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  1. 東久留米市議会 2019-12-06
    令和元年第4回定例会(第3日) 本文 開催日: 2019-12-06


    取得元: 東久留米市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       午前 9時30分開議 ◯議長(富田竜馬君) これより本日の会議を開きます。   ─────── ◇ ─────── 2 ◯議長(富田竜馬君) 本日は全員出席であり、会議は成立しております。   ─────── ◇ ─────── 3 ◯議長(富田竜馬君) 地方自治法第121条の規定により、市長及び関係者の出席を求めております。   ─────── ◇ ─────── 4 ◯議長(富田竜馬君) 本日の議事日程は皆様に御配付のとおりであります。  日程に従い会議を進めてまいります。   ─────── ◇ ─────── 日程第1 会議録署名議員の指名 5 ◯議長(富田竜馬君) 日程第1、会議録署名議員の指名。  本日の会議録署名議員の御指名をいたします。  7番 村山順次郎議員  8番 永田雅子議員  以上お二方にお願いいたします。   ─────── ◇ ─────── 日程第2 一般質問 6 ◯議長(富田竜馬君) 日程第2、一般質問。  ただいまより一般質問を行います。
     本日は、「市行政について」、「教育行政について」と題して、引間太一議員から行います。  引間議員。     〔20番(引間太一君)登壇〕 7 ◯20番(引間太一君) 皆様、おはようございます。ニューウェーブの引間太一です。  前回の議会から本日までの間、さまざまな出来事が起こりました。  1つは、台風被害です。本市でも被害がありましたが、他市では多くの方が甚大な被害に遭われ、今もなお大変な暮らしをされています。被害に遭われました皆様にお見舞い申し上げます。  台風15号や19号が発生した際、私は消防団員として、市内の安全のため、ポンプ車に乗り、注意喚起、避難指示、詰所にて緊急時の際に備え、すぐに対応できるよう待機しておりました。  幸い、東久留米では大きな被害はありませんでしたが、他市での災害状況を聞き、一人でも多くの力が必要との友人からの呼びかけもあり、被災地である千葉県館山市、鋸南町、南房総市に、3日間、災害ボランティアとして個人で入らせていただきました。  被災地では屋根の瓦が至るところで崩れ落ちていて、市内の方やボランティアの方々が瓦や道路に倒れた塀や瓦れきを片づけていました。私もその片づけ作業に加わり、たくさんの方とつながることができ、また、多くの問題も知ることができました。  被災地では、全国各地から市の避難所に救援物資が届けられており、被災された方々に手渡されていましたが、多くの物資が1人1つまでと制限されていて、その問題に対処するため、市内の各団体が個人で集まり、救援物資を配給する場所をつくり、個人のネットワークやSNSを使い、物資を集め、被災された方々に無制限に物資を配っていたり、炊き出しやキッチンカーで食事の提供を行っていました。  また、市の避難所でボランティアの人手を必要としている人はいないかと確認したところ、職員の方々はほかの業務で手いっぱいになっていて、ボランティアに配られた紙に連絡してほしいと電話番号が3つ書いてありましたが、どの番号も話し中で、一日中かけましたが、結局つながることができませんでした。  そんなとき、近くにいた南房総市の女性議員がいろいろな人に声をかけていて、何が必要か、ボランティアは何人欲しいか聞き取りをしていて、その議員から紹介された方のお宅へ行き、瓦れきの撤去作業を行うことができました。その女性議員は地域の人から頼りにされていて、何より言動がおもしろい方で、何度も笑顔にさせていただきました。同じ議員として見習いたいと何度も思いました。被災地で笑うということは非常識かと思われるかもしれませんが、被災地で実際に必要なのは笑顔になることとアイスクリームなどの甘い物だということを知りました。  こうした経験を本市でも生かせるよう、しっかりと質問してまいりたいと思います。  そして、先月は凶悪な殺人事件が本市で起こり、市民の皆様は容疑者が捕まるまでの約1カ月の間、不安な日々を過ごしてまいりました。どんな凶悪事件も、いつ、どこで発生するかは誰もわからないので、少しでも犯罪の抑止につながる取り組みを進めていかなければならないと強く思います。  また、殺人事件が起きたその日は市内で大きな火災もあり、消防団員として出動していて、そこで気づいたことがあります。市内で火災が発生した際に、防災防犯課の職員の方々は、罹災者の対応のため、消防団員と同様に時間に関係なく火災現場へ出動しており、状況確認、罹災者の対応を行っていました。罹災者にかわってお礼を申し上げます。  最後に、ことしの夏はラグビーワールドカップで日本中が熱狂しましたが、先日、それと同じくらい熱狂したことがあります。都立東久留米総合高校全国高校サッカー選手権大会東京予選大会での優勝です。実際に決勝戦の会場へ応援しに行きましたが、試合は劣勢場面が多く、何度もゴールを襲われ、東久留米総合高校の選手たちは間一髪のところで守り続けていました。耐えに耐え、試合終了間際のラストワンプレーのチャンスで決勝ゴールを決め、全国の切符を手にしました。それはもう鳥肌が立つほど興奮いたしました。  東久留米総合高校の生徒さんたちには、駅立ちやその他の場面で多く出会うことがあり、その生徒さんたちの頑張っている姿を見てとても感動し、私自身も勇気をもらうことができました。本当におめでとうございます。  私は小学校から今までサッカーをしてきましたが、今思えば、東久留米という名前を初めて見聞きしたのは東久留米総合高校全国サッカー選手権大会での全国中継でした。全国でもますますの活躍を期待しながら、12月31日の初戦は全力で応援したいと思います。  私は、スポーツというのは多くの人に勇気と感動を与えることができると思っていて、その世界最大のスポーツ大会がオリンピック・パラリンピックで、その大会が東京で行われるというのは本当にすごいことで、このビッグチャンスを当市でも最大限有効活用できるように進めていきたいと考えております。  それでは、早速、通告に従い一般質問させていただきます。  1、市行政についてといたしまして、(1)市のペーパーレス化について。  無駄なコストを削減するという考えから、ペーパーレス化を進めるべきであると考え、令和元年第2、第3回市議会定例会にて市のペーパーレス化について質問してきました。文書事務の効率化の推進として文書管理システムを導入していくということが示され、現在、そのシステムについて選定作業を進めているところでありますが、文書管理システム選定スケジュールについて伺います。  (2)オリンピック・パラリンピックについて。  スポーツは、実際に競技を行う人のみならず、競技を見る人や応援する人たちに勇気や希望を与えることができます。東久留米市においても、スポーツの盛り上がりが市の盛り上がりへとつながっていくと考えられます。特にオリンピック・パラリンピックは大変貴重な機会であり、大会に向け、市ではこれまでさまざまな機運醸成事業が行われているとの認識ですが、その進捗、今後の取り組みについて伺います。  (3)市制50周年について。  まずは、来年に控えました市制施行50周年の記念事業等について全体的な進捗状況を伺います。  (4)南沢通りについて。  自転車・自動車による利用が多い南沢通りの笠松橋から笠松坂に向かう区間は道幅が狭く、歩道がない部分もあり、市民の方からも歩道の整備を求める要望が多く寄せられています。前回の質問から3カ月の経過ではありますが、残った部分の用地取得に向けた取り組みの進捗状況について伺います。  (5)防犯・防災対策について。  1点目、台風15号の際に千葉県にて市が配布している水やブルーシートなどの物資は1人1個が前提であったが、地域の各種団体などがSNSを使って集めた物資は欲しい人が欲しいだけもらえた状況でした。災害発生時に柔軟に活動できる地域の各種団体などと協定を結んで物資の配給はできないか伺います。  2点目、台風15号の際に千葉県のある市町村で、市民やボランティアに市の連絡先を書いた紙を配っていましたが、その連絡先へ電話しても全くつながりませんでした。本市でもそのような状況が想定できますが、対応はあるか伺います。  3点目、台風19号の際に避難所を段階的に開設したと聞いていますが、その理由について伺います。  4点目、来年はオリンピック・パラリンピックの開催に伴い、本市でも外国人の滞在者がふえるものと思われますが、台風の多い時期なので、ことしのような大型台風が上陸した場合、外国人はどこへ避難すればよいのか伺います。  最後に、市内では重大な事件が発生しておりますが、市がふだん行っている防犯対策の状況について伺います。  2、教育行政についてといたしまして、(1)防犯用の笛の配布状況について。  防犯対策のため、小学校へ新たに入学する新入学児童へ防犯笛を配布していると聞きました。その配布状況について伺います。  ここで、実際の防犯笛をごらんください。これです。また、議長と事務局長にお取り計らいしていただき、許可を得ています。少し吹かせいただきたいと思います。少し大きな音が鳴りますので、心の準備だけはお願いいたします。  以上で壇上での質問を終わりにいたします。御答弁をいただいた後、自席にて再質問させていただきます。 8 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 9 ◯総務部長(佐々木弘治君) 初めに1点目、市のペーパーレス化について、文書管理システム導入におけるシステム選定のスケジュールについてでございます。  文書管理システム導入におけるシステム選定のスケジュールについては、プロポーザル実施要領の公表を令和元年10月31日より11月22日まで、参加表明書の提出を11月22日まで、参加資格審査及び通知を11月29日まで、質問受け付け期限を12月2日までとし、その質問の回答を12月6日までに市ホームページにて回答することとなっております。  そして、参加表明事業者より企画提案書等の提出を12月13日まで、その後、第1次審査を実施し、その結果を令和2年1月17日までに通知、2次審査としてデモンストレーション、プレゼンテーションによる審査を1月下旬に実施、2次審査の結果を2月7日までに通知し、契約締結を3月とするスケジュールにて進めていく予定でございます。  以上でございます。 10 ◯議長(富田竜馬君) 教育部長。 11 ◯教育部長(森山義雄君) 2点目、オリンピック・パラリンピック機運醸成事業の進捗と今後の取り組みについてでございます。  本年10月以降の実績というところでございますが、まず、10月26日に第1回市民ボッチャ大会スポーツセンターにて実施いたしました。11月には、市民みんなのまつりにおいてパラリンピック競技体験事業としてブラインドサッカー体験を実施しました。23日に、オリンピック競技体験事業として、富山県氷見市で考案された「ハンぎょボール」教室を開催し、さらに翌日の24日には、オリンピック・パラリンピック機運醸成事業委託として、シドニーオリンピック銀メダリストの中村真衣さんによる水泳教室を実施いたしました。  今年度はさらに、令和2年1月12日に上の原グラウンドのオープニングセレモニーとあわせまして、元マラソン選手の谷川真理さんによる走り方教室、2月29日には第16回市民綱引き大会を開催し、オリンピック・パラリンピック大会に向けまして機運の醸成を図る予定としております。  オリンピック・パラリンピックは市のスポーツ振興にとってまたとない機会でありますことから、大会後も見据えながら、多くの市民が大会の感動を味わうことができるような事業を引き続き検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 12 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 13 ◯企画経営室長(土屋健治君) 市行政についての3点目、市制施行50周年に関する御質問にお答えさせていただきます。  市では、この間、庁内に課長級で組織する記念事業検討委員会を、その下には係長職以下に相当する職員で組織する専門部会を設置し、アイデア出しから検討・整理をしてまいりました。現時点では10数件の新規及び更新・拡充事業と20余りの付冠事業を実施していく方向で取りまとめられております。今後、取り組みの内容等に大きな変化が生じました際には情報提供してまいりたいと考えております。  また、令和2年10月4日、まろにえホールにて挙行予定の記念式典につきましては、規模、内容等について検討・調整いたしているところでございます。  以上でございます。 14 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。 15 ◯都市建設部長(小原延之君) 市行政についての4点目、市道207号線(南沢通り)拡幅整備に向けた進捗状況についてお答えいたします。  市道207号線整備事業は、笠松坂から竹林公園入り口付近までの約170メートルを、車道幅員7メートル、両側に2.5メートルの歩道を設置し、全体幅員12メートルの道路として、東京都の補助金を活用しながら拡幅を進めている事業でございます。  平成25年度より用地買収を開始し、現在の用地取得率は約45%となっております。取得した事業用地は、歩行者や自転車が通行できるように仮舗装を行い、暫定的に開放しております。  用地取得に向けた交渉は継続しておりますが、昨年度、立野川南側の土地について、地権者に御協力をいただき物件補償調査を実施させていただきました。今年度は、お譲りいただく土地の面積等を確定するための測量着手に御理解をいただけたことから、敷地内に立ち入っての測量を実施いたします。  担当といたしましても、南沢通りにつきましては、朝・夕の通勤・通学の時間帯など多くの歩行者・自転車・車が歩道のない道路を行き交うため、道路交通環境の整備が喫緊の課題と認識しており、市民からも歩道の整備を求める要望が多く寄せられていることからも、早期整備に向けて引き続き鋭意進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 16 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 17 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、市行政についての5点目、防犯・防災対策につきまして5点の質問に順次お答えいたします。  まず初めに、1点目の災害発生時における地域の各種団体などとの協定締結についてでございますが、災害発生時におきまして市が配布する物資につきましては、当然のことながら基本的に市民の方々に平等に配布することが重要と考えております。各地で起きている災害時には、行政のみならず、さまざまな民間団体等がさまざまな物資の配布等を行っていると聞き及んでいるところでございますが、議員御提案の地域の各種団体などと本市との間で物資供給に係る協定等を締結する場合には、公平性のある配布の方法など協議すべき課題があると考えられますので、今後、他市の実施状況等も含め、まずは部内におきまして調査・研究を進めていきたいと考えております。  次に、2点目の災害発生後における市への連絡方法についてでございますが、災害発生により甚大な被害となった場合、市民の方々より問い合わせや通報、相談、要望など多数寄せられ、一時的に電話がつながりにくくなることも予想されます。そうした場合には、まずは緊急案件以外の御連絡は控えていただくなど、市民の方々の御協力が欠かせないものと認識しております。また、例えば各地域の避難所などに御連絡をいただくなど、各避難所を窓口拠点とした情報収集も一つの方法として考えられるところでございます。今後、そうした事態を回避するための手法につきまして、改めて他市からの情報も収集していく中で検討してみたいと考えております。  次に、3点目の台風19号の際に自主避難所を段階的に開設した主な理由についてでございますが、今回の台風19号は、当初より強風と大雨による記録的な台風になるとの報道がなされていたことから、風や雨が降り出す前の早い段階で大雨警報や洪水注意報が発令され、本市にも土砂災害警報などが早期に発表されるとの情報もございました。そのため、本市といたしましても、土砂災害警戒区域に対する早期自主避難所の開設を水防本部にて決定し、第1段階として、10月12日の8時に、第六小学校、小山小学校、東中学校、自由学園しののめ寮、洪水警報による柳窪方面の冠水を想定し、市の最も西側の自主避難所として第七小学校、黒目川と落合川に挟まれた中央部の避難所として第三小学校、東久留米駅東側から黒目川と落合川の合流点までの川に挟まれた地区の自主避難所として第二小学校の計7カ所をそれぞれ開設いたしました。その後、第2段階として、同日13時に、黒目川と落合川両河川の増水による越水などを想定し、第一小学校、中央中学校、また、市域全体での自主避難所の配置を考慮し南町小学校の3カ所をそれぞれ開設し、同日16時30分には、第3段階として、台風接近に伴い、夜間の開設を避けるため、第五小学校、神宝小学校、西中学校、南中学校の4カ所の自主避難所をそれぞれ開設いたしました。  次に、4点目の災害時における外国人の避難場所につきましては、指定避難場所として指定されているクリスチャン・アカデミーは、主に市内在住及び滞在中の外国人の方々の避難場所として想定しているところでございますが、他の避難所へ避難することも考えられますことから、市といたしましても、避難された場合を想定し、トイレなどの場所を示すピクトグラムの表示シートを作成し、現在、全ての避難所へ配備を進めているところでございます。  次に、5点目の市がふだん行っている防犯対策の状況につきましては、田無警察署の御協力により、年1回、職員向けに実施している青色防犯パトロール実施者講習を行い、市内を公用車で走行する際に青色回転灯を取りつけて行う防犯パトロールを実施しております。また、「安心くるめーる」やツイッターを活用した「メールけいしちょう」からの情報により、不審者などの防犯情報の発信、市民ボランティアによるわんわんパトロールや防犯ボランティアによる市内のパトロールなどを実施しているところでございます。  以上でございます。 18 ◯議長(富田竜馬君) 教育部長。 19 ◯教育部長(森山義雄君) 次に、教育行政について1点、防犯笛の配布状況についてでございます。  ここ数年は、地域社会で一体となって子どもたちを守るという趣旨に基づき、民間企業より防犯笛の寄贈がございます。対象といたしましては、小学校の新入学児童全員に配布をしているところでございます。配布状況は、平成27年度は1050個、平成28年度が1100個、平成29年度は1100個、平成30年度は1050個、今年度は1000個でございます。  以上でございます。 20 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 21 ◯20番(引間太一君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきます。  まずは、市のペーパーレス化についてですが、文書管理システム選定スケジュールを理解しました。では、伺いたいんですが、参加表明したシステム事業者はあったのか、可能であればお答えいただきたいです。 22 ◯議長(富田竜馬君) 総務課長。 23 ◯総務課長(浦山和人君) 文書管理システムの選定におけます参加表明した事業者についてでございます。  現在選定中ということであり、詳しいことは申し上げられませんが、複数の事業者よりございました。  以上でございます。 24 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 25 ◯20番(引間太一君) 参加事業者があったということは安心しました。  では、2点伺います。  1点目は、システムのカスタマイズは、多くなればそれだけ費用がかかります。その考え方について伺います。  2点目は、以前、ほかの議員から質問があったところでありますが、システム導入において、クラウド方式にするのか、庁内にサーバーを設置する方式とするのか、検討状況について伺います。 26 ◯議長(富田竜馬君) 総務課長。 27 ◯総務課長(浦山和人君) 文書管理システム選定におけます考え方についてということで、2点御質問いただいてございます。  まず、1点目のシステムのカスタマイズについてでございます。  システムのカスタマイズにつきましては、平成28年3月に策定いたしました東久留米市ICT推進プランに基本的考え方の一つとして、「原則ノンカスタマイズとすること(カスタマイズは極力抑える)」と示されてございます。この考え方を踏まえ進めていく考えでございます。また、システムのカスタマイズにより、かなり費用面に差が出てくるということが想定されます。そういった点では、カスタマイズを抑えるため、担当といたしましては、なるべく提案されたシステムに事務を合わせていくというような考え方も必要ではないかというふうに考えてございます。  次に、2点目のクラウド方式にするのか、庁内にサーバーを設置するのかということについてでございます。  この点につきましては、システム事業者からの提案というのも見ながらになるところではございますが、基本的には、費用対効果の面などから見て効果的に運用ができる方式にて選定していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 28 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 29 ◯20番(引間太一君) 御答弁の内容は了解いたしました。本市に合ったシステム導入に向け、これからも進めてほしいと思います。  次に、事務の効率化の観点から質問いたします。令和元年第3回定例会及び今回の議会において、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による条例改正がありました。今回の定例会では関連する4つの条例の一部改正があります。そのうち3つの条例では即決での審議となりました。そこで、法改正に伴う本市の条例の一部改正における事務の流れについて確認させてください。 30 ◯議長(富田竜馬君) 総務課長。 31 ◯総務課長(浦山和人君) 例規につきましては、庁内においては要綱の例規システムの搭載を本年より進め、システム化をし、ペーパーレス化を進めているというような状況でございます。  御質問の法改正に伴う本市の条例の一部改正におけます事務の流れについてでございますが、国等からの通知に基づき、担当部にてその内容を確認の上、本市関連条例の改正内容について例規システムにより確認し、法務担当である総務課による改正内容の審査の上、議案として整えていくというような流れでございます。  以上でございます。 32 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。
    33 ◯20番(引間太一君) ありがとうございました。要望なんですが、条例改正については、基本的には、議案上程後、それぞれの所管の常任委員会に付託され、内容の審査の上、議会最終日に採決となることが望ましいかと思います。その点では、今後も国からの通知等をしっかりと確認し、改正漏れやおくれが生じないようにしてほしいと思います。  次に、オリンピック・パラリンピックについて再質問いたします。市民まつりでは、市のフォトブースで写真を撮らせていただきました。競技体験もフォトブースも非常におもしろいと感じました。どのような方が参加されていたのかお伺いいたします。 34 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。 35 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 市民まつりでの機運醸成事業に関する御質問でございます。  市民まつりでのパラリンピック競技体験では、ブラインドサッカー競技体験とフォトパネルの設置を行いました。どちらもたくさんの子どもたちに御参加いただくことができました。  フォトパネルでは、特に表彰台を模したパネルが人気がございまして、用意したメダルを首からかけ、表彰台の一番高いところで写真を撮るお子さんや家族で一緒に並んで写真を撮る方々がいらっしゃいました。体操のつり輪をモチーフにしたフォトパネルでは、後でごらんいただくときに写真を逆さにしていただくと、あたかもつり輪で逆さづりになっているように写るものでございまして、撮り方を工夫などして、よりそれらしく撮影しようとされている方々が多数いらっしゃいました。  また、ブラインドサッカーでは、目隠しをしてサッカーボールの中に入った鈴の音だけを頼りにボールをコントロールし、ゴールにシュートするという体験をしていただきました。こちらはブラインドサッカー協会の方々に御協力いただき、競技の魅力であるとか難しさを教えていただくことができたというところから、皆様に広くブラインドサッカーを知っていただく貴重な機会になったというふうに考えてございます。特に、ボールがとまってしまいますと音がしなくなってボールの位置がわからなくなってしまうといったことや、ゴールネット裏にシュートの方向を教えてくれるアシスタントがいることなど、実際に体験してみないとわからないことを知っていただきまして、パラリンピック種目を身近に感じていただくことができたのではないかというふうに考えてございます。  以上でございます。 36 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 37 ◯20番(引間太一君) 楽しい雰囲気はわかりました。ありがとうございます。ちなみに、市民まつりで使ったフォトパネルはどこに設置してあるのか教えてください。 38 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。 39 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) フォトパネルの設置に関する御質問でございます。  パラリンピック水泳のパネルにつきましてはスポーツセンターに、また、体操のつり輪のパネルにつきましては生涯学習センターに現在設置しております。どなたでも自由に写真が撮れるようにしておりますので、施設を訪れた際に御利用いただければというふうに思ってございます。 40 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 41 ◯20番(引間太一君) フォトパネルが設置してあることをもう少し周知していただけるといいのかなと思います。そのあたりはよろしくお願いいたします。  前回の議会でも話題になりました「ハンぎょボール」は、ハンドボールの裾野を広げる目的を持って実施されたと記憶しておりますが、その効果についてはいかがですか。 42 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。 43 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 「ハンぎょボール」に関する御質問でございます。  「ハンぎょボール」につきましては、ハンドボールになじみがない方々でも楽しくプレーできるといった要素が満載でございました。富山県外では初の「ハンぎょボール」体験教室というところで、氷見市の方からも熱心に御指導いただくことができました。やはり当初の想定どおり、点数を決めると脇の下に挟む魚のぬいぐるみが大きくなってまいりまして、どんどんボールが投げにくくなっていきますので、点数を決めるごとに、より小さい魚を挟んだプレーヤーにボールが回っていきました。そのことで、個人差があってもみんなが一緒にコートに入ることができました。また、得点も、ゴールの数ではなく、魚の大きさごとに決められた点数を合計して競う仕組みとなっておりまして、同じ人が何回もゴールをしても得点が伸びていかないというルールも非常におもしろかった点でございました。  実際に体験してみた感想といたしましては、ハンドボールの裾野を広げるという意味におきましても、みんなで楽しく体を動かしてレクリエーションするということによって一体感を感じることができるという意味におきましても、非常に効果がある取り組みだというふうに感じてございます。 44 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 45 ◯20番(引間太一君) おもしろい企画でどんどんオリンピック・パラリンピックの機運醸成の取り組みが進んでいることがよくわかりました。今年度は走り方教室と綱引き大会、あと2回ということですので、引き続き取り組みを進めていっていただければと思います。  ところで、来年度はまさにオリンピック・パラリンピックが東京で開催されるわけですが、それに向けて、現在検討が進んでいることがあれば教えていただきたいと思います。 46 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。 47 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 先ほど部長の答弁にもございました市民ボッチャ大会の第2回目を実施していきたいというふうに考えてございます。この大会は、多摩30市町村連携事業である東京都市町村ボッチャ大会の予選を兼ねておりまして、来年度も引き続き本大会の開催が予定されておりますことから、次年度も引き続いて取り組んでいく必要がございます。  今年度は第1回というところで8チームのみの参加でございましたが、ボッチャの魅力でもある幅広い方々の参加を得ることができました。大会後には、ボッチャの道具を一式借用したいといったような問い合わせも出てきておりまして、少しずつですが、広がっていることを実感しております。  来年度はさらに多くのチームに御参加いただけるよう、ニュースポーツデーを初めといたしまして、日ごろの各種スポーツ振興事業の中でも紹介していきたいというふうに考えてございます。  また、オリンピック・パラリンピックの大会期間中に競技会場に直接足を運ぶことができない方々に向けた競技体験ができる場や、パブリックビューイングのような競技観戦ができる場などの取り組みができるかどうかにつきましては、引き続き検討を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 48 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 49 ◯20番(引間太一君) 私としては、オリンピック・パラリンピック大会に向けてどんどん機運醸成を図っていってもらいたいのはもちろんのこと、その熱狂と興奮を大会後の市のスポーツ振興にぜひ生かしていってもらいたいと考えております。  第2回の市民ボッチャ大会は、幅広く市民にスポーツ振興することができる一つのツールになっていけるのかなと考えております。ボッチャに限らず、大会後も見据えてさまざまなスポーツの振興に努めながら市を盛り上げていってもらえたらなと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  また、大会期間中の取り組みに関しましてはさまざま御検討していただいているとのことですが、会場まで足を運べなくても、オリンピック・パラリンピックを身近に感じていただけるような取り組みができるといいと思いますので、ぜひともパブリックビューイング等、御検討をよろしくお願いし、要望といたします。  次に、市制50周年について再質問させていただきます。令和2年、市が市制施行50周年であることを市民に知ってもらうため、また、記念事業等に参加してもらうために、周知に努めるべきと考えておりますが、現時点で考えていることがあればお伺いいたします。 50 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 51 ◯企画調整課長(小堀高広君) 市制施行50周年に係る周知に関する御質問にお答えいたします。  初めに、広報紙を通じた周知では、記念式典の直前である10月1日号において、フルカラーのページをもって特集することを想定しております。また、市ホームページにおきましても、見栄えや情報の集約といったことに配慮しながら、目を引く、わかりやすいしつらえにしていくことも担当において検討されているところでございます。  また、本定例会にお諮りしております補正予算案におきましては、機運醸成のためのグッズ作成に係る経費を盛り込ませていただいております。これは、今年度中に用意させていただくことによりまして、令和2年4月から年末まで使用でき、費用対効果の面からも効果的にPRに活用していけるとの考えによるものでございます。  そのほか、市から発出いたします文書に用いる封筒等では、市制施行50周年であることのPRを目的としたデザインに仕様を変更するなど、さまざまな場面で市民の目に触れるような取り組みに留意してまいりたい、現時点ではこのように考えております。 52 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 53 ◯20番(引間太一君) 少し具体的な話をしたいと思います。かつて、まろにえ通りの沿道に花を植える活動がなされていたと記憶しておりますが、誰がどのようにして行っていたのか伺います。 54 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 55 ◯企画調整課長(小堀高広君) 道路の花植えに関する御質問にお答えいたします。  この活動は、道路美化推進の観点から、道路管理者である東京都北多摩北部建設事務所と東久留米市及び地域ボランティアの特定非営利活動法人東久留米市フラワーネットワークとの3者において「東京ふれあいロード・プログラム」の協定が締結され、平成15年度から取り組まれていたものと伺っております。具体的には、駅東西の歩道上に季節によりベゴニア、パンジーなどの植栽等の活動が行われ、潤いのある道路空間の創出が図られてきましたが、残念ながら、当該活動団体の申し出により平成29年度末をもって活動終了となったと伺っております。 56 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 57 ◯20番(引間太一君) 私は、東久留米は自然が魅力だと感じていて、植樹の機会をふやし、「花で彩るきれいなまちづくり」というテーマを掲げております。50周年を機に、市が主体となり、駅周辺に花を植える活動を行ってもらいたいと考えますが、いかがでしょうか。 58 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 59 ◯企画調整課長(小堀高広君) 市制施行50周年記念事業として、市が主体となり、歩道上に花を植えては、との御提案でございます。  冒頭の企画経営室長の答弁にありましたとおり、記念事業の整理に当たりましては、各課からの提案あるいは専門部会でのアイデア出しを経た検討委員会での整理といった一定の段階を経て現在に至っており、現時点でそのような事業予定は特段されていないという状況でございます。  以上でございます。 60 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 61 ◯20番(引間太一君) 要望なんですが、植樹の機会をふやす取り組みは今回の機会でできなかったとしても、いろいろなタイミングでトライしていけたらなと思っていますので、引き続き御検討いただくようよろしくお願いいたします。  次に、南沢通りについて再質問いたします。現地での測量を実施した後、用地取得までにどのような手続が必要なのか伺います。 62 ◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。 63 ◯道路計画課長(武内浩司君) 用地取得につきましては、境界を確定した上で売買を行う実測売買となります。現地での測量後は、境界を確定するため、隣接する所有者も含め、利害関係者の立ち会いと合意の上で境界を確定する必要がありますことから、残る事業用地の取得に向け、隣接する所有者も含め、利害関係者の皆様には丁寧な説明に努め、境界確定、用地取得と進めていければと考えてございます。  以上でございます。 64 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 65 ◯20番(引間太一君) 引き続き南沢通りの拡幅に向けて取り組んでいけるよう、今後も一緒に頑張っていけたらなと思います。  次に、防犯・防災について再質問させていただきます。市内下里で発生した強盗殺人事件は12月2日に容疑者が逮捕されましたが、事件後は地域にも不安が広がりました。私としては、犯罪抑止の観点から防犯カメラの設置をぜひ市にも進めていってほしいとの思いがあります。現在、市としては通学路防犯カメラの設置を進めていますが、第2回定例会で通学路の安全確保について質問を行った際に、既に設置されている各小学校5台ずつの防犯カメラのほかに、今年度8カ所の通学路防犯カメラの設置を進めるとの答弁がありました。その進捗状況について伺います。 66 ◯議長(富田竜馬君) 学務課長。 67 ◯学務課長(白土和巳君) 今年度設置を予定している通学路防犯カメラについての御質問でございます。  昨年、新潟県で起きた児童の下校中の痛ましい事件などを背景に、国が定めた通学路における緊急合同点検等実施要領に沿って、防犯上の観点から関係機関とともに通学路の緊急合同点検を実施いたしました。  この点検につきましては、防犯上の観点から特に危険性があり、早急な対策が必要となる場所を抽出した上で実施し、点検箇所は市内全域で44カ所でした。その対策を検討した結果、このうちの8カ所につきまして、必要とされる対策は防犯カメラの設置であると判断いたしまして、今年度に設置作業を行っているものでございます。  防犯カメラの設置につきましては、既に契約を済ませておりまして、現在はその設置に向けた手続等を行っているところでございます。実際にその8台の防犯カメラが設置され、稼働を開始するのは年度末を予定してございます。  以上でございます。 68 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 69 ◯20番(引間太一君) 要望といたしまして、今年度設置を進めている通学路防犯カメラについては、昨年度の緊急点検を踏まえ、防犯上の観点から選ばれた8カ所に年度末には設置されるとのことでした。防犯上の観点から選ばれた箇所への設置ということからも、犯罪抑止の効果を期待しております。  私は、下里のような事件を抑止するためにも、防犯カメラの設置を市でぜひ進めていってほしいと考えております。地域防犯の一助となるような防犯カメラ設置の仕組みについて、ぜひ御検討いただければと思います。  また、避難所の段階的な開設ですが、こちらも要望です。段階的にではなく、詳しく言えば、雨風が強くなってからではなく、今回開設した場所を実証のもとに、全てを一斉に開設していただけたらなと思います。なぜ一斉にしてほしいかといいますと、他市では、雨風が非常に強くなってから避難した人が、川に流されてしまったり、土砂崩れに巻き込まれてしまったりと放送されておりました。人によっては、開設したから行くなど、災害に遭うリスクが増してしまう意識的に危険な選択を促すようなことにもなりかねないと考えておりますので、ぜひ御検討いただければと思います。  最後に、防犯用の笛の配布状況について再質問させてください。ここ数年は、民間企業からの寄贈により小学校の新入学児童に防犯笛を配布しているということですが、なくしてしまったり壊れてしまったりで、既に防犯笛を持っていない児童が多いと思われます。最近は市内で重大事件が発生しました。市内全児童・全生徒がこのような防犯笛を携帯していれば、いざというときに助けを求めることができます。市の予算で全てそろえることは財政上困難であると考えます。そこで、一般論で伺います。市内の企業などから地域貢献活動の一環として防犯笛を寄贈してもらった場合、教育委員会としては市内全児童・全生徒に配布していただくことはできるのでしょうか、伺います。 70 ◯議長(富田竜馬君) 教育総務課長。 71 ◯教育総務課長(佐川公行君) 防犯笛の配布についてでございます。  仮に市内の企業から地域貢献活動の一環として防犯笛を寄贈していただいた場合は、全児童・全生徒に配布することは可能でございます。  以上でございます。 72 ◯議長(富田竜馬君) 引間議員。 73 ◯20番(引間太一君) 先ほども申し上げましたが、最近は市内で重大事件が発生しております。子どもたちの安全・安心のためにも防犯笛を携帯したほうがいいと私は思います。財政が厳しい中で何ができるのかを教育委員会としても考えていただき、現在寄贈していただいている企業に、市内全児童・全生徒に対象を広げる提案などをしていただけるよう働きかけしていただけたらなと思います。  また、市の財政も厳しい現状がございますが、予算が、意味のあるもの、人の命を救うことにつながることに使われていったら、ものすごく幸せです。あくまでも私個人の思いとして聞いてください。  以上で私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 74 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって引間議員の一般質問を終了します。   ─────── ◇ ─────── 75 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩いたします。  再開、午前10時40分。       午前10時22分休憩       午前10時40分開議 76 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 77 ◯議長(富田竜馬君) 次に、「東久留米史上最悪予算直前。市長・行政・議会に危機感はあるのか。」と題して、宮川豊史議員から行います。  宮川議員。     〔11番(宮川豊史君)登壇〕 78 ◯11番(宮川豊史君) 民営化を進め、公務員を減らし、借金を返す。将来の子どもたちにこれ以上、借金を残さない、負担をかけない、ツケを回さない、課題を先送りしない。東久留米市議会誰よりも改革派、何があっても絶対に負けない、くじけない、諦めない、無党派無所属・100%市民派、宮川豊史です。  安倍晋三内閣総理大臣の総理在任期間が、桂太郎を抜いて歴代1位となりました。本来であれば記念すべき出来事ではありますが、現在、国会において桜を見る会にまつわるさまざまな問題が発覚しており、とてもお祝いできるような雰囲気ではないことは何とも皮肉なものです。これも長期政権がゆえの弊害であり、長く総理の座にいることによるおごりだと言えます。与党である自民党や公明党の中にも疑問を感じる人はいたはずですが、それを口に出すことができない。日本の民主主義・議会政治が機能していないわけですから、極めて危険な状態です。  桜を見る会に対する私の考えはというと、あえて言わなくてもわかると思いますが、即刻廃止です。そもそも、このような事業に税金を使っていること自体が間違っています。桜を見る会の予算額は約1770万円が計上されていますが、昨年度は約5200万円も支出されています。財政が厳しい、お金がないから消費税を10%に引き上げておきながら、このような税金の使い方をする、予算額を3倍も使うようなことを行うなど、とても理解はできません。国民が気づきにくいところでこのような税金の使い方をしていることに、私は強い憤りを感じます。国会において徹底追及されることを望んでおります。  さて、総理在任期間としては安倍首相が歴代1位となりましたが、国会議員としての勤続年数がこれまでで最も長い人物は誰か、ご存じでしょうか。憲政の神様、尾崎行雄です。1890年の第1回衆議院議員選挙において、尾崎行雄は31歳で初当選を果たし、その後、25回連続で当選し続け、94歳の1953年までの63年間、国会議員を続けました。これは、日本だけでなく世界でも最長記録だそうです。  では、尾崎行雄は一体何をした人物か。まず、大正時代初めの元祖憲政擁護運動によって、先ほど名前を挙げたこれまでの総理在任期間歴代1位の桂太郎をその総理の座から引きずりおろした張本人です。そして、第2次護憲運動によって、大正末期から昭和の初期にかけて政党から総理大臣を輩出するという政党内閣時代を築きました。また、普通選挙の実施にも大きく貢献しました。  尾崎行雄は、納得できないことがあると、相手が誰であろうと、たとえ目上の人物であっても黙っていられないタイプの人物であったそうです。政治献金は一切受け取らず、清廉潔白としても知られていました。その一方で、人から借りたお金はなかなか返さなかったようで、本当に清廉潔白だったのかどうかは疑問が残ります。  その点、私、宮川豊史は、政治献金を受け取らないだけでなく、借金も一切ございません。  私が尾崎行雄を最も高く評価する点は、軍国主義と藩閥政治に言論という武器だけで徹底的に闘ったことです。当時の選挙は今とは違い、お金だけでなく、本当の実弾が飛んでくる戦争そのもの、まさに命がけでした。尾崎行雄は、みずからの命を顧みず、軍国主義を激しく批判し、軍縮を主張し続けたことは、心の底から尊敬できる点だと思います。  尾崎行雄は、議員生活の後半30年間は、政党から離脱し、無所属の議員として活動しました。軍国主義に屈することなく、自分の主張を貫くためには無所属になるしかなかったのかもしれません。よく「政治の世界は、政党に所属しないと一人では何もできない」と言う人がいますが、一人で何もできない人物は、政党に入っても、大きな組織に入っても何もできないと私は考えています。  尾崎行雄は言います。「人生の本舞台は将来にあり」。政治家である以上、常に将来のことを考え、発言し、判断し、行動しなければいけないということです。
     私は今、東久留米市の財政状況に誰よりも危機感を抱いています。なぜなら、ふえ続ける歳出を誰も抑えられなくなってしまっているからです。このまま歳出がふえ続ければ、財政危機に陥るのは確実です。それがわかっているのか、わかっていないのか、行政からも、議会からも、そのような危機感・緊張感は全く感じられません。  東久留米市が再び財政危機となれば、苦しむのは誰か。それは将来の市民の皆さんです。それだけは絶対に避けなければいけない。それこそが、一度、財政危機を経験した私たちに課せられた最大の使命だと考えます。今、自分たちが将来のために何ができるのか、子どもたちに対して堂々と胸を張って自慢できるまちづくりをしているのか、皆さん一人一人が自分自身に問いかけていただきたいと思います。  それでは、きょうよりあす、現在より未来のために、一般質問させていただきます。  (1)令和2年度予算編成。現段階での歳出と歳入の乖離は幾らか。  (2)借金返済。プライマリーバランスを維持する考えはあるか。  (3)職員給与。地域手当について。  (4)公共施設マネジメントの検討状況について。  (5)デマンド型交通の契約について。  (6)生涯学習センターの大規模改修について。  (7)市長交際費と、(8)市長車の廃止について伺います。  以上で私の壇上での質問を終わります。御答弁に応じて自席で再質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 79 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 80 ◯企画経営室長(土屋健治君) 初めに、1点目の令和2年度予算編成について、現段階での歳入・歳出の乖離についてでございます。  現在、予算編成過程の中で各部からの予算要求を財政担当で精査し、今後、理事者ヒアリング等を経て、さらに精査していく段階であります。また、例年、年末にかけて国からの各種交付金や各事業の情報の更新による変更等もあり、歳入・歳出それぞれの金額に関しては日々刻々と動いてまいります。こうした中でございますので、金額などは今お示しすべき段階ではないと考えております。  当市の財政状況につきましては、決算における参考資料や財政分析、翌年度へ向けた予算編成についての基本方針などにより、情報発信・情報共有に努めているところでございます。  令和2年度の予算編成においては、市の財政状況として、平成30年度決算において経常的経費が増加し、経常収支比率が前年度より1.3ポイント上昇となり、財政構造の弾力性が硬直傾向となっていることや財政調整基金を繰り入れたことにより、結果として基金残高が減少したことなどから、予算編成においても引き続き厳しいものになるものと考えております。  こうした中、職員一人一人がこの令和2年度予算編成の厳しさをよく認識して、英知を結集するとともに、各所管においては見直しを必要とする事業がないか、必要な財源の捻出を厳しく検討し、基本方針に沿って予算見積書を作成することとした予算編成方針を全庁にお示ししております。こうした予算編成の基本方針のもと、現在、予算編成作業を進めているところでございます。  続きまして、2点目の借金返済についてでございます。  これまで、「財政健全経営に関する基本方針」において、基礎的財政収支を通じた財政規律の保持について方向性をお示しし、地方交付税の振りかえ措置である臨時財政対策債の借り入れを行う中で、普通建設事業債を抑制するなどしてプライマリーバランスの保持に努めてまいりました。  平成29年度には財政健全経営計画実行プランを改訂し、財政運営と今後の施設保全に鑑み、ここ数年の普通建設事業債償還元金の推移を勘案した上で、普通建設事業債の発行に当たってのルールとして、原則として10億円を上回らない範囲で活用していくこととしたものであります。  一方で、起債は将来に負担を生ずるものでありますことから、普通建設事業債による老朽化対策についても、事業内容の精査や補助金の活用を図るなど、引き続き抑制に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 81 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 82 ◯総務部長(佐々木弘治君) 続きまして3点目、職員給与に関しまして、地域手当についてでございます。  本市の級地区分につきましては近隣市と比べ著しく低いことから、職員地域手当につきましては近隣市と比較し約10%程度も低く抑えられ、多摩26市の中でも著しく低い状況にあります。また、介護保険や障害者福祉、保育などの行政サービスの提供に係る報酬等の算定に当たって、級地区分をもとにした地域区分が設定されておりますが、本市は近隣市と比べ級地区分が著しく低いことから、経過措置等を講じられ、近隣市と同程度となる支給割合まで高める地域区分が設定されております。これにより上乗せ分の一般財源負担も発生しており、社会保障関係経費の増加とともにその負担が年々重くなってきていると認識しております。  こうした状況を踏まえ、これまで国や東京都に対し、本市に特化した課題や影響による窮状を申し伝え、近隣市と同程度の市民サービスを提供していくための支援等を求めてまいりましたが、今年度の人事院勧告におきましても支給割合の見直しが図られなかったことを受けまして、本年11月、総務副大臣並びに人事院事務総長に直接お会いし、市長より再度の是正要望を行うとともに、後日、総務省の担当部署へも、副市長、そして担当が本市の窮状を申し伝えてまいりました。  また、関係団体との協議につきましては、昨年度と同様に国基準を念頭に申し入れを行い、協議を進めてまいりましたが、最終的には現行の支給割合とすることで労使合意に至ったところでございます。  今後も、国の動向に十分注視しながら是正要望を継続していく考えでございます。  また、東京都行政部市町村課へも、引き続き、総務省とのヒアリングなどの機会を通じ、本市の窮状をお伝えいただくようお願いをしてまいります。  以上でございます。 83 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 84 ◯企画経営室長(土屋健治君) 4点目の公共施設マネジメントについてでございます。  北部・北西部地域の公共施設機能のあり方の検討につきましては、現在、公共施設マネジメント推進委員会の下部組織として2つの公共施設マネジメント推進部会を設置しております。第1部会としては北部地域について、第2部会としては北西部地域についての公共施設のあり方について、それぞれ検討を行っております。  公共施設マネジメント推進部会は、公共施設マネジメント推進委員会からそれぞれ検討内容が指示されており、推進部会はその指示に従って検討・調査を行い、結果を報告する予定でございます。  第1部会は、北部地域の公共施設機能のあり方として、子育て支援機能の充実を図るために、複合的な機能を有する施設整備をイメージして検討することになっております。施設機能としては、子育て支援機能、コミュニティ機能、老人福祉機能、防災備蓄機能等について、地域における必要性等を検証しつつ検討を進めてきております。  第2部会は、下里小学校閉校後の跡利用についての検討が主な内容であり、既存施設の集約化や統廃合など、公共施設マネジメントの視点による施設機能の再編成を検討することとしております。検討する施設機能につきましては、生涯学習機能や選挙事務関連機能、コミュニティ機能、防災備蓄機能等、多岐にわたっており、部会員も総勢13名の規模となっております。  両部会はそれぞれに開催・検討を進めており、来年度初めごろには公共施設マネジメント推進委員会への報告を行いたいと考えております。  その後、部会報告については、公共施設マネジメント推進委員会にて確認・検討し、方針の素案を策定することとなります。また、最終的な方針決定までの間には市民の方への説明等を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 85 ◯議長(富田竜馬君) 都市建設部長。 86 ◯都市建設部長(小原延之君) 5点目、東久留米市デマンド型交通の実験運行開始に向けた進捗についてお答えいたします。  令和2年3月からの東久留米市デマンド型交通の実験運行開始に向けた輸送サービスの運行主体を選定するため、公募型プロポーザル方式による手続を進め、プレゼンテーションを実施した上で、11月28日に優先交渉権者を特定いたしました。なお、審査結果及び特定された優先交渉権者の名称、代表者名、住所などについては市ホームページで公表しておりますが、優先交渉権者は市内に営業所があり、一般乗用旅客自動車運送事業、一般乗合旅客自動車運送事業、特定旅客自動車運送事業を展開している事業者でございます。  現在は、優先交渉権者と運行期間を令和7年3月31日までとした運行業務委託の契約締結に向け、詳細な仕様書などの作成を進めております。引き続き、本年8月に策定した東久留米市デマンド型交通運行計画(実験運行)に示されたスケジュールに沿い、令和2年2月からの利用登録申請の受け付け、令和2年3月からの実験運行開始へと取り組みを進めてまいります。  以上でございます。 87 ◯議長(富田竜馬君) 教育部長。 88 ◯教育部長(森山義雄君) 6点目、生涯学習センター大規模改修工事についてでございます。  生涯学習センターにつきましては、公共施設等総合管理計画において、施設保全計画に基づき、令和元年度からの生涯学習センター大規模改修工事を予定しておりましたが、現行の指定管理者の指定期間と施設改修計画との関係性や市制50周年記念式典の施行などを踏まえ、施設整備プログラムのローリングを図り、令和元年度は11月から3月までの期間でトイレの改修工事を行い、令和3年度、令和4年度に残る部分の大規模改修を実施することとしております。  この大規模改修を実施いたしますことで耐用年数が15年延伸され、標準耐用年数令和27年から目標耐用年数令和42年へと長寿命化が図れると聞き及んでおります。  以上でございます。 89 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 90 ◯企画経営室長(土屋健治君) 続きまして7点目、市長交際費についてでございます。  市長交際費は、市長または市長から指名を受けた特別職を含む市職員が、行政執行上の対外的活動において相手方に対する相応の儀礼行為を行い、また、東久留米市を代表し、外部と円滑な交際を行う上で有益と認められる場合に支出しております。  支出基準である東久留米市交際費運用基準の内容、社会通念上妥当と認められる範囲において、見直しを行いながら適正な執行に努めてきております。  続きまして8点目、市長車についてでございます。  市長の公務は広範にわたる中で、市長車の運用につきましては円滑な公務遂行に資するものであり、機動的な交通手段の確保や危機管理、安全の確保といった観点から、効率性を踏まえた上で使用してきておりますことからも、市長車につきましては必要なものであると考えております。  以上でございます。 91 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 92 ◯11番(宮川豊史君) 再質問に入る前に、先ほど壇上で触れた桜を見る会についてなんですけれども、マスコミの一部からは、「こんな小さいことで大騒ぎするのではなくて、国会でもっと議論すべきことがあるだろう」ということを言う人がいますが、税金を使う事業に、私は、大きい、小さいはないと思うんですよね。税金として本来使うべき事業でなければ、無駄遣いと思われるようなものであったり、不適切だと思うものであれば、それは大きい、小さいにかかわらずきちんと議論して、なくせるものはなくしていくというのが政治として当然の姿勢だと思っています。  ただ、この桜を見る会に関しては、安倍首相が始めたものではないですからね。吉田茂当時総理大臣の時代から始まっている歴史あるものなので、安倍首相一人の責任ではないかもしれませんが、ただ、安倍首相になってから予算額をふやしているわけですからね、ここは、私はね、言いわけできないと思いますよ。きちんと反省して、しかるべき責任をとらなければいけないということを言っておきます。  ちなみに、この桜を見る会約5000万円ね、東久留米市の一般会計予算でいうと大体幾らぐらいになるかというと、2万円、2万円ね。「それぐらいいいじゃないか」と言う人もいるかもしれないですけれど、2万円だから、いや、これくらいの税金使ったっていいよってことには私はならないと思うんですよね。2万円であろうとも不適切なものであれば、それは削減していかなければいけない。ましてや財政が厳しいというのであれば、なくせるものはなくしていかなければいけないし、一番は、この桜を見る会をなくしたって国民は何の不利益もないわけですから。誰も損しない。何の影響もない、国民サービス。むしろ、この桜を見る会をやっている間の2時間、新宿御苑に入れないわけですから、そっちのほうがよっぽど一般の国民には不利益ですよね。ですから、そういったものはきちんとなくしていくと。与党・野党とか関係なく、そこは国民の代表として、なくせるものはなくしていかなければいけないと、そういう意識は常に持っておくべきだろうと改めて述べさせていただきます。  それでは再質問に入りたいと思いますが、まず、現在、来年度の予算編成の真っ最中だと思いますが、本当、これまでで最も厳しい予算編成だと私は感じています。行政側が感じているかどうかわかりませんが、最も厳しいと感じています。  まず、そもそも、並木市長が就任した直後、最初に提案した平成26年度の一般会計予算は幾らだったかというと、約384億円ですよ。総額384億円。それが次の年、平成27年度は398億円。そして平成28年度には405億円と400億円を超えました。ここで私はこの400億円超えの予算に反対をいたしました。その最大の理由は、一度400億円を超えてしまうと、再びそれより下げるというのは本当に難しいんですよ。なので、400億円を超える前に本当はもっと徹底した改革に取り組んで、歳出削減の取り組みを行うべきだったんですけれども、実際、並木市長はそういうことを一切しませんでした。で、気づいたらどんどんどんどん歳出がふえていって、平成28年度400億円を超えて405億円になってしまった。一度400億円を超えたら、私は再び400億円を切るのは難しいと思っていましたが、実際どうなったかというと、平成29年度412億円、平成30年度は432億円ですよ。もうふえ続ける一方。全く抑えることができない。全く本当に自己制御不能の状態に陥っているから、私は危機的状況だと言っているわけです。  そこで、今年度は総額422億円と、昨年度に比べれば、432億円から比べれば一定抑えられました。一定努力をしたとは思いますが、ただね、そんなに喜べないのは、結局、生涯学習センターの大規模改修約10億円、こちらを計上しなかったんですよ。だから、確かに432億円に比べれば422億円、今年度は予算総額は減ったかもしれないけれども、決してそんなに高く評価できるものでもないし、ましてや、生涯学習センターの大規模改修の予算を計上しなかったのは、別に財政が厳しいから、歳出を抑えようとするから計上しなかったのではなくて、単に来年50周年事業をするから、そのために延期しただけでしょう。だから、全然財政のことを考えた上で歳出を抑えたわけではないわけですから、私はそんなに評価できるものではないと思っているわけです。  そして、ことしの3月に示された今年度予算一般会計総額422億円がこの12月議会を迎えてどうなっているかというと、もしここで補正予算が可決・成立すれば予算総額幾らになるか、446億円ですよ。446億円、この数字を見て、私は愕然としていますけれども、行政の皆さんの中にどれだけこの数字に危機感を抱いている、緊張感を持っている人がいるのかって、そこが甚だ疑問です。  これだけ大幅に歳出がふえてしまった最大の理由は幼児教育・保育の無償化ということで、国の事業がかかわっていることなので東久留米市の責任ではないのかもしれませんが、逆を言えば今後も続くことですよね。一時的に歳出がふえて446億円になっているわけではないんですよ。このまま今後もそれが引き継がれていく。この446億円のまま来年度予算編成になるということを考えると、それだけで本当にこれまでにない厳しい予算編成になるということはもう明らかなんですよね。今現段階で446億円ですからね。先ほど、幼児教育と保育の無償化は国の事業といいつつも、東久留米市の負担もあるわけです。1億円近く増えるわけですよ。だから当然、歳出の負担もふえてくる。さらに言えば、来年度になってまた新たにいろいろ行おうとする事業も出てくるわけです。この446億円という数字が減ることなく、また新たに、例えば図書館の大規模改修とかのってくるとなれば、本当にこれまでにない極めて膨大な予算総額になると。  それを私は危機的な状況だということを言っているわけですけれども、残念ながら、本当、並木市長からその危機感を全く感じられないんですよね。全く感じられない。何か示しましたか、自分の考えを。予算編成方針を、毎年同じ内容の予算編成方針を担当課に書かせていることが市長の責任ではないんですよ。私は今、これまでの並木市長になってからの予算総額の推移を話してきましたけれども、これまでにない状態ですよ、歳出の増加額が。そのことをきちんと市長から行政全体に対して、職員一人一人に対して、発信していますかと、そこなんです。そこが私は全く感じられないと。  全く感じられないだけでなく、そういった危機感・緊張感がない結果、今回の補正予算で何が出てきたかというと、50周年事業に関する予算約50万円が計上されているんですよね。本当に危機感があったら、もうそんな、50周年お祝いするなんて状況ではないですよ。先ほど言った安倍晋三の通算総理在任期間歴代1位、これは歴史に残る、本来であればすばらしいことであるはずなのに、こういった桜を見る会みたいな、長期政権のおごりがゆえの事件なので当然の結果かもしれませんけれども、こういうことが起きれば誰もお祝いする気分になんかなれませんよ。50周年だってそうですよ。私は、来年度予算は東久留米過去最大規模の予算になると思っていますけれども、まだ途中ですから、それは来年3月にまた改めてきちんと議論させていただきたいと思いますが、でも、それだけの危機感がある中で、50周年祝えるような雰囲気ではないにもかかわらず、いや、これはやります、50万円計上みたいな。先ほど、桜を見る会、東久留米市の予算に当てれば2万円だと。たったそれだけかと思った人いるかもしれませんけれども、50周年記念事業の準備だけで50万円。ここなんですよ、私が問いたいのは。財政感覚。50万円という数字を見て、あ、これくらいいいよねって思うのか、こんな金額を計上するのかと思うかどうかで財政の認識が問われていくわけですから、そういった発信がまず市長からなされていないから、こういった予算が平気で出てくると。  ましてや、50周年記念事業ってまだ検討中でしょう。まとまってないでしょう。まとまってないにもかかわらず、もう先にこれはやってしまいますみたいなね、これも全く理解できないんですけれども、これ、例えですが、そういった緊張感・危機感のなさがこういった部分に出てくるんですよ。  市長、本当に現在の東久留米市の財政に危機感を抱いているんですか。まずそこから伺います。 93 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 94 ◯市長(並木克巳君) 議員からはこれまでも、財政に対する、また市の将来に対するさまざまな見解を述べられ、また、私としての考えというものを質問され、私としてもお答えをさせていただいております。  この予算編成に関しましては、市長就任して毎年度毎年度、本当に厳しい状況であるというふうに考えておりますし、毎回毎回、これは本当に厳しい予算編成だなというふうに感じながら進めさせていただいております。しかし、最悪だというような文言がございましたけれども、今あるこの状況の中で最善を尽くし予算編成をさせていただいてきたというふうに私は思っておりますし、そういった中で議会の皆様に予算を提案させていただいているというふうに思っております。  今、財政に関しましてお話がありました。どのような背景があって膨らんできたのかということでありますけれども、議員もみずから御発言もありました、子育て支援であったり、社会保障関係経費、こういったものが本当に膨らんできているというものが大きな原因でもありますし、今まで進めてこなかった施設の更新というものが一気に始まってきているということもこの原因であります。これが逆に、もしこういった部分をしなければ、将来に向けての施設の維持というのもできませんし、国のほうが示しております子育ての支援であったり、また、高齢化はどんどん進んでまいりますから、そういったものに対する対策というものをやらないということは判断としてはあり得ないわけでありますから、そういったものを実現しつつ今この予算の中で抑えているということも、逆に言えば努力の中の一つではないかなというふうに思っております。  与えられている環境の中で、民間の力をおかりしたり、国・都の補助を一生懸命探し出して児童館等もつくってまいりました。また、民間の企業、特にUR、また国とも連携をしながら、上の原の事業というものも最小限の支出で実現をしてきたというのが私どもの今までの経緯でございます。これは将来を全く考えてないわけでなく、議員もおっしゃいます人口減少、また、将来にわたって大変財政のフレームも厳しくなっていく中で、やはり将来に向けて発展的な要素というのもつくっていかなくていけないという部分はこういった中で入れさせていただいておりますし、厳しいからこそやらなければならないこと、知恵を使いながら進めさせていただいたというのが、今お示しさせていただいている予算ではないかなというふうに思っております。 95 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 96 ◯11番(宮川豊史君) 結局ね、これまで何度も言っていますけれども、並木市長は口では財政は厳しいと言いながら、具体的にその取り組みがないことが私は問題だと言っているわけですよ。そういった、市長が危機感・緊張感がないから、それが行政全体にも、一人一人の職員にも伝わっていないということが問題だと言っています。  さらに、私は本当に毎回怒りを感じて、市長の答弁に納得できないのが、結局いつも、あれが必要だ、これが必要だ、そればっかりですよ。では、何なら削減できるんですか。必要なものばっかり言うのではなくて、きちんと、これはやりますけれども、こういったものはなくしていきます、削減していきますって、そういうのが一切ないではないですか。だから歳出がどんどんふえていくんですよ。わかりますよ、必要な事業がさまざまあるのはわかりますけれども、その一方で歳出がふえ続けているわけだから、こういったものは見直していきましょう、なくしていきましょう、削減していきましょうと、それが全くないではないですか。これまでもずっと議論してきましたけれども、私はそこを問うているわけですから。歳出削減を伴う改革の具体策ありますかって、そういう質問をずっとしているでしょう。それに対して並木市長は何て答えているかというと、いや、あれも必要だ、これも必要だ、そういう答弁しか出てこない。そこが今の東久留米市の危機感のなさに直結していると私は考えています。  あと、これから答弁する行政の職員の皆さんに言っておきますけれども、私、今回の質問、ただ8項目だーっと並べただけではないですからね。全てが、一つ一つの全てが来年度予算の賛否に直結するものを掲げていますから、いいですよ、やりたくない、できないという答弁ばかりでも構いませんけれども、そういうことではとても並木市政支持できませんし、その市長が提案する予算なんか認められないということだけは言っておきたいと思います。  具体的に予算編成の話に続きますけれども、歳出がどんどんふえている、これまでにない厳しい予算編成になると私は思っていますけれども、さらにその一つの要因が財政調整基金ですよ。これもまだ補正予算が成立していませんので、まだ確定ではないですけれども、仮にこの議会で補正予算が可決・成立されれば、財政調整基金残高幾らになるのか。約27億円ですよ。27億円、別にまだあるではないかと思うかもしれませんが、もし並木市長が示した考え、財政調整基金20億円は常に維持するという考えを本気で守れば、7億円しか使えないんですからね。そういうことですね。改めて伺います。ただ、仮の話になりますけれどもね。財政調整基金残高、だいぶ減ってきているけれども、どんなに予算編成が厳しくても残額が20億円を切ることがないような財政調整基金の投入の仕方の予算編成を行うのか伺いたいと思います。 97 ◯議長(富田竜馬君) 財政課長。 98 ◯財政課長(功刀隆君) 財政調整基金の投入という御質問についてでございます。  来年度予算における財政調整基金繰入金につきましては、予算編成の最終段階での財源調整が必要な額などによるものと考えてございます。先ほど企画経営室長が御答弁いたしましたように、現段階では言及できる状況にございませんが、「財政健全経営に関する基本方針」では、「財政調整基金の水準、運用として、標準財政規模の10%相当を基準とし、経常的に20億円確保するとともに、経常経費に投入しない市政運営を目指す」としてございますので、その考え方は前提となってくるものと考えてございます。  以上でございます。 99 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 100 ◯11番(宮川豊史君) この点は明確に答えていただきたいんですよ。これまでも20億円という数字を言っているわけだから。今回の来年度予算編成、どんなに厳しくなっても財政調整基金の残高は20億円を維持するんですか。 101 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 102 ◯企画経営室長(土屋健治君) ただいま担当課長のほうで御答弁させていただいております。予算編成においては、こうした考え方を基本に進めていきたいというふうに考えてございます。 103 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 104 ◯11番(宮川豊史君) 次に、今度は借金返済のプライマリーバランスのほうですけれども、基金は維持すると。でも、プライマリーバランスは維持しないと。私は、この考えが全く矛盾していて、全く理解できないんです。本来、逆でしょう。借金を減らす、プライマリーバランスを維持するほうが優先されて、そのために基金を活用する、それは誰もが納得しますよ。誰もが納得する。逆なんですよ。基金を維持することを前提、そのためにプライマリーバランスが維持されなくても構わないって、めちゃくちゃな予算編成ではないですか。そこが問題だと言っているわけですよ。明らかに矛盾していますよね、これは。おかしいんです、今の考え方が。基金20億なんて、別に20億守ったから財政がいいとか、よくないとか、全然関係ないですからね。だけど、プライマリーバランスを維持すれば、それは借金総額は減っていくわけですから、将来に対する負担の軽減につながる。明らかにプライマリーバランスを維持することのほうが私は優先すべき課題だと考えているんですが、今、並木市政が行っている予算編成はその逆ですよね。そういうことでは私はとてもそのような予算を認められませんが、いかがですか。 105 ◯議長(富田竜馬君) 財政課長。 106 ◯財政課長(功刀隆君) 基金の活用を優先してということについてでございます。  公共施設の老朽化対策については、当市にとっても非常に重要な課題であると認識してございます。また、現在の起債につきましては臨時財政対策債が大きな部分を占めており、毎年の公債費は減少傾向となってございます。こうした中、ここ数年の普通建設事業債の償還元金の推移を勘案させていただいて、原則として10億円を上回らない範囲で活用していくということを実行プランにも掲載させていただいた経緯がございます。  一方、当市の基金残高は昨年度の決算の状況を見ても減少しておりまして、特定目的基金においては、市民1人当たりの残高が都内多摩26市中25番目という水準にございます。  こうした中、歳入では、国・東京都の交付金・補助金を初め、特定財源、基金の活用など、歳出では大規模改修の事業内容の精査などにより、可能な限り地方債の発行について抑制すべく努力をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 107 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 108 ◯11番(宮川豊史君) これもね、極めて重大な問題なので、私は改めてもう一回聞きますけれども、私が伺いたいのは、現在行っている来年度の予算編成においてプライマリーバランスを絶対維持するという考えは持っていませんよねって、そこを伺いたいわけですよ。いかがですか。 109 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 110 ◯企画経営室長(土屋健治君) ただいま財政課長のほうから御答弁させていただいているとおり、普通建設事業債、これの借り入れにつきましては、公共施設の老朽化対策、これは各年度平準化を図りながら随時進めていくということで施設整備プログラムをつくって取り組んできているところがございます。こうした事業を実施していくのには、やはり普通建設事業債の活用といったところはやっていかないと予算編成上やっぱり厳しい部分がございます。そうした中で、一定の財政規律、こういったような制限等もつくりながら、将来への負担についても十分考慮した中で運用させていただきたいというふうに考えてございます。 111 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。
    112 ◯11番(宮川豊史君) 長々と答弁しましたけれども、結局そういう考え、プライマリーバランスを絶対維持するという考えがないのに、そんな予算、認められるわけないではないですか。それだけは言っておきます。  あと、本当にまだまだ課題だらけなんですけれども、今度は職員給与の地域手当に関してですよ。今回、議案出されましたけれども、職員給与に関しては、東京都の都表に準拠しているわけですから、そこは異議はないところではありますけれども、結局ね、地域手当の課題、今回も解決できなかった。私は、6%、10%がどうこうではなくて、市長は6%って組合に提示したにもかかわらず、それが実現できなかったわけですから、そこに政治的な責任があるわけですよ。そのことに対する謝罪も政治的責任も一切とらず、これを認めてほしいなんて言ったって、それはとても認められませんよ。  ましてや、組合交渉、市長出席しましたか。本当に本気で6%をお願いするんだったら、自分が出席してお願いしなければいけないのではないですか。いかがですか。出席したんですか。 113 ◯議長(富田竜馬君) 総務部長。 114 ◯総務部長(佐々木弘治君) 関係団体との交渉の経過というところでちょっと御説明させていただきますが……(「経過を聞いているんじゃない」の声あり)基本的には……(「時間ないので、議長、注意してよ」の声あり) 115 ◯議長(富田竜馬君) 出席したか、してないか。 116 ◯総務部長(佐々木弘治君) 理事者として副市長には最終的には出席いただきましたが、市長には出席はいただいておりません。  以上でございます。 117 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 118 ◯11番(宮川豊史君) 市長、それではね、本当ね、相手側に気持ちなんか伝わりませんよ。市長が本気でやる気がないということはわかっていますけれども、そんなんだったら、6%提示して組合交渉するだけ時間の無駄ではないですか。そういった部分も財政の危機感がないということですよ。人手だってただではないんですからね。本気で下げる気がない、出席してまでお願いする気がないわけですから、私は極めて市長の責任というのは重いと思いますし、実際6%にできなかったことによるペナルティー、交付税削減額はもう8600万円と出ているわけですから、それだけ、責任だけではなくて重い金額を市長は背負っているにもかかわらず、本気でやろうとしない。それはとても認められないということを言っておきます。  あと、デマンド型交通なんですけれど、公共施設マネジメントと生涯学習センターの関係は最後に回しまして、デマンド型交通、これまで私、反対してきておりますけれども、とにかくその一つの要因って、実験運行なのに5年契約と。それだけは、私ね、見直してほしいと思うんですけれども、いかがですか。 119 ◯議長(富田竜馬君) 道路計画課長。 120 ◯道路計画課長(武内浩司君) 東久留米市デマンド型交通の実験運行、こちらにつきましては、平成28年11月に庁内検討プロジェクトチームより8つの提言によって示された方向性を尊重し、短期的な施策として5年間の実験運行を実施するものでございます。  新たな交通手段として、市域全体を走り出すものであることから、途中で中断することなく、5年間の実験運行を継続する中で利用実績や意向把握に努めた上で、よりよいデマンド型交通にしてまいります。  以上でございます。 121 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 122 ◯11番(宮川豊史君) これも市長に伺いますけれども、財政的な危機感がないというのはこういう点でもあるわけですよ。5年契約ですからね、年間約3000万円、5年間で1億5000万円。5年契約でやるということは、財政がどういうことになったって5年間はやるということですからね。そういうことなんですか。私は、実験運行であれば何も5年契約する必要ないと思っているわけですよ。そもそも反対ではありますけれども、でも、実験運行なんですから。それで5年で1億5000万。並木市長の任期を超えてしまうわけですけれどもね。それもおかしな話なんですけれども、どんなに東久留米市の財政状況が厳しくなっても、このデマンド型交通は5年間は続けるということなんですか、市長。 123 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 124 ◯市長(並木克巳君) どんなに東久留米市の財政が厳しくなってもという言葉を受けて判断するということではありませんけれども、この実験運行というものは、これまでも計画の中でお示ししてきました。また、今、担当もお答えさせていただきました。そういった背景の中でこれは進めていくという考えであります。また、本当に今必要な交通の足という部分において、当市としてさまざまな議論を踏まえた中で、財政的なことも踏まえてこのシステムに行き着いているというふうに私は考えているところであります。 125 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 126 ◯11番(宮川豊史君) 東久留米市の現在の財政状況が本当に危機的だと思うのであれば、5年間も歳出を拘束するようなこんな契約はすべきではないということは改めて言っておきます。  そして結局、並木市長は歳出削減につながるようなことは一切やってないわけですよ。一切やってない。だから私は、それなら市長みずからが判断できる市長交際費、市長の車、市長公用車、これらを廃止すべきではないですかという、そういう質問につながるわけですよ。いいですよ、ほかに削減できるものがあれば言ってください。ないから、何も市長は削減の取り組みをしないから、それならば市長交際費廃止、市長の車を廃止して、少しでも歳出削減につなげる、東久留米市の財政効果につながるような取り組みをすべきではないですかということなわけですよ。市長、わかっていますか、私の言っていることが。  だから、いいんですよ、市長が、いや、そこまで東久留米市の財政は厳しくありませんと、危機的状況ではありませんというのであれば、市長交際費もどんどん使ってください。市長の車もどんどん使ってくださいよ。私はそうではないのではないですかって聞いているわけですから。市長の現在の東久留米市の財政状況に対する危機認識を聞いているわけだから、そこはね、誠実に答えてくださいよ。これまでの答弁だったらね、何一つ感じないどころか、本当に東久留米市の財政どうなってもいいんですかと思わざるを得ない。それだけ将来に対する重い責任を感じているんですか。市長、それが市長の立場なわけですから。全く感じませんからね、今までの答弁では。いいんですか、そういうことで。市長交際費、これまでどおり使う。市長の車、年間900万円、これまでどおり使いたいだけ乗る。それで、東久留米市の市長として、現在の東久留米市の財政が厳しい、危機的状況にあると言えるんですかと、そこを伺いたいと思います。 127 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 128 ◯市長(並木克巳君) まず1点出されております市長交際費に関しまして、議員のおっしゃられる部分ではどんどん使うというような表現がございましたけれども、私も任期中に私として交際費の額に関しましては既に見直しをしております。そういった背景もございます。また、先ほど、この交際費の有用性という部分に関しましては担当のほうからもお答えさせていただいたとおりでありますので、この中での活用というものを進めていくという考えであります。  また、再三、市長車については議員から御提案をされておりますけれども、これは本当に私自身の公務量と比例する部分でありますから、そういったものを削減していくということになれば、そういったことも考え得ると思いますけれども、今、委託をして進めさせていただいているというのも、過去から比べれば市長車の経費の削減というものも一定図っているということでありますので、これは円滑な公務遂行を行う中で利用させていただき、機動的な交通手段の確保や危機管理、安全の確保といった観点から、今後も効率性を踏まえた上で使用させていただくというふうに考えております。 129 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 130 ◯11番(宮川豊史君) 私の質問の意図が全く市長に伝わってなくて本当に残念で仕方ないんですけれども、私、具体的な市長交際費の内容とか車の内容を聞いているわけではないんですよ。市長の財政に対する危機意識が、行政全体、職員一人一人にそれでは伝わらないですよということを言っているわけですから。ましてや議会にも全く伝わっていませんよ。そういうことが問題だと言っているわけですから。市長がその程度の危機認識であれば仕方ないですけれども、このままでは私は、東久留米市の歳出はふえる一方で、財政破綻への道まっしぐらだと、それだけの危機認識を持っているということだけは改めて述べておきます。  あと、すみません、生涯学習センターに関して、今回、指定管理者、新たな議案が出て、これまでの事業者がまた今後継続ということですけれども、1つ伺いたいのが、これまでもずっと出ていたのがネーミングライツの件なんですよね。少しでもそういったもので財源確保できるのがあれば、それはネーミングライツ、売却すべきではないかと。スポーツセンターはそれをやっているわけですからね。生涯学習センターの名称を売却することによって、変更することによって、それで市の収入につながるのであれば、積極的に行うべきであるし、ましてや、大規模改修するのであれば、なおさら大きなチャンスなんですけれども、そのネーミングライツについてどのような考えかを伺いたいと思います。 131 ◯議長(富田竜馬君) 生涯学習課長。 132 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 生涯学習センターのネーミングライツに関するお問い合わせに御答弁させていただきます。  今回の指定管理者の選定に当たりましてネーミングライツの購入に関しての提案を求めたところ、事業者からは、現在の愛称である「まろにえホール」が市民に浸透しており、引き続きこの愛称を活用していきたいというところでございました。引き続き、ネーミングライツの可能性については検討してまいりたいと考えてございます。 133 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 134 ◯11番(宮川豊史君) 最後に、公共施設マネジメントとこの生涯学習センターとあわせて伺いたいのが、これまでも何度も議会で取り上げておりますけれども、生涯学習センターと中央図書館の複合施設化ね、私はこれは行うべきという考えでこれまで質問させていただいておりますし、それに対して企画経営室長からはその考えは全くないという答弁ですけれど、改めてここで議論したいと思うんですが、企画経営室長、将来のことを考えてもっと議論していきましょうよ。今、お金かかるからできないって、そういうことではないんですよ。実際問題ね、では、大規模改修幾らかかるんですかと。これまで、当初10億程度と言われていましたけれども、それをはるかに超える額が、生涯学習センターと図書館、この2つを合わせると10億円をはるかに上回る大規模改修の経費となるわけですよ。それならば、将来を見据えて複合施設化の議論を始めましょうよ。  現在、現段階で「将来的な議論だ」って言っているかもしれないけれども、将来のことを議論するのが今なんですよ。物事を先送りしていいことなんて何もないですからね。だから私は、まず議論を始めましょうって言っているわけですから。ところが、企画経営室長はそれをする気は全くないって答弁なんですから、これまでね。まず議論を始めるところからいかがですか。 135 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長。 136 ◯企画経営室長(土屋健治君) 図書館と生涯学習センターの複合化というところでございます。  公共施設の総合管理計画、この中では、将来的にはこういった施設の複合化、更新の時期には複合化を視野に入れて検討していく必要があるというようなこともお示しさせていただいております。そういった意味では、将来に向けての当該施設、両施設とも近い位置というんですかね、敷地が接しているというような状況もございますので、そういったものも加味して将来的には検討していくことになろうかというふうには思いますけれども、現段階においては、とりあえず現在の老朽化の状況等も踏まえますと、ここの中では大規模改修というところをやった上で、その先に将来的に検討していく課題かなというふうには考えてございます。 137 ◯議長(富田竜馬君) 宮川議員。 138 ◯11番(宮川豊史君) 私と企画経営室長の決定的な考えの違いは、将来行うにしても、検討するのは今なんですよ。なのに、企画経営室長は将来検討課題だと。それだったら、そのさらに先になるではないですか。将来のことだから、今、検討するのではないですか。それを避けて、逃げて、やらない。その理由にはなりませんよ。将来であれば、では、何年後、10年後、20年後なのか、わかりませんけれども、何年後は複合施設化すると、そういう考えをまず定めて、そこに向けて議論なり、改修工事なり、準備を進めていけばいいではないですか。将来の課題であるけれども、検討するのも将来でいいなんていう理由にはなりませんよ。その答弁は私は撤回を求めますけれど、いかがですか。 139 ◯議長(富田竜馬君) 企画経営室長、時間がありませんので、簡潔にお願いします。 140 ◯企画経営室長(土屋健治君) すみません。将来といったところでございますけれども、その将来が20年後なのか、何年後なのか、30年後なのかというところは、今の段階で申し上げることも非常に難しいかなというふうにも思います。また、将来の段階でどういった施設需要があるのかというところは当然ながら変化してくることになるのかなというふうにも考えてございますので、現段階でさらに検討を進めていくというのは非常に難しい状況かなというふうに考えてございます。     (「終わります」の声あり) 141 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって宮川議員の一般質問を終了します。   ─────── ◇ ─────── 142 ◯議長(富田竜馬君) ここで休憩いたします。  再開、午後1時。       午前11時42分休憩       午後 1時00分開議 143 ◯副議長(島崎清二君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 144 ◯副議長(島崎清二君) 議長交代しました。  一般質問を続けます。  次に、「市行政について」、「教育行政について」と題して、中野淳子議員から行います。  中野議員。     〔6番(中野淳子君)登壇〕 145 ◯6番(中野淳子君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  私は、1期目の一般質問において文化政策について何度か伺いました。12年以上の時を経て、教育や福祉、産業政策や都市政策など、ほかの政策領域にまで至るものとなってきています。特に地域経済の活性化策として重要性を増してきていると言えます。また、例えば厚生労働省の「地域共生社会へ『交流』と『参加』の機会を創出 市町村の新事業」の骨子で、文化芸術活動は、多様な人々の出会いの場を創出し、その交流を通じて、新たな発想、気づき、価値が創出されるとして、参加支援との親和性が高いものと位置づけ、福祉政策に取り入れられています。  そこで、現在、東久留米において文化政策をどのように捉え、実践をしているのかお伺いします。  次に、動物愛護について伺います。  現在、犬や猫などの飼育数は、犬・猫だけで全国で推計1855万2000頭であると、一般社団法人ペットフード協会の調査で発表されています。動画サイトなどにも多く投稿され、人気となっています。  ペットを飼うことによる効用も認められ、人生のパートナーとして深いかかわりを持つようになっています。一方で、マナーの欠如によるふん放置や鳴き声など近隣住民とのトラブル及び飼い主のいない猫の問題、ペットショップにおける動物の不適切な管理などが社会問題となっております。  そこで、当市における動物愛護の考え方、担っている業務、行われている事業についてお伺いいたします。  孤独死防止対策と対応について。  ひとり暮らし、もしくは小家族の方が人知れず息を引き取ることを「孤独死」とメディアなどでは言われています。厚生労働省では、「孤立死」として、平成25年には孤立死防止対策の取り組みを全国の自治体に照会し、その中で先進的・先駆的事例をホームページで公表しています。自殺については、自殺対策基本法が施行され、数値目標なども設定して取り組んでいるものの、孤独死もしくは孤立死防止については明確な法整備や指針などがあるわけではありません。  そのような中ではありますが、当市における孤独死の対策と現状について伺います。  また、市内で亡くなられた身元のわからない方、行旅病人・死亡人取り扱い事業の現状をお伺いいたします。  私道について。  私の家のそばでいつも通っている道が大変荒れており、大穴があいております。穴があいてから随分時間がたっているのにもかかわらず、一向に補修される様子がなく、穴はますます大きくなっています。平行して通る道のほうもアスファルトが剥がれ、穴があいており、暗くなってから通り抜けるのは慎重にならざるを得ません。なぜこれほどまでになっていながら補修がされないのか伺ったところ、私道だからということでした。  これまでもほかの議員の方々が私道の補修を訴えられております。道があり、目的地がその先にあれば、市道か、私道か、はたまた都道か、意識することなく普通に通行するのではないでしょうか。では、この際、私は、なるべく私道を通らずに市役所に来てみようと、道路線認定網図を見てみました。私道だと思っていたところが実際は市道であったり、その逆もあったりで、改めて私道と市道の見た目での区別はつきにくいということを確認しました。  そこで、そもそも私道とはどのようなものと位置づけられ、また、どのような種類があるのでしょうか。  さらにまた、私道の管理はどのように行われるものなのかお伺いいたします。  最後に、学校教育の可能性について伺います。  思考力や表現力を重視する大学入試改革をにらみ、定期テストを廃止したり、ノートの持ち込みが許されている学校が出てきたということが報道されました。そのような動きがある一方で、学校教育はともすると画一的な印象があり、地域の実態に応じた特色ある教育活動が見えにくいとも言われています。子どもたち一人一人の個性を生かし、能力を十分に伸ばしていくためには、学校全体も創造的で柔軟なものであることが求められるのではないでしょうか。  そこで、東久留米市における特色のある教育活動の進捗状況についてお伺いいたします。  これで壇上での質問を終わります。御答弁を受けまして自席にて再質問させていただきます。 146 ◯副議長(島崎清二君) 教育部長。 147 ◯教育部長(森山義雄君) 初めに1点目、文化政策について、文化政策の実践についてでございます。  市の第4次長期総合計画の基本目標である「子どもの未来と文化をはぐくむまち」の中の基本的な施策「生涯学習の推進」の中に、基本的な事業として「生涯学習活動の充実」を掲げております。  生涯学習は、少子・高齢化の進む地域社会において、その活力の維持と発展にとって極めて大切であると考えております。学校で学んだことを学校だけで終わらせず、文化活動やスポーツ活動など卒業しても学び続けることのできる環境づくりは、地域の文化の発展に寄与することとなります。  市では、誰もが、いつでも、どこでも学習することができる、学習成果を生かすことができる生涯学習社会の構築を目指し、生涯学習の振興に取り組んでおります。  その中で生涯学習センターは生涯学習の中核として多くの市民に利用されているとともに、情報収集・提供、相談支援などの中心的な機能を果たしております。文化協会や指定管理者などと市民が連携し、行政にはそれを支援していく役割が求められると考えております。  以上でございます。 148 ◯副議長(島崎清二君) 環境安全部長。 149 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、市行政についての2点目、動物愛護につきましてお答えいたします。  動物愛護管理法では、全ての人が動物は命あるものであることを認識し、みだりに動物を虐待することのないようにするのみでなく、人間と動物がともに生きていける社会を目指し、動物の習性をよく知った上で適正に取り扱うことを定めております。  また、本法では、この目的の実現に向け、広く国民の間に動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるため、毎年9月20日から26日までを動物愛護週間とし、国及び地方公共団体で相互に連携を図りつつ、広報活動等を通じて普及啓発に努めることとなっております。  こうしたことから、本市では、本法律の趣旨に基づき、毎年9月の動物愛護週間と2月の計2回、ホームページ及び広報に飼育マナーとルールの確認を促す周知、ペットの終生飼養、身元の表示や猫の屋内飼育、繁殖の管理など、飼育マナーとルールの確認について周知を行っております。  本市が実施しております動物愛護の事業といたしましては、東京都の協力を得まして、都立六仙公園で開催される犬のしつけ方教室がございます。災害に備え、飼い主の指示で犬がゲージなどに入れるようにしつけを行うトレーニングを取り入れていただいております。  また、飼い主のいない猫の対策といたしましては、餌やりのルールについての周知や、動物愛護推進員や動物愛護団体の御協力のもと、飼い主のいない猫をこれ以上ふやさないよう、市民の方々に動物愛護精神の高揚を促す取り組みを進めております。  以上でございます。 150 ◯副議長(島崎清二君) 福祉保健部長。 151 ◯福祉保健部長(長澤孝仁君) 市行政についての3点目、孤独死防止対策と対応についてお答えいたします。  孤独死の現状は行政で全て把握することはできませんが、高齢者施策の担当所管といたしまして、高齢者が住み慣れた地域で安心した生活を継続するため、見守り、声かけ、安否確認といった視点から、介護福祉課ではみまもりネットワーク事業や配食サービス事業を実施し、福祉総務課では緊急通報システム事業や乳酸飲料配布事業を実施しております。加えて、民生委員等、地域のお力もおかりしまして、いつまでも安心して暮らせるまちづくりを進めているところでございます。  次に、行旅病人・死亡人取り扱い事業につきましては、市内で発見された死亡者が身元不明な場合は、行旅死亡人として官報に掲載し、国民に身元不明者の情報を求めるとともに、市で火葬し、埋葬いたしております。  また、死亡者の身元が判明して、生活保護受給者ではなく、親族が不明または葬祭を行うことが困難な場合は、墓地、埋葬等に関する法律に基づき、火葬等を市で行っております。費用につきましては、死亡者の現金遺産を充てることとなりますが、足りない場合は遺族に請求し、遺族がいない、または払えない場合は、東京都に費用弁償を求めております。  以上でございます。 152 ◯副議長(島崎清二君) 都市建設部長。 153 ◯都市建設部長(小原延之君) 市行政についての4点目、私道の3点の御質問につきまして順次お答えいたします。
     1点目の私道とはどのようなものかについてでございます。  私道とは、一般的には、国道、都道府県道、市町村道といった国や自治体が管理するいわゆる公道以外の、個人や企業などの私人が所有する道のことを私道と称しているものと理解をしております。  2点目の私道の種類についてでございます。  私道にはさまざまな形態があり、一概に申し上げることは難しいところもございますが、例えば私道の中で法的な位置づけのあるものといたしましては、建築基準法第42条第1項2号に規定する都市計画法による開発行為によって設置された道路、いわゆる開発道路や、同第5号に規定する土地を建物の敷地として利用するために築造する道路で、特定行政庁が指定する道、いわゆる位置指定道路などがございます。  最後に、3点目の私道の管理についてでございます。  こちらも一概に申し上げることはできませんが、一般的には、その道の所有者が管理しているものと存じております。  以上でございます。 154 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 155 ◯教育部参事(椿田克之君) 教育行政についての(1)学校教育の可能性について、特色ある教育活動の推進状況の御質問にお答えします。  学校では、1年間の教育活動の内容を系統立てて配列した資料として教育課程を作成しています。  本市では、今年度の教育課程より、学校の教育目標を達成するための基本方針を10項目以内とすることと指定しております。これは、基本方針を絞ることでそれぞれの学校の教育活動の特色を明確にしたいと考えたことによるもので、各学校に対しては、基本方針を見ただけでどの学校のことかがわかるように、また、地域の実態や子どもの実情を踏まえて教育活動を計画するよう指導し、各校で工夫して取り組んでおります。  例えば第二小学校では、川クラブやクリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン等、地域の組織や団体等との連携を図りながら教育活動に取り組んでいます。また、西中学校では、ことしで51回目を迎えたロードレース大会等の伝統的な体育的行事を生かした体育・健康教育を進めているところです。  全校がこのような学校レガシーと言える特色ある教育活動を実践できるよう、引き続き指導・助言を進めてまいります。  以上でございます。 156 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 157 ◯6番(中野淳子君) 御答弁ありがとうございました。すみません、ちょっと順不同になるんですが、再質問させていただきます。  まずは、動物愛護についてです。市民から、野生動物やけがにより巣から落ちた野鳥の保護などについて相談を受けた場合、本市の対応についてどのようになっているのかお伺いいたします。 158 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 159 ◯環境政策課長(岩澤純二君) アライグマ、ハクビシン、タヌキ等の野生鳥獣につきましては、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に基づき、捕獲・処分は禁止されております。そのため、本市では、野生鳥獣の駆除の相談につきましては、捕獲・処分の免許を有する専門の駆除業者を相談者に紹介しております。傷病動物の保護に関する相談につきましては、直接東京都の担当部署に連絡するように伝え、東京都において保護が行われているところでございます。  以上でございます。 160 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 161 ◯6番(中野淳子君) 次に、ペットの虐待等の相談を受けた場合にはどのような対応をしているでしょうか。 162 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 163 ◯環境政策課長(岩澤純二君) ペットの虐待の相談についてお答えします。  ペットの虐待等の相談については、近年、本市に相談が寄せられてはおりませんが、市民から相談があった場合については、東京都の動物愛護相談センターへ連絡するように相談者に伝えております。  以上でございます。 164 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 165 ◯6番(中野淳子君) 具体的な市の事業についてなんですが、六仙公園において実施している犬のしつけ方教室の過去3年間の参加者数、また、犬の散歩時のマナー、ふん尿の始末など、飼育するに当たって注意点などの啓発はどのように行っているかお伺いいたします。 166 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 167 ◯環境政策課長(岩澤純二君) まず最初に、東京都の協力を得て六仙公園において実施している犬のしつけ方教室の参加者数ですが、平成31年度は27人、平成30年度は16人、平成29年度は26人でございます。  犬を飼育するに当たっての注意点などの啓発については、先ほどの部長答弁でもございましたが、毎年9月と2月に広報に飼育マナーとルールの確認を促す周知を行うとともに、健康課の協力のもと、狂犬病予防注射のお知らせに飼育マナーとルールについての啓発チラシを同封し、また、狂犬病予防集合注射の実施日に、わくわく健康プラザ、スポーツセンター、生涯学習センターの各会場に来られた方へ直接啓発チラシを配布し、意識の向上に努めているところでもございます。このほか、市民の方々の御要望に応じまして、犬のマナーに関する啓発看板の配付を引き続き行っているところでございます。  以上でございます。 168 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 169 ◯6番(中野淳子君) 犬のマナーの啓発看板、どのようにして配っているのか、ちょっとそれ、お伺いしてよろしいでしょうか。 170 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 171 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 犬のマナーに関する啓発看板ですが、市民の方から御相談があった場合については、窓口にとりに来ていただいて基本的に配付している状況でございます。  以上でございます。 172 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 173 ◯6番(中野淳子君) どうもありがとうございます。  次に、飼い主のいない野良猫に対する去年の苦情の件数、それから、多摩26市において飼い主のいない野良猫や地域猫の殺処分ゼロにつながる不妊手術などの補助の実施状況についてお伺いしたいと思います。  また、我が市において補助を出すことができないのか、そういったことをお伺いいたします。 174 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 175 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 最初に、猫に対する苦情の件数ですが、平成30年度は約30件でございました。  東京都が平成26年4月に策定しました東京都動物愛護管理推進計画において、飼い主のいない猫の対策が致死処分の減少につながると記載されております。一方、猫に関する諸問題の解決の方策として、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術も例示されていることから、一つの手法として一定の効果はあるのだろうとは認識してはおります。  各市の状況としましては、平成31年4月1日現在、多摩26市のうち23市が飼い主のいない猫の不妊・去勢手術に対する助成を行っているとの情報を得ておりますが、現在、本市では、不妊手術等の補助につきましては、市の財政面も考慮する中で実施していない状況にございます。  本市としましては、飼い主のいない猫に対して市民から相談があった場合には、これまでも動物愛護推進員や動物愛護団体と連携を図ってまいりましたが、地域住民に対して、飼い主のいない猫に対する餌やりやルール等については周知を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 176 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 177 ◯6番(中野淳子君) どうもありがとうございます。  ほかの議員の方もこれまで猫の不妊・去勢手術などの補助については随分おっしゃられているようなんですが、とうとう多摩26市中23市もが何らかの補助金を出しているということ、この状況をどのように捉えていらっしゃるのかなと。市長、お伺いできますか。よろしいですか。 178 ◯副議長(島崎清二君) 市長。 179 ◯市長(並木克巳君) 飼い主のいない猫の対応というようなことで、特に不妊・去勢手術に対する補助というのは、議員がおっしゃられるように、他の議員からも必要性等も質問をされて、要望もされてきております。しかしながら、今まで財政的な部分も含めて実施には至っていないというような現状でございまして、今、議員から26市中23市がもう何かしら実施はしているというようなお話はいただいたわけでありますけれども、動物愛護推進員の方々を初め動物愛護団体の方々が、飼い主のいない猫に対して不妊手術等、餌やりの指導やパトロール、里親探しなど、さまざまな活動を行っていただいております。その中で飼い主のいない猫の不妊・去勢手術の費用に対する助成については、やはり本市の厳しい財政状況の中では厳しい状況であるというふうに考えております。引き続き、動物愛護団体の方々との連携による飼い主のいない猫に対するさまざまな対策について今後とも考えてまいりたいという考えでございます。 180 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 181 ◯6番(中野淳子君) 動物愛護法ですかね、主体としては事務はほとんど東京都が行っているということなんですが、市にも一定の役割はあると私は思っております。というか、ちゃんと示されております。環境省から出ているわけなんですけれども、動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針、この中におきまして、「施策別の取組」として、「動物による危害や迷惑防止の講ずべき施策」として「住宅密集地等において飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施して地域住民の十分な理解の下に管理する地域猫対策について、地域の実情を踏まえた計画づくり等の支援を含め、飼い主のいない猫を生み出さないための取組を推進し、猫の引取り数削減の推進を図ること」とあります。  周知に関しては一定広報などで行っているということなんですが、具体的な活動は市民団体が全てボランティアで行っている、こういった状況なわけです。  また、この指針の中では、「動物の愛護及び管理に関する法律の事務の多くは、都道府県、指定都市、中核市の所掌するところとなっているが、その事務を円滑かつ効果的に進めるためには、すべての地方公共団体の関与の下に、その施策の展開を図っていくことが肝要である」ということも書かれております。すなわち、基礎自治体であるこの東久留米も一定役割を担っているということが言われているわけです。  私は、なぜ多摩26市中23市もがこの事業に対して補助を出しているのかといったことを、反対の立場から一応一旦見てみました。しかし、こういったことを見ていますと、やはり市も一定の役割を担うといったこと、そこの部分をボランティア団体にお願いしている、ボランティア団体がやっているという状態であります。本来、自治体が行ってもおかしくはないことを市民団体の方が担っている、そのように捉えていることから、多摩の26市中23市もの市がちゃんとした補助を出している、そのように考えられるのではないかと思います。  また、無責任な餌やりをする人、多分、苦情の中にはそのようなこともあると思うんですけれども、それが、餌やりをする人と保護団体の活動、実際にその団体に所属をして計画的にやられている方、それと混同される場合もあるんですね。活動している間に多分文句を言われたり、どなられたりといったこともあるかもしれません。市が補助を出している事業といったことで、市がいわばお墨つきを与えている事業、それをやっているということであるのと、そうでないのとは、対外的にも印象が違ってくるのではないかと私は思うんですね。だからこそ、何度も申し上げますが、多摩26市中23市もがこういうことを行っており、あと残る3市で、うちの東久留米市を除いてあと2市になるわけですが、こちらもいつそういった観点のもとに何らかの補助金を出す、その可能性があると私は思っています。  そういった意味では、やっぱり十分に市が役割を果たしているのか、本来、その法の精神に基づいたことをちゃんとしているのかといったことを考えて、大変厳しいと思うんですが、やはり一歩進めていくべきなのかなと強く思っているわけです。  この団体の皆さんにお話を伺いますと、やはり高齢化ですとか、そういった意味ではなかなか今後も続けていく自信がないですとか、そういったことも言われております。わずかでもいいから補助を出してくれれば、やはりちょっとした、これからつなげていくこともできるでしょうし、そういった自分たちの活動の誇りというか、そういったことが堂々と対外的に言えるわけなんですね。そういった意味では、市には関係のないことではないので、良好な環境を守るですとか動物愛護の精神、こういったことからやはり必要なことをやってくださっているわけですから、その点をよく踏まえた上で、いろいろと難しいと思うんですけれども、お考えいただきたいと、そのように思っているわけです。  以上でこの件については終わりにさせていただきたいと思います。  次に、孤独死についてですね。孤独死の現状は全て把握していないということなんですけれども、それにはどのような理由があるのでしょうか。 182 ◯副議長(島崎清二君) 福祉総務課長。 183 ◯福祉総務課長(中谷義昭君) 生活保護受給者、また介護福祉課でのみまもりネットワーク事業や配食サービス事業、また、福祉総務課での緊急通報システム事業や乳酸飲料配布事業を利用されている方々につきましては、地域の見守りなどがございます。また、ライフスタイルから地域との交流や地域・行政の支援を望まない方もいることから、孤独死全てを行政が把握するということは困難ということでございます。孤独死につきましては、先ほど議員もおっしゃられましたとおり、今のところ明確な定義づけはなされてないというところでございます。  以上でございます。 184 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 185 ◯6番(中野淳子君) なかなか難しい問題なのかなという気はいたします。  次に、行旅病人・死亡人の取り扱い事業のほうでは、件数、性別、年齢や地域の把握はされていらっしゃるのでしょうか。  また、費用についてはどのようになっているのでしょうか。 186 ◯副議長(島崎清二君) 福祉総務課長。 187 ◯福祉総務課長(中谷義昭君) 行旅病人・死亡人取り扱い事業につきましては、市内などで発見された死亡者が身元不明の場合と身元が判明する場合がございまして、それぞれ適用となる法律が異なってまいります。  死亡者が身元不明となった件数は、平成25年度に東本町で1件、性別、年齢は不詳でございましたが、それ以降はございません。  また、身元が判明した件数につきましては、平成30年度2件でございまして、1件は南町で、60代男性で、職場の同僚が出勤してこないのを心配し、自宅を訪ねたところ、亡くなっていたといったものでございました。2件目は、清瀬市の養護老人ホームに措置入所しておりました80代女性でございまして、当市が措置入所を行った方で清瀬市で亡くなったケースでございます。当市において対応したケースで身元が判明していたため、墓地埋葬法等に関する法律が適用されたところでございます。  費用につきましては、火葬料、埋葬料、遺骨を一時管理するための費用に加えまして、身元不明の場合は官報に掲載する費用がかかるところでございます。  以上でございます。 188 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 189 ◯6番(中野淳子君) ありがとうございます。  次に、賃貸住宅で孤独死があった場合には、復旧などに対する費用はどうするのか。また、補助制度はあるのかどうかお伺いいたします。 190 ◯副議長(島崎清二君) 福祉総務課長。 191 ◯福祉総務課長(中谷義昭君) 賃貸住宅で孤独死があった場合の家財道具の処分ですとか復旧に係る経費につきましては、身元が判明し、遺族などがいらっしゃる場合は、遺族の方などに負担をお願いしております。身元不明や遺族などがいらっしゃらない場合につきましては、管理をされている大家さんの負担となってまいります。  なお、国や東京都、市におきまして補助制度はないといったところでございます。  以上でございます。 192 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 193 ◯6番(中野淳子君) いずれにしましても、やっぱり地域とのつながりとか、そういったことがこういったことを防ぐ一つの方法というか、それしかないと思うんですけれども、しかしながら、地域とのつながりがなく、意図的に社会と接触を遮断している方、こういった方もいらっしゃると思います。孤独死を防ぐためには、孤独に陥らせないよう社会とつなげられる対策が必要と考えるんですが、それについての御見解をお伺いいたします。 194 ◯副議長(島崎清二君) 福祉総務課長。 195 ◯福祉総務課長(中谷義昭君) 孤独死と一概にいいましてもさまざまな状況がございまして、これを防ぐことは不可能というふうに考えますが、孤独死発生後の早期発見をするための対策といたしまして、見守り、声かけ、安否確認といった視点から、介護福祉課ではみまもりネットワーク事業や配食サービス事業を実施し、福祉総務課では緊急通報システム事業や乳酸飲料配布事業を実施しており、加えまして、民生委員等、地域のお力もおかりしまして、いつまでも安心して暮らせるまちづくりを進めているところでございます。  今後、孤立を防ぎ、地域において住民がつながり、支え合う「我が事・丸ごと」の地域づくりを育む仕組みとしての地域共生社会の実現が求められる中、国の動向を注視するとともに、先進市の事例等につきまして調査・研究してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 196 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 197 ◯6番(中野淳子君) 自殺の防止についての施策とだいぶ重なる部分もあると思いますので、孤立死を防ごうといったことも片隅に置きながらというか、ちょっと意識をしながら地域づくりをしていただきたいなと要望して、この件については終わりにさせていただきます。  次は、私道についてお願いいたします。私道整備を要望される方々の整備に向けた手続といったものはどういったものなのかといったことをお伺いいたします。 198 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 199 ◯管理課長(吉川雅継君) 私道の整備についてお答えいたします。  まず、私道整備は、私道における舗装工事、道路排水工事、そして下水道管埋設工事の整備工事の種類がございまして、これら整備に関することについては、私道整備に関する条例、施行規則により、私道の整備工事における市費補助など、必要なことについて定めております。  御質問の申請の手続につきましては、私道整備の補助を受けようとする者は、施行規則第3条により私道整備工事申請書を提出していただくことになりますが、申請には、申請代表者により、申請理由、申請場所、工事の種類などの記入のほか、私道所有者の皆さんの申請に関する承諾をとっていただき、市に申請していただくものとなっております。  以上でございます。 200 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 201 ◯6番(中野淳子君) これを伺いますと、大変手間のかかることなのかなというふうに思います。こういった手続を、例えば所有者不明の土地というのも私道にはあるといったことも聞いたことがございますし、舗装をお願いしようという方が、その持ち主の方を探し出したり、それから1軒1軒承諾をとるということをしながら申請をする、本当に大変手間のかかることだなといったことがよくわかりました。  それで次なんですが、私道の整備を行う場合、公道から公道へ抜けられる私道、または行きどまりの私道、幾つかの形態があると思うんですが、私道の形態によってその整備の補助はどのようなものになっているのかお伺いいたします。 202 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。
    203 ◯管理課長(吉川雅継君) 補助についてお答えいたします。  私道の整備工事の補助対象としましては条例の第4条に定められておりまして、代表的な整備工事の舗装工事の補助対象の条件につきましては、道路幅員3.6メートル以上のものであり、起点及び終点が公道に接続しているもの、または起点及び終点の一方が公道に接続しているもので延長20メートル以上、利用戸数5戸以上のものとしております。  また、その補助率については、施行規則第2条に定められておりまして、道路幅員4メートル以上のものは100%、道路幅員3.6メートル以上4メートル未満のものにつきましては75%などと定められております。  以上でございます。 204 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 205 ◯6番(中野淳子君) あと、そもそも私道の固定資産税、これがどのような取り扱いになっているのかお伺いいたします。 206 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 207 ◯管理課長(吉川雅継君) 私道の固定資産税についてお答えいたします。  私道の固定資産税の取り扱いにつきましては、地方税法第348条に規定されております公共の用に供する道路として認定できる場合には非課税として扱っていると、税を所管する部署から伺っているところでございます。  以上でございます。 208 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 209 ◯6番(中野淳子君) また、私道には通行権といったことがあると。通行できる人、そういった人はどういった人であるのかお伺いいたします。 210 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 211 ◯管理課長(吉川雅継君) 私道の通行権についての御質問でございます。  私道の通行権については明確な規定がないところでございますが、一例といたしましては、先ほど部長が御答弁させていただきました位置指定道路において、その道路を通行することについて日常生活上必要不可欠の利益を有する者は、敷地所有者がその通行を受忍することによって、通行者の通行利益を上回る著しい損害をこうむるなどの特段の理由がない限り、これに基づいて通行禁止などの妨害行為の排除や予防を求める権利を有するとした最高裁の判例がございます。  以上でございます。 212 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 213 ◯6番(中野淳子君) 西東京の側になるんですけれども、「ここは私道です。住民以外の通行を御遠慮ください」とか「禁じます」だったか、そういった看板が立っていたことがあるんですね。そういった意味では、いろいろと民事というか、そういったことにかかわってくることなので、一概にいろいろと言えないと思うんですけれども、ただ、一方で通行どめをすることも決して違反ではないというか、そういったことではあるようなんですね。ちょっとつけ加えておけば、その道路は後に舗装の色がオレンジ色にカラー塗装してあったりするんですけれども、そこで私道だということがわかるようにしているのだか何だかわからないですが、何かの状況で一般に通れるようにその看板を撤去したということはあるんですが、そういったことがある以上、私道に関する相談やトラブルが寄せられるかと思うんですけれども、それについていかがでしょうか。 214 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 215 ◯管理課長(吉川雅継君) 私道に関する相談などについてお答えいたします。  私道における整備に関する相談については、担当である当課にて電話や窓口にて相談を受けておりまして、年間に数件ほどの対応を行っているところでございます。  整備以外の相談については、私道であるため、原則その所有者により対応を図るものと考えておりますが、必要により市の法律相談への御案内などを行っているところでございます。  以上でございます。 216 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 217 ◯6番(中野淳子君) そういったトラブルですとか、あと舗装、管理に関して大変面倒なことがあるといったこともありますので、私道の所有者から市に移管したいという申し出があるのではないのかと思うんですが、それがあるのかどうか、また、その条件はどのようなものがあるのか、お伺いいたします。 218 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 219 ◯管理課長(吉川雅継君) 私道の市への移管についてお答えさせていただきます。  私道の市への移管については、東久留米市道路敷地の寄付に関する取扱基準にて定めておりまして、御質問の私道の寄附については、主な条件といたしましては、路線が系統的であり、一般交通上必要と認められていること、起点及び終点が公道に接続していること、道路敷地に所有権以外の権利が設定されていないこと、東久留米市宅地開発等に関する条例施行規則第25条に規定する道路の整備基準に規定する構造と同等以上の良好に整備された状況であり、路面雨水等を処理することが可能である適切かつ良好な排水設備が設けられていることなどの各種条件がございまして、移管後の後年度に市に財政負担が極力発生しないよう取り扱いをさせていただいております。  なお、路線的なものの私道の移管の申し出につきましては、平成26年度以降はないものでございます。  以上でございます。 220 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 221 ◯6番(中野淳子君) 私道は個人の所有の資産である一方で、多くの市民の方が利用されている道路は公共性が大変高いと考えます。その場合、市から移管を促してもいいのかなと思うんですが、その点について見解をお伺いいたします。 222 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 223 ◯管理課長(吉川雅継君) 私道の移管についてお答えいたします。  私道については所有者自身が管理されているものであり、その所有者の意思をもって築造されたり御購入されたものであり、また、売り払うこともできる個人の財産でございます。また、私道の移管については、さきに御答弁させていただいたとおり、東久留米市道路敷地の寄付に関する取扱基準により、市に移管後の後年度財政負担が極力発生しないように対応しておりまして、一方、所有者には一定の負担がかかるため、議員御質問の私道所有者に移管を促すことについては難しいものと考えております。  以上でございます。 224 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 225 ◯6番(中野淳子君) わかりました。  一方で、町田市では、私道の移管補助事業、私道舗装整備事業、国分寺市でも私道整備のあらましとして、ホームページにて整備や移管に関する条件や手続の内容を公開しています。非常にわかりやすくて、これだけの手続を経ないと舗装がしてもらえないとか、それから移管に関してはこういう手続が必要ですよといったことが一目でわかる状態になっています。また、いろんな基準、そういったこともよく整理をされておりまして、非常にわかりやすい、多分、市民の皆さんがごらんになってもとてもわかりやすくなっていると思うんですね。こういった情報について東久留米でも同じようにホームページなどで公開する、そういった予定、つもりがあるのかと申しますか、やることができないのかといったことについてお伺いいたします。 226 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 227 ◯管理課長(吉川雅継君) 市民に向けた情報提供についてお答えいたします。  私道の整備工事については、現在、8件、申請された方々にお待ちしていただいているような状況でありますことから、今後の私道の整備の進捗状況を踏まえて対応のほうを検討してまいりたいというふうには考えております。  以上でございます。 228 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 229 ◯6番(中野淳子君) 先ほどお伺いした中で、私道の管理について、一概には言えないが、一般的にはその道の所有者が管理しているものという答弁でしたが、あえて「一般的には」という文言をつけられました。そこに含むもの、すなわち、例えば公共の用に供する道路として認定し、固定資産税を非課税としている道路については、個人の財産という点があるものの、一方で、一定市の管理が伴うものというふうに捉えられると思うんですが、この点についていかがでしょうか。 230 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 231 ◯管理課長(吉川雅継君) 先ほど御答弁させていただいたとおりなんですが、やはり私道については所有者自身が管理しているものでございまして、その所有者の意思をもって築造されたり御購入されたものです。そしてまた、売り払うことができる個人の財産という認識でございます。  以上でございます。 232 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 233 ◯6番(中野淳子君) 先ほど私が申し上げましたとおり、かといって、一般通行者にとりましては、そこが私道なのか、市道なのかという区別はほとんどつかないわけですね。私も長年、うちの近所を見ておりまして、子どものころは通学路として使っていた道路がもう本当に大変荒れているんですね。公道のほうも、市道のほうも一部ひびが入っていたりとか、だいぶ荒れている状態であることも確かなんですが、それだけ財政的に手が回らないといったことはあるとは思うんですが、所有者の方でこれだけの手続をした上で、舗装、修繕について8件お待ちいただいている。これまで7年ですか、予算もつかず私道の舗装がされていないという状態ですね。これは市が市民に対して責任を十分に果たしていると言えるのだろうかと。先ほどの猫の補助と構造的には同じですよね。財政が厳しいからといってこれまで放置してきたといったことが、本当に正しいことなんでしょうか。  本当に予算がつかないのは大変厳しい状態であるということはわかるんですが、ほかにもいろんな要望がございます。ほかの議員の方も、こういったことに少し補助をしてくださいとか、重要なのではないかといったことはあると思うんですけれども、道路というような非常に目立つものでありますし、やっぱり道路が荒れていますと、この市は何をやっているのかと。特に私は西東京市に接した場所に住んでおりますので、生活圏が東久留米市と西東京市にまたがるわけですね。よく使う道で、西東京市から東久留米市に入った途端に舗装が非常に荒れているといった状態がございます。特にやはり私道については本当にひどい状態です。一般の方が、ここ、私道だから、予算がつかないからしようがないんだよねとは思わないはずなんですよね。  やはり固定資産税なども免除しているということは、先ほども申し上げましたが、ここは公に供するといったことを市はちゃんと認めているわけですから、やはりそろそろ舗装といったことを考えていかなくてはいけないのではないかと私は思うわけなんです。「何とか予算をつけてやってください」と声高に申し上げればそれでいいのかなという感じも、ちょっと私自身、疑問に思ってしまうんですが、例えば大穴は補修するにしても、一括で──8件お待ちいただいているというのは順番はなかなかつけられないという、そういう言い方もあると思うんですけれども、どういった順番で行うのかとか、それから、それほど大規模に補修する必要がないものと、やっぱり大穴があいていましてかなりしっかりやらなければならないところといったことがあると思うんですよね。そういったものを例えば順位づけして、きちっと説明できる状態で何を優先すべきかといったことを考える必要もあるのかなと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 234 ◯副議長(島崎清二君) 管理課長。 235 ◯管理課長(吉川雅継君) 今、御質問のありました順位づけなどの御質問でございますが、これまで私道の整備につきましては一定程度進めてきたところはございますが、現在の全体の予算の中で進めているところで私道の整備が進んでいない実情でございます。順番のほうにつきましては、これまでも申請された順番をもって順次対応させていただいているところでございます。  以上でございます。 236 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 237 ◯6番(中野淳子君) 先ほども申し上げたとおりに、やはり申請されている方も非常に手間をかけて、その上で申請しているわけですし、一般の通行の人たちにとっても非常に重要なことではありますので、そこはぜひとも何とか1件でも2件でも、全面的な舗装のし直しといったことではなくて、穴をふさぐぐらいはやっていただきたいなと。市長、ここで見解伺ってよろしいですか。 238 ◯副議長(島崎清二君) 市長。 239 ◯市長(並木克巳君) 見解といいますか、私道に対しましてのこれまでの考え方というのは、先ほど担当がお答えさせていただいているとおり、財政を踏まえて、毎年度毎年度、予算に計上してこなかったということであります。これは、市道の整備というものを優先にしてきた経緯というものもありますので、放置をしてきたというより、市とすれば市道の整備を優先してきたという考えでございます。  議員がおっしゃられますように、住民の方にしてみたら、市道だろうが、私道だろうが、道路は道路だということはそのとおりであるんですけれども、今、財政厳しい中での予算編成の中では市道優先という姿勢をこれまでもとらせていただいたということでありますので、いずれにしても、この市内の道路の整備、安全・安心だという姿勢は大切にしながら、この予算というものをしっかり精査していかなくてはいけないというふうに思っているところでございます。 240 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 241 ◯6番(中野淳子君) やはり市の役割といったものをきちっと捉えてやるべきことはしていかないと、やはり住民に対するサービスとしてはいかがなものかなと。やはり工夫なり何なりしまして、本当に財政厳しいのはみんな知っていることですから、目に見えるものは特にそれなりにやっていただかないと、このような状況であるのはやはりいかがなものかと思います。  では、その次に移らせていただきます。文化政策についてお伺いさせていただきます。東久留米の事業の中で文化活動を支援している取り組みがあると思うんですけれども、そのことについてお伺いいたします。 242 ◯副議長(島崎清二君) 生涯学習課長。 243 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 文化活動を支援している取り組みについてでございます。  まずは、社会教育活動主催者賠償責任保険の取り組みが挙げられるかと思います。こちらは、活動中に主催者の責に起因する事故が生じ、損害賠償請求を受けた場合にその損害を補填するもので、主催者が安心して社会活動に取り組むことができるよう支援するものとなっております。また、ことし20年目を迎えました市民大学や市民自主企画講座など市民が主体的に実施する生涯学習活動に対して、場の提供や広報・周知などサポートすることで、地域コミュニティの形成や人材育成、文化活動の促進を支援しております。 244 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 245 ◯6番(中野淳子君) 文化政策の中には、生活に即したと申しますか、壇上で申し上げたとおりにいろいろな側面があるんですけれども、やはり一番気になるのは、美術ですとか芸術ですとか文化財、そういった部分だと思うんですが、美術作品を市では保有していると記憶しているんですが、その保管方法や活用の現状についてお伺いしたいと思います。 246 ◯副議長(島崎清二君) 生涯学習課長。 247 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 御承知のとおり、市では多数の美術品を保有しているところでございますけれども、生涯学習課といたしましては、田中忠雄氏の御遺族から寄贈された絵画21点を本庁舎地下の保管庫にて保管し、定期的に現状確認を行っております。  活用という点に関しましては、昨年度、このうち2点を多摩北部5市美術家展に貸し出しをしているという状況でございます。 248 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 249 ◯6番(中野淳子君) なかなか、保存のほうも本来大変気をつけなければいけないものですし、それをいかに活用するのかといったことは考えていくべきことだと思います。  次に、落合川・黒目川合流点の調節池の工事における遺跡調査の進捗はどうなっていますでしょうか。市民が見学できる機会がありましたらお教えください。 250 ◯副議長(島崎清二君) 生涯学習課長。 251 ◯生涯学習課長(板倉正弥君) 落合川と黒目川の合流点にございます川岸遺跡では、本年8月より令和2年度末までの予定で東京都埋蔵文化財センターによる発掘調査が行われております。縄文時代の住居跡などが多数確認されておりまして、令和2年1月25日に東京都埋蔵文化財センターと東久留米市教育委員会が共催で一般向けの現地見学会を実施する予定となってございます。今後、広報などを通じて開催を周知してまいりたいと考えております。 252 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 253 ◯6番(中野淳子君) 文化政策及び文化行政における拠点の一つは、大きなものとしては図書館があります。所有する蔵書は市の貴重な文化、そして知的財産であります。しかしながら、今後の東久留米市立図書館の運営方針においても、中央図書館地下書庫の環境改善は解決すべき課題として掲げられており、大規模改修では必須の課題であると考えておりますが、対応はされているのでしょうか。  また、大規模改修工事の期間中、蔵書は全て別の場所に移設し一時保管するということなんですが、蔵書の劣化を防ぐためにも保管環境は配慮すべきであると思っております。その点について御見解をお伺いいたします。 254 ◯副議長(島崎清二君) 図書館長。 255 ◯図書館長(佐藤貴泰君) 中央図書館の大規模改修工事に関しまして2点御質問いただきました。  地下書庫の改修につきましては、設計会社による現地調査の結果に基づきながら、環境改善に向けて予算編成過程の中で検討・調整してまいります。  また、改修工事期間中の蔵書の移設・一時保管についてということでございますが、こちらにつきましても、中央図書館リニューアル後によい状態で再配架できるように配慮しながら、予算編成過程の中で検討・整理してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 256 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 257 ◯6番(中野淳子君) ここで、私、強く申し上げたいのは、やはり貴重な財産であるということを申し上げましたが、これから保管をしていくことにおきまして、安かろう、悪かろうといった形では決してやってほしくないと思うんですね。やはり温・湿度がきちっと確保されているですとか劣化をしない状態を保つことは、どちらにしましても、収蔵庫の改修にしましても、それから移転のときの一時保管といったことでも大変重要になってくると思います。その点について見解をお伺いできればと思います。よろしくお願いします。 258 ◯副議長(島崎清二君) 図書館長。 259 ◯図書館長(佐藤貴泰君) 改修後、また一時保管につきましても、そういった環境の改善、そういったものの維持ということで伺いました。先ほども御答弁申し上げましたけれども、環境改善に向けて、また、そういったものを保っていく改修に向けて、予算編成過程の中で検討・整理してまいりたいと考えております。  以上でございます。 260 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 261 ◯6番(中野淳子君) そこで市長、そういう考えをもとに、財政厳しいのはわかるんですけれども、失われてしまったら大変困るものですので、その点、予算面で厳しいと思うんですが、配慮するといったことにちゃんと同意していただけますか。 262 ◯副議長(島崎清二君) 市長。 263 ◯市長(並木克巳君) 予算編成という立場での御質問というふうに受け止めますけれども、予算編成は他の議員からも厳しく今言われておりますので、厳しく向かいたいというふうに思っております。 264 ◯副議長(島崎清二君) 中野議員。 265 ◯6番(中野淳子君) いずれにしましても、やはり保存ですとか、文化政策ってお金を生み出す一方でやはり大変投資も必要になってくる部分というのはあるわけなんですね。特に保管ですとかそういったことには力を入れていかないと本当に大変なことになってしまいますので、収蔵庫にしましても、そこで安いからといって決めてしまったりとかといったことがないよう申し上げておきながら、すみません、1つ、学校教育のほうの再質問は時間がなくなってしまったんですが、以上で終わりにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 266 ◯副議長(島崎清二君) 以上をもって中野議員の一般質問を終了します。   ─────── ◇ ─────── 267 ◯副議長(島崎清二君) ここで休憩いたします。  再開は2時20分。       午後 2時00分休憩
          午後 2時20分開議 268 ◯副議長(島崎清二君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 269 ◯副議長(島崎清二君) 次に、「市行政について」、「教育行政について」と題して、青木佑介議員から行います。  青木議員。     〔5番(青木佑介君)登壇〕 270 ◯5番(青木佑介君) 市民自治フォーラムの青木佑介です。  初めに、さきの台風並びに豪雨の被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。  また、長時間にわたって御対応いただきました市職員の皆様、地域の諸団体の皆様に、心より御礼申し上げます。  それでは、通告に従い一般質問を行います。  市行政について3点質問いたします。  1点目、空き家、空きテナント対策について伺います。  まずは、東久留米市空家等対策計画の素案について質問いたします。  本市では、空き家対策として東久留米市空家等対策計画の策定が進められています。素案の25ページの基本理念にて、空き家と準空き家等の有効活用を促し、地域価値の向上を図るとあり、準空き家等や空き家等が社会福祉分野や高齢者、子育て世代などの地域コミュニケーションの場として活用されたり、不動産流通により新たな利用がされるといった有効活用を促すことによる地域価値の向上がうたわれています。  具体策としては、計画素案において、空き家の利活用として、全国版空き家バンクへの登録による流通の強化と記載があります。しかしながら、不動産業界に勤めていた私の経験からいうと、賃貸で貸せるもの、売却できるものは既存の不動産業者でも対応していることから、駅やバス停から遠いエリアで住宅に適さない家や、再建築不可物件で貸し家としても機能しない家について、市が主体的に対応すべきと考えます。  このような空き家は、地域での交流所としての利用や、東京都の助成金を活用しリフォームを行う必要があることから、全国版の空き家バンクではなく、東久留米市が中心となって媒介を行うべきものであると考えますが、本素案における対応方針等について伺います。  次に、商店街の活性化、空き店舗の対策について伺います。  昨年の決算書を見ますと、商店街の活性化の事業として商店街活性化支援事業に358万6000円のほか、チャレンジ戦略支援事業727万8000円との記載があります。また、商工会との連携や創業支援等行われていることは承知しておりますが、私の住む滝山エリアではなかなかテナントが埋まらない状況です。  並木市長のホームページには、「経済が活気あるまち」として、「駅を降りてにぎやかなまちのほうが、帰ってくるのが楽しくなりませんか。そのためには商店街が元気で、地域経済に活気がなければなりません」と記載がありますが、商店街の存続支援について市としてどのように考えているのか伺います。  2点目に、ごみ集積所の跡地利用について伺います。  本市では家庭ごみの戸別収集の開始より2年が経過し、共同集積所跡地の問題が顕在化しております。共同集積所跡地については、ごみ集積所跡地基本方針を策定し、1、公共用地としての活用、2、隣地地主への売却、3、自治会での活用等、その他の優先順位をつけて、利活用・売却を行うこととしています。  現状は2段階目の売却を進めているところと聞いておりますが、市民からは「市の財産として活用してほしい」との声が上がっています。市議会においても防災目的での活用や貸し出しなどさまざまな提案がされておりますが、検討の段階ではないとのことで、活用方法について庁内検討はなされていません。防災倉庫・土のう置き場への転換、自転車・バイク置き場としての賃貸やコミュニティサイクルの導入、ベンチや自動販売機の設置に充てるなど、市民要望に応える利用を行っていくべきと考えます。  売却の意思確認が進まなければ利活用も進まないようですが、集積所でなくなってから2年以上経過しているにもかかわらず、なかなか売却も進んでいない状況です。過去の議会においても所管がえについて議論されておりますが、なぜ全庁的に対応できないのかについてまずは伺います。  3点目に、「広報ひがしくるめ」について伺います。  第2回定例会においても議論されましたが、「文字が小さく読めない」との指摘を私も多くの市民からいただいており、一部市民からは「市長コラムが大き過ぎるので、削除・縮小してはどうか」との声も上がっています。答弁では、文字の拡大の必要性は認識しているが、ページ数の増大により通常号で年間280万円ほど経費が増加するとのことで、引き続き他自治体の広報についての調査・研究を進めていくとのことでした。  広報は重要な内容を含みますので、速やかに文字の拡大や構成の変更を進めるべきと考えますが、市としての検討状況はいかがでしょうか。  参考までに、本日、議長の許可をいただきまして、西東京市の広報を壇上に持ち込ませていただいております。西東京市の広報、色使い、非常に見やすい状況でありますし、裏面も非常にわかりやすいレイアウトを組まれております。文字の行間なども広くとってありまして、見やすい広報づくり・紙面づくりがされております。  東久留米市も一定努力はされているかと思いますが、多くの市民の方にとって見やすい広報づくりを目指していただければと思っております。  次に、教育行政について質問いたします。  本市の学習適応教室について伺います。  近年、いじめや不登校が社会問題となっており、継続して学校に通い続けることが困難な子どもたちが多くいます。本市においては、学校復帰を目的とした学習適応教室が教育センター内にて運営されており、中学生を中心に学校復帰の成果が上がっているとのことですが、都内の不登校者支援団体に話を伺うと、当事者の中には「学校復帰という目標がプレッシャーになって通えなくなる」といった意見も聞いています。近年では、他自治体でも学校復帰のみを目的としない支援のあり方が模索されており、世田谷区のほっとスクール「希望丘」や西東京のNicomoルームなど、学校復帰の目標を表立って掲げていない支援教室もあります。  先日、福島瑞穂参議院議員を代表とする私たち社民党議員団「子どもへのすべての暴力をなくすプロジェクト」にて、世田谷区のほっとスクール「希望丘」へと視察に行きましたが、広々としたスペースや、多種多様な器材を活用し、子どもたちが自主的に学びたいことを決めて活動できる施設となっていました。年齢に関係なく子どもたち同士で協力して活動を進めていくので、学校と同じように社会性を学ぶこともできていますし、通いたいという希望がとても多いそうです。  本市の学習適応教室は中学生の利用がほとんどであると聞いております。小学生は各学校での対応が基本となるとのことですが、学校に居場所がないと感じる子どもたちのためにも、学校以外での小学生向けの自立学習支援の対応についても必要であると感じます。まずは、小学生の不登校の現状と、学習適応教室での取り組み、対応方針について伺います。  壇上での質問は以上です。御答弁によりまして自席で再質問させていただきます。 271 ◯副議長(島崎清二君) 環境安全部長。 272 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 初めに、市行政についての1点目、空き家、空きテナント対策について、まず、空き家対策に関する御質問にお答えいたします。  初めに、東久留米市空家等対策計画(素案)の概要でございますが、本計画(素案)の策定に当たっては、平成30年度は、東久留米市空家等対策協議会を3回開催し、本市の空き家等を取り巻く現状と課題を整理し、東久留米市空家等対策計画の立案に当たっての方向性を定めた基本方針を決定し、本基本方針を受け、令和元年度に入り、本協議会においてさまざまな課題に伴う具体的な施策を検討し、本対策計画(素案)が決定いたしました。  本計画(素案)の概要といたしましては、昨年度に策定した基本方針を推進するために、主に課題解決のための具体的な施策及び空家法第6条第2項で定める必須事項との関係性について記載するとともに、特に空き家等の建築物は個人の財産であり、所有者が責務として当該建築物を適切に管理することが原則であることを受けて、空き家等の所有者の意識の涵養や諸問題の原因と解決策について広く理解促進を図るための取り組み等について掲げております。また、空き家等が適正管理されずに、近隣住民の生活環境に影響を及ぼしている場合の対策についても記載をしているところでございます。  本計画の策定につきましては、現在、本年11月20日から12月11日の21日間でパブリックコメントを実施しており、その旨を11月15日号の広報において市民の皆様にお知らせをしたところでございます。  パブリックコメント募集期間の終了後は、令和2年1月に協議会を開催し、本計画(案)について御承認をいただいた後に、庁議決定を2月に行い、令和2年第1回市議会定例会に行政報告を行う予定となってございます。 273 ◯副議長(島崎清二君) 市民部長。 274 ◯市民部長(山下一美君) 次に、空きテナント対策についてでございます。  商店街活性化対策事業において空き店舗利用促進事業を補助メニューとしており、商店街が空き店舗にテナントを誘導するための家賃補助を行っております。このほか空き店舗対策事業といたしまして、市内にある空き店舗の解消を目的として、ホームページを活用し、商工会、東京都と連携を行い、空き店舗を保有する事業者と出店を希望する事業者のマッチングを支援しているところでございます。  以上でございます。 275 ◯副議長(島崎清二君) 環境安全部長。 276 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、2点目のごみ集積所跡地の活用につきましてお答えいたします。  平成29年7月より小型廃家電類を除く全品目の戸別収集を開始したことに伴い、これまで地域住民が家庭ごみの排出場所として利用していた東久留米市名義のごみ集積所跡地については、有効活用を目的としてごみ集積所跡地活用基本方針を定め、平成30年12月よりこれに基づき対応を図ってきたところでございます。  現在、企画調整課、管財課、ごみ対策課の3課において、ごみ集積所跡地に係る対応や利活用に向けた進め方について調整を行っております。  ごみ集積所跡地の状況から、行政目的に即した、あるいは準じた目的を持つ関係部署に所管がえを行っていく場合の事務手続について検討しており、先般では、環境政策課と管理課それぞれに係る行政財産の所管がえについて適宜進めていくことの確認を行ったところでございます。  以上でございます。 277 ◯副議長(島崎清二君) 企画経営室長。 278 ◯企画経営室長(土屋健治君) 3点目の「広報ひがしくるめ」についての御質問でございます。  以前より他の議員からも御質問をいただいておりますが、広報紙につきましては、市政の円滑な運営を図るため、市の行政に関する必要な情報を掲載し、市民の方へお届けする媒体として有用なものでございます。  市民の方にとって見やすく、手にとりやすい紙面づくりが必要であることと同時に、掲載する情報の質を高め、必要な量も確保していかなければならないことから、今後におきましても引き続き、必要な情報をどのような形で市民の方へお伝えしていくことが効果的であるのかを、他の自治体の広報紙も参考にしながら広報紙の充実に努めてまいりたいと考えております。  また、文字を拡大することにより紙面に入る文字量が減るため、一定必要な市政情報の量を確保するためには総ページ数がふえることとなります。予算の関係もございますことから、文字の拡大も含め、さまざまな角度から今後も引き続き検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 279 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 280 ◯教育部参事(椿田克之君) 教育行政について、学習適応教室についての御質問で、本市における小学生の不登校の現状と、適応指導教室の目的についてお答えします。  文部科学省では、年間30日以上の欠席者について長期欠席児童としておりますので、その数値でお答えいたしますと、10月末現在の数字ですが、小学生、本市では59人となっております。このうち、理由が、病気ですとか、海外に長期に渡っていた児童も入っておりますので、いわゆる不登校に当たる数はこの数字以下になります。  また、学習適応教室ですけれども、自分に自信を持って学校に復帰することが目的ですが、そのほかにも、長期的な視野で子どもの主体性を育み、安心して学べる教育環境づくりも進めております。  以上でございます。 281 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 282 ◯5番(青木佑介君) 御答弁いただきましたので、順次再質問を行わせていただきます。  まず、本市の空き家対策について再質問を行います。先ほどちょっと壇上でも述べましたけれども、空き家の中でもやはり再建築不可物件というのが非常に流通には乗りにくいというところで、もともとのこの素案のもとになります東久留米市空き家等実態調査総合報告書の99ページ、最初のところでも、空き家等の分析ということで、「接道義務(4m未満の幅員)を満たしていない建物も138件と少なくなく、再建築不可物件であることが空き家となっている原因であることも考えられる」ということで、138件、調査の比率でいうと34.1%がそういった物件であるということで、空き家の中でも非常に大きな課題であると考えられます。  民間の流通で対応できない件については、地域での交流所としての利用ですとか、今の時点で利用に即さないものについては、東京都の助成金を活用してリフォームを行っていく必要があるかと思うんですけれども、当市として、全国版の空き家バンクということが今回は具体策として挙がっていましたが、やはりここの部分についてはちょっと全国版の空き家バンクでは対応し切れないと思うんですが、市の見解を伺います。 283 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 284 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 空き家対策を進めるに当たり、空き家の発生及び増加抑制につながる空き家の有効活用は課題の一つと考えております。空き家の発生及び増加抑制の手段の一つとして、国において、空き家の賃貸・売買を希望する所有者から提供された情報を集約し、空き家を使用したいと希望する者に紹介する空き家バンク制度を実施しておりますので、本市においても本制度に登録し、活用する予定でございます。まずは、担当といたしましては、空き家の建物所有者に対して空き家バンクの登録を促すなどの啓発をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 285 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 286 ◯5番(青木佑介君) 空き家バンク、現状の時点では東京都の登録というのが1町1市ですかね、本当に少ない状況でありまして、はたして東京都の中の空き家というのがこの空き家バンクで探していただけるのか、また、本当に駅から遠いような物件、例えば地域での活用しか見込めないような空き家について、それで本当に大丈夫なのか、非常に疑問なところではありますので、こちらについて再度検討していただければと思っております。  先ほどちょっと壇上でも述べましたが、東京都での地域活性化事業として市町村に対しての補助金を支出する制度がありますけれども、例えばこういった制度を活用する予定ですとか、御案内するといったことは市としては行うんでしょうか、伺います。 287 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 288 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 東京都が実施しております地域活性化施設の改修に係る補助制度については、認識はしております。しかし、先ほどの部長答弁でもございましたが、原則として、空き家等の建築物は個人の財産であり、所有者が責務として当該建築物を適切に管理することが前提でございます。そのため、まず、空き家等の所有者が責任を持って空き家等を適正に管理することが可能となるため、本市としましては、各種情報提供や注意喚起、啓発活動に重点を置き、施策を実施していくことが大切だと考えております。  以上でございます。 289 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 290 ◯5番(青木佑介君) 注意喚起とか啓発活動には重点を置いていただけるということではあるんですが、それでは、東久留米市空き家等実態調査の結果のところで、「空き家」と回答した154件の方のうち、空き家の地域活用に「興味がある」という回答が26件と記載があります。こういった当該空き家の所有者についてはどのようなアプローチを行っていかれるのか伺います。 291 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 292 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 空き家の地域活用に「興味がある」と回答した空き家の所有者の方々に対しては、東久留米市空家等対策協議会の委員の皆様の御意見も伺いながら、資産管理・活用の重要性の一つとして空き家バンクの登録などを促すとともに、庁内の空家等対策連絡会においても情報の提供を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 293 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 294 ◯5番(青木佑介君) 正直なところ、私のほうでは、空き家バンクで地域活用というのが、この東京都だと今の時点だとあまり見込めないのではないかなと思っておりますので、庁内の検討会ですとかそういったところも含めて利活用については改めて御検討をお願いできればと思います。  この計画におきまして、もとになっている空き家等実態調査につきまして再度質問させていただきますけれども、もともとこの調査空き家等が405件ということで調査結果に記載がありました。そのうち、宛先が不明な空き家というものが一体どれぐらいあるのか、また、そういった空き家の所有者に対して今後どういった対策を行っていくのかについて伺います。 295 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 296 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 東久留米市空き家等実態調査による空き家の総数405件のうち、発送不能件数が13件、発送後宛先不明による返送が13件、合わせて26件が宛先が把握できない件数となっております。  担当といたしましては、宛先が把握できない空き家の所有者に対する啓発は課題の一つとは認識しておりますが、本協議会の委員の専門家の御意見を伺い、また、関係部署とも連携しながら、必要に応じて登記簿等の再調査、当該空き家のポストに通知文の投函などを行うことを考えております。  以上でございます。 297 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 298 ◯5番(青木佑介君) 再調査ですとか通知文の投函を行っていただけるということで、特に所有者不明ですとかそういったところについては管理不全にもなっていきやすい空き家だと思いますので、今後につきましてもしっかりと対策をお願いできればと思います。  また、空き家の問題につきましては、現状の今の空き家の数だけではなくて、これからも空き家というものが順次ふえていくものと思われます。特定空き家の問題について今回はメインにしていくという状態だとは思うんですけれども、特定空き家になる前の段階でしっかりと空き家を把握して対応していくことというのが、一つ空き家対策の重要なポイントではないかと考えております。  当市としての空き家の状況把握ですとか、情報のデータベース化ですとか、そういったものはどのように行われているのか伺います。 299 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。 300 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 当市としての空き家のデータベース化等についてお答えします。  平成28年度から2カ年度において実施した市内の空き家等の調査結果を空き家対策の継続的な資料として活用するために、平成28年度より空き家等台帳管理システムを導入しております。本システムは、空き家等に対する市民からの相談への対応を円滑に行うため、電子地図上に空き家の位置を追加し表示させる機能、空き家の家屋の情報、対応記録などの記載機能、現場確認等により得られた写真の取り込み機能、その他紙ベースの書類を取り込む機能などを有しております。  今後も、市民から空き家等の相談が寄せられた場合は、本システムを十分活用してまいりますとともに、本空家対策計画策定後は、本計画に基づき、空家対策計画を着実に進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 301 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 302 ◯5番(青木佑介君) しっかりとデータベース化はしていただいているということと、情報の積み重ねというのは行っていただけるということで安心はいたしました。  では、例えばそういったデータベース等を用いて、地域活用、興味があるという方が地域でもし情報公開してもいいというお話があったときなんかについては、そういったものの例えば公開ですとか、そういった検討というのはしていただけるものなんでしょうか、伺います。 303 ◯副議長(島崎清二君) 環境政策課長。
    304 ◯環境政策課長(岩澤純二君) 空き家データベースの情報の公開については、今後、関係部署にも意見を諮りながら、公開できるかどうかについては課内で調整してまいりたいと考えております。  以上でございます。 305 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 306 ◯5番(青木佑介君) では、御調整、ぜひよろしくお願いいたします。特に市民の方々の利用ということになりますと、1つの課だけではなかなか対応し切れない部分もあると思います。こちらの素案のほうにもほかの課との連携対応というものが記載されておりますので、ほかの課を含めて、市民利用に供せるものについては、市民の皆様にぜひ利活用していただくなど対応をとっていただければと思います。特に当市なんかですと氷川台自治会での活用の例なんかもありますので、そういった成功例をもとにうまく利用していっていただいて、管理不全の空き家を特になくしていくという目標に向けて進めていただければと思います。  続きまして、空きテナント対策について再質問をさせていただきます。今回、空き店舗対策といたしまして、市内にある空き店舗の解消を目標に、空きテナント誘導ですとか家賃補助を行っているというところと、ホームページを活用したり、商工会と東京都と連携でマッチングを行っているということで御答弁いただきました。それでは、現状の空き店舗対策として取り組みされている中の実績について伺いたいと思います。 307 ◯副議長(島崎清二君) 産業政策課長。 308 ◯産業政策課長(島崎修君) 空き店舗対策の実績について答弁申し上げます。  平成30年度商店街活性化対策事業の空き店舗利用促進事業として3件実績があり、業種は、ペット同伴カフェ・アンド・トリミング、アメリカン小物販売兼カフェ、デイサービス施設でございます。いずれの業種も当該商店街にはなかったものであり、消費者及び利用者ニーズに合わせて誘致したとのことでございます。  以上です。 309 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 310 ◯5番(青木佑介君) 平成30年度の3件の実績ということで、こちらの3店舗につきましては滝山の中央名店会の事業ということで伺っております。確かに地域にはなかなか今までなかったものというものが、こういった支援事業によって商店街に店舗を構えていただけるというのは、今後の商店街対策としては本当に非常に重要なことではあると思いますので、引き続き続けていただければと思います。  一方で、この空き店舗利用促進事業としての実績の3件なんですけれども、営業開始後のフォローですとか、そういったものは当市としてはどのように行っているのか、何か行っていれば伺わせていただければと思います。 311 ◯副議長(島崎清二君) 産業政策課長。 312 ◯産業政策課長(島崎修君) 再質問について御答弁申し上げます。商店街に対する補助ということでございますので、基本的には商店街が中心となって支援していく、そのように考えております。 313 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 314 ◯5番(青木佑介君) 商店街のほうでということで、はい、伺いました。ただ、実際のところ、閉店してしまっている店舗もあったりしますので、商店街の力だけでなく、市としても主体的にこちらも対応を進めていただければと思います。  それで、先ほど壇上で市長のホームページから文言を引用させていただいたんですけれども、市長のホームページに「駅を降りてにぎやかなまちのほうが」という一文から始まりまして、「そのためには商店街が元気で、地域経済に活気がなければなりません」ということでありますけれども、例えば駅から遠い商店街なんかも当市にはいっぱいあるわけですが、市長として市内の商店街の活性化政策、どのようにお考えなのか伺いたいと思います。 315 ◯副議長(島崎清二君) 市長。 316 ◯市長(並木克巳君) 商店街全体に対しての支援というのは、これは同じレベルで担当も含めて進めさせていただいております。とかく駅を使う方がいらっしゃるという部分がありますから、そこの入り口の部分ということでお話は書かせていただいておりますけれども、市全体の商業活性化というものは当然目指していくべきものだとは思っております。そういった考えのもと、私もずっと運営をさせていただいているというふうに思っております。  また、空き店舗の対策等も含めてでありますけれども、先ほどの担当が申し述べた事業を継続し、商店街の活性化に結びつけさせていただいております。特に今回、表敬訪問も受けましたけれども、市のホームページでも御案内をさせていただきました東京販売士協会が主催しております都内の「キラリと光る商店街」を表彰する、第20回販売士が推す!!「エネルギッシュ・タウン-私の街-」で、市内の滝山中央名店会が最優秀賞を受賞されました。滝山中央名店会は、魅力ある店舗や夏祭りなどのイベントでの地域の学校や町内会との連携、商店街の役員とNPO法人の役割分担、そういった組織づくりなどが評価されて受賞されております。  エネルギッシュであると、また、こういった名誉のある賞を受賞されたことは本当にすばらしいなと思いますけれども、この滝山中央名店会の皆様と地域の努力のたまものというふうに感じていると同時に、これも実は市の商店街活性化対策事業を活用いただいている事業でありますので、そういったことで御理解いただければと思います。 317 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 318 ◯5番(青木佑介君) 滝山中央名店会のほうで今回3事業、実際実績があるということと、そういった店舗を含めて名店会の皆様の努力によってそういった賞に選ばれたというのは本当に名誉あることですし、御努力はすばらしいことだと思っております。  一方で、滝山の五丁目ですとか、滝山地域全般的に見ますと、どうしても商店街のテナントの閉店が続いているという状態はありますので、持ち家なんかでなかなか貸し出さないという方もいらっしゃるので一概には言えないかとは思うんですけれども、やはり市としてにぎわいあるまちづくり、また防犯対策としても見守りの役目も担っていただいている部分もあるかと思いますので、ぜひとも商店街の振興については引き続き力を入れていただきたいと思います。  また、市長におきましても、大型テナントの誘致というところが、主に若者の就労支援なんかのときにお話しされることが多いとは思うんですけれども、商店街の活性化に向けてもしっかりと引き続き力を入れていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、2点目のごみ集積所の跡地の活用について再質問をさせていただきます。現状のところ、昨日の三浦議員の質問のところでもありましたが、前向きな対応方針で、所管がえについては少しずつ進めていただけているものであると理解しております。ただ、所管がえ自体がそもそもの目的ではなく、その先の売却であったりですとか利活用対応の円滑化というところが一番の目的かと思いますので、各課の御協力の上、迅速な御対応を進めていただきたいと思います。  今、市報等に売却の件を載せますと、一定の問い合わせはまだあるということで伺っておりますが、利活用の要望が届いているところを中心に個別の購入の意思確認を行うべき段階にはもう来ているものだと私は考えております。現状、ごみ対策課が担当課ということでまだあると思いますので、ごみ対策課のほうに伺うんですけれども、今後の隣地所有者への購入の意思確認の進め方について何か案があるか伺います。 319 ◯副議長(島崎清二君) ごみ対策課長。 320 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 売却を進めていくに当たりまして、今現在は広報等でのお知らせの中で一定の対応はさせていただいているというところでございますが、今後は、昨日、他の議員より意向の調査といった提案もございました。その中でお答えしたのが、エリアを区切る中で調査というものを検討していく、そういったことを考えているということを申し上げたところでございます。あるいは、現時点での参考までの金額といったものをお知らせするといったことも今後考えていく、対応についても考えていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 321 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 322 ◯5番(青木佑介君) 前向きな御答弁ありがとうございます。エリアを区切っての対応ですとか、2点目の参考まで金額を明示するということでいただきましたが、特に参考までの金額を明示するというのは本当に市民の方にとっても非常にわかりやすいので、購入の意思確認においてはぜひこのお話は進めていただければと思います。特に目安価格というものがしっかり載っていれば、問い合わせの手間なんかについても減っていくと思いますし、市民目線にとっては本当にいいことだと思いますので、ここについては、所管がえを含めまして全庁的に共有していただいて進めていただきたいと思っております。  続きまして、利活用について伺いたいんですけれども、自治会であったりとか、あとは個人の方でこういった目的に使ってほしいということで御意見をいただいているかと思うんですけれども、現状そういった提案や要望に対してどのようなご対応をされているのか伺います。 323 ◯副議長(島崎清二君) ごみ対策課長。 324 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 今、利活用の件についてという中では、自治会等からの防災倉庫、もしくはベンチを置きたい、もしくは駐輪場を、といったような話はございますが、現時点でそういった活用につきましても、まず所管がえをした上で担当のほうでの検討も必要なのかなというところでございます。今、私どものほうでは、行政財産につきまして所管がえもやっていくところではございますが、購入を希望されている方の売却事務を優先している状況がございます。まずはこちらをきちっと丁寧に対応していきたいというところでございます。  以上でございます。 325 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 326 ◯5番(青木佑介君) 購入を検討されている方への売却を丁寧に進めるということは本当にそのとおりだと思います。現状の問い合わせが来ているところにつきましては本当に丁寧に進めていただきたいと思う一方で、市民の皆様からいろいろ要望が出てくるものをあんまりお待たせするというのも変ですけれども、まだどちらに転ぶかわかりませんという状態が長く続いてしまうというのはあまりよろしくないことだと思いますので、このあたりは所管がえでほかの課に対応を引き継ぐ形になるのかとは思いますが、そのあたりを含めまして所管がえにつきましては速やかに進めていただきまして、市民の皆様からの御要望、ニーズというものにしっかりと応えていただきたいなと思います。  特に先ほど話がありましたけれども、ベンチの設置なんかの要望もあるということで、特に本市、なかなかベンチ、座るところがなくて、御高齢の方がちょっと遠出が難しいというお話ですとか、先ほどの私道の話ではないんですけれども、道路もでこぼこになってしまっていて疲れるという御意見も伺っておりますので、市内にベンチなんか設置したりですとか、駐輪のスペースにしたりですとか、本当に市民にとっても要望はいろいろあると思いますので、ぜひともそういった意見につきましてはしっかりと集約をしていただいて、所管がえの際にもしっかりと引き継いでいただいて対応していただければと思います。  ちなみに、こういった所管がえのめど自体につきましては、いつぐらいまでに引き渡すですとか、そういっためどというのは今の時点では立っていらっしゃるのか伺いたいと思います。 327 ◯副議長(島崎清二君) ごみ対策課長。 328 ◯ごみ対策課長(後藤寿之君) 繰り返しになってしまいますが、まずは購入を希望されている方のほうを、お待ちいただいていた部分、急ぎ優先させてやっていきたいと思ってございます。また、日常業務と並行して実施してまいるということもございますので厳しい状況ではございますが、速やかな事務執行に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 329 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 330 ◯5番(青木佑介君) 日常業務との並行ということで、これも今まで議会の中でずっと問題になっていましたけれども、なかなか対応の人数が少ない中で、また通常業務と並行してごみ対策課で対応するというのは、正直かなり難しいことだと思っておりますので、そういった意味でも本当に早目、早目に引き継ぎを進めていただきたいと思っておりますので、ぜひ理事者の方々につきましても力を入れていただきたいと思います。  ごみ集積所跡地の質問については以上とさせていただきます。  それでは、3点目の「広報ひがしくるめ」につきまして再質問に入らせていただきます。先ほど御答弁いただきましたけれども、市民の方々から求められる紙面づくりというのは検討が必要であると思っております。当市の市報で、1面の記事において市民ニーズに沿わないようなものが掲載されているということで御意見をいただいたことがあるんですけれども、広報紙面を取りまとめていく上での方針ですとか考え方があればお伺いしたいと思います。 331 ◯副議長(島崎清二君) 秘書広報課長。 332 ◯秘書広報課長(斉藤真由美君) 広報紙編集の方針、考え方についての御質問でございます。  各号ごとに取りまとめていく上で、特に1面の構成に関しましては、市民の方へお伝えしたいテーマや、一緒に考えていただきたい記事内容を、端的に伝えられるよう表現していくことが求められます。その場合、写真や図表などを効果的にレイアウトした紙面づくりを目指すべきであると考えます。  ただ、その一方で、現実的には文字による情報が紙面の多くを占める場合がありますことから、毎号、文字情報のボリュームと紙面スペースの折り合いをどうつけるのか担当において検討を重ね、所管課との調整を図っているところでございます。  以上でございます。 333 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 334 ◯5番(青木佑介君) 担当のほうで御検討はいただきながら効果的なレイアウトというのは目指していただけるということと、市民の方に伝えたいテーマですとか、一緒に考えていただきたい記事内容を入れているということで、それについてはそのとおりだと思います。ただ、一方で、市民の方から先ほどのような御意見もありますので、市民の方へ広報紙に関する御意見を聞いたりですとか、あと購読率調査というのを進めていただく必要があるかとは思うんですけれども、このあたり、担当課の考えを伺います。 335 ◯副議長(島崎清二君) 秘書広報課長。 336 ◯秘書広報課長(斉藤真由美君) 広報紙に関する御意見や購読率などの調査についての御質問でございます。  電話やご意見箱、また直接来庁されて、市民の方から御意見をいただくことがございます。そのほか、広報紙のみに特化したものではございませんが、毎年、施策成果等アンケート(東久留米市市民アンケート)を行っており、その中で、「市政情報(広報紙・ホームページ)が十分提供された開かれた市政が行われているか」という設問がございます。直近の令和元年6月のアンケート結果ですと、「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」というふうに回答された方が64.4%、また、「どちらかといえばそう思わない」、また「そう思わない」と回答された方が32%という結果は得られております。  以上です。 337 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 338 ◯5番(青木佑介君) 施策成果等アンケートに基づけば一定は御評価いただけているということかと思いますけれども、こちらについても、市政情報ということで広報紙だけでなくホームページの部分も含むと思いますし、十分に市政情報が提供された開かれた市政という聞き方ですので、例えば見やすさですとか、購読率というとなかなかそこら辺を捉え切れていないのではないかなと思う部分ではあります。例えばそういった市民アンケートの中で、もっと市民の方の広報紙に対する意見というところが聞けるような項目というのをふやしていただくことを検討いただけないでしょうか、伺います。 339 ◯副議長(島崎清二君) 秘書広報課長。 340 ◯秘書広報課長(斉藤真由美君) アンケート項目の内容をふやすのはどうかという御質問でございます。  現在は、先ほど申し上げたとおり、お電話やご意見箱等で市民の方から直接御意見を伺っており、また、既存の市民アンケートの項目の内容で特に不足を感じているところはございませんが、内容等につきましてほかの自治体の手法等を参考にしてまいりたいと思います。  以上です。 341 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 342 ◯5番(青木佑介君) 現状、不足は感じていらっしゃらないということではあるんですけれども、さきの議会でもお二方の議員からいろいろと質問も出ていますし、市民の方からもいろいろ言われておりますので、ぜひとも市民の方の声というのをしっかりと把握できるようにアンケートなんかについても作り込みをいただければなと思います。ぜひ御検討のほどよろしくお願いいたします。  それでは、例えば他市ではコンビニ等に広報紙を置いてあるところもあるようなんですけれども、本市ではそういった検討をされているのかどうか伺いたいと思います。 343 ◯副議長(島崎清二君) 秘書広報課長。 344 ◯秘書広報課長(斉藤真由美君) コンビニ等への設置についての御質問でございます。  現在、東久留米市では広報紙を全戸配布しており、また、市の各施設の窓口等で広報紙を取得いただけるほか、市の施設以外では郵便局や東久留米駅でも広報紙を置かせていただいております。設置場所をふやしてほしいといった御意見やお声等も特に目立ってはいないことから、現在の設置場所以外に設置することは現在のところ考えてはおりません。  なお、広報紙の閲覧につきましては、ホームページからダウンロードしていただくことに加え、昨年の11月からは「マチイロ」というアプリでの閲覧も可能となっています。読みたいときに手軽に読むことができるといった点では、こういった媒体・アプリの活用は非常に有効であると考えます。  以上です。 345 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 346 ◯5番(青木佑介君) 最後に御答弁いただいたとおり、読みたいときに手軽に読むことができるアプリなんかも大事なんですけれども、例えばコンビニなんかで気が向いたときですとか、ちょっと時間をつぶすような間なんかに手にとってもらえる、持っていってもらえるような仕組みづくりというものをぜひ検討いただければと思っております。  また、こういったアプリなんかにつきましても、電子媒体上で見るということで、文字が小さかったりですとか、ちょっとレイアウトが見にくいという状況ですと、目に負担になる方も多くいらっしゃると思いますので、ぜひともレイアウト変更ですとか文字の拡大、またページ数の拡大なんかも行っていただきたいと思っております。  特に本市におきましては、何か新しい事業に関して説明会なんかを求めますと、答弁として、説明会は行わないと。全部市報で掲載します、市報で周知しますという御答弁をいただくことが非常に多いので、ぜひとも広報紙というものはしっかり読みやすいものというのを目指していただいて、皆様が通常手にとっていただける、いつも基本的には読んでいただけるような紙面づくりというものを目指していただきたいと思います。  それでは、並木市長に伺います。先ほど壇上でも、「市長コラムを削除してほしい」という市民の方の御意見、御紹介させていただきましたけれども、市長として、今の市長コラムについてどのような立ち位置でいらっしゃるか、お聞かせいただきたいと思います。 347 ◯副議長(島崎清二君) 市長。 348 ◯市長(並木克巳君) 今、青木議員からは市民の声ということで代弁をされての御質問かと思っておりますので、青木議員自身がどのようにお考えなのかというのはちょっとはかりかねるんですけれども、市長コラムという部分においては、情報発信を市長としてさせていただいている、また、市民の皆さんとの接点であると、そういう考えのもとでやっている部分でありますので、それを必要ないというようなお考えであるという部分においては、私はこの記事は大切にしてまいりたいというふうに思っております。 349 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 350 ◯5番(青木佑介君) 市長としては大切にしていきたいというお考えであるということですので、であれば、280万、増ページにかかるということなんですけれども、ぜひともページ数をふやしていただいて、むしろもっと市長コラムとして発信していただいても私はいいかと思いますし、一方で、今の1面に例えば市長コラムがこれだけのスペースをとっているということに対して市民の方からかなり疑問が呈されておりましたので、市民の伝言板ですとか市民活動のスペースより市長のスペースが大きいと。一体どういうことなんだということでの御指摘ですので、ぜひとも市長には検討していただきたいとは思うんですけれども、ちなみに、1面に置かれている理由というのは、やはり市民の皆様としっかり対話をしたいということで置かれていらっしゃるんでしょうか。 351 ◯副議長(島崎清二君) 秘書広報課長。 352 ◯秘書広報課長(斉藤真由美君) 市長コラムの掲載場所につきましては、1面に限ってはございません。2面の場合もございます。  以上です。 353 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 354 ◯5番(青木佑介君) それは、レイアウトというのは秘書広報課のほうで行うということでよろしいでしょうか。 355 ◯副議長(島崎清二君) 秘書広報課長。 356 ◯秘書広報課長(斉藤真由美君) レイアウトについては広報担当で検討しております。以上です。 357 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 358 ◯5番(青木佑介君) 多種多様な御意見、市民の皆様にはあると思いますし、ぜひ市長といろいろお話ししたいという方もいらっしゃいますので、市民とのやりとりというのは、広報紙だけでなく、実際の場でもぜひ行っていただきたいと私は思いますし、紙面全体としてやっぱり文字が小さいというのは常々言われてきていることかと思いますので、市として何らかの対応をとっていただかないとやはりそういう声というのが大きくなってしまうかと思いますので、ぜひとも速やかな御対応をお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、教育行政について再質問を行わせていただきます。学習適応教室につきまして御答弁いただきまして、現状、小学生が59名、年間30日以上の欠席者として数えられているという中で、小学生の受け入れというものは行えるんですけれども、現状としては通っていらっしゃらないのではないかなという状態であります。今の中学生を含めた在籍人数についてお伺いしてよろしいでしょうか。 359 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 360 ◯教育部参事(椿田克之君) 今年度、11月12日現在ですけれども、学習適応教室に在籍している通室人数は11名になります。 361 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 362 ◯5番(青木佑介君) 11名が現状、全員中学生ということでよろしいですか。11名全員中学生ということで、小学生につきましては、各学校で保健室ですとか特別教室ですとか、そういったところを活用されているというふうには伺ってはいるんですけれども、やはり小学生にもニーズというものはあると思いますので、小学生の方々も来やすいような仕組みづくりというのをしっかりお願いしたいなと思っております。  現在も教科以外の学習活動につきましてもいろいろ行っていらっしゃるということで、「教育センターだより」なんかにも記載がありますけれども、そういった活動なんかも含めてぜひとも、学校にはなかなか行けないけれども、こういった場所でみんなと一緒に学ぶ楽しさというのをしっかり学べるような場所づくりというのをやっていますよというのをもっとアピールしていただければと思っております。  先ほどちょっと壇上でも述べましたけれども、学校復帰というものを掲げてしまうことによって、不登校の子どもたちがプレッシャーを感じてしまってなかなか通えないという現状も伺っております。本市といたしましては、学習適応教室の御案内というところにも、「市内公立小中学校の不登校児童・生徒を対象に、学習支援はもとより、生活リズムの立て直しや集団適応力の向上を図るなど、学校復帰を目的とした指導を行います」という記載がありますし、ホームページ上もほぼ同じような記載であったかと思います。  学校復帰という目的以外につきましても当然書いてはあるんですけれども、「学校復帰を目指します」というこの書き方について、今、市としてはどのようにお考えか伺いたいと思います。 363 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 364 ◯教育部参事(椿田克之君) 先ほども少し触れましたけれども、学習適応教室、やはり自分に自信を持って学校に復帰することは目的ですが、そのほかにも長期的な視点で子どもの主体性を育むこと、また、安心して学べる環境づくりを進めております。そのため、利用している子どもたちですけれども、学習内容についても通室している実態に応じて柔軟に対応して、通いやすいようにしております。
    365 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 366 ◯5番(青木佑介君) 実際、通えている子どもたちなんかにつきましては、多分そういった対応というのをしっかり現場の方々も行っていらっしゃると思いますので、復帰の成果も上がっていると伺っていますし、通えていらっしゃるお子さんたちが多いのかなと思います。  一方で、最初の段階でこういう文言があることによって、そもそも通えないお子さんというのもいらっしゃると思います。今、「教育支援センター(適応指導教室)に関する実態調査」という文部科学省が令和元年5月13日に出している調査結果を見ましても、目標ということで、「学校復帰」を主なものとしていたところが、平成27年では78.5%の教室がそうしていたにもかかわらず、平成29年の調査になると68.7%まで減少して、「社会的自立」ですとか「居場所の提供」というものをメインに掲げているような適応指導教室、当市でいえば学習適応教室のような役割を果たしているところというのが多くなってきているという調査結果もありますので、ぜひともそういった方々に向けて誰も置き去りにしないという目標を持って、いろんな多種多様な悩みを抱えた子どもたちが安心してスタートを踏み切れる、通い出せるような教室というのを目指していただきたいと思っております。このあたりにつきましてぜひ検討をお願いしたいと思っております。  また、学習適応教室の御案内のところで、市内公立小中学校の不登校児童・生徒を対象ということであるんですけれども、例えば市内在住の私立の学校に通うようなお子様からの御相談があった場合について、当市としてはどのように対応していくのか伺います。 367 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 368 ◯教育部参事(椿田克之君) 私立学校に通っているお子さんの不登校につきましても、相談に来ていただければしっかりと対応していきたいと思っておりますが、今のところ、私の覚えている範囲、今年度はそういった事例はないと聞いております。  以上です。 369 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 370 ◯5番(青木佑介君) 現状ないということではあるんですが、実際、記載として「市内公立小中学校」という記載が「教育センターだより」なんかにもありますが、こういった部分については、例えば見直し等の御検討というのはいただくことはできますでしょうか、伺います。 371 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 372 ◯教育部参事(椿田克之君) 私立の不登校の子たちについては、まずは教育相談室、中央相談室、そちらのほうを利用することが多くございます。なので、基本的に学習適応教室は公立小中学校の出席日数等にも反映されることですから、公立学校との連携をとりながら行っておりますので、その文言のままでいきたいと思っております。 373 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 374 ◯5番(青木佑介君) そうですね、公立の小中学校との連携というのは、確かに学習適応教室、今すごく重視されていて、やりとりなんかも綿密に行っていただいているという現状から見ても、確かにものすごく重要なことだとは思っております。  ただ、一方で、市内の例えば私立小中学校に通っている子どもたちについても、例えば学校での居場所がないとなったときに、教育相談という形で最初の段階としてはステップは踏まれるのかとは思うんですけれども、市としてやはりなるべく開かれた状態でそういった子どもたちも受け入れるような体制をとっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 375 ◯副議長(島崎清二君) 教育部参事。 376 ◯教育部参事(椿田克之君) 先ほどもお話ししましたとおり、私立の小学校・中学校の児童・生徒につきましても相談等受け入れておりますので、広く受け入れ体制はできていると思っております。 377 ◯副議長(島崎清二君) 青木議員。 378 ◯5番(青木佑介君) 御相談があれば受け入れていただけるということで確認いたしましたので、子どもたちのために学習適応教室、学校復帰を目指す子どもたちにとっては学校復帰を目指して、しっかりとそれに向けたプログラムを御指導いただく、そうではない子どもたちもいらっしゃれば、やっぱり居場所、自分たちが安心して学べる場所というものをしっかりと確保していただいて、子どもたちを第一優先に市として取り組んでいただければと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。  以上をもちまして一般質問を終わります。 379 ◯副議長(島崎清二君) 以上をもって青木議員の一般質問を終了いたします。   ─────── ◇ ─────── 380 ◯副議長(島崎清二君) ここで休憩いたします。  再開は午後3時35分。       午後 3時15分休憩       午後 3時35分開議 381 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 382 ◯議長(富田竜馬君) 議長交代いたしました。  午後3時35分、篠宮議員、早退であります。  一般質問を続行します。  次に、「教育行政について」、「市行政について」と題して、間宮美季議員から行います。  間宮議員。     〔4番(間宮美季君)登壇〕 383 ◯4番(間宮美季君) 市民自治フォーラムの間宮美季です。よろしくお願いいたします。それでは、通告に従い一般質問をいたします。  教育行政について。  (1)図書館行政について伺います。  2017年1月、東久留米市立中央図書館への指定管理者制度導入を骨子とする今後の東久留米市立図書館の運営方針が決定されました。しかし、その決定の過程では379件ものパブリックコメントが寄せられ、そのうち367件、実に97%が反対の意見でした。また、教育委員会での採決でも、最後まで指定管理者の導入に反対をされた委員がおられ、賛成多数での承認となりました。民意が届かなかったことが今も残念でなりませんし、公共図書館に指定管理者制度はなじまないとの考えは現段階でも変わってはいません。  とはいうものの、さきの教育委員会において、令和3年度からの新たな市立図書館運営(案)が報告され、この運営(案)に基づいて、今後、指定管理者制度の導入を進めるとのことですので、以下3点について質問をいたします。  1)運営(案)では、市の主な役割として大きく4つ掲げられています。また、市の担当課長は、市が担う図書館行政や選書の決定、図書館サービスを掌理する管理者であることを法規に照らしてもより明確に示すため、館長を兼務するとのことです。課長職と館長を兼務するということは、それぞれの役割があるものと考えますが、どのようになるのか伺います。  2)運営(案)では、図書館協議会との関係性についても述べられています。昨年第3回定例会の一般質問において、教育長より、新たな運営における図書館協議会のあり方については、「今後の実際の具体的な運用においては、今後、新しい図書館をめぐる教育委員会と指定管理者の役割分担の整理の中でさらに詳細を検討してまいりたいというふうに考えております」との御答弁をいただき、保留になっていたと認識しています。今回、一定の整理がつき、運営(案)に示されたものと思いますが、どのような理由で図書館協議会との関係性を運営(案)のように整理されたのか伺います。  3)公共図書館の役割は多岐に及びますが、市民の課題解決やまちづくりを支援することも大切な役割であると考えます。今後の東久留米市立図書館の運営方針でも、今後目指すべき図書館像として、「市民の課題解決に役立つ図書館」や「市政やまちづくりを支援する図書館」を掲げています。しかし、運営(案)では、市と指定管理者が運営を分担する中、まちづくりにどちらがどのように寄与していく考えであるのか読み取ることができませんでした。市の見解を伺います。  2、市行政について質問します。  第1点目、東久留米市制施行50周年記念事業について伺います。  私は、この事業に関する質問を本年第2回定例会でも行いました。その際、企画経営室からは「市民みんなのまつりが一つの大きな柱になってくるものと考えている」との御答弁を、また、市長からは「あらゆる世代の皆さんが一緒に50周年を祝える、そんなイベントになるようなことを目指して頑張っていきたいなというふうに思っております」との御答弁をいただきました。ところが、このたび企画経営室より議会に配付された「東久留米市制施行50周年記念事業検討状況について」という資料に基づく説明では、特に市民みんなのまつりがメインの事業になるとは読み取れず、また、全般的に市民参画という視点が欠けているように思われました。どのような事業を行うにしても、来年3月の当初予算に計上する必要があると思われますが、現時点での検討状況について伺います。  第2点目、防災行政について、災害に強いまちづくりを目指して質問をいたします。  本年は、台風によって日本各地に大きな被害がもたらされました。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。  我が市では幸いなことに人的な被害は避けられましたが、それでも、倒木や冠水など被害が複数ありました。市の職員や各種団体の皆様におかれましては、市民の皆さんの安全確保のため昼夜を問わず対応していただきましたことを、まずもって感謝をいたします。  さて、このたびの台風の中でも特に我が市に接近した台風19号における対応について、今後に引き継ぎ、生かしていくためにも、市としての課題を整理し、取りまとめて公表していく必要があると考えますが、市としての見解を求めます。  第3点目、学童保育運営の委託と延長育成について4点伺います。  なお、質問に先立ちまして、11月16日に金山学童、くぬぎ学童で行われた委託と延長育成についての説明会で配付された資料一式を資料請求いたします。議長においてお取り計らいいただけますよう、よろしくお願いいたします。  1)11月16日に委託と延長育成について説明会が行われたと伺いました。しかし、保護者への案内文の配付が説明会まで10日を切る11月7日だったこともあってか、くぬぎ学童では参加者が10名、金山学童ではわずか3名だったとのことでした。こういう状況の中、参加されていない御家庭にはどのように情報提供したのか伺います。  2)東久留米市立学童保育所運営業務委託仕様書の業務分担区分一覧によると、安全管理については、重大な事故発生時の対応も含め、危機管理マニュアルの作成以外は全て受託業者のみが対応することとなっております。また、苦情対応についても受託事業者のみの対応としています。これではほとんど丸投げで、市は、委託してしまえば、学童保育事業の安全確保に関して全く責任をとらないように見受けられますが、見解を伺います。  3)先日行われた子ども・子育て会議では、委託後の学童保育における安全確保についての議論が活発になされました。例えば、安全面の確保から、職員体制を現状の児童15人に対し支援員1という配置より減らすべきではないということを盛り込むべきではないかという意見が出ましたが、既にプロポーザルが行われている現状では難しいとの判断が大勢を占めました。プロポーザルを行う前に子ども・子育て会議に諮るべきであったと考えますが、見解を伺います。  4)同じく子ども・子育て会議の中で、来年度、委託が実施された後の直営の学童での必要な嘱託職員の人数について質問がありましたが、市は、現状の99名とほぼ同数を見込んでおり、確保できるものと考えているという趣旨の御答弁をされていたと記憶しています。ということは、希望すれば、現在勤めていらっしゃる嘱託職員の方々は原則雇用が継続できるという理解でよいのか伺います。  以上が壇上での質問です。御答弁をいただいて自席で再質問をいたします。 384 ◯議長(富田竜馬君) ただいま間宮議員より資料要求がありましたが、提出できますか。 385 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 386 ◯子ども家庭部長(坂東正樹君) 間宮議員から要求のありました11月の説明会に配付いたしました資料一式、御用意いたしておりますので、御配付させていただきます。 387 ◯議長(富田竜馬君) それでは、御配付をお願いします。   ─────── ◇ ─────── 388 ◯議長(富田竜馬君) ここで暫時休憩いたします。       午後 3時44分休憩       午後 3時45分開議 389 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 390 ◯議長(富田竜馬君) 教育部長。 391 ◯教育部長(森山義雄君) 初めに教育行政について、図書館行政について、令和3年度からの新たな市立図書館運営(案)に関して3点御質問をいただきました。  1点目、担当課長兼館長の役割でございますが、市の役割のうち、図書館の基本的運営方針や計画を策定する図書館行政と、指定管理者に対するモニタリング等、管理監督については、本市の教育・文化行政の根幹であり、市立図書館全体のマネジメントにかかわる事項でもあるため、担当課長としての視点で管理してまいります。一方、選書・除籍の基準策定及び資料購入の決定と除籍の最終確認は図書館サービスの根幹であり、また、直接的な図書館サービス提供となる地域資料・行政資料とハンディキャップサービス、中央図書館参考図書室運営については、館長の視点で管理してまいるものと考えております。  2点目の図書館協議会でございますが、図書館協議会は教育委員会の附属機関であり、図書館法において館長の諮問機関でございます。ここでいう館長の解釈については、さきの市議会定例会で御答弁させていただきましたとおり、文部科学省の見解により、指定管理者に公立図書館の館長業務を含めて全面的な委任が可能であると解することができることから、図書館協議会において指定管理者である館長が諮問することも可能であると解するものでございますが、選書・除籍の決定や、地域資料・行政資料、ハンディキャップサービスなど、市が担う図書サービスを掌理する管理者であることを図書館法に照らしましてもより明確にするため、館長職を兼ねることといたしました。  他方、指定管理者にも各図書館の館長がいることになりますが、市に館長がいることからも、指定管理者の館長の意見を聞きながら、他の議題と一括して市の担当課長兼館長が取り扱うこととし、内容説明や質疑に際しては、おのおのの館長が図書館協議会に出席の上、行うこととしたものでございます。  3点目、新たな図書館運営における市民やまちづくりへの支援についてでございます。  新たな運営では、市が地域資料・行政資料を担い、レファレンスも行ってまいります。役割分担し、これらのサービスにより専念することで、これまで以上に市の施策の推進やまちづくりにも貢献できるよう努めてまいりたいと考えております。  また、指定管理者も一般開架室での図書サービス提供やレファレンスを行ってまいりますが、市民の課題解決や就労・起業支援など、まちづくりへの支援強化に向けて、民間事業者のノウハウや創意工夫により取り組みが充実し、基本理念である「地域を支える図書館」に向けて努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 392 ◯議長(富田竜馬君) 市民部長。 393 ◯市民部長(山下一美君) 次に、市行政についての1点目、東久留米市制施行50周年記念事業についてでございます。  来年度の市民みんなのまつりに向け、お示ししております「市制施行50周年記念事業検討状況」におきまして、第41回市民みんなのまつり(農業祭・商工祭)について、毎年恒例となっている市民みんなのまつりでは、市制施行50周年のアピールに努めるとともに、事業の拡充を視野に入れながら、引き続き検討を行っていくこととしております。  本年度の市民みんなのまつりの実施に当たり、5月30日以降、市民みんなのまつりの運営協議会及び企画運営会議を開催しておりますが、市側からは折に触れ、市制施行50周年を迎えるに当たり、弾みをつける市民みんなのまつりとしたいというメッセージを伝えてきたところでございます。  本年度の市民みんなのまつりは11月9日(土)、10日(日)に実施し、両日とも好天に恵まれたこともありまして、9日(土)は2万3100人、10日(日)には2万5200人、2日間合計で市の内外より4万8300人の方に来場いただきました。昨年度は4万2300人の来場者数でしたので、昨年度比6000人の増となりました。  年明け1月に今回実施の市民みんなのまつりの振り返り等を行う企画運営会議を予定しておりますので、関係団体とともに来年度迎える50周年に向けて意見交換を行い、さらなるにぎわいの創出に結びつくよう準備を進めてまいります。  以上でございます。 394 ◯議長(富田竜馬君) 環境安全部長。 395 ◯環境安全部長(下川尚孝君) 続きまして、市行政についての2点目、防災行政について、災害に強いまちづくりを目指して、についての御質問にお答えいたします。  本年10月の台風19号では、今までの台風や豪雨への対策以上の対応が必要であるとの認識のもと、自主避難所においてもこれまでにない14カ所を開設し、本市としては最大規模となる119世帯267名の方が避難されました。実際に避難所の運営を行う中で、市民の方々からの御意見・御指摘もいただき、改めて改善すべき点や新たな課題も認識したところでございます。これらのことを参考にして、より一層の適切な避難所運営へとつなげていきたいと考えております。また、課題の整理が完了した時点で、今後、市民の皆様への公表につきましては精査・検討を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 396 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 397 ◯子ども家庭部長(坂東正樹君) 続きまして、市行政についての3点目、学童保育所運営の委託と延長育成についての御質問にお答えいたします。  初めに、11月に行いました説明会についてでございます。  説明会に参加していない方へは、説明会でお配りした資料を配付させていただいております。現時点で問い合わせなどはない状況でございます。  次に、安全管理や苦情についての市のかかわりについてでございます。  安全管理や苦情への対応につきましては、まず、受託事業者が対応を行っていくところでございますが、状況に応じて市も対応していくものでございます。  次に、子ども・子育て会議についてでございます。  子ども・子育て支援事業計画におきまして、放課後児童健全育成事業の量の見込みと提供体制の確保の内容とその実施時期につきましては、子ども・子育て会議へ諮る事項でございます。しかし、委託に当たっての安全性につきましては子ども・子育て会議へ諮る事項ではございませんので、諮っていないというものでございます。  次に、嘱託員についてでございます。  業務委託を行う学童保育所に勤務している職員につきましては、業務委託の受託事業者での勤務を希望する職員もいるかと思いますが、引き続き直営の学童保育所での勤務を希望する職員は、年度末で退職する職員がいる学童保育所への補充や今月から始まります入所申請の状況を注視しまして、新たに特別教室等の借用を行うなど人員が必要な学童保育所への異動などによりまして必要な人員を確保してまいります。  以上でございます。 398 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 399 ◯4番(間宮美季君) 答弁ありがとうございました。
     では、まず、図書館行政について再質問させていただきます。課長兼館長という職務についてはわかりました。今も中央図書館館長は課長職として、図書館行政であるとかこういったところを掌理されているので、そこは変わらないということなのかなというふうには受け止めました。  また、図書館協議会との関係性は一定理解しました。直営の館長が諮問していくということなのかなということでした。  その上で、運営方針では、図書館協議会とはまた別に、選書や除籍の評価などについて、学識経験者や市民代表を含めた外部委員会を設置して定期的な評価を行うことになっていましたが、今回のこの報告、運営(案)には、ここについては明記がなかったとは言わないんですけれども、どのように整理されたのかということについて伺いたいと思います。 400 ◯議長(富田竜馬君) 図書館長。 401 ◯図書館長(佐藤貴泰君) 選書・除籍に関する外部委員会に関しての御質問をいただきました。  運営方針においては選書や除籍を評価する外部委員会を設置することとしておりますが、現時点では新たな運営における選書や除籍の手法を整理したところでございます。この手法における選書や除籍の実績ですとか評価をどのように取り扱っていくか、図書館協議会でも御意見をいただきながら、今後、検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 402 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 403 ◯4番(間宮美季君) 図書館協議会にぜひ御見解を伺いながら、きちんとした評価ができるような体制というのは整えていっていただきたいというふうに、これは今後の推移を見守らせていただいて、また議論もさせていただきたいというふうに思います。  先ほど壇上でも、まちづくりの支援といったことについてぜひこれからの図書館というのは求められるんだということで、今後の方針にも書かれていたということだったんですけれども、その実現に向けてというのは、やはり庁内の他部署であるとか、学校もそうなんでしょうか、連携が必要になってくると考えます。仮に他部署から、指定管理者のほうが担うような分野なんかにもアプローチがある場合もあるかとも思いますけれども、やはり直営というか、市の図書館の職員がコーディネートをしたほうが、より円滑に物事が運ぶのではないかと考えるわけなんですが、まちづくり支援についてのコーディネート、こういったことについては市はどのような見解を持っているかを伺いたいと思います。 404 ◯議長(富田竜馬君) 図書館長。 405 ◯図書館長(佐藤貴泰君) 庁内他部署などとのまちづくり支援に向けた連携についてということで御質問いただいたというふうに認識させていただきました。  運営(案)では、役割分担により一層効果的なサービス提供を目指す中で、庁内他部署や小中学校長等との連絡調整は市が行うことと、一定整理をさせていただきました。  指定管理者が担う部分に関して、事業の内容ですとか提案や調整というのはあくまでも指定管理者が行うこととなりますが、市は庁内他部署等と指定管理者をつなぐ最初の窓口といいますか、パイプ役を担うことで、より円滑に連携が図れ、指定管理者もノウハウを発揮しやすくなるものというふうに考えてございます。  以上でございます。 406 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 407 ◯4番(間宮美季君) はい、わかりました。そういったことで市が担っていく、パイプ役としてやっていくんだということでわかりました。  ただ、そうはいいましても、結局は、図書館というのはやはり支えるのは人、特に司書職、資格を持った方たちがきちんと安定的に配置できるかどうか、これは本当に重要な鍵になってくると思っているんですね。  私たちは、青木議員とともに会派で、先月、明石市に行ってまいりました。ここは2017年1月にあかし市民図書館という新しい図書館がオープンしておりまして、こちらも指定管理者が導入された図書館になっておりました。その中でいろいろお話を伺ったんですけれども、実は明石市では、ことし、それまで嘱託だった司書の方を正規で雇ったということでした。その採用されたことについて「なぜですか」というふうにお尋ねしたところ、やはり図書館行政を推進していくためにはどうしても必要だったと、そういうようなお答えだったんですね。  私もこの間、我が市においても正規の司書職というのは必要なのではないかという議論をさせていただいているところではありますが、今のところは、担当部署とのヒアリングを通じて、有資格の、司書資格をお持ちになっている一般職員の適正な配置で図書館の運営を考えていきたいという御答弁にとどまっているというふうに私は思っております。ただ、ここは、実際、必要性を認めた場合には、ぜひ正規の司書職というものの採用はやはり必要であると、検討していっていただきたいと、この場では要望にとどめておきたいと思います。  それでは、次に防災行政について伺いたいというふうに思います。先ほどの壇上での質問に対する御答弁は、公開については検討していただけるという御答弁だったんでしょうかね。私、実はこれ、東日本大震災のときにも、2012年の3月に同じように、どういった経過があって、課題があったのかということなんかをぜひホームページでも公表して、課題の共有をしていくべきだということを質問もしておりました。ただ、残念ながら、結局のところ公表はなかったと記憶していて、その記録もどういうふうにまとめられたのかというのも、私はその存在を見てないのであれなんですけれども、やはり災害というのはあす起こるかもしれませんし、過去に起きたものからの教訓というものも、ものすごくたくさんを学べるものだと思っていますので、ぜひここについては取りまとめをしていただいて公開をしていただきたいと思いますが、改めて御答弁をいただきたいと思います。 408 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。 409 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 先ほど部長答弁もございましたとおり、現在、課題の整理を行っている段階でございます。早急に完了したいと思いますので、完了次第、公表内容について精査し、検討したいというふうには考えております。  以上でございます。 410 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 411 ◯4番(間宮美季君) ぜひよろしくお願いします。  また、今回、台風19号において避難所が開設され、実は第三小学校での避難所で、ほかもそうだったのかもしれないんですが、夜中に避難所閉鎖の情報が流れたということで、大半の避難者の方が帰宅を始めたということでした。結果としては、ちょうど障害者施設の方たちがいらしたようなんですけれども、その方たちが朝まで残ることとなったというふうに伺っています。その方たちは深夜から早朝にかけて帰宅のための車の手配にかなり苦慮されたということでした。また、今回は特に事故はありませんでしたけれども、やはり夜間の暗い中、周囲の安全確保などができているかどうか確認がとれないままで帰宅の途につくということにも、これは大きなリスク、危険性が伴う可能性もあったものと私は思っています。  市としてこういった避難所の閉鎖を決定する際に、閉鎖時間等によるリスクなどをどのように検討されたのかということについて伺いたいと思います。 412 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。 413 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 避難所の閉鎖に関する御質問にお答えいたします。  台風19号の際に開設した避難所は、10月13日2時13分に大雨警報が注意報に切りかえられた時点において、降雨もやみ、その後の気象予測などからも台風本体は通過後であり、天候は回復傾向にあるため、第11回水防本部会議にて、全ての避難所の閉鎖を13日2時45分に決定いたしました。  しかし、閉鎖時間が深夜であることや避難者が就寝していることを考慮し、おおむね13日の朝7時ごろを目途に避難所を閉設するように、各避難所の初期活動班に所持させている防災携帯へ連絡をいたしました。  水防本部会議にて避難所の閉鎖を決定した際に、深夜であり、避難所から帰宅する際の危険性が考えられること、天候は回復傾向にあるが、完全であるとは判断しにくいこと、明るくなるまで避難所での滞在は可能とすることなど、深夜に避難所を閉設し、帰宅を促すには、台風による飛散物などの危険性も考えられ、明るくなってから安全に帰宅することができると思われる朝7時ごろを目途に避難所の閉設の指示を出しており、その時点でのリスクに関する検討は行った上で決定しております。  以上でございます。 414 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 415 ◯4番(間宮美季君) リスクの検討を行った上での閉設だったということではありましたが、おそらくいろんな行き違いもあったのかもしれないんですけれども、最後まで残られた方は、もう急いで帰らなければいけないのではないかという気持ちにさせられたということで、非常に不安だったということなんかも伺っております。これは今後の教訓として、やはり夜間・深夜に天候の回復などが起こったときに、どういうふうに避難者の方々に閉設を伝えていくかとか、事前に、閉設になる場合、夜間の場合はとどまってほしいということであるとか、そういったことも伝わるような、そういった手だてといったものを考えていただきたいと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。 416 ◯議長(富田竜馬君) 防災防犯課長。 417 ◯防災防犯課長(小泉勝巳君) 避難所の夜間閉設に関しましては、今後、そのような時間帯が考えられる場合は、事前に皆様に、まだ明るい時間というか、就寝される前とかに御説明をなるべくしていきたいというふうに指示を出していきたいと思います。 418 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 419 ◯4番(間宮美季君) ぜひよろしくお願いいたします。  では、次に、市制50周年記念事業について伺いたいと思います。最初に、結局のところ、市民みんなのまつりは市制施行50周年の柱の事業なんでしょうかという質問をしたいと思います。 420 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 421 ◯企画調整課長(小堀高広君) 先ほど担当部のほうより市民みんなのまつりに関する答弁がございましたが、当該事業につきましては、以前の答弁にありますとおり、一つの大きな柱になるものという認識は共有しているものと理解しております。 422 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 423 ◯4番(間宮美季君) そのわりには、ちょっと申しわけないんですけれども、では、みんなのまつりで柱となる事業としてどのように50周年の事業をやっていくのかというのが、現段階、先ほどの御答弁だと、もちろん、ことしの市民みんなのまつりの会議の中でも来年がそういう時期ですよということは伝えていったということではありますけれども、例えば市民みんなのまつりの中で市民参画ができる部分、私はかねがね、例えば若者や子どもたちが一定のエリアを企画するとか、参加型・参画型というんですかね、その日だけということではなくて、そういったことも含めてぜひ検討していっていただきたいというような提案もしてまいりました。  これも、実は明石市がたまたま本年市制100周年でした。明石市では、実は市長が会長になられて夢会議というのを2年前から立ち上げられて、そこには商工会の会長ですとか社会福祉協議会、議会の議長なんかも入り、その中に市内の高校生の代表なんかも入りながら、どういった100周年を迎えていくのか、将来に向けてどういったことを、記念に残るようなものをしていこうかということを会議をして──そんなに回数やってないんですよ。でも、そこがやはり中心となって、もちろん、いろんな事業をしていったということを伺ったりもしてきました。  それに比べると、我が市は、では、どういうふうにやるんですかということを伺いたいと思います。 424 ◯議長(富田竜馬君) 産業政策課長。 425 ◯産業政策課長(島崎修君) 来年度の市民みんなのまつりに向けてでございます。  本年度の市民みんなのまつりについても、市民みんなのまつり運営協議会及び企画運営会議を経て実施しており、新たな取り組みとして、路上ステージにパラリンピック競技体験ブースの設置、また、ドラッグストアの協力のもとイートインスペースの設置などの取り組みに結びつきました。このように、例年、市民みんなのまつり運営協議会及び運営会議において、時世やニーズに応じた検討・実践を重ねております。  現時点で議員の御質問に対し具体にお示しできるものはありませんが、次年度に向けては、市制施行50周年を全市的にお祝いするという考えをもって取り組んでまいりたいと考えています。 426 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 427 ◯4番(間宮美季君) もう来年の3月には予算編成があって、要するに、今のはもちろん、例年のみんなのまつりの中で協議を重ねる中でより充実させていっているというのは理解するところなんですけれども、でも、今回、市制50周年の柱となる事業の一つとして考えていらっしゃるということなので、私はやはり、そこに向けて、それこそこれから機運の醸成もなさる中で、どういったものが50周年の集大成というんですかね、柱となるものなのかというものは、もう形が見えてこないとおかしいのではないかと思うんですよ。これからお話し合いをされるというのはちょっと遅いのではないかと思うんですよね。  私、壇上でも、市長にも同じように6月に御答弁を求めて、市長は「あらゆる世代の皆さんが一緒に50周年を祝える、そんなイベントになるようなことを目指して頑張っていきたいというふうに思っております」とおっしゃっているんだから、いや、それ、どう頑張っているのか示していただけませんか。 428 ◯議長(富田竜馬君) 市長。 429 ◯市長(並木克巳君) 50周年というのは本当にめったに来るものではありませんので、これは本当に市を挙げてみんなで盛り上がりたいなというのは6月以降も変わっておりません。担当も含めて、今、市民みんなのまつりは50周年の一つの柱になるということはお答えさせていただいておりますけれども、来年は本当に1年かけて市としての50周年をお祝いしていきたいということもありますので、その中の市民みんなのまつりであります。  今までも実行委員会形式等で進めていただいておるということと、また、年々、先ほど担当もお答えさせていただきましたけれど、いろんな工夫を凝らしながら、参加人数もどんどんふえてきているということでありますので、その延長でこれが50周年を迎えるお祭りだというものをもう少し意識を持ってやっていくということが必要だなというふうに思っていますので、いずれにしても、来年以降、1月に振り返り等を行って、運営会議というものも予定しているということでありますので、今のようなことを踏まえてぜひ盛り上がる、50周年を市民の皆さんと盛り上がれる、そんなお祭りにしていっていただく努力をしていただきたいなというふうに思っておりますし、そういった考えで私どもは共有しているというふうに思っております。 430 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 431 ◯4番(間宮美季君) 担当部は本当にいろんな事業、みんなのまつり以外も担当されていて、やはりそこが50周年のメイン、柱となる事業だということであれば、そこはやはりほかの部署も応援に入るなどしながら、例えば明石市では高校生議会、「SDGs」というテーマとして取り組んだりとか、あるいはB-1グランプリ、何かそんなようなこととか、あと、古来からあるお祭りを一堂に結集してというようなことをやったりとかって、でも、やはりそれには1つの担当で通常の体制ではなかなか難しいと。明石は少なくとも2年前にそういう担当部署をつくってやったんですけれど、そこまでは、もう今となってはうちとしても人数もいませんのでね。  ただ、やはり現有の、現下の今の体制の中で「いや、そこが柱です」って言われても、なかなかそこは難しいと。ここはオール東久留米ではないですけれども、きちんとやっていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 432 ◯議長(富田竜馬君) 企画調整課長。 433 ◯企画調整課長(小堀高広君) 市民みんなのまつり、一つの柱というふうに理解しているところでございますけれども、来年度に向けましては、この間も、そしてこの後も、取りまとめをしておる部署といたしましても強調しながら検討してまいりたいというふうに考えております。  また、実施する内容によりましては、担当部だけということは当然前提になっているものではございません。場合によっては全庁挙げてといったことも視野に入れながら、引き続き検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 434 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 435 ◯4番(間宮美季君) 市長の言葉が「めったにない」で、私は多分「一生に一度」だと思っているんですけれど、50周年という、東久留米の50周年は来年しかないということで、ぜひ本当に市民の皆さんが集えるというか、心を一つにできるような、そういったきっかけになり、特に子どもや若者たちが東久留米市政に参画する、参加するいい機会ですし、そういった方たちがその先の100年に向けて東久留米を築いていってくれるわけです。築かなければ私たちは100年にはいないわけですので、やはりそういったことを意識しながらぜひ皆さんには取り組んでいただきたいと。ぜひよろしくお願いいたします。  では、学童について質問をさせていただきます。本当に、御答弁いただいて、非常に残念だなというふうに思っていました。まず、説明会に参加されなかった方々へ資料を配付されましたということでした。私、かねがね、どういった説明をされたのか、どういった質問があったのかということは、要点などをまとめて、ぜひ参加できなかった御家庭にも配るべきではないかと。そういった丁寧な対応は必要なのではないかというふうに思っているんですが、そういったことは考えられなかったのでしょうか。 436 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 437 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 今回、11月に行いました説明会についてでございます。  そこでの質問等について要点をまとめて配るべきというところでございますが、今回の説明会につきましてはそういったものはまとめておりませんで、説明会において配らせていただきました資料のほうをその説明会の日に御参加いただけなかった方には配付させていただきまして対応させていただいたところでございます。  以上でございます。 438 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 439 ◯4番(間宮美季君) 先ほど資料を頂戴してありがとうございました。でも、こういったものを見ても、本当にいろんなところに疑問があるのではないかなというふうに思うんですね。お迎え一つとってもそうですし、今回初めての延長育成ですので、やはりそういったところについては、市がどうしてもと言って来年の4月からスタートするものなわけですから、本来であれば時間をかけて何回か説明会なんかも行った上でスタートしていくべきものを、市がどうしても支援員を確保できないからということでスケジュールを切り詰めて行っているものなので、そういった丁寧な対応というのは本来あるべきではないかと思います。  今後、事業者の紹介を兼ねて説明会もされるということでしたので、そういったときには不参加の御家庭には例えば要点筆記を添付して配るということはしていただけないかということと、あわせて、新1年生に対しての説明というのは今回も行われていなくて、ここは本当にどうしてそれが行われないのか。この間の説明会でも新1年生の方たちにも御案内してもよかったのではないかと。そこをどうしてできないのかということについて伺いたいと思います。 440 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 441 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 今後、事業者などを紹介するそういった説明会について、そういったやりとりについて参加されなかった方に要点筆記等を配ることについての検討を、ということでございますが、事業者と顔合わせさせていただく説明会の詳細についてはまだ決まっていないところもございます。ただ、そういった要点のほうをまとめて、そこに御参加いただけなかった方にお配りするようなことについては、現時点では考えてはいないところでございます。  続きまして、新しく1年生になられる方への説明という場は何かないのかということでございますが、新しく1年生になる方への説明を行うことは考えてはいないところでございますが、次年度の学童保育所の入所案内におきまして、金山学童保育所、くぬぎ第一・第二学童保育所を民間事業者に運営を委託することですとか、延長育成について記載はさせていただいております。入所案内におきまして御確認いただきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 442 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 443 ◯4番(間宮美季君) 例えば下里小学校の地域懇……名称はあれなんですけれど、そこで話し合われたことなんかも議事録なんかをつくられて、不参加だった方あるいは委員でない方なんかにも配られたりとか、これまでも市の対応としては、そういった参加できない方たちに対して丁寧な対応をとっている部署は幾らでもあって、なぜ今回、児童青少年課はそういったことができないとかたくなにおっしゃられるのか。また、1年生についても、別段、来るか、来ないかは御家族の判断でよろしいかと思いますけれども、せめて門戸を開くということがなぜできないのか。必要はないと考えている理由を教えてください。 444 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 445 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 新1年生への説明についてでございますけれども、今回の入所案内におきましても延長育成等につきまして記載をさせていただいておりますので、そこでまず御確認いただきまして、御不明な点等ございましたら、児童青少年課のほうを問い合わせ先として記載していますので、お問い合わせをいただきまして、御説明のほうはしっかりと対応させていただきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 446 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 447 ◯4番(間宮美季君) 極めて不親切だなと。質問があるなら言ってこいということですよね、今のお話はね。非常に残念な答弁だなって。これがうちの市の対応なんだなというのを本当に感じますね、市長。本当、残念です。この学童の委託の問題についてはスケジュール的にもかなり無理があるということ、これまでも言ってきましたし、議会での議論の場を担保してほしいということもずっと言ってきました。でも、それでも、市の職員体制のことを理由に進めていくというふうにおっしゃるからには、そこは少なくとも丁寧な対応というものをやるべきだと。私は本当におかしいと思いますよ。担当は手いっぱいなのかもしれませんけれども、本当、残念ですね。  次の質問にもなるんですけれども、そうすると、私はこの間、プロポーザルで配られた、公表されている東久留米市立学童保育所運営業務委託仕様書、これ、担当、お手元にお持ちだと思うんですけれども、ここの11ページの業務分担区分一覧で、安全管理については、危機管理マニュアルの作成以外はもう市はかかわらないと。要するに丸が一つもついてないんですよね。御答弁によると、「いや、一義的には」と言うけれど、では、一義的って、どこにそんな説明書きがあるのかということと、それから、重大事故の定義はどこにどのように記されているのか教えてください。 448 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 449 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 学童保育所の運営業務委託の仕様書についてでございます。  仕様書におきまして、安全管理につきましては、事故の発生時の対応につきましては受託事業者と本市において対応していくという形でお示ししているところでございます。まずは受託事業者のほうで対応していく部分になろうかと思いますが、状況に応じまして市も対応していくといったもので考えているところでございます。  以上でございます。     (「重大な事故」の声あり) 450 ◯議長(富田竜馬君) 重大事故。 451 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 重大な事故というところでございますけれども、重大な事故といたしましては、やはりお子様の生命ですとかそういったところにかかわるものが重大な事故という形になろうかというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 452 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 453 ◯4番(間宮美季君) 課長、今、要するに、「安全管理につきましては」から以降おっしゃっていただきましたけれど、よく見てください。11ページに、どこに市がかかわるというふうに、安全管理のところ、載っているんですか。私の持っているものは、危機管理マニュアルの作成にしか本市は丸がついてないですよ。これ、おかしくないですか。いや、この裏に何か別のものがあるというんなら、出してください。 454 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 455 ◯子ども家庭部長(坂東正樹君) 仕様書のほうで業務分担区分一覧というふうにお示ししている件だと思います。この安全管理の部分につきましては、まず、発生時の対応という形でお示しさせていただいているところでございます。これは、市に直接云々ではなくて、業務委託をする際に当たって、業務受託者のほうで発生時の対応をしていただくという区分でお示しさせていただいているというものでございます。  以上でございます。 456 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。
    457 ◯4番(間宮美季君) 発生時の対応って、確かにそう書いてありますけれど、でも、その後の対応については全く書かれていなくて、そうすると、例えばこの間10月に改定された危機管理マニュアル、これ、ありますよね。ここでは1ページから、危機管理については、「児童の」という文言が書いてあって、「事故報告を作成し、児童青少年課へ提出すること。児童が病院受診した場合、児童青少年課から保険会社へ連絡し、状況に応じて手続を行う」って、全部、児童青少年課が行うことのマニュアルがあるわけなんですよね。  この内容と、もっと言えば、食中毒のときなんかも、実は食中毒については「児童青少年課は、学校給食の関係者とも確認をとる等した上で、学童保育所が発生元となった場合は保健所に通報する」なんて書いているんですけれど、先ほどの運営業務委託仕様書では、食中毒及び感染症等予防、発生時の対応はやはり受託事業者だけで、あと、学校などとの連絡、関係機関との連絡調整も受託事業者だけに丸がついているわけなんですよね。そうすると、危機管理マニュアルとの中身の整合性というのは一体どうなっているんですか。 458 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 459 ◯児童青少年課長(新妻理成君) まず、事業者におきまして、発生時の初期対応などにつきましては対応を行っていただくところでございますが、その発生状況につきましては課のほうにも早急に報告をしてもらうというふうに考えているところでございます。その状況に応じまして市のほうでも状況を確認して、その状況に応じまして市も対応していくというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 460 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 461 ◯4番(間宮美季君) 課長、よく見てください。この業務分担区分一覧にはそんなこと書いてないんですよ。これだけを見れば、本当に普通に関係機関との連絡調整は受託事業者のみがやる。食中毒及び感染症等予防、発生時の対応も受託事業者のみがやる。危機管理マニュアルの作成は受託事業者と本市って丸がついているんですよね。それ以外は本当に、先ほど児童の生命にかかわるっておっしゃいましたよね、その重大事故発生の対応も受託事業者だけに丸がついているわけですよ。私、本当、民間委託って、よもや市の責任が全くなくなることを想定しているのではないかと見まがうような業務一覧なんですけれど、これはおかしいのではないですか。 462 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 463 ◯児童青少年課長(新妻理成君) そういった安全管理につきましての何らかの状況が生じた場合には、市といたしましては状況に応じましてしっかりと対応していくということで、市のほうがそういった責任がないですとか、かかわりがないといったことではございませんで、状況に応じまして市もしっかりと対応していくというところで認識しているところでございます。  以上でございます。 464 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 465 ◯4番(間宮美季君) 課長、今、口頭でそうおっしゃっていただいていますけれど、それ、明文化されたもの、どこかにありますか。私、今回の方針も、危機管理マニュアルの中にも、委託に出しても市が最終的に責任を持ってやっていきますって文言、どこにも見つけられなかったんです。必死に読みました。本当に雇用が大変で、安定的な確保をしなければいけないとか、そういうことはたくさん書かれていました。でも、その責任においてというふうな明文というのが見つけられなかったんですけれど、どこに書かれているのか教えてください。 466 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 467 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 仕様書等におきまして、業務分担の区分ですとか、市としてもかかわっていくといったところについて、「上記に記載されていない業務等につきまして、別途協議していく」とございますので、お示しし切れていない、整理し切れていないところにつきましては、今後の協議におきまして整理していきたいというふうには考えているところでございます。  以上でございます。 468 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 469 ◯4番(間宮美季君) おかしいですよ。もうプロポーザルも行って、整理し切れてないっておかしいですよ、こんなの。今の、きちんと答弁してください。 470 ◯議長(富田竜馬君) 子ども家庭部長。 471 ◯子ども家庭部長(坂東正樹君) この業務委託仕様書でございますけれども、こちらの部分に関しましては、一定の仕様、今回、業務委託をするに当たってこういう考え方の委託をするという内容をお示しさせていただいております。  分担区分のところについては参照という記載もさせていただいておりますけれども、実際には危機管理マニュアル等で安全管理をお示しさせていただいておりますし、運営マニュアルのほうも御提示をさせていただいていると。  これはプロポーザルの、提案という部分についていただくわけですけれども、実際にこの業務委託の選択が終わった後には、これから、予定でございますけれど、12月末までに正式な契約を結ばせていただくと。こういった中できちっと契約自体の確認をしてまいりたいというふうに考えております。 472 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 473 ◯4番(間宮美季君) いや、おかしいですよ。受託事業者との協議は結構ですけれども、市としての考え方をこれから整理するっておっしゃったわけですよね。それ、おかしいですよ。きちんと明文化されたものを出してください。 474 ◯議長(富田竜馬君) 御答弁はできますか。  児童青少年課長。 475 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 市がどういった責任を持って対応していくかにつきましては、危機管理マニュアル等でも一連の流れについてはお示しさせていただいているところでございますし、今回、契約を締結していくに当たりましては、そういったところでも詳細を契約のところで明確にしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 476 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 477 ◯4番(間宮美季君) 再三、危機管理マニュアルのことをおっしゃっていますけれども、この中を読むと、例えばさっき言った「児童青少年課から保険会社へ連絡し」って、ここの条項は、こちらによると保険関係は受託事業者が担当するってなっていますよね、仕様書では。だから、この整合性もとれてない中で、今、何かあたかもここに書かれてないことはこっちの管理マニュアルの中にあるとかいうようなことをおっしゃっているけれども、本当に子どもたちの安全を担当として、市として考えているのか、私、本当にこれ、おかしいと思いますよ。ちゃんと明文化されたものを出してください。 478 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 479 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 危機管理マニュアル等につきましては、現在、直営で運営を行っている主な流れのほうが示されているところでございます。また、今後、業務委託を行うに当たりましては、そういった内容の整理についてはマニュアルのほうの整理もさせていただくものというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 480 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 481 ◯4番(間宮美季君) いや、それ、おかしいですよ。もうプロポーザルを行って、危機管理マニュアルはもうこちらの文書の中に入っているんですよ。この間もそうやってホームページを取り消してやったんだから、これ、ちゃんと精査してくれなければ、私、終われません。 (「とめてください。おかしいよ」の声あり)   ─────── ◇ ─────── 482 ◯議長(富田竜馬君) 暫時休憩します。       午後 4時35分休憩       午後 4時38分開議 483 ◯議長(富田竜馬君) 休憩を閉じて再開いたします。   ─────── ◇ ─────── 484 ◯議長(富田竜馬君) 児童青少年課長。 485 ◯児童青少年課長(新妻理成君) お時間頂戴いたしまして申しわけございませんでした。  初期対応につきましては受託事業者のほうで対応する部分ではございますけれども、業務委託ということでございますので、最終的なそういった事柄に対する対応の責任というものは市にあるものでございます。マニュアルではそういった基本的な流れについてお示ししているところでございますが、そのお示ししている流れに沿って行っていきまして、重大なそういった案件につきましては市として責任を持って対応していくというところでございます。  以上でございます。 486 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 487 ◯4番(間宮美季君) マニュアルの内容と、この最後のページの業務分担区分の整合性とれていませんし、今の課長の御答弁だと何だってできてしまいますよね。ここに書かれてないことが受託事業者とできると思います。ちゃんと明文化したものを出してください。 488 ◯議長(富田竜馬君) 御答弁お願いします。  児童青少年課長。 489 ◯児童青少年課長(新妻理成君) 繰り返しになりますけれども、初期的な対応につきましては受託事業者のほうでまず対応していただくところではございますが、業務委託という形態でございますので、市として事務のほうを管理して、これを執行するものでございますので、最終的なそういった重大案件等の対応につきましては市として責任を持って対応していくというものでございます。  以上でございます。 490 ◯議長(富田竜馬君) 間宮議員。 491 ◯4番(間宮美季君) 本当に私、こういう市の対応っておかしいと思います。せめて二重に、別に受託事業者と市に丸したってよかったんですよ。これが結局、うちの市の、本当に子どもたちを軽んじていて、何のやる気もないという証拠ですよね。本当にもう残念です。いや、本当ですよ。よく見てください。マニュアルの作成のところだけ二重に丸がついていますから、よく見てください。本当におかしい市だなというふうに思っています。もうこれ、並木市長の対応なんだなというふうに思っています。  以上です。 492 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって間宮議員の一般質問を終了します。   ─────── ◇ ─────── 493 ◯議長(富田竜馬君) 以上をもって本日の会議を終了いたします。  これをもって散会といたします。       午後 4時40分散会 Copyright © Higashikurume City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...