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令和3年第1回定例会(第4号) 本文 開催日: 2021-03-02
令和3年第1回定例会(第4号) 名簿 開催日: 2021-03-02

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明君) 選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 71 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 73 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 75 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 77 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 79 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 81 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 83 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 85 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 87 : ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 89 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 90 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 91 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 92 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 93 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 94 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 95 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 96 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 97 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 98 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 99 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 100 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 101 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 102 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 103 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 104 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 105 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 106 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 107 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 108 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 109 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 110 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 111 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 112 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 113 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 114 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 115 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 116 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 117 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 118 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 119 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 120 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 121 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 122 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 123 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 124 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 125 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 126 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 127 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 128 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 129 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 130 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 131 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 132 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 133 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 134 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 135 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 136 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 137 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 138 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 139 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 140 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 141 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 142 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 143 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 144 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 145 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 146 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 147 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 148 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 149 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 150 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 151 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 152 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 153 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 154 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 155 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 156 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 157 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 158 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 159 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 160 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 161 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 162 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 163 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 164 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 165 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 166 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 167 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 168 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 169 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 170 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 171 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 172 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 173 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 174 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 175 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 176 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 177 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 178 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 179 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 180 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 181 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 182 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 183 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 184 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 185 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 186 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 187 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 188 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 189 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 190 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 191 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 192 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 193 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 194 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 195 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 196 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 197 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 198 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 199 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 200 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 201 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 202 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 203 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 204 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 205 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 206 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 207 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 208 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 209 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 210 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 211 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 212 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 213 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 214 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 215 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 216 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 217 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 218 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 219 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 220 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 221 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 222 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 223 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 224 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 225 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 226 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 227 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 228 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 229 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 230 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 231 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 232 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 233 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 234 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 235 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 236 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 237 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 238 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 239 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 240 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 241 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 242 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 243 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 244 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 245 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 246 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 247 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 248 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 249 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 250 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 251 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 252 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 253 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 254 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 255 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 256 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 257 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 258 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 259 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 260 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 261 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 262 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 263 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 264 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 265 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 266 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 267 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 268 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 269 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 270 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 271 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 272 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 273 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 274 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 275 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 276 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 277 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 278 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 279 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 280 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 281 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 282 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 283 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 284 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 285 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 286 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 287 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 288 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 289 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 290 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 291 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 292 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 293 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 294 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 295 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 296 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 297 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 298 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 299 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 300 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 301 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 302 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 303 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 304 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 305 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 306 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 307 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 308 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 309 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 310 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 311 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 312 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 313 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 314 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 315 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 316 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 317 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 318 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 319 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 320 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 321 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 322 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 323 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 324 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 325 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 326 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 327 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 328 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 329 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 330 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 331 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 332 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 333 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 334 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 335 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 336 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 337 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 338 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 339 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 340 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 341 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 342 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 343 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 344 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 345 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 346 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 347 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 348 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 349 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 350 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 351 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 352 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 353 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 354 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 355 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 356 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 357 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 358 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 359 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 360 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 361 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 362 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 363 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 364 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 365 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 366 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 367 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 368 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 369 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 370 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 371 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 372 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 373 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 374 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 375 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 376 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 377 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 378 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 379 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 380 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 381 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 382 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 383 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 384 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 385 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 386 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 387 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 388 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 389 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 390 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 391 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 392 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 393 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 394 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 395 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 396 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 397 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 398 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 399 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 400 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 401 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 402 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 403 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 404 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 405 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 406 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 407 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 408 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 409 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 410 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 411 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 412 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 413 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 414 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 415 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 416 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 417 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 418 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 419 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 420 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 421 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 422 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 423 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 424 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 425 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 426 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 427 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 428 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 429 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 430 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 431 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 432 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 433 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 434 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 435 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 436 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 437 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 438 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 439 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 440 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 441 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 442 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 443 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 444 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 445 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 446 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 447 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 448 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 449 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 450 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 451 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 452 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。21番谷田部一之議員。 3: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 狛江市議会令和3年第1回定例会,自由民主党・明政クラブ幹事長谷田部一之,一般質問させていただきます。  まず最初に,愛する狛江,未来のためにでございます。  私たち自由民主党・明政クラブは,愛する狛江,未来のためにということで,各議員がそれぞれ狛江のために一生懸命尽くしてきました。ボランティア活動,地域活動をしてきた議員,そしてまた,民間の活力を生かしたという議員が,私たち自由民主党・明政クラブにはいます。  やはり50年先,このまちが大好きでございます。そして愛しております。そしてこれから先も,狛江のまちづくりをどんどん活性化していかなければいけないということで,私たち,日夜,市民の皆さんの代表でございますので,そして地域の代表でございますので,その市民,そして地域の人たちの意見を聞きながら,市に提言しているわけでございます。  今回は,安心・安全なまちづくりということで,私の地元であります和泉多摩川,そしてまた狛江駅南口周辺,こちらの地域課題にのっとって,おさらいをしながら一般質問をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。  この一般質問は,昨年から何回も私やってきたのですけれども,今回タブレットになったということで,今まで手作りで皆さんに作っていただきながら協力していたのですけれども,今回,このタブレット,新しいものを起用しながら使っていきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  昨日も,栗山議員の質問にございましたけれども,狛江市ではまちづくりグループが6個あるということで,今までにないことでございます。地域の機運,まさに行政に提言できるという地域事情から生まれてきたまちづくりグループでございます。  それが6つもできたということは,大変喜ばしいことで,基本計画に書いてあります。そういう地域からの課題が今希薄になっていると。どうせ市に提言してもできないことだろうということが,今まさにこの機運が盛り上がった次第で,6つもできたということは非常に喜ばしいことであります。市長の掲げる市民が主役のまちづくりのまさにその根幹だと思っておりますので,このまちづくりグループのこの2つ,和泉多摩川・狛江駅南口の活性化ということからやっていきたいと思いますので,まずタブレットを見ていただきたいと思っております。  狛江・和泉多摩川リバーサイド賑わいのある街づくり推進会でございます。  こちらは和泉多摩川地域のまちづくりグループ,一緒になって作成したものでございます。この地域の課題を,今から説明いたします。  こちらは,和泉多摩川地域の空撮でございます。和泉多摩川駅左側に多摩川,その右側に東和泉三丁目,四丁目,元和泉地区です。この地域の全体の課題を今から説明いたします。  次のページ,これは和泉多摩川駅の北口にあるバス停でございます。この地域,東和泉三丁目,四丁目の課題といたしまして,高さのある建物が建てられないと。どうしても地主さんも建て替えをしたいのだけれども,この地域は建て替えができないということで,駅から近いところは大きな建物,例えば3階建ての建物ができるところがほとんどなのですけれども,この和泉多摩川地域は,建蔽率,容積率,40%,80%のために,なかなか建てられないというのが現状でございます。  次のページへいってください。  垂直避難ができる建物がなく不安ということでございます。皆さんも御承知のとおり台風第19号がこの狛江地域を襲いました。そうしますと,このハザードマップに書いてある東和泉四丁目の地域は,やはり濃いピンクに覆われて,ハザードマップでも非常に危険だという所です。建て替えができないということは,垂直避難ができないということです。どうにかできないものかということで,この市民グループから上がってきました。不安であると。  前に戻ります。
     垂直避難ができる建物が欲しいということで,地域課題として浮き彫りになってきております。  次のページ,和泉多摩川地域,元和泉の地域も大きな地域でございます。駅を面として考えた場合,この松原通り,皆さんも御承知のとおり3・4・17号線,調布に行くのも,今狛江三差路に行くより,多摩川の橋を渡ってすぐ左折して調布甲州街道に行く通りでございますので,ここが基本路線。今までは狛江の三差路を左に曲がって調布に行っていたのですけれども,多摩川から来る人はほとんどここを左折して調布かいわいに行く。この3・4・17号線,非常に便利になりました。  次のページです。この松原通り,3・4・17号線が2012年開通いたしました。  開通して,この元和泉,こちらの駅周辺,ここは和泉多摩川緑地ということで,都立公園構想があるということです。今市としても都立公園構想,我々も自由民主党・明政クラブとして,防災機能が整った都立公園ということで何とかできないものかということで,今都のほうにも協議しながら,話し合っている最中でございます。ここの所もやはり新しい路線ができたのですけれども,この都立公園構想,そして狛江市民を含めた都民が交流できるスポーツレクリエーションの空間ということでも,未来戦略会議でも出されているとおり,やはり都立公園という網がかかっておりますので,なかなかここは地区計画・都市計画を変更することが難しいというのが現状です。  市民の皆さんからここを面として何とかできないものかということで,まちづくりグループとして,和泉多摩川駅周辺をどうにかしようとして,今考えているわけでございます。  そして,ここの地域も第一種低層住居専用地域,和泉多摩川緑地公園ということで,40%,80%になっています。将来的には,ここもどうにかしなくてはいけないということ,駅を含めた開発ということでやっていかなければいけないということが現状でございます。  そして次にいきます。  新道が開通しても都市計画は昔のままということで,今のところ,なかなか変更が難しいということでございます。  そして次に,和泉多摩川の商店街でございます。やはり商店街のほうも,今昭和の初期の時代は狛江一140店舗もあった和泉多摩川商店街でございます。今は食べ物屋,スーパー,いわゆる何とか屋,お惣菜屋さんですね,そういう飲食を伴う,要するにスーパー系ですね,お惣菜屋さんとかいうのがほとんどなくなって,美容院とかマッサージ,そういうものの出店が非常に多くなってきまして,なかなか厳しい現状が今商店街でも起こっております。  そのためには,商店街と一体化になって,何とかしなくてはいけないということです。今商店街の役員さんもまちづくりグループに入っていただき,一緒になって,今機運を盛り上げようとしているところでございます。そのためには,多摩川を生かした魅力的なまちにできないかという機運が今まさに盛り上がっているところでございます。  安心で安全で暮らしやすいまちをということで,今ぽかぽか広場も新しくなっております。そして,市民の皆さん,和泉多摩川の住民の皆さんのお力でワークショップを開いて,新たなぽかぽか広場,この和泉多摩川の河川と動線を一緒にしながら開発していこうというものも,今まさに盛り上がっているところでございます。これからは,狛江駅周辺1つではなく,やはり同じ狛江市でございます和泉多摩川駅周辺にも力を入れていかなければいけない。そのためには,資源がたくさんあるということを,今皆さんに分かってもらいたいと思い,タブレットで示させていただきました。ここまでがタブレットでございます。  それでは,質問に移らせていただきます。  まちづくりグループから協議会,昨日も質問にありましたが,協議会に今移ろうとしております。野川グループさんは,協議会に移ると聞いております。まちを歩いて何回も和泉多摩川グループは,もう数十回も意見を交わしながら委員を決めております。これから協議会への移行に当たり,市はどのように取り組んでいくのかよろしくお願いいたします。 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 5: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市まちづくり条例の手続に基づき,まちづくりグループから地区まちづくり協議会,またはテーマ型まちづくり協議会の認定申請を受け,市はまちづくり委員会の意見を聞いた上で,規則に定める要件に該当する場合は認定することができるものでございます。  まちづくり委員会で意見をまとめるに当たって,認定申請したまちづくりグループは,それまでの活動内容や,協議会としてどのような活動をしていこうとしているのか等を,直接まちづくり委員会に御説明いただくものでございます。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 7: ◯ 21番(谷田部 一之議員) まちづくりグループは,単に市民の皆さんが立ち上がって,こう市にやりたいんだという,今のところは同好会みたいなものでございまして,昨日の質問にもございました。やはり協議会に移って,市の職員とタイアップしながら狛江のまちをつくっていこうということでございます。  まちづくりグループから協議会に移れば,この和泉多摩川地域もこれから活性化していきたい。そうではないんだよ,今のままでいいんだよと言う人もいます。そういう人たちのことも踏まえながら,これからまちづくりグループから協議会に移行していこうと思っておりますのでよろしくお願いします。  それでは用途地域,こちらのほうもずっと変わっていません。用途地域の見直しについて,今まさにスピード感が必要だと思いますが,土地計画マスタープランの進捗状況や用途地域の見直し,この辺のところをお伺いいたします。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 9: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都市計画マスタープランの改定と立地適正化計画の策定に向けた進捗といたしましては,平成31年度は基本データの収集整理,市民アンケート,課題の分析及び抽出,まちづくり方針の検討等を行いました。令和2年度は,都市の骨格構造の検討,まちづくり方針の検討,誘導施策及び誘導区域等の検討,中学生アンケート,シンポジウム及びワークショップ等を行いました。  令和2年度に都市再生特別措置法の改正を受け,立地適正化計画の策定に当たり,防災指針に関する事項を記載することが新たに規定されたため,都市計画マスタープランの改定と立地適正化計画の策定を,令和3年度末から令和4年度末に延期することにいたしました。  用途地域の見直しの必要性につきましては,都市計画マスタープランで掲げた将来都市像を見据えながら,地域の実情等を踏まえ,必要な用途誘導を検討し,それに合った都市計画手続を行うものでございます。  狛江市の用途地域等に関する指定方針及び指定基準では,用途地域等の変更に当たっては,都市機能の更新,住環境の保全,住宅の質の向上,緑の保全・創出など,地区の課題にきめ細かく対応し,地域の特性に応じた目指すべき市街地像を実現するため,必要な事項を原則として地区計画に定めるとされており,地区計画においては,建物の用途を限定的に規制及び緩和することも可能ですので,現時点では,一概に用途地域の見直しが必要であるというものではないと認識しているところでございます。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 11: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 今の御答弁で,地区計画に定めるとされており,地区計画においてはまず変更したい。そういうことで,建物の用途を限定的に規制及び緩和することも可能ということは,すぐ用途地域の変更というよりかは,地区計画においてまず規制緩和するということが最初の段階だということが分かりました。ありがとうございます。  それでは,新しい生活様式に今なってきています。コロナ禍で,今緊急事態宣言中でございまして,このように変化していく中で,これからの地域の課題に市長はこういう用途地域もろもろも含めまして,どのような考えをお持ちでしょうかお伺いいたします。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 13: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 現在検討中でございます都市計画マスタープラン改定等の議論の中でも,ウィズコロナ・ポストコロナ時代における都市計画についての議論もしているところでございます。  令和2年12月にはシンポジウム・ワークショップを開催いたしました。「新しい日常生活の展開を見直そう」というテーマで出されました意見では,多摩川や野川の環境を生かした憩い・交流の場があるとよい。狛江駅周辺では高架下も活用し,散策しながら買物ができる緑の多い場所になるとよい。まちに溶け込んだフリースペースやコワーキングスペースが多くあるとよい。小さな公園はそれぞれの目的に分け,その公園同士をつなげる工夫として緑をネットワーク化し,散歩が楽しめるとよいなどの提案もございました。  都市計画マスタープラン及び立地適正化計画への反映を検討していきたいというふうに考えているところでございます。  防災面の考え方やコロナウイルスを踏まえた生活の変化に沿った検討は,都市計画に限らず,様々な地域の課題を浮き彫りにしています。狛江市は,市制施行50周年を迎えましたが,次の時代を歩むに当たりましては,これらのことを念頭に置いた市政運営をするものと考えているところでございます。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 15: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 次に,またタブレットを見ていただきたいと思います。  次には,狛江駅南口の再開発についてでございます。  まちづくりについて考えるということで,私は何回も質問してきました。この狛江駅の南口は,北口と違って機能が低下している。道路の幅員が狭く,救急自動車そして防災面を兼ねた消防自動車も,延焼火災を食い止めることができないという課題でございます。また,防犯面で見ても,やはり北口と違って南口は死角が多いために,防犯面でも非常によくないということでございます。なかなかこの問題・課題が多いということで,この南口を何とかできないかという市民の声も非常に多くここで出てきております。  その中で,やはり南口のほうでは地権者がいます。この地権者のほうでもそろそろ建て替え,そして市のため,そしてまちのために協力していかなければいけないということが地権者,いわゆるオーナーさんですね,こちらのほうから機運が盛り上がってきました。そこで,この南口のほうも,今まさにまちづくりについて考えるということです。まちづくりグループということで,もう既に数回行っております。  こちらを見てください。  この南口,最初の検討会では,南口一部ではなく,この黄色い路地を含めた東和泉一丁目地区全体を考えようと,面として考えようとするところから始まりました。南口だけではなく,ここだけ開発したって,その後ろはどうなのという御意見が出ました。黄緑,青,そして黄色の線,ここまでやはり行かなくてはいけないだろうということで,それぞれの課題を浮き彫りにしながら,東和泉一丁目の課題を精査したわけでございます。  そのためには,まずどこから着手しなければいけないのかということです。駅前の拠点的機能の拡充,やはり優先順位があるということです。こちらの皆様にタブレットを見ていただいていますが,やはり南口の駅前のほうから商業施設の更新をしていければいいのではないかと。新しい機能の可能性を追求していかなければいけない,新しい狛江の住居スタイルにしていかなくてはいけないということが,今話合いの中で進んでいます。  問題を達成するための方法でございます。こちらのほうの地権者の方々,いわゆるオーナーさんですね,ビルを持っているオーナーさんも,今,十一,二件ですか,このまちづくりの協議会に移行することには賛成するということを,今歩きながら聞いております。しかしながら,まだまだ今のままでいいんだよと,うちはまだまだそのままでいいんだよと言う人もいます。そういう人たちと,そしてまた更新していきたいという人たちの意見を聞きながら,将来の狛江のまちづくりのためにどうしていくかということでやっていかなければいけないということで,今まさに機運が盛り上がっているところでございます。  特に南口のロータリー,昔は駐輪場でございました。横にも金融機関がございます。こちらの金融機関も,やはり建て直しの機会がございまして,もしこのような商業地域を更新するのでしたら,これから私たち自由民主党・明政クラブが進めているリムジンバスが南口に来たら,羽田空港と直結できるホテルなどを誘致しながら,金融機関等ともそれぞれ合築しながらやっていきたいということについても,今まさに機運が盛り上がっているところでございます。  続きまして,次のところを見てください。  まちを変える手法の例として,市街地再開発事業というものがございます。再開発するためには市街地再開発事業ということです。これも未来戦略会議でこういう手法をやったほうがいいのではないかと。未来戦略会議,若い人たちの会議でも,南口の再開発についてということで,市内の人口減少については平成31年度現在の人口を約8万人規模に維持していくためには,やはり駅前市街地再開発によるまちづくりの手法が1つと考えておりますということです。未来戦略会議の若手の職員も,将来的にはやはり市街地再開発が必要であるということを言っております。  50年後,将来,先を見据えれば,まとまったエリアで道路等を整備しながら,共同の建物を建設する市街地再開発事業が,狛江市には一番マッチしているのかなと。まだまだどうなるか分かりません。しかしながら,これから先の狛江市民のために,やはりやっていかなければいけない事業の一つだと思っております。  今この新しい商業施設と緑とあれができますと,今市民の皆さんも,隣の世田谷区,新宿区,神奈川県に食べに行ったり,飲食費を落としたりしている人がいます。そういう人たちが,この狛江で飲食,あるいは商品とかいろいろなものを,狛江にお金を落としていただければ,それだけ相乗効果が生まれるということです。ぜひそのためには,駅前の再開発,市街地再開発事業も1つの手段だなというようなことを,私たちは思って今やっているところでございます。  これが,南口の今の再開発の進捗状況でございます。  それでは,元に戻りまして,この和泉多摩川のほうに戻ります。  この和泉多摩川,今まさに生まれ変わろうとしている中で,先ほども質問にございました。かさ上げしていただいております。そして,また天端の舗装をしてもらっております。それで,グランドの整備もしてもらっております。今まさに活性化される和泉多摩川地域なのですけれども,やはりグランド利用者,そしてまた和泉多摩川地域の皆さんがお聞きしたいと言っているのですけれども,和泉多摩川グランドの進捗状況,分かり次第でお伺いいたします。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 17: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市長の所信表明にもございましたが,令和元年東日本台風で被災した多摩川緑地公園グランドは,復旧工事がおおむね完了し,内野部分のみ4月1日から再開する予定でございます。市民の皆様へは,3月1日号広報こまえ,教育委員会ホームページなどで周知し,利用申込みの受付を開始しております。  なお,4月分の利用の申込みは,システム抽せん申込み期間が既に経過しているため,3月15日まで市民総合体育館の窓口において書面にて受け付け,その後指定管理者により抽せんを行います。その後の随時申請については,システムで受付いたします。  5月利用分については,通常の手続に基づき,前々月の3月1日から受付を開始し,10日までの申込み分はシステム上で抽せんし,利用団体を決定いたします。外野部分については芝生の養生期間を設け,7月中をめどに利用を再開する予定でございます。  今後,全面的なグランド再開の詳細な時期が決定した際には,改めて議会にもお知らせしてまいりたいと考えております。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 19: ◯ 21番(谷田部 一之議員) グランド利用者にとりましては,和泉多摩川グランドが生まれ変わるということが,今部長の答弁で分かりました。新しくグランド,ちょっと見えないのですけれども,生まれ変わるということが広報こまえに載っていましたけれども,生まれ変わるということ,すばらしいグランドになるということが分かっております。  キャンセルとかそういうものに,例えば取ったときに無断キャンセルとか,そういうことにならないように,ぜひルールを徹底しながらやってもらいたいと思っております。せっかくいいグランドができたのに,ほかのグランドが取れたからといって,キャンセルもしないでそのままにしてしまうと,またそのグランドがそのまま誰も使わず残ってしまいます。そういう意味では,ルールをもっと徹底し,新しいグランドには期待しておりますのでよろしくお願いいたします。  それから和泉多摩川,天端の進捗状況は,初日で佐々木議員から,かさ上げそして天端の舗装をやるということが,御答弁から分かりました。また水神前から,こちらのほうの未利用地区間,調布市境の約280メートルがまだ砂利道ということです。反対側の砂利道も,広報こまえに載っておりましたけれども,赤羽国土交通大臣が視察に来られ,市長から頼んだということで,多摩川の天端が,溢水対策もあるのですけれども,生まれ変わるということが,今まさに分かってきました。  天端が要するに舗装されますね。そうすると,砂利道がなくなります。今までもグランドの使用者が言っておりました。あそこのちょうどかさ上げのところ,地域センターから入っていく所,あそこは自転車が走っていて,そこだけ少し低くなっている。下流から上流に行くときに,自転車が倒れるということを,何回も見ているということです。それも全部かさ上げしてアスファルトになれば,そういう事故もなくなるということでございます。  それでは,舗装になった場合の自転車の安全対策,これが必要だと思っているのですけれども,その辺のところをお伺いいたします。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 21: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 天端が舗装されることにより,自転車の通行量及び通行速度が増加する可能性があることから,歩行者などの安全対策として,市において,天端の保水性舗装部分に,自転車の速度抑制のための車止め柵や路面標示の設置を行う予定でございます。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 23: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 多摩川の天端の舗装により砂利道が舗装されますので,自転車の速度抑制のために,市に対策をしていただくということが,今の御答弁で分かりました。  それでは,次の質問に移らせていただきます。和泉多摩川地区センター,まだほかの地区センターには防犯カメラがないのですけれども,これから活性化していくため,ぽかぽか広場も整備されながら,和泉多摩川がこれからも生まれ変わろうとしている中で,天端のところに防犯灯や防犯カメラそしてまたベンチ等,にぎわいをもたらせるためにはやはり必要ではないかという時期がやってくると思います。そういうところで,防犯灯や防犯カメラの設置についてどうお考えかお伺いいたします。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 25: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防犯カメラについて,私のほうから答弁させていただきます。  御質問者のおっしゃるとおり,多摩川を中心とした地域の憩い,にぎわいを創出・発展させていくためには,まずもって安心・安全の確保は欠かせません。和泉多摩川地区センター周辺への防犯カメラの設置でございますけれども,町会等が防犯カメラの設置をすることに対し補助を行う,見守り支援活動事業もございます。こういった制度を活用しながら,猪方町会に設置に向けて働きかけを行っていきたいと考えております。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 27: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 防犯灯についてはいかがでしょうか。環境部長。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 29: ◯ 環境部長(清水 明君) 天端が舗装されたことにより,多くの市民が多摩川の天端を利用することが予想されますが,天端付近にベンチや防犯灯といった設備はございません。河川敷内にベンチや防犯灯を設置するためには,河川管理者である京浜河川事務所との協議が必要となっております。今後の利用状況を踏まえつつ,河川敷を上手に活用したにぎわいを創出する手法などを調査・研究しまして,ベンチや防犯灯の設置について検討してまいります。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 31: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 和泉多摩川の地域の今後についての,今質問をさせていただきました。  それでは最初に戻りまして,この南口にまた戻っていただくのですけれども,これは南口の商店街の人たち,そして地域の人たちに会うたびに言われるのですけれども,これから東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。市長が言うとおり,オリンピック・パラリンピックの聖火リレー,こちらのほうをまず南口から発進したいのだということをおっしゃっておりました。今年もオリンピック・パラリンピック,まだどうなるか分からないのですけれども,島根県で聖火リレーがどうのこうのということもあります。まだ,東京都の組織委員会はどうなっていくか分からないのですけれども,市長の思いということをお伺いさせていただきます。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 33: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 狛江市の聖火リレーにつきましては,一部人数の制限を設けることも検討するなど,新型コロナウイルス感染症対策を徹底する必要があるというふうに感じておりますけれども,市民の皆様の思い出となるように,またすばらしい聖火リレーにしていきたいというふうに考えているところでございます。  また,聖火リレー実施以降につきましても,スタート地点となる狛江駅南口ロータリーには,記念の碑となる銘板を設置し,聖火リレーのレガシーとして後世にも残る場所にしていきたいというふうに考えているところでございます。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 35: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 市長の思い入れを今御答弁いただきました。  東京オリンピック・パラリンピックの開催,狛江のまちのシティセールスの一環ですので,ぜひ私たち自由民主党・明政クラブも協力します。まちの商店街活性化のために,また御尽力願いたいと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。  続きまして,2番目なのですけれども,1問だけ質問させていただきます。  特別支援学級についてでございます。  狛江市は,特別支援学級については非常に進んでおりまして,不動産屋さんに聞きますと,特別支援の人たちが狛江市は非常に力を入れていると,教育に非常にお金をかけているということで,この数年間ですけれども,特別支援学級の子供たちが非常に狛江に興味を持っているということを今聞いています。何で狛江が特別支援教育に力を入れているのかということをぜひ知りたいということを,今保護者の人たちも結構言われております。  東京都にモデル事業というのがございまして,子供たちが先生のところ,各学校に保護者と一緒に行っていたのを,今先生がそれぞれ子供たちのために教えに来てくれるということで,非常に保護者も喜ぶ。そして,それが他の自治体にも広がって,今狛江市が非常にいいということで,今機運が盛り上がっているところでございます。ぜひその内訳を聞きたいということを言っておりましたので,その形態,これまでの狛江市における取組を踏まえて確認させていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 37: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 通常の学級に所属しながら,ある一定の時間だけ所属学級を離れて指導を受ける通級による指導は,当初,その場となる教室が全ての学校に設置されていなかったため,通級指導のため,その時間だけ別の学校にある教室へ児童・生徒が通っておりました。その際,小学生については,保護者等が送迎を行っていたという現状がございます。  平成22年11月,東京都から全ての小・中学校に特別支援教室を設置し,教員が巡回して指導・支援を行うことで,発達障がいのある児童・生徒に対する在籍校における指導・支援の充実を図る計画が示されました。その後,東京都から特別支援教室モデル事業の募集がございましたため,本市から申込みを行い,小学校においては平成24年度から3年間,中学校においては平成28年,29年度の2年間,東京都の指定を受けて,本モデル事業を実施いたしました。  その成果を踏まえ,平成30年度までに都内全小学校に,平成33年度までに都内全中学校に特別支援教室を設置することとなりました。  狛江市においては,モデル実施により先行して全小・中学校に特別支援教室を設置しており,連続性のあるニーズや特性に応じた学びの場の環境を整え,適切な指導・支援を行うことで,障がいによる学習上,または生活上の課題の改善・克服を目指し指導を行ってきたというところです。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 39: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 狛江市はこのようなモデル事業をするため,発達障がいのために東京都に手を挙げ,ぜひともやりたいのだということがあって,現在があるということが確認されました。これからも,そのような形でぜひ頑張っていただきたいと思いまして,質問を全て終了させていただきます。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角たけひさ議員。 41: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,通告に従い,3問質問させていただきます。  質問の順番を入れ替え,市民の生命・身体・財産を守るため,コロナ禍における地震対策から質問させていただきます。  福島沖で,2月13日23時8分に起きたマグニチュード7.3の地震は,東日本大震災の余震でございます。余震は,大まかに時間に反比例して減るとされており,そのとおりなら,あと10年たっても今の半分程度。政府の地震調査委員会の平田委員長は,過去のマグニチュード9前後の地震の例からも10年,20年と余震が続くことが知られていると警告しているところでございます。  また,気象庁から先週の月曜日に今年の夏は特に暑く,注意しなければならない。多くの水蒸気を吸い上げ,大雨・豪雨が発生する可能性があると報道発表されたところでございます。  今後発生が予見される地震・豪雨災害も含め大規模災害の発生に対し,市としてどのように取り組んでいくのか。松原市長におかれましては,我々がこれまで経験したことがない災害,見たことがない状況の中で,現場の総責任者としての御経験をされております。新しい防災文化を創り出すことで,当時の経験,教訓,知識を伝えていくことが不可欠であると私は考えているところでございます。今でも,松原市長におかれましては,大川小のあの悲惨な状況,そして道なき道を進んだ川口の災害現場,まだまだ脳裏に焼き付いているのではないかと推察しているところでございます。  狛江市民の生命・身体・財産をどのように守っていくのか,その思いをお聞かせください。
    42: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 43: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 今三角議員が御説明いただいたとおりです。私は2つの大きな震災を経験というか,支援活動に行ったことがございます。また,地震災害という中で,皆様も御承知のとおり2月13日の深夜に発生いたしました福島県沖を震源とする地震,これは東北地方において最大震度6強という,非常に強い地震でございました。関東地方におきましても,広い範囲で揺れが発生いたしまして,狛江市におきましては,震度3の地震を計測したところでございました。  今月11日は,平成23年3月11日に起きました東日本大震災から10年という節目の年でございます。いまだ復興の途上でもあり,元のまちの姿に戻ることもなく,被災された方々の心の傷は癒やされないというふうに思っているところでございます。それほど震災は,人生を変えるほど,また私も恐ろしいというような気持ちになったところでございます。  狛江市では平成16年10月23日に起きました,ふるさと友好都市・川口町,今は長岡市でございますけれども,支援活動を行ってまいりました。当時の新聞報道では,「震度7の川口町へ,一番乗りは狛江市応援隊」と,孤立した川口へ230キロ離れた道のりを駆けつけたと書かれておりました。私も,この第一次支援隊の責任者として派遣されまして,このとき第2分団長でもございました谷田部議員も御一緒いただいたところでございます。発災翌日から12月12日まで,職員と消防団員,延べ132人を派遣したところでございます。  その経験を踏まえまして,東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市へ,今月まで10年にわたる支援活動を行っているところでございます。このきっかけといたしましては,狛江市は東北地方の自治体とお付き合いはございませんでしたので,支援活動を行っている方々に状況を確認して,狛江市の経験を生かせる被災自治体を確認,それらの情報から,被害が大きく,支援活動が進んでいないと思われる石巻市の亀山紘市長に私から直接電話をさせていただきまして,狛江市が支援できる消防ポンプ車などの寄贈と避難所運営業務などの支援を提案したところ,大変うれしいと亀山市長からの依頼の下,当時消防団長でもございました三角議員にも御一緒いただきまして,石巻市に消防ポンプ車等の寄贈をはじめといたしまして,現在に至るまで職員派遣をつなげているところでございます。  地震発災後の新潟県川口町と宮城県石巻市の地震災害の現状を,私自身が目の当たりにしたときに,本当にこれは復興できるのかなと思うほど,甚大な被害の状況でございました。狛江市においては,令和元年東日本台風の記憶が新しいこともあり,風水害対策への関心が高まっているところでございますけれども,風水害とは異なり,予測が困難である地震対策についても,10年前の東日本大震災以降,特に力を入れて取り組んでいるところでございます。  これまでの間,自治体間の連携を図るために,災害時相互応援協定の締結を推進したほか,同じく災害協定を通じた民間企業との連携,避難所運営協議会の立ち上げ,総合防災訓練の訓練方式の見直し,消防団装備の強化等,東日本大震災をはじめとした過去の災害の教訓を踏まえました新たな対策を推進してまいりました。災害対策につきましては,時代の変化に合わせまして,常にブラッシュアップしていく必要がございますので,幅広い視野に立って対策を進めていくことが重要だと考えているところでございます。  将来発生が心配されている首都直下型地震では,東京都内では甚大な被害の発生が想定されており,狛江市においても多くの被害が想定されているところでございます。  市といたしましては,関係機関と密接に連携し,風水害対策と震災対策の両面に対して,市民の皆様と一体となって,引き続き全力で取り組んでいく決意でございます。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 45: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 助けていただいた人の記憶というのは,鮮明にすごく頭に残っているのですね。今でも,松原さん,そして当時の鈴木団長さんはお元気ですかというお声かけをいただくとともに,石巻の当時のヤナギダ部長をはじめ,フタガミさんも,松原さん,今何しているのというようなお声かけ,何をしているの,その後は当然御存じかと思いますので,今市長ですよというお声かけをさせていただいているところでございます。  当時,狛江市が石巻にポンプ車を寄贈したということで,大変大きな話題になりましたけれども,実は後から日本消防協会を含めて,調査・確認を行ったところ,被災地に日本消防協会から消防ポンプ車を相当数寄贈しているわけなのですね。地元の団長さん等にお話を聞くと,ポンプ車を寄贈されたけれどもホースがないと,こういうような状況の確認ができ,そして災害活動ができないというようなお話をいただきました。  あのときを振り返りますと,松原市長からポンプ車だけで大丈夫なのかと,そしてホース,そして亀山市長にも確認したところ,石巻の消防団が作業する服もないんだというようなアドバイスをいただきながら,あのときホース約100本ぐらいでしょうかね,寄贈させていただいて,消防団員の服も100着以上寄贈させていただいて,今でも本当に感謝されているところでございます。  松原市長におかれましては経験・教訓,そして知識,そしてそれにプラス人脈もございますので,引き続きその御経験を生かされて,狛江市民の安心・安全のためにお力添えをいただきたいと存じます。  それでは,引き続き再質問をさせていただきます。  総務省消防庁は消防団員を確保するため,待遇改善に向けた検討を始めたところでございます。少子・高齢化などで地方においては団員の減少傾向が止まらず,地域防災力が低下しかねないところでございます。  全国の消防団員は1995年に200万人近くいましたが,2000年には100万人を割り込み,2020年の団員数は過去最少の約81万8,000人。若年層を中心に入団者数も落ち込み,20年の団員数は,前年比で約1万4,000人減少したところでございます。1万人以上減少したのは2年連続であり,総務省消防庁は危機的状況と指摘しているところでございます。  減少の背景を考えてみますと,地域社会と消防団とのつながりが薄れていることや,ふだんはサラリーマンとして働く人が増え,消防団活動との両立が難しい事情もございます。全団員に占める20代,30代の割合は,1965年の88%から2020年は43%に半減し,消防団の高齢化も進んでいるところでございます。  もう1つ減少の理由として,消防団関係者は対価の低さも減少の背景の一つと見ており,全国各市町村が条例で定める年額報酬は,2020年の一般団員の平均額で3万925円,月額に換算して2,500円ほどです。昼夜を問わず,危険も伴う消火活動に従事した際に支払われる出動手当は,1回当たり数千円。現場からは団員の献身的な取組に対して手当が少ないとの声が上がっているところでございます。  このため総務省消防庁は,各地の団員活動や手当支給の実態調査に着手したところでございます。報酬や手当を引き上げることが,団員確保の有効策となるかどうかを含め,調査結果を有識者会議での議論に反映させ,今年の夏にも対策の方向性を打ち出すところでございます。  そこで,総務部長に3点お伺いさせていただきます。  1点目は狛江市消防団の充足率,2点目は狛江市消防団の報酬並びに出動手当の支給額についてどのように評価されているのか,3点目は総務省消防庁有識者会議での議論が反映され,今年の夏にも方向性が打ち出されるところで,狛江市としては有識者会議の方向性をどのように捉え,団員の献身的な活動に反映させていくのか,団員減少を食い止める将来的なビジョンについてお示しください。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 47: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 1点目の狛江市消防団の充足率につきましては,条例が定める定員数108名に対しまして,令和3年2月1日現在で104名在籍しており,充足率を申し上げますと96%でございます。  2点目でございます。  狛江市消防団の報酬並びに出動手当の支給額における評価につきましては,国が消防団員の年額報酬及び出動手当における地方交付税算入額を定めております。その単価と市を比較いたしますと,一般団員の年額報酬につきましては,地方交付税単価3万6,500円に対し,市は9万8,400円を支給しております。また,出動手当につきましては,地方交付税単価7,000円に対し,火災・風水害等の出動の場合3,300円,訓練・警戒等の場合は2,500円を支給しております。  年額報酬につきましては,交付税単価を大きく上回る一方,出動手当については下回っているところでございます。国が行った実態調査の市の出動手当の平均額では,火災2,776円,風水害等2,808円,警戒2,483円,訓練2,388円となっており,他自治体の平均と比べて上回っている金額となっております。  評価でございますが,出動手当は交付税単価を下回った額となっているものの,年額報酬で大きく上回った額を支給していることから,十分に出動手当の不足を補い,消防団員の労苦に報いているものと考えているところでございます。  最後に3点目の将来ビジョンでございますが,消防団の処遇改善を検討している国の消防団員の処遇等に関する検討会の動向を注視するとともに,報酬・出動手当に限らず,消防団活動の環境に関する様々な事案については,適宜団本部と調整を行い,消防団員が気持ちよく仕事ができるよう努めてまいります。  また,消防団員の任期を3年から2年に改めるほか,休団制度なども新たに設け,既存の団員には活動しやすく,また入団しやすくする取組を取ったところでございます。来年度末には,今期の消防団員の任期満了がございますので,引き続き消防団員の充足率向上に努めてまいりたいと考えております。  近年,消防団は通常の火災防御活動だけでなく,台風時の排水活動や避難所の後方支援,現在流行している新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の広報活動など,多くの分野で活躍していただいております。市といたしましても,消防団が行っている市民の安心・安全を守る取組を多くの市民に理解され,より一層消防団員がモチベーションを高め,活発に活動できるよう,しっかり取り組んでいかなければならないと考えております。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 49: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 団員にも確認を取ると,本当に今御答弁いただいたように,現在,団本部含めて,松原市長そして石橋総務部長含めて,市側とも大変いい環境というか,コミュニケーションが取れていると思います。それは,取れていると言っておりました。そのいい環境,いいコミュニケーションが取れていると,あまりお金のことというのは気にならないです。引き続き団員とコミュニケーションを取りながら,災害時活動がしやすい環境整備は,引き続きまた強く整備していっていただきたいなというふうに感じているところでございます。よろしくお願いいたします。  それでは2問目,コロナ禍におけるオンライン子育て支援についてお伺いさせていただきます。  新型コロナウイルスの影響で,乳児を連れての外出が難しくなり,オンラインで子育て相談に応じる自治体が増えている背景には,子供と家に籠もり,保護者の育児ストレスが高まる懸念もある中で,気軽に参加できることではないでしょうか。  国立成育医療研究センターが昨年6月に公表いたしました,「コロナ×こどもアンケート」というアンケートがございました。子供が幼いほど,保護者は相談相手を必要としております。知りたいことや必要なものを尋ねた項目で,子供のことを気軽に相談できる相手を選んだのは,未就園児の保護者が最多でございます。  緊急事態宣言で起こったことを考えてみると,新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるために,今まで自治体が実施していた対面支援の中断が余儀なくされたところでございます。対面支援に注力していた母子保健分野においては,母子手帳の交付に始まり,妊娠週数に応じた両親学級,保健師などによる訪問面談,乳児健診,保護者同士のコミュニケーションの場など,多くの事業やイベントが現在も延期,または中止されているところでございます。  そこで自治体から最新情報を住民へ届けるために,様々なツールを活用していく必要があると浮き彫りになっているところでございます。それでは,これから必要とされる自治体の支援とは,考えてみると市民自らが行政とつながり,安心・安全な最新情報をオンラインで得る必要性を強く感じているところでございます。新型コロナウイルスの第4波や,これから必ず発生する豪雨,いつ起こるか分からない首都直下型地震の発生等を考えると,今まで自治体が重点的に取り組んできた対面支援に少しでも早くオンライン支援を追加し,両方が補って,本当の意味での切れ目のない支援を実現する環境整備が必要であると考えているところでございます。  それでは,狛江市のオンライン子育て支援の現状を教えていただくとともに,令和2年9月23日,デジタル改革関係閣僚会議において,菅総理は各種給付の迅速化やスマホによる行政手続のオンライン化を行うなど,国民・市民が当たり前に望んでいるサービスを実現し,デジタル化の利便性を実現できる社会をつくっていきたいと発言されたところでございます。  それではデジタル化に向け,マイナンバー制度の利活用の範囲の拡大など,課題を整理しなければいけない中,狛江市として子ども・子育て支援法,児童手当法に関する申請のオンライン化をどのように進めていくのか,将来的なビジョンについて御見解をお伺いいたします。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 51: ◯ 参 与(石森 準一君) 自治体における行政手続のオンライン化につきましては,子育て,介護等の分野における31の行政手続について,2022年度末を目指し,マイナポータル経由でマイナンバーカードを用いたオンライン手続が可能となるよう,国が方針を示しているところでございます。また,この31の手続の中には,ただいま御質問にありました子ども・子育て支援法に基づく保育施設等の利用申込みや保育施設等の現況届のほか,児童手当法に基づく児童手当等の受給資格及び児童手当の額についての認定請求や児童手当等の現況届など,子育て世帯にとって必須である手続も含まれているところでございます。  狛江市におきましては,今般の新型コロナウイルスへの対応として,子ども政策課におきまして,高校生世代や新生児への給付金,先般議決をいただきました大学生等への給付金など,申請が必要な給付金につきまして,東京都内の市区町村52団体が共同して運営する東京電子自治体共同運営サービスを利用し,オンライン申請による申請受付を行ってまいりました。また,来年度からは,児童手当の現況届において,この東京電子自治体共同運営サービスを活用したオンライン申請が可能にならないか,添付書類の取扱いと併せまして,担当課で現在検討を進めているところでございます。  特に,子育て世帯におきましては,スマホをはじめとした情報機器に常に接している環境にあることも多く,オンライン手続のニーズも高いものと認識しております。また,個人のライフステージの視点で見たときに,子育て期は一般的に親も仕事などで忙しく,また市民と行政が接する機会も,それまでと比べて格段に増える時期でありながら,行政におけるオンライン化がなかなか進まないことで,市民の皆様に負担を感じさせてしまっているものと推察しております。  しかしながら,さきに申し上げましたマイナンバーカードを用いたオンライン手続の推進も含め,デジタルガバメント実行計画や自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画等,国においても,行政のデジタル化を強く進めていくことが既に示されておりますので,今後,このような国の動きにも注視しながら,子育て中の市民の皆様の肉体的負担,精神的負担をできる限り減らすとともに,庁内における業務改革プロセスとしての視点も併せまして,行政事務のデジタル化を推進してまいりたいと考えているところでございます。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 53: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今回,この問題について調整させていただいたときに,こんな言い方をすると失礼に当たってしまうかなと思うのですけれども,何か調整していて,すごく楽しくうれしかったなということを感じたのですね。その一部分というのは,御答弁の中にあったとおり,子育て世帯というのはスマホをはじめとした情報機器に非常に接している環境であるということと,職員自らが市民の皆様に負担を感じさせている,その思いがあれば,デジタル化というのは本当に進んでいくのだなということを,本当に強く感じたところでございます。ぜひ,市民の立場に立って,デジタル化を進めていただきたいと存じます。  この問題につきましては,また予算特別委員会,そして第2回定例会に向けても質問させていただきたいと存じますので,またよろしくお願い申し上げます。  それでは,最後になります。  コロナ禍における選挙管理の在り方について質問させていただきます。  新型コロナウイルスの感染拡大は,私たち市民生活において広範囲にわたり,様々な影響を与えています。選挙は,私たち市民が政治に参加し,主権者としてその意思を政治に反映させることのできる最も重要かつ基本的な機会でございます。  今回の一般質問では,新型コロナウイルス感染拡大が有権者にどのような影響を与えたのか考えていきたいと思います。  皆さんも御存じかと思いますが,選挙ドットコム,実は日本全国で多大な影響を及ぼした3月1日全国小・中学校の臨時休校を境目として,それ以前の半年間とそれ以後の約半年間の有権者の意思が明確に反映される首長選挙を対象とした選挙結果を分析いたしました。  この分析の結果,1つ目に分かったことは,全体的に投票率が低下しているということでございます。理由として考えられることは,新型コロナウイルスの感染を恐れ,投票所に足を運ぶことを自粛した有権者が多かったこと。また,感染対策により,個人演説会や街頭演説など,大人数を集める選挙活動が制限されてしまったことでございます。このことにより,有権者の間で選挙が盛り上がらなかったことが考えられるところでございます。  2つ目に分かったことは,新型コロナウイルス感染拡大によって,必ずしも無投票選挙が増加するわけではないということでございます。  分析で3つ目で分かったことは,現職対新人の直接対決となった選挙では,新人の勝率が増加しているということでございます。  コロナ禍は,市民にとって政治や行政をより身近なものにしたと言えます。これほどまでに政府や自治体の政策・施策によって,私たち自身の日常生活が影響されたことがあったのでしょうか。  この点についても早稲田大学の遠藤晶久准教授は,今ほど政治によって生活が変わるということを実感できるときはないと申しており,有権者は今回投票したほうがいいと考える一方,リスクを冒してまで投票に行く必要はないと考える人も多く,投票率の二極化につながっていると指摘しているところでございます。  今回の一般質問では,コロナ禍における選挙管理の在り方について,何問か質問させていただきます。  それでは,まず最初に新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中,投票所・開票所における新型コロナウイルス感染症対応についてお尋ねいたします。  まず最初に,安心・安全に投票できる環境整備をどのように整えていくのかお示しください。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 55: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 選挙人である市民の方々が,安心して投票できるようにするために,実際に投票所や開票所における感染症対策だけではなく,投票所等において実施している感染症対策の内容を広く周知するなどの情報提供にも努めていかなければならないと考えているところでございます。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 57: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 続きまして,新型コロナウイルス感染症対策の検討状況についてお聞かせください。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 59: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 令和2年7月に行われました東京都知事選挙で実際に行った取組の見直しを行い,令和3年7月4日に予定されております東京都議会議員選挙に反映してまいりたいと考えております。  見直しの具体的な一例を申し上げますと,投票事務従事者は,ビニール手袋の着用を義務づけておりましたが,継続的にビニール手袋を着用することで,手袋にウイルスが付着する可能性が指摘され,また長時間の着用自体が不衛生ではないかとも考えられております。新たな視点といたしましては,手袋を着用せずとも,手洗いや手指の消毒により,衛生面を徹底することで,感染リスクを低減させることが可能との見解も出ているところでございます。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 61: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 続きまして,新型コロナウイルス感染症対策の準備の進捗状況についてお聞かせください。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 63: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 昨年度に実施されました都知事選挙の際に,東京都が示しましたガイドラインを参考に,狛江市では独自に新型コロナウイルス感染症対策についての事務要領を作成しております。今後,国や東京都より新たな方針が示された場合は,この事務要領の改正を行い,対応してまいりたいと考えているところでございます。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 65: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) ただいま御答弁いただいたように,東京都の新型コロナウイルスガイドラインのお話が出ました。そのガイドラインの対応と課題についてお聞かせ願います。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 67: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 現在,東京都では都議会議員選挙における新型コロナウイルス感染症ガイドライン(案)の確認といたしまして,23区26市より意見収集を行っている段階でございます。各区市の選挙管理委員会からの意見・要望を調整して,新たなガイドラインが示されるものと思われます。  先ほど答弁いたしました狛江市独自の事務要領においても,都の新しいガイドラインの内容を反映させ,より安心・安全な対策を講じてまいりたいと思っているところでございます。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 69: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,冒頭選挙結果の分析を報告させていただきましたが,その中で,新型コロナウイルスの感染を恐れ,投票所に足を運ぶことを自粛した有権者が多かったというお話をさせていただきました。市民の皆さんにお願いする新型コロナウイルス感染症対策の主な対策についてお聞かせください。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 71: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 前回の都知事選挙のときと同様に,御来場の際には,ソーシャルディスタンスの確保を基本に,マスク着用と出入口でのアルコール消毒の実施。マスク持参でない場合は,咳エチケットの協力を依頼してまいります。また,アルコールアレルギーの方には,ビニール手袋を配布いたします。また,鉛筆などの筆記具の持参を呼びかけてまいりたいと考えております。  さらに,期日前投票の積極的な利用を呼びかけ,少しでも分散して御来場いただくことも,有効な感染症対策の一つであると考えているところでございます。 72: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 73: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今御答弁いただいた対策につきまして,事前に市民の皆さんに周知する方法についてお聞かせいただければと思います。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 75: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 市の広報紙による周知を基本に,各世帯に郵送いたします入場整理券にも,感染症対策のお願いを記載してまいります。また,市のホームページには過去の選挙の時間別の混雑の状況を掲載いたしますので,参考にして御来場いただければと思っております。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 77: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選挙結果の分析の一つとして,全体的に投票率が低下しているという指摘がございました。理由として考えられるのは,新型コロナウイルスの感染を恐れ,投票所に足を運ぶことを自粛した有権者が多かったこと,また感染対策により,個人演説会や街頭演説など,大人数が集まる選挙活動が制限されてしまったことで,有権者の間で選挙が盛り上がらなかったことが挙げられていると御指摘されているところでございますが,それでは,投票率低下の防止策について,どのようなお考えがあるのかお聞かせください。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 79: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 積極的な期日前投票の呼びかけも,防止策の一つと考えております。ただし,現状といたしまして,期日前投票を利用される方が年々増えており,投票の最終日には長蛇の列となっており,投票するのに長い待ち時間を要しておりました。この状況を改善するために,前回の都知事選挙より,最終日に期日前投票所の増設を行った結果,最少の待ち時間でのスムーズな投票を実現することができました。次回の選挙においても,同様の措置を講じてまいりたいと考えているところでございます。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 81: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,投票日当日の対応についてお尋ねいたします。  投票管理者,投票事務従事者,投票立会人の検温についてお聞かせください。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。 83: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) まず,期日前投票におきましては,投票管理者,投票立会人,投票事務従事者においては,出勤前に検温するだけではなく,投票所に入る前に全員の検温を非接触型体温計において実施しております。  次に,選挙当日におきましては,各自の検温だけではなく,選挙本部の職員が朝一番で各投票所に資材を搬入する際に,投票所勤務全員の検温を実施してまいりたいと考えております。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 85: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 万全の計画を立てていることを,お伺いすることができたところでございます。  それでは,当日の不慮の事故等の対応について,どのように対応されるのかお伺いさせてください。 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 選挙管理委員会事務局長。
    87: ◯ 選挙管理委員会事務局長(波瀬 公一君) 想定されるものの一つといたしましては,事務従事者や管理者,立会人が発熱した場合は,投票に従事できないと事務要領に示しております。その際の対応といたしましては,管理者については職務代理がその職に当たります。また,代替職員の確保といたしましては,各投票所に1名の待機要員を確保するとともに,緊急連絡先を確認してまいります。  また,投票所の代替対策といたしましては,消毒等の措置をしても,予定どおりの施設が使用できない場合などは施設を閉鎖いたします。当日投票所といたしましては,市役所3階第一委員会室を代替施設として臨時開設いたします。また,期日前投票所におきましては,システムの設置可能な防災センター303会議室を一時的に使用する予定でございます。  投票所・期日前投票所の施設で,感染者や濃厚接触者が出た場合の施設の閉鎖,消毒などの対応につきましては,健康推進課長を窓口といたしまして,保健所と連携して協議を行い,速やかに対応してまいりたいと思います。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 89: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは最後に,投票所に市内の小・中学校の体育館が利用されるかと存じます。東京都教育委員会では,新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドラインが示されているかと存じます。投票終了後,教育活動再開に向けた新型コロナウイルス感染症未然防止策はどのようにされるのかお示しください。 90: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 91: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 投票所として使用された体育館などの施設につきましては,投票終了後一定の清掃,消毒などが行われると思いますが,学校におきましては,児童・生徒の登校前や放課後を中心にドアや手すり,トイレなど共用部分を中心に,現在も日常的に消毒を行っております。それに加えて投票所として使用された箇所には,改めて消毒などを行うよう指示するなど,新型コロナウイルス感染症未然防止に万全を期してまいりたいと考えております。 92: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 93: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 何問か質問させていただいた中で,投票率の低下という問題の中でも,前回の都知事選挙最終日に期日前投票所の増設を行った結果,最少の待ち時間の中でスムーズな投票を実現することができたというような御答弁がございました。  ぜひ,経験・体験を生かしながら,そして学校の教育施設も使用されるかと存じます。消毒等を行う等万全な体制で,新型コロナウイルス感染症未然防止策に取り組んでいただくことをお願い申し上げまして,質問を終了させていただきます。 94: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時12分 休憩     午前10時34分 開議 95: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。12番西村あつ子議員。 96: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それでは1問目,市民生活支援についてです。  私は,これまでも市民生活支援について様々な要望をしてきましたが,今回も引き続き質問してまいります。今回は質問時間が短いので,ポイントを絞って伺います。  新型コロナウイルス感染症拡大の長期化で,市民生活への影響がますます広がっています。事業の縮小や廃業,失業や解雇の現状については,どのように把握されているのでしょうか。 97: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 98: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 東京都産業労働局から毎月,産業・雇用就業統計や企業倒産状況などの情報を御提供いただくとともに,商工会との連携などにより情報を収集しております。 99: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 100: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 福祉保健部におきましては,こまYELLで御相談をお受けする中で,失業・解雇によって生活に困窮された方々を把握しているところでございます。  休業要請等により,例えばイベントや事業の縮小を余儀なくされた個人事業主の方や,派遣や飲食店のアルバイト等で雇用が不安定な方への影響が大きく,年代を問わず多様な業種の方からの御相談がございます。そのため,その方々の状況を丁寧に伺い,寄り添った支援策を検討しているところでございます。 101: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 102: ◯ 12番(西村 あつ子議員) こうした状況が1年となりますが,改めて見えてきた課題について伺います。 103: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 104: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) コロナ禍の影響が長期化していることから,国や東京都などと連携を行い,必要なところに必要な支援を継続的に行うことが肝要であると感じております。 105: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 106: ◯ 12番(西村 あつ子議員) これまで,市の独自施策を様々実施されてきましたが,それらについてどのように評価されているのでしょうか。また,市民の方々からはどのような声を聞いているのか,併せて伺いたいと思います。 107: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 108: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) これまで,事業所への市の独自支援といたしましては,家賃補助としての狛江市中小企業者緊急対策応援助成金,都の休業要請に応じた事業所に対して都の協力金に上乗せして支給した狛江市中小企業者感染拡大防止協力金,3密を避ける取組が特に求められる業種に支給した狛江市3密対策実施等事業者支援給付金,国や都などの支援を受けることができなかった事業者に対する狛江市地域経済持続支援金のほか,文化芸術活動支援奨励金,狛江市プレミアム付商品券事業などの支援策を講じてまいりました。  事業の評価といたしましては,国や東京都より先行して実施を行えたものや,必要な分野に手厚く支援を行ってきたことなど,市としてできる事業者支援として一定の効果があったものと考えております。  申請に来られた方などからは,事業が苦しい状況であるため,本当に助かるなどのお声を頂戴しているところでございます。 109: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 110: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 直接支援は大変助かるものです。  次に,文化芸術活動支援奨励金について伺います。前回の一般質問で,私,このことを聞きましたけれども,そのとき申込み状況を確認した際には,申請数は1組2名ということでした。これは1月15日で申込みが終了しましたが,その実績について伺います。 111: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 112: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 令和2年11月15日から令和3年1月15日の2か月間募集を行いました狛江市文化芸術活動支援奨励金でございますが,最終の応募総数は50組81名,このうち交付決定は43組71名,この後,画像の提出ができなかったということで,最終的に支給対象となるのは42組70名の方となっている状況でございます。 113: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 114: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 分かりました。  私の知人がこの奨励金の申請をしたのですが,申請がとても面倒だったということをおっしゃっていました。大変だったので,途中で嫌になってやめてしまおうかと思ったと,このように話されていました。  伺いますが,申請の手順と必要書類など,どのようになっていたのでしょうか。 115: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 116: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 申請の手順と必要書類でございますが,まず申請者の活動分野,活動実績,新型コロナウイルスによる活動への影響等を記載いただく狛江市文化芸術活動支援奨励金交付申請書,及び作成動画の内容や今後の地域貢献等について記載いただく狛江市文化芸術活動支援奨励金企画書の2件と,活動実績を示すチラシなどの関係資料を御提出いただきました。  その後,市内での文化芸術に携わる方としての活動実績,企画内容が具体的か否か,法令に抵触する企画でないか等を踏まえ審査し,交付決定したものでございます。 117: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 118: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 文化芸術に携わっている方は,公演の中止や縮小などで経済的に大きな打撃を受けられています。そうした中での支援ですので,申請手続はできるだけ簡素化して,早く支援金が手元に届くことが重要だと思います。  申請が大変だったという意見について,どのように受け止めていますか。 119: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 120: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 今回の申請につきましては,申請書と企画書のほか,活動実績を示す資料等を添付していただいております。これらは,プロの文化芸術に携わる方であるか否かを判断するための必要最小限の資料として御提出をお願いしたものと認識しております。 121: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 122: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 企画書や活動実績を示す資料ということですが,これはまた後で触れたいと思います。  交付決定がされなかった方々がいらっしゃいますが,その理由について伺います。 123: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 124: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 先ほど必要書類について説明させていただきましたが,基準などで申請内容を確認し,この結果,市民以外の方で市内が拠点ではない方,前年の収入中,文化芸術活動による収入額の割合が低い方,企画内容が明確でない方については不採択になったものでございます。 125: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 126: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 申請書類や企画書の内容などに不備がある場合,本人に連絡して再提出などの手だては行ってきたのでしょうか。 127: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 128: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 申請書類の不足や記載漏れがある方に対しましては,連絡を行い,修正及び再提出いただく等の手だてを講じております。 129: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 130: ◯ 12番(西村 あつ子議員) では,改めて連絡したのは書類の不備や記載漏れということでよろしいですね。  この支援金は,対象者が広いのかと考えています。演奏家や舞踏家など自身が演じる方,そして演じる方などを支える職種の方も対象となると思いますが,そのような認識でよろしいでしょうか。 131: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 132: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 本事業では,幅広い活動分野の方を対象としており,音楽や美術のほか,電子機器を利用した芸術,日本古来の伝統的な芸能分野など,文化芸術基本法第8条から第12条に規定された分野に何らかの形で携わる方々を対象としております。 133: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 134: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今回,動画を撮影して配信するとなっていますが,演奏家などの方々は御自身が演奏されている動画を撮影すればよいわけですが,そうでない職種の方,裏方の方々は,どのような動画を作ったらいいのか。撮影が難しかったのではないかと思います。  11月4日の庁議資料では,「当該公演・展示等に携わっている方」と記載されておりますが,そうした方々の動画はどのように考えていたのでしょうか。 135: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 136: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 携わっている方とは,映像制作に携わっている,例えばスタイリストの方や美術スタッフ等,演者さんを支える職種の方々も対象としております。そのような分野で活動されている方々には,日頃の活動を解説したものなども想定していたところでございます。 137: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 138: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 支援金の対象となる方でも,支援金を知らなかった人はまだいらっしゃるのではないかと思います。私の知人も知りませんでした。この間にたまたまお話をした方は,音楽関係の仕事をされていました。お二人でしたが,お二人ともこの事業のことを知りませんでした。  文化芸術に携わっている方が結構おられるのかと思いました。追加募集を考える必要もあると思いますが,いかがでしょうか。 139: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 140: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 現段階におきましては追加の支援は予定しておりませんけれども,様々な状況により必要な方に必要な支援が届くよう,状況を見極めてまいりたいと考えております。 141: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 142: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今後の検討ということですが,もし追加募集ということになった場合に,前回と同様のものではなく,申請の簡素化や文化芸術に関連した方々がもっと受けやすくするなどの検討が必要だと思いますが,いかがでしょうか。 143: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 144: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 仮のお話になりますが,改めて募集することになった際には,改善についての検討を行いたいと考えております。 145: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 146: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひよろしくお願いいたします。  担当課との事前の聞き取りの中で感じたことですけれども,ほかの支援金よりも文化芸術活動支援奨励金は企画書の提出などがあり,ハードルが高いのかと感じています。  例えば,これまで実施した理美容店への支援金は,細かい決め事がなくて,換気や消毒などの対策をしていれば対象となっていました。ところが,文化芸術活動支援奨励金は,先ほどの答弁にあった今後の地域貢献などについて記載する企画書が必要であり,そこまで求める必要があるのかなというふうに私は思っています。地域貢献は大切だと思いますが,市外で活躍されている方もいらっしゃいますが,生活の拠点は狛江市です。収入が減っている,そこを重視していただきたかったと思います。  庁議資料の目的には,活動の場を制限されている文化芸術活動の担い手等を支援するとともに,インターネット上に動画作品を配信し,市民が文化芸術活動に触れる機会を提供すると書かれておりますが,活動の提供と支援は分けて考えたほうがよかったのかと私は思います。今回,支援よりも,何となくプレゼンテーション的な要素が強いと感じました。  私の知人は,飲食店はGoToイートなどの支援があるのに,自分たちはそういった独自の支援がないというふうに話しておりました。  また,30代の女性は,演奏家であり専門学校の講師もされていまして,活動は市外で行っているそうです。そして,結婚を機に狛江市に来られたそうですけれども,御夫婦とも狛江市には縁もゆかりもないそうです。なぜ狛江市に来たのか,私,尋ねてみたのですけれども,その方がおっしゃっていたのは,何人かの教え子が狛江市に住んだことがあって,よいところだと聞いていたので,狛江市に決めたというふうにおっしゃっていました。  この話を聞いたときに,文化芸術に携わっている人が狛江市には多くいらっしゃるのではないかなと思いました。調布市に日活や大映があり,昔は芸術関係,文化関係でしょうか,そういう方々が多く狛江市に住んでいましたので,狛江市にはそうした文化があるのかなというふうに私は思いました。  長引くコロナ禍で,本業の収入が激減しアルバイトを始めた方もいますので,そうした方々への支援を重視していただきたいことを改めて要望いたします。  次に,狛江市地域経済持続支援金についてですが,先日の一般質問でも出されていましたが,何らかの給付金を受け取っている方が多く,申請が少ないということでした。  私は,12月議会で周知について質問して以来,何か手だてはないものかといろいろと考えていました。もう少し早く気がつけばよかったのですが,今確定申告の受付最中ですので,来られた方で支援の対象になる方もおられるかもしれませんので,ぜひこの支援金の案内を渡していただきたいということを,これは要望にとどめますが,ぜひお願いしたいと思います。  また,福祉の窓口に相談に来られた方へもぜひ紹介していただきたいことを要望させていただきます。  経済産業省が発表した新型コロナウイルスの影響を受けたものとして,生活娯楽関連サービスの低下幅が特に大きかったと分析しています。生活関連としては,宿泊業,飲食店,飲食サービス業,洗濯・理容・美容・浴場業,旅行業,冠婚葬祭業,写真業。さらに,娯楽関連としては,映画館,劇場・プロスポーツ興行を含む興行団,競輪や競馬,ゴルフ場などのスポーツ施設提供業,遊園地・テーマパーク,パチンコ,学習支援業,ペットクリニックなどが挙げられておりました。  こうした状況を鑑みた場合に,市独自の支援が行き届いていない職種があると思いますが,これについてはどのように考えますか。 147: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 148: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 現在のところ,新たな業種を対象とした新たな支援事業を行う予定はございませんけれども,今後につきましては,引き続き必要なところに必要な支援を行っていけるよう状況を見極めていきたいと考えております。 149: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 150: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 狛江市では,映画館や遊園地などの大きな娯楽施設はないので,生活関連業者への支援です。先ほど挙げた業種で,市独自の支援がまだ行き届いていないところが,洗濯・浴場業,冠婚葬祭業,写真業であると思います。  洗濯,つまりクリーニング屋さんですね,在宅勤務者が増えてワイシャツやスーツなどをクリーニングに出す人が減っており,その様子はテレビでも報道されたのを私は見ました。私が今まで利用していたクリーニング店も閉店してしまい,また,ほかにも閉店したお店を見かけております。  そして,浴場業,お風呂屋さんですね,お風呂屋さんの利用は,自宅にお風呂があっても大きなお風呂が好きで銭湯に行かれていた方が,新型コロナウイルス感染を心配して行かなくなっているのではないかなというふうに思います。  また,冠婚葬祭業について,葬儀ですけれども,最近お通夜や告別式はせずに,身内だけで行う人が増えております。  また,写真業は,成人式や七五三などの行事の影響があるのではないかなというふうに考えます。市内の写真屋さんは,学校での行事,運動会や修学旅行などに同行して撮影して,撮った写真は保護者が購入し,そして卒業アルバムにも載せていました。行事の縮小で写真を撮る機会が少なくなり,収入が減っているのではないかと心配します。
     こうした業種の方々は,御自身の営業努力ではいかんともし難いです。支援が必要であると思いますが,どのように考えていますか。 151: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 152: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 先ほどの答弁と重複いたしますけれども,今後とも国や東京都の動向を注視することで支援の届かない職種を見極めながら,必要な支援について検討を行っていきたいと考えております。 153: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 154: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 市内にある生活関連業の実態調査を行っていただいて,必要な支援をしていただきたいことを改めてお願いします。  次に,環境整備への支援もまだ必要なのかなと思います。  一例ですが,ネイルサロンを経営している私の知人は,透明のアクリル板を設置していましたが,最近になって,空気清浄機を購入して換気対策を実施しています。窓を開けることもしていますが,こうした対策をしていたほうがお客さんも安心だと思い購入したというふうに話していました。  窓がなく換気が難しい店舗や小さな店舗,デイサービスなどの高齢者施設などに対して,空気清浄機の購入支援もできるのではないかと思いますが,いかがでしょうか。 155: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 156: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 空気清浄機などの備品購入費や内装・設備工事に対する助成金制度は,条件はございますけれども,東京都におきましてガイドライン等に基づく感染症対策の支援制度としてございますので,制度の周知等,市としてできることを行っていきたいと考えております。 157: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 158: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 制度の周知は重要ではございますが,また条件があるということなので,条件で受けられない方もいらっしゃると思うので,そうしたところの支援もぜひ考えていただきたいと思います。  次に,国民健康保険の加入者に対してのことですが,新型コロナウイルスへの感染や感染の疑いがあり就労できない方への傷病手当金がありますが,これは給与所得に限られております。フリーランスなどにも同様に支援するべきであると私たち日本共産党はこれまで要望してきましたが,その考えはないという残念な答弁です。  改めて伺いますが,そうした方々も収入が減り大変な状況にあるかと思いますが,そうした人たちへの支援はなぜ必要がないと考えているのでしょうか。 159: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 160: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 国民健康保険の傷病手当金については,御質問にもありましたとおり給与所得を受けている方を対象といたしまして,自営業やフリーランスの方は対象とはなってございません。  今般のコロナ禍におきまして,国では新型コロナウイルス感染症対策として,感染または感染が疑われる場合に労働者が休みやすい環境を整備する必要があるという考えである一方で,国民健康保険については,被保険者の方が自営業者など様々であり,それぞれの就業状況や収入の把握が困難であることから,被用者のみを特例的に財政支援の対象としたものと認識しているところでございます。  国民健康保険の傷病手当金につきましては,保険者である各市の判断で支給することができるものであるといった国の見解も示されているようではございますが,国民健康保険制度は全国統一の制度であり,その課題については国の責任において対応すべきものであること,また,国民健康保険の厳しい財政状況の中で,市の判断と独自財源でフリーランス等に対象拡大して傷病手当金を給付することは,国等の財政支援なしでは難しい状況でもございます。  自営業やフリーランスの方々に対しましては,国民健康保険税の減免手続などを着実に進めることで支援してまいりたいと考えているところでございます。 161: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 162: ◯ 12番(西村 あつ子議員) もちろん,国でやってもらえればよろしいわけですけれども,そういう対応をしていないということで,市としても国にも要望を上げていただきたいと思います。またあわせて,検討もお願いしたいと思います。  次に,生活保護制度についてです。  生活保護制度は,最後のセーフティネットとして重要な役割ですが,申請をためらう方々がおられます。そのためらう理由の一つとしては,扶養照会です。扶養照会は,申請者の親やきょうだいなどの親族に対して,援助ができないか確認するものでございます。これが大きな壁となっていて,申請を阻んでおります。  1月28日の参議院予算委員会で,日本共産党の小池晃参議院議員がこの問題を取り上げて,扶養照会はやめるべきと求めたことに対して,田村厚生労働大臣は,扶養照会は義務ではない,このように明言いたしました。  この答弁を鑑み,申請を困難にしている扶養照会を改める必要がありますが,いかがでしょうか。 163: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 164: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 扶養照会につきましては,保護の補足性の一つとして,生活保護法第4条第2項において,「民法に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は,すべてこの法律による保護に優先して行われるものとする。」と規定されているものから実施するものでございますが,扶養は優先であって,申請の要件ではございません。  また,扶養照会につきましては,金銭的な扶養の可能性ばかりではなく,被保護者に対する定期的な訪問・電話・手紙・メールのやり取り,一時的なお子様の預かり等の精神的な支援の可能性について確認するものとされております。  今後の扶養照会の在り方については,厚生労働省で検討しているということですので,その結果を待ちたいと考えているところでございます。 165: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 166: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 厚生労働省は,虐待やDVがある場合は照会しないよう要領を一部改正し,26日付で自治体に通知したということで,運用は3月からです。照会しなくていい例について,これまで70歳以上の高齢者や20年間音信不通などでしたが,今回の改正で20年間を10年程度に短縮,相続で対立している,借金を重ねているなど著しい関係不良も加えたようですが,明確に禁止しているわけではなく,対象も限定的となっております。  厚生労働省の2017年の調査で,扶養照会は年46万件で,援助につながったのは1.45%で,自治体によって対応に差があるということです。生活保護の申請は,国民の権利であり,扶養照会をなくしていくことで利用しやすくするための全面的な見直しが必要であると思います。私もこれは様子を見守っていきたいと思います。  最後に,市長に伺いたいと思います。  新型コロナウイルス感染拡大の長期化で,市民の生活や営業に大きな影響があります。自治体としてできることは限られていますが,そうした中でも地方自治体として市民の暮らしや営業を守るための尽力が求められます。  今回も様々な提案をさせていただきましたが,さらなる支援を進めること,そしてセーフティネットである生活保護制度の申請を阻む扶養照会を改めることを求めますが,いかがでしょうか。 167: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 168: ◯ 市 長(松原 俊雄君) さらなる支援事業との御提案でございますけれども,今のところ予定がございませんけれども,引き続き必要なところに必要な支援を行っていけるよう,状況を見極めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  また,先ほど福祉保健部長から答弁させていただきましたとおり,扶養照会につきましては生活保護法の規定がございますが,まさに厚生労働省で弾力的な運用を検討しているということですので,その結果を踏まえ,適切に対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。  今後も,申請権を侵害することのないよう適切な説明に努め,生活に困窮する方々の最低生活を守るために,生活保護制度を運用してまいりたいというふうに考えているところでございます。 169: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 170: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひよろしくお願いします。  これで1問目を終わります。  2問目は,学校教育の充実についてです。  少人数学級の実施は,保護者や教職員,教育研究者などからの長年の要望でありました。私たち日本共産党も,国会や地方議会で繰り返し要望するとともに,地方議会からは,国や東京都へ要望を発信するために意見書を提出するための取組なども行ってまいりました。そして,政府がようやく動き,来年度から小学校での学級編制標準が35人以下の学級となります。  今後,5年間かけて全学年を35人学級以下の学級にしていきます。小学校全学年での引下げは,1980年に小・中学校の学級編制標準が45人から40人に引き下げられて以来の40年ぶりとなります。少人数学級を求めた保護者や教職員などの長年の運動の成果であり,35人学級は大きな一歩となりました。  最初に,教育長にお伺いします。  教育長は,学校現場に教員としておられましたが,全小学校が35人学級となることについての感想を伺います。 171: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 172: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 2018年のOECDの調査によりますと,各国の中で日本は1クラス当たり児童・生徒数は最も多い国の一つでございました。これまで東京都では,少人数加配教員などの配置で対応されておりました。  全国都市教育長会等では,従前より文部科学省に,子供一人一人にきめ細かい指導を展開するために,30人学級の完全実施を求めてまいりました。一方で,少人数による人間関係の構築といった課題が挙げられておりました。  近年,家庭環境や学習環境などの変化によりまして,学校は学習指導面,生活指導面,進路指導面の教育課程に加えまして,福祉的な役割を担っております。それに加えまして,学校は子供たちの健やかな学びを保障しつつ,新型コロナウイルス感染症対策を講じるために,教室の限られた空間での集団生活で人と人との一定の距離を取ることに苦慮し,相当な工夫を重ねております。  今般,諸条件が考慮され,文部科学省では,小学校は学級編制を35人上限とし,段階的に移行することと決定されました。今後,学級編制の標準引下げによる教育活動の充実の成果や,少人数学級が子供たちに及ぼす影響につきまして検証が必要ではないかと考えております。  少人数による学級編制が,子供たちにとりまして安全・安心な教育環境の整備につながり,誰一人取り残すことなく,全ての子供たちが唯一無二のかけがえのない存在として,学校という社会の中で仲間と円滑な人間関係を育み協働するとともに,学びに向かい活躍の場にできることを期待しております。 173: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 174: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 一人一人に行き届いた教育環境への一歩だと思います。  東京都は現在,小学校1,2年生は35人学級となっているので,来年度は特に変化はありませんが,今後は小学校入学から卒業まで35人学級を維持できるのは,大変よかったです。  コロナ禍で集団感染を避けるための3密対策は,学校生活では大変な苦労となっています。最初の緊急事態宣言後では,分散登校が行われ,少人数対応となりましたが,どのような効果が見られたのでしょうか。 175: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 176: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 6月に実施いたしました分散登校では,学級を2分割にして,午前に登校するグループと午後に登校するグループに分かれて授業を行いました。  学級の人数が通常の半分であったため,教員からは,授業を進める際,子供たちの様子をより細かく把握することができ,授業を進めやすかったなどの声が聞かれました。また,一つの教室にいる人数が少ないため,子供たちが比較的落ち着いている様子であったということでございました。 177: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 178: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 分かりました。  少人数指導と教室整備については,先日の一般質問でも出されていたので,省略します。  国の方針は,現段階では35人学級は小学校のみとなっていますが,当然ながら中学校での実施が求められます。今は,中学校1年生のみ35人学級ですが,全学年で実施するべきだと考えています。  2月15日の衆議院予算委員会では,日本共産党の畑野君枝衆議院議員が小学校にとどまらず,中学校でも35人に進むべきと求めたのに対して,菅首相は小学校の35人学級下で,子供の状況を把握し,一人一人にきめ細やかな教育が可能になると思っているとして,中学校についても望ましい指導体制の在り方について引き続きしっかり検討していきたい旨の発言でした。  各団体から出されている要望は,小学生だけではなく中学生も求めています。中学校での35人学級の実施について,教育長の考えをお伺いします。 179: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 180: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 学級編制の35人上限につきましては,まずは小学校における学級編制の標準引下げによる効果検証が必要であると考えております。  東京都では,小学校以上に,中学校では教科の少人数加配教員の配置が充実しております。しかしながら,先ほども申し上げましたとおり学習活動と生活指導,そして進路指導に加えまして,福祉的な役割を学校は担っております。特別な支援はもとより,一人一人の子供たちの変化を見逃さず,特別な配慮や心身のケアに努めることが求められております。学級の人数が一定程度少なくなることは,教員が授業など学習指導にとどまらず,子供たちへのきめ細かな対応や支援がより行き届くと考えます。  一方で,中学生という感受性が豊かな発達段階の時期に,多様な考えに,より多く触れ,折り合いをつけ,自らの考えを広げることで社会性を育む環境は必要であると考えております。 181: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 182: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 私は,これまでも少人数学級について取り上げてきましたが,政府が今回動いたことは大きな一歩ですが,まだ不十分であり,さらなる充実が必要です。  文部科学省では,中学校も含めた30人学級を求めましたが,財務省との折り合いで,今回35人学級となりました。日本共産党は,手厚く柔軟な教育のためにも,感染症対策のためにも,学校の教職員やスタッフを大幅に増やし,小・中学校ともに20人程度にするべきであると提案しております。  2月1日付の日本教育新聞でのインタビュー記事で,萩生田文部科学大臣は,「中学校でも少人数学級の必要性は変わりません。小学校の35人学級を中学校にも続けていきたいというのが現段階での思いです」と,このように述べております。  また,しんぶん赤旗の調査では,来年度から15の道県が独自で拡充するということです。例えば群馬県では,現在小学1,2年生は30人,小学3,4年生と中学1年生は35人,それを来年度は小学5,6年生と中学2,3年生も35人学級として,小・中学校全てで少人数学級を実施します。  埼玉県は小学3年生を選択制で35人に,沖縄県は現在小学1,2年生が30人,小学3年生から中学1年生が35人を,来年度から中学2,3年生を35人としますが,学級分割でクラス人数が25人を下回る場合は分割しないそうです。  少人数学級の実施の流れは,東京都はこれまでも他県より遅れていますので,来年度は都の独自施策をしてほしかったと思います。  日本の学級規模は,諸外国と比べても規模が大きくなっています。少人数学級の実施は,各分野からの長年の要望にもかかわらず,自公政権は国の責任で実施してこなかったために,県独自で対策を講じざるを得ない状況でした。  地方自治体や教育現場では,中学校までの早期実施を求めています。文部科学大臣も,中学生まで実施したいと表明していますので,私たち地方議会でも声を上げることが重要だと思います。  12月議会で,私たちは早急に少人数学級の実施を求める意見書を提供しましたが,残念ながら否決となりました。政府の方針であっても,住民や現場の思いを代弁するのが地方議会の役割の一つです。少人数学級の実施を求める意見書は,全会一致で提出している自治体もありますが,狛江市では意見を述べることなく反対したということは,政府の方針と同じ考えであり,さらなる充実は求めていないということなのでしょうか。私たち日本共産党は,中学生まで早期に拡大し,さらに人数を引き下げるために取組を進めていきたいと思います。  次に,新型コロナウイルス感染症の長期化による児童・生徒への影響について伺います。  この1年間は,全校の休校,オンライン授業,分散登校,各種行事の縮小や中止などで,子供たちへの影響は大変大きなものとなっています。  子供たちが抱えるストレスについて,どのように把握しているのでしょうか。また,いじめの発生件数の把握はどのようになっているのでしょうか。 183: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 184: ◯ 教育部長(上田 智弘君) コロナ禍により,これまでの日常とは違う生活様式などに不安や心配事を抱えている子供は少なくないと考えられます。子供たちのちょっととした変化を見逃さないこと,そして少しでも気になる場合は学年や学校全体で情報を共有すること,さらに保護者と小まめに連絡を取り合っていくことが大切であると考えております。  具体的には,心のアンケートをはじめ,本市独自で行っておりますhyper-QUを活用した状況把握と対応,そして子供たちの変化を見逃さないよう,日常的な教員による見守りやケアをはじめ,スクールカウンセラー,専門教育相談員などによる相談活動の充実を図っているところでございます。  また,今年度のいじめの認知件数でございますが,11月末現在で,小学校で7件,中学校で9件となってございます。対応中の案件もございますが,おおむね一定の解決を見ており,継続した見守りを行っているところでございます。 185: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 186: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 日本教育新聞に掲載された「いじめと向き合う」という記事を紹介します。  スクールソーシャルワーカーを経験された方が,日本の学校構造の課題があるとして,いじめに限らず,子供が困った,どうしようかと思ったときに,素朴に相談できる場所が学校の中に存在しないと書かれています。記事では,大人は困ったことがあれば,いつでも相談してというメッセージを届けがちですが,子供の立場に立つと,どこに行けば,誰に,いつ,どのくらいの時間,どのような内容を話して聞いてもらえるのか,そうしたことが分からないそうです。  相談することそのものに価値があるという教育が少ないために,相談することが恥ずかしいと思っている子供たちが多いように感じていて,子供たちが相談することが恥ずかしいと思わずに,自ら相談できるような学校環境の整備が必要だということです。  その記事には,試みの一歩として,スクールソーシャルワーカーが教職員とワークショップで相談する力を育む授業,尋ね合う関係を築く授業を始め,子どもの権利条約の紹介や,絵本や音楽などを通じて尋ねること,相談することの価値を伝えて,相談できる人や方法を届けることを目的にしていて,ワークショップ後の子供たちの様子は,疑問や困り事を伝えることが増えたというふうに書かれておりました。  子供たちが相談しやすい環境づくりは,どのように取り組んでいるのでしょうか。 187: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 188: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校では,毎年1学期に,小学校は5年生,中学校は1年生に対して,スクールカウンセラーが全員と面接を行ってございます。これは,悩み事などの相談という視点は当然ですが,子供たちがスクールカウンセラーに相談しやすい環境を整備することも大きな目的の一つとなっており,何かあったらいつでも相談できるようにしていくためのきっかけづくりでもございます。  また,SOSの出し方教育という取組を行っており,不安なことや悩み事などがあった場合,近くの大人などに相談することの大切さについて学習しています。  こうした取組と併せまして,学期に1回,国や都などの相談窓口の連絡先などの周知も行っております。 189: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 190: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 分かりました。ぜひ引き続き子供たちが相談しやすい環境づくりを進めていきたいと思います。  最後の質問です。
     マスクの着用が日常となりましたが,発達障がいや感覚過敏などの特性がある子供にとっては,マスクの着用がつらいだとか不快感があると思いますが,現状と対応について伺います。 191: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 192: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 子供たちは,校内において原則マスクを着用して学校生活を送っております。長時間着用しているため,どうしても息苦しさを感じる子供や,口周りに過敏な子供などは,マスクを外してしまうことがあるようです。  そうしたやむを得ない場合,周りの友達との距離を保たせたり,できる限りマスクを外す時間を短くしたりするなどの対応を行っているところでございます。 193: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 194: ◯ 12番(西村 あつ子議員) マスクをすることがつらいお子さんもいらっしゃいます。マスクが当たり前となっている今,大人でもマスク着用をめぐるトラブルとなっていますので,対応は十分に注意していただきたいことを要望して,質問を終わります。ありがとうございました。 195: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木えつお議員。 196: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それでは,質問させていただきます。  最初に,市民センター改修等基本方針について伺います。  前定例会以降の取組と今後について伺います。 197: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 198: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 前回の定例会の補正予算で,基本構想等策定委託の予算を議決いただきまして,その後,事業者を公募プロポーザルによる事業者選定の実施に向けて準備を進め,1月15日に告示,公示したところでございます。  その後,2月5日に参加表明書等の1次審査書類の提出を締め切り,2月12日に事業者に対して結果を通知したところでございます。  今後の予定といたしましては,2次審査として技術提案書を提出いただき,3月中旬にプレゼンテーション・ヒアリング審査において受託候補者を選定し,その後,契約手続を進めていく予定としております。事業者が決まりましたら,今後の進め方を調整していく予定としているところでございます。 199: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 200: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 私は12月議会で,多摩地域の人口5万人から10万人の9市の中央図書館の床面積や分館,図書室も含めた蔵書数などをお聞きいたしました。その結果をグラフで示しますと,これですね,こんな感じになっておりまして,右のほうの赤い棒が狛江市の現状でございます。共用部分も含めて1,310平米。それで,真ん中の青い棒が8市平均の平米数で,2,396平米となっております。  狛江市は,他の8市と比較いたしまして約1,000平米不足している状況になっております。東大和市や福生市の約半分,稲城市やあきる野市と比較いたしますと2,000平米不足している状況になります。  次のグラフです。これは多摩地域の図書館の蔵書数のグラフでございます。分館や図書室の蔵書も含む全体の図書数。蔵書面では,狛江市は9市中最下位でございまして,他の8市の平均と比較いたしますと約17万冊不足している状況になっております。  グラフを終わります。  それで,こういう現状の中で,市が実施したアンケートや毎年行っております市民意識調査を見ますと,図書館をもっと広く使いやすくしてほしい,また,明るくゆったりと過ごせる図書館にしてほしい,蔵書をもっと増やしてほしい,こうした声がたくさん寄せられております。図書館の充実は,長年の市民の要望となっております。  今回,さらに人口5万人から10万人の同規模市における中央図書館の敷地面積,座席数,駐車場台数などについて伺いたいと思います。 201: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 202: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 人口5万人から10万人の自治体である国立市,福生市,東大和市,清瀬市,武蔵村山市,稲城市,羽村市,あきる野市における令和2年4月1日現在の東京都公立図書館調査及び東京都公立図書館オールガイド,また先方の図書館へ直接お伺いした内容で回答が得られた結果について答弁させていただきます。  また,図書館の他施設との併設の有無,個々に状況が違いますので,単純な比較ができないことを申し添えておきますので,御承知おきください。  敷地面積は狛江市1万373平米,5市平均2,541平米,座席数は狛江市78席,8市平均162席,駐車台数は狛江市40台,6市平均40台,以上でございます。 203: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 204: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 駐輪場台数については,狛江市の台数が正確なものではないということで,数字が出せないのですけれども,他の5市の平均は56台とのことでございました。  敷地面積については,狛江市の場合,市役所も含めた全体の面積になっておりますので,これは本当に単純に比較できないのですが,ゆったりとした敷地の中に今の市民センター,図書館はあります。ただ,これが移転いたしますと,585平米のところに移転せざるを得なくなりまして,かなり制約が出てくるということだと思います。  また,駐車場台数については,これも市役所全体の駐車場ということで,これもそのうちどれぐらい使われているかというのが分からないのですけれども,6市平均では40台ということでございます。  単純に比較できないということで,私も調べてみました。市が参考にいたしました東京都公立図書館オールガイドでは,各自治体別に中央図書館や分館の座席数が詳細に示されておりまして,これは比較可能なものと思います。  狛江市の場合,先ほどの答弁で,中央図書館の座席数78席でございますけれども,現状,他の8市平均162席の半分くらいとなっております。これは,中央図書館の床面積とも関係していると思います。  私はこの間,武蔵野プレイスとか大和市の図書館とか藤沢市の図書館,何か所か見て回りましたけれども,館内の至るところに閲覧席というのが設けられておりまして,そこで本を読んだり調べものをしたり勉強したり,ほとんどの座席が埋まっている状況でございました。また,飲食できるコーナーもあったりして,ゆったりと1日過ごせる,まさに滞在型の図書館という状況でございました。狛江市の図書館を少しでもそういう滞在型の図書館に近づけたい,これは多くの市民の願いではないかと思います。  これからの図書館像について伺いたいと思います。  新図書館は,今後60年間は使用する中央図書館,限られた財源の中でも最大限いいものをつくる必要があると思います。これからの公共図書館に求められているものは何か伺います。 205: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 206: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今年度当初は,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,図書館のみならず各施設において臨時休館せざるを得ない状況が続きました。現在においても,感染状況は予断を許さぬ状況となっており,図書館においては座席数を減らし,館内滞在時間を制限するなど,利用者の皆様には御不便をおかけしているところでございます。  現在,全図書館・図書室において図書消毒機を導入するなどの対策を進めておりますが,こうした取組によりまして,何よりも安全に,安心して図書館を御利用いただける状況を確保することが求められていると考えております。  また,今年度電子図書館を開設いたしましたが,こうした急速に進展する情報技術やそれに伴う情報アクセス方法の多様化に柔軟に対応するとともに,利用者の皆様の情報リテラシーに左右されることなく必要な情報をお届けすること,それにより市民の皆様の生涯を通じた学びの実現に寄与することが必要であるというふうに考えております。  新図書館につきましても,同様の考え方を踏襲していくものと考えておりますが,狛江市民センター改修等基本方針におきまして,「新図書館整備構想検討委員会(仮称)を設置し,市全体の図書サービスのあり方を整理し,限られたスペースの中で機能的で利用しやすい図書館を整備します。」とございますように,市の図書館の在り方を市民の皆様と共に考えてまいりたいと思っております。 207: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 208: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 私はこの間,本当に狛江市の図書館から図書館に関する本をお借りいたしまして,何冊か読ませていただきました。  その中で,印象になった重要な言葉があるのですけれども,例えば元都立中央図書館の司書で昭和女子大学名誉教授の大串夏身さんという方が,図書館について様々な本を書いております。この方は,こう言っております。これからの公共図書館について,地域住民のために本や知識・情報を収集提供して,地域住民の仕事や生活の質を向上させ,地域社会を創造的でよりよいものにしていくための施設,それを促すのは図書館のよいコレクションと図書館員。にぎわいの場所と静かな場所の混ざり合いの中にこそ創造がある。活動と情報の連携が大切だと,このように言っておられます。  また,元鳥取県知事で総務大臣も務められました片山善博さんは,読書を通じた人づくり,人づくりを支える図書館,地域の情報拠点としての図書館,仕事と暮らしに役立つ図書館,地域文化を大切にする図書館にしていく必要があるなど述べておられます。  そして,岡山市立中央図書館の司書を経まして図書館流通センターで取締役もされ,全国の図書館づくりや運営に関わってこられました谷一文子さんは,書架のスペースを広く,閲覧席を多く,いい図書館ができれば,必ずいろいろな層の人々がやってくる。子供たちが成長したときに,図書館って使えるね,便利だよねと当たり前のように思ってくれればいい,このように語っておられます。  私は,これらの言葉の中に,狛江市が目指すべき図書館の在り方が見えてくるという気がいたします。同時に,その実現のためには,最低限必要な面積,ぎりぎりこれだけは必要と,こういう面積があるのではないかと思います。  昨年12月14日に,狛江市立図書館協議会から図書館長宛てに市民センター改修等基本方針に関する意見が出されております。ここでは,文部科学省が2006年3月に発表した「これからの図書館像──地域を支える情報拠点をめざして──(報告)」の中で,図書館を地域を支える情報拠点と位置づけ,地域や住民に役立つ図書館を実現すための提言を行っていることや,狛江市民センターに関する市民アンケートの中で,「中央図書館をさらに充実させてほしい」という声が69%になっており,特に30代は80%を超えていること,そして充実の中身として,「蔵書数を今より多くしてほしい」,「ゆったりと読書や調べものができるスペースを広く設置してほしい」,「明るく心地のよい図書館にしてほしい」,「学習室の設置」など,10代から高齢者まで広範な市民の願いがぎっしり記されていること,そして,狛江市立図書館協議会として今年度答申予定の「全ての市民が図書館を心地よく利用するために~市民ボランティアと利用支援サービスについて~」に関連し,車椅子利用をはじめとする身体障がい者,視覚障がい者,聴覚障がい者,高齢者などへの合理的配慮についての具体的提案も含め,それを視野に入れた計画にするように求めております。  そして,狛江市民センター改修等基本方針については,市民センター改修などで市民との間に築いてきたことや,市民アンケートに見られる市民の願いを計画に反映させること,そしてまた,狛江市民センター改修等基本方針では,市民センターの図書館機能を縮小しとあるけれども,利便性が低下することなく,より市民に密着したサービスを実現するために,現在の中央図書館専有の床面積を狭めず,できる限り残し,図書館機能を果たす専有床面積が少なくとも現在の2倍近くになるようにすることなどを要望しております。  図書館法第14条では,「図書館協議会は,図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに,図書館の行う図書館奉仕につき,館長に対して意見を述べる機関とする。」とされております。図書館協議会の意見は図書館法に位置づけられたものでございます。  ぜひ狛江市立図書館協議会から出された,現在の中央図書館専有の床面積を狭めず,できる限り残し,図書館機能を果たす専有床面積を少なくとも現在の2倍近くになるようにすること,この要望をしっかりと受け止めて,尊重していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 209: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 210: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市立図書館協議会からいただいた御意見も参考にさせていただきながら,さきにも申し上げたとおり,市の図書館の在り方を市民の皆様と共に考えてまいりたいと思っております。 211: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 212: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 図書館協議会は,図書館法第14条で,図書館の行う図書館奉仕,いわゆる図書館サービスですね,これについて館長に対し意見を述べる機関と,そういうふうに法律で位置づけられている協議会です。  法に基づいている意見,これは最大限尊重すべきと思いますけれども,いかがでしょうか。 213: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 214: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 図書館協議会からの,役割ということで申し上げれば,議員もお話をされたとおり,図書館の奉仕につき館長に対して意見を述べる機関ということでございます。インフラ整備まで意見が法的に何か位置づけられるものではないというふうに捉えています。  ただ,狛江市立図書館協議会の皆さんは,図書館の運営に長く関わってきた方もおりますので,意見を参考にさせていただきながら,さきも申し上げたとおり,市の図書館の在り方を市民の皆様と共に考えてまいりたいというふうに思っております。 215: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 216: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) インフラ整備までと言いますけれども,図書館奉仕となるとインフラが当然出てくるので,どこまでサービスできるかとね。  法律ではそこまで言っていないと言うけれども,そこも何も言っていないですよ。インフラ整備まで言ってはいけないとも言っていないです。いかがですか。 217: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 218: ◯ 教育部長(上田 智弘君) まず,図書館協議会が設置される場合,図書館があってから図書館協議会が設置されますので,最初に図書館が設置されたときに,図書館協議会の意見を聞いてインフラを整備したわけではございません。でも,あくまでも法的位置づけとしては図書館奉仕に関して意見を述べるということですから,インフラ整備までその意見は法的に位置づけられたものというふうに認識はしておりません。  しかしながら,先ほども申し上げたとおり,狛江市立図書館協議会の皆様は長い間図書館のことに携わってきた方もいらっしゃいますので,その意見を聞きながら,市民と共に新しい図書館の在り方について考えてまいりたいというふうに考えております。 219: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 220: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 狛江市立図書館協議会は,長年本当に狛江市の中央図書館,それから全体の図書館サービスについて議論し,いろんな提言までも行ってきた団体です。そこが,今回のこういう計画に対してこれだけの思いを,しっかり読みますと,本当に思いが伝わってくるような要望書なのです。それを本当に受け止めてほしい,最大限尊重してほしいと思うのですけれども,いかがでしょうか。 221: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 222: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 申し訳ありませんけれども,市長が判断された政治的判断について,私は何も申し上げる立場にありません。 223: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 224: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 市長にお伺いいたします。  狛江市立図書館協議会の要望書,意見書を全部読みますと,本当にその思いが伝わってくる要望書になっております。しかも,この意見というのは,最小限これだけはやってほしいという,そういうぎりぎりの要望ではないかなというふうに思うのです。  市民のいろんな声が出されております。中央図書館が分散されてしまうのはいかがなものかとか,商工会館のところは狭い,今の市民センターのところを充実させてほしい,そういう声も大変寄せられております。  法に基づく図書館協議会の意見でありますので,ぜひ最大限尊重してほしいというふうに思います。市長において,ぜひこの要望をしっかりと受け止めて,最大限尊重していくということで回答いただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 225: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 226: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 狛江市立図書館協議会のほうには,図書館長が諮問したということの内容についていろいろ答申をしていただくということ,これは,一定のところは私どもとしまして尊重していくということになろうかと思います。  ただ私,今鈴木議員が御案内いただいた中で共感するところが一部ありまして,それはどういうことかというと,昭和女子大学の名誉教授,大串さんのお言葉を述べていたことでございますけれども,こういった部分は確かにこれからの図書館についても必要なことかなというふうに感じたところでございます。  それで,特にこのコロナ禍,この1年で大分いろんな状況が変わったと思うのです。前にもお話ししましたけれども,図書館の関係で,私,市長に就任して,総合基本計画というか,そういった中にも,第三中学校のお話もさせていただきましたけれども,それはやはりかなわない状況,現在でもかなわない状況だと思うのです。  ただ,あの時代と今は相当変わっていて,今日のNHKの朝の情報番組でもありましたけれども,電子図書館がここで急激に増えたと。狛江市もこの1年でそういうことの中に入っていると思うのです。電子図書館だけではなく,実はそこにあるものはデジタル化の進展があるということも,狛江市の小・中学生には1人1台タブレットということもあるわけですけれども,そういった社会情勢とか世界の状況が大きく変化している時代なのです。  その中で,いろいろ議論,考え方はあると思います,いろんな考え方は。でも,その中でもこれからのまちづくりを,10年後のまちづくりを考えていかなければいけないと思うのです。その中で考えるに当たっては,今までの意見もありますし,これからの想定する意見も相当あると思うのです。そういった部分を総合的に考えていかなければいけないかなというふうに思いますので,これから広く市民の皆様方の御意見を聞きながら新図書館を建設していきたいというふうに思うのですけれども,ただ,先ほど人口で比較されたところがございます。  面積面でいくと,やはり狛江市は小さくて,その中に土地を手当てするというのがなかなかできない。ただ,まちづくりというのがこれからあるわけです。少子・高齢化,この少子・高齢化は相当前から言われていることですけれども,現実に少子化という問題があるということと,もう1つは人口減少という問題もあると思うのです。これにどう狛江市がこの10年で立ち向かっていくかというところも,まちづくりの一つだと思うのです。  その中で,この新図書館とか,あるいは市民活動支援センターとか,そういった部分も踏まえて,市民協働,市民参加,こういったところも相当推進していかないと,まちづくりはできないと思うのです。  その中で,今回御提案させていただいた狛江市民センター改修等基本方針ですけれども,狛江市民センター改修等基本方針の中では,こうやってつくるんだよ,みんなでこうやってつくっていこうねというところは出させていただいていますので,これから市民の皆様方,いろいろな,多世代にわたって,図書館も使っていない,あるいは公民館,それから地域センターとか市民センターを使っていない人たちも,どうやって使っていくのかとか,どうすれば魅力ある狛江のまちづくりができるのかというところも議論の俎上に上げていきたいなという考え方で,今回お示しさせていただいているところでございます。 227: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 228: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今朝のNHKの番組,私も見ておりました。NHKのアナウンサーが最後に締めていたのは,こういう中で電子図書の利用も増えたので,図書館の可能性が広がりますねというふうに言っておりました。だから,電子図書館が利用されるようになったから図書館が縮小していいかというと,そういうことではないと思うんです。先ほど紹介した図書館問題をいろいろ紹介している本でも,やはり電子図書と紙ベースの図書の融合と,こういう感じの話になっております。  最後,1点だけ確認したいのですけれども,狛江市立図書館協議会からの意見については最大限尊重していくということで確認してよろしいでしょうか。 229: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 230: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先ほど教育部長も答弁させていただきましたけれども,いろいろな御意見がございます。その中の意見として受け止めていきたいというふうに考えております。 231: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 232: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 図書館協議会は,法に基づく組織であり,法に基づいて意見を出しているわけですから,いろんな意見はあると思うのです,その中でも最大限尊重してやっていってほしいと重ねて申し上げます。  次に,市長の政治姿勢についてお伺いいたします。  1番,2番の質問は飛ばします。ということで,3番の質問から伺います。  新型コロナウイルス感染症の問題でございます。  市長は所信表明で,「新型コロナウイルス感染症の収束は,未だ見通せていませんが,ワクチン接種の準備が始まるなど,ポストコロナの世界への移行が始まろうとしています。」と述べております。確かに,ワクチン接種が始まって,新型コロナウイルス感染症終息への期待も広がっております。  ワクチン接種は,感染終息への有効な手段でありますが,未知の問題も抱えております。  厚生労働省は,ワクチンによる発症予防効果は臨床実験で確認されたが,感染予防効果については明らかになっていないとしております。ワクチン接種を受けた無症状の感染者が感染を広げてしまう,そういう可能性を否定できません。  変異株の中には,抗体が効かない逃避変異もあるとの指摘もあります。ワクチン接種が始まっても,社会全体での効果が確認されるにはかなりの時間がかかるというのが,多くの専門家の一致した指摘です。  こうした点から考えると,新型コロナウイルス感染症の終息のためには,ワクチン接種を着実に進めるとともに,併せて,ワクチン頼みにならずに,無症状者も含めたPCR検査等の拡大など,基本的な感染拡大防止対策を一層強化していくことが重要ではないかと思いますけれども,いかがでしょうか。 233: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 234: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今御質問者がおっしゃったように,ワクチン接種については着実に進めていきたいと思っております。  一方,無症状者も含めたPCR検査の拡大につきましては,現状では難しいと考えているところでございますが,国では効果的な感染症対策につなげる目的として,感染者数が多い東京や大阪など都市部で毎日,数百人から数千人に無料の検査を実施し,感染拡大の原因把握と市中感染の状況把握について3月から開始するとしておりますので,国や都の動向を注視してまいりたいと考えております。  また,新型コロナウイルス感染症の終息を目指して,当たり前ではありますけれども,手洗い,手指消毒,マスク着用などの咳エチケット,3密の回避など感染防止対策を継続することが重要と考えているところでございます。
    235: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 236: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 国立感染症研究所主任研究官でWHOのシニアアドバイザーの進藤奈邦子さんは,このように言っております。ワクチン接種が始まったけれども,感染拡大を防ぐためには,医療・高齢者施設での定期的検査などの戦略的な検査の拡充,感染者の追跡・保護が重要であることに変わりはありません。ワクチンは何層,何重にも重なった感染対策の一つです。ワクチンの威力は,ほかの層と重ねないと発揮できません,このように語っております。  ぜひ集団感染が多発している高齢者施設等での無症状者も含めたPCR検査等の拡大についても,可能性を追求していただきたいと思います。  次に,保健所体制の問題で伺います。  年末年始,感染者が急増し,医療機関が逼迫し,保健所体制も危機的状況となりました。新聞報道でも,「都内の保健所「危機的状況」週平均1200人超,徹夜で患者対応」,「医療も保健所も限界,尾崎・都医師会長が危機感」,「保健所,鳴りやまぬ電話 24時間コロナ対応「休憩取れない」」などの見出しとともに,保健所体制,医療体制の逼迫状況が報道されました。  多摩府中保健所も例外ではないと思います。年末年始,多摩府中保健所の状況がどうだったのか,まず伺います。 237: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 238: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 多摩府中保健所においても,非常に業務が多忙となり,かなり厳しい状況であったと伺っております。  一方,11月からコールセンター業務がなくなり,自宅療養者支援のフォローアップセンターにより業務が少し軽減されたところでございますが,陽性者発生による疫学調査や入院調整などが重なりまして,対応が進まないといった状況もあったようでございます。  また,1月中は,市の担当者が連絡を取ろうとして電話いたしましても,午前中などはなかなかつながらない状況になっておりましたけれども,今現在としては落ち着きを取り戻していると伺っているところでございます。 239: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 240: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 江東区の保健所の保健師さんの話が報道されておりました。13人の保健師を中心に感染症対策に当たっていますが,連日残業が続き,休日の呼出しも絶えません。昼食は5分程度で済ませないと仕事は進まず,超過勤務は多い月で90時間と,過労死ラインを超えています。感染経路の聞き取りは時間がかかり,半日に及ぶ人もいます。濃厚接触者の選定に間違いはなかったかと,夢にまで出てきます。PCR検査対応や陽性者の入院調整,病院搬送,入院・療養者の支援,濃厚接触者の健康観察,記録と申し送りなど,息つく暇もありません,このように語っております。  2月15日付広報に,狛江市の感染者数の推移がグラフで示されました。12月と比較して,1月の感染者数は2.5倍になったとのことです。  多摩府中保健所全体では,感染者の状況はどうだったのでしょうか。また,多摩地域の他の保健所と比較し,どうだったのでしょうか,伺います。 241: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 242: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 12月1日,1月1日,2月1日の数値を基に答弁させていただきます。  多摩府中保健所の12月実績は963件でございましたが,1月は2,177件と約2.3倍に増えております。  各保健所の1月の件数を感染者の多い順に申し上げますと,多摩府中保健所2,177件,多摩立川保健所1,337件,多摩小平保健所1,176件,西多摩保健所859件,南多摩保健所733件となっており,多摩地域の保健所において,多摩府中保健所におきましては一番多い状況となっております。 243: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 244: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ここでまたグラフを紹介いたします。  これは多摩地域の保健所別の感染者数,累計でございます。2月22日現在ということで,棒グラフが感染者数,折れ線グラフが管轄人口でございます。狛江市など6市を管轄する多摩府中保健所の感染者数が,一番右ですけれども,断トツに多いというのがグラフでも分かります。  1問飛ばします。  多摩府中保健所は,104万人の人口を抱えています。12月議会で市長は,調布・狛江への保健所復活について,新型コロナウイルス感染症では,二次医療圏が機能しなかったということもある。これについては東京都にも話をさせていただき,今後に向け検討していくことと述べました。  所信表明では,この問題での言及はなく,行政報告で市長会として都知事宛てに要望書を出したとの報告がありました。市長として,保健所体制の強化や増設についてどのような対応をしてきたのかお伺いいたします。 245: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 246: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 令和2年第4回定例会におきまして,鈴木議員から調布・狛江への保健所復活を働きかけるよう強くお願いされたところでございます。  これまでも,適切な人員配置,柔軟に対応できる体制の整備など,保健所の組織の見直しを要望してまいりましたけれども,東京都市長会,東京都町村会の連名で,新型コロナウイルスワクチン接種及び感染症対策の更なる充実に関する緊急要望を小池都知事宛てに提出しております。  4つの大きな項目の中で,医療体制の確保及び医療機関と保健所間の情報共有体制の確保の中で,逼迫する都保健所の体制強化を行うことを令和2年第4回定例会で発言したことを踏まえまして,多摩地域の各首長と調整させていただき要望してきたところでございます。 247: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 248: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 都保健所の体制強化を市長会,町村会の連名で都知事に要望したということで,これは保健所増設への力になるように期待したいと思います。  日本共産党狛江市議団は,日本共産党調布市議団,田中とも子事務所と一緒に,2月5日に,調布・狛江に保健所設置,PCR検査拡充等を求める要望,署名,都知事宛て2,277筆,第1次分を都に提出いたしまして,保健所を調布・狛江に復活させるように要望いたしました。  このとき,都側は,新型コロナの第3波は予想を超える感染者で,多摩府中保健所も年末年始,大変な状況だった。会計年度職員等を配置して対応したが,経験がないとうまくいかない。専門職の育成が課題。来年度予算では,保健所職員を11名増員する。多摩府中保健所は3名増員する。多摩府中保健所の人口規模が大きいことは認識している。保健所の在り方も検討していく,このように答えております。  104万人,1か所というのは,あまりに人口が大き過ぎると思います。2月26日の都のモニタリング会議では,賀来満夫座長が,保健所の能力を最大限発揮し,感染が生じやすい状況の把握を強化,積極的に介入し,再拡大を予防する必要がある,このように提言されております。ぜひ感染症対策で重要な役割を担っております保健所体制を強化するとともに,その先にある調布・狛江に保健所を復活させていく,そのためにさらなる努力をお願いしたいと思います。  飛ばします。  浸水被害対策についてお伺いいたします。  所信表明では,「調布市と連携し,下水道浸水被害対策に関する計画を策定します」と述べています。  昨年9月に発表されました令和元年東日本台風に伴う浸水被害対策最終報告では,当日の様子を再現した浸水シミュレーションの結果といたしまして,六郷排水樋管では,河川からの逆流がピーク時,22時30分頃で20.8立方メートル毎秒,逆流量累計は8万5,300立方メートルとなっております。そして,雨水による浸水量も含めますと,全体の浸水量は26万5,270立方メートルとなっております。  一方,猪方排水樋管では,河川からの逆流量がピーク時,22時40分頃で3.84立方メートル毎秒,逆流量累計は1万3,800立米です。雨水による浸水量も含めた数字は,2万7,517立方メートル。  六郷排水樋管では,猪方排水樋管と比較し,最大時の逆流量で5.4倍,逆流量の累計で6.2倍,全体の浸水量では9.64倍となっております。  グラフがあります。グラフで見ると,本当に六郷排水樋管での処理量というのは物すごい量だなというふうに感じます。これだけの水を1か所の樋管で処理するというのは,かなり大変なのではないかと感じております。  浸水被害対策では,排水樋管への強力な排水ポンプの設置や貯留施設の整備が考えられますけれども,もう1つ,調布市側に分水路を造るなどして,流域面積を分割して,六郷排水樋管の負担を軽減する,こういう方法も検討すべきではないかと思います。  ぜひ調布市と連携して浸水被害対策を検討する際には,この分水路の整備も検討材料に加えていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 249: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 250: ◯ 環境部長(清水 明君) 調布市側に分水路を整備するという御提案でございますが,六郷排水樋管流域の自治体である調布市と連携しまして,流域における課題を整理した上で,浸水対策ごとの特性,施工の難易度,対策の組合せ等について検討し,効率的な対策を計画していきたいと考えております。 251: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 252: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ浸水被害対策,こうした分水路も含めて検討をお願いいたしまして,質問を終わります。 253: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。     午前11時51分 休憩     午後 1時30分 開議 254: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。1番岡村しん議員。 255: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは,質問通告に従って2問質問します。  1問目,外環道工事について伺います。  まず,前回質問後の状況についてお伺いいたします。 256: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 257: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 前回定例会後の状況について答弁申し上げます。  陥没事象周辺については,事業者においてボーリング調査や物理探査,音響トモグラフィー調査等,各種調査データに基づき,原因や陥没メカニズムの検証を行いました。また,狛江市を含めた掘削済みの区間についても路面空洞調査や物理探査を行い,地表面の状況把握をいたしました。  それらの内容を踏まえ,令和3年2月12日に第6回有識者委員会で報告し,今回の陥没等の事象は,特殊な地盤下での施工となり,複合的な要因により土砂の取り込み過ぎが生じたことによるものと確認されたところでございます。  また,掘削済みの沿線については,何か所か異常信号を探知したとのことでございます。狛江市に関連する箇所では,狛江市が表面管理している調布市道において1か所ございました。路面空洞調査でランクCの評価がされましたが,これは緊急性を要する路面下の異常ではないとのことでございます。  また,物理探査については,異常は見られなかったとのことでございます。  2月14日,2月15日には,陥没事象発生箇所付近の住民を対象とした説明会が開催され,その中で補償の方針についての説明も行われたと伺っているところでございます。 258: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 259: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。  住民説明会が行われ,補償の方針も説明されたということですが,補償の中身についてお伺いいたします。 260: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 261: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 補償方針としては,本事象により建物等に損害が発生した場合において,原則として従前の状態に修復,復元するなど,原状を補修等により回復する。それ以外に,実際に発生した損害についても補償する。補償項目は,家賃減収相当額,地盤補修工事完了後において生じた不動産売却損,疾病等による治療費等が該当するとのことでございます。  対象地域は,陥没発生地域周辺でございますが,そのほかの沿道地域においても,損害等の申出があった場合,因果関係等確認の上,個別に対応を検討するとのことでございます。  現在,事業者において家屋中間調査や相談窓口等で状況把握を行っており,さらに今後,専門チームを設置し,個別対応を行うとのことでございます。 262: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 263: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 私たち日本共産党は,2月10日に笠井亮衆議院議員,曽根はじめ都議会議員,原田あきら都議会議員,田中とも子前狛江市議,日本共産党調布市議団と共に私も参加し,外環被害住民連絡会・調布と懇談を行い,被害の実態や思いを伺ってまいりました。  外環被害住民連絡会・調布の皆さんは,アンケートで被害の実態調査を行い,308件中132件の回答があったそうです。その結果,構造物の被害を受けたのは58件。内容は,「ドアや床の傾き」が19件,「コンクリートのひび割れ」が17件等々。体感的被害を受けたのは102件。内容は,「騒音」95件,「低周波音」51件ということでございます。既に,自己負担で壁の修繕をした方もいらっしゃるそうです。  ボーリング調査は,前日の午後10時にホームページで発表し,次の日の朝8時から調査を行うなど,地域住民への配慮がないとの怒りの声や,外環被害住民連絡会・調布としては事業者と説明会以外では直接会ってもらえず,団体で質問や要望を伝えられないということで,事業者へ不信感を持っておりました。  こうした中開かれた説明会において,参加対象と参加者の感想はどのようなものだったのかお伺いいたします。 264: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 265: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 2月14日及び2月15日に開催された説明会の内容は,第6回有識者委員会で議論された調査結果と分析に関する内容及び補償方針に関するものでございました。事業者からは,説明会では主に補償や施工前の地盤等の調査や分析の妥当性に関する質問や御意見が多かったと報告をいただいております。  なお,既に説明会の資料等はNEXCO東日本のホームページで公開されておりますが,当日いただいた主な御質問とその回答の取りまとめを行っており,追ってホームページに掲載する旨が公表されているところでございます。 266: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 267: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 2月16日の毎日新聞には,「出席した住民からは「補償の説明が不十分」との声が上がった。「形ばかりの説明で工事再開へ道筋をつける目的では」と不信感をあらわにする人も」,「出席者によると,説明会では工事ミスや事前調査不足を問う住民もいたが,同社から明確な回答はなかった」と書かれており,住民の皆さんが説明に納得していない姿が書かれておりました。  私たち日本共産党狛江市議団は,狛江市内の地上部に住まわれている方々を17件,この間直接訪問していますけれども,工事中の音や揺れの問題がございました。陥没周辺の地域では,不十分ではありましたけれども説明会が開かれております。狛江市民の皆さんへの丁寧な説明,これも必要ではないでしょうか。丁寧な説明がされているのか。  また,先ほどの答弁の補償の方針についても,狛江市民で地上部にお住まいの方への周知が必要と思いますけれども,周知されているのかお伺いいたします。 268: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 269: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市も含めまして,沿線自治体から事業者に対し要請等を行っておりますが,陥没メカニズムの早期解明,公表及び市民不安の払拭の取組のために必要なことを行っていただきたいという趣旨は一致しており,沿線住民に対する説明会の実施も必要と認識しているところでございます。  これまでの調査状況や有識者委員会の資料や記録,2月14日,15日の説明会資料もホームページで公表されております。その中で,陥没周辺地域だけでなく,その他の地域においても損害等申出があった場合,因果関係等を確認の上,個別に対応を検討する旨や連絡先も記載されているところでございます。 270: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 271: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 確かに,損害の申出があった場合,因果関係等の確認の上,個別に対応を検討する旨や連絡先,これ,書いてあるのですけれども,知らなければ連絡できないので,ぜひともこれはしっかりと周知させるようよろしくお願いいたします。  狛江市内の関係住民の方々を対象にした説明会,これが必要でございます。市から事業者に対してぜひ要望していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 272: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 273: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 2月12日の第6回有識者委員会で陥没メカニズムが確認されたところであり,また補償方針も整理されたところでございます。これらの内容は,きちんと説明する機会が必要であると考えているところでございます。  既に,沿線自治体で連携しまして,狛江市も含めた沿線住民への説明会の開催も申入れしているところでございます。 274: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 275: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。既に申し入れていただいているということで,ありがとうございます。  2月14日に外環被害住民連絡会・調布が出した声明では,トンネル建設推進の方々がNEXCO東日本の与える情報のみに依存して行った事故の調査では,再発防止のための真の検証がなされたとは言えませんとし,トンネル土木工学だけではなく,地盤や地質,環境など幅広い分野の多角的検証がなされることを改めて強く求めますと書かれており,陥没メカニズムの解明が既にされたと,これはなかなか言えない状況なのかなと思います。  次に,前定例会で,年内には副市長を長とした調整会議を行うべく連携体制も整えているところですと話されておりました。連携体制は取られているのか。また,情報交換などは行われているのかお伺いいたします。 276: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。 277: ◯ 副市長(平林 浩一君) 昨年12月に,沿線自治体によります副市長,また副区長を長としました調整会議を開催したところでございます。この場合の沿線自治体とは,世田谷区,狛江市,調布市,三鷹市,武蔵野市,杉並区,練馬区,この7区市になっております。その場で,各市区の状況の共有や情報交換を行いまして,連携の重要性を再確認したところでございます。  また,沿線自治体も,掘削済み,掘削途中,またこれから掘削するという事情の違い等もございますので,連携に当たってはそれぞれの状況を踏まえながら,事業者に対しまして連携して要望すべき内容と,また個別に要望すべき内容,これらを整理しまして,相互に情報共有を図りながら適切に対応すること,これを確認したところでございます。 278: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 279: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。  確かに,状況が違うと思いますので,それぞれでしっかり話し合っていただきたいというふうに思うんですけれども,今後はどのようになっていくのかお伺いいたします。 280: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。
    281: ◯ 副市長(平林 浩一君) 先日,陥没のメカニズムや補償方針等が示されたところでございます。それらを受けて,改めて再度沿線の自治体で状況や考え方を共有する必要があるというふうに考えております。  事業者からも,この調整会議の場を活用いたしまして丁寧な情報共有の場とすることも検討されておりますので,先ほど答弁申し上げたとおり,引き続き相互に連携して情報共有しながら適切に対応していきたいと考えております。 282: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 283: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。ぜひよろしくお願いいたします。  次に,前定例会以降に3つ目の空洞,これが見つかっております。この3つ目の空洞については,どのようなもので,狛江市にはどのように連絡が来たのかお伺いいたします。 284: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 285: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 3つ目の空洞は,令和3年1月14日に陥没箇所から約120メートル北側の位置で,地表から深さ約16メートルの位置で発見されたものでございます。  このことは,事業者から電話で第一報がございました。その後も,追って状況について連絡いただいたところでございます。 286: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 287: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この3つ目の空洞,今答弁があったとおり深さ16メートルの位置で発見されたということでございます。事業者がこの間,狛江市内で行っている調査では,最大10メートルまでの空洞しか把握できないと思いますけれども,いかがでしょうか。  また,だとすれば,3つ目の空洞のようなものが狛江市内にあっても発見できないのかなというふうに思うんですけれども,この点についてもお伺いいたします。 288: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 289: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市内を含めまして,掘削済み区間で路面空洞調査や微動アレイ調査を行いました。探査できる深さは,路面空洞調査は約1.5メートル,微動アレイ調査は約10メートルでございます。  調布市において起きた陥没・空洞事象については,特殊な地盤条件下で行われたカッターが回転不能になる事象を解除するために行った,特別な作業に起因するシールドトンネルの施工が陥没・空洞事象の原因である可能性が高いことを,第6回有識者委員会で確認されており,カッターが回転不能になる事象は狛江市区間においては起きていないため,シールドトンネルの施工が原因となる空洞が存在する可能性は低いと考えているとのことでございます。 290: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 291: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 芝浦工業大学教授で地盤工学が専門の稲積教授は,こんなリスク要因があったと,後になって言い出すことが大問題。事前に詳細な地盤調査をやっていない証拠と指摘し,現場の地盤についても,典型的な砂州に形成される地盤です。全く特殊ではないと語っております。  2月26日,予算委員会第八分科会で,国会ですね,笠井亮衆議院議員への答弁では,事前の地盤調査は工事区間16キロメートルで,ルート上で下端まで掘ったのは,トンネルのとこまで掘ったのは24本,700メートルに1本だと答弁がありました。陥没地域周辺では,今回の工事で地盤が緩んだと言われております。既に工事を終えている地域でも,地盤が緩んでいるのではないか。ボーリング調査,これが必要かと思います。この点については,ぜひ事業者に要望していただきたいと思います。  次に,外環被害住民連絡会・調布が行った補償アンケートでは,64.5%が「団体交渉を望む」と回答しています。現在,事業者は個別交渉しか応じておりません。2月16日放送の「ひるおび!」というテレビ番組でもこの問題を取り上げ,コメンテーターから,お互いに情報交換しないと大企業に太刀打ちできない,こうした意見も述べられておりました。  狛江市でも,今後事業者と話し合いたいと思っても,公正かつ公平な補償の基準や団体交渉が必要になってまいります。外環被害住民連絡会・調布は,中立な第三者委員会による事故原因の徹底究明と再発防止策,住宅地下における地盤の原状回復,実効性のある緊急時住民避難計画の策定,現在までの実被害,家屋等の損傷,健康被害,資産価値の下落に対する損害賠償(希望により買取りも含む)の公正な基準の提示と,それに従った賠償の実施,地盤損傷によって将来起こり得る陥没,地盤沈下,また,それによって引き起こされる家屋等の被害に対する明確な補償基準の設定を求めております。  前回の一般質問で市長は,継続して沿線自治体と連携し,市民の立場に立ち,必要な対応を求めていきたいと考えておりますと答弁されました。この立場で,事業者に対しこれらの住民要望の実施を求めていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 292: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 293: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 外環工事に限らず,工事に起因する被害に対しては,事業者が対応し,補償等を行うものと考えているところでございます。  現時点では,建物や健康への被害,また将来における資産価値の低下等への懸念についてが補償に関する主な課題と思われます。  補償の対応として,団体交渉がよいのか個別交渉がよいのかは,各事案によって考え方は異なるものであり,事案の特性に合わせた手段を取ることが望ましいのではないかと考えておりますが,各種調査結果や今後も含めたモニタリングの動向に注視しつつ,沿線自治体と連携しながら,事業者に対して必要な要望等を行ってまいりたいと考えているところでございます。 294: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 295: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 最後になりますけれども,市長に伺います。  これまでの事業者の対応をどのように見てきているのか。また,3月31日にこの工事の都市計画期間が終わり,工事再開には延長手続が必要になってくると思います。狛江市はこのような現状で工事を再開して大丈夫と考えているのかどうかお伺いいたします。 296: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 297: ◯ 市 長(松原 俊雄君) このたびの陥没事象及び空洞の発見等を通じ,この間事業者には対応していただいていると考えております。  市民不安の払拭には,陥没メカニズムの早期解明,公表が不可欠と考えております。事業者は,そのため各種調査を行い,沿線自治体とも協力してまいりました。ここで陥没メカニズムも確認されたところです。事業者としても,外環トンネル工事との因果関係があると認めているところでございます。  もちろん,油断することなく掘削済みの区間のモニタリングも引き続き行っていただく必要があると思いますが,ここできちんと市民に対する説明を行っていただき,発生した被害に合わせた補償等も対応していただく必要があり,事業者もその意思を示しているところでございます。  都市計画手続として,事業期間の延長の申請等があるのは承知しておりますけれども,それがイコール工事再開のお墨つきではありません。再度,事業者には工事再開に関しての考え方を伺いましたが,安全を再優先に,確実に工事を実施することが必要であり,引き続き再発防止の取組を検討していくこととしており,加えて,その内容を地元の市町村や住民の方々に説明することが重要であると考えているとのことでした。  市といたしても同様に考えているものでございまして,現時点で工事を再開して大丈夫かというような,まだ議論の段階ではないというふうに考えております。 298: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 299: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 市長,ありがとうございます。本当に,今答弁にあったとおり,まだこの工事を再開するかどうかという議論の段階ではないという状況だと思います。  ただ,今年の1月に三鷹市北野で,外環工事のための家屋調査のチラシが配られております。これは2月26日の,先ほどの笠井亮議員の質問で明らかになったんですけれども,本当に今,まだ調べている段階です。第6回の有識者委員会すら開かれていない,調べている段階でこういった,もう家屋調査をやるよ,進めるよということをやっていく,これは本当に信じられない。事業者が再開ありきで期限延長しようとしている,これは間違いないのかなというふうに思います。  近隣住民,沿線住民の安全と安心,そして補償の問題,これをまず第一に解決する必要がございます。補償の問題についても,もうここは不安で住んでいられない,こうした方々への買取り,これについても必要になってまいります。  先ほどの答弁で,地盤の改良が終わってから差額を補償していくみたいな補償方針がありましたけれども,前定例会でも紹介したんですけれども,狛江市内に,90代の高齢の方で,この家を売って老人ホームに入るつもりだったけれども,もう家が売れなくなっちゃった,どうしようと,こうしたことを言っている方もいらっしゃるんです。今すぐにでも,こうした方の相談に乗りながら対応していただく必要があるのかなというふうに思います。  その上で,これまで大深度地下法は地上に影響がないと言ってきましたけれども,この前提も崩れております。この法律自体の検証が必要です。さらに,費用対効果も見込めず,この道路を造るのかの議論を経ずに再開というのはあり得ません。ぜひ本当に,しっかりと補償,また今後どうしていくのか,これをしっかり議論した上でやっていく。私たちは,本当にこの道路は必要ないと思っていますけれども,最低限そこまではやっていく必要があるということを述べて,1問目の質問を終わらせていただきます。  2問目,特別支援教育についてに移ります。  まず,就学相談の申込数過去3年と,各特別支援学級及び教室の在籍児童・生徒の数についてお伺いいたします。 300: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 301: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 就学相談の件数につきましては,平成30年度が133件,平成31年度が130件,令和2年度が令和3年2月22日現在,139件となってございます。  特別支援学級及び教室の在籍児童・生徒につきましては,各年度5月1日現在の人数で答弁させていただきます。  平成30年度は,狛江第一小学校いずみ学級が23名,緑野小学校えのき学級が11名,狛江第三小学校あおば学級が3名,狛江第一中学校1組が24名,特別支援教室につきましては,小学校が174名,中学校が40名となってございます。  平成31年度は,狛江第一小学校いずみ学級が19名,緑野小学校えのき学級が17名,狛江第三小学校あおば学級が5名,狛江第一中学校1組が23名,特別支援教室につきましては,小学校は195名,中学校は43名となってございます。  令和2年度は,狛江第一小学校いずみ学級が27名,緑野小学校えのき学級が23名,狛江第三小学校あおば学級が7名,狛江第一中学校1組が20名,特別支援教室につきましては,小学校が205名,中学校が48名となってございます。 302: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 303: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この3年間だけでも,かなり申込数が増えております。特別支援教育が身近になっているのか,またハンディキャップがある子供が増えているのか。これ,どちらの考え方もあると思うんですけれども,市の見解をお伺いいたします。  また,就学相談はどこからつながってくるのか,これについても同時に伺います。 304: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 305: ◯ 教育部長(上田 智弘君) メディアなどを通じて障がいに関する情報発信が増えたことにより,保護者の気づきが広がったことや,乳幼児健診から児童発達支援事業所といった早期療育機関につながる子供も多く,保護者の受容が進んだことも相談の増加の要因となっており,適正就学につながっているものと考えております。  小学校への就学時については,通っている児童発達支援事業所や保育園,幼稚園などから,転学時については,小・中学校担任から相談を勧められ,就学相談につながるケースが多い状況でございます。 306: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 307: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 文部科学省が1月に発表した新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議,報告では,障がいのある子供たちの学びの場の選択や柔軟な見直しを踏まえ,特別支援学校の教育課程と幼稚園,小学校,中学校,高等学校の教育課程との連続性が重視されたと書かれております。  未就学児の保護者や小学生・中学生の保護者への情報提供はどのように行われているのか。また,新たにひだまりセンターができたことによって,連携はどのように変わってきているのかお伺いいたします。 308: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 309: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今年度は,緊急事態宣言下だったため実施ができませんでしたが,例年であれば,5月中旬に社会福祉協議会が市内在住の保護者を対象に行う早期療育事業,就学ガイダンスに指導室の統括指導主事,都立特別支援学校の教員,就学相談担当者などが出向き,特別支援教育の概要と就学相談の流れについて説明を行ったり,特別支援学級の見学会を実施しているところでございます。  また,4月に市内の各公立と私立保育園に就学相談に係るポスターの掲出を依頼したり,特別支援教室に通う小学6年生の児童を対象に中学校進学用のチラシの配付を行うほか,広報こまえ,ホームページや子育てガイドブックなどにも就学相談の御案内を掲載するなど,周知を図っているところでございます。  さらに,今年度は狛江第三中学校自閉症・情緒障がい特別支援学級が新設されるに当たり,10月に2回,特別支援学級の概要や教育課程について説明会を実施したところです。  ひだまりセンターとの連携でございますが,児童発達支援センター,教育支援センターとともに,就学年齢に達する利用者の保護者の方に対し,必要に応じて就学相談の窓口を御案内しております。また,保護者を通じて,各支援センターが所有する発達検査の結果などを就学支援委員会の資料として提出いただくなど,円滑な就学相談のために連携しているところでございます。 310: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 311: ◯ 1 番(岡村 しん議員) しっかりと連携が取れているということでございます。  今年度はコロナ禍ということもあり,就学相談のスタートが遅れたと伺っております。非常に就学相談が大変だったのかなというふうに思います。通常の就学相談の流れ,またコロナ禍での流れはどのようなものだったのかお伺いいたします。 312: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 313: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 就学相談の基本的な流れでございますが,保護者の申出により相談を開始し,就学相談専門員による面接,発達検査,小児精神科専門医による診察,現在通っている学校,保育園,幼稚園及び療育施設等での行動観察,就学支援委員会委員による行動観察を経て,これらの資料を基に,就学支援委員会において通常学級,特別支援学級,特別支援教室,特別支援学校など,当該児童に適した就学先を審議いたします。  この審議結果を保護者に伝え,保護者と共に当該児童の就学先を決定します。就学先が決定するまで2か月から5か月程度かかりますので,早めの御相談をお願いしているところでございます。  例年,5月中旬当たりから御相談の予約が入るところ,今年度は緊急事態宣言下で対面での面接が制限されたこともあり,御相談のスタートが若干遅れましたが,現在,就学相談の申込みをされた方についてはおおむね就学先が決定しております。  なお,コロナ禍であっても就学相談の流れは同様でございます。 314: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 315: ◯ 1 番(岡村 しん議員) しっかりされているということでございます。  就学相談に当たって,面接のときにスーツの方が多くて,子供たちがどきどきしてしまったみたいな話も聞きますので,学校の先生は大丈夫なんですけれども,そういったところは気をつけていただければと思います。  次に,児童発達支援センターで個別訓練を受けている子供がいます。教育支援センターでの個別指導との連携の状況と課題についてお伺いいたします。 316: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 317: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今年度,児童発達支援センターで個別の外来訓練などを受けてきたお子様につきましては,4月に就学するに当たり,教育支援センターでの個別指導にシフトできるよう引継ぎを行っているところでございます。  また,保護者が引き続きの御相談を希望し,個人情報の提供について同意されている場合は,同様に教育支援センターの専門相談員に引継ぎさせていただく予定でございます。  教育支援センターの専門相談員は,各小学校でも勤務しておりますので,学校との連携も取れることになります。  課題でございますが,教育支援センターでの個別指導の希望者が多く,場合によっては要望に応じ切れない可能性もございます。市内にある放課後等デイサービス事業所とも連携を図りながら,必要な支援の提供を市全体で見立てていく必要があるというふうに考えております。 318: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 319: ◯ 1 番(岡村 しん議員) しっかり市全体で必要な支援を提供していただきたいと思います。  先ほどの新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議の報告書によると,新型コロナウイルス感染症の拡大による臨時休業では,各教科等の家庭学習やオンラインでの授業は工夫されていたが,自立活動の指導の多くは実施されていない状況があった,このように書かれておりました。  狛江市の特別支援教育について,最初の緊急事態宣言時の状況についてお伺いいたします。 320: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 321: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,これまで行ってきた集団での活動の制限や体験的な活動の自粛,交流活動の中止など,教育活動への様々な影響がございました。そうした中で,今回配置いたしました児童・生徒1人1台のタブレット端末などを活用し,特別支援教室同士でのリモートによる交流や外部専門機関の方からのリモート授業など,ピンチをチャンスに変える新たな取組も行うことができております。  また,児童・生徒自身の感染や濃厚接触による自宅待機などがあった際は,学習保障という観点から,オンラインによる双方向の授業を行った事例もございました。 322: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 323: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。様々工夫してやられていたということがしっかりと分かりました。  1問飛ばします。  次に,あおば学級についてお伺いいたします。こちらでは,成果と課題がどのようなものだったのかお伺いいたします。 324: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 325: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 成果につきましては,不安が強く交流に参加できなかった児童や,コロナ禍で不安傾向があり学校に通えない児童が,配付されたタブレット端末からリモートで通常学級やあおば学級をつなぐことにより,交流や授業に参加できるようになりました。  また,東京藝術大学によるインクルーシブアーツとのアート授業に参加したり,児童がまとめた発表を東京大学先端科学技術研究センターに聞いてもらい指導講評をいただくなど,外部専門機関や専門家とつながることにより,学びの場を広げることができております。  プログラミング授業では,自分でプログラミングしたゲームを友達や校長先生に楽しんでもらうことにより自己肯定感を伸ばしたり,失敗しても試行錯誤を繰り返すことにより,成功体験の積み上げを行っているところでございます。  課題につきましては,コロナ禍で不安が強くなり情緒が不安定になっている児童の対応が難しくなってきております。また,難しい保護者への対応も含め,教員のメンタルケアが課題となっております。 326: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 327: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。本当に,様々工夫されているなというのを答弁を聞いても思います。  また,コロナ禍の中で不安が強くなる,これは本当に,みんな強くなっていると思うんです。特に,ハンディキャップのある子たちは特にこういったことに強く過敏になってしまうのかなというふうにも思います。ぜひともしっかり寄り添った対応を行っていただきたいと,このように思います。  次に,来年度,狛江第三中学校での自閉症・情緒障がい特別支援学級が開設される予定なんですけれども,準備状況と入学予定者数,体制についてお伺いいたします。 328: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 329: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江第三中学校に開設予定の自閉症・情緒障がい特別支援学級につきましては,工事及び備品などの購入が順調に進み,2月26日に教室の引渡しがございました。備品につきましては,順次搬入される予定でございます。
     また,入学予定者は4名で,全員新1年生でございます。実施体制につきましては,教員2名,介助員2名の予定です。  指導に当たっては,生徒一人一人の障がいの程度,特性及び発達の段階などの状況を的確に把握した上で,学校生活支援シート,個別の指導計画などに基づいた効果的な指導と評価を実施してまいります。また,教室は子供の状況に応じて仕切るなど,落ち着いた環境で自分のペースで学習を進められるように配慮いたします。  なお,自閉症・情緒障がい特別支援学級では,中学校の教育課程に準ずる指導を行うとともに,学習上または生活上の困難を改善・克服し,自立し社会参加する資質を補うための自立活動の時間が設定されているところが通常の学級と異なる点でございます。 330: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 331: ◯ 1 番(岡村 しん議員) これ,今度開かれるわけですが,中学校を卒業していく,3年後には進学,就職など進路の課題も出てまいります。進路についての連携,これについてはどのように取られていくのかお伺いいたします。 332: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 333: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 義務教育終了後の進路に当たりましては,通常の学級における進路指導の全体計画や年間指導計画を基本としながら,特別支援学級の生徒の特性に応じ,入学年度から3年間の計画的,組織的な進路指導を推進し,望ましい勤労観や職業観の育成を目指してまいります。  具体的には,学級活動や自立活動を中核として,生徒一人一人が自己の適正や能力を的確に把握し,個性を生かし,進路を選択する力の育成を図るとともに,職場訪問,職場体験学習,上級学校訪問なども,行い方を工夫して実施していく予定となっております。 334: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 335: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議,報告の概要版,大きく言うと,通常学級,通級学級,特別支援学級,そして特別支援学校,これでできるだけ誰もが取り残されないようにやっていく。また,通常学級の中でもできるだけインクルーシブを取り入れていくという形で,特別支援教育を進めようとしていると思いますけれども,今後についてはどのように考えているのかお伺いいたします。 336: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 337: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市教育委員会では,全ての学校の,全ての学級で,全ての教員による,全ての子どもたちのための特別支援教育を目指してまいりました。障がいのある子もない子も,子供たちが同じ場で共に学び合いながら,個別の教育的ニーズのある子については,自立と社会参加を見据え,その時点でのその子の個別のニーズに最も的確に応える指導を提供しているところでございます。  また,連続性のある多様な学びの場の確保・整備のため,4月に開設する狛江第三中学校自閉症・情緒障がい特別支援学級などの特別支援学級の設置をはじめ,いち早く市内全小・中学校の特別支援教室の整備に取り組んできたところでございます。  今後も変わることなく,通常学級,特別支援学級といった場にとらわれるのではなく,子供たちにとって最適な教育環境下で学習権を保障していくことが重要と考えております。 338: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 339: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 分かりました。  それでは,全ての場でそういった教育,学習権を保障していく,こうした中で,研修というのがすごく大事になってくると思うんですけれども,通常学級,通級学級,特別支援学級において,特別支援教育についてどのように教員研修をされているのか伺います。 340: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 341: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市教育委員会では,これまでも市内の通常の学級,特別支援教室,特別支援学級の教員全員が,年1回以上特別支援教育に関わる研修を受講するよう,特別支援教育悉皆研修という形で位置づけておりました。  特別支援教育悉皆研修は,教員の経験年数や現在の担当職務などに応じて受講できるよう,狛江市教育委員会として3種類の研修を用意するとともに,より専門性を向上させたいという教員については,東京都教育委員会が主催する研修会や独立行政法人教職員支援機構が主催する研修会を受講するよう勧めてまいりました。  なお,今年度は新型コロナウイルス感染防止の観点から,集合研修ではなく研修動画を配信する形を取っております。  また,各特別支援教室,特別支援学級においては,外部講師を招いて独自の研修会を実施したり,外部の研究団体の研修会に参加したりすることにより,教員が自己啓発を行っております。  このような研修のほか,狛江市教育委員会が主催する特別支援教室や特別支援学級の代表者連絡会,特別支援教育コーディネーター連絡会などの場において,各学校の取組について情報共有を行ったり,都立特別支援学校の特別支援教育コーディネーターから助言を受けたりすることにより,各学校における特別支援教育の充実を図っているところでございます。 342: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 343: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 特別支援教育悉皆研修は,本当にすばらしいと思います。  今後,狛江市においてどのように特別支援教育の取組を進めていくのかを伺います。 344: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 345: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 先ほども申し上げましたように,特別支援教育の推進につきましては先進的に取り組んでまいりましたが,今後は指導する教員の専門性の向上をはじめとした指導方法や指導体制の充実,小学校と中学校の連携,関係機関との連携強化による切れ目のない支援体制の構築など,障がいのある児童・生徒の教育的ニーズの変化に応じた学びの連続性を図ってまいりたいと考えております。 346: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 347: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 本当に先進的に取り組んできているなというふうに思います。  答弁の中に,学びの連続性ということがございました。高校との連携強化,その先の就職などについても,さらに取組を進めていっていただければと思います。  また,ハンディキャップがある子供たちにとって生きづらさを感じることは,学校の中だけではありません。保護者や地域の理解をさらに図り,学校からハンディキャップがある子供たちが住みやすい地域をつくっていっていただきたい,このように思いますけれども,いかがでしょうか。 348: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 349: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ひだまりセンターは,福祉,子育て,教育が一体となって,子供の育ちや発達を総合的かつ継続的に支援するための施設でございます。各支援センターや関係機関と連携しながら,特別な支援を必要とする子供への就学前から学齢期,社会参加までの切れ目のない支援体制の整備を目指しているところでございます。  また,地域支援体制づくりの一環として,子ども発達支援課では,地域の中で支援の輪を構築していくための発達サポーター養成講座を,今年度はコロナ禍のため実施はできませんでしたが,次年度も児童発達支援センターで市民などを対象とした障がい児理解のための講習会を行っていく予定と聞いております。  ひだまりセンター内の連携はもとより,各関係機関とも連携しながら取組を進めてまいりたいと考えております。 350: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 351: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 本当にすばらしい取組を進められてきていると思います。本当に,狛江市が先進的に取り組んできたからこそ,今ほかの自治体というのも一生懸命追いかけてきている。国もそれを一生懸命後押ししようとしてきている。  狛江市の先進的な取組がさらに進むことによって,日本全体の特別支援教育が本当に進んでいくと思います。期待していますので,ぜひよろしくお願い申し上げて,質問を終わります。 352: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂良子議員。 353: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは一般質問の最後,やらせていただきます。  1問目は,コロナ禍から高齢者の命と健康を守るためにということで,今コロナ禍の中でも高齢者が元気になれるようにその対策と,そして何よりも命を守るために感染対策をさらに強めていただきたいと,こういう思いで質問いたします。  コロナ禍の中で,高齢者は自粛生活を余儀なくされています。特に高齢者は感染したなら重症になることや死に至ってしまうなどの恐怖から,極力外出しない生活が続いています。心配されるのは,フレイルや認知症です。新型コロナウイルス感染から1年が経過し,当初よりますます危惧されます。  知り合いの80代の方は,昨年まで毎日散歩され,会話もしっかりしていましたが,新型コロナウイルス感染が怖いとのことで,今は散歩にも全く出かけなくなり,買物も月一,二回に,買ったものを忘れてくる。夜はなかなか眠れず,昼間寝てしまうとのことです。介護サービスを勧めましたけれども,そこまではいいわと断られました。  周りにもこうした高齢者が増えているのが心配です。そこで,市はコロナ禍の中で高齢者の実態調査を行ってきたということでしたので,その特徴について伺います。 354: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 355: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 調査結果から分かる新型コロナウイルス感染症拡大下における高齢者の行動様式の特徴といたしまして,食欲ややる気は維持している高齢者が回答者の約8割を占め,やる気や意欲こそ失われていないものの,人と会う機会を維持している高齢者は回答者の約4割にとどまっており,そのうち家の中でできる趣味を継続している高齢者は約5割となっていることから,これまでの様々な行動が家庭内における趣味の実践により代替されるまでには至っていないことが明らかとなっております。 356: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 357: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 高齢者の実態から見えてきた課題について,どのように考えていらっしゃるでしょうか。 358: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 359: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染症の拡大が高齢者にもたらした課題といたしましては,介護サービスの利用控えによる外出機会や家族との面会の減少などにより,下肢筋力の虚弱化やADLの低下が顕著となっていることと,精神面での不安が強くなり,認知機能の低下の危険性が増加していることではないかと評価しております。 360: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 361: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは,市としての対策について伺います。 362: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 363: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染対策下におきましても,家庭で実践できる体操や運動,またストレッチを周知するためのフレイル予防啓発チラシとして,「Withコロナ生活をおくるあなたに伝えたい!ずっと元気でいるために今できること」,こういった冊子を今年度中に市内全戸に配布いたします。  また,ワクチンによる感染終息後も,対面とオンラインを組み合わせたハイブリッドな居場所を創出する施策により,運動機会の提供と習慣化の支援,また認知症予防の普及啓発と継続支援を展開してまいりたいと考えております。 364: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 365: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 市報の令和3年3月1日号にも,「こまえ体操」を作成しましたと出ていました。市も対策をいろいろと工夫されているようですけれども,こまほっとシルバー相談室でも,訪問ができないので,今電話だけではなく,お手紙をポストインして,返信もあるということで,やはりつながっている,これがすごく大事なことだなと,こまほっとシルバー相談室の専門員の方がお話しされていました。  しかし,こうした中でも高齢者の実態は,ストレスで鬱になる人がとても多くなったということです。物忘れが進んでいる人が増えている,その割には介護保険認定が増えていない。買物も怖くて回数を減らしている。室内での習い事をやめた人が多い。耳が遠い人は,これまで会っておしゃべりができたが,会うことができなくなり,電話も使えず,誰とも話さなくなってしまい,ますます孤立しているということです。ぜひこうした実態にさらに工夫しての対策を要望しておきます。  その一方で,少し元気な方は健康体操などのニーズが高く,例えば体操教室が市報に掲載されると,どんどん電話が入ってすぐ満杯になるということでした。コロナ禍の中,各教室僅か10数人前後と人数制限もあり,多くの方が利用できません。  希望者が多いことは,元気な高齢者を増やすことにつながります。ぜひ回数を増やし,フレイル予防を拡充していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 366: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 367: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 取組を進めていただいております各自主団体におきまして可能な範囲で拡大していただくことや,利用している施設の利用状況などを踏まえまして,オンラインによる方法も含めて,可能な限り参加できる機会を提供できるよう努めてまいりたいと考えております。 368: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 369: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 各団体にお願いしていただくということですけれども,ぜひ財政面でも支援していただくということを要望したいと思います。  次に,介護保険利用状況と今後について伺います。  自粛生活をされている方でも,デイサービスなどで心身を回復する機会となりますが,新型コロナウイルス感染が怖くて行けない,訪問してもらうのは怖いなどで,デイサービスや訪問サービスなどの利用を控えている方が依然多くいらっしゃいます。事業所からは自主的にデイサービスを休まれ,メンタルも身体的にも悪化して,今後の介護量が増えてしまう方が少しずつ多くなっているとの声も上がっています。  時事通信の調査では,新型コロナウイルス感染を恐れた高齢者が外出や施設利用を控えたことで,介護保険の要介護度が進んだ場合などに出す区分変更申請の件数が全国的に急増し,9月,10月で前年比2割を上回ったといいます。また,国立長寿医療研究センターの島田裕之老年学・社会科学研究センター長は,感染者数と申請の傾向に連動が見られ,自粛に伴う重度化が起きた可能性が高いと分析されています。対策を考えないと,介護費の増大などで顕在化するのではと警戒したということです。  市は今の状況をどう捉え,その対策について伺いたいと思います。 370: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 371: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和2年度の介護保険サービスの利用状況を前年同月と比較いたしますと,要介護者に対するホームヘルパーなどの訪問系サービスには減少は見られませんが,デイサービスなどの通所系サービスでは利用実績が減少している月があり,比較的状態の軽い要支援者では,訪問型サービスと通所型サービスともに減少がございます。  このように,いわゆる利用控えという現象が顕在化しておりまして,御自宅に籠もる高齢者は相当数いらっしゃるものと思われますが,人との接触を拒否するという状況から,実態を明らかにすることが困難な状況でございます。  感染症対応上,重要なことの一つとして,過度に恐れ過ぎず,正しく恐れた上で,必要な対策を適切に講じることとされておりますので,有効な感染対策やフレイル予防等の取組内容につきましては,先ほど答弁申し上げたチラシの配布等によりまして,御自宅でも実施できる取組につきましても併せて周知してまいりたいと考えております。 372: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 373: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 過度に恐れ過ぎず,正しく恐れた上で,適切な対策を講じるということでした。  そこで今の感染状況,特にクラスターの発生について伺いたいと思いますが,1月8日,政府新型コロナウイルス感染症対策分科会報告では,クラスターの発生は12月,医療・福祉施設で361件,感染者数8,191人,45%と最も多く発生しているということが報告されています。また,2月12日の基本的対処方針等諮問委員会では,二十歳から50代は減少しているが,感染者数に占める60歳以上の割合が上昇しており,重症者や死亡者の減少が遅れる可能性があるという報告でありました。そして,今後も重症化する高齢者の感染が危惧されております。  こうした状況があるわけですけれども,狛江市の状況はどのようになっているでしょうか。 374: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 375: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市の感染者は,12月が58人,1月が138人,2月24日現在で58人,合計254人の方が陽性となっており,これまでの感染者391人のうちの65%が昨年の12月以降に感染している状況でございます。  年齢別の状況でございますが,12月は30歳以下が約56%で半数以上を占めており,60代以上は約14%でございました。ところが,1月に入りますと,30歳以下が約49%と多い状況ではございますが,60代以上が約29%と増加しております。2月は30歳以下が約25%と減少しており,60代以上が約56%と増加している状況でございます。  狛江市で高齢者の感染が増えた原因につきましては,市内各施設のホームページで発表されている内容から,特別養護老人ホームや介護・高齢者施設,また医療機関において集団感染が発生したことによるものと考えております。  直近におきましては,いずれの施設につきましても保健所と連携して対応を図り,ほぼ収束している状況でございます。 376: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 377: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 狛江市でも2月は30歳以下が約25%と減少していると。しかし,60代以上が56%と増加しており,その原因は特別養護老人ホームや介護・高齢者施設,医療機関において集団感染が発生したことによるものだということでございました。まさに,全国的傾向と同様の状況ということが分かりました。  日本共産党は昨年来,医療・福祉施設での無症状者を含めて定期的なPCR検査の実施をと提案いたしまして,今年2月4日にも志位委員長が記者会見で,高齢者施設や医療機関での集団感染は,重症化や死亡に直結する極めて深刻な緊急事態。国民の命を守る上で,高齢者施設と医療機関での感染を抑えることは急所中の急所,そして,感染者が減少してきた今こそ必要だと訴えました。  東京都は,国が通知を出す以前の10月から,自治体独自で無症状感染者の発見の取組が進められてきています。2月4日,厚生労働省が出した事務連絡の内容について伺います。 378: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 379: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者施設の従事者等の検査徹底について要請された内容につきましては,高齢者施設での感染防止策の徹底として,都道府県及び保健所設置市,特別区に対しまして,職員に対する定期的な検査の実施を支援してほしいとの依頼内容でございまして,定期的な検査や迅速かつ簡便に利用できる抗原定性検査等を積極的に活用するよう周知を依頼する内容でございます。  また,高齢者施設の従事者等への検査の集中的実施計画の策定及び実施につきまして,特定都道府県とその管内の保健所設置市,特別区に対して要請しているところでございます。 380: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 381: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 高齢者施設でのクラスターが相次いでいることから,ようやく政府も必要性を認め,集中的にPCR検査を行うという通知を出したということですが,この通知や都の高齢者施設でのPCR検査についてはまた後で伺いますけれども,その前に昨年12月議会で,介護事業所等でのデイサービスやショートステイ,グループホーム,有料老人ホームにおいて陽性者が出た場合,濃厚接触者を除く全職員や利用者に対してPCR検査を行うための補助金が出ることになりましたが,その実績について伺います。 382: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 383: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 3月1日現在,市内特別養護老人ホームで1件,有料老人ホームで4件の施設内感染が発生したことを確認しており,5件全てで施設の判断により関係者全員のPCR検査を実施しているところでございます。  しかし,特別養護老人ホームにつきましては,東京都に対して補助申請手続をお取りいただくため,手続の状況については把握できておりません。  有料老人ホームにつきましては,市に対して補助申請手続をお取りいただくことになっておりますが,現在までのところ,補助金の申請手続はお受けしていない状況でございます。 384: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 385: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 補助金の活用ができるにもかかわらず申請が出ていないということは,情報提供などが分かりづらかったのかなとも考えられますので,ぜひ利用につながるよう,さらに周知をお願いしておきます。  2月4日の政府の通知を受けて,12日小池知事は記者会見で,高齢者施設の全職員に集中的に検査を実施することにした。都のPCR検査経費,それを補助の活用に加え,希望の施設に都からPCR検査キットを直接送付する。3月末までに検査を終えられるように準備を進めると表明いたしました。  市内の特別養護老人ホームに伺いますと,この制度があるにもかかわらず,PCR検査で陽性になってしまった場合,長期に休まなくてはならなくなり,職員の手が足りなくなるなど心配の声が上がっています。市は,こうした不安の声にも耳を傾けながら,無症状や軽症の段階で感染者を見つけ,クラスターの芽を摘み,患者を減らすことが重要という意義を伝え,都から出されている全職員へのPCR検査を活用できるように支援していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 386: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。
    387: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 各種補助制度等の利用に対しましては,周知に努めるとともに,市が協力すべきところや協力できるところにつきましても,積極的に対応してまいりたいと考えております。 388: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 389: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) こうした心配があるのは,狛江市だけではなく,他の自治体でもそうだということで,職員の人手不足を補うことが求められるということで,私が知った範囲ですが,世田谷区や町田市,府中市,調布市などでは,職員の応援協定なるものを結んでいます。  狛江市内の高齢者施設はどのように希望されているのでしょうか。市の対応について伺います。 390: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 391: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和2年6月15日付で国から事務連絡が発出されたことを受けまして,東京都では令和2年10月23日付で,社会福祉法人東京都社会福祉協議会及び一般社団法人東京都老人保健施設協会と新型コロナウイルス感染症発生時における職員の派遣に関する協定を締結しているところでございます。  この協定では,協定締結団体においてコーディネーターを配置し,感染発生施設への職員派遣に協力いただける施設を登録し,新型コロナウイルス感染症が発生した施設で人員が不足し,法人内や区市町村での対応が困難な場合において,都から協定締結団体へ調整を依頼することとなっておりますので,市といたしましては独自の対応は行っておりません。  応援体制は構築されてはおりますが,小規模な事業者が多く,職員を応援に出すほどの余力がないことから,登録団体が思ったように増えていない状況にあるようでございます。こういった問題につきましては,市内事業所も同様であると認識しております。 392: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 393: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 私が伺ったある市は,市からのお願いの案内を2回出して,そしてまた,特別養護老人ホームの施設長会議,Zoomでしたけれども,そういう場で話合いをする中で,全ての特別養護老人ホームがPCR検査を受けることになったということです。また,この応援協定についても結ぶという方向になったということなんです。  ぜひ狛江市内の事業者の方々,なかなか都の登録ができない,応援ができないという,そういう状況があるということを今御答弁いただきましたけれども,狛江市でも丁寧にその状況をお伺いしながら,どのような対策がふさわしいのかということをぜひ支援していただきたいと,このことを要望しておきます。  また,前回の定例会では,訪問サービスの現状を訴えながらホームヘルパーへのPCR検査支援を求めましたが,残念ながら市は現在のところ拡大する予定はございませんというお答えでした。高齢者が重症化し,亡くなる方はほとんどが高齢者ということ,先ほども結果報告がありましたけれども,ヘルパーの方は怖くて不安でも,ひとり暮らしの方が生活できなくなるからと,ヘルプをされております。  ヘルパーさんへのPCR検査の支援を求めたいと思います。陽性者が出てからでは遅いのではないでしょうか。いかがでしょうか。 394: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 395: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 御質問のとおり,訪問サービス系の事業所におきましては,施設とは異なる懸念や問題があることは認識しているところでございます。  御質問の懸念を払拭するためには,毎日PCR検査を実施して,リアルタイムで検査結果が判明する必要がございますが,こうした検査手法は現在のところ確立されておりません。このため,検査実施の有効性及び費用対効果の観点から,現時点では施設においてさらなる集団感染の拡大を防ぐことを目的といたしまして,各種助成制度が構築されているところでございます。  訪問介護事業所におきまして予防的なPCR検査を実施する予定はございませんが,仮に職員の感染が確認された場合には,介護サービス事業所等に対するサービス継続支援事業によりまして,PCR検査に要する費用が補助の対象となるところでございます。 396: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 397: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 予防的にPCR検査をしてほしいということではなく,無症状の方にPCR検査をすることで,そこで発見できれば,利用者の方に広がるのを防ぐ。そしてまた,ヘルパーさんは1件訪問ではありません。何件も受け持って,毎日違う方を受け持っております。ですから,無症状の方にクラスターを発生させないために,事前のPCR検査,これこそが感染を広げることの抑止の力になると思います。  ただ,今御答弁があったように,訪問介護事業所にも感染した場合に限ってということで補助があるということが分かりましたので,この点につきましてもまだまだ事業者の方が,理解されていない事業所もあったように思いますので,ぜひ周知をお願いしたいと思います。  要介護の高齢者は大変弱い立場の人たちであり,介護の現場では利用者・職員の感染,特にクラスターの発生を防ぐための必死の努力が続けられています。これまでも過重だった介護職員の労働は一層過酷になっており,職員のコロナ離職も起きています。  さらに利用抑制により,事業所収入も減収になっています。昨年は市からの支援金も出ましたが,介護事業所と高齢者の健康と命を守るためにも,2回目の支援金を要望したいと思いますが,いかがでしょうか。 398: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 399: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 感染状況等を注視いたしまして,必要な支援を行ってまいりたいと考えております。 400: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 401: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 昨日の他の議員の質問に市長は医療,介護に携わっておられる方々に感謝の言葉を述べられました。その気持ちを高齢者の健康維持,命を守る,その最前線で奮闘されている介護職員,事業所に支援金として届けていただきたいと,そのことを要望したいと思いますが,市長,いかがでしょうか。 402: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 403: ◯ 市 長(松原 俊雄君) この間,本当に医療従事者また介護従事者の方々には大変御苦労いただいて,また,心配の中でも従事していただいているところでございます。  今後,様々なことを検討しながら,また必要な支援については考えていくことになろうかと思います。 404: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 405: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひ感謝の気持ちを形というか具体的なところで表していただきたいというふうに切にお願い申し上げまして,1問目は終わります。  2問目です。国民健康保険の子育て世帯の負担軽減を求める質問です。  国民健康保険は,年金暮らしや非正規雇用の低所得者世帯が加入しているにもかかわらず,保険税が高過ぎる制度です。しかも,協会けんぽや他の保険にない均等割が収入のない子供にも負担となり,子供が生まれると,子供の数が多くなるほど保険税が高くなる。子育て支援に逆行しているとして,日本共産党は子供の均等割の減免制度の実施を長年求め続けてまいりました。全国知事会などからも,そして市もですけれども,見直しの要望が出されておりました。  こうした粘り強い自治体の要望や住民運動,これらに押されて,厚生労働省はようやく子供の均等割の軽減を2022年度から導入するという案を示しました。まず,どのような内容か伺いたいと思います。 406: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 407: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 子供の均等割国民健康保険税軽減制度につきましては,子育て世帯の経済的負担軽減の観点から,国民健康保険世帯の未就学児の均等割保険税の5割を公費で軽減するものでございます。 408: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 409: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは,実施に向けてのスケジュールについて伺います。 410: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 411: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在開会中の国会に,全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案が提出されており,令和4年度からの施行が予定されているものと認識しております。 412: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 413: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは,国・都・市が負担するとなっているようですけれども,その割合はどのようになるのでしょうか。 414: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 415: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 公費負担の割合でございますが,国が2分の1,都道府県が4分の1,市町村が4分の1でございます。 416: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 417: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 実施されるとしたならば,狛江市加入者での子供の均等割軽減の対象世帯数と人数はどのぐらいになりますか。 418: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 419: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和3年2月15日時点でございますが,291世帯,368人となります。 420: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 421: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 2022年度,子供の均等割軽減が実施されるのは,291世帯,368人ということです。  この世帯に狛江市として負担する財源は幾らになるでしょうか。 422: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 423: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 軽減見込みの総額は約550万円,市の負担割合は4分の1の約137万5,000円と推計しております。 424: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 425: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 約137万5,000円ということでした。  それでは,例えばモデルケースとして,所得300万円,40代の夫婦で,子供が2人とも未就学の4人世帯の保険税は幾らになるでしょうか。また,この世帯が国の制度の子供の均等割軽減が実施された場合は幾らになるでしょうか。 426: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 427: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 所得300万円,40代夫婦と子供2人の4人世帯の国民健康保険税額は,年額で41万4,400円でございます。また,子供の均等割軽減が実施された場合の保険税額は年額で37万7,100円でございます。 428: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 429: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 今のモデルケース,40代で子供未就学2人で4人世帯,この家庭では,実施された場合37万7,100円ということで,軽減額は3万7,300円ということでした。  協会けんぽの保険料を見てみますと,子供に係る均等割がないので,同じ所得300万円の4人家族世帯では25万7,600円です。軽減されることは一歩前進ではありますけれども,協会けんぽとの差額は依然として11万9,500円で,1.5倍にもなります。しかも,今回の軽減制度は,所得が低い世帯で未就学児以外の子育て世帯は全く軽減されないことになります。  せめて清瀬市のように未就学児以外の所得300万円以下世帯に,狛江市独自で軽減の拡充をしていただきたいと思います。清瀬市のように軽減した場合,国の軽減制度がなかったときでも193万円でできるということでございました。そのうち,未就学児がいる世帯は国からの補助が出るわけですから,どのぐらいの金額で可能かということは,今回時間がなかったので市に試算していただいておりませんけれども,予想するに,ほんの僅かな財源でできると思います。  ぜひ軽減拡充の検討をお願いしたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 430: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 431: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現時点では,市独自の軽減拡充の予定はないところでございます。 432: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 433: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) とても残念ですね。金額の多寡ではないと言われるかもしれませんけれども,300万円以下の世帯で小学校1年生,2年生,あるいは中学校,大変お金がかかる時期の家庭では全く軽減ができていないということになるわけですので,ぜひそこは再検討していただきたいというふうに思います。  私たち日本共産党は,本来子供の均等割は廃止するべきだと求めております。では,せめて国に子供の均等割軽減を,未就学児に限ってとされた対象範囲の拡大を求めていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 434: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 435: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 未就学児にとどまらない軽減対象の拡大等について,市といたしましては,東京都市長会等を通じて要望等を行ってまいりたいと考えております。 436: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 437: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 強く要望していただきたいと思います。  では次に,コロナ禍の中での保険税についてということで伺っていきたいと思います。  今後14年間にわたり2年ごとに保険税の値上げをし,最終的には市からのその他繰入金をゼロにするとしていますが,1人当たりの平均の値上げ額は幾らになるでしょうか。 438: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 439: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 保険税率につきましては,被保険者数や所得状況等により変わってまいりますので,14年間の平均値上げ額やどのくらいの値上げになるかを議会で答弁することは難しいところではございますが,令和2年3月に策定いたしました国保財政健全化計画は,2年ごとの税率改定により14年間で赤字額約4億400万円を解消する内容でございます。 440: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 441: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 平均が出ないということでございましたけれども,4億400万円をとにかく入れていたのをなくすということになりますと,私の計算で加入者は1万6,900人ですから,これで単純に割ってみますと,最終的には1人当たり2万3,900円の負担ということになります。これは,子供も赤ちゃんも入れて1人当たり2万3,900円ということになります。4人家族では9万5,600円もの値上げを行うということになるわけです。  この大幅な値上げは市民生活に大きな負担となり,今でも年間所得33万円以下の方々が4割近くも占め,高過ぎる保険税に苦しんでおられます。その上新型コロナウイルス感染症の影響で,とても耐えられるものではありません。  そこで,市長に伺います。  市民の暮らしを守るために,国民健康保険の在り方をどのように考えていらっしゃるでしょうか。 442: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 443: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 国民健康保険財政の健全化は,全ての保険者が取り組む大きな課題でございまして,狛江市でも狛江市第6次行財政改革推進計画や国保財政健全化計画におきまして,国民健康保険事業の赤字削減に向けた保険税率の見直しと医療費適正化の推進等をお示ししているところでございます。  今般のコロナ禍では,市民生活にも様々な影響が出ておりますが,市民の生活を守るためにも,国民健康保険税については新型コロナウイルス感染症減免の手続などを着実に進めながら,将来を見据えた財政健全化についても保険者としてしっかり取り組んでいく必要があるというふうに考えているところでございます。 444: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 445: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 地方自治体だけではなかなか難しいわけですけれども,国は赤字削減・健全化計画と,こういう名の下に社会保障である国民健康保険の改悪を進めてきました。これ以上加入者への負担増を強いることは,本来命と健康を守るべき医療保険制度が生活苦を増大させ,医療を受ける権利を奪うことになりかねません。  その上に,新型コロナウイルス感染症の影響で,今でも減免する申請世帯が狛江市では340件を超えたと報告されました。とても厳しい生活ということがうかがえます。  こうした中で,立川市は保険税の値上げが諮問されていましたが,依然として新型コロナウイルス感染症が蔓延し,経済や市民生活に大きな影響を及ぼしているとして,据置きを答申しました。武蔵村山市,瑞穂町でも据置きを答申しました。また,小金井市,日野市では,国保財政健全化計画で値上げが予定されていましたが,国民健康保険運営協議会への値上げの諮問が見送られました。  狛江市でも市民の暮らしを第一に考え,14年間の値上げ計画の見直しを行うことが必要と考えますけれども,いかがでしょうか。 446: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 447: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 国保財政健全化計画の内容と,その見直しに関する御質問でございますけれども,当該計画に関しましては,国民健康保険運営協議会においてしっかりと御議論いただいた上で,市として判断してまいりたいと考えているところでございます。 448: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 449: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひ柔軟に考えていただきたいというふうに思います。市長の諮問,ここで14年間の値上げ,そのままの諮問をしなければ,可能ではないかなと考えているところでございます。  新型コロナウイルス感染症の影響の中で貧困と格差が増大して,年金,医療,介護などの改悪と,その上消費税増税の中で,暮らしはますます深刻になっています。市民の暮らしと営業を守るため,あらゆる努力をして国民健康保険の値上げを抑えていただく,このことを要望いたしまして,全ての質問を終わります。ありがとうございました。 450: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  以上で一般質問を打ち切ることに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) 451: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって日程第1 一般質問を打ち切ります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ───────────  以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。
     お諮りいたします。  委員会審査及び議事の都合により,明3日から25日までの23日間休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 452: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明3日から25日までの23日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は3月26日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。     午後 2時45分 散会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...