• 鳩山由紀夫(/)
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  1. 東久留米市議会 2012-12-06
    平成24年第4回定例会(第3日) 本文 開催日: 2012-12-06


    取得元: 東久留米市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       午前 9時30分開議 ◯議長(篠宮正明君) これより本日の会議を開きます。    ─────── ◇ ─────── 2 ◯議長(篠宮正明君) 本日は全員出席であり、会議は成立しております。    ─────── ◇ ─────── 3 ◯議長(篠宮正明君) 地方自治法第121条の規定により、市長及び関係者の出席を求めております。    ─────── ◇ ─────── 4 ◯議長(篠宮正明君) 本日の議事日程は皆様に御配付のとおりであります。  日程に従い会議を進めてまいります。    ─────── ◇ ─────── 日程第1 会議録署名議員の指名 5 ◯議長(篠宮正明君) 日程第1、会議録署名議員の指名。  本日の会議録署名議員の御指名をいたします。  3番 佐藤一郎議員  5番 梶井琢太議員  以上お二方にお願いいたします。    ─────── ◇ ─────── 日程第2 一般質問 6 ◯議長(篠宮正明君) 日程第2、一般質問。  ただいまより一般質問を行ないます。
     本日は、「市行政について」と題して、細谷議員から行ないます。  細谷議員。     〔17番(細谷祥子君)登壇〕 7 ◯17番(細谷祥子君) 平成24年12月は、突然の知事辞職による都知事選挙、加えて解散・総選挙の真っただ中となり、師走の意味合いどおり、混乱と多忙の幕開けとなりました。思えば3年前、国民の皆様より厳しい審判をいただいた自民党です。安倍総裁は、その後の経緯と将来に向けて次のように述べられています。「私たちは、深い反省のもと、自民党のあり方を立党の理念から見つめ直し、自らを鍛え上げ、誠実で、謙虚で、正直な自民党という原点に立ち戻って努力を重ねて参りました。『責任ある政治』、『信頼できる政治』、『安定した政治』を、早急に取り戻さなければなりません。今、国民の皆さまに真剣に考えていただく時です。自民党には、責任政党として日本を立て直していく覚悟があります。政策を確実に実行していく多彩な人材がいます。経済を、教育を、外交を再生し、安心して暮らせる日々を必ず取り戻します」、総裁の決意は以上であります。選挙さなかの国政、都政、そしてもちろん東久留米市政も、安定した運営を取り戻すことができるよう、微力ながら努力したいと思います。  それでは、通告に従いまして一般質問を4点いたします。  1問目は、市財政の現状と課題について。厳しいと言われる東久留米市の財政ですが、現状、課題、解決方法について伺います。  2つ目は、生活保護費の課題についてどのように取り組むかということです。生活保護費が年々増加しています。その抑制についての具体策、就労支援策等についてどのように取り組んでいるのか伺います。  3問目は、子ども・子育て新システムへの準備についてどのように進められているのかを尋ねます。東久留米市はどのような具体的なスケジュールで進められているのでしょう。  4問目、産業振興の今後について。地場農産物を活用した産業振興の現状と今後の展開についてどのように進められるのかをお尋ねいたします。  以上で壇上での質問は終えて、自席にて再質問させていただきますが、質問の関連資料3点を請求させていただきたいと思います。  1つは、生活保護費の近年の推移。  2つ目は、子ども・子育て新システム関連法の実施までのスケジュールのわかるもの。  3つ目は、市内地場農産物を活用した加工品の一覧。  以上、議長においてお取り上げいただきたく存じております。よろしくお願い申し上げます。 8 ◯議長(篠宮正明君) ただいま細谷議員より資料要求がありましたが、提出できますか。  福祉保健部長。 9 ◯福祉保健部長(鹿島宗男君) 生活保護費の推移の資料については御用意できます。 10 ◯議長(篠宮正明君) 子ども家庭部長。 11 ◯子ども家庭部長(西川昌彦君) 2つ目の新システムの関係、御用意いたします。 12 ◯議長(篠宮正明君) 市民部長。 13 ◯市民部長(中島 哲君) 3番目の農産物を使った加工品一覧表につきましては、用意をしておりませんので、きょうはちょっとできません。 14 ◯議長(篠宮正明君) それでは、配付できるものから配付をお願いいたします。    ─────── ◇ ─────── 15 ◯議長(篠宮正明君) ここで暫時休憩いたします。       午前 9時35分休憩       午前 9時36分開議 16 ◯議長(篠宮正明君) 休憩を閉じて再開いたします。    ─────── ◇ ─────── 17 ◯議長(篠宮正明君) 答弁お願いします。  市長。 18 ◯市長(馬場一彦君) まず1点目の本市の財政状況、現状と課題についてということで御質問を頂戴しております。  本市の財政状況は、歳入におきましては長引く景気低迷や担税世代の高齢化などの影響を受け、自主財源の大宗を占める市税収入の減少傾向は続いております。また、依存財源におきましても、景気の動向が不透明の中にありまして、税連動交付金を初めとする経常一般財源の増加は安易に見込めない現状にございます。このような中、国は社会保障と税の一体改革を打ち出し、消費税の増税を行なうとしたところでございますが、その配分につきましては現在までのところ具体的な説明はございません。  平成24年度の本市の予算編成では、要求時点に一般財源額が約19億6000万円の歳出超過となり、最終的には7億6600万円の財政調整基金を投入し、社会保障関係経費の増額分などの財源を確保するという状況となりました。また、現在編成作業を進めております平成25年度予算では要求時点の歳出超過額は約26億1000万円となっており、これまでさまざまな取り組みを行なってきた中でのこの数値は、極めて厳しい予算編成の状況にあるものと認識しております。  予算編成時において顕在化する課題の一つといたしましては、長引く景気低迷等の影響により市税等の一般財源が増加しない中、子育て支援経費及び介護保険特別会計などの繰出金など、高齢者関係経費生活保護費などの経常的経費は毎年度大幅に伸び続けており、その財源をいかにして捻出するかでございます。その対応を図るためには、限られた歳入の配分を社会環境の変化に合わせ変えていくことが必要だと考えてございます。そのためには、まずは、第4次行財政改革基本方針、それを踏まえた行財政改革アクションプランに掲げた事項の確実な実施、事務事業評価結果の予算反映などを行なうこと。中・長期的には、現在進めております企業誘導による法人市民税や固定資産税等の増収を図り、歳入・歳出両面における改革・改善を着実に取り組んでくことが必要不可欠であると考えております。 19 ◯議長(篠宮正明君) 福祉保健部長。 20 ◯福祉保健部長(鹿島宗男君) 2点目の生活保護費の課題についてどう取り組むかでございます。  保護受給世帯の中には、高齢者世帯や傷病世帯を除く就労阻害要因のない被保護者のいる世帯がございます。その就労阻害要因のない稼働年齢層に対しまして、地区担当員と福祉総務課に配置しております就労支援員が連携し、求人情報の収集及び提供、ハローワーク等への同行支援、ハローワークとの連絡調整などを行なうことで就労支援を実施しております。この就労支援策による成果といたしましては、平成21年度は就労支援対象者29人に対し就職者15人、就職率51.7%、平成22年度は対象者42人に対し就職者23人、就職率54.8%、平成23年度は対象者31人に対し就職者22人、就職率71%となっております。なお、今年10月末現在でございますが、支援対象者が39名に対し22名の就職者を出しており、56.4%の就職率となっております。今後も引き続き稼働年齢層に対する就労支援事業を充実させ、自立を促進してまいります。  以上でございます。 21 ◯議長(篠宮正明君) 子ども家庭部長。 22 ◯子ども家庭部長(西川昌彦君) 続きまして、子ども・子育て新システムの関係でございます。  子ども・子育て新システムの地方版子ども子育て会議につきましては、子ども・子育て関連3法案が可決・成立し、国から平成25年度に地方版子ども子育て会議などの準備をするよう周知があったことから、市においても来年度、地方版子ども子育て会議を設置し、ニーズ調査など踏まえまして事業計画等を策定していきたいと考えております。今後は、国の子ども・子育て会議の動向を見守りつつ、各指針に合わせて対応していく予定でございます。 23 ◯議長(篠宮正明君) 市民部長。 24 ◯市民部長(中島 哲君) 地場産農産物を活用した産業振興の今後についての御質問でございます。  市では平成15年度に地域産業の活性化を目的とした地域産業振興会議を設置して、市内の農業者・商業者が連携した事業を実施しております。市の特産物であります柳久保小麦を使用したかりんとうや手打ちうどん、まんじゅうなどの加工品の開発・販売に取り組んでまいりました。また、市内産の梅を使った梅ワインを商品化し、酒販組合と連携して販売を行なっているところでございます。現在は、平成20年2月に立ち上げました東久留米市地域産業推進協議会で企画された柳久保小麦を使った乾麺、柳久保うどんと、市内産農林61号を使った乾麺、東久留米うどんを市内の事業者の協力を得て販売し、好評を得ていると聞いております。市内産農産物を活用した商品を開発し、販売を進めていくことは、市内の農業・商業の活性化につながるものと考えておりますので、市といたしましては今後も市内産農産物を活用した産業振興に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 25 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 26 ◯17番(細谷祥子君) それでは、順次再質問させていただきたいと思います。  まず、財政についてでございます。平成24年度の予算編成の要求時点で19億6000万円、そして25年度は見込みが26億1000万円ということで、その差だけでも6億5000万円。やっぱりどう考えても急激に厳しくなるというような感じを受けておりますが、今、予算も暫定でありますし、市長のお人柄なのか、何となくそれでも危機感が感じられないような感じがするんですね。それで、第4次行財政改革基本方針とかアクションプランとかは確かに基本的な方向性が示されておりますので、それを中心にしていけばいいのでしょうけれども、個々の事業は、ここ何度かの議会でもお尋ねするとだいぶ途中で変わるというようなことが非常に多かったものですから、やはりこれでしっかりと健全な市政運営に立て直そうという信念というものが伝わらないような気が私はしているんです。ですから、本当に財政がこのように厳しいということが身にしみてわかっていらっしゃるのかなということを市長にもう一度お聞きしたいと思うんですね。生保のほうの表も資料を提供していただきましたけれども、本当に年々厳しくなるというのが著しくわかるわけです。そして、もし本当に厳しいんだよということを身にしみていらっしゃるのであれば、御就任より約3年たっておりますので、そこで市長として御自身の市政運営の中でこここそは御自分が行革をしたと、無駄を省いたと胸張って言われる施策を、1点でよろしいので挙げていただきたいというふうに思います。 27 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 28 ◯市長(馬場一彦君) 1つだけここはということになると非常に難しくありますが、基本的には、特に市の一般財源が足りない、そういった中でやはりいかにして人件費を総体的に縮減していくか。その裏腹といいますか反面、それに対しての行政サービスを維持していくために指定管理者制度を中心として民間のお力をかりて行なってくる、そういったことに取り組んでまいりました。これはそれだけではございませんけれども、そのような中で危機感に対してどのように考えているのかということにつきましても、これは例えば各種料金、また使用料等の見直しですとか値上げ等々、そういった市の行政改革をしていく中でやはり市民の皆様にも一定の御負担、そういったものをお願いしなければならないということの中で、消費税増税等あるということの中でございますが、市としてもやはりそういった決断をし、市民の皆様にも御説明をして、そして御理解いただきながら、やはりそういった料金等の見直し等も行なわなければならない、そういった厳しい現実に対しても避けることなく取り組んでいかなければならないものというふうに考えてございます。そういった意味では、アクションプラン、やはりこういったものに掲げているものを着実に遂行していき、市の行財政改革に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 29 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 30 ◯17番(細谷祥子君) 市長の任期が余すことあと1年余りなので、とにかく1つこれというものというのは、市長にとってもこれから市民の皆さんにお話しするときにも大変必要になると思うんですが、今おっしゃっていただいたのは人件費だとか使用料がどうのというような細かなことだったと思うんですね。今、私が申し上げているのは、予算編成要求時点でこの1年で6億5000万という差があると。これだけの金額をただ人件費等──人件費だって、再三いろいろな場面で議員がどうなんですかというところがまだ未解決のところがありますし、使用料の改定もまだ動き出したばかりといいますか、まだきちんと施行されているわけでもございませんので、これはなし得た事業とは言えないと思います。4年間あるわけですから、もうかなり道筋がついて、ここだけは押さえたよというようなことがお示しいただければなと思って、本当に端的に質問させていただいているわけなので、その点についてお答えいただきたいと思います。 31 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 32 ◯市長(馬場一彦君) なかなか、これだけはという1つの項目ということではあるかもしれませんが、やはり職員の適正化、いわゆる管理計画、そういったものを持ってこれを着実に遂行し、人件費総体の縮減というものを目指し、それに伴って、ただ、行政サービスを維持しなければならないということの中で民間のお力をかりていきながら経費の縮減ですとかサービスの向上を図っていく、そういったことをとらせていただいているというのが基本的な行ないとして挙げられるというふうには考えてございます。 33 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 34 ◯17番(細谷祥子君) 本来でしたら、財務のことですから担当の財務のほうにもお聞きして、それで財務の考えるポイントというところと市長のところというのが本当に一致してお話がいただけるのかというところに本当は行きたいところなんですけれども、やはり政策判断ということがとても求められていると思いますので、例えば民間の力をかりながらというふうにおっしゃられたので、では、民間の力をかりて非常にここで方向性として向上したと思われるところ、そこをちょっと集約して教えていただきたいんですね。市長がみすがら本当にここをきちんと民間の力で財政効果をあらわせていくというようなおつもりなのかどうか。民間と一口に言いましても、財政的なことではなくていろいろなサービスの向上も含めてのことなんですが、今お聞きしているのは財政のことですから、民間の力をかりてどう変えようと、また、変えてきたとおっしゃられているのか伺いたいと思います。 35 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 36 ◯市長(馬場一彦君) これは1つには、退職不補充というような形の中で定員管理計画というものを持って、やはり基本的には人件費をいかにして──確かに厳しい職員体制でありますけれども、そういった中にありましても職員の定員管理計画、こういったものも着実に実行していくということが必要であるというふうに考えてございます。そういった中で、これはさまざまございますけれども、例えば児童館の指定管理者にお願いするですとかそういった指定管理、また、民間にお願いした例えば学校給食ですとか、これからまた今回予定しております図書館等、そういった形の中でやはり職員の定員管理計画、こういったものを実行していく中ではそういった一定の民間のお力をかりる、そういったことによってまたサービスの向上につなげていく。一概に費用だけではございませんが、やはり可能な限りこれは職員の定員管理計画に基づいて行なっていかなければならないということがございますので、そこと民間活力の導入ということの取り組みというものがやはり大きくこの間取り組んでいかなければならない、また、まいった、そういったものではないかというふうに考えてございます。 37 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 38 ◯17番(細谷祥子君) それで、効果のほどはどうだったでしょうか。それについてお答えを今いただいてないんですけれども、細かくいろいろおっしゃられたので、ポイントというのがちょっとあれですし、私のほうは、市長が民間の力をかりながらというふうなことをおっしゃったので、では、それは何ですかというふうにお伺いしたら、退職者不補充とか職員の方の人件費のことに今お話を移されたものですから、ちょっときちっとポイントがつかめないんですけれども、それで効果はどうだったんでしょうか、この3年の間に。例えば退職者不補充というのは、特に馬場市政であるから始まったというわけではなく、やはり財政危機宣言をした野崎前市政のときも一生懸命努力してきたわけですよね。ですけれども、この3年間は著しく、また非常に厳しい状況にある財政、特に──今、資料をありがとうございました。生活保護の年度負担、市負担のところを見ますと、約1億ずつふえていくというような急増の中で、どのように取り組んでいったらいいのかということは、細かな施策だけではなかなか足りなくて、もっと抜本的に考えていく必要があると思うんですね。ですけれども、アクションプランとかいろいろお示しいただいていますが、なかなかそれも決まるまでは、私も議会の中にいまして非常に冷や冷やするような、真っすぐに進んでいくというような流れではなかったように感じています。その辺についてやはりもう少しきちんと立ち位置を決めてしっかりとした運営をしていただきたいと思いますし、どうしてきたのかという、自信を持って言えるところをここできちんと議会の中で発言していただきたいと思いますので、もう一度、同じ質問をさせていただきますが、その抜本的な改革を御自分はこのようにしてきたよと言える部分を具体的に言っていただきたいなと思います。 39 ◯議長(篠宮正明君) 市長、明確に答弁してください。 40 ◯市長(馬場一彦君) これは職員の定員管理計画ということで持っている中で、職員数を基本的には削減していく、そういった一つの計画、管理計画というものを持ってございます。その中で、しかし、例えば本庁、いわゆる事務職の事務量の増大ですとか権限移譲等もございますので、やはりそういったところとの兼ね合いの中で、そういった人件費を総体として減らしていきながらも、その力を必要なところに、行政が本来行なっていくべきそういったものに振り分けていくよう、一つの例としては、例えばでございますけれども、今回、ごみ対策課の委託をふやしていくというようなこと、こういうことによって、また、職員の任用がえ等も今回その中で行なわせていただきましたが、そういった職員の定員管理、そういったものとやはり民間活力のお力をおかりするということを取り組んでまいったというふうに考えてございます。 41 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 42 ◯17番(細谷祥子君) それでは、今おっしゃられたことぐらいで、平成25年度の要求時点の歳出超過額約26億1000万円をどのように取り組んでいくんでしょうかね。次の1年、25年度ですね、今のお答えだけで乗り切れるのかどうか、とても不安ですね。財調基金を24年度は7億6600万円投入していますけれども、同じように投入するのがもうありませんでしょう。どうなんですか。どういうふうに考えていかれるのか。非常に厳しいと思うんですけれども、やはり財政のことはとても大事なので、今後どうされるのかもう一度伺いたいと思います。 43 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 44 ◯市長(馬場一彦君) 今回、予算要求段階で26億円の差異があるということに対しての取り組みということでございますが、これはやはり1つには、一般財源ではなくて補助金ですとか、国ですとか都ですとか、そういった見込める歳入、そういったものはやはり確保していく。そういったことで市の一般財源を極力使わないで、国ですとか都ですとかそういった歳入を確保していくこと、こういったこと。また、予算編成の中で、これは非常に厳しい状況でございますので、やはりそういった中では予算編成の中で歳入に見合った事業ということが基本になってございますので、その中で、毎年そうでありますけれども、やはり各事務事業、そういったものを一つ一つ見定めていきながら、どういったものを25年度予算に向けて取り扱っていくのか、そういったことの取り組みの中でこの26億円、こういったものを予算編成の中でしっかりと解消していく、そういったことが必要であるというふうに思っております。 45 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 46 ◯17番(細谷祥子君) 今の市長のお答えだけだと乗り切れるのかなという不安が逆に増してしまったものですから、やはりもう少し先行きを見込んで抜本的な改革をするんだよということと同時に、新規とは言いませんけれども、かなりメンテナンスにお金をかけなければいけない部分とかいろいろな課題が出てきて、その中でも市長が本当に身を切る覚悟があればこういう方向には行かないなと思われることが幾つか私の中ではあるんですね。ここ、具体的には言いませんけれども、ですから、もう少し全てにおいてきちんと見直しをするというような体制を持って、もう少し危機感を感じながら運営をしていっていただきたいなということを要望いたします。やりとりしましても、もうきちんとしたお答えがいただけないような気がいたします。  今、暫定予算で、特に庁舎内の財政の方たちには本当に仕事が厳しいというような状況でありますので、何とか予算も通すことができればいいと私は思いますけれども、こういう状況だとやはりちょっと通すには不安だなというような要素にもなってしまいますので、これからは、やはり今の状況では東久留米市の将来がどうなるんだろうというような、誰もが懸念するような状況にあるのかなというふうに私は思っておりますので、もう少し身を引き締めてきちんとした決断、それも早い御決断ですね、いろいろな事業に対して。昨日の議会を見ていましても、たしかちょっと前は違うお答えだったなというようなことが変わって流れております。それは私が質問したことでも中身が変わった答えがあるというような状況ですので、その辺、もう少し引き締めていっていただきたいなと思います。  また、生活保護費のほうのことでございますけれども、資料ありがとうございました。皆さんもこれをごらんになりまして、改めてこの数字の推移に深刻な状況を感じ取っていらっしゃるのではないかと思います。もちろん担当の方々はそれぞれに御努力をされておりますので、この解決に向かっていろいろ施策をしていらっしゃいますし、就労支援にしましても年々パーセンテージは上がっているということで、その個々の御努力については本当に感謝をいたしておるわけでございますけれども、この1億余りの毎年の増加ということに関しては、やはり医療費の抑制は国の対策をきちっとやり直していただかなければならないということが1つと、市の中でももう少し抜本的な改革なしには解決していくことができないというふうに思います。一層の工夫も必要だと思います。  そこで、ちょっと細かなことになるんですが、適正な受給ということには、新聞報道もありまして、市の中でもかなり引き締まって仕事をしていらっしゃると思います。しかし、受給されてしまった後の行方ですね、それについての中身の精査ということについて予算特別委員会のほうでもこの件が話題になりましたけれども、平成18年度から指導は受けているけれども、いまだ受給されたものの中で当然お支払いをしなければならないところが未納になっている部分がありまして、これはやはり今後きちんと考えていただかなければ、例えば生保をいただかなくても非常に苦しい状況で頑張っていらっしゃる方たちの不公平感は強いと思います。その辺について今後どうされるのか。他市ではかなりの工夫をもってその点はきちんと徴収をされているということですので、担当においてはどのようにお考えになるのかお聞きしたいと思います。 47 ◯議長(篠宮正明君) 福祉総務課長。 48 ◯福祉総務課長(宮崎守通君) 生活保護費の中の家賃、住宅費の滞納に対する御質問だと思いますが、家賃滞納に対する住宅費の取り扱いですが、滞納している受給者については、ケースワーカー、地区担当員が訪問時には厳しく注意・指導しております。また、アパート等管理者や大家さんへ福祉事務所が直接住宅費を支払うことが望ましいと考えております。しかしながら、今のシステムでは不可能ですので、今後、システム改修に合わせ代理納付ができるように改善してまいります。  以上でございます。 49 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 50 ◯17番(細谷祥子君) システムは、国の制度ということもありますから、どこも同じだと思うんですね。他市も同じだと思います。ですが、どういう形をとっていらっしゃるかといいますと、必要な住居費についてはもう契約時というか、受給が始まるときに、その受給者の方とのやりとりの中で、「この部分についてはこちらに直接お振り込みさせていただくような形をとってもいいでしょうか」というような同意書を取り交わしているという例がございます。ですから、できればそのようなことが使えるのかどうか、それについてはいかがなんですか。 51 ◯議長(篠宮正明君) 福祉総務課長。 52 ◯福祉総務課長(宮崎守通君) 今現在使われている当市の福祉総合システム、このシステム自体が若干古い。他市のシステムは新しいシステムを使っているところは口座振替、二重に被保護者並びに管理者のほうに振り込めるようなシステムになっておりますが、当市の福祉総合システムの中の生活保護システムにおいてはそのようになっておりませんので、それを改善していきたいと考えております。 53 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 54 ◯17番(細谷祥子君) 平成18年度に指導を受けたというふうに以前の委員会のほうではお聞きしていますが、18年度からだともう6年たっておりますが、いつ改修をされるのか、今後の見込み。あるいは制度がもう少しきちんと改正されてからというふうに考えていらっしゃるのかどうか、そこについてお伺いいたします。 55 ◯議長(篠宮正明君) 福祉総務課長。 56 ◯福祉総務課長(宮崎守通君) 現在の介護とか、障害、そういった部署で使っております総合システムそのものが平成26年に全面改良するというようなお話を聞いておりますので、平成26年にはシステム改修ができると考えております。  以上でございます。 57 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 58 ◯17番(細谷祥子君) はい、わかりました。では、まだ2年余りありますので、また新たにトラブルが発生しないように、受給される方にはその御相談のときにきちんと役割は果たしながら受給をされるようにということは、担当の方で御努力をいただきたいと思います。  それでは、資料ありがとうございました。子ども・子育て新システムの関連法の実施までのスケジュールをいただきました。調査についてこれから会議ということで、ほかの議員からも会議のメンバー等についての質問と要望が出ておりましたけれども、まず25年に向けて今からメンバーも、それから準備もしていかなければ、もう今、24年も後半に入ってきましたので、間に合わないと思うんです。ですから、その辺、準備がどの程度進んでいらっしゃるのか、あるいはどうなのかということをちょっとお聞きしたいと思いますね。いきなりというわけではありませんし、今議会も教育委員に人が推薦できなかったということで緊急質問のことにもなっておりますので、やはり人を選ぶということが大変重要ですし、大変なので、その辺をどのように考えていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。  また、それにも増して、このシステムがやはりかなりハードだというふうに私は思っているんですね。ですから、自治体としてかなりの覚悟をもとに慎重に前に進めていかなければならない内容だと解しているんです。また、幼保一体化についても同様ですね。いろいろな立場の方たちがおりますから、行政としてしっかりとした調整に取り組まなければならないというふうに考えております。その辺についてその御覚悟を市長にはお聞きし、そして、今の進捗の状況を担当にお聞きしたいと思います。 59 ◯議長(篠宮正明君) 子ども家庭部長。 60 ◯子ども家庭部長(西川昌彦君) まず私のほうから前段のほうの御質問なんですけれども、現在、25年度に向けてということで当然準備のほうも進めているところです。それで、最初の御質問にもありましたように会議体の構成メンバーということもございましたが、まずベースとなるのは、昨日も申し上げましたように次世代育成支援行動計画を策定したときの構成メンバーというものを基本にしながら、今、議員からも話がありましたように、私どもとしてもこの限られた時間といいますか、お示ししたスケジュールの中で、スケジュール的にはタイトなスケジュールにもなろうかと思っておりますけれども、いかに機能できるか、あるいは効率的に会議が運営できるか、そういったことを念頭に置いていろいろ人選についても現在整理をしているところでございます。また、私どもとしても、準備行為としてはこの会議が始まるまでにやはり市の考え方というものをある程度まとめながら、その会議の中で実りのある議論をしていただけるように準備はしているところでございます。 61 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 62 ◯市長(馬場一彦君) 今、担当部長のほうから御答弁させていただきましたように、これからこれは国の制度ということが徐々に明らかになってくると思っております。現段階でまだ情報が非常に限られているものですから、その中で、今、現行のこういった一定のイメージはお示しさせていただいておりますが、今後もう少し具体になりましたら、その具体的な内容に対してしっかりとこれは取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 63 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 64 ◯17番(細谷祥子君) 今回のこのシステムはかなり基礎自治体としての能力が求められていると思いますので、非常に真剣に、かつ迅速に取り組んでいただかないと、本当に大きな問題になってくると思いますので、やはりその辺は心して向かっていっていただきたいというふうに要望いたします。  最後に、市内の農産物を活用した加工品の一覧ですけれども、すみません、私のほうで資料をいただくつもりできちんとやりとりができてなかったので、お手元に資料が届いてなくて申しわけなかったと思うんですけれども、梅、柳久保小麦、そして柳久保小麦のふすま、そして農林61号の小麦と、たくさんの種類がございまして、開発団体もそれぞれです。そして、市の補助とかのやり方もそれぞれなんですが、その辺のすみ分けをどのようにしていくのか、これからやはり必要だと思うんですね。どこにどこまで市が支援をする、また、PRをしていくかということが大事ですし、今後に向けてどういう方向にしていくかということをそろそろしっかり方向づけなければいけないと思っています。  それともう1点なんですが、長年親しんでいました梅ワインが、今、少し売れ行きが落ちているというふうな形で、やはりもう一度、再度、PRをきちっと市としても──事業者はやっていらっしゃるということであっても、例えば東久留米市の市民の方が「市のものだよ」と、どこかへ出かけたときに誇りを持ってお教えできるようなものがあってほしいというふうに思っておりますので、その辺、市としてはどのように考えられているのかお伺いいたします。 65 ◯議長(篠宮正明君) 市民部長。 66 ◯市民部長(中島 哲君) 市内の農業団体にはいろいろ補助金の交付をさせていただいております。中でも柳久保小麦の会につきましても補助金を交付しておりますが、これもいろんな事業を検討しながら、今、独立していく方向で協議をしているところでございます。  また、梅ワインの梅につきましても、ことし確かに売れ行きが悪いということもあるかもしれませんが、ワインというものも販売のときはインパクトもありますし、販売も伸びると思いますけれど、ここで少し販売が鈍ったということは認識しております。PRにつきましては今後も続けていきたいと思いますし、地場産のブランド、消費者に認めていただいて、ブランドとして商品、ブランドとして成り立つよう頑張っていきたいと思っております。  以上でございます。
    67 ◯議長(篠宮正明君) 細谷議員。 68 ◯17番(細谷祥子君) 柳久保小麦も皆さんに周知されるようになって約10年ほどたつんでしょうかね。やはりここできちんと振り返って、農産物、加工品ですか、その辺をきちんと、どういうふうに位置づけて、どういうふうに支援するかということを再度調整していただきたい。そんな時期に来ているのではないかというふうに私は思っておりますので、ぜひ御担当の方は、大変だとは思いますけれども、その辺についても努力していただけるよう要望したいと思います。  多岐にわたって質問させていただきましたけれども、私はこれできょうの質問は終わらせていただきます。 69 ◯議長(篠宮正明君) 以上をもって細谷議員の一般質問を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 70 ◯議長(篠宮正明君) ここで休憩いたします。  再開、午前10時35分。       午前10時19分休憩       午前10時35分開議 71 ◯議長(篠宮正明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ─────── ◇ ─────── 72 ◯議長(篠宮正明君) 次に、「市行政について」と題して、野島議員から行ないます。  野島議員。     〔15番(野島武夫君)登壇〕 73 ◯15番(野島武夫君) こんにちは。自民クラブ、野島武夫です。いよいよ待ちに待った決戦、解散・総選挙、衆議院選挙であります。3年3ヵ月前、民主党が300を超える議席をとり、満面の笑みを浮かべた鳩山由紀夫代表の写真、朝刊の1面に飾られていた。あのときの悔しさを私は忘れません。その鳩山元代表、今、民主党の公認も得られず、出馬もできないという状況になりました。時代は動きました。  「この3年余、民主党は、国民との約束を実行できないだけでなく、数々の内政・外交での迷走により、現在の危機的状況を招きました。遅れる復興、長引くデフレ、我が国固有の領土・主権に対する外国の挑発。これ以上、政権担当能力無き政党に日本を任せられません。ましてや唐突な離合集散で出来上がった急ごしらえの政党では、何も決められない政治を繰り返すだけです」と、安倍自由民主党総裁は国民に語りかけています。細谷議員の続きでございます。  では、通告に従い一般質問します。  3年前、民主党が推薦して、その追い風に乗った、そして市長になった馬場市長がいらっしゃる、私はそう考えています。市長に就任して3年になるが、これまでの市政運営において市長自身にさまざまな問題があり、今回は職員の不祥事も発覚しました。市役所が組織としてなっていません。たるんでいるとしか考えられません。いかがでしょうか、見解を求めます。  2番、家庭ごみ有料化について。  家庭ごみ有料化に向けた市民意見交換会では、市民の方々からどのような意見が出されたか伺います。「とどけ!市民の声!」と、馬場市長は3年前、市長選で言っていました。その市民の声、どんなものだったか具体的に御答弁いただきたいと思います。  3番目、市の情報公開について。  情報公開、これも公約で掲げていらっしゃいました。そこで、ちょっと具体的なところで、市政情報コーナー等の充実について市民の方から問い合わせがありました。例えば多摩六都科学館や昭和病院組合等の予算書や決算書などが配置されていると、そこでさまざま1ヵ所で全部見られて非常に助かると。そういう充実策等どのように考えているのか。  それから、市のホームページについて、更新のタイミングの迅速化を図っていただきたいと思います。  それから、いろいろなネットのさまざまな新しいサービスが出ています。SNS……(「何?」の声あり)の検討など改善に取り組まれていると思うが、御答弁をお願いします。(「解説なし?」の声あり)きっと御答弁の中にあると思います。  それから、人口の高齢化について。  東久留米市の高齢化、急ピッチで進んでいます。本市の高齢化の現状と施策の状況を伺います。  5番目、湧水・清流の保全について。  東久留米のこれは宝であります。政局ではなく、これはしっかりとみんなで守っていかなければならないと思っています。そこで、市は平成23年6月に湧水・清流保全都市宣言をしました。その後、この湧水・清流を守るため、今まで実施した取り組みについて、また、今後検討していく取り組みがあるか伺う。  また、黒目川、落合川の合流点付近で東京都が3つの調節池設置に向け工事をしています。その工事が終わり次第、雨水の50ミリ対応のため、落合川の河床を掘削する工事が始まるとの答弁が前にありました。この件に関し、その後のスケジュール等の状況はどうなっているか伺います。  以上で壇上での質問を終え、自席にて若干の再質問をします。よろしくお願いいたします。 74 ◯議長(篠宮正明君) 答弁お願いします。  市長。 75 ◯市長(馬場一彦君) まず1点目の市長の政治姿勢についてということで御質問をいただいております。  私の市政運営におきまして、これまで市民の皆様並びに市議会議員の皆様からさまざまな御意見・御指摘などをいただきながら進めてまいりました。また、議会運営につきまして貴重なお時間、また調整の場をいただく場面もございました。さらには、平成24年度におきましては、一般会計予算の3度の否決という重大な事態を招いたことに関しまして、市民の皆様並びに市議会の皆様に御迷惑をおかけしたことに対し、市長としてその責任を重く受け止めておりますし、これまで行なってきた市政運営の中で反省すべき点もあったと考えてございます。  職員におきましては、このたび2件の懲戒処分を行ない、市民の信頼を著しく損なうこととなってしまいました。この処分はまことに遺憾であり、深くおわびを申し上げる次第でございます。  こうした公務員の信用失墜行為がないよう、また、失った信頼を回復するため、職員に徹底してまいりたいと考えてございます。東久留米市を取り巻く社会環境が厳しい折、改めて、これは私はもちろんのこと、職員一同、気を引き締めて、5年後、10年後の東久留米市を見据えた不断の行財政全般にわたる改革・改善に取り組み、持続可能な財政基盤づくりに向けて市民の皆様と共通認識の上に立ち、一つ一つ課題を整理し、誠意をもって市政運営に全力で取り組んでまいりたいと考えてございます。 76 ◯議長(篠宮正明君) 環境部長。 77 ◯環境部長(西村幸高君) 続きまして、家庭ごみ有料化に関しまして、市民意見交換会の要旨等につきまして御答弁させていただきます。  10月13日及び10月20日に市民プラザ、西部地域センター、東部地域センター、南部地域センターの計4会場で市民意見交換会を実施させていただきました。参加者数は4会場あわせまして141名でございました。市民意見交換会での要旨及び全文につきましては、12月15日に市ホームページに掲載させていただく予定でございますが、ここでは5点ほどに絞って御報告させていただきます。  1点目は、ダストボックスの関係についてでございます。ダストボックス撤去後の清掃施設に不法投棄がふえるのではないか、また、ダストボックスは現状のまま残してほしいなどの御意見がございました。この御意見に対しましては、ダストボックス撤去後の不法投棄の温床とならぬよう、十分監視をしながら有効に活用していきたいことと、ダストボックスそのものにつきましては課題整理に向けて引き続き検討していく旨をお答えしております。  2点目は、有料収集袋の単価設定が高額であるという御意見がございました。この御意見に対しましては、直近で導入しました他団体の料金設定をもとに現時点で考えている設定であり、今後、幅広く御意見をお伺いし、検討していきたい旨、お答えしております。  3点目は、ごみの有料化や減量は賛成である、減量の取り組みをもっと努力すべきだという御意見もございました。  4点目は、戸別収集に移行しますと原則自宅前にごみを置く関係から、カラス等の対策が難しいという御意見がございました。この御意見に対しましては、現状でも対応してございますカラス対策用のネットなどの貸し出しなどで対応していきたいというお答えをしてございます。  5点目としましては、生ごみ処理機等の普及をしてほしいなどの御意見でございます。  全体を通しまして、有料化という前にまずごみの減量施策をさらに進めてもらいたいという意見が多かったという印象を持ってございます。  以上です。 78 ◯議長(篠宮正明君) 行政管理担当部長。 79 ◯行政管理担当部長(橋爪和彦君) 続きまして、市の情報公開についての御質問でございます。  市政情報コーナーは、新庁舎に移転した際、広報課として、現在の2階の生活文化課にあり、同コーナーと一体管理をしておりました。しかし、平成20年度の組織改正により広報担当が4階に移ったことから、常時、担当職員が同コーナーを管理することが困難となったため、問い合わせ等の対応を生活文化課の協力を得て図っている状況にございます。  このようなことから、過去の取り組みといたしまして、市政情報コーナーに常時職員を配置することや情報端末を設置することなどの検討をしましたが、費用対効果の点で劣ると判断し、現状の管理体制となっております。現在は広報担当職員が閲覧用目録の整理のほか、週2回程度の書籍の整理などに努めておりますが、今後におきましても目録や資料等の配置方法の改良など充実策を検討してまいりたいと考えております。  御質問いただいております多摩六都科学館や昭和病院組合などの一部事務組合の資料につきましては、予算書及び決算書が作成された時点で担当部署を介して速やかに提出していただくよう依頼し、閲覧できるようにしております。  続きまして、市のホームページについての御質問でございます。SNS、いわゆるソーシャル・ネットワーキング・サービスでございます。これはツイッターやフェイスブックなどの総称というふうに認識しております。これらの交流サイトを活用した情報提供につきましては、当市におきましても防災行政無線の内容についてツイッターを活用し情報提供を行なっております。しかし、ツイッターやフェイスブックなどの交流サイトは、本来、情報を双方が即座にやりとりすることができるものでありますが、多くの自治体では安全対策面の課題から行政側から情報提供するだけの一方通行となっております。  ホームページの充実策につきましては、更新の迅速化等を踏まえ、平成25年度末をめどにコンテンツ・マネージメント・システム(CMS)、これは原課主導によるホームページの情報更新でございますが、これらの導入の準備を進めております。このシステム導入によりまして、市ホームページはより市民の皆様が閲覧しやすく、職員が運用しやすいウエブサイトとなります。今後、機能面や職員研修等、手順を踏んで進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 80 ◯議長(篠宮正明君) 福祉保健部長。 81 ◯福祉保健部長(鹿島宗男君) 4点目の本市の高齢化の現状と施策についてでございます。  東久留米市の高齢化の現状につきましては、65歳以上の高齢者人口が本年4月現在約2万8000人となり、高齢化率は24.2%と、多摩地域の26市の中でも清瀬市、あきる野市に次いで3番目に高くなっております。  担当部といたしましては、可能な限り自宅で日常生活が営めますよう、在宅ケアのサービスの充実と介護予防の推進に取り組むとともに、医療・保健・福祉サービスが切れ目なく継続して提供できますよう、専門職間の連携の支援に取り組んでまいりたいと考えております。また、高齢者の方がねたきりや認知症になった場合には、家族介護者の相談を充実させ、介護者の負担を軽減させるとともに、高齢者の方の生活の必要に応じた施設サービスなどを選択できるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 82 ◯議長(篠宮正明君) 環境部長。 83 ◯環境部長(西村幸高君) 湧水・清流の保全につきまして、環境部にかかわります御質問に御答弁させていただきます。  議員御指摘のとおり、市は平成23年6月に湧水・清流保全都市宣言を行ないました。その後として市が行なった主な取り組みとしましては、1点目としまして、東久留米駅西口に設置しております緑のサインボードの内容の更新を行ないました。2点目は、宣言後、市民団体・事業者から寄贈されました木製の宣言文を市庁舎1階に掲出してございます。3点目が、宣言した旨の横断幕を作製しまして、環境フェスティバル等での掲出などを行ないました。  また、東久留米市市民環境会議と連携しました主な取り組みとしましては、1点目としまして、清流を守るために、「道路側溝に廃油などを流さないで」というポスターを作成し、東久留米駅西口への掲示。2点目は、同じ内容のチラシを作成し、市内自治会連合会御協力のもと、所属する全自治会長に送付し、回覧していただきました。3点目は、雨水浸透ます設置促進のためのチラシを作成し、環境フェスティバルでの配布。4点目が、市民を対象としました湧水を見学する湧水ツアーを2回ほど実施したものなどがございます。  また、今後の取り組みにつきましては、市民環境会議と協働しまして検討している中では、湧水マップの作成、また、緑の基本計画改定においては重点事業の一つとして新たに位置づけを検討しているところでございます。いずれにしましても、改定中であります緑の基本計画にて位置づけをさらに明確にし、市民環境会議とも協働しまして事業展開をしていく予定でございます。 84 ◯議長(篠宮正明君) 都市建設部長。 85 ◯都市建設部長(高橋高一君) 同じく2点目の質問でございますが、河床掘削のその後のスケジュールでございます。  さきの第3回定例会におきまして他の議員からの御質問でもお答えしておりますが、黒目橋調節池工事は平成27年度末完了予定、不動橋及び下谷橋調節池の工事は平成26年度以降着手予定でございます。受け入れる埼玉県側の下流の河道やこの2つの調節池の整備に合わせまして落合川の現況河床高の調査を行なった上で、平成30年ごろから必要な河床掘削を実施することにより流下能力の向上を図っていければと伺っております。また東京都から新たな情報が入りましたらお知らせしたいと考えております。  以上でございます。 86 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 87 ◯15番(野島武夫君) 順次再質問させていただきます。まず、市長の政治姿勢についてです。職員の不祥事については、10日、緊急質問がありますので、そこで徹底的に行ないたいと思います。多くの市民の方々から「許せない」との声をいただいております。  では、再質問の1つ目、御答弁の中に市長はこう答弁しています。「私はもちろんのこと、職員一同、気を引き締めて」と答弁されております。「気を引き締めて」なんですけれども、かけ声だけに聞こえておるんですけれども、具体的にはどう引き締めるのか。気を引き締めるだけで、どう引き締めていくのか。気だけなのか。ちょっとその辺、確認させてください。  それからもう1つ、「私はもちろん」という形で答弁されています。馬場市長自身もちろんということで、強く引き締めていただきたいと思うんですけれども、その辺の覚悟を御答弁お願いします。 88 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 89 ◯市長(馬場一彦君) これは、今回、やはり市民の皆様に市の職員に対しての非常に厳しい御意見・御指摘のように頂戴しております。そういった中で、これは私が長として先頭に立ち、また、しっかりとその趣旨を伝えるということの中で、庁議、また個別の庶務担課長会等で、この綱紀の厳正な保持、そういったものを徹底するようにということを述べさせていただき、また、その徹底を図るよう指示をしたところでございます。また、その後、これは通知も出させていただいております。これは、今回の二重支給等ございました案件、また、交通費の件ということもございました。そういったことだけではなくて、やはり日ごろからの行ない、また、公務員としての倫理観をしっかりと持って仕事に当たっていただく、また、市民に対して対応していただく、そういったことを徹底した次第でございます。 90 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 91 ◯15番(野島武夫君) 徹底ということなんですけれども、その徹底を言う市長にやはり数々の問題、さまざまな課題があると私は思っています。そこで、答弁の中で、その続きの中で「不断の行財政全般にわたる改革・改善に取り組む」と答弁されているんですけれども、先ほど細谷議員も言われていたんだけれど、1つ挙げろと、改革、何をやってきたんだと、その1つも挙げられていないように私は聞こえたんですけれども、本当にこの3年間、何をやっていたんだということで具体的な形で言ってください。  それと、続けていきます。行政報告の中でも事業仕分け、仕分け市民会議で出ていました。そういう中ではっきりと判定結果、「東久留米市が実施、改善有り」が最も多く、全体の80%という形で指摘されています。そういう中で、これを見ると、男女平等推進センター管理事業、行政評価推進事業、庁舎維持管理事業、今回挙げられたのでもシルバー人材センター事業、さまざま指摘を受けています。行革をやるんだという形で答弁されていて、この事業仕分け、馬場市長が3年前の公約で、それは国の民主党の政策だったと思いますけれど、それを導入して東久留米市でも行なうということで高らかに行なったこの事業仕分け、そういう中で馬場市長はこの事業仕分け委員からの指摘、どう感じているのか、まず御答弁お願いします。 92 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 93 ◯市長(馬場一彦君) これは不断の行財政全般にわたる改革・改善ということについてでございますが、こちらはこの間お示しもし、また、その内容も御説明、また御報告させていただいておりますが、第4次行財政改革基本方針、そして行財政改革アクションプラン、また定員管理計画、こういったものをお示しして、今、その取り組みを実行しております。その中でそれぞれの年度ごとの取り組み状況、そういったものも御報告させていただいている状況でございますが、アクションプランに掲げておりますそういった改革・改善の項目というものを一つ一つ着実に取り組んでいく、また、取り組んでいっておるというふうに考えてございます。  そういった中で、中には市民の皆様、当然、行政としてのみずからの努力ということもございますが、やはり市民の皆様にも一定の御負担をいただく、またはそれは使用料や利用料、また見直し、そういった形の中でやはり一定の御負担をしていただく、そういったことも内容としてはございます。そういったことに関しましても議会の皆様からの御指摘も頂戴しておるとおり、やはりこれはきめ細やかに、また丁寧に行なっていきながら、しかし、将来を見据えた取り組み、こういったものを今後してまいりたいというふうに考えてございます。  その中で今回の仕分けについてですが、これは行政報告のときにもお答えさせていただいておりますとおり、こういった貴重な御意見をいただいております。この中で、例えば施策評価、そういったところの中での振り返りに参考にさせていただく、また、25年度以降の予算編成の中で取り入れられるもの、参考にさせていただくもの、そういったものは積極的に取り入れ、また参考にし、25年度以降の予算編成、そういったものにも反映していけるように努力をしてまいりたいというふうに考えてございます。 94 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 95 ◯15番(野島武夫君) 一つ一つ着実に取り組んでいるという形の御答弁であります。問題なのは、一つ一つ、それぞれの施策はある程度議会の同意を得られるような施策でも、馬場市長みずから、提案の仕方、いろんな形で説明不足などでみんなが先延ばしになったりつぶれてしまったり、その繰り返しなんです。下水道料金の改定、やはり私だってそれは見直さなければならないという思いを持つ中、その手前での急な変更やら、みんなでやろう、そういう中、馬場市長みずからがせっかくの重要な案件をつぶしてきている。家庭ごみの有料化、後で述べますけれども、やはり私たちだって進めてきた。過去に進めた経緯がある。そういう中でちゃんとしたステップを踏んでいけば──ただ強行に任期中にやるんだと言い出して、やっぱりそういう中でせっかくの案件が全部、重要な施策で、一つ一つ着実に進めなければいけないものを、多くの案件で馬場市長みずからが台なしにしている、本人にそういう自覚があるのかどうか問いたいと思います。  そして、事業仕分け市民会議、みずからが開かれたこの事業仕分け、そういう中で3回取り組まれてきて、過去2回の反省の中でも、予算の中、どう反映してくれるんですか、今でも要望は来ていると思います。それでいいんですか。そういう要望に本当に応えてくれているのか。今の答弁では仕分け委員の方々も納得いかないのかなと思っていますけれども、それに対する御見解も、今回は絶対やるんだ、何か具体的なものがあれば教えてください。  そして続けて、壇上での質問に対する答弁の中で、「誠意をもって市政運営に全力で取り組む」と答弁されているんです。誠意をもってと。要するに、この3年間、そこが私たちも感じられない。そこにやはり、この3年間、多くの問題が出てきた出発点があるんだと思いますけれども、誠意という言葉は出ているけれども、具体的なものが示されていない。その辺の御見解もあわせて伺いたいと思います。 96 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 97 ◯市長(馬場一彦君) まず1点目の下水道を例にとられての御指摘、そういったさまざまな内容については、今ほど議員から、また、今までもそうですが、御指摘を頂戴する中で、私自身も反省すべき点、そういったものをしっかりと受け止めさせていただかなければならないというふうに考えてございます。そういった中で、さまざまな、特に市民の皆様に御負担をお願いするそういった案件につきましては、やはり丁寧に行なうべきである、また、しっかりと耳を傾けるべきである、そういった御意見を多く頂戴しております。そういったこともあわせて行ないながら、しかし、やはり将来を見据えた行財政改革ということの取り組みの中では、なしていかなければならない、そういった改革だというふうに考えてございますので、ただいま野島議員からの御指摘、そういったものもしっかりと私自身かみしめて、今後、行財政改革、当たってまいりたいというふうに考えてございます。  また、その中で次の案件として仕分けの部分ということについては、当然これは反映できるものは反映する。また、そこの中でともするともう少し長期にわたるそういった案件、改革の方向性は示していただきながらも長期にわたるような内容等、個々によってございます。しかし、基本的にはいただいた御意見というものをさまざまな、例えば施策評価等々もそうでございますけれども、参考にさせていただいたり、いろんな形で活用をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。  また、そういった中で、これは1点目の部分でもありますけれども、誠意をもってこれは取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 98 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 99 ◯15番(野島武夫君) 誠意をもってということなんですけれども、先ほど気を引き締めてという言葉も言っていましたけれど、私は、本当に気を引き締めているのかなと。緊急質問のほうでそれはまた続けてやりますけれども。  それで、現状を言います。各議員から指摘されているように、当初予算が議会で圧倒的多数で否決されているという現状、これ、全国的にもまれなケースだと思うんですけれども、その辺、市長はどう認識しているか確認することと、要は、当初予算をこの時点で成立できない。そして、これも緊急質問になっていますけれども、重大な人事案件も議会に提出できない。職員の不祥事が発覚して、これも管理責任ですよ。管理能力が問われていることですよ。さまざま多くの課題が出ています。「とどけ!市民の声!」ですから、市民の方から私のところへ来るんですよ、「このような本当にたび重なることが起きても馬場市長は平然としているんですよね」と。そこが、私たちもそうだけれど、市民も、どういうことなんですかということです。私たちは辞職勧告決議という形で出させてもらっています。これはね、平然とできるような事態ではないんです。もう一度これ、市長の認識を聞かせてください。 100 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 101 ◯市長(馬場一彦君) まず、これは職員の管理監督、そういった部分、また、今回の処分をしなければならなかった、そういった状況に関して、これは先ほど来御指摘頂戴し、また御答弁しておるとおり、議員の皆様、また市民の皆様におわびを申し上げなければならない。また、今後はこういったことのないようにしっかりと綱紀を厳正に保っていくこと、そういったことをしていかなければならないというふうに考えているところでございます。  そういった中で予算成立がまだなっておらん、また、辞職勧告決議に対してどういうふうに考えているのかということでございますが、これは、議員のほうからるるそういった御指摘を頂戴しておる中で、私としてこれは現実として受け止めると同時に、やはりその中で果たしていくべき責任、そういったものもございますので、今の御指摘、そういったものもしっかりと私自身かみしめながら努力してまいりたいというふうに考えてございます。 102 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 103 ◯15番(野島武夫君) 責任を果たしていくべきと言っていますけれども、これ、みんな市長の責任ですよ。職員のせいにしていますけれども、要するに管理能力。やっぱりここまで東久留米市政をこの3年間で危機的な状況に持ってきているのは、もう馬場市長そのもの、全て馬場市長の責任なんです。そこをどう責任をとるか、もうそこまで来ているんだ、そこを強く言いますよ。最後の質問をしますけれども、この3年間、国政もそうです、壇上で言わせてもらいました。もう危機的に状況になって、そして今の解散・総選挙に追い込まれたわけです。国はそうですよ。この東久留米市政、状況的にはもうそれ以上大変な状況です。馬場市長の責任が問われているんですよ。そこをもう一度、ちょっと認識を御答弁ください。 104 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 105 ◯市長(馬場一彦君) これは今ほどの御答弁の繰り返しになってしまいますが、私自身、行政の長としてその責任の重さ、また、果たすべき役割、そういったものを自覚し、ただいま野島議員から先ほど来重ねての御指摘頂戴しております、そういったこともしっかりと胸に置きながら責任を果たしてまいりたいというふうに考えてございます。
    106 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 107 ◯15番(野島武夫君) 責任を果たすということはやめるということと私は思っていますけれども、皆さんも多くの方が思っていると思います。馬場市長だけがそう思っていないのかなと私は思いました。  次に、家庭ごみの有料化についてです。御答弁、いろんな具体的なことも、5点について。市民意見交換会ということですから、そういう形で市民の意見をまず聞くという、これが市民意見交換会だと私は思っております。そこで市民の意見が出ました。私、聞いていて、馬場市長が任期中に家庭ごみをやりたい、それを市民に説明するんだという、馬場市長のそういう思いは伝わるんだけれども、今回のはあくまでも市民意見交換会だと私は認識しています。そういう中で、やっぱりこういう意見交換会をやること自体、家庭ごみ有料化に進んでいるんだなって市民が非常に戸惑う。どうなっているんだというのが正直なことだと思います。そういう中で、家庭ごみ有料化の現在の市の考え方及び市長の任期中に有料化を行なうのかを伺います。 108 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 109 ◯市長(馬場一彦君) 家庭ごみ有料化の現在の考え方、また、市長の任期中に対しての考え方に対して御答弁させていただきます。  家庭ごみの有料化の方針につきましては、これは前回の平成24年第3回の定例会、9月議会におきまして、家庭ごみ有料化に向けた実施計画(素案)を示させていただき、議会の中におきましてもさまざまな御意見・御提言を頂戴いたしましたが、その後、市民意見交換会、パブリックコメント、無作為抽出での市民アンケート調査などを行なった上、実施計画を確定させ、12月議会に報告するとのスケジュールになっておりましたが、その中での無作為抽出での市民アンケート調査が実施できず、結果として実施計画の確定ができておりません。これは、予定しておりましたこの実施計画を提出できなかったことにつきましては大変申しわけなく思っており、おわびを申し上げる次第でございますが、9月議会以降、今日までの取り組みといたしまして、10月13日及び20日、今御指摘のように意見交換会を行なわせていただき、また、10月1日より10月23日までパブリックコメントを実施してまいりました。その中で多くの御意見も頂戴しております。この御意見として、先ほど担当の部長から御答弁させていただいたようなことと重なりますが、ごみ減量施策のさらなる充実、また、市民説明等の充実でございました。また、担当部に対して、こういったことに関しましては、ごみ減量の具体的な対応策の検討、また、きめ細やかな市民説明等の充実、また、本市におけます特色の一つでございますけれども、ダストボックスの課題の対応なども指示しているところでございます。これは、今後、施策の実施をしていくために一定の時間を要するものというふうに考えてございますが、現時点におきまして平成25年度以降、適切な時期に無作為抽出でのアンケート調査なども実施して、実施計画を確定させた上で家庭ごみ有料化の導入に向けて道筋をつけてまいりたいというふうに考えてございます。ですので、素案でお示しさせていただいたようなスケジュールということはできないということでございます。 110 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 111 ◯15番(野島武夫君) できないということです。できない、これもね、困ったことです。そもそも家庭ごみの有料化、3年前の市長選の公約に堂々と掲げて、そういう中で市民に説明して、そういう中で実施、やりたいんだという、そういう中だったら私だって考えていきますよ。それはやはりね、段取りがおかしいんです。これだけ市民を混乱させる。公約にも掲げず、そういう中で出てきた案件、市民の方々が「えっ、また家庭ごみの有料化になるの」、それだけの混乱をさせた責任、大きいですよ。これもしっかりと責任感じていただかないと、これこそ、「馬場市長、何を考えているんだ」、市民の方、そう思っています。ごみの有料化の前にやることはあるでしょう。減量化の取り組みってあるでしょう。それをしっかりとやる、まずそこではないの。これはもう消費税増税の話でもそうですよ。国の状況と同じ。やっぱりしっかりと経済対策とかみんな打って、やっぱりそのステップなんですよ。そこ、そこを重視してほしい。その辺の御見解お願いいたします。しっかりとした段取りを踏んで。国だってそうですよ。ちゃんと3党合意の中には経済の状況というのが入っています。成長率の問題。だから、今、経済が問われるんです。この不況下で家庭ごみの有料化、前の市長もそのときのリーマンショックというものをまず考えた。そこを思い出していただきたい。そこで、その責任、この家庭ごみの有料化のドタバタ、これ、ぜひとも考えていただきたい。これももう一度答弁いただきます。 112 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 113 ◯市長(馬場一彦君) これは家庭ごみの有料化に向けてこの実施計画の素案をお示しさせていただいており、その中で一定のスケジュールというものもお示ししておりますが、現時点でこの実施計画を確定させるためにも、この無作為抽出の市民アンケート、こういったものも必要であるというふうに考えてございます。そういった意味では、今後、やはりこの道筋をつけるためにも、しっかりと努力をしてまいりたいというふうに考えている次第でございます。 114 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 115 ◯15番(野島武夫君) 努力ということなんだけれども、これでせっかくのこういうものが非常に市民に混乱を与え、実施時期さえ本当にどうなるのか、また難しい課題が出てきたと私は思っています。馬場市長のそういう安易な認識のもとで進められた任期中での実施、これ、強行という言葉を使ってもいいと思います。そういう馬場市長の思い、市民の声、本当に聞いていたのかどうか。意見交換会とパブリックコメントを聞いて市民の意見がわかった、それではね、この市政、本当に市民が振り回されるんですよ。もうちょっと、もっと市民の中、自治会やいろんなところに先に行って状況を聞いて、そういう中で市民の声を聞くという中のパブリックコメント、そういう意見交換会、馬場市長のそういう一つの形づくり、だけど、それ、市民にとっては振り回されたなと思いがしています。もっとその前に気づいてほしかったと思います。  続きまして、これはSNSですね。市の情報公開についてというところですけれども、やはりさまざまな情報が1ヵ所でわかるような取り組みをしていただきたいと思います。  そして、ホームページ等の活用施策です。そういう中で、私は市民への情報公開、さまざまやっていってほしい。今の受け身、市民の方が検索して、そこで新着情報とか見ていく、その方法と、もう1つ、市が例えば市民みんなのまつりいつやりますとか、こういうさまざまな情報、フェイスブックとかツイッターというのは市が発信して、それぞれが画面で情報を手に入れられる、非常に積極的な情報ツールになっています。その辺の認識でやっぱり導入しているところもあります。ぜひともこのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、ツイッターやフェイスブックなど交流サイトを活用した情報提供、当市におきましても考えていっていただきたい。それがやっぱり市民にとって──多くの方は今、市民の方もネットを使う時代になりました。スマートフォンやタブレット、これは国の問題ですけれども、選挙なんかもそういうネットを通じたというのも課題が残されていますけれども、行政側、国や自治体、やっぱりそういう時代に来ているんだという認識を持っていただきたいと思います。  そういう中でちょっと具体的なもので、既に東久留米市もこういう方向もあるのかどうか伺いたいんですけれども、26市の中で狛江市が、これはインターネットのそういう情報提供の会社、ヤフー株式会社と災害に係る情報発信等に関する協定を締結しましたというのがありました。この協定で、災害が発生した場合に市のホームページがいろいろと混乱するんですけれども、そういうとき市の防災等に関する情報をさまざまな対応をしてくれるという協定です。平時においてもいろんなさまざまなサービスができるということなんですけれども、いざ災害というとき、情報を得る。やっぱり市のホームページへのアクセスやそういうSNSの活用、ツイッターの活用などが今さまざまな自治体で考えられています。やっぱりこういうのも参考にしていただければと思うんですけれども、これに限らず、やっぱり災害に関する情報発信等の活用などでは、こういうホームページというのか、ネットの方向性というのはあるのかどうか確認させてください。 116 ◯議長(篠宮正明君) 行政管理担当部長。 117 ◯行政管理担当部長(橋爪和彦君) 今、狛江市の例が紹介されましたけれども、これにつきましては市民部の防災のほうと連携しまして、情報収集に当たってもしもこれが有益なものであるのであれば、先ほど申しましたように連携をする中で対応を図ってまいりたいというふうに思っております。 118 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 119 ◯15番(野島武夫君) いろいろと検討してください。やはり情報発信、いろんな形、紙ベース、いろんなものありますけれども、広報での情報提供、ネットはやっぱり即時性。やっぱりその活用の仕方。若い世代はかなり活用しています。ある程度の年齢の世代も一生懸命、今、そういうものを活用している、活用せざるを得ないというのか、そういう時代になってくるんだと思います。市も先進的に取り組んでいただければさらに普及していくのかなと思いますので、そういう思いでお願いしたいと思います。  人口の高齢化についてです。多摩26市の中で3番目に高いという、改めて聞かされて、今、東久留米市の状況、財政の状況やこれから先を思うと、やはりこれをしっかりと対応していかなければいけないんだろうなと思っています。さまざまあるんですけれども、今回も福祉保健部ということで、具体的な課題としては、東久留米団地の高齢者福祉施設に関する再公募の現状と今後の対応について伺います。 120 ◯議長(篠宮正明君) 介護福祉課長。 121 ◯介護福祉課長(田中 潤君) 東久留米団地におきます高齢者福祉施設の誘導をするための公募につきましては、平成25年3月に公募を行なうことを目標といたしまして、現在、都市再生機構と具体的な協議を行なっているところでございます。前回の公募では小規模多機能型居宅介護の開設が難しいという課題が事業者の皆様から掲げられておりました。このため担当部といたしましては、現在、都市再生機構と連携いたしまして小規模多機能型居宅介護などを近年開設いたしました実績のある約15の事業所を訪問いたしまして、東久留米団地での公募に参加してもらえますよう協力要請を行なっているところでございます。  なお、東久留米団地の自治会の皆様に対しましては10月17日に説明会を行ないまして、再度公募を行なうに至りました経緯や今後の公募予定につきまして御報告をさせていただいております。  以上です。 122 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 123 ◯15番(野島武夫君) またそういう形で公募に取り組まれるということで、やはり対応を進めていっていただきたいと思います。そこ、再公募になるんだと思うので、やはり多くの方が期待するものですので、ぜひとも今度は成功するような方向でお願いしたいと思います。ありがとうございます。  最後に、湧水・清流の保全について再質問させていただきます。御答弁の中で、「改定中の緑の基本計画にて湧水・清流保全都市宣言を位置づけ」との答弁がありました。具体的にはどのような施策を検討しているのか伺います。 124 ◯議長(篠宮正明君) 環境政策課長。 125 ◯環境政策課長(浦山和人君) 現在改定作業中の緑の基本計画での湧水・清流保全都市宣言の位置づけに関する御質問でございます。  検討しています20の個別目標のうち、4つがこの位置づけに該当していると考えております。まず1つ目に湧水の保全でございます。これは、地下水・湧水の研究の推進、雨水浸透の推進でございます。2つ目に清流の保全としまして、河川への雑排水の流出の抑制、河川流量の確保でございます。3つ目としまして水辺の自然環境の保全としまして、生活と自然環境の共存に配慮した河川改修の推進でございます。4つ目に情報発信の充実としまして、湧水・清流保全都市宣言の情報発信の推進としまして各種いろんな環境のイベントでの周知でございます。  以上でございます。 126 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 127 ◯15番(野島武夫君) 黒目川や落合川、さまざまな湧水・清流のまち東久留米ということで、やっぱりすばらしい環境にあります。そういう中で、予定では来年1月12日には七福神めぐりがあって、そういう中で落合川、また黒目川の遊歩道を多くの方が歩いていただけると伺っています。市のPRにもなるし、またリピーターもふやして、やっぱりこういう健康づくりになっていくんだと思います。そこで、先ほどの御答弁の中で調節池、今、ゲリラ豪雨や多くの雨が降って一気に水かさが増すと、そういう中でやっぱり冠水被害やその課題があります。そういう一方で、御答弁の中では、平成30年度からその対応ということで河床掘削というのかな、そういうものをしていくとなると、落合川、今の清流環境がどうなっていくのか。どのぐらい掘り下げるのかとか、いろいろと具体的な、今、担当で聞いている、どんな感じの工事になるのか、まず伺えればと思います。 128 ◯議長(篠宮正明君) 施設管理課長。 129 ◯施設管理課長(古澤毅彦君) 調節池がどういう工事になるかということでございますが、まだはっきり施工発注者でございます東京都のほうから明確な工事の方法につきましては御説明はされてないわけでございますが、黒目川の河川整備計画の中でどういう形ということが記載されております。それを見ますと掘り割り式の形になるのではないのかなと、そういうふうな形を考えておりますので、私どもとしましてもこの整備計画に基づいた形の調節池のあり方といいますか、工事の方法、そういうことは施行者でございます東京都のほうに要望はしていきたいと、そういうふうに考えております。 130 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 131 ◯15番(野島武夫君) 要望してまいりたいということは、清流、今の環境をある程度守りながらそういう工事をしてくれという要望になるのかなと思うんですけれども、今の、どこで何メーター掘るかとか私もはっきりしないんですけれども、本当に今の環境がどうなってしまうか不安なんですけれども、要望ということなんですけれども、どこまで通るのか、可能なのかも含めて、要望だけで終わるのか、ある程度これは担当部としての、何しろこの清流を守るんだという、ここまでは掘らせないとか、何かそういう思いがあるのか、具体的なところ、担当での思いを伺えればと思います。これは不動橋広場があります。これ、26年度から着手といった答弁いただきました。不動橋広場の公園は少年野球が使ったり夏祭りをする場所になっています。白山公園の現状を見ると、グラウンドなんかが年間を通してもほとんど使えない現状になって、暫定利用で土盛りをしたりするんだけれども、根本的な課題はこの担当部の問題ではなくて、そういうちゃんとした市のグラウンドがあれば、確保できていれば、白山公園の課題ってある程度そこまで言われないんだけれど、この不動橋広場についてもそうなんだけれど、その公園、グラウンドにかわるものが現在なかなか見つからない状況の中でこの不動橋広場の調節池としての工事が入ると、どのような形になってしまうのか。そのグラウンドとして、公園として使えなくなってしまう。白山公園の状況を見て、使えなくなってしまった場合、やはり今だと防災の観点とか入ってきて、そこに避難所的なものも必要になるし、新たな時代のニーズの中で残すべきところは残し、調節池としての活用も考えながら、そこの、市としてどういう考えを持っているのか。やっぱり白山公園みたいな形にしてしまうのが第一義的なのか、それとも、市としてはやっぱりグラウンドがない現状の中で東京都と交渉に当たってどこまで強く臨むのか、その辺の話を御答弁いただければと思います。 132 ◯議長(篠宮正明君) 環境政策課長。 133 ◯環境政策課長(浦山和人君) 不動橋調節池の工事が予定されておりまして、その広場の機能をどう確保していくのかというような御質問でございます。議員御指摘のとおり、不動橋広場につきましては、少年野球あるいは市民等のイベントの開催等、市民に大変親しまれている場所ということは理解しているところでございます。東京都としましては、市との共通課題でございますが、この調節池の周辺を含め、どこに機能が確保できるのかというところで現在検討しているところでございます。  以上でございます。 134 ◯議長(篠宮正明君) 野島議員。 135 ◯15番(野島武夫君) 検討ということなんですか。市としての考えは現在は、残したいとか、そういう考えはないのかな。その辺、わからないんです。担当部、またさまざまな部署の対応もあるんだけれど、そこの覚悟というのかな、いや、市民のために残すんだという思いで交渉していくのか、あくまでも東京都の御意見を伺うということなのか、その辺ちょっと確認して終わりたいと思います。 136 ◯議長(篠宮正明君) 環境政策課長。 137 ◯環境政策課長(浦山和人君) 不動橋広場の市の覚悟というようなところでございます。先ほどちょっと御答弁させていただきましたとおり、市民に大変親しまれているような広場という認識でございますので、この覚悟につきましては市としても十分頑張って調整していきたいというところでございます。   (「ありがとうございます」の声あり) 138 ◯議長(篠宮正明君) 以上をもって野島議員の一般質問を終了いたします。  次に、「市行政について」、「教育行政について」と題して、並木議員から行ないます。  並木議員。     〔21番(並木克巳君)登壇〕 139 ◯21番(並木克巳君) それでは、通告に従い一般質問させていただきます。  まず、導入部分の談話に関しましては、特に選挙絡みに関して我が会派の同僚議員が先ほど多く発言いただきましたので、多くは語るつもりはございません。しかし、この3年余りの間に、政権運営大変な不安定な状態の中で、また、特にマニフェスト選挙、そのマニフェストを破綻させてきたと。大変多くの国民の方から信頼を失ってきてしまった、政治不信が募ってしまった。この件に関しては多くの反省とともに、各政党しっかりとした政権運営担当能力、また政策の実現能力、発揮をするために、しっかりと、誠実に、謙虚にお訴えをしていく必要があるかなというふうに思っております。まさに政党の存在意義、問われている選挙であるというふうに思っております。  特にマニフェスト選挙、この違反ということによって国民の不信が募っているということに関しては、残念ながら我が市も大変酷似している状況ではないかなというふうに思っております。特に馬場市長は、こういった国政の絡み、国民からの不信の増長、どのように市長として捉えられているか、私としても大変関心があるところでございます。  後々その点は聞いてまいりたいと思いますが、まず、馬場市長、この3年余り、市政運営を行なってこられたわけでありますから、改めて馬場市長がこれまでの市政運営を振り返られてどのような感想をお持ちなのかお伺いしたいと思います。  続いて、市長として、トップリーダーとして庁内組織の掌握や牽引をどのようにされてこられたのか伺います。  続いて、市政が混乱している状況でありますが、職員の方々にはしっかりと行政運営をしていただかなくてはなりません。その組織を強固なものとするためにも、職員の能力向上、人材育成は重要であります。その取り組みを伺います。  最後に、教育行政について伺います。  新しい学習指導要領では、変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな心、健やかな体の知・徳・体をバランスよく育てることを目指しております。今、教育現場では、基礎学力の向上はもとより、いじめ問題にも関連する豊かな人間性の育成、また、健康や体力の増進、老朽化した学校施設などさまざまな問題を抱えております。大津市における問題を受けた文部科学省のいじめ調査で、ことしの4月から9月までの半年間で小・中・高校におけるいじめの件数が14万件を超え、昨年1年間の2倍となったことが新聞などで報道されております。いじめ問題はあってはならないことでありますが、このいじめ問題のみならず、さまざまある課題の解決に向け、学校現場での教職員を初め教育委員、事務局職員が全力で一丸となって取り組みを加速し、強力に推進していただきたい、そのように思っております。  今、教育委員会のあり方が問われている。今後、東久留米市における教育をよりよくしていくために、教育をどのように考え、どう取り組んでいくのか伺います。  以上で壇上での質問を終わります。御答弁により再質問をさせていただきます。 140 ◯議長(篠宮正明君) それでは、答弁お願いします。  市長。 141 ◯市長(馬場一彦君) まず、市政運営を振り返っての感想ということでございますが、私が市政運営を行なうに当たりましては、「情報公開、市民参加、市民との対話」を基本姿勢に、限られた時間・財源の中でさまざまな政策の実現に向けて努めてまいりました。しかし、近年、東久留米市の市政運営を取り巻く環境は大変厳しいものであり、現在でもその状況は変わってございません。行政サービスを中心となって支えている市税収入は、少子・高齢化の進行や地域経済の低迷などにより減少する傾向にあり、高齢化や景気低迷は社会保障に関係する経費を急速に増大させており、財政健全化を図ることは急務となってきております。  また、このような社会情勢から、市といたしましても、高齢者福祉、保育園の待機児解消を初めとした子育て支援策や健康づくりへの対応などの課題、また、東日本大震災の影響により安全・安心に対する課題がより鮮明となってきたことなど、取り組まなければならない行政課題は山積した状態が続いてございます。こういった中にありまして、市民生活を守り、安心を与えられる市政運営の実現を目指し、自治体として将来にわたって持続可能な行政運営を行なっていくためには、立ちどまることなく改革・改善に取り組んでいかなければならないと考え、市長として先頭に立ち市政運営を行なってきているところでございます。  具体的には、平成22年度にお示しいたしました7つの道標の取り組みとともに、平成23年度には東久留米市第4次行財政改革基本方針行財政改革アクションプランを策定し、改革・改善に取り組むことに特に力を注いでまいりました。今後の市政運営につきましても、行政全体のサービスの現状を踏まえ、公約を初めとしたさまざまな政策を実現すべく努力を続けてまいりたいと考えてございます。  また、2点目といたしまして、庁内組織をどのように掌握してきているのかということについてでございますが、市長といたしましての職員への対応につきましては、庁議を初めとした定期的な協議の場のみならず、必要があればいつでも協議の場を設定するよう職員に指示を出してございます。これらさまざまな場を通じて市政運営に当たっての基本的な考え方を示し、また、方針を伝えるとともに、さまざまな課題を解決すべく適宜協議し、進むべき方向と具体の指示をしてきております。今後につきましてもこれまで同様に行なってまいりたいというふうに考えてございます。 142 ◯議長(篠宮正明君) 企画経営室長。 143 ◯企画経営室長(小山 満君) 人材育成についてでございます。  本市では平成21年3月に東久留米市職員人材育成基本方針を策定し、定員管理計画により職員数が減少し、新旧職員の入れかえが進む中で、うまく仕事のノウハウを引き継ぎながら、少数精鋭の人員体制を構築すべく人材育成に取り組んできております。また、職員の意欲・能力を高めていくための取り組みとしまして、管理職を対象に人事評価制度を導入するとともに、職員の向上心等が薄れる中で昇任・昇格制度の見直し、健康管理の視点から長時間勤務の抑制に向けた取り組みの強化、また、職員共済会の事業としてですが、本年度より職員の資格取得・能力アップのための検定受講・セミナー参加などの自己啓発活動を支援するために助成制度を新設しております。このように、人材育成基本方針の考え方を踏まえ、職員の意欲と能力を高め、組織の力へとつなげていくことができるよう人材育成に取り組んでまいります。 144 ◯議長(篠宮正明君) 教育長。 145 ◯教育長(永田 昇君) 教育環境向上の御質問でございます。  いじめの問題に対する教育委員会といたしましての対応につきましては、9月議会でも答弁させていただきました。残念ながらいじめがあるのも現実であり、学校からいじめをなくすことも大変難しいことでありますが、いじめをなくすことが教育委員会、学校の使命であるというふうに思っております。また、いじめがある現実から、いじめの被害者となっている児童・生徒は全力を尽くして守らなければなりません。いじめにより児童・生徒の安全が脅かされるのを放置することがあってはならないと考えております。  いじめから児童・生徒を守るには、総力を挙げていじめの全容を解明し、被害者の安全を確保する措置を迅速に講ずることが必要です。事実をできるだけ詳しく調査し、解決に当たる関係者の間で情報を共有することが大切なことであります。また、被害者を守り通すためには、加害者への厳しい指導はもちろん、学校教育法上の措置や関係機関との連携なども含めてあらゆる措置をとるべきだと考えております。重要なことは、教育委員会と学校が一体となっていじめ対策に取り組み、被害者を守り通す姿勢を示すことだと考えております。教育委員会といたしましては、いじめの問題に限らず、一人一人のかけがえのない命を守り、どの子どもも健やかに成長することを保障するため、これからも学校とともに全力を尽くしてまいりたいと思っております。  本市における教育全体の取り組みでございますが、教育委員会といたしましては、市民の期待に応える、信頼される学校づくりを目指して、人権尊重の理念を基盤とした教育をもとに、新学習指導要領が目指す生きる力の柱となる学力の向上、豊かな心の育成、体力の向上に向けて今後も全力を挙げて取り組んでまいります。  学校施設整備につきましては教育部長より御答弁いたします。 146 ◯議長(篠宮正明君) 教育部長。 147 ◯教育部長(荒島久人君) 学校施設整備でございますけれども、現在の小中学校施設は昭和40年代から50年代の児童・生徒の急増期に建築されたものが多く、東中学校の体育館を除き、校舎や体育館の耐震補強や普通教室の空調設備工事などは完了しているものの、老朽化が進んでございます。このため、教育環境の向上を目指し、これまで休止してございました大規模改修工事やトイレの改修、省エネ化などにも取り組んでいかなければならないと考えてございます。子どもたちの安全確保及び学校の安全管理の徹底を期して日常の安全管理及び安全指導を行なうとともに、教育環境の向上を目指し、家庭・地域・関係団体と連携した施策の充実を図り、安全・安心な学校づくりを推進してまいりたいと考えてございます。 148 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員の一般質問の途中でありますが、ここで休憩いたします。  並木議員の再質問は再開後にいたします。    ─────── ◇ ─────── 149 ◯議長(篠宮正明君) ここで休憩いたします。  再開、午後1時。       午前11時46分休憩       午後 1時00分開議 150 ◯議長(篠宮正明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ─────── ◇ ─────── 151 ◯議長(篠宮正明君) 白石議員早退であります。  それでは、並木議員の再質問から行ないます。  並木議員。 152 ◯21番(並木克巳君) それでは、お昼を経過してしまいましたけれども、再質問、元気よくやっていきたいと思います。  それぞれ御答弁いただきました。順番で再質問させていただきたいと思っております。壇上でもお話ししましたけれども、現在の国政の国民からの信頼が非常に落ちてきているという原因をつくったこの3年間、特にこのマニフェスト違反、また、政権の不安定さというようなことで、先ほども壇上でもお話しさせていただきました。市長はこういった状況を捉まえてどのような御感想をお持ちか、ちょっと率直に市長のお考えをお伺いしたいと思っております。 153 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 154 ◯市長(馬場一彦君) 国政の状況についてということ……。(「はい」の声あり)国政の状況についてということでございますが、この間、これはさまざまな施策・政策を通じて政府・与党のほうはさまざまな取り組みを行なってまいったと思います。その中で、国会での議論ですとか国民的議論、そういったものの中で例えば消費増税等の取り組み等もあったというふうには認識しております。その中で当然そういった行ないを、今回解散をされておりますので、その中で国民に審判を仰ぐということになろうかと思っております。それぞれ混乱といいますか、それは制度の中で、例えば衆議院と参議院という衆・参のそれぞれの憲法での位置づけですとか状況、そういったことによりまして、やはりそれは一定の民主主義のルールの中で行なわれたことだというふうに認識をしております。 155 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 156 ◯21番(並木克巳君) すみませんね。私がもうちょっと簡潔に言えばいいんですけれど、今、政治不信というものの大きな原因の一つにマニフェスト違反というようなことがあるということは先ほども壇上でお話しさせていただいたんですが、そういった背景について市長はどのような御見解をお持ちかなということで確認をしたんですけれども、いかがでしょうか。 157 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 158 ◯市長(馬場一彦君) それぞれの政権公約、また、マニフェスト、アジェンダ等、いろんな言い方をされておりますけれども、そういったものを掲げて実行され、結果として状況で実行できるもの、できないもの、または方向性を変えなければいけないもの、当然そういったものは、今までもそうだと思いますけれども、あったというふうに思っています。その中でそういった国民に対する説明責任等そういったものの評価というものが今回の衆議院選挙で図られるのではないかというふうに考えてございますので、それはそれぞれの状況、個別の案件によってさまざまにあったというふうに思っております。 159 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 160 ◯21番(並木克巳君) 特にこれで深く掘り下げるつもりはないんですが、市長のマニフェストに関する認識が十分にわかりました。非常にそこが大きく問題になって今の国政の混乱、また、政権の運営の能力という部分もありましたけれども、政治不信というのが募っている、増長しているというようなことであるかなと思うんですが、それに関しての市長の感想というのを率直に今お伺いしたところであります。マニフェスト並びに公約というものの政治家としての重みというのは、今の市長の答弁の中に含まれていたかなというふうに思っております。  本題に戻りますけれども、私も市長の政治姿勢というようなことで、この数年、質問させていただいておりまして、私も本当に残念な限りでありますけれども、市長としてもそれは本意ではないのかなというふうに思っております。この定例会でも各議員が一般質問の中で市長の予算の否決に対する責任のとり方、また、お考えの持ち方、そういったものも質問されているかなと思うんですが、市長のお答えが、重く受け止めると。また並びに、何をもって反省したのか、何を考えたのか、何を学習したのかというようなことのお答えなのかどうかわかりませんけれども、説明責任を果たすというような御答弁に終始されているんですね。改めて確認をしたいなと思うんですが、予算否決、今日までの前代未聞のこういった状況にある市政運営のトップリーダーでありますよね。市長として本当にこの状況をどのように重く感じて、何を責任を持ってこれからの市政運営をしていこうとお考えなのか。もう一度、今まで御答弁された以上の御答弁があるのかどうかわかりませんけれども、再度確認をさせていただきたいと思います。
    161 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 162 ◯市長(馬場一彦君) 今までの御答弁以上の答弁をということでございますけれども、これはもうこの間御答弁しておるとおりでございますが、予算提案者としてこの3度の否決ということに対して、そういった形の中で9ヵ月間にも及ぶ中、本予算が成立しないということは、これは予算提案者として非常に重く受け止めると同時に、市民の皆様に大変申しわけないという気持ちでいっぱいであるというところが率直な気持ちでございます。また、そのためにも、今回これから予算特別委員会が開催されますけれども、この本予算、こちらの成立をぜひともお願いしたいというふうに思っておりますし、やはりこの予算をしっかりと成立させていただき、また市民の皆様に安心と思っていただける、そういった状況にしなければならない、これが私の責任であるというふうに考えてございます。 163 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 164 ◯21番(並木克巳君) 混乱を解決・解消するというのは、市長、当然やらなくてはいけないことなんですが、その本質的な原因というものを市長が本当に理解されているのかですね。問題の本質的なことを市長みずからがそれを理解せずに、お願いベースだけで、この予算は大切だからというようなことで解決するのであれば、もっと先に解決しているのではないかなと思うんですが、「都政新報」等にも混乱の本質というようなところで、「本質」という言葉であらわされていましたけれど、市長自身がどういうところにその本質というものを捉えているのかというようなことで、今、再三、他の議員が今まで質問しておりました原因やら責任のとり方というようなことでは市長自身が答弁変わりませんから、もう少し違う角度でいろいろと確認をしていきたいなと思っているんですけれども、私たちは辞職勧告決議というものを出しておりますから、本来、市長と各定例会ごとにこういった質疑をさせていただくということも非常に複雑な心境ではあります。しかしながら、市政運営、また市民生活、さまざまなものを考えて、私たちは市長の立ち位置に一度一歩踏み寄って、市長がどんなことを考えていらっしゃるのか、市長が本当にこれからどういうふうにしたいのか、市長の本音というか、本質的なことはどういうことなのかというようなことを、各議員、一歩譲って質問しているのがこの定例会ではないかなというふうに思っているんですね。  1点、公約に関しては、市長は今、振り返りをされているということでありますけれども、馬場市長として公約を掲げて争点となって、市長だからやらなくてはいけないというようなことに関しては、私は、大型商業施設にしろ、コミバスにしろ、特に保育園の民営化等に関しては市長の決断が左右させることだと思うんですね。ほかのさまざまな施策というのは、東久留米市政、そもそも市民生活向上するためには、言い方は厳しいですけれど、どんな方が市長になっても向上を続けなくてはいけない、そういった施策が多いかなと思うんです。そういった中では、市長はみずから決断して、みずから引っ張っていかないといけない大きな争点の公約を全てほごにしているというようなことで、まずその公約に関しては市長はどのような認識を持たれているのか。それをほごにしてしまったということは大きなことではないかなというふうに思っているんですけれど、まずその1点を確認したいと思っています。  またあわせて、公約に関してはもうそういう状態でありますから、市長は再三、3つの方針ですね、「情報公開、市民参加、対話による合意形成」というものを一つの自分の中の方針・柱として進めてきたわけですけれども、それも今、市民の方の請願やら陳情など見ますと、実現できてないと、そういう指摘もされています。市長はその点に関してどのように評価されているか、振り返られているか、お考えをちょっと確認したいなと思います。 165 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 166 ◯市長(馬場一彦君) まず、今回、公約を掲げた内容の実行ということについてですが、さきの議会でも資料という形で、今議会に私が掲げました公約の現時点での状況というものもお示しさせていただきました。その中で、前回の9月議会では未達成・未実施、そういったものも出させていただいております。その中で、今お触れのように、例えばイオン商業施設に関して、私がそもそもが「地区計画の見直しを」ということで掲げていたものが、現実としてはでき得ないということで、現在、商業施設の推進を行なっているということに関しては、御指摘の部分、そういったことは当然市民の皆様からも大いに指摘もされ、また、糾弾といいますか、強い形で言われているということは私自身も重々承知をしております。また、私が掲げていたそういったものを達成できなかったということに関しましても大変申しわけないというふうに思っております。  でありますので、そういった部分についておわびすべきはおわびをし、また、なぜそういうふうな判断等したのかということで、今、2点目にお触れになっていた、私としてこの間、説明責任は果たさせていただいたつもりではございますが、やはりその中でもどうしても納得できないという方がおられるというのも事実でございます。そういったことに関してはなかなか御納得いただけないということの意思表示をされて、この間も対話といいますか、会話をしても、そういった部分は納得できないということで厳しくお叱りを受けている状況でございますが、粘り強く御理解いただけるよう、また、100%御理解いだたけなくても、では、どういうふうな形で安心していただけるのか等、そういったことは引き続き努力してまいりたいというふうに考えてございます。 167 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 168 ◯21番(並木克巳君) 反省したり努力をしたりという言葉は常におっしゃられているんですけれども、私たちが一歩歩み寄って、市長がどういうことを考えているんだろう、市長の本音というか、本質的なものは何だろうというふうに考えてしまうのは、先ほど言った公約がほごになったり、ただいま3つの方針──情報公開、対話のことに関してはちょっと御答弁がなかったんですけれども、できればそれの感想をもう一回お願いしたいと思うんですが、守られていないというのが大方の議員の考えであるというふうに思っております。市長の政治理念というか、基本とする軸として掲げられている「情報公開、市民参加、対話による合意形成」、それができていないということで、市長自身は、掲げられてきた一番大切な政治家としての基本のそういった姿勢ができていないということもどれだけ重く受け止めているのかなというのが大きな疑問なんです。  あわせてもう1つ確認したいのが、選挙戦を通じて市長のいろんな人となりを確認するとき、また、選挙戦でも言われておったかなと思うんですけれども、「弱者とともにあれ」とスローガンとして挙げられている。またあわせて、行政運営によって弱者に追いやられる人がいると、そういうことで、「弱者のために政治をするんだ」ということを市長は力強く訴えてこられました。その含意というのを確認したいなと思うんですけれども。「弱者とともにあれ」、「弱者のために政治がある」と、その市長の含意というのは一体何だったのか、ちょっと1点確認します。  2点、お答えをお願いします。 169 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 170 ◯市長(馬場一彦君) まず1点目の部分についてでございますが、こちらの部分は、例えば市民合意がなければこれはもう進めてはいけない、そういった御意見も頂戴しておりますが、私がこの間申し上げておりますように、情報公開、市民参加、そして市民対話、そういったものを通じて合意形成に努めていくということで、この間、私として取り組ませていただいたつもりでございます。タウンミーティングもその一つというふうにも捉えられると思いますが、いずれにいたしましても、今年度、例えばタウンミーティングすることがかないませんが、そういった今までの取り組みですとか説明会または懇談会などなど、私として、これは自分自身、今までの市政に比べて特段に私が直接参加し、出向いてお話を聞く機会、こういったものは持ってきたというふうに考えてございます。ただ、そういったことに対して、最終的な例えば合意形成ですとか、または納得、そういったものができないということの表明、また意思表示というものがあるということは、私の力不足、また努力不足ということは当然あろうかと思いますし、そういった御指摘は真摯にお受けせねばならないというふうに考えてございます。  また、2点目の件についてですが、含意はということでございますが、率直なところをということでございますので率直に申し上げさせていただくと、もうそのものであって、やはり公というものは、ある意味セーフティネットとよく言われますけれども、やはり公が最終的な守りとしてあるためには、さまざまな行財政改革を通じて安定的な市政を行なっていくことによって、このセーフティネット、そういった部分をしっかりと果たしていくというのが行政の一番の役割ではないかというふうに考えてございます。 171 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 172 ◯21番(並木克巳君) 市長の御答弁は御答弁であるんですけれども、特に3つの方針、守られてないという議会からの大方の意見でありますし、特に今の弱者に関しましては、市長が「チェンジ」とうたって選挙戦に挑まれていたときに、大型商業施設の誘導に関して、公のそういった誘導に伴って弱者が生まれると。そういったものを打破するんだ、それに反対するんだというようなことで、市長はそこにもそういった弱者の対象をつくって、市長は前市政批判をして「チェンジ」と言ってきたわけですよね。では、今、市長が進めている特に大型商業施設、もう公約を破ってしまったわけですよね。選挙前は「弱者とともにあれ」と言っていた。立派な理念ですよ。市長はどういうふうにお考えなのか。また、シャトルバス、路線バスというような形態になりましたけれども、一番支えていただいた人たちが裏切られる形になる。その人たちは、市長はまさに「弱者」だと言って、「チェンジ」と言って選挙戦に出て、それが何ですか、事業者の意向次第で路線は変わる、事業者の意向に沿わないとこちらのほうから変更の発信はできないと、この前の行政報告の中でそのようにおっしゃっていましたよね。市長が選挙戦で訴えられた、こういった「弱者とともにあれ」、政治家としての大切な理念を述べられました。どうなんですか、市長は、今、そのときのままの市長なんですか。そのことを実行できているんですか。ちょっとそこを確認したい。 173 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 174 ◯市長(馬場一彦君) イオン商業施設、これは南沢五丁目の大型商業施設という形の中で地区計画の変更を公約として掲げ、「見直しを」ということで掲げ、当選させていただいたと。それができていない、かなっていないということについては、これは先ほど来お話しし、これは今までそうですけれども、大変申しわけなく、また、そういったことを期待していただいた皆様に改めておわびを申し上げさせていただきたいというふうに思っております。  そういった中で、今回、この大型商業施設を私として現在進めている、そういった立場の中で、今お触れの例えば弱者ということでの、この大型商業施設に関しては、例えば交通または地域の環境、お子さんのことですとか、さまざまなことに対してやはり御懸念、また御心配があると。これは今回、私が今現在進めている立場でもございます。そういった中では、やはりそういった御懸念をなるべく減らしていく、または、なくしていく、そういったことのために、事業者、また交通管理者等とこれは綿密に連携をし、そういった御不安を可能な限り取り除いていくべく、これは努力していくということを行なっていくことが必要であるというふうに考えてございます。 175 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 176 ◯21番(並木克巳君) 細やかな道路事情の話はされましたけれども、商店街の活性化も含めて市全体に波及するさまざまな影響を捉まえて市長は大型商業施設の反対を訴えていらっしゃったかなと私は思っております。そういった中でバス路線の件、商業地を通るというようなことですね。市長はよく「総合的な判断」と、こういう件に関してもおっしゃられます。今回のバスの件に関しても総合的な見地からというようなことでありますけれども、馬場市長の「弱者のために」、「弱者とともにあれ」という言葉と、「総合的に判断して」という言葉が、私は一致しないんですよ。例えば保育園の話にしましても、総合的に判断して民営化をしていく。次の保育園の場所も総合的に判断してということで、その弱者という呼び方が正しいかどうかというのは別の問題としまして、市長に民営化の反対を陳情されてきた方々、市長を応援されてきた、いろいろなやりとりの中でそういう感じにうかがえるわけですけれども、市長が今後いろいろなことを考えるときに「総合的な判断で」というときには、市長が選挙戦で訴えられてきた「弱者」というものは守り切れないのではないですかね。市長が選挙戦で「チェンジ」と言ってこられた大きな理念なのか理想なのかわかりませんけれども、今、本当に市長が行なっている市政運営が、市長が選挙戦で訴えてきたそのままのことを実現できているのか、もう一度そういうところを私は振り返るべきではないかなというふうに思っているんです。単なる予算の否決だけではなく、市長自身が、今ある馬場市長というのはそのときの馬場市長なのか、ニュー馬場市長なのか、市民の負託を得たときの市長なのか、そうでないのか。それぞれの議員はそれぞれ予算の採決にはそれぞれの考えがあると思います。しかしながら、馬場市長の当初からの考え、また、今行なっている市政運営、とても重ならないんですよね。そういった大きな矛盾の中で信頼も失いますし、自分自身のそういった総括もなされているのかもわからない。馬場市長は、もう一度、今、私が質問していること、選挙戦から今日に至るまでずっと変わらないんですかね。やっていることは変わらないんですかね。結果も変わらないんですかね。ちょっと確認します。 177 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 178 ◯市長(馬場一彦君) 弱者を救済するということと、総合的判断ということは一致しないのではないかということでございますが、これはやはり、まず1つは、行政としての最大の責任として全体の奉仕者であるという観点。その中で個々の状況に対してお困りになっている、または公、公的な救済なり、または公的な手が必要であるという方に対して、いかにしてサービスなりそういったものを構築していくかと。そのためには、当然、それに伴う財源、特に市が例えば単独で行なわなければならないそういった場合には、やはりそれなりの財源というものが一方ではかかるというのが現実でございますので、これは行財政改革ということがやはり不可欠であると。例えば保育園の民営化について総合的に判断したということの中で、これは当然賛否は各議員、また市民の方にもあろうかと思いますが、まさに現実として待機児として保育園に入れない、そういった方々が多くいらっしゃり、そのために例えば家庭の経済状況等そういったものの中で働きたくても働けないですとか、または認可保育園に入れないので高額な保育料を結果として払わなければいけないなどなどのお話、また、そういった声というものがございます。ですので、確かに保育園の民営化について賛否はいろいろあろうかと思いますが、そういった総合的な判断をさせていただくことによって、そういったお困りの方に対してそのサービスを何とか提供できないかということで取り組ませていただいております。これは、それぞれの事業の選択ですとか内容については私が市長になって改めてまた検討し、整理をし、また、その中で実現性ということの中で選択してきたということはございますが、基本的には私という個人といいますか、人間というものは2人いるわけではなくて、私1人でございますので、そういった部分では変わらずやってきたというふうには考えてございます。 179 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 180 ◯21番(並木克巳君) 今、いみじくも市長が私は1人だというお話をされたからこそ、今行なっている市政運営が全く市長が選挙戦で訴えてこられたものと違うからこそ、こちらも面食らってしまいますし、言い方が悪いんですが、市長は、そういった弱者であるとか市長に期待を寄せた人のことでも、「総合的な判断だ」ということで切れるんですよ。私は、本当にそれが正しい政治なのかどうかということで、市長を見ているとすごく私自身も混乱してしまうんですよね。市長は、「総合的な判断だ」、弱者──言葉が悪いかもしれませんね。市長に期待を寄せている方かもしれません。そういった方と積み上げてきても、最終的に「総合的な判断」で切れてしまうんですよ。この3年間、まさにそういう市政運営なんですよ。だからこそ、公約をほごにされている、それ自身ももう信頼に値しない部分ありますけれども、馬場市長が本当に進めていること、馬場市長の本当の理念、馬場市長の熱いハート、どこにあるんだろう、市長の顔が見えないんですよ。「総合的」というような言葉でごまかしてしまうのかもしれない。「総合的」というのは結果的に必要なことかもしれませんけれど、しかし、選挙戦では「チェンジ」と言って前市政を否定して進めてきたのが、結果的に前市政と同じことをやっている。今進めていることは、前市政がやっていることを馬場市長が「総合的」に考えて、それを進めているというんですかね、納得しているというようなことですけれども、馬場市長、本当に支えに頑張ってきた人、応援してきた人たち、切れてしまう人なんですよ。だから、議会も単なる予算の否決ではないですよ。馬場市長の本当の思い、理念、ぜひ熱いハート残っていてほしいなと思うんですけれど、この3年間、そういう結果になっていない。だから、今、胸張って──市長、選挙戦で頑張って訴えてこられて、当選されたときは大変な高揚があったと思いますよ。今、胸張ってそのときの人たちと、もしくはそのときの初心と、自分と向き合って、誇れますか。ちょっと聞き方が漠然としているかもしれませんけれど、今、誇ってそのとき選挙を勝ち抜いた馬場市長であると言えますか。確認します。 181 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 182 ◯市長(馬場一彦君) 誇っていたかどうかということは、私自身、当選したとき、そして現在でも、今回、例えば大型商業施設に関して地区計画の見直しということから推進と、イオンショッピングセンターを進めていくということの立場で、私に期待していたんだという方たち、最初に一緒に応援したんだと、そういう方たちに対して、今、現に私、この状況、また、今後のことについてこれは真摯にお話をさせていただいているつもりでございます。それが誇れているとか誇れていないとかではなくて、これは私として誠意をもってそういったことに対しても逃げることなく向き合っていきたいと思っておりますし、そのためにこの間も取り組んでまいったつもりでございます。誇るか誇らないかということを私はちょっと観点として──そういうことも考えとしてあるのかもしれませんが、私はやはり市長という職責を与えていただいたその責任の重さということは、これは痛切に実感しているというのが偽らざる事実でございますので、そういった部分では、今、反対であると、例えば大型商業施設に関してですけれども、そういった方に対してもしっかりと説明責任を果たし、また、御理解いただけるよう、これは引き続き努力をしてまいりたいというふうに考えてございます。 183 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 184 ◯21番(並木克巳君) 市長としての見解は負託を得た市長だということが前提になっているので、その負託を得たときの市長が、今、全く違うんですよ。本当にそこの部分、市長自身が自分自身を、それを総括しないと多分先に進まないですね。本当に市民の皆さんの心というものをちゃんと自分の中で吸収したほうがいいですよ。本当に人を大切にしてほしいなと私は思います。  馬場市長の選挙戦、「チェンジ」とうたってこられたときは、まさにそういったものをうたわれていたかなと。私も、ああ、すばらしいことだなと思っておりましたよ。ただ、今日の市長の市政運営を見るに、総合的に判断すれば、そういった、弱者という言葉はちょっと使いたくないんですけれど、市長がおっしゃられていた人たちというのも平気で切れてしまうんですよ。平気というのはちょっと語弊があるかもしれません。変更できてしまうんですかね。ですから、馬場市長の市政運営、単なる予算の賛否ということだけではなくて、馬場市長が本当にどんな市政運営するんだろうと。公約がほごにされたり、3つの方針、実現できてない。ただいま言ったような、市長が声を高々に言っておった「弱者に対してともにあれ」という言葉も、今のような形でないがしろになっている。そういう意味では、市長との信頼関係なんていうのはなかなか構築できませんよ。  であれば、先ほど来、行財政改革するんだというお話をされていますけれども、やっぱり結果を見てしか判断できないんですね。ああやります、こうやりますと言っても、市長は毎回変更してきました。市民の声、「とどけ!市民の声!」ですよ。しかし、「総合的な判断」で──それは必要なことです。ただ、みずから選挙戦では言っておった「弱者」であった立場の人もそういった形で切り捨てということではないですけれども、「総合的な判断」の中で切っていってしまうと。そういう市政運営を馬場市長は行なっているんですよ。ですから、私たちは馬場市長の本当結果を重視して判断していかざるを得ない。ですから、行革に関しても、先ほど来、我が会派で「何をやってきたんだ」というようなことに関しても明確な答弁はないですし、来年以降、大変な行革、26億ですか、もうそういった壁があるんですが、本当にこの市長でできるんだろうかと。そう考えますと、軽々にこの予算というものを賛成すると──市長自身が本当にこの東久留米市政、責任持って担っていけるのか、ビジョンがあるのか、覚悟があるのか、もうそこに行き着いてしまうわけですよね。しかし、この一般質問、各議員のお話、責任問題を確認しても、市長、問題の本質になかなか気づかれてないような、もしくはその責任を感じてないような、そんな答弁。確認していきますと非常に残念であるというふうに思っております。これは平行線になるかもしれませんので、私の考えを述べさせていただきました。  先に進みますけれども、庁内の掌握、そういった観点に関しましては非常にガバナビリティーが欠落しているのではないかというようなことが言われております。まず率直に市長のお考えを確認したいということと、非常に混乱しているというような状況の中で、今後も同じように職員の皆様には指示を出していくというようなことでありますから、混乱している原因というのはどこにあるのか。職員の中に問題があるのか、市長の指示系統にあるのか、もっと違うところにあるのか、ちょっとそこら辺の御感想を、お考えを御答弁いただければと思います。 185 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 186 ◯市長(馬場一彦君) まず職員に対しての対応ということについてでございますが、これは先ほど御答弁いたしましたとおり、職員にさまざまな場面で指示を出し、また、市政運営に当たっての基本的な考え方を示し、方針を伝えるとともに、さまざまな課題を解決すべく適宜協議してまいりました。これは今後につきましても同様に行なってまいりたいと考えてございます。  その中で、今回、職員の懲戒処分ということの部分があったということに関しては、これは市民の皆様に大変申しわけなく、また、公務員として、また職員として、これはこういうことのないように綱紀を厳正に保っていく、そういったことのための指示というものも出させていただきましたが、現実として懲戒処分が2名あったということに関して、これは市長として大変申しわけないと思っておる次第でございます。 187 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 188 ◯21番(並木克巳君) 処分について確認をしたかったわけではないんですが、公共施設使用料金の進捗にしろ、ごみの有料化にしろ、やはり提案し、その進捗が二転三転したりというようなことがあるんですね。こういったのはどこに問題があるのか、誰が問題なのか。市長は今までも答弁で指示を的確にしているというようなことを御答弁いただきました。今後もその指示を続けるという答弁をいただいたんですよね。では、的確にしておって、こういった大きな懸案課題、二転三転したり、この前の9月の総務委員会ではなかなか庁内での連携ができてなかったような御答弁もございましたし、何がいけないのかなというのが率直な疑問なんですよ。それは市長のガバナビリティーなのか、いや、職員の能力なのか、そういった疑問で、庁内も混乱しているということの原因は何なんだろうなということで聞いているんですけれど、その点に関して市長はどのようにお考えでしょうか。 189 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 190 ◯市長(馬場一彦君) これはある意味、行政の最終的な全責任は私にございます。その中で各事業ですとか取り組みに対して進むべき方向性、そういったものですとか考えということはお伝えしておりますが、そういったものが十分になされてなかったのではないかということの御指摘は、これは真摯に受け止めさせていただきたいと思っております。  また、そういった各施策を進めるに当たりましては、当然、議会の皆様からの御指摘ですとか御意見、そういったものも行政として取り入れてまいりたい、または取り入れるべき点はやはり御提案いただきたいというふうに考えてございますので、そういった中で市として庁内に対しての指示または課題を解決すべく協議等は、今の御指摘、そういったものも踏まえてしっかりとやっていくよう努力してまいりたいというふうに考えてございます。 191 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 192 ◯21番(並木克巳君) ちょっと時間がありますので、要は、市長の指示系統、また、市長自身のビジョンと市長自身の覚悟というものが本当にこの市政運営の中では、特に庁内への指示系統には反映してくるかなと思っておりますので、全体として市長が責任持つのは当然の話なんですけれども、やはり的確に、緻密に、そしてきっちりとした覚悟の中でさまざまな指示、進められていかないと、二転三転ぶれたりすることがあるのではないかなというふうに思っておりますので、この件に関しては、今、市長がもう一度しっかりとした統治管理、自分自身の管理もしていただいて進めていく必要があるのではないかなということで訴えさせていただきます。  時間がありますので、1点、ちょっと順番変えます。教育に関して御答弁いただきました。全般的なお話で、教育行政、教育の中身自体、また施設全体のことに関しても向上するべきではないか、非常に多くのことが山積しているのではないかというようなことで質問させていただきまして、特にいじめの問題を主眼にお話をさせていただきましたけれども、教育長より、いじめ対策に対する取り組みのお話をいただきました。また、一人一人の子どものかけがえのない命を守る、また、どの子どもも健やかに成長するんだと、教育委員会の使命を今の御答弁の中からぜひ果たしていただきたいなというふうに感想を持っております。  また、教育の内容に関しては、学力向上、豊かな心の育成、体力の向上と、心・技・体それぞれバランスよく育てていただきたいというようなこともありますし、そういった意向を持っていらっしゃるということには敬意を表したいと思いますし、特に今回も図書館の指定管理者、鋭意教育委員会のほうで努力をして進められているということは評価したいなと思っております。  また、小中学校特別支援学級等を充実させてきている。教育委員会は確かに教育行政を担う立場として機能していただいているというふうに考えておりますが、ここで本題なんですけれども、教育委員会の努力、そういった背景があるんですが、馬場市長は、法律上5人必要とされている教育委員の選任ですね、今回──後ほど緊急質問ありますけれども、一般質問の中でも通告しておりますので確認なんですが、議案は出せないというようなことになっております。東久留米市の教育は単に東久留米市の教育だけではなくて、国の教育の礎であるというふうに思っておりますので、やっぱり教育委員が欠けるということは大変重いことではないかなというふうに思っております。本当に重要な教育というもの全体を考えたときに──教育委員の選任の議案を出せないと、出さないという結果に現状ではなっております。結果として1人欠員になってしまうというようなこの事態を教育委員会側としてはどのような立場、どのような状況で捉えていらっしゃるのか、その点ちょっと確認したいと思います。 193 ◯議長(篠宮正明君) 教育長。 194 ◯教育長(永田 昇君) 日本の教育という視点からの御質問でございます。私は、教育というものは、思想、信条、そして国家を超えて、教育こそが自国、みずからの国の平和と発展をもたらすものであり、結果としてそのことが世界の平和と発展につながるものということが、人類の英知によって導かれた結論であるというふうに思っております。我が国におきましても、教育をよりよくすることが国家の根幹であるということから、さまざまに論議され、形づけられてきたものというふうに思っております。戦後も教育改革が常に行なわれ、その到達点が日本国憲法にのっとった平成18年に改正された新教育基本法であり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律であり、学校でいえば新学習指導要領であるというふうに思っております。中央教育審議会などでも教育委員会制度も論議され、その体現が現在の地方教育行政の組織及び運営に関する法律だというふうに思います。  私たち教育委員会は、こうした法の趣旨の実現のために議論を尽くし、東久留米市の教育の充実に努めてきたというふうに自負しているところでもございます。よりよい教育を児童・生徒にできるだけ良好な教育環境のもとに提供し、一人一人の子どもたちの健やかな成長を助け、自己実現ができるようにすることが最大の使命だというふうにも思っております。東京都教育委員会の研究発表会でも高く評価された小中連携教育、教育を目指す学生に支援をいただく学校インターンシップの導入、特別支援学級の充実、人権尊重教育の充実など、教育の充実に努めてまいりました。  教育という大きな幹を守るために行財政改革にも取り組んでまいりました。公立幼稚園の閉園、小学校3校の閉校、公民館から生涯学習センターへの取り組み、小学校給食調理業務委託、そして今議会では図書館地区館の指定管理者の指定をお願いしているところであります。私たちは行革そのものが目的ではなく、子どもたちの健やかな育みを願うからこそ、そして教育の大きな幹を充実させたいという思いから行財政改革にも取り組んでまいりました。こうした行財政改革の推進ができましたのも、保護者の皆様、学校関係者、地域の方々、市議会の皆様の御理解があったからだというふうに思っております。  日本の教育は、国、都道府県、そして市区町村の3層から成り立っております。このことは、今、議員も御指摘のように、市区町村が最先端で日本の教育に責任を負っているということだろうというふうに思っております。この日本の教育を担っている地方自治体の教育委員会の一つである我が市の教育委員会の、お一人がいないということ自体、日本の教育を危うくするのではないかというふうに思っております。私どもがお預かりしている一人一人の児童・生徒は地球よりも重いという責務から東久留米市の教育に当たっておりますが、そうした一人一人の子どもたちに責任を持って教育を担っている一人一人の教育委員も地球よりも重い存在であるというふうに思っております。 195 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 196 ◯21番(並木克巳君) 長い、すばらしい、熱い思いを語っていただきました。本当に教育というのは人生を豊かにするものだなと思っておりますし、そういった教育委員を市長のほうが今回選任できないということに関して、私は大変重大なことではないかな、大変なことではないかなというふうに思っております。時間がないんですけれども、市長のその点に関しての御見解をお伺いできればと思います。 197 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 198 ◯市長(馬場一彦君) これは、ただいま教育長のほうから教育委員会事務局の長としてるる御答弁というか、考えを述べていただいております。そういったことの中で、やはり教育委員という役職の重み、重さ、そういったことを思えば、これは大変申しわけないというふうなことが率直な気持ちでございます。これはできる限り早く教育委員の任命をできるよう、これは教育委員会とも相談をさせていただきながら、ぜひこれからも何とか一日も早く選任できるよう努力してまいりたいというふうに考えてございます。 199 ◯議長(篠宮正明君) 並木議員。 200 ◯21番(並木克巳君) 教育長の非常に熱い御答弁というか、メッセージに対して、市長の御答弁が少し温度差があるのかなというような感じで捉えております。いずれにしましても、この問題、また緊急質問でもございますので、そういったところでまた確認もしたいと思っておりますし、これから常任委員会、予特もございますし、市長、今回、多くの一般質問されておりますけれども、本当に多くの方の質問の趣旨、思いというものをしっかりと理解して、もう一度しっかりと予算特別委員会に挑まれたほうがいいなというようなことを申し上げて終わります。 201 ◯議長(篠宮正明君) 以上をもって並木議員の一般質問を終了いたします。  続いて、「『権力と威厳を持ちすぎる者は、いつでも最後には人々の嘲笑の的となる』byチャーリー・チャップリン」と題して、宮川議員から行ないます。  宮川議員。     〔14番(宮川豊史君)登壇〕 202 ◯14番(宮川豊史君) 先月11月16日に衆議院が解散しました。そして、おととい12月4日から衆議院選挙が始まり、現在、その真っただ中です。今回の解散を一言であらわすならば、私は「近いうち解散」だと思います。消費税増税関連法案を通すために「近いうちに解散する」と約束したと言われていますけれども、その「近いうち」という言葉に結局は首相みずからが縛られてしまったわけです。首相の言葉はそれだけ重いということです。  本来であれば、この総選挙で消費税増税の是非が問われるべきだったと思います。なぜ消費税を上げなければならないのか、消費税を上げて一体何に使うのか、まずはきちんと国民の皆さんに説明をする。それからもう1つ大切なこと、それは消費税を上げなかった場合、どういった歳出をカットすることになるのかということです。消費税を上げた場合、消費税を上げなかった場合の歳出の削減、これら両方の案を国民の皆さんにしっかりと示した上で、どちらがよいのか国民の皆さんに選んでいただく、それが選挙でなければなりません。にもかかわらず、消費税増税が3党合意によって国民の判断を受ける前に決まってしまいました。やはり法案成立の後ではなく、法案成立の前に解散してほしかったというところが率直なところです。  今の日本の政治でまずやらなければいけないこと、それは徹底した歳出の削減です。それができなければ、毎年毎年ふえ続ける歳出に合わせて、また税金を上げてしまうということになります。お金が足りないから税金を上げる。それでも足りない、また増税。それでは余りにも無能・無策過ぎますし、その繰り返しとなれば国民の生活はどんどんどんどん苦しくなってしまいます。  今の日本の政治でもう1つやらなければいけないこと、それは経済の停滞からの脱却です。国が莫大な借金を抱えている間は経済の成長はあり得ない、それが私の持論です。もし今、日本の借金1000兆円がゼロになって、そのお金が市場に流れれば、景気は一気によくなります。もちろんそんなことはあり得ません。すぐ借金がゼロになることはあり得ませんが、少しずつ国債を減らしていく、そうすることによって市場に流すお金をふやしていく。そうしながら経済の再生を図っていくべきです。ところが、多くの政党は、経済成長のためにまた新たな国債をじゃんじゃん発行しようとしています。そのような財政出動的な景気対策では、一時的にはよくなるかもしれませんが、根本的な解決にはつながりません。財政再建が経済の成長にもつながるんだと、そういった視点の議論をしなければ、将来の子どもたちへの借金はふえ続けるばかりですし、この経済の停滞、そして政治の混乱はまだまだ続いていくのだろうと思います。  1789年7月14日、フランス革命が勃発しました。その後、フランスはしばらくの間、革命による混乱期が続き、その混乱の中、登場してきたのがナポレオン・ボナパルトです。ナポレオンの名前は皆さんご存じのとおりだと思いますが、では、実際、何をした人物なのかということになると、なかなかすぐに思い浮かぶ方はそれほど多くないのではないかと思います。ナポレオンを一言であらわすならば、軍人です。25歳で将軍になったことから、大変優秀な軍人だったのではないかと思います。その軍人が戦争に勝って、英雄になって、皇帝になってしまった、簡単に言うとそういうことです。今ではとても考えられないことですけれども、帝国主義、植民地主義の時代だからこそあり得たことだろうと思います。ナポレオンが皇帝になってしまったことに対しては、今でも多くの疑問視する声があります。ナポレオン本人からすれば、フランスの法整備をし、産業を発展させ、他国の侵略から領土を守るためは、皇帝という強い権力が必要だったんだということかもしれません。そのほか、ナポレオンは節約家であったり、減税を行なったり、国債の発行には消極的であったりと幾つか評価できる点もありますが、ただ、独裁者であったことには変わりはありません。独裁は、いずれは国民の支持を失い、行き詰まってしまいます。事実、皇帝ナポレオンの時代はわずか10年で終わってしまいました。ナポレオンが本当にすぐれた人物であれば皇帝にはならなかったのではないかと思いますけれども、革命による混乱の時代がナポレオンという独裁者を生み出してしまったのかもしれません。  私が何を言いたいかといいますと、政治の混乱期には国民は強いリーダーシップを求めがちになり、独裁者を生み出す可能性がある。それは今も昔も変わりはない。ですから、今のこの日本の政治の混乱状況が続けば、独裁者を生み出す危険性があるということです。  今回の総選挙では多くの政党が候補者を擁立しております。そのことを問題視する人もいますけれども、政党が多くあるということは国民の選択肢もふえるということですから、政党がたくさんあることそのものは悪いことではないのではないかと思います。政党が乱立するから政治が混乱するのではなく、政治が混乱するから政党が乱立するわけです。ですが、問題は、選挙後です。今回の総選挙で過半数の議席を獲得する政党があるのか、それともないのか。もしなかった場合は連立政権を組むことになり、その組み合わせによっては新たな政治の混乱につながるかもしれません。非常に重要な選挙だと思います。  国政同様、平成24年は東久留米市にとっても波乱の1年となりました。平成24年度予算はいまだ成立していない。辞職勧告が3度も出された市長がまだ続けている。これらの事態を解決できるかどうかは、馬場市長の決断一つにかかっております。平成24年、残すところあと1ヵ月を切りました。この1年の課題をことしで解決していく、そして東久留米市の将来のため、市民の皆さんのため、何よりも御自身のためにも、馬場市長には一日も早く決断を求めたいと思います。  それでは、無党派無所属・100%市民派、宮川豊史の一般質問、これより始めさせていただきます。  (1)市長辞職勧告。  ことし3月議会、6月議会、9月議会と3議会連続で馬場市長に対する市長辞職勧告が議会で可決されましたけれども、馬場市長はいつやめるのか。  (2)平成25年度予算編成。  平成24年度予算がまだ成立していないこの状況で、新年度予算編成をするのか。  (3)保育園民営化。  さいわい保育園の民営化の時期はいつ明らかになるのか。  (4)ごみ有料化。  有料化の時期について、次の市長選挙で市民の皆さんの判断を受けるべきではないか。  (5)イオン誘導。  馬場市長は、公約違反の責任をどうとるのかについて伺います。  以上で私の壇上での質問を終わります。御答弁に応じて自席で再質問させていただきます。よろしくお願いします。 203 ◯議長(篠宮正明君) 答弁お願いします。  市長。 204 ◯市長(馬場一彦君) まず1点目の市長の辞職勧告決議への対応についての御質問でございます。  辞職勧告決議という大変重い決議を受けていることにつきましては、現実として真摯に受け止めているところでございますが、市長として与えられたこの4年間という任期・職責の範囲の中でしっかりと努力をし、その責任を果たしてまいりたいというふうに考えております。 205 ◯議長(篠宮正明君) 財務部長。 206 ◯財務部長(沢西晋之君) 2点目の25年度予算編成に関する御質問でございます。  平成25年度の予算編成につきましては、地方自治法第211条に規定されております、普通地方公共団体の長は、毎会計年度予算を調製し、年度開始前に、議会の議決を経なければならない。この場合において、長は、遅くとも年度開始の20日前までに当該予算を説明書とともに議会に提出するようにしなければならない、このことを踏まえまして、来年3月市議会定例会の提案に向けまして予算編成作業を進めているということでございます。 207 ◯議長(篠宮正明君) 子ども家庭部長。 208 ◯子ども家庭部長(西川昌彦君) 続きまして、さいわい保育園民営化の時期はいつ明らかになるのかということでございます。  福祉保健局から示されたスケジュールに基づきまして、現在、協議を重ねているところで、まだ時期は明確には申し上げられません。現在、福祉保健局から市に示された事項などについて、市内部のほうでも調整した結果に基づいて協議を行なっているところでございます。今後は、現地の電柱の移設など東京電力など関係機関との協議を経た後に、都市整備局から福祉保健局への所管がえなどの手続を経て都によります公募が行なわれる予定となっております。  以上でございます。 209 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 210 ◯市長(馬場一彦君) 次に、家庭ごみの有料化の方針につきまして御答弁させていただきます。  さきの平成24年第3回市議会定例会9月議会におきまして、家庭ごみ有料化に向けた実施計画(素案)をお示しさせていただき、議会の中におきましてもさまざまな御意見・御提言など頂戴いたしましたが、その後、市民意見交換会、パブリックコメント、無作為抽出での市民アンケート調査等を行なった上、実施計画を確定させ、今12月議会にて報告するとのスケジュールをお示ししておりましたが、その中で無作為抽出での市民アンケート調査が実施できず、結果として実施計画の確定ができておりません。予定しておりました実施計画を提出できなかったことにつきましては大変申しわけなく思っており、おわびをさせていただきたいというふうに思っております。  さきの9月議会以降、今日までの取り組みといたしましては、10月13日及び10月20日に、市民プラザ、西部地域センター、東部地域センター、南部地域センターの計4ヵ所で行ないました市民意見交換会及び10月1日から10月23日までパブリックコメントを実施いたしました。市民意見交換会及びパブリックコメントを通じて頂戴いたしました多くの御意見といたしまして、ごみ減量施策のさらなる充実、市民説明等の充実などであり、また、担当部に対しましては、ごみ減量の具体な対応策の検討、また、きめ細やかな市民説明等の充実、本市におけます特色の一つでありますダストボックスの課題への対応なども指示をしているところでございます。今後は、これらの施策の実施をしていくためには一定の時間を要するものと考えますが、現時点におきましては、平成25年度以降、適切な時期に無作為抽出での市民アンケート調査なども実施し、実施計画を確定させた上で家庭ごみ有料化導入に向けた道筋をつけてまいりたいというふうに考えてございます。  続きまして、イオン誘導に関してでございますが、南沢五丁目の地区計画及び商業施設の建設計画につきましては、さきの市長選挙における「市民参加で見直す」との考えに基づき、市長就任以降、市民の皆様からの御意見を頂戴し、市の活性化や利便性の向上から商業施設の立地の必要性はあるものの、規模縮小を図る必要があるとの考えから、土地所有者、事業者との協議を重ねてまいったということは、この間御答弁しているとおりでございます。結果といたしましては、この見直しなど、そういった地区計画の変更や施設の規模縮小は難しいとの考えに至りました。このことにつきましては、平成22年6月に御報告させていただくとともに、市民の皆様にさまざまな場面で御理解いただくよう努めてまいりましたが、改めてこの場をおかりしておわびを申し上げなければならないと考えてございます。  一方で、この計画を不安視する市民の方が多数おられ、地域に与える影響も大きいことから、これらの不安をできる限り取り除き、地域に貢献できる施設にしていただくことが私に課せられた使命であると考え、周辺住民による地域貢献に関する検討会からの御報告を踏まえ、商業施設への地域貢献施設機能の導入を図ってまいりました。これらの取り組みは、私が市長として市民の皆様に対して果たさなければならない責任であったというふうに考えておりますし、商業施設開店までの残り少ない期間におきましても、安全・安心のまちづくりへの対応や地域に貢献していただける施設づくりが図れるよう最大限取り組んでまいることが市長としての責任であるというふうに考えているところでございます。 211 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。
    212 ◯14番(宮川豊史君) それでは、4番目のごみ有料化についてから再質問させていただきます。今回、私、一般質問でこのごみ有料化を取り上げたのは、やはりごみ有料化の問題は東久留米市民の全ての皆さんにかかわってくる問題なわけですよね。ですから、これを実施する際は、やはり市民の皆さんの御理解、これはもう不可欠ですし、議会においても十分な議論を尽くした上でなければ実施することはできないだろうと考えて取り上げさせていただきました。特に東久留米市がこういったごみを有料化する場合は、単純にごみの袋が有料になりますよということだけではないわけですよね。これまでのボックス収集というものが戸別収集に変わっていく可能性が高いわけですよね。そうすると、やはり市民の皆さんの生活そのものにかかわってくるわけですよ。やはりボックスでごみが出せるということは市民の皆さん一人一人にそれなりの利便性があったわけです。好きな時間、自分の生活習慣に合わせてごみが出せるわけですよね。みんなが同じ時間に起きて、仕事に行って帰ってくるわけではありませんから、そういった中で、やはりごみボックスがこれまで東久留米市で使われてきたということには一つの成果があったわけですから、それを変えようというときにはやはり十分に市民の皆さんの意見を聞かなければならないだろうと私は考えております。  少しずついろいろ聞いていきたいと思うんですが、まず、本会議の場で改めて一応聞いておきたいことは、やはり馬場市長のごみ有料化の実施の時期なんですけれども、改めて伺いたいのは、馬場市長の任期は平成26年の1月までなわけですけれども、この1月までにとりあえずごみの有料化が実施されることはないということでよろしいですか。まずそこの確認からさせていただきます。 213 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 214 ◯市長(馬場一彦君) この家庭ごみの有料化につきまして、これは実施計画を確定させる中でその時期を明定させていただきたいということで、これは9月議会の場でもお話をさせていただいております。そういった中で、現状、アンケートができてないということがございますので、確定に至っておりません。したがいまして、私の任期というものの期間と、今御指摘のように、例えばダストボックスのこと、また、ごみの減量等のことについて市民の皆様にきめ細やかな説明、また御理解いただくべく努めてまいるということが必要であるということで考えてございますので、現時点におきましては私の任期中に実施をするということはできないというふうに考えてございます。 215 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 216 ◯14番(宮川豊史君) 了解しました。まずは馬場市長の任期中、平成26年1月までにごみの有料化が実施されることはないと。そのことは1点確認できました。  では、次なる質問は、では、それまでに何をするのかということですよね。馬場市長の任期は1年間あるわけですけれども、その間に何をするのか。通常であれば、任期中の実施を断念するということはごみ有料化の取り組みを断念することになるのかなと思うんですけれど、馬場市長の場合はそうではないわけですね。任期中の実施は断念するけれども、ごみ有料化の取り組みは続けると。では、何をどこまで続けるのかについて伺いたいのですが、要は、ごみ有料化実施計画は任期中にやるということなのか、そして、有料化の実施計画をつくって条例提案までは任期中にやりたいということなのか、そこを伺いたいと思います。 217 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 218 ◯市長(馬場一彦君) 現時点ではそういった具体的な内容までお答えすることはできません。しかしながら、今回このごみの有料化につきましては、過去からの長い歴史、また取り組みの中で、今回、私が就任いたしましてからも、家庭ごみの有料化も含めて審議会、そういったものを開催させていただき、その中で十分御議論していただいて、また、その中でもパブリックコメント等の御意見もいただきながら答申をまとめていただいたというふうに思っております。その中での一つの方向性というものが示されておりますので、私として、やはりごみの有料化というものは必要な施策であるというふうに考えてございますので、やはりこの家庭ごみの有料化に向けての取り組み、そういったものは進めてまいりたいというふうに考えてございます。 219 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 220 ◯14番(宮川豊史君) 今の御答弁では、実施計画をつくるかどうか、条例提案できるかどうかについてはまだわからないと。でも、取り組みは進めてまいりたいと言われると、そこがはっきりわからないわけですよ。この1年間の中に計画をつくる考えがまだあるということですよね。議会に条例を提案する可能性もまだあるということなんですかね。まだわからないということですから。計画をつくる気はないとか、条例を提案する気がないという御答弁ではないわけです。しかも、取り組みは続けていきたいということですから。ですから、可能性ですから、別にそんな細かいことを追及するつもりはないですから、現段階では取り組みを続けるということですから、馬場市長は任期中にごみの実施計画をつくりたいという思いがあるのかどうか、まずそこだけ伺わせてください。 221 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 222 ◯市長(馬場一彦君) どういう思いなのかということでございますが、これは、今、この間お示ししておりますように、家庭ごみの有料化に向けての実施計画の確定をしてまいる必要があるというふうに考えております。その中で家庭ごみの有料化の実施計画を確定させるためには、意見交換会やパブリックコメント、その他さまざまな取り組みの中に無作為抽出での市民アンケートの調査、こういったものもさせていただいた上で確定をさせたいというふうに考えてございます。ですので、このアンケート調査、こういったものも適切な時期に実施する必要がございます。現在、この内容も含めて家庭ごみ有料化導入に向けた道筋、こういったものはつけてまいりたいというふうに考えてございます。 223 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 224 ◯14番(宮川豊史君) 私は壇上での質問でも言ったとおり、ごみ有料化に対しては市民の皆さんの判断を受けるべきだという考えなんですね。ですから、実施計画をつくるところまでは認めてもいいと思っているんですよ。馬場市長の考えをまとめて実施計画をつくると。それをもとに選挙で市民の皆さんの判断を受けていただくと。そういうことであれば協力してもいいと思っています。ですが、ですがね、計画をつくりました、条例も提案しますということになると、それは話は別です。それは選挙の後でしょうと。市民の皆さんの意見を聞いた後でしょうというところで、私はそこをはっきりと分けて考えているんですね。計画はそれは行政の考え方ですから、それはつくるべきでしょうと。ただ、それをつくった上で、これは全市民の皆さんにかかわることですから、選挙においてきちんと判断を受けてくださいと。それが私の考えなんですが、問題は条例提案なんですよ、条例提案。計画をつくって、馬場市長が任期中に条例提案されると、それはちょっと私は違うと思うんですけれども、要は選挙の前ですね、任期中に議会に対してごみ有料化に関する条例提案する考えがあるのかどうか伺いたいと思います。 225 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 226 ◯市長(馬場一彦君) 宮川議員のお考えとして今御提案の部分ということはお聞かせいただいたつもりでございます。その中で条例提案ということで御指摘でございますが、条例提案の前にやはり実施計画の確定をしなければならない。また、そういったことの中ではアンケート、そういったものをさせていただきたい。さきの9月議会での、やはりきめ細やかな市民の皆様への説明責任をしっかりと果たしていくべきであるということの中で、今、取り組みをさせていただいております。このアンケートについても適切な時期に行なわせていただきたいというふうに考えてございます。そういったものを経る中で実施計画を確定させ、その中でそういったスケジュールを明定させていただきたいというふうに考えてございますので、条例提案云々かんぬんということまではなかなか現時点でお答えできませんが、ただいまの宮川議員のお考えというものも私として受け止めさせていただきたいというふうに考えてございます。 227 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 228 ◯14番(宮川豊史君) ですから、私は、そういう計画をつくったら、それをもとに選挙で市民の皆さんに判断を受けてほしいということなわけですよ。それを受けた上で条例提案ならいいですよと。ですから、今、現段階では条例提案しないとは言っていないので何とも言えませんけれども、ただ、計画ができなければ当然条例提案もできません。その計画をつくるためにはやはり議会の協力も必要ですよね。ほかの議員がどう考えるかわかりませんけれども、私は、その計画をつくって、それをもとに選挙で市民の皆さんの判断を受けますよと馬場市長が明言していただけるのであれば協力してもいいと思っています。いかがですか。 229 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 230 ◯市長(馬場一彦君) 今、私の自分自身の行く末ということに対しても言及する時期でもないというふうに思っておりますし、ただ、宮川議員のただいまの御提案というものは私として受け止めさせていただきたいということで御理解をいただければというふうに思います。 231 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 232 ◯14番(宮川豊史君) この点に関してはまだ時間があることだと思いますので、今、即答ではなくても構いませんが、ただ、1つ言っておきたいことは、任期中に、この1年の中で計画ができて、そして条例提案までされたとしたら、私はそれはとても認められませんよということは言っておきます。議会に条例提案をするのはあくまでも選挙において市民の皆さんの判断を受けた後であるべきだということだけは言っておきます。  次に、さいわい保育園の民営化に関してなんですけれども、現段階ではまだ時期を明らかにできないと。これまで、私、言ってきましたけれども、実施計画というものを行政が出す際には、やはりこれは時期も入れなければ実施計画とは言えないだろうと思いますので、さいわい保育園に関しては一日も早くこの実施計画の中に時期を明記していただきたいと。東京都の関係がありますので今すぐできないということには一定の理解をするところですけれども、時期を明示しない実施計画というのは、これは本来あるべきではないので、その点だけは言っておきます。これは要望です。  それで、これもこれまでずっと言ってきたことなんですけれども、今度は市長に伺いますけれども、馬場市長がこれまで、「保育園の民営化に関しては公約では賛成とも反対とも言っていないから、公約違反ではないんだ」ということをおっしゃってきましたけれども、私は馬場市長が新たな保育園の民営化を示すことは公約違反だという立場でこれまで来ました。ですから、新たな保育園の民営化を行なう際には、それもまた市民の皆さんに対して選挙できちんと判断を受けなければならないだろうと思っております。今回はさいわい保育園という形が出てきたわけですから、それだけではないですけれども、イオンの問題でも公約違反ということ、また後ほどやりますけれども、この保育園の民営化に関しても、馬場市長が市長選挙時には想定されていないことだったかもしれませんけれども、私はこれは市民の皆さんの判断を受けることなく馬場市長が進めることには問題があると考えているんですね。それはなぜかというと、公約には保育園民営化に対しては賛成・反対、それは書いていませんよ。確かにない。だけれども、ないからやっていいのかということにもなりますし、そもそも平成21年12月の市長選挙で立候補したときに、馬場市長は保育園民営化の考えがあったかということですよね。そのとき、みなみ保育園の民営化はもう既に明らかになっていましたけれども、そのままみなみ保育園の民営化を進めるという考え、私はなかったと思うんです。さらにですよ、さらに新たな保育園の民営化を行なおうという考えも3年前の市長選挙時にはなかったと思うんです。いかがですか。ですから私は、それは公約違反になるのではないですかと言っているわけです。書いてないからいいだろうということではないと思いますけれども、いかがでしょうか。 233 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 234 ◯市長(馬場一彦君) これは、私、議員でいたときもたしか同様の発言をしていたと記憶しておりますが、市長選挙の際にもアンケートを頂戴する中で、あらゆる選択肢を検討して待機児の解消を図ってまいりたいということでたしかお答えをさせていただいたと記憶しております。その中で、保育園の部分、もう1つはあり方の御審議をしていただきたいということを述べていて、このあり方の御審議というものができていないということは、これは私、おわびを申し上げなければならないと思っておりますが、そういった中で、これはあらゆる選択肢をやはり検討する中で、特に今回、アクションプランという形の中で市の行財政改革の取り組みをお示しさせていただく中で次期対象園についても公表していくということで述べてまいり、また、その計画の中にもお示ししておりましたので、それに基づいてこの次期対象園を、今回、さいわい保育園という形でお示しさせていただいたものでございます。 235 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 236 ◯14番(宮川豊史君) その点がね、私は保護者の皆さんとの信頼関係が失われている原点だと思うんですよ。これまでも説明会の中での馬場市長の配慮に欠ける発言ということで謝罪とか行なってきたのかもしれませんが、それだけではないわけですね。原点はやはり3年前の市長選挙にあるわけですよ。今のような御答弁ですけれども、では、当時、立候補したときに、みなみ保育園を民設民営で行なっていこうという考えはありましたか。私はなかったと思うんです。さらに、さいわい保育園の民営化も取り組もうなんて考えありましたか、3年前、立候補したとき。なかったですよね。公にはそうやってお答えですよ。でも、市長の考えの中にそういったものがあったか、ないかは市長が一番ご存じなわけですし、仮に「いや、そんなことありません。私は本当は民営化進める気だったんです」ということが本音だって言われても困りますけれども、でも、そういうことだったにしてもですね、多くの方々は、馬場市長はそういう考えを持ってないということで支持をされているわけですよ。それが変わってきているから保護者の皆さんとの関係が崩れてきているのではないですか。みなみ保育園も保護者の皆さんとの話し合いもいろいろなされているようですけれども、でも、この点がきちんと解決されなければ、どんなに話し合いを繰り返しても信頼関係の回復って私はできないと思うんですよ。そこが原点ですから。いかがですか。 237 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 238 ◯市長(馬場一彦君) これは先ほど来御答弁しているとおりでございますが、まず、この保育園に関しましては、1つは、何といってもやはり待機児の解消というものを図る、そういったものの重要性の中で、さいわい保育園に関してアクションプランの中で次期対象園を公表するということの中で行なわせていただいたものでございます。確かに選挙戦時にそういったものを公表するとか、次期対象を取り組むということは述べておりません。これは市長になってからアクションプランの作成の中で私として判断させていただき、また、その中で取り組んできたということは事実でございます。そういったことの内容について不十分だという御意見も頂戴しておりますが、この間、説明会等の中でも、また、関係者の懇談会等の中でもお話はさせていただき、説明させていただいております。その中で、御指摘のように、みなみ保育園の保護者の皆様に対しては、この間、私の努力不足、また至らぬ点の中で大変お叱りを受けているということは、私、この場をおかりしてまた改めておわびを申し上げなければならないと思っておりますが、そういった中では、みなみ保育園に関しましても都営住宅の建て替えということと、年限は決まっているという中では、これからも保護者の方たちに御理解していただくべく努力をしてまいりたいというふうに考えてございます。 239 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 240 ◯14番(宮川豊史君) 私が言いたいのは、馬場市長ね、そういう保護者の皆さんとの信頼回復に努めたいと思うのはわかりますよ。ですけれども、本当に保育園関係の保護者の皆さんとの信頼関係を図りたいのであれば、この3年前の市長選挙に立ち返らなければできない話ではないですかということなんですよ。私は、保育園に関してはちゃんと書いていませんけれど、これも公約違反ではないですかというふうに思っています。ですから、馬場市長が「それは賛成とも反対とも言っていないから公約違反ではないんだ」と、そういう態度のままでは保護者の皆さんとの信頼回復はできないのではないんですかという質問なんです。ですから、もう一度、3年前に立ち返ってその部分できちんとおわびをすると。私は、最終的にはそれは選挙で諮るべきだと思っていますよ。それは市長になればいろいろな状況がありますから考えも変わっていくと。新たな政策ができること、それはありますよ。でも、その際は、選挙で全部市民の皆さんに示した上で、新たに判断いただいて信任を受けると。それが政治の筋ではないですか。ですけれども、現在、保護者の皆さんとの関係もありますから、その点に関してはまず3年前に立ち返らなければいけないのではないですかと思うわけです。ですから、2つあります。まずは、本当に保護者の皆さんとの信頼関係を回復したいのであれば、3年前に立ち返ってもう一度きちんと謝罪をすべきではないかというのが1つと、私は、新たな政策にもうなっているわけですから、それをもとに選挙をやったらどうですかという、この2点についてもう一回御答弁をお願いいたします。 241 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 242 ◯市長(馬場一彦君) 1点目の件については、これは昨年の9月30日のとき、またそれ以降の説明会等の中で、逆に宮川議員がおっしゃったようなそういった御指摘、また質問等の中で私もお答えし、また、おわびも申し上げているところでございます。またそういったお話をさせていただく機会があれば、そういったこともあわせて行なうようしていきたいというふうに考えてございます。  2点目についてでございますが、それをもってもう一度再選挙というんでしょうか、辞職をして再選挙をということでございますが、私が4年間というこの市の長としての任期というものの中でこれは評価もし、また、そういったことの中で、仮にそういう際があれば、そこで当然審判を仰ぐということもあろうかと思っておりますので、途中で──これは一番最初の質問にも関連するかと思いますが、辞職をして再度ということについては、私としてはこの責任をしっかりと果たしていくと、4年間の任期をちゃんと果たしていくということに傾注させていただきたいというふうに考えてございます。 243 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 244 ◯14番(宮川豊史君) それでは、もう1つの馬場市長の公約違反のイオンの問題に移りたいと思いますけれども、馬場市長はこのイオン誘導に関してはもう解決済みの問題だと思っているかもしれませんけれども、私はこのイオン問題はまだ終わっていないという立場です。来年の春、3月か4月かわかりませんけれども、本当にいよいよイオンショッピングセンターのオープンが間近に迫っています。間近に迫っていますけれども、この問題は解決していないというふうに思うんですね。なぜならば、実際にオープンとなれば、それは周辺にお住まいの皆さんの御理解なければやはり厳しいわけですよ。イオンがいいとか悪いとか関係なく、やはり環境が変わるわけですから、今まで通っていた以上の自動車、自転車、歩行者が通る可能性が極めて高いわけですね。そういうことから考えて、やはりもう一回、周辺の住民の皆さんときちんと話し合うことがなされなければいけないのかなと。どんなに話し合っても理解得られないかもしれませんよ。でも、まだ開店まで時間があるわけですから、最後の最後まで、これまで市長選挙のところから立ち返って、考えが変わってこれまでに至るまでのことも含めてですよね。だけども、やはりイオンももう開店間近になって、周辺にお住まいの方の御理解・御協力が必要なんだということを、まだ時間があるのでやっていかなければいけないのではないかと思うんですけれども、馬場市長の中で周辺の住民の皆さんと話し合ったり何らかの協議をする考えがあるのか。もしくは、いや、もうこの件に関しては話し合う考えはないよということなんですか。その点を伺いたいと思います。 245 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 246 ◯市長(馬場一彦君) 御指摘の部分に関しては、さきの9月議会でも桜木議員のほうから、特に、例えば地域貢献の検討会に参加していただけなかったような方々、団体に対しての説明責任をしっかりと果たすべきであるというような御指摘も頂戴いたした中で、この間、お話をさせていただいております。そういった中で、これは宮川議員御指摘のとおり、終わったことだということでは全然ございません。またこれからオープンということの中では、当然、特に開店当初はさまざまな課題がございますので、そういったことも含めて、周辺の方々含めてこれはしっかりとお話をさせていただく、または協議をさせていただく、または御要望を伺う、そういったことはしていかなければならないと思っております。また、オープン後についても、これは事業者との取り交わしの中でも決まっておりますけれども、周辺住民の方々とそういった課題解決に向けて協議する場、そういったものも設置していただくことになってございますので、そういった取り組みの中でこれは当然お話、また、御理解いただくべく、さまざまな取り組みをしてまいりたいというふうに考えてございます。 247 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 248 ◯14番(宮川豊史君) はい、了解しました。  次は平成25年度予算編成の話なんですけれども、予算編成権は行政にありますから、それは来年度に向けてやっていきますよということはわかるわけですよ。事務的にはそこにどうこう言うつもりはないんですけれども、ただ、この平成24年度予算がまだ成立していないという状況をどう考えるかということですよ。いいですよ、予算編成は行政のほうでやっていただいて結構ですよ。ですけれども、予算というのは議会で可決しなければ成立しないんですよ。それなのに、平成25年度どころではないですよね、平成24年度予算案ですら成立していない中で、平成25年度予算編成、今までと変わらずやりますよって、それはちょっと余りにも議会をないがしろにしているのではないですか。まずやるべきことは、平成24年度予算の成立に向けて全力を尽くすということではないのかなと思うわけですよ。その点、どう考えているかわかりませんけれども、この平成24年度予算がもしこの12月議会で成立しないで、来年1月、2月、3月、どこまで行くかわかりませんけれども、3月議会の、御答弁にもありました20日前までには議会に示さなければいけないということになっていますけれども、もしその時点で平成24年度予算がまだ決まっていなければ、平成25年度予算の審査どころではないですよね。今、非常に切迫した状況にあるという、その危機感がとても感じられないように思うんです。それくらい厳しい状態にあるんですけれども、改めてちょっと市長に伺いたいと思うんですけれども、それでも平成25年度、通常どおり予算編成をしますということなんですかね。いかがですか。 249 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 250 ◯市長(馬場一彦君) これは大変厳しい御質問でございますけれども、これは先ほど担当部長からも御答弁していますように、そういったお考え、観点、そういったものは当然あろうかと思いますが、一方でやはり市民の皆様からお預かりしている税というものをしっかりと市として、サービスとして、事業としてお返ししていくということは、これは毎年度の調製の中で行なわなければならないものというふうに考えてございます。そういった意味では、確かにそういった御指摘として私自身もこれは大変重たく思っている次第でございますが、一方で、市民の皆様の暮らしということの中で、予算編成ということにつきましてはやはり一定の作業といったものは進めていかなければならないものというふうに考えてございますが、平成24年度予算、そういうことに関しましては、本当にこの間3度の否決ということで、予算提案者として、これは市民の皆様、また議会の皆様にも大変申しわけないと思っておる次第でございます。ぜひとも御議決いただきますよう私としても最大限の努力をしてまいりたいと思っておりますし、ぜひとも御理解を頂戴できますよう重ねてお願い申し上げる次第でございます。 251 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 252 ◯14番(宮川豊史君) 市民の皆さんの生活がありますからね、それは必要最低限の予算を編成していくということは私だって理解しますよ。そこについて異議を唱えるつもりはありませんが、でも、今行なっている平成25年度予算編成は違いますよね。毎年と同じ、例年どおりの予算編成を行なっていますよね。それはちょっとないのではないですかということですよ。それを行なうにしても、その前にやはり議会の意見聞いたっていいのではないですか。だって、平成24年度予算通ってないんですよ。今年度予算ができてない状況で、「来年度予算編成どうしましょうか」という投げかけが私はあってもいいと思うんですけれども、行政からあったのは「はい、予算編成方針できたので配ります」だけですよ。で、その平成25年度予算編成方針の中に、別に平成24年度予算がまだ成立していないということは一切触れていませんよね。ですから、通常どおりの予算編成を行なっているのはおかしいのではないですかということを私は言いたいです。それは余りにも議会を軽く見ていませんかと。もし議会からそういう声があればいいですよ。「いや、平成24年度予算通ってないけれど、25年度予算はちゃんと普通どおりやっていいよ」って、そういう声があればいいですけれど、この間ありましたかね。いかがですか。ですから、私が言いたいのは、この平成24年度予算が通ってないのに例年どおりの予算編成を行なうというのは、余りにも議会を軽く考えていませんかということです。いかがですか。 253 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 254 ◯市長(馬場一彦君) 決して議会を軽く考えているということではございません。先ほど来、これは繰り返しになってしまうかもしれませんが、やはり市民の皆様から頂戴しておりますそういった税というものをサービスや事業でお返ししていくということは、これは行政としての努めであると思っておりますし、その中で必要最低限のものということで、お考えとしては確かにそういうお考えもあるということはわかりますが、やはり必要最低限のものということで──市民生活、また、市民の皆様にお預かりしたものをしっかりとサービスや事業として返すということは、これは行政の努めとして考えてございますので、ぜひそこの部分は御理解をいただければというふうに思います。 255 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 256 ◯14番(宮川豊史君) この12月の段階でその年の予算が通っていないというのは本当に異例中の異例の事態で、担当の方もいろいろ御苦労されていると思いますし、戸惑う点もあるかもしれません。ですから、こういう質問をするのも厳しいかもしれませんけれども、私はやはり、この平成24年度予算が成立していないのにもう翌年度の予算編成に入るというのは、おのずからそこには制約があると思うんですよ。何でもかんでも毎年同じように、例年どおりの予算編成できますよねということにはならないということは言っておきます。  もう1つ言っておきたいことは、このまま平成24年度予算案が成立しない状態で平成25年度の予算案が出されても、これ、審査できませんよ。審議拒否という意味ではないですよ。審議拒否という意味ではないけれども、どうするんですかって話ですよ、議会に対して。それが来年のいつになるんですかね。毎年大体1月の終わりか2月初めぐらいに予算案の説明がありますけれども、その時点で今年度予算が成立していないのに、もう次の年の予算説明しますよといっても、私は大いに疑問を抱きます。ということは言っておきます。  最後に、辞職勧告についてですね。1点目の質問に戻りたいと思いますが、ちょっと答弁について改めて確認しておきたいんですけれども、任期を全うしたいということは、もう任期いっぱい──先ほども述べましたけれども、馬場市長の任期は平成26年の1月なんですけれども、それまではやめるつもりはありませんよと、先ほどの答弁はそういう意味でよろしいですか。 257 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 258 ◯市長(馬場一彦君) 先ほどもこれは壇上での質問に対してもお答えさせていただきましたように、市長として与えられた任期、また、その職責の範囲、そういった中でしっかりと責任を果たしてまいりたいというふうに考えてございます。 259 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 260 ◯14番(宮川豊史君) 私は、平成26年1月まではやめるつもりはありませんかという質問なんです。 261 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 262 ◯市長(馬場一彦君) ですので、私の与えられた任期、そういったものをしっかりと全うして果たしてまいりたいというふうに考えております。 263 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 264 ◯14番(宮川豊史君) だから、私は平成26年1月までにやめるつもりはありませんかという質問なんですよ。やめるつもりがあるか、ないかだけ答えてくださいよ。 265 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 266 ◯市長(馬場一彦君) あるのか、ないのかということでありますれば、私として職責を果たしていきたいということを述べておりますので、そういう考えということはないということでございます。 267 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 268 ◯14番(宮川豊史君) ですから、やめるつもりは全くないということですよね。全くないということですよね。いいですよ、別にそれは市長の考えですから。別にそれがいいとか悪いとかではない。質問しているわけで、やめる気は全くないということですよねということだけなんですから。だからいいんですよ、それは市長の考えですから。それを聞いているだけです。やめるつもりはありませんねって質問だけなんですから、それがいいとか悪いとか一言も言ってないんですから。ただ、馬場市長はやめる気は全くないということは、それはが市長のお考えですからね、それはいいとして、ただ、その一方で、議会においては辞職勧告が出されていると。で、予算も3月、6月、9月と否決され続けていると。でも、市長は全くやめないという、その立場と、議会側のもうそういうことでは認められませんよという立場で、もう大きくかけ離れているわけですよ。いいですよ、私の質問にはっきり答えないなら答えないで構わないけれども、そういうことではもう行政と議会が歩み寄りようがありませんよねって話をしているんですから。そういう現状にあることを私はまず理解していただきたい。そういった信頼回復ができなければ、とても平成24年度予算、議会で可決されることは私はないだろうと思いますし、翌年度だってそうですよ、この状態が変わらなければ。ですから伺っているわけです。いいんですよ、全くやめる気がないならないで構いませんけれども、それでは議会との関係で信頼回復はできないし、お互い歩み寄ることはできませんよね、それでいいんですかという質問です。 269 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 270 ◯市長(馬場一彦君) 私が途中で辞職をしなければ歩み寄れないということでおっしゃられてしまうと、私としても大変そこは厳しいことでございますけれども、私は、やはりこれは法律、制度の中で4年間という任期・職責の範囲、そういったものをしっかりと責任を果たしていかなければならないという立場でございます。そういった意味では、そういうことでなければ歩み寄れないということでおっしゃられますけれども、ぜひともこれは、二元代表制ということの中での議員各位の御理解を賜るべく私も努力してまいりたいというふうに思っておりますし、ぜひ皆様の御指導も頂戴したいと思っておりますので、ぜひとも御理解賜りますことを重ねてお願いを申し上げるだけでございます。 271 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 272 ◯14番(宮川豊史君) いやいや、議会側としても、ぜひともこちらの立場も考えていただきたいと思うわけですよ。そういう、何ていうんですかね、なぜ議会で辞職勧告が賛成多数で可決されているか、なぜ3月も6月も9月も予算通らないかということです。そこにはもう本当に深い理由があるわけですから。それを1つ、何なのかということを挙げれば、やはりスタートラインから公約違反から始まっているということですよ。それだけではないわけです。1つだけであれば、まあ──1つだけでも、最大の公約なので、それは認められないって私は思いますけれども、だけれども、それだけではない。それだけでもないわけですよね。さらに議員時代との発言の違いとか、いろいろな要素が絡み合ってこういう事態に至っているわけですよね。3年前の「イオン反対」という公約を掲げて市長当選したわけです。それを本当に半年足らずで公約撤回してイオン誘導に変わっていったと。そのことに始まって、さまざまな議会との関係での信頼関係を失っていくことの積み重ねでここに至っているわけですから、そういったこれまでのことも十分配慮していただきたいと。  私、別に今すぐやめてくださいと言うつもりはありませんよ。やめさせることが目的の質問だと思われても困るんですけれど、そうではないんですよ。もうとにかく本来の政治の姿に戻したいですよねってことなんですから。ですから私は、もう一度、市長選挙をやれという立場ですけれども、まだまだ、もう一切、議会の意見は何と言おうとも市長の任期は全うするということではなくて、もうちょっといろいろと話し合う余地はあるのではないですかという質問です。いかがですか。 273 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 274 ◯市長(馬場一彦君) ただいまの質問は、私もどこまで自分自身捉え切れているかなかなか迷うところもありますが、先ほど来、これはこの間御答弁しておりますとおり、やはりこの職責という部分は4年間の任期というものを与えられ、また、その範囲の中で努力していくこと、こういったことがやはり求められていると私は考えてございます。その中で、今、さまざまに御発言、御指摘ございますけれども、やはりそこは私、市民の皆様への責任をしっかりと果たしていく、これが私に課せられた責任であるというふうに考えているところでございます。 275 ◯議長(篠宮正明君) 宮川議員。 276 ◯14番(宮川豊史君) いや、本当ね、ここまで言いたくなかったんですけれども、申しわけないですが、もう言わざるを得ないんですけれど、要するに何が言いたいかというと、公約違反のまま4年間続けてしまえば、それはそういう公約違反の市長を4年間も議会が認めてしまったんですかということになってしまうわけですよ。こんなこと言いたくはありませんけどね。そこはやはり議会のさまざまな議員がこれまで、私だけではないはずですよ、きのうからずっと市長の出処進退にかかわる質問をされている方はたくさんいるわけですよ。そういった声に全く耳をかさないということは、私はどうかなと思うわけです。よくよく考えていただきたいと思います。当然このままでは歩み寄ることはできませんし、このままでは、平成24年度予算、私は反対ですし、それだけではありませんよ。職員給与の問題だって反対ですし、下水道だって市民負担をふやすわけですからね。自分は責任とらないのに市民ばっかり負担かけるのかということになっていくわけですから、そういうことだってとても賛成できませんよと。今のままでは私はとても歩み寄れる状態ではありませんよということだけ述べて質問を終わります。 277 ◯議長(篠宮正明君) 以上をもって宮川議員の一般質問を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 278 ◯議長(篠宮正明君) ここで休憩いたします。  再開、午後3時10分。       午後 2時48分休憩       午後 3時10分開議 279 ◯議長(篠宮正明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ─────── ◇ ─────── 280 ◯議長(篠宮正明君) 次に、「一つ一つの問題解決に向けて取り組んでいく!」と題して、近藤議員から行ないます。  近藤議員。     〔6番(近藤誠二君)登壇〕 281 ◯6番(近藤誠二君) 近藤誠二です。衆議院選挙真っただ中であります。「民主党はうそつきだ」、「マニフェスト破綻だ」、「外交が素人だ」、いろいろと言われています。私自身も初めての選挙に向けて駅立ちをしていたとき、初めて野島議員と一緒になったときだったかと思いますが、さんざん、「民主党はだめだ」とか「マニフェスト違反だ」とか、ワーワー目の前でわめかれて、このたばこポイ捨て禁止のウインドブレーカーを羽織った自民党の人のテンションの高さは一体何なんだと驚いたものです。今となってはよい体験をさせてもらったと感じております。  民主党もこの3年間半、七転八倒の政権運営をしてきました。今回の選挙での民意の厳しさを受け、反省すべき点は大いにあると思います。私も民主党議員となり1年半経過しましたが、反省が必要だと感じております。議員としての経験も浅いですし、完璧にはほど遠い人間です。今後も日々努力を積み重ねていかなくてはいけません。  そんな私の個人的な見解ですが、よく「民主党政権になってよくなったことはない」という意見も耳にしますが、世の中の全体的な流れを考えたら、今の日本で、どこが政権をとってもいきなり国民の所得が年々10%アップしていくようなことはならないと思います。この少子化・高齢化の問題、そして経済戦争で世界を相手として負けつつある現状を考えたら、国民の生活実感が改善されることは非常に困難であると思われます。そう考えると、この選挙が終わってどんな形の政権になるかはまだはっきりとはしておりませんが、その次の衆議院選挙のとき、つまり今から約4年後という形になるかとは思いますが、国民の生活実感が劇的に改善することはやはりまずないのではないのかと思います。今はいろんな意味においてさまざまなものが減退していくこの時代、いかにハードランディングを避け、成長産業に力を注ぎ、時代の流れに合わないものや無駄なものを省き、ダメージを軽減できるかということが至上命題なのではないかと考えます。バブル崩壊後、失われた20年と言われますが、私たち議員は、この長いトンネルはまだまだ続くという、ある意味、国民・市民からの耳の痛い話を逃げずにきちんと説明していかなければならないと思うわけであります。  そういう現状認識の中、では、私たち政治家は何をどうしたらいいのか。政治家によってもちろん考え方は千差万別だと思いますが、少なくとも私は、無駄だと思うこと、間違っていると思うこと、これを一つ一つ指摘していき、市民の皆さんにも情報を届け、1つずつ改善できるように動く。決して派手ではなく、地味で、一部の市民や職員の皆さんからしたら嫌がられる存在になるかもしれません。とにかく市全体を考えて動いていきたいと考えております。コツコツと自分の信じる道をただ突き進むのみ、そう思うわけであります。今後とも頑張っていきたいと思います。  それでは、今回の題名、「一つ一つの問題解決に向けて取り組んでいく!」という気持ちを原点として大事にしつつ、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  教育行政について。  (1)教育センターの学校支援室について。  今回、私が聞きたいことは、教育センターの5階部分の学校支援室についてです。最初に申し上げておきますが、私は、東久留米市で行なわれている学習適応教室や教育相談室に関しては特に異論はありません。必要なことであり、大事な存在であると認識しております。しかし、学校支援室については疑問があります。5階にある研修フロアですが、これは現在の稼働率を考えますと、到底、現在払っている家賃に見合わないレベルであると言えます。私が今回質問をする前にも話題に上がっているにもかかわらず、22年度と23年度の稼働率を比較しても、23年度のほうが下がっている。問題が改善傾向であればまだしも、悪化しているわけです。かといって、使っていない時間帯を一般に開放することは成美教育文化会館サイドとの契約上できない状況。どうするんですか、見解を伺います。  (2)成美教育文化会館の契約について。  成美教育文化会館との契約書を拝見させていただきました。平成9年11月1日から平成29年3月31日までのおおよそ20年契約という形です。契約書とは、双方で納得できれば基本的に契約書の中身はどんなものでもオーケーという大前提はあります。しかし、言うまでもありませんが、ここで払う家賃というのは税金になるわけであり、その前提を踏まえていくと、この契約書は市民がある程度納得できるものでなければいけないと思います。  しかし、私はこの契約書を見て疑問点があります。なぜ20年という長期契約を結んだのか。このような契約を他市の教育相談室では行なっているのか、私も調べましたが、少なくとも近隣市では1つもありません。私が調べた中では、賃貸借契約をしているところは単年契約で、契約内容は随時見直しが前提のものでした。当たり前といえば当たり前の話だと思います。それが20年という期間の契約というのは正直考えられません。一般的に考えて、今から20年後のこと、想像できるでしょうか。貸し主サイドはいいですよ。そこまである意味家賃が担保されるわけですから、こんな契約、いつでもウエルカムです。こんなにいい条件はないと思います。  では、借りる側からしたらどうでしょうか。20年の長期一括契約をして何かメリットがあるでしょうか。長期一括で家賃が安くなる──現在の家賃がとても安いとは言えません。今後、このような立地で借りることができなくなる──これからは人口減少社会でどんどん空きスペースが出てくる時代になります。実際に空室に対する需要と供給の関係を考えると、供給過多になるのは予測されるところで、それにつられてきっと家賃も下がることが予測されます。そう考えると、長期一括契約をするメリットはどこにもありません。なので、このような契約をした理由がわかりません。どうしてこのような契約をしたのか伺います。  (3)職員の配置について。  私は、教育センターにも足を運んでこの目で見てきましたが、基本的に何かを聞いても「指導室に許可をもらったのか。もらってないならちょっと」みたいな感じで、非常に非協力的であったと言わざるを得ません。そして現場を拝見し、意外だったのが、失礼かもしれませんが、割と高齢者が多い印象がありました。私が考えている教育相談室のイメージは、不登校児を抱える親と同じぐらいの年齢の方が積極的にてきぱきと問題に取り組んでいくようなものでした。そのイメージはどこから来るかといえば、今回、私は西東京市、小金井市、小平市、清瀬市の4市の教育相談室を訪ねたわけですが、全てとは言いませんが、どこもそのようなイメージと合致するような雰囲気があったように思われます。
     では、東久留米市はどうなんだろうと調べたみたわけですが、そこで逆に気になったのが職員の平均勤務期間です。調査をしてみると意外に短いことがわかり、なぜそうなるのか職員の中身を見ていくと、学校管理職経験者が結構在籍しているということがわかりました。ここで言っておきますが、私は教育相談室に元校長先生は要らないと言っているわけではありません。このような業務において専門家的な立場で統率していく人は必要不可欠であると言えます。が、私が思うに、1ヵ所に1人、つまり、現在の構成でいえば成美教育文化会館に1人、滝山に1人ぐらいが妥当だと考えます。それ以外は先ほど述べたような若い人をより活用し、教育相談業務をもっと機動力のある部署にすべきではないかと考えますが、見解を伺います。  次に、補助金制度について伺います。  (1)補助金の申請期間について伺います。  補助金は市民の税金であるという大前提を踏まえて考えますと、やはり市民によりわかりやすい形での情報開示が必要であると考えます。私もこの補助金の制度についていろいろと調査をしておりますが、正直申し上げまして、何がどうなっているのか、特に市民には非常にわかりにくいシステムになっていると感じます。もちろん、行政サイドの立場でいえば、中身が知りたいのなら情報公開請求を出せば教えますよという立場をとっていますが、例えば市のホームページを見てみても、補助金の全体的な流れに関して書いてあるページはありません。私も実績報告書を見ようとして動いても、その場では見せてもらえないケースもありました。要は、市民に対して情報開示がほとんどできていないのではないかと思うわけであります。  となると、では、どのように市民にわかりやすく情報を開示していくのか。私は、ホームページ上で市がかかわった補助金団体一覧というものを開示し、どの団体に幾らその年に支給したのか知らせることが必要だと考えます。また、もう1つの案として、補助金の申請期間というものを設け、例えば24年度の補助金の申請は3月1日から31日までとかにし、補助金の全体像を市民にわかりやすくはっきりとした形でお知らせすることがいいのではないかと考えます。これをすることによって、今年度の補助金の支給総額を幾らにするか、行政サイドも補助金の全体的な計画を立てやすいだろうし、それを市民にお知らせすればより補助金に対する理解も深まると思います。それが可能かどうか伺います。  (2)領収書の添付について。  以前から何度も議会で申し上げてきております、実績報告書に領収書を添付する必要性の訴えであります。今までの補助金交付規則には領収書添付に関しては一言も記載がない状況にあります。これは、補助金が税金で賄われている性質であると考えるとやはり問題であると考えます。この状況で市民は納得できるのか。実績報告書を見て、補助金交付団体が何に対して補助金を使ったのか、一応は交付団体側からの説明はありますが、本当にそれに使ったかどうか100%わかるとは言い切れません。しかし、領収書を添付することによって限りなく100%に近い形で市民サイドとしても納得できるはずです。行政としても、情報開示という観点に立って考えたら、領収書添付を義務づけるほうが市民に対して容易に説明できると思いますし、交付団体もより胸を張れるはずです。団体によっては、経理上、領収書の添付が難しいこともあるかもしれません。その場合は領収書のコピーでもいいので、それの提出を義務づける。難しいことではないと思います。一歩でもこの問題を前進させるためにもぜひ検討していただきたいのですが、伺います。  次に、道路の交差点の事故対策について伺います。  市内の年間事故の全体件数ですが、調べますと、平成14年度の2120件から比較して減ってきており、平成22年度では1856件と改善傾向にあることはとてもいいことであると思います。特に人身事故に関しては、平成14年の692件に対し平成23年度で466件と実に3分の1減ってきているのは、さまざまな対策が功を奏している結果であるのかなと喜ばしいことであります。全体的に道路の幅が狭いこの東久留米市なので対策をとるのも難しい中、行政の皆さんの努力には敬服したいと思います。  しかし、より事故の件数を減らすための対策に取り組み続けることも、市民の安全を守るという意味において必要であります。現在、事故が起こり得る交差点であったり、市民より相談を受けている危険箇所に関して、昨今はカラー舗装という手段によって解決を図っていくやり方が普及していると思います。このカラー舗装、私は一定の理解はします。特に道路の端の部分を緑色に塗って、細い道でもそこは歩道という意味合いもあるということをドライバーに認知してもらう、この取り組みは非常に有効であると思います。しかし、その一方で、交差点を茶色に塗るやり方に関しては、正直、効果がどうなのか多少疑問はあります。つまり、ほぼ何もないところに1ヵ所、茶色にカラー舗装している交差点があったら、それは注意喚起につながると思いますが、この茶色の交差点のカラー舗装、至るところにできてしまうと、はたしてドライバーからしたらどれだけの効果を発揮するのだろうか。正直、逆に効果がなくなってしまう可能性もあるように思われます。また、この交差点のカラー舗装、夜にどれだけ効果があるのかといえば、ここも正直、首をひねってしまう部分ではあります。要は、見えなかったら何の意味もないのではないでしょうか。  そこで、夜の事故防止のための注意喚起に関して、キララ舗装という方法もあるかと思います。カラー舗装と比較しても費用は倍ぐらいかかると聞いていますので、いろんなところにそうばんばん使うことはできないと思いますが、先ほども申し上げましたように、カラー舗装の弱点である夜の事故対策という意味においては、全く使わないというのもどうかと思います。そこで伺いますが、市内で事故が発生しているところで夜の事故が多い割合の場所では、キララ舗装をなるべく使っていくというような基準というのはつくれないものか伺います。もちろん、年間の予算を決めて使い切ったら翌年にやるというやり方になるかと思います。市民の安全・安心を考えたら、そのような基準をつくることは大事だと思いますが、どうでしょうか。  次に、事業仕分けについて伺います。  (1)事業仕分けの意義と今後の展開について伺います。  ことしも10月に事業仕分けが行なわれました。2年続けてほぼ最初から最後まで参加して見ていましたが、何のしがらみもない方たちが一般論を前提にさまざまな議論を展開していくことを見るのは参考になるし、非常に意義深いことのように思えました。民主党政権で始まったこの事業仕分け、市民・国民に対しての情報開示という意味においてはよい取り組みだったと思います。あとは、ここで出された意見をどのような形で実現にまで持っていくかは、市長のやる気、そして議員の後押し次第なところもあるかと思います。そういう観点に立ち、今回は私も事業仕分けの結果について触れていきたいと思います。  まず、その前に1つ伺いたいのは、今回の事業仕分けに関する市長の率直な意見です。よかった点、改善すべき点、今後の計画について、よろしくお願いします。  (2)次に、仕分けでも話題に上がったシルバー人材センター事業について伺います。  このシルバー人材センターの仕分け結果は、判定区分が5名全ての委員が東久留米市が見直すべき事業という判定を下しております。主な意見としては、1人の委員は、「シルバー人材センターの資産がどんどん増えていく状況にある。市がやせ細っている中で、補助金の見直しが必至!」、「市が所管する団体であるならば、年々財産が増加する構造や一般的に高額と思える職員の人件費を指摘し改善させるべき」などと述べております。また別の委員の意見としては、「全体の補助金の見直し→メスを入れ考え直す」、「全額ほぼ人件費に支出しているので、補助金の減額を」と、補助金の減額と自主財源確保の努力を求めております。このような意見が出ている中で、今後のシルバー人材センターのその後の方向性について伺います。  次に、広報発行事業について伺います。  こちらは、仕分けの結果としては「東久留米市(改善有)」が4名、「現行どおり」が1名となっております。委員の意見として注目したい部分は、「配布の単価が高過ぎる。近隣の高い市に合わせず、低い市を見習って、更に低くするべき」という部分でしょうか。仕分け委員の発言の中では、「清瀬市の戸建て住宅への配布料が5.7円、一方、東久留米市は10.5円、これを何とかできないのか」という意見がありましたが、そのとおりだと考えます。配布料が少なく済めば、浮いた金額は広報のさらなる充実にも充てられるし、必要がなければ他に回すことだって可能です。ぜひ市民委員の方が言っていたように一番安く請け負ってくれる業者に仕事を依頼するよう変更をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。  最後に、いつもの東久留米市の国際化について、英語教育について伺います。  今回は、英語のスピーチコンテストについて伺います。いつも訴えていることですが、子どもたちの将来を考えますと、最低2ヵ国語で話ができることが就職において絶対的に有利だし、必要だと私は考えております。私も現在、小学校に通う子どもが2人いますが、今の小学校の外国語活動だけでは大いに子どもたちの将来が心配であります。今の大学生の就職事情をテレビで見ていても、最近、必ず出てくるのは外国人留学生の存在です。議員になってからしつこいぐらい訴えておりましたこの外国人留学生の問題、今では就職関連のニュースでは当たり前のように取り上げられています。ほとんどのニュースで、企業は日本人大学生の上に外国人留学生を位置づけているような形になっております。なぜそうなるのか。外国人留学生のほうが語学力もあり、祖国の文化も知っているからです。海外に企業が出ていく時代の現在、我々日本人の子どもたちは就職するに当たって語学力がない、そして日本の文化しか知らないという二重の壁が就職という面に関しては立ちはだかっているわけであります。外国の文化を知るということは、実際に海外生活をしなければ身につかないわけで、そこは無理にしても、語学力を身につけることはこの日本においてもできるところであります。  しかし、一朝一夕でなし遂げられるものではないことは誰しも理解するところであると思います。現在の小学校の外国語活動において英語に興味を持つことが大事な目的の一つであると理解しております。興味を持つという意味において、もう一歩踏み込んで、英語スピーチコンテストなどを外国語活動の一つの目標にするということはいかがでしょうか。単語を覚えることも大事ですが、自分の意思で外国語を話すというのは、達成感という意味において子どもたちの自信にもつながりますし、それを評価してくれる人がいたらなおさら向上心を持つことだと思います。スピーチコンテストというと、本来であれば、優勝者は姉妹都市提携先の国の学校と交換留学みたいなシステムも中にはあったりしますが、お金をかけられないこの東久留米市では単純に表彰のみでもいいのではないかと思います。それが可能かどうか伺います。  以上で壇上での質問を終えます。御答弁をいただきまして自席で再質問をさせていただきます。 282 ◯議長(篠宮正明君) 教育部参事。 283 ◯教育部参事(片柳博文君) では、私からは、教育センター、学校支援室についてまずお答えいたします。  この教育センターにつきましては、東久留米市における学校教育の充実と振興を図ることを目的に条例によって設置され、教育相談、適応指導のほか、教育関係職員の研修に関すること、教育に関する調査及び研究に関すること、教科書の展示並びに教育資料の整備及び提供に関することも事業として行なっているところでございます。このために、成美教育文化会館の5階には大小の研修室のほか、視聴覚ライブラリー、教育資料室が設けられております。市の教育にかかわる調査・研究及び教育関係職員の研修施設としても位置づけられました教育センターをこれからも学校教育の充実と振興のため有効活用していく工夫を重ねてまいりますので、ぜひとも教育センターの維持・管理につきまして御理解を賜りたいと存じます。  続きまして、成美教育文化会館との賃貸契約の経緯についてでございます。  教育センターの賃貸借契約の経緯につきましては、建築及び借用に関する「(仮称)東久留米市教育センターに関する覚書」が平成6年10月5日に取り交わされているところでございます。この覚書の第3に「施設を借用する期間は20年とし、その後は甲乙協議のうえ更新することができるものとする」とあります。このことを受けまして、平成9年11月1日に作成された建物賃貸借契約書では、その第3条に「賃貸借の期間は、平成9年11月1日から平成29年3月31日までとし、期間満了の際は甲乙協議のうえ更新できる」とされたものと考えます。教育センターの開設に当たりましては、当時の市長の要請に当時の豊島修練会理事長が応える形で、東久留米市の教育振興のため建設費を豊島修練会が負担して開設したと伺っていますし、覚書においても建築等に要する経費は豊島修練会が負担するものとされています。このため、教育センター部分の建設費用の償却負担のことを考え、長期の契約になったものと推測しているところでございます。  続きまして、教育センターの職員の配置についてでございます。  教育センターの職員は、現在、市の正規職員1名を含めて31名体制となっております。このうち学校管理職経験者は8名です。この8名のうち5名は東京都の非常勤教員であり、残りの3名が都の非常勤教員を退職後、引き続き市の臨時職員としてお勤めいただいている方々です。校長職経験の方には、教育センターの室長または室長補佐として教育センターに設けられました各室の運営を統括し、所属職員の指示・監督に当たっていただいております。学校の管理職としての御経験を生かし、指導室長が兼務する教育センター長にかわって各室の実質的な管理・運営の職務を果たしていただいております。また、副校長職経験の方には、学校支援室員として教育関係職員の研修、教育に関する調査・研究、教育資料の整備・提供など、教職経験者としての専門性が必要とされる業務に当たっていただいているところでございます。したがいまして、教育センターに勤務する学校管理職を退職された職員の方々には、教育部指導室に配置されている専門的教育職員である指導主事が行なっている学校教育の専門的事項の指導事務を補完・支援するとともに、教育センター長を兼務する指導室長の職務の一端も担っていただいているものでございます。  私からは以上です。 284 ◯議長(篠宮正明君) 財務部長。 285 ◯財務部長(沢西晋之君) 補助金に関しまして2点の御質問をいただいております。  まず、市では補助金を総括的に管理するものとして東久留米市補助金交付規則を設け、交付申請、決定、実績報告、その他補助金に係る予算の執行について基本的事項を定め、交付の適正化を図っております。また、個別の補助金については、各所管において東久留米市補助金交付規則を受けた補助金交付要綱を制定し、その執行に当たっております。申請の期間につきましては、各種団体の運営費補助金のように年度当初に交付するもの、所得制限のある補助金のように税の確定後でないと申請者に必要書類の準備ができないものなど、多様でございます。このため、一定期間内での受け付けとすることはできない状況であると考えております。したがいまして、御提案の年度途中での補助金の交付申請額等を把握し、管理することは、現在、困難であると考えております。  また、補助金の市民への情報提供につきましては、補助金の措置状況の説明資料として予算説明資料中に補助金一覧を設け、市政情報コーナー等に予算書とともに紙ベースによって当該年度に措置しました補助金をお示ししております。今後は、多様な財務情報の公表という意味からもホームページへの掲載を行なってまいります。  次に、領収書の添付に関してでございます。先般、現行の補助金交付規則に対する御指摘をいただき、本規則の見直しに着手したところでございます。この中で、国等の補助のように財務または会計に関する調査等を定期的に受け、適正な執行の担保がされているものを除いた市単独補助については、領収書の添付や支出を証明できる書類の添付のなどの規定を設けていく方向で、現在、検討を進めているところでございます。また、領収書のコピーの取り扱いにつきましては、現時点ではできないものとする方向で検討を行なっております。 286 ◯議長(篠宮正明君) 都市建設部長。 287 ◯都市建設部長(高橋高一君) 次に、交差点の事故対策について御答弁をさせていただきます。  初めに、東京都内の交通事故の件数ですが、平成23年の警視庁の調査では、都内で5万1477件発生しております。このうち交差点及び交差点付近による事故は1万3966件、27.1%と高い数値を示しております。  交差点内の有効な表示方法としては、舗装面にエポキシ系の接着剤とかたく細かい採石を散布したカラー舗装や、キラキラ光る炭化ケイ素質骨材をまぜたキララ舗装があり、これらの舗装は滑りどめの効果と夜間での視認性効果にすぐれております。その基準としては、警察庁より「法定外表示等の設置指針について」により、まちづくり計画との整合性や周辺環境との調和などを考慮しながら、通学路やスクールゾーン、道路の曲線箇所や歩車道の分離箇所などをカラー舗装とし、見通しが悪く事故が多発する交差点につきましてはキララ舗装を推奨しております。しかし、従来の路面表示と比較しますと割高となりますので、限られた場所に実施せざるを得ない状況でありますが、平成14年から担当で作成しております交通事故発生箇所図の資料で危険な箇所も把握しておりますので、これらの舗装による表示方法や視覚的な注意喚起としての交差点内の街路灯の光源の交換、例えば白色系からオレンジ系にする方法などにより、現地の状況を勘案しながら交差点付近での事故防止対策を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 288 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 289 ◯市長(馬場一彦君) 事業仕分けの意義、そして今後の展開についてということでございます。  これまで3年度にわたりまして、公募市民による対象事業の選定に基づく事務事業見直しのための仕分けを行なってまいりました。実施を通じて個々の事務事業の改革・改善の方向についての御議論が公開の場で行なわれたことは、市政運営の透明性を高めるとともに、職員が直接各事業に対する御意見・御提言をいただく貴重な機会となったと考えております。  次年度に向けての仕分けの運営につきましては、その運営のあり方も含めて引き続き検討を行なっているところでございます。とりわけ対象事業の選定方法や仕分け委員の募集・選出方法につきましては、3回の実績を振り返る中で今後に向けての課題として捉えており、対応策について検討してまいりたいと考えてございます。 290 ◯議長(篠宮正明君) 福祉保健部長。 291 ◯福祉保健部長(鹿島宗男君) シルバー人材センターの事業のその後の方向性についてでございます。  市では、シルバー人材センターに対して高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき、高齢者の臨時的な雇用及び簡易な業務の確保をすることを目的として支援を行なっております。一方で、シルバー人材センターは固有の独立団体としてその自主性の強化を図っていくことが重要な課題であると考えております。今後も市といたしましてシルバー人材センターと協議を重ね、市補助金の見直しを含め、団体の自主性成就への向上に取り組むよう指導してまいります。  なお、シルバー人材センターは、国や地方公共団体の高齢社会対策を支える重要な組織として、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づいて事業を行なう都道府県知事の許可を受けた公益法人でございます。シルバー人材センターは、定年退職者などの高齢者にそのライフスタイルに合わせた臨時的かつ短期的、また、その他簡易な就業を提供するとともに、ボランティア活動を初めとするさまざまな社会参加を通じて高齢者の健康で生きがいのある生活の実現と、地域社会の福祉の向上と活性化に貢献している公益法人と考えております。  以上でございます。 292 ◯議長(篠宮正明君) 行政管理担当部長。 293 ◯行政管理担当部長(橋爪和彦君) 続きまして、広報発行事業につきまして、仕分け委員より、経費削減のため配布手数料を見直すべきであるとの御意見をいただいております。これまで広報紙の配布はシルバー人材センターと障害福祉団体3団体により配布を行なっていただいております。単価は、集合住宅が1戸当たり4.7円、一般住宅が10.5円でございます。単価だけに特化するとなれば、全ての団体を排除し、競争入札などにより新たな業者を選定すれば単価の見直しは図られると思っております。しかし、これまでお願いしてきております団体につきましては、高齢者や障害者の雇用の確保という観点から委託しているものであり、拙速に契約そのもの全てを見直すことは難しいものと考えております。とはいえ、担当といたしましても、貴重な御意見をいただきましたので、単価につきましては改めまして各団体と協議の場を持ち、単価の見直しが図れるよう調整の準備を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 294 ◯議長(篠宮正明君) 教育部参事。 295 ◯教育部参事(片柳博文君) 最後に、英語スピーチコンテストの実施についてでございます。  英語によるスピーチに関係して、学習指導要領に示された外国語活動の内容は次のようになっています。外国語の音声やリズムに慣れ親しむとともに、日本語との違いを知り、言葉のおもしろさや豊かさに気づくこと、外国語を用いて積極的にコミュニケーションを図ることができるよう、積極的に外国語を聞いたり話したりすることなどが内容として示されているところでございます。さらに、指導における配慮事項として、児童の学習段階を考慮して、友達とのかかわりを大切にした体験的なコミュニケーション活動を行なうようにすることとされているところでございます。  学習指導要領、また、その解説におきましても、改めて調べましたところ、学習活動の一つとしてスピーチコンテストについて触れられた記述は見当たりませんでした。また、コンテストということになりますと、当然、審査が必要となり、小学校には英語教育を専門とする教員は限られると考えられるところから、スピーチの内容もさることながら、児童の英語表現も含めました審査を行なうことには現状では工夫が必要であるかと思われるところでございます。  以上でございます。 296 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 297 ◯6番(近藤誠二君) 順不同で再質問させていただきます。  それでは、まずスピーチコンテストの件で質問します。現状では工夫が必要という答弁だったのかと思いますが、それは、ではぜひ工夫をお願いして、実現に向けて動いてもらいたいと思います。  外国語活動の説明をしておりましたけれども、その中で積極的にコミュニケーションを図ることができるよう、積極的に外国語を聞いたり話したりすることとあったと思います。あと、友達とのかかわりを大切にした体験的なコミュニケーション活動を行なうようにすることともあったかと思います。となると、要は審査の問題と。そして、教員の問題が残るわけだと思います。審査や教員の問題はALTの先生とかいるので、その辺を活用したらいいのかなと思いますし、この市内にも英語スピーチコンテストをやっているような団体もありますので、その辺の方たちに問い合わせてノウハウとかやり方とか聞いてみてもいいのかなと思います。  それで、市内の小学校で学年別で学校代表でコンテストを行なって優勝者には表彰するというようなやり方をしたら、英語教育の活性化にもつながると思いますが、もう一度ちょっとその可能性についてお伺いします。 298 ◯議長(篠宮正明君) 教育部参事。 299 ◯教育部参事(片柳博文君) 先ほど学習指導要領の記載内容について御紹介を申し上げたところでございます。その繰り返しになりますけれども、児童の学習段階を考慮してといったところを考えますと、学校における子どもたちの実態ですとか、それから学校の教育課程の編成の状況等、学校教育の一環として行なわれる教育活動としてこのスピーチコンテストがふさわしいものであるかどうかといったことについては、先ほど申し上げましたとおり工夫が必要であると思いますし、研究していくということになるかという見解でございます。 300 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 301 ◯6番(近藤誠二君) とりあえず、では、ちょっと工夫と研究をぜひお願いします。  次に事業仕分けのほうに行きたいと思います。まずシルバー人材センターの件ですが、今回この件を傍聴していて、幾つか市民委員の質問に対する回答が、ちょっと聞いていて不明確なものが何点かあったと思うので、この場をかりてもう一回確認をしたいと思いますが、シルバー人材センターの財務状況を拝見しますと、正味財産が23年度1億873万もある団体で、この額が年々増加しているという、そういう指摘があって、このような団体の人件費を財政難の市が補助する理由は何でしょうかというのがあったと思うんですけれど、もう一回ちょっと、それ、答えていただけたらと思います。 302 ◯議長(篠宮正明君) 福祉総務課長。 303 ◯福祉総務課長(宮崎守通君) 今、シルバー人材センターの正味財産の件でございますが、23年度の収支決算においては正味財産が1億870万ほどになっております。この主なものとしては、減価償却引当資産1323万2576円で、その一番大きな部分の財産運営資金積立資産が5100万円、これは当座の運転資金として会員への配分金2ヵ月分の程度が必要とされているものでございます。その他作業所及び建物等の修繕等の関係で建設資金積み立てが750万、その他自動車等資産が2016万5909円という内容になっておりますので、この正味財産については、市としても主な運転資金というのは当座の会員への配分金ということで認識しているところでございます。  以上でございます。 304 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 305 ◯6番(近藤誠二君) 5000万円あって、運転資金だと。それは運転資金でしょうけれど、これだけの財産があって、それを補助しなければいけない理由というのはちょっと答えていただいてなかったのかなと思いますが、あともう1点、「課題及び今後の対応について」という部分がありまして、その2番で、シルバー人材センターを取り巻く環境につきまして、「景気低迷による社会不安や雇用情勢の悪化に加え、今後団塊の世代が65歳に達する人数が増加することで、会員数が増加することが想定されます。そのため、シルバー人材センターとして新たな取り組みが課題になるとともに、市からの助言・支援の役割を検討することが必要」とありました。これはどういうことでしょうか。「新たな取り組み」とは何でしょうか。この文章を読むだけだと、今後は65歳以上の人口がふえて会員数がふえるから、もっと支援していくというふうにも読めてしまうんですけれども、市民委員全員の判定結果と比較しても、自主財源の確保をしてもらいたい、補助金の減額を指摘している流れとは逆行しているようにも思えるんですけれども、この「新たな取り組み」というのは何か教えてください。 306 ◯議長(篠宮正明君) 福祉総務課長。 307 ◯福祉総務課長(宮崎守通君) 事業仕分けのためのシルバー人材センター事業の中でうたっています課題及び今後の対応策の中の一文なんですが、「新たな取り組み」というのは、今、シルバー人材センターがしている社会貢献、これは社会貢献といいましても、平成23年度、これは実績的に言いますと、防犯灯巡回点検ボランティア、これ、延べ人数が738名、あと学校からの要請による学校ボランティア等がありまして、そういった多くの社会貢献活動が必要になってくる中での市としての支援の役割という必要があるという意味合いでございます。  以上でございます。 308 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 309 ◯6番(近藤誠二君) ということは、市民委員の判定結果とはまた違った、要はさらにいろいろ仕事をつくって振っていくという、そういう考えがあると、そういうことなんですかね。では、市民委員の判定結果はどう考えているんですかね、それに対して。 310 ◯議長(篠宮正明君) 福祉総務課長。 311 ◯福祉総務課長(宮崎守通君) 市民委員から、シルバー人材センターの資産がどんどんふえていく状況とか、市が所管する団体であるならば年々増加する構造や一般的には高額と思える職員の人件費等が指摘されております。市といたしましては、この補助金交付については市としてシルバー人材センターの経営状況等も踏まえ、今後は人件費並びに事業費の精査に努め、団体が今後ますます自助努力をしていただくよう指導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 312 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 313 ◯6番(近藤誠二君) それでは、広報事業のほうでちょっと質問したいと思います。こちらも先ほど話していたシルバー人材センターに委託して配布をしているという。シルバー人材センターだと安いと、そういう一般的な発想がある中、先ほど例に挙げたように、清瀬市と比べてもだいぶ違うんですよね。決してシルバー人材センターが引き受けている仕事が金額が安いとは言えないと思うんですよね。シルバー人材センターの話は先ほどちょっと話をしたので、ここではとりあえず置いておきますけれども、一般論として、市民の税金で配布しているわけですから、その観点に立って考えた場合、どこにお願いするかという基準は私は1つしかないと思うんですよ。一番安く配布できる業者だって思っているんですよね。いろんなつき合いがありますからとか、そういうような話をしていましたけれども、そこを優先して考えるべきことではないと思うんですよね。清瀬市で配布している5.7円、東久留米市10.5円、両者でいえば東久留米市のほうが4.8円高いわけですけれども、では、4.8円多く払うことによって市民が得られるメリットは何なんでしょうか。 314 ◯議長(篠宮正明君) 行政管理担当部長。 315 ◯行政管理担当部長(橋爪和彦君) これは市民が得られるメリットというよりも、高齢者や障害者の方の福祉の観点といった部分で、そういった方々の雇用の確保を図るという視点でお願いしているわけです。ただ、こういった委員の皆様の御指摘もございますので、こうした雇用の確保といった部分の視点も大事にしつつ、団体とは協議を持ちまして、少しでもお安く受けていただけるように努力はしていきたいということでございます。 316 ◯議長(篠宮正明君) 秘書広報担当課長。 317 ◯秘書広報担当課長(小林尚生君) ただいま清瀬市の例を挙げていただきましたけれども、今、議員のほうから言われている5.7円、これは平成23年度の単価でございまして、24年度は7.6円と値上げしている状況でございます。それで、東久留米市としましても、戸建て住宅と集合住宅で単価が違うわけでございますが、全体の平均でいきますと7.6円という形になっております。  以上でございます。 318 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 319 ◯6番(近藤誠二君) この間の事業仕分けではたしか戸建ての比較でそういう話だったかと思うので、いずれにしろ、一番安いところをとにかく使っていただけたらと思います。  次に、補助金のほうに移りたいと思います。まず、領収書の添付を市単独補助に関しては課していくという答弁をいただきました。ありがとうございます。補助金の透明化へ一歩前進したと思われます。制度が明確化することによって、補助金を積み立てるとかそういうようなことができなくなっていくはずだと思います。必要なところに必要な金額の補助金を提供し、それを市民に胸を張って公表していくと。この方向でさらに努力をお願いしたいと思います。  あと、ホームページ上に情報を記載していただけるということで、ありがとうございます。今後は情報開示が市民に対してさらに行なわれることになるので、ますます厳しい視点を持って補助金に関しては取り組んでいかなければならないと思います。これによって、もしかしたら市民からいろんな質問とかそういうのも出てくる可能性もありますので、健全な補助金制度になるよう頑張っていただきたいと思います。  また一方で、いろんな形式の補助金が存在するので、補助金の申請期間を限定することに関しては難しいという、そういう答弁があったわけですが、わからなくはないんですけれども、やはり市民に納得してもらう補助金の使い方を第一に考えますと、何かちょっと、私の個人的な思いなんですが、ちょっとしっくりこないなと。何となく受動的な体制であると思います。もう少しはっきりした管理ができるルールづくりをできないものかなと思うわけであります。補助金はこちら側が提供しているわけですから、補助金の総額がすぐに把握できて、今後の補助金の支給計画などが立てやすいやり方をなるべく見直すことが重要かなとも思います。規則を見直している今、その点、少しでも改善できないか検討してもらえたらと思います。  最後にちょっと1点伺いますが、現在の補助金に関して具体的な金額ベースの計画というのをつくる、そういうようなつもりは、そういうものはありますでしょうか。補助金事業自体を見直すというような答弁は、きのう沢田議員の質問で聞いていますけれども、例えば3年以内に全体の1割をカットするとか、いろいろ金額ベースの計画というものをつくったらいいのかなと思うんですけれども、全体的な、将来的な流れとして。そういうのが検討されているかどうか伺います。 320 ◯議長(篠宮正明君) 行政管理担当部長。 321 ◯行政管理担当部長(橋爪和彦君) 補助金の全体の見直しについてのお話かなというふうに思っております。これにつきましては、24年度の9月議会におきまして、今回、決算剰余におきます補助金の額、それから補助対象経費の内容等につきまして各原課のほうに調査をかけまして得た結果、内容を御報告させていただいたところでございます。これを受けまして、さて、どういう形で見直しを行なっていくかということでございますけれども、やはり補助金の内容につきましてはなかなか行財政担当の一存の中で対応していくというのは難しい部分もございますので、この辺につきましては先般の一般質問の答弁でもございましたけれども、年度内に各原課の課長級にお集まりいただきまして、そのデータに基づいた内容について検討を行ない、2ヵ年かけて──2ヵ年というのは24年度と25年度またがった形で、一定の方向を出していきたいというふうに先般の行革推進本部において御決定をいただいたところでございます。  以上でございます。 322 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 323 ◯6番(近藤誠二君) ぜひよろしくお願いします。  では、次、教育センターの件で質問させていただきます。支援室に関してなんですけれども、答弁では5階は維持する必要があると、そういう答弁だったかと思います。それは大原則として、誰だって何だって維持したいわけですよ。それは誰だって何かをカットされるというのは嫌なわけだと思うんですよね。それでも今の財政状況が厳しいから、いろんなものが外部委託になっていったり、職員も退職不補充したり、補助金でも、先ほど私がいろいろ言っていたシルバー人材センターだって減額を受け入れているわけですよね。では、教育に関してはどうなのかと、そういうことだと思うんですよね。民主党政権になって初めて文科省の予算が国交省の予算を上回ったわけで、教育に力を入れているのは確かですけれども、それと研修室を無駄に遊ばせているというのとは違うと私は思うんですよね。しかも、家賃がかからないというのであれば全然問題ないですけれども、大きな費用が発生しているわけですから。そこで、ちょっと教育長に伺いたいんですけれども、今の5階の使い方は、費用対効果という意味合いにおいて、教育長から見て、今、何点だと思いますか。100点だと考えているか。100点だと考えていないのであれば、どうしたら100点に近づくのか伺います。
    324 ◯議長(篠宮正明君) 教育長。 325 ◯教育長(永田 昇君) 何点かということでございますけれども、私自身が、この支援室について、5階の部分について点数をつけることはできませんけれども、先ほど指導室長から申し上げたとおり必要であるというふうに思っています。ただ、この辺の稼働率、近藤議員がおっしゃる前からそうでありますけれども、稼働率の問題がございますので、そこは本当に大きな課題だというふうには思っております。 326 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 327 ◯6番(近藤誠二君) 点数がつけられないということ、本当は堂々と点数を言っていただきたいなと思うところではあるんですが、本来であれば、私は今すぐにでも契約を見直してもらいたいと。私の率直な意見ですけれども、契約上、解約の項目が載ってなかったという部分がありますので、そういう話をすると問題化する可能性もあるかもしれないのでそこまでは求めませんが、ただし、契約書内には協議はできるという項目がありましたので、現状維持での契約更新ということを前提に考えることを見直して、29年度以降は撤退を前提に交渉することを求めてこの質問は終わります。  次、契約書の20年のほうですけれども、先ほど聞いていた答弁では、何々したと伺っていますとか、推測しているところでございますとか、実際には正確に把握していないというような印象を受けるんですけれど、これはどういうことなんでしょうか。 328 ◯議長(篠宮正明君) 教育部長。 329 ◯教育部長(荒島久人君) 先ほども御答弁させていただいたように、建物、例えば賃貸借契約では平成9年11月1日ということでございまして、その当時の状況というところが今となりましてはこういう契約書等々によってこういうことであったんだろうというようなところの推測というところでしか把握できないというところで、先ほどの御答弁でも長期の契約になったものと推測しているというところになっているということでございます。 330 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 331 ◯6番(近藤誠二君) では、誰もよくわかっていないということなんですかね。先ほども言いましたけれども、普通に考えて20年契約なんて考えられないことだと思いますよ。長期契約をするかわりに相場の5割を割引の家賃だとか、そういうことであればまだ理解はできますけれども、そういうわけでもないんですよね。何かしらのメリットがないとこんな契約を結ぶなんてことはあり得ないと思うんですけれども、残念ながらそのメリットが何なのか私にはわかりません。教育長は、これだけの家賃を払ってまでこの契約を結んだメリットは一体何だと思われますか。 332 ◯議長(篠宮正明君) 教育長。 333 ◯教育長(永田 昇君) これは契約でありますので、そこの推測というんですか、そういったことは控えなければならないかと思いますけれども、結果として双方が協議した結果がこの契約書にあらわれていると思います。この金額につきましてもいろいろ御指摘もあったこともございますけれども、過去に見直しも行なってきておりました。これは私が担当していた部分でないので、その当時のことを軽々しく申し上げることはできませんけれども、これも推測ということになりますけれど、多分、現在のこの周辺の建物の状況というのは近藤議員がおっしゃったような状況だと思いますけれども、私が聞く限りは、この当時、教育センターの取得ということが求められておりまして、市が土地や建物をそのままそっくり建てるのはかなり困難だったということを聞いております。そうした結果がこういった教育センターの賃貸借契約になっているんだろうというふうに思っています。私にこの金額が適正かと言われれば、適正であるから契約しているというふうに思っています。  その20年後の契約については、これは当然、今、私どもはほかに代替施設がないものですから、こういったところは必要だというふうに思っておりますけれども、契約が切れる前には当然考察はしなければいけないというふうに思っております。 334 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 335 ◯6番(近藤誠二君) では、最後に伺いますけれども、教育長がもしこの契約を結ぶときに今の教育長というポジションだった場合ですね、もし教育長が平成9年のときの教育長であった場合、やはり大賛成して契約していますかね。それとも反対していますか。聞きます。 336 ◯議長(篠宮正明君) 教育長。 337 ◯教育長(永田 昇君) 私、今この段階で10数年前にさかのぼったところの是非ということは申し上げることはできません。 338 ◯議長(篠宮正明君) 近藤議員。 339 ◯6番(近藤誠二君) まとめますけれども、要は、ほとんどが推測の話なのかなという。少なくとも今その場にいらっしゃるわけですから、誰に聞いても明確な答えが返ってこないというのはやっぱり問題だと思うんですよね。だから、そこはちゃんと答えられるようにぜひ、自分の与えられた職場の部分でありますので、していただけたらと思います。  ほかの質問はまた別の機会にさせていただきます。  以上で終わります。 340 ◯議長(篠宮正明君) 以上をもって近藤議員の一般質問を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 341 ◯議長(篠宮正明君) ここで休憩いたします。  再開、午後4時30分。       午後 4時10分休憩       午後 4時30分開議 342 ◯議長(篠宮正明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ─────── ◇ ─────── 343 ◯議長(篠宮正明君) 次に、「行財政改革について」と題して、富田議員から行ないます。  富田議員。     〔4番(富田竜馬君)登壇〕 344 ◯4番(富田竜馬君) よろしくお願いします。各会派の皆様方が総選挙のことに触れられておりましたので、私も少しだけ触れたいと思います。先ほど同じ会派の近藤議員も述べておりましたが、3年3ヵ月前に多くの国民の皆さんに御期待をいただいたわけでありますが、その御期待に十分に応えられなかったことについては、やはり所属議員の1人として反省をしなければいけないというふうに思っております。  一方で、消えた年金の問題については今どうなっているかといいますと、1300万人の方の年金記録が回復されました。1兆7000億円近い年金が取り戻せたと。こういうことも、多くの御批判をいただく中でありますけれども、少しずつ進めてきたものもあるんだということは御理解をいただけると思いますし、天下りの問題についても独立行政法人に対する官僚OBの天下りは75%カットしたと、こういう取り組みもしているということでありますので、そういった意味では少しずつ改革の方向性についても進んできているものはあると。反省を胸に、改革を進めるべきは今後も進めていかなければならないというふうに思います。  それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。  1点目が、児童館の偏在解消に向けた取り組みであります。  平成24年第1回定例会、市長の御答弁でありますが、「くぬぎ児童館につきましては、12月議会でもお答えいたしましたが、これまでにさまざまな検討をしてまいりました。その中でも一昨年の市民懇談会による『今後の児童館のあり方に関する報告書』での『北部地域に児童館の設置が望ましい』との考え方を尊重し、西部地域に偏在する児童館の解消とあわせ考えると同じ場所での建て替えや補強工事ではなく、北部地域にくぬぎ児童館を移転させることが望ましいとの考えを持っております。実施に当たりましては、説明会を開催するなど丁寧な説明に努めてまいります。現在、一つ一つ課題整理に向け検討している状況でありますので、平成24年度中には方向性を示してまいります」と、こういう御答弁がありました。平成24年度、もうだいぶたちましたので、この検討状況を伺いたいと思います。  2点目は、教育センターの件であります。  年間約3000万円、20年契約で約6億円という賃貸借契約の問題については、私も過去から取り上げていましたし、同じ会派の近藤議員も先ほど指摘をさせていただいたところであります。近藤議員が先般の決算特別委員会でも議論をさせていただいたところでありますが、その際の御答弁が、教育部参事、「29年度以降も現在ある教育センターを維持したいというのが現段階での考えであります。当然、契約の更改ということになるかと思いますので、その際には賃料につきましては協議していくものというふうに考えてございます」、あるいは教育長も、「今のところ、現在の教育センターを、これ、予算の関係もございますけれども、将来的にも借りていきたいということが現在の教育委員会の考え方でございます」と、こういう御答弁がありました。これは私自身としても当然承服できる答弁ではありませんし、議会の議論の中でもこういうことは、私どもの会派だけではありません、他の会派の方も質疑をされたことありますが、こういった方向性は一切出てきていませんので、この御答弁の真意について伺います。  3点目が、フレックスタイム導入すべきということで、この間、時間外手当の抑制、人件費総体の削減というのはだいぶ進んできておりますので、その点については私は評価をしたいというふうに思っております。ただ、これでおしまいということではなくて、さらなる効率化を目指して、以前も私、提案させていただいたことあるんですが、フレックスタイム制度導入を求めたいと思います。フレックスタイムというふうに申し上げても、実質、時差出勤ということで、例えば夜7時からその日は会議があるよとわかっている場合には、その分、その日は遅く出勤することで時間外手当の抑制にもつながりますし、職員の方の負担の軽減にもつながるのではないかなというふうに思います。所属長の裁量の範囲でこうした運用が私はできるのかなというふうに思っておりますけれども、御見解を伺いたいんですが、実際、富山県の射水市というところではこの時差出勤については既に導入を始めたということもあります。本市でも導入可能だというふうに思いますけれども、御見解を伺います。  4点目が、小口零細企業資金融資事業は見直すのかということであります。  これは、事業仕分け、市民仕分け委員の方の議論を、私、傍聴していまして、ああ、なるほどというふうに素直に思ったものですから、それについて伺いたいんですね。これが預託金方式を採用していまして、5000万円預託を市が金融機関に行なって、貸し付け枠がその20倍ということで10億円の貸し付け枠が設定されていると。一方で実績はどうかというと、平成20年で2億8200万、平成21年が1億7600万、22年が1億5800万、平成23年が1億7900万円ということだと思うんですね。10億円の貸し付け枠を設定しなくても、預託金方式を採用したとしても、この実績に見合えば2000万円あるいは3000万円の預託金で十分ではないかと、こういう議論がありました。私も全くそう思いまして、そうすることによって予算ベースで削減ができるということは非常に大きいと思います。そのほかこの仕分けの委員の方々は、預託金方式をそもそもやめたほうがいいのではないかと、こういう議論もありましたけれども、ひとまず私は、この仕分け委員の方がおっしゃっていた、預託金方式についてはまずこの預託金を減額して実態に合わせるべきだというふうに思いましたけれども、担当としてどのように考えているのか。仕分け結果を反映させるのか、伺いたいと思います。  最後に、災害救援自動販売機の設置であります。  災害救援自動販売機というのは、ふだんは通常のジュースとか水とか売っている自販機なんですが、災害等で停電になった場合に専用機による人的操作で非常用電源に切りかわって、停電後48時間以内であれば最大で約500本の商品が搬出可能ということで、今、注目を浴びているそうです。複数の企業がやっていらっしゃるそうですけれども、役所や公民館、病院などを中心に導入されているということで、特に市として多額の経費を伴うことなく、こういった企業の社会貢献活動を活用して災害時に役立てる、こういうことも必要なのかなというふうに思いますけれども、御見解を伺います。  以上で壇上での質問を終わります。御答弁をいただきまして、必要があれば自席で再質問させていただきます。 345 ◯議長(篠宮正明君) 子ども家庭部長。 346 ◯子ども家庭部長(西川昌彦君) まず最初に児童館の関係でございます。  児童館につきましては、平成22年10月に報告されました東久留米市立児童館機能のあり方に関する報告書(その2)の提言にあります「東久留米市のすべての子どもが地域の児童館を利用できるようにするため、現在の児童館配置の偏在を早急に見直し、児童館のない北部地域に児童館を配置し、中央児童館を中心とした東西南北各地域の均衡のとれた配置にすること」、この考えと、今、議員が壇上でもお触れになりましたように、西部地域に偏在する児童館の解消とあわせて考えますと、同じ場所での建て替えや補強工事ではなく北部地域にくぬぎ児童館を移転させることが望ましいというこの考え方を含めまして、現在も内部で検討中でございます。  以上でございます。 347 ◯議長(篠宮正明君) 教育部参事。 348 ◯教育部参事(片柳博文君) 教育センターの契約期限後にかかわるさきの決算特別委員会での答弁についてでございます。  さきの決算特別委員会においての御答弁では、学校につきましては、閉校後、施設を処分していることもあり、現在のところ教育委員会が所管している学校施設等に余裕もないところから、現在の教育センターを将来的にも借りていきたいという、現段階での教育委員会の考えを述べさせていただいたところでございます。  教育委員会といたしましては、教育センターは必要な施設と考えており、将来的にもその機能を維持していきたいと考えています。契約の更新ですとか設置場所をどこにするのかということにつきましては、予算の問題もあり、しかるべき時期に現在の建物の賃借も含めて設置場所、方法など、そのほかさまざまな条件、状況を総合的に勘案し検討・判断していくことになるであろうとの認識でございます。 349 ◯議長(篠宮正明君) 企画経営室長。 350 ◯企画経営室長(小山 満君) フレックスタイムの導入についてでございます。  価値観やライフスタイルの多様化などにあわせ、労働者の柔軟で自律的な働き方を提供していくために、ホワイトカラー層を中心に民間企業で取り組まれておるところでございます。一方で、行政におきましても、時代の変化とともに勤務時間外の市民サービスに対応していくケースもふえ、時間外手当を抑制する視点からも変則勤務を実施している自治体があると承知しております。  本市では、本年1月より図書館の開館時間の延長に伴い、通常勤務のほか、午前9時半から午後6時15分を勤務時間とした変則勤務を実施しております。条例におきましては特定職員に対して勤務時間等の割り振りは可能としており、窓口サービスのような統一的な事務で導入しやすいということはあります。しかしながら、効率的な行政運営につきましては大変な重要なポイントというふうに考えてございます。議員が、富山県射水市の時差出勤、御提案をいただきました。こういったことも一つのアイデアだというふうに思っております。職場環境の整備など総合的な対策の中で一つのファクターとしてなお引き続き勉強してまいりたいと思っております。 351 ◯議長(篠宮正明君) 市民部長。 352 ◯市民部長(中島 哲君) 小口零細企業資金融資事業見直しについての御質問ですが、先般行なわれました平成24年度東久留米市事務事業見直しのための仕分けにおきまして、小口零細企業資金融資事業についての御意見・御提言をいただいているところでごす。小口零細企業資金融資事業は、平成19年10月から信用保証協会と金融機関による責任共有制度がスタートしたことで、小口企業・小規模企業者への貸し渋り等の影響を緩和するために国が全国統一基準による始めた制度でございます。  市では平成20年4月より国の制度に準拠した小口零細企業資金融資制度実施要綱を定め、市内の金融機関と契約し、運転資金、設備資金等の融資制度を設け、また、利子補給と保証料の補助を行なっているところでございます。本事業は、融資額の上限を1250万円にするなど、小規模事業者の支援を目的に実施しており、既に多くの小規模事業者が融資を受けておりますので、廃止は難しいものと考えております。また、預託金につきましては、直近の融資額の状況を鑑み金額の見直しをしていきたいと考えております。  続きまして、災害救援自動販売機の設置についての御質問でございます。  大規模災害に備え、市の施設への災害救援自動販売機の設置は、飲料水の確保の観点から有効な備えとなることが期待されます。現在、公共施設の自動販売機の設置状況につきまして実態を調査させていただいた後に、関係部署と協議をしてまいりたいと存じます。  以上でございます。 353 ◯議長(篠宮正明君) 富田議員。 354 ◯4番(富田竜馬君) 逆から順番に再質問させていただきます。まず、災害救援自動販売機の設置ですが、関係部署と協議をしていくということで、よろしくお願いします。最新の災害救援自販機は、各地方のローカルテレビの番組が放送されたり、AEDとか人工呼吸器も附属、さまざま出ているようであります。自治体と協定を結んでいる企業もあるようでありますけれども、災害時の備えとして優先順位がどれほど高いのかというのはそれぞれ御議論あると思いますけれども、ぜひ進めていっていただければというふうに思いますので、これは要望しておきます。  小口零細企業の資金の関係でありますけれども、直近の融資額の状況を鑑み金額の見直しをしていくという御答弁がありました。仕分け委員の皆様方の主張が一部反映したのかなということで、うれしく思います。ただ、第一歩として預託金を見直していくということで、これはこれで大変すばらしいことでありますけれども、この預託金方式というのが、一部の専門家の方からは、「納税者の観点からは見えにくい方式ではないのかという指摘も一方ではあって、仕分け委員の方もおっしゃっていましたけれども、利子補給方式のほうがわかりやすいのではないかと。市として幾らどこにというのが見えやすいのではないかと、こういう議論もあります。この点についての御検討と、小口零細企業のこの事業が貸し渋り対策というお話もありましたけれども、従来からある支援メニューに比べてこちらにシフトしてきている現状があるというふうに思うんですけれども、やはり中小企業の皆さんからするとこちらのほうが使いやすいということがあるんでしょうけれども、こちらには創業の支援メニューはたしかなかったと思うんですけれども、その辺も含めて何個か資金調達の支援メニューが東久留米市はあるわけですけれども、これ、工夫をして一本化するほうが借り手の方もわかりやすいですし、あるいは御担当からしても仕事をやりやすいのかなと勝手に思っているんですが、その辺も含めて御見解を伺いたいと思います。 355 ◯議長(篠宮正明君) 市民部長。 356 ◯市民部長(中島 哲君) 預託金につきましては銀行に預託するわけですけれど、それが原資となって融資を行なっていただいているということでございます。利子補給との絡みもありますので、そこはちょっと研究させていただきたいと思います。  また、小口零細企業資金融資のほうに新規企業のメニューがないということでございます。これは全国統一制度の中で新規の資金についてはメニューに入っていなかったということでございますので、別制度の中で資金融資、従来ある制度の中で新規については利用していただきたいと思います。これについてはちょっと審査も厳しくて、年間の利用もちょっと少ないんですけれども、現行の制度の中で利用していただければと考えております。  以上でございます。 357 ◯議長(篠宮正明君) 富田議員。 358 ◯4番(富田竜馬君) 小口零細企業のこの制度については全国的な統一基準のもとということでありました。中小企業不況対策緊急資金融資制度というのもあって、そのどちらを借り手の方がやればいいのかというのは、既に御担当のほうでも、あるいは金融機関の窓口でも御丁寧に説明いただいていることと思いますけれども、せっかく制度があるのであればわかりやすくしてもらいたいし、仕事を進める上でもし合理化ができるのであればその辺も研究いただければというふうに思いますので、よろしくお願いお願いします。  次がフレックスタイムのあれで、企画経営室長から御答弁をいただきました。私、壇上でちらっと言ったんですが、射水市ですね、これは新聞報道がありまして、時差出勤を導入したということで、職員の始業を午前8時半から最大で4時間半ずらす時差出勤勤務制度を導入したと。導入に当たっては、試験導入という試行をしていて、その試行期間中に時間外労働が約430時間減り、約100万円の残業手当の削減に成功した。これ、3ヵ月ですけれどもね。こういう制度があって、試行期間後に行なったアンケート、これは対職員の方ですけれども、「仕事と生活の調和が図れる」など前向きな意見が多かったという、こういうことであります。そもそも残業自体は所属長の許可でやったりやらなったりするわけでありますから、私なんかは難しいことを考えずに、「あした会議が遅いから、遅く来ていいよ」ということが簡単にできないのなという思いで言ってはいるんですけれども、御答弁は勉強していくと、こういうことでありますが、ぜひ試行に向けて進めていっていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。図書館でもう始まっているということは初めて伺いましたけれども、大変すばらしい試みだと思いますので、それを庁舎の中にも広げていただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。  次は教育センターです。御答弁いただいたんですね。今回御答弁いただくと、要は総合的に勘案するということなんですが、つまり、これは議事録が残っていますからはっきりさせておかなければいけないと思うので、要は、29年3月31日でしたっけ、契約満了が。その後は現段階では未定だと、こういうことでよろしいのかどうか確認します。 359 ◯議長(篠宮正明君) 教育部長。 360 ◯教育部長(荒島久人君) 先ほどお答えしたように、現在の契約は29年の3月31日までということでございますので、その後につきましては、お答えしたとおり、施設的に、機能的に必要だということでございます。現在のところ、それにかわるような施設というところはございませんので、そういう状況、現在の状況の中ではそれらのところの機能として教育センターというものが必要だというふうに考えております。今後につきましても、いろいろ予算の問題もあるというところでございますけれども、現在の建物の賃借を含めて検討していくという必要があるというふうに思っているところでございます。 361 ◯議長(篠宮正明君) 富田議員。 362 ◯4番(富田竜馬君) ちょっとね、またわからなくなってきて、最後また教育部参事の答弁に戻ってきているんですよ。それはおかしいですよね。教育センターの相談業務とか適応教室も、私、重要な機関だと思っていますよ。とても重要な機関だと思っているんです。これは大事です。もっと言うと、教育センターというのは、向こう5年間だけ必要だとか10年間だけ必要だという機関ではないわけですよ。私、将来にわたってこういう施設は必要だと思います。だからこそ、こういう施設については賃借でやる施設ではないだろうとも思っています。だから、それも含めて、私はそれこそ分散させてでもいいから公共施設の中に入れたっていいと思っていますよ。私はそう思っています。だけど、何で私、これ、あえてまた言っているかというと、決特での御答弁があったからあえて言っているんですよ。今ここで教育センターは必要ですと。で、あの施設を前提に考えますというのは、これまでの議論の経過からして全然違うではないですか。未定でしょう。29年まではあそこだけれど、その先は未定ではないですか。何でそう答えないんですか。 363 ◯議長(篠宮正明君) 教育部長。 364 ◯教育部長(荒島久人君) 今ほど申し上げましたように、機能として必要なわけでございます。一方で、施設として、私ども、例えば学校につきましても3校の閉校をして、それらの施設というところは処分とかそういう形で活用して、現在、実際にそれらの機能、教育センターの機能を担えるような施設が考えられるものとして持っていないというところがあるわけでございます。そういう中では、契約としては29年3月31日というところでございます。ですので、現在の状況としては、それらの機能を担えるような施設がないというような状況があるということがございますので、そういう中では、今後、29年度以降どうしていくかというところは、現在の建物の賃借を含めていろいろ検討していく必要があるというふうに考えているというところでございます。 365 ◯議長(篠宮正明君) ここでお諮りいたします。間もなく定刻の午後5時になります。本日の議事日程が終了するまで時間延長したいと思いますが、御異議ございませんか。      (「異議なし」の声あり) 366 ◯議長(篠宮正明君) 異議なしと認め、時間延長いたします。  富田議員。 367 ◯4番(富田竜馬君) 私、教育部長と、今、改めて聞いて、同じこと言っているんだと思うんですよ。しかるべき時期にでしょう。予算の問題もありです。予算の問題もあり、しかるべき時期に、現在の建物の賃借を含めて設置場所、方法など、そのほかさまざまな条件、状況を総合的に勘案し、検討・判断していくということは、日本語を短くすれば未定ということではないですか。何でそう言えないの、未定。 368 ◯議長(篠宮正明君) 教育長。 369 ◯教育長(永田 昇君) これは先ほどの前段の近藤議員にもお答えしましたけれども、契約の期間が29年まであるわけですね。今、未定かどうか、未定といいますと何かいろいろ誤解を招くようですけれども、その29年の3月31日ですか、そこまでの契約がありますけれども、その後の契約についてはありませんので、双方の約束事はないということでございます。 370 ◯議長(篠宮正明君) 富田議員。 371 ◯4番(富田竜馬君) はい。まあまあまあ、そうですね。そういうことで。私、何でこうなるかというと、前回の決特の答弁から来ているわけですから、そこを打ち消さないといけないという思いがあってやっているわけで、今、教育長の御答弁でしっかり決算特別委員会のときの発言は撤回されたということで承知をいたしましたので、今後については……(「確認してください」の声あり)今後については、もし違うよということであれば言っていただいて、私は早く終わろうと思っていますけれども、もし御異論があれば言っていただきたいと思います。  これね、予算権は長側にあると思うんですね。しかもね、私、公共施設全般をもう一回見てほしいということをずっと言っていますけれども、賃借物件についても同じだと思っているんですよ。要は、私は今のところに年間3000万かけて20年契約をするということは、これは市民感覚からして東久留米市という財政規模であり得ないことだというふうに思っています。過去からの経緯についてはさまざま事情があったんでしょうと。先ほど近藤議員もかなり厳しく言っていましたけれども、きっと過去の経緯があってわからないこともあるんでしょう、今の職員の人たちには。なかなか推測しかできないというのもあるんでしょう。でも、次の29年度以降の契約については、やっぱり今ここで議論をしているわけですから、我々に責任があるわけですよ。そんなね、無責任な契約をするわけにはいかない。20年6億の契約なんていうのは絶対だめですよ。だから、次の教育センター、これ、機能は大事ですよ。機能は大事だけれども、次の設置に当たっては当然、財源、これをしっかり踏まえて適切な場所を探していくべきだと。これは全体の公共施設のマネジメントの観点から伺いますけれども、いかがですか。 372 ◯議長(篠宮正明君) 教育長。 373 ◯教育長(永田 昇君) 私が決算特別委員会で近藤委員に申し上げた最後のところは、「学校の施設も余裕がないのが現状でございます。そういったことから、こういった教育センターは必要でございますので、今のところ、現在の教育センターを、予算関係もございますけれども、将来的にも借りていきたいということが現在の教育委員会の考え方」、借りていきたいというのが考え方でございますということは、これは申し上げています。それを撤回するかというと、また話がややこしくなるかもしれませんけれども、今のところ、先ほど申し上げましたように、契約は切れるわけですから29年の4月以降は全く白紙状態でございます。私どもも、こういった金額が、これは施設をつくる、土地を求めるということができなかったものですからこういったことになっておりますけれども、では、20年を過ぎた段階でどうするか。この施設だけではなくて、そもそも29年度以降の教育センターの機能をどうするかというのがまず一つの検討課題だろうというふうに思っています。その対象に今のところが挙がってくるのかもしれませんけれども、そういったところはやっていくというふうに思っています。  それからまた、行政計画として例えばこれをどうするかということは、当然、行政計画でありますので、企画経営室、あるいは財政という点から予算の面からも財務部、そういったところとも総合的に検討するということが私どもの考えているところでございます。 374 ◯議長(篠宮正明君) 富田議員。 375 ◯4番(富田竜馬君) はい、ありがとうございます。明快な御答弁をいただきましてありがとうございます。ぜひ長側というんでしょうか、企画部門、財政部門も含めて市全体の公共施設の枠の中で考えていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次は児童館の関係なんですが、検討中という御答弁でありまして、まだ24年度中だから検討しているでしょうけれど、それは24年度中に方向性を示すという話ですから、これ、12月が過ぎると一般的には次は3月です。3月も24年度中ですがね。方向性を決めたからといってすぐどうこうできる話ではなくて、市長も御答弁されているとおり、仮に、私もそうですが、市長が望むべき方向として示された西部地域の偏在解消、北部地域の空白解消、こういうところに進むのであれば、当然、地域の方々への説明も必要でしょうし、さまざまな手続が必要でしょうし、そういうことがありますよね。で、一方で、今、くぬぎ児童館はどうなっているかというと、もう耐震も厳しくて老朽化が進んでいるわけで、これは24年度中ということですけれど、早ければ早いほど、要は懇談会の報告も出ているわけで、早ければ早いほどいいと思うんですけれど、これは改めていつまでに出るのか伺いたいんですけれど。 376 ◯議長(篠宮正明君) 企画経営室長。 377 ◯企画経営室長(小山 満君) くぬぎ児童館に関係しましては、当初、施政方針ですかね、市長のほうから、くぬぎ児童館は北部地域に移転が望ましいというような答弁もさせていただいております。そういった中で総合的に内部で調整をしてきております。一方で、北部地域を視点に捉えたときに活用できる土地があるかと。担当部のほうでは、民地も含めて調整はしてきた経過がございます。また一方で、今の5館を6館にして児童館を運営していく体力があるかといったことからすれば、それは非常に厳しい状況でありますので、北部地域といったことからすれば、まず公共用地を視点として捉えなければいけない中で、これまでもお答えしてきておりますけれども、自転車の集積場、これをターゲットにして調整をしてきているのは事実でございます。ただ、下里の集積場も、自転車の集積場のみならず、さまざまな機能がございます。道路、それから公園の管理機能、こういったものが集約されておりますので、それらをどこへ分散するか、そういったことも当然考えていかなければならないという中で調整する中でちょっと時間はかかっておりますけれども、ある意味、一進一退といったところで来ているのも事実でございます。  今般、最終的なネックであります、中にコンテナがありますので、コンテナの機能をどこへ持っていくかといったところもこの間で解決が見出せるというようなところまで来ておりますので、それが解決できれば24年度の中で方向性を示していくということでございますので、でき得る限り、その方向は履行していきたいというふうに考えてございます。 378 ◯議長(篠宮正明君) 富田議員。
    379 ◯4番(富田竜馬君) 御答弁の途中はいろいろありましたが、要は24年度中に方向性をしっかり示していくんだと。しっかり示していくんだと。24年の第1回定例会で市長がおっしゃったように、この方向で24年度中にしっかり結論を見出していくというところで御答弁をいただいて終わりたいと思います。 380 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 381 ◯市長(馬場一彦君) ただいま企画経営室長から御答弁させていただきましたように、現在、詰めといいますか、やはり内部の調整を経なければならない、また解決しなければならない、そういった課題があるというのは事実でございます。しかしながら、そういった課題を解決していってそういった結論を導き出せるよう努力してまいりたいというふうに考えてございます。 382 ◯議長(篠宮正明君) 富田議員。 383 ◯4番(富田竜馬君) 市長ね、これは、24年度中というのは市長が第1回定例会でおっしゃっていることですから、そこまでにはしっかりやるというのがやっぱり第1回の定例会からの流れだと思いますので、最後締めていただいて、よろしくお願いします。 384 ◯議長(篠宮正明君) 市長。 385 ◯市長(馬場一彦君) 大変申しわけございませんでした。今年度中に方向性を示すということで申し上げておりますので、そのようにしてまいります。 386 ◯議長(篠宮正明君) 以上をもって富田議員の一般質問を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 387 ◯議長(篠宮正明君) 以上をもって本日の会議を終了いたします。  これをもって散会といたします。       午後 5時09分散会 Copyright © Higashikurume City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...