• 438(/)
ツイート シェア
  1. 東久留米市議会 2021-03-05
    令和3年第1回定例会(第4日) 本文 開催日: 2021-03-05


    取得元: 東久留米市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       午前 9時30分開議 ◯議長(富田竜馬君) これより本日の会議を開きます。   ─────── ◇ ─────── 2 ◯議長(富田竜馬君) 本日は全員出席であり、会議は成立しております。   ─────── ◇ ─────── 3 ◯議長(富田竜馬君) 地方自治法第121条の規定により、市長及び関係者の出席を求めております。   ─────── ◇ ─────── 4 ◯議長(富田竜馬君) 本日の議事日程は皆様に御配付のとおりであります。  日程に従い会議を進めてまいります。   ─────── ◇ ─────── 日程第1 会議録署名議員の指名 5 ◯議長(富田竜馬君) 日程第1、会議録署名議員の指名。  本日の会議録署名議員の御指名をいたします。  21番 篠宮正明議員   1番 関根光浩議員  以上お二方にお願いいたします。   ─────── ◇ ─────── 日程第2 一般質問 6 ◯議長(富田竜馬君) 日程第2、一般質問。  ただいまより一般質問を行います。
     本日は、「市行政について」と題して、青木佑介議員から行います。  青木議員。     〔5番(青木佑介君)登壇〕 7 ◯5番(青木佑介君) 市民自治フォーラムの青木佑介です。質問に先立ちまして一言申し上げます。  新型コロナウイルス感染症に対し最前線で働いていただいております医療従事者をはじめとした皆様に、改めて感謝と御礼を申し上げます。  2020年より猛威を振るい続けている新型コロナウイルス感染症ですが、ワクチン接種のめどが立ちつつあるとはいえ、収束はまだ見通せない状況にあります。市民の皆様への経済的・精神的な影響は大きく、行政による支援が必要とされています。  そのようなさなか、私の所属する社会民主党では、2020年11月14日の臨時党大会にて、立憲民主党の合流を求める党員と、社民党に残留を求める党員の、どちらの意向も尊重するという議案を僅差にて可決いたしました。実質的な分裂議案になります。私は、2019年4月の統一地方選挙におきまして、社会民主党の後任として、市民の皆様より御負託を受け、今の職にあらせていただいております。福島新党首の下、平和、自由、平等、共生の4本の柱の下に平和で格差のない社会をつくるために、私、青木佑介は引き続き社会民主党の議員として活動することを改めて御報告させていただきます。  それでは、通告に従い一般質問を行います。  市行政について3点質問いたします。  市行政についての1点目、空き家等対策について伺います。本市の空き家等対策と利活用について伺います。  東久留米市空家等対策計画の第3章「基本方針等」、3-2「基本理念」において、「人と人のつながりを第一にしつつ、高齢化と核家族化で増える空家等も資源として地域の環境づくりに活用するなど、地域や住民に寄り添う、住みよい・安心できる環境づくりの実現につなげます」とあります。  また、基本方針の2つ目、「まち」の取組として、「空家等と準空家等の有効活用を促し、地域価値の向上を図る」という表題にて、「例えば、準空家等や空家等が社会福祉分野や高齢者・子育て世代などの地域コミュニケーションの場として活用されたり、不動産流通により新たな利用がされるといった、有効活用を促すことにより、地域の活性化やにぎわいなど多様な地域価値の向上につなげていきます」とも記載されています。  本方針を具体化しているのが、第4章の「具体的な施策」の部分であり、空き家バンク全国版の活用がうたわれています。  3の5)として「有効活用希望をつなぐ枠組みの構築」とあり、「準空家等と空家等の売買や賃貸の流通を促進するために、『空き家バンク』の設置を行います。本市で登録や手続方法を整備した上で、物件情報の公開は、『全国版空き家バンク』を活用し、所有者と有効活用希望者間の交渉や契約等は、本市と協定を結ぶ地域事業者等が媒介することを想定しています。また、『空き家バンク』では、所有者や利用者の意向を詳細に反映した賃借条件の設定を行うことは難しい場合があります。この『空き家バンク』の運営を通して、所有者や利用者の設定する賃借条件について把握します。必要に応じて、賃借条件がある準空家等や空家等が流通に乗るための仕組みについて検討します」と計画には記載されております。  私は、令和元年第4回定例会に当たって、空き家バンクは売買・賃貸の流通システムであり、通常の流通に乗るような物件であれば不動産事業者にて対応できるため、空き家バンクに注力するのではなく、地域活用のマッチングに力を入れるべきではないのかと質問しました。その際の答弁としては、本市としては、空き家バンクに登録し、まずは空き家所有者への啓発に努めるとのことでありました。  現状、空き家バンク全国版の東京の物件情報はほとんど登録がないように見受けられますが、本市の空き家バンクの活用状況について現状を伺います。  また、空家等対策協議会ではどのような御意見が出ているのかについて伺います。  また、コロナ禍並びに緊急事態宣言の発令により、市民団体、NPO等が安く空き家を利用したいという要望を伺う機会もございました。世田谷区や日野市では、コロナ禍以前から空き家利用希望者とのマッチングを積極的に行い、子育て広場、認知症カフェ、民間学童、多世代交流拠点など、地域での子育て支援や福祉の向上につなげていますが、本市でも利活用のマッチングを早期に行うべきではないでしょうか。空き家の地域活用についての考え方を改めて伺います。  市行政についての2点目、新型コロナウイルスワクチン接種について質問いたします。  2020年より猛威を振るった新型コロナウイルス感染症につきまして、新型コロナウイルスワクチン接種に向けた体制が徐々に整いつつあります。日々、ワクチン供給や接種に関する情報が変化する中、担当部署は多大な御苦労があったかと思いますが、本市でも東久留米市医師会の御協力の下、個別接種、集団接種に向けて準備が進められております。  本年4月より33か所の医療機関と3か所の集団接種会場にて高齢者向けの接種開始が予定されておりますが、ワイドショー等での報道以外の情報の少なさもあり、市民の方々からワクチン接種に関しての不安の声を少なからずいただいております。また、子宮頸がんワクチンの際も、ワクチン接種の関連が疑われる健康被害があったように、ワクチン接種による副反応を恐れる声もあり、自治体としては正確な情報提供の仕組みづくりが求められています。  私は、正確に情報を知った上で、希望する方がワクチン接種を受けられる体制づくり・広報が必要であると考えます。まずは、市としてどのようにワクチン接種についての情報提供を行っていくのかについて伺います。  3点目は、市財政と職員体制について伺います。  新型コロナウイルス感染症の影響により、大きく税収の減少が見込まれるとともに、財政調整基金の取崩しが行われ、本市の財政状況は厳しさを増しているものと思われます。  一方で、事業者支援や市民の生活支援を通し、市内経済を早期に立て直していく必要がありますし、生活が一変する中、手厚い社会保障と相談体制の構築が求められています。  まずは、本市の財政状況の認識について改めて伺います。  また、新型コロナウイルスワクチン接種に当たり、担当が創設されるとともに、集団接種会場には各課より協力を求めるという話も伺っております。業務量も戻りつつある中、感染症のリスクも抱えながらの業務負担は多大なものです。財政状況は厳しい状況ではあるかと思いますが、改めて職員体制の見直しを図る必要があると考えます。今後の職員体制について市としてどのようにお考えなのか伺います。  壇上での質問は以上となります。答弁の後、改めて自席にて再質問させていただきます。 8 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 9 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 初めに、市行政についての1点目、空き家等対策についてお答えいたします。  空き家バンクにつきましては、東久留米市空家等対策計画における具体的な施策において、「空家等及び除却した空家等に係る跡地の活用の促進」の施策として、「有効活用希望をつなぐ枠組みの構築」として空き家バンクの設置を行うとなっております。  現在、東久留米市空家等対策協議会に設置されました有効活用部会において、空き家バンクの設置と全国版空き家バンクへの参加に向けて課題等について議論をいただいているところであり、今後も継続して検討していただく予定でおります。  また、空家等対策協議会における空き家バンクに対する御意見でございますが、有効活用部会における議論の中では、主に貸したい方、借りたい方の結びつけに関することや結びついた際の契約に関すること、空き家バンク設置後のバンクの活用に関することといった趣旨の御意見をいただいているところでございます。  次に、空き家対策を進めるに当たり、空き家が有効活用されることにつきましては、空き家の発生及び増加抑制につながる一つの方策であると担当といたしましては認識しているところでございます。そういったことから、空き家バンクにつきましては、空家等対策協議会有効活用部会において御議論いただきながら取組を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 10 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部長。 11 ◯福祉保健部長(小堀高広君) 2点目の新型コロナウイルス感染症ワクチン接種に関する御質問にお答えいたします。  ワクチン接種に係る市民の方への情報提供につきましては、国全体でのワクチンの供給計画が見通せない状況ではありますが、高齢者へのワクチン接種を中心に、まずは3月15日号と4月1日号の広報にてお知らせをしてまいります。また、市ホームページに「新型コロナウイルスワクチンについて」と題したページを設け、市民の方への情報提供に努めるとともに、専用のコールセンターを3月中旬から設置してまいります。  ファイザー社製のワクチンについて、その時点における危機的な感染拡大の状況に鑑み、特例承認という手続が取られました。薬事承認において予防接種が適切でない方や要注意者について示された内容や、ワクチンの有効性と安全性など、国から提供される情報を、接種券を送付する際に併せて提供いたします。  このような取組を通じて、市民の方に安心して接種を受けてもらえるような適切な情報提供に努めてまいります。  以上でございます。 12 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 13 ◯企画経営室長(土屋健治君) 市行政についての3点目、市の財政状況・職員体制についてでございます。  新型コロナウイルス感染症の影響により、本市においても市税や税連動交付金などが大幅に減少し、令和3年度の予算編成は大変厳しい状況を想定しておりました。これに先立ち、元年度決算による剰余金については、新型コロナウイルス感染症の市財政への影響や財政調整基金の残高見込みなどに鑑み、緊急的に公共施設等整備基金に優先してほぼ全額を財政調整基金に積立てを行いました。  また、歳出においては、社会保障関係費は伸び、公共施設の老朽化への対応も見込まれる状況下にあって、経常的な事務経費の縮減や感染症対策等への留意点なども含め、予算編成への厳しい見通しについて庁内へ周知・共有してまいりました。  こうした予算編成を経て、3年度の予算案では、公共施設の整備につきましては、市立小学校における喫緊に必要な学級数の増加に対応する一方で、施設整備プログラムで3年度に予定されていた大規模・中規模改修工事の一部を見送ることとしたところであります。  歳入においては、市税が前年度当初予算より約5億5000万円、地方譲与税及び税連動交付金は約2億1000万円減少する見込みの中で、財政調整基金からの繰入金は前年度比で約3億6000万円増の10億6194万9000円を見込む厳しい状況となっているものでございます。  今後につきましては、いまだ収束の見通しが立っていない新型コロナウイルス感染症の市財政への影響を見通すことは難しいところでございますが、今後も社会保障関係費は伸び続け、公共施設の老朽化への対応も見込まれる中にあって、厳しい財政状況になるであろうと考えております。  次に、職員体制につきましては、業務改善及び効率化を考えた上で適正な定員管理に努めていく必要があると考えております。  これまで、民間活力の活用、多様な雇用形態の活用、その他職種任用替えの柔軟な運用を適切に実施することにより、最少の職員数で最大の効果を上げる職員体制を目指して取り組んでまいりました。職員の働き方改革が進む中にあって、複雑化・多様化する行政課題に対応していくためには、定例・定型的な業務へのRPAなどのデジタル技術を積極的に投入することにより、業務執行の在り方を改革・改善していくことが必要だと考えております。  以上でございます。 14 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 15 ◯5番(青木佑介君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、空き家等対策について再質問を行わせていただきます。空き家バンクについては、まだ現状は空家等対策協議会の中での議論をいただいている状態ということでの御答弁でしたけれども、もともと、この東久留米市空家等対策計画自体が令和2年度から令和8年度までの7か年の計画となっておりますが、年次的なスケジュール等は特になく、令和2年度より具体的な施策の推進ということで記載されているものかと思います。今後の空家対策計画における施策の推進について、どのようなスケジュールでの取組をお考えなのかについて伺いたいと思います。 16 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 17 ◯環境政策課長(桑原直人君) 空家等対策計画に基づく今後の取組についてでございますが、現在、計画における取組につきましては、空家等対策協議会に有効活用部会及び特定空家等協議部会の2つの部会が設置されており、それぞれの部会において計画に基づく取組について御議論をいただいているところでございます。  スケジュールでございますけれども、部会において継続して検討いただく予定でございまして、協議会委員から御意見等をいただきながら進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 18 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 19 ◯5番(青木佑介君) 部会での検討になりますので、なかなかスケジュールというのが具体化できないというところはあるかと思いますけれども、もともとの空き家等の調査のときからもはや年数がたっておりまして、当時、本来、空き家等、まだ使える空き家としてアプローチかけるべきところにやはりアプローチをかけていかなければいけないはずだったと思いますので、ぜひここについては早期に進めていただきたいなと思うんですけれども、それでは、現状として、空き家に関する相談があった場合に、市としてはどのように対応しているのかについて伺わせていただきたいと思います。 20 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 21 ◯環境政策課長(桑原直人君) 空き家等に関します市民等からの御相談についてでございます。  市民等からの御相談につきましては、昨年10月に専門家団体9団体と空家等対策に関する協定を締結しており、市で受けた相談内容に応じて協定を締結した専門家団体を御紹介させていただいているところでございます。  また、各専門家団体に直接問合せもできるよう、各専門家団体の直接の連絡先を掲載した空き家に関するチラシ、こちらを作成しておりまして、今後、協定につきましてさらなる周知に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 23 ◯5番(青木佑介君) 専門家団体9団体ということだったんですけれども、どういった団体があるのか、もし例示で教えていただけるようであればいただきたいと思います。  また、締結した協定をどのように活用していくのか、今後について伺います。 24 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 25 ◯環境政策課長(桑原直人君) 専門家団体9団体でございますけれども、法律面というところでの弁護士会であったり司法書士会、また、不動産関係で言えば宅建業者の協会であったりとか、また、維持管理という中では商工会とも協定を結ばせていただいたりとか、あと金融機関も入っているような状況でございます。  また、協定をどのようにしていくかというところでございますけれども、空家等対策に関する専門家団体9団体との協定締結につきましては、東久留米市空家等対策計画に基づき、空き家等の所有者が抱える様々な課題に対しまして専門的な相談がしやすい体制を構築するために締結したものでございます。担当といたしましては、専門家団体の皆様の御協力をいただきながら、空き家等の所有者の課題解決につながるよう、相談しやすい体制の構築に向けて、協定による相談の状況把握を行いながら、協定による相談窓口をさらに利用いただけるよう周知に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 26 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 27 ◯5番(青木佑介君) 現状の市側の対応としては理解いたしました。しかしながら、専門家団体につながるというのも、空き家の所有者の方としても、今、御自身がどうされたいのかというのがある程度具体的に決まってきていれば、専門家団体につながっていくとは思うんですが、その調査の際のアンケートを見ても、なかなか売却できないですとか取り壊せない事情などもあったりしますので、やはりそういったところに市側がしっかりと相談窓口等を設けて生かしていくというのが大事ではないかと思います。  改めまして、空き家バンクについて市の考え方を伺いたいと思いますが、現状、2事業者が運営している空き家バンクのサイトを見ますと、東京都自体はほとんど物件の登録がない状態であります。これがほかの地方になりますと、各自治体によっては100件以上登録されているところもあるという状態でございますけれども、東京都自体がやはり不動産事業者がかなり各自治体の中にあり、流通に乗るような物件というものは、そもそも自治体の空き家バンク等を通さずとも情報流通システム等がもう既に構築されていますので、そういった部分で媒介・紹介ができているのではないかと考えます。  本市において、今の時点でどういった物件を載せるかということで御協議されているということで、先ほど協議会の中では行われているということでしたけれども、我が市としては空き家バンクというものをどのように位置づけて、どのように活用していくのか、担当課としてのお考えを伺います。 28 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 29 ◯環境政策課長(桑原直人君) 空き家バンクの位置づけということでございますけれども、空き家バンクにつきましては、東久留米市空家等対策計画における具体的な施策の中で、空き家バンクは有効活用の一つの仕組みとして位置づけられているところでございます。空き家等の建築物につきましては、まず、個人の財産であるといったところがございまして、所有者が責務として当該建築物を適切に管理することが原則であるというふうには考えてございます。そういった中で、まずは空き家の所有者の方が責任を持って空き家を適正に管理することが重要であるといった中で、空家等対策計画に基づきまして、空き家バンクの設置ということを空家等対策協議会有効活用部会にて御議論いただきながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 30 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 31 ◯5番(青木佑介君) 今、有効活用の一つの仕組みということと、所有者の責務としてというお話がありましたが、有効活用の一つの仕組みという言い方でございましたけれども、ほかに何か仕組みというのはあるのか伺いたいと思います。 32 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 33 ◯環境政策課長(桑原直人君) 空家等対策計画におけます「空家等及び除却した空家等に係る跡地の活用の促進」といったところが計画の中で具体的な施策として位置づけられてございます。こういった中で、空き家バンクにつきましては、「有効活用希望をつなぐ枠組みの構築」ということの中で、空き家バンクの設置というのを行いますということが位置づけられているところでございます。この「空家等及び除却した空家等に係る跡地の活用の促進」の中では、「活用事例の紹介」、それから「建築士等専門家との連携」など、また、「除却の促進」といったことの幾つかのものが示されているといったところがございます。こういった中で空き家の有効活用といった中の一つとして、現在、「有効活用希望をつなぐ枠組みの構築」ということの中での空き家バンクの設置、こちらを空家等対策協議会有効活用部会の中で御議論いただいているといったところでございます。  以上でございます。 34 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 35 ◯5番(青木佑介君) ほかの枠組みの考え方については理解いたしましたが、先ほど壇上でも世田谷区と日野市の例を述べましたけれども、例えば日野市のほうでは、空き家を利用したいという方に向けて登録申請制度がありまして、どういった条件で、どういった団体、どういった目的に利用するということを市側に提出していただいて、空き家の所有者とマッチングを図っていくということを行っております。我が市でも、昨日、自民クラブの篠宮議員のほうから立地希望者のマッチングの話が出ておりましたけれども、例えば産業誘導というところではそういった取組も行われているかと思いますが、空き家対策につきまして同じような取組は行えないのか伺いたいと思います。 36 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 37 ◯環境政策課長(桑原直人君) 企業立地のような形での情報提供ということでございます。  先ほども御答弁させていただきましたが、まず、空き家等の建築物につきましては、個人の財産であり、所有者が責務として当該建築物を適切に管理すること、こちらが原則であるというふうに考えているところでございます。そういった原則の下、空家等対策計画で「有効活用希望をつなぐ枠組みの構築」として空き家バンクの設置、こちらが位置づけられております。空き家等対策におきましては、空き家等の所有者に向けて働きかけていくこと、こちらが必要であるというふうに考えております。  今、御提案ということでございましたけれども、そちらにつきましては、担当としては受け止めさせていただきたいというふうには思いますが、まず、現在としては、引き続き空き家バンクの設置に向けて空家等対策協議会有効活用部会にて御検討いただくといったところでございます。  以上でございます。 38 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 39 ◯5番(青木佑介君) 空き家バンクの設置自体は別に全面否定するものではないんですけれども、やはり実態として、空き家バンクに載せるということは、当然、不動産事業者が絡むということで、先ほども答弁に出ていましたけれども、一定不動産事業者にも利益があって、それぞれの各物件を査定して、売却のルートに乗せるのか、賃貸として値づけして賃貸のルートに乗せるのか、結局、そこに一部相談はあるとは記載はありますけれども、そういった具体的な指針がやはり出ていないと、実態は不動産の流通サイト、今でも賃貸物件、売却物件等ありますが、そことほとんど変わってこないのではないかなと正直考える次第であります。  空き家バンクの施策と本来であれば並立して、そういった地域活用のマッチングというのは行っていくべきではないかと思う次第であります。空家等対策計画のほうにも、先ほども壇上で方針のほうは述べましたけれども、そういった記載はありますし、市民との絆ですとか地域の活性化という面でも、空き家というものを地域の財産としてしっかりと位置づけて、地域で活用・運用していく。さっきの子育ての話ですとか、多世代交流拠点ですとか、なかなか市側、自治体のほうで実施できる内容ではないことというのを、民間団体等が安く空き家を借りることによって行っていただいているような自治体もありますので、そういったものにしっかりと活用していくことというのは大事であると考えますけれども、並木市長の御見解を伺いたいと思います。 40 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 41 ◯市長(並木克巳君) 空き家等の利活用についてでございますが、先ほど担当部より御答弁がありましたように、空き家が有効活用されることにつきましては、空き家の発生及び増加抑制につながる一つの方策であると認識しております。  現在、空家等対策協議会有効活用部会において、空き家等の有効活用に向けまして空き家バンクの検討をいただいております。引き続き、協議会において検討いただきながら空き家対策を進めてまいりたいと考えてございます。 42 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 43 ◯5番(青木佑介君) その協議会のほうは一定理解するところではあるんですけれども、やはりある程度市側としても、方針に掲げているところについてはできれば具体的な施策としてきちっと落とし込んでいただきたいなと思うんですよね。空家対策等協議会で様々話はされているということではあるんですが、現状、空家等対策協議会がどの程度の頻度で行われているか伺わせていただきたいと思います。 44 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 45 ◯環境政策課長(桑原直人君) 空家等対策協議会の開催の状況でございます。
     コロナ禍ということもございますけれども、昨年10月に第2期の第1回目の空家等対策協議会が開催されてございます。そこで2部会が設置されまして、11月に空家等対策協議会における有効活用部会、特定空家等協議部会が開催されてございます。以降、1月に入りまして有効活用部会の開催を予定されておりましたが、緊急事態宣言の発令といったことがございまして、現在、開催を延期という状況がございます。  開催状況につきましては以上でございます。 46 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 47 ◯5番(青木佑介君) コロナ禍ということで、なかなか部会の開催もままならないということは一定理解するところではあるんですけれども、先ほどもアンケート調査したのが平成29年度ということで、その当時からもう5年が経過することになりますので、例えば、当時は現況が悪くなかった空き家とかで利活用ができたかもしれない空き家等も、もしかすると傷んでしまっている状態になってしまっていたりですとか、所有者がそれこそお亡くなりになられてしまったという場合も出てきてしまうかと思いますので、やはり空家等対策計画、せっかく調査していますので、そこに基づいて早急に進めていただきたいと思います。  改めて利活用のところで聞きますけれども、「思い入れのある住宅なので、そのままにしている」ですとか「売却したいが、買い手が見つからない」、「固定資産税が増えるため、取り壊せない」、それぞれ12.3%、18%、25.4%という形で、空き家のままである理由ということで回答があったりするわけですけれども、なかなか流通に乗らない空き家、乗せられない空き家といいますか、やはり地域で空き家問題と一緒に課題解決というのが本当に必要であると思います。  現状、他部署との連携というのも空家等対策計画にはうたわれていたかと思いますけれども、市役所内の他部署との連携というのはどのように行われているのか伺いたいと思います。 48 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 49 ◯環境政策課長(桑原直人君) 空き家等対策におけます庁内での連携ということでございます。  庁内での連携におきましては、空家等対策庁内検討委員会というのを設置してございまして、こちらの中で関係部署との連携・調整といったところはさせていただいているところでございます。  以上でございます。 50 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 51 ◯5番(青木佑介君) それは、空き家バンクが始動した場合というのは何か連携というのは行われる予定なんでしょうか。どういった形で具体的に連携していくですとか、お考えがあれば伺いたいと思います。 52 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 53 ◯環境政策課長(桑原直人君) 庁内での連携という御質問でございます。  現段階で具体にどのような連携というのはまだ定まっておらないところでございます。1つには、庁内検討委員会、関係部署がございますので、空き家バンクの設置というのは空家等対策協議会有効活用部会において継続して御議論いただいているという状況でございますので、空き家バンクの設置といったところがどういう形になるかというのはこれからですけれども、その中で空き家バンクがどういう形で設置されるかということの情報共有といいますか、情報提供ということはできるのかなというふうに担当としては考えてございます。また、登録される空き家がありましたら、そういう情報提供が可能なのかといったことも1つは考えられるのかなと思いますけれども、現時点で具体的なものというのはまだ定まっておらないところでございます。  以上でございます。 54 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 55 ◯5番(青木佑介君) 本当に正直なところ、空き家バンクがいつ設置されるのかも不透明で、今度、何の物件を扱うのかもまだ決まっていないと。空き家バンクが設置されても、その後の指針というのがやはりまだ不透明であると。「人」、「まち」、「家」ということで空家等対策計画にもありますけれど、まちという部分で、本当に我が市として空き家等対策というのがやはり不十分ではないかと指摘します。せっかく地域の方も「地域活用に興味があるよ」と言っていただいた方もいらっしゃったわけですから、本当にそういう方の意向とかもうまく生かして地域利用というのを進めていただきたいと思う次第です。特に公共施設がないエリアなどもありますので、そういったエリアにおいては、空き家というものが、住宅地であるがゆえに本当に資源になり得るものだと思いますので、ぜひそういった部分の活用というのは進めていただきたいなと思います。  一方で、特定空き家ですとか管理不全の空き家に関しても、当然、環境政策課として対応していかなければいけないというのはそのとおりだと思いますので、こちらはこちらでしっかりと対応していただきたいなとは思うんですけれども、やはり空き家の予防保全、空き家として管理不全にならないようにしていくというのが、発生した後の事後対応よりは予防対応のほうが空き家問題は重要だと思いますので、しっかりと活用できるものというのは活用していただきたいと思います。  空き家バンクが実際稼働した場合等に当たって、その空き家の所有者に対してはどういった形でアプローチを取っていくのか伺いたいと思います。 56 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 57 ◯環境政策課長(桑原直人君) 空き家バンクの設置後の空き家の所有者へのアプローチといったところでございますけれども、こちらも大変申し訳ございません、具体にまだ定まってございません。ただ、実態調査等、また空き家の現状ということでは担当として把握をしているということがございますので、そういった中で、空き家バンクが設置された場合に、情報提供といいますか、そういう周知といったものは一定していく必要があるというふうには認識してございます。ですので、現在、空き家の現状といったことで担当として把握している空き家について、所有者等にお知らせをしていくといったことは考えていく必要があるというふうに考えてございます。 58 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 59 ◯5番(青木佑介君) では、空き家の現状把握というのは、一体今、どのような内容を把握されていらっしゃるのかというのについて伺いたいと思います。 60 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 61 ◯環境政策課長(桑原直人君) 空き家の現状の把握でございますけれども、担当として市内を回るといったことがございます。そういった中で実際の空き家がどういうふうになっているかというのを目視で確認するというのが1つございますし、また、市民等からここが空き家ではないかといった情報の提供をいただくこともございます。そういった中で適宜把握していく情報を更新しているといったような状況でございます。  以上でございます。 62 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 63 ◯5番(青木佑介君) 令和元年12月の定例会の質問の際の答弁でも、データベースとして登録していくという話はあったかと思いますが、そういったデータベースの登録者といいますか、空き家の所有者の方に対して、アプローチというのは市側としては取っていけるというお考えでよろしいですか。 64 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 65 ◯環境政策課長(桑原直人君) 空き家のデータベースで把握している空き家の情報、空き家の所有者の方という形でのアプローチということかと思います。一定こちらでも、空き家の関係で所有者の方にお知らせをするような事態、状況というんですか、そういったこともございます。そういったアプローチというか、例えば周知みたいな形で方法は考えられるのかなというふうには思いますけれども、具体にどのような形というのは検討が必要なのかなというふうに思っております。 66 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 67 ◯5番(青木佑介君) そうですね。部会のほうもありますし、その辺りもまた検討事項になるのかなとは思いますけれども、もう一度、先ほどの話に戻りますと、例えば利用者側の意向等を先に収集して、「そういった形でも活用できますよ」と。活用事例の案内というのも先ほど例示でされていましたけれども、そういう取組もやはり十分考えられると思います。特に個別のアプローチができるということであれば、利活用についてももっとアプローチしていくことというのはできると思いますので、改めまして、担当課もしくは部会のほうでそういった検討をぜひ進めていただきたいなと思います。  今回質問した平成29年の調査から時期が経過しているような形になるんですけれども、またこういったアンケート調査というのは今後行われる予定はあるのでしょうか、伺いたいと思います。 68 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 69 ◯環境政策課長(桑原直人君) アンケート調査というところでございます。  担当としまして、現段階としてアンケート調査を行うという考えはございませんけれども、空き家の状況把握というのは常に日々、担当としてやらせていただいているといったところでございます。引き続き、市内を回るなり、そういった中で、また市民の方からの情報提供を受けての空き家等の情報の収集、そういった対応はしてまいりたいというふうに考えてございます。 70 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 71 ◯5番(青木佑介君) 承知いたしました。前回の空き家の所有者アンケートというところですね、対策計画をつくるに当たってというところだったかと思いますけれども、結構具体に、空き家のままである理由ですとか、お困り事ですとか、そういったことも選択肢として選んでいただいて回答いただいているというものでありますので、次回もしこういったことをできるのであれば、ぜひこういうことをもう一回やって、個別のアプローチを取っていただくというのが、1件1件、空き家を減らしていくことにつながると思いますので、速やかな対応をお願いしたいと思います。空き家に関しては以上で質問を終わります。  続きまして、2点目、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種についてということで、情報提供につきましては、3月15日号、4月1日号の広報にて知らせていただけるということと、コールセンターを3月中旬から設置していただけるということで理解いたしました。  また、ワクチンの有効性と安全性については、国から提供される情報を、接種券を送付する際に併せて提供していただけるということで、一定、国からの情報についてはこの時点では市民の皆様に行き届くということかとは思います。  一方で、現段階でも、こういったワクチンの供給事情等が日々変化している中で、報道等も様々、先週の報道と今週の報道が違っていたりですとか、本当に情報というのが日々変わっていく中で、市民の方にいかにリアルタイムな情報を伝えていくかというのが本当に大事になると思います。  ホームページ利用ということでは、リアルタイムな情報更新は可能かと思うんですけれども、例えば広報についても、4月1日号以降のものについても情報提供というのは継続的に行っていく予定はあるんでしょうか、伺います。 72 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部主幹。 73 ◯福祉保健部主幹(高柳邦昭君) 4月以降の継続的な情報提供の在り方ということでございます。  議員おっしゃるとおり、日々刻々と情報が変わってございまして、その辺りに気をつけながら、3月15日号、4月1日号以降も継続的な情報発信に努める必要があると考えてございます。  以上でございます。 74 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 75 ◯5番(青木佑介君) 継続的な情報発信ということで、パソコンやスマートフォンがない方も、特に御高齢の方だとそういった方も多くいらっしゃると思いますので、紙媒体等含めて継続的な情報発信はお願いしていきたいなと思っております。  続きまして、コールセンターの設置について伺いたいんですけれども、3月中旬から設置されるコールセンターにつきましては、どういったお問合せ内容について対応できることになるんでしょうか、伺いたいと思います。 76 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 77 ◯健康課長(秋山悟君) コールセンターで行うことに関してでございます。  まず、コールセンターでは、集団接種、個別接種、両方進めていく形ですので、どういうところで接種を受けられるのかと、そういうお問合せにまずお答えしていくということが大事だと思います。また、ワクチンそのものについての様々な情報はあるわけですけれど、国や厚生労働省のほうから来ている情報がどういうところなのかというようなところは気になるところだと思いますので、そういうところの説明、また、御自身の状況について疾患との関係で専門的な質問があったときには、さらに専門的な国のコールセンター等の案内をするなども考えておりますし、様々な御案内をしていくというふうに考えてございます。 78 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 79 ◯5番(青木佑介君) そうですね、接種可能な場所ですとか、ワクチンそのものについても一定はお答えいただけるということで、ここも公平・公正な情報提供をお願いしたいと思います。  専門的なところについては専門的なコールセンターを御紹介いただけるということで、きちっと、その人、その人に合わせて正しい情報提供を進めていただけるようにお願いしたいと思います。  一方で、集団接種の会場予約につきましても、インターネット等を利用できない方についてはコールセンターで代理予約していただけるというお話を伺っていたかと思いますが、こちらはどのようにしてその予約を取るのか、今の時点での考え方について伺いたいと思います。 80 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 81 ◯健康課長(秋山悟君) おっしゃるとおり、予約のサイトに入って予約ができない方に関しては、コールセンターで電話を受けまして、その場で受けた者が予約のサイトを開いて、希望の日、希望の会場に予約を取っていくということを代行して、その結果をお知らせするという、そういう案内をしていきたいというふうに考えております。 82 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 83 ◯5番(青木佑介君) その代行に当たってなんですけれども、どういった個人情報等を提示すれば予約をしていただけるのか、お決まりでしたら伺いたいと思います。 84 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 85 ◯健康課長(秋山悟君) その予約の段階ではもう接種券がありますので、接種券の中に接種券の個人の番号が振られております。その番号と御住所、お名前など最低限の情報をいただいて、その予約サイトの中で登録するのに必要な情報をお伺いするということになります。 86 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 87 ◯5番(青木佑介君) コールセンターが代行するということで、予約情報として必要な情報をいただいて、接種券番号と住所、名前と最低限ということで、そこは一定理解いたしました。本当に集団接種というところがどれぐらい御希望されるかというのは分かりませんけれども、そもそもコールセンターがそういうことをやっていただけるということもしっかり周知していただかないとなかなか届かない部分もあるかと思いますので、そういった部分の周知も併せてよろしくお願いいたします。  それで、市のほうでも一定、接種者の情報等というのは接種率などでは取り扱うと思うんですけれども、例えば接種の案内というのは、最初の1回きりの注射券、注射クーポンのみという形になるのでしょうか、それとも、例えば接種されていない方に追加案内を送るというようなことは考えていらっしゃるんでしょうか、伺いたいと思います。 88 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 89 ◯健康課長(秋山悟君) 現時点では接種券を送るのは1回です。ただ、接種券をなくしてしまったという場合もありますので、そういう場合はコールセンターに御連絡いただければ、再発行で送らせていただくということでございます。今のところは、勧奨ということについてまでは国からは指示はないということでございます。 90 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 91 ◯5番(青木佑介君) 勧奨はないということで安心いたしました。一方で、逆に言うと、接種したい人が接種できないという状況であると非常に困ってしまいますので、接種率というものをどう扱うかというのはまた一つの課題かと思いますけれども、接種を希望されるのになかなか医療機関まで行けないですとか、集団接種の会場に行けないという方がもしいらっしゃるのであれば、そういった部分への対応については進めていただきたいなと思いますが、現時点で、一部の施設への接種というのは検討されているかと思いますけれども、例えば在宅で接種会場もしくは接種している医院への移動が難しい方等に対しての何かアプローチというのはございますでしょうか、伺いたいと思います。 92 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部主幹。 93 ◯福祉保健部主幹(高柳邦昭君) 在宅で療養を受けていらっしゃる方への対応ということでございます。  在宅で療養されている方、接種会場、個別の医療機関等への移動が困難という方へのワクチン接種につきましては、市医師会より、訪問診療医が移動するといった御提案をいただいておるところでございます。  以上でございます。 94 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 95 ◯5番(青木佑介君) その辺りにつきましては、まだこれから詳細な枠組みというのは検討していくということで、はい、今うなずかれておりましたので、では、そのままぜひ進めていただいて、その部分についても御案内をしっかりといただければと思います。  それで、集団接種の会場につきましては、現状3か所ということで、3か所、土曜日の午後ということで、全て一緒に運営されていくかどうかまだ決められていないということで伺ってはおりますけれども、原則として3か所に来ていただくということかと思うんですが、東部地域のほうは、スポーツセンターについては東久留米駅からバスを運行させるということで、西部地域はそういったものがない。わくわく健康プラザは結構バス停ですとか駅からは遠いということも伺っておるんですけれども、そういった部分に対して何か御対応等、御検討されている状況はありますでしょうか、伺います。 96 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部主幹。 97 ◯福祉保健部主幹(高柳邦昭君) 西部地域、わくわく健康プラザへの道案内といったことでございますが、最寄りのバス停からわくわく健康プラザへ向かう方向がまず分かりづらいといったようなこともあろうかと思いますので、最寄りのバス停を利用される方につきまして、来られる方に対しましては道案内の手段を検討してまいりまして、対応していきたいと考えておるところであります。  以上でございます。 98 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 99 ◯5番(青木佑介君) 道案内については検討していただけるということで、そこは安心しました。私も地元は滝山ですので、たまにバスを降りられた方から聞かれることもあるんですけれども、意外とあの辺りが分かりにくいというところで、かつ、今、一部、団地センター前の広場が工事もされているということで、少し分かりにくい部分もあるかと思いますので、そこは、現地に歩いて向かわれる方についてはフォローをしっかりお願いできればと思います。  移動困難者については、先ほど、医師会で個別にというところで御対応の話はありましたけれども、その基準というのも多分、どういった方がというのはなかなかまだ難しいところだと思いますが、少しバス停から遠いということもあって、移動補助の御検討ですとか、もしくは車での来場といった部分について、市側としては今どのようにお考えか伺いたいと思います。 100 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 101 ◯健康課長(秋山悟君) 基本的に車で皆さん来られてしまいますと、わくわく健康プラザの例では五十数台しかとめられませんので、近所に交通渋滞ができてしまうのは間違いないということがありますので、基本的に車で御来場いただかないと。ただ、車椅子等必要な方に関しては駐車していただくという方向で検討を進めております。 102 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 103 ◯5番(青木佑介君) 車椅子の方等については御検討を進めていただいているということで、そこは少し安心しましたけれども、では、どういった方が可能で、どういった手続を取ればいいのかですとか、結構不透明な部分も多いかと思いますので、その辺りはぜひもう一度御検討の上、車での来場を禁止してしまったことにより、かえって近隣地域のところに路上駐車があったりですとか、渋滞を巻き起こしてしまうですとか、商業施設もあの辺りはありますので、その商業施設に車をとめてしまってわくわく健康プラザまで歩かれるという状況も考えられると思いますので、状況については柔軟に見ていただいて、改めて状況の再検討ですとか案内というのは行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 104 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 105 ◯健康課長(秋山悟君) 個別接種の会場もかなり地域的に広く手を挙げて、医療機関の方が協力していただきますので、平日に個別接種の会場を利用していただく方の中にも移動に介助が必要という方も含まれるのかなとは思います。今のデマンド型交通の「くるぶー」のほうは、一応自分で車に乗れる方という条件はついているかとは思いますけれど、医療機関に近い停留場所で降りていただいての移動ということも、そういう形での「くるぶー」の利用もあるのかなというふうに考えております。また、いろいろな状況があるかと思いますので、個別に対応できるところは対応していきたいというふうに思っております。 106 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 107 ◯5番(青木佑介君) 「くるぶー」が使える方は「くるぶー」でということと、平日、各医療機関でというところは一定はあるかと思いますけれども、「くるぶー」の停留所は、医療機関に直結しているところというのは実際多くないといいますか、ほとんどありませんので、それが使えるところとなるとまた一部に集中してしまって、なかなか受けられないという事態も考え得るかと思います。最後、個別に御相談は受け付けるということでいただいていますので、そういった部分についての相談というのはきちっと丁寧に受けていただいて、必要に応じて車での来所などの案内を行っていただきたいと思います。  集団接種の会場につきましては、待機というところでまた密になってしまうと非常に問題だと思いますけれども、そういった部分の御配慮というのは今の時点でどのようにお考えか伺いたいと思います。 108 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 109 ◯健康課長(秋山悟君) 現在、集団接種の会場に関しては、市の課長職10名から成る検討委員会を設置し、プロジェクトチームという形で検討を進めておりまして、現時点での接種を受ける人の流れであるとか、配置する人員の役割や、どこに配置するかとか、そういうことを図示したものを作りまして、それを基に検討を始めておりまして、ここについては、実証検分的な部分も行いながらよりよいものにしていくという考え方でございます。 110 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 111 ◯5番(青木佑介君) そこについてはきちっと庁内でも検討していただけているということで、引き続きよろしくお願いいたします。  特にわくわく健康プラザですとか、あまりなじみがない方もいらっしゃいますので、施設の順路の案内ですとか、また、接種券にも地図などは多分つけていただけるということかと思いますけれども、先ほどのバス停の案内も含めて、行き方の案内というのはきちっと行っていただきたいと思います。  ワクチン接種につきましては、実態がまだまだ定まっていないというところもありますので、また今後しっかりと設計を行っていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、3点目の市の財政状況・職員体制について若干再質問をさせていただきます。先ほど市の財政状況については改めて御答弁をいただきまして、本当に厳しい財政状況だと感じます。一方で、職員体制につきましては、業務効率化というのは私も大賛成でありますけれども、最少の職員数で最大の効果を上げる職員体制を目指して取り組むというところは多分変わっていかないのかなという御答弁でありました。コロナ禍で、先ほども壇上でも述べましたけれども、職員配置ですとか、今後、重点的に施策を、投資的施策ですとか進めていかなければいけない部署というのも多分出てくるかと思いますので、職員体制の増強というのは一定必要かと思います。その辺りについてのお考えをもう一度伺いたいのと、先日、森喜朗元総理のほうから女性蔑視的な発言もありましたが、我が市の女性管理職の登用というところで改めて目標と現状、課題について伺いたいと思います。 112 ◯議長(富田竜馬君) どなたが御答弁されますか。
      ─────── ◇ ─────── 113 ◯議長(富田竜馬君) 暫時休憩します。       午前10時25分休憩       午前10時25分開議 114 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 115 ◯議長(富田竜馬君) 職員課長。 116 ◯職員課長(佐川公行君) まず、職員体制についてでございます。  昨年2月、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大したことを受けまして対策本部を立ち上げ、対策について議論を重ね、同年12月には新型コロナウイルスワクチン住民接種実施体制検討委員会を立ち上げ、全庁挙げてその対応に当たっているところでございます。また、令和3年2月20日付で福祉保健部に主幹を置き、新型コロナウイルス感染予防対策に向け、体制の充実を図ったところでございます。  今後も職員体制につきましては、新型コロナウイルスの感染症に関する庁内での議論を踏まえ考えてまいります。  次に、女性管理職の登用についてでございます。  令和3年度施政方針の総括代表質問で市長が御答弁しているとおり、東久留米市特定事業主行動計画にあります女性管理職の目標数値につきましては、15%を目指しております。また、目標達成のために、女性活躍推進に向けた研修を引き続き実施していくとともに、昇格試験の有資格者に対して積極的に受験を働きかけていくなどの対策を図るなどして女性管理職の登用を進めております。  以上でございます。 117 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 118 ◯5番(青木佑介君) 職員体制につきましては、新型コロナウイルス関連については全庁挙げて対応しているというところで、今後も庁内議論を踏まえて考えていくということだったんですけれども、もともとの業務から新型コロナウイルスワクチン接種担当などに業務をある種振り替えている方もいらっしゃると思いますので、そういった部分が手薄にならないように、ぜひ検討は進めていっていただきたいと思います。  女性管理職の方の登用につきましても、受験を働きかけていくというところはあっても、それをなかなか望まないという方もいらっしゃると思いますので、そういった方の理由を伺っていただいて働き方の改革などにも努めていっていただきたいと思います。  最後に、今回、令和3年度というのは本当に厳しい財政下の中で市政運営を図っていかなければいけないと思いますけれども、並木市長としては、令和3年度の市政運営に当たりましてどのような事業をどのように取り組んでいきたいのかについて、改めて伺いたいと思います。 119 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 120 ◯市長(並木克巳君) 令和3年度の市政運営についてであります。  昨年発生いたしました新型コロナウイルス感染症はいまだ収束の兆しが見えない中で、市としても最重要課題として、全庁挙げてその対応に当たってきているところでございます。現在、ワクチン接種に向けた準備を進めており、また、国の第3次となる交付金も活用した新型コロナウイルス感染症のための補正予算も提案させていただいております。また、国において新たな日常の実現に向けた方針を示しており、市としても、行政のデジタル化など、ポストコロナ時代を見据えた対応にも取り組んでいかなければならないものと考えております。  令和3年度は第5次長期総合計画がスタートする年でもあり、新型コロナウイルス感染症の影響下にあっても、将来のまちづくりに向け、これまで進めてきた各事業を途切れることなく着実に進めてまいりたいと考えております。 121 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 122 ◯5番(青木佑介君) 市長からのお話ですと、当然、コロナウイルスに関しては本当に全力で取り組んでいくということで、そこについては全く異議はないところでありますけれども、市として、昨日も宮川議員のほうから重点施策がないんだというお話がありましたけれども、アフターコロナといいますか、今度、コロナで打撃を受けた方々への支援も含めて、本当にどういった事業を市長として自らリードしていくのかというところのリーダーシップを取っていただくというのは非常に大事だと思いますので、今後、また国の補正予算等もどうなっていくか分からない部分もありますけれども、市長として市民に寄り添う市政というものをしっかりと目指していただきたい。  また、絆事業とかもいろいろと質疑が出ていましたけれども、先ほどの空き家施策等もそうなんですが、民間活力の導入ですとか市民の方の活躍といったところを、市の業務を移管するというような形だけではなくて、もっと市民の方々の幅広い活力を生かしてもらえるように、本当に市民の方と一緒になってこの危機を乗り越えていただけるように努力をしていただきたいと申し上げて、一般質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 123 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって青木議員の一般質問を終了いたします。   ─────── ◇ ─────── 124 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩いたします。  再開、午前10時50分。       午前10時31分休憩       午前10時50分開議 125 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 126 ◯議長(富田竜馬君) 次に、「市行政について」と題して、間宮美季議員から行います。  間宮議員。     〔4番(間宮美季君)登壇〕 127 ◯4番(間宮美季君) 市民自治フォーラムの間宮美季です。通告に従いまして一般質問をいたします。  1、市行政について。  (1)東久留米市第5次長期総合計画のまちづくりの基本理念「みんなが主役のまちづくり」について伺います。  3日の施政方針に対する総括代表質問において、市長にとって「みんなが主役のまちづくり」とはどのようなまちづくりで、みんなが主役のまちづくりを具現化するために2021年度は何に取り組むのかを伺ったところ、「今後も、市民参加・情報提供の指針と協働の指針に沿って市民と行政との信頼関係をより深め、それぞれの役割と責任を担いながら、共に進めるまちづくりを推進していく」との御答弁でした。そこで、伺います。  1)協働の指針に基づく市民活動団体等との協働事業の進捗状況について、市はどのように把握し、検証を行っているのでしょうか。  2)コロナ禍の中、市民参加・情報提供の指針に沿って、どのように信頼関係をより深め、それぞれの役割と責任を担いながら共に進めるまちづくりを進めていかれるのでしょうか、伺います。  (2)マイナンバーカードを健康保険証として利用するためのオンライン資格確認の導入に伴う市のシステム改修に携わった民間事業者が、市職員のアカウントを無断使用するという不正行為が行われたことが、昨年12月末に発覚しました。これまでの市の報告では、違法行為ではあるものの、個人情報の漏えいなど市に損害を与えるような重大な結果が発生していないことから、契約解除や損害賠償請求は難しいとの見解でした。  そこで確認ですが、現在の契約には、今回の不正行為に対し、ペナルティーを科すことを可能とする条項は入っているのでしょうか、伺います。  (3)生活保護の扶養照会について伺います。  総括代表質問の御答弁では、国や東京都から示されている事務連絡等に基づき、適切な運用に努めているとのことでしたが、扶養照会を生活保護の必須要件にはしていないということでよいのでしょうか。適切な運用とはどのような運用を示すのか、改めて伺います。  (4)学童保育行政について伺います。  総括代表質問でも申し上げたとおり、昨年4月に2校区3所舎に委託を導入したばかりであること、しかも、コロナ禍の中、子供たちも現場の支援員の方々も非日常の暮らしを強いられていたことを考えれば、現段階で次の計画を出すことなど拙速に過ぎると考えています。そのことを踏まえ、以下3点質問します。  1)昨年4月から金山学童とくぬぎ学童で行われている延長育成に関し、在籍児童数、延長育成の登録者数並びに実際に利用されている人数を伺います。  2)今回、東久留米市立学童保育所の民間活力の導入に係る実施計画に挙げられた3校の学童はなぜ選定されたのでしょうか。特に、2019年の計画策定時には、下里小学校の閉校に伴い児童を受け入れたとして対象から外した第十小学校を選定したのはなぜでしょうか。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で長期間休校となり、市内のどの学校の児童も大なり小なり不安を感じていたことと思います。統廃合のあった十小の児童にとってはいかばかりだったのでしょうか。児童の心の内を考えれば、たった1年しかたっていないこの段階で学童の先生が全員替わる計画を出すなど、普通は考えられないことと思います。改めて、なぜこの3校区の学童なのか伺います。  3)昨年第4回定例会で求め、作成を検討するとなっていた(仮称)学童保育所における新型コロナウイルス感染症の対応マニュアルの進捗状況を伺います。  以上が壇上での質問です。御答弁をいただいて再質問させていただきます。 128 ◯議長(富田竜馬君) 市民部長。 129 ◯市民部長(山下一美君) 市行政についての1点目、協働の指針に基づく協働事業の把握・検証についてでございます。  市内の協働事業の推進を所管しております生活文化課におきましては、協働事業の振り返りとして、各年度において前年度分の事業報告を各所管課より受けており、令和元年度の報告数は116件となっております。こういった振り返り作業を毎年行うことにより、各所管課の協働に対する理解が深まるものと考えております。  担当といたしましては、協働の指針に沿って、協働の相手方同士で作業を積み上げていくことで、協働に対する理解や市民と行政との信頼関係をより深め、それぞれの役割と責任を担いながら、共に進めるまちづくりが推進されていくものと考えているところでございます。  以上でございます。 130 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 131 ◯企画経営室長(土屋健治君) 続きまして、市民参加と市民への情報提供についてでございます。  市民参加や協働の土台となる市政に関する情報や市民活動に関する情報などを提供・発信できるよう、平成29年に市民参加・情報提供の指針を策定いたしました。  本指針では、自治体独自の市民参加手続として、附属機関等の公募委員の枠の確保、パブリックコメントの実施、市民説明会、市民ワークショップの開催、公聴会の実施、市民の声への対応、会議の公開と議事録の整備といった市民参加の手続を整理するとともに、情報提供の手法として、広報紙や市政情報コーナー、ホームページ、ツイッター、フェイスブック、市政掲示板、書架への設置、プレスリリースなどを活用した情報提供を行っていくこととしております。  新型コロナウイルス感染症対策のため、市民説明会やワークショップの開催など難しい状況ではございますが、各所管部署におきまして、市民参加・情報提供の指針に沿って工夫を凝らしながら進めてきていると考えております。  以上でございます。 132 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 133 ◯総務部長(佐々木弘治君) 続きまして、2点目、事業者による市職員のアカウント無断使用についてでございます。  令和2年末に、システム事業者SEによるアカウントの無断使用が発覚いたしました。同事業者からの報告では、システムのバージョンアップに際して職員と同じ条件で行わないと適切な確認ができないと考えたSEが無断使用したとのことで、ただし、個人情報に関してアクセスはなかったとのことでございます。  市では、この報告を受けて、国の個人情報保護委員会にインシデントに該当するか問合せ、結果、同事業者の内部管理の不備はあるものの、本事案はインシデントには該当しないとの見解でありました。なお、庁内の電子計算組織管理運営委員会委員へ、そして東久留米市特定個人情報等取扱規程に基づく監査責任者、同担当者へ情報提供し、共有を図ったところであります。利用課に対しては、本年2月に実施した個人情報等に関する監査において、パスワードの適正な管理の意識を高めていくために情報提供なども行っております。  この対応に当たり、市といたしましては、本委託契約書では、第23条で「この契約の履行に当たっては、情報システムに関する業務であることの特殊性に鑑み、東久留米市情報セキュリティポリシー及び東久留米市個人情報保護条例を遵守するとともに、東久留米市電子計算組織の管理運営に関する諸規定を尊重し、個人情報及びデータの保護に最善の努力を払うものとする」と定めており、この条項に触れるものではありますが、行政法律相談では、「違法な行為ではあるものの、契約解除までの責任は問えない。パスワードの無断使用ができてしまうことが問題」との御意見等をいただきました。  こうした状況を踏まえ、パスワード管理ファイルへのアクセスについて、市の承認を得た上でアクセスできるシステムに改修するよう求めるとともに、システム上の対応が完了するまでは、書面により承認を得ることを条件にアクセスを認めることとしたところでございます。  今回のアカウントの無断使用では、事案発覚当初より、議員の皆様へ御報告、その後の状況説明、また議案説明会での御報告と、逐次対応させていただいてきております。  今後におきましては、当該事業者に対して、ユーザーでのアカウント管理が行えるシステムの構築を求めるとともに、こうした事態が繰り返されないよう厳しく対応に当たってまいります。また、個人情報保護の重要性に鑑み、改めてシステムの運用管理等の面からも安全管理に努めてまいります。  以上でございます。 134 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部長。 135 ◯福祉保健部長(小堀高広君) 3点目の生活保護に関する御質問にお答えいたします。  民法に定める扶養義務者の扶養につきましては、生活保護法では、法第4条2項において「保護に優先して行われるもの」と定められており、扶養義務者についての聞き取りを行い、扶養の可能性が期待される扶養義務者等に対しては扶養照会を行い、扶養を受けることができる範囲において保護より優先することとされております。  先般、本年2月26日付で厚生労働省から、令和3年3月1日から適用とする「生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて」、これを一部改正する旨の通知が発出され、これに伴い、生活保護問答集を一部改正した上で、「扶養義務履行が期待できない者の判断基準の留意点等について」と題する事務連絡が発出されております。  これまでの国や東京都からの扶養義務の取扱いに関する通知等におきましては、個別に慎重な検討を行い、扶養の可能性が期待できない者として取り扱って差し支えない例として、扶養義務者が被保護者、社会福祉施設入所者、要保護者の生活歴等から特別な事情があり、明らかに扶養ができない者並びに夫の暴力から逃れてきた母子等当該扶養義務者に対し扶養を求めることにより、明らかに要保護者の自立を阻害することになると認められる者であって、明らかに扶養義務の履行が期待できない場合、長期入院患者、主たる生計維持者ではない非稼働者、未成年者、おおむね70歳以上の高齢者等である場合や親族が都内近隣に居住していても、過去1年以上の間、音信も含め全く交流が途絶えている場合等が示されておりましたが、今般発出されました文書では、さらに、音信不通により交流が断絶しているかどうかに関わらず、当該扶養義務者に借金を重ねている、当該扶養義務者と相続をめぐり対立している、縁が切られているなど著しい関係不良の場合が例示として追加され、これらに該当するかどうかについて個別の事情を検討の上、判断して差し支えないという内容が示されております。  これを受けまして、今後、東京都における運用事例集の該当箇所の改正を予定しているとのことでございますので、動向を注視し、適切に実施してまいります。  扶養照会につきましては、金銭的な援助に限らず、被保護者に対する定期的な訪問、電話、手紙のやり取り、一時的な子供の預かり等の精神的な支援も含むといった考え方や調査方法を説明し、御理解をいただいた上で実施しております。  加えて、生活保護の支給決定に当たりましては、扶養照会を待つことなく実施しており、相談段階における扶養義務者の状況の確認について、「扶養義務者と相談してからでないと申請を受け付けない」など扶養が保護の要件であるかのごとく説明を行うといった対応は、これまでもいたしておりません。  以上でございます。 136 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 137 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 市行政についての4点目、学童保育行政についてお答えいたします。  延長育成につきましては、民間活力を導入した2校区3学童保育所にて令和2年4月から実施しております。当該学童保育所の令和2年12月の在籍児童数につきましては、金山学童保育所が72名、くぬぎ第一学童保育所が51名、くぬぎ第二学童保育所が56名となっております。令和2年12月の延長育成を登録している方につきましては、金山学童保育所が29名、くぬぎ第一学童保育所が10名、くぬぎ第二学童保育所が6名となります。  また、令和2年12月におきまして延長育成を利用した方の実人数につきましては、金山学童保育所が11名、くぬぎ第一学童保育所は4名、くぬぎ第二学童保育所は3名でございます。  学童保育所利用者アンケートでは、「延長育成には満足していますか」との問いに対し、回答者のうち、「満足している」及び「どちらかといえば満足している」が合わせて約94%、「延長育成の時間は十分であると思いますか」との問いに対しても、回答者のうち、「そう思う」及び「どちらかといえばそう思う」が合わせて約90%であり、延長育成の一定のニーズにも応えているものと考えております。  次に、新たに民間活力を導入する3校区の選定についてでございます。  新たに民間活力を導入する3校区の選定に当たりましては、令和3年4月、入所一次申請において、所舎及び特別教室の定員に対して申請者の充足率が高い学童保育所においては待機児童が生じる可能性があることから、充足率が低い学童保育所から順に選定を行いました。その結果、第一小学校区の前沢第一・第二学童保育所、第十小学校区の柳窪第一・第二学童保育所及び本村小学校区の本村学童保育所を選定し、業務委託を行うこととしました。今回選定した学童保育所では、過去のアンケート調査の結果から、延長育成のニーズも一定あるものと認識しております。  また、第十小学校区を選定の対象としたことにつきましては、令和2年3月末時点で下里小学校におきまして1年生であった児童も今回の導入時期の令和4年4月には4年生となり、西部地域の小学校の再編成に伴う学童保育所の対応から一定の時間が経過しているため、今回は選定の対象から除かず、対象とさせていただいたものでございます。  次に、学童保育所における新型コロナウイルス感染症への対応マニュアルについてでございます。  現在、学童保育所における新型コロナウイルス感染症対策と学童保育所運営に関するマニュアル(案)を作成して、各学童保育所に示し、それに対する意見を求めたところでございます。幾つか御意見をいただきましたので、いただいた意見も参考にいたしまして作成を行っております。来週中には完成させ、情報提供させていただきたいと考えております。  以上でございます。 138 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 139 ◯4番(間宮美季君) 御答弁ありがとうございました。それでは、再質問させていただきます。  最初に、みんなが主役のまちづくりについて伺います。御答弁の中で、協働のほうなんですけれども、報告件数というのが116件ということだったかと思うんですが、これは協定を交わした上での協働事業ということなのかということをまず確認したいのと、それから、この確認というのは相手方も当然あるかと思うんですけれども、市民団体に対しても確認というか、調査というのをかけているのかということを伺いたいと思います。 140 ◯議長(富田竜馬君) 生活文化課長。 141 ◯生活文化課長(島崎律照君) 協働について2点御質問いただいております。  1点目の協定についてでございますが、こちら、お示しした116件というのは、協働においてはいろいろな形態がございますので、そういった中で、各課において協働として対応したというところの報告を受けたものというところになりますので、協定を交わしたものを全てということではございません。中には、協働の形態の中で委託や請負、助成、補助、指定管理者による管理なども協働の形態として協働の指針には示させていただいておりますので、そういったもの全ての中で各課から報告を受けたものということになります。
     2点目の市民団体の評価ということでございますが、こちらのほう、各課に振り返りとして協働の報告を受けておりますが、主に各課、協働の担当をした課のほうの報告ということで、市民団体の評価というところは、協力団体に御協力いただいておりますが、主には各課からの報告という形になっております。  以上でございます。 142 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 143 ◯4番(間宮美季君) そうしますと、この116というのは指定管理者なども含まれているということで、特段、協定を取り交わしたものとは限らないということの御答弁で、なおかつ、116というのは、担当課が協働であろうと考えているというものが報告されているという実態ということなんですかね。私はちょっと不十分なのではないかなとは思います。協働の指針を示されて、市民団体との対等な関係の中で協働というのは成立していくものというふうに考えますので、ここはきちんと市民団体からの御意見、検証などもいただくべきではないかと、ここは指摘をしておきます。  そうすると、市民参加・情報提供の指針のほうについて伺いたいんですけれども、2017年の10月に市民参加・情報提供の指針を策定する中で、各課の取組状況を把握するための市民参加の状況把握調査というのを行っていらっしゃったかと思います。私はやはり、指針というものを策定して出しただけでは、それはなかなか物事は進んでいくとは思えないんですよね。出したことによって状況がどう変化したのか、さらにどういう課題が出てきているのか、こういったことを検証することは本当に重要であると思います。昨年度、2019年集計報告が出て以来、なされていないわけなんですけれども、ここについて本年度調査するべきと考えますが、いかがでしょうか。 144 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 145 ◯企画調整課長(道辻正信君) 市民参加の状況把握調査についての御質問でございます。  本調査につきましては、市民参加・情報提供の指針の策定に当たって状況把握のために実施したものでございます。本指針の策定後はこれに従って市民参加の手続や情報提供を行ってきておりますので、改めて状況把握のための調査を実施する考えはございません。 146 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 147 ◯4番(間宮美季君) とても残念な御答弁だなというのが率直な感想です。私は、今回、市長が第5次の長期総合計画基本構想を出され、これ、市長の下で出されているものですから、その基本理念が「みんなが主役のまちづくり」で、まさにそれについて市長が協働の指針と先ほどの市民参加・情報提供の指針に沿って進めていくんだという、そこからすれば、当然、具体に何をしていくのかというのが示されるべきだと思っているんですね。特に今、コロナ禍の中ということで、市民活動もなかなか従来どおりの活動ができなくなっている団体も多いかと思っています。もしかすると本当にそのまま活動自体がなくなってしまう可能性だって、今これだけ長い期間自粛というものが続けばあり得るのではないかと本当に心配をしていて、私は、こういうときだからこそ、市としてきちんと市民活動の支援、共に進めるまちづくりを進めていかなければならないのではないかと考えますが、市長の御見解を伺います。 148 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 149 ◯市長(並木克巳君) 今回決定し、またお示しさせていただきました第5次長期総合計画でございます。その中で、議員がおっしゃられます「みんなが主役のまちづくり」というのは第4次からの引継ぎの部分もございますし、そういった意味においては、先ほど担当のほうからもお答えさせていただいております、それぞれの市民参加、また協働の指針というものを改訂させていただいた中で、それに準じて進めさせていただいてきております。そういったことをしっかりと進めていくというのが大切だというふうに思っておりますし、情報提供という部分においては、今回、予算の中にも計上させていただいておりますけれども、広報等の改善というものも図らせていただいておりますし、ホームページ等もこの間、様々な工夫をさせていただいておりますので、改めて、この取組というものは年々といいますか、改善できるものは改善をしながら来ているというのが現状であります。 150 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 151 ◯4番(間宮美季君) 極めて残念だなと。指針だけを出して、今現状どうなっているのかという把握もしないと。実際、コロナという状況の中で、今、先ほど申し上げたようになかなか活動が従来どおりのことができていないという市民団体などもありながらという状況なので、だからこそ、アフターコロナのときにはより市に関しての関心が薄れることがないように、この間を大切にしていくべきだと私は思っています。総括では、例えばということで、市長座談会などをウェブを使ってやってみてはいかがだろうかとか、そういった新しい手法も含めて、ぜひこれは検討というか、進めていただきたいと。これはぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 152 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 153 ◯市長(並木克巳君) コロナ以降という部分に関しまして、今後、様々な検討は必要かなというふうに思っておりますが、座談会に関しましては、以前もお答えさせていただきました就任以降2年間にわたり実施してきた経過がございますし、様々な市民の皆様の意見をお伺いする流れ、また仕組みというものは、現在、庁内の中ではあると思っておりますので、そういったものは継続をしていくということで市民の皆様の声を賜っていくというふうに考えているところでございます。 154 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 155 ◯4番(間宮美季君) この議論、これまでもずっとさせていただいて、なかなか市長と私の議論がかみ合ってないなというふうには思っています。今、私は市長座談会というのを例に引きましたけれども、それだけではなくて、市民活動団体との例えば交流会であるとか、いろいろな形ができると思うんですね。そこはぜひ工夫をしていただいて、せっかく第5次の第一歩となる初年度ですので、横串である協働、こういったものをしっかりと進めていっていただきたいと、ここは指摘をし、次の質問に移らせていただきたいと思います。  それで、事業者による市職員のアカウント無断使用について再質問させていただきたいのですけれども、御答弁の中でもありましたが、今回の不正行為というのは、法律には抵触というんですかね、触れてはいるということでよろしかったのでしょうか。もし抵触しているとするなら、何の法律に抵触しているのか伺いたいと思います。 156 ◯議長(富田竜馬君) 情報管理課長。 157 ◯情報管理課長(市澤信明君) どの法律に抵触するのかといったことでございます。不正アクセス禁止法及び個人情報保護法と認識してございます。以上でございます。 158 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 159 ◯4番(間宮美季君) 今回の、私は不正行為というふうに言っているんですけれども、事件は、市のほうでセキュリティが発動というか、機能して発覚したということなので、一定その点についてはよかったなというふうには評価はしているところです。  ただ、一方で、市の御報告では、調査の結果、同一のシステム業者による市の職員のアカウント無断使用は今回が初めてではなかったということも明らかになったということで、本当にそこは心配をしているんですね。過去においては結局それを見抜くことができなかったわけですので、そこは本当に心配をし、今回の再発防止策というもので今後は不正アクセスは必ず防止できると言い切れるのかどうかを伺いたいと思います。 160 ◯議長(富田竜馬君) 情報管理課長。 161 ◯情報管理課長(市澤信明君) 今回の事案に関しましては、今後、毎月、アクセスしたログの確認をしていくことにしておりますので、毎月、各課にそのログを確認していただいて、本人が使っているかどうかというところは確認してまいりたいと考えておりますので、防止できると考えてございます。 162 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 163 ◯4番(間宮美季君) 今、担当のほうからは防止できるということで答弁いただきました。ただ、結局、これまでもマイナンバーカード等の導入のときなどにも議論もし、また、情報漏えいなどの事件が起こるたびに報道等でもいろいろな分析なども行われるわけなんですけれども、結果的には、どんなにセキュリティというものを強化しても、結局そこに携わる人ですよね、介在する人から個人情報の漏えいというものが容易に起こり得るということが明らかになっているわけなんですね。今、御担当のほうでは大丈夫なんだということで、一定思いますけれども、本当にそうなのかなと。これだけ国のほうもデータ化を加速している中で、行政としてもこれに追いつかなければならないということでどんどんシステム改修なども行われているわけですので、私は、本当にそういうところに市民の皆さんも不安を感じているのではないかと。だからこそ、こういった不正行為、事件が起こったときには、どういうことが起こって、そして市がどういう対応をして、それによって市民の皆さんの個人情報は安心が守られているんだということをきちんと公表していくべきだと私は考えているんですけれども、この間、公表を市に求めていますが、今のところ市としては公表する考えがないという、これはどうしてなんでしょうか。 164 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 165 ◯総務部長(佐々木弘治君) この件につきましては、これまでも適宜、庁内にも、また議員の皆様にも、情報提供してきております。個人情報保護法などに触れる案件でございますが、その一方では、個人情報の漏えい等もなく、個人情報保護委員会からはインシデントに該当しないとのことでもありました。今後も担当では当該事業者とは確認・協議等を行っていく予定でございまして、また、行政法律相談でも適正な対応について御意見等も伺い、対応してきてございます。今後につきましてはその中で考えてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 166 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 167 ◯4番(間宮美季君) 今後については考えてまいりたいというのは、では、公表のことも考えていくということでよろしいんでしょうか。 168 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 169 ◯総務部長(佐々木弘治君) 今御答弁させていただいたところでございますが、担当では、当該事業者とはこういったことが起きないように現在でも確認等を行い、また協議等もしているところで、厳しく対応に当たっているところでございます。また、その中で行政法律相談などを行って適正な対応というのも市は考えているところでございまして、今後のことにつきましてはこの中で考えていくことになるというふうに思っております。  以上でございます。 170 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 171 ◯4番(間宮美季君) 私が重視しているのは市民との信頼関係なんですね。事業者に対してペナルティーを科すとか科さないとかというのは、今、この間の市のほうの御報告で法律相談などもなさりながら進めてこられたということですので、そこについてはそうなんだろうと。ただ、一方で、私が申し上げているのは、やはりこれだけ情報化が進められている中では、個人の、それこそ個人情報、こういったものがどう守られているのかというのが重要で、だからこそ、こういった事件が起きたときには事実を報告するべきだと。市長も、市民参加・情報提供の指針に基づいて、市民と行政の信頼関係をより深め、共に進めるまちづくりを推進していくっておっしゃっているわけですよ。このためには、やはり正確な情報提供がなければ、市側だけがこういうことをやりました、もう完結しました、大丈夫ですって言ってみても、市民との信頼関係は生まれないと思いますが、市長の御見解を伺います。 172 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 173 ◯市長(並木克巳君) 市民の皆様との信頼関係、大切なことであります。そういった意味で、これまでも情報提供等に関しましては工夫をしながらやってきた経緯もございます。  また、今回の件に関しましては、発覚した後に、問題として、様々な行政的な相談もしながら、また個人情報保護委員会等からも御意見等をいただきながら、今日に至ってきております。しかしながら、先ほど担当がお答えさせていただいておりますとおり、インシデントに該当しないというような状況もあるということでありますから、今、市に直接的な被害がないということではありますが、こういったことに関しまして、先ほど担当が事業者等に確認・協議等を行い、また、改めて行政法律相談というのは継続しているということでありまして、その中でまた考えていきたいということでありますので、そういった部分をまず確認はしていきながら最終的な判断はしていくというふうに考えております。 174 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 175 ◯4番(間宮美季君) 最終的な判断はこれからということでありますけれども、私はやはり、こういった時代ですので、コンプライアンス、説明責任を果たす、こういったことが今、自治体には問われていると。先ほど、法律には抵触していると。確かに市にとっての損害はなかったかもしれませんけれども、でも、ここも、今回はなかったですけれど、やろうと思えば個人情報にアクセスすることもできましたし、また、漏えいすることもできたという現実があったわけで、それをどう改善したかということを市民に私はきちんと──別に社名を公表しろとか言っているのではないんですよ。その事実をきちんと報告し、情報共有を図っていくべきだと。それこそが市民と共に進めるまちづくりであると、これは指摘をしておきます。  次に、生活保護について伺います。よかったなと思う反面、総括代表質問のときに、扶養照会を義務化していないということをはっきり答弁してもらっていればよかったのになという感想は持たせていただきます。  それで、伺いたいのは、2020年度の申請件数と、扶養照会の実施状況並びに援助につながった件数を伺いたいと思います。 176 ◯議長(富田竜馬君) 福祉総務課長。 177 ◯福祉総務課長(中谷義昭君) 扶養照会の実施状況についてでございます。  現時点で把握しております扶養照会の状況につきましては、令和2年度の申請件数131件に対しまして、扶養義務者が被保護者ですとか施設入所者で明らかに扶養できない方が35名、DVなどのケースで扶養義務者に対し扶養を求めることにより明らかに要保護者の自立を阻害することになると認められる方が18名、扶養義務者が70歳以上の高齢者などであった方が53名、1年以上交流が途絶えている方が61名で、合計167名の方に対する扶養照会を実施いたしておりません。なお、これには扶養義務者が複数いる場合の対応が含まれていることを申し添えさせていただきます。  一方で、扶養照会後、一部金銭的な援助につながったケースが2件、定期的な訪問など精神的支援につながったケースが14件あったところでございます。  以上でございます。 178 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 179 ◯4番(間宮美季君) 金銭的な部分だけではなく精神的な支援につながったものもあったということで、それは本当に大切なことではあると思いながらも、でも、なぜこういう扶養照会というのが今これだけいろいろなマスコミも含め各所で取り上げられているかといえば、やはりそこが高いハードルになって、本来、権利として生活保護を受けることができる方が申請をためらってしまうと、そういうことが実際多くの場面で起こり得ているから、これだけ、今、国会でもこの間、いろいろな形で答弁などもされています。  私が求めたいのは、今回、厚労省も、「生活保護は権利である、必要な方はためらわずに申請してほしい」と、こういうことを積極的に発信しています。さらに、田村厚生労働大臣は1月28日の国会答弁で「扶養照会は義務ではないんだ」と発言されました。こういったことを受けて、ぜひ東久留米市もこれに倣って、例えばホームページの表現などを変えるべきと考えますが、いかがでしょうか。 180 ◯議長(富田竜馬君) 福祉総務課長。 181 ◯福祉総務課長(中谷義昭君) 積極的な発信ということでございます。  生活保護事務につきましては国の法定受託事務となっておりまして、市単独での解釈を発信することは難しいのかなというふうに考えております。今後、東京都における運用事例集の該当箇所の改正も予定されているということでございますので、動向に注視いたしまして、内容を確認して、対応できるものについては対応したいというふうに考えてございます。  以上でございます。 182 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 183 ◯4番(間宮美季君) 厚生労働省のトップが「義務ではない」という発言をされたわけですので、市単独の解釈ということになるのではないのではないかと私は思っております。今後注視をされていくということですので、ぜひ表現については、より多くの方が、必要とされている方が生活保護を申請できるような表現にしていっていただきたいと。ここは今後私も注視をしていきますし、必要があれば議論もさせていただきたいというふうに思います。  それでは、学童保育所のほうについて再質問させていただきます。資料ありがとうございました。自由筆記について、いろんな御意見があるんだなと。もちろん、委託が入って新しい運営主体でよかったという方もいれば、前のほうがよかったのではないかという御意見、様々あったので、これは委託業者に既に伝えていただいているかもしれませんけれども、ぜひこういった意見を参考にして改善につなげていっていただければというふうに思います。  それで、伺いたいのが、御答弁いただいたんですけれども、延長育成、このぐらいの人数なんだなという実感なんですけれども、昨年の4月から始まっていると思うので、先ほど12月分を伺ったんですが、こちらの平均利用者数、パーセンテージ、こういったものはどうなっているのか伺いたいと思います。 184 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 185 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 延長育成の利用状況の平均値についてでございます。  延長育成を行っている学童保育所における12月までの在籍児童数、登録児童数、利用者の実人数の1か月当たりの平均値についてお答えさせていただきます。延長育成を行っている学童保育所における12月までの在籍児童数の1か月当たりの平均値につきましては、金山学童保育所が57名、くぬぎ第一学童保育所が51名、くぬぎ第二学童保育所が60名となるものでございます。  次に、延長育成を登録している方の平均値につきましては、金山学童保育所が21名、くぬぎ第一学童保育所が8名、くぬぎ第二学童保育所が5名となります。  また、延長育成を利用した方の実人数の平均値につきましては、金山学童保育所が9名、くぬぎ第一学童保育所が3名、くぬぎ第二学童保育所が2名となるものでございます。  以上でございます。 186 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 187 ◯4番(間宮美季君) はい、分かりました。それで、今伺った人数を私なりに12月で計算したんです。毎回利用というのが約9%ぐらいなのかなと。で、伺いたいのが、2月に出された改訂版のほうの5ページのシミュレーションなんですね。ここは、もし直営で行った場合というのが5名計算でされているんです。私、本当にこれ、5名も必要なのかなというふうに思っているんですね。なぜならば、今のお話からすると、恐らく4月からやっている委託の所舎でも、全ての部屋を使って、毎回、延長育成やっているのではないのではないかと思うんです、この人数ですと。例えばくぬぎの第一と第二を一つにまとめるとか、そういったことが行われているのではないかと思うんですけれども、そういった実態はありますか。 188 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 189 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 学童保育所の延長育成の状況についてでございます。  延長育成につきましては、利用している実人数のほうを今お示しさせていただきましたが、こういった人数に対応するといった中で、学童保育所職員のほうは最低2名は1つの支援単位におきまして必要としている部分がございますので、こういった利用者の人数に対しましても2名の職員が対応しているといった状況がございます。そういったところから考えますと、延長育成を直営で実施するに当たりましては、各所1名程度の増員が必要であるものというふうに認識しているところでございます。  以上でございます。 190 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 191 ◯4番(間宮美季君) でも、それはやりくりの中で、これまでも1日育成を臨時の方も入れながらやってこられているわけですので、私はここをあえて5名で計算しなくても、例えばなんですけれども、4名ならば、実は5年で、この式にのっとってやりますと6759万2000円増になって、トータル4億8210万2000円で、委託を入れたときよりも1139万8000円安くなるということなんですね。もちろん、課長が御答弁されたように、いや、それでも5名なんだというふうにおっしゃるかもしれません。それはやってみなければ分からないということかもしれませんけれども、それでも逆を返すと、今度は事務費も入っているのに委託のほうがそれだけ安いということは、かなり一人一人の雇用条件というのも厳しいものがあるのではないかと。安定雇用というふうに市の側はおっしゃいますけれども、本当にそこは心配をします。  伺いたいのが、この間の、昨年からこの2月までで委託の学童保育所で御退職なさった方について、常勤・非常勤、何名ずついらっしゃるのか伺いたいと思います。 192 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 193 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 委託事業者における退職者数についてでございます。  委託事業者における退職者数につきましては、4月から2月までの間に、2校区におきまして非常勤職員の方が4名退職された状況でございます。常勤職員の方で退職された方はいらっしゃらない状況でございます。そういった状況でございますが、退職者が生じましても、委託事業者におきまして適切に対応され、支障なく運営のほうが行われているものでございます。  以上でございます。 194 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 195 ◯4番(間宮美季君) 4名の方ということで、委託の場合には多くが非常勤の方でいらっしゃるので、その方のシフトがフルだったのかというのは今の御答弁では分かりかねるわけですけれども、計画のほうには、直営のほうが平均で9名でしたか、御退職なさると。それ、所舎の数で割り返すと1所舎1まではいかないんですよね。今回のこの4という数が多いのか、少ないのかという議論はあるかと思うんですけれども、私はやはり安定というところには疑問があります。  その上で伺いたいんですけれども、今、とても心配しているのが、インターネット上では、くぬぎ学童も金山学童も施設長の募集をずっとこの間かけているようです。副施設長についても募集がかかっています。もちろん、アシスタントもかかっているんですけれども、これはどういう事情で募集をかけているのかというのは、市のほうでは把握されているのでしょうか。 196 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 197 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 民間事業者における募集の状況でございます。  募集の状況の詳細につきましては、こちらのほうで個別の全ての案件について確認しているわけではございませんが、今伺っているところでは、そういった施設長ですとか副施設長の方について何かそういった必要性があるといったところは伺ってはいない状況でございます。  以上でございます。 198 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 199 ◯4番(間宮美季君) 何かそういった必要性というのはどういうものでしょうか。 200 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 201 ◯児童青少年課長(新妻理成君) そういった募集をするような必要性といったところがあるというような話は伺っていないところでございます。事業者のほうと話など、状況の確認などするようなことはございますけれども、そういった施設長等の募集といった何か必要があるといったような話は、そういったところでは伺ったことはないという状況でございます。  以上でございます。 202 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 203 ◯4番(間宮美季君) でも、インターネットを御覧いただくと、もう幾つでも出てくるんですよね。1つの会社で募集をかけているわけではなく、恐らくそれが民間のノウハウ、この間に言われている採用のノウハウということなのかもしれませんけれども、いろいろなところで施設長、副施設長ということで、くぬぎも金山も募集が出ていると。もちろん、事業拡大ということもあるのかもしれません。でも、そうなると、たった1年で替えようとしているという考えなのかもしれないと、そこにも私は不安を感じるんですね。今、課長のほうでは、そういった事実を確認していないと。どういった御事情で募集をかけているのか把握をしていないということですけれども、それはそういうことなんですか。要するに、施設長といえばある意味のトップですので、そこがもし交代とかということを考えているのであれば、市には全く何の報告もなくそういうふうに進めていくというのがこの委託契約になっているのかということを伺いたいと思います。 204 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 205 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 施設長の方が異動するですとかそういったところにつきましては、相手の企業の中での人事計画やいろいろ御事情の中で可能性としてはあるのかもしれませんけれども、施設長という方につきましては、その施設の運営に当たってはやはり重要な位置づけでございますので、そういった方がもし何らかの形で異動とかということになるようでしたら、事前に何らかの話なり説明があるものというふうには認識しているところでございます。  以上でございます。 206 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 207 ◯4番(間宮美季君) 事前にとおっしゃっていただいても、もう既に3月、4月は目前で、その事前というのがいつの段階のことをおっしゃっているのか分からないんですけれども、今年の2月22日に朝日新聞でも「学童保育、進む民間委託」という記事が出ていて、それは民間委託が進んでいますよ、でも、やはり自治体が投げっ放し、丸投げという状態では学童保育所の質というのは担保できないと。だからこそ、そういった異動であるとか体制がどうなっているとかというのを事業者ときちんと情報交換・共有ができていなければ、これはとても安心して子供を預けるなんてことはできないと思いますけれど、いかがですか。 208 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。
    209 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) まず、委託事業者の職員の安定雇用といったお話の御指摘を先ほど来いただいているんですけれど、私ども、学童保育所の運営につきましては、当然、委託している学童保育所、安定的に運営できるような形で事業者と情報共有等もしているところでございます。先ほど課長が御答弁したとおり、私どもとしても、施設管理者ですか、そういったところの重要性といったものは認識していますが、今現時点におきましては、特にそこで例えば人事異動等があるといったことはまだ聞いていないところでございます。  また、委託している学童保育事業所の質の確保につきましては、事業者選定過程の中におきましても様々、審査委員会の中でその内容を審査して質の確保をしております。また、その内容につきまして運営上どうなっているかといったことも、毎月、事業者から提供されます実施状況表等で確認して、質の確保に努めているといったところでございます。 210 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 211 ◯4番(間宮美季君) 部長は質の確保に努めているというふうにおっしゃっていただいているけれども、今、実際こうやって募集がずっと出ていて、そういう中で私は非常に不安を感じて伺っても、どういう状況でそういう募集をかけているか分からないというふうにおっしゃるから、それはもう少し情報共有をするとかされたほうがいいのではないかと思います。これは今回も募集かかっていますので、どういった御事情で募集をかけているのか、これ、聞いて、予算特別委員会までに御答弁を用意していただけないかということをお願いしたいというふうに思います。  それから、あわせて、柳窪学童の選定した理由、これ、本当そんなふうに思っているのかなって思いますね。それ、現場の子供たちや先生方に意見を伺ったんですか。 212 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 213 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 今回、柳窪学童保育所につきましても選定の対象とさせていただいて、今回、導入校区という形でお示しさせていただいたところでございます。それにつきましては、柳窪学童保育所の職員などに話を聞いたりということではなく、児童青少年課におきましてこの計画の改訂といったところで、私自身も柳窪学童保育所の、今年から下里小から来たお子さんもいらっしゃいますので、状況などは何回も見に行かせていただいているところでございまして、そういったところで総合的にこういった形での判断をお示しさせていただいたところでございます。  以上でございます。 214 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 215 ◯4番(間宮美季君) 課長は足を運んでいただいているのかもしれませんけれど、突然来た大人の方に子供たちが「いや、不安です」なんて言うわけはないわけですし、統廃合が行われてから、コロナという中で学校自体が休校して、本当、子供たちは夏休み以降なんですよね、新しい学校に、統廃合された下里小学校の子供たち。そういう中で、もちろん、その委託はこれから1年後だって課長たちはおっしゃるかもしれませんけれども、でも、こうやって計画が出れば、もうこの段階から、また大人の都合で自分たちはそういう先生が全員替わってしまうというところに巻き込まれるんだって。本当にそんなことしていいんですか。私、本当、その冷たい対応が信じられません。これが並木市政の進め方なのかなって。どうして3所舎でなければいけないんですか。本当にそこまでして柳窪をやらなければいけないんですか。もう分からないですね、本当に。  そこは何か御答弁あればいただきたいと思いますし、もう1つ、初日の行政報告での質疑で、本計画については、先ほども現場の声を聞いたわけではないっておっしゃっていましたけれども、当事者である現場の先生方に説明もしていないと。単に郵便、社内便で送っただけだと。ここ、本当にこれも重ねて信じられないと思っているんです。それで伺うんですけれども、こういった一方的に委託を進めようとした、進めるということは、この委託によって今いる職員の方々の雇用には影響がないということでよろしいのでしょうか。確認します。 216 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 217 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 今後の職員体制についてでございますけれども、現時点におきましては、ようやく次年度の職員体制のところも固まってきたといった状況でございます。そういったところも勘案しながら、引き続き4年度に向けての体制につきましては、今回導入させていただくに当たりましても、他の学童保育所への異動などもいろいろ検討させていただき今回対応させていただいている部分もあります。そういったことも含めまして、どういった形で令和4年の職員体制を整えていくかにつきましては、引き続き検討のほうは続けてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 218 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 219 ◯4番(間宮美季君) 課長が検討していただいたって、今私が申し上げたのは、もう一方的に進めてしまっているわけですよ。計画を出して所舎の名前も出したわけだから、これは当然に今いる職員の雇用には影響がないということでよろしいんですね。  それと、さっき私、予算特別委員会までにというふうに、施設長の募集理由、これ、確認していただくことを御答弁お願いします。 220 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 221 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 先ほどの民間事業者におけます学童保育所の施設責任者等の雇用している状況の確認といったことであります。先ほど課長答弁していますが、私どもの業務委託の内容といったものもありますので、第一義的には、委託している学童保育所を安定的に運営していただく、これが大切なことだと思っていますので、当然、担当は担当として確認すべきところは確認はいたしますけれど、特にそこについて、予算特別委員会の中でどういった状況であるかといったところの御答弁というのは差し控えさせていただきたいと考えているところでございます。  あと、雇用がどうなるのかといったのは、これも先ほど課長が御答弁させていただきましたけれど、当然、この導入時期といったものは、令和4年4月といったところに向けまして、様々環境変化もありますでしょうし、これまでの年平均の退職者数なども鑑み、状況のほうは注視していきたいといったところでございます。 222 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって間宮議員の一般質問を終了いたします。   ─────── ◇ ─────── 223 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩いたします。  再開時刻、午後1時。       午前11時51分休憩       午後 1時00分開議 224 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 225 ◯議長(富田竜馬君) 次に、「市行政について」と題して、引間太一議員から行います。  引間議員。     〔20番(引間太一君)登壇〕 226 ◯20番(引間太一君) ニューウェーブの引間太一です。質問に先立ちまして、まず、新型コロナウイルスワクチン接種に向け今も御尽力されている医療従事者の皆様、担当部、市職員の皆様、感染防止対策に御協力いただいている市民の皆様に感謝申し上げます。  それでは、通告に従い質問を行います。  市行政について。  (1)市で予定されていた行事について。  令和2年度は、コロナ禍の中で市制50周年記念式典や市民みんなのまつりをはじめ、多くの行事が中止または延期になってきました。それらは、どのような指針に基づき決定されたのか伺います。  (2)本庁舎の施設について。  ア、駐車場について。  市役所の駐車場を利用することがありますが、視界が悪い場所では、出庫するときに、駐車場に入ってくる車と接触事故を起こす危険性があると感じます。これまでに駐車場内でそうした事故が発生したことがあるのか、また、死角になる部分に何らかの対策を行うことはできないか伺います。  イ、非常用電源設備等について。  本庁舎施設の関係で、非常用電源について伺います。本事業の目的は、72時間継続して電力を確保し、災害への対応を強化すると同時に、エネルギーの省力化を図り、環境負荷の軽減を図るものとのことであります。国連が提唱するSDGsは、持続可能な開発目標として17のゴールと169のターゲットから成りますが、環境、経済、社会といったそれぞれの課題を同時解決するようなアプローチの仕方が必要と言われています。そうした中で、この非常用電源設備事業も、その課題に対するものという点でSDGsの取組として理解して良いか伺います。  (3)市内の井戸の利活用について。  市内の井戸のうち、災害時での活用目的に指定している震災対策指定井戸について、現在の指定件数及び水質検査の内容等について伺います。  (4)河川監視カメラについて。  令和2年第2回定例会において質問いたしました、東京都による黒目川及び落合川への河川監視カメラ設置に関する現在の進捗状況を伺います。  以上で壇上での質問を終わりにし、御答弁をいただいた後、自席にて再質問させていただきます。 227 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部長。 228 ◯福祉保健部長(小堀高広君) 1点目の市で予定された行事について、対策本部会議事務局の立場からお答えいたします。  市主催イベントの取扱いにつきましては、国の基本方針と東京都の対応方針を基に対策本部会議で決定してまいりました。令和2年2月25日に開催された対策本部会議におきまして、1、屋内でのイベントについては、不特定多数の人が集まるもの、食事を提供するものについては原則として延期または中止とする、2、屋外でのイベントについても、食事を提供するものについては原則として延期または中止とすると決定いたしております。その後、緊急事態宣言が解除された5月26日から段階的に緩和していきました。  本年1月8日から2回目の緊急事態宣言がなされ、現在は、人数上限5000人かつ収容率50%以下という要件になっております。また、公共施設の利用において食事を伴うものは休止としております。  以上でございます。 229 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 230 ◯総務部長(佐々木弘治君) 続きまして、2点目の本庁舎施設についてであります。  初めに、駐車場での事故についてでございます。ここ数年の状況を調査いたしましたが、駐車場への入出庫に伴う御来庁された方の車同士の接触による事故は発生しておりません。改めて駐車場の状況は確認させていただきますが、今後も本庁舎駐車場の安全管理に努め、事故の発生が抑制できるよう進めてまいります。  次に、非常用電源設備等についてでございます。議員が言われるとおり、災害対策と環境負荷軽減という課題の同時解決が図れるものでございますので、SDGsの取組と考え方は同じでございます。  以上でございます。 231 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 232 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、市行政についての3点目、市内の井戸の利活用について、震災対策指定井戸につきまして2点の御質問に順次お答えいたします。  まず、1点目の震災対策指定井戸の指定件数につきましては、現時点において、飲料水指定が18件、生活用水指定が28件で、合計46件を指定しているところでございます。  次に、2点目の水質検査の年間実施回数及び検査項目についてでございますが、まず、水質検査の年間実施回数といたしましては、各指定井戸に対し年1回実施しており、検査項目につきましては、東京都が定める飲用に供する井戸等の衛生管理指導要綱で定められた検査項目として、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物等、Ph値などの11項目の検査を実施しております。  続きまして、市行政についての4点目、河川監視カメラについて、東京都による黒目川及び落合川への河川監視カメラ設置に係る現在の進捗状況についてお答えいたします。  現在、東京都では、河川の水位情報等の収集、監視機能を強化するとともに、住民が河川の状況を確認し、避難等の判断ができる情報提供の充実・強化を図るため、都内全域の河川を対象に水位計や監視カメラ等観測機器の設置を進めているところでございます。  こうした中で、本年2月、東京都より、本市における河川監視カメラの設置に関し、当初は黒目川及び落合川に各1か所の計2か所に設置する予定で本事業を進めてきたが、来年度の整備に向け改めて検討した結果、最終的に、黒目川が下田橋付近、落合川が立野二の橋付近及び毘沙門橋付近の計3か所に設置することを決定したとの連絡がございました。  なお、本市における今回の河川監視カメラの設置につきましては、出水期前の令和3年5月中旬頃までの完了を目途に整備していくと東京都より伺っております。  以上でございます。 233 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 234 ◯20番(引間太一君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、市で予定された行事についてですが、御答弁いただいた内容の指針に基づき中止や延期が決定されたことは分かりました。昨年は市制50周年やオリンピック・パラリンピックイヤーということもあり、何年も前から様々な行事やイベントが企画・準備され、市民の皆様や関係者の皆様、何より企画・準備されてきた担当部の皆様も大変残念だったと感じます。私の周りの市民の方も、行事やイベントの中止や延期でモチベーションの低下が見受けられます。イベントによっては、リモート方式での開催など実施方法を工夫することができるのではないかと思いますが、今後の行事やイベント開催の考え方について伺います。 235 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 236 ◯企画調整課長(道辻正信君) イベント等の開催の考え方についてでございます。  先ほど福祉保健部より御答弁させていただきましたが、市主催イベントの取扱いにつきましては、国の基本方針と東京都の対応方針を基に対策本部会議で決定してきております。また、イベント等の事業の内容を見直して実施することにつきましては、その事業の趣旨を踏まえて工夫して実施することは可能であると考えております。いずれにしても、感染防止対策に十分留意し、各所管部署や実行委員会の中で検討した上で対応していく必要があるものと考えております。 237 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 238 ◯20番(引間太一君) 今年度は新型コロナウイルス感染症の影響でイベント等の多くの事業が中止となり、参加ができなかった市民の方などからは、「楽しみにしていたのに本当に残念だ」との話を聞いております。予算の関係など難しいところもあると思いますが、新型コロナウイルスの感染が収まった時期に、こうした方々が改めて参加ができるような機会があればいいのではないかなと思っていますので、中止や延期ではなく、工夫やアイデアで開催する方法を模索し、実施に向け検討を続けていただけたらなと思います。  1年前は新型コロナウイルスにより中止や延期は賢明な判断だったと思いますが、今現在では開催方法はたくさんあると思います。他市や市民団体では、行われなかった行事については、時期をずらして開催されたり、オンラインで行える行事に変更されて開催されていました。各所管部署や実行委員会の皆様は本当に大変かとは思いますが、何とぞよろしくお願いいたします。こちらは要望とさせていただき、終わります。  次に、本庁舎の施設についてですが、まずは、イの非常用電源設備等についてからですが、東久留米市第5次長期総合計画に書かれている持続可能な開発目標であるSDGsの取組に当たるということでした。どの事業がSDGsに当たるのか、判断が難しいところもあるかと思いますが、非常用電源設備は、災害への対応を強化すると同時に、エネルギーの省力化を図り、環境負荷の軽減を図るものとしてSDGsの項目に当てはまると私も思います。  2年前の市議会議員当選直後、SDGsの考えを市で取り組むことはできないかと発言したときは、SDGsの認知度が低く、受け入れられませんでしたが、それから一般質問でもSDGsのことを質問させていただき、今では第5次長期総合計画基本構想にも組み込まれ、大変うれしく思います。今後も、まちづくりの基本目標であるSDGsを意識しながらどの事業も進めていっていただけたらなと思います。  次に、本庁舎の施設についてのア、駐車場については再質問させていただきます。まず、御答弁では車同士の接触事故はなかったとのことで、安心いたしました。私個人的な感覚ですが、地下駐車場内は少し暗く感じます。そこで伺いますが、駐車場の利用件数はどれくらいあるのか、そして、視界不良による接触事故以外の事故はどのようなものがあるのか伺います。  また、それとは別で、来庁者用の駐車場は上下段の2段構造になっておりますが、ふだんは上段しか使用していないように思います。下段の活用はできないのか、またはどのようなときに活用するのか伺います。 239 ◯議長(富田竜馬君) 管財課長。 240 ◯管財課長(山口宏之君) まず、駐車場の利用件数でございますが、1か月の累計ではおおむね7000から8000件ほどとなっております。  また、駐車場内における事故につきましては、出入口のバーへの衝突、車庫に入れる際の壁面への衝突事故などがあります。  次に、駐車場の運用についてでございます。来庁者用の駐車場は上下の稼働が可能ではありますが、操作に不慣れな場合、間に挟まれる、下段に転落するといった危険性があります。このため、操作をする場合には警備員が対応することとしておりますが、入庫する方、出庫する方それぞれに対して警備員が対応するのは困難かつ時間もかかることから、上段の利用としております。下段につきましては、災害発生時などに多くの関係機関職員が参集する際の非常用として活用しているところでございます。 241 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 242 ◯20番(引間太一君) 1か月7000件から8000件の駐車場の利用があるとのことで、平日の稼働日で1日320件から360件の駐車場の利用になるのかなと思います。駐車場の規模を考えると多いなと感じました。それと、確かに、出口のバーの場所はカーブの余裕がなく、精算時、うまく曲がり切れない車は一度車から降りて駐車券での精算をされていて、窮屈で接触事故の懸念があるなと感じます。そのほかにも、駐車場所によっては側面がコンクリートの壁になっていて、出庫時にお互いが視界不良で接触する危険性があると感じます。私も実際、何度も冷やりとしたことがあります。コンクリートに穴を空けて視界を見やすくするのは現実的ではないので、ミラーの設置や移動感知ランプなどを設置して、出庫時の危険性を少しでも解消していただくよう検討していただければなと思います。こちらは要望とさせていただきます。  また、上下段の駐車場についてですが、時期によっては、よく地下に下りるスロープのところで渋滞しているのを見かけます。私も駐車場を利用する中でスロープの渋滞に2、3度はまってしまったことがあります。そのときに感じたのは上下段の駐車場の稼働状況でした。今、御答弁いただき、理解できましたので、非常時には有効活用できるようお願いいたします。  あと、少し気になったのが発券機についてですが、駐車場を利用する際に、パスカードを入れると発券された駐車券が中に戻る仕組みとなっていると思います。戻った駐車券はどうなるのか伺います。 243 ◯議長(富田竜馬君) 管財課長。 244 ◯管財課長(山口宏之君) 駐車場の発券機についてでございます。  発券機は、車が横に停車すると自動で発券する仕組みとなっております。一度発券されますと入場時間が打刻されますことから、パスカードにより戻った券は再度利用することができず、廃棄をする形となっております。  以上でございます。 245 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 246 ◯20番(引間太一君) 廃棄されるとの御答弁でした。発券機には発券ボタンがあると思います。無駄をなくすためにも、庁用車など、パスカードを利用する車に対する駐車券の発券を不要とすることはできないのか伺います。 247 ◯議長(富田竜馬君) 管財課長。 248 ◯管財課長(山口宏之君) 駐車場の発券機につきましては、駐車場へ入庫する際のボタンを押すときに時間等かかることもございますので、駐車場へ入庫する際の効率性などを勘案して検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 249 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 250 ◯20番(引間太一君) 1か月の駐車場利用件数の中の数千件はパスカードを利用する件数だと思います。ネットで発券カードの値段を調べたところ、3500枚で4万5000円でした。大量ロット数で購入すればその値段はもっと安くなるとは思いますが、無駄を省き、費用も抑えられるとなれば、効率性よりも重要になってくると思いますので、ぜひ発券ボタンの活用を御検討お願いいたします。こちらは要望とさせていただきます。  次に、市内の井戸の利活用について再質問させていただきます。震災対策指定井戸の指定件数につきまして分かりました。また、水質調査も実施されていることも分かり、安心いたしました。  いつ何が起きるか分からない昨今でありますので、常に使える状態で準備をしておかなければならないと思いますが、災害時における震災対策指定井戸の活用はどのように考えているのかお伺いいたします。
    251 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。 252 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 災害時における震災対策指定井戸の活用についてお答えいたします。  震災対策指定井戸は、災害発生後における飲料水や生活用水の確保を主な目的として指定を行っておりますが、個人が所有する敷地内に設置されておりますので、災害発生後に飲料水が必要な場合は、初期段階といたしましては、滝山浄水所及び南沢浄水所に整備された災害時給水ステーションや、各指定避難所に設置されている応急給水栓を使用し、各地域の断水等の状況に応じた対応として震災対策指定井戸を活用していく考えでございます。  以上でございます。 253 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 254 ◯20番(引間太一君) 震災対策指定井戸の活用については、震災発生時にすぐに震災対策指定井戸を使うのではなく、聞いている限りだと初期段階の対応後の手段として活用するのだなと分かりました。  井戸の設置についてですが、法や条例等で適用される規制があるのか伺います。  また、規制があればその内容と、届出等が行われていればその件数を伺います。 255 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 256 ◯環境政策課長(桑原直人君) 井戸の設置に関します法や条例等における現在の規制等についてお答えいたします。  まず、井戸の設置における規制につきましては、地盤沈下の防止を目的とするもので、東久留米市内で適用されるものといたしまして、現在、温泉法と東京都の都民の健康と安全を確保する環境に関する条例がございます。市では、東京都からの事務処理特例によりまして、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例に基づく手続等に係る事務を行っているところでございます。  この条例においては、井戸の設置につきましては、地盤沈下の防止を目的とする中で、一部の例外を除き、動力を用いる井戸について市への設置の届出と年1回の揚水量の報告が義務づけられており、また、設置に係る構造基準等の規制も設けられております。  なお、これまでの井戸の届出の状況でございますが、44件の井戸が市に届け出られてございます。  以上でございます。 257 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 258 ◯20番(引間太一君) 井戸の設置における規制につきましては、地盤沈下の防止を目的としているとのことでした。おっしゃられるとおり、規制をかけずに井戸を至るところで掘れてしまうと地盤沈下につながってしまうなと思います。構造基準等による規制があるとのことでしたが、どのような規制があるのか伺います。 259 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 260 ◯環境政策課長(桑原直人君) 井戸の構造基準等による規制についてお答えいたします。  構造基準等による規制につきましては、吐き出し口の断面積によるものとなっておりまして、吐き出し口の断面積が6平方センチメートル以下と、吐き出し口が6平方センチメートルを超え21平方センチメートル以下とで異なるものとなってございます。  まず、吐き出し口の断面積が6平方センチメートル以下についてでございますが、揚水機の出力が2.2キロワット以下、揚水量の1日当たりの上限が平均10立方メートル、最大20立方メートルとなってございますが、地下水を取水する穴の位置に制限はございません。  次に、吐き出し口が6平方センチメートルを超え21平方センチメートル以下についてでございますが、揚水機の出力及び揚水量の上限に制限はございませんが、地下水を取水する穴を500メートルより深い位置に設置しなければならないとされてございます。  以上でございます。 261 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 262 ◯20番(引間太一君) 東久留米市は湧水のまちとも言われているとおり、近隣市に比べて浅い位置で井戸の水が出ると聞いております。最近では、ハウスメーカーのモデルハウスでも井戸を設置し、災害発生時にはモデルハウスを避難スペースに開放し、断水時に応じ、井戸の水をトイレの汚物を流すための水などに利用するとのニュースを拝見しました。市内の事業者の方からもそうした取組を行うべく問合せが私に届いていたり、以前、都市農地保全支援事業があり、新設された井戸も増えていると思います。市民の皆様の井戸の新設意識が高まっていると感じる一方で、井戸設置は簡単ではないように感じます。防災に強いまちづくりのためにも、井戸を新設されたいという事業者への井戸設置はできる限り検討していっていただければなと思いますので、こちらは要望とさせていただきます。  最後に、河川監視カメラについての再質問をいたします。河川監視カメラが黒目川の下田橋付近、落合川の立野二の橋付近及び毘沙門橋付近の計3か所に設置されるとのことでありますが、詳細な設置位置等については決まっているのか伺います。  また、河川監視カメラが設置された後、東京都が河川の水位情報等の収集、監視機能の強化をするとともに、住民の方が河川の状況を確認し、避難等の判断ができる情報提供の充実・強化となるとの御答弁を受けましたが、市は、台風接近などによる増水状況など、災害時に河川監視カメラを活用して情報発信等は行わないのか伺います。 263 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。 264 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 河川監視カメラについて2点御質問をいただいております。  まず、1点目の設置位置の詳細でございますが、今後、東京都の担当者及び工事事業者とともに現地確認を行う予定でおりますので、現時点においては詳細な設置位置等は未定でございます。  次に、2点目の河川監視カメラを活用した情報提供に関しましては、昨年度より、台風等の接近時などの際に、黒目川の1か所ではございましたが、水位情報について「安心くるめーる」及び防災ツイッターなどを活用し、市民の皆様方へ情報提供を行ったところでございます。  今回の監視カメラの設置完了後におきましては、黒目川及び落合川の3か所の水位状況の把握とともに、市民の皆様への情報発信ができることとなります。今後、台風等発生の際には、「安心くるめーる」等により最新の情報発信ができるように努めてまいります。  以上でございます。 265 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 266 ◯20番(引間太一君) 最近では異常気象により想定外の豪雨などが発生していて、毎年のように水難事故のニュースを拝見します。その事故の件数が1件でもなくなることを祈っていますし、事故がなくなるための取組も進めていかなければならないと思います。ぜひ情報発信のために河川監視カメラを有効活用していただくよう、よろしくお願いいたします。  以上で私の一般質問を終了いたします。 267 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって引間議員の一般質問を終了いたします。  続けます。次に、「コロナ対策について」、ほか4点について、梶井琢太議員から行います。  梶井議員。     〔18番(梶井琢太君)登壇〕 268 ◯18番(梶井琢太君) それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。  1、コロナ対策について。  (1)ワクチン接種について。  本会議初日の補正予算審議の際に何点か確認させていただきましたので、なお残る課題及びその他項目について、さらに若干の質問をさせていただきます。  ア、他自治体では、集団接種等でシミュレーションを行い、予診などで想定よりも時間がかかることを確認したとのことであります。ワクチン接種にスピードが求められる中、かかる時間によっては、例えばレーン数の変更等、対策も検討する必要が生じることもあるかと思います。このことからもシミュレーションの重要性が鑑みられることから、東久留米市においてもシミュレーションを実施すべきかと思いますが、市の見解と具体的なスケジュール等予定を伺います。  イ、予約時や集団接種の予診時等における外国人の方への対応、特に多言語対応について市側の見解を伺います。  (2)保健医療体制について。  多摩地域においては、保健所設置者である都と基礎自治体が一体となった取組が必要ですが、この間の状況からしても極めて対応に窮しているのが実情です。住民に近い基礎自治体と連携し、感染症対策、予防検査、医療、療養支援に取り組めるよう、保健所の人員等、機能面にとどまらず、よりきめ細やかな地域における保健所の配置や、これとの市町村の連携について、都とともに見直しの検討をするべきと考えますが、市側の見解を伺います。  2点目、行財政について。  (1)窓口業務等のICT化について。  ア、本会議に提出された補正予算には、新型コロナウイルス感染症対策に伴い、市民が手数料等の支払いを行う際に現金を直接手渡すことによる市民と職員双方の感染の危険性を低減し、庁内での滞留時間など3密を回避するため、電子レジシステム及び自動釣銭機を導入する予定です。市民課、課税課、納税課、生活文化課などが対象とのことでありますが、効果と、他部署への拡大予定等、詳細を伺います。  イ、同様に、補正予算には受付管理システムの導入経費が計上されており、これについては、円滑な受付業務と3密の回避といった面で評価いたします。この導入について見解を伺います。  一方で、例えば多摩市では、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、民間企業と連携し、避難所の混雑状況をスマートフォンで確認できるシステムを導入しており、これを各種施設・場所に応用しています。例えば、各市立図書館でも混雑状況をホームページでリアルタイムに確認できるサービスが行われているとのことであります。このような混雑状況をリアルタイムで確認できるシステムの導入について東久留米市でも調査・検討すべきと考えますが、市側の見解を伺います。  3点目、障害福祉について。  (1)特別な支援が必要な児童の支援について。  令和3年2月、第2期障害児福祉計画が提出され、医療的ケア児の支援のコーディネーター配置について若干触れていましたが、第1期計画では課題を整理することがそもそもの目標として掲げられていました。このことから、医療的ケア児の支援に関する仕組みづくりについて、施政方針総括質問において課題整理はいつ頃までに行うのかとの質問を行いましたが、明確な答弁がなかったので、改めて見解を伺います。  4点目、虐待・DVについて。  (1)相談状況と体制について。  さきの報道によると、警察庁は2020年の犯罪情勢統計を公表し、警察に寄せられた配偶者などパートナーからの暴力(DV)の相談と、虐待の疑いで警察が児童相談所に通告した子供の数がともに過去最多になったとのことでありました。そこで、東久留米市における状況と取組について以下伺います。  ア、配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力、いわゆるDVについて、コロナ禍期間の影響も含め、状況を伺います。  イ、同様に、児童虐待の状況について伺います。  なお、ここで資料請求いたします。配偶者暴力に関する相談件数の推移及び東京都に提出している直近の調査票、また、子ども家庭支援センターの新規相談受付件数の推移が分かる資料をお願いいたします。議長においてお取り計らいのほどよろしくお願いします。  5点目、教育行政について。  (1)少人数学級への取組について。  政府が公立小学校の1クラスの上限人数を引き下げる方針を受け、都教育庁は2月4日、来年度から都内の公立小学校の2年生の1クラス当たりの児童数の上限を40人から35人に引き下げる決定をしたことが報道されました。現状は、小1のみ35人だったところを、今後5年かけて全学年の児童数の上限を段階的に引き下げるとのことであります。課題は教員の確保で、来年度は428人を増員、来年度以降も同様のペースで増員が必要になる見通しとのことでありました。  そこで、東久留米市における35人学級への対応について、教室確保、備品など施設面及び教員や事務職員等人材確保面などについて、状況と取組を改めて伺います。  (2)学校の卒業アルバムについて。  令和2年第4回定例会において、私は、市内の4小学校における卒業アルバム作成について、昨年3月に卒業した児童のアルバムができていない状況の確認と今後の対策、とりわけ契約手法について、公で責任を持つべきでは、との質問を行いました。後者については、市側から、契約の一番いいやり方を調査・検討する旨の答弁がありました。そこで、その後のトラブルへの対応状況と、次年度の卒業学年について特に契約に関する検討状況を伺います。  また、ここで資料請求をいたします。東久留米市立学校の学校徴収金取扱要綱をお願いいたします。議長においてお取り計らいのほどよろしくお願いいたします。  以上で壇上からの質問を終わります。御答弁により自席にて再質問をさせていただきます。 269 ◯議長(富田竜馬君) ただいま梶井議員より資料要求がありましたが、提出できますか。  市民部長。 270 ◯市民部長(山下一美君) ただいま要求のございましたDVに関する相談件数の推移及び東京都に提出した調査票について、用意がございますので提出させていただきます。 271 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 272 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) ただいま御要望ありました子ども家庭支援センターの新規相談受付件数の推移が分かる資料、用意しておりますので御配付のほうをさせていただきます。 273 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 274 ◯教育部参事(椿田克之君) 御要望のございました学校徴収金取扱要綱、御用意しておりますので配付させていただきます。 275 ◯議長(富田竜馬君) それでは、御配付をお願いします。   ─────── ◇ ─────── 276 ◯議長(富田竜馬君) ここで暫時休憩いたします。       午後 1時37分休憩       午後 1時38分開議 277 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 278 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部長。 279 ◯福祉保健部長(小堀高広君) コロナ対策についての1点目、新型コロナウイルスワクチン接種事業に関し、想定される課題などにつきましてお答えいたします。  今回の新型コロナウイルスワクチン接種事業につきましては、10万人の市民を対象とする予防接種の実施という過去に経験したことのないものであり、保健衛生の部局だけではなく全庁的な協力の下で実施体制を構築し、可能な限り円滑に実施していくことが最も重要な課題であると考えております。  また、国全体でのワクチンの供給計画が見通せない状況ではありますが、ワクチンの接種時期や予約方法などについて、市民の方に安心して接種を受けてもらうような適切な情報提供が必要であると考えております。  さらには、今回使用するワクチンが超低温での冷凍保管が求められるなど、供給されたワクチンの管理と各医療機関への配送を安定的に行うこと、ワクチンの供給と使用についての電磁的な記録、そして無駄なく効率的に使用していくことなども、実施に当たっての課題であると考えております。  集団接種の実施に当たりましては、市職員以外にも、会場設営や受付、場内整理などを行う要員として民間の委託業者を活用し、この中から外国語に対応できるスタッフも配置してまいりたいと考えております。また、市民の方への集団接種が開始される前に、会場の状況確認や訪れた方々の動線など事前の確認作業には取り組んでまいりたいと考えております。  続きまして、コロナ対策についての2点目、保健所と市町村との連携に関する御質問にお答えします。  感染症対策においては、本市のように保健所が設置されていない市町村が保健所の果たしている機能の一部を担う、代替するということは、やはり難しいものと考えております。その前提に立ちながら、感染症の患者発生に係る保健所から市への情報提供の在り方が見直されたことに象徴されますように、保健所を設置する区市と保健所が設置されていない市町村との間に大きな格差が生じないことを継続して要望していく中で、東京都におかれまして、多摩地域の保健所の在り方について必要に応じた検討がなされるものと考えております。  以上でございます。 280 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 281 ◯総務部長(佐々木弘治君) 続きまして、行財政について、(1)窓口業務等のICT化につきまして、電子レジシステム、受付管理システムについてでございます。  電子レジシステムは、市民の方が手数料等を支払う際に現金を直接相手に渡すことなく、コロナウイルス感染の危険性を低減し、庁内での滞留時間を短縮して3密を防ぐことができるよう、受付用と管理用のタブレットとレシート出力用のプリンター、自動釣銭機等の機器一式を購入・設置していく予定でございます。  次に、導入予定の受付管理システムでございますが、市民の方が来庁時に受付機にて発行された受付票を受け取ることにより円滑な受付業務が行えるもので、受付用と管理用、受付番号表示用のタブレットとプリンターを購入し、市民課には受付番号表示用の大型ディスプレー等の機器の設置を予定してございます。受付用と管理用、受付番号表示用のタブレットについては、繁忙期にある課が優先して予約して使用できるようにしてまいります。  他市で業務効率化に向けて様々なシステムを導入している状況がありますが、その状況を踏まえ、今後におきましても必要な情報収集に努めるとともに、その動向を注視してまいります。  以上でございます。 282 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部長。
    283 ◯福祉保健部長(小堀高広君) 3点目の障害福祉に関して、特別な支援が必要な児童の支援に係る検討状況についてお答えいたします。  本市においては、地域自立支援協議会を、特別な支援が必要な児童、医療的ケア児の支援に向けた仕組みを協議する場としておりますが、新たに障害児支援に関する課題を検討するための専門部会として子ども部会を設置し、その中で仕組みづくりに関する検討を行っていくこととしております。昨年12月に第1回の部会を開催し、現在は第2回の開催に向け課題を整理しているところでございます。  今般、医療的ケア児支援法案を今国会に議員立法で提出する方針を固めたとの報道等もございますことから、今後の動向を注視してまいります。  以上でございます。 284 ◯議長(富田竜馬君) 市民部長。 285 ◯市民部長(山下一美君) 4点目、DVに関する相談状況と体制についてでございます。  まず、生活文化課で相談をお受けし、必要な対応を図った配偶者等からの暴力に関する相談、いわゆるDV相談の件数については、平成29年度が15件、30年度が4件、令和元年度が5件、2年度は1月までで4件となっております。  次に、男女平等推進センターにおける女性弁護士による法律相談及び女性の悩み事相談において、配偶者等からの暴力に関する相談としてお受けした件数は、平成29年度が25件、30年度が38件、令和元年度が37件、2年度は1月までで36件となっております。現状のコロナ禍において、相談件数だけを見た場合は急激な増加は見られておりません。  次に、庁内各課において、主訴が別であっても相談内容に配偶者等からの暴力が含まれているものなど、生活文化課で取りまとめて東京都に報告している当市の相談延べ件数は、令和元年度は228件となっております。  DV被害は、家族構成や生活状況など様々な背景があることから、様々な事業を行う各課が被害者を把握した場合は、必要な情報提供を行い、連携して対応しております。  以上でございます。 286 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 287 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 次に、児童虐待の状況についてでございます。  子ども家庭支援センターにおける新規の虐待相談の件数につきましては、平成30年度が216件、令和元年度が213件と、ほぼ同程度の件数で推移しております。令和2年度は12月までで180件となっており、令和元年度は12月までで168件でございましたので、若干の増加の傾向が見られる状況でございます。  以上でございます。 288 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 289 ◯教育部参事(椿田克之君) 教育行政について、(1)少人数学級への取組についてお答えします。  国は、公立小学校の学級編制の標準を段階的に引き下げるものとして改正法案を今国会に提出しており、その成立を目指しております。  改正法案では、小学校第2学年以上の学級編制の標準を現行の40人から35人に引き下げるものです。経過措置として、令和3年4月1日から令和7年3月31日までの間における学級編制の標準については、第2学年から第5学年まで毎年度1学年ずつ段階的に35人に引き下げ、令和7年4月1日より小学校全学年が35人以下の学級編制となるものです。  文部科学省によりますと、改正の趣旨は、一人一人の教育的ニーズに応じたきめ細やかな指導を可能とする指導体制と、安全・安心な教育環境を整備することとされています。  法律が改正されますと、この4月から小学校第2学年の学級編制の標準は35人に引き下げられますが、従前より東京都は、国から措置される加配を活用し、35人以下の学級編制もしくは学級規模縮小をせずチーム・ティーチングとして活用するか選択できるとしており、市立小学校では全校で35人以下の学級編制としておりましたことから、令和3年4月においては学級編制上の変化はございません。  その後の段階的な学級編制の標準の引下げにつきましては、教員の確保については、国や東京都の動向を注視するとともに、学級編制については、今後、東京都から示される最新の児童推計等も踏まえ、適切に対応を図ってまいります。  中学校におきましては、現行の学級編制基準につきましては、全学年において1学級40人とされておりますが、しかし、東京都では独自措置として中1ギャップの予防・解決のための教員加配があり、この教員加配により、中学校第1学年について35人以下の学級編制もしくは学級規模縮小をせずチーム・ティーチングとして活用するか、学校ごとに選択ができるものでございます。  学校によっては、少人数学級だけでなく、少人数指導による生徒の習熟の程度に応じた指導方法や、チーム・ティーチングによる特別な教育的ニーズへの対応を優先とする意向もございます。  令和2年度の市立中学校の第1学年においては、加配対象が3校あり、そのうち1校が少人数学級を選択しております。  引き続き、こうした学級の実情を的確に捉え、加配教員や非常勤講師を有効に活用しながら教育環境の一層の充実に努めてまいります。  続きまして、(2)学校の卒業アルバムについてお答えします。  4校とも写真業者から卒業アルバムの写真や入稿していた卒業文集のデータを回収することができ、アルバムを印刷・製本する印刷業者に卒業アルバムの制作を依頼しました。作成費用については、有志からの支援により作成に必要となる金額を補填することができました。既に1校では、2月、当該の全卒業生に卒業アルバムを渡したそうです。ほかの3校は3月中に渡す予定と聞いております。  次に、契約の在り方についてです。今回の件につきましては、毎年同じ業者が行っていたため、慣例的に口約束になっておりました。また、当該校においては、PTAの中に卒業対策委員会など卒業関係のことを行う任意の組織があり、その組織において卒業アルバムを保護者が主体的に作成しており、いずれの学校も契約書を作成しておりませんでした。  しかし、今回のような件について警察や弁護士に相談を行う中で、契約書を作成していれば何かしらの手だてを打つことができたのではないかと考えております。そこで、指導室では、卒業アルバムの作成に当たっては、今後、保護者がアルバムを作成する場合についても、学校が写真業者との契約の主体となり、東久留米市立学校の学校徴収金取扱要綱にのっとり契約書を作成するよう、各学校に指導いたしました。つきましては、令和3年度に卒業学年を迎える児童のアルバム作成からこうした方針で対応してまいります。  今後、このような件が起こらないよう、学校と情報共有をしてまいります。  以上でございます。 290 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 291 ◯18番(梶井琢太君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順不同になりますが、再質問をさせていただきたいと思います。  まず1点目がワクチンの関係なんですけれど、シミュレーションは事前準備として一応行うようですが、ただ、予診の対応に関わるものはないように伺いましたけれど、これは何かしら事情があるのか。例えば予診票等を郵送するとか、何か事情によってそういった予診にかかる時間等についてのシミュレーションはやらなくてもいいという判断なのでしょうか。  その点について伺いたいのと、また、もしそういった対応を取る場合に、外国人の方への多言語対応についてはスタッフを派遣されるということでありましたが、例えば予診票を郵送とかする場合には多言語対応ってどうやってやるんだろうって思うんですが、その点について見解がありましたら教えていただきたいなと思います。お願いします。 292 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 293 ◯健康課長(秋山悟君) 医師による予診のやり方については、医師会のほうとの協議の中でも課題として検討をまだ進めているところでございます。予診票に関しては、接種券と一緒に郵送するということを基本とすることといたしました。まだ予診票の外国語対応のバージョンというものはまだ見ておりません、確認しておりませんので、その後、そういうバージョンが送られてくるかどうかは注目しておきたいと思っております。 294 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 295 ◯18番(梶井琢太君) 予診票を郵送されるというのは初めて伺ったんですが、特に今申し上げた例えば外国人の方への対応などのように、丁寧な工夫といいますか、手法を考えないと、検討しないといけない課題もあるかと思いますので、その点については十分に丁寧な対応が取れるような検討を改めてお願いしたいと思います。  2点目が保健医療体制についてなんですけれど、東京都のほうへ意見を市長会からも出していったという話、施政方針への総括質問の際にも市長からも答弁でありましたけれど、例えば、報道では、多摩市の阿部市長などは、多摩地域の5つの保健所体制の在り方を見直すべきだという発信もしたりしています。そういった中で、市長会や担当者会議等ですかね、その中で東京都に対しどのような具体的な意見が出たのか、あるいはまた、何を東京都に要望したのか、伝えたのかという点について再質問したいと思います。よろしくお願いします。 296 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 297 ◯健康課長(秋山悟君) 市長会を通しての東京都への要望ということでございます。  本年2月1日付で緊急要望書を都知事のほうに提出しておりまして、その中で、逼迫する都保健所の体制強化及び市が設置する保健所への支援を行うこと、濃厚接触者を特定する調査体制を確保し、市町村へ情報を速やかに提供すること、急増する自宅療養者への医療提供体制を確保するとともに、その情報を市町村へ速やかに提供することなどを求めております。 298 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 299 ◯18番(梶井琢太君) 今御答弁いただいた件については市長会のホームページにも載っていましたので、私も拝見させていただきました。これからも継続して要望していただきたいなというふうには思うんですけれど、1つの市に1つの保健所というのも、そういう声があるのも存じておりますが、財政面等様々、東京都との関係もあるでしょうし、なかなか難しい面もあるかもしれません。ただ、例えば5市に1つではなくて東京都の保健所のブランチを設けるとか、もう少しグラデーションをつけた様々なやり方もあるかと思いますので、その辺も、市長会の中でどういう合意が取れるか分からないですけれど、市長会等のほうから東京都には継続してこれからも意見を上げていっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次、2点目の窓口業務の関係なんですが、概要については分かりました。これは、昨日、島崎孝議員からも質問はあったかと思うんですが、レジのほうですけれど、例えばキャッシュレス化も併せて進めてほしいなというふうに私も思いますので、これは要望しておきます。  また、例えば市民プラザの受付窓口なんかも、金銭のやり取りを伴う業務も多いかと思いますので、こちらへの拡大導入等もいずれは検討していただきたいなというふうに思っております。この点についても要望しておきます。  さらに、今、引間議員からも質問ありました地下の駐車場でも、現行の機械にキャッシュレス機能を付加したりとか様々改善といいますか、効率化や、あるいは3密回避といいますか、そういった取組は可能だと思いますので、いろいろ制約はあるかもしれませんけれど、可能な限り導入に向けた検討をお願いしたいなというふうに思います。これも要望しておきます。  続いて、障害福祉で医療的ケア児の関係なんですけれど、医療的ケア児支援法案は議員立法で今国会で出ていると。これ、立憲民主党の国会議員が超党派の議員ネットで提案しているものなんですけれど、そういった事情が出てきているというのは存じております。この中でも、例えば保育所とか学校において医療的ケア児を受け入れる場合については看護師等の配置を様々規定しているようですが、この法案がなかったとしても、医療的ケア児をどう受け入れていくかとか、課題をどう解決していくかということを検討するに当たっては、当然そういった問題をこれまでも検討されていたのかなというふうに思いますので、さらに法案が出てきたということもあって、その成立も見極めながら内容を確認していただいて、適切な検討を改めてさらに行っていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次が教育行政のほうなんですけれど、少人数学級の取組については分かりました。段階的な対応ということで、特に東京都では2年生、これまで一定の対応をしてきたということで、実際、各市区町村で対応するのは恐らく来年からが本格的になるんだろうということでありました。したがって、教員の配置だったり、施設の教室の確保だったりというのも、来年以降、本格的に課題になるんだなということは今の御答弁でも分かりましたので、この点については今後も継続して確認をさせていただきたいと思いますし、適切に対応していただきたいなというふうに思います。これも要望しておきます。  次、学校の卒業アルバムなんですが、分かりました。御答弁、ここでは、これからは学校主体でアルバムを契約していくということでありますので、この点についてはぜひよろしくお願いしたいなと思います。  ただ、この間、様々な経過もありましたので、考え方について若干確認していきたいなというふうに思います。資料を請求させていただいて要綱を頂いているんですが、まず、一応確認なんですけれど、この要綱を見ると、特に第9条とか第10条では、具体的にアルバムとか卒業アルバムの契約あるいは徴収等で固有名詞が出てくるんですけれど、そもそも、今回のトラブルも含めて卒業アルバムの作成主体は要綱の中ではどういう扱いだったのかについて御説明をいただきたいなというふうに思います。 300 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 301 ◯教育部参事(椿田克之君) アルバムの作成につきましては、保護者との同意の下、第3にありますように、校長が学校徴収金と指定すれば学校徴収金取扱要綱の対象となります。要綱には、契約の仕方として、アルバム等の作成や、手続上、卒業アルバムの業者選定委員会を設置するとあります。ここに記載しているのは、教育費などに比べ、アルバムは高額なためと考えられております。  以上でございます。 302 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 303 ◯18番(梶井琢太君) 校長が指定する徴収金の中に、今回についてはアルバムの契約は含まれていなかった、アルバムの作成を学校としては指定しなかったということでよろしいんですかね。ちょっと分からないですけれど。そういうことでよろしいんですか。 304 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 305 ◯教育部参事(椿田克之君) 卒業アルバムにつきましては、卒業記念品の一つであります。そのため、学校の教育活動としての物というよりも、保護者と学校の同意の下、記念の一つとして作成しているため、任意の物となり、PTAなどが主体となり、作成に学校が協力しているということになります。 306 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 307 ◯18番(梶井琢太君) なるほど。任意の物だから、校長が指定して契約する物ではないという考えだったということでいいんですね。任意の物だから、あえて校長はアルバムの作成については契約の対象として指定をしなかったということで、そういう意味なんだろうなと理解いたしましたが、そうなると、今回、学校が主体で契約していくということになりました。この学校徴収金の要綱でいくと、これからはアルバムの作成については学校が主体になるから、任意組織で行っている事業ではないということでよろしいですね。 308 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 309 ◯教育部参事(椿田克之君) 契約の主体につきましては、今回の件については契約の仕方に課題がありました。そのため、学校徴収金取扱要綱にのっとって契約書を交わし、学校が契約を行っていくように話しております。そのため、作成等につきましては、また保護者等と相談しながら対応していくものと考えられます。 310 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 311 ◯18番(梶井琢太君) いや、保護者が協力して作成していくというプロセスはいいと思うんですけれど、これまでと同様に。ただ、学校が主体として契約し、お金も徴収していくということでありますから、学校の卒業アルバムの作成については、任意組織であるPTAの取組ではなくて、学校が主体となって取り組んでいく取組であるということでよろしいですね。 312 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 313 ◯教育部参事(椿田克之君) こちらの学校徴収金取扱要綱については、あくまでも会計関係に関する手続等に係るものでございます。作成につきましては、例えば中学生ですけれども、中学校では卒業関連行事の一環として生徒による委員会がアルバムの編集をすることがあったりします。そのため、作成につきましては、小学校におきましても保護者等と相談しながらまた今後決めていくというものでございます。 314 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 315 ◯18番(梶井琢太君) そもそも学校徴収金の定義を伺います。 316 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 317 ◯教育部参事(椿田克之君) 学校徴収金は、保護者と同意の下、校長が必要と判断し、指定すれば学校徴収金となります。 318 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 319 ◯18番(梶井琢太君) それ、定義ではないですよね。例えば大阪市学校徴収金会計基準、定義、「学校徴収金とは、児童、生徒または幼児が、現行制度上私費で負担することをたてまえとする経費のうち、学校教育活動に直接必要なものとして、また学校教育活動には直接必要ではないが、これに付随して必要なものとして、校長が生徒等から徴収する経費をいう。これは、学校教育活動を通じて生徒等に直接還元されるものである。いずれも、全学校または全学級を単位とすることを原則とし、校長は自己の名義と責任において徴収しなければならない。徴収に際しては、必ず保護者に徴収の意義、内容等を十分説明するとともに、すべての事業終了後には、収支の決算を保護者に報告しなければならない」。これは大阪市の定める学校徴収金の定義です。ほかの自治体を見ても大体同じようなことが書いてあります。  何を言いたいかというと、東久留米市の要綱を見ても、「校長は、教育方針及び教育活動計画等を踏まえ、……徴収計画を策定し」云々と第2で書いてありますけれど、今回、学校が主体となり、学校徴収金の規定にのっとって契約書を作成するということは、教育活動の一環として捉えていると。本来の、他市で言う学校教育活動に必要な取組の一環として捉えているという認識でいいですね。 320 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 321 ◯教育部参事(椿田克之君) 中学校におきましては、生徒がアルバムの編集に携わることがございます。こちらは教育活動内で行っているため、教育活動の一環と捉えられますけれども、小学校につきましては子供が編集をすることはなかなか難しいため、学校の教育活動外と考えられますので、その辺りは校長の判断となってまいります。 322 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 323 ◯18番(梶井琢太君) でも、教育方針と教育活動計画を踏まえて作成するということはよろしいですよね。 324 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 325 ◯教育部参事(椿田克之君) はい、徴収金に関してはそのとおりだと思います。 326 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 327 ◯18番(梶井琢太君) であれば、教育活動の一環であると捉えてもよろしいですよね。   ─────── ◇ ─────── 328 ◯議長(富田竜馬君) 暫時休憩します。       午後 2時11分休憩       午後 2時11分開議 329 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 330 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 331 ◯教育部参事(椿田克之君) アルバムにつきましては、教育活動に付随するものというふうに考えられます。 332 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 333 ◯18番(梶井琢太君) 付随するものも学校徴収金の定義の中に一般的には含まれているので、教育活動の一環として取り組む事業として捉えていいですね。改めて伺います。 334 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 335 ◯教育部参事(椿田克之君) 要綱の第3にありますように、この要綱の対象となる徴収金は、給食費、教材費、修学旅行等校外学習費及び校長が指定する徴収金というふうに考えております。 336 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 337 ◯18番(梶井琢太君) ちょっとよく分からないんですけれど、校長が指定する徴収金って今おっしゃいましたけれど、このリストを各学校で作成していると思うんですよね。作成しないと、文面で残さないと出金できないから。それを予特まで、全市内小中学校の校長が指定する徴収金の一覧、リストを請求したいと思います。よろしくお願いします。いかがでしょうか。 338 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 339 ◯教育部参事(椿田克之君) 全部で93枚になりますけれども、よろしいでしょうか。各学年ごとに作っておりますので、小学校1校につくと6枚、中学校だと3枚、掛け算すると全部で93枚になります。まず内容を確認して検討させてもらいます。
    340 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 341 ◯18番(梶井琢太君) はい、お願いします。私が何でこんなことを言ったかというと、やはり全児童を対象として教育活動の一環として、やはり私も卒業アルバムというのは作成すべきだと思っています、学校の責任で。保護者が作成に参加するのは当然いいと思うんです。ただ、主体は学校っておっしゃっているから、契約も徴収も。だって、この要綱にのっとって、徴収も学校主体でよろしいんですよね。 342 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 343 ◯教育部参事(椿田克之君) 今回の件につきましては、一番の大本であります契約の交わし方、契約の仕方に課題がありました。そのため、この学校徴収金取扱要綱にのっとって契約書を交わし、学校が契約を行うようにしております。 344 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 345 ◯18番(梶井琢太君) 今回の取組は、答弁であったように、徴収金の要綱にのっとっているのではないんですか。 346 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 347 ◯教育部参事(椿田克之君) 来年度からしっかりそうするという予定でおります。(「要綱の対象にならないんですかという意味」の声あり)失礼しました。アルバムが要綱の対象にならないということでございましょうか。   ─────── ◇ ─────── 348 ◯議長(富田竜馬君) 暫時休憩します。       午後 2時15分休憩       午後 2時15分開議 349 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 350 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 351 ◯教育部参事(椿田克之君) 校長が指定する徴収金ということから、この卒業アルバムの契約につきましては、この要綱にのっとって行うということでございます。 352 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 353 ◯18番(梶井琢太君) 要綱というのは徴収も入っていますので、徴収も当然要綱にのっとるということでよろしいですね。 354 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 355 ◯教育部参事(椿田克之君) 徴収につきましては、学校と保護者が相談して決めることとなります。支払いにつきましては、契約書のほうにのっとって行ってまいりたいと思っております。 356 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 357 ◯18番(梶井琢太君) 徴収は……いずれにせよ、要綱に則して対応していくということでいいのかな。ちょっとよく分からないんだけど。 358 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 359 ◯教育部参事(椿田克之君) こちらの要綱にのっとってお話しさせていただきますと、100万円未満の契約を行う場合には、契約書の作成を省略することができるというふうに記載されております。卒業アルバムにつきましては100万円未満の契約が多いのでございますが、今回のようなことが起きた、この防止として、この要綱にのっとって契約書を交わしていきましょうというような説明になります。 360 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 361 ◯18番(梶井琢太君) はい、分かりました。基本的に要綱にのっとって対応していくということでありました。そうすると、やはり就学援助の児童をどうするかという問題が出てくると思うんですよね。学校で責任持って契約し、学校の責任、主体で進めていく事業の中で、徴収も学校がやる場合もあるという中で、では、就学援助の児童に、ほかの子供と同じ金額を学校長は徴収するのかどうかという問題が出てくると思うんです。しかも、学校徴収金の規定で教育方針や教育活動の一環として行うと。計画にのっとって行う事業としてある中で、義務教育の教育活動の一環として行う取組、それが卒業アルバムの作成ということになってきます。その中で就学援助の世帯への配慮は考えなくていいのかという点について伺いたいと思います。 362 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 363 ◯教育部参事(椿田克之君) 卒業アルバムにつきましては、家庭によって必要の有無が異なってきます。また、アルバム作成自体も任意なものであるため、就学援助の対象にすることは難しいと考えられます。 364 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 365 ◯18番(梶井琢太君) アルバム作成が任意というのは、任意……(「購入」の声あり)あ、アルバムの購入はということ。購入が任意、それはそうですけれど。確かに買わない方も、希望されない方もいるかもしれない。でも、修学旅行とかも同じですよね。同列に書いてありますけれど、この要綱の中で。ただ、修学旅行等も就学援助の世帯には配慮してあると。同じだと思うんですよね、卒業アルバムも。要綱の中にあり、同列に、校長が指定して要綱にのっとって取り組む事業だから、それは就学援助の世帯にも当然配慮すべきだと私は思いますけれど、ぜひそれは検討を早期にしていただきたいなというふうに切に思いますが、その点について見解をお願いしたいと思います。 366 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 367 ◯教育部参事(椿田克之君) 修学旅行などにつきましては、教育課程内の教育活動でありますので、就学援助の対象になると思います。しかし、卒業アルバムにつきましては、作成自体が任意のもの、また、今おっしゃったように家庭によっては必要ある、なしというふうに異なってきますため、就学援助の対象になるのは難しいと思っております。 368 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 369 ◯18番(梶井琢太君) いや、同じ要綱で並べて書いてあるもので、要は、教育活動の一環として、教育活動に必要な取組として卒業アルバムは今回から指定されたことになると思うんです、この要綱にのっとれば。教育方針・教育活動計画にのっとるんだから。義務教育の教育活動に就学援助世帯から同じ金額を取るんですか。学校が主体となって。それはおかしいでしょう。その辺は何か、やはり配慮できるような検討をしてもらえませんか。 370 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 371 ◯教育部参事(椿田克之君) 就学援助につきましては、教育活動に必要なものとして就学援助があると思っております。なので、卒業アルバムにつきましては任意に作成する物ですので、就学援助の対象にはならないと考えております。 372 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 373 ◯18番(梶井琢太君) 今まで任意の団体であるPTAが作っていたから、契約を学校長はしなかった。でも、来年度から学校長が契約するんだから、任意の団体の物ではないはずだと思うんです。それはさっきから確認させていただいたではないですか。教育活動の一環のものとして卒業アルバムを作っていくと。(「契約に問題があったから」「教育活動とは言ってないよ」の声あり)でも、契約と徴収をここで行う前提は、教育活動の一環で行うって書いてあるんですよ。書いてあると思うんだ……第2を読めば、教育活動であり、教育方針にのっとるものなんだから、教育活動の一環でしょう。違うの。私はそうすべきだと思いますけれど、ぜひその辺は検討してもらえませんか。再度、よろしくお願いします。 374 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 375 ◯教育部参事(椿田克之君) 「教育方針及び教育活動計画等を踏まえ」とありまして、中学校では教育活動として行っている場合、それは校長が指定されます。なので、特に小学校の場合ですけれども、保護者と校長がアルバムが必要だというふうに同意されたときには、契約は学校が行うというふうな考えでおりますので、場合によってはアルバムは必要ないというケースも出てきます。そのため、就学援助の対象になるのは難しいと考えております。 376 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 377 ◯18番(梶井琢太君) アルバムは必要ない、必要ないと……(「作らないという選択もある」の声あり)選択肢もある。学校長で選択して作らないケースもあるから……(「保護者との同意の上でって」「保護者の判断」の声あり)保護者の判断? よく分からないですね。やはり卒業アルバムにしても、欲しいのにお金がなくて買えない児童がいるというのは、私は基本的にはおかしいと思っています。まして、今回、学校が主体となって契約も行い、保護者も参加して作っていきますけれど、ただ、基本的には学校が主体となって契約して、場合によってはお金も集めて、教育の一環として位置づけた事業だと私は思うので、そういうふうに変えたから、今回、契約を学校主体に変えたんだなと私は思ったんだけれど、そうあってほしいなと思ったんですが、どうもそうではないと。よく分からないけれども、要綱にはのっとるんだけれど、今までと考え方は変わってないのかなと。それは非常に残念です。すみません、ちょっと私、あまり理解力がなくて申し訳ないんですけれど、ただ、ちょっと私は残念です。やっぱり考え方を変えた上で今回の卒業アルバムの扱いについて変えていただけたんだなと私は喜んでいたものですから、そこは正直言って残念です。  もう時間がなくなってしまいましたけれど、最後、DVと虐待の件、伺いたいと思います。DVについて、女性の悩み事相談については、令和2年度は6月より、それまで週1回3枠でありましたが、それを5枠に増やしましたと。この点については成果は出たのか伺います。 378 ◯議長(富田竜馬君) 生活文化課長。 379 ◯生活文化課長(島崎律照君) 女性の悩み事相談の枠を増やして行ったことについてでございます。  男女平等推進センターで行っている女性の悩み事相談については、「夫婦、親子などの家族関係」、「夫や恋人、両親からの暴力」、「職場や近所の人間関係」、「自分自身の生き方に関すること」、その他女性を取り巻く悩み事など、多方面にわたり市より委託を受けたカウンセラーがお伺いするものです。その中で、配偶者などからの暴力に関する相談となった場合には、被害を訴える方の話をよく伺い、必要な情報提供を行いながら対応していくこととなります。  令和2年度については、東京都市町村新型コロナウイルス感染症緊急対策特別交付金の活用により週1日3枠を5枠に増やして実施しており、予約枠についてはおおむね全枠埋まっております。  令和3年度におきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響が様々な形で続くものと考えておりますので、予算をお認めいただけましたら、例年週1日3枠のものを4枠に増やして実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 380 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 381 ◯18番(梶井琢太君) 補助金等の関係で1枠減らしたというのは一定理解するんですけれど、5枠に増やした今年度でも予約の枠がいっぱい埋まるほど利用者が多いのであれば、少なくともコロナ禍が継続している中では、市民の間にも不安がやはりいろいろあるでしょうから、半年でも1年でも5枠を維持していただきたかったなというふうに思いますが、そういったことに関し見解があれば伺いたいと思います。 382 ◯議長(富田竜馬君) 生活文化課長。 383 ◯生活文化課長(島崎律照君) 女性の悩み事相談につきましては、今後の利用状況などを注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 384 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員。 385 ◯18番(梶井琢太君) よろしくお願いいたします。  次に、配偶者暴力で、資料を頂きまして、東京都への調査票も頂いたんですけれど、やはり配偶者暴力に関する相談の入り口は多岐の部署にわたっているんだなというのがよく分かりました。ただ、1つの部署が飛び抜けて多くなっていますけれど、それぞれの部署が相談の入り口となって、恐らく重い案件等については該当する部署が担当しているんだろうなというふうには推測いたします。仮に一部部署において少ない担当者に負担がかかり過ぎても、やはり配偶者暴力から当事者を救う時間等が圧迫されてきてしまうというのは安易に予想されますし、責任の在りかも不明確になるおそれもあります。一方で、相談者としても、部署や担当者によりケースの対応の切替えだとかそのタイミングがばらばらだったりすると、相談者としてもちょっと戸惑ってしまったりするのではないかなというふうに懸念もあります。もちろん相談の窓口は広いほうがいいんですが、他機関と連携する必要はあるなど重い案件になった場合には、担当部署を切り替える際の基準、ここからどこまではこちらの部署で対応して、こういうケースになったら重い案件を担当する部署に移行していくとか、そういった基準は一定庁内で定めておくべきではないのかなというふうに考えますが、見解を伺いたいと思います。  さらに、できるなら、その基準に伴って、担当部署の振り分けを総括的に担当する部署が定められると本当はいいんだろうなというふうに思うんですけれど、抽象的な質問で申し訳ないですが、そういう組織の在り方について見解がありましたら御答弁をよろしくお願いします。 386 ◯議長(富田竜馬君) 生活文化課長。 387 ◯生活文化課長(島崎律照君) 部署についてでございますが、お示ししている資料の中でも、主訴がいろいろある中で、様々な課で最初の配偶者暴力に関する接点を持つわけなんですけれども、もともと主訴がございますので、継続して担当課については関わっていただく必要がございますし、その中で、御本人様のほうの意向など、こちらのほうで対応できるものを情報提供しながら対応していくものとなりますので、引き続き多くの部署で関わりながら対応してまいりたいと考えております。 388 ◯議長(富田竜馬君) 梶井議員、時間ありません。最後。 389 ◯18番(梶井琢太君) いずれにせよ、連携を強化しながら進めていただきたいということを要望しまして、私の一般質問を終了いたします。  以上です。 390 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって梶井議員の一般質問を終了します。   ─────── ◇ ─────── 391 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩いたします。  再開、午後2時50分。       午後 2時31分休憩       午後 2時50分開議 392 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 393 ◯議長(富田竜馬君) 次に、「市行政について」と題して、佐藤一郎議員から行います。  佐藤議員。     〔19番(佐藤一郎君)登壇〕 394 ◯19番(佐藤一郎君) 未来政策フォーラム、佐藤一郎です。  今朝、とある新聞を読んでおりました。その新聞のコラムにこんなことが書いてありました。目安箱というのを皆さん御存じかと思います。徳川吉宗が享保の改革という、今で言えば財政再建というんでしょうか、そのような改革をしたときに、目安箱というのを設置して、今年で300年になるということでございました。この徳川吉宗は、徹底した倹約令を実施して財政改革に取り組む一方で、広く要望や意見を求めて政治に反映させていくということを行ったというふうに聞いております。ただ、その目安箱に入っていた投書の中には、このような改革を批判する意見も多くあったということでございます。それも道理ではあると思います。  それまでの税というんですか、年貢の徴収は五公五民、要は半分を税金で持っていくというようなことを行ったということ。もう1つには、それまで検見法という徴収方法、これは、毎年の作高というんですか、石高というんですか、その収益のうちから何%というのではなくて、定免法といって、その土地、土地で、その農地で一定の毎年変わらない量を年貢として取るというようなことを行ったそうです。確かに豊作のときはいいですが、豊作でない不作の年なんかは大変厳しい状況になったのではないかなと想像するところでありますが、そういった厳しい改革で財政再建をする場合において、一方では目安箱というものを置いて、市民の声を、その頃は民衆の声を広く聞いたということでございます。  その中の一つに施薬院というものを設けてほしいというような意見があり、それを取り上げて、その後、小石川の養生所というものにつながっていったということでございます。  徳川吉宗は、このようにも言っているということでございます。「我が身の災難を顧みず、政治の是非得失について直言してくれるのは、是非とも必要」として剛直の士を愛したということでございます。  衆議の尊重とともに諫言の重要性をいつも言っていたということでございます。何か自分の身に間違ったこと、方向性が間違っているなというふうに思ったら、そのことを「間違っていますよ」と言ってくれる人を大事にしたということでございます。並木市長にも、そのような気持ちを持って市政のトップリーダーとして行政を行ってもらいたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言が2週間延長されるということが今日発表になるというふうに聞いておりますので、時間短縮に私も協力したいなと思っておりますので、長側にはぜひとも明快な御答弁をよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  1、市行政について。  (1)市長の考える市政の懸案課題は何かということを質問いたします。  市長の施政方針に対する総括代表質問で質問したんですけれども、明確な御答弁はいただけませんでしたので、再度質問させていただきます。並木市長がこれからの市政運営を進めるに当たっての最も懸案課題だなというふうに考えることは何でしょうか。  (2)北部・北西部における公共施設機能の在り方について質問いたします。  これは、前定例会、令和2年の第4回定例会でも質問しましたし、先日の総括代表質問でも質問しましたが、こちらも明確な答弁がございませんでしたので、再度質問いたします。いつまでに公共施設機能の在り方の方針案は示されるのでしょうか。明確な答弁をお願いいたします。  (3)学童保育所の運営体制について質問いたします。  かねてから直営の学童保育所に関して職員の採用が困難になってきていて、その課題解決の一つの方法として、一部の学童保育所で民間活力の導入がなされています。最近も、広報なんか見ますと職員の募集を行っていましたが、どれぐらいの応募があって、何人の採用の予定なのかをお伺いいたします。  (4)財政健全経営計画について。  財政健全経営計画の策定が1年間延期となりましたが、今後の策定のスケジュールをお伺いいたします。  また、財政運営の基本目標などについて大きな変更を考えていらっしゃるのかお伺いいたします。  (5)スポーツ健康都市宣言について質問します。  施政方針では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の聖火リレーに合わせてスポーツ健康都市宣言を行うということでございましたが、どのような形で宣言を行うのでしょうか、お伺いいたします。  以上で壇上での質問を終え、答弁をいただいた後に自席での再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 395 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 396 ◯市長(並木克巳君) 1点目の、市政運営を進めるに当たっての懸案課題についてであります。  昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響により市政運営においても大きな影響を受けた年でありました。新型コロナウイルス感染症は、本年1月に2度目の緊急事態宣言が発出され、いまだ収束の見通しが立たない中で、社会経済への影響は深刻であります。
     現在、ワクチン接種に向けた準備を進めており、また、国の第3次となる交付金も活用した新型コロナウイルス感染症対策のための補正予算も提案させていただいているところであり、令和3年度は、真に国難とも言うべき新型コロナウイルス感染症を乗り越えていくことが最重要課題と考えております。また、そうした上で、将来のまちづくりのため、これまで進めてきた各事業を途切れることなく着実に進めていくことが重要と考えております。新型コロナウイルス感染症を克服し、安定した市政運営を行っていくために、令和3年度についても引き続き新型コロナウイルス感染症対策に全力で取り組んでまいります。 397 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 398 ◯企画経営室長(土屋健治君) 2点目の北部・北西部における公共施設機能の在り方についてでございます。  北部・北西部地域における公共施設機能の在り方につきましては、令和元年度より検討を進めてきたところでありますが、昨年の新型コロナウイルス感染症の影響から、昨年中の調査・検討の取りまとめには至りませんでした。  今後は、新型コロナウイルス感染症による影響なども慎重に見極めながら方針案を取りまとめてまいります。  以上でございます。 399 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 400 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 市行政についての3点目、学童保育所の運営体制についてお答えいたします。  直営の学童保育所職員募集への応募状況につきましては、令和2年度においても、待機児童に対応するための特別教室の借用に伴う会計年度任用職員の募集を行いましたが、応募者が少なかった上に条件等が折り合わなかったことから任用に至らず、結果として、学童保育所入所申込者の申請取下げによって待機児童が解消された状況でありました。令和2年度から学童保育所への民間活力を導入いたしましたが、初年度からこのような状況が生じており、職員の採用が困難な状況がございます。  直近では、令和3年2月に令和3年4月に向けた職員の募集を行っており、応募状況につきましては、会計年度任用職員の専門職の応募者が4名、アシスタント職の応募者が7名ございました。そのうち、専門職1名、アシスタント職2名の採用を見込んでいるところでございます。アシスタント職につきましては、2名採用いたしましても1名不足している状況でございますので、引き続き募集を行っていくものでございます。  以上でございます。 401 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 402 ◯企画経営室長(土屋健治君) 4点目の財政健全経営計画についてでございます。  財政健全経営計画の基本方針は、財政健全経営計画検討会議において、令和3年2月17日までに、新型コロナウイルス感染症による中断を挟み、計7回の御議論をいただいているところでございます。4月以降、会議をあと2回開催する予定になっており、検討会議からの報告を受けまして、6月には基本方針改正案を議会にお示しするとともに、その後、パブリックコメント等も経て確定していくことを現時点では考えております。  また、財政運営の基本目標につきましては、検討会議の議論を踏まえて検討していくことになります。平成27年の現行計画策定時とは地方財政を取り巻く状況が大きく変わっていることから、現在の地方財政計画などの考え方を受けて一定の見直しが必要な部分もあると思われますが、持続可能な行財政運営を推し進め、長期総合計画を下支えするという大きな方向性は変わらないものと考えております。  続きまして、5点目のスポーツ健康都市宣言についてでございます。  スポーツ健康都市宣言につきましては、昨年開催予定でありました東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の聖火リレーに合わせて宣言することとしておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が延期となったことから、スポーツ健康都市宣言につきましてもこれに合わせ延期といたしたところでございます。  都市宣言の文案につきましては、これまで起草委員会において御検討いただき、既に素案として取りまとめており、本年4月にパブリックコメントを実施いたしまして、起草委員会において案を取りまとめた後、宣言文を決定していく予定でございます。  都市宣言につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に合わせて行われる聖火リレーの聖火が7月14日に本市に来る予定となっており、これに合わせて市役所の市民プラザでミニセレブレーションが行われる予定ですので、これに続いてスポーツ健康都市宣言を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 403 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 404 ◯19番(佐藤一郎君) 御答弁ありがとうございます。それでは、ちょっと順不同になりますが、再質問をさせていただきたいと思います。  まず、今、最後に御答弁いただきましたスポーツ健康都市宣言でございますが、今、東京2020オリンピック・パラリンピック、開催したほうがいいのか、しないほうがいいのかということで、もうなくていいのではないかという人が過半数以上は占めているというふうな状況でございます。まだどうなるか分かりませんけれども、万が一、オリンピックが中止、あるいは、もし行ったとしても聖火が東久留米を通過しないということも十分考えられるのではないのかなというふうに思うんですけれども、そういった場合、スポーツ健康都市宣言はどういうふうにされるんでしょうか。 405 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 406 ◯企画調整課長(道辻正信君) スポーツ健康都市宣言についての御質問でございます。  東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が中止または聖火が来なかった場合であっても、令和3年度中にはスポーツ健康都市宣言を行ってまいりたいと考えております。そうした場合、どのようにスポーツ健康都市宣言を行っていくかは、今後検討してまいります。 407 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 408 ◯19番(佐藤一郎君) 今、御答弁では令和3年度中には宣言を行うと。その宣言の仕方はこれから考えるということでございました。私も、宣言というものに関してはいいのではないのかなと思うんですが、問題は、都市宣言をして、その後どうするかというところだと一番思うんですね。去年ですと上の原に運動場ができたりなんかして、タイミングも去年はよかったのかなと思うんですが、今年何月かは分かりませんが、宣言をして、では、何なんだと。市民の目から見ても何をするんですかというふうに思われるのではないのかなと思うんですね。だから私は、同時に、例えば市として子供たちがボール遊びをできる公園を3つは造りますよとか、そうしろというのではないですよ、例えばそのようなものとか、もう少し分かりやすいものをこれから何か打ち出していくことも考えるべきではないのかなというふうに考えます。その件に関しまして、もし御意見あればお願いします。   ─────── ◇ ─────── 409 ◯議長(富田竜馬君) 暫時休憩いたします。       午後 3時06分休憩       午後 3時06分開議 410 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 411 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 412 ◯企画調整課長(道辻正信君) 貴重なお時間をいただきまして申し訳ございませんでした。  スポーツ健康都市宣言後の取組という御質問かと思います。スポーツ健康都市宣言をいたしました後には、まず現在予定しているのが、ラジオ体操の開催が予定されておりますので、そういったラジオ体操を記念的な事業として位置づけて取り組んでまいりたいと、そのようなところで考えております。 413 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 414 ◯19番(佐藤一郎君) ラジオ体操もすばらしいと思いますけれども、何かもう少しみんなの目を引くような、おお、すごいなというのがあってもいいのかなというふうに思います。これは今後検討していただければなというふうに思います。  スポーツ健康都市宣言というものは、私が想像するに、やはり健康寿命を延ばしてもらうということが一番の眼目なのではないのかなというふうに思っております。現下のコロナウイルスの蔓延の状況ですと、なかなか高齢者の方も自由に運動もできずに、家に籠もりがちになってしまうということも考えられますので、そういった方にも表に出てもらって活発に運動ができるような施設ですとかそういったことも考えてもらって、今後は宣言を機にそのようなことを十分に配慮してもらって、もし、宣言したけれども、健康寿命が短くなったなんていう話だったらしようがないので、そういうことがないように十分検討してもらいたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次が、財政運営の基本目標についてを質問いたします。御答弁では、地方財政を取り巻く状況がちょっと変わってきているということで、一定の見直しが必要な部分もあるかもということでございましたが、どのようなことを考えているのかなというふうに思うんです。例えば、最近、市長の御答弁を聞いていますと、コロナ禍においては、財政調整基金を「経常的に20億円」というような表記がございますが、そこはちょっと難しくなるかもなというような、難しくなるかもなとはっきりはおっしゃっていないと思いますが、財政目標の一番最初のところですね、基本目標で「経常的に20億円確保する」ということが、ひょっとしたらこれはなくなってしまうのかなと不安なんですが、この件に関しまして今どのように考えていらっしゃるんでしょうか。 415 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 416 ◯行政管理課長(傳智則君) 財政調整基金の残高20億円という御質問でございます。  現在の財政健全経営計画の中でもお示ししておりますが、財政調整基金は、年度間の財源調整や災害時・緊急時対応を目的とするものであり、令和3年度の当初予算案では20億円を確保することができましたが、いまだ新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない中にあって、今後も感染症に係る対応に財源が必要となる可能性があるということでございます。 417 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 418 ◯19番(佐藤一郎君) すみません、今の御答弁、あんまりよく分からない。まだできてないのでね。まだ新しい財政健全経営計画ができていないからよく分かりませんけれども、では、この「経常的に20億円確保する」という文言が削除される可能性があるということでいいですか。 419 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 420 ◯行政管理課長(傳智則君) 次期の財政健全経営計画につきましては、現在、財政健全経営計画検討会議の中で御議論いただいておりまして、年明け、あと2回の議論を経て確定していくというスケジュールで進んでおります。 421 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 422 ◯19番(佐藤一郎君) 確かにまだ決まっていないというところはあると思いますが、私もかねてから申し上げていたと思いますが、この経常的に20億円確保というよりも、私はどちらかというと臨財債、負債、借金のほうを減らしていったほうがいいのではないのかなというふうに考えておるので、ここは「経常的に」というのはなくてもいいとは思うんですが、だからといって、財政規律というものを守らなくてもいいという話ではないので、もしこの「経常的に」という文言がなくなったとしても、ある程度の財政規律はしっかりと記載していくべきだというふうに考えております。  あと、特に財政運営の基本目標に関してなんですが、数値目標としたらやはり経常収支比率というのが、「目標として、90%を下回る」というような表現がございます。これは、できてからいまだ達成はしてないんですけれども、ぜひこれを目標にしてもらいたいということと、それは私はどちらかといえば、5年間とか、ある程度中期的な目標として90%を下回ることを目指すというようなものでいいのかなと思うんですが、財政指標として私が前から申し上げていますが、やはり臨時財政対策債を経常一般財源に加えない場合なんですけれども、これをやはり100%にならないようにするというのも私は加えてもらいたいなというふうに考えているんですね。100%を超えるということは、本当、市の財政状況、臨時財政対策債がなければもう何もできないというようなことになりますので、そういうことがないように、これを100%を超えないようにというのを加えてもらいたいなというふうに思っているんですが、それに関しましてはいかがでしょうか。 423 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 424 ◯企画経営室長(土屋健治君) 臨時財政対策債でございます。これは、国のほうが地方交付税を算定する中で、基準収入額、また基準需要額、そういった中で地方交付税では賄えない部分について臨時財政対策債の借入限度額を国が定め、それについて市のほうがそれに基づいて臨時財政対策債の借入れをしていくという形でございます。言うなれば地方交付税の振り替わり措置という形で対応されているものでございます。とはいえ、臨時財政対策債そのものは市としての借入れになるというところでございますので、それの抑制努力というものは必要かというふうには考えてございますが、そういった性質のものですので、それに併せて運用のほうは考えていきたいというふうに思ってございます。 425 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 426 ◯19番(佐藤一郎君) 室長はそういうような御答弁ですけれども、では、財政規律に関して、今、どのようにやっていこうと思っていらっしゃるのか、室長の御意見を聞きたいですね。 427 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 428 ◯企画経営室長(土屋健治君) 先ほど冒頭でも答弁させていただいておりますが、持続可能な行財政運営というものを推し進めていくという中では、一定の財政規律というものは必要ではないかというふうに考えてございます。その中でどういった規律が好ましいのかということにつきましては、現在、財政健全経営計画検討会議での御意見もいただきながら検討を進めているということですので、御理解いただきたいと思います。 429 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 430 ◯19番(佐藤一郎君) まだ今検討中ということですので、今日はこれだけにしますけれども、先ほど申し上げましたように、もし仮に「経常的に」という言葉が外れる場合であっても、私は、現行の計画からは後退することのないような目標を立ててもらいたいというふうに思います。そのためには、やはり個別の項目別プランも、これもさらに充実したものになってもらいたいというふうに思いますので、その件に関しましてはよろしくお願いいたします。  次に、学童について質問いたしたいと思います。職員の採用はやはりなかなか難しいということでございまして、専門職1名、アシスタント職2名の採用を見込んでいるということでございまして、それでもまだ1名不足しているという厳しい状況なんだろうなというふうなのは推測されますね。こちらに関しましては、今回、新たに民間活力の導入も示されておりますし、ただ、そうはいっても、まだ来年度は市の直営のところが多くございますので、その辺に関しましては、採用に関しましては十分な採用をしてもらいたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  再質問としては、今回、間宮議員から資料が要求されたのを見て思ったことがあったんですけれども、学童保育所の民間活力の導入に係る実施計画ですね、これに関しましてアンケートの自由意見というのがありました。そこでちょっと気になったところがあって、おやつに関してなんですけれど、質と量が何か減っているのではないかとか、少し質も落ちているのではないかというような意見があったようなんですが、それに関しまして、担当部としてどのような見解があるのかお伺いします。 431 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 432 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 学童保育所におけるおやつについてでございます。  学童保育所におきましては、市販のお菓子を購入いたしまして提供させていただいております。直営や委託の双方の学童保育所におけるおやつの提供について、私のほうも何度も見させていただいておりますが、直営と委託のおやつの内容に特段の差はないものでございます。  以上でございます。 433 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 434 ◯19番(佐藤一郎君) 人それぞれ感じ方があるのかなというふうに思うんですけれども、たまたまなのか分からないですが、その辺、そういう意見もあるということなので、もう少し様子を見てもらって、ほかと比べて不足しているようなら、質とか量とか、ちょっとよく分からないですけれども、満足してくれるようなものになればなというふうに思いますので、その件に関しましては引き続いて注視しておいてもらえればなと思います。  また、新しく民間活力の導入において一番のあれなのが、延長保育に関してです。延長保育、延長育成に関しましてなんですが、かつて行った延長育成のときのアンケートだと思うんですが、それが民間活力の導入に関する実施計画にも各校のものが載っているんですが、中でも私感じるところがありまして、アンケートにもちょっと載っていましたけれども、土曜日の延長育成も19時までできないかというような意見ですとか、私、個人的にもいろいろ聞いていますが、朝もう少し早い時間、学校が休みの日ですけれども、今8時15分だと思うんですが、あともう15分、できたら30分ぐらい早い時間からやっていただけると助かるなというような意見も聞いているところなんですが、今、そういったことに関しての検討はされているんでしょうか。 435 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 436 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 過去のアンケートにおきまして、1日育成時の朝の開所時間を早めることについて一定の要望はありました。また、土曜日の延長育成の時間につきましては、過去のアンケートにおきまして18時までの要望が最も多かったことも考慮いたしまして18時まで実施しておりますが、10月に行いましたアンケートにおきましても、「延長育成の時間は十分であると思いますか」との問いに対しまして、回答者のうち、「そう思う」及び「どちらかといえばそう思う」が合わせて約90%でありまして、おおむね御満足いただいている状況であると考えているところでございます。  以上でございます。 437 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 438 ◯19番(佐藤一郎君) 確かにそうなんですけどね。分かります。ただ、「育成時間は十分であると思いますか」で「どちらかといえばそう思う」も、できたらやってもらいたいけれど、ここはやってもらっているから、ここで我慢しておくという人もいるかもしれません。この件に関しましては、今後も民間委託がどんどん進んでくると思いますけれども、その際にそういったことも、私は時間のこともちょっと検討の課題として俎上にのせてもらいたいなというふうに思いますので、この件は引き続いて検討してもらいたいと思うんです。やはり、例えば小学校1年生になって学童に預けていると、保育園に今まで預けていた時間がどうしてもベースにあると思うんですね。ただ、保育園と同じ時間で、休みの日で、長期休暇の頃なんですけれど、学童の時間もそれに合わせてやってくれると助かるなという声も聞きますので、その辺に関しましては引き続いて検討のほうをよろしくお願いいたします。ということで、学童は以上です。  次は、市長の考える市政の懸案課題は何かというテーマに入りたいと思うんですが、市長の御答弁は、新型コロナウイルス感染症を乗り越えると。それに全力で取り組んでまいるというような御答弁でございました。それは、こう言ったら申し訳ないですけれども、当然なのかなというふうに思うわけなんですね。宮川議員もそのような発言をされていましたけれども、私たちが聞きたいのは、施政方針で市長が申されていた夢と希望ですとか、未来への責任ですとか、そのような夢と希望を聞きたいんですよね、どちらかといえば。言葉だけで言ってもしようがないと言われるかもしれませんけれど、具体的に何をするかも大事かもしれませんけれど、要は、市長が、もし仮にコロナ禍がなかった場合ですけれど、どういった市政にしていきたいと。例えばこういうところはこうしていきたい、ああいうところはこうしていきたい、そういったものが、申し訳ないけれど、見えてこないんですよね。  今回も、施政方針をずっと私も聞いていましたが、市政を前進させるというような発言があったんですが、何か前進したのかなと。ちょっと私も疑問に思って真剣にまた繰り返し見たんですが、前進って私は思っているんですが、前進と思わない方もいらっしゃるかもしれませんけれども、例えば学童の民間活力の導入、私の立場からすれば前進なのかなと思いますし、あとは放課後子供教室が全校で実施される、これも前進なんだろうと思いますが、それ以外はあまり見当たらない。道路ができるとか、それは継続したことなのでね。今年度の施政方針に関して言わせていただければ、市長が高らかに夢と希望ということを発言されておりますが、ちょっと見えてこない。アフターコロナという言い方になるかもしれませんけれども、もし収束、もしこれがなければ市長はどんなことをしたいのかということを私は一番聞きたいんですが、市長、どうですか。 439 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 440 ◯市長(並木克巳君) まずは、コロナウイルス感染症がなければという部分で御質問いただいておりますけれども、振り返っていただきまして、昨年1年、まず、本当に1年前の施政方針並びに1月、新年を迎えたときの気持ちというものは、まさに東久留米市50周年というものとオリンピック・パラリンピック同時に開催される、そういった夢膨らむ1年を迎える、そういった気持ちでございました。これ、市民の皆様もそうだったと思います。それが、やはり新型コロナウイルス感染症の発生によりまして全て計画が変わっていった。世界も、またこの東久留米も、状況が一変してしまったという状況であります。そういった意味で、本当に苦労されている多くの皆さんがこの新型コロナウイルス感染症と戦っているということでありますし、この収束に向けて、今、国、また世界、一丸となって取り組んでいるというわけであります。  やはりこの新型コロナウイルス感染症の収束というものをまずは目指していかなければ、様々な事業に影響してくるということが大前提でありますので、今回の施政方針、いろいろな御意見を頂戴しているわけでありますけれども、この新型コロナウイルス感染症というものを、東久留米、市民、皆さんと一体となってまず解決していくと。そういった中で、御答弁させていただいておりますけれども、長期総合計画というもののスタートの年でありますから、やはりそういったものに足がかりをしっかりとかけていく、そういったことが大切だというふうに思っておるところであります。 441 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 442 ◯19番(佐藤一郎君) 分かりました。もちろん、今、本当はこういうことをしたいけれど、なかなか今そういう状況ではないというのは分かりました。では、市長、今、2期目の最後の年ですが、私、これは総括でも質問しましたけれども、私は本当はこうしたかったけれど、コロナのせいもあるんでしょう、やり残したなということは何でしょうか。 443 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 444 ◯市長(並木克巳君) 1年前のお話をさせていただきました。50周年を迎える年である、またオリンピック・パラリンピックを迎える年である、そういった思いで、本当に輝かしい1年というような思いがコロナウイルス感染症によって一変してしまったという部分において、今まで進めてきた事業というものも従来どおり進まなくなってしまったということでありますので、まず、そういったコロナウイルスの感染症にとにかく取り組むことと、早く従来どおりの市政運営というもの、また、その中において今まで計画的に進めてきたものを進めてまいりたいという気持ちでございます。 445 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 446 ◯19番(佐藤一郎君) 本当はこういうことをしたかったんだけれど、ちょっと今できてないよというのがあんまり私には響いてこなかったんですが、具体的にどういうことを市長としてしたいのかということがちょっと見えないなということでございますが、私にはちょっと見えないだけで、多くの市民の方には見えていらっしゃるのかもしれません。私、コロナでちょっとできてないなというところであれなんですが、例えばアフターコロナで言えば、これは市長がどうこうではないんですけれど、今後、国の補正予算なんかもあって恐らくそういった事業もされていくのかなと思うんですが、やはり未来につながるというか、市の将来につながるというところで言えば、国からもいろいろお金が出ていますので、例えばキャッシュレス決済とか、そういったものの補助などをいろいろ、去年からもやっていますけれども、私、東久留米市内を回っていると徐々には増えてきているんですが、もっとキャッシュレスに対応したお店なんかが増えてくると、それは将来的に市の活性化にもつながるのかなというふうに思います。ぜひそういったところにも目を向けて、東久留米市はキャッシュレスがすごく広がっておりましたよというようなのもいいのかなというふうに思いますので、様々、こういったピンチなときではあるんですけれど、国からちょうどお金も出ますので、そういったものをうまく使って市政運営もやっていってもらえればなというふうに思います。市長が次の市長選も出るかどうかは分かりませんけれども、私は東久留米市がそういうふうな市になってもらえればなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に、北部もそうですが、北西部に関して、私、すごく気にしているんですけれども、今、御答弁をいただくと、新型コロナウイルス感染症の影響から昨年中の調査・検討の取りまとめには至りませんでしたと。今後は、新型コロナウイルス感染症による影響なども慎重に見極めながら方針案を取りまとめてまいりますという御答弁でございました。前定例会でも私質問させていただきましたが、そのときの御答弁だと、会議をまともにできなくてというような御答弁があったと思うんですけれども、私、今回、議会初日の行政報告などを聞いておりますと、審議会、協議会、様々な会議も順調に行われている状況でございますね。今は緊急事態宣言中ですので、恐らくそれほど十分にはできていないのかもしれませんけれども、少なくとも昨年後半は、会議に関してはある程度できたのではないのかなというふうに思っているんです。例えば都市計画マスタープランの地域別懇談会なんかも、宣言になる前には行っていたとも聞きますしね。この調査・検討の取りまとめの会議、ありましたけれども、これはなぜ進まなかったんですか。 447 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 448 ◯行政管理課長(傳智則君) 北部・北西部の検討につきましては、公共施設マネジメント推進部会というのを令和元年から立ち上げて進めてきているところでございます。ところが、昨年度、新型コロナウイルス感染症による感染拡大、いわゆる第1波、第2波を受けまして、市役所全体がその対応に全力を挙げていく中、6月まで続けてきました公共施設マネジメント推進部会を開催できなかったということでございます。 449 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 450 ◯19番(佐藤一郎君) いや、分かりますが、それは十分分かっていますが、その後、できているのではないですか。今、再開できていないということでよろしいですか。 451 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 452 ◯行政管理課長(傳智則君) 現在、開催ができていない状況でございます。 453 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 454 ◯19番(佐藤一郎君) その原因はコロナということですか。 455 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 456 ◯行政管理課長(傳智則君) 繰り返しになりますが、市役所全体がその対応に全力を挙げている中、全庁にわたる多くの組織をまたいでの部会はなかなか開けなかったということでございます。 457 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 458 ◯19番(佐藤一郎君) ほかには様々な協議会とか審議会、様々な会は行っているけれども、この公共施設の部会に関しては開けないと。これは何かあれですか、市の中で、こういう会議は開けるけれど、コロナ禍においてこういう会議は開いてはいけないとかいう、そういった内規はあるんですか、総務部長。   ─────── ◇ ─────── 459 ◯議長(富田竜馬君) 暫時休憩します。
          午後 3時35分休憩       午後 3時36分開議 460 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 461 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 462 ◯行政管理課長(傳智則君) 特に、できる、できないの内規というものはなくて、できるものはできるだけやっていくということになろうかと思います。また、北部・北西部地域の公共施設の在り方の方針につきましては、公共施設マネジメント推進委員会において方針案の取りまとめをいたしまして、その後、市民の方の御意見をお聞きする場面を設けた上で方針を決めていくという進め方を考えておるところでございます。新型コロナウイルス感染症による影響が今後どのように推移していくか見通しが立たない現状において、そういった場面を想定することができないということから、仮に方針案をまとめたとしても、その先に進めることが難しいものというふうに考えているところでございます。 463 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 464 ◯19番(佐藤一郎君) 要するに今の御答弁ですと、市民の意見を聞く場を設けるのは難しいということだと思います。では、先ほど少し申し上げましたけれど、都市計画マスタープランの地域別懇談会なんかもやっていましたよね。これは駄目だったんですか、市としたら。そういった市民の声を聞く場を設けていらっしゃいましたよね。これはどう考えるんですか。 465 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 466 ◯企画経営室長(土屋健治君) 今ほど担当のほうでもお答えさせていただいておりますけれども、この北部・北西部地域の公共施設の在り方という部分でございます。これにつきましては、この在り方、また、それに基づいて、今後、当該地域における公共施設の再編というところにつながってくる、その地域にとって非常に身近な事項でございます。そういった意味も含めまして、市民の方への御意見をお聞きする場面というものについては、より市民の身近な中で行っていく必要があるというふうにも認識してございます。そういった意味から、現在の新型コロナウイルス感染症の状況、そういうものも踏まえますと、この昨年来の状況の中でそういった場面というものは非常に難しいのかなというふうに考えたところでございます。 467 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 468 ◯19番(佐藤一郎君) 分かります。もっと広く市民の声を聞くような公共施設の再編を考えていらっしゃるんだろうなというふうに思います。例えば北西部にしたって、近隣に市の施設というのはありますので、そういったものを統合しようとか、そういったものを考えていらっしゃるのであれば、確かにそういった声を聞く場は必要だと思いますけれども、ただ、それにしても、例えばもう庁内で案をまとめてもいい時期なのではないんですか。それはいつ頃までにまとめますということも言えない状況なんですか。 469 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 470 ◯行政管理課長(傳智則君) 壇上で議員もおっしゃっていただいたように、現在、2回目の緊急事態宣言の解除が再延期される等の動きでありますとか、また、極めて大きな課題でありますワクチンの接種も役所としては始まるというところで、この先を見通すことが極めて難しい状況にはございます。そのような中ではありますが、担当といたしましては、新年度に入りまして改めてどのような進め方が可能なのかにつきましては検討させていただきたいと考えております。 471 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 472 ◯19番(佐藤一郎君) これは、例えば大道幼稚園跡地のようになってしまうのではないのかなというふうに私は懸念してしまうんですね、どうしても。庁内で意見がまとまらずに、またずるずる、ずるずると行ってしまうようなことは避けなければいけないというふうに思っております。例えばですけれど、今現在でも、そこにいらっしゃいます総務課長がいつもおっしゃっていますが、今、庁内の文書を、別にこうしろというのではないんですけれど、例えば文書を市外に倉庫を借りて預けているというようなことも聞きます。それもお金を払って預けていらっしゃるということです。もしその中の資料で見たいものがあっても、なかなかそう簡単には見ることができないという状況でありますね。余分な費用もかかっているし、遠くに預けている。例えばそれが下里小学校跡地のあそこにあれば、費用もかからずに、経費の削減もできるというふうに考えるわけです。だから、これは早急に市の中での方針ぐらいは固めてもいいのではないのかなというふうに考えるわけです。  ちょうど1年前の施政方針で市長が今年中にというふうに期限を切っておっしゃっているから私も申し上げているのであって、それに関しては北部地域だったと思いますけれども、そういった北部・北西部に関しましても、私は、例えば市民の声を聞くというのが恐らく秋以降だとしても、せめて6月までには方針案というか、市の方向性というんですか、こういうふうにしたいということを示す必要があると思いますが、その件に関しては、どうでしょうか。 473 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 474 ◯行政管理課長(傳智則君) 先ほども申し上げましたとおり、現在、先が見通せない状況にある中、6月と明言することは難しいものがございますが、新年度に入りまして、改めてどのような進め方が可能か検討させていただきたいと思ってございます。 475 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 476 ◯19番(佐藤一郎君) 分かりました。非常に残念といいますか、本当、これは市長がおっしゃったんですよ。市長が昨年中に示すというふうにおっしゃって、1年たってもまだいつ出るか分からないと。もちろん、コロナ禍という状況もあるのかもしれませんけれども、先ほどから申し上げているように、ほかにいろいろな会もやっていらっしゃる、市民の声を聞く場を設ける機会もある、そういった中で何も動いていらっしゃらないということは、私、非常に残念でなりません。ぜひこれはすぐにでも再開して方向性を決めてもらいたいというふうに申し上げて、質問を終わります。 477 ◯議長(富田竜馬君) これで佐藤議員の一般質問を終了いたします。   ─────── ◇ ─────── 478 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって本日の会議を終了いたします。  これをもって散会といたします。       午後 3時43分散会 Copyright © Higashikurume City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...