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令和4年第4回定例会(第21号) 名簿 開催日: 2022-12-02
令和4年第4回定例会(第21号) 本文 開催日: 2022-12-02

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一之議員) 選択 29 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 30 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 31 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 32 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 33 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 34 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 35 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 36 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 37 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 38 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 39 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 40 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 41 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 42 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 43 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 44 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 45 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 46 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 47 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 48 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 49 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 50 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 51 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 52 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 53 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 54 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 55 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 56 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 57 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 58 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 59 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 60 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 61 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 62 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 63 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 64 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 65 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 66 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 67 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 68 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 69 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 70 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 71 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 72 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 73 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 74 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 75 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 76 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 77 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 78 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 79 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 80 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 81 : ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 選択 82 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 83 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 84 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 85 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 86 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 87 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 88 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 89 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 90 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 91 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 92 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 93 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 94 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 95 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 96 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 97 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 98 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 99 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 100 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 101 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 102 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 103 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 104 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 105 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 106 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 107 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 108 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 109 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 110 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 111 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 112 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 113 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 114 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 115 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 116 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 117 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 118 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 119 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 120 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 121 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 122 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 123 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 124 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 125 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 126 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 127 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 128 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 129 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 130 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 131 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 132 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 133 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 134 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 135 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 136 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 137 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 138 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 139 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 140 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 141 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 142 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 143 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 144 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 145 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 146 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 147 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 148 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 149 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 150 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 151 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 152 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 153 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 154 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 155 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 156 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 157 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 158 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 159 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 160 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 161 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 162 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 163 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 164 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 165 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 166 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 167 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 168 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 169 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 170 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 171 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 172 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 173 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 174 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 175 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 176 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 177 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 178 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 179 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 180 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 181 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 182 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 183 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 184 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 185 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 186 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 187 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 188 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 189 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 190 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 191 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 192 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 193 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 194 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 195 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 196 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 197 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 198 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 199 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 200 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 201 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 202 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 203 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 204 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 205 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 206 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 207 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 208 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 209 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 210 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 211 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 212 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 213 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 214 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 215 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 216 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 217 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 218 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 219 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 220 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 221 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 222 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 223 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 224 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 225 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 226 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 227 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 228 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 229 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 230 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 231 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 232 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 233 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 234 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 235 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 236 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 237 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 238 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 239 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 240 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 241 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 242 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 243 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 244 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 245 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 246 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 247 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 248 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 249 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 250 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 251 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 252 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 253 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 254 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 255 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 256 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 257 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 258 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 259 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 260 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 261 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 262 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 263 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 264 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 265 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 266 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 267 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 268 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 269 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 270 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 271 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 272 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 273 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 274 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 275 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 276 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 277 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 278 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 279 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 280 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 281 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 282 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 283 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 284 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 285 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 286 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 287 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 288 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 289 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 290 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 291 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 292 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 293 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 294 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 295 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 296 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 297 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 298 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 299 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 300 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 301 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 302 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 303 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 304 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 305 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 306 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 307 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 308 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 309 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 310 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 311 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 312 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 313 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 314 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 315 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 316 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 317 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 318 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 319 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 320 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 321 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 322 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 323 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 324 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 325 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 326 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 327 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 328 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 329 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 330 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 331 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 332 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 333 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 334 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 335 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 336 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 337 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 338 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 339 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 340 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 341 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 342 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 343 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 344 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 345 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 346 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 347 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 348 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 349 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 350 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 351 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 352 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 353 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 354 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 355 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 356 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 357 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 358 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 359 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 360 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 361 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 362 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 363 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 364 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 365 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 366 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 367 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 368 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 369 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 370 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 371 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 372 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 373 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 374 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 375 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 376 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 377 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 378 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 379 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 380 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 381 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 382 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 383 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 384 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 385 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 386 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 387 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 388 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 389 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 390 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 391 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 392 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 393 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 394 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 395 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 396 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 397 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 398 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 399 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 400 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 401 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 402 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 403 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 404 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 405 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 406 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 407 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 408 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 409 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 410 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 411 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 412 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 413 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 414 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 415 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 416 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 417 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 418 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 419 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 420 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 421 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 422 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 423 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 424 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 425 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 426 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 427 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 428 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 429 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 430 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 431 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 432 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 433 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 434 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 435 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 436 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 437 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 438 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 439 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 440 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 441 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 442 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 443 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 444 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 445 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 446 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 447 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 448 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 449 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 450 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 451 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 452 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 453 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 454 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 455 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 456 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 457 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 458 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 459 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 460 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 461 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 462 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 463 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 464 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 465 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 466 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 467 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 468 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 469 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 470 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 471 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 472 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 473 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 474 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 475 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 476 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 477 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 478 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 479 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 480 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 481 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 482 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 483 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 484 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 485 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 486 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 487 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 488 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 489 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 490 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 491 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 492 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 493 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 494 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 495 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 496 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 497 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 498 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 499 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 500 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 501 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 502 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 503 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 504 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 505 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 506 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 507 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 508 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 509 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 510 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 511 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 512 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 513 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 514 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 515 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 516 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 517 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 518 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 519 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 520 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 521 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 522 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 523 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 524 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 525 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 526 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 527 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 528 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 529 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 530 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 531 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 532 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 533 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 534 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 535 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 536 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 537 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 538 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 539 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 540 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 541 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 542 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 543 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 544 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 545 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 546 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 547 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 548 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 549 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 550 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 551 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 552 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 553 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 554 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 555 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 556 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 557 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 558 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 559 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 560 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 561 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 562 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 563 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 564 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 565 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 566 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 567 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 568 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 569 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 570 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 571 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 572 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 573 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 574 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 575 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 576 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 577 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 578 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 579 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 580 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 581 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 582 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 583 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 584 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 585 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 586 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 587 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 588 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 589 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 590 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 591 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 592 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 593 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 594 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 595 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 596 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 597 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 598 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 599 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 600 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 601 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 602 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 603 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 604 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 605 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 606 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 607 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 608 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 609 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 610 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 611 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 612 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 613 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 614 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 615 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 616 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 617 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 618 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 619 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 620 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 621 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 622 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 623 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 624 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 625 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 626 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 627 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 628 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 629 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 630 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 631 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 632 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 633 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 634 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 635 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 636 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 637 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 638 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 639 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 640 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 641 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 642 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 643 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 644 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 645 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 646 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 647 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 648 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 649 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 650 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 651 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 652 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 653 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 654 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 655 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 656 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 657 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 658 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 659 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 660 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 661 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 662 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 663 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 664 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 665 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 666 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 667 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 668 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 669 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 670 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 671 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 672 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 673 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 674 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 675 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 676 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 677 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 678 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 679 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 680 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 681 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 682 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 683 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 684 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 685 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 686 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 687 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 688 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 689 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 690 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 691 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 692 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 693 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 694 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 695 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 696 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 697 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 698 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 699 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 700 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 701 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 702 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 703 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 704 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 705 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 706 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 707 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 708 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 709 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 710 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 711 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 712 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 713 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 714 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 715 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 716 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 717 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 718 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 719 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 720 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 721 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 722 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 723 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 724 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 725 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 726 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 727 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 728 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 729 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 730 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 731 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 732 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ただいまから本日の会議を開きます。本日の議事日程は御手元に配付したとおり,これにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 昨日に引き続き一般質問を続行いたします。  マイク入っている。もう1回差し込んで。いいですか。8番山田みちこ議員。  暫時休憩します。     午前 9時02分 休憩     午前 9時47分 開議 3: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  議事の都合により,8番山田みちこ議員,9番しの浩司議員,10番栗山たけし議員,19番太田久美子議員,21番石井功議員の一般質問の際の議席は,それぞれ御手元に配付してあります暫定議席表のとおりといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 4: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。さよう決しました。  一般質問を続行いたします。8番山田みちこ議員。 5: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 突然のマイクトラブルにより急遽,席が1番前になってしまいまして,もう何か大変緊張しておりますが,通告に従いまして3問質問をさせていただきます。  質問の順番ですが,まず初めに変更させていただきたいと思います。  最初に,住みやすいまち狛江,狛江市のゼロカーボンシティの取組について質問させていただきます。  近年,地球温暖化の影響により,気温の上昇,酷暑や集中豪雨など気候変動による災害が増えてきております。地球温暖化の問題は,私たちの暮らしと密接に関係しており,狛江市は2050年までに二酸化炭素を実質ゼロにするというゼロカーボンシティ宣言を2021年4月に発出し,今年9月にゼロカーボンシティシナリオを策定されました。脱炭素社会に向けて,とにかく炭素を排出しないようにする。しかし,その取組方法は多岐にわたると思います。  そこで,現在狛江市が行っているゼロカーボンシティのための取組を教えていただけますか。 6: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 7: ◯ 環境部長(門井 淳君) ゼロカーボンシティ実現に向けた主な取組でございますが,まず市全体の二酸化炭素排出量の約6割を占める家庭部門への取組として,住宅への太陽光発電設備や家庭用燃料電池等の省エネ・再エネ設備の導入に対する助成事業の実施,令和4年度からの新規事業といたしまして,再エネ等の設備を設置せずに,家庭で再生可能エネルギー由来電気に切り替えることができる再エネ電気切替えキャンペーンを開始いたしました。
     また,市の率先行動として,庁舎及び市内全小・中学校への100%再生可能エネルギー電力の導入や,公共施設への再エネ・省エネ設備の設置,庁用車の電気自動車への転換を進めております。  次に,脱炭素社会を推進するための官民連携の取組として,使用済みプラスチックボトルの回収や使い捨てコンタクトレンズ空ケースの回収,市役所庁舎へのウオーターサーバー設置によるペットボトルの持込み削減等を実施し,プラスチックごみのリサイクル推進や削減を進めております。  次に,市民,事業者等への意識啓発の取組として,市民,事業者,子供等を対象とした講演会等の開催や,エコパートナー認定事業の実施,こまエコまつりの開催,全戸配布の環境広報紙こまeco通信の発行等を実施しているところでございます。 8: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 9: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 脱炭素社会の実現に向けて,家庭においては,壁の断熱性を高める,家電を省エネ家電に買い替える,LED照明に変えることで,使用電力を減らすことも有効だと思います。  ゼロカーボンシティシナリオですが,6月21日から7月8日までの18日間の期間,回答を募集した市民からのアンケートの結果も掲載されていました。  市民への質問内容としまして,今後,省エネルギー,また再生可能エネルギー設備を導入する予定があるかという問いの回答に,集合住宅のため導入できない,また家の建て替えや自動車・電化製品の買換え時期でできないという回答が多かったようです。  既に市では助成制度を始められているとのことですが,助成対象設備と助成上限金額及び今年度の申請状況について伺います。 10: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 11: ◯ 環境部長(門井 淳君) 狛江市地球温暖化対策住宅用設備導入助成の対象設備と助成上限の金額についてでございますが,太陽光発電設備は8万円,ヘムズは2万円,家庭用燃料電池は5万円,蓄電池システムは5万円,高反射性塗装等は4万円,日射調整フィルムは4万円となってございます。  なお,集合住宅で共用に供するために,太陽光発電設備または高反射性塗装を設置する場合の上限額は,各20万円となってございます。  今年度の実績についてでございますが,11月末時点になりますが,交付決定件数は,太陽光発電設備は16基,ヘムズは18基,家庭用燃料電池は14基,蓄電池システムは27基,高反射性塗装は20基の計95基となっており,狛江市環境基本計画で掲げる目標,年間100基の到達が見込まれるところでございます。  今後の取組といたしましては,新築のみならず,既存住宅の改修により,費用や環境負荷を抑えつつ,高い環境性能を備えた住宅の導入拡大を図るため,既存住宅の環境性能向上に資する改修への助成制度等について検討してまいりたいと考えております。 12: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 13: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 御答弁いただいた中でヘムズという言葉,ちょっと聞きなれないので調べてみたんですが,ヘムズというシステムはエネルギーを見える化するシステムということで,家電ごとの電力消費量を把握することができ,今まで気づかなかった無駄な電力を削減できるようになり,効率的な節電が期待できるシステムというふうに,ネットですが載っておりました。  電力の見える化,市の率先行動として,庁舎及び市内全小・中学校への100%再生可能エネルギー電力の導入など,狛江市は着実に脱炭素化社会に向けて進んでいるということが分かりました。  今後は,私たち一人一人も省エネルギーに取り組み,環境に優しい生活をしていくことで,さらなる脱炭素化社会に向けて進んでいきたいと思います。  現在,環境省が,脱炭素化社会に向けての新しいエネルギーとして,水素による再生可能エネルギーの活用にも取組を始めました。  狛江市においても,今後は,水素エネルギー活用の御検討をお願いさせていただきまして,1問目の質問を終わりにさせていただきます。  続きまして,2問目の質問をさせていただきます。  部活動の地域移行についてです。  現在,文部科学省は,公立小・中学校の教師の働き方を見直す学校の働き方改革を進めています。教員が,健康で充実して働き続けることができるように,業務改善に取り組み,学校の指導体制などの整備を図っているところと存じます。  中学校では,教員の長時間勤務の要因の一つとして,部活動の指導が指摘されています。  部活動には,その各部ごとに顧問がついていますが,部活動数が多いと,教員がそれぞれ1つずつ顧問を負担せざるを得なくなり教員の負担が増えることと思います。部活動数を減らすことで,1つの部活動に顧問を2人つけることができ,そうして業務を分担することによって,教員一人一人の負担を減らすことができると思います。娘の通う狛江第二中学校も,こうした働き方改革を受け,2年前にある部活が,新入部員を取らないと決まり,今年度で1つ部活がなくなることが決まっております。  しかしながら,いまだに,運動部の部活動の中には,指導に当たる教員の負担になっている部活もあると思います。部活動指導に当たって,本市のガイドラインについてお聞かせください。 14: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 15: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市部活動ガイドラインでは,部活動の意義や留意点・考え方及び指導体制や活動時間の設定などに関する方針を示しております。  指導体制については,教員及び外部指導員等としており,大会等への引率ができる部活動指導員の配置ができるようになっています。  また,活動時間については,授業のある平日の1日及び土日のいずれかは休養日とすること,平日は原則2時間程度,休日は3時間程度とし,生徒への過度な負担とならないように配慮しております。 16: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 17: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 中学校で行われている部活動は,大切な文化や運動を学ぶ機会でもありますので,多くの生徒たちが部活動を経験する機会が得られるべきだと思います。  そのためにも,教員の負担を増やすことなく部活動ができるように,現在中学校に部活動の指導員が導入されていらっしゃると思いますが,本市の現状と対応をお聞かせください。 18: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 19: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 本市では,外部指導員として,部活動指導員と技術指導員を配置しており,全中学校に配置されています。  競技等の経験がない教員が顧問となっている部活動の指導をしており,現在,部活動指導員を12名,技術指導員を延べ26名,配置しているところです。  なお,外部指導員は,適切な指導ができるように,東京都教育委員会の研修や校内研修などを受けるとともに部活動ガイドラインを踏まえて,顧問教諭と学校生活の様子などを共有するなど密に連携し技術指導を中心に活動しております。 20: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 21: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 狛江市内の全ての中学校で外部指導員として,部活動指導員と技術指導員を配置されているということなんですね。全ての中学校で,部活動の指導者の確保に苦慮されていることが分かりました。  先ほど,狛江二中で廃部が決まった部活があるということをお伝えしましたが,市内のほかの中学校でも,この二,三年の間で廃部になった部活があるのか,お聞かせください。また,ある場合は,その理由もお聞かせください。 22: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 23: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 部活動数が多くなると,教員が顧問を1人で担う,もしくは複数の部活の顧問を1人が担うといったことになりますので,教員への負担は過大になります。  校長は,教員数や指導歴,使用する施設の利用状況などを踏まえて部活動の設置数を決定し,教員の過度な負担とならないよう配慮しております。  各中学校では,この2年から3年の間で廃部となった部活動はありませんが,二中では部活動数,教員数,技術指導の面を協議し,令和2年度からダブルダッチ部の部員募集を停止し,今年度末で廃部となっております。 24: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 25: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 運動部の部活動は,生徒の多様な体験の充実,健全な成長の促進の観点からも,様々な部活があるのがベストだと思いますが,部活動数を増やすことは,先ほど申し上げましたとおり教員の負担を増やすことにもつながってしまいます。  今年度6月にスポーツ庁より,運動部活動の地域移行に関する検討会議が提出されました。8月には,文化部活動でも同様の提言がなされています。狛江市での部活動の地域移行について,現在の状況をお聞かせください。 26: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 27: ◯ 教育部長(上田 智弘君) スポーツ庁の運動部活動及び文化庁の文化部活動の地域移行の提言は,いずれも令和7年度までを改革集中期間としており,休日の部活動から段階的に地域移行していくこととしております。  地域移行の目指す方向性として,持続可能な部活動と教員の負担軽減とともに,部活動の意義や継承や発展,新しい価値の創出を目指すものとしております。  地域移行に当たっては,指導者の確保や大会参加の在り方,会費や安全に関する費用など,様々な課題への対応が必要になります。  本市においても,円滑に地域移行ができるよう,地域移行検討委員会を設置して,これまで培ってきた部活動の意義を失わず,生徒の自主的・主体的な参加による部活動の新たな一歩が踏み出せるよう検討したいと考えております。 28: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 29: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 先ほどの御答弁で,二中のダブルダッチの廃部が決まっているとのことでしたが,まさに私の申し上げました二中で廃部が決まっているという部活が,そのダブルダッチ部になります。  前回9月の一般質問でも少しお話しさせていただきましたが,先日のKomaeわくわくストリートのイベントで,この現役最後の二中生,そして二中のダブルダッチ部出身の子供たちが所属していますダブルダッチのクラブチームの子供たちがパフォーマンスをしてくれました。披露してくれたチームの一つは,今年の夏のダブルダッチ甲子園で優勝したチームです。御覧になった市民の方々も大勢いらっしゃるかと思います。優勝チーム以外の演技も大変すばらしいものでした。また,体験会も同時に行ったことで,終了後にクラブチームに興味を持たれたお子様が何人もいらっしゃったとのことでした。  また,大学生以上の大会でダブルダッチコンテストというものがあるのですが,今年の夏に行われました大会の優勝チーム,そして準優勝チームには,実はそれぞれ狛江第二中学校出身の学生が在籍しております。この2チームは,今月のアメリカで行われる世界大会に出場することが決まりまして,とてもすばらしい演技をしてくれるチームです。  この2つのチームは,昨日,ちょうどアメリカのアポロシアターに向けまして飛行機に乗って出発しました。大会は,日本時間で12月5日とのことです。ぜひ優勝してほしいと願っています。  ダブルダッチですが,男女が一緒にできるスポーツであり,縄を回す人,そして跳ぶ人,踊る人と,それぞれが得意分野を発揮できるスポーツであり,誰もが楽しめるスポーツです。生徒にとって望まれるスポーツとは何なのかを検討していただき,廃部になった部活動のスポーツを再度取り入れてもらうことは可能なのでしょうか。  また,二中では廃部が決定していますが,地域移行を進めるに当たり,ほかの中学校の生徒も参加できる部活動として検討してもらえる可能性はあるのか,市の見解をお伺いいたします。 30: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 31: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 元来,スポーツや文化活動には,楽しさや喜びを感じることが本質としてあります。部活動を通じて,責任感や連帯感の涵養,自己肯定感の向上が図られるものであると考えます。一方,勝つことが目的となってしまい,生徒への肉体的あるいは精神的な負担を強いるような指導がなされるということも懸念されるところです。  中学校における部活動は,子供たちが本格的なスポーツや文化活動に触れる機会を得ることや,異年齢の集団の中で相手を尊重する気持ちを身につけるなど,これまで部活動を通して培われてきたものを継承していくことが重要であるというふうに考えております。  地域移行の対象となる部活動については,検討委員会の中で議論した上で,子供たちの自発的活動を支えていけるよう,円滑な移行を検討したいと考えております。 32: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 33: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 部活動の指導ですが,必ずしも全ての教員が負担に感じているわけではないと思います。教員自身が,中学,高校,大学と,スポーツを続けていた場合,むしろ部活の顧問をやりたいという教員もいらっしゃるかと思います。部活動の地域移行に関しましては,今後も検討を続けていっていただきたいと思います。  さて,このように,現在,働き方改革を文部科学省が進めておりますが,私の子供たちが小・中学校に通っていたときから,教員のお仕事は本当に激務だなと感じておりました。小学校では,音楽や体育のような専科の教員もいらっしゃいますが,基本は担任がお1人で,1限目から放課後まで指導に当たられています。給食の時間も,子供たちと一緒に同じ教室で過ごされていますので,指導以外の業務は,いつするのだろうかと,いつも心配しておりました。また,中学校も同様に,朝から放課後の部活動の指導まであり,それ以外の仕事は,いつされるのかと,教員の皆様のお体が心配になります。現在,娘が中学3年生ですが,3年生の教員は進路指導も加わりますので,いつ倒れても不思議ではないと,そういう激務のお仕事だと思います。  働き方改革の一環で,教員の業務の適正化のため,給食費などの徴収金会計業務の見直しを図り,給食費については,公会計化されて,教員の負担が減ってよかったとは思っています。公会計化したことにより,納付状況に変化はありましたか。 34: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 35: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公会計化前後の平成31年度及び令和2年度の決算で答弁させていただきます。  小学校が,平成31年度,滞納額約83万円,滞納率0.5%に対し,令和2年度の滞納額約146万円,滞納率1.14%で0.64%の増加。中学校が,平成31年度,滞納額約110万円,滞納率1.7%に対し,令和2年度の滞納額約151万円,滞納率2.28%で0.58%の増加となっております。他市の事例も踏まえると,公会計化によって滞納率が上昇する傾向が見られます。 36: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 37: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 給食費の徴収作業や滞納者への対応は,どなたがやっていらっしゃるのでしょうか,教えてください。 38: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 39: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 給食費の徴収事務については,平成31年度までは小学校給食費は各小学校で行い,中学校給食費は給食センターで行っておりましたが,公会計化後の令和2年度からは,小学校給食費,中学校給食費ともに給食センターで行っております。また,小学校給食費の滞納者への対応についても,平成31年度までは各小学校の教職員が対応しておりましたが,公会計化後の令和2年度からは小学校の滞納者への対応も給食センター職員が対応していることから,教職員の負担が大幅に軽減されたものと考えております。 40: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 41: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 残念ながら公会計化したことで,滞納率は上がってしまっているようです。しかしながら,教員の負担は確実に軽減されたようで,本当に安心いたしました。  滞納率の上がった要因といたしましては,やはり子供の通学している学校の教員からの滞納連絡ですと,保護者も焦って納付をするが,全く知らない市の職員からの連絡ですと危機感を感じないので納付に結びつかないといったところでしょうか。  今後も,働き方改革によって教員の負担が軽減されるように改革を進めていただきたく存じます。  さて,小・中学校の不登校が,2021年度,過去最高になったと,10月27日,文部科学省により発表がありました。不登校数24万4,940人であり,前年度から2割以上も増えた人数となっております。コロナ禍による生活の乱れ,交友関係が築きにくくなり,登校意欲が湧きにくい状況が原因として挙げられているそうです。  さて,教員も日々,膨大な業務量に追われ,大変お疲れなのではないかと思います。実は息子が小学生のときですので,10年ほど前の話にはなりますが,当時の担任の先生が生徒にプリントを配り忘れたと言って,その担任の先生が一人一人に放課後にプリントを配って回っていらっしゃいました。そのほか本当にいろいろありまして,ここであえて申し上げませんが,とにかく見ているこちらが,その先生が倒れてしまうのではないかと,毎日心配してしまう教員の方がいらっしゃいました。クラスのお仕事に加えまして,クラブ活動,それ以外のプリントづくりなど,本当に教員が1人でこなす作業が多過ぎます。これでは忘れることがあっても当然だと思います。  最後に,ただ業務量を減らすだけではなく,疲れてしまった教員の心のケアも必要なのではないかと考えております。そういった教員のストレスを改善するようなセミナーなどを,考えていただくことを御検討いただけないでしょうか。 42: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 43: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教育委員会では,独自に,労働安全衛生委員会を設置し,教職員の健康障害の防止及び健康の保持増進を図るため,専門知識を有する産業医を委嘱しております。  今年度は,産業医による実務担当者である副校長への研修会の実施を計画しております。教員の長時間勤務の負担軽減など課題も多いですが,産業医の助言を参考に教員が働きやすい職場づくりを進めていきたいと考えております。  また,東京都教育委員会でも,メンタルヘルスなどの基本相談窓口を設けております。精神科医や公認心理士,臨床心理士など専門家に相談できる体制をつくっております。相談窓口については,学校を通じて教職員に周知をしております。 44: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 45: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 教育委員会により,既に独自に産業医を委嘱しており,さらに東京都教育委員会は,メンタルヘルス等の相談窓口があり,教職員には,それを周知されているということで大変安心いたしました。  教員の労働環境には様々な問題があると思いますが,長時間労働が発生している原因を把握し,さらなる教員の働き方改革を進めていただきますようお願い申し上げます。  これで,2問目の質問は終わりにさせていただきます。  続きまして,3問目の質問をさせていただきます。  安心安全についてです。  私の住んでいる駒井町ですので,まずは駒井町にできる予定の駒井公園(仮称)について質問をさせていただきます。  調布都市計画公園事業,第2.2.40号駒井公園の計画が進められていますが,この駒井公園についてです。  この駒井公園ですが,第1期,第2期と,事業認可を順番に取得し,現在事業が進められているとのことです。  現在は,事業認可期間の第1期であり,この期間は令和4年2月25日から令和11年3月31日までとなっております。  この公園ですが,でき上がれば,南部地域で最大の公園となる予定です。また私にとっては駒井公園は,一番近い公園になる予定ですので,とても楽しみにしております。  現在ある南部地域で1番大きな公園は供養塚公園になりますが,駒井公園はでき上がると,その供養塚公園の約4倍の大きさになる予定とのことですので,そんな大きな公園ができることが大変楽しみです。  既に公園予定用地の取得が進められていると思いますが,現在どれほどの用地が取得済みなのでしょうか。また,着工予定はいつ頃になるのか,お聞かせください。 46: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 47: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) (仮称)駒井公園の都市計画決定の全体面積は,約4,400平米で,全体を2期に分けて,昨年度に1期目として事業認可を取得した面積は約2,900平米となります。このうち,今年度は315平米の用地取得を予定しており,現在173平米を取得しております。今年度の残りについても取得に向けて協議を進めているところでございます。  工事については,部分的に着手せず,事業認可を取得した範囲の用地が全て確保された後に着手をする予定でございます。
    48: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 49: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 1期目の事業認可を取得した用地の1割強を,まずは今年度中に取得予定とのことですね。  公園予定地は,現在ほとんどが農地として利用されている場所ですので,取得に当たりましては地権者の皆様との話合いが大変重要かと思います。  私の調べたところによりますと,地権者の方は,5名ほどいらっしゃるようです。引き続き,その5名の地権者の皆様に御納得いただけるように御尽力いただければ幸いです。  さて,取得がされていない地域は,いつまでに取得する予定なのでしょうか。 50: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 51: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 事業認可を取得した範囲については,令和6年度までの用地取得を目指しております。しかしながら地権者との交渉はこれからですので,進捗によっては工程等が変わる場合もございます。 52: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 53: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 事業認可を取得した第1期の地域に関して,予定では,令和6年度までとのことですね。一日でも早い完成をお願いさせていただきたいところですが,地権者の皆様との御納得いただける話合いの上で進めていただけるよう,重ねてお願いさせていただきます。  さて,公園を造るに当たりまして,いろいろな公園があると思いますが,市民全ての方が納得できる公園を建てるということは難しいと思います。子供が小さいときは遊具が多い公園,もう少し大きくなったらボール遊びができる公園,大人にとっては,ひと休みできるようなベンチが多い公園というように,要望は多岐にわたると思います。  しかし今まで駒井町というか南部地域には大きな公園がありませんでした。東京都は,東日本大震災を踏まえ策定した首都直下地震などによる東京の被害想定及び南海トラフ巨大地震等による東京の被害想定を10年ぶりに見直し,首都直下型地震の被害想定を見直すことで,今後30年以内に,その首都直下地震が起こることが予想されています。  どんなタイプの公園になるといたしましても,防災公園のような,もしものときの避難所として使えるような公園にしていただきたいとは思っております。  具体的には,ふだんは公園として使えるが,かまどベンチ,かまどスツール,収納ベンチ,トイレベンチなど,そういうものを設置していただければと思っております。また,ふだんから使えるように,以前ほかの議員の方からも御要望がありましたが,トイレの設置は必ずお願いさせていただきたいと思っております。現在,どのような公園にする予定なのか,決まっているようでしたら,お聞かせください。 54: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 55: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平常時は市民にとっての憩いの場,災害時は避難場所として利用するため,来年度に市民参加の手続に沿ってワークショップ等を実施して,地域住民の皆様などから意見を聞く場を設け,その中で公園のコンセプトや具体的に設置する施設等の整備内容をまとめていきたいと考えているところでございます。 56: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 57: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) これから,地域住民の意見を広く聞いてコンセプトを考えていただけるということで安心いたしました。  また,その際の会議に参加する市民は,どういった方たちが選出されるのでしょうか。 58: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 59: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 人選につきましてはこれからとなりますが,整備後の利用頻度は周辺の地域の方々が多くなると予想されますので,周辺地域の方々も含めて公園づくりに対して活発な意見が出るような会議体になるよう努めたいと考えているところでございます。 60: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 61: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 人選はこれからということですが,駒井公園ですが,水路が隣接しておりまして,その水路沿いに一戸建てが建っております。この戸建ての方も,いつ公園ができるのか,どんな公園にできるのかと,大変心配されておりました。会議の際には,そういう近隣の方を,本当に参加させていただければと思っております。ぜひ,地元の皆様の意見を取り入れていただき,今後も進めていただければと思います。  駒井公園の予定地なんですが,実は周りより少し土地が低くなっている場所がありまして,台風19号の内水氾濫の際には,あの一帯で水没してしまった場所がございます。公園のような設備を整えましても,水没してしまっては使えなくなってしまいますので,避難をする際には,内水氾濫以外にも地震のように水に関係ない震災もありますが,どのようなときにも対応できるように,公園として整備する前に,そもそも盛土などの対応も必要だと思っております。盛土によって水のたまる場所がなくなり,かえって周りの家屋が浸水するようになっては問題です。周辺地域の皆様とは,ぜひとも活発な意見交換をしていただきたいと思っております。  また,駒井町の方に公園のことを少し聞いてみました。大きな公園ができるのはうれしいが,駒井町の住民は,実は晴れていれば今までも多摩川で遊んでいる,そもそも公園が必要なのかという厳しい意見もいただきました。ただ,雨が降った場合,多摩川では遊べないので,雨が降ったときに遊びに行かれるような,そんな雨対策ができている公園だったらうれしいとも言われました。  雨対策は,災害の際にも,とても重要になってくると思いますので,そういった点も今後十分に検討していただければと思っております。  次に,水道道路拡幅工事に伴いまして,周辺地域のまちづくりについてお伺いさせていただきます。  水道道路の拡幅工事については,これまでも,自由民主党・明政クラブの議員が議会で取り上げ,前回の第3回定例会においても,しの議員から質問がありました。  今回,質問に当たり確認をさせていただきましたが,3か月前と用地取得率に関しましては,特に変更がないということですので,その質問はいたしません。  そこで,やはり,その水道道路近辺にお住まいの方にとっての心配事,補償の問題をお伺いさせていただきたいと思います。  次に住む場所の確保など,周りに住んでいる方たちにとっては,解決していかないとならない問題が多いと思います。  特に,水道道路拡幅に当たり,水道道路沿いにお店を構えていらっしゃる方がおりまして,代替地を用意してもらえるのか,大変心配されていました。用地補償についてお伺いさせていただきます。 62: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 63: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都に確認したところ,用地取得に対しては,費用補償が基本であり,移転先は各自で確保していただくことになりますが,移転先を確保することができない場合は,都所有の代替地のあっせんや民間の不動産情報を提供することもできるとのことでございます。 64: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 65: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 都所有の代替地のあっせん,民間の不動産情報ということで,自分で土地を探さないと,ということなので,大変大変なのかなとは思っております。  しかしながら,水道道路は本当に狭く,歩行の際,または自転車で走るときは大変危険を感じる道路ですので,工事は必要なのかと思っております。  世田谷通りから入った猪方地域の水道道路は,まずは大型車両が入れないようにバリケード用のボラードが設置されています。そこをぎりぎり通り抜けることができる車両が,速度を上げて二子多摩川のほうに向かって走っていきます。そこから東に向けて走行すると,狛江消防署猪方出張所があり,コンビニエンスストア,京王ストアと続きます。次に,狛江みずほ幼稚園がありますが,幼稚園にお子様が通われてるお母様からは,歩道が狭いので,いつも本当に怖い思いをしているとのことでした。  さらにコンビニ,そして社会福祉法人のこまえ苑,世田谷区の喜多見中学校と続きます。  水道道路の一番東側は,世田谷区と隣接しておりますので,その隣接する地域のまちづくりに関しては,世田谷区と調整しながら進めていただければいいのではないかと思っております。市はどのようにお考えでしょうか。 66: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 67: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まちづくりという面においては,近隣自治体である世田谷区や調布市とは情報共有を行ってきたところでございます。現在改訂中の都市計画マスタープランにおいても,両区市の担当者同士において協議調整を行ってきたところでございます。水道道路周辺地区のまちづくり方針の検討についても,世田谷区と情報を共有しながら進めてまいりたいと考えております。 68: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 69: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) お隣,世田谷区と情報共有しながら進めていただけるとのことで,大変安心いたしました。道路はつながっておりますので,隣接する市との調整は必ず必要だと思います。ぜひともよろしくお願いいたします。水道道路は狭く大変危険な道路ですので,本当に一日でも早い完成をお願いさせていただきます。  しかし,危険な道路は水道道路だけではございません。和泉多摩川駅から二子多摩川方面にサイクリングロードを進むと,猪駒通りが土手にぶつかる辺りの駒井町で,サイクリングロードが突如なくなり車道に出されます。この車道が本当に危ないです。  猪駒通りから土手に上がる際,ちょっと坂道になっていることもありまして,車がスピードアップして上ってきます。その先の道ですが,トラックがぎりぎり擦れ違う,擦れ違える幅の道路になっておりまして,そしてそこを進みますと,世田谷区に入るとまたサイクリングロードが出てきます。今までも,先輩議員の皆様が,この道路について提案をされておりましたが,本当に危ないです。  この道路に関しましては,私にも多くの市民の方から御相談をお受けしています。お受けしております。せめて擦れ違いエリアだけでも造っていただけないかという,そういうお声もいただきました。早急に何とかしていただきたいと思います。  今後も,狛江市の安心安全なまちづくりのために,危険な道路の一日でも早い改善をお願いさせていただきます。  最後の質問ですが,防災ラジオについてお伺いさせていただきます。  令和元年,台風19号において,狛江市内の一部の地域では,浸水被害を受けました。前回もお話しさせていただいたと思いますが,我が家も浸水被害を受けました。家族一同,早い段階で,狛江第二中学校へ避難をいたしましたので,安心して台風が通り過ぎるのを待つことができました。この避難が早い段階でできましたのは,防災無線からの注意喚起の呼びかけがきっかけでもあります。  このように,防災無線は,もしものときの情報を得る手段として大変有効ですが,この防災無線に代わる情報ツールとして,令和4年第3回の定例会において,防災ラジオの御答弁がありました。ここで改めて,防災ラジオの特徴を整理させていただきます。  市で配付されている防災ラジオですが,災害時に狛江エフエムの周波数でラジオが自動起動し,防災行政無線と同様の内容を含むコマラジによる緊急放送を聞くことができるというものです。  これにより,防災行政無線が聞こえにくい地域にお住まいの要支援者の方も,市の災害情報を収集でき,的確な避難行動をすることができる点,市販の防災ラジオよりも受信感度が高いため,市販の防災ラジオでは狛江エフエムを聞くことができない地域にお住まいの方も,狛江エフエムの緊急放送を聞くことができるという点に特徴があるとのことです。  この防災ラジオの配付対象者,配付状況,今後の配付予定についてお聞かせください。 70: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 71: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 防災ラジオの配付対象者でございますが,狛江市地域見守り活動支援対象者名簿の登録した方のうち,名簿情報の提供について同意されている要支援者で個別計画を策定された方でございます。  令和3年度は,令和2年度までに個別計画を策定された対象者の方に,令和4年度は,令和3年度に個別計画を策定された対象者の方に,防災ラジオを無償貸与の申請の勧奨通知を送付いたしまして,令和4年10月末時点で,無償貸与の申請者が693名,在庫数が357台となってございます。  令和4年度は,4月から10月末までに,84人の方から無償貸与の申請が来ている状況でございます。  令和5年度は,今年度の無償貸与の決定数及び在庫数に鑑み,引き続き現在の在庫の中から,令和4年度に個別計画を策定された対象者の方にラジオを無償貸与するとともに,個別計画を策定されていない要支援者等への対象者の拡大については,今後検討してまいりたいと考えております。 72: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 73: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 防災無線ですが,実は岩戸南四丁目にお住まいの方から,全く聞こえないという御相談を受けました。狛江市内において,このように,防災無線が聞こえないという地域は,ほかにもあるのでしょうか。  音ですので,風の影響等で聞こえたり聞こえなかったりというのもあると思いますが,今まで聞こえないという市民からの連絡をいただいている地域がほかにもあれば教えていただけますか。 74: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 75: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災行政無線の放送は,屋外スピーカーの特性から,建物の構造や天候の影響を受け聞こえづらくなる場合があるため,市内の様々な地域の方から御連絡をいただくことがございます。  放送が聞こえづらいという御連絡を受けた際は,防災行政無線を補完するための手段といたしまして,自動応答システムの専用ダイヤルで放送内容を確認できること,また市からの情報はコマラジのほか,登録制の安心安全情報メールやSNSなどの複数の手段で収集できることを御案内させていただいているところでございます。 76: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 77: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) 先ほど申し上げました岩戸南四丁目の方ですが,防災無線が全く聞こえないため,何かあった際に情報が入らないということを大変懸念されています。  岩戸南四丁目ですが,ここは世田谷区と隣接しておりますので,スピーカーを新たに設置するというのは大変難しい地域ではないかと思っております。  そこで,そういった物理的に防災行政無線が聞こえない地域の方に,防災ラジオの貸与を御検討いただけないでしょうか。また,無償での貸与が難しい場合は,有料でもいいので貸与していただくことを御検討いただけないでしょうか。この岩戸南にお住まいの方は,狛江市の防災情報を聞くことができるラジオがあるのならば,有料でもいいので,ぜひ貸与していただきたいとのことでした。  防災ラジオは,災害時に自動でスイッチが入るような機能が備えられた受注生産のラジオだと伺いました。そのため,一定の受注台数が見込めないと,ラジオ1台当たりの単価が高くなるため,新たにラジオを発注される場合には,物理的に聞こえない方への貸与を含めて検討していただけないか,提案させていただきます。 78: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 79: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災ラジオの有償での貸与につきましては,現状の対象者の見直しの検討と併せまして,先進自治体の事例も参考に検討してまいります。 80: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番山田みちこ議員。 81: ◯ 8 番(山田 みちこ議員) ラジオ有償での対応については,検討していただけるということで誠にありがとうございます。ぜひとも貸与のほう,お願い申し上げます。  ラジオの1番の強みは,何といっても停電に強いことだと思います。電池で動かすことができるため持ち運びもできること,電池で数日間は動き続けますのでスマートフォンのようにバッテリーの残量を気にする必要がないこともラジオの強みだと思います。  防災行政無線が聞こえる,またはラジオで防災行政無線と同様の内容を含むコマラジによる緊急放送を聞くことができれば,もしものときの初動がスムーズに行うことができ,それにより市民の皆様一人一人の安心がさらに守られていくことと思います。今後も,狛江市の安心安全のために御尽力賜りますようお願い申し上げます。  これで私の質問は全て終わりとなります。 82: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午前10時38分 休憩     午前10時54分 開議 83: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。9番しの浩司議員。 84: ◯ 9 番(しの 浩司議員) まず,早朝からテレビで応援していた方,また朝起きてびっくりした方もいらっしゃると思いますが,日本代表が,スペインに勝ったということで,久しぶりに,まだまだ続く明るいニュースだと思います。日の丸を背負って活躍する姿を糧に,自分もやるべきことをしっかりとやろうと決意をしているところでございます。  それでは,通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず,安心安全について。  10月に狛江市総合防災訓練が行われましたが,今年度は体験型訓練となっておりましたが,これの目的についてお伺いいたします。 85: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 86: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 10月30日,狛江市役所市民ひろばで実施しました防災訓練は,各種の体験及び展示を通じまして,御来場,御参加いただきました市民の方の防災への意識をさらに高め,災害対応における自助の強化を図ることを目的としたものでございます。 87: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 88: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それではその訓練内容についてお伺いいたします。 89: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 90: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 訓練の内容でございますけれども,狛江市消防団による水消火器による消火訓練,油火災の実演,煙体験ハウスや狛江消防署,自衛隊及び市と災害時の支援協定を締結している事業者による各種の防災体験と車両,防災用品などの展示を行ったところでございます。 91: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 92: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,本来予定されていた体験が中止等なり,また当日も不具合があったというようですが,これについての状況についてお伺いいたします。 93: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 94: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) まずはしご車など機材の不具合などによりまして,予定した体験の一部が中止となりました。また,当日会場にて起震車の機材の不具合も生じたため,こちらのほうも中止となったものでございます。 95: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 96: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,その様々なことが,訓練に対して影響がなかったのかどうか,お伺いいたします。 97: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 98: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 中止となりました体験はございましたけれども,当日は約2,000名の方に御来場いただきました。訓練全般への影響は小さかったものと見ております。 99: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。
    100: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 約2,000人の来場者があり,訓練全般への影響は小さかったのではないかとのことですが,実際はそこに来て体験できずに残念に感じた方もいるのではないかと思いますので,やはりこのようなことがないようにお願いしたいと思います。  とはいえ,この起震車を提供してくださってる業者さんは今回だけではなく,市内で行われる多くの防災訓練において起震車を無償で提供してくださり,狛江市の防災意識向上に大変御理解・御協力いただいていると聞いております。  そう考えると,ある意味一番残念に感じているのは,この業者さんではないかと思いますので,次回は万全を期して御協力いただけるようお願いをしてもらうとともに,日頃の感謝をお伝えいただければと,このように思います。  それでは今回の防災訓練の目的に対して,どのような経過,結果が得られたのかをお伺いいたします。 101: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 102: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 約2,000人の方に御来場いただいたということで,市民の皆様には防災意識の周知,防災意識をさらに高め,災害対応における自助の強化を図るという目的に対しまして,十分に成果があったものと考えております。 103: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 104: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,その得られた結果,成果,それを今後どのように生かしていくのか,お伺いいたします。 105: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 106: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害時に自らと家族の安全を確保する自助は,災害対応の出発点であり,市民による共助の基盤を支えるものと言えます。  今回の訓練を通じまして,多くの市民の防災への意識を高めることができたと考えておりますが,引き続き各種の機会を活用しまして,防災意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。  また,防災意識が高まった市民の方が,今後共助の担い手となるよう,避難所の開設訓練等にも継続して実施してまいりたいと考えております。 107: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 108: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 来場された約2,000名の方には,防災知識・防災意識を高めていただき,災害対応における自助の強化を図っていただけたものと思われますが,今答弁にあるように,防災意識が高まった市民の方が今後,共助の担い手になることが重要でありますので,引き続き様々な機会を設けていただき,防災意識の向上を図る取組をよろしくお願いいたします。  次に,支援物資供給の訓練が,職員・避難所運営協議会が中心となり,狛江第三中学校で支援物資の取扱い訓練を行っていました。この訓練を行うに至った経緯についてお伺いいたします。 109: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 110: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) これまでの避難所の開設訓練を数次にわたり実施し成果を得てまいりましたが,比較的長期間となる可能性の高い震災時の避難所運営を円滑に行うためには,避難所における支援物資の受入れ,保管,仕分,配付といった取扱いが大切でございます。市といたしましては,都からの支援物資の受入れ,保管,仕分,避難所への配送といった一連の流れが大切になります。  これまで狛江市では,この支援物資に係る一連の流れを訓練した経験が余りないため,要領の具体化を図るために,1か所の避難所をモデル避難所として選定し,今回の総合訓練を実施したところでございます。  訓練の実施に当たりましては,東京都から支援物資の一部を借用するとともに,災害時の物資輸送支援の協定を市と締結しているJR東日本物流,JCOM世田谷,佐川急便の参加を得て実施したところでございます。  なお,避難所の選定に当たりましては,広く全ての避難所協議会のほうから実施の希望を募った上で,調整を行い第三中学校の避難所としたところでございます。 111: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 112: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,訓練についての目的を改めてお伺いいたします。 113: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 114: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回の訓練の目的は,支援物資の供給に関わる一連の行動要領の具体化をすることでございます。 115: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 116: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 次に,訓練内容について簡潔にお伺いいたします。 117: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 118: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 総合防災訓練当日に実施した内容でございますけれども,東京都から受け入れた支援物資の地域内輸送拠点からの配送と避難所における受入れ,保管,仕分,避難所避難者への配付となりますが,訓練実施までに,第三中学校避難所運営協議会の方々と訓練担当の市職員が繰り返し調整を行うことにより,当日の行動要領の具体化を図ったことに意義があったと考えております。 119: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 120: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは成果と課題など,どのような結果が得られたのか,お伺いいたします。 121: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 122: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回の訓練を実施したことによる大きな成果といたしまして,訓練の目的である支援物資の供給に関わる一連の行動要領の具体化のためのイメージを共有することができました。  訓練に参加した避難所運営協議会の方からは,今回の訓練を踏まえ,自らが担当する避難所の支援物資の搬送ルートや保管スペース,アレルギー対応,ボランティアについてなどの課題や提案をいただいているところでございます。 123: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 124: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 今回の目的である支援物資の供給に関わる一連の行動要領の具体化を図るために,今回の結果を踏まえ,まずはその基本となる資料として支援物資基本マニュアルを作成し,そこに各避難所の特性を加味し,それぞれに適したマニュアルを作成するとのこと。今回の訓練実施までに,第三中学校避難所運営協議会の方々と訓練担当の市職員が繰り返し調整を行うことにより,当日の行動要領の具体化を図ったことに意義があったとのことですが,恐らく当日配付された資料も拝見しておりますが,こういったものも,その一環だと思いますので,各避難所のマニュアル作成に当たっても,市職員と避難所運営協議会のコミュニケーションが図られること,強くお願いいたします。  それでは今回の総合防災訓練は体験型でありましたが,今後,避難所設営,また運営訓練はどのように行っていくのかをお伺いいたします。 125: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 126: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) これまで実施しきた多くの避難所を開設し,実際に地域の市民の方を受け入れる訓練は,災害時に避難所を運営する方と避難してくる方の双方にとって大切であり,今後も適宜継続して実施してまいります。  一方,今回実施しました支援物資の取扱い要領のように,特定の避難所をモデルとして,運営要領の具体化を図る訓練も必要に応じ実施してまいりたいと考えております。 127: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 128: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 各避難所ともに,これまで避難所設営・運営訓練を行い,ある程度充実してきているようですが,やはり繰り返すことに意味があると思います。市主導だけではなく,避難所運営協議会独自の訓練も積極的に行っていただくことが重要だと考えます。  また,今回の支援物資供給訓練は,発災後4日目を想定して行われましたが,そもそも被害状況によっては,それ以上の日数がかかることは容易に想像でき,深刻な災害があるほど支援物資の到着やインフラの復旧には時間がかかります。  特に,今回は地震ということですが,それだけではなくて富士山の噴火,これ決してあり得ないことではなく,これがもしあった場合は,やはり鉄道は一斉に運休,飛行機も飛べない,車は立ち往生,電気も水道も使えなくなるだろうということがあります。  こういったことから,災害発生後は,物資の支援を期待するのではなく,自分の力,これは備蓄ということにもなろうかと思うんですが,自分の力で生き抜くためにも,最低限でも3日分と言われていますが,市民の皆さんには,できれば7日分以上の備蓄を心がけていただければと,このように思います。  それでは,コロナ禍前には行われていた宿泊を伴う避難所設営訓練も必要ではないか,またそろそろできるのではないかといった声も聞こえてきますが,宿泊を伴う避難所運営訓練開催について,どのように考えているか,お伺いいたします。 129: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 130: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 宿泊を伴う避難所の運営訓練の開催でございますけれども,避難所の運営要領を向上させる上で意義があるものと考えてございますが,実際の訓練実施に当たりましては,そのときの新型コロナウイルス等の感染症を含む各種の状況を考慮し,対象となる避難所運営協議会の方と協力して,十分な準備をする必要があると考えております。 131: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 132: ◯ 9 番(しの 浩司議員) おっしゃるとおり,新型コロナウイルス等の感染症を含む様々な状況を考慮し,十分な準備をする必要があると思います。  また,今後開催されるとすれば,避難所となる小・中学校での訓練となるため,学校への協力も不可欠であると考えます。  職員の働き方改革などがある中,どのような形で学校に協力いただき実施できるのかも相談させていただきながら,できる環境が整えば,ぜひ実施していただきたいと考えて1問目を終わらせていただきます。  次に,市内美化についてですが,まず屋外広告物についてお伺いさせていただきます。  屋外広告物,これは,不動産のものが多いと思いますが紙ベースのものです。電柱やカーブミラー等,公共物への広告物の貼付けが市内に見受けられますが,このような行為は認められているのかどうか,お伺いいたします。 133: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 134: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都の屋外広告物条例では,道路は禁止区域に該当するため,原則として広告物の表示は認められておりません。電柱に関しては,都の規則で規格を設けており,規格に適合すれば道路上であっても許可を受けて表示が可能でございます。  カーブミラーは条例上,禁止物件として指定しておりませんが,禁止区域であるため広告物の表示は原則として認められていないところでございます。 135: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 136: ◯ 9 番(しの 浩司議員) そもそもが認められていない行為であるとことが確認できましたが,さらには公共的な掲示物,例えば住所表記ですとか避難所への誘導サインなどの上に貼り付けられていることもあります。こういった悪質な案件については,市は把握しているのかどうか,お伺いいたします。 137: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 138: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 電柱に設置されている住居表示や通学路等の表示物を,上から覆う形で貼られた広告物は確認しているところでございます。 139: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 140: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それではそういったことも含めて,こういった行為への罰則について,どういうものがあるのか,お伺いをいたします。 141: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 142: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 許可を受けずに屋外広告物の表示を行った場合や条例や規則に違反した場合には,都条例第68条により30万円以下の罰金となっております。  道路・鉄道路線用地に設置された物件に貼り紙,貼り札等,広告旗または立て看板等を表示し,または設置した場合には,都条例71条により5万円以下の過料となっているところでございます。 143: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 144: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 狛江市も適宜参加している東京都で実施する捨て看板等の共同除去キャンペーンとはどういったものか,お伺いいたします。 145: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 146: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都では,都民の都市景観に対する関心の高まりを受けて,警察,道路管理者や都民の皆様と共同して道路内の電柱等に放置された捨て看板,貼り紙,貼り札,広告旗,立て看板等を集中的に除却するキャンペーンを,区市とともに実施しているところでございます。 147: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 148: ◯ 9 番(しの 浩司議員) こういったキャンペーンに参加の際には,東京都多摩建築指導事務所,また東京都宅地建物取引業協会の各担当者とともに,市内で違反屋外広告等物を撤去するなどの対応をしていただいていると聞いていますが,この期間以外は狛江市としてどのような対応を行っているのか,お伺いいたします。 149: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 150: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都市建設部の職員が,市内巡回中に違反広告物を発見した際には,その都度撤去している状況でございます。 151: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 152: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,違反行為を行う事業者へ,市としてどのような対応を取るのか,またそれに対する事業者の反応についてお伺いいたします。 153: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 154: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 悪質な違反行為を発見した際は,事業者に直接連絡を取る等,対応を行いますが,なかなか決定的な対策方法がないのが事実でございます。 155: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 156: ◯ 9 番(しの 浩司議員) その都度,直接連絡を取るなどの対応をしているとのことですが,話をお聞きしますと,のれんに腕押し,いたちごっこと,このような話を聞いております。  また,過料に処したケースもないと聞いておりますが,これは狛江市だけではなく,どこの自治体でも同じような問題を抱えているというようなことをお聞きしております。  であれば,市民が剥がすなど,協力できることはないのか,お伺いいたします。 157: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 158: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 条例や規則に違反した広告物は,法令に違反する広告物であっても,法と都条例に基づく権限がなければ除却することはできません。  原則として,公道,公園等の違法屋外広告物については,市に連絡をいただき,広告物法7条に基づき除却の権限を,東京都から委任された市が撤去するものでございます。 159: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 160: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,例えばこれ市民が直接,撤去してしまった場合に,罰則があるのかどうか,お伺いいたします。 161: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 162: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 屋外広告物法,都条例には,個人が撤去した場合の罰則は規定がございません。  ただし,広告物には財産権があり,もし剥がしてしまったときは,廃棄する前に看板設置者へ通告を行った上で廃棄することが望ましいと考えておりますので,剥がさずに市に一報いただければと考えております。 163: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 164: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは今後さらに,市がすべき対応と課題についてお伺いいたします。 165: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 166: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今後は,都市建設部以外の職員にも協力していただき,違法広告物をさらに撤去できるような取組を検討していきたいと考えております。  また,良好な景観を守るため,違反広告物を発見した際には,市民の皆様からも通報していただけるような周知も行い,違反広告物の撲滅に向けた取組をさらに推進していきたいと考えているところでございます。 167: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 168: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 市民が剥がしても捨てることは,なかなかできないということでございます。  市で行うクリーン大作戦に参加した際には,実は私やはりそういったものがあったのを剥がして捨ててしまいました。  こういったことが問題であるというのであれば,例えば,10月に行われるクリーン大作戦参加者に委任するなど,限定的にその権限を与えることができないのかどうか,お伺いいたします。 169: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 170: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市の委嘱を受けまして,除却員として任命された方や市の職員が同行するなど,他市の事例を参考に参加者と一緒に除却を実施することは可能と考えているところでございます。
    171: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 172: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 市内美化のために大変だとは思いますが,様々なケースを検討していただければと思います。  最近では,この同じ不動産の広告を三角コーンに案内と矢印をつけたものが置いてあって,これ,片づけ忘れなのか,そのまま置きっ放しということが見受けられます。実際私,業者に連絡して取りに来てもらったことあるんですけれども,1回は位置をずらした,ちょっと目に届かないところに,位置をずらしただけで持って帰らないとかって,そういう悪質なケースもあったんです。  市民ができることは,今のところ役所に通報しかなく,今後は通報していただけるような周知も行うことですので,それはぜひお願いしたいということと,また狛江市LINEの道路・公園・緑道の通報というもの,これも,違反広告物の通報に活用してもらってもいいのではないかと考えますので,これについては今後,活用方法・周知方法を検討してみていただいたらよろしいかなと思いますので,ぜひよろしくお願いいたします。  次に,屋外広告物について,事業者が貼る広告以外に政党ポスターについて,民家等の壁など私有物に勝手に貼られているものがあり,どうしたらいいのかを相談を受けることがあります。この行為についての見解をお伺いいたします。 173: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選挙管理委員会事務局長。 174: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 無許可で貼られてしまった政治活動用ポスター,こちらの対応について御答弁させていただきます。  公職の候補者等の政治活動用ポスターでございますが,公職選挙法で定められた一定の期間を除き,選挙運動のために使用されるポスターと認められない限り掲示することが可能となっております。  ただし,掲示を行う際には,一般常識といたしましても,掲示場所の所有者の方に許可を取っていただきたいと思っております。 175: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 176: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,私有物に貼られたものを剥がした場合どうなるのか,お伺いいたします。 177: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選挙管理委員会事務局長。 178: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 所有者の中には,無断で貼られた政治活動用ポスターであっても,勝手に剥がすと処罰を受けてしまうのではと心配される場合がございます。  この対応といたしましては,剥がす前に必ず同居の御家族などが承諾していないことを確認してから,ポスターに掲載されている掲示責任者に連絡を取って直接剥がしていただくか,もしくは御自分で剥がしても構いませんと,相談者の方にはお伝えいただければと思っております。 179: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 180: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,勝手に貼った側に対する処罰はあるのか,お伺いいたします。 181: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選挙管理委員会事務局長。 182: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 無断で貼られたポスターにつきましては,警察による取締りの対象となる可能性がございます。  また,市民の方から選管に御相談があった際は,調布警察とも連携を密にして適切に対応したいと思っております。 183: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 184: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 今後,来年の統一地方選挙に向けて,このようなポスターが増えてくると思いますが,市がすべき対応と課題についてお伺いいたします。 185: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選挙管理委員会事務局長。 186: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 令和5年度執行予定の統一地方選挙における政治活動用ポスターにおきましては,任期満了の6か月前に当たる日から当該選挙期日までの間,当該選挙区における掲示が禁止されており,既に関係者の方々には通知させていただいているところでございます。  公職の候補者等におかれましては,政治活動は憲法で保障された権利の一つであり,原則として自由に行うことができますが,市民の方々の御迷惑にかからないような活動をお願いしたいと思っております。 187: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 188: ◯ 9 番(しの 浩司議員) ルールにのっとって掲示していただくことはもっともなことですが,ネットなどを見ても,いつの間にか知らないポスターが貼られていたというような報告が見受けられます。  冒頭に申し上げたように,私も勝手に貼られたポスターについて相談を受けることもありますが,貼られた方々は,やはり政党ポスターは選挙に関係があったりして,直接剥がすと何かの違反になるのではないかという不安を持って相談されてきます。  答弁にあったように,掲示責任者に連絡して回収してもらうのがいいんでしょうが,なかなかそういったところもハードルが高いのかなと思いますので,私は相談があった場合には,私から掲示責任者に連絡させていただき撤去していただいております。  この中にいる方には,そのようなことをする方はいらっしゃいませんが,もしかすると御協力をいただいている方が,分からずに貼ってしまうということがあるのかもしれません。私も貼らせていただくことがありますが,協力者には,許可の場ない場所には決して貼ることのないよう,改めて徹底いたしますので,皆さんも協力者に対して正しい掲示を,いま一度,御確認していただければと,このように思います。  それでは次に,プラスチック類ごみ分別収集開始に伴う市民説明会の開催状況と今後の取組についてお伺いいたします。  狛江市では,平成17年10月のごみ有料化以降,ほぼ順調に市民1人当たりのごみ排出量の減少が進んできましたが,この成果は市民の皆様の意識の高さ,御理解,御努力のたまものであると考えます。  家庭から出されるごみについて振り返りますと,高度成長期,バブル期と,大量生産,大量消費型の経済構造が進展し,ごみの量は急速に増加するとともに多様化してまいりました。特に,プラスチック等を用いた製品の普及が進み,大量に廃棄されるようになった時代でもあり,昭和57年には,飲料用の容器としてペットボトルが使えるようになり普及してきました。  このようなごみの増加により,最終処分場の不足,逼迫が社会問題化し,ごみ問題を市民,行政,議会が,そのまま放置してはいけない,将来のために,生まれてくる子供たちのためにも,ごみ減量を持続可能な形で達成するという思いが,市民負担も伴う有料指定袋制によるごみ有料化につながったものと認識しております。  狛江市では,ごみ有料化から17年以上経過した現在では,海洋プラスチック問題,気候変動など,取り組むべき社会課題,環境問題は,ごみ有料化当時よりも複雑に変化しております。  さらなるごみ減量,ごみ分別による循環型社会への貢献,社会全体でごみになるもの自体の生産・流通をできる限り抑制していくこと,いわゆるリフューズの取組など,社会全体として大きな転換が求められる時代に対応することが狛江市として果たすべき役割と考えます。  そしてこのたび,狛江市ではプラスチック分別収集の開始について示されましたが,これは,これまでの諸先輩方が積み上げてきた検討と取組に加え,今後狛江市が目指すゼロカーボンシティの実現と循環型社会の形成に向けて,さらなるごみの分別の促進が必要との考えからであります。  ごみ減量は,市民と行政が目的と取組方法を共有することで推進できるものであり,行政の目的や考え方等が市民にうまく伝わらないと,市民だけが苦労していると受け取られ,効率的に事業を推進することができないという事態になりかねません。  質問をさせていただきますが,市民説明会については,実施方法については動画を見ながらと確認していますし,実施回数・参加者については昨日別の議員の質問で明らかになっていますので,プラスチック類ごみの分別収集を開始することで,どのような効果が得られるのかという視点で質問させていただきます。  まず,10月に開催された市民説明会の質問を拝見しますと,プラスチックの分別方法,指定収集袋を1種類にする理由,プラスチック類ごみを分別収集する意義について,これらが市民からの質問として説明を求められております。  まず,プラスチック類ごみの分別収集の市民の役割として,どのようなプラスチックを出せばよいかについてお伺いいたします。 189: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 190: ◯ 環境部長(門井 淳君) プラスチック類ごみとして収集対象となるものは,50センチメートル未満のきれいなプラスチックとなります。このきれいとは,汚れや臭いがなく,衛生的なものでございます。 191: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 192: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,プラスチック類ごみとして出すための方法についてお伺いいたします。 193: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 194: ◯ 環境部長(門井 淳君) 汚れのあるものは,軽く水ですすいで,きれいなプラスチックにして乾燥させた上で,指定収集袋に,二重袋にせず,直接入れて出していただきます。  プラスチック以外の部材が含まれているごみについては,選別作業に従事する方の危険を伴いますので,特にバッテリーつきの小型家電,注射器,かみそりなどは,絶対に入れないようお願いしております。 195: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 196: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,市民がプラスチック類ごみの分別作業を効率的に行う方法についてお伺いいたします。 197: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 198: ◯ 環境部長(門井 淳君) プラスチック類ごみの分別収集は,脱炭素社会実現に向けた取組であり,リサイクルのための余計なエネルギー消費をしないことが重要でございます。きれいな状態にするのに,お湯や洗剤を使用することは,新たな資源・エネルギーを投入し,炭素を発生させ,環境負荷を増加させることとなります。また,ビニール傘や電池等が入った製品等を無理に分解したりすることは,市民の皆様の時間を消費するとともに危険も伴います。  そのため,時間やエネルギーをかけずに,軽く水で流す程度で,きれいにしていただくこと,そして無理に分解などせず,選別作業が効率的かつ安全に行えるように,正しく分別して出していただくことが効率的な方法であると考えております。  市民の皆様が,日常生活を大切にしていただき,生活の質を損なうことなく,無理のないように取り組んでいただけるよう周知してまいります。 199: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 200: ◯ 9 番(しの 浩司議員) プラスチック類ごみの分別の本来の目的を理解しながら,生活の質を損なうことなく,無理のないように取り組んでいただけると,無理のない取組をしていただければよいというの,これ,非常に重要なのではないかなと思います。  それでは,汚れたプラスチック類ごみをきれいにする方法と可燃ごみとして出す判断基準について,もう少し詳しくお伺いしたいと思います。 201: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 202: ◯ 環境部長(門井 淳君) 汚れたプラスチックをきれいにする方法でございますが,例えばマヨネーズなどの容器は輪切りにし蓋とともに水ですすぎ汚れを取ります。レトルトカレーなどの汚れは,取るのにエネルギーと時間がかかりますので,容器は洗わずに可燃ごみとして出していただければと考えております。卵パックや総菜などのプラスチック容器につけられた値札等のシールは,取りにくいものがございますので,無理に剥がさず,そのままお出しいただいて問題ございません。  なお,マスクは,プラスチックではないため,プラスチック類ごみの対象外となります。  また,フェイスシールドなどについては,ウイルス等が付着し選別作業者への衛生的な問題が生じるおそれがございますので,可燃ごみとして出していただけるようお願いいたします。 203: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 204: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 改めて,なぜ汚れたプラスチックを一緒の袋に入れてはいけないのか,また二重袋にせず直接入れるのはどうしてかということについてお伺いします。 205: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 206: ◯ 環境部長(門井 淳君) きれいなプラスチックに汚れたプラスチックが混入していると,収集車で圧縮した際に,きれいなプラスチックを汚し焼却処理へ回すこととなります。  次に,二重袋については,二重袋は中間処理施設で破袋されないため,選別作業で中身が確認できず,同じく焼却処理へ回すこととなります。  正しく分別することによって再資源化を促進することができることから,市民の皆様に正しい分別の徹底をお願いするものでございます。 207: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 208: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 市民が分別することによりリサイクルされますが,分別されたプラスチックの資源化率についてお伺いいたします。 209: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 210: ◯ 環境部長(門井 淳君) 多摩地域の市部で,プラスチック廃棄物の分別収集を実施している自治体のうち,調査した範囲でお答えいたします。  有料指定収集袋によりプラスチック廃棄物を収集している自治体で,袋の価格を可燃・不燃袋の2分の1としている2市では,資源化率が50%台,可燃・不燃袋と同額としている2市では,資源化率が80%台でございました。  市では,プラスチック類ごみ分別収集開始に伴う資源化率を80%と見込んでございます。これにより,全てのごみから資源資源となった割合,総資源化率につきましては,令和3年度実績の36.7%から40%に上昇することを見込んでございます。 211: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 212: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 効果があるということだと思いますが,プラスチックの正しい分別による再資源化の推進はとても重要な取組でありますが,私自身はそもそもごみの削減自体が最も重要だと考えております。今後の市の取組についてお伺いいたします。 213: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 214: ◯ 環境部長(門井 淳君) 市では,不要なものは買わない,もらわない,繰り返し使う,再生利用するという4Rを一層推進することで,ごみの減量に取り組んでまいります。  リサイクル推進の一つとして,使用済み小型家電回収について,市民の利便性の向上や排出方法の多様化へ対応するため,自宅から宅配便を活用して手軽に搬出できる仕組みを,環境省認定のリサイクル事業者と提携し行っておりますが,今後,回収品目のさらなる増加を進めてまいります。  また,生産者や流通者,販売者等が,事業者の責務として回収を促進し,製品の最終的な処理まで取り組む拡大生産者責任を果たしていただけるよう,市長会等を通じて働きかけてまいります。 215: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 216: ◯ 9 番(しの 浩司議員) プラスチック類ごみの分別収集開始により,市民に新たに分別の負担が生じますが,市としてはどのような取組を行うのか,お伺いいたします。 217: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 218: ◯ 環境部長(門井 淳君) 2050年のゼロカーボンシティ実現に向けて,市民・事業者の皆様に,プラスチック類ごみ削減や資源循環へのさらなる取組を求めていくことから,まずは市が隗より始めよの意識の下,率先行動を強化していくため,本年4月に狛江市役所使い捨てプラスチック削減方針を定めました。  市のイベントや職員の日常行動の中で,使い捨てプラスチックを使用しない,会議などでペットボトルによる飲料を提供しない,ウオーターサーバーの設置によりマイボトルの利用を促進するなど8項目を掲げ,庁内一丸となって取り組んでいるところでございます。 219: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 220: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 狛江市では,狛江市役所使い捨てプラスチック削減方針を定め,市民に任せるだけでなく庁内でも一丸となって取り組んでいることが確認できました。これはホームページでも,しっかりと見られるようになっているので,まだ見てない方は見ていただければなと思います。  それでは今後,市民へのお知らせ,周知ですね,この周知方法についてお伺いいたします。 221: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 222: ◯ 環境部長(門井 淳君) 現在実施している申込みのあった町会・自治会などの団体への出張説明会のほかに,分別方法を詳しく説明する動画の配信を2月までに,ごみ分別辞典の戸別配付を2月に,ごみ・リサイクルカレンダーの配付を3月に実施する予定でございます。 223: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 224: ◯ 9 番(しの 浩司議員) これについても,昨日やり取りがあったかと思いますが,しっかり,皆さんに伝わるような努力をしていただければなと,このように思います。  それでは,家庭で使用する可燃ごみ用の指定収集袋の20リットルと40リットルについて,売り切れていて買えないとの市民の声がある現状と,今後の対応についてお伺いいたします。 225: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 226: ◯ 環境部長(門井 淳君) 先月,マスコミ報道で,武蔵野市,西東京市の家庭系可燃指定収集袋の品不足の問題が取上げられました。狛江市の指定収集袋の製造は,武蔵野市,西東京市と同じ会社で行ってございます。  品不足の主な要因といたしましては,ロール状の収集袋を製造している企業の従業員が,新型コロナウイルス感染拡大の影響で出社できず,生産能力が低下したことによるものでございます。狛江市におきましても,家庭系可燃指定収集袋の納品の遅延が発生し,一部店舗では品切れが発生する事態となりました。  狛江市では,問題発生当初から,指定収集袋の納品管理を行う取次会社を通じて生産数の増加を働きかけることで,市内販売店に継続して納品できる体制の構築に努めてまいりました。  今後は,新規に作成する可燃・不燃・プラスチック統一の指定収集袋を導入することで,供給体制の強化を図ってまいります。  なお,新しい指定収集袋の販売は,生産体制が整い次第開始し,使用開始時期につきましては,販売され次第使用できるよう,収集業者との調整を行っているところでございます。 227: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番しの議員。 228: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 現在のごみ収集の袋の品薄の理由が分かりました。  また,納品についても努力していただいていることが,これが実際実ってきているのか,確かに一時期見かけませんでしたが,ここのところ店頭に並んでいるのを見かけるようになりました。
     とはいえ,また次行くともう,すぐ,既に売り切れ,売り切れているように品薄状態ですので,皆さんにおかれましては,買占めなどをせず,多くの方に行き渡るような買い方をしていただきたいと,このように思います。  プラスチックごみについてですが,6月から7月の説明会で使用した動画を拝見しましたが,この動画の最後に,4Rを実践しましょうとありますが,リサイクルは最終手段であり,リサイクルよりも先にすることがあると示されておりました。プラスチック類を分別することは資源ごみを増やすことであり,決してごみの減量化ではありません。  さきに確認したように,ごみそのものの削減が最も重要であることから,リサイクルは最終手段であり,リサイクルよりも先にすることがあるということを踏まえ,4Rの実践,リフューズ,発生回避,不要なものは買わない,ごみになるものを買わない,リデュース,排出抑制,物を大事にする,ごみをできるだけ出さない生活,リユース,再使用,繰り返し使用,修理をする,必要とする人に譲る,これを広めて市全体で協力し,正しい分別,ごみの排出量削減に取り組んでまいりましょうと,私も含めて取り組んでまいりましょうということを申し上げ質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 229: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩します。     午前11時38分 休憩     午前11時39分 開議 230: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。10番栗山たけし議員。 231: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは通告に従いまして,毎回ではございますが,安心で安全なまちづくりのためについて質問させていただきます。  道路の安全対策についてということで,今回の質問は,環境対策の点から質問を進めさせていただきます。  1)の市で進める民間植樹帯の現状はということで質問させていただきます。  水と緑のまち狛江として市民の皆様へ,ブロック塀をやめ生け垣を推奨すべきと考えるが,現状の取組についてお伺いします。 232: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 233: ◯ 環境部長(門井 淳君) 環境部では,生け垣や植樹帯等の造成工事費用を対象とする緑のまち推進補助金交付制度により接道部緑化に努めており,ブロック塀からの変更にも御活用いただいているところでございます。  制度につきましては,市のホームページやこまeco通信,リーフレット等によって周知を行っており,令和3年度は4件の補助を行ったところでございます。 234: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 235: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 危険ブロック塀の撤去に対する補助を平成31年度から開始しており,令和3年度末までに延べ486.1メートルの危険ブロック塀等が撤去されました。記録として収集はできておりませんが,撤去後に生け垣にしているものが複数ございます。  なお,ブロック塀撤去に伴い生け垣設置を検討している方には,緑のまち推進補助を案内してございます。ブロック塀から生け垣に変更してもらえるように補助内容を拡充することも検討しており,環境部と連携して緑化の推進をしていきたいと考えているところでございます。 236: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 237: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 積極的な危険なブロック塀からの植栽や生け垣推進を進めていただきありがとうございます。地震災害でもブロック塀ですと倒壊の危険性があります。道路の通行が確保でき安心できると思います。  それでは,交差点の付近での市としての植樹帯の高さはあるのか,お伺いいたします。 238: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 239: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市として植樹帯の高さの基準はありませんが,東京都建設局編集の道路工事設計基準では,交差点付近について,車道舗装面から60センチメートル程度の高さに維持管理していくこととなっており参考としているところでございます。  なお,交差点以外の植樹帯は,車道舗装面から80センチメートル程度の高さとなるよう維持管理しているところでございます。 240: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 241: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 交差点付近は60センチ,これは小さなお子さんが,車からも見える高さと思います。  それでは,市で管理する植樹帯は定期的に管理しているのか,また市民農園に属する植樹帯の管理状況についてお伺いいたします。 242: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 243: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市道上の植樹帯については,年2回,除草を実施しております。また,数年に1回,車道舗装面からの高さを確保するよう剪定を実施しているところでございます。 244: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 245: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市民農園に関しましては,毎年,市民農園の管理及び外周部の植え込み等の剪定につきまして,狛江市シルバー人材センターと委託契約を取り交わし定期的に剪定を行っている状況でございます。  今後も各農園の状況等に応じまして,剪定の時期等も含め適切に管理してまいりたいと考えております。 246: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 247: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 今回の質問は,東野川一丁目の市民農園の隅切り箇所の植え込みが,近隣保育園の方から,車が来ていることが分かりづらいということで,地域活性化に早期の対応をしていただき感謝申し上げます。今後も定期的に剪定のお願いを申し上げます。  次に,重機の排ガス対策について質問させていただきます。  市で行う道路工事での使用重機の排ガス対策についてお伺いいたします。 248: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 249: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 通常狛江市の道路工事等で使用する主な建設機械は,掘削,整地・締め固め,舗装,運搬などに使用いたします。国からの指針では,建設施工現場及びその周辺の環境改善を図るため,これらの建設機械から発生する環境に影響を及ぼす各種要因の低減対策が施されている排出ガス対策型建設機械を使用することとしており,エンジンから排出される排出ガス成分及び黒煙の量は,国が各種基準等で定める基準値以下となっているところでございます。  道路工事等を発注する際に使用する仕様書は,東京都土木標準仕様書を使用しており,その中でも排出ガス対策型建設機械の使用と監督員への写真提出を義務づけており,これによりがたい場合には監督員と協議することとなっております。 250: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 251: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 東京都の土木仕様書ということで難しいところもあると思いますが,では質問ですが,重機の電動化対策はあるのか,お伺いいたします。 252: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 253: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 2050年のカーボンニュートラルの実現に向けては,建設業界にも波及し,現在では建設機械の電動化に取り組むメーカーが増えていると聞いております。  電動化は,排ガスを出さないことに加え騒音が小さい点などの利点はございますが,自動車と違い多くの力が必要な建設機械においては生産台数の少なさ,電池コストの高さ,パワー不足,充電環境不足などの問題点がございます。  環境規制の厳しい海外や鉱山のような設備を整えることのできる環境では実用化している例もあるものの,狛江市のような市街地の中で使用できるには,まだ時間がかかる気がしております。これまで国や都においても使用されたという実例は余り聞いたことがなく,今後の動向に注視していきたいと考えているところでございます。 254: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 255: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 費用面でも難しいということで了解いたしました。  重機の電動化対策は,カーボンニュートラルの実現に向けて,建設業界にも波及しているとのことですが,カーボンニュートラルといえば電動カートですね。その視点からも様々な検討がされています。  それでは質問ですが,今回の電動カート実証運行は,どのような団体が発案し実施したのか,お伺いいたします。 256: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 257: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東野川及び西野川の一部を活動区域として,商業施設を中心としたにぎわいの創出及び周辺の交通環境の改善を活動内容としている野川まちづくり協議会が発案し実施したものでございます。 258: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 259: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 野川まちづくり協議会が行った電動カートの実証運行を行った経緯,そしてその内容,今後の課題,市の関わりをお伺いしたいと思います。  今回は,市長も乗車していただきましたので,都市建設部長には,また見学をしていただき,その感想をお伺いしたいと思います。 260: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 261: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 野川まちづくり協議会は,活動提案の中に,こまバスルートの見直しとカートによる緻密な交通確保を挙げております。これは,野川地域内の商業施設不足に伴い,こまバスが通行しないことにより買物が不便となる地域に電動カートを走らせ地域住民をスーパーや商店街に送迎することで,買物難民となることから救い利便性を高める対策を提案しております。  11月17日から20日までの4日間,スーパーの駐車場を発着点としてカートの実証運行が実施されました。2つのルートを20分間隔で10時から16時まで12回走行し,4日間の試乗者総数は130人でした。  乗って楽しいとか,実現化してほしい,年配者から半年ぶりにいなげやに来れたといった感想が寄せられ,市民からの反応が大変よく期待されていると実感されたとのことでございます。  野川まちづくり協議会は,今回のカートの実証運行において採算などを含め,自立的かつ継続的に運用ができる仕組みになるよう検証していくとしております。  今後の課題としては,運転手,運賃,乗降方法,オンデマンド予約など,他の事例研究などを行いカートの導入に向けて,協議会の活動を活発に行っていってほしいと思います。  なお,市は,協議会の活動に対する必要な支援を引き続き検討してまいります。  11月20日,日曜日には,現地を視察させていただきました。例えば,今回のカートは左ハンドルでありウインカーも左側になった,前進・後進はスイッチの切替え,モーターは振動が少なくとても静かであった,また運転手に加えまして補助員も乗車していただき安全管理を徹底していたなど,実際に現地で説明を受けたり体験をしないと分からないことが多く,とても有意義な取組であったと理解したところでございます。 262: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 263: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは市長からも感想をお願いしたいと思いますので,よろしくお願いします。 264: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 265: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 私も試乗させていただきましてありがとうございました。  御高齢の方と幼児をお連れの御両親と御一緒に試乗させていただきまして,お2組とも自宅近くで降りられまして,お1人の方は,少し足が痛いので,自宅近くで降りられるということは本当にうれしいというふうに言われてまして,子供は,だっこされてその御両親もいらっしゃいまして,荷物を持って子供をだっこすると危ないこともあるので,本当に安全で安心して家まで帰れたというふうに言われていたところでございます。  乗車したカート,電動でございまして,本当に静かで,スピードが時速20キロメートルということで抑制されてございますので,生活道路内,これはとてもスムーズに走っておりました。  東京都の都市まちづくり公社の課長さんもいらしていまして,それで私もいろいろお話をさせていただきましたけれども,協議会自ら相談して申請されたということでございます。これ助成金でございますけれども。それを活用されまして,市の補助,これは一切使うことなく,今回,運営・実施していただいたということでございました。  これこそ,市民とつくる協働のまちづくりでございまして,まちづくり協議会のあるべき姿であるなというふうに改めて感じたところでございます。 266: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 267: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 市長ありがとうございました。協議会の方々の頑張りを感じていただけたと思います。  それではモニターをお願いいたします。  これは,昨日の一般質問でも吉野議員からお褒めをいただきました。エコな移動は心地良く,狛江の未来へ走行中ということで,電動カートの裏側に,このパネルを作りました。  次が,これが,先ほど市長は,ちょうど最終日,雨が降り出す少し前だったんですけれども,雨対策でも走れるということで,横にシートをつけた状態でございます。  このとき,やはり公社の方は,こういうときに運行してる写真を撮りたいということで,また公社の支援で,このテントからのぼり旗,スタッフジャンバーまで,全て使っていいということで,あともう少し使いたいなと思って申請したら,それは駄目だよっていうことで却下されたことを報告させていただきます。  ではモニターのほうは結構です。  期間中はコマラジ,JCOM,Kプレスの取材もあり,また最終日には東京都都市まちづくり公社の取材にも,松原市長にも御挨拶をいただきました。  今回の東京都市まちづくり公社さんの取材は,来年の2月に行われるグリーンスローモビリティフォーラムにて,電動カート推進事業に関する実例として,この狛江市野川まちづくり協議会の活動が報告されるということでございました。  支援体制については,野川まちづくり協議会のメンバーより,市の職員さんの応援が非常に助かったと伝えられました。その経緯について教えてください。 268: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 269: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市を知り,まちづくりに興味を持ち,市民の方々と,顔と顔が見える関係づくりのための地域連携職員制度を活用し,入庁年数の若い職員には協議会活動に参加していただきました。  協議会のおそろいのジャンパーを着て,カート試乗の際の検温やアンケートのお願いなど,ともに活動をさせていただきました。 270: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 271: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 電動カートの運用に当たり,公的手続を,まちづくり推進課及び道路交通課に御協力いただいたとも聞いております。どのような対応をしたのか教えてください。 272: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 273: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 実証運行に当たっては,交通管理者との協議が必要であり,まちづくり推進課と道路交通課が,まず調布警察署と事前相談し,その後警視庁と協議し実証運行の了承をいただきました。 274: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 275: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 今回は,まちづくり推進課,道路交通課の御協力を得て実現できたことに感謝いたします。また,地域連携職員,そして民生委員,四中おやじの会,社会福祉協議会の皆様,そして私たち明政クラブの皆さんのお手伝いがあって,この運用ができたと実感しております。  資金面においては,まちづくり推進課の紹介もありましたが,地道に足を運び,東京都都市まちづくり公社より運営支援をいただき実現できたことでした。  しかし,前回の一般質問でも行いました,まちづくり協議会への金銭的な支援体制も検討中とのことでしたが,その後どうなったのか,お伺いいたします。 276: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 277: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 助成金額については,毎年度精査を行い協議会等の活動実績内容やまちづくり提案についてのまちづくり委員会の意見を参考に見直しを検討してまいります。  各まちづくり協議会,まちづくりグループの活動の特徴に合わせて,より円滑な活動が推進できるような助成制度の充実に向けて,現在他自治体の事例調査等を行い新たな支援方法を検討したいと考えているところでございます。 278: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 279: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 地域連携職員の応援もいただきましたが,まちづくり推進課はほかの部署と同じく,多くの事業を抱える中,現在の職員体制で対応ができているのかが心配しております。  一方,昨年度末に提出いたしました協議会構想案に対する答申が,約8か月後,協議会活動に支障を与えると思われるほどの時間がかかったのはなぜなのか教えてください。 280: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 281: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地区まちづくり構想の運用については,市としても初めての事例であり,まちづくり委員会から制度の運用について検討課題が出されました。そこで,構想の提案制度の仕組みを構築するため,何度もまちづくり委員の皆様に助言をいただきながらブラッシュアップを重ね,多分の時間を要してしまいました。ようやく構想の提案制度の仕組みが構築されたので,より活動のしやすい制度となるよう,現在,認定されている3つのまちづくり協議会に対して共有をしていきたいと考えております。 282: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。
    283: ◯ 10番(栗山 たけし議員) ここで企画財政部長にお願いがございます。  市長の進める市民協働参加,そして条例による協議会活動は,将来の狛江を見据えた協議会メンバーが将来の子供たちに向けて,いつまでも住み続けたいまちづくりを考えています。  しかし現在のまちづくり推進課は,多摩川住宅建て替え,慈恵医大建て替え,狛江団地建て替え,3・4・16号線都市計画道路など,多くの業務を少ない職員さんで賄っているのが現状です。  これからも増えるまちづくり協議会やまちづくり委員会委員長からも助言があったと思いますが,職員の数を増やさなければならない事態と思います。どうかまちづくり推進課の職員さんを増やす検討をお願いするとともに,さらに現在,特定の市民だけではなく,まちづくりを純粋な気持ちで市民協働参加を進めようとする皆様が活動できるように,現在の狛江市の条例も,時代に合った改正をどんどんスピード感を持って進めていただけるようお願いを申し上げます。  では3番目,以前に調査した空洞調査の進捗状況と対応についてお伺いいたします。  道路の空洞調査は何回行ったのか,またその工法についてお伺いいたします。 284: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 285: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成29年度に,一中通りや公園通り,品川道,猪駒通り,駒井大通りなど,地域防災計画で定めている狛江市緊急啓開道路約11.4キロメートルを調査いたしました。また,平成31年度には,一級市道やバス路線等の比較的交通量が多い市道約6.9キロメートルの路面下空洞調査を実施しているところでございます。  一次調査として,レーダー探査機を搭載した車両で走行調査を行い,二次調査として,一次調査で異常信号を感知した箇所の詳細な調査・分析によって,空洞箇所を絞り込みを行ったところでございます。 286: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 287: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは空洞発見時は,即時に対応なのか,様子を見て修理なのか,お伺いいたします。 288: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 289: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 空洞箇所の補修優先度を定めた上で緊急な対応が必要と思われるものについては修繕対応を実施しておりますが,調査年度の翌年度までを目安に修繕対応を実施したところでございます。 290: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 291: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 空洞の原因について教えてください。 292: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 293: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 空洞の原因は,地形・地質に関連するもの,地盤に関連するもの,天候の影響によるもの,地下埋設物に関連するものなど,様々なことが考えられますので,補修の際には空洞原因を探りながら作業を進めております。しかし,それぞれの直接的な原因が特定できないことが現状でございます。 294: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 295: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは,陥没の原因で,夏場,冬場,どちらが陥没が発生しやすいのか,お伺いします。 296: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 297: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 夏場の陥没の発生が多い状況です。夏場には冬場に比べて,降雨が多く,地盤の湿潤及び乾燥の繰り返しや気温上昇によるアスファルトの膨張変化等が想定できます。それらに,自動車の通行等による荷重が加わり陥没発生につながるものと考えているところでございます。 298: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 299: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 陥没原因ということで今回質問させていただきましたけれども,今ここにいらっしゃる小俣都市建設部長,あと課長クラスの方々は,私と一緒に狛江市水道課があった頃ですね,狛江市内の水道をいっぱい入れさせていただきました。  その当時ですが,やはり水道の漏水が原因で陥没するというのが多かったですし,あとは下水の取付け管が陶管であったため割れやすく,それも今,下水道課さんのほうと,あと都市建設部のほうでも対応していただいて改善がされて陥没が少なくなったと思います。  あとは私が心配してるのは,やはり猪駒通りの砂礫層の辺りが,どうしても河川の水位の変化で深い下水のところで伸縮があって陥没が起こるんではないかなということで,やはり,あそこはアスファルトが25センチありまして,夏場だとやはり軟らかくて落ちてしまうんではないかなと心配しておりますので,その辺の調査も引き続きお願いしたいと思います。  今お話あったように,この異常気象ということで,アスファルトの温度が70度以上になりますと,もうほぼ低圧開放前の温度でございますので,高温により車のタイヤ,擦り切れをするわけです。駐車場,大きな駐車場においては,そしてぼろぼろになる。わざわざ高い単価の開粒性・透水性舗装材料を使わずに,単価の安い再生密粒を使用することを私はお勧めしたいと思います。  排水に関しては浸透ますをつけて環境対策をすれば十分だと思いますので,そのことをお願い申し上げて1問目を終わります。 300: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩いたします。     午後 0時02分 休憩     午後 1時30分 開議 301: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。10番栗山議員。 302: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは午前中に引き続きまして,1問目の質問からさせていただきます。  狛江市Jアラート発生時の対応についてお伺いしていきたいと思います。  前回の一般質問,辻村議員からもJアラートについて質問がありましたが,今行われている国会の予算委員会においても,このJアラートについて多くの質疑が出ておりました。不安に思われる市民の方からの問合せがありましたので,確認させていただきたいと思います。  それでは質問ですが,そもそもJアラートは何なのか,お教えください。 303: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 304: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) Jアラートとは,弾道ミサイル情報,緊急地震速報,津波警報など,対処に時間的余裕のない事態に関する情報を携帯電話等に配信される緊急速報メール,市町村防災行政無線等により,国から住民まで瞬時に伝達するためのシステムでございます。 305: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 306: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 弾道ミサイルだけでなく,地震や津波警報も含まれることが分かりました。  それでは,Jアラートはどのタイミングで発令されるのか教えてください。 307: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 308: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) Jアラートが出される場合は各事態により定められており,そのタイミングはJアラートに該当すると判定されたときとなっております。  Jアラートが出される場合につきまして,例えば弾道ミサイル情報は,弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性または領土・領海の上空を通過する可能性がある場合に,影響を受ける都道府県に対して出されます。  緊急地震速報は,地震波が2点以上の地震観測点で観測され,最大震度が5弱以上と予想された場合に,震度5弱以上の強い揺れが予想される地域名及び震度4が予想される地域名として発表されます。  なお,緊急地震速報に関しましては,令和5年2月1日より,長周期地震動階級3以上が予想される場合にも出されるようになります。 309: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 310: ◯ 10番(栗山 たけし議員) では,今弾道ミサイルのお話もございましたので,我が国の置かれた安全保障環境について教えてください。 311: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 312: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 岸田総理は,東南アジア訪問終了に際して開いた11月19日の記者会見において,「一連のロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす問題であり,引き続き関係国が連携して断固として取り組む必要があります」と述べ,さらに「地域の安全保障環境が厳しさを増す中,インド太平洋の平和と安定を守るため,各国と連携や対応を重ねていくことが重要です。今回あらゆる機会を捉え,各国首脳に対して,北朝鮮による前例のない頻度と態様での弾道ミサイル発射や,東シナ海・南シナ海での一方的な現状変更の試みなどを含む安全保障環境や,拉致問題に関する私の強い危機感を伝え,対応の必要性につき訴えてまいりました」と述べており,日本の置かれた安全保障環境は厳しいものであると認識しております。 313: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 314: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 拉致問題は絶対に許すことのできないことです。私は,北朝鮮のミサイルはさほど心配していませんと言っていいのか分からないんですけれども,絶対に日本国土に弾着しない軌道で飛翔するコースでございまして,津軽海峡上空を通過してアメリカに向けてアピールしているのではないかなと思います。  やはり東アジアでの脅威は中国と考えております。実際に可能性としてミサイル発射された場合,東京までの弾着する時間はどのぐらいなのか教えてください。 315: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 316: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ミサイルが発射されてから弾着するまでの時間は,ミサイルの発射地点や種類,軌道により異なるため,一概に申し上げることはできませんが,10月4日に北朝鮮が内陸部から発射した弾道ミサイルが,10分かからずに青森県上空を通過していることから,比較的短い時間で弾着する可能性があると考えられます。 317: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 318: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 弾着という表現はこれ自衛隊の表現でございまして,ニュースなどでは着弾と言っております。  11月12日に行われました危機管理監による防災講習会の内容及び参加者の感想などをお願いいたします。 319: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 320: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ミサイル攻撃時の避難行動と題する防災セミナーを,11月12日に危機管理監を講師としまして実施しました。内容は,防衛白書を基に我が国周辺の安全保障環境を説明した上で,弾道ミサイルが発射され,Jアラートが発令された場合の避難行動について,内閣官房国民保護ポータルサイトに書かれた内容を基に説明しております。  当日は16名の市民の方が参加してくださり,具体的な行動が参考になったなどの感想をいただいております。 321: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 322: ◯ 10番(栗山 たけし議員) やはりJアラート発令時の具体的な行動はどうしたらよいか,説明が必要ということも分かりました。  狛江市ではJアラートの防災訓練を行うのか,お伺いいたします。 323: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 324: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 本年5月に,東京都を通じて紹介のありました国による弾道ミサイル訓練につきましては,国及び東京都と共同して住民避難訓練を実施できるだけの状況が整っていないと考え,応募のほうを見送ったところでございます。  東京都による緊急一時避難施設の指定は,その後狛江市内でも進められておりますが,今後,国及び東京都と共同した住民避難訓練を実施するかにつきましては,東京都を通じて国から訓練実施の意向調査の照会がなされた際に,その内容及びそのときの状況を踏まえまして判断したいと考えております。 325: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 326: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 様々心配なことがあると思います。都内近辺にミサイル弾着時,安全な場所は狛江市として考えているのか,お伺いいたします。 327: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 328: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在,狛江市内では狛江駅北口地下駐車場や学校校舎など,30個の施設が緊急一時避難施設として東京都から指定されており,これらの施設は比較的安全であると考えております。 329: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 330: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 30か所ということで,Jアラートの対策として現在,先ほども紹介いたしました野川まちづくり協議会の構想案を見ますと,地域に根差した商業施設を利用した防災拠点の構想が提出されているようでした。災害時に避難所にもなり,防災備蓄も提案しています。  今後,新規コンクリート構造の大型施設建設時に,市として防災拠点シェルター機能を持った協力を先進的な取組として進められないか。また,いつ起きてもおかしくない南海トラフ地震や,先ほど,しの議員からもお話ありましたように火山災害ですね。先日来の備蓄など搬送の流れ,実際の人的面で災害時に円滑な支援物資の輸送や搬出に課題がなかったのか。備蓄倉庫エリアが市内均等に配置されているのか。新たな備蓄倉庫の確保,配置箇所の見直しや増設の考えはあるのか,お伺いいたします。 331: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 332: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 新しくコンクリート構造の大型施設が建設される際に,シェルターとしての機能を備え,災害対応用物資の保管を求めることは防災上意義あるものでございます。  一方,新たに建築される商業施設等の民間施設に,このような機能の保持を行政として求める場合,どのような手法を取ることが適切なのか検討する必要があると考えております。  また,南海トラフ地震や首都直下地震に備えまして,市として必要な物資の集積を進めるとともに,東京都からの支援物資を円滑に受け入れ活用することは,災害対応上重要なことと認識しております。  支援物資の円滑な流れに関しましては,市として搬入・保管・配送指示・仕分・搬出・輸送がより円滑に進むよう,災害時の支援協定を締結している事業者等の知見を得つつ,見直しを実施しています。  市の保有する物資の集積場所につきましては,倉庫の容量により備蓄量に差異はありますが,当面使用する量を各避難所の倉庫に集積し,追加供給する物資を市の数か所の保管場所に集積しております。  一方,東京都が5月に公表した首都直下地震等の被害想定では避難者数が増加していることから,備蓄量の見直しを図る必要がある場合には,新たな集積場所についても検討する可能性がございます。この際には,狛江市のコンパクトな特性を生かしつつ,引き続き安全性と効率性の両面から検討したいと考えております。 333: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 334: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 備蓄量の見直しを図る必要があるということも頭に入っているということが分かりました。  それでは,10月30日,先ほど,しの議員からもありましたけれども,私たち明政クラブはハイタウンの行われた災害時物資運搬訓練を見学させていただきました。参加されたハイタウン防災会の方からも,物資の搬入・受入れのタイミングや保管場所についての質問が多くあったと思います。  コンパクトな利点を持つ狛江市ですが,ただいまの答弁のように,東京都が5月に公表した首都直下地震などの被害想定では避難者数が増加することから,備蓄量の見直しを図る必要がある場合には,新たな集積場所についても検討する可能性があるとありました。そのためにも,分散したエリアに備蓄品を備える防災用備蓄倉庫は必ず必要になると思います。ぜひともこの狛江市,先進的な取組を様々行っておりますので,市としても民間の力を活用しながら,新たな防災備蓄倉庫機能を持った施設設置と充実を今後の課題とし,災害発生時に市民が狛江に住んでよかったと思われる取組をお願いいたします。  では,実際ミサイル攻撃を受けた場合,市民はどのような行動を取ればよいのか,お伺いいたします。 335: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 336: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 弾道ミサイル発射のJアラートが出された場合,近くに緊急一時避難施設があれば,速やかに施設の中に入っていただきます。緊急一時避難施設がない場合,または緊急一時避難施設が利用できない場合につきましては,そのほかの頑丈な建物の中に入っていただくことになります。  建物の中ではガラスのない部屋や廊下に移動し,あるいは机などの下にもぐり,爆風でガラスが飛散する場合に備えていただきたいと思います。屋外で近くに建物がない場合は,コンクリートの壁や物陰などに身を隠してください。何もなければ,その場に伏せていただきたいと思います。爆風や破片は横方向から飛んでくることが多いので,屋内でも屋外でも低い姿勢を取り,特に頭部と腹部を保護し,目を閉じて耳を塞いでいただきたいと思います。慌てず,諦めず,迅速に行動し,少しでも安全な状況を確保して身を守っていただく必要がございます。 337: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 338: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 今お話ありましたように,ガラスの飛散はとても心配だと思います。ガラスの多い学校や福祉施設では,狛江市としてどのような計画があり,また訓練を考えているのか,御答弁をお願いいたします。 339: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 340: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校における避難訓練は,教育計画の中に実施計画と活動内容を明確に位置づけ,原則として年間11回実施しております。  Jアラートに関する避難訓練については,児童・生徒の発達段階や各校における教育課程と関連を図りながら,行動訓練を伴わない安全指導の中に位置づけて計画的に推進している学校,実際に避難行動を伴う訓練を行う学校とあります。  避難行動を伴う訓練の一例といたしましては,例えば四中では事前指導として,内閣府の資料を活用して,屋外にいる場合には建物の中に避難したり物陰に隠れ,身を伏せて頭部を守ること。屋内にいる場合は窓から離れること,窓のない部屋へ避難することなどを確認した後に,近隣国よりミサイルが発射され,東京上空を通過する警報が鳴動した想定で,実際のJアラート音源を使用した避難訓練を行っております。  避難訓練を含む安全教育には,指導場面を災害だけにとどまらず,不審者やミサイル攻撃を含めたあらゆる事態を想定し,様々な避難方法を指導していく必要があります。引き続き,子供たちに危険を予測し回避する能力や安全に貢献できる資質・能力の育成が図られるよう,Jアラートに関する避難訓練も含めて,より体験的・実践的な訓練となるよう指導・助言に努めたいと考えております。 341: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 342: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 介護保険サービス事業所及び障がいサービス事業所につきましては民間事業所でございまして,東京都等から情報提供や周知依頼などがあった場合には対応することになりますが,現在のところ,Jアラートの訓練・指導等は行っていない状況でございます。 343: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 344: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 学校では,Jアラート発令時の対応の指導をされているということが分かり,安心いたしました。
     また,高齢者や障がい者の皆様にはまだまだ訓練が行われていないということでありましたが,利用者よりも従業員の方,また従事者の対応訓練をお願いしたいと思います。  ここで,この12日に行われました危機管理監による防災訓練の中身なんですが,私も当日は電動カートの運転講習で出られなかったので,これは,しの議員からお借りいただいて見させていただきました。こういう文面で見ると,内閣府のポータルサイトからやってあるということなんですけれども,例えば,屋内で警報が鳴ったときに低い姿勢を取りましょうということで,簡単な伏せの状態。片膝を床につき,同じ側の手を床につく。右膝なら右手,左膝なら左手ということで,この辺で頭がこんがらがってきて,次に両足をスライドさせて広げる。そうするとさっきの手はどうだったらいいのかなとか,両手で頭を覆い保護する,ここら辺になってくるとだんだん分かるんですよね。両目を閉じるということで。今回,危機管理監と打合せをする中で,これはやはり1回やってみないとできないなということで訓練が必要ではないかなと思います。  そして,今回1つ体勢としてここには書いていないんですが,上げていただいたのが頭の保護と目をつぶることと耳を塞ぐということで,私も訓練で相当やられていまして,耳栓を忘れた状態で爆破の音を聞くと,まず丸一日は音が聞こえない。そういうふうになりますので,必ず耳は塞ぐように指導していただきたいなと思います。  とにかく,このようなことがだんだん市民の方が見えるように,この狛江市,動画コロナワクチン,説明でも相当好評だったと思いますので,分かりやすい説明をお願いしたいと思います。  では次に,市職員がミサイル弾着による災害発生時に対応できる装備はあるのか,お伺いいたします。 345: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 346: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ミサイルが市内に着弾した場合,市にはその種類を判定する能力はございません。化学兵器が搭載されている可能性があるため,職員が現場へ進出して活動するための装備は市にないところでございます。 347: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 348: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは,もしもミサイル弾着した場合,国民保護法が発令されるのか,また防衛招集などはどうなるのか。その際,市職員の行動計画はあるのか,お伺いいたします。 349: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 350: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ミサイルが弾着した場合に,国民保護法に基づく措置が実施されるかは政府の判断するところであり,市として判断できるものではございません。  また,そのミサイルの着弾を武力攻撃事態として認定し,防衛出動を発令するかにつきましても政府の判断になります。仮に,政府から東京都を通じて国民保護法に基づく国民保護本部の設置指定の通知を受けた場合は,狛江市国民保護計画に基づき国民保護本部を設置し,必要な措置を実施いたします。また,仮に国民保護法に基づく措置が実施されない場合でも,国及び東京都の指示に従い関係機関と協力し,市民の保護,被害拡大に資する措置を可能な範囲で実施することになります。 351: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番栗山議員。 352: ◯ 10番(栗山 たけし議員) Jアラートの発令時について様々確認させていただきました。  2014年に御嶽山が噴火した際の映像を御記憶の方もいるかと思いますが,あれは火山噴火で,噴石が空から舞い落ちて,63名の方がお亡くなりになられたということで,もう逃げようのないような場所にいて,その中でも助かった方がいるというのはリュックを背負っていたりとか,運よく噴石が頭に体にぶつからなかった方だと思います。  こういうときの備えのために,市としても先進的な取組を市民に分かりやすくやっていただきたい。狛江市は先ほども言いましたけれども,松原市長の下,コロナワクチンでも他の自治体より先進的な取組と発信をしていただいております。どうかこの狛江市が先進的なJアラート発生時の対応を,分かりやすく動画などでの発信を検討していただきたいと思います。  また,防災対応の施設ですが,またこれも先進的な狛江市でございますので,先ほど言いましたように備蓄倉庫も,今まちづくり協議会の様々な構想で新しいまちづくりが進められようとしておりますので,それに関連して充実ができますようお願い申し上げまして,私の質問を全て終わります。  以上です。 353: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 1時50分 休憩     午後 1時51分 開議 354: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 再開いたします。  一般質問を続行いたします。19番太田久美子議員。 355: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは,1問目の運動を通じた市民の健康長寿推進について質問させていただきます。  前回の9月議会では,長いコロナ禍の中で運動や活動する機会が減ったことにより,コロナによる認知機能低下,筋力低下による転倒骨折,精神的に不安定になるなど健康二次被害が心配されていたことから,狛江市では健康の維持増進や健康寿命の延伸のためにどのような取組をされているのかを確認させていただきました。  今回は運動の観点から,市民の皆様の健康長寿の推進に向けた取組や,その状況についてお伺いしていきます。適度な運動・スポーツは,生活習慣病の予防や介護予防などに効果があるだけでなく,病状の悪化予防や改善,生活の維持・向上に有効であると言われています。  まず,運動が認知機能の改善や認知症予防に効果的であるということについて,市の見解をお伺いいたします。 356: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 357: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 運動は,身体機能の改善や生活の質の向上のほか,認知症の予防・改善に効果があると言われております。WHOの認知症予防ガイドラインでも,認知機能に問題がない人が認知機能の低下を予防するために,スポーツなどの身体活動を行うことが高いレベルで推奨されております。  こうしたことから,運動を含めたプログラムを適切に行うことで,認知症の予防・改善に効果があると考えられております。 358: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 359: ◯ 19番(太田 久美子議員) 狛江市では,スポーツ庁の運動・スポーツ習慣化促進事業補助を受けて,9月から脳とカラダの元気教室を実施されていますが,まずこの補助金について,これはどのようなもので,どういった経緯で事業が採択されたのか,お伺いいたします。 360: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 361: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 運動・スポーツ習慣化促進事業は,運動・スポーツの無関心層や高齢者や障がい者など,何らかの配慮が必要な方が運動・スポーツに興味・関心を持ち習慣化を図るため,スポーツを通じた健康増進に資する取組を行う市区町村を支援するスポーツ庁の補助事業でございます。  本事業の活用を見込んで,本年4月にスポーツ庁に事業計画書等を提出し,5月に審査があり,内定を受けて,スポーツ庁と細かな事業計画の内容調整を図った上で本申請を行い,8月に交付決定を受け,補正予算の議決をいただき,9月末から事業を開始しております。 362: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 363: ◯ 19番(太田 久美子議員) 事業を開始するまで,いろいろ御苦労もあったことと思います。スポーツ庁からは高い評価をいただいて,事業が採択されたと伺っております。その事業,脳とカラダの元気教室の取組の内容や実施状況について詳しく教えてください。 364: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 365: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 脳とカラダの元気教室は,60歳以上のシニア層を対象として,脳とカラダの関係に着目し,ラジオ体操等を活用した運動プログラムを行うことで運動を習慣化し,健康を維持・向上することを目的とした事業です。  9月25日に,脳科学者の篠原菊紀さんと,NHKテレビ・ラジオ体操出演中の多胡肇さんを講師として,トークセッションやラジオ体操実演などを含む特別講演を行いました。その後,脳とカラダの元気教室として,10月3日から2月2日まで6回の教室を行う予定です。毎回違ったテーマを設定し,楽しく,気持ちよく体を動かしながら頭を使うトレーニングをしたり,専門家によるミニ講座で理解を深めながら,頭と体を元気にするコツを学ぶものです。  また,参加者等に健康づくりの成果を実感していただくため,市で協定を結んでおります明治安田生命に協力をいただき,元気教室の開催に合わせて健康測定会を実施しております。 366: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 367: ◯ 19番(太田 久美子議員) 今御答弁で,明治安田生命に御協力をいただいて,元気教室の開催に合わせて健康測定会を実施していますとありましたが,これはまさに市と事業者の協働の一つでございます。事業者の公益的な活動でもあることから,市民協働に含めるべきではないかと考えます。  昨日,市民参加と市民協働に関する基本条例の改正案について,ある議員から質疑がありましたが,その中の発言で,市は審議会に条例改正について諮問をしていない。また,審議会では条例改正について審議していない,こういうような発言がありました。市側の答弁では,審議会からの答申を受けて条例改正の骨子案を策定したと受け止めていますが,この点について確認させてください。 368: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 369: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市といたしましては,審議会に対し令和3年6月28日に,諮問事項の一つとして市民参加と市民協働の推進の検討と改善に関する事項,これを諮問しております。そこには,令和3年2月25日付で貴審議会より答申としていただいた内容を踏まえた狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例(以下「条例」という),条例に基づく各種制度等の検証,検証結果を踏まえた改善の方向性の検討(条例の改正に関する事項を含む)として諮問しているものでございます。  また,審議会では当然市長からの諮問を受けまして,条例を改正する必要があるかを審議しており,その結果として審議会から市へ答申をいただいたものでございます。 370: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 371: ◯ 19番(太田 久美子議員) 何かおかしいなと思っておりました。もう1つ,庁議でも意見がなかったとの発言もあったと思いますが,庁議では本当に何も意見がなかったのでしょうか,お伺いいたします。 372: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 373: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 審議会からいただいた答申を庁議に報告し,今後この答申に基づき必要な条例改正骨子(案)を取りまとめるに当たり,副市長から「第4条の市民参加の権利について,それぞれの立場という表現は誤解を招くとの意見をいただいているが,制定当初には考えがあってのことなので,条例改正に関してはその部分も確認し,慎重に判断をお願いします」という意見をいただいております。  また,骨子案を庁議で審議した際には,一度各部に持ち帰っていただき,意見を募り,その意見を踏まえて一部整理した内容で改めて庁議で審議を行っていますので,何も意見がなかったということではございません。 374: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 375: ◯ 19番(太田 久美子議員) 分かりました。今,企画財政部長からの答弁で明らかになりましたが,私も審議会の会議録を確認しました。条例についてもきちんと審議されていたことが確認できます。昨日のある議員の発言は明らかに間違った発言であり,これだけを聞かれた市民は,市は大切な条例の改正なのに何もしていないと思われていると思います。あたかも印象操作であるかのような発言ではないでしょうか。  また,昨日は公募市民委員の資質に対する質疑もあったかと思います。その議論を,市民参加の審議会に参加されていた市民委員の方が聞いたら,どんな気持ちになられるでしょうか。それを思うと涙が出てきました。  市民参加による議論は,市民や専門家など参加者全員が対等な立場で自由に意見を出し合うものです。質問者は,条例改正を審議するためには専門家の議論が必要だという主張ですが,本当にそうなのでしょうか。法律も条例も一般常識を明文化したものにすぎません。何も特別なものではありません。だからこそ,法律や条例を審議するに際しては,普通に市民生活を過ごしている方の意見がとても重要なのです。それを排除するという考えには脅威さえ覚えました。議員には責任ある発言が求められていることを申し上げ,質問を続けさせていただきます。  私は,脳とカラダの元気教室にも参加させていただきましたが,インストラクターはNHKテレビのラジオ体操に出演中の鈴木大輔氏,石川裕平氏,舘野伶奈氏,戸塚寛子氏など,朝テレビで見ている体操のお兄さん,お姉さんがそのままテレビから抜け出して指導いただいている感じでした。トークがとにかく面白くて,1時間10分,楽しく,そして気持ちよく運動させていただきました。  この脳とカラダの元気教室は既に4回開催されていて,残すところあと2回となりました。現時点での参加者の感想,また脳とカラダの元気教室の効果についてどのように捉えているのか,お伺いします。 376: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 377: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 毎回実施しているアンケートの回答としては,「体と頭の体操,両方ができるのがとてもよかった」,「説明が分かりやすく,気分よく楽しくできました」といった御意見を多くいただいております。  脳とカラダの元気教室は,定員80名を募集したところ,定員を上回る申込みをいただき,体調不良や自己都合による欠席者はいるものの,毎回70名以上の方に参加いただいております。また,2月の教室終了時まで活動量計を無料で貸与しており,宿題のようなドリルをお渡しして,自分で毎日運動に取り組めるようにしております。教室実施日に活動量計の数値や日誌を確認させていただいていますが,多くの方が意欲的にウオーキングや体操等の運動していただいており,運動の習慣化につながっていると感じております。 378: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 379: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは,脳とカラダの元気教室の課題についてもお伺いします。 380: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 381: ◯ 教育部長(上田 智弘君) どうしても寒い時期は外出の機会が少なくなり,運動することが少なくなりがちです。そうした中でも最後まで教室に御参加いただけるよう,プログラムを工夫していきたいと考えております。  また,十分なコロナウイルス感染症対策を行いつつ,グループワークなどを取り入れて,参加者同士がつながり,ラジオ体操などの習慣的な通いの場ができるような環境づくりも進めていきたいというふうに考えております。 382: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 383: ◯ 19番(太田 久美子議員) 健康の維持増進に向けた運動分野の取組にはいろいろあると思いますが,脳とカラダの元気教室では,ラジオ体操協会関係者の方も参加されていると伺っています。各種団体,市役所など,市内におけるラジオ体操の実施状況についてお伺いします。 384: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 385: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在把握しているだけでも,市民ひろば,前原公園,小足立八幡神社,白幡菅原神社,五本松,岩戸八幡神社,伊豆美神社などでラジオ体操が行われております。それぞれの場所により参加者の数は異なりますが,延べ100人以上の方が毎朝ラジオ体操に取り組んでいる実態がございます。 386: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 387: ◯ 19番(太田 久美子議員) 延べ100人以上の方が毎朝ラジオ体操をされているということです。誰もが気軽に健康の維持・増進が図れるのがラジオ体操だと思います。  小・中学校におけるラジオ体操の実施状況についても教えてください。 388: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 389: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小・中学校では,ラジオ体操を1つの運動の経験として取り扱うことはありますが,定期的にラジオ体操を年間指導計画などに位置づけて行ってはおりません。 390: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 391: ◯ 19番(太田 久美子議員) 分かりました。  それでは,ラジオ体操をする学校が減少したその理由についてお伺いします。 392: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 393: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小・中学校では,学習指導要領に基づいて年間指導計画を作成し,授業を行っております。  体育科の授業では,発達の段階に応じて体つくり運動,器械運動,陸上運動,水泳運動,ボール運動等,様々な領域の運動を扱います。授業の導入時には,その授業で扱う主運動を意識した準備運動を効率的に集中して行うため,ラジオ体操の機会が減少したのではないかと考えております。 394: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 395: ◯ 19番(太田 久美子議員) 分かりました。  それでは,夏休み期間中にどの程度ラジオ体操が実施されているのかについても教えてください。 396: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 397: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校が主催して行っているものではないため,正確な実施箇所や人数については把握しておりませんが,幾つかの地域では,町会・自治会,おやじの会等が夏休み期間中にラジオ体操を実施しているようです。 398: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 399: ◯ 19番(太田 久美子議員) 夏休みは,幾つかの地域で行われているということが分かりました。  子供から大人まで,誰でもどこでも実施できるラジオ体操,さらに普及・奨励に努めるべきと考えますが,いかがでしょうか。市の見解をお伺いします。 400: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 401: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ラジオ体操は,いつでもどこでも手軽にでき,継続することで運動効果を得ることができ,健康維持・向上を図ることができます。気軽にできて続けやすい運動の一つとして,市民の皆様に実施いただきたいと考えております。 402: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 403: ◯ 19番(太田 久美子議員) ラジオ体操のさらなる普及・奨励,よろしくお願いいたします。  今朝のワールドカップの試合を見て元気をもらったと感じる方,非常に多かったと思います。もちろん私もその1人ですが,ラジオ体操を含む運動やスポーツを習慣的に行うことで,身体が健康になることはかねてより言われておりますが,スポーツを見るだけでも健康によい効果があるということが,日本老年医学会の公式国際学術誌に掲載されています。  長いコロナ禍の中ということで免疫力の低下,肥満や生活習慣病の悪化,ストレスによる心の病,筋力低下による転倒・骨折,認知機能の低下など,新型コロナによる健康二次被害が起きています。また,他の様々な理由で運動ができない方がおられます。  そこでお伺いします。スポーツは「する」ではなく,スポーツを「見る」ことで,どのような効果があるのか,お伺いします。 404: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 405: ◯ 教育部長(上田 智弘君) スポーツ観戦をすることで得られる高揚感や爽快感,選手や他の観客との一体感などで脳内にドーパミンが分泌され,無気力や意欲低下を防ぎ,認知症予防につながると言われております。  特に,スタジアムやパブリックビューイングなどでの観戦は,出かけるという行為も付随し,他社とのコミュニケーションを取ることで,健康促進やひきこもりを防ぐ効果もあると言われております。 406: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。
    407: ◯ 19番(太田 久美子議員) やはりスポーツを観戦するだけでも健康によいということです。筑波大学の研究では,スポーツを現地で月1回から年数回観戦している,あるいはテレビ・インターネットで毎週観戦している高齢者は,全く観戦していない人に比べて,うつ傾向のリスクが約3割低いことが確認されています。  スポーツ観戦は,高齢者や運動することに無関心な方々への心身の健康向上策として有効になるかもしれません。  さて,国土交通省のスマートシティモデルプロジェクトの一つとなっている千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」や,岐阜市の「健幸都市ぎふ 出かけて健康になるまちを実現するスマートシティぎふ推進プロジェクト」では,健康長寿をまちづくりのキーとして掲げています。  狛江市としても,運動やスポーツによる健康づくりを地域活性化に生かすべきと考えますが,いかがでしょうか。 408: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 409: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在実施している脳とカラダの元気教室には,ラジオ体操関係の方をはじめとして,スポーツ推進委員や地域のクリニック,市内で体操教室を行っている方など,様々な方に参加・協力をいただいております。幅広い市民の方が参加できる運動や,スポーツによる健康づくりをさらに進めていきたいと考えております。 410: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 411: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) より多くの方が,運動やスポーツによる健康づくりに参加することで,人と人とのつながりや地域の結びつきが強まり,にぎわいの創出が図られ,地域の活性化にもつながると考えております。組織横断的に地域の活性化を進めていきたいと考えております。 412: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 413: ◯ 19番(太田 久美子議員) 市民生活部にも加わっていただいて,組織横断的に取り組んでいただいて,運動やスポーツによるまちづくり,地域活性化に前へ前へと進めていただきますようお願いいたします。  それでは,今後,運動を通じた市民の健康長寿推進については,どのような取組をお考えでしょうか,お伺いします。 414: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 415: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今年度は,脳とカラダの元気教室のほかに,健康づくり講座として,親子向けにスポーツすごろくチャレンジを,高齢者向けに秋の健康ウオーキングを実施したところです。  今後も,全世代に向けて効果的な事業を展開していきたいと考えております。 416: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 417: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 健康長寿推進に向けた取組におきましては,スポーツと福祉・保健分野の連携が必要不可欠であると考えております。こうした取組を,福祉保健部としてもバックアップしてまいりたいと考えております。 418: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 419: ◯ 19番(太田 久美子議員) 福祉保健部,いろいろなバックアップをしていただけるものと思います。よろしくお願いいたします。  この元気教室に参加されている参加者からも非常に評判がよく,また,効率よく運動ができるコツも教えていただけるなど,非常に充実しているのが現在行われている脳とカラダの元気教室です。今後もスポーツ庁の事業に手を挙げていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 420: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 421: ◯ 教育部長(上田 智弘君) まずは,今年度の各事業の実施結果を踏まえて,事業内容や効果を精査した上で,国や都の補助金を有効活用し,効果的な事業展開を検討したいと考えております。 422: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 423: ◯ 19番(太田 久美子議員) ぜひスポーツ庁の事業に手を挙げていただきたいと改めてお願いいたしまして,1問目の質問は終わります。  続いて,2問目の多摩川住宅再生に向けてから質問をさせていただきます。  多摩川のほとりに広がる多摩川住宅は,当時の皇太子殿下も視察に訪れたという我が国の高度成長期を象徴する憧れのモデル団地でした。建設から50年以上がたち,建物の老朽化が進んだことから,住民の皆様が多摩川住宅の未来をどうするかについて多くの時間をかけて話し合い,今,多摩川住宅の再生,多摩川住宅の未来づくりが始まっています。  昨年の第3回定例会でも,多摩川住宅の再生に向けて質問させていただきました。多摩川住宅全体では約8,000人の若い世代の定着を図り,狛江市側の二号棟については,現状の522世帯から2.5倍の戸数を目指して,若いファミリー層の定住を図るために,70平方メートルの住居を半分以上にしたいとの御答弁をいただきました。  団地再生には,団地の魅力を向上させ,新しい人々に住んでいただく必要があります。団地の魅力向上の一環として,今,多摩川住宅エリア統一名称を検討していると伺いましたが,どのような状況となっているのか,お伺いいたします。 424: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 425: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 多摩川住宅街づくり協議会は,多摩川住宅が建て替わった後も,未来の世代へと受け継いでいくために,多摩川住宅に替わる新しい町の名前を検討しており,ブランディングの重要な要素として捉えており,エリア統一の名称を考える委員会が立ち上がりました。  メンバーには,多摩川住宅街づくり協議会のみならず,各街区に関係しているコンサルタント,デベロッパーも一緒に参加しております。  先日,狛江市,調布市の地元小学校,保育園,幼稚園にアンケートを取り,3つに絞り込んだ名前についての意見を聞いており,年明けに名称を決定する予定とのことでございます。 426: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 427: ◯ 19番(太田 久美子議員) よく分かりました。  さて,調布側のホ号棟では,建て替え決議が令和2年8月に行われ,現在は既存の建物が解体されて,新しい建物の建築工事が始まっていますが,狛江市側の二号棟の建て替えに向けた全体的なスケジュールはどのようになっているのでしょうか,お伺いします。 428: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 429: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 12月4日に建て替え決議を行います。令和6年に既存建物を解体し,令和7年に1工区,令和8年に2工区の工事に着手し,令和9年に1工区,令和10年に2工区を竣工する計画となっております。  市としましても,必要な手続が順調に進められるように,引き続き支援をしてまいります。 430: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 431: ◯ 19番(太田 久美子議員) 令和6年に建物を解体して4年にわたる工期を経て,最終的には令和10年に完成するということです。  ところで,建て替え決議については令和4年の夏と聞いておりましたが,12月4日,あさって行われるということです。建て替え決議がこのように遅れたのはなぜでしょうか。理由についてお伺いします。 432: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 433: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 長期優良住宅制度の法改正と建築資材の高騰により事業計画を見直したため,当初スケジュールから遅れが生じ,8月末に予定して建て替え決議は12月に延期されました。  なお,住民の負担を増やさないように,建て替え完了時期について工程調整をして,スケジュールを変えないよう計画しているとのことでございます。 434: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 435: ◯ 19番(太田 久美子議員) 長期優良住宅制度の法改正と建設資材の高騰により事業計画を見直したために,建て替え決議が延期されたということですが,長期優良住宅の制度が変わったことでどのような影響が出たのか,お伺いします。 436: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 437: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 共同住宅の一次エネルギー消費量性能の評価方法について,従来の住戸ごとの評価方法に加えて,新たに住棟全体で評価する方法が導入され,断熱性能の基準が高められたことに加え,建設資材の高騰も重なり,建築コストアップの要因となりました。  建築コストアップの要因のほか,共同住宅等の面積基準について,単身世帯の都市居住型誘導居住面積水準が55平米以上から40平米以上に変更され,適用の範囲が拡大されました。 438: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 439: ◯ 19番(太田 久美子議員) 長期優良住宅にはメリットもたくさんありますが,建築コストが高くつくという,こういう重いデメリットもあります。建設資材高騰も重なり,建築コストがアップしていますが,増加した分の負担は住民が負うことになるのでしょうか,お伺いします。 440: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 441: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 事業費がアップした大部分は事業者が負担するとのことですが,住民も負担が増えているようでございます。国や都の助成制度の活用の検討が必要と考えているところでございます。 442: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 443: ◯ 19番(太田 久美子議員) ただいま御答弁がありましたように,住民の皆様にも負担が増えているということのようですので,御答弁にもありましたように,国や都の助成制度の情報の提供をよろしくお願いしたいと思います。  建て替え決議はあさって行われますが,区分所有者の8割以上の合意を得なければ,建て替えはできません。先行しているホ号棟の場合は,賛成者が8割ぎりぎりで建て替え決議が成立しました。結構ハードルは高いと思われますが,建て替え決議に向けての説明会は実施されたようですので,どのような状況だったのか,お伺いいたします。 444: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 445: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 10月30日に実施した法定説明会では,特段反対意見はなく,建て替え後の建築計画についての話や負担金の話などに関する質問があり,建て替えに向けて前向きな意見であったとのことでございます。 446: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 447: ◯ 19番(太田 久美子議員) 10月に行われた建て替え決議に向けての説明会では,建て替えに向けて前向きな意見が出ていたということです。  先日,多摩川住宅を歩いて,住民の方に少しお話を伺ってきました。数年前まで御家族でホ号棟に住んでおられて,二号棟に越してきたという70代の女性から,「建て替えには賛成だけれども,二度の引っ越しと仮住まいのことを思うと憂鬱。高齢なので,近くの都営住宅が見つかればいいけれども,そうでなければ引っ越したくない」,こういったお話を伺いました。  昨年の一般質問でも,仮住まい先として,都営住宅をお借りできないかと提案をさせていただきましたが,改めて住民の皆様の引っ越しに伴う仮住まいについて,どのような方法が考えられるのか,お伺いいたします。 448: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 449: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 公益社団法人東京都宅地建物取引業協会調布狛江支部が中心となって,住まい探しを協力するとのことでございます。また,東京都住宅供給公社では,仮住まいとして都営住宅を一時的に利用できる制度がありますので,組合に案内をしているところでございます。さらに,高齢者など住宅確保要配慮者であることを理由に住宅を探すのが困難な方には,狛江市居住支援協議会の住まい探しの相談窓口の利用も進めているところでございます。 450: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 451: ◯ 19番(太田 久美子議員) 多摩川住宅に大変愛着があって,よりよい団地にしたいと思っていらっしゃる方は非常に多いのですが,仮住まいと二度の引っ越しが大きな負担になっているように感じています。東京都宅地建物取引業協会調布狛江支部の御協力を得られたというのは,本当に大きな安心につながると思います。  ただ,住民の中には,公的な都営,公社,公団を希望する方が多いということも聞いています。引き続き情報提供など,御支援をよろしくお願いいたします。  次の質問ですが,多摩川住宅二号棟の引っ越しは大がかりになることから,粗大ごみや廃棄物を含め,大量にごみが発生するものと思われます。そこでその支援策をお願いしたいと思います。  まず,家庭から多量にごみが発生した場合の処分方法についてお伺いいたします。 452: ◯ 環境部長(門井 淳君) 引っ越しや実家の整理などで臨時的に多くのごみが排出される場合,まずは指定収集袋を使い,行政回収の収集日に合わせて計画的に出していただくことを案内しております。  その上で,引っ越しや実家の整理等で,可燃ごみと不燃ごみを1度に5袋以上出される場合には,指定収集袋に入れ,別途手数料をお支払いいただくことを条件に,1回に限り収集を行うこととしております。  粗大ごみにつきましては,引っ越しされる方は1回に限り10点まで,ビン・缶リサイクルセンターで平日に持込みの受入れを行っております。  なお,ビン,缶,ペットボトル,古紙,古布,50センチメートル未満のガラス,陶磁器類については,それぞれの地域の収集日とは別に,平日にビン・缶リサイクルセンターへの持込みの受入れを行っております。  このほかに一時多量ごみ制度があり,分別及び敷地内からの搬出と,中間処理施設への収集・運搬を一括して業者に依頼することができます。 453: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 454: ◯ 19番(太田 久美子議員) 狛江市では一時多量ごみ制度があって,この制度を利用することによって,引っ越しの準備で発生した大量のごみを分別も含め収集に来ていただけるということです。この一時多量ごみ制度の利用方法について,お伺いしたいと思います。 455: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 456: ◯ 環境部長(門井 淳君) 初めに清掃課へ御相談いただき,ごみの種類や量などを聞き取り,衛生上の問題や時間的制約,廃棄物の量などから緊急性の有無について判断いたします。  緊急性があると判断した方については,狛江市一時多量ごみ収集運搬事業利用申請書を提出していただき,一時多量ごみの受付番号を発行いたします。続いて,許可業者に受付番号を伝え,一時多量ごみを収集する現地での見積り作業等を行い,利用する方と許可業者で契約いたします。その後,契約に基づき片づけを実施することとなりますが,許可業者の処理能力に限りがございますので,集中して申込みがあると,制度の利用ができないことがあると考えられます。 457: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 458: ◯ 19番(太田 久美子議員) 一時多量ごみ制度は有料ですが,引っ越しの準備でたくさん出たごみを引取りに来てもらえるという非常に便利な制度だということが分かりました。  多摩川住宅にはエレベーターがないことから,一時多量ごみ制度を利用したいと思われる方も結構いらっしゃるのではないかと思います。ただ,最近,遺品整理や不用品回収業者の広告チラシがよくポスティングされているのを見かけます。こうした遺品整理や不用品回収業者の中には,回収時に作業費として高額請求を行うなど,悪質な業者もいることが報道されています。  本市では,遺品整理や不用品回収業者の問題点について,どのように認識されているのか,お伺いいたします。 459: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 460: ◯ 環境部長(門井 淳君) 廃棄物の収集・運搬を業として行う場合には,産業廃棄物については東京都の,一般廃棄物については市の収集・運搬の許可が必要となります。  家庭から出る粗大ごみや不用品などの家庭系の一般廃棄物については,現状は市の収集・運搬を委託している収集・運搬許可業者のみが収集できることとなっており,これ以外の業者が行うことはできません。  不用品回収業者の中には,東京都が出している産業廃棄物の収集・運搬許可,または都の公安委員会が出している古物商の許可を持っている業者もございます。しかしながら,狛江市の家庭系の一般廃棄物の収集・運搬許可を受けていない事業者が無料で引き取りますなどの宣伝をしながら,各家庭の粗大ごみや不用品を回収することは,廃棄物の処理及び清掃に関する法律に抵触することとなります。  また,不用品回収業者の中には,家電製品の無料回収を宣伝しているものもございますが,洗濯機あるいはテレビ,冷蔵庫,エアコンなどの家電4品目は,特定家庭用機器再商品化法,いわゆる家電リサイクル法の規定によって,小売業者あるいは製造業者が役割を分担して回収,リサイクルを行うことが義務づけられておりますので,回収はできないこととなっております。  したがいまして,これらの業者を利用しないようにお願いしているものでございます。 461: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 462: ◯ 19番(太田 久美子議員) 一般家庭から出る廃棄物を市区町村の許可なく回収する行為は,廃棄物の処理及び清掃に関する法律に抵触することが分かりました。  多摩川住宅ではエレベーターがないことから,高齢者による大型のごみ出しがしにくいことから,引っ越しの際の不用品回収のニーズは高まることが想定されます。こうした違法行為を行う不用品回収業者を絶対利用しないように周知徹底しないといけないと思います。  さて,建て替え決議で建て替えの合意形成が図れれば,建て替えに進んでいきます。そこで,最後に改めて市長にお伺いいたします。  建て替え決議が夏から冬に延期されましたが,住民の皆様は合意形成に精力的に取り組んでおられます。竣工時期がずれ込まないよう,市としてサポートできることがあるかと思います。市長の御見解をお聞かせ願います。 463: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 464: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 建て替えに向けましてのスケジュールにつきましては,市が認可を行う手続もございますので,今後も建て替えに向けて手続が円滑に進むように,国・都にも協力を求めまして,そして調布市長とも情報共有しながら,庁内関係部署等で協力をし合いながら,魅力ある多摩川住宅の再生に向けて支援をしてまいります。 465: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 466: ◯ 19番(太田 久美子議員) 積極的に支援をしていただけるという力強い御答弁,市長ありがとうございます。  二号棟の皆様は,物資高騰と長期優良住宅のハードルがさらに上がったことから,住民の負担費用も上がりました。このような社会的・経済的背景の中で決議までこぎ着けられてきましたので,御答弁いただきましたように,建て替えに向けてスケジュールどおり進みますよう,改めて御支援をよろしくお願いいたします。  多摩川住宅の緑豊かな自然と安心して子育てができる環境や団地の持つ様々な魅力を,若い世代やファミリー層に感じていただける取組をお願いいたしまして,2問目の質問を終わります。  続きまして,3問目の新型コロナウイルス感染症対策について質問させていただきます。
     全国の新型コロナ新規感染者数が増加傾向にある中,人口知能AIで,東京都内の年末年始の新型コロナウイルスの感染状況を予測した研究結果が発表されています。これは名古屋工業大学の平田教授の研究グループによるものですが,都内の感染のピークは来年1月中旬になるのではないかということです。  BQ.1系統という新しい変異株による感染が出てきて,感染力が第7波のオミクロン株BA.5の1.2倍の感染力で流行した場合,第8波のピークは来年1月13日となり,新規感染者は3万5,850人となり,第7波のピークを上回るという予測です。また,感染力が第7波のオミクロン株と同程度の場合は,ピークは来年の1月14日で,新規感染者は3万1,634人に達するということです。平田教授は,第8波は第7波を上回る可能性が十分あり,上回るかどうかは私たちの感染対策と行動次第だと述べています。  こういった第8波の流行拡大の予測について,市の見解をお伺いしたいと思います。 467: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 468: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在の感染状況を踏まえまして,第8波の流行拡大に入りつつあるのではないかと認識しております。 469: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 470: ◯ 19番(太田 久美子議員) 11月30日に開かれた新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合では,現在の感染状況について全国的に増加傾向が続いているものの,その速度は比較的緩やかになっているが,首都圏や近畿,九州,沖縄では増加の幅が大きくなっているほか,北海道や長野県など,これまでに感染者数が大きく増加した地域では,亡くなる人の数の増加が見られるとしています。  今後の感染状況については,全国的に増加が続くと見込まれているとして,ワクチンや感染によって得られた免疫の減少や,より免疫を逃れやすいとされるオミクロン株のBQ.1などへの置き換わり,それに年末に向けた接触機会が増加することなどによる影響に注意が必要だと指摘しています。  まず,狛江市の現在の感染状況を教えてください。 471: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 472: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 9月26日から,国による全数届出の見直しにより発症届の対象が変更になり,これまでは感染者全員が発症届の対象となっておりましたが,発症届の対象者が65歳以上の方,入院を要する方,重症化リスクがあり,かつ新型コロナ治療薬の投与または酸素投与が必要な方,また妊婦の方となりました。  それ以外の方につきましては,診断した医療機関から感染者の総数・年代は引き続き報告があり,都道府県ごとの人数は把握できますが,市区町村別の人数は把握できなくなったため,現在の狛江市の毎日の陽性者数は把握できておりませんが,11月中旬以降,感染等についての市へのお問合せが増えている状況でございます。 473: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 474: ◯ 19番(太田 久美子議員) 全数届出見直しということによって,市区町村別の人数の把握はできない,そういう中にありますが,11月中旬以降,感染等について市に問合せが増えてきているということです。  東京都のホームページ見てみますと,12月1日現在ですが,都内の感染状況については感染が拡大しているとし,新規陽性患者数の7日間平均は,12週間ぶりに1日当たり1万人を超え,感染の再拡大が続いている。インフルエンザとの同時流行が懸念される中,感染が急拡大する可能性もあり,年末年始に向けて十分な警戒が必要である。また,医療提供体制については,体制強化が必要な状況であるとし,入院患者は3週間で2,000人台から3,000人台に増加した。今後の外来や入院患者の増加を見据え,外来の医療提供体制をさらに強化する必要があるとしています。  感染者は増加傾向にありますが,その理由について市はどのようにお考えでしょうか,お伺いします。 475: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 476: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 増加の要因といたしましては,第6波,第7波で都民,国民が獲得した免疫力が,時期を経てかなり落ちてきているということが言われております。そのほか,気温が下がってきており,冬は呼吸器系の感染が非常に高まる時期でもあります。寒くなると,どうしても換気も悪くなりますので,そのような要因もあると考えられます。また,様々な変異株の系統が出てきていることも要因と考えております。 477: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 478: ◯ 19番(太田 久美子議員) 後藤経済再生担当大臣,11月11日の閣議後の記者会見で,今後の対応について,「秋以降の感染拡大がオミクロン株と同程度の感染力であれば,新たな行動制限は行わない。オミクロン株対応ワクチンの速やかな接種などをお願いしたい」と,このように述べられました。  これまで私たちはワクチン接種,そしてマスク着用などの感染予防対策,行動制限,この3つの対策でこれまで流行を乗り越えてきましたが,行動制限はしない中で,医療逼迫を起こさず,第8波を乗り切るということになります。  そうなりますと,基本的な感染予防対策とワクチン接種ということになるのかなと思いますが,本市のワクチン接種状況,予約状況はどのようになっているのか,お伺いします。 479: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 480: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナワクチン接種につきましては,9月22日からオミクロン株対応ワクチンに切り替えております。初回接種が完了した方を対象に接種を進めております。その後11月3日からは,市が予約指定した65歳以上の方への接種をスタートし,11日から26日にかけて,上和泉地域センター会場を再び開設し,防災センター会場と合わせ,短期間で一気に進めたところでございます。  その結果でございますが,11月29日時点での狛江市におけるオミクロン株対応ワクチン接種率は36.9%となっており,東京都の23.4%,国の20.5%を上回るとともに,都内市区における接種率では首位となっております。  現在は,上和泉地域センター会場は既に終了し,防災センター会場で通常の予約による接種を基本に,予約不要接種も併用しながら実施しております。また,従来型ワクチン接種の御希望の方もいらっしゃいまして,その方につきましては毎週土曜日の最初の時間の枠を当てて,継続して行っているところでございます。 481: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 482: ◯ 19番(太田 久美子議員) 本市のワクチン接種率,最初から全国トップクラスでございましたけれども,現在も皆様の大きな御努力で,それが続けられているということに敬意を表したいと思います。  それでは,ワクチン接種の今後のスケジュールについても教えていただきたいと思います。 483: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 484: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今後の新型コロナワクチン接種につきまして,現時点でオミクロン株対応ワクチンが1人につき1回までと,このようにされておりますので,当面はこれまでに引き続きまして,当初の初回の接種を完了した方に対する接種,これを継続してまいりたいと考えております。 485: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 486: ◯ 19番(太田 久美子議員) 今シーズンは新型コロナ第8波の感染拡大だけでなく,インフルエンザとの同時流行が懸念されています。政府は同時流行となった場合の最悪のケースとして,新型コロナの1日の感染者数は45万人,インフルエンザは30万人で,1日当たりの感染者数の合計が75万人に上るという試算を公表しています。  去年も一昨年も,新型コロナとインフルエンザが同時流行するかもしれないと言われてきましたが,実際にはインフルエンザの流行はありませんでした。  今シーズンの新型コロナとインフルエンザ同時流行の可能性について,市はどのような見通しを持って対策に当たられるのか,お伺いいたします。 487: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 488: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染症が流行し始めた令和2年,3年以降,世界的にインフルエンザの流行は見られていませんでしたが,令和4年4月から6月をピークに,オーストラリアでのインフルエンザの流行が報告されております。このことから,日本でも同時流行の可能性はあると言われております。手洗い,うがい,マスク着用,基本的な感染対策を行うことが重要であると考えております。  基礎疾患のある方や高齢者は,感染すると重症化するリスクがあります。感染症に対して,うつらない,うつさないという観点から,体調の優れないときは三密,密閉・密集・密接を避ける,こういった基本的な行動で感染を予防することが重要だと考えております。市民の皆様への確実な啓発が必要であると改めて認識しております。 489: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 490: ◯ 19番(太田 久美子議員) 季節性インフルエンザについては,報道などを見ますと,まだ流行というところまでは来ていないようですが,八王子市など,地域によっては学級閉鎖も起きています。  狛江市のインフルエンザの感染状況についてお伺いしたいと思います。 491: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 492: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染症が流行し始める前の東京都の令和元年11月のインフルエンザの定点当たりの報告数は2.0人でございました。一般的に1.00人を上回ったら流行シーズンに入ったと判断されますが,令和4年11月の定点当たりの報告数は0.31人となっております。 493: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 494: ◯ 19番(太田 久美子議員) そうなりますと,都内においてはまだインフルエンザの流行には入っていないということだと思います。  前回の一般質問で,高齢者のインフルエンザワクチン接種の無料化をお願いしまして,現在65歳以上の高齢者へのワクチン接種は無料に,そして生後6か月から4歳の乳幼児に対しては,1回3,000円の助成をしていただいています。  そこでお伺いしますが,インフルエンザワクチンの現時点での接種状況についてお伺いしたいと思います。 495: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 496: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者のインフルエンザ接種につきましては,狛江市内の接種について10月の数字でございますが,4,249件でございます。例年11月から12月の接種が多くなる傾向がございます。  一方,乳幼児のインフルエンザ接種は,接種後の償還払いとなりますが,現時点での申請者数は107件となっております。 497: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 498: ◯ 19番(太田 久美子議員) 例年,インフルエンザ接種は11月から12月に多くなる傾向があるということで,これから接種される方も多くなるかと思いますが,新型コロナとインフルエンザワクチンの同時接種は問題ないと,こう言われておりましたけれども,これ近所の方から言われたんですけれども,副反応が出た場合,その副反応がインフルエンザワクチンによるものなのか,新型コロナのワクチンによるものなのか判断が難しい。対応法については何か違いがあるのか,お伺いしたいと思います。 499: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 500: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 同時接種されている方が何人ぐらいいらっしゃるのかによりますけれども,予防接種における副反応の対応につきましては,発生した副反応の症状に対して対処していくものと,このように考えておりますので,接種ワクチンごとに対応方法が異なるのではないかと,このように考えております。 501: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 502: ◯ 19番(太田 久美子議員) 分かりました。  11月下旬に,新型コロナとインフルエンザに同時感染したという,いわゆるフルロナというケースが確認されています。同時感染フルロナについて,市の認識を伺います。 503: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 504: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルスとインフルエンザの同時感染した場合,新型コロナウイルスだけに感染した人に比べて重症化し,人工呼吸器による治療を受けるリスクが4.14倍,そして死亡に至るリスクはおよそ2.35倍に上ったと,そういった分析結果が発表されております。  新型コロナウイルスもインフルエンザも,咳,鼻水,喉の痛み,高い熱という症状が出るということで,症状だけで新型コロナとインフルエンザを区別することは非常に困難でございます。改めて検査が必要であると認識をしております。 505: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 506: ◯ 19番(太田 久美子議員) 症状だけで新型コロナとインフルエンザを区別するのは非常に困難で,検査をしなければ分からないということですが,発熱外来を受診しますと,両方に感染してしまう可能性も出てきますが,発熱して,どちらかに感染した可能性がある場合,私たちはどう対処すればいいのか,お伺いします。 507: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 508: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 65歳以上の方,基礎疾患がある方,妊婦の方,小学生以下の子供を対象とする重症化リスクの高い方につきましては,発熱外来等に速やかに受診をしていただき,コロナ等の検査を行い,陽性の場合には自宅療養または入院等の対応を取り,新型コロナ・インフルエンザ両方陰性の場合には,原因に応じた対応を行っていただくことになります。  また,先ほどの対象以外の重症化リスクの低い方につきましては,新型コロナ検査キットの自己検査を行っていただきまして,新型コロナ陽性の場合には自宅療養,新型コロナ陰性の場合には発熱外来においてインフルエンザの検査をしていただき,陽性の場合には自宅療養または入院,インフルエンザ以外と診断された場合には原因に応じた対応を行っていただくことになると考えております。 509: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 510: ◯ 19番(太田 久美子議員) さて,11月22日になりますが,日本の製薬会社が開発した飲み薬ゾコーバが緊急承認されました。この意義についてどのように見ておられるのか,お伺いします。 511: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 512: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 11月22日に,塩野義製薬株式会社が開発いたしました新型コロナウイルスの飲み薬を国が使用を承認しております。国内で承認されております新型コロナウイルスの治療薬は,令和4年11月現在9種類ございます。  塩野義が開発したゾコーバの特徴としては,12歳以上なら重症化リスクの低い患者でも服用できるということでございます。また,注意事項としまして,飲み合わせのよくない薬剤や食品,サプリメントが複数あるため,医療機関で処方される際には必ず医師に伝えていただく必要があります。また,発症後3日以内に服用を開始することや,妊娠中や授乳中の女性には使えないと言われております。  国内の製薬会社が開発した初めての飲み薬であり,医療機関への安定した供給につながることが期待されております。 513: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 514: ◯ 19番(太田 久美子議員) 令和3年第3回定例会の一般質問で,「経口薬の開発も進められています。いずれコロナに感染しても,誰もが早く回復できる,そんな日が来ることを期待したいと思います」と,こう述べさせていただいて一般質問を終わらせていただきました。その飲み薬が国内でも開発されました。  また,厚生労働省では,新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけの見直しに向け,本格的な検討が始められるようです。2類相当から5類相当へ引き下げられた場合のメリットとデメリットについて教えてください。 515: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 516: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 昨日と重なる部分があると思いますが,厚生労働省は新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけの見直しに向けまして,本格的な検討を始める方針を固めたと,そういった新聞報道等がありました。  現在は,感染した場合は入院勧告をされたり,濃厚接触者を特定する等,保健所の調査への協力が求められます。流行が広がれば,緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用され,外出自粛の要請や飲食店の営業時間短縮等,制約ある生活が強いられます。一方,国が検査や治療の費用を全額負担している状況でございます。  5類相当に引き下げられた場合のメリットとしては,入院勧告や就業制限措置等に当たる医療機関や保健所の負担を減らすことができます。インフルエンザとあまり差がない扱いになるので,規制等がかかるということはなくなるものと考えております。  デメリットといたしましては,治療費等を公費で全額負担する根拠がなくなりますので,患者御本人の自己負担が大きくなることがございます。  厚生労働省が今後議論を進めていく予定とのことですので,我々としては動向を注視してまいりたいと考えております。 517: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 518: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは,最後の質問です。  42歳の女性の方が,4回目ワクチン接種後に重症のアナフィラキシーショックで亡くなっています。看護師や医師がためらわずにアドレナリンを注射すべきだったと思いますが,看護師も医師も経験不足だったことから,すぐにアドレナリンを打つことができなかったようです。  本市では,このようなことが起こらないようにしていただきたいと思います。接種後にアナフィラキシーショックなどが起きたときに,迅速に対応できる体制も整えていただきたいと思います。  そこでお伺いしますが,接種会場に,接種後にアナフィラキシーショックが起きた場合,ためらわずにアドレナリンを打てるような訓練や経験を積んでいる看護師や医師は配置されているのか,お伺いします。 519: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 520: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 市の集団接種会場におきましては,必ず救急・応急対応の経験を積んでいる医師及び看護師が一定数配置されるように調整しており,そうした経験のある者からリーダーとして選出し,特定の役割を持たせず,会場全体を俯瞰しながら,緊急の際に適切に対応できるような体制を整えているところでございます。  また,接種体制として,当日勤務する医療スタッフの役割分担を事前に明確にするとともに,薬剤や医療備品の在庫や使用可能かのチェックを毎回接種開始前に行うほか,今回の他自治体における事故についても情報を共有し,万一アナフィラキシーが発生した際にも,迅速かつ的確な対応ができるよう,関係者間で改めて確認しているところでございます。 521: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 522: ◯ 19番(太田 久美子議員) 御答弁を伺って安心いたしました。新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念される中,これまで感染者数が大きく増加した北海道や長野県などでは,死亡する人が増加しているという報道があります。  ワクチンを希望される方,こういった方には漏れなく接種を引き続きお取組いただきますようお願いいたしまして,私の全ての質問を終わります。ありがとうございました。 523: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時58分 休憩     午後 3時19分 開議 524: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。21番石井功議員。 525: ◯ 21番(石井 功議員) 通告に従いまして2問質問いたします。  1問目,まちづくり投資に対するリターンについてということで,まちづくりという言葉は,1952年,昭和27に発行された都市問題という雑誌で初めて使われたそうでございます。当時は戦後の復興によって人口が大都市に集中して,狭小住宅が増え,住環境の悪化や公害など,生活環境が悪化していったようです。これらの問題の解決を自治体任せにせずに,住民が声を上げようということになったこともあって,住民の心に訴えかける言葉として,まちづくりという言葉が生まれたということであります。  まちづくりは,都市計画とは違うということです。国や自治体が行う都市計画というのはトップダウン型であるのに対して,住民参加を前提としているまちづくりは,住民や企業から自治体へのボトムアップ型であるということであります。  まちづくりの定義,これは何かというと,これはやはりまちづくりってすごく多様なものであるのでなかなか難しいのですが,一般的には,既存の町をよりよくつくり変えるというような考えが一番合っているのかなというふうに思っております。つまり更地の所に,何もない所につくるのはまちづくりではない,これは一般的に言わないということであります。
     それで,狛江の周辺,いろんな駅があります。この駅前の再開発というのは近年というか,近年といっても10年,20年ぐらい前からですけれども,行われております。例えば二子玉川,あそこは二子玉川遊園地というのがありまして,そこの跡地に二子玉川ライズというものができて,これネット上で調べただけで,本当に総額かどうか分かりませんが,この開発には総事業費997億円というふうに出ております。これは東急と,それから世田谷区が主に共同して行った開発ということであります。  それからお隣の調布市,これは当然,京王線の連続立体化というか地下化,これに伴って駅前,それから商業施設ができたりして,これも聞いた話なので正確ではないですけれども,これも総事業費でいうと1,000億円ぐらいというふうに聞いております。  それから,今まだ行われているところですが,これは区画整理ですか,登戸で行われている。これもネット上で調べると936億円,かなり莫大なというか,すごいお金が投下されて行われていると。  最後に仙川,これもどちらかというと,今まで言った例えば二子玉川とか調布とか登戸という駅は,狛江から比べるとサイズ的には大きな駅ですけれども,仙川というのは比較的,前は狛江と変わらないぐらいの大きさでした。仙川というと,近年,住みたい町というのによく出てくる,人気のある町になりました。これもお金を調べてみると,あくまでもこれは交付金の対象になった事業,つまり道路であるとか公園であるとか保育園であるとか,そういった自治体のほうがつくる,関わっている事業費,この交付金の対象となる事業だけで220億円ということで,狛江の周りにはそういった大きなまちづくりというか,再開発が行われているというところでございます。  狛江の場合は,もうちょっと前に小田急線の連続立体化ということで行われたわけですが,仙川のことについて駅周辺のまちづくり,これについてお尋ねしますが,この仙川の周辺のまちづくりはどの程度の期間で行われたのか,これについてお尋ねいたします。 526: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 仙川駅周辺のまちづくりについては,昭和62年に地元の有志により,まちづくりについての勉強会が開始されたとのことでございます。その後,平成4年に勉強会の成果として地区計画案が作成されました。その中で不整形な残地の処理ができない等,問題点が抽出されました。  平成6年に仙川駅南土地区画整理準備組合が設立され,平成8年2月に仙川駅土地区画整理組合が認可され,事業が進みまして,平成11年12月に仙川駅土地区画整理組合が解散となっております。  平成10年3月に仙川駅周辺地区計画が都市計画決定され,区画整備地内の建築物の更新には地区計画によるルールも適用してもらうことになりました。その後,平成13年11月から平成28年5月の期間で,地区計画変更の都市計画の手続が行われております。  地元有志の勉強会から地区計画の決定までの期間で考えますと,約12年の期間を要し,その後も約19年の期間をかけ地区計画が変更され,町が変わっていったことになります。 527: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 528: ◯ 21番(石井 功議員) この仙川の駅周辺のまちづくりというのは,四半世紀かかったというようなことだと思います。  それで,仙川駅周辺のまちづくりはどんなことが行われたのか,これについてお尋ねします。 529: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 530: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 仙川駅周辺のまちづくりにおいては,土地区画整理事業と地区計画策定の手法で進められているところでございます。 531: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 532: ◯ 21番(石井 功議員) 仙川の周辺のまちづくりというのは土地区画整理事業,それと地区計画策定という2つのことが行われたということです。土地区画整理というのは,その町の道がちょっとこう曲がっていたり,もしくは三角形の土地があったり,そうしたものを真っすぐにしたり,三角形のものを四角にしたり,そういった整理をするということだと思いますね。  地区計画というのは,そこの地区の例えば建築,その他のルールづくりみたいな形かなというふうに思います。例えば,そこは商業施設を造りましょうよとか,大体そんなようなことが地区計画ということだと思いますけれども,仙川駅周辺のまちづくりの特徴的なもの,これは何なのかお尋ねしたいと思います。 533: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 534: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 仙川駅周辺の土地区画整理事業を実施することにより,駅前の道路や交通広場,公園などを地権者の土地の減歩により行われており,駅前の大規模地権者の方々が,仙川駅前周辺の発展のためにまちづくりを進めた好事例であると考えております。  芸術文化地区においては,音楽や芝居小屋のまちづくりを目指し,駅近傍の地域特性を生かし,芸術・文化・コミュニティ施設の積極的な誘導を図るため,住居系の用途地域が指定されていたことを踏まえ,客席が200平米未満の劇場も建築が可能とした用途緩和型地区計画も策定されております。  商店街地区では,店舗が連続する町並みを形成するために,商店街組合の有志がせんがわまちづくり委員会を組織してルールを検討しており,それを調布市が町並み誘導型の地区計画としていることも特徴であると考えております。 535: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 536: ◯ 21番(石井 功議員) 仙川の周辺のまちづくりというのは,大体4つの地区に分かれていて,1つは駅前の所ですよね。それからもう1つが一般的に言われる安藤忠雄通りという,安藤忠雄さんがデザインした建物がずっと並んでいる所。そして,ここがいわゆる芸術文化地区ということです。それから商店街地区,これは昔からある古い商店街ですけれども,ここ。それからもう1つが,その前は和光堂の工場跡地だった所が大きな商業施設が来て,ここが商業業務地区というように4つに分かれてできたということだと思います。  それで,仙川のまちづくりをやったことで,いろいろと仙川の地元の人に聞きましたけれども,まず1つ大きなことは松原通りといいますか,3・4・17号線が甲州街道まで抜けたと。それまで駅周辺全然抜けられなかったんですよね。私なんかも若い頃よく,例えば新宿でお酒を飲んで終電がなくなってタクシーで帰ると,甲州街道から仙川の商店街を深夜抜けて狛江のほうに来るというようなルートを大体タクシーが通る。つまりそれだけ道がなかったんですよね,狛江側に抜ける道というのが。それで非常に便利になったということが1つ。  それから,それまで各駅停車しか止まらなかったんですよね,仙川駅というのは。それが現在では,1回快速が止まるようになって,現在は区間急行が止まるということで,これ乗降客数を調べてみると,1991年,これ大分前ですけれども,このときは1日当たり乗降客数5万6,000人が,これはコロナ前の数字ですけれども,2019年,これ8万2,000人に増えていると。かなりの増加ということだと思うんですね。  それから,土地・家賃の上昇。現在,これは本当に今,仙川の商業地区の中心地,これ坪1,000万円するそうです。多分,狛江市の中心の商業地って大体200万円から300万円ぐらいなのかなと。それの3倍もしくは4倍ぐらいの金額になっていて,さらに言うとビルのテナント,これって今大体入れ替わるたびに家賃の値上げ交渉をしていると。どっちかというと出ていってもらったほうがいいんですよというようなことを言っているビルのオーナーが結構いるということです。人気のある店舗が出店を本当に希望するようになったと,すごくおしゃれな町になってよかったなと。  もう1つ言っていたのは,ユニクロは結構最初の頃から,最初の頃といっても多分90年代後半ぐらいだと思いますけれども,この頃からあって,ずっとユニクロがメジャーになっていくと同時に,町もそうなっていったというようなことを言っています。  ただ,片方で聞くと,例えば商店街で役員のやり手がいなくなっちゃう。やはり今までずっと商売をやってきた方が,自分で商売するより例えば貸してしまったほうがいいとか,いろんな事情で町を出ていってしまったとか。要は地元に知っている人が本当にいなくなってしまったなというのが1つ。  それから商店街,あそこの商店街の人たちというのは基本的に共存共栄という考え方をずっと今でも持たれているらしいんですが,それによってスーパーマーケット,通常あの商店街ってどっちかというとスーパーマーケットを拒否するんですよね,量販店みたいなものを。しかし,もうウエルカム,どんどん来てくださいで,今仙川の周辺にはスーパーが7件ある。これもあの町のサイズにしては非常に大きい。でも,商店街の人たちがウエルカム,ウエルカムとやって,そうなったことがやはり商店街には影響しているということだということです。  逆に言うと,一方,昔から仙川のスーパーマーケットというと丸正と私なんかはよく記憶している。丸正がなくなってしまった。だから,もちろんいろいろないい影響があるんだけれども,やはりそういった影の部分,そういうのも現実にあったということです。ただ,その方が言うには,そうは言っても,やはり全体から見れば本当にやってよかったということであります。  それで,よく住みたい街ランキングというのがあるんですけれども,そうではなくて,資産価値が落ちない街ランキングというのがありまして,これ東京の市部,いわゆる多摩のほうですよね。これのランキング,4年前のデータなのでちょっと古いんですけれども,PBRという,これ株式投資をやっている人はよく聞くPBRというんですね。これ不動産の世界でもあるらしくて。  これはどういうことかというと,過去10年間に分譲された新築マンションが中古として流通した際の平均価格が,分譲時の何倍かを駅別に示したものということなんですね。これは数値が大きければ,資産価値が維持しやすいと考えられている。ただし,PBRは過去の実績を基に集計したので,1.0以上の町の資産価値が将来必ず上がるというわけではないということで,例えば10年前に買ったマンションの値段が10年後に幾らになっているか,こういう数値が不動産業界でいうPBRということらしいんですね。  多摩地区で,ちょっと古いデータですけれども,1位が京王線の三鷹台,これは三鷹市ですよね。それから2位が多摩都市モノレール,立川とかの辺を走っているものですけれども,あれの桜街道というところが1.16。つまりこの2つは,10年前もしくは10年よりもちょっと新しいやつかもしれませんが,それを現在売り返しても元値以上に売れる。  3位,小田急線,狛江,1.05。でも,最近聞くのは,買ったときより高く売れたんだよねという声,だからこれは現実だと思うんですよね。3位,中央線,三鷹,1.05。8位に京王線,仙川,0.97,ほとんど同じ値段で売れる。10位が国領,0.95ということでございます。  今すごい円安で,都内のマンションとかこれって,もう外国のお金で買いあさりまくられて,今都内だと大体1.50ぐらいなんですかね。ただ,この数字というのはちょっと前の数字なので,現実的にこの辺の住宅の人気というのは確実にあるんではないかなと。  ここで狛江のことが紹介されていて,狛江のことはどう書いてあるのかというと,狛江は新宿駅まで18分,隣の町は世田谷区,利便性と自然環境を満喫できる。世田谷区に隣接し,都心への所要時間も短いことから,PBRは高めに推移している。駅の北口ロータリーには大型商業施設があり,生活利便性が高い。その向かい側は2.1ヘクタールもの狛江弁財天池特別緑地保全地区が広がり,緑を身近に感じられる。多摩川の河川敷も近い自然豊かな住環境だと。これは改めて外の人から見た狛江像なんでしょうから,この町の魅力というのはやはり緑なのかなというふうに思っております。  それで,さっきの乗降客数,仙川で1991年に5万6,000人だったのが,2019年,8万2,000人に増えているんです。狛江はどうだったかというと,1991年に4万5,000人だったのが2019年,4万9,000人,それほど増えていない。ただ人口は,狛江は確実に増えているんですね。仙川の人口を調べようと思ったんですけれども,残念ながら最近の調布市はちゃんと一丁目,二丁目とかという町名の人口は出るんですけれども,この1991年当時のは出ていないのでよく分かりません。ただ,調布の人口はこの当時20万人から,2019年は23万8,000人ですから,割合としてはそれほど増えていないので,これは仙川の人口が増えたんではなくて,仙川駅に降りる,仙川駅を利用する,こういう人が増えたというふうに解釈すべきだというふうに思います。8万2,000人ぐらいの乗降客数というと,小田急線でいうと成城学園前駅が8万8,000人,京王線でいうと千歳烏山駅が8万8,000人と,大体こんな感じだということです。  それで,仙川の話はともかくとして,狛江市,これは小田急線の連続立体化って本当に早い時代にやりましたけれども,この小田急線の連続立体化,これはこの町にとってどのようなリターンをもたらしたのか,これについてお尋ねしたいと思います。 537: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 538: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 小田急電鉄と狛江市のまちづくりが一体となった取組として,小田急電鉄の高架化・複々線化の事業が早期に事業化されたことは,地元自治体として開かずの踏切の解消による南北の一体化に有効であったと思われます。開かずの踏切の解消は,町の防災性・利便性の向上に寄与しております。  小田急電鉄の高架化・複々線化の事業と合わせて,狛江駅北口においても市街地再開発事業が実施され,駅前広場等が整備されたことにより町が機能的になり,人口8万人を超える町の礎となっていると考えられ,人口減少社会と言われている今日においても,国立社会保障・人口問題研究所の推計値では,2030年まで人口の微増が続くとされていることも,まちづくりが成功していると言えるのではないかと考えているところでございます。 539: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 540: ◯ 21番(石井 功議員) この連続立体化というのは,もともとが開かずの踏切の解消ということだったと思うんですね。  国土交通省が全国で改良するべき開かずの踏切,これ97か所あるんですけれども,そのうち京王線は25か所,もうワーストワンと言われてもしようがない。これは2021年6月4日,あるフライデーでという雑誌で,開かずの踏切ワーストと書いてあって,遮断機が開かない時間帯とか,いろんな混雑の仕方とかで,ワーストというのは西武線の野方駅で,野方って中野区ですよね。それから2番目が南武線の平間駅ってこれ川崎市,3番目が大井町線の戸越公園駅,これ品川区なんすけれども,その後に京王線の千歳烏山駅,柴崎駅,下高井戸駅,つつじヶ丘駅ってずっとこう続いてくるんですね。  仙川は,これ京王線の連続立体化とは別に開発された。なぜかというと,仙川って昔から地上ではなくて下を電車が通っていたんですよね,京王線が。私も自分のおばが一時仙川に住んでいたことがあって,もう随分,小学校入る前ぐらいですけれども,よく行って,あそこの下からこうやって京王線をよく見た,橋の所から下をよく見た記憶がありますけれども。  これ,駅前開発に絡んだまちづくりということではなかったので,1つ,ある意味実現できた大きな要因ではないかなというふうに思います。これも地元の人に聞いたんですけれども,京王電鉄が最初に開かずの踏切対策の話を持っていったというのは,いまだにまだ開かずの踏切が解消されていない駅周辺だったそうです。そのときはどうしても地元の人の反対があって話が進まなかった。そのことがどうのというわけではないんですけれども,やはりそうなるとずっと最後のほうに,踏切の解消というのは後回しにされちゃうんではないかなというのが私はすごく感じますね。  京王線は,笹塚駅から仙川駅の連続立体化は住民反対訴訟で進んでいない。さらにコロナの影響で,今ほとんどの電鉄事業者というのは赤字ですね。この間ようやく当期は黒字になったという新聞記事を読みましたけれども,今ほとんど電鉄会社というのは赤字です。  それで,小田急線が連続立体化をしようとしたときも,住民訴訟ってこれ実際にあったんですが,時代背景的に言うと乗降客数,いわゆる電車に乗る人の数というのが当時はずっと右肩上がりであったと。これも事業を進めるに当たって有利に働いたんではないかと。今これから下がっていこうとしたときに,なかなかこういう大きな事業というのはやりづらくなってというふうに思います。  それで,まちづくりのような大きな事業を考えるときは,時代認識みたいなものを持っていないといけないのではないかなというふうに思います。時として時代の読み間違い,これをすると大変なことになる。これからというのは人口減少社会であったり,環境を重視しなければいけない。高齢化社会とかを考えると,大きな投資をして,それが本当に回収できるのかどうか。だからこの辺はよく考えなければいけないのかなと思いますけれども,反対に人口が減少すればするほど,都市部に人口を寄せるしかない,これも事実かなというふうにも思います。  それで,今度,狛江駅北口周辺で行おうとしているほこみち事業,この事業の目的についてお尋ねします。 541: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 542: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江駅周辺において10月に実施いたしましたほこみち社会実験では,道路空間の利活用により,狛江駅周辺ににぎわいと滞留空間を創出することを目的に置き,実施したところでございます。 543: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 544: ◯ 21番(石井 功議員) 今御答弁があったように,ほこみちの事業の目的,これはにぎわいの創出,それから滞留空間ということですけれども,にぎわいをつくるのは,僕はすごくなかなか難しいことで,かなり思い切ってやらないといけないんではないかなと考えますが,これについてお尋ねします。 545: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 546: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まず,にぎわいという言葉が指すもの,言葉の定義につきましては議員も御承知のとおり,人によって様々な捉え方があろうかと思いますが,この狛江駅周辺におきましては,少なくとも人が集まり滞留していることと,物販や飲食等の店舗が盛んに活動されていること,この2点については日常のにぎわいを構成する要素として考えることができるものと思っております。  また,この2つの要素をかなえていくため,市においては駅前に滞留しやすい空間や環境を確保しながら,物販・飲食等の商業活動がしやすい空間,環境づくりを今後行っていこうとしているもので,さきに取りまとめました狛江駅周辺の道路デザインでも,この狙いは表現できているものと考えております。 547: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 548: ◯ 21番(石井 功議員) それと,せっかくほこみち,これを現実的にやろうとしたときに,これはもう随分前から言っているんですけれども,特別緑地保全地区の管理の在り方や見せ方,この工夫も必要だと思いますが,ここについてお尋ねします。 549: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 550: ◯ 環境部長(門井 淳君) 特別緑地保全地区の管理につきましては,市民の会との協定に基づき,維持・管理を行っているところでございます。  今後,地区内の生物の実態調査を行い,現在の保全管理状態を確認した上で,保全地区の景観維持や生物資源の保全,そして保全地区の活用を図るため,利用者や周辺の安全に配慮した新たな保全管理計画の策定に向けて,調査・研究を行ってまいります。  また,見せ方についてでございますが,現在,保全地区周辺には,地区内への立入りを制限するための柵を設置しております。工夫の一つとして,この柵を駅前空間と一体的となるデザイン性の高い柵とすることで,駅周辺が統一感のある魅力的な空間になるものと考えております。  駅周辺エリアの整備に合わせ,駅周辺のにぎわいや保全地区の特性に応じた管理や見せ方について,引き続き調査・研究を進めてまいります。 551: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 552: ◯ 21番(石井 功議員) 今言った特別緑地保全地区のことについては,本当にぜひよろしくお願いしたいと思います。それは先ほどの不動産のところでも出てくるように,これは狛江のかなり中心的な魅力の部分かなというふうに思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。  それで,ほこみちというのは公共空間の利活用ということだというふうに思うんですけれども,これからの時代認識と先ほども言ったんですけれども,人口の減少や高齢化や,これから来ようとしている時代というのは,環境の重視であるとか,働き方の変化であるとか,国際化であるとか,いろいろなことがあると思うんですね。  環境重視ということになると,狛江の場合はこれに対応するのは緑,今の緑地保全地区,それときれいだというのが僕は必要なんではないかと思うんですよね。環境は環境ですけれども,きれいに保つというのが1つあるかなと。  高齢化,これは例えばバリアフリーとか,僕はいつも言っているんですけれども,街路灯の照度の明るさの問題であったりとか,例えば落ち着いた雰囲気であるとか,そういうことかなと。ただ,高齢化といってもデザインは今風でなければいけないよねというのは思います。  それから,国際化というのは多言語化であったりとか,分かりやすい表示。文字ではなくて,イラストみたいなものを対応していくような感じがいいなと。  それから人口減少というのは,これ多分,狛江市にとって人口減少ってそのうち起きるんでしょうけれども,だけれども,人口が減れば減るほど,基本的には都市部に集めるしかないんですよね。人口のいない所のインフラをずっと整備し続けるのか。人が100メートルに1軒ずつしかない所の下水道と上水道と電気と電話,これを維持し続けるのかって,これは行政コスト的にいっても決して効率のいい話ではないので,これはなるべく。過去に,人口減少が起きて生産性が上がったのって古代ローマで1回あって,それは何かと。山間部にいた人間を全部都市部に集めたんですね。それによって生産性が上がったと,これは必然だというふうに思います。  時代認識ともう1つ,僕はタイミング,やるタイミングというのもすごく重要で,小田急が今度マルシェの所を改装するということですけれども,こういったタイミングを逃さない,同時にやっていくということがすごく大事かなと。  それと,僕は今,狛江ってすごく旬なんではないかなと。今,都内はどんどん値段が上がってしまっていてなかなか住めなくなってきて,あと利便性とまだ緑が残っている狛江とか調布とか三鷹というのはすごく,この数年,本当に人口増えていますけれども,今すごくいい時期なんではないかと。それで今こそ,都市部では絶対あり得ない,ああいう緑を生かした町,これをぜひ目指していただきたいと思います。  それで,このほこみちというのは,先ほど挙げたような1,000億円もかかるような話ではなくて,これってやはりアイデアであるとかマネジメントが最も重要で,これってすごく難しいんではないかなと思いますけれども。これはせいぜいに2億円か3億円の投資額で,多分それ以上のリターンがうまくやればすごく期待できるんではないかなと思っております。  狛江というのは住宅街だけれども,もうベッドタウンでは今後成り立たないんではないかなと。狛江の駅に降り立つ人たちは住んでいる人だけではなくて,そこの環境とか,そういうものを求めてくる人,こういう人が増えるような感じで,ぜひ目指していただきたいと思います。  以上で1問目は終わります。  2問目は,市役所のキャッシュレス化とペーパーレス化。  それで,企業が従業員の給与を何とかペイというキャッシュレス決済口座に振り込むデジタル給与払いの解禁が2022年9月13日,厚生労働省の審議会で合意に達しました。厚生労働省の資金移動業者の口座への賃金の支払いについての課題や報道をまとめてみますと,給与デジタル払いとは,これまで現金か銀行振込でしか受け取れなかった給与が,何とかペイというスマホ決済などのデジタルマネーとして受け取れるようになることであります。  それで,これは成長戦略の柱にデジタル化推進を掲げる政府が,労働政策審議会を中心に制度設計を急いでいたということで,来年4月から,その人が望めば,100万円以下であれば,例えばPayPayとかLINE Payとか,こういうところに企業からの賃金をその人のところにダイレクトに支払うことができるということですけれども。  これで,一応メリットとデメリット,どういうものかというと,メリットとしてはキャッシュレス決済に利用しやすくなると。振り込まれた給与をチャージする手間がなく,チャージする際の手数料も軽減できる。  2番目,海外では既に実現しているところも多く,外国人労働者の受入れ拡大に必要不可欠。特に,外国人労働者が日本で銀行口座を開設するには様々な制限があり,現金払いが多い問題を解決できる。これはやはり外国人の方にとっては,日本の銀行で口座をつくるのってかなりハードル高いですから,これはそうかなと思います。  それから,銀行・証券・保険にIT技術を組み合わせるフィンテックというサービスが広がり,新たに多くのビジネスが誕生して,国際競争力向上に役立つということで,これは詳しい人に聞いてみないとよく分かりませんけれども。  では,逆に言うとデメリット,これはどういうものかというとやはり安全性に問題があると。何とかペイの資金移動業者が経営破綻したときの補償や迅速な払戻し,資金の保全,ハッキングによる不正送金など課題が多い。これはそうかなという感じがします。  2つ目,KDDIやNTTドコモなどの大規模通信障害の際にも見られましたが,通信ネットワークの保守,セキュリティーに不安があると。そうですね,auも夏頃ですか,2日間ぐらいですか,つながらなくなったときがありまして,こういったときどうするんだという問題は確実にあるのかなと思います。  反対意見と賛成意見というのを見てみると,反対意見というのは,口座引落しにしているものも,全部それで払えるように変えてくれないと意味がない。税金も水道光熱費なんかも全部,コード決済に対応してくれないと,いわゆる対応し切れないと。事業者や店舗や地方自治体で,こういうコード決済に対応しない場合は罰則をつけてくれないと,なかなか進まないんではないかと。マイナカードの保険証利用と同じで,対応している病院や薬局が少ないのも速やかに対応させてほしいと。地方の病院,診療所は全てそういうふうにしてくれないと,使える場所を増やしてくれないと,制度ばかり進めるのはおかしいというのが代表的な反対意見らしいです。  賛成意見,現金の管理がなくなるメリットのほうが大きい。そして偽造防止対策でめちゃくちゃお金がかかる紙幣,硬貨の発行を抑えられる効果が大きい。これはお金を作るのにまたお金が随分かかるという話ですよね。小銭の両替有料化も今後加速するので,流れは止まらないでしょうね。これを推し進める最大の敵は凝り固まった頭で,僕もそうかなというふうに思います。  一方,ペーパーレス化,これについては今民間の決算書など,電子帳簿保存法が改正されてペーパーレス化が進めやすいようになるようです。それで,決算書類や各種帳簿,紙で受領していた受領書などは紙での保存が原則ですが,この法律により一定の要件を満たせば,電子データでの保存が可能になったということです。  電子データは電子データで,紙は紙か電子データで保存するということが基本的な考えですけれども,ここはやはり僕は一番大きいのは,例えば契約書と領収書。なぜかというと,これ印紙が要らなくなるんですよね,今度。通常,今,領収書は5万円以上に変わったのかな,でも200円の印紙が要りますよね。それから,例えば銀行からお金を借りるとき,もしくは不動産関係の契約書,これには必ず基本的に印紙が要ります。例えば,500万円から1,000万円の契約書だと1万円の印紙,1,000万円から5,000万円だと2万円の印紙,5,000万円から1億円だと6万円の印紙,これが必要になると。今,例えば狛江でマンションを買おうとしても,多分5,000万円では買えない所が多い,新しいいいところは。5,000万円を超えると6万円の印紙がかかる。それはなければないほうがいいでしょうということになるんではないかと思うんですね。  それで,領収書も最近PDFで送ってくる場合が非常に多くなっておりますが,それでまずお聞きします。  まずキャッシュレスのほうですが,市民が市役所に出向いてお金を払うとき,現在キャッシュレス決済ができる種類,例えばクレジットとかPayなどと,それぞれのブランド数についてお尋ねします。 553: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 554: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市民課窓口において利用できるキャッシュレス決済の種類といたしましては,Suica・PASMOなどの交通系ICカードや,楽天Edy,WAON,nanacoなどの電子マネーが14種類,VISAやMasterなどのクレジットカードが6種類,二次元コード決済に対応しておりますLINE PayやPayPayなどが8種類,合計28種類のキャッシュレス決済に対応しております。  続きまして,市税等の納付におけるキャッシュレス決済でございますが,口座振替のほか,スマートフォン決済,クレジットカード決済,インターネットバンキングがございます。  現在,スマートフォン決済につきましてはPayPay,LINE Payなど8種類,クレジットカード決済につきましてはVISA,Masterなど5種類,インターネットバンキングにつきましては三井住友銀行やみずほ銀行など,1,039の金融機関が対応しているところでございます。 555: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 556: ◯ 21番(石井 功議員) 窓口のキャッシュレス化というのは,市役所は大分進んでいるというふうに感じます。  次に,ペーパーレス化です。年間,この市役所で使用する紙の総量,これはどのぐらいあるのかお尋ねします。 557: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 558: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 再生紙の購入量について答弁させていただきます。  平成31年度は約679万枚,令和2年度は約595万枚,令和3年度は約582万枚でございます。
    559: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 560: ◯ 21番(石井 功議員) 令和3年度582万枚,これってすごい量で,重さにすると2.3トン。これをA4の紙で積み重ねていると,意外とスカイツリーまでは行かないんですけれども,結構あれに近い高さになるというので,かなりのものです。  環境的に言うと,1本の木からできるA4のコピー用紙って大体1万3,000枚らしいんですね。ですから狛江市で年間使っているコピー用紙って,大体424本の木を伐採しないと作れないということで。前に議会でペーパーレス化をしたときに計算してみたら,議員に配る資料だけだと,それでも年間10本ぐらい木が必要だということだったので,やはり紙って多いんですねという気がします。ですから議会のペーパーよりも,市役所の場合は圧倒的に比ではなかったなと思いますけれども。  庁内のペーパーレス化の進捗状況,これについてお尋ねします。 561: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 562: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市ではペーパーレスの取組に関する基本方針を策定し,会議等の資料や庁内周知の事務連絡,計画等の印刷物のペーパーレス化に取り組んでいるところでございますが,再生紙の購入量で比較しますと,令和3年度と平成31年度とでは15%程度の削減にとどまっているところでございます。  また,現在紙で行っている文書の起案決裁につきましても,電子決裁の導入に向けて準備を進めているところでございます。 563: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 564: ◯ 21番(石井 功議員) 庁内でもペーパーレス化というのは進んでいるようですが,市民向けのもの,それから市民が参加する会議,こういうものはまだまだペーパーレスというふうには行かないので,これは致し方ないところという感じがします。  市民や法人が必要とする証明書類のペーパーレス化,これというのはできるのかどうか,これについてお尋ねします。 565: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 566: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 証明書類のペーパーレス化について,住民票,戸籍謄抄本,税証明についてお答えをさせていただきます。  住民票,戸籍謄抄本の電子申請につきましては,住民基本台帳法や戸籍法等の関係法令により,マイナンバーカードの電子署名を利用した申請手続は認められているところでございます。  また一方,住民票,戸籍謄抄本の交付につきましては,法令により書面での交付が定められております。ただし,戸籍謄抄本につきましては,電子交付を法令上容認している規定はあるものの,システム上の整備がなされておらず,電子申請を行っている自治体においても,郵送により交付を行っているところでございます。  課税・非課税証明書等各種税関係の証明書につきましては,総務省や地方税共同機構等で構成される令和4年度地方税における電子化の推進に関する検討会におきまして,各種証明書など,納税者等からの申告・申請に基づくものについては,電子的に申告・申請が行われる場合には,通知先の特定や希望の把握が容易であることから,eLTAXの活用を基本として,可能なものから早期にデジタル化を実現していくことが望ましく,今後,制度面・実務面双方からの検討を深める必要があるとの報告がございます。  今後は,各種税関係の証明書デジタル化につきましても,同検討会の実務者ワーキンググループにおいて引き続き検討していくこととしていることからも,その動向に注視してまいりたいと考えております。 567: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 568: ◯ 21番(石井 功議員) 今のところ,住民票,戸籍謄抄本の電子申請はできると。ただ,交付は今のところ紙でなければ駄目よと。それから税関係の証明書の電子申請は現在検討中ということだと分かりました。  次に,今のは証明書でしたけれども,今度,転出入,それから婚姻,出生,死亡,このような届出,これはペーパーレスでできるのか,これについてお尋ねします。 569: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 570: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 転出・転入等の届出は,住民基本台帳法における政令の定めるところにより,書面でしなければならないと定められているところでございます。  ただし,令和5年2月から始まる転出・転入ワンストップサービスでは,マイナンバーカードの電子署名を利用して,マイナポータルで転出届を行った場合,市役所窓口での手続が不要となります。ただし,自治体側で届出者御本人に代わり異動届を作成し,書面で保管することになります。  婚姻届,出生届等の戸籍の届出は,戸籍法により書面で行うことを定めておりますが,戸籍法施行規則におきましては,電子署名を利用して電子での届出ができる規定はあるものの,具体的な制度設計が法務省から示されていない状況でございます。 571: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 572: ◯ 21番(石井 功議員) 転出入は来年電子申請できるようになるが,電子申請されたものをわざわざ市役所が紙にもう1回戻さなければいけないって,これもどうなんですかという感じですよね。  だから,できることからやっていくんだと,これは理解できますけれども,市の担当者からするとやるせないのかなという感じがいたします。婚姻とか出生とか死亡とか,戸籍に関わるものはまだまだ紙ですよということです。  次に,税の納付書,税金の納付書よく届きますよね。これはペーパーレス化できるのか,これについてお尋ねします。 573: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 574: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 地方税法では,納税通知書等の賦課徴収に関する書類につきましては,郵送もしくは信書便による送達または交付送達により,その送達を受けるべき者の住所,居所,事務所または事業所に送達すると規定されていることから,現状,電子的な送達は想定されていないところでございます。  なお,個人住民税に係る特別徴収税額通知につきましては,地方税法の改正により平成28年度課税分より,特別徴収義務者の同意がある場合にはeLTAXを経由した電子的通知が可能となっており,希望される特別徴収義務者につきましては,電子的通知を実施しているところでございます。 575: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 576: ◯ 21番(石井 功議員) ここで言う特別徴収義務者というのは,主にサラリーマンのことというふうに解釈しています。サラリーマンというのは,大体住民税を給料から会社側が天引きしているので,その会社宛てにその人の住民税を電子通知しているということですよね。  それで,自治体が住民の利便性を考えて独自で始めたサービスですが,渋谷区が住民票を顔認証で入手できるサービスを始めようとしましたが,これにストップがかかりました。その理由についてお尋ねします。 577: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 578: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 渋谷区が行ったLINEを用いて住民票を申請する方法は,民間の事業で広く採用されているeKYCという顔認証の手法を取っておりました。eKYCは,スマートフォンで自分の顔と身分証明書を撮影しアップロードする認証システムでございます。  これに対しまして,総務省は,住民票の写しの交付請求については,総務省関係法令に係る情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律施行規則第4条第2項により,電子署名以外の方法で請求者の本人確認を行うことは許容されないという判断を示したところでございます。総務省の判断に基づき,渋谷区もマイナンバーカードを使った電子署名による本人確認に運用を改めたものでございます。 579: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 580: ◯ 21番(石井 功議員) この件について渋谷区は,自治体の意欲や民間のイノベーションに水を差す対応は,行政のするべきこととは思えないと大分反発をしているらしいんですが,ただ,この議論はいろいろ見ると,やはり国の判断が正しいということらしいです。ここで言っている免許証の顔と,実際に自分で写したその顔が一緒だというのは,これ基本的に身元確認というやつらしいんですね。ここで求められているのは認証といって,住民票のデータベースに記載されている人物と申請者が本当に同一かどうかを確認するということで,役所にその人の顔写真の原本があるわけではないので,これを認証することができないというのが駄目だということの理屈だそうです。  次は,デジタル化は市民の利便性と行政の効率化を両立させるものだと思います。現時点で市役所へ出向いたときのキャッシュレス化は,私はほぼできているというふうに思っております。ペーパーレス化は,国の法律などを変更しないと進まないところが多々あります。  それで,デジタル化への移行期間的なものにコンビニ交付というのがあると思いますが,証明書関係,市役所とコンビニでの発行枚数の比率,これは今どのぐらいなっているのか,お尋ねします。 581: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 582: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 現在,コンビニでの証明書発行に対応しているものは,住民票,印鑑登録証明書,課税・非課税証明書,戸籍証明書の4種類でございます。  令和3年度におけるコンビニで交付しました証明書の交付割合でお答えいたします。住民票は19.0%,印鑑登録証明書は22.0%,課税・非課税証明書は9.8%,戸籍証明書は14.5%となっております。 583: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 584: ◯ 21番(石井 功議員) 徐々にコンビニ交付というのは増えていくのかなと思いますけれども,次に所得申告,これについてお尋ねします。  所得申告の電子と紙の比率,これはどうなっているのか,お尋ねします。 585: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 586: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 個人市民税の令和4年度課税分の係る数値でお答えさせていただきます。  給与支払報告書につきましては,eLTAXによる提出が約4万件,紙による提出が約1万5,000件で,比率といたしましては電子が約73%,紙のほうが約27%でございました。  公的年金等支払報告書につきましては,eLTAXによる提出が約2万9,000件,紙による提出が約100件で,比率といたしましては電子が99.7%,紙が0.3%でございました。  また,税務署から受け取ります確定申告書につきましては,e-TAXを利用した電子的な受信が約1万500件,紙での受付が約1万件で,比率といたしましては電子が約51%,紙が49%でございました。 587: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 588: ◯ 21番(石井 功議員) 今御答弁があった給与支払報告書というのは,狛江市民が働いている企業が狛江市に対して,この人に幾ら給料払いましたよという報告書,これが送られてくるということで,狛江市には約4万件の企業から送られてくると,紙による提出も1万5,000件ということです。  それから,ここで言っている公的年金支払報告書というのはいわゆる公的年金,これは厚生労働省,それから各企業の企業年金,それから何とか共済とよくありますね。こういったものを幾ら支払いましたかというのは,これも狛江市に報告が来ると。これが2万9,000件。  それで確定申告というのは,基本的には,例えば2つのところから給料をもらっている人とか個人でやっている人,これが約1万500件と1万件。これだけいろんな情報というか,給料,年金,いろんなものが市役所に届くんですね。私は本当に勉強になりまして,これは本当にこれだけのことをやるんだったら,なるべく早めにデジタル化できたらいいのかなと思いますけれども,どうもそうは簡単に行かないということです。  それで,市民税の普通徴収と特別徴収の比率というのはどうなっているのでしょうか。 589: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 590: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) こちらにつきましても,令和4年度当初課税分に係る数値でお答えさせていただきます。  普通徴収の納税義務者数は約1万5,000人,特別徴収の納税義務者数は約3万人で,比率といたしましては,普通徴収が約33%,特別徴収が約64%でございました。 591: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 592: ◯ 21番(石井 功議員) ここでいう特別徴収というのは大体がサラリーマンの人,いわゆる給料から天引きされている人。そうではない普通徴収というのは,納付書をもらって納付している人たち。この割合というのが2対1ぐらいの割合,やはり特別徴収のほうが多いということでございます。  それで,この特別徴収の納付書,これは庁内で印刷しているとお聞きしておりますが,その手間ってどのぐらいかかるのか,これについてお尋ねします。 593: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 594: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 個人市民税の給与所得等に係る特別徴収税額の決定通知書や納入書,普通徴収の納税通知書の印刷につきましては,おっしゃるとおり庁内印刷で対応しているところでございます。  令和4年度当初課税分におきましては,普通徴収で3日間,特別徴収で約4日間の日数を要したところでございます。 595: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 596: ◯ 21番(石井 功議員) こういった税の通知なんかも本当にデジタル化できれば,ここで7日間日数を要しているわけで,しかも,これ物すごくスケジュールがタイトですよね。だからそういう意味でも,なるべくできればいいかなと思いますけれども,そう簡単なものではないというのは,今回の質問でよく勉強させていただきました。  DXについて確認です。自治体は令和7年度末までに,基幹系17業務システムを国の定める標準仕様システムに移行するということでよろしいのかどうか,確認したいと思います。 597: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 598: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 国の地方公共団体情報システムの標準化に関する法律第5条に基づき定められました地方公共団体情報システム標準化基本方針では,地方公共団体の基幹業務システムは,令和7年度末までにガバメントクラウドを活用した標準準拠システムへの移行を目指すこととしており,対象となる基幹業務システムは,地方公共団体情報システムの標準化に関する法律第2条第1項に規定する標準化対象事務を定める政令におきまして規定されています20業務となっております。 599: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 600: ◯ 21番(石井 功議員) 以前は17業務と報道されていましたが,今20業務に増えたということですけれども,この20業務というのは大まかにどんなものになるのか,それについてお尋ねします。 601: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 602: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 20業務の大まかな内訳となりますが,住民基本台帳や戸籍,税,子育て・福祉分野等の業務となっております。 603: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 604: ◯ 21番(石井 功議員) 各自治体でばらばらだった基幹系のシステムが全国的に共通化される,こういう認識を持ってよろしいのかどうか,お尋ねします。 605: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 606: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) その認識で間違いございません。 607: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 608: ◯ 21番(石井 功議員) 行政のペーパーレス化の課題,これは何だと思いますでしょうか。 609: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 610: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) ペーパーレス化を進めることにより,業務の効率化や経費削減,保管スペースなどの余裕が生まれるなど効果がございますし,市民サービスにおいても,デジタル化によりペーパーレスが進むことで,市民の利便性が向上する部分が多くなるところでございますが,その一方で不便になる方もいらっしゃいますので,その辺の対応も確認して進めていく必要があると考えております。 611: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 612: ◯ 21番(石井 功議員) デジタル化というのは,市民にとっても行政にとっても,行政にとっては効率化,市民にとっては利便性の向上,これを両立させるものだというふうに認識します。  ただ,まだまだ国の法律がそのようになっていないとか,いろんな壁がまだまだあるのかなというふうに思っております。だから,これは1自治体だけでできる話ではないと思いますけれども,なるべく早い段階で行政コストの削減であるとか,市民がどこからでも申請ができて,どこからでも例えば手当が受けられる,そういうふうになればいいと思います。  以上で終わります。 613: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時19分 休憩     午後 4時39分 開議 614: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  間もなく定刻の5時になります。時間の延長をお認め願います。  一般質問を続行いたします。20番三角たけひさ議員。 615: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは通告書に従い,2問質問させていただきます。  1問目,岩戸北三丁目・四丁目周辺のまちづくりについてということで質問させていただきます。  岩戸北三丁目・四丁目周辺地区に関するまちづくり懇談会が開催され,良好な環境の形成・維持・向上を図るためにまちづくりのルールが検討されているところで,末永く岩戸北三丁目・四丁目に集い,住み続けたい,そう思える地域の人が主役のまちづくりが重要となってきているところでございます。  そこでパノラマティクスを主宰されております齋藤精一さんが進めているまちづくりの考え方を紹介させていただきながら,岩戸北三丁目・四丁目周辺のまちづくりについて,取り入れるべきアイデアや考え方をひもといていき,二の橋通り商店会はじめ地域の皆様と共にまちづくりを考え,進めていただきたいと存じます。  各業界や企業がそれぞれの分野で強みや専門性を発揮し,事業を拡大し,経済的な成長を遂げる,こうしたアプローチが日本の産業や地域社会を支え,多くのイノベーションを生み出すことにつながったところでございます。  しかし時代は大きく変わりつつあります。1社単独では価値観の多様性やニーズの変化に対応することが難しくなってきているところで,大切なことは分野を横断・越境し,共にに考え実装すること,すなわち共創でございます。そこから地域社会に必要なデザインが見えてくると齋藤氏は主張しているところでございます。  共創によるまちづくりのポイントは4つ,1点目はハードウエアからソフトウエアへの転換,2点目はDXのインフラ化,3点目は持続可能性,4点目は認証制度の活用だと申しております。  そこで1点目,ハードウエアからソフトウエアへの転換,3点目,持続可能性の2点について考えていきたいと思います。
     1点目のハードからソフトへの転換とはどういうことか。ハードとは建築物・建設設備や交通など,ソフトはコミュニティーやルール,エリアマネジメントを指しているところでございます。これまでの都市計画はハード中心で考えられ,どうやってコミュニティーをつくるか,どうやってエリアの価値を高めるかといったことがあまり議論されてきておりませんでした。人がいなければまちは成り立たない,訪れるだけではなく住まう人を増やすにはどうするか,そこまで考える必要があると齋藤氏は主張しているところでございます。  そのためのアプローチとして,イノベーション地区の設置であります。このイノベーション地区とは,企業をコンパクトに集積し,地域住民と共に創発を促す地域のことであります。そのためには空間資産(公共空間・歩行者街路),経済資産(地域商店・医療機関・高等教育機関など),関係資産(ネットワーク)の3つが必須要素となります。特に重要になるのが経済資産と関係資産であります。まちに文化を生むキーファクターになるところでございます。  その一つの方策として,新築だけではなく既存施設のリノベーションで再活用する,そしてコンセプトに沿ったまちづくりを進めるために,地域商店街や周辺企業やビルオーナーを含めたネットワークを組織すると有効であると説明されているところでございます。  2点目,持続可能性につきましては,環境に優しいことはもちろんのこと,経済や文化の持続可能性も考える必要があります。これまでの経済は成長・拡大こそが成功という一元論的でしたが,これからは全てではなく経済が伸び続けるという考え方は捨て,まちづくりには必ずしも経済は上がらなくてもいいという思想への転換が必要であると主張されているところでございます。まちに積極的に関わる人が自発的に創造し,それをちょうどよい地元の経済圏で消費するという経済圏の実現が重要になるという考え方でございます。  まちを活用するには,行政でもデベロッパーでもなく,そこに集い,住まう全ての地域の人々であります。その人たちを来訪者として扱うのか,一緒にまちづくりをするパートナーとして扱うのか,大きな分岐点となるところでございます。  まちをつくり文化をつくるのは,そこに住んでいる人であります。未来を見据えた新たなまちづくり,岩戸北三丁目・四丁目周辺地区に関するまちづくりが今求められているところでございます。  そこで岩戸北三丁目・四丁目のまちづくりについて,1点目,ハードからソフトへの転換,2点目,持続可能性のポイントを踏まえて,まちづくりの方向性と岩戸北三丁目・四丁目周辺の将来像について,狛江市の御所見を伺うところでございます。 616: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 617: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都市計画マスタープランにおいて,岩戸北三・四丁目周辺を含む喜多見駅周辺を地域交流拠点に位置づけ,通勤・通学者などが利用する交通結節点及び中小規模の商業施設への買物客なども見られる地域の中心地として,地域のニーズに合った都市機能の強化・導入を図ることとしております。  地区の目標の一つとして,ゆとりある良好な住環境の保全・形成を図りつつ,駅及び幹線道路周辺において,地域交流拠点にふさわしい都市機能の充実を目指すことを挙げております。生活しやすいまちづくりについて具体化していくに当たっては,地域の方々の意見も伺いたいと考え,まちづくり懇談会を行っているところでございます。コミュニティーに関しては,町会,商店会,まちづくりグループ等がございます。エリアの価値を高め,住まう人を増やすための御意見等をいただければと思っているところでございます。  持続可能なまちとしていくためには,市民がまちづくりの主体であるとの認識に立ち,まちづくりへの参画・提案により市民合意を得てまちづくりを進めるとともに,市民の自主的なまちづくりを市が支援していきたいと考えているところでございます。 618: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 619: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは調布都市計画道路3・4・16号線整備による効果として,防災機能の強化など6点が挙げられるところで,岩戸北三丁目・四丁目周辺地区の現状と課題について,狛江市はどのように捉えているのかお伺いいたします。 620: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 621: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 土地や建物については老朽家屋や細街路が多いため,建築の密集と道路への近接状況を解消させることや住環境の保全や駅前にふさわしい市街地形成が,道路交通面については現在都市計画道路3・4・16号線の整備を推進しており,都市計画道路の整備と併せて細街路についても安全性を改善させることが,防災については,老朽家屋が多いため,耐震化の促進や建て詰まりの解消が,公共空地については公園や緑地等が少なく,住民の交流の場を創出することが課題であると考えているところでございます。 622: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 623: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 岩戸北三丁目・四丁目周辺地区の現状と課題について御答弁いただいたところで,もう1点大変重要なことなので聞いていただきたいのです。  ここで大きな課題が一つあるわけで,調布都市計画道路3・4・16号線からつながる区画道路3号について,現状抜け道として使われているんですね。交通安全対策も大きな課題であると私は指摘させていただくとともに,そこに住まわれている方々も,例えば朝新聞を取りに行くと,目の前が抜け道ですから猛スピードで車が抜けていくと,また国本学園の通学路にもなっておりますので私自身も大変心配しているところで,現状の認識並びに住居住民の安全対策についてはどのように捉えているのかお伺いさせていただきます。 624: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 625: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 区画道路3号につきましては区市境にある道路であり,世田谷区側から区画道路3号に進み,世田谷通りに抜けていく車両があると認識しております。世田谷区とも情報共有し,安全対策の検討が必要であると考えているところでございます。 626: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 627: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 早急に安全対策をぜひ進めていただきたいと思います。  ここで調布都市計画道路3・4・16号線整備について,何点かお伺いさせていただきます。  まず最初に,道路整備に対しての用地改修の進捗状況についてお伺いいたします。 628: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 629: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 用地取得の進捗でございますが,昨年度より補償金額算出に向けた調査に御協力いただける方々に対して,順次物件調査を行っております。また,今年度より用地取得に対して国・都の補助金を要望しておりますので,関係人との折衝につきましても鋭意進めているところでございます。関係人の方々の状況は様々となりますが,一つ一つ課題を整理して,早期の用地取得に向けて努めているところでございます。 630: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 631: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは次に,用地買収に当たり,代替地を求められた場合の対応についてお伺いいたします。 632: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 633: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在狛江市においては代替地はございません。代替地を用意することは,それに対する用地取得費や処分までの維持管理費がかかります。また,用意した事業用地が地権者の考えや条件に沿わなければ処分が困難になることも想定され,処分ができない土地を長期保有することは土地価格の変動等のリスクを負うことにつながります。近年の都市計画事業においては,用地折衝時に地権者から要望があれば,一般的なものではございますが,不動産情報を提供するなどで対応しているところでございます。 634: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 635: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 小田急線の高架事業,複々線の事業の時代には,代替地の対応においても狛江市側が行っていたというようなこともお聞きしているところでございます。御商売をやっている方に対しましては,特に慎重に対応が必要かなというふうに感じているところでございますので,先ほど御答弁ございましたように一般的なものという中でございますが,不動産情報等につきましては適切な対応をお願い申し上げたいなと思います。  それでは用地買収に関わる補償内容についてお伺いさせていただきます。  補償内容につきましては,土地の価値に相当する金銭の支払い,一部買収の場合における残地の価値下落の補償,建物の移転が必要な場合の費用補填,商売を営んでいる場合に営業できない期間の休業補償等がございます。行政側においても,補償内容の正確性を確認するには客観的不動産の価格が必要不可欠でありますから,今後は不動産鑑定士等の鑑定が必要となる場合もあるのではないでしょうか。補償内容についてはどのようになるのかお示しください。 636: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 637: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 補償内容につきましては,大きく分けて2つございます。  1つ目は土地売買代金でございます。土地は正常な取引価格でお譲りいただくため,地価公示法に基づく公示価格,近隣の取引価格及び不動産鑑定士による鑑定価格等を参考にして,狛江市財産価格審査委員会にて評定いたします。なお,この価格は1年ごとに見直しいたします。  2つ目は物件移転補償金でございます。事業用地の取得に伴って,事業用地に建物・工作物等がある場合は,事業用地以外へ移設・移転していただきます。その際の費用等を通常生じる損失として補償いたします。また,補償金は都の補償基準を準用し算定し,建物移転補償,工作物移転補償,立木補償,動産移転補償,営業補償等の項目があり,対象地の物件調査を個々に行い,関係人の状況に応じて必要な項目に対する補償金を算定することとなります。 638: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 639: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 今都市建設部長の御答弁の中で,買土地売却代金ということで土地は正常な取引価格でお譲りいただくということで,これは当然かなと思うんですが,実は土地を売った方が新たにまた建物を壊して家を建てるというような設計になってくると思うんですね。そのときに,家を建てるときというのは,まず設計のときに建設代金の3分の1,次中間で3分の1,完成時に3分の1納めるのが一般的な建築のときの習わしというかルールかなと思うんですね。それは大手も中小の建築会社も変わらない取扱いだと思います。ですから土地売買代金のお支払いについては,先ほど最後のほうに書いてありましたとおり,物件調査を個々に行いながら適切に,また相手方の気持ちに立った対応をここでお願いさせていただきたいなと思いますので,よろしくお願いを申し上げます。  それでは先ほど岩戸北三丁目・四丁目周辺の課題をお伺いしました。この地区をどのようにしていくべきか,狛江市の御見解をお伺いしたいと思います。 640: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 641: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地区の課題や住民の皆様の声から,ゆとりある良好な住環境の保全・形成,駅周辺や幹線道路沿道における都市機能の充実,歩車分離をはじめとする安全な道路づくり,延焼遮断機能による防災性の強化,公園・緑地の整備の5つのまちづくりの目標を設定しているところでございます。 642: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 643: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは地区の課題や住民の皆様の声から,まちづくりの目標をどのように設定されたのか,また想定している手法についてお伺いさせていただきます。 644: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 645: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まちづくりの目標を実現させるために,都市計画道路の整備に併せて都市計画法に基づく地区計画を策定することや用途地域を変更することが考えられます。その中で,調布都市計画道路3・4・16号線が新たに整備されることに伴い,地区特性を踏まえた良好な土地利用及び基盤整備の誘導,ゆとりある良好な住環境の保全・形成を図りつつ,駅周辺及び幹線道路沿道において地域交流拠点にふさわしい都市機能の充実,防災上重要な位置づけを担う道路に隣接する地区として,安全で良好な都市環境の形成を行いたいと考えております。 646: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 647: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) ただいま用途地域の変更について御答弁いただいた中で,地区計画導入による用途変更等の地区整備計画の内容について,もう少し教えてください。 648: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 649: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 10月の懇談会において説明しました岩戸北三・四丁目周辺地区地区整備計画案でございますが,建築物等の用途の制限,建築物の容積率の最高限度,建築物の建蔽率の最高限度,建築物の敷地面積の最低限度,壁面位置の制限,壁面後退区域における工作物の設置の制限,建築物等の形態またはその他意匠の制限,垣または柵の構造の制限を想定しているところでございます。 650: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 651: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは土地利用の方針についても,地区内の特性に応じて9つの地区に区分する案が示されているところでございます。岩戸北三丁目・四丁目周辺地区の用途地域の変更案につきましては,第一種低層住宅専用地域から第一種中高層住宅専用地域と第一種低層住宅専用区域に区分される案が示されているところで,ここで第一種中高層住宅専用地域の特徴と新たに準防火地域の指定の案もございます。詳しくお聞かせください。  第一種中高層住居専用地域は,中高層住宅に係る良好な住居の環境を保護するために定める用途地域で,第一種低層住居専用地域や第二種低層住居専用地域より大きな規模の建築物が建築することができ,店舗飲食店についても500平米までの床面積まで建築することができるものとなります。  狛江市の用途地域等に関する指定方針及び指定基準において,第一種中高層住居専用地域は原則準防火地域に指定するものとしておりますが,準防火地域においては4階以上または延べ床面積1,500平米を超える建築物は耐火建築物としなければならず,それ以外についても準耐火建築物となる範囲が広がります。  また,建蔽率が50%を超える区域には準防火地域を指定することを目安としているため,第一種低層住居専用地域の多くが建蔽率40%であることより準防火地域の指定を行っておりませんが,第一種低層住居専用地域から変更しない区域についても,防災性向上の観点から第一種中高層住居専用地域と同様に準防火地域にすることを提案しているところでございます。 652: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 653: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは先ほども朝の抜け道になっているというところでお話させていただきました区画道路第3号から二の橋交差点につながる道路両端におきましては,近隣商業地域に指定されていると思います。近隣商業地域の特徴についてお伺いさせていただきます。 654: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 655: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市の用途地域等に関する指定方針及び指定基準において,近隣商業地域は,近隣の住宅地の住民に対する日用品の供給を行うことを主たる内容とする商業その他業務の利便を増進するために定める地域としているところでございます。 656: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 657: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) ただいま御答弁いただいたように近隣商業地域の特徴につきましては,近隣住宅地の住民の利便性のためにメインに店舗が立地する地域でもあり,純粋なオフィス街とかではなく,住宅地の近隣にあって主に日用品販売系の店舗が集うところに特徴があるということで,狛江市内においては,その土地利用に関して準工業地域などの用途地域もあります。  この準工業地域の用途地域は,住居・商業・工業など市街地の土地利用について大枠を定めた都市計画制度であり,建物の用途や形態(建蔽率・容積率・高さ)等の規制・誘導により,秩序あるまちづくりを進めていくための基本的なルールであることは十分理解させていただいているところでございます。  そこで調布都市計画道路3・4・16号線整備に当たり,区画道路3号線の両端の近隣商業地域においても,近隣住宅地の住民利便性のためにというお考えを新規建物を建てる際,建築主に御理解いただきながら,どのように誘導し秩序あるまちづくりにつなげていくことは大変大きなポイントだと感じているところでございます。  そこで狛江市においては,用途地域に応じたまちづくりの実現に向けた取組をどのように進められているのか,用途地域の特性,先ほど都市建設部長にお話をいただきました。この特性に合わせた所見をお願いするとともに,開発業者へのこの用途地域に応じたまちづくりの実現への指導はどのように進めているのか,併せてお伺いするところでございます。 658: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 659: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地区計画では建築物の用途の制限を行うことができますので,制限を定めている地域においては,建築主も地区計画に適合する建築計画にしていただくことになります。  近隣商業地域は,近隣の住宅地の住民に対する日用品の供給を行うことを主たる内容とする商業その他業務の利便を増進するために定める地域でありますが,住宅が制限されているわけではありませんので,集合住宅を建築することも可能でございます。市としては,制限されていない建築物を建てないようにとは指導ができないところでございます。  地区計画では,例えば商業,事業を促進させるために住宅を建てられないように制限もできますが,私権を制限することになりますので,権利者と十分な調整が必要と考えております。事例としては,国領八丁目・和泉本町四丁目周辺地区地区計画の医療福祉・文教地区では,病院,福祉施設,学校,店舗等以外の建築物は建築してはならないと定めているところでございます。  市としましても,現在改定中の都市計画マスタープランの将来都市構造を実現するため,適時適切なタイミングで地区計画の策定と,併せて用途地域等の変更について検討を行い,適切な都市機能の誘導を推進していきたいと考えているところでございます。 660: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 661: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 都市建設部長,最後のほうの御答弁,本当にありがとうございます。用途地域について,適切な都市機能の誘導をやはり積極的に行政側としても進めていただきたいなと思っているところでございます。  それでは調布都市計画道路3・4・16号線整備に当たり,現在指定されている区画道路3号線の近隣商業地域の指定についてお尋ねしたいと思います。  この近隣商業地域の指定なんですが,岩戸北四丁目8番地付近まで拡大してはという意見が地域の皆様から上がってきているところでございます。改めて近隣商業地域へ新たに指定する狛江市の御所見をお伺いするところでございます。 662: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 663: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在都市計画事業をして推進しております調布都市計画道路3・4・16号線の御指摘の岩戸北四丁目8番地付近は,都市計画道路から20メートルの範囲で第一種住居地域となっております。こちらにつきましては,都市計画道路の整備前からこの用途地域となっているため,今回の都市計画事業に合わせて用途地域を変更する予定はございません。  調布都市計画道路3・4・16号線の松原通りから世田谷通りの区間は第一種住居地域としており,この用途地域においても3,000平米以下の床面積の店舗や事務所等は建築できますので,地域の日常生活を支える都市機能の充実は十分図れるものと考えているところでございます。 664: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 665: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それではコミュニティ道路について,狛江市はどのように捉えているのかお伺いいたします。 666: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 667: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 人が気持ちよく安全に歩ける道路であり,歩行者専用道路とは異なり,自転車,自動車も走ることができる道路であり,狭窄を設置する等,車両の速度抑制対策を行うことも考えられるところでございます。 668: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 669: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは次に,市道609号をについてお伺いさせていただきます。  狛江市のお考えのとおり6メートルに拡幅することで防災性向上を図りながら統一感ある町並み形成を目指す目標実現については,十分理解させていただいているところでございます。地域住民の方々からも,調布都市計画道路3・4・16号が整備されることにより,今も朝夕頻繁にあります抜け道として,市道609号が整備されたことによって頻繁に使われるのではないかと強く懸念されているところでございます。  そこで先ほど質問させていただきました市道609号を人に優しい生活の道,人が子供たちが気持ちよく安全に歩ける道路であるコミュニティ道路にする,または一方通行にする案が私は適切ではないかと考えているところでございます。この提案について,狛江市の御所見をお伺いするところでございます。 670: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 671: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 町なかにある生活道路は,本来人に優しく安全に歩けるべきと考えております。拡幅することに当たって,コミュニティ道路的に速度抑制対策を取り入れることが考えられます。また,一方通行化することで,構造的な分離はできませんが,路側帯を広く取り,歩行者空間を広くすることも考えられます。いずれにしても沿道住民の皆様に新たな制限を加えることになりますので,沿道住民の方々と意見交換することが大切だと考えているところでございます。 672: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 673: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) コミュニティ道路のメリットにつきましては,車を使った犯罪がしにくく,人の目も多くなり,防犯上も優れた道路であります。地域住民の憩いの場や子供たちの遊び場にもなるようにデザインすることが可能となるわけでございます。地域住民の大きな望みでもございますので,コミュニティ道路建設に向け,御努力いただきたいと存じます。  それでは公共空地の整備方針についてお聞かせください。  調布都市計画道路3・4・16号整備による土地利用転換に合わせて,旧道や未利用地に広場整備がされるわけでございますが,ここで一番大きな公共空地整備の目的は歩行者の空間確保であります。この一番大きな公共空地整備の目的達成のためにも,方針で示されている広場2号・3号を整備するだけではなく,小田急線喜多見駅に向かう人の流れを最大限考慮するその反対側,北側に広場を,またはベンチを置くことが必要不可欠なんですね。この公共空地整備の目標,歩行者の空間確保を達成するために,北側に広場を整備していただきたいことを追記していただくことを狛江市に求めるところでございます。御所見をお伺いするところでございます。 674: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 675: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 調布都市計画道路3・4・16号線の整備により,既存の市道が道路として利用する必要がなくなる場所があり,その場所を地区施設の広場として指定し,整備することを考えているところでございます。反対側には現時点でそのような場所がない状況でございます。ただし広場の指定はしておりませんが,用地取得の際に残地の取得が必要となる場所があれば,歩行者の空間として整備する検討も必要と考えているところでございます。 676: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 677: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは次に,歩行者の空間確保に関連して,調布都市計画道路3・4・16号線の交通安全対策についてお聞かせください。  現在調布警察署と進めている信号機・道路標識など,交通安全対策の進捗状況についてお聞かせください。 678: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 679: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 具体的な交通安全対策は,路線全体で警視庁と協議を行っております。その中で地域の安全対策のため,信号機設置を含め交通規制について連携していきたいと考えているところでございます。 680: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 681: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 現在打合せ中というところで,この打合せにおいても二の橋通り商店会の皆様を含め,地域の皆様とも情報交換を図りながら,設置できる場所できない場所等はもう当然ございます。ぜひその辺もコミュニケーションを深めていただきたいなと思います。
     調布都市計画道路3・4・16号線にアクセスする道路を含めた一体的な交通安全対策が必要かと存じます。過日,世田谷区と隣接する高架下においての安全対策として,明政クラブのしの議員が林都議会議員と連携を図りながら現場を確認させていただいたところで,警視庁と協議を重ねたところ,今月末までに道路標識並びにミラー等の新規交換を含め設置が予定されているところでございます。交通安全対策についても,地元商店街の方々を含めた地域住民皆様と意見交換を図りながら,効果的な信号機設置を踏まえた交通安全対策が先ほども申し上げたとおり必要でございます。今後も進めていただきますようお願い申し上げます。  もう1点確認ですが,明政クラブとしては歩行者の安全確保を第一に考え,以前定例会一般質問において3・4・16号線拡幅について,二の橋交差点から用地改修を含めた拡幅を要望させていただいております。進捗状況について,状況提供を願いたいと存じます。 682: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 683: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 御指摘のとおり交通安全の観点からは,二の橋交差点付近からの用地確保は重要なことと認識はしておりますが,関係地権者のお考えにも配慮していくことも必要と考えております。  現在の進め方としては,昨年開催した用地説明会時に実施した意向調査に基づき,早期に事業協力を御検討いただいている関係人の方からお話を伺っており,特定の箇所を集中して事業協力を求めている状況ではないところでございます。現状が一段落した後には,御指摘の内容や取得状況も踏まえつつ事業協力を求めることになると思われますが,関係人に寄り添いながら事業用地の早期取得に努めてまいりたいと考えております。 684: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 685: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 二の橋交差点の用地確保につきましては,私ども明政クラブも地権者並びに二の橋通り商店会の皆様とも話を,また情報交換させていただいているところでございます。今後も橋渡しができるように努めてまいりたいと考えているところです。  それでは小田急線喜多見駅世田谷側においては近隣商業地域に用途指定されているところで,今後狛江市側を含めた喜多見駅周辺の将来像について,狛江市の御所見をお伺いするところでございます。 686: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 687: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 喜多見駅周辺は,世田谷区と連携した交通結節点や日常生活の活動の場となる拠点を目指したいと考えております。小田急線の側道や都市計画道路沿道には,利用頻度の高い商業等の都市機能の維持・誘導を図ることにより,利便性の高いまちになると考えているところでございます。 688: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 689: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは地元の商店街や商店会が地域に果たしている役割について,狛江市はどのように捉えているのかお伺いするところでございます。 690: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 691: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 商店街は地域に密着して市民の方の日常生活を支え,生活に利便性をもたらす役割がある一方で,買物を通じて市民の皆様が商店街や事業者の方を支えることで活気ある商店街が継続し,活力にあふれた魅力的なまちづくりにつながるといった意味では,市民の皆様と商店街は双方向の関係性があるものと認識しているところでございます。 692: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 693: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) これまで狛江市がアンケート実施など,住民の意見を聞きながら合意形成を図るために岩戸北三丁目・四丁目周辺の地区に関するまちづくりを進めてきたことは,御答弁の中でも十分理解させていただいているところでございます。  それでは合意形成を進めるために何が必要であるか。合意形成はプロセスがとても重要であります。地域住民がお互いに意見を理解し合い,行政と共に解決に向けて考えていく過程を無視しては合意形成は成り立ちません。お互いに理解し,共に考えるプロセスがとても大切だと私は考えているところでございます。そのプロセスで大事なことは,真に納得できる状況をつくり出すために創意工夫を図るには,相互のコミュニケーションの取り方が重要になってくるのではないでしょうか。  このコミュニケーションの取り方においても2通りの方法があります。  アンケートは,根こそぎ意見を吸い上げることで少数派の意見も吟味できる特徴があります。だからこそ,今後再びアンケートの実施も求めていきたいと考えているところでございます。  2点目においては,地域との地縁組織との連携でございます。岩戸北三・四丁目周辺地区においては,地域の特性や住民の思いを把握している地元に二の橋通り商店会加盟店45店舗の皆様がおられます。これらの地元の二の橋通り商店会という組織と連携を図り進めることで,地域性や住民の意向を反映させたものを考えることができます。  そして地域においてまちづくりに関する経験が深く,地域のことをよく把握している二の橋通り商店会ならではの知恵をもたらしてもらうこともできるかもしれません。そこに住んでいるからこそ事情を知り意見が言える事柄と,住んでいるからこそ言えないこともあるかもしれません。また,二の橋通り商店会の持つ既存の地域情報やネットワークを活用できるという副次的効果も期待できるわけでございます。  今後のスケジュールの進行においては,二の橋通り商店会皆様との意見交換を含めた連携について,強く進めていただくよう求めるところでございます。狛江市の御所見をお伺いするところでございます。 694: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 695: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 狛江市では,市民参加・市民協働によるまちづくりを進めているところでございまして,町会・自治会及び学校区域の単位など,コミュニティエリアにおけるまちづくりの検討を通じたシビックプライドの醸成に取り組むことが重要というふうに考えているところでございます。  10月にまちづくり懇談会を行いまして意見募集を行いましたが,ネットでの入力フォームを利用した意見募集では,自由記入のみならず地区の目標,土地利用の方針について,用途地域の変更案や都市計画の考え方について,区画道路の拡幅などについての是非の理由を伺うアンケート形式も取り入れているところでございます。  市民や事業者によるまちづくり活動には,おのおのが主体性を持って暮らしやすくすることへの意識が重要でございます。地域に住み,事業を営んでいるからこそ地域の事情を深く知っている二の橋商店会などの狛江市内の地元商店街との意見交換は,まちづくりを進めていくために有効だというふうに考えているところでございます。地元のネットワークを活用して,狛江市が考えているまちづくり方針の発信役にもなっていただけることも期待させていただいているところでございます。  12月に改定を行います都市計画マスタープランの将来都市像は,「未来につなげる住み続けたいまち」とし,その目標の一つに,共につくり未来へつながる市民参加・市民協働の町を示しておるところでございます。地元商店街の皆様を含め,多くの市民の皆様がまちづくりの担い手となり,その意見を尊重し,反映する機会を増やし,まちづくりを活性化していただきたいというふうに考えておりますので,御協力いただきたいというふうに思っているところでございます。 696: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 697: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 今後のまちづくりに何が必要なのか。あそこの交差点は小学生が飛び出して危険だといった情報や意見は住んでいるからこそ言える意見であり,一方区画整理事業や道路事業では隣の家同士でも利害が大きく異なることから,地域社会では表立っての議論とはなりにくいのではないでしょうか。生活するということは人間の一番基本的な事柄で,それゆえに感情や個人的利益に大きく左右されるところでございます。  こんなまちをつくりたい,こんな道路を造りたいといったまちづくり全体の話は住民間でできても,この施設をどこに造るのか,先ほどお話ししたようにこの道幅は何メートルにするかといった都市計画の話は住民間ではなかなかできません。  住民参加のまちづくりが進められていく中で,都市の時代の到来に向け,今のうちに人間本位の都市像を共有するためにも地域住民・行政・専門家の役割分担の明確化,まちづくりは人づくり,二の橋通り商店会を中心とした地域住民皆様と人づくりの土台を固めていくことを申し上げたいなと思います。  先ほど一番最初にお話をさせていただいたところで,これからのまちづくりで必要なポイント,パノラマティクスの齋藤さんが申していたとおり,経済資産,関係資産が大変重要であるというお話がございました。この経済資産というのは,地域商店・医療機関・高等教育機関などが含まれるんですね。  この経済資産を今の私がお話しさせていただいた岩戸北三丁目・四丁目に照らし合わせると,二の橋通り商店会,それで高等機関は国本学園がございます。そして関係資産というのはネットワークを指すんですね。このネットワークというのも地元の二の橋商店会の皆様が日々活動しているこのネットワークを指していると申し上げ,1問目の質問を終了させていただきます。  それでは2番目の質問でございますが,質問の順番を入れ替えさせていただきます。  一番最初に,週末は小菅村と題して質問させていただきたいと存じます。  内閣府地方創生推進局において,地方の知恵と力と資源がまちを最も強くするというコンセプトの下,「環境未来都市」構想推進協議会が展開されているところで,今後広く都市間連携について今後の在り方を考えようとするとき,文化,芸術,スポーツなどの共通課題のみならず,お互いに異なる課題について力を合わせ,双方にメリットを生み出すような仕組みを考え出す,そんなケースを今後考える必要があると強く指摘されているところで,今後小菅村を含め,都市間連携を進める上で大切なキーワードとして環境教育が挙げられるのではないでしょうか。  環境教育を進める上での具体的な個別の取組事例として,例えば持続可能な森林管理,一見して狛江市には全く関係のない事柄だと皆様お思いですが,この持続可能な森林管理に取り組んだときに,狛江市に対してその普及展開の効果として,森林空間を教育等を目的として利用することで,森林への理解を通じて森林の整備・保全へとつながると私は考えているところでございます。  このように新たな発想の下,近未来的に環境問題を捉えた都市間連携が今後は必要かと私は考えているところでございます。松原市長の御見解をお伺いするところでございます。 698: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 699: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 環境保全の分野では,例えば都市部が自然資源を求める一方で,森林を有する山間部は持続可能な森林保全という異なる課題を抱えております。また,地球温暖化という共通課題に対しては,都市部と山間部では有効な地域資源に大きな差があるという現状が見られます。  森林を有さない狛江市が他自治体と連携し,連携自治体の森林管理を協力しながらその森林を狛江市の環境教育に活用していくことは,連携自治体における森林保全の負担軽減と狛江市における環境教育の連携といった双方のメリットを生み出す大変有意義な取組だというふうに考えているところでございます。  森林空間での体験を通じた環境学習は森林学習とも呼ばれ,子供の環境教育に大変効果的であるとされておりまして,今年度実施いたしました小学生環境サミットにおいても,参加児童が小菅村での間伐体験等の森林学習を通じて,森林への理解や環境保全意識を深めたところでございます。  こうした状況を踏まえまして,今後は今いただいた御提案を含め,狛江市と他自治体がお互いの強みを生かし,双方の環境保全の推進と,2050年の脱炭素社会の実現に向けました自治体連携の新たな形を模索していきたいと考えております。 700: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 701: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) これからのキーワードは環境ではないかなというふうに今考えているところで,私の題目は週末は小菅でということなんですが,なぜ今の環境のお話をさせていただいたかというと,デュアルライフということで一時郊外に別荘を持ってとかというようなお話があった中で,逆に言うともう近年は郊外に別荘を持ってではなく,なかなか利便性が整わないということで,やはり都市に住んで週末は郊外にというようなデュアルライフというお言葉が流行ってきているそうです。  そのデュアルライフの一つの生活する形態の中に自然,そしてテレワーク,様々なものが入ってくる中で,やはり私は環境教育という言葉が1つの今後のキーワードになってくるのかなと思いますので,逆に言うと狛江市においても農地を活用した環境教育,あと多摩川・野川を活用した環境教育,あと先ほどお話もさせていただいたように石井議員がお話をした駅前の竹林を活用した環境教育,こんなものも狛江市の中で今後取り組んでいきたいなと考えているところでございます。  それでは第3回定例会に続き,狛江市内にスケートパークを造るためにどのようにしたらよいかということで,皆様方からもアイデアいただきながら考えていきたいと存じます。  10月7日,新潟県村上市スケートパークを視察してまいりました。この村上市のスケートパークの役割は大きく分けて4点あり,1点目は世界を目指すトップアスリートの育成・強化,2点目はスケートボードを通じて大会・合宿の誘致,3点目はスケートパークを拠点とした新たなスポーツ振興施策の構築,4点目は地域の観光資源・魅力を結びつけながらスポーツを通じた交流人口の拡大・地域経済の活性化でもございます。  そこで役割を明確化するために,地元の力を束ねた新たなスポーツの在り方で地域改革を行うため,官民連携組織,地域スポーツコミッションを立ち上げたところでございます。この地域スポーツコミッションは視察に行ったときに勉強させていただいたところなんですが,地方公共団体,スポーツ団体・民間企業等が一体となり,スポーツによるまちづくり・地域活性化を推進していく団体だということでございます。スポーツ庁においても支援する事業を実施しているところでございます。  狛江市においても,令和3年3月,狛江市スポーツ推進計画において,今後中長期的に担い手となる育成者を育てていくことが重要であると指摘されているところで,スポーツによる持続的なまちづくり・地域活性化を図るためにも地域スポーツコミッションを立ち上げ,スポーツによるまちづくり・地域活性化も推進していかなければならないと考えているところで,狛江市の御所見をお伺いするところでございます。 702: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 703: ◯ 教育部長(上田 智弘君) スポーツを推進していくためには,行政だけでなくスポーツ団体や民間企業などの力や相互の連携が非常に重要であり,地域スポーツコミッションのような組織的な取組は効果的ではないかと考えております。  しかしながら本市においては,スポーツの推進のための事業の実施に係る連絡調整に関することや市民に対するスポーツの実技の指導,その他スポーツに関する指導及び助言に関することなどを担っていただいているスポーツ推進委員の皆さんがおりますので,スポーツ推進による地域活性化の推進に当たっては,その役割分担等について慎重に検討し,整理していく必要があると感じております。 704: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 705: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 私が第3回定例会から紹介させていただいているスケートボードですが,一般的には国内大会では多くの集客が期待できるスポーツとの認識が現在ではまだ低いのではないでしょうか。都市型のスポーツイベントとして,トップ選手の演技に加え音楽・グルメといった異分野とのコラボレーションによって多くの動員が可能なイベントであると私は思っているところですが,また大きなポテンシャルも逆に秘めているのではないでしょうか。  スケートボードのイベントを開催するだけでも,行政を含め異業種の人材,組織,知見,ノウハウを連携・共有する場が地域スポーツコミッションと考えているところでございます。地域スポーツコミッションはスケートパークの運営だけではなく,市内で行われている様々なスポーツや競技大会など,地域を巻き込んだ大きな取組をしていくことも期待されているところでございます。  ここで私が1つ村上市に視察に行ったときに注目したことは,村上市教育委員会生涯学習課が進める今後の村上市のスケートパークの事業の方向性として,体験型教育旅行の受入れ,総合学習の時間を利用して学校の授業でスケートボードを体験する機会を設け,スケートボードだけではなくスケートパーク内にあるボルタリングなどの体験スクールも開校しているところでございます。  平成14年度より小・中学校において総合的な学習の時間が教育課程に導入されて以降,学校の創造性・独自性を創出するために,学校行事の中に体験学習が組み込まれる学校が増加する傾向にあると言われているところでございます。  近年までは従来型の集団活動として神社・仏閣などの歴史,文化を学習する学校行事から,児童・生徒の自主性・主体性を重んじた体験型観光に移行しつつあると言われているところでございます。新学習指導要綱の改訂以降,今後もこの傾向は増加すると予測されているところでございます。  ここで教育旅行における市場性と学習ニーズの傾向,多種多様な体験活動を通じて児童・生徒への学習効果,さらには体験型教育が学校教育の目標達成のためにどのような効果があるのか,狛江市の御所見をお伺いいたします。 706: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 707: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 体験的な学習活動は,学校内または学校外で行われるものに2分されます。学校外における体験的な学習活動は,社会科見学や遠足などの校外学習や修学旅行などの宿泊学習がございます。学校外での体験的な学習活動は学校内では得難い体験的な学習活動を行う機会と捉え,有意義なものとする必要があります。そのため修学旅行などの宿泊学習の計画と実施に当たっては,いわゆる観光旅行で終わらせることのないよう,児童・生徒の実態に合わせ,教育的効果が最大限に得られるよう,旅行地の選定や多種多様な体験活動など工夫することが大切となってきます。 708: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 709: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それではそこで修学旅行の教育的位置づけについてお伺いいたします。 710: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 711: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 修学旅行は,学習指導要領,特別活動の集団宿泊的行事に位置づけられております。狙いとしては,平素と異なる生活環境にあって見聞を広め,自然や文化などに親しむとともに,よりよい人間関係を築くなど,集団生活の在り方や公衆道徳などについての体験を積むことができるようにすることとされております。 712: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 713: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは修学旅行の実施基準についてお聞かせください。 714: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 715: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 修学旅行は教育課程として行われるものですので,学習指導要領の特別活動の集団宿泊的行事における実施上の留意点を基準として計画・実施されております。 716: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 717: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 体験型教育旅行については,探求の場として活用しやすい,学びを深める観光教育の視点を取り入れていくということで,修学旅行の質を高める上でも望まれると玉川大学教育学部寺本教授も指摘されているところで,村上市をはじめ優れた修学旅行プログラムを持つ地方自治体への体験型教育旅行も今後検討してもよろしいのではないかと考えているところで,狛江市の御所見をお伺いいたします。 718: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 719: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在各中学校では,修学旅行の中に様々な体験的な学習活動を組み込んでいます。例えば京都方面の修学旅行では能の見学と体験,青森方面の修学旅行ではねぶたの見学と跳人体験を行うなど,体験的な学習活動を伴う修学旅行となっております。引き続き各校の修学旅行が子供たちにとってより充実したものとなるよう,村上市の事例紹介も含めて情報提供などに努め,学校の体験的な学習活動を支援していきたいと考えております。 720: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 721: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 村上市もスケートボードの体験学習受入れをしていると言っておりましたので,親御さんから見るとどうしても危険かなというようなスポーツなんですが,指導者を含めて安全管理をどのようにしてやっていくのか,また新しいこのアーバンスポーツと言われているスポーツでございますので,それをどのようにして,指導していく側もそうなんですが,取り組む側においても危険だ危険だというような発想だけではなかなか取り組むことができないので,どうしたら危険が解除できるのか,その辺も含めて今後御検討していただきたいなと思います。  スケートボードというアーバンスポーツ×まちづくりを進めるためにも,スポーツ庁においてもスポーツコミッションの常設を呼びかけているところでございます。スポーツコミッションがスポーツツーリズムや地域スポーツクラブの運営,健康増進・地域交流イベントの企画開催などを担うこと,また子供から大人,アマからプロの競技者まで皆が同じフィールドで練習に取り組めることがアーバンスポーツのよいところであります。そのよさからコミュニティーが生まれ,若者スポーツ離れを食い止め,市民に健康意識をもたらすと私は考えているところでございます。ぜひ旧四小跡地を活用してのスポーツコミッションを立ち上げてのスケートパーク創設を強く望むところでございます。よろしくお願い申し上げます。  続きまして新種の都市型スポーツ,ストリートサッカーを紹介させていただきたいと思います。後ほどスケートボードの写真と共に紹介させていただきたいと存じます。  ストリートサッカーは,路上で行われていたヨーロッパ発の遊びがルーツと言われる新競技であり,気軽にプレーできることから人気となり,今では世界大会が行われるほど広まっているところでございます。性別や年齢に関係なく楽しめ,強い接触を禁止,コートは直径5メートルほどの円形コートで,幅1メートル程度の小さなゴールを狙うものでございます。  ストリートサッカーは設置・撤去が容易で,広場,あき地,空きテナント,駐車場,道路など,直径5メートルのスペースがあれば様々な場所でサッカーが楽しめる,ストリートサッカーはこれから各地のまちづくりに寄与し,社会に貢献することができると私は考えているところでございます。  紹介が遅れたんですが,狛江駅周辺で行われましたほこみちの実現に向けた社会実験,komaeわくわくストリートプロジェクトでも,使用してみていただければ市民の皆様にもストリートサッカーをそこで紹介できたのでないのかなと残念に思っているところでございます。  そこでストリートサッカーの認知度をお伺いするとともに,ボールを使った遊び場が禁止されている地域が増えている中,子供たちの遊び場として広いスペースも多額の費用も不要なストリートサッカーのプロジェクト実施を御協議していただきたいと存じます。狛江市の御見解をお伺いするところでございます。 722: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 723: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 近隣では世田谷区や渋谷区でストリートサッカーの体験会などのイベントが開催されておりますが,まだまだ認知度は低いのではないかと思っております。日本ストリートサッカー協会によりますと,ストリートサッカーはスペースに合わせ,人数,場所,ルール,ゴールも変えてサッカーを楽しむ遊びとされており,各国でストリートサッカー大会が開催されているようです。広いスペースを必要とせず,どこでも誰でも参加できるスポーツイベントとして,また費用面も含めて本市にも取り入れやすいスポーツだと考えられます。関係機関の意見も伺い,まずは体験会などのイベントの実施ができないか検討したいと考えております。 724: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 725: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 近年のレジャー志向のスポーツ実施が多く生まれる中で,人口減少が進んでいく過程において特に大きな問題と指摘されているところは,出生率の低下のみならず,生産年齢人口15歳から64歳の減少が大きな問題だと指摘されているところでございます。2010年には8,000万人以上の生産年齢人口が,2022年から8年後の2030年には6,700万人まで下がる予測でございます。人口減少以上に生産年齢人口が大幅に減り,この生産年齢人口はそのままスポーツ参加人口とも捉えられ,18歳未満の人口を含め,30歳までの人口が劇的に減少することになります。  このような人口減少の対策は様々な場面にて議論されているところで,今後スポーツ種目ごとの実施者をめぐる激しいシェア争奪戦が予測され,活動規模をどのように保っていくのか,またプレーヤーの活動環境維持のため,公共施設を含めた施設展開をどのように進めていくのか,その対策は急務でございます。  アーバンスポーツと言われるスケートボード,そして今回紹介したストリートサッカーなどのスポーツは,スポーツレクリエーション活動においては大衆化,多様化,高度化という方向において,発展方向性を既に示していると私は思っているところでございます。これはオリンピック,サッカーワールドカップの効果で,競技人口の増加を含め,若者世代を主たるマーケットとして広範囲に普及・展開されてきた活動背景に象徴されるように,多くの皆さんがそれぞれの価値観によって多様なスポーツを志向する傾向は近年さらに強くなってきているのではないでしょうか。  今後の普及・発展,狛江市の関わり方については,競技性から見た可能性として1人を含め少人数でいつでもどこでもできる成立要件,さらには省スペースを基本としながら完成度の高い競技性プレーヤーを中心とした普及先行型のスポーツであるため,スポーツとしてのポテンシャルは非常に高いと私は思っているところでございます。  スケートボード,ストリートサッカーというスポーツは,変容を続ける社会状況への対応力などを武器にさらなる発展を遂げていくことが指摘されているところで,今後狛江市としても社会状況の変化を踏まえ,継続的な調査・研究を求めていきたいと考えているところでございます。狛江市の御所見をお伺いいたします。 726: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 727: ◯ 教育部長(上田 智弘君) スポーツ推進計画においても,市民のスポーツ実施率を70%に引き上げるとしており,市民のふれあいと親睦,健康体力の保持・増進,子供の健全育成,自己実現と生きがいづくりにつなげ,豊かなまちこまえへとつなげるためにも,あらゆる世代で運動,スポーツをする方を増やしていきたいと考えております。  御提案いただいたスケートボードやストリートサッカーなど,比較的若い層に求心力のあるスポーツも含め,既に競技人口の多い種目,パラスポーツ,ニュースポーツなど,多種多様な市民のニーズに応えスポーツの裾野を広げ,より多くの方がスポーツに取り組むことができるよう,スポーツ推進委員など関係者の皆さんと調査・研究していきたいと考えております。 728: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 729: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 今回紹介したスケートボード,ストリートサッカーという都市型スポーツが社会問題を解決するのではないかと言われているところもございます。例えばシャッター街やあき地は防犯的にはよくないということで社会問題になっておりますが,そうした場所にコートを造って子供たちがボールで遊べる環境をつくる,まちづくりや少子化問題解決の糸口がそこで見つかるかもしれません。引き続き調査・研究をお願いしたいなと申し上げます。  それでは最後に,村上市のスケートパークとストリートサッカーを紹介したいなと思います。モニターお願いします。  ちょっと画面小さいんですが,狛江市の体育館ほどの規模全てがスケートボードができる環境になっているんですね。ちょうど私が行ったときには中学生の方が練習していました。実は先週の木曜日からスケートボードの全日本選手権がここの場所で開催されて,北京オリンピックでスノーボードで金メダル取りました平野歩夢選手が,準決勝までは予選1位だったんですが,決勝で負けてしまったみたいですね。  次なんですが,この方は北京オリンピックのスノーボードの金メダリスト平野歩夢さんのお父様です。当初は旧村上市の体育館を逆に村上市が貸してあげるから自分で勝手にどうぞというような環境の中で,体育館の中を整備して子供たちにも指導して今があるというようなお話がございました。  実は最後にストリートサッカーも紹介するんですが,共通していることは最初から行政頼みということではなく,当然行政には相談するのだけれども,まず自分たちで何ができるのかなという発想の中で,自分たちでスケートボードのコースを造ったり子供たちに声をかけたりという中で,徐々に最初からこの村上市がスケートボードで有名だったということではなく,やはりこういう熱意ある方がいたことで村上市からオリンピックの金メダリストが出たのではないのかなって推察しています。  最後なんですが,これがストリートサッカーなんですね。本当に直径5メートルほどの枠の中で1対1でサッカーをやるんですが,この主催者も墨田区に在住の方で,やはり最初から行政頼りではなく,まず自分たちでこのストリートサッカーを広げていこうというお考えの下,今取り組まれておりました。
     来年,墨田区のスカイツリーの下でこのストリートサッカーの大会をやるのだということで,もうお手伝いする方も何か皆さん本当にボランティアへで,私も機会があったらちょっとお手伝いに行って,実際に外から見るだけではなく,運営するしている方たちのその姿,思いを肌で感じてきたいなというふうに考えているところでございます。  以上で2問の質問を終わらせていただきますが,今後も岩戸北三丁目・四丁目周辺のまちづくりにつきましては,二の橋通り商店会の皆様含め住民の皆様といろいろお話をさせていただき,一つ一つ御要望がかなうようにまた取り組んでいきたいなというふうに考えているところでございます。  全ての質問を終了させていただきます。 730: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 731: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  お諮りいたします。  議事の都合により,明3日と明後4日の2日間休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 732: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって明3日と明後4日の2日間,休会することに決しました。  なお,次回の本会議は12月5日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会といたします。     午後 5時50分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...