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  1. 東久留米市議会 2020-09-02
    令和2年第3回定例会(第2日) 本文 開催日: 2020-09-02


    取得元: 東久留米市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       午前 9時30分開議 ◯議長(富田竜馬君) これより本日の会議を開きます。    ─────── ◇ ─────── 2 ◯議長(富田竜馬君) 本日は全員出席であり、会議は成立しております。    ─────── ◇ ─────── 3 ◯議長(富田竜馬君) 地方自治法第121条の規定により、市長及び関係者の出席を求めております。    ─────── ◇ ─────── 4 ◯議長(富田竜馬君) 本日の議事日程は皆様に御配付のとおりであります。  日程に従い会議を進めてまいります。    ─────── ◇ ─────── 日程第1 会議録署名議員の指名 5 ◯議長(富田竜馬君) 日程第1、会議録署名議員の指名。  本日の会議録署名議員の御指名をいたします。  17番 島崎孝議員  18番 梶井琢太議員  以上お二方にお願いいたします。    ─────── ◇ ─────── 日程第2 一般質問 6 ◯議長(富田竜馬君) 日程第2、一般質問。  ただいまより一般質問を行います。
     本日は、「市行政について」と題して、野島武夫議員から行います。  野島議員。     〔15番(野島武夫君)登壇〕 7 ◯15番(野島武夫君) おはようございます。自民クラブ野島武夫です。一般質問の前に、直近、2つの感動したことについて話をします。  「二小通信」が届きました。東久留米市立第二小学校の校長先生の言葉に生き方を学びました。「実りの秋2020、16日間という、例年になく短い夏休みでした。Zoomでの始業式で、子供たちにこんなお話をしました。2学期は実りの秋。いろいろなことが充実する時です。スポーツの秋、芸術の秋、学問の秋、読書の秋・・・。さて、コロナ禍で運動会、展覧会等の学校行事が中止となりました。二小ではそれに代わるものとして『二小フェスタ60』(仮称)を行います。コロナ禍の2020年ならではのオリジナル学校行事を創造していきます。コロナ禍も子供たちが生きていく上での“よき学習の場”ととらえ、前向きに学校生活を送っていけるようにしたいと思います。家庭、学校、そして社会全体が、これからの輝かしい未来を生きていく子供たちにとって、“生き方”を学ぶ場です」と子供たちに語りかけています。すばらしい教育環境があります。子供たちの未来のために、市議会議員としてしっかりと活動しようと改めて思いました。  もう1つは、国政です。8月28日、安倍晋三首相は官邸で会見を開きました。衝撃的な内容でした。「猛暑が続く中、国民の皆様には、コロナウイルス対策熱中症対策、ダブルの対策に万全を期していただいておりますこと、国や地方自治体から様々な要請に対し御協力を頂いていることに対して、心から感謝申し上げます。コロナウイルス対策につきましては、今年の1月から正体不明の敵と悪戦苦闘する中、少しでも感染を抑え、国民の命を守るため、その時々の知見の中で最善の努力を重ねてきたつもりであります。コロナ対策と並んでいっときの空白も許されないのが、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境への対応でございます。北朝鮮は弾道ミサイル能力を大きく向上させています。これに対し、迎撃能力を向上させるだけで本当に国民の命と平和な暮らしを守ることができるのか。一昨日の国家安全保障会議では、厳しい安全保障環境を踏まえ、ミサイル阻止に関する安全保障政策の新たな方針を協議いたしました。今後、速やかに与党調整に入り、その具体化を進めます。以上、2つのことを国民の皆様に御報告させていただいた上で、私自身の健康上の問題についてお話をさせていただきたいと思います。13年前、私の持病である潰瘍性大腸炎が悪化をし、僅か1年で、突然、総理の職を辞することとなり、国民の皆様には大変な御迷惑をおかけいたしました。その後、幸い新しい薬が効いて、体調は万全となり、そして国民の皆様から御支持を頂き、再び総理大臣の重責を担うこととなりました。この8年近くの間、しっかりと持病をコントロールしながら、何ら支障なく総理大臣の仕事に毎日、日々、全力投球することができました。しかし、本年6月の定期検診で再発の兆候が見られると指摘を受けました。その後も薬を使いながら全力で職務に当たってまいりましたが、先月中頃から体調に異変が生じ、体力をかなり消耗する状況となりました。そして、8月上旬には潰瘍性大腸炎の再発が確認されました。今後の治療として、現在の薬に加えましてさらに新しい薬の投与を行うことといたしました。今週初めの再検診においては、投薬の効果があることは確認されたものの、この投薬はある程度継続的な処方が必要であり、予断は許しません。政治においては、最も重要なことは結果を出すことである。私は、政権発足以来、そう申し上げ、結果を出すために全身全霊を傾けてまいりました。病気と治療を抱え、体力が万全でないという苦痛の中、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはなりません。国民の皆様の負託に自信を持って応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではないと判断しました。総理大臣の職を辞することといたします」。  安倍首相の辞任会見、涙あふれました。最大の課題であるコロナ対応では、足元において7月以降の感染拡大が減少傾向へと転じたこと、そして、冬を見据えて実施すべき対応を取りまとめることができたことから、新体制に移行するのであればこのタイミングしかないと判断したとのことです。国民のため、国のため、大変な孤独とプレッシャーの中で、7年8か月、一身に責任と決断を負ってこられた安倍首相、辞任会見に本当に涙あふれる思いです。  7年8か月前の経済六重苦(超円高、重い法人税・社会保険料負担経済連携協定の遅れ、柔軟性に欠ける労働市場、不合理な環境規制、電力供給不足・コスト高)、そして外交破綻の危機から日本を救ったのは、間違いなく安倍総理です。ありがとうございます。トップリーダーとして147日間休まず働くなど、全身全霊を傾けました。お疲れさまでした。  自由民主党は、安倍晋三党総裁の後任を選ぶ総裁選の日程を決めました。8日告示、14日の両院議員総会で選出される見通しです。  以上を述べ、通告に従い一般質問をします。  市行政の1番目、公共の場における「ながらスマホ」、「歩きスマホ」の危険性について、市民への周知。  「ながらスマホ」や「歩きスマホ」は、交通事故等を引き起こす可能性のある危険な行為であると社会問題になっています。東久留米市として、「ながらスマホ」や「歩きスマホ」に関する情報収集、危険性についての市民への周知・啓発活動を行う必要性があると考えております。現状を伺いたいと思います。  2番目、プレミアム付商品券の2次販売。  新型コロナウイルス感染症の影響により大きな影響を受けた市内の事業者や各世帯の家計への支援を行うプレミアム付商品券の申込み状況を伺いたいと思います。  最後に3番目、ごみ減量化の取組と分別の徹底。  令和元年度の家庭ごみと資源物の行政収集量における本市の1人1日当たりの排出状況について伺いたいと思います。  以上で壇上での質問を終え、自席にて若干の再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 8 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。 9 ◯都市建設部長(小原延之君) 初めに、市行政についての1点目、公共の場所における「ながらスマホ」などの危険性についてお答えいたします。  「ながらスマホ」などの情報収集についてでございますが、自動車や自転車運転中の携帯電話利用などに起因するいわゆる「ながらスマホ」による自動車運転中の交通事故の発生状況は、政府統計によれば、平成25年の2038件から平成30年は2790件となり、6年間で約1.4倍と年々増加傾向にあり、死亡事故も毎年発生しております。主な原因は、カーナビなどの注視や携帯電話の画像を見たり操作したりする画像目的使用で、画面に夢中になるあまり視野が極端に狭くなり、危険性の認知が遅れることなど、一瞬の気の緩みが交通事故につながっています。  道路上において、自動車、原動機付自転車などを運転する場合の携帯電話等使用は、道路交通法により規制されており、警視庁においても取締りが行われていると聞いております。また、携帯電話使用などに係る交通事故件数が増加傾向である背景から、道路交通法の一部改正がなされ、令和元年12月1日から罰則が強化されました。  担当においては、市ホームページ警視庁交通安全情報を活用し、「ながらスマホ」などによる危険性などの周知に努めております。 10 ◯議長(富田竜馬君) 市民部長。 11 ◯市民部長(山下一美君) 続きまして、市行政についての2点目、プレミアム付商品券の2次販売についてでございます。  当市のプレミアム付商品券販売事業につきましては、30%のプレミアム率で1冊5000円で購入できる商品券を11万冊御用意いたしました。7月1日号の広報紙に購入申込み用紙を折り込みの上、市内全戸に配布してお知らせし、7月1日から31日までを申込み期間として受付を行ったところでございます。  期間中、1万959世帯から4万4081冊の購入申込みがございました。申込者に対しましては、8月下旬から購入引換券を送付の上、プレミアム付商品券を販売しているところです。  なお、7月1日から31日までの申込み期間内において購入申込み数が御用意した11万冊に達しませんでしたので、現在、2次販売の申込み受付を行っております。  地域経済の活性化及び家計支援に向け、できるだけ多くの方にプレミアム付商品券を御利用いただけるよう取り組んでまいります。  以上でございます。 12 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 13 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、市行政についての3点目、ごみ減量化の取組と分別の徹底、家庭ごみ有料化実施における現在のごみ排出量の状況につきましてお答えいたします。  家庭ごみ有料化実施から間もなく3年が経過いたしますが、ようやく年度ごとの比較ができる状況となったところでございます。  こうした中、令和元年度の市民1人1日当たりのごみ排出量は534.8グラムとなり、前年度と比較しますと9.0グラムの増加となったところでございます。この増加要因につきましては、様々な社会状況の変化もある中で、現時点で原因を特定することは難しい状況にございます。今後、改めて状況の把握等に努めてまいりますが、有料化制度を開始して以降におきましては、市民の皆様には御理解、御協力を頂いており、この積み重ねによりまして、有料化前と比べましても着実にごみの減量化は進んできているものと考えております。  以上でございます。 14 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。 15 ◯15番(野島武夫君) 御答弁ありがとうございます。「ながらスマホ」、「歩きスマホ」の危険性ということで、担当においては、市ホームページ警視庁交通安全情報を活用し、「ながらスマホ」等による危険性等の周知に努めておりますという御答弁を頂いております。引き続きしっかりやっていただきたいと思います。  「ながらスマホ」、改めて、スマートフォンを操作しながら歩いたり車両を運転する危険性、視野が極端に狭くなる、そして視野が狭くなることで無防備状態になる、人や物にぶつかった際に、スマートフォン操作に集中していたために反応が遅れ、予想外のけがにつながることがあります。交通事故にも直結することだと思います。スマートフォンを操作しながら、自転車、自動車運転は違反です。操作に夢中で周囲に目を配らないと、歩行者や自転車と接触、自分自身がけがをしてしまいますということで、相手にけがをさせてしまうと過失傷害罪(30万円以下の罰金または科料)に問われる可能性があります。「ながらスマホ」は絶対にやめましょう。警視庁交通部からの資料も出ています。  それで、足立区では、足立区ながらスマホの防止に関する条例が令和2年7月10日に可決されました。また、神奈川県大和市では、大和市歩きスマホの防止に関する条例が今年令和2年7月1日から施行されました。何人も、公共の場所において「ながらスマホ」、「歩きスマホ」を行ってはならないとする条例化の動きもあります。障害のある方への、どうしてもスマホを使わざるを得ない場合は、ちゃんと配慮したような内容になっております。  市内での大きな事故やトラブルの発生を未然に防ぐために、さらに市民の意識の高揚を図るべきと考えています。御見解を伺いたいと思います。 16 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 17 ◯企画調整課長(道辻正信君) 「歩きスマホ」等を防止するための条例の制定についての御質問です。  「歩きスマホ」等が交通事故等を引き起こす可能性のある危険な行為であることから、神奈川県大和市や足立区では、公共の場所においてこうした行為を防止する条例を制定していることは承知しております。  全国的に、「歩きスマホ」等に関する事故等は年々増加傾向にあると認識しており、こうした条例を制定することで一定の効果はあると思いますが、既に条例制定を行った自治体においては、条例施行後に住民などから様々な御意見を頂いているとの報道もあり、また、防止効果の検証もこれからであると思いますので、まずはこうした自治体における状況把握に努めてまいりたいと考えております。 18 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。 19 ◯15番(野島武夫君) 防止効果の検証、条例化に関して、こうした条例化した自治体における状況把握に努めてまいりたいという御答弁でした。よろしくお願いしたいと思います。まず大事なことは、歩行者、市民への周知、市としてやはりこの危険性について周知することが大事だと思いますので、市の広報やホームページ、様々な場で、この「歩きスマホ」、「ながらスマホ」の危険性について周知をお願いしたいと思います。  次に、プレミアム付商品券についてです。30%のプレミアム率、本当にお得なものだと思います。1万959世帯からお申込みがあって、今後、2次販売でということで、残り大体4割ほどになるのかな──商工会や市役所の6階、担当のところで、昨日見させてもらったんですけれども、申込書があって、記入される市民の方がいらっしゃいました。こういう形で2次販売に関してもぜひとも積極的にPRしてほしいんですけれども、販売残数があり、2次販売を行うとのことでありますが、1次販売との変更点など詳細を伺いたいと思います。 20 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。 21 ◯産業政策課長(島崎修君) プレミアム付商品券販売事業の2次販売に当たっての変更点について御答弁申し上げます。  購入対象者について、市内在住者で世帯単位でのお申込みとしておりましたが、市内在勤・在学の方も対象に加えることとし、1人当たりで申込みできることといたしました。また、郵送もしくは持参での申込みとしていましたが、ウェブでも申込みいただけるような仕組みとしましたので、スマートフォン一つで申込みが可能になっています。  2次販売の申込み期間については9月1日から15日までとしておりますので、より多くの方からお申込みいただければと考えています。 22 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。 23 ◯15番(野島武夫君) より多くの方にということで、市内在勤・在学の方も対象で、1世帯当たりだったのが1人当たりでも申込みができるということで、非常に分かりやすくなったのかな。それから、郵送もしくは持参での申込みに加え、今度はウェブでの申込みもできるということで、画面も見てみると分かりやすい内容になって、申込みをしやすいのかなと。今こういう時代ですので、いい先進的な取組だなという思いをしました。  9月1日から15日までということで期間が2週間ちょっとということで限られているので、本当に集中的に広報が必要なのかなと思っております。再々質問としましては、「広報ひがしくるめ」のほうにも、早速、1面のところに「ウェブ上で購入申し込みが可能です」と取り上げていただいておりますが、ホームページやお知らせなどに努力をしてほしいと思いますが、担当のお考えを伺いたいと思います。 24 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。 25 ◯産業政策課長(島崎修君) プレミアム付商品券販売事業の2次販売の周知についてでございますが、9月1日号の広報紙及びホームページにてお知らせをしております。また、2次販売につきましては、1人当たり5冊まで申込みができ、ウェブ申請を可能としたことから、その旨を強調したポスターを作成し、公共施設をはじめ、東久留米駅でも掲示してお知らせをしているところでございます。  以上です。 26 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。 27 ◯15番(野島武夫君) 東久留米駅でのこういうPR、いいと思います。多くの方が朝・夕あそこを通られるので、やはり広報紙と同時にそういう多くの方がいるところでのPR、効果があると思いますので、評価したいと思います。よろしくお願いいたします。  最後、ごみ減量化の取組と分別の徹底ということで、「令和元年度の市民1人1日当たりのごみの排出量は534.8グラムとなり、前年度と比較しますと9.0グラムの増加となったところでございます」という答弁を頂いております。減量化への取組、何としても進めてほしいと思っております。そこで、世の中というか、やはりこの減量化の取組というのは東久留米市だけの問題ではなくて、国全体としても考えていかなければいけない、考えてほしい課題だと思っています。  そこで、再質問としては、新聞報道によりますと、ごみ減量化、特にプラスチックごみの削減・リサイクル率向上に向けて、国はプラごみの一括収集について検討しているようでありますが、市の考えについて伺いたいと思います。 28 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 29 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) プラごみの一括収集についてでございます。  国は、容器包装プラスチックに加え、文具や玩具などのプラ製品を「プラスチック資源」という新区分で回収するとの方針を固めたとのことでございますが、現時点におきまして、国からはその詳細についての説明がなされてはおりません。本件につきましては、今後、国の動向などに注視していくとともに、柳泉園組合、そしてその構成市でございます清瀬市、西東京市などとも情報共有を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 30 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。 31 ◯15番(野島武夫君) プラスチック資源ということで、国の取組、今、柳泉園組合議会の議員をさせていただいていて、柳泉園組合の議会でもこの質問が出ていました。そういう中で、国の今後の動向等、情報収集に努めていただければと思います。  そして、柳泉園組合の中間処理施設なんですけれども、本年8月13日午前9時54分頃に、柳泉園組合内における不燃・粗大ごみ処理施設破砕棟破砕機内において、小規模でしたが、爆発事故がありました。こうした事故を未然に防ぐために市民の方々に正しい分別方法を周知する必要があると思いますが、いかがでしょうか。 32 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。 33 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 分別に係る市民の皆様への周知についてでございます。  今回の小爆発事故に関しまして9月1日号の市報のほうにも掲載してございますが、本市におきましてはこれまでも、市報やホームページ、それからパンフレットなどを通じまして、正しい分別排出のお願いをしてまいったところでございます。また、今回のような事故が起きた場合には、柳泉園組合、そして構成3市で、事故の状況やごみ処理への影響などをお伝えするだけでなく、改めまして正しい分別排出のお願いといったものをしてきたところでございます。  これからも、本市における分別のルールにつきまして丁寧に説明を行い、市民の皆様に御理解、そして御協力いただきますよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 34 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。 35 ◯15番(野島武夫君) 8月13日の小規模な爆発事故ということで、早速、迅速な対応で「広報ひがしくるめ」9月1日号に載せていただきました。ありがとうございます。柳泉園組合議会の議員としてもありがたく思います。「8月13日に、中間処理施設である柳泉園組合の不燃・粗大ごみごみ処理施設内において、スプレー缶などが原因と思われる小規模な爆発が発生しました。市民の皆さんには、今一度分別方法を確認していただき、安全な収集にご協力ください。ライター、スプレー缶、ガスボンベなどは、毎週水曜日に、有害ごみとして出していただくようお願いします。リチウムイオン電池など小型充電式電池について、お近くのJBRC登録協力店にお待ちください。なお、市役所本庁舎(1階正面入口入って左側、小型家電回収ボックスの上)とごみ対策課庁舎(八幡町2ノ10ノ10)に、小型充電式電池リサイクルボックスを設置していますので、ご利用ください」、こういう形で情報提供ありがとうございます。本当に、小規模爆発事故が今後──小規模、大規模問わず、そういう爆発事故が起こらないような形で、市民一体となって行っていってほしいと思います。  以上で質問を終えます。 36 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって野島議員の一般質問を終了します。  次に、「市行政について」、「教育行政について」と題して、島崎清二議員から行います。  島崎議員。     〔14番(島崎清二君)登壇〕 37 ◯14番(島崎清二君) おはようございます。自民クラブの島崎清二です。よろしくお願いいたします。  先ほど野島議員から自民党総裁選についてお話がありましたけれども、8月28日、自民党総裁・安倍晋三首相が体調不良のために辞任することを明らかにしました。在籍期間が7年8か月となり、歴代最長となりました。大変長い間お疲れさまでした。  それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。  1、市行政について。  (1)新型コロナウイルス感染症拡大予防と熱中症の状況について3点お伺いいたします。  今年はコロナ禍により様々なイベント等が中止・短縮・延期となり、いまだ収束の見通しが立たない状況であります。市民の皆さん、様々な不安を抱えた中で生活を送っております。  夏になって暖かくなれば感染拡大はペースが落ちてくるとも考えられておりましたけれども、感染拡大に歯止めがきかない状況であります。また、例年ですと、7月には暑さが厳しくなって熱中症で搬送される方も多いようでしたが、今年は梅雨明けが長引き、7月の時点では熱中症により搬送される方々は少なかったように思います。しかしながら、8月に入り、連日の猛暑により、熱中症により搬送される方、また熱中症によりお亡くなりになる方が、新型コロナウイルス感染症で亡くなられる方より多くなる状況のようであります。さらに、夏が過ぎ、冬に向けては、インフルエンザについても危惧されるところであります。  そこで、1点目、アといたしまして、連日、気温が高い日々が続いておりますが、またこの先、まだしばらく暑い日が続くだろうと思います。毎年この時期には、全国的に熱中症により救急搬送件数が増加しております。特に高齢者においては熱中症が原因でお亡くなりになるケースが多く、テレビ等でも報道されており、注意喚起もされております。  第7期東久留米市高齢者福祉計画・介護保険事業計画においては、「高齢化の現状と将来推計」として、平成32年、これは令和2年、今年ですけれども、「11万4786人と2103人(1.8%)の減少が見込まれます」とされており、「65歳以上の高齢者人口は、平成21年の2万6239人(高齢化率22.8%)から平成29年には3万2522人(高齢化率27.8%)へと6283人、5ポイント増加している」とされております。今年、令和2年ですが、「3万2906人(高齢化率28.7%)となり、平成21年より6667人(25.4%)の増加が見込まれます。さらに、団塊の世代が75歳以上となる平成37年──これは2025年(令和7年)──には3万2981人、高齢化率が29.5%となり、全人口の約3割が65歳以上となることが予測されております」としております。  そこで、市内の高齢者の状況と救急搬送の状況について4点お伺いいたします。  1点目として、在宅サービスの利用者数についてお伺いします。  2点目、主な介護者の状況について、どなたに介護されていらっしゃるのか。  3点目、高齢者の1人世帯数及び2人世帯数について。  4点目、熱中症が原因と疑われる救急搬送件数についてお伺いいたします。  続いて、イ、職員の状況についてであります。  職員については、感染されないように、しっかりと各自が緊張感を持ちながら職務を遂行されていることと思います。市民の皆さんが安心して生活をしていくには、市の職員がコロナに感染してはなりません。現状においては、職員の皆さん、東久留米市民の皆さん、それぞれ皆さんがコロナに感染しないように努力しているところであると思います。  職員の新型コロナウイルス感染症対策の状況と、庁外で作業を行っている職員の熱中症対策についてお伺いいたします。  続いて、ウといたしまして、消防団員の状況についてお伺いいたします。  消防団員については、準公務員として、日頃は、各団員、生業を持ちながら活動をされております。いざ災害・火災出動となれば、ポンプ車、これは消防自動車ですが、1人では出動はできません。また、猛暑の中での活動、火災現場においては刺し子、これは防火衣ですけれども、着用しての活動となります。何もしない状況であっても、この猛暑の中では熱中症のリスクというのは避けられないと思います。  東久留米市民の安全・安心を守る消防団員がコロナに感染してはならないし、熱中症になってはなりません。そこで消防団員に対する新型コロナウイルス感染症拡大予防と熱中症対策について状況をお伺いいたします。  次に、(2)として、特定健診の受診状況についてお伺いいたします。
     今年の特定健診については──特定健診だけではありませんが、様々なことが新型コロナウイルスの影響により予定が大きく変わり、診察する側の病院、受診される方も当然大きな影響を受けております。そこで、令和元年度の国民健康保険被保険者の特定健診及び後期高齢者の健康診査の受診率についてお伺いいたします。  また、新型コロナウイルス感染症の影響がどのように表れているのか、併せてお伺いいたします。  次に、(3)特定生産緑地制度の申請状況について伺います。  特定生産緑地制度は、平成4年に生産緑地に指定され、30年が経過するに当たり、ここで指定するか選択しなければなりません。平成4年時も多くの方々が指定については悩まれたものと記憶しております。制度としては、30年前の制度の指定と今回の特定生産緑地制度では大分改定されてはいるものの、指定されるか、しないかについては、農業者それぞれ考えられていることと思います。  東久留米市農業振興計画も平成27年度に策定されてから5年が経過し、ここで中間見直しがされていると思います。農業振興計画の中間見直しに当たりアンケート調査がされておりますが、各農業者、それぞれ耕作されている農地面積、また、経営状況、家族構成、後継者の有無などについて、それぞれ大変課題を抱えているのが現状であります。  平成4年に指定した生産緑地について、特定生産緑地への指定申請期限である令和4年まであと2年ありますが、昨年の12月から開始した特定生産緑地の現在の指定申請状況についてお伺いいたします。  続いて、2、教育行政についてお伺いいたします。  (1)新型コロナウイルス感染症拡大予防と熱中症の状況について。  アといたしまして、市立小中学校の状況についてであります。  新型コロナウイルス感染症については、これまでに引き続き、今なお拡大予防に向けた対応が求められております。前回の議会において、梅雨が明けた後の猛暑の中でマスクをして登校すること、また、常にマスクをして運動することは、熱中症対策としていかがなものか考えなければいけないであろうというふうに述べさせていただきました。  先週から、夏休みが終わり2学期が始まりました。特に小学生にとっては、この猛暑の中、大きな重いランドセルは体力を奪い、熱中症になりやすいのではないでしょうか。今年新たに入学された小学1年生は、コロナ禍の関係で登校することも例年より少なく、ここで2学期になりますけれども、まだ慣れない状況の中、登校していることと思います。保護者の方々も心配されていると思います。登下校時の新型コロナウイルス感染症対策及び熱中症対策について、学校ではどのような指導を行っているのかお伺いいたします。  また、夏休み中の子供たちの状況はどのようであったのか。2学期の開始に伴い、教育委員会として改めてどのような指導を行ったのかについても併せてお伺いいたします。  壇上での質問は以上であります。御答弁により自席にて若干再質問させていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。 38 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部長。 39 ◯福祉保健部長(小堀高広君) 市行政についての1点目、新型コロナウイルス感染症拡大予防と熱中症の状況についてのうち、高齢者の状況についてお答え申し上げます。  在宅サービスの利用者数は、令和2年7月現在で延べ4265人でございます。  主な介護者の状況につきましては、令和元年度に実施した在宅介護実態調査によりますと、子が最も多く50.8%、次いで配偶者が34.8%、子の配偶者が5.6%となっております。  高齢者の世帯数につきましては、1人世帯が平成21年の6201世帯から平成29年では9175世帯に、2人世帯が平成21年の5293世帯から平成29年では6538世帯となり、いずれも増加傾向にあります。  また、市内におけるこの夏の熱中症が原因と疑われる救急搬送の件数について、東久留米消防署の調べでは、5月から8月23日の間で43件となっており、そのうち65歳以上の高齢者の搬送は25件であったとのことであります。  今年は新型コロナウイルス感染症拡大予防という、これまでと異なる生活環境下にございまして、独り暮らし高齢者や高齢者のみ世帯に対する熱中症へのリスク増大が懸念されており、例年以上に熱中症への警戒が必要とされているとの認識でございます。  以上でございます。 40 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 41 ◯総務部長(佐々木弘治君) 続きまして、イの職員の新型コロナウイルス感染症対策の状況についてでございます。  政府における新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の趣旨を踏まえ、職員の時差勤務については継続して実施をしております。  また、東京都が公表した「事業者向け東京都感染拡大防止ガイドライン~『新しい日常』の定着に向けて~」を踏まえたガイドブックを活用し、職場内でのせきエチケットの徹底、マスクの着用、手洗い・消毒の実施、密集・密接の防止、体温測定など感染拡大防止に向けた対策に取り組み、一人一人が感染発生を防ぐ行動を心がけるよう徹底しております。  その上で、庁外で作業等を行っている職員の熱中症対策についてでございますが、熱中症にならないためには、こまめな水分補給や塩分を摂取するとともに、ソーシャルディスタンスが確保できる場所ではマスクを外すことも可能としております。また、各担当では、涼しい場所で休憩を取るなどの対策を行っていると聞いております。  以上でございます。 42 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 43 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、ウの消防団員の新型コロナウイルス感染症拡大予防と熱中症対策の状況につきましてお答えいたします。  消防団活動に関しましては、本年2月末に、消防団長名で各種会議や訓練等の自粛要請を行い、4月に予定しておりました辞令交付式も中止としてございます。  また、災害出動時などの感染症対策として、マスク及び手指消毒液を団本部及び各分団に配布いたしました。また、当初、5月に予定しておりました新入団員・幹部研修は9月に延期とし、点検等については、密にならないよう必要最小限の団員数で行うなどの対策を講じるよう要請しております。  本年7月からは必要な消防団活動は再開することといたしましたが、実際の活動時にはマスクを着用するなどの感染予防対策を十分講じており、また、熱中症対策といたしましても、例年どおり、水分補給や休息などを十分に取りながら活動をしていると伺っております。  以上でございます。 44 ◯議長(富田竜馬君) 福祉保健部長。 45 ◯福祉保健部長(小堀高広君) 市行政についての2点目、特定健診の受診状況に関する御質問にお答えいたします。  令和元年度の特定健診の受診率、これは速報値でありますが、51.0%となっております。後期高齢者の健康診査の受診率のほうは56.1%となっております。  新型コロナウイルス感染症の感染状況による影響についてですが、緊急事態宣言が5月下旬まで続いたことから、例年6月から開始する特定健診を1か月間繰り延べ、7月からの開始となりました。このため、本来なら6月に受診していたはずの方を8月から10月に割り振っておりまして、医療機関によっては健診の予約が取りにくくなっていると伺っております。加えて、医療機関ごとに密になることを避けながら実施していただいている影響もあるのではないかと考えておりまして、やむを得ない措置であったとは思いますが、御不便をおかけしている状況かと思う次第でございます。  以上でございます。 46 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。 47 ◯都市建設部長(小原延之君) 市行政についての3点目、特定生産緑地制度の申請状況についてお答えいたします。  特定生産緑地制度は、生産緑地の計画的な保全を図るため、平成4年以降の改正生産緑地法、いわゆる新法に基づく生産緑地について、その決定告示日から起算して30年を経過する日までに特定生産緑地に指定することにより、買取り申出が可能となる期日を10年延期するもので、その指定に向け、これまで農政所管部署などと連携し周知に努め、昨年10月末には平成4年及び5年に指定した生産緑地の所有の筆頭者274名の方に申請書などお送りし、同年12月から受付を開始しております。  現在の申請状況でございますが、申請の受付に先立ちまして行いました昨年度のアンケート調査の中では、新法の生産緑地の所有者の方のうち、一部指定を含め、対象者の9割近くの方が指定の意向を示されたところでございますが、この8月末時点では、対象者の約4割、120件の申請を受理したところでございます。  なお、このうち、本年2月末までに受理いたしました59件につきましては、本年11月に開催予定の都市計画審議会において意見聴取を行った上で、年内中の指定に向け進めてまいります。  特定生産緑地は、申出基準日を経過してしまうと指定ができない制度でありますことから、引き続き、関係部署間で連携し、指定漏れがないよう対象者の方々に対し周知に努めてまいります。  以上でございます。 48 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 49 ◯教育部参事(椿田克之君) 教育行政の(1)新型コロナウイルス感染症拡大予防と熱中症の状況について、市立小中学校の状況についてお答えいたします。  初めに、登下校時の新型コロナウイルス感染症対策及び熱中症対策についてです。  本市においては、文部科学省の衛生管理マニュアル及び東京都教育委員会のガイドライン等に基づき、教育委員会としての考えを「東久留米市版学校における感染症対策と学校運営に関するガイドライン」により各学校に示しています。  そこでは、新型コロナウイルス感染症対策として、学校生活において手洗いやマスク着用などの基本的な感染症対策の徹底を求めていますが、登下校については、マスク着用の励行により熱中症などの健康被害の可能性が高いと考えられる場合には、換気が十分に行われている環境であるので、互いに十分な距離を保った上でマスクを外すことを認めています。また、重たいランドセルにつきましては、平成30年9月の文部科学省からの通知「児童生徒の携行品に係る配慮について」で伝えておりますが、家庭学習で使用する予定のない教材等について学校に置いて帰ることを認めることを改めて学校に指導してまいります。  夏休み期間中の子供たちの状況ですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響で短い夏休みとなりましたが、例年と違ったという報告はどの学校からも受けておりません。  次に、2学期の開始に伴う指導についてです。教育委員会では、各学校に対し、1学期の間、講演会、球技大会など子供たちが一堂に会して行う活動については、実施の範囲を学年単位を最大として3つの密が重ならないように配慮して行う、朝会・朝礼、学年集会については、放送設備等を活用し各教室で実施する、各教科について感染症対策を講じてもなお感染のリスクが高い学習活動については、指導の順序を変更するなどの工夫をする、などの指示をしてまいりました。2学期以降につきましては、可能な限りに感染症対策を行った上で、各校の判断の下、制限を設けていた教育活動のうちリスクの低い活動から徐々に実施することを検討するよう、各学校の校長に伝えました。  以上でございます。 50 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 51 ◯14番(島崎清二君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次、再質問をさせていただきます。  まず最初に、高齢者の状況についてでありますけれども、今年については、新型コロナウイルスの感染症拡大予防の中での熱中症対策ということになります。毎年、熱中症で高齢者の方が──高齢者の方というのは感覚というのがやはり鈍ってきているということで、熱中症になりやすいという状況になるわけであります。高齢者が増えているということで、高齢者への熱中症予防の啓発が、例年に増して、毎年、年々気温が高くなっているなというふうに思っておりますので、必要なことが分かりました。  また、それに対して市の啓発対策についてはどのようにされているのかお伺いいたします。 52 ◯議長(富田竜馬君) 介護福祉課長。 53 ◯介護福祉課長(田中徳彦君) 本市の熱中症予防の啓発対策についてお答えいたします。  コロナ禍におけます熱中症予防としまして、国や東京都、そして東久留米消防署からは、今年は例年以上に熱中症への警戒が必要として、熱中症へのリスクが高い高齢者、特に独り暮らし高齢者や高齢者のみ世帯への新しい生活様式における熱中症予防策の普及啓発と注意喚起への協力が求められております。  本市の取組としましては、6月15日号の広報の1面に注意喚起の記事を掲載したほか、市ホームページ、防災ツイッターを利用したお知らせ、各種介護予防教室や高齢者の集いの場などの機会を捉えて適宜注意を促しております。また、環境省作成の啓発用うちわや東久留米消防署提供のリーフレットなどの配布による啓発も行っております。  また、地域での高齢者等への見守り活動としては、独り暮らし高齢者や高齢者のみ世帯を地域包括の職員が戸別訪問するあんしん調査がございます。また、居宅介護支援事業所や訪問介護事業所をはじめとした市内全ての事業所にも、新しい生活様式における熱中症予防策の普及啓発と注意喚起への協力を求めております。介護サービス利用時に介護従事者が高齢者宅を訪問したり、みまもりネットワーク事業で高齢者の安否確認のため支援者が自宅へ訪問したときなどに、高齢者の居住環境を確認し、熱中症予防の普及啓発とともに、こまめな水分補給や適切な冷房の使用などの注意喚起を行っております。  以上でございます。 54 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 55 ◯14番(島崎清二君) 分かりました。まだまだ本当に暑い日が──暑さ寒さも彼岸までと言われて、9月20日ぐらい、9月いっぱいぐらいまでは暑い日が続くだろうなというふうに思います。高齢者の方、お独り暮らし、そして高齢者御夫婦での世帯というのがやはり一番多いという中で、熱中症で搬送される高齢者がなくなるようにしっかりと見守りをしていただいて、また、熱中症、また新型コロナウイルスの感染拡大予防、これも今まで誰しもが経験していない今年の状況でありますので、その生活の環境下において市の啓発対策への取組、引き続き対応をしっかりとしていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。この質問については以上であります。  続いて、職員についてですが、市の庁舎におけるコロナ感染症に対する取組についてなんですが、どのように行っていらっしゃるのかお伺いいたします。 56 ◯議長(富田竜馬君) 管財課長。 57 ◯管財課長(山口宏之君) 市庁舎におけるコロナ感染症に対する取組についてでございます。  4月の緊急事態宣言時より、窓口における飛沫感染の防止を中心に対策を行っておりますが、委託事業者による庁舎の清掃箇所及び回数の増加、窓口のビニールシートの張り替えなど、対策の強化を図っております。  そうした庁舎管理上の措置に加えまして、庁舎入り口に消毒液を常備し、また、庁内の各トイレには手をかざすだけで消毒液を吐出するディスペンサーの設置などの予算を計上させていただいております。  こうしたことを行い、引き続き感染対策に努めて、安心して利用できる庁内環境づくりに努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 58 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 59 ◯14番(島崎清二君) 分かりました。市民の皆さんが利用される市役所でありまして、職員がしっかりとした対応をして市民の皆さんの対応をしていただければと思います。新型コロナウイルス、期間が長く、もう大丈夫なのではないかなというふうに動かれている方も多く見られるような感じがするんですけれども、あくまでもまだ感染というのが収束しているわけではありません。また、市役所には、様々な方が来庁されるわけでありますので、職員の対応、そして職員が決して新型コロナウイルスに感染しないように、さらなる注意をしていただき、努めていただければと思います。これからもよろしくお願いいたします。この質問についてはこれで終わります。  続いて、消防団についてですけれども、今年に入ってから1月から7月まで、コロナ感染の緊急事態宣言もありましたが、その間の出動状況というのはどのようになっているのかお伺いいたします。 60 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。 61 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 消防団の出動状況についてお答えいたします。  消防団の本年1月から7月までの出動状況に関しましては、火災等の災害出動が35回、訓練出動が34回、警戒出動が11回、機械器具点検が194回、会議等が31回というふうになっております。  以上でございます。 62 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 63 ◯14番(島崎清二君) 消防団は、火災があれば出動しなければならないわけであります。まして8月に入ってからの猛暑の中、毎年7月、8月というのは暑い中で消防団員の方々は活動しているわけでありますし、その中で、活動中に熱中症、また今年はコロナの関係でどうしても出動するときに、冒頭でも申し上げましたけれども、1人が詰所についてポンプ車を出すということはできるわけではありませんし、最低でも5人の方が集まって出動するという形になります。その中でポンプ車の中での密ということも考えられますし、火災現場でのこの猛暑の中での作業というのは熱中症のリスクというのが非常に大きいわけであります。私も以前、消防団員として活動していた時期もありまして、この夏の消防団火災出動等の活動がいかに大変かというのは身にしみて分かっているわけであります。団員の方は今年は特に大変だったろうなというふうに思います。出動回数も、それぞれ災害出動が35回、訓練出動が34回と、機械器具点検、これは必ずやらなければいけないことでありますけれども、194回ということで、しっかりとやっていただいているなというふうに思います。  これから、先ほども申し上げましたようにまだまだ暑い日が続くわけであります。消防団員の皆さんには、暑さ対策、またコロナ対策ということでしっかりと対応していただき、市民の安全・安心のためにさらなる御尽力を頂きますようお願いしたいなというふうに思っておりますので、くれぐれもよろしくお願いいたします。  消防団に関しては以上で終わります。  次、特定健診の受診状況ということで1点だけ再質問させていただきます。受診率が、今年はまだですので、昨年令和元年の受診率ということでありますけれども、大体50%というような形で半数ということです。今年に限っては、様々、病院のほうもいろいろ御苦労があったろうというふうに思いますが、今後、受診率を向上させていくということが重要なんだろうなというふうに思っております。やはり高齢化率の上昇とともに誰しもが健康で長生きしたいという中で、この特定健診というのは必要なことだろうというふうに思っております。そのために、受診率を向上させるための今後の取組についてはどのように考えておられるのかお伺いいたします。 64 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。 65 ◯健康課長(秋山悟君) 特定健診についてでございます。  10月までに健診を受けられなかった方に対して、もともと設けている予備月が11月がまずございます。ただ、今年の場合、その11月でも予約が取れないということも想定されますので、今考えられることといたしまして、12月以降に医療機関で健診を受けていただくことについて可能かどうか、東久留米市医師会の先生方と御相談しているところでございます。ただ、その頃の感染症の状況も読めないこともありまして、現時点で明言できるところではございません。 66 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 67 ◯14番(島崎清二君) 今年の状況を考えますと、医療従事者の方々というのは、コロナ禍の中で市民の健康を守るために、最もコロナ感染が身近な状況の中、大変な思いをして仕事に従事していたわけでありますけれども、大変様々な御苦労があったことだろうというふうに思います。本当にありがたいなと思います。感謝申し上げます。感染については十分注意されて今後も対応していただければなというふうに思います。東久留米市で一人でも少なく、感染者が出ないようにしていかなければならないと思いますので、医療従事者の方には、大変御苦労だと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。よろしくお伝えいただければと思います。  続いて、特定生産緑地制度についてであります。これは先ほどもありましたように、中間見直しということでアンケート調査が行われましたけれども、その中にも、今後、生産緑地指定するのかどうするのか、それぞれ家族構成、経営に関して、各農業者いろいろ悩んでいるところだと思います。これが、ちょうど去年の12月から説明会等があって、さらに、平成4年ですから、その期間がやはりあるという中で、指定をというか、この申請するのを忘れたということは、先ほど御答弁の中にもありましたように、これは過ぎてしまったらできないわけでありますので、指定漏れというのが絶対ないように周知に努めていただくように、今後、指定の申請の周知についてはどのように行っていくお考えなのかお伺いしたいなと思います。 68 ◯議長(富田竜馬君) 都市計画課長。 69 ◯都市計画課長(久保隆義君) 指定申請の周知についてでございます。  今後の指定申請の周知につきましては、本年末までに指定申請のなかった生産緑地の所有者の方に対しまして、改めて指定意向の確認や指定手続スケジュール等について個別に通知し、周知することを予定しております。そのほか、これまでと同様に、農政所管部署等と連携しまして、「農業委員会だより」に申請手続について掲載させていただくなど、周知に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 70 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 71 ◯14番(島崎清二君) 農業者で、指定生産緑地に申請するかどうか、家族構成によって、後継者がいるかいないかによっても、今、悩まれる方がいらっしゃることも事実だろうというふうに思っておりますので、しっかりとこの期間までに申請されるように周知を徹底していただければなというふうに思います。期間までにというか、それまでにいろいろな手続等があるので、早め、早めにできればいいのかなというふうには思っております。また、家族によっては、今、お一人で農業経営・耕作されているという方もいらっしゃると思います。そういう方々にも、今こういう状況であるならばどうしたらいいか、そういった相談もしっかりと乗っていただいてやっていただければなというふうに思いますので、丁寧な対応をお願いしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  最後ですね、教育行政についてであります。今年のコロナ禍の中でのマスクの登下校ということで、前回の一般質問の中でも取り上げさせていただいたわけでありますけれども、今こうやってマスクをしながら話をしていても結構暑いなというふうな状況であります。これが外で35度、また、毎年徐々に気温が上がって、今年辺りはやっぱり40度を超えている地域もあるわけであります。その中でのマスクをしながらの登下校、お子さんによっては、ある程度の距離、時間のかかる登下校をされているという児童もいらっしゃると思います。そういった中で、東久留米市以外、他市の状況についてはどのようにされているのか。在校中に熱中症を発症した子供たちというのはどのくらいおられたのか。また、発症された子供たちがいた場合のマスクの着用についてはどのようだったのでしょうか、お伺いいたします。 72 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 73 ◯教育部参事(椿田克之君) 他市の状況についてお答えします。  多摩地区においてですけれども、1学期中に熱中症の疑いで救急搬送されたのは7件で8名いたとのことです。うち1件1名は本市の児童で、軽い熱中症でした。8人の詳細な情報については得られませんでしたが、体育の授業での搬送も含まれているとのことです。また、マスクにつきましては、着用していた件と、していなかった件があるとのことでした。
     本市においては、今後も新型コロナウイルス感染症拡大予防と熱中症対策のいずれも注意して行ってまいります。  以上でございます。 74 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 75 ◯14番(島崎清二君) 子供たち、この暑さの中で、夏休みも例年より短くなって、24日からの登校という形、2学期が始まったということになるかと思いますけれども、本当にまだ暑い中、登下校されるわけであります。子供たちの登校時、朝6時の時点で30度を超えるというようなときもありますし、子供たちが帰宅する下校時でもまだまだ30度以上という状況の中、登下校されているわけであります。子供たちの熱中症対策、またマスクをしながらの学校生活でのコロナ感染予防ということで、子供たち、また保護者の方たちもいろいろ御心配あろうかと思いますが、しっかりとした教育委員会での対応をしていただければなというふうに思います。  以上で私の一般質問を終わります。 76 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって島崎議員の一般質問を終了します。    ─────── ◇ ─────── 77 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩いたします。  再開は午前11時。       午前10時43分休憩       午前11時00分開議 78 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 79 ◯議長(富田竜馬君) 次に、「市行政について」と題して、篠宮正明議員から行います。  篠宮議員。     〔21番(篠宮正明君)登壇〕 80 ◯21番(篠宮正明君) 自民クラブの篠宮正明でございます。  私たち自由民主党三多摩議員連絡協議会は、8月21日に令和3年度東京都への予算要望を都庁の議会棟で行いました。今年は新型コロナ感染予防を考え、出席者も役員のみとし、要望内容の説明を短くし、時間も短縮して行いました。都側からは、総務局長をはじめ各局の方が、都議会自民党からは山崎幹事長、三宅政調会長、三多摩地域の都議の皆様も出席していただきました。  要望書提出に当たりましては、三多摩26市3町1村の各議会より重点項目2点を出し、さらには、市長会、町村会からの要望を踏まえ、三議連で調整し作成しており、重点項目、各地域共通事項で構成されております。内容は、大綱1、財政基盤の確立について、大綱2、新型コロナウイルス感染症対策について、大綱3、安全・安心のまちづくりについて、大綱4、都市基盤整備の推進について、大綱5、福祉・医療対策の充実と教育・文化・スポーツの振興について、大綱6、環境保全都市づくりの推進について、大綱7、商工・農林業振興(地場産業対策の推進)について、大綱8、その他となっております。  この東京都への予算要望は、長年、重点活動の一つとして行っており、市町村総合交付金制度はこの活動により創設されたものであります。令和2年度は市町村総合交付金は580億円となっており、市町村にとって貴重な財源となっています。  私たち自由民主党三多摩議員連絡協議会の会員218名は、各市町村の発展、三多摩・東京都・日本の発展を願い、力を合わせて活動してまいります。  それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。  大きな1点目は、水辺環境の整備についてであります。  平成30年3月の東久留米市第二次緑の基本計画中間見直し・東久留米市生物多様性戦略の基本方針2「水と緑と生きものの回廊の形成」、個別目標4「清流の保全」は、「湧水を集めて流れる黒目川や落合川は、ホトケドジョウを始めとした多様な生きものの生息域であると同時に、市民の憩いの場として広く親しまれています。湧水・清流保全宣言都市である東久留米市においては、この貴重な自然を将来にわたって保全する責務があります」としています。  8月26日に放送されたテレビ番組「三宅裕司のふるさと探訪」では、番組初の東京の旅とのことでありました。自然美が広がるまちとして東久留米市が紹介されました。  東久留米の水と緑は貴重な財産であり、まちのにぎわい、人と人との触れ合いにも大きく寄与するものであり、自然に配慮しながら水辺環境の整備を行っていくことにより、さらにまちの魅力が高まるものと考えます。  そこで伺います。  1)は、落合川についてであります。  ア、ヨシの繁茂により、川の流れ、氷川神社北側河畔林崖線の浸食等への影響については、これまでも質問し、ヨシの抜根作業などを、環境政策課、市民の有志、三浦議員などと行ってきましたが、根が複雑に絡むように張っており、人力でははかどらない状況があります。今年はコロナ禍で作業ができない状況にもあり、このままヨシの繁茂を放置すれば、さらなる河床の上昇、崖線の浸食など、川の流れの変化による影響が考えられます。対策について伺います。  イ、今年もゴールデンウイーク頃から多くの人が川遊びに訪れ、楽しんでいます。一方で、多くの自転車が駐輪されることから、遊歩道を歩く人などに影響が見られます。遊歩道の安全対策や周囲の環境を考えると臨時的な駐輪場の確保も必要と考えますが、水辺公園の対岸の都有地を活用できないものか伺います。  2)水と触れ合う場について伺います。  東久留米市第二次環境基本計画の施策「水とふれあう場を増やす」では、「多くの市民が本市の豊かな水辺の環境にふれあう機会をつくるために、行政は河川周辺の散策路や水に触れられるような水辺環境の整備を行います」とし、その取組として「親水化事業を推進する」としています。  また、東久留米市第二次緑の基本計画中間見直し・東久留米市生物多様性戦略についても、個別目標「良好な雑木林や水辺の活用の促進」の施策として「親水施設の整備」があります。  落合川は、いこいの水辺の整備を発端として水と触れ合う環境ができ、多くの人が訪れるようになりました。また、黒目川上流部にはしんやま親水広場がありますが、さらに市の水辺環境を高めるために、中部・東部地域にも水と触れ合える場所の整備ができないものか伺います。  大きな2点目は、市民農園・体験農園についてであります。  市民農園については、市民の余暇活動や栽培・収穫を通じた土への親しみ、農業に対する理解を深める等、良好な都市環境と農地の保全のため、市が農地を借り開設しています。体験農園については、農家自らが農園の園主となり、年間を通じて、農家の指導の下、良好な野菜を栽培・収穫することができるようにするなど、違いはありますが、両方とも農地の保全や農業への理解を高める上で効果があり、市民の需要も高いと思います。  今議会の補正予算(第8号)においては、市民農園閉園に伴う原状回復工事が予算計上されていますが、経過について伺います。  また、市民生活に潤いをもたらすものとして本市に浸透している市民農園・体験農園について、自宅から近い場所で農作業が行えるため、コロナ禍においてより一層存在感が増していると考えますが、市民農園・体験農園の利用状況を伺います。  大きな3点目は、デマンド型交通「くるぶー」についてであります。  ここで、8月を含む最新のデマンド型交通利用登録申請状況、利用状況、共通乗降場利用状況等が分かる資料を要求いたします。議長においてお取り計らいをお願いいたします。  デマンド型交通「くるぶー」については、公共交通空白地域の解消、高齢者及び子育て世帯の移動支援のため、本年3月から実験運行を開始しましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い運行上の影響も出ていると思いますが、運行計画策定時の利用者見込みと現状の利用登録申請数、利用状況、併せてコロナウイルス感染症対策について伺います。  最後に、アスベスト対策について伺います。  ア、自由民主党三多摩議員連絡協議会の東京都への令和3年度予算要望において、「アスベスト対策の強化について」と題して、法改正等により建物への石綿使用状況の事前調査の義務づけ等、都においては、住民の不安解消と新たな被害者発生を防止するための財政支援を講じるとともに、情報提供、技術提供等、必要な対策を講じるよう国に対して働きかけるよう要望しました。  アスベストの処理については多額の費用が必要と考えます。補正予算(第8号)に旧さいわい保育園舎解体工事費5400万が計上されていますが、その内訳を伺います。  イ、市公共施設のアスベストに関する調査について、状況とその後の対応を伺います。  壇上での質問は以上でございます。御答弁によりまして自席での再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 81 ◯議長(富田竜馬君) ただいま篠宮議員より資料要求がありましたが、提出できますか。  都市建設部長。 82 ◯都市建設部長(小原延之君) 要求のございました令和2年8月31日時点の東久留米市デマンド型交通の利用状況等の資料、用意しておりますので、御配付をさせていただきます。 83 ◯議長(富田竜馬君) それでは、御配付をお願いいたします。    ─────── ◇ ─────── 84 ◯議長(富田竜馬君) ここで暫時休憩いたします。       午前11時13分休憩       午前11時14分開議 85 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 86 ◯議長(富田竜馬君) 御答弁お願いします。  環境安全部長。 87 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 初めに、市行政についての1点目、水辺環境の整備について、落合川のヨシの繁茂につきましてお答えいたします。  落合川は、地表に自然に出てきた豊富な湧水が河川の水源となり、南沢湧水群とともに環境省による「平成の名水百選」に東京都内で唯一選定されるなど、市内外からも広く評価されております。過去には、落合川は、都市化と生活様式の変化により緑や湧き水が減り、川が汚れた時期もございましたが、市民の皆様の努力により現在は清らかさを取り戻し、生き物を育み、市民に潤いと安らぎを与える場所となっております。  しかしながら、議員御指摘のように、コロナ禍の状況におきましては、昨年実施した人力によるヨシの抜根作業は行えない状況となっております。また、市といたしましては、南沢氷川神社北側の落合川の崖線に水流が当たっている状況が続いている現状にあるといった認識をしているところでもございます。落合川のすばらしい環境を次の世代によりよい形で引き継いでいくためにも、今後の状況にもよってまいりますが、感染症予防策を講じた上で、人力によるヨシの抜根作業につきましては継続して行っていきたいと考えております。また、並行して、引き続き関係部署とも調整・連携しながら、河川を管理する東京都に対しましても、当該箇所の調査も含め、貴重な自然環境の保全に向けまして抜本的対策等を講じていただけるよう継続して要望していく考えでございます。  以上でございます。 88 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。 89 ◯都市建設部長(小原延之君) 水辺環境の整備に関連した臨時駐輪場についてお答えいたします。  毘沙門橋下流の落合川については、都の河川治水事業と並行して、快適な水辺環境の創出を目指し、都により落合川いこいの水辺として整備され、多くの市民が水と緑に触れ合う場として利用されております。  一方で、当該地付近において、自動車や自転車の迷惑駐車があることから、注意喚起看板などの設置や、公共交通を御利用いただくための御案内などを行っているところでございます。  御質問の南沢水辺公園対岸地の都有地の臨時駐輪場としての活用については、当該地は河川区域でもあり、河川管理機能の確保などの観点から、河川管理者である都に、改めて夏季期間の遊歩道における駐輪状況など議員御質問の趣旨をお伝えし、駐輪対策の必要性について情報を共有してまいりたいと考えております。  以上でございます。 90 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 91 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、水辺環境の整備に関しての御質問の水と触れ合う場につきましてお答えいたします。  第二次環境基本計画の施策「水とふれあう場を増やす」における親水化事業の推進につきましては、しんやま親水公園の整備や黒目川上流域整備等の親水化を踏まえ、施策の方向性として触れ合いの場として生かすことに取り組んでおり、ソフト面での事業に移行しているところでございます。よって、現時点におきましては、新たな水と触れ合う場としての公園を整備することは難しいものと考えてございます。  以上でございます。 92 ◯議長(富田竜馬君) 市民部長。 93 ◯市民部長(山下一美君) 市行政についての2点目、市民農園・体験型農園についてでございます。  昭和63年から土地所有者より借用の上、運営している柳窪農園につきまして、土地所有者の意向により令和2年11月末日までに土地を返還することとなりました。土地の返還に当たりましては、土地使用貸借契約において、上水道設備、木柵等の撤去など原状回復工事が必要であり、11月中に当該工事を行うことから、補正予算にて対応させていただきたいと考えております。  次に、市民農園と体験型農園の利用状況でございます。  市民農園につきましては、本年9月より開園した幸農園を含め市内に9園あり、区画数は合計563でございます。8月末時点で全区画数の9割以上に当たる525区画を御利用いただいております。  体験型農園につきましては、市内に4か所あり、利用区画数としましては合計56でございます。8月末時点で55区画御利用いただいている状況でございます。  以上でございます。 94 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。 95 ◯都市建設部長(小原延之君) 市行政についての3点目、デマンド型交通「くるぶー」について2点の御質問に順次お答えいたします。  初めに、利用見込みにつきましては、令和2年3月からの実験運行開始に向け、平成31年2月に、東久留米市デマンド型交通の実験運行に向けた運営方針において、当市と同様な乗合方式で利用料金を500円として運行している他市の事例から、登録者約6000人、1日当たりの利用人数を登録者の0.87%と設定し、1日当たりの利用者を53人と見込んでおります。  次に、令和2年8月末時点の利用登録申請者数は、70歳以上の方は2313名、妊婦の方は53名、ゼロ~3歳児の方は306名の計2672名となっております。  利用状況につきましては、運行日数は113日間、運行回数は1400回、利用者延べ人数は2079人、平均日当たり利用者延べ人数は18.4人となっております。なお、緊急事態宣言の解除後の6月からは、運行回数など増加傾向にあります。  最後に、東久留米市デマンド型交通における新型コロナウイルス感染症対策につきましては、運行開始当初から、乗務員はマスク着用、手洗い・うがいの励行、出庫及び帰庫点呼時の検温などによる健康管理を実施しております。  車内における感染予防対策として、出庫前・帰庫後のアルコールなどによる消毒のほか、お客様の降車後に車内換気と併せ、シートベルトや車内装備などに消毒スプレーの散布を行っております。  また、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用により、市民が安心して御利用いただけるよう、利用者専用のアルコール消毒液の常備と、飛沫感染防止に向け、運転席と後部座席の間にアクリル板の設置を準備していただいているところでございます。  引き続き、当該デマンド型交通の利用促進に向け、子育て世帯や高齢者を所管する部署とも連携し、周知活動に取り組んでまいります。  以上です。 96 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 97 ◯子ども家庭部長(長澤孝仁君) 市行政についての4点目、アスベスト対策についての御質問の1点目、旧さいわい保育園舎解体工事について御答弁いたします。  本件につきましては、設計委託を実施しており、その中で工事費として5400万円を算出したことから、今議会の補正予算に当該費用を計上し、併せて繰越明許費として設定したところでございます。  なお、工事費には、アスベストを含有している建築物を解体する際に必要な石綿粉じん飛散防止対策を講じた養生費用や除去費用及び特別管理産業廃棄物の廃棄物処理費用など3500万円を見込んでおり、これが総工事費の約3分の2を占めているものでございます。  以上でございます。 98 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。 99 ◯都市建設部長(小原延之君) 次に、アスベスト対策に関する御質問の2点目にお答えいたします。  市公共施設のアスベスト調査につきましては、平成17年に耐火被覆や断熱の吹きつけ材について実施しており、その時点では全部の施設がアスベスト含有なしとなっております。  その後の市の対応といたしましては、平成初期までに建築された建物において、外壁などの仕上げ材をはじめとする建築材料の一部にアスベストの使用が認められたことから、東京都環境局のマニュアルに準じて平成28年度からアスベスト調査を実施しており、レベル2以上のものについては労働基準監督署などに届出をしております。
     なお、来年度以降は、アスベスト規制強化により、解体工事部分の床面積の合計が80平方メートル以上の建築物の解体工事、請負金額が100万円以上である建築物の改修工事または特定の工作物の解体・改修工事についてはアスベスト調査・報告が義務化となり、事前調査結果などを労働基準監督署などに届け出なければならないこととなります。  担当といたしましては、関係部署と連携し、引き続きアスベスト調査を実施し、適正な対応を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 100 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。 101 ◯21番(篠宮正明君) 御答弁ありがとうございました。市民農園と体験農園の関係から再質問をさせていただきたいというふうに思います。市民農園、多くの方に利用されているということでありまして、それぞれ土に親しんだり、農業への理解を深めるために大変有意義に活用されているというふうに思っております。  現在の市民農園については、9月より開園した幸農園を含め、市内に9園あるということでございます。全区画で563区画あり、525区画が利用されているということであります。利用状況を見ますと空きが38区画というふうになると思いますが、農業振興計画を見ますと、柳窪農園の区画数は、今変わっているかもしれませんけれど、51区画というふうになっております。空きの38からこの51を引くと市民農園の不足が生じるというふうに思います。また、これからもこういう土地を借りて行っていく上では、やはり返還という部分も視野に入れていかなければいけないというふうに思います。そういう面を考えますと、柳窪農園閉園に伴って代替地を用意する必要があると思いますが、これらについて市の考え方を伺います。 102 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。 103 ◯産業政策課長(島崎修君) 市民農園について御答弁申し上げます。  柳窪農園については本年10月末をもって利用できなくなりますが、継続して市民農園の利用を希望される方に対しては、現状、空き区画のある幸農園を御案内しております。しかし、柳窪農園と幸農園では距離が離れていることから、現利用者からは同じ柳窪地区で代替地を希望する声を頂いているところです。市全体の市民農園の設置箇所を踏まえ、今後の市民農園について研究してまいりたいと考えております。  以上です。 104 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。 105 ◯21番(篠宮正明君) やはり東久留米は、農業の振興もしっかり行って、水と緑も守っていくという基本もありますので、そういう面で農業に理解をしていただく市民が増えるということは大変重要なことだと思いますし、その一助になっている市民農園、何とか確保に向けて努力をしていただきたいというふうに思います。また、今、幸農園のほうを紹介するとありましたけれど、柳窪と幸、かなり離れておりますので、できたら近くに該当する土地等がありましたら、また、地権者が利用を許可するような場所がありましたら、ぜひ検討していただいて対応していっていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  次に、デマンド型交通「くるぶー」について再質問をさせていただきます。新型コロナウイルス感染症対策を取って、様々な対策を取って運行していただいているということであります。また、第2次補正を活用しながら、運転席と後部座席の間にアクリル板の設置を準備しているなど、安心して利用できるよう努力しているということが分かりました。ぜひしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。  また、この利用をしていただくためには、このような安全対策をしっかり取っていることを市民に伝えることにより利用者の増加につながるというふうに思いますが、その周知について考えを伺います。  また、実験運行の開始から約半年になりますけれども、1日当たりの利用者見込み53人に対し、平均日当たりの利用者数は18.4人ということであります。そういう答弁でありますけれど、この間の利用実績を考えますと、やはり新型コロナウイルス感染症拡大が大きく影響しているものというふうに考えております。サービス水準の維持といった面も考えると、運営項目の見直しについては利用実績を十分精査してから行う必要があると考えますが、担当課としてはどのように考えているのか伺います。 106 ◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。 107 ◯道路計画課長(武内浩司君) デマンド型交通における新型コロナウイルス感染症対策、こちらの周知につきましては、現在準備していただいております飛沫感染防止対策、アクリル板の設置、こちらが整いましたら、市ホームページのほか、周知活動時にも安心して御利用いただけるよう取組についてお知らせしてまいります。  次に、運営項目の見直しについてでございます。これまでも東久留米市デマンド型交通の実験運行は、財政負担とサービス水準の均衡を念頭に多面的な視点から検討を進め、運行計画を取りまとめており、車両の台数、運行日、運行時間など経費に関する基本的な事項の変更は考えておりませんが、デマンド型交通の実験運行を行う中で利用者アンケートなどにより意向把握に努めた上で、必要に応じ地域公共交通会議に諮るなどの対応を考えておりますと御説明しております。  運行開始当初から新型コロナウイルスによる影響もあり、アンケート項目の設定が難しい面もございますが、10月頃開催を予定しています地域公共交通会議において、利用実績などの報告と併せ、アンケート項目についても御議論を頂いた上で、年度内に利用者アンケートの実施を予定しております。まずはアンケート結果の確認や、引き続き利用実績の把握に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 108 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。 109 ◯21番(篠宮正明君) 様々な対策を取りながら運行しているということをお知らせしていただいて、一人でも多くの皆さんに、登録してある利用者の皆さんに活用していただけることがやはり大切だというふうに思っております。  また、この項目の見直しについても、様々なことを考えながら利用実績の把握に努めていくという答弁でありますので、その点はぜひお願いいたします。  当初の見込みから今は半分以下という状況だというふうに思いますが、これはコロナウイルス感染症対策における特別な時期だと思いますので、その辺も視野に入れながら考えていっていただきたいと思いますし、利用者増加に向けて努力をしていっていただきたいというふうに思います。  壇上でも申し上げましたけれども、三多摩議員連絡協議会の東京都への予算要望の中にも、東久留米の要望として「デマンド交通導入の検討や実証実験を実施する区市町村への継続した支援について」と題して要望してまいりました。様々なこういう公共交通機関、コミュニティバスも含めてですけれども、ここまで来るまでには、東久留米市も最初はコミュニティバスということで検討は始めましたが、道路状況等も踏まえてなかなか実現に至らないということで、このデマンド交通という方法を見いだして始めたわけでありますから、これが実のなるような実験運行の機会になりますように、そして、この事業が本格的に実施できるようになりますように、努力をしていっていただきたいと思います。私たちもできるだけ協力をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続いて、アスベスト対策について再質問させていただきます。平成初期までに建設された建物において外壁等の仕上げ材をはじめとする建築材料の一部に使用が認められたということでありまして、東京都環境局のマニュアルに準じて平成28年度からアスベスト調査を実施しており、レベル2以上のものについては労働基準監督署に届出をしているという答弁であります。そこで伺いますのは、このレベル1、2、3それぞれの基準と、それに対する対処方法について伺います。 110 ◯議長(富田竜馬君) 施設建設課長。 111 ◯施設建設課長(小林徹雄君) アスベストの飛散性による区分についてお答えいたします。  建設業労働災害防止協会によりますと、アスベストは飛散性により3つのレベルに区分されてございます。  レベル1は、著しく飛散性が高い石綿含有吹きつけ材でございまして、除去作業では、著しく飛散量が多い作業となり、作業場所の隔離や高濃度の粉じん量に対応した防じんマスク、保護衣を適切に使用するなど、厳重なばく露防止対策が必要なレベルでございます。  次に、レベル2は、飛散性が高い石綿含有保温材、耐火被覆材、断熱材で、除去作業では、比重が小さく、飛散しやすい製品の作業となり、レベル1に準じて高いばく露防止対策が必要なレベルでございます。  最後に、レベル3は、飛散性が比較的低い石綿含有成形板などで、除去作業では、比較的飛散性が低い作業となり、破砕、切断などの作業において飛散を伴うため、湿式作業を原則とし、飛散レベルに応じた防じんマスクを必要とするレベルでございます。  旧さいわい保育園につきましては、外壁に石綿含有仕上げ塗材が使用されており、吹きつけ工法により施工された石綿含有仕上げ塗材については、大気汚染防止法施行令第3条の3第1号の吹きつけ石綿に該当するものとして取り扱うとの平成29年の環境省からの通達に基づき、レベル1として撤去作業を実施いたします。  以上でございます。 112 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。 113 ◯21番(篠宮正明君) このアスベストの対策、そして含有している部分での処理というのは大変手間もかかるし、費用もかかるというふうに思います。旧さいわい保育園の解体工事でも3分の2がこの費用だということでありますので、やはり常に調査をしながら次の対応策を市としても取っていく必要がありますし、それに対する予算措置も必要になってまいりますので、その辺をしっかり行っていっていただきたいと思います。私たちもその部分も踏まえて三多摩議員連絡協議会の東京都への要望の中にも入れさせていただきましたので、その辺も踏まえながら私たちも努力をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、最後に、水辺環境の整備について、これは、もうこれまでも質問しておりますし、すぐ対応できるという部分でもない、様々な対応が必要かなというふうに思いますので、意見を付して要望にしたいというふうに思っております。  まず、ヨシの繁茂による影響でありますけれども、当初は氷川神社の裏側の対岸のほうからヨシの繁茂が広がっていったというふうに思いますし、そこからそこに堆積物がたまって、今、陸のように盛り上がっているのが現状であります。また、このヨシの生息地域といいますのは、今、地蔵橋の神明山地域ですよね。中央町六丁目の公園、今、カワセミの観測をよくされているところでありますけれど、あちらのほうまで広がっているというふうに思いますので、やはりこの辺はしっかりと対応していかないと、せっかくの清流が見えない状況になってしまうと思います。南神明橋I、II、III、この辺は結構親水というか、入れる場所があって、市民に親しまれているわけでありますけれど、入らない場所になると、もう護岸に流れが寄ってしまって、川のほとんどがやはり水が流れない、陸地化しているような、河原というよりも土ですから、そういうような状況になっておりますので、やはり河川改修した当時は真ん中にきれいに流れていた経緯もありますし、中央町二丁目住宅、あそこにはホトケドジョウの生息ということで旧河川も残してありますけれども、あの地域は逆に旧河川のほうが水量が多いようにも感じられます。やはりそういう影響もあるのかなと思うので、トータル的に見ながらこの辺は考えていく必要があるのかなというふうに思います。  神社の裏側は、本当に護岸がない昔からの崖線です。こぶし橋、よくカワセミの観察をされておりますけれど、あそこから下流部分ですね、あそこがこぶし住宅の角からずーっと崖線のまま、自然のままが残っております。やはり東久留米の中でそういう状況が残っている場所というのはもうここぐらいしか、立野川に一部ありますけれども、規模的にも違いますし、大変貴重な場所だと思います。  昨日も見に行きましたら、多分、浸食の影響だと思いますけれど、木が倒れて、流されて対岸のところに打ち上げられているような状況も見ましたので、その辺を踏まえながら、やはり常に観察をしながら、また、管理者であります東京都とも調整をしながら何とか対応していっていただきたいというふうに思いますし、ここのところで、宮前橋、宮下橋か、あそこのところから毘沙門橋の間もヨシを刈っていただきましたけれども、刈っても、もう刈ったところが水面から上がっている状況も見られますので、この辺はやはり清流復活、清流の保全という意味でしっかりと対応していく必要があるというふうに思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。私たちもできるだけお手伝いをさせていただいて、共にこのまちの貴重な財産、清流を守れるように努力をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  そして、もう1点の駐輪場、本来こういうところには駐輪場というのはふさわしいのかなとは思いますが、今年のゴールデンウイーク前、コロナの関係でなかなか外出というか、遠出ができない人たちにとっては、ここが本当の楽しい憩いの場所になったのかなというふうに思います。そういう面で、また、酷暑もありましたし、連日、8時前から子供たちやそこで楽しむ人の声が、我が家もこのいこいの水辺のすぐ上ですからよく聞こえるんですけれども、連日、大変多くの人が来ていました。多くの人が来ていただくのはありがたいんですが、そこで、やはり車もなかなか止める場所がありませんので、自転車が多いんですね、とにかく。それが消防団第四分団の昔の火の見やぐらですよね、ホースを片づける。あの周りからずーっと自転車が並んでしまって、歩行者等がやはり通りづらい、また、これが倒れたらけがをするのではないかなというような、そのような心配もします。そういう意味では、やはりこの混む一定の期間だけ、河川の近くに東京都の土地がありますので、その辺をお借りして何とか安全対策を取れないかなと。そして、川に親しんでいただける環境づくりができないかなと。そこで事故とかがあったらやはり気分もそがれますし、そういう部分を踏まえながら検討していっていただければなというふうに思います。  ぜひ東京都のほうには──今空いている場所ですから、常に使うわけではない。その夏のというか、ゴールデンウイークから9月頃までの間ですから、ぜひその辺を説明して何とか対応していっていただければ、また落合川に親しむ人が増えて、また魅力も高まっていくというふうに思いますので、その辺はお願いいたします。  もう1点の水と触れ合う場所についてでありますけれども、しんやま親水公園の整備、黒目川上流域整備等、親水化を踏まえた方向性ということは、触れ合いの場を生かすことということで、ソフト面での事業に移行していっていることから、今後、新たな水と触れ合う場としての公園を整備することは難しいということであります。難しいことは分かって質問をしております。直ちに造れとか整備しろという話ではありません。例えば落合川は何か所かありますけれど、黒目川はなかなか川と親しむ場所、触れ合う場所というのは少ない、ないというふうにも言ってもいいかもしれません。そういう状況でありますので、東久留米の川を散策する上でも、こういう景観があることによって随分印象が違うのではないかなというふうに思います。  これから小山・幸町地域、都市計画道路の整備に入ります。そういう部分で見ながら、工事の中で余剰地が出たり、ここはそういう対応が可能かなというところが出てくるのではないかと思いますので、そういう面においても視野に入れながら、こういう条件、状況が整ったらこういう親しむ環境づくりをしていく、そのような考え方も持っていただきたいというふうに思いますし、東部地域においても、落合川の不動橋広場も調節池の工事とかの予定がありますから、そういう部分においても言っていただければなと。また、黒目川においては、大門町の地域センターの先、橋のところにも公園がありますけれども、そういうところも水に触れるような場所としては改修が可能ではないかと思いますので、そういう場面がありましたらぜひ検討していただきたいというふうに思っております。  そのことによってまた東久留米の魅力が高められて、多くの人が、そして今年も先ほども申しましたように「ふるさと探訪」、そして「アド街ック天国」、東久留米、かなり取り上げられておりますので、さらにさらに魅力が高まっていくというふうに考えますので、引き続き御努力をお願い申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。 114 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって篠宮議員の一般質問を終了します。    ─────── ◇ ─────── 115 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩に入ります。  再開時刻、午後1時。       午前11時53分休憩       午後 1時00分開議 116 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 117 ◯議長(富田竜馬君) 次に、「市行政について」、「教育行政について」と題して、当麻一哉議員から行います。  当麻議員。     〔16番(当麻一哉君)登壇〕 118 ◯16番(当麻一哉君) 自民クラブの当麻一哉でございます。よろしくお願いいたします。  新型コロナウイルス感染症拡大防止とこれに関連する対応に日々御尽力いただいています皆様方に感謝を申し上げますとともに、一日も早く皆さんが安心してマスクを外して笑顔で会話できるようになることを願い、これから私も行動してまいりたいと思います。  それでは、通告書に従いまして一般質問をさせていただきます。  1、市行政について。  (1)デザインマンホール蓋の進捗状況について。  新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当初予定していた東久留米市市制施行50周年記念関連事業を縮小せざるを得ない状況でありますが、令和2年度当初予算において、周遊性事業として、市内周遊を楽しめることができるよう、市制施行50周年の刻印とともに、全国的・世界的に知名度の高いキャラクターをモチーフとしたデザインマンホール蓋の作製が盛り込まれています。  埼玉県所沢市では、8月に人気アニメのキャラクターが描かれたLEDで光るマンホール蓋が設置され、お披露目も開催されたとのことで、デザインマンホール蓋に対する関心・注目度が上がっています。  このような中、当市のデザインマンホール蓋の進捗状況についてお伺いいたします。  続きまして、(2)地場産農産物利用飲食店支援事業の進捗状況について。  7月30日開催の令和2年第1回市議会臨時会において予算が可決された、新型コロナウイルス感染症拡大により影響を受けた市内飲食店支援及び地場産農産物の販売拡大を目的とした地場産農産物利用飲食店支援事業の進捗状況についてお伺いいたします。  続きまして、(3)東村山都市計画道路3・4・13号線及び3・4・21号線整備について。  東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)において市施行の優先整備路線として位置づけられた東村山都市計画道路3・4・13号線及び3・4・21号線の幸町・小山・本町区間は、さいわい通りの冠水解消や、生活道路への通過交通の流入抑制による住環境の向上、そして無電柱化による防災機能の向上など、様々な効果が期待されています。  また、昨年10月より実施された東3・4・13号線及び3・4・21号線沿道地区まちづくりアンケート調査においても、お住まいの地区の困っている点、不満な点として、「歩行者や自転車の通行の安全性に問題がある」や「交通の利便性が低い」という回答が多く、この地域の交通環境に課題があることがうかがえる結果となっています。  この都市計画道路の整備による効果に大いに期待されるところでありますが、現在の事業の進捗状況についてお伺いいたします。  続きまして、(4)東久留米市都市計画マスタープランの改定について。  今後、社会の人口減少、高齢化が急速に進行することが予想される中で、コンパクトなまちづくりや持続可能性のある都市づくりの必要性がますます高まっていくと言われています。  そうした中で、現在改定作業を行っている都市計画マスタープラン改定検討委員会における資料においても、最近の潮流として、都市再生特別措置法の一部改正やSDGs(持続可能な開発目標)等が挙げられています。今回の改定に当たって、これらの制度や目標の取り入れ方についての見解をお伺いいたします。  続きまして、(5)自治体タイムラインの策定について。  昨日9月1日は防災の日でした。台風や高潮、津波、地震などの災害に備える目的で1960年に制定され、今年でちょうど60年となります。また、8月30日から9月5日までは防災週間となります。  さらに、台風9号、台風10号も接近しており、影響も心配されているところであります。近年の豪雨では、自治体の発する避難勧告が必ずしも住民の安全な避難につながらず、浸水被害により多くの方々が残念ながら犠牲となられています。  都内で大規模な風水害が発生した際、都民が適切な避難行動を行うためには、各自治体の適切な判断や情報発信が大変重要となります。そのための有効なツールとなるタイムラインの普及拡大を目的として、東京都区市町村タイムライン作成手順書及び東京都区市町村タイムラインひな形が区市町村向けに作成されました。本市におけるこのタイムライン策定についてお伺いします。  続いて、2、教育行政について。  (1)部活動における新型コロナウイルス感染症対策について。  新型コロナウイルス感染症の拡大防止については、長期的な対応が求められている現況にあります。そこで、持続的に児童・生徒等の教育を受ける権利を保障していくため、引き続き学校における感染及びその拡大リスクを可能な限り低減した上で学校運営を継続していく必要があります。  学校の衛生管理については、健康観察により感染源を絶つ、手洗い、マスク着用、清掃、消毒の実施により感染経路を絶つ、生活習慣の指導等により抵抗力を高めるなど、教育委員会及び各学校が連携を図り、感染症対策に努めていると伺っております。  本来の教育活動に加え、コロナウイルス感染症対応に追われている教育関係の皆様は、大変御苦労されているかと思います。御対応に感謝申し上げます。  昨今の報道では、寮での感染とはいえ、サッカーやラグビー等、スポーツにいそしむ生徒や学生にクラスターが発生している状況があります。様々な行事が中止となったり、縮小して行われるなど、子供たちの学校での楽しみは残念ながら減っている中で、中学生にとっては部活動を行うことは楽しみの一つとなり得るもので、感染症対策をしっかりと講じていただきたいと考えています。  そこで、学校では、部活動においてどのようなコロナウイルス感染症対策を行っているのかを改めてお伺いいたします。  以上で私の壇上での質問を終了させていただきます。また、御答弁によりましては自席にて再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 119 ◯議長(富田竜馬君) 市民部長。 120 ◯市民部長(山下一美君) 市行政についての1点目、デザインマンホール蓋の進捗状況についてでございます。  当市のデザインマンホール蓋については、東京都のデザインマンホール蓋設置・活用等推進事業費補助金を活用の上、作製することとしており、本年4月下旬に交付申請を行い、6月下旬に交付決定を頂いております。  キャラクターにつきましては、本市にゆかりがあり、世界的に有名な漫画家の作品のキャラクターにする予定でございます。  また、当市の50周年記念事業の一環として行うことから、デザインマンホール蓋には「市制施行50周年記念事業」の標記をするとともに、50周年にちなみ、5枚のデザインホール蓋を作製し、市庁舎前をはじめ、市内5か所に設置する予定としております。  6月下旬の補助金交付決定後、7月下旬にデザインマンホール蓋作製に係る契約を締結し、マンホール作製作業を進めているところでございます。  続きまして、2点目、地場産農産物利用飲食店支援事業の進捗状況についてでございます。  去る7月30日開催の市議会臨時会で予算をお認めいただいた後、広報紙及びホームページにて事業についてお知らせを行っております。飲食店向けのポスター及びチラシについても準備しており、公共施設等で周知を図ってまいります。  また、東久留米市商工会にも事業を御案内の上、会員の飲食店にお知らせいただくよう依頼しております。  農業関係者に対しましては、飲食店が地場産農産物を購入されるJA東京みらい東久留米新鮮館と調整の上、事業への協力について依頼するとともに、農業者が集まる機会がございましたので、その場に出向き、担当より直接、事業内容について説明いたしました。  事業の対象期間は9月1日から来年1月31日でございますが、より多くの飲食店の方に御利用いただき、飲食店の経営支援並びに地場産農産物の販売拡大につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 121 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。 122 ◯都市建設部長(小原延之君) 市行政についての3点目、東村山都市計画道路3・4・13号線及び3・4・21号線整備の進捗について、工区ごとにお答えいたします。
     第1工区(幸町区間)につきましては、令和元年5月30日付にて都市計画法第59条の事業認可を取得後、関係権利者の方を対象とした用地補償説明会の開催後に、物件調査及び用地交渉など用地取得へとつながる取組を進めております。  事業の進捗状況でございますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策として、屋内での3密を回避するため、屋外にある工作物・立木などから物件調査をさせていただいておりましたが、現在は、地権者御了承の下、屋内についても調査を始めており、全体の約8割弱の物件調査が完了しております。  また、事業用地の確保において、土地所有者との話合いでは対面以外の手法での折衝なども取り入れ、当該事業の必要性に御理解いただき、これまでに約1940平方メートルの事業用地を確保いたしました。  次に、第2工区(小山・本町区間)につきましては、昨年度、事業概要及び測量説明会(第2工区)の開催後、令和2年度の事業認可取得に向けた現況測量や用地測量を実施しております。令和2年5月には都市計画法第59条の事業認可の申請書を都知事に提出し、令和2年8月31日付東京都公報により事業を認可した旨の告示がされております。  現在、用地補償説明会の開催に向け、時期や開催方法など調整中でございますが、説明会において用地取得の手順や補償のあらましを御説明させていただいた上で、事業用地の確保に向け、物件調査や用地折衝など、丁寧な対応に努めながら着実に事業を進めてまいります。  次に、市行政についての4点目、東久留米市都市計画マスタープランの改定についてお答えいたします。  都市の再生の推進に関する基本方針等を定めた都市再生特別措置法につきましては、我が国の人口が2008年をピークに減少に転じ、また急速な高齢化が見込まれる中、一定の人口密度に支えられた生活サービス機能の維持や、インフラ費用の抑制等による持続可能な都市運営の実現を図るため、都市全体の構造を見渡しながら、居住者の生活を支えるよう、コンパクトなまちづくりを目指し、一部改正されたものでございます。  また、持続可能な開発目標、いわゆるSDGsにつきましても、同様に、住み続けられるまちづくりへの取組などが掲げられ、東久留米市第5次長期総合計画基本構想においても、基本目標を達成するための諸施策を展開していくことがSDGsの達成に向けた取組の推進に資するものとしております。  本市においても、人口が長期的な視点で緩やかな減少局面に入ることが推計されており、また、高齢化の進行が見込まれている中で、都市計画マスタープランの改定に当たっては、こういった都市再生特別措置法等関係法令における方針やSDGsの達成に向けた取組などを踏まえ、当該改定検討委員会の中で議論していくことが必要と考えております。  以上でございます。 123 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 124 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、市行政についての5点目、自治体タイムラインの策定についてお答えいたします。  台風などの風水害が発生した際に、市民の方々が適切・迅速な避難行動を行うためには、議員御指摘のとおり、自治体の適切な判断による速やかな情報発信が重要でございます。  本市といたしましても、東京都が令和元年5月に発出いたしました「東京都区市町村タイムライン作成手順書」を参考に、市内で大規模な風水害等が発生することを前提に、災害時の状況をあらかじめ想定し、共有した上で、いつ、誰が、何をするかに着目して、防災行動とその実施主体を時系列で整理した本市のタイムラインの策定を進めてきておりますが、昨今のコロナ禍における避難所の新型コロナウイルス感染症対策を急遽進める必要が生じたため、現在、避難所における感染症対策マニュアルなどを盛り込んだ風水害時のタイムラインの策定に着手したところであり、早い段階での策定完了に努めていく考えでございます。  以上でございます。 125 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 126 ◯教育部参事(椿田克之君) 教育行政の(1)部活動における新型コロナウイルス感染症対策についてお答えします。  本市においては、文部科学省の衛生管理マニュアル及び東京都教育委員会のガイドライン等に基づき、教育委員会としての考えを「東久留米市版学校における感染症対策と学校運営に関するガイドライン」により各学校に示しています。そこでは、部活動について、密集する活動や近距離で接触するような活動等について、安全な実施が困難である場合、活動内容を変更するなどの工夫を求めています。  市のガイドラインに基づき、学校ごとにコロナウイルス感染症対策を工夫して行っていますが、部活動以外の学校生活と同様、細かな手洗いを行うことはどの学校でも実施しています。そして、対策の一例として、テニス部において、密集を回避するため、男女が別の日に活動を行う、バスケットボール部において、接触を避けるためシュート練習を行う、吹奏楽部において、密集を回避するため、多くの教室を確保してパート練習を当該教室にて生徒同士の間隔を1メートル以上空けて行ったり、楽器の消毒を行ったりするといった対策をそれぞれ講じて実施しています。  以上でございます。 127 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。 128 ◯16番(当麻一哉君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次、再質問をさせていただきます。  まず最初に、デザインマンホール蓋の進捗状況についてです。昨年度作製されました「るるめちゃん」デザインマンホール蓋については、市民みんなのまつりで展示され、多くの来場者の方々に御覧いただき、大変好評を得て、お披露目の機会としては大変よい場であったと考えています。  本年度は残念ながら市民みんなのまつりは中止となってしまいましたが、今回は、市民にとって50周年の記念となるデザインマンホール蓋であるために、効果的に情報発信をするべきと考えております。この件についてお伺いいたします。 129 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。 130 ◯産業政策課長(島崎修君) デザインマンホール蓋作製後の情報発信について御答弁申し上げます。  当市のデザインマンホール蓋については、東京都の補助金を活用の上で行う事業でありますことから、東京都の担当者より、世界的に有名な漫画家の作品キャラクターをモチーフとしたデザインマンホールであるため、当市に合わせてプレスリリースを行う旨の打診を受けております。このことから、東京都と同日にプレスリリースを行う予定としており、より多くの報道機関への情報提供が行われるものと考えております。  市民の皆様に対しては、広報及びホームページに加え、SNS等で情報発信をしてまいります。  世界的に有名な漫画家の作品キャラクターをモチーフにしたデザインマンホール蓋でございますので、市の内外に向け、アニメファンだけでなく、様々な世代の心に響くような情報発信を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 131 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。 132 ◯16番(当麻一哉君) 世界的に有名な漫画家の作品キャラクターをモチーフにしたデザインマンホールとのことであり、東久留米市の知名度アップにつながることが大いに期待されますので、効果的な情報発信をしっかりと行っていただくことをお願いします。  また、コロナ禍において、イベント開催は感染拡大防止の観点から難しいということは重々承知していますが、デザインマンホール蓋は設置してしまいますと全種類を並べて見る機会がありません。先ほども申し述べましたが、デザインマンホールは東久留米市の知名度アップのための大変よい機会であります。壇上でも少し触れましたけれども、所沢市では先月、デザインマンホール蓋の設置に際してお披露目を行って情報発信されております。新型コロナウイルス感染症の状況にもよりますが、対策の工夫を行い、何らかの形でお披露目の機会を検討し、設けていただくことを要望したいと思います。  デザインマンホール蓋についての質問は以上です。  続きまして、2点目の地場産農産物利用飲食店支援事業の進捗状況について再質問させていただきます。今回、コロナ禍における飲食店支援という目的に加えて、平成28年3月に策定された農業振興計画で掲げる地場産農産物の販売拡大、地産地消という目的も加味してこの事業が行われているものと考えています。農業振興の観点から本事業を行うことでどのような効果が期待されるのか、担当のお考えをお伺いいたします。 133 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。 134 ◯産業政策課長(島崎修君) 地場産農産物利用飲食店支援事業について、農業振興の観点からどのような効果が期待されるかという御質問についてでございますが、本事業を実施する以前から地場産農産物を御利用いただいている飲食店はございますが、本事業を行うことで、より多くの飲食店の方及び市民の方に新鮮でおいしい地場産農産物のよさを御認識いただけるものと考えております。  また、本事業が終了した後も多くの飲食店が地場産農産物を継続して利用いただくことを期待しており、さらに、飲食店と農業者の距離が縮まり、飲食店における季節の農産物に応じたメニューの提供、飲食店のニーズに応じた農産物の生産に結びつくことを期待しているところでございます。  以上です。 135 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。 136 ◯16番(当麻一哉君) 分かりました。本事業については、事業期間が終了した後も多くの飲食店が地場産農産物を継続して利用していただくことを期待しており、さらに、飲食店と農業者の距離が縮まって、飲食店における季節の農産物に応じたメニューの提供、飲食店のニーズに応じた農産物の生産に結びつくことを期待しているとのことで、今回の事業はコロナ禍における対策事業ではありますけれども、これをきっかけにその先の効果も想定した大変よい計画内容であると思いますので、事業効果が上がるようにしっかりと周知していただくことをお願いいたします。また、私たちも、周知に関してはしっかりと協力していきたいと思っております。この質問については以上となります。  続きまして、東村山都市計画道路3・4・13号線及び3・4・21号線の整備についての再質問をさせていただきます。計画の全体の進捗状況については分かりました。今回、コロナ禍で制限がある中ですが、順調に進んでいるという印象を受けました。  令和2年8月31日付で都市計画法第59条の事業認可を取得した第2工区の用地補償説明会については、開催時期や開催方法については調整中とのことですが、コロナウイルス感染症拡大防止の観点も踏まえて、担当としてはどのような開催方法を検討されているのかをお伺いいたします。 137 ◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。 138 ◯道路計画課長(武内浩司君) 第2工区(小山・本町区間)につきましては、第1工区より延長も長く、関係権利者も多いことから、感染拡大防止及び参加者の皆様の健康・安全面への配慮の観点から、3密を避け、人が密集しないよう、地区別での説明会の開催や、混雑を避けた事前予約による個別相談に近い形の説明など、感染リスクを低減する措置を講じての開催を考えております。  以上でございます。 139 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。 140 ◯16番(当麻一哉君) 第2工区の用地補償説明会開催方法については、関係権利者の皆様への健康・安全面への配慮を措置しての開催を考えているとのことが分かりました。  次に、もう1点質問ですけれども、都市計画道路の通過地点となる坂本橋南側の遊歩道に面した桜の広場の整備や、都市計画道路と交差する黒目川沿いの遊歩道における安全対策についてお伺いします。  また、橋梁の架設に向けて実施するとしていた自然環境調査の進捗についてもお伺いいたします。 141 ◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。 142 ◯道路計画課長(武内浩司君) 坂本橋南側の遊歩道に面しました広場、こちら、東京都所管の広場であり、面積が約800平米ございます。都市計画道路の通過により、残る面積は310平米となります。また、広場には現在、高木が18本ございますが、都市計画道路の通過により9本の桜が残る形となります。  広場については、今年度から2か年をかけ、橋梁の架設に向け詳細設計委託を発注しておりますことから、河川管理者と橋梁の設計協議等を行う中で、広場の施設の配置や整備方法についても協議し、当該地における周辺環境への配慮や修景などを詳細設計に反映し整備を進めていければと考えております。  黒目川沿いの遊歩道については、都市計画道路と交差することになりますことから、利用者が安全に通行できるよう、押しボタン式信号機の横断歩道設置など、安全対策について、今後、交通管理者と協議・調整を進めてまいります。  次に、黒目川への橋梁架設に向けた自然環境調査の進捗について御説明いたします。  東京における自然の保護と回復に関する条例の規定に基づき、東京都と協議を進める中で、自然環境調査は、橋梁工事による自然環境への影響を適切に把握し、必要な保全策を検討していくために、都市計画道路と黒目川が交差する地点において、河川内約100メートルの範囲に存する動植物の生息地・生育地、植生及び湧水の出現箇所を調査するものでございます。令和2年5月には現地における自然環境調査を実施し、現在は保全に向けた協議に必要な資料を取りまとめているところでございます。  黒目川の架橋に向けましては、自然環境への影響を適切に把握し、必要な保全策を講じて進めてまいります。  以上でございます。 143 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。 144 ◯16番(当麻一哉君) 坂本橋南側の遊歩道に面した広場の整備については、これからの橋梁の設計協議等を行う中で広場の施設の配置や整備方法についても協議し、整備を進められていくとのことです。  また、遊歩道の安全対策の方向性についても分かりました。  黒目川の橋梁架設に向けた自然環境調査の進捗については、関係条例に基づき、必要な保全策を検討するために本年5月に現地における自然環境調査を実施し、現在は保全に向けた協議に必要な資料を取りまとめられているという進捗状況も分かりました。  もう1点質問なんですが、この都市計画道路の整備によって交通の流れが変わり、生活道路における安全性の向上も期待されていますが、現在もこの地域は通過交通の流入が多くて、事故も多く発生しています。地域の方々からも交通の安全対策について度々御相談・御要望を頂いております。当該地域における主な道路である東久留米総合高校通り、小山通り、大円寺通りにおける交通量や事故発生件数などの現状についてお伺いいたします。 145 ◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。 146 ◯道路計画課長(武内浩司君) 平成29年度に実施しました交通量調査の結果では、朝7時から夜7時までの12時間で、東久留米総合高校通りは約1700台、小山通りは約2800台、大円寺通りは約2500台となっております。  次に、当該地域における事故発生件数についてでございます。当該地域において死亡事故は発生しておりませんが、警視庁の交通事故発生マップによりますと、負傷事故については、平成29年から令和元年の3年間で、東久留米総合高校通りでは5件、小山通りでは8件発生しております。物的損害のみが発生している物件事故については、田無警察署に確認したところ、町丁別ではありますが、平成29年から令和元年の3年間で、幸町一丁目で25件、幸町二丁目で11件、小山二丁目で20件、小山三丁目で8件、小山四丁目で12件の物件事故があったと聞き及んでおります。  以上でございます。 147 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。 148 ◯16番(当麻一哉君) 交通量、事故の発生件数については分かりました。改めて伺うと、やはり交通量が多いんだなということを再認識いたしました。  また、中橋や曲橋などは、市道と遊歩道との交差部において一部見通しが悪く危険なところもあります。消防団のポンプ車で管轄区域の巡回走行中も非常に気を遣い、注意が必要な場所が多くあります。また、災害時の緊急走行では、さらに最大限の注意が必要となって走行している現状があります。この都市計画道路の整備によって中橋や曲橋の通過交通の量が減れば、遊歩道を利用している方も安全に通行できるようになると思われます。  また、昨年5月の第1工区の事業認可取得に続き、本年8月には第2工区についても事業認可を取得したとのことでありますから、今後も用地補償説明会や工事説明会の開催など引き続き丁寧な対応に努めて、着実に事業を進めていっていただきたいと思います。  また、現在改定作業を行っている都市計画マスタープラン改定検討委員会における資料の安全・安心1に、「東京都の地震に関する地域危険度測定調査報告書(第8回)において、道路基盤から評価される災害時活動困難度が一部の地域で最大ランクに指定されています」と記載されています。この最大ランクに指定されている一部地域については小山地域も含まれています。災害時活動困難度が高いということは防災における安全度が低くなることに結びつきますので、先ほど述べましたポンプ車運行の件も含めて、改めて、この地域の道路整備を優先して行う意義、そして重要度の高さが分かります。先ほども申し述べましたが、事業を着実に進めていただきたいと思っております。  都市計画道路についての質問は以上となります。  続きまして、東久留米市都市計画マスタープランの改定について、最近の社会潮流の都市再生特別措置法の一部改正やSDGsについての考え方は分かりました。  改定検討委員会資料の安全・安心2の中に、今年の3月に改定された市のハザードマップも記載されています。都市計画マスタープランの改定においてもこれについて取り込んでいくのかをお伺いいたします。 149 ◯議長(富田竜馬君) 都市計画課長。 150 ◯都市計画課長(久保隆義君) ハザードマップと都市計画マスタープランの改定についてでございます。  本年3月に改訂されました東久留米市洪水ハザードマップにおきましては、土砂災害警戒区域や特別警戒区域、また、浸水の区域と最大の水深などが示されております。  当該マップは、近年頻発・激甚化する自然災害に対応するため安全・安心なまちづくりが求められていることから、先般開催いたしました第1回東久留米市都市計画マスタープラン改定検討委員会におきまして資料として御提示したところでございます。  都市計画マスタープランの改定に当たりましては、こういった災害ハザードエリアの分布などを踏まえながら、安全・安心なまちづくりに向け、当該改定検討委員会におきまして検討を行ってまいりたいというふうに考えています。  以上でございます。 151 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。 152 ◯16番(当麻一哉君) ハザードマップについての考え方は分かりました。  今後のまちづくりにおいては、人口減少、高齢化が急速に進行することが予想される中で、持続可能性のある都市づくりの必要性が高まっているとともに、近年激甚化している自然災害への対応も大きな課題の一つとなります。都市計画については、社会構造が変化していく中でも、その変化に対応し得る都市構造が必要となります。しっかりとした骨格を持った都市計画マスタープランとなることを望んでおります。  この質問については以上となります。  続きまして、自治体タイムラインの改定について再質問させていただきます。現在策定を進めているタイムラインはどのような風水害を対象と考えているのか、また、その重要度はどのような位置づけとなるのか、見解をお伺いいたします。 153 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。 154 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) タイムラインに関する御質問にお答えいたします。  策定を進めておりますタイムラインの対象といたしましては、都の一級河川である黒目川及び落合川並びに普通河川の洪水対応及び市内に複数箇所ある土砂災害時の対応として策定を進めております。また、重要度につきましては、風水害時に、市民に向けた情報発信をはじめ、庁内及び関係機関と連携した対応を行うため、重要な計画というふうに考えているところでございます。  以上でございます。 155 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。 156 ◯16番(当麻一哉君) タイムラインは、洪水等の対応について庁内及び関係機関と連携した対応を行うため、重要度の高い位置づけということが分かりました。しっかりと取組をお願いしたいと思います。  また、6月定例会で、改訂された洪水ハザードマップ2020ver.1において、浸水予想区域の水深が3メートルから5メートルと広範囲に予想されている下田自治会への説明会が行われたことを質問して、5月に役員への説明を行った旨の御答弁を頂きました。その後、周辺住民の方々に向けて2回の説明会が行われたと報告も頂きました。その際に、自治会から土のう作製等の訓練の相談が出て、現在、自治会にて調整中とのことですが、災害対応については、避難も含めて、これからは共助という観点からも地域住民の方々が積極的に力を合わせて動いていくということが大変重要なことであると考えますので、しっかりと担当部署ではサポートをしていただきたいと思います。  タイムラインの質問については以上となります。  続きまして、教育行政の部活動における新型コロナウイルス感染症対策についての再質問をさせていただきます。部活動中のコロナウイルス感染症対策については、ガイドラインに基づいて、また、各部活動においても様々な工夫をされて対策をされているということがよく分かりました、安心しました。  また、部活動中のコロナ感染症対策と併せて、熱中症対策も現在、先ほど島崎清二議員からも熱中症については御質問が出ましたが、部活動においては熱中症対策も求められているところです。これについて対策はいかがでしょうか。 157 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 158 ◯教育部参事(椿田克之君) 部活動の熱中症対策についてお答えします。  コロナ感染症対策と同様に、教育委員会では、熱中症対策についても、国及び東京都教育委員会から示された「熱中症事故の防止について」を各学校に示し、この通知に基づき、学校ごとに対応を行うよう指示をしています。屋外での活動を行う部活動では、活動時間を区切って行うことをどの学校でも基本としていますが、熱中症の予防に有効な暑さ指数を測定できる機器を購入して指数を測定し、活動について検討する、熱中症を発症する生徒が出た場合に備えて冷房を効かせた部屋を確保しておく、経口補水液を準備しておく、緊急時に医療などの関係機関や保護者への連絡担当をあらかじめ決めておくなどの緊急連絡体制を整えておくといった対応を行っております。  以上でございます。
    159 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。 160 ◯16番(当麻一哉君) 熱中症対策についても周到な準備がされているということが分かりました。本来の部活動の監督・指導に加えて、感染症対策、熱中症対策に気を遣う必要があるということは大変御苦労が多いかと思いますが、生徒たちの楽しみの一つである部活動が今後も安心して行えるように対応をお願いしたいと思います。  これをもって私の質問を終了させていただきます。 161 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって当麻議員の一般質問を終了します。    ─────── ◇ ─────── 162 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩いたします。  再開、午後2時。       午後 1時43分休憩       午後 2時00分開議 163 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 164 ◯議長(富田竜馬君) 次に、「市行政について」、「教育行政について」と題して、島崎孝議員から行います。  島崎議員。     〔17番(島崎孝君)登壇〕 165 ◯17番(島崎孝君) 質問に先立ち、改めて、新型コロナウイルス感染症の流行対策に奔走し、行政サービスを維持しながら感染症対策を行う市職員、関係者の皆様に感謝申し上げます。特に最前線で治療に当たられた医師、看護師をはじめとする医療・介護の関係者にも感謝申し上げます。  年初からのコロナ禍は、感染症流行の再拡大もあり、いまだに収束が見通せませんが、最も基礎的なデータを基にコロナ禍を少し振り返ってみます。毎日、様々な数値が発表され、その数値の意味を十分に理解するいとまもなく、一喜一憂している日々も送ってまいりました。そこで、日本全体としてどのようになっているかをつかむには、最も基礎的なデータとして、死亡者数を過去と比較することが有効ではないかと考えました。  死亡者数は、厚生労働省の人口動態統計において、2か月後に速報値、6か月後に確定値が発表されます。2020年1月から6月までの死亡者数速報値を前年の速報値と比較すると、単月の比較においては、4月を除き前年を下回っていました。本年2020年1月から6月までの累計の死者数は69万958人でした。昨年2019年の1月から6月までの累計の死者数は70万7211人で、1万6253人、2.3%、昨年より減少していました。  高齢化の進展により、近年は死亡者数が毎年約1万8000人、1~2%程度増えている中で、その流れの中で半年間で1万6253人減少という結果は、総合的に見て、命を守るという点において、政府が適切な対策を取り、医療・介護・行政関係者が尽力し、国民が懸命に協力・行動した結果だと考えます。  なお、課題としては、速報値の発表が2か月かかるということだと考えます。報道では、多くの先進国では速報値は1か月程度で発表されるとのことです。前回第2回定例会でも述べた、デジタル化の遅れにより状況把握が迅速にできないために、合意形成の基礎である情報共有が不十分になり、さらにその政策決定やその政策の効果測定のデータが遅い状況は改善しなければならないと考えます。  以上述べまして、通告に従い一般質問を行います。  1、市行政について。  (1)財政健全経営計画実行プランについて。20ページの地方公会計制度の運用についてお伺いいたします。  平成27年(2015年)第3回定例会以来、度々、地方公会計制度の導入から運用まで質問してまいりました。昨年度からは、財務書類として、貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書の4表も公開されました。特に各種の資産額を組み込んだ新たな指標も公表されるようになり、減価償却累計額を用い、施設の老朽化度を分かりやすく数値化した有形固定資産減価償却率や、地方債残高を用い、将来世代の負担を指標化した社会資本等形成の世代間負担比率、あるいは受益者負担の割合を表示した受益者負担比率など、かつてなかった財務分析が公表され、市の財政状況への理解が深まりました。  そこで、財政健全経営計画実行プランにおいて、令和2年度に「地方公会計の運用(財務書類の活用への検討)」となっておりますが、どのような検討を行い、活用を企画しているのかをお伺いいたします。  (2)市役所のデジタルトランスフォーメーション化について伺います。  平成30年版情報通信白書において、「現在は、ICT(情報通信技術)の浸透が人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させるデジタルトランスフォーメーションが進みつつある時代にある」と記載され、「その進展によって、特定の分野、組織内に閉じて部分的に最適化されていたシステムや制度等が社会全体にとって最適なものへと変貌すると予想される」と記載されております。  そして、そのデジタル化が進展した社会像としてSociety5.0を提示しています。デジタルトランスフォーメーションとは、インフラ、制度、組織、生産方法など従来の社会経済システムにAI、IoTなどのICTが導入され、次に、社会経済システムはそれらICTを活用できるように変革していくことだと考えます。  そこで3点お伺いいたします。  1点目は、文書管理システムの進捗についてお伺いいたします。3月第1回定例会には、最優秀提案事業者との契約に向けて努力中との御答弁がありましたが、進捗状況はどのようになっているのかお伺いいたします。  2点目は、相談業務のオンライン化についてお伺いいたします。財政健全経営計画実行プラン68ページの保健衛生に関する相談のオンライン化において、「妊婦面接のオンライン化の試行」及び「特定保健指導のオンライン化の検討」とありますが、そのほかの業務に今後拡充する方向性はあるのかお伺いいたします。  3点目は、使用料、事務手数料等のキャッシュレス決済の導入について伺います。地域センター等の会議室のほとんどはオンラインで利用申請ができますが、使用料は開館時間内に現金で支払いに行かなければなりません。政府がキャッシュレス決済の推進を行い、民間では利用が広がっていますが、行政ではなかなか利用が進んでいません。現金管理業務の削減や、衛生面での紙幣や硬貨のやり取りのリスクを回避する意味でも、今後導入していく必要性があると考えますが、どのようにお考えでしょうか。  (3)一部事務組合負担金の在り方について。  私は現在、昭和病院企業団議会の議員であり、一昨年度までは多摩六都科学館組合議会の議員でした。昭和病院企業団においては、その負担金はおおむね10%を均等割、90%を利用比率で割って負担しております。多摩六都科学館組合においては、均等割、人口割、地元割を組み合わせて負担しています。一部事務組合等、自治体クラウドも含めて他自治体と共同で運営している機関の負担金の在り方について改めてお伺いいたします。  (4)市史の編さんについて。  東久留米市の歴史について、市は昭和53年に東久留米市史史料、昭和54年に東久留米市史を作成しました。前回の作成から40年以上経過し、今年度より市史編さんに向けた体制等に係る検討に着手するとのことでありますが、検討状況をお伺いいたします。  2、教育行政について。  (1)GIGAスクールの進捗と教材について。  GIGAスクール構想の進捗状況と教材について3点お伺いします。  全国一律のICT環境整備として進んでいるGIGAスクール構想について、6月議会では可能な限り早く整備できるように努力していくとの御答弁があり、また、その後の進捗状況については、端末のOS及び納期管理方法等は一昨日の本会議初日の説明で分かりました。  そこで、1点目は、来年度4月からのGIGAスクール構想の開始に向けて、教員のICTを活用した指導力の向上が必須であると考えます。4月までの準備期間における教員を対象とした研修やシミュレーションの実施についてはどのような状況であるかお伺いいたします。  2点目は、GIGAスクール構想の整備に合わせて、現在、様々な企業がGIGAスクール用タブレット等で活用する教材を開発しております。子供たち1人1台のタブレット端末で新たな教育活動が展開されることになりますが、導入されるデジタル教材によって活動が左右することが予想されます。そこで、本市で調達したタブレット端末においてどのような教材を使うのかお伺いいたします。  3点目は、今回のGIGAスクール構想のタブレット端末について、国はモデルとして3つの規格を示しておりました。特にOSはマイクロソフト社のWindows、グーグル社のChromeOS、アップル社のiPadOSを示し、各自治体によって想定することになっております。  教員の異動に伴って、規格の違うOSがあることによって、新しい学校のタブレット端末に慣れるまで教育活動に支障を来すのではないかと考えます。そこで、どのOSでも同じデジタル教材が使えるのであれば、異動による負担が減るのではないかと考えますが、本市で使う教材はそれぞれのOSに互換性のあるものなのかお伺いいたします。  また、教員が自作した教材はそれぞれのOSで使用可能なのかについても併せてお伺いいたします。  以上で壇上での質問を終えます。御答弁によりまして自席にて再質問させていただきます。 166 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 167 ◯企画経営室長(土屋健治君) 市行政についての1点目、財政健全経営計画実行プランの地方公会計制度に関する御質問についてでございます。  財政健全経営計画実行プランにおいて、令和2年度は、地方公会計の運用として、財務書類の活用への検討を行うスケジュールとしております。財務書類の活用については、地方公会計の推進に関する研究会報告書や各種研修会の資料などにも事例が掲載されており、一部の自治体では、公共施設ごとの行政コスト算出などを先駆的に取り組んでいるということは認識しております。こうした施設種別の行政コスト計算書等の算出は、財務書類の活用の主な事例として当該報告書の中でもフォローアップされております。  こうした中、今年度より、この施設種別ごとの計算書等の算出に向けて、歳出科目の大事業等に施設区分をひもづけることによって、担当課の伝票起票時に施設ごとの複式仕訳を行うことができるように設定をしてございます。現在、この設定を導入した初年度ということもあり、都度生じる課題などに対応しながら進めているところでございますが、このことにより、施設種別ごとの行政コスト算出に向けた基礎的な環境は整えられると考えております。まずは、他自治体の活用例を参考にしながら試行的に施設種別ごとの行政コスト計算書等を算出し、今後の分析につなげていきたいと考えております。 168 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 169 ◯総務部長(佐々木弘治君) 続きまして、2点目の市役所のデジタルトランスフォーメーション化について、文書管理システムの導入に向けた進捗状況についてでございます。  委託事業者が決定、契約した後、委託事業者と協議を重ねながら、事務の流れの確認、文書分類等事務の見直し、庁内説明会に向けた調整、文書管理システムの方針の取りまとめなどを進めてきてございます。先般取りまとめました文書管理システムの方針では、目標として、文書ライフサイクルの電子化、業務の効率化、ペーパーレス化、文書管理の統一化・標準化、職員の事務負担の軽減の5つを掲げ、指標として電子決裁率100%、庁内文書の100%ペーパーレス化を目指すとしてございます。  本年7月下旬から8月上旬にかけまして全課を対象に庁内説明会を開催し、各課より御意見等を頂いてございます。  今後、新たな事務スキームに合わせて関連規定やマニュアル等を整備し、実際にシステムを使った研修なども予定してございます。こうして令和3年4月の本稼働に向けて進めていく考えでございます。  以上でございます。 170 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 171 ◯企画経営室長(土屋健治君) 続いて、市役所のデジタルトランスフォーメーションに関する2点目の相談業務のオンライン化についてでございますが、現時点において健康課業務以外での導入の予定はございません。一口に相談業務といっても、その内容は担当部署により多岐にわたっており、オンライン面談に向くもの、向かないものもございます。まずは、実行プランにお示しした健康課の取組の利用状況の推移等を見守り、課題を抽出するなどして、市としてどのような展開ができるか研究してまいりたいと考えております。  次に、使用料・手数料等のキャッシュレス化についてでございますが、導入することにより市民サービスの向上に資するものと考えております。しかしながら、既存システムを利用して導入が可能だった市税等の納付スキームとは異なり、システムの整備が必要となり、経常的な徴収コストも増大いたします。費用対効果の面から当市において早急な導入は難しいものと思われますが、まずは他自治体の実施状況などを研究してまいりたいと考えております。  続きまして、(3)一部事務組合負担金の在り方についてでございます。  一部事務組合につきましては、行政が行う事務の一部を共同処理するため設置するもので、その負担金につきましては、構成する自治体の協議により、一部事務組合が設置する議会の議決を経て定めるものでございます。また、負担金の算出方法につきましては、均等割や人口割など、それぞれの一部事務組合において定めておりますので、構成する自治体による十分な協議を行い、一部事務組合が設置する議会の議決を経て行われるものと考えております。  続きまして、4点目の市史編さんについてでございます。  本市における市史編さんにつきましては、これまで、庁内関係部署が集まり調整会議を開催するなどして、整理すべき課題等についての情報共有を行うとともに、近隣市における取組状況の調査、先行自治体への視察などを行ってきております。  こうした中、市史編さんには、数年単位の時間を要することや、高い専門性を有する職員での対応が基本となること、組織体制の整備が必要であることなどの課題等も挙げられております。こうしたことを踏まえ、現在、どういった対応をしていくか、企画経営室内において検討を進めているところでございます。  以上でございます。 172 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 173 ◯教育部参事(椿田克之君) GIGAスクール構想の進捗と教材についてお答えします。  GIGAスクール構想による1人1台のタブレット端末を効果的に活用した新たな学習活動を展開するには、教師の指導力が必要です。そこで、教育委員会では、各小中学校の情報教育推進担当教員1名ずつで構成するICT教育推進委員会を立ち上げ、本市の情報教育支援員によるタブレット端末を活用した学習に関する研修や先進地域の学校視察、新たな学びの実現に向けて研修を進めております。ICT教育推進委員の役目の一つとして、自分の学校の情報教育を推進することがあります。各委員がICT教育推進委員会での内容を学校に確実に伝えることで、全教員のICTを活用した指導力の向上を図り、主体的・対話的で深い学びが実現できるよう準備をしております。  2点目の質問、調達した端末の教材についてお答えします。  今回、本市で導入するタブレット端末には教材と呼べるソフトはありませんが、子供たちの学習を支援するソフトが導入されております。このソフトは、紙のノートと同じように、描いた線や図形に画像や動画を張りつけた作品の制作、複数の端末から1つの画面に同時に考えを書き込んでお互いの考えや発想を共有する機能、動画の編集のほか、多くの機能を使うことによって、主体的・対話的な学習を充実させることができます。  3つ目の質問、使う教材のOSの互換性についてお答えします。  本市で導入するOSはWindowsとなっております。また、導入する学習支援ソフトにつきましてはWindows版となっておりますが、同じ企業が作成している同様の学習支援ソフトで3つのOS全てに対応しているものがあります。自治体によってこのソフトの導入は異なってまいりますが、導入している自治体に教員が異動した場合には、円滑に教育活動を行えるものと考えております。また、教員が自作した教材については、OSが異なるとそのまま使用することは難しいと想定されますが、互換性により動作することが予想できます。  以上でございます。 174 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 175 ◯17番(島崎孝君) では、質問した順番に基づいて順次再質問いたします。  1点目の財政健全経営計画実行プランについては、施設種別ごとの計算の算出に向けて今年度から取り組んでいるということですから、1年間が閉まらないとこれは作成できないということなので、これは来年になるかと思いますけれども、こういった帳票が充実することが進められているということが分かりました。データを作成するのは非常に大変な、現状の通常の普通会計等の業務も行いながら、指標もつくりながら、全く新しい指標を上乗せでまたつくられているので、業務的には大変な量になっているかと思いますけれども、蓄積されれば、他市との比較あるいは今後の東久留米の未来にとって有用な資料ができるかと思いますので、丁寧に進めていただけたらというふうに思います。  2番目のデジタルトランスフォーメーションについての再質問です。こちらでは、まず、特に文書管理システムについて伺いますが、おおむね再質問を3つ行います。  説明会でどのような意見が出たのかをお伺いします。  2点目が、現状では、要するに令和3年度以降の公文書をデジタル化するということになりますけれども、令和2年度以前の公文書の取扱いは現状どのように考えているのかお伺いします。  あと3番目に、市民等からの申請書等でデジタルとして取り扱うことはどのようにするのかお伺いいたします。 176 ◯議長(富田竜馬君) 総務課長。 177 ◯総務課長(浦山和人君) 文書管理システムについて3点御質問を頂いてございます。  まず、1点目の庁内での説明会での意見等につきましては、工事関連図面を電子化するのか、紙の公文書を電子化するためのスキャナーはどうなるのか、紙によるかなりの枚数の公文書は電子化するのか、公文書の修正等があった場合、履歴としてそれが残るのか、などでございます。この対応といたしまして、現時点では、工事関連図面は電子化してあるものは電子化で、それ以外は紙での保管も可能と考えております。スキャナーにつきましては、各フロアに既に設置しております複合機にて電子化が可能となってございますが、紙の枚数が多いような公文書につきましては、効率性を考え、紙のまま保管としている考えでございます。また、公文書の修正は履歴が残るものとなってございます。  2点目の令和2年度以前の公文書につきましては、今までどおり紙が原本ということになりますことから、紙での保管と考えてございます。  3点目の市民等からの申請書等が電子で来た場合の取扱いにつきましては、基本的に原本が電子となりますので、電子で保管することが可能でございます。  以上でございます。 178 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 179 ◯17番(島崎孝君) 分かりました。公文書の、特に今年度以前の公文書の取扱いについて、非常に膨大な量ですので、かえって、これを無理して電子化すると、コスト的にも業務的にも見合わないものになるのではないかと思います。そこのところは必要に応じて必要なものをうまく利用してやっていただけたらと思います。二重管理になることのほうがむしろ大変になるかと思います。  そこで、再質問としては、紙の公文書のスキャナーによる電子化なんですけれども、これは担当課ごとに任意で電子化するというような状況かなと思うんですが、それはどのようなガイダンスとか整理とかされるのかお伺いします。  再質問をまた3つ行います。2点目は、これ、最近、実は今度の50周年の表彰式典の御案内を頂いたんです。返信ははがきでの返信であったんですけれども、こういったイベント等の出欠等について、こういったことでもデジタル化って進められないのかどうか、市の考えをお伺いいたします。  3点目は、申請事務における申請書とか回答文などのデジタル化を進めるほうが望ましいのではないかと思いますけれども、改めて市の考えもお伺いします。 180 ◯議長(富田竜馬君) 総務課長。 181 ◯総務課長(浦山和人君) 3点御質問を頂いています。順次御答弁をさせていただきます。  まず、1点目の紙の公文書のスキャナーによる電子化についてでございます。現在検討中ではございますが、電子化に当たりましては一定のルール化をしていきたいと、担当のほうでは考えてございます。  2点目の出欠の通知のデジタル化ということでございますが、議員言われますように、行政の迅速化・効率化の観点からは課題の一つというふうに考えてございます。  3点目の申請事務のデジタル化につきましては、基本的には原本が電子となりますので、ペーパーレス化という観点からは、事務がそのような運用になっていくものというような考えでございます。  以上でございます。 182 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 183 ◯17番(島崎孝君) 分かりました。業務的には、本当は最初から生成がフルデジタルであればスキャナー利用というのも減るかと思いますけれども、それまではやっぱり一定期間こういった業務はあるかと思うので、業務とうまく並行しながらこなしていっていただけたらと思います。  通知のデジタル化は課題の一つということでありますので、できれば検討を進めていただいて、私どもも返事を出したときに、返信を、特に手元にはがきはなくなってしまうので、写真とかに撮って、出席で出したっけな、欠席で出したっけなというのを後で確認できるようにしていないと間違えてしまうこともありますので、これがもし電子化されれば、あ、私、出席で出しているんだけれど、欠席に変えたいとか、どういうふうにしたかというのも確認できるので、そういったツールは実は民間ではかなりありますので、セキュアな範囲で市でも導入していただけないかということを検討していただけないかは要望いたします。
     あと、デジタル申請については、こちら、最終的には、冒頭でデジタルトランスフォーメーションのところでも申しましたけれども、部分最適と全体最適を考えたときに、インプットの部分、これは市の業務の多くのインプットが場合によれば紙による申請によるインプットになるかと思いますので、内部文書の100%のデジタル化はシステム化でできる部分ではありますけれども、申請業務もデジタル化をできれば進めていただいて、そうしないと紙と電子データを並行して管理することになるので、これ、なかなか業務効率の向上にはプラスにならない部分だと思いますので、これは引き続き検討していただけないか。当然、申請される方たちのこともありますけれども、現状かなり状況が変わってきて、これに関して抵抗感なくなってきているのではないかなというのも個人的にはありますので、そういったものも検討していただけたらと思います。  相談業務のオンライン化につきましては、スタートするところなので試行ですということで、取組の利用状況等をとにかく蓄積していただいて、他の業務にも応用できるかどうかということも検討していただけたらと思います。  テレビ報道では、銀行の支店も、行ってみると行員がいらっしゃらなくて端末だけが並んでいるみたいな形の店舗も生まれているようなので、そういった意味でのオンライン面談というものを拡充していくということも、事例を積み重ねた上でやっていただけたらと思います。  あと、使用料・手数料のキャッシュレス化につきましては、最近、報道では税金のキャッシュレス化、QRコードの高度化ということについても、全銀協のQRの導入で変わってくる。それによって情報量が多くなって、請求データと決済データが迅速に、消し込みって私なんかは呼んでしまうんですけれども、入金したデータが何の請求に基づく金額なのかというのは、QRや電子化することによって迅速に業務の効率化が図れるわけです。それをこの使用料・手数料にも拡充してほしいなと思います。  そこで、他市ではどのような──これ、税金については、今、かなり導入しているところが入ってきておりますけれども、他市においてはどのようなところがスタートしているのか、事例があればお教え願いたいと思います。 184 ◯議長(富田竜馬君) 行政管理課長。 185 ◯行政管理課長(傳智則君) 使用料・手数料のキャッシュレス化についてでございます。  本年4月時点での調査となりますが、税や保険料以外の使用料等でのキャッシュレス決済は26市中で1市、町田市がこの9月から導入を予定しているということを聞いているところでございます。 186 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 187 ◯17番(島崎孝君) 先ほども申しましたが、少額決済でのお釣りの受渡し、あるいは少額であるからこそ現金管理が大変な部分、かつ最近ではとにかく非接触型の導入ということではないんですけれども、様々なものの感染リスクの回避という点ではキャッシュレス化ということはもうやむを得ないことかと思いますので、検討を進めていただけたらと思います。  また、こちらの御答弁の中では、経常的な徴収コストの増大ということも御答弁いただいていますけれども、これに関しては要望というより意見として、税金の徴収業務においても、報道によれば、大手都市銀行が手数料の大幅値上げを行い、事実上、税金の徴収業務から撤退するというような報道もありました。今まで徴収コストが逆に安過ぎた部分もあるかもしれないので、そういった部分では、サービスを提供する側が続けられないようなことでは逆に本末転倒になってしまいますし、先ほども申したとおり、デジタル的な消し込みが可能であれば、請求データと決済データがすぐに照合できれば、業務の効率とかそういった部分では大幅に前進が見られると思います。これからも労働人口が減少して働く人を確保するのは大変な状況の中で、業務を効率化する上ではそういった方向に進めていただきたいなというふうに思います。  あと、最後もまた要望ですけれども、これも以前に要望したことでありますが、これは本当に当市だけでできる問題ではないんですが、冒頭で申したデジタルトランスフォーメーション、社会全体の中での最適化という部分においては、当市でも業務としてやっている住民税の徴収業務、結局、各市からの住民税の請求書が5月ぐらいに届いて、それを──私も事業をやっておりますので、毎年、届きます。それを個人ごとに短冊を切り離して給与明細の中に入れるという作業が手作業として残っています。以前にも、こちらの業務のほうを、民間企業においてはこれが物すごい業務負担になっているというような新聞報道もあって、大体従業員7万人の会社では5400通ぐらい来て、それに対して時間的には事務処理コストでも年間3600万円ぐらいかかっている。もう時間的な事務コストでしかない。そういったものを統合的にデジタル化して請求データを迅速にそういう給与システムの中に組み込めるように、これは当市でもとにかく行っていることだと思いますので、そういったものを効率化して業務の効率化・最適化というものを図っていただきたい。現行のICTプランの中では、この市役所の中だけのデジタルの最適化ということではあるんですけれども、インターフェースも含めて、もらうデータ、提供するデータの最適化というのも今後は要請されてくると思うので、いきなりはスタートできませんので、検討する方向で考えていただきたいと思います。  続いて、一部事務組合の負担金の在り方についてです。様々な方法があるということは分かりました。こちらについても改めてもう一度、自治体クラウドをはじめとした他自治体との共同運営、これもこれから増やさざるを得ないかと思います。その際の負担金を算出する考え方については、都度、都度、構成する自治体で協議を行って、一部事務組合の議決を経て行われるという御答弁だったんですけれども、原則的な、市としての基本的な考え方を定めるほうが望ましいのではないかとは考えますが、それについて御見解をお願いいたします。 188 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 189 ◯企画調整課長(道辻正信君) 他自治体との共同運営に係る負担金を算出するに当たっての基本的な考え方についての御質問でございます。  自治体クラウドなどの他自治体との共同運営事業に係る負担金につきましては、一定の合理性は必要と考えておりますが、その事業内容により算出方法も変わってくるものでありますので、構成団体による十分な協議により負担金を決めていくことになると考えております。 190 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 191 ◯17番(島崎孝君) 最後は要望です。繰り返しになりますけれども、一部事務組合や自治体クラウド等では、構成する自治体間でのその都度の調整で負担金が算出されて運営する方法を決めていくということは理解できましたが、理解できた上でも、人口規模や財政規模に応じた基本的な負担と利用者数等の利用状況に応じた負担を組み合わせたような負担方法を原則とするほうが公平であるのではないかというふうに考えます。今後は、他自治体との共同事業の構築や運営の際にもこうした考えも基本的な中に組み込んでいただけたらなということを要望して、こちらのほうの質問は終えます。  市史編さんについて改めてお伺いいたします。市史編さんについては、近隣市の状況調査や視察を行ったということではありますけれども、その調査結果はどのようなものだったのかお伺いいたします。 192 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 193 ◯企画調整課長(道辻正信君) 市史編さんに係る他市の状況についての御質問です。  まず、小平市でございますけれども、市史編さん室を設置いたしまして、市史編さん担当のほか、市史編さん調査専門委員などを置き、平成20年度から作業を開始し、平成26年度をもって完了したとのことであります。  東村山市につきましては、市史編さん係において作業を行い、古い話になりますけれども、平成14年度をもって完了したということであります。  清瀬市につきましては、平成26年度に市史編さん室を設置いたしまして、現在も市史編さんの作業中とのことで、令和6年度をもって完了する予定だということでございます。 194 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 195 ◯17番(島崎孝君) こちらは再質問せずに、意見・要望を申し上げます。  清瀬市が平成26年(2014年)からスタートし、目標が令和6年ということは2024年、10年間、小平市では6年かけている。大変時間がかかる作業だなということも分かりました。あと、御答弁にもありましたけれども、他市のケースを見れば、5年から10年という一定の期間だけでも、高い専門性を有するスタッフが必要であるということも分かりました。40年ぶりの事業ですので、丁寧に体制構築を図って開始していただけたらというふうに思います。  あと、これから検討を始めるところではありますけれども、この市史というのは、市の基盤の資料というか、市の歴史の公式なものになるかとは思います。後々、多くの人が参照して、このまちがどういうまちであったかということを後世に記録を残すものだと思います。その最終的な形態というのは、今から5年、10年先であれば、今日ずっとデジタルトランスフォーメーションの話もしておりましたけれども、書籍という形態に限らず様々な形態を検討していただいて、広く市民が手軽に共有できるようなもの、そういったもので公開していただけることも検討していただけるように要望したいと思います。  最後に、GIGAスクールについてまた再質問させていただきます。再質問ですが、学校での準備、今、一生懸命されているということが分かりました。端末の納品が11月末ということですので、実際の運用開始までの4月には実際の物を作った運用は時間がないかと思います。適切にシミュレーション等も行って準備を進めていただきたいと思います。  そこでの再質問なんですけれども、こちらは、他の都内の自治体はどのようなOSを導入されているのが多いのかお伺いいたします。 196 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 197 ◯教育部参事(椿田克之君) 他の自治体の導入状況についてお答えします。  都内全体は把握できておりませんが、多摩地区では、WindowsやChromeOSと決めている市や、9月議会でこれから予算化する市があります。近隣市におきましては、予定も含めて、Windowsが1市、ChromeOSが5市となっております。  以上でございます。 198 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 199 ◯17番(島崎孝君) OSのことは分かりました。Windowsのほうが運用する資産が多い、いろいろなデジタル教材も多い、ソフトは動くのが多いのではないかと思います。  また、今後も活用できる教材も増えてくるかとは思いますけれども、デジタルのものについて教材なんですが、教科書のデジタル化、こちらのデジタル教科書も一部出ているというふうにも伺っていますけれども、今後の教科書のデジタル化についてお伺いいたします。 200 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。 201 ◯教育部参事(椿田克之君) 教科書のデジタル化についてお答えします。  現在、児童・生徒が使う学習者用デジタル教科書は、学校における教科書及び教材の使用について規定する学校教育法第34条等の一部が平成30年に改正され、新学習指導要領を踏まえた主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善や、障害等により教科書を使用して学習することが困難な児童・生徒の学習上の支援のため、一定の基準の下で、必要に応じ、紙の教科書に代えて学習者用デジタル教科書を使用することができることとなりました。しかし、その使用がプラスとマイナスの両面の効果・影響を持ち得ることなどから、効果的な活用の在り方や留意点を見極めつつ段階的にその導入を進めていくことが適当であるため、紙の教科書を基本として、必要に応じて学習者用デジタル教科書を使用する併用制としております。そのため、現時点では、学習者用デジタル教科書は補助教材として位置づけられております。  文部科学省では、今年度より、有識者によるデジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議において、次の小学校の教科書改訂時期である令和6年度を見据えて検討しております。今後も国の検討会議での方針や都の動向を見てまいります。  以上でございます。 202 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。 203 ◯17番(島崎孝君) 教科書のデジタル化のほうも国が検討に入っているということですので、私もずっと紙で育ってきている人間なので、デジタルの教科書がどのようになるのかということについては、現状、使いやすいものになるかどうかというのは分からないことかと思いますけれども、適時適切にこの導入についても対応していただけたらというふうに思います。  最後は要望ですが、恐らく多くの子供たちはこの新しい機材にすぐなじんでいくのではないかというふうには想像します。ただ、むしろ大変なのは、今まで違う方法で教えてきた先生方が新しいこの道具を使いこなさなければならない。しかも、まだ現物が来てないというところで、来年4月からやるというのは大変な作業ではないかというふうにも思います。  その中でも、私、先ほど、おっしゃられていた子供たちの学習支援ソフトの中で、紙のノートと同じように描いた線や図形に画像や動画を張りつけたり、複数の端末から1つの画面に同時に考えを書き込めたりというソフトが搭載されるというふうにも御答弁いただきましたけれども、私自身も使ってみたいなというふうに思いました。あくまでも機材は、こういったシステムの導入と併せて先生方が楽しく子供たちに向き合えるように、教育委員会としても適切にサポートをしていただけるようお願い申し上げて、質問は終わります。 204 ◯議長(富田竜馬君) これで島崎議員の一般質問を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 205 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって本日の会議を終了いたします。  これをもって散会といたします。       午後 2時45分散会 Copyright © Higashikurume City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...