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令和3年第2回定例会(第10号) 名簿 開催日: 2021-06-03
令和3年第2回定例会(第10号) 本文 開催日: 2021-06-03

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選択 29 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 30 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 31 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 32 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 33 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 34 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 35 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 36 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 37 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 38 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 39 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 40 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 41 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 42 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 43 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 44 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 45 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 46 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 47 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 48 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 49 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 50 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 51 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 52 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 53 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 54 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 55 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 56 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 57 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 58 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 59 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 60 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 61 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 62 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 63 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 64 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 65 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 66 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 67 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 68 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 69 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 70 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 71 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 72 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 73 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 74 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 75 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 76 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 77 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 78 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 79 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 80 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 81 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 82 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 83 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 84 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 85 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 86 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 87 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 88 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 89 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 90 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 91 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 92 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 93 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 94 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 95 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 96 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 97 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 98 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 99 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 100 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 101 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 102 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 103 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 104 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 105 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 106 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 107 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 108 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 109 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 110 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 111 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 112 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 113 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 114 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 115 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 116 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 117 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 118 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 119 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 120 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 121 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 122 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 123 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 124 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 125 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 126 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 127 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 128 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 129 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 130 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 131 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 132 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 133 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 134 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 135 : ◯ 10番(しの 浩司議員) 選択 136 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 137 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 138 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 139 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 140 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 141 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 142 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 143 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 144 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 145 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 146 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 147 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 148 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 149 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 150 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 151 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 152 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 153 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 154 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 155 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 156 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 157 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 158 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 159 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 160 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 161 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 162 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 163 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 164 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 165 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 166 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 167 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 168 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 169 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 170 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 171 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 172 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 173 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 174 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 175 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 176 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 177 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 178 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 179 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 180 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 181 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 182 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 183 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 184 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 185 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 186 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 187 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 188 : ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 選択 189 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 190 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 191 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 192 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 193 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 194 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 195 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 196 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 197 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 198 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 199 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 200 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 201 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 202 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 203 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 204 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 205 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 206 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 207 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 208 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 209 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 210 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 211 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 212 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 213 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 214 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 215 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 216 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 217 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 218 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 219 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 220 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 221 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 222 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 223 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 224 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 225 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 226 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 227 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 228 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 229 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 230 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 231 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 232 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 233 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 234 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 235 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 236 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 237 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 238 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 239 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 240 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 241 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 242 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 243 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 244 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 245 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 246 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 247 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 248 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 249 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 250 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 251 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 252 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 253 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 254 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 255 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 256 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 257 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 258 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 259 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 260 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 261 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 262 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 263 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 264 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 265 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 266 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 267 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 268 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 269 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 270 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 271 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 272 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 273 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 274 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 275 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 276 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 277 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 278 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 279 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 280 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 281 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 282 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 283 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 284 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 285 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 286 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 287 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 288 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 289 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 290 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 291 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 292 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 293 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 294 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 295 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 296 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 297 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 298 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 299 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 300 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 301 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 302 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 303 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 304 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 305 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 306 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 307 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 308 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 309 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 310 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 311 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 312 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 313 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 314 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 315 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 316 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 317 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 318 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 319 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 320 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 321 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 322 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 323 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 324 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 325 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 326 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 327 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 328 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 329 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 330 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 331 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 332 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 333 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 334 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 335 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 336 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 337 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 338 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 339 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 340 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 341 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 342 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 343 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 344 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 345 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 346 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 347 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 348 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 349 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 350 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 351 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 352 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 353 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 354 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 355 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 356 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 357 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 358 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 359 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 360 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 361 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 362 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 363 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 364 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 365 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 366 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 367 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 368 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 369 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 370 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 371 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 372 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 373 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 374 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 375 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 376 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 377 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 378 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 379 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 380 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 381 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 382 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 383 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 384 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 385 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 386 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 387 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 388 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 389 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 390 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 391 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 392 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 393 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 394 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 395 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 396 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 397 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 398 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 399 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 400 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 401 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 402 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 403 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 404 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 405 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 406 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 407 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 408 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 409 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 410 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 411 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 412 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 413 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 414 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 415 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 416 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 417 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 418 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 419 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 420 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 421 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 422 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 423 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 424 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 425 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 426 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 427 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 428 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 429 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 430 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 431 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 432 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 433 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 434 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 435 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 436 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 437 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 438 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 439 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 440 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 441 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 442 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 443 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 444 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 445 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 446 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 447 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 448 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 449 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 450 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 451 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 452 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 453 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 454 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 455 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 456 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 457 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 458 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 459 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 460 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 461 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 462 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 463 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 464 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 465 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 466 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 467 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 468 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 469 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 470 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 471 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 472 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 473 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 474 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 475 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 476 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 477 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 478 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 479 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 480 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 481 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 482 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 483 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 484 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 485 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 486 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 487 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 488 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 489 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 490 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 491 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 492 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 493 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 494 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 495 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 496 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 497 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 498 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 499 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 500 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 501 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 502 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 503 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 504 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 505 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 506 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 507 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 508 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 509 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 510 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 511 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 512 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 513 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 514 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 515 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 516 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 517 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 518 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 519 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 520 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 521 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 522 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 523 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 524 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 525 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 526 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 527 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 528 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 529 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 530 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 531 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 532 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 533 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 534 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 535 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 536 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 537 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 538 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 539 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 540 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 541 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 542 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 543 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 544 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 545 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 546 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 547 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 日程第1 一般質問を続行いたします。10番しの浩司議員。 3: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,通告に従いまして,質問をさせていただきます。  安全で安心な教育環境を通じたまちづくりとしまして,まず施設について,学校施設のバリアフリー化についてでございます。  2020年5月にバリアフリー法が改正され,本年4月より,特別特定建築物として公立小学校等が追加されましたが,特別特定建築物とはどのようなものか,お伺いいたします。 4: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 5: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 「高齢者,障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」,いわゆるバリアフリー法では,特定建築物とは学校,事務所,共同住宅,工場,老人ホーム,保育所,福祉ホームなどで多数の方が利用する建築物を指します。  これに対しまして,特別特定建築物とは,特別支援学校,保健所,税務署,官公署,老人ホーム,福祉ホームなど,用途が重なる部分もございますが,こちらは不特定多数の方が利用し,または主として高齢者,障がい者の方などが利用する建築物が対象となってございます。  既に東京都におきましては,「高齢者,障害者等が利用しやすい建築物の整備に関する条例」,いわゆる建築物バリアフリー条例で,公立の小・中学校についても特別特定建築物とされておりましたが,今回の改正において,法律によって,公立の小・中学校が特別特定建築物に位置づけられたところでございます。 6: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 7: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,特別特定建築物に含まれることによって,何が変わるのか。また,特別特定建築物と特定建築物の違いについてお伺いいたします。 8: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 9: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 特定建築物では新築,増築,改築,用途変更,修繕または模様替え等を行う場合につきましては,建築基準適合への努力義務が課せられます。一方,特別特定建築物では一定規模以上の新築,増築,改築または用途変更を行う場合については,基準適合義務がございまして,既存建物につきましては基準適合への努力義務が課せられるものでございます。 10: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 11: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,市内の学校において既に大規模な改修が行われたタイミングで,既になされたバリアフリー化,また今後予定されているバリアフリー化についてお伺いいたします。 12: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 13: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 小・中学校の校舎の耐震補強工事や大規模改修工事等に合わせまして,各学校のトイレ改修を行ってございます。その際に,トイレの洋式化や誰でもトイレの設置を行っており,校舎では,誰でもトイレの設置率は100%でございます。また,出入口の段差解消やスロープの設置なども順次行っているところでございます。
     屋内運動場の耐震補強工事等では,出入口へのスロープの設置,トイレの洋式化などを行ってございまして,設置可能なスペースがありました第三中学校では,誰でもトイレを設置してございます。また,校舎へのスムーズな動線を確保するため,校舎との接続部分にスロープを設置してございます。また,食缶方式の中学校給食の開始に合わせまして,全ての中学校にエレベーターを設置してございます。現在,校舎の増築工事を行っております第一小学校におきましても,エレベーターの設置を行っているところでございまして,完成後は10校中7校でエレベーターが設置される予定でございます。 14: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 15: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,学校施設は避難所に指定されていますが,避難所として見た場合のバリアフリーについて,特に校舎だけではなく,体育館にも障がい者等に配慮したトイレの設置が必要と考えますが,狛江市の対応をお伺いいたします。 16: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 17: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所として必要になる機能は,地域の高齢者の方や障がい者の方の利用を考慮しまして,特にスムーズな動線の確保やトイレの洋式化,誰でもトイレの設置などの配慮が必要であると考えております。現在,全小・中学校の大便器に対しまして約8割が洋式化されてございます。屋内運動場への誰でもトイレの設置につきましては,そもそも屋内運動場にトイレがない学校や,あってもスペースの関係から設置が難しい学校につきましては,スロープ等で校舎までのスムーズな動線を確保することで,校舎の誰でもトイレが使いやすくなるよう配慮をしてございます。  また,避難所となる屋内運動場の環境改善といたしまして,空調設備を順次設置してございまして,本年度で全校への設置が完了する予定でございます。 18: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 19: ◯ 10番(しの 浩司議員) 質問で体育館と言っても,答弁だとこれは屋内運動場と言われてしまうわけです。いわゆる体育館に物理的にトイレが設置できなくても,体育館の外にあるトイレまでスムーズに移動ができるよう配慮された経路が確保されているということでよろしいですか。 20: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 21: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) そのように配慮しているところでございます。 22: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 23: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,近年多発している水害から避難を考えると,上階への移動が必要な場合が考えられますが,これについての対応をお伺いいたします。 24: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 25: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) エレベーターの設置がない学校につきましては,階段を利用することになると考えております。車椅子の使用者の方の対応につきましては,少しでも移動の補助になるよう,牽引式車椅子補助装置などを配備しているところでございます。 26: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 27: ◯ 10番(しの 浩司議員) これについては,訓練等で実際どういった動きができるのかというものをしっかりと検証していただきたいと考えます。  それでは,今後できるバリアフリー化についてお伺いいたします。 28: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 29: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 令和2年12月に策定された「学校施設におけるバリアフリー化の加速に向けて~誰もが安心して学び,育つことができる教育環境の構築を目指して~」では,令和7年度末整備目標案として,車椅子使用者用トイレを全ての学校に整備,スロープによる段差解消を全ての学校に整備,エレベーターを要配慮児童・生徒等が在籍する全ての学校に整備の3点が掲げられてございます。誰でもトイレにつきましては,おおむね対応ができている状況であり,エレベーターの設置につきましては,今後,要配慮者の状況を見ながら対応することが必要と考えております。また,一部スロープはあるものの,既存の扉の枠の高さの関係で,段差の解消が完全にできていないものがあり,これらを中心に小規模な修繕を含めて対応していきたいと考えております。  また,大規模改修等に合わせまして,誰でもトイレの設置や出入口の開口幅の確保等を行っていく予定でございますが,既存の改修であるため,構造的な可否や現地の状況,費用に対する改善効果等を検討しながら,バリアフリー化を図ってまいりたいと考えております。 30: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 31: ◯ 10番(しの 浩司議員) 2020年5月にバリアフリー法が改正されたということで,今回,確認させていただいたんですけれども,バリアフリー法の改正にかかわらず,これまでもバリアフリー化を進めこれからもしっかりと進められていることを確認させていただきました。これからもしっかりと進めていただきたいと思います。  しかし,環境面のバリアフリー化には費用や時間がかかるのも事実であり,既存の建物の構造上の限界があることも分かりました。これを補うのが意識のバリアフリーとも言われていますが,この意識のバリアフリーについて,どのように考えているのかお伺いいたします。 32: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 33: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 意識のバリアには,心ない言葉,偏見や差別,無関心など,障がいのある人を受け入れないバリアがあると言われており,人権教育の一つの重要な課題であると考えております。  学校におきましては,道徳の授業をはじめ,教育活動全体を通して思いやりの心を育てるとともに,偏見や差別などについての考えを深め,子供たちの人権感覚の醸成に努めてございます。また,総合的な学習の時間では,パラリンピックスポーツを実際に体験したり,車椅子体験をしたりすることで,意識のバリアフリーにつながる学習を行っております。 34: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 35: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,この意識のバリアフリー,特に災害時の避難などの場合には不可欠であると考えますが,学校教育ではどのような指導がされているのかをお伺いいたします。 36: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 37: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 災害時の避難等につきましては,第一に自分の身は自分で守るということを指導してございます。その上で,発達の段階に応じて,東京都が発行している安全教育プログラムなどを活用して,自助のために必要な知識と,共助のために必要な相手を思いやる心を育てる指導を行ってございます。また,多くの学校で,総合的な学習の時間において,目の不自由な方や妊婦の方などの疑似体験を行い,その人の立場になって,どういったことに困難さを感じるか,どうしたら生活しやすい環境になるかなどについて学習を行ってございます。その他,様々な機会を捉え,リーフレットや資料などを活用しながら,社会には様々な人が生活しており,人それぞれに違いがあること,そして,全ての人にとって生活しやすい場所や環境について学習を行っております。 38: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 39: ◯ 10番(しの 浩司議員) 災害時のみならず,ふだんの生活の中における指導もされているということが分かりました。  今回は,学校施設のバリアフリー化から,学校での意識のバリアフリー教育についてお聞きしましたが,意識のバリアフリーについては,市民全体で考える課題の一つであると思います。ここに「ふくしえほん あいとぴあ」というものがあるんですけれども,この「ふくしえほん あいとぴあ」は,狛江市の幼稚園・保育園等に通う5歳児に向けた福祉教材です。バリアフリーを市民全体に意識してもらえるような取組の一つであると思いますが,どのような内容のものなのか,これをお伺いいたします。 40: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 41: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 「ふくしえほん あいとぴあ」は,狛江市社会福祉協議会の事業でございます。車椅子に乗ったゆうくんと仲よしのあいちゃんが主人公として登場いたします。内容といたしましては,バリアフリーや手話・点字,リサイクル,いのちの大切さ等を子供たちに伝えるため,4月から3月までの1年間をかけて,毎月様々なテーマが設けられたシートが5歳児のお子さんたちに配布される仕組みとなっており,バリアフリー等について意識していただける取組の一つであると認識しているところでございます。 42: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 43: ◯ 10番(しの 浩司議員) 本当に5歳児向けなので,簡単なものなんですけれども,1か月ごとに様々なテーマで学習ができるように,しかも,これ,家庭で家族とともに勉強ができるというもので,非常にいい教材ではないかなと思います。またこれ,20年以上前から続けられている事業とも聞いております。  先ほども申し上げましたけれども,バリアフリーを親子で意識して,市民全体に広がる取組の一つであると思います。  松原市長が目指す人にやさしいまちづくりの実現には,この意識のバリアフリーが必要不可欠でありますので,できる環境面の整備は,引き続きしっかりと進めていただきたいと思いますが,市民全体で意識のバリアフリーを構築できるような取組も,市として考えて,我々も進めていきたいと思います。  では,次の質問に移らせていただきます。学校設備についてです。  本年の4月24日に北九州市の中学校で,女子バスケットボール部が練習の準備をしていたところ,壁に設置されていたバスケットゴールが落下し,部員の1年生の女子生徒に当たり,左目のまぶたに3針縫うけがを負う事故が起きました。これは壁にゴールを取り付けている鉄製の部品のうち,溶接部分の疲労による劣化が落下の原因と見られており,北九州市教育委員会は,全校に専門業者による点検を始めたということでございます。また,4月27日には,宮城県の小学校で,児童が防球ネットで遊んでいたところ,木製の支柱が折れ,1人が死亡,1人が顔に大けがをする事故が起きております。この事故を受け,文部科学省は,都道府県・政令指定都市などを通じて,全ての学校の防球ネットの安全性を緊急点検するよう要請しております。点検をした上で使用禁止や修繕などをすることも求めております。狛江市の対応についてお伺いいたします。 44: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 45: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 北九州市の中学校において発生いたしましたバスケットゴールの落下事故につきましては,壁面折畳式のバスケットゴールで,壁との設置面は健在だったものの,可動部にある鉄製部品,ちょうつがいが劣化し,その箇所から落下したものと聞いてございます。また,全校専門業者による点検を実施するとの報道がされておりますが,狛江市におきましては,既に毎年度,体育施設等安全点検調査を実施し,その中で各校体育館における壁面固定式及び壁面折畳式のバスケットゴールの壁等との接合部分に係る点検のほうを行ってございます。  令和2年度における同点検の接合部分に係る結果につきましては,小学校では,全校とも判定がAの「健全な状態」で,中学校では3校がAの「健全な状態」で,残り1校はBの「軽微な劣化がある状態」でございましたが,接合部分の一部にさびが確認できるものであることから,現状においては緊急性がないものと判断してございます。  なお,狛江市内において,同様の壁面折畳式バスケットゴールは,狛江第二中学校のみに設置されてございますが,同点検にて,可動部の動作確認も行っており,現状では,動作不良なども確認されてございません。  次に,防球ネットの支柱につきましては,令和3年4月28日に倒壊の報道がなされた段階で,同日中に全ての公立小・中学校において,施設管理業務委託事業者による緊急点検を実施し,各校の支柱に破損,著しいさびなどがないこと,また,木製の支柱でないことを,目視ではございますけれども確認してございます。なお,目視で異常等が確認された場合に備え,専門事業者による検査も準備しておりましたが,現状においては異常等が確認されていないことに加え,文部科学省や東京都教育庁からも,目視以上の点検は求められていないことから,その動向を踏まえつつ,必要に応じて専門事業者とも連携しながら,適切に維持・管理を行ってまいりたいと考えております。 46: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 47: ◯ 10番(しの 浩司議員) 確認はしていただいたということですね。中学校のほうで,判定Bの「軽微な劣化がある状態」が1校あるということです。今の答弁の中にありましたけれども,改めてこの判定は何段階あって,どの段階で修理等が行われるのかお伺いいたします。 48: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 49: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 判定といたしましては,上からAの「健全な状態」,Bの「軽微な劣化がある状態」,Cの「重度の劣化がある状態」,Dの「最重要部材に重度の劣化がある状態」の4段階となってございます。  このうち修理などにつきましては,D判定のものに加え,C判定の中で,現状のままでは,児童・生徒に使用上の危険があり,部分修繕等が必要と判断されたものについては,修繕などを実施してございます。 50: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 51: ◯ 10番(しの 浩司議員) 分かりました。この判定もしっかりとやってもらっているものと思いますけれども,修繕が必要だと判断した場合は,速やかに対応していただきたいと思います。  それでは,遊具等の点検は行われているのか。その時期と修理・補修が必要とされた場合の対応についてお伺いいたします。 52: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 53: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 遊具等の点検につきましても,体育施設等安全点検調査の中で,毎年度実施しており,例年夏季休業期間前までには,調査を完了することとしてございます。判定及び修理などにつきましては,バスケットゴール等の設備同様4段階で判定しており,D判定のものに加え,C判定の中で,現状のままでは児童・生徒に使用上の危険があり,部分修繕などが必要と判断されたものについて修繕を実施してございます。 54: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 55: ◯ 10番(しの 浩司議員) 点検の方法とその時期についてお伺いいたしました。また,危険と判断された場合は,適切な対応をされているという,このように理解いたします。  これからも児童・生徒に危険がないように,定期点検以外にも施設管理業務委託事業者などを活用していただいて,しっかりとした対応をお願いいたします。  また,学校施設は避難所にも指定されていることから,今後は校舎の壁面に設置された卒業記念の作品や,また,体育館の壁面に設置された校歌等,落下等事故につながらないように,これらの固定方法や劣化についても,確認をしていただければと考えております。  それでは,次の質問に移ります。タブレットを利用したオンライン学習についてでございます。  済みません。通告書には「リモート学習」と私うっかり記してしまったんですが,これはリモートでなく,オンラインで統一されているということで,自分でも調べたら何か意味が微妙に違うみたいなので,オンラインでしっかりと統一させていただきます。  前回,令和3年第1回定例会にて,タブレットの活用方法について質問し,それが実践されたということで,別の議員から同様の質問がありましたが,改めて連休中に実施されたオンライン学習について,今回はどのような経緯で実施に至ったのかをお伺いいたします。 56: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 57: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 4月30日,5月6日,7日は,緊急事態宣言発出中でございました。緊急事態宣言の目的の一つに,大型連休中の人流を抑制することがあり,本市においても,一定程度の時間短縮をした教育活動が必要であると判断し,この3日間については,午前授業とし,給食後に下校することといたしております。学校に対しては,午後の一定時間を家庭学習として位置づけることとし,その際は,タブレット端末を活用した学習に取り組めるよう配慮することを指示しております。  また,今後,万が一の臨時休校や災害が発生した場合,さらにコロナ禍による感染拡大に不安があり登校できない子供たちの増加といったような事態に備えるために,オンラインで学校と子供たちがつながることができるよう,今回の機会を活用し検証するよう併せて指示をいたしております。 58: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 59: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,緊急事態宣言が5月25日に発令され,短期間での準備に対して教員に戸惑いや,また混乱などはなかったのかお伺いいたします。 60: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 61: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 緊急事態宣言が発出される可能性が高くなった段階で,家庭学習の方法について,タブレット端末をどのように活用するか,校長会と調整を行っております。年度初めということもあり,タブレット端末の設定や,転入生のアカウント付与などと併せまして,その準備を進めておりました。事前にタブレットを家庭に持ち帰らせて,改めてネット環境の確認を含め,学校と家庭がつながるか,一人一人の子供と確認を行った学校もございました。  数日間で準備を行った部分もあり,教員の負担があったことは確かでございます。しかしながら,これまで日常的にタブレット端末を授業で活用したり,家庭に持ち帰ったりしていましたので,自宅のWi-Fiへの接続やTeamsへの入室など,事前の説明や,当日の対応も比較的スムーズに行うことができたというふうに認識してございます。 62: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 63: ◯ 10番(しの 浩司議員) 日常的な活用,また,教育を止めない,そして最悪に備えて最善を尽くすという日頃の進め方がここに生きたものなのかなとも感じております。  それでは,実際どのような様子であったのかをお伺いいたします。 64: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 65: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 当日学校では,子供たちが下校した後,教員がすぐにタブレット端末の設定を行いながら準備をしてございました。  内容は,マイクロソフトTeamsを使い,子供たちや先生が互いの顔を画面上に出しながら,算数,社会,英語といった教科学習を行っている学級や,学級活動での意見交換やクイズ形式の学習を行った学級もございました。また,ある学年では,3つのクラスの子供たちが全員同じ画面を見ながら,3人の学級担任がそれぞれに直接子供に指導する教員,Teamsの入室の許可などタブレット端末の操作を行う教員,タブレットの画面を見ながら,困っている子供や質問をしている子供がいないかなど,確認し指導する人に伝える教員など,役割を分担して学習を進めていた学校もございました。  さらに,中学校では,初めに教員から授業の狙いや考えることなどをある程度説明した上で,子供とやり取りをした後,事前に撮影した授業動画を配信し,その後,子供たちから質問や学習のまとめ,振り返りを行った学級もあり,各学校が様々な取組を試みてございます。 66: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 67: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,家庭でのネット環境の現状や,全員が家庭で授業を受けることができたのか,お伺いいたします。 68: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 69: ◯ 教育部長(上田 智弘君) Wi-Fiなどのネット環境がない家庭が一定程度あることにつきましては,把握してございます。今回の3日間につきましては,そうした子供たちについては,学校へ残り別室などでオンライン学習に参加していただいています。また,学童クラブなどにも協力を得て,そこで参加をした小学生も大勢おりました。 70: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 71: ◯ 10番(しの 浩司議員) 漏れることなくしっかり対応していただいたということ,また,今回,学童クラブ等の協力も得たということですが,違う部署間での調整についても,この短期間で混乱等なかったのかお伺いいたします。 72: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 73: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今回,子ども家庭部との連携により,学童クラブなどの皆さんには,急遽の対応となりましたが,多大な協力をしてもらいました。Wi-Fiルーターへの接続の仕方や,Wi-Fiルーター利用人数制限を踏まえた対応について,全面的に協力をもらいました。  昨年度の学校臨時休業の際,学校でユーチューブによる授業動画を作成いたしております。その際も,学童クラブなどの皆さんにお願いし,学童クラブなどにいる子供たちがその授業動画を視聴できるよう,タブレット端末やWi-Fiルーターを貸し出し,活用してもらっております。  今後も不測の事態に備えて,準備と連携を図ってまいりたいと考えております。 74: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 75: ◯ 10番(しの 浩司議員) 本当に縦割りではなくて,狛江市の教育は,子育てから,小学校,中学校,しっかりと連携を取れて,人に優しいまちづくりに,こういったところもしっかりと進められているのかなと感じます。  それでは,今回その授業について,学校による授業の資質に格差はなかったのか,これについてお伺いいたします。 76: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 77: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今回は,市内全ての小・中学校で双方向のオンライン学習を行いましたが,その内容は,学校により様々な工夫した取組がございました。双方向のオンライン学習という点では,学校間の格差といったものはございませんでした。  日常的なタブレット端末活用につきましては,より進んだ活用の仕方を試みている学校もございますので,情報教育推進協議会などにおいて,各学校の実践事例を共有していければというふうに考えております。 78: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 79: ◯ 10番(しの 浩司議員) 先ほど授業の様子をお聞きしましたが,これでモデルケースになり得る授業などはあったのか,お伺いいたします。 80: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 81: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今回,実際に双方向のオンライン学習を行ったところ,教員が1人でタブレット端末を使いながら学習を進めることには,ある程度の負担があることも分かりました。先ほども申し上げましたように,学年で同じ学習を行う場合,数人の教員が役割分担をして学習を進めることができますので,トラブル対応を含め,きめ細かな対応が可能となっております。これが今後のモデルケースの事例ではないかというふうに考えております。 82: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 83: ◯ 10番(しの 浩司議員) モデルケースになるような事例は,ぜひとも各校で取り入れていただき,また失敗というか,先生方,多分悩んでいらっしゃるようなところもあると思うので,そういったこともぜひ共有して解決していただき,狛江市全体でオンライン学習の精度の向上に努めていただきたいと思います。
     また,どうしても休校を前提にオンライン授業って,僕なんか考えてしまうんですけれども,第1回定例会で,既に理由があって家庭で授業を受けなければならないケースにも対応しているということで,休校になったからではなく,万が一休校になったとしても,即対応できるように準備をしていることを確認もしておりますし,今回は逆に,教員が自宅から授業を行うという考えから準備をされているということも分かりました。  それでは,保護者からの評価や意見についてお伺いいたします。 84: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 85: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教育委員会として把握している双方向のオンライン学習後の保護者からの評価や意見につきましては,おおむねいち早くオンライン学習に取り組んだことなどに対する高評価をいただいているところでございます。一部,さらに高度な双方向のオンライン学習を要望する声もいただいておりますが,こちらは今後段階的に取り組んでいくことで,その内容や方法も改善されていくものというふうに考えております。 86: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 87: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,成果と課題についてお伺いいたします。 88: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 89: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今回,双方向のオンライン学習を小・中学校全校で一斉に実施でき,おおむね家庭や学童クラブなどの学校外にいる子供たちとオンラインでつながることができたということは大きな一歩であり,最大の成果であったと捉えてございます。課題といたしましては,オンライン学習中にマイクのミュートをせずつぶやいてしまう子供がいて,その声が全て音声として入ってしまい,学習に集中できない子供がいたり,ハウリングを起こしてしまったりといった場面もございましたが,こちらは機器の操作上の課題でありますので,回を重ねることで解決ができるというふうに考えております。Wi-Fiなどのネット環境がない家庭の子供たちにつきましては,今回は学校に残り学習を進めましたが,現在Wi-Fi等のネット環境については,学校から家庭へ御協力の依頼をさせていただいているところでございます。 90: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 91: ◯ 10番(しの 浩司議員) 学校に届いていない意見としては,やはり途中で止まるとか,つながりにくい,またマイクロソフトTeamsは動きが重いので,Zoomのほうがいいのではないかというような御意見も私のほうには届いております。  また,ネット環境については,兄弟がいらっしゃるとやはりそこで使う容量というのが多くなるのか,そういったことも原因なのかな,なんておっしゃっている方々もいらっしゃいました。Wi-Fi等のネット環境によるものなのか,アプリの問題なのか,またこの後にお聞きする機種の問題なのか,これは検証していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  それでは,小学校と中学校で使用されているタブレットの種類が違っているわけですけれども,これを変えているのには何か理由があるのか,お伺いいたします。 92: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 93: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小学校につきましてはiPad,中学校につきましては富士通Arrows Tabを使用してございます。本市において初めてタブレット端末を配備した際,小学生については,発達段階を踏まえ,画面上でより感覚的に操作ができるiPad,中学生は,その学習を進める上で,キーボードつきのタブレットが必要でしたが,当時iPadにキーボードがなかったため,小学校とは異なる機種を選定してございます。その上で昨年度,1人1台タブレット端末を導入する際,よりその活用推進を図るためには,それまでに子供たちが使い慣れた機種を使用することが望ましいこと,また,平成30年度に導入したタブレット端末と合わせて1人1台の配備とする必要があったことから,小・中学校それぞれに継続した機種を導入することといたしております。  導入の経緯は以上でございますが,技術の進歩は日進月歩であり,目覚ましいものでございます。今後も柔軟な発想を持って,ICT環境の充実,GIGAスクール構想の推進に努めてまいりたいと考えております。 94: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 95: ◯ 10番(しの 浩司議員) 経緯については承知いたしました。確かに技術の進歩は日進月歩であり,中学校で使用しているタブレットの能力の脆弱性を指摘する方もいらっしゃいます。時がたてばますますそう感じざるを得なくなるので,これをどのタイミングで入れ替えるのかということも,今後の課題ではないかと考えます。令和2年8月25日の庁議資料の中に,「タブレット型情報端末の義務教育後の継続貸与」とあり,「高度情報化社会への対応を見据え,タブレット型情報端末を有効に活用してもらうため,義務教育終了後の貸与を検討する」とされています。まずは,小学校から中学校に進学する際に,これまで使っていたタブレットを持ち上がり,中学校卒業後,貸与が,またそれを使っていたものを貸与できれば,入替えがスムーズにいくのではないかなとも私自身は考えます。が,技術の進歩が速い中,義務教育の9年間,またその後の使用に,同じ機種が耐え得るスペックなのかも,これも課題も多いと思いますが,ぜひ入替えのタイミングについては早期の検討をお願いいたします。  先日,「GIGAスクール構想,あなたの学校ではどう進めますか?」と題したセミナーに,縁があって参加をさせていただいたんですけれども,実際の教育現場で活躍されている方々のお話を伺うことができました。  狛江市では既に児童・生徒に対し1人1台のタブレット端末が整備されており,今回のオンライン授業も含めて,これまで狛江市のICT教育は報道でも取り上げられることもあり,他自治体と比べてもその活用は進んでいると実感をいたしました。  しかし,いろいろなお話を聞く中で,今回,多くの現場の声を聞いたことで,それは教員や教育委員会が考え悩み,課題を解決して工夫された上に成り立っているということを改めて認識をいたしました。  ぜひ引き続き時代に合った狛江市の教育環境のさらなる充実向上,ICT環境の充実,GIGAスクール構想の推進に努めていただくことをお願いいたします。  最後の質問となります。交通安全指導についてでございます。  市内の交通事故発生の状況は,年々減少はしていると承知していますが比較のため,過去2年間の発生状況と,自転車の関与率をお伺いいたします。 96: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 97: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市内の交通事故の発生件数は,令和元年は99件,令和2年は77件と,22件減少し,死亡事故につきましては,平成30年1月より発生はしておりません。負傷者数は,令和元年は107人,令和2年は80人と,27人減少している状況です。10年前の平成23年と比較すると,発生件数はマイナス60.5%,死傷者数はマイナス61.8%と減少で推移している状況でございます。  また。全事故に関する自転車が関与する事故件数並びに関与率は,令和元年は全事故件数99件に対して関与件数53件,関与率53.5%,令和2年は全事故件数77件,関与件数47件,関与率61.0%であり,関与件数は減少しておりますが,関与率は増加している状況でございます。 98: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 99: ◯ 10番(しの 浩司議員) 事故全体,事故自体は年々減少しているということでございます。春の交通安全のときに,市民グランドでスケアードストレート,交通安全教室でやられていたのを私,見に行って,そのとき講師の方が,やはり狛江市は自転車の事故が多いから注意してくださいということをおっしゃっておりました。今,関与率ということで聞きますと,東京都内全体の自転車が事故に関与する率は40.6%で,狛江市の関与率61%と,これを聞くと物すごく突出して,そんなに多いのという印象もあるかとは思いますけれども,実際これ,関与率って,全体の事故のうち幾つの事故が自転車だったかということなので,10件あったうちの5件が関与だったら50%になりますし,100件あるうちの10件だったら,関与率は10%ということでパーセントだけで考えると,これ,誤解を招くと思うんですが,令和2年中の交通事故,これ,狛江市が一番少ないというふうに私が調べたところではございます。類似団体の中で,関与率というもの,自転車の事故の関与率というものを調べたところ,狛江市は61%ということなんですけれども,ある市は26%なんです。狛江市は77件に対して47件の関与なんですけれども,今の26%という自治体は,発生事故が135件,全然狛江市より多い。その中で自転車が関与している件数が35件だから,関与率は26となるんですけれども,あまりこの関与率というのは,時々出てくるんですけれども,これに左右されることなく,狛江市自体は,事故は減っているということなので,当然自転車事故を減らすのは当たり前なんですけれども,自転車が関与する事故も含めて,交通事故全体を減らすことを目指していただければと,このように思います。  通学路について,狛江市通学路交通安全対策プログラムにのっとり,危険箇所の改善に努めていることは承知しております。しかし,物理的に改善が難しい箇所がある中,危険を回避する能力を身につけなければなりませんが,これについての教育についてお伺いいたします。 100: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 101: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小学校に入学すると,子供たちは自分たちで登下校することになります。そのため,各小学校では,4月の交通安全指導として,登下校中の通学路について,重点的に指導のほうを行ってございます。特に小・中学生が交通安全で気をつけなければならないことの一つが,飛び出しでございます。飛び出し事故の防止については,子供の危険回避能力を育成していく観点からも,校長会などを通して繰り返し伝えてございます。その上で,各学校において,警察等と連携して,交通安全教室を行ったり,警視庁から配布されるリーフレットのほうを活用したりして,外部機関とも連携しながら,子供たちの交通安全に対する意識を高めて活動してございます。 102: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 103: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,自転車の乗り方について,保護者に対して何か取組が考えられないかをお伺いいたします。 104: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 105: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校では,安全指導日に警視庁が発行している自転車の正しい乗り方などに関するリーフレットを活用し,子供たちへ指導するとともに,家庭に持ち帰り,保護者のほうへ啓発を行ってございます。  今後,例えば,土曜授業公開日などに,自転車安全教室などを開催し,保護者にも参加していただく機会を設けることも考えられます。 106: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 107: ◯ 10番(しの 浩司議員) 別に保護者が悪い,皆さんというわけではなく,やはり見ていると,大人の自転車の乗り方のマナーというのは非常に気になる方も多くいらっしゃるという実感をしているところでございます。そうするとやはり学校は大人の方が集まる機会が多いので,何かそういったことができればいいなと思いますので,できることがあれば,どしどしやっていただきたいと,このように思います。  令和元年第4回定例会にて,東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例の改定により,令和2年4月1日より,都内で自転車を利用する場合には対人賠償事故に備える保険等に加入することが義務化されたことについて,学校,保護者への周知はどのようなものかをお伺いいたしました。  その際,「学校や保護者等に対する規定もありますので,教育委員会とも連携して周知していきたいと考えております」との答弁がありましたが,その後どのような周知がされたのかお伺いいたします。 108: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 109: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 広報こまえ,ホームページでの周知のほか,東京都が作成した自転車利用者用リーフレットを小・中学校に配布したところでございます。 110: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 111: ◯ 10番(しの 浩司議員) 学校でも,リーフレットの配布をされているということですが,これについても,保護者が集まる保護者会等での啓蒙もしていただければと,このように思います。  それでは,TSマークについてどのようなものか,お伺いいたします。 112: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 113: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) TSマークは,自転車安全整備店において自転車を購入したときや,自転車の整備点検を受けたときに,その自転車が安全な普通自転車であることを自転車安全整備士が点検確認したときに,その証明として貼る点検整備済証のシールのことでございます。  このTSマークは,傷害保険と賠償責任保険,被害者見舞金の附帯保険がついており,自転車利用者にとっては大変身近な補償制度の一つで,自転車利用者個人に対する保険ではなく,自転車そのものに対する制度となっているところでございます。 114: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 115: ◯ 10番(しの 浩司議員) 令和元年第4回定例会の一般質問で,TSマーク取得に対しての補助金について質問いたしました。その際,調査・研究するとの答弁でありましたが,今回予算化するに当たっての経緯についてお伺いいたします。 116: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 117: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都の条例改正により,自転車損害賠償保険等への加入が義務化されたことと,自転車の安全性の向上や自転車安全利用の促進を図ることを目的とし,区市町村の自転車点検整備等を促す取組として,東京都の自転車安全利用促進事業に対する区市町村補助事業を活用できることが確認できましたので,自転車TSマーク附帯保険加入促進事業に取り組んでいきたいと考えたところでございます。 118: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 119: ◯ 10番(しの 浩司議員) これには自転車店の協力が必要だと思いますが,その辺の調整についてお伺いいたします。 120: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 121: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都自転車商協同組合に加盟している狛江市・調布市から成る調布支部の支部長と昨年8月より調整をしまして,狛江市5店舗,調布市11店舗に協力していただけることとなり,今年度は既に委託契約を締結したところでございます。 122: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 123: ◯ 10番(しの 浩司議員) 既に準備が進んでいるということです。  それでは,助成券の配布や加入方法についてお伺いいたします。 124: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 125: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市主催の自転車交通安全教室などの参加者に,当該保険1,000円分の助成券を配布いたします。助成券は,先ほど答弁いたしました東京都自転車商協同組合調布支部に加盟している自転車安全整備店で御利用いただけます。店舗にて加入の意思を伝え,自転車点検整備を受けていただきます。加入料金は店舗によって異なりますので,直接問合せをお願いいたします。また,修理が必要な場合には実費がかかることとなります。  現状としては,緊急事態宣言により,予定していた交通安全講習会や交通安全教室が未開催のため,助成券の配布はまだできていないところでございます。 126: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 127: ◯ 10番(しの 浩司議員) それでは,これの周知方法についてお伺いいたします。 128: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 129: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 交通安全教室の開催を市の広報,ホームページやツイッターなどで案内する際に,自転車保険加入の義務化やTSマーク附帯保険についての助成の説明を掲載することで周知を図っていきたいと考えているところでございます。 130: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 131: ◯ 10番(しの 浩司議員) TSマークは,点検が必要で,乗られる本人の安心にもつながると思いますので,ほかの保険と比較をしながら,御自身に合った契約をしっかりしていただいて,安全に自転車に乗っていただきたいと,このように思います。  それでは,最後に,現在,国土交通省京浜河川事務所が施工しております多摩川左岸猪方築堤工事の中で,和泉自動車教習所からの車両の出入りする坂路が上流部に移動することと,これ,伺っております。これに伴い,教習車の経路が変更されることとなり,車両が新しく通行する道路の安全対策が必要と考えます。公園の前を通ったりするということですので,これについて,どのような対策が必要となるか,お伺いいたします。 132: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 133: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 教習車が新しく通行する道路の安全対策につきましては,調布警察署や教習所と連携を取りながら検討をしていきたいと考えているところでございます。 134: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 10番しの議員。 135: ◯ 10番(しの 浩司議員) よろしくお願いします。近所に供養塚公園というような公園があり,今,その公園もコロナ禍で遊ぶ場所が限られ,非常に人が,子供たちも多いということで,危険を感じている方々が多いようです。また,そこに集まる子供たちの自転車のマナーも,やはり人が大勢集まると,あまりよろしくないというようなことを聞いていますので,それについては,六小のPTA会長等に指導していただくようにお願いをしたりですとか,また,そういった講習会を,例えば公園を使った小さいミニ研修会みたいなものができればいいなというような話もしておりますので,そういった話があった場合には,ぜひどういった形ですることがより有効なのかも相談をさせていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたしまして,私の質問を全て終了させていただきます。 136: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午前 9時49分 休憩     午前 9時59分 開議 137: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。20番三角たけひさ議員。 138: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは,議長から発言の許可をいただきましたので,質問させていただきます。  最初に,通告書の質問を入れ替えさせていただき,2問目,まちづくりの拠点・地域防災の拠点,社会教育関係団体についてから質問をさせていただきます。  人口減少と少子高齢化の進展や地域のまとまり機能の低下が御指摘をされる中,住民が社会構成員,地域社会の担い手の一人として,ほかの方と関わりながら自己形成を図るとともに,改めて地域社会を形成する主体的存在であるという思いを抱いていく上で,社会教育はとてもとても大きな役割を発揮することが期待をされているところでございます。そうした社会教育は,大きな役割を発揮することが期待をされているところでございます。そうした社会教育を推進・振興する上で,防災・減災への取組のほかにも,社会教育団体の果たす役割も大きくなるところだと感じているところでございますが,狛江市における社会教育関係団体の基本的な考えについてお伺いさせていただくところでございます。  2問目でございます。コロナとまちづくりでございます。  新型コロナウイルスの蔓延は,2020年に入るまで想定をされていなかった災害でございます。今後改めて危機管理,災害リスクを考慮したアフターコロナ,今後の都市の在り方,どのような変化が起こり,どうあるべきか。地方自治体や民間事業者等,まちづくりに取り組む皆さんが,今後のまちづくりの在り方を検討していかなければならないと考えているところでございます。  それでは,5月12日,緊急事態宣言が延長され,従来株より,より感染力が強い,そして重症化率が高い変異株による感染が拡大をしているところでございます。5月31日現在,狛江市内の感染者数の推移並びに今まで市内で発生したクラスター発生状況についてお伺いさせていただきます。  再質問につきましては,1問目,コロナまちづくりの答弁が終わりましたら,2問目,まちづくりの拠点・地域の防災の拠点から質問させていただくところでございます。 139: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 140: ◯ 教育部長(上田 智弘君) では,1問目の質問に答弁させていただきます。  狛江市におきましては,総合基本計画第4次基本構想・前期基本計画で,地域の学びの充実について,また第3期教育振興基本計画においても,生涯を通じた学びの充実を掲げており,全ての市民へ学びの充実をさせることが重要であり,そのためには,社会教育活動が公正かつ平等に運用される必要性を感じているところでございます。  また,市民に広く開かれたというところについても,改めて市としての考え方や支援の在り方などについて検討し,多くの人々の生活がより豊かになるよう,支援していく必要があると考えております。 141: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 142: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) それでは,1問目の5月12日の緊急事態宣言以降の感染状況等につきまして,御答弁させていただきます。  令和3年5月31日現在の新型コロナウイルス感染症の陽性者は,589人でございます。昨年12月から1か月ごとの陽性者は,12月が58人,1月が138人,2月が62人,3月が28人,4月が85人,5月が81人,このようになっております。  1月の緊急事態宣言発令時におきましては,高齢者施設や介護施設におきましてクラスターが発生し,市内の方でも陽性者が一気に増加したところでございましたけれども,陽性者は,年末年始ほど多くはなっておらず,大規模なクラスターも現在は発生していない状況でございます。  保健所からの報告でも,1月は家庭内感染が増加しておりましたけれども,最近でも,家庭内感染している例が多くなっている,このような報告を受けているところでございます。 143: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 144: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは,2問目の再質問をさせていただきます。  部長の御答弁で,市としても,社会教育関係団体の活動の推進の重要性は認識しているということで,理解をさせていただいたところでございます。また,先ほどの答弁にもございました,支援の一つの具体的な方策としてですが,私が実は先日,社会教育関係団体について知りたいと思ったところ,そして,調べてみたいと思い,市のホームページ等アクセスをさせていただいたところでございますが,ホームページ等にも掲載がなく,公表がされていないようでございます。  社会教育活動を推進していくということであれば,その方向性を具体的に示していくため,各団体への確認が必要であるかと思います。市として周知,例えば市のホームページ等で,団体名や活動内容等を掲載していただき,私たちを含め,多くの市民の皆様がその活動内容を知ることで,社会教育活動を知るきっかけになると私は考えているところでございます。このような支援の仕方を御提案させていただきたいと考えているところでございますが,いかがでしょうか。 145: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 146: ◯ 教育部長(上田 智弘君) これまで社会教育課として社会教育団体の連絡先や活動内容等については,公表などはしておらず,各団体が活動の中で,その周知や会員募集をしていたところでございます。昨年,社会教育委員の会議で,委員の皆様からも,社会教育関係団体の在り方や支援の仕方についても議論いただき,答申をいただいたところでございます。
     市ホームページなどで団体名や活動,連絡先などを公表することについては,市民が社会教育活動する機会が増え,また団体にとっても,市民に活動を知ってもらえ,より多くの方に参加していただけるきっかけづくりとなることも考えられますので,御提案がございました公表について,社会教育委員の会議の答申も踏まえて,今後検討してまいりたいと考えております。 147: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 148: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 部長の御答弁の中で,答申のお話が出てきました。答申の内容ですが,その中に記載されている文言として,狛江市の生涯学習社会の実現につながり,社会教育活動が市民の生きがいとなり,心豊かで健康に過ごすことができるとともに,次代を担う子供たちにつなげていける社会であってほしい。日々わくわくする魅力ある狛江市となり,市民がずっと住み続けたく思えるまちである。「今が一番幸せ」と感じる狛江市であってほしいということが答申書に記載されているところでございます。  部長から御答弁いただいたように,市民の皆さんが,社会教育団体の活動を知る機会が増え,そして団体にとっても知ってもらうことができれば,より多くの方が参加いただけるきっかけになると考えているところでございますので,御答弁いただきましたように,加盟団体の活動を知ってもらうための方策,ぜひ御検討いただきますようお願い申し上げまして,次のコロナとまちづくりの再質問に移らせていただきます。  コロナとまちづくりの再質問でございます。  現在,特に懸念が高まっているのが,インドで拡大している変異株の国内流入でございます。東京都内においても,5月2日の時点で,5人の感染者からインド株「L452R」「E484Q」という2つの変異株が見つかったところでございます。このほかにも「N501Y」や「E484K単独変異」などがあり,この変異型が厄介なところは,若い世代を含めた全年齢で広がりやすいところでございます。子供にも感染が広がり始めているところでございます。  それでは,この変異株に対する狛江市の所見と対策についてお伺いさせていただきます。 149: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 150: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 東京都内の変異株の発生状況でございますが,感染力や病原性,免疫逃避能が従来の株よりも高いと言われております「N501Y変異株」,抗体の攻撃から逃れる性質を持ち,再感染しやすくなる可能性やワクチンが効きにくくなる可能性が指摘されている「E484K単独変異株」,御質問の中にもございましたけれども「L452R」と「E484Q」という2つの変異を併せ持ち,免疫効果を低下させ,感染力が高い可能性が指摘されている「L452R変異株」がございます。  5月27日に実施されました東京都のモニタリング会議の資料を見ますと,東京都内の新型コロナウイルス感染者への変異株調査で,感染力の強い「N501Y」が69.7%,「E484K単独変異株」が5.6%,「L452R変異株」は6.7%でございまして,従来株は18%となっている状況でございます。  狛江市の5月の状況でございますが,変異株による感染の影響か分かりませんが,7人の10代以下の方に陽性が判明しております。若年世代の関係について,変異株による感染力と重症化が危惧されているところでございます。  対策でございますけれども,これまでと同様に感染症の基本的対策といたしまして,手洗いや手指消毒,マスク着用を含む咳エチケット,3密回避をしていただくことだと,このように考えておりますので,これまで同様に周知を行わせていただき,保健所とも連携を取り,情報収集に努めてまいりたいと考えているところでございます。 151: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 152: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 改めまして,基本的な対策と3密回避をしっかりと行っていかなければならないと感じたところでございます。  5月10日,自由民主党・明政クラブは,「緊急事態宣言延長に伴う緊急要望書」を松原市長にお渡しさせていただきました。内容につきましては,変異株の対応について,狛江市医師会,慈恵第三病院等との連携強化体制の確保を申し上げたところで,さらには,この変異株は,特に基礎疾患のある子供への感染が極めて危険な状況でございます。隣接する国立成育医療センターとも連携を強め,子供の命と健康を守る体制確保を強く要望させていただいたところでございます。引き続き子供の命と健康を守る体制の確保をお願い申し上げるところでございます。  それでは,児童・生徒に新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応と,児童・生徒の感染経路・感染傾向について,あわせて教えていただきたいと存じます。 153: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 154: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 児童・生徒の新型コロナウイルス感染症の発生につきましては,疑いなども含め,学校を通じて報告書の提出を求め,教育委員会では把握しております。発生後の対応につきましては,個々の事例により変わってまいりますが,保健所の指導を仰ぐとともに,学校医とも相談をしながら,消毒,療養,自宅待機など,必要な対策を現状においては学校で講じてございます。  また,発生状況につきましては,プライバシー等に配慮した上で,教育委員会ホームページで公表してございます。  感染経路・感染傾向につきましては,私どもに提出された報告書からの推察となりますけれども,主に家族内感染が疑われるとともに,ゴールデンウイーク明けから,疑いも含めた報告件数が明らかに増加している状況でございました。 155: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 156: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは,コロナ禍における学校運営については,文部科学省の「新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン」に基づいて,学校運営をされているところでございます。改めて新型コロナウイルス感染症に係る予防措置及び発生時の対応,保護者からの相談体制についてお伺いさせていただきます。 157: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 158: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 発生時の対応につきましては,先ほど答弁をさせていただいたとおりでございますが,予防措置につきましては,感染予防対策を徹底しながら学校運営を継続することを基本方針とし,児童・生徒に対するマスクの着用や手洗い,咳エチケットなどの基本的な感染予防の徹底,及び学習活動におけるソーシャルディスタンスやパーティションなどを活用した感染拡大防止対策を講じるとともに,家庭における感染予防対策の徹底を,学校を通じてお願いしてございます。あわせて教職員等に対しても,感染症予防対策と健康管理の徹底を指示してございます。  相談のほうにつきましては,特別な窓口などを設けているわけではございませんが,学校や教育委員会に相談があった場合には,個別に対応してございます。具体的には,発熱時や濃厚接触が疑われる場合の出席停止措置やその期間など,また,学校内でのマスク着用や部活動の対応などが主なものでございます。 159: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 160: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) ここで教育部長にお願いでございます。体育授業時のマスク着用について,自由民主党・明政クラブから御提案をさせていただきたいと存じます。  もう御存じかと思いますが,大阪で体育の授業中にマスクを着用していた小学生が亡くなる事故が発生いたしました。萩生田文部科学大臣は,体育の授業でのマスクの着用の必要はないと注意喚起を含めた記者会見を行っているところでございます。  どうでしょうか。マスク着用を小学生の自己判断に任せるということは無理に近いと,私たちは考えているところで,学校現場にもしっかりとこの文部科学省の通知が浸透するよう,御指導をお願いしたいと存じます。  また,今週,市内の中学校において,体育祭等も開催をされたかと存じます。学校側のほうには,生徒がマスクをしていると,「何でマスクをしているんだ」と。多分,マスクを外していると,「何でマスクをしないんだ」というような電話が入ってくるのではないのかなと推察をしているんですね。何かちょっとコロナ禍の中で,地域の皆様も,何か焦っているというか,方向性が何か子供たちに向いてしまっている,その心配がすごく感じているところでございます。地域対策ということになるんでしょうかね。私たちもその辺,自由民主党・明政クラブとしても,何かお子様のほうにその矛先が向かないように,私たちも一生懸命協力をさせていただきますので,その地域対策,地域回りと何かございましたら,また御遠慮なく御提案,御提言をしていただきたいなと思います。  先ほどしの議員のほうから,オンライン学習について事細かく御質問させていただいて,教育部長のほうから御答弁をいただいたところで,私も理解をさせていただいたところでございます。またこのオンライン学習,保護者からは環境が整ったという声も届き,また災害発生時等様々な想定の中で,メリットが多いかと私は感じているところの中で,しの議員とはちょっと違う視点で,逆にオンライン学習における健康への影響,また,Wi-Fi等通信環境に左右される等もございます。また,目や耳の不自由な方への対応等ございましたら,教えていただきたいと存じます。 161: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 162: ◯ 教育部長(上田 智弘君) タブレット端末を活用した学習における課題への対応といたしまして,まず家庭におけるWi-Fi環境などにつきましては,その設置状況の確認も含めて,昨年度より,各校から各御家庭へ協力をお願いしているところでございます。既に各御家庭におけるWi-Fi環境などが100%整っている学校も数校ございます。  健康の影響につきましては,長時間使用による目の影響なども指摘されているところではございますので,一定時間使用したら一旦休憩するなど,タブレット端末使用上の留意点を各校で作成し,子供たちへの指導や家庭への注意喚起を行っているところでございます。  見え方や聞こえ方に不自由を感じている子供たちへの対応につきましては,特に現状では課題となってはございませんけれども,今後実態に応じて,どのような対応が可能かを考えてまいりたいと思っております。 163: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 164: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) それでは,昨年の11月,市独自で先行して,抗原,そして抗体検査のキットを購入した件について,私は改めて,市長はじめ市幹部の皆様の先見性のあるというか,感染を拡大してはいけないんだという強い思いが,11月27日の第4回定例会の中で感じたところでございます。  今お話ししたように11月27日,第4回定例会の議案第51号補正予算で行われた理事者側と質問者のやり取りについてでございますが,理事者側は,この抗原検査,抗体検査キット購入に対して,市の事業を継続して進めていくために,感染が蔓延しないよう,任意に検査を実施したいという御答弁がございました。また質問者においては,抗原定性検査は感染を広げるおそれがあることから感染症対策が必要であり,無症状者に行うことは,政府,専門家も推奨していないという質問でございました。  厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード座長の脇田国立感染症研究所長は,5月6日の第33回会合で,新型コロナウイルス感染症の抗原定性検査を活用することで,クラスターの大規模化及び医療の切迫する検査戦略案を提言されたところでございます。なぜ脇田座長は,この検査戦略案を提言されたかと申しますと,症状の軽い人をいかに検査に結びつけるか,という考えが背景にあると説明したところでございます。厚生労働省においても,1月22日に,事務連絡において「新型コロナウイルス感染症病原体検査の指針及び抗原定性検査の実施方法について」と提示をされたところでございます。  狛江市においても,有症状に対する抗原定性検査の検査実施内容を明確にするとともに,発熱患者を診察する検査医療機関や施設内で発生した発熱患者に対する医療機関・高齢者施設等に対し,迅速・スムーズな診断・治療につなげるべく,抗原定性検査の活用のためキットを購入したわけでございます。  改めて自由民主党・明政クラブとして,この事業を高く評価をさせていただくところでございます。  それでは,昨日も,ニュースにも出演しておりました,この脇田座長の検査戦力案の御見解をお伺いするとともに,検査キットを用いた検査体制の引き続きの徹底もさらに必要かと存じます。あわせて現在のお取組についてお聞かせ願います。 165: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 166: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルスで大規模なクラスターを防ぐため,厚生労働省の専門家会合で,迅速に感染が判定できる抗原検査キットを積極的に活用した検査戦略の案が示されているところでございます。  案では,倦怠感や喉の痛みなどの軽い症状があっても働いている人が多いことや,軽い症状のある人は無症状の人に比べて,PCR検査の陽性率が高いことなどから,こうした人たちに抗原検査キットを活用して幅広く検査をすることで,クラスターの大規模化を防ぐとしております。  抗原検査キットは,迅速に結果が出る一方で,PCR検査に比べますと,感度が低いとされておりますけれども,2次感染のリスクが高いウイルス量の多い感染者を見つけた際には効果的であるとされております。  専門家会合の脇田座長は,「医療機関を受診しようと思えない程度の軽い体調不良でも感染している場合があるので,いかに検査に結びつけるかが大事だ」と,このようにお話をされているところでございます。  また,西村経済再生担当大臣は,スクリーニングとして,800万回分の抗原キットを確保して,医療機関や高齢者施設で配分して配布していき,大学や専門学校,高校,特別支援学校などを対象に,最大で約80万回分の抗原検査の簡易キットを配布する方針を明らかにしており,多様化しているクラスターの大規模化を防ぎ,医療の逼迫を防ぐと,このように発言されております。  現在は,これまでの職場の検査に加えまして,施設の医療職であります公立保育園等の看護師等にも試験的に検査を行っておりまして,新型コロナウイルス感染症の蔓延防止対策を実施しているところでございます。 167: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 168: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) ここでもう1つ御紹介をさせていただきたいんですが,5月15日,政府コロナ対策分科会が開催され,その分科会終了後,皆様も御存じの尾身茂会長がこのようなことを語っております。「トンネルの先に光が見えている」と語り,「やっと人々が少しずつ普通の生活に戻れる環境ができつつある。現在の状況があと1年続くわけではない。あと数か月」と記者会見で国民に訴えたところでございます。  この理由,分かりますか。この理由は,短時間で判定結果が出る抗原検査の簡易キットで検査の拡大を進めることを前提として,感染症のプロが方向を示したわけでございます。  私は,改めて狛江市が市民の生命,身体・財産を守るために,検査体制を強固に整備したこの取組,高く高く評価をさせていただくところでございます。  続きまして,コロナウイルスワクチン接種について,複数問,質問をさせていただきます。  狛江市においては,LINEと電話で予約が行われたところでございます。当日はセールスフォース・ドットコムのシステム障がいの影響で,LINEやコールセンターでの受付ができない状態となったところでございます。大規模災害にも想定される通信障がい,さらには医療体制の確保などをどのようにしていくのか。今回の通信障がいを経て,改善していかなければならない課題の多くが見つかったのではないかと私は考えているところでございます。  ここで,当日,通信障がい回復の現状指揮を執っておられました副市長にお伺いさせていただきます。  大規模災害等緊急事態における通信確保においてお伺いするとともに,LINE予約の有効性と,LINEを活用しての市民サービスの在り方,以上3点お教え願います。 169: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 副市長。 170: ◯ 副市長(平林 浩一君) まず災害時におけます通信手段の確保ということでございますけれども,令和元年東日本台風の直後に,LINE WORKS等の通信ツールの導入を検討いたしまして,情報共有のほか,避難所等の通信手段の整備を進めてきたところでございます。また,昨年度におきましては,市役所のパソコン庁内端末の入替えに合わせまして,基本場所を問わず,庁内ネットワークに接続可能なSIMフリー端末を導入いたしまして,市役所と避難所との通信手段の確保,これを図ったところでございます。  また,これらを実効性のあるものとするために,昨年度の避難訓練と水防訓練におきましては,市役所と避難所の情報通信訓練を実施してきたところでございます。  あわせまして,LINE WORKSにつきましては新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして,「新しい日常」における理事者並びに部長職等の通信手段として早期から活用してございます。  次に,今回,ワクチン予約方法として採用いたしましたLINEについて申し上げます。  LINEにつきましては,皆さん御存じのように,東日本大震災をきっかけに大事なときにホットラインとして使えるようにという思いを込めて誕生したと言われてございます。基本的な機能としましては,緊急時にも役立つ機能を実装しており,一例で申し上げますと,既読マーク,これは相手が緊急事態で返信できなくても,メッセージを読んだことが伝わるようにと実装された機能で,安否確認の手段として活用することができるものでございます。また,情報通信白書によりますと,平成28年度の熊本県熊本地方を中心に最大震度7を観測した熊本地震におきまして,LINEの通信は安定し,被災された方が情報収集・安否確認をする際に用いた手段としての割合が高かったというような報告がされてございます。まさに災害時においても有力な情報通信手段として活用できるのではないかというふうに考えております。  LINEは東日本大震災を契機に誕生してから10年が経過し,今ではSNSの中でも最も利用率が高く,日本人の約8割が利用していることから,多くの方にとって親和性の高いツールとなっているところでございます。多くの方がふだん利用しているスマートフォンやタブレットを使って簡単に手続ができることを踏まえまして,狛江市のワクチン予約では,接種券番号と生年月日のみ入力するように設定したことで,本人以外の方のお子様やお孫さん,また御友人等でも申込みを可能とし,予約への負担やストレスを軽減できたというふうに考えております。また,LINEの機能や特性,利点が十分に発揮され,安心して接種できる環境づくりの一つとして有効な手段であったというふうに捉えてございます。  また,予約のシステムを一から構築するのではなく,世界的に利用されているLINEを利用したことで,システムの安定面や運用に係る費用面につきましても効果があったものというふうに考えております。  現在,狛江市のLINEは,4月30日に運用を開始し,僅か1か月で友達登録が約1万5,000件となってございます。ワクチン予約申込みにおいても,約7割の方がLINEからの予約をいただいております。さらに若い方へのワクチン接種が始まりますと,登録者数がより増えることを見込んでございます。  ワクチン予約で多くの方が登録いただきましたので,この予約をきっかけにLINEを身近に感じてもらい,魅力的なものとして市民の皆様にとって使いたくなるようなツールとして取り組んでまいりたいというふうに考えております。  また,同時に,災害時における情報発信ツールとして,また例えば街頭消火器の故障だとかの通報,予防という面につきましても,このLINEの有効性についても,活用した災害情報の発信,これを効果的に行っていけるように,引き続き準備及び環境整備,これを鋭意進めてまいりたいと考えております。 171: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 172: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 今,副市長から御提案がありました災害時の活用,写真を撮ってLINEのほうに送るということで,道路の陥没とか,電気が切れているとか,そういう部分についても,そこを映して送信すれば把握ができるというようなお取組の内容かなと思って,ぜひぜひ進めていただきたいなと思います。現在,千葉市でそのような取組が進んでいるということで,より市民が行政に関わるきっかけになるのではないのかなと思います。ぜひよろしくお願い申し上げます。  それでは,予約方法について,副市長から御説明がありましたが,もう少し細かく何点か聞かせていただきたいと存じます。  電話がつながらない,あと高齢者の方なんですが,スマートフォンの操作が分からないという,予約手続に関して課題があったかと存じます。今後,この課題に対してどのように整理をしていくのか,お聞かせ願いたいと思います。 173: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 174: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 御質問にありましたように,電話予約につきましては,予約開始時には回線数を20本に増設し,対応させていただいたところでございますけれども,電話の場合,1対1の対応となり,1件ごとに時間を要するため,どうしても1日にお受けできる件数に限りがございます。予約の受付をこなしていく中で,オペレーションをより効率的に進めているところではございますけれども,電話がつながりにくくなるのは,予約開始から1日か2日であることから,急がなくても御予約ができることをお伝えし,市民の皆様に安心していただくことをさらに周知させていただくことは必要であると,このように考えております。  また,LINEの予約のやり方が分からない方につきましては,お問合せが多くございましたので,シルバー人材センターの方を活用したLINEの使い方支援を市役所におきまして実施しているところでございます。 175: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 176: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 部長にこのような質問をさせていただいたんですが,実際に予約開始がされた日ですよね。数名の方が市役所のほうにお越しになったということで,私も実際その場面を見させていただきました。本当に予防接種室の職員をはじめ,多くの市の職員の方が本当に自分の仕事をなげうってその方に寄り添ってちゃんと親切丁寧に教えていましたよね。来られた方,また教えていただいた御高齢の方も本当に満足して,笑顔で,またエレベーターに乗って自宅に戻っていく。そんな光景を見させていただいたところで,まさしくこれは,CS活動で言えば顧客満足度が本当に高い接遇,そして,事業だと私は強く感じているところでございます。  それでは,余ったワクチンの取扱いについて,何問かちょっと御質問させていただきたいと存じます。  この余ったワクチンの取扱いについて,新型コロナウイルスに関しては,厚生労働省が過去に定めた新型インフルエンザワクチンの接種ガイドラインでは,医療従事者のほか首長や警察官などの社会機能維持者も優先対象であったのにもかかわらず,新型コロナウイルスでは,これを首長,警察官などの社会機能維持者が含まれていなかったことが大きな問題であったと,同志社大学の野田教授が御指摘をしているところでございます。野田同志社大学教授の指摘する点については,首長は自治体の意思決定を行う決定権者,優先接種を受ける立場であり,受けなくてはならないと断じているところでございます。もし首長が感染すれば,ワクチン供給や感染防止対策は大きく遅れ,市民が不利益を受けるとの立場で御発言をされております。河野行革相も21日の閣議の後で,「接種券がなくても受けられる」「余ったワクチンについては自治体の裁量で有効活用してほしい」「自治体がやったことで批判があれば,私が責任を取る。遠慮せずに貴重なワクチンを使ってほしい」と記者会見をされておりました。  また,「接種券を持っていない人にも打てる」とあわせて申しております。また,佐藤勉自由民主党総務会長も,25日の記者会見で,各地で余ったワクチンの取扱いについては,優先順位を弾力化して接種することが望ましいという考えを示し,「年齢にかかわらず接種を促進することが正しい考え方ではないか」と述べられております。政府・与党の方針で考えてみますと,狛江市においても,しっかりとした基準を設け,市民に公表し実施していけば問題ないと考えているところでございますが,例えば,首長だけではなく,行政サービスに関わる市の職員,防災活動に従事する消防団員にも対象を拡大すべきと私は考えているところでございます。河野行革担当大臣の会見報道を含めて,狛江市はこの点についてどのような御見解をお持ちかお伺いさせていただきます。 177: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 178: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 当日キャンセルや問診の結果,接種できなかった場合等によりまして生じた余剰ワクチンの取扱いにつきましては,市として取扱いを定め,運用しているところでございます。具体的には,市内に勤務する者のうち,市民等に直接接して支援等を行う業務や,代替が利かず,欠けると継続が困難になる業務に従事する者,いわゆるエッセンシャルワーカーを対象とした上で,重症化リスク等を踏まえ,高齢の方を優先に接種順序を設定しているところでございます。なお,先ほどから御質問に上がっております松原市長につきましては,こうした考えの下,特別枠を設けるのではなく,通常の接種順位に沿って接種を行ってまいりたいと,このように考えております。  また,当日,余剰ワクチンが発生した場合につきましては,その数が確定した段階で,この取扱いに基づきお声がけを行い接種いただくことと,このようにしております。  この中に,新型コロナウイルスの予防,検査,また,市民の健康に関わる業務を行う者として,消防団員の皆様や,接種会場やPCRセンターに従事する職員も含めており,接種を進めているところでございます。 179: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 180: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 余剰ワクチンの関係で,今,御答弁いただいた中で,余剰ワクチンについて質問調整をさせていただいたときに,私,強く感じたことは,狛江市は,新型コロナウイルスの取組が本当に早いなという,早い取組をしているなということが一つと,このワクチン接種についても,河野行革担当大臣が記者会見する前に,もうちゃんと柔軟な対応をされているんですね。そこは強く感じました。実は私,個々で消防団員にもちょっと,消防団長含めて,消防団員にも,今回のワクチン接種に関する情報について,事情聴取をさせていただきました。団長申しておりました。従来だと,縦割りとかということで,なかなか横の連携が取れていない中で,福祉保健部と総務部のほうで,ちゃんと連携取れているんですね。その優先順位等についてもちゃんと団長が納得するような形で説明をしている。本当にまさしく狛江市においては,逆に言うと先進的に取組をされているということで,改めて,この質問調整をさせていただいたときに感じたところでございます。  それでは,自由民主党・明政クラブから,5月21日に再び緊急要望を提出させていただきました。この内容については,狛江市内各場所において,ワクチン接種会場への移動困難者への適切な対応についてでございます。  この緊急要望書の内容については,こまバスのルートを活用しながら,早急に小田急バスと事業締結を結び,期間限定のシャトルバスを運行する内容でございます。特に今年は,皆様も御存じのとおり,7月以降,特に猛暑高温になると予想されているところで,期間限定のシャトルバスを運行することで,熱中症対策にも有効かと存じます。当然,期間限定のシャトルバスを運行することで,予算確保が必要になってくるわけでございますが,これについては,地方創生臨時交付金を充当して事業を実施する。この内容について,自由民主党・明政クラブがワクチン接種に特化した緊急要望書を松原市長に提出させていただいたところでございます。狛江市の御見解をお伺いいたします。 181: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 副市長。 182: ◯ 副市長(平林 浩一君) 現在,集団接種会場の設置につきましては,市内の地理的なバランスを取る形で,上和泉地域センター,また岩戸児童センターの2か所を選定して実施しているところでございます。集団接種会場へは,基本的には公共交通機関や徒歩,または自転車によりお越しいただくようお願いしているところでございますけれども,中には会場までの一定の距離がある地域,またはバス路線がない,また便の少ない地域,こういったものもございます。さらにはこれから梅雨,また夏の暑い時期を迎えまして,御高齢の方にとっては移動がしづらくなる状況が想定されているところでございます。  今回いただいた御要望にある「より多くの方への接種が感染症収束に直結するとされていること」,これを踏まえ,また国が求めてございます7月末日までに高齢者への2回接種を終える,こうしたためにも,こうした地域と会場を結ぶ移動手段につきましては,早期に準備を進めてまいりたいと考えております。 183: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 184: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) ただいま平林副市長から御答弁いただいたように,より多くの方に接種することで,抗体ができるということでございますので,予防接種は任意でございますが,受け入れる状況をおつくりいただきますよう,重ねてお願い申し上げます。  最後に,松原市長にお伺いさせていただきます。  新型コロナ危機を契機とした狛江市のまちづくりの方向性について,お考えをお聞かせいただければと存じます。  小さなこの狛江のメリットを生かしつつ,3密の回避,感染拡大防止と地域経済活動の両立を図る新しい狛江のまちづくりが必要と考えているところでございます。例えば,街路樹の空間,都市農業などオープンスペースの活用,避難所の過密を避けるための多様な避難環境の整備など,新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性には,様々なニーズ,多様なニーズがあるとともに,今後柔軟に対応できる体制,そして発想,考え方が必要かと存じます。  それでは松原市長,よろしくお願い申し上げます。 185: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 186: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により,3密を回避することが求められ,都心部への人流の抑制のため,テレワークの推進が求められており,シェアオフィス・コワーキングスペース等で働くなど,働く場所も多様化しているところでございます。  また,テレワークの推進,進展によって,自宅近くで過ごす時間が増え,近所の公園の価値が再評価されるなど,人々のライフスタイルが価値観を大きく変えることになったというふうに思っているところでございます。
     このように,コロナ禍により,人々の働き方や暮らし方,過ごし方が大きく変わりましたが,これは今後のまちづくりにも大きな影響を与えるものでございます。  現在,長期的な将来都市像を示す都市計画マスタープランの改定に向けて検討を行っているところでございますが,この中で,ウィズコロナ・ポストコロナ時代における都市計画について議論もしているところでございます。ウィズコロナ・ポストコロナ時代において,都市全体としては,人口密度の適正な誘導,小さな生活圏域で成り立つ都市機能の集積でありますが,都市農地を貴重なオープンスペースとして保全することや,居心地がよく,歩きたくなる,ウオーカナブルな町なかの形成など,三角議員がおっしゃいますとおり,新型コロナウイルス感染症を契機として,そのまちづくりについては,多様なニーズに柔軟に対応できる体制が必要というふうに考えているところでございます。  都市計画マスタープランにおきましては,新しい生活様式や社会構造の変化に対応しながらも,狛江の地域特性を生かした人に優しい魅力的なまちづくりの方向性を示してまいりたいというふうに考えているところでございます。 187: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 20番三角議員。 188: ◯ 20番(三角 たけひさ議員) 現在,感染状況が高止まりしている中で推移している中で,ワクチン接種が始まり,新型コロナワクチンの余剰に関する取扱いも,当初は自治体への具体的な取扱いの指示もない中,狛江市においては,ワクチンを無駄にしない姿勢を堅持しながら,柔軟な対応をされているところでございます。  昨日も,岩戸児童センターで接種が行われておりますが,私,何人かの方に聞き取りの確認を,接種状況はどうだったのということで確認をさせていただきました。建物の構造上,やはり外で待たなくてはいけないということでございますが,その炎天下の対応についても,早急に福祉保健部長のほうで動いていただいたということと,その方から私,強く申しつけられたことに関しては,炎天下の中で待たされている,そのことに私たちは文句を言っているのではなく,意見として聞いていただきたい。ただ,児童センターに配置をされているスタッフの方,接種をされる方,すごい親切丁寧な対応をしていただいて,本当に来てよかったと,複数名の方が申しておりました。  やはりその場面を私も想像はできますし,福祉保健部長のほうからもう1度岩戸児童センターのほうの施設を見ていただいたらどうかというような御案内もございました。  また,庁内においてのLINEの取扱いの市の職員の対応について見てみても,2か所の集団接種会場における市の職員,スタッフの対応については本当にすばらしい対応ではないかなというふうに私は感じております。  また,31日の報道では,今度ファイザー製の新型コロナワクチンについて,現行16歳以上から今度12歳以下に引き下げられましたので,この辺の対応についても,また御苦労いただくかなというような場面が出てくるかなと思います。  そこで,今現在問題となっております打ち手不足と言われているワクチン接種を今より加速させるためには,どのようにしていけばいいのかということで,以前,私たちの会派の太田議員からの提案で創設された看護職等ボランティア登録制度の活用を図り,研修を行うことで,ワクチン接種が可能であるのではないかというようなことも聞いております。  ぜひワクチン接種の加速に向けて,打ち手不足の課題を克服することも併せて,最後に自由民主党・明政クラブから御要望させていただき,今回の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 189: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午前10時50分 休憩     午前11時04分 開議 190: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。14番鈴木えつお議員。 191: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それでは,3問目から質問させていただきます。  交通安全対策について,駒井大通りの安全対策についてであります。  通学路にもなっております駒井大通りの安全対策について,住民から強い要望がございました。車の通行量が多くて大型車両も通るので,ガードレール等を設置して,児童・生徒の安全を確保してほしいというものでございます。実際,ここは,朝夕,自動車交通が激しくて,大型のトラックやバスも通ります。可能であればガードレールを設置してほしいんですけれども,道幅の関係で難しければ,路面標示をもっと鮮明にするなど,ドライバーの視覚に訴えてスピード抑制を図るなど,安全対策を強化してほしいと思いますけれども,いかがでしょうかという質問なんですが,ぜひこのモニターを見ていただければと思うんです。  最初の写真は,朝の通学風景ですね。車が通るところを,子供たちがこういう形で通学いたします。次のページ,こういう大きな,本当に大型車両が,時折なんですけれども,こういうふうに通ります。もう1個,バスが擦れ違うときもあるわけなんですね。ということで,かなり混雑する場合もある。そこに子供たちが通学路なので来るということで,ぜひ安全対策を強化してほしいと思いますけれども,いかがでしょうか。 192: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 193: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) ガードレールは,交差点の巻き込み部や連続的な設置で,車両から人的被害や物的損害を防ぐ効果が見られることから,これまでも多数の要望があるところでございます。しかしながら,幅員の確保や道路上に設置することで,沿道における土地利用に影響が出るなど,沿道全ての居住者に御理解が得られにくいことが考えられます。  駒井大通りは,これまで路側帯のカラー舗装,路面標示や立て看版など,様々な車両に対して注意を促す交通安全対策を実施してまいりましたが,さらなる対策として,立て看板の追加,路面標示が薄くなっている箇所の修正など,調布警察署と相談をしながら検討していきたいと考えているところでございます。 194: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 195: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 大変強い要望が寄せられていますので,よろしくお願いいたします。  1問目から質問させていただきます。  新型コロナ対策について,市民生活支援策についてであります。  最初に,生活保護制度について伺います。  日本共産党狛江市議団は,今,「新型コロナ・暮らし・市政についてのアンケート」を行っております。5月末までに473通の回答が寄せられました。  まだ一部の集計ですけれども,10代から50代までの若い方々,働き盛りの方々,学生,会社員,自営業者などからの回答が半数を超えております。これらの方々の中では,新型コロナで暮らしが苦しくなった,仕事が減り減収になった,失業・廃業したという方が半数近くを占めております。  20代の学生からは,「飲食店のアルバイトがなくなり収入がない。ずっとオンライン授業で気分が下がり,無気力症候群みたいになってしまった」,こういう声。また,20代のパート・アルバイトの方からは,「コロナの影響で仕事がなくなり,失業してしまいました。妊娠していて無事に出産できるか不安です。病院に安心して行けない」という声が寄せられました。40代の正社員の方からは,「アパレル業界で働いています。ボーナスが出ず,ローン返済に苦しんでいます」,こういう声が寄せられました。また,ある50代の失業中の方は,「家賃援助や市の貸付けと失業手当で何とか生活できているが,ぎりぎりの生活です。」こういうふうに訴えておられます。  テレビなどでも,今年2月の生活保護の申請件数は1万7,000件余りと,前の年の同じ月よりも増えて,6か月連続の増加となったと報道されております。厚生労働省は,新型コロナウイルスの影響が長期化する中,再就職が厳しいことなどから,生活が苦しく追い詰められている人が増えている。3度目の緊急事態宣言が出されるなど,状況はさらに深刻化するおそれがある,このように報道されているところでございます。  質問ですけれども,全国的には生活保護の申請件数は,コロナ禍の下で増加していますが,この間の市の答弁では,狛江市であまり増えていないということでございました。最近の状況も含めて,この間の狛江市の生活保護の相談件数と申請件数の推移,また相談内容の特徴についてお伺いいたします。 196: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 197: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和2年度の御相談件数の月平均は41件でございます。申請件数の月平均は10件,上半期は世帯数が減少傾向でございましたけれども,下半期は増加傾向に転じ,最終的には世帯数1,033世帯と,前年度並みの状況でございます。生活保護の開始理由につきましては,例年,預貯金等の減少,こういった理由が多い状況ではありましたけれども,昨年度につきましては,離職の割合が高くなった,こんな状況でございます。 198: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 199: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 離職の割合の相談が例年より高くなったということでございます。  日本共産党狛江市議団のアンケートでは,今回,QRコードからもアンケートに答えられるようにもいたしました。この回答は9割以上が10代から50代までの学生,また現役世代でございます。この回答の中でも,「コロナの影響で解雇になり仕事がなくなった」「仕事が減り減収になった。歩合制のため影響が大きいです」「昨年9月末日で会社都合により解雇され,6か月間失業保険を頂けるが,年末年始,コロナ禍,年齢のこともあり全く就業できていない」「毎日ぎりぎりの生活です」など,切実な声が寄せられております。  それでは,こまYELLの相談状況について伺います。相談件数,新規相談件数,うちコロナに関連する相談件数の推移,また相談内容の特徴についてお伺いいたします。 200: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 201: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりまして,令和2年度は5月の相談件数1,301件をピークに,月平均809件と,高い水準が続く状況となりました。新規相談件数,コロナに関連する相談件数も5月がピークとなりまして,秋頃にはやや減少いたしましたけれども,年明けからは再び増加傾向にございます。相談内容といたしましては,住居確保給付金の申請が多くを占めております。当初は,休業による減収を理由とする御相談が多くございましたけれども,最近では,先ほど生活保護のほうでも申し上げましたが,離職による減収を理由とする御相談が増えている傾向にございます。 202: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 203: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) こまYELLの相談でも,離職による減収を理由とする相談が増えているということでございます。  ここでモニターを活用させていただきます。事前に頂いた資料を基にいたしまして,この間の生活保護の受給世帯数や相談件数等をグラフにいたしまして,今,見ているのが受給世帯率,人員の推移でございます。この2年間を見ますと,昨年の3月,学校の一斉休校が始まった時期がピークで,その後,昨年8月頃まで減少し,その後徐々に増え続けて,今年4月には世帯数で1,041世帯,ピーク時を11世帯を上回りまして,受給世帯人数で1,191人で,ピーク時を2人上回る状況となっております。  これは,コロナの影響で収入が減少したものを緊急小口資金の貸付けや,住居確保給付金などで一時的にしのいでいたんだけれども,ここに来てしのぎ切れなくなって,生活保護の受給世帯が増えているということでいいのかどうなのか,お伺いいたします。 204: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 205: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 社会福祉協議会による総合支援資金等の特例貸付け,あるいは住居確保給付金の支給は,特例措置として期間を延長されておりますけれども,それでも先行きが見えないために,生活保護の申請に至る御相談はございます。今後特例措置が終了した場合には,生活保護の申請が急増する可能性が高まるのではないかと考えているところでございます。 206: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 207: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これからそういう特例措置が終了すると,生活保護の申請が急増するのではないかということでございます。必要な人がためらわずに生活保護の申請をできるようにしていく必要がある。  今日の朝日新聞でも,生活保護の申請が増えたということを報道されておりまして,立命館大学の桜井さんという准教授の方が,生活保護の一つのハードルとして,やはり受けると恥ずかしいとか,そういうのがあると。そこをやっぱり払拭する必要があるというふうに語っておりました。  こういう中で厚生労働省は,「生活保護の申請は国民の権利です。生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですから,ためらわずに御相談ください」と呼びかけております。コロナ禍,狛江市でも,生活保護の申請が市民の権利であるということを広く市民に呼びかけていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 208: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 209: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 最近の御答弁でも繰り返しお話ししておりますけれども,様々な機会を通して,市民の皆様が生活に困窮されている,こういったサインを捉えて,支援につなげていくことが重要であると考えております。庁内の関連部署だけではなく,関係機関,あるいは地域の皆様から寄せられるサインの気づき,こういったものをきっかけに,適切な支援を行えるよう働きかけを継続してまいりたいと考えております。  また,生活保護に関する周知でございますけれども,改めてホームページ等を活用し,生活保護制度について周知を図ってまいりたいと考えております。 210: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 211: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 私も狛江市のホームページを見まして,「健康・福祉」のページ,生活保護のところを見ました。そういたしますと,生活保護制度の仕組みの説明はありますけれども,厚生労働省が呼びかけているようなメッセージがございません。  厚生労働省は,「政策について」のところを見ますと,ページのトップで,大きな文字で,「生活保護の申請は国民の権利です。生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので,ためらわずにご相談ください」と大きく呼びかけております。ぜひ狛江市でも大きくそういうふうに呼びかけていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 212: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 213: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 先ほど申し上げましたように,ホームページ等でその周知が行われるように検討してまいりたいと思います。 214: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 215: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 厚生労働省のように大きく呼びかけてほしいと思います。  板橋区では,生活にお困りのときはためらわずに福祉事務所へ,こういうポスターを作って,町会自治会の掲示板に貼り出している。リーフレットも作って,公共施設のいろんな窓口に設置しているということでございます。ぜひこうした取組をお願いいたします。  次に,生活保護申請における扶養照会について伺います。  コロナ禍の中で困窮している人々への支援を行っておりますつくろい東京ファンドの調査では,生活が苦しくても生活保護制度を利用しない理由に,家族に知られたくないという方が3人に1人いることが明らかになっております。  コロナ禍で生活困窮状態に陥っている方々を支援し,生活を立て直していくためには,生活保護制度の活用が不可欠です。困窮者を生活保護制度から遠ざけてしまう扶養照会については,やめることを原則とし,実施する場合でも,申請者が事前に承諾し,明らかに扶養が期待される場合に限るべきだと思います。  この扶養照会については,3月の議会で西村議員が質問し,福祉保健部長は,「扶養は優先であって申請の要件ではございません」と述べて,市長も,厚生労働省の弾力的な運用の検討の結果を踏まえて,適切に対応していくと答弁をされております。  その後,厚生労働省は3月30日に,扶養照会について見直す事務連絡を出しました。この方針を受けて,市としてはどのように見直されたのか,お伺いいたします。 216: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 217: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) これまでも実施してきたことではございますけれども,まず扶養照会の趣旨が,金銭的な扶養の可能性のほか,定期的な,例えば訪問・電話・メール・手紙のやり取り,あるいは一時的にお子さんをお預かりいただく等,精神的な支援,こういった可能性について確認するものであることを御本人に御説明した上で,親族との交流状況等の関係を伺いまして,扶養の可能性を調査しているところでございます。ただし,DV等をはじめとして,家族関係への配慮を要する場合には,特に丁寧な聞き取りを行い,個別に慎重な検討を経て,扶養照会を保留することがございます。令和3年3月30日付の厚生労働省からの通知を受けまして,改めてこの対応を適切に行うことを福祉事務所内で徹底しております。 218: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 219: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これまで狛江市でもやってきたということなんですけれども,大事なことなので,確認したいと思います。  厚生労働省の通知では,扶養照会について「「扶養義務の履行が期待できる」と判断される者に対して行うもの」と明記をされております。そして,要保護者が扶養照会を拒んでいる場合等においては,その理由について特に丁寧に聞き取りを行うことを福祉事務所に求めております。  この通知の内容に沿って対応していくということでよろしいでしょうか。 220: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 221: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) おっしゃるとおりでございます。 222: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 223: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ生活に困窮されている方々が安心して生活保護を受けられるように対応をお願いいたします。  次の質問に移ります。就学援助制度についてでございます。  まず,就学援助制度の意義と役割についてお伺いいたします。 224: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 225: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 就学援助制度につきましては,「経済的理由によって,就学困難と認められる学齢児童又は学齢生徒の保護者に対しては,市町村は,必要な援助を与えなければならない。」と規定する学校教育法第19条に基づく制度で,経済的に厳しい家庭状況においても,全ての児童・生徒がひとしく義務教育を受けることができるよう,その支援を行うものでございます。こちらは,憲法が定める「すべて国民は,法律の定めるところにより,その能力に応じて,ひとしく教育を受ける権利を有する。」という教育を受ける権利や,教育基本法第4条の教育の機会均等を根幹にする制度であると認識しているところでございます。 226: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 227: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 経済的に厳しい家庭状況においても,全ての児童・生徒がひとしく義務教育を受けることができるよう,その支援を行うということでございます。今,貧困と格差が広がって,そして今のコロナ禍ということでございます。就学援助はそういう中にあっても,全ての子供たちが本当にひとしく義務教育を受けられるようにしていくための大事な制度でございます。  それで,2019年11月に閣議決定されました子供の貧困対策に関する大綱では,日本の将来を担う子供たちを誰一人取り残すことがない社会に向けて,当面の重点施策として,教育費の負担軽減を挙げております。ここでは,市町村が行う就学援助の取組の参考になるように,就学援助の実施状況等を定期的に調査し,公表することで,就学援助の適切な運用を促し,各市町村における就学援助の活用充実を図ると述べております。子供の貧困対策に関する大綱,就学援助の活用と充実を図ると,このように掲げております。ぜひ充実の立場で頑張っていただきたいと思います。  それでは,文部科学省が子供の学習費調査を行っているけれども,この公立小・中学校における学習費負担はどのような状況なのか。また,狛江市の状況はいかがかお伺いいたします。 228: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 229: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 文部科学省が2年ごとに行ってございます子供の学習費調査は,都道府県が,文部科学省が定める調査実施学校数に基づいて実施校を抽出し,実施しているもので,昨年度の調査は,新型コロナウイルス感染症の影響で中止されてございます。そのため,直近の調査結果は,平成30年度に全国の公立小・中学校からそれぞれ150校ずつが回答したものになります。  その調査によりますと,保護者が負担した子供1人当たりの年間の学習費総額の平均額は,小学校で32万1,281円,中学校で48万8,397円でございます。そのうち,学校教育費につきましては,小学校が6万3,102円で,内訳として最も多い支出が図書・学用品・実習材料費などの約2万円。中学校が13万8,961円で,内訳として最も多い支出が通学関係費の約3万8,000円となってございます。また,学校給食費につきましては,小学校で4万3,728円,中学校で4万2,945円。学校外活動費につきましては,小学校で21万4,451円,中学校で30万6,491円となってございます。  狛江市につきましては,この調査に抽出されておらず,同じ内容で比較できる調査結果はございませんが,類似の調査として,東京都が毎年実施している学校納付金調査の平成30年度の調査結果では,狛江市の子供1人当たりの年間給食費を除いた保護者負担の平均額は,小学校が1万8,316円,内訳で最も多い支出は,教科活動費の約9,500円。中学校が4万5,165円,内訳で最も多い支出が修学旅行費と教科活動費で,いずれも約1万4,000円となってございます。また,給食費の保護者負担につきましては,小学校が3万2,776円,中学校は4万2,438円となってございます。  次に,小学校6年間,中学校3年間の保護者負担の平均額につきましては,報告書から集計した数値で,あくまでも参考値となりますが,子供の学習費調査の学習費総額では,小学校6年間では192万6,809円,中学校3年間では146万2,113円となってございます。 230: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 231: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今の答弁をグラフにするとこんな感じなんですね。小学校は,学校外活動費が約21万4,500円,学校給食費が約4万3,700円。それから,学校教育費が約6万3,100円ということで,この学校外活動費というのは非常に大きくて,中を見ますとやはり学習塾とか参考書など,家庭でどうしてもお金を教育にかける,そういう流れがある。合わせて32万円余り。中学校ではこれがさらに大きくなって,学校教育費が約13万円,学校給食費が約4万円,それから学校外活動費が約30万円。このうち学習塾などが24万円を超えている,中学校の場合は。合計で約48万円。そういう形になっております。  さらに,学校教育費の内訳があるわけですね。その一番上の数字だったら,それを分けると,小学生の場合は,当初学用品費,実習教材費が一番多くて,あと通学関係費,学校納付金,こうなっております。それから中学校につきましては,通学関係費が多くなって,教科外活動費,修学旅行費,図書など。こうした形になっているということでございます。  就学援助の対象となるのは,このうち学校教育費と学校給食費が中心だと思うんですけれども,全体としてかなり負担になっている。とりわけ低所得の方などは,その負担は大変重くなっていると感じております。  狛江市で就学援助を受けている児童・生徒は,全児童・生徒の何%になるのか,また,それは26市23区の中でどのくらいの位置になるのか,お伺いいたします。 232: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 233: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市における就学援助を受けている児童・生徒の割合でございますが,平成31年度は,小学校が278人で7.9%,中学校は171人で13.3%,令和2年度は,小学校が292人で8.3%,中学校は163人で12.7%となってございます。この割合が東京都の中でどのような位置にあるかにつきましては,明確な順位などは把握できておりませんが,国が取りまとめている都道府県ごとの就学援助率によりますと,東京都全体で,平成31年度の就学援助を受けた児童・生徒数の割合は小学校が15.38%,中学校が21.98%となっておりますので,東京都の全体と比較して,狛江市の就学援助受給率は低いと考えております。 234: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 235: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 東京都全体としては,小学校15.38%,中学校で21.98%,就学援助を受けている方々が非常に多いということでございます。狛江市は令和2年度の数字で,中学校で8.3%,中学校で12.7%ですのでかなり低くなっているということでございます。かなり差があります。東京都が,豊島区,墨田区,調布市,日野市で実施した子供の生活実態調査がございます。それを見ますと生活困難層と言われる世帯が小学校5年生で20.5%,中学校2年生で21.6%というふうになっております。これに対して,東京都全体の就学援助率では,中学校は21.98%ということですので,生活困難層を上回っている状況です。また,小学校については,就学援助率が15.38%なので,生活困難層との比較でいうと5%不足しているという状況でございます。一方,狛江市を見てみますと,小学校5年生の生活困難層は19.2%に対しまして,就学援助率は8.3%ということで4割程度で,かなり不足しております。また,中学校2年生,生活困難層18.1%,就学援助率12.7でございますので,5%強不足しているという状況でございます。  それでは,就学援助の狛江市の生活保護基準は,26市23区の中でどのくらいの位置にあるのか,お伺いいたします。
    236: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 237: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 26市における準要保護者の認定基準につきましては,まず,生活保護基準については,平成31年度において狛江市と同じ第68次の基準を使用している15市のうち,同じく総所得でも判定している自治体は6市あり,そのうち1市が1.3倍,1市が1.2倍,2市が1.1倍,2市が1.0倍を基準としてございます。同じ基準を使用している自治体と比較し,狛江市の基準は平均的であるというふうに考えております。  次に,23区との比較でございますが,都内23区の準要保護者の認定基準などを取りまとめた資料につきましては,公表等されているものはございませんので,比較はできないところでございます。 238: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 239: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 23区は比較できないということなんですが,私,文部科学省の資料の調査で見てみました。それで,先ほど総所得方式と言われたんですけれども,この文部科学省の数字を見ますと狛江市は,課税所得方式を取っているという自治体に数えられておりまして,同じように取っている方式の自治体を調べてみました。23区は同じような自治体が9区ありまして,中央区は生活保護基準の1.2倍,世田谷区が1.4倍,渋谷区が1.2倍,足立区1.1倍などなどとなっておりまして,これを平均いたしますと1.215倍ぐらいになっております。また,26市は,やはり同じく9市ありまして,八王子市が1.25倍,三鷹市が1.15倍,青梅市が1.0倍などなどありまして,1.17倍ぐらいになっているところでございます。またこの間の動きを見ましたけれども,江戸川区では,2020年度,令和2年度から保護者の負担軽減を図るために,就学援助制度を拡大いたしまして,第3子以降については,給食費の無償化を実施しております。また中野区は,今年度から対象を拡大いたしまして,1.15倍だったものを恐らく1.25倍ぐらいにしたんだと思うんですが,総所得金額が父母と子供2人のモデル世帯は,399万円から417万円まで拡大されたということでございます。世田谷区は2019年度,ちょうど消費税増税のときから1.2倍を1.4倍に拡大しているということで,幾つかの自治体では今ちょっと拡大に取り組んでいるということでございます。  文部科学省の資料によりますと,先ほど述べましたように,同じ方式を取っているところでは23区で平均1.215倍,26市では1.17倍となっております。また,この間,幾つかの自治体でそうした援助の拡大をしております。  狛江市の子供の生活実態調査では2割弱の小・中学生が生活困難層の家庭環境となっております。ぜひ生活困難層に当たる子供たちが安心して勉学に励めるように,就学援助基準を引き上げてほしいと思いますけれども,いかがでしょうか。 240: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 241: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 子供の生活実態調査による生活困難層は,レジャーや趣味なども含めた調査により,生活の全般的な傾向を把握したものでございます。一方で就学援助につきましては,学用品費や給食費,修学旅行費など,学校生活に必要なものについて,所得状況を基に個別に判定し援助する制度でございますので,一概に比較できるものではないというふうに考えております。  就学援助基準につきましては,そういった意味でも,子育て支援策全般の中で検討すべきものと考えてございまして,現時点において見直しは考えてございません。 242: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 243: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 現時点で考えていないということなんですが,狛江市が実施いたしました子供の生活実態調査ですね。この報告書を見ますと,例えば生活困難層では,金銭的理由から過去1年間に食料が買えなかった経験がある家庭が,小学校で30.8%,中学校で46.2%,それぞれ一般層の14倍にも上る状況になっております。  また,生活困難層では,経済的理由から1年に1回くらい家族旅行に行くことができないという家庭が,小学校で27.3%,中学校では56.4%に上っております。これは一般層の4.5倍から8倍に上ります。こういう状況は早期に改善されなければならないと思います。こういう家庭に対して就学援助を受けられるようにして生活を支援し,子供たちが明るく元気に学校に通えるようにすべきだと思いますけれども,いかがでしょうか。 244: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 245: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 生活に困窮されている方,困難されている方がそういう形で,実態調査で明らかになっているのは分かっておりますけれども,就学援助に限らず,子育て制度全般の中で,どういう支援ができるかということを考えていくべきであるというふうに,私は考えております。申し訳ございませんけれども,現時点においては,そういうことで,子ども・子育て支援策全般の中で検討すべきものと考えてございまして,見直しのほうは,申し訳ありません,考えてございません。 246: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 247: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 教育行政の中で就学援助制度というのは,相当大きな施策,大きな割合を占める部分だと思うので,そこで考えてほしいということなんですね。やはりこの調査結果を見ましたら,小学校5年生の生活困難層で,就学援助を受け取っていない家庭のうち,必要であるけれども申請要件を満たしていなかったという家庭が40%,申請したけれども認定されなかったという家庭が2.5%。中学校2年生の家庭では,必要であるが申請要件を満たしていなかったという家庭が36.4%,申請したが認定されなかったという方が13.6%。生活困難層の中で就学援助を受け取っていない家庭の4割から5割が援助を求めております。これはどのように受け止めておりますか,お伺いいたします。 248: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 249: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 基準に満たなかったということでございますが,申請するということ自体はする方がいると思うので,そこを我々は適正に判断していると考えています。前年度の所得等々でも判断させていただきますけれども,急激に収入が変わった方などについては御相談に応じて,状況に応じて,就学援助を対応しているところでございます。我々としては誠意ある対応をしているというふうに考えております。 250: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 251: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひしっかり受け止めていただきたいと思います。  NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむなどが参加するシングルマザー調査プロジェクトが実施いたしました新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査の本年2月調査では,仕事の時間数をもっと増やしたいという方が約4割いまして,その理由として,食費や生活費が足りないからは36.4%,家賃や住宅費が払えないからは22.8%,などと並びまして,子供の教育費や子供にかかる費用が足りないからという家庭が38.3%と大変多くなっております。  子供の貧困対策に関する大綱でも,就学援助の充実を呼びかけております。何点何にするということを除いても,ぜひこれを充実させていくんだと。いろんな形で,そういう方向で取り組んでいただきたいと大綱で呼びかけております,思いますけれどもいかがでしょうか。 252: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 253: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 先ほどの比較の中での他市の状況等もございますので,基本的には見直す場合は,全体的なバランスを考えていくというふうに考えております。  何回も同じような答弁で申し訳ないですけれども,いろんなお困り事がいろんな形でありますので,それにつきましては,子育て支援策全般の中で考えていくべきものだというふうに考えております。 254: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 255: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 子供の貧困対策に関する大綱で,就学援助の充実を呼びかけております。教育長にお伺いいたします。ぜひこの大綱に沿って,充実の方向で検討してほしい。具体的にいつまでとか,これまでとは言えないかもしれないけれども,大綱で呼びかけているわけですから,充実の方向で検討してほしいと思いますけれども,いかがでしょうか。 256: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育長。 257: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 先ほど部長からも答弁させていただいたとおり,教育を受ける機会均等というのは,これは必ず保障しなければならないものでございます。その上に立って,一定の基準をもって私どもも判断している,これは御理解いただけているかと存じます。そして,就学援助基準につきましては,子育て支援策全般の中で,あるいは福祉も含めまして検討すべきものと考えております。現時点におきましての見直しということは考えておりません。こちらは本日答弁させていただいた内容でございます。 258: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 259: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 全国的にそうした充実を求められている施策ですので,こうした生活実態調査などを受け止めていただいて,充実の方向で取り組んでいただきたいと思います。  次に,産後ケア事業について伺います。民間の会社で産後ケアのお仕事をされている方から相談を受けました。  産後ケアを必要とする方から依頼を受け,御家庭を訪問し,御飯づくりや赤ちゃんのお世話,お母さんのケア,子育て相談,またお掃除など家事全般も行います。核家族化や家族の関係,またコロナ禍の中で,相談できる人がいなくて不安の中で,独りで出産し,産後も不安の中で子育ての責任を全部独りで抱え込んでしまう。鬱状態になってしまう方もいらっしゃる。産後鬱になるとぼうっとしてしまって,赤ちゃんが泣いていても,見ているだけであやすことができない。パートナーが「ちゃんとしなよ」などと言うと余計悪化してしまって,入院することになる方もいるので,訪問したときは,2時間は子供から離れてぐっすり寝てもらう。でも産後のお母さんはデリケートで休んでいてと言っても,なかなか休めない状況もある。また多くの方が1か月くらいのケアで独り立ちできるけれども,ずっとケアが必要な場合もある。費用は1時間3,000円で,1回の訪問で6時間,1万8,000円かかる。週3日から5日訪問する御家庭もあり,その負担はあまりに大きく,家計にゆとりがないと利用できない。一般の家庭では,10日が限度だ。仕事でなく,ボランティアでケアしてしまうこともあるが,これはとても続かない。仲間とNPO法人を立ち上げて,もっと安価で気軽に多くの人が利用できるようにしたい。また国や自治体の取組で,もっと安価でもっと多くの人が産後ケアを利用できるようにしてほしいと語っておりました。  狛江市でも産後ケアの事業が始まったと聞いております。産後ケア事業のこの間の実施状況についてお伺いいたします。 260: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 261: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和2年7月より,通所型で事業を開始したところでございます。当初は2施設,10月よりもう1か所が利用可能となりまして,令和3年度より,また1施設追加して,現在4か所に事業を委託しているところでございます。いずれの施設も狛江市ではなく,調布市の施設となっております。  利用対象者でございますが,昨年度は4か月以内のお子さんでございましたけれども,現在は生後7か月未満の乳児とそのお母様を対象にしております。出産後に家族等からの支援が得られず,育児に関して不安のある方,また,母子ともに医療的な処置の必要のない方,こういった方を対象としています。  内容といたしましては,実施施設におきまして,助産師が母子に対する保健指導及び授乳指導に関すること,母体の休養及び体力回復に関すること,育児指導に関すること,乳児の発育または発達相談に関すること,こういった支援を行いまして,時間は午前10時から午後4時まででございまして,自己負担額は3,000円となっております。  実績といたしましては,申請25件に対しまして利用実績は13件となっております。年度途中から事業を開始したために,周知不足があったことと,利用可能期間が短かったことが,利用が少なかった原因であると考えているところでございます。 262: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 263: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 狛江市でも実施して,自己負担額が1回6時間で3,000円ということで,民間の産後ケアと比べますと,やはり費用の面で利用しやすいと思います。ただ現在調布市内の施設に通わなければならないということで,利用者や相談者の声はどのようなものなのかお伺いいたします。 264: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 265: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 産後ケアの御利用者の方が少ないために多くの御意見を確認できておりませんけれども,「利用ができてゆっくりできた」,こんなお声もいただいております。  また,お問合せから御相談に至る,こういうケースもございまして,お母様の悩みを聞くことによって,寄り添うことができて,新たな事業の効果であると感じているところもございます。 266: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 267: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひこの産後ケア事業,市内で実施できるように取組を進めてほしいと思いますが,いかがでしょうか。 268: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 269: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 市内では産科のある医療機関が2つしかなく,助産院も今現在狛江市にはございません。検討しておりますが,すぐに実現ができるか,正直状況が分からない状況でございます。ただし,慈恵医大第三病院の建て替えの際に,産後ケアの施設が検討できないかと,私自身もその辺のところを要望させていただいているところでございます。 270: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 271: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 日本共産党狛江市議団の新型コロナアンケートでも,「妊娠中なのですが,コロナの影響でお見舞いなどがNGなので不安。また実家に高齢な祖父母がいるので里帰り出産ができないのも不安。コロナ禍で出産・育児全てが不安。初産で何も分からない中,コロナの影響で友人とも会いづらく,相談相手が限られている」,こういう声も寄せられております。  ぜひ早期に市内で産後ケアが受けられるようにしてほしい。また訪問型の産後ケアの事業も立ち上げを検討してほしい。このことを述べまして,次の質問に移ります。  市民センターの改修問題でございます。  この間の経過と今後の取組についてお伺いいたします。 272: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 273: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 3月末に市民センター改修基本構想・基本設計及び新図書館整備基本構想策定業務委託の事業者を選定いたしまして,その後,事業者と関係部署とで今後の進め方などについて協議調整しているところでございます。  スケジュールにつきましては,市民センターは,来年2月に基本構想を策定,新図書館につきましては5月に策定の予定とし,第1回のワークショップは6月13日に開催することとしておりましたが,緊急事態宣言が延長となったことにより,こちらにつきましては改めて日程調整をする予定でございます。 274: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 275: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 緊急事態宣言でワークショップは延期ということでございます。ぜひ,今は,本当にワクチン接種とかPCR検査の拡大など,コロナの収束に全力を挙げていただきたいと思います。  そしてワークショップについては,十分丁寧な議論が行える環境が保障されるまで,開催は延期してほしいと思います。また,ワークショップ等に定員を大幅に超える募集があったと答弁がありました。応募に応じた方々が最大限,参加できるように配慮をしていただきたいと思います。  次に,市長にお伺いいたします。  市長は4月1日付広報で,「SMALL is COOL」のことや,「例えば」と言って,市民センターに児童図書を中心とする図書館機能を残すことについて述べております。市長の思い描くこれからの図書館像というのはどういうものなのかお伺いいたします。 276: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 277: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 4月1日号広報の市長コラムで,市民の会の市民提案書のコンセプト「SMALL is COOL」への共感,そして1つの例示といたしまして,市民センターに児童図書を中心として図書館機能を残し,子育て世帯の輪を広げていくということを申し述べさせていただきました。  また,新しい図書館につきましては,静かで居心地のよい場所とすることなど,広く市民の皆さんへの発信をさせていただいたところでございます。  新図書館につきましては,市がお知らせをしております市民センター改修の基本方針に基づき,改めて様々な世代や,また関係者の皆さんに参画をいただきまして,基本構想検討委員会やワークショップにおいて議論を進めていただければというふうに考えているところでございます。  私といたしましては,総合的なまちづくりの視点から,持続可能な自治体経営が念頭にございますが,そうした視点の中においても,新図書館が市民の皆さんにとって笑顔あふれる,「小さなまちの宝箱」となる姿,そして,「SMALL is COOL」といったものではないかというふうに考えております。  いずれにいたしましても,今後,市民の皆様の考えなどをお聞きいたしまして,つくり上げていきたいというふうに考えているところでございます。 278: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 279: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) このコラムを読みますと,このコンセプト「「Small isCool」は,とても共感できるものです。狛江市はコンパクトだからこそ,大きな施設ではなくとも,小さな施設をつなぐことで機能を補えます」,こういうふうに書いてあるんですね。ですから,「SMALL is COOL」に共感できるってその流れで,大きな施設でなくてもと,こういうふうに掲げられております。  そうしますとこの「SMALL is COOL」というものが,施設の大小について語っているかのように捉えられる。そういう可能性もあると思うんですね。しかし,この市民センターを考える市民の会からの市民提案書,もう1度読みましたけれども,このコンセプト「SMALL is COOL」というのは,小さい施設でいいという意味ではありません。小さな町のよさを生かしてと,そういう意味でございまして,市民提案書では,この「SMALL is COOL」って書いた場合に必ず括弧づけして,(小さいまちの良さを生かして)と,誤解のないように,わざわざ括弧で書き入れております。  そしてこの市民提案書では,まちづくりとしての市民センター増改築を提案して,そのコンセプトとして,「SMALL is COOL」(小さいまちの良さを生かして)が提案されて,いつでも誰でも一人でも立ち寄れて学び交流し合える市民センターにしたい。そのために市民広場とつながるコミュニティスペースをつくり,誰にも開かれた公民館にしたいなどの提案につながっております。この8ページ,9ページがやはり,まちづくりとしての市民センターの増改築が一番大きな見出しになっているんですね。その中で,コンセプトは「SMALL is COOL」(小さいまちの良さを生かして),こういう形になっているわけで,そこのところは,やはり大事にしていただきたいなと思います。  そして,提案書を読んでいきますと,中央公民館・図書館の現状と問題点を洗い出しながら,ゆったりとしたスペースの中で読書を楽しむことができる滞在型の図書館,また多くの市民団体が活動しやすく子供たちやお年寄り,青少年も集える充実した中央図書館を目指すことや,これらを実現するために必要な市民センターの面積は,現状の1.7倍程度が必要であることなども述べられております。  したがって,この市民提案書で述べられておりますこの「SMALL is COOL」は,小さい施設でいいという意味ではなく,(小さいまちの良さを生かして)と,こういう意味でございます。この点は,市長,いかがでしょうか。こういうことで理解しているということでよろしいでしょうか。 280: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 281: ◯ 市 長(松原 俊雄君) これまでいろいろ御答弁をさせていただきまして「SMALL isCOOL」,これはやはり小さいまちのよさを生かしていくという中で,市域全体的な部分で,やっぱり図書館とか,そういった部分を捉えていかなければいけないと思うんですね。  4つの地域センターの図書室とか,あるいは西河原公民館の図書室,こういった部分も踏まえて,議論をしていただきたいということは,再三これは述べさせていただいているところでございます。  それでやはり狛江の特徴,小さなまちの特徴,これは生かしていただければというふうに思っているところでございます。 282: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 283: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 確認ですけれども,「SMALL is COOL」ということは,小さいまちのよさを生かしてという意味であって,施設の大小を捉える言葉ではないということは確認できますでしょうか。 284: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 285: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 要するに,小さなまちの特徴とか,そういった部分を生かすという意味ですので,これは大きい図書館をつくればいいということでもなく,また本当に小さいものでもいいということではないと思うんですね。  それで先ほどから申し上げているとおり,狛江市の中にいろいろ図書のネットワークがあるわけです。それから,今後の時代は,背景的にいろいろな社会を考えていかなければいけない。そういった中で,その「SMALL is COOL」,この小さなまちの特徴を生かしていくというところだというふうに考えているところでございます。 286: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 287: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 「SMALL is COOL」は市民センターを考える市民の会の市民提案書の中に出てくる言葉ですから,この言葉を使う場合には,誤解のないようにしていく必要がある。この提案書に書いてあるように,まちづくりとしての市民センターの増改築,これがメインのテーマになっていて,その中で,コンセプトは「SMALL is COOL」ですよと,こういうふうになっておりますので,今回の市長コラムですか,いきなり「SMALL is COOL」の次に大きな施設でなくてもという言葉がつながってくるので,これだと誤解を生みかねないということで,その件はぜひ今後は十分注意していただきたいと思います。  次に,これからの図書館像について市長にお伺いいたします。  この質問は3月の議会で,教育委員会に上げて質問したものでございますが,今回,市長にお伺いいたします。  元都立中央図書館の司書で,昭和女子大学名誉教授の大串夏身さんは,これからの公共図書館について,地域住民のために本や知識・情報を収集提供して,地域住民の仕事や生活の質を向上させ,地域社会を創造的で,よりよいものにしていくための施設,このようになっています。それを促すのは図書館のよいコレクションと図書館員。にぎわいの場所と静かな場所の混ざり合いの中にこそ創造がある。活動と情報の連携が大切だと言っております。  また,元鳥取県知事で総務大臣も務め上げました片山善博さんは,読書を通じた人づくり,人づくりを支える図書館,地域の情報拠点としての図書館,仕事と暮らしに役立つ図書館,地域文化を大切にする図書館にしていく必要があると述べております。  そして,岡山市立中央図書館の司書を経て,図書館流通センターで全国の図書館づくりや運営に関わってきた谷一文子さんは,書架のスペースを広く,閲覧席を多く,いい図書館ができれば必ずいろいろな層の人がやってくる。子供たちが成長したときに,図書館って使えるよね,便利だよねと当たり前のように思ってくれればいい,このように語っています。  市長は,これらの言葉をどのように受け止めますでしょうか,お伺いいたします。 288: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 289: ◯ 市 長(松原 俊雄君) コロナ禍の時代,それから新しい時代に向けて,やはり今までの図書館像というのも変わってきたというふうに思います。狛江市は歴代,石井市政,矢野市政,高橋市政の時代におきましては,大きな図書館というところを想定して,全て断念してまいりました。  しかしながら,この新しい時代というのは,大きな図書館を期待するのではなく,やはり中身,そして,人々が,今回も述べさせていただきましたけれども,狛江市の中で,生活をしながら仕事ができる場所,また,子育て,教育ができる,一貫したまちづくりが必要なものになってまいりますので,その中で図書館は1つの機能というふうになります。そして高齢社会の時代,やはり高齢者の方々が健康で,また過ごしやすく,そして外に出られるような,そういった部分もしっかりと受け止めなければいけないというふうに思います。そのためには,子育て世代,また子供たちが寄り添ってにぎやかな図書館,そして高齢者の居場所づくりの図書館,また,子供たちが勉強ができる図書館,そしてコミュニティー,皆様方が寄り添える図書館,そういった部分がこれから期待されるところでございます。  そういった機能はいろいろ皆様方と議論をさせていただきながら,よりよい図書館,狛江市のこれから10年,20年,30年後,この図書館であってよかったねというような,そういった図書館づくりを市民の皆様方と進めていきたいというふうに考えているところです。 290: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 291: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今,私,紹介いたしました図書館のいろんな活動をされてきた方の言葉は,やはり図書館ということで地域の情報拠点であって,そこがいろんな仕事や暮らしに役立って,そこを中心にして人々が集いながら,人づくりにも広がっていくというようなイメージだと思うんですよね。その中でやはり,最後の谷一さんが述べているように,閲覧席を多くして,ゆったりと過ごせる場所が必要ですよ。そうなれば,いろんな人が訪ねてきますよというような話もされておりました。  ですから,一定の図書館のイメージを持ったときに,ある程度の面積,床面積というのはここまでは最低限必要だというのは,私はあるんじゃないかなと思うんですよね。限られた財政でありますけれども,それを有効に活用して最大限図書館のそうした機能ができる,果たせるような,そういう役割をぜひ取れるような案にしていただきたいと思います。  市長コラムでは,その後に,「今後,市民の皆様のご意見を聞きながら検討するものではありますが,例えば市民センターに残す図書館機能として,児童図書を中心とすれば,にぎわいのある図書館として,子育て世代同士のつながりも生まれます。そして新しい図書館は静かで居心地が良い場所とすることも可能です」と述べております。  今後,市民の意見を聞いて検討するという条件付でありますが,例えばという話ですけれども,市民センターに児童図書コーナーを残すというものでございます。市長は以前からそういう話をしていましたので,ここでお聞きいたします。
     児童書コーナーを分離することに対して,ある図書館司書の話でございます。公共図書館で児童書コーナーの分離は聞いたことがない。分離はマイナス点のほうが多い。どこの図書館でも子供が何かを調べるときに,大人の本も出すことはしょっちゅうあり,そういうときにどうするのか。そもそも児童書ってどう分けるのか。小学校高学年で,児童書も一般書も混ぜて借りる子供は結構いる。今ティーンズコーナーを設置している図書館が多いが,そういうボーダーの両者をどうするのか。意外と子供の本が分かりやすいと借りる大人もいる。理科の歴史,あと折り紙の本など。赤ちゃん連れのお母さんが赤ちゃんの本と離乳食の本を借りるのはどうするのかなどなど,マイナス面が多い,分離しちゃうとですね。言われてみれば,確かにそうかなと私も思うんですけれども,市長はこういう意見にどのように答えますでしょうか。 292: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 293: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 私,この間,3月,4月に,5つのグループの方々とお話をさせていただき,その中で子育て世代の方,お子さんを抱いて一緒にちょっと討議をさせていただきました。それはまちづくり全体と,この図書館のお話をさせていただきました。  その中で,言われているのは,今の中央図書館,子供が騒ぐとうるさそうな目をする。逆に怒られる。そういったことも言われていました。子供を連れていかれないんですよ,あそこはというお話もされました。私は,こういうことだったらどうなのというお話をしたら,それはすばらしい。それで,今のお話がありました。子供に本を読み聞かせをさせていただくときに,やっぱり親が何か趣味とか料理とか,いろいろ本も一緒に置いてもらいたいねと。可能だと思いますよ。  先日,吉野議員が「からすのパンやさん」,私も,「からすのパンやさん」「からすのやおやさん」とか,そういうものを孫に読み聞かせをしています。もう本当に騒ぎながら読みますよ。そこを同じところに,静かさが必要なところに,子育て中の人たちが行って,本当にゆっくりそこで親同士が話し合うということも,なかなかできないじゃないですか。でも,市民センターのところに置くことによって,市民センターは活動の場であるから,少しはにぎやかさもあるわけですよ。  そういったところで,子育てをしっかりできるという,本当にこういった部分がいいよというふうに喜ばれていますので,今,御紹介があった方々と,また実際に体験をする人たち,現実に子育てをしている人たちの声を聞いているかどうか分かりませんけれども,そういう声もあったと,いろいろな方がいらっしゃいますので,それは様々な考え方があるかと思います。  その中で,しっかりこれから皆様方と市民の多くの皆様の意見を聞いて,そして議論してよりよい図書館にしたいです。それで,私は本当に子供たち,中学校3年生の声も聞きました。二十歳の方の声も聞きました。様々です。様々の中で。__________________________________________________________________________________ 294: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩いたします。     午後 0時04分 休憩     午後 1時30分 開議 295: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。1番岡村しん議員。 296: ◯ 1 番(岡村 しん議員) では,新型コロナウイルス感染症から,市民の命を守る対策について,質問通告にのっとって質問させていただきます。  新型コロナウイルス感染症が引き続き猛威を振るっており,現在も3回目の緊急事態となっております。  既にイギリス株と呼ばれているN501Y変異株が東京でも従来型から置き換わり,若年層の感染や重症化が増えています。さらに,インド株と呼ばれている変異株のクラスターも発生,さらにベトナムでは,イギリス株とインド株が合わさった感染力の強い変異が出てきており,国内においても世界を見渡しても,感染は全く落ち着いておらず,これまでよりもさらに気をつけていく必要がございます。  最初に,感染の状況,特徴については,先ほど他の議員への答弁にございました。その中で,家族間感染している例が多くなっていると報告を受けているという答弁がございました。家族も外で感染して家の中に持ち込みますので,家庭内での対策とともに,やはり外から持ち込まないための対策,これが重要になってくるかと思います。  家庭内感染をした方の話を報道で見てみると,どんなに気をつけていても,同じ家の中にいたら感染は避けられない,このように言われています。家庭の事情で入院やホテル療養ができない方もいらっしゃいますが,でき得る限り感染が確認され次第,自宅ではなく,ホテルや入院につなげていく,こうしたことが求められます。  では,自宅療養中,調整中の現状の人数,最大になった日の人数について狛江市の状況をお伺いいたします。 297: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 298: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 5月21日現在の状況でございますが,5月21日現在の自宅療養者につきましては8名,入院調整中は3名でございます。これまでの最大となった日につきましては,1月27日で,自宅療養者は36名,入院調整中は28名,このようになってございます。 299: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 300: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 第3波のピーク時と比較すると,現状は少なくなってきているということだと思います。ただインド株がさらに増えてきたとき,第5波を起こさない,感染者を減らしていく,こうしたことが命と健康,経済を守るためには必要です。感染者数を減らしていく上で,何が大切だと考えているのか,改めて市の認識をお伺いいたします。 301: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 302: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 感染予防と感染時の重症化予防といたしまして,5月19日から開始されました新型コロナワクチンの予防接種がございます。7月末までに高齢者接種を完了させるという国の方針を受けまして,接種事業を進めていくことでございます。新型コロナワクチン予防接種を希望する方が全員受けられるように,今後も医師会や薬剤師会等関係機関と協力いたしまして,予防接種を推進してまいります。  また,新型コロナワクチン感染症の収束を目指して,手洗い,手指消毒,マスク着用などの咳エチケット,3密の回避など,感染防止対策を継続することのほか,人の流れを抑制することが重要と考えているところでございます。 303: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 304: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。いずれもワクチンに関しては本当にどんどん進めていってもらいたいというふうに思いますし,この部分に関しましては,これまで行ってきた基本的な取組が大事だということなんですけれども,今後も市民の皆さんにも頑張ってもらうことが必要になるということだと思います。  そうした中で,行政が何をやっていくのか。どう感染を減らしていくかの取組が進むことで,市民の皆さんもより頑張っていける,こうした状況が生まれてくると思います。  答弁にもあったワクチン接種は,しっかりと情報提供をした上で,打つ,打たないの判断は個人の判断を尊重しながら,できるだけ早期に接種を進めることで,重症化予防や集団免疫をつけていく。こうしたことは重要な取組です。  また,検査で陽性者を早期に発見し保護することにより,市中感染を抑えていくなど,行政の取組が求められております。  検査について伺ってまいります。検査には有症状の方への検査と,無症状の方に対して行う社会的検査,こうしたものがございます。現在の検査状況について,無症状の方に行っている社会的検査はどのようになっているのか。特養,有料老人ホーム,介護従事者,学校,児童館,保育所など状況をお伺いいたします。 305: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 306: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 特別養護老人ホームや有料老人ホーム,介護施設などにつきましては,東京都の補助などを活用し,検査を実施しているところでございます。  学校や幼稚園,保育所,児童館につきましては,PCR検査につきましては特別に実施はしていないところでございます。 307: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 308: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。特養,有料老人ホーム,介護施設,これまでも宮坂議員,取り上げてまいりましたけれども,なかなか検査が受けられていないという状況などもございますので,この点についても,引き続き取組を進めていただいて,しっかりと検査を受けられる状況をつくっていく。これにも力を尽くしていただきたいと思います。  次に,症状がある方に行っているPCRセンターの検査人数,陽性者数,陽性率の推移についてお伺いいたします。 309: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 310: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 昨年8月に開設いたしました狛江市PCR検査センターの実績について,検査人数,陽性者数,陽性率を昨年8月から順番に申し上げます。  検査人数でございます。8月は39人,9月は38人,10月は32人,11月は43人,12月は41人,1月は67人,2月は30人,3月が23人,4月が37人,5月が31人でございます。  陽性者でございます。8月は7人,9月は1人,10月は3人,11月が5人,12月は8人,1月は7人,2月は4人,3月は1人,4月は3人,5月は1人でございます。  続きまして,陽性率でございます。8月が17.9%,9月は2.6%,10月は9.4%,11月が11.6%,12月が19.5%,1月は10.4%,2月は13.3%,3月が4.3%,4月が8.1%,5月は3.2%となってございます。  これまでの総計は,検査人数は381人という状況でございまして,陽性者は40人となっております。3月以降については,陽性者数は徐々に減少しておりまして,全体の陽性率も10.5%と,徐々にではございますけれども,減少している状況でございます。 311: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 312: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この陽性率の問題については,感染者数に対して検査が足りているのかどうかを見る指標となってくると思います。これが徐々に減少してきている状況ということで有症状の方への検査,徐々に増えているということなのかなというふうに思います。  次に,変異株についてお伺いいたします。報道では感染力の強い変異株が報道され,多くの市民の方から心配の声をいただいております。変異株の説明については,他の議員への答弁でございましたので,その中で感染力が強く,ワクチンが効きづらいものがあることや,狛江市でも10代以下の方が7人,陽性になっているという答弁がございました。  私からはこの変異株について,変異株かどうかの検査,この検査状況についてお伺いいたします。 313: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 314: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 東京都におきまして,東京都健康安全研究センターや地方衛生研究所,民間検査機関において,昨年12月から検査を実施しているところでございます。民間検査機関における検査数が3月下旬より増加いたしまして,東京都陽性者全体の約半数程度について,検査を実施している状況でございます。  5月27日に実施された東京都モニタリング会議資料を見ますと,東京都内の新型コロナウイルスの感染者への変異株検査で,感染力の強いN501Yが69.7%,E484K変異単独変異株が5.6%,L452R変異株は6.7%となっておりまして,従来株は18%となっている状況でございます。 315: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 316: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。全体的に見ても,従来株から既に変異株に置き換わったという状況かと思います。このN501Y変異株は,従来株より1.5倍感染力が高く,インド株はさらに1.5倍,従来型の2倍以上の感染率と言われております。つまり同じ対策をしていれば,感染はより広がってしまうという状況かと思います。  やはりPCR検査など検査を増やし,陽性者を早期に保護することで市中感染を減らしていくこと,これが大事になってくるかと思います。さらに,変異株の動きを注視することで,効果的な対策にもつなげていくことができると思います。通常のPCR検査や変異株の検査,これをさらに増やしていく必要があると思うんですけれども,いかがでしょうか。 317: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 318: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) PCR検査につきましては,狛江市PCR検査センターだけではございませんで,狛江市内では18の医療機関において,PCR検査や抗原検査が実施できる状況でございます。市内医療機関と協力をして,検査は実施しております。  変異株の検査は,研究用試薬などがございますけれども,狛江市で実施する状況ではございませんので,東京都の情報に注視してまいりたいと考えております。 319: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 320: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。検査のできるところが,18の医療機関に増えてきたということでよかったかなというふうに思います。また,変異株については,正確で分かりやすい情報提供,これが必要になってまいります。特に若い人や子供たちにも感染しやすいということは,さらに情報提供をしていっていただきたいと要望いたします。変異株は若者も子供たちにも感染しやすいという状況がある中で,子供たちが集まる学校や保育園,幼稚園などでの対応,これは大切になってまいります。  現在小・中学生や保育園児,幼稚園児が発熱した場合の対応について,現状ではどのようにされているのか。また,教職員についてもお伺いいたします。 321: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 322: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 保育園児や御家族が発熱した場合や濃厚接触者となった場合,まず登園を控えていただきます。その後,保育園児がPCR検査等で陽性となった場合は,保健所の判断に従い,入院や待機をしていただくことになります。コロナ感染とは関係ない発熱であれば,回復後,登園可能というふうになってございます。 323: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 324: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 児童・生徒の保護者及び教職員に対しましては,毎朝の検温,健康観察をお願いし,発熱等体調不良の症状が見られる場合には,無理をせず,自宅で休養するとともに,必要に応じて医療機関を受診するようお願いをしてございます。 325: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 326: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。私たちが取っているアンケートの中で保護者の方から,医師からPCR検査まではいいと言われたけれども,もしコロナだったらうつしてしまうのではないか。こうした心配の声が多数出されておりました。私も小学生と保育園に通っている子供を持つ身なので,コロナだった場合にほかの子にうつすのではないかという心配,これは本当によく分かります。PCR検査を受けた上で陰性であれば,学校や保育園に安心して通わせることができます。学校や保育園での感染やクラスターを出さないために,検査の拡充が必要になってまいります。  また,同じアンケートの中で市民の方から,濃厚接触者以外は10歳以下の子供のPCR検査ができない,こうした声が出されております。現状ではどのようになっているのか,お伺いいたします。 327: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 328: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市PCR検査センターでは,小学校5年生以上の方を受付しております。これは検査の中にお一人で入れる,お一人でその座位を保てるということが,安全面を高めるために年齢を区切らせていただいている,こんな状況でございます。  ただし市内の診療所におきまして,先ほど申し上げました18の医療機関でPCR検査を実施しておりますので,医療機関により可能な場合もございますので,お問合せをいただければと考えております。 329: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 330: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。お問合せいただければという答弁でございましたけれども,どこの医療機関でPCR検査が行われているのかという,こうした情報というのは情報提供されているのでしょうか。 331: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 332: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) PCR検査等を実施している医療機関は,18医療機関と申し上げてございますけれども,検査を実施していることで風評被害に遭ってしまうというようなこともありまして,ホームページで公開している医療機関について,申し上げることができない状況でございます。 333: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 334: ◯ 1 番(岡村 しん議員) つまり全てではないが,検査実施医療機関によっては,ホームページで公表していて,ホームページを見ないと分からない。どこかで一覧で出ているわけじゃないという状況なんですね。  狛江市内の医師会加盟の小児科などをかかりつけにしている人は,まずそこに電話などで確認すると思いますけれども,当然休診日もございます。かかりつけが世田谷区や調布市ということもございます。  そうした場合は,一からどこで検査を行っているのか探す必要がございます。18の医療機関が一覧になっていないので,一つ一つの医師会加盟の医療機関のホームページを確認し,その中で10歳未満の子供のPCR検査を行っているかを確認し,ということをする必要があります。  子供が熱があり苦しんでいる中で,仕事をしている保護者の方は,その仕事の調整も行わなければならない中で,この作業をしていくというのはやっぱり大変だと思うんですよね。  変異株については,答弁にもあったとおり,若年層への感染や重症化リスクが高いと言われております。PCR検査を行っていない市内医療機関においては,小学校4年生までの子供についての検査が必要だと思っても,PCR検査はできないとなると,やはり困ってしまうということがあると思います。  狛江市PCR検査センターでも,この10歳未満のPCR検査,これができるようにしていくことの検討をお願いしたいと思うんですけれども,いかがでしょうか。 335: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 336: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市PCR検査センターの検査を委託しております狛江市医師会との条件において,検査の安全性を高めるために,年齢を区切らせていただいているものでございます。  現在のところ10歳以下の検査については,センターにおきましてはできない状況でございますので,医師会とも協議をさせていただき,検討してまいりたいと考えております。 337: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 338: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 10歳以下の子供であっても,さっき座位を保てないという話がありましたけれども,10歳以下の子供,大体保護者の方と一緒に行くと思うんですよね。やっぱり一緒になってやっていく。今は唾液での検査もできますので,そういったことも含めながら検討していっていただきたいというふうに思います。  今後のことを考えれば,やはりワクチン接種ができない年齢層の検査をできるようにしていくということが重要になってくると思うので,よろしくお願いいたします。  変異株が広がってきて,全国的に小・中学校や保育園,幼稚園のクラスターも増えております。こうした状況についての市の見解をお伺いいたします。また,市内で小・中学校や保育園,幼稚園の教員,教職員が罹患した人数,これについて月別にお伺いいたします。 339: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 340: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 新型コロナウイルス感染症対策を講じているところではございますが,都内も含め,全国において幾つか保育所等でクラスターが発生している事例が報告されております。  対策を徹底しているところではございますが,なかなか完全に抑えるというのは難しいところと感じているところでございます。ワクチン接種にはまだ時間を要する状況であり,今は基本的な予防対策と健康管理を徹底することが肝要と考えております。  保育園,幼稚園の職員につきまして,私どもで把握している新型コロナウイルスに罹患した人数といたしましては,4月は2人,5月は5人でございました。 341: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 342: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市立小・中学校の教職員につきましては,1月に1名,5月に1名の陽性者が発生してございます。 343: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 344: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。合わせると,1月に1名,4月に2名,5月に6名と,徐々に増えている状況だということでございます。  先ほど子供は7人ということで,これも増えているという状況で,やはり変異株が子供にもかかりやすいことを考えれば,職員にとって感染の機会が大幅に増えてくるということになってしまいます。子供は密になりやすく,ワクチンについても,12歳以上は接種できる。こうした方向になっていますけれども,12歳未満については接種ができない。全国的に見れば,小・中学校,保育園,幼稚園でのクラスターが発生している,こうした現状を鑑みれば,さらなる対策が必要ではないでしょうか。  小・中学校や保育園,幼稚園の教職員に対して,やはり定期的なPCR検査を行っていく,こうした必要があると思うんですけれども,いかがでしょうか。 345: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 346: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 現時点で,保育士に限定したPCR検査は予定してございません。発熱や濃厚接触者となった場合,感染が疑われる場合などに際しまして,医師や保健所の判断の下,受検するところでございます。なお,保健所から濃厚接触者に該当せず,PCR検査を受けるよう指示がなかった職員を確認した場合については,各園の判断もございますが,抗原検査の実施も御案内するところでございます。 347: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。
    348: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現時点におきましては,教職員に対する定期的なPCR検査を行うことは考えておりません。しかしながら,例えば教職員に陽性者が確認された場合に,保健所の濃厚接触に該当せず,PCR検査を受けるよう指示がなかった教職員に,ケース・バイ・ケースではございますが,リスク管理や安心して授業を行ってもらうため,本人の希望を確認の上,抗原検査もしくは抗体検査を実施しているところでございます。 349: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 350: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ちょっと残念な答弁かなと。全国的にもクラスターが起きており,密になりやすい子供の特性を考えたときに,やはり安心して働いてもらえる環境,これをつくる上でも,定期的なPCR検査,これは必要だと思います。学校や保育園,幼稚園でクラスターを起こさせないためにも,モニタリングの意味も含めて実施していっていただきたいということを改めて要望します。  ただ,先ほども答弁がありましたけれども,この間,前進した部分もございます。現在,公立保育園と児童発達支援センターの看護師が定期的に抗原検査を行っているというふうに伺っているんですけれども,この経緯と理由をお伺いいたします。 351: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 352: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 5月17日の週から順次,週に1回の頻度で,公立保育園と児童発達支援センターの看護師が抗原検査を実施しております。  ワクチン接種にはまだ時間を要する状況の中で,保育園等で発熱者が出た場合には,看護師がその対応をすることとなるため,市の抗原検査キットを活用いたしまして,試験的に簡易検査を行うことといたしました。  なお,これまでの検査結果は全て陰性でございました。 353: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 354: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 看護師さんに対して,積極的に週1回の検査を行うというこの方向性というのはすごくいいと思います。しかしやはり抗原検査よりも,PCR検査のほうが体内のウイルス量が少なくても発見できます。抗原検査は陰性証明に使うものでもないというふうにも思いますので,さらに一歩進んでPCR検査を行っていただきたいというふうに思います。あと,国に対しても,現在国で行っているモニタリング検査があるんですけれども,これは繁華街,歓楽街等で検査を受けることができる事業所の方を対象とされているので,狛江市は入らないということみたいなんですけれども,国のモニタリング検査が少ないということが問題になっていると思います。  私たち日本共産党はこのモニタリング検査の数を抜本的に増やすように,国に対して何度も要望しております。  狛江市から都心へ通勤している方はたくさんおられます。その方が家庭で感染させれば,保育園・学校等に広がること,こうしたことも考えられます。ぜひともこのモニタリング検査を抜本的に増やすよう,狛江市からも要請していただきたいと思います。  次に,ワクチン接種についてお伺いいたします。現状と課題,これまでの市民の声と改善点についてお伺いいたします。 355: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 356: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナワクチン接種の集団接種会場につきましては,5月19日から開始いたしまして,5月30日までの延べ10日間の実施で約7,200人,高齢者1万9,986人の約36%の方の1回目の接種が完了しております。会場運営につきましては,おおむね順調に稼働しておりまして,現時点で来場者から大きく改善を求める声は見受けられませんが,実際に運営をする中で,より効率的な接種につながるよう動線や配置など,適宜修正しながら進め,その結果,接種開始1週間後には,枠の数を約25%増設することができたところでございます。  課題といたしましては,2回目の予約について,当初,接種後の待機時間を利用いたしまして,会場内スタッフによるサポートを行う予定でしたけれども,当日,想定以上の希望者がいらっしゃいまして,待機スペースのところで混雑が発生し,場内が密になるおそれがあったことから,感染防止や場内の混乱防止のため,急遽中止をしたところでございます。そこで,1回目の接種をされた方には,3週間後の同じ曜日,同じ時間帯,同じ会場を市のほうで予約し,お一人ずつそれを説明しながら,その旨を記載した用紙をお渡しする方式に変更いたしました。これにより,場内の混雑を回避できたことや,来場者から自分で予約をしなくて済むということで,おおむね好評をいただいているところでございます。 357: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 358: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。私たち日本共産党狛江市議団も,この1回目の会場で2回目の予約を取れるようにと要望してまいりましたので,これが実現されてうれしく思います。また,実施している中で修正を行い,25%の枠を拡充できたというのも,狛江市の努力,これは本当にすごいものだなというふうに思います。  しかしながら,この5月25日の70歳から74歳の予約の際に,9時からLINEで予約を取ろうとすると途中で止まり,しばらくお待ちくださいとの表示が出続け,キャンセルと入力するまで動きませんでした。この原因についてお伺いいたします。 359: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 360: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 5月25日午前9時から70歳から74歳の方の予約を開始した際に,LINEの動きが重くなった事象につきましては,多くの方が一斉にアクセスしたことが原因と,このように考えております。 361: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 362: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは今後,64歳以下,65歳から69歳,また現役世代の方の予約が始まれば,さらにこのLINEでの予約というのは増えてくるということが予想されるんですね。それに対して対策が必要なんですけれども,今後の対策,対処法についてお伺いいたします。 363: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 364: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 予約システムを委託している事業者と協議をいたしまして,6月8日から開始を予定しております65歳から69歳までの方,また,それ以降の予約について,狛江市が使用しております容量を一時的に増加させることにより,スムーズな予約ができるよう調整したところでございます。また,万が一,予約の途中で止まってしまった場合の対処法につきましては,市ホームページに掲載しておりますLINE予約手順に記載するとともに,クーポン券を発送する際に,同封するチラシへの掲載による周知を予定しているところでございます。  また,65歳未満の方に対するクーポンの発送や予約の時期,方法,これは現在検討しているところでございます。 365: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 366: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 改善の方法があるということで,よろしくお願いします。  また,ほかの要望としてはいろんな方からも出されていますけれども,電話の予約はなかなかつながらず,ようやくつながったと思ったら全て埋まっているという声が流れてくると,多数出されております。現在,19日前になったら枠が空くということで対応していますけれども,この2回目の接種のさらに先,もうちょっと先の予約を取れるようにして,予約しやすくするということ,これはできないのですか。 367: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 368: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在,接種を行っておりますファイザー社製のワクチンは1回目の接種後,3週間の間隔で2回目の接種を受け,3週間を超えた場合にはできるだけ速やかに2回目の接種を受けること,このようにされてございます。このことから,2回目接種の予約を優先させていただくために,1回目の予約可能期間を19日間と制限させていただいているところでございます。  開始当初はどうしてもLINEによる予約が先に入ってしまい,電話予約の方にはなかなかつながらず,御不便をおかけしているところではございますけれども,ワクチンは十分に残っていることをお伝えし,御理解いただけるよう努めてまいりたいと考えております。 369: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 370: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今の答弁にもあったように,このLINEによる予約というのが先行していくんです。人手の問題やシステム上の問題なんかもあろうかと思いますけれども,3日間かけ続けたけれども,やっとつながったと思ったら,予約は終わってしまいましたという音声が流れたという方なんかもいらっしゃいますので,ぜひともこれ,どうにかならないか,ぜひ検討していっていただきたいというふうに思います。  次に,改めてこのワクチンの有効性と副反応についてお伺いいたします。また変異株についても有効だとされているけれども,見解をお伺いいたします。 371: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 372: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在,接種に使用しておりますファイザー社製ワクチンの有効性につきましては,新型コロナウイルス感染症の発症を予防するものとされており,海外で実施された臨床試験において,新型コロナウイルス感染歴の有無にかかわらず,95%前後の有効率が確認されております。  また,接種による副反応につきましては,ファイザー社が作成いたしました適正使用ガイドに基づき御説明させていただきます。昨年12月14日から23日の間に,アメリカ合衆国におきまして,ワクチン有害事象報告システムによる監視により,ファイザー社製ワクチンの約190万回の1回目の接種後に21例のアナフィラキシーが検出されたとされております。これは100万回に約11.1例ということでございまして,これらの71%は,ワクチン接種から15分以内に発生し,全21例のうち17例はアレルギーまたはアレルギー反応の既往歴のある方で,そのうち7例はアナフィラキシーの既往歴がございました。また,フォローアップ情報が入手可能な20例の全員が回復,退院していると,そんな状況でございます。  なお,狛江市におきましても医療従事者等や高齢者への接種が進んでございますけれども,現在のところ重篤な症状が発生したと,こういった事案は発生してございません。 373: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 374: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。副反応については長期的な視点や年齢による違いなども出てくるかもしれませんし,今,日本全国で打っているところでございます。先ほどのはアメリカの話ということもありますので,いろんなところに目を配りながら,今後もしっかり正確な情報提供をしていただきたいと思います。  第1回定例会初日の補正予算の質疑のときに,ワクチンの接種目標について60%という答弁をいただきました。この間の様子を見ていると,希望者は60%を大きく超えているという状況だと思いますけれども,この間の高齢者の予約状況,接種目標についてこのままでいいのか,改めてお伺いいたします。 375: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 376: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在,策定しております狛江市新型コロナワクチン住民接種実施計画におきましては,目標接種率を60%と設定しておりますが,これはWHOが示しております新型コロナウイルスの感染力を示す基本再生産率1.4から2.5,こういった数字を基に算出をしております,いわゆる集団免疫の観点から設定したものでございます。市といたしましては,同計画にある接種を希望される市民の方が100%接種されることを目標に取り組んでまいりたいと,このように考えております。 377: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 378: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。よろしくお願いします。  第1回定例会初日に私は練馬区の例を取り,診療所での個別接種と集団接種を組み合わせるということを提案したところ,個別接種については医師会と調整中という答弁でございました。現在,診療所等での個別接種,また,在宅医療を受けている方の訪問接種,これについてはどのようになっているのかお伺いいたします。 379: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 380: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 診療所等での個別接種,また訪問接種については,早期の実施に向け,開始時期,実施方法等を今日も医師会と調整してまいりましたけれども,医師会と調整しているところでございます。決定次第,市民の皆様へお知らせしてまいりたいと考えております。 381: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 382: ◯ 1 番(岡村 しん議員) やはりこの間の報道を見ましても,個別接種も組み合わせてやっているところというのは接種率がよかったりとか,そういったこともありますので,ぜひとも早急に進めていっていただきたい。また,ワクチンを打ちに来るのがなかなか大変な方,こうした訪問診療を受けている方もいらっしゃいますので,ぜひともここについてもしっかりと進めていっていただきたいというふうに思います。  このワクチン接種について,この間,潜在看護師の活用等も提案させてきていただきました。潜在看護師の活用や打ち手の確保,問診を行う医師の確保,これについて現在どのような状況なのかお伺いいたします。 383: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 384: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在,上和泉地域センター会場は医師会及び薬剤師会に,また岩戸児童センター会場及び上和泉地域センター会場の一部を医師等派遣事業者に問診や接種を依頼している状況でございます。現在はいずれも充足している状況でございます。  潜在看護師につきましては,医師等派遣事業者からハローワークでの募集をかけるとともに,市にお問合せいただいた方については,直接当該事業者へ御紹介をしておりまして,実際に集団接種会場にて従事していただいている方もいらっしゃいます。基本的には会場における診療業務に係る医師等につきましては,現在接種している会場について,開設期間中の確保はできているところでございます。 385: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 386: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。潜在看護師の活用についても進んでおり,医師も確保できているよということでございました。  こうした中で,ワクチン接種の際,生理食塩水を間違えて打ってしまったなどのミスが報道されております。狛江市でのワクチン接種の際の確認,これについてはどのようにされているのかお伺いします。 387: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 388: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ワクチン接種の際の確認につきましては,注射器にワクチンを充填した際,調剤した薬剤師等が色,量,本数を確認いたします。その後,出来上がった注射器を運搬する際は1つのトレーにつき1バイアル分,6本ずつを乗せて運び,接種を行う看護師につきましても,注射器が届けられた際に,色,量,本数,これを確認した上で接種を行っているところでございます。 389: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 390: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この安全対策について,本当,大事なことになるので,しっかりと行っていっていただきたいと思います。  今後,現役世代にワクチン接種,動いていくことになりますけれども,この準備状況,課題についてお伺いいたします。 391: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 392: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在,国から65歳未満向けのワクチン供給等に関する情報の収集・整理を行うとともに,65歳未満の人口や,基礎疾患のある方への接種について,スケジュールや体制について検討を行っております。また,接種対象者数やLINE利用者数の増が想定されることや,生活スタイルの違いなど,高齢者接種と事情が異なる点もあることから,こうした点も踏まえながら,65歳未満の方の接種についても,予約から2回の接種完了まで円滑な流れとなるようしていくことが主な課題と考えております。 393: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 394: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。先ほど答弁の中でも,キャンセルが出た余剰分について,エッセンシャルワーカーの中でも高齢の方を優先に接種順序を設定しておりますということでございました。  このことについては理解するんですけれども,変異株については若い方でも重症化のリスクが高いというふうに言われており,エッセンシャルワーカーの方はほかの方よりも感染リスク,これが高くなっております。65歳未満のエッセンシャルワーカーの方についても早くワクチンを打っていく,こうした必要があると思うんですけれども,例えば保育士さんであったり学校の先生であったり,そうした部分も含めて打っていく必要があるんですけれども,課題についてお伺いいたします。 395: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 396: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 65歳未満のエッセンシャルワーカーへの接種につきましては,狛江市医師会に御協力をいただきまして,まず狛江消防署員の方々への接種を行ったところでございます。また当日キャンセルや問診の結果,接種できなかった場合等によって生じた余剰ワクチンの取扱いとして,市としての取扱いを定め,エッセンシャルワーカーを対象として運用しているところでございます。基本的には65歳以上の方を優先しておりますが,65歳未満の方についても対象としておりますので,余剰ワクチンの状況により接種していただける道を用意し,進めております。ただ,基本的に余剰ワクチンを活用いたしますので,実際に接種できる数に限りがあることが課題になろうかと考えております。 397: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 398: ◯ 1 番(岡村 しん議員) そうなんですよね。余剰ワクチンってそんなに量が大量に出るものではないです。この間の報道では,河野大臣は自治体独自の優先接種枠の導入を容認する考えということでございます。また,市区町村にもモデルナワクチン,これを支給する,こうした報道もございます。  こうしたことから考えれば,例えば狛江市で新たにライン,新たな会場をつくるなどして,市内のエッセンシャルワーカーの接種,これを進めていくことはできないのかお伺いいたします。 399: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 400: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) エッセンシャルワーカーへの接種につきましては,現在余剰ワクチンが発生した際に接種をしていただくことと,このようにしておりますけれども,余剰が出るかどうか,またどのくらい余剰が出るかは,当日の終了近くに判明いたします。そのため,現時点におきましては,余剰数が判明した段階で,直接御本人へ個別に連絡を取る方法を取らせていただいております。  その後のエッセンシャルワーカーへの接種をどう位置づけるかは現時点では未定ではございますけれども,これらを含む65歳未満の方や基礎疾患のある方,高齢者施設従事者等への接種につきましては,ワクチンの供給状況等を見極めながら今後体制を検討してまいりたいと考えております。 401: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 402: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。ぜひ検討していただきたいんですけれども,昨年の第3回定例会で,私,こういう答弁いただいているんですけれども,「介護,高齢等の施設で勤務されている方につきまして,約2,000人でございます。保育園,幼稚園,学童クラブ,児童館などに勤務されている方は約1,100人でございます。合計いたしますと約3,100人でございます。」こういった答弁をいただいております。やはりキャンセルの余剰分で接種できる人数というわけではないんですよね。この後,高齢施設なんかの約2,000人については,優先という形になると思うんですけれども,約1,100人の子供に関する部分,これについては余剰分だけではやっぱり無理なので,やはり新たなラインをつくるなど,エッセンシャルワーカーに対するワクチン接種,これが早期に進むように検討をお願いしたいと思います。  ファイザー社のワクチンについては12歳以上の接種可能と,接種対象が変更されております。今年の1定の補正予算の質疑で私に対し,接種目標60%と,先ほども言いましたけれども,お答えがございました。高齢者に関しては60%を大きく超える予約が入っていると思いますけれども,このワクチンについて,希望者の分に関しては今後も入ってくるというふうに考えていいのかどうかお伺いいたします。 403: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 404: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者ワクチンにつきましては,65歳以上の約2万人の方全員が2回接種できるだけの回数,約4万回分の供給が既に決定しております。よって,高齢者分のワクチン供給は見込めている状況でございます。 405: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 406: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 高齢者分については見込めているということなんですけれども,ぜひ今後高齢者分から先の部分,これも着実に入ってくるように連携を取っていっていただきたいというふうに思います。  この高齢者については7月末までに接種ということなんですけれども,その後高齢者施設で働いている方,現役世代の基礎疾患がある方,現役世代,こういうふうに続いていくんですけれども,最終的にはいつまでに終了していくのか。結構,私の年だといつぐらいに打てるのかなんて質問も出てくるんですね。このスケジュール感についてお伺いいたします。 407: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 408: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 65歳以上の高齢者の方につきましては,7月末までに接種が完了できるだけの体制とワクチン供給が整っている状況でございます。ただ,新型コロナワクチンの接種につきましては,これまでにもワクチン供給の遅れ等により,当初予定されていた時期よりおよそ2か月開始が延びたことや,国や都による大規模接種センターの開設,職域接種の開始,12歳以上の接種の追加など,接種開始後も常に状況が変化しているほか,様々な要素が絡んでおりますので,正直申し上げて現時点でいつまでと断定することは非常に難しいところではございますけれども,いち早く集団免疫を獲得し,市民の皆様に少しでも安心していただくためにも,速やかに体制を整え接種を行ってまいりたい。このように考えております。 409: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 410: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。本当にできるだけ速やかに接種できていくように,これは大事なことだと思います。  次に,今後についてということなんですけれども,今年7月のオリンピック開催,これについては,全世界からも数万人規模の選手・関係者を来日させるなど,感染爆発への大きなリスクがあるとともに,このオリンピックへの医師・看護師の派遣,特別な病床の確保など,切迫している医療体制をさらに危機に追いやる,コロナ封じ込めと命を守る医療への多大な負荷となってまいります。  感染者数を減らしていくために何が必要かという私への答弁の中でも,手洗い,うがい,3密回避などとともに,「人の流れを抑制することが重要と考えている」という答弁がございました。そのとおりだと思うんですよね。  日本共産党の田村智子参議院議員が6月1日,昨日の参議院内閣委員会において,感染の波を起こさないために宣言解除後の対策が今から問われるとして,人流について質問しました。そのときに,尾身茂会長は感染に至るような接触機会を減らすということは重要だと思うと答えました。  日本共産党,私たちは,現在の状況の中では,オリンピックを中止すべきだというふうに考えております。  その上でなんですけれども,このオリンピック・パラリンピックに当たり,狛江市で行おうとしているイベント,これについてはどのようなものがあり,それぞれ参加者や観客数についてどのように考えているのかお伺いいたします。 411: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 412: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市における主な東京2020オリンピック・パラリンピック事業は3つございます。  まず1つ目は,狛江駅南口をスタート,狛江市立緑野小学校をゴールとする聖火リレーを7月9日に行う予定です。なお,スタート地点におきましては,ステージを設け,ミニセレモニーを実施する予定ですが,ステージ正面の観覧エリアは事前予約者150名の入場とするなど人数を絞り,消毒や検温等のコロナ対策を講じた上で実施する予定です。また,沿道につきましては,小学校6年生,中学校3年生の希望する児童・生徒が沿道等で聖火リレーを観覧する予定でございます。また,多くのボランティアを配置し,声を出しての応援の自粛や密を避けていただくよう掲示し,案内をしてまいります。  2つ目は,市民総合体育館において,コミュニティライブサイトという名のいわゆる大型スクリーンによるパブリックビューイングを,大会期間中の2日間にわたり実施する予定でございます。入り口にて検温や手指消毒の上,入場していただき,市民総合体育館の一番大きな第一体育室にて,一人一人の十分な間隔を取って席の配置をする予定です。なお,観覧席につきましては,十分な間隔が取れるよう250席程度を予定しております。  3つ目は,パラリンピック聖火ビジットという名のイベントでございまして,こちらは西河原公園で火おこしイベントを実施し,その火を市内の複数の公共施設において展示したり,東京都の集火式・配火式に参加するイベントでございまして,パラリンピックの実施日より前に予定している事業でございます。なお,こちらの事業につきましても,事前の予約制で現在調整中でございますが,5組から10組程度とすることで密を避けるほか,他の事業同様,感染対策を徹底する予定でございます。  以上,コロナ禍の状況ではございますが,市民の皆さんに安心して東京2020オリンピック・パラリンピック事業を楽しんでいただけるよう,ボランティアをはじめ,関係団体の皆様と協力して取り組んでまいります。 413: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。
    414: ◯ 1 番(岡村 しん議員) まず1つ目の聖火リレーについてなんですけれども,観覧エリアは150名ということなんですけれども,小学6年生と中学3年生の希望者については沿道で見ることができると。この事前のヒアリングでは5月1日現在で,小学6年生は562名,中学校3年生は435名,合わせて997名のうちの希望者が沿道で観戦する。当然,市民についても,沿道で見ることができますので,多くの人流が生まれてしまうことになるのではないかというふうに思います。  お隣,千葉県では,感染状況を踏まえて,7月1日から3日に行う予定だった聖火リレーの県内全区間の走行を中止することを決めたと報道がされております。狛江市が行う予定になっている前日までです。狛江市において行われるこの聖火リレーも中止すべきではないでしょうか。  また,2つ目に答弁されたパブリックビューイングについて,250人の定員だということでございます。これについても,人流を増やすということでは変わりがありません。このパブリックビューイング,楽しいんですよ。私もこれまで何度かパブリックビューイングに行ったことがあります。日韓ワールドカップのときには韓国料理屋さんの壁に映し出された試合を日本人,韓国人,入り乱れて応援していました。そのときは交流も生まれて,とても楽しかった記憶があります。そもそも,みんなで声を出してハイタッチ,こうした交流をしながら応援できるのがパブリックビューイングの醍醐味ではないでしょうか。一人一人離れて座って,交流もできないパブリックビューイングに魅力があるのでしょうか。代々木公園でのパブリックビューイングが中止になったと報道されています。狛江市でも中止すべきではないでしょうか。  3つ目になりますけれども,パラリンピックの聖火ビジットは5組から10組ということでございます。これは複数の市内公共施設で展示をするという話もされました。事前のヒアリングでは,あいとぴあセンターも入るということです。  障がい者などの施設は他の施設よりもコロナ対策,これまでも厳しくやっているところが多いと思います。ここに多くの市民が来る。やはり問題があるのではないでしょうか。ただいまいただいた3つの事業,答弁いただいた3つの事業について,各事業の中止権限,これはどこにあるのでしょうか。 415: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 416: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 聖火リレーの実施の可否については,東京2020組織委員会において,各都道府県実行委員会との検討やIOCへの報告を行い,最終的に決定を行うものと思われます。  コミュニティライブサイトとパラリンピック聖火ビジットの実施の可否につきましては,東京都や東京2020組織等と調整の上,狛江市において最終決定を行うものでございます。 417: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 418: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 聖火リレーについては最終決定権は組織委員会が持っているということなので,ぜひ中止を要望していただきたいというふうに思います。  ただこのコミュニティライブサイト,つまりパブリックビューイングなんですけれども,これについては権限が狛江市にあるということです。これは中止すべきだと思います。昨日の衆議院内閣委員会で,新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長は,パブリックビューイングについて,わざわざリスクを高めるようなことをやるのは,なかなか一般の市民には理解ができにくいのではないか,このように発言しております。私も理解できません。これ,中止すべきだと思いますけれども,いかがでしょうか。 419: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 420: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほど御答弁させていただきましたとおり,感染対策を徹底することで進めており,中止は現在のところ予定しておりません。 421: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 422: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 代々木の会場も中止されました。尾身会長も人流を増やすことは理解されないんじゃないか,こうしたことを言っております。予定していないのは分かっているんです。ぜひ今後中止ということをしっかりと考えていっていただきたい。ぜひ中止していただきたい,このように思います。  次に,この間,市内の学校でも運動会が延期されていると思いますけれども,どのような判断か,お伺いいたします。 423: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 424: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 運動会,体育祭につきましては,5月に小学校1校,中学校3校が予定をしてございましたが,緊急事態宣言延長に伴いまして延期といたしております。延期の理由といたしましては,今後,6月以降に開催できる可能性が十分に残されており,かつ感染状況を鑑みた上で児童・生徒が体育の学習ができる授業時間を確保するための計画の見直しが必要であったことと,保護者の参観ができる体制を整え周知し理解を得る必要があったためでございます。 425: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 426: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この間,中学校の中では運動会,体育祭,やられているところがございます。しかし,保護者の参観ができる体制を整えといいますけれども,中3の保護者のうちどちらか1人という形での参観というふうなことも聞いております。やはり,なかなか全部見てもらいたい。これはあったと思うんです,教育委員会にも。でも今の状況じゃなかなか難しかったって,苦渋の判断だと思うんですよね。  そうした中で多くの方から,運動会がなかなかできないのにオリンピックはやるのかという批判の声も出されております。  東京オリンピックについて新聞各紙で行っている世論調査を見ると,読売新聞社が5月7日から9日に実施した世論調査では,今年夏の東京オリンピック・パラリンピックについて質問したところ,「中止する」は59%,「開催する」は「観客数を制限して」の16%と,「観客を入れずに」の23%,これを合わせて39%。5月15日,16日に朝日新聞社が実施した世論調査では,東京オリンピック・パラリンピックの開催について,「中止」が43%,「再び延期」が40%,「今夏に開催」は14%にとどまり,どの世論調査を見ても中止が大きな世論となっております。  先ほどの尾身会長は昨日,6月2日の衆議院厚生労働委員会で日本共産党の宮本徹衆議院議員に対して,東京オリンピックについて,普通は開催しない。このパンデミックの状況でというような答弁をされております。専門家の方から見たら,今の状況では開催できないということなんです。また昨日,組織委員会の武藤事務局長は,約8万人のボランティアのうち1割超の約1万人が辞退したということを明らかにしており,コロナ感染への不安があるのは間違いない,このようにも話しております。これのどこが安心・安全なオリンピックなんでしょうか。  市長にお伺いいたします。今夏のオリンピック・パラリンピックについてどのように考えているのかお伺いいたします。 427: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 428: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 東京2020オリンピック・パラリンピックにつきましては,市民の皆様をはじめ,多くの方が長年にわたり楽しみにされ,アスリートの皆さんにとっても,これまでの人生の長い時間をかけて研さんを積まれたものを披露していただく場だというふうに考えております。  狛江市の事業では,先ほど企画財政部長の答弁にもございましたが,聖火リレーのボランティアにつきましては,様々な団体や多くの個人の皆さんに御応募いただいたところでございます。  国民,また市民の皆様の安心・安全が確保されることが大前提になりますけれども,東京2020オリンピック・パラリンピックが安心・安全に開催されるのであれば,東京都や東京2020組織委員会とともに,歩調を合わせて,狛江市としても事業に取り組んでまいる所存でございます。 429: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 430: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 安心・安全が確保されることが前提ということなんですけれども,安心・安全だったら,それはやってもらいたいという思いは私にもあります。しかしながら,今のこの状況の中で安心・安全を確保する。これはやっぱりできないと思うんですよね。当然日本だけじゃなくて,オリンピックは世界中から来ますので,日本だけ安心・安全であっても世界でコロナが蔓延していたら,世界の国から来るということもなかなか難しいという状況なんだと思います。  オリンピック研究が専門で,都立大学,武蔵野大学の客員教授をしている舛本直文さん,この方が,五輪はメダルをたくさん獲得するためにやるんじゃないよ。競技の一方で,ホスト国や参加国・地域の人々が一堂に会し,交流することで,異なる文化を理解し,平和な世界につなげる機会なんだよ,そこにスポーツは貢献するんだよということを昨年の日刊スポーツのインタビューで答えているんです。  平和な世界をつくるために,ほかの国や地域の方と交流する。仲のいい方がいる国とは戦争したくないという気持ちをつくっていく。これがオリンピックが平和の祭典と呼ばれるゆえんなんです。  ただ,コロナ禍で交流がなかなかできないという状況で行っても,平和の祭典じゃなくなっちゃうんですよね。また,多くの国民,IOCのトーマス・バッハ会長の発言に怒っています。五輪の夢を実現するために,誰もが幾らかの犠牲を払わなければならないと,こう述べたことに,本当に怒っています。  コロナ禍で多くの市民が苦しい生活を余儀なくされ,倒産や廃業は増え,学生は授業が対面で受けられず,アルバイトはシフトが減っています。DVや虐待が増え,女性の貧困,生理の貧困が増えております。高齢者は家に籠もりがちになり,認知症が増え,筋力の低下もしている,このように報道もされております。  既に昨日時点で,日本で1万3,213人の死亡者が出ています。医療は逼迫しています。オリンピックが始まれば,スポーツドクターは200人,看護師は500人,支援病院は30,延べ約3万人の消防職員と消防団員などが要員となってまいります。  その方たちの力をぜひ逼迫している医療現場に,ワクチン接種に,救急搬送に回していただければ,心身ともにどれだけの医療現場の負担が減っていくのか。どれだけの命が救われるのか。考えずにはいられません。  こうした実態がこれ以上オリンピックのために犠牲を払わなければならないのか。こうした声が,オリンピックの延期・中止を合わせて6から8割になっているというふうに思います。平和の祭典にできないオリンピックに,これ以上の犠牲を払えません。  市長に伺います。今回のオリンピック・パラリンピックについては中止するように,ぜひ都や国に要望していっていただきたい,このように思いますけれども,いかがでしょうか。 431: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 432: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 昨日の都議会代表質問でございますけれども,小池都知事が安心・安全な大会の開催に向けて,着実な準備に向けて進めていくと,こういう答弁がございました。東京都としても,職員がしっかりとその方向性で今,準備を進めているところだと思います。  先ほど私も述べさせていただきましたけれども,安心・安全が確保されるということ,これが大前提とはなりますけれども,東京都,また東京2020組織委員会とともに,歩調を合わせまして,成功に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。 433: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番岡村議員。 434: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今,まちの声を聞くと,安心・安全なオリンピックになるように思っているという人は本当に少ない。こうした中でやっぱり今,東京都も国もやる方向で進んでいます。それに対して世論調査を見ると,6から8割の方が中止を望んでいる。安心・安全にオリンピックがやられればやってほしいと思う。これは当たり前なんです。ただそうは思えない。だからこそ中止していただきたいということなんです。ぜひとも今この状況になって,これまで職員の皆さんも選手の皆さんも本当に頑張られてきたと思うんです。ボランティアの皆さんも本当に楽しみにされてきたと思うんです。しかしながら,今の状況ではなかなか難しい。ぜひ市長からも中止をしてほしい,この声を上げていっていただきたいというふうに思います。  政府が初めに言っていた復興五輪という言葉は,いつの間にか聞こえなくなりました。いつの間にか,新型コロナに打ちかったあかしとか,オリンピックで絆を取り戻すとか,目的が変わっていきました。  どこの国が新型コロナウイルス感染症に打ちかったのか。絆を取り戻すというならば,尾身会長からも普通はやらないと言われるような感染拡大が懸念されるオリンピックを推進するのではなく,新型コロナウイルス感染症を一刻も早く収束させ,みんなで集まって御飯が食べられる社会,当たり前にサークル活動ができる社会,お正月やお盆には帰省することができる当たり前の社会,これを取り戻すことが絆を取り戻すことになるのではないでしょうか。  日本共産党は,新型コロナウイルス感染症を収束させるためにワクチン接種の推進,検査の拡大,十分な補償を求めています。東京都,また政府はオリンピック中止を表明し直ちにIOC等の関係機関と協議し,新型コロナウイルス感染症収束のためにさらなる対策を取るべき。このことを述べて,質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 435: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時28分 休憩     午後 2時44分 開議 436: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。2番宮坂良子議員。 437: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは,1問目から質問いたします。  1問目,コロナ感染から命を守る保健所の役割ということで質問いたします。  コロナ感染が止まりません。その上,変異ウイルスの広がりも非常に心配され,市民は不安の毎日を送っています。感染症対策では保健所が大きな役割を果たしています。しかし,その保健所は夜遅くまで業務に奔走するなど多忙を極め,疲弊しています。東京ではかつて71か所あった保健所は,自由民主党・公明党政治の下で31か所まで減らされました。  狛江市民は,府中市にある多摩府中保健所の管轄になりました。6市104万人が対象で,電話もなかなか通じない状況でした。  日本共産党都議団は,保健所体制の強化を求め,特に多摩地域での格差を是正するよう求めてまいりました。23区の特別区には,少なくとも1つの区に1か所ずつ保健所があるのに,多摩地域26市3町1村で7か所しかありません。都議会の第1回定例会で,原都議は「多摩格差を是正し,都の保健所の増設,拡充に踏み出すべきです」と求めました。  知事はついに,「感染拡大時に保健所が的確に対応できるよう,体制確保に取り組んでいく」と答弁しました。  今回の質問は,知事も,「体制確保に取り組んでまいります」と答弁したことを促進する上でも,狛江市から要望を上げていっていただきたいという思いで質問いたします。  まず初めに,多摩地域の保健所管内の感染状況と,多摩府中保健所管内の感染状況について伺います。 438: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 439: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 3月31日,4月30日,5月31日の数値を基に御答弁させていただきます。  多摩府中保健所の3月実績でございますが,感染者数464件でございましたが,4月は849件,5月は1,149件と,約2.5倍に増えております。  各保健所の5月の件数を感染者の方が多い順に申し上げますと,多摩府中保健所が1,149件,多摩小平保健所が641件,多摩立川保健所が621件,南多摩保健所が372件,西多摩保健所が273件となっておりまして,多摩府中保健所が多摩地域の保健所において一番多い状況でございます。 440: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 441: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 前回もこの質問があり,多摩府中保健所が2倍から4倍だったということでしたけれども,やはり5月においても,多摩府中保健所管内の感染者数が他の保健所に比べまして,2から4倍に断トツに高いということが分かりました。  保健所が調布市にあったことや狛江市にはその相談センターがあったことなど,年配の方からは,「よく調布保健所に子供を連れて行きましたよ」というお話を伺い,「えっ,今ないんですか」とびっくりされる方や,「狛江や調布の保健所はなくなったんですってね」という方も。そして,新型コロナ感染症が広がっている今,「絶対に近くにつくってほしいです」という強い要望が多く寄せられています。  コロナ感染症が発症してから,保健所の役割はますます重要になってきています。保健所はこれまで多くの取組を行っていますけれども,保健所の役割については,意外と知られていません。まず初めに,保健所の役割と主な取組について伺います。 442: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 443: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 保健所は,地域住民の健康を支える中核となる施設でございます。疾病の予防,衛生の向上など,地域住民の健康の保持増進に関する業務を行っております。地域保健法に基づきまして,都道府県,指定都市,中核市,特別区などに設置されているところでございます。 444: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 445: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 保健所の役割は,感染症対策だけではなく,地域住民の疾病の予防,衛生の向上など,健康を守る拠点としての役割を果たしているということです。その役割の重要性を市はどのように認識していらっしゃいますでしょうか。 446: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 447: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 保健所の担当しております業務は,診療所や薬局,医療従事者の免許申請等や施設の衛生管理,飲食関連の営業許可,感染症対策,こころの健康に関する相談等多岐にわたっております。行政の統計管理なども行っておりまして,市とも様々な場面で連携・協力し,地域の保健活動を支えている重要な機関であると認識しております。 448: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 449: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 自治体の労働組合の声明によりますと,連日連夜のウイルス検査などの緊急対応に追われています。保健所の業務は,感染症対策以外にも,母子保健,難病,精神保健など多岐にわたり,多様化する健康課題のニーズを受け,年々より高い専門性が求められています。指定難病の対象拡大,110疾病から330疾病に。増加傾向にある虐待ケースへの対応,自殺予防対策,依存症対策など,新たな課題へも対応し,個別支援や地域の体制づくりに取り組むとともに,災害時の健康危機管理のための管内医師会等との調整,管内医療機能の役割分担を進め,医療体制の地域整備も進めている。これまでもぎりぎりの人員でこれらのことを行ってきたところに,昨年来からの新型コロナ感染症への対応が加わったと,このように述べておられます。本当に大変逼迫しているなという状況がうかがえます。このコロナ感染症が発症してからの保健所の実態について,市はどのように認識されているのでしょうか。 450: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 451: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 保健所の実態に関しましては,過去にも市民との対応に苦慮していることや,感染症法に基づく対応に追われ負担が大きいと伺っておりました。新型コロナウイルス感染症のコールセンター業務が東京都に集約されたことで,電話もつながらない,こういった状況も改善されているようではございます。地域の皆様のおかげで落ち着きを取り戻していると伺っております。  新型コロナウイルス感染症の疫学調査や濃厚接触者への連絡,今は地域の医療機関の協力で実施数は減少しておりますが,PCR検査の検体採取などの対応を数多くしていた時期もあったと,そのように伺っております。 452: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 453: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) かつて,狛江調布保健所がありましたけれども,2004年に統廃合されました。その経緯について伺います。 454: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 455: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新保健所法が施行された昭和23年に4つの保健所で始まりました。その後設置数が増加し,昭和40年代後半からは狛江市にもあった保健相談所も設置されたところでございます。  平成8年度末には,17か所の保健所と15か所の保健相談所がございました。平成9年に地域保健法施行に伴う再編があり,12か所の保健所に統合され,平成16年に新たな再編整備により7か所の保健所となっております。  また,平成19年度に八王子保健所,平成23年度に町田保健所が市に移管され,東京都の管轄保健所は5か所の保健所となっております。 456: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 457: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) なぜこれほどまでに削減されたのかということだと思うんですけれども,龍谷大学の脇田滋名誉教授によりますと,その背景には1980年代以降,臨調行革路線に基づく社会保障制度の全面的な見直しが行われ,各地で福祉,公衆衛生,医療,教育などの住民サービスを担う職員の削減が強行されていき,地域で住民の健康権を守る役割を担ってきた保健所の再編が政府・厚生労働省主導で進められた。この保健所機能の後退が,現在,新型コロナに対する日本政府の不十分な対応につながっていると思うと,こう述べられております。  昨年12月,多摩府中保健所の状況について市は保健所圏域での人口に比べ対応件数が多く,対応に追われている。保健師や医師が少なく負担が大きいと考えている。適切な人員配置,柔軟に対応できる体制の整備など見直しを望んでいると,このように答弁されております。改めて今の多摩府中保健所の体制と従事者,中でもコロナ感染症に従事している部署と人数について伺います。 458: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 459: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 多摩府中保健所の職員配置につきまして,平成31年4月の事業概要によりますと,企画調整課が30人,生活環境安全課が48人,保健対策課が40人,所長を合わせて119人と,このようになっております。現在は,保健対策課に定数が3人追加されまして,43人となっております。  感染症対策は保健対策課の担当でございますが,所長以下全員で役割を分けて対応していただいていると伺っております。 460: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 461: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) コロナ感染症対策は保健所全体で対応しているということですけれども,詳細を見てみますと,やはり感染症対策の担当者は医師が1人,保健師が7人,プラス3人が今後予定されていると思うんですけれども,所長を加えても9人となっております。本当に専門的にやれる人たちは,これだけの人数だということだと思うんですけれども,それと併せて先ほどから,組合のお話にもあったように保健所の役割はコロナ感染症だけでなく,様々な仕事があるということ,そしてまた感染症に関わる保健指導や患者に対する防疫や調査,移送など日常的な業務もあり,引き続き負担が大きく厳しいことと思います。  そこで,多摩府中保健所の従事者の負担や長時間労働などの働き方の現状については,どのようにつかんでいらっしゃいますでしょうか。 462: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 463: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 多摩府中保健所の職員の方の状況でございますが,今年1月の状況と比べ,余裕があるわけではございませんが,コールセンター業務がなくなり,自宅療養者支援のフォローアップセンターができたことにより,業務は少々軽減されたと伺っております。陽性者発生による疫学調査や入院調整につきましても,陽性者が減少していることから,落ち着きが出てきているのではないかと,このように伺っているところでございます。 464: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 465: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 最前線の現場で働く江東区の保健師,山本民子さんは地区担当制の保健師は担当地区の特性を把握し,点と点を結び,感染拡大の予兆を見逃さず,クラスター発生を予防する目を持っている。これは正規の専門職員だからできることで,応援職員や兼務,人材派遣では継続的に感染源を見る力が途切れて,感染拡大の予兆を見逃す可能性があると話されております。  この間,日本共産党都議団は議会で,保健師の増員など体制強化を図ることや,多摩地域に保健所を増設・拡充することを求め続けてまいりました。田中智子前市議も,「調布狛江に保健所復活を」と住民の皆さんと一緒に運動し,2月5日には2,277筆の署名を提出し,5月28日にも第2次分1,305筆,合計3,582筆の署名を提出し,切実な声を届け,要望してまいりました。  市長会からも再三要望を上げていただきました。こうしたことから,東京都の予算に新たに保健所の在り方について検討するための調査費と26市の保健所に保健師11名の増員,多摩府中保健所には3名の増員の予算が計上されました。その後の状況について伺います。 466: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。
    467: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今,正規職員の3人の増加,こういったお話は伺っておりますけれども,会計年度任用職員などの雇用につきましては,私どもとしては把握できていないところでございます。 468: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 469: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 分かりました。次に,自宅療養者について伺いたいと思うんですけれども,この自宅療養者について,都が昨年11月から自宅療養者フォローアップセンターを開設したということですけれども,どのような対応がなされ,市との連携はどのように行っているのか伺います。 470: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 471: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 昨年11月から多摩地区限定で開始されております。1月から東京都全体で開始された自宅療養者フォローアップセンターの業務につきましては,自宅療養者の電話やLINEによる健康観察と,希望者に対する飲食料品の配送を行っていただいております。  現在のところ狛江市ではこの件で対応はしておりませんけれども,保健所から協力依頼があれば,対応を行ってまいりたいと考えております。 472: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 473: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 陽性者の情報に関して,23区,区に1か所の保健所を設置しているところは,区の衛生部門と保健所の担当部門が同一組織に属し,保健所が把握した陽性者の情報は行政と共有できており,連携する中で支援活動を行っていると聞いております。  墨田区では,自宅待機者へは,昨年8月より保健所が食料品を配達してきました。また,パルスオキシメーターを50台購入し,レンタルしています。全国的にも,今,待機中に亡くなるという,大変深刻な事態が広がっておりますけれども,こうした中でも墨田区では,看護協会に自宅への訪問を委託して,自宅療養者への対面での対応とともに保健師の負担軽減を図っています。  市には陽性者の情報など,特に自宅療養者の情報はどのように提供されているのでしょうか。また,市は情報格差についてどのように考えるでしょうか。 474: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 475: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 東京都や保健所から情報提供されますのは,陽性者の方の年代,性別,入院者,そして宿泊療養者,自宅療養者,調整中の人数だけでございまして,保健所のある自治体とは異なり,個人の情報は知らされることはございません。  情報格差に対する考えでございますが,情報を得られることで有効な対策を検討することはできますけれども,狛江市のような小さな自治体では件数が少なく,情報蓄積がされにくいため,有効な対策につながらない場合もございます。保健所と協力して現在の状況の中でよりよい方策を検討してまいりたいと考えております。 476: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 477: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 前回の定例会で鈴木議員の質問に市長は,「これまでも,適切な人員配置,柔軟に対応できる体制の整備など,保健所の組織の見直しを要望してまいりましたけれども,東京都市長会,東京都町村会の連名で,新型コロナウイルスワクチン接種及び感染症対策の更なる充実に関する緊急要望を小池都知事宛てに提出しております。」と答弁されました。その後,要請などはどのようにされているのでしょうか。都の対応はどうでしょうか。 478: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 479: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 調布と狛江に保健所を建てることの必要性等につきましては,東京都の判断することでございます。狛江市といたしましては,これまでも適切な人員配置,柔軟に対応できる体制の整備など,保健所の組織の見直しを要望してまいりました。その中で都保健所の体制強化を行うことを多摩地域の各市長様と調整をさせていただきまして,東京都市長会,東京都町村会の連名で,緊急要望を小池都知事宛てに提出いたしました。  今後は東京都の動向を見守っているところでございます。 480: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 481: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 先ほどの答弁で,保健所で働く人たちの状況は,1月と比べると余裕があるわけではないけれども,落ち着きが出てきていると聞いているということでございましたけれども,私が日本共産党都議団から頂きました福祉保健局政策部からの資料によりますと,多摩府中保健所の保健師35名の12月の超過勤務は平均で79.3時間となっていました。驚くべき数字です。しかも45時間を超える保健師は27名です。平均でこれほど高い超過勤務ということは,考えられないほど厳しい状況と言えるのではないでしょうか。働いている皆さんに本当に感謝申し上げたいと思います。  また,多摩地域の他の保健所の超過勤務の平均と比べましても,2から4倍にもなっています。104万人を抱える保健所がいかに大変かが歴然としております。  体制強化をしていただくことはもちろん重要でございますので,引き続きそれは要望していっていただきたいと思うんですけれども,やはり根本的には6市104万人も管轄する人口最大の保健所。狛江市民の命を守るために,近くに保健所を増設してほしいという,こうした市民の願いが今広がっています。また保健所の役割の重要性からしても,調布・狛江に保健所は必要と考えます。  市長は,調布・狛江に保健所を復活させることの必要性について,どのように考えておられるでしょうか。改めて狛江市長として,東京都に調布・狛江に保健所を復活させることを強く要望していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 482: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 483: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 今,宮坂議員と部長とのやり取りを聞いていまして,私は昭和49年に入庁してございまして,そのときに環境衛生課予防衛生係ということで,保健所とは本当に密接なところでございました。その当時,武蔵調布保健所と言われてございまして,その後に狛江保健相談所が設置をされてございまして,狛江保健相談所で初めての所長だったと思うんですけれども,田原さんが所長になりました。その田原所長が今,多摩府中保健所の所長ということで,私,何回か多摩府中保健所にお伺い,この間してございまして,本当にその間のいろんな懐かしいお話もさせていただいて,ただ矢野市政のときでございましたよね,保健所の統廃合がありました。そして事務事業移管ということで市にいろんな部分が移管され,そのときに人的な配置とかそういう部分がなされて,逆に地域の中でいろんなサービスができるということもありましたけれども,遠くなってしまったというようなことも,やっぱりここはちょっと弊害だったなというふうには思います。そして,こういう感染症予防という中でやっぱり保健所も,ここまでは想定していなかったのかなというふうに思いまして,私もこの辺は重要なことだというふうに思います。  調布・狛江に保健所を復活させる必要性は,東京都の判断ということになりますけれども,市といたしましては,これまでも適切な人員の配置,柔軟に対応できる体制の整備など保健所の組織の見直しを要望してまいりました。  その中で,また保健所の体制強化ということを,先ほどもお話がありましたけれども,多摩地域の各首長といろいろ調整をさせていただきまして,東京都市長会,そして東京都町村会の連名で,緊急要望として小池都知事宛てに提出をさせていただきました。東京都でいろいろ状況を見ながら,議論,検討されていると思います。その辺を,動向を見定めていきたいというところでございます。 484: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 485: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひ動向を見るだけではなく,やはり市民の願い,声を上げていっていただきたいというふうに思います。  日本共産党狛江市議団が行っている市民アンケートでは,「子供が年末にコロナにかかり,大変な思いをしました。多摩地区の対応は23区と比べ大変遅いことが分かりました。感染からホテルに行くまで5日間あり,同居の家族としては気が気でありませんでした。子供は発症してから10日後に自宅に帰ってきましたが,その後,家族3人はプラス4日間,自宅待機,感染していなかったからよかったけれども,疑問が残ります」と,こういう声も,切実な声も寄せられました。  今年は先ほども紹介いたしましたけれども,保健所の在り方を検証,検討しているという,この予算が初めてついた年度でもありますから,ぜひこの年に市長として市民の皆さんの実態や要望を強く要講していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。そして私たち日本共産党狛江市議団は,保健や医療の重要性を国民の権利としてしっかり位置づけ,市民の命と暮らしを守るために引き続き頑張りたいと思います。  以上で1問目終わります。  それでは2問目,コロナ禍での高齢者のくらしを守るためにということで,私は議会で何度も高齢者の命,健康,暮らしを守るためにと質問してまいりました。今回はコロナ禍の中で,ますます生きづらくなっている高齢者の暮らしについて質問いたします。  最初に,聞こえの支援をということです。  私のところに相談に来られた80代の方はマスクではよく話せない,聞こえないと,マスクを外したいというのでそれはやめていただいて,筆談いたしました。いつもなら耳のそばで大きな声を話せば通じ合えるので,とてもその方は不便を感じられていました。  高齢者の2人に1人は難聴であると推計されており,難聴は生活の質の低下につながり,認知症のリスクを高めることも明らかになっています。特にコロナ禍に伴うマスクの着用で,口元や表情が見えず,ますます聞こえにくくなり,コミュニケーションが取れず,外へ行くことを控え,引き籠もってしまう状況を広げています。現状についてどのように市は考えていらっしゃるでしょうか,伺います。 486: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 487: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染症の感染防止の取組が長期化している状況におきましては,高齢者の方々の日常生活に与える影響は大変大きいものと認識しております。 488: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 489: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) コロナ禍での難聴者のコミュニケーションがますます困難になっている現状だということ。補聴器の使用など,難聴や聴覚障がいの方々に対する情報保障の重要性が増していると考えます。この点については,どのように考えるでしょうか。 490: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 491: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) コロナ禍のいかんにかかわらず,情報保障につきましては,重要であると認識しております。障害者手帳をお持ちの方につきましては,購入費の助成制度がございます。しかし,加齢により聴力が衰えている方は対象となる人数も多く,人それぞれ状態も異なるということや,補聴器に慣れるまでの間の3か月程度は,専門業者との間でトレーニングを行う必要がございますが,多くの方がトレーニングを終えることなく,補聴器の使用をやめてしまう,こういった実情もございます。  このため公費を投じて購入費助成を行う場合には,その費用対効果を十分に考慮する必要がございますので,適切な制度設計を行った上で,運用していかなければならない,このように考えております。 492: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 493: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 市は,この間の補聴器と聞こえに関する講演会,この位置づけについて,まずは補聴器を本来利用すべきにもかかわらず利用していない方や正しく利用できていない方に対し,使い方等も含めた補聴器の普及啓発を行うことが必要であると,こういう位置づけで講演会を一昨年,開催されました。コロナ禍の中で市が計画したこの補聴器と聞こえに関する講演会,昨年は中止せざるを得なくなりました。予算特別委員会での質問では,今年度の計画は未定ということでございましたけれども,計画はどのようになっているでしょうか。 494: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 495: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今後の感染状況等を踏まえながら,開催の検討をする予定でございます。 496: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 497: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 確かに,緊急事態宣言も再延長されました。コロナ感染症との関係ですので,大変難しい状況もあると思いますけれども,やはり専門家の方から実践的なアドバイスが受けられるという重要な講演会ですので,開催できるよう,また違った形での工夫などもぜひできるように要望しておきたいと思います。  専門家の先生は,補聴器は難聴が進行してからの使用ではなく,なるべく早く使用することが必要で,そのためには早期発見が重要と話されています。そのための聴覚検査が重要だと思います。これまでも要望いたしましたが,改めて高齢者の健診に聴覚検査のメニューを加えてほしいと思いますけれども,いかがでしょうか。 498: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 499: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和元年第3回定例会の一般質問でも御答弁申し上げましたが,健診につきましてはあくまでも生活習慣病予防,これを目的としているため,聴覚検査を加えるということは現在のところ難しいと考えております。 500: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 501: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 非常に残念でございます。難聴になると,先ほども紹介しましたように出歩くことが困難になります。したがって,運動不足になったりと,生活習慣病と大いに関連していると思うのです。ぜひ再検討していただきたいなと思います。  そして今もなお高い補聴器を購入しても,よく聞こえないからと外してしまう方が少なからずいます。必要な調整が行われていない人が多いことが課題です。調整を行う専門家が認定補聴器技能者です。補聴器を調整,トレーニングを一体的に行うことで聞き取れるようにしていきます。  以前の質問で,日本耳鼻咽喉科学会が認定する補聴器相談医は市内に3人,調整を行う認定補聴器技能者は狛江市には1人ということでございましたけれども,現在は何人いらっしゃるのでしょうか。 502: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 503: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会が公表しておりますけれども,令和2年5月末現在で狛江市内の医療機関,診療所に所属する補聴器相談医は3人となっております。  公益財団法人テクノエイド協会が認定する補聴器技能者につきましては,前回の答弁における補足も含めて御答弁させていただきます。  協会が認定し,情報を公開することについて御本人の同意が得られている技能者のうち,狛江市内の事業所や販売店に常駐している技能者はゼロ人となっておりますが,定期的に市内の事業所や販売店を巡回する技能者は複数人存在していると伺っているところでございます。 504: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 505: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 調整を行う常駐の認定補聴器技能者は1人だったものがゼロ人になってしまったということで,とても残念です。しかし,定期的に市内の事業所や販売店に巡回してくる技能者については複数人おいでとのことですが,補聴器を購入すると,巡回の技能者の方にこのトレーニングの支援をしていただけるということでよろしいのでしょうか。 506: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 507: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) あくまでも広域的な店舗展開をしている販売店の事例でございますけれども,毎週決まった曜日の時間帯を対象に技能者が巡回をし,フィッティング相談等に応じていただいているようでございます。 508: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 509: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 分かりました。今年度,補聴器購入への助成が決まった板橋区は,補聴器の調整を大変重視しており,「効果的に使い続けていただくために」ということで,補聴器の調整を実施したことを証明する「補聴器購入アフターケア証明書」の提出を要件とし,助成額は上限2万円で1回です。対象者は,1)板橋区内に住所を有する65歳以上,2)住民税非課税世帯,3)聴覚障がいでの身体障害者手帳を所持していない。4)耳鼻咽喉科医が補聴器の使用が望ましいと判定した中程度難聴者としております。  お知らせのチラシには,「補聴器で「聞こえ」を取り戻すために」と明記され,「補聴器を装着しても若い頃のように,そしてテレビのボリュームを上げるように,大きくよく聞こえるようになるわけではありません。補聴器を通して聞こえる音に慣れるためのトレーニングが必要です。補聴器販売店で段階を踏んで調整し,ご自身の「最適」を見つけましょう」,「これらのことを知らないまま購入し,「思ったほどよく聞こえない,うるさい」という理由で,4人に1人が使用を止めてしまっています。補聴器をよくご理解いただいたうえで,ぜひ,有効に活用してください」と,このように書かれてあります。助成を行うに当たって,本当に長く使ってもらえるようトレーニングが必要ですよということを,区が丁寧にお知らせをしているというのが見えます。  市としても,こうして調整が必要だということをぜひアピールしていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 510: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 511: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 「補聴器と聞こえに関する講演会」等の機会には,こういった点も含めまして,専門家からの適切な指導助言,こういったものが受けられる場にしたいと考えているところでございます。 512: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 513: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 講演会は期待するものでありますけれども,コロナ禍の中で,開催できるかどうかも分からないということで,しかも年1回ですから,なかなかこの1回の講演会だけでは浸透できないと思います。さらなる周知方法を考えていただきたいなと,このように要望をしておきます。  日本聴覚医学会難聴対策委員会は,平均聴力レベルが40デシベル以上の中等度難聴の方は,「補聴器の良い適応となる」としております。そして,40デシベル以上の人は,普通の大きさの声の会話の聞き違いや聞き取り困難を自覚するレベルであり,コミュニケーションがうまくいかなくなり,テレビの音を大きくしないと聞こえないなど,家族や周囲の人に影響を与えてしまうことがあります。補聴器を使用することが,生活の質の向上に役立ちますと,このように述べています。  しかし,ここで問題はやはり購入費が高いということで,補聴器を購入する上で本当に大きなハードルとなっております。補聴器の購入費は補装具費支給制度による支援の対象となりますが,身体障害者手帳を取得しなくてはならないこと,そしてその条件は,以前私が質問したときに市の答弁によりますと,両耳の聴力レベルが70デシベル以上または片耳の聴力レベルが90デシベル以上,もう一方の耳の聴力レベルが50デシベル以上であること。70デシベルとは,40センチ以上の距離で声が聞こえない状態のことで,90デシベルとは,耳に接しなければ声が聞こえない状態のことと,このように答弁されました。かなり重い難聴でなければ,この制度を利用できないということになります。  さきに紹介いたしました板橋区の長寿推進課長は補聴器費用への助成を求める陳情審査の答弁で,このように述べています。コロナの影響でやはりコミュニケーションというのが非常に大切だという観点から,医師会としてもぜひこういった事業については推進をというような話から,具体的な中身のお話を再度調整させていただいた。予算としては有病率を計算すると,年間60名から70名程度の申請が見込まれることから,大体130万円ぐらいになるのではないかと想定している。これがとても認知症の予防にも有用だということ。導入するに当たっては,東京都の補助金2分の1導入が見込まれるのでと,このように答えておられます。  補聴器購入費への助成については,日本共産党都議団は繰り返し議会に条例提案し,第1回都議会でも提案いたしました。  主な内容は,都が10分の10を補助。聴力レベル40デシベル以上,両耳対象で1台につき5万円の助成,都は効果的に使用されるための調整が適切に行われるよう努めるものとするという内容で,その理由としては,高齢者の2人に1人は難聴であると推計されている。難聴は生活の質の低下につながり,認知症のリスクを高めることも明らかになっていると,このように述べ,提案したわけですけれども,残念ながら都民ファースト,自由民主党,公明党の反対で成立できませんでした。聞こえが悪く,補聴器が必要と分かっていても,購入費が高くて購入できないこと。認知症予防に有効であり,医師会からも推進してほしいという補聴器への助成は,今年度新たに板橋区,練馬区が補助を実施,都内14自治体に広がっています。  狛江市としても,補聴器購入費への支援を求めるものですが,いかがでしょうか。 514: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 515: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 補助を実施していることは把握しております。これまでも継続して,他市の状況等の調査・研究を行っておりますので,引き続き調査・研究を進めてまいりたいと考えております。 516: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 517: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひ引き続き検討していっていただきたいと,このことを強く要望いたします。  さきの板橋区では約130万円の予算です。人口規模が随分違いますので,このような形で助成を行えば,僅かな金額でできるということです。介護予防,コロナ対策,医療の面からも重要な施策だと考えますので,ぜひよろしくお願いいたします。  次に,2つ目として,「住みやすい狛江団地に」ということで,質問いたします。  狛江団地建て替え問題は,2019年7月18日付の建通新聞に,狛江団地の建て替え基本計画案作成へと大きく記事が掲載されたことで,私は2019年の第3回定例会で質問いたしました。そのとき既に基本計画策定はスタートしているということが確認できましたが,まだ期間を要するということで,全住棟の建て替えが終わるまでには,一般的には20年くらいはかかるとのことでした。そして,建て替えに当たっては,市と都が協議を行っていく必要があるとの答弁でした。その後の進捗状況はいかがでしょうか。 518: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 519: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都では,都営狛江団地の建て替えの検討が進められており,市においても建て替えによってまとまった規模の用地の創出が期待されることから,こうした用地が地域の問題解決や地域特性に応じたまちづくりに有効に活用されるように,検討を開始したところでございます。  現在上位計画や関連計画,また周辺地域を含めた土地利用や基盤施設等の現況を整理しており,夏以降は整理された課題を解決するための方針検討として,団地建て替えと併せて地域に必要な施設の調査を予定しており,周辺の大規模施設や公園等を含めた歩行者ネットワークの検討を行ってまいります。 520: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 521: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 市としても,狛江団地の建て替え問題は,まとまった用地が対象ということで,まちづくりの観点からも有効に活用されるよう検討を開始し,周辺地域を含めて,夏以降に課題解決を図っていくという御答弁でございました。建て替え計画の検討が開始はされているけれども,終わるまでは20年ぐらいかかるということで,この計画があるから,様々な今の困難や課題,これを我慢してということでは入所者の生活は守られません。そこで多くの方から要望されているエレベーターの設置とお風呂の交換について伺いたいと思います。  高齢化率が最も高い狛江団地の居住者は,コロナ禍の中の自粛生活で,心も体も弱ってきている方が増えています。2年前に質問したときの和泉本町四丁目の高齢化率は52.4%というお答えでした。現在はどのようになっているでしょうか。 522: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 523: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和3年5月1日現在,狛江市和泉本町四丁目の高齢化率は55.3%,このようになっております。 524: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 525: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 四丁目全体でも3年間たった中で,3ポイント増えているということです。その中に狛江団地が建っているわけですけれども,狛江団地の高齢者は1,663人で,高齢化率は65%と伺いました。中でも80歳以上は28%でした。3年前より,65歳以上は4ポイント,80歳以上は6ポイントも増えています。  高齢の方々が住む狛江団地は5階建てです。自治会をはじめ入居者の方々が「エレベーターの設置を」と,この間ずっと要求運動を進めてまいりました。その結果ようやく,50棟中30棟にエレベーターが設置されました。生活されている方々が,エレベーターがなく大変困っておられるという状況があります。高齢で大変だというだけでなく,やはり障がい,そして,あるいは脊柱管狭窄症などで歩くことが困難だという方々が4階,5階に住んでおられます。そしてこの間,私のところに切実な要望が寄せられました。手すりを抱きかかえるように一歩一歩降りて,途中で休みながらやっとの思いで降りて買物に行っている。あるいは室内でも車椅子なので,1か月に1度は病院に行かなくてはならないけれども,1人では降りられないので,ヘルパーさんに抱えられながら,やっと外に出ていると。こうした方々,まだまだたくさんの声が寄せられましたけれども,こうした実態,環境について市はどのように考えるでしょうか。 526: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 527: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江団地は,昭和41年から昭和50年までに建設されており,古い棟では築55年が経過をしているところでございます。このため,現在のユニバーサルデザインの基準に基づいた施設とは異なりまして,高齢者の方などには不便な状況があると考えているところでございます。  東京都に確認をしたところ,狛江団地では,平成15年度からエレベーターの新設を順次行っており,現在,全50棟のうち30棟に設置をされていますが,今後,策定予定の建て替え計画との整合を図っていくと,確認をしているところでございます。 528: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。
    529: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 建て替えの関係で整合性を図っていくということですけれども,先ほども言いましたように,建て替えが将来的にあるからといって,今,我慢を強いるということではなく,ぜひ進めていっていただきたいなあというふうに思います。  この間,できなかったところは4つの階段がある棟,慈恵通りに面して建てられている棟です。建築基準法上難しいということで,ずっと設置されませんでした。ところが,全都で初めて足立区辰沼団地で,この4つの階段の棟にエレベーター設置が実現したことで,原因は,建築基準法上駄目だったことではなかったということが明らかになりました。  狛江団地は東京都の管轄ではありますが,住民のよりよい環境をつくることは,市の役割でもあると考えます。高齢化率が市内で一番高い狛江団地の4割の方が住んでいるところに設置されていないという状況でありますので,切実な要望である,このエレベーターの設置に向けて,都へ要望を上げていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 530: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 531: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) これまでも市長会を通じて,都営住宅へのエレベーターの設置を要望しているところでございます。東京都からは,エレベーターの設置については,今後策定予定の建て替え計画と整合を図っていくと確認しておりますが,市といたしましては,令和4年度東京都予算編成に対しましても,これまでと同様に要望していく予定でございます。 532: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 533: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひよろしくお願いいたします。  そして,次に,お風呂の設置問題ですけれども,狛江団地が建設された当時は,浴槽や風呂釜を設置する場所はつくられていましたけれども,浴槽と風呂釜はなく,入居者が自費で設置しなくてはなりませんでした。ここで伺いたいんですが,市内の都営住宅のお風呂の都負担による公費での設置状況について伺います。 534: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 535: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都に問合せをしたところ,市内の都営住宅の約3割の住戸が公費による設置ということでございます。 536: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 537: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 3割が設置ということは,裏を返せば,7割の方が今,自費で設置された,購入したという状況だと思います。当時自費で購入された方々は,壊れても,高額なので取替えが困難でそのままになっている方,あるいはもう入居されたとき,お金がなくて全く設置もしない方,こういう方がたくさんいらっしゃいます。大変切実な問題です。  こうした中で,日本共産党都議団は2019年1月に「浴槽と給湯設備を自己負担で更新するしくみとなっている都営住宅について,都の責任と負担で更新を行うように見直すこと」と,このように申入れを行い,議会でも要望いたしました。  こうしたことから,東京都は2020年度から,昨年ですね,取替え工事を試行的に行うことを決め,取替え工事は故障した場合の個別取替え,または住棟単位の取替えと,この2通りを実施するということを発表いたしました。昨年実施されましたけれども,それぞれの応募数と設置数は何戸でしたでしょうか。 538: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 539: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都に問合せをしたところ,令和3年3月15日時点での状況は,住棟単位の取替えについては,都内全域で予定戸数500戸に対し,承認の得られた254戸について更新し,故障した場合の個別取替えについては,希望があり要件に該当する821戸の中から,抽せんの上で500戸について更新するとのことでございました。 540: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 541: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 個別の取替えですね,故障した場合の取替え。この応募が800件を超えていって,300人以上の方が希望したけれども,取り替えてもらえなかったということが分かりました。そしてまた,今年度も実施するというお知らせが「すまいのひろば」に掲載されました。入居者の方々からは,この実施条件を見て,大変条件がきつ過ぎるということで,1つ目は,浴槽・風呂釜を自己負担で撤去することとなっているけれども,困難なので費用の負担をお願いしたいということ。そして2つ目には,30年以上住んでいることという条件になっているけれども,この継続年数は問わないこと。そして,3つ目は自費で設置できなかった,全く設置されていないところも対象としてほしいというようなことを要望して,自治会にも申し入れ,今,要望署名運動も始めておられます。  こうした要望を実現するためにも,市から東京都に要請を行っていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 542: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 543: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 居住者の方が設置した浴槽,風呂釜について,昨年度に引き続き,東京都が試行的に取替え工事を実施すると聞いており,必要な要件を定めていると認識しております。  市といたしましても,居住者の方が利用しやすくなるように,東京都に対して改善を働きかけてまいりたいと考えているところでございます。 544: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番宮坂議員。 545: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) よろしくお願いいたします。  新型コロナの感染症が収束しない中,高齢者の暮らしはもう限界になっています。せめて補聴器購入費への支援やエレベーター,お風呂の設置という,暮らしへの援助や環境改善で安心して暮らしていけるようにと,今回,質問させていただきました。  そしてまた,調布・狛江に保健所を復活させることでは,まさに命と健康を守るかどうか,ということが関わってきています。  いつも私は表明しておりますけれども,高齢・障がい者,子供たちなど,社会的に弱い立場の方々が安心して暮らしていけるまちは,誰もが安心して暮らせるまちです。その立場で今後も活動していきたいということを申し添えまして,質問を終わらせていただきます。 546: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 547: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 3時39分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...