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  1. 武蔵村山市議会 2019-06-13
    06月13日-10号


    取得元: 武蔵村山市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    令和 1年  6月 定例会(第2回)令和元年          武蔵村山市議会会議録(第10号)第2回定例会                      令和元年6月13日(木曜日)1.出席議員(20名)  1番  長堀 武君      2番  清水彩子君  3番  土田雅一君      4番  宮崎正巳君  5番  天目石要一郎君    6番  鈴木 明君  7番  須藤 博君      8番  波多野 健君  9番  内野和典君      10番  田口和弘君  11番  木村祐子君      12番  籾山敏夫君  13番  渡邉一雄君      14番  内野直樹君  15番  吉田 篤君      16番  石黒照久君  17番  前田善信君      18番  沖野清子君  19番  遠藤政雄君      20番  高橋弘志君1.欠席議員(なし)1.事務局(3名)  局長       石川浩喜    次長       小林 真  議事係長     秋元誠二1.出席説明員(19名)  市長       藤野 勝君   副市長      山崎泰大君  教育長      池谷光二君   企画財務部長   高尾典之君  財政担当部長   荒井一浩君   総務部長     比留間毅浩君  市民部長     鈴田毅士君   協働推進部長   山田義高君  環境担当部長   藤本昭彦君   健康福祉部長   佐野和実君  高齢・障害            子ども家庭           登坂正美君            鈴木 浩君  担当部長             担当部長  都市整備部長   桂 健太郎君  建設管理担当部長 神子武己君  教育部長     田代 篤君   学校教育担当部長 高橋良友君  指導担当参事   勝山 朗君   道路下水道課長  田村崇寛君  協働推進課長   増田宗之君1.議事日程第2号  第1 一般質問     午前9時30分開議 ○議長(沖野清子君) ただいまの出席議員は、全員でございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。 日程第1 一般質問を行います。 宮崎君の発言を許します。宮崎君。     (4番 宮崎正巳君登壇) ◆4番(宮崎正巳君) さきに通告いたしました3項目について質問させていただきます。 1項目めは、本市における都市農業の振興と農地利用について伺います。 都市農業を取り巻く社会情勢が変化する中、平成27年に成立した都市農業振興基本法によって、都市農業の持つ多様な機能が将来にわたって適切かつ十分に発揮できるようになりました。生産緑地制度の方向性も示され、都市農地に対する国の政策は完全に保全に向けてかじが切られることとなり、農地の有効活用及び保全等が地域の実情に即して図れるようになりました。 本市においては、武蔵村山市第三次農業振興計画に、農業を次世代へ継承するとともに、魅力ある産業として発展させ、農地の保全と基盤づくりを推進しながら、潤いのあるまちづくりをその基本理念に掲げております。 一方で、都市近郊の農業の実態は、後継者不足や採算が取れないなどの理由で、長期的には縮小傾向にあり、農林水産省による5年ごとの調査でも平成2年から平成27年の25年間で全国の経営耕地面積も30%の減少、東京都においては51%の減少が続いております。そのような環境にあって、新しい武蔵村山農業を形成していくための市の考えと取り組みについて伺います。 1点目に、認定農業者への支援について。 2点目に、市街化区域内の生産緑地の現状について。 3点目に、体験型市民農園の開設の状況について伺います。 2項目めは、家庭の太陽光発電における再生可能エネルギーの普及促進策について伺います。 太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーの導入は、各家庭においてもここ10年ほどで着実に拡大してきています。CO2削減という環境保護の観点からも、さらなる推進は目指すべき大切なエネルギー源の確保となる重要な取り組みであります。 ところが、国が決めた太陽光発電の電力買い取り制度が今年度順次終了し、見直しとなることから、今後も家庭の太陽光発電が普及していくかどうかの節目、分岐点となってきております。これらの導入を後押しするためには、災害時にも非常用電源になる家庭用蓄電池の設置推進が有効と考えますが、市の補助制度と取り組みについて伺います。 3項目め、新青梅街道と主要市道第30号線の交差するグリーンタウン入口信号付近の道路整備について伺います。 瑞穂町との行政界にある第30号線北側部分については、残堀川にかかる柳橋の先から、当該信号までの約50メートルが幅員約3.5メートルと狭く、新青梅街道へ出る車と、北上し侵入する車がすれ違えず、また朝夕は歩行者も多く、非常に危険な交差点となっております。 平成28年第4回定例会で私の一般質問に対する市側の答弁では、瑞穂町の協力が必要となる事業であり、現状での拡幅は難しいとのことでありました。この進展できなかった整備が新青梅街道の拡幅事業の進捗と、2市1町によるモノレール沿線まちづくり構想の推進に合わせ、前向きな展開が図れないか伺います。 以上、3項目の質問につきまして、答弁をよろしくお願いいたします。 なお、再質問は自席にて行います。よろしくお願いいたします。 ○議長(沖野清子君) 答弁願います。市長。 ◎市長(藤野勝君) それでは、第1項目の1点目についてお答えいたします。 認定農業者につきましては、活力ある地域農業を築くために、効率的かつ安定的な農業経営の担い手として支援する制度で、現在、市内には39経営体ございます。認定農業者への支援といたしましては、認定農業者の経営改善計画を達成するために、施設整備等に対する補助を実施するほか、東京都農業改良普及センターJA東京みどりと連携し、農業経営等のフォローアップを行っております。 今後におきましても、認定農業者制度の普及促進を図ることにより、認定農業者の拡充に努め、農業者の経営力強化に対する支援を行ってまいります。 次に、2点目についてお答えいたします。 本市の生産緑地地区の面積は、年々減少傾向にあり、平成31年2月20日現在、約90.42ヘクタールとなっております。また、生産緑地の保全に関する目標は、第三次農業振興計画において、令和9年度における面積を90ヘクタールと定めております。 次に、3点目についてお答えいたします。 体験型市民農園の開設状況についてでございますが、現在、本町二丁目のふれあい農園と中央二丁目のわかな農園の2カ所を開設しております。利用人数は2つの体験型市民農園を合わせまして103人となっております。今後におきましても、市民の農業体験の機会の確保と、農業に対する理解促進が図れるよう、体験型市民農園の拡充に努めてまいります。 次に、第2項目についてお答えいたします。 本市における家庭用蓄電池設置の補助制度につきましては、太陽光発電による電力の自家消費を促進するため、武蔵村山市安心安全・エコ住宅等改修助成事業において、平成30年度から補助対象機器の一つとして実施しております。 今後におきましても、国や東京都の動向も注視しながら、安心安全・エコ住宅等改修助成事業を実施し、地球温暖化対策の一環として、家庭から排出される二酸化炭素の削減に努めてまいります。 次に、第3項目についてお答えいたします。 モノレール沿線まちづくり構想においては、交通利便性の向上に関する施策の1つとして、駅アクセスの充実・改善を掲げ、歩道の改築や自転車走行空間の整備など、駅へのアクセスの向上に努めていくこととしております。現時点では、当該道路を拡幅整備する予定はございませんが、駅位置など今後、決定されるモノレール計画の進捗を踏まえ、駅アクセスの充実、改善について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) それでは、1項目めから再質問させていただきます。 1項目め、日本の、そして本市の農業の政策についての質問でございます。 日本の農業全体を見ますと、超高齢化、そして担い手不足ということで、耕作面積というのが年々減少しているという状況に変わりはない。しかし、一方で農業の活性化や振興を求める新しい政策が打ち出されてきております。 2022年問題と言われる農地の扱いについても、いろいろな考え方はありますけれども、私は農業のあり方を改善していくきっかけになる新しい制度運用だと思っております。その中で、どのように市は考え、そして農業の振興を図っていくかといった観点から質問させていただきます。 まず、担い手不足が、これは本市のみならず、高齢化が農業を取り囲む環境の中で問題となっているということで、農業従事者にそういった過度な期待がかかっているのではないかというような環境の中で、後継者不足、担い手の確保といった観点から効果的な支援策は当然必要だと考えております。 まず、初めに現行の支援制度の中で、認定農業者の扱いについて質問させていただきます。本市で、認定農業者となってさまざまな支援が受けられる要件と現在の人数、これについてお伺いします。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) それでは、お答えいたします。 最初に、認定農業者になるための要件でございますが、認定を受けようとする農業者の方は5年後の具体的な経営目標を記載した農業経営改善計画を作成し、武蔵村山市農業経営改善支援センター運営委員会において認定を受ける必要がございます。 次に、認定農業者の人数でございますが、39経営体で人数は44人でございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) なかなか一遍にはふえてこないとしても、44人の認定者がいらっしゃるということなので、着実にふやしていくことが重要と思います。当然、そのためにメリットを明確にして理解を深めていただく、これをお願いしておきます。 就農者の人数についてお伺いします。 日本の農業、一時的には貿易の自由化や競争力を失いかけた衰退の歴史があったというような状況の中で、農業離れ、高齢化が進んできたと言われていますけれども、若い年代層の就業を促すことが当然、必要だと考えます。本市の就農者数はどのように推移しているのか、傾向をお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 本市の基幹的農業従事者数につきましては、平成27年の農林業センサスによりますと253人となっております。10年前の平成17年は300人でございましたので、10年間の減少率は15.6%になるということでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) 10年で15.6%減少というのは、多いのか、少ないのかということですけれども、5年ごとに統計がとられている農林業センサスを見ますと、全国平均や東京平均よりもやや緩いということですので、まだまだ武蔵村山市の農業におきましては、大きな落ち込みがないということと捉えていいかと思っております。 この認定農業者制度、先ほど支援の一環ということでお聞きしましたけれども、経営改善を行う農業従事者を対象に資金の支援などを行うということだったんですけれども、この補助のほかにも本来、経営相談だとか、指導だとか、フォロー体制が必要になってくるんだと思います。そういった支援の体制について教えていただけますか。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 認定農業者になった方には、武蔵村山市農業経営改善支援センター相談支援チームにおいて、認定の3年後に計画の達成状況をお聞きし、農業経営の改善に関する指導、助言等を行っております。なお、この農業経営の改善に関する指導、助言につきましては、認定の3年後以外でも認定農業者個人の申し出を適宜受け付けておりますので、必要に応じて実施するようにしております。 相談支援チームの構成員につきましては、東京都農業振興事務所の職員、東京都農業会議の職員、東京都中央農業改良普及センターの職員、それとJA東京みどり農業協同組合村山支店の職員、農業委員会事務局の職員、市役所の職員の6人で構成をされております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) わかりました。支援の体制ということにつきましては、いろいろな形があろうかと思います。よりわかりやすい形での助言、指導が必要なんだと思います。私の調べた範囲で東京都においてなんですけれども、農業経営の問題解決に向けた相談をしてくれるチャレンジ農業支援事業ですとか、すぐれた技術を持つ指導農業士による指導など、就業の相談に乗ってくれている窓口があります。 本市においても、このような情報の提供が必要なんだと思いますけれども、指導農業士、これらの活動の実績というのは、本市の中でもあるんでしょうか、お伺いします。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長
    協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 東京都におけるチャレンジ農業支援事業のほか、指導農業士による農業指導を行っているところでございます。これは東京都の事業ということです。それから、市におきましては、東京都のこれらの事業や市の事業等につきまして、市で農業振興関係協力員をお願いしておりますが、これは農協の支部長の方を通して事業の周知を行っているところでございます。必要に応じて、個別に農業振興関係協力員の方に郵送でお知らせをしているところでございます。今後におきましても、農業振興関係協力員を通して、周知に努めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) 支援体制については、当然きめ細かい支援体制ということと、内容についても、今後まだまだ課題はあるけれども、そういった受け皿は今後つくっていかれるということで理解させていただきます。 続いて、2点目の生産緑地についての質問に移ります。 生産緑地法が一昨年新しいものとなって、大都市圏の生産緑地の8割が30年間の指定期限切れを迎えると。いわゆるこれが2022年問題と言われているんですけれども、都市部の農地については、これまで法律による規制、それから税制による優遇措置など、よくあめとむちの使い分けといわれますけれども、複雑な歴史を持って進んできたという中で、今回の平成29年の生産緑地法の改正では、明らかに農地の維持を後押しする方向というふうにいわれております。 一方では、選択の先送りとも言われておりますけれども、本市でも指定を10年間継続できる指定生産緑地の制度をどのように周知させ、農地所有者に対して情報提供できているのか、まずこれについてお伺いをいたします。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 議員の御質問は特定生産緑地制度のことかと思いますけども、こちらにつきましては、これまで農業委員会主催の新たな都市農地制度説明会や農業者座談会の機会、このほか市のホームページによりまして、周知を行ってきたところでございます。さらに、今年度、市が主催いたします制度、また手続に関する説明会、生産緑地所有者への指定意向調査などを行う予定でございまして、制度につきましては十分に周知してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) 特定生産緑地制度の質問だったんですけれども、農地の所有者は2022年までに期限のある選択をしていかなくてはならないということで、当然、十分な市側からの説明も必要かと思います。面積の件なんですけども、先ほどの市長答弁の中では、本市では今から10年先の生産緑地面積は90ヘクタールを目標としているという答弁でございました。ということで、背景には高齢化や後継者不足といったものもありますけれども、現在とそう変わらない面積を目標としているということは、特定生産緑地制度としてほとんどの生産緑地が継続されるというふうに見ているのかどうか、お聞かせください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 今年度、これから生産緑地所有者の方への調査を行うということで、特定生産緑地の指定予定につきまして、具体的には今は申し上げられない状況なんですけれども、引き続き生産緑地の追加指定、また先ほどのお話でありました特定生産緑地制度の活用などによりまして、積極的に生産緑地の保全を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) これ、東京都全体の動きなんですけれども、指定期限切れになるのは、一斉に2022年が期限となっているんですけども、その期限を迎えた生産緑地、かなり宅地化に回るのではないかという見方もあるようです。本市の生産緑地に関しては、これからいろいろな説明会等があるということなんですけども、何名の所有者がいらっしゃって、2022年に指定期限を迎える方が何人いるのか、これはほとんど市側では特定できているんでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 昨年度から今年度にかけまして、生産緑地の台帳の整理を進めておりまして、全ての生産緑地の所有者について把握しているところでございます。御質問の人数ということでございましたけども、生産緑地は地区で指定しているということもございまして、地区数と合わせてお答えさせていただきます。現在、本市の生産緑地地区は325地区ございまして、所有者の方は335名でございます。このうち2022年、令和4年に指定から30年を迎える生産緑地地区は295地区、こちら全体の約91%になりますけども、また所有者につきましては295名、約88%ということでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) ほとんど把握ができていて、選択の説明もこれからしていくということでございますので、2022年問題と言われるような指定期限切れになった生産緑地は、いろいろな扱いで今後も継続の方向に行くのかという考えを持ちました。 一つ確認させてください。 生産緑地の指定が満期を迎えることによって、市に買い取り請求ができると、こういう仕組みになっているはずなんですけれども、本市においては、これまで実際に市が買い取り請求をされた所有者から買い取ったという、こういった事例はあるんですか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 本市におきましては、これまで買い取りの申し出に基づいて生産緑地を買い取った事例はございません。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) わかりました。当然、よほどの好立地の場所が買い取り請求に基づいて活用されたという例は聞きますけれども、なかなか本市におきましては、そういったいい立地の物件は出てこないのかという思いを持ちます。 もう一つ、法制の関係の中で伺いますけども、今回のこの法改正は都市農業にとっては、新たに農業を始めたい方ですとか、企業ですとか、新規参入のビジネスチャンスとも言われています。昨年、平成30年に都市農地貸借法が施行されて、都市農地は貸し借りがしやすくなったということがあります。まず、この都市農地貸借法はどのような要件で生産緑地の貸借が可能になるのか、また本市が抱えております市街化調整区域の多摩開墾、これもこの農地貸借法の対象になるのかどうか、これをちょっと教えていただけますでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 都市農地貸借円滑化法に基づきます生産緑地の貸借の要件について、代表的な要件について申し上げます。借り受ける農業者の方は年間150日以上、農業に常時従事すること、それと生産した農産物等のおおむね5割以上を農地のある区市や隣接している区市等で販売するなど、都市農業の有する機能の発揮に特に資する基準に適合していること等でございます。 次に、市街化調整区域の多摩開墾でございますが、多摩開墾は都市農地貸借円滑化法の対象にはなっておりません。しかしながら、農業経営基盤強化促進法により、農地の利用権の設定を行うことができるということになっております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) わかりました。かつては農地を宅地化し手放すしかなかった、選択肢が少なかった時代のことを考えますと、さまざまな法整備によって活用の選択ができるようになったということだと思います。このことも含めまして、3点目の質問に移ります。 体験型市民農園についてお伺いします。 市民の農業体験や交流の場として、利用を希望するニーズはかなり高いんだと思います。しかしながら、2カ所の開園ということで、数がなかなかふえていないという状況、これについてお伺いしますけれども、実際に農地の土地の提供者がいない、こういう状況なのかと思いますけれども、まず、農園を開設しようという気持ちをお持ちの方に補助制度があるかと思うんですけれども、これの実績とこれまでの経過を教えてください。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 体験型市民農園につきましては、市の南部地域に新たに1園を開設するよう努めているところでございます。しかしながら、現在、開園には至っていないところでございます。体験型市民農園開設の補助制度につきましては、開設に伴って必要となる施設や農機具等の購入に要する経費の3分の2を補助しているところでございます。 実績につきましては、平成13年度に1園開設をしておりまして、補助金額が142万4000円、それから平成14年度になりますが、1園新設と平成13年度に新設した農園の増設がございまして、こちらをあわせて171万円の補助をしたという実績でございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) 実績についてはわかりました。なかなか提供者がふえてこないため、市民農園の数がふやせないと、これはいろいろな分析があろうかと思いますけれども、一番の要因は何が考えられるのか、今わかっている範囲のことをちょっとお聞かせいただけますか。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 体験型市民農園の数がふえない要因ということでございますが、私も農業者の方、生産緑地をお持ちの方などにも聞くんですが、体験型市民農園の開設をお勧めしたときに、その方から農業を人に教えるのは難しいということで断られることがございます。そういったことでございますが、体験型市民農園につきましては、市民の農業体験の機会を確保する貴重な場であります。市民の農業に対する理解を促進するためにも必要な施設でございますので、今後も体験型市民農園開設に向けて、農業者の方にお願いをしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) 先ほどもちょっと指摘したんですけど、農地の活用方法の選択肢がふえてきているということの中では、本市以外の他市では生産緑地を借り受けて、それを団体や個人が市民農園の開設に転用しているという例もあるようです。本市ではそういった第三者が生産緑地を借り受けて農園を開設するというような方法をとれないんでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 都市農地貸借円滑化法により生産緑地を借り受けて、市民農園を開設するということについては可能でございます。市と農業委員会が平成31年1月31日に実施しました新たな都市農地制度に関する説明会で参加者からアンケートをとりましたところ、生産緑地を貸してもよいと答えた方もいらっしゃいましたことから、今後は生産緑地の貸借による市民農園についても考えてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) ぜひとも、いろいろな制度を活用する中で友好的な農地利用をしていっていただきたい、その中にぜひ、市民農園の新規開設も組み入れていっていただきたいと思います。 この項をまとめさせていただきますと、一連の法改正などで将来、目指すべき姿として都市の産業の一つとして、都市農業が位置づけられ、都市農地もそのフィールドとして保全利用されるという基本形が示されました。農業を取り巻く社会情勢や環境が変化する中にあって、本市の農業を魅力ある産業として発展させるために、就農者への効果的な支援と適切な土地政策の実行をお願いして1項目めを終わります。 2項目めの質問でございます。 家庭の太陽光発電における再生エネルギーの普及促進ということで、私、平成29年の一般質問でも取り上げさせていただいたんですけれども、家庭における太陽光発電の普及は、前回は蓄電池の設置によって、この機械に対する補助金をつけていただくことを要望し、平成30年、昨年より補助の対象機器に加えていただきました。 今回は、この各家庭における電力の自家消費という流れを後戻りしないようにするための施策についての質問と御理解ください。 まず、昨年度よりこの家庭用蓄電池を新たな対象機器にしていただいたわけですけれども、平成30年度の住宅用新エネルギー利用機器等設置費補助制度の実績をお聞きしたいんですけれども、いろいろな種類がございますので、種類別の利用実績の件数、これについてお伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) それでは、お答えいたします。 住宅用新エネルギー利用機器等設置費補助の種類別の利用の実績件数でございますが、住宅用潜熱回収型給湯器の設置が33件、住宅用CO2冷媒ヒートポンプ給湯器の設置が1件、家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの設置が1件、そのほか家庭用蓄電池、住宅用強制循環式ソーラーシステム、住宅用自然循環式太陽熱温水器、さらに住宅用ガス発電給湯器については利用の実績がございません。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) わかりました。平成30年度においてはせっかくといいますか、新しく入った蓄電池という機器に対する補助の実績はゼロということで、なかなか周知されていないのかという気もしないでもないんですけども、ソーラーパネル、屋根の上に乗せる太陽光発電のパネルについてもそうであったんですけれども、この家庭用の蓄電池の設置に対する補助、これは国や東京都でも行っているはずです。かなりこれを御利用される方というのは、いろいろな補助制度を併用されるわけですけれども、本市のこの制度というのは国、東京都、さらに本市の補助ということで併用ができるのかどうか、ひとつ聞いておきます。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 本市の家庭用蓄電池の助成制度につきましては、国や東京都の補助との併用は可能でございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) わかりました。もう一つ、国も東京都も太陽光発電システムで発電した電気をためるための蓄電池への補助制度を持っているということなんですけれども、その条件の中に屋根の上に乗せている太陽光パネルとセット、もしくは既にパネルが乗っていることが蓄電池に対する補助をする条件となっています。これはいろいろな考えがあるわけですけれども、本市の補助の際、これはパネルとセットという考えを持っているのかどうか、その点ちょっとひとつ教えてください。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 本市におきましても、太陽光発電で発電した電力を自家消費することを意識して、家庭用蓄電池の助成制度を設けてきております。ただし、本市の補助条件の中では、太陽光発電システムとセットにはしておりません。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) 参考までにお聞きしました。これは自宅で電力を発電していた方というのは、当然、これから自家消費という方向になれば蓄電池を考えるので、この補助を活用される方はもうほとんどパネルが乗っているという前提で考えていいのかと思いました。確認のためにお聞きしました。 それで、この蓄電池を普及させるためにということで、今回、家庭用の太陽光発電の固定価格買い取り制度、FITというらしいんですけども、これが11月より順次終了するということになっております。これからつくった電力を卒FITと呼ぶらしいんですけれども、これを今後、どう扱うかというのが課題になっているようです。その中の1つが蓄電池を使った自家消費ということになるんですけれども、こういった自家消費の方向というのが、どのように周知されているのかというところなんですけれども、いろいろ東京都はホームページが充実されていて、いろいろな情報がとれます。 その中で、本市におけるこの蓄電池の融資については、いろいろな条件がついておりまして、市内の事業者による設置工事が条件で、補助制度の利用については既に太陽光パネルが乗っている方が新しく導入されるということなんですけれども、一般的に太陽光発電のシステムを使われる、もしくは設置された御家庭というのは、大手のハウスメーカーから購入されたり、大手の家電量販店から購入されたというお宅が多いのではないかと推測するんですけれども、今度そういったパネルで発電された電力を蓄電池に蓄えて使うということが市内の事業者からPRできているのかどうかと、これちょっと気になるところなんですけれども、もう少し市内の電気店ということになるんでしょうか、積極的なPRができないかと思うんですけれども、そういったところのPR活動、どのように考えているかお聞かせください。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 家庭用蓄電池の補助についてでございますが、これは安心安全・エコ住宅等改修助成事業の中で行ってきております。この安心安全・エコ住宅等改修助成事業の周知につきましては、市報やホームページで行っているもののほか、パンフレットを市政情報コーナー、市民総合センター、緑が丘出張所に配置をしております。また、市内の事業者の方に郵送でお知らせをして、事業の内容について周知を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) ぜひ、そういった積極的な周知で理解した上で、そういった電力の扱いというものが広がっていけば省エネ及び環境保護という方向に進んでまいりますので、ぜひそういった周知を徹底していただきたいと思います。 このことに関連して、少し環境面の観点からの質問をさせていただきます。 太陽光パネルって屋根に乗っている発電パネルですよね。これの廃棄処分について心配される声が聞こえてきています。住宅が老朽化したときの解体時にパネルも処分される、もしくはパネルが故障したり、破損したりして取りつけ家財の損傷とともに取り外すというようなことがこれから起きてくると、こういわれています。 そのときに、この廃棄される太陽光パネルがどのように処分されるんだろうかということが、なかなかはっきりしていないようなんですが、いわゆる廃棄処分についてどのような処分が一般的にされるのか、これをちょっとわかったら教えてほしいんですけど。 ○議長(沖野清子君) 環境担当部長。 ◎環境担当部長(藤本昭彦君) お答えいたします。 太陽光発電設備につきましては、太陽光パネルにはガラス以外にアルミ、銀などの有価物も含まれているところでございます。また、鉛ですとか、セレンなどの有害物質が使用されているものもあることから、廃棄あるいはリサイクルについて懸念をしているところでございます。 その中で、環境省では太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドラインをつくっておりまして、それによりますと、一般住宅用の使用済み太陽光発電設備の撤去工事を事業者に依頼する場合、その撤去工事の元請業者を排出事業所とする産業廃棄物になるとされているところでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) なかなか面倒な廃棄物になるんではないかとは推測できるんですけども、これは家電リサイクル法の廃棄家電の適正な処理と資源の活用といった観点から、太陽光パネルも家電リサイクル法の循環サイクルの中に組み込めないものかと考えるんですけれども、どうなんでしょうか。リサイクル法に適合する材料にはならないんでしょうか、ちょっと教えてください。 ○議長(沖野清子君) 環境担当部長。 ◎環境担当部長(藤本昭彦君) お答えします。 現在のところ、家電リサイクル法では家庭用エアコン、テレビ、電気冷蔵庫、電気洗濯機の4品目について小売業者による引き取り及び製造業者等による再商品化等が義務づけられているところでございます。このため、太陽光パネルは家電リサイクル法の対象にはなっておりませんので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) わかりました。ここから先の話ということになりますけれども、2040年には大量の太陽光パネルが廃棄されるというような数値も出ておりますので、そういった対応が今後、国レベルで進んで行くのではないかと考えております。 まとめさせていただきますけども、再生可能エネルギーを主力電源に育てていくという国の方針のもとに、家庭で発電した余剰電力の買い取り制度の運用がこれまでされてきました。今後は、各家庭で発電した電力を一旦ためて、自家消費する。さらには、近隣地域で蓄電池にためた電力を融通したりする地産地消、さらに電力のお裾分けといった試みまで各地で始まっています。そのための家庭用蓄電池は、その実現に向けた最低条件となります。より市民への周知と補助制度の活用で、普及にはずみをつけていただくようお願いいたします。 以上で、2項目めを終了いたします。 3項目め、新青梅街道の安全対策という質問に入らせていただきます。 主要市道第30号線の安全対策ということで、平成28年、私も質問させていただきました。このときは行政界における、いわゆる瑞穂町との境における道路整備は、基本的には双方が応分の負担をしていくということでありました。しかしながら、当該道路が道路の線形状から、瑞穂町の側に拡幅することがベストであるということで、なかなか進みづらい案件ということでありました。 以前より協議の経緯はあったということだったんですけれども、それ以降、瑞穂町の動き、もしくは情報収集がなされているのか、これについてお伺いします。 ○議長(沖野清子君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 その後の経過ということでございますが、特に動きがないというのが正直なところでございますが、この主要市道第30号線の拡幅関係での瑞穂町との協議につきましては、議員御指摘のとおり過去に複数回を実施しております。また、先日も再確認をしたところでございますが、本市のスタンスは拡幅の適地は瑞穂町内ということでございますので、一義的には瑞穂町が単独で道路拡幅を伴う交差点改良を行ってほしいということでございますが、それが無理なら、本市と応分の負担をし合い、施工をしたいという思いでございます。 一方、瑞穂町につきましては、以前から道路拡幅が想定される区域は確かに瑞穂町内ではありますが、そこに瑞穂町の町道はなく、拡幅予定の北側は全て武蔵村山市であるということから、瑞穂町としては武蔵村山市の単独の施工を希望するということでございましたが、この考えは再確認の後も変わっておりませんでした。 ただし、市の区域を超えての拡幅に伴う道路認定につきましては、本市の手続に加えまして、瑞穂町でも議会を含めた同意の手続が必要になりますので、それにつきましては協力をしたいというようなことでございました。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) 2年前にお伺いしたことと余り変わっていないということなんですけども、この道路部分なんですけども、確かに朝の通行、夕方の歩行者の動きを見てみますと、ほとんど岸一丁目から新青梅街道側に移動される方が多くて、車もほとんど多摩ナンバーということですので、なかなか瑞穂町としても積極的に扱いづらい道路なのかという気はしております。 新青梅街道の拡幅が進むというところを好機に、道路の整備を進めたいということであったわけですけれども、この東京都による新青梅街道の拡幅整備事業が5工区に分かれている中で、瑞穂町の第5工区、通行して見ている中では用地の取得率も高くて、工事期間も一番早いところに設定されておりますので、待ち遠しく思っているわけですけども、この第5工区の用地取得率はどのぐらい進んでいるのか、今データとしてわかっておりますでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 東京都に確認いたしましたところ、第5工区の用地取得率は3割程度とのことでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) 第5工区、1.4キロの区間ということなんですけども、感覚的にはもう少し進んでいるのかと思ったら、まだ飛び抜けた進捗はしていないということであります。進展を待つしかないということになりますけれども、この新青梅街道の交差点付近、恐らくモノレールの駅、上北台から想定される駅が幾つかある中で、恐らくこの交差点付近に駅ができるんではないかというふうに思います。今後、モノレール沿線まちづくりを2市1町が推進していく中で、こういった駅周辺の開発に対する話し合いがどのように進んで行くのか、どのように話し合いが持たれていくのか、お聞かせいただけますか。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 議員御指摘のモノレール沿線まちづくり構想には、さまざまな施策を掲げているわけですけども、瑞穂町さん、あるいは東大和市さんなど行政境に関するような内容につきましては、必要に応じまして2市1町で連携を図りながら進めていく必要があると考えているところでございます。 具体的な連携の形につきましては、個別の調整でありますとか、あるいは3者が集まった会議体など、さまざまな方法が想定できるわけですけども、今後進めます施策の内容も踏まえまして、その時点で適切に検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) ぜひ、タイムリーにそういった好機を逃さず、お話し合いを進めていただきたいと思っております。 もう一つ、地域の市民の方もモノレールの新駅の位置、非常にこれが気になってくるような進捗になってきていますけれども、モノレール沿線まちづくり構想に掲載されている駅、2ページ目に大ざっぱに掲載されています。この駅の位置というのは、いわゆる瑞穂町等を含めてある程度の考えは、位置について、駅がどの辺にできていくかという、これはある程度、瑞穂町を含めて考えというのは一致しているんでしょうか。ちょっとお聞かせいただけますか。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 モノレールの駅位置につきましては、現時点で確定しているものはないわけでございますが、現在、開業しておりますモノレールの平均の距離を見てみますと、おおむね1キロメートルということでございまして、こちらを踏まえまして私どもといたしましても、モノレール構想にはそういった駅位置を想定しているところでございます。瑞穂町を含めます2市1町でこのモノレール沿線まちづくり構想は策定をしておりまして、この内容につきましては、瑞穂町さんも了解されているというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 宮崎君。 ◆4番(宮崎正巳君) 駅の位置についてはわかりました。やはり行政界付近に住まわれている方々は、できれば本市に駅が欲しい。例えば瑞穂町境ですと、岸ですとか、中原の名前が欲しいと、いろいろな考えがあろうかと思うので、追っていくと上北台から6つ目の駅がどこにできるかということが気になっておられる方がいたので、お聞きいたしました。 最後になりますけれども、今回の当該道路部分、近隣に宅地開発等まとまった住宅建設がなされ、生活道路としての通行量が非常に増しております。安全確保のため、交差点の北側の拡幅、このモノレール沿線まちづくり構想の推進と合わせ、早期に瑞穂町との協議並びにまちづくり構想の進展にのっとった展開を図っていただきたいと要望いたします。 以上で、私の3項目にわたる質問を終了します。ありがとうございました。----------------------------------- ○議長(沖野清子君) 暫時休憩いたします。     午前10時27分休憩-----------------------------------     午前10時44分開議 ○議長(沖野清子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 次に、石黒君の発言を許します。石黒君。     (16番 石黒照久君登壇) ◆16番(石黒照久君) 令和元年第2回武蔵村山市議会定例会に対しまして、通告書に基づき3項目質問いたします。 1項目め、都立野山北・六道山公園の整備について伺います。 都立野山北・六道山公園といえば、子育て世代にとってはアスレチックで有名な人気スポットであります。それというのも、これほどの広大な敷地を使ってあそびの森には25基、冒険の森には6基と合計で31基もの木製遊具が設置されているアスレチック施設は、首都圏の中でも比較的規模が大きく、さらには入場料も無料、駐車場代も無料というここまでの好条件で遊べるアスレチックはほかにはないと言われております。 しかし、現在のアスレチック施設がつくられてからかなりの月日がたっており、遊具や駐車場の状態に心配の声も上がっております。 そこで、3点伺います。 1点目、冒険の森の展望デッキの改修状況について。 2点目、あそびの森の使用禁止中になっている木製遊具の改修予定について。 3点目、冒険の森、あそびの森への来園者用駐車場の整備予定について。 以上、3点について、市の見解を伺います。 続いて、2項目め、野山北公園自転車道の整備等について伺います。 本市のシンボルの1つである野山北公園自転車道は、市内を西南方向から中心部に抜け、5つのトンネル群、そして多摩湖自転車歩行者道方面へと走る全長約4キロメートルの自転車道として大変多くの方々に親しまれております。この自転車道が整備されるに当たり植えられた桜の木は、樹齢50年前後になるとも言われており、毎年満開の季節に開催される桜まつりは大変好評で、その咲き誇るソメイヨシノの桜並木は、夜にはライトアップされ、美しい夜桜を堪能することもできます。 このようなすばらしい桜並木がある野山北公園自転車道、近年の健康ブームに加え、誰でも気軽に行える運動としてランニングやウオーキングを行う中、高齢者が多く見受けられます。特に高齢者は、健康増進を目的として運動している方が多いようですが、筋力の低下から何もないところでつまずいたり、転んだりすることもあるそうです。このようなことを踏まえると、この野山北公園自転車道における路面の整備などには、必要以上に気をつけていかないといけないと考えるものであります。 そこで、3点伺います。 1点目、路面のひび割れや穴の補修状況について。 2点目、ランニングやウオーキング用に、路面を足に優しい素材に改修できないか。 3点目、名称に歩行者をつけ足してはどうか。 以上、3点について、市の見解を伺います。 最後、3項目め、新青梅街道の拡幅について伺います。 東京都が事業認可を取得した約6.7キロメートルの新青梅街道の拡幅整備事業、各所で用地取得が行われ、整備が進められてきております。東京都は、この整備区間を5つに分割して本事業を進めているが、区間によっては用地取得を始めるまでに4年以上の開きがあり、現在の進捗状況が気になるところであります。 拡幅整備後は、18メートルだった新青梅街道の幅員が30メートルへと、約1.7倍にまで広がり、交通渋滞の解消、交通安全対策の推進、そして、モノレールの導入空間が確保されることになります。さらに、モノレールの延伸後は、本市における公共交通の利便性が大きく向上し、住環境も大きく変化していくことだと思います。 そこで、2点伺います。 1点目、各工区の進捗状況について。 2点目、横断歩道橋はどうなるのか。 以上、2点について、市の見解を伺います。 以上、3項目について質問いたします。 なお、再質問がある場合は、自席にて行います。 ○議長(沖野清子君) 答弁願います。市長。 ◎市長(藤野勝君) それでは、第1項目の1点目と2点目について合わせてお答えいたします。 都立野山北・六道山公園内の冒険の森に設置された展望デッキにつきましては、平成30年12月から令和元年9月までの工期で床板等の改修工事が行われており、東京都に伺ったところ、使用再開の時期は10月中旬以降を予定しているとのことでございます。 また、老朽化に伴い使用禁止となっているあそびの森の2基の木製遊具につきましては、今後、東京都において修繕等を行う考えはあるものの、具体的な時期については現時点で未定とのことであり、本市といたしましては、東京都に対し早期の修繕等を要望してまいりたいと考えております。 次に、3点目についてお答えいたします。 都立野山北・六道山公園の駐車場につきましては、現在、土曜日、日曜日及び祝日に臨時駐車場として開設されておりますが、今後の整備予定について東京都に伺ったところ、既に必要な用地取得を終えており、令和元年度において基本設計を行った後、整備を進めていく予定とのことでございます。 次に、第2項目の1点目についてお答えいたします。 当該路線の劣化状況につきましては、道路パトロール等による発見に努め、原則、逐次補修対応を行っております。 次に、2点目についてお答えいたします。 本市の自転車道は、歩行者と自転車が共用しており、歩行者に優しいクッション性のある路面素材は、一方で自転車の走行性が低下することから、現時点では素材変更の予定はございません。 次に、3点目についてお答えいたします。 現時点では、名称変更の予定はございませんが、今後も歩行者と自転車が共存し、ともに安全で快適な道路となるよう努めてまいります。 次に、第3項目の1点目についてお答えいたします。 新青梅街道拡幅整備事業につきましては、東京都において全5区間、約6.5キロの事業認可を取得し、現在、全ての区間において用地取得の手続が進められております。各工区の進捗状況について東京都に伺ったところ、第1工区の用地取得率は2割半ば程度、第2工区は2割程度、都市核地区を事業区間に含む第3工区は1割半ば程度、第4工区は1割未満、第5工区は3割程度とのことでございます。 なお、市施行の都市核地区土地区画整理事業の区域内においては、現在、90%の用地を確保している状況でございます。 次に、2点目についてお答えいたします。 現在、新青梅街道には中久保、三ツ木桃ノ木、山王森の各横断歩道橋がかかっており、このうち中久保歩道橋については、土地区画整理事業の進捗に合わせた撤去に向けて、関係機関と協議を行っております。 また、三ツ木桃ノ木、山王森の各横断歩道橋の取り扱いについて東京都に伺ったところ、現時点では方針は決まっておらず、今後、用地取得の状況を踏まえ、関係機関と調整を進めていく考えであるとのことでございますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) それでは、再質問を行います。 まず、1項目め、都立野山北・六道山公園の整備についての1点目、冒険の森の展望デッキの改修予定についてですが、この展望デッキ改修工事がことしの9月に終わって、10月中旬ぐらいから利用できるということでわかりました。ちなみに、この展望デッキ改修工事が終わった後、以前の展望デッキの使用上と何か変更点があるのでしょうか、伺います。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 現在行われております改修工事は、老朽化に伴います床板等の改修でございまして、以前の展望デッキから大きな変更点はないと伺っております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。このような展望デッキですが、こういった見晴しのよいところというのは、遠くを見るために双眼鏡みたいなものが設置してあるとよかったのかというふうに思いました。以前の改修工事前にも双眼鏡などは設置されておりませんでしたので、今回の改修後も使用上の変更は特にないということで、双眼鏡の設置もないということだというふうに思います。これはタイミングを見て、都のほうにもまた要望をしていただきたいというふうにお願いしておきます。 1点目については、これで終わります。 次に、2点目、あそびの森で使用禁止中になっている木製遊具の改修予定についてなんですけれども、一つ目はスタート地点を登っていって、1回目の山頂付近にある大きな切り株の形をした滑り台、もう一つがアスレチックの一番最後のゴール地点の近くにあるダンゴムシの形をした遊具、この2つが使用禁止になっているんですけれども、答弁では両方とも修繕の予定は未定とのことで、これはかなり長い間、使用禁止になっているのでちょっと驚きましたけれども、その反面、市内にあるどの公園においても、遊具が壊れている場合、早急に担当部署のほうで対応していただき、修繕していただいているのかというふうに認識はしております。都のほうには、早期の修繕を要望していくとのことでしたので、これは本当に早期の改修工事につながるよう、しっかりと要望していただきたいというふうにお願いしておきます。 続いて、このアスレチックのちょっと過去のことについて伺いたいのですが、数十年前はもっと長い距離にわたって遊具が設置されていたように私、記憶しているんですけれども、当時、私まだ小さかったので大きく見えたのかという、遠い記憶の中のうっすらとした記憶なんですけれども、実際にそのようなアスレチックがあったのか。もし、あったとしたら現在のアスレチックの仕様に整備されたのはいつごろなのか教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 以前、この場所を本市が管理していた時期があるということでございまして、そのときはまた別の形態のアスレチックがあったということでございます。現在の施設になりましたのは、東京都が管理をして以降でございまして、その時期はあそびの森につきましては、平成12年、また冒険の森につきましては、平成15年ということでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) やはり今と違うアスレチックがあったということです。ちょっとその以前あったアスレチックの概要について、もしわかるようでしたら教えていただきたいと思います。 ○議長(沖野清子君) 環境担当部長。 ◎環境担当部長(藤本昭彦君) お答えをいたします。 市立野山北公園につきましては、昭和52年7月に開園されまして、開園に合わせてフィールドアスレチックの冒険コースが設置されたところでございます。このフィールドアスレチックの冒険コースにつきましては、東京都が用地取得した10.19ヘクタールの山林を無償で借り受けをいたしまして、コースの選定から施設の建設まで、全て市職員が工夫を凝らして手づくりで完成させたものでございます。完成した冒険コースは1周2.5キロメートルで、当初アスレチック施設が34施設ございました。また、アスレチック施設にはカエル跳びですとか、忍法タイヤ登り、ドレミの歌など、それぞれの名称がつけられていたようでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 当時私も小さかったので、果てしなく続くように思えたアスレチックだったんですけれども、全て市の職員が手づくりでつくったということで、恐らく今いらっしゃる皆さん、市長も含めて皆さんで手づくりでつくられたということで、ちょっと驚きです。びっくりしました。 ちょっと話がそれてしまいましたけれども、それでは次に今、設置してある木製遊具についてなんですけれども、今は31基あるとのことでしたが、これらの木製遊具の耐用年数について教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 木製遊具の種類にもよるということなんですけども、おおむね10年から15年程度というふうに伺っております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) おおむね10年から15年ということで、展望デッキも改修工事に入り、また使用禁止になっている遊具も2基あるという状況であります。それに冒険の森もあそびの森も、開設してから15年以上が経過しているということが先ほどわかりました。ほかの遊具についても、心配になってしまいます。子どもたちが遊具で遊んでいる最中に壊れるといったことがないように、適切な管理が行われるよう、しっかりとこれも都に対して要望していただきたいというふうに思います。 ちなみに、この使用禁止になっている2基の木製遊具なんですが、どのくらいの期間、使用禁止になっているのか市のほうで把握しているようでしたら教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 2基のうち、先ほど議員がダンゴムシの形とおっしゃった遊具につきましては、平成29年5月から、またもう1基の滑り台につきましては、同年12月から使用禁止になっていると伺っております。 以上でございます。
    ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 要するに、1基の遊具は2年以上、もう1基は1年以上ということになると思うんですが、これは本当によくないと思います。冒頭でも申し上げましたが、このアスレチックは多くの方が市内外から遊びに来られております。場合によっては遠くからこのアスレチックを楽しみに来られているという方もいます。かたくりの湯や、また野山北公園自転車道の桜並木など、ほかの観光資源とセットで楽しみにアスレチックを訪れてくる人たちも多くいるかと思います。来てみたら使えない遊具が何個もある、こういった状態が続くようでは、観光の振興にも影響を及ぼす可能性があると思いますし、またほかの遊具も壊れる可能性があるのではないかというそういう不安感も募ってしまいますので、公園は利用者にとって安全で安心であるとともに、快適であることが求められるというふうに思います。こういった長期間使用禁止となっているこれらの遊具の改修に対する市の考えを改めて伺いたいと思います。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 野山北・六道山公園は都立最大の公園でございまして、市民の身近なレクリエーションの施設であると同時に、本市に取りましては議員も御指摘のとおり、貴重な観光資源というふうに考えております。東京都におきましては、これまでも公園利用者が安全に、また快適に利用できるように適切な管理に努めてこられたというふうには考えておりますけども、当該遊具につきましては使用禁止の期間が長期化しているということで、それによって公園の魅力が低下しないように東京都に対しましては、早期の修繕を働きかけてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) ぜひ、よろしくお願いいたします。 2点目についてはこれで終わります。 続いて3点目、冒険の森、あそびの森への来園者用駐車場の整備についてになりますが、現在の駐車場の駐車可能台数及び用地取得を終えている場所が整備された場合の想定駐車可能台数について教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 現在の臨時駐車場の駐車台数は、障害者用の2台を含めまして58台でございます。今後整備予定の駐車場につきましては、基本設計前ということで詳細は明らかではないということなんですが、おおむね80台程度を想定しているというふうに伺ってございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。今後、整備予定の駐車場というのは多分、現在の臨時駐車場の少し東側にある用地のことだと思います。この現在の臨時駐車場は、土、日、祝日に限り開放されていると思います。その利用状況についても、天気のよい週末などは満車になることもあるとのことですが、平日は利用できないように鍵がかかっております。これは臨時駐車場が後に整備されたら、常に開錠、鍵が開けられた状態になるのか、その点わかるようでしたら教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 東京都に伺いましたところ、現時点では利用時間等の詳細は未定とのことでございますが、都立野山北・六道山公園に設けられましたほかの駐車場と同様の利用形態になるのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。ほかの駐車場と同等の扱いということで、これは恐らく開錠がされないということだというふうに理解いたしました。このアスレチック、週末や祝日もそうなんですけれども、特に夏休みなどは大変な混み具合となります。こういったときの駐車場の満車対策について、現状でありましたら教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 公共交通の利用促進のほか、路上における駐車待ちの禁止につきまして、ホームページなどによって周知を図っているということでございます。また、赤坂駐車場という駐車場がございまして、こちらがあそびの森まで徒歩で約15分ぐらいの場所にあるということでございますが、そちらへの誘導も実施しているというふうに伺ってございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 赤坂駐車場って初めて聞いて、知らなかったんですけれども、もうちょっと詳しく教えていただけますでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 赤坂駐車場についてでございますが、都立野山北・六道山公園の駐車場の一つということでございまして、総合運動場の前の道、こちらを上った先にございます。駐車台数につきましては、障害者用の4台を含めて34台ございまして、利用時間は午前9時から午後4時、もしくは時期によって午後4時半までという駐車場でございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。これ、屋外体験広場の少し上のところですか。これ、すごく遠いですよね。ここからあそこのアスレチックまで歩くというのは、かなりの距離なのかと。特にお子さんと一緒に来られる方にはちょっと遠すぎるのかと、現実的ではないのかというふうに思いました。そうすると、満車時はやはり駐車待ちすることになると思うんですけれども、駐車待ち車両で渋滞することがあそこはあると思います。かたくりの湯のほうまで。こういった際の対応については、どのように行われているのか教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 ゴールデンウイークなどの混雑時には、誘導員を配置して対応するということで伺っております。また、満車により駐車待ちの車両が出た場合には、近隣住民の車両の出入りですとか、あるいはMMシャトルがあの周辺を通りますので、その運行の妨げにもなるということで、駐車待ちは御遠慮いただくような措置を取っているというふうにお伺いしております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) このアスレチックなんですけれども、子育て世代にとって本当に魅力のある場所であり、また本市にとっても貴重な観光資源でもあります。遊具や駐車場の整備については、これからもしっかりと東京都に要望をし続けていっていただきたいというふうに思います。 以前は野山北公園プールの近くに、駄菓子屋さんもありました。また、昔のようにさらなる活気を取り戻してアスレチックに来た人たちに向けて駄菓子屋さん、またお食事ができるような店を周辺に出すことができたら、雰囲気もがらっと変わってくると思います。これはあくまでも理想でありますが、そういう魅力的な場所づくりを目指して、市としても検討をしていっていただきたいと要望いたしまして、この質問を終わります。 続いて、2項目め、野山北公園自転車道の整備などについて、再質問いたします。 初めに、1点目の路面のひび割れや穴の補修状況についてでありますが、これは道路パトロールなどで職員の方が見つけ次第、補修対応をしていただいているとのことでわかりました。私もこの自転車道、よく歩くのですけれども、歩いていると路面が白くなっている箇所が何カ所か見受けられました。まだ割と新しく補修対応したところなのかとすぐにわかりました。 冒頭にも申し上げましたが、特に、高齢者の方は何もないところでつまずいたり、転んだり、そういうことがよくあります。ちょっとした段差などが原因で転んでけがをするということも大いにあり得ますので、これからも道路パトロールなど路面の劣化状況をよく見ていただきながら、安全対策に努めていただきたいというふうに思います。 そこで、この自転車道、桜並木を初め、ほかにもたくさんの街路樹が植わっております。また、沿道にはたくさんの家も建ち並んでおります。路面のことだけでなく、さまざまな要因からの安全対策を考えると、例えば台風や強風の後、またお花見や落ち葉シーズンの前などにも道路パトロールなどとともに、こういった危険箇所の抽出などのパトロールも行ってほしいところではあるのですが、こういったパトロール、実際行われているのかどうか教えてください。 ○議長(沖野清子君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 台風とか強風の後ということでございますが、先ほど市長答弁でも申し上げましたとおり随時行っておりますし、当然、台風の後、強風の後にもパトロールのほうは行っております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。特に、台風とか強風の後は大きな木の枝が折れて道を塞いでいたり、また隣接している家に被害をもたらしたりすることなども考えられます。これは市内全域としても、パトロールをしていただきたいというふうに思います。安心しました。 これで、1点目の質問については終わります。 続いて、2点目、ランニングやウオーキング用に路面を足に優しい素材に改修できないかという質問ですが、足に優しい素材ということを考えると、ランニングやウオーキングなどの歩行者にとっては足や膝に優しくて、大きなメリットがあると思うのですが、一方で、先ほど答弁にもありましたが、自転車には走行する上で余りよくないと、走行性が低下をするということで、このクッション性のある足に優しい素材への変更は難しいということでわかりました。 ただ、そこでちょっとしつこいかもしれませんが、この自転車道の路面舗装がされている両脇の部分、広い場所もあれば狭い場所もあったり、また桜の木が、また街路樹が植わっている場所もあります。また、全くそういった植わっていない場所もあったりします。さまざまな形や大きさがあると思いますが、こういったあいている部分、その利用できる場所を活用して、この部分に足に優しい素材、例えば総合体育館の周りに整備されているようなゴム製のタータン舗装であったり、大南公園の外周に整備されているようなウッドチップのような素材、こういった素材を使ったウオーキングやランニング用の舗装として改修できないものか伺います。 ○議長(沖野清子君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 現状では、道路は1本でございます。その1本を自転車と歩行者に共存していただいておりますが、今、議員の御質問のようにさらにもう1本設置をするということになると、自転車専用、歩行者専用という形になるかと存じますが、その場合につきましては、全面的な改修という形になるかと存じます。また、先ほど議員からも御指摘をいただきましたが、現状の幅で設置ができる箇所とできない箇所もございますので、その辺も含めまして全面的な改修が必要になると考えております。 ちなみに、概算ではございますが、新たに1本、幅員3メートルの道路を設置する場合は、ゴムチップを施工いたしますと、全線で約3億円ほどかかるというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。かなりの費用がかかるということで、また全面的な改修も必要になるということで難しいということはわかりました。 万が一、転倒してもこういった優しい素材であれば、大きなけがを防げることなどにもつながります。運動面での効果を上げることだけでなく、体を守るという安全性の面からも、とても大切なことだというふうには思いますので、ちょっと費用は今聞いてすごく難しいと思いますが、今後全面的な改修などが行われることがありましたら、ぜひこういったことも検討の材料にしていただきたいというふうに思います。 ここでちょっと話はそれますが、この安全性というところで、昨今、自転車と歩行者の接触による重大事故がニュースでも取り上げられておりました。自転車と歩行者の接触事故を防止するという観点から、路面の左右を明確化して分けて、進行方向を示すような矢印を路面に表示してはどうかと思うんですが、この辺、市の見解を伺います。 ○議長(沖野清子君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 進行方向を明確にする矢印というようなことでございますが、現状の舗装をしている部分は幅員3メートルでございます。今でも中央線を引いてございますが、半分ずつ分けると1.5メートルずつという形になります。こちらも先ほど申し上げましたとおり、現状では自転車と歩行者が共存をしております。仮に矢印を表示した場合は、道路交通法には車は左、人は右というようなルールがございますので、それに照らし合わせると、非常にわかりづらくなるということでございますので、現状では中央線は引いてございますが、矢印まで引くという考えはございません。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。私も歩いていて思うんですが、本市にはそんなにマナーの悪い人はいないかというふうに思っております。自転車と歩行者が共用している場所であるということを考えると、接触事故などが起きないように、これからも十分に注意喚起は行っていただきたいということを強く要望しておきます。 この野山北自転車道は、健康増進などの目的から高齢者の方も多く利用されております。路面を足に優しい素材にすることもそうなんですが、各所に設置してあるベンチを背伸ばしベンチなどのリラックス体操ができるベンチに改修したり、定点に距離を表示して、自分がどのぐらい距離を歩いたのかわかるようにしたりするなど、全面的な改修、もしくは部分的な改修が行われる際には、ぜひ利用する人がより快適に利用できるよう検討を重ねていただきたいということを要望して、2点目の質問を終わります。 続いて、3点目、名称に「歩行者」をつけ足してはどうかという質問なんですが、今のところは名称変更の予定はないということでありました。この野山北公園自転車道のその先にある多摩湖自転車道については、2018年4月に多摩湖自転車歩行者道と名称の変更を行いました。これは交通状況などの変化を踏まえて、交通安全対策の一層の推進を図るためということからだそうであります。 先ほどの答弁では、今後も歩行者と自転車が共存し、ともに安全で快適な道路となるよう努めてまいりますとありました。近隣の自転車道が交通安全対策の観点から名称変更までしております。この点は本市においても、ぜひ今後の検討課題にしていただきたいというふうに思います。 名称変更の予定はないということでありますが、それでは道路標識についてはいかがでしょうか。例えばこの自転車道、ほかの道路と交差する各所において、それぞれ車どめが設置してあるのですが、自転車や車椅子の方、また手押し車やベビーカーを押して歩いている人たちにとって、この場所をより快適に通行できるようにするため、この車どめを全面的に撤去して車やバイクが侵入しないように自転車歩行者専用道路といった、そういった道路標識を設置するよう、警察署に依頼ができないものなのか、市の見解を伺います。 ○議長(沖野清子君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 車どめを全面撤去して標識を設置するということでございますが、現行で車どめを設置をしているのは、物理的に車が入れなくしているためでございまして、そうはいっても幅がありますので、ベビーカー、車椅子が通れる幅は確保してございますので、確かにバイクは入れないことはないという状況でございます。ただ、野山北公園自転車道にバイクが入って苦情があったということは、私は聞いたことがございませんので、多分バイクは入っていないと考えております。 それで、警察のほうに規制の対象の道路にしてくれないかという依頼ができないかというようなことでございますが、これは現在、確かに依頼はしておりませんが、特に依頼ができないというわけではございません。警察署のほうにも確認をいたしましたところ、東大和警察署だけでの判断では済まないそうでございます。警視庁、本庁のほうへの協議が必要になることはございますが、特に依頼ができないわけではないと、設置ができないわけではないというような回答でございました。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。ちょっと難しそうですね。ただ、実際この車どめなんですが、車などの侵入防止のためだけではなくて、ほかの意味もあるのかというふうには思っておりました。例えば通行している自転車が、野山北公園自転車道からほかの道路に出るときのスピードの出し過ぎを抑止したりする、そういった意味合いだったりとか、子どもたちが飛び出してしまわないように、あそこで一旦スピードを落とすような、そういった効果もあるのかというふうに思います。既に各所において、1カ所ずつ撤去されているという状況もあるので、これについてはわかりました。 本当に本市にとってシンボルの一つである野山北公園自転車道、まだまだ整備すべき点がたくさんあるというふうに思います。さらには、本市ならではのアイデアを取り入れて改善するなどの検討も、ぜひ行ってほしいと考えるものであります。将来的には、この自転車道の沿道にお住まいの方が自宅を改装して店舗として出店するなど、この自転車道に向けておしゃれなカフェであったり、お食事ができるようなそういったお店を出すことができたら、この雰囲気もガラッと変わってくると思います。 これはあくまでも理想でありますが、武蔵村山市のシャンゼリゼ通りと言われるぐらい、そういった魅力的な場所づくりを目指して今後も検討をしていっていただきたいというふうに要望いたしまして、この質問を終わります。 続いて、3項目め、新青梅街道の拡幅について再質問いたします。 まず、1点目の各工区の進捗状況については、工区によっての事業認可の取得、また用地取得の始まりの時期がずれている点などがありますので、どの工区においてもそこまで大きな差はなく進んでいるのかという印象を受けました。 そこで、これは先ほどの答弁にもありましたが、その拡幅の対象となるべきエリアに市施行の都市核地区土地区画整理事業の区域があります。この区域内における拡幅用の用地は、約90%が確保されているということでありました。これはちょうど第3工区内に位置している部分だというふうに思うのですが、この都市核地区土地区画整理事業の区域内で用地が確保されている部分、これを第3工区の用地取得している部分、先ほどの答弁で約1割半ば程度とありましたが、この2つを合わせた場合、実質的にこの第3工区内における拡幅予定場所としての用地取得率がどのぐらいになるのか伺います。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 第3工区におきまして、東京都による用地取得と区画整理事業における用地の確保を合わせた第3工区全体の用地の確保率は案分いたしますと、4割程度ということになっております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 4割程度が拡幅用地として確保されているということで、状況はよくわかりました。ちなみに、ほかにもこの新青梅街道の拡幅事業において、東京都以外の主体が用地を確保するような場所があるのでしょうか、伺います。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 拡幅整備事業におきまして、東京都以外の主体が用地確保を行いますのは、土地区画整理事業の区域内のみでございまして、ほかにはないと伺っております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。この現在の各工区の用地取得については、取得状況はおおむね順調ということなのでしょうか。もしくは、少しおくれているのか、またはかなりおくれているのか、その状況についても教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 用地取得が順調かどうかということですが、なかなか評価については難しい部分もございますけれども、東京都としては、恐らく限られた人員の中で順次地権者の方に当たって折衝を行っているというふうに承知しております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。次に、第1工区内のことについて何点か伺いたいのですが、まず1点目、都営村山団地の跡地の一部が拡幅予定の場所にあると思います。この場所、特にひまわり畑の北側の部分は、植栽が歩道側に突き出している場所もあって、何か手入れがされていないような感じになっている場所もあります。また、歩道もそこは狭いため、歩行者と自転車がすれ違うのに少し苦労するポイントになっているのかというふうに思います。 この村山団地の跡地の拡幅の予定の場所は、今後どのように進められていくのか教えてほしいのと、2点目は東大和警察署及び武蔵村山郵便局が拡幅後どうなっていくのか、わかるようでしたら教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 まず、1点目の村山団地内の敷地につきましては、現時点で用地取得の時期については未定であるというふうに伺っております。また、今、議員から御指摘のございました北側の植栽部分につきましては、東京都は適宜剪定等を行っているということでございますが、私どもも現場のほうを見まして、必要に応じて適切な管理を都に対して要望してまいりたいというふうに考えております。 また、2点目の東大和警察署、また武蔵村山郵便局につきましては、いずれも敷地の一部が道路区域に含まれておりまして、東京都と協議が行われていくものと考えておりますが、両者とも現在のところ、対応は未定ということで伺っております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) いずれも未定ということでわかりました。 村山団地の北側のところにつきましては、ひとまず植栽の剪定などについて都のほうに確認や要望していただくよう、これからもよろしくお願いいたします。 次に、第4工区内のことについて1点伺いたいんですが、武蔵村山高校北という交差点があるのですが、この交差点のところに大きな鉄塔があります。この鉄塔については拡幅後、どうなっていくのか、わかるようでしたら教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 議員御指摘の鉄塔でございますが、こちら送電用の鉄塔ということでございまして、道路の拡幅事業に伴いまして支障となるということで、計画線外に移設の必要があるということでございます。都に伺いましたところ、今後、移設の方法、また移設先につきまして、所有者と調整していくということでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。1点目、最後の質問になりますが、この新青梅街道の拡幅整備後のイメージ図がパンフレット等で確認できるのですが、そこには歩道と車道の間に、両側に各2メートル幅の自転車専用道ができる、そういうイメージになっております。現在の新青梅街道には、車道の端側の路面に自転車のマークが記載されており、そこを自転車が走っていることがあるのですが、これがとても危険で、例えば大型のトレーラーなどが大体内側の車線を走っているんですが、走行していると車道の幅いっぱいを使って走ってトレーラーが来ると。そうすると、外側の車線を走っている車はどうしても歩道側に寄りがちになって、それで自転車と接触をしそうな、そんな光景を見たことがあります。そんな場面がありましたので、ぜひ拡幅整備後については、特に大きな車両が走行する新青梅街道については、自転車マークを撤去して、自転車は自転車専用道を走るという、そういう方向のみで持って行くことができるのかどうか、そういう検討ができるのかどうかお伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 今、議員御指摘のマークでございますが、自転車のマークの書いてある自転車ナビマークというふうに思います。こちらのマークは交通管理者、警察でございますけども、こちらにより設置されておりまして、その扱いにつきましては、今後、道路の事業者であります東京都と交通管理者で、その扱いを検討していくというふうに伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) ちょっとこの点は慎重に取り扱っていただきたいというふうに思っています。本来は現状、今がとても危険な箇所なので、市としても交通安全の対策については、しっかりと考えていただきたいというふうに思っております。 1点目については、これで終わります。 続いて、2点目の横断歩道橋についてなんですけれども、市内に3カ所ありまして、3カ所とも現状については、よくわかりました。また、中久保歩道橋については、土地区画整理事業内に設置してあるということもあり、撤去に向けて各関係機関と協議をしているとのことでわかりました。 拡幅整備後は、この中久保歩道橋等、再度歩道橋が設置されるようなことがあるのか、わかるようでしたら教えてください。 ○議長(沖野清子君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(桂健太郎君) お答えいたします。 中久保歩道橋につきましては、撤去後、新たに横断歩道橋を再度設置するということは考えておりませんで、信号機及び横断歩道を設置する方向で今、関係機関と協議を進めているところでございます。また、三ツ木桃ノ木、山王森の各歩道橋につきましては、市長答弁にもございましたとおり、現時点での方針は決まっていないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。昭和40年代以降、自動車の保有台数、また交通事故の件数が急増したことを背景に、歩行者の交通安全の確保と、また自動車交通の円滑の両立を目的として、全国的に横断歩道橋の設置が進められたと認識しているところなのですけれども、本市においては、今では利用している人も少ないようであります。恐らく拡幅整備後には、全ての歩道橋が撤去されるのではないかというふうに思っております。 最後、まとめになりますが、この拡幅整備事業は安全で快適な道路空間の確保と交通渋滞の緩和はもちろんのこと、多摩都市モノレールの早期延伸に向けての大きなステップとなります。用地取得については、引き続き、市民への丁寧な対応を心がけて進めるよう、東京都への熱い働きかけを行うことを要望いたしまして、私の一般質問を終わります。----------------------------------- ○議長(沖野清子君) 次に、鈴木君の発言を許します。鈴木君。     (6番 鈴木明君登壇) ◆6番(鈴木明君) さきの通告に従い、3項目質問いたします。 まず、1項目め、多文化共生について。 多文化共生とは、総務省の多文化共生の推進に関する研究会報告書の中で、国籍や民族などの異なる人々が互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員としてともに生きていくことと定義されています。 近年、本市でも多くの外国人の方たちが生活をしておりますが、本市の多文化共生に向けた取り組み及び課題について伺います。 次に、2項目め、時短運動会について。 近年、熱中症の問題や共働きの親が多くなったこと、また授業時間の増加を見据えて教員の負担を減らす必要があることなどの背景から、種目数を絞ったり、入退場の行進をやめるなど、全国の小学校で運動会の時短化が進んでいると聞いています。そこで、導入の可否を含め、時短運動会について市教委の見解を伺います。 最後、3項目め、乳幼児健診の時間帯について。 乳幼児健診の受付の時間帯が午後のため、子どものお昼寝の時間帯で困るとの声を多く聞いています。乳幼児健診の時間帯を変更できないか伺います。 以上、3項目質問させていただきます。 なお、再質問がある場合は自席にて行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(沖野清子君) 答弁願います。市長。 ◎市長(藤野勝君) それでは、第1項目についてお答えいたします。 現在、市の取り組みといたしましては、市ホームページを英語、中国語、ハングル語、タガログ語の4カ国語へ翻訳し、情報提供を行っております。その他にも、母子健康手帳は9カ国語に翻訳されており、ごみカレンダー及びごみ分別アプリは4カ国語に対応し、それぞれ外国人の方への情報提供を行っているところでございます。 また、来庁された外国人の方への個別対応として、市職員で構成される多文化共生推進事業協力員により、通訳を行いながら各種手続等をサポートしております。今後の課題といたしましては、これらの情報やサポートを提供するだけではなく、地域になじんでいただくことが必要であると考えております。 ○議長(沖野清子君) 教育長。 ◎教育長(池谷光二君) 次に、第2項目についてお答えいたします。 昨今の猛暑の中、行われる運動会の熱中症対策に加え、英語等が導入される各小学校の学習時間の確保やお弁当づくり等の保護者負担を軽減する目的から、時短運動会の実施を進めている地域があることについて、報道等で取り上げられております。 運動会等の行事は、児童・生徒が日ごろの学習の成果を発揮する場であるとともに、それを楽しみにしている保護者、地域の方々がいらっしゃいます。時短運動会の導入につきましては、児童・生徒、保護者及び地域の方々の意向を十分に確認し、慎重に考えていく必要があると考えております。 ○議長(沖野清子君) 市長。 ◎市長(藤野勝君) 次に、第3項目についてお答えいたします。 本市の乳幼児健診でございますが、1回の健診で問診や診察等の一般検診、歯科検診、心理相談、発達相談等の全ての健診項目を受診することができるよう配慮し、医療機関の診療時間外となる午後の時間帯で集団検診を実施し、乳幼児の健康状態の把握や保健指導等に努めながら、親と子の心身の健康の保持、増進を図っておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) それでは、再質問をさせていただきます。 1項目めの多文化共生についてですけれども、外国人については以前、昨年の第4回定例会で、天目石議員のほうからも少し質問をされていたと思うんですけれども、まず、その際に平成28年度、平成29年度、平成30年度の外国人の推移と出身国ということで天目石議員のほうからは質問をされておりますけれども、直近の市内在住外国人の数及び国籍、また男女別、年齢別、15歳以下、15歳以上64歳以下、65歳以上、75歳以上がわかれば教えていただけますか。 ○議長(沖野清子君) 暫時休憩いたします。     午前11時42分休憩-----------------------------------     午後1時00分開議 ○議長(沖野清子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 午前中の鈴木君の質問に対する答弁を願います。市民部長。 ◎市民部長(鈴田毅士君) それでは、お答えいたします。 市内在住外国人の数ということでございますが、令和元年6月1日現在で1679人になります。国籍別、男女別、年齢別でございますが、国籍別では鈴木議員のおっしゃる区分では集計しておりませんので、16歳未満と16歳以上の年齢区分での集計となりますが、在住人員が多い国の一番目から三番目までの3カ国でお答えいたします。 この3カ国で全体の約74%になりますが、一番目は中国で、在住人員は607人でございます。そのうち男性が277人、16歳未満が66人、16歳以上が211人となります。また、女性の在住人員は330人で、16歳未満が58人、16歳以上が272人となります。 二番目はフィリピンで、在住人員は361人、そのうち男性が84人、16歳未満が17人、16歳以上が67人となります。また、女性の在住人員は277人で、16歳未満が24人、16歳以上が253人となります。 三番目はベトナムで、在住人員は271人、そのうち男性が105人、16歳未満が6人、16歳以上が99人となります。また、女性の在住人員は166人で、16歳未満が1人、16歳以上が165人となっております。 なお、国籍別では集計しておりませんが、在住外国人の全体では御質問の年齢別、男女別の集計を行っておりまして、御参考までに申し上げますと、在住外国人総人員1679人のうち男性が686人で、そのうち15歳未満が102人、15歳以上64歳以下が543人、65歳以上が41人、さらに75歳以上が16人となります。また、女性につきましては、総人員が993人で、そのうち15歳未満が92人、15歳以上64歳以下が840人、65歳以上が61人、さらに75歳以上が19人となります。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 人数等については、わかりました。平成30年4月1日現在で1657人、令和元年6月1日現在で1679人、プラス22人ということで、余りふえていないと。今までは平成28年、平成29年、平成30年と結構ふえていたと思われるんですけども、ここで横ばいになっていることがわかりました。また、どちらかというと、女性の16歳以上の方が多いということもわかったんですけれども、横ばいの原因だとか、そういった女性が多いという理由はわからないですよね。わからなければ結構です。 人数と国籍等についてはわかりましたので、本題のほうです。多文化共生の取り組みについてということで、お伺いさせていただきますけれども、武蔵村山市第四次長期総合計画後期基本計画の中の第1章、市民が自ら考え行動するまちづくり、第1節の2の交流の中で「2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、外国人観光客の増加や交流の活性化が期待されることから、多種多様な文化への理解を深め、国際交流活動への積極的な参加を促進し、多文化共生のまちづくりを進める必要があります。」と記載されています。 本市の現状を踏まえ、多文化共生を推進する意義をどう捉えているのか、もう少し詳しく説明していただければと思います。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 多文化共生を推進していくことは、在住外国人がふえている中で、外国人と日本人が相互理解を深めることで、地域コミュニティの発展と地域活性化が図られ、結果として誰にとっても住みよいまちづくりに寄与するものであると考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) それは本市の現状を踏まえてということで、その認識でよろしいですか。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 本市の現状の部分も踏まえてということで認識をしております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。また、もともと国のほうから多文化共生についての取り組みということが始まってきたわけですけれども、今の国や東京都の取り組みの現状について教えていただければと思います。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 まず、国におきましては総務省が平成17年6月に多文化共生の推進に関する研究会を設置いたしまして、平成18年3月に都道府県及び区市町村における多文化共生施策の推進に関する指針、計画の策定に資するため、地域における多文化共生推進プランを作成しております。また、本年4月には法務省において、外国人生活支援ポータルサイトを開設し、外国人の方への生活・就労ガイドブックの掲載や相談窓口の紹介をしているところでございます。 続きまして、東京都の取り組みになりますが、平成28年2月に基本目標と3つの施策目標を掲げた東京都多文化共生推進指針を策定し、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、また大会後も東京がグローバル都市として発展していくための施策の方向性を示しております。 また、東京で初めて生活を始める外国人向けの生活情報雑誌、これは英語、中国語、韓国語に対応したものですが、これを発行しているほか、多文化共生ポータルサイトを設け、外国人の生活支援にかかる情報提供を行っております。そのほか、都立病院内において通訳による診療時対応や外国人おもてなし語学ボランティアの開催、外国人のための防災訓練も実施しているところでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 国及び東京都の取り組みの現状については、理解いたしました。 先ほど市長答弁では、今後の課題として情報やサポートを提供するだけでなく、地域になじんでいただくことが必要であると考えているとの答弁でありましたけれども、今後、どのように課題改善に向けて取り組んでいくのか具体的に教えてください。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 私たち日本人もそうなんですが、海外に行くと同じ国の人同士でコミュニティをつくってしまいがちです。その地域の人々と交流しようとしない傾向があり、結果として外国人と地域の人々がお互いの理解が深まっていかないといったことがあるかと思います。地域になじむということは、外国人であっても地域住民の1人として暮らしやすいまちづくりに参画していただくことだと考えております。 そのためにも、まずは自治会などの地域コミュニティの中で、お祭りなどを通して交流していただくことや、市民活動団体の中には日本語を教えたり、ごみ分別などの生活サポートを行っている団体もございます。そういった市民活動団体と連携を取りながら、生活に関する支援をしていくことができるのではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。
    ◆6番(鈴木明君) 確かに協働推進部長の答弁のように、特に日本人の場合なんですけれども、私も経験がありますけれども、学生時代、アメリカに留学していたときに、やはり日本人というのは日本人同士で固まってしまう。なぜか日本人同士で固まってしまって、そこのグループの中からなかなか出ていかない。私も何人か日本人の仲間がいたんですけれども、アメリカ人の方で協会関係の方からお誘いをいろいろいただいて、いろいろなバーベキューとか、イベントに誘われて、その中で交流をして楽しい思い出と、また語学も身につけられましたし、新たに友人等も見つけられたわけですけれども、先ほど自治会などの地域コミュニティの中でお祭りなどを通して交流していただくというような答弁があったと思いますけども、具体的にどのような方法で、そしていつごろから始める予定か、そのあたりがわかれば教えてください。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 地域の活動への勧誘という、具体的な部分ということでございますが、その地域にお住まいの自治会に属する方が外国人の方のところにお訪ねをして、お声かけをするであるとか、自治会の回覧、あるいは通知の中に自治会の方々が外国語でそういったお誘いをするなどの部分が考えられるのかというふうに思っております。 具体的な実施の時期ということでございますが、これは自治会のほうが主体になって進めていただくことになると思いますので、その辺はそれぞれの自治会の中で、そういった部分の日程ですとか、あるいはそういったことができるのかということについては、それぞれ検討していただくということになろうかと思います。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 今、自治会のほうからお誘いするというような御答弁がありましたけれども、自治会のほうからそのようなお誘いをしていただくということは、例えば市のほうが自治会長なりに言ってしてもらうものなのか、そのあたりについて教えてください。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) それでは、お答えいたします。 自治会ということでございますが、市と自治会、特に自治会長さんとの連携の組織といたしまして、自治会連合会という組織がございますので、そういった自治会連合会を通して市のほうからお話をしていくということはできるかと思います。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。ただ、一点気をつけていただきたいのが、外国人の方がお住まいになっているところに訪問をしてというような御答弁も先ほどあったかと思うんですけども、今、個人情報等にもかなり厳しい時代でありますので、もしそのように自治会連合会さんのほうにお話をするということであれば、そういったことに関して、ちょっと留意していただきたい旨を伝えていただければと思います。 今、協働推進部長のほうからは、コミュニティについてという形で御答弁をいただいたと思うんですけども、ほかにも教育、子育て支援、医療、福祉、防災等、多岐にわたり多文化共生を進めていく上で課題があると思われます。各担当部署としてどのような課題があると考え、今後、課題改善に向けどのように取り組んでいくのか、こちらも具体的に教えてください。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) それでは、お答えをさせていただきます。 教育の分野での課題と今後の取り組みという御質問をいただきました。本市でも、外国人の児童・生徒、特に日本語が全くお話できないというような児童・生徒が多く入ってきているという実態は今もございます。全く日本語が話せないので、日本語の能力に応じた特別な指導をしていく必要があるかというところでございますが、原則、児童・生徒の在学する学校において日本語指導は行うものというふうになっておりますが、指導者等の確保が困難である場合、他の学校における指導が認められているというところでございます。 本市では、日本語指導を専門といたします日本語学級が、小中一貫校村山学園に設置されておりますので、そういった日本語指導が必要な児童・生徒に対しましては、年間280単位時間程度を上限といたしまして、原則2年間、日本語指導を行っているところでございます。日本語指導を受けた児童・生徒は、学校生活での仲間との会話も含めまして、日常的な会話については、比較的早く上達をしていくというところがございますが、学習で使用する言語の習得というところにつきましては、学年の進行に伴い、かなり困難なところがございます。 その点が非常に大きな課題なのかというふうに捉えているところでございます。あらかじめ約束された時間で予定された指導以外にも、きょうの授業のここがわからなかったとか、配られたプリントのここがわからないと、そういった在籍校での指導で解決できなかったことを、いつ解決できるのかというところがございますので、いわゆるそれが日常の学校の指導の中で解決できることが一番望ましいことだと考えております。 そのような課題につきましては、日本語学級が設置されている小中一貫校村山学園に在籍することで、その場で個別の対応ができることから、ある程度、解決できるものというふうに考えております。 つきましては、こちらは教育総務課学事係の所管になりますが、日本語指導が必要な児童・生徒の編入学等がある場合に、市内のどこに居住していても日本語学級がございます村山学園に編入学することをお勧めすると。それと合わせて、指導の側面では村山学園では時間割上の指導時間のほかに、放課後等に補助的な指導をしたり、あるいは在籍学級の授業を受けているところに日本語学級の教員が参加をいたしまして、支援をしたりということをこれまでも行っておりますが、そのあたりを充実していくというところが今後の取り組みになるかと考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) 続きまして、子育て支援関係についてお答えをいたします。 子育て支援関係につきましては、窓口におきましては今までも日本語が話せる方が同行をされているということで、余り言葉が通じないという不都合が生じたことがなかったと伺っておりますが、今後、同行者がいない場合については、先ほども市長答弁にございましたように、多文化共生推進事業協力員の同席をお願いしたりとか、また子ども家庭支援センターの場合は、ボランティア市民活動センターに登録されているボランティアの方にお願いするとか、そのようなことを考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) それでは、医療福祉に関する多文化共生にかかる課題ということでお答えをさせていただきます。 外国籍の方が日本国籍の市民の方と同様の行政サービスを受けられるようにするというような観点から申し上げますと、各種情報の提供に当たりまして、多言語化を進めることもその一つであるというふうな認識を持っております。そこで、市長答弁にもございましたとおり、母子健康手帳につきましては、既に多言語化をしているわけでございますけれども、今後も必要に応じてサービス制度等、情報の多言語化の推進につきまして考えていく必要があるものというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 高齢・障害担当部長。 ◎高齢・障害担当部長(登坂正美君) それでは、高齢者福祉、障害者福祉の部分での取り組みについてお答えいたします。 介護保険サービスでございますとか、障害福祉サービス、こちらを受けておられる外国人の方の人数は、それぞれ1桁ということではございますが、現実にいらっしゃいます。窓口に来られた場合でございますけれども、日本での生活が比較的長いといったことでコミュニケーションを図ることが難しいということは現時点では起こっていないと、こういうことでございますけれども、中には高齢福祉課の介護保険サービスの導入の場面で、中国語しか話せない中国人の母の介護に際して、中国語の対応が可能な介護事業所があるかというような御相談がございまして、私どものほうでは、厚生労働省が作成しております中国語の対応が可能な介護事業所一覧、こちらの情報を提供して対応させていただいたといったことがございました。 いずれにいたしましても、外国の方に対しましては、いかにして必要なサービスを行政機関側で酌みとって、それに対応したサービスを提供していくかと、こういった面でのコミュニケーションを図る方策、こちらが必要なのかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 総務部長。 ◎総務部長(比留間毅浩君) それでは、最後に防災面での課題と、それに向けた対策、取り組みということでございますが、防災面では日本語が話せない、日本語が理解できない市民に対しまして、平常時であるとか、あるいは災害時を問わず、どのように正確な情報を伝達していくかということが課題であると考えております。 また、この課題解決に向けた取り組みといたしましては、平成28年2月に武蔵村山市防災マップ、洪水ハザードマップを発行しておりますが、その凡例に英語や中国語、韓国語を表記しているほか、避難場所であるとか、避難所の案内看板には英語を併記しているところでございます。 また、今年度、発行する予定の土砂災害ハザードマップの凡例にも英語、中国語、韓国語を併記する予定でございまして、また土砂災害ハザードマップの裏面には、こういった災害情報を取得するさまざまな方法について記載してあるわけでございますが、その場所にQRコードを併記いたしまして、QRコードで例えば市のホームページに誘導すれば、市のホームページにつきましては、4カ国語への翻訳が可能であるというような対応ができておりますので、こういったことで外国人の方であるとか、あるいは日本語が理解できない市民に対して対応してまいりたいというように考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。ちょっと個別にいろいろと質問していくと終わらなくなってしまうので、機会を捉えてまた何らかの形で質問をしていきたいとは思いますけれども、やはりさまざまな課題があるかと思いました。それらの課題を解決し、多文化共生社会の実現を目指すには庁内横断的に、そしてまた地域ぐるみで展開していくことが今後必要になるかと思うんですけども、情報の共有はできていると思われますか、お伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 課題につきましては、個々人に対するものと制度やシステムに対するものがあるかと思いますが、外国人に限らず、個々人特有の課題に対する情報共有はこれまでも各関係部署において連携をしてきておりますが、多文化共生全体にかかわる課題につきましては、本市だけではなく、国や東京都全体の課題も含まれていると思いますので、東京都等の動向も注視しながら、今後も情報共有してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。これから外国人、日本人を問わずなんですけども、本市に住み続けてもらうために今、最も重要なことはどういったことだと考えているのか、本来であれば、これは市長に聞きたいところなんですけども、担当の部長のほうからで結構ですので、お願いいたします。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 外国人、日本人を問わず、本市に住み続けてもらうために最も重要なことということでございますが、これにつきましては、年齢を問わず、必要なときに必要とするさまざまなサービスをその地域で受けることができるようになることだというふうに考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。余りこのところを突っ込んでも、なかなか難しいことだと思うので、これ以上は質問いたしませんけど、2006年に国は地域における多文化共生プランというのを策定して、各地域で外国人をどのように受け入れ、共生を図るべきかという方向性を示すとともに、自治体に対する多文化共生の推進に係る指針、計画の策定及び多文化共生の計画的、総合的な推進を促しているが、本市では多文化共生の推進に係る指針、計画を作成されていなかったと思いますけども、その理由について教えてください。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 本市におきましては、外国人も日本人も全ての市民が地域に快適に住み続けられ、安心して暮らせるまちづくりを行っていくための長期総合計画後期基本計画がございますので、まずはその計画の一つとして実施していくことが先決であるため、個別の指針や計画は現在策定はしておりません。ただし、その指針や計画がないからといって、多文化共生に取り組まないということではございませんので、御理解をいただきたいと存じます。 なお、総務省の集計によりますと、指針、計画の策定状況は平成30年4月1日現在で都道府県、政令指定都市では、ほぼ全ての団体で策定されている一方、市区町村における策定割合は、約44%となっております。この44%という数値は、総合計画の中で多文化共生施策の記載がある自治体も含めているということになりますので、多文化共生単体で指針や計画を定めている数値となりますと、8%程度ということになります。 また、平成30年度末現在で、多摩26市における多文化共生推進プランが作成されている自治体については、八王子市、立川市、東村山市の3市のみという状況でございます。その他の市につきましては、本市と同様、長期総合計画といった総合計画の中で記載をして定めているという状況でございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。ちょっと確認なんですけども、本市で多文化共生の推進に係る指針、計画を作成されていないのは、長期総合計画があるからと、その中に出ているからということなんですけど、特に予算がないですとか、外国人の方が住んでいる率というのが少ないからだとか、人員が足りないとか、そういった理由ではないですか。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 個別の指針、計画が定められていない理由ということでは、先ほど申し上げましたとおり、長期総合計画の中でうたってございますので、まずはその長期総合計画の中にうたっている施策を推進していくということで進めてまいります。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。また、先ほど市長答弁では、来庁された外国人の方への個別対応として、市職員で構成される多文化共生推進事業協力員により、通訳を行いながら各種手続等をサポートしているとありましたけれども、現在、多文化共生推進事業協力員は何名で、何カ国語が対応可能で、月どれぐらい要請があるのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 令和元年6月1日現在で7人の職員が登録されております。その対応言語につきましては、英語とタガログ語の2カ国語が対応可能でございます。なお、7人のうち英語対応可能協力員が6人、タガログ語対応可能協力員が1人となっております。また、要請実績につきましては、この協力員制度は平成30年6月から活動を開始したわけでございますが、平成30年度につきましては、延べ26件の要請がありまして、月平均にすると2.6件という状況でございます。令和元年度につきましては、5月末日現在までで延べ4件の要請がありましたので、月平均にすると2件というところでございます。協力員の活動内容につきましては、各課の窓口業務における手続関係の御案内が主なものとなっております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。それでは、その多文化共生推進事業協力員、今後、人材育成についてはどのようにお考えなのか、お答えください。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 多文化共生推進事業協力員制度につきましては、今後も登録人員をふやしていくために、引き続き庁内において勧誘していくとともに、協力員同士の連絡会や情報交換会などを通して研修をしていくことも考えております。 また、今後は新規採用職員に対しましても、新任研修などの機会を捉えて勧誘をしていきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。先進市などですと、タブレットを活用して外国人の方が窓口に来たときに対応されていると、そういった事例を聞いているわけですけれども、庁内に通訳用のタブレット、こういったものを導入する考えがあるのか、ないのか、お伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 多文化共生推進事業協力員への要請が月に2件程度ということで、現時点では少ない状況でございますので、現在のところ、通訳用としてのタブレットの導入は考えておりませんが、利用方法につきましては、本年2月からテレビ電話多言語通訳サービスを導入している福生市にお聞きしましたところ、福生市ではタブレット端末を利用して契約しているコールセンターに電話をかけまして、テレビ電話を通して来庁した外国人との通訳をしてもらっていると。対応言語につきましては、12カ国語に対応しているということでございますが、経費につきましては、時間従量制となっており、月6人程度の外国人に対しまして、100分から120分程度の通話時間を見込んでおり、年間経費については約40万円ほどかかるということでございました。ちなみに、この福生市のタブレット端末は1台ということでございます。 また、そのほかタブレット翻訳アプリのみをインストールしている町田市と埼玉県ふじみ野市にお尋ねしたんですが、こちらについては翻訳アプリの翻訳精度が悪く、外国人の方に、なかなか意味が通じないということが頻繁にあるということで、現在、町田市と埼玉県ふじみ野市では、このタブレットを利用していないということで伺っております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。本市では先ほども言われたように、月に平均すると2件ぐらいの相談しかないということですけども、中にはやはり言葉の壁ということでなかなか来庁しづらいとか、相談しづらい、また多少ほかに日本語がわかる方がいても、一緒に来てもらって時間を取らせるのが問題というか、悪いと思って来庁を諦めたり、相談を諦めたりするという外国人の方も中にはいるのかと思います。 タブレット導入に関しては、費用もかかると思いますので、また人材育成とそれを比較するのはちょっとどうなのかという点もあるんですけども、外国語というのは覚えるのはなかなか難しいと思います。今後外国人の来庁がふえる場合はやはり何らかの形で対応が必要になるかと思いますので、ふぐあいや通訳機能が果たせないというような現状があるのであれば、難しいとは思うんですけれども、今後オリンピックを境に徐々にタブレットが普及し出すのかと思われますので、そこはまた対応等に関しましては、今後の動向等を踏まえて、また検討していただければと思います。これは要望しておきます。 また、本市の多文化共生に関する取り組みということで、たしか東京2020大会に関連した多文化共生にかかわる取り組みとして、外国人おもてなし語学ボランティア講座、町なかで困っている外国人を見かけた際などに、簡単な外国語で積極的に声をかけ、道案内等の手助けをするボランティア育成のための講座を行っていたと思うんですけども、この取り組みの現状について教えてください。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 本市におきましても、平成27年度から市ボランティア市民活動センターにおいて、東京都と同内容の外国人おもてなし語学ボランティア講座を実施しておりますが、これまで受講された方は、平成30年度までの累計で71人となっております。なお、講座内容は各年度全5回の講座で、その内容は外国人とのコミュニケーションに関する基礎知識やロールプレイングなどで、グループワークを通して学習をしていくものでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。また、オリンピックが終わった後もこの外国人おもてなし語学ボランティア講座というのは行われるんでしょうか。そのあたりを確認させていただきます。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 外国人おもてなし語学ボランティア講座につきましては、今年度で終了するということでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。これで最後にいたしますけれども、やはり外国人の方だけに限らず、我々日本人もそうなんですけれども、あらゆる市民、年齢、性別、国籍、障害の有無等、地域団体、市民活動団体、事業者、教育機関等、行政が暮らしやすく心の通ったまちにしていくためにも、この課題を自分ごとと捉え、お互いを尊重した上で目標をともにしながら、知恵や力を生かし合い、対話、理解、共感を大切にしながら取り組む、いわゆる多様性を大切にする意味でも、共存、協働のまちづくり条例というものを制定してみてはどうかと思うんですけれども、担当としてはどういう見解でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 協働のまちづくりにつきましては、先ほども答弁させていただいていますが、長期総合計画、基本計画の中に施策としての記載があります。まずは、本計画の一つとして具体的な施策に取り組んでいくことが先決かと思いますので、現段階においては、いわゆる共存、協働によるまちづくり条例については、制定する予定はございません。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 今、部長の答弁ですと、現段階では条例を制定する必要がないとの答弁でしたけども、では、どの段階、どのような要件が整えば条例制定の検討に入るのか教えていただきたいと思います。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) 検討の要件ということでございますが、現状、繰り返しの答弁になりますけれども、長期総合計画に定められた施策をまず先決して実施していくということで、事業の推進に図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 施策の具現化を目指す上でも、条例というのは必要なのではないかと思うんですけど、そのあたりについてはどうですか。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) お答えいたします。 条例ということでございますが、共存、協働のまちづくり条例ということにつきましては、かなり理念的な部分が強いんだろうというふうに思っております。全庁的に対応する部分も出てまいります。そういった部分での課題、それから調整がなされる必要があろうかと思います。そういった上で、まだまだ即座に条例制定というふうにはいかないと認識しております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 結構答弁が苦しいのかと思いますけれども、このあたりでやめておきます。今後、本市においても、ますます外国人住民がふえると予測されます。現状、先ほどの答弁ですと、横ばいという形にはなっていますけども、やはりオリンピックを境に観光客がふえたり、また今、入国管理法の一部も改正されておりますので、地方にということですけれども、本市にも少しずつでもふえてくるのかと思っておりますので、日本人も外国人も誰もが暮らしやすい社会の実現、また、まちづくりにも今後も取り組んでいただくことを要望いたしまして、1項目めを終了いたします。 次に、2項目めの時短運動会について再質問させていただきます。 まず、運動会の目的、特性です。学習指導要領の位置づけについて教えてください。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをさせていただきます。 運動会を含みます学校行事でございますけれども、教育課程上は特別活動に位置づけられております。学校行事の目的でございますが、望ましい人間関係を形成し、集団への所属感や連帯感を深め、公共の精神を養い、協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるというふうに書かれてございます。 運動会でございますが、そのような学校行事の中でも、健康安全・体育的行事に位置づきますが、運動会等の行事を通しまして、心身の健全な発達や健康の保持増進などについての関心や理解を高め、安全な行動や規律ある集団行動の体得、運動に親しむ態度の育成、責任感や連帯感の涵養、体力の向上、これらに資するような活動を行うことが目的となっております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 学習指導要領での位置づけについてはわかりました。もう先般、小学校では、確か5月でも4校で運動会があったと思うんですけども、各学校の熱中症対策、これはどうなっているのか教えてください。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 各学校で運動会のときの熱中症対策というところでございますが、例えば冷房をあらかじめかけている教室で、クールダウンをするためにプログラムとプログラムの間に時間をとって体を休めたり、あるいは、いつでも水分補給ができるようにウォータージャグを準備したり、あるいはPTAが準備をしたテントを児童・生徒席のほうに並べまして児童・生徒が日陰で観戦をすることができる、こういった工夫がされていたものというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。各学校でさまざまな対応をされていると思うんですけども、ある程度まとめてこういった対応、これからまた秋にも運動会があると思うんですけども、まとめていいところは全部取り組む、そういった対応というのは今後考えていらっしゃるんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをさせていただきます。 各学校の持っているいわゆる環境といいますか、そのようなものがございますので、一律に同じような対応ができるかと、その部分につきましては非常に難しいというふうに考えておりますが、そういった取り組みが各校でされているということについては、情報を共有することができると、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。結構、運動会の練習に時間がとられるのかと思うんですけども、運動会の練習や準備に要する時間、これはどれぐらいになるのか、児童の場合と、また教員がとられる時間、合わせてわかれば教えてください。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 運動会の練習につきましては、学校、あるいは学年によって若干の違いがございますけれども、授業時間に限定いたしますと、それぞれの学校大体ですが10単位時間程度割いているものというふうに捉えております。ただ、授業時間外、例えば朝、放課後、こういったところに時間を割いて練習するものにつきましては、どの程度行われているのかということについては、把握をしてございません。 次に、運動会の準備というところでございますが、大きく分けますとその準備も2つあるというふうに考えております。1つは運動会を実施する会場の準備、もう一つは運動会の演目等を考えまして、それをどのように児童・生徒に指導していくのか、そういった事前準備、この2つになるかと思います。 会場準備につきましては、小学校、中学校ともに授業時間でいたしますと、2単位時間程度、それ以外にも教員等が準備をする時間もございますので、大体半日というふうに捉えております。事前準備につきましては、演目の時間、人数、あるいはその教員の経験等にかなり左右されるものと思われますので、私の経験上、その学年を担当した段階で、常にそのことを考えながら、学習を進めてきたというところでございますので、それを時間で算出するというのはちょっと難しいかと考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 私の認識だと、結構子どもたちも練習に時間をとられているのか、そしてまた教員の場合、その倍近くとはいいませんけども、教員の場合は、結構時間をとられているのかと思っているところなんですけども、これ今、運動会に限ってお伺いいたしましたけども、年間を通して運動会以外にもイベントが結構あるかと思うんです。その練習や準備に要する時間というのは、どれぐらいなのか、把握していれば、これも児童、教員という形で教えていただければと思います。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 先ほども申し上げたとおり、準備という時間のカウントは非常に難しいかというふうに考えているところでございます。その上で、運動会を含めまして、学校行事の年間の時数、これはさまざま社会科見学、遠足、そういったものも含めてでございますが、学年、学校で差はございますけれども、平均いたしますと、およそ50時間から60時間程度というところでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 準備等にも把握し切れない部分はあると思いますけども、結構いろいろなイベントで時間を割いているのかと思います。この件に関しまして、児童や教員は負担と感じていないんでしょうか。そのあたりがわかれば教えてください。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 新しい学習指導要領が間もなく全面実施となりますけれども、小学校ではそれに伴いまして授業時数が増加をいたします。より一層、学校行事を含めた合理的な学校運営が求められていくと、そのように考えているところでございます。そういった視点から、これからの学校では学校行事等を見直しまして、時間をできるだけ削減しながら効果を最大限に発揮すると、そのようなところが求められてくると、そのように認識をしているところでございます。 児童や教員は負担と思っていないのかという御質問でございますけれども、行事は子どもたち、児童・生徒が成長する機会として教員が力を注いで取り組みまして、それに対して子どもたち、児童・生徒も全力で取り組んでおりますので、それなりの物理的な負担があることは否めないというふうに考えております。 その一方で、児童・生徒にとりましても、教員にとりましても、学校行事全体を通してお互いが成長いたします。その喜びを分かち合う大きな機会でもございますので、達成感あるいはやりがいといったところで、この学校行事、かけがえのないものであるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。また、時短運動会が進む理由として、保護者等の都合や授業時間の増加を見据えて教員の負担を減らすことが背景になっていると言われていますけれども、運動会のあり方として児童の考えを優先するべきなのか、また保護者や教員の考えを優先すべきと考えるのか、市教委のお考えをお伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 児童・生徒の考えを優先すべきか、保護者、教員の考えを優先すべきか、そういった御質問でございますが、二者択一的に選択をするのは非常に難しいものであるというふうに考えております。最も優先すべき事柄は、児童・生徒に身につけさせなければならない資質能力を確実に身につけさせていくと、そういった部分なのかというふうに考えております。 それは校長が作成をいたします学校経営方針に位置づけられてございますけれども、それは校長だけが考えていても、具現化をされるものではございません。全ての教職員、そして保護者、地域の方々がその内容を共有して進めていく必要があるものと、そのように考えているところでございます。 先ほどの御質問に正対したお答えにならないかもしれませんけれども、そのバランスを配慮しながら決定をしていくというところが、一番優先されるべきところなのかと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) ただ、来年からは学習指導要領の改訂で小学校3年生以上で外国語活動が導入されるわけですけども、授業の負担が増すことはもう推測されるわけです。時短運動会は、学校教員の負担軽減策になるといわれている面もありますけれども、今後、市教委としては働き過ぎとの指摘も多い学校教員の負担軽減策について、どのような考えを持っているのか、この点についてお伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 働き過ぎとの指摘を受けているというところでございますが、学校の教員の負担軽減策といたしましては、勤務時間を意識した働き方に関わること、業務改善の取り組みの推進に関わること、勤務環境整備のための支援の充実に関わること、この3つのことに関連して11の施策、我々のほうでは働き方改革実行イレブンプランというふうに呼んでおりますが、こちらに基づいて進めているところでございます。 その一方で、今、議員がおっしゃいましたように、限られた時間の中でやるべき内容が増加しているということを踏まえますと、学校で取り組んでいるさまざまな取り組みの精選を進めていくということは欠かすことができないと、そのように考えております。 精選すべき取り組みは、さまざまな切り口から分析をして判断をしていく必要があるというふうに考えておりますが、御質問いただいております時短運動会、こちらにつきましても教員の働き方改革の視点だけではなく、保護者、地域の方々のお考え、そちらのほうも踏まえて考えていく必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。
    ◆6番(鈴木明君) わかりました。働き方改革では勤務環境整備のための支援の充実にかかわる11の施策、働き方改革実行イレブンプランという、そういうのがあるというような答弁でしたけども、ちょっと働き方改革については、この質問からそれてしまうので、その点についてはまた何かの機会を捉えて、この点についても質問をさせていただきます。 今後、時短運動会について児童や保護者にアンケートを取るとか、そういった考えがあるのかお伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 現段階では、教育委員会として児童・生徒、そして保護者にアンケートを取る予定はございません。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) なぜアンケートをとらないのか教えてください。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 運動会に限らず、学校行事のアンケートにつきましては、各学校で保護者、または御参会の皆様からとっているという現状がございます。時短運動会につきましても、よいのではないかと、そういった御意見が運動会のアンケート、あるいは学校評価の中で要望が出てくれば、その学校のほうに情報が出てくるというふうに考えてございます。教育委員会として、改めてアンケートを取るという形をとりますと、二重に調査をかけてしまうという理由から、教育委員会としては実施をする予定はないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 結構、報道等でも、またインターネットでも話題になっていると思いますけども、そういった時短運動会についての要望なり、そういったことが各学校、また市教委のほうへそういった声というのは届いていないんでしょうか、お伺いします。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 教育委員会といたしましては、現段階で各学校に時短運動会の要望が来ているという認識はしておりません。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) では、今後も時短運動会については、特に検討はしないという形でよろしいでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 先ほど御答弁させていただいた内容と重複いたしますけれども、学校教育の中で最も優先すべきは、児童・生徒に何を身につけさせなければならないのか、その資質能力を確実に身につけさせていくということだというふうに考えております。 保護者からの御意見、あるいは地域の方々からの御意見として上がってきた場合に、その点を十分に考慮しながら、校長が適切に判断をしていく必要があるというふうに考えているところでございます。時短運動会を今後、取り組んでいくことにつきましては、現段階では未定というところでございますが、そういったものが一つの手段として御提案をいただいているということにつきましては、校長会等で情報提供してまいりたい、そのように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。この項の最後の質問にいたしますけれども、議会の中でもたびたび議員から意見が確か出ていたのかと思うんですけども、開会式中に長時間立っていて、具合の悪くなる児童を結構見かけることがあります。来賓の挨拶、また私たちは紹介されることがあるんですけども、結構多くの人数の方がいらっしゃると長くなり、目の前でお子さんたちが倒れてしまうというのを見ると、ちょっとこちらもつらくなってしまうので、少しでも児童の負担を減らすため、こういった紹介や挨拶というのは省けるんだったら省いてもいいのかと思うんですけども、そのあたりについての見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(沖野清子君) 暫時休憩いたします。     午後1時58分休憩-----------------------------------     午後2時15分開議 ○議長(沖野清子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 先ほどの鈴木君の質問に対する答弁を願います。指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 運動会の来賓の挨拶等を省いてもいいのではないかとそういった内容であったかと思います。 本市の小、中学校は、全校がコミュニティスクールでございます。学校教育が地域の皆様に支えられているということを、学校行事も含めて、そういった支えがあって進められているというところを児童・生徒が理解をするということについては、一定の教育的価値はあるものというふうに考えているところでございます。しかし、一方で、御指摘のような熱中症の心配、そういったところも含めて考えていく必要があるというふうに考えております。 いずれにいたしましても、保護者や地域の方々の御意見、そういったところをきちんとお伺いをしながら、そのあり方についても考えていく必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。先ほど最後と言ったんですけど、関連で、26市の中で来賓の紹介、これをしていない自治体があるのかないのか、そのあたりはつかんでいますか。 ○議長(沖野清子君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(勝山朗君) お答えをいたします。 運動会等の来賓の紹介をしているかどうか、近隣市含めて26市の状況については、こちらのほうでは把握をしてございません。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。できましたら、ぜひそのあたりについて、ちょっと調べていただければと思います。要望しておきます。 運動会のあり方については、児童、保護者、教師等さまざまな考えや思いがあるかと思います。時短運動会については、一つの提案として今回質問させていただきましたので、これで2項目めを終了いたします。 次に、3項目めの乳幼児健診の時間帯についての再質問なんですけども、先ほどの市長答弁では、時間帯の変更ができるかできないかという形で質問をしたつもりだったんですけども、そのお答えがなかったんですけども、時間帯の変更というのはできないんでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) お答えいたします。 市長答弁にございましたとおり、現在医療機関の診療時間外となります午後の時間帯で集団健診を実施していただいております。また、医師、歯科医師を初め、保健師、助産師、看護師、歯科衛生士等多くの職種の方にも健診の対応をお願いしていただいていることから、現在の時間帯での実施が適当であろうというふうに考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) では、時間帯の変更はできないという認識でよろしいわけですね。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) お答えいたします。 現在の時間帯での実施が適当というように認識しております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) では、今までに保護者の方たちから、時間帯を変更してほしいといった、そういった声はなかったのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) お答えいたします。 乳幼児健診でございますけれども、1回の健診で30人から40人の受診人数がございます。乳幼児健診の時間帯の変更の要望ということでございますけれども、過去に何人かの方からは、健診時間を午前中にしていただきたいなどのお声は聞いております。なお、そのような際には、保健師が健診の目的ですとか実施方法などを丁寧に御説明をし、御理解をいただいているというようなところでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 子どものお昼寝というのは重要なのかと思うんですけども、今の健診の時間帯ですと、子ども中心の健診体制になっていないのかなと思うわけですけども、この点ついて担当課としてはどういったお考えなのか、お伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) お答えいたします。 乳幼児健診につきましては、発育や栄養、疾病等の早期発見と治療、視覚・聴覚異常の発見と養育、親子の関係性ですとか、親のメンタルヘルス、子どもの虐待の未然防止など、乳幼児健診で取り扱う課題は多岐に及んできており、現在では健康課題等、異常等を発見することだけではなく、親と子に対するさまざまな支援の必要性を把握するとともに、切れ目のない支援につなげることが非常に重要となっております。 こうしたことから、乳幼児健診に従事する職種も、医師、歯科医師、保健師、助産師、看護師、歯科衛生士、管理栄養士、心理職、保育士など、多くの職種がかかわりを持つようになり、多職種の方たちがワンストップでサービスを提供するような健診が求められております。 これらを踏まえ、本市の乳幼児健診は多職種の従事者による集団での健診、これを実施し、親子との関係性を築きながら、きめ細やかな健診を心がけ、取り組んでいるというようなところでございますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) それでは、受け付けから健診終了までの流れというのを教えてください。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) お答えいたします。 健診の流れでございますけれども、健診の受け付け終了後、保健師等により親子に対して発育、発達状況、生活習慣、親子関係、家族の健康状態、生活状況などの問診を行います。 次に、身長・体重の計測、医師による診察等の一般健診、歯科医師による歯科健診、保健師、歯科衛生士、管理栄養士による保健指導、必要に応じて心理相談員による心理相談を行うというようなことになります。 その後、診察ですとか保健師指導等の結果を用いて、心理相談員、保健師、歯科衛生士、管理栄養士によるカンファレンスを行い、支援等の方向性を確認いたします。 なお、健診の時間につきましては、おおむね1時間半程度ということとなっております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) では例えば、受け付け時間をもっと前にずらして行うということはできないんでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) お答えいたします。 1歳6カ月健診、それから3歳児健診の受け付けの時間でございますが、現在受け付けの開始時間は午後、お昼の12時40分からとなっております。受け付け時間をもっと前にずらして行うことはできないかというようなことでございますけれども、さらに受け付け時間の前倒しをしても、医師による診察等の一般健診、歯科医師による歯科健診は午後1時30分からということになりますので、逆に待ち時間が長くなってしまうというようなことが予想されますので、受け付け時間を早めるというようなことにつきましては考えておりません。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 現時点での改善は難しいということであれば、受け付け時間の細分化、健診の流れの見直し等、そういった工夫をして実施すべきと考えるんですけども、担当としてはどういう考えなのかお伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) お答えいたします。 乳幼児健診につきましては、標準的な乳幼児期の健康診査と保健の指導に関する手引、こちらの健診の流れに沿って実施をしております。今後も乳幼児健診につきましては、親子の心身の健康の保持、増進に努めながら、きめ細やかな健診を心がけ、取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) 時間帯の変更が難しいということであれば、特定健診のように、個別に健診を受けてもらう方法も考えられると思うんですけども、この点のメリット、デメリットについて教えていただきたいと思います。 また、個別対応で乳幼児健診を行っている市は26市の中であるのか、あればなぜそのような方法をとっているのか、わかれば経緯等についても教えていただきたいと思います。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) お答えいたします。 まず初めに、26市の乳幼児健診の実施状況ということでございますけれども、例えば3歳児健診では、26市の全てが集団健診を実施しております。それから、1歳6カ月児健診につきましては、26市中24市が集団健診を実施しております。個別健診は2市、ちなみに昭島市と西東京市ということになっております。 集団健診につきましては、先ほどお答えいたしましたとおり、多職種による健康課題等の把握ですとか、必要な支援等に早期につなぐことができるワンストップサービスというような健診であることが大きなメリットとなっております。 なお、個別健診を実施しております市の経緯等につきましては、つかんでおりませんけれども、個別健診では保健師、歯科衛生士、管理栄養士、心理相談員などが直接親子と接する機会がないというようなことで、発達状況、生活習慣、親子関係などを医療機関からの健診結果から読み取ることになり、なかなか状況等がわかりにくくなる、事後のフォローアップが難しいというような点がございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。 それから、これで最後にいたしますけれども、これは医師会からというか、私のかかりつけ医の方からちょっと聞いた話なんですけれども、乳幼児健診を実施する曜日が毎年固定化していて、休診日前後は患者さんも多く診療所に来られるので、曜日を固定化するのではなく、柔軟な対応をお願いしたいと以前から要望していたという話を聞いているわけなんですけども、そういった要望は担当課では聞いているのか。また、聞いていない場合、今後検討していただけるのかお伺いいたします。 ○議長(沖野清子君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(佐野和実君) お答えいたします。 以前、3~4カ月児健診、1歳6カ月児健診、3歳児健診、それから乳幼児健診、それから発達健診を武蔵村山市医師会に委託をしておりました。これらにつきましては、医師会からの要望等もございまして、発達健診は平成29年度から、それから3~4カ月児健診、それと乳幼児健診は平成30年度から他の医療機関に委託するなどしております。 現在、医師会への委託は1歳6カ月児健診と3歳児健診となっております。このようなことから、機会を捉え、業務内容の改善を図っているというようなことでございますので、御理解を賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 鈴木君。 ◆6番(鈴木明君) わかりました。この件に関しましては、結構多くのお母さんたちから声をいただきましたので、今回質問させていただきましたけれども、医師等の午前中の診療が終わってから行うということで、時間帯の変更は難しいというようなお考えなんでしょうけれども、やり方を工夫すれば私はできるのではないのかと思います。 例えば休日健診とか、予算さえあればできるのかなと私は思うんですけども、これはやはりお金が絡むことはなかなか難しいと私も思っておりますが、その場で説明を受けたから納得して帰られたというのではなく、変えてほしいと思っている方たちがいて、私のほうにもそういう声を寄せていただいているわけですから、初めからできないことを前提に考えるのではなく、どうしたらできるかを考えていただいて、市民の要望に応えられるようにしていっていただきたいと私は思いますので、要望して3項目めを終了いたします。 以上で私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。----------------------------------- ○議長(沖野清子君) 次に、清水君の発言を許します。清水君。     (2番 清水彩子君登壇) ◆2番(清水彩子君) 通告に従いまして、2項目質問いたします。 1項目めは学童クラブについての質問でございます。 学童クラブの指導員の皆様は、年齢、預かり時間、さまざまな子どもたちを数名の指導員で見ており、日々現場の指導員にしかわからない御苦労があることと思います。 一方、保護者としては、離れている間、子どもも楽しい時間を過ごし、喜んで学童に通えるようであってほしいという願いがあるかと思います。 新一年生が戸惑わないための準備、特別な支援が必要なお子さんへの配慮、命を守る安全対策はどのようになっているのか、また、保護者は意見を言いやすい環境にあるのかなど、子どもも保護者も安心できる学童クラブについてお伺いいたします。 続きまして、2項目めでございます。 障害者就労施設等への委託についてでございます。 平成25年に障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律(障害者優先調達推進法)が施行されたことにより、武蔵村山市でも武蔵村山市障害者就労施設等からの物品等の調達方針が策定され、障害がある方が働く作業所などへの仕事の委託がふえていることと思います。 障害があり就労が困難であっても、自分の手で作業したことが工賃となり支払われる、こうして社会の歯車となることは、やりがい、心身の健康にもつながります。 同方針においては、作業が重なり合う関係から、調達の推進に当たってはシルバー人材センターに配慮するよう記載がございます。高齢者の仕事も、また健康づくり、介護予防の観点などから重要でございます。 このように障害がある方、高齢者の方々が仕事を持つことは重要でありまして、地方自治法及び同法施行令第167条の2におきましては、地方自治体が締結する売買、賃借、請負、その他の契約において、随意契約を可能とする規定が置かれております。また、武蔵村山市の障害者就労施設等からの物品等の調達指針におきましても、随意契約の積極的な活用を図るとの方針が示されております。 そうした点から、シルバー人材センターへの委託にも触れ、障害者就労施設等への委託についてお伺いいたします。 以上、2項目質問いたします。 再質問は自席にて行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(沖野清子君) 答弁願います。市長。 ◎市長(藤野勝君) それでは、第1項目についてお答えいたします。 学童クラブに入所した新1年生につきましては、遊び方の指導を行うとともに、児童の様子を一人一人丁寧に見守るなどの配慮をしております。 次に、特別な支援が必要な子どもにつきましては、これまでも保護者や学校と情報共有を図ってまいりましたが、令和元年度より保護者から提供された就学支援シートに記載されている配慮、支援要望等を指導員が把握し、指導、支援に生かしてまいります。 次に、安全管理につきましては、出欠確認の徹底や危険な遊びへの指導、アレルギーを持つ児童への適切な対応を心がけております。また、定期的に避難訓練を実施し、児童の安全管理に努めております。 次に、相談窓口につきましては、各学童クラブの指導員が保護者からの要望等に対応しておりますが、その内容により、お伊勢の森児童館での個別相談を御案内しております。 次に、第2項目についてお答えいたします。 まず、障害者就労施設等からの調達でございますが、本市では国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律、いわゆる障害者優先調達推進法により、障害者就労施設等への受注の機会の増大を図るため、毎年度障害者自立支援協議会の意見も聞きながら、物品等の調達の推進に関する方針を作成し、調達実績の公表を行っております。 直近の平成30年度の調達実績では、物品及び役務の調達の合計で22件、2653万3002円となっており、今後におきましても庁内各課において調達可能な物品等の情報提供を行い、需要と供給のマッチングを図ってまいります。 一方、高齢者の就業機会の確保につきましては、シルバー人材センターが大きな役割を担っております。このため市といたしましても、シルバー人材センターに対して運営等に要する経費の一部を補助するとともに、さまざまな業務を委託しているところでございますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) それでは、1項目めから質問させていただきます。 新1年生の保護者というのは、子どもの入学への喜びとともに、漠然と不安を抱えていることと思います。子どももなれない学校が終わった後、また先生や人間関係が違う学童クラブでの時間に初めのうちは負担も大きく、できるだけ不安を取り除ける配慮が必要であると感じます。 先ほど市長答弁に、新1年生一人一人丁寧に見守るとございましたが、具体的に不安が軽減されるよう配慮していることがありましたら教えてください。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 学童クラブに入所した新1年生につきましては、指導員による学童クラブでのルールや遊び方を説明し、それぞれの児童の様子を見守りながら、おやつの時間には同じ保育園だった子ども同士を座らせるなどの配慮と、またあわせまして、上級生が自発的に学童クラブでのお姉さん、お兄さんになって遊びに誘ったり面倒を見るなどをするように促しております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 園からのつながりがそのままあることはとてもよいことだと思いました。子ども同士は柔軟性がありますから、例えば同じ園から入所したお友達がいなくても、答弁のとおり、上級生に遊んでもらったりする中で、次第に溶け込めていくのだと思います。 手がかかるようなお子さんに目が行きがちになるとは思いますが、1人で戸惑いながら我慢しているお子さんもいると思いますので、そうしたお子さんに働きかけていただければと思います。 続いて、カリキュラムについてお尋ねしたいのですが、子どもたちが楽しい時間を過ごすために、カリキュラムはどのように工夫されておりますか。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 まず、下校後に学童クラブに登所する場合でございますが、まず宿題を済ませた後、児童それぞれが好きな活動をするように指導しております。また、夏休みなど学童クラブに直接登所する場合には、午前中の時間を有効活用して、製作活動等を中心にカリキュラムを立てております。 またそのほか、週間や月別等のカリキュラムでは、曜日を決めて縄跳び大会やクイズ大会などを定期的に開催したり、節句等の季節の行事の際には、関連する飾り等の製作やお楽しみ会、またお誕生日会でのお楽しみおやつなど、子どもたちが楽しめるような工夫をしております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 子どもたちは、そうした催しをとても楽しみにしていると聞いております。家で留守番をさせるとどうしてもゲームばかりになってしまう、そのようなことをよく聞きます。学童クラブでの楽しい体験、家ではできないような体験ができること、友達関係、上級者とのかかわりができることは、子どもたちにとって大きな学びになると思います。人数も多いので、指導員の皆様は製作にしてもイベントにしても準備など大変かと思いますが、子どもたちがわくわくするようなカリキュラムを立てていただき、きょうの学童クラブは楽しみだなという気持ちで今後も子どもたちが通えるようにお願いいたしたいと思います。 次の質問に移ります。 先ほど市長答弁に就学支援シートのお話がございましたが、障害の有無にかかわらず、特別な配慮が必要なお子さんへの支援をもう少し詳しく教えてください。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 これまでは障害の有無にかかわらず、特別な配慮が必要な児童への支援につきましては、各学童クラブそれぞれが保護者や学校から直接情報提供を受け、見守りや少人数対応などの支援を行ってまいりましたが、本年度から教育指導課へ提出された就学支援シート、このうち学童クラブに入所する児童の就学支援シートを共有いたしまして、学童クラブでの指導、支援に反映するよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 障害福祉課が作成しているマイファイルについても活用がされているのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 マイファイルにつきましては、御本人や御家族が成長に関する情報を一つにまとめるためのファイルでございます。生育歴や本人の特徴、日常生活でのかかわり方、診療記録等がライフステージに合わせてつづられているものでございます。 このマイファイルを取得され、活用されておられる保護者から、情報提供の申し出があった場合につきましては、各学童クラブとの情報共有を図りまして、学童クラブでの指導、支援に反映するように努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) わかりました。マイファイルにつきましては、保護者が子どもの障害について伝えたいことがより深く記載されておりますので、保護者の方から見せていただいて、お子さんについて理解を深めていただけるといいのかなと思います。 学童クラブの担当課である子ども育成課、就学支援シートを作成している教育指導課、マイファイルを作成している障害福祉課と3つの課で、配慮が必要なお子さんに寄り添うための支援体制が整ってきまして、大変すばらしいことだと思います。これからもそうした連携を大切にしていただけたらと思います。 続きまして、安全管理についてお伺いいたします。 学童クラブの指導員は子どもたちの命を預かりますので、さまざまな安全管理に対する知識、子どもたちへの対応など総合的に専門性が必要となりますが、研修などはあるのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) 学童クラブ指導員の指導研修につきましては、厚生労働省によります放課後児童支援員の認定資格取得に向けまして、積極的な推進を図っているところでございます。 放課後児童支援員の認定に当たりましては、東京都が実施する認定研修会への出席が義務づけられており、学童クラブ業務における基本的な考え方や心得、必要最低限の知識、技能の習得を目的としております。資格取得者の現在の状況につきましては、13学童クラブの指導員66名中、43名が取得しております。 また、平成30年6月、昨年でございますが、発達障害理解研修を教育指導課と共催で開催をいたしまして、発達障害への理解や配慮、支援が必要な子どもへの接し方を学ぶ研修を実施しております。 今後につきましても、指導員全員が認定資格の取得を目指すとともに、より専門性を高める研修の実施、参加を推進したいと考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 研修の実施、参加を推進し、専門性を高めていくとのことで安心いたしました。66名中43名取得とのことでしたが、取得していない23名については、今後取得していくという認識でよろしいのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 放課後児童支援員認定資格の取得につきましては、今年度、取得していない23名のうち12名が認定資格研修へ参加する予定となっております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) わかりました。共通理解は大切なことですので、これからも推進していただきたいと思います。 安全管理についてもう一つ伺います。 避難訓練はどのような訓練をされているのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 学童クラブでの避難訓練につきましては、半年に1回をめどに、防災及び防火訓練を実施しております。訓練の内容につきましては、児童館・学童クラブ災害時事件等発生マニュアルに基づきまして、安全確保や避難誘導、事後対応が主な訓練内容となってございます。 また、第一小学校敷地内にあります本町学童クラブにおきましては、学校の避難訓練に参加した実績もございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 不審者侵入の訓練についてもあるのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 不審者の侵入に対する訓練につきましては、本町学童クラブにおきまして、各指導員の役割を分担し、制止、警告の方法、非常口への誘導や避難の手順などを確認する防犯訓練を実施しております。また、全ての学童クラブにおきまして110番通報装置が設置されております。この110番通報装置というのは、非常用ボタンを押すだけで設定されている名称や所在地などの情報を自動的に警察、または最寄りのパトカーへ通報されるとともに、電子ブザーが鳴動して緊急事態発生を知らせるものでございます。 今後、文部科学省の学校への不審者侵入の危機管理マニュアルを参考にして、防犯マニュアルの作成、また訓練の実施を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) わかりました。110番通報装置はとても心強く感じました。不審者も最近おりますので、指導員の中だけでもまずは避難の手順の確認などをしていただけたらと思います。避難訓練は半年に1回とのことで、適正な回数だと思いますし、日ごろからの訓練が子どもたちの命を守ることにつながると思います。 それから、各学校で点検していただいているかもしれませんが、暗い時間に1人で帰宅するお子さんもおりますので、校舎から門までがライトで照らされているか、再度御確認いただきたいと思います。もし暗い場所がありましたら、ライトの設置をしていただきたいと思っております。そうしたことも防犯につながりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、要望、相談についてお伺いいたします。 昨年度、学童クラブに寄せられた相談の中で、いじめや暴力についての相談はありましたか。
    ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 平成30年度に学童クラブに寄せられた相談の中で、いじめや暴力についての件数、こちらにつきましては3件ございました。内訳といたしましては、暴力についての相談が2件、いじめについての相談が1件でございました。また、学童保育保護者会からの要望では、暴力的な児童や言葉が乱暴な児童への指導を望むというような要望もいただいております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 具体的に相談に乗った後、どのようにいじめや暴力の解決を行っているのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 暴力やいじめの解決につきましては、各学童クラブの指導員が暴力やいじめをまず現認した場合につきましては、子どもたちを引き離して、それぞれの言い分を十分に聞き取り、加害児童に対しては反省を促すとともに、自分の言葉で謝罪するように指導をしております。 また、現認ができなかった場合につきましては、指導員が連携して、それぞれの児童を観察しながら、状況に応じた指導を心がけております。 また、こういったいずれの指導も効果がない場合や深刻な事案につきましては、それぞれの保護者に状況等を御説明いたしまして、当該児童への効果的な指導や問題解決に向けて、保護者と学童クラブが連携を図って対応しているということでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) わかりました。大人の社会も子どもの社会も人間関係が良好でないと本当につらいと思いますので、暴力、いじめがなくなっていけばという願いがございます。悪化する前に未然に防げることが一番だと思うんですけれども、保護者も子ども同士のけんかだから様子を見たほうがいいものか、時期が来れば解決するものか、判断がつかず、相談しようと決断するころにはもう深刻な場合もございますので、早目に対応できる体制づくりが必要かと思います。 現在、学童クラブへの要望、相談について、窓口はどこになっているでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 学童クラブへの要望や相談につきましては、まず通所する各学童クラブの指導員が窓口となります。また、相談内容等によりましては、各学童クラブを統括するお伊勢の森児童館への引き継ぎや御案内をしております。また、武蔵村山市学童保育保護者会からの要望事項につきましても、お伊勢の森児童館が窓口というような形になっております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 現在、入所時に配付される資料には、お伊勢の森児童館の連絡先の記載がない状況ですので、ホームページも含め問い合わせ先として、各学童クラブ以外にもお伊勢の森児童館が学童クラブの担当であること、電話番号、住所を記載していただけたらと思います。 放課後学童クラブ運営指針によりますと、苦情の窓口の設置、保護者にそれを明確にすることと記されておりますが、各学童クラブの連絡先はわかりますが、苦情窓口として明確に記載がない状況にあります。 苦情の窓口としまして、3名設置している自治体もありまして、1人目は苦情解決責任者として現場の指導員、2人目は苦情受け付け担当者として担当課の職員、3人目は第三者委員として民生委員が学童クラブの指導員や市の担当課から苦情内容を聴取したり、利用者から苦情の受け付けなどをしているケースがございます。 学童クラブには直接言いづらいこと、市役所へは連絡しづらい、そんなときにもっと気軽に連絡できる第三者委員がいると、問題の早期発見につながるかと思います。このような3名の相談体制を武蔵村山市としても設置することができるでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 子ども家庭担当部長。 ◎子ども家庭担当部長(鈴木浩君) お答えいたします。 学童クラブへの苦情窓口につきましては、現在、1次窓口として学童クラブ指導員が担当しております。2次窓口といたしましてはお伊勢の森児童館の館長や児童担当課長、こちらが担当することとしております。 また、昨年度、お伊勢の森児童館への苦情件数につきましては、いじめに関する電話相談1件を受け付けております。 御質問の民生委員等が3次窓口として対応することにつきましては、今後関係機関と調整をして考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) よろしくお願いいたします。 きちんとした相談体制で指導員を守るという観点からも相談窓口を明確にし、いただいた意見を学童クラブの運営に反映していただけたらと思います。 学童クラブは保護者が働いている間に子どもが行く場所なので、なかなか保護者から様子が見えづらいかと思いますが、今回の答弁を議会だより、インターネット配信で見ていただければ、少し様子がわかり、安心していただけるのではないかと思います。さまざまな観点から子どもたちのことを考えていただいていることがよくわかりました。ありがとうございました。 2項目めの質問に入ります。 2項目めは障害者就労施設等への委託についてでございます。 武蔵村山市が障害者就労施設等へ委託している内容を教えてください。 ○議長(沖野清子君) 高齢・障害担当部長。 ◎高齢・障害担当部長(登坂正美君) お答えいたします。 本市における障害者就労施設等からの物品の調達実績でございますが、発注金額が大きい契約内容で申し上げますと、在宅高齢者等へのおむつ給付、高齢者等のごみ出し支援、公園・児童遊園等の除草清掃、市報・議会報の配布などとなっております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 現在、幾つの事業所に委託しているのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 高齢・障害担当部長。 ◎高齢・障害担当部長(登坂正美君) お答えいたします。 平成29年度と平成30年度の実績では5事業所でございます。今年度につきましては、障害者自立支援協議会の中の日中活動系のサービス事業者部会というのがございますけれども、こちらの部会におきまして、市側、こちらは市役所の中の発注担当課ですが、そちらと障害福祉課で障害者就労施設等への情報提供を行いまして、これまで受注に結びついていなかった事業所の新規受注の働きかけを行いまして、実際に受注に結びついております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 受注に結びついていなかった事業所も、きっとそれぞれ課題がおありだったと思いますので、不安な点であったり、委託を受けられない理由についてよく話を聞いていただいて、体制を整えて、無理なく契約ができていくといいのかなと感じます。 除草についてですが、かかった時間などから算出しているのか、それとも集まった草のキロ数などで算出するのか、そのあたりを教えてください。 ○議長(沖野清子君) 環境担当部長。 ◎環境担当部長(藤本昭彦君) お答えいたします。 公園の除草の例でお答えをいたしますと、除草等の契約金額につきましては、委託予定の就労施設からの見積もりに基づき算出をしているところでございます。 提出された見積書の中で、積算詳細が添付されるものを参考にお話をさせていただきますと、人件費といたしまして、就労時間当たりの賃金、人数による積算をいたしまして、これに雑草等の処分費ですとか事務費が加えられた額というような形になっているところでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 主にかかる時間で算出されているということでわかりました。皆さん一生懸命取り組まれていると思いますので、そうした方法でよいのだと思います。 全ての作業所で統計をとるのは大変かと思うので、参考に一番市の委託事業が多い作業所と一番少ない作業所で、それぞれ委託事業があることにより工賃は1人月額幾らくらいふえたのか教えてください。 ○議長(沖野清子君) 高齢・障害担当部長。 ◎高齢・障害担当部長(登坂正美君) お答えいたします。 平成30年度の実績で申し上げますと、金額ベースで市の委託事業が最も多い事業所でございますが、委託件数は2件で、委託事業費の総額は1648万7998円になります。本事業所につきましては、事業所収入、事業所の総収入でございますが、総収入の90%以上が市からの受注によるものでございます。このため利用者に支払われる工賃の原資のほとんどが市からの委託費によるものと考えられます。 一方、最も少ない事業所でございますが、委託件数は2件で、委託事業費の総額は45万4223円になります。本事業所につきましては、事業所収入の市からの委託事業の割合は、全数の5%ほどといったことでございます。このため、市の事業の受注による工賃向上のいわゆる寄与度につきましては、算出は困難とのことでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 算出は困難とのことでしたが、受ける仕事により工賃に差が出てくるということはわかりました。どこの団体でも同じ仕事を受けられるわけではなく、それぞれの事業所に合ったものになるとは思います。合う仕事が見つかることが工賃の向上になるのだと思います。 外での作業がございますが、安全についてはどのようなことを留意されているのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 高齢・障害担当部長。 ◎高齢・障害担当部長(登坂正美君) お答えいたします。 事業所外で作業する場合でございますが、こちらは施設外就労という形になってまいります。利用者と支援員がユニットを組みまして、利用者10人につき職員1人の配置が原則となってまいりますが、道路の除草作業を例に挙げますと、例えば特に通行量の多い道路でございますと、利用者の作業を支援する先ほどの職員1人に加えまして、交通状況を見守る職員をさらに増員いたしまして、作業と交通安全の双方に配慮した職員配置を行っているとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 安全には十分配慮されているということがわかりました。また、夏場、外の作業は暑いので、体調管理にも気をつけていただきながら、くれぐれも無理がない範囲で活動していただけたらと思います。 今、就労継続支援B型事業所に委託している除草、公園の清掃、市報などの村山団地への配布につきましては、もともとシルバー人材に委託していたものでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 高齢・障害担当部長。 ◎高齢・障害担当部長(登坂正美君) お答えいたします。 新規発注案件、例えばさいかち公園の除草等清掃でございますけれども、こちらは当初から障害福祉サービス事業所に発注をしております。一方、その他の案件、公園の除草等清掃や市報等の配布につきましては、もともとシルバー人材センターのほうに発注をしておりましたが、平成18年当時の障害者自立支援法の施行を契機といたしまして、シルバー人材センターとも十分協議をいたしまして、順次障害福祉サービス事業所に発注先を移行してきた、そういった経過がございます。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) そのような経過があったということでわかりました。 シルバー人材センターも認知症の方にサポーターがついて作業をすることなどもあり、できる仕事としては重なり合うものがございます。シルバー人材センターからB型事業所に仕事を分けますと、B型事業所の都合でシルバー人材センターに仕事が戻ってきてしまったり、人員を確保したのに委託先が変更されるなど、調整を無駄にしてしまう場合も起こり得るので、そういうことが生じぬよう、これからも連携を深めていただけたらと思います。委託事業も新規開拓をしていただき、双方がバランスよく受託できるよう、今後もよろしくお願いいたします。 障害者就労施設等につきましては、福祉の現場でありながら、保育園や高齢者施設と異なる部分は、利用者に行ってもらう作業、つまり仕事を用意することでございます。ですが、一般企業と比べ、福祉の現場の職員は経営、営業、起業など、そうしたビジネス的なノウハウが余りない場合が多いです。経営、営業、起業について人材を育てていくために、作業所の職員を対象に講習を開く、営業やデザインのできる人材を入れられるようにする、活用できる環境をつくるなど、経営に強い作業所を育成してはどうかと思いますが、そうしたことに力を入れていくことはお考えでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 高齢・障害担当部長。 ◎高齢・障害担当部長(登坂正美君) お答えいたします。 就労継続支援B型事業所におきまして、工賃向上を目指していくためには、作業所の経営意識や生産性の向上が大変重要であるというふうに考えております。このため各作業所には厚生労働省が発行する就労継続支援事業所における工賃・賃金の向上に関する事例集、ワークブックや東京都が開催いたします工賃アップセミナーの案内を日ごろから行っておりまして、作業所内で活用していただきたいと考えております。 また、特に意欲の高い作業所につきましては、東京都の補助金を活用いたしまして、作業所等経営のネットワーク化や経営コンサルタントの派遣等の支援につきましても働きかけてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) ぜひ国や都で行っているものの案内はしていただきたいと思います。実際、読み物の配付だけですと、忙しい日々の中でなかなかチャレンジしづらいと思います。意欲のある団体にはしっかりと軌道に乗るまでサポートしていただき、経営の部分を強くしていただければと思います。 先ほど市長答弁で、庁内各課に対して需要と供給のマッチングを図るとのことでしたが、一般企業につきましても御検討いただきたいと思います。障害者就労施設等と一般企業は余り接点がない場合も多く、企業は皆さんがどのようなことができるかなど、わかりづらいと思います。ですが、企業のほうは内職作業など、お金をかけて求人募集をしている状況でございます。ですので、そのマッチングをする場が必要だと思います。 マッチングサイトを活用し、どのような仕事ができるのか、どんなものが、何個くらいつくれるのかなど仕事の依頼がしやすいよう公開し、障害者就労施設等を一つのホームページに掲載し、市内の企業に周知できると企業の仕事が入り、工賃も向上しますし、武蔵村山市の企業と武蔵村山市の福祉がつながることは、さまざまな相乗効果が出てくると思います。そのようなマッチングサイトを作成することは可能でしょうか。 ○議長(沖野清子君) 高齢・障害担当部長。 ◎高齢・障害担当部長(登坂正美君) お答えいたします。 これまで市では物品等の調達の推進に関する方針に基づきまして、市業務の発注拡大や庁舎あるいは各種イベントにおきまして、作業所の自主生産、販売スペースの提供等を通じた自主生産品の紹介をすることによりまして、工賃向上に取り組んでまいりました。 今後におきましては、先ほど申し上げましたが、複数の作業所を取りまとめ、自主生産品の販路や受注先の開拓を行い、共同製品受注、共同製品開発に向けたネットワークの構築等を図ります作業所等経営ネットワーク支援事業の導入を働きかけてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(沖野清子君) 清水君。 ◆2番(清水彩子君) 作業所等経営ネットワーク支援事業の導入、期待しております。その中でそうしたサイトが活用されていくといいのではないかと思いました。ネットワークの構築が進み、市の企業と結びついていくことを願います。 障害の有無や年齢、家庭環境など、市民の皆様それぞれではあると思いますが、このまちで働きたい全ての方にとって、働きやすい環境が整えばと思います。 以上で質問を終わります。----------------------------------- ○議長(沖野清子君) 暫時休憩いたします。     午後3時09分休憩-----------------------------------     午後3時29分開議 ○議長(沖野清子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 次に、天目石君の発言を許します。天目石君。     (5番 天目石要一郎君登壇) ◆5番(天目石要一郎君) ことしのゴールデンウイークの時期には連日自動車事故の報道が続いておりました。ゴールデンウイークが明けてから、市からファクスが届きました。横田基地の軍人が酒気帯び運転をして事故を起こしたので、抗議文書を5市1町で構成する横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会及び横田基地周辺市町基地対策連絡会の名前で、再発防止の文書要請をしたとのことでした。 この事故の内容ですけれども、要請文書によりますと、このアメリカ兵は酒気帯び運転をして、福生市内のガソリンスタンドの看板を破損、そして羽村市内の民家の壁を壊す、駐車場のフェンスにもぶつける、そしてNTTの電柱を破損と、あちらこちらで何と一度に4カ所もの場所で事故を起こしているようであります。果たして、酒気帯びぐらいでこんな事故を起こすものでしょうか。本当は泥酔して、酩酊状態で運転していたのではないでしょうか。人身事故が起きなかったのが不幸中の幸いとしか言いようがありません。 こんな重大な事故なのに、私自身、市からのファクスをいただくまで、このような事件が起きたことは全く知りませんでした。報道を見落としたのかと思ったのですが、ネットで調べる限り報道もされなかったようです。本当に不可解に思います。 そこで4点ほどお聞きします。 1点目として、今回の事件での市の対応と、それを受けての米軍からの回答はどんなものがありましたかということです。 続いて2点目として、この当該軍人に対してはどのような処分がなされたのであるかということです。 3点目としては、ほとんど報道されなかった理由はなぜなのかということです。形式的に要請文を出すだけでなく、5市1町の首長で記者会見を開いて、再発防止を強く要請でもしたら違っていたのではないのかと個人的には思っています。 4点目として、ちょくちょく横田基地の軍人・軍属による事件を耳にすることがありますが、その後、彼らがどのような処分を受けたのか耳にすることはありません。過去の事件と処分の内容を伺いたいと思います。 2項目めです。日本遺産への取り組みをしたらどうかと思い質問します。 モノレールの市内延伸は長年の武蔵村山市民の悲願ですが、あるとき23区内の議員さんにこう言われました。うちのほうにも鉄道の延伸計画がある。沿線予定地には何十万人もの人が住んでいるんだと。武蔵村山市には一体何人住んでいるんだというふうに嫌みを言われました。 そんな声を打ち消すには、市外から多くの人が武蔵村山市に足を運ぶ仕掛けが必要だと考えます。市が行っている菜の花ガーデンやひまわりガーデンは、市外からモノレールに乗って見物に来た人は皆さん、武蔵村山市までモノレールが延伸してくれていれば便利だったのにと感じるでしょうから、こういう取り組みはよいことであると思っております。 さて、より一層市外から武蔵村山市への関心を高めるために、日本遺産への登録を目指したらどうかと思います。 日本遺産というものは、歴史的な伝統文化や風習などを関連づけ、そしてストーリーがあるということを文化庁が認定をするというものであります。また、伝統文化や風習のストーリーということですので、一自治体だけでなく、複数の自治体とともに地域として認定されるという事例が多くあります。 文化庁は2020年までに約100件の認定を予定しています。今のところちょうど文化庁が出しているチラシというか、日本遺産の資料をダウンロードしてみたら、54件載っておりました。そして、今のところ東京都内では、どうも登録されている案件がないようであります。市外から多くの人を迎え、モノレールの早期延伸と地域の活性化を図るためにも、日本遺産の認定を目指したらどうでしょうか。 再質問は自席にて行います。 ○議長(沖野清子君) 答弁願います。市長。 ◎市長(藤野勝君) それでは、第1項目の1点目についてお答えいたします。 令和元年5月12日に発生した事故につきましては、東京都及び横田基地周辺市町と連携し再発防止策を講じることや、教育及び綱紀粛正のさらなる徹底などを要請いたしました。米軍からは、今後同じような事故が起こらないよう、あらゆる手段を講じて空軍兵を教育していきますとの回答がありました。 次に、2点目についてお答えいたします。 防衛省北関東防衛局に伺いましたところ、当事者は現行犯逮捕され、検察庁に送致されたとのことでありますが、最終的な処分内容の情報提供はありません。 次に、3点目についてお答えいたします。 報道機関の対応につきましては、承知していないところであります。 次に、4点目についてお答えいたします。 過去10年では酒気帯び運転による事故は5件発生しており、現行犯逮捕され検察庁に送致されたなどの情報提供はありましたが、具体的な処分内容につきましては承知していないところであります。 ○議長(沖野清子君) 教育長。 ◎教育長(池谷光二君) 次に、第2項目についてお答えいたします。 来訪者拡大や地域活性化を目的とした文化財等の日本遺産への申請につきましては、文化庁が定める日本遺産の認定申請を行うための要件として、国の指定を受けた文化財を必ず一つ含めることが必要となります。 そこで本市においては、文化財等として歴史的、文化的遺産は多くあるものの、国の指定を受けた文化財ではないことから、現状では申請要件に該当しないものと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) まず、1項目めから再質問させていただきます。 今の答弁で、米軍からはあらゆる手段を講じて空軍兵を教育していくという回答があったということですが、このあらゆる手段というのは、例えばどんなものだか伺っているんでしょうか。例えばグラウンドを3周走れとか、その程度のことがあらゆる手段になるのか、それとも今まで例えば中佐だった人が少佐になるという降格人事をされるだとか、飲酒運転とかしたら減俸するぞとか、あらゆる手段ということだけではわからないんですが、このあらゆる手段とは一体どういうことなんですかということは市のほうは先方に聞かれているのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) それでは、お答えいたします。 まず、米軍の軍人に対する教育という面でのお話がございました。4点ほどございまして、一つ目がライトスタート、基地に赴任したばかりの空軍兵に対する軍の規律や心構えを教えるオリエンテーションということですが、その中で教育をしていく。また、ファーストタームエアマンコース、これは全ての空軍兵に義務づけられた訓練ということで、こちらにつきましても軍人としての心得から軍の規律、そのほか多岐にわたった教育プログラムが行われており、その中で教育していくということでございます。それから、節度を守った飲酒についてのブリーフィング、あるいは長期休暇前の安全に関するブリーフィングなどを行うということです。また、そのほかに基地内で流すAFNのラジオや基地内での各種行事、また第374空輸航空団の全将校が参加する集会において司令官から訓示を行うなど、実施をするということです。 また、米軍のほうからは、こういった法を守らない軍人に対しては厳しい懲戒処分を科す、そのような回答もいただいております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) この教育はごくごく一般的ですね。もうちょっと、あらゆる手段の教育というんだったら、なるほど、こういうことがあるんだったら、飲酒運転とか、アメリカ人からいったら日本は外国ですから、外国に来たんだから迷惑かけちゃいけないなとか、ぴりっとしなければというふうに思うような内容なのかということがちょっとわかりません。 それから、今の御答弁できちんと厳しい処分をしているというようなことをおっしゃっていましたけれども、その内容というのは聞かれておりますか。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 現時点では処分の内容については示されておりません。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) 内容がわからないのであれば、本当に厳しいのかどうなのか、日本人から見たらというか、本当は何もやっていないのかもしれないし、やっています、やっていますと言うだけでブラックボックスです。厳しい対応を米軍内でやっているということですが、それは恐らく口だけなので、ですから今御答弁にもありましたけど、過去10年で飲酒運転5件。それは捕まったのが5件ということで、捕まらなかったものといったら、多分物すごくあるわけですよね。 私は思うんですが、恐らくアメリカ軍としては厳しい処分をやっていると言っていても、軍隊とかといったら、普通の組織以上に上官の命令にはぴちっと従う、意識の高い、規律とかそういったものに関して厳しいところだと思いますけれども、現場の兵隊さんは上官が言っても全く心に響いていないから、このようにしょっちゅう起こすのであろうなと思っています。日本側から抗議が来たから、厳しくやっていますから、勘弁してやってくださいというようなことなんだろうと思います。 それで、もしわかっていたら教えていただきたいんですが、私自身思うのが、酒気帯び運転ぐらいで4カ所もあちこちぶつけますかと思うんです。このアメリカ兵というのは、よっぽど酒が弱かったんでしょうか。どんな状態だったのか、もし聞いていればお願いします。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 具体的な内容については伺っておりませんけども、酒気帯び運転で捕まったということですので、呼気1リットル当たり0.15ミリリットル以上、これは検出されたと思います。ただ、そのほかに道路交通法上は酒酔い運転という違反もあるんですが、それについては酒酔い運転という情報提供はされておりませんので、あくまで酒気帯び運転だったのかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) 私は思うに、本当は泥酔して運転していたんだけれども、まあまあとおさめるために酒気帯びぐらいにしていたのではないのかというふうに思います。だって、過去、先ほど御答弁にあったように10年で5件の酒気帯び運転が発生している。過去起こった5件全部酒気帯びなんです。飲酒で泥酔していたというのは1件もない。恐らくはいろいろと差しさわりがあるから、酒気帯びということで話を抑えているだけなのではないのかと思います。 それで、0.15ミリリットル以上呼気の中にアルコールが含まれていたのであろうと部長はおっしゃっていますが、そうしたらアメリカ軍なり、防衛省なりから、このアメリカ兵が一体どれぐらいの酒を飲んで運転していたのかということは、全く報告されていないということなんでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 アルコールの量につきましては、警察のほうでは情報を持っていると思いますけども、そちらのほうからは情報提供はされておりませんので、具体的にどの程度の飲酒があったのかについては把握しておりません。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) それも変な話で、よくよく考えたら。先ほど部長の答弁の中で、アメリカ軍としては厳しい対応をとっているというのだったら、当然軍隊の中でも当該兵士に対してきちんと事情聴取を行って、どれぐらいの酒を飲んでいたんだとかということを聞き出しているはずなわけですよ。そういったことも報告しないというのは、本当におかしな話だなと思います。 例えば、私の知り合いの地方議員が何年か前に県会議員の選挙に当選しました。よかったねと、あいつ県会議員になったのか、よかったねと言っていたら、しばらくしたら、いや天目石と、あいつは通ったはいいんだけれども、祝勝会というか、みんなでお祝いをやっているところで1杯飲んでしまって、そのまま飲酒運転で捕まって、県会議員通ったはいいんだけれども、一度も議場に行く前に辞表を書かざるを得なくなったらしいぞというような話を聞きました。東京では報道されなかったのでネットで見たら、あら本当だと、ちゃんと残っているわけですよね。 地方議員とかだったら、ほんのちょっとしたことですごく蜂の巣をつついたようになって、彼自身も酒気帯びで、酒気帯びの分の罰金を払っただけではなくて、議員辞職というところまで責任をとるわけです。 不可解なのは、検察に送られましたから、厳しく処分していますからと言っても、一体厳しいというのがどういうことだったのかが全く私たちにはわからないことになっている。今後、こういった事件があるときに、私は市として、どういう処分を米軍内でやっているのかというのを改めて問いただすべきだと思うんですけれども、今までそういったことは一切されていないんでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 処分内容につきましては、過去、極めて重大な、人命にかかわるような事件が発生した場合については、かなり情報を細かく収集しておりますが、こういった道路交通法上の違反に関しましては、防衛省に対しては情報提供をしていただきたいということで求めておりますけれども、ほとんどの場合は回答がないというのが現状でございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) 今回は4件もの物損事故という、本当に酒気帯びかと私は疑問に思っておりますが、4件もあちらこちらでぶつけて、幸いなことに人をひかなかったということなんだと思います。これ、大した事件ではなかったというふうに市のほうとしては考えておられるんですか。よくある事件で、大したことはないんだというふうに思っておられるんですか。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 今回の5月12日に発生した事故につきましては、最初に起こったのが福生市、それから2キロ離れた羽村市でも物損事故を起こしております。したがって、2キロほど離れておりますので、2キロの間ずっと移動したわけです。また、最初の事故が福生市、次が羽村市ということで、だんだん基地のほうから離れていく状況だったものですから、大変重大な事故と考えておりまして、横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会では、翌日口頭要請は行ったわけですが、5市1町のみで改めてその翌日に文書要請を行ったところでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) 私自身は大変、人身事故にならなかったというのは、本当に不幸中の幸いだと思っております。 それで、申し入れをされたということでありますが、その申し入れをされたときの状況をお聞かせ願えますか。例えば、5市1町の首長さんが皆さんで、いい加減にしろと、しょっちゅう飲酒運転を起こして、一体横田基地は何をやっているんだということで5市1町の首長さんが皆さんで行かれたのか。それとも、市役所の職員がワープロでぽちぽちっと打って、横田基地の受付に、これ、5市1町の要請文ですと言って届けに行ったのか、それとも郵便で送ったのか、どういうような申し入れの方法であったのか、ちょっと教えていただけますか。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 まず口頭要請につきましては、横田基地の場合ですと広報部のほうへ電話によって行っております。また、文書要請につきましては、横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会で行う場合については、東京都及び5市1町の幹事市のほうで、恐らく大体課長職が担当しておりますけども、課長職もしくは部長職が横田基地の広報部に出向きまして、書類を手渡しているということでございます。 このような事件事故に関する要請に関しましては、なるべく速やかに対応する必要があることから、日程調整などをせずに行っておりますので、このような対応になっております。 なお、年に1回行っております総合要請に関しましても、その中に交通事故に関しての規定がございますけども、それにつきましては幹事市の市長が横田基地に出向きまして、司令官に直接手渡しているところでございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) 電話で広報に抗議しますと一言言っただけで、そのあと課長職なり部長職の方が書類を届けたということであります。そのとき、例えば米軍側は基地司令官が出てくるものなんですか。受付の人が御苦労さまと言って、受領印か何かを向こうも押すのか、どういう仕組みになっているのかわかりませんが、受付に届けに来ましたという、向こう側は誰も出てこなくて、ただ受け取りますということなのか。 担当市の課長さんなり部長さんなりが行ったときに、横田基地はどういう対応をされたのか、もしわかっていれば教えてください。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 細かな窓口での対応はわかりませんが、司令官が出てくるということはございませんが、受け付けした後、司令官のほうには決裁が回っている、そのように伺っております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) 結局のところ、アメリカ軍のほうとしては、適当に受け取っておけというだけの話になっちゃいますよね。5市1町の首長なり何なりが市民の安心・安全だとかということが重大な問題だ、ちゃんとどういうことをやっているんだか説明してくれというふうになれば、向こうもぴりっとするでしょうけれども、また飲酒運転やってしまったんですかと、ではこれを、と書類が届く。それで、向こうのほうからは誰が出てきたのか、かしこまって、本当に申しわけなかったというふうに頭を下げた人物がいるのか、ただ受け取ったのか、謝った人がいるのか、どうだったのか、一切わからない。恐らくただ受け取っただけだからなんだと思います。 多分、横田基地のほうにこういった書類を届けても、申しわけないけれども、届けているだけで、何にも響いていないのではないかと思います。これを受け取ったアメリカ軍のほうが、いや大変申しわけないことをした、もう金輪際こんなことのないように、綱紀粛正できちんとやりますというふうにぴりっとするようになる、このような効果があるというふうに市ではお考えですか。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 このような要請を繰り返し行うことで、酒気帯び運転等については根絶に近づいていくのかなというふうに考えております。また、米軍のほうからは、先ほども申し上げましたけれども、厳しい懲戒処分を与え、対応していくというふうに繰り返し言っておりますので、そのようなことに期待したいと考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) 私が思うに、どうせ大した厳しいことなんかやっていないから、何度も起きているんだと思います。 それから、私、思うんですけど、アメリカの兵隊さんとかああいう人たちは、飲酒運転とかに対しての罪悪感が余りないのではないですか。例えば、アメリカ軍の人たちが出てくる映画はたくさんあります。例えばトップガンなんていうのは、はやりました、昔。ああいうので、酒場のシーンが出てきます。あれ、酒場のシーンが出ると、兵隊さんたちが必ずその後けんかになるんですよね、アメリカ映画って。 それから、私も今回のことで、あのアメリカ兵というのは、特に空軍の人たちは平気で酒を飲むのではないのかと思って、ふと思い当たったのが、以前、ライトスタッフという映画がありました。トム・ウルフというジャーナリストの書いた本を原作にしているので、歴史的事実に基づいた映画ですけれども、その映画だと、エドワーズ空軍基地というところの近くにある酒場で、チャック・イェーガーというアメリカ軍の中では大変なヒーローになっている人物ですけれども、彼が酒場で酒を飲み、荒野の荒れ地にある酒場なので、そこから馬に乗って帰る。その途中で落馬して、あばら骨を折る。あばら骨を折ったまま、世界初の超音速飛行をやるという映画なんです。すごくそれが格好よく描かれているわけです。 改めて、アメリカの空軍とかが出てくる映画なり書物なりというのを見ていくと、本当に酒場のシーンと、酒場でけんか、酒場の後で事故というのが多いんですよね。必ず酒場の後には事故かけんかです。というので、私自身はあの人たちというのは、余り日本人みたいにお酒に対して、お酒を飲んだら運転しちゃいかんとか、そういう緊張感がないのではないのかというふうに思います。改めて皆さん、アメリカ映画で酒場のシーンの後はけんかになるなというのを見てもらったらと思います。不思議ですよね。 ということで、これは余談ですけれども、非常にこれはおかしな話だなと思っているんですけれども、まさかのまさかですけれども、聞いたところでわからないとは思いますが、彼らは、アメリカ兵というのは、アメリカ軍の人たちというのは、まさか飲酒運転で二日酔いのまま、酒が残っているまま、飛行機の操縦なんかはしていないですよね。そういう点で確認をとられたことはありますか。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 米軍のパイロットにつきましては、搭乗前に必ず飲酒の検査をやっているということですので、そのようなことはないというふうには伺っております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) 本当にきちんとそういうことは確認してもらいたいと思います。何カ月か前のニュースで、たしかJALだったかANAだったかの日本の航空会社のパイロットの人が、お酒が残ったまま飛行機を操縦しようとして捕まって、たしかイギリスの刑務所に入ることになってしまったというような報道もありました。アメリカ軍が本当にどの程度のことをやっているのか。万が一飲酒運転でちょっと酒が残った状態でこの近所、空を飛ばれていたりしたら、本当に大変なことであります。 いずれにしろ、かなりお酒に関してルーズでなければ、10年間で5件も起きるとは思いません。きちんと、ただ単に文書を、また部長、課長が届けましたというのではなくて、申し入れたときにはどういう対応をきちんと向こうがしたのか、どういうことを確約してきたのかというようなことを、日本側は怒っているんだぞという態度を示していくべきであると思います。 やりとりしている間にどんどん進んでしまっているんですが、今回ほとんど報道されなかったということがあります。このゴールデンウイークはやたら交通事故のことが連日報道されていて、4件もアメリカ兵が酔っ払い運転をしてぶつけてといったら、当然報道されるような中身であると思うんですけれども、何も報道されなかった。 5市1町なり、武蔵村山市なり、関連自治体のホームページに要請文が出ているというのは承知しています。これ、だけど、ホームページに載せるというだけで、こういった抗議をしましたと、二度とアメリカ兵がこんな事故を起こしてもらっては困ると、近隣自治体としては怒り心頭であるというようなことで、プレスリリースなどをされたんですか。もしくは、首長または広報担当の人が記者会見を開いて、こういったことをやりましたというようなことは何かされたんでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 企画財務部長。 ◎企画財務部長(高尾典之君) お答えいたします。 各要請事項あるいは要請につきましては、特にプレスは行っておりません。過去、行ったことはあるとは伺っておりますが、現在どこの自治体も行っていないものというふうに考えております。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。
    ◆5番(天目石要一郎君) やはり地元自治体の対応で、私はアメリカ軍になめられているのではないかと思います。事故を起こしたときには記者会見なりを開いて、こんなこと冗談ではないと、市民の安心・安全を守る立場からいって許しがたいと、記者会見なりを開く。また、ただホームページに載せていても、アルバムに写真がふえた程度のことと一緒ですから、特に誰も注目もしていません。だからこそ、本来だったら報道各社にこういった事件があったので、市民の安全のために猛烈に抗議をしたというプレスリリースを今後はしていくべきであると思います。 それで、ここ10年で5件飲酒運転があったということですが、市のホームページを見ると、飲酒運転だけではなくて、もうむちゃくちゃなんです。出ているのが、平成26年10月、米軍属家族による強制わいせつ、アクセサリー店の女性定員が胸を触られたというようなことがあった。平成29年にも米軍の飲酒運転で、日本人に車が当たって病院まで行っている。平成21年には横田基地内で大きな火災があった。 それから、平成20年、横田基地の軍属、これが暴行傷害事件を起こしていると。平成24年は2件も立て続けにあったわけです。横田基地の軍属が日本人の顔を鉄製のレンチで殴り負傷させ、商品を奪取した。もう強盗ですよ、こんなことをやっている。同じく平成24年にはアメリカ軍の兵隊が六本木のお店に上半身裸で入ろうとして、店のオーナーと口論になって、日本人をぶん殴って負傷させた。何ですか、これ。上半身裸で、体を見せたかったのかもしらんけれども、なんじゃこりゃですよ。 平成23年にも六本木でアメリカ軍、これ飲酒運転だったようですけれども、バイクとぶつかっている。以前、議会で問題になった銃弾の落下事故。平成30年にも飲酒運転で人身事故。 何かこれ、人身事故だけではなくて、お店に押し入って、レンチでぼこぼこって、あり得ないですよ。何しに日本に来ているんだと思います。やはりそういったことが横行するというのは、私、地元自治体なりがアメリカ軍に対しての抗議がまだまだ甘いからだと思います。だって、レンチでぼこぼこにされて血だらけになったのが福生市の市民だったから、武蔵村山市民には関係ないというわけにはいかないと思います。だって、普通店に押し入ってきて、レンチでぼこぼこにして、血だらけにさせて盗んでいったと。何だそりゃですよ。本当にそういうような、市のホームページを見ただけですけれども、これ以外にも恐らくは表に出なかった事件がたくさんあるんでしょう。これ、いい加減にしてもらいたいと思います。 1項目めはこれで終わります。今後市民の安心・安全を守るために、厳しく横田基地に対してやっていっていただきたいと思います。 次に、日本遺産についての質問です。 国指定の文化遺産が市には一つもないからできないということでありますが、この日本遺産は、別に武蔵村山市に国指定の文化遺産がなくてもいいんですよ。近隣の自治体に文化遺産があればいいわけです。それで、1市ではなくても、エリアでやればいい話で、これ調べてみると、国の指定の文化遺産といったら、例えば所沢市に行ったら、トトロのクロスケの家だなんていう、何とかの家なんていうのが指定文化遺産になっている。東大和市に行っても、古い旧家の何とか家という家が遺産になっている。ですから、そういうところと連携をすれば、狭山丘陵の里山文化と、またその伝統とかということをすれば、私は十分日本遺産で耐えられると思うんですけれども、近隣自治体と連携をするということは考えられないのでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 教育部長。 ◎教育部長(田代篤君) お答えいたします。 近隣自治体との連携ということでございますが、連携するに当たっても、連携する自治体に国指定の文化財が一つ必要であると。なおかつ、この国指定の文化財が武蔵村山市とどのようにつながって、どのように現在まで受け継がれていくかというストーリー性を伴っていないと対象にならないというような条件もございます。そういう中で構成する市町村との間で、本当に綿密な調整が必要となってくるかと思いますので、なかなか難しいものではないかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) 見たら、例えば東大和市は国指定文化財が4件で、吉岡家住宅ということです。立川市や羽村市は、玉川上水も国指定文化財となっています。ですから、玉川上水の水利と村山貯水池の工事、トロッコ列車云々、それを全部一体として水利事業開発というようなことだって十分可能だと思いますし、今言っていたクロスケの家というのは、所沢市にある和田さんというお宅の旧和田家住宅ということです。ですので、近隣には十分日本遺産に耐え得る部分が幾つもあるわけです。 ですので、市のほうとしても、日本遺産のホームページをプリントアウトして見てきたら、比較して言うのは何なんですけれども、例えば埼玉県行田市、ゼリーフライで日本遺産がとれているわけですよ。ゼリーフライでとれるんだったら、武蔵村山界隈、この地域にある、いわゆる武蔵野うどんですか、村山うどん、そういったものが、ゼリーフライで日本遺産がとれるんだったら、私はとれるだろうと思うんですけれども、それで里山文化ということで言えば、食べ物もある、狭山茶もある、お茶もある、十分ストーリー性があると思うんですが、どう思われますか。私はもうこれは、来たらすぐ判こを押してオーケーと出したいぐらいなんですが、いかがですか。 ○議長(沖野清子君) 教育部長。 ◎教育部長(田代篤君) お答えいたします。 今議員がお話しされた行田市のゼリーフライの関係がどういうものかというのはちょっと私は存じ上げていないんですけど、それはそれなりに希少性とか、その地域に特化したものということで、国のほうが判断したものというふうに考えております。 いずれにいたしましても、他市と連携してということでありましても、それをストーリー性を立てて、計画立てて申請するということは、なかなか難しいものではないかというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) それで、ぜひ私はやってもらいたいと思うんですが、ちょうどことしの1月に近隣自治体で狭山丘陵観光連携プランというのができています。それで、その報告書を拝見したんですけれども、恐らくはこのままだったら、かたくりの湯のパンフレットにも所沢市の施設が入ります。瑞穂町の施設が入ります。かたくりの湯が東村山市のパンフレットにも入ります。お互いのパンフレットに入る、それぐらいで下手すると終わってしまうのではないのかと思います。 これ、せっかく実際に連携をする枠組みはできているんですから、そこの上に日本遺産というふうに、ではとりにいこうかと、新たに議論すればいいだけのように思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(沖野清子君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(山田義高君) それでは、お答えいたします。 狭山丘陵観光連携プランにつきましては、狭山丘陵観光連携事業推進実行委員会という組織で、狭山丘陵周辺の今年度まで5市1町1団体ということでやってきております。この事業につきましては、当初東京都側の市町村、それと都立野山北・六道山公園の指定管理者も含めた団体でやってきたわけですが、平成29年度から今年度、令和元年度までの3年間の事業としてやってきております。平成29年度におきましては、各参加自治体のいろいろな観光資源、こういったものの拾い出しということで、基礎調査を行っております。今議員おっしゃった昨年度の狭山丘陵観光連携プランというのは、平成30年度の事業の中で各自治体のそういった観光資産、これらをどのように連携した事業に結びつけていくのかということをうたってきたプランでございます。 今年度もそのプランに基づいて事業の推進がなされておりますので、ここで新たに日本遺産を含んだ事業を提案していくというのは、なかなかこの枠組みの中では難しいという状況でございます。 以上です。 ○議長(沖野清子君) 天目石君。 ◆5番(天目石要一郎君) もう間もなく時間になってしまうと思うのでまとめますけれども、難しくない、全然難しくないような気がするんです。既にもう連携する枠組みがあって、このままだったら、どのまちにもなかなかおもしろいものがあるね、勉強になるねで終わってしまって、では外部から人を集めるという推進力にはならないと思うんです。かたくりの湯に行く近所の人が、ああ、東村山市にもこんな施設があるんかい、行ってみようか。所沢市にはこんなのがあるのか。内々の中での回遊は幾らかできるかもしれないけど、外国から人が来るなんていう動きにまではならない。 最後に、もう終わってしまうので答弁はいいですけれども、武蔵村山市自体が市のいい場所、市の目玉みたいなものをいろいろと発見して大いに発信していこうと、観光を打ち出していこうということを市長を初めやっておられます。正直言って、ゼリーフライで日本遺産がとれるんですから、武蔵村山市、狭山丘陵の文化だったら、私は余裕でとれると思うんです。だけど、これ、とれないというのだったら、その程度のことで、何で観光だ観光だと市は言うのかという話になってしまうわけです。日本遺産もとれない程度のことなのに、観光施策を頑張っていきましょうといったら、何じゃそりゃという話になりますから。日本遺産もとれないのに観光政策を一生懸命進めていくというのは、それも本末転倒な話なので、いずれにしろ、日本遺産は今やらないと、2020年までに100件リストをつくったら、そこである意味打ちどめになってしまうようであります。ですから、今動き出さなかったら、恐らくよそが手を挙げて日本遺産だと。それで、未来永劫、未来永劫まで行くかどうかわからんけれども、外国人向けにいろいろな冊子だとか、成田空港に行ったら、日本遺産ですなんていって、大きなパネルとかがばんばん出ているとかなっていくわけですよ。だけれども、武蔵村山市は蚊帳の外だとなるわけで、蚊帳の外だけれども、観光施策はやっていますという話になってしまいます。 いずれにしろ、2020年、まさに今手をつけなかったら、この動きは終わってしまうし、観光を一生懸命やっていこうと言っている武蔵村山市にとっては、当然乗って大いに進めていくべき。特にお金がかかるわけでもなく、やるべきだと思います。 御答弁は難しい難しいという話でありましたけれども、よくよく見直したら、ゼリーフライでもとれるんですから、武蔵村山市としては一生懸命、近隣自治体とともに、狭山丘陵の里山文化というテーマだったら私は絶対にとれると思いますので、大いに進めていただければと思います。 以上、質問を終わります。----------------------------------- ○議長(沖野清子君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。 本日はこれにて延会いたします。     午後4時20分延会...