令和 4年 9月 定例会(第3回)令和4年
武蔵村山市議会会議録(第15号)第3回定例会 令和4年9月8日(木曜日)1.応招議員(1名) 20番 高橋弘志君1.出席議員(20名) 1番 長堀 武君 2番 清水彩子君 3番 土田雅一君 4番 天目石要一郎君 5番 木村祐子君 6番 鈴木
明君 7番 須藤 博君 8番 波多野 健君 9番 内野和典君 10番 宮崎正巳君 11番 田口和弘君 12番 籾山敏夫君 13番 渡邉一雄君 14番 内野直樹君 15番 吉田 篤君 16番 石黒照久君 17番 前田善信君 18番 沖野清子君 19番 遠藤政雄君 20番 高橋弘志君1.欠席議員(なし)1.事務局(3名) 次長 古川敦司 議事係長 秋元誠二 議事係主任 照屋裕至1.出席説明員(15名) 市長 山崎泰大君 副市長 石川浩喜君 教育長 池谷光二君 企画財政部長 神子武己君 総務部長 神山幸男君 市民部長 室賀和之君
協働推進部長 雨宮則和君 環境担当部長 古川 純君 高齢・障害 健康福祉部長 島田 拓君 鈴木義雄君 担当部長 子ども家庭 乙幡康司君 都市整備部長 樋渡圭介君 部長 建設管理担当 指田政明君 教育部長 諸星 裕君 部長 学校教育担当 東口孝正君 部長1.議事日程第2号 第1 一般質問 午前9時30分開議
○議長(田口和弘君) ただいまの出席議員は、全員でございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。 日程第1 一般質問を行います。 土田君の発言を許します。土田君。 (3番 土田雅一君登壇)
◆3番(土田雅一君) さきに通告いたしました3項目の質問をさせていただきます。 1項目めは、
道路冠水対策についてであります。 今年も大雨や台風による道路冠水が市内各所で発生しております。車両や歩行者の安全な通行を妨げることとなり、さらにはバス停でバスを待っている方や歩行者へ水しぶきが飛ぶなど、道路冠水により様々な支障を来しております。また、道路冠水で行き場を失った雨水が住宅の敷地内まで浸入してしまい、土のうでの一時対応が必要となり、今もいつ起こるか分からない大雨などに備えるために、土のうを処分できずに家の軒先に積み残したままの様子も見受けられます。 このような道路冠水ですが、時代とともに様々な対策が行われてきたものだと認識しておりますが、現在もなお市民からの悲痛な声を私も聞いております。どうにかしなければいけないと誰もが思うことだと思います。 様々な要因による道路冠水でありますが、これまでも東京都や本市において河川や下水道の整備を進めていただいておりますが、私としても一刻も早くさらなる
道路冠水対策を進めていただきたいと考えております。 そこで、今後の
道路冠水対策を進めるに当たり、現在の道路冠水箇所の状況把握や今後の対策について伺います。 2項目めは、自治会に対する支援についてであります。 令和4年6月の市議会定例会の私の一般質問におきまして、自治会が抱えている課題として、加入率の低下や役員の担い手不足など、また自治会の改革としてデジタル化の推進について質問させていただきました。
地域コミュニティにおいて中心的な役割を果たしている自治会でありますが、地域のつながりの希薄化などにより自治会の必要性を感じない方も多いと考えられる中、大規模災害時などの緊急時における共助の存在として自治会の果たす役割は非常に大きいものであり、またコロナ禍においても、デジタル化を推進することによって逆境を契機にすることも可能であるとお話しさせていただきました。山崎市長からも、自治会の自主性を尊重しながら引き続き必要な支援を行っていくと、自治会にとって非常に心強い御答弁をいただいております。 今回は自治会に対する支援についての質問でありまして、この必要な支援の一つであります補助金交付についてです。 自治会に対する各種補助金については要綱によって定められていると思いますが、社会情勢の変化や時代の流れとともに自治会の抱える課題が多様化してきており、現在の要綱では対応し切れない課題も発生していると聞いております。 そこで、
補助金交付対象外の事案も発生していることから、自治会の現状を鑑みて
補助金交付要綱の見直しが必要だと考えますが、本市の見解について伺います。 3項目めは、伝統芸能の継承についてであります。 伝統芸能の継承は、様々な課題がある中、関係者の皆様の御努力と困難さを要しておりますが、貴重な文化財として次世代に残すという面で非常に重要であると考えております。 我が国古来の伝統芸能でありますが、社会情勢の変化等により伝統行事が困難となり、場合によっては失われてしまったところもあると聞いております。地域の人たちの貴重な財産であり、この宝物と言うべき文化財が失われていくことは非常に残念であります。伝統芸能は、長い歴史と伝統が継承され、守り伝えられてきた国民の財産であり、将来にわたって確実に継承し、発展を図っていく必要があると私も考えております。 そこで、長年にわたり受け継がれてきた
歴史的伝統文化について、これまでの市の関わりや今後の取組について伺います。 以上、3項目につきまして答弁をお願いいたします。 なお、再質問は自席にて行います。
○議長(田口和弘君) 答弁願います。市長。
◎市長(山崎泰大君) それでは、第1項目についてお答えいたします。 近年の気候変動や宅地開発の増加により、市内各所において道路冠水の被害が発生していることは認識しており、令和4年8月末日現在で、豪雨時における
浸水重点注意箇所17か所、浸水注意箇所34か所を把握し、大雨による被害が予想される場合には、職員のパトロールによる状況把握や、冠水状況によっては排水作業も行っているところでございます。 今後の対策といたしましては、引き続き
雨水浸透施設等の設置を行っていくほか、現在東京都が整備を進めている空堀川
上流雨水幹線整備事業等の進捗状況を踏まえ、市でも公共下水道の整備を進めてまいります。 次に、第2項目についてお答えいたします。 自治会に対する補助金についてでございますが、現在本市では、活動に要する経費を対象とした補助金と
集会所建設費等を対象とした補助金を各自治会から申請に基づき交付しております。 前者につきましては、これまでも世帯割及び活動加算割を設け、自治会の規模や活動状況に応じた交付額となるよう見直しを図ってきたほか、令和2年度以降はコロナ禍を考慮した内容に変更しているところでございます。また、後者につきましても、実態を踏まえ、平成30年度に補助限度額の引上げを行ったところであり、今後とも自治会の自主性を尊重し、支援を行っていく中で必要な見直しを図ってまいります。
○議長(田口和弘君) 教育長。
◎教育長(池谷光二君) 次に、第3項目についてお答えいたします。 地域の伝統芸能につきましては、地域の文化や歴史等が反映されているものであり、保存、継承等していくことは大変重要であると認識しております。 そのために、市では、武蔵村山市
郷土芸能連絡協議会への交付金の交付、学校の総合的な学習での取組、
歴史民俗資料館での展示や講座の開催、資料館だより等への掲載を実施してまいりました。 しかし、各団体では会員の高齢化や担い手不足が課題となっていることから、今後は市のホームページにおいて団体の紹介や会員の募集を行うとともに、伝統芸能を披露する場を設けていくなど、市民の目に触れる機会の提供に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 市長答弁、教育長答弁、ありがとうございました。 それでは、1項目めから再質問をさせていただきます。 初めに、道路冠水となる要因についてでございますが、市長からも近年の気候変動や宅地開発等の増加という御答弁がございました。 まず、この気候変動や宅地開発等の増加に伴う道路冠水についてでありますが、昨今の気候変動などの状況から、今後も道路冠水の発生頻度が増加するのではないかと考えておりますが、本市としてはどのように捉えているのかお聞きいたします。
○議長(田口和弘君)
建設管理担当部長。
◎
建設管理担当部長(指田政明君) それでは、お答えいたします。 道路冠水の発生頻度に対する御質問でございますが、近年の気候変動もあるところではございますが、これまで農地によって表面水が地下に浸透できていた箇所が宅地開発等によって地下に浸透されず、道路や河川に雨水が流入するという状況を踏まえますと、今後も道路冠水の発生頻度は高まる可能性があると考えております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) ありがとうございました。 農地も減って宅地化が進んで雨水が流入する、地下への浸透ができなくなってきてしまっているという状況が大きく考えられるということで分かりました。やはり気候変動や宅地開発の影響というところで、今後も道路冠水の発生頻度が高まると私も思っております。 ここで少し気候変動について触れたいと思うんですが、2020年に文部科学省と気象庁が日本の気候変動2020という報告書を作成しております。これは気候変動のエビデンスとして作成されたものになるんですが、この中でも様々な要因など書かれているんですが、この100年の間だけ見ますと、我が国では雨の日数というのは減っているらしいんです。データによるものなんですが、100年で約9.5日、雨の降っている日にちは減っているそうであります。しかしながら、大雨であったり短時間で強い雨が降る発生頻度が増えているということで、今後も雨の降り方が極端になる傾向が続くであろうということが予測されております。 やはりこのようなことから、SDGsの気候変動による目標であったり、ゼロカーボンであったりと、そういった取組が世界中で行われているものだと思うんですが、やはり気候変動による大雨、今後も私としても増えていくのではないかと思っております。 そこで、本市の道路冠水の状況についてなんですが、先ほど市長答弁でも、
浸水重点注意箇所17か所と、それと浸水注意箇所34か所を把握しているということでございました。これまでも多くの
道路冠水対策を講じてきていると思いますが、現時点でもこれだけの多くの浸水注意箇所があるということが分かりました。 私も市内数か所の道路冠水箇所を把握しておりますが、ここでちょっと2か所ほど例を挙げて道路冠水の要因や対策についてお伺いをさせていただきたいと思います。 まず1つ目でございますが、第一中学校北側の本町二丁目23番地付近でございます。ここの道路冠水時には近隣住宅敷地内にある仕事場、工場内まで雨水が浸入してしまっておりまして、土のうが手放せないとのことです。 確認ですが、この場所は
本市浸水注意箇所として把握されているでしょうか。お聞きいたします。
○議長(田口和弘君)
建設管理担当部長。
◎
建設管理担当部長(指田政明君) それでは、お答えいたします。 第一中学校北側のエリアは市でも把握をしておりまして、本年8月13日の台風時におきましてもパトロールを実施したところでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 把握をしていただいておりまして、パトロールも実施をしていただいているということで承知をいたしました。職員の皆様も荒天時のパトロールは大変危険だと思いますが、確認をしていただいているということで分かりました。 では、この場所の道路冠水の要因についてなんですが、どのように捉えているのかお聞きしたいと思います。
○議長(田口和弘君)
建設管理担当部長。
◎
建設管理担当部長(指田政明君) それでは、お答えいたします。 当該地の雨水につきましてはU字側溝を経由して久保の川へ排出しておりますが、豪雨のときは排水の接続部まで久保の川の水位が上昇した場合に河川の排水に支障を来しまして、U字側溝があふれるということが要因と捉えております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 分かりました。要因の一つとしまして、近くを流れる久保の川への排水ができずに道路冠水が起きてしまうということで分かりました。 それでは、この場所の
道路冠水対策としてどのようなことが考えられるのかお聞きいたします。
○議長(田口和弘君)
建設管理担当部長。
◎
建設管理担当部長(指田政明君) それでは、お答えいたします。 この場所の
道路冠水対策ということでございますが、根本的な対策としましては、豪雨時の久保の川の水位を低下させる必要があると考えておりますが、手法として考えられることは、川幅を広げることや深さを深くすることなどのほか、河川近傍に一時的な貯留施設や浸透施設を設けることなどが考えられます。 ただし、河川改修や貯留施設の設置には膨大な費用が発生することになりますので、なかなか早急の対応は難しいと考えておりまして、そこで現在考えているのは、久保の川に隣接する道路にマンホール状の浸透施設を複数設置して川の水を流し込み、河川の水位を少しでも低下させる方法が取れないかどうか研究をしているところでございます。 また、令和3年度末に東京都が本市三ツ木三丁目地内に野山北・六道山
公園雨水排水設備、いわゆる調節池になりますが、整備をしておりますので、久保の川への雨水の流入や地域の冠水に対する効果について注視をしているところでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) ありがとうございました。第一中学校北側に流れる久保の川の水位を下げること、これはなかなか費用がかかるということで分かりました。また、複数の雨水浸透施設を設置することなどの対策を考えるということで分かりました。 また、東京都が整備をしております調節池のお話がございました。以前、長堀議員も一般質問で取り上げていたものだと思いますが、確認でございますが、この調節池ですが、整備は進んでいるのでしょうか。お聞きいたします。
○議長(田口和弘君)
建設管理担当部長。
◎
建設管理担当部長(指田政明君) それでは、お答えいたします。 三ツ木三丁目地内の調節池でございますが、こちらは最大毎時75ミリ程度の台風でも毎時50ミリ程度まで流出を抑制する施設として令和3年度末に東京都が整備をしたということでございまして、私どもも現地を確認させていただいておりまして、久保の川下流域の冠水被害の低減を期待しているところでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 分かりました。この久保の川でございますが、三ツ木地区から本町、そして榎地区へと流れております。過去に豪雨による河川氾濫も起きております。調節池が整備されているということでございますので、今後、私も状況など観察していきたいと思っております。 この第一中学校北側の本町二丁目23番地付近でございますが、すり鉢状の地形となっておりまして、雨水がたまる場所でもございます。この場所は通学路でもあり、また車両もよく通ります。今後も状況を確認していただきまして、生徒や車両が安全に通行できて、また付近の住民が安心して暮らせるように
道路冠水対策を進めていただきたいと思っております。 続きまして、2か所目の例でございますが、残堀一丁目63番地付近の都道でございます。 残堀街道でありますが、ここも道路冠水が著しい場所でありまして、バス停でバスを待つ方への被害や道路冠水であふれた雨水が近隣住宅の敷地内へ流入してしまうということでございます。 確認でございますが、この場所は
本市浸水注意箇所として把握しておりますでしょうか。お聞きいたします。
○議長(田口和弘君)
建設管理担当部長。
◎
建設管理担当部長(指田政明君) それでは、お答えいたします。 都道162号線、いわゆる残堀街道についても本町二丁目と同様に市でも把握をしておりまして、都道の当該地付近も含めた区間におきまして歩道付近まで冠水している状況は把握をしております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 把握をしているということで分かりました。 では、ここの場所ですが、近隣住宅の敷地内まで浸水してしまう要因としてどのように本市では捉えているのかお聞きしたいと思います。
○議長(田口和弘君)
建設管理担当部長。
◎
建設管理担当部長(指田政明君) それでは、お答えいたします。 当該地の残堀一丁目63番地への入り口、こちらは切下げとなっておりまして、民地界の高さと車道部がほぼ同じ高さとなっていることから、雨水が流入しやすい構造となっているものと考えております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 雨水が流入しやすい構造になっている場所ということで分かりました。 それでは、この場所の
道路冠水対策としてどのようなことが考えられるのかお聞きしたいと思います。
○議長(田口和弘君)
建設管理担当部長。
◎
建設管理担当部長(指田政明君) それでは、お答えいたします。 当該地につきましては市の道路がないということから、東京都と土地所有者による協議になると考えておりますが、残堀街道が大雨時に冠水する状況がございますので、当該地への雨水の流入につきましても機会を捉えて東京都にお話しをしてみたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 分かりました。 先週と今週、武蔵村山市にもよく雨が降っております。先週の木曜日の夕方なんですが、短時間の強い雨が降りまして、私も残堀街道を車で走ってみました。残堀街道のところどころで道路冠水が起きておりまして、特に残堀と伊奈平の境にある交差点では横断歩道が全て水没するほどの状況となっておりました。実際には残堀街道の広い範囲で道路冠水を確認しております。 もう1度お聞きしたいのですが、残堀街道は都道ということでございますが、残堀街道の道路冠水、どうにかならないものでしょうか。
○議長(田口和弘君)
建設管理担当部長。
◎
建設管理担当部長(指田政明君) それでは、お答えいたします。 残堀街道につきましては、広範囲での冠水状況については把握しておりまして、先ほど議員からお話のあった交差点、こちらは主要市道第12号線と都道との交差点付近なのかと考えておりますが、こちらについても冠水する状況を確認してございます。 東京都に対しましては、都道162号線、いわゆる残堀街道の冠水の状況をお話しをさせていただきまして、その対策についてもお願いしてまいりたいとそのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 分かりました。残堀街道は交通量も非常に多いところでございまして、また歩道が狭い箇所も多くございます。残堀街道の道路冠水をどうにかしてほしいと多くの方が思っていると思います。ぜひ東京都に動いていただきますように本市としても動いていただきたいと思います。 今回は主に2か所の道路冠水場所を例としてお伺いさせていただきましたが、市内にはまたまだ多くの浸水注意箇所がございます。気候変動によって道路冠水の発生頻度も高まり、また新たな場所での道路冠水の発生も考えられます。また、本市には多くの道路冠水などの情報提供などが寄せられるそうでありますが、その都度真摯に耳を傾けていただきまして、今後も
道路冠水対策をお願いしたいと思います。武蔵村山市ゼロ道路冠水、目指していただきたいと思います。 以上で1項目めの再質問を終わります。 続きまして、2項目めの再質問をさせていただきます。 自治会に対する支援につきまして、コロナ禍を考慮した内容に変更したり、平成30年度には補助限度額の引上げを行っていたりと、これまでも自治会に対する支援の充実を図ってきたことは私としても大変評価するところでございます。 しかしながら、自治会の抱える課題は多く、現在も様々な課題が発生していると聞いております。例えば、老朽化に伴う集会所の改築や修繕が必要になります。自治会の会員会費だけでは対応し切れない内容もあるかと思いますので、その際は市からの補助金の交付が考えられます。 初めに、改築や改修などの補助金交付の内容について教えていただきたいと思います。
○議長(田口和弘君)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 改築や修繕に関する補助金であります
自治会集会所建設費等補助金について御説明いたします。 当該補助金は、自治会集会所と物置の新築、取得、増改築、修繕、また集会所、物置のほか、集会所を利用するための駐車場の用地や建物の借受けに係る経費を対象としております。補助率は事業費の2分の1であり、対象となる内容によって補助上限額を設定しております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) ありがとうございました。補助金交付の内容、分かりました。 では、実際にどのようなケースで
自治会集会所建設費等補助金の交付があったのでしょうか。主なものとして教えていただきたいと思います。
○議長(田口和弘君)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 令和3年度の当該補助金の実績といたしまして、
トイレ電気設備修繕、
畳入替え等修繕、
集会所床増し張り等修繕などがございました。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) やはり多くは修繕に対しての補助金交付の実績があるということで理解をいたしました。 経年劣化が多くの理由ではないかと考えますが、そのほかといたしまして、今までは発生していなかった理由もあるかと思います。例えば、先ほどもお話ししましたが、近年の気候変動による大雨・強風による建物や土地への被害もその一つだと思っております。大雨による電気系統の故障や強風による倒木など、今までないようなケースが発生することもあるかと思っております。 ここで、私が聞いている事例の一つでありますが、馬場自治会では地盤沈下が発生しておりまして、被害が拡大するおそれがあるため、自治会で地盤沈下の補修工事を実施したということでございます。 確認でありますが、地盤沈下の補修工事、
補助金交付対象となりますでしょうか。お聞きいたします。
○議長(田口和弘君)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 地盤沈下により集会所、自治会館、物置、倉庫の躯体に影響がある場合は補助金の交付対象でございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 分かりました。躯体に、建物に影響がある場合は補助金交付の対象であるということで理解をいたしました。 この馬場自治会の地盤沈下でございますが、私が聞いているところでありますと、建物に影響がないところで発生をしておりますので、今の御説明いただいた内容からしますと
補助金交付対象外になる事案であるのかと思います。 馬場自治会の地盤沈下の場所でございますが、本町三丁目48番地の狭山丘陵沿いでございまして、階段を十数段上がった高台の場所に大きく穴が空いてございます。大雨によるものではないかと言われておりまして、このままでは土砂災害が起きてしまうのではないかと近隣の方も不安視されておりました。また、この場所ですが、伝統芸能である横中馬獅子舞が行われる場所でもありまして、このままではこの場所で獅子舞ができなくなってしまうんではないかという不安の声も聞いております。 馬場自治会の地盤沈下は例としてお話しさせていただきましたが、近年の気候変動による影響で、自治会としても今まで経験したことがないことが起きているのであります。このようなことから、市内の自治会で、特に狭山丘陵沿いの自治会においてこのような事案がさらに起こるかもしれないと私としては懸念をしております。
補助金交付対象外となる一つをお話しさせていただきましたが、ではそのほかといたしまして、自治会から相談があった
補助金交付対象外となるような相談といたしましてはどのようなケースがあったのか、これも主なものとして教えていただきたいと思います。
○議長(田口和弘君)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 近年、自治会から御相談をいただき対象外と判断した例といたしましては、集会所の害虫駆除がございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 害虫駆除は対象外であるということが分かりました。 老朽化した集会所でございますので、害虫の発生率も高いと思います。特にシロアリは、木材だけでなくコンクリートや断熱材にも被害を及ぼすということで、1匹いたら3万匹いると言われております。シロアリ被害によって集会所などの建物への被害も大きくなることから、修繕費も膨大になるおそれもございます。害虫の駆除、予防も自治会が抱える喫緊の課題の一つであると私は認識しております。 以上、地盤沈下や害虫駆除について質問させていただきましたが、いずれも
補助金交付対象外の事案であるということでありました。いずれも実際に発生している事案でございまして、今後も発生する可能性がある事案であると私は考えております。 そこで、現状の
補助金交付要綱についてでございます。 コロナ禍を考慮した内容に変更したり、補助金限度額の引上げを行っていたりと、時代の流れとともに見直しが行われております。 確認でありますが、この補助金要綱、どのようにしてつくられているのかお聞きいたします。
○議長(田口和弘君)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 当該補助金制度の所管といたしましては、毎年内容を精査いたしまして要綱を制定しているところでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 毎年内容を精査しているということで分かりました。 それでは、内容を精査する前でございますが、自治会の現状や課題を把握することがやはり大事になってくると思います。私は6月の一般質問において、アンケート調査やタウンミーティング、また日野市が実施している自治会交流会などについてお話しをさせていただきました。 そこで、自治会の現状や課題の把握など、本市として今後の取組などがございましたら教えていただきたいと思います。
○議長(田口和弘君)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 自治会によりまして集会所を保有しているか否か、コロナ禍をどのように捉え自治会活動に取り組まれているかなど、現状や課題は様々であると考えておりますことから、今後とも自治会長がお集まりになる会議などでお声がけをしたり、各自治会長から気軽にお話しいただける環境づくりを継続いたしまして、現状や課題を把握してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) 分かりました。会議であったり、今までの取組を継続をしていくということでございました。私としては、新たな試み、取組を期待したいところではございますが、了解をいたしました。 それでは、自治会の現状や課題を把握した上で、実情に見合った
補助金交付要綱の制定が望ましいと私は考えております。 最後にもう1度お聞きいたしますが、今後も自治会の現状を鑑みた
補助金交付要綱に見直していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田口和弘君)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。
補助金交付要綱につきましては、引き続き公共性や公平性を重視いたしまして、自治会からのお話や社会情勢を踏まえながら内容の精査を行ってまいります。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 土田君。
◆3番(土田雅一君) ぜひ実情に見合った
補助金交付要綱を考えていただきたいと思います。 気候変動に伴う地盤沈下や老朽化に伴う害虫駆除など、経験がない、想定外など、現状の自治会は様々な理由によって困難に直面しております。自治会ではこのような様々な課題を抱えておりますが、時代の流れとともに新たな課題も出てきております。今後も時代に即した自治会への支援を続けていただきたいと思います。 以上で2項目めの再質問を終わります。 続きまして、3項目めに移ります。 教育長より、伝統芸能の保存、継承は大変重要であり、また伝統芸能に対するこれまでの関わりや今後の取組について御答弁をいただきました。文化財の保護、この保護の概念には保存と活用の2つが含まれているということでございます。本市としても、無形民俗文化財である伝統芸能に対しまして、この保存と活用の取組に努めていただいているということで理解をいたしました。また、各団体の課題でございます高齢化や担い手不足なども把握をしていただいておりまして、その課題解決に向けて様々な取組を考えていただいているということで、今後市内各団体のますますの発展に期待するところでございます。 一方で、本市にはすばらしい伝統芸能があるということを知らない方がまだまだたくさんいらっしゃいます。おはやしや獅子舞など、いつどこで見ることができるのか、存在自体知らない方もおりますので、このような方へ武蔵村山市にはすばらしい伝統芸能があるということを少しでも知っていただくような新たなアピール方法も必要だと考えております。数十年、数百年にわたり継承されてきた地域の伝統芸能でございますが、その中の一つであります横中馬獅子舞は今年270周年を迎え、10月には式典を行う予定であると聞いております。 このように、地域の歴史ある伝統芸能を絶やさず、これまで継承されてきた伝統芸能は、それを支える
地域コミュニティの在り方が深く関わっていることから、地域の状況を勘案したきめ細かな行政配慮が必要であると考えております。今後も地域の伝統文化、伝統芸能がますます発展しますように本市としてもさらなる支援を続けていただきたいと思います。 3項目めはこれで終了いたします。 以上で私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。-----------------------------------
○議長(田口和弘君) 次に、石黒君の発言を許します。石黒君。 (16番 石黒照久君登壇)
◆16番(石黒照久君) さきに通告している3項目について質問いたします。 1項目め、地区会館、地区集会所の整備について伺います。 お互いさまサロンやサークル活動などで地区会館や地区集会所を利用している方たちから、使用する機材の搬入・搬出をする際に重かったり大きかったりして大変苦労している場合があるとの声があります。高齢者が中心となって活動されている団体に対しては、こういった機材を活動する場所にあらかじめ収納することができれば、より活動しやすいのではないかと思います。 そこで、これら機材の収納場所を確保することができないものか、市の見解を伺います。 続いて、2項目め、行政機能の出張サービスについて伺います。 市役所や緑が丘出張所、市民総合センターなど、市の関連施設のほとんどが本市中心部から東側に集中しており、西部地域の住民にとってはあまり利便性がよい環境ではありません。特に免許返納をされた方など、後期高齢者を中心に移動手段の確保に大変苦労しているようであります。西部地区における高齢化率は21%を超えており、超高齢社会になっている現状を踏まえると、西側にも行政事務を取り扱う施設があってもよいのではないかと考えます。 今年度に入ってから、市南西地域のむらタクの利用対象地域が拡大されたこと、またこのコロナ禍の中で急速に普及したオンライン化の推進など、市民サービスの利便性は確かに向上しておりますが、まだ移動手段を十分に確保できない方や、人と人とが対面式で行ういわゆるリアルの形式を望む声も多く、こういった方たちへの対策を考えるべきと思います。 そこで、西部地域の住民向けに行政機能の出張サービスを月1回、西部地域にある公共施設に設置して対応してはどうかと思うのですが、市の見解を伺います。 最後、3項目め、むらタクの利便性向上について伺います。 市内循環バスMMシャトルの運行を廃止した市南西地域の居住者を対象に代替手段として運行している乗合型タクシーむらタク、令和4年度からはエリアをさらに拡大し、乗客席12席のワンボックスカーを1台から2台に、乗降場所を13か所から16か所へと増やし、利便性の向上を図っている。 こうしたデマンド交通を導入する自治体は年々増えており、2013年度には311市町村であった導入自治体が2020年度には700市町村にまで増加、現在ではさらに増えており、公共交通における課題を解決するための方法として注目を集めております。導入した自治体の多くは、少子高齢化が大きく進む地域や電車などがなく自家用車の所有率が高い地域などで、今後さらなる高齢化が進んでいく状況の中、免許返納をした後の生活の足としても、このデマンド交通のニーズはさらに高まっていくと予測されております。しかし、利用者が多くなることで希望する乗客数に対応できない可能性が出てきたり、乗車前に予約が必要なため面倒であったりと、様々な改善を求める声も出てきております。 本市においても、特に利用者が多い武蔵村山病院と村山医療センターの利用者から、病院での診察状況によって終わる時間が読めないこともあり、帰りの予約が取りにくいという声があります。 そこで、この武蔵村山病院と村山医療センターの利用状況が利用対象地域の拡大前と比較してどのようになっているのか伺います。 以上、3項目について質問いたします。 なお、再質問がある場合は自席にて行います。
○議長(田口和弘君) 答弁願います。教育長。
◎教育長(池谷光二君) それでは、第1項目についてお答えいたします。 使用する機材等の収納場所の確保ということでございますが、機材等を置けるスペースは限られており全ての団体が利用できないことや、その団体が公共施設の一部を一定期間占有してしまうこと、また機材等の盗難、破損などのトラブルの管理もできないことなどから、現在のところ、利用者の機材等を収納する場所を確保し、お貸しすることは難しいと考えております。
○議長(田口和弘君) 市長。
◎市長(山崎泰大君) 次に、第2項目についてお答えいたします。 本市では、東部地域に緑が丘出張所等が設置されているのに対し、こうした施設と同様の窓口サービスを提供する施設がない西部地域で出張サービスを実施することは、市民の利便性の向上に寄与するものと認識しております。 しかしながら、実施に当たっては、相当の人員体制、出張回数等の確保やシステム環境の整備などが必要になるため費用対効果に課題があり、また窓口サービスを代替するためのコンビニ交付や行政手続のオンライン化を推進しているところでもございます。 このため、現在のところ西部地域への出張サービスの実施は検討しておりませんが、今後、機会を捉えて窓口サービスに対する市民ニーズの把握を行い、さらなる利便性の向上に努めてまいります。 次に、第3項目についてお答えいたします。 むらタクにつきましては、令和4年4月から利用対象地域及び乗降場所を拡大し、また運行車両を2台に増やして運行しているところでございます。 武蔵村山病院及び村山医療センターの利用状況につきましては、令和3年度の月平均利用者が157人、令和4年度が7月末現在で279人となっており、約1.8倍に増加している状況でございますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) それでは、第1項目から順番に再質問します。 地区会館、地区集会所の整備についてでありますけれども、まずお互いさまサロンやサークル活動などでどのくらいの団体がこの地区会館また地区集会所を利用しているのか伺います。
○議長(田口和弘君) 教育部長。
◎教育部長(諸星裕君) それでは、お答えいたします。 お互いさまサロンやサークル等がどのぐらい利用しているかとのことでございますが、団体名だけでお互いさまサロンなのかサークルなのかを区別することがなかなか難しい状況でございます。そこで、令和4年4月から8月末までで市や担当の課、行政側の事業で利用した以外、活動を行った団体数ということでお答えをさせていただきます。 5つの地区会館の利用団体数の合計は197団体、9つの地区集会所の利用団体数の合計は150団体となっております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) 今年度に入ってからの利用団体数ということでありましたけれども、約5か月で300を超える利用数があったということで、皆さん感染症対策を万全にしながら工夫して活動されているのかというふうに思います。内容も様々で、道具や機材が必要な団体も多くいらっしゃると思います。冒頭でも申し上げましたけれども、御高齢の方が搬入・搬出をするには結構重たいものだったりとか、またとても大きいもの、こういったものがあると伺っております。 市のほうでは、こういった利用している団体が運び込んでいるこういう機材、特に重いものとか大きいもの、どのようなものがあるのかというところを把握しているのか伺います。
○議長(田口和弘君) 教育部長。
◎教育部長(諸星裕君) お答えいたします。 各団体が持ち込む機材等を把握しているかとの御質問でございますが、基本的に窓口で持ち込む機材等を確認しているわけではございませんので、把握はしておりません。各地区会館に見たことのある範囲でどのようなものがあるかを確認しましたら、例えば体育用のマットですとか輪投げ台、それからマージャン卓、カラオケの機械、そば打ちの台、太鼓、様々な楽器などがあるというふうに伺っております。 以上です。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) 今挙げていただいたもの、特にマージャン卓とか太鼓とか、結構重そうなものもあるようだったんですけれども、本当はこういった重たくて大きいものだけでも常時置かせていただきたいところではありますけれども、先ほどの教育長答弁でもありましたとおり、全ての団体が利用できないこと、また公共施設の一部の場所を占有してしまうということなど、多々問題点があるということもよく分かりました。また、盗難とか破損、こういったトラブルの管理についても考えなくてはならないということで分かりました。 ぜひこれは今後の検討課題として、こういった機材などの搬入・搬出を気にすることなく、皆さんが気軽に参加できるような、そういう体制づくりを何か工夫をして考えていっていただきたいというふうに思います。 お互いさまサロンやサークル活動は、高齢者の健康増進や介護予防、そして地域の住民が一緒になって活動することで地域の見守りにもつながるというふうに思います。これからも参加者全員が気軽に活動できる、そういう場となるよう、あらゆる角度から検討して進めていっていただきたいということをお願いいたしまして、この項目の質問を終わります。 続いて、第2項目、行政機能の出張サービスについて再質問します。 このような行政機能の出張サービスを実施している自治体がありましたら、その事例を含めて教えてください。
○議長(田口和弘君) 暫時休憩いたします。 午前10時24分休憩----------------------------------- 午前10時45分開議
○議長(田口和弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 先ほどの石黒君の質問に対する答弁を願います。企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 行政サービスの出張サービスを実施している自治体ということでございますが、近隣では小平市で実施をしてございます。名称は動く市役所ということで、市役所や出張所から離れた6地域を巡回いたしまして、各種証明書の交付など窓口サービスのほうを行ってございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) その小平市の動く市役所、その内容についてもう少し詳しく教えてください。
○議長(田口和弘君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 小平市の動く市役所ということでございますが、まず時間帯でございますが、平日午前9時半から11時までと、午後は2時から3時半までの時間帯で、指定された施設の1か所で転入、転居、転出、戸籍関係、あとは住民票等の各証明書の交付、あとは税金の収納事務のほうも行ってございます。 なお、証明書の交付につきましては3通りございまして、直接会場で申し込んでその場で交付できる証明と、あとはあらかじめ電話で申し込むことができる証明、あと最後は、会場で申込みだけ行い次の巡回日に受け取ることができる証明と、この3種類で証明書等の発行はしているということでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) その場ですぐに交付できる証明書もあるということで、大変便利だという印象を受けました。 これ、もう少しお聞きしたいんですけれども、例えばこの本市の市役所1階の市民部が市民に対して取り扱っているような業務、こういったものは大体できるということなんでしょうか。伺います。
○議長(田口和弘君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 動く市役所の業務ということでございますが、まず住民登録、印鑑登録、戸籍、あとは国民健康保険の資格取得、あとは喪失届、それから税関係では市民税、都民税の申告、納付なども取り扱っているということでございますので、本市の市民部で取り扱う主な業務に対応しているものと考えていただいて結構でございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) 済みません、市民部に限定してしまいましたけど、市民部以外のところの業務についても取扱いがあるようでしたら教えてください。
○議長(田口和弘君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 本市の市民部以外の業務でということでございますが、主には福祉関係ということでございますが、例えば児童手当・特例給付認定請求や乳幼児医療費の助成、マル乳の申請、あとは心身障害者のガソリン費補助金、あとは健診の申込みや飼い犬に関する諸届等、福祉等の業務にも対応しているようでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) 各種業務を取り扱っていて、高齢者、障害者、また子育て世代など、より身近なところでこういった申請や届出ができるということ、本当に助かっていることだと思います。 それで、その場所についてなんですけれども、この動く市役所、市役所や出張所から離れている6地域を巡回しているということでありましたけれども、これはどのような場所で行っているのか教えてください。 また、取り扱っている業務の中で金銭の受渡しなどが発生するかと思います。こういった金銭の受渡しに必要なレジスター、そういったものがその場所に設置してあるのか、この点についても伺います。
○議長(田口和弘君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 動く市役所、巡回する会場についてでございますが、小平市の公民館とか地域センター、計6か所でございます。 また、金銭の関係でございますが、巡回する場所によっては、その場所にもう既にレジスターはあるそうでございますが、そのレジスターではなくて、当日職員が持参をした金庫と電卓等で管理をしているそうでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) 公民館や地域センターということで、地域の方がよく知っている場所、また行き慣れている場所、こういったところで行われているということで分かりました。また、金銭管理についても分かりました。 あともう一点、マイナンバーカードの申請、こういったことなども行っているんでしょうか。伺います。
○議長(田口和弘君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 マイナンバーカードの申請ということでございますが、こちらにつきましては事前予約制で、各会場3人を定員といたしまして、申請に必要な顔写真の撮影とか申請書の記入の補助をいたしまして、その場で受付も行っているということでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) ありがとうございます。 マイナンバーカードについては、本市でも先月8月にイオンモールに出張窓口を開設して、申請サポートを行っておりました。やはりこのように市役所まで行かなくても身近な場所、またよく行くような場所で生活に必要な申請や届出などができると本当に便利だというふうに思います。 しかし、こうした人と人とが対面で行ういわゆるリアルの形式に対して、今様々な分野でオンライン化が進んでいる現状もあります。本市においても行政手続のオンライン化を進めているところだと思います。 そこで、本市が進めているこの行政手続のオンライン化について、その内容を確認させてください。
○議長(田口和弘君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えいたします。 本市の行政手続のオンライン化ということでございますが、こちらにつきましては本市の第五次情報化基本計画の主要施策に位置づけてございます。行政サービスの利便性の向上や業務の効率化を図るため、マイナポータルとか東京電子自治体共同運営電子申請サービス等を活用いたしまして、市役所の窓口に来なくても申請、届出ができる手続の拡大を図ってございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) ちなみに、現時点で本市においてオンライン化されている行政手続がありましたら教えてください。あとまた、今後オンライン化していく予定のものについても伺います。
○議長(田口和弘君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 令和4年7月末現在ということでございますが、オンライン化が図られている手続は、例えばがんの検診申込みとか、乗合タクシーの利用者登録だとか、放課後子供教室の利用申込みなど計38件でございます。また、コンビニ交付につきましては、住民票や印鑑証明書など5種類の証明書を発行できるようになってございます。 また、今後ということにつきましては、分野を問わず、あらゆる行政手続でオンライン化を進め、市民サービスの利便性の向上を図っていく考えでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) ありがとうございます。 あらゆる行政手続がオンライン化されることで大きく利便性が向上することだと思います。 今回取り上げたこの行政機能の出張サービス、例えば実施したときのことを想定すると、その出張した公共施設で市民にお越しいただき対面式で行うリアルの方式でありながら、その場所からあらゆる行政手続が本庁舎とオンラインでつながり行えるという、いわゆるリアルとオンラインの両側面のよさを持った形で運用ができる、そういうことになるというふうに思います。自身でオンライン手続ができない方たちには、その出張先が行政手続のオンライン会場の役割を果たすことにもなるのかというふうに思います。ぜひ前向きに考えていっていただきたいところであります。 コロナウイルス感染症により、またその便利さもあって、様々な分野でオンライン化が進んでおります。このコロナ禍が収束しても、今後はリアル、そしてオンライン、この2つが共存し続け、これらを組み合わせたハイブリッド型が主流になっていくのではないかというふうに思っております。 今後も行政サービスのオンライン化の推進とともに、行政機能の出張サービスについても検討していただき、市民サービスの向上に努めていただきたいと思います。 これでこの項目は終わります。 続いて、第3項目、むらタクの利便性向上について再質問します。 まず確認のため、むらタクの利用方法について伺います。
○議長(田口和弘君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(樋渡圭介君) それでは、お答えいたします。 むらタクを利用するためには、事前に登録をした上で利用予約が必要となります。利用の予約は、利用希望日時の1週間前から30分前までに電話等で行えますが、7割から8割程度の方は当日に予約を行っております。また、行きと帰り、つまり往復の予約を同時に行うことができますが、行きだけや帰りだけの予約を行うことも可能でございます。 武蔵村山病院や村山医療センターなど病院を利用する方につきましては、診察時間の予測が難しく帰りの時間が不明であるため、行きの予約のみを行い、帰りの予約は帰る時間のめどが立ってから予約を取っている方が多くなっているようでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) ありがとうございます。 行き帰り、往復の予約を同時に取る方もいれば、やはり病院の場合は終わる時間が読めないこともあって、帰れる時間のめどが立ってから予約を取る方が多いということでありましたけれども、例えばイオンモールへ買物に行く方などは、特に食料品売場で買物をする方ですが、レジが混雑するということも想定して、帰りの時間は少し余裕を見て行き帰りの予約を同時に取っていると言っておりました。 また、最近ではレジゴー、こういった入口付近で貸出ししている買物専用のスマホ、こういったものが導入されたことによってレジに並ばないでも買物ができるということで大変便利になっているようであります。むらタクの利用者は御高齢の方が大半ですので、こういったレジゴーを使いこなせれば、より一層帰りの時間も読みやすく、また便利になるのかというふうに思います。 また、公共施設などを利用する方についても大体の所要時間は分かるというふうに思います。申請手続などで予定より時間がかかってしまう、そういうこともあるかもしれませんけれども、ほぼ行き帰りの同時予約で行けるのかというふうに思います。 ただ、こういった武蔵村山病院、また村山医療センター、こういった病院の利用者については、本当にその日、その日で、自分の診察のことだけでなく、前に診察している人たちの状況によっても終わる時間が大幅に変わってくるんだと思います。こういった時間が読めない、そういう病院利用者の方たちから、本当にこの帰りの予約というのは取りづらいとそういうふうに伺っております。診察が終わってそれから予約を取るとなると、このむらタク、おおむね1時間に1本の運行というふうになっていることから、場合によってはかなりの時間待たないと自宅まで帰ることができないということも大いに想定されます。 この点、実際にどうなんでしょうか。病院を利用されている方たち、希望どおりの時間に利用できているのか、その点ヒアリングができているようでしたら教えてください。
○議長(田口和弘君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(樋渡圭介君) それでは、お答えいたします。 希望時間に利用ができたかどうかの記録は集計してございませんので詳細は不明ではございますが、予約の申込みをした方のうち利用しなかった方は月に1人未満ではないかというふうに運行事業者からは伺っているところでございます。 なお、一人でも多くの方に御利用いただけますよう、希望時間が満席の場合は、希望時間の前後で空席がある時間の利用を提案するなど、利便性の向上に努めているところでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) 分かりました。空席のある時間をむらタク側から提案していただけるというのはとても親切な対応だというふうに思います。特に病院に来られている方は、お見舞いの方もいらっしゃるとは思いますが、ほとんどの方が体調の悪い方だというふうに思います。これからもより丁寧に市民に寄り添った対応をよろしくお願いいたします。 しかしながら、長時間待たなければならないということも実際にあるかと思います。そうなると、タクシーとか、また別の方法で帰る方もいらっしゃるんではないかというふうに思いますが、できれば来たときと同じようにこのむらタクで帰れることが望ましいと思うんですけれども、今後、より希望の時間に利用できるように運行車両を増やすなどの対策はできないものなんでしょうか。伺います。
○議長(田口和弘君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(樋渡圭介君) それでは、お答えいたします。 令和4年度に利用対象地域と乗降場所を拡大することに伴いまして、運行車両も2台に増やしたところでございますので、まずは利用状況の推移を注視してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 石黒君。
◆16番(石黒照久君) 分かりました。このむらタク、自宅前まで迎えにきてもらえて本当に大変助かっている、そういうお声もたくさん聞いております。特に御高齢の方の利用者がほとんどでありますので、病院を利用される方の帰りのことについてはなかなか対策が難しいところだと思いますが、今後検討をしていただきたいところであります。 このむらタク、利用対象地域を拡大してもうすぐ半年がたつところであります。運行している側、そして利用している側、双方で様々見えてくること、また気づくことがあるというふうに思います。今後も利用状況や市民の声をよく確認していただきながら、さらなる利便性の向上に努めていただきたいというふうに思います。 これで私の一般質問を終わります。-----------------------------------
○議長(田口和弘君) 次に、清水君の発言を許します。清水君。 (2番 清水彩子君登壇)
◆2番(清水彩子君) 通告に従い2項目質問いたします。 1項目めの質問は、武蔵村山市を活性化させる若者の起業についてでございます。 近年、国の主導で労働に関する様々な改革が進んでおり、働き方も多様化しています。副業を解禁する企業も増え、副業で小さくビジネスを始め、軌道に乗り独立するという方も増えています。社会課題、SDGsに対し学びを深めていくうちに、自分が考えたアイデアを生かして起業したいという目標が立ったり、自分の力を試したい、より楽しく生きたい、自分らしく生きたいという自己実現を目指し起業する方もいます。地域に元気な起業家がいることで、その人のところに仕事や人が集まるため、そのエネルギーを武蔵村山市のエネルギーにもしていくような仕組みづくりをし、武蔵村山市がバージョンアップする持続可能なまちづくりをしたいと考えます。 今回特に若者に特化した理由としては、2021年のベンチャー白書で、初めて起業した年齢として20代以下の起業が34.8%を占めていることや、30代から40代のようにこれまでの社会経験や会社員時代の人脈をうまく生かすことが難しいという点では支援が必要とされているためです。 SDGsの目標の一つに、働きがいも経済成長もという目標があります。これからは、武蔵村山市で若者が新しい暮らしや働き方にチャレンジし、事業を創出する仲間とつながり、若者が夢をかなえるまちとなり、若者が若者を呼び、活気ある武蔵村山市にしていきたいと考えるため、起業に必要な知識を身につけられる場所、相談しやすい環境づくりを整備したいことから、武蔵村山市を活性化させる若者の起業について、市と起業を支援する機関との連携及び市の取組について伺います。 2項目めの質問は、将来の市民総合センターのビジョンについてでございます。 孤立は全世代の課題であり、年齢、性別、障害の有無に関係なくつながる多世代交流、地域共生社会、インクルーシブ社会という多様な市民の支え合いと参画が大切であります。 現在日本ではインクルーシブ公園が増え始め、バリアフリーの施設はたくさんありますが、インクルーシブな公共施設はあまりないのではと思います。多様な市民が利用しやすい、利用して楽しい公共施設づくりの必要性を感じます。 武蔵村山市では公共施設が老朽化しているという課題があり、また新庁舎、モノレールの駅の建設の予定もあるため、これから何年かかけ、パズルを作り上げるように公共施設の在り方について組み立てられていきます。市民総合センターはモノレールの1つ目の駅と近いため、駅周辺に何ができるかにより市民総合センターにどんな機能を入れるのかも考える必要があります。東京都から徐々に情報を入れながら調整していただき、1つ目の駅周辺も市民総合センターも充実し、住んでよかったと市民が感じる武蔵村山市になるようにしていただきたいです。 公共施設は多くの市民が利用する場所です。この先、それぞれの公共施設がどのようになったらいいと思うか、市民の皆さんの柔軟で自由な発想が今後御意見として出てくるきっかけになればと思い、今回、市民総合センターについて考えました。 市民総合センターで多世代が交流できると様々な課題解決につながるため、図書館、市民大学、高齢者のeスポーツ施設、インキュベーション施設を設置し、多世代交流ができるインクルーシブな公共施設にできないか伺います。 以上、2項目の質問になります。 再質問は自席にて行います。
○議長(田口和弘君) 答弁願います。市長。
◎市長(山崎泰大君) それでは、第1項目についてお答えいたします。 本市では、市内での創業を希望する者を支援し地域経済の活性化を図るため、平成27年10月に武蔵村山市創業支援等事業計画について国の認定を受けたところでございます。本計画では、創業支援事業である創業塾や個別相談などの事業を行っております武蔵村山市商工会と多摩信用金庫を認定連携創業支援事業者としております。 また、そのほかの連携機関といたしましては、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する中小企業大学校東京校や日本政策金融公庫があり、これらの機関と連携を図りながら支援を行うこととしております。 あわせて、本市の取組といたしましては、創業塾や創業セミナーの開催を通じて創業希望者等の支援を行っているところでございます。また、産業観光課を相談窓口として、創業希望者等が必要とする支援についての情報を提供するとともに、専門的な相談については事前予約制の個別相談を実施しております。 次に、第2項目についてお答えいたします。 市民総合センターにつきましては、現時点では将来的な施設の方向性は決定しておりませんが、平成29年3月に策定した武蔵村山市公共施設等総合管理計画の個別施設計画の計画期間が令和8年度で満了することから、次期計画を策定する中で、公共施設等再生ビジョンとして計画に掲げる総量抑制、最適配置、公民連携の基本理念の下、その方向性につきまして検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 再質問いたします。武蔵村山市を活性化させる若者の起業についてから質問します。 産業観光課にワンストップ窓口が設置されているようですが、ワンストップ窓口とはどのような窓口なのか教えてください。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 ワンストップ窓口の業務の内容でございますが、創業希望者等が必要とする支援の内容に応じて、市の事業や国、都の支援策の紹介を行うとともに、認定連携創業支援事業者や連携機関に照会をする窓口となっております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 分かりました。 特定創業支援等事業についてですが、この事業は、これから創業したい方と、創業後おおむね5年未満の方のための支援であり、経営、財務、人材育成、販路開拓の知識を習得していただくために、創業塾、セミナー及び個別相談を行っていますが、これまでの参加者に30歳未満で参加された方はいるのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 特定創業支援等事業への30歳未満の参加者ということでございますが、平成29年度から令和3年度までの5年間につきましては、創業塾では1人、創業セミナーでは2人、個別相談では3人の参加者がおります。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) この特定創業支援等事業の委託金額の内訳を教えてください。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 特定創業支援等事業につきましては、創業塾及び創業セミナー、個別相談となるわけでございますが、令和3年度まではそれらの特定創業支援等事業のほかに創業者交流会の運営を委託しておりまして、その相手方は多摩信用金庫でございます。令和3年度の実績ではその総額が145万9028円となっております。内訳につきましては、創業塾開催業務で54万7963円、創業セミナー開催業務で43万7963円、個別相談業務で20万6250円、創業者交流会開催業務で26万6852円となっております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 分かりました。 中小企業庁の産業競争力強化法に基づく認定を受けた市区町村別の創業支援等事業計画の概要を見ていただくと分かりますが、地域の金融機関が全て特定連携創業支援事業者となっている自治体も多く、または特定連携創業支援事業者ではなくとも、連携としては地域にある金融機関については全てが個別相談ができること、情報提供としてネットワークのうちに入っている場合も多くあります。市内の全ての金融機関とネットワークを構築できないでしょうか。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 市内の金融機関とのネットワークの構築についてでございますが、今後、各金融機関ともお話をさせていただきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 市内にある全ての金融機関が何らかの形で関わる体制が好ましいと思いますので、よろしくお願いします。 23区をはじめほかの自治体を見ますと、創業塾などの講師は中小企業診断士に依頼しているところが多いです。今後、創業塾を開催していただける金融機関が増えるかもしれませんが、創業塾などに関わっている金融機関には公平性を保つよう、取引先など利害関係のある方は講師として避け、中小企業診断士をはじめとする士業、起業家、様々な講師に依頼していただき、今後、武蔵村山市の関係人口が増えることも期待したいと思います。 計画書の作成の仕方で、どのような事業をしたらいいかなど細かい部分になってくると、気軽に相談できる場所が必要になってくると思うのですが、書類を作成していて今分からないことを今聞きたい、そんな場合はどこにどのように対応していただいているのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 融資を受けるための創業計画書の作成につきましては、市で実施しております個別相談事業を御活用いただいておりますが、日程調整等が必要になることから、お急ぎの御相談等につきましては、商工会をはじめとする認定連携創業支援事業者を紹介させていただいております。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 中小企業大学校東京校との連携であるインキュベーション施設の提供とは、どのような連携の仕組みなのか教えてください。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 中小企業大学校東京校にはBusiNestというインキュベーション施設が設置されております。これらにつきましては、産業観光課窓口で当該施設のパンフレット等を配布いたしまして、創業を希望される方に向けて周知させていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 今後も近隣の施設との連携を大切にしていただきたいと思います。 特に若者に特化した相談窓口も欲しいのですが、立川市のグリーンスプリングス内にあるStartup Hub Tokyoには若者支援の担当もいて、学生が起業を考えるイベントに参加できたり、若者のサポートをしています。また、中小企業大学校東京校のBusiNest、どちらも国や東京都の施設で、武蔵村山市の起業したい方が利用していると思います。 若者の起業については、Startup Hub Tokyoと若者支援に特化した連携を取ることができないでしょうか。Startup Hub Tokyoに武蔵村山市から受講があった際には、武蔵村山市の創業塾、相談窓口を御案内いただいたり、武蔵村山市で起業していただくために知り合うための連携は取れないでしょうか。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 立川市にございますTOKYO創業ステーションTAMA内にStartup Hub Tokyo TAMAが設置されておりますことは承知しております。 具体的な連携ということでございますが、本市で実施しております創業セミナーや創業塾について、TOKYO創業ステーションを運営する中小企業振興公社と連携いたしましてイベントセミナーのページに掲載していただいておりまして、相談者の御要望に応じて御案内も行っていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) そのように連携していただいているとのことで分かりました。あとは若者支援に特化したネットワークも築いていっていただければと思います。 武蔵村山市の創業塾を受講する方には、その志をぜひ武蔵村山市で発揮していただきたいです。起業するまで伴走したり、商工会青年部の方々など若者同士が横にもつながる仕組みを構築していただきたいと思います。 個別相談は、起業して間もない時期にも相談に乗っていただき、軌道に乗るまで支えていただけるのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 個別相談の対象となる方ということでございますが、相談者については創業前の方や創業後5年以内の方を対象としております。相談内容につきましては特に制限はございません。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) これからも相談しやすいようによろしくお願いいたします。 2021年のベンチャー白書の調査によると、起業の動機として、社会的な課題を解決したい、社会の役に立ちたいという動機が2018年度59.8%でしたが、2021年には73.7%と年々上昇しています。武蔵村山市の若者にも当てはまるのではと考えられます。 若者が起業に対し誰に反対されたかという問いに、父親が47.1%、母親35.3%と親の反対が多いことが分かります。逆に、起業に当たり最も影響を受けた人や背中を押してくれた人で親と答えた人は僅か0.7%です。反対されたけれど起業した理由は、自分の夢や思いを実現したかったが76.5%と高く、起業した後の周囲の評価は、評価が下がったの17.2%に比べ、大いに評価されていると多少評価されているの合計は79.1%にもなっています。親世代の不安が課題であることが分かります。 日本で起業しようとする人が少ない理由や親が反対する理由としては、再チャレンジが難しいと思うこと、失敗に対する危惧、勇気ある行動への評価が低い教育、失敗すると白い目で見られる世間の風潮、安全・安定を求める親の気持ちなどに要因があるとされていますが、起業したい人が起業できるような環境づくりというのは、自分らしさや自己実現にもつながります。若者が挑戦して事業に失敗した際、やり直せる支援はあるのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 若者の起業の支援に当たりまして、やり直すための支援ということでございますが、所管部署といたしまして、やり直す方のために特化した具体的な取組を行っているわけではございませんが、創業支援事業につきましては受講回数に制限等は設けておりませんので、次の新たな事業を始める際にも、改めて知識の習得等に努めていただけるものとなってございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 分かりました。 それから、お金を失うことに対して失敗という捉え方はあっても、お金を失うに至った体験が必ずしも失敗というわけではなく、そうした体験が後の成功につながることは大いにあると思います。スモールステップで、大きく失敗する前に、小さな失敗とそれに対し解決し、自信をつけていくのもいいと思いますので、支えていただければと思います。 若者が武蔵村山市で起業することで法人市民税が上がり、定住することで子育て世帯が増える可能性が生まれ、空き店舗を活用することで商店街の活性化などにもつながります。 市外から起業するために武蔵村山市に引っ越してくる方に、空き店舗を活用した際、リフォームの補助金、創業準備金を出せないでしょうか。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 創業に当たり空き店舗等を活用した際のリフォームの資金等の助成ができないかという御質問かと存じますが、令和4年度から新たな制度といたしまして、市の特定創業支援等事業を受講され、令和4年1月から12月までの間で市内で創業された方に賃借料や設備設置費等を対象として補助金を交付することとしておりまして、現在申請の受付を行っているところでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) それは若者に限っていない補助金だと思いますが、若者の空き店舗活用に対する補助金は、市の特定創業支援等事業を受講して交付される補助金以外にも工夫が必要だと思いますので、研究していただきたいと思います。 現在、シェアオフィス、コワーキングスペース、レンタルオフィスといった場所がない自治体は数少なくなってきましたが、武蔵村山市にはあるのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 市内にシェアオフィスやコワーキングスペースやレンタルオフィスがあるかということですが、申し訳ございません、所管課では特に把握してございません。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) あれば利用したい方もいるのではと思っているところなんですけれども、今年度は8月末で申請を締め切られましたが、東京しごと財団がサテライトオフィス設置等補助事業をしています。サテライトオフィスの中にはコワーキングスペース、シェアオフィスと呼ばれるものもあると説明の記載がありました。 行政コースとして官民連携協定や指定管理でも活用できますが、こうしたものを活用して市内につくれないか、また民間コースもあるので、民間に向けて補助金を周知する働きかけなどできないでしょうか。
○議長(田口和弘君) 協働推進部長。
◎協働推進部長(雨宮則和君) お答えいたします。 現在のところ、市としてサテライトオフィスを設置することは考えておりませんが、デジタルワーキングの環境づくりを進めていく上では重要な施設と考えております。産業振興ビジョンにも記載がございますが、今後サテライトオフィスなどの誘致についても検討してまいります。 また、民間事業者への補助金の周知ということでございますが、民間事業者の皆様に向けた公的支援情報などの発信につきましては産業振興ビジョンにも掲げている取組でございますので、今後その方法等を検討してまいります。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) サテライトオフィスを誘致できたら、ぜひ市と親交を深めていただき、新しい発想で市の産業を発展させていただけるとうれしいです。 情報があふれている時代なので、どのように情報を届けていくのかという工夫は市全体の業務として考えていく必要もあります。情報の発信についても、公的機関の支援情報を中心に中小企業の経営に関する情報を提供することを目的としているサイトJ-Net21、デジタル庁が運営するインターネット経由で補助金の申請手続ができるシステムであるjGrants、同じく国のサイトであるミラサポ、こうしたサイトの情報なども分かりやすく発信していただきたいので、若者に発信する工夫も御検討いただけたらと思います。 小、中学校での取組について伺います。 東京都産業労働局で未来の東京戦略を推進する小中学校向け起業家教育推進事業という事業があります。ホームページで実践事例が公開されており、近隣だと立川市の小学校での事例が公開されています。この事業はどのような事業なのか教えてください。
○議長(田口和弘君) 学校教育担当部長。
◎学校教育担当部長(東口孝正君) それでは、お答えいたします。 起業家による出前授業及び起業家教育プログラムの実施を東京都産業労働局が支援する事業です。立川市の取組といたしましては、洋菓子店の方が金融関係の方の協力を得て、学校で作った小麦を使った商品を販売する学習を行ったということでございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 分かりました。 武蔵村山市の学校ではこの事業は活用しないのでしょうか。また、起業に関する教育はこれまで行っているのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 学校教育担当部長。
◎学校教育担当部長(東口孝正君) お答えいたします。 本市では、第十小学校が本事業を活用し、起業家による出前授業を計画しております。 本市の小、中学校においては、学習指導要領に定められている中学校社会科における起業についての学習や各教科等で取り組むキャリア教育を推進し、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身につけております。また、村山学園においては、学校で収穫したミカンを使って、地元企業の協力の下、アイスやお菓子を製造し、販売を行っております。こうした活動の中で起業体験を行っております。 以上です。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 第十小学校が起業家による出前授業を計画しているとのことで分かりました。 起業に役立つ知識としては、第三小学校が行ったクラウドファンディングや広報活動は社会に自分たちにアイデアを売り込むという点では同じように役立つ経験だったと思います。 社会の課題を発見する力、自分の意見を伝える力、行動を起こす力、こうした力について学校ではどのように指導しているのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 学校教育担当部長。
◎学校教育担当部長(東口孝正君) お答えいたします。 令和3年度に第三小学校が取り組んだ知名度アップ大作戦では、自分たちのアイデアを動画として表現し、関係機関に自分たちで電話し、街頭でチラシを配布するなど、たくさんの経験を通して様々な力を身につけることができました。課題を発見する力、自分の意思を伝える力、行動を起こす力につきましては、まさに生きる力の一つである自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し行動、よりよく問題を解決する資質や能力であり、各校において各教科の授業、様々な学校行事を通して子どもたちが課題を見つけ、自分で考え、行動するという力を育んでいるところでございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 自分で考え行動するという力を身につけることは、ビジネスのみならず、生きる上で大変重要なことだと思います。ありがとうございます。 中学生の職業体験についてですが、起業について考える機会はあるのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 学校教育担当部長。
◎学校教育担当部長(東口孝正君) お答えいたします。 中学生の職場体験につきましては、実社会に出て働くことの意味を考えること、どのような職業があるのかを知り、どのような職業に就きたいのか、そのためにはどうすればよいのかを考えることとされており、起業について必ず学習しなければならないということではございません。 以上です。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 分かりました。 起業するかしないかですが、起業した人のほうがよいということではなく、起業して自分自身が会社のかじを取ることが向いている人もいれば、人を支えることや与えられた仕事をすることが得意な人もいて、そのどちらも大切な役割であると言えます。 そのことを考えると、起業家教育に疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、平成27年に文部科学省協力の下、初等中等教育段階における起業家教育の普及に関する検討会が作成した資料によると、起業家教育は、起業家や経営者だけに必要な特殊な教育ではありません。高い志や意欲を持つ自立した人間として、他者と協働しながら新しい価値を創造する力など、これからの時代を生きていくために必要な力を育成するための教育手法です。チャレンジ精神、創造性、探求心等の起業家精神や、情報収集・分析力、判断力、実行力、リーダーシップ、コミュニケーション力等の起業家的資質能力の育成を目指すものですとあります。そうした教育手法であると分かれば、日本人が苦手とする社会で必要になるスキルであり、起業家教育の必要性も理解できると思います。 東京都がやっているTOKYO創業ステーションTAMAが地域連携として起業に関する講師派遣をしていますが、講師としてお越しいただいて啓発していただくなど、そうしたことは可能なのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 学校教育担当部長。
◎学校教育担当部長(東口孝正君) お答えいたします。 先方の御都合もあるかと思いますが、事前に打合せをして授業の狙いを共有した上であれば、ゲストティーチャーとしてお越しいただくことは可能であると存じます。 以上です。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) ありがとうございます。起業家精神を養うきっかけになったり、起業という選択もあるということを知ることは、長い人生のどこかで役に立つこともあるかもしれないので、子どもたちの選択肢と可能性を広げるためにも御検討いただけたらと思います。武蔵村山市の様々な学校で社会で役立つ教育をされているということが分かりました。 学校での取組というのは、本人の意識と親の意識、どちらにも働きかけます。先ほど起業について親の反対があると話をしましたが、よく分からないことから来る不安による反対というような漠然とした反対は減少していき、子どもがやりたいと思ったことに挑戦できる環境ができていくといいと思います。 最後になりますが、日本で成功した起業家が海外でもビジネス展開をしていこうとするときに壁になるのが、意外にも自分が日本のことを知らないことだそうです。海外の方に自己紹介をしたときなど、日本についていろいろ聞かれるたびに説明ができず、そのときになり自分が日本のことを全く知らないことに気がつきます。日本のことを聞かれて考えられず会話が弾まないということは、自分の国の文化を大切にしていない、アイデンティティーの問題とも捉えられ、ビジネスの信用にも関係してくるそうです。そして、日本について学ぶためにまた日本に帰国するということがあるとのことです。 海外でのビジネス、また近年ではオンラインで海外の方々とお話しする機会も大幅に増えました。日本の伝統文化や歴史を知ることなど、自分自身についてもよく知る学びの推進も引き続きよろしくお願いいたします。 以上で1項目めの質問を終わります。 2項目めの再質問をいたします。 武蔵村山市公共施設等総合管理計画の個別施設計画が令和8年で満了になり、次期計画でより具体的になってくるのであれば、令和8年までの期間もどのようにするか考える大事な時期であると思います。 令和3年12月10日から令和4年1月9日まで、武蔵村山市公共施設等総合管理計画(改訂素案)に対する意見をパブリックコメントで募集していましたが、市民総合センターについて何か御意見はありましたか。
○議長(田口和弘君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 令和3年12月から1月にかけて実施をいたしましたパブリックコメントについてでございますが、全体で1件の意見でございます。市民総合センターのものではございません。 こちらの1件の意見につきましては、市の公共施設の全体的な配置状況についての意見でございます。東西の偏りについて言及される中で、市民総合センターが市の東側にあるということから、西側にも市民西部総合センターというんでしょうか、その設置を望むというようなものでございました。 こちらに対する市の考え方といたしましては、市民西部総合センターの設置予定はございませんが、計画的な最適配置の実現を目指すための統合や廃止の検討の際には、人口動向に基づく需要変化や施設の利用圏域を踏まえて検討をしていくこと、あわせまして、市民生活に密接に関わる事案につきましては、市民への情報提供と必要に応じた意向調査を行い、市民の声を可能な限り反映させるものとして回答してございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) 分かりました。 市の西側については、公共施設についてかねてから課題が指摘されています。モノレール延伸により西側にある5つ目の駅周辺のまちづくりに関しては、新青梅街道沿道地区まちづくり計画において、駅周辺に生活に密着した利便性の高い施設の集積を促進し、地域の生活拠点としての魅力や利便性の向上を図るとされていて、平成30年12月に策定されたモノレール沿線まちづくり構想では、駅周辺に求められる機能、子育て支援、観光、その他行政サービスなどの整備、集約について検討するとされています。 第五次長期総合計画においても、市民生活の拠点として、住宅のほか、商業、生活支援機能などを集積するとしていることから、まちづくりの基本方針の策定に合わせて地域の生活拠点として生活利便機能の導入などを検討するものと考えられていますが、市民西部総合センターの設置予定はないそうですが、西側の利便性や施設は徐々に充実されると思います。今後、市民の声を可能な限り反映させていただければと思います。 市民総合センターの老朽化についてですが、延床面積、30年以上が経過している旧校舎部分が21.8%、20年以上30年未満が77.2%、20年未満が1.0%になっています。市民総合センターは平成13年に旧第五小学校校舎部分の改修を行って新設部分を合築した建物であり、新設部分は工事から20年、旧校舎部分は建設当初から53年が経過しており、令和12年頃には新設部分は大規模改修時期、旧校舎部分は標準的な使用年数での建て替え時期を迎えることになります。 旧校舎部分については、旧校舎だけを取り壊す可能性があるのか、建て替えるのか、長寿命化改修するのか、どのようなスケジュールで決めていくのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 令和3年3月に策定をいたしました武蔵村山市施設保全計画におきまして、保全対策の内容及び時期について、標準的なものとしてお示しをしてございます。この計画では、旧棟部分、旧校舎の部分です、こちらについては令和10年頃には、標準使用年数、これは60年ですが、に基づく建て替え時期が到来するために、詳細な調査を実施した上で令和8年度頃に残使用年数を見据えた大規模改修を実施し、新棟部分につきましては令和12年度頃に周期的予防保全に基づく大規模改修を実施するというような記載でございます。 ただ、具体的な実施時期につきましては、施設の劣化状況や今後の方向性をはじめとしまして、市の財政状況も含めて総合的に判断していく中で施設の長寿命化や建て替えの実施を決定していくことになるかと存じます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
◆2番(清水彩子君) そのようなスケジュールであるとのことで分かりました。財政状況のこともありますので、簡単に建て替えられるようには思いませんが、長寿命化する場合、安全な施設であるよう慎重に点検していただくよう、よろしくお願いします。 図書館についてですが、現在市民総合センター1階にある障害福祉課と高齢福祉課については新庁舎へ集約されると仮定し、障害福祉課、高齢福祉課の場所と中庭をできれば採光を妨げないような増築をし、図書館を造れないでしょうか。 特に子どもの本を充実させていただきたいと思います。子どもの読書は、言葉を学び、表現力を高め、感性を磨き、人生をより深く生きるために必要なものです。今の雷塚図書館では、子どもの読書コーナーに机が1つしかありません。子どもたちが靴を脱いで自由な場所で本を読めたり、半個室に入り落ち着いて本を読める環境をつくってあげたいです。 森林環境譲与税を活用し、温かみを出すために多摩産材で本棚や半個室等を作り、居心地のよさを追求し、木のぬくもりを感じて過ごせる図書館にできれば、魅力ある図書館になると思います。保護者も2階の子ども家庭支援センターを利用していれば、図書館に立ち寄りやすく、親子で本を読む習慣が自然に身につくと思うのですが、市民総合センターの中庭の部分は増築するという建設は可能なのでしょうか。
○議長(田口和弘君) 暫時休憩いたします。 午前11時39分休憩----------------------------------- 午後1時00分開議
○議長(田口和弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 午前中の清水君の質問に対する答弁を願います。企画財政部長。
◎企画財政部長(神子武己君) お答えをいたします。 市民総合センターの中庭の部分に増築が可能かというような御質問でございますが、当該所在地の建蔽率がまず60%、あと容積率が200%ということになってございますので、現在の施設の状況から見ますと、中庭部分に増築することは数字上は可能ということでございます。 以上でございます。
○議長(田口和弘君) 清水君。
○議長(田口和弘君) 環境担当部長。
◎環境担当部長(古川純君) お答えいたします。 今回の定期点検において点検業者のほうから指摘が行われたことによって冷却塔の交換工事が行われたというふうに聞いております。この定期点検自体は毎年8月と2月に行われているものでございまして、この2月の定期点検のときにその指摘があったため、4月の工事を決めたというふうに伺っております。 この内部の腐食によって修繕が困難だと、入替工事を行うわけですから、当然修繕が不能というような結果にはなっていると感じております。ただ、この腐食によってすぐさま、天目石議員さん御指摘のさびが外に放出されていたのかというところは判断できないというふうに考えております。 また、今回の工事の前には、冷却塔がしっかり機能していなかったというようなことはこの企業が公開している日報のほうでも、燃焼ガスの温度、また集じんのときの集じん機の温度を見ると、800度以上で燃焼させているものが200度以下にきちんと落ちているというところを見ますと、基準がしっかり守られていたのかというふうに感じております。 また、この工事以降、その集じん機の温度については、180度ぐらいの温度であったものが100度以下に下がっていますので、改善は図られたというふうに考えております。 以上です。
○議長(田口和弘君) 天目石君。
◆4番(天目石要一郎君) 全部は東京都のやつが来ていないということですけれども、工事の完了報告書があります。御覧になったかどうかあれですけれども、見ると、洗浄前ということで、そのユニットの辺りが非常に腐食をしていて、さびて真っ赤になっているというのが分かります。 本来、水道水を使って冷却をしていて、腐食なんかしないように、それこそ腐食をしたら、金属が腐食をして、そのさびた溶液がまた焼却炉の物すごい熱で化学反応したものがその周囲に飛び出ていくということなんですから、腐食をしているからといって、そのさび汁の原因ではないなんていうことは、それはそんなことはないです。それまであったものが腐食してしまった分、それがどこに飛んでいってしまったんですか、どこに行ってしまったんですかという話になりますから、そうしたら、関係ないかもしれないというんだったら、腐食をしてしまった金属片なり、金属の構造物の腐食をして腐っていったもの、これは市としてはどこに行ったというふうに考えておられるんですか。
○議長(田口和弘君) 環境担当部長。
◎環境担当部長(古川純君) お答えいたします。 あくまでも想定の範囲でお答えさせていただきますけれども、その中の管であったりだとか外装、そちらのものがさびたものというのは、通常であれば下に落ちるものと、あと中にこびりつくものというふうに分かれると考えております。それが直ちに水蒸気に乗って空中に放出されるというふうには私どものほうでは今のところ考えておりません。 以上です。
○議長(田口和弘君) 天目石君。
◆4番(天目石要一郎君) 現地見ていただければ、あそこ煙が、水蒸気ですとばんばん出ているわけで、それで腐食したものは混じっているかどうか直ちにはなんて言っていますけど、それは混じるに決まっています。それも何十年もそのまま放置されていたわけですから、それでいて、見ていただければ分かるけれども、修繕できないところまでさびてしまっておったということなわけです。 それで、先ほど部長が答弁されたように、冷却機能としても、いわゆる車ではラジエーターの部分ですけど、ラジエーターがほぼ機能していないとまでは言えないにしても、物すごく性能が落ちてしまうぐらいまで腐食をしていたわけですよね。それが当然、本来腐食しないようにできているはずのものが腐ってしまっておったということなんですから、その腐ったものはどこに行ったんですかといったら、内部にたまっている部分も、それは幾らかはあるかもしれませんけれども、内部にたまっている部分は内部にたまっている部分として果たしてあるのかどうなのか。写真を見れば、これだけ腐食していればほとんど外に出ているとしか思えないと思います。ですから、私は、部長のほうも一般論というか、想定としておっしゃっておるとは思うんですが、私は解釈が違う。 それから、この日報を見ると、この工事に市も立ち会っていますよね。その市が立ち会ったときに何か感じたこととか何とか、また先方の企業に対してこういう点はとかということで伝えたこととかあったらお聞かせいただけますか。
○議長(田口和弘君) 環境担当部長。
◎環境担当部長(古川純君) お答えいたします。 当初、この工事期間中に東京都さんと一緒に立ち会える機会がございましたので、市の職員はそこに立ち会っております。そのときの主な内容としましては、具体的な工事の内容が主であったというふうに聞いております。 以上です。
○議長(田口和弘君) 天目石君。
◆4番(天目石要一郎君) 私もこの報告書見たら、工事現場の、今後こういう工事をやりますということで多摩環境事務所と武蔵村山市がいて、多摩環境事務所のほうが工事の告知看板とかちゃんとやってくださいね程度のことしか書いていないんです。 それで、少なからず日報を見ると、立ち会ったのは1日だけしか出てきません。ちょっと顔を出したぐらいなんですか。じっくり工事の概要なり計画なり聞いたりというよりは、多摩環境事務所と武蔵村山市が現地に赴いて、今日から工事始まりますね、近所の人にも分かるように看板取り付けてくださいねと、それだけ言って本当に小一時間で帰ってしまったのか、どういうような立会いをされたのか、もし分かればお聞かせください。-----------------------------------
○議長(田口和弘君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。 本日はこれにて延会いたします。 午後4時19分延会...