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令和4年予算特別委員会 本文 開催日: 2022-03-22
令和4年予算特別委員会 名簿 開催日: 2022-03-22

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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2022-03-22 令和4年予算特別委員会 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 508 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◎ 委員長 選択 2 : ◎ 石川委員 選択 3 : ◎ 健康推進課長 選択 4 : ◎ 石川委員 選択 5 : ◎ 健康推進課長 選択 6 : ◎ 石川委員 選択 7 : ◎ 健康推進課長 選択 8 : ◎ 石川委員 選択 9 : ◎ 健康推進課長 選択 10 : ◎ 石川委員 選択 11 : ◎ 健康推進課長 選択 12 : ◎ 石川委員 選択 13 : ◎ 健康推進課長 選択 14 : ◎ 石川委員 選択 15 : ◎ 健康推進課長 選択 16 : ◎ 石川委員 選択 17 : ◎ 清掃課長 選択 18 : ◎ 石川委員 選択 19 : ◎ 清掃課長 選択 20 : ◎ 石川委員 選択 21 : ◎ 清掃課長 選択 22 : ◎ 石川委員 選択 23 : ◎ 清掃課長 選択 24 : ◎ 石川委員 選択 25 : ◎ 清掃課長 選択 26 : ◎ 石川委員 選択 27 : ◎ 清掃課長 選択 28 : ◎ 石川委員 選択 29 : ◎ 加藤委員 選択 30 : ◎ 健康推進課長 選択 31 : ◎ 加藤委員 選択 32 : ◎ 健康推進課長 選択 33 : ◎ 加藤委員 選択 34 : ◎ 健康推進課長 選択 35 : ◎ 加藤委員 選択 36 : ◎ 健康推進課長 選択 37 : ◎ 加藤委員 選択 38 : ◎ 健康推進課長 選択 39 : ◎ 加藤委員 選択 40 : ◎ 松崎委員 選択 41 : ◎ 健康推進課長 選択 42 : ◎ 松崎委員 選択 43 : ◎ 健康推進課長 選択 44 : ◎ 松崎委員 選択 45 : ◎ 環境政策課長 選択 46 : ◎ 松崎委員 選択 47 : ◎ 吉野委員 選択 48 : ◎ 清掃課長 選択 49 : ◎ 吉野委員 選択 50 : ◎ 辻村委員 選択 51 : ◎ 健康推進課長 選択 52 : ◎ 辻村委員 選択 53 : ◎ しの委員 選択 54 : ◎ 環境政策課長 選択 55 : ◎ しの委員 選択 56 : ◎ 環境政策課長 選択 57 : ◎ しの委員 選択 58 : ◎ 西村委員 選択 59 : ◎ 清掃課長 選択 60 : ◎ 西村委員 選択 61 : ◎ 清掃課長 選択 62 : ◎ 西村委員 選択 63 : ◎ 清掃課長 選択 64 : ◎ 西村委員 選択 65 : ◎ 岡村委員 選択 66 : ◎ 健康推進課長 選択 67 : ◎ 岡村委員 選択 68 : ◎ 健康推進課長 選択 69 : ◎ 岡村委員 選択 70 : ◎ 健康推進課長 選択 71 : ◎ 岡村委員 選択 72 : ◎ 副委員長 選択 73 : ◎ 健康推進課長 選択 74 : ◎ 副委員長 選択 75 : ◎ 健康推進課長 選択 76 : ◎ 副委員長 選択 77 : ◎ 健康推進課長 選択 78 : ◎ 副委員長 選択 79 : ◎ 健康推進課長 選択 80 : ◎ 副委員長 選択 81 : ◎ 健康推進課長 選択 82 : ◎ 副委員長 選択 83 : ◎ 健康推進課長 選択 84 : ◎ 副委員長 選択 85 : ◎ 健康推進課長 選択 86 : ◎ 副委員長 選択 87 : ◎ 健康推進課長 選択 88 : ◎ 副委員長 選択 89 : ◎ 健康推進課長 選択 90 : ◎ 副委員長 選択 91 : ◎ 健康推進課長 選択 92 : ◎ 副委員長 選択 93 : ◎ 健康推進課長 選択 94 : ◎ 副委員長 選択 95 : ◎ 委員長 選択 96 : ◎ 委員長 選択 97 : ◎ 委員長 選択 98 : ◎ 委員長 選択 99 : ◎ 三角委員 選択 100 : ◎ 地域活性課長 選択 101 : ◎ 三角委員 選択 102 : ◎ 地域活性課長 選択 103 : ◎ 三角委員 選択 104 : ◎ 岡村委員 選択 105 : ◎ 地域活性課長 選択 106 : ◎ 岡村委員 選択 107 : ◎ 地域活性課長 選択 108 : ◎ 岡村委員 選択 109 : ◎ 委員長 選択 110 : ◎ 委員長 選択 111 : ◎ 栗山委員 選択 112 : ◎ 地域活性課長 選択 113 : ◎ 栗山委員 選択 114 : ◎ 地域活性課長 選択 115 : ◎ 栗山委員 選択 116 : ◎ 岡村委員 選択 117 : ◎ 地域活性課長 選択 118 : ◎ 岡村委員 選択 119 : ◎ 地域活性課長 選択 120 : ◎ 岡村委員 選択 121 : ◎ 地域活性課長 選択 122 : ◎ 岡村委員 選択 123 : ◎ 地域活性課長 選択 124 : ◎ 岡村委員 選択 125 : ◎ 地域活性課長 選択 126 : ◎ 岡村委員 選択 127 : ◎ 佐々木委員 選択 128 : ◎ 地域活性課長 選択 129 : ◎ 佐々木委員 選択 130 : ◎ 地域活性課長 選択 131 : ◎ 委員長 選択 132 : ◎ 委員長 選択 133 : ◎ 委員長 選択 134 : ◎ 三角委員 選択 135 : ◎ 道路交通課長 選択 136 : ◎ 三角委員 選択 137 : ◎ 道路交通課長 選択 138 : ◎ 三角委員 選択 139 : ◎ 道路交通課長 選択 140 : ◎ 三角委員 選択 141 : ◎ 道路交通課長 選択 142 : ◎ 三角委員 選択 143 : ◎ 鈴木委員 選択 144 : ◎ 整備課長 選択 145 : ◎ 鈴木委員 選択 146 : ◎ 整備課長 選択 147 : ◎ 鈴木委員 選択 148 : ◎ 整備課長 選択 149 : ◎ 鈴木委員 選択 150 : ◎ 佐々木委員 選択 151 : ◎ 道路交通課長 選択 152 : ◎ 佐々木委員 選択 153 : ◎ 環境政策課長 選択 154 : ◎ 佐々木委員 選択 155 : ◎ 松崎委員 選択 156 : ◎ 道路交通課長 選択 157 : ◎ 松崎委員 選択 158 : ◎ 道路交通課長 選択 159 : ◎ 松崎委員 選択 160 : ◎ 三宅委員 選択 161 : ◎ 整備課長 選択 162 : ◎ 三宅委員 選択 163 : ◎ 環境政策課長 選択 164 : ◎ 三宅委員 選択 165 : ◎ 辻村委員 選択 166 : ◎ 道路交通課長 選択 167 : ◎ 辻村委員 選択 168 : ◎ まちづくり推進課長 選択 169 : ◎ 辻村委員 選択 170 : ◎ まちづくり推進課長 選択 171 : ◎ 辻村委員 選択 172 : ◎ 石井委員 選択 173 : ◎ 環境政策課長 選択 174 : ◎ 石井委員 選択 175 : ◎ 環境政策課長 選択 176 : ◎ 石井委員 選択 177 : ◎ 環境政策課長 選択 178 : ◎ 石井委員 選択 179 : ◎ 整備課長 選択 180 : ◎ 石井委員 選択 181 : ◎ 整備課長 選択 182 : ◎ 石井委員 選択 183 : ◎ 整備課長 選択 184 : ◎ 石井委員 選択 185 : ◎ まちづくり推進課長 選択 186 : ◎ 岡村委員 選択 187 : ◎ まちづくり推進課長 選択 188 : ◎ 岡村委員 選択 189 : ◎ まちづくり推進課長 選択 190 : ◎ 岡村委員 選択 191 : ◎ まちづくり推進課長 選択 192 : ◎ 岡村委員 選択 193 : ◎ まちづくり推進課長 選択 194 : ◎ 岡村委員 選択 195 : ◎ まちづくり推進課長 選択 196 : ◎ 岡村委員 選択 197 : ◎ まちづくり推進課長 選択 198 : ◎ 岡村委員 選択 199 : ◎ まちづくり推進課長 選択 200 : ◎ 岡村委員 選択 201 : ◎ 道路交通課長 選択 202 : ◎ 岡村委員 選択 203 : ◎ 道路交通課長 選択 204 : ◎ 岡村委員 選択 205 : ◎ 道路交通課長 選択 206 : ◎ 岡村委員 選択 207 : ◎ 石川委員 選択 208 : ◎ まちづくり推進課長 選択 209 : ◎ 石川委員 選択 210 : ◎ 宮坂委員 選択 211 : ◎ 整備課長 選択 212 : ◎ 宮坂委員 選択 213 : ◎ 整備課長 選択 214 : ◎ 宮坂委員 選択 215 : ◎ 整備課長 選択 216 : ◎ 宮坂委員 選択 217 : ◎ 整備課長 選択 218 : ◎ 宮坂委員 選択 219 : ◎ 整備課長 選択 220 : ◎ 宮坂委員 選択 221 : ◎ 副委員長 選択 222 : ◎ 整備課長 選択 223 : ◎ 副委員長 選択 224 : ◎ 整備課長 選択 225 : ◎ 副委員長 選択 226 : ◎ 道路交通課長 選択 227 : ◎ 副委員長 選択 228 : ◎ 整備課長 選択 229 : ◎ 副委員長 選択 230 : ◎ 委員長 選択 231 : ◎ 委員長 選択 232 : ◎ しの委員 選択 233 : ◎ 危機管理担当理事 選択 234 : ◎ しの委員 選択 235 : ◎ 危機管理担当理事 選択 236 : ◎ しの委員 選択 237 : ◎ 石川委員 選択 238 : ◎ 危機管理担当理事 選択 239 : ◎ 石川委員 選択 240 : ◎ 平井委員 選択 241 : ◎ 危機管理担当理事 選択 242 : ◎ 平井委員 選択 243 : ◎ 危機管理担当理事 選択 244 : ◎ 平井委員 選択 245 : ◎ 栗山委員 選択 246 : ◎ 危機管理担当理事 選択 247 : ◎ 栗山委員 選択 248 : ◎ 委員長 選択 249 : ◎ 委員長 選択 250 : ◎ しの委員 選択 251 : ◎ 学校教育課長 選択 252 : ◎ しの委員 選択 253 : ◎ 学校教育課長 選択 254 : ◎ しの委員 選択 255 : ◎ 学校教育課長 選択 256 : ◎ しの委員 選択 257 : ◎ 学校教育課長 選択 258 : ◎ しの委員 選択 259 : ◎ 教育部理事 選択 260 : ◎ しの委員 選択 261 : ◎ 教育部理事 選択 262 : ◎ しの委員 選択 263 : ◎ 教育部理事 選択 264 : ◎ しの委員 選択 265 : ◎ 教育部理事 選択 266 : ◎ しの委員 選択 267 : ◎ 委員長 選択 268 : ◎ 委員長 選択 269 : ◎ 西村委員 選択 270 : ◎ 教育部理事 選択 271 : ◎ 西村委員 選択 272 : ◎ 教育部理事 選択 273 : ◎ 西村委員 選択 274 : ◎ 教育部理事 選択 275 : ◎ 西村委員 選択 276 : ◎ 教育部理事 選択 277 : ◎ 西村委員 選択 278 : ◎ 教育部理事 選択 279 : ◎ 西村委員 選択 280 : ◎ 教育部理事 選択 281 : ◎ 西村委員 選択 282 : ◎ 教育部理事 選択 283 : ◎ 西村委員 選択 284 : ◎ 教育部理事 選択 285 : ◎ 西村委員 選択 286 : ◎ 石川委員 選択 287 : ◎ 教育支援課長 選択 288 : ◎ 石川委員 選択 289 : ◎ 松崎委員 選択 290 : ◎ 教育部理事 選択 291 : ◎ 松崎委員 選択 292 : ◎ 辻村委員 選択 293 : ◎ 学校教育課長 選択 294 : ◎ 辻村委員 選択 295 : ◎ 学校教育課長 選択 296 : ◎ 辻村委員 選択 297 : ◎ 岡村委員 選択 298 : ◎ 学校教育課長 選択 299 : ◎ 岡村委員 選択 300 : ◎ 学校教育課長 選択 301 : ◎ 岡村委員 選択 302 : ◎ 委員長 選択 303 : ◎ 委員長 選択 304 : ◎ 辻村委員 選択 305 : ◎ 子ども家庭部理事 選択 306 : ◎ 委員長 選択 307 : ◎ 委員長 選択 308 : ◎ 委員長 選択 309 : ◎ 委員長 選択 310 : ◎ 委員長 選択 311 : ◎ 委員長 選択 312 : ◎ しの委員 選択 313 : ◎ 公民館長 選択 314 : ◎ しの委員 選択 315 : ◎ 公民館長 選択 316 : ◎ しの委員 選択 317 : ◎ 小野寺委員 選択 318 : ◎ 公民館長 選択 319 : ◎ 小野寺委員 選択 320 : ◎ 公民館長 選択 321 : ◎ 小野寺委員 選択 322 : ◎ 公民館長 選択 323 : ◎ 小野寺委員 選択 324 : ◎ 公民館長 選択 325 : ◎ 小野寺委員 選択 326 : ◎ 公民館長 選択 327 : ◎ 小野寺委員 選択 328 : ◎ 高木委員 選択 329 : ◎ 社会教育課長 選択 330 : ◎ 辻村委員 選択 331 : ◎ 社会教育課長 選択 332 : ◎ 辻村委員 選択 333 : ◎ 社会教育課長 選択 334 : ◎ 辻村委員 選択 335 : ◎ 社会教育課長 選択 336 : ◎ 辻村委員 選択 337 : ◎ 石井委員 選択 338 : ◎ 社会教育課長 選択 339 : ◎ 石井委員 選択 340 : ◎ 社会教育課長 選択 341 : ◎ 石井委員 選択 342 : ◎ 社会教育課長 選択 343 : ◎ 石井委員 選択 344 : ◎ 社会教育課長 選択 345 : ◎ 石井委員 選択 346 : ◎ 社会教育課長 選択 347 : ◎ 石井委員 選択 348 : ◎ 社会教育課長 選択 349 : ◎ 石井委員 選択 350 : ◎ 社会教育課長 選択 351 : ◎ 石川委員 選択 352 : ◎ 図書館長 選択 353 : ◎ 石川委員 選択 354 : ◎ 図書館長 選択 355 : ◎ 委員長 選択 356 : ◎ 委員長 選択 357 : ◎ 三角委員 選択 358 : ◎ 社会教育課長 選択 359 : ◎ 三角委員 選択 360 : ◎ 社会教育課長 選択 361 : ◎ 三角委員 選択 362 : ◎ 社会教育課長 選択 363 : ◎ 三角委員 選択 364 : ◎ 社会教育課長 選択 365 : ◎ 三角委員 選択 366 : ◎ 委員長 選択 367 : ◎ 委員長 選択 368 : ◎ 委員長 選択 369 : ◎ 委員長 選択 370 : ◎ 委員長 選択 371 : ◎ 委員長 選択 372 : ◎ 委員長 選択 373 : ◎ 委員長 選択 374 : ◎ 委員長 選択 375 : ◎ 委員長 選択 376 : ◎ 委員長 選択 377 : ◎ 三角委員 選択 378 : ◎ 福祉保健部長 選択 379 : ◎ 三角委員 選択 380 : ◎ 福祉保健部長 選択 381 : ◎ 三角委員 選択 382 : ◎ 福祉保健部長 選択 383 : ◎ 三角委員 選択 384 : ◎ 福祉保健部長 選択 385 : ◎ 三角委員 選択 386 : ◎ 福祉保健部長 選択 387 : ◎ 三角委員 選択 388 : ◎ 福祉保健部長 選択 389 : ◎ 三角委員 選択 390 : ◎ 福祉保健部長 選択 391 : ◎ 三角委員 選択 392 : ◎ 福祉保健部長 選択 393 : ◎ 三角委員 選択 394 : ◎ 鈴木委員 選択 395 : ◎ 福祉保健部長 選択 396 : ◎ 鈴木委員 選択 397 : ◎ 福祉保健部長 選択 398 : ◎ 鈴木委員 選択 399 : ◎ 福祉保健部長 選択 400 : ◎ 鈴木委員 選択 401 : ◎ 福祉保健部長 選択 402 : ◎ 鈴木委員 選択 403 : ◎ 福祉保健部長 選択 404 : ◎ 鈴木委員 選択 405 : ◎ 福祉保健部長 選択 406 : ◎ 鈴木委員 選択 407 : ◎ 福祉保健部長 選択 408 : ◎ 鈴木委員 選択 409 : ◎ 石川委員 選択 410 : ◎ 福祉保健部長 選択 411 : ◎ 石川委員 選択 412 : ◎ 福祉保健部長 選択 413 : ◎ 石川委員 選択 414 : ◎ 福祉保健部長 選択 415 : ◎ 石川委員 選択 416 : ◎ 委員長 選択 417 : ◎ 委員長 選択 418 : ◎ 委員長 選択 419 : ◎ 委員長 選択 420 : ◎ 委員長 選択 421 : ◎ しの委員 選択 422 : ◎ 健康推進課長 選択 423 : ◎ しの委員 選択 424 : ◎ 健康推進課長 選択 425 : ◎ しの委員 選択 426 : ◎ 福祉保健部長 選択 427 : ◎ しの委員 選択 428 : ◎ 健康推進課長 選択 429 : ◎ しの委員 選択 430 : ◎ 委員長 選択 431 : ◎ 委員長 選択 432 : ◎ 委員長 選択 433 : ◎ 委員長 選択 434 : ◎ 委員長 選択 435 : ◎ 鈴木委員 選択 436 : ◎ 福祉保健部長 選択 437 : ◎ 鈴木委員 選択 438 : ◎ 福祉保健部長 選択 439 : ◎ 鈴木委員 選択 440 : ◎ 福祉保健部長 選択 441 : ◎ 鈴木委員 選択 442 : ◎ 福祉保健部長 選択 443 : ◎ 鈴木委員 選択 444 : ◎ 委員長 選択 445 : ◎ 委員長 選択 446 : ◎ 委員長 選択 447 : ◎ 委員長 選択 448 : ◎ 委員長 選択 449 : ◎ 委員長 選択 450 : ◎ 委員長 選択 451 : ◎ 委員長 選択 452 : ◎ 委員長 選択 453 : ◎ 委員長 選択 454 : ◎ 委員長 選択 455 : ◎ 委員長 選択 456 : ◎ 委員長 選択 457 : ◎ 委員長 選択 458 : ◎ 委員長 選択 459 : ◎ 委員長 選択 460 : ◎ 委員長 選択 461 : ◎ 平井委員 選択 462 : ◎ 道路交通課長 選択 463 : ◎ 平井委員 選択 464 : ◎ 委員長 選択 465 : ◎ 委員長 選択 466 : ◎ 委員長 選択 467 : ◎ 委員長 選択 468 : ◎ 委員長 選択 469 : ◎ 委員長 選択 470 : ◎ 委員長 選択 471 : ◎ 委員長 選択 472 : ◎ 委員長 選択 473 : ◎ 委員長 選択 474 : ◎ 委員長 選択 475 : ◎ 岡村委員 選択 476 : ◎ 委員長 選択 477 : ◎ 委員長 選択 478 : ◎ 鈴木委員 選択 479 : ◎ 平井委員 選択 480 : ◎ 委員長 選択 481 : ◎ 委員長 選択 482 : ◎ 委員長 選択 483 : ◎ 委員長 選択 484 : ◎ 委員長 選択 485 : ◎ 宮坂委員 選択 486 : ◎ 委員長 選択 487 : ◎ 委員長 選択 488 : ◎ 西村委員 選択 489 : ◎ 三宅委員 選択 490 : ◎ 委員長 選択 491 : ◎ 委員長 選択 492 : ◎ 委員長 選択 493 : ◎ 委員長 選択 494 : ◎ 委員長 選択 495 : ◎ 鈴木委員 選択 496 : ◎ 委員長 選択 497 : ◎ 委員長 選択 498 : ◎ 委員長 選択 499 : ◎ 委員長 選択 500 : ◎ 委員長 選択 501 : ◎ 委員長 選択 502 : ◎ 委員長 選択 503 : ◎ 委員長 選択 504 : ◎ 委員長 選択 505 : ◎ 委員長 選択 506 : ◎ 委員長 選択 507 : ◎ 委員長 選択 508 : ◎ 委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開会 ◎ 委員長 ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  本日の審査順序につきましては,お手元に配付してある会議日程のとおり進めます。  17日に引き続き,第1,議案第4号 令和4年度狛江市一般会計予算を議題といたします。  次に,4款衛生費の質疑を受けます。 2: ◎ 石川委員 4款,4点お聞きします。  173ページ,がん検診であります。コロナ禍での検診は2年目となります。一昨年,議会でコロナ禍におけるがん検診,お聞きしました。御答弁では前年比77.7%と検診が落ち込んでいるとお答えいただきました。昨年の質問でがんに関する情報,さらに強く発信できるような取組をお願いしたことを踏まえ,まず令和3年度のがん検診の取組についてお伺いします。 3: ◎ 健康推進課長 昨年御質問いただきまして,がんについて市民に分かりやすい内容を周知するため,ホームページの掲載内容を見直し,がん検診の目的等を記載したホームページを作成いたしました。さらに,男女別検診申込みページを見直し,がんについて分かりやすい内容となるよう努めるとともに,広報こまえ,けんこうガイド,ポスター等の検診内容についても目的を掲載するなど見直しをしてまいりました。  令和2年度の検診受診者数が,新型コロナウイルス感染症のため減ったことを踏まえ,令和3年度は先述の内容を実施し,受診者数向上に取り組んできたところでございます。  令和3年度は暫定値となりますが,令和2年度と3年度の比較を順に申し上げますと,胃がん検診692件に対して1,050件,肺がん検診921件に対して1,291件,大腸がん検診3,803件に対して4,382件,乳がん検診664件に対して1,119件,子宮頸がん検診739件に対して927件となっており,全ての検診項目で大幅に受診者が増加しているところでございます。  また,肺がん検診以外は,平成31年度よりも受診者が多くなっているところでございます。 4: ◎ 石川委員 全ての受診項目で大幅に受診者数が増加して令和2年度の受診者が少ないと,このようなことも反動にあるかと思いますけれども,様々な取組を実施し,それが実を結んだと,このようにも感じます。コロナ前の受診者数を上回っているのは大変喜ばしいことだと思います。  それでは,令和4年度の予算額は増加しておりますが,令和4年度の取組についてお伺いします。 5: ◎ 健康推進課長 令和4年度は,受診率向上に向けた取組といたしまして,多くの方が受診できるよう,バス検診の日程を増加いたしまして,東京都予防医学協会での受診可能期間を3月まで延伸するとともに,胃,肺,大腸,乳がん検診が受診できるようになる40歳代への個別受診勧奨の実施,がん検診の大切さを周知するため,がん講演会を実施する予定でございます。  また,胃内視鏡検査を本格実施いたしまして,実施医療機関である市ヶ谷にございます東京都予防医学協会での検診となりますので,胃内視鏡だけではなく,胃内視鏡,肺が,大腸がの3つをセット検診とすることを条件とさせていただき,まとめて受診ができるよう進めているところでございます。 6: ◎ 石川委員 内視鏡検査が本格実施されるのは大きな一歩だと,このように思います。内視鏡検査は何歳から受診できるのか,またセット検診とのことでありましたけれども,女性の乳がん,子宮頸がん検診は含めないのかお伺いします。 7: ◎ 健康推進課長 胃内視鏡検査は,平成27年9月に報告された「がん検診のあり方に関する検討会中間報告書」において,胃内視鏡検査による胃がん検診は胃がんの死亡率減少効果を示す相応な証拠が認められたため,対策型検診として実施することが適当であると報告され,平成28年4月から市町村のがん検診項目に追加された経緯があり,50歳以上,2年に1回の受診となっているところでございます。  また,令和3年10月に「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」が改正されまして,特に受診を推奨する年齢を69歳以下と設定されたため,令和4年度は,年度末対象年齢50歳以上69歳以下の奇数年齢の方100名を対象としているところでございます。  また,乳がん,子宮頸がん検診も2年に1回の受診となっており,昨年受診した方は受けられないため,セット検診にはしておりませんが,昨年受診していない女性の受診者には,積極的に5がん全ての受診を案内する予定でございます。
    8: ◎ 石川委員 分かりました。令和3年度の受診者数が増え,令和4年度もさらに内容を拡大するので,受診者数が増えると思いますので,引き続き対策をお願いしたいと思います。  それでは,次の質問に行きます。令和4年度からウイッグ等の助成制度が始まります。詳細についてお伺いします。 9: ◎ 健康推進課長 令和4年度より狛江市患者ウイッグ等購入助成金支援事業を開始する予定でございます。この事業は,がん治療に伴う外見の変化をカバーするための補整具の購入に要する経費の一部を助成することにより,がん患者の心理的及び経済的な負担を軽減するとともに,療養生活の質の向上を図り,もって就労継続等の社会生活を支援することを目的に実施するところでございます。  支援内容といたしましては,ウイッグ・胸部補整具の購入に対しまして,それぞれ1万円を上限として,購入費実費額の助成を行うものでございます。令和4年度は,近隣自治体の実績を参考にいたしまして,10件の申請を見込んでいるところでございます。 10: ◎ 石川委員 1年前の議会質問で,この購入費助成,検討できないかと強くお願いしておりました。御答弁でも,研究ではなく,一歩踏み込んで検討してまいりますと,このように御答弁を頂戴しておりました。早速に実現していただきました。  このウイッグは医療用かつらと言われていますけれども,保険適用外であり,かつ当然医療費控除の対象でもありません。そうした意味では,がん患者の方にとって心理的及び経済的負担がある。こうした医療用かつら,ウイッグ助成があることは大変ありがたいことだと思います。今年度は10件とのことでありますけれども,必要とされる方が多くいると思いますので,広く周知し,多くの方が利用できるようにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に,174ページ,健康教育についてお伺いいたします。  けんこうガイドの全戸配布が始まるということでありますけれども,けんこうガイドはどのような内容なのか,改めてお伺いいたします。 11: ◎ 健康推進課長 けんこうガイドには,休日診療,がん検診,成人,高齢者向けの健康に関する事業,歯科健診,予防接種,妊娠中や育児のことに関する内容,食育事業などを掲載しており,健康推進課の様々な事業の内容が分かる内容となっているところでございます。 12: ◎ 石川委員 では,現在,けんこうガイドはどのように配布を行っているのかお伺いします。 13: ◎ 健康推進課長 現在は3万2,000部を作成しておりまして,市から発送する特定健診などの受診券に同封しているほか,健康推進課窓口や公共施設の窓口に設置させていただきまして,周知を行っているところでございます。 14: ◎ 石川委員 分かりました。それでは,令和5年度分から全戸配布になった場合,どのような効果が期待できると考えているのかお伺いします。 15: ◎ 健康推進課長 作成数は5万3,000部を考えておりまして,全戸配布するほか,これまでどおり特定健診の受診券などに同封して,公共施設の窓口にも設置させていただく予定でございます。  全戸配布することにより,ふだんから市の事業に参加されていない方にも幅広く周知することができ,今まで健診等を受診していない層にも周知ができ,受診者数の増加につながると考えております。  健康こまえ21(第2次)中間見直し策定時に調査いたしました平成31年度に実施したアンケート調査では,市のがん検診を知らない方の割合が45.6%ございまして,周知が行き届いていないところもあると感じておりますので,けんこうガイドの全戸配布をすることで周知を図り,事業内容を知っていただく効果があると考えているところでございます。 16: ◎ 石川委員 やはり市民の皆さんの健康意識の醸成という意味では,この全戸配布,画期的な取組だなと私は思います。特に市のがん検診の取組を知らない方が45%,平成31年度のアンケートであったということでありました。市の健康推進に対する取組,こうしたものも多く市民の方に知っていただくいい機会になると思いますので,お取組のほうをお願いしたいと思います。  3点目であります。196ページ,ごみ減量対策費について伺います。  ごみ減量対策費,ごみリサイクルカレンダー,29ページに,多量ごみが発生した場合,清掃課へ相談するようにとの記述がありましたけれども,申込み,利用状況についてお伺いいたします。 17: ◎ 清掃課長 ごみ屋敷,実家整理,生前の荷物整理などで家屋及び敷地内に堆積した大量の物品を処分する必要があり,緊急性が認められた方に,整理,分別,搬出,収集運搬を一括して行う業者を御案内しております。業者が現地を確認し,見積りを作成し,依頼者と相対で契約を行います。令和3年3月の開始以降,本日までに対象となったのは39件でございます。  なお,片づけ実績は18件となっております。内訳としまして,引っ越し10件,遺品整理3件,その他ごみ屋敷の片づけ等になりますが,5件となっております。 18: ◎ 石川委員 私自身も想定しているよりも,かなり多くの件数ではないかなと,このようにも感じます。  次は,契約成立後に処分状況と許可業者についてお伺いいたします。 19: ◎ 清掃課長 契約の締結後に業者が清掃課に契約内容の報告を行い,作業を実施します。作業内容は,現地での可燃ごみ,不燃ごみ,粗大ごみなどの分別整理を行い,敷地内から搬出し,車両に積載し,中間施設に搬入いたします。作業終了後に清掃課へ種別ごとの処理量を報告します。許可は,委託業者である加藤商事と高橋商事の2社に発出しております。 20: ◎ 石川委員 カレンダーにもそうですけれども,ホームページにも無許可の不用品回収業者は利用しないでくださいと注意喚起がされております。こうしたもので消費トラブルに発展したり,また業者側も取締りを受けたりと,こういった例もお聞きしておりますので,しっかりと注意喚起のほうも併せてお願いしたいと思います。  次に,プラスチック類のごみですね,インクカートリッジやコンタクトレンズケース,ボトルの回収等,令和4年度もこれの回収の取組,引き続き行われていくと思いますけれども,資源化の取組状況についてお伺いいたします。 21: ◎ 清掃課長 令和3年11月以降に公共施設で開始いたしましたインクカートリッジ,ボトル,コンタクトレンズケースの拠点回収を令和4年度も引き続き実施してまいります。これまでの回収実績を見ますと,全ての合計で5キロ未満となっております。このことから今後は市民への認知度を高めていく必要があると考えております。 22: ◎ 石川委員 今御答弁にありましたけれども,昨年11月から開始しましたインクカートリッジの回収,それとコンタクトレンズの空ケースの回収,あとはボトルの回収ですね,こうした取組は非常に重要な取組であるのでありますけれども,なかなか周知がされていないし,知らない方が結構いらっしゃると思います。  令和4年度のお取組につきましては,今御答弁にあったとおり市民の皆さんの周知,大事だと思いますので,認知度を高めていく取組のほうも力を入れていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に,最近お聞きしますけれども,有料のごみ袋ですね,環境に配慮したごみ袋,こうしたものが話題になります。これについてお伺いいたします。 23: ◎ 清掃課長 現在,清掃課で確認した限りですけれども,多摩地域で植物由来ポリエチレン原料を配合している袋を使用している自治体は2市あります。住民の方によりますと,石油由来100%のものと比較しますと,破けやすいなどの問題があるようなことも伺っております。市では,脱炭素社会実現と市民生活の質を考え,検討を進めてまいります。 24: ◎ 石川委員 よろしくお願いします。環境配慮素材という形で,脱炭素社会の実現,市民生活の質,こうしたことも含めて,研究,検討のほうをお願いしていただければと思います。  次に,最後になります。198ページ,使用済み小型家電リサイクル関係費についてお伺いいたします。  小型家電回収ボックスについてお伺いいたします。 25: ◎ 清掃課長 設置してあるのは,市内公共施設11か所と設置協力の得られた集合住宅11か所になっております。  令和3年度現在ですけれども,2月末までに公共施設で429.2キログラム回収しております。うち63%,272.3キログラムを市役所2階に設置してあるボックスで回収しております。集合住宅は,合計で221.4キログラム回収しております。うち48%,106.3キログラムをセントラルハイツで回収しております。  なお,ボックスからの回収は職員が行い,不適物の除去を行った後に,使用済小型家電引取運搬委託費で処理しております。  課題としましては,市民の認知度の向上と集合住宅の設置箇所の拡大と考えております。 26: ◎ 石川委員 公共施設11か所,あとは協力が得られた集合住宅11か所,22か所になっていると思います。また,引き続き令和4年度,設置箇所の拡大等も検討いただければというふうに思います。  では最後に,現在宅急便による小型家電回収を行っていると思います。令和4年度も取組の実行がされると思いますけれども,宅急便による小型家電回収についてお伺いいたします。 27: ◎ 清掃課長 市民の方が直接リネットジャパンという企業に申込みを行っていただきまして,宅配便により収集を行っているもので,市のほうとしての予算執行は特にございません。実績としまして,令和3年4月から12月までの利用実績が387件,3,992.8キログラムとなっており,うちパソコンが60%,537台,2,413.5キログラムとなっております。 28: ◎ 石川委員 予算執行はございませんけれども,この取組に対する数値ですね,状況把握,これの把握はお願いしたいと思います。以上で終わります。 29: ◎ 加藤委員 174ページ,がん検診,がん患者へのウイッグ等の助成について,以前,一般質問で要望させていただきましたが,今回対象になることを大変うれしく思います。先ほどの質疑と一部重なりますが,まずがん患者ウイッグ等購入費助成金の対象者,概要についてお伺いします。同様の助成は都内で既にどの自治体で行われているのか確認させてください。 30: ◎ 健康推進課長 対象者につきましては,申請日の時点で市内に住所を有すること,がんと診断され,その治療を行っていること,がん治療に伴う脱毛,乳房の切除等により,就労,社会参加等に支障があり,または支障が出るおそれがあり,補整具が必要となっている方としております。  概要につきまして,がん治療に伴う外見の変化をカバーするため,補整具の購入に要する経費の一部を助成することにより,がん患者の心理的及び経済的な負担を軽減するとともに,療養生活の質の向上を図り,もって就労継続等の社会生活を支援することを目的に実施するところでございます。  支援内容といたしましては,ウイッグ・胸部補整具の購入に対しそれぞれ1万円を上限とし,購入実費額の助成を行うものでございます。現時点では,都内で実施している自治体は,千代田区,中央区,港区,文京区,豊島区,葛飾区と福生市の7自治体でございます。 31: ◎ 加藤委員 1人1万円として,10人分の予算がついていますが,その算定根拠についてお伺いします。また,過去に購入された分は,領収書等があれば助成されるのかお伺いいたします。 32: ◎ 健康推進課長 令和4年度は,近隣自治体の実績を参考にいたしまして,10件の申請を見込んでいるところでございます。ウイッグにつきましては,1万円しないものから,20万円を超えるものまで様々ございますが,1万円から3万円の商品が多いこともあり,金額を決めたところでございます。  過去に購入されたものにつきましては,令和4年度から開始させていただく予定の事業でございますので,4月以前に購入されたものを対象とすることはできませんが,申請期間は1年遡ることはできますので,制度開始以降の日付であれば対応は可能でございます。 33: ◎ 加藤委員 次に,180ページ,予防接種,4月よりHPVワクチンの積極的勧奨が再開される予定でございますが,その内容をお伺いします。また,積極的勧奨といっても任意でございますので,接種の判断するツールについても確認させてください。 34: ◎ 健康推進課長 HPVワクチンは,子宮頸がん予防ワクチンとして,平成25年4月1日から定期接種となりましたが,接種を受けた方のうち,ワクチンの因果関係を否定できない副反応を示す方が一定数おられたため,同年6月に積極的勧奨が控えられておりました。  ワクチン接種後に生じた多様な症状とワクチンとの関連についてのエビデンスは認められておらず,海外の大規模調査において,子宮頸がんに対する予防効果が示されており,副反応を示した方への支援体制が整い,ワクチンの安全性と有効性について十分に情報提供が行えるようになってきたことなどをもって,接種勧奨再開が決定したところでございます。  定期接種の対象者につきましては,小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女子で,接種回数は3回,サーバリックス,ガーダシルの2種類がワクチンとして採用されております。  通知は,接種の標準接種年齢とされる中学校1年生から,接種期限最終学年である高校1年生に実施するとともに,今年度は広く制度の周知を行う予定でございまして,時期は4月中を考えております。  市からは,予防接種に関する案内,改定された啓発リーフレットをお送りいたします。案内には,休止されていた経緯や再開された理由などを記載いたしまして,同封の啓発リーフレットで接種を実施するか,家族や医師と相談していただきまして,判断していただきたいと考えているところでございます。 35: ◎ 加藤委員 質問を修正させていただきます。3月18日に厚生労働省より通知されたHPVワクチンのキャッチアップ接種と任意接種の償還払いについて確認させてください。 36: ◎ 健康推進課長 厚生労働省健康局健康課長発出の令和4年3月18日付,「HPVワクチンのキャッチアップ接種の実施等について」,通知のほうが出されておりまして,キャッチアップ対象者につきましては,HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して,公平な接種機会を確保する観点から,積極的勧奨を差し控えられている間に定期接種の対象であった平成9年4月2日から平成18年4月1日までの間に生まれた女子とするところでございます。  また,接種機会の確保の観点から,キャッチアップ接種の期間中に定期接種の対象から新たに外れる世代,平成18年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた女子及び平成19年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女子についても,順次キャッチアップの対象とするところでございます。  また,キャッチアップ世代と同様に,HPVワクチンの接種を自費で受けた方に対する償還払いにつきましては,市町村の判断で実施も可能とされているところでございまして,市町村における標準的な取扱いについて必要な事項を定めた要綱例を厚生労働省のほうで示しているところでございます。  各市区町村において,この内容を参照いたしまして,償還払いを実施する場合には,キャッチアップ接種が令和4年4月1日から可能となることを踏まえ,令和4年4月以降,予算等の準備が整い次第,順次開始するという形で通知がされているところでございます。 37: ◎ 加藤委員 最後の質問になります。ワクチン接種を受けた後の相談先,窓口について確認させてください。 38: ◎ 健康推進課長 接種後に健康に異常があるときは,まずは接種を受けた医師,かかりつけの医師に相談していただきます。厚生労働省では,ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る医療機関を選定しておりまして,東京都においては東京大学医学部附属病院をはじめ5つの医療機関がございます。  不安や疑問,困ったことがあるときは,各都道府県において,衛生部局と教育部局の1か所ずつ,ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口を設置しております。  HPVワクチンを含む予防接種,インフルエンザ,性感染症,その他感染症全般に関する相談につきまして,厚生労働省の感染症予防接種相談窓口がございます。予防接種による健康被害救済に関する相談は,健康推進課が窓口となっております。 39: ◎ 加藤委員 以上で質問を終わります。 40: ◎ 松崎委員 子宮頸がんワクチン,HPVワクチンに,狛江市で扱うHPVワクチン接種で効果があるヒトパピローマウイルスについて教えてください。 41: ◎ 健康推進課長 HPVワクチン,サーバリックスとガーダシルは,定期接種として公費で接種することができます。この2つの定期接種しているワクチンにつきましては,およそ半数から3分の2が16型,18型であると言われておりまして,ワクチンの効果で原因の50%から70%を防ぐとされております。  子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスは,約200種類以上のタイプがございまして,その中で子宮頸がんの原因となるタイプが15種類以上あることが啓発リーフレットにも掲載されているところでございます。 42: ◎ 松崎委員 子宮頸がんの原因となるハイリスクのウイルス15種類以上の中で,扱うワクチンで効果があるのは16型,18型の2価であることが分かりました。  では,HPVワクチンでは全てのハイリスクウイルスに有効ではないことから,子宮頸がん検診の受診がやはり重要となります。HPVワクチンの接種案内に,ワクチンを接種しても子宮頸がん検診受診が必要であることを案内するべきと考えますけれども,市の見解はいかがでしょうか。 43: ◎ 健康推進課長 子宮頸がんワクチンは,子宮頸がんの原因となる全てのヒトパピローマウイルスに予防効果があるわけではございません。ワクチン接種をした方も,二十歳になったら必ず2年に一度,子宮頸がん検診を受けることが大切であると考えております。  定期的に検診を受けることで,がんになる過程や異常やごく早期のがんの段階で発見できることが多く,経過観察や負担の少ない治療で済むことも多いと言われておりますので,定期的に検診を受けていただくことが望ましいと考えているところでございます。 44: ◎ 松崎委員 予防のためには,ワクチンを接種しても子宮頸がん検診は必ず受けること,そして子宮頸がんは性感染症であることも伝えていくことをお願いいたします。その点について,ワクチン接種案内とホームページで強く訴えていただくようにお願いいたします。  次に,192ページ,4の1の5,生物多様性保全事業について伺います。  生きものを育むご近所公園づくりプロジェクト,生きものをよぶ庭づくりプロジェクト,こちらの内容と目的,対象を教えてください。 45: ◎ 環境政策課長 2つのプロジェクトは,令和2年3月に策定した狛江市生物多様性地域戦略のリーディングプロジェクトに掲げられているものでございます。  生きものを育むご近所公園づくりプロジェクトは,市民の日常的な憩いの場である公園において,多様な小鳥類や昆虫類,小動物などが生息する環境づくりと,子供たちが自然を体験し,自ら学ぶことのできる場づくりを目的としております。  令和4年度の事業内容は,西河原公園の池に水草を使ったビオトープを設置し,生き物の生息環境をつくるとともに,副次的な効果として,池の水質改善を図ります。西河原自然公園のせせらぎ沿いに武蔵野の在来植物を栽植いたします。  次に,生きものをよぶ庭づくりプロジェクトは,市民の皆様に庭造りを通じて生物多様性について知り,理解を深めていただくとともに,小さな緑と水辺をつなげることによって,生態系ネットワークの形成を図ることを目的としております。  事業の内容は,個人の敷地に生き物を呼び込む環境づくりを紹介する冊子を作成するほか,ワークショップイベントを実施し,機運醸成を図ります。  事業の対象は,いずれも小学生以上を予定しております。 46: ◎ 松崎委員 環境に関して,様々な市民向けプロジェクトやキャンペーンが予算化されています。プロジェクトが,いかに市民に参加してもらうかが重要です。広報やホームページで投げかけるだけではなく,環境グループなどの助けも借りたり,市民のところへ出向いていって訴えたり,工夫をお願いいたします。  再エネ電源の普及についても,協力業者の再エネ電力の内容も調べて,市民に分かるように明記することもお願いして,終わります。 47: ◎ 吉野委員 1点質問いたします。196ページ,衛生費,清掃費,ごみ減量対策費です。本当にごみのことは,私もたくさん市民の方から相談を受けたりします。たばこのポイ捨てであったり,粗大ごみのようなものを,道路沿い等に置いていってしまうとか,側溝にごみがたまっているなど,様々な日常的な積み重ねですけれども,市民の方にとっては大変深刻な問題もあったりしますし,心にもごみのことが気になるということで,いろいろ思う以上に,被害に遭った方々というのは,ずっと心にかけているということがあります。  そこで,聞かせていただくのですけれども,ごみの捨て方など,マナーの現状,そしてどのようなことが問題になっているかについて伺います。そして,苦情の具体的な内容とその対応についても伺います。 48: ◎ 清掃課長 ごみの出し方での対応が多いのが,集合住宅のごみ集積所となります。内容は,分別が不適切,散乱していることなどの苦情をいただくことがあります。特に悪質な事例といたしましては,可燃ごみを集合住宅での居住者でない市民の方が,指定収集袋を使用せずに捨てていたという事例を伺ったことがございます。  ルールを守ってごみを排出していただかないと,近隣住民とのトラブルの原因となります。このため市では,ごみ出しや分別方法の徹底のため,ごみ分別アプリやツイッター等により周知を行っております。  また,排出されたごみで,分別方法を守らず,出されたものに対しましては,収集できない理由を明記しまして,収集せずにその場に置いておき,その状態が継続する場合は,例えば集合住宅の場合,家主や管理会社への助言,指導などにより,解決に向けた対応を行います。  以上のように排出物の適正排出を促進し,生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図っております。 49: ◎ 吉野委員 つい先日なのですが,3年前とか,随分前の話だったのですけれども,被害に遭われた家主の方がそのこともすごくよく覚えていらっしゃっていました。自分の持っている単身者向けのアパートなのですが,どうしてもそこに指定収集袋ではない普通のごみ袋のごみがあると。  それで,どうしても量的にも,単身者というアパートにはそぐわないごみが捨てられているので,その家主さんが,本当に気の毒なのですが,その袋の中を開けて,いろいろ中のものを確かめたら,向かいや,近隣の方が,黄色い有料のごみ袋でない袋にごみを入れて,捨てていたという事実が分かりました。その方がおっしゃられていたのですが,宅急便の住所が分かるようなものも捨ててあったということで,そのことを,その家に訪ねていき,狛江市は有料になっております,そしてここは自分のアパートであるということを訴えられたという話を,本当に数年前のことなのに,昨日のことのようにおっしゃられていました。このことを考えると深刻,そして対応する清掃課のほうも大変難しいということが分かるのですが,単身者ではなくても,家族で暮らしていても,そういったことを行う人たちもいるので,そういう不法投棄は,単身者の人がしているのではないかと思われるかもしれないのですが,もう少し前にも道路沿いのところに電気釜を置いていってしまうとか,いろいろありますので,このようなことが本当に日々,狛江市の中でも起きており,このような苦情に対して,もう少し周知をしていくということが重要であると思いましたので,最近そういった市民の方から切なる,昔のことなのですが,昨日のことのように覚えていらっしゃるということで,お声を聞きましたので,この質問をさせていただきました。 50: ◎ 辻村委員 173ページ,衛生費,がん検診の中の特に乳がん検診について私は定点観測しておりますので,改めてお伺いしたいと思います。  令和2年度の乳がん検診は,何と受診率を10%も割ってしまったのです。全国的にも受診率が低くなっておりました。令和3年度の実績はよくなっているようです。増加の要因と令和4年度の取組について,過去3年間の乳がんの受診者数と受診率について,共にお伺いしたいと思います。 51: ◎ 健康推進課長 過去3年間の乳がんの受診者数と受診率につきましては,受診者数と受診率を順に申し上げますと,平成31年度,906件,10.9%,令和2年度,664件,9.6%,令和3年度,暫定値となりますが,1,119件,10.8%となっております。  令和3年度に受診者数が増加した要因といたしまして,ホームページのリニューアルによって周知が図られたことや,乳がん講演会を実施したことによりまして,多くの方に乳がんの怖さ,早期発見による早期治療,乳がん経験者の方の体験談などを聞いたことによりまして,検診受診者が増加したものと考えているところでございます。 52: ◎ 辻村委員 本当に受診率は,目標値,狛江市,東京都ともにがん検診受診率50%を目指しているわけでございます。徐々にこのように上げていっていただけることをお願いしたいと思いますし,同時に対面で,人の話を,直接体験者の話を聞く,こういったことは本当に刺激になったのだなというふうに思いました。こうした取組,また継続していただきたいと思います。 53: ◎ しの委員 188ページ,4目公害対策費の説明欄4,環境保全実施計画推進について,エコパートナーと表記されていまして,予算概要のほうでエコパートナーシップ制度の再構築ということになっておりますけれども,この再構築とはどういうことかお伺いいたします。 54: ◎ 環境政策課長 市内の環境保全活動の活性化に向けた基盤整備を図るため,従来の既に環境保全活動を実施している市民などをエコパートナーとして認定していた事業を刷新し,脱炭素や環境保全に関する所定の内容を含んだ講座を開催し,受講する市民などを,環境保全に関する基礎知識,問題意識を持つエコパートナーとして養成,認定する事業となっております。 55: ◎ しの委員 それでは,再構築後の取組とはどういうものか,また期待する効果についてお伺いいたします。 56: ◎ 環境政策課長 取組といたしましては,養成講座について,市が日時・場所を指定して行っていくほか,団体などの要請に応じた出張講座も実施し,広く市民などに参加していただける環境を整えるとともに,エコパートナーの認定を受けた市民などには認定を証する記念品を贈呈し,制度の維持向上を図ってまいります。  また,本事業の実効性を高めるため,エコパートナーの方々の実践行動の促進や,市との協働について,今後検討を進めてまいりたいと考えております。
     期待する効果といたしましては,環境保全活動の実践の下地となる知識,意識を持つ市民などが増えるとともに,それらを市が公式に認定することで,環境意識の向上や実践行動の促進に寄与し,新たな活動者の広がり,ひいては市内の環境保全活動の推進につながるものと考えております。 57: ◎ しの委員 平成26年度からスタートしたエコパートナーシップ制度を刷新し,発展させるものであると認識いたします。  狛江市環境基本計画の基本目標に,主体的な実践につなげる人づくり・地域づくりと掲げられており,狛江市の豊かな環境を未来につなぐためには,狛江市で暮らし働く全ての人が自らの意思で前向きに環境保全の取組を実践することが不可欠です。そのためには,一人一人自らができることを理解するだけでなく,環境意識を持った人が行動に移すためのきっかけや,一緒に取り組む仲間が必要ですとされています。  このエコパートナーシップ制度が地域のリーダー的人材の発掘・育成,また環境保全を実践する人づくりにつながることを期待いたします。 58: ◎ 西村委員 それでは,198ページの使用済み小型家電リサイクル関係費について1点お願いいたします。  自宅から宅急便で郵送する小型家電のリサイクルを実施していますが,件数と重量について実績を伺います。先ほど令和3年度のお答えがありましたので,事業開始後の令和2年度の様子をお知らせください。 59: ◎ 清掃課長 利用実績は,開始後の令和2年10月から令和3年3月までは267件,2,909.7キログラム,令和3年4月から12月までは387件,3,992.8キログラムとなっております。 60: ◎ 西村委員 令和2年度が,月数は違いますけれども,令和2年度は6か月での実績,令和3年度は9か月の実績ということですけれども,やはり増えてきているので,周知が広がってきているのかなというふうに思いますが,さらなる周知をお願いいたします。  次に,回収された粗大ごみからも資源化がされていますが,これまでの実績について伺います。 61: ◎ 清掃課長 粗大ごみからの使用済み小型家電選別の実績は,平成30年度が43トン,平成31年度が53トン,令和2年度が67トンとなっております。 62: ◎ 西村委員 これも増えているということで,特に家にいる機会が多くなって,粗大ごみの排出量も増えてきたのかなというふうに思います。コロナ以前は,市役所での回収を行っていました。市役所での回収実施を私,何度か要望してきましたが,来年度もまだ行われない状況です。やはり使用済み小型家電のイベント実験回収も必要ではないかと思いますが,お考えについて伺います。 63: ◎ 清掃課長 現在,新型コロナウイルス感染症拡大防止のために使用済み小型家電イベント実験回収の事業を取りやめております。なお,今後の事業の実施予定につきましては現在未定となっております。 64: ◎ 西村委員 未定ということですけれども,私はやはりイベント実験回収,これも必要だと思いますので,ぜひ取組を検討していただきたいことをお願いして,質問を終わります。 65: ◎ 岡村委員 そうしたら,1点だけ,179ページ,予防接種費についてお伺いいたします。  現在,狛江市が一部助成を行っている成人向けの予防接種の種類,そしてその理由についてお伺いいたします。 66: ◎ 健康推進課長 個人の発病,またはその重症化予防として,併せてこれにより,その蔓延の防止に資することを目的といたしまして,定期的に行う必要がある予防接種法に定めるB類疾病の高齢者の季節性インフルエンザ及び高齢者の肺炎球菌ワクチンについて,一部助成を実施しているところでございます。 67: ◎ 岡村委員 分かりました。ワクチンはいろいろ増えてきていると思うのですけれども,今後,予防接種を広げていく考えについてお伺いいたします。 68: ◎ 健康推進課長 予防接種については,個人予防の目的で,接種でございますけれども,現在のところ,予防接種法に定めるB類疾病に定められた予防接種を対象としているため,予防接種の種類を増やしていくことは考えておりません。 69: ◎ 岡村委員 現在B類疾病ということなのですけれども,個人予防の目的での接種ということも言われておりました。やはりこの間,帯状疱疹ワクチンについて,一般質問でも質問してきましたけれども,大変患者さんが多いのです。こうしたものについても今後検討していくことができないのか伺います。 70: ◎ 健康推進課長 製薬会社がメディア等におきまして宣伝しているところでございますけれども,法令に定める接種対象となっていないため,現在のところ検討はしていないところでございます。今後につきましては,厚生労働省の動向に注視してまいりまして,状況に応じて対応してまいりたいと考えております。 71: ◎ 岡村委員 以前,一般質問でも話しましたけれども,80歳までに3人に1人の方が帯状疱疹になり,予防効果が高いと,費用対効果もおおむね良好という形で国立感染症研究所のファクトシートに書かれております。  ただ,費用が高いというのが問題で,このワクチンを打つことで,帯状疱疹になる方というのが減れば,その人が健康な生活を続けていただけるということだけではなく,一部助成をしても,医療費全体で考えれば,安くなる可能性もあるというふうに考えています。改めて検討をお願いして,終わります。 72: ◎ 副委員長 175ページ,母子保健関係費について質問いたします。  令和4年度に拡充されました内容について伺います。令和4年度は,妊婦面談のオンライン化を予定されています。昨年度と今年度の妊婦面談の実施状況と,オンライン化のメリットをどのように見ているのか伺います。 73: ◎ 健康推進課長 妊婦面談の実施件数につきましては,令和2年度は600件,令和3年度は2月末までに342件でございます。昨年度は,新型コロナウイルス感染の拡大を受けまして,外出が難しい時期で,電話での面談も含めての件数となっております。  今後,同様に感染症の感染拡大が起きた場合には,里帰りを早めにされる方,早産の危険性など,自宅での安静を余儀なくされる方などがおられますので,面談が難しい方がいらっしゃった場合には,オンラインでの面談という手段が増えると,電話だけでは把握できない妊婦さんの表情や服装,気になる様子を把握することができる機会となること,また妊婦さんからも,相談相手がどういう人物かを見ることができる機会となることが,オンライン面談を実施するメリットと考えているところでございます。 74: ◎ 副委員長 分かりました。そういうメリットがあるということです。それでは,環境整備の取組について伺います。 75: ◎ 健康推進課長 あいとぴあセンター内に1階の健康推進課事務室,2階の保健指導室をはじめ,母子保健事業の会場として使用するフロア,4階の講演会等を実施する講座室で,Wi-Fiの利用が可能となっているところでございます。 76: ◎ 副委員長 それでは,既に整っているということですけれども,今年度は活用されたのでしょうか,また妊婦面談の開始時期についても伺います。 77: ◎ 健康推進課長 リモート会議での使用,また特定保健指導では,既に使用しているところでございます。妊婦面談につきましては,情報政策課で増設予定のあるオンラインミーティングライセンスを活用し,新年度から周知を開始いたしまして,空いているライセンスを活用いたしまして開始する予定でございます。 78: ◎ 副委員長 分かりました。予定どおり開始できるようにお願いします。  次の質問です。予算概要にスポットビジョンスクリーナーの配備とありますけれども,この機器の特徴,そしてその効果などについて,内容について伺います。 79: ◎ 健康推進課長 スポットビジョンスクリーナーは,生後6か月以降,成人まで使用できる屈折検査機器でございまして,特徴といたしましては,簡易な操作で検査ができ,近視,遠視のみならず,乱視,不同視,斜視の視覚異常のスクリーニングが可能でございます。  カメラのような機器で,子供の顔の高さで1メートルほど離れたところで構えると,子供の興味を引くようなライトが点滅いたします。僅かな時間で視点が合うだけで検査を実施することができますので,じっとしていることが難しかったり,検査ルールが難しいお子さんでも,結果を把握することが可能となっております。  狛江市では,現在3歳児健診の際に,保護者に自宅での絵指標でのスクリーニング検査をお願いいたしまして,健診当日に,保健師によるアンケートチェック等,必要な方は,視能訓練士によるレチノスコープ等の検査,診察医による視診,問診による判断を実施いたしまして,目の病気が疑われた場合には,精密健康診査受診票を発行の上,眼科における受診をお勧めしているところでございます。  一定のルールの下,検査を実施するため,検査のルールが分からない,指示が理解できないなどの理由で,正確な検査ができない場合もあるといった課題がございましたので,今後は併せてスポットビジョンスクリーナーでの検査を導入することで,見逃し,検査漏れをなくし,視力異常の早期発見,早期受診へつなげる機会としてまいります。 80: ◎ 副委員長 3歳児健診におけます弱視の早期発見,また早期治療につなげるために,屈折検査機器,スポットビジョンスクリーナーでありますけれども,こちらを要望させていただいておりました。保護者の皆様からも,正確な視力検査を求めるお声をいただいております。会場の準備など大変かと思いますけれども,よろしくお願いいたします。  次に,乳幼児のフッ素塗布を歯科医院で実施するとあります。これまで狛江市で実施していたものをなぜ変更したのでしょうか,理由と目的について伺います。 81: ◎ 健康推進課長 あいとぴあセンターで,乳幼児歯科相談事業につきましては,4歳までを対象としており,その後,かかりつけ歯科医を持ち,引き続き口腔の健康に関心を持っていただくための導入を役割としております。  乳幼児の歯科保健につきましては,保護者への啓発のため,ブラッシング指導やフッ素塗布を実施いたしまして,狛江市の子供の虫歯罹患率を低く保つ役割を果たしてまいりました。平日の限られた日程で実施しておりましたが,共働きの保護者の増加から,利用できる方が限られており,歯科医院でのフッ素塗布を望む声も増えてまいりました。  あいとぴあセンターでの事業内容を整理いたしまして,引き続きブラッシング指導等の予防のための事業は継続いたしまして,歯科健診,フッ素塗布を歯科医院で受ける機会を設けまして,より多くの方にサービスを受けていただくこと,かかりつけ歯科医を見つけていただくことが目的でございます。 82: ◎ 副委員長 分かりました。それでは,どのように実施をしていくのか,内容について伺います。 83: ◎ 健康推進課長 1歳6か月以上,3歳6か月未満の幼児を対象といたしまして,市内指定歯科医療機関で歯科健診とフッ素塗布を実施するところでございます。自己負担がございまして,1回500円で,6か月に一度利用できるとしているところでございます。 84: ◎ 副委員長 それでは,変更に当たり,歯科医院を受診することの効果をどのように見ているのでしょうか,伺います。 85: ◎ 健康推進課長 治療のために歯科医院を受診することがあっても,予防のために歯科医院を利用する機会を持つことは,きっかけがないと進まないこともございます。今回の変更で,乳幼児の歯と口の健康づくりとして,各家庭での取組,あいとぴあセンターでの歯科保健指導,予防の視点からのかかりつけの歯科医院を持つといった重層的な効果を得ることができると考えているところでございます。 86: ◎ 副委員長 分かりました。フッ素塗布は,赤ちゃんの初めての虫歯予防になりますので,どうぞよろしくお願いします。  次に,産後ケア事業について伺います。産後ケア事業の目的と,これまでの取組について,また利用者の状況も含め伺います。 87: ◎ 健康推進課長 産後ケア事業は,家族等から産後の支援が受けられない母子に対して,産後の母親の身体的回復と心理的な安定を促進するとともに,母親自身がセルフケア能力を育み,母子とその家族が健やかな育児ができるよう支援することを目的としております。  狛江市内には助産所などがなく,適切なサービスを実施できる施設がなかったため,近隣自治体での取組を参考にしながら,令和2年7月より事業を開始いたしまして,日帰りで利用するデイサービス型とし,当初は調布市内の2つの施設を委託先としておりました。その後,委託先を増やしまして,令和3年度には市内の産婦人科の協力も得られるようになりまして,令和4年度は6施設に事業委託する予定でございます。  利用については,令和2年度は,申請者数25人,利用件数13件,令和3年度は2月末日までで,申請者数72人,利用件数57件となっているところでございます。 88: ◎ 副委員長 年々増えているような状況も見受けられます。それでは,産後ケア事業の予算の内訳について,今年度また拡充される内容と理由,また今後の課題について伺います。 89: ◎ 健康推進課長 今年度は産後ケアの宿泊型を開始いたします。夜間の授乳に悩みのある方,相談する者が不在の夜間に不安が高まる方など,デイサービス型だけでは補うことのできない支援を提供することができます。  課題といたしましては,近場のサービス提供事業者が少ないこと,乳児を連れての施設までの移動が困難な方もおられます。引き続き,サービス提供事業者を探すとともに,訪問型の産後ケアの可能性についても検討してまいりたいと考えているところでございます。 90: ◎ 副委員長 本当に近年,核家族世帯が増えてきました。近くに頼る方がいないとか,また育児に不安を抱える方は本当に少なくありません。宿泊型の産後ケアの開始は本当に大きな取組であると思います。また,訪問型の産後ケアにつきましても,産後ドゥーラの活用を求めてきましたので,この点も視野に入れて,また検討していただきたいと思います。  次に,多胎妊娠健康診査費の助成金について伺います。事業内容と,多胎児の狛江市の状況について伺います。 91: ◎ 健康推進課長 多胎児の妊娠は様々なリスクがあり,妊婦健康診査の回数が通常より多くなることがございます。現在は,妊婦健康診査は14回の助成を実施しておりますが,多胎妊娠健康診査助成金は,多胎妊娠のため,この回数を超えて,妊婦健康診査を受けた方に対して,1回当たり5,070円を最大5回まで助成するものでございます。  狛江市の多胎児の出生数は,平成31年度が5組,令和2年度が6組,令和3年度が2月末日までで3組となっているところでございます。 92: ◎ 副委員長 多胎妊娠においては,何より早産を予防することが大切と言われております。母体と胎児のリスクを回避するためにも,妊娠中の定期健診は大変に重要です。しっかり取組をお願いしたいと思います。  それでは,最後の質問です。令和4年度は多くの事業が拡充され,変更箇所もあります。周知の仕方に工夫が必要だと思いますが,どのように図っていくのか伺います。 93: ◎ 健康推進課長 事業開始の周知といたしましては,市の広報をはじめ,狛江市ホームページに掲載しております。また,子育て情報に特化した狛江子育てネットも活用し,周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。  必要な情報が適切な時期に提供されること,市民の方が御自身の自分の必要な情報がどこにあるか知っていることが重要と考えておりますので,各事業のチラシを作成し,適切な月齢の時期に予防接種通知等に同封いたしまして,妊婦面談,こんにちは赤ちゃん訪問,乳幼児健康診査,育児相談等の様々な機会を通じまして,直接情報提供を実施しまいりたいと考えているところでございます。 94: ◎ 副委員長 安心して子育てができる環境の整備が着実に進んで,取り組まれていることを確認させていただきました。令和4年度についても,しっかり取組をされるようお願いいたします。以上です。 95: ◎ 委員長 以上で4款衛生費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 96: ◎ 委員長 次に,5款労働費の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 97: ◎ 委員長 以上で5款労働費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 98: ◎ 委員長 次に,6款農業費の質疑を受けます。 99: ◎ 三角委員 それでは,2点質問させていただきます。  203ページ,3目農業振興費,説明欄2,農業振興経費ですか,それでは聞かせていただきます。  未来戦略室と連携して狛江ブランド農産物の認知拡大を目的としたキャンペーン活動が実施されるところでございます。事業内容並びに予測されるキャンペーンの効果についてお聞かせください。 100: ◎ 地域活性課長 キャンペーン活動の具体的な内容に関しましては,プロモーションビデオの撮影や飲食店とのタイアップなど様々な方法が考えられますが,実際に農家の話を聞いた上で協議を進めて,やり方を検討してまいりたいと考えております。  また,その効果としては,狛江ブランド農産物の市民の認知度向上と購買意欲の喚起を促すことで,他の市内農家のGAP手法への移行を促してまいりたいと考えています。 101: ◎ 三角委員 それでは,改めて都市農業の多面的機能について,国が示している概要,さらには狛江市として,課長が実際に狛江の畑を見て,狛江市内の畑,どのような多面的機能があるか,お聞かせください。 102: ◎ 地域活性課長 都市農業振興基本法におきまして,都市農業が発揮している多様な機能として,農産物を供給する機能,防災機能,良好な景観の形成の機能,国土環境の保全の機能,農作業体験・学習・交流の場を提供する機能,農業に対する理解の醸成の機能の6項目が示されておりまして,都市農地は都市にあるべきものとして位置づけられています。  狛江市におきましても,地場産野菜の提供,防災協力農地,市民農園等広く活用されていることからも,都市農地は狛江市にはなくてはならない大変重要なものと認識しています。  一方で,相続や農業者の高齢化,後継者不足などの事情により,農地が年々減少していることから,市といたしましては都市農地保全支援プロジェクト事業や,市民農園の借り上げ等様々な取組を通じまして,農地の保全を支援してまいりたいと考えています。 103: ◎ 三角委員 地域活性課の職員の皆様には,市民ひろばで行われます農産物直売会の特売等に関しても,農家の皆さんと一緒になって汗をかいていただいている。本当に改めまして感謝と御礼を申し上げて,質問を終了させていただきます。以上です。 104: ◎ 岡村委員 それでは,204ページ,市民農園関係費についてお伺いいたします。  コロナ禍になって,市民農園,こうした需要が増えていると思います。今年度の市民農園の申込み状況についてお伺いします。 105: ◎ 地域活性課長 例年,改選になる農園は,2月に募集をかけて,4月より御利用いただいておりますが,改選を予定しておりましたなかいずみ第2農園につきまして,所有者様よりの申出によりまして,土地を返還することになりまして,令和4年度に改選となる農園はございませんでした。  そのため,他の農園の随時の申込みを受け付け,キャンセル待ちをしていただいている状況となっております。 106: ◎ 岡村委員 農園についての需要が増えている中で,狛江については1つなくなるということで,今後,市民農園を増やしていく必要というのも出てきているのかなというふうに思うのですけれども,今後の市民農園についての方向性,どのように考えているのか伺います。 107: ◎ 地域活性課長 令和4年4月からは8つの市民農園となります。どの農園におきましても,キャンセル待ちが出ている状況でございますので,条件にもよりますが,候補地となる場所が見つかれば,市民農園として借受けしたいと考えています。 108: ◎ 岡村委員 分かりました。相続などで買取り申請とか出た場合にも,ぜひそういった相談というのをしっかりしていただいて,できるだけ多くの方々が農園に関われるようにして,さらに緑被率を減らしていかないように取り組んでいっていただければと思います。よろしくお願いします。 109: ◎ 委員長 以上で6款農業費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 110: ◎ 委員長 次に,7款商工費の質疑を受けます。 111: ◎ 栗山委員 それでは,商工振興補助について,207ページの街路灯電気料の補助が増額になった理由についてお伺いいたします。 112: ◎ 地域活性課長 街路灯電気料補助事業につきましては,商店会にある街路灯電気料を補助するもので,令和3年度までは補助率3分の2としておりましたが,令和2年度の社会常任委員会所管事務調査報告書におきまして,電気料金の補助率を上げるようにとの提言があったことから,令和4年度から補助率を4分の3に変更することに伴いまして,前年度比17万9,000円の増額としております。 113: ◎ 栗山委員 所管事務調査の提言が予算に反映されたということは大変うれしいことだと思います。  では次に,商店街関連の事業として,商店街チャレンジ戦略支援事業補助金が減額となっていますが,その理由についてお伺いいたします。 114: ◎ 地域活性課長 商店街チャレンジ戦略支援事業補助は,各商店街で実施するイベントに要する経費の一部を補助するもので,事前に各商店会より御意向を確認した上で予算を計上しています。
     令和3年度は,5つの商店会よりイベント実施の意向があったことに対して,令和3年度中に解散してしまった商店会があったなどの理由によりまして,令和4年度は3つの商店会のみの意向であったことから,令和4年度予算は前年度比106万4,134円の減額となっています。 115: ◎ 栗山委員 減額の理由については大変理解できました。各商店街も厳しい運営が続いていると思いますので,引き続き商店会の振興に力を入れていただきたいと思いますとともに,今狛江市内でまちづくり協議会が,この商店街3つに関わって,今いろいろ構想案を練っている状況でございますので,できましたらまちづくり推進課とも連携を取っていただいて,さらなる商店会の発展を願いまして,質問を終わります。 116: ◎ 岡村委員 それでは,206ページ,中小企業者事業資金融資あっ旋等関係費についてお伺いいたします。  過去3年間の新規融資件数,これについて伺います。 117: ◎ 地域活性課長 小口事業資金の令和3年度3月15日現在の件数は,運転・設備資金10件,創業資金4件,研究開発資金ゼロ件,令和2年度の件数は,運転・設備資金2件,創業資金1件,研究開発資金1件,平成31年度の件数ですが,運転・設備資金9件,創業資金1件,研究開発資金ゼロ件となっております。  続きまして,小規模企業事業資金の令和3年度3月15日現在の件数は,運転・設備資金25件,創業資金9件,研究開発資金ゼロ件,令和2年度の件数につきましては,運転・設備資金6件,創業資金6件,研究開発資金1件,平成31年度の件数につきましては,運転・設備資金24件,創業資金1件,研究開発資金ゼロ件となっています。 118: ◎ 岡村委員 年によって件数にかなりのばらつきがあるのかなというふうに思います。この要因と,創業資金については伸びてきているということだと思うのですけれども,この要因についても伺います。 119: ◎ 地域活性課長 融資件数にばらつきがある要因といたしましては,新型コロナウイルス感染症の拡大に関連し,経済産業省が令和2年2月28日に発動したセーフティネット保証4号等を利用した保証つき融資制度が利用可能となったことによりまして,市の融資あっ旋制度より,保証つき融資制度を選択した方が増加しまして,市の融資あっ旋制度の利用が大幅に減少したものと推測しております。  また,創業資金の伸びの要因といたしましては,コロナ禍により勤め先の業績や先行きを心配し,自ら創業しようと決断した方が増えたこと,近年の働き方の変化を創業のチャンスと捉える方が増えてきたことが背景にあるものと推察しております。 120: ◎ 岡村委員 分かりました。次に,その創業の部分ですけれども,207ページ,就労・創業支援事業についてお伺いいたします。今年度より創設された創業支援家賃・改修費補助の実績についてお伺いいたします。 121: ◎ 地域活性課長 狛江市創業支援家賃・改修費補助の令和3年度の実績といたしましては,家賃1件で助成額は50万円,改修費は2件で100万円,合計は3件で150万円となっております。 122: ◎ 岡村委員 今後の展開についてお伺いいたします。 123: ◎ 地域活性課長 令和4年度は,予算の増額や,申請できる機会を増やすことで,より多くの方に狛江市内で創業を検討いただけるよう支援体制を強化しているところでございます。 124: ◎ 岡村委員 それでは,過去3年間の創業セミナー,創業スクールの参加者数について伺います。 125: ◎ 地域活性課長 創業セミナーは,創業に興味がある方や創業を検討中の方,創業後間もない方などを対象に,先輩創業者の体験等を聞くことにより,創業への意欲を高めていただくことを目的に実施しています。  過去3年間の参加者は,令和3年度,オンライン形式で37名,令和2年度,オンライン形式と会場形式で43名,平成31年度は,会場形式で3名となっております。  創業スクールは,市内における創業支援の取組を強化し,創業希望者を増やすことにより,新たな産業の育成と雇用を生み出すとともに地域経済の活性化を図ることを目的として実施しております。  過去3か年の参加者は,令和3年度,オンライン形式で13名,令和2年度,オンライン形式で12名,平成31年度,会場形式で10名となっております。  なお,狛江市創業スクールは,国から認定を受けている特定創業支援等事業に該当しておりますので,受講された方には,法人設立時の登録免許税の減免や,融資における創業関連保証の優遇などの優遇措置を利用することが可能となります。 126: ◎ 岡村委員 分かりました。2つの質疑を通じて,コロナ禍において,中小企業にとっては保証つきのほうが融資を受けやすいという部分,かなり運転資金とかも厳しくなってきているのかなという部分と,創業については増えてきていると。ただ,実際は廃業についてもかなり増えてきているということだと思いますので,さらなる中小企業支援と創業支援,これを強めていただくよう要望して,終わります。 127: ◎ 佐々木委員 209ページ,観光協会補助,予定されている市内の代表的なロケ地を巡るロケ地巡り事業,これについて内容をお聞かせください。 128: ◎ 地域活性課長 ロケ地巡りは,撮影を実施したロケ地を巡り,市内の多くの場所で日常的にロケが実施されていることを実感し,改めて狛江市の魅力を発見していただく一助となることを目的に,狛江市観光協会と連携して実施するものとなっております。  実施の時期や巡る場所,募集人数など詳細につきましては,今後詰めてまいりますが,ロケの立会いを行っているデイ・ナイト株式会社の職員にも同行していただきまして,ロケの裏話を聞かせてもらうなど,皆様の興味を引く内容となるよう工夫してまいりたいと考えております。 129: ◎ 佐々木委員 実際の募集人数というか,その場でそういった説明というのを受けられるのは,本当に多くても数十人ぐらいの規模でないかなと思うのですけれども,ただ非常に多くの皆さんが関心があるというのと,もう一つには,狛江市のアピールにもつながるものだと思いますので,このロケ地巡りの様子とか,説明される方のそういった模様というか,そういったものをビデオ収録するとか,ユーチューブとか,そういった動画などにして,後日配信して,多くの方に狛江市の魅力,また取組といったものを視聴していただけるようにしてはどうかと思いますが,いかがでしょう。 130: ◎ 地域活性課長 ロケ地巡りにつきましては,参加できる人数が限られていることから,ただいま御提案いただきました動画配信は,市内外の多くの方々に,狛江市が数多くの映画やドラマ,CMの撮影地となっていることを広く知っていただくため大変有効な手段であると認識しております。観光協会と相談しながら実施に向けた調整を進めてまいりたいと考えています。 131: ◎ 委員長 以上で7款商工費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 132: ◎ 委員長 暫時休憩いたします。     午前10時16分 休憩     午前10時34分 再開 133: ◎ 委員長 再開いたします。  次に8款土木費の質疑を受けます。 134: ◎ 三角委員 それでは218ページ,第5項交通安全対策費,説明欄3,交通安全施策整備費についてお聞かせください。  まずは点字ブロックについて教えていただきたいのですが,狛江駅から喜多見駅までのふれあい側道を中心とした安心・安全なバリアフリー道路の環境構築のため点字ブロックが改修されますが,良好な歩行空間の確保に向けての改修かと存じます。改修内容並びに改善等の工夫についてお聞かせください。 135: ◎ 道路交通課長 現在設置されております点字ブロックをJIS規格品へ更新する改修工事を行います。これにより点字ブロックの老朽化解消に加え,障害者の方々に識別しやすく,つまずきなどの転倒の危険性防止につながります。  なお,障害者の方々からも,JIS規格に統一してほしいとの御要望もあり,利用される方々の利便性も改善されるものと考えているところでございます。 136: ◎ 三角委員 視覚障害者の方にも直接お聞きしたいのですが,視覚障害者の方は,車両騒音を聞き分けるため,道路横断時の安全確保が必要かなと思うのです。この安全対策についてはどのようにお考えかお教えください。 137: ◎ 道路交通課長 歩車道境界部には適切に点字ブロックを設置し,また2センチの段差を設けることで視覚障害者が認識しやすくなり,安全対策につながるものと考えているところでございます。 138: ◎ 三角委員 この点字ブロックの配置ですが,当然視覚障害者に認識しやすく,なおかつ景観上も問題ないとされる誘導ブロックの敷設が公共性の高い空間に望ましいというふうに言われているところでございますが,今回改修に当たり,街路景観上の調和についてはどのようなお取組をしていくのかお伺いいたします。 139: ◎ 道路交通課長 視覚障害者誘導用ブロックの設置指針では,点字ブロックの色は黄色を基本とすることとしてございます。これを参考に,街路景観上の調和と比較して視覚障害者以外の方々も視覚的に点字ブロックを認識しやすいようにするため,現状では黄色のものを設置しているところでございます。 140: ◎ 三角委員 このバリアフリー新法に基づいた国土交通省の道路の移動等円滑化整備ガイドラインに定められた基準では,自治体には,点字ブロック設置時には,視覚障害者が歩道上を蛇行する状況を招く可能性が大きく,安全性に大きな問題があると指摘されているところでございます。やはりこれは視覚障害者の方もこのような点を御指摘されていたところでございます。  市内に設置されている点字ブロックの課題についてお聞かせください。 141: ◎ 道路交通課長 市内に設置されています点字ブロックの課題といたしましては,点字ブロック全てがJIS規格品への統一がされていないことや,老朽化によるブロックの傾きなどの苦情をいただいているところでございます。さらには,市道,都道における新規設置の御要望もいただいているところでございます。  これらの課題を解決するために,市道につきましては改修,新規設置に向けての計画や予算の確保を,都道につきましては,東京都道路バリアフリー推進計画改定の際に市内の都道が計画に位置づけられるよう,道路管理者であります東京都北多摩南部建設事務所との協議,調整が必要になると考えているところでございます。 142: ◎ 三角委員 課長のほうから御答弁いただいたように,今回点字ブロックの敷設が行われるということで,私が一番気になっていたところは,道路横断時の安全対策と感じておりました。御答弁の中で,2センチの段差を設けることで視覚障害者が認識しやすくしていくということで御答弁をいただきましたので安心したところでこの質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 143: ◎ 鈴木委員 230ページの(仮称)駒井公園整備事業についてお伺いいたします。  都市計画公園としての全体面積,また今回事業認可を取得した部分の面積,そして来年度予算で購入予定の土地の面積についてお伺いいたします。 144: ◎ 整備課長 都市計画公園としての全体面積は約4,400平方メートル,今回の事業認可の取得をした部分につきましては約2,900平方メートル,来年度予算で購入予定の土地につきましては約300平方メートルでございます。 145: ◎ 鈴木委員 全体面積が4,400平米ということで,南部地域では供養塚公園が広いですけれども,それでも1,200平米でございます。そういう点でいいますと,供養塚公園の3.7倍の広さになります。とんぼ池公園が1万2,538平米ですので,その3分の1強の広さとなります。南部地域では一番大きな公園となります。  緑の基本計画に関わるアンケートでは,南部地区では今供養塚公園が子供たちに一番利用されております。今回駒井公園はその3.7倍ということで,かなりの利用が見込まれるものでございます。  質問ですけれども,予算書では都の補助金が2,460万円出るということですけれども,国の補助がゼロとなっております。都市計画公園の用地取得について国の補助はないのかお伺いいたします。 146: ◎ 整備課長 来年度の用地取得に関しましては,東京都の補助でございます生産緑地買取事業補助金を活用する予定で,国の補助金はございません。 147: ◎ 鈴木委員 実際に市民が公園として利用できるようになるのはいつ頃になるのかお伺いいたします。 148: ◎ 整備課長 現時点では,市民の皆様が利用できる時期は未定ですが,できるだけ早く公園開放できる環境を整えていきたいと考えております。 149: ◎ 鈴木委員 緑の基本計画に関わるアンケートが行われておりますが,そのアンケートを見ますと,誰もが安心して憩える公園,緑や花,四季の彩りを楽しめる公園,防災の拠点となる公園などの要望が出されまして,子供たちからは,トイレ設置の要望も出されております。今後公園の整備内容について検討されると思いますけれども,地域住民の皆さんと一緒に考えて,住民の皆さんの声を十分反映したものにしてほしい,このことを要望して質問を終わります。 150: ◎ 佐々木委員 2問あります。  225ページ,コミュニティバス関係費,このコロナ禍における影響を含めた現状についてと,また委託業者の実情などを含めた課題についてお聞かせいただきたいと思います。 151: ◎ 道路交通課長 現在バス運行事業におきまして,コロナ禍の影響でさらなる営業環境の悪化や労働時間の長時間化,大型二種免許取得の減少,高齢化等を背景といたしまして乗務員不足の深刻化が大きな課題であると考えているところでございます。  しかしながら,コロナ禍においてもバス事業者とも連携を取り,サービスの低下を招くことなく事業を継続していきたいと考えているところでございます。 152: ◎ 佐々木委員 このことは,いわゆるコミュニティバスに限らずバスということに関しては全国的に運転手の不足,それから慢性的な,いつも常に募集しているみたいな雰囲気の中で,様々な狛江市に関係する関連のバス会社も実情は一緒かと思います。  公明党としては,石井幹事長が高齢者や障害者などのいわゆる交通弱者に対する交通移動の,外出に対する移動手段,外出の手段を確保するということは喫緊の課題だということで述べられてもおります。交通弱者の視点に立ったニーズというもの,国政としては,公明党としては,全国の市町村や交通事業者の実態や良い事例いうものを,今後交通福祉の在り方など関係省庁横断的に考えていくべきだというような発言もございました。そういった中で,この狛江市におけるこまバスについてもいろいろと先々のことを考えたときに,本当に検討していかなくてはいけないかなとは思っております。  コミュニティ交通という言い方だとかオンデマンド交通だとかという言い方がありますけれども,そういったところをこれからも検討していかなくちゃいけない時期なのではないかと非常に感じております。  地域のいわゆる資源というのかな人材,地域の皆さん方のお力を借りて何かを取り組んでいくとか,そこには様々乗り越えなきゃいけないものがあろうかと思うのですけれども,そこについては,これからも私どもも担当部担当課,また皆さん方とも知恵を出し合いながら,何かしらこの狛江市においても,小さな狛江市といっても交通不便地域と言われるところもございます。そうしたところをこれからもしっかりと考えていかなくちゃいけないということを述べてこの質問は終わります。  次に227ページ,都市公園維持管理費です。  今回児童遊園,これを都市公園に移管するということであります。狛江市児童遊園設置条例を廃止する条例の議案説明の中では,効率的に維持・管理を行うためという説明がありました。さきの建設環境常任委員会の中では,公園の現状の確認と今後の在り方ということで所管事務としてやらせていただいて,委員会を11回,また委員派遣も3回行い,報告書を作成して理事者側に対し提言をさせていただきました。  今回児童遊園を廃止して都市公園に一本化の管理となるわけですけれども,こうした取組への経緯などについてお聞かせいただきたいと思います。 153: ◎ 環境政策課長 令和元年度,2年度に行われました建設環境常任委員会の所管事務調査,公園の現状確認と今後の在り方についての報告書では,防災倉庫の設置,トイレ,ベンチの設置,遊具の設置,防犯の観点,利用者の少ない公園の利活用の5つの視点から要望いただいております。また人気のある公園については,より利用者が増えるような仕掛けに取り組んでいくことも委員会の中では議論されております。  令和2年3月に策定した狛江市緑の基本計画では,基本方針の一つに,身近な公園の魅力を高めようを掲げ,公園の機能再編を施策の一つとしており,その実現に向け,公園の魅力向上,機能更新をいかにして行うか,所管事務調査の報告書を参考に調査・研究を重ねてきたところでございます。  従来より,都市公園と児童遊園では同様の作業を行うにも2種類の手続があり,事務手続が煩雑だったことに加え,調査・研究の結果,公園施設を更新するには国の補助制度を活用したいが,補助の対象が都市公園のみで児童遊園が対象となっていないこと,児童遊園を所管する法律では機能更新の補助がないことなど,児童遊園として設置し続けることのデメリットが判明いたしました。そこで国土交通省や東京都に確認し,既存の児童遊園を都市公園へ移管することは当該自治体の判断で行えることが判明したことから,このたび移管することとしたものでございます。 154: ◎ 佐々木委員 こうした形で今は一部議会側としては,各常任委員会で提言とか最終的にまとめたものを理事者側に提案したときに,それがどういうふうになっていくのかというので,変な言い方だけれども,それがあやふやになっているという議論も一部ありますけれども,今回こういった1つの常任委員会の提言を参考にしていただいて,そこの調査にも入っていただいたということは非常に意味のあることだと思います。  またそこについては,当時委員派遣で大学の先生とかいろいろな先生方にも実は講演していただいたり,ざっくばらんなディスカッションをさせていただいたのですけれども,そこにも担当部担当課の職員の皆さん方に一緒に同行していただきました。それを許可いただいた松原市長にも感謝させていただきたいのと,しっかりと理事者側と議員側とで情報を共有して,それをよりよい狛江市のためにしていけたといういい例であるかなと思いましたのでこのような発言をさせていただきました。これからもそういったことで様々な取組をよろしくお願いしたいと思います。 155: ◎ 松崎委員 (仮称)駒井公園につきましては質問がありましたので,私からは1点質問させていただきます。  216ページ,8款2項5目の交通安全対策費について伺います。  企画の内容と目的について教えてください。 156: ◎ 道路交通課長 企画の内容,スケアードストレートというものがございまして,あとはスタントマンが再現する自転車事故を見て事故の恐ろしさを実感し,その事故を未然に防ぐにはどうするべきかを具体的に考えていただくことを目的とした交通安全教室として平成20年度より実施しているところでございます。  主に自転車を利用する機会が多くなる中学生を対象として,基本的なルールマナーだけではなく,交通社会の一員として周りへの気遣い,他者への思いやりなどの社会性を認識していただき交通安全意識の熟成を図るため,中学校在籍3年間の間に体験するように計画しているところでございます。  実績といたしましては,平成31年度は第二中学校の校庭で第二育成委員会区域の生徒・児童及び周辺地域の方約200名を対象に実施したので,個々の計算などはしておりません。  令和2年度は春の全国交通安全運動の事前イベントといたしまして,市民グランドに約350名参加していただき実施しております。  令和3年度は第三中学校の全校生徒を対象に実施,また秋の全国交通安全運動のイベントとして西和泉グランドに約250名参加していただき実施,3回目は,この間の土曜日に令和4年度春の全国交通安全運動の事前イベントとして,市民グランドに約550名参加していただき実施したところでございます。  なお,スケアードストレートの交通安全教室については,市だけではなく警察,交通安全協会など関係団体とも連携しながら実施しているところでございます。 157: ◎ 松崎委員 学校だけではなくて,市民グランドや西和泉グランドなど市民も対象として行っているということは確認できました。  それでは自転車利用が多い未就学児を乗せた親世代への自転車の交通ルールマナーの周知を図ることが必要と考えておりますけれども,市はどのように考えていらっしゃいますか。何か企画などありましたら教えてください。 158: ◎ 道路交通課長 コロナ禍以前は,各幼稚園主催の交通安全教室を園児,保護者と分けて警察とともに対応させていただいたり,春・秋の全国交通安全運動をはじめとする各交通安全行事のポスターを貼付の協力や,チラシなどを保護者用に配布していたところでございます。  令和元年5月8日に大津市で発生した園児の死亡事故を受けまして,国より,未就学児を中心に子供が日常的に集団で移動する経路の交通安全の確保が求められ,市では幼稚園,保育園などから意見を聞きながら安全対策に努めており,教育委員会,学校,PTA,交通管理者,道路管理者が実施しております通学路点検にも保育関係者が参加しまして,毎年危険箇所について必要に応じた対策を実施しているところでございます。  また交通事故防止などを目的とした調布市と狛江市の公立・私立の幼稚園,保育園で構成する園児交通安全防犯連絡会と協力しながら,親子で参加する交通安全教室を実施するなど今後も関係部署,関係団体と連携しながら交通事故ゼロを目指していきたいと考えているところでございます。 159: ◎ 松崎委員 ぜひお願いいたします。  自転車による事故は,走行ルールやマナーを周知することにより防げる場合が多いと考えます。サイクルシティを目指す狛江市としても,ルールを広く定着するような工夫をお願いしてこの質問を終わります。 160: ◎ 三宅委員 ぽかぽか広場関係費と多摩川利活用の2問伺います。  最初に215ページ,3番,ぽかぽか広場関係費です。  昨年の第4回定例会で伺いました一般質問に沿って,この予算化された内容を聞きます。第4回定例会で令和4年度整備予定の多摩川への遊歩道部分に関した,素材,材質のクオリティーを担保してくださいという意味で,例えば遊歩道の路面や多摩川天端へ上っていく場所に架かる階段等,クオリティーの高い素材を使っていただきたいということをお願いしています,その時の答弁では,例えば緑道部分の塗装は,アスファルト舗装やスラグ系舗装,土系舗装を比較し,緑道と土手を連絡する階段の材質は,合成木材とコンクリートの比較をしている。土(つち)系舗装というのは,土(ど)系舗装というのでしょうか。そのような答弁でした。  この多摩川に架かる橋脚や舗装のクオリティーに関して見通しを教えてください。 161: ◎ 整備課長 現時点での設計では,まず通路部分の舗装ですが,周囲の環境と調和する景観性を意識して,自然の砂を使用した自然な色合いや風合いを生かした舗装を考えております。  階段部につきましても,景観性に配慮するとともに軽量化による堤防への負担軽減等を考慮しながら,利用者の方に安らぎを与えられるような合成木材を利用した施工を考えているところでございます。 162: ◎ 三宅委員 先ほど他の委員からサイクルシティについて触れられました,稲城市の高橋勝浩市長はそういった動きをされていますが,狛江市もサイクルシティを目指しているのかは分からないのですが,少なくとも国土交通省が指定しているウォーカブル推進都市に狛江市は入っておりますので,そうした意味では,この多摩川への景観というのは狛江市のグランドデザインに関わる問題だと思いますので,今のお答えでは,ある程度クオリティーの高いものを御用意いただくということで,市民の方に末永く親しまれていただく歩ける空間とすることをお願いしたいと思います。  続きまして多摩川利活用に関して伺います。220ページでございます。
     これも昨年の第4回定例会で伺ったのですが,そのとき私の視点は,多摩川のベンチ設置の可否に関してでした。その時の御答弁では,設置する場合は天端ではなく川裏といった天端の市街地側を平場として広げて,通行や堤防に影響のない位置に設置することができるということでした。  次に場所,小田急線高架から下流にかけてのエリアへのベンチ等の設置に関してお話をしたのですが,御答弁では,これからの多摩川の利活用の在り方を踏まえ,例えばベンチや多摩川土手の傾斜を利用した滞在空間の創出などについて調査・研究してまいりたいということでした。  私,議員以外にも介護の仕事で視覚障害者のための同行援護,いわゆるガイドヘルパーというのを生業として仕事をしておりまして,ある視覚障害者の方を多摩川にお連れしたときに,川のせせらぎを聞きたいと言われ炎天下に階段を上って行ったときのことでした,そこには腰かけるベンチがありませんでした。このことを踏まえ少々お話をさせていただきました。  新年度,このかわまちづくり事業に関して進め方,市民の巻き込み方等の考え方を伺います。  それとともに,ベンチ設置の要望等をどのように反映されますでしょうか,伺います。 163: ◎ 環境政策課長 かわまちづくりの進め方につきましては,公募市民をはじめ市内の事業者,団体などのほか,まちづくりや河川の専門知識を有する学識経験者,河川管理者である京浜河川事務所にも参画いただいた協議会をつくり検討していく予定でございます。  また庁内関係部署との横断的な会議体である狛江市多摩川利活用等庁内検討委員会を活用し,それぞれの部署で既に策定している計画や施策との整合性を図っていきます。  市民の皆様の意向につきましては,計画の策定に当たり市民アンケートを実施し,多摩川に対する市民の意識調査を行う予定でございます。  またかわまちづくりの先行自治体の取組では,地域の交流拠点としての可能性を探るため,社会実験を行ったり現地でのアンケート調査を行うなどして利用者のニーズや河川の持つポテンシャルを把握するための調査を行っております。狛江市としてもこうした取組を参考にしてまいりたいと考えております。  委員から御要望いただいているベンチの設置につきましては,現在多摩川河川敷にはゆっくりと座れる場所が少ないことは認識しており,協議会での議論とともに,協議会に参加していただく京浜河川事務所と協議を行い検討してまいりたいと考えております。 164: ◎ 三宅委員 昨年の第4回定例会で石川県の能登半島にある日本一長いベンチというお話をさせていただいて,その中で,市民協働でペット蛍と言われているペットボトルにソーラーをつけたペット蛍ということに関して市民の方が設置して,その代わりに市民の手形を用意して,市民が造った世界一長いベンチというようなお話をさせていただきました。  ミズベリングという国土交通省が動かしている川の利活用の話,実は昨日か今日が9年目なのです。ミズベリングは今の事務次官,事務方トップの山田邦博さんという方はもともと河川畑の方で,その方の御指導の下,今歩行者利便増進道路(ほこみち)制度も含めて国土交通省のミズベリングプロデューサーと歩行者利便増進道路(ほこみち)プロデューサーである山名清隆さんという方がいまして,その方のフェイスブックを見ていたら,今日は9周年だと思いまして。  3月にその方に長時間にわたりZoomインタビューをしまして,川の利活用の考え方をいろいろ伺っております。そうしたことで,その方がおっしゃっていたのは,その方は狛江市はこまえプラザのたまり場の1年目のときに広報として来られてイベントとして参加されていたのですが,やはり多摩川は,行政からではなく市民の方が自主的につくっていく文化というのはすばらしいねと。行政が今度かわまちづくりをやっていただくということでございますが,やはり市民の自発的ないろいろなアイデアとかクリエイティブな発想を生かしていただいて,格好いい狛江市をつくっていきたい,私もそのお手伝いをしたいと思いまして質問を終わります。 165: ◎ 辻村委員 218ページ,交通安全施設整備費について,喜多見駅周辺の環境整備についてお伺いします。  喜多見駅周辺は,複数のマンション建設などにより住民も増加し,交通事故も増加しています。交通安全対策についてどのようにお考えなのかお伺いいたします。 166: ◎ 道路交通課長 喜多見駅周辺は,都市計画道路3・4・16号電力中央研究所前は,現在道路整備中であり,その先の岩戸北区間につきましても用地取得が開始され,道路環境も大きく変化しているところでございます。  交通対策につきましては,七差路には信号機が設置され,側道には新たに一時停止の規制標識が設置されるなど,警察との協議をしながら進めているところでございます。  交通安全施設整備費は市内全域のカーブミラーやカラー舗装,区画線,注意喚起の看板などの設置や修繕を行っております。喜多見駅周辺につきましてもお気づきの点がございましたら,現場を確認し体制が取れればと考えているところでございます。 167: ◎ 辻村委員 よく分かりました。  それでは222ページ,協働まちづくり関係費。  狛江駅周辺におきまして,滞在性の向上並びににぎわいの創出に寄与する方策として,歩行者空間の活用の可能性を調査するための社会実験を実施することになっていますが,喜多見駅でも交通量増加による事故が多発している,例えば喜多見ふれあい側道などに同じような実験ができないのかどうかお伺いいたします。 168: ◎ まちづくり推進課長 まちづくり条例には,まちづくり提案制度を設けており,地区まちづくり協議会等は地区の特性に合ったまちづくりの目標や土地利用に関する事項等を定めた地区まちづくり構想を市長に提案することができます。  喜多見駅周辺では,既にまちづくりグループがありますので,今後このグループが協議会へ発展し,喜多見駅周辺における歩行者空間の活用に関するまちづくり構想を提案していただき,市がまちづくりに有益であると見解を示せば,狛江市が調査するための社会実験を実施することも考えられます。 169: ◎ 辻村委員 224ページ,都市計画マスタープラン等関係費。  都市計画マスタープラン改定,立地適正化計画策定に向けて,令和2年度にアンケートを実施していると思います。アンケートの意見をどのように反映されているのでしょうか。喜多見駅に改札口を増設してほしいとの意見が多数出たと思いますが,件数やその声はどのように反映されているのかお伺いいたします。  また電力中央研究所の切り売りされた土地において,大型マンションの建設の際,近隣住民から電力中央研究所敷地に防災公園を設置してほしいと意見が出されました。その後の地区計画策定に向けて,懇談会等におきましても同様に防災公園について設置してほしいという声がありました。現在もできていない状況でございます。今後,電力中央研究所敷地に防災公園を設置できるのかお伺いいたします。 170: ◎ まちづくり推進課長 令和2年度に実施したアンケートは,新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応として,オープンハウスの代替としてオープンハウスで展示予定のパネルをホームページや広報に掲載し,意見募集をしたものです。意見は211件ありましたが,6つの方向性を提示した中で,駅などの拠点をより利用したくなる場所へは139件と多くの意見をいただきました。その中で,喜多見駅の狛江市側に改札口を設置することによる駅周辺の安全性向上や混雑緩和,利便性向上,活性化については130件と多くの意見をいただきました。  改定中の都市計画マスタープランには,ワークショップ等で出された意見を参考コラムとして掲載することを考えており,喜多見駅周辺に望まれた施設や空間の一つとして,喜多見駅に狛江市側の改札口を設置するというアイデアが出されたことも示すことを考えております。  また電力中央研究所に防災公園を設置することについては,現在新型コロナウイルス感染拡大の影響から協議はできておりませんが,市から過去には要望を出しております。現在検討中の都市計画マスタープラン改定及び立地適正化計画の策定においても,都市計画公園の空白エリアがあることについては認識しております。岩戸北周辺地区において大規模な共同住宅が建設され,人口も増えており,日常的な公園機能だけではなく防災機能等を伴う空地の確保は必要だと考えております。今後も電力中央研究所とは公園の整備について協議を進めていきたいと考えております。 171: ◎ 辻村委員 もろもろありがとうございました。喜多見駅周辺の安全確保,にぎわいと,そして駅中心にしたまちづくりというのは大事なことだということを確認できました。  具体的には,喜多見駅狛江市側改札口設置に関しましては,都市計画マスタープラン改定,立地適正化計画策定における市民に対するアンケートの全体の61%が駅周辺に関わる要望,意見でございまして,そしてそのうちの93%が喜多見駅狛江市側改札口設置に対する意見,御要望だったということでございます。相当な数だなというふうに思っておりましたら,今回都市計画マスタープランのほうでワークショップ等で出された意見を記載されるということでございます。住民の意見,要望というものをしっかりと受け止めていただきながら,よりよいまちづくりをどのようにしたらいいのか,ここから一歩一歩進めていただきたいと存じます。  また電力中央研究所の防災公園に関しましては,防災公園空白地にこの位置がなっていると思います。いざというときのために市民の命を守る公園の役割,これも大切かと思います。これは消防署のほうから指摘が入っているかと存じます。このあたりに関しましてもしっかりと進めていただきたい,お願いを申し上げまして質問を終わります。 172: ◎ 石井委員 228ページ,弁財天池緑地管理費についてお尋ねします。  まず剪定費の内容についてお伺いします。 173: ◎ 環境政策課長 平成31年度までは高木剪定委託費として80万円の予算を計上しておりましたが,令和2年度に行った大規模剪定の状態をできる限り維持すること,特に外周部の枝葉を小まめに剪定することで,交通事情や隣地への越境を防ぐため,令和3年度から150万円に増額し適切な維持・管理に努めております。 174: ◎ 石井委員 その2年前に1,000万円ぐらいかけて大がかりな剪定をしていただいたのですが,今後の大規模剪定の予定についてどのようにお考えかお尋ねします。 175: ◎ 環境政策課長 弁財天池特別緑地保全地区は大変多くの樹木で構成されており,造園業者からは,数年後には保全地区内部の高木を中心に繁茂した状態になる可能性を指摘されております。そのため,適切なタイミングで剪定が行えるよう樹木の状態を注視してまいりたいと考えております。 176: ◎ 石井委員 2年前に大規模剪定を行った結果,その年の秋の紅葉というのは本当に見事でして,多分緑地の入場者の最高を記録したのではないかと。ほとんどの人が写真を撮っていました。  それから昭和62年8月に都内で6番目に指定され,平成12年2月に狛江弁財天池緑地保全地区市民の会ができてから20年以上がたちますが,時代とともに保全地区の管理の仕方や活用なども考えてもよいかと思いますけれども,どのようにお考えかお尋ねします。 177: ◎ 環境政策課長 狛江弁財天池特別緑地保全地区の活用については,令和2年3月に策定した狛江市生物多様性地域戦略において,狛江弁財天池特別緑地保全地区の自然体験の場としての活用について検討を行うとしており,令和3年度に実施したこまえ生きもの探検隊において,生き物の調査場所の一つに設定するなど新たな活用をいたしました。また令和2年の秋から冬にかけて保全地区内にある竹林や紅葉のライトアップも行われております。  市といたしましては,都市緑地法で規定する特別緑地保全地区制度の制限行為の範囲内で市民の皆様に,狛江駅前にある貴重な保全地区の緑を楽しんでいただける活用ができるよう引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  また活用を含めた管理の仕方につきましては,管理に関する協定団体である市民の会とも共有,連携してまいります。 178: ◎ 石井委員 例えば10年ぐらい前を考えていただければ,狛江駅の北口噴水前というのは,違法駐輪場でした。みんなあそこに自転車を止めて会社に行っていました。それからそのちょっと離れたところにたばこの喫煙所があったのですよね。ものすごい人がそこで電車が来るまでたばこを吸っていて受動喫煙の問題がありました。それから三角地は整備をされてなくて,ほとんど雑草みたいな形,雨が降るとぬかるんでいました。これがこの10年間でかなり整備されてきたというふうに思います。  それで先ほど言いましたけれども,樹林地も大がかりに剪定されたことによって,今まで多分紅葉していたのでしょうけれども,それが分からなかったのですよね。大規模に剪定されたことによって見事な紅葉があのとき見られたということでございますので,僕はあそこは,狛江のまちの中でもすごくシンボリックな場所だというふうに思います。まだまだこれから駅周辺のことでいろいろやっていただけるようなことも聞いておりますので,ぜひ駅前を活用して,狛江市のイメージアップもしくは狛江のまちづくり,ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続いて230ページの都市計画公園整備費,(仮称)白井塚古墳公園についてお尋ねします。  まず概要についてお尋ねします。 179: ◎ 整備課長 整備工事といたしまして,令和4年度,令和5年度の2か年を予定しております。  令和4年度は,敷地西側の民有地との境に4メートル近い崖状の段差が生じておりますので,土留めとなるブロック積み擁壁の施工と樹木を間引くための伐採を行いまして,令和5年度に通路や墳丘を含めた整備工事を実施する予定でございます。 180: ◎ 石井委員 白井塚について,今までも歴史公園というのは整備されてきましたが,特にこの白井塚古墳について整備の仕方について特徴的なものがあればお尋ねします。 181: ◎ 整備課長 整備の内容につきましては,墳丘を成形して芝を張り,約10メートルほどの竣工範囲は舗装して,休憩と観察の広場とします。広場にはベンチ,水飲み,解説サインを配置し,現在ある竹林を間引き,竹林の間から墳丘が見通せるような通路を設けます。こうした整備をすることによりまして,来園者が身近でゆったりと墳丘を臨める環境となることが特徴だと考えております。 182: ◎ 石井委員 この(仮称)白井塚古墳公園というのは,市道からかなりの距離があるのですが,この古墳までの通路はどのように考えているのかお尋ねします。 183: ◎ 整備課長 通路でございますけれども,墳丘が見通せるまで約65メートルの距離があり,幅員が3.5メートルでございます。通路と隣接地との境界部には,高さ1.5メートルのメッシュフェンスを設置し,舗装はインターロッキングブロック舗装で,管理用車両の進入に耐え得る構造とする予定でございます。 184: ◎ 石井委員 これも含めて歴史公園というのは今まで取り組んでこられたのですが,今後どのようになるのかお尋ねします。 185: ◎ まちづくり推進課長 歴史公園としてこれまで猪方小川塚,亀塚,土屋塚の3か所の整備を行っております。白井塚を整備することで,予定した歴史公園の整備は一段落しますが,今後歴史公園として生かせる古墳や史跡等があれば,整備に向けた検討をしていきたいと考えております。 186: ◎ 岡村委員 それでは223ページ,地区計画関係費についてお伺いいたします。  最初に岩戸北三丁目・四丁目周辺地区地区計画については,昨年度から進められてきていると思います。この間の進捗についてお伺いいたします。 187: ◎ まちづくり推進課長 令和2年度は地域の現況を整理し,まちづくり方針を検討し,住民アンケートを行い,意見を反映させた地区計画の素案を作成しました。地域の皆様やまちづくりニュースとしてアンケート調査と結果等をお知らせいたしました。  令和3年度はまちづくり懇談会を行い,素案の説明と意見交換を行いました。地域の皆様へは,まちづくりニュースとして懇談会等でいただいた意見とその見解等をお知らせさせていただく予定です。 188: ◎ 岡村委員 分かりました。  この件については一般質問等で取り上げてきたわけですけれども,市民意見がなかなかまだ届いていないのではないかということで,道路周辺の地域へのアンケート調査なども提案してきたのですけれども,今後の進め方,来年度の進め方についてお伺いいたします。 189: ◎ まちづくり推進課長 令和4年度は,沿道拡幅等のルールで影響のある権利者の皆様にアンケート調査を行い,その結果を反映した素案を作り直し懇談会を行います。その後,懇談会の結果を反映した原案を作成し,原案説明会を行いたいと考えております。  令和5年度は,都市計画審議会を経て地区計画の都市計画決定を行いたいと考えております。 190: ◎ 岡村委員 来年度のところで懇談会も予定されているわけなのですけれども,市民意見の確認方法についてどのようにしていくのか伺います。 191: ◎ まちづくり推進課長 懇談会は従来のタイミングで行うことのほか,インターネットを用いた説明動画の配信を行うことで,日程が合わず懇談会に参加できない皆様も,市がまとめたプランを知っていただけるようにしたいと考えております。  アンケート調査や懇談会の意見募集は,書面のほかインターネットで入力フォームから提出していただけるようにしたいと考えております。 192: ◎ 岡村委員 分かりました。  以前の一般質問でも言いましたけれども,懇談会があと1回しか予定されていないということなのです。一般質問で求めてきたアンケートを行っていくということは前進だと思うのですけれども,やはり集まってほかの人の意見を聞くということで自分の考えが変わっていくということも,これまでの懇談会等でありました。  地区計画は,建て替え時にこうしてほしいというルールをつくるもので,三,四十年かけてルールに基づいたまちを形成することになります。コロナ禍で集まれない中で,どうしてもと急ぐよりも,市民の中からもう少し話合いがしたいという声が出てきたときには,今のスケジュールにこだわらずに市民意見を聞く機会を増やしてほしいというふうに要望させていただきます。  続けて,調布都市計画道路3・4・2号線水道道路周辺まちづくり方針等検討業務の進捗についてお伺いいたします。 193: ◎ まちづくり推進課長 令和2年度は,地域の現況等を整理し住民アンケートを行いました。地域の皆様やまちづくりニュースとしてアンケート調査結果等をお知らせいたしました。  令和3年度は,アンケート調査結果を基にまちづくり計画案を作成しました。地域の皆様へは,まちづくりニュースとしてまちづくり計画案をお知らせいたしました。 194: ◎ 岡村委員 分かりました。  それで,この調布都市計画道路3・4・2号線水道道路周辺地区の範囲とその考え方について伺います。 195: ◎ まちづくり推進課長 水道道路沿道のみならず連続した道路を境とすること,生活単位である丁目界を考慮すること,都市基盤の脆弱な箇所を考慮することにより,東和泉二丁目の一部,猪方一丁目,二丁目の一部,三丁目の一部,駒井町一丁目の一部,二丁目の一部,岩戸南四丁目の一部が範囲となっております。 196: ◎ 岡村委員 水道道路の端から端までと,南北一定の広さを持った範囲で地区計画をつくっていくということでございます。  この水道道路より南の部分,この部分については,台風19号による被害が非常に大きかった地域でございます。今回の地区計画の中でも,豪雨対策を進めていってほしいと思います。例えば雨水貯留槽や貯留タンクの設置など豪雨対策,これについて進められるようなものにできないかお伺いいたします。 197: ◎ まちづくり推進課長 市内には浸水想定区域が広範囲にありますが,特に水道道路以南は5メートルから10メートルの浸水が想定されている区域があります。現在,水道道路の整備推進に併せ後背地の低層住宅地域も含めたまちづくり方針を検討し,地区計画の策定を目指しています。  貯留タンクの設置等を地区整備計画でルール化することはできませんが,地区計画の目標等に豪雨対策を考えたまちづくりの重要性等も記載することが安心・安全なまちづくりにつながると考えておりますので,引き続き検討したいと考えております。 198: ◎ 岡村委員 ぜひよろしくお願いいたします。  それではこの地区計画,今後の進め方についてどのようにするのか伺います。 199: ◎ まちづくり推進課長 令和3年度までの検討は,水道道路の事業認可の区域全体で進めておりましたが,令和4年度以降は,地域の特性を考え検討を進めていくことを想定しております。  水道道路の世田谷通り入口付近の猪方エリアは,東京都防災都市づくり計画において木造密集地域と農地を有し,防災性の維持・向上を図るべき地域に指定されております。生産緑地も多く存在している地域のため,この猪方エリアについて先行して検討を進めていきたいと考えております。  令和4年度は,猪方エリアの課題整理を行い,まちづくり計画案を取りまとめ,まちづくりニュースを作成します。地域の皆様へは,まちづくりニュースとしてまちづくり計画案をお知らせし,併せてアンケート調査を行い,地区計画素案を策定する予定としております。 200: ◎ 岡村委員 かなり広い範囲での地区計画となってまいります。地区計画策定するとき,やはり広いと地域によって市民意見というのが変わってくることもありますので,しっかりと市民意見を聞きながら進めていっていただきたいと思います。そしてまた,やはりこの地域は豪雨対策が重要ですので,再度要望して,この件については終わります。  225ページ,コミュニティバス関係費についてお伺いいたします。  まず公共交通会議の内容について伺います。 201: ◎ 道路交通課長 令和2年度の地域公共交通会議は,初めての公募市民委員や事業者の担当者が多いため,こまバス車両の使用,運行経路,運賃割引サービス,経路図を掲載した時刻表,車両更新によるラッピングバスなどこまバスのこれまでの経緯,また新型コロナウイルスの影響で平成31年度と比較して28.3%減少した令和2年度の乗車人数,運行事業者としても前年水準まで利用人数を回復する想定ができない状況であり,運行収入の大幅な減少など,そして路線バスなどに対する要望事項の進捗についての報告と説明を3月に書面会議で開催いたしました。 202: ◎ 岡村委員 前年度に,路線バスのほうですけれどもバスの本数が大幅に減ってしまって,特にハイタウンなどは大きな影響を受け,一般質問等で増便などの対応を求めてきたところでございます。  今年度の対応についてはどのように行ってきたのか伺います。 203: ◎ 道路交通課長 バス運行を取り巻く民間事業者の厳しい実情もあるかと認識しておりますが,運行事業者には,機会を捉えて増便に向けた要望を行ってまいりました。 204: ◎ 岡村委員 増便の要望をしてきたということですけれども,なかなか難しい部分もあるということですが,今後どのようにしていこうと考えているのか伺います。 205: ◎ 道路交通課長 路線バスに対しての市民の要望内容を実現するためには,様々な課題があるものと認識しております。乗務員不足,それに伴う人件費の増,乗車人数の減,採算性の確保や社会情勢など総合的に検討する必要があると伺っております。  コミュニティバスに対しても,乗務員の不足や乗車人数の減,双方向運行の対応となりますと,乗車する車両の購入及び維持・管理,場合によりましてはルート変更などの課題を整理した上での様々な政策とも検討しながら判断していくべきものと考えているところでございます。  しかしながら,今後さらに高齢者が多くなり,公共交通の役割はますます重要になるものと感じているところでございます。地域公共交通会議の意見なども聞きながら,さらに近隣区市や運行事業者との連携を密にし,市内における公共交通の充実を継続してまいりたいと考えているところでございます。 206: ◎ 岡村委員 分かりました。  本当にこの地域の皆さんは困っていると思うのです。これまでは喜多見の病院に行っていたのだけれども,バスがなくなったから京王線沿線の病院に替えたなどの声も聞いております。やはりバスの増便を含めて,先ほどオンデマンド交通などの話もありましたけども,様々な手法を通じながら,やはり交通不便地域については解消していっていただきたい,このことを要望して終わります。 207: ◎ 石川委員 225ページ,都市計画関係費について伺います。  市長は所信表明で,「災害に強いまちづくりの将来像を市民の皆様と共有するため,専門家を交え「防災まちづくりワークショップ」を開催します。」と述べられました。この防災まちづくりワークショップの詳細についてお伺いします。 208: ◎ まちづくり推進課長 令和元年東日本台風では,狛江市内で内水氾濫の被害が発生しました。現在検討中の都市計画マスタープラン改定及び立地適正化計画作成において,多摩川,野川の想定最大規模の洪水時の想定浸水深さ3メートル以上等のエリアを防災環境形成エリアと定める方向で検討を進めております。  このエリアは,災害にも強い安心・安全なまちづくりを目指し,住宅の建て方の工夫がしやすいまちづくりのルールを考えていくエリアとしたいと考えております。
     まちづくりのルールを考えていくに当たっては,地域の人々と意見交換をし,市民参加,市民協働で一歩一歩安心・安全なまちづくりを進めていくことが重要と考えております。  来年度は安心安全課,下水道課にも協力してもらい,猪方・駒井地区の人々と専門家を交え,ワークショップを行いたいと考えております。その中で,例えば防災性を重視したまちづくりをしたいのか,日頃の住環境を重視したいのか等を話し合えたらと考えております。 209: ◎ 石川委員 狛江市としては,この視点からの取組は初めての取組だというふうに思います。専門家の先生を交えながら,やはり職員の方も入られ,肌身で市民の意見,感情,こうしたものを酌み取りながらルールづくり,この取組を進めていただきたいと思います。非常に重要な取組だと思いますので,しっかりと執行をお願いしたいと思います。 210: ◎ 宮坂委員 1つだけ質問いたします。  215ページ,市道32号八幡通り整備事業について伺いたいと思います。  まず最初に,この事業内容について伺います。 211: ◎ 整備課長 令和4年度は,今年度実施したのびのび公園バス停付近の測量に基づいた事業用地の取得,整備に向けた詳細設計,整備基本計画に基づき道路上にある電柱の移設を行う予定でございます。 212: ◎ 宮坂委員 のびのび公園のバス停付近の整備だということですけれども,その危険な問題点,そしてまた対策を行うことでどのように改善されるのか伺います。 213: ◎ 整備課長 現在のびのび公園バス停を利用されている方は,停留所標識周辺の限られたスペースで乗降または待機されている状況でございます。一定程度交通量のある八幡通りでは,こうした状況が危険であるとのことから,バス停周辺の地権者の御協力をいただきながら用地取得を行い,道路幅員を拡幅して待機場所の確保をする予定でございます。 214: ◎ 宮坂委員 この間整備が年々取り組まれてまいりましたけれども,この改善計画,そもそも策定に至りました経緯について伺いたいと思います。 215: ◎ 整備課長 平成21年8月に市民グループより,八幡通りに関して狛江市まちづくり条例に基づくテーマ型まちづくり提案がございました。その中で,市といたしましては小金橋南交差点改善策に注目して,交差点改修の設計及び地域住民などへの事業説明を行いました。  地域住民からは,平成25年6月に発生した死亡事故も踏まえ,交差点だけではなく全線について検討してほしいとの要望があり,地域住民の方々を含めた懇談会などを開催し,平成27年6月に八幡通り安全対策整備基本構想,平成29年3月に基本構想をより具体化する八幡通り整備基本計画を策定したところでございます。 216: ◎ 宮坂委員 今お答えいただいたように,この八幡通りについては,住民の皆さんから本当危険だということ,早く抜本的な改善をしてほしいという長年の要望がございました。私も議会で何度も取り上げてまいりましたけれども,なかなか抜本改革というふうにできなく,そして本当に残念なことに死亡事故が起きてしまったわけですけれども,このことを機にというか,ようやく本当に抜本的対策,土地購入なども含めて改善の方向が示されたというわけですけれども,既に事故から9年たちました。そして大きな改善4か所という計画が持たれているわけですけれども,その間,改善するまでもスピードを上げる車も多いし,通学路にはなっていませんけれども,下校時,子供たちもよく通っております。こうした中で,せめて抜本改善をすることを待たずしても,スピード抑制などを求めてきたわけですけれども,この間どのような対策を取られたでしょうか。 217: ◎ 整備課長 これまで実施したスピード抑制対策としては,ガードパイプ,ラバーポールの設置により道路幅員を狭めたり,運転手に対して視覚的な効果を上げるため路側帯のカラー舗装,路面表示を設置したところでございます。 218: ◎ 宮坂委員 分かりました。いろいろ重点の4か所以外にもスピード抑制,その対策も取っていただいたというわけですけれども,引き続きこの点についてはまだまだ抑制できる工夫もあるかと思いますので,お願いしたいと思います。  では今後の計画について伺います。 219: ◎ 整備課長 現在取り組んでいるのびのび公園バス停付近の整備を着実に進めるとともに,実施が未定となっている4か所目の事業の遂行に努めてまいりたいと考えております。 220: ◎ 宮坂委員 では,促進するようよろしくお願いいたします。 221: ◎ 副委員長 215ページ,市道32号線八幡通りについて質問いたします。  八幡通り整備基本計画について概要は伺っております。私も当時はまだ議員ではありませんでしたので,一市民でした。毎日毎日この生活道路を利用していまして,娘も当時はここを通学路として使っていました。本当にこの死亡事故,親子の死亡事故も本当に悲しい事故がありましたけれども,本当にいまだに脳裏に焼きついております。何とかこの八幡通り整備が進まないか,また安全対策をしていただきたいということで,当時の公明党の市議会議員に何度も何度も相談させていただきました。  平成21年に市民グループによりそういう提案があったということで,それからやっと平成29年という長い年月をかけてまた構想へと実現へと向かっていったわけであります。  質問も重複しますので,簡潔なところだけ質問させていただきたいと思います。  とにかくその当時に住民との懇談会で整備の優先度をつけているはずだと思います。計画から5年間たちますけれども,計画どおりに行われているのか伺います。 222: ◎ 整備課長 要対策箇所は4か所を定めており,1か所目としては小金橋南交差点周辺を平成30年度,2か所目として御台橋通り交差点部周辺を今年度に整備を行ったところでございます。  現在3か所目といたしまして,のびのび公園バス停付近の整備に向けた測量を今年度実施し,来年度に事業用地の取得,詳細設計を行う予定でございます。  4か所目につきましては,現在未定でございます。 223: ◎ 副委員長 要対策箇所4,こちらは御台橋通りとの交差点部だと思うのです。こちらに限っては接続道路があると思うのですけれども,ほかの対策箇所と比べると本当に交通量が多いと挙げられています。整備前と整備後の相違点はあるのでしょうか,伺います。 224: ◎ 整備課長 御台橋通りとの交差点部ですけれども,整備前は歩道空間がなく,道路形状も悪く,隣接地の構造物により見通しが悪い状況でございました。整備後でございますけれども,一部の用地取得ができませんでしたけれども,片側のみ歩道設置を行っているところでございます。  また交差点から一方通行となる路線については,地権者の御協力により隅切りの確保及び道路幅員を広げて見通しを改善しております。 225: ◎ 副委員長 分かりました。  それではこれまで実施された安全対策の種類についても,先ほども答弁がありましたので次の質問に行かせていただきたいと思います。  道路の整備のほかに注意喚起の看板があるのだと思うのですけれども,この劣化があって交換が必要な箇所が見られます。先週も私も市民の方と,またここをパトロールさせていただきました。この点はどうされているのでしょうか。また調布警察署で立てた看板についても,対応について伺いたいと思います。 226: ◎ 道路交通課長 市が管理しております道路上に設置されている交通安全の注意喚起看板につきましては,道路交通課にて対応しているところでございます。また調布警察署が設置された看板につきましても,現場を確認し,調布警察署にお伝えし対応をお願いしているところでございます。 227: ◎ 副委員長 よろしくお願いします。  それでは電柱に関します予算が増額になっています。この内容について伺います。 228: ◎ 整備課長 八幡通りにある電柱の設置位置をできるだけ民地側に寄せるための電柱管理者への補償金と,市側で発生する工事費用でございます。整備基本計画の中でも,電柱の移設が具体的な対策として示されており,電柱を民地側に寄せるということで有効な道路空間が確保できるものでございます。 229: ◎ 副委員長 令和4年度は本当にこの電柱の移設ということで大規模な工事に入ると思いますので,しっかり無事故でお願いしたいかと思います。  今後の整備計画については,のびのび公園バス停付近をされるということでありますので,こちらも併せてお願いさせていただきたいと思います。  以上,とにかく八幡通りの整備について確認させていただきました。とにかく様々な大規模工事が始まりますけれども,先ほどお話をしました注意喚起の看板の劣化なども見られますので,併せましてより安全対策に努めていただくようにお願いします。  以上です。 230: ◎ 委員長 以上で8款土木費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 231: ◎ 委員長 次に9款消防費の質疑を受けます。 232: ◎ しの委員 234ページ,9款消防費,1項2目,説明欄2,消防施設維持管理費について,MCA無線機借上げなどMCA無線機関係の増額の理由についてお伺いいたします。 233: ◎ 危機管理担当理事 MCA無線機は消防団に配備してございますが,避難所後方支援,配水ポンプ車運用など消防団の災害時の活動が複雑多岐になってきたことから,各分団への配備台数を2台から3台に拡充更新し,また災害時等に消防団幹部と事務局が遅滞ない情報連絡を可能とするため,総務部長及び安心安全課長に新たに各1台配備することに伴いまして,MCA無線機借上げ及びMCA無線機関係費が増額となっているところでございます。 234: ◎ しの委員 総務省は無線機については,新スプリアス規格への移行を求めていますが,新型コロナウイルス感染症による影響を考慮し,移行期限を令和4年11月30日までとされていたものが,当分の間に延長されております。  スプリアスとは,無線設備から発射される電波のうち所定の周波数を外れた周波数のことを言い,スプリアスはほかの機器の電波障害の原因となることから,電波法によりその強度が制限されています。この強度の許容値の改正前を旧スプリアス規格とされていますが,これに該当するMCA無線機はあるのかどうかお伺いいたします。 235: ◎ 危機管理担当理事 MCA無線機につきましては,旧スプリアス規格に該当するものではございませんが,防災行政無線の移動系におきまして,92台中10台が旧スプリアス規格に該当してございます。御質問のとおり移行期間が延長されたため,令和4年度の更新を見送ったところでございます。 236: ◎ しの委員 MCA無線機については,災害時等の連絡充実のために導入ということが確認できました。  質疑の中で,防災行政無線は旧スプリアス規格に該当するものがあることも確認できました。  新スプリアス規格への移行は延長が当分の間となっており,いつ期限が決まるのか分からない状態ですが,移行することはこれ決まっています。今後,新スプリアス規格の対応の無線機への需要が高まり,入手しづらくなることも予想されますので,なるべく早いうちに防災行政無線のほうも入替え予算を検討していただくことをお願いして質問を終わります。 237: ◎ 石川委員 1点お聞きします。  236ページ,災害対策関係費であります。  止水板設置工事費等補助金の補助内容の詳細,それとこれまでの補助実績についてお伺いします。 238: ◎ 危機管理担当理事 止水板設置工事費等補助金制度でございますが,浸水被害の防止または軽減を図るため,住宅,店舗,事業所等における止水板の設置及びその他の関連工事に対して,実支出額の2分の1,最大で20万円の補助金をそれぞれ交付するものでございます。  対象者と補助対象事業につきましては,過去に浸水被害を受けたことがある,または洪水・内水ハザードマップにおいて浸水想定区域内にある事業所等を所有する方,集合住宅の管理組合を対象としてございます。  また補助対象工事については,止水板の設置工事のほか止水板のみの購入,浸水被害の防止軽減に益する関連工事を対象としております。  次に実績でございますが,令和3年度は個人から6件,管理組合から6件,合計12件の申請がございまして,全体で198万2,000円を交付及び交付決定しているところでございます。 239: ◎ 石川委員 対象者,補助対象工事についても詳細をお聞きいたしました。過去に浸水被害を受けたことがある方,また洪水・内水ハザードマップにおいて浸水想定区域内にある住宅等を所有する方,集合住宅の管理組合の方を対象ということであります。  これはちょうど1年前の予算特別委員会でもお聞きいたしましたし確認させていただきました。松原市長に,台風被害があったときに緊急要望として,私ども止水板の補助制度を創設していただきたいとお願いいたしました。狛江市においては,今年度予算からその補助制度が開始されましたけれども,実際は遡及して対象に入れていただけるということも併せてお願いしたところ,10月12日から4月1日まで遡ってできるということも確認させていただいたので,実績も確認させていただきました。  私は昨年,あるマンションの方のところで,この止水板,どのタイプにするかということで業者がデモンストレーションしていただいたところを見学させていただく機会がありました。このデモンストレーションでは様々なタイプ,パターン,こうしたものがデモンストレーションされておりまして,皆さんで話し合って,最終的にどのパターンで行くのかと,こういったことも話し合われたとお伺いしております。  いずれにしても,災害対策に重要な補助制度でもありますので,しっかりと周知を改めてまたお願いしたいと思います。 240: ◎ 平井委員 それでは236ページ,災害対策費から備蓄用食料品について伺います。  賞味期限を迎える食料品の一部個食化が行われるということですが,詳細を伺います。 241: ◎ 危機管理担当理事 炊き出し用のアルファ化米につきましては,現状は50食分を1つの容器で作るもので,約4万食備蓄してございます。このほか高齢者や離乳食期の幼児用としておかゆを約9,000食備蓄しており,これは1人分が個包装されている個食でございます。来年度は賞味期限を迎えるアルファ化米の一部を個食への移行を計画しております。  目的としましては,避難所で必要となる食数に柔軟に対応できること,また衛生管理の面で個食を希望される避難者に対応できること,賞味期限を迎える前に個食のほうが提供しやすく,フードロスを防げることなどでございます。 242: ◎ 平井委員 今回伺ったところ,約1万2,000食の炊き出しをアルファ化米を個食タイプの保存食に移行するということです。これまでも保存食の補充,差替えが行われていると思いますけれども,賞味期限が近づいたアルファ化米をどうしているのでしょうか。 243: ◎ 危機管理担当理事 賞味期限が近くなったアルファ化米につきましては,フードバンクこまえへの提供,防災教育の一環として小・中学校の給食で使用,炊き出し訓練での使用などによりフードロスを防いでございます。  新型コロナウイルス感染症の影響により地域での炊き出し訓練の機会が減少しており,備蓄食糧のフードロス対策は課題となっているところございます。 244: ◎ 平井委員 確かにコロナ禍で地域の防災訓練が2年連続で中止になったり,炊き出し訓練もできないような状況が続いております。フードバンクや学校給食で利用していただくほか,市内の保育園,こども食堂や介護施設などでも利用してもらったらいかがでしょうか。備蓄食品の有効活用を市民参加で考えていくことも防災意識の醸成になると思います。 245: ◎ 栗山委員 236ページ,2番の災害対策関係費についてお伺いいたします。  昨年12月に導入した配水ポンプ車を稼働させるための油圧ホースを追加で購入すると予算概要にありました。購入に至った経緯と効果はどのようなものかお伺いいたします。 246: ◎ 危機管理担当理事 配水ポンプ車につきましては,消防団が運用することとしてございまして,12月の導入前から同型の配水ポンプ車を借用し訓練に取り組んでまいりました。  実戦訓練の長手,現状の使用では団員が浸水エリアでの作業をせざるを得ない危険性が生じることがあったため,追加購入をさせていただきたいと考えております。  油圧ホースが延長されることにより,あらかじめ浸水の危険性の低い場所に配車しても,樋管付近から配水活動が可能となり,浸水時の状況により移動退避する必要がなくなるなど,作業効率の向上と団員の安全確保が図れるものと考えているところでございます。 247: ◎ 栗山委員 ポンプの導入は市民の生命,身体,財産を守るためであります。それを運用する消防団員のさらなる安全を考えていただいたこと,当時の台風19号のときの消防団の活躍を見ても,やはり危険な状況にあったと思われるので,非常にありがたいと思っております。 248: ◎ 委員長 以上で9款消防費の質疑を終結いたします。 249: ◎ 委員長 次に,10款教育費に入ります。  1項教育総務費の質疑を受けます。 250: ◎ しの委員 それでは245ページ,10款1項2目,説明欄8,コミュニティスクールについてお伺いいたします。  コミュニティスクールについて,その内容と目的についてお伺いいたします。 251: ◎ 学校教育課長 コミュニティスクールは,学校が中核となり地域や保護者の方々との連携・協働をこれまで以上に組織的,継続的に進め,学校運営への参画を促進し,開かれた学校から地域とともにある学校へ転換を図るものでございます。  狛江市では小中9年間をつなげる教育など,学校間の教育の円滑な接続に資するため,地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づく学校運営協議会を中学校区を中心としたゾーンに設置し,特色ある教育の推進を図ってまいります。 252: ◎ しの委員 法の規定に基づく学校運営協議会を設置するとのことですが,既存の組織との違い,また既存の組織はどうなるのかお伺いいたします。 253: ◎ 学校教育課長 狛江市では,これまで各校に保護者や地域の皆様の意向等を反映させる仕組みとして学校運営連絡協議会を設置してまいりましたが,法の規定に基づく学校運営協議会を改めて設置することで,法の規定に基づき一定の権限と責任を持って学校運営に参画していただくこととなります。  また狛江市では,学校運営協議会を中学校区を中心としたゾーンに設置しますので,これまで以上に小中連携を意識した取組を進めていくこととなります。  なお,既存の学校運営連絡協議会につきましては,学校運営協議会の設置をもって発展的に解消いたします。 254: ◎ しの委員 中学校区を中心としたゾーンごとに設置するとのことですが,全ての児童が1つの中学校に進まず,複数の中学校に分かれてしまう小学校も存在すると思います。こうした学校はどのような扱いになるのかお伺いいたします。 255: ◎ 学校教育課長 複数の中学校に分かれてしまう小学校につきましては,分かれてしまうゾーンの学校運営協議会の会議にも必要に応じて他ゾーンの委員が参加できる体制を整えるとともに,例えば緑野小学校の委員につきましては,一中ゾーンと四中ゾーンを兼任する委員を配置するなど,どちらのゾーンにも一定の責任と権限を持って参画できる体制を整えてまいります。 256: ◎ しの委員 それでは学校運営協議会の委員はどういった方が参画するのかお伺いいたします。 257: ◎ 学校教育課長 学校運営協議会の委員は18名以内としております。学校の校長及び地域学校共同活動推進員のほか対象ゾーンの保護,地域住民または地域の事業所に勤務している者,学校運営に資する活動を行う者,その他教育委員が適当と認める中から各ゾーンの推薦に基づき18名以内で委嘱する予定でございます。 258: ◎ しの委員 これまで精力的に学校運営に尽力された学校運営連絡協議会委員の皆さんには感謝を申し上げたいと思います。そしてこれからの学校運営協議会には,これまで以上の学校への理解と協力がいただけることを期待いたします。  次に255ページ,10款1項3目,説明欄20,情報教育推進費についてお伺いいたします。  GIGAスクール構想に基づく子供たち1人1台タブレット端末が配備されて,日常的な学校での学習や家庭学習でもその活用が進んでいることを,これまでの一般質問等でもお伺いしています。また今般のコロナ禍におけるオンライン学習でも効果的な活用が図られているということも認識しています。  狛江市の学校にはICT支援員が配置されていますが,このICT支援員は学校でどのようなことを行っているのか,またその業務内容についてお伺いいたします。 259: ◎ 教育部理事 市内小・中学校に配置しているICT支援員の業務内容は,タブレット端末を活用した授業の準備や支援,ICT機器のトラブル対応,タブレット端末へのアプリケーションのインストールから操作支援や授業活用支援,学校ホームページの更新支援など多岐にわたります。  また新型コロナウイルス感染症不安により登校を控えたり自宅待機している児童・生徒,不登校の児童・生徒など登校していない児童・生徒に対して実施しました,タブレット端末を活用した授業ライブ配信や双方向のオンライン学習では,配信用タブレット端末の設定や動作確認等の支援を行いました。 260: ◎ しの委員 狛江市の学校では,授業ライブ配信や双方向のオンライン学習などタブレット端末を活用した学習がかなり進んでいるということは認識しております。そうした意味では,ICT支援員の役割もさらに大きくなるのではないかと考えます。現状,ICT支援員に関する課題についてはどのようなことがあるのかお伺いいたします。
    261: ◎ 教育部理事 現在1つの学校に1人のICT支援員を配置しており,ICT支援員が別の学校に行って支援を行うことはありませんでした。ICT支援員については,一定程度以上の能力はありますが,当然個々の得意分野などは異なります。また学校におけるICT支援員の活用の仕方については,学校ごとに差異があることも否めません。こうした課題を踏まえて,ICT支援員をさらに活用し,GIGAスクール構想の先にあるデジタル社会を見据え,全小・中学校のGIGAスクール構想の推進をより充実したものにしていきたいと考えております。  今後は今までの各校の活用事例を小・中学校全体へ還元するため,ICT支援員が複数校を担当したり,必要に応じて担当以外の学校を訪問して支援したりするなどの工夫をしながら,これまで以上にICT機器を活用した学習活動が推進できるようにしていきたいと考えております。 262: ◎ しの委員 ICT支援員が今後は複数の学校を担当したり巡回するということで,各校での指導される内容の差がなくなるというようなことが確認できました。  以前PTAに携わっていたときに,メール送信に関することを先生と協力してどうしようかという相談をしたときに,やはりこのICT支援員に協力いただいた記憶がございます。でも,当時は先生方もそんなにICT支援員を活用していなかったのではないかというイメージもありますが,現状今話したとおり,1人1台タブレットを渡すということ,このコロナ禍には非常に重要な人員だと思いますので,ぜひすばらしい方を呼んできていただいて十分な活用をしていただきたいと思います。  続きまして261ページ,10款1項3目,説明欄27,オリンピック・パラリンピック推進教育についてお伺いいたします。  今年度は当初,東京2020オリンピック・パラリンピックの学校連携観戦が予定されていました。しかし,新型コロナウイルス感染症拡大の影響などもあり,残念ながらこれらは中止となってしまいました。子供たちも楽しみにしていたことと思います。  今回この代替事業としてオリンピアンと子供たちとの交流を実施されましたが,その実施状況についてお伺いいたします。 263: ◎ 教育部理事 本事業では当初,オリンピアンと子供たちの直接的な交流や体験活動などを予定しておりましたが,オミクロン株による感染拡大の影響から,オリンピアンが直接学校を訪問する交流はできませんでした。そのためオンラインで学校とオリンピアンをつなぎ,オリンピアンから子供たちに語りかけたり,一緒に体を動かしたり,子供たちからの質問にオリンピアンが直接答えたりする双方向によるオンライン体験学習を全校で行いました。  オリンピアンから直接話を聞くことでスポーツに親しみ,その魅力や夢に向かって努力することの大切さ,日々の生活の大切さ,周りの方々への感謝等について自分の思いを深められたのではないかと考えます。  令和3年度は卓球の丹羽選手,ハンドボールの土井レミイ杏利選手などからもメッセージをいただきましたが,ぜひ直接的な交流や体験活動等を実現していきたいと考えております。 264: ◎ しの委員 それでは今後のオリンピック・パラリンピック教育はどのように推進するのかお伺いいたします。 265: ◎ 教育部理事 学校ではこれまで,オリンピック・パラリンピック教育を年間35時間指導計画に位置づけるとともに,全校で体力向上に向けた1校1取組や国際交流活動,アスリート招聘,障害者理解教育,日本の伝統文化理解教育に関する教育などに取り組んでまいりました。  東京オリンピック・パラリンピックは昨年終了いたしましたが,東京2020大会以降も学校2020レガシーとしてオリンピック・パラリンピック教育の流れを引き継ぎながら,都内の学校全体でその取組を進めていきます。  市内の小・中学校においても,各校ごとに学校2020レガシーとしての取組を教育課程に位置づけ,大会後も長く続く教育活動として共生・共助社会の育成を担う子供たちの育成に向けた取組を推進してまいります。  今後豊かなスポーツライフの充実として,引き続きオリンピアン等の学校派遣事業を行い,各校の学校2020レガシーの取組を支援していきたいと考えております。 266: ◎ しの委員 単にこれまでのオリンピック・パラリンピック推進事業を延長するだけではなく,発展的にこの事業をやっていくということが分かりました。  先日の総括質問で栗山委員のほうからありましたように,丹羽選手ですか,ぜひまた皆さんの前に直接行ってお話をさせていただきたいというようなお話もあったということで,ぜひ子供たちのいい思い出,また成長につながるような事業を引き続きお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。 267: ◎ 委員長 暫時休憩いたします。     午後 0時02分 休憩     午後 1時30分 再開 268: ◎ 委員長 再開いたします。  1項教育総務費の質疑を続行いたします。 269: ◎ 西村委員 それでは,247ページの指導一般事務についてお願いをいたします。  まず最初に,副校長補佐についてです。  来年度の配置はどこになるのか,また配置状況について伺います。 270: ◎ 教育部理事 副校長補佐につきましては,現在,狛江第三小学校,狛江第一中学校,狛江第四中学校に1名ずつ配置しております。  また,おおむね同様の職務となります学校経営補佐を狛江第三中学校に1名配置しています。  来年度につきましては,狛江第二中学校に1名追加配置を予定しております。 271: ◎ 西村委員 それでは,副校長補佐配置の効果というのはどのように現れているのでしょうか。 272: ◎ 教育部理事 副校長補佐の主な業務内容としては,電話,来客の初期対応,各種調査事務,定型的な資料や通知の作成,出勤状況の取りまとめ,毎月の講師の勤務報告,ホームページの更新管理,校内環境の整備等,様々な業務補佐を行っています。これらの業務を今までは副校長が行っていたため,副校長補佐の配置により,副校長の本来業務である校長の補佐としての学校経営や人材育成により多くの時間を割くことが可能となっています。  具体的な声として,副校長補佐配置校の副校長からは,授業観察をする時間が増えた,退勤時刻が以前より早くなったという報告を受けており,学校の働き方改革に寄与しています。 273: ◎ 西村委員 では,人選はどのように行っているのでしょうか。 274: ◎ 教育部理事 副校長補佐の業務内容はある程度の専門性が求められることから,学校管理職経験者や学校での勤務経験者を中心として人選しています。  また,東京都学校支援機構の人材バンクシステムを活用し,候補者を得た事例もございます。 275: ◎ 西村委員 では,今後全校への配置についてはどのようにお考えでしょうか。 276: ◎ 教育部理事 副校長補佐の配置につきましては,市内の副校長の勤務実態や配置による効果を踏まえた上で検討していきたいと考えております。 277: ◎ 西村委員 先ほど御答弁いただいたように効果があるということですので,さらなる配置を進めていただきたいと思います。  次に,今年度からスクールサポートスタッフが全校に配置されていますが,その役割と,配置によって教職員の負担軽減はどのように現れているのでしょうか。 278: ◎ 教育部理事 スクールサポートスタッフにつきましては,令和2年12月より,小学校3校,中学校3校に配置を行うとともに,令和3年度からは全校に1名ずつ配置しております。その目的は,教員の負担軽減を図り,教員がより児童・生徒への指導や教材研究等に注力できるよう教員をサポートすることです。  これまでの主な業務として,コロナ禍により対応しなくてはいけなくなった消毒作業をはじめ,授業用の資料作成や教材準備の補助,児童・生徒の健康カードの確認,給食準備補助,教室内における児童・生徒の見守りなどを行っています。  教員からは,授業準備がより丁寧にできるようになった,子供の対応でどうしても人手が必要なときに見守りをお願いできてよかったという声が上がっており,学校の働き方改革に寄与しております。 279: ◎ 西村委員 では,人選はどのように行われているのでしょうか。 280: ◎ 教育部理事 人選は公募により行っております。 281: ◎ 西村委員 この配置については東京都の予算だと思いますが,これは時限措置なのでしょうか。 282: ◎ 教育部理事 こちらの配置事業につきましては,東京都の補助を活用して実施しております。  現段階では,再来年度以降の東京都の対応につきましては未定でございます。 283: ◎ 西村委員 スクールサポートスタッフの方が子供たちと関わる場面ということはあるのでしょうか。 284: ◎ 教育部理事 これまで,教室内における児童・生徒の見守りなどをスクールサポートスタッフにお願いしている学校がございます。直接的な学習指導というわけではございませんが,例えば,集団活動中に落ち着かなくなってしまった子供に寄り添ったり,集団で授業を行うときの補助等の際に子供と関わり合ったりする場面がございます。 285: ◎ 西村委員 今までのお話の中で,様々なサポートをされていて,学校の先生方の負担軽減もされているということです。  また,東京都の予算措置については,まだこの先は未定ということですけれども,引き続いてこういうサポートスタッフの方が配置できるようにしていただきたいことを要望して,終わります。 286: ◎ 石川委員 246ページ,就学相談関係費についてお伺いします。  ここについては,相談しやすい環境づくりの視点から,令和4年度の就学相談への取組についてお伺いします。 287: ◎ 教育支援課長 就学相談の増加に伴い,相談体制の強化を図るため,就学相談・発達検査専門員の報酬を新たに予算計上しています。  就学相談の判定資料として保護者に提出を求めている発達検査結果は,民間の医療機関でも検査を受けられますが,予約が取りにくく,検査代も高額です。そうしたことから,相談件数の約6割,100件程度を教育支援センターの教育専門相談員が日常の教育相談業務と並行して行っているところであります。  ここ数年,特別支援教育への理解が進み,就学相談件数が増えており,発達検査のニーズも高まっています。就学相談の発達検査を専門に行う就学相談・発達検査専門員を配置し,速やかに,かつ効果的に就学相談を進めたいと考えています。  就学相談の遅延や取りこぼしをすることなく,一人一人の教育ニーズに合った適正な就学の場を提供するとともに,教育支援センターで発達検査を実施することにより,その後の教育相談にも円滑につないでいきたいと考えているところであります。 288: ◎ 石川委員 相談しやすい環境づくりという,この視点でお聞きいたしました。御答弁にありましたけれども,この発達検査結果,お聞きすると医療機関,民間の医療でもちろんできるのですけれども,これ予約がなかなか取れないということと,検査代もこれ結構高額なものであると,このようにもお聞きしております。何よりも予約が取りにくいというのが非常に大きな,大変なところだと思います。  これを今度,特別支援教育の理解が進んで相談件数が増えているから,ここでしっかりと受けられる,発達検査ニーズも高まっているということで就学相談に発達検査を専門に行う就学相談・発達検査専門員を配置して,無料でこれを執り行うということでもあります。  私は,これはすごくきめ細やかな対応であると同時に,これから就学を相談する,こうした保護者の皆さんのプレッシャーというのですかね,不安,こうしたものも含めて安心して相談できる,こうした意味では,私はこの相談しやすい環境づくり,教育支援センターで発達検査を実施することによって,その後の教育相談,これは円滑につなげられていくと,このようにも思います。  きめ細やかなお取組,令和4年度,本当にこのニーズは高いと思いますので,どうか取組の執行のほう,よろしくお願いをいたします。  いずれにしても,相談しやすい環境づくりということで,教育支援センター,お取組のほう,充実を図っていただきたい,このように申し上げて,終わります。 289: ◎ 松崎委員 1点質問いたします。  260ページ,特別支援教育に関する実践研究充実事業について,どのような研究でしょうか。概要と今後について教えてください。 290: ◎ 教育部理事 本研究につきましては,令和3年度及び令和4年度の2年間にわたり,文部科学省の指定を受けて,通常の学級に在籍する知的障がい,またその傾向にある児童を対象とした実践研究を行うものです。  具体的には,通級での指導,在籍する通常学級への入り込み型指導,児童を中心とした児童参加型の会議のほか,自分の学びのプランを児童自身が作成する取組などを行い,効果を検証いたします。 291: ◎ 松崎委員 今年度の11月より第三小学校で行われている対象児童の通学級における入り込み型指導については,支援サポーター養成講座を修了した複数の市民が交代で支援に入る仕組みだそうです。実践研究事業は令和4年度末終了なので,支援も終わってしまいます。  終了後は効果が検証されるとのことなので,本人や保護者,支援員の声も聞いて,今後狛江市でもこの事業を継続して行われることを要望いたします。  以上です。 292: ◎ 辻村委員 244ページ,学校安全対策費,学校安全ボランティアについてお伺いします。  現在の登録人数総数と,学校ごとの登録についてお伺いします。 293: ◎ 学校教育課長 令和4年3月1日現在で202名の方に御登録をいただいております。  学校ごとの登録でございますが,第一小学校は24名,第三小学校が46名,第五小学校が61名,第六小学校が23名,和泉小学校が31名,緑野小学校が17名となっております。 294: ◎ 辻村委員 日常の市内調査・研究をしていますと,学校安全ボランティアにつきましては高齢化や担い手不足が課題というふうに見えてきました。  新しいボランティアの担い手として,卒業後の父母の力を借りるという取組や,学校やPTA,そうした団体と連携した取組が解決策の一つになるのではと令和3年第3回定例会で質問いたしましたが,その後の検討状況をお伺いします。 295: ◎ 学校教育課長 まず,卒業後の父母の力を借りるという取組ですが,先日,現在の学校安全ボランティア登録者に対し,次年度の登録申込用紙を送付いたしました。そこに,卒業後も引き続き可能な範囲での御協力をお願いするメッセージを加え,学校教育課においても申込みを可能としたところであります。  次に,学校やPTAとの連携した取組ですが,モデル校として1校,学校安全ボランティアの方とPTAによる通学路の見守りの方との意見交換,共有の場を設けるべく,学校と調整しているところであります。  現在,新型コロナウイルス感染症の影響により,集まる場所の設定までは至っておりませんが,学校側も前向きに捉えていることから,引き続き調整してまいりたいと考えております。 296: ◎ 辻村委員 高齢化しているこの現状と,または一方で,まだ卒業した子供をその後も見守っていきたいよという,そういう父母の力,これをマッチングさせていく,こういうような大変すばらしい展開だと思います。モデル校から全域の学校で興味のある学校へと広げていくことを要望したいと思います。よろしくお願いします。 297: ◎ 岡村委員 243ページ,奨学金支給事務についてお伺いします。  まず奨学金支給の過去3年間の実績をお伺いします。 298: ◎ 学校教育課長 3年間の実績でございますが,平成30年度が22名で,支給金額269万2,800円,平成31年度が25名で,支給金額が300万6,000円,令和2年度が31名で,支給金額379万4,400円となっております。 299: ◎ 岡村委員 年々支給人数が増えてきている,支給額も当然増えてきているということだと思います。  日本共産党狛江市議団としてはこれまで,中学3年生に全周知,お願いしていたと思うのですけれども,これについてはどのようになったのかお伺いします。 300: ◎ 学校教育課長 周知につきましては,広報やホームページへの掲載に加え,今年度から,市内の中学校に通う3年生全員に案内と申請書を送付いたしまして周知したところであります。 301: ◎ 岡村委員 分かりました。  本当に今コロナ禍で多くの方の収入が減っている中で,奨学金制度の充実というのは求められていると思います。特に,今高校生の話だったのですけれども,大学生についても学費の問題で大学をやめる学生が多いと報道もされております。港区では,大学,短大,高等専門学校,専修学校に対して奨学金を支給しております。制度や額などについては変わってくると思いますけれども,狛江市でも今後ぜひ検討していただきたいと思います。  また,いろいろな団体が奨学金制度をつくっております。ぜひともホームページなどでもそういったものを周知していっていただけたらというふうに要望させていただき,終わります。 302: ◎ 委員長 以上で1項教育総務費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 303: ◎ 委員長 次に2項小学校費の質疑を受けます。 304: ◎ 辻村委員 268ページ,特別支援学級維持管理費についてお伺いします。  市のホームページで,非常勤職員(特別支援学級介助員)の募集記事を拝見いたしました。全国的にも,市内学校でも,支援が必要な子供が増えているとお聞きしております。  これらの子供を支援することにつきましてどのようにお考えなのかとお伺いをしましたところ,子ども発達支援課では,令和2年度から発達等に支援が必要な子供の育ちを地域で支援する市民を育成するということでございました。  私は,子供の成長をサポートするために有用な潜在人材を可視化して,働きたい人とボランティアしたい人と,人材を求める学校や保育園などをマッチングする人材バンクの取組を研究したらどうかと思うのですが,いかがお考えでしょうか。 305: ◎ 子ども家庭部理事 先ほど委員がおっしゃいました発達サポーター講座制度につきましては,今年度,2段階のステップアップ講座を実施する予定でおります。
     これらの講座の初心者講座の修了者を支援を必要としている小学校はじめ保育園,学童クラブなどへ派遣する仕組みづくりを考えているところでおりますが,まずは発達サポーター講座修了者が支援制度をしっかり立ち上げた後,人材バンクについても改めて検討していきたいと考えております。 306: ◎ 委員長 以上で2項小学校費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 307: ◎ 委員長 次に3項中学校費の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 308: ◎ 委員長 以上で3項中学校費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 309: ◎ 委員長 次に4項幼児教育費の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 310: ◎ 委員長 以上で4項幼児教育費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 311: ◎ 委員長 次に5項社会教育費の質疑を受けます。 312: ◎ しの委員 307ページ,10款5項3目,説明欄14,居場所事業についてお伺いをいたします。  令和3年8月,子ども・中高生スペース事業報告書において,定員管理を行うとともに,新型コロナウイルス感染症対策に万全を期して事業実施され,コロナ禍だからこそ,行き場のない子供たちに居場所を提供することができたと総括されております。  学習フリースペースの規模等,実施内容についてお伺いをいたします。 313: ◎ 公民館長 学習フリースペース事業は,夏季一斉閉庁期間に合わせて実施した公民館居場所事業,夏休み子ども・中高生スペースの中の学びのためのフリースペースをきっかけに始まり,令和3年11月から試行実施し,令和4年4月から本格実施いたします。  事業内容は,メインターゲットを小学生から大学生までとし,市民活動団体のこまえ学習サポートプロジェクトに見守り等で御協力をいただきながら,基本的に週1日の頻度で,中央公民館の予約に空きがある会議室を学習フリースペースとして開放する運用となっております。 314: ◎ しの委員 この事業は,市民活動団体の協力で貴重な場の提供となり,教育を軸としたまちの活性化につながる取組であると評価させていただきます。  一方,小学生に比べて,中高生は部活動や受験勉強などで地域とのつながりが薄くなる傾向があるようです。これを防ぐためには,地域で安心して学べる環境づくりとともに,中高校生に地元に愛着を持ってもらう取組も必要であると考えます。その上で,居場所事業は学校外教育の拡充につながる取組であると考えます。  今後の学校外教育の公的援助の仕組みと方向性についてお伺いをいたします。 315: ◎ 公民館長 夏季一斉閉庁期間に実施した夏休み子ども・中高生スペースは,学校教育と社会教育の連携を強化するための機会と捉え,居場所事業を展開したものになります。  今後においても,学校教育と社会教育が連携し,相互補完することで相乗的な効果を期待していますので,引き続き教育委員会全体で市民の学習環境の充実を図ります。 316: ◎ しの委員 教育委員会全体で努力していただくことはもちろんですけれども,市民活動団体の協力なども十分に生かしてもらいながら,貴重な場の提供をお願いしたいと思います。  明政クラブとしても本事業に期待するとともに,後押ししたいと考えます。 317: ◎ 小野寺委員 301ページ,10款5項3目,307ページ,居場所事業,この2つを一緒に質問させていただきます。  学習フリースペース事業の概要について伺います。 318: ◎ 公民館長 学習フリースペース事業は令和3年11月から試行実施しており,メインターゲットを小学生から大学生までとし,市民活動団体のこまえ学習サポートプロジェクトに見守り等で御協力をいただきながら,基本的に週1日の頻度で,中央公民館の予約に空きがある会議室を学習フリースペースとして開放する運用としています。令和4年4月から本格実施する予定です。 319: ◎ 小野寺委員 現在試行実施している学習フリースペース事業の反響や利用状況を伺います。 320: ◎ 公民館長 令和3年11月から令和4年2月までには延べ32人の利用がありましたが,市立小・中学校にチラシの配付やポスターを掲示していることもあり,小・中学生の利用が多く見られました。 321: ◎ 小野寺委員 知らないことで利用できない,そういったことのないように,SNSや広報等,学校等で周知徹底をお願いします。  では次に,利用者からはどのような意見が寄せられているのか伺います。 322: ◎ 公民館長 学習フリースペース事業は,中央公民館の予約が空いている部屋を活用しており,実施する曜日や時間帯が異なる運用となっています。そのため,決まった曜日や時間帯で規則的に実施したほうが利用しやすいという意見があることを認識しています。 323: ◎ 小野寺委員 この学習フリースペース事業や講座のオンライン配信に対応するためにもWi-Fiを導入するとの予定ですが,その概要や,導入する具体的な場所と内容を伺います。 324: ◎ 公民館長 公民館では,インターネット回線工事が不要で,コンセントに差し込む形式のルーターを使用しますので,場所を限定することなく,事業を実施する部屋で活用します。 325: ◎ 小野寺委員 オンライン配信に対応するためのWi-Fi環境,こうした環境を整備するということですが,具体的には,回線速度や同時接続数など伺います。 326: ◎ 公民館長 公民館で使用するWi-Fi環境のインターネット回線速度は,150Mbpsであり,同時接続数は最大20台までとなっています。 327: ◎ 小野寺委員 同時接続として最大20台接続可能ということで,実際にどのような効果や反響などの意見が出るか,こういったものを集約していただきたいと思います。  これは,3款での児童館の活用や,10款の居場所事業など,児童・生徒の居場所となる,そういった場所については,この公民館でのWi-Fi環境ルーターを参考に,順次Wi-Fiルーター設備を拡張していけるよう検討をお願いしたいと思います。  令和4年度,こうした子供たちの居場所としての場合,しっかりと,宿題もタブレットで出る,そういった科目も増えてまいりましたので,しっかりと整備を検討していただきたいと思います。  こういった意味では,GIGAスクール構想は全庁的に全ての部署で児童・生徒の居場所となる場所について環境を整備していく,こういったものだと思いますので,しっかりと検討しながら進めていただきたいと思います。  以上です。 328: ◎ 高木委員 297ページ,地域学校協働活動推進事業で,地域と学校で子供たちの学びを豊かにする取組ですが,3問目,この事業の主体は学校であるということで,市民活動団体から学校で出前授業をやりたいと申し出ることは難しいのか,また行政や教育委員会からもやってほしい授業や講師を求めることがないのか確認させてください。 329: ◎ 社会教育課長 出前授業の内容は,学校側からのニーズに基づき,学校,地域コーディネーター等が話し合い,内容を決定しております。そのため,市民団体からの要望に応えて内容を決定したり,教育委員会から内容に関する要望を伝えるようなことはしておりません。 330: ◎ 辻村委員 294ページ,文化財専門委員関係費についてお伺いします。  過去に文化財関係の委員が視察に行っていたようですが,過去の視察の実績についてお伺いします。 331: ◎ 社会教育課長 文化財専門委員の会議におきまして,平成16年度まで近隣自治体の博物館施設等の視察を行っておりましたが,平成17年頃から視察の必要性が薄くなってきたことから,文化財専門委員の会議での視察は取りやめたところです。 332: ◎ 辻村委員 視察の経費は令和4年度予算に計上されていませんけれども,他市町村への視察が必要となった場合には予算計上を検討していただきたいが,いかがでしょうか。 333: ◎ 社会教育課長 必要となった場合には,予算計上を検討したいと思います。 334: ◎ 辻村委員 よろしくお願いします。  そして,294ページ,文化財保護関係費,歴史博物館・郷土資料館建設の検討状況についてお伺いします。 335: ◎ 社会教育課長 出土遺物や民具,歴史資料などの散逸を防ぎ,適切に維持・管理できる施設の必要性は認識しており,現在のところ,職員による近隣9市への視察と内部検討の段階にあります。  調査・研究を進め,今後,具体化について検討していく必要があると認識しております。 336: ◎ 辻村委員 これは様々な市民団体の方々も起き始めているようでございます。市と市民と団体と,また多くの人たちのお力を借りましてしっかりと前に進めていただきたいと改めて要望させていただきます。よろしくお願いいたします。 337: ◎ 石井委員 295ページ,古民家園管理運営費についてお聞きします。  かやぶき屋根の補修はいつ頃始まり,どの程度の期間で完成するのかについてお尋ねします。 338: ◎ 社会教育課長 旧荒井家住宅母屋のかやぶき屋根の修繕につきましては,天候や材料の調達具合によって時期が変動する可能性もございますけれども,現在の予定では,台風シーズンが過ぎた11月頃から約4か月間,2月末頃までを予定しております。 339: ◎ 石井委員 古民家園は来年度20周年ということで,20周年事業が行われるそうですが,どのように行っていくのか,これについてお尋ねします。 340: ◎ 社会教育課長 20周年事業につきましては,実行委員会形式で実施する予定でおります。実行委員会のメンバーは広報等で広く募集する予定です。 341: ◎ 石井委員 それでは,その事業を行うのはいつ頃になるのでしょうか。 342: ◎ 社会教育課長 現在のところ,かやぶき屋根の修繕が完成した後に,完成のお披露目を併せて来年の3月頃に行いたいと考えております。 343: ◎ 石井委員 分かりました。周年事業というのは,かやぶき屋根のお披露目と同時に来年の3月ぐらいに行われるということで承知しました。  続きまして,294ページ,文化財保護関係費についてですけれども,文化財の情報発信というのは,このパンフレットを作るということだけなのか,それについてお尋ねします。 344: ◎ 社会教育課長 古墳巡りのパンフレットが品切れとなったことから増刷するものと,あとは遠方から訪れる方も多いことから,新たに玉川碑跡,万葉歌碑ですけれども,そちらのパンフレットを作成する予定です。  パンフレット以外の情報発信につきましては,SNS等の活用を含め,効果的な方法を検討していきたいと考えています。 345: ◎ 石井委員 SNSを活用するということですけれども,SNSを通じて発信するときに,古民家園の周年事業の実行委員会の公募もSNSで行ってみてはいかがでしょうか。 346: ◎ 社会教育課長 教室やイベントの周知だけではなく,より日常的で親しみやすい情報発信の手段としてSNSの活用について検討していきたいと考えており,その中で参加者や実行委員の公募なども行っていければと考えております。 347: ◎ 石井委員 以前,古民家園で行ったお月見や文化財を巡るウオーキングは好評だったというふうに聞いていますが,どのような評価だったのかについてお尋ねします。 348: ◎ 社会教育課長 古民家園で昨年9月に実施したお月見コンサートは,狛江高校の箏曲部に御協力いただき,月見の夕刻,古民家園でお琴の演奏を鑑賞していただいたものです。  コロナ禍での開催となりましたが,参加された方からは,日本古来の行事であるお月見とお琴の演奏と古民家園の雰囲気がマッチしていて非常に風情のあるイベントだった,また実施してほしいなどのお声をいただきました。  文化財を巡るウオーキングは,市内文化財の情報を得ることで楽しみながら運動の習慣化を目指す目的で,高齢者向けの健康づくり講座の一環として実施したものです。  市内の史跡を巡るウオーキングコースを,インストラクターだけではなく社会教育課文化財担当の職員も帯同し,ウオーキングの合間で文化財の説明を行う内容の事業でしたが,これまで文化財や歴史に興味をお持ちでなかった方々にも御参加いただき,地域に残された歴史や文化財について初めて知ることができた,いつも通っているが気にしたことがなかった史跡について解説を聞けてよかったといったお声をいただき,お月見,ウオーキングともに御好評をいただきました。 349: ◎ 石井委員 周年事業やSNSを通して文化財や歴史に興味のある方々を募り,今後とも史跡巡りなどの事業,こういったものを展開していくのはどうかとも思いますけれども,どうでしょうか。 350: ◎ 社会教育課長 SNS等を利用したより身近な情報発信の在り方と併せて,市内に残された文化財や狛江の歴史に親しんでいただけるような事業を検討していきたいと考えております。 351: ◎ 石川委員 5項,2点お聞きします。  307ページ,中央図書館運営費であります。  こまえ電子図書館において試行実施してきました電子雑誌の閲覧サービスについての総括と,本格実施するに当たっての効果の想定についてお伺いします。 352: ◎ 図書館長 こまえ電子図書館では,事業者の実証実験に参加する形で電子雑誌閲覧サービスの試行実施を行い,令和3年10月27日から令和4年1月31日までの期間中,108タイトルに対して閲覧回数で延べ700回の御利用をいただきました。  閲覧されたタイトルを見ますと,経済誌,週刊誌,男性誌,女性誌,趣味系の雑誌など幅広く利用されており,紙の雑誌では図書館スペースに限りがある中,多様なニーズに対応することができたものと捉えております。  来年度の本格実施に当たりましては,来館せずに御自宅で利用できること,紙の雑誌に加え多種多様なタイトルを提供できること,紙の雑誌が貸出中の場合においても提供することができることなどの効果があるものと考えております。  また,来年度は試行実施の実績も踏まえまして,3,000件以上の利用を見込んでおりますが,多くの方に御利用いただけるようにPRに努めてまいります。  以上でございます。 353: ◎ 石川委員 昨年11月2日の庁議でこれ御報告されているかと思いますけれども,非常に私も注目しておりまして,特にこの需要というのですかね,借りたいというこの期間が一遍に集中するというこの時期に,紙媒体のものもあるのでしょうけれども,電子媒体でできるというもの,かつ長い期間それを取っておくというものではなくて,回転率の非常に速いのがこの雑誌というものでもあります。  電子図書という分野では裾野を広げる取組だというふうにも思いますし,これ,図書とはまた別かもしれませんけれども,新聞も今電子版,電子化が物すごい勢いで図られているとお聞きします。それは新聞をいつも持ってなくても,スマートフォンでいつでもどこでも記事が読める,思い出したときに読める,読みたいときに読めるという意味で,本当にこの電子図書,また電子の活字というもの,これはもう今後避けて通れない大きなところだというふうにも思います。  そういった意味でも,狛江市におきましては,こまえ電子図書館のさらなる充実を図られる令和4年度の取組であっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  2点目です。  2点目は312ページ,新図書館整備関係費についてお伺いします。ここは1点だけ確認の質疑をさせていただきます。  新図書館整備基本設計について,どのような流れで進めていくのかお伺いします。 354: ◎ 図書館長 現在,令和2年8月に策定された狛江市民センター改修等基本方針に基づきまして,新図書館整備基本構想案を取りまとめるため,新図書館を考える市民ワークショップ及び新図書館整備基本構想検討委員会にて検討を進めております。  新図書館整備基本設計につきましては,その新図書館整備基本構想に基づき設計を進めていくこととなります。 355: ◎ 委員長 以上で5項社会教育費の質疑を終結いたします。    ──────────────────────────────
    356: ◎ 委員長 次に6項保健体育費の質疑を受けます。 357: ◎ 三角委員 313ページ,6項保健体育費,1目保健体育総務費,市町村総合体育運営費について,4点お伺いさせていただきます。  まずは,東京都市町村総合体育大会とはどういうものか教えていただけますか。 358: ◎ 社会教育課長 東京都市町村総合体育大会とは,東京都市町村におけるスポーツの振興,その普及発展とアマチュアスポーツ精神の高揚を図り,併せて各市町村の親睦と交流を深めることを目的として,東京都市町村体育協会連合会,東京都開催ブロックの市町村及び教育委員会が主催するスポーツ大会で,原則として毎年1回,7月から8月中旬にかけて実施されています。  大会の競技種目はその年度ごとに決定されますが,近年は,陸上,卓球,ソフトテニス,バレーボール,バドミントン,水泳,剣道,柔道,空手道,軟式野球,弓道,ゲートボール,ダンススポーツ,ソフトボールの14競技が行われています。 359: ◎ 三角委員 今社会教育課長の御答弁で,東京都開催ブロックの市町村及び教育委員会が主催するスポーツ大会ということで,それでは,狛江市が開催市になる年はいかがでしょうか。 360: ◎ 社会教育課長 東京都市町村総合体育大会は,30市町村を5つのブロックに分け,そのブロックごとに順次持ち回り開催をしております。  狛江市は,武蔵野市,三鷹市,府中市,調布市,小金井市,国分寺市とともに構成される第4ブロックに所属しており,前回,第4ブロックが開催を担当したのは平成31年度でした。順番どおりに開催されれば,次に第4ブロックで開催されるのは令和6年度の予定でしたけれども,コロナ禍のため,令和2年度,3年度は予定どおりの開催ができなかったことから,担当ブロックが再調整され,現在のところは,次に第4ブロックが開催を担当するのは令和7年度の予定です。  開催を担当することになったブロックは,ブロック構成市の関係者による実行委員会を立ち上げ,その実行委員会の中で,開催する競技や,どの市町村でどの競技を実施するのかなどを決定します。 361: ◎ 三角委員 令和7年度の開催予定で,開催されたときの協議等につきましては,答弁の中で,実行委員会の中で協議するということで理解させていただいたところで,それでは,過去に狛江市で開催されたときの状況について教えてください。 362: ◎ 社会教育課長 直近で第4ブロックが担当となった31年度は,狛江市においては,狛江市民総合体育館がダンススポーツの会場となりました。さらにその前,第4ブロックが担当となった26年度には,狛江市が幹事市を務め,西河原公民館で開会式・閉会式を,狛江市民グラウンドではソフトボール,多摩川緑地公園グラウンドでは軟式野球,狛江市民総合体育館ではダンススポーツをそれぞれ開催いたしました。  いずれの大会におきましても,大会参加者だけではなく,大会関係者,観覧者など多くの方に狛江市に来ていただきました。 363: ◎ 三角委員 それでは,最後になりますが,このような市町村総合体育大会があります。この大会をどのようにしてスポーツ関係者にPRしていくのか,またこの大会の開催の効果についても併せてお伺いさせていただくところであります。 364: ◎ 社会教育課長 東京都市町村総合体育大会が実施される場合,狛江市体育協会を通じて,体育協会に所属している各競技の協会や連盟に実施要項等をお知らせしています。社会人になると,競技によっては上級者でなければ出られないような大会しかないような場合も多いのですけれども,この東京都市町村総合体育大会は,ふだんから地域でスポーツを楽しまれている方が気軽に参加できる大会ですので,この大会への出場を目標としていたり,励みになっている方もいらっしゃるようです。  コロナ禍で運動を休止していた方が,この大会をきっかけにまた運動を再開することもあるかと思いますので,より多くの方に参加していただけるよう,狛江市体育協会とも連携してさらなる周知に努めます。 365: ◎ 三角委員 この大会を目標に頑張っていらっしゃる方がいるということですので,引き続き体育協会の皆さんとも連携を図りながら,大会のPRに努めていただきたいと存じます。 366: ◎ 委員長 以上で6項保健体育費の質疑を終結いたします。  以上で10款教育費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 367: ◎ 委員長 次に11款公債費の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 368: ◎ 委員長 以上で11款公債費の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 369: ◎ 委員長 次に12款諸支出金の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 370: ◎ 委員長 以上で12款諸支出金の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 371: ◎ 委員長 次に13款予備費の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 372: ◎ 委員長 以上で13款予備費の質疑を終結いたします。  以上で歳出の質疑を終結いたします。  以上で第1,議案第4号,令和4年度狛江市一般会計予算の質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  審査の都合上,討論,採決は一旦保留し,本委員会に付託された事件の質疑が全部終結した後に行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 373: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。    ────────────────────────────── 374: ◎ 委員長 次に第2,議案第5号,令和4年度狛江市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。  お諮りいたします。  議案第5号については,既に提案理由の説明を受けておりますので,これを省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 375: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより質疑を受けます。  お諮りいたします。  質疑の方法は,総括,歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 376: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう進めます。  最初に総括質疑を受けます。 377: ◎ 三角委員 それでは,議案第5号,国民健康保険特別会計の総括質疑をさせていただきます。  令和4年,5年度の国民健康保険の税率の引上げについては,市が作成した国民健康保険財政健全化計画に基づく対応であると理解しているところであります。  それでは,基本的なことでございますが,法定外繰入金を繰り入れるというのはどういった状況であるのか,改めてお伺いをいたします。 378: ◎ 福祉保健部長 国民健康保険特別会計におきましては,原則必要な支出を被保険者が支払う保険税と,国,都,市からの公費により賄うこととなっておりますが,現在狛江市では,一般会計から決算補填を目的とした法定外繰入金を繰り入れることによって財政収支の均衡を保っている状況でございます。  決算補填目的の法定外繰入金は,本来であれば国民健康保険の被保険者の保険税で賄うべきところを,市全体の税収を財源としている一般会計から繰り入れるもので,国民健康保険加入者以外の市民の皆様にも負担を求めている,こういった状況であると認識しております。 379: ◎ 三角委員 ここで,日経ビジネスに掲載されていた記事の一部を紹介させていただきます。  日本総研,西沢和彦氏が指摘している事項については,国民健康保険運営側の努力なくしてサラリーマンの納得は得られない。西沢氏は,法定外繰入金を行っている市町村と法定外繰入金を行っていない市町村を調べ,保険料を引き上げる,これも一つの方法でございますが,法定外繰入金を減らすことは可能なはずだと指摘しているところであります。国民健康保険の実態を検証し,できる限りの改善策を講じなければ,被保険者と国民健康保険の公正性はますます失われると指摘しているところであります。  そこで,日本共産党狛江市議団,鈴木議員からの一般質問で出されておりました国民健康保険財政健全化計画は14年で約4億400万円の法定外繰入金をゼロにするというもので,1人当たりの値上げ額は2万2,645円,家族4人で9万580円という指摘がございました。  この1人当たりの値上げ額という考え方は適正なものかどうかお伺いをいたします。  私が確認させていただいたところ,令和2年2月4日,庁議資料,狛江市国民健康保険財政健全化案が公表されており,2ページの削減・解消すべき法定外繰入金と,資料7ページの被保険者数を単純に割った数字と考えておりますが,併せて御答弁ください。 380: ◎ 福祉保健部長 御質問いただいたとおり,国民健康保険財政健全化計画でお示ししている解消すべき約4億400万円を計画策定検討時における被保険者数で割り返した金額であると考えております。  保険税額は,世帯の人数,所得,年齢等の状況によって異なること,また今後の被保険者数や医療費等の全体的な状況により,解消すべき法定外繰入金の額,保険税として歳入すべき調定総額も変動するため,14年間の1人当たり保険税増加額は一律に出せるものではございません。  そういった意味では,厳密には被保険者それぞれのお一人お一人の正確な積上額とは言えないのではないかと考えております。 381: ◎ 三角委員 ただいまの御答弁で,世帯の人数,所得,年齢によって異なると御答弁をいただいたところでございます。  私も他の市町村を調べてみると,例えばある町では,前年の所得,加入者数,年齢を基に計算されている,さらに所得割額,均等割額があると記載されていたところでございます。  そのような中で,一般質問で出された家族4人の値上げ金額9万580円というのは,国民健康保険加入世帯の実態を説明するものとしては正確ではないと思いますが,いかがでしょうか。 382: ◎ 福祉保健部長 おっしゃるとおりだと思います。 383: ◎ 三角委員 それでは,第5号を予算特別委員会で論議するに当たり,狛江市の国民健康保険の現状を捉え,より実態に沿った質問を行っていきたいと考えているところであります。  それでは,今回の税率改正を検討するに当たり,まず狛江市の現在の国民健康保険加入世帯の所得階層はどのような実態なのかお伺いをいたします。 384: ◎ 福祉保健部長 令和3年10月時点のデータで申し上げます。  国民健康保険加入世帯全体に対し,所得金額43万円以下の世帯は約39.3%,200万円以下の世帯は73.5%,250万円以下の世帯は80.9%となっており,所得金額250万円以下の世帯で約8割を占めている状況でございます。 385: ◎ 三角委員 今回の税率改定で,所得階層別の世帯としてどのような影響が出るのかお伺いさせていただきます。  なお,先ほど福祉保健部長から御答弁いただきました43万円以下,250万円以下,また所得の高い世帯として500万円以下,800万円以下についても併せてお伺いをいたします。 386: ◎ 福祉保健部長 今回の税率改定の影響といたしましては,モデル世帯として,2人世帯で所得金額43万円,介護分該当なしの世帯におきましては年間の影響額は300円,4人世帯で所得金額250万円,介護分附帯該当の世帯では年間の影響額は8,700円となります。  また,所得の高い世帯として,4人世帯として所得500万円,介護分2人該当の世帯では年間の影響額が1万5,900円,4人世帯で所得800万円,介護分2人該当の世帯では年間の影響額が2万2,400円となります。  なお,国民健康保険加入世帯における割合といたしまして,所得金額450万1円以上500万円以下の世帯は約1.4%,750万1円以上800万円以下の世帯は約0.3%となります。  保険税の賦課限度額を超える高所得世帯を除きますと,税額改定の影響は所得が高い世帯が大きくなるものでございます。 387: ◎ 三角委員 ただいま福祉保健部長の御答弁で,今回の税率改定に伴う所得階層別の影響について理解させていただきました。所得が高い世帯,現役世代ほど負担が大きいことが分かりました。  こうした状況において,国民健康保険制度を維持するために財政運営の安定化と財政健全化は避けられない喫緊の課題であると考えているところであります。  平成30年度国民健康保険制度改革により国民健康保険の広域化が行われ,東京都が市区町村に国民健康保険の保険者となり財政運営の責任主体となったところで,この制度改革により,東京都は各市区町村に対し国民健康保険事業費納付金と標準保険税率を示すことになり,併せて国の制度として保険努力支援制度が創設され,保険者の様々な取組に対するインセンティブとして特別交付金が交付されるようになったところでございます。  このような状況において,財政健全化の取組を遅らせ,また税率改定を行わなかった場合,狛江市にとってどのようなデメリットが生じるのかお伺いをいたします。 388: ◎ 福祉保健部長 平成30年度国民健康保険制度改革により,被保険者の取組に対するインセンティブに関する交付金として保険者努力支援制度が創設されたところでございます。  この制度は,各取組に対する評価指標ごとに配点が決められており,その合計得点と被保険者数等により各保険者の交付金額が決まる仕組みでございます。  この保険者努力支援制度の評価指標の中には,令和2年度から法定外繰入れの解消等の実施状況による指標が追加されたところでございます。  指標の内容につきましては,法定外繰入れを行っていない場合等のプラスの配点がある一方で,赤字削減・解消計画を策定していない,または策定していても削減目標年次や削減予定額を定めていない場合はマイナス30点,赤字削減・解消計画における削減予定額を達成していない場合はマイナス15点となるなど,マイナスの配点も設定されているところであります。  また,令和3年度には,法定外繰入金の金額が増えている場合には,マイナス25点という新たな指標も追加されたところでございます。 389: ◎ 三角委員 今福祉保健部長の御答弁で,インセンティブのプラス配点についても理解させていただいたところで,マイナス数の配点につきましては3点,大きなポイントがあると思うのです。  まず1点目は,削減項目を達成していない場合30点,削減予定額を達成していない場合はマイナス15点,また新たに令和3年度には,法定外繰入金の金額が増えている場合はマイナス25点という新たな指標が追加されたということで,このマイナス配点が設定されておりますが,影響について,もう1度分かりやすく教えていただければと存じます。 390: ◎ 福祉保健部長 正確な金額は申し上げられませんけれども,保険者努力支援制度上における交付される金額が,ここの今御質問者がおっしゃられた状況,私の答弁させていただいた内容でマイナスの場合は交付金の金額がマイナスになると,このような場合があるということであります。 391: ◎ 三角委員 それでは,鈴木議員からの一般質問において,国民健康保険税を協会けんぽ並みに引き下げるようにという御意見がございました。市長の答弁からは,制度の違いがあるという御答弁でございました。  国民健康保険と協会けんぽを同じ土俵で論議することが正しいのか,ここで確認させていただきたいと存じます。  協会けんぽ加入世帯と国民健康保険加入世帯では,年齢構成や健康状態など,どのような違いがあるのかお伺いさせていただきます。 392: ◎ 福祉保健部長 国民健康保険中央会の平成30年度の積算によりますと,平均年齢は,国民健康保険では53.3歳,協会けんぽにおきましては37.8歳,前期高齢者数の割合は国民健康保険では43%,協会けんぽでは7.5%,このような状況になっておりまして,国民健康保険は協会けんぽに比べて年齢構成が高くなっております。  また,1人当たりの医療費については,国民健康保険におきましては36万8,000円,協会けんぽにおきましては18万1,000円となっており,国民健康保険は約2倍ほどの医療費と,このような状況になっております。
     国民健康保険につきましては,定年退職後に加入される方も多いため,年齢構成と医療費水準が高くなる状況もございますが,その保険者間の負担の不均衡については,前期高齢者の加入率に応じて被用者保険が前期高齢者納付金を納め,国民健康保険は前期高齢者交付金として交付される仕組みがあり,そうした点におきましては被用者保険側の負担も大きいとも言える状況でございます。 393: ◎ 三角委員 私も,国民健康保険,協会けんぽ,さらには共済組合の制度についても確認させていただきました。医療費についても約2倍,年齢構成も国民健康保険が高く,加入者1人当たりの平均所得も違います。福祉保健部長の御答弁どおり,制度の違いが明らかであり,同じ土俵にて論議することは適切でないと申し上げます。  令和2年2月に示された狛江市国民健康保険健全化計画において,法定外繰入金の削減・解消に向けた基本方針が示されたところでございます。東京都から示される標準保険料率及び納付金額を踏まえ,法定外繰入金の削減・解消の具体的な目標が設定されたところであります。  令和4年度は,法定外繰入金4億3,825万円削減のため,2年ごとの国民健康保険税率の改正の年に当たる年でございます。急速な少子高齢化など大きな環境変化に直面している中,将来にわたり医療保険制度を持続可能なものとし国民皆保険を堅持していくためには,たゆまぬ制度改革が必要であると考えているところであります。  国民健康保険財政にとって,公費という法定外繰入金を投入することにより保険料が安く済んでいいのかもしれません。税金からの穴埋めなので,国民健康保険加入者以外の住民の負担が生じることになり,好ましい姿とは言えないのではないでしょうか。  国民健康保険広域化によって,被保険者へは保険料の伸び幅の抑制が期待できるところでございます。保険者努力支援制度により,狛江市においても保険事業への一層の取組が進み,同時に国や東京都もこれを支援することで被保険者の健康づくりがより一層促進されるところであり,福祉保健部長の答弁からも明らかでございます。  令和4年度には,狛江市の独自の制度として,18歳未満の子供が3人以上いる世帯を対象に,第三子以降の国民健康保険税均等割額の全額が免除される提案が出されているところでもございます。令和4年度国民健康保険特別会計を支持するとともに,法定外繰入金の財源は市民全体の負担であることから,狛江市国民健康保険財政健全化計画(赤字削減・解消計画)は,市民誰もがいつでも,どこでも,等しく必要な医療を受けることができる制度を持続可能とするものでございます。  以上申し上げ,総括質疑を終了させていただきます。 394: ◎ 鈴木委員 本特別会計では,子供の均等割軽減について,国の制度とともに市独自の制度が盛り込まれています。これは子育て世代の負担軽減を図るものであり,賛同できるものです。  しかし一方,本予算には,国民健康保険税本体を値上げする内容が盛り込まれています。これは,コロナ禍で苦しむ市民生活に大きな影響を与えるものであります。  まず,値上げの内容についてお伺いをいたします。 395: ◎ 福祉保健部長 税率改定の具体的な内容でございますけれども,基礎課税分所得割額の税率を100分の5.38から100分の5.51に,被保険者均等割を2万6,600円から2万7,200円に,後期高齢者支援金等課税分所得割額の税率を100分の1.87から100分の1.92に,被保険者均等割を1万700円から1万1,000円に,介護納付金課税所得割額の税率を100分の1.72から100分の1.79に,被保険者均等割額を1万2,900円から1万3,300円にそれぞれ見直すものでございます。  これについては,本年1月の狛江市国民健康保険運営協議会におきまして税率改定に関する諮問を行った際,現行税率との差として,所得割率につきましては合計で0.25ポイントの増,均等割につきましては合計で1,300円の増,1人当たり保険税額は2,900円の増,増加率は2.46%と説明させていただいたところでございます。 396: ◎ 鈴木委員 今回の値上げの内容ですけれども,所得割については,医療分,支援分,それから介護分を含めまして8.97が9.22%となります。均等割は,同じく全部で5万200円が5万1,500円ということで,1,300円の値上げとなります。1人当たりの保険税額は11万7,800円から12万700円,プラス2,900円となります。  国民健康保険税は,都道府県化を前に大幅な値上げが行われました。一般質問でも紹介しましたが,4人家族,夫婦と子供2人,所得金額300万円,給与収入442万円,これは月収にいたしますと36万8,000円でございます。介護分ありの場合を値上げ前の2016年度と2022年度を比較いたしますと,36万800円が来年度41万6,300円,6年間で5万5,500円もの値上げとなっております。大変な値上げだと思います。しかも,今後2年ごとに国民健康保険税の値上げが行われます。  狛江市の国民健康保険の財政健全化計画は,2020年度から14年間,2年ごとに国民健康保険税を値上げして,4億400万円の一般会計からの繰入金をゼロにしていくものでございます。この計画による被保険者1人当たりの影響額について伺います。  2020年度の計画スタート時に試算した影響額は幾らか,また現時点で試算した影響額は幾らかお伺いをいたします。 397: ◎ 福祉保健部長 狛江市国民健康保険財政健全化計画策定時の法定外繰入金約4億400万円を当時の被保険者数で割り返した金額を1人当たりの金額とした場合に2万2,645円,また令和2年度決算時点の法定外繰入金約4億6,500万円を令和2年度平均被保険者数で割り返した金額は2万7,212円でございます。 398: ◎ 鈴木委員 ですから2020年度当初予算の試算では1人2万2,645円,4人家族で9万580円の値上げとなります。2020年度決算での試算では1人2万7,212円,4人家族で10万8,848円ということで,大変大きな値上げとなります。  先ほど三角委員の質問では,こうした計算は正確さを欠いているといった質疑がありましたが,今後2年ごとに値上げする場合に均等割をどうするのか,所得割をどうするのか,それによって値上げの中身が変わってまいります。しかし,14年間の計画を立てるという点では,被保険者にどれだけの影響があるのか,それを想定して計画を立てる必要があります。  そういう点では,大枠でこうした試算も行って,被保険者にどれだけの影響があるのか,平均的な影響です,そういうことを見るのは行政として当然の責務だと思います。それをやらないというのは,被保険者の生活実態を無視するものと言わなければなりません。  今の答弁にありますように,令和2年度の決算での試算では,1人平均で2万7,212円,4人家族で10万8,848円もの値上げになってしまいます。本当に計画に無理があると思います。少なくとも計画の延伸が必要でございます。  国民健康保険加入者の所得状況は,直近の数字でどのようになっているのかお伺いをいたします。 399: ◎ 福祉保健部長 この間,狛江市国民健康保険運営協議会におきましても説明してきた令和3年10月の時点のデータで答弁させていただきます。  国民健康保険世帯全体に対し,所得割金額43万円以下の世帯は約39.3%,200万円以下の世帯は約73.5%,250万円以下の世帯は約80.9%となっており,所得金額250万円以下の世帯で約8割を占めている状況でございます。 400: ◎ 鈴木委員 所得金額250万円以下の世帯で約8割を占めているということでございます。所得金額250万円以下というのは相当低所得と言わなければなりません。  今の答弁に沿って,国民健康保険運協の税率改定の資料と見比べてみますと,例えば所得43万円以下の方が約4割,39.3%と御答弁ありましたけれども,これは月収でいいますと8万2,000円です。1か月8万2,000円しか収入のない方,生活保護基準以下で生活されている方々でございます。こういう方々,7割軽減は適用されますけれども,介護分ありの場合には今回800円値上げされまして,3万800円の保険税がかかります。月8万2,000円から,年間ですけれども,800円値上げされて3万800円を払うというのは本当大変なことだと思います。  また,所得200万円以下,給与収入でいいますと月収で24万8,000円です。こういう方々がもう73.5%,7割強もいるということです。この方々には今回6,600円値上げされまして,24万7,700円の保険税がかかります。  そして所得250万円以下,給与収入,月収で30万6,000円です。こういう方がもう8割に達すると。その250万円に達した方の場合で7,700円増えて29万3,700円の保険税がかかります。  さらに,今度繰入金ゼロということになりますと,さらに大きな負担がかかってくるわけでございます。  国民健康保険税は,被保険者一人一人にかかる均等割,来年度から1人5万1,500円,軽減受けられない方はもうこれを家族分払わなければならないわけでございます。均等割のない中小企業の労働者が入る協会けんぽ保険料から比べても大変高くなっているところであります。  先ほど,こういうのと比べるのはおかしいと言っていましたけれども,国民健康保険は本当に収入の少ない方がたくさん加入して,しかも高齢者が非常に多いために医療費もかかる,そのため保険税がどんどん上がると,矛盾を抱えているわけでございます。これは国の責任できちんと正さなければならないと思います。  夫婦と子供2人,所得300万円のモデル世帯で比べてみますと,協会けんぽの保険料が25万3,000円なのに対しまして,狛江市の国民健康保険税は41万6,300円,1.65倍,16万3,300円も高くなっております。  全国知事会は国に対しまして,公費1兆円,国民健康保険会計に投入して協会けんぽ並みに引き下げなさいと,そのように訴えているところであります。三角委員の意見は,全国知事会の意見とも違うと言わなければなりません。  一般会計からの国民健康保険会計への繰入金をなくしてしまえば,今でさえ高過ぎる国民健康保険税がさらに大幅に値上げとなってしまいます。  狛江市は14年間で繰入金ゼロを目指しておりますけれども,加入者への負担軽減を考えて,20年から24年,計画期間を延ばしている,そういう自治体もございます。  ぜひ,所得金額250万円以下の世帯が8割を超える,こういう狛江市国民健康保険の現状を踏まえて,値上げ計画の延伸を検討していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 401: ◎ 福祉保健部長 計画期間につきましては,財政健全化計画の実効性を担保することと併せまして,被保険者の方にとって急激な負担増とならないよう検討を重ね,東京都からも御意見をいただき,また狛江市国民健康保険運営協議会への諮問,そして答申,これを踏まえて決定したものでございます。  そのため,現時点では計画期間の延伸については考えていないところでございます。 402: ◎ 鈴木委員 ぜひ,低所得者が多く加入する国民健康保険の現状を踏まえて,値上げ計画の延伸を検討していただきたいと思います。  次に,長引くコロナ禍の下での対応について伺います。  2年ごとの値上げ計画は2020年度から始まりましたが,今コロナ禍ということで,国民健康保険税の値上げを中止する自治体も出てきております。  仮に狛江市で来年度の国民健康保険税の値上げを中止した場合の必要予算額は幾らになるでしょうか。 403: ◎ 福祉保健部長 税率改定を行わない場合の必要予算額といたしましては,今回の税率改定により保険税調定額の増額見込み分としている約3,850万円でございます。 404: ◎ 鈴木委員 来年度の一般会計予算は,市税は前年度比4.1%の増で,約5億円の増となっております。地方交付税も前年度比6億9,200万円の増で,42.5%の大幅増となっております。さらに,国の補正予算によります狛江市の財政負担の軽減もございます。来年度の値上げを中止する財源は生み出すことができます。  狛江市の国民健康保険には,無職の方や非正規労働者,フリーランス,自営業者など数多く加入しております。これらの方々は,長引くコロナ禍の中で,また最近の物価高の中で厳しい生活を余儀なくされております。狛江市では既にこの間,都道府県化を前後して大幅な値上げを行ってまいりました。  ぜひ,コロナ禍の下,福祉の増進という地方自治体の役割を果たす立場から,来年度の国民健康保険税の値上げを中止すべきと思いますが,いかがでしょうか。 405: ◎ 福祉保健部長 今回の税率改定は,国民健康保険財政健全化計画に基づき,中長期的な視点で一般会計から法定外繰入金を削減・解消することを目的としたものでございます。  一般会計からの法定外繰入金が削減できない,さらには増えるということになれば,国民健康保険制度として給付の負担の関係が不明確な状態が継続するだけでなく,国民健康保険加入者以外の市民の皆様にも負担を求め続けることにもなり,課題であると考えております。  そのため,市といたしましては,国民健康保険財政の健全化に取り組み,今後も継続的かつ安定的に国民健康保険制度を運営していくことが保険者としての責任であると考え,税率を改定させていただきたいと考えているところであります。 406: ◎ 鈴木委員 国民健康保険制度の継続的・安定的な運営,これは大事です。ただ,その際に,何よりも被保険者の所得状況など,生活実態に配慮した運営でなければならないと思います。  既にこの間,大幅な値上げが行われており,コロナ禍の下,被保険者の生活状況も大変厳しいものがございます。ぜひ来年度の値上げは中止するとともに,値上げ計画の延伸を検討していただきたいと思います。  そして,全国知事会が求めているように,国民健康保険への公費1兆円の投入で国民健康保険税を協会けんぽ並みに引き下げるよう,政府に働きかけていただきたいと思います。  1点だけ部長にお伺いいたします。  協会けんぽと国民健康保険と比べるのはおかしいというような議論がありましたけれども,今言ったように,全国知事会は,国民健康保険へ公費1兆円投入することで国民健康保険を協会けんぽ並みに引き下げてほしい,そのようにこの間,政府に働きかけてまいりました。それは,今の国民健康保険の状況が,低所得者が多く加入しているのに保険税があまりにも高い,この構造的矛盾を解決するためには,公費のそうした投入が必要だということで訴えてきたと思います。  この全国知事会の訴え,これは正しいと思うのですけれども,いかがでしょうか。 407: ◎ 福祉保健部長 正しい,正しくないということを私が今ここで申し上げることはないと思いますけれども,ただ,国民健康保険税の制度があくまでも国の制度として成り立っている以上,国に我々も様々な点で意見を申し上げてきたところでございます。  子供の均等割の軽減に関しても,ようやく我々も声を上げたところで実施されたものでございますので,一般会計からの繰り出しがなるべく避けられるように,我々の気持ちを知事会として代弁しているものと認識しております。 408: ◎ 鈴木委員 我々の気持ちを知事会が代弁しているということだと思います。  先ほどいろいろ,保険者支援制度による影響についても議論がございました。確かに,保険者支援制度による影響というのは考慮しなければならないとは思います。  しかし,コロナ禍の下で被保険者の生活実態への配慮が何よりも必要でございます。保険者支援制度は,国の方針を地方に押しつけるために地方自治体同士を競わせていくというもので,本来廃止されるべきものだと思います。それだけの予算があるのであれば,国民健康保険への国庫補助こそ増やすべきだと思います。  さらに,なお言いますけれども,この支援制度一覧表を見させてもらいましたけれども,法定外繰入れの解消の評価と確かにありますけれども,評価されるのは20項目です。例えば,特定健康診査の受診率,保健指導の受診率あるいは重症化予防取組の実施状況などなど20項目がございます。  法定外繰入れの解消はマイナス30点からプラス35点でございますが,例えば特定健康診査の受診率についてもマイナス30点から50点ということで,最大で70点のポイントが受けられるような形になっております。そういう項目がたくさんあるわけでございます。  その一つだということも念頭に入れて対応していく必要があると,そのことを申し上げまして,質問は終わります。 409: ◎ 石川委員 狛江市国民健康保険財政健全化計画(赤字削減・解消計画)に基づく保険税率の改定について総括質疑をさせていただきます。  今定例会の一般質問において,行財政改革における経営的な視点による財政運営,国民健康保険事業の赤字削減に向けた保険税率の見直し及び医療費適正化の推進について伺いました。  狛江市国民健康保険財政健全化計画(赤字削減・解消計画)において,税率の改定以外に法定外繰入金の解消を図る具体的な取組を確認させていただきました。税率改定以外にも,様々な取組により総合的に対応し,法定外繰入金の解消を図る取組をしているということを確認しました。  収納率の維持向上については,納付機会の拡大等に取り組むことで,国民健康保険税に関しては,令和2年度の現年分と滞納繰越分を合わせた総合の徴収率が多摩地域でも上位となる94.0%となったこと,国や東京都からの補助金など公費確保に関する取組については,保険者の様々な取組に対するインセンティブの強化として,平成30年度の国民健康保険制度改革により創設された保険者努力支援制度の中で指標の加点評価につながる取組を進め,都内の市区町村の中で狛江市は上位として交付金の確保に努めてきたこと,医療費の適正化に向けた取組として,データヘルス計画の策定と,これに基づく各種保健事業の実施に当たり,庁内関係部署や医師会,薬剤師会等との連携を強化することで保健事業の質の向上に努めてきたこと,AIとRPAを組み合わせ,効率的で効果の高いレセプト点検業務においては,昨年度,総務省が取りまとめた自治体におけるRPA導入ガイドブックにおいて,健康医療分野での導入の好事例として狛江市が取り上げられていること,そのほか,不当利得に係る保険給付費の返還請求事務の推進や第三者行為求償事務の強化等にも努めてきたこと,これらのことを確認の上,国民健康保険データベース,KDBシステムの活用によって,健診や医療,介護等の各種データを分析し,狛江市における健康課題を明確にし,効果的かつ効率的な保健事業を実施していくことを狛江市国民健康保険データヘルス計画に基づき行われていることも併せて確認させていただきました。  その上で,こうした保険者としての取組を広く市民に知っていただくため,取組の見える化についても言及,市も被保険者の方へのお知らせだけではなく,広く市民の皆様にも国民健康保険の制度や現状について御理解いただけるよう,市ホームページ上の情報の整理なども進めながら,保険者としての取組についてもお知らせしていきたいとしていること,こうしたことを踏まえた上で質問に入ります。  今回の保険税率の改定に当たって講じられた軽減措置について,改めてお聞かせください。 410: ◎ 福祉保健部長 令和4年4月から新たに施行する予定の軽減措置は2点でございます。  1点目の国制度による未就学児の均等割の軽減につきましては,法律の改正により全国で実施されるものでございます。  実施の背景といたしましては,これまで子供に関わる国民健康保険税の軽減措置がなく,子供1人に対しても保険税均等割が賦課されるといった状況にあったこと,また独自に子育て世帯を対象とした保険税の軽減を行っている自治体も増える中,全国市長会などから国に対し,子育て世帯の経済的負担軽減の観点から,子供に係る均等割保険税の軽減制度創設や対象の拡充等が継続して要望されてきたものでございます。  軽減の内容でございますが,小学校に上がる前の未就学児のいる全ての所帯で,所得にかかわらず当該未就学児に係る均等割保険税額が5割軽減されるものでございます。  今回の軽減では,低所得者に対する法定軽減である7割,5割,2割の各軽減後の保険税に対しても5割軽減が適用されます。  狛江市における影響といたしましては,昨年2月の試算で対象が317世帯403人,影響額として約508万円,国が2分の1,都と市が4分の1ずつ負担するため,市の財政負担は約127万円と見込んでおります。  2点目は,市独自で多子世帯における保険税均等割額の減免として,同一世帯に18歳未満の子が3人以上いる場合の第三子目以降の保険税均等割額を所得にかかわらず全額免除するものでございます。各年12月の試算では79世帯91人,影響額の169万円は全額市の財政負担となるものでございます。 411: ◎ 石川委員 今回の税率改定に対する軽減措置を改めて確認させていただきました。  これまで,保険税率の改定等,様々この議会でも議論されてきたと思います。これを改めて私は整理させていただきたいと思います。  これまでの保険税率改定,過去5回,改定に至る経緯及びそれぞれの改定時に講じられてきた軽減措置についてお聞かせください。 412: ◎ 福祉保健部長 今回も含めた過去5回の税率改定時期は,令和4年度,令和2年度,平成30年度,平成29年度,平成23年度でございます。  前回令和2年度におきましては,現行の狛江市国民健康保険財政健全化計画の策定及び狛江市国民健康保険データヘルス計画の一部修正と同時期であり,国民健康保険財政の健全化に向け,14年間で当時の約4億400万円の法定外繰入金を削減・解消することとして税率を改定いたしました。  平成30年度は,同年度からの国民健康保険制度改革が行われたことにより,都道府県が市町村とともに国民健康保険の保険者となり,財政運営の中心的な役割を担った時期でございます。制度改革により,東京都の関係では,国民健康保険事業費納付金と標準保険税率が示されることとなりましたが,当時も税率改定を行わなければ赤字繰入れが増加する見込みであったことから,税率改定を行ったものでございます。  平成29年度は,国民健康保険制度改革を翌年度に見据え,都内における将来的な保険税の水準の平準化を目指すなどとすることも考慮する中で,当時,4方式としていた賦課方式を2方式に改めることと併せて税率を改定したものでございます。  平成29年度より前は,5年以上税率の見直しは行っていなかったこともあり,他市との税率の差が広がりつつあったといったことも背景にあったと認識しているところであります。  平成23年度は,平成20年度に後期高齢者医療制度開始後,最初の税率改定でありました。それ以前は,平成14年度から3年ごとに税率の改定が行われておりましたが,当時も国民健康保険特別会計は経常的な赤字体質であり,一般会計からの繰入金により収支を維持してきた状況でありました。  また,平成23年度の税率改定時期には,国民健康保険税の収納率が多摩26市中23位であった,こんな状況もあったと認識しているところであります。  この間の軽減措置につきましては,平成22年度税制改正に伴い,低所得者の国民健康保険税の負担軽減を図るため,減額基準割合の緩和が実施され,狛江市では,税率改定を実施した平成23年度に低所得者に対する軽減をそれまでの6割,4割の軽減から,7割,5割,2割の軽減に基準割合を拡大いたしました。  また,この低所得者に対する軽減につきましては,平成23年度以降では,平成26年度から令和2年度まで,毎年軽減対象となる所得区分の範囲を法律の改正に合わせて拡大してきた状況でございます。 413: ◎ 石川委員 過去5年,過去5回ですね,令和4年,令和2年,平成30年,平成29年度,平成23年度,5回,11年間にわたり5回です。平均すると約2年ちょっとの間に1回ずつということで,前市政のときは5年間最長期間いじらなかったということがあったと思いますが,平均するとそういったことが言えると思います。  それぞれ御答弁で整理させていただきましたけれども,税率改定の背景には大きな動きがあるということ,それと軽減対策,こうしたことも今の御答弁をお聞きするとしっかりと対応されているということは確認させていただきましたけれども,この11年間にわたり5回の税率改定,私自身,この間,予算特別委員会や議会質問で国民健康保険税率に対する時の市長の答弁を整理させていただきました。3人の市長が関わっておられます。一つ一つ会議録を整理して読ませていただきました。  3人の市長も,この税率改定時の御答弁,本当に行間にこの苦渋の決断がにじみ取れるぐらい,苦渋の決断での判断だったなというのが議会答弁の中から読み取れます。  3人の市長の共通しているキーワードは何かなと,このように整理させていただくと,私自身は,「バランス」という,この言葉だというふうに感じました。  現在の松原市長の議会での御答弁でも,この保険税率の見直し,医療費の適正化の推進,こうした赤字削減に向けたものの取組として,コロナ禍の市民の皆様の様々な影響も考慮しながら,「市民の生活を守るためにも,国民健康保険税については新型コロナウイルス感染症減免の手続などを着実に進めながら,将来を見据えた財政健全化についても保険者としてしっかり取り組んでいく必要がある」これは昨年の,1年前の議会での御答弁でもあります。  また,軽減策に関しても,2020年度,一昨年ですね,この予算特別委員会でも触れられておりました。  印象的な御答弁としては,前市長の答弁もあります。  東京都に制度が移管していくという中で,29年の第4回定例会で議員からの質問で,東京都こそ財政支援を行っていくんだ,重要だと,市長として要請を都にもしていくべきじゃないか,こうした質問に対して,前市長が,「国民健康保険税の問題につきましては,私の1期目の公約を守るために4年間据置きをさせていただいたという経過があります。その間に厳しい財政状況の中でも赤字繰入れでしのいできたということもありまして,税率の据置きはぎりぎりのところまで来ていたということもあって今年度値上げさせていただいたということがあります。30年度の制度改革に向けて東京都からの試算結果はかなり高い保険税率が示されていて,先般の市長会においても算定の見直しも求めたところであります。しかしながら国民健康保険加入者の皆さんにとって過度の負担とならないよう一定の赤字繰入れは致し方ないと考えており,今回国民健康保険運営協議会にも考え方をお示ししたところであります。この場合においても,国民健康保険以外の保険の加入者の方々との公平性も考慮する必要は市としてはあります」と。  「したがいまして国や都にはこれからも財政支援について要望していきますけれども,安定的な財政運営を目指して制度を安定化させていくためには,国や都・市区町村それぞれが被保険者にとって何が公平な分担であるのか,それをよく考えていくことが重要であると思います」というこの御答弁も非常に印象的ではありましたが,私が一番印象に残る市長の御答弁は,前々市長の矢野市長の御答弁であります。  それは,この税率改定の審議をする平成23年度の予算特別委員会であります。ある委員からの,赤字体質だけれども,市民の健康のために一般会計からも必要な繰出金を出して運営していくのだと,こういう決意なのかと,こういった御質問が矢野市長に対してありました。  市長は,「一般会計の繰入れと国民健康保険税の見直しのどっちを選ぶか,あるいは両方のバランスをどうするかという議論しかないところが市町村の一番苦しいところで,今まではできるだけ繰入れも,財政が厳しいときですから抑えるという方向でいましたけれども,今度の額を考えたり,2年,3年連続の値上げを避けるためには繰入れをする。その分値上げの割合を減らそうということで,新年度の対応を考えているところです」と,こうした御答弁でありました。私はそのとおりだなと,このようにこのときに決めたことを明確に思い出しました。
     今の部長の御答弁でもありましたけれども,当時,税の徴収率は26市中23位であります。  私の所属する会派の幹事長がこの質疑に立たせていただいて,保険者としての努力をしないで税率改定に臨んで,市民の理解が得られるのかと,こういう質問をされました。だから,それは難しいのではないか,そして14%の値上げをする,これを理解いただけるのか,保険者としての努力をしないで得られるのか,この14%を半分に分けて,年度を分けて値上げはできないものかと,市に迫っておりましたけれども,それをやれば,その分繰入れを増やす状況であると。これ以上の繰入れを増やすのは現状的には難しいであろうと,このように市側の答弁でありました。これも私自身,同じ会派に所属しながら違う行動を取らせていただきましたけれども,至極当然な質疑であったなと,このようにも思います。  その後,討論に入りまして,各会派から討論がありました。国民健康保険を上げなければいけないという,こうした御意見の方もいらっしゃいました。私もその中で,本日も質問されている委員の方がその当時,討論されていましたけれども,保険税の見直しを行わなければ国民健康保険会計を維持できなくなるおそれがある,今回の改定はやむを得ないと,このように討論され,私もそのとおりだと聞いた記憶があります。  もちろん,我が会派の討論も反対討論でありましたけれども,それでも私は,今回改定しなければ維持は困難,その代わり保険者としての努力は必ずさせると,このように胸に誓い,会派とは違う行動を取らせていただき,会議録にもそれが書かれているのです。記録として残っておりました。これを改めて読んだときに,そのときのことを本当に思いました。  その時々によって,私は,このときの数字も検証しましたけれども,軽減策,可能な限り,考えられる限りの手を打った上で,最終的には時の市長が苦渋の決断として税率改定を提案しているということが本当によく読み取れました。  そうした意味では,その次の市長には財政健全化に特別会計の健全化を入れていただきたいと,このように申し上げ,この保険者としての努力が認められない限りは,一切税率改定には反対すると,このように差し迫って,前市長は,この保険者としての努力,究極の努力,可能な限りの努力を追求して,こうした徴収率の回収にも努め,保健事業の新たな展開も考え,インセンティブにおいても,どこよりも先駆けて前向きな施策を打って,評価を見て,交付金も頂いてきた。こうした努力の中にあったとしても,法定外を繰り入れなければいけない。こういった状況でも,考えられる限りの軽減措置を取ってきたというふうにも思います。  時々で,もっとできるはずだと,こういった議論もされるかと思いますけれども,それは過去4回,同じことが私は言えると思います。その時々においてそのことが果たして言えるのかどうか,こうしたことも含めて総合的な判断が必要だというふうに感じます。  最後にお聞きしますけれども,確認の意味でお聞きをいたします。  国民健康保険制度において,これまでに市独自の軽減措置を行ったことはあるのかお伺いします。 414: ◎ 福祉保健部長 子育て世代の経済的負担を軽減する観点から,市独自で保険税の軽減措置を講ずる,今回のこうした対応は狛江市では初めてのものであると認識しております。 415: ◎ 石川委員 それぞれ新たな視点での取組もあると思います。これまで市独自でやりたくてもできなかった課題等もあると思います,制度上のことで。こうした意味においても,新たな一歩を踏み出す軽減措置のこの視点だというふうにも思います。  しっかりとこれからも,税率改定で切り抜けるだけでなく,保険者としての究極の努力,これを令和4年度も変わらずに遂行していただきたい,このことを申し上げて,総括質疑を終わります。 416: ◎ 委員長 以上で総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。     午後 3時11分 休憩     午後 3時29分 再開 417: ◎ 委員長 再開いたします。    ────────────────────────────── 418: ◎ 委員長 次に歳入の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 419: ◎ 委員長 以上で歳入の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 420: ◎ 委員長 次に歳出の質疑を受けます。 421: ◎ しの委員 歳出の質疑をさせていただきます。  21ページ,4款1項1目保健衛生費で,説明欄1,特定健診・特定保健指導についてお伺いをいたします。  令和3年第4回定例会において,特定健康診査等基本指針に掲げる基準を基に,狛江市では令和5年度には法定報告の受診率を60%以上とすることを目標として,医療費の適正化,健康寿命の延伸を図っていくと伺っております。  狛江市の受診率は徐々に増加していましたが,令和2年度はコロナ禍による受診控えが影響したと考えられ,49.2%と下がったことを確認しております。  再度,これまでの受診率と,令和3年度の受診率及び26市の順位についてお伺いをいたします。 422: ◎ 健康推進課長 狛江市の受診率は,平成29年度49.4%,平成30年度50.8%,平成31年度51.5%,令和2年度49.2%となっており,令和3年度の特定健診の受診率は,暫定値ではございますが,49.23%となっているところであります。  前年の数値と変わらない状況でございますが,コロナの受診控えにより,ほかの自治体も受診率が低くなっている状況もございまして,26市中1位となっているところであります。 423: ◎ しの委員 コロナという同じ条件の中で,この受診率,下げていないということが大変すばらしいことであるのではないかなと,このように感じています。これは狛江市の努力はもちろんのこと,狛江市医師会の先生方の協力もあって初めて実現できることだと思います。受診率は大きく上がってはいませんが,これまで同様に事業を進めていただきたいと,このように思います。  続きまして,特定保健指導終了率について,これまでの受診率と,令和3年度の受診率及び26市の順位についてお伺いをいたします。 424: ◎ 健康推進課長 特定保健指導終了率は,平成30年度は32.8%,平成31年度は22.1%,令和2年度は35.7%となっており,令和3年度は,暫定値ではございますが,35.69%となっております。  特定保健指導の終了率の26市中の順位につきましては,第2位となっているところであります。 425: ◎ しの委員 特定保健指導の終了率についても第2位と非常に健闘していると思います。こちらについては,職員の方が対象者に対するアプローチ,例えば手書きの案内など,そういった努力,また指導員の方の丁寧な指導によるものと評価をいたします。  国民健康保険の財政基盤を強化する保険者努力支援制度の評価により,交付額等に変化があるのかをお伺いいたします。 426: ◎ 福祉保健部長 保険者努力支援制度の評価指標の中で,特定健康診査や特定保健指導の受診率に関する項目があり,令和4年度の評価指標は,令和元年度の実績により,特定健康診査では人口規模別の受診率が市町村規模別の自治体上位1割に該当するとして30点,また特定保健指導では,平成30年度実績との比較で実施率が向上しているとして25点獲得している状況でございます。  獲得した点数は全体で集計し,被保険者数なども踏まえて交付額が決定されるため,各点数が交付額で見ると幾らかになるか単純に出せるものではございませんけれども,今後も同様の評価指標が継続されれば,保険者の取組に対するインセンティブとして交付金を獲得することができるため,各年度の特定健康診査や特定保健指導の受診率の維持向上は必要なことであると考えております。 427: ◎ しの委員 保険者の取組に対するインセンティブとした交付金を獲得することができるとのことを確認をいたしました。このままの状況を継続していただきたいと思います。  人生100年時代と言われる中で,健康寿命の延伸は非常に重要なことでありますので,ふだんからの健康管理はもちろん重要であると考えます。  そこで,狛江市特定健康診査等実施計画で目標としている60%にはまだ届かず,さらなる取組が必要であり,目標達成に向けて先進事例を参考にさらなる受診率向上を目指してまいりたいと答弁をいただいておりますが,新年度の事業目標や対策についてお伺いをいたします。 428: ◎ 健康推進課長 特定健診につきましては,コロナ禍で受診控えしている方々に医療機関に足を向けていただくように,受診券の送付や受診勧奨はがきにさらなる工夫をいたしまして,狛江市医師会の医療機関と協力をいたしまして周知を図り,受診率の向上を目指してまいりたいと考えております。  特定保健指導につきましては令和3年度も実施しておりましたが,コロナ感染の可能性をなくすために,対面の面談だけではなく,ウェブ面談を実施してまいりまして,市民の健康増進につなげられるよう事業を進めてまいりたいと考えているところであります。 429: ◎ しの委員 特定健診や特定保健指導は,インセンティブ,交付金が目的ではなく,市民の健康維持が目的であり,市民の健康意識の向上の結果としてこのインセンティブ,交付金に結びついているものと考えます。このいい結果については,職員の努力を高く評価していいのではないかと考えております。  この好循環を維持・継続できるように引き続き健康意識向上に努めることをお願いして,質問を終わらせていただきます。 430: ◎ 委員長 以上で歳出の質疑を終結いたします。  以上で第2,議案第5号,令和4年度狛江市国民健康保険特別会計予算の質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  審査の都合上,討論,採決は一旦保留し,本委員会に付託された事件の質疑が全部終結した後に行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 431: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。    ────────────────────────────── 432: ◎ 委員長 次に第3,議案第6号,令和4年度狛江市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。  お諮りいたします。  議案第6号については,既に提案理由の説明を受けておりますので,これを省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 433: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより質疑を受けます。  お諮りいたします。  質疑の方法は,総括,歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 434: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう進めます。  最初に総括質疑を受けます。 435: ◎ 鈴木委員 来年度予算には保険料の値上げと窓口負担の2倍化が含まれています。その内容についてお伺いいたします。 436: ◎ 福祉保健部長 後期高齢者医療制度では,2年ごとに保険料率の見直しが行われます。  今回の具体的な見直し内容として,均等割額は,令和2・3年度の4万4,100円から,令和4・5年度は4万6,400円に,所得割率は,令和2・3年度の8.72%から,令和4・5年度は9.49%に変更となり,これにより1人当たりの平均保険料額は,令和2・3年度の年額10万1,053円から,令和4・5年度は年額10万4,842円,3,789円引き上げられます。  後期高齢者医療制度の医療費の負担割合は,窓口での自己負担分を除いて,国,東京都,市町村,公費負担分が5割,残りの5割のうち約1割は後期高齢者が保険料として負担し,残りの約4割が現役世代の保険料に含まれる後期高齢者支援金として,それぞれ負担されます。  令和4年からの3年間は,団塊の世代が後期高齢者となるなど,人口構成に占める後期高齢者と現役世代の比率も変化し,後期高齢者負担率は年々上昇している状況でございます。  次に,窓口2割負担については,国の全世代型社会保障改革の方針及び関連する法令等の改正により,令和4年10月から実施されることになりました。  対象となるのは,単身世帯の場合,課税所得28万円以上及び年収200万円以上の方で,国の試算では,現役並み所得者を除く所得上位者約23%の方が該当となります。  また,国において3年間,外来医療の負担増加額を月額3,000円までに抑える配慮措置が導入されます。  なお,東京都後期高齢者医療広域連合におきましては,保険料率の改定における窓口2割負担の影響について,医療給付額が2年間で約147億円削減されると推計しており,1人当たりの平均保険料額も600円引き上げるとしているところであります。 437: ◎ 鈴木委員 1人当たりの保険料額が年額10万1,053円から10万4,842円,3,789円引き上げられます。窓口負担は単身世帯で年収200万円以上,夫婦2人世帯で合計年収320万円以上の方が2割負担となります。被保険者全体の23%が対象ということです。外来では3年間の配慮措置が設けられますが,それでも1人当たりの医療費負担は最大年間3万6,000円の負担増となります。3年後はさらに負担が増えます。  答弁では,窓口負担の2倍化により,2年間で約147億円の医療給付費が削減されるとのことですが,これはそれだけ受診抑制が起こるということです。厚労省が採択した研究論文では,糖尿病は治療の中断が失明等の重度の合併症につながるため,窓口負担の軽減が必要だと提起しています。受診抑制は病状の悪化,命に直結します。窓口負担の2倍化は中止すべきです。  保険料の値上げについて伺います。  この間,国制度だった低所得者への保険料軽減制度が次々と廃止され,低所得者の保険料が大幅に値上げされました。軽減制度廃止前の2016年度と比較し,来年度の保険料額はどのくらい増えるのか。モデル世帯で,単身で年収153万円の場合,また200万円の場合,同じく2人世帯で年収153万円の場合についてお答えください。 438: ◎ 福祉保健部長 今回の保険料率改定では,単身世帯では,年収153万円の場合,保険料年額1万3,900円,年収200万円の場合,年額8万1,700円,夫婦2人世帯で年収153万円の場合,年額2万7,800円となります。  御質問にありました,平成28年度,単身世帯で年収153万円の場合,保険料は年額6,300円,差額が7,600円,同じく単身世帯で年収200万円の場合,年額5万5,200円,差額は2万6,500円,また夫婦2人世帯で年収153万円の場合,夫婦合計で年額1万2,600円,差額が1万5,200円となっております。 439: ◎ 鈴木委員 低所得者を中心に大幅な値上げになっております。  最近6年間で保険料の滞納額がだんだん増えているという実態が決算資料で分かっております。保険料の値上げとともに滞納額が増えているということで,この保険料の値上げが滞納額の増加に結びついているのではないかと危惧しているところであります。  次に,2021年度の被保険者の所得状況について伺います。  また,2008年度と比較し,賦課の基となる所得金額100万円未満の被保険者の割合はどのようになっているのかお伺いいたします。 440: ◎ 福祉保健部長 令和3年度の所得状況において,保険料賦課の基となる所得金額でお答えいたします。  被保険者数は1万1,582人のところ,所得金額ゼロが最も多く,6,438人で55.6%,100万円未満までの累計が8,503人で73.4%でございます。  平成20年度は,被保険者数7,721人のところ,所得金額ゼロが4,060名で52.6%,100万円未満までの累計が4,970人で64.4%でございます。 441: ◎ 鈴木委員 後期高齢者医療制度が始まりました2008年度,平成20年度の被保険者の所得状況は,所得100万円未満が64.4%でしたが,2021年度は所得100万円未満が73.4%ということで,13年間で低所得の被保険者が9ポイントも増えている状況がございます。低所得者の保険料負担を極力抑える必要がございます。  都の財政安定化基金212億円がございます。これは保険料の抑制にも使えるものでございます。これを活用して,ぜひ軽減に取り組んでいただきたいと思います。  昨年3月の予算特別委員会の質疑で市長は,狛江市としてしっかり意見を述べていきたいと答えております。来年度の保険料の値上げに対して,市としてどのような意見を上げていただいたのかお伺いいたします。 442: ◎ 福祉保健部長 東京都においては,後期高齢者医療制度発足以来,保険料軽減対策として,都内全ての区市町村合意の下に一般財源を投入した特別対策や所得割独自軽減を実施しておりますが,今年度,これらの継続について担当課長会において意見を述べる機会があり,今後の制度継続について議論を始めるべきであるとの意見を述べた一方で,最終的には,今回の保険料率改定に当たり,都内全ての区市町村の合意もあり,特別対策等は継続すべきと判断するなど考え方を示してきたところでございます。  今回,後期高齢者と現役世代の比率の変化により,後期高齢者負担率が上昇したことで保険料率が引上げとなること,また本年10月から窓口2割負担の実施に伴い,高齢者の医療に対する負担感が高くなるものと思われますが,これにより被保険者の健康に影響が出ることがないよう,引き続き,東京都後期高齢者医療広域連合や都内全ての区市町村と連携してまいりたいと考えております。 443: ◎ 鈴木委員 財政安定化基金を活用した低所得者の保険料の値上げ抑制については意見を述べられなかったということだと思います。残念です。  75歳以上高齢者の7割以上が年間所得100万円未満であり,特にこの間,国の保険料軽減制度廃止により,低所得者を中心に保険料の大幅値上げが行われており,保険料の滞納額も増えております。
     ぜひ市として財政安定化基金等を活用して,低所得者の保険料を軽減するよう広域連合に声を上げていってほしい,このことを申し上げまして,質疑を終わります。  以上で総括質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 444: ◎ 委員長 次に歳入の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 445: ◎ 委員長 以上で歳入の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 446: ◎ 委員長 次に歳出の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 447: ◎ 委員長 以上で歳出の質疑を終結いたします。  以上で第3,議案第6号,令和4年度狛江市後期高齢者医療特別会計予算の質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  審査の都合上,討論,採決は一旦保留し,本委員会に付託された事件の質疑が全部終結した後に行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 448: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。    ────────────────────────────── 449: ◎ 委員長 次に第4,議案第7号,令和4年度狛江市介護保険特別会計予算を議題といたします。  お諮りいたします。  議案第7号については,既に提案理由の説明を受けておりますので,これを省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 450: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより質疑を受けます。  お諮りいたします。  質疑の方法は,総括,歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 451: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう進めます。  最初に総括質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 452: ◎ 委員長 以上で総括質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 453: ◎ 委員長 次に歳入の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 454: ◎ 委員長 以上で歳入の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 455: ◎ 委員長 次に歳出の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 456: ◎ 委員長 以上で歳出の質疑を終結いたします。  以上で第4,議案第7号,令和4年度狛江市介護保険特別会計予算の質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  審査の都合上,討論,採決は一旦保留し,本委員会に付託された事件の質疑が全部終結した後に行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 457: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。    ────────────────────────────── 458: ◎ 委員長 次に第5,議案第8号,令和4年度狛江市駐車場事業特別会計予算を議題といたします。  お諮りいたします。  議案第8号については,既に提案理由の説明を受けておりますので,これを省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 459: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより質疑を受けます。  お諮りいたします。  質疑の方法は,総括,歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 460: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう進めます。  最初に総括質疑を受けます。 461: ◎ 平井委員 それでは,1問質問させていただきます。  現在,狛江駅北口地下駐車場の改修工事が行われていますが,改修工事の費用,オープンの時期,改修でよくなる点について伺います。  また,改修によって管理費などが変わるのかどうか教えてください。 462: ◎ 道路交通課長 改修工事の費用といたしましては3億1,600万円で,リニューアルオープンは令和4年8月の予定でございます。  よくなる点といたしましては,これまでの機械式駐車場では,車の大型化により稼働率が低いことや,維持・管理や更新費用にも課題がございました。今回の改修工事では,機械式駐車場を平面式駐車場に更新することで駐車できる4輪車の台数は187台から103台になるものの,1台当たりの駐車スペースが広くなり,維持・管理費は年間約100万円削減できる見込みでございます。  また,二輪車の駐車台数は12台から19台へ増設し,運用してまいります。 463: ◎ 平井委員 駅前の大変便利な所にありながら,機械式であったためにハイルーフタイプや大型の車は利用できず,稼働率はよくないという印象でした。今回の改修工事で全て平場の駐車場となり,利用者の増加につながるのではないでしょうか。機械のメンテナンスも不要となることから,維持・管理費が年間約100万円削減できるということ,駐車料金の値上げはせず運営されることを希望いたします。以上です。 464: ◎ 委員長 以上で総括質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 465: ◎ 委員長 次に歳入の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 466: ◎ 委員長 以上で歳入の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 467: ◎ 委員長 次に歳出の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 468: ◎ 委員長 以上で歳出の質疑を終結いたします。  以上で第5,議案第8号,令和4年度狛江市駐車場事業特別会計予算の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 469: ◎ 委員長 次に第6,議案第9号,令和4年度狛江市下水道事業会計予算を議題といたします。  お諮りいたします。  議案第9号については,既に提案理由の説明を受けておりますので,これを省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 470: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  これより質疑を受けます。  お諮りいたします。  質疑の方法は一括で受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 471: ◎ 委員長 御異議なしと認めます。よってさよう進めます。
     質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 472: ◎ 委員長 以上で質疑を終結いたします。  以上で第6,議案第9号,令和4年度狛江市下水道事業会計予算の質疑を終結いたします。    ────────────────────────────── 473: ◎ 委員長 この際,岡村しん委員ほか3人から議案第4号,令和4年度狛江市一般会計予算,宮坂良子委員ほか3人から議案第5号,令和4年度狛江市国民健康保険特別会計予算の編成替えを求める動議が提出されております。これから配付いたしますので,これらも併せて審査をお願いいたします。  なお,この後休憩を取り,再開後は一般会計予算に対する編成替えの動議の提案理由の説明,質疑,原案と編成替えについて併せて討論,採決と進める予定です。  暫時休憩いたします。     午後 3時54分 休憩     午後 4時14分 休憩 474: ◎ 委員長 再開いたします。  この際岡村しん委員ほか3人から議案第4号,令和4年度狛江市一般会計予算の編成替えを求める動議が提出されております。  提出者から説明を求めます。 475: ◎ 岡村委員 それでは,議案第4号,令和4年度狛江市一般会計予算の編成替えを求める動議について,提案理由の説明を行います。  消費税増税や年金の切下げ,新型コロナウイルス感染症による収入減,物価の軒並み値上げなど,市民生活は厳しさを増しており,市民の命と暮らしを守る取組が急務となっています。また,一昨年発表した市民センター改修等基本方針については,多くの市民から中央図書館の移転先があまりに狭く,市民の期待に応えられないため,一旦保留し,市民参加,市民協働で,より使いやすい中央図書館,中央公民館になるように見直してほしいという要望が出されております。  しかしながら,市長が提案した令和4年度狛江市一般会計予算では,切実な市民要望に応えたものがあるものの,誰一人取り残されることなく,全ての市民が安心して暮らせる施策への取組はなお不十分です。  さらには,2013年第4回定例市議会において,市民センターの充実と増床を視野に入れた改築の検討を求める陳情,署名約4,000筆が全会一致で採択されて以来8年余り,多くの市民が参加して取り組んできた中央図書館,中央公民館の充実への願いに応えるものとなっておりません。そのため本予算の編成替えを求めるものです。  1,編成替えの基本方針ですけれども,編成替えの総額は8,228万円の増額といたします。歳入不足分は,財政調整基金の取崩しと新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で対応いたします。  編成替えの内容は,市民の命と暮らしを守る施策を充実させるとともに,市民センター改修等基本方針については,一旦保留し,市民参加,市民協働で中央図書館,中央公民館がより充実したものになるように見直します。  編成替えの具体的内容ですが,歳入では,財政調整基金から繰入金を3,278万円増額いたします。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を4,950万円活用いたします。  歳出では,民生費関係で,ひとり親家庭への家賃補助制度を創設いたします。民間住宅にお住まいの児童扶養手当受給世帯に,月5,000円の家賃補助を実施するものです。東村山市,国立市,日野市など5市で実施されております。  2,訪問介護など介護保険利用料の軽減制度を創設いたします。  住民税非課税世帯など低所得者に対して,訪問,通所,短期入所介護,訪問入浴介護,訪問介護,訪問リハビリテーション,通所リハビリテーション,認知症対応型通所介護など,利用料の4分の1を軽減するものです。介護事業所と市が半額ずつ負担して実施するものです。日野市の事例を参考にいたしております。  3,高齢者,障がい者の入浴券交付事業の所得制限を撤廃いたします。  2015年4月から所得制限が導入されましたが,それを撤廃するものです。この間,私たちに所得制限撤廃の要望が寄せられております。自宅にお風呂のない方は収入の少ない方が多いと思われます。所得制限導入当時,入浴券の交付または軽減事業を実施している自治体は17市であり,そのうち所得制限のある自治体は2市だけでした。  4,高齢者補聴器購入費助成制度を創設いたします。  耳が不自由なため,家族や地域の方々とコミュニケーションが取りづらい高齢者に補聴器の購入費を助成し,よりよいコミュニケーションと積極的な社会参加を促していくものです。一定の所得制限を設け,購入費の2分の1,上限4万円まで助成するものです。三鷹市や江東区の事例を参考にしております。  5,(仮称)根川学童クラブ整備への改修工事設計を行ってまいります。  学童クラブの待機児が増えており,待機児解消に向けた対策として,令和3年度一般会計補正予算(第11号)で減額された新設学童クラブ整備事業予算を復活させるものです。  6,新型コロナウイルス感染症対策として,住宅リフォーム・店舗リニューアル助成制度を実施いたします。  新型コロナウイルス感染症によりテレワークが普及し,住宅リフォームの要望が強まっております。また,新型コロナウイルス感染症への対応や老朽化への対応で,店舗リニューアルの要望も強くなっております。市民,商業者,建設業者への支援策として,新型コロナウイルス感染症対策住宅リフォーム・店舗リニューアル助成制度を実施してまいります。上限10万円で,改修工事費の5分の1を助成いたします。  7,自営業者やフリーランスで新型コロナウイルス感染症に感染された方への傷病見舞金制度を創設いたします。  国の制度である国民健康保険の傷病手当金は給与所得者が対象で,自営業やフリーランスは対象となりません。しかし,新型コロナウイルスに感染して仕事を休まざるを得なくなり,収入が激減してしまうのは,自営業もフリーランスも同じです。そのため国の地方創生臨時交付金を活用して,新型コロナウイルス感染症に感染した自営業者やフリーランスに,10万円の傷病見舞金を支給するものでございます。  8,国民健康保険特別会計への繰出金を増額いたします。  コロナ禍の下,低所得者が多く加入する国民健康保険の来年度の値上げを中止するため,繰出金を増額するものでございます。  衛生費関係で,1,学校,保育園,学童クラブ,幼稚園,介護施設等で働く人たちが,自宅で新型コロナウイルス感染症の検査ができるよう,抗原検査キットを配布いたします。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため,小・中学校の教職員,介護施設職員,保育園,学童クラブ,幼稚園職員に抗原検査キットを配布いたします。お子さんの学校で感染者が出たり,御家族が濃厚接触者になったときなど,自宅で検査することで,その日の仕事をどうするかなど,判断材料になればと思っております。  2,帯状疱疹ワクチン接種費用を助成いたします。  発症部位によっては,視力低下や失明,顔面神経麻痺,難聴,めまいなど合併症を引き起こすこともある帯状疱疹の発症を防ぐため,ワクチン接種への助成制度をつくってまいります。文京区の事例を参考にしております。  教育費関係でございます。  1,新型コロナウイルス感染症対策として,大学生,専門学校生等に生活学業応援給付金5万円を支給してまいります。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大で生活が厳しくなっている大学生,専門学校生を応援するため,2020年度に実施した狛江市大学生活・学業等応援給付金の支給を再度実施いたします。  2,生理用品を小・中学校のトイレに常備してまいります。  生理の貧困が社会問題になっており,小・中学校の女子トイレに生理用品を常備する自治体が広がっており,東京都立学校250校でも昨年9月から生理用品の配布がスタートしました。狛江市でも実施するものでございます。神奈川県大和市などの事例を参考にしております。  3,市民センター改修工事実施設計委託を削除いたします。  3と4については,これまでの市民センター等改修基本方針のまま設計を行うのではなく,基本方針を見直し,より充実した中央図書館,中央公民館にしてほしいという市民の願いを受けてのものでございます。  4,新図書館整備基本設計委託を削除いたします。  以上でございます。皆様の御賛同,どうぞよろしくお願いいたします。 476: ◎ 委員長 説明が終わりましたので,これより編成替えを求める動議に対する質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 477: ◎ 委員長 以上で編成替えを求める動議に対する質疑を終結いたします。  これより議案第4号とその編成替えを求める動議の討論に入ります。 478: ◎ 鈴木委員 議案第4号,令和4年度狛江市一般会計予算について,日本共産党狛江市議団を代表し,編成替え動議に賛成し,原案に反対する討論を行います。  長引くコロナ禍の下,子育て世帯でも,高齢者世帯でも,貧困と格差が広がっています。若者の間では,非正規雇用の労働者が,コロナ禍で仕事をしない生活苦に陥る事例が後を絶ちません。  経済的に困窮する家庭への学習支援や食料支援を行っているNPO法人キッズドアの渡辺由美子理事長は,コロナ禍の2年間で困窮家庭の子供たちはおなかをすかせ続けている。支援を行っている家庭では,女性で離婚,別居中の家庭が多く,年収200万円未満が7割,非正規雇用で収入が少なく貯蓄もない状態ですと語っています。  高齢者の貧困率も年々上昇しています。生活保護受給者の半数以上が高齢世帯であり,生活保護を受けていなくても,年収150万円以下が23.5%,生活保護基準ぎりぎりか,それ以下で生活されている方も非常に多くなっています。  そして今,電気,ガス,ガソリン,小麦粉,食品,菓子類など,様々な商品が軒並み値上げをされております。貧困と格差の広がりの中,市民生活を直撃しています。  まん延防止等重点措置は解除されましたが,オミクロン株より感染力が高く,アジアで死者が増えているBA.2株への置き換わりも指摘されております。引き続きワクチン,検査,保健所体制の強化など,感染症対策を強化しながら,SDGsが目指す誰一人取り残さないという立場で,市民生活への支援を強化することが求められます。  この下で市長が提案した令和4年度狛江市一般会計予算ですが,義務教育就学児医療費助成の小学3年生から6年生までの所得制限の撤廃,就学援助制度の対象枠の拡大,国民健康保険税の子供の均等割の市独自の軽減制度の創設など,市民の切実な要望として,日本共産党狛江市議団が繰り返し求めてきた施策が盛り込まれており,これは大きな前進として評価するものでございます。  しかし,本予算には低所得者が多く加入している国民健康保険について,来年度も値上げをすることを前提にした予算になっており,これは賛同できません。  狛江市では,都道府県化を前にして,2017年度と2018年度に保険税の連続値上げが行われ,その負担増額は合計約1億円にもなりました。特に被保険者一人一人にかかる均等割が大幅に値上げをされ,低所得者に重い負担となっております。  そして,2020年度からは,国民健康保険特別会計への法定外繰入金4億400万円を14年間でゼロにする計画が実施されました。これにより保険税は当時の試算では,最終的には1人当たり2万2,645円,4人家族で9万580円もの大幅値上げとなります。さらに,2020年度決算時点では,その負担がさらに増えて,1人当たり2万7,212円,4人家族で10万8,848円もの値上げになると試算されております。  コロナ禍の下,来年度の国民健康保険税の値上げは中止すべきでございます。  本予算には,切実な市民要望に応えたものがあるものの,誰一人取り残されることなく,全ての市民が安心して暮らせる施策への取組は,なお不十分でございます。  一方,提案されております編成替え動議は,国民健康保険税の値上げを中止するために,一般会計からの繰入れを増額するとともに,ひとり親家庭への家賃補助制度や,高齢者,障がい者への入浴券交付事業の所得制限の撤廃,高齢者補聴器の購入費助成制度,(仮称)根川学童クラブ整備のための改修工事設計予算の復活,帯状疱疹ワクチン接種費用の助成,全小・中学校の女子トイレへの生理用品の常備のための予算,また新型コロナウイルス感染症地方創生臨時交付金を活用した住宅リフォーム・店舗リニューアル助成制度,自営業者やフリーランスで新型コロナウイルス感染症に感染された方への傷病見舞金支給制度,学校,保育園,学童クラブ,幼稚園,介護施設等で働く人たちへの抗原検査キットの配布,大学生や専門学校生等への生活・学業応援給付金の支給など,本予算に盛り込まれていない切実な市民要望を実現するものでございます。  また,本予算には市民センター等改修基本方針をそのまま具体化する市民センター改修工事実施設計委託や,新図書館整備基本設計委託の予算が盛り込まれています。  しかし,市民センター改修等基本方針については,多くの市民から中央図書館の移転先があまりに狭く,市民の期待に応えられないため,一旦保留し,市民参加,市民協働で,より使いやすい中央図書館,中央公民館になるよう見直してほしいという要望が出されており,その署名数は3,500筆を超えました。  中央図書館,中央公民館の充実については,2013年第4回定例会におきまして,市民センターの充実と増床を視野に入れた改築の検討を求める陳情,署名約4,000筆が全会一致で採択をされて以来8年余り,市と市民の協働の取組も含め,多くの市民が参加して取り組まれてまいりました。しかし,これは一昨年の8月に,市民センター改修等基本方針が決定という形で発表されたため,それまでの市と市民の協働が断ち切られてしまいました。  狛江市第4次基本構想では,まちづくりの主体は市民であり,市民参加と市民協働によるまちづくりを一層進め,市民が主役となるまちを目指すと述べています。  市民センター改修基本方針は,一旦保留し,市民参加,市民協働で見直すべきです。少なくとも中央図書館の分割・移転は中止し,中央図書館は現在地で充実すべきと思います。  編成替え動議は,基本設計,実施設計の予算を削除することで,市民とともに市民センター改修等基本方針を見直すよう求めるものでございます。  ぜひ狛江市第4次基本構想が目指す狛江市の将来都市像,「ともに創る 文化育むまち~水と緑の狛江~」を進める立場に立って,市民とともに中央図書館,中央公民館の充実に取り組んでいただきたい。このことを強く求め,日本共産党狛江市議団は編成替え動議に賛成し,原案に反対をいたします。  最後に,緊迫するウクライナ情勢ですが,市として引き続き狛江市平和都市宣言の立場に立って,ウクライナ市民への人道支援活動等,さらに積極的に発展させるよう要望いたします。  私たち日本共産党狛江市議団も,ロシアのウクライナ侵略に抗議する声を広げるとともに,ウクライナ市民への人道支援募金活動など,先頭に立つ決意を表明し,討論といたします。 479: ◎ 平井委員 では,令和4年度狛江市一般会計予算の編成替えを求める動議に賛成し,原案に反対の立場で討論いたします。  しかし,大いに評価すべき施策もあります。例えば,狛江市独自の自宅療養者に対する支援に関しまして,昨年の3月議会で質問・提言をし,その後要請も行ってまいりました。昨年8月31日から開始された狛江市独自の自宅療養者への支援は,多くの市民が待ち望んでいた支援であり,大いに評価されるべきことだと思います。  ワクチン接種に関しても,予約,接種場所,シャトルバスの確保など,市民の声を聞きながら,市と狛江医師会,職員や医療関係者の皆さんが御尽力くださり,市内外から高く評価されております。  しかしながら,令和4年度狛江市一般会計予算を財政はまちづくりの視点から見ると,人権課題解決に向けてのまちづくり,そして市民の学び,市民の活動,市民参加,市民協働のまちづくりにおいて,賛成することはできないという判断をせざるを得ません。  この2つの方針は,市長自ら所信表明で真っ先に述べていらっしゃる人にやさしいまちづくりの基盤となるものです。令和2年に策定された人権を尊重しみんなが生きやすい狛江をつくる基本条例に,ずっと注目してきた一人として,私は松原市政が人権課題解決に向けてのまちづくりを本格的に始動させる年となる令和4年度の予算案に,とても期待しておりました。  しかし,令和4年度,人権課題解決に向けて狛江市が取り組むのは,職員研修,講演会,啓発パンフレットであることが分かり,非常に落胆しております。  おととしの秋から毎週木曜日,狛江駅前で続けている困り事相談には,数々の相談が寄せられております。その中で,地域や制度の不備による問題だと思われる課題は,その都度,議会で取り上げ,政策提言を行ってまいりました。  例えば,仕事や住むところを失う人,税金が払えず困っている人の多くは,契約社員や派遣社員です。会計年度任用職員として公務労働の現場で格差に苦しむ女性や,企業の調整弁として社会に利用され,支援のはざまで追い詰められる女性たちの人権問題,相談できる場所がないことや,情報が届かないことへの支援を喫緊に行うべきだと求めてまいりました。  狛江市内の学校組織では把握することや対応することができない不登校の子供たち,私立やフリースクール,市外の学校に通う子供たちへの配慮,DVや障がい等で精神的にも経済的にも追い詰められる子供,高校生,若者たちが支援につながらないという課題は,狛江市にも存在する問題です。  外国人労働者や留学生,LGBTQ,SOGIの理解や法整備が進まない社会で追い詰められる人々,いずれの課題もそれぞれの現場で職員の皆さんは懸命に対応してくださっています。しかしながら,狛江市として,これらの課題を解決するための予算を組むという御答弁はありませんでした。  令和4年度,狛江市が人権課題解決に費やす予算は,職員研修,講演会,啓発パンフレットの費用,人権尊重推進委員会を4回開催する費用,合計151万7,000円です。長引くコロナ禍,幸せに生きる権利がないがしろにされている人々や,見通しの立たない社会で希望を持てず,追い詰められていく子供や若者たちを支援につなぎ,人権課題を解決することが,講演会とパンフレットの配布で可能になるとは思いません。  コロナ禍で顕在化した人権課題への対策が,喫緊に取り組まなければならならない課題だと判断されなかったことが残念でなりません。  2つ目は,市民の学び,市民の活動,市民参加,市民協働のまちづくりの視点に欠ける予算であることです。  2年前,学校は一斉休校となり,公民館,図書館をはじめ,市民が利用できる公共施設は閉鎖,時間制限や利用制限が行われました。当初から私はコロナ禍であっても,ただ閉鎖するのではなく,何ができるかを考え実施していくべきだと,憲法第26条が保障する教育を受ける権利を求め続けてまいりました。  学校教育においては,学びを止めないという狛江市の方針が確認できましたが,社会教育施設である図書館,公民館においては,残念ですが,市として一体となった対策を講じるとの御答弁。市民の学ぶ権利は,市の公共施設の在り方に従うという公民館の方針は,市民の学ぶ権利の軽視,教育委員会の独立性を欠くものであると判断せざるを得ません。  また,現在,市民参加と市民協働に関する条例の改定に向けて審議会で検討されていますが,その審議会の委員に,公民館,社会教育の関係者がいらっしゃらないのか,公民館や図書館で長年行われてきた市民活動に関する発言が一切ありません。狛江市公民館設立以前から,市民の学びと市民の活動を支えてきた社会教育,公民館における市民の学びと市民活動がいかにまちづくりに関わってきたかを語る委員も職員もいない中で,条例改正が進んでいることを狛江市,そして狛江市教育委員会はどう捉えていらっしゃるのでしょうか。  多くの自主グループを生み出し,福祉や教育,環境や財政など,多方面で市民の暮らしを支えている社会教育に関して,条例改正を検討する審議会で全く触れられないことに大変違和感を感じます。市民が主体的にまちづくりに関わるための市民参加と市民協働を目指すなら,社会教育,公民館で行っている市民活動を排除してはならないはずです。  以上,私が今予算案に賛成力することができないと判断せざるを得ない理由を述べさせていただきました。  新型コロナに関する国や都からの施策への対応も大切であり,職員の皆さんの頑張りで,狛江市の評価がとても高いことはすばらしいことだと思います。また,狛江の魅力を発信し,町のデザインに力を入れることで,住みたいまち住み続けたくなるまち狛江を目指すことも大事だと思います。  しかし,デザインすべき狛江,魅力となる狛江の中身は,市民一人一人の人権が守られ,どのような立場に置かれたとしても,安心して幸せに暮らすことができる狛江のまちづくりです。現場で,市民一人の困り事に向き合う市政,成果が見えにくい人権や福祉,住民福祉を守るという地方自治体の役割を果たすことにも力を注ぐべきです。  これまでも繰り返し必要性を訴えてまいりましたが,人権,ジェンダーや差別について気軽に情報を得ることができ,市民が学び合える場を早急に確保してください。そこに気軽に相談できる専門家の配置を求め,討論を終わります。 480: ◎ 委員長 以上で討論を終結いたします。
     これより採決いたします。  まず,議案第4号,令和4年度狛江市一般会計予算の編成替えを求める動議について採決いたします。  本動議に賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 481: ◎ 委員長 挙手少数と認めます。よって議案第4号の編成替えを求める動議は否決されました。    ────────────────────────────── 482: ◎ 委員長 次に原案について採決いたします。  原案に賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 483: ◎ 委員長 挙手多数と認めます。よって原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────── 484: ◎ 委員長 この際宮坂良子委員ほか3人から議案第5号,令和4年度狛江市国民健康保険特別会計予算の編成替えを求める動議が提出されております。  提出者から説明を求めます。 485: ◎ 宮坂委員 それでは,議案第5号,令和4年度狛江市国民健康保険特別会計予算の編成替えを求める動議を提案したいと思います。  令和4年度狛江市国民健康保険特別会計予算につきまして,市長は以下述べるように,速やかに編成替えを行い,再提出をしていただきたい,このことを求めたいと思います。  まず1つ目に,編成替えを求める理由を述べます。  国民健康保険は,2018年4月から財政運営の主体が都に移行しました。国民健康保険の都道府県化に当たっては,低所得者が加入する医療保険なのに保険税が高いという構造的問題を解決するために,全国知事会等が求めているように,国費1兆円の投入などの抜本的な対策がどうしても必要でありました。しかし,新制度は国費の投入が不十分だったため,国民健康保険の構造的問題が解決されずに,加入者に大幅な負担増を迫るものになっています。  狛江市では,2017年度と2018年度に保険税の値上げが行われました。その負担増は合計約1億円にもなり,特に賦課方式の変更等により,均等割が大幅に値上げされ,低所得者に重い負担となっています。  そして,2020年度からは国民健康保険特別会計への法定外繰入金4億400万円を14年間でゼロにする計画が実施されました。これにより保険税は2年ごとに値上げが繰り返され,当時の試算では,最終的には1人当たり2万2,645円,4人家族で9万580円もの大幅値上げとなります。さらに,2020年度決算時点では,その負担がさらに増えて,1人当たり2万7,212円,4人家族では10万8,848円もの値上げになると試算されています。  国や都は法定外繰入金の解消は自治体の判断と言いながら,市町村に様々な圧力を加え,保険税値上げを迫ってきています。本来,高過ぎる国民健康保険税の引下げは,国や都が財政支援を抜本的に強化して行うべきであります。しかし,今,消費税増税や年金の切下げ,新型コロナウイルス感染症による収入減,物価の軒並み値上げなど,市民生活は厳しさを増しており,住民福祉の増進という地方公共団体の役割を果たす立場から,市独自としても保険税の値上げ,抑制に最大限の努力を払う必要があります。  よって,次の方法によりまして本予算の編成替えを行い,来年度の保険税の値上げを中止するよう強く求めるものであります。  編成替えの基本方針,来年度の国民健康保険税の値上げを中止します。  そして,編成替え具体的内容です。  歳入につきまして,1,一般被保険者国民健康保険税を3,850万円減額する,2,一般会計繰入金を3,850万円増額するというものであります。  この3,850万円を一般会計から繰り入れれば,今回予算で掲げています国民健康保険税の値上げをしなくても済みます。一般会計の予算の僅か0.1%です。ぜひ,皆さん,今本当に国民健康保険加入者は苦しんでいます。この動議に賛成をお願いしたいと思います。  以上です。 486: ◎ 委員長 説明が終わりましたので,これより編成替えを求める動議に対する質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 487: ◎ 委員長 以上で編成替えを求める動議に対する質疑を終結いたします。  これより議案第5号とその編成替えを求める動議の討論に入ります。 488: ◎ 西村委員 では,議案第5号,令和4年度狛江市国民健康保険特別会計について,日本共産党狛江市議団を代表し,編成替えを求める動議に賛成し,原案に反対する立場から討論を行います。  今回の保険税改定は,1人当たり平均2,900円の値上げを行い,保険税額12万700円にするということで,4人家族では1万1,600円もの大幅な値上げとなります。  国民健康保険は協会けんぽのような事業主負担がなく,加入者は高齢者や非正規,フリーランスなど,所得が低いのに保険税が高く,負担が限界になっているという国民健康保険の構造的問題を抱えています。これを解決するために,全国知事会,全国市長会は,1兆円の国費の投入を求めていましたが,十分な投入が行われなかったため,加入者への負担増となっています。  狛江市では,2017年と2018年度に大幅値上げが行われ,その負担額は1億円にもなりました。均等割が大幅に値上げをされ,低所得者に重い負担となりました。  国は2018年4月から国民健康保険の都道府県化に当たって,自治体からその他繰入金を最終的にゼロにするよう自治体にその計画を求めました。狛江市は2020年度から14年間でゼロにする計画が実施され,2年ごとに値上げが繰り返され,最終的には1人当たり2万7,212円,4人家族で10万8,848円もの大幅な値上げになると試算されています。  国民健康保険の加入者は,今でも高い保険税に加え,消費税の増税やコロナ禍の影響で生活はますます厳しくなっています。予算質疑でも明らかになったように,一般会計から値上げ相当額の3,850万円の組替えを行えば,値上げを中止することができます。  市として国に対して,公費1兆円の投入による国民健康保険の協会けんぽ並みへの引下げを求めつつ,市独自として住民福祉の増進という地方公共団体の役割を果たす立場から,来年度の保険税の値上げを中止すべきです。  編成替え動議は,国制度である子供の均等割の半額軽減制度と,市独自の制度である小学生以上の子供の均等割の第3子以降を無料にしていく制度を大きな前進として評価するとともに,国民健康保険税本体の値上げについては中止を求めるものです。よって,日本共産党狛江市議団は,編成替え動議に賛成し,原案に反対といたします。 489: ◎ 三宅委員 反対討論をします。動議に反対して,原案に賛成ということです。  もともと私は会社員でしたので,国民健康保険に関してあまり知りません。会社に入ったときは厚生年金でした。給料24万円中3万7,000円でしたでしょうか,昭和62年で,どういうことだろうかと思いましたが,その後,会社が半分補助するので,そのような制度なのかと思いました。  二重払いという話がありまして,サラリーマンの味方ではないですが,相当怒っていました。これは議員になる相当前のことです,今は言いません。今はさすがに世代間対立になりますので。何故,私が国民健康保険の負担をしなくてはならないのだということを相当怒っていた,今から10年前ぐらいの三宅まことがいました。  実は,先ほど国民健康保険の質疑をしている中で,すごくエキサイティングでわくわくしました。狛江市議会はすごいと思いました。最初,自由民主党・明政クラブが口火を切られて,国民健康保険の現役世代の負担を避ける,そのような改善計画といいましょうか,言葉を忘れましたけれども,それに関する話をされていて,その後,日本共産党狛江市議団,低所得者層への重い負担について,その後,狛江市議会公明党が,過去の歴史的な首長の苦渋の決断で,いみじくもバランスというような話をおっしゃっていた。  私はそれぞれ皆さん正しいことをおっしゃっているなと思いました。当然,日本共産党狛江市議団も正しいのですが正解はないと思います。というのは,それぞれ立場で主張があるのですが,私はすごくデジタルで,1かゼロかしかない性格。もともとAB型なので,これはもともと保険制度だろうと。これは安倍晋三さんの祖父に当たる,岸信介さんが国民皆保険制度を創設したときに,日本の人口ピラミッドがあり,支える人が多かったから良いのですけれども,今は逆ピラミッドになっている世の中です。保険制度というのは広辞苑を引いてもらうと分かるのですが,将来のリスクに備えてステークホルダーが負担を分かち合うということが保険制度なので,そもそも将来の負担が増えるのであれば,それは保険税上がるというのは当たり前だというのが,私の持論でした。  ただ,市議会議員になると,このようにあからさまに直接的なことは市民の方になかなか申し上げにくいんですが,私の場合はあえて言っています。  それで,その成り立ち,国民皆保険制度の根幹を成すのは国民健康保険ということでもあると思うのですが,もう実際破綻していると思うのです。これは極論なので,あまり失言のようなことを言ってはいけませんけれども,国もこのようなことで理解を求めていかなくてはいけないと。理解というのは財源が必要なのです。  我々政治家が,皆さんが正解だと思っていて,私も一人の正解だと思って言っているので,誰が正しいかどうか分からないのですが,国民健康保険制度というのは,どちらにしろ矛盾して社会保障制度の破綻ということが,将来的に予見できかねない,できる,できかねないというのか・・・,あまり断言してしまうと後でまずいことになるので言いませんけれども。  例えば,待機児童の問題,今回出ていましたけれども,話が反れましたけれども,聞いてほしいです。あれは東京都とか,小池さんがいっぱいやっていましたけれども,極論を言うと,安倍さんが消費税8%から10%に上げたその2兆円の財源を全世代型の社会保障ということで,待機児童問題を解決するというふうに振り分け,若い方に対して税金を振り分けるということで,あのとき2万6,000人の待機児童がたしかいて,それが6,000人に減ったのですよね。その2兆円の財源をつくって。要は,国民に負担をお願いするということも,政治家としてはきちんと説明できる,イコールこの国民健康保険制度というのは,ここで快活に皆さん,すごく狛江市民の方も注目していただきたいのですが,例えばベーシックインカムみたいな,日本維新の会とか,さきの自由民主党総裁選では河野太郎さんだけがベーシックインカムの話をしていましたけれども,そういったはね返った議論をし始める勇気が政治家にあるかどうかを国民に注視していただいて,将来この国を続けていかなくてはいけないので,それは保守,保って守る政治家の享受なので,保って守るというのは,若い方に負担を押しつけちゃいけないのです。  おじいちゃん,おばあちゃんが,今お孫さんじゃなくて,お孫さん,その借金をこの国の政治家は押しつけてはいけないということを肝に銘じているということで,皆さん議論は基本的にはそれぞれ正しい。低所得者も負担が増えるというのは事実なのですが,やっぱりそのバランスということの中で,この国は続けていかなくてはいけないということの中で,今回の狛江市は,先ほど狛江市議会公明党のあれにありましたけれども,今回の動議を見ますと,最後に市独自として保険税の値上げ抑制に最大限努力を払う必要があるということに関しては,先ほどの狛江市議会公明党に関するお話でもありましたので,割愛しますけれども,努力をされている上で市民の方に丁寧に説明していかなくてはいけないというような話が基本にあります。よって,動議に反対して,原案に賛成いたします。 490: ◎ 委員長 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  まず,議案第5号,令和4年度狛江市国民健康保険特別会計予算の編成替えを求める動議について採決いたします。  本動議に賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 491: ◎ 委員長 挙手少数と認めます。よって議案第5号の編成替えを求める動議は否決されました。    ────────────────────────────── 492: ◎ 委員長 次に原案について採決いたします。  原案に賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 493: ◎ 委員長 挙手多数と認めます。よって成案のとおり可決されました。    ────────────────────────────── 494: ◎ 委員長 次に議案第6号の討論に入ります。 495: ◎ 鈴木委員 議案第6号,令和4年度狛江市後期高齢者医療特別会計予算について,反対の立場から,日本共産党狛江市議団の意見を述べます。  来年度予算では,医療費の窓口負担が単身世帯で年収200万円以上,夫婦2人世帯で合計年収320万円以上の方が,1割負担から2割負担へと2倍になります。外来では3年間の配慮措置が設けられますが,それでも1人当たり最大年間3万6,000円の負担増となり,3年後はさらに負担が増えます。  厚生労働省はこの窓口負担の2倍化で,受診抑制が広がると予測しています。しかし,受診抑制は病状の悪化,命に直結いたします。窓口負担の2倍化は中止すべきです。  あわせて,本予算では1人当たり保険料が年額10万1,053円から10万4,842円と3,789円引上げられます。単身で年収153万円の世帯では,国の保険料軽減制度の廃止前の2016年度の保険料と比較すると,保険料は6,300円から1万3,900円,7,600円もの値上げとなります。同じく単身で年収200万円の方の保険料は,5万5,200円が8万1,700円,2万6,500円の値上げとなります。夫婦2人世帯で年収153万円の場合,保険料は1万2,600円が2万7,800円と,1万5,200円の値上げとなります。  75歳以上の高齢者の所得状況は,所得ゼロの人が全体の55.6%と半数以上を占め,所得100万円未満の方が8,503人,全体の73.4%を占めております。  後期高齢者医療制度発足時と比較すると,所得100万円未満の方が64.4%から73.4%と,9ポイントも増えています。しかも,厚生労働省の資料では,75歳以上の高齢者の貯蓄が100万円未満という方が24%にも上っております。低所得者の保険料負担は極力軽減すべきです。  この間,私たちは法的にも保険料の抑制に活用できる,東京都の財政安定化基金212億円を活用して,低所得者の保険料負担を軽減すべきと提案してきました。しかし,来年度予算では,そうした措置が取られませんでした。また,市としてそういう意見を上げることもされませんでした。非常に残念でございます。  2008年10月3日の参議院本会議で,当時の麻生首相は,長寿医療制度は医療費自己負担を現役世代より低い1割負担とし,保険料の軽減も行うなど高齢者が心配なく医療を受けられる仕組みとなっています。こうしたよい点はぜひ維持していきたいと答弁をしております。しかし,この国民への約束が次々と破られて,低所得者の保険料が大幅に値上げをされ,来年度からは医療費窓口負担の2倍化が導入されます。市として国に対し,国民への約束を守り,窓口負担の2倍化を中止し,低所得者の保険料の軽減措置を復活するよう強く求めるべきでございます。  また,東京都広域連合に対しまして,東京都の財政安定化基金212億円等を活用して,低所得者の保険料負担の軽減を図るよう求めるべきでございます。  しかし,この間の質疑では,残念ながら市側にそうした姿勢が見られませんでした。ぜひ市として高齢者の実態を十分把握し,医療費の窓口負担の軽減や保険料軽減のために,国や東京都,広域連合に意見を上げていただきたい。そして,これらを根本的に解決するために,国に対し,コロナ禍でも莫大な富を蓄積しております大企業や富裕層に応分の負担を求めて,社会保障予算そのものを抜本的に拡充するよう意見を上げていただきたい。このことを求め,日本共産党狛江市議団は,本特別会計予算に反対をいたします。 496: ◎ 委員長 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第6号,令和4年度狛江市後期高齢者医療特別会計予算,本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 497: ◎ 委員長 挙手多数と認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────── 498: ◎ 委員長 次に議案第7号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 499: ◎ 委員長 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第7号,令和4年度狛江市介護保険特別会計予算,本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 500: ◎ 委員長 挙手全員と認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────── 501: ◎ 委員長 次に議案第8号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 502: ◎ 委員長 以上で討論を終結いたします。
     これより採決いたします。  議案第8号,令和4年度狛江市駐車場事業特別会計予算,本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 503: ◎ 委員長 挙手全員と認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。 504: ◎ 委員長 次に議案第9号の討論に入ります。     (「なし」の声あり) 505: ◎ 委員長 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第9号,令和4年度狛江市下水道事業会計予算,本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 506: ◎ 委員長 挙手全員と認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────── 507: ◎ 委員長 3月16日の三宅まこと委員の発言につきましては,後刻委員会記録を精査の上,不穏当発言があった場合には善処いたします。    ────────────────────────────── 508: ◎ 委員長 以上で予算特別委員会に付託されました事件は全部終了いたしました。  これをもちまして予算特別委員会を閉会いたします。     午後 5時04分 閉会    狛江市議会委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。       予算特別委員会       委員長 太 田 久美子 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...