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令和3年第2回定例会(第9号) 本文 開催日: 2021-06-01
令和3年第2回定例会(第9号) 名簿 開催日: 2021-06-01

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  1. 狛江市議会 2021-06-01
    令和3年第2回定例会(第9号) 本文 開催日: 2021-06-01


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    最終取得日: 2023-04-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2021-06-01 令和3年第2回定例会(第9号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 362 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 2 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 3 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 4 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 5 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 6 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 7 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 8 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 9 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 10 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 11 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 12 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 13 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 14 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 15 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 16 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 17 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 18 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 19 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 20 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 21 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 22 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 23 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 24 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 25 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 26 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 27 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 28 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 29 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 30 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 31 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 32 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 33 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 34 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 35 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 36 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 37 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 38 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 39 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 40 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 41 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 42 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 43 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 44 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 45 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 46 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 47 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 48 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 49 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 50 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 51 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 52 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 53 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 54 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 55 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 56 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 57 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 58 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 59 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 60 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 61 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 62 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 63 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 64 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 65 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 66 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 67 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 68 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 69 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 70 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 71 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 72 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 73 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 74 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 75 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 76 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 77 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 78 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 79 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 80 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 81 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 82 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 83 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 84 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 85 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 86 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 87 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 88 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 89 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 90 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 91 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 92 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 93 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 94 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 95 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 96 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 97 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 98 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 99 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 100 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 101 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 102 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 103 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 104 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 105 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 106 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 107 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 108 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 109 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 110 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 111 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 112 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 113 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 114 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 115 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 116 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 117 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 118 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 119 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 120 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 121 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 122 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 123 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 124 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 125 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 126 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 127 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 128 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 129 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 130 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 131 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 132 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 133 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 134 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 135 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 136 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 137 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 138 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 139 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 140 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 141 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 142 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 143 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 144 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 145 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 146 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 147 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 148 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 149 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 150 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 151 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 152 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 153 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 154 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 155 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 156 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 157 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 158 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 159 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 160 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 161 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 162 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 163 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 164 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 165 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 166 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 167 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 168 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 169 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 170 : ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 選択 171 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 172 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 173 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 174 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 175 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 176 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 177 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 178 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 179 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 180 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 181 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 182 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 183 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 184 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 185 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 186 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 187 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 188 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 189 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 190 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 191 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 192 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 193 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 194 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 195 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 196 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 197 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 198 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 199 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 200 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 201 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 202 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 203 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 204 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 205 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 206 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 207 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 208 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 209 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 210 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 211 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 212 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 213 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 214 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 215 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 216 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 217 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 218 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 219 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 220 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 221 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 222 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 223 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 224 : ◯ 11番(栗山 たけし議員) 選択 225 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 226 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 227 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 228 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 229 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 230 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 231 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 232 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 233 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 234 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 235 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 236 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 237 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 238 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 239 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 240 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 241 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 242 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 243 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 244 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 245 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 246 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 247 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 248 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 249 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 250 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 251 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 252 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 253 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 254 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 255 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 256 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 257 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 258 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 259 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 260 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 261 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 262 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 263 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 264 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 265 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 266 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 267 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 268 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 269 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 270 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 271 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 272 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 273 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 274 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 275 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 276 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 277 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 278 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 279 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 280 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 281 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 282 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 283 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 284 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 285 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 286 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 287 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 288 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 289 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 290 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 291 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 292 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 293 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 294 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 295 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 296 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 297 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 298 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 299 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 300 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 301 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 302 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 303 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 304 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 305 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 306 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 307 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 308 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 309 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 310 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 311 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 312 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 313 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 314 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 315 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 316 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 317 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 318 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 319 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 320 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 321 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 322 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 323 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 324 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 325 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 326 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 327 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 328 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 329 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 330 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 331 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 332 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 333 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 334 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 335 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 336 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 337 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 338 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 339 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 340 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 341 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 342 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 343 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 344 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 345 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 346 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 347 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 348 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 349 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 350 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 351 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 352 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 353 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 354 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 355 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 356 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 357 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 358 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 359 : ◯ 21番(石井 功議員) 選択 360 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 361 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 362 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 昨日に引き続き,日程第1 一般質問を続行いたします。  8番三宅まこと議員。 3: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 質問の順番を入れ替えまして,3番のLINEでの新型コロナウイルスのワクチン予約接種の狛江市の状況に関して,1問だけ伺います。  5月12日に75歳以上の方の予約が始まっておりますが,LINEと電話の比率がどうであったのか,直近5月30日までということですが,その数字をお答えください。 4: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 5: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナワクチンの接種予約につきまして,5月30日現在の数値で申し上げます。  全体で1万2,539人の予約がございました。このうちLINEによる予約が8,851人で70.6%,電話による予約が3,688人で29.4%と,このような状況になってございます。 6: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 7: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。30日までの状況ですとLINEが70.6%ということで,電話を上回っているというのが狛江市の状況ということ。  ちょっとグラフを作ってみました。アナログですがグラフを説明しながら総括したいと思います。  このグラフですね,一番下が日にちで5月12日から,ここから5月30日で,ここでがくっと上がっているのは,5月25日に70歳から74歳の方の予約が始まったということで上がっています。緑がLINE,赤が電話と,狛江市は2種類の予約方法だということです。それで幾つかのファクトがあるので,市民の皆様にもつまびらかにしたいと思います。  まず5月12日,実はこの薄く,グレーのラインは狛江市が対象者にワクチンを発送した人数,具体的には75歳以上の方1万1,422人のラインです,ここは。それで70歳から74歳の立ち上げた1万6,276人のラインがここです。  これの中で,実際に今どのくらいワクチン接種が行われているかということが目安になるのですが,最初の5月12日に実は90%ほど,もう実はLINEで予約が入って,実際は発送者の半分はもう最初の日に予約されたと。それから,やはり実際にLINEは,多分推測ですが,お子さんや御家族の方がおじいちゃんやおばあちゃんのためにあらかじめ友だち登録をされていたということで,そこが極端に上がったと。しかしながら,2日目,3日目から漸減傾向,電話が微減傾向になってくるということがあって,ただ事実としてはもう8割方,実はこの約1万1,000人のラインは5月24日のラインの中で,もう第1回目の予約だけは終わっているということがあります。  続いて,第2回じゃなくて,70歳から74歳のこと,ここのハードルがここに上がるわけですが,最初の日にぼんと上がって,そこでもう大体ここは7・3ぐらいで推移しているということ。  ここから分かることは,狛江市のLINEの予約というのは,やはり批判は確かに最初はあったと思うんですよ,御高齢者がスマホを持っているのかとか使えるのかと。私は,全然関係ないということを実は街頭,駅頭でも申し上げていて,実際にLINEをもし使われない方でも,電話の予約がパンクしないためにもLINEに振り分けたほうが,電話をされる方にはいいんですと説明していました。  実は,ほかの議員の方もそうだと思うんですが,この案件,物すごい市民の皆様から問合せがありました。駅に立っていて,私,50件を超えました。延べで,電話とサイトとで実際に三宅まこと個人に100件以上の問合せが5月に来ました。私,ユーチューブで発信していたのでそこからのアクセスが多かったのですが,そういったことで物すごく関心が高いことなのです。
     それで今後の話なのですが,60歳から64歳の方が始まります。多分,実際にはLINEの予約,最終的な数字で7・3ぐらいになると思います。最終的に7・3ぐらいになっているんですね,実は,こことここでいうと。  いろいろ,これは実はすごいぞ,狛江市ということで,全国の自治体の方,私の自治体仲間,議員仲間,自由民主党系ですけれども,そういった方々から狛江市はどうなっているのだと。いや,LINEの予約のシステムを2つ,個人情報等あるのでシンプルにしたんだよという話を説明して,狛江の予約状況ということを市民の皆様にお話をしながら,6月8日,9日ぐらいにはそれ以外の方も予約が始まるということを聞いています。  ただ,予約は全体のワクチン接種事業の1事業なので,実際の会場での話とかいろいろありますので,今後とも引き続きよろしくお願いいたします。以上です。  引き続きまして2問目,順番を入れ替えまして,狛江のまちづくりをしていくための方法論ということをお聞きします。(6)のまちづくりの中で行政と都市再生推進法人のすみ分けという質問からいたします。  実は,前議会の一般質問でこの質問をしたんですが,ほこみち制度,これは国土交通省の道路法の改正の話。こっちは都市再生推進法人ですから都市局の法律ですけれども,令和2年度に施行された改正都市再生特別措置法に関して,居心地がよく歩きたくなるという文脈で概要を教えてくださいと伺いました。  御答弁では,現在人口減少や少子高齢化が進み,商店街のシャッター街化などにより地域の活力の低下が懸念される中,都市の魅力を向上させ,町なかににぎわいを創出することが多くの都市に共通して求められている中で,市町村が町なかにおける交流・滞在空間の創出に向けた官民の取組をまちづくり計画に位置づけることができることとなったという御答弁を頂戴しておりました。  国土交通省では,こうした地域の取組に対して「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりに関していろいろ国からの支援,例えば社会資本整備総合交付金であるとか固定資産税等の減免措置,補助金,低利貸付け等4つの支援事業があるということを伺っておりました。  お聞きしますが,都市再生推進法人とは何か。制度化されたいきさつ,目的,指定者は誰でどういう資格要件があるのか。法人になると何ができるのか等を教えてください。 8: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 9: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都市再生推進法人とは,都市再生特別措置法に基づき,都市の再生に必要な公共公益施設の整備等を重点的に実施すべき区域のまちづくりの中核を担う法人でございます。経緯としては,地方都市を中心として,近年,町なかのにぎわいが失われていることや,地方公共団体が財政難に直面している等,民間まちづくり団体がまちづくり行政を補完する必要性が高まっており,より広くまちづくり活動をまちづくり会社に補完してもらう必要が生じたことにあります。  目的は,まちづくりに関する豊富な情報,ノウハウを有し,運営体制,人材等が整っている優良なまちづくり団体に公的な位置づけを与え,併せて支援措置を講ずることにより,その積極的な利用を図ることでございます。  指定は市が行うものでございます。要件は,一般社団法人,一般財団法人,NPO法人,まちづくり会社であり,市は申請してきた法人が都市再生推進法人として業務を適正かつ確実に行うことができるかどうかを,組織,人材,ノウハウ,財務状況等の観点から審査させていただきます。  都市再生推進法人は,自らの業務を行うために必要な都市再生整備計画の案を市へ提案することができるものでございます。 10: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 11: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。指定は狛江市がしていただくということだと思うんですが,前議会で同じく改正都市再生特別措置法の中で,滞在快適性等向上区域というワードを交えて概要を教えてくださいという質問をいたしました。御答弁では,滞在快適性等向上区域は,都市再生整備計画の中で市町村が指定する区域で,通称まちなかウォーカブル区域と言われているとのことでございます。  町なかにおける居心地がよく歩きたくなる空間づくりを促進するため,歩道の拡張,都市公園に交流拠点の整備,建物低層部のガラス張り化など,その区域の快適性・魅力向上を図るための整備などを重点的に行う必要がある区域として新設,この区域についてできることとして3つあると。  1つ目は,公共による道路の修復・改変と民間におけるオープンスペースの提供など,官民一体による公共空間の創出。2つ目は,区域内の特定の道路について,駐車場の出入口の設置を制限するということ。車よりも人中心の世の中にしていくという発想だと思うんです。3つ目は,イベント実施時などに都市再生推進法人が道路の占用・使用手続等を一括して対応ということでした。  伺います。国土交通省都市局が所管する改正都市再生特別措置法も,道路局が所管する歩行者利便増進道路(ほこみち)も,実現していくための方法論としては,行政主導ではなく官民連携のまちづくりを指向していると考えますが,こうした理解でよろしいでしょうか。 12: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 13: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 従来,まちづくりは行政が中心となって担ってきました。しかし近年,市民,企業,NPO等,民間主体によるまちづくりの取組が活発になってきており,まちづくりの新たな担い手としての民間主体の役割が拡大しつつあります。  一方,人口減少に伴う税収の減少,高齢化に伴う社会保障費の増大等により行政の財政状況は逼迫しつつあることから,民間による自主的な取組の公的な側面に着目し,こうした取組を促進することが重要となっております。  平成23年4月に都市再生特別措置法が改正され,市町村と連携してまちづくりに取り組む団体を支援する制度や,道路空間を活用してにぎわいのあるまちづくりを実現する制度ができました。これにより,民間主体にとってはまちづくりの取組を展開しやすくなり,行政にとっては民間主体の取組によるにぎわいの創出や公共施設等の整備・管理の負担軽減が期待されます。  改正都市再生特別措置法,歩行者利便増進道路(ほこみち)の実現に向けましては,共に官民の連携が必要であると考えているところでございます。 14: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 15: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。最初は都市再生推進法人の話を伺いましたが,官民連携の指向の中,地方自治体と民間が手を携えて,税金が先細りする中,民間主体で地方自治体にあまり頼らず,そのアイデアを出していかなくてはいけないなと私自身もそう思っております。  (5)のえきまえ広場の現況に関して伺います。  官民連携となりますと,民間まちづくり団体が組織を継続していくためには,官の力を借りながら利益を得ていくことで活動を継続していく必要があると思います。決して補助金等ではなくて,民間側が行政の皆様から公共側のストックをお借りして活用していきながら,経営の視点を持ちながら一定の利益を得ていく必要があると思います。団体は株式会社,社団法人,財団法人,NPO法人であっても,必要以上の利益を生まないという位置づけではありますが,当然利益は得ていくことになります。  そこで一つの方法論として,狛江駅のえきまえ広場を官民連携で利活用する方法論はできないのか伺ってまいります。当該えきまえ広場の現況を伺います。  現在,1日1万円で市民に貸し出すスキームになっていますが,オープン以降,経年で年間どのくらいの頻度の市民利用と歳入があったのかを伺います。 16: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 17: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 平成30年4月1日にオープンしてございますので,平成30年度分よりお答えいたします。  平成30年度では全体で11件,そのうち民間が1件,撮影が1件で歳入は2万5,000円となってございます。平成31年度は全体で17件,そのうち民間が8件,撮影が4件,歳入は21万円,令和2年度では全体で4件,そのうち民間が2件,撮影が1件で歳入は3万5,000円となってございます。 18: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 19: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 今の数字は,歳入で21万円とか1年間で3万5,000円とか,この公共空間が富を生んではいないと平たく申し上げて,分かります。  当該広場の運用を,民間活力を導入することでより富を生むために活性化していくことに関して伺います。障壁となること,それを解決していく方法論を伺います。 20: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 21: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) えきまえ広場は各種イベントによるにぎわい創出の機能のほか,小さいお子様からお年寄りまで憩いとくつろぎのスペースとして自由利用されておりますので,占有利用による件数を伸ばしていくことも重要であると考えております。また,同時に自由利用を行っている方々へのバランスも必要であると考えております。  民間活力による運営は,利便性の向上やコストカットにつながる有用な手段であると認識もしておりますので,今後におきましてどのような運用を考えていくべきなのか,考察を深めて進めていきたいと考えております。 22: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 23: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。せっかく準急停車駅の狛江駅の前にある,マンションが林立する狛江駅,子育て世代が多い狛江駅の中で,やはりターゲットとされるところを魅力になる企業様も,もしかしたら多いのではないかというところの中で,ぜひこういったことも進めて一緒になっていきたいなと思います。  続きまして,(6)のまちづくりの中で行政と都市再生推進法人のすみ分けというテーマに関して伺います。  一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツに視察に伺いました。同法人は2020年2月,世田谷区から都市再生推進法人の指定を受けています。12月からは二子玉川交通広場に設置されている公共用歩廊柱巻きと防風スクリーン11枚に広告物を設置する事業を,二子玉川エリアマネジメンツが事業を開始したということであります。  同法人から伺ったのですが,この広告事業により得た利益は当法人が行うまちづくり活動に活用するということで,例えば組織を維持していくための事務局人件費に充当はできないということを伺いました。こうした規制に関して,これは法律上の立てつけなのか,そのあたりのことをお聞かせください。 24: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 25: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路空間に特別に許可をもらって屋外広告物を設置するわけですので,広告物の収益は道路空間の魅力づくりとしての維持費等に使用してほしいという考え方になり,広告物の収益を人件費に充当するのは,その趣旨にそぐわないとなりまして,これらのことは東京都屋外広告物条例に関連しているところでございます。  道路上に屋外広告物を設置する際には,東京都に屋外広告物の設置許可を得る審査会の審査を受けることになるのですが,そのときどのように説明し,許可を得るかによると考えられます。  会社として都市再生推進法人を運営するのであれば,収益を人件費や事務所経費に充当し,持続可能な経営をしたい考えになることも理解はできますが,一般的には公共空間である道路に設置する屋外広告物の収益は,公共の道路に還元してほしいという考え方になるとのことでございます。 26: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 27: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 今,民間の団体が活動を維持していくための利益を得る方便,とんちとして,例えば民間が自分で稼ぐためには公共空間の広告物の収入を,うんとした利益ではなく,人件費を雇えるだけの利益としてできないかというようなことの中で,民間に公共自治体はスキームを渡していくということはできないかという総合的な話なんですが,やはり東京都の立てつけは,基本的には道路のことは道路でしか,人には充てないよと。こういうことを規制緩和しないと,民間が利益を生んでいくようなスキームというのはなかなか難しいのかなというところの中の質問でもありました。  ほこみち制度実現のための方法論に対して質問します。  前議会で,道路法改正を受けたほこみち制度実現のためのステップを伺いました。改めて,狛江駅北口緑地保全地区前の市道を対象として,条例制定や道路構造等,必要なステップをお示しください。 28: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 29: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 初めに,道路管理者が歩行者利便増進道路を指定する場合の4つの要件が満たされているかの確認をいたします。  次に,道路自体に区間を定めて歩行者利便増進道路の指定を行います。指定するときは,公安委員会への意見聴取を行います。その後,道路の構造基準に合わせるために改築を行います。その際にも公安委員会への意見聴取を行います。そして,これらの段階を経て指定した道路の中のある一定の区域を特例区域として指定する流れとなります。  また,条例改正の必要性などの検討が進めば,狛江弁財天池特別緑地保全地区前の市道の利便増進誘導区域の指定は可能と考えているところでございます。 30: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 31: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 市と歩調を合わせて,プレーヤーの方々と一緒にほこみち制度実現のためのステップを1つずつクリアにしていけるのではないかなという御答弁だと思います。  道路構造に関して伺います。いわゆるバリアフリー基準ということですが,狛江弁財天池特別緑地保全地区前の市道,小田急の側道沿いに設置・敷設となりますと,どういう意思決定とプロセスが必要となるのでしょうか,伺います。 32: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 33: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) バリアフリー基準の内容といたしましては,歩行者が通行するための有効幅員が,交通量が多い場合は3.5メートル以上取れるか,自転車歩行者専用道路は4メートル以上取れるか,路面の勾配が基準以内か,路面が透水性舗装を活用し,平たんで滑りにくく水はけがよいか,また適当な間隔でベンチや視覚障がい者誘導用ブロックが設置されているかなどの基準がございます。  小田急線の側道には,視覚障がい者誘導用ブロックが未設置となっておりますので,これが解消されることが条件の1つとなるところでございます。 34: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 35: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。点字ブロック等ですね。  ちょっとここの話じゃないんですけれども,狛江駅北口のエコルマの前の点字ブロックの位置,ちょっと幅員が狭いので,実は私,ガイドヘルパーをやっていましていつも困っていることがあります。ガイドヘルパーとは,右肘を捕まって歩いてもらうんです。ですから,2人組なので,歩いているとこっち側のほうが面積が大きくなるんです。御利用者様には点字ブロックの上を歩いていただきますので,私はちょっとその左を歩くのですが,なかなか幅員がないもので,想像できると思うんですけれども,困ることが多いということがあります。ただ,狭いのではしようがないなと。帰り道は楽なんです,行きは全然,私がこんなになっちゃっているということなんです。  そんなこともお含みおきいただければなというところの中で,ただ小田急線沿いのところは多分,幅員もありますので,今,無駄な植栽,無駄な木が,無駄な緑が多いので,あの辺を取っ払ってしまえば,多分石ころというか岩みたいな,何か変な岩みたいなのがありますので,その辺になればいいんじゃないかなと,これは私,三宅個人の意見であります。  続きまして,まちづくりの中で行政と都市再生推進法人のすみ分けという話について伺います。  冒頭の質問,改正都市再生特別措置法のまちなかウォーカブル推進事業として,国の4つの支援事業のうち社会資本整備総合交付金があるということでありました。これは,車中心から人中心の空間に転換する大きな町なかの変換,歩ける範囲の区域において街路の広場化や公共空間の芝生化,沿道施設の1階部分の開放など,今ある既存ストックの修復・利活用に関する取組,決して箱物をばんばん建てて税金を流すのではなく,今あるものを利用した利活用の取組を重点的・一体的に支援する交付金ということであります。  狛江市もウォーカブル推進都市に指定していただきました。狛江弁財天池特別緑地保全地区前の市道,小田急の側道沿いをウォーカブル推進都市としてリノベーションしていくと仮に政策判断するとします。こうした交付金は活用できるのでしょうか,伺います。 36: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 37: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まちなかウォーカブル推進事業は,都市再生整備計画事業等において,車中心から人中心の空間に転換する,町なかの歩ける範囲における道路,公園,広場等既存ストックの修復・利活用を重点的・一体的に支援することを目的としている事業でございます。都市再生整備計画等を策定し,交付金を申請し,認められることで交付金を活用した既存ストックのリノベーションができます。  都市再生整備計画及びまちなかウォーカブル区域の設定に当たっては,小田急線の側道沿いのみならず,町なかの回遊性を確保したエリア設定の検討が必要と考えているところでございます。 38: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 39: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。行政的にもいろいろやらなくてはいけないことがあるということだと思うんですが,一歩一歩前に進めたいと。  実は全国的な潮流が,例えばほこみち,道路法の話であるとか都市法の都市再生推進法人の話であるとか,町なかの利活用という,要は公共の道路を使って商売を始めて民間にどんどんもうけてもらうということなんですが,私の自由民主党系の福生市の仲間であるとか,今日も一般質問で町なか,ほこみちの話はしてくれていますし,いろんなところでこの動きが盛り上がってくれるということの中で,三宅さん,「20-minutes neighborhood」という言葉があると。英語なのでちょっと格好よく発音しましたけれども「20-minutes neighborhood」というのは20分の御近所さんという意味なんですが,オーストラリアのメルボルンの都市づくり,大体1,600メートルぐらいの半径の町に17の都市機能をつくって,そこの中でメルボルンの大体の都市生活ができて,17の機能の半径20分のまちづくりがいっぱいあるのがメルボルンだという,メルボルンの都市計画,マスタープランを今教えてもらいました。  不動産の指標だと1分は多分,徒歩80メートルですかね,徒歩1分を80メートルとすると大体1.6キロ,何だこれ,狛江のことじゃん。狛江は半径2キロだとすると,徒歩25分で歩けるまちづくりが狛江なんだというところだなと。いろいろウォーカブルなことを,歩けるということが大事で,ウォーカブル,歩いて健康を増進してフラットで坂がなくて,狛江は標高差が多分19メートルぐらいしかないはずなので,ほとんどフラットな町の中で,狛江のシティセールスの中でそういう言い方,コミュニケーションの仕方,徒歩25分で歩けるまちづくりみたいなことも一つの方法なんじゃないかなと。オーストラリアの「20-minutes neighborhood」の話で思い当たった次第であります。  歩くとなると道路が大切です。(2)のセントラル商店街前舗装部分の歴史に関して伺います。  木村会長に伺ったんですが,商店街前のレンガ敷き,インターロッキング式のレンガですが,これは税金ではなく商店街が主導して素材を選定して,当時の市内舗装会社で調達して舗装工事が行われたということをおっしゃっていました。これは数十年前の古い話になると思いますが,そのときのいきさつを狛江市が記録されているかどうかもあれなんですが,まちづくりのプロセスとしては貴重な実績なので,分かる範囲で結構ですので,経緯,いきさつを教えてください。 40: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 41: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江通りセントラル商店街のインターロッキング舗装の経緯についてでございますが,市役所前のインターロッキングブロック舗装につきましても同じ手法により整備されたと思われますので,その経緯等について説明させていただきます。  道路管理者である東京都による狛江通りの拡幅工事が行われた際に,狛江市からの要望によりインターロッキング舗装での整備が行われたと思われます。また,その条件として,東京都と狛江市により,歩道のカラー舗装の管理等に関する協定書が昭和62年8月21日に締結されております。  内容といたしましては,歩道にカラー舗装を施工することにより美しく楽しい歩行空間を創造し,保全することをもって快適な都市環境に寄与することを目的とする。通常,アスファルト舗装よりレベルアップとなるカラー舗装部分は狛江市が施工を行い,その構造物は全て東京都に帰属するものとする。維持管理費用の負担等として,狛江市の原因によりカラー舗装を損傷したときには補修を行い,その費用を負担するものとする。東京都はこれ以外の維持・管理を行い,その費用は負担するものとする。ただし,狛江市は舗装の表面の補修に要する材料を東京都の必要により直ちに提供し,その費用を負担するものとするとしているところでございます。  セントラル商店街のインターロッキング舗装につきましても,その目的,施工及びその後の維持・管理につきましても同様であると考えているところでございます。 42: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 43: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) そのときのいきさつで,商店街の方は自分たちの責任で舗装素材,インターロッキングですけれども,例えばハイヒールを履いた女性がつまずいたら損害賠償をどうするのかみたいなことも含めて,何か物すごく議論があったそうです。ただ,インターロッキング舗装はもう今,1987年か,40年,30何年ぐらいたっていると思うんですが,ハイヒールが挟まって事故って損害賠償を起こされたということは1件もなかったというような総括をされておりました。  何でこの話をしたかというと,市民の方,民間,今まちづくり協議会もありますけれども,なるたけ税金を使わないで自分たちの力で,自分たちのアイデアで,自分たちのお金で,そのお金も財源も,例えば税金を使わないようにしてやっていきたいというふうに私は思います。  その中で,例えば行政はそういったことをサポートする動きはできないのかなと。東急線の三軒茶屋の駅前の世田谷線のところの舗装は,実はブロックは高い部材なんですが,一つ一つ市民の皆様の名前が入っていたりします。よくアメリカのポートランドとかではありますけれども,要は市民の皆様が自分の町の帰属意識を高めるために,自分のお金を出して町の景観をつくるというような発想。石川県の能登半島の世界一長いベンチというものも見てきたんですが,あそこのベンチは3キロぐらいの海岸線に,何かエモい空間なんですが,海があって車があって,そこにベンチがずらっとあって,夜になるとペットボトルを使ったLEDライトが,太陽光を使ったライトでほのかに彩られると。実は,そのペットボトルは市民の皆様一人一人が作っていまして,そこにアメリカのチャイニーズシアターみたいに一人一人の手形が入った,子供の手形であるとかそういったものがずらっと3キロにわたって置いてあるんです。  要は,自分の町の景観を自分たちがつくったという歴史をレガシーとして残すまちづくりみたいなことが,こういったことでできないかな。セントラル商店街は,そういうことではなくて御自分で作られたんですが,例えば北口の風景もそういったことで市民が参加して,なるたけ税金を使わないで,既存のストックを市の皆様に開放していただいて,それを頭のいい人たちが使い倒すというようなことをしたいなというところが私の初夢であります。  北口開発の際の道路整備の考え方を伺います。  今申し上げた場所ですけれども,当該エリア,市道に関して,歴史を遡りますが,舗装素材をどういうふうに決定されたのでしょうか。インターロッキングなんですが,このいきさつを教えてください。また,当該地の舗装のメンテナンス・修繕等,計画を御教示ください。 44: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 45: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江駅北口再開発事業におきまして,交通広場整備の際にはアイデアコンペを開催し,広く市民の方々から様々な御提案をいただき進めてきたとの資料が残っているところでございます。  デザインコンセプトとして,周辺の豊かな自然環境との調和と触れ合い,狛江の表玄関にふさわしい未来を予感させるシンボリックな建物空間,温かみとにぎわい,人間味あふれた駅前空間としていることから,当時,景観性・意匠性に優れたインターロッキング舗装が採用されたと思われます。  修繕等につきましては,歩道舗装の修繕計画は策定しておりませんが,予防保全型の維持・管理に努めているところでございます。 46: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 47: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) インターロッキングの是非というのは,私の主観ですが,否定的なんですが,というのは,おしゃれじゃないから。ただ,メンテナンスの部分では圧倒的にコストが安いというのもよく分かります。  例えば,自由が丘のまちづくりなんか見ると,ちゃんとしたブロックが敷いてあって,凸凹しているんですが,それがパリの裏道みたいな感じを醸し出す。町の景観は道路がつくります。建物ではありません。基本的には,町の風景というものは道路がつくるということは,東京都の方も国の国土交通省の方もセミナーでおっしゃっていたことなんですが,そういったすごく大事な足元のデザインみたいなことがなかなか,うまくいくためにはお金もかかるのかなと。  町の景観は,建物よりも道路舗装の素材が大きく影響を与えると,今申し上げましたセミナーでお聞きしたんですが,これは当時の,今の環境政策課長の前のところだったか,都市局だったか,小野田さんのところだったかな。横浜でセミナーをやったときにも聞いていただいたんですが,そのときの国土交通省のセミナー。  狛江市には独自のまちづくり協議会という制度もあります。例えば,北口市道広場の舗装を変えていこうというムーブメントが市民発意で起きると仮定すると,それを実現していくための方法論,例えば行政計画とも連動する必要があれば,そのあたりのことをお聞かせください。 48: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 49: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地区まちづくり協議会,テーマ型まちづくり協議会は,地区まちづくり構想,テーマ型まちづくり構想を市へ提案することができます。
     まちづくり委員会の意見を聴いた上で市としての見解を提示し,構想が市のまちづくりに有益であるとの見解を示した場合は,市は地区計画等都市計画の決定等の提案,地区まちづくり計画等の市のまちづくりに関する施策等に活用するように努めます。  実例としましては,平成21年度に,安全で快適な八幡通りを目指して小金橋南交差点付近の改善提案が出されたのをきっかけに,平成28年度に市は八幡通り整備基本計画を策定し,平成30年度より段階的に対策工事を行っているところでございます。 50: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 51: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  まちづくりは行政主導だけで終わるのではなくて,市民が自分でコミットメントするということをもっと目に見える形にしていくというようなまちづくりをしていくべきじゃないかなと。  今日,例えば先ほどの石川県の世界一長いベンチのある増穂浦海岸の話であるとか,例えば三軒茶屋にある世田谷線の駅前広場のレンガの話であるとか,そうしたことが市民参加ということだと思うんですが,言い換えればまちづくりへの関与度を目に見える形で後世に伝えていくというストーリーが,これからのまちづくりに必要だと思います。  先ほどセントラル商店街前のレンガのお話をしましたが,今後の道路舗装等,こうした市民参画の可能性に関して御見解を伺います。 52: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 53: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今までの事例といたしましては,和泉多摩川商店街のカラー舗装やマンションの建築に伴い施工される周辺道路づくりについて,周辺住民と連携を取りながら進めた事例,また八幡通り整備基本計画ではテーマ型まちづくり協議会より提出された提案をきっかけとして,自治会等の参加による懇談会やアンケート調査,タウンウオッチングを行い計画を策定し,現在は整備工事が行われております。これらを踏まえ,今後も市民参画による道路づくりは可能と考えているところでございます。 54: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 55: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。エリアマネジメントの質問は,こなれていなかったので省きます。  ここまでの話ですが,今,北口のまちづくりの中で,ほこみち制度を活用して将来的には法人化して収益を上げて,老兵は去るのみで,新しい人にそれを伝上していくというようなことをしていきたいんですが,そのために今いろいろ方法論を,できる,できないではなくてできるための方法論を考えていて,規制緩和をブレークスルーしていくと。  続いて,規制緩和の話をしますが,いろいろとんちを利かせればこの国はお金を使わず何とかなるのかなというところの中で質問をしていきたいと思いますが,ここまでの話を簡単に言うと,狛江の町は物すごくポテンシャルがあるのでもったいないと思うんです。一言,私,格好いい町にしていきたいだけで議員をやっています。この狛江の町を格好よくしていきたい。それはちょっと陳腐な言葉かもしれませんが,偽りない気持ちであります。  続きまして,地方分権改革・提案募集方式に関してお話を伺ってまいります。国が制度設計された経緯と目的に関して御教示をお願いいたします。 56: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 57: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地方分権の取組は,第1次地方分権改革として平成5年6月の地方分権の推進に関する決議により始まり,地方分権推進法や地方分権一括法が成立しました。その後,第2次地方分権改革が平成18年12月の地方分権改革推進法の成立により始まり,平成26年から提案募集方式が導入されております。  第2次地方分権改革では,個別の法令の規定を見直すことなどを通じて,地方に対する規制緩和と事務・権限の移譲に取り組み,これにより地方の裁量や決定権限が拡大されましたが,これは国主導のトップダウンに,委員会勧告方式により地方の権限を増やし,自由度を高めるような制度の見直しを行うことといたしました。  しかしながら,改革の内容についても,地方が主役となり,より現場に即した改革にするため,委員会勧告方式に代わる新たな手法として,地方の発意と多様性を重視した提案募集方式による取組を平成26年から導入し,現場からボトムアップで,地方が望む形で,地方に対する規制緩和と事務・権限の移譲を進めることとしたものでございます。 58: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 59: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 狛江市役所には430人前後の職員がいらして,意外に管理職の方は僅かでありますので,ほぼ現場の方が日々業務をされていて,長年慣例的に仕事をされていることであるとか,少しおかしいなという疑問を持ついとまがないほど業務に没頭されているような気もします。  市民の方は市民の方で,皆さん,頭がいい方ですので,狛江市,これおかしいんじゃないのと,何とかならないのかというようなこと。それはベッドタウン狛江市だけではなくて,全国津々浦々の自治体でも同じようなことが起こったということに関して,国主導の委員会ではなく自治体発意で,あるいは市民発意でこの規制緩和はできないのかと。  内閣の担当の人に直接,私,何回も伺っているので,三宅さん,これは金がかからないのだと,頭を使うだけなのだということでした。それはそうだなと。内閣には各省庁から人が送り込まれて,各省庁に帰って,これはおかしいのではないかということを現在やっているというようなことであります。  過去に狛江市が国に提案して求めた措置内容を教えてください。 60: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 61: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成26年度に1件と29年度に3件の提案をしております。  平成26年度は,国の承認が必要な用途地域等の制限を緩和する場合に,特別用途地区の指定について国への報告とすることで,市の土地利用を有効活用できるよう求めるもので,狛江駅南口の再開発に向けて手続の時間を短縮し,地元住民との調整など市民との協働の時間に活用できるよう,規制緩和を求めたものでございます。  平成29年度は,1件目が小規模多機能型居宅介護の従業者の員数の基準の緩和を求めるもので,介護人材不足の解消などを目的としたものでございます。  2件目が,訪問介護のサービス提供責任者について,介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型サービスAとの兼務が可能となるよう基準の緩和を求めるもので,事業者として事業実施の体制を構築し,訪問型サービスAへの移行を進めることなどを目的としたものでございます。  3件目が,通所介護を実施する事業所が介護予防・日常生活支援総合事業の通所型サービスAを実施する場合における定員の要件の緩和を求めるもので,通所型サービスAの普及及び事業所の安定的な運営に資することを目的としたものでございます。 62: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 63: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 小規模多機能の従業員の資格要件みたいな話は,同じような話が例えば保育所,保育園の認可要件とかいろいろ,今保育園の問題は少し一段落していると思いますが三,四年前は,私も猛勉強しましたので覚えていますが,今はちょっと忘れてしまいましたけれども,ある程度,何歳から何歳までが何人いなくてはいけないとか,これは安全という部分との兼ね合いの中で行政が判断するものですが,どう見てもおかしいだろうというような資格要件とかいろいろあったわけです。  そういったことも,介護の総合事業とか通所サービスBとかいろいろ,通所サービスBは違うか,行政主導の介護系のサービスとかそういったものも含めて,こういった規制緩和の話が多分あるのだと思います。  御説明いただいた狛江市の提案は,国により規制緩和措置を実際に受けられたのでしょうか,伺います。 64: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 65: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成29年度の訪問介護のサービス提供責任者について,介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型サービスAとの兼務が可能となるよう求めた基準の緩和につきましては,認めていただいたところでございます。 66: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 67: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。3つあるうちの1つなので,その2つは却下というか,ただ,発意して国にこういうふうに投げかけるというのはすごく重要だと思うので,そういったムーブメントを狛江市でずっと留保していただきたいなというところであります。  今日持ってこなかったんですけれども,内閣から地方分権改革・提案募集方式の取組成果事例集という冊子が2冊,ボリューム1,ボリューム2が発行されています。その中身をざっと見たんですけれども,一つ一つの案件なんですが,規制緩和された後のもので,もう一つ一つの全ての事例は,この本に書いてあるもの,既に狛江市にももう適用されるという理解でよろしいのでしょうか,伺います。 68: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 69: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地方分権改革・提案募集方式の取組・成果事例集で紹介している事例につきましては狛江市でも適用されており,例えば寄附金控除の手続に関しまして,eLTAXを利用することにより申告特例の通知書を電子的に送付することが可能となり,事務の効率化につながっているところでございます。 70: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 71: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) この事例集には,狛江に関係のある案件,もしくは各担当部署も業務遂行上,有効だとされる案件もあると思います。  伺いますが,基本的にこうした国の規制緩和は,例えば省令やあるいは通知等で狛江市職員の皆様に逐一告知され,各所管が把握されるという流れになっていますでしょうか,伺います。 72: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 73: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) そのとおりでございます。 74: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 75: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 何でこんなことを確認したかといいますと,多分管理職の皆様が通達を受けて,さっき管理職の年収1,000万円を超えている皆様が責任を持って部門の担当の方に,ああ,あいつがこんなことに困っているんだったらこういうことがあるよということをできている環境にあるか,できているということなので,それは安心いたしました。  市の各部で長年慣習的に行われていたこういうことや,担当の方が御苦労されていても国の決まりだからと諦めているとか,ちょっと頭を使う余地がないとか,長年市民も含めておかしいなと思っていたことは意外にあると推測いたします。  こうした提案募集方式という制度は,再度確認しますが,狛江市の管理職の皆様は御存じという認識でよろしいのでしょうか。 76: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 77: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地方分権改革に関する提案募集につきましては,毎年内閣から照会が来ており,令和3年の提案募集につきましては,3月の庁議において提案募集の周知を行っているところでございます。 78: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 79: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 管理職の皆様は御存じで,それを上意下達しているということであります。  事例集から,聞いている方も何のことかということもあると思うので,具体的に1つの例を挙げてみます。  内閣の冊子に書いてある事例9というものに,こういうことが規制緩和,実は自治体発意でされたということが1つあります。都市公園に地縁団体の会館施設等の設置が可能であることを明確化することにより,住民による地域活動が活性化というような案件が採択されています。  実際に狛江市でも,例えば町会の活動拠点が少ないというような話も聞きます。ちょっと口が悪いですけれども清水川公園でしたか,都市公園ですよね。あまり人がいないんじゃないかなと。例えば,あんなところにプレハブ小屋を置くということもできるんじゃないかなという発想であります。なぜならば,狛江市は持っている土地も少ないですしお金もないからであります。  この事例は都市公園条例を改正されたということですが,こうした通知を市の取組に反映されたこと,もしくは検討されたことがあったのでしょうか,伺います。 80: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 81: ◯ 環境部長(門井 淳君) 議員がお話しされたものは,平成29年3月31日付,国土交通省都市局公園緑地・景観課長より発出された「公園施設として設置される児童館及び地縁団体の会館施設の取扱いについて」と認識しております。  都市公園法では,第2条第2項におきまして都市公園の効用を全うするために設けられる公園施設を,そして都市公園法施行令第5条におきまして公園施設の種類をそれぞれ定めておりますが,平成29年3月31日の通知によりまして,都市公園の効用を全うする場合には会館施設の設置が可能になったものでございます。  事例集に掲載されている八王子市では,本通知を受けまして,都市公園に集会所を設置するため,八王子市都市公園条例に定める公園施設の建築面積の基準を改正しております。狛江市では,これまでに都市公園内に建築した公園施設はトイレ,防災倉庫等がございますが,町会・自治会の活動拠点となる会館施設の設置はございません。  今後,新規の都市公園の整備に合わせ,町会・自治会等の活動施設の状況を踏まえながら検討していきたいと考えております。 82: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 83: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 三宅は性格が悪いので,行政にこんなことはできないかと言って,できないと言われたことを大体うのみにはしません。大体,裏を取ります。東京都なり国なりに確認します。それで,できる方法論を探してまた市に提示するとできますというようなことは,実は何回もあったわけであります。  都市再生推進法人の中の収益の話を前の質問でしましたけれども,ちょっとそれも何とかできないかなというようなことを考えているのです。  都市再生推進法人が広告事業で得た収益を例えばまちづくりに活用するということで,これは人件費等に充当できないかな。これは,提案募集方式の俎上にのることのできる案件なのかを市の見解として伺います。 84: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 85: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都市再生推進法人が道路空間に特別に許可をもらって設置した屋外広告物の収益は,道路空間の魅力づくりとして維持費等に使用してほしいとなりまして,広告物の収益を人件費に充当するのは,その趣旨にそぐわないとなるとのことでございます。このことは,東京都屋外広告物条例に関連しておりまして,屋外広告物の設置許可を得る審査会の審査を受ける際にどのように説明し,許可を得るかということが考えられます。  したがいまして,都条例の対応でございますので,国への提案募集方式に乗せるものではないと考えているところでございます。 86: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 87: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 結論は,内閣のものは国なので,これは東京都の条例なので乗せるべきじゃない,それはそうなんですけれども,ただ,今お聞きして分かったことは,東京都の屋外広告物の設置許可を得る審査会の審査を受ける際の説明の仕方によっては,もしかしたら何とかなるんじゃないかなというところを今後も探っていったほうがいいのかなというようなところは分かりましたということであります。  もう1つ,これも国への提案募集方式じゃないんですが,規制緩和の文脈の中で伺います。狛江市条例の規制緩和に関して伺います。  狛江弁財天池特別緑地保全地区は,今どういう法体系で保全地区に指定されているのでしょうか。また,保全地区内では営利事業はできないとされているということですが,それはどのように規定されているのかを伺います。 88: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 89: ◯ 環境部長(門井 淳君) 特別緑地保全地区につきましては,都市緑地法に基づき,豊かな緑を未来へ継承するために,都市において良好な自然的環境を形成している緑地を各区市等が指定する制度でございます。  狛江弁財天池特別緑地保全地区は,昭和62年に都市緑地保全法により緑地保全地区として東京都により指定されまして,その後,平成16年の法改正により都市緑地法に名称改正されたほか,緑地保全地域制度が創設されたことに伴いまして,従前の都市緑地保全法に規定する緑地保全地区の名称が特別緑地保全地区に変更となったものでございます。  営利事業の規定でございますが,都市緑地法に基づき,狛江市狛江弁財天池緑地保全地区の管理運営に関する規則で,物品の販売,広告,宣伝または募金等をすること,興行または集会,その他これに類する催しの禁止を定めてございます。 90: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 8番三宅議員。 91: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。こうした規制緩和,例えば今こういった商行為の禁止みたいなことと,私が指向しているまちづくりの中で民間の利益追求というところが相矛盾するものだという中で,なるたけ公共空間の利活用の文脈で,狛江市なり東京都なりがそういった市民なり都民なりにその場所を占用させて,そこで利活用していただくという中で,組織が継続していくための収益性というところで,そうした社会資本ストックの譲渡の中での収益というようなことが,なかなか規制緩和の中でうまくいかないなというところを今後も研究してまいりたいと思います。  以上,質問を終わります。 92: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午前 9時59分 休憩     午前10時15分 開議 93: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。9番辻村ともこ議員。 94: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 今回は大きく1問,中で4つほどの細かい質問をさせていただきたいと思っています。80分が60分になりましたので少々早口になりますが,御承知おきいただければと思います。  武漢発コロナウイルス感染症がもたらした市政への影響と今後についてお伺いいたします。  新型コロナウイルス感染症により世界とともに,狛江市も根源的に揺さぶられる危機に直面しています。経済にとどまらず,人と人との直接的な交流を基盤とする社会生活の在り方にも大きな影響を与え,世界中が新しい日常における新しい生活を模索し,どのようによりよい人生を築き上げられるのか必死で模索している中にあります。  狛江市においては,感染症対策などにおいて広域行政を担う東京都と基礎自治体である狛江市の役割やその手段においても,関係団体との連携や新しい取組を行うことで乗り越えていかなければならないことが山積されています。中長期的な課題において念頭に置きつつも,市政における一番大切なことは,市民生活を第一に考えた新型コロナウイルス感染症から市民の命と健康を守り生活を支えること,一人一人に寄り添ったきめ細やかな支援に全力で取り組んでいくことであります。  今回の質問は,限られた時間の中で,コロナ禍で浮き彫りになったデジタル化の遅れやオリンピック・パラリンピック大会について,都立公園設置について,孤立・孤独対策について,学校運営や教育内容についての大きく4点について,新型コロナウイルス感染症発症が日本で確認された令和2年1月以前と以後の変化と対応について,多くの市民の皆様からの声が大きかったものを一部抜粋してお伺いしたいと存じます。  それではまずは市長,武漢発コロナウイルス感染症がもたらした市政への影響について,狛江市の現状と課題についてお伺いいたします。 95: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 96: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして行政サービス等の様々な課題が明らかになりましたが,それに対応するとともに,ポストコロナ時代に向けた新しい日常に向けまして,国や東京都におけるデジタル変革の動きとともに,市といたしましてもデジタルトランスフォーメーションの推進に向けて取り組んでいるところでございます。  このデジタル化の取組は,行政サービスの提供や職員の働き方の見直しにつながるものであり,人々の生活様式や社会構造の変化に対応していくためにも,引き続き取り組んでいく必要があると考えております。  しかしながら,積極的にデジタル化を推し進めていく一方で高齢者などICTに不慣れな方もいらっしゃいますので,そういった方も含めまして,誰一人取り残すことなくデジタルの恩恵を享受できるインクルーシブな社会の実現を図ることが求められておりますので,その点につきましても留意しながらということで考えているところでございます。 97: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 98: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) コロナ後の新しい日常については,幅広い意味でデジタル化が大事だと。ただし,デジタルネーティブズが大きくなるときはほとんどデジタルと思いますけれども,現在は高齢者の方も含めてアナログとデジタルとハイブリッドで行政改革を進めていくと,スピードを速めていくということだと理解いたしました。よろしくお願いいたします。  デロイトトーマツコンサルティングの試算によれば,世界の情報伝達は2002年のSARSの流行時から68倍に拡大しているということなんです。確かに新しい生活により国民のスマホ,インターネット利用率が急激に上がっていることは,狛江市のワクチン接種にLINEなどが利用され,70歳以上で7割がLINEからの申込みであったことから見ても分かると思います。  令和3年度,松原市長は市長所信表明において,新型コロナウイルス感染症は行政のデジタル化の遅れを露呈しました。政府はデジタル変革による新たな日常の構築のためデジタルガバメントの実行計画を策定し,地方公共団体が重点的に取り組む事項内容を具体化する自治体DX推進計画を策定し,狛江市においてもICT推進計画などに基づいて国や都と一体となり計画を進めている,そのような御発言がありました。  ここで,日本政府のデジタル・ガバメント実行計画のまとめを御覧ください。
     政府は,自治体DXを加速すべく,2021年1月から2026年3月までを自治体DX推進計画の対象期間としているということです。情報システムの標準化や行政手続のオンライン化,マイナンバーカードの普及・促進,AI,RPAの利用促進,テレワークの推進,セキュリティ対策の徹底などに重点的に取り組むとしています。  そして,大事なのは,政府はDX推進の3つの要件として,組織の方針として落とし込むこと,自治体の施策として横断的な体制をつくること,職員のITリテラシーの向上の3つを挙げておりまして,まずDXを組織の方針として落とし込むためには,どの課題を解決したいのかを明確にしていくこと,それが大切で,正しい課題を設定するためにも,住民の視点を持ちつつ行政全体も俯瞰するという2つの見方を持っていくべきだとお話をされております。  また,部門の横断的な組織づくり,職員にもDXを推進する意義を理解してもらわない限り,結構反発を招いてうまくいかないという先進事例もあるようです。リテラシー教育の重要性も説かれていました。  では,まず狛江市において,令和3年度狛江市一般会計補正予算(第1号)にて297万7,000円は,デジタルトランスフォーメーションを推進するためのDX推進監などを新たに配置するとありますけれども,実際にどのような目標を持ち,狛江市にてDX推進を行っているのか,最新の仕事内容などもお伺いしたいと存じます。 99: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 100: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) デジタル技術を活用することで行政機能の効率化を進めるとともに,DX時代に適切に対応した質の高い市民サービスを実現していくため,この4月からデジタルトランスフォーメーションの推進を市の分掌事務として新たに定めるとともに,DX推進監を配置いたしました。  まずは現状分析や課題等の整理を進めながら,DXに関する市の方向性等を検討していく予定でございます。 101: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 102: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) DX推進監というのは,行政コストの削減や時間短縮や新しい枠組みを構築するために人材育成をまず行うということで,事前ヒアリングですと既に各課にDXに関するアンケートを取られていて,具体的な質問や相談に答えられているということでした。  今後,DXとはどういったものなのか,ITとの決定的な違いを理解した上で活用しなければなりません。デジタル機能を駆使した新しい社会の構造を推進するDXを推進できる人材育成に向けて,職員研修なども行う予定というふうにお伺いしています。期待したいというふうに思います。  令和3年2月8日に開催された第59回東京都市議会議員研修会,演題はSociety5.0についてということで,講師は東京都副知事の宮坂学氏という方でございました。オンライン参加をいたしました。ここに参列している議員も何人かはおりました。「スマート東京実施戦略 ~東京版Society5.0の実現に向けて~」ということで,御覧いただきたいと思います。これもちょっと小さいかもしれませんけれども,東京都では,行政事務の電子化によるBPR事務改革としてファイブレス,ペーパーレス,ファクスレス,タッチレス,キャッシュレス,判こレスの推進が挙げられており,これは狛江市ICT推進計画においても同様の目標連携がなされていることを確認いたしました。  さて,市の取り扱う行政手続のうちデジタル化の妨げとなる書面規制,押印,対面規制の実態についてお伺いしたいと思います。全庁での行政手続の全件数は何件ありますか。また,行政手続のうち来庁して手続をしなければいけないもの,来庁不要で手続できるものは何件なのか。また,来庁不要で手続できるもので,郵送,電子申請,電話受付,ファクス,その他のやり方の内訳も分かれば教えていただきたいと存じます。 103: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 104: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市で行っている全ての行政手続を件数としては把握しておりませんが,狛江市第6次行財政改革推進計画や狛江市ICT推進計画において,行政手続電子化や5レスを進めていくこととしており,まずは押印・署名の見直しを行うために調査を行ったところ,押印や署名を求めている事務として1,500程度ございました。  行政手続のうち,来庁して行わなければならないものと,来庁しないで手続できるものの件数や比率として把握しているものはございませんが,コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から,市で郵送料を負担して郵送での手続を推奨することにより,来庁しないでも手続を行える事務が増えたものと認識しております。  押印・署名の見直しの整理を6月中に行う予定としておりますが,その後,その他の行政手続につきましても,電子申請できる要件の整理や洗い出し等を進めていく予定でございます。 105: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 106: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) これからどんどん把握されて進めていかれると,DX推進監の方の意見などもお伺いしながらということであります。  電子申請や手続の簡素化というのは市民にも行政にも大きなメリットがありますので,市民の利便性と事務の効率化を検討して,最適な方法を選択できるように引き続き取り組んでいただきたいと思います。  狛江市のICT推進の状況についてお伺いします。  狛江市ICT推進計画によりますと,今全国の自治体ではコロナ禍での社会のデジタル化のスピードが速くて,実は既存の推進計画の形骸化が問題となり,新たな視点での取組の加速が求められている中,狛江市においても対応のスピードを既存の計画の見直しも含めて速めているところ,そのようにICT推進計画にも書かれておりました。  私は,できるところから変えていく必要性と,市民の活動に直接関係することに関する改善について,特に市民協働事業などを推進して,協働と参加,松原市長において推進されている狛江市においては,公共施設のWi-Fiの設置の必要性を強く感じているところでございます。  先日,ある市民の方がこう言ったんです。市民協働事業の打合せに行きました。防災センターを使わせていただきました。そうしましたら,市役所の方も御一緒に大阪のほうの講師の方とオンラインでミーティングをすると。そうすると,市役所の方は市のWi-Fiでつないでやられているんですね,Zoomでの会議だったんですけれども。市民の方は,御自身の携帯のテザリングで1時間ちょっと,ずっとつないでいたと。ちょっとあまりにこれはないんじゃないかなというのと,負担が大きかったなという声が聞かれました。  市として,協働して行う会議の在り方などをまたぜひあいとぴあセンターで,前回,私,議会で,市が委託する,例えば手話養成講座とかそういった委託事業に関してのWi-Fiの利用などは検討していただきたいということで,現在前向きに検討していただいていると思います。ぜひ,市民活動が活発化するような公共施設のWi-Fiの設置,これは進めていただきたいとお願いしたいのですが,公共施設の市民サービスのデジタルシフトの必要性と今後の取組について,市のお考えをお伺いします。 107: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 108: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公共施設や市民サービスのデジタルシフトという点では,東京都のTOKYO Data Highway 基本戦略におきまして5Gの普及と利用拡大を進めることとし,その取組の1つとして,5Gのアンテナ基地局の設置のために東京都の公有財産を開放していくこととしております。  狛江市におきましても,今後整備される5G網の活用も視野に入れつつ,まずは東京都の施策に連携・協力してまいります。 109: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 110: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 今画面のほうを御覧いただきたいんですが,これは先ほどの,「スマート東京実施戦略 ~東京版Society5.0の実現に向けて~」の17ページ目なんですけれども,ちょっとこの画面では到底御覧になれないかもしれません。  公共施設や都民サービスのデジタルシフトという項目がたくさん出ているわけなんですけれどもその中で,こういうふうになったら見えるかな,都心部などにおけるSociety5.0の先行実現というのがあるんです。都心部と言われたら,ちょっと狛江はもしかしたら違うかもしれないと思うんですけれども,都心部などと書いてあるんです。  私は先日,自由民主党本部主催の研修会で,私は10何年か前から環境モデル都市に手を挙げたある2つの市の首長の動向をずっと拝見して学ばせていただいているんですけれども,低炭素モデル社会のための再生可能エネルギーを利用したまちづくりということで,もう物すごく大々的に町全体が環境モデル都市になっている,こんなコミュニティサイクルのスタンドが何百ありますとかそういう話をされていたんです,ソーラーパネルが何百枚あってと。  最後に言ったのは,みんなほかの首長も一緒に出ていたので,いいな,でもこれ,かなりお金がかかったよなと,そのときほかの参加者の方が,オンラインですけれどもおっしゃっていた。それを聞いて,その首長が何とおっしゃったかというと,これは実証実験に手を挙げて,10分の10で10市だけ選ばれて,全てを10分の10で賄ってもらったんだということだったのです。  狛江市にここでお願いなんですけれども,公共施設のWi-Fi設置や5Gのアンテナ設置などについては早期に,実証実験などにぜひ手を挙げていただいて,それも一つの手だと思いますから,整備実現をぜひ目指していただきたいとお願いしたいというふうに思います。  では,次にSNS,LINEの活用の今後の可能性についてということでお伺いします。  総務省によると,厚生労働省とLINEは2020年3月30日,新型コロナウイルス感染症のクラスター対策に資する情報提供に関する協定を結びまして,この協定に基づく情報提供に用いるため,LINE株式会社はLINE公式アカウントにてサービスの登録者に対する全国調査を実施したといいます。調査は国内約8,300万人のLINE利用者に向けて,発熱状況や感染予防策などを尋ねるもので,5月2日までに4回実施されて各回2,500万人程度の回答を得ていると発表されています。こうした市民アンケートの方法ですと,今の紙での郵送スタイルよりもはるかにコストが削減できて,かつ便利で広い市民層からの回答が期待でき,有効だと思います。  そこで副市長にお伺いいたします。今後の有効なSNS,LINE活用についてでございますが,以前より私は一般質問などにて提案してまいりましたが,市から市民へのお知らせや災害時の命を守る活用方法としては,町会・自治会等の地域単位での情報発信の必要性や活用,この仕方はカスタマイズして効率的に行う必要性と有用性があるというふうに提案してまいりました。市の今後のSNS,LINE活用について具体的な方向性があればお聞かせいただきたいと存じます。 111: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 副市長。 112: ◯ 副市長(平林 浩一君) 今議員から,市民アンケート並びにセグメント配信と呼ばれる有効性につきまして御説明いただきました。  LINEにつきましては,情報発信,行政手続のオンライン化など,市民の皆様にとってアクセスしやすい行政窓口になるものと期待しているところでございますので,今後その可能性を追求してまいりたいと思っております。  以前から質問者から御提案がございました町会・自治会との市の情報連携につきましては,町会・自治会で独自のLINEアカウントを運営していただくことで,LINEというツールの利用者の裾野が広がり,また市のLINEアカウントへの友だち登録者数の増加という形での相乗効果も期待できるものと考えております。  市としまして,町会・自治会がスムーズにLINEを導入できますよう積極的に支援していきたいと考えております。現在,各町会・自治会がLINEを活用するに当たりまして,どのようにできるか等を含めまして,今LINE社と協議しているところでございます。 113: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 114: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 先日,私の所属する岩戸町会,私,理事を何年もさせていただいているんですが,その中でもぜひこういったモバイルの回覧板,いわゆる紙でない回覧板ともう1つ,SNSなどのモバイルの回覧板はどうなのかという意見が市民からも出ていました。  ハイブリッドで,さっき市長もおっしゃられていましたけれども,誰も取り残さないハイブリッドでというところが大事だと思いますので,LINEに関する活用推進計画とかそういったものを立てられながら,しっかりと推進していただきたいとお願い申し上げます。  それでは,緊急時における市役所の機能,議会との連携について,ちょっと質問の順番を変えさせていただきまして質問させていただきます。  これは,令和2年4月30日付け総務省自治行政局行政課長通知,「新型コロナウイルス感染症対策に係る地方公共団体における議会の委員会の開催方法について」でございます。  今後,市議会としても検討していかなければいけない項目の1つに,令和元年東日本台風,台風第19号と言われるものです,このときにも議論になりましたけれども,緊急事態下において地方議会の本会議や委員会のオンライン会議開催ができるかどうかということを検討していくときというのは,近いうちに来るのだろうというふうに思います。  これについて,総務省は令和2年4月30日付け総務省自治行政局行政課長通知,「新型コロナウイルス感染症対策に係る地方公共団体における議会の委員会の開催方法について」を出しまして,このような見解を示しています。  「議会の議員が委員会に出席することは不要不急の外出には当らないものと考えられるが,各団体の条例や会議規則等について必要に応じて改正等の措置を講じ,新型コロナウイルス感染症のまん延防止措置の観点等から委員会の開催場所への参集が困難と判断される実情がある場合に,映像と音声の送受信により相手の状態を相互に認識しながら通話することができる方法を活用することで委員会を開催することは差し支えないと考えられる。  その際には,現に会議室にいる状態と同様の環境をできる限り確保するため,議事の公開の要請への配慮,議員の本人確認や自由な意思表明の確保等に十分留意するとともに,情報セキュリティ対策を適切に講じる必要がある。  なお,法第113条及び法第116条第1項における本会議への「出席」については,現に議場にいることと解されているので,念のため申し添える。」このようにありました。  つまり,本会議についてはオンライン会議はできないものの,委員会については各団体の条例や会議規則等について必要に応じて改正等の措置を講じた上で開催することは可能だということでございます。  そこでお伺いします。現在,狛江市議会においてはペーパーレス化の推進のため,全議員へiPadが支給され活用が始まり,デジタル化の備えが整ってまいりました。今後,様々なデジタルガバメントを推進するための環境整備として,市職員の使用しているデジタル端末で外部との接続が可能で,かつ持ち運びができるものはどの程度普及しているのかお伺いいたします。 115: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 116: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市職員が持ち運んで利用できる端末といたしましては,インターネットに接続して利用できるタブレット端末,Surface20台と,庁内LG系ネットワークに接続して利用できるSIMフリー端末100台がございます。そのうちオンライン会議で使用できる端末としましては,タブレット端末Surfaceの20台となってございます。 117: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 118: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) これは,つまりSurfaceというのは部課長が利用しているということですので,実際に調べてみましたら貸出票があるのは,持ち出し可能で外部接続可能なSurfaceは7台程度ということでございました。430人ほど正規職員がいると考えますと,デジタルガバメント,モバイル市役所構想にはなかなかまだ十分ではないのかなと思いました。DX推進監などに御相談されながら,早期に対応・検討をお願いしたいというふうに思います。  次に,医療体制,担い手不足への対応についてお伺いします。  新型コロナウイルスワクチン接種については,医療従事者,高齢者が終わった後,一般受付が始まるというふうに言われております。本日も新聞に大きく出ておりました。  現在,接種の担い手不足が問題となり歯科医師会への要請が行われていましたが,今日発表されたところによりますと,さらにそれに加えて救命士,検査技師も容認する方向だというふうに政府は発表しております。間違いないですかね。  それで,アメリカでは10時間の研修などを受講しますと,一般人でも接種の担い手になれるということなんかも報道されています。接種の担い手についての現状と今後について,市の在り方をお伺いしたいとまずは思います。  そしてもう1つ,今後始まる,これも新聞のまた1面に書いてありました。今日は新聞の1面,この質問に合わせてニュースを出してくださっているような感じですけれども,職場の接種,21日にも開始というところの横に,モデルナ製は大学構内,下旬からということで,政府は6月中には基礎疾患のある人を含めて一般の接種を開始する。職場や大学でも接種を進めたいということで,これは65歳以上の高齢者接種の仕組みとは別の方法で対応するというような形ですね。菅総理の1日100万回接種の実現に向けてどんどん動いているわけなんですが,私は,市内は結構,後で出てくると思いますけれども,企業の要件というのが,産業医がいたり,いろいろ契約している医師がいるような大きな会社のことをまずお話しされているんですけれども,市内というのは小規模事業者が多いわけですよね。ぜひ,今後始まる企業接種について市内の現状を見据えまして,小規模事業者にも適用できる自治体としての支援策は必要だと思いますけれども,こういったことに関して検討状況をお伺いしたいと思います。 119: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 120: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今議員がおっしゃられたように,本日の新聞におきまして,新たな担い手として救命士あるいは臨床検査技師というのが新たな打ち手の対象として加えられました。また,今おっしゃられた職域接種,いわゆる企業の接種につきましても,どうも6月中に開始するみたいな形の新聞報道があったところでございます。  狛江市におきましては,現在2か所の集団接種会場を設置いたしまして運営しているところではございますけれども,現時点ではいずれの会場も十分な人員を確保できている状況になっております。今後,一般向け接種体制を検討していく中で,改めて必要な人員体制を確認し,不足が見込まれる場合には歯科医師等についても視野に入れてまいりたいと考えております。  また,企業が主導している接種を実施する職域接種につきましては,現時点における厚生労働省の示しているイメージとしましては,産業医等による社内診療所での実施,外部委託機関による会議室等での実施,外部の提携先医療機関による実施,この3つのパターンが考えられるとされているところでございます。ただ,実施規模等の詳細は示されておりませんので,今後どのようなスキームとなるのか,引き続き国や都の動きを注視してまいりたいと,このように考えております。 121: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 122: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) そうなんですよね,狛江市というのは専属の嘱託医とか提携医療機関を持たない中小事業者が多く存在していますので,一般へのワクチン接種をスムーズに行うためには早めに狛江市医師会などと御相談されまして対策を練って,政府の要件に入らない中小事業者への企業接種の推進,ぜひよろしくお願いしたいと思います。  市長にお伺いしたいと思います。オリンピック・パラリンピック大会,今いろいろ話題になっておりますけれども,まずは東京2020オリンピック・パラリンピックは,新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延によって,2021年夏の開催を目指して今延期されているわけですけれども,海外からの観戦者の受入れを断念して簡素化して行う方向性も示されています。  狛江市では,残念ながら現在のオリンピック・パラリンピックの競技地やキャンプ地の誘致などはかなわない状況にあるんですけれども,聖火リレーに関しては令和3年7月9日金曜日に行われることが確定になっています。狛江駅南口ロータリーを午後0時10分に出発して,狛江市緑野小学校に0時43分に到着するという33分の取組でございます。実施の可否についてどのように決定されるのかお伺いしたいと思います。  また,狛江市ではラグビーワールドカップに続いてオリンピック・パラリンピック大会を機に,市の発展の好機として,本当に市にとっての有益なレガシーを効果的に創出することで,多分野にわたる取組の総合的な推進を図ることへの絶好の機会ということで方針が出されていたかと思います。  現在狛江市ではコロナワクチン接種を推進され,感染症拡大を阻止する施策を着実に推進されているわけですけれども,今後のコロナウイルス感染症の猛威が収まるかどうか懸念されている中では,オリンピック・パラリンピック大会開催への不安を感じている方もいらっしゃるかと思われます。  そこで市長は,全世界が一体となって差別や偏見を乗り越え,人と人との絆を深め,多くの夢と感動を与えてくれるオリンピック・パラリンピック大会について,コロナ感染症により開催が延期される前と,延期が決定した後による変化,市長の率直なお気持ちも含めて,実際に市が見込まれていた取組方針と事業内容の変化などもあろうかと思います。市が期待し見込まれた成果,市及び市民への影響など総括してお伺いしたいと存じます。よろしくお願いします。 123: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 124: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 東京2020オリンピック・パラリンピックにつきましては,市民の皆様をはじめ多くの方が,長年にわたり大変楽しみにされてきたというふうに思っているところでございます。  市といたしましては,東京都,また東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が示している新型コロナウイルス感染症拡大防止に対する様々な取組を行い,万全を期し,安心して市の各事業を楽しんでいただけるように取り組んでまいります。  東京2020オリンピック・パラリンピックは,7月23日から実施される予定となっています。市内には競技会場はございませんが,7月9日に狛江市で行われる聖火リレーやコミュニティライブサイト,またパラリンピック聖火ビジットをはじめとする各種の事業を実施することで,市民の皆様にはオリンピックを体感し身近に感じていただき,生涯にわたり記憶に残る貴重な機会だと捉えているところでございます。  1964年に行われました東京オリンピックも,多くの方の記憶に残るとともに日本にとってのレガシーとなったことと思われます。御質問の聖火リレーの実施の可否については,東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会において,各都道府県実行委員会との検討やIOCへの報告を行い,最終的な決定を行うものと思われますが,現在のところ実施されることに変更はありません。  コロナ禍であっても,人々の日々の暮らし,営みは続いていきます。市民の皆様の暮らしにおける健康づくりや生きがいづくりのためにも,スポーツは新しい生活様式の中で継続して取り組んでいくことが必要だというふうに考えているところでございます。  しかしながら,国民や市民の皆様の安心・安全が確保されることが大前提となります。東京2020オリンピック・パラリンピックが安心・安全に開催されることでございましたら,東京都,また東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会とともに歩調を合わせまして,狛江市としても事業に取り組んでいく所存でございます。 125: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 126: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 大変安心いたしました。東京都や東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会とも歩調を合わせて,オリンピック・パラリンピック事業の安心・安全な運営に取り組んでいただきますよう,心からお願い申し上げます。  次は,私,1問,本当に大事なことだと思うんですが,東京オリンピック・パラリンピック競技大会及びラグビーワールドカップ2019に向けて,35歳以下で自薦で組まれていた若手職員で構成する狛江市東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等推進プロジェクトチーム,ありましたね。すばらしい企画があったと思います。ここで企画の検討や事業の運営に取り組まれていたかと思います。  内容は,プラン集というものを出していただきましたけれども,大変多岐にわたり,よい取組だったと思います。その御報告内容もなかなか実現できなかったこともあると思いますけれども,若手職員のそうしたアイデアに関しては今後も生かしていただきたいと思いますが,御検討いただけませんでしょうか。 127: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 128: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 確かに若手の思いの詰まったプラン集は,既存の事業にとらわれず,未来の狛江のためによいものもあると思います。今後の参考事例として活用を図ってまいりたいと思います。 129: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 130: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) もう本当に大切なことだと思いますので,何とぞよろしくお願いいたします。  次に,屋外運動場とパラスポーツ場の確保についてということで,都立公園誘致についてお伺いしたいと思います。  狛江市では残念ながら現状では体育施設の十分な確保がなく,試合,キャンプ地誘致はかないませんでした。何度も私は議場でお願い申し上げておりますが,ぜひ都立公園誘致を行って野外運動場,特に障がい者スポーツ施設を合わせまして,東京都の中でぜひ障がい者スポーツ施設をひとつ増やしていただきたい,このようにお願いしていました。東京都の地図を見ましても中心地,南部にはございませんので,パラスポーツ施設は狛江市にあると東京都全体としても有用だと申し上げてまいりました。  都立公園誘致に当たって,打合せの対象者や回数,最近どのように東京都と交渉されているのかどうかお伺いいたします。 131: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 132: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 和泉多摩川緑地への都立公園誘致については,東京都建設局,都市整備局の担当部長や課長などと年2から3回,東京都水道局,防衛省の担当者と年1回程度協議・調整を行っているところでございます。なお,令和2年度はコロナ禍で東京都との打合せはできませんでした。また,市長においては都知事との意見交換をしており,今後は事務レベルで検討体制確保に言及しております。また,副知事にも直接要望するなど対応していただいております。  本年4月には市長に随行いたしまして多羅尾副知事や建設局担当部長を訪問し,また直接建設局担当部長と意見交換する機会もいただき,その中で東京都としては現在整備を計画的に推進している公園がある中で,和泉多摩川緑地を特別に優先して早い段階で整備することは難しいこと,仮に東京都が事業を進めるにしても都市計画上の課題を整理する必要があり,今後も引き続き情報を共有しながら,課題の整理に向けて協議を継続していくことを確認しているところでございます。 133: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 134: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 本当に絶え間なくコンタクトを取られて,市長自ら交渉に行かれていると。本当にこれはもう長い時間をかけての交渉で,昭和37年の頃からの話などいろいろお聞きしていますけれども,いろいろとある中で負のレガシーというものでしょう,負の遺産が残されている部分もあろうかと思います。実際に東京都に行ってお話もお伺いしたこともありますけれども,かなり難しい問題なのだなということを感じておりますが,東京都に関して松原市長や市長部局の皆様が継続して都立公園誘致へ働きかけされていることは確認できました。  東京都としては,これは復習になりますけれども,小池都知事就任の後に,緑あふれる東京の実現に向け,緑のネットワークの拠点となる都立公園の整備を行うと発表されまして,都市計画公園・緑地の整備方針に基づいて事業を推進して,新たな都立公園実施計画として平成27年度から令和6年度までの間に170ヘクタールの新しい都立公園を開園するということであります。最近だと東伏見公園とか,あと練馬区のハリーポッターの,としまえんの跡とかこんなところを出されているようです。お願いなんですけれども,過去にいろいろあったことはお伺いしていますけれども,狛江市の緑被率,緑地率も減少の一途をたどる中で,また障がい者のスポーツ施設の建設ということについても必要性があると,都の立地条件を見ても。これは私,前,一般質問で北区と国分寺市と両方行って,施設長の話も出させていただいておりますけれども,ぜひ東京都には,狛江市都市マスタープランへのしっかりとした都立公園誘致に関する記載の許可を再度いただきたいと。それを確実にしていただきたいということが,議会から要望があったことをお伝えいただきたいのです。上位計画から一体となった事業計画推進というものを確保していかないと,なかなか推進できません。  ぜひ,狛江市都市マスタープランの計画の中に都立公園誘致を記載する,これが強くお願いがあったということをお伝えいただきたいというふうに思います。部長,お願いできますでしょうか。 135: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 136: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在の都市計画マスタープランには,都立公園誘致という言葉は記載されておりません。東京都と協議するという言葉は書いてありますけれども,その辺は市は一貫性を持って都立公園誘致を進めていくということで,都市計画マスタープランにしっかり記載していきたいということで現在検討しているところでございます。
    137: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 138: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) よろしくお願いいたします。  では次に,孤独・孤立に関する施策というのは,(仮称)孤独・孤立省ができるんじゃないかという話も出ていますけれども,狛江市が早期に検討すべきことのうちの一つとして,やはり孤独・孤立,この問題は避けられないと思います。多くの議員も質問されていますけれども,狛江市における孤立・孤独の状況と対応について改めてお伺いしたいと思います。若者の貧困,孤独・孤立の現状について特にお伺いしたいというふうに思います。  政府は,新型コロナウイルス感染症に伴って深刻化する孤独・孤立問題に省庁横断で対応するために,本年2月12日に内閣に孤独・孤立対策担当室を新設しております。  そこで質問なんですけれども,狛江市民の孤独・孤立に関する現状を狛江市はどのようにして把握されているのでしょうか。現在,孤独・孤立に関しては民生委員とか,ライフラインをつかさどる企業や新聞配達,ヤクルト,不動産業者などの皆様が主に見守りを実施してくださっています。把握された詳細をどの部署で把握しているのか,またその活用方法も併せてお伺いしたいと存じます。 139: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 140: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者の方の場合には,高齢者虐待防止・見守りネットワークを締結いたしまして,御質問にありました方々から心配なひとり暮らしの高齢者の御相談を市で受けた場合には,地域包括支援センターと連携し,実際にその方のお宅を訪問し,健康状態の確認や支援の必要性を確認し,適切に支援を実施しているところでございます。  一方,新型コロナウイルス感染症の拡大を受け,いわゆるこまYELLにおきましては,生活に困窮した若い世代からの住居確保給付金等に関する相談件数が非常に大きく増加しているところでございます。このような若い方々の孤立・孤独,こういったことにつきましては御相談等をいただかなければ把握できていないのが現状となっております。 141: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 142: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) まさに全国的に若者の孤独・孤立,困り事がもう急増していて,それは自殺率にも反映されてしまっている,本当に悲しいことでございます。  先進市では従来型の見守りの枠組み,本当に物すごく一生懸命してくださっていて本当に感謝しかないんですけれども,若い人が増えたことによって少し自治体の対応,受皿,こういったものも見直していき,新しい取組が必要じゃないかということで,私,先日研修に,ヒロセさんのところの何だったかな,出させていただいたんですけれども,先進市では従来型の対面の対応だけじゃなくて,SNSの活用推進が進んでいるそうなんです。これは,特に若者から自治体にSNSの活用で,例えば大阪府茨木市の事例でいえば,受理面談などはSNSのチャット機能で行っていく。来庁するハードルを下げて,若者の孤立を防ぎ,かつ有効に使われているということでした。  そして,さらに若者の孤立というのはその先がありますから,やはりどうやって若者が生きていくのか。民間NPOなんかを第3の受皿として起用している自治体としては,ゆきさきチャットという,若者の就労・就学支援サービスとつなぐことで成果を出しているケースがあるということなんです。行き先を,悩みを聞きながらあなたは大学に進学したほうがいいですよ,就労したほうがいいですよ,こんなところがありますよ,こういうことです。  コロナ感染症拡大前に比べて,狛江市における孤独・孤立の対策へのデジタル化ということは,事前のヒアリングでこまYELLでも若者の相談が非常に,住む所の相談とかなんですけれども増えているということですが,どの程度進んだのかお伺いしたいと思います。 143: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 144: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 市の福祉事務所における相談支援につきましては,現在電話や対面による相談形式が大多数を占めておりまして,一部メールによる御相談,お問合せをいただいている状況でございます。今議員より御紹介されたチャット等,SNSをツールとした相談支援を導入する状況には現状至っておりません。  孤独・孤立問題の解決のためには,相談される方に対して相談窓口の敷居を極力低くすることはもとより,対面等によるコミュニケーションが苦手な方への配慮等も考えなければならないと考えております。  孤独・孤立の問題が地域の大きな福祉的な課題になっている中,国におきましては,孤独・孤立担当大臣を任命し,孤独・孤立対策に関する連絡調整会議を発足させる等,対策の検討・推進が行われております。  御紹介されたゆきさきチャット等の民間の力の活用や,既にチャット等を相談支援のツールに活用されております自治体の先行事例等を調査・研究してまいりたいと考えております。 145: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 146: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 本当に第3の受皿,こういったことが自治体の力になっている,地域の力になっていると,そういったことでございますので,孤独・孤立の見守りや就労・就学支援を行うNPO団体など,そういう特に若者を支援するNPO団体に関しては,ぜひこういう孤独・孤立対策に欠かせない存在ですので,狛江市としてもそういった団体を育てて支援していただけたらと思うんですけれども,今そのような団体はなかなかないということですが,団体を立ち上げる際の補助制度というのがありますよね。例えば,そういう団体を立ち上げたいな,そういった場合はどのようなものがあるのか,お伺いします。 147: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 148: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) そういう補助制度といたしましては,企画財政部が所管する狛江市市民公益活動事業補助金におきまして,市民公益活動を行う設立3年以内の新しい団体向けの補助金としてスタート補助金があるほか,狛江市社会福祉協議会が実施するあいとぴあ助成金にも,福祉の向上や健全育成等を目的とする,こういった若者の孤立・孤独対策におけるそういった団体の開設に係る経費の補助メニューがございます。 149: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 150: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) こういう新しい団体の補助金があるということですけれども,ぜひ見守りのような団体は必要なのだという発信,そういったことをうまくしていただいて,相乗効果を持ちながら団体の設立の後押し,こういったことをお願いできたらなというふうに思います。  次に,私の地元ですからそういう視点も持ってお伺いしたいと思っているのですが,喜多見駅の七差路交差点にSAKE-YAという新業態サテライトオフィスができました。コロナ感染症が蔓延する中で,新しい日常生活スタイルの中でテレワーク施設を松原市長の発案によって,本年4月8日,狛江市と小田急SCディベロップメントと提携して,醸造所・レストラン・酒屋,あとサテライトオフィス,店名サテライトオフィス狛江Cityが1つになった新業態店舗,「SAKE-YA喜多見」というものが展開されるようになりました。  現在までのサテライトオフィスの稼働率を月別に教えていただきたいと思います。 151: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 152: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) サテライトオフィス狛江Cityの利用者の延べ人数でお答えさせていただきますと,4月は延べ35名,5月は延べ17名の利用があったと伺っております。  なお現在,顔認証機能を用いた予約システムの再構築を進めており,予約システムの本稼働と併せて,プロモーション活動を強化していくとのお話をいただいております。 153: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 154: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 現状の確認ができました。今ローンチングですし,このような状況ですから。今後,AIの顔認証システムなどの導入が開始されたりすると,もっと稼働率が上がっていくのかな,期待できるんじゃないかと思います。  さて,私は視察にも行かせていただいているのですけれども,東京都の補助金を利用してこういった取組が行われているということです。事前のヒアリングをしたら,当初私は,孤独・孤立を感じて不登校になられているお子様などが子供の居場所として,あの奥の所です。稼働率,この人数ということなんですが,現状は1日1回も入らない日もあるということなんです。  そういうような中で,子供の居場所やまた地域団体の活用とか,私はもう1つ,婚活の会場としても何かお話合いをしてお食事をするとか,そういうすごくいい場所だなというのもちょっと,半分貸し切れるということなので,そういうようなお話も想像しながら,店長と話しながら考えたりしたのですけれども,当初から,市はサテライトオフィスの利用のみをお考えであったのか,もしくはほかのことも考えたのか,そのあたりをお伺いしたいと思います。 155: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 156: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) サテライトオフィスにつきましては,多様な用途で活用することを検討しておりましたが,麦酒企画が施設を開業していただくに当たり,東京都のサテライトオフィス設置等補助事業を活用していることから,テレワークの導入及び定着といった補助金の目的・趣旨に反する利用はできないと伺っているところでございます。  あくまで企業等にお勤めの方々が利用することを前提としていることから,御提案いただいた地域団体の活動拠点としての利用は残念ながら難しい面がございますが,例えば利用者のスキルアップにつながる講座等は開催できるものとの見解もいただいていることから,東京都の見解や運営者の意向等を確認しながら,施設の活用について検討してまいります。 157: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 158: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) やっぱりいろいろ考えられたけれども,それを設置する段階で都補助金のいろいろな規制もあるということ,運営者の意向もあるということで,いろいろと考えたけれども現在はオフィスのみということです。  都補助金の利用制限が解除される年数があるかと思うんです。期限が過ぎましたらぜひ,例えば子供の居場所,そしてちょうど今どきのあの辺りというのは公民館,公民館活動というのか,市民活動をする場所というのがちょっと空白地帯になっているのです。ぜひそういったことや婚活などの利用など,多彩な利用について御検討いただきますよう要望させていただきたいと思います。お願いいたします。  1点,お店の周りの人たちから,私,たくさん御相談いただきまして。というのは,夜盛り上がっているのはいいんですけれども,喫煙者の方がどうも近くの生け垣にポイ捨てをして,たばこの吸い殻が結構多くなったんだよということでした。  お店に聞いてみましたらちゃんと対応されていて,いや,喜多見駅の喫煙所まで,行政区をまたいで世田谷区まで歩いていただいて,世田谷区のその先の改札口のちょっとその奥の喫煙所まで行ってください,往復300メートル歩いてくださいという指導をされているそうなんです。正しいと思うんですけれども,300メートルをずっと歩いたらお料理が冷めてしまいますし,なかなか現実的じゃないから近くで吸って茂みに捨ててしまったりと,そういうことなのかなというふうに思いました。  こういった問題について,市の対応状況はどのようになっているのかお伺いします。 159: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 160: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 店舗周辺での喫煙問題につきましては,議員からの情報提供をいただいた後,速やかに店舗の貸主である小田急SCディベロップメント,運営者の麦酒企画に対応の検討を要請いたしまして,近隣住民の方々の御迷惑となることがないよう,店舗前の敷地内での携帯灰皿の活用や利用者の喫煙マナー遵守を徹底していくとの回答をいただいたところでございます。 161: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 162: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 早期の御対応ありがとうございます。JTなんかのポケット灰皿なんかは,いろんなキャンペーンで無償で頂けるような機会もありますので,様々に工夫していただいて取組をしっかりとしていただいて,町の人に愛される施設になっていただけたらと思います。よろしくお願いします。  七差路交差点や駅周辺の交通対策,にぎわいについてお伺いしたいと思います。  3・4・16号線の整備が進んでおります。また,七差路交差点付近の喜多見駅狛江市側改札口や広場設置などの要望が,市のアンケートや市民団体より出ていると思います。  サテライトオフィスなどの新しい施設もできて,町のにぎわいを駅周辺でそういったことを創出していくことが必要かと思われますけれども,七差路交差点や駅周辺の交通対策,駅周辺のにぎわいについての検討状況をお伺いいたします。 163: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 164: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在,都市計画マスタープランの改定及び立地適正化計画の策定を行っており,昨年夏に市民の皆様に意見募集を行い,駅周辺の交通対策,駅周辺の利便性・快適性向上,改札口増設について意見をいただいているところでございます。また,昨年12月に行ったワークショップの中でも同様の意見をいただいており,市のホームページにその内容をまとめ公表しているところでございます。  また,調布都市計画道路3・4・16号線,岩戸北区間の整備の推進に合わせて,昨年度より地区計画制度等を活用した土地利用の方針を検討しているところでございます。  七差路交差点や駅周辺の交通対策やにぎわいの創出をしていくに当たっては,立地性を生かした商業施設の誘導や都市基盤の整備促進等による周辺環境の変化を見据えて,これまでの意見や今後の懇談会の意見を参考にしながら検討していきたいと考えているところでございます。 165: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 166: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) 地域住民の方々の意見をお聞きになりながら,よりよいまちづくりを推進していただきたいとお願いします。  最後の質問になります。  新型コロナウイルス感染症発症後におきましては,今お話ししました様々な問題がコロナ前とコロナ後とで変わってきているのですけれども,一番大事だと言っても過言ではないのは教育の問題です。学校運営,教育内容の変化があったかと思います。  コロナ禍において子供たちの学びを止めない,学習が継続できる環境を整える必要ということで,デジタル教科書の導入など,文部科学省が2024年度に小学校で本格導入する方針を示して,新たな制度設計に取りかかっていると思います。  いろいろ紙の教科書,2020年3月時点では305点のうち,小学校では287点,94%がデジタル教科書化されているのに,実際には学習用デジタル教科書を導入している学校は10%にも届かないと,こういう現状もあるようでございます。  今回,教育長にお伺いしたいと思うのは,私の周りの保護者の方たち,かなりの人数が,やっぱり子供にiPadを支給すること,そこに関しての様々な身体的な,例えば視力が落ちるというような健康被害や,実際デジタルコンテンツというのが議会でも取り上げられていますけれども,子供たちに与えるスマホ脳という,デジタル教科書のメリット・デメリットはあるんですけれども,デメリットの中では特に,スティーブ・ジョブズを筆頭にIT業界のトップも,自分の子供にはデジタルデバイスというものを14歳まで与えなかった。その理由というのが,睡眠障害,鬱,記憶力や集中力,学力の低下,依存症など,スマホを長時間利用することで起こる健康被害,こういったことについて発表されているわけなんです。  特に,私は視力の低下の問題と学力の低下の問題について,市内の保護者の方々から大変心配だという多数のお声をお聞きしているんですが,デジタル推進は時代の流れでありますから,こうした大切な子供たちに対して与えることは時代の流れだと思いますけれども,一方で子供を守る,こういった対応も大切かと思うんです。  教育長は,文部科学省でまさに本件に関わるような様々な会に参加されて御活躍されていたとお伺いしております。狛江市でこうした学力低下や視力低下への不安に対する対応について,私は科学的見地を基に対策を打つべきではないかと思っているんですけれども,ぜひ狛江市教育委員会としての取組があればお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 167: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育長。 168: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 令和元年度より学習者用デジタル教科書が制度化されるとともに,GIGAスクール構想による児童・生徒1人1台の情報端末の環境整備に伴い,今後,学校におけます学習用教科書はデジタル化を推進していくものというふうに想定されるところでございます。  昨年度,文部科学省がデジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議が設置されまして,協議を進められているところでございます。その中で,デジタル教科書を使用する際,健康に関する留意事項等,授業や家庭で配慮すべきことにつきまして,対応策を講じていく必要があるというように示されております。また,私も文部科学省の関連研究でそのように打ち出したところでございます。  欧米と比較いたしますと,日本では従前より視力低下の予防教育が十分ではないということが課題となっております。それに加えまして,デジタル化の導入によりさらに取組を強化する必要がございます。  学校では健康診断などにおきまして,児童・生徒の健康状態の的確な把握を行うとともに,特に視力につきましては,学校眼科医の助言をいただきながら,引き続き最新の科学的知見にも注視しながら,必要に応じまして新たな知見を踏まえた対策を講じていくことが大きな課題であると感じております。 169: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 9番辻村議員。 170: ◯ 9 番(辻村 ともこ議員) やっぱり最新の情報を御存じでいらっしゃって,特に欧米との比較で日本がどうあるのか,事前のヒアリングの中ではそういった最新のことというものは,行く行く日本の中の狛江市にも下りてくるだろうというようなお話もいただいております。今日,この回答をいただいて,私もそうですが,保護者の皆さんは本当に安心したんじゃないかなと思います。  具体的に,学校眼科医,狛江市医師会の先生方と連携されて,先進事例やよい事例を早期に具体的に子供たちに取り組んでいただきたいとお願いを申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。  最後になりましたけれども,新型コロナウイルス感染症の蔓延によって,新しい日常による新しい取組が時代を変えていくことが分かっております。しかしながら,最初にもお話ししましたとおり,一番は市民の声に耳を傾け,寄り添い,きめ細やかな対応をしていくことだと思います。  本日は,デジタル化といっても高齢者の方も1人も取り残さないと松原市長からのお話もいただき,しばらくハイブリッドで行っていくのだ。しかしながら,改革というのは止めずに,よりよい狛江市役所をつくっていく,市民サービス,福祉向上をしていくということも分かりました。  どうか,国と東京都と市がまさに一体となって取り組まなければいけないことだと思いますが,やはり地方自治体の現状を東京都がどれだけ把握しているのかというのは,恐らくこれだけ大変な状況ですから,こちらから発信していかないとなかなか分からないこともあるかもしれません。  何よりも補助金を活用して,実証実験のような形で手を挙げて,何かしら先進事例を早く,なるべく10分の10の補助を活用しながら,よりよいサービスが提供できる枠組みを狛江市の中でつくっていただきたい。  一般財源の中で300億円ぐらいで,例えば都立公園なんていうのは20ヘクタール,1,000億円かかるわけですから,これを狛江市だけでやれと言われたって,到底無理なことは誰でも分かるわけですよね。  でも,必要性があって,論理的にその場所に障がい者スポーツ施設があったら本当にこうなるんだ,用賀のインターからすぐ車で横づけできて,そのままできたらすごくいいんだとか,そういう声は一般質問でも前回お話ししていますので,これ以上申し上げませんけれども,本当に狛江市が今やろうとしていることが多くの人の役に立つのだということが分かれば,きっとそこにも目が出てくると思います。  そうした観点で,デジタルトランスフォーメーションもそうですし,都立公園誘致もそうですし,その他様々な取組,ぜひ前に進めていただけますことを心からお願いいたしまして,微力ながら議員のうちの一人としても一生懸命,私も応援させていただいて,取組を進めるために一市民としても頑張っていきたいと思いますので,ぜひよろしくお願いしたいと申し上げまして,本日の質問を全て終わらせていただきます。 171: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午前11時15分 休憩     午前11時30分 開議 172: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番栗山たけし議員。 173: ◯ 11番(栗山 たけし議員) それでは通告に従いまして1問質問させていただきます。  安心で安全なまちづくりについてです。その前に,今回の一般質問は新型コロナウイルス問題に関する質問が多い状況ですが,やはり私はまちづくりは止めることのできない重要な行政の課題と思っております。  東日本大震災から10年過ぎました。今現在,私はツイッター上におきまして,富士山のラドン濃度を毎日教えてくれる方の地震予測ですか,ラドン濃度の上下によって地震が発生するというものを,この方が5月の連休明けぐらいの岩手県方面での震度5強の地震が見事に予想どおりになりましたので,その方の地震予想をツイッターで確認しながら毎日過ごしている状況です。そして今朝も,昨日から今朝にかけてまた地震が多発しております。狛江市は令和元年台風第19号で水災害を受けましたが,地震災害を考えますと住宅密集地が多いこの狛江市,また道路の狭い市内では災害火災発生時は延焼火災を防ぐことは困難と考えています。そのためにも都市計画道路を含むまちづくりはとても重要かつ必要なことだと考えておりますので,質問を進めさせていただきます。  現在,電研前下水道工事が完了した3・4・16号線,また待望の水道道路事業認可においてますます都市計画道路の整備が進む兆しが見えてきました。4月末に完了した世田谷通り舗装改修工事に関しましては,私の後輩が施工しておりました。夜間工事の多い現場で,近隣の住民の方には大変御迷惑をおかけしましたが,無事に完了でき,狛江市民の工事協力に感謝をしておりました。  後輩は国内全域の市街地道路専門で工事を行っております。今回の狛江市の都道の工事で感じたことが,朝の交通渋滞がこんなに多いとは思っていなかった。特に二の橋交差点付近の渋滞,そして今3・4・16号線からつながってくる抜け道の車の多さ,また歩行者,自転車通行が多く危険な交差点と言っておりました。そのようなことを踏まえて,安心で安全なまちづくりをするために,これから事業開始になる都市計画道路について自由民主党・明政クラブとして質問してまいりたいと思います。  最初の質問です。小田急線高架下から世田谷通りまでの都市計画道路3・4・16号線岩戸北区間の事業認可が昨年度末取得されたが,その事業概要をお伺いいたします。 174: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 175: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 事業認可の内容に基づき御説明いたします。  事業延長463メートル,3.5メートルの両側歩道と車道幅員9メートルの合計幅員16メートル,事業施行期間は令和3年3月12日から令和9年3月31日までとなっております。なお詳細な整備内容につきましては,現在警察と協議中でございます。 176: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 177: ◯ 11番(栗山 たけし議員) 令和9年までという事業期間,これは結構都市計画道路工事の期間としては厳しい期間だと思います。しかしこのスピード感を持って進めないと遅れてしまいますので,ぜひとも頑張っていただきたい。  ではこれまでの経過についてお伺いいたします。 178: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 179: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) これまでの経過ですが,平成29年1月に調布都市計画道路3・4・16号線基本計画を策定後,平成30年8月24日,25日に事業説明会を開催し,平成31年度に現地の用地測量を実施し,令和3年3月12日付で事業認可を取得し,本年度の4月23日,24日に用地説明会を開催したところでございます。 180: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 181: ◯ 11番(栗山 たけし議員) 4月末,用地説明会を終えたばかりということで,やはり始まりが大切だと思います。工事区域,住民の皆様にはまず御理解をいただかなければなりません。事業が進むことが絶対不可欠です。内容に関しては今回はお聞きしませんが,それでは今後の進め方と課題についてお伺いいたします。 182: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 183: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今後測量結果に基づき用地取得の対象となる関係権利者の御協力をいただきながら,建物や工作物等補償対象物の調査を実施いたします。その後,調査結果を基に関係権利者に対して一定の手続を経た土地,建物等の補償額及び補償内容の提示,協議を行い契約締結となります。関係権利者の方には,土地所有者のほか借地人,借家人の方も含みますので,それぞれ丁寧な説明を心がけ,円滑な事業遂行に努めてまいりたいと考えております。
     課題でございますが,事業延長が長く関係権利者も多いことから,限られた職員で効率的かつ効果的に事業を導く工夫が必要なことが課題と考えているところでございます。 184: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 185: ◯ 11番(栗山 たけし議員) 関係利権者が多いのは,非常に時間がかかる大変な作業になります。前回の一般質問でも提案いたしましたが,まちづくり推進課の職員体制の充実が事業を進めるために必要不可欠です。市民の方との信頼関係を構築するためにも,この事業専属職員配置を考えていただきたい。  私も工事施工に関わりました狛江高校前の元和泉三丁目,3・4・17号線の工事は,新しい市民の方々は想像がつかないとは思いますが,施工前はここ住宅地でありまして,住宅解体後はかなり高低差があった地盤で,現在は通行がスムーズな道路になっております。  都市計画道路は様々なライフラインが埋設されておりまして,私が担当した施工工事は水道工事でした。大体ライフライン,他企業工事と申しますが,埋設が深いものの順に行います。まずは下水道管で,下水は自然勾配で汚水や雨水を流しますので,最低土かぶりが1.2メートルから始まり,設計勾配でどんどん深くなっていきます。次に,浅いものの順番で水道,ガス,現在は両方とも土かぶりが80センチと浅く埋設できるようになりましたので,施工スピードは上がっております。ただ,立ち退きの建物跡は様々な障害物が埋設されており,非常に手こずったことを覚えております。  ちなみに,ここの現場とは違うんですけれども,狛江通りのこのときも都道の工事をしたとき,歩道内に井戸はそのまま木材の板で埋められておりまして,知らずに作業員が埋め戻し転圧,ランマーでばんばんとたたくものなんですけれども,その作業を行っておりましたら,突然その転圧機が井戸に落っこちてしまいました。回収不能ということもありましたが,幸いそれが人でなかったのがよかったのではないかなと思っております。とにかく新設道路といっても,元家があった場所は様々な障害が多いので,やはり事前調査,また協議も必要になってくると思います。  また水道,ガス工事完了後は電柱無電化の電線共同溝が施工され,ようやく道路本体工事が始まります。岩戸北区間におきましても,現在の道路を生かしながら電研前工事と同じような工事になると思いますが,よく住民の方から,一度掘ったところを何度も繰り返している。一度にできないかとも言われます。下水,水道,ガスは現在生活で使われているものを止めることのないよう工事をしているため,昔でしたら道路を完全通行止めにして穴を掘りっ放しにもできますが,現在はそのようなことはまず苦情が多くて警察から許可が出ないのと,日々の生活に支障を与えるということで,必ず掘った穴は埋めて夜間は開放,または休日も支障のないように開放しなければならない。それが今の市街地土木のやり方です。  それぞれ用途の違う,どうしてもこのような順番で工事を行わなければならないのですが,その辺またこれも都市土木の宿命ということで,こういう新設道路には工事期間がかかるという課題を考えております。  それでは質問ですが,新工事区間におけるもう一つの課題ですが,先ほど述べましたが水道,ガス,下水,電気,電話などの他企業の調整はいかがになっているのかお伺いいたします。 186: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 187: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 事業認可取得後の4月に入りまして,今年度実施する調布都市計画道路3・4・16号線電中研前の工事に関連する道路調整会議を書面で開催を行い,その資料の中で各企業に対して調布都市計画道路3・4・16号線岩戸北区間の事業認可取得に関する情報提供を行いまして,今後の事業協力について依頼を行ったところでございます。 188: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 189: ◯ 11番(栗山 たけし議員) 今後の事業協力は依頼済みということで,これも設計図面をもって様々な道路工事調整会議を行っていかないと先に進まないので,どんどん進めていただきたいと思います。  これ2問目の質問にも関わってくるんですけれども,今土木業界は,以前から就職難と言われている社会において,働き手不足で幾ら募集をかけても人が集まらない。諦めて廃業する業者も非常に多い状況になっております。また下水,ガス,水道などの工事は専門職種で人手不足の現状ですが,早期設計を,早期発注計画などを行わないと入札不調などのことが懸念されております。  先ほど三宅議員からもありました,例えば歩道のインターロッキング工事に関しましても,去年暮れに狛江市内で仕事を頼まれましてインターロッキングの発注をかけたところ,製作に2か月待ってくれと言われました。もうその時点で全然間に合わないような状況で,とにかく造る人がいない。ITで造れればいいんですけれども,やっぱりこういうのは人が造るものなので,ものづくり日本としてやはり,今まで中国から輸入していたものも多いと思うんですけれども,その路線も断たれて,インターロッキングなども,そのようなものも発注に相当時間がかかるということで,様々な工事が遅れる要因が今後考えられますので,まず実際市内の業者が受注してやると思うんですけれども,この工事予定を少しでも早めに,こういう計画があるよということを市内の業者にも情報提供していただければ,早めの対応ができるようになるのではないかと考えておりますので,検討をお願いいたします。  それでは次に,二の橋交差点には次の問題が発生しているのでちょっと述べさせていただきます。  1番目,自動車交通の円滑化で現状一中通りからの世田谷街道への抜け道,2番目,渋滞対策の解消,3番目,自転車の問題,4番目,地域の安全性の問題で誰もが歩きやすくということがあります。そして5番目が地域の安全性の問題で現地調査を実施,二の橋交差点の通行人,車両と一の橋交差点と七差路の歩行者動線と車道線が交わった交通環境,そして6番目,緊急車両のアクセス向上が挙げられています。この工事は二の橋交差点から進めるべきと私たち自由民主党・明政クラブは考えておりますがいかがでしょうか。 190: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 191: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 二の橋交差点付近に集中して用地を取得することは,安全面等に対して効果は高いものと考えられます。しかしながらあくまで関係権利者の御協力があって事業が成り立つものであることから,慎重な検討が必要であると考えているところでございます。  4月に行った用地説明会の際には,参加者に事業協力に対するアンケートを実施させていただき,様々な御意見がある中ですぐにでも協力をしたいという方もいらっしゃいます。そうした御意見を踏まえまして用地取得に対する方向性を検討し,事業経過を高めていきたいと考えているところでございます。 192: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 193: ◯ 11番(栗山 たけし議員) 最初にも述べましたが,私たち市民はあそこの道路は意外と見慣れてしまうと大したことないなとは思うんですけれども,私の後輩がやっていた工事関係者は,よそから来る人は,あの交差点は危ない,そう感じると言っておりましたので,まず本事業は二の橋交差点問題解消を先行して進めていただきたいと,私たち自由民主党・明政クラブは地域住民の方からもお声を聞いておりますので,事業に対して協力体制をしております。お手伝いさせていただきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。  以前,保育園問題に関しましても自由民主党・明政クラブのメンバーが対応して新設してきたので,工事に関してはバックアップ体制,協力体制でおります。よろしくお願いいたします。  それでは整備手法として街路事業,土地区画整理事業があるようですが,その概要についてお伺いいたします。 194: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 195: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 街路事業とは都市計画法に基づいた道路等を都市計画事業として整備するものでございます。都市計画道路区域内の必要な土地だけを取得し,都市計画道路に係る建物や塀等の物件に対して損失等に応じた補償を行うものでございます。土地区画整理事業は都市計画道路にかからない土地も区画整理区域に含めて整備するとともに,必要な道路,公園等の公共施設を整備,改善し,土地の区画を整え,土地利用の増進を図る事業でございます。  公共施設の不十分な区域では,地権者から土地の利用増進に応じて少しずつ土地を提供してもらい,この土地を道路,公園等の公共用地に充てるほか,その一部を売却し事業資金に充てます。事業区域面積は5ヘクタール以上であり,都市計画道路の沿道の広い区域を整備対象としなければならないことから,関係地権者が多くなり合意形成に時間を要するなど,街路事業と比較すると多大な事業費となり,岩戸北区間の整備に適用することは難しい整備手法でございます。岩戸北区間は整備に必要な用地の取得や物件補償のみを行い,最も経済的な手法である用地取得方式である街路事業として整備を進めていきたいと考えているところでございます。 196: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 197: ◯ 11番(栗山 たけし議員) そうですね。用地取得に関しましては費用のかかるということで,街路事業として整備を進めていくということです。事業区域が5ヘクタール。5ヘクタールというのはよく分からない,数字で5万平方メートルは東京ドームが4.7ヘクタールということですので,大体いつも大きさで皆さん東京ドーム1個分と言うんですけれども,それ自体が大体どのぐらいの大きさかとイメージがつかないと思うのです。  地図上で調べましたら,ちょうど谷田部議長の住んでおられる狛江駅南口のあの1区画,狛江通りから南口ロータリー,世田谷通りと駅で,その間がちょうど5ヘクタールぐらいの大きさになっておりますので,イメージとしてはそのぐらいになります。狛江市内においてもそのようにかなり広い区域となると思います。合意形成には大変苦労が予想されます。先ほども述べましたが,私たち自由民主党・明政クラブは地域の代表として選ばれておりますので,必ず協力してまいります。  では質問ですが,岩戸北区間の整備を進めるに当たり,周辺のまちづくりについてはどのように考えているのかお伺いいたします。 198: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 199: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 岩戸北区間の整備を進めるに当たり周辺のまちづくりについて良好な環境を維持,保全及び創出するために地区計画制度等を用いた規制及び誘導方策の検討を行うべきと考え,令和2年度から検討に着手をしております。検討の範囲は岩戸北区間の道路沿道のみならず,東側市境,西側一の橋通りの西側も含む岩戸北四丁目及び岩戸北三丁目の一部としております。  町の将来像や今後のまちづくりの方向性等について検討するため,令和2年度は岩戸北区間周辺の土地所有者等890名にアンケート調査を行いまして,297名33.4%の回答がありました。その結果,日常の買物の利便性や住環境への満足度は高く,道路の利便性,安全性に対して不満を抱いている人が多いことが分かり,岩戸北区間の整備,一の橋通り等の主要生活道路の拡幅,災害時の避難や緊急活動ができる生活道路の環境整備を視野に入れた検討が必要と考えております。  また空地が少ないため難しいことではございますが,子供たちの遊び場,居場所等が求められていることから,人々の憩いの場となる公園,オープンスペース等の確保を目指した検討が必要と考えております。なおその内容についてはまちづくりニュースにまとめまして,アンケート調査をした範囲に配布をしているところでございます。  今年度は検討範囲を複数のエリアに分類しまして,既存の住環境の保全,駅近の立地を考慮した住宅の高度利用化,立地性を生かした商業機能の誘導等土地利用の方針を検討し,細街路の改善,木造住宅密集地域の解消による防災性の向上等を目指し,まちづくりのルールを検討していく予定としております。地区住民とのまちづくり懇談会を実施したいと考えておりますが,コロナ禍の中どのように進めていくか等,具体的な方法や日程は未定でございます。今後も地区住民の皆様のまちづくりに関する多くの御意見を確認する機会を設けまして,市民参加と協働によるボトムアップのまちづくりも積極的に進めていきたいと考えているところでございます。 200: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 201: ◯ 11番(栗山 たけし議員) 現在,道路整備工事は環境問題,安全問題,災害問題,また現在の社会情勢に合ったまちづくりを進めていかなければなりません。まずは地区住民の皆様の御意見を尊重し,皆様にできてよかったと思われるまちづくりを進めていかれるよう要望いたします。  次に質問です。整備過程での安全対策はどのように考えているのかお伺いいたします。 202: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 203: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 岩戸北区間の詳細な整備内容は先ほども答弁いたしましたが,現在警察と協議中ですので,将来的な安全性について現時点では未定でございます。  しかしながら,歩行者,自転車等の安全確保は重要でございますので,その点は警察と密に連携を取りながら整備を進めてまいりたいと考えております。なおこれまで市で設置要望を行っていた高架下七差路の信号機でございますが,警察からは今年中に設置予定と聞いているところでございます。 204: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 205: ◯ 11番(栗山 たけし議員) 今年中に信号設置ということで,実は今朝市民グラウンドのちょっと東側の信号のない横断歩道で,朝通学中の高校生が直進中の軽自動車にはねられましてかなり重傷を負ったようで,救急隊の人もそばに寄らないでくれというような状況でした。今,朝特に急いでいる車が多いということで,早期にそのような危険な場所,事故が起こってからではどうしようもありませんので,信号の設置,早期に実現していただきたいと思います。けがをして痛い思いをするのは市民の皆様でございますので,よろしくお願いいたします。  まずは交通安全確保ができてよかったと思います。冒頭にも話しましたが,世田谷通りの道路工事で危ないと言われていた箇所についてももう一度質問いたしますが,二の橋の交差点,ここは南側にも世田谷の喜多見七丁目へ抜ける市道も交差しており,複雑な交通環境になっています。特に喜多見七丁目へ抜ける市道は幅員が狭いので,歩行者の安全対策を検討してほしいと思っておりますがいかがでしょうか。 206: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 207: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 世田谷区喜多見七丁目へ抜ける市道は旧都道で,二の橋交差点から25メートル付近までは幅員5.5メートル程度,それ以降の幅員は4メートル程度となっており通行者は多い状況でございます。また既に車両通行の最大幅1.5メートルの標識が設置されているところでございます。交通安全対策としては岩戸南区間の整備が最も効果的だと考えられますが,注意喚起看板の設置等できることがないか検討し,進められればと考えているところでございます。 208: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 209: ◯ 11番(栗山 たけし議員) この道路が都道だったということは知りませんでした。旧都道ですね,もう市道になっておりますから。今後の対策を私たち自由民主党・明政クラブも共に考えておりますので,松原市長が進める人に優しいまちづくり,スモール・イズ・クール,狛江だからできること,水道道路事業認可,ここまでこぎ着けた成果,そのためにも3・4・16号線は接道しなければなりません。  都市計画道路整備は,私が生きている間に完成するかどうかも分かりませんが,将来の狛江の発展を考え,そして市民の生活を守る必要なライフラインです。今後,狛江は高齢化,人口減少を迎えると言われておりますが,市民の皆様が安心で安全に暮らせるまちづくりを進めていくのは,今いる私たちの責任です。またバスの運行のない地域も都市計画道路完成と,それに接続する道路の改善によって,新しいバス路線も期待できるのではないかと思います。  今後の都市部は自動運転車両が運用されると思いますが,しかし今の狛江市の狭隘道路では実現できません。また現在の車でも衝突防止システムがついておりまして,私の軽自動車でも一応ついております。市内の狭い道路を運転中,歩行者をよけようと思いまして走っておりますと,電柱に反応して突然ブレーキがかかって止まってしまいます。このような状況で,安全装置はありがたいんですが,もし後ろに車がいたら多分追突されていたのではないかと思っております。  話は戻りますが,今松原市長の下,東京都との連携が取られています。いつまでも住み続けたい狛江市のためにまちづくりの促進のスピードを止めることなく,自由民主党・明政クラブも共に協力してまいりますことをお約束いたします。 210: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩いたします。     午前11時58分 休憩     午後 1時30分 開議 211: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番栗山議員。 212: ◯ 11番(栗山 たけし議員) それでは,2問目の災害時活躍する市内業者についてお伺いいたします。  令和元年台風第19号で市内災害時に対応したのは自衛隊だけではありませんでした。それは狛江市内業者の皆様で,昨年,本年も水防訓練は行われませんでしたが,通常は狛江市消防団とともに訓練に参加している市内業者からの要望が自由民主党・明政クラブにありましたので質問させていただきます。  それでは質問ですが,市内業者は災害時に協定に基づき積極的に協力していただき,それにより市の安心・安全が確保できている部分もあると思います。まず災害協定に基づき対応した実績についてお伺いいたします。 213: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 214: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害協定に基づく対応の実績でございますけれども,令和元年東日本台風では災害時等における情報の放送に関する協定,こちらの協定の締結の直前でございましたけれども,狛江ラジオ放送株式会社,コマラジの皆様に臨時災害放送局の運用を担っていただきました。  また,狛江市建設業協会の皆様には,災害時における障害物除去等の応急措置に関する協定により,浸水地域に堆積した泥土等の除去作業を行っていただき,緑水会の皆様には台風時における倒木等の応急措置の協力に関する覚書により会員の方を派遣いただきまして,パトロールによる公園等の被害状況の確認を行い,速やかな除去,復旧につなげていただいたところでございます。 215: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 216: ◯ 11番(栗山 たけし議員) 確かに台風のときには緑水会の方が本当にもう24時間体制で事前から倒木等の対応をしていただいたのを私も覚えております。災害時には多くの市内業者に御協力いただいております。こうした市内業者の実績を鑑み,市発注工事において市内業者を優先することはできないのか。例えば協定を締結している事業者は,入札への参加条件を優遇することができないのかお伺いいたします。 217: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 218: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市発注工事等におきましては,指名競争による場合,指名基準の範囲のほか直近上位及び下位の事業者を指名するなど,できる限り市内事業者を優先した指名を行っているところでございます。協定締結事業者に対する競争入札への参加条件の優遇につきましては,総合評価落札方式における一般競争入札において行うことが可能となってございます。  総合評価落札方式とは,予定価格の制限内の価格をもって申込みした事業者のうち,価格その他条件が市にとって有利な事業者を落札者とする入札方式のことでございます。当該入札方式のうち技術的な工夫の余地が少ない特別簡易版におきまして,災害協定の締結等の市の施策への協力,地域への貢献などを評価することが可能となるものでございます。 219: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 220: ◯ 11番(栗山 たけし議員) なるほど。当該入札方式のうち技術的な工夫の余地が少ない特別簡易版におきまして,災害協定の締結の市の施策へ協力また地域への貢献を評価することが可能となっているということで,本当に今だんだん,先ほども述べましたけれども働き手の不足,今後狛江にどんどん残っていただくためにも,地元の業者の方をなるべく優先的にしていただきたいと思います。  それでは,今年度は総合評価落札方式の特別簡易版の実施は予定されているのかお伺いいたします。 221: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 222: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 総合評価落札方式の特別簡易版につきましては,今年度,道路工事において試行予定でございます。今後関係課等と協議調整しながら進めてまいりたいと考えております。 223: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番栗山議員。 224: ◯ 11番(栗山 たけし議員) 道路工事で試行とのことでよろしくお願いいたします。  道路工事は土木関係業者ということで,災害協定は建築関係の業者も結んでいると思います。令和元年の千葉でも台風第15号のときに強風で家の屋根が飛んでしまい,被災地域の業者が足りなく,1年たっても復旧できない状況でした。これは千葉に限らず狛江でも同じようなことがいつ起きても不思議ではない状況です。  しかし今,狛江市内の建築関連の業者は市発注の工事をコンスタントに受注できていないのが現状です。入札においても同額でくじ引により落札できないという情報もありました。市内業者の定住確保のためにも,災害協定に基づいた評価及び入札条件の加点を要望いたします。  御存じとは思いますが,建設業界は高齢化が急加速しています。そのために,さきに述べましたが人材確保を一生懸命行っています。しかし,狛江市で安定した工事発注と受注ができなければ,どんどん狛江市から業者はいなくなってしまいます。さきにも述べましたけれども,今デジタル,IC化,様々なことは進んでおりますが,農家の方も同じと思いますけれども,やはり人の手で造るもの,道路工事,建築というのは人の手でなければ造れないと思います。ものづくり日本,技術者を残す観点からも安定した仕事,そして若い人たちがこの仕事に魅力を持てるような体制を市としても考えて,安定した発注をお願いしたいと思います。  近隣行政においては,入札指名を市内業者優先としています。狛江市内にも,もしこのままいくと狛江から業者が離れて,1件もそのような業者がいなくなる。そのことは本当,先ほども言いましたけれども狛江市にとってはマイナスになります。市内業者が優先的に受注できるよう,さらなる加点形式などを考えていただきたいと思います。  また与党議員,そして自由民主党・明政クラブは常に市内業者との連携を図りまちづくりを進めてまいります。現在コロナ禍において生活習慣も変わり,この状況が収束後も継続することは間違いないでしょう。狭い狛江です。全ての機能を市役所敷地内に造るのは時代遅れと考えます。全ての市民が公平に公共サービスが受けられるまちづくり,スモール・イズ・クールの狛江だからできる。我々自由民主党・明政クラブは松原市長とともに,狛江市民の皆様のために住んでよかった狛江を推進してまいりますことを述べまして,私の質問を全て終わります。 225: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田久美子議員。 226: ◯ 19番(太田 久美子議員) 1問目の若者に多い感染症から命と未来を守るまちづくりについて質問させていただきます。  新型コロナウイルス感染症の決め手と言われる新型コロナウイルスのワクチン接種が本市でも始まっています。現在も世界を揺るがしている新型コロナウイルス感染症のパンデミックは,多くの尊い命を奪い続けています。そして社会にも経済にも大打撃を与え続けています。ウイルス感染症は本当に怖いと実感された方,たくさんいらっしゃると思います。  またこれまでワクチンに無関心だった方も,ウイルス感染症から命と健康を守るためにはワクチンで対抗していく,予防していく。しかし,ワクチンは大きな有効性がある一方で,副反応がないワクチンは残念ながらないということを多くの方が理解されたことと思います。ワクチンを接種するかどうかは,お一人お一人がワクチンの有効性と副反応の両方の正しい情報から総合的に判断されることが肝要です。  厚生労働白書には,「現代は,開発等により未知の病原体に遭遇する機会が増え,毎年のように新興感染症が出現している。また,人や物の移動が高速化,大量化しているために病原体がまん延する速度が速くなっており,短期間で広範囲にまん延する可能性も高くなっている」と書かれています。今後も未知のウイルスの登場によって世界中が脅かされるだろうと新たなパンデミックが懸念されていますが,感染症とはどういうものなのか,またウイルスの感染によって発病するウイルス感染症についてお伺いをいたします。 227: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 228: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 感染症とは,大気,水,土壌,人も含む動物などの環境中に存在する病原性の微生物が人の体内に侵入することで引き起こす疾患でございます。私たちの身の回りには,常に目に見えない多くの細菌,ウイルス,カビ等が存在しております。その微生物が病原体となり引き起こすものが感染症でございます。  ウイルスの感染によって発病するウイルス感染症は,抗生物質が効かないものが多くございます。新型コロナウイルス感染症のほかインフルエンザウイルスやアデノウイルス,ヒトパピローマウイルスなどでございます。インフルエンザや水ぼうそうなどのヘルペスウイルス群は,ウイルスの増殖を抑える薬はありませんが,一旦増えてしまったウイルスをなくす薬はございませんので,ほかのウイルス感染症は特効薬がなく免疫力で治さなくてはならないものと,このように考えております。 229: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 230: ◯ 19番(太田 久美子議員) ウイルス感染症の多くは抗生物質が効かない,特効薬がないということです。主なウイルスとして新型コロナウイルス,インフルエンザウイルス,アデノウイルス,ヒトパピローマウイルスを挙げられていましたが,ヒトパピローマウイルスに感染することで発病する子宮頸がんについて質問させていただきます。  子宮頸がんはワクチンで予防できる数少ないがんです。先進国の中には現在,ワクチン接種率が80%や90%近くあって,既に子宮頸がんの排除が視野に入ってきている国もあります。世界保健機関WHOは,子宮頸がんの撲滅に向けて2030年までに子宮頸がんワクチン,HPVワクチンの接種率90%,検診受診率70%とする目標を掲げています。  ワクチン接種率が1%に満たない我が国に対して,世界保健機関WHOのワクチン安全性諮問委員会は,若い女性たちは,本来予防可能であるヒトパピローマウイルス関連がんの危機にさらされたままになっている。不十分なエビデンスに基づくHPVワクチンの積極的勧奨の中止は,日本国内の女性が実質的にワクチンによるがん予防という恩恵を受けられないことになり,極めて憂慮すべき事態と考えます。がん予防のために本ワクチンの接種を希望する方たちに対して体制が整ったことを周知し,接種が受けやすい環境を整えるべきだと考えますという声明を出しています。  WHOが日本に対して,若い女性をヒトパピローマウイルスによるがんの危機にさらしているという子宮頸がんというのはどういう病気なのか。我が国における子宮頸がんの現状はどのようになっているのか,予防や治療についても併せてお伺いいたします。 231: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 232: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 子宮頸がんとは胎児を育てる器官の子宮の入り口部分である女性の子宮頸部にできるがんのことでございます。子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウイルスと呼ばれるウイルスが関わっており,ヒトパピローマウイルスは一般に性行為を介して感染すると言われております。ヒトパピローマウイルスが長期にわたり感染することでがんになると考えられており,子宮頸がんの患者の90%以上で見つかっている状況でございます。  日本では,ヒトパピローマウイルスワクチンは2009年12月に承認されまして,2013年4月より定期接種となっておりますが,接種後にまれに重い副反応や多様な症状を生じたとする報告により,2013年6月より自治体による積極的勧奨は差し控えられているところでございます。  国内の子宮頸がん患者につきましては,2017年におきましては年間1万1,000人程度と報告されております。最近では特に20歳から39歳の若い年齢層で患者が増えてきており,年代別に見た患者さんの数が20代後半から増えていき40代でピークを迎えております。国内で子宮頸がんで亡くなる方は,2018年の統計で年間2,800人程度と報告されております。年代別に見ると,30代後半から増えていく傾向にございます。  子宮頸がんの予防法といたしましては,ワクチンを接種することでヒトパピローマウイルスの感染を予防することが挙げられます。また子宮頸がん検診を定期的に受けることで,がんになる過程の異常やごく早期のがんを発見し,経過観察や負担の少ない治療につなげることができるとされているところでございます。 233: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 234: ◯ 19番(太田 久美子議員) 子宮頸がんは20代,30代の若い世代の女性に多く,年間1万1,000人がかかり,2018年のデータでは毎年約2,800人が亡くなっていて,ワクチンを接種することでヒトパピローマウイルスの感染を予防することができ,検診で早期発見,早期治療につなげられるということが御答弁から確認できました。
     2020年11月の朝日デジタルでは,国の統計によると毎年1万人以上が新たに子宮頸がんを発症し,3,000人近くが亡くなっている。子宮頸がんの主な原因となるヒトパピローマウイルスへの感染を防ぐワクチンを接種する女性が減った影響で,将来の一定期間に子宮頸がん患者が約1万7,000人,死亡者が約4,000人増えるとの推計を大阪大学などのグループがまとめ,論文発表したと報じています。  また厚生労働省の「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」というリーフレットには,患者は20歳代から増え始めて30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう,妊娠できなくなってしまう人も毎年1,200人に上るということが書かれてございます。  また国のがん対策推進協議会は日本の主要五大がんのうち,肺がん,胃がん,大腸がん,乳がんは今後も死亡率が減少するか横ばいとなる中,子宮頸がんだけは今後も増加していくとの推計結果を示しました。先進国の多くは子宮頸がんにかかる率も死亡率も共に減少しているのに対し,我が国は罹患率,死亡率共に増加しています。この我が国の現状は大変深刻な問題だと思います。  若い世代の女性の命と未来を奪いかねない子宮頸がんの予防には,先ほどの御答弁にありましたように第1次予防がHPVワクチン接種で,第2次予防が検診で,この2つで子宮頸がんを予防していくことになります。子宮頸がんはワクチンで予防できる数少ないがんなのです。  今年3月に有志の女子大生たちでつくるHPVワクチンフォーミーがHPVワクチンの積極的勧奨の再開などを求め,3万26筆の署名も併せて田村厚生労働大臣に要望書を手渡したことが報道されました。  HPVワクチンフォーミーの女子大生たちは,田村厚生労働大臣と面談の後,次のように述べています。積極的に接種を差し控えている間に,定期接種の機会を失った世代に定期接種と同様に接種を受けられる機会を提供すること。私たちは接種対象時期にちょうど接種をして副反応が出たという報道を見ており,打てない友達や家族がいる世代になる。私の妹もまだ打っておらず,友人は最近異形成になって悩んでいる。HPVワクチンと子宮頸がん検診のことをもっと知ってもらいたいと思い署名に賛同した。私自身は小学6年生のときに副反応報道を聞いて打つのをやめた。しかし高校時代のニュージーランド留学で,子宮頸がんはワクチンで守れることを知り,日本に帰ってきて大学1年のときに接種をした。定期接種の無料期間世代はそもそも情報を得るリテラシーに乏しく,親のリテラシーに頼らざるを得ない。大学生になって情報を得られるようになり,もう一度打ちたいと自分の意思で思い始めた大学生が打てないのはすごく悔しい。母が子宮頸部異形成であり,同じ経験をさせたくないという思いから,母は私には接種させてくれた。自分にもし子供が生まれたら,性別にかかわらずワクチンを打って,自分の子供の命を守ってあげたい。打つも打たないも自分で選べる機会を必ずつくりたい。友人が1回は接種したものの,副反応が出た際に親と話し合って2回目の接種をやめた。ワクチンで防げるがんがあるのに,それを防ぐことができないといった結果になるのは残念。接種ができなかった方々が接種できるようにという思いで参加させていただいた。  このような状況の中,国は子宮頸がんワクチンに関する勧告を7年ぶりに改正しました。まずこの改正の内容についてお伺いいたします。どういった目的で改正したのか。以前の勧告のどの部分をどう改正したのかお伺いいたします。 235: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 236: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ヒトパピローマウイルス感染症予防接種法は積極的な勧奨を差し控えている状況にございますが,ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種に関する情報提供について,第49回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会,令和2年度第6回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会において,その目的,方法及び内容に係る方針が了承されたところでございます。  定期接種の対象者及びその保護者に公費によって接種できるワクチンの一つとしてヒトパピローマウイルスワクチンがあることについて知っていただくとともに,ヒトパピローマウイルスワクチン接種について検討,判断するためのワクチンの有効性,安全性に関する情報等や接種を希望した場合の円滑な接種のために必要な情報を届けることを目的として,ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種に関する情報提供のさらなる充実を図ることとし,これに伴い別添のとおり,「ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応について」こういったものが一部改正されたところでございます。 237: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 238: ◯ 19番(太田 久美子議員) 分かりました。  この令和2年勧告の一部変更で,昨年10月と今年の1月の2回,厚生労働省から通知が出され,それを受け本市も市が作成したお知らせと国が作った新しいリーフレット,このリーフレットを昨年の10月と今年5月に接種対象者のいる御家庭に送付されたと伺っておりますが,リーフレットをなぜ改定されたのか,どこがどう変わったのか,これで期待されることはどんなことなのかお伺いいたします。 239: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 240: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 子宮頸がんの状況を更新し,これまで掲載されていなかった子宮頸がんに係る仕組みや子宮頸がんの治療,世界での接種状況,子宮頸がん検診などが新たに掲載されております。  以前のパンフレットの内容も同様でございましたけれども,ヒトパピローマウイルスワクチンの効果とリスクについて理解をしていただくことが目的でございます。内容が詳しくなり,子宮頸がんについて理解を深めていただくことが期待されますので,効果とリスクを家族やかかりつけ医と話し合っていただくことが重要であると考えております。 241: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 242: ◯ 19番(太田 久美子議員) 以前のリーフレットより内容が詳しくなって,子宮頸がんについて理解が深められるようになっていることが確認できました。新しいリーフレットには,世界での接種状況が新たに掲載されたということですので,これを見てみますと,世界保健機関WHOがHPVワクチン接種を推奨しており,現在では100か国以上で公的な予防接種が行われていますと書かれてあります。  そしてイギリス,オーストラリアでは接種率は約8割です。2017年のデータと少し古いのですが,各国のHPVワクチンの接種率が示されています。日本が0.6%とか0.8%など1%にすら届かないのに対してアメリカ55%,カナダ83%,イギリス82%,イタリア67%,ドイツ31%,オーストラリア80%と示されています。世界的に見ますと日本は大きく取り残されている状況にあることが分かります。  我が国では子宮頸がんにかかる率と死亡率が年々増え続けていますが,40歳未満の罹患率は発展途上国並みの世界27位,OECD加盟国でワーストスリーに入るそうです。それに加えて発症年齢の若年化も深刻な問題となっています。若い世代の女性が子宮頸がんで苦しみ亡くなることがないよう,正しい知識,最新の情報を知っていただくことが大変重要だと思います。  さて本市では,国の通知を受けたその10月に1回目のお知らせを高校1年生の女子がいる御家庭に送付され,2回目も同じく高校1年生の女子がいる御家庭に先月送付されています。世田谷区では,昨年には小学校6年生から高校1年生までの全対象者に送付し,今年は小学校6年生と高校1年生に送付されています。そして来年は中学生を対象に送付する予定だと伺っています。  ワクチン接種については,有効性と副反応など正しい情報から総合的に判断していただくことが大切だと思います。高校1年生というと,無料接種の最終年ぎりぎりのタイミングになります。正しい知識を持って御家族で十分話し合ってよりよい判断ができるよう,世田谷区などのように高校1年生だけでなく,定期接種が始まる小学6年生ないし標準的接種年齢とされる中学1年生からお知らせとリーフレットを送付していただきたいと思いますが,市の見解をお伺いいたします。 243: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 244: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 基本的に接種は御本人の承諾が必要となります。同じ情報を出しても小学校6年生と高校1年生では考えることのできる力が異なることと体力が違うため,狛江市としては接種最終年度である高校1年生世代に送付しているものでございます。既に高校1年生世代に対して今年の5月にパンフレットと案内文を送付しているため,他の世代への送付に関しましては今後検討してまいりたいと考えております。 245: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 246: ◯ 19番(太田 久美子議員) 送付対象の拡大について御検討を今後いただけるということですので,よろしくお願いいたします。  このままでは日本だけは今後も増え続けていくと推計されている子宮頸がんです。市民教育の場でがん予防あるいは感染症予防の中に子宮頸がんも取り上げていただいて,市民の皆様に正しい知識の普及,啓発に取り組んでいただきたいと思いますが,市の見解を伺います。 247: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 248: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 子宮頸がんは,ワクチン接種を実施していなくても,年代別の患者数は20代後半から増えていきまして40代でピークを迎えるため,20歳よりがん検診を受診していただくことで早期発見,早期治療を実施することが可能となっております。まずは狛江市のホームページなどにおきましても,正しい知識を理解していただくために詳細な情報の掲載をしてまいりたいと考えております。 249: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 250: ◯ 19番(太田 久美子議員) 朝日デジタルの2019年5月6日の記事ですが,検診で前がん病変が発見されれば,円錐切除術といった治療が必要になります。治療自体が体の負担になりますし,早産や流産のリスクを増やします。HPVワクチンが前がん病変を減らすことは複数の研究で示されており,HPVワクチンが前がん病変の治療に伴う負担やリスクを減らせることは証明されています。子宮頸がんの予防には,第1次予防のワクチンと第2次予防の検診の併用が両輪であり国際標準です。このように述べています。御答弁では,まずホームページ上などで市民の皆様に子宮頸がんについて正しい理解をしていただけるような詳細な情報の掲載をしていただけるということですので,よろしくお願いいたします。  そして学校での教育も非常に重要だと思います。今年2月9日,成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針が閣議決定されました。この基本的な方針の教育及び啓発と成育過程にある者等に対する保健の中に,女性のがんに対する検診を推進するとともに,子宮頸がん,乳がん等の若年期に発症することの多い女性のがんに対する相談支援,知識,予防,検診等の啓発を行うことが明記されました。今後はこの基本的な方針に基づいて,国,地方自治体,地域社会などが成育医療を切れ目なく提供するための施策の推進に取り組むことが期待されていますが,これまで子宮頸がんについての知識,予防,検診などの啓発は教育の場ではどのように行われてきたのか。また今後どのように進められていくのかお伺いいたします。 251: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 252: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小・中学校におきましては,これまで保健分野や「特別の教科 道徳」などでがんに関する内容について取り扱ってまいりました。狛江市では平成28年度より,学校ではがん教育を医師会の協力を得て市内の専門医を招聘した授業を実施したり,市独自のDVD教材を作成したりし,がん教育の充実を図ってまいりました。  今般のがん教育の充実を図る国の方針を踏まえ,文部科学省においても今年度より全面実施された中学校の学習指導要領の中で,保健体育科をはじめとして外部人材を活用したがんの予防など,がんに関する教育の推進が明記されたところでございます。今後も教材を活用し,医師会の協力を得ながら,がんを教えるのではなくがんで学ぶことで正しい知識に基づき自ら考え,行動選択できる力を育むとともに,がんに罹患した人とともに生きる共生社会の実現を目指す姿勢を培うことを目指したがん教育の推進を図ってまいりたいと考えております。 253: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 254: ◯ 19番(太田 久美子議員) 子宮頸がんについても,がん教育の中で取り上げていただき,医師会の協力を得ながら正しい知識に基づき自ら考え行動選択できる力を育み,がんにかかった人々と共に生きる社会を実現できるようながん教育を進めていただけるということですので,よろしくお願いいたします。  この質問を行うに際して,学校医の先生からもお話を伺ってきました。その中で,狛江市教育委員会は学校医と積極的に連絡をし,この問題に関して高い意識を持って取り組んでいることが確認でき,とても頼もしく思っております。  さて,子宮頸がんを発症させるヒトパピローマウイルスは,女性だけでなく男性がかかる肛門がん,中咽頭がん,陰茎がんなどの原因にもなっています。日本でも昨年,この肛門がん,中咽頭がん,陰茎がんを予防できるHPV9価ワクチンが承認されました。海外では既に使用されており,我が国でもこれから使われていくことになるかと思います。子宮頸がんについても性別にかかわらず教育の場で取り上げていただき,正しい知識の普及啓発を学校教育段階から推進していただきたいと思いますが,教育委員会の見解をお伺いいたします。 255: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 256: ◯ 教育部長(上田 智弘君) がん教育につきましては,健康教育の一環として,がんについての正しい理解とがん患者や家族などのがんと向き合う人々に対する共感的な理解を深めることを通じて自他の健康と命の大切さについて学び,共に生きる社会づくりに寄与する資質や能力の育成を図る教育と定義されてございます。そのため子宮頸がんに限らず,がん全般に対して正しい知識を身につけ適切に対処できる実践力を育成するとともに,健康と命の大切さについて主体的に考えられるようにする教育を実施してまいりたいと考えております。 257: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 258: ◯ 19番(太田 久美子議員) 子宮頸がんについても性別に関係なく,正しい知識と適切に対処する力を育成し,健康と命の大切さを考えられるようにする教育をしていただけるということだと思います。よろしくお願いいたします。  学校では,医療の最前線で病気から市民の皆様を守っておられる学校医にも御協力いただいて,正しい知識の普及啓発の促進に取り組まれていることと思いますが,このような学校医によるがん教育の取組について教育委員会の見解をお伺いいたします。 259: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育長。 260: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 部長の答弁どおり,狛江市医師会の熱心なお力添えの下に,中学校での保健体育科で活用できるがん教育のDVDの教材の制作につきましても,専門医を招聘しました緩和ケアに関する授業につきましても,狛江市では全国に先駆けて取り組んでまいりました。そしてがん教育の一つの課題でございます共生社会に関しましては,小学校の特別の教科 道徳を中心に,あるいは今年度からはさらに中学校でも「特別の教科 道徳」で小児がんを題材に,生命尊重をテーマとした学習を行っているところでございます。  昨年度より狛江市医師会の学校医担当理事でいらっしゃいます染谷先生が中心となってくださり,医師会との情報交換会やPTAの代表の皆さんを対象といたしました講演会でも,生活習慣で発症するがんだけではなく,ウイルスが誘因となり発症するがんの予防に関しましても啓発に取り組んでくださっているところでございます。保護者の理解啓発も視野に入れまして,児童・生徒はがんを学ぶのではなく,がんで学ぶ,あるいはがんでも学ぶことを目的といたしまして,健康診断の受診をはじめといたします早期発見,適切的確な判断と行動選択による早期治療など自らの健康を主体的に守る実践力を育んでまいります。  また現在,国民の2人に1人が罹患するがんでございますが,がんに罹患した方への偏見が社会的な問題となっております。正しい知識により支えて共に生きていく共生社会の実現に向けまして,健康教育に加えまして人権教育の推進も図ってまいります。 261: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 262: ◯ 19番(太田 久美子議員) 今年の1月,国立がん研究センターは,母親の子宮頸がんのがん細胞が出産時に羊水を通して移行し,子供が肺がんを発症したことを世界で初めて明らかにしました。国立がん研究センターの研究チームは,「子供の健康のためにも子宮頸がんの予防が重要だ」と指摘しています。赤ちゃんは治療で回復しましたが,母親は治療のかいなく子宮頸がんのために亡くなってしまったそうです。  これ以上つらい思いをする親子をなくすためにも,若い世代の女性が子宮頸がんで苦しみ亡くなることがないようにするためにも,子宮頸がんの予防は重要です。予防は第1次予防のHPVワクチン接種と第2次予防の健診の併用が両輪であり国際基準です。市民の皆様への正しい知識,最新情報の普及啓発に努めていただきまして,若い世代に多い感染症からも命と未来を守れる狛江のまちを実現していただきたいとお願い申し上げまして,1問目の質問を終わります。  続きまして,2問目のテレワークの推進で活気あるまちづくりについてお伺いいたします。  令和2年第4回の定例会において,テレワークの推進について質問させていただき,小田急SCディベロップメントとの連携事項として,テレワークの専用施設等の開業を喜多見駅高架下の出店者と調整しているとの御答弁をいただきました。その調整の結果,4月にSAKE-YA喜多見とサテライトオフィス狛江Cityが開業したと伺っております。  まずこの店舗の開業に至った経緯について確認させてください。 263: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 264: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 小田急SCディベロップメントとの包括連携協定に基づき,喜多見駅高架下への出店を検討していた麦酒企画との連携について協議してまいりました。その結果,市の課題や特徴,今後のまちづくりの方向性等を踏まえた店舗の開業について御協力をいただくことになり,働く,食べる,住むといった生活シーンが地域で完結する職×食×住近接をコンセプトとした複合業態店舗SAKE-YA喜多見,サテライトオフィス狛江Cityを開業していただくことになったものでございます。 265: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 266: ◯ 19番(太田 久美子議員) 小田急SCディベロップメントとの連携事項として,複合業態店舗が開業することになったとのことですが,どのような分野での連携を想定されているのかお伺いいたします。またこの店舗の概要や特徴などについて教えてください。 267: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 268: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市,テナントの管理者である小田急SCディベロップメント,店舗の運営者である麦酒企画との3者間で狛江市におけるテレワーク環境の整備及び地域の活性化に関する覚書を締結いたしまして,連携事項の拠点となる店舗を通じてテレワーク環境の整備,創業意欲の喚起,発掘,市民活動の推進,農商業の振興などの分野で連携した取組を進めていくこととしております。  SAKE-YA喜多見はビールの醸造,レストランショップを併設した店舗でございまして,レストランでは狛江産野菜を使った料理を提供しているほか,将来的には肥料となる麦芽かすを地元農家へ提供するなど,地域に根差した地産地消の取組を進めていく予定です。  併設するサテライトオフィス狛江Cityは防音仕様の個室とオープンスペースがあり,法人登録等は不要でどなたでもテレワークに利用できます。現在予約システムの再構築を進めておりまして,システムが本稼働すれば顔認証による入退館や電子決済等,コロナ禍を踏まえた非接触型の利用が可能となるとともに,併設したレストランのメニューをアプリで注文できるようになると伺っております。 269: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 270: ◯ 19番(太田 久美子議員) サテライトオフィスの開業に当たっては,東京都の補助金を活用していると伺っておりますが,補助金以外の経費負担についてお伺いいたします。この店舗の開業に当たっての初期投資や営業経費等で狛江市の財政的な負担はあったのでしょうか。 271: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 272: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) SAKE-YA喜多見,サテライトオフィス狛江Cityの開業運営に伴う設備投資並びに賃借料の必要経費は麦酒企画が負担しており,狛江市の財政負担はございません。 273: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 274: ◯ 19番(太田 久美子議員) サテライトオフィス狛江Cityは今,一定数の利用者がおり,今後プロモーションをさらに強化していくとお伺いしておりますが,このサテライトオフィスを多くの方に知っていただくために,運営者はどのようなプロモーションをお考えなのかお伺いいたします。 275: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 276: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) レストランやショップの利用者への周知,小田急SCディベロップメントや小田急電鉄と連携した駅や商業施設での広報活動,サテライトオフィスの利用が見込まれる年齢層へのLINEのセグメント配信等を検討していると伺っております。 277: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 278: ◯ 19番(太田 久美子議員) 5月15日号の広報1面で,市内にある5か所のサテライトオフィス等が紹介されておりました。テレワークが可能な施設が一定数あり環境は整備されつつあると思いますが,今後はこうした施設を広く周知し多くの方に知っていただく,利用していただくことが重要です。今回の広報掲載のように,広報活動等では市が協力できることも多くあり,今後も連携した取組を進めるべきと考えますが,市の見解をお伺いします。 279: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 280: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの必要性等を踏まえ,施設運営者に御協力いただきまして,5月15日の広報こまえで市内のサテライトオフィス,コワーキングスペースを紹介いたしました。今後も必要に応じて施設運営者と連携してテレワークの普及に努めてまいります。 281: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 282: ◯ 19番(太田 久美子議員) 続いて職員のテレワークについてお伺いいたします。  令和2年第4回定例会,令和3年度予算特別委員会で職員のテレワークの実施状況については,この間総務省の実証実験に採択され,またSIMフリー端末についても全部課長をはじめとして100台が貸与されていることを伺いました。その後3度目の緊急事態宣言が発令され,市役所でも再びテレワークを実施されていると伺っておりますが,これまでの取組との違いなどがあれば教えていただきたいと思います。 283: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 284: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 4月25日に3度目の緊急事態宣言が発令されまして,国が掲げております出勤率の7割削減を目標とし在宅勤務等に取り組んでおります。実施内容につきましては,前回の緊急事態宣言中と大きな変更はございませんが,今回から庁内グループウエアを活用しまして在宅勤務時の課題を管理職間で共有する取組を行っており,庁内手続のペーパーレス化が不十分であることや,決裁者が在宅勤務の場合は決裁が滞ることや,職場や業者,議員の方との連絡手段等をどう確保するかなど,多くの課題が共有されたところでございます。  課題を共有することで,一部の課題につきましては対応策も共有され改善につながっているところでございます。しかしながら,緊急事態宣言期間にもワクチン接種や新型コロナウイルス感染症対策の取組もございまして,実際には3割程度の出勤抑制にとどまっているところでございます。 285: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 286: ◯ 19番(太田 久美子議員) 緊急事態宣言中の在宅勤務の取組と課題について伺いましたが,在宅勤務によるメリットと考えていることはございますでしょうか。 287: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 288: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) コロナ禍における在宅勤務のメリットといたしましては,通勤がなくなることによる感染リスクの低減,また出勤人数が減ることにより職場の密を回避することができるということが挙げられます。  また一般的には在宅勤務をすることで,電車通勤がなくなることによる肉体的,精神的,物理的負担の軽減,電話等の対応が減り作業に集中できることによる業務の効率化,従来通勤に費やしていた時間を家事や趣味などの時間に充てることができ,ワーク・ライフ・バランスの向上につながるといったメリットがあると考えてございます。  また民間企業等で多くの出勤者数を削減することができた場合は,光熱費等の削減や事務机等の什器に係る費用の削減,場合によっては事務所スペースを縮小することも可能であるといったメリットもございます。 289: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 290: ◯ 19番(太田 久美子議員) 職員のテレワークは在宅勤務を中心に実施されていますが,御家族の事情によっては在宅が厳しい職員もおられると思います。そうした職員への対応についてお伺いいたします。 291: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 292: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今年3月から民間のサテライトオフィスと利用契約を締結してございまして,在宅勤務が困難である職員が利用しております。 293: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 294: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは職員のテレワークを本導入することについての御見解をお伺いします。 295: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 296: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在副市長からの指示もございまして,在宅勤務を含めました職員の働き方を変え,市民満足度,職員満足度を上げるための職員の働き方改革推進プランを策定しているところでございます。今後の在宅勤務,テレワークにつきましては働き方改革推進プランに基づきまして,働き方改革の一環として継続的に取り組んでまいりたいと考えてございます。 297: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 298: ◯ 19番(太田 久美子議員) 現在策定中の職員の働き方改革推進プランにテレワークについても盛り込んでいただいて,働き方改革の一環として継続的に取り組んでいただけるという力強い御答弁をいただきました。よろしくお願いいたします。  本市ではテレワークができる施設も増え,テレワークの環境整備が整いつつあります。市役所においても市民満足度と職員満足度の高い市役所を目指して,在宅勤務,テレワークに取り組んでいただいております。誰もが生き生きと働くことができて活気あるまちの実現に結びつくテレワークのさらなる推進をお願いいたしまして,2問目を終わります。  続きまして,3問目の飲食店と取り組むまちづくりについて質問させていただきます。  現在,新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言延長が6月20日まで続き,外出の自粛,テレワークの推奨など私たちの暮らしは大きく変化しています。飲食店を含む施設への使用制限や休業要請もあり,外食ができない,スーパーではレトルト食品が棚から消えるなど食生活にも大きな影響を与えています。ワクチン接種が始まり明るい兆しも見えてきましたが,今なおウイルスの脅威は狛江だけでなく日本中で続いています。  このような未曽有の事態が続く中,大きく影響を受けているのが飲食店ではないでしょうか。営業時間短縮要請をはじめ酒類の提供禁止,換気や消毒,座席幅の拡張などのコロナ対策,自粛によるお客様の減少など苦境を強いられています。
     そのような厳しい状況の飲食店ですが,テークアウトの需要は増加をしています。テークアウトの需要が伸びている要因として,テレワークなど働き方の多様化,家族構成などにより食事の在り方も変化しています。共働き世帯や核家族化が進む中で,テークアウトは調理が要らず家事や買い出しの時間も短縮できます。仕事に家事に,育児や介護と忙しい現代人に強い味方として多くの人々が利用するようになってきております。  さらに消費税の増税も大きく関わっています。テークアウトは軽減税率の対象となっており,増税前と同じ8%の税率で購入することができます。人との接触を減らして食事ができる。家庭で本格的なお店の味を楽しめる。食事を待つ時間もないテークアウトは,現在のコロナ禍には非常に私たちのニーズにマッチしていると言えます。  そこで自由民主党・明政クラブは,飲食店と取り組むまちづくりを提案させていただきます。具体的には,市民ひろばを使用しての市内飲食店のお弁当,お総菜を販売する企画でございます。企画の1点目として,生産者と市民をつなぐ場として狛江産の野菜を使用したお弁当を作っていただく。企画の2点目としては,狛江市と市内飲食店をつなぐ役割を担っていただくため,狛江市商工会に御協力いただく。市内農家においても,自分たちが作っているものを市民の皆様に知っていただき食べてもらう機会となり,それが今後の農地保全にもつながっていくことになります。飲食店の方も市民のため,地域のためという意識の変化が期待できます。  さらにこのような取組を進めることで,飲食店も地域社会の一員として,東日本大震災で問題となった帰宅困難者発生時には飲食店において支援の役割を担ってもらう。災害における各種支援協定の締結にも結びつく提案であると考えております。狛江市の見解をお伺いいたします。 299: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 副市長。 300: ◯ 副市長(平林 浩一君) このコロナ禍におきましては,行政が一方的に支援するだけではなく,生産者と消費者をつなぎ,また社会全体の活性化を図るという,いわゆるウィン・ウィンの関係を築くという視点が大変重要だと考えております。  御提案いただきました市民ひろば等の公共施設を利用した市内飲食店によるお弁当などの販売につきましては,緊急事態宣言が延長され,このコロナ禍で疲弊する市内飲食店への支援効果に加えまして,市民の皆さんのニーズにお応えできるだけではなく,様々な相乗効果も期待できる大変有用なものであると感じているところでございます。実施に向けまして,ぜひ商工会をはじめとする関係機関と調整を進めてまいりたいと考えてございます。 301: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 19番太田議員。 302: ◯ 19番(太田 久美子議員) 私ども自由民主党・明政クラブの提案を大変有用な提案だと御評価いただき,実施していただけるという御答弁,本当にありがとうございます。この取組は単に飲食店を支援するだけではなく,飲食店と共につくる狛江のまちづくりを理念に,狛江産野菜の新たな流通網の確保,飲食店の地域貢献への取組,食を通じたまちづくりにつながる取組でございます。改めて実現に向けて,できるだけ早期にお取り組みいただけますようお願いを申し上げまして私の全ての質問を終わります。ありがとうございました。 303: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時26分 休憩     午後 2時40分 開議 304: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。21番石井功議員。 305: ◯ 21番(石井 功議員) それでは一般質問を行いたいと思います。久しぶりなので,短めにやりたいと思います。  2年間ぐらい一般質問をしていませんので,このところ何か時代が変わったのかなというふうに思っているところです。本当に,コロナで時代が変わったのかなと思っております。それでこれからどういう時代が来るかというのを考えたいなと思うんですけれども,賢者は歴史に学んで愚者は経験に学ぶと言いますけれども,歴史に学んでみたいなというように思っております。  随分前ですけれども,たまたま国会中継を見ていたら,ある議員がこんなことを言っていたのです。やっぱり政治家の背骨というのは歴史認識だと。過去に起こったことをどのようにその人が感じるか,これは,これから起こることについてその人がどのように考えていくかというのが分かるということを言っておりましたので,我々議員にとって歴史というのは非常に私は必要なというか重要なものというふうに思っております。  昨日も今日もちらっと出ていましたけれども,東京オリンピック,もう1年ぐらい前ですか,麻生財務大臣が面白いこともしくは物議を醸したことを言ったことがありました。それは,「呪われたオリンピック」。2020東京オリンピック,これはコロナで延期。その40年前,これはモスクワオリンピックなんですが,このときは旧ソ連がアフガニスタンに侵攻して,旧西側諸国,これがボイコットした。さらにそのまた40年前これは東京オリンピック,これは日中戦争が激化してきて日本のほうから辞退したんです。意外と知られていないんですけれども1940年は,秋は東京オリンピック,春は東京万博をやる予定だったんです。これは両方とも戦争のおかげで中止になったんですけれども,盆と正月が一緒に来たような,本当は1940年は太平洋戦争の1年前ですけれども,そんな時代だったんです。それでオリンピックというのは40年に1回,つまり10回に1回ぐらいはそういうことが起きているということなんです。  そんなことを聞いたときに私なりに感じたことがありまして,私はこの日本は30年周期で時代が変わっているんじゃないかなという感覚を持っております。これはどういうことかというと,2020年はコロナです。30年前はどういうときかというと,1990年はバブルの崩壊なんです。1989年,1年前の東京証券取引所の大納会でつけた約3万8,900円でしたか,あれをその後30年間たっても一回も超えたことがない。  それからこの30年間,その前の30年間と比べるとよく分かるんですが,大きな災害が起きたということです。1995年の阪神・淡路大震災,これは6,000人以上犠牲になっています。それから2011年東日本大震災,これは1万8,000人以上ですか。大きな災害が起き,さらに今までにはなかったような地下鉄サリン事件なんていうのがこの30年間で起きているんです。だから失われた10年とか失われた20年と言われていて,私からすると日本にとってあまりよくない時代だというふうに思います。  その前の30年はどんな30年かというと,1960年から1990年,これはいわゆる高度成長期ですよね。1960年のちょっと前,3年前かな,経済白書に「もはや戦後ではない」というすごく有名な言葉があります。そこから30年間,東京オリンピックが行われて大阪万博が行われて,そして一時期オイルショックが見られた時代もあるんですけれども,日本が最大,高度成長してきた時代,これは私的に言うとすごくこの時代はいい時代だったのかなと。日本人が,例えば旦那は会社に勤めて,奥さんはどっちかというと専業主婦で子供が2人いてみたいな,日本のそういうものが信じられていたような時代なのかなという感じがします。  その前の30年はどんな時代かというと,これは1930年から1960年,これは言わずと知れたこれは戦争です。1929年,昭和大恐慌が起こります。この後に1931年,これは満州事変が起きて,そして世界から日本は総スカンだったんですね。国際連盟を脱退して,それで太平洋戦争に進んでいくと,その後に苦しい戦後というのを迎えるわけです。この時代はよくない時代と私は感じます。  その前の1900年から1930年はどんな時代かというと,1900年の前後は日清・日露戦争なんです。これが終わった後は,日本の国際的な感じでいうと,すごく緊張が緩和されたんです。その後に第一次世界大戦というのが起こるんですけれども,これはどっちかというと主戦場がヨーロッパ,日本は中国にも進出したりするんですけれども,このとき戦争で日本は物すごく好景気になって,いわゆる大正デモクラシーというのが起きるんです。これはいろいろなものを読んでいくと,日本の民主主義の物すごく大きな時代だったというのがほとんどの評価です。そういう意味でこの1900年から1930年というのは,私的に言えばすごくいい時代だったんじゃないかなというふうに思います。  そうすると1900年から1930年はいい時代,1930年から1960年は戦争で悪い時代,1960年から1990年は高度成長期でいい時代,1990年から2020年は失われたこの時代,これはよくない時代で,循環的にいえば今度はいい時代が来るんじゃないかなというふうにも思って,期待も込めて思っているんですけれども。  それでこれからの時代というのはどういう時代かというと,1つはITやAIみたいなイノベーション,こういったものがいろいろと活躍するといいますか用いられるのかなと。もう1つはいわゆる高度成長期から始まってきた1960年代以降の大量生産・大量消費という時代から,それから例えばマスコミュニケーションとかマスゲームとか,大きな集団とか大衆とかそういったものから,個人とか個と言われるようなものに変わっていくんじゃないのかなと。それからもう1つは,個人が使える時間というのが今までよりも多くなるような気がします。その中で,例えば副業とかボランティアとかこういった活動も行われていくのかなというような感じがいたしております。  そんなことでこれからの時代どうなるか分かりませんけれども,昨年度,狛江市は市制施行50周年。これも歴史を調べていくと,実は普通に歴史が進んでいったら,多分ここは調布市狛江になっていたと思うんです。もしくは調布市和泉。これは歴史のいたずらというか,ある出来事とかある人物がいたから,今狛江市というものがあるんですけれども,これ普通に考えていくとそういうことかなと思います。  このことを調べたことがあって,当時を知る,もう今はお亡くなりになりましたけれども,理事者側の皆さんの先輩であり我々の先輩でもありますけれども,聞いたときには,その人が言うには,そのときどのように思っていましたかと聞いたら,それは独立なんだと,狛江は独立とはどういう意味かというと,それは単独で市制施行するべきなんだというふうにおっしゃっておりました。そうしないとこの狛江のアイデンティティーがなくなってしまうんだとそのように言っていまして,私も本当にそのとおりだなというふうに思います。  前置きが長くなりましたけれども,それで狛江の歴史ということになります。今回出された新狛江市史です。この事業というのはどのぐらいの時間がかかって,どのぐらいの経費がかかっているのか,これについてお伺いいたします。 306: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 307: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今回の市史編さん事業は,市制施行50周年を迎える令和2年度に「新狛江市史 通史編」を刊行することを目指して平成24年度から開始したもので,期間といたしましては刊行までに9年間,経費につきましては令和2年度までに1億7,000万円ほどを要しております。 308: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 309: ◯ 21番(石井 功議員) 平成24年からで,約1億7,000万円ですか。非常に大きな事業だというふうに思います。まず市史編さん委員会の委員長の森先生をはじめとする委員会の皆様,それから調査員の皆様,それから資料提供者の皆様,それから事務局をはじめとする関係者の皆様にまずは感謝を申し上げたいと思います。  それでこの編さん事業は,平成24年から開始されてこれまでに1億7,000万円ほどの経費をかけてきたということですが,市史編さん事業の成果,これはどのようなものがあったのでしょうか,お伺いします。 310: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 311: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市史編さん事業の成果につきましては,これまでに「新狛江市史 通史編」の記述の根拠となる近世から近現代の史料や絵図・地図等を掲載しました「資料編」を8冊,地区ごとに実施してまいりました民俗調査の報告書を6冊,考古学関連の報告書を2冊刊行しているほか,編さん事業の普及を目的とした「市史研究 狛江」を第7号まで刊行するなどして,その成果を公表しているところでございます。  また平成31年度は通史編の刊行に向けて集中的に作業を進めたため,また令和2年度は新型コロナウイルスの感染状況やその影響を受けて通史編の刊行が遅れたため実施できませんでしたが,毎年市史に関連した講演会や古文書講座を開催するなど,その成果の一部を公表してきているところでございます。 312: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 313: ◯ 21番(石井 功議員) それでこの狛江市史,多分皆様にも配られていると思いますけれども,1,000ページを超える非常に壮大なものでして,ただこれを一気に読めと言われてもなかなか難しくて,私もまだ全部は読んでいないんですけれども,ところどころしか読んでいないですが,これなかなか普通の人が読むには長過ぎるのかなという感じもします。それで,こういったものをやっぱりせっかくこれだけやってきたんですから,多くの市民の方に伝えるというような意味合いもありまして,ダイジェスト版のようなものが必要ではないかと考えますが,ここについてはいかがでしょうか。 314: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 315: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 全体で1,000ページを超える「新狛江市史 通史編」を,いきなり一般の方々の手に取ってもらうことはなかなか難しいのではないかと考えているところでございます。そこで一般の方々が読みやすいように通史編の内容を簡潔にまとめ,狛江に特徴的な出来事をトピック的に紹介するようなダイジェスト版・普及版を刊行することを考えております。まずは普及版を手に取っていただき,興味・関心を持たれた部分からさらに通史編を遡っていただくような活用方法もあろうかと考えます。  この普及版につきましては,令和4年度末の刊行に向けて,現在掲載・構成を検討する等,準備を進めているところでございます。 316: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 317: ◯ 21番(石井 功議員) 令和4年度末に普及版を刊行する予定ということですが,市史編さん事業というのは,これはいつまでの期間を予定しているのか,これについてお伺いします。 318: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 319: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市史編さん事業は令和4年度末までを予定しており,それまでに普及版の刊行を予定しているほか,残された資料編や市内の民俗調査の成果を総括した民俗編,これまでの発掘調査の成果をまとめた考古資料編の刊行等も予定しているところでございます。 320: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 321: ◯ 21番(石井 功議員) それでは,これまで市史編さん事業で収集した歴史的な資料というのは一体どのぐらいの数量があるのか,これについてお伺いいたします。 322: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 323: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市史編さん事業に着手する前から教育委員会で資料の収集などを行っておりましたが,市史編さん事業の調査の中で,市内の旧家などから寄贈されたり借用したりしているものを加えて,約4万8,000点ほどとなっております。 324: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 325: ◯ 21番(石井 功議員) 全部で約4万8,000点ということで膨大な量だというふうに思いますけれども,この市史編さん事業で収集した資料を含めて現在までに市が保管・管理している歴史的な資料,これはどのようなものがあるのかお尋ねいたします。 326: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 327: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市史編さん事業で取り扱っております資料に限らず,歴史的な資料は大きく3つの種類に分けることができます。  1つ目は,江戸時代から近現代などの文字が書かれた古文書や古い絵図・地図,さらには古い写真などでございます。2つ目は,地域で使われてきた伝統的な生活・なりわいの道具など民具と呼ばれるものです。3つ目は,市内の遺跡の発掘調査で出土した土器や石器など考古資料と呼ばれるものでございます。  大きく分けて,以上の3つの種類がございます。 328: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 329: ◯ 21番(石井 功議員) 大きく分けて3つあるということですが,それらの資料は現在どのぐらいの数量がどのように保管・管理されているのか,またどのように活用されているのかについてお尋ねしたいと思います。 330: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 331: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 江戸時代から近現代の古文書や絵図・古い写真などは,市民センターにあります郷土資料室で保管してきましたが,現在は市史編さん事業の中で,目録の作成や資料に書かれた内容の判読・整理などを行い「新狛江市史 資料編」に掲載したり,古文書講座などで取り上げるなど活用しており,市史編さんの調査に伴って新たに発見された史料を含めて,現在は主に市史編さん室にて整理・保管を行っております。 332: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 333: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 民具につきましては,これまでに寄贈を受けた点数が約2,000点近くになってございます。これらは市内の旧家の建て替えなどに際しまして,それまで蔵などに保管されてきた生活道具がまとまって寄贈される場合が多く,旧狛江第4小学校の教室4教室にて保管してございます。そのうち一部を古民家園で展示したり,体験学習などで活用してございます。  考古資料につきましては,市内の開発・建築工事等に伴う発掘調査によって出土した土器や石器などが収納箱にして約1,500箱,さらに復元された土器などが中量棚に6個分ほどございます。このうち都の文化財に指定されております和泉式土器や猪方小川塚古墳出土遺物,古代の鉄製品や復元された土器の一部などを市民センターの郷土資料室にて保管してございますが,大半は旧狛江第4小学校の教室2教室にて保管しております。考古資料につきましても,市役所2階ロビーでその一部を展示したり,小学校への出前講座などで活用してきている実績がございます。 334: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 335: ◯ 21番(石井 功議員) 編さん事業があと2年間ぐらいでしょうか。この後,編さん事業が終わるとその編さん室がなくなってしまうんですが,その後こういった資料というのはどういう場所に保管されるのか,それについてお尋ねしたいと思います。 336: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 337: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市史編さん事業にて収集・整理し市に寄贈された資料につきましては,引き続き市が責任を持って保管・管理していくものと考えております。  編さん事業が終了した後の資料の保存につきましては,保存の場所,保存・整理に関わる体制等も含めて検討していきたいと考えております。 338: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 339: ◯ 21番(石井 功議員) 市史編さん事業が終了した後も,これまで市で集めた資料の保管・管理については万全を期すように検討をお願いするところですが,資料の保管・管理だけではなく,せっかく新狛江市史を刊行したのですから,普及版の刊行も含めてこれまでの成果や集めた資料を今後効果的に活用していくべきと考えますが,今後の活用の方法についてどのようにお考えなのかお尋ねしたいと思います。 340: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 341: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今後,通史編で取り上げた市の歴史に関する内容や特徴的な出来事等に関する講演会を行ったり,古文書講座や関連する資料の展示などを行うなどして,市史編さん事業の成果の活用と普及に努めてまいりたいと考えております。 342: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 343: ◯ 21番(石井 功議員) 市史の活用の方策として,講演会や古文書講座・展示などを行うということですけれども,なかなかこういう企画というのは,より多くの市民にとってはなかなか参加しづらいというか取っつきにくいというか,そんな感じがいつもしているんです。せっかくこれだけの大事業ですから,この内容みたいなものをもっと多くの市民の方に知ってもらいたいというふうに思います。  例えばの話ですけれども,狛江市制施行50周年の記念の行事だったんですけれども,残念ながらコロナで中止になってしまった。むいから民家園で古式結婚式という企画が実はあったんです。これに私も絡んでいてぜひやりたかったんですけれども,これはもともとどういうものかというと隣の世田谷区にある次大夫堀公園,行ったことがある方もいると思いますけれども,あれは昭和50年代にできたんです。そのオープニングとして,一般公募したカップル,この人たちに古式結婚式をやってもらうと。それでそのときの仲人が世田谷区在住,中村メイコさんと神津善行さん,この夫婦が仲人役をやって,その古式結婚式をやってそれの映像が残っていたんです。それを見ながら企画なんかも考えていたんですけれども,古式結婚式とはどういうものか。昔の結婚式というのは夕方やるのです。当然ながら新郎の家でやるわけです。夕方だからちょっと薄暗くなる。花嫁は仲人が先頭に立って提灯を持って,薄暗いので照らすわけです。提灯を持って,その後に花嫁行列と言ってずらずらと並んでその婿の家に行くんです。この花嫁は玄関からは入らない,勝手口から入るのです。勝手口から入って,勝手口を入るとその家のしゅうとがしゃもじを持っているらしいんです。そのしゅうとがしゃもじを嫁に渡す,これが一つの儀式なんですよ。これは多分,台所を預けますよという意味合いになっているのかなと。  その後に,古い民家ですからかまどがあるんです。これは土間のところにかまどがあって,そこに火をつける,それが次の儀式。その後どうするかというと,大体土間の次というのは畳のある部屋ではなくて板の間,ここにいろりがあったりする。三々九度をやるんですけれども,通常古民家というのは南側に向けて畳の部屋,和室が2つつながっているもしくは3つつながっている,ここで結婚式や葬式をやるのです。板の間というのはそれより北側にあるわけです。三々九度は絶対に,客室といいますか畳の部屋でやるのかなと思ったら,昔の結婚式はこの板の間で三々九度をやるというのが一つの習わしというか流れなんです。その後に花嫁は和室の部屋,金びょうぶがあるかどうか分かりませんけれどもびょうぶのところで婿と嫁が並ぶと。次に行われることは何かというと高砂なんですけれども,高砂というのは仲人がやることになっているんですって。昔の仲人って地域によっても違うんでしょうけれども,ある地域だと全部仲人がやる。全部というのはお金も全部仲人が出す。  つまり,引き合わせから始まって,いろんな打合せとかそれから結婚式にかかる費用まで全部仲人が出す,こういったところもある。そうじゃなくても,両家でかかるお金を調整役,こういうのを仲人がやる。だから仲人は親同然とかと言うのは,本当に昔はそうだったみたいです。ですから,かなりの人物じゃないとこの仲人というのはなかなかやれなかったというようなことだったと思います。  これをむいから民家園で実際にこだわりながらやって,誰かが解説しながらやって,外の庭でたくさん市民の方に見てもらって,ここはこういう意味があるんですよなんてやると,こういうことだとかなり多くの市民の方に興味を持ってもらえるのかなというような感じだったんですけれども,残念ながらコロナでできませんでした。  こんなような企画が,1つはせっかくこれだけの期間をかけてこれだけのしっかりとしたものができたのですから,なるべく多くの人に知ってもらうためにはやはり多くの人に興味を持ってもらうような企画なんていうものが必要かなと思います。  それで,例えば史跡巡り,今タブレットで史跡巡りというと大体1番目に出てくるのは,じゃらんネット,じゃらんって雑誌です。じゃらんネットというものがあって,史跡・名所巡りといって,この辺の多摩地区のランキングも出るんです。多摩地区のランキング36位まで出る。この中の36位の中で狛江に関するものは14位に亀塚,18位に玉川碑,19位が兜塚と。やはり狛江は古墳なのかなという感じがしますけれども,この中でちょっとだけお時間をいただいて玉川碑のお話をしたいんですけれども,この玉川碑って多分これは結構多くの方が知っていると思いますけれども,渋沢栄一が関連しているということであります。教科書になかなか渋沢栄一の名前が出ていないので,あまり広くこの渋沢栄一という名前の知名度はそんなにないのかなという感じがしますけれども,3年後1万円札になる。そうすると,日本で渋沢栄一を知らないという人はいなくなるんじゃないかと思うんです。だからこのときに,何かイベントでもやったらいいんじゃないかなと思いまして,狛江市にもいろんな人が住んでいます。国の原子力委員会の委員をやられている方がいて,この人からちょっと話をいただきまして,国がやっている事業でこれ文化庁の事業なんですけれども,日本博という事業があるんです。  これは2020東京オリンピック・パラリンピックから2025年大阪・関西万博まで,この間のインバウンドを狙った事業ということなんです。この中で令和の万葉大茶会という企画があるんです。これはどういうものかというと,大体令和というこの名前は,万葉集から取られたというのは多分これは誰でも御存じだと思うんです。じゃ,その万葉集のどの歌からこの令和というのが来ているかというと,この辺から大体あまり知らないと思うんです。  これは梅花の宴という歌なんです。梅花の宴は梅の花の宴と書いてあるんですけれども,これは飛鳥時代から奈良時代のときの最大の役所って九州の太宰府なんです。ここに大伴旅人というすごく偉い役人,大納言ですからかなり上のほうです。この方がいて,この人は何をしたかというと,その太宰府で長官を務めているんですけれども,当時日本にはなかった梅の花,これは原産が中国なんです。中国から取り寄せた梅の花を植えて,その梅の花が咲いたところで,九州の主立った役人を呼んで,その梅の花の下でお茶を振る舞った,これがこの歌の背景なんです。  梅花の宴,これがその背景なんですけれども,その後この旅人の息子,これは大伴家持という名前です。この人はこの後いろんなところに赴任するんです。役職でいうと中納言という役職なんですけれども,ほかに高岡とか宮城県とかいろいろ行くんですけれども,この辺,関東の辺をその当時東国と言った,ここには赴任しなかったんです。この編集者である大伴家持,この人自体も歌を詠む人なんですけれども,いろんなところに赴任したときに,そこにある歌を集めて編集したのが万葉集というふうに大体言われているんです。それで,残念ながらこの辺には来たことはないんですけれども,この東国の歌も万葉集には載っていて,東歌と言うんです。この辺の歌,この東歌,東国この地域の東歌の一番代表的な歌がこの玉川碑に書かれている歌なんです。だから万葉集の中でもかなり重要な歌であるんですけれども,話が長くなりましたけれども,こういったことを再現しようというのが令和の万葉大茶会。2024年は宮城県でやる予定なんですけれども,東国ではないので狛江市とどうにか一緒にできないかなというのがこの話を持ってきた人の話の筋なんです。  できれば,私もそんなことができたらいいなと思いまして,去年の11月に一番最初の万葉大茶会というのが浜松町の浜離宮で行われたんです。それで私も誘っていただいて見に行ったんですけれども,国のイベントというのはもう全然桁が違って,はっきり言うとお金がすごくかかっている。これの趣旨というのは,それぞれ6年間をかけて家持が赴任した地にサーキット的に茶会をやっていくんです。そのときはそれぞれの町の首長が,奈良時代というか平安時代の服みたいなものがあります,神主が着ているような,ああいうのを着ながらお茶を飲むということをやっていて,小池都知事も来ていました。結構いろんな偉い人も来ていて,それでこの一つのコンセプトは水素自動車の電気でお茶を入れるというものなんです。なぜかというと,これはこの起源というのはもともとはG20の環境閣僚会議,このとき環境の関係のG20のお偉いさんが軽井沢に来て会議をやったらしいんです。それがたまたま令和元年6月だから令和になったばかり,それなのでそこで考えられたのが,1つは環境だから水素でお茶を沸かして,令和だから令和式のお茶会をやろうなんていうことで行われたそうです。これもあと3年後ぐらいですか,ちょうど渋沢栄一が1万円札になる年にたまたま宮城県で行われて,できたらそこで狛江市と合同でみたいな話もちらっとあるということでございます。  それで話がずれましたけれども,狛江はどっちかというと古墳のまち,そんなような感じがします。それで,これも最近出されたこの「歩こう!狛江の古墳」。この企画,私はなかなかいいなと思いますけれども,その反響というのはどうだったでしょうか,お伺いします。 344: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 345: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 「歩こう!狛江の古墳」につきましては,令和2年4月に猪方小川塚古墳公園と亀塚古墳公園の2つの古墳公園が開園したことを契機に,古墳公園の新たな活用策の一つとして企画をしたものでございます。  この2か所の古墳公園と,令和3年4月1日に開園した土屋塚古墳公園を含めて,市内に残された古墳5か所を巡っていただくことで,住宅地の中に古墳が点在するように残されてきている狛江の特徴を広く市民の皆さんや市外の方々に知っていただければという意図で企画したものでございます。  実施に当たりましては,対象となる5か所の古墳を記したイラストマップを掲載した「歩こう!狛江の古墳」パンフレットを1,000部印刷し3月24日から配布,広報こまえ4月1日号及び市教育委員会のホームページで周知いたしましたが,パンフレットにつきましては当初印刷しました1,000部はほぼなくなっており,市内の小学校に通う小学6年生に配布するよう600部を追加で印刷してございます。パンフレットの配布数が必ずしも参加者数とはなりませんが,当初用意いたしましたパンフレットはほぼなくなっている状況にございます。 346: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 347: ◯ 21番(石井 功議員) 今日,三宅議員の質問の中に出ていましたが,狛江市はウォーカブルシティー推進都市になっております。「居心地が良く歩きたくなるまちなか」ということで,この中でこれの元になっている提言的なものがあって,10の潮流,10の構成要素,まちなかウォーカブル推進プログラム10の施策と。この中で出ていない部分で,1つは人口減少,それから働き方の多様化,例えばフリーランスであるとか副業であるとか,それから働く場所の多様化,こんなものがあります。それからこれは辻村議員が言った,日本の孤独,これは友人と時間をほとんど過ごさない日の割合が,OECD諸国の中で日本が1位と孤独大国と言われているらしいんですが,こういった背景の中で,このウォーカブルシティーの一つの考え方として,偶然の出会いを演出する。例えばそこに行かなければ出会えることがなかった,こういう考え方があるんです。  これとこの歴史はうまくいかないのかなと思いまして,先ほど言った史跡巡りとか名所巡りと検索すると1番目にはじゃらんネットが出てきて,次に出てくるのがTABICAというサイトなんです。これは御存じかどうか分からないんですが,TABICAというのは個人の人がまち歩きの企画をして,それで人を集めていろんなまち歩きをするんです。  例えば,隣の世田谷区だと等々力渓谷,野毛大塚古墳,等々力不動尊をぶらぶら散歩という企画を男性の方が企画していて,この参加費1,500円。例えば,トラベルジャーナリストが案内するディープな東京「佃・月島巡り」,これだと2,083円。山手線内最高峰,一番高いところ,山手線に箱根山という山があるらしいです,私は知らないんですけれども。それと新宿区の自然を楽しむ散歩,これは女性の方が企画していて1,000円。こんなのがあるんですね。  物は試しで私行ってきまして,トラベルジャーナリストが案内するディープな東京「佃・月島巡り」といって下町のほうを2時間半ぐらいですか,この人はもともと旅行会社にいたらしいんです。それで今は個人的にこういう仕事をしている。仕事ですよ,仕事をやっているという。最高観光人数が大体2人とか3人とかそのぐらいでやるんです。30人も40人も集めてだらだら大群になっていくというんじゃなくて,今はどっちかというとコンパクト,少人数でやっていくみたいな感じのほうが多いのかなという感じです。行ってみて,参加する人たち,大体50代ぐらいの女性がほとんどです。あまり男性はいない。どうもほとんど女性みたいです。下町の町並みを歩いて,あそこの名所というのは長屋なんです。あの辺は関東大震災では全焼したんですけれども,戦争では焼けなかった。いまだにその長屋,3軒長屋4軒長屋というのが残っていて,それから月島というともんじゃ焼きです。そんなところを案内して,ガイドの人がいろいろ言いながら2時間半ぐらい歩いていくというこんな企画がありまして,僕はこんなのもいいんじゃないのかなと。それで,これはその働き方の多様化もしくは副業,例えば働いていてもできますよね,土日だったら。もしくはリタイアした後の趣味的な働き方,何かそんなような感じなのかなと思います。  それで,市としてこのような例えばガイド,この「歩こう!狛江の古墳」はガイドがいるわけじゃなく,これを見ながら歩いてねと言うんだけれども,もっといろいろ説明してくれるガイドがいて歩くというのも何となくいいんじゃないかなと思いまして,こんなガイドを育成して,企画自体もその人にやってもらう。そうすると市民の興味を引くだけでなくて,市外からの来訪者を増やすことにもなるのではないかと考えますが,いかがでしょうか。 348: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 349: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 文化財巡り・まち歩きといった企画につきましては,これまでも教育委員会で文化財散策マップを作成し配布したり,文化財巡りなどを実施してまいりましたが,最近では個人の方が企画し実施する文化財巡り・まち歩きなども頻繁に行われるようになってきており,今後興味を持った市民の方々が実際にまち歩きを企画しガイドするような場合も増えていくかというふうに考えております。 350: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 351: ◯ 21番(石井 功議員) 先ほどのTABICAのガイドでは,これはビジネスでやっているのかなと思いますけれども,これは例えばボランティアと言わないのかなというふうに思うんです。その町のために,それは少しお金をもらうんだけれども,その人の意思でこの町の紹介をしていく。こういうのはボランティアとは言わないのかな。それで個人の利益と公共の利益というのは一致しないのかなということを最近考え出しておりまして,例えば,つい最近のニュースでも,東京ドーム,これは無償で接種会場に提供しますよというニュースがあったんです。当然東京ドームも無償で提供するんだけれども,東京ドームは別にあの下のグラウンドを提供するんじゃなくて,1階とか2階とか3階のところを提供して,うまくすれば試合があれば野球の練習を見ながら接種できると。それを見ると,もしかすると観客動員につながるかもしれないみたいなそういうところもあるのかな。だから,個人とか法人の利益と公共の利益というのは一致するときがあるんじゃないかというふうに思うんです。  今後,行政はこういうことを考えなきゃいけないんじゃないかと思うんです。ただなかなか難しいのは,調べてみると戦時中郵便局にこういう標語が貼ってあったというのですが,「公と思う心が既に敵」,これは戦時中ですよ,だから物のない時代。これはどういうことかというと,公共のものと思うと無駄に使ってしまうので,公共のものとは思わないでくれという,こういうことなんです。  例えば,道路にたばこの吸い殻を捨てる人がいますよね。空き缶を捨てる人がいる。だけれども家に帰ってきて自分の庭にたばこを捨てる人もいなければ,空き缶を捨てる人もこれは絶対いないと思うんです。だからこういう,究極的に言うと,やっぱり公共のものを自分のものという感覚になったときにこういうことが起こらなくなるんじゃないのかなというふうに思っております。そういうふうに思わせることがボランティアの第一歩というか,うまくいくんじゃないかと思うけれども,ボランティアで難しいなといつも思うのは,ボランティアなんだけれどもボランティアじゃない。つまり,例えば先輩に頼まれたからやっている。地域の重鎮に頼まれているから付き合いでやっている,自分の意思じゃない。それから町会や自治会の会でやっているので義務的,いや俺役員だから行かなきゃいけないんだよと義務的にやっている。それからメンバーが固定されて,長い間で固定されてしまって新しく入れない,入ってもそこの環境になじめないですぐ辞めてしまう。それからリーダー不足。
     私のほうではいつもボランティアは団体という感じなんですけれども,例えばもう今,僕はマスから個の時代になってきたときに,個人でボランティアでいいんじゃないかと。個人の集合体がたまたま団体になると。だから僕は偶然の出会いを演出するみたいなことも考えていかなきゃいけないのかなというふうに思います。  それで,これまで蓄積した歴史的な資料を保管・管理するとともに,地域の歴史に関する展示会を行い,市内を散策するガイドの拠点となるような機能,こういったガイドの拠点となるような機能,そして活動の核となるような施設として歴史博物館のような施設についてぜひとも検討していただきたいと考えます。それで,多摩26市のうちで歴史に関する博物館・資料館がない自治体はどれぐらいあるか,これについてお伺いします。 352: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 353: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在26市のうち地域の歴史に関する博物館や郷土資料に関する何らかの展示施設がない市は,狛江市のみとなっております。 354: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 355: ◯ 21番(石井 功議員) 非常にこれは残念なんですけれども,こういうのがないのは狛江市だけなんです。ただこれは,造れるときに造らなかったという側面も私は1つあると思います。  もう1つ,この近くのそういったところに行ってみます。例えば世田谷区立郷土資料館,調布市郷土博物館,稲城市郷土資料室,国立歴史民俗博物館。この4つへ行ってみたんです。行ってみて,私以外に誰か見学客がいたところは国立だけです。あとは私だけです。だからこれ何とも言えないんです。  例えば,世田谷区は大場代官屋敷というのが最初にあって,その屋敷を中心に展示場というのが構成されています。調布は新選組の近藤勇の生家があそこにありますから,それが中心になっている。それから稲城市はこれといったものがないんだけれども,この間,国かな,東京都かな,文化財か何かに指定された狛江の屋形船を造った船大工の道具,これが結構中心になっているんです。それとここは,特徴的なのは世田谷区,調布市の博物館はすごい鉄筋コンクリートの立派な建物に対して,稲城市は廃校になった学校の2部屋,3部屋ぐらいかな,それを使ってやっているという,少しローコストでやっている。それから,唯一私以外に見学者がいた国立は,これも最近の新しい建物で,例えばカフェが併設されていたりとかガラス張りになっていたりとか,そんな感じなんです。だから昔風の博物館・郷土博物館,これもなかなか,今は難しいところがあるのかなという感じがいたします。  それで,必ずしも規模が大きな昔ながらの博物館が必要ということではありませんが,先ほど触れたように,市史編さん事業を含めてこれまで市が集積した歴史資料を保管・管理していくための施設は必要ではないかと考えます。その際,単に歴史資料を保管・管理し展示するだけのものではなくて,広く活用できるような施設が望ましいのではないかと思います。  例えば地域の歴史に興味を持つ人が気軽に集まることができたり,個人の興味や関心に応じた調べ物ができたり,さらには先ほど述べたように市内に残された文化財や歴史巡り・町巡りなどを行うときにガイドステーションとなるような機能を持ち合わせるなど,地域に対する興味や関心を一つの核として地域の人々が地域のために活動できるような居場所づくりが必要ではないかと考えますが,いかがでしょうか。 356: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育長。 357: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 実際に地域の中に残されています歴史の痕跡でありますところや,地域の中で残されている文化財を巡るということは非常に大切なことだというふうに考えております。その際ガイドステーションのような機能を持つというようなことも必要かと思いますが,これまで担当とも,私どもも何か所か視察をしてまいりました。その中で市が収集して保管してきた歴史資料につきましては,市が責任を持って後世に継承するために保管・管理していくべきものと考えております。また保管・管理しながら,それらを展示できる施設の必要性は認識しているところでございます。それは単に地域を巡る際の案内所としての機能にとどまらず,地域と歴史や文化の学習の拠点としての機能も求められていると考えております。  地域づくりのためには,地域のことをいかに学ぶかということが直結してまいります。すなわち,小・中学校における地域学習で活用できる機能を持たせるとともに,あらゆる世代の市民の地域に対する学びに対応し知的好奇心がかき立てられる機能を有し,そこに行けば地域の歴史や文化財に関する学びのニーズに応えてくれる場であるということが望ましいと考えております。  以上のような内容を含めまして,今後,幅広く深く研究し検討してまいりたいと考えております。 358: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 21番石井議員。 359: ◯ 21番(石井 功議員) これから歴史資料館なり郷土資料館,これから造るというと,これもなかなか大変かなというふうに思います。それで,これから造る公共施設,これはどう考えるべきかということですけれども,これは一番最初に言ったように,時代が変化しますから時代の変化を考えなければならなくて,今までの延長線上で考えてはいけないんじゃないかなというのを私は1つ思います。  それからもう1つは,その町の財政力を考えなきゃいけないと思うんです。これも私が最初に当選したとき,平成19年ですけれども,その頃はどういう感じだったかというと,その少し前に北海道の夕張市が破綻しました。このときは自治体の財政というのは結構クローズアップされていて,平成19年の4月かな,ちょうど選挙があった頃に出た日経ビジネスという雑誌で,東京で財政が一番危ない町は狛江だというふうに載せられちゃったんです。そのぐらい狛江の町の財政というのは厳しかった。ただその後,総務省の集中改革プラン,狛江市でいえばアクションプラン,それから例えば市長の交代とかいろんな要素があって,ようやく最近本当に狛江市の財政というのはよくなったという言い方がいいのか,その頃よりはよくなった。ただ根本的に財政力が上がったということじゃないんです。多分入ってくるお金はそれほど変わらない。その当時と変わらない。家でいえばお父さんが稼いでくる給料は残念ながら変わらないんだけれども,あの頃よりちょっと出ていくお金を抑えた,貯金もし出した,その程度のことかというふうに考えます。  それで,今後の公共施設はこれからの時代に合っているのか,その町の財政力に合っているのか,こういったことも考えながら計画していかなければいけないのかなというふうに思います。それと新たに造るのではなくて,稲城市みたいに,例えば廃校になった学校を利用するであるとか,何か空いた施設をどうにかリノベーションして使っていくとか,そういう考え方もあると思うんです。  ただ,その町の歴史,これはやはり狛江市でしかできないのです。図書館はほかの町にもあります。何でも大体ほかの町に行けばあります。でも狛江の歴史を展示したり保管したりする場所は狛江にしかないと思いますので,これはぜひ,少し時間はかかるというふうに承知はしておりますけれども,考えていただきたいということを一つ申し上げたいと思います。  それから,このまちの歴史を知るということは,このまちに愛着や住み続けたいというようなインセンティブになるというふうに考えています。残念ながら多摩26市で唯一郷土資料館がない町ですけれども,もちろんこれはさっき言ったように,造れるときに造らなかったというような側面もあります。郷土資料館を造るには,いろんな事業の中で狛江の歴史というのを多くの人に知ってもらって,だんだん皆さんの興味みたいなものが膨れ上がったところがそういうタイミングじゃないのかなということを一つ思います。  それから最後に,もしかすると随分前に,昭和20年代後半から30年代にかけて,調布町それから神代村・狛江村の合併というのを,基本的に東京がその意思をある程度固めていたというふうに思っております。しかしこのときに,いろんな方々がいろんなタッチをしたわけですけれども,おかげさまでこの狛江市,独立して市制施行50周年を迎えました。このまちのアイデンティティーは何か,これはまちづくりをしていくべきで絶対必要なものだというふうに思うんです。  このまちというのは,1万年前ぐらいから大体人が住んでいる。人はなぜそこに住むのかと思うと,まずここには水があった。多摩川やそれから湧き水です,和泉というぐらい。ここは稲作ができる。仕事がここにあったということです。近代でいえば,仕事は狛江ではなくて都心に移った。ただ,都心に非常にアクセスのいい場所にこのまちがあったということだと思うんです。ここは,このまちはどういうまちかというと私は人が住むまち,つまり産業や商業とかそういうまちじゃなくて人が住むまちだと思うんです。  もう30年以上前ですけれども,第1次基本構想,これは「水と緑の住宅都市」,これが第1次の基本構想です。その後も2次,3次,この水と緑のというフレーズはずっと継続されています。これはまさにこの狛江のまちは水と緑,これがアイデンティティーでいいんじゃないかなと。多摩川があったことによってこのまちというのは,本当に潤ったり,それから癒やされたり,そういうことがある。それから緑,残念ながらこれもそんなに緑は多くないですけれどももう,これは航空写真で見れば一目瞭然ですけれども,狛江市はそんなに緑多くないです。ただ,印象的な緑が残っているということだと思うんです。それは狛江駅北口の例えば樹林地をはじめとして,印象的なところに緑がある。だから皆さんが狛江は緑が多いですねと言ってくれるゆえんだというふうに思っております。  これからのまちづくり,しっかりとしたアイデンティティーを持ってつくっていっていただきたい。それから郷土資料館も,ぜひとも検討いただきたい。そのことを申し上げて一般質問を終わります。ありがとうございました。 360: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 361: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。  よって本日は以上で打ち切ります。  お諮りいたします。  議事の都合により,明日は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 362: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって明日は休会することに決しました。  なお,次回の本会議は6月3日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 3時37分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...