狛江市議会 > 2021-03-01 >
令和3年第1回定例会(第3号) 本文 開催日: 2021-03-01
令和3年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日: 2021-03-01

  • 510(/)
ツイート シェア
  1. 狛江市議会 2021-03-01
    令和3年第1回定例会(第3号) 本文 開催日: 2021-03-01


    取得元: 狛江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2021-03-01 令和3年第1回定例会(第3号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 616 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 2 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 3 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 4 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 5 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 6 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 7 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 8 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 9 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 10 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 11 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 12 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 13 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 14 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 15 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 16 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 17 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 18 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 19 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 20 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 21 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 22 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 23 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 24 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 25 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 26 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 27 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 28 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 29 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 71 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 73 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 75 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 77 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 79 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 81 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 83 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 85 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 87 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 89 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 90 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 91 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 92 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 93 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 94 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 95 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 96 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 97 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 98 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 99 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 100 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 101 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 102 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 103 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 104 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 105 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 106 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 107 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 108 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 109 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 110 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 111 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 112 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 113 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 114 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 115 : ◯ 3 番(平井 里美議員) 選択 116 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 117 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 118 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 119 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 120 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 121 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 122 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 123 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 124 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 125 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 126 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 127 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 128 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 129 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 130 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 131 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 132 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 133 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 134 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 135 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 136 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 137 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 138 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 139 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 140 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 141 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 142 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 143 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 144 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 145 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 146 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 147 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 148 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 149 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 150 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 151 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 152 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 153 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 154 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 155 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 156 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 157 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 158 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 159 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 160 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 161 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 162 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 163 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 164 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 165 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 166 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 167 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 168 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 169 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 170 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 171 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 172 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 173 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 174 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 175 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 176 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 177 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 178 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 179 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 180 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 181 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 182 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 183 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 184 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 185 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 186 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 187 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 188 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 189 : ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 選択 190 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 191 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 192 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 193 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 194 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 195 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 196 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 197 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 198 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 199 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 200 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 201 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 202 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 203 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 204 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 205 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 206 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 207 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 208 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 209 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 210 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 211 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 212 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 213 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 214 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 215 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 216 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 217 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 218 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 219 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 220 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 221 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 222 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 223 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 224 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 225 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 226 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 227 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 228 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 229 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 230 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 231 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 232 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 233 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 234 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 235 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 236 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 237 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 238 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 239 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 240 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 241 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 242 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 243 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 244 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 245 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 246 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 247 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 248 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 249 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 250 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 251 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 252 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 253 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 254 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 255 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 256 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 257 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 258 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 259 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 260 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 261 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 262 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 263 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 264 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 265 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 266 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 267 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 268 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 269 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 270 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 271 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 272 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 273 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 274 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 275 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 276 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 277 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 278 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 279 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 280 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 281 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 282 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 283 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 284 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 285 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 286 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 287 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 288 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 289 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 290 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 291 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 292 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 293 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 294 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 295 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 296 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 297 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 298 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 299 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 300 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 301 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 302 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 303 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 304 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 305 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 306 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 307 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 308 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 309 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 310 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 311 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 312 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 313 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 314 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 315 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 316 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 317 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 318 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 319 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 320 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 321 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 322 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 323 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 324 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 325 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 326 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 327 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 328 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 329 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 330 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 331 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 332 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 333 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 334 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 335 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 336 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 337 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 338 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 339 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 340 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 341 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 342 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 343 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 344 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 345 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 346 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 347 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 348 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 349 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 350 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 351 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 352 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 353 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 354 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 355 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 356 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 357 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 358 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 359 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 360 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 361 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 362 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 363 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 364 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 365 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 366 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 367 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 368 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 369 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 370 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 371 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 372 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 373 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 374 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 375 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 376 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 377 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 378 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 379 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 380 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 381 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 382 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 383 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 384 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 385 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 386 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 387 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 388 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 389 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 390 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 391 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 392 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 393 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 394 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 395 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 396 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 397 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 398 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 399 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 400 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 401 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 402 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 403 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 404 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 405 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 406 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 407 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 408 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 409 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 410 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 411 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 412 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 413 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 414 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 415 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 416 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 417 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 418 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 419 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 420 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 421 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 422 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 423 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 424 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 425 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 426 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 427 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 428 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 429 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 430 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 431 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 432 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 433 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 434 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 435 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 436 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 437 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 438 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 439 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 440 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 441 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 442 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 443 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 444 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 445 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 446 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 447 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 448 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 449 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 450 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 451 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 452 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 453 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 454 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 455 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 456 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 457 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 458 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 459 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 460 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 461 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 462 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 463 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 464 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 465 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 466 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 467 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 468 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 469 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 470 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 471 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 472 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 473 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 474 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 475 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 476 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 477 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 478 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 479 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 480 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 481 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 482 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 483 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 484 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 485 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 486 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 487 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 488 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 489 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 490 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 491 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 492 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 493 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 494 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 495 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 496 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 497 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 498 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 499 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 500 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 501 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 502 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 503 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 504 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 505 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 506 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 507 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 508 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 509 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 510 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 511 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 512 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 513 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 514 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 515 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 516 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 517 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 518 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 519 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 520 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 521 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 522 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 523 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 524 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 525 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 526 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 527 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 528 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 529 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 530 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 531 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 532 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 533 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 534 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 535 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 536 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 537 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 538 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 539 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 540 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 541 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 542 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 543 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 544 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 545 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 546 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 547 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 548 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 549 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 550 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 551 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 552 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 553 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 554 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 555 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 556 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 557 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 558 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 559 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 560 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 561 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 562 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 563 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 564 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 565 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 566 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 567 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 568 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 569 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 570 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 571 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 572 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 573 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 574 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 575 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 576 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 577 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 578 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 579 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 580 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 581 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 582 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 583 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 584 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 585 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 586 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 587 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 588 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 589 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 590 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 591 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 592 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 593 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 594 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 595 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 596 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 597 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 598 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 599 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 600 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 601 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 602 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 603 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 604 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 605 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 606 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 607 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 608 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 609 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 610 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 611 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 612 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 613 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 614 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 615 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 616 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 日程第1 一般質問を続行いたします。3番平井里美議員。 3: ◯ 3 番(平井 里美議員) 間もなく東日本大震災から10年です。この秋には令和元年台風19号による水害から2年,今なお災害の影響で苦しんでいる方がいらっしゃいます。ちょうど1年前の議会開催中には,全国の学校に臨時休校要請が出され,私たちは当たり前の日常が当たり前ではないことを知りました。新型コロナウイルスに罹患された方にお見舞いを申し上げます。そして,大切な御家族を亡くされた方,亡くなられた方の御冥福を心からお祈りいたします。  質問通告に従い2問質問させていただきます。  スライドを御覧ください。  こちらは新型コロナウイルスに罹患された方の療養状況です。狛江市が毎日ホームページで発表してくださっているデータをグラフにいたしました。この目盛り一つ一つが新型コロナに罹患された方です。大変な思いをされた方が2月26日現在で393名いらっしゃるということです。家族にも会えず差別を受けた方もいらっしゃるでしょう。そして亡くなられた方も。この数字一つ一つが大切な命であること,いつも胸にとどめておかなければと思います。  このブルーの部分が,これが入院,黄色はホテル等で療養する人です。そしてネイビーが自宅で療養している人です。ピンクは入院等療養先が決まるまで自宅で待機している人です。10月と11月はほとんどの人が入院できましたが,徐々に入院ができない方が増え始め,1月中旬には自宅療養と自宅待機を合わせた人数は入院の5倍になりました。病院や施設での感染もありました。2月中旬になって危機的状況は脱しているように見えます。  住民に寄り添うコロナ対策について質問させていただきます。  まず,東京都多摩府中保健所が自宅療養している人に実施している支援についてお尋ねします。 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 5: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルスに関しては,陽性となった方は基本的には入院をする調整をしております。入院できない方は宿泊療養,自宅療養という順で対応しております。東京都では多摩地域で昨年11月から自宅療養者の支援業務の一部を看護師が登録する人材派遣会社に委託しており,この仕組みを都内全域に1月から拡大しております。例えばLINEを活用した健康観察,レトルト食品の配送等をしており,体調悪化を把握した場合には医師に相談し,入院の調整を管轄の保健所に引き継ぐこととしております。  血中酸素を計測するパルスオキシメーターの貸出しを実施しております。  療養生活の注意点を解説したハンドブックも作成いたしまして,都のウェブサイトにも掲載されています。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 7: ◯ 3 番(平井 里美議員) 都が保健所を設置している多摩地域では,11月から自宅療養中の人に必要な食べ物を配布していて,1月下旬から都内全域に拡大したということですね。  スライドをお願いします。  こちらのグラフは1つの保健所が担当している自治体の人口を示したものです。23区と八王子市と町田市には自前の保健所がありますが,多摩地域にある保健所は5つだけです。下のピンクとネイビーの部分です。1つの保健所が複数の自治体を担当しています。人口は大体4,50万人前後ですが,狛江市を担当している多摩府中保健所,こちらピンクの帯になっておりますけれども,103万人以上となっています。
     23区で一番多いのは,狛江市の上の帯の世田谷区ですが,その上の人口22万人の渋谷区にも,そして一番上の人口6万人の千代田区にも自前の保健所があります。  今の保健所の制度では,自前の保健所がない自治体は,罹患した方の個人情報を得ることができません。スライドありがとうございます。自宅療養している人も,新型コロナで亡くなられた人の情報も,狛江市は把握することができないので,支援することもできません。  足立区は昨年の4月から,墨田区は8月から,自宅療養の人に「支援セット」を届けていました。新宿区は陽性者1人につき10万円の見舞金を送っているそうです。  狛江市と同様,国立市も東京都からの陽性者の個人情報がありません。先日高木議員からも質問がありましたが,国立市が行っている支援内容について改めてお尋ねします。また,多摩地域でほかに独自の支援を行っている自治体がありましたら教えてください。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 9: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 国立市では,保健所から新型コロナウイルス陽性者または濃厚接触者であることを伝えられた方は,国立市保健センターに電話で連絡をしていただき,関係部署と連携し,心配なこと等の御相談に応じております。  御事情により自宅で療養,または待機される場合には,食料品や日用品についての支援があります。保健センターの聞き取りの後,健康福祉部や子ども家庭部の職員が,御希望を伺いながら,市と協定を結んでいる店舗のパッケージを御自宅にお届けするなどの支援をしてます。  また,武蔵野市におきましては,新型コロナウイルス感染症自宅療養者支援窓口を設置し,自宅療養している新型コロナウイルス感染者で希望する方に対して,食料品を東京都が配布する以外に3日分宅配する事業を実施しています。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 11: ◯ 3 番(平井 里美議員) 感染症は今後も形を変えて続いていくと予想されています。自宅で療養している方に個別の支援があるのはとてもありがたいことです。狛江市民の命と健康,暮らしを守るために,まず保健所の情報を自治体が共有できるよう,狛江市から東京都にさらに働きかけていただきたいと思います。  そして,国立市や武蔵野市のように自宅療養者支援窓口を設置し,自宅療養の方を支援していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 13: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染症に関しては変異性等も出ておりまして,今後の予断は許せません。以前,市におきましても在宅療養者の支援を検討させていただいたことはありましたけれども,療養者に対する東京都の支援が実施されたことで,在宅療養者の市民の方への対応は実施されているものと考えております。  今後につきましては,感染状況の変化にもよりますが,東京都や保健所の動向を見ながら,市として在宅療養者の方についての対応を考えてまいりたいと思います。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 15: ◯ 3 番(平井 里美議員) 狛江市は顔の見える小さなまちです。そのよさを生かしてきめ細やかな対応,支援をお願いしたいと思います。  コロナに罹患したお子さんが1人で自宅療養をしていることを心配する御家族からの相談,またひとり親家庭や自宅で介護をしている人など,どこに相談すればいいのか分からないという声が多くあります。ホームページや全戸配布のチラシには相談窓口の連絡先を記載してくださっておりますが,ネット環境のない方,新聞を取っていない方は広報こまえの情報を得ることもできません。窓口が不明な場合どうすればいいのでしょうか。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 17: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 窓口が不明等の場合には,新型コロナウイルス感染症対策本部に御連絡をいただければ,相談窓口等を御紹介しています。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 19: ◯ 3 番(平井 里美議員) 新型コロナウイルス感染症対策本部が相談内容によって窓口を紹介してくださるというのは,狛江市ならではの支援であり,とてもありがたいことです。昨年の10月から松崎議員と続けている「コロナ困りごと相談」では,年末から深刻な相談が増え,職員の皆さんには大変お世話になっています。こまYELL,社会福祉協議会の相談員の皆さん,子育て支援の職員,地域包括支援センター,ケアマネジャーの方々,皆さん専門性があり,相談者に寄り添い支援してくださっていることに心から感謝いたします。市民の方から,「担当部署でのきめ細やかな対応に感謝している」との声を複数いただいていること,この場をお借りしてお伝えいたします。  コロナで急増している相談への対応は心身ともに大変だと思います。新型コロナ対策の予算を市民からの相談と支援をつなぐ窓口にぜひとも投入していただきますよう要望いたします。  では,次の質問です。  新型コロナウイルス感染症対策本部で相談を受ける方の研修は行われているのでしょうか。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 21: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染症対策本部で相談を受ける職員の研修は実施しておりませんが,支援が必要な方に対して,何が補助対象となるのか確認しながら返答しております。基本的には,窓口の紹介と一般的な相談内容などの対応となりまして,専門的な内容はありません。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 23: ◯ 3 番(平井 里美議員) 昨年から私は弁護士や支援団体と連携して,相談業務に関わってきました。ひとり親,そして障がいがあるなど,課題を抱えている人が大きく影響を受けて困っていらっしゃいます。そのため相談のまず初めの窓口で,人権への配慮と信頼関係の構築がより一層求められます。ぜひ,「人権」「傾聴」「救済制度」などの研修を行っていただき,対応してくださるようお願いいたします。  次は,生活支援体制整備事業について伺います。  単身や夫婦のみの高齢者世帯,また認知症の高齢者が増加する中,地域とのつながりや生きがいを持ちながら暮らしていくことはとても大切なことです。そこを支援する「生活支援体制整備事業」について,狛江市の地域の課題が支援につながった事例があれば教えてください。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 25: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者の御自宅に著しいごみが堆積することにより,劣悪な居住環境となることが市内全域の課題として認識しておりましたので,平成30年度に生活支援体制整備協議会における検討を行い,「高齢者ごみ出しサポート事業」として事業化し,狛江市シルバー人材センターに業務を委託しております。  また,猪方地区等における移動販売車の誘致活動に対する側面的な支援を行い,株式会社とくし丸が実施する移動販売を実現しております。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 27: ◯ 3 番(平井 里美議員) 猪方地区から始まった移動販売車は,地域包括支援センターの生活支援コーディネーターとつながって,見守りやコミュニティづくりなど,高齢者のサポートをしてくださっているそうです。「高齢者ごみ出しサポート事業」同様,とても大事で評価すべき事業だと思います。  地域の生活支援コーディネーターは,日頃から地域の課題を具体的な施策につなげようと活動してくださっています。東野川三丁目周辺の地区は,徒歩圏内に病院,スーパー,コンビニ,図書館や地域センターもない地域です。免許を返納し,路線バスを利用して行動していた人は,昨年からの小田急バスの減便でとても困っています。外出しなくなると,人と関わる機会が減り,生きる意欲がなくなり,ひきこもりや認知症につながりやすくなります。  長引くコロナ禍で高齢者のひきこもりが深刻化し,移動販売車の誘致を求める声が高まっています。それぞれの地域に困り事があり,地域の声が事業につながるには時間がかかりますが,「生活支援体制整備事業」が周知され,広がっていくといいなと思います。  2021年度より,地域課題解決のための会議体制の再編が行われます。再編の理由と何がどう変わるのかを教えてください。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 29: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 生活支援体制整備協議会は,前期及び今期の「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」におきまして,生活支援コーディネーターの設置及び協議体の立上げという初動体制の構築まで進捗させることができましたが,実際の地域課題に即した解決策の検討という点では,成果を上げるまでには至っておりません。  このため,「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」が改定される令和3年度のタイミングに合わせて,地域ケア会議等実際の個別のケースの積み重ねから発見される地域課題を地域課題検討会議に集約して,施策化に向けた検討を行うシステムに変更し,他の会議体との有機的な連携を確保できる体制につくり変えるものであります。  こうすることにより,生活支援体制整備協議会では,地域課題検討会議に集約された地域課題のうち,特に社会資源の発掘やネットワーク構築の視点から推進すべきものを取り扱うことになります。具体的には先ほど御答弁申し上げた高齢者ごみ出しサポート事業のように,資源と需要を結びつけるといった役割を果たすことになります。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 31: ◯ 3 番(平井 里美議員) 地域の課題を個別ケースから集約し,連携を強化して施策化するシステムに再編するということですね。地域課題や個別ケースを把握する生活支援コーディネーターの役割がますます重要になってくると思いますが,その役割はどのようなものでしょうか。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 33: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 当市におきましては,市内全域を対象とする第1層に生活支援コーディネーターを配置するとともに,3つの地域包括支援センターがそれぞれを所管する生活圏域を対象とする第2層に推進員を配置しております。  生活支援コーディネーターは,高齢者の生活支援サービスの体制整備を推進していくことを目的として,地域における生活支援等サービス提供体制の構築に向けたコーディネートを行うことにより,資源開発やネットワークの構築を実現する役割を担っております。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 35: ◯ 3 番(平井 里美議員) 生活支援コーディネーターのきめ細やかな活動により,高齢者の個別ケースが今でも数多く支援につながっています。地域の小さな不安や異変に対して,ネットワークを使って迅速に確認や調査をしてくださっています。地域にとってとても大切な存在です。個別ケースから課題化されたものがスピード感を持って施策化されることで,高齢者の暮らしが安心につながります。  今後は,高齢者だけではなく,子育て世代や障がいのある方,ひきこもり状態にある人など,幅広い地域の課題を解決につなげていただきますよう要望し,1つ目の質問を終わります。  次に,市立中央図書館に求められるもの,施設計画の基本的な考え方について伺います。  狛江市民センター改修基本構想・基本設計及び新図書館整備基本構想策定業務委託に係る公募プロポーザルが進められています。狛江市が17億円をかけて建設,整備する公共施設です。新図書館だけではなく,市民センターに公民館,市民活動支援センター,図書館機能の一部を残すという,特殊な公共施設の基本構想と基本設計です。業者に求める条件や仕様書の内容は,とても重要だと思いますが,公募プロポーザルの仕様書,実施要領の内容の検討と決定は,いつ誰が行ったのでしょうか,お尋ねします。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 37: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) プロポーザルに向けた実施要領等は,昨年の第4回定例会に補正予算を提案する前に概略については検討しておりましたが,議決をいただいた後に具体的に整理し,1月に入ってから市として決定いたしました。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 39: ◯ 3 番(平井 里美議員) 補正予算第7号が提案される前に検討されていたということですが,どういった組織で検討されていたのでしょうか。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 41: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市としての意思決定として起案し,決裁を受けたものであり,会議体で決定したものではありません。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 43: ◯ 3 番(平井 里美議員) プロポーザルの仕様書は,「市民センター改修等基本方針」同様,会議体をつくらずメンバーも不明で策定されたということですね。「市としての意思決定として起案し,決裁を受けた」という御答弁の,この「市」というのは何を指すのでしょうか。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 45: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地方自治体としての狛江市でございます。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 47: ◯ 3 番(平井 里美議員) 狛江市としてということですね。  では,プロポーザルについて,市民に公開される範囲を教えてください。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 49: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 事業者選定審査会は,非公開で行い,事業者が決まりましたら,事業者名をホームページで公表しますが,詳細な内容については公開する予定はありません。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 51: ◯ 3 番(平井 里美議員) 審査会も内容も非公開,公開する予定もない。それでは,17億円以上の事業のプロセスが不透明ではないでしょうか。計画を推進する上で市民の皆さんが求めていらっしゃるのは,市民参加と情報公開です。透明性を持って計画を推進することが求められています。  次に,第1次審査の結果と審査決定を行ったのは誰か。また,審査の際,社会教育施設の基本構想策定において留意する点をお尋ねいたします。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 53: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 最初に,審査,決定は誰が行ったかという御質問につきましては,1次審査は書類審査で,提出書類からワークショップや基本構想策定,設計業務の実績などを確認し,実績件数や要件を満たしているかを事務局である政策室が提出書類で確認し,市として決定したものです。  また,社会教育施設としての留意点といたしましては,図書館や公民館のほか,社会教育施設に限定していませんが,類似の公共施設の実績を記載することとしておりましたので,このような公共施設の実績がない場合は評価としては低くなります。  1次審査の結果としましては,2次審査に参加いただく5事業者を選考し,既に通知しておりますが,プロポーザル全体としてはまだ選考途中でありますので,詳細についての答弁は控えさせていただきます。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 55: ◯ 3 番(平井 里美議員) 1次審査は,公共施設の実績がある業者を,これも市として5事業者決定したということですね。社会教育施設の実績を条件としないことが,なぜ問題にならなかったのでしょうか。  2次審査は,審査委員で行うとのことですが,審査委員の選任,審査委員の条件についての検討と決定はどのように行ったのでしょうか。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 57: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 審査委員は,一般会計補正予算(第5号)で謝礼の予算を議決いただいた後に,狛江市図書館協議会と公民館運営審議会から選出していただいた方は,図書館と公民館を通じてそれぞれ選出していただいた方です。また,学識経験者の方は,政策室で建築の専門の方とワークショップなどの市民参加の専門の方にお願いしたところですが,市として決定したものです。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 59: ◯ 3 番(平井 里美議員) 公民館,図書館は,それぞれ法律に基づいて運営されている専門の教育施設です。学校と同じ教育機関ですので,審査については社会教育の学識経験者の存在が欠かせないと思います。この点について,狛江市教育委員会の見解をお尋ねいたします。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 61: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 2次審査の審査委員につきましては,公民館運営審議会・図書館協議会からそれぞれ委員長が選出されてございます。公民館運営審議会の委員長につきましては,社会教育関係の法人の代表理事を務めている方で,狛江市立公民館条例施行規則第21条第1項に定める区分のうち「社会教育関係者」として委嘱しております。また,図書館協議会の委員長につきましては,元司書教諭で大学の元講師の方であり,狛江市立図書館協議会規則第3条に定める区分のうち「学識経験のある者」として委嘱しております。お二人とも長年の経験に裏打ちされた深い見識をお持ちであり,公正な審査をしていただけるものと期待しております。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 63: ◯ 3 番(平井 里美議員) 審査委員の資格に関してですが,公民館運営審議会,図書館協議会に審査をお願いするのと社会教育の専門家に審査をお願いするのでは,審査の視点,審査する立場が全く違うのではないでしょうか。  例えば,狛江市の総合基本計画審議会の委員に,元大学の教授が市民委員として参加しているから,学識経験者は不要とすることはないはずです。社会教育施設の基本構想を策定する業者を審査する上で,専門家の立場で審査いただくことは当然のことだと思います。  今後,基本構想を検討する委員会につきましては,社会教育の専門家を必ず委員に入れていただきますようお願いいたします。  次の質問にいきます。  公募プロポーザル実施要領には「新図書館については,「図書館サービスのあり方」について検討すること」とあります。しかし,「公民館のサービスのあり方」については検討事項にありません。基本構想及び基本設計策定を行う上では,公民館も図書館も「あり方」の検討が必要ではないでしょうか。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 65: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 図書館につきましては,新図書館だけではなく,地域センターの図書室などとの連携なども含め,市全体の図書サービスの在り方を検討するということで,「図書館サービスのあり方」について検討としたものでございます。  市民センター改修基本構想につきましては,「公民館のサービスのあり方」を検討するのではなく,公民館機能を中心に施設内の機能移転に伴う市民活動支援センターや図書コーナーとの連携やスペースの有効活用なども含め,利用しやすい空間となるような改修工事に向けて検討いただくものです。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 67: ◯ 3 番(平井 里美議員) 図書館も公民館も市民活動支援センターも,サービスの在り方を検討しなければ,連携はできないのではないでしょうか。現在の市民センターは,社会教育施設ですが,市民活動支援センターが入ることで社会教育施設ではなくなるということでしょうか。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 69: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民活動支援センターが入りますので,社会教育単独の施設ではなくなります。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 71: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民センターが新たな複合施設となるとすると,それぞれの施設の在り方の検討が必要です。公募プロポーザルに関して,参加を検討している業者から以下のような質問がありました。ホームページに出ているものですが,1,生涯学習と社会教育施設の在り方の検証,2,公民館・図書館の機能並びにサービス提供の在り方の検証,これらが整理できてからでないと,今後のワークショップは意味のないものになってしまうという,公民館運営審議会の会議録だと思いますけれども,残っておりますが,既に整理されているものと考え,狛江市民センター改修等基本方針に倣って検討を進めてよろしいでしょうかというものです。  それに対して狛江市の回答は,狛江市総合基本計画と第3期狛江市教育振興基本計画を踏まえて,「狛江市民センター改修等基本方針」を策定したというものでした。  では,お尋ねいたしますが,2つの計画のどの部分が「あり方の検証」に当たるのでしょうか。
    72: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 73: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 事業者からの質問にありました,公民館運営審議会の会議録の件に関しましては,回答では,まず最初に,公民館運営審議会は,公民館長の諮問に応じ,公民館における各種の事業の企画実施に対して調査審議する機関であるということが社会教育法で位置づけられているため,市民センター改修等の施設整備に対する意見は,あくまでも参考意見として受け止めるものであることを回答しております。  また,狛江市総合基本計画では,施策6-1)「地域における学びの充実」の中で,公民館や図書館,生涯学習についての現状と課題を踏まえて,施策の方向性を示していること,第3期教育振興基本計画では,基本方針4「生涯を通じた学びの充実」の中で,人生100年時代を見据えた施策の方向性を示しており,これを踏まえて市民センター等改修基本方針を作成したことを回答しております。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 75: ◯ 3 番(平井 里美議員) 企画財政部長の御答弁では,公民館運営審議会の役割は「公民館長の諮問に応じ,公民館における各種の事業の企画実施に対して調査審議するだけ」というふうに聞こえてしまい,とても残念です。  市民センター改修に関して,公民館は諮問を行ったのでしょうか。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 77: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公民館運営審議会は,社会教育法第29条第2項において「館長の諮問に応じ,公民館における各種事業の企画実施につき調査審議するものとする」と定められており,市民センター改修等の施設整備については,「事業の企画実施」ではないことから,諮問をしておりません。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 79: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民センターの改修は事業と関係ないから,公民館運営審議会には諮問する必要がないということでしょうか。教育部長の御答弁,とても残念です。  公民館は,公民館運営審議会に対して,この10年間で5件の諮問をしています。そして,公民館運営審議会は,全ての答申の中で施設・整備についての提案をしています。事業を実現するためにあるのが施設整備だと提案しているのです。  基本構想・基本設計に関して,それぞれの担当部署,事務局はどこでしょうか。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 81: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民活動支援センターや地域センターの図書室など市長部局が関わる部分もありますが,基本的には教育委員会におきまして,公民館と図書館がそれぞれ中心になって進めていくものであります。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 83: ◯ 3 番(平井 里美議員) 今後は,教育委員会,公民館と図書館を中心に進めていくということですね。  では,基本構想策定に関して,中央公民館,中央図書館,市民活動支援センター,それぞれに求められるもの,機能の優先順位について伺います。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 85: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現中央図書館につきましては,市民センター改修基本構想の検討に当たり,市民センター内の図書コーナーの機能をどうするか検討することとなると思います。新図書館についての意見も出てくると思いますので,それを踏まえて検討されることと思います。その検討結果も参考にして,新図書館基本構想においては,市全体の図書サービスの在り方を整理し,限られたスペースの中で機能的で利用しやすい図書館を目指して検討していくことになると思います。  また,中央公民館については,市民センター改修基本構想の検討において,公民館事業や団体が利用しやすい空間となるようリノベーションするため検討していくことになると思います。 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 87: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民活動支援センターの機能としては,大きく変わるものではありませんが,市民センター内に入るということで,生涯学習と市民活動との相互連携,相乗効果が生まれることを期待しております。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 89: ◯ 3 番(平井 里美議員) 基本構想策定において,狛江市が最優先と考えているのは,中央図書館については市民センターに残す図書コーナー,中央公民館については事業と団体が利用する空間,市民活動支援センターについては生涯学習と市民活動との連携ということですね。  「ともに創る,文化育むまち」,これは狛江市が掲げる将来都市像です。「市民とともにつくる」市民センター改修等を実現させるために,担当部門が果たす役割について伺います。 90: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 91: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教育部といたしましては,狛江市民センター改修等基本方針の下に,公民館や図書館が,日頃から利用者である市民と接している現場として,政策室や施設課などと緊密な連携を取りつつ,狛江市にふさわしい市民センターのリノベーション,また市全体の図書サービスの在り方を整理し,新図書館基本構想の策定に市民の皆さんと携わっていきたいと考えております。 92: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 93: ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民センター改修基本構想策定の業務内容に,「市民センター施設及び利用状況の現状把握,並びに求められる改善策の検討」とあります。コロナ禍でこの1年,通常どおり活動できているグループは皆無です。活動休止,解散せざるを得ない団体が数多くあることもまだ調査もされておりません。そんな状況下で「利用状況の現状把握」ができるのでしょうか。狛江市のお考えをお聞かせください。 94: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 95: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 令和2年度につきましては,新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から,公民館の休館や事業の中止など,緊急事態宣言の発令なども踏まえて,状況に応じて対応しております。  また,利用団体が活動を自粛することも少なからずあるため,今までどおりの活動はできていないと認識しております。  しかしながら,それ以前の利用状況などを参考に,現状を把握し,改善策を検討することは可能であるというふうに考えております。 96: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 97: ◯ 3 番(平井 里美議員) 図書館長は就任されてまだ2年目と伺いました。公民館長は4か月です。利用者の会も開けず,公民館の集いも2年連続中止となっています。教育部長の御答弁は,「コロナ以前の利用状況を参考に,現状を把握することは可能」とのことですが,やはり難しいのではないでしょうか。  基本構想を策定する際には,中央公民館,中央図書館,市民活動支援センター,それぞれでどのようなヒアリングが必要と考えていますか。 98: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 99: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 関係団体や中高生などから意見聴取を行い,ワークショップでの検討に当たっての資料とする予定となっておりますが,その範囲につきましては,豊富な経験を持つコンサルタントとも調整しながら,幅広く皆様の意見を聞いてまいりたいと考えております。 100: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 101: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民活動支援センターの利用団体にも御意見を伺ってまいります。 102: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 103: ◯ 3 番(平井 里美議員) ぜひよろしくお願いいたします。誰もが使いやすい施設にするために必要なのは,まず声を聞くことであり,参加してもらうことだと思います。コロナの前と後では,市民の皆さんの声は当然変わってきます。市民の皆さんの多様な声を,当事者の声を,いつ,どのような方法で聞くのか,それをどの段階で基本構想等計画に反映するのかを教えてください。 104: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 105: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) どのような方法で御意見を伺っていくかにつきましては,事業者の提案なども踏まえて行ってまいります。 106: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 107: ◯ 3 番(平井 里美議員) ヒアリングの対象はこれから考えるということですね。  公民館も図書館も市民活動支援センターも,誰もが利用できるように,ぜひ障がいのある人,市外の学校やフリースクールに通う児童・生徒も交えて,意見を交流する場を設けていただきたいと思います。とはいえ,今はリスクを抱えている人が安心して参加することができません。市は,新型コロナ感染症による影響をどのようにスケジュールに反映させているのでしょうか。 108: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 109: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在のところは大きなスケジュール変更は考えておりません。 110: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 111: ◯ 3 番(平井 里美議員) 財政難のために長年施設整備も増改築もできなかった公民館・図書館です。予算約17億円かけて造る公共施設には,ポストコロナ,感染症リスクへの対応が当然求められます。狛江市はどのように検討しているのでしょうか。 112: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 113: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公共施設の整備として,感染症に対応した施設という視点では考えておりません。 114: ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 115: ◯ 3 番(平井 里美議員) 世界中が新型コロナウイルス感染症の収束を予測できないときに,スケジュールへの影響を考慮せず,感染症対策も考えずに新たな公共施設建設を進めてよいのでしょうか。今後60年間使う図書館です。これから造る公共施設は,市民のために,ポストコロナの公共施設にすべきだと思います。そして災害にも対応できるよう,そういったことも考慮されるべきだと思います。長年の市民の夢であった図書館が,無用な箱物になってしまわないよう,誰もが安心して市民参加ができるようになるまでは,計画は一旦中止すべきだと思います。「ともに創る 文化育むまち こまえ」の実現を求めて,全ての質問を終わります。 116: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎淑子議員。 117: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 通告に従いまして質問いたします。  1問目は,狛江の保育について伺います。  狛江・生活者ネットワークは,待機児解消対策を進める際,同時に保育の質の確保が重要だと訴えてまいりました。保育の質の確保には,保育士の処遇が大きく影響します。現在の日本では,ニーズと責任の重さを鑑みた上で,保育士の処遇が低く,人材確保が難しい現状があり,長く働き続けることが難しい労働環境から,結果として経験者が育ちにくいことが大きな問題だと考えられます。  保育士は,子供の命と育ち,未来を預かる重要な役割を担っています。保育士の賃金が安定的に支払われ,保育士が働き続けられる環境が整えられることが重要です。  そこで,狛江の子供として,良質で平等な質の保育が受けられるために,行政としてどのような政策配慮が必要であるかを質問していきたいと思います。今回は特に賃金の保障へのアプローチから,市内の認可保育所に視点を絞って質問いたします。  今年度,狛江市の認可保育所は20園で,そのうち4園が狛江市直営の公立保育園,16園が私立の民間に委託した保育園です。民間委託先は9園が社会福祉法人,5園は株式会社,2園は一般財団法人です。  それでは,まず令和2年度の市内認可保育園各園の年齢別定員に対しての充足率と,保育士の正規職員と非正規職員の適正配置充足率を教えてください。 118: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 119: ◯ 参 与(石森 準一君) 令和2年の4月1日時点では,ゼロ歳から2歳までは定員に対して空きはありませんが,3歳については10名,4歳は39名,5歳は76名の空きがありました。4,5歳につきましては,今年度新設された園が2園あり,それにより定員を満たしていなかったものです。  保育士につきましては,公立・私立ともに適正に配置されております。 120: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 121: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 適正配置がなされていなければ保育をスタートすることはできません。適正配置基準には対応していても,現場からは人手が足りないとの声もあります。どのような要因と考えられますか。 122: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 123: ◯ 参 与(石森 準一君) 公立保育園では,職員が育児休業や部分休業等を取得する場合には,保育園の運営に支障がないように会計年度任用職員または派遣職員を補充することで対応しておりますが,人員確保は大変厳しい状況でありますので,そういったことも要因ではないかと考えております。 124: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 125: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) つまり,人数に対しての正規職員の適正配置は育児休業などの制度対応が考慮されず,計算外の休業申請があった場合などは,急遽非正規雇用人材の募集をするが,人材確保が難しい場合があるということですね。保育士が安心して働ける環境整備としての休業取得制度を支えるために,支援のための余裕を持った適正配置の改善を求めていきたいと思います。  次に,市立認可保育園と私立の認可保育園の運営費がどのように提供されるか,流れを教えてください。 126: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 127: ◯ 参 与(石森 準一君) 公立保育園の運営費につきましては,市のほうで直接支出をしているところでございますが,私立の認可保育園につきましては,国が定める公定価格にゼロ歳児保育の推進や11時間開所保育の充実等のための市単独補助分を上乗せして負担金として支出をしております。それぞれ基本となる単価と加算項目が定められており,在籍児童の人数等により計算し,毎月運営費として支給しております。平成31年度実績では,平均いたしますと1園につき毎月約1,300万円ほど支給しており,そのうち約3割は市の単独補助となります。また,残り約7割の公定価格分につきましても,国が2分の1,都が4分の1,市が4分の1という負担になっておりますので,歳出面で見ますと,5割近くを市が負担していることになります。 128: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 129: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 御答弁の「公立保育園の運営費は市が直接支出」というのは,狛江市の職員の給与の基準に準ずるということですね。  今回の質問に当たって,公立保育園と私立保育園の保育士の平均給与についてヒアリングし,公立保育園に比べ私立保育園保育士の平均給与が随分低いことが分かりました。しかし,給与に含まれる手当の処理や保育士の勤続年数の差などで,市保有のデータからの算出では平均金額の比較は難しいことも分かりました。年齢や経験年数での比較も今後していただければと思います。  私立認可保育所を運営するに当たり,運営事業者には「運営費」として「委託料」が市区町村から支払われます。私立認可保育所に対する「委託料」は,「子ども・子育て支援法」により,使途範囲及びその運用の取扱いが定められています。  委託費には,運営に要する費用が支給されることとされており,委託費は税金が原資で,国・都・市がそれぞれ負担しています。委託費は「公定価格」に基づき,預かる子供の年齢別の子供1人当たりの単価の積算,つまり積み重ねで決定されるとのことです。  委託費の中には「人件費」,「給食費や保育材料費など,子供にとって直接的に必要な軽費である事業費」,そして「従業員の福利厚生費などの管理費」の3つに区分されています。内閣府が想定している人件費率は,公定価格の「基本単価分」だけでも人件費率が約8割です。  今回,私立認可保育所の保育従事職員人件費割合の記載がある財務諸表の情報を確認してみました。  事業者は,東京都の「保育士等キャリアアップ補助金」を受ける際に,都の要綱に従い都や自治体に「財務情報等の公表」の様式を提出しています。東京都保健福祉局の「とうきょう子ども・子育て支援施設ポータルサイト」では,事業所ごとの財務情報が公開されており,ここでは事業全体の人件費と人件費割合を確認することができました。けれども,ここでの「人件費」は園長や事務員などが含まれています。  そこで,今回は市に情報公開の手続を経た上で,非常勤職員を含んだ保育士,保育補助,調理員,看護師,栄養士,つまり子供の保育に直接携わる職員である「保育従事職員」の人件費と人件費割合が記載された資料の情報を確認しました。  社会福祉法人の財務情報は東京都が保有し,市は持っていないので,都に情報公開を請求中ですが,今回の質問には間に合いませんでした。都のポータルサイトに公表されている事業所ごとの人件費割合を見ると,社会福祉法人より株式会社が低いことが分かります。また,社会福祉法人は社会福祉事業を担うことを目的に設立された非営利法人で認可の条件は厳しく,行政の定期監査を受けなければならず,収益の外部への配分は禁止されているなど,縛りが厳しいことが予想されます。一部社会福祉法人で人件費の割合が低いことが懸念材料ですが,今回の質問では株式会社委託の認可保育所の人件費を調べることでの課題抽出としました。  市内の株式会社委託の認可保育所,昨年までは3園でした。この3園の令和元年度の事業活動収入に占める園長や事務職も含めた人件費割合は50.6%から63%,大体5割から6割で,実際に子供に携わる保育従事職員の人件費割合は38%から58%,4割弱から6割弱です。内閣府が想定している人件費率は約8割です。全体人件費の割合と保育従事職員人件費の割合の差が10%以上ある園が,この3園中2園あり,現場の職員への人件費の削減も懸念されます。  他自治体ではこの差が30%以上ある保育園があったことが生活者ネットワークの調査で報告されています。保育士など子供に直接関わる職員への人件費は保育の質に関係します。  保育従事者への人件費が下がる理由には,委託料の弾力運用が国の制度上認められていることが大きいと考えられます。委託費が運営事業者のほかの事業に流用される可能性があるからです。  かつての委託費は「人件費は人件費に」という使途制限がありましたが,待機児童問題を受けて2000年に認可保育園への営利企業への参入が認められると同時に,経営の自由度を保つためという名目で規制が緩和され,制限が緩められました。その結果,人件費を含む委託費が年間収入の25%まで流用可能となり,同一法人の下の他園の運営費や新規開園の整備費などに回すことができるようになりました。「委託費の約8割が人件費に回る」という国の想定が崩れているのが現状です。早急に弾力運用を規制強化する制度改正が必要です。  それでは,狛江市は私立認可保育園の人件費についてどのようにチェックしていますか。項目と基準を教えてください。 130: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 131: ◯ 参 与(石森 準一君) 毎月支給しております運営費の中には,各種補助金が加算されており,その中には人件費に関わるものもあります。そういった補助金については,実績報告が上がってまいりますので,その中で確認しております。 132: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 133: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 御確認よろしくお願いいたします。  保護者の評判,利用者アンケートとは違う視点から,労働環境などを見ることが必要です。  キャリアアップ補助金は事業者に支払われる仕組みになっていますが,事業者から確実に保育士の手に届く仕組みづくりを構築するべきです。  公立保育園保育士の勤務年数の平均を教えてください。 134: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 135: ◯ 参 与(石森 準一君) 公立保育園保育士の平均勤続年数でございますが,約19年となっております。 136: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。
    137: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 私立認可保育園の保育士平均勤続年数は,社会福祉法人で9年,株式会社と財団法人では6年です。公立保育園保育士の平均勤続年数が長いことは,働きやすさの指標になります。認可保育園の報酬と労働環境の平準化を目指すことが,保育の質を確保することにつながると考えます。  認可保育園の給与に関して,公立と私立の差が大きいですが,狛江市は適正な給与水準をどう考えているのでしょうか。 138: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 139: ◯ 参 与(石森 準一君) 賃金面に関しましては,これまでも国においては私立保育園に対する運営費の中で処遇改善に関する加算を設けており,また,市におきましても運営費の中に市独自補助として職員の処遇向上のための補助を実施しているほか,保育士等キャリアアップ補助金や保育従事者宿舎借上げ補助金により,賃金改善や家賃負担に対する補助を行っております。引き続き国や東京都の動向を注視してまいりたいと考えております。 140: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 141: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 御答弁にある,国の処遇改善加算や狛江市の独自の補助を加えても,現状,公立保育園と私立保育園保育士にかなりの格差があることに改めて問題を感じました。  私立保育園の保育従事者の人件費の適正化についての狛江市独自のガイドライン作成など,給与に関する基準設置やチェック機能体制構築などの検討をお願いします。  狛江市では,保育園の待機児に関しては,受け皿の拡充対策と人口増加の両面からピークは越えた方向であり,今後は保護者が保育園の特徴や方針を吟味して選ぶことができるようになることもあるかと思いますが,まだ「保活」と言われる入園をめぐる不安はしばらく続くと考えます。保育現場の実態は,外からはなかなか見えないので,情報の提供も欠かせません。  次に,人件費以外で保育の質を保つための施策について考えていきたいと思います。狛江市独自の保育指針はありますでしょうか。保育指針を私立保育園とどのように共有していますか。 142: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 143: ◯ 参 与(石森 準一君) 認可保育園では,国の保育所保育指針を基に,保育の全体的な計画を作成しております。その中で,運営理念や保育方針,年齢別の保育目標等を定め園の運営を行っております。 144: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 145: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 品川区では,就学前の乳幼児がひとしく質の高い保育・教育を受け,滑らかに小学校へ入学するための基礎をしっかりと身につけられるよう,ゼロ歳児からの保育・教育の充実に取り組み,まとめたものを就学前の乳幼児の保育・教育指針「のびのび育つしながわっこ」として平成19年に策定しています。保育所待機児増加など,保育をめぐる状況に合わせて既に4回の改定を行っています。改定に当たっては,保育園,幼稚園の園長か副園長が委員会に入っています。待機児童対策の実施により,様々な運営主体の保育施設が多くなっていることで,自治体の保育・教育指針の存在と共有の重要性が高まったことが記されています。  また,狛江市の公立保育園では「保育園給食物資規格表」に基づき,給食に使用する食品を調達していますが,私立認可保育園には,規格表改定の際,情報提供をしたとのことでした。  認可保育園に対しては,公立・私立の隔てなく適応することの徹底をお願いいたします。  運営主体に関わらず,認可保育所の質を保つために保育指針の共有と実践の確認は必須と考えますが,市としては保育の質の確認と指導をどのように行っていますか。 146: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 147: ◯ 参 与(石森 準一君) 認可保育園につきましては,毎年2園から3園ほどになりますが,東京都による指導検査が行われ,市の担当者も同行し,合同で検査を実施しております。また,地域型保育事業につきましては,市単独で検査を実施しております。 148: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 149: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 以前の質問で,園長会での情報共有,保育士などの研修により各園の質を担保することを伺いました。また,市は第三者評価を3年ごとに受けることを推奨し,補助金も予算化しています。評価結果は市のホームページから外部リンクのとうきょう福祉ナビゲーションホームページに行き,確認できます。園を選ぶ市民の参考になるような広報もお願いいたします。  既に来年度の保育園入園申込みは受け付けられていますが,今後の待機児童現状と予想について教えてください。 150: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 151: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市における令和2年4月1日現在の待機児童数につきましては49名となり,前年度からは減少しておりますが,保育需要につきましては,女性の社会進出など社会情勢の変化等もありますので,注視をしていかなければならないと考えております。 152: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 153: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 今後の待機児対策はどのようなものでしょうか。 154: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 155: ◯ 参 与(石森 準一君) 令和2年4月に認可保育所を2園開園し,施設整備はこれをもって一応終了といたしますが,今後は定員の弾力化やベビーシッター利用支援事業等,継続して実施可能な保育サービスを検討することにより,新たに効果を生み出すと期待できる方策を推進していきたいというふうに考えております。 156: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 157: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ベビーシッター利用の現状を教えてください。利用者の声が寄せられていますか。ベビーシッターの第三者評価制度や,それに準ずるものはあるのでしょうか。 158: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 159: ◯ 参 与(石森 準一君) ベビーシッター利用支援事業の利用者数ですが,令和2年度から開始しており,現在3名となっております。利用された方からは,特にお声等は寄せられておりません。本事業は,東京都と公益社団法人全国保育サービス協会及び狛江市の3者協定により実施するものであり,事業に参画するベビーシッターの認定に関することは東京都の事務分担となっております。 160: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 161: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ベビーシッターは新しく導入した保育事業であり,公表されている評価や利用者の声などの情報もまだ少なく,狛江市民が利用を決めるには不安も多いことが予想されます。狛江市としても,聞き取り調査や都への確認などの公表,そして独自の評価体制を要望いたします。  狛江市前期基本計画推進プランに「保育施設のあり方の検討」とありますが,市立保育園の民営化計画についての考えを教えてください。 162: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 163: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市前期基本計画推進プランでは,保育園につきましては,保育ニーズへの適切な対応や多様な保育サービスの提供を図るため,「狛江市立保育園民営化の指針」に基づき,公立保育園の民営化を含めた今後の在り方について検討を進めていくこととしております。「狛江市立保育園民営化の指針」では,民営化を進めるに当たっては,子供の最善の利益を考慮し,子供の発育を尊重し支援する保育を実施すること,職員の配置基準などを含め,公立保育園の水準を下回らない保育を実施すること,また,公私立にかかわらず市全体の保育の質の向上を目指すことなど,狛江の保育環境を堅持することを民営化についての市の基本姿勢としております。  現段階では,今後の民営化についての具体的な方針は未定です。 164: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 165: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 「現段階では,今後の民営化についての具体的な方針は未定です。」とのことでしたが,今後民営化が議論されるときは,今までに民営化された2園の評価を生かし,現場職員の意見を十分に聞くことをお願いいたします。  そして,今回の質問で確認しました,民間委託事業者の人件費の在り方に注視し,公立と私立の保育園の保育士の処遇に差が生じない仕組み,子供に接する全ての人の処遇が改善される仕組みの構築と狛江市の保育と教育の質が確保できる政策の検討,そして保護者の園選びの材料となるような情報の公開をお願いし,1問目の質問を終わります。  2問目に,狛江市の脱炭素社会へのロードマップについて伺います。  昨年第3回定例会の一般質問で持続可能な社会の実現に向けて,気候危機に対する地域自治体の対応という視点から,「電力調達について環境配慮に関する方針の策定」について質問いたしました。東京都において7割以上の自治体が電力環境調達に関し配慮を行っているのに対し,狛江市には環境配慮調達指針がなく,策定をどう考えるかの御答弁では,「統一的な方向性は必要である。政府の環境配慮契約法に基づく基本方針には,電力供給を受ける契約に関する基本的な考え方が示されており,参考に検討をすすめる」と伺いました。  既に指針がある自治体の多くは,国から示されている基本方針を参考に自治体方針を策定しているにとどまり,必ずしも再生可能エネルギー調達につながっていない現状もあるので,再生可能エネルギー割合を高く評価する独自の環境評価や,燃料調達段階で環境負荷問題が起きていないかなど,再生可能エネルギーの中身にも着目していく必要を訴えました。その後,昨年末12月16日に「狛江市電力の調達に係る環境配慮方針」が策定されました。そこで質問いたします。  狛江市電力の調達に係る環境配慮方針の策定における経緯と内容を教えてください。 166: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 167: ◯ 環境部長(清水 明君) 現行の狛江市環境基本計画と狛江市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)及び市の事業から排出される温室効果ガス削減に向けた狛江市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)の目標を達成するため,全体排出量への影響が大きい電力について,常に一定の環境配慮がなされたものが調達できるように策定したものであります。策定に当たりましては,国や東京都,他市の先行事例を参考としながら,市の考え方を整理し策定したものであります。  内容といたしましては,小売電気事業者の排出係数,再生可能エネルギー利用率及び未利用エネルギー活用状況を評点方式で評価し,一定の点数以上であること等を電力契約に係る競争入札の参加要件の一つとするものであります。 168: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 169: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) この方針では,ア,調整後のCO2排出係数が低いほど,イ,再エネ利用率が高いほど,そしてウ,未利用エネルギーを活用している場合の評点が高く,ア,イ,ウの合計得点が70点以上の電力会社が入札に参加できるという仕組みですね。この評価は環境省の配点を基にされたようですが,独自に再エネ電気利用率の配点基準を高く設定していて,公共施設への再生可能エネルギー導入が市のCO2削減対策を担うことが期待されます。  東京都は,一昨年の2019年5月,2050年にCO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロミッション東京」を実現することを宣言し,同12月にはその実現に向けたビジョンと具体的な取組,ロードマップを取りまとめた「ゼロミッション東京戦略」を策定しています。本年に入り,小池都知事は,都内の二酸化炭素などの温暖化ガスの排出量削減2030年目標を30%から50%に引き上げました。  そして,昨年10月に菅首相は,臨時国会の所信表明演説において,「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする,すなわち2050年カーボンニュートラル,脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。  昨年3月に出された「狛江市環境基本計画」における狛江市の温室効果ガス,CO2の排出削減目標は,2013年度比で2030年度に36%削減,2050年度に80%削減ですが,国の首相が2050年までに温室効果ガスの排出をゼロと宣言したことで,目標値の再検討はどのようになされるのでしょうか。 170: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 171: ◯ 環境部長(清水 明君) 市民,事業者,有識者等の議論を経て設定しました現在の目標を軸にしつつも,変化する情勢を注視するとともに,市のポテンシャルも考慮しながら,多様な可能性を視野に入れて取組を進めてまいりたいと考えております。 172: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 173: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) アメリカ大統領の政権交代もあり,世界は環境政策,特に温暖化対策の基盤となる脱炭素政策に本腰を入れ,日本も積極的な検討を始めなければなりません。自治体で何ができるか,本気になって取り組むことが必要です。まず狛江市が電力をはじめとしたゼロカーボン宣言をされるよう要望いたします。  では,現在の目標達成のために必要なことをどう考えますか。  まず,2030年の目標達成に向けて,数値と内容を盛り込んだ具体的なロードマップが必要だと思いますが,それはどのように思われているでしょうか。 174: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 175: ◯ 環境部長(清水 明君) 目標達成に向けた各年度の取組内容や数値目標については,狛江市環境基本計画及び狛江市環境保全実施計画において示しております。環境基本計画は令和2年度から令和11年度までの10年間,環境保全実施計画は環境基本計画期間内における3年ごとを計画期間としており,いずれの計画も毎年度の進捗を管理し,以後の事業展開につなげるとともに,計画期間終了後には,期間内の実績を評価・検証し,次期計画に反映させてまいります。 176: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 177: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 狛江市の2030年度目標達成へのロードマップは「狛江市環境保全実施計画」であるということですね。昨年9月に出された「狛江市環境保全実施計画」には令和2年度から4年度までの3年間について,1年ごとに施策別取組の「具体的内容」が示されており,例えば「地球温暖化を乗り越える,人と地球にやさしい脱炭素社会の推進」の中の「再生可能エネルギー等の利用促進」の令和2年度の具体的内容には,「庁舎契約電力における再生可能エネルギー由来電力導入の検討」が挙げられています。  削減目標値は2030年度の数値が記載されているので,年度ごとの目標値の記載と,実施内容に対する評価についてヒアリングで伺いました。年度ごとの目標値は国も都も設定がなく,狛江市も立てていないが,数値は毎年「こまえのかんきょう」で公表されるとのことでした。また,実施内容の評価が思わしくなかった場合,すぐに実行できる予備政策の準備が必要ではないかと伺いましたが,毎年の点検と3年ごとの計画設定が検討されるとのことでした。年度ごとの数値目標は市民にとって達成,未達成が分かりやすいので,せめて3年ごとの目標数値を設けるなど,2030年目標に向けての達成度,進捗度が分かりやすい情報提供を要望します。  狛江市は工場が少なく,2016年度時点でCO2排出量の割合は家庭部門からが最も大きく,全体の56.5%を占めています。CO2削減実現に向けて,必ず実現すべきという強い意志での自治体計画の下,市民生活で排出するCO2削減をしていくことが必須です。  CO2排出削減目標達成のための市民意識啓発のために有効な施策をどう考えていらっしゃいますか。 178: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 179: ◯ 環境部長(清水 明君) 地球温暖化や気候変動の危機感を伝えていくこともさることながら,環境配慮型の行動が自分の健康面や経済面に及ぼすメリット,いわゆる副次効果を打ち出すことで,より自分事,自分に身近な問題として捉えていただけるものと考えております。  また,併せて市が率先して市の事業から排出される温室効果ガスを削減し,自らに課した目標を達成し模範となることが,市民の意識啓発や実践へとつながる重要なことと認識しております。 180: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 181: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 「環境配慮型の行動が自分の健康面や経済面に及ぼすメリット」を市はどのように考えているのか,またヒアリングさせていただきたいと思います。  御答弁にありましたように,市が率先して市の事業から排出される温室効果ガスを削減し,自らに課した目標を達成し模範となることは重要であると同時に,市民意識の啓発に大変効果的です。温暖化を止めるためにはエネルギー消費によるCO2排出を減らさなければなりません。電力の自由化により電力会社の切替えも進んでいるようですが,価格だけでなくCO2の排出が少ない電力に切り替えることをぜひ市民に推奨してください。  東日本大震災と東京電力福島第一発電所の原発事故から10年の今年,原発に依存する日本のエネルギー基本計画の見直しも必要です。世界のエネルギーのガイド役,国際エネルギー機関の2020年の報告によれば,「エネルギー転換は雇用創出と雇用転換」,そして「再エネ・省エネによるCO2削減が安くて,かつ雇用創出も大きい」とされています。  世界は急速な脱炭素政策に向かって動いています。それに対して狛江市はどのように進んでいくのでしょうか。  脱炭素政策として,プラスチックごみ削減も必要と考えます。プラスチック問題は,脱炭素だけでなく環境汚染において大きな問題となっていますが,行政が一歩踏み出すことで市民の意識が変わります。国のレジ袋の有料化政策で国民の7割がエコバッグなど持参しているとのことです。狛江市でのプラスチックごみ削減対策として考えていることを教えてください。 182: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 183: ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市では,プラスチックごみ削減だけでなく,ごみそのものの削減のため4Rを推進しています。4Rを推進することで,使い捨てプラスチック等の使用削減が進むものと考えております。また,4Rの取組について,こまエコ通信や市ホームページなどを通じて紹介しております。 184: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 185: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 済みません,6番から8番は飛ばします。  狛江市はプラスチック製品も一括して可燃ごみとして焼却しています。焼却によるCO2排出も問題です。ごみの総量削減のためにもプラスチック削減政策をお願いします。  では,CO2削減に向けて,市民の省エネを応援する狛江市の施策を教えてください。  省エネで電力消費を有効的に減らし,その上で再生可能エネルギーを導入することが脱炭素社会実現の無理のない,我慢しない方策です。二重窓や断熱材を取り入れる断熱住宅が有効的な省エネ対策として注目されています。省エネに向けた住宅改修の補助金の検討はされていますか。 186: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 187: ◯ 環境部長(清水 明君) 住宅の省エネ化に対しては,現在も太陽光発電設備や家庭用燃料電池の導入費用への助成を通じて推進しております。議員がおっしゃる取組につきましては,今後家庭のさらなる省エネ化を促進していく中で,国や東京都が行う同様の助成事業の周知を図るとともに,市が実施することによる事業効果等も含め,調査・研究してまいりたいと考えております。 188: ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 189: ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 2050年までの温室効果ガス削減ができるか否か,その影響を受けるのは,今その対策を議論している私たちではなく,今学校で授業を受けている子供たちです。子供たちが自分たちの住む10年後,30年後の将来の環境を自分ごととして考えられるように,脱炭素社会に向けた環境教育が必要と考えますが,市の認識を教えてください。 190: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 191: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 環境教育は,児童・生徒が環境保全のため,どのような生活様式を選択し,どのような行動を取るべきかなどについて考えることや,自ら責任のある行動を取り,他者と協力して問題を解決していくことなどが大切であり,さらに日々の生活における環境への働きかけだけではなく,持続可能な社会の構築に向けて,将来,よりよい環境を創造するための行動ができるような実践力を培うことにつなげることも重要であると認識しております。  各学校では,年間指導計画に基づいて,脱炭素に関する教育を進めております。  具体的な取組としましては,例えば中学校の家庭科では,消費生活・環境の内容を取り扱い,食品ロスを削減することによる脱炭素に向けた学習をしております。また,小学校の社会科では「ごみの処理と利用」の単元で,燃やすごみや燃やさないごみに関する内容や,中学校の理科「生物と環境」の単元で,炭素の循環について考える学習をするなど…… 192: ◯ 議 長(石井 功議員) 時間です。  暫時休憩いたします。     午前10時16分 休憩     午前10時34分 開議 193: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。7番吉野芳子議員。 194: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 通告に従いまして2問質問いたします。  1問目は,「市民主体のまちづくり」~新展開を求めてです。  市民という言葉は,それぞれの思いで発せられ,それぞれの思いで独り歩きをしているように思います。市民とは何かを追求すれば,奥が深く,意味もまたいかようにも取れてしまうようで決着はつきません。歴史的概念としての市民とは,17世紀から18世紀に欧米で起きた市民革命によって誕生した市民社会の構成主体であり,理念化された普遍的概念としての市民は,自立した個人であることや,政治を担う主体としての市民というのが分かりやすい説明と思われます。こうしていくと,市民と,そんなに簡単に名乗れそうにない気になるのと同時に,誰でも市民と言え,堂々巡りになってしまいます。かなり高尚な難問であることを再確認しました。  そこで,市民協働という実践を通して,哲学的模索を繰り返し展開し続けている協働ステーション中央の活動を紹介しながら,狛江市での市民参加と市民協働について客観的に見詰めたいと考えます。  小伝馬町にある「協働ステーション中央」の取組の特徴と目指していることは何でしょうか。狛江市として学ぶべき点,取組として今後市として導入できるものがあるのなら,それをお伺いいたします。
    195: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 196: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 「協働ステーション中央」は,中央区内の社会貢献活動の輪を広げ,協働の普及促進を図るための拠点として,こまえくぼ1234と同様に相談事業,人材の育成など団体の活動のサポートを行う施設と確認しております。  「協働ステーション」という名称のとおり,協働事業提案時のサポートなど協働推進に関する支援も手厚い体制となっており,当市においても,こまえくぼ1234での市民協働事業提案制度に関する支援体制の強化を図ってまいりたいと考えております。 197: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 198: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 去年10月に協働ステーション中央が主催した「真の協働を阻む組織文化の違いの乗り越え方」全3回講座に参加いたしました。得るもの,気づきも多く,何より住居地域や職種,年齢,活動内容などが違う参加者たちとのディスカッションや交流も大変刺激になりました。元東京区部の行政職員で現在は一般社団法人JIMI-Lab代表理事などを務めている五井渕利明さんが講師として,協働の哲学についてや,協働は何のためにするのかという根本に関わる議論,協働を進める上での興味も利害もない人の存在(中立),この重要性など多くの示唆に富み印象に残る話がされました。  その中で最も心に響いたのが,「1つの正しさ,真理にみんなが向かっていくというのは無理がある。正しさを1つにすることではみんなを包めない。」「多様性の対義語は正義」という言葉でした。市民参加と協働は,自分の思い込みや自分の正義を押し通すことから最も遠い,むしろ真逆の哲学や発想からスタートすることというふうに理解をいたしました。  こういった市民参加や協働の根本を狛江市でも行政,市民,事業者などで1から学ぶことが必要ではないでしょうか。市の御見解を伺います。 199: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 200: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 推進する側である行政,パートナーとなる市民等が市民参加や市民協働の意義や効果を共有することは重要と考えております。  狛江市においても,昨年度,五井渕さんも所属されておりますNPO法人CRファクトリー代表理事である呉哲煥(ご てつあき)さんをお招きし,「強くあたたかい組織・コミュニティのつくり方」について御講演いただく形で「狛江☆サミット」を開催するなど継続的に推進していますが,次年度より予定しております「狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例」の検証の際に,市の考える市民参加・市民協働について改めて整理し,共有してまいりたいと考えております。 201: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 202: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 市民参加の定義と手続の在り方について,続いてお伺いいたします。  2020年11月1日号の広報こまえでは,「市民センターを改修し,新図書館を新たに整備する」との記事が掲載されました。この経緯とこの件における市民参加の手続の在り方について改めて説明を求めます。 203: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 204: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 11月1日号の広報こまえの記事につきましては,市民センター改修等基本方針について,広く多くの市民の皆様に知っていただきたいことから掲載したものです。また,市民参加の手続の在り方につきましては,市民センターの改修について,平成25年に検討委員会を設置し,改修案を検討し,市民説明会を行っております。そこでの意見や市議会への陳情なども踏まえて改修案を凍結し,その後,市民センターを考える市民の会が設置され,提案書を提出いただきました。  その後,実現可能性を探るための調査を実施し,市民アンケートも参考に市の財政状況や今後の見通しを踏まえ,また市民センターだけではなく,市全体の施設利用の観点も踏まえて,まずは施設の規模や配置等について基本方針として決めさせていただきました。  この基本方針は,必要な市民参加の手続を経て検討したからこそ,その他の行政課題等も踏まえた上で当初の改修案よりも大きく見直しをしたものです。  また,市といたしましては,今後も引き続き施設の中をどのようにするか,市民参加により検討し,基本構想として取りまとめていくこととしているところであります。 205: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 206: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) こういったこと,平成25年度から積み重ねてきた経過を踏まえ,市民参加の手続を進めて行政として総合的な判断をしたというふうに理解いたしました。  続いて質問いたします。  2010年,10年前でございます。平成22年,決算特別委員会では民間委託したボックス式中学校給食の異物混入が多発し大問題となり,審議も紛糾いたしました。その中で旧七小跡地に給食センターを建設することをめぐり,当時の矢野市長に委員だった私は,公共施設である旧七小跡地の利活用には市民参加で議論する必要があるのではないかという質問をいたしました。このときの市としての市民参加の手続の在り方の判断,解釈はどんなものだったのか,これについてお伺いいたします。 207: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 208: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 旧第七小学校跡地に給食センターを整備する際の手続ですが,当時の中学校給食はボックスランチ方式で実施していましたが,いろいろな課題があり,より安全で安心な中学校給食に向けて,庁内の委員会である中学校給食のあり方検討委員会を設置いたしました。  検討委員会では,給食センター設置場所についても検討し,旧狛江第七小学校跡地が最善であるとの考えを示し,庁議においても旧第七小学校跡地に給食センターを設置することが決定されました。  その後,旧第七小学校跡地利用に関する説明会におきまして,公共施設再編方針で決まっていた特別養護老人ホーム,自転車返還場所の整備とともに,給食センターの整備について説明させていただきました。  旧第七小学校跡地への給食センターの設置につきましては,市として整備場所を決定しましたが,その後,給食センターの整備に向けて,給食センター施設整備準備委員会を設置し,その中で中学生との意見交換や市民フォーラムなども行い,整備に向けた具体的な検討を進めていったところであります。 209: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 210: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) そのときの市長,矢野市長の考えでございます。「ですから先ほどから申し上げているように,説明するには設計をして形を見せなければ議論にならないじゃないですか。その設計をする前段の施設配置」,これは施設の場所を決めるということですね。「の説明をし,あと事業をやる前には基本条例に沿った説明,あるいは議会に報告し,御議論願う,そういうふうに申し上げているので,何も知らないまま給食センターができちゃうということではありません。」  また次のことです。「ですからこれまでいろんな議会の御議論があった,そのことを踏まえて,これまでのやり方で改善すべき点を改善していこうと,そういうことから公設民営の給食センター方式にしていく。もし業者が衛生面,安全面,市教育委員会の求めるものにこたえ切れない場合には,業者の交代も可能にするようなシステムにしていかなければならないだろうと,そういうことを前提に今回の給食センターへの切りかえを今検討しているところです。ただ,今は場所が決まっているだけで,施設の内容も運用の仕方も決まっていないので,今は施設配置についての説明しかできない。それができたときは住民説明もするし,議会にも御議論をお願いするというふうに申し上げているので」というふうに当時,こういうような答弁が矢野市長からあったということでございます。  それで,もう1点確認したいのですけれども,このときの中学校給食あり方検討委員会のメンバーには市民は参加していたのでしょうか,お伺いいたします。 211: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 212: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 委員会のメンバーは,市の職員で構成しており,市民の方は参加していませんでした。 213: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 214: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,この給食センターに関しては,庁内の委員会である中学校給食あり方検討委員会で話し合われて,この設置場所が検討されて,そして旧七小跡地が最善であるというふうに考えを示して,そしてこの後,庁議ですから,ここにも市民は参加していないわけですけれども,庁議においても,旧七小跡地が給食センターを設置することに一番いいというふうに決定されたというような話でございます。こういったことを今確認させていただきましたが,市長にお伺いいたします。  狛江市における市民参加と市民協働は今後何を目指していくのか,これについてお伺いいたします。 215: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 216: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 若年層や現役世代の市民参加・市民協働が進まない状況が課題というふうに感じておりますので,参加しやすい環境・条件整備等が必要と考えておりますが,こちらも含めて次年度から予定しております条例等の検証を踏まえ,目指す方向性等を整理してまいりたいと考えております。  ただ,コロナ禍で社会変化は余儀なくされております。新しい生活様式と言われるように,社会や生活等もその新しい時代に対応することとなります。行政もデジタル化が加速され,その推進により行政手続や仕事の仕方なども大きく変化することとなります。そして,市民サービスの方法なども変わることになります。このような時代の変化も捉えながら,市民参加,市民協働の方向なども考えていく必要があるというふうに考えております。 217: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 218: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それで,今市のほうから,そういった市民参加について,こういうふうに進めていくという話があったわけですけれども,その中で誰もが気軽に活動を始めるためにということで質問を続けさせていただきます。  市民活動支援センターは,開所以来,どのような進化を遂げたのでしょうか。周知が課題ということでしたが,現状についてもお伺いいたします。ほかにも解決すべき課題はたくさんあると思いますが,いかがでしょうか。 219: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 220: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 開所以来,利用者数,ホームページアクセス数も年々伸びており,また,こまえくぼ1234の主要事業である相談事業における相談件数も増えているなど,市民活動の拠点として市民の皆様に利用されていると考えております。  コロナ禍により市民活動も制約を受けるなど,新しい生活様式に対応した形で活動を継続していくための支援等について,今後検討していくことが必要と考えております。 221: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 222: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 協働ステーション中央の実践していることは本当に大変興味深い団体ですけれども,狛江の市民活動支援センター事業計画にある基本目標4で掲げる「新たな課題への取組を進める」の事業内容の参考になるのではないかと思います。また,市民活動支援センターの役割を明確にし,目標に向けて事業を進めるためにも協働ステーション中央の講座に参加することを提案しますが,いかがでしょうか。 223: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 224: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 参考となる事業等については,他自治体との情報共有,参加等随時行っているところですが,御提案いただきました講座に限らず,必要に応じて継続して参加等含め検討させていただきます。 225: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 226: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 早速ですけれども,3月18日にも「コロナ禍の女性を支える手立てを探る」というイベントが予定されております。ぜひ市民活動支援センターのメンバーなどが行っていただけたらなというふうに思っておりますので,よろしくお願いいたします。  次に質問を進めます。  公共施設利用も市民活動も若者や新たな市民の参入をどういざなうかが重要な視点だと思います。そもそも公共施設等を利用していない,また関心のない市民は多いわけですが,公共施設が一部の市民の既得権化することはあってはならないと思います。若者に限ればほぼほとんどが未利用者だと考えられます。市民活動支援センター,公民館や地域・地区センター,それぞれ若者が利用しやすい敷居の低い施設になるために公共施設を利用してみたいと関心を持ってもらえるためには,何を改善すべきだと思われるかお伺いいたします。 227: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 228: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民センターに関する市民アンケートでの公民館と地域・地区センターの利用頻度について回答結果では,「利用したことがない,年に数回程度」という回答が8割以上となっておりますので,利用される方は限定されている傾向にあると考えております。  若い世代の方をはじめ,より多くの方に使っていただくためにも,利用してみたいと思われる魅力のある施設を整備することも1つですが,利用登録の要件の整理や予約システムの統一などの手続面でも見直していく必要もあると考えております。 229: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 230: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 今御答弁にありました利用登録の要件の整理,予約システムの統一など重要な見直しだと思いますので,これをぜひ実現していただきたいと思います。  また,この件につきましては,別の機会に質問させていただきたいと思います。  それでは,続けて質問いたします。  若者や新たな市民への市民活動を始める働きかけとして,参考になる自治体の事例などはあるでしょうかお伺いいたします。 231: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 232: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 参考事例としては特に把握しておりません。 233: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 234: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,こまえくぼ1234では,それに対してどのような取組をされているのかお伺いいたします。 235: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 236: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) こまえくぼ1234で発行している広報誌,情報誌のほか,フェイスブックやコマラジの番組内において定期的に市民活動に関する情報を発信するなど,市民活動に関心がない層も含め,広く情報を発信しております。  また,「狛江☆サミット」についても,企画段階から市と連携し実施しております。 237: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 238: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 市民活動に関わる市の様々なサービスや制度をどのように情報提供しているのでしょうか。特に若者に対してどんなツールが有効と考えているのか,今後の展望についても伺います。 239: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 240: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市ホームページや広報,ツイッターやフェイスブックへの掲載やチラシ等の市内各施設への配架,またこまえくぼ1234のメールマガジンや先ほど申し上げましたコマラジへの出演などにより情報提供を行っています。  若い世代については,紙媒体よりもツイッターなどのSNSやメールマガジンでの発信,YouTube等の動画配信が有効と考えますが,SNSの活用のほか,情報のターゲットとなる層への直接の情報提供や必要な情報がホームページ等で1か所に集約された検索しやすいコンテンツの構成などを検討してまいりたいと考えております。 241: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 242: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 先ほどお話がありましたように,市民センターの利用頻度についての回答結果では,「利用したことがない,年に数回程度」という回答が8割以上となっているということです。私は市民が主体のまちづくりにおいては,何よりも求められるのは多様な主体ということだと思います。多くの市民が参加,特に新しく,また初めての方や若い世代がまちづくりに参加することをどう推進していくのか。敷居の低い,使ってみたい公共施設はどうあるべきか。協働ステーション中央などのイベントや講座の体験,または若者たちの意識調査,それらを実現するためにやるべきことが数多くあります。  令和2年第4回定例会の一般質問では,ある議員から,公民館の成り立ちや歴史,社会環境が大きく変化した地域から求められる役割も変化したこと,そして東京都内でも社会教育法に定める公民館の枠組みにとらわれず,幅広い視点で生涯学習を推進する考えによって,公民館が生涯学習センター等に転換していく自治体があるということ,そしてまた公民館の課題としては,利用者の固定,そして利用者の年齢層に隔たりがあることなどの指摘がされました。狛江市においては,平成15年まちづくり総合プランにおいて,コミュニティ施設の位置づけや配置状況について述べられており,サービス利用圏域の過不足を解消する適正な施設配置が課題になるとの見解が示されておりました。  人口減少,超高齢化においては,どの地域の市民も取り残さない,地域・地区センター,公民館を対等な地域資源として,その施設ごとに個性,特性を重視し活用していくということが新たな視点を持った展開であると,このことを要望させていただきます。それこそがコンパクトシティ狛江全体の活性化につながるのではないかと思うからです。市民満足度や利便性の向上策にもなり得ます。いずれにせよ多様な主体の参画を目指した実効性のある取組を進めていただくことが第一と申し上げ,この質問を終わります。  2問目でございます。持続可能な未来に向けてです。  人間がこれまでつくり出したコンクリートやプラスチックの総量は1兆トンを上回り,森林や植物などの自然由来のものよりも多くなる見込みだという試算がイスラエルのワイツマン科学研究所のチームから発表されました。こうした人工物の量は人間の消費行動や開発に起因しており,過去100年で急激に伸びているとのことです。このことは生活している私たちが実感していることでもあり,私たち一人一人の行動が問われていると言えます。  現在のペースは,毎週自分の体重以上の人工物が生産されているという計算になるそうで,このままだと2040年までに3兆トンを超えるそうです。分析によると,1900年の人工物は350億トンでしたが,1945年以来,建築材料がれんがからコンクリートへ,また道路のアスファルト舗装などで急増したということです。  人新世(じんしんせい,ひとしんせい)とはどんな意味でしょうか。どのような環境課題を提示し,警告していると考えられるかお伺いいたします。 243: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 244: ◯ 環境部長(清水 明君) 人新世(じんしんせい,ひとしんせい)とは,公的な定義は存在しませんが,学術論文等によると,海外な著名な学者により提唱された概念で,最も新しい地質時代である「完新世(かんしんせい)」が既に終了したとして,人類による地球環境への影響が顕著になった近年の地質時代を指す用語です。  また提唱の中では,化石燃料の大量使用等による温室効果ガスの増加や人間活動による生物の大量絶滅等が指摘されており,人類が地球に与える影響が無視できないほど大きなものになっていることを警告するものと考えられております。 245: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 246: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) プラスチックに関しての環境問題は多く,世界的に深刻化しています。その中でも今回はプラスチックの添加剤について市の認識を伺います。 247: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 248: ◯ 環境部長(清水 明君) プラスチックの添加剤には,酸化防止剤や紫外線吸収剤,熱安定剤等があり,プラスチックの性質向上が図れる反面,プラスチックが海などに廃棄された際に溶出し,海洋生態系に悪影響を与える問題をはらんでいるものと認識しております。 249: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 250: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 食物連鎖を通しての生態系の汚染や健康被害等の人体への影響をどう考え,今後対策としてできることは何か,あればお伺いいたします。 251: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 252: ◯ 環境部長(清水 明君) 海等に溶出した添加剤やマイクロプラスチック等については,これらの影響を直接受ける生物のみにとどまらず,それらの生物を食す生態系,人間への悪影響が指摘されているところです。市としても深刻な問題であると認識しておりまして,今後の対策として,狛江市環境基本計画にも掲げているとおり,プラスチックを含めたごみの削減と適正なごみ処理の徹底に取り組んでまいりたいと考えております。 253: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 254: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 東京農工大の高田秀重教授によると,プラスチックの添加剤の規制の在り方が不十分だというふうに指摘しています。現在は水に溶け出すかどうかを調べる溶出試験を基に規制されているが,含有試験に切り替える必要があると主張しています。これまで有害な物質が入っていても溶け出さなければ問題ないとされてきました。マイクロプラスチックに汚染された魚介類を食べていれば,人の体に添加剤が入っていくだろうというふうに言われています。ですので,こういった添加剤については,また市民への啓発,こういったことにも取り組んでいただきたい,このようにお願いいたします。  今年1月,オーストラリアのフリンダース大学などの国際研究チームが環境科学の専門誌に発表した論文で,「人間が引き起こした生物多様性の消失や気候変動の影響は大きくなる一方で,人類の生存が脅かされるまでになっている」と警告したとされています。現状に対する認識と狛江市の取組についてお伺いいたします。 255: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 256: ◯ 環境部長(清水 明君) 国際機関や国等が示すデータからも気候変動や生物多様性の消失が進んでいることは明らかであり,御質問にもありました国際チームの見解等にもあるとおり,このままでは今後の地球や人類にとって深刻な事態を引き起こすものと認識しております。  市としては,現行の狛江市環境基本計画において,これらの問題への対策を重要施策として掲げており,省エネ・再生可能エネルギー活用促進に向けたイベント・こまエコ通信等による周知啓発や設備導入費用への助成,また生物多様性の保全に向けた市民参加型の生物実態調査や外来種の駆除事業等に取り組んでいるところであります。 257: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 258: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 新型コロナウイルスの感染拡大により,需要が大幅に減ったエネルギー産業は,世界的に大きな打撃を受けました。しかしながら,再生可能エネルギーに限り需要が増えている傾向がコロナ禍で加速しました。こういった状況の起因として考えられることは何か,これについてお伺いいたします。
    259: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 260: ◯ 環境部長(清水 明君) 再生可能エネルギー由来電力の需要拡大については,世界的に脱炭素に向けた動きが強まる中で,民間企業,自治体等が自らの価値向上を図るべく脱炭素に向けた取組を推進していることに起因するものと認識しております。 261: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 262: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 再エネの導入は民間企業を中心に自治体でも急増しております。国際的にも日本国内でもその需要に供給が追いつかなくなるほどです。このような現状を踏まえ,狛江市の認識と対応についてお伺いいたします。 263: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 264: ◯ 環境部長(清水 明君) 脱炭素に向けた世界的な潮流はますます加速しており,今後の状況によっては再生可能エネルギー由来の電力需要に対し供給が追いつかない事態も想定され得るところです。そのため,今後につきましては,社会情勢や市場の動向を十分に注視しながら,再生可能エネルギー由来の電力を安定的に確保する取組を模索してまいりたいと考えております。 265: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 266: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 日本再生可能エネルギー総合研究所代表の北村和也さんによれば,人口減少などで衰退が懸念されている地方自治体だが,再エネを活用すれば地域の活性化は十分に可能だという意見がございます。国に頼らず自立の道筋をつける,地域の価値を高めるといった発想の転換こそ重要といえます。狛江市としての自前の発電所を造るなどの地域戦略,これについてどう考えるかお伺いいたします。 267: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 268: ◯ 環境部長(清水 明君) 地域新電力会社を設立した上で,再生可能エネルギー由来の地産地消を推進することで,経済の地域内循環による地域の活性化,地球温暖化防止に係る環境保護,災害対策など,地産地消がもたらす効果は大きいと考えております。  しかしながら,市内には発電事業者がなく,自前での発電所の設置には,初期投資及び安定的に電力を供給するための運営経費に多額の費用が必要となること等,課題も多くあることから,具体的な検討には至っておりません。 269: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 270: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 先ほどの北村さんの御意見です。「自治体がエネルギー事業を手がける最大の目的は,公共施設の電気代を削減することではありません。大切なのは,地域資源である再エネをツールとして,地域から出ていくお金を減らし地域の課題解決につなげるなど,地域の価値を高めていくことです。再エネを使いたいと考える企業は激増していますから,再エネ事業を推進している自治体と連携したいと考えている企業は多数あります」このような御意見でございます。ぜひ今後自治体の生き残りをかけて,そういったことも検討していただきたい,このようにお願いしておきます。  それで,再エネですが,発電量が自然環境によって左右されることは皆さん御存じかと思います。余剰電力を何らかの形でためておくことが課題です。水素は蓄電の課題を解決するテクノロジーとして注目されておりますが,市としての御見解を伺います。 271: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 272: ◯ 環境部長(清水 明君) 現在,再生可能エネルギーから発電した電力を使って水電解装置から水素を発生させ,発電源として貯蔵することで安定的な蓄電を実現する新たな技術が注目されているところです。この技術を含め,脱炭素に関する技術は日々進歩していることから,市場動向や社会情勢等を注視してまいりたいと考えております。 273: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 274: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) SDGsとは,2030年までに達成すべき17の目標。SDGsとは,「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり,2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた,国際社会共通の目標のことで,この数年で日本でも既に広く周知されているようになったと思います。この目標を日常生活で無理なく続けられるような多くのメニューを提示していくことが行政のミッションだと思います。  ベランダdeキエーロは生ごみの削減や環境負荷低減,また教育的な意味でも実効性に富んだツールだと思います。現状と今後の取組について伺います。 275: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 276: ◯ 環境部長(清水 明君) 今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からモニター募集を中止していますが,今後につきましては,感染拡大防止策を講じた上で,モニター募集を再開できるように準備を進めてまいりたいと考えております。 277: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 278: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) モニターへのフォローアップといったことも必要かと思います。私もやっと2年弱になりましたけれども,本当に失敗もいっぱいあるのですけれども,本当に日々,汁もののスープとか,あと要らなくなった油系のものとかが,すごくキエーロは得意なので,ほかの人にお話しすると,「それって土は増えないの」とか,そういったいろんな質問が来て,本当につかみばっちりというか,皆さん御興味を持たれる。そして,堆肥になるのかどうかという話も出てくるのですけれども,狛江市でこういったことを先行して行っていることってすごく重要なことだなと思います。キエーロが不得意な人もいれば,ほかの今これからどんどん環境からいろんなアイデアとかが出てくると思いますけれども,そういう様々な取組メニューを紹介していくこと,重要だと思います。  うちのキエーロも本当に1回虫がわいたり,いろんな困難があったのですが,清掃課長に相談しながらやっていたのですけれども,悟りを開くという言葉を清掃課長は使われたのですけれども,あるときから本当に何か土の質が変わってしまって,すごい意気投合できるようになってきたので,こういったことをやっぱりモニターの方々にフォローアップして,長くつき合っていくツールとして,ベランダdeキエーロ,今後もぜひ市民に周知啓発,そしてフォローしていっていただきたいと思います。  続いて,質問いたします。  フードロスの削減の取組と今後の展開について伺います。 279: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 280: ◯ 環境部長(清水 明君) 現在は,NPO法人フードバンク狛江との協働により,余った食品を募り必要とする方へ配布するフードドライブの運営や市民向けのパネル展示,講演会等を実施しているほか,こまエコ通信等により広く周知啓発しているところです。  食品ロスの削減については,狛江市環境基本計画の中で重要施策と位置づけており,今後も市民や事業者に対し,具体的な実践方法を含めた働きかけ等に注力することにより,施策推進を図ってまいりたいと考えております。 281: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 282: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 江東区の大型商業施設には「無印良品東京有明」というものができて,そして食品と古着の回収ステーションが設置されたということです。食品ロスなどの廃棄物の削減,資源循環を目指した地元江東区と協力した取組だそうです。今後はさらに企業と行政との相互の連携,これも狛江市も取り組んでいただきたい,このことを期待しております。  続きまして,お伺いいたします。  エシカル消費,これはまだ聞き慣れない言葉かもしれませんが,何を意味し,目指していることなのでしょうか,お伺いいたします。 283: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 284: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) エシカル消費とは,人や社会地域に配慮した消費を意味し,消費者庁の示す定義では,消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり,そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うことであり,SDGsの目標達成に貢献し,持続可能な社会の形成を目指すとされております。 285: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 286: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) エシカル消費を浸透させるべきだと思いますが,どのように市民に周知,そしてそれを実行していくのかお伺いいたします。 287: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 288: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) エシカル消費は,社会課題解決に寄与する基礎的活動であると同時に,実践が強く期待されるものと認識しています。そのため,個別の社会課題を取り上げるイベントや講演会などを行う中で,各種課題への対策と絡めつつ,具体的な実践方法を交えて紹介するなどの工夫を凝らすことで,効果的な周知へとつなげていきたいと考えております。  まずは3月27日の土曜日ですが,エシカル消費に触れながら,身近な生活ですぐに実践できることを学ぶ消費生活市民講座を開催する予定でございます。 289: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 290: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) エシカルというのは倫理的消費と言われるそうです。オーガニックの素材を選ぶ,地元の生産品を選ぶ,必要な食品を必要な量だけ買う,フェアトレード商品を買う,福祉施設で作られたものを買う,リサイクル素材を使った商品を買う,マイバッグを持って買物をする,被災地のものを買う,マイボトルを持ち歩く,省エネ3Rを心がける,寄附つき商品を選ぶなどが広報されております。いいなと思うことは,このことが思うのは禁止事項ではないところです。これは駄目,あれは駄目というのではなくて,プラス思考で楽しく続けられるのではないかというふうに思います。このエシカル消費,講座も開かれるそうですので,ぜひ推進していただきたいと思います。  東京都の家庭のゼロエミッション行動推進事業についてお伺いいたします。  狛江市ではこの事業をどのように捉えているのでしょうか。周知はどのように行うのかお伺いいたします。 291: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 292: ◯ 環境部長(清水 明君) 本事業は,東京都により実施されるもので,家庭の省エネ行動を促すため,省エネ性能の高いエアコン,冷蔵庫,給湯器への買換えに対し,商品券等に交換可能な「東京ゼロエミポイント」を付与する事業となってございます。東京都ならではのスケールの大きな事業であり,かつ狛江市環境基本計画の重点施策である家庭の省エネの促進に大きく寄与するものと捉えており,現在も行っているところではございますが,市広報やポスター掲示等により広く市民に周知してまいりたいと考えております。 293: ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 294: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) まだ本当に周知が足りないのかなと思います。東京都からも分かりやすいパンフレット出ておりますので,ぜひ狛江市内の量販店,個人商店などにも情報提供し,連携や協力したり,市民への分かりやすい情報提供や広報に努めていただきたいとお願いいたします。  菅首相は,去年10月に2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロ実現,これを表明しました。政府が昨年末に公表したグリーン成長戦略には,2050年には電力は全て脱炭素電源で賄うといった目標が盛り込まれました。また,環境省と経済産業省がカーボンプライシングの本格的な導入に向けた議論を始め,年内には結論をまとめるということです。  カーボンプライシングは,二酸化炭素に値段をつけ排出に費用負担を求める仕組みで,排出削減に努める企業や消費者が増えることで地球温暖化対策につながります。菅首相は施政方針演説で,「成長につながるカーボンプライシングに取り組む」というふうに述べています。日本が目先の利害にとらわれ,歩みをためらっていた期間,世界では脱炭素の取組を着々と進めています。自治体においても持続可能な未来に向けて,責任ある施策の推進が必要不可欠であると指摘させていただき,全ての質問を終わります。 295: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山たけし議員。 296: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 通告に従いまして,1問質問させていただきます。  まず初めに,現在狛江市ホームページに自衛官募集リンクをつけていただき感謝申し上げます。  さて,来年度の狛江市から,今日現在ではございますが,3名の自衛官が誕生することを報告させていただきます。現在中学3年生の生徒さんは,難関で将来幹部になる少年高等工科学校に見事に合格,また現在コロナ禍において活躍している自衛隊看護師を育成する防衛医科大学看護学科に高校3年生女子生徒さんが,見事に超難関に合格いたしました。そして息子の後輩は海上自衛官候補生に合格,心からおめでとうございますとお伝えするとともに,自衛官募集広報に協力いただいた狛江市に改めて感謝申し上げます。  それでは,質問に移ります。  安心で安全なまちづくりのために,交通不便地域の対応についてです。  現在狛江市東野川三丁目,四丁目,そして世田谷区,狛江市民が利用している谷戸橋地域センターハイタウン折返場から喜多見駅行きの小田急バスが,8時9時は1便,10時11時は運行なし,それ以降の時間も1便しかない,まるでリスさんが出てくるようなバスの旅の山の奥のバスの運行表の状況で,私のところにも年配の方々から,病院や買物に行くのに不便になったと相談がありましたので,今回確認させていただきます。  まず初めに,ハイタウン小田急バス減便による対応を考えているのかの質問ですが,狛江ハイタウン折返場から喜多見駅,小田急バス減便について,市民からの陳情はどのようになっているのか,市の考えをお伺いいたします。 297: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 298: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 「狛江ハイタウン折返場~喜多見駅」系統の利用者より減便に対して相談を2件いただいております。また,小田急バスより減便の報告を受けた際には,日中,運行がない時間帯があることに対しては,影響を与える可能性があるのではと考え,空白時間帯をなくしたダイヤへの要望をしたところでございます。その後もお互いに狛江市以外からの要望などについても情報を共有し,対応しております。 299: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 300: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 市への相談があったということで,また狛江市以外の情報共有を行っているということも分かりました。では,小田急バスは市としての要望に対して何か回答があったのかお伺いいたします。 301: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 302: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 小田急バスからは,今回のコロナ禍の影響により,経営状況は著しく落ち込み,ゴールデンウイーク前後には前年比最大70%の減少を経験し,その後は若干の改善は見られるものの,20から25%の減少といった利用状況で推移している。こうした状況の下,運輸事業を継続的に運営させるため,やむなく2020年11月16日に全般において減回を中心としたダイヤ改正を実施した。バス車両や運転手などの限られた経営資源を有効活用し,利用実態に応じた運行計画を策定しているが,当該系統を調整するには,他のバス路線の見直しなどにより原資を捻出する必要があり,それに見合った採算性の確保や社会情勢など,総合的に検討する。そのため,早急な対応は困難だが,このたびの意見を真摯に受け止め,検討すると回答をいただいております。 303: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 304: ◯ 10番(栗山 たけし議員) コロナ禍で利用者減との理由もあると思います。もともとこのハイタウン折返場のバスは,それほど多くの利用者がいなかったと思います。逆に夕方,喜多見駅からの利用者は多いような状況を見かけました。しかし,お困りの方からの要望があることは確かです。小田急バスも意見を真摯に受け止めていただけるとのことで,期待いたします。  それでは,そもそもの話になりますが,この小田急バス路線とこまバスとはどちらが先に運行したのか教えていただきたいと思います。 305: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 306: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 小田急バスの「狛江ハイタウン折返場~喜多見駅」系統の運行開始は平成15年10月,こまバスの運行開始は平成20年11月であり,小田急バス路線が先に運行しております。 307: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 308: ◯ 10番(栗山 たけし議員) そうですね。こまバス北回りがいなげやを曲がり五小通りに行く路線が先にあり,狛江市境に大きなマンションが成城地域に完成後,小田急バス喜多見駅行きのバス,そして京王バスつつじが丘行きの路線バスが運行されました。しかし,バスが運行できない狭い道路のある東野川三丁目,四丁目付近の交通不便弱者の方がまだまだ大勢いらっしゃいます。この方々に対応する市の考えがあるのかお伺いいたします。 309: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 310: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 公共交通は様々な対策を講じながら維持継続していく必要があると考えております。東野川三丁目,四丁目付近は道路幅員が狭い地区もあり,バスの運行も難しい状況でございます。その上で,地域の実情に合わせたサービスなど柔軟に考えていくには,市や事業者だけではなく,地域全体でも支えていくという意識を持つことが大切であり,関係部課並びに類似自治体からの情報を収集しまして,研究してまいりたいと考えております。 311: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 312: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 確かに狭い道路地域です。都市計画道路が完成すれば,この状況は変わるのではないかと思いますが,また何年先のことか分かりません。  そこで提案ですが,せめて原状回復のために,バス事業者への増便などの要望をするに当たり,市からの支援も必要と考えます。谷戸橋地区センター前のバス折返場は,市と賃貸契約を結んで使用しているとお伺いいたしました。賃料を減免する支援を行うことはできないのかお伺いいたします。 313: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。 314: ◯ 副市長(平林 浩一君) 東野川三丁目,四丁目にお住まいの住民の皆様にとりましては,「狛江ハイタウン折返場~喜多見駅」系統のバス路線は,公共交通の一つとして重要であると認識しております。栗山議員からの今回の御提案も含めまして,市からの支援について何ができるか,これを検討してまいりたいと考えております。 315: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 316: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 副市長,ありがとうございます。ぜひ賃料を減免する支援対策の実現ができますよう,検討をお願い申し上げます。  ところで,現在この地域では「野川まちづくりグループ」が地域の問題解決でアンケート調査を行い,様々な地域の交流が実現できるよう構想を考えています。その中で,家の近くに路線バスが走っておらず,何とかしてほしいという声が多くありました。「野川まちづくりグループ」は,野川地域で最も人の集まるいなげやに着目し,この場所を拠点として新しい交通不便解消の案を作成しています。それはゴルフカートを利用した交通支援対策で,カートを数台運行し,バス路線のない狭い道路を周回する方法です。現在は輪島市でも運用されております。ゴルフをやる方は御存じかとは思いますが,電動カートは自動運転でき,運転も簡単,もし路上駐車があれば手動運転ですり抜けもできます。スピードは20キロ以下ということで安全な乗り物です。今後「野川まちづくりグループ」が協議会に発展すれば,市へ提案できると思いますので,情報が出ると思います。その節はどうぞよろしくお願いします。  では,次に関連しますが,2番のコロナワクチン接種時,高齢者や障がい者の移動方法についてお伺いいたします。  先日のほかの議員にもありましたが,確認させていただきます。コロナワクチン接種場所,現在答えられる範囲で教えてください。 317: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 318: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市における新型コロナワクチンの接種場所といたしましては,まず集団接種会場として上和泉地域センターと岩戸児童センターの2か所で設置いたします。あわせて,現在市内の各診療所やクリニック等の地域医療機関等で接種を行ういわゆる個別接種につきましては,現在医師会等と調整を行っております。 319: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 320: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 移動の難しい高齢者や障がい者のワクチン接種時の移動方法,それでは,その移動方法について市の考えをお願いいたします。 321: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 322: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 集団接種会場となる両センターにつきましては,いずれも駐車スペースの確保が難しい場所ではありますが,現在,遠方からでも無理なくおいでいただけるよう対応方法等を調整・検討してあります。 323: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 324: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 駐車スペースがないというのは,今回の対策が短期間でないので難しい検討課題です。では,もしもワクチン接種後,高齢者や障がい者の方が副反応で体調が悪くなったときの対応策,または連絡・訪問・移動について計画があればお願いいたします。 325: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 326: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ワクチン接種後に副反応により体調が悪くなった方への対応といたしましては,接種会場において,おおむね15分から30分,接種後の様子を見ることとしております。なお,集団接種会場につきましては,場内に接種後待機スペースを設けて看護師等を配置し対応させていただきます。また,アナフィラキシー等の発症に備え,応急治療を行うための救急処置用品として必要な物品を常備するとともに,発症者の速やかな搬送に資するよう,医療機関との適切な連携体制の確保に努めてまいります。  また,副反応を疑う症状について,接種を受けた方が受診を希望する場合,まずは接種した医療機関やかかりつけ医を受診していただくように促し,頻度の高い軽度の副反応について対応いたします。また,受診した医療機関で診察をした結果,専門的な対応が必要と判断された場合には,専門的な医療機関を紹介する流れとなっております。また,必要に応じて専門的な医療機関に円滑に受診できる体制を確保するために,都道府県において様々な症状に総合的に対応ができる医療機関に協力依頼を行うとともに,地域の医療機関に情報を提供することとなっております。 327: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 328: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 今までに経験のないことばかり,私も多くの年配の方から問合せがきます。私のかかりつけのお医者さんは調布の先生ですが,市民の方にも狛江市内のみとは限らないので,そのあたりの対応も検討をお願いいたします。ちなみに私の先生は,現在東京都コロナ対策会議にも出席されています。また,アメリカで医師をしている友人がいるそうで,既に2度目のワクチン接種をし,報道にあるように2回目,発熱や痛みの副反応はあったそうですが,2日で収まったそうです。できれば高齢者で不安のある方は月曜日など,翌日に病院が開業している日にワクチン接種すればいかがでしょうか。安心だと思います。休日前ですと救急車を呼ぶようになり,そうでなくても大忙しの救急搬送がパンク状態になると思われますので,その辺の検討もお願いいたします。  それでは,次の質問に移ります。  2番,子供たちの安全対策について。  多くの議員も朝の登校の見守り活動をされていると思いますが,狛江通り,松原通りの朝の渋滞が原因で,通り抜け車両が多い状況を確認させていただきました。  まず1番の通学路通行禁止時間,また通り抜け車両の対策について質問させていただきます。
     車両通行禁止時間帯を決めているのはどこかお伺いいたします。 329: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 330: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 車両通行の禁止につきましては,地域住民の方々の賛成が必要となります。禁止時間帯につきましては,地域や学校,幼稚園,保育園など通行禁止により影響が出る区域内に関係のある方々と,交通管理者と道路管理者の協議によって決定することになります。 331: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 332: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは,上記時間帯違反行為の罰則はあるのか教えてください。 333: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 334: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 通行禁止場所通行違反として,反則金7,000円・減点2になります。 335: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 336: ◯ 10番(栗山 たけし議員) そうですよね,交通違反です。  次に,道路の標示板と,道路面標示の管轄を教えてください。 337: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 338: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 標識・路面標示とも交通規制に関する管轄につきましては交通管理者,それ以外,法定外標示の管轄につきましては道路管理者となります。 339: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 340: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 交通管理者ということは警察,そして道路標示については狛江市の道路課も絡んでいると思います。  次に,元市の職員OBの方から,これを絶対聞きなさいということで,今回確認させていただきます。通行禁止処置として,時間帯にバリケードは勝手に設置できるのかお伺いいたします。 341: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 342: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 交通管理者や道路管理者と協議し,自主管理の下,規制時間帯を守っていただくことが条件になります。 343: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 344: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 自主管理ということで,このバリケード対策は,行う方がいなくなってしまったら終わってしまうと思います。以前建設環境委員会で視察いたしました新潟県で行われておりますライジングボラード,機械式でタイマーで通行禁止時間にラバー状のボールが道路に突き出てくるシステムで,このポールで車両の通行を防ぐ無人の大変便利なものでした。これに関しては国土交通省のホームページにも紹介がありましたので,御確認をお願いいたします。  私は,以前自分の事務所前,御台橋交差点で見守りを行っておりました。今年になり,ハイタウン小鹿幼稚園前みつおさ横断歩道で見守りを行っています。とにかく朝の通行禁止時間帯の通り抜け車両が多い。しかもスピードを出した車の多いことにびっくりしています。できたらスピード違反なども調べていただきたいと思います。そもそも私は,横断歩道のある道路に立って見守りを行っています。道路交通法では,横断歩道に人がいたら必ず一時停止する,これが法律です。すなわち私も人です。渡ろうとはしていなくても一時停止しなければならない。でもほとんどの車が止まらない。全て交通違反です。こんな危険な運転をする運転者を排除するためにも,ぜひさらなる交通安全対策の検討をお願いいたします。  ちなみに私が米軍の敷地内で仕事をしていたとき,敷地内はアメリカの法律社会でした。事前の注意,スクールバスは運行中及び停車中の追い越しは絶対禁止。一時停止も当然禁止と説明を受けて作業にかかりました。そこで作業員が国内の道路のつもりで運転しておりまして,中途半端な一時停止をしたところ,MPに発見され,実弾入りの自動小銃で構えられ,作業員は東北人で高齢者で英語が分からない人でしたが,車からホールドアップの状態で即逮捕されました。その後,座間の総司令部で私も呼ばれ,みっちり怒られました。アメリカ人の子供の安全に対する意識の強さに驚きました。  しかし,急いでいる現在の運転者に対しては,何を言っても無理だと思います。毎日警察で取り締まりするのは範囲が大きすぎて不可能だと思います。車の通り抜けができないような対策が事故が起きる前に必要と考えますので,重ねて検討をお願いいたします。  次に,ある保護者の方からのお願いがあったのでお伺いいたします。  2番目,コロナ対策小・中学校のサージカルマスク(不織布)の常備状況について質問させていただきます。  コロナ禍において,小・中学校でマスク使用に関するトラブル,またはクレームなどがあったのか,教育部長にお伺いいたします。時間がありますので,ごゆっくりお答えをお願いいたします。 345: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 346: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 子供たちは,校内において,原則マスクを着用して学校生活を送っております。長時間着用しているため,どうしても息苦しさを感じる子供,口周りに過敏な子供などは,マスクを外してしまうことがあるようです。そうした状況のあることを気にされた同学年の保護者などの方から,子供たちへのマスク着用徹底に関する要望が学校に上がったことがありました。  また,学校へ子供たちを迎えに来る保護者が,校門の周辺でマスクをしないで話をしているので注意をしてほしいとの保護者からの要望が教育委員会にもありました。 347: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 348: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 市として,マスクは不織布,または布,ウレタンの材質について推奨しているのかお伺いいたします。 349: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 350: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校に対して,通常の学校生活を過ごす上でのマスクの材質について,具体的に指示をしていることはありませんが,音楽の授業などにおいて合唱を行う際は,クラシック音楽公演運営推進協議会の「声楽・合唱における飛沫感染リスク実証実験」の報告を参考に不織布マスクを着用するよう指示を行っております。 351: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 352: ◯ 10番(栗山 たけし議員) では質問ですが,保護者の方より金銭的に不織布マスクが購入できない家庭の子供が,安いマスクといいますか,手作りもあると思うのですけれども,いじめられる可能性があると言っていました。学校で不織布マスクを常備し提供するのか,それともマスクは現状で問題がないかをお伺いいたします。 353: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 354: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現状として,学校にて着用していただいているマスクは手作りのものも含めて皆さん様々ですが,通常の学校生活を過ごす上でのマスクの材質については,特に問題はないと考えてございます。  なお,先ほども申し上げましたように,合唱の際のみ不織布マスクを着用するよう指示しており,市内小・中学校に児童・生徒用の不織布マスク及びマスク入れを配布したところでございますので,必要に応じて学校として活用していただければと考えております。 355: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 356: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 分かりました。現在マスクについて様々な報道がされ,多くの保護者の方がどうしたらよいのか,不安に思われております。マスコミ報道に流されない,しっかりとした情報発信をお願いいたします。  では,最後の質問です。  3番,市民提案制度まちづくり協議会が増えてきている状況を鑑みて,市の職員体制について質問していきます。  質問1です。「市民等によるまちづくり提案制度」,市としての考え,狙いは何かお伺いいたします。 357: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 358: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市まちづくり条例は,市民,事業者及び市の協働による望ましいまちづくりを計画的に推進することを目的としており,同条例第4条には,市民等は自発的にまちづくりに参加する権利を有すると規定があります。  市民等がまちづくりの活動に参加しやすくなるように,平成30年10月に条例改正を行い,まちづくりグループを登録制として設置し,まちづくりグループが地区まちづくり協議会やテーマ型まちづくり協議会への認定を経て活動を行い,地区まちづくり構想やテーマ型まちづくり構想の提案ができる制度となっております。市民の皆様が身近なまちづくりについて考え,御提案いただくことで,協働による望ましいまちづくりが推進できると考えております。 359: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 360: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは,今まちづくり推進課で配布している東京都都市づくり公社のまちづくり支援事業について説明をお願いいたします。 361: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 362: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都都市づくり公社のまちづくり支援事業については,一定の要件がありますが,まちづくり相談費の助成やまちづくり活動費の支援があります。  まちづくり活動を進化させていきたい場合には,引き続きまちづくり活動費の支援,まちづくりの基本調査費の支援,まちづくり施設整備費の支援があります。先ほども申し上げましたが,支援には要件がありますので,詳しくは東京都都市づくり公社へ御確認をお願いいたします。 363: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 364: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 分かりました。公社への確認が必要ということで,やってみます。  それでは,現在登録中のまちづくりグループで,まちづくり協議会への申請数について教えてください。 365: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 366: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まちづくりグループは,現時点で6グループの登録があります。そのうち1グループが地区まちづくり協議会認定申請書を提出されております。 367: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 368: ◯ 10番(栗山 たけし議員) まだ協議会がない狛江市として,認定されれば初の協議会になると思います。  それでは,違う観点から,まちづくり推進課は,新たな地区計画など,さらにはマスタープラン改定に向けて多忙な状況だと思いますが,人員は足りているのでしょうか,お伺いいたします。 369: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 370: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まちづくり推進課は,現在都市計画マスタープランの改定,立地適正化計画の策定を進めております。また,多摩川住宅地区及び和泉本町四丁目周辺地区の地区計画変更,水道道路及び調布都市計画道路3・4・16号線岩戸北区間の整備を見据えた周辺のまちづくり方針の検討を進めております。また,今後都営狛江アパート周辺地区のまちづくりについても検討することが必要と考えております。そのほか,生産緑地や都市計画審議会,まちづくり条例の手続等の業務を行っております。  まちづくりについては関わる範囲が広く,都市計画チームやまちづくり推進チームの垣根で区分けできない業務もあり,係ではなく担当制としており,事業等に応じて各担当の垣根を越えて横断的に職員を配置しながら,限られた人員で対応しております。 371: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 372: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 守備範囲の広い業務ということで,我々自由民主党・明政クラブも水道局用地に都立公園誘致についてはどんどん都に要望してまいります。もしそれが進めば,またさらなる業務が増えると思います。限られた人員で対応ということです。  まちづくり協議会が新規に登録されると,その活動に職員は関わるのでしょうか。他の自治体では,各協議会の活動に職員が参加していると,狛江市派遣講師の奥村玄先生がおっしゃっていましたが,狛江市ではどうなっているのかお伺いいたします。 373: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 374: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まちづくり協議会はまちづくり条例に基づく市民によるまちづくり提案制度の一環ですので,市職員は活動に携わるのではなく,市民主体でまちづくりを考える活動をしていただいております。  しかしながら,協議会で話し合う議題等については,職員がオブザーバーとして参加することが望ましい場面も想定されると思っております。その場合も,先ほど御答弁しましたように,各活動の内容等に応じて各担当の垣根を越えて横断的な職員体制で対応することも想定されると思っております。 375: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 376: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 私は,現在横浜のまちづくり協議団体の横プラというオンラインセミナーに参加し,勉強させていただいておりますが,現職職員はこの会ではおりませんでした。ただ,元行政職員の方が多く参加されておりまして,的確なアドバイスがあり,とても参考になりました。自由な意見の中にも,いかに効率よく,法的に支障があれば,それに対応できるアドバイスがあり,市民団体が好きに集まり様々な発想で提案するのは夢があってよいと思います。しかし,やはり財政などを考え,将来への負担を減らすのも必要です。まずは地域の多くの声が必要と感じました。  では,まちづくり協議会は,構想案が市へ提出することができますが,現在改定中のマスタープランに反映ができるのかお伺いいたします。 377: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 378: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地区まちづくり協議会では,地区の特性に合った基準・ルールの導入,地区のまちづくりに関する目標などをまちづくり構想として提案することができます。現在,都市計画マスタープランは令和4年度の改定に向けて検討を進めており,反映できるかは提案の時期や内容によるものでございます。  今後のまちづくりは,地域住民が主体となって考えることや,官民が連携したまちづくりが重要だと考えております。地区まちづくり構想の提案内容が,市のまちづくりに有益であった場合には,市は地区計画等,都市計画法に規定する都市計画の決定等の提案,地区まちづくり計画等,市のまちづくりに関する提案等に活用するように努めてまいります。 379: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 380: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは,今後のまちづくりは,地域住民が主体になって考えることや,官民が連携したまちづくりが重要,やはりそこですね。協議会活動は,任意の市民団体とは,市の対応はどう違うのか教えていただきたいと思います。 381: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 382: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地区まちづくり協議会やテーマ型まちづくり協議会による活動は任意団体によるまちづくり活動とは異なり,まちづくり条例に基づく手続を経て行うものです。市ではそれらの活動に対する支援制度を用意しているほか,条例に基づく各協議会から出された提案に対して,市の見解を示すこと等も定められております。 383: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 384: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 答弁ありがとうございました。  今回は,まずまちづくりグループ,協議会が今後増えてくる上で,まちづくり推進課の体制の確認をさせていただきました。どう考えても今の課の人員では対応はし切れないことが予想されます。せっかくの条例からの制度なので,途中で協議会が解散するようなことがないように,市としても市の職員バックアップ体制の検討をお願いいたします。私もお手伝いして参加しているまちづくりグループ活動は,地域の困り事をしっかりとアンケート調査し,勉強しています。今実現できることや,さきに述べましたが,交通不便地域の解消など,将来の地域まちづくり構想も考えています。  私の住んでおります野川地域は,狛江市の北部にありますが,トータル2回アンケートをやったそうで,500を超える市民,市民というより地域の方々,結果をいただきました。先ほどの議員も質問しておりましたが,野川地域の方からは,市民センターについては1つも要望がありませんでした。それよりも,遠くに行かず近くで集えるコワーキングスペース,道路を使用した遊び場,緑道公園を利用したのんびりとしたスペース,オープンキッチンスペース,多くの子供たちのアイデア,そして交通安全問題解消,商業施設の誘致など,本当に近くにあれば便利との回答が,これ自由回答で私たちが誘導した質問じゃありません。自由に書いてくださいといって回答があったそうです。  それと,前回の一般質問で谷田部議員より,昔の狛江のまちづくりには野川,いなげや付近になると思うのですけれども,にぎわいゾーンというのがありました。今回のマスタープランには表記はされていません。ぜひとも今のコロナ禍,生活習慣も変わります。これがずっとこれからも続くのではないかなと私は考えておりますので,狛江の魅力,いつまでも住み続けたい野川地域のために,地域の皆様と一生懸命頑張ってまいります。どうか狛江市の御支援,御協力をお願いしまして,全ての質問を終わらせていただきます。 385: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。     午前11時47分 休憩     午後 1時30分 開議 386: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。9番しの浩司議員。 387: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 質問通告に従いまして,大きく1問質問させていただきます。  教育環境について,まずはいじめ問題についてです。  「2019年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果が2020年10月22日,文部科学省から公開されました。いじめの認知件数は,前年度より6万8,563件増え,過去最多の61万2,496件となりましたが,これについてどのように捉えているのかお伺いいたします。 388: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 389: ◯ 教育部長(上田 智弘君) いじめの認知件数の増加につきましては,いじめ防止対策推進法における「いじめの定義」に基づいた認知が積極的に行われるようになったことが大きな要因であると考えております。文部科学省の見解としましても,「いじめを認知することは,「いじめを初期段階のものも含めて積極的に認知し,その解消に向けた取組のスタートラインに立っている」と極めて肯定的に評価している」とされております。 390: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 391: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 単純に認知件数が増えただけではなく,年々児童・生徒数が減少し,いじめの認知件数と反比例の構造となっています。これだけを見ると,いじめの数が急速に増えているという印象を受けますが,これについてはどのように捉えているのか伺います。 392: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 393: ◯ 教育部長(上田 智弘君) いじめの認知件数につきましては,機械的に数えるものではないと認識しております。現在のいじめの定義は,平成25年度からのもので,以後,法の定義に基づく認知の在り方については全国的な課題とされております。先ほども申し上げましたとおり,「いじめの定義」に基づいた認知が積極的に行われるようになった結果が大きな要因であると推察されるため,児童・生徒数の増減とは関係性を結びつけて考察することは妥当ではないと考えております。 394: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 395: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,狛江市内の状況をお伺いいたします。 396: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 397: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 平成31年度における狛江市のいじめ認知件数は,小学校では19件,中学校では25件となっております。
     傾向といたしましては,小学校では半数以上を高学年が占めております。中学校では第1学年が7割以上を占めております。 398: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 399: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 答弁にありました「いじめの定義」ですが,1986年に「自分より弱い者に対して,「一方的」に身体的あるいは心理的な攻撃を「継続的」に加え,相手が「深刻な」苦痛を感じているもの」と定められてから,時代に合わせて3度の変更・追加があり,2006年には,「一方的に」「継続的に」「深刻な」といった文言が削除され,現在では「いじめとは児童生徒に対して,当該児童生徒が在籍する学校に在籍しているなど当該児童生徒と一定の人的関係にある,ほかの児童生徒が行う心理的または物理的な影響を与える行為」と変更されています。  ぴんとこないので,社会心理学者の碓井真史(うすいまふみ)氏の「子どもでもわかるようにいじめ防止法を解説」からお借りして分かりやすく言えば,「子ども(児童生徒)が,ある子どもを心理的,物理的に攻撃することで,いじめられている子の心や体が傷ついたり,被害を受けて苦しんだりすること」となり,「普通の子なら,このていどやられても平気だよ」ではなく,「その子が傷つけば,いじめです」とされています。  認知案件があることは,個々の行為がいじめに当たるか否かの判断を,表面的・形式的に判断せず,いじめられた児童・生徒の立場に立って大きな案件にならないよう,認知された結果と考えます。  それでは,認知された案件について,その後どのように対応しているのかお伺いいたします。 400: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 401: ◯ 教育部長(上田 智弘君) まず,いじめは各情報を基に「学校いじめ防止委員会」において認知され,学校いじめ防止委員会において,事案への対応策が協議されます。ケースによって詳細な流れは異なりますが,被害児童の安全を確保しつつ,まずは聞き取り等による事実確認が行われ,その内容に基づき,加害児童に指導したり,被害児童へのケアを行ったりします。  また,いじめの認知につきましては,認知した時点で教育委員会に報告することになっております。 402: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 403: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,認識案件の解消の状況についてお伺いいたします。 404: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 405: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各案件につきましてはおおむね解消に至っていますが,残念ながら人間関係のこじれや卒業等により,解消に至っていないケースもあります。このような事案については,各学校において児童・生徒の安全確保を第一に,解決に向けて小中の連携も取りながら,組織的な対応を行っております。  教育委員会としましても,学校からの状況報告を基に,学校に対し指導・助言を行っております。 406: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 407: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 解決されていないものについては,引き続きよろしくお願いいたします。  それでは各案件についてはおおむね解消に至っているとのことですが,何をもって「いじめが解消された」と判断するのかをお伺いいたします。 408: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 409: ◯ 教育部長(上田 智弘君) いじめの解消につきましては,「いじめに係る行為が止んでいること」や「被害児童・生徒が心身の苦痛を感じていないこと」と文部科学省から示されております。  そのため,「指導したから終わり」ということではなく,いじめの行為が一定程度解消が見られた状態でも,少なくとも3か月継続していることを目安としておりますが,被害の重大性などから,さらに長期の期間が必要であると判断される場合は,より長期のケア及び観察を行うことにしております。 410: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 411: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 一見いじめが解消されたように見えましても,その後も被害児童・生徒のサポート,また再発しないように見守っていただいているということを確認しました。  では,根本的にいじめを生まない,許さない学校づくりが非常に重要であると考えますが,いじめが起こらないようにするために,どのような取組がされているのかお伺いいたします。 412: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 413: ◯ 教育部長(上田 智弘君) いじめ問題は,いわゆる「人権問題」でもあり,解消のためには,第一に人権教育に関する指導の充実に努めるなど,計画的,継続的な指導が必要です。各学校においては,人権教育全体計画,年間指導計画に基づいた人権教育を実施しております。  あわせて,昨年度の狛江市人権教育推進委員会においては,主題を「いじめ問題について,みんなが主体的に考える」,副題を「いじめを生まない,許さない」と設定し,各学校において,いじめ問題をテーマに,複数単位時間の道徳科の授業の実施や,道徳科の授業と他教科や特別活動などと関連づける取組を推進しております。  また,親和的な人間関係もいじめの未然防止には欠かせないことから,親和的な学級づくりのための具体的な取組としまして,hyper-QUの活用があります。  教育委員会といたしましても,各学校におけるhyper-QUのコンサルティングをはじめ,教育委員会主催の若手教員研修や小・中連携推進事業かけはしプロジェクトなど等においても取り上げ,親和的な学級づくりのための取組を支援しております。  ただ,これらの取組を形式的に行っているだけでは,求められる成果を上げることは限界があります。子供は大人の考え方や行動を見て育ちます。「「いじめはしない,させない,見逃さない」ということを学校の教職員だけではなく,保護者や地域の様々な立場の方を含めた全ての大人が範を示す」,これが何より大切であると考えております。 414: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 415: ◯ 9 番(しの 浩司議員) いじめについて早期発見早期解消を目指した様々な取組がなされていることを確認いたしました。それぞれの取組については,また機会をつくって詳しくお伺いしたいと思います。  また,今の答弁で「子供は大人の考え方や行動を見て育ちます。「いじめはしない,させない,見逃さない」ということを,学校の教職員だけではなく,保護者や地域の様々な立場の方を含めた全ての大人が範を示す」,これが何より大切とありました。  まず,防止という意味からすれば,当然いじめる側にならないように指導するのが最も重要であり,これは御家庭でも折を見て十分お話をしていただければと思います。  学校に任せるだけではなく,保護者,また地域の連携を生かし,細かい変化も見落とすことなく,児童・生徒の学校生活,また地域での生活が安心・安全で健全に送れるよう,私も引き続き協力してまいりたいと思います。  続きまして,タブレットの利用方法,ネット環境についてお伺いいたします。  児童・生徒1人1台端末が実現し5か月が経過します。これは当初の予定よりも前倒しの実現であり,市内の保護者からは大変喜ばれていると認識しております。  また,他自治体の方とお話をすると,「狛江ってすばらしいね」「うらやましい」との声をいただきます。  しかし,道具を入れただけでは無意味となりますが,現在どのような活用方法になっているかをお伺いいたします。 416: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 417: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各学校において,1人1台端末を日常的に活用することにより,タブレット端末を「文房具」として自由な発想で活用できるようにし,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善に生かしております。  具体的には,児童がタブレット端末を持ち帰り,町のお勧めスポットの写真を撮り,クラスでお勧めスポットを紹介する取組やプレゼンテーションソフトで編集して発表する取組,教員がクラウド上に課題を出し,それに対する回答をグループや個人で作成,提出し,その提出された課題に対し教師のコメントを返す取組等,様々な授業においてタブレット端末を日常的に利用した取組を行っております。  また,1人1台タブレット端末の配備により,従来ではなかなか伸ばせなかった個の資質・能力を主体的に育むために,クラウド上で学習を進めておりますので,今後は,スタディログと言われる学習履歴などのデータを活用し,活用状況を可視化したり,学習の進捗状況を確認したりするなどして,子供たちがスモールステップを踏んで学習ができる環境を整えて,学びの充実を目指してまいります。 418: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 419: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,ビデオ通話機能を活用した取組も可能になったとのことですが,どのような活用が図られているのかお伺いいたします。 420: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 421: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ビデオ通話機能を活用した取組といたしましては,例えば特別支援教室の拠点校と巡回校で,子供同士がタブレット端末を使用したビデオ通話を行い,ふだんなかなか接することのない相手とコミュニケーションを図るためにはどのような点に気をつければよいかを学ぶことができた事例が報告されております。このほか,自閉症・情緒障がい固定学級において,通常の学級での授業をタブレット端末で撮影してライブ配信することにより,集団の中で自己表現をすることが苦手な児童が,別室でその授業を視聴する形で学習に参加することができた事例も報告されております。 422: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 423: ◯ 9 番(しの 浩司議員) タブレットの導入によって,早速,通常の授業以外にも特別支援教室での活用など,それぞれの個性に合った活用がされているようで,今後も幅広い活用を期待いたします。  また,冒頭の答弁で「日常的に活用する」とありました。これまでは「積極的に活用する」とされ,どちらかといえば教員が積極的に使わせるような印象を持っておりましたが,「日常的に活用する」は,使う側である児童・生徒が当たり前に自分の能力を生かし,そのものの能力を生かし活用することができるようになっていることの表れではないかと思います。児童・生徒の進捗に合った,他に先駆けた活用を今度もよろしくお願いいたします。  さて,教員にもこういったものの取扱いに得意不得意があると思いますが,活用方法を考える教員が限定され,負担が偏っていないか。また,授業に偏りがないかを伺います。 424: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 425: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ICT機器の取扱いにたけている教員もいれば,そうでない教員もいることは確かであり,格差を是正するために,利活用に向けた研修会などを開催しております。令和2年の9月から月に1回,GIGAスクール構想推進委員会を開催し,各学校からGIGAスクール構想の中核となる担当者が参加し,タブレット端末の利活用に向けた研修会や協議会を実施しております。各学校の担当者はこの連絡会で得られた情報を基に校内研修会を開催し,全教職員への利用方法について説明することにより,全教職員でタブレット端末を活用した授業を展開できるように進めております。また,GIGAスクールサポーターを学校に派遣し,校内研修会等を開催することでも,全教職員のタブレット端末の日常的な活用の実現につなげております。このような校内研修会を定期的に実施することにより,教員のタブレット活用能力が向上され,一部の教員への負担や授業への偏りは軽減されるものと考えております。 426: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 427: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 偏りのないような取組をしっかりされているということでございます。不得意な方にとっては大変なこととは思いますが,今後の自分自身のためにもなると思いますので,ぜひスキルアップしていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  今回の緊急事態宣言では,しっかりとした対策の下,休校とならなかったことには感謝いたします。しかしながら,まだ不安が続く中,今後,万が一再度休校措置となった場合のタブレット端末の活用について,どのような対応が考えられているのかお伺いいたします。 428: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 429: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 5月末までに実施された休校期間では,オンラインでの試験的な学級活動や積極的な授業動画の配信を行っておりましたが,1人1台タブレット端末の配備により,小テストを行ったり,課題をやり取りしたりするなど,休校期間でも学校と家庭がインターネット上でつながることにより,児童・生徒の学びの機会の保障が確保されます。  そのため,現在,各学校において,児童・生徒がタブレット端末を家庭に持ち帰った際,各家庭のWi-Fi等のネット環境がどのようになっているかなどについても確認しているところです。  なお,現在も様々な理由から学校に一定期間登校できない状態になっている児童・生徒に対して,タブレット端末を活用して授業のライブ配信を行っておりますので,仮に再度休校措置となった場合でも,授業のライブ配信など適切に対応することが可能となっております。 430: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 431: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 既に理由があって家庭で授業を受けなければならないケースにも対応していることで,「休校になったから」ではなく,万が一「休校になったとしても」に即対応ができることを確認いたしました。  これについては,今後,新型コロナ以外で,例えばインフルエンザで学級閉鎖になった場合でも対応できるという,大変期待の持てる取組であるのではないかと評価いたします。  次に,通信ネットワーク環境(校内LAN)について現状と今後の見通しについてお伺いいたします。 432: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 433: ◯ 教育部長(上田 智弘君) GIGAスクール構想による1人1台タブレット配置により,アクセスが集中し通信速度の低下や校内のアクセスポイントのエリアが課題となっていました。そこで,令和2年12月末までに回線をケーブルテレビ回線から光回線に替えるとともに,校内アクセスポイントの整備をすることにより,児童・生徒がタブレット端末を使った学習ができるよう校内通信ネットワークの整備を行いました。  今後,授業で使用するソフトウェア活用回数が増えていくことが予想されるので,通信量や活用方法について把握することで,安定した通信を確保していくことを考えております。 434: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 435: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 通信環境についてはまだ課題もあると聞いておりますが,これについては市だけでどうにかなることでもないと認識していますので,これからも国・都としっかりと連携して,早期充実に取り組んでいただくようお願いいたします。  続きまして,教員の働き方改革についてお伺いいたします。  平成30年に「学校の働き方改革プラン」が策定されましたが,どのようなものか伺います。 436: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 437: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 本プランにつきましては,教員の働き方を見直し,教員が健康で充実して働き続けることができるよう,業務改善に取り組み,学校の指導体制の整備を計画的に実行するために策定したもので,教員一人一人の心身の健康保持の実現と,誇りとやりがいを持って職務に従事できる環境を整備することにより,学校教育の質の維持向上を図りことを目的としております。 438: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 439: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 最終年度である今年度はコロナ禍で御苦労も多かったと推察できますが,平成30年度から平成32年度までの3か年の計画期間中,目的に対してどのような成果があったのかをお伺いいたします。 440: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 441: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 本計画では,目的の実現に向け,取組の方向性を定め,様々な取組を実施してまいりました。まず「在校時間の適切な把握と意識改革の推進」につきましては,出退勤システムの導入や学校閉庁日の設定,勤務時間外の電話に対する音声対応装置の導入など,教員の在校時間を適切に把握するとともに,働き方の見直しに向けた意識改革に資する取組を行いました。  次に,「教員業務の見直しと業務改善の推進」では,給食費の公会計化や校務システムの導入,小学校への包括的設備管理の導入など,教員業務の見直しと業務改善に資する取組を行いました。加えて,「学校を支える人員体制の確保」と「部活動の負担軽減」では,共同事務室の設置や支援員の配置,部活動指導員の導入など,学校事務機能の強化や教員の負担軽減に資する取組を行いました。  今年度につきましても,新型コロナウイルス感染症の拡大により実施時期等に遅れが生じるなどの影響はありましたが,計画どおりの取組を進められたと考えております。 442: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 443: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,学級編成の標準を下げる35人学級について,教員の働き方改革という視点から,こうした学級編成にはどのような影響を及ぼすことが考えられるのかをお伺いいたします。 444: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 445: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学級編成の標準が40人から35人に引き下げられることで,子供たちに対するより細やかな指導の充実が図られるものと期待しております。その上で,学級全体の児童・生徒数が減ることにより,評価や諸帳簿等の事務は軽減され,教員の働き方改革につながるものと考えております。  なお,35人学級になっても,これまで行われてきました少人数指導に対する加配教員の配置は継続される予定となっております。 446: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 447: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 少人数の学級編成について,子供側のメリットだけではなく,教員の働き方改革につながるのであれば,先日の山田議員とのやり取りで課題も挙げられてはいましたが,スムーズに進められることが望まれます。よろしくお願いいたします。  それでは,来年度以降の取組についてお伺いいたします。 448: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 449: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現計画におきまして一定の取組は実施できたと考えておりますが,計画の総括などを行いまして,必要に応じて計画の改定を行うなど,引き続き教員の働き方改革に資する取組を継続してまいりたいと考えております。 450: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 451: ◯ 9 番(しの 浩司議員) プランの中には,「勤務時間外の問合せ対応の負担を減らすために,留守番電話やメールによる連絡体制を整えます」とありますが,遅刻・欠席などの連絡をメール等,Web利用をする仕組みがつくれないかどうかお伺いいたします。 452: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 453: ◯ 教育部長(上田 智弘君) Webやメールなどを活用した学校への遅刻・欠席などの連絡方法としては,PTAが導入しているミマモルメを活用する方法や,児童・生徒1人1台の配備が終了しているタブレットを活用する方法など,取組可能な状況が整いつつありますが,運用方法など検討すべき事項も多いことから,引き続き検討すべき課題と認識しております。いずれにしましても,教員の負担を減らしていくことが主眼となりますので,より最適な方法となるよう検討を進めてまいりたいと考えております。 454: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 455: ◯ 9 番(しの 浩司議員) ミマモルメはあくまでもPTAが契約しているものと認識しており,これを活用するにしても,個人情報の扱いなど,学校,保護者の責任の所在等,課題が多くあると認識しております。おっしゃるとおり,教員の負担を減らしていくことが主眼ですので,慎重かつ迅速な対応をお願いいたします。  続きまして,コロナ禍における今後の部活動のあり方についてお伺いいたします。  緊急事態宣言下で全ての部活動が中止になっているのでしょうか,これについてお伺いいたします。 456: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 457: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 緊急事態宣言下においては,中学校における全ての部活動が活動中止となっております。その上で,タブレット端末を活用して,部活動単位で,再開後の練習の仕方や内容について話し合ったり,家庭内でできる取組を提案し合ったりするなど,リモートによる部活動の取組も考えられるのではないかと学校のほうで検討を行っております。 458: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 459: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 現在,部活動は中止となっていますが,そのこととは別に,ここでもタブレット端末の有効活用についての可能性を探られていることが分かりました。ぜひこれは推進していただきたいなと考えます。
     1月8日に文部科学省より出された通知「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を踏まえた小学校,中学校及び高等学校等における新型コロナウイルス感染症への対応に関する留意事項について」では,決して中止にすべきということではないように受け取れますが,どのような判断でしょうか。また,生徒の体力低下を心配する声も多く聞かれますが,その対応についてお伺いいたします。 460: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 461: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 本通知の趣旨といたしましては,新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が行われたことを受け,各学校及び学校の設置者においては,本通知の留意事項を踏まえて,感染症対策の総点検を行い,感染対策を一層徹底させることになると受け止めております。  また,東京都教育委員会では,都立学校において緊急事態宣言下にあっては,部活によるクラスター発生を受けて,全ての部活動が中止していることや,近隣自治体の動向を注視してきたところ,多くの自治体において部活動を中止していること,市内の感染者が増加していることなどを踏まえ,狛江市としましても,緊急事態宣言下にあっては部活動を中止すると判断したところでございます。  各中学校における生徒の体力低下への対応といたしましては,朝や放課後の時間を活用して生徒が運動する場を提供し,運動機会を確保することにより,体力の維持・向上を図っているとの報告を受けております。 462: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 463: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 基本的に部活動は行っていませんが,可能な範囲で工夫されていることが分かりましたが,これについては各校差のないようにお願いしたいと思います。  それでは,今後についてどう考えているのかお伺いいたします。 464: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 465: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 緊急事態宣言の解除に伴い,部活動の再開を予定しております。今後につきましても,国,東京都及び狛江市の感染症対策方針に基づきながら,各学校に指導・助言を行うとともに,各学校と緊密に連携協力して感染症への対応を進めてまいりたいと思います。 466: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 467: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,社会教育関係団体の活動場所である学校開放についての現状をお伺いいたします。 468: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 469: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校開放事業につきましては,教育活動で使用しない時間帯に限り,学校の協力を得て,学校施設の一部を市民の皆様へ開放している事業でございます。  皆様には大変御不便をおかけしているところではおりますが,現在の緊急事態宣言下におきましては,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,各学校の部活動を中止にするなど,学校の教育活動もままならない状況ですので,社会教育関係団体や施設利用団体の皆様への学校施設の開放につきましても,感染拡大防止の観点から現在は中止とさせていただいています。 470: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 471: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 現状では感染拡大をさせないために,より慎重に最大限に注力されていることと理解いたします。しかし,課題はあるものの,部活動,施設利用が行われている自治体もあると聞いております。万が一,今後緊急事態宣言が発せられた際には,当然賛否が分かれる部分があるとは思いますが,他自治体を参考に一歩進めた取組も必要ではないかと考えますので,引き続きこういったことについては調査・研究をお願いしたいと思います。  続きまして,通学路についてです。  2月13日,福島県沖でマグニチュード7.3,福島県・宮城県で震度6強を観測する地震が起きました。これにつきましては,被災された方々にはお見舞い申し上げます。  狛江市でも震度4が観測され,通学路において倒壊のおそれのある建造物について心配しましたが,主に空き家に関わるものについてどの程度把握しているのかお伺いいたします。 472: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 473: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 通学路に限ったものではございませんが,倒壊のおそれのある空き家等について,平成28年度に実施した市内全域の実態調査及び以後の継続的な現地確認,市民からの情報収集等により,おおむね把握していると考えております。 474: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 475: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 今回の地震にあって,その箇所の状況についてお伺いいたします。 476: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 477: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 特に地震による被害の可能性があると考えられる,傾斜が見られる家屋や塀を有する空き家等について,現地確認をいたしましたが,地震の影響は見られませんでした。また,今回の地震に起因する,市民からの空き家等被害の情報も寄せられておりません。 478: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 479: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 実際目に見えて危険であると相談されている空き家等もあり,地震翌日,私も全部ではないのですけれども,そういったところがある通学路を見回りいたしました。答弁にあるように,影響が目に見える箇所はないようでしたが,引き続きしっかりとした対応をお願いいたします。  調布都市計画道路事業3・4・2号水道道路線の事業認可取得となり,これまで近隣にお住まいの方やPTAからも多くの要望があった,水道道路の拡幅工事が進むこととなります。  先日,佐々木議員も質問されておりましたが,これまでも私を含め自由民主党・明政クラブの同僚議員,また先輩議員も議会で取り上げ,私自身,平成26年にはPTA会長として当時の都知事に要望書を提出していることもあり,改めまして今後の予定についてお伺いいたします。 480: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 481: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 調布都市計画道路事業3・4・2号線水道道路線につきましては,東京都が施行する路線で,令和3年2月9日に事業認可が告示されました。今後の見通しとしては,用地説明会の後,用地取得等を進め,整備していくと伺っておりますが,コロナ禍の影響も加味しながら用地説明会の開催時期や方法について検討する予定と伺っております。  道路整備により幅員16メートルが実現され,歩道,車道ともに交通量に対して十分な幅が確保されることにより,通行に伴う安全性が向上すること,調布都市計画道路3・4・16号線の整備により幹線道路ネットワークが構築され,また多摩川沿いの橋梁間のネットワークによる防災機能の向上が図られます。  なお,認可期間は令和12年3月31日までとなっております。 482: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 483: ◯ 9 番(しの 浩司議員) これから進むことではありますが,事務的な対応だけではなく,この事業の積極的な推進を強く要望いたしますが,それについてはいかがでしょうか。 484: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 485: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 事業主体は東京都ではありますが,地元自治体として早期整備に向けて必要となる地元調整や市民からの相談への対応等,協力は引き続き行ってまいります。 486: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 487: ◯ 9 番(しの 浩司議員) これについては,早急に進められることを望まれる方がいる一方,計画線にかかり不安を持たれる方もいらっしゃいますので,我々も自由民主党所属の林あきひろ都議とともに丁寧な説明を心がけ,皆さんに御理解をいただき,一刻も早い,安全な水道道路整備を進めたいと考えております。  また,通学路に関しましては,先ほど栗山議員もおっしゃっておりましたが,しっかりとした対応を取っていただければと思います。  私ごとですが,2人の子供を市内の学校にそれぞれ9年間通わせていただきまして,長男が小学校に入学してから次男が中学校を卒業するまで,13年間通わせてもらい,この3月で義務教育を終了となり,すばらしい環境の中で育てていただいたことに感謝いたします。  PTA会長を務めさせていただいたこともあり,通わせていただいた学校はもちろんのこと,市内10校の校長をはじめ,多くの先生と話をする機会があり,その中で,「狛江の保護者は学校にとても理解がある」「狛江の地域は学校に協力的である」「狛江の子は素直である」と,多くの声を聞くことができました。学校や地域で行われる各種行事を見れば,地域の皆さんの多大な協力を見ることができ,PTA活動やおやじの会を通しての市内の保護者間ネットワークと合わせて,狛江は学校・保護者・地域の強固な連携をもってすばらしい教育環境を保っていると,このように感じます。  このコロナ禍で学校は学習機会と学力を保障するという役割のみならず,全人的な発達,成長を保障する役割や,人と安全・安心につながることができる居場所,セーフティネットとして身体的・精神的な健康を保障するという福祉的な役割をも担っていることが再認識されました。まだこれから解決されるべき課題もあるでしょうし,時代に合った教育が今後も求められますが,狛江の学校に通ってよかった,狛江の学校に通わせてよかったと思えるよう,今後も学校・保護者・地域の連携をもって,教育環境の充実に努めていただくことをお願いいたします。もちろん私も引き続き御協力することをお約束いたしまして,質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 488: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田久美子議員。 489: ◯ 19番(太田 久美子議員) まず,質問に先立ちまして,新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになった方々に心からお悔やみを申し上げます。また,今なお闘病されている方々の一日も早い御回復をお祈り申し上げます。そして日々,医療の最前線で奮闘しておられる医療従事者の皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございます。  それでは,1問目の新型コロナウイルス感染症対策について質問させていただきます。  定例会初日,谷田部議員が述べさせていただきましたように,自由民主党・明政クラブは,新型コロナウイルス感染症から市民の皆様の命と健康を懸命に守ってくださる医療機関,医療従事者の皆様に届く支援をという強い思いで,1月22日に直接松原市長に,医療機関,医療従事者への支援や大学生への応援給付金などの新型コロナウイルスに関わる緊急予算要望書を提出いたしました。松原市長におかれましては,明政クラブの要望にしっかり御対応いただきまして,慈恵医科大学第三病院への2,000万円の補助と大学生の皆さんへの応援給付金を今回の補正予算に計上していただき,これが2月19日の本会議で承認されましたこと,心より感謝を申し上げます。  さて,緊急事態宣言の効果があって新規感染者数は減少してきましたが,現在もコロナ感染症の最前線では厳しい状況にあります。私も看護師をしておりました。感染リスクの高い現場で働いている後輩の看護師や知人の感染管理認定看護師に時々お話を伺ってきましたが,「患者さんを助けたいという気持ちで頑張ってきたけれども,疲れて限界です」と言っております。医療従事者の皆様はコロナ感染症が1年以上も続き,息つく暇もない状態で心にも体にも疲労が蓄積して解消することができないまま,重症患者の治療や看護に当たっています。感染リスクを抱えながら,今この瞬間も頑張っていただいております。松原市長に改めて大きな感染リスクにさらされながら,日夜奮闘しておられる医療従事者や介護従事者の皆様に向けて,ねぎらいとエールのお言葉をお願いしたいと思います。松原市長,よろしくお願いいたします。 490: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 491: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 所信表明でも申し上げましたけれども,医療従事者,介護従事者など最前線で昼夜を問わず日々奮闘されている皆様に改めて心より感謝を申し上げます。  市といたしましても,市民の皆様に対してさらなる感染防止をお願いするとともに,市民や事業者の皆様方への生活支援や医療提供体制の継続支援など,各分野において医療関係の皆様と協力,連携させていただきながら,様々な対策を講じております。  また,できる限り早期に医療従事者,介護従事者などの皆様の御負担を軽減したいという意味でも,間もなく開始される新型コロナウイルスワクチン接種を円滑に,また確実に行ってまいります。  医療従事者,介護従事者等の皆様におかれましては,業務の中で常に感染リスクの危険にさらされ,身体的,精神的に御負担の大きい日々が続いていることと存じます。こうした状況が一日も早く収束し,平穏な日々が訪れるよう,市としましても全力で取り組んでまいりますので,今しばらく御尽力を賜りたいと切に願うとともに,くれぐれもお体を御自愛いただければと存じます。 492: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 493: ◯ 19番(太田 久美子議員) 松原市長,ありがとうございます。  さて,毎日新聞社が2月13日に行った全国世論調査によりますと,「政府のコロナワクチンの取組に期待する」と回答した人が81%に上り,「期待しない」の19%を大きく上回りました。また,朝日新聞社が2月13日と14日に実施した調査では,政府のワクチン接種の取組について,「評価する」とした人は71%で,「評価しない」は26%でした。このように政府のワクチン接種の取組について,多くの国民が評価し期待する中,狛江市では,1月7日に菅総理が緊急事態宣言を発出され,ワクチン接種について,「日本におきましても,2月の下旬までには何とか予防接種をしたいと思っています」と表明されたその翌日には,新型コロナ予防接種室を開設され,市民の皆様へのワクチン接種に向けて準備が進められてきました。ワクチンの供給が不確実で具体的な供給スケジュールがなかなか示されない中で準備を進めてこられた新型コロナ予防接種室ですが,本当に大変だったと思います。  このような中,ワクチン接種担当の河野大臣は記者会見で,ファイザー社製ワクチンの第3便については,いつ供給されるか分からない状況であり,4月から始まる高齢者へのワクチン接種は開始当初は「トライアル」という位置づけで限定的に行う方針を示されました。  また,22日には「4月までは非常にワクチンの供給量が限られてくる」,高齢者への接種について,「4月からスタートしたいが,当初はワクチンが限られてくるので,ゆっくり立ち上げたい。100歳以上の方からスタートするなど,自治体がいろんな想定をしている。接種の期間は「2か月と3週間」を目安として出したが,大都会は恐らくそのようにはいかないと思う」と述べられています。  こういう状況ですので,貴重なワクチンを無駄にせず,接種を希望されている多くの市民に行き渡るようにすることが重要だと思います。本市で考えているワクチンを無駄にしないための取組についてお伺いいたします。 494: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 495: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 4月からのワクチンの供給量については,現在情報が流動的であり,現時点で狛江市にどの程度供給されるのか,いまだ見えていない状況です。市としても限られたワクチンを無駄にせず,少しでも多くの市民の皆様に接種するための取組が必要になってくるものと認識しており,ファイザー製ワクチンにつきましては,1バイアル当たり5回接種が可能となっておりますので,予約の数を5の倍数とすることで,極力無駄をなくすなど,工夫してまいりたいと考えております。また,キャンセル等が出た際の対応についても,どのような形で可能か,現在検討しております。 496: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 497: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは,ワクチン接種の集団接種会場についてお伺いします。  現在は上和泉地域センターと岩戸児童センターの2か所が決まっているということですが,この集団接種会場でクラスターを発生させないことが大変重要になってまいります。そのためには会場で接種に関わる全てのスタッフについて,ワクチンを接種していただく必要があると思います。また,希望する市民全員にワクチン接種が行き渡るまでには一定の期間が必要となることから,その間,ワクチン接種に関わる医療従事者やスタッフに対する感染症対策を行っていく必要があると思いますが,いかがでしょうか,お伺いいたします。 498: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 499: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 医療従事者や事務といった集団接種会場で業務を行っていただく方の体調管理や,クラスター防止に向けた取組は,安心で安全なワクチン接種という観点から非常に重要であると考えております。そのため,当日のスタッフについては,事前の検温など発熱や体調などを報告させ,異常がある場合は勤務を控えるなど,感染防止を徹底いたします。  また,会場におきましても,マスク着用はもちろんのこと,アルコールやクリアボードの常備,ソーシャルディスタンスの確保,予約枠の上限設定等,スタッフ,来場者共に可能な限りの感染対策を実施してまいりたいと考えております。 500: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 501: ◯ 19番(太田 久美子議員) クラスター防止の取組もいろいろ検討されていることが分かりました。よろしくお願いいたします。  厚生労働省が示している基本的な接種順位は,2月17日時点で,まずは医療従事者,既に始まっていますが,次は重症化リスクの高い65歳以上の高齢者,その後に基礎疾患を持っている方,高齢者施設等の従事者,60歳から64歳の方,そして最後に16歳以上の一般の方となっていると思いますが,介護従事者については高齢者がワクチンを接種する時期に一緒に接種できるようお願いしたいと思いますが,いかがでしょうか。 502: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 503: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 介護施設をはじめとする高齢者施設等の従事者につきましては,基本的には基礎疾患を有する方と同じタイミングでの接種となりますが,施設内等でのクラスター防止の観点から,自治体及び施設双方の条件が整っている場合には,高齢者への接種と同じタイミングでの接種が可能となっており,狛江市におきましても,現在施設と調整を進めております。 504: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 505: ◯ 19番(太田 久美子議員) 現在検討を進めていただいているということで,よろしくお願いいたします。  基礎疾患を有する方のワクチン接種について伺います。  肥満の方についても重症化リスクが高いということで,同じく優先接種の対象となっていますが,基礎疾患を有することや肥満であることを証明する必要はなく,コールセンターで予約する際に基礎疾患のあることを伝えるだけで優先接種が受けられるという,こういう認識でよろしいでしょうか。  また,基礎疾患のある方が優先接種を受けられる時期には,64歳未満の方の接種も同じく始まるようですが,そのような中で基礎疾患のある方はどのような優先が受けられるのか,併せてお伺いいたします。 506: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 507: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 基礎疾患がある方につきましては,事前にその事実を確認することが困難であることから,あくまで本人からの申出に基づくことになると認識しております。予約の際に基礎疾患の内容をオペレーターに伝えていただくこと等が考えられます。こうした状況の中で,基礎疾患のある方に対する優先接種の方法につきましては,例えば予約優先枠を設定するなど,現在検討しております。 508: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 509: ◯ 19番(太田 久美子議員) 基礎疾患を持っている方への優先順位はほかの接種者と同じ時期になることから,予約優先枠を設定することなど検討されているということです。ワクチン接種は住民票のある自治体の接種が基本になるとは思いますが,例えば住民票のない地域の病院などに入院や入所されている方,単身赴任されている方,基礎疾患があって住民票のない地域の医療機関で診ていただいている方などは,住民登録されていない地域以外でワクチン接種を受けることはできるのでしょうか。また,その際,手続は必要となるのでしょうか,併せてお伺いいたします。 510: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 511: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 原則としては住民票のある自治体で接種を受けていただくことになりますが,今御質問にあったような事例や遠隔地に下宿している学生の方など,やむを得ない事情のある方につきましては,居住地の自治体でも接種可能となっております。その際は居住地の役所やかかりつけ医に相談し,居住自治体におきまして接種クーポン券を発行した後,接種を受けられるようになります。 512: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 513: ◯ 19番(太田 久美子議員) 例外的に住民票のない自治体でもワクチン接種を受けられる場合もあるということです。  さて,クーポン券は2回目のワクチン接種が終わるまで紛失しないように大切に保管しなくてはならないとは思いますが,御高齢ということもあって,当日接種会場にこのクーポン券を持参することをうっかり忘れてしまったり,2回目のワクチンを接種するまでの間に紛失してしまうということもあるかと思いますが,どのように対応されるのでしょうか。また,紛失しないようにしていただくための何か工夫や取組がありましたら,併せてお伺いいたします。 514: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 515: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) クーポン券につきましては,紛失や当日お持ちいただくのを失念される方がいらっしゃることなどが想定されますので,当日の接種会場での再発行や,市役所窓口での再発行ができるようにする方向で検討を進めております。ただ,なくされないことが一番ですので,まずは紛失等に十分注意するよう呼びかけてまいりたいと考えております。 516: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 517: ◯ 19番(太田 久美子議員) クーポン券の再発行については,市役所窓口と接種会場でもできるよう御検討いただいているということです。当日接種会場でも再発行していただけるというのは,特に高齢者にとりまして安心して接種を受けられる取組だと思いますので,御検討よろしくお願いいたします。  ワクチン接種で自治体が頭を悩ませているのが医師や看護師の人員確保ということで,衆議院予算委員会でも,与党議員も野党議員も潜在看護師等の活用を提案されておりました。潜在看護師等の活用については,私,長い間提案してまいりましたが,全国で高齢者のワクチン接種が始まり,医療機関での個別接種も開始されますと,各接種会場での医師や看護師の確保は厳しくなるものと思われます。今回のワクチン接種には間に合わないと思いますが,自由民主党はもちろんですが,衆議院予算委員会でも複数の議員が提案しておりました潜在看護職等の活用について,市の見解をお伺いいたします。 518: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 519: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 集団接種会場で接種を行っていただく人員の確保につきましては,医師だけではなく相当数の看護師の確保も必要となってまいります。そのため,現在医師会や薬剤師会等の皆様の御負担も考慮しながら,医師会等と調整を行っておりますが,医療従事者の確保は全国的な課題となっていることから,医師会や民間事業者からの人員では賄い切れなくなった場合などにおいて,一定の実績のある潜在看護師等に御協力いただくことも選択肢の一つとして視野に入れておく必要があると考えております。 520: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 521: ◯ 19番(太田 久美子議員) 潜在看護師等の活用について,選択肢の一つとして視野に入れておく必要があるということです。よろしくお願いいたします。  個別接種会場についてですが,どのような形で実施できるか,医師会と調整中とのことですが,高齢者は基礎疾患のある方が多いと考えられますので,既往歴の確認が容易な医療機関での接種のほうが副反応への対応や,そのリスクの把握なども集団接種より望ましいと思われます。  練馬区では約250か所の診療所で個別接種が行われることになっています。何よりも接種を受けられる高齢者の安心と安全,利便性も考えていただいて,多くの医療機関が参加できるような接種ルートの多様化を検討していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 522: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 523: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 基礎疾患がある方等につきましては,御自身がワクチンを接種してよいか等,少なからず不安をお持ちになっているかと考えております。そのため事前にかかりつけ医等に相談した上で接種を御判断いただくことが接種への安心感につながると思いますので,個別接種の体制確保もはじめ,引き続き医師会と調査を図ってまいりたいと考えております。
    524: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 525: ◯ 19番(太田 久美子議員) よろしくお願いいたします。  ワクチン接種を希望する全ての方が接種を受けやすいようにと,例えばワクチンの接種会場まで来られない高齢者や通勤をされている市民のためにキャンピングカーやバスを利用しての接種場所を設けるなどの検討が行われている自治体もあります。本市ではワクチン接種を受けやすくするためにどのような工夫をされているのかお伺いいたします。 526: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 527: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 接種したい人が接種できるよう,市民が身近な環境で接種できるようにするという視点は,接種率の向上の観点からも非常に重要であると認識しております。現在集団接種会場として決定しているのは2か所ですが,並行して地域医療機関における個別接種や高齢者施設内での接種,また通勤等されている方が利用しやすいよう駅に近い場所での接種,移動が困難な方に対する御自宅での訪問接種など,様々な方式を検討しております。 528: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 529: ◯ 19番(太田 久美子議員) いろいろ御検討されているということで,安心いたしました。  ワクチン接種記録や接種会場における再発行手続をスムーズに実施するために,「健康かるて」を改修して運用すると答弁されておりましたが,河野大臣は1月25日に市町村のシステムや厚生労働省のシステムとは別に個人の接種記録をリアルタイムで管理できるシステムを国の費用で構築し,高齢者の接種開始に合わせて運用を始める考えを示されましたが,河野大臣の新しいシステムの概要と,このシステムが市民にとってどんなメリットがあるのか,併せてお伺いいたします。 530: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 531: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 当該システムは,接種記録とマイナンバーをひもづけすることで,接種期間中に引っ越し等を行い,1回目と2回目の接種が別の自治体となった際にも,スムーズに情報共有が行えるようになることのほか,市民の皆様から他自治体で接種した1回目のワクチンの種類や日時を知りたいといった問合せに対しても,すぐに確認できるようになるといったメリットが想定されております。 532: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 533: ◯ 19番(太田 久美子議員) ワクチン接種においてのメリットは大きいということが分かりました。  次に,PCR検査に関して伺います。  広島県や埼玉県では大規模なPCR検査を実施すると発表されていましたが,それぞれの地域の状況や実情に合わせて,全国各地でPCR検査の取組が進められています。本市でも,昨年,医師会の御尽力の下,PCR検査センターを立ち上げ,検査を進めていただいております。PCR検査センターを含め,本市の検査体制の現状と今後の展開についてお伺いいたします。 534: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 535: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市PCR検査センターのほかにも,市内医療機関においてもPCR検査等を18の医療機関において実施していただいております。狛江市PCR検査センターは,開始当初から週2回の検査を実施しておりましたが,感染の増加した状況に合わせて,1月に入ってからは週3回の検査に増加しております。  今後のPCR検査センターの開設につきましては,状況に応じまして医師会と協議してまいりたいと考えております。 536: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 537: ◯ 19番(太田 久美子議員) 感染拡大を受け,今年の1月からPCR検査を週3回に増やされたということで,今後も本市の感染状況に応じて医師会と協議されていくということです。よろしくお願いいたします。  1問目の最後の質問になりますが,夏に開催が予定されているオリンピック・パラリンピックですが,開催が決定され無観客ではないということになれば,感染拡大が心配されてまいります。感染症対策の一つとして,民泊への感染対策も行っていただけないでしょうか。前回も質問させていただきまして,民泊については保健所の管轄なので,市としては何もできないということは伺っておりますが,連日報道されておりますように,保健所は限界を超える多くの業務の中にあります。こういう状況ですので,市民の命と健康に関わるところの感染症対策については,保健所と連携していただいて対応に当たっていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 538: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 539: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市内の感染症対策の観点から,市として周知啓発ができることもあると思いますので,保健衛生などの関係部署や東京都の関係部署と連携して,できることを検討していきたいと考えております。 540: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 541: ◯ 19番(太田 久美子議員) よろしくお願いいたします。  コロナ感染症対策の決め手と言われるワクチン接種ですが,4月からいよいよ高齢者への接種が始まります。狛江市にとっても前例のない大きな事業となります。大災害への対策にも強い本市です。松原市長をトップに,福祉保健部に設置された新型コロナ予防接種室を中心に,総力を挙げていただいて,ワクチン接種を希望する全ての市民の皆様へ安全に接種ができるよう,お願い申し上げまして,1問目の質問を終わります。  続いて,2問目の潜在看護職の発掘についてお伺いいたします。  潜在看護師は現場から離れて働いていない看護師のことを言います。現在,全国には71万人いると推計されています。なぜ推計かといいますと,看護師の免許は更新制ではないからです。今新型コロナウイルスワクチン接種で潜在看護師の活用について,衆議院予算委員会でも取り上げられていますが,私はこれまで潜在看護師の活用を提案してまいりました。前回の一般質問で,「これまで再三お願いしてきました潜在看護師の発掘について,福祉部との連携で,いつ,どのような方法で発掘されるのか」とお尋ねしたところ,総務部長から,「潜在看護師等の発掘でございますが,看護師等ボランティア制度の新設に向け,福祉保健部と連携して,先行している調布市の制度を参考にしながら,要綱案を作成しており,今年度中にはホームページ等で募集を開始するべく準備をしているところです。また,今年度はコロナ禍での訓練ということで一般の市民の参加は見送らせていただきましたが,今後は,水防訓練,防災訓練など市民が集まる機会にチラシなどを配布していきたいと考えています。」と御答弁いただきました。それから間もなくして,「狛江市災害時看護職等ボランティア登録制度」を創設されたことを知りましたが,ぜひその内容と募集時期についてお伺いしたいと思います。 542: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 543: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 大規模災害が発生または発生するおそれがある場合において,市内における医療救護活動を迅速かつ効果的に行うため,平時から有事の際に御協力いただける潜在的な看護師,保健師などの医療関係の資格をお持ちの方の人材の把握及び活用を目指して制定したものであります。  なお,募集につきましては,3月15日号の広報こまえ,またホームページで周知いたします。 544: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 545: ◯ 19番(太田 久美子議員) 3月15日号広報こまえと市のホームページでこの募集が始まるということで,どうぞよろしくお願いいたします。  看護師等または看護職等というのは,看護師,保健師,助産婦,准看護師を言うと思いますが,どのような役割を担っていただくとお考えなのかお伺いいたします。 546: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 547: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 役割といたしましては,指定避難所,福祉避難スペースを含みますけれども,福祉避難所,緊急医療救護所において,傷病者の応急処置や看護,また避難者の健康管理等に従事していただくことを想定しております。  また,申請していただいた際に,可能な活動内容,各種訓練への参加などについてヒアリングを行い,訓練などから御参加いただきたいと考えています。 548: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 549: ◯ 19番(太田 久美子議員) 私も看護師ですが,現場から離れて久しいので,ぜひ研修や訓練をしていただきたいと思っておりますが,実務から遠ざかっている看護師等に対する研修等は実施していただけのかお伺いしたいと思います。 550: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 551: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 看護師等の専門技術に関する研修については実施できませんが,災害時の避難所等での活動内容に関する研修や訓練は,必要に応じて実施したいと考えております。 552: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 553: ◯ 19番(太田 久美子議員) 分かりました。災害時の避難所等での活動内容に関する研修は区に行っていただけるということですので,どうぞよろしくお願いいたします。  潜在看護職の方への連絡方法について伺います。  水害時は事前に連絡することは可能だと思いますが,震災時はどうされるのかお伺いしたいと思います。 554: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 555: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 電話等の通信手段が使用できない場合は,御自身や御家族等の安全確認をいただいた後に,登録証を携帯し,最寄りの避難所に看護職等ボランティアであることを申し出ていただきまして,活動いただくことを考えています。 556: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 557: ◯ 19番(太田 久美子議員) 分かりました。よろしくお願いいたします。  潜在看護職等にボランティアとして必要としているのだという強いメッセージが伝われば,力を貸してくださる方が必ずいらっしゃると思います。潜在看護職等の知見や経験は災害時に必ず役立つものと思います。潜在看護職等の発掘を引き続きお願い申し上げまして,私の全ての質問を終わります。ありがとうございました。 558: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時37分 休憩     午後 2時55分 開議 559: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。20番辻村ともこ議員。 560: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 本日最後の質問になります。どうぞよろしくお願いいたします。  議長の許可をいただきまして,通告のとおり3問質問させていただきます。  1問目は,「三世代近居・同居」の施策の推進をということです。  全国長寿県5位,女性の就業率1位,学力調査1位,人口当たりの自殺者数少ないところから4番目,そして1人当たりの収入額も1位を達成している福井モデル,福井県のモデルというものを題材に,平成27年に私が一般質問させていただいております。今回はその検討状況と今後についてお伺いしたいと思います。  まず最初に,政府の三世代同居・近居の施策の推進内容について現状どのようになっているのかお伺いいたします。 561: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 562: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成28年6月2日に閣議決定された「ニッポン一億総活躍プラン」では,3つの的の1つとして「希望出生率1.8」が示され,対する新たな3本の矢の1つとして,「夢をつむぐ子育て支援」が掲げられました。  その取組の方向として,「子育てを家族で支える三世代同居・近居しやすい環境づくり」が示されております。  この進捗状況等を示す,令和元年5月「ニッポン一億総活躍プラン・働き方改革実行計画フォローアップ」によると,「子育て世帯とそれを支援する親族世帯との近居への支援」としては,子育て世帯,高齢者世帯等と支援する親族の世帯がUR賃貸住宅に近居する場合,新たに入居する世帯の家賃減額措置の実施が記載されております。  「三世代同居に対応した優良な住宅の整備又はリフォームへの支援」としては,3つの施策が示されております。  1つ目は,地域型住宅グリーン化事業の中で,三世代同居に対応した住宅の新築に対応する支援を実施,2つ目は,長期優良住宅化リフォーム推進事業の中で,三世代同居に対応するための既存住宅のリフォームに対する支援を実施,3つ目は,三世代同居に対応するための既存住宅のリフォームを実施した場合の所得税の特例措置を周知となっております。  「三世代同居・近居をしやすい環境づくり」としては,2つの施策が示されており,1つ目は,公的賃貸住宅団地の建て替え等を機に子育て支援施設や福祉施設等を誘致する地域居住機能再生推進事業等を実施し,また,子育て支援施設を一体的に整備する場合の団地条件の緩和等を実施,2つ目は,既存の公営住宅等の大規模な改修と併せて,地域の住民も利用可能な子育て支援施設や高齢者福祉施設等の生活支援施設の導入を図る取組に対する支援を実施となっております。 563: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 564: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 国のほうでも様々な施策を用意して,今推進しているということが確認できました。  では,狛江市の少子化対策及び住宅マスタープランによる三世代近居に関する取組の状況をお伺いいたします。 565: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 566: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 住宅マスタープランでは,「誰もが暮らしやすい住まい・住環境づくり」という基本方針の下,子育て世帯への支援の施策の一つとして,「2世代隣居や近居の需要への対応の検討」を掲げております。取組内容の例として,隣居や近居のニーズに対応した住み替えあっせんや住宅取得に関する助成等について調査・研究を行うとしているところですが,現在のところ具体的な検討には至っておりません。 567: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 568: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 狛江市でも住宅マスタープランの中に,誰もが暮らしやすい住まい,住環境づくりの基本方針の下で,子育て世帯への支援の施策の一つとして,2世代隣居や近居の需要への対応の検討を掲げていらっしゃるということが分かりました。  では,皆さん,テレビモニターのほうを御確認いただけますでしょうか。  サイドブックスのほうにファイルが入っています。  今回,市長部局との事前のヒアリングの際に,政策室が都内49区市に対して,三世代同居・近居施策の取組について状況を調査されていました。そちらに関して,私のほうのこれを確認させていただいております。御覧いただきますとおり,平成27年は2区しか取り組んでいなかった,この三世代同居・近居の施策につきまして,もう2桁の地域が取組を始めています。それは福井県に見る三世代同居・近居の健康長寿学の有効性が認められ,国からも制度化されたからだと思われます。  その要旨は,働く女性の推進による共働き夫婦の増加に伴う支援の側面や,高齢者の在宅医療推進という国の施策を補完するものとして,三世代同居・近居は有効であり,それはひいては自治体の少子化対策・より長く住み続けていただく人口定住施策にまで効果が波及すると言われるところが要因であるということでございます。  それでは,企画財政部長,都市建設部長の双方に,時代の流れの中で,市の取組に合致する大変有効な施策かと存じますけれども,三世代同居・近居施策につきまして所見をお伺いいたします。 569: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 570: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 人口施策として,三世代同居や近居により,子育てや介護について世代間でお互いの暮らしを助け合い,安心して暮らせる環境づくりは必要であると考えております。 571: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 572: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 近隣自治体での取組状況について,調べられた範囲では,都内で8区2市の支援制度があり,市部は清瀬市と多摩市であります。目的としては子育て支援のための制度となっており,これに加えて介護等の生活支援についても目的としている区市もあります。  助成の内容については,住宅取得費用や建設・改修費用,登記費用,引っ越し費用の補助が主なもので,一部,区民住宅への区内居住要件の緩和や使用料減免などもありました。 573: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 574: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 企画財政部長のほうからは,人口施策として,三世代同居・近居によって子育てや介護について,世代間でお互いの暮らしを助け合い,安心して暮らせる環境づくり,これは必要であると考えているというお答えをいただきまして,また都市建設部長からは,近隣自治体の取組,様々な中身を調べていただきまして,恐らく狛江市でも適用できるよい施策も中にあったのではないかなと,このように確認できたところでございます。  それでは,三世代同居・近居について,私は平成27年狛江市議会で一般質問を行った際に,「狛江市は三世代同居・近居について検討していこう,調査・研究していきます」,こういうようなお話をいただいておりますが,その検討状況についてどのようになっているのかをお伺いしたいと思います。そして,住み続けたいまちこまえを目指して,有効な施策の三世代同居・近居の補助金などの創設に関しての御所見もありましたら,御一緒にお伺いしたいと思います。 575: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 576: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 三世代同居・近居に対する補助金は,人口施策としてどの程度効果的であるか捉えることが難しいところもございますが,三世代同居・近居への支援策の一つではあると考えております。 577: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 578: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成27年第2回定例会において,三世代同居・近居について,住宅マスタープランに記載されている施策の取組について,対応ができていないと答弁しております。  性別を問わず,働きながら子育てをする家庭が一般的と言ってよい社会環境になっている中で,各家庭における事情は様々でしょうが,行政は健全に子育てをしていただくための公的な施策を行っていく必要があると考えております。  三世代同居・近居の支援は都市建設部門にとどまるものではなく,福祉や子育て支援,また人口施策等多岐にわたる課題であると認識しております。多様な世代を安心して暮らせるよう,関係部署とも連携して検討を進めてまいりたいと考えており,その中で狛江の地域特性を考慮した効果的な三世代同居・近居の施策を検討してまいります。 579: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 580: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) こちらは本日は時間短縮ということで,なかなか深いところまで質疑のほうが進みませんけれども,これは大変大事な日本の伝統的な家族の在り方としての多世代同居・近居というものが見直されておりまして,こういったことは未婚率などに関しての取組にも非常に影響を及ぼすと言われております。ソーシャルキャピタルという社会関係資本に支えられた長寿県,こういう在り方を一つの参考として,今後も提案させていただきたいと思います。今日のこの件の質疑におきましては,これで終わります。どうか検討のほうをよろしくお願いいたします。  それでは,2問目にいきます。  2問目は,コロナ禍における「世帯分離」についてをお伺いしたいと思います。  コロナ禍における在宅勤務が増える中で,女性のDV相談の増加や家計における負担増から困窮する家族も増えている状況でございます。  2020年度のドメスティックバイオレンスの相談件数が去年の12月までの総数で,国におきましては13万2,355件に上がって,過去最多となったことが内閣府の調査で分かっております。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛が影響していると言われています。2019年度,早くも1万3,000件以上を上回っており,今後膨らむ事態が懸念されております。全国の配偶者暴力相談支援センターや,内閣府が2020年4月から始めました「DV相談プラス」への相談件数は,2020年4月から11月に関しましては,毎月1万5,000件を超えました。特に5月と6月が多い状況です。内閣府の担当者は,「自宅で過ごす時間が長くなり,ストレスや生活不安を抱えて暴力に至る事例が増えている」と分析していると発表されています。  内閣府は,10月,家庭内での暴力が社会問題化していることを踏まえ,従来の暴力対策推進室を格上げし,男女間暴力対策課を新設いたしました。DV被害者が電話で相談しやすくするため,覚えやすい4桁の全国共通短縮ダイヤル「#8008(晴れれば)」を開設。参議院内閣委員会におきましても,「DV対策や性犯罪,性暴力対策等に一層強力に取り組む」と確認ができており,これは自民党の女性議員が主導して政策の取組を行っております。  この中で令和2年度も実施しましたコロナ感染症を受けて行われました特別定額給付金,国民1人当たり10万円の給付につきまして,申請件数と実績と思ったのですが,これ前の議員たちの質疑にありましたので,実績としましては,実際に申請された件数は4万2,935世帯,8万3,368人分,給付額は83億3,680万円ということでございます。
     では,実際に特別定額給付金対策室の窓口に,「世帯分離」についての相談がどれだけあったのか。多数あったと実はお聞きしているのですけれども,実際はどのくらいの御相談があったのでしょうか。来訪者,電話,メールなど総数を教えていただきたいと思います。 581: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 582: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 特別定額給付金対策室で受けた世帯分離に関する相談も,市民課ヘ御案内しておりました。統計は取っていないので正確な相談件数は分かりませんけれども,市民課における令和2年4月の世帯分離の件数は44件です。その他の月の平均は10件に満たないため,昨年4月はかなり多かったと感じております。 583: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 584: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) その他の月の平均,10件に満たないということで,令和2年の4月の世帯分離の件数は44件,数値に直すと400%以上の相談増加ということになりますね。これかなり大きいのかなと思います。  では,何でそんなに多くなったかというところを解き明かしていきたいと思うのですけれども,その際,市民からの世帯分離について相談内容はどのようなものだったかをお尋ねいたします。 585: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 586: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 既に成人であるお子さんと,その父母間での世帯分離,高齢の父母との世帯分離,兄弟間での世帯分離,夫婦間での世帯分離など,様々な状況での世帯分離の御相談がございました。 587: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 588: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 夫婦間での世帯分離がどうなのかということで,実は私たくさん相談を受けていたのですが,世帯分離の内容には父母間であるとか,子供と父母間とか,高齢の父母との世帯分離とか,兄弟間,いろいろあるんだと,これは現場の方にも事前にお伺いしておりました。  今回,私のところに結構件数が多くて,私も子育て世代ですから同世代ということで相談が来たんだと思います。夫婦間での世帯分離は可能かどうかという問題について御相談があったので,私も調査いたしましたところ,世帯の定義から考えるならば,同居している夫婦間でも家計が別であれば,原則として行えることになります。でも実際はなかなかそう簡単な問題ではないんだなということが分かりました。それは民法の第752条では,「夫婦は同居し,互いに協力し扶助しなければならない。」と定められており,この協力扶助義務があるため,同居の夫婦間では世帯は1つにすべきであるとの意見があるためです。  実際に行政でも,平成2年に自治省から,「同居している婚姻後の甲と乙の住民票は同一世帯として作成するべきである。」との回答が記録として残されています。しかし,その後,平成12年には,同じ自治省からの回答で,「一般的には同一世帯と考えられるが,夫婦間であっても,生計を別にしている実態があれば,世帯を分離することも可能である」とされています。このことから夫婦の世帯分離は絶対に不可ではなく,例外的に認められる余地があることが分かります。ただし,「生計を別にしている実態があれば」と述べられているとおり,源泉徴収や課税証明書等の証明書類の提示を求められ,生計が別である実態があるかどうかの審査が行われる可能性があるとのことでございます。  また,ここで本質問の一番大切なキーポイントでありますが,「各自治体によって」取扱いが異なり,同居夫婦の場合に世帯分離を認める自治体と,一切世帯分離を認めない自治体があるようです。実際に私は狛江市民の複数の方より御相談を受けました。その内容を一部抜粋しますと,例えば「家庭内経済DV」です。なかなか見えづらいですね。日頃から家庭にお金を入れないで,今回のコロナになって食費など家にいる家族が増えたので増大していますね,家計費というものもですね。たくさん家計費がかかっているにもかかわらず,お金を家に入れない,そういうケース。給付金は全て例えば車に使ってしまって,給付金が下りたその翌日に新車が来たとかですね。  あと,こちらにきた例としては,経済DVだけではなくて,世帯主からのモラルハラスメント,これ私も本当にびっくりしたのですけれども,何か「お前なんか生きている価値がない,お前なんか誰も好きでない,お前さえいなければ俺は気持ちがいい」とか,何の根拠もない罵声,相手に対する非難,人格否定ですね。こういったことを浴びせられている,遭っているんだというような御相談もありました。本当に心が痛くなる次第です。当然価値がないと決めつけられていますので,世帯主はその家族に給付金は渡さなかったということでございます。  こうしたことが分かると予測したある方は,事前に分かっていたから市役所の窓口に相談に行かれたということでした。しかしながら,給付金を頂くだけの目的と,最初からその話をして,そうすると現状難しいとの回答が市役所のほうから来て,私のほうに何とかならないのかなとか,そういうような御家庭が,特に子育て世代の御家庭があり,御相談が相次いだということで,いろいろ調べさせていただいて今回の質問に至ったということでございます。  市役所では,コロナ前にはそんなになかった,その世帯分離の御相談が400%以上増えているということです。世帯分離を適用できる3要件以外での,例えば保護観察等の証明がないとか,経済DVやモラルハラスメントといって見た目に青あざつくったり,そういうことがないようなDVというもの,判定が難しいとされるケースの場合に,狛江市の相談体制って,現在どのようになっているのでしょうか。また,このような判定が難しいけれども,現在報道でも大変問題とされています,その見えづらい主に母子に対する世帯主からの様々なDVについて世帯分離をしたケースがあるのかどうかお伺いいたします。 589: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 590: ◯ 参 与(石森 準一君) 現在,子ども政策課で実施しております婦人相談やひとり親相談では,家計や夫婦間の関係も含めました日常生活に関する相談から,DVなどのいわゆるハラスメントに当たるものまで,幅広く相談をお受けし,日々必要な支援を行っているところです。  この相談の中で,ただいま議員より御質問いただいているようなハラスメントを認知した場合は,被害者の身体の安全を確保した上で,事情を十分に聞き取り,意思を共有しながら必要な支援を行っていくこととなります。  実際に当人から事情を聞き取っていく中で,必要と判断し,関係課と協議して世帯分離を行っていくというケースはあるところですが,基本的には加害者との別居を前提に,その後の支援に必要ということで世帯分離を行っていることが多く,加害者との同居を継続する中での世帯分離については,これまで私どもが実施してきた相談・支援においては,あまり例のないところですが,そういった家庭内経済DVやモラルハラスメント等の生活上,離婚等につながるような事案につきましても,私どもの婦人相談やひとり親相談でお受けしますので,関係課ともしっかりと周知・連携を図りたいと考えております。 591: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 592: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市民生活部におきましても,窓口においてハラスメントを受けているという状況が認知された場合は,子ども政策課で行っている婦人相談や警察などの相談機関を御案内しております。その後,相談機関から世態分離が必要であるとの意見があった場合は,夫婦間での世帯分離につきまして,迅速に対応しているところです。 593: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 594: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) ただいま改めまして,狛江市役所がしっかりと家庭内経済DVやモラルハラスメントなどの見えづらいDVに対しても,婦人相談やひとり親相談などを含めまして,関係各所,大変よく対応されているということが確認できております。ただ,恐らく相談に行かれた方が給付金が欲しいから,今大変だから世態分離ということだけを一時的な窓口でお話しされたことから,うまくもしかしたら相談につながらなかったケースだったのかもしれないと思いました。これだけしっかりされているということでありますので,恐らくそういった今参与からもお話ありました,部長からもお話ありました関係各所への連携,心配り,こういったものとかも少し,今もすばらしいですけれども,それ以上に話していただきたいというふうに思います。  今回,狛江市で断られた方が,世田谷区,青梅市にモラルハラスメントや経済DVのケースで世帯分離が可能かどうかを確認されたそうです。狛江市で駄目だったけれども,世田谷区さん,青梅市さん,どうですか。そうしましたところ,世帯分離についての手続は,さきに狛江市での世帯分離の基本要件,特例3要件以外の場合でも,個別相談により世帯分離については進めるケースが少なくないと言われたということでございます。  狛江市における世帯分離についての考えにつきましても,現状コロナ前と比べても多く相談者が来ているということが確認されています。また,緊急事態宣言が長引きイレギュラーな生活が市民を苦しめている中で,現状において我慢して,頑張って乗り越えようとしている市民に寄り添って,細やかな対応を進めていただきたいとお願いしたいのですが,改めてどのような御検討をいただけるかどうかお伺いいたします。 595: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 596: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 狛江市におきましても,その時代時代や社会情勢に応じた対応の必要性は感じており,実際に婦人相談員や関係機関からの意見があったことで,市民課においても迅速に対応した事例もございます。もちろんモラルハラスメントや経済DVなどに関しましては,世帯分離だけで問題が解決できるものではございませんので,市民課においてそのような事例を認知した場合には,関係部署に確実につなげ,市民一人一人にとってよりよい方向に迎えるよう,丁寧かつ総合的な支援をしていきたいと考えております。 597: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 598: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 力強いお言葉いただきました。今までも,そしてこれからもしっかりと取組をいただきたいと思います。  最後にお聞きいただきたいと思います。私,今回理事者側の皆様と調整させていただいたり,調査・研究させていただいたりしましたけれども,狛江市内でも世帯分離希望者が複数いることが分かりました。また,丁寧な相談体制を組んでいただけるとの改めての御回答に今回感謝と期待を申し上げたいと思います。  しかし,同時にもう1つ分かったことがあります。それは世帯分離を行うということは,1つの作業では収まらず,その後の各種徴税手続,手当,補助金,給付金,認定作業,確認作業,承認作業,捜索作業などの行政の持つ様々な業務に対して,想像をはるかに超えたその後の影響が出てしまうのだと,これを私は調査する中で知ることができました。  1つの家族が分離するということ,一緒に夫婦として暮らしているけれども,家庭の中で別々の行政認定を行い,手続を行うということは,職員の皆様の時間をどれだけ使っていくのか。人件費がそしてかかります。システムも当然改修しなければいけない。作業時間の増加などは想像をはるかに超えるほど膨大になり,安易に,簡単に家族の個人認証制度を分離することを行政は受けることができない事案であることも分かりました。  当然生きるか死ぬか,命に関わる状況で支援の必要な方には救済策が早急に必要です。できる限り早急に救済専門窓口にて,きちんと寄り添う相談から解決までを導いていただき,根本解決を目指すことは最優先課題です。そうした根本解決こそ幸せの近道であると,担当の課長は私に言ってくれました。本当にそうだなと私は納得します。参与もそのようにお話しされていたと思います。  私たち政治家は,政策提言をする際に,こうした制度の奥の奥までしっかりと調査・研究し,その政策がどのような影響を及ぼすのかをしっかりと知ってから行動すべきだとも改めて学ばせていただいた次第です。  コロナ禍という未曾有の危機に直面している中,安易に制度を変えるのではなく,今ある方策の中で限りある行政の人材リソースと限りある税金で優先的に取り組むべきところにお金が回るように,どのように使っていくのか。家族制度に関する制度の見直しに関しては,よくよく慎重に取り組む必要があることも理解したところであります。  狛江市役所の皆様には,これまで以上に各窓口での丁寧な相談体制を組まれることをお願い申し上げまして,2問目の質問を終えさせていただきます。ありがとうございます。  では,続きまして,3問目です。最後の質問になります。  今回時間が短いということで,淡々と進めさせていただきたいと存じます。  水道道路拡幅予算化「三小・六小学区の見直し」の必要性について(パート2)ということで御質問させていただきたいと存じます。  水道道路の拡幅工事の予算化の決定事項につきましては,この一般質問におきましても,複数の議員が質問されておりました。調布都市計画道路3・4・2号線,いわゆる水道道路につきましては,令和3年2月9日に事業認可,そして東京都が施行する路線として,事業に要する費用というのは令和3年度以降の東京都の予算によって事業が行われるということです。  そして,従来から水道道路に関しましては,通行に関する危険性が課題となっていましたけれども,ここまで大幅に広がり,そういった意味では,慢性的に水道道路が抱えている課題が整備によって8メートルの道路が例えば16メートルになる,10年間で1.6キロメートルの間が両サイドは3.5メートルの歩道が造られると,こんなことにより非常に安全が高まると,本当に期待されるところではあります。  1点,注意する点,こういったものがあるのかどうかをお伺いしたいと存じます。お願いいたします。 599: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 600: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 注意する点といたしましては,整備完了までまだ時間がかかることから,当面は安全確保に留意をする状況は続くということです。交通量が増えるかどうかは,水道道路の世田谷区間の動向や調布都市計画道路3・4・16号線をはじめとするネットワーク化の進捗に影響されることなので,水道道路の拡幅だけで判断できるものではありませんが,市内の通過交通の総交通量が一定程度分散することや,ネットワーク化が実現すれば,現在規制されている重量規制が解除されますので,交通量増加は考えられると思います。  しかしながら,そのときは歩道,車道とも十分な幅員が確保されていることになりますので,通行の安全性は大きく改善されております。 601: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 602: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 確かに現在規制されていますけれども,重量規制が解除されると交通量の増加というのは考えられると,そのとおりかと思いますけれども,幅員が増えて歩道も広がって,本当に安全性が高まっていく,こういったことだろうと思います。  その中で学区に関して,今回は平成27年に市長への手紙にありましたとおり,三小学区の飛び地がちょうど水道道路の南側にあるということで,それは渡る子供さんからの親御さんからも,「危ないから,だったら六小学区のほうに吸収したほうがいいんじゃないか」というような要望があったところです。これPTAの連合会のほうの方から渡されているものですけれども,その学区の見直し基準について,昨今におきましても,学童に通われるお父様やお母様が,「やっぱり連れて渡るときに危ないなと思っているのですけれども」というようなお話をいただきました。  では,改めてお伺いしますけれども,学区の見直しと通学路の安全確保について,例えば学区の見直し基準,これについてお伺いしたいと思います。 603: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 604: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 通学区域につきましては,道路や河川等の地理的状況,地域社会がつくられてきた長い歴史的経緯や住民との合意形成など,それぞれの地域の実情を踏まえ,「狛江市立学校の通学区域に関する規則」において定めているところです。見直しにつきましては,それぞれの地域の実態を総合的に検討する中で,長期的な児童・生徒数の推移,児童・生徒の心情や教育活動の状況,学区の変更に伴う保護者の経済的負担,長い歴史的経緯,住民感情など,様々な影響を考慮してもなお変更する必要があると認められた場合に行っております。  また,学校の適正規模等にも関わってくることになりますので,慎重な検討が必要と考えております。 605: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 606: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) では,モニターのほうを皆さん御覧いただきたいと存じます。  この地図はちょうどピンク色の囲ってある部分が三小学区の水道道路より南側の飛び地の地域です。見ていただくと分かるのですけれども,ここ今丸をしているところですね。六小でございます。一応この南側の地域には現在三小の通学者は29名,三小のエリアに指定をされる方は29名いらっしゃるということで,複数,数名もう別の学校に指定校変更されております。今問題になっていますのは,ここに住んでいる方たちがここをこういう形でまたいで,水道道路を渡らないで,このまま直接六小に行くようにしたほうが安全ではないかというようなお話でございました。特に台風19号のときに,かなりの暴風雨の中,この水道道路を渡って,この飛び地の三小学区に住んでいるお子さんたちは三小に渡っていった。六小に行かれた方もいるかもしれませんけれども,基本は三小ってみんな頑張って行ったのですね。こういうのはちょっとどうなのかなというようなお話ございました。  今いろいろな学区の変更に伴う条件に関しましてはあると分かりましたけれども,実際学区の見直し基準に照らし合わせて,平成27年と現在の状況,変化があったのか。また,平成27年の地域住民から出された水道道路の南側にある,この三小学区の飛び地について,学区の変更をしてもらえないかという市長への手紙の検討状況についてお伺いいたします。 607: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 608: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 児童数につきましては,平成29年度までは狛江第三小学校については減少傾向,狛江第六小学校については横ばいの状態が続いておりましたが,平成30年度から両学校とも増加に転じております。そのほか土地利用状況や道路状況等の変化はあります。  市長への手紙でいただきました御提案につきましては,通学区域も含めた総合的な検討が必要であるものの,様々な面から考慮が必要であり,慎重に検討していく旨の回答をさせていただいております。こちらにつきましては,継続的課題というふうに認識しております。 609: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 610: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) では,最後に,そういった状況だということを踏まえた上で,学区の見直しの検討の本質と必要性について,教育長にお考えと取組について,こちらとしては改善してほしいという趣旨,お伝えしたかと思うのですが,何か改善がないかどうかお伺いいたしたいと思います。 611: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 612: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 環境の変化に伴います地域の状況や実情を踏まえまして,安全の確保のほかに様々な方法を含めて検討を行い,対応することも重要であると認識しております。  市長部局より答弁が先ほどありましたが,幹線道路等の拡張に伴い,歩道・車道とも十分な幅員が確保され,通学路の安全が確保されると認識しております。しかしながら,保護者のお考えから,幹線道路の横断を回避する通学の御希望や,発達段階を考慮され,より安全に通学ができる近隣の学校への就学という御意向に応じていくということも必要かと存じます。例えば指定校変更の許可要件に加えていくなど教育委員会で慎重に検討を行い,合理的な解決策を講じてまいりたいと考えます。  実施に当たりましては,就学通知書や広報等を通じまして周知を行っていきたいと考えておりますとともに,質問者のおっしゃるとおり,必要に応じまして地域の保護者の方のお考えも把握しながら進めてまいりたいと考えております。 613: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 614: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 教育長どうもありがとうございました。そのように進めていただきますこと感謝申し上げます。よろしくお願いします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 615: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 616: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 3時31分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...