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令和3年第4回定例会(第23号) 名簿 開催日: 2021-12-08
令和3年第4回定例会(第23号) 本文 開催日: 2021-12-08

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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2021-12-08 令和3年第4回定例会(第23号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 819 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 2 : ◯ 議会運営委員長(三角 たけひさ議員) 選択 3 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 4 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 5 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 6 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 7 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 8 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 9 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 10 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 11 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 12 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 13 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 14 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 15 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 16 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 17 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 18 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 19 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 20 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 21 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 22 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 23 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 24 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 25 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 26 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 27 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 28 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 29 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 30 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 31 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 32 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 33 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 34 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 35 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 36 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 37 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 38 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 39 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 40 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 41 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 42 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 43 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 44 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 45 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 46 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 47 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 48 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 49 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 50 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 51 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 52 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 53 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 54 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 55 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 56 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 57 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 58 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 59 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 60 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 61 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 62 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 63 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 64 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 65 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 66 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 67 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 68 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 69 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 70 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 71 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 72 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 73 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 74 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 75 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 76 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 77 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 78 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 79 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 80 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 81 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 82 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 83 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 84 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 85 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 86 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 87 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 88 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 89 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 90 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 91 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 92 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 93 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 94 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 95 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 96 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 97 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 98 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 99 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 100 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 101 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 102 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 103 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 104 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 105 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 106 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 107 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 108 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 109 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 110 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 111 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 112 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 113 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 114 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 115 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 116 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 117 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 118 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 119 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 120 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 121 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 122 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 123 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 124 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 125 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 126 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 127 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 128 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 129 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 130 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 131 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 132 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 133 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 134 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 135 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 136 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 137 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 138 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 139 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 140 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 141 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 142 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 143 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 144 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 145 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 146 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 147 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 148 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 149 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 150 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 151 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 152 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 153 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 154 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 155 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 156 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 157 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 158 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 159 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 160 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 161 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 162 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 163 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 164 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 165 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 166 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 167 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 168 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 169 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 170 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 171 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 172 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 173 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 174 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 175 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 176 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 177 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 178 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 179 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 180 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 181 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 182 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 183 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 184 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 185 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 186 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 187 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 188 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 189 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 190 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 191 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 192 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 193 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 194 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 195 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 196 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 197 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 198 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 199 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 200 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 201 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 202 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 203 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 204 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 205 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 206 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 207 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 208 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 209 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 210 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 211 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 212 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 213 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 214 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 215 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 216 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 217 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 218 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 219 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 220 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 221 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 222 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 223 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 224 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 225 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 226 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 227 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 228 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 229 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 230 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 231 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 232 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 233 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 234 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 235 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 236 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 237 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 238 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 239 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 240 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 241 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 242 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 243 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 244 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 245 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 246 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 247 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 248 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 249 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 250 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 251 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 252 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 253 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 254 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 255 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 256 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 257 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 258 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 259 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 260 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 261 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 262 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 263 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 264 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 265 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 266 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 267 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 268 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 269 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 270 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 271 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 272 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 273 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 274 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 275 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 276 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 277 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 278 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 279 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 280 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 281 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 282 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 283 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 284 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 285 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 286 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 287 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 288 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 289 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 290 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 291 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 292 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 293 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 294 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 295 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 296 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 297 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 298 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 299 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 300 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 301 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 302 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 303 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 304 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 305 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 306 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 307 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 308 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 309 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 310 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 311 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 312 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 313 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 314 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 315 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 316 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 317 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 318 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 319 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 320 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 321 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 322 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 323 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 324 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 325 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 326 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 327 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 328 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 329 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 330 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 331 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 332 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 333 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 334 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 335 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 336 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 337 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 338 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 339 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 340 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 341 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 342 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 343 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 344 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 345 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 346 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 347 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 348 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 349 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 350 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 351 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 352 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 353 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 354 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 355 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 356 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 357 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 358 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 359 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 360 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 361 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 362 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 363 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 364 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 365 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 366 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 367 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 368 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 369 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 370 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 371 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 372 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 373 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 374 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 375 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 376 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 377 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 378 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 379 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 380 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 381 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 382 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 383 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 384 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 385 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 386 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 387 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 388 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 389 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 390 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 391 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 392 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 393 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 394 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 395 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 396 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 397 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 398 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 399 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 400 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 401 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 402 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 403 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 404 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 405 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 406 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 407 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 408 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 409 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 410 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 411 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 412 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 413 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 414 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 415 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 416 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 417 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 418 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 419 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 420 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 421 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 422 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 423 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 424 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 425 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 426 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 427 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 428 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 429 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 430 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 431 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 432 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 433 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 434 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 435 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 436 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 437 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 438 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 439 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 440 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 441 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 442 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 443 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 444 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 445 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 446 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 447 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 448 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 449 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 450 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 451 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 452 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 453 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 454 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 455 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 456 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 457 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 458 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 459 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 460 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 461 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 462 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 463 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 464 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 465 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 466 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 467 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 468 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 469 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 470 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 471 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 472 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 473 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 474 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 475 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 476 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 477 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 478 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 479 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 480 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 481 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 482 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 483 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 484 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 485 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 486 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 487 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 488 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 489 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 490 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 491 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 492 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 493 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 494 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 495 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 496 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 497 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 498 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 499 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 500 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 501 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 502 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 503 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 504 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 505 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 506 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 507 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 508 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 509 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 510 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 511 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 512 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 513 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 514 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 515 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 516 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 517 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 518 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 519 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 520 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 521 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 522 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 523 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 524 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 525 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 526 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 527 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 528 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 529 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 530 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 531 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 532 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 533 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 534 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 535 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 536 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 537 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 538 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 539 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 540 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 541 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 542 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 543 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 544 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 545 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 546 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 547 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 548 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 549 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 550 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 551 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 552 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 553 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 554 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 555 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 556 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 557 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 558 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 559 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 560 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 561 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 562 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 563 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 564 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 565 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 566 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 567 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 568 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 569 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 570 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 571 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 572 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 573 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 574 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 575 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 576 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 577 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 578 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 579 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 580 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 581 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 582 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 583 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 584 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 585 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 586 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 587 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 588 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 589 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 590 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 591 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 592 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 593 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 594 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 595 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 596 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 597 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 598 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 599 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 600 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 601 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 602 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 603 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 604 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 605 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 606 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 607 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 608 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 609 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 610 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 611 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 612 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 613 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 614 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 615 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 616 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 617 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 618 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 619 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 620 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 621 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 622 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 623 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 624 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 625 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 626 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 627 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 628 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 629 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 630 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 631 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 632 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 633 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 634 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 635 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 636 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 637 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 638 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 639 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 640 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 641 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 642 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 643 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 644 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 645 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 646 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 647 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 648 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 649 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 650 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 651 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 652 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 653 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 654 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 655 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 656 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 657 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 658 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 659 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 660 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 661 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 662 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 663 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 664 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 665 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 666 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 667 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 668 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 669 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 670 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 671 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 672 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 673 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 674 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 675 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 676 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 677 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 678 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 679 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 680 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 681 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 682 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 683 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 684 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 685 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 686 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 687 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 688 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 689 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 690 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 691 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 692 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 693 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 694 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 695 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 696 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 697 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 698 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 699 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 700 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 701 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 702 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 703 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 704 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 705 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 706 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 707 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 708 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 709 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 710 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 711 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 712 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 713 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 714 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 715 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 716 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 717 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 718 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 719 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 720 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 721 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 722 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 723 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 724 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 725 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 726 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 727 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 728 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 729 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 730 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 731 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 732 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 733 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 734 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 735 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 736 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 737 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 738 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 739 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 740 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 741 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 742 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 743 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 744 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 745 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 746 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 747 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 748 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 749 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 750 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 751 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 752 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 753 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 754 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 755 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 756 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 757 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 758 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 759 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 760 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 761 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 762 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 763 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 764 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 765 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 766 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 767 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 768 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 769 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 770 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 771 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 772 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 773 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 774 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 775 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 776 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 777 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 778 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 779 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 780 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 781 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 782 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 783 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 784 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 785 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 786 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 787 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 788 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 789 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 790 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 791 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 792 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 793 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 794 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 795 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 796 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 797 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 798 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 799 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 800 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 801 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 802 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 803 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 804 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 805 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 806 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 807 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 808 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 809 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 810 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 811 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 812 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 813 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 814 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 815 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 816 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 817 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 818 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 819 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付してあるとおり,これにより進めます。  去る12月3日本会議終了後に議会運営委員会が開かれておりますので,委員長から報告を求めます。議会運営委員長。 2: ◯ 議会運営委員長(三角 たけひさ議員) それでは議会運営委員会の報告をさせていただきます。  議会運営委員会は12月3日に開催されておりますので,その結果について報告させていただきます。  追加議案及びその取扱いについてであります。  今定例会に提出されている追加予定議案ですが,補正予算の1件でございます。  なお,議案第53号 令和3年度狛江市一般会計補正予算(第9号)は,本日,委員会付託を省略し,本会議即決で審議をお願いするものでございます。  その後の議事の進め方でございますが,議長次第により進めることに決しております。  以上,よろしく御審議いただきますようお願い申し上げまして報告とさせていただきます。 3: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で議会運営委員長の報告を終わります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 4: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 昨日に引き続き,日程第1 一般質問を続行いたします。7番吉野芳子議員。 5: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは通告に従いまして2問質問いたします。  質問の順番を入れ替え,2問目から質問いたします。市民が誇れるまちをめざしてです。  人が集い,にぎわいのあるまちづくりが市民が誇れるまちとしての一つの要素となります。  和泉多摩川駅周辺は,私が狛江の中で最も好きなエリアです。近頃は,和泉多摩川商店街も含め新しい店も増え,移動販売車,キッチンカーなども見かけます。また昔ながらの店もありという,こぢんまりとまとまりのある雰囲気が温かみとなっています。静かさと落ち着きがあり,愛されるエリアになる素質が備わっております。将来的には間違いなくほかから人が好んで訪れる駅になると考えております。  2020年6月に策定されたぽかぽか広場整備基本構想の策定までの経過と構想の概要について伺います。 6: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。
    7: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) ぽかぽか広場整備基本構想は,道路用地として市民に広く開放しているぽかぽか広場について,和泉多摩川駅周辺及び多摩川との一体的な活用を見据えた整備に向けて,近隣住民を交えたワークショップを開催し策定したものでございます。  構想の概要につきましては,多摩川と和泉多摩川駅に近いという地域特性を生かし,ぽかぽか広場ならではの魅力の創出と周辺地域の活性化を実現させるための整備基本コンセプトを「イベントにも利用できる和泉多摩川駅周辺の活性化に資する広場」と「自然を活かし,多摩川河川敷までのテーマを持った緑道」としております。  広場部分につきましては,和泉多摩川駅周辺の活性化のため,商店街や地域のイベントにも利用できるよう整備するとともに,子供から高齢者まで幅広く利用できる憩いの場として整備することとしており,また多摩川につながる緑道については,多摩川との調和を図るため,自然を生かし,多摩川へのアプローチ空間となるよう整備することとしております。 8: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 9: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 構想の具現化の進捗状況について伺います。 10: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 11: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 整備基本構想策定後,昨年度に整備に向けた実施設計を行い,今年度は広場部分の整備工事を,来年度は広場から多摩川までの緑道部分の整備工事を実施する予定でございます。 12: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 13: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) パークハイム狛江との今後の協議や協力などについてはどう考えているのでしょうか。 14: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 15: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 実施設計後に一部の地域住民の方々から樹木に関する御要望をいただきましたが,基本的には整備内容は整備基本構想を尊重した内容となっており,構想自体が皆様の御意見をお聞きしながら策定した経緯がございます。また,地域の方々には工事に対する周知を行い,御理解・御協力をいただきながら現在整備工事を進めているところでございます。 16: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 17: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 対象区域はいずれも道路区域となっておりますが,整備や運用上の支障はないのでしょうか,お伺いします。 18: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 19: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) ぽかぽか広場は道路区域内であり,道路管理者の立場で管理をしていくことになります。整備につきましては,区域内の建築物や工作物等については道路付属物であることなどの制限がございます。また,運用上では道路区域であるため,関係法令,特に道路法や道路交通法等の適用を受けます。例えば道路に関する禁止行為が規定される法令の適用を受けます。また,道路の使用については通常,警察署の道路使用申請が必要となるところでございます。 20: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 21: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 整備基本コンセプトである「イベントにも利用できる和泉多摩川駅周辺の活性化に資する広場」,「自然を活かし,多摩川河川敷までのテーマを持った緑道」には大いに期待ができるものです。どのような工夫を凝らしているのかお伺いいたします。 22: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 23: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 整備に際しては,人が集える空間やキッチンカースペースの確保,イベント時にも使用できるステージの設置,多摩川と広場,広場と和泉多摩川駅・商店街の動線を考慮した空間づくり,自転車利用者に配慮した駐輪場設置,既存樹木をできるだけ残しつつ,開放的かつ自然を感じるような緑道づくりなど,整備基本コンセプトを尊重した構造物や考え方としているところでございます。 24: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 25: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 東和泉三・四丁目区域で活動している地区まちづくり協議会がございます。協議会の名称と活動の目的について伺います。  また,10月に協議会のまちづくりの考えを市民に知ってもらうため,まちづくり構想展示会を行ったようですが,その内容についても伺います。 26: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 27: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 協議会の名称は,狛江・和泉多摩川リバーサイド賑わいのある街づくり推進会でございます。  活動の目的は,令和元年10月の台風第19号による浸水被害のように,近年自然災害が多発しており,当地域の多摩川隣接エリアでは低層住居系の用途地域のため高い建物が建てられず,安全性が確保されていないなど,安心安全に生活できるまちづくりを行うことを喫緊の課題として挙げております。また和泉多摩川周辺は,近隣の駅周辺人口を増やし,生活利便施設等も計画し,もっと活性化させて以前のようなにぎわいのあるまちにしたいということでございます。  10月23日に開催したまちづくり構想案展示会では,大型ディスプレイによる推進会の活動案内及び構想案の概要説明と,パネルによる構想案の展示及び説明,併せてまちづくりに関するアンケート調査を実施しております。  来場者のうち82名の方からアンケートの回答をいただき,展示パネルで示したまちの将来像について,75%の方が「よい」,「概ねよい」と回答していたとのことでございます。  さらに,防災対策についてどのような機能が必要だと思うかとの質問には,65%の方が「避難スペースが充実するとよい」と回答があり,構想案に掲げている「洪水時の垂直避難を可能とする公共空間づくり」と方向性が一致していると地区まちづくり協議会のメンバーは感じたとのことでございます。 28: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 29: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 今年度,広場部分の整備が完了するということですが,活用の予定について伺います。 30: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 31: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) ぽかぽか広場整備基本構想では,「イベントにも利用できる和泉多摩川駅周辺の活性化に資する広場」とし,商店街や地域のイベントにも利用でき,また,子供たちから高齢者まで幅広く利用できる憩いの場として整備するとしております。そのような利用ができるように,施設の使用に関する要綱を関係機関の御意見も伺いながら制定をしていきたいと考えているところでございます。 32: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 33: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 広場と緑道整備により,和泉多摩川駅周辺と商店街,多摩川河川敷のますますのにぎわいや集客が見込めると思いますけれども,どのようなやり方で進めていくのかお伺いいたします。 34: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 35: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 商店街や地域のイベントにも利用できるよう整備するとともに,多摩川へのアプローチ空間となるよう整備することとしていますので,まずは多摩川に隣接したぽかぽか広場の魅力を広く周知することにより,集客できるようなイベントの利用などにつなげていきたいと考えております。 36: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 37: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,和泉多摩川駅の喫煙所の現状について伺います。 38: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 39: ◯ 環境部長(門井 淳君) 和泉多摩川駅の喫煙所は,平成24年2月に調布警察署和泉多摩川交番前に設置したもので,日本たばこ産業株式会社に寄附していただいた灰皿スタンドを1台設置しているところでございます。交番の前という特性上,警察官の視界を確保する必要があるため,狛江駅前の喫煙所とは異なりパーテーションなどは設置しておりません。 40: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 41: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 私としては,狛江駅や喜多見駅に設置されているような喫煙所が必要であると考えますけれども,いかがでしょうか。 42: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 43: ◯ 環境部長(門井 淳君) 令和2年4月から全面施行された健康増進法では,地方公共団体には受動喫煙の防止に必要な環境整備の推進が求められております。和泉多摩川駅は多摩川の玄関口であり,今後ぽかぽか広場が整備され,これまで以上に和泉多摩川駅周辺を訪れる方が増えると予想されることから,受動喫煙の防止に配慮した喫煙所が必要と考えており,周辺の整備に合わせて検討してまいります。 44: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 45: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 速やかに設置をしていただきたい,このように要望しておきます。  2015年1月に狛江駅前三角地活用方針が策定されてから6年が経過いたしました。2014年10月に検討委員会から出された提言には,「ほっとする」憩いの広場,「あんしんする」防災広場,「わくわくする」イベント広場という利活用の方針が示されました。利活用の現状についてお伺いいたします。 46: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 47: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) えきまえ広場は,市の魅力を発信し,にぎわいを創出するために市民福祉の増進及び地域の活性化に資することを目的として,設置・運用しております。日常的には,小さなお子様から年配の方々まで広場で思い思いの時間を過ごしており,にぎわいを出していただいております。近年は新型コロナウイルス感染症の影響も受けまして,イベントでの活用は縮小しておりますが,平成30年度にえきまえ広場を開設して以降,ラ・フォル・ジュルネ・プレフェス・ア・コマエや市民まつり,くらしフェスタ・消費生活展,多摩川流域物産展など様々なイベントにて活用しております。 48: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 49: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 評価と今後の課題についてお伺いいたします。 50: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 51: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 新型コロナウイルス感染症の影響を受け,遠くへ外出する機会が減っていることもあり,日常的に多くの方に利用されており,市民の憩いの場として有効に機能していると認識しております。  今後の課題といたしましては,土曜日,日曜日などにおきましても,日常的に集まる方々が多くいる中で,どのようににぎわい創出のイベントと共存させていくべきなのか,民間活力の有効性も視野に入れた検討も必要ではないかと考えております。 52: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 53: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 狛江弁財天池特別緑地保全地区との一体化した広域的な利活用についてはいかがでしょうか。 54: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 55: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) ここ最近は新型コロナウイルス感染症の影響により実施できておりませんが,えきまえ広場や泉龍寺周辺を範囲としたコマエフェスティバルなどのイベントがございます。そのようなイベントを通じて,同じ駅前でありながら憩いの場として機能する場所として,関係部署と連携を取りながら広域的な利活用について検討を行ってまいります。 56: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 57: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 今後の展望として,新たな利活用の具体策は描けているのでしょうか。 58: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 59: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 日常的にえきまえ広場を活用する方が多くいらっしゃる中,どこまでにぎわい創出のイベントと共存させていくか課題であると捉えております。新たな利活用の具体策については,他市の事例などを参考に,今後研究を行ってまいりたいと考えております。 60: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 61: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 「水辺のまち再生プロジェクト」事務局というところの笹尾和宏さん,この方は1981年に大阪生まれの方なんですけれども,「まちの中に気持ちよく過ごせる場所を見つけ,私的に自由に使っている状態を「PUBLIC HACK」」というふうに名付けたそうです。「「用がないなら,まちに出よう」と,さまざまなアプローチで,まちを自由に楽しむエキスパート」という活躍をされています。  今,狛江でもいろいろオープンカフェとかライブとかそういったこともあるんですけれども,今後こういった先駆的な方々もいろいろな提案をなさっておりますので,また今後も私のほうでも紹介していきたい,このように思っております。  関連整備として記載のある「通路及び万年塀」の整備のスケジュールと内容についてお伺いいたします。 62: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 63: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 当該路線は,狛江駅北口地下駐車場の入口と隣接する商店に挟まれた幅員2メートルで,狛江駅に向けて長さ約70メートルの敷地でございます。今後の整備に向けて今年度実施設計を行っておりますが,具体的な内容は隣接関係人とも調整を行っており,整備時期については未定でございます。 64: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 65: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) こちらのほうも,もし整備された場合,どのような効果が期待できるのかお伺いいたします。 66: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 67: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 駅周辺に新たな歩行空間が整備されれば,にぎわいを創出する一助となることを期待しているところでございます。 68: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 69: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 狛江駅北口は11月23日にロータリーに巨大絵手紙が新たに登場しました。北口も狛江らしいイベントが行われるなど,明るくて安全な町という印象を受けます。ぜひこういったところを次々に整備していただき,市民が集える温かな狛江駅周辺を整備していっていただきたい,このようにお願いいたします。  続きまして質問いたします。  市民からの苦情や市での情報収集等,不法な建築物について,どのように現状を把握しているのかお伺いいたします。 70: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 71: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 不法な建築物の現状の把握についてでございますが,主なものは市民からの情報になります。  市民から情報提供があった場合には,その土地について用途地域等を確認し,職員が現地へ行き,現状把握をしているところでございます。  その上で,建築基準法による対応が必要なものとまちづくり条例の手続が必要なものかを判断し,建築基準法による指導が必要となる場合は,特定行政庁である東京都多摩建築指導事務所へ連絡し,指導を行っていただいております。  まちづくり条例の手続が必要なものについては,まちづくり推進課が手続を行うよう指導しているところでございます。 72: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 73: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 対応はどのようにしているのでしょうか。不法な建築物が現状のままで改善が図られないケースについてどうするのでしょうか,市としての見解を伺います。 74: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 75: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 不法な建築物の対応につきましては,建築基準法上の問題であることから,特定行政庁である東京都多摩建築指導事務所が指導等を行う権限を有しているところでございます。このため,東京都多摩建築指導事務所に情報を提供し,指導を依頼しているところでございます。改善が遅々として図られないケースにつきましても,東京都多摩建築指導事務所と情報を共有し粘り強く指導していただくようにお願いしているところでございます。 76: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 77: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 安全性に問題がある住居や建築物について,市民からの相談はあるのでしょうか。 78: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 79: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 過去に,輸送用のコンテナが自宅の近くに設置され倉庫として使用されていて,傾いているように見え,建築物として危険ではないかという問合せがございました。現地を確認したところ,一見して危険な状況であったため,東京都多摩建築指導事務所へ連絡いたしまして対応していただいたところでございます。 80: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 81: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 老朽化や無人化,管理の行き届かない建築物が今後増加することが予想されます。市の考えを伺います。 82: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 83: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 近年の経済事情や高齢化世帯の増加により,適正に維持管理することが困難となり,御指摘のように管理の行き届かない建築物が増加することが想定されます。建築物等が適正に管理されないことが原因で事故があった場合には,所有者の責任となります。これらの老朽建築物等は空き家等となることも想定されます。現地状況等を把握し空き家等と判断される場合には,狛江市空家等の適切な管理及び利活用に関する条例に基づき,適正管理をしていただくように所有者へ促し,建築基準法にて対応が必要な場合には,東京都多摩建築指導事務所へ情報提供し,対応を検討していただくことになります。  市だけでは対応できない部分については,国や東京都と連携して建築物が適正に管理されるような取組を推進することで,市民の皆様が安心して生活ができるようにしたいと考えているところでございます。 84: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 85: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 今御答弁ありましたけれども,これは今後,自治体として重く受け止めなければいけない深刻な問題をはらんでおります。  紹介いたします。  宮崎県えびの市です。ホテルは9階建てで,遅くとも1997年には廃業していた。「ちなみに,ホテルの周囲には立ち入り禁止のテープなどは見当たらない。えびの市財産管理課によると,ホテルを所有する法人が既に解散し,所有者を特定できない状況で市が立ち入り禁止のテープや防護柵を設置すれば,市に管理責任が生じる可能性があるのだという。それが市が安易に手を出せない事情だ。  解体となるとさらにハードルは上がる。15年に施行された「空き家対策特別措置法」で,倒壊の恐れがあったり景観を著しく損ねたりしている空き家は,市町村が強制的に解体・撤去(行政代執行)できるようになった。  しかし,現実には難しい。各地の自治体に取材すると,所有者不明の場合は撤去費用を回収できず,税金を投入して解体に踏み切ることにちゅうちょせざるを得ないという。」こういうホテルの場合は億単位の費用がかかっている。そして「最終的に行政に処分してもらえるという誤った認識が広まれば,所有者が空き家を安易に放置する「モラルハザード(倫理観の欠如)」を招きかねないと危惧する声もある」。
     大型建物の廃墟化について,明治大学の野澤千絵教授は,「どうしようもないまま,お手上げ状態になっている。日本は建てることばかりで,たたむことを考えてこなかった。今後はマンションでも同様の問題が起こりうるため,解体費を捻出する仕組みを整えることが必要だ。災害が多発する時代になり,空き家問題は新しいフェーズに入っている」と言っています。  「実際に自然災害で大規模空き家が地域に危険を及ぼすケースは起きている。」これは宮崎市ですけれども,「内海では今年9月中旬,台風14号の接近に伴う大雨の影響で土砂崩れが発生し,もともと宿泊施設やレストランとして使われていた無人の建物の土台が一部,崩れ落ちた。」ということです。  「所有者が死亡したため相続人の有無を調査している段階だといい,前には進んでいない。  他の自治体も苦慮している。栃木県日光市の鬼怒川温泉街では,3つの廃ホテルが3棟連なって崖の上に建っており,老朽化による倒壊のリスクに加えて,観光地の景観を損ねている。日光市総合政策課は「億単位の費用が見込まれる中で3つのホテルを解体するのは現状では難しい」としており,次善の策として地域の安全を確保する手段を模索する。」ということです。  この「廃ホテルなどの大型建物は立地場所などによって地域に危険が及ぶ度合いが異なるため,野澤教授は,行政が緊急的に対応すべき物件をちゅうちょなく判断できるように国によるガイドライン作成の必要性を指摘する。そのうえで「自治体は跡地活用に向けて地域住民と知恵を出し合っていくしかない。そしていつ来るか分からない災害に備えて,平時から空き家の所有者を把握して連絡を取れるようにしておくことが大事だ」」というふうに話しているそうです。  こういったこともございますので,市のほうもまたこういったことを想定しながら様々なことに対応していただきたい,このようにお願いいたします。  最後の質問をいたします。  市民が誇れるまちを目指す取組の成果と今後について,市長の所感を伺います。お願いいたします。 86: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 87: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先ほど吉野議員からも御質問のございました狛江駅北口のえきまえ広場におきましてはイベントも開催をされておりますけれども,平日は多くの親子連れの方が憩いの広場として利用されております。また,現在整備しております和泉多摩川のぽかぽか広場につきましても,和泉多摩川駅周辺の活性化につながるとともに,地域の方の憩いの場所となることを期待しているところでございます。  このような身近な場所におきましてにぎわいの場,憩いの場を創出することは,住んでいる人にとってはまちへの愛着につながるものでございまして,シビックプライドが醸成することになります。狛江に「住んでいてよかった,住み続けたいと思えるまち」として子育て世代の定住,さらには「住んでみたいと思われるまち」につながることも考えております。  人生100年時代と言われている中で,人口が減少し,少子・高齢化が進んでおりますけれども,子供から高齢者まで,また,障がいのある方など全ての方が安心して笑顔で住み続けられる,愛着や誇りを持てる人にやさしいまちづくりを進めてまいります。 88: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 89: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,2問目に移ります。  子ども・若者が希望を持てる社会を実現するためにです。  日本政府は1,000兆円を超える借金を抱え,2040年には国民の3分の1が年金を受給する高齢者になり,毎年予算を組むたびに赤字が増えていくという現実を若者世代はどのように受け止めているのでしょうか。また,その後の世代はと考えると,現時点からでも子供・若者について深く知り,それがゼロよりも0.1であっても課題解決に取り組まなくてはいけないと考えます。  1つ,ちょっと長くなりますけれども紹介いたします。総合研究大学院大学長の長谷川眞理子さんのお話です。  「日本財団が行っている「18歳意識調査」というものがある。18歳の若者を対象に,昨今のいろいろな社会課題に関する意見を調査している。2019年には「国や社会に対する意識」に関して,日本を含む9カ国で調査が行われた。インド,インドネシア,ベトナム,中国,韓国,英国,米国,ドイツと日本で,17歳から19歳の各国1,000人ずつを対象とした。  19年といえば,今から2年前。新型コロナウイルス感染症の蔓延で世界中が非常事態になる前のことだ。もしかすると,若者たちの意識もそれに応じて変化したかもしれないが,19年時点での世界の若者たちの意識を見てみよう。この結果に私はがくぜんとし,日本の将来を真剣に憂える思いを抱いた。」  調査項目の第1は,「自分を大人だと思うか」である。日本で「そう思う」若者は,全体の29.1%だった。つまり3分の1だ。中国が一番高くて89.9%。各国ともだいたいが80%台。韓国の49.1%とベトナムの65.3%が特に低いのだが,日本はそれらと比べても特別に低い。  2番目の質問は,「自分は責任がある社会の一員だと思うか」である。日本で「そう思う」と答えたのは44.8%だった。半分に満たない。中国が一番高くて96.5%で,各国ともだいたい80%から90%である。それらに比べれば低いのが韓国で,74.6%なのだが,日本はそれにもほど遠い。  3番目の質問は,「将来の夢を持っているか」である。日本で「持っている」と答えたのは60.1%。4割は夢がない。この質問ではインドネシアが一番高くて97%,中国96%で,ほとんど90%以上である。若者は,みんな夢を持っているのが当たり前なのではないか?  いつも数値が低い韓国でさえ82.2%である。  4番目は,「自分で国や社会を変えられると思うか」という質問である。日本で「そう思う」と答えた若者は,たったの18.3%しかいない。ほとんどあきらめの状態だ。一番高いのはインドの83.4%。ほかはだいたいにおいて,四捨五入して50%から70%である。ここでも低いのは韓国の39.6%であるが,それと比べても日本は特に低い。  5番目は,「自分の国に解決したい社会課題があるか」だ。日本で「ある」と答えた若者の割合は46.4%。半分弱である。世界ではほとんどが70%台。韓国でも71.6%である。問題意識を持つという点でも,日本はひどく低い。  6番目は,「社会の課題について家族や友人と積極的に議論しているか」である。日本で「そうだ」と回答した若者は27.2%。」,「一番高いのは中国の87.7%で,だいたいの国では70%台である。いつも低いのは韓国だが,それでも55%。日本の若者が,いかに何も議論していないかがわかる。  最後に,「自分の国は将来良くなると思うか」という質問である。日本では,「良くなると思う」と答えた割合は,たったの9.6%だった。逆に「悪くなると思う」が37.9%,わからないが32%である。「良くなる」と答えた割合は,中国が96.2%,インドが76.5%,インドネシアが56.4%,ベトナムが69.6%と,途上国は概して高い。  これに対して,先進国では,米国が30.2%,英国が25.3%,ドイツが21.1%である。韓国も22%だ。先進国は,どこでも閉塞感に見舞われているのだろう。現在の途上国は,確かに以前よりも今の方が良くなっているという実感が持てる。その延長で,将来も良くなるという自信が出てくるのだろうが,先進国では,概してそうはいかない。それにしても,日本の若者で将来が良くなると思う割合がたった9.6%なのは低過ぎないか。」こういったことを長谷川さんはおっしゃっています。  そして最後まとめとして,「今の若者たちは,自分が社会を変える気概に乏しく,問題をみんなで議論することもなく,将来に夢も希望も持っていない。こんな状態を作り出したのは誰か?それは今の大人たちである。」というふうにまとめております。  こういったことを踏まえながら今日の質問をしていきたいと思っております。  まず,アレルギーについての質問をいたします。  先日,「知って納得!正しい知識を学ぼう」という食物アレルギーの講座を受講しました。知れば知るほど,一部の人の問題ではないと思えました。食事の悩み,日常生活で困っていることが具体的に示されたことも勉強になりました。  アレルギー疾患についての市の認識を伺います。 90: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 91: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) アレルギーとは,食物や薬剤,花粉,ほこりなど,通常は体に大きな害を与えない物質に対して,過剰な免疫反応が引き起こされることでございます。アレルギー疾患は1つの病名ではなく,このような免疫反応の異常によって生じる病気の総称であり,遺伝要因や環境要因などが関与していると言われており,様々な原因や悪化因子があり,また年齢や個々の患者さんによってそれぞれ異なるものとなっております。  アレルギー疾患としては,ぜん息,アトピー性皮膚炎,食物アレルギー,アレルギー性結膜炎,アレルギー性鼻炎,花粉症などがございます。 92: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 93: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 食物アレルギーとは何でしょうか。また,即時型食物アレルギーの原因物質として主なものは何でしょうか,お伺いします。 94: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 95: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 食物アレルギーは,免疫が本来無害なはずの食べ物に対して過敏に反応してしまうようになった状態のことを言います。  通常,食べ物は異物として認識しないようにする仕組みが働き,免疫反応を起こさずに栄養として吸収することができるのですが,免疫反応を調整する仕組みに問題があると,食べ物を異物,イコールこれはアレルゲンとして認識してしまうことがございます。そして,それによって起こるアレルギー反応が食物アレルギーでございます。  即時型食物アレルギー反応が起こる原因物質としては,卵,牛乳,小麦のほか,サバやイカなどの魚介類,バナナやキウイフルーツなどのフルーツ,大豆,ピーナッツ,そばなどがございます。 96: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 97: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 原因食品というのは年齢別で少しずつ違ってきています。ゼロ歳では鶏卵,牛乳,小麦ですが,7歳以上から17歳までは果物,甲殻類,木の実,18歳以上になると甲殻類,小麦,魚類というのが上位3位を占めます。7歳から17歳の果物は花粉症の影響,大人は小麦アレルギーが増え,5位の大豆は豆乳,こういったものの影響だということで,大人になってもいろいろな形でアレルギーが現れるということです。  それでは続けてお伺いいたします。  食物アレルギーの症状とアナフィラキシーの定義についてお伺いいたします。 98: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 99: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) アレルギー症状で最も多いのがじんましん,むくみ,湿疹などの皮膚症状でございます。鼻水,咳,呼吸困難,喘鳴などの呼吸器症状,目の充血,かゆみ,口のはれなどの粘膜症状,下痢や嘔吐,気持ち悪いなどの消化器症状などのほか,脈の乱れや血圧の低下,意識が朦朧とする症状やアナフィラキシーが発生することなどがございます。  アナフィラキシーの定義は,アレルゲンなどの侵入により複数の臓器に全身性にアレルギー症状が表れて生命に危機を与え得る過敏反応と定義されており,アレルギー反応でも特に重篤な状態でございます。血圧低下や意識障害を伴う場合をアナフィラキシーショックと言いまして,一刻も早く医療機関での処置などが必要な状態でございます。 100: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 101: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) アナフィラキシーはあっと言う間に進行するので,決して目を離してはいけないということで,一刻も早く医療機関に連絡する。周りに人がいたら人を呼ぶというようなことが必要だということです。  植物依存性運動誘発アナフィラキシー,これについて伺います。 102: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 103: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 食物依存性運動誘発アナフィラキシーは,アレルゲンである食物を摂るだけでは起こらず,その後運動したことで出現するものでございます。多くは,食後2時間以内に運動した場合に見られ,入浴でも起こることがございます。  アレルゲンの腸からの吸収が運動によって増加するために起こるものと考えられており,症状が起きた場合は重症化することが多いので,一刻も早い医療機関等での処置が必要でございます。 104: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 105: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) こういったこともございます。  それでは続けて質問いたします。  アレルギーを誘発する食品添加物で注意が必要なものは何でしょうか。 106: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 107: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 着色料の黄色4号,黄色5号,赤色2号,赤色102号,保存料の安息香酸化合物,パラベン,酸化防止剤の亜硫酸化合物,発色剤の亜硝酸塩,香料のサッカリン,アスパルテーム,調味料のグルタミン酸ソーダなどがございます。  また食品添加物の表示は,特定原材料から作られている添加物の場合は乳,小麦由来などと表記するのが原則となっており,複数の特定原材料由来の添加物と,特定原材料由来ではない添加物が併用されている場合,乳,小麦を含むと表示をされているところでございます。 108: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 109: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 食品添加物というものは,普通の食品にいっぱい入っている中で,こういう今部長が最初の頃におっしゃられていた物質,これは本当に普段私たちが普通に口にしている物の中に入っているというふうに認識していただけたらと思います。  続いて伺います。  花粉-食物アレルギー症候群,食品添加物,歯科医院,皮膚を通して起こる食物アレルギーなど,アレルギーは子供の疾患ではないこと,これについての市の見解を伺います。 110: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 111: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) アレルギーは,乳幼児期に最初に発症することが多く,小児期になり,食物タンパク質に対する消化器機能の分解能力が年齢とともに発達すれば,次第に治ることが多くなっております。  しかしながら,大人になっても乳幼児期に発症したアレルギーが治らなかったり,食物の種類によっては学童や大人になってから新規に発症するケースもございます。花粉症などもあり,アレルギーは誰でもなる可能性があると考えているところでございます。 112: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 113: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 今回の学習会で,はっと思ったのが,歯科医院の虫歯予防剤,MIペーストやリカルデント,これはCPP-ACP,カゼイン・ホスホ・ペプチドという,こういったものにも注意が必要だということなんです。そしてまた,小麦成分を含む石けんや,今オイルマッサージみたいなもので,ピーナッツオイルやアーモンドオイル,こういったものを使ったり,あとイソフラボンなどの保湿剤や医薬部外品なども皮膚を通して起こる食物アレルギーであるということだそうです。そういったことが今若い世代を通して,子供じゃない世代の人たちにすごく増えているということを皆さんは御存じかな,私は本当に知らなかったので,こういったことも皆さんに周知したいなというふうに思いました。  それでは,こういった情報はどのような方法で,どのような人たちに周知しているのでしょうか。幅広く周知する必要があると思いますが,いかがでしょうか。 114: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 115: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市ホームページにおいて詳しい内容を確認できるように,東京都アレルギー情報naviを紹介しております。  平成31年度狛江市市民公益活動補助金事業で狛江アレルギーの会が実施した食物アレルギーの理解促進の場づくり「そうめんを作ろう」を開催しております。また,離乳食教室や食育講演会などにおいても周知を図っているところでございます。  乳児から大人まで誰でもアレルギーになる可能性はございますので,講演会などの開催も検討するなど,市民の皆様にさらなる周知が図れるように検討してまいりたいと考えております。 116: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 117: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) ぜひお願いいたします。  先月の11月7日,アレルギー防災セミナーに参加させていただきました。アレルギーは2人に1人,食物アレルギーについては10人に1人という事実を踏まえて,改めてアレルギーと防災,避難所の在り方を考え,体制を整え,対策の充実を図る必要があることを再認識いたしました。市としての所感と見解を伺います。 118: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 119: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害時の避難所における善意によるアレルギー事故など,課題として認識しております。避難所という混乱する状況下を前提として,食物アレルギー事故防止に取り組むことが必要と考えております。 120: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 121: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 防災の視点からのアレルギー対策の現状と今後の充実に向けての取組,これをどのように図っていくのかお伺いいたします。 122: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 123: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成30年度からアレルギー防災をテーマとした講演会の開催,アレルギー・アナフィラキシー講習会への避難所運営協議会の参加,備蓄食料のアレルギー対応食の拡充,避難所で食料を提供する際の使用材料の提示などに取り組んでまいりました。  今年度は,こまえ親子防災部との市民協働事業でこまえアレルギー缶バッジを作成し,先月の総合防災訓練でも配布・周知したところでございます。  食物アレルギーは種類も多様であり,備蓄食料での対応にも限界がございますが,この缶バッジの周知を含め引き続き啓発に取り組むことで,避難所でのアレルギー事故防止につなげていきたいと考えております。 124: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 125: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) その中でいろいろな資料を頂いたんですけれども,本当にこの団体の人たちが,まず自助ということをおっしゃられて,ちょっと待って,ちゃんと自分でも備えていますか。誰かが用意してくれるとは限らない。アンケートでは,不安だけれども,実際何を用意していいのか分からないという声がありました。不安なのに備蓄していない。テレビや新聞で被災地の声を聞くたびに胸が痛む。パン,ヨーグルトとか炊き出しとかも食べられないだろうなと思っていても変わらない。いつ災害が来るか分からない。ならば,被災地を体験した人に聞こう。教えてもらおう。対策を取ろう。それが私たちにできること。対策を取っていた上でどうしようもないとき,助けてと声を上げる場所をつくっておきたい。そしてつくることにしました。こういった形でこういう会がきちんと活動しているということがよく分かりました。  それで,こういった自助の働きかけも行政のほうもしていると思いますし,当事者団体・家族も大変そういったことの活動を活発にしておりますが,例えば常温で簡単に食べられる物などアレルギー対応の食品の入荷や拡充について,スーパー,コンビニエンスストア,生協などに協力してもらうこと,このことについてどう考えるでしょうか。 126: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 127: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市では,震災時の想定避難者の3日分の食料を備蓄しておりますが,スーパーやコンビニエンスストアなどにアレルギー対応食の在庫があれば,災害時に活用でき有効であると考えております。 128: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 129: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 結局,アレルギーがない人もアレルギー食品というものは食べられるわけなので,ぜひそういった拡充ということに力を入れていっていただきたいなというふうに思います。  アレルギーの人の要望の現状,今後についてお伺いいたします。 130: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 131: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) こまえアレルギー缶バッジは,当事者の御意見を踏まえて作成しておりますが,一方でアレルギーがあることを周囲に知られたくないという御意見もございました。そのような状況も併せて周知・啓発し,災害時のみならず柔軟な配慮・対応をしていくように考えております。  またアレルギー缶バッジの着用につきましては,当事者や御家族の方だけではなく,避難所にいる周りの方に,缶バッジを着用している趣旨を御理解いただく必要がございますので,そのことを十分に周知していきたいと考えております。  市といたしましては,防災におけるアレルギーへの理解を深め取組を進めておりますので,引き続き避難所で食料を提供する際の材料の表示など,アレルギー事故防止に努めてまいります。 132: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。
    133: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 缶バッジの着用というのは,一つ静かなアピールというふうになると思います。  この時期,ぜん息で咳をしているということで,すごく困られている方もいて,やはりバッジを購入してさりげなくつけたりしております。  そのほかにこういったことで,先ほども確認したんですけれども,避難所においてこういったこと,炊き出しのときには必ず全ての原材料を貼り出してというような,こういったものももう少し周知していっていただけたらと思います。どんな材料が入っているか,先ほどの添加物ではありませんけれども,さりげないところに使われていて,それを間違って食べてしまうと大変なことになるということで,本当に皆さん深刻な状況でいらっしゃいますので,その辺のところを私たちも理解を深めて,人ごとにならないそういう避難所の運営,そういったことに努めていただきたい,このようにお願いいたします。  続きまして質問いたします。  子供,若者に多様な学びの場と居場所が必要だと思いますけれども,市の認識を伺います。 134: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 135: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 子供,若者の多様な学びの場や居場所につきましては,昨今の社会の中で,多様性が大事にされる時代になってきているものと認識しており,学校教育においてもその視点に配慮された取組は既になされているものと認識しております。  現状,どうしても学校になじめず,不登校やひきこもりなどの状況にある子供や若者が一定数おりますので,そこに市が公的な支援を行っていくことについての重要性は今後も増していくものと考えております。 136: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 137: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 狛江市として,他の自治体にある学校以外の学びの場や居場所についての見学や調査はしているのでしょうか。民間の居場所の意義について市の見解をお伺いいたします。 138: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 139: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 今年度市民提案型市民協働事業として実施しております多世代交流の小さな拠点(まちの縁側)の整備に向けたアクションリサーチ事業で,提案事業者のcomarchの職員,市民及び市職員を構成員としてワーキンググループを組織し,ワーキンググループの活動として他の自治体にある3か所の居場所の視察を行っております。1か所目が世田谷区の岡さんのいえTOMO,2か所目が調布市のしばさき彩ステーション,3か所目が三鷹市のえんがわ家となっております。  また,これまで調布市にある青少年の居場所キートスには子ども家庭部の職員が幾度も伺い,施設の運営者の方との意見交換や情報収集を重ねてきたほか,小金井市にございます地域の寄り合い所 また明日にも視察に行き,多世代による交流施設の情報収集を行っているところでございます。  その際に,特に子供の居場所については個別対応を行っていく中で最も大事になる対応の柔軟性の面で,民間のほうがふさわしいのではないかと感じることも多くございます。個人の特性に合った場所の提供や支援を行っていくためには,行政が自前で施設を運営するよりも,民間が運営する居場所の支援を行っていくほうが政策効果としても理にかなっているのではないかと考えているところでございます。 140: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 141: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 本当に所管のほうもたくさん現場を見ていただけているということで,大変感謝しています。  まず本当にやっている方たちと触れて,どういう状態で子供たち,青少年がそこにいるのかというのと,そこを運営している人たちのお話を聞くというのはすごく重要なことじゃないかというふうに思っています。それをしっかりと取り組んでくださっているということに,まず感謝を申し上げます。  キートスなんですけれども,私たちも講座を受けてきまして,その中で,普通にサラリーマンをした後,退職した後に社会福祉士になった向井 卓さんという方が論文的なものを書いていまして,これを視察に行ったときに,講義を受けた後にこれを参考として頂いたので,少し御紹介させていただけたらと思います。  「居場所を通じた青少年の自立支援-「青少年の居場所Kiitos」のユニークな取組み-」,社会福祉士の向井 卓さんです。  「目黒区や野田市の保護者による女児虐待死事件は傷ましいものであったが,それらはほんの氷山の一角で,背後には虐待に苦しむおおぜいの子どもたちがいる。現に,児相への児童虐待の報告件数は,この10年で3倍以上に増えており,中でも,心理的な虐待やネグレクト(育児放棄)が大きな割合を占める。こうした急激な増加は,都市化や核家族化が定着し,第二次ベビーブームの世代が順次,親になっていくという時代の変化とも符合している。子育てに何等かの課題を抱えた親たちは,地域や家族という昔ながらのコミュニティからの支援を期待できなくなり,また,虐待などの課題が世代間で受継がれる負の連鎖も始まっていることも大きな要因と考えられる。  一方,発達障害の疑いがあるとされる児童は,小中校の通常学級でも6.5%に上るとされ,これらの児童のうち約4割は,学校内で特別な支援の対象とされていない。本来,発達障害の疑いがある児童に対しては,早い段階で,適切な診断や療育などの処置がなされることが求められるが,対応の遅れの背景には,上述のような保護者の孤立,子どもへの無関心,或は,子どもへの過干渉などが影響している。  このように,本人の心理的課題に伴う不登校や情緒不安,問題行動に加え,家族の問題に苦しむ子どもたちが増加している中で,彼らに,居場所を提供し,その自立を支援しているのが,東京都調布市を拠点とするNPO法人「青少年の居場所Kiitos」(以降キートス)である。代表の白旗眞生氏は,長年にわたり,子どもたちに向き合う活動に従事した後,2010年に,調布市内の中高生のための児童館(青少年ステーションCAPS)でのカウンセラーの職務を辞してからは,児童館を卒業した子どもたちを含む青少年への支援を行うため,市内でキートスを立ち上げられた。  現在の施設は,集合住宅の一室にあり,家庭の団欒を味合うことのできる食堂・リビングや,読書や皆でゲームを楽しめる居室のほか,台所や相談室,事務室などを備え,毎週5日,年間を通して,終日,多数の利用者を受け入れるとともに,新規に訪問する利用者や保護者などの相談にも応じている。利用者は,調布市を中心に三多摩地区や近隣の都・県からの来室者で,2018年度の場合,年間で約100名(延べ約3,500人),1日当たり平均すると約14人が来室した。利用者の年代区分は,中高生以下と高校卒業以上の30代までの若者がほぼ半々の割合となっている。」  ちょっと加えますと,この週5日開いていて,昼の夕食,無料で出しております。全部ボランティアで作られて,チームを組んで皆さんやっておられます。それを12年間やってきたのがキートスです。  「キートスの活動の先駆的な役割として,二点を上げることができる。まず第一は,住民の支え合いによる地域共生・包括ケアのモデルとなり得るという点である。都市部は地方に比べて近所同士の交流も希薄であるが,買い物,通院,移動など都市部に特有の充実した公共サービスがこれを補っているとも言える。しかし,今後,少子高齢化が進む中で,介護や医療などの福祉サービスは,公助のみによって高いレベルを維持することは財政面で困難になる可能性もある。地域における共助は欠くことが出来ない。代表の白旗氏のようなカリスマ的な人物を前提として仕組みを考えることは出来ないが,現実的な取組みの可能性がないわけではない。そのための条件としては,地域が抱える課題を知り,共感してもらえる人々を増やすこと,そして,居場所を出来るだけ居住地に近接した場所に設置し,行政が,社会福祉士など専門職の配置と施設の経費負担で支援することである。」  「先駆性の第二は,キートスの活動が,現在の社会福祉制度の隙間を補完する役割を果たしているということである。キートスの利用者は,何らかのかたちで家庭環境の犠牲になっている場合が多い。児童は,保護者の虐待があり,それが顕著な場合は,社会的養護制度(里親や養護施設など)で保護されることになっているが,心理的な虐待やネグレクトは潜在化しやすく,本人たちも,多くが,それを自覚していないか,自覚していても社会に上手く伝えることが出来ない。この10年で虐待の報告件数が増えた割に,社会的養護制度で保護される児童の数は,平成の30年間を通じても微増にとどまっている。このことは,保護される児童の数が海外に比較して圧倒的に少ないことも合わせ考えると,制度の境界線上にある保護すべき児童が多数潜在し,その受け皿の充実が急務であることを示しているとも云える。キートスは,里親や養護施設など家庭の役割を,就寝から起床,朝食の時間帯と金曜と日曜という休室日を除いて果たしているが,今後,こうした社会的養護に準ずる公的な施設も検討されるべきではなかろうか。  また,キートスの利用者のうち,公的機関を通さない来室者が少なくないことは,先に述べた通りであるが,これは,児童・高齢・障害・貧困など,現行の縦割りの相談機関だけでは,複合的な福祉課題を発見するのに必ずしも十分ではないことを示している。保護者の虐待,保護者の精神的な疾患など家族に問題があった場合は,保護者自身が相談窓口の門を叩くことはなく,また,被害を受けている子どもたち自身もそれを伝える術を持っていない。キートスの活動は,青少年たちへの居場所の提供や自立支援のみに止まることなく,彼らの課題のアセスメントやその解決を通して家族の課題を発見する場所,すなわち,物言わない利用者を見出し,しかるべき専門機関に引き渡す相談機関の役割も担っていることに注目すべきと考える。」というようなことで,本当にこれ十二分に語られているかなと。抜粋なんですが,どうしても知らせたかったということで読ませていただきました。  そのほかに,今全国に約5,000か所あると言われているこども食堂ですけれども,「2015年から16年にかけて子どもの相対的貧困が問題視された時期に広がりを見せたこともあり,貧困対策のイメージを持つ人も多い。しかし,その共通項はたった一つ,「子どもが一人でも行ける場所」。」これがこども食堂だということをもう一回みんな認識してほしいなというふうに思っております。ですので,集まる人も運営方法も多種多様でございます。福島県白河市のこども食堂「たべまな」では,子どもたちが料理やその手伝いを担って,大人はカンパで子どもたちが作った食事をするというふうにしています。  また私のほうでも,北区滝野川のピノッキオというところに行ってまいりましたけれども,ここも去年の8月なんですけれども,こども食堂と子育てカフェ,よろず相談,外国人支援。ピノッキオが一番すごかったのは,とにかく学童保育になっております。放課後クラブというのを自分たちで立ち上げて,子供たちが放課後クラブにしようということでピノッキオ,大変愛される施設となっているところも視察してまいりました。  こういった民間の力をぜひ狛江市でもしっかり支えていただきたい,このようにお願いいたします。  それでお伺いいたします。  民間の居場所の意義についてですけれども,子ども家庭部長から,「行政が自前で施設を運営するよりも,民間が運営する居場所の支援を行っていくほうが政策効果としても理にかなっているのではないか」という答弁がございました。  市内にも今年度市民提案型市民協働事業を実施しているcomarchが運営する野川のえんがわ こまちやよしこさん家など民間の居場所が存在しております。  民間の居場所に関する市の見解を踏まえ,市内の民間の居場所への支援の方向性について伺います。よろしくお願いいたします。 142: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 143: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今年度市民提案型市民協働事業として実施しております多世代交流の小さな拠点(まちの縁側)の整備に向けたアクションリサーチ事業の成果物といたしまして,今年度末に狛江市における多世代交流の小さな拠点(まちの縁側)の整備に向けた報告書が市長に提出される予定でございます。  この報告を踏まえまして,市の民間の居場所への支援の方向性につきまして検討してまいりたいと考えております。 144: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 145: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それではお伺いいたします。  義務教育後の若者の居場所について,狛江市において新設や拡充,こういったことについてどう考えているのか副市長にお伺いいたします。 146: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 副市長。 147: ◯ 副市長(平林 浩一君) これまでの答弁でも,特に高校生以降の子供や若者につきまして,それぞれの学校生活,また家庭におきまして何かしらのつまずきがあったときには,中学生までと比べると,行政をはじめとした公的機関の支援の網に引っ掛かりづらくなっているというものと認識しております。  このようなケースは,これまで主に福祉相談課やこまYELL,社会福祉協議会で対応されていたところでございますが,特に居場所という面におきましては,やはり児童厚生施設である児童館・児童センターがその役割を果たすべきものであると考えております。  従前から児童館利用者が成長して,大きくなったらまたサポーターとして児童館運営に参画してくれる,このようなサイクルの仕組み,これにつきましては私からも,また市長からも運営事業者等にもお願いしているところでございます。  児童館を利用した若者が運営に参画することで,より多くの若者にとって利用しやすい児童館となるようなサイクルが形成されれば,児童館が若者の居場所として機能していくものと考えております。  また,既に岩戸児童センターにおきましては,近隣の教会等とタイアップしてこども食堂事業を地域の皆さんと協働して実施していると伺っております。このように,児童館・児童センターが地域と連携し,地域の若者の居場所の核となるように期待するとともに,市としても必要な支援をしてまいりたいと考えております。 148: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 149: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 狛江のなかのそういった居場所や様々な多様な学びの場の拡充については,今後もまた提案などしていきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  10月27日から11月9日は読書週間でした。毎日新聞と全国学校図書館協議会が合同で,全国の小中高生を対象に実施した読書調査では,デジタル資料や電子書籍に親しむ子供が増えたとの結果でした。学習に使う資料としてデジタル資料を使いやすい,どちらかといえば使いやすいと答えた割合は,小・中・高全て9割を占め,図書の資料を上回りました。教育現場ではどのように受け止めているのでしょうか,お伺いします。 150: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 151: ◯ 教育部長(上田 智弘君) デジタル資料に関しましては,教員が子供の手元にあるタブレット端末に送信し,子供が自由に拡大縮小して資料を確認したり,自分のペースで資料を読み込んだり,または自分のタブレットに入っている過去の資料と見比べたり,参考にしたり,学校において積極的に活用されております。  実際に授業を行っている教員は,デジタル資料のよさ,紙資料などのよさを見極め,指導の狙いによって,よりどちらが教育効果が高いかを考えながら,意図的,計画的に指導を行っております。 152: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 153: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) スマートフォンを持つ子供の割合も増えている上,コロナ禍で児童・生徒へのタブレット端末の配布も進みました。これに伴い,デジタルでの読書がより身近になったと言えます。この現状を踏まえ,児童・生徒の読書への影響をどう考えるのでしょうか。また,今後に向けどのような環境整備が必要と考えるのかお伺いいたします。 154: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 155: ◯ 教育部長(上田 智弘君) スマートフォンやタブレット端末を利用した読書につきましては,一般的なものとなりつつあり,今後も広く普及するものと考えられます。  児童・生徒には紙媒体のよさ,デジタル媒体のよさ,それぞれの特徴を学校教育の中で経験できるようにし,将来,自分自身で必要に応じて選択できる能力を培うことが大切だと考えております。 156: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 157: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 2000年代後半から,自分で決めたテーマを資料で調べて考えをまとめる調べ学習が盛んになりました。狛江市の小・中学校では調べ学習をどのような学習にどのような資料を活用しているのでしょうか。児童・生徒の主体性や自主性,自発性を育むことの一助となっているのか,お伺いいたします。 158: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 159: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在,学習指導要領の総合的な学習の時間では,探求的な見方・考え方を働かせ,横断的・総合的な学習を行うことを通して,よりよく課題を解決し,自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成を目標としております。  各校では,学校や児童・生徒の実態に応じて探求課題を設定して指導をしています。その際,インターネットでの情報収集だけではなく学校図書館の活用,公民館,図書館などの社会教育施設や社会教育関係団体などの各種団体との連携,地域の教材や学習環境の積極的な活用など工夫をしております。様々な社会的リソースを活用して学習を行っており,このような学習活動を行うことで児童・生徒の主体性や自発性を育む一助としております。 160: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 161: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 子供たちはどのように読む本を決めているのだろうか。調査の結果,小・中・高とも本の題名と表紙が1位,2位を占めたとのことです。今後読書を推進していくに当たり,教育委員会としての見解を伺います。 162: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 163: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 読書活動の推進として一例を挙げますと,学校では,学習している内容に関係する本を教室に置いて,子供たちが自由に手に取って読書活動を行う並行読書という学習活動を行っております。子供が自ら興味を持った作品を読むということは,子供の読書の発展的学習にもつながっています。  読書の発展的学習の手だてとして,学校司書と学校図書連絡協議会の担当教員が,子供におすすめの本を,小学校では「本の森」,中学校では「こんな本どう」や「ようこそ本の世界へ」にまとめ,児童・生徒へ配布することにより読書活動を推進しています。  なお,今年度から中学生に配布する「ようこそ本の世界へ」は,電子データとして生徒一人一人のタブレット端末に送信し,いつでも確認できるような工夫もしております。 164: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 165: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 何か新聞で読んだんですが,わずか30秒あまりの動画が小説を重版させている。仕掛け人は,若者に人気の短編動画投稿アプリTikTokで小説を紹介する動画クリエーターけんごさん,23歳なんです。  この方は,今年7月,筒井康隆さんが,何と1989年に出した「残像に口紅を」を取り上げると,売り切れ書店が続出し,たちまち重版となったということです。  フォロワーが約27万4,000人に上って,この「残像に口紅を」を紹介した回には高評価を示すハートマークが何と68万4,000個もついたということで,このフォロワーの多くが中・高生のため,10代に刺さる作品というのを意識していらっしゃるそうです。  でも,この方自身は全然本を読まなくて,ここがまた若者っぽいんですけれども,ずっと大学で野球部に入っていたけれども,部活に拘束される時間が減ってしまって,「時間を潰す趣味を見つけたくて,釣り,登山,映画鑑賞に挑戦したが,どれも一つの壁にぶち当たった。  いかんせんお金がかかる。交通費,そして映画館の学生料金1,500円,これで2時間で終わってしまう。そこで行き着いたのが,文庫本なら1,000円以内で買えて時間をつぶせそうだと,こんな理由で本を読み始めてはまったということで,本当に今の子。この人自身は,子供の頃は文学青年ではなくて,自主的に読んだ小説の数は,大学生になるまで片手で数えるくらいだったそうです。読書感想文の宿題が嫌いで,ほとんどやらなかったと,こんな方でございます。  ですので,今の若い人たちというのは,本当に私たち理解不能というか,そう言っちゃいけないんですけれども,本当に考えていることがユニークというか,本当にうちの子なんかも,人生暇つぶしと言って,暇をつぶすために小説を読み始めたりしているんです。ですので,そういったところも見ながら本の紹介などもしていっていただけたらというふうに思います。  絵の代わりに写真と文を組み合わせた写真絵本が人気です。こういった新しいジャンルも生まれております。絵本については,低年齢のみではなく幅広い年代を対象にした蔵書が望ましいと思いますが,いかがでしょうか。 166: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 167: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 御意見のように,多くの方に利用していただける図書館として幅広い世代に向けた蔵書構成にしていくことが重要だというふうに考えております。  例えば写真と文章が一緒になった写真絵本については,児童書の科学分野など数多く所蔵しており,また,大人向けの絵本としては話題になった「えんとつ町のプペル」も所蔵しております。電子書籍では「金子みすゞ童謡絵本」などを所蔵しておりますが,まだ対象書籍が少ないこともあり,限られたタイトルとなっております。  今後も写真絵本なども含め,幅広い世代のニーズに応えられるようセンスある書籍収集・所蔵を心がけるよう努めてまいりたいと思います。 168: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 169: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) これ,「はるにれ」という本で,1979年に,これ写真だけです。実はこの姉崎一馬さんというのは,狛江の東野川の方なんです。私がこれ1989年に買ったもので,これ全部写真だけで,こういった感じで字が一切ない。これ今はやっているそうですけれども,狛江ではこういったものを,この人獣医さんなんですけれども,こういったものを出して,福音館書店でございますので,ぜひこういったものも周知していただけたらと思います。狛江育ちだと思います,この方は。  続いてお伺いいたします。  りゅうちぇるさんの初の著書の本の帯には「諦める,割り切る,逃げる,戦わない。そして,期待しないこと。僕はこの5つの『武器』を身につけた。」と書かれている。若者の生きづらさが少しずつ言語化され,顕在化されつつあります。これを踏まえて,若者の現状について市の認識を伺います。 170: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 171: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) りゅうちぇるさんの著書のタイトルは,「こんな世の中で生きていくしかないなら」でございます。  貧困の問題に加え,コロナ禍により若者の生きづらさが顕在化されてきていることは,私自身としても実感しているところでございます。  また,今般のコロナ禍で,コミュニケーションも取りづらくなっていることから,若年層のうつや不安が増加しているとの報道も多くございます。  現にこまYELLや社会福祉協議会等の職員からの聞き取りを行っていく中でも,やはり一定の方が問題を抱えている状況にあるというふうに認識しているところでございます。 172: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 173: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 同調性,他者性を重視する若者が息苦しさを感じることに反応し,対策を打たなければなりません。今,若者を応援する寄附も様々生まれております。市として情報を集めていくことが必要ではないでしょうか。どんな団体を把握しているのでしょうか。 174: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 175: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 大阪のNPO法人D×P(ディーピー)が運営しているユキサキチャットは,LINEを中心としたチャットによるオンライン相談でございますが,こちらは今の若者の特性に合った取組であり,また,相談を受けた後の支援を迅速に行っているということについても,すばらしい取組であると感じているところでございます。  市内の若者の相談支援といたしましては,現在は,よしこさん家の若者の居場所「タルトタタン」や社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカーなどがございますが,決して多くはないのが現状でございます。ユキサキチャットのような民間の取組についての情報収集と情報発信につきましては,今後進めてまいりたいと考えております。 176: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 177: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 自治体間での情報共有なども進めるべきではないでしょうか。 178: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 179: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 先ほども答弁いたしましたが,相談や支援につきましては,行政が自前で運営するよりも民間の力をお借りするほうがメリットは大きいと考えております。特に近隣自治体で活動されている民間団体の情報収集につきましては,継続的に行ってまいりたいと考えております。 180: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 181: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 子供に関わる政策を一元的に担うこども庁創設に向けた有識者会議の報告書原案では,これまでの取組で人口減少に歯止めをかけられていない現状を社会全体の根幹を揺るがしかねないとし,有事ともいうべき危機的状況が静かに進行しているとの懸念を示しました。また,政策が行政,学校,児童福祉施設など大人の視点,制度や事業を運営する者の視点で行われていた面は否めないと指摘しております。これについての市の認識を伺います。
    182: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 183: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) こども庁創設に向けた議論にもございますように,国レベルの子供政策については,その基本となる制度や,この既存の制度の中で生まれ育まれた利害関係が複雑に絡まっていることに加え,政策効果が発揮されるのに長い時間を要する政策分野であることなどから,ほかの政策分野と比較して有効な政策を打つのが難しくなっているものと認識しているところでございます。  そのため,こども政策の推進に係る有識者会議報告書にも記載がありますように,真の意味で子ども本位ではない視点からの施策が多くなっているということにつきましては,市の子供政策を所管する立場としては,理解できる側面もあるところでございます。 184: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 185: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 私有化の増大という経済成長の原動力を失いつつ,共有化の動きが盛んになっていると語るのは作家の平川克美さんです。また,貧乏でも人は生きていけるが,孤立化した貧困には耐えられないとも述べております。子供・若者の現状や社会構造の変容,文化や思考,メンタリティーの変化に見合った先を見据えた政策を展開すべきだと思いますが,いかがでしょうか。 186: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 187: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 私どもといたしましても,貧困と貧乏は異なるものという認識を持っております。貧乏については,端的に言えば,いわゆる世帯収入などといった数値で可視化することが可能でございますが,貧困については,それぞれの置かれている状況によって異なるもので,特定の数値をもって可視化することは難しいものと考えております。  現在,社会問題として広く認識されている子供の貧困の問題の解決が難しいとされていることは,まさにこのことを示しているのではないかと考えております。  国と地方自治体の最大の違いは,支援を必要とする子がすぐそばにいることであり,特に狛江市のような小規模な市におきましては,議員から御指摘のあった社会構造の変容,文化や思考,メンタリティーも含めて子供・若者の現状をよく見ながら,寄り添った対応を行うことが可能であると考えておりますので,強みとして政策に反映してまいりたいと考えております。 188: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 189: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 先ほどの平川克美さんなんですけれども,こういった「成長が滞り,私有化の増大が限界を迎えつつある日本は,どこに向かうべきか。「年収500万円だった人が,年収300万円になっても,生きていくためにはどうすればいいのか。生活の質を落とすことなく,私有化とは別の方向に進む。私有の反対の概念は共有化」だということです。  これの共有化の一例として,フリーマーケットのアプリ大手のメルカリを挙げる。「フリマアプリは,ネット上で個人同士が自由に品物を売買するスマートフォンやパソコン向けのサービスだ。」  利用者は,ネット上で皆が共有する巨大なクローゼットとしてメルカリを捉えています。そして,そのクローゼットから,服や靴などを探してくるという感覚だというふうに。  こういった共有化が進めば,消費は減り,GDPは下がる。でも,縮小した経済に合わせた社会をどうやって再構築していくのかを考えないといけない。  もう1つ,精神科医の香山リカさんも,大学生と接していて,今の若い人たちは大きな車,家,ブランドの物を所有しているからすごいといった感覚からは無縁なのだろう。それよりもむしろ身軽でいて,必要なものがあればそのときだけ利用して用が済んだら返すというライフスタイルを好んでいるのではないか。逆に言えば,年収とかそういったことが不安だから,物を持てない,持つ気が起こらない,こんなふうなことも考えられるのではないかと思います。  最後の質問をいたします。  子ども・若者施策の狛江市の展望と戦略,具体的な事業の実施,今ある事業の継続への支援等が喫緊の課題だと思いますが,いかがでしょうか。 190: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 副市長。 191: ◯ 副市長(平林 浩一君) 今年度,若者支援施策といたしまして,市民向け啓発講座及び個別相談会を実施したところでございますが,御参加いただいた方からの御意見といたしまして,「継続的に悩みを相談できる場を増やしてほしい」というものが多かったというふうに伺っております。  相談できる場を増やすことはもちろんでございますが,相談の場やチャンネルを増やすだけではなく,その相談を支援につなげていく体制づくりが必要でございます。そのためには,家族や周囲の方々の理解を得られるような啓発につきましても引き続き行っていく必要があり,この相談体制の構築と周囲の理解,これが若者支援の両輪になるものと考えております。  それに加えまして,社会福祉協議会等の関係機関だけではなく民間の団体も含めた支援のネットワークを構築することで,相談を相談で終わりにせず,必要な支援・機関につなげていく,または市としては事業として展開していく,これも必要であると考えているところでございます。 192: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 193: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 子育て支援が重要というふうに言いますけれども,じゃあ若者たちは今と自分を生きるのが精いっぱいというふうに私の目からは見えます。二,三十代で仕事をし,結婚し,家を買い,子供を生み育てるということは,一部の若者にとっては,もう普通のことではない。これは恵まれた人たちがすることというふうに捉えているのではないかというふうに,私はそれを体感しています。そこの視点から全ての施策の点検や構築が必要になっていると言わざるを得ません。  狛江市において,若者施策に対する理解が進み,政策が適切に具現化していくことを引き続き求めることを申し上げ,全ての質問を終わります。 194: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午前10時20分 休憩     午前10時39分 開議 195: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。8番三宅まこと議員。 196: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 通告に従いまして,まちづくりの話から先に始めます。  今日は議員任期があと残り1年ちょっとで,私としてもやり残したなというか,問題意識があるところを顕在化させるということ,そして,深掘りはできないので,総花的にはなってしまうんですが,お付き合いいただきたいと思います。  まちづくり,交通安全,危険箇所対策に関して。  出会い頭で人と自転車が衝突するというふうなことを想像してほしいんですが,そうした場所にカーブミラーを設置してほしいという要望が上がったときに,どういうステップを踏んで物事を進めていくべきなのかを教えてください。 197: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 198: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) カーブミラーの設置要望をいただいた際には,道路交通課にて現地を確認し,市の道路反射鏡設置基準に基づき設置しているところでございます。  設置基準の中で4つの条件を定めております。1つ目は,市が管理する道路において,信号規制されていない交差点及びカーブで特に見通しの悪い箇所,2つ目は,公道から公道へ通じる私道で,その道路を利用する車両が多く,特に見通しの悪い箇所,3つ目は,行き止まりの道路は原則として設置しない,4つ目は,その他交通安全上特に必要と認められる箇所となっております。  以上の条件に適合していると判断できた際には,設置をする沿道住民の皆様の同意を得た上で,カーブミラーを設置しております。  しかし,カーブミラーだけでは全ての死角を排除できないことから,あくまで補助的な施設であり,安全確認は利用者自身の目視によることが原則でございます。  カーブミラーを過信せず,必要に応じて一旦停止し,目視安全確認を確実に行っていただければと思っております。  沿道住民の同意が得られない場合や,物理的に設置ができない場所については,注意喚起看板の設置や点滅びょう,道路標示等,道路状況に応じてカーブミラーの代わりとなる注意喚起対策を実施しているところでございます。  また,カーブミラーの設置に限らず,ヒヤリハット地点を感じた場合は,LINE通報システムでも受け付けをしておりますので,活用いただき,よりよい交通安全対策を目指して御協力をいただければと思います。 199: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 200: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) ヒヤリハット地点というお話をしていただきましたが,ヒヤリハットって介護でよく使う言葉で,今回は交通危険箇所という文脈で使わせていただきます。  お手元のスライドを見ていただきたいんですが,具体的にスライドを切り替えていただきたいんですが,これ泉龍寺の裏からあいとぴあに抜ける道の目医者かな,あるところですね。具体的にはここで,場所的にはこういうことですね。  ガイドヘルパー,視覚障がい者の同行援護事業者という方が,利用者として歩いて,利用者と二人でとことことことこ歩いていくとしますよね。視覚障がい者の方というのは,こうやってガイドヘルパーのここの脇をつかんで歩くんですが,白杖が先に出るというんですね。  それで,こっちの右側のセブンイレブンのほうからとことことことこ歩いてきて,急に自転車がぐるっと回ってきて,そこで衝突事故が起こったと。そこで,そこの自転車に乗っているおばあちゃんが猫の餌か何かばーってばらまかれて,そのガイドヘルパーも含めて往生したという話がありました。  それで,そのガイドヘルパーがまた最近同じようなことにあって,その人に危険はないですかと言ったら,結構あると言うんですよね。そこで,ここ狛江の市道だと思うので,その辺をお伺いして,あとLINEのお話をさっき,通報,道路とか壊れたところの危険箇所を通報ということも,市としてもインフラ整備がされたということだったので,同じ話を昨日そこで通報してみました。昨日の今日なので,まだ御連絡はいただいていませんが,そういうLINEという部分のインフラを使って市民の人が通報できるようなこととか,相談できるようなことというのは,そこまではやっていただいていいんですが,その後の運用,すぐ連絡するとか,何か安心させるようなことも担保していただきたいなと思います。  今対応していただけるということなので,ありがとうございます。  続きまして,全く変えます。多摩川の魅力アップ。  先日のこども議会で,ワークショップの中ですが,テーマ設定された多摩川の話の中で,子供たちからベンチを設置できたらいいなみたいなやり取りがあったんですね。  スライドを御覧いただきます。  世界一長いベンチという,これ石川県能登半島にありまして,これ令和3年の第2回定例会で私が質疑していたので,お話をした話をもう1回ぶり返すんですが,能登半島の西海岸の志賀町というのがあって,増穂浦海岸というので,これは3キロ近くあって,岸壁の母と書いてあって,そこが有名みたいですね。  それで,実はこの右側の写真に,れんがが実は色違いがあって,この話を実は市民参加のあかしで,実はこのペットボトルという照明を,LEDの照明,太陽光を扱った,これがずっとここに実はあります。これ市民の人が手づくりするんですね。  その下に,その前にこういうベンチがずっと続いていると。その脇側に,ここの場所ですね,後ろにれんががあって,これハリウッドのチャイニーズシアターみたいにして,このまちづくりのレガシーを残すみたいな話なんです。  当然フォトスポットもありまして,カップルなんかがここで撮影されたりすると。全体に言われるのが,エモい空間ができているということです。  お話ししたいのは,ここ3キロぐらいの海岸線に,海があって,車があって,そこにベンチがずらっとあって,夜になると,ここのペットボトルを使ったLEDライト,太陽光を使ったライトで,ほのかに彩られるというセッティングになります。  2点伺います。  多摩川にこうしたベンチを設置していく場合に,占用使用している狛江市が天端等にベンチを設置できることができるのかという話。  あと,2点目,ウォーカブル推進都市として,狛江市はなっていただいているんですが,散策をするときによっこらしょと休めるところも必要だということで,多摩川で散策されている人向けにベンチがない場所,例えばこの小田急線の高架下から下流にかけてのエリアにとか設置できないのか,御見解を伺います。 201: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 202: ◯ 環境部長(門井 淳君) 多摩川の天端にベンチを設置することについてでございますが,多摩川を管理しております京浜河川事務所に確認しましたところ,天端は河川管理用道路であり,緊急時等は大型車両が通行しなければなりません。  また,歩行者や自転車の利用があり,安全性の確保のため通行の支障となるベンチなどの設置はできません。  設置する場合は,天端ではなく,川裏といった天端の市街地側を平場として広げ,通行や堤防に影響のない位置であれば,設置することができますとの回答でございました。  次に,小田急線高架から下流にかけてのエリアへのベンチ等の設置についてでございますが,これからの多摩川利活用の在り方を踏まえまして,例えばベンチや多摩川土手の傾斜を利用した滞在空間の創出などについて,調査・研究してまいりたいと考えてございます。 203: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 204: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) またガイドヘルパーの話になっちゃいますが,そのガイドヘルパーの方が視覚障がい者の人と,ガイドヘルパーというのは,いろいろなところに連れていってさしあげるわけなんですが,多摩川を見たいという話があって,夏の炎天下にずっと歩いていって,多摩川を越えて,階段を上るのも結構,ガイドですから,上るのは楽で,下るのは視覚障がい者の方は大変なんですけれども,ずっと休める場所がないんですね。そのときは工事していましたので,水辺の学校のところをずっと過ぎていくまで,ずっと歩いてもベンチがないんですね。これはちょっと困ったものだなみたいなことがありましたので,そういった話をしましたが,国の国土交通省の持っている多摩川の土地で,天端の裏という部分ですので,市街地側になるんですが,そこに盛り土をして,市街地を眺めてもしようがないので,その市街地のほうに盛り土をして,それを川面に向けてベンチを向けるということは,今の話,可能なのかなと。  ただ,もう少し早くこういったことを進めれば,今もう天端の舗装がされていますので,ただ,いずれにしろ,今市役所のほうもそういったベンチとか,そういったことを何かうっすらと皆さん研究してくださっているそうなので,この辺のことを期待しています。  続きまして,3問目,多摩川のぽかぽか広場の話ですね。  この整備は,この令和3年度中,今公園の部分というんですかね,中央の人工芝の部分は今工事をされていて,遊歩道の部分はシャットアウトされていますが,その遊歩道の部分は令和4年度中,来年度中に事業が行われるということだと思います。  またスライドをお願いします。  このパースが,今ぽかぽか広場の前に今ここに掲示されていまして,注目したいのは,来年度事業が行われるこの遊歩道の話ですね。  伺いますが,例えば遊歩道の路面とか,あるいは多摩川の天端へ上っていく場所にかかる階段とか,部材をおしゃれというか,しつらえのいいものに何かしていただいたほうが,やはり全体の,多摩川を含めたウォーカブル推進都市狛江市として,やはりその辺をケアしていただきたいなということです。  この予算編成でまだオープンにできにくい部分はあると思いますが,例えば階段とか,例えば路面とかクオリティの高い素材を使っていただきたいと思うんですが,市の所見を伺います。 205: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 206: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) ぽかぽか広場の整備の際に使用する材料については,実施設計の中で景観性,施工性,耐久性,価格等を比較して総合的に判断し,選定をしているところでございます。  例えば質問にあります緑道部分の舗装は,アスファルト舗装やスラグ系舗装,土系舗装を比較して,緑道と土手を連絡する階段の材質は,合成木材とコンクリートの比較をしているところでございます。  実際に設計内容の部材の採用については,予算を見ながらとはなりますが,多くの皆様が利用される場所などは,できる限りデザインや機能等,質の高いよいものを使っていくことを意識しながら,予算確保に努めていきたいと考えているところでございます。 207: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 208: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) またスライド見ていただきたいんですが,ここの橋の部分ですね。例えばいろいろな質のものでとか,木材を使ったものとか,いろいろなことを検討いただくということであるとか,ここの下の部分の遊歩道の路面に関しては,アスファルト舗装やスラグ系舗装,土系の舗装等比較して,緑道と土手を連絡する階段の材質は合成木材とコンクリートの比較をしているとしていただいているということですので,しつらえのいいものを御用意いただきたいなというところでもございます。  続きます。3問目,ライトアップの話。  多摩川の魅力アップの次は,ライトアップの話です。スライドをお願いします。  緑地保全地区のライトアップ,去年こういった泉の森テラスというイベントを開催させていただきまして,同時にこういった緑地の保全チェックを,これは株式会社メビウスの御協力を得てしたということでございますが,質問します。  東京都の政策企画局発出の公共施設等のライトアップ基本方針に関して,概要を教えてください。 209: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 210: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公共施設等のライトアップ基本方針は,東京の魅力を高めるため,東京2020大会,さらに大会後も引き続き夜間景観に磨きをかけていくほか,東京の夜間景観の大きな要素を占める公共施設からライトアップを先行して実施し,民間施設へ波及させていくことを目的とし,策定されたものでございます。  対象施設は都有施設としておりますが,国及び区市,民間施設へも協力依頼をかけるなど,その施設や地域の特性を踏まえて検討することとしており,ライトアップを進める上での課題を整理しつつ,基本的な考え方のコンセプトを光環境の整備,見られる光の計画的な創出とした上で,環境及びコストへの配慮を行いながら,施設の特性を生かしたライトアップによる演出照明を推進していくものとしております。  また,東京2020大会までに夜間景観の向上を目指し,エリアを都心に絞って推進していくことを目標としていますが,2040年までの中長期的な目標として,そのエリアの拡大が位置づけられているところでございます。 211: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 212: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  またスライドをお願いします。  この写真ですね,泉の森会館友の会が主体となり,石井議員と一緒にこの泉の森テラスという施策を去年行ったということなんですが,この国土交通省の公共空間の利活用,規制緩和の動きでもあるコロナ道路占用特例というものを活用させていただいたということで,狛江市と調布警察の許可を取りながら進めさせていただいたということです。その流れで,今年もキッチンカーの企画をやらせていただいたということでした。  去年の話ですが,このライトアップですね,この保全地区の管理に関しては,大きな管理は狛江市で,簡単な管理を担っているのは市民の会という位置づけということで,狛江市並びに市民の会を通して,去年は株式会社メビウスが照明を担当されたということです。  当時,市民の皆さんの反応,特に女性の方がこういったきれいだねとか,インスタ映えするねという話以外に,ここは夜になると緑地周りはうっそうとしていて,夜道が暗くなって怖いのよと。ライトアップのおかげで安全に歩くことができて,そういうことでうれしいという,あ,そういうお話もあるのだなと認識を新たにしたわけです。  伺いますが,この北口ロータリーの街路灯では,明かりが届くことのないこの緑地保全地区周辺の夜の照明の暗さに関して,市としてどのように捉えているか,御所見を伺います。 213: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 214: ◯ 環境部長(門井 淳君) 昨年行われました狛江市弁財天池特別緑地保全地区の竹林のライトアップは,竹林を幻想的に際立たせる効果があったなどのほか,特別緑地保全地区が持つ新たな魅力を認識したところでございます。  御質問の特別緑地保全地区周辺の照明についてでございますが,泉龍寺山門に向かう市道に沿って設けている散策路につきまして,既存の照明灯では暗いという御意見をいただいております。  市といたしましては,安心・安全なまちづくりを推進するため,現在より明るい照明灯への交換について,市民の会と協議を行っており,今年度末までに照明灯の交換作業を終了し,散策路の明るさの確保に努めてまいります。 215: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 216: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 泉龍寺に抜ける所ですかね,裏参道と言われているところの遊歩道の所を今年度中に何らかの話になると。
     この泉の森テラスと称される泉の森会館に抜ける通りの照明に関しては,去年市長にもお骨折りいただいて,小田急との交渉もしていただきましたが,その交通事業者としての決まりで,なかなかそこに電力を敷設することができないよというお話もいただいたわけで,いずれにしろ,あそこの部分に市道なり緑地の部分なりに,今後明かりというか,まちの景観デザインで物すごく照明という部分はすごく大事にして,有名な方で石井幹子さんという照明デザイナーもいますが,あんな高名な方を使わなくても,そういったシティデザインというか,空間設計,空間デザインの部分で照明というのを何となく今後やるべきなのかなと。  一概に明るくしていいというわけじゃなくて,例えば,これ私の意見ですよ,明るくしていいというわけじゃなくて,私若い頃エジプトにバックパッカーで行ったときに,エジプトってずっと照明がベージュというのか,黄色っぽい,帰ってきたときに日本は白いんですよね。そのまちの景色というのがこんなに変わるのだなというのが,学生時代の経験で思い知った試練で,こういったこともすごく大切にしていただきたいということ,まちづくりの視点でお話ししました。  続きます。4問目,北口駅前噴水にかかる行政コストという質問をします。  これ定時になると水が流れる運用になっていますが,このメンテナンスにかかるコストの詳細を教えてください。 217: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 218: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江駅北口交通広場内の噴水は,市民の方々の憩いの場所として,道路交通課にて維持管理を実施しているところでございます。  年間予算額35万2,000円の保守点検委託として,年3回の噴水設備点検を実施しております。年間の電気料金はおよそ34万6,000円,水道料金は約8万5,000円かかります。清掃につきましては,緑地保全地区の落ち葉の堆積及び噴水内のコケの除去のため,2名の職員による週1回,1.5時間程度の清掃,6名の職員による年2回の大掃除,その他水質の状況に応じて水の入替えを実施しております。  加えて,今年度は落ち葉による排水口目詰まりが発生したため,30万3,600円の除去作業委託を実施しております。  狛江駅北口交通広場内の噴水は,狛江駅北口の市街地再開発事業,こちらは平成8年3月に竣工しておりますが,その際に設置され,25年余りが経過しております。平成30年度にろ過ポンプの交換修繕を実施しましたが,以後大規模な設備改修を実施しておらず,現状経年劣化や腐食が進み,ろ過機架台,滝及び壁泉ポンプバルブ,配管,ストレーナー等全般的に寿命に不安が残っているところでございます。 219: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 220: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  かなりメンテナンスが大変なのかなということをお見受けをした御答弁でありました。  11月にキッチンカーをやらせていただいていたので,噴水の近くにいることが多くて,御利用されている方とか,あそこにいらっしゃる方はどういう方かなと。小っちゃい子でわちゃわちゃと,ちょっと子供が噴水に落ちちゃいそうだと,お父さんがちょっと待ってみたいなことで,そうやって楽しんでいらっしゃるというのは,確かにあるのかなと。  ただ,一方,落ち葉がぐっちゃりとしていて,それを清掃される市の職員の御苦労たるや大変だなと思いながらも,それに関しては労務コストという税金がかかっているということもあります。  今御答弁をまとめると,噴水は25年余り運転されていて,老朽化が進んでいるということ。この維持管理にかかる予算は例年は35万円で,プラス電気・水道代で43万円,今年度はそれに追加で30万円かかっていましたと。これに先ほど申し上げた職員の人件費がかかっていますよということでもあります。  北口広場は,噴水の広場は様々なイベントに利用されている場所である一方,この設備の老朽化に不安があるということで,この緑地保全地区を含めた修景施設としての,修景施設ってどういう意味なんですかね,私が書いておいて分からないんですが,利用されている場所と,緑地保全地区を含めた施設としての在り方を考える時期が到来しているのかもしれません。  今後,噴水設備の老朽化対策,更新等の行政計画はあるのか,お聞きします。 221: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 222: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 噴水の老朽化対策については,狛江市公共施設整備計画のような位置づけはありません。維持管理,設備点検の中で各設備の更新時期を見極め,必要に応じて予算確保を含めた修繕対応を行っているものと想定をしております。  しかし,現在狛江駅周辺のまちづくりについて考える狛江市まちづくり条例に基づく市民等で構成されるまちづくりグループでも,周辺区域を魅力的な歩行環境とする検討もされておりますので,その意見も参考にしつつ,検討してまいりたいと考えているところでございます。 223: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 224: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 行政の計画,狛江市公共施設整備計画にこの狛江駅北口の噴水は範囲として入っていないと。これ道路空間の一部で附属するものなので,そこには入っていないというふうなことなのかなと。このまちづくりグループ,そういったこともしんしゃくしていただくということをありがたく思っております。  続きまして,また違う話。狛江市職員の外套デザインという話をします。  スライド,またお願いします。  これも以前の議会で取り上げたテーマなんですが,狛江市の職員がこの市内で着用する防寒着等,このデザイン何とかならないのか。この市内を歩く職員の姿というのは,まちの景観の一部ということも言えると思うんですね。やぼったいのは,これいただけないなと思うわけです。  そういう意味で質問したのですが,それを受けて市として取り組んでいただいたことをお伺いいたします。 225: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 226: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 職員が着用する夏冬の作業着及び防寒着につきましては,汚れや染み,破れ等の劣化が目立つことや,通気性や伸縮性といった機能性を向上させるため,令和2年度から部署ごとに段階的に新しい製品に入替えを行っているところでございます。  デザインに関しましては,職員が着用するものでございますので,市民の方から見て,あまり華美に映らないよう配慮しながらも,以前よりデザイン性の高いものを選び,貸与しているところでございます。 227: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 228: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) またスライドをお願いします。  左がビフォーで,右がアフターで,これはよく見かける作業着と言われているもので,そんなに劇的におしゃれになったかなと。これ個人の主観ではありますが,ただ,いろいろ細部にわたっては考えられたものなのかなと。  続けて防寒着ですね,これまで在庫の切替時期に応じて新しいものに切り替えていくという予算設定なので,多くは見ませんが,この右側の何かカナダグースみたいな感じの,割とかっちょいいもので,この裏には狛江市ってでっかく印字されたりして,例えばニューヨークシティポリスとか,パリ消防署とか,割とニュースで見るようなかっちょいい蛍光色を使ったイメージでは,私は最初想定していたんです。日本の自治体としての矜持であまり華美にならないようにということで選んでいただいたわけですが,全体で見るとスタイリッシュになってきたのかなと。市役所の職員がリクルートをするときに,憧れる職員と。特に女性の職員も着なくちゃいけないということで,前よりも今のほうがいいだろうというようなことで,それは市役所職員の御意見も聞いてみたいと思いますが,これはセンスで個人の主観によるものなので,一概にこれがデザインのセンスがいいというわけでもないので,皆さんの意見もお聞きしながら,こういったまちの一部が市役所の職員の風体というか,見てくれというか,見た目というか,それも大事だというお話をさせていただきました。  続きまして,質問を続けます。  6番目,さがデザイン。この自治体のデザイン組織を先進事例として,これも私,前の定例会で取り上げさせていただいておりましたが,佐賀県,さがデザインというのを以前の定例会で紹介しました。この11月に所管課が視察に行かれたと承知しておりますが,総括をお願いいたします。 229: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 230: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) さがデザインにつきましては,先月の17日から18日にかけて,未来戦略室の職員3名が佐賀県庁に伺い,佐賀県政策部政策チームの担当職員からお話を伺い,あわせて県庁内に設置されているデザインメンバーの執務スペース,ODORIBAをはじめ,いわゆる空間のデザインとして,さがデザインが関わった箇所の見学をしてまいりました。  もともとさがデザインにおきましては,「佐賀らしい「モノ」と「コト」をデザインの視点で磨き上げ,新たな価値を付与することにより,人のくらし,まち・地域を心地よくし,豊かなものにすること」をコンセプトに,山口知事の号令の下,6年前に立ち上げたものと伺っていましたので,今回の視察では,私どもとしましては,特にこの当初の目的に照らして,現状の取組内容をどのように評価しているか,また,これまでの運用の中で発生している運用上の課題は何かといったような点を中心に,確認をしてまいりました。  さがデザインでは,この間,県にゆかりのあるデザイナーやクリエーターを継続的に開拓しながら,そのネットワークを構築し,県が実施するプロジェクトや事業への参画につなげるとともに,このさがデザインの仕組みに対する庁内の理解と活用促進を図るため,定期的にデザイナーやクリエーターが事業部からの相談に乗る相談会を行ったり,定時後に有志の職員を対象としたミニセミナーを開催するなどしてきたとのことであり,また,さがデザインの創設時と変わることなく,知事もさがデザインの取組に積極的にコミットされているとのことでございました。  今回の視察を通じて,さがデザインに関しては,例えば協力してくれるデザイナーやクリエーターの人数,デザインを入れる事業の規模の大きさ,県庁内の広く多岐にわたるセクションの間に横串を刺すといった意味合い,県の事業のみならず並行して県内の市町村の支援も行うといった点においては,県レベルだからこそできるメリットであると感じております。  一方で,これを狛江市で取り込むに当たりましては,まずは狛江にゆかりのある方のネットワークを現状よりももっと広げていくことを前提として,その上で庁内の案件に一定の優先順位をつけてデザインを入れていく,また,その中で狛江ならではのローカルな内容を取り込んでいくなど,狛江市未来戦略室としてのやり方で進めていく必要があるものと考えております。  またそれと同時に,職員への意識づけの面につきましては,さがデザインとしても庁内向けの相談会や有志職員向けのミニセミナーの開催など,まさに試行錯誤しながら進めようとしているとのことでございましたので,私どもとしましても,より事業担当課とデザイナーが同じベクトルで取組を進めていけるよう,細かい工夫をしながら必要な調整を行ってまいりたいと考えております。 231: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 232: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  未来戦略室が11月に皆さんで佐賀県に視察に行かれたということ,ありがとうございます。  私も旅行で,佐賀県に日にちをずらして行って,佐賀県の先ほどおっしゃっていたODORIBAというところ,ガラス張りの施設,設備だったりして,そういう形だけじゃなくて,さがデザイン,行政のデザイン,自治体のデザインがちょっとばくっとしていてつかみづらいと思うんですが,こういった平面的なグラフィックデザインとかアートディレクターみたいな話以外に,後で申し上げますが,例えば情報政策,情報デザインとか,例えばウェブの位置づけであるとか,そういったものも含めてデザインをされていくというのが,今後の自治体の潮流だと思います。  スライドをお願いします。  佐賀県にお邪魔したときに,佐賀県庁からいただいたんですが,佐賀さいこうビジョン,これ行政ビジョン,総合計画みたいなものを市民向けに御披瀝したと。開陳したというパンフレットで,佐賀さいこうビジョンと。ここにくだんの山口さんという知事の挨拶が右側に載っていますが,左側に「人を大切に,世界に誇れる佐賀づくり」というところの頭に,「政策推進の視点」として「さがデザイン」と「さが創生」と,そもそもそのくらいの位置づけで読み上げますと,県産品,社会のシステム,サービス,仕組みなどモノとコトですね,を磨き上げ,新システム,新サービスなどの磨き上げ,新たな価値を付与することにより,そこに新しいデザインとしての息吹を吹き込むことによって,豊かな暮らし,地域を心地よくして豊かなものにしていくというふうなこと,こういった知事としての意志も感じられるということであります。  いろいろ申し上げたいことはいっぱいあるんですが,長くなりますので,ただ,私が自治体のデザインが大切だよと言い出して,もうかれこれ五,六年ぐらいたつんですが,先ほど市内のデザイナーの話もありましたが,私には狛江市の財産は農産物の直売所にほかならないという話があって,思いがあって,市内に点在する農産物の直売所でいろいろな人が,若い人が地産地消の食べ物を買えて,コミュニティができるということで模索して,TOREKOMAというコンセプトでやったときに,和泉多摩川のデザイン事務所,エディトリアル系のデザイン事務所を使ったわけですが,それは私が主体になってやらせていただいたんですが,おしゃれにするというTOREKOMAという農産物直売所,そのデザイナーがやがてGGというギカイガイドのデザインをされたり,この間SAVE KOMAE PROJECT,いろいろそれはもう私の手を離れて,市役所に直接やっていただくような環境にもなっているので,もう私なんか関与せずにどんどんやってほしいんですよね。そうしたことも含めて,狛江市のデザインスキルを体系化して,それを未来戦略室に束ねていただけるということで,昨日一般職の賞与の話がありましたけれども,賞与で月額の話と上積みの部分,任用職員は1年しかないので,上積みがないと。それは当然のことだと思っているんですが,そこの部分に正当な評価をしていただいて,彼らが頑張っているのだと。あまり彼らがやらないのであれば,それなりの評価だと。それぐらいデザインは大切なことだよということを一言申し上げます。  続きまして,全く違う話に行きます。  2番目,行政のデジタル化に向けて議論しておくべきこと,福祉に関して伺います。  マイナンバーの健康保険証利用が10月20日から開始ということでありますが,この市民の皆さんの手続方法,狛江市での現況をお教えください。 233: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 234: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) マイナンバーカードを健康保険証として利用できるオンライン資格確認は,マイナンバーカードをお持ちの方がマイナポータルから健康保険証としての利用登録をすることで,医療機関等の窓口で健康保険証として利用できるようになるものでございます。  健康保険証として利用するためには,医療機関や調剤薬局側でも専用の読み取り機械を導入する必要がありますが,狛江市内の医療機関等の導入状況はあまり進んでおらず,厚生労働省のホームページで公開されている情報では,直近におきましては,調剤薬局と歯科医院で合計4件の対応と。このような状況となっております。 235: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 236: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) マイナンバーカードを国民健康保険とか免許証とか,いろいろマスコミのワーディングに踊っていますが,まだその実態,運用はそれほど進んでいないというので,国がニンジンをぶら下げて,どんどんマイナンバーカードをやってくださいということの中で,狛江市は4件,実際に使える部分ですね,国民健康保険として調剤薬局とか歯科医院と。  今実は狛江市のマイナンバーカードの交付率って,相対的に見ると高いんですね。11月1日現在で43.7%。これ多摩26市では西東京市,日野市に続いて3番目ですね。都内23区,26市では15番目と。  しかしながら,厚生労働省のホームページに載っているんですが,この市区内の使える場所ですね,確かに狛江市,ほかと比べて少ない。4件と。マイナンバーカードを使える医療機関等の窓口が少ない現状ですということです。  それで,市民の方にこの利便性を実感してもらうためには,地元の医療機関にマイナンバー専用の読み取り機械の導入が増えることが必要だと思います。  そのために狛江市としてできること,例えば狛江市民はこんなに交付率が相対的に高いんですよみたいなお話であるとか,そういったこと,情報を地元の医療機関,調剤薬局も含めて伝えていただいて,例えば機械の導入を促す取組に広報が必要と存じますが,御所見を伺います。 237: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 238: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和元年9月のデジタル・ガバメント閣僚会議において,オンライン資格確認の導入目標については,令和5年3月末にはおおむね全ての医療機関で導入を目指すこととされているところでございます。  また,制度の本格運用が始まった本年10月20日時点でのオンライン資格確認の導入を予定している施設の数は,全国で56.3%である一方,運用を開始している施設数は5.1%と公表されているところでございます。  医療機関等におきましては,顔認証機能付きカードリーダーの機器設置に関する申込みを行った後に,システム改修やネットワーク決定等を行う必要があり,市内医療機関等においても以前の確認ではありますが,4割以上が導入を予定している中で,現時点では先ほど答弁申し上げましたけれども,4件の運用開始となっている状況でございます。  市内の医療機関等に対しましては,それぞれ医師会,歯科医師会,薬剤師会を通しまして,オンライン資格確認の導入を進める国からの通知も送られているとのことでございますけれども,市といたしましても市民のマイナンバーカードの交付状況等のお知らせと併せまして,オンライン資格確認の早期運用開始に向けて,文書等で御案内をしてまいりたいと考えているところでございます。 239: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 240: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) お願いしたことをやっていただけるということ,ありがとうございます。  続きまして,「「個人情報保護法の後退にならないか」とはどういうことか」という質問に移ります。  前定例会のデジタル化組織条例の議案審議の中で,こういう話があったんですね。条例改正の目的では,このデジタル庁の設置に対応する自治体情報システムの標準化・共通化への移行とあります。国のデジタル化法に基づく行政のデジタル化は,この狛江市の個人情報保護制度を後退をさせかねないものという質問がありました。  分かりやすく説明いただきたいんですが,この国の法改正の動きに沿って,自治体狛江市としての個人情報保護制度を改正していくということなのでしょうか。お伺いいたします。 241: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 242: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) これまでの個人情報保護制度につきましては,適用を受ける対象に応じて3つの法律が制定されておりました。  個人情報の保護に関する法律は事業者,行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律は国の行政機関,独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律は独立行政法人等が保有する個人情報の取扱いにつきまして,それぞれ定めたものになります。  3つの法律に加えて,地方公共団体は各団体が定める条例で個人情報の保護に関する規律を持っている構造になっており,行政サービスを提供するために,狛江市で保有している個人情報の取扱いは,狛江市個人情報保護条例で規定されているところでございます。  法律や条例が異なれば,規律の内容も異なるため,例えば病院の保有する個人情報につきましては,その設置主体が国か,地方公共団体か,民間かによりまして,規律の根拠が変わり,その結果,個人情報の取扱いが異なることとなります。  そのような規律の不整合等を解消するため,令和3年5月19日に公布されましたデジタル社会を形成するための関係法律の整備に関する法律により,個人情報に関する規律は,個人情報の保護に関する法律に一元化されるなど,個人情報保護制度の大幅な見直しが図られたものでございます。  地方公共団体の個人情報保護制度が,個人情報の保護に関する法律に統一されるのは,令和5年の春になりますが,今後,国からガイドライン等が示されることとなっておりますので,これを踏まえて,狛江市個人情報保護条例の内容も見直す必要があるものと考えております。 243: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 244: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) ということで,議事録に残していただきました。  簡単に言うと,今まで個人情報保護の規律というんですかね,例えば自治体とか,民間とか,国とかも,その根拠がばらばらだったんですが,それが国の基準に統一されるという中で,狛江市として今まで個人情報保護法の規律というのは,この法改正にあってどうなるかというふうな議論だったというふうなことのようです。  続きます。今の話は議事録に残していただきましたので,続きます。  3番目,デジタル格差解消に向けた取組。  この話,今回の議会でもいろいろな方がお話しされているんですが,重複してしまうかもしれませんが,お伺いします。  このデジタルディバイド対策に取り組むというお話を,今回の議会でもされていましたが,この本年度新型コロナワクチン接種75歳以上対象者への開始時にLINEを活用されたということで,高齢者へのデジタルディバイド対策という観点で,幾つか伺います。  1番目,市は65歳以上のスマホ利用率等エビデンスをどのように把握されていたのか,伺います。  2番目,どういう点に留意して施策立案されたのか,伺います。  3番目,具体的に高齢者のデジタルディバイド対策として行ったことは何か,伺います。  4番目,狛江市公式LINEの現状,この65歳以上の友だち登録者の割合を伺います。 245: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 246: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) それでは,今御質問のうちの1番目から3番目までについて,お答え申し上げます。  総務省による情報通信白書や情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書等を踏まえ,高齢者のスマートフォン普及率やLINEの利用率が高まっているところを認識したところでございます。  また,ワクチン接種予約業務への採用に当たっては,高齢者の負担軽減等に留意し,御本人だけでなく,御家族や御友人からの申込みも可能にしたほか,LINEを利用されたことがない方や操作方法の分からない方等に対しては,シルバー人材センターによる操作方法支援や接種予約サポート,LINE予約の方法を掲載した全戸配布チラシや動画を作成するなど,できる限り負担なくLINEを御利用いただけるよう,デジタルディバイド対策を実施したところでございます。 247: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 248: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市公式LINEの現状について,お答えいたします。  令和3年11月16日時点で,友だち登録者数は4万3,332人,うち受信設定で属性を入力して登録した方は7,546人でございまして,属性を入力した方の中で65歳以上の方の割合は28.3%となっております。 249: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 250: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  福祉保健部長からお答えいただいた部分というのは,5月,高齢者へのLINEの予約が始まった段階で,私も何か自分の政治活動の一環としてユーチューブに動画を公開して,こんなに楽ちんですよという動画をやった際に,結構物すごい反響がありまして,市民の皆さんから,わしはLINEは使えぬと。ただ,そのときに私としてもエビデンスを御披瀝した,例えばLINEは8,600万人かな,日本人の7割がやって,実際にスマホの保有率,高齢者は今何%かな,80%とかって。そうなると,LINEの高齢者の比率っていうのは当然あるわけで,そういったことを根拠にお話をしたんですね。  ただ,市がやる以上根拠が,直感でなんちゃってでやっちゃいけないので,そういったエビデンスデータに基づいて施策は打つべきものという基本に寄り添った中で,当然やられていたというお話であります。
     企画財政部長からは,LINEの友だち登録で,今約4万3,000人で,そのうち属性ですね,自分でこういう,昨日も別の議員の方からセグメントという話がありましたが,その属性を入力した方は7,546人というお話でありました。  質問を続けます。  このワクチン接種時の対応以外に,ちょっとそれは置いておいて,狛江市が関与する今年度高齢者へのデジタル格差解消のために実施されている事業を教えてください。 251: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 252: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者へのデジタル格差解消を目的とした事業といたしまして,令和3年度から実施いたしましたオンライン介護予防事業及びICTを活用した介護予防拠点整備事業がございます。  オンライン介護予防事業につきましては,まずはデジタルの環境はあるが,スキルがない方を対象に,デジタルスキル向上教室を開催し,スキルを身につけていただいた上で,オンライン介護予防教室,オンライン認知症予防教室に参加していただいております。  また,デジタルの環境もスキルもない方にも,オンライン事業を体験していただくために,介護予防拠点にスクリーンを設置し,画面越しでオンライン事業に参加していただくサブ会場を準備して対応したりしているところでございます。  次に,ICTを活用した介護予防拠点整備事業につきましては,市内地域包括支援センターに可動式のICT環境を整備し,既存の介護予防普及啓発事業,介護者の会等について,希望者の方にはオンラインで参加していただくための支援を行い,ハイブリッド方式で随時開催しているところでございます。 253: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 254: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市独自の取組ではございませんが,東京都を実施主体とした市町村向けデジタル化支援事業における高齢者スマートフォン普及啓発事業の実施に当たって手挙げし,市において御用意した野川地域センター,岩戸地域センター,上和泉地域センターの3会場で12月以降,順次開催予定となっております。 255: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 256: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  最初の福祉保健部長の話は,事業者というか,介護事業者とそういったことでも,このスマホとかLINEとか以上の話として,デジタルという枠組みの中でいろいろ御支援されているという話です。  続きまして,企画財政部長の話ではスマホですね,お話,今回の議会でもありましたが,市町村向けのデジタル化支援事業における高齢者スマホ普及啓発事業というのをやられているということでもあります。  11月8日付の産経新聞にも,高齢者にスマホの勧めというタイトルで,東京都や渋谷区の動きが出ていました。  令和4年度予算策定最中だと思うんですが,来年度このデジタル格差解消のために検討されている新たな施策があれば,開示できるまでの範囲で結構ですので,教えてください。 257: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 258: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 先ほど答弁申し上げましたICTを活用した介護予防拠点整備事業につきまして,オンライン介護予防事業の内容も含めた形で,令和4年度以降も継続して取組を進めてまいりたいと考えております。  また,同様に令和3年度から取組を進めておりますココシルこまえの医療・介護・地域資源マップの改修と,同サイト上で高齢者等生きがいポイントの付与といった取組を進めておりますが,令和4年度以降はより多くの事業所に医療・介護・地域資源マップへの情報の掲載を促すとともに,高齢者等生きがいポイント事業を本格的に実施することで,デジタル化を推進してまいりたいと考えております。 259: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 260: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  ココシルこまえというのが出てきて,令和3年度から取組を進められているということの中で,医療・介護・地域資源マップの改修で,あと生きがいポイントも付与するということ,これは所管が福祉政策課と高齢障がい課にまたがる事業だと思います。  ココシルこまえに関して,昨日副市長に立ち話でちょっと申し上げましたが,今回の議会では質問いたしませんが,先ほど来,例えばLINEの活用であるとか,いろいろ狛江市のホームページがあって,スマホのサイトがあって,LINEを始められて,ココシルがあって,それ以外にも児童系のサービスがあるとか,ちょっと情報アプリが五月雨式にどうしてもできてきた経緯があるので,この辺の一元統制というか,先ほどもさがデザインの情報デザインの観点からも,デザインというのは要するにこういった狛江市の発信する情報と受取側の手間,例えば主婦だったらLINEがいいとか,別に今のが悪いと言っているわけじゃないんですが,そろそろそういった情報政策を出すほうの位置づけを明確にしないと,各所管課がばらばらにやられて,ばらばらにやって,結局アクティブ,訪問回数も少なくなったりして,そういった設計が必要だということを,今後副市長と私のほうで,この議会が終わった後にやらせていただくというお約束をさせていただきました。  続きます。  4番目,狛江市の公式LINEの活用,アンケート機能,今の話を申し上げますが,先ほどの副市長との話にちょっとプラスしますが,このLINEの話もする前に,行政の縦割りで各課がいろいろ前の方から受け継いで,例えばココシルをやるとか,そこの問題意識がありながら,そこをブラッシュアップしてやるということだけれども,アンブレラになる部分,傘になる部分がしっかりしていないと,多分その方々のやられていることも,少し意味がなくなるとは言い過ぎかもしれませんが,ということの最大効率を上げるためにも,情報設計デザインというのが必要だということの中で伺います。  アンケート,市民協働,市民参加という中でアンケートは今紙ベースで,後期基本計画に係る市民アンケートというのを大体4,000ぐらい配って,700ぐらいの回収率だと思うんですが,そういったものがあります。  紙で行うもの以外に,ホームページの入力フォーム等,インターネットを介したアンケートも実施されていると伺いましたが,この狛江市の公式LINEに関して,また,あと市民の友だち登録状況もお聞きしました。  そう考えてくると,昨日も別の議員の話,質問もありましたが,活用の一つとして,ターゲットをセグメントとしたアンケート機能ができないのか,伺います。 261: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 262: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市公式LINEでは,セグメント配信によるアンケート機能も備わっておりますので,今後対象を絞って配信することが効果的なアンケートがあった場合には,活用を検討してまいります。 263: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 264: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 活用を検討していただくということで,ありがとうございます。  属性は確認で先ほど約4万3,000人のうち7,546人が属性を,自分の姓,年齢とかを,どこに住んでいるかとかを登録した後の話か,こういうものが好きですということ。これ母数が決して多いとは思えないんですね。ただ,LINEの特性上,そんなに別に書くことも,手間もありますので,ただ,その現状を鑑みながら,未来のことをひとつ考えていただきたいんですが,日本人の約8,600万人が使っているLINEというのが,市民のユーザビリティとしては一番便利なもので,狛江市民が実際使うとすると,そこに収納,ただ,収納するしないというのは,総合的にプロの目から見て判断していかなくちゃいけないと思うんですが,市の取引としての話ですが,今回このLINEというのは,新型コロナ予防接種室が地方創生交付金の中で持出しゼロで今BotExpressという会社で,LINEというプラットフォームの中でこういった自治体向けのソリューションを提供しているBot Expressと協定を結んで今購入されています。  コロナが落ち着いたときに,このLINEのシステムというのは,当然秘書広報室か何かに移管されると思うんですね。それでそのときに,そのときまでに標準装備として属性というのをある程度増やすような仕方をしないと,今回国のお金じゃなくて市財を投入されるわけなので,別にBot Expressがいい悪いという話じゃないんですよ。ただ,それを契約を継続される中では,今のうちにこの属性を増やしていくということをしないと,将来的にはこの紙のアンケートに代わる,100%は代わらないかもしれませんが,世の中の潮流,5年後,10年後の狛江市を見たときに,当然必要な枠で,当然セグメントごとに設定して,子育ての人には保育の話を聞きたいでしょうし,そういったことの視点というのは当然必要になってくるかなというところで,先ほどの情報政策課の話というよりも,副市長との話をしていきたいと思います。  また変わります。  5番目,オープンデータ・官民データ活用推進法。平成28年に施行されましたこの法律に関して,伺います。  この都道府県に関しては,計画の策定義務と,市町村に関しては努力義務だったと思うんですね。平成30年の定例会での質疑で,こういう話がありました。  この市町村官民データ活用推進計画が求められる理由についてという質問に対して,お答えとして,「地方自治体におけるオープンデータの取組を推進し,さらに国民・行政・民間による協働の推進を図ることにより諸課題の解決,経済の活性化,また行政の高度化や効率化,そして透明性・信頼性の向上が図られるとしています。あわせて地方公共団体においては,地域の課題を解決するという視点が大切になってまいります」というやり取りがありました。  それから時代は進み,コロナ禍,日本のデジタル化が一気に進みました。この当時の御答弁では,このときの狛江市の情報化アクションプラン2016というのが市の行政計画のベースになっていたんですが,そのときに官民データ活用推進基本法施行前に,これは2016年ですので設定されていたんですが,その後はアクションプランというものに,そのICTの狛江市の行政の計画のよりどころはアクションプランというものに変わったと思うんですが,各主管課における具体的な情報化施策である一方,この市町村官民データ活用推進計画は,この官民データの活用が主な内容となっているため,別のものという認識を,ごめんなさい,そのときの御答弁ですね,狛江市情報化アクションプラン2016のときの御答弁,別のものという認識,この法律に施行されたものとは別のもので,狛江市と関係ないよというようなことにも聞こえる御答弁だったんですね。  伺いますが,アクションプランの後継計画として,今度は時系列で言うと令和2年度に狛江市のICT推進計画ができたわけですが,こうした市町村官民データ活用推進計画との整合性に関して,市の御見解を伺います。 265: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 266: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市ICT推進計画の策定に当たっては,本計画を市町村官民データ活用推進計画に対応し,本市の官民データの活用を推進するものとして位置づけ,目標1,行政サービスの向上の中で,改めてオープンデータの積極的な公開についても目標として定めたところでございます。 267: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 268: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 何かオープンデータとか,言葉が上滑りして,何のこっちゃ分からないという方も多いと思いますので,もっと具体的な話をしますと,この当時の議事録を読み上げますと,オープンデータの取組を推進するために,政府が挙げている具体的な重点8分野として,1)電子行政,2)健康・医療・介護,3)観光,4)金融,5)農林水産,6)ものづくり,7)インフラ・防災・減災等,8)移動が挙げられています。  国が地方自治体にオープンデータとして公開することを推奨しているデータセットは,1)AED設置箇所,今度は地方自治に一覧,2)介護サービス事業所一覧,3)医療機関一覧,4)文化財一覧,5)観光施設一覧,6)イベント一覧,7)公衆無線LANアクセスポイント一覧,8)公衆トイレ一覧,9)消防水利施設一覧,10)指定緊急避難場所一覧,11)駅,停留所等一覧,12)地域・年齢別人口,13)公共施設一覧,14)子育て施設一覧といったものでありました、という話がそのときされました。  狛江市でも,ココシルこまえや子育てサイト等,各所管課が事業として行っていると思いますが,先ほどの政府推奨のデータセット項目に係る市の取組状況を教えてください。 269: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 270: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在,狛江市のオープンデータの取組といたしましては,平成30年度に東京都から都内自治体へ,東京都標準フォーマットのオープンデータ公開,推奨データセットに準拠したものでございますが,公開に係る取組について協力依頼があり,イベント情報,公共施設情報,文化財情報,観光施設情報を,東京都オープンデータカタログサイトにおいて公開しているところとなります。 271: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 272: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) この新しい組織,情報推進課の所掌に絡めて伺いますが,各課にまたがるオープンデータに関する所掌事務に,例えば一元的にプラットフォームを組むとか,総合的に監修を情報推進課がなさるとか,そういったことが必要なんじゃないかなと思うんですが,市の見解を伺います。  並びに市町村官民データ活用推進計画にのっとり,御答弁をお願いします。 273: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 274: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在,東京都と連携して実施している東京都オープンデータカタログサイトにおけるオープンデータの公開は,都内の自治体のデータが共通様式で公開していること,標準化されたデータが公開されていることで,自治体の境界にとらわれないデータの活用が可能となっております。  今後,オープンデータの公開につきましては,情報政策課が担当部署として引き続き調査・研究を行ってまいりますが,この東京都の取組と連携しながら,オープンデータを公開することによる効果を最大化していきたいと考えております。 275: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 276: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  1個前の御答弁でも,狛江市のICT推進計画では,今回はこのオープンデータの積極的な公開を目標とするということの中でいろいろやっていただくということは,結構なことかなと思います。  質問を変えます。  3番目,地域包括ケアシステムについて議論すべきこと。  私,最初の任期のときに,一丁目一番は地域包括ケアということで,私は当事者として,あと介護のど真ん中にいるということ,あとは介護のボランティアもしているということ,いろいろ自分としても当事者として思うことがあったということの中で,具体的には介護保険被保険者,2号被保険者の40歳以上に対する介護リテラシーということを目標として,お願いをいろいろしてきたんですが,先日小川部長の御答弁でも,そういったことを40歳に下げていろいろやってくださるということで,ある意味私もそろそろその辺のことも役割を終えるときかななんて思いつつ,ただ,いかんせん地域包括ケアというのはどんどん進んでいくわけで,私が第5期か第6期か忘れましたけれども,地域包括ケアという言葉が出た後に,国は医療資源や介護資源を地域,地方に委ねて,人の家とか,そこで地域包括という枠組みの中でプラットフォームを組んでいきたいという中で,塩崎さんが厚生労働大臣になったときに,我が事・丸ごとというワードが出てきて,たしか地域共生社会というワードが出てきたと思うんですね。その中に,先ほど吉野議員もおっしゃっていた居場所みたいな話も包含されてきたというふうな経緯があったと思います。  ただ,そういう学者みたいな何かのんべんだらりんとしたこと言うわけではなくて,私は当事者として一番介護で自治体がやるべきこと,一番大事なのは,自治体がやることではなくて,その地域の人にいかによくやってもらうためには,ケアマネジャーというのが一番大切だと思っているんですね。だって,ケアマネジャーというのは私もついていますし,ケアプランを一人一人の利用者に作って,当事者のことを一番分かっているのはケアマネジャーなので,その方々の働き方であるとか,そこをいかに自治体が整備してあげることで,自治体として地域包括の枠,いろいろ体制は組まなくてはいけないんですが,いろいろ場所づくりとか。ただ,本質的にはケアプランにほかならない,例えば障がいでも,ケアマネジャー同等格の人がいて,うちの家族も両方,障がいも精神も両方やっていますので,両方ケアマネジャーがついているんですが,そうした方に相談して,本人,当事者のケアプランなりをやっていくと。ただし,今はなかなかそうならない。なぜなら,書類が多いんですね。みたいな話の中であります。  昨年の第3回定例会での質疑ですが,市内に50ほどの事業所があって,平成2年7月1日で市内に介護サービスのケアマネジャーが63名,主任ケアマネジャーが23名いらっしゃるということを伺いました。  本来は,ICT推進というのは,民間事業者自身が進めるのが筋なんですよ,それは民間ですので。行政が関与せずに税金を使わないで。ただし,実際の事業者に目を移して見ると,なかなか難しいのが現状です。  昨年の定例会で,副市長と次の質疑をさせていただきました。  近い将来の狛江市の介護受給のミスマッチを未然に防いでいくためには,介護事業所の業務効率改善の取組を自治体であり,介護保険制度の保険者である狛江市,自治体として主体的に支援していくことが必要。狛江市の介護保険制度を持続的に維持していくために,御所見を伺いますという質問をしたものに対して,副市長からこういう御答弁いただいたということです。  保険者である市町村として,人口減少や少子高齢化社会,また,労働力の減少といった社会情勢を踏まえまして,市の地域特性を把握した上で,必要な制度設計を行いまして,適切に運営していきますと。こうした取組を進める上で,国を挙げて進めているICT化の推進といった取組も前向きに検討せざるを得ないと,狛江市も考えていると。  このICTの価値につきましては,実際に使ってみて体験をしなければ,なかなか御理解いただけないということも分かっていると。  そうした中,副市長,福祉保健部長時代にこの医療と介護の連携ツールの導入におきまして,モデルプロジェクトを立ち上げた経験もあると。現在のコロナ禍における国の施策の中で,福祉事業所における業務改善と効率化を目指した環境整備に対する補助制度も始められておりまして,こういった取組はさらに加速してくることも考えられるので,狛江市としても主体的に必要な取組を進めてまいりたいという副市長からの御答弁をいただきました。  この中で,福祉事業所における業務改善と効率化を目指した環境整備に対する補助制度を始められていて,こうした取組,加速していくことも考えられると。市としても主体的な取組を進めてまいりたいという話に至った経緯としましては,その前に市長,副市長とAIケアプランというのがありまして,横浜市での実証実験を念頭に,副市長に御相談した際に,最終的にはこういった御答弁があったということです。  ただ,私も拙速だったかなと思って,AIケアプランというのは,要はケアマネジャーが自分で膨大な資料,1人当たり大体100枚ぐらい作りますので,それが30人ぐらいだと3,000ページぐらい,3万枚かな,何か物すごい1か月にかかる書類の分量って多いんですが,それのケアプランが一番大事なところで,あなたの中期計画,長期計画でこういったケアプランをしていきますということが,例えば歩行訓練をするとか,そしゃくについてとか,いろいろ一人一人にやっていくことに関して,ある程度定型化されたAIを分析したことを,AIがサポートしたことを横浜市が実証実験をやられたということなんですね。  ただ,実際にその後,南谷さん,市内のケアマネ協議会長とお話を申しまして,ケアマネの親分ですね,介護事業所というのは,受入側としてICTを導入していくには,時期尚早かなと。やはり中小企業なんですよね。  お伺いしますが,1)今年度,来年度をまたいで事業所のICT導入に対する現状把握をお願いしたいと思います。このいろいろな補助金を活用していく際にも有効ですし,事業所側の意識改革にもつながる試みだと思うんですが,第8期介護保険計画,今令和3年度は最中ですね,令和3年度から令和5年度でしたっけ,第8期。実は介護事業所のICTというのは,第8期のこの今やっている介護保険計画にも入っているんですね。  その中で,来年度予算化せずに再来年度予算化を目指したということも含めて,この予算がかからず事業として御検討いただきたいんですが,何をお願いしたいかというと,行政として事業所へICTのサポートということです。その辺に関しての御所見を伺います。 277: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 278: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 御質問者がおっしゃるとおり,現状におきましては,AIケアプランの導入などの個別具体の検討を進められる状況ではないと,そういうふうに考えている状況でございます。  福祉事業所の多くは,中小零細と言われる規模の事業所が多くを占めており,各事業所におけるICT化への取組のスピード感や,必要性の認識にも大きな差があるものと感じております。  御質問のとおり,事業所のICT導入に対する現状把握がまずは必要でございます。このため,令和5年度の予算積算業務を行う来年9月までには,アンケート調査やヒアリングなどを行った上で,ICT化への現状を明らかにしてまいりたいと考えております。 279: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 280: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  この話も進めていただけるという,今日は皆さん,どんどん進めていただけるという御答弁で感謝しております。  第8期の介護保険計画,もう1回読んでみたんですが,この労働環境等の改善というのがありまして,その下に業務負担軽減,生産性の向上という中の下に,ICT導入支援事業の拡充というふうに厚生労働省の資料にも,保健計画にもうたわれております。  今の御答弁というのは,環境,今現況どうなっているかというアンケートで進めていただいて,実際に狛江市内のあまたある介護事業所のICT環境,今は例えばファクスでびゅーっと送っているとか,ファクスでもあまり昔のファクスと違って,少し程度のいいやつで,あまり手間がかからないものを使われていますけれどもね,ただ,こういったプロットするデータとかも含めて,タブレットとかいろいろなまちまちであると思うんです。  そういったことを現状把握して,そこから課題を抽出してる令和5年度の事業に結び付けていただくと。そこには当然国や東京都の補助金なんかをアシストするみたいな動きも含めて,第9期介護保険計画ではその辺が実装されてくると思いますので,マンパワーの頼らない部分,ICT,AI等を含めて,膨大な資料をケアマネジャーがフェース・ツー・フェースの時間に割ける時間を,事務作業に追われずに,人の所に行ける時間を増やすということが,介護保険計画の中の地域包括ケアで,私一番肝だと実は思っています。ケアマネジャーの力に頼るということです。  質問を続けます。  最後,通所サービスB運営主体等の後継者問題というお話をします。  議長の御許可をいただいて,元気スクールというのがありまして,山口代表という方がいらして,市内今5か所でやられていて,これができてからの10年史で,この制作にも私はお手伝いしたんですが,いろいろお話をコロナを挟んじゃったので,足かけ3年ぐらいの作業になっちゃいまして,私も気が重かったんですが,終わりました。  今後増大する福祉サービス事業の担い手として,自治体の財源だけでは追いつかない可能性があると判断したのかもしれませんが,第6期の介護保険計画,総合事業が始まりました。地域の担い手も地域包括の一翼を担うようになったということが変わった点ですね。  伺いますが,ただ,いざその団体を立ち上げて活動されていても,運営側が高齢化をされて,そのノウハウの継承が難しくなるケースもあります。  実際,コロナ禍でも東京都のプロボノの仕組みを活用して,その団体が続けられるようなワークショップを現地スクールとして受けて,自分の課題の顕在化と何が問題なのかということも,因数分解したみたいなことはやられているんですが,いかんせんそのプレーヤーたる方がだんだん高齢化すると,ノウハウの継承が難しくなると。  こういった悩みを市として,こういったグループ,こういった通所サービスBの事業所だけじゃないかもしれませんが,一般的に市内のこういったやっていただける自治体の枠から,実際にお金がありませんので,限りがありますので,できることは民間とか市民の人にやっていただきたいんですが,ただ,なかなかそれも続けられないということもあると思うんですね。高齢化ということ。市として支援していけることに関して,御所見伺います。 281: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 282: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者で構成される団体の高齢化につきましては,多方面で大きな課題となっている状況ではございますが,正直申し上げまして,有効な打開策というものがない状況でございます。  通所型サービスBを運営する団体に対しましては,新規メンバーが入りやすいように,門戸を広げていただくようにお願いしておりますが,うまく世代交代ができていない状況でございます。  自主的に活動していただくことが基本となりますので,市で支援ができる取組といたしましては,補助金の支出や団体の活動に対する周知啓発を行う,このようなところと認識しております。 283: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 284: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  質問する内容は,今回はこれで終わりなんですが,地域包括の話も冒頭で申し上げましたけれども,私も議員任期は残り1年半になって,最後できることはやっておかないといけないかなという思いもありまして,追い込みをしなくちゃいけないという部分もあります。  平成27年に議員にならせていただいた後,この6年間の後にこの地域包括という部分は,医療と介護のニーズを地域にという大号令の下,先ほど申し上げました塩崎大臣の我が事・丸ごとという地域創生社会というワードになって,包含する仕組みになって,地域で自治体も関与してくださいという話になって,そこに総合事業ということで,認知度の低い人というか,未然に防がなくちゃいけない健康寿命という話も含めても,それは民間のプレーヤーも含めてやってよという総合事業の流れになったという,この6年間のいろいろな介護の思いも実は私も議員として体感してきたわけなんですが,突き詰めて考えると,財源も高齢化が進んでいく以上,限られていますので,税金丸抱えというわけにもいかないので,今の動きは正解だとは思うんですが,そこに地域の人がプレーできる環境というのは,今後自治体に求められてくることだと思うんですね。  それで,先ほどのプレーヤーが働きやすいという意味では,ケアマネジャーの仕事をサポートするということ,自治体としては民間のプレーヤーが自分たちでやらなくちゃいけない部分でもありますが,そこには人的リソースであるとか,物的リソースであるとか必要かなという部分,働きやすい,自治体から手を離れて。  今の通所サービスBもこういったプレーヤーとして続けていきやすい環境ということ,ちょっと目配せしていただかないと,堂々巡りというか,なかなか解が出てこない難しい計算の将来の地域包括ケアを核とするこの福祉という部分に関して,実際の関わり方ですね,そういったことを第8期の後に第9期の計画も来年ぐらいから始まると思うんですが,当然国も自治体もそういったことに追いついていかなくちゃいけないという中で,最後にそういったこと,働きやすい環境,そうしたことをサポートしていただきたいということを申し上げまして,全ての質問を終わります。
    285: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩いたします。     午前11時56分 休憩     午後 1時30分 開議 286: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。9番辻村ともこ議員。 287: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 議長への通告のとおり2問質問させていただきます。  1問目,調布都市計画道路3・4・16号線事業とその周辺のまちづくりについてお伺いいたします。  昭和37年12月22日に建設省の告示3183号,都市計画決定として59年前に都市計画決定されたのがこの3・4・16号線でございます。狛江市にとってはまさに50年に一度と言われるこの調布都市計画道路3・4・16号線事業は,多くの狛江市民の期待を背負い,実現いたしました。喜多見駅周辺の都市計画変更などを経て開発されましたのは,その途中に平成7年に完成した喜多見駅高架化及びその周辺地区の整備でございます。  喜多見駅高架化及びその周辺の地区整備が途中で行われましたけれども,その際に近隣住民の意見が十分に反映されていたかといえば,栄通り商店街の皆様も近隣住民の方々も,立地は世田谷区側になりますけれども,通学路は狛江市内道路を利用されて,過去には喜多見駅狛江市側改札口を生徒の半数,300人も利用していた学校法人国本学園様におかれましても,30年前の駅の高架化の際に意見を言う機会がなかなか分からずに,記憶の中では行政にも民間事業者にもきちんと意見を聞いてもらったことも意見を言った記憶もないまま,まちづくりが進んでしまったように思っている,このような御意見もこの周辺はある地域でございます。もし30年前に意見を言っていたら,今の喜多見駅は変わっていたのか,喜多見駅狛江市側商店街のにぎわいも側道の交通安全も狛江市側の利便性,快適性も変わっていたのかもしれない,このような声があります。  今回こそ,生きている間に30年後のまちや市民のために喜多見駅狛江市側周辺のまちづくりについて意見ができたらという,まちづくりへの希望がある,そういった状態でございますので,市民の皆様の声を反映させながらお伺いしたいというふうに思っております。  今回は,そのような50年ぶりの道路開通に伴ってまちづくりへの期待が高まる中,狛江市は岩戸北三・四丁目の都市計画道路ではなく,まず初めてまちづくりについての懇談会を開催しました。  改めて調布都市計画道路3・4・16号線事業の全貌をお伺いし,現在どのように工事が進められているのか,また延伸される岩戸北から岩戸南地区に関しての事業化計画及びその先の計画まで全てお伺いした上で,岩戸北三・四丁目周辺のまちづくりの未来と住民の主体的な関わり方について,より良いまちづくりにつなげられるように質疑・提案させていただきたいと思っております。  先日行われた懇談会及び先月まで取られていた3週間のアンケートの内容から見えてくる狛江市民の皆様の御要望と,そしてそうしたまちづくりを推進するに当たり,狛江市と狛江市住民の御意見,御不安,御要望を基に質疑してまいりたいと思っております。  現在,調布都市計画道路3・4・16号線事業計画とその進捗について,まずは全体像と現在事業推進中の岩戸北地区の状況,今後の見通しについてお伺いいたします。 288: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 289: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 調布都市計画道路3・4・16号線は慈恵医大第三病院から電力中央研究所前,二の橋交差点を通過し,水道道路を横断して和泉多摩川駅まで約5,080メートルの路線でございます。そのうち約1,850メートルは完成しており,現在事業認可を受けている電中研前約330メートルと岩戸北区間約460メートルについて,共に令和8年度末の事業認可期間となっているところでございます。  また,平成29年1月に策定しました調布都市計画道路3・4・16号線基本計画では,岩戸南区間の事業認可取得を令和7年度としているところでございます。  岩戸北区間は,現在,早期の事業への協力を検討している方を中心に順次物件調査等を実施して,折衝に向けた準備をしているところでございます。 290: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 291: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) モニターのほうを御覧いただきたいと存じます。  今日はこの議場にいる皆様やインターネットで御覧になられている皆様にも,この狛江の中で50年ぶりの大きな事業でございまして,これが今御説明いただきました約5,080メートルの全貌でございます。この辺りが華屋与兵衛さんの辺りです。そこからずっと赤い線を南下して,この辺りまでぐっと来ます。この辺りが喜多見駅でございまして,ここの駅の手前の所からが今もう随分進んでおりまして,三・四丁目というのは今私が示しているここでございます。その後,岩戸南の延伸というのがここに来まして,この緑色の線が水道道路になります。ここが岩戸北の三・四丁目地区,ここが今言っている水道道路ですので,そこまで全部つながるということなのです。これはすごく大きいです。  岩戸北の所,この赤い線の所が約460メートルでございまして,南区間というのが青い部分になってございます。青い部分が740メートルです。ちょうど今物件がこうあるのですけれども,今ある道路に対してどのように道路が拡幅されるか。小さな丸の所は小さな小道になっていまして,そこは少し出口の所をどうしていくのか考えなければいけないというところであり,ちょっと見づらいかもしれませんが,この細い茶色の線の所がこれからできる道路でございまして,今紫色になっていたりベージュになっている所がもともとの道路でございますので,少し建物がかかっているというのがお分かりいただけるかなと思います。  これらは市が発行している事業計画の中の書類の中で見ることができます。あとタウンニュースも出ていますので,御確認いただきたいと思います。  こういう感じです。今の道路からは少しはみ出している部分があるということです。この大型店舗というのはニトリでございます。一番上の所,これが世田谷通りです。それに対しまして,二の橋交差点からずっとこのように下に行きます。分かりますでしょうか。  まちづくりの方針としましては,これが都市計画マスタープランの将来都市構造図でございまして,何度も議会の中でも取り上げられているかと思いますけれども,3・4・16号線はえんじ色の左上の丸い所から来まして,ずっとこれが3・4・16号線で,この辺が喜多見駅になります。地域交流拠点と喜多見駅周辺と書いていますけれども,この辺りがこうなっていまして,ここからずっと水道道路まで行くと。こういった計画になっているということでございます。図面のほう,ありがとうございます。  大体そういうことで,もう1回図面をお願いします。まちづくりの方針としましては,駅前拠点を中心としまして,地域交流拠点という所などを含めましてエリアがA,B,Cというふうになっております。本当は細かなところをお聞きしようかと思っていたのですけれども,この議会の中で数日前,ほかの議員から細かく説明をいただきましたので,今回私は割愛させていただきます。  今後のまちづくりの方針案を検討して,地区計画と素案を作成して,まちづくりの懇談会をもう1度令和4年度に開催するというような形でスケジュールも出ているかと思います。今日はそれらに関しまして,まちづくりというものに市民が主体的にどう関わっていけるのか,そこの部分において質疑させていただきたいと思っています。  まず3年ほど前から事業計画の説明などがあったときに住民の方々から多く聞かれることに関しましては,華屋与兵衛さんから今ずっと約5キロぐらいあるのですが,その沿道は水と緑の街ということで緑の植栽がぱっとなっている写真を見せていただいて,それで道路を拡幅して緑があって,歩道が拡幅されて,すばらしくなるのだなということなのですが,なかなかその様子が見えないと。  二の橋交差点まで延伸工事がありますが,うまく進んで令和8年度ということでございます。この間,植栽のある街並みというのはどういうスケジュールでできるのか,そしてまた植栽はどういう種類なのか,これは多くの方に聞かれるわけなのです。決まっている範囲で構わないのですが,そのあたりについてお伺いしたいと思います。 292: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 293: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 岩戸北区間は,今後,市側からのアプローチも行いながら事業地確保に向けて進めてまいります。  電中研前については,今年度車線を北側に変更して道路南側に空地を設けます。その後,空地部分で3年から4年かけて電線共同溝や占用企業者の工事を行います。これらの工事が全て終了した後に電柱撤去を行い,歩道整備を始めていきますので,完成にはしばらくお時間をいただくことになります。  早期完成のためには占用企業者との密な調整は必須となりますので,遅れが生じないよう道路調整会議などを通じて,それぞれの工程把握に努めてまいりたいと考えております。  なお,街路樹の具体的な樹種は決定しておりませんが,これまでの完成区間と同様に中高木はハナミズキ,低木はサツキ類を予定しているところでございます。 294: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 295: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) よく分かりました。なるべく遅れが出ないように工事のほうをお願いしたいと思います。  次でございますが,喜多見駅七差路交差点の信号機設置の後の状況と使い勝手,管理について市の見解を伺いたいと思っております。  モニターをお願いします。  喜多見駅の七差路交差点の信号機設置につきまして,設置が10年ほどかかりましたけれども,設置ができて住民も大変喜んでおります。大変ありがとうございます。  しかしながら,御覧いただきたいと思います。まず,ここです。本当にありがとうございます。こういう形で信号機が設置されました。大型マンションの方面から,ここはすみれ屋さんのお弁当屋さんの前なのですけれども,そこから3・4・16号線に出てくるまでの間,御覧いただきますと奥のほうは歩道3.5メートル,きれいに真っすぐ入っているのですが,出てくる所というのは,実は古い停止線がちょうどこの辺り,見えますでしょうか。ここの辺りが古い停止線です。信号機をつけるときに,当初斜目に道路が3・4・16号線に入っていたのですけれども,国からの通達によって,事故を防ぐために,道路に出る新しい道路は90度に設置しなさいというものがございまして,斜目にすっと入っていたものが,ここはくっと曲がって90度になったのです。そのおかげで,すみれ屋さんの前がかなり鋭角になりまして,すれ違うのもなかなか大変な難しい交差点になっています。  それだけならいいのですけれども,さらにこれを御覧いただきますと,これは住民の何人からもお問合せがあったのですが,ちょうどここです。見ていただくと分かりますが,3.5メートルの拡幅している歩道が,いきなりここはぼんと大きくなるのです。古い斜目に出てきたときの停止線の所から歩道の所を私が測ってみましたら,約17メートル。3.5メートルの歩道がいきなりここだけ約17メートル開くのです。それによって,古い停止線の所から見ますと,本当は奥にある,途中で尻切れトンボになっているこの線というのが本当は道路の線だったのです。これをぎゅっとこの角度だけ曲げて,今ここが直角になっているということでございます。こういう状況でございます。  ここは,この3か月の間に救急車が来た事故が2回起こっています。なぜかといいますと,ここの場所がまるで歩道ではないように,停止線があまりにも白過ぎる。信号機ができました。そこまでの道路が約17メートルあります。普通,停止線で止まって,停止線からのろのろと来て曲がったりするのですけれども,そこまで約17メートルありますから,アクセルを踏んでしまうのです。踏んでしまいまして,かつ,見えますでしょうか。ちょうどここにかわいいアヒルちゃんの三角コーナーのようなものがありまして,この三角コーナーの裏側は自転車が通れるようになっているのです。そうすると,その裏側からも自転車が出てくる。停止線はすごく前にあるので,気を取られているうちに,この歩道の中で,ここで巻き込んだり接触したりという事故になってしまうという状況のようでございました。ヒヤリハットはもっと起こっているということなのです。  現在,無電柱化に,無電柱化は私も一般質問させていただいて,当時,小池百合子さんが都知事になる前の自由民主党の青年局の研修で無電柱化だと言って,本当に都知事になった後にそれを進めて,すごいなというふうに思っているのですが,狛江市でも初めての無電柱化の大型の道路改良ということでいろいろ進んでいるのですが,すみれ屋さんの横の電柱は無電柱化に入らないようなのです。つまり,これはどけられない。  住民の詳しい方は,ここの所は,横断歩道でなくてもいいので,2本の誘導線を描くなどして歩道区域対策をしないと本当に危ないのではないかと。また,そのようなことについて市は現状確認して,また調布警察と連携状況があるのかどうか,こういった声が多く上がっているのですが,市の対応についてお伺いしたいと思います。 296: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 297: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 御指摘の箇所につきましては議員からの御指摘もあり,担当者も現地の確認を行ったところでございます。  車,人の流れに配慮した構造物を設置して暫定的な開放としておりますが,その中でも危険を誘発しそうなラバーポールは一部撤去を行いました。その上で調布警察署にも相談したところ,取付道路との境に白線を引き,歩道部分を明確にするための色を塗り,パイプ柵を少し移動することで車両のすれ違いを容易にする等を提案されておりますので,できるだけ早く実施する予定でございます。 298: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 299: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 何もない所にラバーポールを置いていただき,さらにそれを適正配置していただいたこと,本当にありがとうございます。そこから車両のすれ違いを容易にするための施策を御検討していただいているということで,重ねて御礼申し上げます。  信号機の位置とバランスを見て,ぜひ有効な対策を取っていただきたい。  そして,そこで事故が起こった住民の方によりますと,そこに横断歩道とか誘導路がなかったので,どうも保険請求のときの過料が道路扱いに近くなっていると。つまり過失が歩行者のほうに結構多く出てしまったというのがあるようなのです。そのときに,あそこが歩道だということがもう少し明確に分かるものがあった上での事故であれば,車両のほうに過料が大きくかかるというようなこともあるようです。そういったことも配慮していただきながら,道路の施工の途中ですけれども,とにかく安心・安全なまちづくりをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  それと土地開発公社の役割と規模について,今後の予定を含めて改めてお伺いしたいと存じます。 300: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 301: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 土地開発公社は公有地の拡大の推進に関する法律で認める法人格を持ち,地方公共団体に代わり公共用地等の取得,造成,管理及び処分を行う団体でございます。  狛江市においては,平成18年度より用地取得に関する活動がございませんでしたが,都市計画事業等において事業用地確保の推進を行うことから,見直しを行っております。  今後は,機動的に事業用地取得を求められる場合や国・都からの補助金の有効的な活用も考慮して,狛江市と公社の協議の下,狛江市に代わり公社が取得する事業用地を決定した上で先行して確保いたします。一方で,公社が土地を保有することで将来的に市の財政負担が発生することとなりますので,十分な協議が必要となっているところでございます。 302: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 303: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 土地開発公社の概要は分かりましたが,土地開発公社に入って対応される方,その社員さんはどういった方なのかということで結構住民の方から御不安の声が上がっています。見ず知らずの人,土地のことをよく分からない人が来たりして,いきなり交渉されたりするのは不安だということでございますが,土地開発公社の社員さんはどういった方なのかお伺いいたします。 304: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 305: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 事業用地に関する折衝については,市の職員が行います。話がまとまった後の契約手続を行う際に,市に代わり事業用地を先行取得する公社と契約を締結することになります。  土地開発公社は市職員で構成する団体でございますので,関係人の方との窓口については市の職員が今までどおり対応することになるところでございます。 306: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 307: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 都市計画道路3・4・16号線(岩戸北区間)は,計画では総額約52億円ほどの予算を見積もっているとお聞きしております。  住民からの御質問で多いのが,狛江市内での代替地はあるのかという御質問でございます。代替地について,また代替地の紹介の方法についてお伺いいたします。 308: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 309: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在,狛江市においては代替地はございません。代替地を用意することは,それに対する用地取得費や処分までの維持・管理費がかかります。また,地権者のお考えや条件によって処分が困難な場合も想定されます。こうしたことがないようにできるだけ利用目的が明確でない土地を保有することは避けるべきと考えているところでございます。近年の都市計画事業においても,用地交渉時に地権者の御意向を確認しながら不動産情報を提供するなどで対応しております。  都市計画道路3・4・16号線(岩戸北区間)においても同様に,地権者の御意向に丁寧に耳を傾け,必要な情報を提供していきたいと考えているところでございます。 310: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 311: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 狛江市内というのは市域がなかなか,余っている余剰の土地というのは多くないかと思います。  ただ,私が聞く限り,例えば直接商店街などを営んでいる方で,どうしても移動しなければいけないような方たちの中には,自分の子供が義務教育を終えるまでは同じ地域の学校へ通わせて育てたいから,近隣で商売を続けられるようにしてほしいということであったり,なじみのお客がいるので近くで商売を続けたいが,そうした貸店舗を提供してくれる場所がない。市役所の出先機関と一緒に移転しなくてはならない店舗を集めて,そういう施設を造ってもらえないかとか,喜多見駅狛江市側の発展を市と一緒に考えていきたいので,移動しなければいけないことに関しては一定のヒアリング会を設けてほしい。こんなことをお伺いしております。  市はそうした意見をどのように聞き,集めて,捉えて,分析して,今後のまちづくりにつなげていこうとしているのかお伺いしたいと思います。  岩戸北三丁目・四丁目周辺地区のまちづくりについてでございますが,11月7日,8日と6回にわたり行われました岩戸北三丁目,四丁目周辺地区に関するまちづくり懇談会が開催されたと思います。懇談会の募集方法,来場者数,内容について,前回とかぶるかもしれませんが,再度お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 312: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 313: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 懇談会の募集は広報こまえ,ホームページへの掲載と所有権等を有する権利者へ郵送によるお知らせを行いました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため,各回の定員は25名とし,事前申込み制といたしました。  来場者数は,令和3年11月7日の午前10時からは7名,午後2時からは2名,午後6時半からは3名でございました。令和3年11月8日の午前10時からは9名,午後2時からは13名,午後6時半からは6名で,両日合わせて合計40名でございました。  懇談会の内容は,都市計画道路の事業を進めていくに当たり,都市計画道路沿道だけでなく後背地も含めたまちづくりのルールを示し,良好な住環境の形成と駅前のにぎわい創出等,適切な土地利用を誘導するための地区計画について,地区住民の皆様と意見交換しているところでございます。 314: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 315: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 岩戸北三丁目の人口を調べました。3,012人おります。岩戸北四丁目の人口は1,754人,本年の1月1日現在でございます。合計4,766名が対象者ということです。通常の回数より多くの回数,日時の設定をされたとお聞きしております。しかしながら,最高で11月8日の午前9名と午後13名ということでございます。そのほかの日程は最少懇談会参加者数は1回2名から,1桁の参加者数が4回あったということでございます。合計40名をパーセンテージに人口割でいたしますと0.008となりまして,1%を切っております。大変少ない回があるのは残念かなというふうに思います。工夫が必要だと思います。  また,今回は地権者以外,商店街の店舗を借りているオーナーに懇談会のチラシが配布されていなかったということを私はお伝えいたしました。参加できなかったということで,その後,市の皆様には御苦労をかけました。アンケート募集の用紙を各店舗に配布いただきました。  狛江市で事業を営み,納税している大切な事業者の方々の意見もしっかり聞いていただく機会をつくっていただきたいと思っています。聞きましたら,他市では営業している店舗には休憩時間とかに直接出向いて,お話をお聞きに上がっているとお伺いしました。ぜひ丁寧な対応の検討をお願いしたいと思います。  では,懇談会で出されました意見をお伺いしたいと存じます。 316: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 317: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 懇談会での主な意見は,地域交流地区は喜多見駅に近いという利便性を生かした商業的な利用が促進されるとよい。またその反対の,現状のままを求める。世田谷区側の用途等の連携を図るべき。ゆとりある住環境確保と言うが,建蔽率を上げると建物が道路寄りに建築されてしまう。用途地域のバランスを図るより用途地域にめり張りがあることがよい。低層住居地域は現状のままを希望する。道路幅員が6メートルに整備されることはよい面もあるが,自動車の通過速度が上がり危険になるのでは。道路幅員は4メートル確保されていればよい。具体的な提示がなくイメージが湧かないなどの意見が出されております。  現在のまちづくりの状況について変化を求める意見,変化を求めない意見があったところでございます。 318: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 319: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) メールなどで出された意見の件数,内容,特徴,所感をお伺いします。 320: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 321: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) メール等による意見は,11月29日現在で119件ございます。  主な意見は,調布都市計画道路3・4・16号線(岩戸北区間)を早期完成してほしい。市道609号線の拡幅を進めてほしい。その反対に,拡幅するとスピードが出て危険ではないか。歩道を整備してほしい。公園を整備してほしい。喜多見駅の狛江市側に改札口を整備してほしい。自転車置き場を増設してほしい。メール等では都市施設の整備に関する意見を多くいただいているところでございます。  地区施設として道路,公園,緑地,広場,その他の公共施設を定められますが,現時点では公園として指定できるまとまった空地の確保は難しい状況でございます。調布都市計画道路3・4・16号線(岩戸北区間)の整備によって生じる旧道や未利用地を広場として指定し,歩行者空間の確保や緑地空間を形成することを検討したところでございます。 322: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 323: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) モニターをお願いします。ありがとうございます。  私のところに届いた住民から多かった相談の一つを申し上げますと,今回の説明会で出された一の橋通りと市道609号線を1メートルセットバックする整備計画,道路幅6メートルにする案について,その理由や時期についてというものがありました。特に,そのうちどちらが優先路線なのかという質問に対して,市側が優先路線はないとの発言があったと。市側の計画もないのに発表していると捉えられた様子でありました。市側の本意を聞かせていただきたいというふうに思っています。  一の橋通りと609号,図を見ていただきたいのですが,一の橋交差点から喜多見駅のほうへ向かって左側の通りを一の橋通りといいます。パン屋さんがあったりする,こちらの細い道です。Vになっているのです。交番が真ん中にあります。この左側を一の橋通り,右側を市道609号線というのですが,実はこの細い609号線のほうが通学路になっているのです。そういったこともあって,広げたほうがいい,でも広げるとスピードが出るしとか,狭いままで一方通行にしたほうがいいとか,このようなことが話されているのです。  多分,説明会での市の職員の皆様の説明を上手に理解できなかったのかもしれないと思いますので,改めまして,これは整備事業計画なのかどうか。セットバックを1メートルするというのは,どういう思いでお話しされたのかお伺いしたいと思います。 324: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 325: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 6メートルに設定している区画道路は,幅員を現道より広く設定することで防災性や利便性の向上を目指す道路でございます。道路拡幅していく方法は,建て替え等,現在の土地利用が変わる際に区画道路の範囲の土地を市へ売却してもらうという考え方でございます。現在の土地利用の中で,駐車場や庭の一部を道路用地として売却することを求めるものではございません。  土地所有者等の建築計画はそれぞれの都合により進められるもので,そのサイクルは長期にわたると認識しております。地区計画は整備事業計画ではなく,まちの完成形の理想像を共有するものであるため,どちらが優先という考え方はないところでございます。 326: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 327: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 分かりやすい御説明をいただきまして,ありがとうございました。
     そうなのですよね。地区計画というのは整備事業計画ではなくて,今回もまずは調布都市計画道路3・4・16号線を整備する,これが一番なのですが,同時に,このまちの在り方はどうですかということで,地区計画というものを住民の皆さんでつくっていくことができるのだけれども,それについていろいろな意見があるでしょうと。そのうちの一つとして,例えばということで緊急車両が入れるであるとか,大きな3・4・16号線とつないで,住環境や快適性とともに車の走行に関する利便性を高めていく。交通輸送手段が発達するということは経済が発達することになりますので,大きな道をしっかりとつないでいくというのはすごく大事なことだというふうに思います。  ですので,そういった意味でいうと,道路の拡幅に関してのお話というのは整備計画ではなくて,皆様に地区計画上そういうような選択肢もできるけれども,どうですかということだったということが確認できました。道路拡幅における安心・安全な空間づくりの青写真は,ぜひ市役所のほうからまた積極的に見せていただきたいとも思っております。  そういった中,狛江市のまちづくりへの事業推進方法やルールづくりの手順につきまして改めてお伺いしたいと思います。  今回の懇談会では,計画されたことがいつ頃結果として反映されるのかという御意見に,地区計画に掲載されても30年たってもできない可能性もありますと御発言があったとお伺いしております。また最近は,事業計画からお金まで全てを行政が行うのではなくて,住民主体で進めるまちの再開発がトレンドで,住民の皆さんで考えてほしいというような御発言があったともお伺いしております。  狛江市は50年ぶりの大型道路開発がある岩戸北三・四丁目周辺地区の40ページにもわたる素案を上げていらっしゃいますけれども,その計画について,市主導ではなくて住民に任せていくということなのかなと捉えられたというふうにお伺いしています。素案40ページ,すばらしいものだったのですが,それらに関して全てを住民に任せていくというのは厳しい感じがする部分もあるのですけれども,どうなのかなというふうに思っております。  今日は本当は大和駅の事例につきまして深く掘り下げたかったのですが,時間の都合もございますので次にいたしますけれども,大和駅を御存じと思います。小田急線大和駅は,大和市が主導して小田急電鉄に協力要請して土地整備を行い,駅周辺のにぎわいと発展を創出した事例でございます。皆様よく御存じの方もいらっしゃると思います。そういったことを御存じの住民の方からは厳しい御意見もあったのですが,狛江市はなかなかお金も十分に出すと言わずに,まちづくりを住民主体で意見が上がれば行うし,上がらなければ行わないという印象があったようだったのです。  市が考えるまちづくりに関して,改めて見解,対策をお伺いしたいと存じます。 328: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 329: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地区計画は,目指すべき将来像を設定し,その実現に向けてまちづくりを進めていきます。地区計画で現道より広い幅員の区画道路を指定した道路拡幅は,沿道地権者の土地利用に応じて進められていくことになりますので,直ちに新しい道路を整備するものではございません。家の建て替えは建築後30年から40年はされないことも想定されますので,30年経過しても拡幅が完成しないことが想定されると説明したところでございます。  大和市文化創造拠点シリウスがある大和駅東側第4地区第一種市街地再開発事業のように地域の皆様が必要とし,市が必要とする計画的な事業に対しては費用を負担する想定もあると思います。一例としては,市街地再開発事業は国や都から補助金を得られる事業でございます。質問の中にあった大和駅東側第4地区第一種市街地再開発事業は,平成6年に地元権利者による再開発研究会が発足以降,市と協働して市街地再開発事業の実現に向けて調査・研究を重ねた経緯がございます。  地区計画は,ある一定のまとまった地区を対象に,その地区の実情に合ったきめ細かい規制を行う制度でございます。まちづくりの将来像を地区住民の皆様と共有するものでございます。市が主体的に事業を進めていくものではなく,土地利用についての可能性を広げるものでございます。市と市民の皆様が協働で事業を進めるとの計画が策定されれば,当然市も積極的に関わることになります。  ただし,現時点では都市計画道路の整備推進以外に具体的な整備計画はないところでございます。 330: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 331: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 恐らく市民の皆様は,狛江市が住民の主体的なまちづくりの参加について,喜多見駅周辺地区においては,市民の協力はどのようなものを期待しているのかというのが分からなかったのではないかなと思いますので,いろいろな言葉をかいつまんで,いろいろ御不安になったり,でも,その言葉の内容が分からないので確認したり,そういうことでいろいろとお話合いをされているのではなかろうかと思います。  反対を返すと,私たちに何かできることはないのかとおっしゃっているのかというふうに私は今回の御相談,御意見については思いました。市におきましては恐らく,何かできないかという気持ちに関しまして,どのように対応されるのか。そのお気持ちをいろいろ御相談,御意見があったかと思うのですけれども,そのことにつきましてお考えをお伺いします。 332: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 333: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今回の説明会と懇談会等の取組については,地域の課題を地区住民の皆様と共有しまして,解決策を話し合う懇談会を開催しまして,将来都市像を検討していくものでございます。  また,地区計画の検討の中に地区住民の多くの皆様から理解を得られている提案等を参考にすることも重要と考えております。それらの取組を連携させまして,市民参加,協働のまちづくりを岩戸北三・四丁目周辺地区でも進めていきたいと考えているところでございます。 334: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 335: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) だんだんとても分かりやすくなってきているのではないかなというふうに思います。  岩戸北三・四丁目地区の人口が5,000人ぐらいいらっしゃるのですけれども,令和4年に第1回懇談会開催ということでスケジュール表には書かれております。私は,せめてその地域に住まわれている方の20%ぐらい,1,000人ぐらいを目標に何か御意見がいただけるようなことを考えたらどうなのかなというふうに思っているのです。  先ほど申し上げましたとおり商店に休憩時間に訪問するなども新しい手法かもしれませんし,アンケートの収集方法なのですが,今議会では各議員がかなりいろいろな質疑をする中でSNSやLINEのプッシュ型の方法などもお話がありますけれども,私は5段階評価とかイエス・ノー方式とか,選択肢があってアンケートフォームがあったら,もっとたくさんの人が気軽に,そして本当に積極的にアンケートに答えていただけるのではないかなというのを,今回,私は駅で立たせていただきまして,それを感じたところでございます。  市民の皆様は,回答しやすく,回答の確度や質も上げていくことができる新しいアンケートの在り方を求めていると思いますが,御検討をお願いできないかどうかお伺いします。 336: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 337: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今回の懇談会資料の意見については,回答フォームはなく,自由様式となっております。市がアンケートしたときは,確認事項を明確化して実施しておりました。  議員の考えのように懇談会資料の意見についても,市が確認したいことを明確化した回答フォームに記入してもらうことが市民の皆様も答えやすくなり,また意見を整理した結果も分かりやすくなると考えているところでございます。コロナ禍の中で対応できる市民意見を聞く方法の一つとして検討していきたいと考えているところでございます。 338: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 339: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) そしてもう1つ,地区のまちづくりのことはとても大事なことで,実は膝を突き合わせて,市はこんなことを考えているのだよと40ページの素案をお見せしながらお話しすると,大体の方は,こんなふうに考えているのだね,また40ページもすばらしい資料だね,市はすごくいろいろ考えているのだねということで,素案に関してはすごく好評でした。ですが,では意見をと求められて,白紙で何もない中でメールか用紙を自分で取り出して書くとなると,とてもハードルが高かったようなのです。  私も本当に素人ですので,これがいいかどうか分かりませんけれども,ちょっと感じたのが,地域交流地区や市街地再開発,空地が少ない,土地の高度利用化など,キーワードが幾つか中に入っていたかと思うのです。提案ですけれども,まちづくりについてもっと住民参加の方法を分かりやすく,例えばパターン化して公開するというのはどうかなというふうに思うのです。例えば大きなビルを建てるには,用途地域の変更が必要ですとか,地権者が話合いをし,どのような案分で進めていくのか先進市の事例など,このような場合はこのように住民は進めていましたなどの事例を見せながらの手法が分かると,参画について地域住民同士が話合いを持ちやすくなるのではないかなというふうに感じました。市民協働推進の観点からも,いかがでしょうか。  また,今回の意見募集を知らなかったという御意見やアンケートの期間が短過ぎるという意見が多かったです。もっと多くの人が参加できるように期間を長く,LINEやSNSなどを活用したプッシュ型のアンケートを検討すべきではないかなと思いますが,市の見解をお伺いします。 340: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 341: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まちづくり条例では,協働による望ましいまちづくりを推進するために,市民の皆様による提案制度を定めており,手続等に関する資料をホームページで公開しているところでございます。まちづくりに関心のある市民の皆様に向けて,既存のまちづくりグループ等の活動内容や新たにまちづくりグループ等の活動をする方法等について知っていただけるよう,情報提供できるように改善していきたいと考えているところでございます。  市はまちづくりグループ等に対し支援を行っており,支援にはまちづくりに関する情報の提供もございます。グループ活動等の中でまちづくりの手法等確認したいことがあれば,市は随時相談に応じたいと考えております。  まちづくり条例に基づく地区まちづくり協議会,テーマ型まちづくり協議会は,地区まちづくり構想,テーマ型まちづくり構想を市へ提案することができます。提案があったときは,まちづくり委員会の意見を聞いた上で市としての見解を提示し,構想が市のまちづくりに有益であると見解を示した場合は,市は地区計画等,都市計画の手続への移行,地区まちづくり計画等の市のまちづくりに関する施策等に活用するように努めます。  実例といたしましては,平成21年度に安全で快適な八幡通りを目指して小金橋南交差点付近の改善提案が出されたものをきっかけに,平成28年度に市は八幡通り整備基本計画を策定し,平成30年度より段階的に対策工事を行っております。また,多摩川住宅は平成23年度に地区まちづくり協議会の認定を受け,平成28年度にまちづくり提案が提出され,平成29年度に多摩川住宅地区地区計画を策定いたしました。  プッシュ型等も含めまして,まちづくりに関する情報発信方法については他市の事例等を調査・研究させていただきます。  岩戸北三丁目・四丁目周辺地区に関するまちづくり懇談会資料に対する意見募集については,12月28日まで延長したところでございます。 342: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 343: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 地区まちづくりグループ協議会の意見収集,提案というのが鍵であって,大変重要だということが分かりました。また,プッシュ型の新しい改革は検討いただけるということと,今回のアンケートの延長もいただいたということでした。質疑を調整していたときはそれがなかったので,ありがとうございます。  最後に,松原市長にお伺いいたします。  喜多見駅周辺のまちづくりは50年ぶりと言われる大型道路の開通がなされ,今がこういった喜多見駅周辺のまちづくりを考えていく時期ではないかなと思います。ここ何回かの住民アンケートを見ますと,いろいろな御意見が出ていますが,特に高架化前のまちづくりが壊されてしまった,にぎわいを創出したいという御意見や,憩いの場,防災公園が欲しい,交通安全対策や喜多見駅狛江市側改札口復活などの住民意見が多かったということでございます。  全体のまちづくりの中で市が旗振り役をして,まちの整備に本腰を入れるということは考えられないでしょうか。例えば,コンサル会社を入れて可能性を模索するなどの手法もあると思います。  松原市長は,駅周辺地域の開発に力を入れ,まちづくりを推進する方向性を示されています。50年ぶりの大型道路の開発時に,よりよい喜多見駅周辺のまちづくりについて市主導のぜひ積極的なお考えをお伺いできればと思っております。どうぞよろしくお願いします。 344: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 345: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 狛江市の地域特性を生かした魅力的なまちづくりをするためのプランとして,都市計画マスタープランの改定を進めているところでございます。その中で喜多見駅は,交通結節点や日常生活の活動の場となる地域交流拠点といたしまして示したいというふうに考えているところでございます。  事業は一遍に進められるものではございませんので,岩戸北三丁目・四丁目地区では,まず調布都市計画道路3・4・16号線(岩戸北区間)の整備を最優先で進め,それに併せまして後背地の良好な住環境にも配慮したまちづくりのルールが必要というふうに考え,地区計画を定めていきたいというふうに考えているところでございます。  その中で地域の皆様には,都市計画道路が整備されることを考慮し,どのようなまちにしたいのか,地域の皆様にそういったことを考えていただき,周辺地区の理想的な将来都市像を共有し,建て替え等に併せまして一歩一歩まちづくりを推進していただきたいというふうに考えているところでございます。  まちづくりは市だけではできませんので,市民や企業を含んだ協働が必要でございます。まちづくりグループが交通安全や住環境,にぎわいに対して研究されていることは,喜多見駅周辺のまちづくりの安心・安全で良好な住環境の維持・向上やにぎわい創出に寄与する活動というふうに考えられます。引き続き,地域の交通安全や住環境,にぎわいについての検討を続けていただき,その提案なども参考にいたしまして,魅力ある岩戸北三丁目・四丁目を市民参加,市民協働でつくり上げていきたいと考えているところでございます。 346: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 347: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 喜多見駅周辺というのは,狛江市内にとってもとても大事な所だと思います。  岩戸の元市職員の方が私に,3・4・16号線は150年かかるよと言ったことがあるのです。確かに,昭和37年12月22日に建設省が告示して都市計画決定したということで,それがちょうど59年前なのです。そうすると今の議員で見ますと,59年前に生まれていた人が半分ぐらい,よちよち歩きの人を入れると70%ぐらいの人がまだまだ小さかったり,生まれていなかったりということでございます。150年前は今日から考えるとどれぐらいかなと思いますと,今ちょうど明治154年だそうなのです。そうすると,幕末の西郷隆盛とか勝海舟とか坂本龍馬が闊歩しているとき,お隣の調布市では近藤勇さんが154年前の年に亡くなったそうなのです。本当にそんな時代まで,この道を通すのにそれぐらいの時間がかかるのかと気の遠くなる話だなと思ったのですけれども,時代の変化と技術の発達,そして情報が推進することによって住民の協力も得られやすくなって,道の開通というのは,それほど多くかからないのではないかなというふうに思うのです。  ただ,やはり昔も今も自分の土地はとても大事ですし,まちも大事だと皆さん思っていると思いますので,ぜひ上手に情報の,新しいまちづくりの推進の要は情報の質と情報伝達力,まちづくりの熱意,そして共鳴力,一緒にやっていこうよという,そこが大事なのだろうというふうに私は思うのです。ぜひ市には喜多見駅周辺の特に安心・安全対策を一番に考えていただいて,よいまちづくりを住民参加型で行っていただけますよう,私も住民の一人として積極的に尽力していきたいと思いますので,何とぞよろしくお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  1問目をこれで終えます。  2問目でございます。2問目は,狛江市におきます人権問題,人権教育,特に北朝鮮当局による拉致問題等の進捗状況についてお伺いしたいと存じます。  まず最初に,私は人権問題について,狛江市の取組及び狛江市教育委員会の取組の前に,我が国の人権についてどうなっているのか少し調べました。皆様と共有したいと思います。  我が国の人権については,法務省は全ての人々が生命と自由を確保し,それぞれの幸福を追求する権利あるいは人間が人間らしく生きる権利で,生まれながらに持っている権利であって,誰にとっても大切なもの,日常の思いやりの心によって守られなければならないものとしています。とりわけ子供に対しては,命を大切にすること,みんなと仲良くすること,それらが人権を守ることになると伝えています。人権は難しいものでもなくて,誰でも心で理解し,感じることができるものです。  しかし,今の新型コロナウイルス感染症の感染者等に対する偏見や差別,インターネット上における誹謗中傷,いじめや虐待など様々な人権問題が依然として存在しています。これらの問題を解決して国連の持続可能な開発目標,SDGsが掲げる誰一人取り残さない社会を実現するためには,私たち一人一人が人権尊重の重要性を改めて認識し,他の人の人権に配慮した行動を取ることが大切ではないでしょうか。  日本国憲法でも基本的人権につきまして取り上げておりますし,国際連合は世界人権宣言が採用された12月10日を人権デー,ヒューマンライツデーと定めて,12月4日から10日を人権週間と定め,法務省及び全国人権擁護委員連合会が関係機関などの協力を得て,集中的に人権意識の普及高揚のための様々な活動を行っている状況でございます。法務省では17の年間強調事項を定めて進めていられるということでございます。  そこで,市長にお伺いいたします。  我が国には人権教育及び人権啓発の推進に関する法律がありますが,狛江市では令和2年7月1日から施行されました,人権を尊重しみんなが生きやすい狛江をつくる基本条例が松原市長の旗振りの下,つくられました。改めまして,松原市長がお考えになられます狛江市の人権推進とはどのようなものなのかお伺いします。 348: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 349: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 狛江市では,市民一人一人が個人として大切にされ,誰もがより生きやすい,安心して暮らせる平和なまち,お互いに支え合い,助け合うやさしいまちをみんなでつくっていくために,人権を尊重しみんなが生きやすい狛江をつくる基本条例を制定いたしました。この条例が市の人権施策について,よりどころとなるものでございます。  また,第4次基本構想におきましても,年齢や性別,障がいの有無や異なる文化・価値観等を認め合う,多様な主体がお互いを尊重し合う気持ちを醸成し,浸透させることで誰もが平和に暮らすことができる,人権が尊重されるまちを目指しておりますので,これらを踏まえまして人権施策に取り組んでまいります。 350: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 351: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 狛江市は,人権につきまして松原市長の旗振りの下,しっかりと取組が,条例をつくられて進められていることが分かりました。実は23区26市を調べたのですけれども,条例までつくっている所は案外ないのだなというのが分かりました。狛江市はしっかり取り組んでいることが確認できました。ありがとうございます。  第73回の人権週間の今年の12月のスローガンは,「「誰か」のことじゃない」ということで,主体的意識を持って取り組むのだということでございます。多様性を受け入れたり人権侵害を受けている人の気持ちを分かるのは,大人でもなかなか難しいところでございます。  まずは教育の分野で,人権教育をどのように文部科学省では教え,そして狛江市としてはそれらを推進されているのかお伺いいたします。 352: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 353: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 文部科学省のホームページには,これまでの学校における人権教育の課題などを踏まえた人権教育の指導方法等の在り方についての第三次とりまとめが公表されております。その中で,例えば自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることなど,一人一人の児童・生徒がその発達段階に応じ,人権の意義・内容や重要性について理解するだけでなく,様々な場面や状況下での具体的な態度や行動に現れるとともに,人権が尊重される社会づくりに向けた行動につながるようにすることが人権教育の目標であるとしております。  具体的に育成していきたい能力として,他の人の立場に立ってその人の考えや気持ちなどが分かるような想像力,共感的に理解する力,分かり合うためのコミュニケーション能力やそのための技能,自分の要求を一方的に主張するのではなく,建設的な手法により他の人との人間関係を調整する能力及び自他の要求を共に満たせる解決方法を見いだして,それを実現させる能力や技能などを挙げております。そして,こうした能力や技能を着実に培い,児童・生徒の人権感覚を健全に育んでいくために,学習活動づくりや人間関係づくりと環境づくりとが一体になった教育活動全体を通した取組が望まれるところであるとしております。  狛江市教育委員会では,まず子供たちへ指導する教職員の人権に関する正しい知識の理解と意識向上を図るため,毎年年度当初にテーマに基づいた講師を招へいし,教職員対象の人権教育悉皆研修会を開催しております。学校では,教育活動全体を通して様々な人権課題について子供たちの発達段階に応じた人権の意義や内容の理解とともに,人権尊重の精神を当事者意識を持って生活の中で生かしていくことができるよう指導を行っております。 354: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 355: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 文部科学省では,どのようなことを具体的に人権課題として取り上げているのかお伺いいたします。 356: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 357: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 文部科学省のホームページには,高齢者,障がい者,同和問題,インターネットによる人権侵害,北朝鮮当局による拉致問題などについて参考資料が取り上げられております。 358: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 359: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 21世紀は人権世紀と言われるほど,人権の課題が多くあるというふうに言われています。  教育部への質問です。教育分野では,人権課題として今北朝鮮当局による拉致問題について取り上げているというふうにお答えがありましたが,文部科学省だけではなく,東京都教育委員会でも同問題を取り上げているかと存じます。どのような出来事として取り上げられているのかお伺いいたします。 360: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 361: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 東京都教育委員会が毎年発行している人権教育プログラムには,北朝鮮当局により1970年代から1980年代にかけて,多くの日本人が拉致をされたことであり,我が国の主権に対する侵害であるとともに,重大な人権侵害でありますと記載がされております。 362: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 363: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) なるほど,分かりました。  狛江市でも使っているかと思います。北朝鮮当局による拉致問題等に関する資料や教材,どのようなものが使われているのかお伺いいたします。 364: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 365: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 北朝鮮による拉致問題につきましては,東京都教育委員会から毎年発行される人権教育プログラムにおいて人権課題の一つとして取り上げられており,その根拠となる法律をはじめ,政府の拉致問題対策本部ウェブページに記載されている国際発信ビデオメッセージ,「拉致問題解決を求める日本人拉致被害者御家族の声」やアニメ「めぐみ」の紹介,道徳の授業における学習指導事例等が掲載されております。  学習指導事例につきましては,対象学年を絞った形で紹介されておりますが,基本的な資料などにつきましては発達段階に応じた指導が必要となります。こうした資料や学習指導事例などについては,当然拉致問題に関する意識啓発がございますが,例えば道徳の学習指導事例では家族愛をテーマに家族が相互に深い信頼関係で結ばれていることを考え,家族の一員として進んで役に立とうとする態度を育てることを狙いに学習することができるというふうに考えております。 366: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 367: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) まさにそのとおり拉致問題解決を求める,いわゆる全員一括で帰国,こういったことは,引き裂かれた家族の皆様からすれば当然だと思います。ただ,本当に今ある自分たちの生活が普通ではないのだな,両親への感謝や家族に関して相互に深い信頼関係で結ばれているのだなということを改めて考えるいいきっかけになる,そういった学習になるということは,ほかの地域でもそのような話があったとお伺いしております。  では,教育の分野における文部科学省人権教育,北朝鮮当局による拉致問題等について狛江市の取組状況,3か年分をお伺いいたします。 368: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 369: ◯ 教育部長(上田 智弘君) この3年間ということでは,政府の拉致問題対策本部が作成したアニメ「めぐみ」の視聴や資料を活用した授業を行ったということはございませんが,小学校社会科の教科書には日本と北朝鮮の代表者が会談している様子を写真つきで紹介しているページがあります。また,中学校では歴史の授業で冷戦後の日本における近隣諸国との関係の中で,公民の授業においては日本の外交政策の中で触れております。  なお,今年度につきましては,12月10日からの北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせて,全校で政府の拉致問題対策本部が発行しているポスター掲示の準備のほうを進めているところでございます。 370: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 371: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) この3年間では,狛江市内の学校で北朝鮮拉致問題に関する教育というのは取り上げることはなかなかなかったということでございますが,教科書などに書いてあったり,時を見て恐らくされているのだろうというふうに思います。  生涯学習のほうの分野に入ってしまいますけれども,実際,私は平成24年に図書館にも内閣府の北朝鮮拉致問題について,そのほか北方領土とか自衛隊についての内閣府のパンフレットを置いていただくコーナーをつくっていただいていたのですけれども,先日確認いたしましたら,今は配置がなくなっているようなのです。ぜひ図書館への内閣府のパンフレットの配置も必要かと存じますので,確認,配置のほうをよろしくお願いしたいと思います。  さて,教育の分野における文部科学省の人権教育,北朝鮮当局による拉致問題等についての学習指導案というのが文部科学省のホームページにいろいろと載っておりました。汎用性が高く,教育現場等において拉致問題を取り上げる際の参考になると思われるものがありましたが,そういったサイトがあるのを御存じでしょうか。また,その内容は大変参考になるのではないかと私は思いましたが,狛江市で参考になりそうな先進事例が確認できたかどうか確認させていただきます。 372: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 373: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 平成30年度に実施された拉致問題に関する教員等研修の中の研修の一環として作成された学習指導案の一部が,文部科学省のホームページに内閣官房拉致問題対策本部事務局ウェブサイトへのリンクとして紹介されておりますが,その中では,総合的な学習の時間における拉致問題の理解をはじめ,道徳の授業でアニメ「めぐみ」の視聴を通して,家族愛をテーマにその絆などについて考えるものや,社会科における人間らしく生きる権利,学級活動における人権の大切さを学ぶ学習などの事例が紹介されております。特に道徳の学習指導案については,家族について考えるという点で活用しやすいのではないかというふうに受け止めております。 374: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 375: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) また,そういったものを参考にしながら市内での教育もぜひ検討いただきたいと思います。
     教育長に改めてお伺いしたいと思います。  拉致被害者の御家族は,ある日突然大切な家族を奪われるという想像を絶するような体験をされていて,まだ北朝鮮に家族が残っているということでございます。認定失踪者17名ということですけれども,それ以外にも800人以上いるというふうにも言われているところでございます。  狛江市では,平成24年4月に拉致被害者の御家族である横田めぐみさんの御両親の滋さんと早紀江さんをお呼びして,全教職員に対しまして人権教育の研修を開催されたということでございます。その後,学校ではアニメ「めぐみ」の視聴をはじめとした資料の活用などを通じて意識啓発を多数図られたということを私も確認させていただいておりました。当時の子供たちや多くの教職員の方々はアニメ「めぐみ」を視聴しています。そして,それによって感じて,教育もまた前に進んだのではなかろうかと思うのですが,あれから時間もかなり経過しています。  私は,この間,ちょうど避難所運営協議会の委員ですので,防災訓練のときに若い教員の人たちに,そういえばアニメの「めぐみ」というDVDを知っていますか,活用されていますかなんていう話をしましたら,そのこと自体は知っているけれども,活用したことはないとか,よく御存じのない教員の方もいらっしゃいました。担当ではなかったのかもしれません。そういったことを鑑みましても,もしできましたらですけれども,若手の先生などは「めぐみ」のDVDの存在を知らなかったり,見たことがない方もいらっしゃる。そういったこともあるかもしれません。  アニメは子供たちにも分かりやすく,意識啓発には効果的な教材ではないかと考えます。そうしたDVDなどの視聴をはじめ,改めて啓発の必要があるのではないかと考えておりますが,今後の狛江市の人権教育,北朝鮮当局による拉致問題等推進についてどのようになされますでしょうか。今後推進が必要かと思いますけれども,その対応についてお伺いいたします。 376: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育長。 377: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 東京都教育委員会が発行いたします人権教育プログラムにおきましても,北朝鮮による拉致問題に関する資料は平成19年以降,毎年掲載されております。人権課題の一つであるというように強く認識しているところでございます。  拉致問題については風化させないことが大切であり,教職員の啓発の必要性は感じております。アニメ「めぐみ」の視聴等につきましても,文部科学省及び東京都教育委員会の方針の下に,発達段階に即して児童・生徒が民主主義の一員として人権問題を主体的に考え,解決していこうとする意欲や態度を育むとともに,高等教育につながる素地を培っていきたいというふうに考えております。 378: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 379: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) よろしくお願いいたします。  それでは,狛江市のほうに確認したいことがございますので,お伺いしたいと思います。  私は,独自調査で都内の49の区市,23区26市のホームページを調べましたところ,人権啓発ページ,北朝鮮拉致問題を取り上げ,きちんと掲出している区市は49自治体中39自治体,80%でした。正確に言うと79%,独自のイベント,映画,署名活動をしている区市は23自治体と47%ありました。特に私は2つの自治体がよいなと思ったので,御紹介したいと思います。  モニターをお願いいたします。御許可をいただきまして掲出しております。  1つ目は江東区のホームページでございます。区長が人権推進に積極的で,人権課を創設して,ホームページも大変見やすく,検索性の高いつくりでございました。こちらのようにインデックス化されているのです。北朝鮮拉致担当係長を設置して,江東区では区報で1面を使い,区報でも紹介して,今後は拉致問題を風化させないようにポスターや横断幕もつくっていくなどとしております。  このホームページを御覧ください。このようにいろいろ人権啓発パネル展とか,そこに北朝鮮当局による拉致問題,こうあるのですけれども,これを開きますと法務省のホームページにつながったり,啓発している内閣府の拉致対策本部,こういったものにつながるようになっていて非常に分かりやすくなっていました。  そして狛江市のホームページなのですけれども,実はせっかくよい条例が施行され,運用が開始されているのですけれども,項目と手法と相談体制などの項目,案件の見出しが乱立しているように見えました。全てを見ないと項目全体が分からなくなっているということになっております。私は,それは少し改善ポイントかなというふうに思いました。  また,こちらを御覧ください。これは足立区のホームページでございます。足立区は自由民主党の大先輩である元議長の瀬沼剛議員が足立区拉致問題等啓発推進条例を2021年7月12日に施行されています。区一丸となって拉致問題に対する啓発,そして全員救出していこうというようなことでございます。大変力をいれていらっしゃるということでございました。  それ以外に,ちょっと見ていただきますと分かりますようにこれがさっき教育分法で狛江市でも使っている「めぐみ」という映画のカバーなのですけれども,こういう形で区のホームページを開きますと,アニメ「めぐみ」というのはどういうものなのかということを紹介するページなどに飛ぶようにもなっていました。  そこで私のほうから質問でございますが,1つ目に企画財政部長にお伺いいたします。  狛江市でもホームページの検索性が高くなるようにもう少しインデックス化するなど,人権問題に関してもう少し幅広い取り上げもあるかもしれません。まずは検索性を高めていくこと,そして2つ目に北朝鮮の拉致問題についても狛江市もぜひ入れていただけないか,この2点についてお伺いしたいと思います。 380: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 381: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まず狛江市のホームページにつきましては,常に内容や構成の更新に取り組んでいるところでございますのでございますので,頂戴した御意見も踏まえまして対応を検討いたします。  2つ目の御質問についてでございますが,拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律におきまして,地方公共団体の責務として,国民世論の啓発を図るよう努めるものとするとしておりますので,国の取組等を市ホームページへの掲載などにより市民の皆様にお知らせしていくことは必要であると考えております。  また先日,北朝鮮人権侵害問題啓発週間の広報について東京都より依頼がありましたので,市ホームページへの掲載やポスターの掲示を行ってまいります。 382: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 383: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 都からの通達があったということでございます。しっかり対応していただけるということ,よろしくお願いいたします。  最後になります。この北朝鮮当局による拉致問題というのは本当に重大な人権侵害であると思います。近隣自治体でもこういったことが風化されてしまうということで感性に訴えて,そして分かりやすく,こうした問題を風化させないようにする取組というのが多く取り組まれています。  例えば町田市では,本年10月に町田市主催の文化祭において映画「めぐみへの誓い」が上映されました。そして立川市では,劇場版「めぐみへの誓い」ということで,これは演劇でございますが,演劇が公演されております。官民共同で調布市,江東区,川崎市,幕張ほか,本年映画の上映がなされています。さらに,今年度,来年に入ってですが,稲城市,小金井市,八王子市,武蔵野市,杉並区,大和市,ふじみ野市など多くの場所で映画や劇場のほうに関しまして官民共同で開催を予定しているということでございました。  狛江市でも,北朝鮮当局による拉致問題週間や人権週間などに新しい手法としてポスター掲出のほか,映画のようなものも有効かと存じますが,御検討いただけないかどうか,松原市長のお考えをお伺いいたします。 384: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 385: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 北朝鮮当局による拉致問題は重大な人権侵害でありますので,市といたしましても政府の取組を後押ししていく必要があるというふうに考えているところでございます。  また,御紹介いただきました映画につきましても,そういったお話がございましたら検討させていただきたいというふうに考えているところでございます。 386: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 387: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 本当に松原市長をはじめとして,市の職員の皆様は人権の問題に関しては,26市の中ではかなり進んで取り組まれているほうではないかなというふうに私は思います。特に北朝鮮拉致問題に関しましては,教育の部門におきましても取組のほう,またしっかりと,まずは風化させない取組をどのようにできるのか検討いただけるということでございました。  狛江市第四次基本構想におきましても,年齢や性別,障がいの有無など異なる文化,価値観を認め合う,多様な主体がお互いを尊重し合う気持ちを醸成して浸透させることで,誰もが平和に暮らすことができる,人権が尊重されるまちを目指しているということでございました。私は日本の強みの一つであります家族の絆を破壊したりする北朝鮮拉致は絶対に許されないと思いますし,今なお残っている方たちは全員即刻帰国を何とかかなえてあげたいというふうに思います。こういった悲しいことをしっかりと忘れずに,同胞として帰国を待つ人がいるということが彼らの一つの救いになるのではないかとも思います。  私は,こういった狛江市と狛江市教育委員会の取組,特に今できることとして家族の絆をしっかりと守っていく,こういったことを考える取組に対して確認ができて大変よかったなというふうに思います。今後も人権啓発に関しましてしっかり取組をいただけますようお願いいたしまして,私の全ての質問を終えます。どうもありがとうございました。 388: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時45分 休憩     午後 3時05分 開議 389: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。3番平井里美議員。 390: ◯ 3 番(平井 里美議員) それでは,通告に従いまして3問質問させていただきます。  まず,コロナ禍で見えてきた課題についてです。  初めてコロナ感染者が確認されてから,今日がちょうど2年だそうです。この2年間で社会の底が抜けてしまったと言われています。コロナ以前からあった数々の問題,声を上げることができない弱い立場に置かれた人々の困難がより深刻化し,支援のはざまにいる人々や法律で守られない人々が増え続けています。いただく数々の相談から,税金の滞納は困窮の入り口であること,それが支援につながるきっかけになっていることを痛感しております。コロナによる減免制度を知らないことで税金を滞納したり,税金を支払うために町金融から高利子でお金を借りてしまったりすると,さらなる困窮を招き,保護や支援を受けられなくなることにつながります。  初めの質問です。国保税を含めた税金の滞納について,平成31年5月末時点で1,706人だった滞納者数が今年度の5月末の時点では2,130人と増加しているとのことです。滞納する前に減免・猶予制度を利用することができればと思います。宮坂議員や西村議員からも国民健康保険,介護保険,市民税・都民税の減免に関しての質問がありましたが,そのほかに減免制度のあるものを教えてください。 391: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 392: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 既に答弁申し上げた以外で申し上げますと,後期高齢者医療保険料につきましては保険者である東京都後期高齢者医療広域連合において,国民年金保険料につきましては実施主体である日本年金機構において,それぞれ減免が行われているところでございます。また固定資産税・都市計画税についても市・都民税同様に減免制度がございます。 393: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 394: ◯ 3 番(平井 里美議員) コロナなどによって収入が激減した場合,1,国民健康保険,2,後期高齢者医療保険,3,介護保険,4,市民税・都民税,5,固定資産税・都市計画税,6,国民年金,これらに関して減免を受けることができるということが分かりました。  これらの減免があることを市民はどのように知ることができるのでしょうか。また,どのような手続が必要ですか。 395: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 396: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) コロナ禍において,市では市民の皆様に対しまして様々な方法で情報発信に努めてまいったところでございます。  減免に関して申し上げますと,まず昨年7月と12月に全戸配布いたしましたチラシにより,新型コロナウイルス感染症に関する各種支援制度等の御案内として,税や保険料の減免等について御案内したほか,広報やホームページ,SNS等でも定期的に周知してまいりました。国民健康保険税で申し上げますと,昨年度と今年度の当初税額決定通知や毎月の税額変更等の通知におきましても,全て御案内の文書を同封するなど対応してきたところでございます。  また,市議会におきましても多くの御質問と御答弁をさせていただいており,市民の皆様から議員の皆様に御相談があった際には,それぞれに丁寧に御案内していただけたものと改めて感謝申し上げる次第でございます。 397: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 398: ◯ 3 番(平井 里美議員) これまでの質問と御答弁,また聞き取りによって減免の件数と金額をスライドにまとめてみました。  モニターをお願いいたします。  こちらを見ますと,令和2年度減免の件数も,そして金額もかなり高額なものになっておりますが,令和3年度では非常に少ないものとなっています。この大きな差があること,大きな差というのは今年度減少しているということですけれども,この理由をどのように把握しているのでしょうか,教えてください。 399: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 400: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今御提示いただきました資料の中で最も金額の多い国民健康保険税を例に説明いたしますと,コロナ減免につきましては,主たる生計維持者の収入が前年と比べて3割以上減少となる等の要件に該当する場合に減免となるものでございます。  令和2年度については,コロナ禍以前の平成31年中の所得により当初の保険税額を決定いたしましたが,その後,コロナの影響により令和2年中の所得が大きく減る見込みの方が多く,減免件数も多くなったものと考えております。  令和3年度につきましては,コロナ禍で減少した令和2年中の所得水準で税額が決定されていること,また減免要件につきましても令和3年中の所得が令和2年よりもさらに3割以上減少見込みであることなどの理由から,前年度のような減免件数にはなっていないものと考えているところでございます。 401: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 402: ◯ 3 番(平井 里美議員) 令和2年に減免を受けた方が令和3年は令和2年度の所得にかかる税額で支払うことができるというのは,暮らしや家計にとっては大きな安心だと思いますし,これ以上増えていないということは,やはりコロナが始まったときの減収が大きかったのだということが分かりました。  困っている市民が滞納してしまう前に減免や猶予があることを知り,利用できるよう市としてできる何かいい方法はないでしょうか。 403: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 404: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 市におきましては,これまでも様々な方法で市民の皆様に減免等の情報発信を行ってまいりました。また,納付相談等の際に減免制度を知り,可能なものにつきましては,その時点で手続を行うケースもございました。  まだ減免手続が間に合うものもございますので,もしお困りの方がいるようなお問合せがあるようであれば,ぜひ市役所に御相談に行っていただくよう御案内もお願いしたいと考えております。 405: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 406: ◯ 3 番(平井 里美議員) 松崎議員と共に昨年から毎週木曜日に続けている困り事相談でも,減免や支援制度など,チラシなどで利用を呼びかけています。実際に手続につながる相談も増えていますので,今後とも続けていきたいと思っています。職員の皆さんも,今後とも納付相談を丁寧に行って,市民の皆さんの困り事をこまYELLや担当部署につないでいただきますようお願いいたします。  次の質問です。平成31年度からの生活保護の相談,そして申請,決定件数を教えてください。 407: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 408: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) まず,平成31年度でございますが,御相談が509件,申請が171件,決定が168件,令和2年度につきましては,御相談が495件,申請が119件,決定が113件,令和3年度につきましては,9月末現在で御相談は267件,申請は82件,決定は75件,このようになっております。 409: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 410: ◯ 3 番(平井 里美議員) それでは,モニターをお願いいたします。  こちらは今調査いただいた生活保護の相談と申請件数をまとめたグラフです。青い棒が相談件数,そして赤い棒が申請件数となっております。生活保護の相談件数と申請件数に随分開きがありますが,その理由を教えてください。 411: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 412: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 先行きの不透明さから,前もって生活保護について確認しておきたいといった御相談がございます。これが一番大きな要因と考えています。要は生活保護基準に至る所得以前の方で御相談にいらっしゃる方が多い,こういったことでございます。  しかしながら,申請の意思がある場合にはいつでも申請することが可能でございまして,御相談いただいた方にはこのことを丁寧に説明しているところでございます。 413: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 414: ◯ 3 番(平井 里美議員) 狛江市では丁寧に御説明いただいているということ,私たちも相談に同行させていただいたこと等もありまして,本当にありがたいと思っております。  住む所を失った人が生活保護の申請を希望する場合,狛江市はどのような施設を一時保護先としていますか。それを教えてください。 415: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 416: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) お住まいがない状態での申請があった場合,生計困難者に対して無料または低額な料金で居室を提供し,日常生活支援等を行う宿泊所を案内することが多い状況でございますけれども,現在は新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で困窮した方を支援するために,東京都が確保しているビジネスホテルも活用しているところでございます。 417: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 418: ◯ 3 番(平井 里美議員) 自治体によっては生活保護申請を諦めさせるというような水際対策を取っている福祉事務所もありまして,生活保護の相談窓口で差別的な態度を取られたり尊厳を傷つけられた経験をしている方もいらっしゃいます。狛江市は本人の意思を尊重してくださっているということ,今後も全ての担当者に徹底していただきますようお願いいたします。  住まいを失った方の一時保護先として,ビジネスホテルを提供した件数,また無料低額宿泊所への入所件数を教えてください。  そして,ビジネスホテルか無料低額宿泊所かはどのように判断されるのでしょうか。 419: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 420: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 利用施設につきましては,部屋が空いているかいないか,こういった有無に加えまして,御本人の意向や生活状況を踏まえ選択させていただいております。  令和2年度中のビジネスホテル利用者はゼロ名,宿泊所利用者は4名,令和3年度は9月末までのビジネスホテル利用者は4名,宿泊所利用者の方は2名となっております。 421: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 422: ◯ 3 番(平井 里美議員) それでは,無料低額宿泊所からアパート等へ転宅した件数はどのぐらいありますか。 423: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 424: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ビジネスホテルや無料低額宿泊所等からアパートへ転宅した件数でございますが,令和2年度は2名で,令和3年度は9月末時点で2名となっております。 425: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 426: ◯ 3 番(平井 里美議員) 無料低額宿泊所の中には貧困ビジネスとして入居者から家賃や食費など高額の利用料を取り,食事はコンビニの弁当を出すなど,手元には2万円しか残らないなど,悪質な宿泊所があります。せっかく生活保護を利用できるようになったのに宿泊所から失踪してしまうケースも報告されております。私自身も,無料低額宿泊所に行くぐらいだったらホームレスでいいという声を幾つも聞きました。  ケースワーカーによる無料低額宿泊所の訪問はどのように行っていますか。 427: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 428: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 個々のケースの状況や必要性に応じて随時訪問はさせていただいております。
     なお,宿泊所は一時的な滞在場所との観点から,健康状態,生活状況等を把握し,できる限りアパートや施設等への移行を検討しているところでございます。 429: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 430: ◯ 3 番(平井 里美議員) アパートへの転居の際,ケースワーカーとのやり取りがきめ細かく行われているということですね。無料低額宿泊所は一時的な滞在場所という狛江の認識に安心いたしました。アパートへの転居に関しては,狛江にはこまえ派遣村がホームレスの方の支援や転居のサポートを行っていますので,無料低額宿泊所を提案する前につないでいただければと思います。  令和2年度と今年度の扶養照会の実施件数と,金銭的援助があった件数を教えてください。 431: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 432: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和2年度の扶養照会の実施件数は48件でございまして,このうち1件で金銭的な援助があり,令和3年度は9月末現在の実施件数は23件となっており,現在のところ金銭的な援助はございません。  なお,扶養照会は金銭的な扶養の可能性のほか,被保護者に対する定期的な訪問・電話・手紙・メールのやり取り,一時的な子供の預かり等の精神的支援の可能性について確認するものとされており,精神的な支援においては,令和2年度は36件,令和3年度は15件,このようになっております。扶養照会を行う際は,DV被害,また虐待の有無,親族との関係性等もよく当事者の方から聞き取りまして,実施の時期や可否を慎重に判断しているところでございます。 433: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 434: ◯ 3 番(平井 里美議員) 昨年度の申請件数は119件だったと思いますけれども,その中で扶養照会が48件,金銭的支援につながったのが1件ということですね。今年度はこれまで82件の申請に対して扶養照会が23件,金銭的支援につながった人はいないということが分かりました。  第2回定例会において福祉保健部長から,扶養は優先であって要件ではないと御答弁をいただきました。厚生労働省からの,本人が嫌なら扶養照会をやめることができるという通知を狛江市が尊重してケースワーカーが相談者との関係を築きながら対応してくださっていることが確認でき,安心いたしました。  それでは,生活保護受給世帯数の変化はいかがでしょうか。 435: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 436: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 生活保護受給世帯数でございますが,令和2年度末は1,033世帯,令和3年,これは9月現在でございますけれども,1,043世帯となっております。 437: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 438: ◯ 3 番(平井 里美議員) 昨年に比べ,生活保護を利用する人が増加していますが,困窮支援など困っている市民のための組織体制,連携体制はどうなっていますか。 439: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 440: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和2年度におきましては,新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う相談者の急増に対応するため,こまYELLの相談員及び事務員を増員したところでございます。令和3年度も先行きが不透明な状況が見込まれていたことや新たに生活困窮者自立支援金も創設されたことから,さらにこまYELLの相談員を増員して対応したところでございます。  また,自立支援金の申請・審査及び支給事務に当たっては,社会福祉協議会に申請受付等の業務を委託し,福祉相談課生活支援係に会計年度任用職員や派遣職員を増員し,滞りなく支給できるように体制を整備したところでございます。  現在,生活支援係の職員数ですが,正規職員15名,会計年度任用職員13名でございます。 441: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 442: ◯ 3 番(平井 里美議員) コロナに伴う相談の増加で本当に職員の皆さんは大変だと思います。昨年度と今年度,こまYELLの相談員,事務員を増員し,生活支援係に会計年度任用職員と派遣職員を増員することでコロナによる相談件数の増加に対応されているとのこと,職員の皆さんが丁寧に対応してくださっていることを相談者の方からも伺っております。  では,生活保護担当ケースワーカー1人が受け持っている世帯数を教えてください。 443: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 444: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 生活保護担当のケースワーカーの場合ですけれども,現在1人当たりの世帯数ですが,令和2年度末は114世帯でございましたけれども,令和3年9月末時点では104世帯となっております。 445: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 446: ◯ 3 番(平井 里美議員) ケースワーカー1人当たりの担当件数が114世帯から104世帯と10世帯少なくはなりましたが,標準担当件数80件という基準をまだ大きく上回っております。ケースワーカーの負担軽減と生活保護利用者がケースワーカーとのコミュニケーションを取りやすくなるよう,今後も人員体制を含め,体制の強化をお願いいたします。  年末年始の対応について伺います。市役所が休みになる間の生活保護の申請や住む所を失った人への対応はどのように行うのでしょうか。 447: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 448: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ここ数年同様の対応でございますけれども,宿直におきまして生活保護申請の受付を行い,速やかに担当職員に連絡していただき,対応させていただきます。住む所を失った方への対応といたしましては,宿泊所や東京都が確保しているホテルの活用を検討したいと考えております。 449: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 450: ◯ 3 番(平井 里美議員) 確かに,昨年末もゴールデンウイークにも同様の対応をしていただいたと思います。  保護を必要とする方に狛江市からの情報提供や周知はどのように行うのでしょうか。 451: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 452: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現状では年末年始の対応として,例えば食料支援を積極的に配布させていただく体制とすることは非常に難しく,あくまでも食料支援は緊急支援として備えるものと考えております。生活にお困りの方から御相談があった場合には,市の宿直から必ず職員に連絡するよう徹底しておりますので,その中で対応させていただきたいと考えております。  もし生活に困窮されている方がいらっしゃいましたら,年末年始を待たずに早急に御相談いただくよう御案内いただければと考えております。 453: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 454: ◯ 3 番(平井 里美議員) 年末年始,都心では今年も支援団体が合同で食料配布や大人食堂,貧困相談,健康相談,女性のための相談会を行う予定です。私も女性のための相談会の実行委員として活動しておりますが,減免制度同様,幾ら制度や支援があっても,知らなければ利用できないため,どうすれば必要な人に情報が届くのか悩んでおります。  今年の6月のことです。弁護士の方々と一緒に全国一斉電話相談を行っていたとき,午後になって生活保護を求めている青年がいると相談会場のあるまちの社会福祉協議会からスタッフ宛てに連絡が入りました。スタッフと車で駆けつけると,青年は所持金51円,神社の境内で夜を過ごし,4日間何も食べていませんでした。青年を車に乗せてコンビニに向かう途中,その青年が社協に助けを求めてきたのは,そのまちの図書館にチラシが置いてあったからだと聞き,私は運転しながら泣きそうになりました。なぜなら,その6月,狛江市の図書館は緊急事態宣言下で利用を制限していたため,市民は図書館に入ることができませんでした。いつでも誰でも開かれている図書館の存在,その図書館に困っている人に手を差し伸べる情報が当たり前にあることの大切さを思いました。  この年末年始も住まいを失ったりDVなどで行き場をなくす人がいるかもしれません。困っている人が孤立することなく,ここに支援があるのだということを狛江市としてホームページやツイッター,LINEなど,ネットワークを利用して発信していただきたいと思います。そして,不特定多数の市民の居場所となる図書館や公民館,できれば駅など公共施設に支援の情報を置いていただくことを強く要望いたします。  次に,会計年度任用職員制度について伺います。  非正規や派遣が企業にとっての調整弁となり,働く人の人間らしい暮らしを奪っています。頑張って頑張ってきたけれども,将来の見通しが立たず健康を害したり,介護度が進んだり,住む場所を失ったり,メンタル的なケアが必要になったりして社会から孤立する人々が増えています。狛江市でも会計年度任用職員として働いているけれども,生計を立てるのがとても厳しいという声があります。会計年度任用職員に関しては第3回定例会で松原市長より,正規職員も会計年度任用職員も全ての職員にとって働きやすい職場づくりに取り組むという御答弁をいただいたこと,大いに期待しております。  現在の会計年度任用職員の数と月額,日額,時給の職員数を教えてください。 455: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 456: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 令和3年11月1日現在の人数で答弁させていただきます。  会計年度任用職員のうち月額支給の方は190人,日額支給の方は16人,時間額支給の方は300人でございます。 457: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 458: ◯ 3 番(平井 里美議員) 現在,狛江市の会計年度任用職員はまた増えまして506人ということ,それぞれの給与,昇給に関してお尋ねいたします。  また,昇給,契約更新に当たっての評価は誰がどのように行うのでしょうか。  そして,正規職員の給料について,それぞれどのような手当があるのか,副業が可能なのかどうかについても教えてください。 459: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 460: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 給与・昇給に関しましては,会計年度任用職員のうち一般事務,週5日勤務をモデルとして,来年4月に支給されます期末手当を含んだ年収につきまして,今回0.1月引き下がった額でお答えいたします。  在職2年未満で月額18万9,200円,期末手当を含めた年収は272万4,480円,在職2年以上5年未満で月額19万7,700円,期末手当を含めた年収は284万6,880円,在職5年以上で月額20万6,300円,期末手当を含めた年収は297万720円となります。  会計年度任用職員の評価につきましては,雇用契約の際に任期満了後に再度の任用の可能性があるとした場合で,かつ本人に更新の希望がある場合は11月に勤務実績に基づき,所属の課長が一次評価を行い,その後,所属の部長が二次評価を行い,更新の有無の決定をしているところでございます。  なお,評価結果は更新の有無のみに反映され,先ほど申し上げた在職年数を経過しますと,更新されれば昇給することになります。  また,雇用契約の際に原則として更新の可能性がないとした場合で,かつ本人に更新の希望がある場合は,現職場にて評価を行い,さらに職員課による面接を行った上で,能力の実証を行うことができれば翌年度の任用候補者名簿に登載されることになります。  正規職員の手当につきましては,職層や属性にかかわらず共通して支給されるものといたしまして地域手当,期末手当,勤勉手当がございます。また,正規職員の兼業につきましては,地方公務員法第38条の営利企業への従事等の制限により,任命権者の許可なく営利企業を営み,または報酬を得て事業もしくは事務に従事することについては禁止されており,市でも職員の営利企業等の従事制限に関する規則において許可基準を設けているところでございます。  一方で,会計年度任用職員のうちパートタイム短時間につきましては,この地方公務員法の第38条の適用外となっていることから,兼業することは可能となっております。 461: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 462: ◯ 3 番(平井 里美議員) 初任給並みの給与で生計を立てるのはとても厳しいことと思います。週5日の勤務の上にダブルワークしてやっと暮らしていくことができる収入が得られるのは非常に厳しい働き方だと思います。  狛江市の会計年度任用職員にはないフルタイムの制度,今後は検討が必要だと思いますが,いかがでしょうか。 463: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 464: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市の会計年度任用職員につきましては,フルタイムでの制度ではなく,あくまでもパートタイムや短時間としての位置づけでございます。市の考え方といたしましては,職務内容に関するシフトや勤務体制,業務の繁忙時間帯等を考慮して配置しているものであり,パートタイム会計年度任用職員として位置づけること自体を目的としているものではございません。フルタイム勤務とすべき標準的な業務量が発生しているとすれば,正規職員を配置する必要性があることなども踏まえ,検討する必要があることになります。職務内容及び勤務時間等の整理につきましては,多摩地域における他の自治体の状況も参考にしながら検討してまいりたいと考えております。 465: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 466: ◯ 3 番(平井 里美議員) ぜひ検討をお願いいたします。  会計年度任用職員制度については,昨日の高木議員の質問に対し,松原市長より,国や都に改善の働きかけをしていきたいという御答弁があり,大変心強く受け止めました。女性だから,会計年度任用職員だから,格差があって当たり前という働き方はぜひ変えていっていただきたいと思います。未来を担う子供たちが,女性であることや会計年度任用職員であるということでの格差や差別の構造に組み込まれていくことがないよう本気で変えていきたいと思っております。  それでは,2問目に移ります。市民参加と情報公開,公民館・図書館の現状と課題についてです。  市民センターワークショップを傍聴させていただきました。2回目のワークショップは参加者が少なく,スタート時,始まった時間は9名,遅れて3名が参加されました。市民センターは定数の11名減の委員さんが参加されておりまして,図書館は9名減という状況です。参加したくてもできなかった人もいるワークショップ,このワークショップが行き詰まっている原因を市はどう捉えていますか。 467: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 468: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市が策定した狛江市民センター改修等基本方針の考え方,市民センター改修基本構想の策定プロセス,ワークショップの進め方など,様々な点において主催者と参加者の認識にそごが生じているため,引き続き主催者側の考えを丁寧に説明して参加者に御理解いただくとともに,参加者からの意見を聞きながら円滑なワークショップの運営に努めてまいりたいというふうに考えております。 469: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 470: ◯ 3 番(平井 里美議員) 主催者と参加者の認識にそごが生じているということですが,どのような齟齬が生じているのでしょうか。また,主催者とは誰を指すのでしょうか。 471: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 472: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 主に次の3つの点についてそごがあると認識しております。  1つ目は,ワークショップではコンセプトから決める必要があると参加者から意見がございましたが,既に基本方針等では市民センター改修に関するコンセプトといったものを示していること,2つ目はワークショップの回数をもっと増やすべきであるとの意見もありましたが,5回程度の回数を想定して業務委託をしていること,3つ目はワークショップで基本方針の枠組みを超えた議論をしたいとの意見もありましたが,ワークショップは狛江市民センター改修等基本方針を具体的に進めるための意見聴取の場であるということでございます。  なお,主催者は市及び教育委員会であり,担当部署としては政策室,公民館,図書館でございます。 473: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 474: ◯ 3 番(平井 里美議員) ワークショップが予定通り進まない理由は,参加者と主催者である狛江市及び教育委員会との間に3つの食い違いがあったということです。その食い違っている点を市が丁寧に説明し,参加者に理解してもらう場をつくるという御答弁だと確認いたしましたが,丁寧に説明すれば理解してもらえるそごなのかということは疑問に思っております。  2回目のワークショップの中で会場から複数上がった,市民センター改修のコンセプトが共有されていないという声に対して,担当部署である冨田政策室長は,人生100年時代,市民センターを考える市民の会の報告書が全体としてのコンセプトになると回答されました。私はそう聞きました。市民の会の報告書が策定されたとき,私はその会の代表をしていましたので,その回答をとてもうれしく思いました。  市民センターを考える市民の会の報告書のスモール・イズ・クールというコンセプトですが,報告書はその意味を,顔の見えるまちの中心となるのが公民館・図書館,そのコアとなるのが市役所エリアにある市民センターであると説明しています。そして,市と市民,市民相互のいい関係を築き,市民が輝く生活ができるようになることは参加と自治の力量を醸成する基盤となると書いてあります。つまり,スモール・イズ・クールは,人口規模を抑え,市民の顔の見える行政,そんなまちの在り方がいいのだという意味なのです。誤った解釈がされていることもあるようです。決して小さなまちだから狭い図書館でいいという意味ではありません。市民との信頼関係を壊しかねないので,誤った解釈での御理解,ここでしっかりしていただきたいと思います。  ワークショップが行き詰まっている理由についてですが,私は第1回定例会で図書館に関してはあり方から検討されるのだから,同様に公民館も検討が必要ではないかと質問いたしました。それはプロポーザルに参加を検討している業者から以下のような質問があったからです。業者からの質問を少し紹介いたします。  ホームページに出ているものですが,1,生涯学習と社会教育施設の在り方の検証,2,公民館・図書館の機能並びにサービス提供の在り方の検証,これらが整理できてからでないと今後のワークショップは意味のないものになってしまうという,公民館運営審議会の会議録だと思いますけれども,残っておりますが,既に整理されているものと考え,狛江市民センター改修等基本方針に倣って検討を進めてよろしいでしょうかというものでした。それに対して狛江市の回答は,狛江市総合基本計画と第3期狛江市教育振興基本計画を踏まえて,狛江市市民センター改修等基本方針を策定したのだから,検討は不要というものでした。  公民館運営審議会というのは,社会教育法に定められた調査・審議機関です。その公民館運営審議会の意見を尊重することなく進めてきてしまったこと,在り方,つまりコンセプトの共有なく進めてしまったことがワークショップを意味のないものにしてしまったのではないでしょうか。既に整理されているという狛江市の回答を信じて業者がワークショップを進めているのだとすれば,狛江市と業者の信頼関係にも影響しかねません。  ワークショップを行うに当たって,事前にTOTとどのような情報を共有したのかを教えてください。 475: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 476: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 委託事業者のTOT共同事業体とは,今までの経緯,市の方針,施設の現状及び利用状況等,情報共有を図るとともに,月一,二回程度開催される定例会議においてワークショップの内容や進め方などについて協議しております。 477: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 478: ◯ 3 番(平井 里美議員) 今までの経緯など,事業者と情報共有を図っているにもかかわらず,共有に至っていなかった可能性があるということだと思います。  2回目のワークショップの中でTOTの司会者より,市と協定を結び市民提案書を策定した市民センターを考える市民の会のことを単なる一任意団体だという発言があり,市民から抗議の声が起こりました。一任意団体の報告書と認識しているため,TOTは市民の会の報告書の内容を把握せずにワークショップを進めていたことが分かりました。市民センターを考える市民の会が市と協定を結び,小学生も一緒になって行った大規模なワークショップの内容も,市民の会が行った利用者アンケートの内容もTOTは把握していなかったということです。  狛江市は,TOTと市民センターを考える市民の会の提案についてどのように共有されていたのでしょうか。 479: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 480: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市民センターを考える市民の会の市民提案書につきましては,基本構想策定等の委託事業者を選定するプロポーザルの参加者に対して資料として事前に提供しております。  なお,ワークショップでの委託事業者の発言につきましては,その場で指摘を受けまして認識の誤りをお詫びしております。 481: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 482: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市はプロポーザルの資料として市民センターを考える市民の会の提案書を提供しただけで,TOTはその資料に目を通していなかった。それが市民の会の提案書軽視につながっていた可能性があります。  さて,決算特別委員会で私はウェブアンケートの実施主体をお尋ねいたしました。実施するのは教育委員会と政策室であり,業者には委託しないとの御答弁でしたが,2回目のワークショップの中ではTOTがアンケートを実施し,結果の集計をしたという説明がありました。そして資料が参加者と傍聴者に配布されました。私は司会者が今後分析もTOTが行いますと説明していることを聞き,大変驚きました。  アンケートがTOTに委託されることになったのはいつのことでしょうか。 483: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 484: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ウェブアンケートにつきましては,委託業務にある意見聴取の一つとして今年4月に委託事業者からアンケート実施の提案を受け,アンケート方法などを双方で協議して実施したものでございます。 485: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 486: ◯ 3 番(平井 里美議員) 今年の4月に業者の提案でアンケートを実施するということが確認されていたということですね。
     コロナ禍で公民館利用者は活動できない状況があります。その状況を把握せずに,ただアンケートだけを行うのは実態を無視した結果になってしまうというおそれがあります。市民の活動実態を把握しているのは公民館であり,図書館,市民活動支援センターの担当部署です。まず向き合うのは利用団体が困っていることだと思います。だからこそ担当部署が責任を持ってアンケートを行うという回答に安心いたしました。ところが,アンケートの委託は4月に既に決まっていたという御答弁,非常に驚き困惑しております。  公民館においては,ウェブアンケートと同時に,利用者へのアンケートも行ったとのことですが,利用者アンケートの目的を教えてください。また,アンケートの回答数と結果について分かったことを教えてください。 487: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 488: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 利用団体のアンケートにつきましては,市民センター改修基本構想策定に当たっての検討資料とするために実施したもので,活動の状況や中央公民館に対する御意見などを伺ったところです。回答は発送通数634通のうち249通,回収率は39.3%でした。結果については,利用団体の日常の活動状況として活動時間が3時間以下で行う団体が多いこと,10人以下の人数で行う団体が過半数であることなどが分かっております。また,中央公民館については,アクセスのよさ・立地が評価されている一方,予約の取りづらさが課題となっていることが分かりました。 489: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 490: ◯ 3 番(平井 里美議員) 利用団体からの回収率が低い理由について,公民館はどう考えていますか。39.3%というのは利用団体においてはほんの一部です。一部の利用団体からの回答で傾向を分析することについての問題点など,どう捉えているか教えてください。 491: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 492: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 利用団体アンケートは,公民館に登録している団体へ郵送し,より多くの利用団体から回答いただけるよう,アンケート期間を約1か月間確保いたしました。その結果,約4割の回収率となりましたが,協力いただいた利用団体の貴重な御意見としてワークショップ等の参加者への資料としております。 493: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 494: ◯ 3 番(平井 里美議員) より多くの利用団体からの回答があるようにと御尽力いただいた結果が39.3%と伺い,残念に思っております。  公民館の利用団体は毎週活動しているグループもありますが,月1回,隔月で活動しているグループもあります。また,部屋が取れなくて公民館以外で活動しているときもありますし,コロナ禍で活動を控えているグループもあります。アンケートの回答は個人ではなく団体であるために,グループ内での話合いが必要です。こうした事情を把握し,アンケートの期間や質問内容を検討する必要があったのではないでしょうか。回収率が半数に満たないという背景こそ分析が必要だと考えております。  それでは,モニターをお願いいたします。  こちらを御覧ください。こちらのグラフは公民館利用者の会という会が独自で行った緊急事態宣言下での活動状況に関するアンケート結果です。市が行ったアンケートに同封してもらい行ったそうで,利用者の会がワークショップに参加できなかった利用者のために開いているワークショップ報告会でも配布されました。回答数は96件でしたが,コロナ禍で活動が思うようにできないグループ内の問題を詳しく書いてくださったグループがたくさんありました。  結果を分析すると,緊急事態宣言の間,公民館利用団体の66.7%が,緑の部分ですけれども,活動を休止,減少したと答えた団体,今度は青い部分ですが,19.5%,合わせると90%近い団体が通常の活動を行えなかったということが分かります。しかし,このアンケートも市が行ったアンケートと同様,回答できたのは活動を続けることができているグループです。消滅してしまったグループは回答することができないということを前提にしなくてはならないと思います。  そして,次のこちらを見てください。緊急事態宣言の中でグループが困っていることの回答です。  活動できる場所がどこにもないというのがピンク,ベージュの部分で36%,感染予防のためにディスタンスを取り,換気しなくてはならないので,今までの部屋ではできないという団体を併せると3分の2になります。そして,深刻なのは,この茶色い部分ですけれども,会員が減ってしまったという回答です。会員が減り,部屋代や講師への謝礼の負担が増え,財政難に陥っているというコメントも複数ありました。会員のモチベーションが保てず,会員の体力が落ちてしまったという切実な困り事もありました。ほとんどの団体の自由記述欄にたくさんの困り事が書かれていました。  モニターをお願いします。  例えば,こちらです。まず施設に関して,フリースペースを利用できるようにしてほしい。閉館ではなく会議ができるように,いろいろな活動をするにしてもしないにしても,集まって話し合わなければならないので,そういった部屋がなかった。そして,もっと部屋を増やして,定員数が半分になるのだから大きい部屋を2部屋取らなくてはならない。これは音楽関係や演劇等多目的な部屋が必要だという回答が多かったです。そして設備に関しては,団体活動室が閉鎖されてしまったため,いろいろな連絡事項を印刷することができず,民間のコンビニ等でコピーを使ったために高額の諸経費がかかってしまった。そして,オンラインでの活動をしたかったけれども,公民館はWi-Fiがないので,できなかった。そして,開館・閉館に関しましては,緊急事態宣言下での開閉館の基準が分からなかったので,それを今後は示してほしいという,とても多くの要望がありました。また夜間のみの使用中止というのは不公平,仕事をしている団体は一切活動ができなかった。その判断はまた団体の自主性を尊重し,せめて開けているだけでも開けておいてほしいという声が多かったです。そのほか,公民館からの連絡やアンケートなどはメールで欲しい。利用料や設備の備品の申込みなども今は窓口でしなくてはならず,ネット上でできるとコロナでも安心して活動ができるというものでした。  ありがとうございます。モニターは結構です。  市民の学びと活動を支えるために存在する公民館がコロナ禍で活動を停止・制限せざるを得なかったことは,学校教育と同様,全ての人の学ぶ権利を保障する施設がどうあるべきかを社会に突きつけました。集まることが困難な状況であっても,どうすれば学びや活動を継続できるのか,公民館運営審議会に対して諮問を行う他市の公民館がありました。そして,利用団体が意見書をまとめるという自治体もありました。  狛江市公民館も公民館運営審議会に対して今回諮問を行ったそうですけれども,諮問の内容と経緯,内容とその進捗状況について教えてください。 495: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 496: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 新型コロナウイルス感染症の影響により,公民館においても今までどおりの公民館事業の実施が困難な状況となっておりました。そのため,国より新しい生活様式の必要性が求められている中で,飛沫感染や接触感染などを予防しながら,社会教育法第20条にある公民館としての本来の目的を実現するためにどのような取組が考えられるか,意見をいただきたく,令和3年6月29日の第2回狛江市立公民館運営審議会において,公民館長から新しい生活様式を踏まえた狛江市立公民館事業のあり方についてを諮問いたしております。  進捗状況につきましては,もう1つの諮問事項である令和3年度公民館事業評価についてに関する審議を先行して行っていただきましたので,新しい生活様式を踏まえた狛江市立公民館事業のあり方については,10月26日に開催された第6回の審議会から審議いただき,第6回と11月30日に開催いたしております第7回の2回の審議会において,まずは自由な発想で委員の意見を付せんに書いていただくなど,多くの意見やアイデアを出していただいているところです。 497: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 498: ◯ 3 番(平井 里美議員) 感染予防対策を取りながら公民館としての本来の目的を実現するための取組を諮問されたということ,市民センター改修に当たっては,この答申を最大限尊重していただきたいと思います。  では次です。コロナ感染拡大,緊急事態宣言等で開館・閉館は自治体によって様々でした。働く世代は夜間の活動しかできないため,狛江市の公民館が夜間閉鎖を行ったことで利用者間での不公平,基準が示されないことへの疑問の声が多くありました。  公民館は主権者として市民の学びと活動を保障する教育機関であることを考えると,学校と同様,独自の基準を検討するべきであると考えますが,いかがでしょうか。 499: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 500: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公民館においても国や都の方針や市の状況を踏まえた新型コロナウイルス感染症対策本部の決定に従い,他の公共施設と同様に夜間時間帯の貸出し中止などの対策を講じております。地域の学びの拠点として市民の皆様の学習機会の確保に努めることは公民館の責務であると考えておりますが,たとえ公民館であっても,コロナ禍という緊急かつ特殊な状況下においては,市の対策本部の決定に従い,全ての市民の皆様の生命と健康を守るため,市として一体となった一貫性を持った対策を講じる必要があると考えております。 501: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 502: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民の生命と健康を守るための対策はとても大事です。この市民の生命とは,ただ息をしていることではなく,人間らしく自分らしく幸せに生きていくことだと思います。学習や活動は人として生きる源,公民館や図書館は生命と健康を支えている施設ですので,学校同様,独自の基準を持っていただくことを強く要望いたします。  最後に,公民館を利用する市民の皆さんからの要望で,教育委員会に検討していただきたい2点について質問させていただきます。  1つ目は,緊急事態宣言下で公民館を利用する団体の名簿提出に関してです。  不特定多数が参加するイベントなどはコロナ感染防止対策として参加者全員の名簿提出が必要だと思います。しかし,公民館登録団体はそれぞれが規約をつくり,会計などを置いて民主的な運営を行っている団体です。登録団体の通常の活動においては,代表者の連絡先を提出し,公民館からの連絡があった場合は各団体に委ねてもいいと思いますが,いかがでしょうか。 503: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 504: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 新型コロナウイルス感染症の状況が落ち着いている現在においては,利用団体の日常の活動において名簿の提出を求めておらず,参加者の把握は団体の方に委ねております。様々な制限につきましては,既に解除されておりますので,利用団体の皆さんの自主的判断に委ねるところでございますが,新株の発現などもありますので,感染状況など現状把握に努めていただき,感染対策を徹底した上で利用していただきたいというふうに考えております。 505: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 506: ◯ 3 番(平井 里美議員) 公民館というのは大人になっても学ぶことができる場であり,大人自身が主権者として日常の活動を通して自治を学び合う場でもあります。グループ内の自治を尊重していただくことは,公民館の理念を尊重することだと思います。近隣市では,代表者の連絡先を提出することで公民館からの連絡は代表者にすれば,代表者がグループのメンバーに連絡するというシステムを取っております。活動の主体者としての団体育成及び職員の事務負担軽減のためにも,利用団体の自主的判断を信頼していただくことを強く希望いたします。  2点目は,コロナ禍での活動を継続するためのオンライン環境です。  この間,庁内でもWi-Fi環境が整い,様々な審議会がオンラインで行える環境が保障されていることは,とても喜ばしいことです。現在,狛江市の公民館に整備されているフリーWi-Fiはどのようなもので,どうやって利用するのでしょうか。 507: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 508: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 中央公民館の2階及び西河原公民館の1階のフリースペースにある自動販売機に1回当たり60分利用できるフリーWi-Fiを設置しております。フリーWi-Fiを利用するためには利用上の注意に同意した上で,メールアドレスやパスワードを入力するなど,事前の登録が必要でございます。 509: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 510: ◯ 3 番(平井 里美議員) 国分寺や小平の公民館,武蔵野プレイスなどではフリーWi-Fiの利用の仕方やパスワードが各部屋に表示してあります。武蔵野プレイスなどではカフェのカウンターにも置いてありました。狛江市の公民館では,利用する際は職員に問い合わせなくてはならないようです。  各部屋やロビーに利用の仕方を掲示してはどうかと思いますが,可能でしょうか。 511: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 512: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今まで窓口で利用方法を御案内しておりましたが,利用者からのお問合せが一定数ございますので,まずは利用の仕方を掲示したいと考えております。  なお,フリーWi-Fiは電波の届く範囲が限られておりますので,電波の届く場所に掲示したいと思います。 513: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 514: ◯ 3 番(平井 里美議員) 電波がどの辺りまで届くかも掲示していただけたらと思います。活動する際,部屋の予約に関わりますので,利用者にとって分かりやすい掲示をしていただきますようお願いいたします。  フリーWi-Fiは手軽に使用することができる無料のものですが,1時間以上継続して接続することができないこと,部屋によってはWi-Fiが届かないなど,学習会や講演会等では利用することができません。次のステップとして,市民の学習や活動がオンラインでできるよう,Wi-Fi環境の整備を要望いたします。  そして,次の質問,市民参加と市民協働の推進に関する基本条例の検証・改正についてお伺いいたします。  市民参加と市民協働の推進に関する基本条例は平成15年に策定され,平成19年と平成24年に改正が行われています。それぞれ改正の目的と経緯,改正の内容について教えてください。 515: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 516: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成19年につきましては,平成17年度,平成18年度の市民参加と市民協働に関する審議会からの答申を受け,条例の規定に基づき市民参加手続を行わなければならない行政活動に関する市民参加の手続の方法について市民が提案できること,また市民公益活動を行う団体が市民協働事業について提案できることについて新たに規定しております。  平成24年につきましては,条例施行から約10年を迎えるタイミングで,運用実績等を踏まえ検証等を行い,改正したもので,青少年及び子供が市民参加できるように配慮すること,市民参加の手続を行わない場合にその事案の概要と理由を公表すること,市民参加手続で広く市民の意見を聞き,提出された意見等を受け入れなかった場合にその理由を公表することなどを追加し,またその他の市民参加手続としてワークショップを加えたこと,パブリックコメントの実施期間を2週間以上から30日以上としたことなどになります。 517: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 518: ◯ 3 番(平井 里美議員) 1回目の改正で市民参加手続の方法を市民が提案できるようになり,そして2回目で市民参加の手続を行わない場合にその事案の概要と理由を公表することなど,行政の責務を明確にするための改正が行われたと理解いたしました。  条例で定められている市民参加を行わなければならないものについて教えてください。  また,狛江市が条例で定められている市民参加を行わなかった場合はどうなりますか。罰則等はあるのでしょうか。 519: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 520: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民参加手続を行わなければならないものにつきましては,1つ,市の基本構想及び基本的事項を定める計画等の策定又は変更,2つ,市政に関する基本方針を定め,又は市民に義務を課し,若しくは市民の権利を制限することを内容とする条例の制定又は改廃,3つ,広く市民に適用され,市民生活に重大な影響を及ぼす制度の導入又は改廃,4つ,市民の公共の用に供される大規模な施設の設置に係る基本計画等の策定及びその利用や運営に関する方針又はそれらの変更,以上4点を規定しておりますが,行わなければならないという責務規定ですので,行わなかった場合の規定はなく,罰則等も規定しておりません。 521: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 522: ◯ 3 番(平井 里美議員) 行政の責務は規定されているけれども,責務を果たさなくてもいい,罰則もないということは,市民センターの改修に関しても市民参加の手続を取る責務はあるけれども,行わなかった場合の規定もないという条例だと分かり,驚きました。  条例の6条に,市民は,市民参加の手続きの方法について,市に提案することができるとあります。これまで提案があった件数と審議会に諮問し,答申を受けた件数を教えてください。 523: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 524: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) これまでに2件提案されており,それぞれ審議会に諮問し,答申を受けております。1件は旧狛江第七小学校跡地利用に際して市民参加の手続の方法についての提案でございます。  提案内容は,地域のオープンスペースと災害,緊急時に有効に使うことができる緑豊かで機能的な道路スペース事業とともに公共施設再編事業施設等について,市民が情報を共有し,市民が納得して決められるようにフォーラムやワークショップ等の市民参加の方法を求めるもので,答申では市民参加手続として市民ワークショップの方法を実施することが望ましいということで提案が採用されたところでございます。  もう1件は,狛江市後期基本計画の策定に係る市民参加手続の提案でございます。  提案内容は,前期基本計画策定時と同程度あるいはそれ以上に幅広い市民参加手続を求めるもので,答申では,市は後期基本計画の策定に当たり,必要な市民参加手続を実施しており,提案があった市民参加手続を実施することは円滑な行政運営に支障を来すことから,適切ではないということで不採用になっております。 525: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 526: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民が市民参加の手続の方法について市に提案すれば,審議会に諮問されるということですね。市民から市民参加を求める声は常にありますので,要望書や陳情だけではなく,市民参加条例第6条を活用することが有効であることが分かりました。  市民参加と市民協働の推進に関する基本条例の検証・改正の目的とスケジュールについて教えてください。 527: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 528: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 審議会等の公募市民委員の固定化や高齢化,市民協働事業提案制度の採択件数が伸び悩んでいることなどを課題として捉えているところでございますが,前回の条例改正から約10年が経過していることから,今までの実績等を踏まえ,今年度から来年度において審議会の中で条例や条例に基づく制度等の検証,改善策等の検討を進めていただき,その内容を踏まえ,来年度中に条例等の整備を行う予定でございます。 529: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 530: ◯ 3 番(平井 里美議員) 課題の一つとしまして,市民参加の手続を取る責務はあるけれども,行わなかった場合の規定がないことについて,こちらもぜひ検討した上で条例等の整備を行っていただきますようお願いいたします。  それでは次,狛江市の情報公開を質問させていただきます。  まず,モニターを御覧ください。  こちらは調布市で9件にわたり国及び業者に対して個人情報提供が行われていたことが内部告発によって明らかになりました。調布市長が釈明し,後に謝罪がありましたが,調布市職員による個人情報提供の在り方をどのように受け止めたのか狛江市の見解を伺います。  また,調布市の事件の後,情報公開と公開請求に関する個人情報保護について,担当部署や職員に対して狛江市が行った説明,確認や指導等について教えてください。 531: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 532: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 報道されております調布市の件につきましては,東京外郭環状道路のトンネル工事のルート上における道路の陥没に係る情報に対して公開請求を行った方の個人情報が漏えいした事案でございます。この調布市の件の主な要因は,個人情報を取り扱う職員の認識の甘さであると考えております。  狛江市の情報公開制度における意見照会手続においては,適切に個人情報を取り扱っていることを確認しておりますが,個人情報の取扱いにつきまして改めて注意喚起を図ってまいります。 533: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 534: ◯ 3 番(平井 里美議員) 11月18日,国領のあくろすで調布市による個人情報漏えい事件の記者会見が行われました。調布市長は,日々の業務を行う中でのミスと謝罪しましたが,重大な違法行為だとの意見が大多数でした。これは情報公開を行った方の個人情報を職員の方が業者,そして国に対して情報公開の書類をそのままを送っていたということです。被害者の方がいらっしゃいまして,泣きながら,内部通報者は守られるのか,今その人はどんな立場にいるのかと語っていらっしゃいました。内部通報された勇気ある職員の方,その存在がなければ,今なお続けられていたことだと思います。  狛江市でもこの事件を共有していただきまして,情報公開を求める市民の個人情報が悪用されることのないよう徹底していただくようお願いいたします。  審議会,委員会等,市民参加で行われている公開の資料についての扱いが情報公開請求から情報提供請求に変わりました。その理由と時期,内容について教えてください。 535: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 536: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 委員会等における傍聴者に対して配布資料を提供する際は,これまで情報公開制度に基づき行っておりました。コロナ禍におきまして委員会等をオンラインで開催するなど,委員会等の状況も変化しておりますので,傍聴者への資料の提供につきましても考え方を整理し,令和3年7月に変更したところでございます。また併せて委員会等の資料につきましては,コロナ禍においてオンラインでの傍聴をお願いする場合や,傍聴に来られない方にも広く公開するため,原則として市ホームページにて掲載し,そこから御覧いただけるように運用を見直したところでございます。 537: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 538: ◯ 3 番(平井 里美議員) オンラインでの傍聴に,そういった方が資料をすぐ見られるようにということで,ホームページに資料をアップしてくださるということは大変ありがたいことだと思います。  しかし,審議会等の資料に関して,会議の傍聴者へはその資料は貸与され,持ち帰る際は情報提供申請を行い,料金を支払わなければなりません。会議によっては料金は数百円から数千円となり,その料金の高さによって市民が市政に関心を持つ機会を制限してしまうのはとても残念です。返却された資料は廃棄されてしまいますし,申請事務処理業務の負担を削減するためにも,審議会の資料等に関しては無償配布することが開かれた市政につながると思いますが,いかがでしょうか。 539: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 540: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民サービスの費用負担につきましては,実費相当の負担を原則としておりますが,先ほどお答えしましたとおり,原則として市ホームページにも資料を掲載し,御覧いただけるようにしておりますので,紙で資料の提供を求める方には引き続き実費相当の負担をお願いしたいと考えております。 541: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 542: ◯ 3 番(平井 里美議員) それは分かるのですけれども,自宅にネット環境がない市民も傍聴に来られています。また障がい者の方や生活に困窮されている市民も傍聴に来られます。市民にとって審議会が身近になるのは望ましいことですので,資料を無料で配布することで市民参加の推進を図っていただきたいと思います。貸与される資料は返却後,再利用されることはありませんので,ぜひ傍聴者に貸与した資料を廃棄するのではなく,無償配布を行っていただきますよう強く要望いたします。  それでは次に,3つ目の質問です。デジタル社会におけるシティズンシップについて伺います。  デジタル改革関連法が制定され,9月にデジタル庁が発足,地方公共団体情報システムの標準化に関する法律がこれから自治体に及ぼす影響が危惧されております。デジタル社会形成基本法に定義されているようにデジタル社会を生きる私たちは,大量の情報を適正かつ効果的に活用することが求められています。
     狛江市にも新たに情報政策課が設置されましたが,その目的と経緯,職員体制について伺います。 543: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 544: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 令和3年10月5日に設置いたしました情報政策課の目的と経緯といたしましては,デジタル社会の形成における国の流れに対応するため,また目まぐるしく進歩していくICTに対応するために,総務課情報システム係の所掌である情報化推進や情報セキュリティ,庁内の情報システム及びネットワークの管理・運用・保守に合わせて未来戦略室の所掌であったデジタルトランスフォーメーションの推進に関することを引き継ぎ,全庁的な視野で狛江市全体の情報化施策及びICTの活用のかじ取りをしていく課となっております。この体制により情報化施策を柔軟に展開することができると考えております。  なお,職員体制といたしましては,課長1名と係員4名の5名体制となっており,令和3年4月に未来戦略室に配置され,庁内のDXを推進いただいておりました民間人材でありますDX推進監が,非常勤ですが,情報政策課に配置されております。 545: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 546: ◯ 3 番(平井 里美議員) 今後の取組とスケジュールについて伺います。 547: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 548: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今後の取組につきましては,情報システムの利用に係る企画・調整や運用管理に加え,現在既に着手しているAI-OCRやRPAの活用,また社会保障・税番号及び個人番号カードの活用に関した検討をしてまいります。また,新たに狛江市におけるICTの活用,DXを進めるに当たり,その考え方や方向性をまとめたDX戦略を策定してまいりたいと考えております。特に情報システムの標準化につきましては,令和7年度末までに国が用意するガバメントクラウドの活用と併せて対応していく必要があることから,DX推進監の知見を活用しながら各担当部署と調整して実施してまいります。 549: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 550: ◯ 3 番(平井 里美議員) 期限の決まっている令和7年度末を目標に情報システムの標準化を行うためには,考え方や方向性をまとめたDX戦略の策定が急がれるということだと思います。  BPR(業務改善),業務の標準化のプロセスと各部署との連携についてはいかがですか。 551: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 552: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 情報システムの標準化やAI・RPAの利用促進など個別の施策を実施していく中では,その業務内容を把握し,どのようにICTを活用していくのか検討を行うこととなりますが,その際に重要なのがBPR(業務改善)や業務の標準化となります。情報システムやICTの導入・活用,それ自体はあくまでも業務の効率化などの手段であり,目的ではございません。事前に業務内容を把握し,職員の目線,また市民の目線に立ちながら業務の改善を行うことで,その導入・活用の効果を最大限に発揮することが可能になると考えております。これらのことを踏まえ,情報化施策を進めるに当たっては,各関係部署と連携を密にしながら進め,必要に応じて全庁的な調整についても実施してまいりたいと考えております。 553: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 554: ◯ 3 番(平井 里美議員) 情報システムやICTの導入・活用は業務の効率化等の手段であり,目的ではないということ,そしてDX推進に当たっては各部署がそれぞれの業務を見直し,再構築を行う機会となることだと理解しました。また,関係各部署との連携なしには進められないということ,これは縦割りになりがちな行政を変えていく機会にしていただきたいと思います。  それでは次に,狛江市のGIGAスクール構想とデジタル・シティズンシップ教育について伺います。  東京都が独自に進めてきたTOKYOスマート・スクール・プロジェクトの中で,都立高校の高校生に1人1台のパソコンを導入するという具体的方法が決まり,8月30日にベンダー向けの仕様書が公表されました。その内容について伺います。 555: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 556: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) TOKYOスマート・スクール・プロジェクトについては,都立学校の取組のため,ホームページ等で公開されている情報で答弁いたします。  公開されている情報によりますと,学びのスタイルを知識習得型から価値創造・課題解決型へと転換することを目指し,学び方改革,教え方改革,働き方改革の3つの項目に沿って2020年度から2022年度にかけて施策を進めていくということであります。 557: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 558: ◯ 3 番(平井 里美議員) まだ具体的な都からの説明はないようですが,TOKYOスマート・スクール・プロジェクトの中で,パソコンは保護者が私費で購入すると明示されているとの報道があり,来春高校に入学する家庭への影響が心配されています。東京都が示した3種類のパソコンは上限が8万円,9万円,11万円というもので,経済的な困難を抱える家庭には大きな負担となる金額です。今後の東京都の動向に注視していただき,市独自の支援も視野に入れていただきますよう要望いたします。  デジタル・シティズンシップ教育は市民社会参加のための教育であり,デジタルツールを活用して市民社会に参画する能力を身につけるために欠かせないものだと言われています。デジタル社会の一員として,児童・生徒だけでなく大人も身につけていかなくてはならない力だと考えております。  図書館情報学用語辞典によると,図書館の定義は,「人間の知的生産物である記録された知識や情報を収集,組織,保存し,人々の要求に応じて提供することを目的とする社会的機関」とあります。公立の図書館,そして学校図書館はデジタルツールを活用し,主権者として社会参画する力を育むための大きな役割を担う教育機関だと考えられ,公民館など社会教育・生涯教育において早急にシティズンシップ教育に取り組む必要があると思います。  DXを推進するに当たり,狛江市のシティズンシップ教育に関する取組と課題,今後の展望について伺います。 559: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 560: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ネット社会においては,情報モラルなどについて単にルールを身につけるということだけではなく,それらのルールの意味を正しく理解し,新たな場面でも正しい行動が取れるような考え方と態度を身につけなければなりません。そのために,行動する理由と方法を主体的に学び,善き使い手を目指すこと,これがデジタル・シティズンシップ教育というふうに認識しております。  現在,学校では日々の学習でタブレット端末を活用し,調べ学習や思考の整理,協働的な学習を行っておりますが,日々の指導の様々な場面を通して子供たちが主体的に考え,主体的に判断し,主体的に行動できるよう指導することで,より良い意識や態度を高めていくことが大切であるというふうに考えております。 561: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 3番平井議員。 562: ◯ 3 番(平井 里美議員) デジタル・シティズンシップは,子供たちだけではなく大人にも必要な力です。情報を収集,組織,保存し,人々の要求に応じて提供することを目的とする公立図書館や,いつでも誰でも学ぶことができる公民館でのシティズンシップについて,ぜひ学ぶ機会をつくっていただきたいと思います。そして,DXを推進する狛江市において全庁的に取り組んでいただきますよう要望して,全ての質問を終わります。 563: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時19分 休憩     午後 4時38分 開議 564: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。4番松崎淑子議員。 565: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 最後で質問させていただきます。最後までよろしくお願いいたします。  通告に従い3問質問いたします。  1問目は市民参加の保障についてです。  市民センター改修について,市民参加の側面から質問をさせていただきます。  昨年9月の市民センター改修等基本方針決定における市民参加の保障について,昨年10月の平成31年度決算に対する討論と昨年12月第4回定例会の一般会計補正予算に対する討論で市民参加の手法が取られていなかったと意見を述べ,今後市民参加と市民協働を推進していく上で市民参加手法に市民との認識の乖離を起こさないことを要望してまいりました。  その上で本年3月の第1回定例会で市民センター改修に向けてのワークショップ,委託費などいろいろな予算が含まれた令和3年度予算討論で,狛江市市民センター改修等方針に対して市民参加の手続に疑義を感じる市民がいることは,狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例において,どういう案件に対しどのような手法を取るか,様々な解釈が取れてしまうことが大きな問題であり,どの段階でどの市民参加の手続をしなければならないということを審議会で検討し,条例の見直しを行うよう諮問することを要望しました。  本年7月に始まった市民センター改修のワークショップについて,参加者より改修についての本来予定されているワークショップの話合いに至らず,市に意見がある市民の質疑に時間が取られていることは,ここに至るまでに話合いを持たなかった市の責任であり,ワークショップでの建設的な話合いを期待していた市民からは,経緯の説明に対しての市の意見だけであったことで公平性に疑問を持ち,前向きな活発な意見を出し合う場となっていないという感想を聞きました。昨日の高木議員の質問,答弁にあったように,第2回のワークショップではメンバー23名のところ参加者が12名で,今後の運営改善が市に求められています。  市民センター改修構想に対し,市民の活発で前向きな意見が話し合えるワークショップとなるよう,何が原因なのかを考え,改善のための対応を示すために質問いたします。  今年度7月に第1回,10月に第2回が行われた市民センター改修のワークショップは,ワークショップメンバーからの基本方針が市民参加の手法がなされなかったことへの意見で計画されていた構想案への話合いが進んでいません。市の基本方針とそれに対する意見の説明はどのようなものだったかを教えてください。 566: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 567: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) ワークショップの参加者には,第1回のワークショップにおきまして基本方針についての説明はさせていただいております。 568: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 569: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 基本方針の説明とともに,それに対しどんな意見が出ているかの説明が必要だと思います。意見聴取の場はありませんでしたが,その後の議会で市民の意見が代弁されています。  行政と市民の望みである市民センター改修を目指して,ワークショップメンバーを含めた市民に基本方針を決めた市の審議過程の説明会と意見聴取の場をワークショップ以外の場で再設定しなければ今後のワークショップが有意義なものにならないと思いますが,市の見解はいかがでしょう。 570: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 571: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 基本方針の説明会は昨年度に実施しており,それを踏まえた基本構想の検討をするためのワークショップとして参加者を募集しておりますので,改めて基本方針についての意見聴取をする場を設ける予定はございません。 572: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 間もなく定刻の5時になります。時間の延長をお認め願います。4番松崎議員。 573: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 今後のワークショップと基本構想のスケジュールで変更があれば教えてください。 574: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 575: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今後のスケジュールですが,新図書館整備についてのワークショップは当初5回で予定をしておりましたが,参加者からもう少し丁寧に話合いをしたいという意見をいただいたことなどを踏まえ,回数を増やし全6回といたしております。それに伴い新図書館整備基本構想検討委員会も全6回としております。第3回のワークショップは12月12日に,第3回の検討委員会は1月26日を予定しております。  なお,市民センター改修のワークショップについては,第2回目がグループワークに至りませんでしたので,回数を2回増やして全7回とする予定です。構想素案の作成時期としましては,市民センター,図書館とも令和4年5月を目途としていますが,現在委託事業者と調整中です。 576: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 577: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 2020年9月に実施された市民センター改修等基本方針についての市民説明会で,駄倉地区センター新図書館案をはじめ,初めて市民に提案された案があったにもかかわらず,これらの骨組みは決定であると報告されました。基本方針について,そこに至る市の考えの丁寧な説明が不十分であり,納得が得られないまま意見を聞く場,パブリックコメントなど意見を言う場が設けられなかったことは,条例で定められている市民参加が不十分であったと判断します。  ワークショップの進行の現状を見て,この点についての市のお考えをお聞かせください。 578: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 579: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民センター改修等基本方針につきましては,これまでの議会等での御質問にお答えしてきましたとおり必要な手続を経て策定したものでございます。 580: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 581: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 市民参加と市民協働の推進に関する基本条例では,平成25年4月1日施行の改正で第6条関係として,市が市民参加の手続を行う必要がないと判断した行政活動であっても,市民が必要であると判断した場合に市民参加の手続を提案できるよう規定を拡大しました。また,第7条関係では市民参加の手続を行った際に,市が市民から提出された意見を受け入れないとした場合,その理由を公表することとしましたと明記されています。  条例改正点に従い,市民センター改修など基本方針での市民センター改修,駄倉地区センターをなくし跡地に新図書館建設,市民活動支援センターは市民センターへ移転という提案について丁寧な説明を求め,広く意見を募ることを求めますが,市の見解をお聞かせください。 582: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 583: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほどの答弁と同じになりますが,市民センター改修等基本方針につきましては,これまでの議会等での御質問にお答えしてきましたとおり,市民参加の手続を経て策定したものであり,これを踏まえた基本構想の策定のための予算を市議会で議決をいただき,現在検討を進めているところでございます。  その中でワークショップの参加者やウェブアンケートなどにより基本構想の策定に向けた御意見はいただいているところでございますが,改めて基本方針に関する御意見を伺うことは予定しておりません。 584: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 585: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 市民センター改修は市民参加で行われてきました。  そこで市民参加と市民協働の推進に関する基本条例による市民参加の手続が行われていたか確認する機関はあるのでしょうか,狛江市市民参加と市民協働に関する審議会はどうでしょうか,狛江市市民参加と市民協働に関する審議会で審議される案件を教えてください。 586: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 587: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市市民参加と市民協働に関する審議会の所掌事項としましては,市民参加と市民協働に関する指針の検討,市民参加と市民協働の実施状況に関する総合的評価の実施,市民参加と市民協働の推進の検討と改善,市民参加の手続の方法及び市民協働事業の提案に関する事項,この条例の改正または廃止に関する事項でございますが,市長の諮問に応じて調査及び審議していただいているところでございます。 588: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 589: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 調査は市長の諮問によるということですね。  市の事業が市民参加が条例に基づき正しく行われたかの評価は,どこでどの期間についてどこからの発案で行うことが可能でしょうか。 590: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 591: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民参加と市民協働の実施状況に関する評価につきましては,狛江市市民参加と市民協働に関する審議会に対し,市民参加と市民協働の実施状況に関する総合的評価の実施について諮問し,毎年度調査,審議を行っていただいておりますが,個別の事業に関しての評価については行っておりません。 592: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 593: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 市民参加の手続に疑義があった場合,公平な判断を下す場が必要だと思います。今回の市民センター改修等基本方針について,市民参加の手続が正しく行われた,行われなかったが決裂していることでワークショップが順調に進んでいません。市と市民の市民参加について,条例に照らして正しく行われているかの検証をぜひ諮問してほしいです。  今後の狛江市の市民参加の在り方のためにも第三者に評価をお願いすべきと考えますが,いかがでしょうか。 594: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 595: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市として評価をお願いする予定はございません。 596: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 597: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 残念です。諦めずに別の対策ができるよう勉強してまいります。  昨日2回目のワークショップ不参加の方には連絡を取るとの御答弁がありました。ワークショップへの御意見などがあったら聞き取っていただき,今後の市民参加に足が遠のくことがないことを願っています。  松原市長が狛江市企画財政部市民協働課長でいらしたときに,尽力された市民参加と市民協働の推進に関する基本条例について寄稿された「自治と分権」第14号を読みました。まちづくりの主人公である市民が市政に参加,協働する基本方向を確たるものに位置づけるために条例化を行ったと述べられています。この条例ができたことで,狛江市の市民参加と市民協働が大きく推進しました。市民参加が後退することなく,丁寧な市民参加の手続を要望して1問目を終わります。  2問目はゼロカーボンシティへのロードマップについてです。  昨年10月に当時の菅首相は2050年カーボンニュートラル,脱炭素社会の実現を目指すことを宣言し,今年11月,第6次エネルギー基本計画で2030年CO2削減目標を2013年比で46%,さらに50%の高みを目指して挑戦を続けるとしました。11月にイギリスで開かれたCOP26では産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑える努力を追求することが決まりました。実現に向け私たちの生活も大きな変化を迫られます。自動車は電動化され,再生可能エネルギーの導入も拡大,住宅でも徹底した省エネが必要です。  解決すべき課題は多いですが,本年4月1日に松原市長は2050年二酸化炭素排出量実質ゼロに向けて狛江市ゼロカーボンシティ宣言を発表され,既に歩みはスタートしています。中期目標年の2030年まであと9年,狛江市と市民が一体となってゼロカーボンシティ実現に進めるよう現状を確認し,方向性を共有したいと思います。  令和3年4月に2050年ゼロカーボンシティ宣言をした狛江市ですが,令和2年3月に策定された狛江市環境基本計画で設定されている温室効果ガス排出量の削減目標は,2013年度比で2030年に36%,2050年度に80%削減です。この数値のままでは市民や国,ほかの自治体に対し狛江市のゼロカーボンシティ宣言への信頼度が保障されません。宣言に従って削減目標を変更することで狛江市の本気度が表現されると思いますが,市のお考えをお聞かせください。 598: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 599: ◯ 環境部長(門井 淳君) 長期的な目標といたしましては,ゼロカーボンシティ宣言にのっとり2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すものでございます。しかし,現状国や東京都においても,2050年カーボンニュートラルに向けて革新的な技術の開発とその技術を早期に社会へ実装することが重要であるとするにとどまり,具体的な政策を示すことができていない状況でございます。現行の狛江市環境基本計画の目標値は有識者,市民,事業者等の議論を積み上げて策定したもので尊重すべきものと考えております。  今後の国や東京都の目標引上げと具体策の提示など脱炭素に向けた社会情勢の変化を注視するとともに,市のポテンシャルを生かすなど多様な可能性を視野に入れて取組を進めてまいりたいと考えております。 600: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 601: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ありがとうございます。  狛江市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)の令和2年度の実績報告が10月にありました。  この報告書では令和2年度の実績として,2013年度比で3%の二酸化炭素の削減が報告されています。毎年3%を計画期間である10年繰り返すことで,事務事業編の目標である29%は達成できる見込みが分かりました。  この令和2年度実績3%削減に対しての市の見解を教えてください。 602: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 603: ◯ 環境部長(門井 淳君) 令和2年度の二酸化炭素排出削減量は,平成31年度とほぼ横ばいの結果となりました。新型コロナウイルス感染症の感染予防対策として,換気頻度が増加したことによる空調設備の稼働増や子育て・教育支援複合施設ひだまりセンターの開所といった排出量の増加要因があった中で,前年度の削減量を維持したことにつきましては,公共施設への高効率設備の導入や職員の省エネ行動等が成果を上げたものと考えており,評価ができるものと認識しております。
    604: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 605: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 温室効果ガスの排出量を削減するために,公用車を次世代自動車へ転換することが地球温暖化対策実行計画にあります。この計画を進めるため公用車の電気自動車などへの転換推進についてとして令和4年度に1台,令和5年度に8台,合計9台が電気自動車へ転換され,緊急車両を除く公用車の所有台数の5割が次世代自動車になることが分かりました。  これによりどのくらいの二酸化炭素が削減できるのでしょうか。 606: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 607: ◯ 環境部長(門井 淳君) 公用車9台を令和5年度末までに電気自動車へ転換することによる二酸化炭素の排出削減量は,約4.5トン-CO2と見込んでおります。 608: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 609: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 公用車を電気自動車に転換することでCO2削減を行っているということです。ゼロカーボンシティを目指した施策として,電気自動車に転換したことを車体に掲示するなど市民へアピールすることはいかがでしょうか,御検討ください。  狛江市地球温暖化対策実行計画(事務事業編),進捗状況報告書の令和2年度の実績報告では,市が排出するエネルギー別二酸化炭素の割合として電気は66.1%,都市ガスは33.3%です。電気は火力発電由来ではなく,再生可能エネルギー由来に転換することで削減することができます。  では,公共施設での都市ガスは何に使われているのでしょうか。 610: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 611: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市の公共施設では,小・中学校や保育園の給食調理での使用やそのほかの施設では給湯設備などに使用されているほか,空調設備にも都市ガスが使用されている施設が多くございます。 612: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 613: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 都市ガスのCO2削減については,今後の課題としてCO2削減の方向性の検討をお願いします。  では,公共施設の省エネ化の1つである照明のLED化について状況を教えてください。 614: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 615: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在LED化された新築の建物は和泉児童館,北部児童館,プレーパーク管理棟,岩戸地域センター,和泉多摩川地区センター,消防団第三分団器具置場,第五分団器具置場,第五小学校放課後クラブ,寺前小学生クラブ,子育て・教育支援複合施設ひだまりセンター,中学校給食センター,第一小学校増築校舎がございます。  改修においてLED化した施設はあいとぴあセンター,西河原公民館,三島保育園,駄倉保育園,猪方学童保育所,東野川学童保育所,岩戸児童センター,南部地域センター,野川地域センター,根川地区センター,ビン・缶リサイクルセンター,市民活動支援センター,第一小学校校舎及び屋内運動場,第二中学校校舎,第三小学校屋内運動場,第四中学校屋内運動場でございます。  現在改修中の施設といたしましては,エコルマホール,北口地下駐車場,松原学童保育所,第三小学校校舎がございます。そのほか小・中学校の屋内運動場の空調設備の設置に併せまして,アリーナ部分の照明とギャラリーの照明をLED化しております。そのほかの施設におきましても共用部やトイレのほか,一部にLED照明を使用したり,高効率な照明を使用している施設もございます。  公共施設のLED化は公共施設整備計画に基づき順次改修しており,計画に示されている2030年までには小・中学校もおおむねLED化される予定でございます。 616: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 617: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ありがとうございます。  公共施設照明のLED化による省エネも大きく進んでいることが確認できました。市が管理する公園灯街路灯についても2018年にLED化されています。  今年度の温暖化対策としての大きな施策である市役所庁舎と防災センターの電力を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えたことによるCO2削減割合を伺います。今年度上半期CO2削減はどうでしたか,また対2020年度電気料金と比較してどうでしょうか。 618: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 619: ◯ 環境部長(門井 淳君) 削減割合でございますが,本庁舎の電気の使用による二酸化炭素排出量の算出に用いる排出係数につきまして,東京都が毎年度公表している東京都エネルギー環境計画書制度の都内への電気供給に伴う平成31年度の排出係数の平均値である0.448を用いた値でお答えいたします。  令和3年4月から10月まで,庁舎で100%再生可能エネルギー電力を使用したことによる排出削減量は約214トン-CO2で,削減率は平成25年度比で約5.6%でございます。 620: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 621: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 電気料金につきましては,電力供給事業者の計量日等の都合により,料金算定の日数に若干差がございますが,令和2年度と3年度との比較をそれぞれ10月分までの料金で比較した場合,令和2年度が約880万円,令和3年度が約870万円とほぼ同額となっております。 622: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 623: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 再生可能エネルギー電力を使用したことによる排出削減量は,上半期で約214トン-CO2,削減率は2013年度比で約5.6%,電気料金は令和2年度が約880万円,令和3年度が約870万円とほぼ同額とのことです。電気料金が変わらずCO2は5.6%削減されたことが確認できました。  公共施設のうち50キロワット以上の契約電力で供給される高圧電力契約の施設は,市役所本庁舎のほか小・中学校や公民館,地域センター,給食センターなど全部で25施設です。この中には指定管理者が管理している市民総合体育館やエコルマホールなども含まれています。この25施設に100%再生可能エネルギー電力を導入した場合のCO2削減率予想を教えてください。 624: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 625: ◯ 環境部長(門井 淳君) 先ほど御答弁申し上げた算出方法と同様に,令和2年度の電力使用量をベースに東京都の排出係数の平均値を用いた値でお答えいたします。  市庁舎,学校のほか指定管理者制度を導入している公共施設に100%再生可能エネルギー電力を導入した場合,二酸化炭素排出削減量は約2,222トン-CO2で,削減率は平成25年度比で約58%でございます。 626: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 627: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 削減率の58%は事務事業での2030年の目標29%を大きく上回り2倍の値です。ぜひ2030年度までに25施設の再生可能エネルギーの導入実現をお願いいたします。  この削減率は狛江市全体の削減目標36%の中では僅か3%です。狛江市CO2は60%が家庭から排出されています。市が経済的な負担がかからずCO2削減に寄与する再生可能エネルギー電力への切替えを率先して取り入れ,CO2削減効果を広くアピールすることが市民への啓発となりますので,ぜひ2030年までに全ての公共施設を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えることをお願いいたします。  では,現状の公共施設太陽光発電の発電量,それによるCO2削減量を教えてください。 628: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 629: ◯ 環境部長(門井 淳君) 公共施設の太陽光発電システムによる発電実績と二酸化炭素の削減量でございますが,令和2年度の実績でお答えいたします。  発電実績は市役所本庁舎など12施設の合計で11万65キロワットアワーでございます。また,二酸化炭素削減量でございますが,先ほど御答弁申し上げた算出方法と同様に,東京都の排出係数の平均値を用いた値で算出いたしますと約49トン-CO2でございます。 630: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 631: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 公共施設における太陽光発電は設置をまだまだ増やしていける余地があります。公共施設の電力供給について,太陽光発電設置工事と再エネ電力導入,どちらが有効であるか,財政面,電力供給面などから市は脱炭素の政策としてどう考えていますか。 632: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 633: ◯ 環境部長(門井 淳君) 太陽光発電設備の設置と小売電気事業者からの再生可能エネルギー由来電力の調達については,おのおのにメリットがあり,いずれも温室効果ガス削減に向けた施策推進の重要な柱として位置づけるべきものと認識しております。  主なメリットといたしまして,太陽光発電設備の設置につきましては,停電時の電力供給手段として防災機能の強化が期待できるほか,設備設置に当たりPPAと呼ばれる初期投資がかからない方法もあるという利点がございます。また,小売電気事業者からの電力調達につきましては,設備設置等の負担をすることなく,施設で使用する全ての電力を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えることができることに加え,将来的に屋上の塗装などの施設改修時にも支障を来さない等のメリットがございます。  公共施設の脱炭素推進に当たっては,これらの各手法のメリットを多面的に把握し,各施設,地域にとって最適な手法を選択していくことが望ましいものと考えております。 634: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 635: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) よろしくお願いいたします。  電力切替えと太陽光発電設置とそれによるCO2削減の目標を計画として公表することがロードマップとなります。ロードマップが示されることで市民はゼロカーボンへの推進を身近に感じることができます。ぜひどの時期にどこの電力を再生エネルギーに切り替え,また太陽光発電を設置し,それによりCO2の削減は何%見込めるかという目に見えるロードマップづくりを御検討ください。  次に,世田谷区や多摩市,小平市など他の自治体では屋根貸しの太陽光発電など市民発電所の設置が進んでいますが,市民協働による市民発電所の開発に対し狛江市の意向はありますか。 636: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 637: ◯ 環境部長(門井 淳君) 市民協働により運営される発電所の事例は承知しているところでございます。狛江市においても,これまでに行政提案型市民協働事業や市民公益活動事業チャレンジ補助金を活用して小水力発電の調査が行われておりますが,設置に向けて様々な課題があることが報告されているところでございます。  市といたしましては,その後の社会状況の変化や技術革新などもあることから,引き続き多様に展開される脱炭素の取組の1つとして情報収集に努めてまいります。 638: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 639: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 10月に狛江市環境基本計画に定めている目標の達成に向けた取組を市民の参加,協働により推進するためのワーキンググループの1つであるエネルギーワーキングによる視察にエネルギーシフトを実現するこまえの会として参加し,厚木市と愛川町のソーラーシェアリングを見学しました。  あつぎ市民発電所は385平米の畑利用で設置費用663万円,年間発電量は3万3,000キロワット,狛江でも実現可能な規模です。狛江市環境推進の市民ソーラーシェアリングの可能性について,市の考えを教えてください。 640: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 641: ◯ 環境部長(門井 淳君) 農地を活用したソーラーシェアリングで発電された電気が地域の住宅や農業等で使用されることは,災害時の電源確保や脱炭素につながる取組として注視をしております。  導入に当たりましては,安定的な発電と営農の両立が前提となりますが,発電設備導入やメンテナンスへの高額な投資,発電設備の設置に伴う環境変化等による営農への影響等により,安定的な発電と営農の両立を保ち続けることが難しく,運用に苦慮している事例も散見されております。そのため現状といたしましては,知見や事例等の情報収集に努める時期と考えているところでございます。 642: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 643: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) よろしくお願いいたします。  今までの質問で狛江市を1事業者と考え計画した環境基本計画中の事務事業について,2030年までの施策として公共施設のLED化による省エネはほぼ終わり,電気自動車へは令和5年度で9台が切り替わり,再生可能エネルギー電力を25の公共施設に導入することで,事務事業の目標29%削減のところ58%削減することが分かりました。しかし,事務事業の目標が達成できても狛江市全体の目標値30%への道のりは厳しいことも分かりました。市が事務事業の目標達成することで市民が意識を高め,温暖化対策を進めるような工夫が必要です。  そこでゼロカーボンに向けて市民へ提案できることについて伺います。  狛江市地球温暖化対策実行計画について,進捗状況報告の時期とタイミングについて説明をお願いします。 644: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 645: ◯ 環境部長(門井 淳君) 狛江市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の進捗状況につきましては,毎年度8月頃に作成する狛江市環境保全実施計画の進捗状況報告書において,市全体の温室効果ガス排出量と共に公表しているところでございます。  なお,市全体の温室効果ガス排出量につきましては,オール東京62市区町村共同事業「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」において算定,公表する値を使用しており,その公表時期が対象年度の3年後となることから,例えば令和3年度に作成した令和2年度の進捗状況報告書の中では平成30年度の排出量を記載しているところでございます。 646: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 647: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) その年の結果が出るのは2年後になることが分かりました。モチベーションを上げていくのに工夫が必要です。  では,市は市民の地球温暖化,ゼロカーボンシティへの意識をどのように捉えていますか。 648: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 649: ◯ 環境部長(門井 淳君) 令和2年3月に改定した狛江市環境基本計画策定に当たり,平成30年8月に16歳以上の市民1,000人に意識調査を行っております。  主な結果として,324人の回答者のうち環境を守るために積極的に行動したいと答えた方が8割に上り,市民の意識の高さがうかがえるものとなっております。脱炭素の推進には市民,事業者,行政のそれぞれが主体的に行動することが不可欠であり,こうした意識の高さについては大変心強く感じるとともに,皆様に分かりやすく,実践しやすい取組を提供することで主体的な行動につながっていくと期待できるものと捉えております。 650: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 651: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 市民がCO2削減をするのに市としては何が有効と考えますか。 652: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 653: ◯ 環境部長(門井 淳君) 市民の皆様に行っていただく二酸化炭素削減の取組といたしましては,家庭での使用エネルギーの約6割を占め,かつ着実な削減効果が見込める電力使用への対策が有効であると認識しております。  具体的な取組といたしましては,日常的な省エネ行動をはじめ高効率な家電製品への買換えといった省エネの実践と太陽光発電設備の設置や小売電気事業者から調達する御自宅の電力を再生可能エネルギー由来電力へ切り替えることなどが有効であると考えております。 654: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 655: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) それでは太陽光発電の普及率の現状はどうでしょうか。 656: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 657: ◯ 環境部長(門井 淳君) 総務省統計局による平成30年住宅・土地統計調査と経済産業省資源エネルギー庁が公表する固定価格買取制度の認定及び導入量を基に,太陽光発電設備のうち出力が10キロワット未満のものを住宅用設備とみなし,対象住宅を戸建て住宅として算出いたしますと狛江市の普及率は約6%,全国の普及率は約9%となっております。 658: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 659: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 全国でもまだ1割にも満たないのですね。  太陽光発電の設置や住宅の省エネ化など初期投資が必要なことは,市民にとってハードルが高いことでもあります。CO2削減のための国,都,市の補助金の種類を教えてください。 660: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 661: ◯ 環境部長(門井 淳君) 国においては,省エネ・再エネ発電システム等を備え,エネルギー消費量を一定以上削減する住宅に対して,高性能断熱機能を備えた断熱材等や蓄電システムの費用を助成する戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス化等支援事業,また当事業の対象となる住宅よりもさらにエネルギー使用量の削減を見込む住宅に導入する蓄電システム,燃料電池,V2H充電設備,太陽熱利用機器の費用を助成する次世代ZEH+実証事業が実施されております。  次に,東京都においては,高い断熱性能を持った断熱材や窓を用いたり,高い省エネ性能を有する家電製品等を取り入れた東京都の独自基準を満たす東京ゼロエミ住宅として認証を受けた住宅の新築費用及び太陽光発電設備の設置費用を助成する東京ゼロエミ住宅導入事業,燃料電池の設置費用を助成する水素を活用したスマートエネルギーエリア形成推進事業,高断熱機能を備えた窓,ドア及び太陽熱利用機器,地中熱利用機器の設置費用を助成する家庭における熱の有効利用促進事業,蓄電システムの設置費用を助成する自家消費プラン,断熱改修工事を行った住宅へ減税措置を行う住宅リフォーム減税,PPAによる太陽光発電設備を設置した都民に対し事業者への助成を通じてサービス価格を低減する住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進事業が実施されております。  次に,市においては住宅への太陽光発電設備や家庭用燃料電池,蓄電池システム等の導入に対して助成を行う狛江市地球温暖化対策住宅用設備導入助成事業を実施しているところでございます。 662: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 663: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 住宅の新築やリフォームは,LED照明への切替えや家電買換えのように手軽なことではありませんが,後押しをするような政策の広報と啓発を続けてください。簡単なリフォームとして,二重窓にすることで温かく暖房利用が抑制されたと聞いています。ホームセンターでも受け付けてくれるということです。  太陽光発電設備,家庭用燃料電池などに対する市の助成金交付事業利用件数は2018年実績284件だったものを今後1年間で100件の利用を目指し,10年続けて2029年までに1,000件の目標となっていますが,2020年度の助成金利用の実績を教えてください。また,2029年度までの目標1,000件でCO2削減量はどのくらいと見込んでいますか。 664: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 665: ◯ 環境部長(門井 淳君) 狛江市地球温暖化対策住宅用設備導入助成事業の令和2年度の実績でございますが,太陽光発電システム10基,HEMS11基,家庭用燃料電池34基,蓄電池システム13基,高反射性塗装2件で計70基となっております。また,狛江市環境基本計画において,本事業の目標として掲げている令和11年度までの累計利用件数1,000件による二酸化炭素排出削減量は約900トン-CO2と見込んでいるところでございます。 666: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 667: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 太陽光発電システム以外は一般の市民にはあまり知られていないと思われます。広報やホームページには掲載されていますが,事業者への補助金の周知と広報をお願いしてください。  それでは市が把握している国や都の方針,政策で新築あるいは改築住宅,集合住宅,建築物への省エネ化,脱炭素化の動向を教えてください。 668: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 669: ◯ 環境部長(門井 淳君) 住宅等の建築物における脱炭素化の動向でございますが,国においては,政府が令和3年8月に取りまとめた脱炭素社会に向けた住宅・建築物における省エネ対策等のあり方の中で,目指す姿として2030年に新築戸建住宅の6割における太陽光発電設備の導入が掲げられ,取組の進め方として2025年度までに住宅を含む建築物の省エネ基準への適合義務化,公共施設の新築における太陽光発電設備設置の標準化等が示されております。
     次に,東京都では令和3年第3回都議会定例会での小池都知事の所信表明において,一定の新築建築物に太陽光発電の設備設置を義務づける都独自の制度の導入に向けた検討を開始することが示されたところでございます。 670: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 671: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ありがとうございます。  家庭からのCO2排出を削減するためには市民の意識が重要です。市が率先して脱炭素化対策を打ち出し,市民を先導してください。そのためにもゼロカーボンシティに向けた市民に分かりやすいロードマップ,シナリオが必要です。目標数値と達成度の提示も励みになります。  それでは最後に国の補助金を利用し,市民も交えてカーボンゼロシティへのシナリオづくりを狛江市はどのように考えていますか。 672: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 673: ◯ 環境部長(門井 淳君) 国が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現には,エネルギーはもとより建築物や交通を含むインフラ,各種産業活動や日常生活など社会システム全般において脱炭素化が必要となります。繰り返しになりますが,現状国や東京都においても2050年カーボンニュートラルに向けて,革新的な技術の開発とその技術を早期に社会へ実装することが重要であるとするにとどまり,具体的な政策を示すことができていない状況でございます。  狛江市ゼロカーボンシティの実現には市民,事業者,行政など市で活動する全ての人の主体的な取組なくしてはなし得ない課題であることを十分に認識した上で,シナリオづくりに向け今後の国や東京都の目標引上げや具体策の提示など脱炭素に向けた社会情勢の変化を注視してまいります。 674: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 675: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ありがとうございました。  ゼロカーボンシティへの道のりは始まったばかりです。その出発の年に庁舎への再生可能エネルギー由来の電力導入は輝かしい一歩です。2030年,2050年に向けて,狛江市は確実にゼロカーボンを達成できるよう,市の対策と努力を市民に分かりやすいロードマップで示すことを要望し,2問目の質問を終わります。  最後,3問目の質問です。  ケアラー支援について伺います。  昨年3月埼玉県で全国で初めてのケアラー支援条例が制定されて1年,埼玉県では有識者会議の議論,実態調査などを踏まえ,ケアラー支援計画が策定されました。  北海道栗山町では今年3月待望のケアラー支援条例が成立,続いて6月に三重県名張市ケアラー支援の推進に関する条例が制定され,8月に名張市要保護児童対策及びDV対策地域協議会並びに市内小中学校によるヤングケアラーの実態調査を実施,その中で28件の事例を把握したと報告されました。また,9月には岡山県総社市ケアラー支援の推進に関する条例が制定,市町村でのケアラー支援条例の制定が続いています。  社会的にはまだケアラー,ヤングケアラーへの理解が進んだとは言い難いですが,国の政策の打ち出しもあり,メディアなどでも以前に比べるとこの言葉に接する機会はかなり増えました。  核家族化の進行,介護をする家族の高齢化など要介護高齢者を支えてきた家族をめぐる状況の変化などを背景に,高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして介護保険制度が始まって21年です。介護が社会問題として捉えられるようになりはしましたが,給付抑制や負担増などの問題のほかに,支援の取組が介護を受ける被介護者に対するもので,介護をする介護者への支援はほとんどないという課題が注目されてきました。また,介護の内容も高齢者だけでなく,病気,障がいのある家族へのケア,さらに老老介護,多重介護,ヤングケアなど多様化し,問題も複雑化しています。  2010年に介護を必要としている人も介護者も,共に自分の人生の主人公になれる共生の社会をつくることを目指して日本ケアラー連盟が結成され,心や体に不調のある人の介護,看護,療育,世話,気遣いなど介護が必要な家族や近親者,知人,友人などを無償でケアをする人をケアラーとし,この表現がマスコミなどでも定着してきました。日本ケアラー連盟は介護者支援推進法や自治体のケアラー支援条例制定に向けた提案を続けており,調査活動など実態に基づく提案が自治体などを動かした実績は大きいと評価します。  現行のケアラー支援に係る法制度としては,介護保険法,育児・介護休業法があります。しかし,介護休業の取得はまだ低く,介護保険制度における家族介護支援事業として具体的に実施されているのは介護者交流会の実施,介護用品の支給など介護そのものに対する支援が中心です。  2018年,地域包括支援の中で設定された家族介護者支援マニュアルにある「家族介護者そのものの「生活・人生の質を維持向上させる」という支援の視点」が実態に反映されるまでにはまだ課題が多い現状です。自治体のケアラー支援の取組は埼玉県など前述の先行自治体で始まったばかりであり,少子高齢化により介護制度自体,介護保険の行き詰まりやケア従事者の不足課題を多く抱えています。介護の行き詰まりで虐待や殺人が起こるニュースからも,介護者支援の必要性は待ったなしの時期に来ています。  ヤングケアラーについては,国のプロジェクト報告が取りまとめられ,来年度の予算概要要求にもヤングケアラー支援体制強化事業などが位置づけられました。多くの自治体で実態調査,支援体制整備など支援体制の取組が展開しています。これらの状況を踏まえ,生活者ネットワークは都内の各自治体で昨年より介護者に抱えている問題を直接聞き取る調査と行政及び民間事業者,家族会に介護者支援の社会資源について調査活動を行ってまいりました。  今回はこの調査を基に,狛江市における介護者支援の構築について質問をいたします。  今回の質問に当たり,ケアラーをヤングケアラーと区別するために,ケアラーではなく介護者という言葉を使います。  それでは狛江市の行政計画で介護者支援について,現状認識と施策を教えてください。  地域福祉計画であるあいとぴあレインボープランで,介護者支援についてどのように書かれていますか。 676: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 677: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者保健福祉計画,第8期介護保険事業計画の基本目標6,「認知症バリアフリー社会を創る」という項目の中で,継続施策として「認知症の方の家族を支援します」と掲げ,「家族介護者の会の支援」や「介護者のつどいの実施」,「介護者のための夜間介護相談の実施」,また「認知症カフェの支援」,「家族介護教室の開催」等を主な事業として掲げているところでございます。 678: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 679: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 実施されている介護者支援事業で家族介護者の会,介護者のつどい,夜間の介護相談,認知症カフェ,家族介護者教室の開催場所,開催頻度,課題などを教えてください。 680: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 681: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 家族介護者の会につきましては,市役所及び地域包括支援センターの全4会場におきまして,月に1回開催しております。  介護者のつどいにつきましては,市役所におきまして年1回開催しております。  夜間の介護相談につきましては,東京慈恵会医科大学附属第三病院認知症疾患医療センターが企画,運営し,年3回程度オンラインで開催しております。  認知症カフェにつきましては,地域包括支援センター及び介護保険事業所の4会場におきまして,おおむね月に1回開催している状況でございます。  最後に家族介護者教室につきましては,地域包括支援センターが企画,運営し,市役所等におきまして年6回開催しております。  なお,新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により開催方法を集合開催からオンライン開催へ変更した事業や開催の休止,または開催回数を減らしている事業等もございます。今後はこのコロナ禍でどのような手法で開催し,家族介護者への支援につなげていくのかが課題であると認識しております。 682: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 683: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 狛江市で介護保険制度の中の地域支援事業の任意事業である家族介護支援事業の内容はどのようなものですか。 684: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 685: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 家族介護支援事業とは,知識や技術等の習得を目指した介護教室の開催や認知症の普及啓発活動,また徘回高齢者等を早期発見するための仕組みの構築を行う認知症高齢者見守り事業,交流会や相談会を行う家族介護継続支援事業の3事業から構成されており,それぞれの取組を進めているところでございます。 686: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 687: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) この3事業は前問で伺った事業と重なっていますか。 688: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 689: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 交流会や相談会を行う家族介護継続支援事業につきましては,御質問の事業と重なっているところでございます。 690: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 691: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ありがとうございます。  それでは2018年,地域包括支援センターの設置運営についての一部改正により,地域包括での総合相談支援事業について,高齢者本人のみならず介護者の生活の質の支援も重要とされました。  地域包括支援センターでは家族介護者支援マニュアルがつくられていますか,提供される介護者支援については何がありますでしょうか。 692: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 693: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 地域包括支援センターでは,家族介護者支援に特化した支援マニュアル等は作成しておりませんが,支援の重要性は十分に認識した上で,相談会や介護者セミナー,また介護者の会等をオンラインで開催するとともに,夜間と土日も開催するなどして,外出が困難な介護者や働く介護者も参加しやすいように工夫して実施しているところでございます。 694: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 695: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 1問飛ばします。質問7は飛ばさせていただきます。  それではおむつの支給事業やGPSの貸出しも介護者支援に含まれますか。 696: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 697: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) いずれのサービスも在宅が利用の条件となりますので,介護者支援の側面もあると考えております。 698: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 699: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) これまでの質問と御答弁をまとめると,狛江市で行われている介護者支援は1,家族介護者の会,オンラインでも開催,2,介護者のつどい,3,夜間の介護相談,4,認知症カフェ,5,家族介護者教室,そしておむつ支給事業やGPSの貸出しですね。  市や地域包括支援センター,また民間での介護者支援の取組で市が課題や足りないなど介護者支援の問題点として考えていることはどのようなことでしょうか。 700: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 701: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 認知症の方の症状への対応の困難さや御本人の介護度が重度化した場合,または介護者自身の健康状態が悪化した場合の将来への不安感,いらいら,落ち込み,孤独等を抱えている介護者が多いこと等多くの課題が挙げられると認識しております。 702: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 703: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) それでは介護者の悩みや抱えている課題について,また相談窓口や必要な支援についての市民意識調査は実施されていますか。 704: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 705: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 平成30年度になりますが,慈恵医科大学附属第三病院と共同で家族介護者の困りごと調査,こういったものを実施していたところでございます。 706: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 707: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 介護者専門の相談窓口はありますか。 708: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 709: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 介護者専門といった相談窓口はございませんが,市内におきましては,地域包括支援センター及び福祉相談課を相談窓口としております。  なお,複合的な問題を抱える事案や精神疾患のある方等への対応強化を目的といたしまして,今年度より各地域包括支援センターに精神保健福祉士を配置しているところでございます。 710: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 711: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 個々の受け止めが前提だと思いますが,仕組みとして多職種の専門員による重層的支援体制の整備が必要です。現場の声と話合いから,必要な人材の配置の検討をお願いいたします。  介護保険利用などサービスにつながっている場合,介護の環境や介護者の状況についても配慮し,必要な提案や必要な支援につながるという視点が必要と思われますが,介護者に直接話ができるケアマネジャーや訪問看護・訪問医療従事者と介護支援についての話合いや研修は行われていますか。 712: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 713: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 市独自で介護者支援に特化した研修等は開催しておりませんけれども,在宅療養支援に関わる多職種が一堂に会して事例の検討を中心とした研修会を年に1回開催しておりまして,その中でも介護者支援も含めて話合いを行っているところでございます。 714: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 715: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 介護保険は介護を受ける人のためのものですが,介護者支援の観点で介護負担を減らすために利用できるサービスはどのようなものがあるでしょうか。 716: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 717: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 介護保険サービスの提供は,高齢者の自立支援や利用者本位のサービス提供を基本として,要介護状態の軽減や,または悪化の防止に資するように医療との連携に配慮して行うものとされております。  介護サービスの提供による介護者の負担軽減は個々の事情により異なると思いますが,御利用者が介護状態の維持,改善を目的に通所介護施設で機能訓練やレクリエーションを行い,食事や入浴などの介護が日帰りで受けられるデイサービスや介護老人福祉施設などに短期間入所して,機能訓練や食事,入浴などの介護が受けられるショートステイなどは,介護者の手が一時的に離れることになりますので,レスパイトケアの一面があると考えております。 718: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 719: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 私が聞取り調査をした多重介護をしている方は,ケアマネジャーや訪問医療従事者のアドバイスを受けて,ショートステイなどを活用することに対して背中を押されたとのことでした。ケアマネジャーや訪問医,看護師さんは介護者の環境に直接触れるので,相談窓口としてとても重要です。また,この方からは自分1人で介護を担っているので,自分に何か起こった場合引き継ぐ人がいないことの不安があるとおっしゃっていました。  一般社団法人日本ケアラー連盟では,今でしたら例えばコロナに感染するなど入院介護者が急に介護ができなくなった場合,介護を引き継ぐ方の氏名や連絡先,要介護者などに関する引継事項などを明記し,関係者とあらかじめ相談し,引継体制を確認できる緊急引継シートの作成を進めています。  それでは介護認定を受けていなかったり,介護保険が利用できない場合,介護者のレスパイトなどで利用できるサービスはありますか。 720: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 721: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 介護保険サービスとして御利用できるサービスはございませんが,そのような御相談を受けた場合には,介護者及び御本人の状況によって医療機関への入院や自費サービス等を御案内しているところでございます。 722: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 723: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 介護サービスにつながっていない介護者の支援は,今後の課題として御検討をお願いいたします。  介護者支援の介護保険サービスとして,小規模多機能型や定期巡回・随時対応型訪問介護看護がありますが,小規模多機能型の施設利用運営についてどのような展開が必要と考えますか,また随時対応型訪問介護看護の実施状況はどうなっているでしょうか。 724: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 725: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) デイサービスと訪問介護,ショートステイの3つのサービスを提供する小規模多機能居宅介護や定期的な介護職員等の訪問や随時対応が受けられる定期巡回・随時対応型訪問介護看護は,要介護者の在宅生活を継続する上で有効なサービスであり,介護保険事業計画上で市内にそれぞれ1事業所の整備を位置づけたサービスでございます。  定期巡回・随時対応型訪問介護看護の事業所では,利用者の低迷や介護人材の確保の問題で令和2年10月1日から休止しておりますけれども,令和4年4月1日の再開に向けて準備を進めていただいているところでございます。  また,小規模多機能型居宅介護の事業所については,運営上の採算性の問題等から,令和3年12月1日に開始当初の事業所は廃止となりましたが,新たな事業所の公募を開始する予定でございます。  いずれの事業につきましても,サービス提供者は民間事業者でございますので,民間事業者としての事業の採算性が担保できるような事業展開を行う必要があると考えております。 726: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 727: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 問題点を整理し,有益で利用しやすいサービスとなるよう市のサポートをお願いいたします。  それでは親一人子一人や独身者,ダブルケアなどの場合,介護のための離職が問題となっております。  厚生労働省より2019年12月27日に改正育児・介護休業法施行規則及び改正指針が告示され,2021年1月1日に新しい育児・介護休業法が施行されました。今回の法改正で介護者支援が進むことが期待されます。  実態把握の一助として狛江市職員の介護休暇はどのような規定でしょうか,取得率はどうでしょうか,特徴的な取得状況があれば教えてください。正規職員,会計年度任用職員,アルバイトは同じ条件ですか。 728: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 729: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 介護休暇につきましては,正規職員,会計年度任用職員を問わず無給となります。
     具体的な条件ですが,正規職員は配偶者または2親等内の親族が2週間以上にわたり介護が必要な1つの状態ごとに通算180日を限度として必要な期間及び回数を取得することができます。また,時間単位での取得も可能となっております。  会計年度任用職員の介護休暇につきましては,在職期間が1年以上であること,1週間の勤務日数が3日以上または年間の勤務日数が121日以上であることなどの一定の条件はございますが,最大取得可能期間は93日間でございます。  また,このほか短期の介護休暇があり,正規職員は有給,会計年度任用職員は無給となりますが,年度において5日間,要介護者が複数いる場合については10日間取得することが可能となります。  介護休暇の取得状況ですけれども,昨年度会計年度任用職員が1件,今年度は実績がございません。短期の介護休暇は昨年度7件で2名,今年度は16件で7名でいずれも正規職員となっております。  傾向といたしましては,複数年度にまたがっての取得ではなく,単年度に短期間に集中して取得されるケースが多くなっております。  なお,介護休暇を取得した場合,正規職員は東京都市町村職員共済組合から介護休業の日数を通算して66日を超えない期間,勤務を要する日のその1日につき標準報酬の日額の67%が支給されます。  会計年度任用職員は週20時間以上の雇用契約を交わしている方は,雇用保険から介護休業手当金が支給されます。雇用保険は勤務を要しない日も含めて,休業開始から最長3か月間を上限に1日につき休業開始時賃金日額の67%が支給されます。  また,令和4年10月から会計年度任用職員は共済組合に移行することとなりますが,雇用保険に加入しているため,介護休業手当金や育児休業手当金につきましては,引き続き雇用保険からの支給になることを共済組合に確認しております。 730: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 731: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ありがとうございました。  介護休暇が取りやすい環境への配慮をお願いいたします。  介護者が必要なレスパイトを確保でき,万が一介護者本人が介護できない状況になっても,介護者に代わるサービスが保障されていることで安心が得られ,自分の人生,生活も大切にすることができることが介護者支援の1つの形です。介護者の置かれた状況は異なっており,それに個別に対応すること,重層的な包括的な視点から介護者を支援することが必要です。介護者の生活を保障するための有効な施策の検討を要望いたします。  次に,ヤングケアラー独自の問題について伺います。  ヤングケアラーについては,昨年12月国と東京都がそれぞれ支援のための実態調査に乗り出すとの報道もあり,関心が集まりました。この背景には様々な団体によるヤングケアラーに対する長年にわたる支援活動の積み重ねがあり,フォーラムなどで当事者が発言するようになったことがあります。  ヤングケアラー支援が先進的に行われているイギリスでも,今のような支援体制ができるまでかなりの時間がかかりました。1990年代に国のレベルでの調査が行われ,支援策がまとまり始めてから地域レベルで支援の動きが少しずつ広がっていき,関係機関の連携も進んでいきました。支援体制をつくっていく上で重要なことは,当事者から直接話を聞いてヤングケアラーとその家族がどんな支援を必要としているか,一緒になって考えていくことです。  日本では今年国のプロジェクト報告が取りまとめられ,来年度予算概要も明らかになりました。多くの自治体で支援体制の取組が始まっています。  そこで狛江市のヤングケアラー支援の位置づけを伺います。 732: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 733: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) こまえ子ども・若者応援プランにおきまして,ヤングケアラーを含め様々な事情から困難を抱えている家庭を支援を必要とする家庭と捉え,公的機関のみならず地域全体で支援する意識の醸成に向けまして,啓発活動や地域人材の活用とともに,地域のネットワークの形成に取り組むこととしております。 734: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 735: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 国や都の政策に実態調査の推進が挙げられ,補助金制度も設けられました。  実態調査の予定について改めて伺います。 736: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 737: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 令和3年第3回定例会でも御答弁申し上げましたとおり,国からは事務連絡等も発出されておらず,現段階では市においてヤングケアラーに関する実態調査を行うことは予定しておりません。しかし,最近になりまして厚生労働省がヤングケアラーについて,小学生と大学生の実態把握に向けた調査を今年度内に行うといった情報や来年度予算では実態調査を実施する自治体に対して財政支援を行うという情報も入ってきておりますので,引き続き国や東京都の動向を注視してまいりたいと考えております。 738: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 739: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 自分がヤングケアラーと気づかず,子供・若者時代の大半を家族介護に充てている現状の認識をするためにも実態調査は必要です。ぜひお願いいたします。  学校での教職員の気づきは,スクールソーシャルワーカーや直接行政支援につなぐ入口として重要です。教職員への意識啓発や研修はどのように行っていきますか。 740: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 741: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校は子供の様子や家庭の状況から,ヤングケアラーに気づきやすい場ではないかと考えられます。  子供や担任や養護教諭,またスクールカウンセラーなどに相談できる身近な場所であり,教職員は日常の子供たちの僅かな変化を見逃さないように注意を払いながら教育活動を進めておりますが,今後ヤングケアラーに対する理解を深めるとともに,そうした子供の様子を的確に捉える方法などにつきましても,機会を捉えて研修を行うなど意識啓発を図ってまいりたいと考えております。 742: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 743: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ヤングケアラーについて,相談窓口は福祉保健部とひだまりセンターと伺っていますが,国はよりヤングケアラーに特化した窓口の設置を提案しています。狛江市のお考えをお聞かせください。 744: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 745: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) ヤングケアラーの御相談はセンシティブな内容を含みますので,基本的には子供が一番相談しやすい大人に対して御相談いただくことがよいと考えておりますが,そういった人がいない。あるいはどこかほかの場所に相談したいといった場合は,福祉総合相談窓口やひだまりセンターに御相談いただければと考えております。  ヤングケアラーに特化した窓口につきましては,現時点では具体的な内容が示されていないためはっきりとしたことが申し上げられませんが,いずれにいたしましても国の動向を注視し,対応してまいりたいと考えております。 746: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 747: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 江戸川区では児童相談所内にヤングケアラー,若者ケアラー支援を目的として,介護士,ケアマネジャー,社会福祉士など医療,福祉,保健に携わる仲間が活動する場,支援ケアラーパートナー木の根っこがつくられました。多職種による重層的な支援が必要との考えです。参考としてください。  学校や地域に気づかれたくない,あるいは学校からは離れた年代の若者の相談窓口,気づきの場として,匿名性があるSNSによる話をする場が有効です。既に立ち上がっている活動と協働することについて,市のお考えはいかがでしょうか。 748: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 749: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) ヤングケアラーに限らず,若者がふだんから使い慣れているLINE等のSNSを活用いたしまして,匿名で介護や生活に関する相談の入口を提供することは,解決に向けた相談対応や必要に応じた関係機関へつなぐために有効なツールになるのではないかと考えております。一方で開設する場合は深夜や休日の相談を受けられる体制を整える必要があり,市だけで実施できるものではないと考えているところでございます。  このため東京都の相談ほっとLINE@東京や東京都若者総合相談センター,若ナビαでは,LINEやメールでの相談を匿名でも受け付けておりますので,こういった機関と連携して支援を続けるとともに,市といたしましても周知に努めてまいりたいと考えております。 750: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 4番松崎議員。 751: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 相談の入口としても民間団体との連携もぜひ御検討ください。  埼玉県ではヤングケアラーオンラインサロンを開催する一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会など自身がヤングケアラーだった経験者が立ち上げた支援組織が行政とつながっています。また,高崎市は全国初となるヤングケアラー支援のための無料ヘルパー派遣制度を来年4月創設,対象者は市内在住の中学生と高校生,支援団体はプロポーザル方式の入札を行い決定する予定と発表されました。  先進事例を参考にし,狛江に必要な支援を構築するためにも,まずは市内の小・中学校での実態調査を強く要望し,全ての質問を終わります。  ありがとうございました。 752: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 5時58分 休憩     午後 6時09分 開議 753: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております一般質問を中断し,この際日程第2 議案第53号 令和3年度狛江市一般会計補正予算(第9号)を直ちに議題とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 754: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よってただいま議題となっております一般質問を中断し,この際日程第2 議案第53号 令和3年度狛江市一般会計補正予算(第9号)を直ちに議題とすることに決しました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 755: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 日程第2 議案第53号 令和3年度狛江市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。市長。 756: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 日程第2 議案第53号 令和3年度狛江市一般会計補正予算(第9号)について提案理由を申し上げます。  今回の補正予算は,歳入歳出予算の総額にそれぞれ5億308万9,000円を増額し,歳入歳出予算の総額をそれぞれ332億2,015万9,000円とするものです。  主な内容としては,新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で,国による子育て世帯への支援として,児童手当の所得基準に基づき高校生までの子供がいる世帯に対し子供1人当たり5万円を給付する経費を計上するものです。  よろしく御審議の上,議決いただけますようお願い申し上げます。 757: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 提案理由の説明が終わりました。  お諮りいたします。  これより質疑を受けるわけですが,質疑の方法は総括,歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 758: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  最初に総括質疑を受けます。8番三宅まこと議員。 759: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 今国の審議とこの議会日程で市民への5万円給付というのは,物すごく今回タイトなので,ちょっと気になったのが松井代表が980億円という2回目のクーポンのほうの話ですけどエキストラコストがどうの,それで松野官房長官が昨日かおとといでしたっけ,自治体によっては10万円全部現金でもいいよみたいなどっちつかずの発言をなさって,実は今日維新の代表に対して岸田さんが自治体で現金給付10万円という話をちょっとされていて,ただその中で狛江市議会としては今日本会議をやって,その後ないので,今日議決しないと年内支給は間に合わないと,その話は分かるんですけど,10万円現金給付という話の可能性とかその辺の国の確度とか,この後22日の本会議でまた急に変わるとか,国がまだ財源措置が残りが取られてないかもしれませんけど,その辺の残りの10万円も含めて,今市としてどう捉えるのかということだけちょっと聞きたいなと思いましてお聞きします。 760: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 761: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 残りの5万円の支給方法についてでございますけれども,こちらはクーポン給付を基本としつつ,地方自治体の実情に応じて現金給付も可能とすると,そういうようなことでございますが,現在お話にあったように国会において補正予算の審議中であるというようなことから,また国からもその詳細が示されておりませんので,今の時点で残りの5万円の支給方法については,市といたしましては決定はしていないところでございます。 762: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 763: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  そうお答えせざるを得ない事情もよく分かるので,あまり強くは言いませんけど,今回980億円というのが顕在化して,クーポンでこういった事務費用が国から落ちてきて,自治体としてもそういった金がいずれにしても税金なので,現金で5を10にプッとしたほうが多分全然安くて済むとは思うんですけど,今回五億三百何万円というのは,その三百何万円というのが事務費というような位置づけになるということでよろしいんでしたっけ。 764: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 765: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) そのとおりでございます。 766: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 767: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) そうしますと,もし現金給付をなさる場合は三百何十万円というのがまた来月以後ポチっとなるみたいなイメージかなとは思うんですが,お答えができないでしょうから,取りあえず承知しました。 768: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 769: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で総括質疑を終結いたします。  次に,歳入の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 770: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で歳入の質疑を終結いたします。  次に,歳出の質疑を受けます。1番岡村しん議員。 771: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは質疑させていただきます。  子育て世帯への臨時特別給付金,約6,900世帯,約1万人に対して10万円給付のうち5万円を今年度中に給付するというものだと思うんですけれども,まずこの5万円給付,改めて高校生年齢の世帯でどのような手続,中学生までは自動に振り込むという形だと思うんですけど,高校生年齢のいる世帯,これはどのような手続になっていくのか伺います。 772: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 773: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 高校生世代の子供を養育する保護者がこのたびの給付金を受けるには,主たる生計維持者の保護者から子供を養育していることなどの世帯情報,所得情報並びに振込先の口座情報などを御申請いただく必要がございます。そのためできる限り保護者の方の申請負担を減らし,スムーズに給付金を受給していただけるよう,スマートフォンなどから行える電子申請を活用する準備を進めているところでございます。  なお,高校生世代の保護者であっても児童扶養手当,児童育成手当を受給している方,特別児童扶養手当や低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金等を受給している方につきましては,市で世帯情報を把握していることから,保護者の負担をできる限り減らし,迅速な給付を行うため,申請不要で支給を行うことを想定しているところでございます。 774: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 775: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。  先ほどの答弁で残り5万円の部分についてはクーポンと,基本はクーポンで自治体によってはそういったこともあり得る。現金ということもあり得るということなんですけど,クーポンになった経過を伺います。 776: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 777: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 子育てに関わる商品やサービスを直接届けることで,より直接的,効果的に子供たちを支援することが可能である方法として,クーポンによる支給を検討しているものと承知しております。 778: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 779: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。  JNNの世論調査で55%の方が現金給付というのを望まれております。10万円を一括現金給付すれば,事務費など負担が967億円減るとも言われております。  狛江市において10万円を一括現金給付した場合,また5万円ずつ2回に分けて給付した場合,2回目の給付をクーポンにした場合,それぞれの給付金以外での事務費等,これは幾らになってくるのか伺います。 780: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 781: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 仮に10万円分を一括給付した場合は,このたびの補正予算の事務費とおおよそ同等となりますが,5万円ずつ2回に分けて現金給付として行った場合は,改めておよそ同等の費用が必要になると見込んでいるところでございます。
     なお,2回目を5万円相当のクーポン給付とした場合は,詳細が未定のため試算を行うことは難しい状況でございます。 782: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 783: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今回の補正予算,事務費のところ300万円くらいということで,これを現金2回に分けた場合には,おおよそ同じ300万円ぐらいの事務経費がプラスになってくると,さらにクーポンになった場合,印刷費とか郵送費とか,そういったものも含めて考えていくとさらにプラスになっていくということだと思います。  この2回目の給付については,今国会で議論していますけれども,クーポンになる場合,現金になる場合,財政的な違いとともに市の事務負担についても変わってくると思うんですけれども,どのように変わってくるのか伺います。 784: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 785: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 現金給付の場合は同様の事務を2回繰り返すことになりますが,クーポン給付を実施した場合の事務負担につきましては,クーポン券の取扱店舗の選定,クーポン券の印刷,利用者への送付など多岐にわたります。また,この間に転出された方への対応や利用後の清算業務等,多くの事務が増加することが想定されております。 786: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 787: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 事務負担,かなり増えてくるということだと思います。  11月19日に閣議決定されたコロナ克服・新時代開拓のための経済政策では,「子供1人当たり5万円相当のクーポンを基本とした給付を行う。ただし,地方自治体の実情に応じて,現金給付も可能とする」と,自治体の判断で現金給付できるような書き方となっております。  静岡県島田市では現金給付を行っていく,こうした報道がされております。また,大阪市ではペナルティーがないなら今月27日に10万円振り込むというように報道もされているところでございます。  例えば財政調整基金なんかを活用しながら5万円分,残りの5万円分の給付を一括して行い,残り5万円分が国から振り込まれ次第,財政調整基金に積み立てるなどして狛江市でも10万円の一括給付,こうした形というのは取れないのでしょうか。 788: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 789: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) このたびの子育て世帯臨時特別給付のうち,本補正予算である先行給付金の5万円分は,国において予備費を活用することで年内支給を目指すものでございます。一方5万円相当のクーポン給付につきましては,現在国会で審議中の補正予算によるもので,来春の卒業,入学,新学期に向けた支給を目指しており,趣旨が異なるものであるとの国の見解が示されており,狛江市として先行して10万円を一度に支給することは,この見解に合わないものであると考えております。  なお,島田市の担当者に確認したところ,報道されております5万円相当のクーポン給付を現金として支給する方針につきましては,支給時期など詳細は未定とのことでございました。 790: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 791: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ただいまの答弁で,来春の卒業,入学,新学期に向けた支給ということなんですけれども,これは考えても別にぎりぎりに準備するわけではなくて,徐々に準備していく。1月ぐらいから準備していくということになり,できるだけ早めに支給したほうがいいのかなというふうに思います。  狛江市においてもペナルティーがないならば,ぜひ一括して10万円給付していただきたいというふうに思いますけれども,これがどうしても駄目な場合に関しては2回目の給付について,先ほどの答弁であったように事務負担も増える。費用も増えていく。こうしたことを考えたら現金給付という形で行っていくべきだと思うんですけど,いかがでしょうか。 792: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 793: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 残りの5万円の支給方法につきましては,クーポン給付を基本としつつ,地方自治体の実情に応じて現金給付も可能とするということでございますが,現在国会において補正予算の審議中であることから,また国からも詳細が示されておりませんので,残りの5万円の支給方法については,今現在市といたしましても決定はしていないところでございます。  いずれにいたしましても,新型コロナウイルス感染症が長期化する中で,その影響により苦しんでいる子育て世帯に対し,迅速かつ負担がないよう給付を行う必要があるというふうに考えております。 794: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 795: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。  市としてもまだ決定はできていないと,今国会で議論していて詳細が決まっていないということでございます。  先ほどクーポン券になった場合,事業者の選定というものも市でやっていくということは,クーポンになると狛江市内で子育て用品を子供1人当たり5万円購入していくという形になっていくんです。それは非常に大変になっていくと思いますし,市役所職員の皆さんの事務負担というのも増えてまいります。何よりも多くの方が現金での給付,これを求めていますので,改めてぜひ2回目のときに現金給付,これはお願いしたいと思います。  以上です。 796: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番加藤功一議員。 797: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 子育て世帯への臨時特別給付について質問いたします。  対象世帯が960万円未満の所得制限となっていますが,世帯で共稼ぎの場合,2人の合算になるのか,合算ではない場合は世帯主の所得を基準にするのか改めて確認をさせてください。 798: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 799: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) このたびの子育て世帯への臨時特別給付(先行給付金)は,高校生世代までの子供の主たる生計維持者1人の所得を基に,児童手当制限限度額以内であるか否かを判定し,支給するものでございます。そのため共働き世帯であっても主たる生計維持者1人のみの所得で判定するものでとなっております。 800: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番加藤議員。 801: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 今回の給付は主たる生計者1人のみの判定なので,おのおの700万円の年収で,夫婦2人の共稼ぎで1,400万円所得の世帯には支給され,1人の働きで所得970万円の世帯には支給されないという制度設計でございます。コロナ禍での児童の育ちをサポートするという趣旨からは,所得制限を一元的に設定することで矛盾が生じていると思います。  次に,DV被害により子供と共に避難されている方への対応についてお伺いいたします。 802: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 803: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) このたびの給付金は,令和3年9月分の児童手当受給者等に対して支給を行うものでございます。そのためDV被害等により住所地ではない市町村に避難している方であっても,9月分の児童手当を受給している場合は避難者に対し給付金を支給いたします。  なお,DV被害による保護命令が出ている婦人相談所等による証明書が発行されているなど一定の要件の下,DV避難者であることを確認できた場合は,9月分受給者ではないDV避難者に対しましても支給を行うところでございます。 804: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番加藤議員。 805: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 今回児童1人当たり5万円の給付ですが,児童手当対象ではない18歳までの高校生は申請方式でございます。給付する際の事務手続の費用額,その内訳を教えてください。 806: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 807: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) このたびの補正予算における事務費総額は308万9,000円になります。内訳は会計年度任用職員の人件費44万6,000円,封筒代等16万7,000円,郵送料等81万5,000円,システム改修費166万1,000円となっております。 808: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番加藤議員。 809: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 先ほどの質疑から,政府は1人の児童に対し給付総額10万円のうち現金給付5万円,残りはクーポン支給を検討しており,方法は確定しておりません。ただ,クーポン支給の際には手続費用が約1,200億円と想定されており,現金一括給付の手続費用280億円に対して967億円の費用増となる見込みであることが分かりました。  18歳以下に10万円相当を給付する政府の経済対策をめぐっては,立憲民主党は事務費の削減をするために支給の方法を自主的に自治体が判断できるようにする法案をまとめました。2回目を現金給付にするだけで960億円から280億円に700億円経費削減できます。一括給付にしますと,現金でといったら967億円が削減されます。10万円相当の給付について,現金とクーポンに分けることで事務経費が約900億円高くなることが問題です。  立憲民主党のコロナ対策本部がまとめた法案では,現金かクーポンか一括支給か分割支給かなど支給の方法は自治体の判断で自主的に決められるようにするとしています。これによって事務経費の負担を減らし,住民の意向も反映することができると思います。  本日8日の立憲民主党,泉健太代表の代表質問で,岸田文雄総理大臣はクーポン給付を原則として検討いただきたいと考えているが,地方自治体の実情に応じて現金での対応も可能とすると述べました。狛江市として残り5万円を現金給付とした場合には,基本的に今回の同様の費用であることを先ほどの御答弁で確認いたしました。残り5万円を現金給付なら,無駄ではありますが,2回分,2倍で600万円の見込みとなります。  クーポン給付に要する多額の非生産的な手続に費用をかけるなら,給付対象世帯を拡充するほうが子育て対策として有効だと私たち立憲民主党は考えていますが,狛江市としてはできるだけ費用と手間と時間をかけない賢明な方法を選択していただけるようお願いいたしまして,質問を終わります。 810: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 811: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で歳出の質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第53号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 812: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって議案第53号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。18番佐々木貴史議員。 813: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 議案第53号 令和3年度狛江市一般会計補正予算(第9号)について,狛江市議会公明党の意見を申し上げます。  子育て世帯への臨時特別給付金は,公明党が第49回衆議院選挙のマニフェスト「子育て・教育を国家戦略に」の中で未来応援給付として掲げ,11月19日に閣議決定された施策です。  この給付金の支給の仕方については,現金かクーポンかなど様々な考え方が議論されておりますが,今回の補正予算は子供1人10万円分の給付のうち先行給付金として現金5万円を給付するものです。  新型コロナウイルス感染症が長期化する中,その影響に苦しんでいる子育て世帯に対し,子供たちを力強く支援し,未来を切り開いていく手助けを行うため,迅速に着実に給付できるよう取組を要望し,賛成といたします。  なお,昨日12月7日,松野官房長官は記者会見にて「5万円相当のクーポン分について,クーポン給付を基本に検討いただきたいが,地方自治体の実情に応じて現金給付も可能とする」と述べられました。  これを受けて私ども狛江市議会公明党は,昨日の本会議終了後,松原市長に対し2回目の給付については,今回1回目の先行給付金と同様に現金での給付を実施し,子育て世帯に迅速に給付し,応援できるよう緊急要望をいたしました。  今後の国などの動向に注視し,2回目の給付も現金給付を実現できるよう申し添えて討論を終わります。 814: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 815: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第2 議案第53号 令和3年度狛江市一般会計補正予算(第9号),本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 816: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 挙手全員と認めます。よって議案第53号は原案のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 817: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 818: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  お諮りいたします。  委員会審査及び議事の都合により,明9日から21日までの13日間,休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 819: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって明9日から21日までの13日間,休会することに決しました。  なお,次回の本会議は12月22日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 6時33分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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