業者に委託するということが、こういう問題を起こすという、すべてのことを一般的に言ったというよりも、私はやはりもともとこのごみの収集運搬というこういう事業そのものは、地方自治体の固有の事務であり、ほかの自治体ではやはり直営でやっているところもちゃんとあるわけですよね。それは、先ほど申し上げましたように、やはり車の所有の問題、それから同時に、そこで働く人のノウハウの問題と、公の仕事ということになると、本当に一定の大きなその会社の中でのウエートを占めるのを毎年毎年変えるということについて、本当にそこの業務自体にすごく大きく支障を来すということでは、やはり安定的にきちんと働いていただくということでは、本当に直営でやるということの、そこによさというか、必要性というのはあったのではないかというふうに、それはこの間、私たちもずっと指摘してきたところなんですけれども、そういう点については、そこの辺も含めて今後検討していく必要というのは当然あるのではないかというふうに思います。  それと同時に、先ほど言った随意契約にするか、指名競争にするか、指名はどうするか、入札のことをどうするかということについては、そこのところに今回の市長がいかにも業者に対して危ないよという弱みをつかんだ形でお金を巻き上げたというところでは、まさにこれは今国会の同じ鈴木宗男議員のやっていることとほぼ同じ内容の、同じ利権の構造であるというふうに思うんです。今回それは、市長であった、市長の取り巻きの人たちであったということなんですが、これはある意味で言えば、私たちがいろいろな指摘をして、いろいろなことを言って、そのことで変わることによって、もしお金を受け取れば、全くそれは同じことなんですよね。だから、そういう問題が入り得るということでは、やはりきちんと市が責任を持って仕事をしていくということが今求められているのではないかというふうに思いますが、その民間委託という問題について、ちょっと一般論にはなるかと思いますが、このことを教訓にするという意味では、いかがお考えでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今後、仕事をしっかりやっていくということは、先ほど来から申し上げております市民サービスということから考えまして、ご発言、絶対私とずれてはいないと思います。ただ、直営委託の話につきましては、今私がこの職務代理者という立場ではございますが、直営でやる考えはございません。引き続き委託でお願いしていきたいというふうに思っております。 ◯九番(菅原しげみ君)  今、全部直営でやりますと言って、では、そこの業者を全部切りますというと、また今度は三社のそこで働いている人たちはどうなるのかという話ももちろんありますけれども、少なくとも私は、行政の仕事を考える上で、民間に委託をするということというのは、こういう問題を生みかねないという、そういうことについては、やはりきちんと頭に入れておいていただきたいというふうに思います。そして何でもいいから安ければいいとか、それから効率性だとか、合理化だとかなんとかいう、いっぱいいますけれども、ただ安ければいいというような、そういう問題ではない。やはり仕事をしていく上で、行政のいろいろな事務を仕事をしていく上で、必要なことをちゃんとしていくということが大事になってくるということでは、本当に公共性、そして同時に公正性をどう保っていくのかというのが今一番求められていることだというふうに思っています。  それでもう一点、マスコミなどで今報道されていることで、市はこの問題について、一番問題になっているのは市長がお金をもらったら、そういう問題としてはあるんですけれども、やはり市としては先ほどまだ全然考えていませんということだったんですが、もう既に一週間、それからこの議会の中でもいろいろやりとりがあるという中では、一定の方向性というのは見せていく必要があるというふうに思うんです。今、こうこうしますという形では答えられないかもしれないけれども、いつの段階でそういう一定の方向性を出していかれるのかという、この問題をどういうふうにみんなの教訓として二度と起こさないという立場で市の全体が取り組んでいくんだということをどういう形で見せていくのかということを、一定の方向性のところについてのお答えをお聞かせください。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今のご質問につきましては、午前中からも何人かの議員のほうからお尋ねをちょうだいしたところでございます。今、いわゆる警察での状況調査、あるいは事情聴取等を受けております。そういうことで、資料等につきましても、相当提供といいますか、お持ちいただいているというような状況でございます。もちろんこのことについて私どもといたしましては、ではそれでいいということで、ただ放っておくということではございません。一定の限られた資料等の状況の中でも、逐次状況把握はしていかなければならないというふうに思っておりますが、今お尋ねのいつの時点までにということにつきましては、先ほど司直の話をちょうだいいたしましたが、そういう流れを見ませんと、最終的には裁判の案件等ももろもろかみ合ってくる事件だというふうに思っておりますので、その時期については、今明確にお答えできないというのは、大変恐縮でございますが、そのようにご理解をいただきたいというふうに思います。 ◯九番(菅原しげみ君)  新しく外務大臣になられた方が、まず最初の就任のときに、もし何かあるなら今のうちに言ってくださいと。これから後にいろいろ出てきても、もう知りませんよと最初に就任のあいさつをして、そうしたら、その後にまたボロボロ出てきたのは、これはどういうふうに対応されるのかと今注目しているところなんですが、私はやはり司直との関係のことについて、いろいろあるというのはそれはそれとしておいても、やはりそういうきちんとみんなに今の状態をここで議会でこうやりとりしているので、もちろん幹部の方たちは本当に痛いほどその思いは伝わっているかと思うんですけれども、やはり全職員にその思いを一つのものにしていくということをぜひ早くやっていただきたい。それと同時に、この大事な三月議会が本当にこんなことになってしまったということについての市長の責任は、本当に大きいと思うんです。それなのに、いまだに辞職もしないでいるということについて、どのようにお考えかということと、私は直ちに辞職をするべきだ、そして、新しい体制を一日も早くつくっていくべきだというふうに思いますけれども、担当の、特に職務代理者として、本当は違う人の名前の職務代理者になりたいのではないかと、あの人の職務代理者になっていたくないのではないかというふうにも思いますけれども、その辺の思いも含めてお答えください。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  今は、これだけの市民の皆さん方に大変なご心配をおかけしております。先ほど申し上げましたとおり、市民の皆さん方が外へ出てもつらい思いをされるというような状況だというふうに思っております。私自身として、一刻も早くご自分の身をどういうふうになされるのか、これにつきましては、また選任弁護士さんとも十分市民の皆さん方のお気持ち、あるいは本席、きょう一日、こういうご議論をちょうだいいたしましたので、その辺の意向を私の職としてお伝え申し上げていきたいというふうに思っております。 ◯九番(菅原しげみ君)  もう時間がなくなりました。私は今回のこの質疑を通じまして、やはり市民の前に市民生活をより一日も早く本当に軌道に乗せていくということと、市民の生活を絶対に後退させてはならないということ、特にこの不況のもとで苦しんでいる市民の皆さんの生活をよりよくしていくことにこそ、市の職員を挙げて力を尽くすべきであるということ。同時に、今度の真相解明に徹底するべき、そして、市長は直ちに辞職するべきことを申し上げて終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  この際、暫時休憩いたします。       午後二時四十五分休憩         ────────────────       午後三時十分開議 ◯議長(菊池富美男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  会議を続行いたします。  質疑はありませんか。末木議員。 ◯六番(末木あさ子君)  今回の鈴木市長のコメントを読みましても、それから一連の新聞を読みましても、本当に一報を聞いたときには我が耳を疑う、本当にそう思いました。と申しますのも、私は九五年と九九年、二回にわたって鈴木市長誕生を願って選挙期間中、一生懸命自分の名前を言うよりも、「鈴木、鈴木」と言った、その結果、私はラストで今回九九年はやっと滑り込んだという感じでしたけれども、そういう状況の中で、やはり一生懸命鈴木市長の誕生に向けて皆さんに声を大にして言ってきたということからも、非常に責任を感じております。そして、その間の、その間と申しますか、九九年の誕生以来、やはり鈴木市長を支えていかなくてはいけないという意味で、先ほども吉田議員からも発言がありましたけれども、私も支えるというのはどういうことか、やはり、いい政治をしてもらいたい、いい政策を掲げてもらいたいという意味で、かなり苦言を呈してきました。それがなかなかそのかいがなかったわけですけれども、そのあげくにこういうことになったということは非常に残念です。  そして、二月二十五日の朝日新聞にどなたかわからないんですが、都議の方が「市議時代は金にきれいな人だった。市長になってから、周りの人間が彼を利用したのではないかと話す」ということが出ておりました。そして、そのほかの新聞にも、たしか書いてあったんですけれども、こういうコメントがある一方で、市議時代に庁内を回ってかなりいろいろと圧力をかけたやに書いてある新聞があったんですが、そういう事実はあったのでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  市議時代は、私も多分部長にはなっていたかな、あるいは課長のときもあったかもわかりません。私の記憶では、一部長とすれば、そういう状況にはございませんでした。ただ、そのことについて、私今こういう助役という、あるいは職務代理者という立場から、そういうマスコミの報道による実態はどうかということについては、それぞれの部長等には聞いておりませんので、今私の立場から、あるいはその当時の職の立場からということでお答えにかえさせていただきたいというふうに思っております。 ◯六番(末木あさ子君)  と申しますと、一たん俎上に乗せられますと、いろいろな面で実際にどの程度のことかわからないようなことも紙面に上ってしまうという、かなり言葉の暴力というのもあるので、そのあたりは、もし事実と違うのではないかなということがあったときには、やはりそういうこともカバーするのも行政の役割ではないかなということは一言申し上げます。  先ほど山本議員が日経新聞のことを取り上げましたが、事務決裁規定について、これは今回の助役不在のときだけではなく、前回も助役不在のときがありましたが、そのときも同じようなことだったんでしょうか。
    ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  前段のお話でございますが、いわゆるそういうこと、マスコミさんはマスコミさんの範囲の中でいろいろお調べをされているというふうに思っております。それをだから、打ち消すだけの私ども資料もございません。そういうことで、そのことについてはコメントする、あるいはそれを打ち消すという立場でもございませんので、そのようにご理解いただきたいというふうに思います。 ◯議長(菊池富美男君)  遠藤政策推進協働部長。       (政策推進協働部長遠藤恵喜君登壇) ◯政策推進協働部長(遠藤恵喜君)  直近事例として、平成七年に同じような助役不在期間がございました。その際にも、当分の間市長決裁というふうな形で取り扱い通知をいたしております。それから、さかのぼること昭和五十七年の十二月に、やはり助役退任に伴う手続ということの中で、五十八年一月一日から当分の間、市長が決裁をするというふうな形でそれぞれ通知を出しているケース、同様なケースの取り扱いをしたケースがございます。 ◯六番(末木あさ子君)  今回、日経新聞を読んで、皆さんが、全員かどうかはわかりませんけれども、こんなことがあっていいんだろうかというふうに単純に思ってしまった部分もあると思います。ましてや市民の方は、どういうふうかと思われたと思うんです。過去にもこういう市長決裁の通知というのが庁内には出ているということはよくわかったわけなんですけれども、規定とか通知とか、規則にかかわる部分の変更というのは、議会を通さないで運ばれるわけですが、こういう通知を出したとか、そういうのは、やはり議会のほうにも逐次出していただきたいと思うんですが、そういうのは無理なんでしょうか。 ◯政策推進協働部長(遠藤恵喜君)  すべての通知を議会のほうにということで、毎日何らかの形の通知は相当数出ております。正直申し上げまして、本当に重要案件、これは通知といえども、議会にこれはお知らせすべきものというものは、私どものほうが判断をさせていただいて送付をしたり、ご報告等とか、そういうふうな中でご報告しているケースが多々あります。すべての通知というふうなことになりますと、物理的な部分で困難かというふうに思います。  それから、前段で日経新聞の記事のことがございましたが、私どものほうとしては、あの記事につきましては、庁内に混乱を及ぼしているというふうなことの中で、日経新聞の記者のほうにクレームといいますか、おかしいというふうな形で連絡をし、再調査というふうなお話もさせていただきました。 ◯六番(末木あさ子君)  全部が全部という意味ではないんですけれども、これは議会としても今後チェック機能をいかに果たしていかなくてはならないかということが、今回の件でも重々本当にわかったわけなんですが、議会のほうとしても、どういう部分をやはり市のほうから出して、情報を公開してもらわなければならないかということも今後話し合っていかなくてはならないことだと思うんですが、やはり、重要案件かどうかというのは、こういった事態にならないとまたわからないわけで、そういうこともあるので、やはり契約に関することやなんかは、何千万円とか、そういういろいろなランクがあると思いますが、そういう部分ももうちょっと議会に諮る部分というのを広げていくとか、そういうことも今回考えていかなくてはならないんではないかと思いますが、その点についてお聞きして終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  古藤総務部長。       (総務部長古藤純一君登壇) ◯総務部長(古藤純一君)  契約事務に関しますこれまでの改善の経過といいますか、これは先ほどご説明を申し上げました。そういう中でございますけれども、やはり、現段階におきましても、多摩市だけではございませんけれども、契約事務につきましてはさらに公正性、公平性、それから透明性ということは求められているというふうに認識しております。したがいまして、契約の諸制度ございますけれども、こういったことについても引き続き改善のための検討は続けていきたいと考えます。 ◯議長(菊池富美男君)  ほかに質疑ありませんか。谷議員。 ◯二十番(谷健一君)  市民の驚き、そして怒りは計り知れないというふうに思います。一昨日、私襟首を強くつかまれましたけれども、怒りが私に向けられた理由は、よくわかりませんが、その男性は二十年つき合ってきた市長に裏切られた、議員も監督不行き届きだという趣旨のことを言ったそうです。また、きょうの「多摩ニュータウンタイムズ」でも、見抜けなかった議会は、市民に対して責任をとってもらわなければいかん。活力をなくし、ただ死に体の議員、そして、多摩市議会、こういう評価がされています。  この事件は十一年十月下旬、八王子で会食があって、現金授受の相談がされたとされておりますが、私の議長の時代でありました。市政において、議会は市長と車の両輪、そして、それをよくチェックするという立場にあります。私は早くから助役人事を初め、さまざまな事実で市長と小島容疑者のグループの関係を厳しく批判をしてまいりました。しかし、その多くは、市長の個人的な活動ということであり、さらに議長として公にするのがはばかられるような内容が多かったというふうに思います。特に今回の件には、そういうことではありますけれども、議長として代表者会議に事実無根なら、白皇社を名誉棄損で告訴すべきだという勧告も行いました。それ以外の問題についても、姿勢をただすという意味で黙って見過ごすことはできないという立場で、多摩市政、多摩市民、そして市長の命で働く千人の職員のために市長の姿勢を改めようということで何度も批判、忠告してきたものであります。もちろんその中身はあまり公にするのが恥ずかしいという内容でありましたし、市長の個人的な問題という側面が多かったという経緯がありました。この件などで、まともな政治姿勢になるように、全精力を傾けてまいりましたが、こうした結果になったということは、私の対応も不十分であったということであって、残念でなりません。  そして、市長のコメントを見ると、市長は私に対してこの件でもうそをついていたということが明白になりました。  以下、幾つか伺います。  十一年十月二日、ちょうどこの件、今問題になっている件が起きたというころですけれども、パルテノン多摩を予定して一万円の会費で「鈴木邦彦を囲む会」というのが、市長の了解の上、小島容疑者を中心にして計画されました。私は直ちに中止させるべきだ、お縄ちょうだいになるということで助役に申し入れました。当時の市長室長と助役も既に情報を入手しており、二人でそれをやめさせるという約束をしていただきました。中止になりましたが、既に小島容疑者によって券は売りさばかれておりました。私は、十月四日に市長と会いました。あなたの私的ブレーンは平気でお縄ちょうだいをするようなことをする連中ではないか。直ちに手を切って職員に依拠せよ。そして、市の業者から金を集めるというあなたの体質のあらわれだ、今後一切それを中止せよということを言ったわけです。その後、約三週間後にこの事件が起きているということでありますが、当時の助役、市長室長が市長と小島に対して、これを中止させるということで積極的に動きました。こうした問題が、当時職務代理者は収入役でありました。四役、もしくは首脳部会議で市長のほうから反省も含めて報告はあったでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  ただいまのご質問でございますが、当時の助役が大変ご苦労されたということにつきましては、私も伺ったことがございます。ただ、その件につきまして、首脳部会議でこういう問題があって、それについて具体的な内容あるいは今ご発言のような中止をしたというようなことについては一切首脳部会議等の中ではございませんでした。 ◯二十番(谷健一君)  この事件が起きてしばらく後です。平成十一年の十二月一日午後四時、私がある職場にいたときに、小島容疑者を見かけました。私は小島容疑者とはその当時は口も聞いたことがない。だけれども、一万円パーティーを画策した人だということで、名前と顔は知っておりました。どういう話をしていったのかと職員に聞きましたら、市長の代理として来た。来年度は入札方式が変更になる、今請け負っている業者にそのことを伝えておけ。そして、業者の名前を教えろ。市長はこの件で表立っては動けないので、自分が代理として来たんだ。そして、当然職員はそれを教えるわけにはいかないという対応をしています。  十二月十日、職員に聞きましたら、小島から電話があって、業者に小島のところにあいさつに来るように伝えろという連絡があった。それも当然拒否いたしました。  しばらく後の平成十二年の一月、私がある部署で職員と話をしていましたら、ついたての向こうで「出ていけ。おまえらにそんなことを言われる筋合いはない」という大きな声が聞こえました。のぞいたら、小島グループがおりました。後で「何を怒っていたの」というふうに聞いたら、入札方式を変更しろ、そして、今やっている業者を教えろということなので、そういうことはおまえらに指図される覚えはないということで、思わず出ていけという大きな声を出してしまった。平成十二年の一月。この事件が起きて二カ月後ということであります。  私はこうした小島の動きを直接見ました。職員の動きを直接見ました。したがって、私は小島とは口を聞いたことがなかったので、市長にこの小島がこういうふうに言って動いているではないか、やめさせろ。まだ手を切っていないのか、一万円パーティーもあったのに。厳しく言いました。これまた四役や首脳部会議などで、市長から小島が役所の職員にこうした対応をしているようだ、もしあっても、それは私の命を受けてではない、注意をするようにという話は市長からあったでしょうか。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  いわゆる当時は、今ご発言者は議長という職にあられていたかなというふうに私は思っております。私は局長の経験もございます。議長は毎日のように議長の職として市庁舎のほうへご登庁されているというふうに私の経験からもそれを承知いたしております。そういう中で、当時の議長は、いわゆるご発言者でございますが、いろいろな庁内での情報を把握されたんではないかというふうに察するわけでございますが、端的に申し上げまして、先ほどのご質問でもお答え申し上げましたとおり、首脳部会議等におきまして、本件に今ご発言のような内容について、市長のほうから具体的な話は一切ございませんでした。それをお答えにさせていただきたいというふうに思っております。 ◯二十番(谷健一君)  今まででちょうど平成十一年、十二年の契約の問題がいろいろ議論されました。日本で最も本来国民に責任を持って放送しなければいかんテレビが、朝早く、あたかも組織ぐるみで契約がゆがめられているという報道がありました。私は、この件については以前から疑問を持っていたものですから、その契約についても、今資料を見ましたら、昨年の四月に担当から資料をつくってもらって、なぜ、特に東都興業の問題は承知しておりましたので、これが随意契約に東都興業だけがなっているんだとか、いろいろな疑問を問いただしました。もちろん、あらかじめ議会でそうしたことは既に議論済みで、確認されていたことであります。そして、まさに市長の介入の余地はあったかということも含めて、絶対にそれはあり得ない。この件が明らかになって以降も、改めてそれを確認いたしました。だから、私はあるテレビ放送がされましたが、それを聞くなり、こんな適当な報道がされるのかということで、本当に頭に来た。  ちょうど、多分あれは日曜日ではなかったかと思いますが、職場に環境部の人もいますし、総務の人もいましたので、私も頭に来たよと言ったら、そうですよねという話になった。たまたまその翌日、その社の記者が私に取材の申し入れがありました。私は電話で怒鳴り散らしたんですよ。「おたくはそんな適当な放送をするのか。一本市役所にこの件で電話をすれば、裏がとれるはずだ。どこからの情報でやるのか、そんな適当なところが、どういう面を下げて私のところに来るんだ」と私は怒鳴り散らしましたよ。私は今幾つかの例を具体的に挙げました。「自分の意見を通すためにということで、市長に対応する職員もいるでしょう。しかしながら、不正を黙認して、それに迎合してという職員はだれもいない」というふうに私はその記者に言いました。職員は私が幾つか事例を挙げました。そのことを直接体験しているんです。でも、一番市民に選ばれた長で、自分の命令者なんです。不十分さを知っているからこそ、きちっと襟を正さなければいかんということで職員は頑張っているというふうに私は確信をしております。  次、今問題になっている東都興業が絡んだ事件に関してであります。十一年の十月下旬に金が動きました。私が知ったのは、この代表者会議のメモにも記載しましたように、十三年の一月です。一月十日付で市長に内容証明の手紙が送付された。右翼からのおどしの手紙である。私は市長にそれを直接確認をいたしました。そのときも市長は、「何ら問題はない。自分は潔白だ。だから、警察に徹底した調査をということを要請している。自分に容疑があるんであれば、私が警察に頼むわけないでしょう」というふうに言いました。私はそのときはそれを信じた。小島グループがかんでいるということは承知しておりましたが。だから、私は小島のことはいろいろなことから市長の名前をかたって、利用して、先ほど言ったような重要な契約問題に市長が了解したとか、命令したとかということはだれが考えてもあり得ないというふうに私は思っておりました。  私はある事件で小島を電話で呼び出して話をしたんです。この件ではありません。もっと前。酒を飲まざるを得ないような状況もありまして、電話をして、いそうな場所を探し歩きました。飲み屋にいたんで、「おまえが小島か。頭をたたき割るぞ」というのが私と小島の初めての言葉です。「来てくれ」と言うから、「いや、しらふで会おう」ということで、昼間明るいところで会いました。「市長の名代として動くのではない」という話が初めてのことでありました。「何で名代で動いて悪い。他人にそんなことを言われる筋合いはない」というふうに彼は言ったんです。市長もそれを認めている。そんな経緯もあって、たびたび会いました。  小島が直接私に「金を受け取った」と言ったんです、随分早い時期に。ところが、市長は、一貫して私にはうそをついた。だから、私はみずから警察に徹底調査をというんだから、もし自分があげられるんだったら言うわけないだろうと。「小島グループにあなた、はめられるよ。はめられているよ。きちっと対応しろ。あなたは金の授受がある場所に知らないと言っても同席しているということを認めているではないか。そのことはまずいよ」と。小島グループがそうだというふうに、絡んでいるからいうことで、随分その後調べて、当事者からも直接そういう話も聞きました。それを市長に直接話をしました。そして、そういう経緯の中で、先ほど言いましたように、一月十日付で内容証明の郵便が役所に来たんです。正月明けすぐに、黒幕と言われている職員が、右翼が手紙を出した。これから騒ぎになる。一月中旬に手紙が着いた。去年の話ですから、去年で、昨年の秋から市長を警察が調べているという話をしているんです。それも市長に言いました。「なぜこの黒幕があらかじめ知っているんだ。やっぱり、グループがあなたをどうかしようとしているのではないの」ということで、しつこく私は注意もし、小島容疑者にも厳しい話をこの間進めてきました。そういう経緯の中で、代表者会議というのもあったわけです。  でも、ご本人が「清廉潔白だ、全く自分は何もないし、自分が警察に捜索を頼んだんだ。そのことだけを見ても、私は関係ないということがわかるでしょう」というふうに言い張って、この代表者会議の案を、文案をなぜこういうことをするかということで激しく私を叱責しました。私はそういう意味で、市長がそういうふうに言ったことは、その当時はそうだろうと。ご本人が警察に言うわけだから。ところが、このコメントを見れば、私に言ったことはうそだ。  なぜ、市長選を前後して、極めて緊密というふうに言われていた小島グループ、その中の一人があらかじめ右翼が来ることを知って、「役所の中はこれからおもしろくなる」、その言葉が、その人がどういう立場に今あるのかということを私は示しているというふうに思っています。  そういう意味で、ほかにも幾つかありますけれども、その職員、これに関しては、この間の市長との関係ということも含めて、厳しく調査もし、対処をする必要があるというふうに考えますが、職務代理者の見解を伺いたいと思います。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  推測するわけでございますが、先ほど菅原議員がご質問された内容と一致するお話ではないかなというふうに私感じるところでございます。その件につきましては、先ほど総務部長からもお答え申し上げておりますような対応をしてまいりたいというふうに思っております。ということは、事実の調査等を進めていきたいというふうに思っております。 ◯二十番(谷健一君)  私は議長の時分はこうした公の議場でいろいろなことを発言するという立場にありませんでしたけれども、議長ということで、公式の場でいろいろ発言する機会がありました。永年勤続職員の表彰だとか、峯岸助役の退任に当たっての感謝の言葉など、議長発言という場では常に部外者にいろいろ影響がされているということを私は表にできないけれども、恥ずかしい話だから、市長が一たん決心をすれば済む話で、ところがそちらの小島グループの影響を受けるという状況のもとで、私はそうした公式発言で常に有能な職員集団の力でよりよい市政をという趣旨の発言を一貫して行ってまいりました。議長を退任してからも、一般質問などでなぜ職員集団の力に依拠しないのかという趣旨の質問を何度かいたしました。さまざまな市長の弱点を承知しているからというふうに考えています。率直に言って、私がいろいろな質問通告やあいさつをした後の市長の表情を見ると、決して晴々したものではなかったというふうに考えています。  今、幹部職員はこの間の激務で、この件が起きた以降だけで、大勢の人が四キロから五キロ体重が減ったという話を聞きました。議員の苦労の比どころではないというふうに思います。職員の精神的、肉体的な疲労は、ご苦労は計り知れないというふうに思います。十四万三千市民の信頼を回復して、今までつくり上げてきた多摩のすばらしい伝統を発展させなければなりません。  この前の市長のコメントを見れば、辞表を提出するということはおおむね確定的で、それがいつかということになろうかというふうに思います。そういう意味では、職務代理者は名前は職務代理者ということでありますけれども、実質的に新しい市長ということと同じ役割を市民や、そして議会や、そして千人の職員が期待をしているというふうに考えます。千人の職員集団の力に依拠して、この深刻な多摩の市政の状況を乗り切っていくために、私は議長時分の自分の対応にやっぱり不十分さがあったんだろう、こういう状況が表に出てしまったという状況のもとで、私は何とか市長がきっちり政治姿勢を確立すれば、本当に部外者と手を切るということをはっきりすれば、さまざまな問題は基本的に解決できるという立場で市長と接触をしてきたわけですけれども、私は小島がこうやって選挙のときの借金を返済する担当に抜擢されているということを知りませんでした。多分、小島容疑者を知るすべての人がそういう大役を受けているということを知ると、私の知る限り、それは信じられないという評価をするというふうに考えております。そういう意味で、議長時分の私の対応というのは不十分さがあったというふうに言わざるを得ませんし、新たな多摩市政全体の信頼を回復して、市長とともに頑張る千人の職員集団の皆さんを一層応援しながら今後も頑張っていきたいという私自身の反省、そして決意も申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  午前中からのご質問を通しまして、私は一貫してお答え申し上げてございます。まず、市民の皆さん方の生活に多大な影響のないように、私の職を賭して、まず一生懸命やっていきたいというのが私の今の気持ちでございます。それとあわせまして、今回の事件に対する真相究明、これは全面的にご協力しながら、その実態を把握解明していただくということが二つ目でございます。それから、最後でございますが、この十四年の第一回の定例会というのは、いわゆる一年間を通した一番極めて重要な予算等を含めての定例会のご審議をいただく機会でございます。そういう意味で、今回議会運営委員会等のご調整をちょうだいしながら、当初予算におきましては、骨格予算というようなことで、ほぼご審議をいただくというような状況でございます。そういうことを含めまして、補正予算、人事案件、条例等、あらゆる案件につきまして、私の職務代理者としての名前でご提案をさせていただきます。ぜひ、今後におきまして、この三月定例会の中でいろいろな角度からご審議をいただきます。それは、多くの十四万二千人の市民の皆さん方のために、私は千人弱の職員ともどもこの場でご審議をいただきながら、少しでも市民の皆さん方にご迷惑がかからないように、最善の努力をしてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ◯議長(菊池富美男君)  ほかに質疑ありませんか。松島議員。 ◯二十二番(松島吉春君)  今度の事件で、私最初聞いたとき、土曜日ですね、二人からお電話いただいて、土曜日の日、うちの山本代表のほうにも電話があったそうですけれども、市長は山本代表にはお金は動いているけれども、私はお金は受け取っていないという話をしたと。ほかの議員にもお金は動いているということは言わなかったそうですけれども、お金は私は受け取っていないという話。助役にもされた中身はそういう話だったそうです。それが一日か二日たって、弁護士さんがついて、弁護士さんからのお話によると、助役の報告は直接受け取っていないという報告に変わってきた。そして、次はおととい、二月二十七日の市長コメント、これをちょっと読み上げたいと思います。議事録にも載せておく意味で。  「今回の事件につきましては、市民の皆様、市役所の皆様には大変ご迷惑をおかけし、大変申しわけありません。特に、支持していただいた皆様のお気持ちを裏切る事態となり、深くおわび申し上げます。前回の市長選挙において、私は自己資金以外の部分の収支はすべて応援していただいた友人・知人の方たちにお任せしてあったのですが、選挙後に借金が残ったという相談を受けましたので、その対処を小島氏にお願いしました。そして、小島氏が増田氏からお金を借りて返済したという報告は受けましたが、指摘されているようなダストボックスの死亡事故での便宜とか、指名入札に関する配慮等の要請は一切受けておりませんし、当然ながら、そのような対応もしておりません。また、秋山氏は増田氏の件には全くかかわっておりません。しかし、市の指名業者とのつき合いは特に注意しなければならない立場にありながら、借金の処理を小島氏に任せ、幾ら借金があり、幾ら借りた、どういう相手かといった詳しい事情を聞かなかったという点で私の責任は免れないと考えております。このような事態となり、私としてはしかるべき時期に責任をとる所存ですが、これ以上他の皆様に迷惑がかかることのないよう、早期に事件が終了するために捜査には協力していくつもりです。多くの皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」。  おととい、この文書を助役が読み上げているのを聞いて、本当にあきれて腹が立ったというのが私の率直な感想です。何とまあと。自分の借金を、自分が家を買ったローンだとか、車を買ったローンを他人に任せるなんて、世間の常識からいったら考えられないこと、その他幾つかありますけれども、まず、このメモというものは、弁護士さんから聞いたことを助役の記憶でメモをしているものなのか、あるいは録音でもって起こしたものなのか、どういったものなのか、それについて伺います。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  いわゆる時間的な経過につきまして、今ご発言のとおり二十三日の土曜日に議員の皆さん方にも何かお電話をされたということで、私にも昼前後にそういう今松島議員がご発言された内容をちょうだいいたしました。そういうことで、ずっと私は信じてまいりましたが、一定の中で、今ご発言のように、直接はもらっていないというような表現に弁護士さんからの情報では変わってまいりました。そういうことで驚きを感じているということは議会運営委員会、あるいは代表者会議、あるいは記者会見の、特に議会運営委員会の中でそういうお話をさせていただきまして、議会運営委員会が終わった後、マスコミの皆さん方がこのいわゆる真意はどうかということを議事堂の前の廊下でお尋ねがございました。そのお尋ねに際しまして、私はもう一回真意をただしたいということで、夕方まで待ってほしいということで話をさせていただいた結果、いわゆる言葉どおりというふうに受け取ってほしいということで、マスコミの皆さん方にはそれぞれご理解いただいたかどうか定かではございませんが、そういうことで了承いただいたということでございます。  そういう中で、今ご発言の、いわゆる市長のコメントにつきましては、弁護士さんからお電話をちょうだいしまして、お電話の中で私がメモしました。それで、確認をきちっとさせていただいて、それでこういうコメントでよろしいですねということで、確認をさせていただきまして、代表者会議、議会運営委員会、合同での会議、あるいは幹部の職員、そして、記者の皆さん方にご披露申し上げたというのが経過でございます。 ◯二十二番(松島吉春君)  ということは、私はこの市長コメントだけで、市長は辞職ものだというふうに見ているんですけれども、捜査の結果を待つ必要なしに。つまり、この市長コメントは、助役が弁護士さんから聞いたことをメモし、そのメモを弁護士さんに文言を確認した上で我々に公表されているという理解でよろしいんですか。 ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  ご発言のとおりご理解いただいて結構でございます。 ◯二十二番(松島吉春君)  全くこういう方が十四万数千市民の代表をしているというのは信じ難いと思います。私は、言っときますけれども、応援はしていません。前々回の選挙のときに、私は社会党籍だったんですけれども、社会党は推薦しました。しかし、私はあの人との間に約束が一つありました。パルテノン多摩の調査特別委員会の委員長をあの人がしていたよと。そういう中で、一般質問までやったよと。そういう中で、選挙戦の中で相手候補を誹謗中傷するというのは、私は好きではないし、ましてや、あなたはパルテノン多摩の議会を代表しての調査特別委員会の委員長なのに、まだあたかも相手候補に疑惑があるかのような発言やチラシを出したら、私はあなたを応援しませんとはっきり明言してあったのにもかかわらず、そのようなことをなさった。それで、私は彼に言いました。私はおりると。彼は、いや、私がやったことではないんでと言うけれども、それは一緒だよと。今回の選挙を応援してもらいたいと言ったけれども、あのときの話の反省等は全然聞いていないのに、今ここで推薦してくれと言われてもだめだと。ああいう信義違反というものについては、私はきちっとただしていくということを言って、彼は応援しておりませんでした。  さてそれで、もう一つ気になるのは、谷議員が発言した黒幕の現職の市職員。給食センターの仕入れ、いろいろな形での資料は警察のほうに行ったそうですけれども、一応は疑ってかからなければいけないので。食材の仕入れの仕方というのは、センター長が自由にできるものなんでしょうか。 ◯議長(菊池富美男君)  この際、暫時休憩いたします。       午後三時五十八分休憩         ────────────────       午後三時五十九分開議 ◯議長(菊池富美男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  小谷田学校教育部長。       (学校教育部長小谷田進君登壇) ◯学校教育部長(小谷田進君)  毎月の献立が決まりますと、食材料費を購入するわけでございますので、一月を通して契約をするわけでございます。これは三つのセンター、合同、そして今は学務課の給食係も入りまして、入札を毎月する制度になっております。 ◯二十二番(松島吉春君)  わかりました。やっぱり、あの人、パルテノン多摩の疑惑があったときの事務局長をしていて、私も指摘しましたけれども、あの当時、事務局長の親戚の方が経理をやっていて、しかも平成二年の決算書が大幅に間違っていると。繰り越したお金が全然違う金額になっているというばかなことがあって、そういうことがあったにもかかわらず、あの人は自分が調査特別委員会の委員長にもかかわらず、そのことを調査の対象には加えなかったということがあって、やはり、今まで一回は処分を受けていますよね。そして、去年ですか、口頭での注意も受けていると思うんですよ。その辺のところはやはりきちっとどういうふうにしてやるべきかというのは、この議会の中でも二人の議員さんがそういうことを示唆して言っているわけですから、考えていただきたいと思います。  あと、東都興業に弱みがなかったのかということで聞くんですが、あの当時、子どもが事故に遭ったときに、警察は確かに業務上の過失ではないと。自過失だということで決定はしましたけれども、私は今になって、何かもう少し確かに東都興業さんにしても、あるいはそこの従業員にしても、厳しいかもしれないけれど、厳しいことを議会として言うべきだったのかなというふうに反省はしています。あの当時、車の後ろをグルグル回しながらダストボックスをボーンと落としてしまった。あれはやっぱりとめて、あの鉄板をとめた上でダストボックスをあけなければいけなかったのに、そういう過失、警察は過失だとは認めなかったけれども、やっぱりあって、そして、市としても今後はきちっとどんなに忙しくても、あの鉄板を回しながらダストボックスをあけるということのないようにという指導があったと思うんですけれども、その辺の確認を。 ◯議長(菊池富美男君)  長島環境部長。       (環境部長長島征雄君登壇) ◯環境部長(長島征雄君)  現在ダストボックスの事故につきましては、平成十二年に民事上の提訴がされておりまして、現在訴訟中でございます。そういう中で、私の発言を控えさせていただきたいと思います。 ◯二十二番(松島吉春君)  民事上の訴訟だったといっても、それは議会の議事録を調べれば出てくることであって、私の記憶では、あれは鉄板を回しているところでダストボックスをあけてしまったと。それ以降は、そういうことのないようにと厳しく指示をしたというところはあったというふうにして記憶しております。  あと一分ほど使います。こういう状況の中で、市として今後どうするのかということなんでしょうけれども、やはり一つは谷議員の言うところの黒幕というところの問題と、そしてそういうことに対してのやはり市としてのチェック、そして警察への協力だけではなくて、業務体制、一切間違いなかったとしても、より間違いのないような業務体制の確立ということをつけ込まれないように、要するに、こんな信じられないようなワルですよ。人の命をあれにして、こんなことをおどすなんて、本当に信じられない。人間ではないと思いますけれども。そういう人間もいるんだということを踏まえた上での業務体制の確立ということ、本当に信じられないけれども、信じられないことをやる人間がいるんですから、そのことをお願いして、私の質問を終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  ほかに質疑はありませんか。朝倉議員。 ◯二十六番(朝倉泰行君)  大分時間も残っているようですけれども、幾つか質問させていただきます。なるべく重複しないようにということで。  私も当初、市長の選挙に当たって、私自身、おととしですかね、選挙。自由民主党の公認を取って、初めて選挙戦をやったのが今回でございまして、そういう意味で、鈴木市長と心中するつもりで、私は、私より以上にまちの顔は大変大事なんだということでやった記憶もございますし、議会のほうでも、正直言いまして、私五月六日の、初めて彼がこの役所に登庁したときに、本当ににこやかに上がってきまして、よかったな、市長の部屋に入りまして、写真を撮りまして、私の議会報告に載せて、若い市長とともに頑張ると言いました。しかし、残念ながら、もうその次の年に、私は臨時号を出して見切りをつけました。「あなたはばかではないのか」と言われました、随分。私は褒めるのも、支えるのも、そのときの直感でやる悪いくせがあるんです。直感というのはよくないなと、最近すごい反省しておりますけれども、いい、本当にうそをつかない、善良そうないい男で、僕も本当に。私、男の子が三人おりますから、四人目の子どもだと言って、私後援会に連れ歩きました。そんなことも本当にきのうのように思いますけれども、正直言って、十二年の四月の臨時号には、本当に嫌でした、私も。こういうチラシを入れました。「選挙をともに戦った鈴木市長と手を組めなくなりました」。私もばかだと言えば、ばかかもしれないけれどもね。いろいろ中に書いてあります。  非常にそういう中で、幾つか話をしますけれども、今回の問題については、当然今ごみ収集のことで話が出ていますけれども、私はこのごみ収集だけでないと思っています。幾つかありますけれども、とりあえず学校給食の食材納入の問題、造園業界の問題、ごみ収集一つとりまして話をしますと、とにかく何年間、三社で持ち回りで、場所は変えたかどうかはわかりませんけれども、そういうようなことで、まるでごみ収集業者が、これは私たちのものよという範囲の考え方をさせていることが間違い。間違いなんですよ。  それで、どこの新聞かよくわかりませんけれども、残念ながら、担当の課長さんですか、こんなことが書いてあるんですよ。本当に恥ずかしいですよ。「代替業者が見つかるかどうか心配だ。道順などを引き継ぐには大変だ」。あげくの果て何ですか、これ。「新業者は市外からの参入で、収集車の燃料代などが上がり、収集単価にはね返ってくる」。これは現場の環境課の担当者がこんなことを言っている。情けない。本当にこれを見ただけで、正直言って、先ほど市の職員がどうのこうの言っていましたけれども、根本的に洗い直さないと、この問題は何ぼでも出てきますよ。何ぼでも出てくる。  でも、この際、市長職務代理者、根本的に鈴木君のことだけではないよ。徹底的にやらなければだめなんだよ。ですから、いずれ市長選になるでしょうね。次の市長は大変でしょう。やり手がいないのではないですか。僕はそんなふうに感じます。できれば、市長職務代理者がそのまま市長をやっていただいたほうが、私はいいと思っている。私はそう思っていますよ。市民の多くの人もそう思っているかもしれません。そういうことも含めまして、私は逆に言うと、市長は辞表なんか出さないでそのまま。給料の問題をちょっと言いたい。お金を出されてしまうと困るんですよ、給料ね。市長の職務代理者をやっていただきたいの、僕は。まじめで、本当に実直な職務代理者は、うちのまちには最適任者なんですよ。そういう方がまちのまとめ役でいていただきたい。直感が今まではあれだけれども、これから当たりますからね。  それで、先ほどの具体的にごみ収集の話、もっとしたいんですけれども、一つだけ学校給食の食材を決めるのに、入札の高いほうが落札したということはございませんか。 ◯議長(菊池富美男君)  小谷田学校教育部長。       (学校教育部長小谷田進君登壇) ◯学校教育部長(小谷田進君)  今、資料がございませんし、確認しませんとわかりません。したがいまして、いろいろ入札の状況は私の責任において見させていただきたいと、こういうふうに思います。 ◯二十六番(朝倉泰行君)  資料がないんですね。でも、正直言って、ただ安ければいいというものではないんですけれどもね、食べるものですから。でも、やはり、基本的なことでは、やっぱり食材の安いほうがいいに決まっています。また、食材を見本を持ってこいとよく言っている。持ってきなさいといったって、使うときと変わってしまうんですよ、季節が。大根なんかは、私もつくっていますけれども、そんなに変わらないですよ。ピーマンだって、それからキャベツにしたって、ブロッコリーにしたって、変わらんですよ。そういう何か先天的な考え方がちょっとおかしいね。要するに、市サイド、決める者の判断を十二分に生かせるように、ほどよくいいつくりをしているんですよ、結論から言うと。  その中で、細かい話ですけれども、書類を持っていかれているようですから、それも多分非常に疑惑の、特にこれは地元の業者が、本当に私のほうがこんなにきちっとしたもので、きちっと出しているのに、みんな市外に最近なって、私は情けないって。地元の業者が言っているんですよ、地元のね。別に私は地元の業者でも、税金を払わないのは地元の業者ではないと僕は言っているんですがね。やっぱりそれは毅然として、いいものをきちっとしておさめるように、自分たちの子どもたちの食材ですから、考えているんですよ。これは警察のほうの担当になってしまいますけれども。  それから、造園業界だって何ですか、あまりこの業界に言いたくないんですけれども。しょっちゅうとっくり変え、とっくり変え、多少変えた。変えたって同じ業者がそっくりやっているではないですか。この問題も出ますよ。持っていかれたんだかどうか知りませんけれども。  それからもう一つ、最後にしますけれども、とにかくこのごみの件の二社ですか、今度、三社で持ち回りなんて、とんでもない話ですよ。これはどうしたらいいか、こうしたらいいかというのは、非常にこれから問題になる。直営なんていう話もありましたけれども、また、シルバーだとかいう話だとか、何かいろいろあるんですよ。いろいろあるんです。いろいろあるけれども、今の状況でいいという話はない、結論からいくと。今の方法でいいはずがない。同じようにやっていって、本当はダストボックスを残せばよかったんですよ。だから、私はあのとき言ったんですよ。残しておけよと。三年後ではなくて、あれは二年後ですか。市長が変わったらどうするのと言ったら、何か市長は、本当にあのとき残しておけば、ダストボックス、いい方法なんだよ、あれは。もう全部処分してしまったんでしょうけれどもね。とにかく三社の指名、三社の土俵に上げることについて、また二社ですか、今度。それについて、ちょっとお答えください。 ◯議長(菊池富美男君)  長島環境部長。       (環境部長長島征雄君登壇) ◯環境部長(長島征雄君)  先ほどの、今の前のご質問の中に、新聞報道の市の職員のコメントの話が出ましたけれども、これは誤解を招くといけませんので、ちょっとお話をさせていただきますけれども、その報道は二月二十八日の朝日新聞の報道だと思いますけれども、その中で、ここにも名前が書いてございますので、ごみ総合対策課の宮本欣一課長は云々という中に、ほかにも実績のある業者はあるが、やりたいかどうかわからないというようなくだりが報道されております。これは今おっしゃられたように、これはこういうことが本当であれば大変な話でございまして、これはすぐ私も本人に確かめました。そうしましたら、そういうことは言っていないと。これは、今すぐ、四月からすぐやれるかどうか心配だと、そういう趣旨を話したんだということで、すぐ抗議してくれということで、これは本人から朝日新聞の、その記者の方も聞き違いになったんだと思いますけれども、その方にすぐ抗議をさせていただいております。そういう意味で、私ども職員も、今この三月いっぱいは現在の収集業者で行いますけれども、四月も、もう一カ月しかございません。その中で、どうしたらいいかということで、日夜悩んでおりますけれども、その中で、大変心配だなという意味を伝えたということで誤解を招いたということでございます。それは訂正をさせていただきたいと思います。  それから、三社持ち回りというようなお話がございましたけれども、私は平成十二年の四月から環境部に来ておりますけれども、その年の五月、六月の時点で、平成十二年の十月一日を目途の新しい収集方式に向けた入札を取り入れようということで進めておりました。これは私も含め、私どもの環境部、それから総務部も全く同じでございます。しかしながら、ごみの収集というものは特殊な車の購入もしなければなりません。そういうことからすると、法定の償却期間というのが四年というのがございます。そういうことも含めまして、それから、そこで作業する方の状況も含めまして、やはり、毎年別な業者で入札するということが本当に経済的かという議論もいろいろしました。その中で、四年間、今回につきましては四年半、平成十二年の十月からですから、四年半の間は、それは特命でいきましょうと。しかし、その四年半を過ぎた段階は、すべて入札方式をとりましょうという約束をしながら、現場説明等もさせていただいております。そういう意味で、毎年入札ということは大変難しい状況もございますので、その辺はご理解をいただければなと思います。 ◯二十六番(朝倉泰行君)  私も今部長の答弁のとおりだと思います。職員はそんなことを言うはずがない。きょうもマスコミの方がいらっしゃっておりますけれども、本当のことをしっかりと書いてもらいたいですね。やはり、マスコミに振り回されてもいけません。いいことはたくさん書いていただきたいんですよね。皆さんご存じでしょうけれども、一月二十六日のある新聞なんかは、非常に多摩市民にとっては、頑張れという、そういう記事を温かく書いてくれる新聞もあるわけですよ。あえて言いませんけれども。ぜひ、市役所の職員の方も、マスコミ等に振り回されないで、やっぱり毅然として一部市民ですぐゴソゴソ言ってきたからって、今まできちっとやってきたことをゴロゴロ変えるような、そんなようなことではなくて、毅然として自信を持ってやっていただきたいんです。それをお願いして、私の質問を終わります。 ◯議長(菊池富美男君)  土方市長職務代理者。       (市長職務代理者助役土方篤君登壇) ◯市長職務代理者助役(土方篤君)  最後になりますが、今回このような事件に際しまして、きょうの議会でいろいろな角度からご指摘等をちょうだいいたしました。これらのご指摘に対しまして、私どもは真摯に受けとめまして、今後行政を進めてまいりたいというふうに思っております。  また、多くの市民の皆さん方からも、窓口あるいはメール等をちょうだいいたしております。それを一つ一つ真剣にやっぱり受けとめてまいりたいというふうに思っております。  また、マスコミの皆さん方にもいろいろな角度からもご質問やご指摘等をちょうだいいたしております。そういうことで、すべてのことにつきまして、今後の市政運営に当たりまして、私は職務代理者としての仕事を進めてまいりたい。これにつきましては、先ほど来から申し上げておりますように、九百何名の職員ともども仕事を進めていくわけでございますので、今後におきましても、ぜひご指導を賜りますよう、最後に申し上げまして、私の言葉とさせていただきます。  きょうはどうもありがとうございました。 ◯議長(菊池富美男君)  ほかに質疑ありませんか。       (「なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(菊池富美男君)  質疑なしと認めます。  これをもって、本件についての質疑を終了いたします。  以上をもって、行政報告を終わります。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。       午後四時十七分散会...