本日は、「市行政について」、「教育行政について」と題して、当麻一哉議員から行います。
当麻議員。
〔16番(当麻一哉君)登壇〕
7 ◯16番(当麻一哉君) 皆さん、おはようございます。自民クラブの当麻一哉でございます。よろしくお願いします。
さて、12月に入りました。空気が乾燥し、大変火災が発生しやすい時期となっています。火災は、大切な生命や財産を一瞬で奪ってしまいます。火災を起こさない、起こさせないよう、火の元には十分ご注意ください。
また、自然災害に関して各地で被害が発生していることもあり、台風に関することがクローズアップされていますが、首都直下地震のリスクも高まっています。皆さんで自助・共助の精神をもって備えを行い、災害に強いまち東久留米の実現に向けて取り組んでまいりましょう。
それでは、通告書に従いまして一般質問をさせていただきます。
1、市行政について。
(1)
地方再犯防止推進計画について。
まず、更生保護について少し説明をさせてください。本年は、昭和24年に更生保護制度が施行されてから70周年を迎えた年であります。更生保護とは、犯罪や非行をした人の立ち直りを支援し、再び犯罪を起こさせないようにし、これらの者が善良な社会の一員として自立し、改善更生することを助けるとともに、恩赦の適正な運用を図るほか、犯罪予防の活動の促進等を行い、もって、社会を保護し、個人及び公共の福祉を増進することを目的とするとしています。
この目的に基づく国家公務員である保護観察官や保護司、
更生保護女性会を初めとする
更生保護ボランティアの活動、
更生保護施設等の役割があります。
また、更生保護の一環であり、本市における取り組みでもあります社会を明るくする運動とは、全ての国民が、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない明るい社会をつくることを目的とした全国的な運動であります。こちらは本年で69回目を迎えます。
ここから本題に入らせていただきます。平成28年12月14日、再犯の防止等の推進に関する法律、略して
再犯防止推進法が成立し、施行され、国は
再犯防止推進計画を平成29年12月15日に閣議決定しました。
再犯防止推進法第8条第1項において、「
地方公共団体は、再犯の防止等に関する施策の推進に関する計画を定めるよう努めなければならない」と定められています。
これらを受け、東京都は本年7月31日に
再犯防止推進計画を策定し、公表しました。これは、
刑法犯検挙人員中の再犯率が47.7%、また、刑務所再入所に係る犯行時の居住地が東京都という人の再入所者率が53.2%という極めて高率であるということが背景にあると言っても過言ではありません。さらに、違法薬物による再犯率は64.5%にも達するという現実もあります。
犯罪をした者等の中には、貧困や疾病、厳しい生育環境、さまざまな生きづらさを抱え、立ち直りに多くの困難を抱える者が少なくありません。しかし、こうした生きづらさを抱える犯罪をした者等の課題に対応し、その再犯を防止するためには、
刑事司法関係機関による取り組みだけではその内容や範囲に限界があり、社会復帰後、地域社会で孤立させない息の長い支援等を、国・
地方公共団体・民間団体等が緊密に連携し、協力して実施する必要があります。
とりわけ地域社会で生活する犯罪をした者等に対する支援に当たっては、福祉、医療、保健などの各種サービスを提供する基礎自治体である市町村の役割が極めて重要であります。地方計画を策定することは、さまざまな事業に再犯防止の視点を反映させつつ、安全・安心なまちづくりを進めていくという意思を内外に明らかにすることでもあると言えます。
更生保護が再犯防止法の施行により大きな転換期を迎えている現在、
地方公共団体と更生保護行政をこれまでのように更生保護は国の仕事と看過することは許されません。今後、本市においても、
再犯防止推進法に関する対応が必要と思われますが、現在、更生保護を担当する保護司の窓口は福祉総務課ですが、東京都から招聘があったのは防災防犯課であり、今後、どの部署がこの推進に向けての事務を担当していくのかをお伺いいたします。
続きまして、(2)災害対応について。
本年も台風接近に伴う対応を行うことになりました。既に各会派より質問がされていますが、10月12日、東久留米市に気象警報が発令された台風19号への対応について3点お伺いします。
まず1点目、自主避難場所の開設状況、避難者数について伺います。
次に2点目、
自主避難所開設に当たり、市の初期活動班の対応状況についてお伺いします。
そして3点目、本議会で阿部議員よりも御質問がありましたが、
自主避難場所施設の入り口表示についてですが、私も消防団活動で警戒を行っている中で、管轄区域の施設の自主避難所に立ち寄ったところ、避難所敷地内で行き先を迷っている方に出会い、「
避難場所入り口はどこですか」と尋ねられることがありました。自主避難所へは初めて足を運ぶ方々が多かったと思いますが、入り口となる門が複数ある場所には、初めて訪れる方や高齢者の方でもわかりやすい入り口表示を行う必要があると考えますが、見解を伺います。
続きまして、(3)
都市農業振興について。
現在、農業を取り巻く環境は、農地の減少、農業の担い手の減少や高齢化、安価な輸入農産物等の影響による価格の低迷や、食料自給率の低下などにより、厳しい状況があります。都市農業においても、このような課題に加えて、都市化の進行や相続の影響などにより農地・農家の減少が続いています。
しかし、一方、都市農業は、市民に対して新鮮で安全・安心な農産物を供給しており、また、農地の多面的機能を生かして、農産物の生産に加えて、都市の環境保全、安らぎや潤いのある景観、防災空間、教育など、多くの役割を果たしています。
市では東久留米市
農業振興計画が平成28年3月に策定され、次の8項目が重点事業として設定されています。1、計画実現に向けた推進体制の強化、2、認定農業者の育成、3、地場産農産物販売の拡大、4、学校給食提供への
仕組みづくり、5、援農の
仕組みづくり、6、体験型農園の推進、7、農業者と市民の交流の場づくり、8、農にふれあう場づくり、これらの進捗状況についてお伺いします。
続きまして、(4)観光振興事業について。
令和元年第2回市議会定例会で補正予算として挙げられた
デザインマンホールぶたを活用した
周遊性向上事業について、
デザインマンホールぶたが完成し、先月に行われた市民みんなのまつりでの行政ブースにおいてお披露目がされました。今後は予定箇所に設置されるために、市民まつりは4枚の
デザインマンホールを一度に見ることができる貴重な機会となりました。
完成したマンホールは、色の発色具合もとてもよく、非常にきれいな仕上がりで、大変すばらしいできであると思っています。担当者の方々の努力のたまものだと思います。
今後、マンホールの「るるめちゃん」には、各配属先で市民の皆さんの目を楽しませてもらい、愛されることが期待されます。
さて、先日、議員に配付された資料「市制施行50周年記念事業の取り組み」の中でも、
デザインマンホールぶたの作製について検討されていることが示されています。その検討状況についてお伺いします。
続きまして、(5)生活道路の維持管理について。
市内の舗装補修工事については、主な道路については、
道路舗装補修工事5カ年計画により計画的な補修が実施されていて、市道206号線(
東久留米総合高校通り)や市道2143号線(大円寺通り)の舗装補修が昨年度から行われています。
その一方で、計画対象外の路線、いわゆる生活道路については、市民の皆さんから、道路舗装の劣化から舗装の補修を要望されることが多くあります。市の財政状況もありますが、どのような舗装補修の対応や優先順位で行われているのかをお伺いします。
続きまして、(6)
ふるさと納税について。
今議会においても沢田議員からも質問されていましたが、また、昨年9月議会においても我が会派の島崎孝議員よりも質問が行われていました
ふるさと納税についてお伺いいたします。
令和元年8月2日に総務省が発表しました
ふるさと納税に関する現況調査結果によりますと、平成30年度の実績は全国計において約5127億円で、対前年度比約1.4倍、件数については約2322万件で、対前年度比約1.34倍となっており、
ふるさと納税の増加している状況がわかります。そこで4点御質問いたします。
まず1点目、当市における
ふるさと納税の寄附件数、寄附金額は既に御答弁がありましたので、これに関しては省略させていただき、近隣市の状況についてお伺いいたします。
次に2点目、
ふるさと納税に係る過去3年間の
寄附金税額控除の適用状況については御答弁をお願いいたします。
そして3点目、現在の主な返礼品についてお伺いします。
そして4点目、
ふるさと納税をふやす取り組みについてお伺いいたします。
続きまして、2、教育行政について。
(1)東久留米市第2次
教育振興基本計画について。
ア、「道徳教育の充実」の取り組みについて。
来年度の東京2020オリンピック・
パラリンピック大会の開催は、日本人としての姿を世界に発信する機会であります。日本人は、規律のある行動や、外国の方に対しての親切心で世界的にも高い評価を得ていると感じています。
東久留米市第2次
教育振興基本計画は平成31年1月に策定され、現在進行しています。教育目標は4つあり、その第1として「人権尊重と健やかな心と体の育成」が挙げられており、人権尊重の精神を冒頭に述べていることは、日本人としての姿を示すという点で大変望ましいことと受け止めています。
さて、その中で、「規範意識や他人への思いやりなど豊かな心を育む教育の推進」として道徳教育の充実が示されています。道徳教育については、当初、「特別の教科 道徳」として教科の一つになることについて、価値観の押しつけになるのではないかという意見もあり、どのような授業になるのか注視しています。そこで、道徳教育の充実に向けた現在の具体的な取り組みについてお伺いします。
イ、「伝統と文化の理解の推進」の取り組みについて。
東久留米市第2次
教育振興基本計画のIIとして、「確かな学力の育成」として、基本施策2「日本人としての自覚と豊かな国際感覚をもつ人材の育成」が挙げられています。国際社会で通用する日本人として、英語教育だけではなく、自国の文化を理解し、日本人としての誇りを持って行動できる人材の育成が、グローバルに活躍できる人材の育成の意義であると考えます。
本年もさまざまな災害に見舞われ、そのたびに私たちが目にしてきたのは地域の絆や助け合う人々の姿でした。自分たちが生まれ育ち、また生活している地域を愛する心を持ち、それが発展する形で日本に誇りを持つことができるようになるものだと思います。
そうした視点で、本市の伝統文化や地域のつながりについて教育活動はどのように進められているのかをお伺いいたします。
以上で私の壇上での質問を終了させていただきます。また、御答弁によりましては自席にて再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
8 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。
9
◯環境安全部長(下川尚孝君) 初めに、市行政についての1点目、
地方再犯防止推進計画につきましてお答えいたします。
再犯の防止等の推進に関する法律の施行に伴い、本市において、今後、
再犯防止推進に係る事務を所掌していく部署についてでございますが、まず、
再犯防止推進法は、再犯の防止等に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって、国民が犯罪による被害を受けることを防止し、安全で安心して暮らせる社会の実現に寄与することを目的としております。
現在、本市の防犯に関する業務につきましては防災防犯課が所掌事務として担当していることから、現在のところ、防災防犯課が担当窓口となり、国や東京都などからの
再犯防止推進法に関する各種情報の取りまとめや、庁内への情報発信、情報共有等の事務を担っている状況でございます。
続きまして、2点目の災害対応について、台風19号に関する3点の御質問にお答えいたします。
まず初めに、1点目の自主避難所の開設状況及び避難者数についてでございます。
本年10月に発生した台風19号は、大雨・洪水・暴風等により全国各地に甚大な被害をもたらしたところでございますが、本市における避難所開設の対応といたしましては、台風が接近する予想時間帯や注意報・警報の発令時期など気象情報の収集を行いつつ、適時、水防本部を開催し、水害時に開設する市内15カ所の指定避難所のうち、クリスチャン・アカデミーを除く14カ所の自主避難所として順次開設いたしました。
これらの施設の開設経過でございますが、まず第1段階として、10月12日8時より
土砂災害警戒区域などへの対応として7カ所の自主避難所を開設し、各施設におきましてはそれぞれ避難者を受け入れる状況となりました。
開設した避難所と避難者数の内訳といたしましては、第二小学校が14世帯27名、第三小学校が31世帯63名、第六小学校が10世帯28名、第七小学校が12世帯28名、小山小学校が16世帯42名、東中学校が11世帯25名、
自由学園しののめ寮が9世帯23名でございます。
次に、夜間に風雨が激しくなるとの予想により、12日13時には、河川の越水等を想定し、第一小学校及び中央中学校を開設し、避難者数はそれぞれ2世帯4名、2世帯5名でございました。また同時に、市域全体で自主避難所の配置を考慮し、南町小学校を開設し、4世帯11名の方々が避難されております。
その後、台風接近に伴い、夜間の開設を避けるため、12日16時30分より4カ所の避難所を開設いたしました。内訳といたしましては、第五小学校が1世帯1名、神宝小学校3世帯5名、西中学校が3世帯4名、南中学校が1世帯1名の方々が避難され、14カ所への避難総計人数は119世帯267名でございました。
次に、2点目の初期活動班の対応状況につきましては、14カ所の自主避難所での合計で57名の職員が運営等の対応に当たりました。
また、3点目の御質問の自主避難所の入り口表示に関しましては、今回の台風19号の際に、「自主避難所となっている学校へ行ったが、体育館の場所がわからない」、また、「自主避難所の入り口となる門が複数あり、どこの入り口から入ればよいかわからない」などの御意見も伺っており、担当部署といたしましては、自主避難所となる学校施設を初めて利用される方にもわかるよう、学校施設の入り口や体育館の入り口付近などにわかりやすい案内表示をするなどの対策を講じてまいる考えでございます。
今回の経験、また、さまざまな御意見等もいただいている中で、これらを十分踏まえまして、さまざまな側面から改めて検討を加え、今後の災害に備えていく考えでございます。
以上でございます。
10 ◯議長(富田竜馬君) 市民部長。
11 ◯市民部長(山下一美君) 市行政について3点目、農業施策について、
農業振興計画の進捗状況、8つの重点事業に沿ってお答えいたします。
重点事業1、計画実現に向けた推進体制の強化でございますが、毎年、
農業振興計画推進協議会、同推進委員会を開催し、
農業振興計画の推進に向けて御検討いただいております。
重点事業2、認定農業者の育成についてですが、認定を受けていない農業経営体に対し、農業委員会やJA東京み
らい農業協同組合東久留米支店とともに個別に制度及びメリットについて周知を図っており、本年度は説明会を開催いたしました。加えて、関係機関の御協力のもと
認定農業者支援チームを設置し、個別面談を行うなどして経営計画や目標の設定について助言等を行っております。
重点事業3、地場産農産物販売の拡大でございます。都と市による補助事業において、
ロッカー型自販機、
対面型直売ハウスの設置を支援いたしました。また、
地域産業推進協議会の取り組みとして、農産物を特産品として市内外の消費者等にPRするため、直売所や量販店等に掲げるプレートを作成いたしました。その他、地場産農産物の販売や
収穫体験イベントについて、市報、
市公式ウェブサイト、SNSで情報発信を行っております。
重点事業4は、学校給食供給への
仕組みづくりでございます。初めに、各学校が使用している地場産野菜の量の把握を行いました。次に、
農業者向け意向調査を実施し、学校給食への納品を希望する農業者の意向の把握に加え、現在納品を行っている農業者に対し、納品量の増加に向けてどういった対策を望まれているかの聞き取りを行いました。それら取り組み結果をもとに、出荷している農業者と学務課栄養士との意見交換会を開催しております。
重点事業5は、援農の
仕組みづくりでございます。市内の農業者に対し、東京都
農林水産振興財団の
広域援農ボランティア制度の周知を行うとともに、
援農ボランティアに対する関心を調査いたしました。
重点事業6は、体験型農園の推進でございます。体験型農園の開設支援を行い、平成30年度に小山地区で体験型農園の開設に結びつけることができました。既に開設されている南町地区の農園とあわせ、現在、体験型農園は2園となっております。
重点事業7、農業者と市民の交流の場づくり及び重点事業8、農にふれあう場づくりでございます。
農業経営者クラブ主催の親子農業体験、
地域産業推進協議会主催の
農業体験ウォーキング、認定農業者の会主催の夕市・ひる市などを開催しており、昨年度には
農業振興計画の進捗状況の中間報告会を開催したところでございます。
農業振興計画は10年を計画期間とする計画でございますので、引き続き東久留米市の農業振興に向けて取り組みを進めてまいります。
続きまして4点目、観光振興事業についてでございます。
本年度、東京都の補助を活用し、
周遊性向上事業として
デザインマンホールぶたを作製し、市民みんなのまつりにてお披露目を行いました。当該ブースに来場された方からは好評をいただけました。このことから、担当では、市制施行50周年を迎える令和2年度も同様の取り組みにより、市制施行50周年の刻印とともに、全国的・世界的に知名度の高いキャラクターをモチーフとした
デザインマンホールぶたの作製について検討しているところでございます。
以上でございます。
12 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。
13
◯都市建設部長(小原延之君) 市行政についての5点目、生活道路の維持管理についてお答えいたします。
市では、平成27年度から令和元年度を計画期間とした第3期
道路舗装補修工事5カ年計画を策定し、計画的に幹線道路や主要な生活道路などの舗装補修に努めているところでございます。
また、現在策定中の第4期
道路舗装補修工事5カ年計画では、
市道路面下空洞調査や、市道点検要領に基づき実施した幹線道路や主要な生活道路などの点検結果や、
都市計画道路事業、東久留米市無
電柱化推進計画などの各種計画などとの整合性に留意し、市道の舗装補修の進め方の指標となる素案策定の取り組みを進めているところでございます。
御質問の当該計画の対象路線となっていない道路の舗装補修の考え方につきましては、市民からの通報や日常の
道路パトロールによる路面劣化や損傷などの把握を行い、道路交通状況などの優先度を考慮した上で、順次、舗装補修の対応を行っているところでございます。
担当といたしましては、引き続き道路の状態の把握に努め、舗装補修などの維持管理により安全性の維持向上を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
14 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。
15 ◯総務部長(佐々木弘治君) 続きまして6点目、
ふるさと納税についてでございます。
初めに、近隣市の状況についてでございますが、総務省によりますと、平成30年度は、小平市が187件で316万1000円、東村山市が266件で560万円、清瀬市が166件で1509万8000円、西東京市が67件で193万円となってございます。
以上でございます。
16 ◯議長(富田竜馬君) 市民部長。
17 ◯市民部長(山下一美君) 続きまして、
ふるさと納税に係る
寄附金税額控除の状況でございます。
国へ報告しております毎年6月1日時点での過去3年分の人数及び金額は、平成28年度が1608人で約5000万円、平成29年度が2740人で約9800万円、平成30年度が3400人で約1億3600万円となっております。
次に、現在の主な返礼品についてでございます。
ふるさと納税に係る特産品等贈呈事業実施要綱に基づき、寄附に対する感謝の意を表すとともに、市のさらなる魅力を発信するために特産品を返礼品としており、柳久保小麦を原材料とした食品、ジャムと蜂蜜のセット、シクラメン、フランス流食品加工品、日本酒、フットサルチーム応援Tシャツセット、和三盆工芸菓子、せんべい、洋酒ケーキ、清涼飲料水、柳久保小麦ふすま配合の洗顔石けんを認定しているところでございます。
18 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。
19 ◯企画経営室長(土屋健治君) 続きまして、
ふるさと納税をふやす取り組みについてでございます。
現在の
ふるさと納税を行っていただくための取り組みといたしましては、ホームページによる周知や、返礼品の充実という対応にとどまっている状況でございます。
以上でございます。
20 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。
21 ◯教育部参事(椿田克之君) 教育行政について、(1)東久留米市第2次
教育振興基本計画について。
ア、「道徳教育の充実」の取り組みについて。道徳教育の具体的な取り組みについてお答えします。
多様な人々がともに暮らす社会にあっては、人権尊重の理念を正しく理解することが求められています。本市では、学校教育法で求められている自主、自立及び協同の精神、規範意識、公正な判断力をもって主体的に社会に参画する態度の育成に向けて取り組みを進めているところです。
本市では、平成28年度から、小中学校全学年において、「特別の教科 道徳」の内容のうち、いじめ問題、情報モラル、生命尊重の精神、グローバル化の4点を現代的な課題として取り上げて実施しました。また、平成29年度から、各校の実態に応じた項目をこれらの課題に加え、年間35時間中、小学校低学年は19時間、中学年は17時間、高学年は13時間、中学校は11時間について、「特別の教科 道徳」の各校の実態に応じた項目の実施を進めてまいりました。
また、東京都教育委員会による道徳教育地域拠点校として、平成28、29年度は第三小学校が、発問の工夫によって、互いを認め合い、児童の主体性を引き出す研究を行い、平成30年度は西中学校が、「特別の教科 道徳」の評価について、自分のよさの自覚を促す研究を進め、いずれも全校に向けて研究内容の発信を行っております。
また、今年度は小学校の教科書採択がございました。考え、議論する道徳に向けて、答えが一つではない道徳的な課題を自分の問題として捉え、向き合う教材や、一つ一つの教材をしっかり指導することなどについての意見交換がございました。さらに、全校で道徳授業地区公開講座を実施し、地域や保護者の皆様に各校の道徳教育の様子を御参観いただいております。
このように段階的に研究を進め、全校で「特別の教科 道徳」の授業実践を進めているところです。
続きまして、イ、「伝統と文化の理解の推進」の取り組みについて御質問にお答えします。
各学校の実態に応じ、地域の人材や特性を活用した伝統文化教育を進め、地域とのつながりを深めております。
一例としまして、小山小学校では、東久留米総合高校の箏曲部と連携して、琴を初めとした日本の伝統楽器を用いた音楽の授業を行っております。また、地域の高校生を招いて和太鼓の演奏を聞くといった活動も行っております。
小山小学校と地域が重なります久留米中学校でも、講師を招いて琴の授業を実施したり、東京女子体育大学柔道部と連携した柔道の授業を行ったりしております。
下里小学校では、地域の農家の方に御指導いただきながら柳久保小麦を育ててまいりましたが、閉校が決まり、その取り組みを引き継ぎ、来年度からは第十小学校で柳久保小麦の栽培を開始することになりました。
そのほかにも、つるしびなづくりなど、本市の中でも地域の方々とのつながりを大切にしながらさまざまな伝統文化教育を進めているところです。東久留米市の伝統文化を大切にし、地域を愛する心を育てることで、日本人としての誇りや自覚を育てる教育活動を引き続き推進してまいります。
以上でございます。
22 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
23 ◯16番(当麻一哉君) 各担当の皆様、ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。
まず、
地方再犯防止推進計画について質問をさせていただきます。東京都が本年7月に策定した東京都
再犯防止推進計画の基本方針では関連する部署が多岐にわたっています。市としてはどのような考えでいるかお伺いいたします。
24 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。
25 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 本年7月に東京都
再犯防止推進計画が策定され、8月には法務省より「
地方再犯防止推進計画策定の手引き」が示されております。この中では、議員御指摘のとおり、再犯防止施策は、就労、住居、保健医療・福祉に加え、非行の防止、学校と連携した修学支援などが示されており、関係する部署等が多岐にわたるため、まずは庁内調整をしたところでございます。
今後も引き続き、必要に応じて関係部署を交え整理していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
26 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
27 ◯16番(当麻一哉君) わかりました。私は、
再犯防止推進計画にも関係してくる保護司に委嘱され、活動していますが、現在、更生保護に関連した対象者の支援はどのようにされているのか、また、更生保護の周知はどのようにされているのか、お伺いいたします。
28 ◯議長(富田竜馬君) 福祉総務課長。
29 ◯福祉総務課長(中谷義昭君) 更生保護に関連した支援についてでございます。
刑務所等で収容された方が釈放後にスムーズに社会復帰できるよう、住居、就労、生活保護など必要な支援につなげていくため、東京地方検察庁の社会復帰支援室から連絡が入ることもございます。また、保護司の方からの相談や生活困窮等の相談に本人が来た際に必要な支援につなげているところでございまして、昨年度、必要な支援につなげた件数は2件ございました。
また、2点目の更生保護についての周知ということでございますが、民間の慈善事業から始まった更生保護制度でございますが、保護司の皆様には、保護観察、生活環境の調整、犯罪予防活動などに昼夜を問わず従事していただいております。更生保護についての周知につきましては、ホームページに掲載をしているところでございますが、担い手不足といった課題もございますことからも、今後も機会を捉まえて広く更生保護の周知・啓発に取り組んでまいります。
以上でございます。
30 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
31 ◯16番(当麻一哉君) 先ほどの答弁にもありましたように、地方計画策定に向けては、さまざまな部署、関連機関の連携が必要となり、強力なリーダーシップが必要になることは間違いありません。本計画を策定するには、さまざまな事業に再犯防止の視点を反映させ、安全・安心なまちづくりを進めていくという意思を内外に明らかにすることでもあると言えます。本計画策定に向けてしっかりと進めていっていただきたいと考えますが、市長の見解をお伺いしたいと思います。
32 ◯議長(富田竜馬君) 市長。
33 ◯市長(並木克巳君) 計画の策定に向けましては努力義務であるということを踏まえておりますので、さまざまな努力はしてまいりたいとは思っております。根本的なところでありますけれど、再犯の防止等に対しましては、関係部署、関係機関の連携・協力はもとより、庁内連携して対応していきたいというふうに考えているところでございます。
34 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
35 ◯16番(当麻一哉君) 市長、御答弁ありがとうございました。
地方再犯防止推進計画策定に向けての並木市長の強い意思をしっかりと受け止めさせていただきました。安全・安心のまちづくりのためにしっかりと取り組みを進めていただくことを要望いたします。よろしくお願いいたします。
続きまして、災害対応について再質問させていただきます。台風19号の際には避難所を開設しましたが、各避難所には避難所運営連絡会があるが、開設に関する依頼を行わなかったのはなぜかお伺いします。
また、今回、避難所開設に伴って、今後、市内の全避難所で一斉に避難所立ち上げ訓練を行うという予定はあるか、お伺いしたいと思います。
36 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。
37 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 避難所に関する御質問を2点いただいております。
まず1点目が、避難所開設時に避難所運営連絡会に連絡等を行わなかった理由といたしましては、開設当初、自主避難所としての開設を行い、開設時間も一晩程度の短期である見込みがあったため、初期活動班のみでの対応といたしましたが、今後は、今回の避難状況を踏まえ検討したいと考えております。
次に、2点目の避難所開設に伴い、今後、市内の全避難所で一斉に避難所立ち上げ訓練を行う件に関しましては、個々の避難所での立ち上げ訓練は、現在、第一小学校、第二小学校、第六小学校、第七小学校、小山小学校、神宝小学校、西中学校におきまして個別に実施している状況ではございますが、一斉に行う訓練につきましては、その必要度・効果度も含め、さまざまな調整を図っていく必要もございます。今後の検討事項の一つとして捉えさせていただきたいと考えております。
以上でございます。
38 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
39 ◯16番(当麻一哉君) ありがとうございました。
次に、災害対応に関して、消防団員の運転免許についてお伺いしたいと思います。改正道路交通法施行後に免許を取得した場合に、普通免許では車両総重量の区分により総重量3.5トンの車両にしか対応できません。当市のポンプ車は、第一分団の車両が3.75トン、それ以外はおおむね4.6トン、第三分団車両は4.9トンあり、改正後の普通免許では運転することはできないかと思われます。今後、そのような団員が入団した際に、運転免許取得に対する助成などの検討はできないかお伺いいたします。
40 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。
41 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 消防団員の運転免許に関する御質問に関しましては、改正道路交通法に伴い、2017年3月12日以降に普通運転免許証を取得した場合、運転できる車両の範囲が3.5トン未満となり、当市の消防団のポンプ車を運転するには準中型以上の運転免許が必要となっております。しかし、初めて運転免許を取得する際に、講習時間は若干ふえますが、初めから準中免許を取得することも可能と聞いております。
また、公費負担による助成に関しましては、平成31年4月の時点において、多摩市、日野市の2市が公費負担していると聞いております。当市においては、現在、対象となる消防団員はいないと聞いております。しかし、今後新たに入団する消防団員で対象となる団員も出てくると考えられますので、各市の動向も注視してまいりたいと考えております。
以上でございます。
42 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
43 ◯16番(当麻一哉君) 免許取得助成については課題が多いと思いますが、検討を進めていただくことを要望いたしまして、災害対応についての質問を終わりたいと思います。
続きまして、都市農業についての再質問をさせていただきます。重点事業2、認定農業者の育成について、現在の認定者数、認定基準、認定のメリットをお伺いいたします。
44 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。
45 ◯産業政策課長(島崎修君) 農業振興の再質問について答弁申し上げます。
認定農業者についてですが、現在、49農業経営体でございます。
認定農業者の基準ですが、既に300万円以上の年間所得がある方、年間所得300万円以上を目指している方を対象としております。
認定農業者のメリットとして、東京都による各種補助事業及び各種融資制度を活用することができます。また、経営改善計画を作成することで、御自身の営農状況について見直ししていただくことに加え、さまざまな知見を有する専門家と個別面談により、農地、施設、機械、家族構成等の条件を踏まえ、品目ごとの作付面積、生産量、販売金額などについて指導や助言をいただくことができます。
以上となります。
46 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
47 ◯16番(当麻一哉君) 次に、重点事業3、地場産農産物販売拡大に関連して、SNSを活用した取り組み状況についてお伺いいたします。
48 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。
49 ◯産業政策課長(島崎修君) 地場産農産物販売拡大に向けたSNS等の活用についてでございますが、規模の大小、団体や個人にかかわらず、収穫体験等の農業イベント、販売イベントについて情報発信を行っております。
情報の発信に当たっては、市公式のフェイスブック、ツイッターに加え、
地域産業推進協議会がアカウントを持つ「東京はしっこ☆チョコっと東久留米」のフェイスブック、インスタグラムを活用し、イベントの案内だけでなく、当日の様子もお伝えするようにしております。SNSの活用により、会場の雰囲気を伝えたり、お勧め品などの紹介につなげております。
以上です。
50 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
51 ◯16番(当麻一哉君)
都市農業振興についてのさまざまな取り組み状況がわかりました。認定農業者になることのメリットもわかりました。
その一方で、認定農業者に認定されていない小規模経営の農家もあります。この規模の農家は東久留米市農業を支える農家と位置づけされていますので、支援制度の多い認定農業者へと認定されるように、前段階でも支援をしっかりと行っていただき、東久留米市の農業の底上げを図っていただくことを要望して、
都市農業振興についての質問を終わります。
続きまして、観光振興事業についての再質問をさせていただきます。令和2年度の
デザインマンホールぶたの作製に向け、現在の取り組み状況について伺います。
52 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。
53 ◯産業政策課長(島崎修君) 観光振興事業の再質問について答弁申し上げます。
本事業は、東京都の
デザインマンホール蓋設置・活用等推進事業補助金を活用しております。東京都では令和2年度の補助金活用に係る意向調査を行っており、本市は活用希望として回答しました。まずは東京都の予算に関する動向を注視しているところでございます。
次に、本市に著作権が帰属していないキャラクターをマンホールぶたに活用する際の手順、必要経費について把握に努めております。
また、キャラクターの選定に当たっては、平成28年2月の観光振興分析調査報告を踏まえ、本市にゆかりのあるキャラクターの中から、周遊性向上の効果、時代背景など整理しているところでございます。
令和2年度東京都補助を視野に入れての事業となりますので、令和2年度第1回定例会までには整理したい考えでございます。
以上です。
54 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
55 ◯16番(当麻一哉君) 以前の定例会でも質問しましたとおり、東久留米市は世界的に有名な故手塚治虫氏のついの住みかがあり、8月に放映された「アド街ック天国」においても3位にランクインされています。手塚治虫氏作品のキャラクターを活用した観光振興及び地域活性化についても引き続き検討していただくことを要望して、この質問を終わりたいと思います。
続きまして、生活道路の維持管理について再質問をさせていただきます。生活道路の中でも黒目川遊歩道について、大円寺付近の新大橋から久留米総合高校に向かった途中の坂本橋の区間の本町・幸町側の遊歩道ですが、舗装表面の劣化が進み、歩行しづらいとの話を多く伺っています。この遊歩道は、通勤・通学、散歩、ランニング等の多くの方が利用されており、特に高齢者の方々も散歩に多く利用されています。また、因果関係は不明ですが、高齢者の方が転倒されたということも伺っています。この区間の舗装補修について市の見解をお伺いいたします。
56 ◯議長(富田竜馬君) 管理課長。
57 ◯管理課長(吉川雅継君) 黒目川の遊歩道についての再質問についてお答えいたします。
遊歩道の舗装の劣化の対応につきましては、これまでも河川管理者である東京都と協議を行いまして、部分的ではございますが、必要な補修を行ってきております。
議員御指摘の舗装が劣化している箇所につきましては、
道路パトロールや市民からの通報から、現地の舗装状況の把握を行っているところでございます。当該箇所については、当該遊歩道を利用する方が比較的多く、また、舗装の全体的な劣化が進んでいることと部分的な補修もあることから、本年度、御指摘の箇所の一部の区間となりますが、舗装補修を実施してまいりたいというふうに考えております。
今後も、議員御指摘の箇所も含め、遊歩道の状態の把握に努めまして、舗装補修などの維持管理により安全性の維持向上を図ってまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
58 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
59 ◯16番(当麻一哉君) 本年度は一部区間でも舗装補修工事に着手していただいているということで、よかったと思います。先ほども述べましたが、遊歩道は大変多くの方が利用されていますので、また、劣化具合が進行していますので、できるだけ早く補修工事を完了させていただくことを要望します。
続きまして、
ふるさと納税について再質問をさせていただきます。今議会での
ふるさと納税についての御答弁で、ポータルサイトへの登録への準備を進めるということで、とてもよかったなと思っているところでありますが、返礼品については、現在、当市を代表する品々が登録されているところではありますが、サイト登録を絶好の機会と捉えて、返礼品をさらに充実させるというお考えはありますか。例えば湧き水で育ったタケノコ狩りとか、大変お忙しいと思いますが、市長にホストをしていただいて市内名所めぐりをしていただくとか、少し話がずれますが、柳久保小麦の成分分析を行って、有用な成分が確認されたら付加価値が上がりますので、それをアピールしたりとかあります。いかがでしょうか。
60 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。
61 ◯産業政策課長(島崎修君)
ふるさと納税のポータルサイト登録に伴う返礼品の拡充について答弁申し上げます。
現在、市の返礼品はさまざまなものが登録されており、市内外に特産品として認められている柳久保小麦のお菓子やうどん、高い技術力によりつくられたソーセージ・ベーコン・ハムの食品加工品などがありますが、市内の魅力ある商品全てが登録されているわけではございません。例えば市内産の果物は、高い栽培技術により多くの方が贈答用に購入されております。こうした商品は供給量の把握や発送方法に課題がございましたが、ポータルサイトに登録し管理を運営会社に委ねることにより、返礼として拡充できる可能性があると考えております。このことから、ポータルサイトの登録により、東久留米市の強みを最大限生かせるよう柔軟な対応を図ってまいりたいと考えております。
以上です。
62 ◯議長(富田竜馬君) 当麻議員。
63 ◯16番(当麻一哉君) 先ほども述べさせていただきましたが、ポータルサイト登録は絶好の機会なので、広く意見を聞いて、返礼品を充実させて、
ふるさと納税寄附の挽回をぜひお願いしたいと思います。
続きまして、道徳教育の充実の取り組みについて再質問をさせていただきます。保護者の方たちも道徳授業地区公開講座などで授業参観をする機会があるとのことですが、これまでの経験の中で、道徳の授業を参観した保護者からはどのような感想や意見が出ているのかをお伺いいたします。
64 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。
65 ◯教育部参事(椿田克之君) 道徳の授業を参観した保護者からの感想や意見についての御質問にお答えします。
保護者の方からは、道徳授業地区公開講座や道徳の授業に対して肯定的な意見をいただいております。ある学校では、「国語や算数よりも、子どもの素のままの考え方を知ることができてよかった」、「子ども同士が意見の交換をすることで自分の長所を知ることにもつながり、自信がつきそう」、「道徳は、子どもなりの経験や考え方をもとにして意見を述べるので、表現力が伸びそう」といった意見が寄せられたそうです。
道徳教育の目標は、学校の教育活動全体を通じて道徳的な判断力、実践意欲と態度、心情の道徳性を養うことにあります。引き続き地域の皆様に授業の様子を公開しながら、学校の指導内容の周知に努めてまいります。
以上でございます。
83 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。
84 ◯21番(篠宮正明君) 答弁ありがとうございます。それでは、順次再質問をさせていただきます。
まず初めに、平成30年度の決算で見る現状と課題についてから再質問をさせていただきます。
この義務的経費の増加の部分でありますけれども、人件費については、市民1人当たり多摩26市中25番目というふうに、これは市の努力によって低く抑えられているということを評価いたします。一方では、市の仕事のあり方という部分もあわせて検討していかなければいけないというふうに思いますが、この現在の状況は評価をしながら、新たに取り組む問題については検討していっていただきたいというふうに思います。
そして扶助費でありますけれども、高齢化の要因などで扶助費の対象者は増加するということで、なかなかこれを減らしていくということは難しいというふうに思いますし、国の制度にのっとった部分もありますので、これは避けられない部分だというふうに思いますが、一方で、これまで我が市では待機児解消策として子育て支援策、かなり待機児解消という部分で取り組んできた保育施設の増設の部分は一定のめどが立ったのかなという感じもいたしますが、このような状況を踏まえて、今後の扶助費の動向をどのように捉えているのかを伺います。
それと公債費についてでありますけれども、前年度に比べ1000万円の減少になっているが、公債費残高において、普通建設事業債が減少し、臨時財政対策債が増加し、地方債全体の7割を超えていると。この状況は決して望ましいことではないという答弁をいただきました。
また、義務的経費の大きな増減要因である人口動態の推計や国・都の施策による制度改正の動向、経済動向といったあらゆる情報について的確に把握するとともに、こうした動向を踏まえて市民サービスのあり方を常に検証していくことも重要と考えているという答弁をいただきました。やはりその都度の状況によって、市民のサービス、市の事業をどう考えていくのかというのは大変重要なことだというふうに思いますので、今後、市民サービスのあり方をどのような形で検証していくのかを伺います。
そしてもう1点は、物件費の部分であります。アウトソーシングについては、事務事業が増加傾向にある現状において、人件費総体の抑制にも努めていかなければならない。ソフト面での成果や安定的な事業運営など、長期的な視点を持って検討していくことが重要という答弁をいただきました。今、市では次期財政健全経営計画の策定に入っておりますけれども、この策定においては、これまでのアウトソーシングの効果と物件費の増加の関係をしっかりと検証して、計画に反映していくことが重要と考えますが、市の見解を伺います。
85 ◯議長(富田竜馬君) 財政課長。
86 ◯財政課長(功刀隆君) 今後の扶助費の動向についてお答えさせていただきます。
東久留米市第5次長期総合計画の基本構想の検討に当たっての計画期間中の人口推計では、全体人口はそれ以前の推計値よりも改善したものの減少傾向となっております。年齢区分別の構成では、65歳以上の人口は増加し、その他の年齢区分は減少していく見込みとなっており、少子・高齢化の進行が推計されております。
また、同じく計画期間中の財政推計においては、扶助費は平成21年度からの10年間の伸び率ほどではありませんが、増加傾向となっております。扶助費については、児童福祉費、社会福祉費、生活保護費などの社会保障関係経費と密接に関連しており、また、国の法令に基づき行われている事業が多く、制度改正等の影響を強く受けるものでございます。
こうした中で、児童福祉費のように、今後、扶助対象者の減少傾向が見込まれる事業もございますが、一方で、社会福祉費、生活保護費に係る事業の対象者数の増加や高齢化などによる1人当たりの扶助の増加などにより、今後も扶助費の傾向としては増加していくのではないかと推計しているところでございます。
以上でございます。
87 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。
88 ◯企画経営室長(土屋健治君) 続きまして、公債費を含めた義務的経費に関し、市民サービスのあり方の検証についてでございます。
義務的経費の大きな増減要因である人口動態の推計や、国及び東京都の施策による制度改正の動向、経済動向といったあらゆる情報について的確に把握することや、これらを踏まえた今後の市の事務事業や施策についての点検・評価などの検証は重要であると考えております。
現在、前年度の活動実績を把握し、実績を踏まえて評価を行い、そこから改革や改善の視点を考え、翌年度の予算や計画に反映させるべく事務事業評価を実施しております。
また、市民の視点に立った成果重視の行政運営の実現などへ向け、行政評価制度に取り組んでおります。さらには、この行政評価制度の強化・促進を図るため、外部評価制度も導入し、今後の市政運営の参考とするための施策成果等アンケート調査も実施しております。
これらの取り組みの中で、市民サービスのあり方も含めた事務事業や施策についての点検・評価なども行っていくものと考えております。
次に、次期財政健全経営計画の策定へ向けて、これまでのアウトソーシングの効果と物件費の増加の関係の計画への反映についての御質問でございます。
次期財政健全経営計画の策定へ向けて、まずは基本方針の見直しを行い、その後に新しい実行プランの作成に入る予定としております。
ここで財政健全経営計画検討会議を立ち上げ、議論を始めたところでございます。会議におきましては、市政を取り巻く現状と課題や財政収支の状況、予測など、現行の基本方針及び実行プランを初め、施策評価等の説明について資料を用いながら行い、会議を進めさせていただいております。この過程の中で委員の方からさまざまな御意見をいただきたいと考えております。
なお、今後、会議からの御報告をいただき、令和3年3月までには新しい実行プランを取りまとめていきたいと考えております。
以上でございます。
89 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。
90 ◯21番(篠宮正明君) 毎年、決算を見て、現状と課題というのは、29年、30年とずっと続けておりますけれども、こういう次期の財政健全経営計画を策定する上ではこの部分をどうやって解消していくのかというものが大切だと思いますので、そういう視点も踏まえて計画の策定に向けて努力をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
では、次に、平成31年度の施策評価についてであります。公共施設マネジメントの着実な推進、財源の確保方策についてということでお聞きしましたけれども、特定財源の活用、公共施設等整備基金や普通建設事業債を活用して事業推進を図るとしておりますけれども、公債費とプライマリーバランス、この関係をどのように考えていくかというのが、これ、難しい課題だと思いますけれど、この辺をしっかりと捉えていかないと次の場面に進まないのではないかと思いますので、その辺の考え方を伺います。
もう1点は、人事評価についてであります。管理職では、昇給反映、勤勉手当の反映、そして今年度は一般職への人事評価を行っておりますけれども、管理職への人事評価結果の反映を踏まえて新たに留意する点はあるのかを伺います。
そしてもう1点は、生涯学習の推進の部分の経年劣化等による施設修繕でありますけれども、指定管理者を導入している生涯学習センター、スポーツセンターについては、不具合の早期発見に努め、指定管理者との協議の上、対応の優先順位をつけている、一度に全ての修繕を行うことは不可能、経年的な計画性を持って、関係各課と調整の上、修繕を進めていきたいとの答弁であります。この早期に発見するという部分、対応していくという部分では、点検マニュアルなどを定めて定期的に施設の点検を行い、問題箇所を早期発見することにより修繕費を低く抑えることもできるというふうに思いますが、日ごろからの点検について状況を伺います。
91 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。
92 ◯企画経営室長(土屋健治君) 再質問の1点目でございます。
これまで当市において、債務残高の縮減に向けて、臨時財政対策債を含めて新規借入額が償還額を上回らないとする基礎的財政収支の保持に努めてきております。「財政健全経営に関する基本方針」を策定した当時には、平成25年度決算における公債費負担比率は11.9%であり、多摩26市平均9.7%を上回っておりましたが、平成30年度決算においては公債費負担比率は9.3%、実質公債費比率は0.2%となりました。地方債については、地方債残高に占める臨時財政対策債が7割を超える状況の中、普通建設事業債の発行に当たっては、普通建設事業債償還元金の推移を勘案し、原則として10億円を上回らない範囲で活用することとしてきております。
今後も、普通建設事業債については、抑制を図りながらも、過度な後年度負担とならないように配慮しつつ活用していきたいと考えております。
93 ◯議長(富田竜馬君) 職員課長。
94 ◯職員課長(道辻正信君) 2点目の人事評価制度についての御質問です。
人事評価制度につきましては、昨年度より、管理職に対する人事評価結果の昇給反映を実施し、今年度からは、一般職に対しても人事評価結果の昇給反映を実施したところであります。
また、これまで実施してきた管理職や一般職に対する人事評価の評価結果の反映手法などを検証し、より効果的な人事評価制度となるよう、今年度より、東京都の制度を参考として、管理職、一般職に対する評価結果の反映手法及び分布率について見直しを行い、実施いたしました。
今後も本制度の充実に努め、一層の人材育成を図り、市民サービスの向上へつなげてまいりたいと考えております。
95 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。
96 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 3点目の日ごろからの点検状況について御答弁させていただきます。
法定点検や日常の巡視点検のみならず、利用者の皆様からいただく声などに基づきまして、不具合の早期発見に努めております。その上で、応急対応の可否やそれぞれの不具合の緊急性などについて指定管理者とも協議の上、対応の優先順位をつけて対応を図っております。
議員御指摘のとおり、早期に発見することが施設を管理する上で非常に大切だと認識しておりますので、引き続き適切な維持管理に努めてまいりたいと考えてございます。
97 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。
98 ◯21番(篠宮正明君) 普通建設事業債、公債費とプライマリーバランス、確かに非常に難しい問題だとは思いますけれども、そして、ただいまの答弁では、今後も普通建設事業債については抑制を図りながら、過度な後年度負担とならないよう配慮しつつ活用していくということであります。原則の限度額10億円というのを定めておりますので、この部分をしっかりと考えながら、公共施設、これからいっぱいやっていかなければならない部分もありますし、多額の財源がかかっていく部分でもありますから、少しでもこういう部分が少ない予算で解消できるように御努力をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
人事評価制度についてでありますけれども、今年度より昇給反映において人事評価制度の見直しをしたということでありますが、どのような見直しを行ったのか具体的にお伺いいたします。
99 ◯議長(富田竜馬君) 職員課長。
100 ◯職員課長(道辻正信君) 昇給反映における人事評価制度の見直しについての御質問です。
今年度の人事評価制度につきましては、東京都の制度を参考に反映手法や分布率について見直しを行い、実施いたしました。昇給反映の見直しにつきましては、最上位から最下位までの分布率を見直すとともに、昇給の基準については、人事評価結果のほか、懲戒処分等や、欠勤等として病気休暇、休職の日数に基づいて決定していたところを、欠勤等に遅刻、早退、私事欠勤、無届け欠勤の日数を加え決定していくよう見直したところであります。
101 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。
102 ◯21番(篠宮正明君) はい、わかりました。通常の勤務だけではなく、早退や遅刻という部分も入れながら評価をしていく、その結果を反映していくということでありますので、この部分は大変重要なことだと思いますので、勤務の状況を把握しながら進めていっていただければというふうに思います。
それから次に、第2次母子保健計画案についてでございます。妊婦全数面接が60%という部分、やはりこれは100%にしないと、子育て世代包括支援センター、こういう部分の位置づけが成り立たないというふうに思いますけれども、そういう部分で、さまざまな機会を通して全数面接に向けて御努力をいただくということでありますので、わくわくや市庁舎内とかさまざまな定期的な乳幼児健診とかで対応していただくということでありますので、ぜひこの辺はお願いしたいというふうに思います。
なぜこれが必要かといいますと、やっぱり母子の状況をよく把握して、医療機関もそうでありますが、市も対応していかなければいけないというふうに思っております。特に、これは以前も質問させていただきましたけれども、やっぱり妊婦の喫煙の率が一定程度あって、横ばいか、やや上がっていくというような状況も見られますので、胎児に及ぼす影響、また、育児期に及ぼす影響、たばこの害というのが取り上げられておりますので、この辺の妊婦・保護者への禁煙指導についてどのように取り組まれるのかを伺います。
103 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。
104 ◯健康課長(秋山悟君) 妊婦や保護者への禁煙指導についてでございます。
妊婦に対しては、妊婦面接時に、保護者に対しては乳幼児健診時に、家族全員の喫煙状況を確認し、喫煙している場合には、たばこの健康への影響、禁煙の勧めや健康被害を少なくする喫煙環境についての助言を行っております。また、禁煙を希望される方については、禁煙方法や禁煙外来の紹介を行っております。それから、プレ・パパママクラスや乳幼児健診時に市で独自に作成しております「たばこのはなし」というリーフレットを全員に配布し、たばこについての集団指導を実施しているところでございます。
105 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。
106 ◯21番(篠宮正明君) はい、わかりました。喫煙によってハイリスク妊婦にもつながっていくという部分もありますので、この辺はぜひこれからもよろしくお願いいたします。
4点目の骨髄ドナーへの休業補償について再質問させていただきます。現下の厳しい財政状況ではあるが、骨髄移植に係る推進法に規定された責務を果たすために、特定財源を活用し新年度の予算で予算化を図り、補助事業を実施していく考えということであります。一歩前進していただいたことを評価いたします。
そこで、助成の内容はどのようなものになるのか、あわせて、対象者はどのように見込んでいるのかを伺います。
107 ◯議長(富田竜馬君) 健康課長。
108 ◯健康課長(秋山悟君) 休業補償制度の助成の内容でございます。
こちらは、東京都の補助制度の仕組みを活用する、そのフレームになるわけですけれど、休業7日分を上限としまして、ドナー本人に1日につき2万円、そのドナーの所属の事業所に対し1日につき1万円の助成を行うことを想定しており、この費用のうち、都の医療包括補助で2分の1が補助されるという仕組み・制度となっております。
対象者の見込みでございますが、他市での実施後の実績などを参考といたしまして、初年度としましては2名分程度の予算化を図りたいと考えております。
109 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。
110 ◯21番(篠宮正明君) 東京都の予算を活用してということでありますから、医療包括補助を活用するということで、これは2分の1が補助されるということは、市が残りの2分の1を負担するということでよろしいですね。はい、わかりました。
それでは、次に、高齢者のフレイル予防についてお伺いいたします。東久留米市は、介護保険のインセンティブ評価において、他の自治体より要介護状態の維持及び改善の度合いが高いとの評価を受けているということでありますが、その要因をどのように分析されているのかを伺います。
またあわせて、我が市の健康寿命ですけれども、以前、東京都62区市町村中で男女とも上位に入っていたというふうに記憶をしておりますが、現在の状況を伺います。
また、福祉保健部では、10月より事務連絡会を開催し、情報共有や既存事業の棚卸しを行っていくとのことでありますけれども、事務連絡会の役割と構成についてを伺います。
111 ◯議長(富田竜馬君) 介護福祉課長。
112 ◯介護福祉課長(傳智則君) 介護状態の維持及び改善の度合いについてお答えいたします。
これは、保険者機能強化推進交付金、いわゆる介護保険のインセンティブの評価項目となっておりまして、当市のアウトカムの結果が全市町村の中で相対上位に位置づけられたことから、この項目で国から満点の評価を受けたものでございます。東久留米市は都内でも高齢化率が高い自治体でございますが、高齢者になっても要介護状態になる方の率が低いという実態が国から評価されているということになります。
要因分析という御質問でございますが、水や緑に恵まれた自然環境や住環境、地域コミュニティ、高齢者の皆様の健康意識、そして介護予防の取り組みなど、その要因を1つに特定することはなかなか難しいものがございます。しかし、この評価は、この後にお答えいたします健康寿命の面も含めまして当市の特徴にもなり得る指標でありますことから、今後も分析や研究を重ねてまいりたいと思ってございます。
次に、65歳の健康寿命についてですが、東京都保健所長会方式による要介護2になるまでの年齢という基準で、都内全ての62区市町村中、昨年度発表された平成28年統計では、男性が11位、女性が2位でございました。これが本年4月に発表された平成29年統計では、男性が7位、女性1位と、それぞれ順位が向上いたしました。
以上でございます。
113 ◯議長(富田竜馬君) 保険年金課長。
114 ◯保険年金課長(廣瀬明子君) 高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施に係る事務連絡会の役割と構成について御答弁申し上げます。
一体的実施につきましては、健康保険法等一部改正により、令和2年4月1日から本格的に開始されていくこととなりますが、先ほど部長より御答弁申し上げましたとおり、国民健康保険、後期高齢者医療の年齢での分断や、介護保険との制度の違いがあり、市内部の担当も異なっております。そこで、庁内各部局間の連携を円滑に進めることが重要とのことから、福祉保健部内の福祉総務課、介護福祉課、健康課及び保険年金課において、本事業について情報共有を行っているところでございます。
今月18日には本事業の説明会も開催が予定されており、まずは情報収集・情報共有に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
115 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。
116 ◯21番(篠宮正明君) 東久留米の環境や市の取り組み、そして地域の皆さんの取り組み、そういう部分が生かされてこの数字が出ているんだと思いますので、ぜひそういう部分はこれからも維持できるように御努力をいただきたいというふうに思います。
新聞で見ますと、フレイルのチェック項目というのは、体重の減少、筋力の低下、疲労感、歩行速度の低下、身体活動の低下、これがチェック項目ということで、対策のポイントは、たんぱく質を多く含む肉や魚などを食べる、スクワットなど筋力を高める運動をする、ふだんから階段を使ったり坂道を歩いたりする、歯科で口の動きの衰えをチェックする、こういうのが対策のポイントだというふうに書かれておりますし、やはり趣味で気持ちを常に張っているというところも大切だというふうに思います。
よく言われるのは、高齢者になったら「キョウヨウ」と「キョウイク」が大切であると。勉強して教養を高めなさいということではなくて、きょう行くところがある、きょうは用がある、こういう部分が大切でありますので、老人クラブ連合会等の活動も含めて、いろいろなスポーツとかに親しめる環境づくりにも御努力をいただきたいというふうに思いますので、お願いいたします。
最後に、成人式についてであります。新聞報道によりますと、三多摩地域では、町田、武蔵野、三鷹がこれまでどおり20歳を対象に成人式を開催するということを公表しておりますけれども、他市の検討状況について伺います。
117 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。
118 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 成人式の他市での検討状況について御答弁させていただきます。
本年10月1日時点の調査でございますけれども、多摩26市中、20歳での成人式の実施を予定している市が4市、検討中または未定としている市が22市となっております。
20歳での成人式の実施を予定している市からは、「18歳での実施は大学受験や就職時期と重なり、参加しにくくなってしまう」といった意見や、「3年度分を挙式する能力を有する施設がない」などということが理由になっているというようなことを伺っているところでございます。
119 ◯議長(富田竜馬君) 篠宮議員。
120 ◯21番(篠宮正明君) はい、わかりました。3学年を一遍に成人式を行うというのは物理的にも大変難しいのかなというふうに思いますし、やはり受験や就職とかさまざまな要因があるので、私としては20歳がいいのかなというふうには思いますけれども、今、晴れ着のレンタルでトラブルがあったり、いろんなことがありますよね。そういう部分も踏まえれば、できるだけ早い時期に検討していくことが大切だというふうに思いますが、どのような形で検討するのか、結論を出すのかを伺います。
121 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。
122 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 成年年齢の引き下げは令和4年の4月1日でございますので、成人式といたしましては令和5年1月が改正民法施行後の最初の成人式となるというふうに認識してございます。議員御指摘のとおり、最近の動向では1年以上前から準備を始めるといった状況もあると認識しておりますので、その点も踏まえ、一定の時期までには方向性を決定していく必要があるというふうに認識してございます。検討に当たりましては、「成人式の時期や在り方等に関する分科会」の検討状況を注視しつつ、近隣他市とも連携を図りながら進めてまいりたいと考えてございます。
123 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって篠宮議員の一般質問を終了します。
─────── ◇ ───────
124 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩に入ります。
再開は午後1時。
午前11時51分休憩
午後 1時00分開議
141 ◯秘書広報課長(斉藤真由美君) 市制施行50周年を広くPRしていくに当たり、「広報ひがしくるめ」のタイトルロゴを令和2年限定で変更してみては、との御提案についてお答えいたします。
同様の対応につきましては、秘書広報課におきましてもアイデアとして持ち上がってきているものでございます。コストをかけずに、また、年間を通じた一貫した対応ということで、費用対効果の高い周知・PR手法であると認識しております。記念ロゴマークを用いたタイトルロゴへの変更につきましては、令和2年1月7日号からを予定しております。
以上です。
142 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
143 ◯14番(島崎清二君) そうですね。やはり来年がもう50周年ということで、1月から広報紙のほうに掲載するということでやっていただく、よろしくお願いいたします。
以前より質問しているわけでありますけれども、広報紙の内容の充実というのは大変必要であるというふうに感じますので、広報紙の充実に向けての検討というのはいかがなんでしょうか。
144 ◯議長(富田竜馬君) 秘書広報課長。
145 ◯秘書広報課長(斉藤真由美君) 広報紙の充実に向けての検討状況についてお答えいたします。
議員には以前より御質問いただいているところであります。広報紙につきましては、市政の円滑な運営を図るため、市の行政に関する必要な情報を掲載し、市民の方へお届けする媒体として有用なものであります。市制施行50周年を迎える来年につきましては、PR等において特に有用な発信媒体であると考えます。
市民の方にとって見やすく、手にとりやすい紙面づくりが必要であることと同時に、掲載する情報の質を高め、必要な量も確保していかなければならないことから、今後におきましても引き続き、必要な情報をどのような形で市民の方へお伝えしていくことが効果的であるのかを、他の自治体の広報紙も参考にしながら広報紙の充実に努めてまいります。
以上でございます。
146 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
147 ◯14番(島崎清二君) 情報紙の充実に向けては引き続き検討していただければと思います。
また、広報紙、市長コラムについては毎回楽しく読ませていただいていますが、市長からの情報発信として大変有意義な場であると感じております。引き続き、市長コラムを通じて、日ごろ市長が感じていること、市政に対すること、市民の皆さんに伝えたいこと、しっかりとやっていただきたいなというふうに、続けるべきだろうというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
続いて、6月議会では、市制施行50周年を記念して記念切手シートを発行してみてはいかがかという提案をさせていただきましたけれども、過日、記念事業を取りまとめている担当課からの説明では、新規事業として位置づけられている旨の資料が示されましたが、その進捗状況についてお伺いしたいと思います。
148 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。
149 ◯企画調整課長(小堀高広君) 市制施行50周年を記念したオリジナルフレーム切手の作成についてお答えいたします。
この間、機運醸成アイテムの一つという視点から検討し、郵便事業者と協議させていただいてきている経過がございます。協議の中では、さまざまな実績・事例を御紹介いただきながら調整をいたしてきております。現時点では、市として予算措置を伴わない形で展開していくことを想定しておりますが、今後も引き続き郵便事業者と連携して取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
150 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
151 ◯14番(島崎清二君) 郵便事業者としっかりと取り組んでいきたいという御答弁でありますので、50周年、もう来年1年間というのは50周年ということで、東久留米市にとって、市民の皆さんがことしが市制施行50年ということを知らなかったというわけにはいきませんので、さまざまな工夫を凝らして、市全体、そして市民の皆さんとともに市制50周年というのをしっかりとやっていただきたいなというふうに思っています。そのための周知ということで、いろいろ工夫を凝らしてやっていただければと思いますので、ぜひすばらしい切手の発行という形でしていただければなというふうに思います。よろしくお願いしたいと思います。
続いて、コミュニティ助成金についての再質問をさせていただきます。一般コミュニティ助成金として実績があるようでありますけれども、助成金の種類というのはどういうものがあるのか、また、助成される金額についてはどのぐらいになるのかお伺いいたします。
152 ◯議長(富田竜馬君) 生活文化課長。
153 ◯生活文化課長(島崎律照君) 一般コミュニティ助成金の種類、金額というところでございます。
コミュニティ助成金の種類についてですが、実施要綱においては7種類の助成事業が示されており、助成金額は1件10万円単位、こちら10万円未満を切り捨てとして申請していただいております。
現在、市で利用しているものは大きく2種類あり、1つ目はコミュニティ活動に直接必要な設備等の整備に関する事業となる一般コミュニティ助成事業で、こちら、100万円から250万円までの事業となります。2つ目は地域防災組織育成事業として、地域の防災活動に直接必要な設備などの整備に関する事業などで、こちらは30万円から200万円まで事業内容によって金額が異なる形となっております。
助成の対象となる内容や助成金額、また、助成対象となる事業の実施主体となり、助成を活用できる組織についても要綱及び留意事項で示されており、要綱などについては、先ほどの部長答弁のとおり例年9月にエントリーの募集をしますので、その際に各自治会に送付させていただいております。
以上でございます。
154 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
155 ◯14番(島崎清二君) それでは、申請された各自治会というのはどういったものを申請されてそれが受理されたのか、また、助成対象となっているのかお伺いします。
156 ◯議長(富田竜馬君) 生活文化課長。
157 ◯生活文化課長(島崎律照君) 最近の申請においては、自治会の集会所の机、椅子、AED導入費用、防災関連の看板設置費用などが助成の対象となった実績がございます。
158 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
159 ◯14番(島崎清二君) 各自治会等で申請されるものというのは、東久留米は今、自治会127団体でしたか、あったかなというふうに思いますけれども、自治会によっては会員数が多いところと、また少ないところと、さまざまだと思います。特に会員の多い自治会等は、その自治会の役員の任期というのが例えば2年だったり3年だったりという形で、せっかくある制度でありますけれども、なかなか申請するのに至らないというようなことが多いのではないかなというふうに思うんです。そういった面でもしっかりと各自治会に説明をしていただきたいなというふうに思っています。毎年、自治会のほうにこの資料を配付されていると思いますけれども、ことしではないですが、毎年、市民みんなのまつりで、お祭りですので、2日目、日曜日にさまざまな出し物が出ているわけでありますけれども、その中で、他市ではお祭りの山車とか、また太鼓とか、そういったものを助成金で、どういうふうな形で申請されているのかはちょっとあれなんですけれども、対象になっているということもあるようなんですが、そういったものの対象というのはどうなっているんでしょうか。
160 ◯議長(富田竜馬君) 生活文化課長。
161 ◯生活文化課長(島崎律照君) お祭りに活用する山車などが対象になるかとの御質問ですが、東京都のほうに確認いたしましたところ、議員のおっしゃるとおり、過去に町内会などが所有する地域の祭りに活用する山車の修理費用が対象となったことがあるとのことでございました。
助成の対象については、自治総合センターにおいて要綱に基づき交付決定されますので、各自治会で何か計画があり、要綱の内容から不明な点がある場合は、事前に御相談いただければ確認してまいりたいと考えております。
以上でございます。
162 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
163 ◯14番(島崎清二君) わかりました。このコミュニティ助成の制度ですね、各自治会、また多くの方々が、この申請によって、さまざまな考え方とか、今度どういうことをやっていこうか、例えば自治会の中でこういう事業を進めていこうとか、いろいろ幅も広がっていくと思います。そういったことも踏まえて、このコミュニティ助成金についてしっかりと自治会なり町内会、さまざまな団体に周知していただいてやっていただければなと思いますので、いろいろ難しい面もあろうかなというふうには思っておりますけれども、この制度をしっかりと周知していただければと思いますので、担当部のほうは、窓口が生活文化課ということで一括していろいろな申請の方が来られるかとは思いますけれども、しっかりと対応していただければと思いますので、よろしくお願いします。
続いて、特定生産緑地についての再質問をさせていただきます。生産緑地の所有者に対しまして本年5月のお知らせ配付に合わせ送付したアンケート調査の概要についてなんですが、お伺いいたしたいと思います。
164 ◯議長(富田竜馬君) 都市計画課長。
165 ◯都市計画課長(久保隆義君) 生産緑地の所有者の方々に対しまして本年5月に行いましたアンケート調査の概要についてでございます。
今回実施いたしましたアンケート調査は、特定生産緑地の指定や今後の生産緑地地区の動向等を把握するための資料とするために行ったものでございます。
調査内容といたしましては、生産緑地や特定生産緑地の指定、また、買い取り申し出の意向、納税猶予の状況、あと農家レストラン等の設置、農地の貸借の意向などのほか、今後の農地の利用などについてお伺いいたしました。
回答者数につきましては現時点で約156名でございまして、そのうち、特定生産緑地の指定対象となる農地の所有者の約9割近くの方が、一部指定を含めまして特定生産緑地への指定意向を示されたところでございます。
以上でございます。
166 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
167 ◯14番(島崎清二君) 特定生産緑地というのは、当初指定されてから30年を経過してしまうと指定ができないという制度であります。指定について知らなかった対象者がいないように留意して周知していく必要があると考えます。改めて、今後の周知についてはどうされるのかお伺いします。
168 ◯議長(富田竜馬君) 都市計画課長。
169 ◯都市計画課長(久保隆義君) 今後の周知についてでございます。
特定生産緑地は、議員がおっしゃるとおり、制度上、当初指定から30年を経過してしまうと指定できない制度でありますことから、担当といたしましてもその点に十分留意して周知をしていく必要があると考えております。
今後は、先ほど部長が答弁させていただきましたが、これまでと同様に、農政所管部署やJA東京みらいに御協力いただきながら周知に努めるとともに、今月から開始いたしました指定申請状況等を踏まえつつ、改めて個別に通知を行うなど、丁寧に進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
170 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
171 ◯14番(島崎清二君) 今後、特定生産緑地の指定に当たりまして、今まで4回説明会を行ってきたということでありますけれども、この特定生産緑地、令和4年までの申請ということで期間がまだあるんですが、いずれにしてもこの2年間のうちに指定をされてくる方もいらっしゃると思いますが、2年間、要は考える時間がある。で、令和4年に駆け込み状態で指定申請していくと、そのようなことがないように、今、皆さん悩んでいらっしゃる方は多くいらっしゃるわけでありますので、改めてまた説明会を行うという考え、予定というのはどうなんでしょうか。
172 ◯議長(富田竜馬君) 都市計画課長。
173 ◯都市計画課長(久保隆義君) 今後の説明会の開催についてでございます。
今後の説明会の開催につきましては、現時点ではまだ決まったものはございません。先ほども御答弁いたしましたが、今後も農政所管部署等と連携いたしまして、地区別座談会等の際に周知に努めた上で、あと、申請状況等を見ながら、必要に応じ説明会の開催等について検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
174 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
175 ◯14番(島崎清二君) この特定生産緑地に指定をしなかった生産緑地、要は令和4年を過ぎてしまったと、そういった場合、30年経過しているんですけれども、30年経過後、どういうふうになるんでしょうか。
176 ◯議長(富田竜馬君) 都市計画課長。
177 ◯都市計画課長(久保隆義君) 特定生産緑地に指定しなかった生産緑地、今後どうなるかについてでございます。
特定生産緑地に指定せず30年が経過した生産緑地につきましては、死亡、故障によらず、いつでも買い取り申し出ができるようになりますが、その申し出を行い、行為の制限が解除されるまではこれまでと同様に生産緑地の管理義務や行為の制限が継続されるということになります。
一方で、税制が改正されたことによりまして、次の相続における納税猶予の適用はなくなり、また、固定資産税等の税制の優遇措置につきましても段階的に宅地並み評価、宅地並み課税が適用されるということになると。
178 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
179 ◯14番(島崎清二君) この特定生産緑地制度なんですけれども、例えば東久留米市内の市民の方で農地を市内ではなくて他市に持っているという方もいらっしゃいます。私の知っている方では日高に畑を持っている方がいらっしゃって、朝早く出て、もうその日一日、朝行って夕方というか、本当、夜帰ってくるような、それで毎日通い続けているという方もいらっしゃって、今はもうお年を召されてちょっとできていないという話ですけれども、そういう方もいらっしゃいます。また逆に、東久留米市だけではなくて他市、近隣ですと所沢だとか東村山、清瀬、西東京にも畑を持っているという方もいらっしゃるわけであります。各自治体によって説明会の日も違いますし、当然、場所も違うわけでありますけれども、他市に持っている方、他市から申請の手続とか当然送られてくると思うんですが、その日程も違いますし、説明会に行くにしても、やはり東久留米に農地がないと。他市からの説明会の連絡は来るけれども、なかなか行けなかったと。そういう方にも、やっぱりしっかりと把握した上で周知をしていただければなと思うんですけれども、その辺についてはいかがですかね。
180 ◯議長(富田竜馬君) 都市計画課長。
181 ◯都市計画課長(久保隆義君) 市内にお住まいの方で他市に生産緑地をお持ちの方ということだと思いますが、私どものほうで他市に生産緑地をお持ちの方は把握してないところでございますが、あくまでも他市の場合は他市の手続のやり方になるかと思いますが、こちらにお問い合わせいただければ確認等をさせていただきたいというふうには考えています。
182 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
183 ◯14番(島崎清二君) それぞれ各自治体で申請書を送ってきて、そちらのほうで説明会を受けるということでありますので、例えば市内で営農振興会なりJA関係のほうで説明会というのは多々行われておりますので、そういった説明会が実施されていますよということを生産緑地をお持ちの方に周知していただけるような取り組みはしっかりやっていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。
続いて、聖火リレーについて。道路レベルの聖火リレーの経路については今月中に発表されるという予定ですけれども、公表時期、公表方法、公表内容についてはまだわからないということはわかりました。
ただ、聖火リレーでは、沿道に非常にたくさんの市民の方々が訪れることが予想されているところでは、歩道があり、市民の観覧が可能な市の中心部の大きな道路が選ばれるということではないのかなというふうには思うところでありますけれども、近々、道路レベルでの経路が発表されるということでありますので、今後は、交通規制であるとか、沿道警備であるとか、さまざまなことを具体的に考えていく必要があると思います。来年の7月15日ということでありますので、年が明ければ半年という短い期間でありますので、現在の検討状況と、今後どのように取り組みを進めていかれる予定なのか、教えていただければと思います。
184 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。
185 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 聖火リレーの道路レベルの発表後の取り組みについてお答え申し上げます。
公共交通機関や関係団体との調整や、交通規制の検討、沿道警備概要などについては、聖火リレーの道路レベルでのコース決定に当たり、一定程度、東京都の聖火リレー実行委員会において検討が進められているものと承知しております。
しかしながら、市民の皆様への周知や観覧者の安全確保など、今後、細部にわたり具体的な検討を進めていく段にあっては、やはり市においても積極的にかかわっていく必要があるものと考えてございます。道路レベルでのコースが発表された後は、聖火リレー実行委員会に加え、所轄の警察、近隣自治体などとも密接に連携し、聖火リレーを盛り上げていけるよう調整を加速していく必要があるものと考えてございます。
また、市民の皆様に向けまして、道路レベルでの聖火リレーコースの決定について周知を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
186 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
187 ◯14番(島崎清二君) 聖火リレーにおける交通規制や沿道警備に関しては、市行政のみならず、市内のさまざまな団体のお力、御協力をおかりいたしまして、市全体が、流行語になりましたワンチームで取り組んでいくことが必要と思われます。ぜひさまざまな団体にお声がけをしていただいて聖火リレーに取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
188 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。
189 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 団体に御協力いただいては、というような御提案でございます。
聖火リレーを安全に実施するという点でも、また、多くの皆様の協力のもと、みんなで聖火リレーを盛り上げていくという点におきましても、さまざまな団体の皆様の御協力をお願いすることになるというふうに認識してございます。今後、検討を進めてまいります。
190 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
191 ◯14番(島崎清二君) 聖火ランナーの件でありますけれども、先ほど部長の御答弁の中で、東京2020オリンピック聖火リレーの聖火ランナー選考委員会において選考した結果に基づいて、聖火リレー実行委員会に対して意見を提出したということでありましたが、これはどのような位置づけのものとなるんでしょうか。
それと、結果、東久留米市において市にゆかりがある方が実際に走ることになるんでしょうか。
192 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。
193 ◯企画調整課長(小堀高広君) 聖火ランナーの選考における市の関与につきましては、市政全般にかかわる部分でもございますので、私から御答弁申し上げます。
このことにつきましては、東京都聖火リレー実行委員会から提供された公募者リストの中から、性別等のバランスを考慮の上、順位づけを含め、10名を選考し、当該実行委員会に対する意見として提出が求められておりました。このため、市では、東京2020オリンピック聖火リレーの聖火ランナー選考委員会を設置し、聖火ランナーの公募者について、応募用紙に記載された「走行希望区市町村への想い」などに基づき選考を行い、意見を提出いたしました。
実際に市にゆかりがある方が走るのかどうかという点におきましては、一定程度、市の提出した意見が反映されるものとは想定されますが、先ほど教育部長からの答弁にもございましたとおり、大会組織委員会において、東京都聖火リレー実行委員会及び各プレゼンティングパートナーから推薦を受けた候補者の中から、重複の確認や、国籍、障害の有無、性別、年齢などのバランスに配慮した上で、幅広い分野から聖火ランナーを選定していると伺っております。実際どの程度ゆかりがある方が走ることになるのか、市におきましても正式なランナーの発表があるまでわからないという状況でございます。
194 ◯議長(富田竜馬君) 島崎議員。
195 ◯14番(島崎清二君) わかりました。市民の皆さんが楽しみにしております聖火ランナーの走行ですので、ぜひ成功させていただきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
次に、不登校対策についての再質問をさせていただきたいと思います。不登校の主な要因として挙げられたものに、友達同士のかかわり合いがあった。現在、社会的な問題としていじめの問題がある。不登校になる要因として、いじめも十分に考えられるのではないか。そこで、本市の昨年度のいじめの発生率についてお伺いしたいと思います。
あわせて、いじめの具体的な内容についてはどうなのかお伺いしたいと思います。
196 ◯議長(富田竜馬君) 教育部参事。
197 ◯教育部参事(椿田克之君) 本市の昨年度のいじめの状況についてお答えします。
昨年度、小学校におけるいじめの認知件数は1272件で、1校当たりの発生件数では97.8件でした。中学校では85件で、1校当たり12.1件でした。小学校と中学校で大きな差があります。
これは、いじめの定義が、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍しているなど、当該児童等と一定の人的関係にあるほかの児童等が行う心理的または物理的な影響を与える行為であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものという定義でありまして、心身の苦痛を感じているものをいじめとして認知することになっております。そのため、例えば、ある児童が運動会の練習を苦手としているときに、ほかの児童が「頑張って」と応援することも、言われた本人が嫌だと感じると、いじめの疑いとして認定されます。具体的な内容ですが、小学校、中学校ともに、「友達から嫌なことを言われた」、「嫌なことをされた」、「グループから仲間外れにされた」などが主な内容としてあります。
また、いじめの認知件数が多いことにつきましては、各校のいじめに対する認識が高まってきたことのあらわれで、平成29年度のいじめ解消率が、小学校11.3%、中学校が10.2%に対し、昨年度は、小学校が30.3%、中学校が28.4%と、いじめの早期発見・早期解決につながる結果となっております。
また、今までその商店街になかったものを創業していく、それがまた商店街そのものの魅力が増すと思います。こうした取り組み、今後も粘り強く事業を応援・推進することを望みたいと思います。
さて、先日、自民クラブで青森県の青森市に視察に行ってまいりました。青森市では平成12年に人口31万9000人となり、ピークを迎えましたが、令和22年には人口は20万5000人にまで減少と推計されており、仕事があれば人は残り、人が残ればまちは残るという考えのもと、新ビジネス挑戦支援事業を行っています。いろいろと資料の説明もしていただきました。本当にいい取り組みだと思います。実施に当たりプロジェクトを立ち上げ、さまざまな人材により支援する仕組みを設けていました。
本市でも参考となる取り組みと考えますが、担当の考えを伺いたいと思います。
278 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。
279 ◯産業政策課長(島崎修君) 再質問について御答弁申し上げます。
青森市の新ビジネス挑戦支援事業について御紹介いただき、ホームページ等で取り組みの概要を把握したところでございます。青森市の立地条件、産業構造、人口構成等に応じた取り組みであると考えますので、調査・研究を行ってまいりたいと考えております。
280 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。
281 ◯15番(野島武夫君) 調査・研究、よろしくお願いいたします。
商店街の活性化に向けて、さまざま商店街の活性化への補助・助成事業があると思いますが、市ではどのような取り組みをされているのか伺います。
282 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。
283 ◯産業政策課長(島崎修君) 商店街の活性化についてどういった取り組みをされているかという御質問についてでございますが、中小商業の経営の安定及び発展並びに地域経済の活性化に寄与することを目的に、東京都の補助金を活用した商店街チャレンジ戦略支援事業補助金に加え、市独自の補助として商店街活性化対策事業補助金を交付し、商店街等が実施するイベント及び活性化事業に対して必要な支援を行っております。過去3年の実績ですが、商店街チャレンジ戦略支援事業補助金は、28年度671万円、29年度は723万円、30年度は727万円、商店街活性化対策事業補助金は、28年度377万円、29年度は400万円、30年度は358万円の補助をしており、2つの補助制度により、年間を通じ約20件の事業が実施されております。
例年3月に全商店街を対象に説明会を実施しており、活用の促進を図っているところでございます。こうした取り組みを継続して商店街の活性化に結びつけてまいりたいと考えております。
以上です。
284 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。
285 ◯15番(野島武夫君) 商店街の活性化対策事業補助金は、私ども、過去、商工業の振興ということで議会でもやはり必要だということで予算づけをした取り組みです。しっかりと活用していっていただきたいと思います。
そういう中で、東京都の補助や市の独自の補助金を活用して、市内ではさまざまなにぎわいづくりが行われていると思います。
夏には東久留米駅前商店会で激辛メニューの食べ歩きというのがありました。調べてみると、西口や東口、北口など34店舗が参加して、お客さんの中には全ての激辛メニューを食べた方がいらっしゃるということで、本当にすばらしい。そういう形で、商店も、そしてお客さんも一緒になって東久留米を盛り上げていこう、そういう取り組み、いいと思っています。
それから、滝山の中央名店会では、市長が御答弁していましたけれども、第20回販売士が推す!!「エネルギッシュ・タウン-私の街-」最優秀賞を授賞しましたということで、滝山中央名店会ホームページを見させてもらいました。いろいろとここも補助金等を活用してこういう形ですばらしい取り組みをしています。滝山中央名店会では、若い年齢層の来場者の増加などを目的に、9月から11月にかけてハロウィン秋のミニ祭りが実施されたということです。商店会の方、商店会の関係者の皆さんには、積極的にこうした市の補助、都の補助を活用して、にぎわいづくり、商店会の活性化に取り組んでいっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
次に、ポイ捨て禁止というところで、毎年実施している環境美化マナーアップキャンペーン、多くの議員も参加しております。各種団体等、多くの市民の方々が参加し、いい形で継続されているなと思っております。これらの活動を含めた環境美化に対する活動の成果について伺いたいと思います。
286 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。
287 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 環境美化に対する活動の成果についてお答えします。
今年度におきましても、5月及び11月に駅周辺及び滝山地区においてマナーアップキャンペーンを実施したところでございます。環境美化推進員の皆様を初め、各種団体、事業者、市議会議員の皆様の御協力のもと、毎年度こうした取り組みを続けてきたことで、まちの美化推進には一定の成果はあらわれつつあるものと担当部署といたしましては認識しております。
以上でございます。
288 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。
289 ◯15番(野島武夫君) 担当のほうからマナーアップキャンペーンの参加協力のお礼ということで資料をいただいております。令和元年11月12日朝7時からの取り組み、寒い中、42名の方がキャンペーンに参加していただいて、また、15日昼間の時間帯2時からは37名、夜の7時からは22名、そして滝山のほうでも35名の方が1時半からという形で、多くの方がキャンペーンに参加し環境美化を訴えたという、すばらしいことだと思います。
事務事業評価において、環境美化マナーアップキャンペーンなどの環境美化推進事業の取り組みを実施したことによる成果指標を変更したとのことですが、変更した内容及び結果について伺います。
290 ◯議長(富田竜馬君) 環境政策課長。
291 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 変更した内容及び結果についてお答えします。
今年度から環境美化推進事業の事務事業評価の成果指標を「啓発物品の配布数」から「毎年度実施する施策成果等のアンケートにおけるポイ捨て等の防止及び路上喫煙禁止区域に関する条例の認知度」に変更いたしました。
平成31年度に実施しました施策成果等アンケートの結果では、78.7%の方が「本条例について知っている」と回答されております。
担当といたしましては、引き続き、多くの市民の皆様が環境美化に対して関心を持っていただけるように啓発活動を行ってまいります。
以上でございます。
292 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。
293 ◯15番(野島武夫君) キャンペーンを通じて78.7%の方が「本条例について知っている」と答えていただいて、やはりキャンペーン活動をやることの意義を改めて感じました。今後もしっかりと応援・協力していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
最後に、ごみの減量、分別排出の推進ということです。「広報ひがしくるめ」11月15日号、「家庭ごみの収集状況についてお知らせします」ということで、グラフがついて見やすい形で、わかりました。1人1日当たりの排出量が少ない自治体、この多摩26市の中で2位が東久留米市ということで、この1位、2位、3位というのが燃えるごみの指定収集袋はキロ2円だと思います。ごみの排出抑制につながっているんだなと考えています。目標の505.0グラムに向けて、家庭ごみのさらなる減量化・資源化に取り組んでいくべきだと私は考えています。
先ほどの御答弁で現在の状況は理解しました。さまざまな社会情勢の変化などもあり、容易な道のりではないと思いますが、市民の理解と協力、そして行政の努力をもって、さらなる減量化・資源化に取り組んでもらいたいと思います。
そうした中、柳泉園組合のクリーンポートのごみピット内において火災が発生したとのことであります。こうしたことに対して、本市の対応について伺いたいと思います。
294 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。
295 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 令和元年10月9日午後4時9分ごろということでございますが、市内の中間処理施設でございます柳泉園組合クリーンポートのごみピット──焼却施設ですが──におきまして火災が発生いたしました。消防及び警察の現場検証によりまして大量の使い捨てライターが発見されたことから、この使い捨てライターが火災発生の原因と思われるとのことでございます。
幸いなことに、この火災による設備の損傷や人的被害はございませんでしたが、状況次第では廃棄物の処理が停滞してしまうおそれもあることから、本市では、柳泉園組合や構成市であります清瀬市、西東京市と調整をいたしまして、広報やホームページで市民の皆様に向けまして分別排出の徹底をお願いしたところでございます。
市といたしましては、今後もごみの減量化・資源化とあわせまして分別排出の徹底に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
296 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。
297 ◯15番(野島武夫君) 今、柳泉園組合議会の議員をさせていただいて、大量のライターがあったという、それが原因ではないかという、大量のライターの写真を見せてもらいました。本当に危険なこと、分別排出をしっかり徹底してもらわないと、ということで改めて思った次第です。市の対応、今後もごみの減量化・資源化とあわせて分別排出の徹底に努めていくという御答弁をいただきました。理解いたしました。
ごみについては市民にとって一番身近な問題であると思います。いろいろと市民から質問されることがありますが、指定収集袋の減免における容器包装プラスチックの袋について伺いたいと思います。分別排出が進めば燃やせないごみの量は減少し、燃やせないごみの袋はそれほど必要なくなると思われますが、そうした一方で、容器包装プラスチックの袋は必要になるとのことであります。減免制度についての考えを伺います。
298 ◯議長(富田竜馬君) ごみ対策課長。
299 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 指定収集袋の減免についてでございます。
本市では、東久留米市廃棄物の処理及び再利用に関する条例の規定に基づき、廃棄物処理手数料の減免制度を設けております。昨年より、交付枚数に相当する額を限度といたしまして、交付時のみですが、容量を変更できるようになっております。現時点におきまして、御質問のような燃やせないごみの袋の数を減らして容器包装プラスチックの袋をふやすというような対応は行ってはおりません。しかしながら、ごみの減量化・資源化と分別排出促進を目指す中で、現制度における先ほど議員の御指摘の点につきましては、今後検討してまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
300 ◯議長(富田竜馬君) 野島議員。
301 ◯15番(野島武夫君) ごみの減量・資源化と分別排出の促進に向けてぜひ検討していってほしいと思います。
加えて、他の議員の質問にもありましたが、高齢者等ごみ出し支援についても、本市の事情も踏まえ、実現化に向けてぜひ取り組んでいってほしいと思います。
質問は以上でございます。
302 ◯議長(富田竜馬君) これで野島議員の一般質問を終了します。
─────── ◇ ───────
303 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって本日の会議を終了いたします。
これをもって散会といたします。
午後 4時22分散会
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