• "まちづくり条例施行規則"(/)
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  1. 武蔵村山市議会 2016-09-05
    09月05日-17号


    取得元: 武蔵村山市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    平成28年  9月 定例会(第3回)平成28年          武蔵村山市議会会議録(第17号)第3回定例会                      平成28年9月5日(月曜日)1.出席議員(20名)  1番  比留間朝幸君     2番  加園一成君  3番  宮崎正巳君      4番  田口和弘君  5番  天目石要一郎君    6番  須藤 博君  7番  鈴木 明君      8番  波多野 健君  9番  藤野 茂君      10番  高山晃一君  11番  木村祐子君      12番  籾山敏夫君  13番  渡邉一雄君      14番  内野直樹君  15番  吉田 篤君      16番  石黒照久君  17番  濱浦雪代君      18番  沖野清子君  19番  遠藤政雄君      20番  高橋弘志君1.欠席議員(なし)1.事務局(3名)  局長      石川浩喜      次長      田代勝久  議事グループ          秋元誠二  主査1.出席説明員(19名)  市長      藤野 勝君     副市長     山崎泰大君  教育長     持田浩志君     企画財務部長  高尾典之君  財政担当部長  荒井一浩君     総務部長    山田行雄君  市民部長    鈴田毅士君     協働推進部長  比留間毅浩君  環境担当部長  佐野和実君     健康福祉部長  中野育三君  高齢・障害             子ども家庭          登坂正美君             田代 篤君  担当部長              担当部長                    建設管理担当  都市整備部長  腰塚信一郎君            神子武己君                    部長                    学校教育担当  教育部長    内野正利君             佐藤敏数君                    部長                    産業観光課長  指導担当参事  小嶺大進君     (併)農業委員 児玉眞一君                    会事務局長  選挙管理委員          加藤秀郎君  会事務局長1.議事日程第3号  第1 一般質問     午前9時30分開議 ○議長(高山晃一君) ただいまの出席議員は、全員でございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。 日程第1 一般質問を行います。 比留間君の発言を許します。比留間君。     (1番 比留間朝幸君登壇) ◆1番(比留間朝幸君) 平成28年第3回武蔵村山市議会定例会におきまして、通告書に基づき3項目質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 第1項目、立川断層帯について。 立川断層帯は、埼玉県入間郡名栗村から青梅市、武蔵村山市、立川市を経て、府中市に至る断層帯で、名栗断層と立川断層から構成されます。立川断層帯で、30年以内にマグニチュード7.3程度の地震が発生する確率は0.5%から2%で、予測最大震度は7、東京を中心に最大で約48万棟が全壊し、死者は約6300人に上ると想定されています。また、立川断層帯地震が起こることで、本市で家屋・人・街の被害はどうなるか、災害ボランティアセンターなどの設置はどうするか、家屋が倒壊した場合の罹災証明はどうするかなどの問題も出てまいります。 そこで、1点目、文部科学省などが平成24年度から実施したトレンチ調査の結果を市は把握しているか。 2点目、立川断層帯地震における家屋・人・街など本市の被害想定をお伺いします。 第2項目、計画道路予定地について。 三ツ木五丁目23番地付近の計画道路(立3・4・40)予定地は、10年以上もたつのに道路舗装までは至らない状況になっています。そこで、三ツ木五丁目23番地付近の計画道路(立3・4・40)予定地の現状と除草作業費及び今後の展開について伺います。 第3項目、ひまわりガーデン武蔵村山について。 50万本のひまわりが見ごろということで、市民や市外からの多くの方に本市のひまわりガーデン武蔵村山を楽しんでいただきました。 そこで、1点目、過去5年間の来場者数及びかかった経費について伺います。 2点目、今後、暫定管理期間終了後の用地計画について伺います。 なお、再質問につきましては議席にて質問いたします。 ○議長(高山晃一君) 答弁願います。市長。 ◎市長(藤野勝君) それでは、第1項目の1点目から順次お答えいたします。 平成24年に文部科学省の委託調査として、市内の榎地区で実施されたトレンチ調査の結果によりますと、断層構造は認められなかったが活断層の存在を否定するものではなく、今後、立川断層の位置や活動性について、さらに詳しく検討を進める予定とのことでございます。 次に、2点目についてお答えいたします。 立川断層帯地震における被害想定につきましては、地域防災計画において、最も被害が大きい場合、全壊が1900棟、半壊が2304棟、死者137名、負傷者1050名となっております。また、ライフラインにつきましては、停電率28.7%、上水道断水率77.3%、下水道管渠被害率23%となっております。 続きまして、第2項目についてお答えいたします。 当該都市計画道路予定地につきましては、平成7年度から平成11年度にかけて用地を取得し、現在、道路用地として管理を行っているところでございます。除草等清掃は、委託により年5回実施しており、平成27年度の委託料は53万1945円となっております。 今後の展望につきましては、周辺道路をあわせた道路ネットワークを形成していく必要があると考えており、整備時期は未定でございますが、当該都市計画道路の北端を東西に横断する立川都市計画道路3・5・20号線や峰交差点以南の立川都市計画道路3・4・40号線、いわゆる残堀街道の整備計画との整合を図ってまいりたいと考えております。 続きまして、第3項目の1点目についてお答えいたします。 ひまわりガーデン武蔵村山の過去5年間の入場者数につきましては、平成24年度が5170人、平成25年度が6923人、平成26年度が8188人、平成27年度が1万2335人、平成28年度が2万385人と着実に増加しております。 また、経費につきましては、毎年度おおむね1900万円から2000万円となっておりますが、東京都から平成24年度は約4分の3、それ以降は約2分の1の補助金の交付を受けております。 次に、2点目についてお答えいたします。 緑が丘地区の暫定管理につきましては、東京都との協定に基づき、平成24年度から5年間を期間として市が管理・運営を実施することとなっており、本年度が5年目に当たります。そこで、暫定管理期間の延長につきまして東京都に要望しておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、第1項目の立川断層について再質問を行います。 地震には、直下型と断層型とがあるようですが、被害想定としては断層型のほうが直下型に比べ、被害が倍近くになると言われています。今回の熊本地震も活断層が引き起こしたと言われています。 そこで、まず立川断層での公式な評価結果を出してもらいたいと思っていますが、これについてはどういう状況になっているかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 立川断層の評価結果につきましては、平成24年9月に東京都防災会議において示された首都直下地震等による東京の被害想定によりまして、公式な評価結果が出ているところでございます。この被害想定によりますと、東京都全体では立川断層による被害よりも多摩直下型地震のほうが被害が大きくなっております。しかし、本市は市内に断層が通っている可能性があることから、その影響により立川断層による被害のほうが大きくなっております。また、その内容につきましては地域防災計画に反映しており、各種計画等を定めているところでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 私が1期目のときに、立川断層の資料をもらったことがありまして、そのときの説明では、日産自動車株式会社村山工場跡地でも断層帯の調査があり、立川断層は名栗村のほうまでいっているというような説明をいただいたわけでございます。そんなわけですので、今回立川断層につきまして質問をさせていただいているわけでございます。 地下の岩盤に大きな力が加わり、ずれた場所を断層というそうですが、このうち比較的新しい時代に動き、将来も活動すると考えられる断層を活断層というそうです。この活断層が引き起こす地震は震源が内陸で浅いため、被害の規模が局所的に大きくなる可能性が高いと言われています。本市においても、立川断層という断層帯が通っている可能性が大きいと思われます。したがって、岩盤による地震の発生が心配されます。 そこで伺いますが、この岩盤のずれた場所を特定することは、地震の研究が進んでいる現在でもやはり難しいのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 トレンチ調査ボーリング調査等によりまして、幾つかの断層のずれは確認できているそうですけれども、活断層の判断につきましては、さまざまな調査を実施し、総合的に判断すると聞いているところでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 今、総務部長の答弁では、総合的に判断をするということで、そのことはわかりました。 それでは、今度はそういった被害とか、そういうことからどう守っていかなければいけないかということに関しまして質問をさせていただきたいと思います。市の地域防災計画に、立川断層帯地震の被害想定として、建物の全壊、半壊の棟数が記載されています。この建物の倒壊を想定した数ですが、木造、非木造、耐震工事をしたものとか、逆に相当古い建物とかがあると思います。この建物の倒壊の被害想定を出す場合、木造、非木造、築年数などのデータをもとに出すと思いますが、どう計算するのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 被害想定につきましては、兵庫県南部地震等の過去の大地震における震度のデータと、木造建築につきましては、昭和36年以前と、昭和37年から昭和56年と、昭和57年以降の3区分の建物の全壊率との相関関係により計算していくということになっております。また、非構造建築物につきましても、昭和46年以前と、それから昭和47年から昭和56年と、昭和57年以降、この3区分が建物の全壊率の相関関係によりまして計算をしていくということになっております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 次に、ボランティア活動について伺います。 立川断層帯地震などの災害が発生した場合、できるだけ早い時期に災害ボランティアの活動拠点となる災害ボランティアセンターを設置するとありますが、どのような方法で設置するのでしょうか。また、ボランティアですが、熊本地震などでも、ボランティアが何をすればよいか、どうすればよいかとボランティアの活用が進まない状況が見られましたが、どのような対応を考えているのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。
    ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 災害ボランティアセンターの設置につきましては、平成26年12月16日に締結した災害時におけるボランティア支援活動に関する協定書に基づきまして、市と社会福祉協議会とむさしむらやま子ども劇場におきまして協議を行い、実施をするということになっております。また、ボランティアの活用につきましては、災害の規模によりまして、何が不足し何が必要なのか異なってくるということが考えられますので、まずはボランティアが十分に活躍できるように、早期の情報収集体制の確立に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 早期の情報収集ということで、その点もよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、立川断層帯地震により家屋が倒壊した場合、被害があった方からは、罹災証明書発行願が出されます。市では、被害状況を調査し、その被害状況に応じ、全壊、半壊、一部破損等を認定し証明することとなっています。この被害認定の具体的な調査方法や判定方法について伺います。また、全壊、半壊などによる市や国からの支援金などの割合はどうなっているかということもお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 被害認定の調査方法等につきましては、内閣府から示されている災害の被害認定基準及び災害に係る住家の被害認定基準運用指針におきまして具体的に示されており、職員等により外観の損傷状況、住家の傾斜、住家の主要な構成要素ごとの損傷状態を調査しまして、その結果に基づいて判定するということになります。 支援金につきましては、一定規模以上の被害が出た場合、国が定めている被災者生活再建支援法によりまして、最高で300万円の支援金を受けることができます。なお、市では災害救助法の適用基準に達しない災害に限り、市の災害見舞金に関する支給要綱により最高3万円の見舞金を支給するということになっております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 今、支援金が最高で300万円と、そして市のほうの見舞金は3万円ということですが、熊本のほうのニュースを見ましても、結構そういったお金に関しては不満があるような記事を見ましたが、なかなか金額というのは思うようにいかないところがあるのだとそのときは思いました。 今後、30年以内に70%の確率で大きな地震が来ると言われております。立川断層帯についての調査をより進めていただき、もっと詳しい情報を得ることにより、その地震被害を少しでも少なく防ぐことにより、安全・安心、住んでよかったまちにしていこうではありませんか。これで1項目めは終わります。 次に、第2項目、計画道路予定地について再質問いたします。 立川都市計画道路3・4・40号線の峰交差点の青梅街道より北側の道路計画予定地ですが、既に買収し、この土地を現在市で管理しています。しかし、設備計画が一向に進んでいません。このため、除草作業を年5回行っているようですが、まず年間の除草作業経費と、これまで10年ぐらい管理していると思いますが、この除草作業経費にかかった合計額と、それ以上にかかった管理費もありましたら、全部合わせて幾らかかっているかを教えていただきたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(腰塚信一郎君) お答えいたします。 平成14年度から平成27年度までの間、委託等が未実施の年度もございましたけれども、その間の除草等にかかる委託料が合計で約568万8000円、そのほかにくい打ち、番線張りの修繕料が約11万5000円、これら管理費用の合計といたしまして約580万3000円かかった形になっております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) トータルで、今都市整備部長がおっしゃったように580万3000円かかっていると。市長も先ほど答えられておりましたように、除草作業経費が、年間で53万円かかるということですが、それだけの費用がかかるのなら、除草剤をまくとか、防草シートを回りに敷くとか、今かかっている経費より安く管理できる対策を考えていないのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(腰塚信一郎君) お答えいたします。 当該都市計画道路予定地の周囲には住宅がございまして、除草剤を広範囲に使用した場合、その影響が周囲に及ぶおそれがあると考えております。このため、除草剤の使用は適さないと考えております。また、防草シートにつきましては、全体面積が約2000平米ございますので、全体に敷き詰めた場合、経費が約580万円程度かかると想定されており、また継ぎ目や端の部分などから草が生えることもあるため、除草が全く不要になるわけではないこと、また現在の除草等清掃委託の仕様には、くいとか番線の補修費も含まれていることから、管理費用としては最も低廉であるというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 道路計画用地として、市で管理しているということですが、防草シートを回りに敷くとしたら、都からの助成金は出るのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(腰塚信一郎君) お答えいたします。 当該都市計画道路につきましては、都市計画事業として用地を取得したものでございますけれども、現在はその事業認可の期間が終了いたしまして事業休止の状態であることから、維持管理に活用できる東京都の補助金等については想定できない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 都からの補助金が出ないということであれば、これは仕方のないことなんですけれども。 続きまして、整備計画によると、立川都市計画道路3・5・20号線を整備し、瑞穂町、青梅市方面へのアクセスをよくするため、峰交差点から立川都市計画道路3・4・40号線を北に延長し、立川都市計画道路3・5・20号線と接続するということで、基本的には両方の道路の整備ということで双方の計画の整合を図っていくということですが、実際、立川都市計画道路3・5・20号線は、今後どのように整備を進めていくのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(腰塚信一郎君) お答えいたします。 立川都市計画道路3・5・20号線につきましては、その一部延長約670メートルが、本年3月に策定された東京における都市計画道路の整備方針、第四次事業化計画におきまして優先整備路線に選定されており、自動車交通の円滑化や拠点間連携の観点から、市の全体計画の中で事業化について検討していく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) この道路計画は本当に難しい問題です。今後、立川都市計画道路3・5・20号線の整備計画が進まなかった場合、立川都市計画道路3・4・40号線の交差点北側部分はどうなってしまうのかと付近住民も心配しています。この両方の道路の整備計画についての現時点での市の考えをお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(腰塚信一郎君) お答えいたします。 先ほどの市長答弁のとおり、当該都市計画道路予定地の整備に当たっての基本的な考え方といたしましては、立川都市計画道路3・5・20号線と周辺道路との道路ネットワークを形成していく必要があると考えております。この立川都市計画道路3・5・20号線が事業化され、用地取得が一定程度進捗した段階で、当該都市計画道路予定地の築造工事に着手するのが適当と考えております。なお、具体的な整備の時期につきましては、市の全体計画の中で検討していく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 現在、道路計画用地としていることで、道路工事が進まないため、一部駐輪場にも使用しています。今後、10年後も工事が進まないようであれば、この用地を道路使用でなく、違う目的、例えば公園とか駐輪場などに使用することも考えられますか。また、逆に道路工事が進んだ場合は、今使用している駐輪場の使用はできなくなるのでしょうか。お伺いしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(腰塚信一郎君) お答えいたします。 当該都市計画道路予定地につきましては、国庫補助も活用して用地を取得していることから、事業実施までの間とはいえ、公園等に活用することは補助金を目的以外に使用することになり、法律上困難と考えております。また、現況駐輪場となっている箇所につきましては、都市計画道路区域内に入っておりませんので、残地を一時的に活用しているという形でございます。このため、道路整備後の取り扱いにつきましては、現在のところ未定という形になっております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 現在、道路計画用地としているということですが、この部分を将来道路として使用することで、毎年の除草作業がかからないよう、舗装整備を行い、立川都市計画道路3・5・20号線が延びてきたら接続して使用するということができるように要望いたしまして、第2項目を終わります。 第3項目、ひまわりガーデン武蔵村山について再質問をいたします。 先ほど市長答弁で、毎年来場者がふえ、初年度の数字から比較をすると4倍ですか、5000人ぐらいからのスタートでしたから、本年度は2万人を超えて、市民や市外からも多くの方に楽しんでいただいたことがわかりました。今年度のひまわりガーデン武蔵村山の新たな取り組みはどのようなことを行ったのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 今年度の新たな取り組みということでございますが、開園期間中を通して、ひまわり迷路の設置であるとか、ゴーヤの緑のトンネルの設置、ひまわりの花による市章のデザイン、飲み物の販売も行っております。また、開園式におきましては、市内産の農産物の販売とむさし村山ストリートダンス協会のキャラクター、ムラッパーと、村山デエダラまつりや桜まつりにも参加していただいている、武士団・村山党の会の手づくり甲冑隊に御参加いただきまして、記念撮影等に応じていただくなどの取り組みを行ったところでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) この約一月で2万人を超えて来園されたということですが、市内、市外からの来場者はそれぞれ何人だったのか、おわかりになりましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 このひまわりガーデン武蔵村山におきましては、スタンプラリーを実施させていただいておりまして、記念品をお贈りするために、そのスタンプラリーに参加された方に住所を記載していただいております。その数値から推計いたしますと、市内の方が約4000人で、割合にいたしますと約2割、市外の方が約1万6300人で、約8割の方が市外からお越しいただいているというような状況でございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 本年も、5月14日、土曜日に、ひまわりガーデン武蔵村山の種まきを小、中学生及び市民の方が行いましたが、この5年間での小、中学生と市民のボランティア人数は何人だったのか。そして、小、中学校及び市民のボランティアの方の種まきを行ったことに対しての感想などはどうだったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 ひまわりガーデン武蔵村山の種まきにつきましては、初年度でございます平成24年度の第1回から、市民の方々のボランティアによる力が非常に大きいわけでございますが、市内の小、中学生や一般の市民の方、そして市職員もボランティアとして参加しておりますが、おおむね毎年400人前後の方々に種まきに参加していただいているという状況でございます。また、実際にボランティアに参加された小、中学生や市民の方の感想ということでございますが、種まきをした後にフラワーラベルに、それぞれ参加された方にいろいろな感想や好きなことを書いていただいておりますが、その内容を見ますと、ひまわりがたくさん育ってほしいとか、あるいは咲いたらまたこちらのほうに遊びに来ますというような言葉が非常に多かったという印象を受けておりますので、参加された方も非常に満足されていたのかというように考えているところでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 私も5月14日は参加したんですけれども、いつも思うんですけれど、小、中学生には情操教育、育てることの喜びを感じる、花が咲いて、ああ、きれいだなと、そういうことを心に持ってもらうということは大変いいことではないかと私は思います。 それでは、続きまして、今回は初めての試みとして、農友会の協力を得て農産物の販売を行っていましたが、来場された方の反応はどうだったでしょうか。また、過去4年間は農友会の農産物の販売は市から依頼をしなかったのか、逆に農友会自体が参加をしなかったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 農産物を購入された方から、特に御意見というものは伺っているところではございませんが、出された農産物につきましては、朝どりのトウモロコシとかトマトやキュウリなどの夏野菜を中心に販売をしていただきました。中には早々に売り切れてしまう品物もございまして、非常に好評を博していたというように考えております。また、農友会の参加につきましては、今年度初めて市のほうから、この農産物の販売についてお願いできないかということで依頼いたしまして、御協力いただいたというような状況でございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 続きまして、ひまわりガーデン武蔵村山の催し物で、今回フラメンコが披露されていましたが、これは市側が募集をしたのか、また、来場された方の感想などはどうだったのか伺いたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 開園の式典後に、フラメンコの愛好家の方に演舞をしていただいたわけでございます。これは昨年度から実施しておりまして、昨年度は団体のほうから会場でフラメンコを披露させていただきたいというような、そういったお話がございまして、実現したものでございます。昨年度のそういったいきさつがあったものですから、今年度につきましては、市のほうからぜひお願いできないかということでお願いしたところ、快く出演を引き受けていただいたところでございます。また、御来場の方の感想ということでございますが、多くの方がごらんになっておられましたので、皆さん、楽しんでいただけたものとこのように考えております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 皆さんに楽しんでいただけたということで大変結構なことだと思います。 次の質問ですが、ひまわりガーデン武蔵村山に、お車で御来場いただいた方で駐車場についてトラブル、不満などについてどうだったのか。また、車同士で出入り口での事故などはあったのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 駐車場の利用台数につきましては、昨年度が1892台であったのに対しまして、今年度は3595台とおおむね倍増したわけでございますが、特に事故などのトラブルにつきましては報告を受けておりませんのでよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 人がふえたということで、やはり車も倍になったのかと思いますけれども、倍になるとあの駐車場の大きさだとちょっと心配でしたが、協働推進部長の答弁で問題はなかったということなのでほっとしております。 次の質問ですが、ことしは新たに、ひまわり迷路やゴーヤのトンネルが設けられ、訪れた方が楽しまれたと思いますが、これについてはどういう意見があったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 会場におきましては、来場者の方が自由にいろいろな御意見を記載できるひまわりノートというものを備えつけておりまして、そこに記載されている内容といたしまして、非常に暑い中の開園でございましたので、ゴーヤのトンネルを設置していただいて非常に涼しいとか、日陰ができて気持ちがいいなどの御意見をいただいております。また、ひまわり迷路につきましては、多くの家族連れの方に楽しんでいただいたわけでございますが、声といたしましては、非常に楽しかったとか迷路がとても難しかったなどの声がございました。また、ひまわりガーデン武蔵村山全体についてでございますが、きれいに咲き誇っていて非常に感動したとか、あるいは広大なひまわり畑を育てるのは非常に大変な作業ではなかったのかというような、ねぎらいの声も多く書かれていたところでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 今、協働推進部長がおっしゃったように、私も1年目からもちろん見てきていますけれども、1年目はやはり50万本をうたい文句にした割にはちょっと寂しかったかと思いますけれども、ことしは私自身も見てまいりまして、花もいろいろな種類が、枝の高さもいろいろなものがあって、大変見事なひまわりガーデンだったと私自身も思いました。そして、ゴーヤのトンネルとか迷路とかを設置したということで、大変よかったのではないかと思います。 最後の質問ですが、ひまわりをテーマとしたフォトコンテストの審査はどのように行っているのか、また、順位、賞品贈呈などがあったのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 毎年8月1日から31日までの1カ月間、作品の応募を受け付けておりまして、ことしにつきましては101点の応募がございました。応募作品の審査につきましては、市の写真連盟の代表者の方、あるいは写真に関して識見を有する方、この双方を合わせて3名の方と、それから市の職員2名、合計5名から成る審査委員会を設置いたしまして、個人名を伏せた上で審査を行っているところでございます。そして、最優秀賞といたしまして1点、優秀賞を2点、佳作5点を選定しているところでございます。また、入賞者に対しましては、市の公室におきまして表彰式を行いまして、その際に表彰状と副賞を贈呈しているところでございます。なお、選定された作品につきましては、絵画展とあわせて9月に、期間は1週間程度でございますが、市役所の1階のロビーで展示をしているところでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 比留間君。 ◆1番(比留間朝幸君) 今、協働推進部長のお話で101点の応募があったということで、花をめでたり、また写真を撮ったり、いろいろ楽しまれたということは本当によかったと思います。 市長答弁では、今年度が5年間の暫定管理の最終年度であるため、東京都に対して期限の延長を要望しているとのことでありました。ことしの来場者は2万人を超え、多くの市民の目を楽しませ、市外からも多くの方に御来場いただきました。そこで、少しでも長い期間、ひまわりガーデン武蔵村山を継続できるよう努力していただくことを要望いたしまして、私の一般質問を終了いたします。    ----------------------------------- ○議長(高山晃一君) 次に、波多野君の質問を許します。波多野君。     (8番 波多野健君登壇) ◆8番(波多野健君) 今回は、通告いたしましたように、3項目について一般質問をいたします。 初めに、変化の激しい社会において、未来を担う子どもたちの生き抜く力を育てる教育についてです。 これまで教育については、英語やICTなどについて教育委員会の取り組みや東京都の児童・生徒の学力向上を図るための調査の結果を通して、子どもたちの学力向上について議論してきました。そのたびに考えることがあります。私の小、中学生のときとは違う。例えば、今はインターネットを使えば、ほとんどのことをある程度調べることができます。本当に便利な世の中になりました。そして、社会の状況も変わりました。私の子どものころは、辞書で調べて、百科事典で調べて、調べることに時間がかかっていました。それは、大人でも一緒でした。しかし、今は私もまずインターネットで調べてから現場で調査をしています。やはり、現場でコミュニケーションをしながら、調査をして学ぶことがとても大事なことに気づかされます。社会の変化に応じた教育をしていかなければならないと痛感するときでもあります。 そこで、今後子どもたちは社会を生き抜くための知識、能力などをつけていかなければなりません。言語や経済などの基礎となる学校教育について、考え方と取り組みについて伺います。 次に、これからのまちづくりのための交番設置についてです。 まちが発展するということは、人の往来や交通量が多くなることを意味します。武蔵村山市の長期総合計画は、今後人口が多くなり、まちが発展していくことを前提につくられています。中でも都市核地区周辺は、その名のとおり市の中心部となることを考え、現在所有者の皆さんの理解を得ながら、区画整理事業が行われています。 そこで、交通量も多く、大規模商業施設などを有する都市核地区周辺は、まちの発展や既存交番との距離を勘案すると、交番が必要という市民の声があります。市の考えを伺います。 最後に、より安全な信号機の改良についてです。 今回の一般質問に上げている信号機は、この市役所から青梅街道を少し東、250メートルのところにある水道事務所南、萩の尾薬師堂の前にある交差点の信号機です。青梅街道に出づらい、なかなか信号が変わらないなどの声を聞いています。 そこで、青梅街道と主要市道第40号線との交差点の信号機を感応式への改良を求める市民の声があります。これまでの経緯とともに、市の考え方を伺います。 以上3項目について、市長、教育長の簡潔でわかりやすい答弁を求めます。 再質問があれば自席で行います。 ○議長(高山晃一君) 答弁願います。教育長。 ◎教育長(持田浩志君) それでは、第1項目についてお答えいたします。 現行の学習指導要領では、言語活動の充実が求められており、次期改訂の学習指導要領におきましても、引き続きその重要性は変わらないものと考えております。相手に合わせた言葉の使い方、言語の多様な働き、我が国の言語文化など、今後も学習内容の充実とともに言語環境を整えてまいります。 また、経済などの基礎となる学習につきましては、経済活動が社会生活にあらゆる面で密接なかかわりを持っていることを踏まえ、社会科を初め、家庭科、特別活動などの学習の中で取り組んでおります。 今後も、児童・生徒が社会的事象に対する関心を高め、多面的・多角的に社会の仕組み等を学習する機会の充実を図ってまいりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 市長。 ◎市長(藤野勝君) 続きまして、第2項目についてお答えいたします。 市内への交番設置につきましては、市民からの声を受けまして東大和警察署に要望しており、平成28年度は大南地区及び中原地区への設置について要望をしたところでございます。御質問の都市核地区周辺につきましても、区画整理事業やモノレール延伸の状況等を踏まえ、今後要望してまいりたいと考えております。 続きまして、第3項目についてお答えいたします。 御質問の場所の信号機の改良につきましては、以前から東大和警察署に要望しているところでございます。 そこで、改めて東大和警察署に確認したところ、当該交差点は北側道路の幅員が狭く、感応式への変更は難しいとの回答でありましたが、今後も継続して要望を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) それでは、順次再質問をしてまいります。 まず、教育についてでございますけども、学習指導要領、現行でも言語活動は充実が求められており、次期の改訂でも重要性は変わらないという答弁でありました。そして、経済のほうは社会の仕組みなどを学習する機会の充実を図っていくということでございました。今回、言語と経済という2つの内容で再質問をしていこうと思っています。学校教育と言ってしまいますとかなり広範囲になってしまいますので、この2つに内容を限定してお話ししてまいりたいと思います。 まず、言語でございます。これまで英語教育について何度か質問してまいりました。グローバルに活躍できる人材を育てる英語教育という質問項目だったと思いますけども、今回は言語の中でも日本語というものにスポットを当てていきたいというふうに思っています。日本語で生活、あるいは仕事をする上で、コミュニケーションの基本となるのはやはりこの日本語であります。例えば、仕事でプレゼンテーションする力、プレゼンテーションを理解する力、当然日本語力というものが必要になってまいります。日本語について学校教育の考え方を伺います。 ○議長(高山晃一君) 暫時休憩いたします。     午前10時27分休憩    -----------------------------------     午前10時44分開議 ○議長(高山晃一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 先ほどの波多野君の質問に対する答弁を願います。指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) それでは、日本語についての学校教育の考え方につきましてお答えをいたします。 日本語についての学校教育という意味では、日本語、言葉の力を育むということで、その指導の中心になるのは国語でございます。国語は他の教科に対してのもとになる基幹教科としての位置づけとなっております。波多野議員が例示をされたプレゼンテーションする力、プレゼンテーションを理解する力、これはまさに学習指導要領に明示をされた国語の根幹となる能力、適切に表現する能力と、正確に理解する能力そのものでございます。 また、本市におきましては、これまでコミュニケーション能力の育成と言語能力の基礎、基本を身につけるための学習、教育活動の充実に努めてまいりました。国語の学習だけではなく、他教科、全各教科等全てを通じてその力の育成を図っているところでございます。その成果といたしまして、平成21年度に、9年間で言葉の力を鍛えるとして、書籍にまとめて発行もいたしました。さらに、平成24年度に作成いたしました武蔵村山市小中一貫教育カリキュラム改訂版でも、基本カリキュラム4つの重点の中に言語力育成というものを掲げて日本語への意識を高め、言葉を大切にしながら上手に使いこなすことができるということを目標にしております。そうしたことから、日本語を正しく使うこと、わかりやすく相手に伝えることなど、日本語、言葉の力を育成することは欠くことのできない重要な教育活動であると考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) 日本語は学習指導要領の中でも非常に重要であるとともに、武蔵村山市でも非常に力を入れているという答弁であったと思います。日本語を正しく使うこと、わかりやすく相手に伝えることは、とても大事だということだと思います。 一方で、もちろん方言は方言で大事な日本語の文化であります。言葉というのは時間とともに少しずつ変化してくるものであって、場所によっても少しずつ変化しています。まずは日本語に興味を持ってもらうことが大切と私は考えております。その上でというお話になりますけども、私の経験談と言えば、私は大学院修了後アナウンサーとして仕事をしてきました。アナウンサーとしてのレッスンを受けながら考えたのは、小学校や中学校では日本語の発声練習というのをやった記憶がないんです。やったのかもしれません。ただ記憶がないんです。というふうに不思議に思っていたんです。ちょっと見方を変えてみますと、英語の授業のときには発声練習を一生懸命やるんです。例えば日本語的に言います。L、R、この辺の区別をしっかりつけましょう、L、Rの発声練習をするという形で授業をやっていったと思うんです。それとアクセントというものはかなり一生懸命やっていたという記憶が私の中にしっかり残っています。日本語はどうだったかと考えると、どうだったんだろうというような、ちょっと不思議に思うこともありました。先ほど国語というお話がありましたけども、国語の中では発声とか発音とかアクセントといったことを、授業の中でやっているのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 こちらにつきましては、小学校1年生の国語の最初の段階で、あ、い、う、え、お、などの口の形や発声の学習を行います。また、小学校2年生の国語で、例えば箸、橋などの簡単なアクセントによる語句の意味の違い、また長音、拗音、促音、撥音などの発音に関する学習などを行っております。日本語特有の言い回しとかアクセントによる意味の違い、言葉の奥深さ、表現の美しさなど、その魅力を伝えていくことは大切なことであるというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) 口の形、アナウンサーのレッスンでもやはり口の形というのは、あ、い、う、え、おというのをやるんです。やはり小学校1年生の授業でもやられていると。私が記憶していなかったということになるかというふうに思います。2年生でやる箸と橋の違い、もう一つ言えばテーブルの端、この違いというのもやはりあるんだろうと思います。パソコンで、はとしを入れると、漢字では3つ出てきます、恐らく。チョップスティックの箸、ブリッジの橋、そして机の端、こういった字が出てくると思うんですけども、パソコンがこれだけ発達して、スマートフォンでもいいです、そういった変換能力があるものを使っていると、アクセントというのはどういうふうにしていったらいいのかというのは、非常にわかりづらくなってくるのかというふうに思います。 そして、表現の奥深さという話がありました。これは本当に私は今でも感じます。おいしい料理を目の前にして、いいにおいと言うのか、いい香りと言うのか。ここの奥深さ、日本語の奥深さ、すごくおもしろいというふうに思うところでもあります。今のお話から考えますと、学習指導要領には位置づけられているのだというふうに思います。ただ、時間数に限りがあるのもわかります。そのことばかり学習することはできないというところの理解はしなければならないというふうに思いますが、しっかりとやっていただきたいというふうに思います。 その上で、日本語は意味、そして多様性があって、奥が深くて、方言も含めて日本語の魅力を子どもたちにぜひ伝えてほしい、そういうふうに私は考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 日本語について各学校でさまざまな取り組みを行っております。ある学校では、劇団四季に来校してもらって、美しい日本語の話し方教室というものを児童が学習したことがございました。劇団四季の方から、口の開き方、声の出し方等指導を受けて、相手に伝わりやすいようにしたり、また音読の仕方に変化が見られたという報告を受けたこともございます。また、毎年行っている教育のつどいでは、子どもたちが意見発表をするわけですけども、その意見発表に際して事前に文章の読み方、具体的に事前指導を行っております。さらに、NHKの放送研修センターの元アナウンサーの方を実際に教員研修の講師として招いて、相手に伝わりやすい話の仕方であったり、わかりやすい話し方等についても教員研修を行いました。劇団員の方に講師に来ていただいて実際にやったこともございます。こういったことをしっかり続けてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) 劇団四季、そしてNHKの元アナウンサーに来ていただいて、発声、発音、アクセント、そういった訓練をされたのだと思いますけれども、もう一つお話しすると、が、ぎ、ぐ、げ、ごという音があるんです。これは濁音と鼻濁音、そう言ってもわからないかもしれませんけども、日本語でが、ぎ、ぐ、げ、ごと言うと2種類の発音があるんです。まず一つは濁音、もう一つは鼻濁音という言い方をします。例えば、頑張ろうのがは濁音のがです。私が波多野健ですと言ったときの私がのがは鼻濁音なんです。鼻にかかる音です。ちなみに、衆議院議員というこの言葉、最初のぎというところは、衆議院のぎというところは鼻濁音のぎなんです。そして、2つ目のぎという音は衆議院ぎ、で濁音なんです。衆議院議員というふうに読みますけども、これはあくまでも一例ですけども日本語にも一定の発声やアクセント、法則があるというふうに言われています。まさにコミュニケーションの基本となるものなんです。 日本語という言葉に興味を持ってもらうために、方言も含めて日本語の発声を授業に取り入れてみたらいかがかというふうに思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 先ほどと重複してしまいますが、子どもたちの、美しい日本語教室といった体験的な学習、また教員の研修をこれまでやってきたわけですけども、今後、子どもたちに対する体験的な教室、学習はもちろんですけども、児童・生徒の、子どもたちの前で指導している教員の指導力の向上ということを、そういう意味で正しい日本語、美しい日本語の話し方、また相手に伝わりやすい話し方といった内容について、これは初任者研修も含めて教員研修を実施して、その充実を図ってまいりたいというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) とても前向きな答弁をいただいたというふうに思います。まずは先生たちからというところで、ぜひ日本語に対する興味を深めるような指導ができるようにしていただければというふうに思います。まずは先生からというお話でございました。これからもグローバルな人材を養成していくことを考えると、日本語に対する知識というのも必要になるのではないかというふうに私は思っています。 武蔵村山市は和文化教育というものを大切にしておりますね。たしか、正しい姿勢やおじぎなど、礼儀作法に関する冊子をつくっていたと思います。礼儀・作法読本を作成されていたと思います。日本語に関するこういった興味を持ってもらえる冊子をつくってみたらどうかというふうに私は提案しますけども、いかがでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたが、平成21年度に9年間で言葉の力を鍛えるとして書籍にまとめて発行したわけでございますが、今後、児童・生徒向けの冊子につきましては、そのまま取り扱う内容とか位置づけ等、時間をかけて吟味していく必要があるというふうに考えておりますので、今後の展望として考えてまいりたいというふうに思っております。 それから、先ほど私が申し上げました書籍、9年間で言葉の力を鍛えるにつきましては、平成25年度発行でございました。失礼いたしました。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) 時間をかけて吟味していくというふうにおっしゃっていました。日本語は奥深いところがあります。ぜひ時間をかけて吟味した後、今後の展望ということで考えていただきたいというふうに思います。 最近は、小、中学生の話でなく、社会人がアナウンス教室に通うということも結構あるようです。大学生にしてみたら就職試験のため、面接試験のためということもありますし、社会人にしてみたら営業先できちんと伝えるために、やはりアナウンスを学んでみたいという方もいらっしゃるようなんです。ですから小、中学生だけでなくて、生涯学習の分野でアナウンス教室をひとつやってみるのもいいのではないかというふうに思います。これはちょっと本題から外れてしまいますので提案だけしておきますけども、そういった取り組みもおもしろいのではないかというふうに思っております。 そして、これは宣伝するわけではないんですけども、NHK出版というところは長年、日本語発音アクセント辞典というものを出版しているんです。テレビ、ラジオのアナウンサーであれば必ずと言っていいほど持っている辞典なんですけども、この中に最初の挨拶の部分で、この辞典が放送などメディア業界で働く人はもちろん、国語教育、日本語教育に携わる人、その後飛ばしますけれども、広く日本語の音声表現に関心をお持ちの方の皆様にとってこれまで以上に有用な存在となることを心から願っておりますと。ぜひ教育関係の方も使ったくださいというふうに書いてあるものなんですけども、こういったアクセント辞典などというものも出ているぐらいですので、先ほどから何度も言うように、日本語は奥深いものがあります。こういうものも活用していただければというふうに思います。ちなみに、この日本語発音アクセント辞典の中には、武蔵村山市がどういうふうにアクセントするかということも実際に載っているんです。ぜひ参考にしていただければというふうに思います。この日本語を、これまでよりも大切にする授業というものにしていただきたいというふうに思います。 ここで言語に関する質問は終わりにいたしまして、次は経済でございます。 今、テレビ、ラジオという話を出しました。夕方、家に帰った子どもたち、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんといった保護者と一緒にニュースを見ている子どもたちも多いと思います。ニュースといえば、一日の社会の動き、事件、事故、土曜日、日曜日になればほほ笑ましいイベントの映像とともに、週末のひとときをつくり出す、またお盆、暮れ、正月など長い休みのときには高速道路の果てしなく続く渋滞の映像とともに渋滞情報と、お決まりのパターンというのがありますけども、平日のお決まりのパターンといえば、天気、円、株、言ってみれば天気と為替と日経平均株価・TOPIX、この天気と経済の部分、子どもたちにはどう映っているのか。経済学の一部をテレビ、ラジオで頻繁に見聞きしているわけです。何の数字なのか体系的に教えることも学校教育の一つだと思っておりますが、学習指導要領ではどうなっていますでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 学習指導要領の中での位置づけということですが、経済について直接教科の内容として取り扱う中学校社会科の学習指導要領では、大項目、私たちと経済において、主として個人、企業及び国や地方公共団体の経済活動を扱い、消費生活を中心に意義を理解させること、市場経済の基本的な考え方について理解させること、現代の生産や金融などの仕組みや働きを理解させること、社会における企業の役割と責任について考えさせること、市場の働きに委ねることが難しい諸問題に関して国や地方公共団体が果たしている役割について考えさせること、また、財政の役割について考えさせることなどを狙いといたしまして、経済について体系的に学んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) 非常に大きな枠で経済というものを捉えつつ、区別しながら教えているということだと思います。地方公共団体の話まで出ているのかという感じがいたしましたけども、先ほど天気という話をしました。天気は物理、化学だと思いますので、理科のところで教えているのだろうと。 さて、為替と株という部分は授業で習っているのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 為替と株ということについての取り扱いについてですが、このことにつきましては、中学校社会科の中で教科の学習として取り扱っております。中学校社会科の学習指導要領では、先ほど申し上げました大項目、私たちと経済、中項目のア、市場の働きと経済において金融などの仕組みや働きを理解させるという単元におきまして、家計などの貯蓄などが企業の生産活動や人々の生活資金などとして円滑に循環するために、金融機関が仲介する間接金融と、株式や債券などを発行して直接資金を集める直接金融を扱い、金融の仕組みや働きを理解させることとうたっており、家計と社会の経済活動とのかかわりを通して株などについて学んでおります。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) 結構しっかりやっているのかと。大きいところから小さいところまで、なかなかそんなに時間をかけることはできないと思いますが、やっていらっしゃるんだという感じがします。そう考えますと、学校の勉強と社会の動き、経済は密接にかかわり合っていることが私としてもわかりました。 では、具体的には今そういうような勉強、恐らくやはり教科書上で学んでいることが多いと思うんですけども、具体的には中学校だと思うんですけども、どんな取り組みができるのでしょうか。
    ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) 具体的にはということで、株について少しお話をさせていただきたいと思いますが、全ての学校の授業で取り扱っているわけではございませんが、具体的な学習事例の一つとして、日本証券業協会東京証券取引所が学校に対する教育支援として行っている株式学習ゲームというものがございます。この株式学習ゲームは、1人または三、四人のチームをつくりまして、そのように分かれた生徒たちがどの銘柄を売買するかを論議しながら、実際の株価に基づいて株式の模擬売買を行うシミュレーション学習というふうになっております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) 私もそれを何かのニュースで見た記憶があるんですけども、そのシミュレーションの目的というものが必ずあると思うんですけども、この目的を教えてください。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) 株式学習ゲームの目的、取り入れた学習をしていく上での目的というところでございますが、この株式学習ゲームは株式自体を学ぶことではございません。また、株式投資のテクニックを学ぶことを目的にするというものでもございません。この株式の売買を通じて、株価変動の背景となっている現実の経済または社会の動きに生徒たちの目を向けさせるということを目的にしているものでございます。こういった目を向けていって、社会の動きそのものを肌で感じることができる学習であるというふうに考えております。また、このゲームに取り組むに当たって、生徒は日ごろからテレビのニュースや新聞の記事に目を通す、そういったことをしなければならなくなります。このことから、生徒の時事についての関心が高まっていく、そういう取り組みであるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) そのことだけではなくて、かなり広く経済を知るために、このゲームというものがあるというふうに私は感じているわけですけども、まさに自分たちの生活とかかわり合いがある部分というのを認識するためのゲームである。日々の株価に一喜一憂するものではないと。生活と経済が密接に関係しているということを理解するためのゲームであるという捉え方でよろしいですか。そういったことをやっている学校もあるのだというふうに思いました。時事ニュースについても関心が高まってくるのかという感じがいたします。 先ほどの質問の答えの中に、国と地方公共団体という役割がありましたけども、それには税金の部分もかかわってくるのかというふうに思います。立川法人会などが税金に関する授業をやっていたと思います。租税教室というのもやっていた。小、中学校でやっているのもこういった具体的な取り組みの一つかというふうに思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 ただいまお話のありました租税教室ですが、本市小学校におきまして全ての学校でやっております。所得の再分配ということから、自分の家計、そしてそれが公共機関等の中でどのように使われていくのか、世の中で使われていくのかという学習につながるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) さまざまなニュースから子どもたちが読み取れる部分、そしてまたさらにその知識を広げていくことができる。学校教育では、やはりその基礎を学んでいただきたいというふうに私は思っているわけですけども、経済学という言葉でなくてもいいと思います。日経平均だとか、先ほど株の話はありましたけど、為替の話など経済の考え方をキャリア教育の一つとして取り入れてみてはどうかというふうに私は思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 中学校社会科学習指導要領には、経済活動を取り上げて市場経済の基本的な考え方や職業の意義などを理解させることとあり、経済についての学習を通し、勤労が国民の権利であることや職業選択の自由が保障されていること、正しい勤労観や職業間の基礎を培うことの必要性について示されております。このことから、経済についての学習は働く意義や職業の選択、自己の社会貢献といったことについて学ぶことであり、そういった意味においてキャリア教育につながるものと考えております。 また、経済の学習を通して企業の役割を学ぶことや、現実の経済、社会の動きに目を向けていくことを通して、例えば先進的な取り組みをしている企業はどこかとか、環境に配慮している企業はどこかとか、そういった形での企業の見方が養われ、このことは間接的に自分の将来の進路を決める上で役立つものであることから、キャリア教育というものにつながっていくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) やはりキャリア教育としていろいろな見方ができるようになってくるのではないかということは、私も本当にそう思います。そして、子どもたちから、いつも、これは何でそういうふうになるのとか、これは何の数字なのという質問が多いと思うんです。それに答えていくのがやはり学校教育なのかというふうにも私は感じています。それこそ、最初のお話に戻りますけども、テレビ、ラジオで言っていた言葉が、これはどういう意味なのか、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに聞くのもいいでしょう。学校で体系的に教えることも必要なのではないか。そういった上で、いろいろなツールがありますという御提案を私のほうもいただいたわけであります。 今、幾つか議論してきましたけども、経済の学習というものは生活に直結することから、私も本当にしっかり取り組んでほしいと思っております。今回のお話の中で、最終的にどのような取り組みをしていくかという考えがあればお聞かせください。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 どのような取り組みをしていくかということについてですが、経済の学習を通して社会における経済の動き、特に自分とかかわりのある経済の動向を多面的、多角的に考察し、事実を正確に捉え、公正に判断する力を身につけていくことは、変化の激しい社会、特に子どもたちが、これから将来を生きていく中で出会うさまざまな出来事に対しまして、正しく取捨選択をし乗り越えていくために必要な力であるというふうに考えております。このことから、社会科についてはもちろんのこと、他教科におきましても、経済や生活といった視点を持った指導ができるように、教員の資質向上といった面から、本市での研修会の実施や各関連団体が実施するセミナーへの参加を促してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) 研修会も実施するというお話でした。こちらも前向きな答弁だというふうに感じております。 今回はすごく限定的な話、言語もそうですし、発声、発音、アクセント、そしてニュースの中の円と株、そういったところから全体のお話をしてまいりましたけども、日本語、経済学、ともに子どもたちの生き抜く力になるはずであります。しっかりと取り組みを進めていただければと思います。 これで1項目めの質問を終わりにいたします。 次に、交番設置についてでございます。 市民からの声によって要望しているという答弁でした。ことしは大南、中原ということでしたね。都市核地区周辺については、区画整理の状況、多摩都市モノレールの状況に応じて要望していくということでした。今後要望していくんだと思いますけども、武蔵村山市内の人口そして面積を考えると、交番、駐在所が、数が少ないというふうに聞いておりますけども、状況はいかがでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 近隣市の東大和市、立川市、昭島市、国立市、小平市、本市の6市の状況の中でお答えをさせていただきたいと思います。 まず、人口との比較でございますけれども、交番、駐在所1カ所当たりの受け持つ人口につきましては、この6市の中で国立市に次いで2番目に多い状況になります。ちなみに、国立市が交番等1カ所当たり1万8764人という状況でございます。本市が1万8041人という状況でございます。一番少ない市は昭島市で、9409人という状況でございます。 続きまして、面積で比較をいたしますと、この6市の中で本市が一番負担が大きいという状況でございました。ちなみに、本市が交番等1カ所当たり3.83平方キロメートルという状況です。一番少ないのが昭島市で、1.45平方キロメートルという状況でございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) 昭島市と武蔵村山市を比べると、人口にすると倍ぐらい違うんですね。人口の面で考えても、面積の面で考えても、交番、駐在所が少ないということがやはり現状のようです。 そして、前回6月議会の石黒議員の質問で、市内の犯罪認知件数の状況はわかっておりますけども、では、ここ20年の犯罪認知件数というのはいかがでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 御質問は、過去20年間の犯罪認知件数ということでございましたけれども、東大和警察署に確認をいたしましたところ、資料が平成18年からの過去10年間分の記録しか残っていないということでしたので、この中でお答えをさせていただきたいと思います。 市内の犯罪認知件数を5年ごとにお答えいたしますと、平成18年につきましては1133件でございました。それから、平成22年につきましては1009件ということです。それから、平成27年につきましては699件という状況でございました。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) もっと長いスパンで確認したかったというふうには思うわけですけども、その中でも犯罪認知件数の増加率が高いところというのはございますでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 地区別ということでございますけれども、全体的に過去10年間の犯罪認知件数が減少している中で、市内榎地区につきましては、10年前と比較いたしまして86%の増加ということになっております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) これからのことを考えますと、やはり多摩都市モノレールの延伸、区画整理も進んでくる。そうすると、人口がふえる、人口が流入するということを考えますと、やはりまちの発展のためには都市核地区周辺に交番の設置が必要というふうに考えるわけですけども、改めて今後どうしていくのか伺います。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 現在、榎地区の犯罪の認知件数が非常に多くなってきているという状況を考えますと、この地区周辺にも交番または駐在所の設置につきましては、その必要性はあるのかというふうには考えているところでございます。 また、この地域は波多野議員おっしゃいますとおり、都市核地区として区画整理事業が進んでおります。また、多摩都市モノレールの延伸の際には、市の中心として多くの方が集まる地区にもなるということでございますので、将来を見据えた中では設置されることが望ましいのではないかというふうには考えております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) わかりました。先ほどもお話をしましたけども、まちが発展するということは、人の往来や交通量が多くなることを意味するわけです。これから先、将来のことを考えますと、やはり今からしっかりと設置の考えを持っておかなければいけないのかというふうに私は感じております。それこそ今すぐというのはなかなか厳しいものだというふうに私もわかっております。 それでは、パトカーの巡回をしっかりとふやしてもらう要望をしていただくことはできますでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 パトカーの巡回の頻度をふやすことにつきましても、東大和警察署のほうに話をしてみたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、この交番設置の2項目めを終わりにいたします。 3項目めです。水道事務所南交差点の信号機の改良の件でございますけども、これは以前から要望していたと。改めて東大和警察署に聞いたところ、北側が狭くてなかなか実現は難しいというような答弁でありました。ただ、継続して要望していくという話を市長答弁でされました。青梅街道を挟んだ五差路という構造上、信号機が設置しづらいということもあります。青梅街道側にしか赤、青、黄色の信号機がついていないということですが、いつこのような信号機の配置になったのか、また青梅街道の交通量は設置当時と現在ではどのくらい差があるのか伺います。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 東大和警察署に確認をいたしましたところ、この場所に信号機が設置されたのは平成7年7月とのことでした。それから、当時と現在の青梅街道の交通量の比較ということでございますけれども、申しわけないんですが資料が残っていないということで正確なことは申し上げられませんけれども、市内の人口が増加していることから、平成7年当時よりも交通量が多くなっているのではないかというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) およそ20年前に設置された信号機ということで、現在の形になったのがおよそ20年前ということになるわけですね。当然、交通量もふえていると思います。かつ、この交差点の使用頻度が高い中央三丁目では今も住宅がふえているのかというふうに思います。それだけ青梅街道の交通量が多くなれば、出にくくもなるという感じがいたします。だからこそ、そこに住んでいる方から、あの信号機を感応式に変えることができないかという相談を私が受けたんだと思います。青梅街道の交通量が多い、そして主要市道第40号線を北側から出るのに時間がかかる、そのお話があった上で、ではそこに住んでいる人たちはどういうふうに青梅街道を出ているのか、そして青梅街道の南側の道路に渡っているのかというと、車からおりて歩行者用の押しボタンを押して、青梅街道側の信号が赤になったのを確認して走り出すという方もいるわけです。これは余りいい状態と思えないんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 一時的にではありますけれども、交差点の手前で車をおりて押しボタンを押すということにつきましては大変危険であるというふうに思っております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) この状況を要望とともに伝えていただければというふうに思います。 ちょっと伺いますけども、これはあくまでも歩行者用の信号機という捉え方でよろしいでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 波多野議員さんのおっしゃるとおりでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) では、この歩行者用から正式な信号機にかえるということは可能なのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 こちらにつきましては、感応式の信号機と同様に、やはり北側道路の幅員が狭いということで、普通の信号機にかえるということについてもなかなか難しいのかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 波多野君。 ◆8番(波多野健君) なかなか難しいのかと思いつつも、やはり要望はし続けていただきたいというふうに思っているわけです。萩の尾薬師堂から山王様を左に曲がって、市役所東の交差点に出ていく、そこから青梅街道に出ていくという話も聞きます。ここも意外に、空堀川にかかる橋が狭いということがあって使いづらいということも聞きます。その先を考えてみると、なかなかどちらもやはり出づらくなってしまっているのかと、すれ違いに結構冷や冷やしている部分もあるのかというふうに私も考えております。この部分でも要望をいただいておりますので、いずれ一般質問をしようと思っております。ただ、今回お話しいたしました水道事務所南の交差点、あそこはやはり私が通っていても、身を乗り出しながら来るか来ないかということを考えながら出なければならないという信号機でもあります。ぜひしっかりと安全を保つために感応式への要望をしていただくことをお願いいたしまして、今回の一般質問を終わります。    ----------------------------------- ○議長(高山晃一君) 次に、石黒君の発言を許します。石黒君。     (16番 石黒照久君登壇) ◆16番(石黒照久君) 平成28年第3回武蔵村山市議会定例会に対しまして、通告書に基づき3項目質問させていただきます。 第1項目、小中一貫教育全国サミットについて。 現在、少子化や地域コミュニティの弱体化、核家族化の進行などにより、子どもたちを取り巻く環境が大きく変化してきております。そして、子どもたちの人間関係の固定化、コミュニケーション能力の低下などさまざまな問題も指摘されております。一昔前であれば、地域の中で同級生だけでなく上級生や下級生が一緒に遊ぶ姿はよく見られた光景でありますが、そうした様子を見ることも少なくなってきています。いじめ問題や暴力行為、新たな問題としてのSNSトラブルなど、子どもたちをめぐる問題は山積しております。子どもたちが楽しく学校へ通い、自信を持って学校生活を送ることが何より大切であると考えております。 そうした中、本市においてはいち早く小中連携、小中一貫教育に取り組み、新たな教育活動を展開されております。そして、このたびここ武蔵村山市で来月10月に小中一貫教育全国サミットが開催されますが、その開催内容と教育的意義についてお伺いいたします。 第2項目、観光客誘致や居住者獲得に向けた取り組みについて。 武蔵村山市は東京の多摩北部に位置し、雄大な狭山丘陵を背にしています。市の北部にある緑のオアシス、里山には自然が織りなす四季のドラマがあり、武蔵村山市の一番の見どころであります。江戸時代の民家を新築復元した里山民家、あそびの森、冒険の森といった大自然の中にさまざまな木製遊具が置かれた広大なアスレチック、軽便鉄道跡のトンネル群もあり、人気のウオーキング、サイクリングコース、リラクゼーションつきの複合型癒やしスポット村山温泉かたくりの湯など、また市内の魅力ある商品に入賞されている地域ブランド店も続々とふえており、武蔵村山市の自然がさまざまな恵みをもたらし、そこに集う人と人とのきずなを結んできたことは間違いないと思います。しかし、これだけの観光資源に恵まれているにもかかわらず、観光客の誘致に対するアピールが少し足りないように感じております。 そこで、1点目、観光スポットやイベント・祭り、特産物などを生かした観光客誘致の取り組みについて伺います。 次に、観光客誘致が交流人口であるならば、それに対する定住人口、いわゆる居住者の獲得に向けた取り組みについてですが、平成16年以降、本市においては宅地開発が進み、ここ10年間は人口がふえており、今後も増加傾向にあるようですが、転入、転出状況や出生数がこのまま推移するといずれ人口が減少していくことが予測されます。 そこで、2点目、人口減少を見据えた居住者獲得の取り組みについて伺います。 第3項目、地域との連携における学校行事について。 文部科学省では、子どもたちが地域社会の中で心豊かで健やかに育まれる環境づくりを推進しています。学校、家庭、地域が連携をとり、協力し合い、地域全体で学校や子どもたちの教育活動を支援する取り組みであり、また地域の人々の力を学校運営に生かす学校運営協議会制度もその一つです。 本市においては、第八小学校で行われているふれッチャクラブが平成26年度の文部科学大臣表彰において表彰を受けられ、文部科学省のウエブサイト、学校と地域でつくる学びの未来に表彰事例として掲載されております。このふれッチャクラブとは、触れ合いとチャレンジという言葉を合わせて創作された名称で、人と人との関係づくりを主な狙いとして、さまざまな世代がかかわり合い行われている交流学習の場となっております。こういった学校行事は市内の各学校で取り組まれており、それぞれが趣向を凝らしたすばらしい内容になっております。 そこで、次の3点についてお伺いいたします。 1点目、市内の小、中学校における地域と連携した行事の実施状況について。 2点目、報道された講座についての市の見解を伺う。 3点目、今後の地域と連携した行事の計画について。 以上、3項目について質問いたします。 なお、再質問につきましては自席にて行わせていただきます。 ○議長(高山晃一君) 答弁願います。教育長。 ◎教育長(持田浩志君) それでは、第1項目についてお答えいたします。 小中一貫教育は、児童・生徒の発達の早期化や、いわゆる中1ギャップなど、多様化する教育課題への対応としてその充実が求められています。小中一貫教育全国サミットin武蔵村山は、各地域の小中一貫教育への取り組みについて研究を深めるとともに、その成果を広く全国へ発信し、児童・生徒がよりよき社会の形成者として生きていく力を育む機会とするものでございます。 内容につきましては、1日目に小中一貫校村山学園、小中一貫校大南学園、そして第五中学校の3会場に分かれまして、市内全校から76学級の授業を公開いたします。2日目には、本市を含め全国の小中一貫教育に取り組む自治体7地域からの提案による分科会、基調講演、共同宣言等を行います。 今後も小中一貫教育を柱とした義務教育9年間を見通した教育の充実に努めてまいります。 ○議長(高山晃一君) 市長。 ◎市長(藤野勝君) 続きまして、第2項目の1点目についてお答えいたします。 本市には、村山温泉かたくりの湯、ひまわりガーデン武蔵村山といった観光スポットがあるほか、村山デエダラまつりや商工会主催の観光納涼花火大会などの観光イベントがあり、市内外から多くの方に訪れていただいております。 そこで、今後さらに市内への交流人口をふやし、観光の振興を図るため、首都圏を代表する貴重な自然環境である狭山丘陵を生かした近隣自治体との連携、伝統工芸品である村山大島紬やミカンなどの特産物のPRにより、観光客の誘致に努めてまいりたいと考えております。 次に、2点目についてお答えいたします。 本年3月に策定いたしました武蔵村山市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、人口減少などを回避するためにも、結婚・妊娠・出産・育児をしやすい地域づくりに向けた環境整備を推進することにより対応を図ってまいりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 教育長。 ◎教育長(持田浩志君) 続きまして、第3項目の1点目についてお答えいたします。 市内各校においては、開かれた学校を目指し、保護者、地域との連携を図るとともに地域との交流を進めております。例えば、企画運営から地域の方々が参画するフェスティバルや地域の方を講師として招いての授業など、日常的にかつ積極的に行っているところでございます。 次に、2点目についてお答えいたします。 報道のあった市内中学校での横田基地との交流活動による講座の実施についてですが、教育委員会といたしましては、交流活動そのものについては問題ないと考えております。 次に、3点目についてお答えいたします。 学校が家庭や地域社会とともに子どもたちを育てていくという視点に立ち、開かれた学校づくりを進めていくことは重要なことと考えております。また、子どもたちの学びを幅広いものにしていくために、さまざまな経験がある方を講師として迎え、交流していくことはとても大切なことと考えております。 今後は学校の教育活動として行われる地域との交流活動が適切に実施されるよう、企画・内容・運営について把握し、必要に応じて指導・助言してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 まず、第1項目の小中一貫教育全国サミットについてですが、先ほどの教育長答弁にありましたとおり、子どもたちの発達の早期化、また、中1ギャップなど、さまざまな教育に関する課題がある中で、義務教育9年間を見通した教育の充実が必要であり、その研究の成果を発信する機会であるとの開催意義につきましてはよく理解できました。 この小中一貫教育という取り組みは全国で行われているようですが、実際にどれくらいの自治体が推進しているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 暫時休憩いたします。     午前11時44分休憩    -----------------------------------     午後1時00分開議 ○議長(高山晃一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 午前中の石黒君の質問に対する答弁を願います。指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) それでは、小中一貫教育が全国どれくらいの自治体で行われているかにつきましてお答えいたします。 平成26年度に文部科学省が行った調査では、全国1743市区町村教育委員会のうち、小中一貫教育に取り組んでいる自治体として211市区町村の教育委員会、小中連携教育に取り組んでいる自治体として1147市区町村の教育委員会が取り組んでおります。小中一貫教育につきましては、さまざま成果が見られております。学習習慣の定着が進んだ、生活リズムが改善をした、また小、中学校の教職員間で協力して指導することが非常にふえたという成果がたくさん上がっております。さらに、特に大きな成果といたしまして、中学校進学への不安を覚える児童の減少、さらにいわゆる中1ギャップの緩和、そして上級生が下級生の手本となる意識が高まったなど、その成果が上がっているという報告が出ております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 多くの自治体が取り組んでいて、またその成果が出ていることがわかりました。 ちなみに、今回開催される小中一貫教育全国サミットなんですけれども、全国大会ということで、いろいろな地域から本市に来られるのだとは思いますけれども、どのくらいの地域からどのような方が来られるのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 今回の小中一貫教育全国サミットにつきましては、南は沖縄から北は北海道まで、本大会を主催している小中一貫教育全国連絡協議会正会員を初め、小、中学校の教員、大学の先生、また大会に協賛している企業や保護者、地域の方など多くの皆様に御参加をいただく予定となっております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 今、参加者の中に保護者や地域の方も参加できるということだったんですけれども、これは関係者でなくても小中一貫教育全国サミットに関心がある方は誰でも自由に参加ができるのか。また、参加するのに何か費用がかかるのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 一般で参加をお申し込みいただいた方は有料での参加となりますが、保護者、また地域の皆様を初め、武蔵村山市民の皆様はどなたでも無料で御参加をいただけます。お申し込みも必要ありません。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 武蔵村山市民の方が誰でも無料で参加できるということは、本当によかったと思います。ぜひ多くの方に参加してもらいたいというふうに思っております。 今回、全国各地から多くの方々が武蔵村山市まで来られるかと思いますが、この方たちが会場となる学校まで来られる際に、今回3校で開催されると思うんですが、市内に駅がないので、それぞれの学校の最寄り駅は、例えば小中一貫校村山学園だったら玉川上水駅になるのかとは思うんですが、学校までの交通手段、何か配慮されることがあるのかどうかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 こちらにつきましては、玉川上水駅と昭島駅から会場となる学校まで無料のシャトルバスを運行する予定でおります。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。無料のシャトルバスが出るのであれば、皆さん安心して参加できるのかというふうに思います。 ところで、開催内容につきましては、1日目に小中一貫校村山学園、小中一貫校大南学園、また第五中学校の3会場で授業を公開するとの教育長答弁でしたけれども、その3校がこの会場に選ばれた理由について教えていただけますでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 こちらは、文部科学省が示している小中一貫教育の施設の形態がまず3つございます。小学校と中学校が一つの施設になっている施設一体型、小学校と中学校が隣接している施設隣接型、そして一般的な小学校と中学校の、いわゆる学区域の関係でありますが、施設分離型、学校区一体型。この3つの型がございます。本市では、施設一体型としての小中一貫校村山学園、また施設隣接型としての小中一貫校大南学園、そして施設分離型として第一中学校区、第三中学校区、第五中学校区がございます。この3つの型が市内にコンパクトに配置されているということが本市の大きな特徴でございます。この3つの型を全て参加した方にごらんいただきたいということで、この3会場に分けて授業公開を行うことといたしました。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。 1日目に開催される授業公開ですが、この3会場に分かれて全校から76学級が授業を公開するということなんですが、これは大変に大きな取り組みだと思います。ちなみに、2日目には分科会を行うとありましたけれども、その分科会についてもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 分科会につきましては、3つの分科会を設定しております。先ほど申し上げました3つの型、施設一体型、施設隣接型、施設分離型に関する内容の3つに分かれます。各分科会で3つの地域から、3分科会ございますので、全部で9つの地域からの取り組み実践や提案を行い、研究を深めてまいります。本市からも、小中一貫校村山学園、小中一貫校大南学園、第五中学校区がそれぞれ分科会で発表を行いますので、地域としては7つの地域になるんですが、9つの発表となります。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。ぜひ本市のすばらしい取り組みを全国に発信していただきたいというふうに思います。 それから、開催内容に基調講演とありましたが、この基調講演の講師とその内容をもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 まず基調講演では、講師といたしまして、東京大学大学院教授の秋田喜代美先生に、子どもの育ちに寄り添ったこれからの授業のあり方と題して御講演をいただきます。秋田先生は、文部科学省中央教育審議会委員や国立教育政策研究所評議員でもあります。次期学習指導要領における学習活動の中心となる児童・生徒が主体的、協働的に学習をしていくアクティブラーニング、この学習方法を以前から推進されていた方で、全国的にも非常に著名な先生でございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) このような講師の方に御講演いただける機会というのは余りないことだと思いますので、本当に楽しみにしていきたいというふうに思っております。 また、このほかにはどのような内容を計画されているのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 指導担当参事。 ◎指導担当参事(小嶺大進君) お答えいたします。 このほかにも、2日目にシンポジウムを行います。シンポジウムのテーマが、学校・家庭・地域の連携が支える義務教育9年間の子どもの育ち~これからの学校教育を考える~ということで、大学の先生、スクールカウンセラー、そして保護者、また地域の方にシンポジストとして御登壇をいただき、それぞれのお立場から御意見や御提案等を行っていただく予定となっております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。 今、全国で小中一貫教育の取り組みが進んでおり、この小中一貫教育全国サミットが今回の武蔵村山市で11回目となります。このような全国大会が本市で行われるということはとてもすばらしいことであるとともに、本市の教育に対する取り組みは誇るべきことだというふうに思います。2日間にわたる大変大きなイベントであり、これまで本市が取り組んできた小中一貫教育の成果を全国に発信していただくとともに、さらに小中一貫教育の充実が図られることを期待して、第1項目の質問を終わります。 続いて、第2項目の観光客誘致や居住者獲得に向けた取り組みについて再質問させていただきます。 現在、市外からの観光客の誘致に向けて、市では具体的な目標は設定されているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長
    協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 本市のまち・ひと・しごと創生総合戦略の中の施策に、個性豊かな観光施策の推進がございまして、その項目の中の重要業績評価指標というものがございます。そこでは、市外からの平日及び休日の滞在人口を5年間で5%ふやすという、このような目標を設定しているところでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 市外からの滞在人口を5年間で5%増との目標設定につきましては、わかりました。この5%増という設定どおりに、今お話があった平成27年から平成31年の5年間で本市に観光で来られる方がふえ、そしてその翌平成32年、2020年、東京オリンピック・パラリンピックの年を武蔵村山市ならではの個性豊かな観光施策で迎えられたら、本当にすばらしいというふうに思います。 そこで、この2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本へは外国人旅行客が大変ふえてくることが予想されますが、本市では、この外国人観光客に向けた何か対応とか準備はされているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 先ほど申し上げましたまち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、観光マップの作成という事業を位置づけているところでございますが、今後新たにこの観光マップを作成する際に多言語化を図って、外国人観光客にも対応してまいりたいとこのように考えております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。多言語化については、都心部のほうは本当に多くの人が集まるような場所なので、既に取り組まれていることでもありますので、ぜひ本市でもお願いしたいというふうに思います。 次に、多くの人でにぎわうイベントについてですが、先ほどひまわりガーデン武蔵村山については、比留間議員の一般質問の中で、市内外からの入場者数について、市内の方が約4000人で約2割、市外の方が約1万6300人で約8割ということで、市外から本当に多くの方が来園されていることがわかりました。では、同様に多くの方が来場されるイベントの観光納涼花火大会、また村山デエダラまつりについては、市内外からどれぐらいの方が来場されているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 まず観光納涼花火大会でございますが、こちらは商工会主催ということで、商工会のほうにお聞きしたところでございますが、市内、市外といった来場者数の把握はしていないということでございました。また、村山デエダラまつりでございますが、こちらにつきましても、入場者数の統計はとっておりますけれども、市内から訪れた方か市外の方かというような統計をとっておりませんので、そういった数値が明らかになっていないところでございますが、ひまわりガーデン武蔵村山の実績から見ますと、8割という多くの市外の方がこちらのほうへ訪れていただいているという実績がございますので、観光納涼花火大会、あるいは村山デエダラまつりにつきましても、市外から多くの方にお越しいただいているのではないかと、このように考えております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 確かに大きなイベントですので、市内外の方の把握は難しいのかというふうには思いました。 また、村山温泉かたくりの湯の入場者数についてはどうでしょうか。こちらももし市内、市外の方の割合がわかるようでしたら教えていただけますでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 平成27年度の入場者数でございますが、19万1594人で、前年度より1万1397人増加したところでございます。そして、市内と市外の比率でございますが、おおむね市内の方が4割、市外の方が6割入場されていると、このような状況でございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 入場者数は結構ふえているんですね。また、市内よりも市外の方が多いということを聞いて、ちょっとびっくりしました。これは私の推測なんですけども、もしかしたらイオンモールとか都立野山北・六道山公園に来られた方が、帰りは温泉に寄っていこうということで武蔵村山市で一日過ごして帰られると、こういったこともあるのかというふうにちょっと推測するところであります。いずれにしても、観光資源の大事なところでありますので、多くの方に御利用いただいていることがわかってよかったです。 ちなみに、この野山北・六道山公園のアスレチックなんですけれども、かなりボリュームがあって長時間楽しめるようになっているんですけども、その中で、あそびの森の中に結構長い滑り台があるんですけれども、この滑り台の長さが全長何メートルあるのか、また多摩地域で何番目の長さなのか教えていただけますでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(腰塚信一郎君) お答えいたします。 野山北・六道山公園の中の滑り台の長さですけれども、全長30メートルというふうに聞いております。 それから、長さの順位については把握しておりません。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 結構、子育て世代の方たちにとって、子どもと行きたい公園についてはよく話題に上がるんですけれども、例えば駐車場があるのか、その駐車場が無料なのか、またアスレチックの遊具が充実しているのか、夏場に水遊びができるのか等々、結構話題に上がるんですけども、その中の一つにこの長い滑り台があるということは結構大事なポイントで、今、ローラー滑り台とかも結構はやっているんですけれども、私自身もあちこちの他市の公園に行ってきたんですけども、この武蔵村山市のあそびの森の滑り台は結構クオリティーが高くて人気があるんです。一度来た方はみんな楽しくてまた来るというような、リピーターもふえていると、そういう滑り台なので、30メートルよりもうちょっと長いかというふうに思ったんですけども、多摩地域で何番目に長いのか、またそれをPRしていくと、かなりまた来られる方がふえるのかというふうに思いました。滑り台については以上です。 続いて、里山民家についてなんですけれども、武蔵村山のかつての風景が感じられるすばらしい施設であると認識しているんですが、そこでどのような事業や活動を行っているのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 都立野山北・六道山公園につきましては、里山民家等の施設があるわけでございますが、平成18年度から、東京都から指定管理者としての指定を受けた西武・狭山丘陵パートナーズが、公園の管理運営を行っているところでございます。そこで、こちらの指定管理者のほうにお伺いしましたところ、一年を通じて四季折々のイベントを行っておりまして、ことし6月に発行された狭山丘陵の都立公園ニュースによりますと、6月から9月の夏のイベントといたしまして、七夕飾りづくりだとか竹づくし流しそうめん、案山子づくりなどの事業が行われていたというように聞いております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) さまざまなイベントを通して体験したりまた学習したりできるようになっているんですね。わかりました。 こうして見ると、武蔵村山市にはさまざま多くの観光資源があり、本当にすばらしいと思います。本市では、観光協会の設立についてその予定があるのか、また多摩26市における観光協会の設立の状況についてお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 多摩地域26市における観光協会の設立の状況ということでございますが、26市中18市が観光協会を設置しているという状況となっております。 また、本市については、現時点では設立に向けた予定はございませんので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 観光協会の設立については、さらなる観光振興のためにもぜひ前向きに検討していっていただきたいというふうに思います。 続いて、本市には地域ブランドの認証制度があるかと思いますが、その地域ブランドについて、現在の指定品目数とその内容についてお伺いいたします。また、その地域ブランド品はどこで買えるのか、どこで食べることができるのかなどの情報についても、どのようにPRしているのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 本市の地域ブランドの認証制度につきましては、平成19年度から開始したところでございますが、現在までに11品目を指定しております。その内訳でございますが、コマツナ入り豆乳おからドーナツ、自家製のアイスクリーム、お茶食パン、ゆでまんじゅう、東京狭山茶、コマツナ入り豆腐、手づくりクッキー、狭山茶だんご、村山かてうどん、お茶入りのシュークリーム、武蔵村山市産のお茶、ミカン、コマツナなどが入ったシフォンケーキ、この11品目を現在指定しているところでございます。 次に、これらのブランド品の購入等に関する情報についてでございますが、今申し上げました11品目全てを網羅したおのおのブランド品の写真と、それをどこで買えるのかという購入先等を記載したチラシを作成しておりまして、ホームページからダウンロードができるほか、情報館えのきなどの公共施設にも他の観光パンフレットとあわせて設置しているところでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。これからもこの武蔵村山市の新しい特産品として認められた地域ブランドをふやして、ぜひ地域の活性化とともにたくさんの人に味わっていただきたいというふうに思います。 続いて、本市の伝統工芸品である村山大島紬や特産品であるミカンについては、市としてどのようなPRを行っているのか、また、今後どういう展開を考えているのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 村山大島紬につきましては、国の伝統工芸品に指定されておりまして、また東京都の無形文化財にも指定されており、本市にとって大変貴重な工芸品となっております。市といたしましては、村山デエダラまつりへの出店を初め、毎年8月にはイオンモールむさし村山市の中にある情報館えのきにおきまして、むらやま魅力発見!伝統工芸品、村山大島紬に触れようというイベントも開催しているところでございます。また、本年8月にシルク文化を活用した魅力ある地域づくり等を目的といたしまして、シルクに関係する歴史や文化を持つ市町村で設立された全国組織のシルクのまちづくり市区町村協議会がございますが、そちらの協議会のほうに本市も加盟いたしまして、今後その協議会において、村山大島紬を広く全国にPRしていただけるということになっております。 また、特産品についてでございますが、農産物につきましては、武蔵村山市農産物直売所マップというものを作成しておりまして、ミカン園とかリンゴ園などの観光農園、あるいは東京狭山茶などを紹介しているところでございます。 また、今後の展開についてでございますが、村山大島紬、あるいは地域ブランド品につきまして、姉妹都市での積極的なPRや販売を検討するなど、こういった充実策につきまして考えてまいりたいとこのように思っております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。この村山大島紬や特産品、また地域ブランド品、ぜひ姉妹都市の栄村でのPRや販売を検討していっていただきたいというふうに思います。 続いて、市長答弁で、貴重な自然環境である狭山丘陵を生かした近隣自治体との連携とありましたが、これはどのような内容を考えているのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(比留間毅浩君) お答えいたします。 狭山丘陵につきましては、市民の貴重な財産でございまして、また今後将来にわたって受け継いでいくかけがえのない自然遺産であるとこのように考えております。また、本市の観光拠点の一つである村山温泉かたくりの湯につきましては、その緑豊かな自然環境の中にございまして、自然とマッチングしたロケーションは非常に魅力あふれるものとなっております。 そこで、貴重な狭山丘陵の自然を、いかに地域の観光の振興に生かしていくかということにつきましては、本市を初め周辺自治体の共通の課題であるとこのように認識しております。今後、具体的な協議を始めてまいりたいと考えております。また、具体的な内容につきましては、今後周辺自治体と協議を行っていく中で決定されていくものとこのように考えております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。 狭山丘陵は武蔵村山市にとって貴重な自然資源であることは間違いないと思います。また、多摩湖や狭山湖といった水と森の潤いのあるロケーションも、観光面ではとても魅力的であります。そこで、例えば、山中湖などで行われている水陸両用の観光バスを立川駅から狭山湖に向けて走らせてはどうかという市民の提案があります。実現に向けてはさまざまな困難があろうかと思いますが、このようなさまざまなアイデアから武蔵村山市ならではの観光施策を展開することが今後重要になってくるというふうに思います。ぜひ知恵を絞っていただき、武蔵村山市の観光振興をさらに充実させていただくことをお願いいたしまして、1点目の質問を終わります。 続いて、2点目の人口減少を見据えた居住者獲得の取り組みについてですけれども、先ほどの市長答弁で、本年3月に策定した武蔵村山市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいた環境整備を推進するとありました。この武蔵村山市まち・ひと・しごと創生総合戦略の内容については、私もよく読ませていただいたんですけれども、目指すべき将来の方向性として、人口の将来展望を踏まえた3つの視点に基づいた平成31年度に向けての基本目標が3つ掲げられていました。その基本目標は、まちの魅力を向上させ新たな人の流れをつくる、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる、時代に合った地域をつくり安心な暮らしを守るとともに地域と地域を連携すると、その取り組み内容の詳細を見てもとても共感できる内容のものでした。高齢化が進み、行財政への影響が見込まれるほか、生活環境や都市インフラへの影響も懸念される中、将来への展望として本市の自然環境や住環境のよさを生かして、転入の促進や結婚、妊娠、出産、子育ての支援を最大限に行っていくことを要望して、2点目は終わります。 最後になりますが、観光客誘致における交流人口の増加をいかに図ることができるのか。さらには、その交流人口が本市の魅力を大きく感じ、定期的な来訪、そしていずれは定住人口へと結びつけていくことができるのか。観光客の誘致と居住者の獲得に向けて本市ならではの魅力をPRするとともに、多摩都市モノレールの早期延伸を見据えた魅力あるまちづくりを目指していっていただきたいと思います。 以上で第2項目の質問を終わります。 続いて第3項目、地域との連携における学校行事について再質問させていただきます。 まず、1点目の市内小、中学校における連携した行事の実施状況についてですけれども、先ほどの教育長答弁で、企画運営から地域の方々が参画するフェスティバルや、地域の方を講師として招いての事業など、日常的にかつ積極的に行っているとありました。市内の各学校においてどのようなものがどれぐらい開催されているのか、もう少し具体的に教えていただけますでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 市内各校では、地域の方の参画により開催する学校でのお祭り、学校祭やフェスティバル等が行われており、例えば第九小学校の九小祭や第一中学校のチィキチィキフェスティバル、第三中学校のふれあいフェスティバルなどが行われております。これらの行事には、地区の青少年対策地区委員会委員の方やPTAの役員が運営に携わったり、地域の方に講師になっていただき指導していただいたりするなどしております。また、各学校では職業講話や郷土理解、農業指導、高齢者福祉体験など、多くの方々にゲストティーチャーとなっていただいて学んでいるところでございます。なお、平成28年度の具体的な数字ですが、フェスティバルとして行われているものが、小学校、中学校あわせて11件、ゲストティーチャーとして学ぶものが、小学校、中学校合わせて51件の実施または実施予定というふうになっております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 各地区の青少年対策地区委員会委員やPTAの皆様に運営に携わっていただいたり、また地域の方に講師になっていただいているとのことで、本当に地域の方と密に連携をとって、こういった行事が行われていることがよくわかりました。 ちなみに、教育長答弁の中で、開かれた学校を目指し、このような地域との交流を進めていくということでありました。この開かれた学校とはどのようなものなのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 開かれた学校という言葉ですが、昭和62年の臨時教育審議会第3次答申の中で述べられ、現在でも学校のあり方を示す重要な語句というふうになっております。従来の開かれた学校づくりは、学校の教育活動が外部から見えづらく、どちらかというと学校施設の開放に重点が置かれ、保護者や地域の人々とのかかわりも学校の立場について御理解と御協力を得るものというふうになっており、授業や行事の参観等に来ていただくということが中心になっておりました。現在においては、学校は地域または社会に対して開かれた学校となり、家庭や地域に積極的に働きかけていくことが必要でございます。保護者、地域との連携、保護者、地域による企画運営といった形での学校教育活動の充実が図られているところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 今、学校教育担当部長が答弁された、保護者、地域と連携した開かれた学校づくりの求められている背景とは一体何でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 この求められている背景ですが、子どもたちの発達の過程における自然探検や社会体験などのさまざまな体験の重要性というものが挙げられます。自然環境が減少し、核家族化の進行などによる世代間交流が少なくなってきている中で、学校と家庭のみを中心とした子どもたちの日常生活では、体験の機会を十分に得ることが難しい状況になっているということかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 確かにこのような交流や体験を通して得られるものは、はかり知れないものだというふうに思います。今後、この開かれた学校づくりに期待されることは一体何でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 学校が地域に開かれた学校となることで、まず第一に子どもたちの育成環境の総合的な充実に向け、学校と家庭、さらに地域の人々との連携が図られていくということでございます。第二に、まち全体が大きな学校というふうに捉えられ、子どもから大人までがともに学び合える地域になっていくということがございます。第三に、地域づくりに参加するためには、個人の意思で選択された積極的なコミュニティ活動が注目されており、その拠点として学校が役割を果たしていくということなどが期待されております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) まち全体が大きな学校と捉えられたり、子どもから大人までがともに学び合える地域となっていくことは大変すばらしいことだと思います。本当に期待したいというふうに思います。 学校を中心に地域が結びつき、まち全体が大きな学校となっていくことは、子どもたちの学び以外にも絶大なる効果があると思います。この点についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 地域と連携する開かれた学校づくりを進め、学校がその拠点となっていくことで、子どもたちの安全というものをキーワードとして、学校を含む地域全体の安全に対しての意識が高まっていくものというふうに考えます。このことにより、子どもたちの安全・安心が守られるようになるとともに、子どもたちを守るということが地域全体の安全・安心に対する意識の向上につながり、防犯、防災活動につながっていくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。 社会の変化に伴って、従来の学校だけの教育活動の中では学べないことがふえてきています。そういった状況において、子どもたちの学びを豊かにするために、今後もこの開かれた学校づくりが進められる必要があると思います。また、このことが地域全体の安全・安心に対する意識の向上につながり、防犯、防災活動ということにも効果をもたらしていくということは大変重要な視点であると思います。今後も保護者、また地域と連携し、交流していくことを進めていってほしいと思います。 続いて、2点目の報道された講座についての市の見解についてですけれども、教育長答弁の中で、一部の新聞において報道されたとありました。その新聞は、7月21日付の毎日新聞や東京新聞の記事にある、本市第五中学校で開催された五中フェスティバルについてということですね。私もその新聞記事を読ませていただきました。新聞記事には、中学校で新兵訓練という見出しで書かれておりましたが、この第五中学校で行われた五中フェスティバルや新兵訓練とされている講座は、一体どのような内容のものだったのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 今御質問のございました五中フェスティバルについてですが、第五中学校では地域の方々に講師をお願いし、生徒にさまざまな活動を体験させるとともに、地域の方々との交流を図ることを目的としてこのフェスティバルを開催しております。その中で、開催されたミニブートキャンプという名称の講座、これが先ほど御指摘のあった新兵訓練という話での講座というものになるかと思いますが、この名称の講座ですけれども、五中フェスティバルで開催されたヒップホップダンスや村山うどんづくりなど26講座のうちの一講座として、横田基地からのボランティア17名と事前に希望した3年生の生徒33名が参加して行われた講座でございます。内容については、体力トレーニング、またフィールドアスレチックのようなアクティビティーというものを中心として、それらが混在したもので、基地内の中学生も参加しており、あくまでも交流を目的とした内容で行われております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。体力トレーニングとフィールドアスレチックのようなアクティビティーといった内容ということでしたけども、いまいち内容がわかりづらいんですけれども、この内容をもう少し具体的に、どんなことを行ったのか教えてください。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 開会式の後、校庭に参加生徒が出て、まず挨拶をし、最初に3グループに分かれて集団行動としての整列や方向転換、また敬礼や行進などを行いました。その後、男女別に2人組をつくり2チームに分かれ、新聞にも障害物競走と掲載されておりますが、リレー方式で担架を使って土のうを50メートル運ぶ、二人三脚でドリルラダーの上を走る、平均台を渡っていく、砂場でネットの下をくぐる、ブルーシートの上で腹筋、背筋、ジャンプなどをする、バスケットゴールに向かってシュートをする、サッカーゴールにシュートをするなど体力づくりに取り組んだということでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) ということは、あくまでもフィールドアスレチックで、この新聞報道にあったような新兵訓練とは全く内容が異なるというふうに考えてよろしいでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 この講座名がミニブートキャンプという名称であったことからそのように取り上げられたものというふうに思っております。学校は、横田基地に勤めている方を招いてアメリカ式基礎トレーニングとして、体力づくりをするものとしてこの講座を開設いたしました。ただし、ブートキャンプという言葉には新兵訓練という意があることから、今後この名称の使用については、検討する必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 新聞報道にあったような新兵訓練ではなかったということで安心しました。しかし、ぜひ今後はこの誤解が生じないような名称で講座ができるといいと思いました。 開かれた学校づくりということから、第五中学校も地域と連携してこの五中フェスティバルを開いてきたと思います。そこで、この五中フェスティバルは今回で何回目の開催なのか、また、このミニブートキャンプという講座は何年前から開催されていたのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 この五中フェスティバルですが、今年度で13回目となっておりまして、このミニブートキャンプという講座は6年前から開催されております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。 この五中フェスティバルが、開かれた学校づくりということから地域との連携により、ことしで13回も続いていることはとてもすばらしいことであると思います。そういった中で、6年前からこの講座を開催しているとの話ですが、そもそもこの講座が開催されるに至った経緯は、一体どのようなことからだったのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 五中フェスティバルの講座を開くに当たっては、どの講座もそうですけれども、学校はPTAや地域の方にお声がけをして、講師を引き受けていただける方を探し、依頼をしております。本講座については、基地にお勤めになっている方が何かお手伝いできないかということから、同僚やその家族に声をかけて、ボランティアとして講座を企画運営されて参加しているというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。 私も以前、学生時代に横田基地の中でアルバイトをしたことがあります。今、英語は世界のスタンダードな言語として幅広く使われております。英語の上達には、やはり英語になれ親しむことが重要だと実感しております。また、文化の違いを学ぶいい機会でもあり、こういった講座を通して、子どもたちには大変に貴重な体験になるのではないかというふうに思います。 話がそれてしまいましたけども、先ほどの新聞報道には、横田基地のホームページに、この行事のことが取り上げられたことも記事となっていましたが、実際、ホームページの掲載については、どのような内容のものだったのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 横田基地の日本語版のホームページには、開会式の様子や体力トレーニングに参加している生徒の様子など、写真また生徒の感想などが掲載をされておりました。砂場に設置した2メートル掛ける2メートルの防球ネット、野球等で使うものですが、その防球ネットの下をくぐることを匍匐前進として掲載され、また集団行動や敬礼をしている写真などが掲載されたことにより、新兵訓練というイメージにつながってしまったものと考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 繰り返しになってしまうんですけども、先ほども再質問させていただきましたが、イメージは新兵訓練のように見えるが、実際はそういう内容ではなかったということで間違いないでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 先ほど申し上げました障害物競走、そして集団行動や敬礼についても、その一部が切り取られクローズアップされてホームページに掲載されたことにより、新兵訓練というイメージにつながったものと考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。 ちなみに、集団行動についてなんですけれども、この集団行動の取り組みは、ふだんの学校での教育活動の中で行っていることなのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 議員にも御参観いただいているところですが、各校の運動会の開会式、閉会式において整列や行進などの集団行動を行っております。この集団行動がしっかりできるよう、学校では体育での指導はもちろんのこと、朝会や学年、学級活動などの場においても指導しているところです。この集団行動ができることは、儀式的行事はもちろんのこと、修学旅行や移動教室などの旅行・集団宿泊的行事での行動、また災害などの緊急時における整然とした行動につながるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) わかりました。 それから、ホームページの掲載内容で敬礼しているところがあったということですが、それは実際に行われたことなのでしょうか。また、敬礼というのは実際よくないことなのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 今回の講座の中で、敬礼についての取り組みもありました。この敬礼についてですが、第五中学校においては、学校の部活動として置かれ、地域防災活動にかかわっている五中レスキュー隊においても行われているところでございます。その指導に携わっている北多摩西部消防署の方にお聞きしたところによると、全国の消防少年団員に配布されている消防少年団員の手引の中には、敬礼とは直訳すれば敬意をあらわし礼をすることであるが、日常使われている挨拶を含むもので広義のものである。概念的には挨拶に相当するものである。特に日本の場合、礼を重んじることから、礼で始まって礼に終わると言われているように重要であると掲載されております。また、この敬礼は室外で行う場合は挙手敬礼を行うものとされており、室内で行う場合には頭を下げて行うというふうにされているということで、どちらも同じ敬礼であり、場所により形を変えるということになっているということでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 礼で始まり礼で終わる。相手に敬意をあらわす。これは本当に大事なことだと思います。わかりました。 また、新聞報道によると、ホームページには生徒の写真が掲載されているとのことですが、これは保護者の了承はとっているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 第五中学校だけでなく、市内の小、中学校は年度当初に学校だよりやホームページ、マスコミの取材などに児童・生徒の活動の様子が掲載されることについて、児童・生徒と保護者に文書を配付し了承を得ております。このことに加えて、今回、横田基地のホームページに掲載されるに当たっては、生徒またはその保護者に再度の了承を得ております。 このように、日ごろから学校はホームページ等に了承がなく児童・生徒の画像が掲載されることがないよう配慮をしております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) 了承を得ているとのことだということで、わかりました。安心しました。 また、掲載されている写真の中には、参加した生徒の顔写真と名前が一致するような記事もあるようですが、そういった点について配慮が少し欠けていたのではないかというふうに思います。どのようにしてその生徒の氏名が掲載されるに至ったのか、またその経緯についてお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。
    学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 当日ですが、横田基地の広報部に所属する日本人スタッフが同行され、活動の様子を撮影されました。その際に、日本人スタッフが生徒からその氏名と感想などを聞いたものというふうに確認をしております。横田基地のホームページへの掲載に当たっては、学校は事前に了承をしていたものの、どのような構成でどのような画像が使用されるのかといった掲載内容については把握をしておりませんでした。その点において、学校が事前に確認ができればよりよかったものと考えております。そのため、学校は今回の講座を企画運営された方を通して削除の依頼をいたしました。また、教育委員会からも横田基地との窓口である市長部局を通して削除の要請をいたしました。なお、現在、横田基地のホームページについては、その日本語版、英語版ともに削除されております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 石黒君。 ◆16番(石黒照久君) このたび一部の新聞において報道されたこの五中フェスティバルですが、私も2度ほど見学させていただきましたが、名称等の運営上の課題については、改善すべきところは改善していく必要があるとは思いますが、全体を通してとてもすばらしい内容であったと思います。 本市には横田基地があり、横田基地から第五中学校を初め、市内の学校に通っている子どもたちがたくさんいます。また、横田基地に勤めている市民もたくさんいます。本市では、既に横田基地との英語ツアーなども行っており、横田基地との交流はとても重要なことだと思います。先ほど学生時代の話をさせていただきましたが、横田基地でのアルバイトを通してたくさんの経験をしました。2020年にこの東京でオリンピック・パラリンピックが開催される状況の中で、子どもたちの異文化理解に向けて直接的に人的交流ができることは、横田基地が立地している本市にしかできないことであり、大きな大きな意味を持っていると思います。今後もよりよい形で交流を続けていってもらいたいと願うものであります。 最後に、このような形で、中学校で新兵訓練などと新聞に掲載された講座に参加した第五中学校の3年生については、これから大切な受験期を迎えると思います。今後その取り上げ方については、しっかりと配慮をお願いしたいということをつけ加えさせていただきます。 3点目については、教育長よりとてもわかりやすい答弁をいただきましたので、再質問はありません。 以上をもちまして、このたびの一般質問を終わります。    ----------------------------------- ○議長(高山晃一君) 暫時休憩いたします。     午後1時58分休憩    -----------------------------------     午後2時19分開議 ○議長(高山晃一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 次に、加園君の発言を許します。加園君。     (2番 加園一成君登壇) ◆2番(加園一成君) それでは、さきに通告申し上げましたように、3項目の質問をさせていただきます。 まず、第1項目めの今般執行された2件の選挙における投票率についてであります。 本年7月に、参議院議員選挙と都知事選挙の2件の選挙が執行されました。いずれの選挙においても投票率は相も変わらずで、低い投票率に甘んじてしまいました。この投票率を打破するための方策について、昨年の第3回市議会定例会の一般質問におきまして質問いたしましたが、今回の選挙でもそれは変わることなく、私見ではありますが、ああ、やはりというのが実感として残っております。 そこでお聞きいたしますが、今回この結果を見て、選挙管理委員会は一体どのように評価されているのか、また打開策を考えているのかお聞きいたします。 続いて、第2項目めの残堀川の安全設備と環境整備について、1点目は、増水時の安全性に配慮し、親水広場に防護柵と門扉の設置をしていただけないかお伺いします。 残堀川親水広場は、中原一丁目の富士見橋下流側、残堀五丁目の富士塚橋上流側、同じく残堀五丁目の御嶽橋下流側の3カ所に整備されており、階段を下って直接水に接することができるようになっております。特に春先には、子どもたちが元気いっぱいに川遊びにいそしんでおり、これを見るとほほ笑ましい限りであります。 ただ、7月から9月になりますと考えられないような降雨があり、そのときは水かさが一気に上がり、濁流の暴れ川に変貌してしまいます。この3カ所の親水広場は、施設の性格上かとは思いますが、それぞれフェンスが切れていて門扉がありません。平水時は何の問題もないと考えられますが、増水時の水流は、階段部分をも巻き込んでおりますので、非常に危険なエリアとなっています。このようなときにわざわざ川に近づく人はいないと思いますが、安全な管理を行うためにも、防護柵と門扉の設置をし、増水しそうなときは人が立ち入りできないようにすべきと考えております。市の対応についてお伺いいたします。 2点目は、河川の中に雑草が繁茂しているので、除草できないかお伺いいたします。 今の時期、俯瞰しますと両護岸からそれぞれ2メートルほど除草されておりますが、中央部分はそのまま残された状況にございます。草丈は、護岸高を超えるところもあり、4メートルくらいになっておりまして、とても草とは言えない様相を呈しております。 ある市民の方が私のところに言ってきました。残堀川の中に木が生えているけど、川として大丈夫なのかということでした。水流部はどこにあるのか全く見えず、親水の機能は果たしておりません。 私が最も危惧していることは、増水時にこれらが流量を阻害しないかということです。調査では、瑞穂町境から立川市境までずっとこの状態が続きます。何か理由があるのではないかとは思いますが、もっと適正な管理方法があるのではないでしょうか、市の対応をお聞かせください。 次に、第3項目めの宅地内雨水浸透ますの設置奨励についてですが、これもまた雨に関係する質問です。 近年、異常な降雨でも異常と感じないようになってきております。考えようによっては恐ろしいことでございます。都市化が進むと道路の舗装率が上がり、建築物の専有面積も上がります。逆に畑や空地が減少すると、雨水の地下浸透する面積が少なくなるわけでございます。ということは、降った雨は地表を流れ下り河川に集中するので、瞬時に増水します。逆に減水も早いわけですが、これが都市型河川の特徴でもあります。 宅地内の雨水は宅地内で処理することが賢明な方策と言えます。各自が雨水の浸透ますを設置し処理できれば、洪水となる要因を減じる効果が期待できると考えております。 そこで、助成制度をつくり、雨水浸透ますの設置を奨励したらどうかということですが、市の対応についてお聞かせください。 以上、3項目の質問を申し上げます。 再質問があれば自席で行います。 ○議長(高山晃一君) 答弁願います。選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(加藤秀郎君) それでは、第1項目についてお答えいたします。 本年7月に執行された選挙における投票率は、参議院議員選挙では52.35%で、前回の平成25年7月と比較すると3.14ポイント上昇、また東京都知事選挙では54%で、前回の平成26年2月との比較では17.31ポイント上昇しているところです。 選挙管理委員会では、投票率が回復したことについては一定の評価をしているところですが、東京都における投票率は、全体的に上昇しております。 そこで、この結果について他市との比較等分析を行い、次回選挙への対応策等を見出してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 市長。 ◎市長(藤野勝君) 続きまして、第2項目の1点目と2点目についてあわせてお答えいたします。 残堀川の安全設備等について、管理者である東京都に伺ったところ、降雨時の増水を注意喚起するため、親水広場の入り口に注意看板や車どめポールを設置し、安全性への配慮を行っていることから、新たな防護柵等を設置する予定はないとのことでございました。 また、河床の除草につきましては、毎年6月ごろと10月ごろの年2回実施しているとのことでございますが、今後、必要に応じさらなる除草等の要望も行ってまいりたいと考えております。 続きまして、第3項目についてお答えいたします。 宅地内の雨水浸透ますの設置につきましては、雨水流出抑制による治水効果と地下水の涵養等を図るために有効な手段の一つと考えております。 現在、近隣市の宅地内への雨水浸透施設の設置状況等を研究しております。また、本市においても開発事業の際には、武蔵村山市まちづくり条例に基づき指導を行っておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) それでは、第1項目めの今般執行されました2件の選挙における投票率についてから再質問させていただきます。 まず、一番気になります参議院議員選挙と都知事選挙における18歳と19歳のそれぞれの有権者数、投票者数、投票率をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(加藤秀郎君) お答えいたします。 まず、参議院議員選挙における18歳の当日有権者数が697人、19歳の有権者数が751人。投票者数でございますが、18歳が337人、19歳が296人。投票率でございますが、18歳が48.35%、19歳が39.41%でございます。 次に、都知事選挙における同じく18歳の当日有権者数が715人、19歳が745人。投票者数でございますが、18歳が281人、19歳が247人。投票率でございますが、18歳が39.30%、19歳が33.15%でございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) それでは、同じく2件の選挙の、今度は年代別の投票率を教えてください。 ○議長(高山晃一君) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(加藤秀郎君) お答えいたします。 まず、参議院議員選挙でございますが、18歳、19歳の投票率を平均したところで43.72%。20歳代の投票率が、31.07%。30歳代の投票率が、38.76%。40歳代の投票率が46.08%、50歳代の投票率が54.94%、60歳代の投票率が68.12%、70歳代の投票率が73.25%、80歳以上の投票率が53.43%でございます。 続きまして、都知事選挙における10歳代の投票率が36.16%、20歳代の投票率が29.21%、30歳代の投票率が39.91%、40歳代の投票率が47.70%、50歳代の投票率が58.92%、60歳代の投票率が71.93%、70歳代の投票率が76.30%、80歳以上の投票率が52.04%でございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 今、選挙管理委員会事務局長のお話をお伺いしましたが、高齢になるに従って投票率が上がっていく傾向というのは、前回、前々回同様、今回も同じだというふうに理解いたしました。 今回、18歳と19歳の皆さんが投票されることになったわけですけども、特に新しく投票権を得た皆さん用に特別にPRされたことはあるのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(加藤秀郎君) お答えいたします。 昨年、公職選挙法が改正されまして18歳選挙権が実施されたということでございますが、20歳代の投票ということになると成人式という絶好の機会があるわけですが、18歳となりますとなかなか難しいというようなことで、18歳、19歳に対しまして特段、改めてそういう方たちへの啓発というのは行っておりません。ただ、平成26年から村山デエダラまつりに出店しておりまして、その中で模擬投票というようなことを行ってきているわけですけれども、平成27年度においては、その中で18歳選挙権をPRするということで、PRの看板をつくると同時に、その模擬投票においては18歳選挙権を認識してもらうということで、中、高生を中心に模擬投票を行っていただいたということがございます。 また、市内の私立の高校から模擬投票の出前授業のお話がございまして、私どもでも実績がなかったものですから、東大和市との共催という形をとりまして、第3学年に対して出前授業を行うことを考えておりましたが、実際には時間がなかったということで、東京都の選挙管理委員会に御相談申し上げて、そちらの課長にお越しいただいて1時間の講演をしていただいたというようなことでございます。特段、18歳、19歳だけを対象にしてということではございませんが、そういった形で18歳、19歳の有権者については、このような形の啓発事業を行ってきたということでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 私もことしの成人式等に出席させてもらいまして、玄関の受付のところで、選挙管理委員会事務局の皆さんがそこに来場された皆さんに対してPR活動をされているところに当日出くわしまして、私も承知はしているんですけども、特に今回、長い歴史の中で初めて選挙権年齢が引き下げられまして、18歳、19歳の皆さんが投票できるようになったということで、私もかつて申し上げましたように、投票率を上げるには絶好のチャンスではないかということを申し上げたんですけども、残念なことに特別なことはされなかったというような答弁を今いただきました。 それでは、投票率が従前と同じでも仕方ないのかというふうに考えておりますけども、冒頭の選挙管理委員会事務局長の御答弁では、その選挙結果について、決して満足はしていない内容だというふうにお話しされていましたけども、この満足をされていないということは、PR活動が行き届かなかったというところに原因があるのではないかというふうに私は考えるんですけども、この点につきましては、選挙管理委員会事務局ではどうお考えになっているのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(加藤秀郎君) お答えいたします。 ただいま加園議員からお話しいただいたとおり、投票率が実際に上がらないというような状況は続いているところでございまして、これについてはお話があったとおり、啓発が行き届いていないというようなことがあろうかと思います。 選挙後に選挙管理委員会がもう2回ほど開催されまして、その中でも啓発のやり方、要するに従前と同じ、ただマンネリ化した形でやっているのではないかというような御意見をいただきました。事例的に同じようなことを繰り返しているだけでは啓発にならないということで、対象者を絞るとか地域性を考えた上で、どういうふうにしていったらいいのか考える必要があるだろうというようなことでお話をいただきまして、今後そういった形で、来年度の予算に向けてはいろいろな形を考えていきたいと思っております。 また、実際に選挙の啓発の実務を担っていただいている明るい選挙推進委員とここ2年ほど会議を持っているんですが、より交流を深めてより細かい御意見がいただけたらというように考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) わかりました。 それから、投票率の数値なんですけども、参議院議員選挙では52.35%で、都知事選挙では54%という数値が出たとのことでございましたけども、26市中この数字は26位だということなんです。私が気にしているのは、この順位はもちろんなんですけども、前者は26市の平均値を6.23%下回っているわけです。後者につきましては6.58%下回っているということなんですけども、こういう数字だけを見ますと、大げさではないんですけども、私は危機感を持っております。 こういう数字が出ているということについて、選挙管理委員会ではどのように考えられているのか、お話しできたらしていただきたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(加藤秀郎君) お答えいたします。 今、加園議員がおっしゃったとおり、ただ単純に26番目ということだけではなくて、平均値から比較してもかなり離れたポイントになっているということでございます。これについては、少しでも上昇させるためにどういったことをすればいいかということについては、最初にもお話ししたとおり、他市との比較等検討を行った上で、どういうことができるか見出してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 先ほども申し上げたと思うんですが、昨年の第3回市議会定例会の折に、一般質問の中で投票率の改善について私見を述べさせていただきましたけども、一つの方法といたしまして、大規模商業施設に期日前投票所を新設できないかということをお伺いいたしましたけども、残念なことにこれはかないませんでした。でも、同様のことを実践した市があります。どこかと申しますと埼玉県春日部市、久喜市それから和光市などです。いずれも期日前投票所として設置されたということでございましたけども、ここでは細かい数字まで申しませんけども、全体から見たここの投票率は、春日部市で6.7%、それから久喜市では7.7%、和光市では8.4%ということでございました。選挙管理委員会の担当者の話では、各市それなりの効果があったと話されておりました。参考までに投票時間は、商業施設を利用していることから10時から20時までとか、12時から9時までとか、まちまちでした。このような施設を投票所にした大きな理由は、NHKのニュースでも報道されておりましたけども、大規模商業施設には若い人たちが集まってくるからだというお話でございました。 今、選挙管理委員会事務局長の答弁の中に、これからいろいろ改善のための努力をしていくつもりがあるというようなお話をしていただきましたけども、私から言えば、本市と比較して言うわけではないんですけども、先進市だと私は感覚的に思っているんです。勇気ある行動だと、予算もかかるということなんです。ですから、こういった市に選挙管理委員会としても視察研修に出向かれたらいかがかと思っておりますけども、どうお考えでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(加藤秀郎君) お答えいたします。 ただいま加園議員がおっしゃったように、埼玉県内の3市で今回実施したというような話は聞いております。以前より、千葉県市川市とか、首都圏のところでも大規模店舗で実施しているというお話も聞いております。視察研修という形だとなかなか難しいかもしれないですけども、いずれにしても情報収集を図っていくことは十分可能かと思っています。その中でノウハウ等、本市で生かせるようなものがあれば収集してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 和光市では、特に18歳とか19歳の有権者全員に特製のはがきを出したそうです。それから、市内の高等学校には、特製チラシを入れたファイルをつくって、これが全員に配布されたということでした。このようなことを考えますと、今も都内にも大規模商業施設に期日前投票所を設けた市、あるいは区、私はよく調べていないのでわからないんですが、あるとのことでしたので、ここでまたしつこくて恐縮ですけども、本市の大規模商業施設での期日前投票所というのは考えられないことなんでしょうか。もう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(加藤秀郎君) お答えいたします。 以前よりお答えしている部分ではございますけれども、大規模商業施設については、適正な選挙の執行が可能なのかどうかということが、選挙管理委員会の中で問題として考えられているところでございます。特に都内では、選挙のたびに選挙妨害ということが取り沙汰されておりまして、過去においては開票所においても妨害が起きて、開票が翌日の昼までかかったというような事例もございました。そういったことを考えますと、大規模商業施設のように、不特定多数の方が多く見える施設での投票については、そういったことが本当にクリアできるのかということがやはり大きな問題になるのかと考えております。 また、本市の場合は、現在市役所の4階と緑が丘出張所で期日前投票所を開設しているということで、これらを引き続きアピールしていく中で、そういったところでの投票についての問題をクリアしていけるかどうかは、選挙管理委員会の中で十分話し合ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 昨年の市議会でも同じような答弁をいただいております。 他市でも今、勇気ある行動をとられてそれなりの結果を出されているということですし、本市の大規模商業施設ではスペースが少し足りないというようなこともお聞きはしているんですけども、いずれにしても前にも申し上げましたけども、市役所の本庁舎の中での期日前投票所につきましては、若い皆さんは、わざわざここに足を運ぶということがなかなかできないのではないかと思っているんです。それで、若者が多く集まるところに期日前投票所を設置できれば、これは幸いなのではないかとまだ諦め切れないで考え続けているわけでございます。ぜひ調査をして、それが実現できるように方向性を見出していただけたらと思っております。 どうも外側から見ておりますと、失礼ながら手をこまねいているだけのような気がしてなりません。選挙管理委員会でもこのような問題が話し合われたというように今お聞きいたしましたけども、話し合われた内容についてもう少し詳しく教えていただければと思います。 ○議長(高山晃一君) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(加藤秀郎君) お答えいたします。 選挙管理委員会は御存じのように4人の合議制ということで、4人の委員さんで成り立っているわけでございますけれども、それぞれいろいろな御意見をいただきまして、その中でやはり一つが大規模商業施設での期日前投票所の設置に当たっては、最終的な投票率に結びつくのかどうかというようなお話も当然ございました。それ以外に、若年層に啓発をするに当たっては、学校との連携をもっと図るべきではないかとか、そういったような御意見がございました。最終的にその中では、啓発のあり方というような部分で皆さんの御意見をいただいたところというふうに我々のほうでは感じておりまして、そういった中で啓発については、また改めて、選挙時啓発と常時啓発の見直しを行った上で、選挙管理委員さんのほうに提案していきたいと考えております。選挙管理委員会では、そのようなお話があったということでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 選挙管理委員会の中で全く話も出ないのでは、これはそれなりにまた問題があるのかと思っていたんですけども、選挙をやるたびに投票率の順位が一番下から数えたほうが早いという低迷状態がずっと続いているわけですから、それはそれでなぜなのかというような原因の分析をされて普通だと思うんです。ですから、今回の選挙においても同様の結果が出たということなので、大規模商業施設につきましても、もう前例があるわけですから、そういったところでよく情報収集とかしていただきたいと思いますし、本市としてもやってみなければわからないわけです。幾ら机上で話し合いをしても、こればかりはやってみないとわからないというようなことがあります。ですから、結果が伴うのかどうかわからないということでは、ことわざではないんですけども、虎穴に入らずんば何とかというのと同じだと思うんです。ですから、先ほど私は勇気ある決断だと申し上げましたけども、私どもの市もぜひそういった前向きな姿勢で検討されていったらどうかと思っております。 これからも選挙は、毎年予定されております。来年は都議会議員の選挙がありまして、再来年は市長選挙があります。さらにその翌年は市議会議員とだんだん身近な選挙になってきます。投票率の改善はもう急務だというふうに考えております。せめて平均値くらいの数値を獲得できるように頑張っていただきたい。仮に、こんなことはないと思うんですけども、住民側の選挙に対する意識が低いなどと思われているとしたら、これはもう大きな間違いです。選挙管理委員会は、あらゆる努力をされることが先決と考えております。 また武蔵村山市は、しつこいようですけども、26位だったなんていうことがないように、せめて26市の平均値に近い位置くらいまで押し上げるように努力をしていただくようお願いしておきます。 それでは、第2項目めの残堀川の安全設備と環境整備について再質問させていただきます。 1点目の増水時の安全性に配慮し、親水広場に防護柵と門扉の設置についてということでございますけども、市長答弁では東京都が困難と言っているということでした。これはおおむね答弁予測はしておりましたけども、しばらく話をさせていただきたいと考えております。 先月22日に千葉県に上陸した台風9号は、大変な豪雨をもたらしました。改修済みの横丁川も氾濫してしまいました。広資料第81号によりますと、当日12時から1時の1時間に観測された降水量は66.5ミリメートルということで、床下それから床上の浸水は19件、道路冠水は20件にも上ったということです。久保の川はもとより、まさかと思っていた横丁川も氾濫しました。 このときの残堀川の現場に私は出向いたんですが、護岸の天端からおおむねブロック2枚分のところまで水位が上がっておりました。このときは危険だったものですからメジャー等は持って出かけなかったんですけども、水がおさまってから再度出向きまして、そのブロックのところまでスケールを当ててみましたら、あと90センチメートルほど余裕がありました。このときは66.数ミリの降雨量が1時間だったんですけども、これが例えば2時間、3時間と続いたと仮定すれば、残堀川はもう完全に溢水していたと思っております。残堀川の縁は、皆さん御存じのとおり、両側の遊歩道、一部車道はあるんですけども、車道と遊歩道の天端高が周辺の住宅地と同様の高さになってしまっているわけです。ですから、あそこが氾濫してしまったということになると、被害はとんでもないことになっていたと思うんです。幸いにしておおむね90センチメートルぐらいを残して降雨量がおさまり、それからだんだん減水していったというような状況があったものですから、偶然といえば偶然助かったと言っても過言ではないかと思っております。 このとき、上流で氾濫してしまった横丁川が富士塚橋のところで合流しているんですけども、ここの合流点などは想像を絶するような光景でした。橋の上で私は観察していたんですが、怖くなってすぐ立ち退いてしまったというような状況でした。このときの水位のことなんですけども、残堀川の氾濫危険水位というのがわかったら教えていただきたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 この残堀川の危険水位ということですけれども、恐らく場所によって異なってくるのかというふうには思っていますけれども、例えば青岸橋の地点ですと危険水位が366センチメートルということでございます。実際8月22日の台風9号のときの最大の水位が257センチメートルまで行ったということは把握しております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 今、総務部長の答弁の中にありました366センチメートルの氾濫危険水位という数字なんですが、この366センチメートルというのは、河床から天端までの高さが366センチメートルで、それから1センチメートル出てしまったら1センチメートル分が溢水してしまうという高さなんでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 河床からの高さということでございます。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 私が目測で見た状況と、それから後にスケールではかりに行った状況なんですけども、366センチメートルというのが目いっぱいの水位だと、護岸高と同じ高さだということになりますと、もう90センチメートルの余裕があったというのは、あってもなくても大して変わりはないというような状況に陥っていたと思うんです。 東京都は、新青梅街道の青岸橋のところで水位観測をしているはずなんですけども、このときにどういった情報が発せられるのかよく私は存じ上げていないんですけども、このときは、東京都のほうからこういう状況だというようなことで連絡が市のほうに入っていたのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 当日の残堀川の水位の件につきましては、東京都のほうからは情報が入っていなかったということでございます。市のほうも後になってこういう状況であったということを認識いたしましたので、今後につきましては、東京都と連絡を密にしまして、リアルタイムの情報を得て、適切な対応を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 私が見た段階では、このときはもうあわやというような状態でした。市もこんなときには、大変な騒ぎになって慌ただしいことだったとは思うんですけども、この当時この現場を市のほうでは確認されていましたでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 道路管理の立場から確認をしております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 現場を見られていたのだったら、そのすごさたるや認識されていると思います。このようなときには事前から、今、総務部長が申されましたように、東京都とも連携を密にして、この間の岩手県でも大きな被害があって、いろいろな指示とか勧告がおくれたとか、できなかったとか言っていますから、これからもすごい雨が降るのかもしれませんし、降らないことを願っているわけですけども、降った場合には手おくれにならないように、よく連絡は密にしていただきたいと思うんです。 長々と前段の話をさせてもらいましたけども、こんなときに人は河川に近づくようなことはないと思いますけども、間違って流されでもしたら、それこそあっという間に多摩川まで行ってしまいます。こういった危険だというような認識が市にはあるのでしょうか。その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 総務部長。 ◎総務部長(山田行雄君) お答えいたします。 先日の台風9号の状況につきまして、水位がかなり上がっていたということで、危険な状況になりつつあったというふうには思っております。 以上です。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 冒頭、市長答弁の中にもありましたけども、この親水広場には、増水時のための注意書きをされた看板が設置されておりますし、車どめ等もちゃんと整備がされております。ですが、私はこれだけでは不十分だと思っているのでこのような話をさせてもらっているわけです。今や想定外の事象が普通に発生する世の中に変わってしまっております。事故防止を考えるなら、門扉の設置は必須だと思っております。もし人が流されてしまったなどということが起きてしまったら、当然管理責任を問われるのではないかと思っているんです。増水時に様子を見に来るということは、よく台風のたびにいろいろな地方で田んぼを見に行ったとか、川を見に行ったとかということで高齢者の方が水にさらわれて亡くなってしまったなどという痛ましいニュース、記事がそのたびに出てくるわけです。ですから、そこも私は例外ではないと思っているわけです。 親水広場の階段で間違って足を滑らせたり、めまいがして水に持っていかれたりすることがないとは限らないと思っております。門扉を設置するということは、本来の親水の意に反するのかもしれませんけども、また、管理上の課題や鍵の開閉等の課題も発生するとは思っております。それでもやはり設置すべきだというふうに私自身は考えているわけです。東京都に再度事情を説明していただきまして、理解が得られるようによろしくお願いしたいと思います。 続いて、2点目の、河川の中に雑草が繁茂しているので除草していただきたいということなんですけども、市長答弁では年2回の除草作業をされているとのことでした。2回とも河床全面ではなく、両護岸から約2メートルほどの範囲の除草と受け取ってよろしいのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 河床の両岸の人がおりることができる場所につきましては、約2メートル程度除草を行っているということでございます。なお、中央部につきましては、水棲生物の生息を促すために除草はしていないということでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 1回はもう除草作業が終わって、その刈り取った刈り幅が2メートルぐらいだったということなんですけども、2回目を10月にやるというようなお話を今いただきましたけども、10月にやる2回目の除草作業も護岸から約2メートルぐらいの範囲しかやらないというようなことなのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 基本的には同様と考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 今、中心部を刈り残している理由は何ですかということもお聞きするつもりでおりましたけども、水棲生物の保全のためという答弁を建設管理担当部長がされました。私もあの状況を見て、多分何かの生物の調査でもされているのかとは思っておりましたけども、現状を見たことはあるのでしょうか。余りにも草丈が高くて、中心部の川の水が流れているところが橋の上から見てもどこにあるかわからないような状況になってしまっているわけです。そうすると、水棲生物の保護とか、観察ということなんですけども、両側から2メートル残した中心部の雑草が、水流部を含めて、一面に3メートル、4メートル近いところになってしまっているわけです。そのような状況の中で、この水棲生物の保護等というようなことがあっても、どうも私には納得がいきません。もうちょっと管理の仕方があるのではないかと思っていますけども、どうお考えでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 残堀川につきましては、一級河川で東京都が管理しているわけでございます。先ほど水棲生物のお話をさせていただきましたが、この水棲生物の保護ということにつきましては、国のほうが平成18年10月に多自然川づくり基本指針というものを策定しております。河川が本来有している生物の生息、生育、繁殖環境を保全、創出することとなっております。基本的には、これに基づきまして実施をしているということでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) その根拠については、今説明をいただきましたのでわかりましたけども、水流部が余り見えないほどになってしまっているのに水棲生物の保護といっても機能していないのではないかと思うんです。 それから、もう一つ心配な点がありまして、増水時に4メートルにもなっている草が流量に影響を与えないかということが気になって仕方ないんです。単純な発想なんですけども、河川断面積が小さくなるのではないかと自分では思っています。ということは、通常であれば10の水位が、こういった異物があるためにそれが11に上がってしまうのではないかということを私は言いたいんですけども、障害物があると流速も影響されると思いますし、そうなると今度は、排水の時間が余分にかかるということにもつながるのではないかと思っております。環境面以外には、都市河川としていいことがないように思えてなりません。市民が言われるように、あれだけほったらかしにされると見ばえもよくありませんし、草丈を短くして水棲生物の適正な管理をするということであれば、これはまたこれで話はわかるんですけども、ただほったらかしにしておいてそのようなことを言われても、今回の増水時のように悪影響だけが残るというような気がしてなりませんけども、どうお考えでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 東京都に確認をしたところ、基本的には草木が生えても降雨量、時間50ミリメートルに対応できる設計としているということでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) それは、私に言わせれば机上論ではないかというふうに思います。 台風9号の増水では、富士塚橋親水広場の下におりていく階段に沿って手すりが設置されているんですけども、ここに通常の河川幅よりも広く隣に食い込んだ形で親水広場が設けられているんですけども、そこに水流が巻き込んでくるわけです、見ていると。あれだけ伸びていた草が引きちぎられたり、それから軸とか葉っぱが一緒に流されて、巻き込んできたときに手すりにたまって、障害物になって水圧がかかるものですから、金属製の手すりが曲がってしまっているわけです。現在もそうだと思うんですけども。ですから、そういうふうなことを考えますと危ないというような気がしてならないんです。 現在は、あの大水のおかげであれだけ林のように覆っていた草がなぎ倒されてほとんど軸だけの状態になっているんです。葉っぱはみんな引きちぎられてしまっているわけです。ですから、今行くとあのときの状態は、私が質問に際して調査をしたときの状態ではなくて、今回何か私がお話しさせていただいても気がそがれてしまったような感じで質問に立っているわけですけども、そういう状況がありますので、危険極まりないということで、市のほうも認識はしておいていただきたいと思うんです。事があればもう重大事故に決まっていますから、できれば私は草の管理というのは、私が考えている適正という範囲というのがあるんですけども、東京都にあの状態が適正だと言われればそれまでなんですけども、管理者なんですから。でも周りで見ているとそうではないわけです。繰り返しますけども、大水になったときにはあれだけの被害が出るわけです。金属製の手すりが曲がってしまうほどの。ですから、草も刈り取れば見ばえもよくなりますし、危険も減少するというようなこともあるわけですから、冒頭答弁いただきましたけども、これからも機会があれば要望はさせていただくというようなことを言われましたので、ぜひそれは今後も継続して、お願いをしておきたいと思います。 蛇足ですが、1点目の門扉と管理者は同じなので、同様によろしくお願いさせていただきたいと思っております。 続いて、第3項目めの宅地内雨水浸透ますの設置奨励についてですけども、たび重なる豪雨に見舞われまして、今回この提案をさせていただきました。 市長答弁ですと研究と申されましたけども、もはや研究という段階ではないように思えます。宅地内からの雨水の流出が減少すれば、河川の増水抑止にもつながりますし、まず市ではこの雨水浸透ますの設置は、その効果が期待できるものなのか、期待は大してできないというふうに思われているのか、その辺からお伺いしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 暫時休憩いたします。     午後3時16分休憩    -----------------------------------     午後3時34分開議 ○議長(高山晃一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 先ほどの加園君の質問に対する答弁を願います。建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 先ほど市長から御答弁をさせていただいたとおり、一定の効果があるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) わかりました。 次に、市ではこの件に関して市民向けの設置のPRをされたことはあるのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 PRということでございますが、市報等で直接市民へのPRは行っておりません。ただし、東京都総合治水対策協議会等からパンフレットが配られております。そちらのパンフレットでの啓発。また、市民からお問い合わせがあった場合、また新築等により下水道、汚水のほうでございますが、汚水の排水設備を行う業者につきましては、雨水処理施設の設置について指導を行っております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) 補助制度もないとなかなかPRも期待できないのではないかと思います。 ちなみに、私のうちでは全てのといに浸透ますをつけているんですけども、26市で雨水浸透ますの設置助成制度がない市というのは、幾つあるのか調査されたことはあるのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 昨年度、調査をしております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) その数を教えてください。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 浸透ますだけではなく、貯留施設、タンク等を含めますと助成制度がない市は4市でございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) わかりました。 私もこの質問に当たりまして15市ほど聞き取り調査をしたんですけども、私の聞いた中では、制度のない市というのはゼロでした。今、建設管理担当部長のほうから、この制度がない市は26市中4市だと。その4市の中に本市が入っているわけですけども、本市には今までこの制度が何でなかったのか、理由があったら教えていただけますか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 まず、建物を建てる際、建築基準法がございます。その建築基準法の中の建築確認の条件といたしまして、建築基準法第19条第3項に雨水の関係の記載がございます。これによりますと、敷地には雨水を処理するための適当な施設をつくらなければならないということになっております。つまりは、建物を建てる方の義務というようなことでございます。そのほか、開発事業の際には、まちづくり条例に基づきまして指導も行っております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。
    ◆2番(加園一成君) 法律でその規定があるというような、今、答弁をいただいたわけなんですけども、そのとおりにやっていれば問題ないのかもしれないですけども、そのとおりにやっていないのが現状なのかとは思います。 何でそう思うかというと、事実26市でこういう制度を持ち合わせていないのが4市だということは、ほかの22市については、なおかつ、こういう制度が必要だということがあるからそういう制度を設けているわけです。そうですね。ですから、そのまま放置するということがいいのかということになれば、またこれはこれで問題があるのかとは思うんです。 それから、開発行為にかかるとその設置義務が生じるということですけども、その辺をもう少し説明していただけますか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 まちづくり条例施行規則第105条に、排水施設の基準がございます。そちらの第2項に基づきまして、東京都が定めた都市計画法の規定に基づく開発行為の許可に関する審査の基準に適合した雨水処理施設の設置が必要だという記載がございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) そうすると、この開発行為にかかったときには、その検査というのはどういうふうにされているのでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 建設管理担当部長。 ◎建設管理担当部長(神子武己君) お答えをいたします。 完成検査の際に、雨水浸透施設が設置されているかどうか、担当職員が検査をしております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 加園君。 ◆2番(加園一成君) わかりました。開発行為にかかれば、それなりに市のほうでもちゃんと見届けているというようなことなので、それはそれで安心しましたけども、余り個人的に自費をもって設置されているお宅は少ないのかというようなイメージがあるものですから、今回この問題を取り上げさせていただいたわけです。 この浸透槽の効果につきましては、市長のほうからもお話がありましたけども、洪水の抑制とか地下水の涵養とか地盤沈下の抑止、またヒートアイランド現象の緩和とか水質の改善というようなことも期待ができると言われております。皆さんが利用しやすいような方法でこの制度を確立していただいて、奨励していただきたいと考えております。また、さらに、浸透ますの清掃等の助成もあわせてお考えいただければなお幸いだというふうに私としては考えております。今から考えていただければ、11月の予算要求のときにも十分間に合うと思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと考えております。 これで私の一般質問を終わらせていただきます。    ----------------------------------- ○議長(高山晃一君) 次に、鈴木君の発言を許します。鈴木君。     (7番 鈴木明君登壇) ◆7番(鈴木明君) さきの通告に従い、3項目質問いたします。 まず1項目め、金融教育について質問いたします。 金融教育とは、お金や金融のさまざまな働きを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて主体的に行動できる態度を養う教育です。 現代社会においてお金とかかわりながら生活していく上では、まず自分のものやお金を大切にする価値観を養うこと、生涯を見通した生活設計を立てられるようにすることが大切であり、さらに悪質商法や多重債務問題から身を守ったり、保険商品や投資商品を適切に選択、利用したりするための力をつけることも必要です。 また、物やサービスを消費する立場からだけではなく、それらを提供する立場、あるいは社会の進むべき方向を考え、実現しようと取り組む社会の一員としての立場から経済や金融の仕組みを理解し考えることができる力をつけることも大切です。 そのため、同じ年齢の子どもたちが漏れなく体系的な教育を受けることのできる学校教育の場で金融教育が行われることは、子どもたちが社会に出る前に必要な力をつける上で重要であると考えられています。 そこで、3点質問いたします。 1点目、金融教育の必要性について教育委員会の認識を伺います。 2点目、現在、学校ではどのような指導が行われているのか伺います。 3点目、児童・生徒の理解度について伺います。 次に2項目め、学校における地域の学びについて伺います。 誇りと愛着を持てる美しいまちをつくり、育て、そしてそれを次世代へ伝えていくには、身近なまちや良好な景観に対する子どもたちの意識を高めることが肝要とし、国土交通省が中心となり、学校教育で景観まちづくりの学習を促しています。本市においても実施すべきと考えますが、教育委員会の見解を伺います。 最後に3項目め、若者が活躍・躍動できる場の提供について伺います。 市の主なイベントを見ても、対象が家族向けのものが多く、若者にとって魅力的なイベントが少ないと感じます。 そこで、音楽を通じてまちの活性化を図り、また地域住民の交流ができる場として、若者のための音楽イベント(ロックフェス等)の開催ができないか伺います。 以上、3項目質問いたします。 なお、再質問があれば自席にて行いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 答弁願います。教育長。 ◎教育長(持田浩志君) それでは、第1項目の1点目から順次お答えいたします。 金融に関する教育につきましては、市場経済や社会の仕組み、消費者としてのあり方など、自立した社会の一員として生きていくための学習であり、学習指導要領に基づいて適切に実施していく必要があると考えております。 次に、2点目と3点目についてあわせてお答えいたします。 現在、学校では、例えば中学校社会科において市場の働きと経済の単元で、市場経済の基本的な考え方や金融などの働きについて学習を行っております。 また、財源の確保と配分という観点から、租税の意義と役割について、市内全ての小学校で、立川税務署と連携し、租税教室を実施しております。 児童・生徒は、これらの学習を身近な生活にある課題として、具体的な事例を通して理解を深めております。 続きまして、第2項目についてお答えいたします。 平成16年に制定された景観法では、誰もが積極的に景観まちづくりにかかわる必要があると示されております。 景観まちづくり教育は、学習指導要領に位置づけられた内容ではありませんが、社会科等で自分たちが住んでいる地域について学習する内容と関連して行っていますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 市長。 ◎市長(藤野勝君) 続きまして、第3項目についてお答えいたします。 村山デエダラまつりや観光納涼花火大会、また今年度から市民が主体となって開催された桜まつり、ムラフェス、市民発!!元気フェスタでは、年齢を問わず音楽関係団体の参加が可能となっております。このため、若者のための音楽イベントの新たな開催につきましては、市としては予定しておりませんので、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) それでは、1項目めから順次再質問をさせていただきます。 先ほど、午前中にも波多野議員から、学校教育において経済についてという質問があったわけですけれども、経済だけに限らず、それにくっついてくるのが金融。その金融についてもう少しお伺いしたいと思います。 先ほど波多野議員の質問にあった経済と多分重複するような、質問によっては答弁も重なる部分があるのかとは思うんですけれども、やはりまず学習指導要領の中では、金融教育の位置づけというのはどうなっているのか御説明いただければと思います。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) それでは、お答えをさせていただきます。 学習指導要領における金融教育の位置づけについてですが、金融教育という名称そのものでの明示はございません。しかし、教科の中でも金融について特に扱う中学校社会科では、その学習指導要領において大項目、私たちの経済の中の中項目、ア、市場の働きと経済において取り扱うものというふうになっております。また、家庭科などの教科や総合的な学習の時間など幾つかの教科や領域の学習指導要領の内容には、金融教育が目標としているものと関連づけて指導できる教科の内容が含まれております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) 今の学校教育担当部長答弁の中でも、中学校での社会科、家庭科など、ほかにも総合的な学習の時間を使って関連した金融教育という内容が含まれていると、そういうような御答弁がありましたけれども、金融教育が目標としている関連づけることができる教科の内容が含まれているということであれば、小学校、中学校における金融教育についての考え方や目標があると思うんですが、そのあたりについて御説明いただけますか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 日本銀行に設置されている金融広報中央委員会の考え方によるものになりますが、金融教育の目標は4つの分野に整理されているところです。まず、第一分野として、物やお金を大切にする、お金の管理、欲求の抑制、そして貯蓄の意義の理解、生活設計、家計管理に関する分野。第2分野として、お金や金融の働き、経済の把握、経済変動と経済政策などの金融や経済の仕組みに関する分野。第3分野として、健全な金銭観、消費者の権利、責任、自立、金融トラブル、多重債務などの消費生活金融トラブル防止に関する分野。第4分野として、働く意義と職業選択、生きる意欲と活力、周辺の人や社会への感謝と貢献などのキャリア教育に関する分野という形で目標が整理されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) 今、学校教育担当部長の答弁を踏まえ、それでは、先ほど教育長答弁の中でも具体的な事例を含めて指導しているというような答弁があったと思いますけども、各教科で具体的にどのように指導しているのかお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 金融教育につながる具体的な指導事例として、これは家庭科での事例に当たりますが、カレーづくりゲームというものに取り組んでいる学校がございます。これは、限られた予算の中でカレーの材料を買うことを考えていくものです。この学習を通じて、お金というものには限りがあり、何かを買ったら何かが買えなくなるトレードオフという考え方を学んだり、金銭感覚を養ったり、物の希少性ということについて理解をしたり、多角的に考えて、自分の持つ価値観、または周囲の者との話し合いをするかと思いますが、そういった価値観に基づいて意思決定をするということの消費行動などについて学んでいくものです。このように、社会科はもちろんのこと、他教科の、またその他の領域においても、金融教育の目的につながる指導を行うことができるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) それでは、指導上における留意点について何かあればお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 指導上の留意点というものについてですが、中学校社会科の学習指導要領には、身近で具体的な事例を取り上げて指導するということになっております。このことから、いたずらに経済用語そのものを学ばせるのではなく、児童・生徒の実体験やこれからの生活につながるような指導が必要というふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) わかりました。 確かに金融の用語、経済用語とも結構難しいので、それをずばり言ってしまうとなかなか児童・生徒は理解できないのかと思うんですけども、またそれにちょっと関連づけまして、知的障害のある児童・生徒への金融教育は行われているのかお伺いしたいと思います。ちょっとこちらの方たちだとまた理解するのは難しいかとも思いますので、どのように指導されているのか、それも含めましてお伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 知的障害のある児童・生徒への金融教育の指導ということについてですが、その児童または生徒の支援の程度に応じて行っております。その中で、多くの特別支援学級等で行われているものとして、買い物学習というものがございます。これは、自分たちで話し合いをし、どういうものを買い物したらいいか、またはお金というものについて知ったり、場合によってはお小遣い帳をつけたりということで、そういった金銭感覚を養ったり、金銭の管理ということについて学んでいく、社会につながるような学習をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) わかりました。 金融教育全般で、なかなか細かい部分、先ほどの波多野議員ではないんですけど、株とか、また、投資とか、そういったものを一つ一つ扱っていくと本当に先生方も大変だと思いますし、なかなか難しいのかと思います。 ただ、金融教育の必要性というのは十分認識されていると思うんですけども、現段階で小学校、中学校で金融教育を指導するに当たっての問題点とか課題、そういったものがあれば教えていただければと思います。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 金銭に関する知識や能力というものを身につけていくことは、人が生きていく上で欠かせないものであり、生きる力の一角を担うものであるというふうに考えております。特に変化の激しい現代においては、金銭に関しての幅広い知識や適切な考え方といった金融リテラシーというものが必要であるというふうに考えております。本来であれば、各家庭での教育において、このリテラシーは身につけるものというふうに考えておりますが、全ての子どもが通う学校教育の中で一定の指導が必要ではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) さまざまな問題、課題というものがあると思うんですけども、改善していく上では、どういったことをしていけばいいと教育委員会のほうではお考えでしょうか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) 先ほども御答弁させていただいたところと重なりますが、金融教育は、社会科はもちろんのことですが、各教科の学習指導要領に金融教育が目標にしているものが多く含まれております。このことから、各校が児童・生徒の実態に合わせて各教科で工夫して取り組むことが必要だというふうに考えております。さらに、学校全体で組織的に行うということから、全体計画などもつくっていく必要があるのではないかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) わかりました。 それから、1点確認したいんですけれども、金融教育について必要性というのは認識されているということだったんですけれども、やはり教える立場、現場の担い手である先生、教師の金融教育に対する意識というのはどのようにお持ちなのか、わかれば教えていただければと思います。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 教師の立場ということでの御質問でございますが、先ほど申し上げたように、金融教育というカテゴリーで明示されたものがないことから、金融教育そのものを教えていくというところで、どのように教えたらいいのかとか、またはこの教材をどのように扱っていいのかというような形での心配というんでしょうか、なかなか取り組めないような状況があります。時間的なものもあわせてというところになると通常の教科以上のものになりますので、そこのところが課題かというふうに思います。そういった意味において、各教科のそれぞれの狙いという中に金融教育に含まれているものがございますので、そちらを計画的に行うことが必要ではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) わかりました。 それに当たって、教師の方にも専門的な知識というのがやはり必要になってくる。それはかなり大変だと思うんですけども、金融教育に対しての例えば国、各団体等、もし何か取り組みというものがあれば教えていただければと思います。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えさせていただきます。 金融教育についての国や各団体の主な取り組みとして、まず一つとして、日本銀行に設置されている金融広報中央委員会における金融教育プログラムという形での金融教育を進めるプログラムがございます。また、日本証券業協会、金融・証券教育支援センターが行っている株式学習ゲーム、日本クレジット協会が行っているクレジット教育支援活動、消費者教育支援センターが行っている悪質商法対策ゲームや、消費者アクションゲームなどの指導教材の提供といった学校における金融教育推進のための支援活動というものがございます。これ以外にも、NPO団体や金融機関によるCSR活動、企業の社会的責任という中で行われている支援活動などもございます。また、本市の小学校全校で実施している立川税務署と連携した租税教育、そういった取り組みもこの金融教育の中に入ってくるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) わかりました。 この金融教育、細かく拾っていくと、多分各事業の中を通してもなかなか時間の限りもあるので進めていくのは本当に難しいのかと思うんですが、最後に、金融分野における消費者教育の重要性も指摘されているところでありますので、学校では消費者教育というのはどのように指導されているのか、そのあたり御説明いただけますか。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 平成24年の消費者教育推進法の制定によりまして、消費者教育の重要性が増しているところでございます。中学校においては、社会科の消費者の権利と保護の単元で、消費者の権利や消費者保護について消費者保護法や消費者庁の役割というものについて学んでおります。また、同じ単元では、クーリングオフやいわゆる悪徳商法について学習し、消費者としてのあり方を学んでいるところでございます。また、家庭科の分野ではクレジットカードなどについて学び、多重債務など金銭上のトラブルに巻き込まれないようにしていく、そういうことを身につけるということで学んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) 悪質商法等、そういうものがありますから、やはり消費者教育というのも必要なのかと、トラブルに巻き込まれないために本当に重要かと思っています。 今、小学校の児童や、また中学校の生徒が巻き込まれるトラブルとして、アダルト情報サイトへの興味本位によるアクセスや、アニメや漫画などの無料サイトから不本意に誘導され有料登録されるといったケース、知らない間にオンラインゲームで課金されるというデジタルコンテンツのトラブルが多いと聞いておりますが、現在そういったトラブルに巻き込まれた児童や生徒、保護者からのそういった相談等を受けているのか、もし受けているのであれば把握等はされていますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 現在、生活指導上の課題としての直接そういったトラブルに巻き込まれたというような相談は、教育委員会に報告等は上がっておりません。ただ、一般的にインターネットによるトラブル、いわゆるネットトラブルやネット被害というものに子どもたちが巻き込まれる事例があるということは強く認識しております。そういったものを防ぐため、各校ではセーフティ教室などでこういったネット被害というもの、またネットトラブルというものについて詳しい方をお呼びして、子どもたちの危険性を防ぐような指導を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) わかりました。 この金融教育について議論を深めていこうと思えば、私は金融機関出身なので幾らでもできるんですけども、細かいことになると答えるほうもまた大変になってしまうかと思いますので、先ほども申し上げましたけども、学校での教育となると限られた時間の中で本当に先生方も大変だと思います。ただ、金融教育の必要性については再度御理解いただきまして、これからも指導していただくことを要望して、1項目めを終了いたします。 続きまして、2項目めの学校における地域の学びについて再質問をさせていただきます。 私もこの景観まちづくり教育というのは、日本教育新聞という新聞を見せてもらってちょっと目に入ったものなので、どういったものなのかと思って関心を持って調べたんですけども、この景観まちづくり教育というものはまだ知られていないのかと思いますので、簡単で結構ですので、この景観まちづくり教育というのはどういうものなのか御説明いただければと思います。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 景観まちづくり教育とは、平成16年に制定された景観法の中に定められる誰もが景観まちづくりに積極的にかかわる責務があるということを受け、まちについての学習、まちづくりの学習の中でも特に景観に注目して行う学習のことで、現在国土交通省が中心となって進めているところでございます。この学習を通して、まちの景観に関心を持ち、良好な景観まちづくりにかかわる意識を持つ人づくりを狙いとした教育のことというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) それでは、私もこれ、新聞を見たときに、何だこれはと初めは思ったんですけども、なぜ今、景観法では、景観まちづくり教育に関する具体的な条文がないにもかかわらず、国土交通省は景観まちづくり教育を学校教育で取り組むよう促しているのか、教育委員会のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 地域に対する誇りと愛着を持つことができる美しいまちをつくり、育て、次の世代へ伝えていくためには、子どものころから身近なまちや良好な景観に対する関心を持たせ、一人一人の景観やまちづくりに対する意識が必要であるというふうに考えております。学校教育における目標に、学校内外における社会的活動を促進し、自主、自立及び協働の精神、規範意識、公正な判断力並びに公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参加し、その発展に寄与する態度を養うこと。我が国の郷土の現状と歴史について正しい理解に導き、伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛する態度を養うというふうにあり、そういった意味において学校という場で取り組む必要があるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) わかりました。 現在、景観まちづくり教育としては、小学校、中学校でも取り組まれてはいないのかと思うんですけども、関連づけた内容について先ほど指導しているといった御答弁で、ちょっと聞きそびれてしまったんですけども、多分何らかの形では関連づけた指導というのはされているのではないかと思うんですけれども、もし小、中学校で関連づけた取り組みというのをされているのであれば教えていただければと思います。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 学習指導要領において景観まちづくり教育というものは明示されておりませんが、小学校社会科の身近な地域の学習や中学校社会科、地理などでの、よりよい社会を目指して地域と関連させた探求学習、総合的な学習の時間等での地域調べといったものを通して、自分たちを取り巻く環境について学んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) 今、御答弁では、中学校では地域と関連させた探求学習とか総合的な学習の時間での地域調べというような御答弁がありました。 他の自治体では、同じように景観まちづくりという景観まちづくり教育としての教育というのは余りされてなく、やはり関連づけた形で行っているという話を聞いています。他の自治体では、例えば未来の母校を模型にしたり、歴史的な背景を学んだり、自然環境、防災などを調査したりと、特色のある取り組みをされているところが結構あると聞いております。 先ほどの地域調べとかそういうことをされていることなんですけども、もう少し具体的に、本市の小学校、中学校の児童・生徒が行っている取り組み状況を教えていただければと思います。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 地域調べ等の具体的な学習の例といたしまして、社会科の学習の時間においてまち調べ等を行った後、最後にまとめとして、こういうまちにしていきたいとか、また将来のまちについて考えるというような形でのまとめなどを行う取り組みなどを行っております。これについては、自分たちが住むまちをどういうまちにしていきたいかという視点に立って、さまざまな話し合いをしたり、地域の人にインタビューをしたり、また施設についてさらに調べたりして、自分たちの住むまちにあったらいいなと思うような施設や環境、また残していきたい自然、そういったことについて考えたり、また改善すべき点などについて考えていく、そういった学習を行っております。 また、そういったものにつながるところもありますが、まちの自慢のようなものを調べてみたり、ごみといった環境面からまちのことを考えたり、リサイクルというところへつなげていったり、そういったことでまちのあり方を通して景観まちづくり教育に関連できるような学習の取り組みを行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) 取り組みについてはわかりました。 また、このような学習の取り組みに当たり、また教師、学校、また教育委員会のほうでも、子どもたちにこういった学習を通してどういったことを身につけてほしいと考えていますか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 景観についての教養を身につけるとともに、このような学習経験をもとにして景観に対する関心が芽生え、これからの美しいまちづくりへの意識を持ち、将来、良好な景観を守り育てるために行動し、景観まちづくりに携わりたいというような意識を身につけていってほしいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) わかりました。 今の学校教育担当部長の答弁ですと、将来、良好的な景観を守り育てるためにという御答弁がありましたけれども、本市のまちづくり条例では、青梅街道の北側のエリアを狭山丘陵景観重点地区と位置づけ、景観の保全を進めることにより、狭山丘陵の保全につながるための規定を設けています。各学校では、この狭山丘陵の景観の保全につなげるための取り組みというのは何かされているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) 学校教育担当部長。 ◎学校教育担当部長(佐藤敏数君) お答えいたします。 狭山丘陵をフィールドとした学習につきまして、学校などの立地などの関係から、現在のところ教育委員会としての特別の指導というものは行っておりませんが、市内でもその立地から、狭山丘陵を学習フィールドの対象にしやすい、そしてそういった学習に取り組みやすい小学校において全校での遠足や学年遠足等の行事、里山学習や秋を探そうといった生活科や総合的な学習の時間での学びを通して郷土の自然に対しての関心を高め、大切にしていこうという心を育むような取り組み、学習活動を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(高山晃一君) 鈴木君。 ◆7番(鈴木明君) 取り組みについてはわかりました。 また、この景観まちづくり教育については、国土交通省から実践校には助成金が出るそうなんですけど、そのことは御存じでしたでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高山晃一君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。 本日はこれにて延会いたします。     午後4時17分延会...