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  1. 東久留米市議会 2020-12-04
    令和2年第4回定例会(第3日) 本文 開催日: 2020-12-04


    取得元: 東久留米市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       午前 9時30分開議 ◯議長(富田竜馬君) これより本日の会議を開きます。    ─────── ◇ ─────── 2 ◯議長(富田竜馬君) 本日は全員出席であり、会議は成立しております。    ─────── ◇ ─────── 3 ◯議長(富田竜馬君) 地方自治法第121条の規定により、市長及び関係者の出席を求めております。    ─────── ◇ ─────── 4 ◯議長(富田竜馬君) 本日の議事日程は皆様に御配付のとおりであります。  日程に従い会議を進めてまいります。    ─────── ◇ ─────── 日程第1 会議録署名議員の指名 5 ◯議長(富田竜馬君) 日程第1、会議録署名議員の指名。  本日の会議録署名議員の御指名をいたします。  19番 佐藤一郎議員  20番 引間太一議員  以上お二方にお願いいたします。    ─────── ◇ ─────── 日程第2 一般質問 6 ◯議長(富田竜馬君) 日程第2、一般質問。  ただいまより一般質問を行います。
     本日は、「指導力・判断力・決断力の欠ける並木市長に東久留米市の危機を乗り越えることはできない。」と題して、宮川豊史議員から行います。  宮川議員。     〔11番(宮川豊史君)登壇〕 7 ◯11番(宮川豊史君) 富田竜馬議長の許可をいただきまして、マウスシールドで質問させていただきます。  今年2020年も残すところあと1か月を残すだけとなりました。結局、新型コロナウイルスが終息する見込みが全くないまま1年が終わろうとしています。終息するどころか、再び感染が拡大し始めています。  政府は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策と経済活動の再開の両立を目指していますが、新型コロナウイルスが再び感染拡大し始めている今、私は、感染拡大防止を最優先にすべきだと考えています。経済が重要であるということは一定理解するものの、本当の経済活動の再開は新型コロナウイルスが完全に終息しなければ無理だということを考えれば、まずは感染拡大をここでどれだけ食い止めることができるか、そこを最優先にすべきだと考えます。Go Toキャンペーンは、新型コロナウイルスに人類が完全に打ち勝ってからでも遅くはありません。  感染拡大防止に専念すれば、「経済はほっておいていいのか」と批判されます。経済活動を再開すれば、「感染が広がっていいのか」と批判されます。どちらを選択したとしても必ず批判は受けます。一番いけないのは、批判を恐れるあまり、どっちつかずとなって、どちらも中途半端になってしまうことです。  10月に政府内で、今年の年末年始は17連休にしてはどうかという案がありました。もちろん私は大賛成です。人の移動が活発になる年末年始を17連休にして外出自粛を求めれば、感染拡大防止に一定の効果が見込めるからです。しかし、国は経済活動を優先するばかり。この案を見送り、その判断を地方自治体に委ねてしまいました。私はこの判断は大失敗だったと考えています。確かに10月時点では感染者数は一定落ち着いていました。しかし、これから冬になるにつれて感染者数が再び増え始めるかもしれないということは、容易に予測できたはずです。実際に今どうなっているかというと、これまで以上に感染者数が増え始めています。一瞬の判断ミスが対応の遅れにつながってしまったのです。国は、この3週間を辛抱してほしいと言っていますが、この3週間で冬が終わるわけではありません。むしろ本格的に寒くなってくるのはこれからです。今からでも遅くはありません、直ちに年末年始を17連休にすべきだと私は考えています。  日本はこれまで数々の国家存亡の危機に直面してきました。その中で日本の領土が侵略行為を受けた最大の危機は、蒙古襲来こと元寇です。1274年、文永の役と、それから7年後の1281年の弘安の役の2度、日本は、モンゴル帝国こと元から侵略行為を受けました。皆さんが子供だった頃は、神風が吹いてモンゴル軍を撃退したと教わったかもしれませんが、今の小学校の教科書には神風という言葉は載っていません。本当に神風が吹いてモンゴル軍を撃退したのかどうか、現在ではかなり研究が進んできています。まずは1度目の蒙古襲来、文永の役、モンゴル軍は実際に九州の博多に上陸し、太宰府の占領を目指して武力侵攻してきました。最新鋭の武器を持つモンゴル軍に対して鎌倉幕府軍は苦戦を強いられましたけれども、約1週間の激闘の末、太宰府を守り切りました。そして、モンゴル軍の船は一夜にしてその姿を消したとのことです。これは神風が吹いたからというのではなく、鎌倉幕府軍の抵抗がモンゴル軍の想像以上に激しかったこと、そしてモンゴル軍がやってきたのが11月の終わりであり、冬の玄界灘は大荒れになることから、その前に朝鮮半島に引き返す必要があったこと、そのための撤退であったと考えられています。  では、2度目の弘安の役はどうだったかというと、2011年、最新技術を使った海底調査により、長崎県沖に泥の中に埋まったモンゴル軍の軍船が発見されました。これにより、モンゴル軍の船が台風によって多く沈められたということがほぼ確実だと考えられています。  つまりどういうことかというと、1度目は吹かなかったけれども、2度目は吹いたというのが現在の定説です。それを神風と呼ぶかどうかは別として、気象要因によってモンゴル軍を撃退することができました。  しかし、単に気象の力だけでは日本を守り切ることはできなかったと思います。事前に万全の準備を整えて、必死になって戦ったからこそ、日本を守ることができたのです。偶然ではなかったという、その一つの例は、実はこれはあまり知られていませんが、モンゴル軍は、九州だけでなく山口県の長門にも上陸を試みました。ですが、幕府軍は事前にその長門にも陣を張っており、そのモンゴル軍の上陸を防いだそうです。  その万全の態勢を整えた鎌倉幕府の第8代執権が北条時宗です。北条時宗は18歳のときに執権に就任しました。文永の役のときは23歳、弘安の役のときは30歳の若さで、これまでの最大の日本の国難に立ち向かいました。そしてモンゴル軍を撃退した後、それから3年後、当時世界最大のモンゴル帝国から日本を守るという重責による過労からか、僅か満32歳でこの世を去りました。北条時宗は、その人生のほぼ全てをかけて日本を守ることに尽くしたと言ってもいいと思います。戦国武将の中では、信長、秀吉、家康に比べて人気はないかもしれませんが、モンゴル帝国から日本を守ったという功績は、ほかの誰よりも大きかったと思います。  今、私たちは、新型コロナウイルスという目に見えない相手との戦いで先の見えない暗闇の中をさまよっています。2020年はもうすぐ終わりますが、これから訪れる新しい1年に対して希望を全く見いだすことができないと感じている人も多いと思います。大きな苦しみを感じたり、深い悲しみに陥ったり、どうしようもなくてやるせない気持ちを抱く人もたくさんいると思います。しかし、立ち止まっているだけではこの問題を解決することはできません。どんなにつらくても、どんなに希望を持てなくても、前を向いて進んでいくことによって道は開けていきます。  中国人の作家・魯迅は言います。「後ろを振り返る必要はない。あなたの前には幾つもの道があるのだから」。私たちがこれから進む道の先に一体何が待ち受けているのかは分かりません。分かりませんが、まずは立ち上がって前を向いて進んでいく。そうすることによって希望の光が差し込んでくると私は信じています。私、宮川豊史は、これからも何があっても絶対負けない、くじけない、諦めない、その覚悟で、今は新型コロナウイルス感染拡大防止に全力を尽くしていきたいと考えています。  それでは、無党派無所属・100%市民派、宮川豊史の一般質問を始めさせていただきます。  1、新型コロナウイルス感染拡大防止対策。年末年始を17連休にする考えはあるか。  2、令和3年度予算編成。現段階での歳入不足は幾らか。  3、定員適正化。計画をつくる考えはあるか。  4、公共施設マネジメントの現在の検討状況について。  5、保育園民営化。いつ計画を見直すのか。  6、生涯学習センターの大規模改修について。  7、入札改革。東久留米市では1者入札は禁止となっているのか。  最後に、庁舎内非常用電源について現状を伺います。  以上で壇上での質問を終わります。御答弁に応じて自席で再質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 8 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 9 ◯総務部長(佐々木弘治君) 初めに1点目、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策について、年末年始の対応についてでございます。  本年10月に国から新型コロナウイルス感染症対策の観点からの年末年始の在り方についての協力依頼の通知がございました。この通知は、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会から政府への提言を受けての協力依頼でございます。その内容といたしまして、年末年始には集中しがちな休暇を分散させるため、年末年始に加えて、その前後までまとまった休暇を取得することを職員に奨励するものでございます。  この内容を勘案し、総務課におきましては、感染症リスクの低減のため、市長の年末年始の御挨拶を庁内放送にて行うこととし、また、職員課におきましては、コロナ禍にあり、この状況を加味した上で必要な対策を検討しております。  以上でございます。 10 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 11 ◯企画経営室長(土屋健治君) 2点目の令和3年度予算編成について、現段階での歳入・歳出の乖離についてでございます。  現在、予算編成過程の中で各部からの予算要求を財政担当で精査し、今後、理事者ヒアリング等を経てさらに精査をしていく段階でございます。また、例年、年末頃にかけて、国からの各種交付金や各事業の情報の更新による変更等もあり、歳入・歳出それぞれの金額に関しては日々刻々と動いております。こうした中でございますので、金額などは今お示しできる段階ではございません。  来年度の予算編成においては、本年10月に全庁に向け示しました「令和3年度予算編成について」の中でも、個人・法人市民税などの市税について前年度当初予算比で約6億円の減少が見込まれるなど、一般財源の大幅な減少は避けられない想定であること、元年度決算において財政調整基金を約14億円繰り入れる結果となっており、新型コロナウイルス感染症への対応などによる補正予算の中で既に約5億円を投入していることなどを記し、財政状況についても周知をしております。  こうした中、歳入の見積りや歳出抑制に向けた各所管においての予算要求に当たっての基本方針も併せて示し、その下で、現在、予算編成作業を進めているところでございます。  続きまして、3点目の定員適正化についてでございます。  新型コロナウイルス感染症による影響により財政健全経営計画実行プランを延伸したことに伴い、令和3年度の定員管理につきましては、現行の財政健全経営計画の考え方の中で整理をし、8月の実行プランでお示ししたところでございます。  今後は、次期財政健全経営計画の策定に向けて、11月に再開した財政健全経営計画検討会議の意見も聞きながら整理をしてまいりたいと考えております。  続きまして4点目、公共施設マネジメントについてでございます。  北部・北西部地域における公共施設機能の在り方に関する検討につきましては、公共施設マネジメント推進委員会の下部組織として2つの公共施設マネジメント推進部会を設置し、北部地域と北西部地域についての公共施設機能の在り方について、それぞれの調査・検討を昨年度より進めてきたところでございます。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症による情勢も受けまして、各部会における調査・検討の取りまとめには至っておりません。また、現在の第3波の感染拡大状況などを見ますと、今年度中は本件については見合わせることになると考えております。  今後につきましては、現時点において見通しは立っておりません。  以上でございます。 12 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 13 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 次に5点目、保育園民営化についてでございます。  「東久留米市保育サービスの施設整備・運営及び提供体制に関する実施計画」につきましては、待機児童解消策を計画的に進めるとともに、施設の老朽化が進んでいる公設公営園への当面の方向性を示すために、平成28年3月に策定いたしました。その後、さらなる待機児童解消の取組を進めるための改訂などを行いながら現在に至っており、直近では令和2年5月に、令和3年度当初に向けた新たな施設整備計画を反映させるため改訂を行ったところでございます。  なお、現計画における計画期間は令和6年度までとなっておりますが、今後においても、児童を取り巻く状況等を注視しながら、必要に応じて、東久留米市子ども・子育て支援事業計画における幼児期の教育・保育の提供体制の確保の内容や保育サービスの施設整備に関する方針に基づき、施設整備を検討することとしているところでございます。  以上でございます。 14 ◯議長(富田竜馬君) 教育部長。 15 ◯教育部長(森山義雄君) 6点目、生涯学習センター大規模改修工事の検討状況についてでございます。  生涯学習センターにつきましては、公共施設等総合管理計画において、施設保全計画に基づき、令和元年度はトイレの改修工事を行いました。現在は、令和3年度、令和4年度に予定しているその他の大規模改修の実施に向けまして、工事内容の詳細を精査し、準備を進めております。  以上でございます。 16 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 17 ◯総務部長(佐々木弘治君) 続きまして7点目、入札改革についてでございます。  地方自治体におきましては、地方自治法、施行令などの本旨に基づき、競争性を高めて、最も有利な形で契約をすることが重要と考えております。  1者入札については、9月議会でも御答弁をさせていただきましたが、1者以外の参加の状況等を踏まえて有効性について判断すべきものと考えてございます。  続きまして8点目、庁舎非常用電源の進捗状況についてでございます。  本事業につきましては、本年10月から公募型プロポーザルにより事業者の選定を開始し、審査の結果、鈴与商事株式会社を代表企業とする企業体を最優秀提案者として決定したところでございます。現在、最優秀提案者と基本協定について調整をしてございます。  今年度につきましては、市庁舎に対する調査を行い、その結果を踏まえ、設計など行っていくことを考えてございます。  以上でございます。 18 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 19 ◯11番(宮川豊史君) 先日、プロ野球の日本シリーズが行われて、福岡ソフトバンクホークス読売ジャイアンツを4勝0敗で下しました。これだけでなくて、私、スポーツを見るときにはどうしても負けたほうの気持ちになってしまうんですね、いつも。私はホークスファンでもありませんし、ジャイアンツファンでもないんですけれども、ただ、4連敗したチームがどれほど悔しかったかと今思いますし、2年連続4連敗ですからね、その悔しさは本当に想像を超えるものだと思います。私、西武ライオンズファンなんですけれど、仮にこの西武ライオンズ逆転サヨナラ満塁ホームランを打って勝ったというときも、意外とわーいって喜べないんですよ。やっぱり打たれた投手の気持ちを感じてしまうんですね。もう本当、その気持ちを考えたらたまったもんじゃないと思うんですけれども、なんで私がそうなってしまったかというと、これは別に野球だけではなく、ほぼ全てのスポーツそうなんですよね。勝った選手を褒めたたえることはしますけれども、それと併せて、やっぱり負けたほうの気持ちにもなると。  なぜかというと、私、小学校時代、野球をやっていたんですね。子供の頃から野球が大好きで、今も野球大好きなんですけれども、見えないのに何で野球を楽しめるんだという話は今日はしません。でも、そういう人もいるんですけれど、それはまた長くなってしまうので別の機会にしますけれども、その小学校時代、ひばりが丘スターズというのに所属していたんですけれども、そのとき、小学校時代、野球をやっていましたけれども、私ね、一度もレギュラーになったことないんですよ。一度もありません。野球は大好きですよ。野球は大好きだけれども、試合でスタメンで名前が挙がったことは一度もないんです。ですから、やはり試合に出られない悔しさというのはもう子供の頃からよく分かります。本当にね、一度でいいから──野球やっている人なら分かるんですけれども、試合前に必ず監督やコーチからその日の打順というのが発表されるんですね。もちろん、そのとき、出られないと分かっているんだけれど、自分の名前がもしかしたら呼ばれるかもしれないってドキドキしながら思うわけですよ。もう可能性なんかないんですけどね。思っていて、呼ばれた、やっぱり呼ばれなかったといってがっかり落ち込むわけですけれども、本当にね、一度でいいから「1番、セカンド、宮川」って呼ばれてみたかったですけどね。その夢がかなうことは二度とないんですけれども。  今度は高校時代、高校時代ね、私、バスケットボール部に入っていたんですけれども、こちらもね、試合にすら出たことはありません。公式戦だけではなくて。バスケットボール、今も大好きです。大好きですけれども、練習試合を含めて試合にすら出たことありません。なぜかというと、私、バスケットボール部1年のときに目が見えなくなってしまったんですよね。だから、人生で、バスケットボール部に入ったけれど、バスケットボール部で試合に1試合も出ることなくバスケットボールをやめることになりました。  ですから、そういう悔しい人の気持ちというのはよく分かるんです。私自身がそうですから。いろんな状態でスポーツができなくなっている人もいます、このコロナ禍で。ですから、そういう人の気持ちもよく分かります。  先ほど、ジャイアンツのファンの皆さんの悔しさもよく分かると言いましたけれども、ただ、まだプロ野球は試合ができたからいいではないですか。野球関係で今年2020年、最も悔しい思いをしたのは、やはり高校生ですよ。高校生の野球部員の皆さん、全国大会中止になったわけですけれども、高校野球をする人たち、高校球児は、甲子園に出られなかった、甲子園で野球をできなかっただけでなく、甲子園を目指すこともできなかったわけですから、さぞかし悔しかったと思いますし、さらに高校3年生にとってはこれが最後の夏ですよ。この高校3年の1年間ってもう二度と戻ってこないわけですから、本当に悔しかったと思います。高校3年生の皆さんに何とかしてあげたいと思う気持ちはありますけれども、もう何ともしようがないですよね。高校3年はもうこれで終わりですから。もう一回チャンスを与えるということはできないわけですから。もう永遠にできない、戻ってこないわけですね、過ぎた時間は。だから、本当、さぞかし悔しいことと思います。大人である私たちができることってもう何もないわけですけれども、ただ、そういう悔しい思いをした皆さんに一言、私から言わせていただくとすれば、今抱いている悔しい思いは、将来、必ず役に立ちますから。人生これから生きていく中で、今、悔しい思いをしたということが絶対役に立つ。これは私が自信を持って言えます。これまで、野球やってきて、バスケットボールやってきて、数々の悔しい思いをした私が言うので、ぜひそれは信じてほしい。本当に悔しいと思いますが、その経験が必ず役に立ちますので、くじけず、負けずに、諦めずに頑張ってほしいなと思います。  そしてまた、このコロナウイルスでもう一世代というんですかね、本当に悔しいというか、本当に切なくて、やるせなくて、悲しい気持ちを抱いている人たちが今の大学生、特に就職活動をしている人たちですよ。今、大学4年生を迎える人たち、何で自分たちが就職活動するときにコロナなんだと、本当に悔しい思いをしていると思います。  私も、その悔しい気持ち、よく分かります。なぜならば、私も大学4年生のときにバブル崩壊ですよ。1994年。実際にバブル経済の崩壊が始まったのはその前ですけれども、それが就職というか、新規採用に大きく影響し始めたというのが1994年なんですよ。私もそのときに、ちょうどそのときに大学4年を迎えて、就職活動を行うことになりました。私の場合は目が見えないということで、普通の人よりさらに苦しかったわけですけれども、なおさら私を採用する企業を見つけることはできなかったです。本当に厳しい就職活動でした。以前も議場で話しましたけれども、あるテレビ局行ったときに、「目が見えないんならマッサージ師になればいいじゃないか」って、そういうことも言われました。そういう悔しい思いをしていますけれども、これも先ほどと同じ、そういう今の悔しい思いが、将来、必ず役に立ちますから、絶対負けずに、諦めずに頑張ってほしいなと思います。  ただ、今の大学4年生に関しては、まだまだ救済措置は私は取れると思うんですよね。本当はこれ、国でやるべきことでありますけれども、ただ、東久留米市もそういう、今大学4年生、来年新卒になる人の採用、ここは積極的に行っていいのではないかと。場合によっては、学生の皆さんが希望すれば、会計年度任用職員でもいいと思うんです。あくまでもこのコロナの感染が広がっている間ですよね。このコロナが終息するまでの間、一時、市役所の会計年度任用職員として働いていただくと。そうすれば、仮に大学卒業したとしても、そういったものが、一つの役所で働いたということが履歴書に書けてキャリアになれば、私は十分プラスになると思うので、そういった今苦しんでいる学生の皆さんに対してできること、私はあると思うので、そういった視点も持って何かしらできることを検討していっていただきたいなと思います。  では、再質問に入りたいと思いますが、年末年始17連休の話、今、完全に消えてしまっていますけれども、まだ間に合うと私は壇上で言いましたが、政府、残念ながらその考えはないですよね。今、17連休したら逆に混乱するというのが、やはり政治家であったり官僚の考え方なんですよ。私はね、まだ遅くないどころか、今、この感染の拡大のスピードというのはすごいわけではないですか。今までにないほどの感染者数が出ていると。今年4月に非常事態宣言をしたときよりも状況は明らかに悪化しているわけですよ。だから、私はいつ非常事態宣言を行ってもいいし、ただ、いきなり非常事態宣言をして全部自粛を求めたり規制するというのは、これは大変だから、だから年末年始、この時期に17連休するということに私は大きな意味があると思っているんです。ただ、残念ながら、今、国はそういう決定はしないわけですから、そうすると、最後のそれが判断できるというのはもう並木市長しかいないわけですよ。だから、並木市長に伺いたいと思うんですよね。東久留米市役所に限ったことではありますけれど、でも、それができるのは並木市長しかいないんですよ。国は頼れません。頼れないどころか、国は自治体任せにしてしまったわけだから。国のほうで全国一律に17連休にすることは、国は放棄したわけです。だから、市長の判断で、東久留米市、東久留米市役所に限ったことではありますけれども、それが全体的にどれだけ効果があるか分からないけれども、でも、市長にはそれができる権限があるわけですよ。いかがですか。年末年始17連休にするという決断をする考えはありますか。 20 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 21 ◯市長(並木克巳君) 市役所のこの年末年始の連休についてであります。その前段として、宮川議員の感染拡大防止に全力で取り組むという御決意を聞かせていただきまして、それは市としても同じ思いであります。この感染拡大を防止し、一刻も早く終息に導く、そういった努力をしていく必要があるというふうに思っております。  しかし、この17連休に関しましては、先ほど議員もおっしゃられたその効果というものは不透明であるということと、また、国自体が実施をしてないということになりますと、生活圏、また経済圏等、全国的に当市だけがこの17連休というものを実施したときの影響というものと効果というものは、さらに不透明だなというふうに感じております。感染拡大防止に向けての取組というものは、この17連休という形は取らずとも、様々な形で全力で取り組んでいく必要はあるなというふうに思っております。 22 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 23 ◯11番(宮川豊史君) 私は効果はないと言っていませんからね。効果があるからやるべきだと言っているわけですから。  あともう1つは、17連休といいますけれども、実際、役所が開く平日というのは12月28日と1月4日からの5日間の6日間なんですよ。17日、本当に全部休むわけではないわけで、実際は6日間の平日を休むことで17連休になると。だから私は効果があると思うし、やる価値はあるということを言っているわけです。並木市長は本当にほかを見る。自分の決断、自分がどう考えるかではないんですね。人を見て判断すると。それが私は本当、今この非常事態のリーダーとしてはどうかと思うんですけれども。  もう1つ伺いたいのは、では、東久留米市でできること、もう1つありますよ。それは、公共施設の貸出し、こちらの中止。今すぐというと、それはいろいろ、私は今すぐやってもいいと思いますけれども、準備が必要だという役所の立場を考えれば、少なくとも来年1月、2月、場合によっては3月、この3か月間は公共施設を休みにするって判断は、私はできると思うんですね。これは東久留米市で十分できることです。とにかく、まだ冬が始まりかけたこの段階で物すごく感染者数が増えているわけです。本格的な冬がやってくるのはこれから、特に1月、2月。私は公共施設の貸出しを一旦中止すべきだと考えていますが、いかがですか。 24 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 25 ◯健康課長(秋山悟君) 先にすみません、恐縮ですが、新型コロナウイルス感染症対策本部の事務局の立場からお答えいたします。  市内の公共施設の利用については、3月2日から5月まで一斉に休止とし、6月から、東京都が示したロードマップのステップ1から3を指針として、段階的に各施設の利用休止を解除してきました。9月19日以降、国はイベント開催制限を緩和いたしましたが、対策本部会議で検討した結果、屋内施設の利用において、従前の収容人員の2分の1までとする運用は、感染防止対策を取れることを条件として100%認めている生涯学習センター大ホールを除き、維持しております。  対策本部といたしまして、現時点で直ちに公共施設の利用を休止する状況にはないと考えておりますが、今後の国・東京都の催物の開催制限の方針変更等を注視しまして、機敏な判断が必要になることも想定して対応してまいりたいと考えております。 26 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 27 ◯市長(並木克巳君) 公共施設の使用中止という部分において、これは非常事態宣言の最中には実施をさせていただきました。また、今、担当のほうでお答えさせていただいております。そういった状況の中で、今、大変厳しい状況にはなりつつあるということでありますけれども、国として、また東京都として、今、そのような状態、宣言というものはされていない状態であります。  市内でも純増といいますか、感染者の方は増えている状態ということでありますけれども、一定の使用の制約は今させていただいております。対策本部の中でも、今後の感染の状況、また国・都の状況というものはリアルタイムに注視しながら、その対応というものは即応していけるようにということは指示はしておりますけれども、現時点において一斉に施設を中止させるという考えは持っておりません。 28 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 29 ◯11番(宮川豊史君) 私の言うことをちゃんと聞いてほしいんですけれども、だから、それでは対応が遅れるから、東久留米市の判断でできることということで聞いているわけですから、国の対応を待ってからって、そんな答弁だったら誰だってできますよ。そういうことでは、この非常事態の東久留米市の市長として私は不適切だというふうな考えを持っているということです。  続きますけれども、そしてもう1つ、今、東久留米市の最大の課題、令和3年度の予算編成です。9月議会のときに私は、今回は東久留米市でこれまでで最も厳しい予算編成になりますよということを言いましたけれども、恐らく今、予算編成に携わっている職員の皆さんはそのことを実感しているのではないかと思います。本当にね、とにかく先が見えない。今後どうなるか分からない。歳入もどれだけ入ってくるか分からない。どれだけ歳出が増えるかも分からない。そういう中での予算編成って、これまでにない厳しさだと思います。その中で本当に苦労されていると思うんですが、そういう中で市長が何をやっているのか、私はさっぱり分からない。予算編成、財政が厳しいということは口では言うものの、では、市長は何を考えて、何のために、何を最優先して今回予算編成をしていこうという考えなのかが、さっぱり分からないわけですよ。厳しいという言葉を使うのであれば、では、具体的に市長はどうするのかということも示さないと、職員に対して。職員はどうしていいか分からないわけです。市長がどれだけ厳しいと思っているかが職員には伝わらない。実際問題、それが言葉だけで、行動は全く伴っていないわけですから。私自身も、並木市長が何を考えてこの予算編成に臨んでいるのかもさっぱり分からないわけですけれど、いかがですか。 30 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 31 ◯市長(並木克巳君) 来年度の予算編成についてどのように考えているかということであります。  まず、予算編成については、全庁に向けまして10月に「令和3年度の予算編成について」として基本的な方針をお示しさせていただいております。その中で記載もありますけれども、現時点において、いまだ終息の見通しが立っていない新型コロナウイルス感染症の市財政への影響を見通すことは難しいところです。令和3年度の予算編成は、社会経済の停滞による歳入不足や歳入構造の変化が想定され、極めて厳しい状況であると認識しております。また、新型コロナウイルス感染症の状況によっては、現在取り組んでいる感染拡大防止対策など緊急の事業を実施していく事態も考えられます。こうした状況の中でありますので、来年度の予算編成に向けては、いま一度原点に立ち返り、最少の経費で最大の効果が発揮される予算としていかなければならないと考えており、全庁一丸となってこの未曽有の危機を乗り切るため、全力で取り組んでいく考えでございます。  予算として来年度までに取りまとめていく過程においては、歳入・歳出の状況を見ながら、各事業の優先順位などの判断をしなければならない場面もあるものと考えておりますが、感染症による困難を乗り越え、まちの将来像の実現に向けた予算となるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。 32 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 33 ◯11番(宮川豊史君) でも、結局、厳しいと言いながら、具体的なことは何にも言ってないわけですよ。優先順位を判断するとか言いながら、では、具体的に、市長、何かするんですか。全部職員任せでしょう、そういう考えを示すだけで。ですから、そういったことでは厳しいということは伝わりませんよということが1つと、あと、具体的に、今、予算編成やっていますけれども、厳しいと言いながら、結局、これまでと同じ予算編成を行っていますよね。今回はシーリングかけたり、結局は財政課が1件査定したりとか、そういうやり方では財政が厳しい中での予算編成はできないということは、本当は東久留米市は過去経験しているわけですよ。2003年に財政危機宣言を行ったときに、これまでと同じ、そういう要求型、財政課による1件査定の予算編成では、歳入が減っている厳しい財政状況の中での予算編成はもうできないから、枠配分方式というのを導入したわけですけれども、今はその枠配分方式をやめてしまいましたが、これも間違った解釈が行政の中の一部に広がっていると思うんです。いや、お金があるときだったら枠配分してもいいけれど、お金がない、歳出を削減しなければいけないときに枠配分なんかできないよという、そういう間違った解釈がありますけれども、それは全く逆で、歳入が限られているときだからこそ枠配分に意味があるんですよ。お金があるんだったら、幾らでも要求して、それを財政課の1件査定で決めていけばいいんですよ。問題は、歳入が不足して財政が厳しくなったとき、どうやって予算編成をしていくか。そういうときは、財政課だけではなくて、それぞれの部課、職員一人一人が、予算編成、自分が何ができるか、東久留米市役所のために何ができるかを考えていかないといけないからこその枠配分なんですよ。ですから、枠配分方式にしたときは、事業部側からは評判悪かったですよ。不満もいっぱい出ましたよ。でも、みんなが共通認識を持って厳しい中で予算編成していかなければ東久留米市はつぶれますよ。そういう厳しいときに共通認識を持つことが大事なわけで、枠配分だからということではなくて、一番大事なのは、要求型予算編成では、この財政の厳しさというのは全庁的に共有することは難しいと思いますよ。一番大事なのは、全職員が、職員一人一人が、この財政が厳しい中、どうやって予算編成をしていくかを考えて努力することなんですよ。そのための予算編成を本当はしていかなければいけないんですけれども、そういった予算編成にはなってないですよね、今。そこが私は問題ではないかと思うんですけれど、いかがですか。 34 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 35 ◯市長(並木克巳君) 議員がおっしゃられること、ごもっともだと思います。本当に全庁一丸となってこの危機の共通認識を持つということは大切だというふうに思っております。そういった意味で、方針の中では若干事務経費等の削減目標等も示させていただいたり、また、例年と違う部分においては、コロナの影響もあるわけでありますけれども、2部制にいたしまして、管理職の課長以上、私のほうから現状を訴えさせていただく時間を設けました。また、別立てで、係長職以下の指導、副市長のほうから、予算編成に向けての取組ということで、全庁一丸となって取り組めるような意識の共通認識という部分において取組もさせていただいております。まだ過程の最中ですから、全体の状況を見ているわけではありませんけれども、来年に向けての大変厳しい状況というものは、今までにない形での職員への説明の仕方はさせていただいております。 36 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 37 ◯企画経営室長(土屋健治君) 予算編成の方法についてでございます。  先ほども御答弁させていただきました「令和3年度予算編成について」では、その時点で個人・法人市民税などの市税について前年度当初予算比で約6億円の減少が見込まれ、国全体の財政環境の先行きを見通すことが困難な中ではございますが、地方交付税・臨時財政対策債により一定補完されたといたしましても、地方消費税交付金をはじめとした税連動交付金などを含めた一般財源の大幅な減少は避けられないことが想定されるとしてございます。  また、新型コロナウイルス感染症はいまだ終息の見通しは立っていない中、これまでに経験したことのない状況であり、市財政への影響を見通すことは難しいところでございます。  こうした状況におきまして、基本方針の中で、各所管の予算要求に当たり、「事業実施に伴う必要経費は、特定財源の確保及び実施体制と実施手法のさらなる精査を行い、一般財源を抑制すること」、「市の裁量度の高い事業や市単独の事業は、事務事業評価で令和3年度も継続することとした場合でも、ゼロベースの視点から細部にわたり精査した上で経費を見積ること」、「経常的な消耗品費、コピー費については、原則として前年度当初予算額の90%の範囲内で所要額を見積ること」、「新型コロナウイルス感染症の影響により、特別な経費が見込まれる場合は、当該効果を十分精査した上で要求すること」などを求めております。
     また、各担当所管において事業の必要性・効果を認識した上で、これまで以上に精査し、工夫を凝らしていくことが必要であることを示し、その上で事務事業や費目ごとの査定・確認を行いながら予算を編成していく方針を取っているものでございます。  以上でございます。 38 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 39 ◯11番(宮川豊史君) それからもう1つ、今回の東久留米市の予算編成を苦しくしているのが、財政調整基金20億円を確保するということです。私はこれまでも、この20億という数字は財政状況を示す指標にはならないということで批判してきました。一番怖いのは、財政調整基金が20億円以上あるから東久留米市の財政はいいんだと勘違いしてしまうことなんですね。そういう意味で、20億確保という、そういう文言を示すのは反対だったわけですけれども、一方で、財政が厳しくなったら厳しくなったで、なおさら20億なんていうことに意味はないですよね。財政調整基金を確保することよりも予算編成のほうが大事なわけですから。それが今ですよ。本当に財政が厳しくなれば、財政調整基金を20億確保するなどということには全く意味をなさないわけですよ。まずは予算を編成することに全力を尽くさなければいけないわけですから、ですから、今回の予算編成において、この20億円という数字は私は外した上で予算編成していかないと無理だと思うんですけれども、現在、予算編成を行っていますが、財政調整基金20億円確保するということに縛られた予算編成をするんですか。 40 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 41 ◯企画経営室長(土屋健治君) 財政調整基金についてでございます。  現行の財政健全経営計画におきまして、財政調整基金の水準、それから運用に関する目標として、経常的に20億円確保するということはお示しさせていただいております。また、この財政調整基金が年度間の財源調整や災害時の緊急時の対応のための流動資産であるということも、財政健全経営計画実行プランに記載をさせていただいております。  現在、新型コロナウイルス感染症への対応として、国や東京都と連携し、感染拡大防止に向けた対策、市民生活への支援や事業者の事業継続などに取り組んでいるところでございます。感染症による市財政への影響に見通しを持つことは難しい状況でもございますが、今後も状況に応じた必要な対応により財政調整基金を投入し、結果として20億円を下回ることはあり得るものと考えております。 42 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 43 ◯11番(宮川豊史君) 結果としてあり得るという、そういう逃げの答弁は本当にやめてほしいんですよね。私が言っているのは、予算編成する大前提としてそこの枠を外してやっていかないと、やったけれど、できませんでしたと、そういうやり方は駄目なんですよ。そこは根本的に考えが違うということだけ指摘しておきます。  次に入札改革なんですけれども、昨日、ある議員の一般質問である議員がいろいろ意見を述べていましたけれども、意見は自由ですから、どんな意見を述べようとそれは自由です。ただ、その議員に1つ致命的に欠けていた視点があります。それは、談合防止なんですよ。談合防止の視点というのは必ず持たなければいけない。特に東久留米市には過去そういう残念な事件が起きているわけですよ。しかも二度。そういう反省からすれば、やはりもう二度とそのような事件を起こしてはならないと。そういった談合防止の視点というのは、入札改革する上で東久留米市においては特に欠かせないわけですよ。そこは私たちは常に持たなければいけないと思いますし、地域を市内に限定して、その枠を狭めれば狭めるほど談合の危険性が高まる。だから東久留米はそれをやってないわけですから。いや、ほかの市はこうやっているではないかと言うけれども、それはほかの市が間違っているんですよ。東久留米市が正しいんですよ。そういう自信を持って、入札改革、これまで私は携わってきたんですけれども、ただ、並木市長になってから、予定価格の公表をやめたり、それをだんだんだんだんそうではない方向に進んでいるということは非常に残念だということは、初めに言っておきたいと思います。  とにかく、入札というのは公平・公正・厳格に行わなければいけない制度なんです。談合というのは犯罪なんですよ。それは絶対に起こしてはいけないという、それは議会であろうが、行政であろうが、みんなが共通して取り組まなければいけないんだということは言っておきたいと思います。  再質問は、9月議会の最終日に1者入札の関係で質問しましたけれども、具体的に、私は、実際に入札、札を入れた業者が1者だったら、それは1者入札ではないのかという考えですけれども、指名競争入札、希望制指名競争入札、条件付一般競争入札、それぞれ現段階での担当のお考えを伺いたいと思います。 44 ◯議長(富田竜馬君) 管財課長。 45 ◯管財課長(山口宏之君) それぞれの選定方法における1者入札の考え方についてでございます。  指名競争入札を行った結果、1者のみの応札であった場合、それ以外の参加者のうち辞退の意を示した者については、金額を示さないという意思表示があったものと捉えておりますが、一方、辞退の意も示さず不参加となった者は、そうした意思表示があったと捉えることはできないと考えております。したがいまして、1者を除いて全てが不参加であった場合は、それを選定することはせず、改めて協議などを行っていく必要があると考えております。  次に、希望制指名競争入札の場合についてでございますが、有効な入札であるためには、入札公告に対して2者以上の参加の意思表示を前提としております。参加の意を示した事業者から1者のみが応札し、それ以外が不参加であった場合、指名選定委員会で参加事業者の選別を行っていれば再度の協議が必要と考えますが、参加意向を示した全ての者を指名している場合は1者のみが応札し、それ以外の全てが不参加であっても有効なものと考えます。  条件付一般競争入札につきましては、希望制指名競争入札と同様に、2者以上が入札参加への意思表示を行うことが前提となります。参加の意思表示を行い、参加条件を満たす者は全て入札へ参加することとなりますから、開札の結果、1者のみが応札し、その他が不参加であっても有効なものと考えております。  以上でございます。 46 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 47 ◯11番(宮川豊史君) 次に、庁内の非常用電源に関してですけれども、先ほどの総務部長の答弁の最後の部分、調査を行ってから検討を行うって、それ、その部分、間違っていますよね。それは、私、9月議会の予算特別委員会でも言ったんですけれども、これ、何が問題かというと、調査委託ではなくて調査設計委託になっているんですよね。そのときに企画経営室長にも質問しましたけれども、調査を行って、その結果を基にどういう手法がいいのか選択して、そして設計へ出す、そういう順序ではないかという話をして、本来は調査設計委託というのは私はおかしいと思っているんですけれども、だけど、調査設計委託にしてしまいましたよね。そこが間違っているというふうに考えているんですけれども、今、最後の部分はそういう答弁ではないですよね。もう全部、調査も設計も委託してしまっているわけではないですか。調査を行ってから設計委託するみたいな答弁は、それ、間違っていますよね。 48 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 49 ◯総務部長(佐々木弘治君) この件につきましては、9月議会での御質疑があったというのは考えてございます。それで改めて担当に確認をさせていただきまして、これは私も御答弁させていただきましたが、今回の検討をしていくというところは、後半でプロポーザルを取りながら、最終的には3月の時点、これ、報告書が出た時点という言い方が正しいのかもしれませんが、その段階で協議をさせていただこうというところでございます。この調査というのは、設置場所の強度や耐荷重や風圧などの調査をするとか、配線の関係の調査をするというところでございまして、これだけでは基本的には検討する材料には不足がありまして、結果、設計というお話はさせていただいていますが、費用の関係だとか関係法令との問題、また、それらをまとめた設計書というんでしょうか、それを御提出いただくと。御報告をいただいて進めていくというところでございまして、その点も含めて、今、議員からお話ありましたが、検討していくための資料として報告を求めるということでございます。  以上でございます。 50 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 51 ◯11番(宮川豊史君) 9月議会でも言いましたけれども、やはりそこが、調査は調査なんですよ。設計を設計なんですよ。それを調査設計委託という予算の立て方をしたことは間違いだと。こういうやり方はすべきではないということだけは改めて言っておきたいと思います。  それから、公共施設マネジメントの件で、北部地域と北西部地域の検討状況は、今年度こういうコロナの状況ですからできない、それは理解します。ただ、私はもう9月の段階から言っているわけですから、今ここで「できませんでした」って話ではなくて、やはり9月議会できちんと、市長、そういうことは議会に対して、「現状はこうなので、現段階で検討は難しい」ということを市長が議会に対して言うべきではないですか。で、今後どうしていくのかと。今の答弁では「今後どうなるか分かりません」という答弁ですよ。そんなんでいいんですか、市長として。そんなに公共施設マネジメントの検討って市長にとって軽いものなのかどうか伺いたいと思います。 52 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 53 ◯市長(並木克巳君) 施政方針の中でうたって計画を進めていこうという部分でございましたので、この計画が計画どおり進まなかったということに関しては大変申し訳なく思っておりますし、コロナの影響といえども、やはり申し訳ないなという感じで考えてございます。  しかし、やはり地域に出向いてという作業もあるということでありますから、コロナ禍で一定の見通しが立たないというのも事実でございます。大変期待をされている方もいらっしゃったと、他の議員からもこの件に関しましては御意見等をいただいておりますけれども、現状において年度内の取りまとめというのは厳しいというのが現状であります。 54 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 55 ◯11番(宮川豊史君) できないならできないでいいんですよ。このコロナの状況ですからね、分かっているんですよ。ただ、私が言いたいのは、検討を中止にするなら、それは市長の口から言わなければ駄目でしょうって話ですよ。ただ中止にするというだけではなくて、今後どうしていくのかと。そういう考えはまだ決まってないって、当たり前ですよ、担当にそんなこと言えるわけないではないですか。市長の責任なんですよ。中止にするにしても、今後どうするかについても。それを言わないこと、その責任を果たさないことが問題ではないですかということを言っているんですから、私は。はっきり答えてください。 56 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 57 ◯市長(並木克巳君) この1年間、コロナの影響で様々な事業が中止になり、また方針を変えたりということで、繰り返しております。そういったこと全てにおいて変更に至っているという部分においては大変申し訳なく思っているところでございますし、この北部・北西部の施設に関しましても大変関心が高い事業であるというふうに思っておりますけれども、予定どおりできていないということに関しましては大変申し訳なく思っております。 58 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 59 ◯11番(宮川豊史君) ですから、それは中止するって、私の質問で聞かれて答えるような話ではないでしょうということですよ。これはほぼ全ての議員がそう思っていると思いますよ。そういう態度では議会に対する政治姿勢に欠けるということだけは言って、質問を終わりたいと思います。 60 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって宮川議員の一般質問を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 61 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩いたします。  再開、午前10時50分。       午前10時31分休憩       午前10時50分開議 62 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 63 ◯議長(富田竜馬君) 次に、「市行政について」と題して、青木佑介議員から行います。  青木議員。     〔5番(青木佑介君)登壇〕 64 ◯5番(青木佑介君) 市民自治フォーラムの青木佑介です。通告に従い一般質問を行います。  市行政について大きく3点伺います。  市行政についての1点目、公共施設への太陽光パネルの設置について伺います。  2011年3月に発生した、東日本大震災により福島第一原子力発電所の原発事故が発生し、原子力発電の安全神話が崩れました。周辺地域から避難した住民の方々で今なお故郷に帰れていない方々が4万人近くもいます。住み慣れた愛着のある地域に住み続けられないというのは、避難者の方々にとっては大変な苦痛です。二度と同様の悲劇が起きないように、原子力発電に代わる安全でクリーンな発電が求められております。  近年、各自治体では、公共施設への太陽光発電の導入が行われておりますが、本市では、財政の余裕がないことや、建物の強度、防水の問題を理由に導入がなされておりませんでした。このたび、市役所本庁舎への72時間非常用電源を確保するために、東久留米市再生可能エネルギー等を活用した非常用電源確保事業として太陽光パネル等の設置に向けた調査を行うと聞いておりますが、市はどのような調査を事業者に依頼するのか伺います。  また、今後は、避難所となる学校施設をはじめとして各公共施設への太陽光パネルの設置を進めていくべきと私は考えますが、市の考えを伺います。  2点目は、白山公園の整備について伺います。  私は、本年の第1回定例会において白山公園の整備計画について質問を行いました。黒目川の50ミリ対応が完了し、調整池としての機能が外れるめどが立たない限り、白山公園の整備はしないという趣旨の答弁が返されました。  また、コンサルタントによる整備案であるA案が2万2000立米の貯留量を持った案なので、調整池機能を残したまま整備は可能ではないかと質問すると、当時より時間当たりの降雨量が変化しており、ゲリラ豪雨等の危険もある。その中での黒目川の50ミリ対応等の計画があるため、調整池機能を取り去ることができてから考える、とのことでした。  一方で、黒目川の河床掘削のめどは立っておらず、現在の市の方針では、白山公園が整備されるまでに相当の年月がかかるものと思われます。地域の方の憩いの場となるように、少なくとも南側部分は早期に整備すべきというのが私の主張です。  さて、担当部からは、整備計画案の当時とはゲリラ豪雨など気象状況が異なっているとの答弁がありましたが、白山公園の設置当初とも現況が変わってきています。中央部は盛土を行い、比較的長い時期、使用ができるようになっています。調整池機能を課題に挙げておりますが、現在の白山公園がどの程度の貯留量を備え、そしてどの程度の貯留量が必要なのか、また、盛土がどの程度調整池としての機能に影響を与えるかの検証を行うべきと考えます。  白山公園の整備は都市計画税の充当も可能な部分です。整備計画A案が50ミリ対応後に行うべきものとするならば、改めて市民参加で計画を見直すとともに、まずは南側の暫定的な整備を市で行うべきと考えますが、いかがでしょうか。  3点目、高齢者ごみ出し支援について伺います。  2021年3月より、高齢者等ごみ出し支援を実施すると伺っております。ごみ出し支援と名がつくものの、実態は、条件を満たす世帯については、ごみ出しの規則にとらわれず、どの曜日・時間にごみ出しをしてもよくなるというものです。ごみ出し用の容器を置きっ放しにするという可能性もあるということで、集合住宅の管理者や近隣の住民の方々の理解を得なければ苦情につながることも予想されます。また、対象となる世帯の要件も、先行実施している他市と比べても厳しいものとなっております。高齢者等の方へのごみ出し支援事業は必要であるかと思いますが、様々課題が残っていると思われます。つきましては、本事業について3点質問いたします。  1点目、本事業は、来年3月から4月の1か月は直営で行い、4月以降は委託事業者に任せると聞いております。しばらくは直営で行うべきと考えますが、市の見解を伺います。  2点目、本支援制度については、対象者だけではなく、幅広い市民の方に知っていただくべきものだと私は考えます。住民の方への周知はどのように図っていくのか伺います。  3点目、我が市はエレベーターのない団地も多く、要介護2・3の方でもごみ出しが大変という方はいらっしゃいます。要介護2・3の方も含め、対象の方の範囲を拡大すべきと私は考えますが、市として今後の対象者の拡大の考えはあるのか伺います。  また、他市との比較として、東京都の他自治体で行われているごみ出し支援事業についての資料を要求いたします。議長におきましてお取り計らいのほどよろしくお願いいたします。  壇上での質問は以上です。御答弁をいただいた後、自席にて再質問を行わせていただきます。 65 ◯議長(富田竜馬君) ただいま青木議員より資料要求がありましたが、提出できますか。  環境安全部長。 66 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 今、要求のありましたごみ出し支援事業実施自治体における対象要件についての資料、御用意しておりますので、御配付申し上げます。 67 ◯議長(富田竜馬君) それでは、御配付をお願いいたします。    ─────── ◇ ─────── 68 ◯議長(富田竜馬君) 暫時休憩いたします。       午前10時56分休憩       午前10時56分開議 69 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 70 ◯議長(富田竜馬君) 御答弁をお願いいたします。  総務部長。 71 ◯総務部長(佐々木弘治君) 初めに、1点目の公共施設への太陽光パネル設置について、72時間非常用電源確保のための調査の内容についてでございます。  事業者からは、屋上への太陽光パネルの設置、市庁舎各所へのパワーコンディショナー、蓄電池システムの設置などが提案されており、これらを設置するとした場合の建物構造上の安全性の確認、指定箇所への電力供給を行うための配線ルートの確認などを主な調査内容としてございます。  また、太陽光パネルの設置に用いる工法は、屋上に設置してある既存のルーバーを一部撤去しつつ、躯体はそのまま利用するなど、廃棄物の削減、屋上への設備荷重の軽量化を目指したものとして提案がされてございます。  これら安全性の確認や実施を予定する工法の可否について全体的な調査を行い、調査報告等の提出を受けることとしてございます。  以上でございます。 72 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 73 ◯企画経営室長(土屋健治君) 市庁舎本庁舎については、総務部長答弁のとおり、非常用電源確保の課題解決を図るため検討を進めておりますが、学校施設をはじめとした各公共施設に対する太陽光パネルの設置につきましては、現段階において検討はいたしておりません。 74 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 75 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、市行政についての2点目、白山公園の整備についてお答えいたします。  白山公園の整備につきましては、これまでにも御答弁させていただいておりますとおり、黒目川の50ミリ対応としての河川改修が終わっている状態ではなく、白山公園の調整池としての機能がまだ残っている状態でございます。  市民参加での計画の見直しや暫定的な整備とのことでございますが、白山公園の整備につきましては、黒目川の50ミリ対応の河川改修の見通しが立った時点において、また、その時点の環境の変化も踏まえた中で、A案をベースに考えるべきことと認識しているところでございます。  続きまして、市行政についての3点目、高齢者等ごみ出し支援についてお答えいたします。  初めに、1点目の東久留米市高齢者等世帯に対するごみ出しサポート事業に係る試行実施体制についてでございます。  本事業は、現行の収集業務の一環として検討してきたことから、通常業務に支障が出ない範囲で委託事業者に協力を依頼し、現行の収集業務の中で、本格実施に向けて確認すべき事項を整理していくことを考えております。こうしたことから、開始当初1か月においては直営により実施し、排出場所やごみ出し容器の設置場所等を確認した上で、現行の収集業務の中で実施できるよう委託事業者にスムーズに引き継いでまいります。  次に、2点目の周知方法についてでございますが、広報紙及びホームページによりまして、対象者や申請手続方法等について市民の皆様への周知を図ってまいります。  次に、3点目の今後の対象者の拡大についてでございます。  対象世帯につきましては、ごみ出しを支援するというサービスを行う上で、高齢者が今後増加傾向となる中で、長期的視点に立ち、持続可能な支援の仕組みを構築することが重要と考えており、財政負担とサービス水準とのバランスを念頭に、適切に本事業を進めることができるよう、今後の試行実施の中で慎重に見極めていく必要があると考えております。  以上です。 76 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 77 ◯5番(青木佑介君) 答弁をいただきましたので、順不同で再質問を行わせていただきます。
     まず初めに、3点目の高齢者等のごみ出し支援の実施体制につきまして再質問を行います。  まずは、資料の配付ありがとうございました。  答弁によりますと、収集業務の一環として検討してきたことから、委託事業者に協力を依頼して、現行の収集業務の中で本格実施に向けて確認すべき事項を整理していくということの御答弁でした。ですので、直営でもう少しやるべきだというところについては、1か月のまま堅持して、来年の4月以降は委託事業者に委託するというお考えは変わらないものかと思います。  それでは、こちらの高齢者等世帯に対するごみ出しサポート事業というところで御説明いただいた中に経費の参考資料なども頂いておるわけですけれども、本年度の直営での実施の際と来年度以降の委託事業者での実施の際に、どれほどの予算を考えていらっしゃるのかについて伺います。 78 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 79 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 予算についてでございますが、現行の収集業務の中で実施できるよう調整してまいり、また、委託業者のほうにもスムーズに引き継いでいくといったところから、通常業務に支障が出ない範囲でということで考えておりますので、予算としては発生しないというものでございます。ただ、消耗品等、お知らせをするための準備というところでの費用は、現行の中で考えているというところでございます。  以上でございます。 80 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 81 ◯5番(青木佑介君) 現行の収集体制に影響が出ないところでということで、予算は発生しないと。一方で、消耗品は一部発生するという御答弁でしたけれども、実際のところ、収集事業者にとっても、ごみの排出容器が設置されていれば全部開けて確認して、中に様々なごみがあったとしても、全部それを確認した上で対象の品目を持ち出さなければいけないということで、結構手間がかかることかなと思います。また、今回、想定の世帯数というのが180世帯ぐらいということでいただいていたかと思いますけれども、エリアによっては、やはり団地のエリアですとか必要とされるエリアに偏り等も出てくるかなと思いますので、事業者の方々にとってきちっと支払うべき部分については本当は支払っていただきたいなと思います。  それでは、直営のごみ対策課との事業実施の兼ね合いについて伺いたいんですが、今回、事業内容のほうを見ますと、「高齢者等世帯に対するごみ出しサポート事業の利用者(以下『利用者』とする)は、収集容器を用意し、居住敷地内に設置の上、ごみと資源物を排出する。なお、集合住宅居住の利用者は原則としてごみ集積所付近を排出場所とする。2、市は、居住地域の定められた曜日ごとにごみと資源物を収集する。3、市が定めた収集曜日及び排出時間に関わらず、利用者の都合による曜日及び時間に、あらかじめ市長が指定した場所へ家庭廃棄物を排出する」とありますが、市長が指定した場所へ家庭廃棄物を排出するということで、排出場所の確認というのは市で行われるという考えでよろしいのでしょうか、伺います。 82 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 83 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 排出場所の確認ということでございます。事業実施に際しまして確実に収集を行うといったことを考えて、準備期間の中において、もしくは申請をいただいた後に確認をさせていただく予定でおります。  以上でございます。 84 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 85 ◯5番(青木佑介君) 市のほうでそこは確認を行うということで答弁がありました。そちらについては、来年度4月以降に委託事業者が回収に伺う場合についてはどこに置かれるかという引継ぎはどのように考えていらっしゃるのか伺います。 86 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 87 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) まず、原則として、当然、申請をいただく中で当課におきまして様々実態・状況等を確認いたします。そういった状況と、また環境が整ったところで、事業者のほうに収集場所であったりといったところをお伝えするということでございます。  以上でございます。 88 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 89 ◯5番(青木佑介君) 事業者の方に市のほうで確認した場所はお伝えするということで、そこはしっかりと引き継いでいただかないとトラブルになるかと思います。どういった形で行われるのかについてはこれからだとは思いますけれども、そこはきちっと事業者に委託する場合は行っていただきたいなと思います。  それで、今回、ごみ出し支援事業ということで、居住者の方が容器を御自身で用意して、指定した排出場所にその容器を置いて、その中にごみを排出すると。それを市が決まった曜日・時間に、委託事業者であれば委託事業者が収集するという形かと思うんですけれども、排出場所の指定というところで、戸建ての方については当然戸建ての方の敷地内になりますので、近隣の方の苦情が来なければ、基本的にはその方が決められるかとは思うんですけれども、集合住宅につきましては、当然、賃貸住宅に置けば所有者であったり管理者がいて、それから分譲住宅においても共用部分となると管理組合の許可とかが必要になってくるかと思いますが、そういった部分の調整というのは市はどのように考えていらっしゃるのか伺います。 90 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 91 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 地域への周知といったところかと思います。  集合住宅等につきましては、先ほど議員も御説明ありましたが、集積所付近にごみ出し容器を設置するといった仕組みでございますので、試行実施前に必要に応じまして集合住宅の管理者などへの説明といったものを考えております。  以上でございます。 92 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 93 ◯5番(青木佑介君) 必要に応じて管理者への説明をということだったんですけれども、原則として、この対象者の方がごみ出し支援事業を利用したいということで、市のほうが現地の確認に伺った際に、では、この辺にということで決まった際は、市のほうから管理者であったり所有者の方に何かしら通知を行っていただくという認識でよろしいのでしょうか。 94 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 95 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 調整ということかと存じます。基本的に、御申請いただく、当然、住まわれている方において調整をいただくというのは原則になってこようかなと思います。そういった中で、やはり様々な事情を抱えた方ということもございますし、ごみの回収ということでもございますので、御協力のほうをお願いしてまいるといったことで市のほうとしてはやってまいりたいと考えております。  以上でございます。 96 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 97 ◯5番(青木佑介君) 住まわれている方が基本的には調整するという形の答弁でした。そこに市のほうでも一定協力していくということではありますけれども、やはり消防上の問題ですとか、当然ほかの住民の方への影響ですとか、所有者の方もやはり不安に思われているところも多いかと思いますので、対象とされるような要件の方がそこをしっかりと説明するというのもなかなか難しいかと思いますし、一定、市のお墨つきといいますか、そういったものがやはりないとなかなか御理解も得られないのではないかなと思いますので、そこはきちっと市のほうで関わっていただきたいなと思います。  一方で、今回、その対象者の方がごみ出し用の容器を用意するということで伺っておりますが、その容器の管理というのはその所有者の方という形になってくるのかなと思うんですけれども、一方で、その容器が何かしら、例えば風にあおられて飛ばされたりですとか、不法投棄が起きた場合に、市のほうとしてはどのように対応していくのか伺いたいと思います。 98 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 99 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) ごみを出す中においての、排出容器についてのトラブルということかと存じます。  現在も、風の強い日などにおいて倒れてといったような御相談を受けております。そういった状況と同じような形で、御相談があればその状況等を確認してといったことはさせていただいておりますが、基本的には自己で管理ということでお願いしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 100 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 101 ◯5番(青木佑介君) 例えば今回の事業内容のところで、あらかじめ市長が指定した場所へ家庭廃棄物を排出するということで御説明いただいているんですけれども、今回、市長が指定した場所が例えばそういった風に飛ばされやすい場所だったりですとか、何かしら、いや、市がここに置いていいと言ったから置いたのに、損害が出てしまった場合には、市のほうでも何かしら御対応はいただけるということはあるのでしょうか、伺います。 102 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 103 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 市長が指定した場所ということではございますが、これは、収集をするにおいて確実に回収をするための確認といったところの場所という意味での指定した場所というふうに理解しております。ですので、まずは自己管理といったところはきちっと説明していく中で、様々な方、関係の方だけではなく近所の方からも御相談は現状でもいただいております。通常の収集の中においてもそういったことがあるといったところでは、これまでどおりの対応と考えております。  以上でございます。 104 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 105 ◯5番(青木佑介君) あくまで市長の指定というのは収集に関するところだということで、これまでどおりの対応ということだったんですけれども、どうしてもなかなか、この対象となり得る方が日々の管理というのは非常に難しいと思いますので、やはりそこはある程度市が責任を持って管理の補助ですとかはしていただきたいなと思います。  それで、2点目の周知方法についてというところで先ほど一部御答弁いただきましたけれども、自治会等への周知ですとか、協力依頼が必要なところは一定行っていただける、説明を考えているということでいただいていますけれども、回収する容器に例えばステッカーですとか、これはそういう市の事業の対象ですよというものをやはり示しておいて、何かあればごみ対策課のほうで相談を受け付けるべきだと考えますけれども、ごみ対策課のほうの考えを伺います。 106 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 107 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 目印といったことの御質問でございます。  様々な形の御意見の方がいらっしゃるかと思いますが、例えば市のほうのマークをといった状況になると、一つの事例でございますが、市のごみ箱のように勘違いされる方もいらっしゃるかと存じます。私どものほうでは、この場所にということを確認して回収、この事業を進めてまいる予定でおりますので、現時点では状況によってということで考えております。  以上でございます。 108 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 109 ◯5番(青木佑介君) 市のマークだけつけていると、市がここに捨てていいよという感じに捉えられるというのは、確かに一定理解するところでありますので、高齢者等世帯に対するごみ出しサポート事業という名称も今回ついておりますので、やはりそういったところをきちっと分かるようにしていただいて、近隣の方にもこういった目的でこういうものを設置していますというのを理解していただかないと、本当に管理者が設置したと間違われて、いろいろな方がごみを捨てられてしまったりですとか、それから何かあった際もどこに連絡していいか分からないということでトラブルを招くかと思いますので、ここはやはり一定、市のほうの事業として市が責任を持って連絡先を記載するなり、ごみの回収容器というものにどういった事業目的でこれが設置されているのかというのがきちっと分かるようにしていただきたいなと考えます。ぜひここについては再度御検討をいただきたいと思います。  それで、今回、資料請求させていただいて、頂いた資料を見ますと、16市分ですかね、ほかの市の実態が載っているかと思います。それで、本市の対象要件、今回、高齢者等世帯に対するごみ出しサポート事業(仮称)となっていますけれども、例えば本市は要介護4または要介護5の認定を受けた者となっていますが、なかなかこれほどまでに厳しい条件というところで設定している自治体というのは少ない状況にあるかと思います。また、他市の場合はふれあい収集という形で、本当に御自宅のお部屋まで伺うような収集もあるかと思いますので、本市以上に内容というのはかなり濃いものかと思うんですけれども、先ほど持続可能な運営をということで、今の時点では対象者の拡大というのは慎重に見極めていかなければいけないということだったかと思うんですが、本当にこの支援というのがどなたのための支援なんでしょうかというのは昨日も一般質問で他の議員が言われていましたけれども、私もやはりそこは思うところであります。一定の委託費をつけてでもやはり対象者を拡大すべきではないかと思いますけれども、市の考えを再度伺いたいと思います。 110 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 111 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) まず、今回、試行実施ということでの準備の状況でございます。  繰り返しになりますけれど、財政負担とサービス水準のバランスといったところを念頭にこの仕組みをつくってまいりました。今後もこれは継続していく事業という中で考えておりますので、やはり繰り返しになりますが、慎重に見極めていく必要があると現時点では考えております。  以上でございます。 112 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 113 ◯5番(青木佑介君) 前向きな御答弁をいただけなくて非常に残念であります。  他の自治体を見ますと、当然、当市よりも要件が広いところというのは多いんですけれども、それに加えて、例えば八王子市で言えば、(3)番、「その他市長が必要と認めた者」、武蔵野市も同じく(3)番で「その他、市長が必要と認める世帯」ですとか、3番目の三鷹市で言うと、「前2号に掲げる世帯に準じると市長が認める世帯」ですとか、そういった形で対象要件というのをやはりきちっと絞らずに、その他市長が認める世帯もしくは上記に準ずる世帯という形で、対象者の範囲というのを限定し切らない制度というのを取られているかと思います。これは、例えばエレベーターがない団地の5階に住んでいらっしゃる方と戸建てに住んでいらっしゃる方とでは、障害の程度ですとか介護の程度が同じであっても、やはりごみ出しの困難度というのに差があるからこそだと思いますけれども、この16市の中でいうと青梅市ですとか狛江市というのは確かにそういった部分の一言が入ってないんですが、ほとんどの先行自治体で市長が必要と認めた者もしくは要件に準ずる者ということで記載がありますけれども、我が市はそういった部分の記載がないんですが、これはなぜ我が市はつくらなかったのでしょうか、伺います。 114 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 115 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 表記の仕方と、ルールのつくり方は各市によってまちまちであろうと思います。当市におきましては、様々な他市と異なった環境の中でこういう検討をしてまいったところでございます。現状の中ではやはり慎重に見極めていく必要がある内容かなというふうに考えてございます。  以上でございます。 116 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 117 ◯5番(青木佑介君) 慎重に見極めていくという答弁が続いておりますけれども、慎重に見極めていくといっても、やはりどこにニーズがあるのかというのはきちっと市のほうでくみ取っていただかないと、試行実施の意味もないと思いますし、今後、本当に必要な世帯の方に届いていかないと思うんですね。そこについては、やはり本来であれば、「その他市長が認める者」という一文を入れて、市民の方から御相談をいただく中で、やはりこういった方々にも支援が必要だというところについては支援をして広げていくというのが一番だと思います。今回そういった考えはないということなんですけれども、市民向けのアンケートですとか、今後、市民の方の意見というのはどのように取り入れていくのか、それとも取り入れていく気がないのか、その部分について伺いたいと思います。 118 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 119 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 市民向けのアンケートということでございます。  この実施をするに当たりまして、平成30年度だったかと記憶しておりますが、市民の皆様にアンケートというのはやったという事実があろうかと思います。一方、昨年度におきましては、支援をされている方にアンケートを行っております。利用される方もそうですけれども、一体何が必要なのかというのを考えて本制度をこれまで検討してきております。その中で今回こういった形になっておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 120 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 121 ◯5番(青木佑介君) 担当課のお考えとしてはそういった形ということでしたが、並木市長のほうにお伺いさせていただきたいんですけれども、市長としては、「その他市長が必要と認めた者」ですとか、そういった要件についてある程度緩和といいますか、弾力性を持たせるといいますか、本当に必要な世帯の方というところの御相談とかを受け付けて、そういった方の世帯には支援をしていくというお考えというのは今の時点でございますでしょうか。伺いたいと思います。 122 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 123 ◯市長(並木克巳君) これ、「ごみサポ」という名称で今表現させていただいておりますけれども、議員がおっしゃられる必要な世帯へのサポートという部分においての必要性という部分について、長い時間をかけて議論をした上で今回の事業の制度になっております。また、財政負担とサービス水準のバランス、これも持続させていく上では大切なことでございますので、この対象になる、必要と思われる部分に関してしっかりとお示しした上でスタートしていこうということでこの対象者を限定しておりますので、やはり持続できる財政負担とサービス水準のバランスというものを踏まえた上では、今の対象の方々でこの事業を進めさせていただきたいということで考えております。 124 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 125 ◯5番(青木佑介君) 持続可能な財政負担とサービスの水準というところのバランスでということで答弁でしたけれども、この事業というのは本当に何のためにあるのか。本当に必要であれば、やはり一定の経費を支払ってでもしっかりと行うべきだと思いますし、昨日も補助金の話も他の議員から出ていましたけれども、やはりそういったところも検討した上でしっかりと必要な世帯に届けていかないと、意味がない事業になってしまうと思います。  対象世帯数につきましても試算では174.7世帯ですとか、世帯数の中では本当に該当する世帯というのが少ないかなと思いますので、団地も本当に御高齢の方は多くなっていますし、毎回階段の上り下りというのが大変だという話は私もよく聞きますので、そういった方々にとって本当に意味のある制度であって、やはり地元に、住み慣れた地域に住み続けられるような制度でないといけないと思いますので、ここはきちっと再度検討をしていただきたいと思います。それは強く要望しておきます。  また、高齢者等世帯に対するごみ出しサポート事業(仮称)となっていますけれども、この事業名称を聞くと、本当に何かごみ出しをサポートしてくれるのではないかなと皆さん勘違いされるのではないかなと思います。かつ、他市で行われているようなふれあい収集というイメージを持たれていると、やはり当市で行う今回のごみ出しサポート事業というもの、市民の方の考える支援とは一致してこない部分も大きいかと思いますので、そこはきちっと市民の方に、先ほども周知の方法は伺いましたけれども、周知をするとともに、やはり市民ニーズというのをもう一回きちっと洗い出していただきたいなと思います。先ほど、過去のアンケートを参考に長い時間をかけて事業を組み立てられたということだったと思うんですけれども、やはり事業実施をしていく中でもそういった部分の意見聴取というのは間違いなく必要であると思うんですけれども、改めて担当のほうにお考えを伺いたいと思います。 126 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 127 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 市民ニーズを実施の中で伺うかということでございます。  現在は試行実施の中で様々なことを情報収集あるいは状況を確認していくというのを予定しております。手法についてということは現時点では未定でございますが、そういった形で代用できるものもあろうかと思います。現時点ではアンケートといったものは考えてございません。  以上でございます。 128 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 129 ◯5番(青木佑介君) アンケートというのは考えていないというところは残念でありますけれども、来年以降、もし本当に事業者に委託するということになれば、事業者のほうにもきちっと意見を聞いていただいて、実際の現場でのトラブルがどういったものがあったのかですとか、どういった御意見を──回収の中でいただくこともあると思いますので、市民の方からいただいているのかというのはきちっと聞いていただきたいなと思います。  ちなみに、本事業を各委託事業者のほうには既に打診されておるかと思いますけれども、そういった事業者の方から、何か危惧される点ですとか、そういったものというのは受けていらっしゃるでしょうか、伺います。 130 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 131 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 委託事業者とは定期的な調整会議というのを持っている中においては、本事業も通常の収集の一環の中で実施するということですので、そういう全体の中での話というのはまだ承ってないというところでございます。  以上でございます。 132 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 133 ◯5番(青木佑介君) 事業者の方も通常の収集の一環ということで当然市のほうから説明があって、そこは受けられているのかと思いますけれども、実際問題、コロナでごみ収集が大変な中で、例えばごみ箱を全部開けて中のものを確かめてですとか、結構作業が大変になることも当然予想されますし、当然、世帯数等によっては事業者の方々もなかなか同じ時間で回収し切れないというところもあるかと思います。やはりそこはきっちりと見極めていただきたいなと思いますし、市のほうで、本来であれば1か月ではなくて半年、1年のスパンで直営で実施をして、その上で、どういったことが課題であるのか、それから今後のそれこそ持続可能な運営に向けてどういった形を取るのがいいのかというのを試行実施の中で見極めていくというのが本来望まれる形だと思います。改めまして、直営で1か月の実施、それから来年度1年間委託で試行実施というところにつきましては、再度検討を求めたいと思います。  ごみ出しサポート支援ということについては、やはり私もそこは一定重要だと考えておりますので、こういった制度を導入していただけるということは本当にありがたいことだと思いますけれども、実際の対象となる方々というところはなるべく多くの方が対象となるように、それから、やはり地域も高齢化が進んでいますので、本当に御高齢の方にとって意義のあるものになるように、制度設計というのは見直していっていただきたいと強く要望しておきます。  ごみ出し支援については以上です。  続きまして、白山公園の整備についての再質問を行わせていただきます。白山公園の答弁につきましては前回と変わらずということで、50ミリ対応の河川改修の見通しが立った時点においてということで、A案をベースに考えるべきと認識しているということでした。そもそものA案が調整池としての機能を残す案でありますので、私はこの答弁は本当に納得いかない部分ではあるんですけれども、前回も、最終的にはどういった経緯でA案になったのかよく分かりませんが、水鳥の池があるというのはいいことではないでしょうかと部長のほうからも答弁がありましたので、なかなかここは市のほうの考え方というのが硬直化してしまっているのかなと思います。本来、調整池としての機能というのが取り去られる状態であれば、それに見合った計画というのをしっかり議論していかなければいけないというところで、本来であればA案をベースというのはやはりおかしいことではないかなと思っております。  それで、調整池としての機能というところがまだ残っている部分があるということで、市のほうでは、一定、白山公園の中で調整池機能として位置づけられている部分というのはどこの部分と考えられているのかについて伺います。 134 ◯議長(富田竜馬君) 施設建設課長。 135 ◯施設建設課長(小林徹雄君) 白山調整池につきましては、昭和39年に公共下水道整備事業として、面積約5ヘクタール、貯留容量4万2000立方メートルの調整池として整備されており、調整池機能としては施設全体が位置づけられておると認識してございます。 136 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 137 ◯5番(青木佑介君) 当時は、白山公園については施設全体が調整池機能として位置づけられているということでした。現在、公園としても南側2ヘクタールは一定整備されているかと思うんですけれども、そこについては現状の調整池機能としてはどういった形の認識になるのかを改めて伺いたいと思います。 138 ◯議長(富田竜馬君) 施設建設課長。 139 ◯施設建設課長(小林徹雄君) 今ほど答弁させていただきましたが、全体が調整池機能ということで整備されておりますので、南側についてもその扱いというんですかね、施設規模については変わらないということで認識してございます。 140 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 141 ◯5番(青木佑介君) その点につきまして、白山公園の有効活用に係る基本協定というところから資料を引かせていただいて再度伺わせていただきたいと思うんですけれども、本協定は、「白山公園の北側部分約3ヘクタールの有効活用を図るため、公園管理者(以下『甲』という)、下水道施設管理者(以下『乙』という)及び運動施設管理者(以下『丙』という)の三者の間で下記のとおり協定を締結する」という序文に始まりまして、公園管理者として環境部長、下水道施設管理者として都市建設部長、運動施設管理者として教育部長の捺印がされて、3部での協定ということで交わされている協定書があるかと思います。その1番に、「甲は、当該公園部分の具体的な整備計画(事業認可)がなく調整池機能(下水道施設)が残っていることから、東久留米市都市公園条例(以下『条例』という)第6条の規定により公園としての利用を制限する。しかしながら、条例第5条第8号により禁止する都市公園をその用途以外に使用することについて、都市公園法第5条第1項の許可に係るものとして、条例第5条ただし書の規定により乙に当該公園部分の使用を許可すると共に、乙に調整池としての施設管理と有効活用を委ねるものとする」ということで1番があります。2番、「乙は、甲が公園の利用制限をした場所を調整池として適正な管理を行うと共に、その部分(別図参照)を調整池としての機能が損なわれない限りにおいて、有効活用を図る観点から、丙が所掌する「スポーツ振興」などの運動施設の場として提供するものとする」ということで記載があります。
     この協定書に見ると、私は、北側部分約3ヘクタールのほうが現状は公園としての整備計画がなくて機能が残っているので、そこについては都市公園としての用途を制限して、乙(下水道施設管理者)である都市建設部のほうが調整池としての管理をするということで捉えられるかと思うんですけれども、現状、市としては、先ほどは全体を調整池機能として考えているということであったんですが、もう一度、この協定書の文章との整合性というのをどのように考えられているのかお答えいただきたいと思います。 142 ◯議長(富田竜馬君) 施設建設課長。 143 ◯施設建設課長(小林徹雄君) 先ほど答弁させていただきましたが、全体が調整池として位置づけられていて、うまく説明できませんけれど、この3ヘクタールの部分も調整池と。その中の一部分がこの3ヘクタールということで、この基本協定というのはこういう文章となってございます。 144 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 145 ◯5番(青木佑介君) 御答弁いただきました。実態は確かに、どこで切られているかというところも、現地を見に行きますと、果たしてどの部分までがこうだというような切られ方はなかなかしていないというのも事実かと思うんですけれども、この協定書を見ますと、やはり下水道施設として管理すべきところというのは北側3ヘクタールの部分なのではないかなとは、正直なところは思っております。確かに過去の懇談会の資料を見ても、野球場部分は実質的に調整池みたいになっているというところでそういった文章が差し挟まれている部分もあるかと思うんですけれども、市のほうで、どの部分が果たして調整池としての機能を果たすものであって、どの部分がちゃんと公園として本来は供用すべきものであるのかというところは、きちっと考えていただきたいなと思いますし、本来、公園として供用している部分についてはきちっと整備していって、年間を通して使えるようになっていないとおかしいのではないかなと主張します。  それで、平成15年度と平成21年度に、中央部の今サッカー等で使われているところについて盛土を実施しているかと思うんですけれども、先ほど壇上でも述べましたが、現在の貯留量というのが果たしてどの程度になるのかというのを、その盛土の状況から把握しているようであれば伺いたいと思います。 146 ◯議長(富田竜馬君) 施設建設課長。 147 ◯施設建設課長(小林徹雄君) 施設規模につきましては、整備時が4万2000立方メートル、平成15年度の盛土が約3000立方メートル、それと平成21年度の盛土が約1700立方メートルでございますので、現在約3万7300立方メートルであると認識してございます。 148 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 149 ◯5番(青木佑介君) 当時、整備時の公園の整備のほうがあまり土を盛っているわけでもなく、それほど貯留量に影響がなかったというお話も伺っておりますので、平成15年度の盛土、平成21年度の盛土がそれぞれ3000立方メートルと1700立方メートルということで、まだ3万7300立方メートル貯留量があると想定されるということでした。そういった中で、本来のA案の計画でいえば2万2000立米の流入量を計画していたということからすると、まだまだ全体としては、ゲリラ豪雨などの問題はあれど、貯留量に余裕があるのではないかなと考えられます。  北側部分につきましても、一部整地等で、残土を利用して盛土ができないかということで御質問が他の議員からあったかと思いますが、整地をしたと伺っております。  南側の部分についてはそういったことがなく、やはり利用できない実態というのがずっと続いているかと思います。本来であれば、白山公園全体の中でも南側2ヘクタールのほうは公園として一度整備されて供用している部分であるかと思いますので、まずは南側のほうを使えるようにすべき、市としては使えるようにするというのが第一義ではないかなと思うんですが、南側の野球場ですとか原っぱの部分というところ、ミニふるさとのところに盛土をするべきではないかと思いますが、お考えはいかがでしょうか。 150 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 151 ◯環境政策課長(桑原直人君) 南側の部分の盛土のことでございます。  まず、部長答弁にございましたように、白山公園の整備につきましては、黒目川の50ミリ対応としての河川改修が終わっている状態ではなく、白山公園の調整池の機能がまだ残っている状態がございます。担当課といたしましては、黒目川の50ミリ対応の河川改修の見通しがある程度立った時点でA案をベースに考えるべきことと認識してございますが、盛土につきましては、様々な視点から整理する必要があるのではないかというふうに考えてございます。  以上でございます。 152 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 153 ◯5番(青木佑介君) 中央部は既に盛土がされているかと思うんですけれども、そういった中で、様々な視点からの整理というのはどういった整理が必要なのかについて伺いたいと思います。 154 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。 155 ◯環境政策課長(桑原直人君) 整理との御質問でございます。  盛土についてでございますが、例えば南側の野球場部分に盛土をした場合、野球場の地盤の高さというものによる公園機能への影響の可能性があるのではないかと担当としては考えているところでございます。  以上でございます。 156 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 157 ◯5番(青木佑介君) 影響の可能性があるということで、野球場の地盤の高さによる公園機能への影響ということでいただきましたけれども、可能性ということで考えているという御答弁でしたが、実施に向けてこれはしっかりと検討していくべき事項だと思いますが、いかがでしょうか。 158 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 159 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 私のほうから御答弁申し上げます。  白山公園につきましては、先ほども、これまでも私のほうからも御答弁申し上げているところでございますけれども、黒目川の50ミリ対応といったところについて、河川改修が終わっている状況ではないといったことがあります。白山公園の調整池の機能がまだ残っているという状況の認識でございます。また、市が置かれている厳しい財政状況といったこともある中で、社会の変化、環境変化と、それから大雨や台風や豪雨も発生している状況といったこともございます。そういった中で、白山公園の整備については、やはり黒目川の50ミリ対応の河川改修、この見通しが立った時点において、また、その時点の環境変化も踏まえる必要があると思いますけれども、そういった中で、その時点でA案をベースとして考えるといったことの認識は変わってございません。  盛土の件につきましては、担当課長から今御答弁ありましたけれども、様々な視点での整理が必要ということはあるのかなというふうに思っておりまして、費用をかけずにといったところもあろうかと思います。そういったところで、改めて関係部署とも連携して研究についてはしてみたいというふうに考えてございます。  以上です。 160 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 161 ◯5番(青木佑介君) 全体的な整備については相変わらずA案をベースにということで、前向きな御答弁ではなかったと思いますけれども、盛土については研究をしてみたいということで、一定前向きな答弁をいただいたかと思います。ここについては関係部署とも連携しながらとありますが、調整をお願いしたいと思います。  このA案をベースに考えるべきだと。それは、財政状況や社会の環境の変化、豪雨が発生している状況といったところから、河川改修の見通しが立った時点において考えるというふうになっていますけれども、本当にこの河川改修の見通しが立ったときに、では、A案みたいな全体整備ができるのかというのは、私は本当に疑問なんですね。我が市の財政状況が本当に急激によくなるような状態があれば確かに全面を改修して行えるとは思いますけれども、そういった事態というのがなかなか想定できない中で、本当に絵だけすごくいい公園が描かれています。でも、いつになったらやっていただけるのか分かりませんという状態で放置されているというのは、本当に大きな問題だと思います。特に滝山のほうの団地の方ですとかお散歩によく白山公園を使われていますので、本当に地域の方の憩いの場となれるようにきちっと南側のほうから整備していただきたいなとは思うんですけれども、担当課のほうでは今そういった考えはないということで、残念であります。  盛土のほうにつきましては、過去、都市計画道路の残土を中央部分に入れているということで、過去の都市建設部長の答弁でありましたけれども、我が市でも今、都市計画道路の建造というのが進んでいる状態であります。このコロナ禍の中で果たしてそれを今進めていくというのがよいものなのか悪いものなのかというのは、この場では意見は避けますけれども、当然、今後、一定都市計画道路の整備というのは進んでいくところではあると思いますので、そういった部分の残土を使っていくというのは一つ考えられることかと思います。そういったところが先ほどの関係部署とも連携しながら研究してみたいということの御答弁かと思いますけれども、そういった部分の調整というのは今後進めていただけるということでよろしいのでしょうか、伺います。 162 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 163 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 先ほどの御答弁と同じになりますけれども、研究といっても様々な要素があると思います。財源の問題にせよ、設置する場合でもどのようにしていくのかといったところ、それから公園機能の部分もありますので、そういったところの影響など、そういったものも考えていく必要があると思います。そういった中で、それぞれに関係する部分について関係する部署との連携というんですかね、そういうのは行って調整はしていきたいなというふうに思っています。 164 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 165 ◯5番(青木佑介君) 調整を最終的には一部はしていただけるということで理解しました。先ほどから申し上げていますけれども、北の3ヘクタールについてはあくまで暫定的な利用ということになっています。確かにここの部分はスポーツに今利用していただいていて、それは本当に私もいいことだと思います。これはおかしいと言うつもりは全くありません。ただ、やはり南側2ヘクタールというところが、市が本来は公園として市民の方に供用している部分でありますから、盛土なんかにつきましても、確かに、公園部分は単純に盛土するだけでは遊具等は使えなくなりますし、整備というのはしっかりしないと利用できないという部分はありますけれども、まずは南側のほうをきちっと暫定的な盛土なり何なりをしていただいて利用していただけるように検討していっていただきたいと、それは強く申し上げておきます。  白山公園については以上です。  それでは、1点目の太陽光発電、太陽光パネルの公共施設への設置について伺います。市のほうで今、プロポーザルで事業者、最優秀交渉権者のほうが決定した状態かと思いますが、今回の太陽光発電等の再生可能エネルギー72時間非常用電源の調査設計委託に当たって、今後、どういった補助金の適用を受けてこの事業を行われていくのかについて伺いたいと思います。 166 ◯議長(富田竜馬君) 管財課長。 167 ◯管財課長(山口宏之君) 今回の事業に対する補助金についてということでございます。  本事業は非常用電源の確保という事業でございまして、これにつきましては、まず東京都総合防災部の補助金を活用してまいりたいと考えております。その他、それ以外の補助金について、例えば国などの補助金なんですけれども、こちらについてはまだ詳細が不明な部分がございますので、調査・情報収集を行って獲得に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 168 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 169 ◯5番(青木佑介君) 今回は72時間非常用電源が必要だからと。それのために太陽光パネルの設置なんかを前提にしたプロポーザルを取っているということで認識はしているんですけれども、今回、太陽光発電というところを市としても取り組んでいくという話で、今までの太陽光発電パネルの問題であった設備荷重がかかってしまうですとか、そういった部分も一部解消が見られるような形かと思いますので、ぜひ公共施設、今後、避難所なんかにもやはりそういう非常時の電源となるようなクリーンエネルギーというのは導入していくべきかと思いますので、やはりそこもきちっと、せっかく今回の調査をするのであればそれが生きるような形にしていただきたいなと思うんですが、先ほどの企画経営室長の答弁ですと、「現段階においては検討しておりません」ということで答弁がありました。これ、検討しない理由はどういった理由でしょうか、伺います。 170 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 171 ◯総務部長(佐々木弘治君) 先ほど管財課長が御答弁させていただきましたが、72時間の非常用電源の確保という点では、これ、東京都の補助金はありまして、私のほうも確認はさせていただいています。これは災害対策本部が設置される施設についてのみ交付されるものでございまして、すみません、先ほど御答弁が足らなかったら補足はさせていただきたいんですが、そういう中で今回、本庁舎におけます72時間の非常用電源の確保をしていくということで私ども考えているということでございます。 172 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 173 ◯5番(青木佑介君) ほかの公共施設というところは、やはり財政的な問題というのが一番支障があって、それは検討しないということのお考えでよろしいんでしょうか、伺います。 174 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 175 ◯総務部長(佐々木弘治君) ただいま御説明をさせていただいたところなんですが、災対本部が設置される施設について72時間非常用電源を確保するというのが、これ、東京都のほうでも考えられ、これに対しての補助金が整備されてきたということで、今、私、庁舎のほうの管理をしているというところで管財課のほうで対応させていただいているということでございますので、これ以外のところについての検討はしていないということでございます。 176 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 177 ◯企画経営室長(土屋健治君) 自然エネルギーとして太陽光パネルといったようなものも、CO2の削減のためというところもあり、一部導入のほうは過去において検討したこともございます。この中で、その費用対効果、そういったものも勘案する中で、現況の中で導入していくのはなかなか難しいと。また、既存施設への太陽光パネルの設置という課題につきましては、これまでも答弁させていただいておりますけれども、現況の施設に載せることが前提で施設ができているわけではないので、そういった意味からも、現状の施設に今そういったものを設置していくというのは現段階でちょっと難しいのかなというふうには考えてございます。そういったことから、現段階においてはこれについて他の施設についての検討はしていないというところでございます。 178 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 179 ◯5番(青木佑介君) 企画経営室長のほうから答弁ありましたけれども、過去においては費用対効果の部分と、あと現状の施設に追加で載せるというのは、もともとそういう施設が想定していない部分があるということで難しいという答弁だったかと思います。一方で、今回の非常用電源のところについても、例えば太陽光パネルを設置するということになれば、本来であればもともと別に載せる予定がなかったところに載せるということかと思いますので、そういった部分で、過去の検討と今回の太陽光発電等を含むクリーンエネルギーの提案の内容が、例えば発電量にどのぐらい違いがあるのか、それから耐荷重としてかかってくる重さというものの、例えばパネルでどれぐらい違いがあるのかというところを含めてきちっと、今回せっかくそういったプロポーザルで提案を受けているはずですので、検討をもう一度していただきたいと思うんですけれども、再度答弁を求めます。    ─────── ◇ ─────── 180 ◯議長(富田竜馬君) 暫時休憩します。       午前11時48分休憩       午前11時48分開議 181 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 182 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 183 ◯企画経営室長(土屋健治君) 今回の本庁舎の部分につきましては、先ほど担当部のほうからお話がありましたように、既存のルーバーが載っている、ついているという状況がありまして、そういったものを利用して、それを撤去することによって、その部分に設置可能ではないかというような提案を受けているということでございますので、他の施設と少し条件が違うのかなというふうに思っております。一般的に学校ですとかそういうところですと、そういったものがないと言ったらあれなんですけれども、そういう状況ではないというところがございますので、ちょっと他の施設で同様な形で検討していくというのは難しいかなというふうに思っております。 184 ◯議長(富田竜馬君) 青木議員。 185 ◯5番(青木佑介君) 他の施設では市役所本庁舎とは同じ条件ではないということは確かに理解するところではありますけれども、他自治体の例なんかでも載せているところ自体はあるかと思いますので、しっかりと技術が進んでいく中で、荷重の問題ですとか発電量の問題ですとか、そういった部分は一部変わってくるところは必ずあるかと思います。せっかくのこういった提案の機会ですので、そういったところはぜひ検討していただきたいと強く申し上げて、一般質問を終わります。 186 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって青木議員の一般質問を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 187 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩いたします。  再開、午後1時。       午前11時50分休憩       午後 1時00分開議 188 ◯副議長(島崎清二君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 189 ◯副議長(島崎清二君) 議長交代しました。  一般質問を続けます。  次に、「市行政について」、「教育行政について」と題して、間宮美季議員から行います。  間宮議員。     〔4番(間宮美季君)登壇〕 190 ◯4番(間宮美季君) 市民自治フォーラムの間宮美季です。  質問に入る前に一言申し上げます。市長は施政方針で、市の北部・北西部地域における公共施設の再編に向けた施設機能の在り方について今年中を目途に方針案を示すと述べられました。施政方針は市民の皆さんと市長との約束です。さきの第3回定例会の私の一般質問で、市長は、施政方針と違う流れになっていくということがある程度確定していくような状況になれば議会に説明するという趣旨の答弁をされました。しかし、いまだに市長からの正式な説明はありません。信頼を裏切られた気持ちでいっぱいです。本当に残念です。施政方針も、議会での答弁も、軽んじられていいはずはありません。市長は自らの発言に対する責任を果たすべきであると指摘をしておきます。  それでは、通告に従い一般質問をいたします。  1、市行政について。  (1)新型コロナウイルス感染症への対応に係る職員体制について質問をいたします。  市の業務は、市民生活などへの影響を考えると、緊急事態に直面したからといって、どの業務を縮小や休止するか即座に判断することは困難です。だからこそ、業務の優先順位をあらかじめ決めた業務継続計画(BCP)を市は策定し、いざというときに備えています。  しかし、我が市では、国の緊急事態宣言の下、20~30%の職員の交代制在宅勤務を実施したときに、BCPを発動したという報告は特に受けていません。市の多くの業務は個人情報を扱うため、在宅でできるものは限られます。業務を減らすことなく出勤抑制を行うことには限界があると思われます。過度な職員への負担は、業務に支障を来し、大きなミスを招く場合があります。また、職員の心身の健康状態を損なってしまうことも考えられます。そうなれば市民生活にも影響が出かねません。  現在、新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、いつ何どき、我が市でも再び職員の出勤抑制を行わなければならない状況になるかもしれません。いざというとき、どのように職員体制を組み、リスク回避を行っていくのか、市の見解を伺います。  (2)学童保育所について伺います。  市は今年4月に委託による運営を開始した金山学童とくぬぎ学童について、次の委託の検討の参考とするためにこの10月にアンケート調査を実施しました。これは、市長が本年の施政方針に委託の拡大のための検討を示したことに起因していると考えます。スタートする前から委託拡大を示唆したということについても遺憾でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大という非常事態が続いたにもかかわらず委託について検討を始めたことは、驚愕でしかありませんでした。  学童保育所では、3月2日に学校が臨時休業になって以来、実際には夏休みが明けるまで、あるいはコロナの感染が増え続ける今日も、日常の育成とはほど遠い状態での運営が続きました。そういった状況を勘案すれば、今すべきことは、民営化のための検討ではなく、この間のコロナ禍での育成の課題の抽出と、これから先のウィズコロナへの対策を検討し、どのように子供たちの安全を守るかということに力を注ぐべきではないでしょうか。市の見解を伺います。  (3)指定管理者制度について伺います。  来年4月、市内6種の公共施設の指定管理者が期間満了を迎えるため、新たな指定管理者の選定がこのたび公募型プロポーザル方式で行われました。ところが、6つ中5つの選定で応募が現行の指定管理業者1者のみという状況となりました。公募によるプロポーザルは、本来、複数の者から企画・技術等の提案を受け、その中から最も適した事業者を選定する方式です。1者応募では選ぶ選択肢がありません。選定委員会は非公開であり、その事業者が東久留米市の求めている内容に最も適していたのか、それともほかに選択肢がないから選んだのか、市民も議会も判断がつきません。こういった状況は改善する必要があると考えますが、いかがでしょうか。  2、教育行政について伺います。  (1)東久留米市立図書館の指定管理者選定について伺います。  1)2017年1月に教育委員会から出された今後の東久留米市立図書館の運営方針には、中央図書館への指定管理者制度導入のメリットの一つとして、「民間事業者の競争による提案を受け、その創意工夫や自主的経営を活用して、基礎的サービスの充実と新しい図書館サービスの実現を図ることができる」と記されていました。  しかし、今回の選定では、前回2018年に行われた地区館の指定管理者の選定のときと同様、1者のみの応募で、これでは、運営方針に書かれたメリットを果たしているとは言えません。特に、当時の教育長は再三にわたり、「競争の中で様々な事業者から提案をいただき、その中から最も本市として望ましいと考える企画提案を選んでいく」と述べられていましたが、今回はそのような結果に至りませんでした。  これらの点から今回の選定は無効であると考えますが、見解を伺います。  2)前回、今回と現行の指定管理者1者のみの応募であることに関して、選定委員会ではどのような議論、御意見があったのでしょうか。  また、1次審査、2次審査の中で、応募団体について選定委員から、例えば評価する点や憂慮すべき課題点など、どのような御意見があったのかを伺います。
     以上が壇上での質問です。御答弁をいただきまして自席で再質問をさせていただきます。 191 ◯副議長(島崎清二君) 総務部長。 192 ◯総務部長(佐々木弘治君) 初めに、1点目の新型コロナウイルス感染者発生に係る職員体制についてでございます。  緊急事態宣言時は、新型コロナウイルスが指定感染症であることから、国・東京都の指示等に基づき、市としても適正に対処する必要があるとして、職員に感染防止のための取組を徹底するとともに3密を避ける行動を促し、交代制在宅勤務並びに時差勤務などにより人との接触を低減する取組を行ってまいりました。  このような中、職員に感染者が発生した場合の対応といたしましては、東京都に倣い、保健所の指示の下、濃厚接触者の特定、職場の消毒などを行うとともに、感染者が発生した職場については、保健所の指示の下、閉鎖する範囲を確定いたします。閉鎖した職場の業務につきましては、代替できる業務については他の場所等に移して行うことなどを考えてございます。  以上でございます。 193 ◯副議長(島崎清二君) 子ども家庭部長。 194 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 市行政についての2点目、学童保育所についてお答えいたします。  民間活力の導入の振り返りにつきましては、民間活力を導入した学童保育所におきまして、振り返りの参考とするために10月にアンケートを行いました。アンケートにおきまして、「学童保育所を利用していて満足していますか」との問いに対して、「満足している」、「どちらかといえば満足している」との回答の割合が97.6%、また、「お子様は学童保育所に楽しく通えていると思いますか」との問いに対して、「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」との回答割合が93.7%でございました。これらのことから、多くの利用者の方に、民間活力を導入した学童保育所における育成支援に御満足いただいているものと認識しております。  今後につきましては、こうしたアンケート結果なども参考にしまして、今年度中に東久留米市立学童保育所の民間活力の導入に係る実施計画の改訂を行い、そこで方向性をお示ししたいと考えております。  また、コロナ禍への対応につきましては、手洗い、せきエチケット、消毒、換気などを徹底し、人と人との距離を保つことに留意することを学童保育所に示しまして、サーキュレーターや段ボールパーティションなども活用して育成支援を行っております。  以上でございます。 195 ◯副議長(島崎清二君) 企画経営室長。 196 ◯企画経営室長(土屋健治君) 3点目の指定管理者制度についてでございます。  指定管理者の選定に当たっては、東久留米市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づきまして手続を行ってきております。条例では、原則公募による選定となっており、公募によらない選定等の規定もございます。  このたびの選定に当たりましては、公募を実施しており、それぞれ一定の競争性が働いていると認識しております。応募事業者は、市の公募要項に基づき事業提案書を作成して応募しており、これを受けた選定委員会では、発注者が要求する施設管理水準を満たしているかといった判定はもちろん、各施設に応じた管理運営に必要な視点、市民サービス向上につながる実現可能な提案があったかどうかの視点など、各施設ごとの評価項目を設定して選定しております。結果として1者の応募であったとしても、その提案が市として要求している水準を上回ったことから候補者の選定に至っているものと理解しております。  以上です。 197 ◯副議長(島崎清二君) 教育部長。 198 ◯教育部長(森山義雄君) 次に、教育行政について、市立図書館の指定管理者選定に関して2点の御質問にお答えいたします。  1点目でございます。東久留米市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例では、公募と公募によらない選定等の規定がありますが、今回の選定では公募を行っており、このことにより競争への参加の自由を担保しております。  さらに、より多くの事業者に関心をお持ちいただけるよう、広報やホームページでの周知のほか、募集要項には、一部業務を市の直営業務としながら、新たに中央図書館と地区館3館を一体的に管理運営する指定管理者を募集する旨を明記いたしました。それにより、事業者向けの現場説明会、施設見学会には6者が参加いたしましたが、応募者は優先交渉権者決定まで他者の参加の有無を知り得ません。これらのことから選考過程における競争性は担保できていると考えております。  また、今後の東久留米市立図書館の運営方針では、指定管理者を導入する9つの理由を挙げて述べております。その一つとして民間事業者の競争による提案に関する部分もあり、競争性は重要な要因であると認識しております。指定管理者を導入するのは、それも含めた総合的な理由により判断することだと考えております。  当時の発言につきましても、条例には公募と公募によらない選定等の規定がある中、公募を行っているという段階で一定の競争性は働いているという認識の下、できるだけ多くの事業者から提案をいただきたいという考えを持ち、また、複数の事業者から応募があることを希望したものと理解しております。  次に、選定委員会における1者応募と応募団体への意見や評価でございます。  今回の1者応募に対する御意見はありませんでしたが、公募に向けた議論の中で、前回の1者応募に関連して、「図書館での受託業者の現状は、全国的なシェアのある1者以外、関東圏では他1者程度である」、「今回のような4館で合計50人以上の人員確保が必要な場合、事業規模が小さい会社では人を集めることが難しい」、「5年間という短い期間では図書館員のスキルが担保され難く、指定管理者制度の問題となっている」との御意見がございました。それに対して、「指定管理者の導入については教育委員会でも様々な意見があったが、今回の内容は方針に基づくものであるとともに、コアな部分は市が担うこととしている」との御意見もございました。  応募団体への評価としては、「財務状況については非常に優秀」との御意見、「豊富なノウハウを今回の提案に持ち込んでいるが、ノウハウが豊富であるがゆえに、東久留米市の具体的な条件に応じた提案までは考えられていない。ただし、一定の水準に達しており、様々な提案もなされている。東久留米市に即した個別具体の記載があれば、よりよい提案になる」との御意見がございました。  それらを踏まえ、選定委員会で選定方法や選定の単位、選定基準を決定し、選定基準に基づき総合的に審査した結果、選定委員の採点の合計点が基準点を超えたことが応募団体への評価と受け止めております。  以上でございます。 199 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 200 ◯4番(間宮美季君) 御答弁ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。  最初に、職員体制について伺いたいというふうに思います。この3月に、わざわざ新型コロナウイルス感染症に対応するためにBCPの改定が行われていたかと思います。議会にも暫定版が配られていました。これによると、市域で蔓延が想定される場合、BPCを発動するということになっていますけれども、国の緊急事態の宣言下でも我が市には蔓延が想定されなかったということなのでしょうか。どういう状況になるとBCPを発動するのかということについて、まず最初に伺いたいと思います。 201 ◯副議長(島崎清二君) 福祉保健部長。 202 ◯福祉保健部長(小堀高広君) 新型コロナウイルス感染症対策本部の事務局の立場から答弁させていただきます。  まず、BCPの発動は、市対策本部の決定を踏まえ、本部長である市長が行うものとされております。  新型コロナウイルス感染症を新型インフルエンザ等とみなす規定が新型インフルエンザ等対策特別措置法の附則に加えられ、特別措置法に基づく新型インフルエンザ等緊急事態宣言が実施される前に、BCPを見直して暫定版を作成し、発動に向けた準備を整えてまいりました。  新型インフルエンザ等対策行動計画は、どのような感染症が流行するかが分からない中で汎用的に構成されたものでございます。議員が御指摘のとおり、計画上は、都内感染期では、蔓延防止の視点から、BCPに基づき業務や市民サービスを縮小することとされております。  BCPは、感染症が職員に広がり、職員の出勤率が6割程度に減少する想定で策定しておりますが、この想定外に、職員が新型コロナウイルス感染症に感染、出勤率が低下し、通常業務の実施が困難になるという状況がなく、緊急事態宣言下でも市民に提供する窓口サービス等を通常どおり提供できると、こういった判断の下、対策本部会議においてBCPの発動を議題とすることはございませんでした。  一連の経過を踏まえまして、今後、新型インフルエンザ等対策行動計画を見直す際には、必要に応じた修正をしていくことも念頭にあるところでございます。  以上でございます。 203 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 204 ◯4番(間宮美季君) 私の考えるBCPと少し違うのかなと。よく分からなかったのが、今の御答弁ですと、職員に新型コロナウイルスによる感染者が出て、職場を離脱しなければならない、そういう方たちが発生して6割程度に減少しないとというんですかね、通常業務が継続できると、そういう状況と判断したのでBCPを発動しなかったということなんでしょうか。実際には2割から3割の減に、職員は在宅勤務になっているわけなんですけれども、ちょっとその辺が分からないので、もう一度御答弁をお願いします。 205 ◯副議長(島崎清二君) 健康課長。 206 ◯健康課長(秋山悟君) 今回、新型コロナウイルス感染症が3月の時点でどういう特徴なのかということもなかなかよく分からない中、今後の展開、緊急事態宣言を予想して、BCPの見直しを対策本部会議で決定して行ったわけでございます。  このBCPは、先ほど部長から答弁があったとおり、私どもの解釈としては、今回の感染症のように、もちろん、この感染症、高齢者には牙を剥く非常に怖いところがあるわけですけれど、無症状で感染が分からない方も多いという、この特徴を想定したものではなかったので、基本的には、問題となる新型インフルエンザが発生したらば職員が感染して出勤できなくなっていくと。それで業務もフルのサービスが提供できなくなるということでこういうふうにつくられているものというふうに認識しておりました。その中で、このような今回の感染症の特徴の中ではBCPを発動するということを議題とするに至らなかったという、先ほどの部長答弁のとおりとなります。 207 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 208 ◯4番(間宮美季君) 私たち議員は、4月15日に4月14日に行われた感染症対策本部会議の要旨というのも頂いていて、その中に「職員体制について」という議題第3というものが掲げられています。その当時は、緊急事態宣言後に安倍首相のほうから最低でも7割から8割の接触削減の目標というものが出されて、どうしても出勤が必要な場合でも7割は減らすことというのが言われていますよということなどが書かれて、他の自治体、例えば東京都は8割減の職員体制を取っているところだというような説明がされていて、この辺の近隣では清瀬や東村山では5割減、半数ですね、小平ではBCPの対応で業務を縮小し同様の交代はしたと。  今の担当課の御答弁でいうと、出勤する人が出られなくなった状況の中であればそういう業務の縮小を考えていくということなのかなと。でも、ここに書かれていることでいうと、接触削減目標、削減をすることがまず必要だということが今回の緊急事態宣言下の状況だったのではないかというふうに私は理解をしているんですね。そういうものだったのではないかと。それは違うのでしょうか。  この中に、そのページの最後尾に、「庁内の業務は多岐にわたり、市民の生活にダイレクトに影響するものである。まずは、今の業務を減らさないで、正規職員の出勤抑制の調整が可能なのか各課で検討し、東久留米市としての方向性を決定していきたい」というふうに、こうなっているんですけれど、これは対策本部での決定事項というか、これは市長の御発言なのかなと私は思っているんですが、そういうことが対策本部の中で決まったということでよろしいんでしょうか。 209 ◯副議長(島崎清二君) 市長。 210 ◯市長(並木克巳君) 今、議事録を示されてお話をいただきました。これ、4月頃のお話だということでありますけれども、まさに非常事態宣言の中で感染拡大防止に全力で努めることと、また、庁内としても予防に努めること、また、本当にどういう状況かということが全く分からない中で様々な事業に取り組んでいかなくてはいけないということでもありまして、まず、庁内でも、感染予防という部分においては、先ほど総務部長がお答えさせていただいた内容で庁内では感染予防・取組をさせていただいたわけでありますけれども、その間、様々な事業がある中で、感染予防対策と、また事業をどのように継続していくのかという部分において、先ほど議員がおっしゃられたそういった方向性、方針という部分で取り組んできたわけであります。 211 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 212 ◯4番(間宮美季君) 私が伺っているのは、これは市長の御発言なんですかと。要するに、今の業務を減らさないで正規職員の出勤抑制の調整が可能なのか各課で検討し、東久留米としての方向性を決定していきたいって、これはこの対策本部での決定事項というか、対策本部というのは市長が本部長でいらして、その中で決定事項がされていくわけですよね。このBCPも、もし発動するとするならば対策本部会議の中で発動を行う、決定を行うとなっているので、これはある意味、業務を減らさない中でこういうふうにやっていくと、これはだから市長が決定されたということでいいんでしょうか。 213 ◯副議長(島崎清二君) 福祉保健部長。 214 ◯福祉保健部長(小堀高広君) 議事録につきましては、申し訳ございません、今、私の手元にございませんので、誰の発言だったかというのはちょっと控えさせていただきますけれども、対策本部会議の中で方向性が確認されたということは、それはそういった扱いでございます。 215 ◯副議長(島崎清二君) 職員課長。 216 ◯職員課長(佐川公行君) 今の交代制在宅勤務の件でございます。  交代制在宅勤務や時差出勤につきましては、担当課、我々職員課のほうで案を作成し、新型コロナウイルス感染症対策本部に報告し、ここで了解が得られた結果だということでございます。  以上でございます。 217 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 218 ◯4番(間宮美季君) 要するに、市長のほうでこういうふうにやりましょうと言ったわけではなくて、担当のほうから御提案があったということなんですかね。私は、ここを読んでみると、担当課が調整が可能なのかどうかを検討してやっていきましょうということなので、市として、例えば20%にしましょうとか、こういう計画にのっとってやっていきましょうということを示したわけではなく、ある意味、担当課任せで、結果として20~30%の在宅勤務になったということが我が市の実態ということでしょうか。 219 ◯副議長(島崎清二君) 総務部長。 220 ◯総務部長(佐々木弘治君) すみません、今、職員課長が御答弁させていただきましたが、私も本部員として参加させていただく中で、先ほど福祉保健部のほうからも御答弁がされているように、BCP自体をつくられた背景と今回の状況とやはり違っている面も多々あったと思います。それで、職員課のほうも他団体の状況などもつぶさに調査をし、その中で本市として取れる方向としてこういう形で対応させていただいたということで、先ほど職員課長も御答弁させていただいたところでございます。今回のような状況でどのような形でやるかというのは、担当部としてはそれなりに検討した結果ということで受け止めいただきたいというふうに思います。  以上でございます。 221 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 222 ◯4番(間宮美季君) 当然、御担当は検討されたんだと思います。ただ、普通は、ともかくあの時点では非常事態が宣言されていて、感染者を極力出さないためにはということで国のほうから最低でも7割減という命題というか、指示というか、方向性が示されていたわけです。そこであったのに、結果としては担当課で可能なら検討してやっていきましょうみたいなのというのは、ちょっと危機管理の体制としていかがなものなのかということは指摘をしておきます。  もちろん、災害時というのは、どれだけの方が職員の中で被災されて、それが物すごく、6割とか減になってしまったときにはどういう業務をしましょうというのがBCPの本来だったかもしれませんけれども、こういった感染症というのは、3密を避けるとか、あるいは接触を減らしていく、こういったことの中で業務を遂行するためにはどうしたらいいのかというものの一つが今回の見直しの中にも含まれているんだと思うんですね。やはり市の職務というのは、壇上でも申し上げましたけれども、個人情報とか本当に極めてたくさんのものを扱う関係で、在宅でできる業務というのは限られると思うんです。そういうものを全く削減することなく出勤抑制をするとするならば、それは本当にいろんなところにしわ寄せが来ると思います。また、BCPの中には、減らすことができる部署と減らせない部署って当然あると思うんですけれども、発動されれば、必要に応じて応援態勢も組んでいくんだということも書かれているわけですので、私は、今後、もちろんそういった事態にならないことが望まれるわけですけれども、国のほうでも今、東京都もそうですけれども、ステージ4とか言われつつある中で、コロナの感染が拡大していく中では、そういった考え方を持って緊急事態に備えていただきたいと。ここは、今頂いているのは暫定ということで、先ほどの御答弁でも見直しも視野に入れていくべきだという御答弁もありましたので、早急にそういった見直しをする中で体制を整えていっていただきたいと、ここは強く求めておきます。  では、学童保育について伺いたいというふうに思います。今回、私は、壇上で申し上げたように、今すべきは委託の拡大とかではなくて、コロナ禍でどういった困難さ、課題があったのか、そういうことを把握して、子供たちを守ることが最優先されるべきであるというふうに思っているんですね。  伺いたいのが、今回、アンケートを行うときに、なぜ委託についての限定を行ったのかということを伺いたいんです。アンケートを取ることができるのであれば、新型コロナウイルス感染症の影響や望む対応についてもアンケートを取ってよかったのではないですか。いかがですか。 223 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 224 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 今回のアンケートについてでございます。  今回のアンケートにつきましては、民間活力導入の振り返りを行うに当たりまして参考とするために、民間事業者による運営状況についてアンケートを行ったものでございます。そういった民間活力導入の振り返りに当たりまして参考とするといったところで、利用者の皆様に民間事業者による運営状況について伺うためにさせていただいたといったところでございます。  以上でございます。 225 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 226 ◯4番(間宮美季君) それは分かっているんですよ。分かっているけれども、それはアンケートが取れるけれども、新型コロナウイルスの影響についても併せて、もちろん今回は委託の入ったところだけですが、別に直営も含めてコロナの影響についてもアンケート取れたのではないですか。なぜ取らなかったんですか。 227 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 228 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 今回のアンケートにつきましては、先ほども述べさせていただきましたが、民間活力導入の振り返りを行うに当たりまして参考とするということでアンケートを実施させていただいたものでございます。  以上でございます。 229 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 230 ◯4番(間宮美季君) 本当、冷たいですよね。担当として、あれだけの状況で1日育成が何日も何週間も続く中で、職員の方もそうですけれど、保護者の方だって非常に不安だったと思うんですよ。そういう状況を把握しよう、把握する必要があると思われなかったのかなというのは本当残念でなりません。  では、伺うんですけれども、東久留米市の学童保育所の運営マニュアルには保護者会を年2回開催するとなっていますが、これは各所舎では実施できていますか。 231 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 232 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 保護者会についてでございますが、今年度につきましては、こういったコロナ禍といったところもございますので、保護者会の実施については行っていない状況でございます。  以上でございます。 233 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 234 ◯4番(間宮美季君) 結局、今回のアンケートというのは、民間委託が入ってから一度も職員の方と一堂に会して意見交換をしたこともないような中でアンケートを取られて、確かに保護者の方たちは今の育成には満足であるというふうにお答えになっているかもしれないけれど、全くそういう意見交換もできない中でということですよね。要するに、そういう場も持ってないわけですから、コロナについての保護者の不安というのは全く、職員の方たちは個々には聞かれているかもしれませんけれども、把握、担当ではできているんですか。 235 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 236 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 今回、保護者会などもなかなか実施できていないといった状況もございましたので、民間活力導入の状況について、利用者の皆様に民間事業者による運営状況を今回のアンケートをもって伺わせていただいたといったものでございます。  以上でございます。 237 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 238 ◯4番(間宮美季君) コロナについての不安は、委託の入った所舎に限られることですか。しかも設問は、先ほどから課長が何度も繰り返されているように、委託の参考になることを主眼に置かれている設問ですよね。コロナのことに対する不安とかを書く設問ありましたか。自由筆記もないですよね、今回のアンケート。しかも委託の入ったところにだけ行っていると。これは本当に本気で学童保育の本当にあの大変な状況を乗り切った中の状況というのを把握しようとしていたんですか。 239 ◯副議長(島崎清二君) 子ども家庭部長。 240 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 今、議員のほうからはアンケートのことにつきまして様々御意見いただいているところではあるんですが、私どもとしましては、このアンケートにつきましては、4月から金山学童、また、くぬぎ第一・第二学童につきまして民間活力を導入した、その振り返りを主眼としたアンケートになっています。コロナ禍の対応につきましては、このアンケートでも一部触れているところではあるんですけれど、学童全体、コロナ禍の中、どういったことで困っているかというのは、まず現場の先生方からも御意見などを聴取し、担当のほうとしては把握に努めているところでございます。  以上でございます。 241 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 242 ◯4番(間宮美季君) 今、現場の先生方から声を聴取しとおっしゃっていましたけれども、事務連絡会も実際にはこういうコロナの中でできていないというふうに私は伺っているんですが、担当としてどういうふうに把握されている──今まさに私は、このアンケートはそうでしたねと。でも、だからこそ、新型コロナウイルス感染症の影響について、それは直営でやっているところについても、保護者の声、利用者の声を聞くことそのものをなぜやる必要がないという判断なのかがちょっと理解できないんですけれど、いかがですか。 243 ◯副議長(島崎清二君) 子ども家庭部長。 244 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) やる必要がないという御答弁は先ほど課長のほうは明言していないと思うんですけれど、ただ、今回のアンケートといったものは、民間活力を導入した振り返りを行うために、保護者の方々がどういう思いをお持ちになっているかといったことをこのタイミングでやるべきという形で実施させていただいたものでございます。コロナへの対応というのは当然今も進行中でありますので、まずは現場の先生方の意見なども参考にしながら、さらに必要なコロナ対策があればそういったものも検討していくといった考えで、担当のほうは日々検討しているところでございます。 245 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 246 ◯4番(間宮美季君) 私、以前にも、例えば今回の感染症対策というものについての、教育のほうではガイドラインを設けていらっしゃって、学童でもそういったことを設ける必要があるのではないかということも提案したこともあります。ただ、今日に至っても、子ども家庭部としてはそういったものが出されているというのは把握ができていないわけですけれど、恐らくされていないのではないかと思うんですね。  現場の職員の方々にお話を伺う機会があったわけなんですけれども、結局、具体的なガイドラインとかも示されていないし、先ほども申し上げましたように、事務連絡会のような一堂に会して意見交換とか情報共有をすることもできないので、自分たちが、今、目の前にある育成、行っている育成そのものにも疑心、不安を抱えながら、これが最良なのか、最善なのかというのを手探りでずっとやっている状況だと。本当に、これで一たび感染が広がってしまったらって物すごく不安だという気持ちを抱えて、でも、何とかこの間乗り切ってきているというお声なんかもあるわけですよ。私は、今、本当に御担当に力を注いで欲しいのは、そういった不安に応えて、そして今まさに迫りくるコロナの感染拡大、こういったものの中で安全にお子さんたちを預かっていける体制づくりに力を注いでほしいと思っているんですけれども、御担当は思っているかどうか。私はそういうふうに東久留米市としてしていくべきだと思いますけれども、市長の御見解を伺いたいと思います。
    247 ◯副議長(島崎清二君) 市長。 248 ◯市長(並木克巳君) 個々の案件に関しましては、担当が先ほどお答えさせていただいている内容であると思います。市全体として、この感染拡大防止に全力で取り組んでいくこと、また感染予防、市民の皆様に広く周知をしていく、やはり早く収束させていくという思いを共有していくということが大切でありますので、これまでもそういった部分に重点を置きまして取り組んできたというふうに考えております。 249 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 250 ◯4番(間宮美季君) 私は、先ほど来申し上げているように、今すべきは委託についての検討ではなく、本当に子供たちの安全をどう守って──学童についてですよ。それは、もともとは市長が施政方針の中で述べられたわけですよ。委託についての検討を今年度やっていくんだと、それを述べられたから、それに基づいて担当はなさっていると。そこがあるから私は、ぜひ子供たちの──今はですよ、少なくともコロナという状況を乗り切る中では、まずは委託とかということではなく、そこを進めるかどうかということではなくて、今言ったように、質疑の中でもありましたように、保護者会もできていない、日常の保育・育成も本当にこの間ぎりぎりの中で行われている、そういう状況の中の学童の実態を思っていただいて、担当にはそういう安全確保にまずは力を注ぐような体制を市長から指示していただけませんか。 251 ◯副議長(島崎清二君) 子ども家庭部長。 252 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 本市の学童保育所の運営につきましては、従前から御答弁させていただいているとおり2つ課題がありまして、安定的な事業の継続、また、一定のニーズがある延長育成の実施、これが課題であると。この課題を解決するに当たっては、直営では困難なため民間活力を導入していくといった中で、本年4月から2校3か所、金山学童保育所とくぬぎ第一・第二学童保育所に民間活力のほうを導入させていただいているところでございます。  担当としましては、コロナ禍の中であっても、当然、安全・安心な学童保育所の運営といったことと併せまして、やはり安定的に学童保育所を続けていく、こういったことも必要であると考えているところでございます。先ほど来繰り返しになりますけれど、コロナ禍の対応といったものは、現場の意見なども参考にしながらさらに対応策を検討したいとは思いますけれど、本市の学童保育事業が抱える課題、これの解決に向けての取組といったものは現在の状況であっても進めていくべきものと考えているところでございます。 253 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 254 ◯4番(間宮美季君) 私は市長に聞きました。いかがですか。 255 ◯副議長(島崎清二君) 市長。 256 ◯市長(並木克巳君) 先ほどの答弁と同じになってまいりますけれども、市全体として、安全、まず注意をしながらという部分と、感染拡大防止に取り組むこと、また感染予防にしっかり取り組むことということで、そういった指示を全部に指示しておりますし、4月の本当に大変な時期、4月といいますか、非常事態宣言、大変な時期に、担当部も本当に現場としっかり密に連絡もしながら、必要なものとかそういったものの供給、今ある在庫はどのような状況なのかというようなことも含めて対応はさせてきていただいております。また、昨今でも、補正予算等で必要な感染予防の消耗品等に関しても予算をお認めいただいて、そういったものも提供はさせていただいておりますし、そういった部分に関しましても現場のほうで足りているのかというようなことは確認するように、そういった指示も対策本部の中ではさせていただいたというふうに記憶はしております。 257 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 258 ◯4番(間宮美季君) 市長に私の思いが響かないなというのが私の力不足なのかなって思いながらも、本当、現場の声、そして保護者の不安、こういったものに耳を傾ける市政であってほしいと、これだけは申し上げておきます。現場が一生懸命やっているのは別に否定はしませんけれども、でも、先ほどから言っているけれども、保護者会という場も持てない中で、この4月から今日に至っての保育に満足していますかという質問を取られて、本当にそこに無理があるのではないですか。これを参考に次の委託ということをおっしゃっているけれども、私は、まずはそこの子供たちの安全を最優先に考えていただきたいと申し上げておきます。  では、指定管理者制度に移らせていただきます。1者応募がこれだけ常態化しているというのには、私は課題があると考えているんですね。もちろん、公募をしているからということで再三御答弁もいただいているわけなんですけれども、でも、壇上で指摘をしたとおり、市民から見れば、選定された事業者が東久留米市が求めている内容に最も適していたのか、それともほかにないから選んだのか、こういった判断、もちろん御担当、選定委員の方たちは「いや、公平・公正にやりました」とおっしゃるかもしれませんけれども、でも、はたから、外側から、市民から見れば、それは判断がつきませんよね。違いますか。私は、だからこそ、こういった状況は改善する必要があると考えているんです。  例えばなんですけれども、今、仮協定を締結した団体について公開もしくは一部公開となっている文書について、少なくとも市民が選定の内容を知るために重要と思われているようなものについてはホームページで公開する。事業計画とか、あるいは選定委員の要点記録など、こういったことはもう、すぐにでもできると思うんですね。  あるいは、選定委員が今、外部委員の方、前回の選定のときに改定されて外部委員が2名入ることになっていますけれども、でも、東京都とかでは外部委員は半数を含むというふうになっているんです。我が市も1者選定が続いているわけですから、ここに公平性を担保していくためにも、ぜひ外部の目、外部の方を増やしていく、これも一つの方法ではないかというふうに思っています。  ほかにも様々いろいろあると思う。ここではちょっと時間がないのであれなんですけれども、私は、こういった意味で指定管理者制度の活用方針、こういったものを運用版も含めて改定していくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 259 ◯副議長(島崎清二君) 行政管理課長。 260 ◯行政管理課長(傳智則君) 選定内容の公開等につきましては、当該応募団体が所有する技術情報や特別なノウハウ等が含まれているということが想定されまして、その競争上の地位、正当な利益を害するおそれがあることから非公開とさせていただいているところでございます。選定後にあっても、その後に行われるほかの自治体などでの競争において当該応募団体の正当な利益を害するおそれがあるということであれば、その部分については公開が難しいというふうに考えているところでございます。  また、2点目の選定委員の構成でございます。公平性・透明性・専門性を持った評価ができるようということで、市の職員に、専門家2名を加えることになってございます。具体的には、当該施設に精通した学識経験者、公認会計士もしくは税理士、社会保険労務士等企業等の経営に関する知識を有する者というものを加えて構成するように改めた方針にはなっているところでございます。  指定管理者制度の活用方針の運用版は平成17年につくられまして、その後、必要な制度の充実を図るため改定を重ねてきているものでありまして、今回、各所管におきましては、この方針に従って適切に業者の選定を行ってきたと考えているところでございます。 261 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 262 ◯4番(間宮美季君) 今回の選定がこの方針にのっとって行われたということそのものを否定しているわけではないんです。でも、これまでも、恐らく皆さんも思っていらっしゃると思うんですけれど、実際には公募をかけても現行の指定管理事業を運営されている事業者の1者応募というものが多かったし、今回は6つの選定の中でも5つまでがそういう状況なので、ここは改定していく必要が当然にあるのではないかと。その方針をです。選定の仕方そのものを、例えば先ほど課長は──事業計画書というのは、これ、活用方針で見ると原則は公開ですよね。マルですから、これ。原則公開で、でも、それは公文書公開をすれば公開しますという話であって、積極的公開ではないわけですよね。こういうことを市民が関心を持ったときに、どうなのかなと思ったときに、一々公文書公開というのは難しい、ハードルが高いわけですよ。ですから、せめて、どういった提案が──もちろん企業秘のところがあるでしょうから、それは事業者側と相談が必要かもしれませんけれど、原則これ、公開ですから、それをホームページでやっていくべきではないですかと。要点筆記、要点記録も原則マルですからね。公開ですから。だから、公文書公開するのではなくて、ホームページ上で、こういったものはどういう提案がなされ、どういう委員がどういうこと──委員の名前は出ないかもしれませんけれども、例えば学識で入っていらっしゃる方、財務で入っていらっしゃる方がどういったことを言っているのかということが市民に伝わる、これ、非常に重要だと思いますよ。改定、必要ではないですか。 263 ◯副議長(島崎清二君) 行政管理課長。 264 ◯行政管理課長(傳智則君) 活用方針につきましては、先ほど御答弁しましたとおり、平成17年から度々の改定を重ねてきているというものでございます。この先についてもこのままといいますか、改定を行うことなく進んでいけるものとは担当としても考えておらず、国の方針や制度等が変わる中で、改定は必要になってくる部分も出てくる可能性はあるというふうに思ってございます。 265 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 266 ◯4番(間宮美季君) 例えば今回も選定の施設によって、選定によって、基準点というんですかね。これがまちまちであったりとか、そういった辺も、なぜということなんかもやっぱり市民側から見れば疑問も残るわけですし、こういったことも、今、御担当からこれからずっと見直す必要がないとは考えていないということですので、今、私が指摘したことなんかも含めてぜひこれは検討をしていって、改定をしていただきたいと。これは今後も議論を重ねていきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  そういった中でも、図書館については、今回、これまでの経緯もありますので、ほかの指定管理者ともまたちょっと違うのかなというふうに思っているところなんです。運営方針に目指すべき図書館像を掲げて、準備期間にその具体化を進めていくというふうにおっしゃってきて、それを基に今回、新たな運営に向けて、図書館のサービスとかいろんなものを精査する中で条件を提示してきたのかなと。業務要求水準書、さんざん前教育長が「これをしっかりすれば大丈夫なんだ」って言い続けた、こういったものを作られて公募に臨んだんだなというふうには理解はしているんですけれども、でも、結局、結果として現行の事業者のみの応募であったわけですね。  特に、選定委員の方から「東久留米市の具体的な条件に応じた提案までは考えられていない」というような御発言があったと。これは本当に、今回の提案は運営方針に掲げる目指すべき図書館像には至らないのではないかと。これ、大きいことなのではないかと。私は、本市として、本市としてですよ、望ましいと考える提案を選べなかったのではないかというふうに考えるんですけれども、だからこそ私は、今回のこの図書館に関しての選定は無効であると。本市で図書館に関する指定管理者制度自体に限界があると指摘をしますが、いかがでしょうか。 267 ◯副議長(島崎清二君) 図書館長。 268 ◯図書館長(佐藤貴泰君) 今回の市立図書館の指定管理者選定に関する再質問をいただきました。  担当としまして、これまでの準備期間において、今後の東久留米市立図書館の運営方針に基づきまして、市立図書館の基本理念を具現化した目指すべき図書館像の具体化に努めてまいりました。また、新たな形での指定管理者制度に向けて、市が求める図書館サービスと業務要求水準を示した業務仕様書を策定し、それを基に今回公募を行ってございます。結果としまして現行の事業者を代表とする共同事業体のみの応募ではございますけれども、市が求める図書館サービスと業務要求水準を示した上で公募を行いまして、一定の競争性が働いているものと考えてございます。  また、選定委員会の中における審査においては、業務仕様書や業務要求水準書の要件を満たした上で、適切に管理運営できるか、その適否を判断するという視点から、全員の合計点が最低基準点である合計点の7割を超え、かつ、評価基準項目の各大項目の得点が6割以上であること、これを合格の要件としております。その結果としまして、市が求める図書館サービスと業務要求水準を示した上で御提案があり、選定委員会での先ほどの御意見など含めまして、様々な御議論も踏まえながら、この審査基準を超えているという点から候補者として評価いただき、選定されたものであると考えてございます。 269 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 270 ◯4番(間宮美季君) だから、さっき壇上での質問に対する御答弁は、「豊富なノウハウを今回の提案に持ち込んでいるが、ノウハウが豊富であるがゆえに、東久留米市の具体的な条件に応じた提案までは考えられていない」と。確かにその後段に、「一定の水準に達しており、様々な提案もされている」っておっしゃっていますよ。でも、「東久留米市に即した具体的な記載があれば、よりよい提案になる」と。つまり、東久留米市に即した提案はなかったと、そう委員の方がおっしゃっているわけですよね。「東久留米市の具体的な条件に応じた提案までは考えられていない」と。私はここは非常に重要であると。副市長、多分、選定委員会の委員長でいらっしゃいましたので、ここについての御見解はいかがですか。 271 ◯副議長(島崎清二君) 副市長。 272 ◯副市長(西村幸高君) 私が直接答弁していいのか分かりませんけれども、教育長を差し置いていいんですかね。委員会の中で、今、議員おっしゃったように様々な御意見もいただきましたし、当然、私自身も、率直な過去の教育委員会での議論、様々ございましたので、それを含めて総合的に東久留米の図書館運営に関する最終的な判断をいただいているというふうに思ってございます。適正にそれは処理されているというふうに判断してございます。 273 ◯副議長(島崎清二君) 間宮議員。 274 ◯4番(間宮美季君) 結局、私たち議員は、もちろん求めれば要点なども出していただける。ただ、事業計画、どんな提案があったかというのは、さっきの御答弁だとほとんどが黒塗りになるのかなと。そうすると、結局、これが東久留米に適した、東久留米独自の具体的な条件に即した、応じた提案が考えられていたのかどうかって、選定委員の方は「こういう意見もあったかもしれませんが、適正でした」というふうにおっしゃっても、本当にそれがそうだったのかというのは、はっきり言って判断がつきません。1者しかいないから比較の対象もございませんし、点数が何点が基準だから何点以上とか言われても、そこは本当にそれが適しているからその点数だったのか、いや、もうここしかないからそうだったのかなんて、分からないわけですよ。そこは、だからこそ私は先ほどから、指針の改定も、そういう公平性・透明性を高めていく努力が必要だということも訴えていますし、指摘していますし、それはうなずいていただいているから、ぜひやっていただきたいというふうに思います。  でも、そうはいいながらも、今回、結局、結果としては、担当も要求水準書などをやって適正だったとは言いながらも、でも、前教育長は、運営方針に掲げる準備期間に、目指す図書館像の具体化を進めて、それを基に業務要求水準書を作成していって指定管理者の募集を行うと。で、「応募する民間事業者からは、これまでの取組や市が目指す図書館像、本市の地域特性などを踏まえて事業提案がなされるものと考えている」と、こう前教育長は力強く述べられて、でも、一方で、さっきから申し述べているように、選定委員の方からは「東久留米市の具体的な条件に応じた提案までは考えられていない」という御意見も出ていると。私はここは本当に重要だと思っています。教育長はその点についてどういう御見解をお持ちでしょうか。 275 ◯副議長(島崎清二君) 教育長。 276 ◯教育長(園田喜雄君) 今回の選定におきましては、新しい形での指定管理者制度の導入に向けて、市が求める図書館サービスと業務要求水準を示した業務仕様書を作成し、公募を行いました。事業者からは市から提示された業務仕様書に基づき提案がなされ、専門家であります外部委員の皆さんも含めまして構成されている選定委員会により審査基準に基づき審査し、その結果、最低基準点を超えたことにより候補者が選定されたものであります。  その際、選定委員会では様々な御議論がなされたと伺っておりますが、選定された事業者につきましては、担当が御答弁申し上げたとおり、豊富なノウハウを持ち込んだ様々な提案がなされ、課題の御指摘はありながらも一定の水準に達しているということで、委員全員より7割という基準点を超えた点数をいただいたことが評価であるというふうに解しております。  また、前教育長の御発言にもありますけれども、委任する指定管理者には目指す図書館像や本市の地域特性などを踏まえた運営やサービスを期待するところでありますが、現在の地区館運営におきましても、地域性を踏まえた選書や地区館ごとの事業が行われております。  今回御議決をいただいた後には、協定締結時や各年度の事業計画を協議する場において、委員からの「東久留米市に即した個別具体の記載があれば、よりよい提案になる」との御意見も念頭に置きまして、民間事業者とも協議・調整してまいります。また、運営開始後におきましても、民間事業者のノウハウによる様々な事業提案にも期待をしながら、モニタリングなど適切な管理を行ってまいります。  以上です。 277 ◯副議長(島崎清二君) 以上をもって間宮議員の一般質問を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 278 ◯副議長(島崎清二君) ここで休憩いたします。  再開は午後2時15分。       午後 2時01分休憩       午後 2時15分開議 279 ◯副議長(島崎清二君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 280 ◯副議長(島崎清二君) 次に、「市行政について」と題して、引間太一議員から行います。  引間議員。     〔20番(引間太一君)登壇〕 281 ◯20番(引間太一君) ニューウェーブの引間太一です。  寒さも日に日に厳しくなり、空気も乾燥して、新型コロナウイルスやインフルエンザの感染も強くなる時期で、国内では新型コロナウイルスの感染者が時折最多を更新しています。初めは驚いていた感染者の数も、毎日ニュースで見るたびに慣れてきてしまい、最近では驚くことがなくなってきた様子を私の周りでは感じます。  重症者の数も増えてきていて、医療従事者の皆様の負担は増すばかりです。多くの命を救うために働いている医療従事者の皆様や関連する皆様には心から感謝申し上げます。  新型コロナウイルス感染症拡大が続く中で迎える初めての冬とあって、健康管理には例年以上の不安を抱えている人が少なくないと思います。2020年9月、20代から60代の男女1000人を対象に「コロナ禍の冬の健康管理と睡眠」について、家電メーカーのデロンギ・ジャパン株式会社がアンケート調査を実施されました。まずは、「冬の健康に不安を感じていること」を尋ねたところ、「インフルエンザや新型コロナなどウイルスに感染すること」(87.4%)と答えた人が最も多く、次に多かったのは「風邪を引くこと」67.1%でした。インフルエンザと新型コロナの同時流行については、行政側も今から強い注意を促しています。マスク着用、小まめな手洗い、3密の回避という予防の基本を改めて意識しておくべきです。  病気にならないためには健康管理が重要です。中でも、免疫力を向上させることが感染症予防に効果的と言われています。では、免疫力を向上させるためには何が大切だと考えている人が多いのか。一番多かった回答は「バランスのよい食生活」78.2%、次いで「質のいい睡眠」71.6%、「適度な運動」60.6%、「ストレスをためない」50.6%と続きました。いずれも、基礎体力と免疫力の向上には欠かせない要素ばかりです。  コロナ禍により自宅で食事を取る習慣がついた人も多いだけに、食事への関心が高まっている様子がうかがえます。  睡眠については、メディアがかねてから快眠・安眠に関する話題を多く取り上げている様子を見ると、季節を問わず高い関心を集めているようです。そこで、「冬に質のいい睡眠が取れているか」と尋ねたところ、「取れていない」と答えた人は61.6%という結果。年代別に見てみると、20代が50.5%、30代が65.5%、40代が63.5%、50代が68.5%、60代が60%という結果になり、働き盛りとされる30代から50代で睡眠がうまく取れていないと感じる人が多いことが分かりました。  「現在の睡眠環境を改善したいか」という質問では、「改善したい」が80.3%。ここでも年代別に見ると、30代が86%で最も多く、次いで20代82.5%、40代82%と続いています。50代以上よりも、それ以下の比較的若い世代の方が睡眠に対する意識が高いのは、遊びも仕事も充実させたい、そのためには睡眠をしっかり取って1日を健やかに過ごしたいと考える人が多いからかもしれません。それに加え、体力のあった20代までと比較して、30代になり体力の低下を感じていることもあるのでしょう。自身の体力についてじっくり考え始める年代だとも考えられます。  さらに、冬になると寒さをしのぐために使用する暖房器具、この暖房器具に対して「睡眠時の不満点」を尋ねたところ、64.7%が「不満あり」と回答しました。暖房器具に対する睡眠時の不満と質のいい睡眠が取れていないことには関係性があるのかもしれません。  また、「不満あり」と回答した人を対象に具体的な不満点を聞くと、「空気が乾燥する」59%という回答が1位に、次いで「起床時に喉のイガイガや疲労感を感じる」27.7%、「暖房の風が不快」18.9%と続いています。  冬の安眠で専門医が語るポイントということで、デロンギ・ジャパン株式会社が睡眠専門医の坪田先生にアドバイスを求めたところ、質のいい睡眠のためには、部屋の明るさ、温度、音、気流が重要とのことです。寝室は暗めで静かな場所にして、温度は16度が適温だそうです。寒暖差があると寝つきが悪くなったり、布団から出た際に血圧が急上昇したりするため、寝室を暖めておくといいそうです。また、体は、睡眠時に受ける風をストレスと感じるそうです。冬はただでさえ乾燥する季節で、暖房器具で寒さから逃れられるかもしれませんが、それと引換えに空気が乾燥してしまうとウイルスの感染力が強まる恐れもあります。また、喉が乾燥したり、肌が乾燥したりと、体の状態にもよくありません。  今年の冬は、これまで以上に寒さ対策・乾燥対策をしながら、睡眠をしっかり取り、免疫力を向上させてウイルスなどから体を守っていきましょう。  新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種費用を無料とすることなどを盛り込んだ改正予防接種法が、令和2年12月2日、参院本会議で可決・成立しました。ワクチンは実用化されていませんが、厚生労働省は2020年度内の接種開始を目指しているとのことです。政府は2021年前半までに全国民分の新型コロナワクチンを確保する計画。改正予防接種法では、新型コロナの蔓延を防ぐために緊急の必要があるとする臨時接種に位置づけています。接種は市町村が実施し、国が費用を全額負担する。健康被害が出た場合の救済措置を設ける。製薬会社に生じる損害賠償を国が肩代わりする契約も結べるようにする。日本は、米ファイザー、英アストラゼネカ、米モデルナの3社から計1億4500万人分を購入する予定で、いずれも欧米で先行して使用が許可される見通しです。  日本での実用化に向けては、国内での臨床試験で日本人への有効性や安全性を確認する必要があり、治験はまだ終わっていません。ファイザーの製品は摂氏マイナス70度程度で保管する必要があるとされ、厚労省は保冷庫3000個を確保するなどして準備し、体育館などでの集団接種も必要になる見通しとのことです。  本日令和2年12月4日のことですが、木下グループが新橋駅前に店舗来店型の新型コロナPCR検査センター新橋を開業されたと発表がありました。検査価格は税別で2900円で、完全予約制(ウェブサイトまたは店舗QRコード受付、5分入替え制)で、店舗にて唾液を採取(所要時間3分前後)した後、翌日に検査報告書を本人に通知するという、早く検査ができ結果が出て、低価格ということで、不安を抱えている人で費用面でも困っている人には朗報でした。ただ、濃厚接触者や発熱症状がある方は、感染予防対策としてお断りされることもあるそうです。  東京都から、酒類を販売する飲食店とカラオケ店に令和2年11月28日から令和2年12月17日まで時短営業の要請となり、要請に全面的に応じた中小の事業者には一律40万円の協力金が支給されますが、飲食店とカラオケ店の皆様にとっては本当に厳しい状況で、私の知り合いの飲食店の方々は、家庭や生活、従業員の方を守るために適時判断していくとのことでした。  東久留米駅前商店会の皆様は、「るるめちゃん福引大抽選会」を企画し、大変な状況の中でも商店を盛り上げ、楽しくお店を利用していただけるよう準備・運営を進めています。感染者を出さないよう、広げないように考え工夫しているお店がほとんどなので、引き続き、私自身、安全対策を行っている市内のお店を利用し、福引も参加したいと思います。  それでは、通告に従い質問いたします。  市行政についての(1)文書管理システムの方針(変更)についてです。  令和2年7月に決定した文書管理システムの方針について、この11月に変更した経過、理由について、公明党の関根議員も質問していましたが、改めて伺います。  (2)道路上における占用工事等についてです。  私は、令和2年10月6日に多摩北部給水所(仮称)工事の見学会に参加する機会があり、現地の視察を行いました。水道管の布設はシールド工法であり、清瀬市全域、東村山市及び東久留米市の一部を布設するもので、かなりの大規模な工事と感じました。見学会では、事業者から工事における施工管理等の説明を受けました。その中には、工事期間中、一般の方々が利用される道路に対する安全対策などの説明もあり、これら一つ一つの施工管理を経て水道管の布設が進み、完了していくものと認識しました。  市内においても、道路上において水道管のほか様々なインフラに関する工事を見かけますが、これらも、様々な道路・路面への安全対策を講じながら進めているものと思いますし、一方、道路を管理する側からも、道路管理の立場から施工する事業者に対して指導しているものと思います。  そこで伺います。市内の各所では、水道管、下水道管、ガス管等のインフラ工事が行われ、道路上に管等が埋設される等が行われていますが、それら市道におけるインフラ工事に対して、道路構造の安全性の確保を図るための市の指導について伺います。  (3)消防団50周年記念誌についてです。  今現在、作成が進められている消防団50周年記念誌の進捗状態、及び、今後、市のホームページに記念誌のデータをアップすることは可能か伺います。  (4)市の環境美化についてです。  現在、たばこの吸い殻や空き缶等のポイ捨てによるごみの清掃にボランティアの方たちとともに取り組んでおりますが、コロナ禍において以前よりもポイ捨てが目立つようになったと感じています。そこで、市における環境美化への取組の状況について伺います。  以上で壇上での質問を終了し、御答弁にて自席にて再質問させていただきます。 282 ◯副議長(島崎清二君) 総務部長。 283 ◯総務部長(佐々木弘治君) 初めに1点目、文書管理システム方針(変更)についてでございます。  本方針につきましては、本年7月に文書ライフサイクルの電子化、業務の効率化など5つの目標を掲げ、電子決裁率100%など2つを指標とし、全庁に周知し進めてきたところでございます。  国からは、経済財政運営と改革の基本方針2020により、デジタル化、オンライン化の推進が示され、さらに書面や押印等の見直しの通知もされてございます。  東京都では、デジタルトランスフォーメーション推進に向けた5つのレスの徹底方針や、東京デジタルファースト条例を制定し、デジタル化を推し進め、行政の効率化を図ることとしてございます。  このような中、本市におきましては、文書管理システムの導入の範囲の中におきまして、今までの取組に加え、電子化(デジタル化)は必須であること、不要な押印を見直していく視点から、目標2)を「電子化(デジタル化)を基本とした業務の効率化」に変更、目標6)に「はんこレス化(押印不要)」を追加、さらに、指標1)に「電子化(デジタル化)」を追記変更したものでございます。  以上でございます。 284 ◯副議長(島崎清二君) 都市建設部長。 285 ◯都市建設部長(小原延之君) 市行政についての2点目、道路上における占用工事等についてお答えいたします。  市道上における水道管、下水道管、ガス管などのインフラ工事を行う場合、占用を要する事業者となる申請者は、道路法第32条1項に基づき、道路管理者から道路占用の許可を要することとなっております。また、申請者は、許可申請に当たり、道路の占用期間、占用場所や工作物などの構造、そして工事実施の方法、道路の復旧方法などの内容の事項を記載し、提出することとされております。  市では、これら占用申請を年間約700~800件受理しており、記載事項の確認など、道路の構造に支障を及ぼさないよう指導を行い、同法の33条、道路占用許可基準の適合状況を確認し、現地の状況ごとに条件を付して許可を行っております。  道路の構造の安全性の確保については、同法施行令や施行規則などにより、占用工事の実施方法や道路復旧方法について定められており、担当といたしましては、これら法令等を踏まえ、インフラ工事における占用申請について適切に指導を行い、道路構造の安全性の確保に努めているところでございます。  以上でございます。
    286 ◯副議長(島崎清二君) 環境安全部長。 287 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、市行政についての3点目、消防団50周年記念誌に関する御質問にお答えいたします。  本市消防団は、昭和45年の市制施行に伴い、久留米町消防団から東久留米市消防団となり、50周年を迎えるに当たり、記念誌の発行に向けまして、副団長を編集委員長に据え、各分団からは編集委員1名の選出の下、作成作業を進めてきたところでございます。  現在は編集の最終確認を行っているところであり、本年12月中旬をめどに印刷を完了する予定でございます。本来であれば、年明けの出初め式の際に関係各位への配布を行うべく準備を進めてきたところでございますが、コロナウイルス感染症の影響により中止することとなりましたので、年内中に関係各位への個別配布を完了したいと考えております。  また、この配布と併せまして市ホームページへの掲載を行い、市民の皆様にも御覧いただけるようにしてまいりたいと考えております。  続きまして、市行政についての4点目、市の環境美化の取組の状況についてお答えいたします。  初めに、本市では、市及び市民、事業者が協力することにより、まちの美化の推進を図るとともに、公共の場所においてたばこの吸い殻や空き缶等の投げ捨てなどの禁止を目的として、東久留米市ポイ捨て等の防止及び路上喫煙の規制に関する条例が議員提案によりまして制定され、平成18年3月に施行されております。  また、平成18年11月には、東久留米駅周辺は市民の往来が多く、路上喫煙が危険であることから、本条例第8条の規定に基づき、駅周辺を路上喫煙禁止区域に指定いたしました。  その後、平成19年8月には、環境美化推進員連絡会を発足し、これまで、環境美化推進員による喫煙マナーの向上等、環境美化に向けて啓発活動に取り組んできたところでございます。主な活動といたしましては、推進員の皆様が主体となり、年2回、5月と11月に東久留米駅周辺及び滝山地区において、各種団体や市議会議員の皆様に参加していただき環境美化マナーアップキャンペーンの実施、環境フェスティバルでの啓発活動、西武バスの車内アナウンスなどのほか、推進員の皆様には日頃より道路や広場の清掃活動を行っていただいているところでございます。  今年度の取組といたしましては、新型コロナウイルス感染症の状況から、環境美化マナーアップキャンペーンの5月の中止や、11月の規模を縮小しての清掃活動のみの実施、環境フェスティバルの中止に伴う啓発活動の中止など、例年と同様の活動は行えない状況となりましたが、コロナ禍の状況におきましても、感染防止を図りながら、推進員の皆様が主体となって、日々、ボランティア袋を活用しての清掃活動を行っていただいているところでございます。  また、市といたしましても、10月よりイエローチョーク作戦を市内全域で実施しており、11月末時点で36名の方にチョークを配布していることや、環境美化推進員・健康課と連携しての駅前商店への戸別訪問や、市広報・ホームページによる周知・啓発も行っております。  本市といたしましては、コロナ禍の厳しい状況にはございますが、引き続きこうした取組を進めることで、より一層の環境美化の向上につなげていきたいと考えております。  以上です。 288 ◯副議長(島崎清二君) 引間議員。 289 ◯20番(引間太一君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきます。  まずは、文書管理システムの変更についてです。紙の電子化を進めるべきとの立場から、今回の文書管理システムの方針変更により、「はんこレス化(押印不要)」が新たに目標として設定されました。この点について再度説明を伺います。 290 ◯副議長(島崎清二君) 総務課長。 291 ◯総務課長(浦山和人君) 今回、文書管理システムの方針の変更により、新たな目標としました「はんこレス化(押印不要)」についてでございます。  「はんこレス化(押印不要)」につきましては、公文書の電子化を進めていく中におきまして、全ての押印を廃止していくということではなく、不要な運用を見直していくというような考えでございます。電子化をするメリットを生かし事務の効率化を図っていくということから、新たな目標としたものでございます。  以上でございます。 292 ◯副議長(島崎清二君) 引間議員。 293 ◯20番(引間太一君) 分かりました。  では、「はんこレス化」を具体的にどのように進めていくのか伺います。 294 ◯副議長(島崎清二君) 総務課長。 295 ◯総務課長(浦山和人君) 「はんこレス化」の進め方ということでございます。  進め方につきましては、国からの通知がございました後に総務課と関係課にて検討中ではございますが、不要な押印は見直していくというような考えの中で、電子化するメリットを生かし、今回改正しました本方針に沿いまして事務の効率化を図っていくという中で見直しが進んでくるのではないかというふうに考えてございます。  以上です。 296 ◯副議長(島崎清二君) 引間議員。 297 ◯20番(引間太一君) 了解いたしました。「はんこレス化」にとどまらず、事務改善は今後も進め、効率的な事務運営に努めてほしいと思います。  最後に、文書管理システム導入に向けた進捗状況について伺います。  1点目は、令和3年3月までのスケジュール。  2点目は、4月の導入後の人的体制について伺います。 298 ◯副議長(島崎清二君) 総務課長。 299 ◯総務課長(浦山和人君) 文書管理システムについてでございます。  1点目の令和3年3月までのスケジュールについてでございますが、令和3年2月から3月にかけ開催を予定しております全職員を対象としたシステム操作研修の実施、システム事業者との令和3年4月以降の保守契約内容の調整、システム運用調整、また、文書管理規程の見直しなどを進めてございます。  2点目の4月以降の体制についてでございますが、導入当初はかなりの問合せが総務課に来ると考えられますことから、現在調整中ではございますが、総務課全体として対応していくというような考えでございます。  以上でございます。 300 ◯副議長(島崎清二君) 引間議員。 301 ◯20番(引間太一君) 分かりました。今、新型コロナウイルスの関係で全ての業種の働き方が大きく変わりつつあります。多くの企業がテレワークを取り入れ、会社に出社せずとも仕事を行うことができ始めました。まだ変わってきたばかりで、不慣れで対応しにくい部分もあり、分からないことも多々あるかと思いますが、「はんこレス化」やその他のデジタル化が進めば、業務の改善や働き方改革にも大きくつながりますので、引き続き進めていっていただきますようよろしくお願いいたします。こちらは要望といたします。  続きまして、道路上における占用工事等について再質問いたします。市道におけるインフラ工事に対して、道路構造の安全性の確保を図るための市の指導について了解いたしました。  そのような取組を行われる中で、インフラ工事において道路構造の安全性の確保に努めているとのことで、申請件数が年間約700件から800件ということですが、引き続き、工事により道路に事故が発生しないよう適正な指導をお願いいたします。  次に、同じく路面下における工事に関することなのですが、先般、外環道工事の大規模な地下工事のそばの地表上において陥没が発生したことや、現場近くの地中に空洞があることについて等が報道されました。本件と工事との因果関係は不明であるということですが、このような地下を掘削する工事について伺いたいのですが、市内において、現在、規模は違いますが、地下を掘削推進していくシールド等工事を実施しているか伺います。 302 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 303 ◯管理課長(吉川雅継君) 市内、現在におけるシールド等工事についてお答えします。  シールド工事など地中深く掘削推進する工法は、施工箇所においてインフラなどの埋設物がふくそうしており、それら埋設物の移設などにかかるコストが発生する開削工法に比べ経済的に行える場合や、流水の流下勾配などの事由で地中深く埋設される下水道管埋設工事にて行われることがありますが、御質問の市内における当該手法による工事は現時点で行われていないところでございます。  以上でございます。 304 ◯副議長(島崎清二君) 引間議員。 305 ◯20番(引間太一君) 本市では地中深く管等を敷設するためのシールド工事を現在行っていないとのことで了解しました。  答弁にもありましたとおり、経済的な手法として、また、流水の流下勾配等の事由で下水道工事が行われることもあるとのことで、本来、インフラ事業者が気をつけて工事を行うことが前提・大原則と私は思いますが、仮にそのような占用申請が提出された際には、皆様が利用する道路ですので、何か事故やそれに伴う人身事故が発生してはなりませんので、そのような際には道路を管理する立場からも適切に対応・指導していただくようお願いいたします。  次に、道路下における空洞に関連して、工事ではなく、市が平成29年から実施している路面下空洞調査の本年度の実績状況について伺います。 306 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 307 ◯管理課長(吉川雅継君) 本年度の路面下空洞調査についてお答えいたします。  路面下空洞調査は、市道の道路陥没を未然に防ぎ、道路の安全性をより高めていくために、陥没事故発生要因となる路面下の空洞を機械的に把握するために行うものでございます。  本調査は、平成29年度から調査対象市道約70キロを5か年で調査する計画で進めております。本年度は、10路線、約13.2キロメートルの調査を実施しており、調査において6か所の空洞が確認されておりますが、発生深さや大きさなどの状況から、本年度中に直ちに対応が必要な箇所は確認されませんでした。  担当としては、当該取組や道路舗装補修工事5カ年計画、そして橋梁長寿命化修繕計画などにより、市民の皆様が安心して御利用いただけるよう道路環境の確保に努めてまいります。  以上でございます。 308 ◯副議長(島崎清二君) 引間議員。 309 ◯20番(引間太一君) 了解しました。今年度は特に直ちに対応が必要となる空洞は見受けられなかったとのことで、そのような直ちに対応が必要でない箇所は、これまで御担当の対応では道路パトロールによる経過観察とのことでしたが、同様に経過観察をしっかり行っていただいて、仮に路面が下がってくるなどの変異が見受けられた際には適切に対応していただきたいと思います。また、道路の安全性の確保のため、路面下の空洞調査のほか、道路舗装補修工事計画、そして橋梁の長寿命化等と、計画的な道路保全の取組をしていただいているとのことですが、繰り返しとなりますが、道路占用申請の受付審査や路面の応急処置の対応等、日々の道路管理の取組もよろしくお願いいたします。これは要望とさせていただきます。  続きまして、消防団50周年記念誌についての再質問ですが、御答弁で、記念誌の配布と併せて市ホームページへの掲載を行い、市民の皆様にも御覧いただけるようにしていただけるとのことで、大変うれしく思います。  私は東久留米市消防団第八分団員として活動しており、今年の夏頃から記念誌の作成が始められ、各分団の集合写真を撮るのに日程を合わせて撮影したり、過去の分団の歴史が分かる写真や歴代の分団長・副分団長の名前を確認したり、最近の活動写真や思い出の写真を集め、時には役員で集まって構成を考えたりと、記念誌作成に尽力していただき、コロナ禍の厳しい状況の中、各分団員の皆様は、手間暇をかけ、50周年の記念に残すのに値するすばらしい記念誌の資料を作成されました。  ぜひ、50周年記念誌が出来上がった際は、消防団活動を広く市民の皆様に知っていただくためにも、市のホームページだけでなく市の広報等を活用して告知していただきたいと思いますが、それは可能か伺います。 310 ◯副議長(島崎清二君) 防災防犯課長。 311 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 消防団活動を広く市民の皆様に知っていただくことは大変重要であるというふうに担当も考えております。50周年記念誌が出来上がった際には、市の広報紙を活用した告知に関しましては、現在、担当部署と調整を行っておりますので、なるべく早い時期に実施したいというふうに考えております。  以上でございます。 312 ◯副議長(島崎清二君) 引間議員。 313 ◯20番(引間太一君) いい御回答をいただき、とてもうれしいです。本当にありがとうございます。コロナ禍の中、各分団員の皆さんは日々、地域のために真剣に努めています。月2回以上、点検等で集まり、24時間、土・日・祝日、もちろんコロナ禍の状況でも関係なく、出動の連絡が入ればすぐに現場に向かい、消火活動に全力で取り組む姿は、広く市民の皆さんに知ってもらいたいですし、記念誌が作られたこのタイミングは、物すごくいい機会で、チャンスだと感じ、質問させていただきました。  防災防犯課の皆さんも、各分団への確認と調整、校正等が非常に大変かと思いますが、歴代消防団員の皆様の思い、そして現在活動している消防団員の全員の思いを記念誌という形にしていただき、広報や様々なやり方で周知をしていただくよう、何とぞよろしくお願いいたします。  最後に、市の環境美化についてですが、市の環境美化活動については、これまでの取組、そして現状を理解いたしました。コロナ禍の厳しい状況の中、マナーアップキャンペーンを規模を縮小されても実施していただけたり、環境美化推進員の皆様による清掃活動を行っていることは、とてもありがたいですし、今後も引き続きよろしくお願いいたします。  私も、様々な団体でごみ拾いを行ったり、美化活動を行っていますが、ごみ拾いからのウイルス感染リスクの観点から、ごみ拾いのボランティア団体が解散したり、イベントを中止したりと、縮小傾向にあります。ですが、そんな中でもできることがあると考え、オンラインでの会議を実現するクラウド型のビデオチャットサービスZoomを使ってごみに関する知識を高めるセミナーやイベントを開催し、学びの機会をつくったり、人数を減らし、感染予防対策を徹底し、間隔を広げながら落合川等のごみ拾いを続けたりと、様々な工夫で市民の方々も市内の美化活動に取り組んでおりますので、市民の方から市へのお願い等があった場合は、引き続きできる限りの御協力のほどよろしくお願いします。こちらは要望とさせていただきます。  以上で私の一般質問を終了いたします。 314 ◯副議長(島崎清二君) 以上をもって引間議員の一般質問を終了します。  次に、「コロナ対策について」、ほか4点について、梶井琢太議員から行います。  梶井議員。     〔18番(梶井琢太君)登壇〕 315 ◯18番(梶井琢太君) それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。  1、コロナ対策について。  衛生用品等の支援について伺います。これまで国や都、市からも、衛生用品等を含む様々な支援を行ってまいりました。現在、新型コロナウイルス感染症のいわゆる第3波が本格化しつつあります。昨年の同時期は、マスク等衛生用品が不足するなど大きな社会問題となりました。現在は、これらの物資については流通量も一定安定はしてきているとは思いますが、いつ何が起こるか見通せない中、可能な準備については、特に市でできる範囲の取組についてはしっかりと東久留米市としても一定把握し、事業者等の負担軽減と支援を図る必要があると考えます。  そこで、障害福祉サービス・介護サービス事業所、医療機関、保育施設等への衛生用品等の配布状況について、また今後の予定について伺います。  2点目、ごみ出し支援について。  令和3年3月よりごみ出し支援の取組が始まるとのことであります。概要については、他の議員からの質疑の中で分かった部分も多くありましたので割愛をさせていただきますが、これまでの議会答弁の中で「ごみを出すことが困難な方と、認知症などでごみを分別することが困難な方、2通りの困難者がいるということで整理をしていきたい」とされてきた2通りの困難者への支援について、どう整理をしたのか、まずは見解を伺います。  大きい3点目、子ども食堂について。  子ども食堂については、社会環境の変化を受け、子供の貧困問題や居場所づくりなどを目的に、各地で主にボランティア団体などを中心に取組が進行しています。しかしながら、マンパワーの確保や場所の確保、運営費等、課題を抱えている団体が多いとも聞きます。  そこで、今議会において補正予算に「子供の食の確保」事業に関する予算が計上されていますが、この事業について概要を伺います。  また、現在は東京都の時限的な助成制度があり、一部の団体が活用しているものと理解していますが、今年度末で都が10分の10を負担するこの制度も終了する予定と伺っています。このことから、今後の子ども食堂支援の在り方について、市の方向性等、見解を伺います。  大きい4点目、性的マイノリティーについて。  性的マイノリティーについては、東久留米市第3次男女平等推進プランにおいて、「最近では従来の『男性』と『女性』という性的な区別が当てはまらない性的マイノリティであることを理由として困難な状況に置かれている人たちへの配慮について社会的関心が高まりを見せているなど、これまでの枠にとどまらない新たな課題も生じております。さまざまな社会的・文化的背景を持つ人々への配慮や、メディアや刊行物における人権侵害の防止など、多様性を認め合う社会の実現に向け、さまざまな観点からの対応が求められています」との記述があり、具体的な取組として、「ジェンダー(社会的・文化的に作られた性)による男女差別をなくし、あらゆる機会が男女平等に与えられるようにするため、ジェンダー平等についての啓発活動を行います」とされています。  そこで、これに関し、男女平等推進プランに記載されている性的マイノリティーに関する対応、また、進捗状況について伺います。  また、東京都では、性的少数者を理由とした差別の禁止やヘイトスピーチの規制を盛り込んだいわゆる人権尊重条例が2019年4月に全面施行され、これに伴い、東京都性的自認及び性的指向に関する基本計画が令和元年12月に策定されました。そこで、この条例を受け、性的マイノリティーに関する市の取組について見解を伺います。  最後、大きい5点目、学校の卒業アルバムについて。  第3回定例会での議論において、市内の4校の小学校において、今年3月に卒業した児童の卒業アルバムができていない状況とのことでありました。このことについて改めて現在までの経緯を伺います。  以上で壇上からの質問を終わります。御答弁により自席にて再質問をさせていただきます。 316 ◯副議長(島崎清二君) 福祉保健部長。 317 ◯福祉保健部長(小堀高広君) 1点目の新型コロナウイルス感染症対策としての障害福祉サービス事業所、介護サービス事業所、医療機関への衛生用品の配布状況について、また、今後の予定についてお答えいたします。  障害福祉サービス事業所及び介護サービス事業所に対する市の取組として、3月に防災備蓄品のマスクを配布し、6月から11月の間は手指消毒用エタノールを配布しております。また、マスクにつきましては、国や東京都からも、3月から7月の間に、直接事業所に対して、あるいは市を経由して配布しております。なお、介護サービス事業所については、現在、東京都から順次、介護用エプロン、手袋、ゴーグルが市区町村に届けられ、これを事業所に配布しております。  今後の予定についてですが、障害福祉サービス事業所については国からのマスクを、介護サービス事業所については国からのマスクに加え使い捨て手袋を、市を経由して配布していく予定でございます。  次に、医科・歯科の医療機関への衛生用品の配布についてですが、3月から数回にわたり市の備蓄品のマスクを配布し、休日診療を担当していただいている医科の診療所と救急医療を担っていただいている病院に、市の備蓄品の防護具のセットを配布いたしました。その後は順次、国・東京都から衛生用品が直接医療機関に配布されるようになり、また、11月からは、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の両方の診療・検査に対応する医療機関に対し、マスク、フェースシールド、長袖ガウン──これは防護服でありますが、手袋が、直接配布されております。  以上でございます。 318 ◯副議長(島崎清二君) 子ども家庭部長。 319 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 新型コロナウイルス感染症対策としての保育施設への衛生用品の配布状況について、また、今後の予定についてお答えいたします。  保育施設への取組として、主なものといたしましては、3月に防災備蓄品のマスクを各施設に配布し、6月から9月の間には民間事業者2社より寄附のあったハンドジェル等及び東京都から提供のあったマスクを各保育施設へ配布しております。
     今後の予定についてでございますが、現在のところ、消毒液やマスク、ハンドソープといったものの購入に当たって困難が生じている等の報告は受けておりません。  一方で、各施設における使用量については例年より増加しておりますので、国の保育対策総合支援事業費補助金や東京都の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金等を活用し、認可保育園は1園当たりで最大で161万6000円、地域型保育事業は最大で138万3000円の補助を行っているところでございます。したがいまして、衛生用品につきましては、こういった補助を活用しながら、通常どおり各施設が業者より必要に応じて購入していただくものと考えております。  以上でございます。 320 ◯副議長(島崎清二君) 環境安全部長。 321 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、2点目のごみ出し支援につきましてお答えいたします。  初めに、本事業の目的としましては、市が定めた排出方法に沿いまして家庭廃棄物を排出することが困難な高齢者や障害者等の世帯に対し、排出方法の一部を緩和することにより、ごみ出しに係る負担の軽減を図ることとしております。具体的には、ごみと資源物の種類によって決められた曜日の8時半までに分別して排出しなければならないというルールのうち、収集曜日と排出時間を緩和することによりまして、ごみ出しに係る負担の軽減を図る仕組みといたしました。  御質問の分別が困難な世帯につきましては、ごみ出し支援事業を進める仕組みの中では対象としないこととし、分別排出されたごみを収集するという整理をしたところでございます。  以上でございます。 322 ◯副議長(島崎清二君) 子ども家庭部長。 323 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 大きな3点目、子供食堂についてお答えいたします。  今回、補正予算で計上しております「子供の食の確保」事業につきましては、新型コロナウイルス感染症に伴い、子供の食の確保への対応といたしまして、子供食堂が実施できなかった場合に、子供食堂を利用している子供やその保護者を対象に、子供食堂等で用意したお弁当や食材を配布するなど行った場合にかかりました経費や、感染防止対策などに必要な経費について、都の10分の10の財政支援策を活用しまして補助するものでございます。  次に、子供食堂へは、都の10分の10の財政支援策を活用しまして子供食堂推進事業におきまして補助を行っておりますが、この補助メニューは制度創設当初より時限的なものとされており、都の10の10の補助は令和2年度までで、令和3年度からは2分の1の補助となることが示されておりました。これを受け、市としましても、都の10分の10の財政支援の間は補助するものの、市の財政負担が生じる際には支援は難しい旨を対象団体にお伝えしてきた経緯がございます。現時点ではその時期を来年度迎えることになると考えておりますが、引き続き対象団体には丁寧に御説明するとともに、財政面を伴わない中で、何らかの支援ができないか模索してまいりたいと考えております。  以上でございます。 324 ◯副議長(島崎清二君) 市民部長。 325 ◯市民部長(山下一美君) 4点目、性的マイノリティーについて2点御質問を頂戴しております。  1点目の男女平等推進プランに記載されている性的マイノリティーに関する対応などについてでございます。  当市におきましては、LGBTなど性的マイノリティーに対する支援は、人権保障に関する問題として市民部生活文化課の人権担当において啓発・相談を所管しております。また、同じく生活文化課の男女共同参画担当において所管する東久留米市第3次男女平等推進プランの施策「男女共同参画社会に対する理解促進」において、性的マイノリティーなど、これまでの枠にとどまらない新たな課題も生じているとし、多様性を認め合う社会の実現に向け、様々な観点からの対応が求められていることをお示ししております。このことから、両担当共同で、令和元年度、平成30年度に、自由学園の教員及び性の多様性について学習する学生の皆様に御協力をいただき、市民参加による講座を開催し、啓発に努めたところでございます。  性的マイノリティーに関する対応につきましては、他市におきましても、人権担当及び男女共同参画担当間において様々な関わり方があるようです。当市におきましては、両担当で情報を共有しながら引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2点目の東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例に基づいての市の対応についてでございます。  同条例には、第1章「オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現」、第2章「多様な性の理解の促進」、第3章「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進」について定められており、第2章「多様な性の理解の促進」には、都は、性自認及び性的指向を理由とした不当な差別の解消並びに啓発等の推進を図ること、都、都民及び事業者の性自認及び性的指向を理由とした差別的扱いを禁止すること、並びに、都、都民及び事業者それぞれの責務が定められております。  このことから、東京都におきましては、必要な取組を推進するため、令和元年12月に東京都性自認及び性的指向に関する基本計画を策定しております。その中で、都と区市町村との連携について、東京都区市町村性自認及び性的指向に関する施策推進連絡会が設置されましたので、当市も参画してまいります。  以上でございます。 326 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 327 ◯教育部参事(椿田克之君) 5点目の市内4校の小学校の卒業アルバムの経緯についてお答えします。  小学校においては、PTAの中に卒業対策委員会など卒業関係のことを行う組織があります。その卒業対策委員会という任意の組織において、保護者が主体的に懇親会を企画したり卒業アルバムを作成したりします。学校側は、児童の顔や名前のチェックを行うなど、アルバム制作の協力をしております。卒業式の写真も載せるため、卒業アルバムは、作成内容にもよりますが、6月以降に完成します。  今回、市内4校において、写真業者が失踪し、連絡が取れず困っているとの報告がありました。田無警察からは、契約不履行であること、アルバム納品前に全額支払いをしていることから、詐欺の刑事事件とはならず、本人と連絡を取り続けるしかないと言われました。また、アルバムを印刷・製本する印刷業者についても、写真業者と連絡が取れず困っていることも分かりました。  各校が連絡を取り続ける中で、写真業者が8月末に亡くなっていたことが分かり、現在まで、4校の校長と印刷業者、指導室と対応を協議しております。  卒業アルバムの写真や入稿した卒業文集のデータは様々な方法で4校全て回収することができ、現時点で費用面などを検討しております。今後も4校と指導室で情報を共有しながら対応してまいります。  以上でございます。 328 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 329 ◯18番(梶井琢太君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。  コロナ対策の衛生用品等の支援については、状況についてよく分かりました。これから本格化するかもしれない状況に備えて、去年より一貫して継続した対応といいますか、支援はなされているんだなということで安心いたしました。今後も、先ほど申し上げましたが、何があるか分からないという中でありますので、よく市内の状況については確認をいただいて、必要な支援についてはぜひ検討はしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  あと1点、コロナ対策として、今朝の読売新聞のオンラインなんですけれど、年末年始の医療体制について厚労省が都道府県などに要請をしたという記事がありました。ちょっと読み上げますと、「厚生労働省は、年末年始に向けて、新型コロナウイルスの感染拡大に備えた医療体制を確保しておくよう、都道府県などに通知した。休診が増える時期だが、新型コロナの感染者の急増も懸念されるため、普段に近い水準の維持が必要と判断した。通知では、発熱患者らが身近なかかりつけ医などを受診できるように、地域の医療機関や医師会と調整しておくことや、重症患者を受け入れる病床の確保などを求めた。また、保健所などへの相談が増えることが想定されるとして、人員や電話回線を拡充する必要に触れた」とのことであります。  都道府県が中心になるかとは思うんですが、一方で、地域の医療機関あるいは医師会等にも東久留米市としても一定の協議等が必要になるのかなというふうにも思うわけでありますが、この年末年始の医療体制について、現行、国や都あるいは東久留米市において動きがあれば、動向について伺いたいと思います。 330 ◯副議長(島崎清二君) 健康課長。 331 ◯健康課長(秋山悟君) 年末年始について、従前より医師会に委託して行っている市の休日診療、こちらは例年どおり開くわけでございますが、こちらではコロナの行政検査等は行うことができませんので、こちらについて医師会のほうから御連絡をいただいておりまして、まだこれは本決まりではないのですが、東京都のほうが第4回定例会で、年末年始の医療体制を維持するため、発熱患者らを診療・検査する都指定の医療機関が12月29日から来年の1月3日までの間で診療する場合に協力金を支給するという、そういう予算を盛り込んでいるということが発表されております。医師会のほうでは、こちらの協力金を活用して、数日、各医療機関が休診となる間に開けて検査等ができる医療機関を設ける方向で御検討いただいているということを御連絡をいただきました。これが本決まりになりましたら、東京都の発熱相談センターのほうに市民の方が問い合わせたらその場所が分かるという形が取れるよう、調整を図りたいというふうに考えております。 332 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 333 ◯18番(梶井琢太君) ありがとうございます。医療従事者の方々には本当に頭が下がるといいますか、改めて心より感謝をしたいと思いますし、市役所の職員の皆さんにも、年末年始を挟んで様々調整をしていただけるということでありますので、その点については深く感謝をしたいというふうに思います。年末年始、御不安に思われる市民の方も多いかと思いますので、ぜひ取組のほうは対応をお願いしたいと思います。  続いて、2点目のごみ出し支援のほうに移りたいと思います。2通りの困難者がいるということについては、ごみを分別することが困難な方については対象としないことを判断されたということでありました。  あともう1つ、これまで議会の中で課題として課題整理していきますという御答弁をいただいていたものがもう1つありまして、2階以上に居住する方の支援についても課題として整理していくという御答弁を、私、いただいていたんですが、この点についてはどういった整理の仕方になったのかについて確認をしたいと思います。 334 ◯副議長(島崎清二君) ごみ対策課長。 335 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 2階以上の建物においての対応ということでございますが、集合住宅の対応ということで考えてございます。集積所付近にお出しいただくことを原則としております。出していただくということでの対応でやっていく予定でございます。  以上でございます。 336 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 337 ◯18番(梶井琢太君) ちょっと分かりやすくお願いしていいですか。ごめんなさい。 338 ◯副議長(島崎清二君) ごみ対策課長。 339 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 申し訳ございません。集合住宅の対応ということでございますので、日々、これまで出していただいている集合住宅用の集積所のところに容器を置いていただいての排出ということになります。  以上です。 340 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 341 ◯18番(梶井琢太君) 午前中、青木議員からも他自治体の状況について資料請求されていたのをちょっと拝見もしましたが、例えば小平市では、集合住宅に居住する次に挙げる方のみによって構成される世帯であって、家庭廃棄物を自ら集積所に出すことが困難であり、かつ身近な者の協力を得ることができない世帯ということで、ふれあい収集の対象としているということであります。具体的に言うと3点、1点目が要介護認定を受けている方、2点目が障害の程度が1級または2級の身体障害者手帳を所持している方、3点目が障害の程度が1度または2度の愛の手帳を所持している方。これらの条件を満たす方が全てで構成される世帯については、集合住宅においてもふれあい収集の対象とされるということでありますが、こういった事例は我が市においては特になかったといいますか、課題ではないという理解でよろしいでしょうか。 342 ◯副議長(島崎清二君) ごみ対策課長。 343 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 対象世帯といたしましては、東久留米市におきましては、他の議員の際にも御説明いたしましたが、介護度4・5の方、身体障害者手帳1級・2級の方、そして精神保健福祉手帳の1級をお持ちの方、愛の手帳1度・2度の方ということで構成されている世帯ということにおいては、変わりはないということでございます。  以上でございます。 344 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 345 ◯18番(梶井琢太君) 午前中の議論の中でも、私も青木議員や昨日の三浦議員ともほぼ同じ意見ではあるんですが、小平の例を挙げずとも、やはりどんな物事にも必ず例外的なこと、レアなケースといいますか、お困りの世帯、漏れてくる世帯が必ずあると私は思うんです。そういった場合に、多分、要綱はこれから作成されると思うので、青木議員も指摘されていましたけれど、他市のように特例といいますか、市長が特に認めた者というのはどうしても必要なのではないかなというふうに思うんですが、改めて見解を伺いたいと思います。 346 ◯副議長(島崎清二君) 環境安全部長。 347 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 今、梶井議員からの御質問、要綱という話もございましたけれども、今後、試行実施を3月から進めていくわけでございます。そういった中で、特例なのかというのはありますが、どういった課題、どういう想定外の部分が課題として挙がってくる、何が挙がってくるかといったところはまだ分からない状況で、まずはやってみるということになってまいります。要綱は要綱として今議会終了後策定をしてまいりますけれども、早い段階で、年明けには準備を進めていきたいということであります。そうした中で、今回、年明けには要綱を策定して、準備を進めて3月の実施に備えるということもございます。今回、担当のほうで決定させていただいた要綱の形で試行実施に入らせていただいて、十分試行実施する中でそこは見ていく必要があるのかもしれませんけれども、十分な検証というんですか、そういうところはやっていきたいとは思いますが、なかなかその基準をどこで区切るかといったところは難しい状況もあります。それは一応担当のほうでは考えていく必要があるのかもしれませんが、まずはこの試行実施をやらせていただきたいと、この形でやらせていただきたいということでございますので、御理解いただきたいというふうに思います。 348 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 349 ◯18番(梶井琢太君) 分かりました。検証はしっかりされていきたいということでありますので、1年の試行実施の中で検証いただき、必要な点については、変えるべき点については改善をしていくといったことはぜひよろしくお願いしたいと思います。その点、答弁いただけないでしょうか。 350 ◯副議長(島崎清二君) 環境安全部長。 351 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 3月から試行実施をしていきます。この試行実施の要綱として実施をしていくわけです。試行実施の期間が1年程度というふうにさせていただいておりますけれども、いつから本格実施かというのは今後決めていきたいと思っておりますが、1年程度見ていく中で、そういう必要な見直し、改善というんですかね、そういうのが必要なことがあれば、それはそれで必要性に応じて、要綱等の見直しというところはやっていきたいというふうに思っております。  以上です。 352 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 353 ◯18番(梶井琢太君) その点についてはよろしくお願いいたします。  続きまして、子供食堂について伺いたいと思います。再質問としては、令和元年度の取組において、子供食堂の事業の実績といいますか、金額等も含めて実績について伺いたいと思います。 354 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 355 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 令和元年度の子供食堂についてでございますが、令和元年度の子供食堂推進事業の決算額は12万8000円という状況でございます。  以上でございます。 356 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 357 ◯18番(梶井琢太君) 12万8000円ということで、これは何団体で12万8000円ということなんでしょうか。 358 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 359 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 1団体で12万8000円という状況でございます。  以上でございます。 360 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 361 ◯18番(梶井琢太君) 1団体で12万8000円ということですね。東京都で10分の10ということでありますから、仮に来年度、東京都と市で折半しても、1団体6万と。市内、今、5団体でしたっけ。5団体ですから、最大でも30万円ということであります、年間。  私ね、先日もある子供食堂をちょっと見学させていただいたというか、お邪魔させていただいたんですけれど、やはりボランティアであれだけの労力をかけながら定期的に開催していくというのは本当に大変なことだなと思いまして、本当に頭が下がる思いでした。一定の寄附とかで野菜とかは頂いている部分もあるようなんですけれど、やはりそれだけだとどうしても運営費的にも厳しいという話は当然聞きますし、ただ、団体によっては、もちろん民間のファンドといいますか、そういったところから寄附金といいますか、資金の提供を受けて今年度は行っているという団体もありましたので、現状、様々ではあるんですが、これからずっと民間のほうから資金が提供される保証も何もないので、その点については御懸念された部分も少しあったのかなというふうに思いながら聞いておりました。  そういう意味では、年間30万、市の負担を十分かける価値のある重要な取組ではないのかなというふうに私は思うんですが、その点について見解を伺いたいと思います。 362 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 363 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 子供食堂への今後の対応等についてでございますが、現在の厳しい財政状況からは、市の負担が生じるような補助を行いますことは困難であると考えております。引き続き対象団体には丁寧に御説明するとともに、財政面を伴わない中で、何らかの支援ができないか模索してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 364 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 365 ◯18番(梶井琢太君) 財政が厳しいのは当然分かっています。分かっているんだけれど、事業の意義とか目的からすると、壇上でも申し上げましたが、今の社会環境の中では重要なテーマになっていて、それを市民のボランティアに担っていただいているという部分でありますので、その点については決して大きい金額ではないと思うんですね。年間30万、5団体。この点については十分検討してほしいなというふうには思います。  ただ、もう1つ、財政支援、運営費の面もあるんですけれど、場所がなかなか取れないという話もありまして、定期的にやっぱり食堂といいますか、調理場の機能がついた場所でないと当然開けませんので、そういった場所を予約して確保していく必要があるという中で、なかなか確実に予約が取れるとは限らない。その点がやっぱり御苦労されているという話も伺いました。現在、市で、そういった場所の確保で御苦労されているという話は、状況については把握はされているでしょうか。 366 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 367 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 子供食堂の実施場所についてでございますが、なかなか場所が取れなくて困っているという団体がいらっしゃるというお話は聞いているところでございます。今、具体的にどういった状況で、どう取れないのかについては状況を確認しているところでございますが、状況も伺いまして、どういった対応ができるのかについて模索してまいりたいとは考えているところでございます。  以上でございます。 368 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 369 ◯18番(梶井琢太君) ぜひその点についてはよろしくお願いしたいんですが、場所といっても様々な、今、例えば東部地域センターで行っている団体については、東部地域センターの部屋をある程度、一定優先的に取るような配慮はもちろんしていただきたいんですが、仮にそれが無理だった場合でも──どんどん無理な話ばかりしているんですけれど、それが無理でも、例えば本村小学校で学校の家庭科室を使ってやっているという情報も聞いているんですが、例えば、今やっている団体の近くの小学校なりで家庭科室を使った場所の提供支援という形は取れるのかどうかについて伺いたいと思います。 370 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 371 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 今、そういった場所に困っている団体のほうが学校での実施ということについて検討などされるかどうか、まだ分からない状況ではございますが、そういった場所も検討したいということがございましたら、教育委員会のほうとも御相談させていただきながら対応のほうは模索したいと考えているところではございます。  以上でございます。 372 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 373 ◯18番(梶井琢太君) 様々な手法、やり方はあるかと思いますが、団体、当事者の方々ともよく話合いをされて、よりよい解決策をぜひ検討していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 374 ◯副議長(島崎清二君) 子ども家庭部長。 375 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 先ほど担当課長から御答弁させていただきましたけれど、その場所の問題に関しましては、今、当然、コロナ禍におきまして、本市のほうの公共施設、場所、定員の2分の1という制限をかけさせていただいているところでございます。それが起因して場所がいろんな団体とぶつかってしまってなかなか予約が取れないのか、そうしたところの課題も含めまして、よくよく子供食堂をやっていただいている団体のお話を聞きながら意見交換して、なるべくこういった活動が広がるような支援のほうを市としても考えていきたいと思っております。  以上でございます。 376 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 377 ◯18番(梶井琢太君) 改めてよろしくお願いいたします。  最後、もう1つなんですけれど、位置づけの問題なんですよね。先ほど来申し上げていますけれど、子供の貧困問題とか居場所の問題とか虐待防止などについて、多くの意義が私は見いだせる事業であると思っているんです。この子供食堂に関して、市の中の施策体系上といいますか、その中で位置づけを整理していくこともやはり一定必要なのかなというふうに個人的には思っています。  以前も私、議会のほうで様々質問していて、子供食堂以外の部分、児童館とか様々含めて議論していた部分もあるんですけれど、子ども・若者育成支援推進法、これは次世代育成支援対策推進法の後に続く法律でありますが、これに基づいて子ども・若者計画を各自治体はつくりなさいという通知が国からありまして、その当時、議会のほうで市と話して、市側でも計画の内容について整理をしていきたいという御答弁をいただいています。その後、青少年問題協議会で会合が1回あって、課題整理のための会合だと思いますけれど、そういったことはあったと聞いているんですが、やはりいま一度、子供食堂も含めて、子供の貧困問題とか居場所の問題、虐待防止とかを中心に、ほかの計画から漏れ落ちるような子供や若者への施策について課題を整理する必要があるかと思うんですが、御見解を伺いたいと思います。
    378 ◯副議長(島崎清二君) 児童青少年課長。 379 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 子供や若者へのそういった対応についてでございますが、以前から青少年問題協議会などでもそういったところについて整理しているところでございますので、引き続きそういった場で整理をしてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 380 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 381 ◯18番(梶井琢太君) その点についてはぜひよろしくお願いいたします。  次が、性的マイノリティーについて伺いたいと思います。人権担当と男女共同参画係のほうで共同で取り組んでいくということでありましたが、やはりちょっと分かりにくい。特に相談窓口──まずは相談体制をつくることが重要であるというふうに東京都の条例や計画のほうでも明記されているところではあるんですけれど、市でもどこに相談すればいいかというのを分かりやすく、明確にしないと、やはりお困りの方、なかなか困っていることについて相談がしにくい。そういう状況があっては困ると思うんですけれど、東久留米市でも、組織体制において、相談窓口をもうちょっとジェンダーの問題とか性的マイノリティーについても相談してくださいというふうに分かりやすく示しながら、ホームページや市報等で性的マイノリティーに関する情報発信、これ、困ったときにここに連絡してくださいという連絡先も含めてですけれど、そういった情報発信をしていただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 382 ◯副議長(島崎清二君) 生活文化課長。 383 ◯生活文化課長(島崎律照君) 分かりやすい窓口というところでございますが、先ほどの部長答弁にもありましたとおり、性的マイノリティーに関連した相談・啓発につきましては、人権担当において男女共同参画担当とともに情報を共有しながら取り組んでおります。相談が必要な方に窓口などが分かりやすい工夫をしながら、引き続き啓発に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 384 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 385 ◯18番(梶井琢太君) その点については、ぜひ改善についてはよろしくお願いしたいと思います。  さらに言えば、組織改正等の際に組織名称、今、市民協働係とか男女共同参画係とか市民相談・施設係に分かれていると思うんですけれど、多文化共生とか性的マイノリティーとか様々新しい課題も出てきていますし、長期基本計画等にも柱の一つになってきている問題でもあると思いますので、組織改正等の際にはぜひ組織の名称からして市民に分かりやすい体制をつくっていただきたいなというふうに思いますが、この点については要望をしておきます。  あとは、これまで様々な議員から、自治体で最近、様々取組が進んでおりますパートナーシップ制度の要望も出ていますが、市側でも調査・研究をしていくということでありました。この点についてもやはり組織の問題もあって、組織が、どこで、誰が、いつ、何を担当するというのをある程度はっきりさせていかないと、調査・研究というのもなかなかうまくいかないのではないのかなというふうにも思いますので、やはりまずは相談体制や施策の取組、特に課題の抽出についてはしっかりと担当をできれば決めていただきたいなと。その中で、パートナーシップ制度も含め課題についての整理をまずはしていただきたいなというふうにも思うわけなんですが、その点について御見解があれば伺いたいと思います。 386 ◯副議長(島崎清二君) 生活文化課長。 387 ◯生活文化課長(島崎律照君) 課題の抽出についてでございますが、議会でも答弁させていただいているとおり、例えばパートナーシップ制度につきましては、他市において導入している市もございますので、そういったところの状況などもよく注視いたしまして調査・研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 388 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 389 ◯18番(梶井琢太君) その点についてはしっかり進めていただきたいという意見を改めて申し上げて、要望とさせていただきたいと思います。  最後、5点目の卒業アルバムについてなんですけれど、経緯については一定分かったんですが、結局、代金等について、金額面的な部分ではどうなったのかという部分について少し分からなかったので、御説明をもう少ししていただきたいと思います。 390 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 391 ◯教育部参事(椿田克之君) 今回の件につきましては、詐欺の刑事事件ではないことと、本人から事実確認ができないため、訴訟などを起こしても時間と費用の無駄になる可能性があるため進められないと、市の行政法律相談の弁護士から助言をいただいております。  また、費用の補助につきましては、任意の組織が行っていることと、4校の学校での出来事であり、市全体を考えると代金等について対応することは難しいと考えております。 392 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 393 ◯18番(梶井琢太君) 市全体では難しいということでありましたが、では、代金はどう解決──検討されていると言いますけれど、どう解決に向けて動き出しているのでしょうか。 394 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 395 ◯教育部参事(椿田克之君) 代金につきましては、まず、このお金、公費ではなく私費であるため、ここでは具体的な金額は控えさせていただきたいと思いますが、今、実際に不足している学校もあると聞いておりますので、そのことを4校の校長と指導室で今現在協議しているところでございます。 396 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 397 ◯18番(梶井琢太君) 協議、今、4校で協議……。学校から私の家庭のほうに手紙が入りまして、卒業アルバムの関係で寄附をお願いしますという手紙が私の自宅にも参りました。ああ、寄附という形で進んでいるんだなというふうには思ったんですが、その4校全体で、今、寄附も含めてそういった動き方についてもう進んでいると思うんです、検討中、協議中というよりは。その点についてもうちょっと説明をお願いしたいと思います。 398 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 399 ◯教育部参事(椿田克之君) 学校の状況や学校の地域等によって様々対応が違っております。今おっしゃったように、保護者等、関係する方から寄附を集めている学校もありますし、教職員の中で寄附を募ったりしているところもございます。今、その辺りで、実際にこれだけ集まったけれども、今ここが不足しているというところまで来ておりまして、その不足分についてどのように対応していこうかということを4校の校長と指導室で協議しております。 400 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 401 ◯18番(梶井琢太君) 保護者や教職員の寄附、市役所の職員の寄附もあるんでしょうか。 402 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 403 ◯教育部参事(椿田克之君) そのことにつきまして、今、具体的な不足額、それを明らかにし、どのように対応するかというところを考えているところでございます。 404 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 405 ◯18番(梶井琢太君) 私はすばらしいと思います。寄附で皆さんで解決していきましょうという思い自体は皆さんすばらしいと思うんですけれど、ただ、やはりこういった事態において、教職員の方がお金を出したり、市の職員がお金を出したりして、教職員も公務員ですから、私費を出すというのは私はどうかなというふうには思っています。今回、しようがないというのでしょうけれど、私はそこはもう少し何とかならなかったのかなというふうに思っています。市で、なかなか公で出せる部分はないということでありましたけれど、例えば訴訟の費用だとか、そういった部分でも市でできることはなかったのかについて確認をしておきたいと思います。 406 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 407 ◯教育部参事(椿田克之君) 繰り返しになりますけれども、今回は任意の団体で行っていることと、あと、市全体の学校に関わることであればそのような対応も検討できるかもしれませんが、4校ということなので、そこにつきましては、現在、どのように対応するか校長と検討しているところでございます。 408 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 409 ◯18番(梶井琢太君) 対応するかというか、寄附で賄っていくということは分かりました。ただ、それはやはり、私、何度も言いますけれど、抜本的な解決にはならないと思いますので、できれば今回どうにかしたかったですが、今回もどうにもならないと。これ以上、公ではタッチできないということであるなら、今後についてはやはり改善をしていくべきなのではないかなというふうに思っています。  ほかの市、様々なやり方がありますけれど、学校が契約したり、中には市教育委員会で公会計で対応している自治体もあるようですが、そういった部分を含めて、やはりせめて契約は公で、学校あるいは市教育委員会で行うべきなのではないのかなというふうに思いますが、実際、そういう自治体はありますので、特にこういったトラブルが起こった後だから、これまでどおり進めていくのもなかなか無理があります。前議会で三浦議員も委員会でおっしゃっていましたけれど、共働き世帯も増えていて、PTA活動もなかなか難しいという社会状況の中でありますので、PTAが契約から何から全てを管理していくというのはやはり無理がある社会環境になってきたのかなというふうには思っています。  一方で、学校の働き方改革といいますか、学校長の負担を減らしたいという思いもあるんですけれど、だから、できれば公会計といいますか、市で契約等は対応していただきたいなという思いはあるんですが、それが仮に無理だとしても、学校で契約するなりというやり方は考えられないのかについて改めて見解を伺いたいと思います。 410 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 411 ◯教育部参事(椿田克之君) 今回の4校に限らず、小学校では保護者担当が業者と作成したり、中学校では学校や学年が業者と作成している学校が、本市だけに限らず都内いろんなところにございます。また、学校によって様々な契約の仕方があるということが分かってきています。なので、今回の件につきましては、まずは、本市の今回の出来事について、契約書のない契約であったこと、また、毎年同じ業者が行っているため慣例的に口約束になっていたことが、一番大きな問題と考えております。  なので、今後、今回のこのことを受けて再発防止に向けましては、任意組織で行っているため、代金の対応は難しいことは確かであります。ただ、今回起きたアルバム納品前に全額支払い、そういったことですとか、あと口約束になっている、そういったことについて、そういった契約の方法や内容、そちらについては十分に配慮するなどといった注意すべき事項、そちらをしっかりと検討して学校に情報提供してまいりたいと思います。  以上でございます。 412 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 413 ◯18番(梶井琢太君) 現行の契約の方法についてはやはりもう一度見直す必要はあるし、このままの方法でしばらくやっていくにしても、その点は市でもしっかりチェックをしていただきたいなというふうに思いますが、先ほど来申し上げているとおり、今すぐでなくてもしようがないですけれど、一定の期間の中で検討していただいて、卒業アルバムの代金までとは言いません、少なくとも契約までは、学校もしくは市教育委員会で行えるような調査・研究、今おっしゃった他自治体の状況だとか、市内でも学校で契約しているところもあるわけですから、そういった部分を含めて在り方については検討していただけませんでしょうか。 414 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 415 ◯教育部参事(椿田克之君) 私も様々な学校を転々と都内歩き回っておりまして、本市の状況以外でもいろんなやり方があると聞いております。なので、今回のことをこのままで終わらすのはいけないと思っておりますので、この契約の一番いい在り方について様々他地域も含めて調査・検討して、いい内容を学校に情報提供していきたいと考えております。  以上でございます。 416 ◯副議長(島崎清二君) 梶井議員。 417 ◯18番(梶井琢太君) ありがとうございます。了解いたしました。よろしくお願いいたします。  以上で私の一般質問を終了いたします。 418 ◯副議長(島崎清二君) 以上をもって梶井議員の一般質問を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 419 ◯副議長(島崎清二君) ここで休憩いたします。  再開は午後4時10分。       午後 3時49分休憩       午後 4時10分開議 420 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 421 ◯議長(富田竜馬君) 議長交代いたしました。  ここでお諮りいたします。間もなく定刻の午後5時になります。会議時間を延長したいと思いますが、御異議ございませんか。      (「異議なし」の声あり) 422 ◯議長(富田竜馬君) 異議なしと認め、会議時間を延長することといたします。  一般質問を続けます。  次に、「市行政について」と題して、佐藤一郎議員から行います。  佐藤議員。     〔19番(佐藤一郎君)登壇〕 423 ◯19番(佐藤一郎君) 未来政策フォーラムの佐藤一郎です。通告に従いまして一般質問を行います。  1、市行政について。  (1)北部・北西部の公共施設についてを質問いたします。  並木市長は今年の施政方針におきまして、北部・北西部地域における公共施設の再編に向けた施設機能の在り方について、「北部地域における子育て支援機能を備えた施設の在り方も含め、今年中を目途にそれぞれの方針案についてお示しするスケジュールで進めてまいります」という発言がございました。その後、私が一般質問で質問した際には、担当課長から「年内に素案を作成し、市民への説明会を行い、最終的な方針を決定して行政報告を行う」との答弁がございました。  しかし、今現在、まだ方針案は示されておらず、今議会で行政報告はされませんでした。現在の進捗状況をお伺いいたします。  また、北西部にあります重要な公共施設、旧下里小学校は、活用方針が決まっていない中、現在はどのような活用がなされているのかお伺いいたします。  (2)文書管理システムについて。  文書管理システムは、令和3年4月、本稼働として進められていますが、現在の財政健全経営計画実行プランの記載では運用開始までしか記載がございません。今回、文書管理システムの方針が一部変更されましたが、来年4月以降、どのようなタイムスケジュールで目標を達成していく予定なのかお伺いいたします。  (3)デマンド型交通について。  去る11月12日に、デマンド型交通の実験運行がされてから初めての地域公共交通会議が開催されました。私も時間の許す限り傍聴はさせていただきましたが、残念なことに全てを傍聴することはできませんでした。この会議の中で委員の方々からどのような質問、意見等が出たのかをまずお伺いいたします。  あわせまして、質問に関連いたしますので、会議で配付されました実験運行利用実績報告書と事務局報告等資料を要求させていただきます。議長におきましてお取り計らいいただけますよう、よろしくお願いいたします。  (4)在宅避難について。  市の地域防災計画で想定している震度6程度の地震が発生し、自宅の建物本体に被害はないけれども、停電や断水が起きてしまったとき、あるいは自宅の位置が洪水ハザードマップ上では水害や土砂災害に見舞われる可能性は低いけれども、大型台風が接近中で電線が切れて停電になってしまったときなど、多くの市民の方々は、自分は、家族は、どうすればいいというふうに思っていらっしゃるでしょうか。ひょっとしたら、皆さんは近所の避難所に行ったらいいと思っている方が多くいらっしゃるかもしれません。  しかし、ちょっと待ってください。本当にそれが最善の方法なんでしょうか。例えば、夜間、避難所に向かうこと自体に危険が伴います。また、運よく避難所にたどり着けたとしても、震災の場合でしたら、家が倒壊して避難してきた方でごった返しているかもしれません。コロナ禍の現在では、避難所の収容人数にも限界があります。また、食料や毛布、トイレ等が十分に用意されているかも分かりません。  では、どうすればいいのか。自宅にいるのが一番いいんです。避難所に行くことによる精神的なストレスもございません。新耐震基準を満たす建物だったらば、基本的には家の中が一番安全なんです。市としても分散避難を推奨しておりますが、さらに積極的に「ステイホーム」と呼びかけたほうがいいと考えます。しかし、そうはいっても、御自宅に何の準備もなければ、それは難しいことだというふうに考えます。在宅避難の際にどのような準備が必要かお伺いいたします。  (5)組合交渉の公開について。  組合交渉の公開につきましては、私が議員になって2年目の平成24年第1回定例会におきまして一般質問で取り上げました。地域手当の課題もあって、情報公開の観点から公開できないかと申し上げました。その後、翌平成25年4月に、東久留米市労使交渉の経過及び結果に係る公表取扱要領が施行されて、公表されることになったという経緯でございます。  それから7年がたって改めてホームページを確認させていただきましたが、直近の交渉経過や結果の公開でございました。このような交渉の結果や経過は経年で比較することも重要ではないかと考えます。以前のものを削除しないで、過去5年間ぐらいは見ることができるようにならないかというふうに考えますが、見解をお伺いいたします。  以上で壇上での質問を終え、御答弁をいただきました後、自席での再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 424 ◯議長(富田竜馬君) ただいま佐藤議員より資料要求がありましたが、提出できますか。  都市建設部長。 425 ◯都市建設部長(小原延之君) 御請求のございました令和2年11月12日に開催の令和2年度第1回地域公共交通会議における配付資料、東久留米市デマンド型交通実験運行利用実績報告書、事務局報告等資料を用意しておりますので、配付をさせていただきます。 426 ◯議長(富田竜馬君) それでは、御配付をお願いします。    ─────── ◇ ─────── 427 ◯議長(富田竜馬君) ここで暫時休憩いたします。       午後 4時18分休憩       午後 4時19分開議 428 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。
       ─────── ◇ ─────── 429 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 430 ◯企画経営室長(土屋健治君) 市行政についての1点目、北部・北西部の公共施設についてでございます。  北部・北西部地域における公共施設機能の在り方に関する検討につきましては、公共施設マネジメント推進委員会の下部組織として2つの公共施設マネジメント推進部会を設置し、北部地域と北西部地域についての公共施設機能の在り方について、それぞれの調査・検討を昨年度より進めてきたところでございます。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症による情勢も受けまして、各部会における調査・検討の取りまとめには至っておりません。また、現在の第3波の感染拡大状況などを見ますと、今年度中は本件については見合わせることになると考えております。  今後については、現時点において見通しは立っていない状況でございます。  旧下里小学校跡地の現状の活用につきましては、下里中学校の授業や部活動での利用のほか、図書館が中央図書館大規模改修工事の実施期間中の作業室や資料、什器等の一時保管場所として暫定利用しております。また、跡地利用の活用方針が定まるまでの期間、生涯学習課が文化財・展示用土器等の資料室として、選挙管理委員会が選挙用物品倉庫及び選挙時の投票所として、防災防犯課が段ボールベッド保管庫及び指定避難所として、それぞれ校舎棟及び体育館を暫定利用している状況でございます。  また、体育館及び校庭につきましては、跡地の活用方針が定まるまでという条件で、閉校前と同様にスポーツ開放事業を継続しております。  以上でございます。 431 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 432 ◯総務部長(佐々木弘治君) 続きまして、2点目の文書管理システムについて、導入後の進め方についてでございます。  文書管理システムの方針につきましては、文書管理システム導入の範囲の中とはなりますが、今までの取組に加えて、電子化(デジタル化)は必須であること、不要な押印を見直していく視点から、目標2)を「電子化(デジタル化)を基本とした業務の効率化」に変更、目標6)に「はんこレス化(押印不要)」を追加し、さらに、指標1)に「電子化(デジタル化)」を追記変更し、本方針を本年11月19日に庁議に報告し、改めて庁内に周知したところでございます。  令和3年2月から3月にかけ開催する全職員向けのシステム操作説明会におきましても、本方針について確認していくこととしております。4月以降のシステム本稼働後につきましても、本方針で示す6つの目標に沿って進めていき、事務の効率化を図っていきたいと考えてございます。  以上でございます。 433 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。 434 ◯都市建設部長(小原延之君) 市行政についての3点目、デマンド型交通についてお答えいたします。  令和2年11月12日に令和2年度第1回東久留米市地域公共交通会議を開催いたしました。会議では、運行開始から9月30日までの利用登録申請の状況のほか、様々な視点から見た利用状況やキャンセルの状況などについて御報告させていただいた後、今年度予定をしている利用者アンケートについて御議論をいただいております。  主な質問として、利用実績の報告の後、委員からは、ほかの交通事業者と競合する駅前の利用が円滑にスタートできたのか、これまでの利用実績を踏まえ、どのような課題があるのか、デマンド型交通における新型コロナウイルス感染症対策についてのほか、無断キャンセルの発生状況などについて御質問がありました。  また、「運行開始当初としては、利用者数の結果はよいほうではないか」、「次回の報告に向け、利用状況として町丁別や移動距離、キャンセルの状況については、前日や当日別のほか、高齢者、子育て世帯別で把握する必要がある」といった御意見を頂戴しております。  利用者アンケートについては、実施方法、実施期間、項目について御説明した後、回答者の居住地欄の追加や、一部、選択肢の記載方法の修正について意見があったほか、今後の展開として、「利用登録を行ったが利用していない人などを対象としたアンケートなども検討してみてはどうか」といった意見もございました。  また、事務局より、乗り合いによるデマンド型交通(区域運行)で交通系ICカードによるキャッシュレス決済を導入している事例について、様々な自治体の地域公共交通会議に御出席している委員の皆様と情報交換をさせていただき、情報提供をいただいたところです。当該カード決済や感染症対策など、引き続き情報収集してまいりたいと考えております。  なお、会議の詳細につきましては、議事録を市ホームページに掲載してまいります。  以上でございます。 435 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 436 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、市行政についての4点目、在宅避難につきましてお答えいたします。  災害発生時に在宅避難を想定した事前の備えといたしましては、本年7月15日号の広報紙とともに全戸配布いたしました「災害時の分散避難と感染症対策」のパンフレットには、おおむね7日分の水や食料、このほか生活必需品、防災用品の備えや、ローリングストックによる日常備蓄の方法、また、備えておきたい備蓄品リストを掲載しております。このリストでは災害時における一般的に必要と考えられるものを掲載しておりますので、市民の方々おのおのが日常生活の中で必要となるものを追加した上で、備蓄品として準備しておくことが大切なことと考えております。  以上でございます。 437 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 438 ◯総務部長(佐々木弘治君) 5点目の組合交渉の公開について、関係団体との交渉経過の公開についてでございます。  現在は、関係団体協議の上、直近の交渉経過を市ホームページに掲載してございます。今回、議員からの御指摘を受け、経年で見られるようにという件につきましては、関係団体のほうへ投げかけてまいりたいと思います。  以上でございます。 439 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 440 ◯19番(佐藤一郎君) 御答弁ありがとうございます。すみません、壇上で質問した順とは逆の順で再質問させていただきたいと思います。  まず、組合交渉の公開についてということで、今、関係団体に投げかけてまいりますということでございました。市側の一存で決められる問題ではないということは重々承知しておりますので、私は、それほど大きな反対もあるようなことでもないのではないのかというふうに考えますので、この件に関しましてはぜひ投げかけていただきたいと思いますし、強く求めてもらいたいというふうに思いますので、お願いいたします。  もう1点ですけれども、私も、直近、今載っているものを見させてもらっていたんですが、いろいろ様々書かれてあります。提案の概要、いつ提案したかとかいろいろ書かれてはあるんですが、例えば交渉日というのも書いてあったりとか、あと当局側と団体側の様々な趣旨、内容というんですか、こういったようなお互いの主張や、最後、合意の結果とか分かるんですが、交渉日が2週間ほどとかいう結構長い期間されているんですよね。そう考えると、かなり内容の濃い議論がされているのではないのかなというふうにも考えるんですが、2週間、毎日やっている場合もあるかもしれませんから、かなり時間をかけた交渉がされていると思うんですが、その割にはちょっと中身が薄いのではないのかなというふうに思うんですね。もっと詳しい内容をホームページに載せてもらうということはできないんでしょうか。 441 ◯議長(富田竜馬君) 職員課長。 442 ◯職員課長(佐川公行君) 交渉経過の内容についてでございます。  現在の交渉内容につきましては、今、議員が言っていただきましたけれども、件名、提案日、提案の概要、交渉の状況、交渉経過、主張の要旨、交渉結果が公開されております。  もう少し詳しい内容をということでございます。議員が今御指摘されたところでございますが、交渉相手もあることですので、内容につきましては調整をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 443 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 444 ◯19番(佐藤一郎君) さっきも申し上げましたけれど、相手がある話なので、双方の合意がないとというのはもちろん分かるんです。ただ、要は、当局側の考え方としてやはり強く申し入れてもらわないと、向こうも「分かりました」というふうにならないと思うんですね。これに関しまして当局側としての考え方というのは、今、私が申し上げましたけれども、そのようにもっとボリュームを持ってというふうなことで交渉してはもらえるんでしょうか。 445 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 446 ◯総務部長(佐々木弘治君) 関係団体との協議というのは当然出てくるお話でございますが、議員も御質問の際言われておりましたとおり、御提案いただく中で、市としても、労使の関係も維持しながらも円滑な労使関係を保っていくような形のやり方として、こういう交渉経過なども公開してきた経過がございます。これはやはり、1つは、相手もいるというところでありながら、市としても円滑な形で労使関係が保てているという形にもなりますので、議員の御指摘の点は関係団体のほうとは早速話はしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 447 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 448 ◯19番(佐藤一郎君) 今、円滑な労使関係というようなお話がございましたけれども、詳しく内容を書くことが円滑な労使関係にどのように影響するのか、私、よく分かりません。団体側としても、自分たちの言っていることをもっと詳しく載せてくれと言われるかもしれませんし、それは私、よく分からないです。それ、もっとボリュームがあって、私はそれを市民の目にも見てもらうということが重要だと思うんですけれども、その件に関しましてはいかがでしょうか。 449 ◯議長(富田竜馬君) 副市長。 450 ◯副市長(西村幸高君) 労使交渉の、これ、ホームページに、議員からの御提案というか、御指摘いただきながらの経過で現在あるんですが、正直に言いまして、区部も含めましてこの取扱いについて私も見させていただいている中で、あまりにも形式的な載せ方が多いというふうに私自身感じております。今の時代が変わってきている中で、労使ともにオープンにいくことがお互いの信頼関係を深める、私は深めていくべきだというふうに思ってございますので、総務部長が直近で申入れも含めまして動いていきたいということでございますので、引き続き積極的に取り扱っていきたいと思っております。 451 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 452 ◯19番(佐藤一郎君) 副市長から力強いお言葉をいただきましたので、この件に関しましてはよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移りたいと思っております。在宅避難に関しましてですね。私も実はとある本を読んだことからなるほどなというふうに思ったんですが、今、こういったコロナ禍ということも一つございますが、これまでというのは、やはりどうしても皆さん、何かあったら避難所に行けばいいのではないのかなというふうに思っている方が多くいらっしゃるのではないのかなというふうに思うんですね。ただ、恐らくですが、私、今、避難所の数とか収容人数とかを考えると──想像ですよ、恐らく市民の2%か、多くて3%ぐらいしか避難することはできないだろうなというふうに思っております。そうすると、その他の大多数の方は自宅ですとか、あるいは風水害の場合はどこか、より安全な場所に避難するとか、そういった避難をするしかないんだろうなというふうなことで、この質問をさせていただいたんですね。  私も常々思っているんですけれど、なぜそういったところに行くというふうになるかというと、一つ思っておりますのは、例えばテレビなんかでも、何か災害があったりするとやっぱり絵の映りがいいんでしょうかね、避難所の様子とかをよく取り上げたりすると。私はそこにも一つちょっと原因があるのではないのかなと思うんですね。なかなか自宅で避難している様子というのはあんまり映したりしませんので、そういった問題もあるのかなと思うんですけれど、どうしても避難所に行きがちではないかなというふうに思っております。  そこを、やはり市民の意識もちょっと変えてもらいたいなというふうにも思いますし、もちろん、今こういった情勢ですので、避難所の充実という言い方がいいのかどうか分かりませんが、避難所に受け入れた人は恐らく、こういった状況ですから、例えば震災でしたら家が倒壊してしまったとか、そういった方が多くいらっしゃるんだろうなというふうに思いますけれども、今こういったコロナ禍におきまして災害が発生した場合、避難所へ来る避難者受入れについてどのような状況なのかということをお伺いします。 453 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。 454 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 避難所への避難者の受入れについてお答えいたします。  現在、避難所に指定している学校施設における指定避難所は体育館となっておりますが、感染症等が蔓延している状況等においては、避難所感染症対策マニュアルに沿った避難所開設もありますので、状況に応じて学校の教室等の活用も行っていく考えでございます。  しかし、災害時における避難先は、コロナ禍において3密を防止するなど感染症による2次被害を防ぐ必要もあり、風水害時に高齢者等が事前に避難する必要がある場合もあることから、避難所への避難以外の方法として、在宅避難を含めた分散避難の検討もお願いしているところでございます。詳しくは、本年10月15日号の広報紙にて防災マップ及び避難所の案内図とともに全戸配布いたしました「分散避難のススメ」のパンフレットを参考にしていただくようお願いしたいと思います。  また、分散避難につきましては、市内各所にて開催しております防災講話などの機会を通じて、自助・共助の大切さについての御説明を行う中で、避難の重要性も含め認識を深めていただくなど、適時、様々な方法により、今後も市民の皆様へ分散避難の啓発に努めていきたいというふうには考えております。  以上でございます。 455 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 456 ◯19番(佐藤一郎君) そうですね、もうやっていただけている部分もあると思います。もっとこういった説明会の機会を捉えられてそういったことを進めてもらいたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  今、この「分散避難のススメ」というのも手元にあるんですが、確かに地震編でも風水害編の「避難の流れ」でも、1番ということで自宅が安全な場所である場合は在宅避難というふうに書かれているんですが、その辺がちょっと分かりにくいところもあるのかな、まだちょっと皆さんに響いていないというところもあるのかなというふうに思いますので、もう少しビジュアルも工夫してもらって、もっと市民の方に分かるようにしてもらえればなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。  デマンド型交通についての再質問をいたします。今、御答弁いただきました。私、この会議を少し傍聴していて、東久留米市のすばらしいなと思ったところの一つなんですが、委員の方からの発言がありましたけれど、他市では無断キャンセルというのが結構あるというのは聞いたんですが、東久留米市では今のところまだ1件もないということで、東久留米市の市民の方はすばらしいなというふうに思ったところでございます。もっともっと広がってくれば分かりませんけれども、現在のところはそういうことはないということで、また一つ感動したところでございました。  様々御答弁いただきましたが、その中で、私、1つ気になったところでございますが、やはりちょっと問題というか、これからの課題というところなんですけれど、行きはいい、例えば病院なんかですけれど、行きは御自宅から時間を指定して行っていただく。しかし、帰りというところで、例えば病院なんかで時間が読みにくいということで、帰りは御利用がなかなか難しいのではないかという課題があるというふうなことがございました。その件に関しまして、今、担当課ではどのように考えていらっしゃるのかお伺いします。 457 ◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。 458 ◯道路計画課長(武内浩司君) 地域公共交通会議では、令和2年9月末までの利用実績を御報告させていただき、事務局としても、降車地を自宅とした利用率や別予約による乗り合いの状況が低いことから、今回、帰りの利用については、他の方との同乗についてをアンケート項目に設定し、利用者の意向把握に努めてまいります。  以上でございます。 459 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 460 ◯19番(佐藤一郎君) そうですね、まだ始まったばっかりでもありますし、まだこれからという部分はあるのかもしれません。  今、アンケートの話が出たんですが、これ、説明資料としても会派説明で頂いたんですが、まだこれで最終決定ではないと思うんですが、ちょっと気になったところが利用頻度のところなんです。「今回が初めて」というところと「月に数回」とか「週1回」とか「週2~3回」とか「週4回以上」とかあるんですが、例えば、今回2回目とか3回目とか、もうちょっと頻度が少ないという人のところも加えてはどうなのかなというのが1点。また、これは、今、御答弁というか、意見としても委員からも出ておりましたが、利用登録を行ってはいるんですが、利用していない人へのアンケートというんですか、恐らくこれは今考えていらっしゃるアンケートとはまた別な機会、来年以降とかそういうのでもいいのかなと思うんですが、それは登録されている方というのは住所も分かっていらっしゃると思うんですね。ですから、そういった方、例えば無作為抽出ですとかその中から、登録しているけれども、まだ使っていない、今こういったコロナの状況で公共施設が閉鎖している時期もありましたし、様々なイベントも中止になったりとか、各種団体も活動を中止していたりとか、様々な事情があって行けていないという人もいるでしょうし、そういった声を拾えるようなものもやってはどうかなというふうに思うんですが、それに関しましてはいかがでしょうか。 461 ◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。 462 ◯道路計画課長(武内浩司君) 今年度実施します利用者アンケート、こちらにつきましては、地域公共交通会議でも御議論いただき、あらかじめお配りしておりました資料等は、追加事項としましてお住まいの地域、こちらを追加するべきだ、また、利用区分についてももう少し分かりやすくということで、同乗者につきましては70歳以上という明記であったんですが、70歳以上の方の同乗者、妊婦の方についても妊婦の方の同乗者、ゼロ歳から3歳児につきましてもゼロ歳から3歳児の方の同乗者ということで修正しております。  また、利用頻度につきましても、1番目が「週4回以上」、2番目が「週2~3回」、3番目が「週1回」、4番目が「月に数回」、5番目に「今回が2回目以上」という項目を追加しております。  また、今後のアンケートについてでございます。地域公共交通会議では、今後の展開として、「利用登録を行ったが、利用していない人などを対象としたアンケートなども検討してみてはどうか」といった御意見はいただいております。まずは今年度実施するアンケート結果の確認と、引き続き、今後の申請状況、様々な視点から見た利用状況、キャンセルの状況など、利用実績の把握に努めてまいります。  以上でございます。 463 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 464 ◯19番(佐藤一郎君) そうですね。様々その結果をよりよく反映させられるような内容のアンケートになればいいなというふうに思いますし、また、次回以降のそういった、まだ言っても半年で、コロナ禍というのもありまして正確なニーズがまだ把握できていない状況だと思いますけれども、そういった利用できていない方々へのアンケートというのも大事かなと思いますので、そういったこともぜひよろしくお願いいたします。  それと、もう1点だけなんですが、キャッシュレス化のお話が、事務局報告等資料の一番最後に「新しい生活様式」を踏まえたキャッシュレス化の導入というのがあるんですが、何点か、交通系ICカードとか、様々なQRコードを利用したとかいうようなのが、今、検討されているということなんですが、そこについて課題というんですかね、こういったところは向いているが、こういう問題があるとか、様々、何かそういったものがあれば、そういうのをお伺いします。 465 ◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。 466 ◯道路計画課長(武内浩司君) 11月12日に開催された地域公共交通会議では、「『新しい生活様式』を踏まえた地域経済の活性等への対応」として、事務局より、乗り合いによるデマンド型交通で交通系ICカードによるキャッシュレス決済を導入している事例につきまして、様々な自治体の地域公共交通会議に御出席しています委員の皆様と情報交換をさせていただいております。  その中で出たお話として、乗り合いによるデマンド型交通の区分は、路線バスなどの路線定期運行と同じく一般乗合旅客自動車運送事業となるが、運行事業者が交通系ICカードの使用権利を保有していないことから、過去に他の自治体でも同じような理由により交通系ICカードの導入を断念した経緯があるといった情報提供や、交通系ICカード以外やQRコードを利用したキャッシュレス決済については特段手続等はないが、交通系ICカード以外によるキャッシュレス決済を実施している事例は見当たらないといった情報提供をいただいたところでございます。  キャッシュレス決済につきましては引き続き情報収集してまいりたいと考えております。  以上でございます。 467 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 468 ◯19番(佐藤一郎君) 今、御答弁をお聞きしますと、ちょっといろいろ課題はあるのかなというふうにも思いますけれども、QRコードを利用されるというと、今、対象の方が70歳以上の方というと、なかなかQRコードを活用されている方も少ないのかもしれませんが、これからもっとキャッシュレスが広がってくればそういったことも考えられるのかなというふうに思いますので、またこれは引き続いて検討のほうをよろしくお願いします。  デマンド型交通に関しては以上であります。  文書管理システムなんですけれども、先ほど引間議員からも質問があったんですが、来年4月以降、どのようなタイムスケジュールで進めて──目標というものがございますね。文書管理システムの方針という形で変更されてございますけれども、こういった目標ですね。指標というのもございます。こういったものを、今、具体的な、いつまでどうこうするというのがないようなんですけれども、どういう形でされるのか。例えば、指標、電子決裁率100%とかという話、庁内文書は100%電子化を目指すといっても、これは恐らくできないものもあるかもしれないというのをまず見定めて、それが分かった時点で、では、ここまでは100%にしようというのかな、できるものは100%やっていこうというのを年次とかを区切り、例えば3年でしようとか、あるいは実行プランに載せてもいいのかなというふうに思います。次の実行プランにここまでで何%にしようとか、そういった目標がやっぱり必要なのではないのかなというふうに考えるんですが、その辺に関しましてはいかがでしょうか。 469 ◯議長(富田竜馬君) 総務課長。 470 ◯総務課長(浦山和人君) 文書管理システム導入後の進め方ということでございます。  今回導入させていただく中で、いつまでに何をというようなことについては具体なところではありませんが、システム本稼働後におきましても今般変更しました方針で示しております6つの目標に沿って進め、事務の効率化が図られていくものというふうに考えてございます。 471 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 472 ◯19番(佐藤一郎君) 私も効率化が図られると思うんですが、いつまでにというのは、こういうふうに指標があるわけですから、私はある程度目標年次を決めてやるべきだというふうに思います。これに関しましては引き続き質問していこうと思いますので、よろしくお願いします。  もう1つなんですが、この情報提供資料の裏にも書いているんですが、いろいろ、あるべき姿ですとか様々ありまして、紙文書の電子化とか、スキャナーで取って保存していくとか、歴史公文書の電子的移管とか、そういったものもあると思います。東久留米市、市の前からのものもあるのかもしれませんけれども、もう50周年ということで、永年保存の文書というのもかなりの量になっているのではないのかなというふうに思うんですね。そういったものも一挙に全部やれれば本当は一番いいんですけれども、そういったものを今後電子化することによって、今、外部に保管を委託している資料なんかもかなりあるというふうにも思いますし、そういったものは恐らく永年は少ないのかなと──その辺はよく分かりませんが、そういったものは保存期間が決められているものだったら徐々になくなっていくから、だんだん少なくなっていくとは思うんですけれども、永年の保存というのはなくなりませんので、これは増えていく。これからはできるだけ紙はなくすということだから、それはなくなってくるかもしれませんが、今まであるものというのはなくせませんので、そういったものを電子化して保存していくということもするべきではないのかなと考えるんですが、その件に関しましてはいかがでしょうか。 473 ◯議長(富田竜馬君) 総務課長。 474 ◯総務課長(浦山和人君) 永年保存文書の電子化ということでございます。  永年保存文書につきましては、現在、総務課が引き継ぎ保管している分で約1600箱ということになってございます。議員がおっしゃるとおり、この公文書を全て電子化ということをすれば、保管スペースの問題や検索等の事務の効率化には当然つながるものかなというふうには思います。ただ、電子化するにはかなりの時間と費用が見込まれるというような状況の中で、現在の市の厳しい財政状況を勘案しますとなかなか難しいものかなというふうに考えてございます。  以上です。 475 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 476 ◯19番(佐藤一郎君) 1600箱と、ちょっとぱっと浮かばないんですけれども、かなりの分量だろうなというふうに思いますし、確かにスキャンで取ってというと誰がやるのかとか、外部に委託するといってもかなりの金額がかかるんだろうなというふうに思いますし、今すぐにというのはなかなか難しいのかもしれませんけれども、徐々にこれもやっていくべきなのではないのかなというふうに思いますので、これに関しましては要望をしておきます。以上です。
     最後に、北部・北西部のことに関してちょっと質問したいと思うんですが、御答弁では、私も壇上で申し上げましたけれど、今年中に、この第4回定例会で行政報告するというような御答弁だったものですから、まだされてないなというところでありますが、それで御答弁を今お聞きしますと、今年度中は本件について見合わせることになると。今後についても、現在、見通しは立っておらないということなのでございます。流れとして、私も壇上で申し上げましたけれど、3月のときの御答弁では、まず素案を作って、それを市民の説明会のようなものをされて案にして、行政報告するというようなことだったんですけれども、要は、今、コロナ禍におきまして、確かに説明会をするというのはなかなか難しいのではないのかなというふうに思うわけです。素案というものは今できているんでしょうか。 477 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 478 ◯行政管理課長(傳智則君) それぞれの部会において、さきの9月議会で私のほうで答弁させていただきましたが、北部地域につきましては、北部地域における子育て支援機能の充実を図るため、単独施設ではなく複合的な機能を有する施設の整備について検討する。また、北西部については、下里小学校の跡地利用が主な検討内容になるが、施設規模などから複数の用途での利用が可能であるため、既存施設の集約化・統廃合など、公共施設マネジメントの視点による施設機能の再編を検討するといったことで、部会の中で検討しているところではございますが、昨年来、それぞれの部会の中では、あるべき施設の機能、また集約の可能性のある施設は何か等についての意見交換を行って、各種の法的な条件の整理、また、複合化するに当たってはどういう条件があるかなどの調査を行ってきているところではございますが、素案を取りまとめるまでには至っていないという状況でございます。 479 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 480 ◯19番(佐藤一郎君) その素案を取りまとめられなかったというのは、コロナ禍のせいということですか。 481 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 482 ◯行政管理課長(傳智則君) 議員おっしゃられるように、新型コロナウイルスの感染症の拡大に伴いまして、一時期には対面による会議の開催すらなかなか難しい時期もあったり、また、その後の国の補正予算や各課における業務の増大なども受けて、なかなか部会を開催することができなかったというものでございます。 483 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 484 ◯19番(佐藤一郎君) まるきり理解しないというわけではないです。そういう対面での会議というのは難しいというのはありますけれど、ただ、一方で、ほかの部と言ったらあれなんですけれども、コロナ禍においても順調に進んでいる例えば自転車駐輪場のことですとか、そういった順調に進んでいるものもあったりして、要は庁内的な問題で、私が思ったのは、説明会はちょっと今できないというような状況において、ちょっとそこは一旦ストップしてもいいのかなというか、後回しにしてもいいのかなというようなことだったのかというふうに思ったんですね。  こういうことに関しましては、いろいろ考えたんです。例えば北部なんかですと、子育て機能を持った複合的な施設というものをどうするのか。例えば新築をするというような素案が仮にできたとしても、このコロナ禍においてちょっと財政的に難しいと、そういった面もあってストップしたとか、もう少し何か……。今、どれぐらい話合いが進んでいるのかというのが分からないんですよね。どこまで話がいっているんですか。要は庁内だけの話だと思うんです、今現状で言えば。これからどうなるか分かりませんけれど。対面の会議は恐らく今やっているでしょうし、それなのに、要は庁内での素案の取りまとめでさえ、いつまでにできるか分からないという状況はいかがなものかと思うんですが、どうでしょうか。 485 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 486 ◯行政管理課長(傳智則君) おっしゃっていただいたように、コロナの影響も受けまして会議そのものが開けないという状況は先ほど御説明させていただきましたが、それ以外にも、やはり財政的な面であるとか、その他もろもろ各種の要因もあって進められないという状況があるということでございます。 487 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 488 ◯19番(佐藤一郎君) もちろん財政的な面もあると思うんですけれどもね。私、考え方がよく分からないんですよね。市長がどういったふうな考え方をしていらっしゃったのか。この北西部は閉校に伴ってというのは分かるんですが、少なくとも北部に関しましては長年の懸案といいますか、東久留米市の児童館の5館構想から始まって、下里の自転車置場の跡、ここに造ってみようかとか、様々意見があった中で、今回やっと具体的なものが出たというのは、私はある程度──私だけではないと思いますけれど、期待を持って皆さん見たと思うんですね。北部地域には今年中には何らかの方向性が出るんだろうなと。それがまだいつになるかも分からないというのは、これは市民への説明会ができないのは分かるんですけれど、庁内での検討もできないというのはどういう理由なんですか。 489 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 490 ◯企画経営室長(土屋健治君) 北部・北西部地域につきましては、当初スケジュールでいけば令和2年中にまとめていきたいというところで検討のほうを進めておったんですが、新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして庁内での検討が事実上できてきていなかったという状況がございます。この案件につきましては、市民の方にも直接影響するような公共施設の在り方というところの検討になってございます。これにつきましては、このコロナ禍の混乱した状況の中で検討を進めていくというのもいかがなものかというようなところもございました。そういう中で庁内の検討についても思うように進められなかったという状況がございます。  しかしながら、この北部・北西部地域の公共施設の在り方の検討については市としては大変重要な課題でございますので、現時点で、どの時点で再開できるかというところは決めてございませんけれども、この検討に向けて進めていけるように、ちょっとタイミング的にいつなるかということは申し上げられませんが、再開のほうはしていきたいなというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 491 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 492 ◯19番(佐藤一郎君) 今現在、そういった部会も開いてなくて、その部会を再開することがいつになるか分からないということですか。 493 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 494 ◯企画経営室長(土屋健治君) 部会を再開して検討すれば、検討した上で推進委員会のほうに一定の報告をし、推進委員会のところで素案を取りまとめて、それを地域の方々のほうに説明に入っていくというようなスケジュールを考えてございます。そういった中で、今後のスケジュールも見合わせる中で、今現在、部会での検討については少し見合わせていきたいなというふうに考えているところでございます。 495 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 496 ◯19番(佐藤一郎君) 分かりました。今やっと分かりました。要は、今、検討は全然していないということが分かりました。もう部会も開いていないんだなということでございます。それが私、分からなくて、何でこういうことになっているのかなと分からなかったんですけれど。ただ、部会を開いて検討することに──要は、それは財政的な面ということなんですかね。コロナ禍で財政的な面が難しくて、例えば改築するとか、分かりませんけれど、新築するとか、そういった新たに費用がかかるようなことだから部会では検討しないということなんですか。 497 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 498 ◯企画経営室長(土屋健治君) 現在の状況が新型コロナウイルスの感染が拡大してという状況の中で、庁内、また市内においても、これによって様々混乱している状況がございます。そういう状況の中で、この課題についてこのタイミングで検討を進めていくのは少し見送っていったほうがいいだろうというような考え方で今いるところでございます。 499 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 500 ◯19番(佐藤一郎君) コロナで混乱している状況ということでございますが、確かに、春先というんですかね、3月の第1回定例会の辺りですと、議会としては例えば一般質問は40分にしましょうよとかいう話で、それは行政側も大変だからということでそういうふうにしたんですけれども、その当時と比べれば、その後、今また第3波ということで来ていますが、若干落ち着いてきたのではないのかなというふうに思うんです。要は、この北部・北西部に関して、今、完全にストップするということであれば、私はこれは市長報告とかそういったものでするべきではないのかなというふうに考えるんですが、その点に関しましてはどうですか。 501 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 502 ◯市長(並木克巳君) 完全にストップするかという部分においては、今まで御答弁させていただいておるとおりであります。令和2年中にお示ししていきたいということでありましたけれども、市民の皆様への説明等も含めて全体の手続等を踏んでいくと、とてもこの年内にお示しすることができないということでありますから、この年内にお示しすることができないということを議員の皆様に御説明をさせていただいているところであります。  また、この間、本当にコロナの感染が拡大していく中において、春先から今日に至るまで、担当も含めて市全体として、本当に多くの補正もあったり、また、行政管理課においては行革等の手続等もコロナ禍でそちらの事務自体も押していくというような状態になってきておりまして、非常に事務の量が増えてきているということもあって、最終的にまとめ切れていないというのが現状であります。  そういった中で、期待されている事業であるということは重々承知しているところでありますけれども、今回、年内にはお示しすることができないということを担当を通じて御説明をさせていただいたというふうに理解しております。 503 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 504 ◯19番(佐藤一郎君) 年内にまとめることができないのは分かりました。ただ、今後も、今、全部、部会もストップしているんですから、これ、大きな方針変更ですよ。それはぜひ市長自らの発言をしたほうが私はいいと思いますが、市長、どうですか。 505 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 506 ◯市長(並木克巳君) この令和2年におきましては、本当に新年を迎える前は、オリンピック・パラリンピック、また50周年という年を迎える、この輝かしい年を迎える気持ちでいたんですけれども、コロナ禍ということで一変してしまったということであります。50周年の記念式典においても変更を余儀なくされてしまっているということで、その都度、議員の皆様には担当を通じて御説明をさせていただいたというふうに考えておりますので、今回のことも、大変恐縮でありますけれども、年内にはできないということは担当を通じて議会に御説明をさせていただきましたので、市長報告ということは考えてございません。 507 ◯議長(富田竜馬君) 佐藤議員。 508 ◯19番(佐藤一郎君) 年内にできないのは十分分かっております。それはもう分かりましたけれど、こういった大きな方針変更をする際には、私は市長報告という形でやったほうがいいのではないのかということだけ申し上げます。 509 ◯議長(富田竜馬君) 以上で佐藤議員の一般質問を終了します。    ─────── ◇ ─────── 510 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって本日の会議を終了いたします。  これをもって散会といたします。       午後 5時11分散会 Copyright © Higashikurume City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...