狛江市議会 > 2021-02-26 >
令和3年第1回定例会(第2号) 本文 開催日: 2021-02-26
令和3年第1回定例会(第2号) 名簿 開催日: 2021-02-26

  • 516(/)
ツイート シェア
  1. 狛江市議会 2021-02-26
    令和3年第1回定例会(第2号) 本文 開催日: 2021-02-26


    取得元: 狛江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2021-02-26 令和3年第1回定例会(第2号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 637 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 2 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 3 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 4 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 5 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 6 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 7 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 8 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 9 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 10 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 11 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 12 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 13 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 14 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 15 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 16 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 17 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 18 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 19 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 20 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 21 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 22 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 23 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 24 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 25 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 26 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 27 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 28 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 29 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 71 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 73 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 75 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 77 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 79 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 81 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 83 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 85 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 87 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 89 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 90 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 91 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 92 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 93 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 94 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 95 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 96 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 97 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 98 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 99 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 100 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 101 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 102 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 103 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 104 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 105 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 106 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 107 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 108 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 109 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 110 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 111 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 112 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 113 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 114 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 115 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 116 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 117 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 118 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 119 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 120 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 121 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 122 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 123 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 124 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 125 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 126 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 127 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 128 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 129 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 130 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 131 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 132 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 133 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 134 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 135 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 136 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 137 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 138 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 139 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 140 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 141 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 142 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 143 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 144 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 145 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 146 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 147 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 148 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 149 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 150 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 151 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 152 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 153 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 154 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 155 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 156 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 157 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 158 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 159 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 160 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 161 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 162 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 163 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 164 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 165 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 166 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 167 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 168 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 169 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 170 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 171 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 172 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 173 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 174 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 175 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 176 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 177 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 178 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 179 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 180 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 181 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 182 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 183 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 184 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 185 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 186 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 187 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 188 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 189 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 190 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 191 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 192 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 193 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 194 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 195 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 196 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 197 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 198 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 199 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 200 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 201 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 202 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 203 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 204 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 205 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 206 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 207 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 208 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 209 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 210 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 211 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 212 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 213 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 214 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 215 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 216 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 217 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 218 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 219 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 220 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 221 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 222 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 223 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 224 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 225 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 226 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 227 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 228 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 229 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 230 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 231 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 232 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 233 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 234 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 235 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 236 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 237 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 238 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 239 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 240 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 241 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 242 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 243 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 244 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 245 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 246 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 247 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 248 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 249 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 250 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 251 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 252 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 253 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 254 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 255 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 256 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 257 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 258 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 259 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 260 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 261 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 262 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 263 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 264 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 265 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 266 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 267 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 268 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 269 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 270 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 271 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 272 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 273 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 274 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 275 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 276 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 277 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 278 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 279 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 280 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 281 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 282 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 283 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 284 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 285 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 286 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 287 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 288 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 289 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 290 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 291 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 292 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 293 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 294 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 295 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 296 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 297 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 298 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 299 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 300 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 301 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 302 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 303 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 304 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 305 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 306 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 307 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 308 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 309 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 310 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 311 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 312 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 313 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 314 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 315 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 316 : ◯ 17番(山田 幸子議員) 選択 317 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 318 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 319 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 320 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 321 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 322 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 323 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 324 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 325 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 326 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 327 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 328 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 329 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 330 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 331 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 332 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 333 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 334 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 335 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 336 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 337 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 338 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 339 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 340 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 341 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 342 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 343 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 344 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 345 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 346 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 347 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 348 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 349 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 350 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 351 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 352 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 353 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 354 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 355 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 356 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 357 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 358 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 359 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 360 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 361 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 362 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 363 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 364 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 365 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 366 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 367 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 368 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 369 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 370 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 371 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 372 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 373 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 374 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 375 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 376 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 377 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 378 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 379 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 380 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 381 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 382 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 383 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 384 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 385 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 386 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 387 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 388 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 389 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 390 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 391 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 392 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 393 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 394 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 395 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 396 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 397 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 398 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 399 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 400 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 401 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 402 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 403 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 404 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 405 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 406 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 407 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 408 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 409 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 410 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 411 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 412 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 413 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 414 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 415 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 選択 416 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 417 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 418 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 419 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 420 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 421 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 422 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 423 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 424 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 425 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 426 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 427 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 428 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 429 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 430 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 431 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 432 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 433 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 434 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 435 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 436 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 437 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 438 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 439 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 440 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 441 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 442 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 443 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 444 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 445 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 446 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 447 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 448 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 449 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 450 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 451 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 452 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 453 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 454 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 455 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 456 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 457 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 458 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 459 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 460 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 461 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 462 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 463 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 464 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 465 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 466 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 467 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 468 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 469 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 470 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 471 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 472 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 473 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 474 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 475 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 476 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 477 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 478 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 479 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 480 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 481 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 482 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 483 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 484 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 485 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 486 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 487 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 488 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 489 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 490 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 491 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 492 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 493 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 494 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 495 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 496 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 497 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 498 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 499 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 500 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 501 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 502 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 503 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 504 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 505 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 506 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 507 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 508 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 509 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 510 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 511 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 512 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 513 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 514 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 515 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 516 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 517 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 518 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 519 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 520 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 521 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 522 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 523 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 524 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 525 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 526 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 527 : ◯ 6 番(加藤 功一議員) 選択 528 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 529 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 530 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 531 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 532 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 533 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 534 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 535 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 536 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 537 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 538 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 539 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 540 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 541 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 542 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 543 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 544 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 545 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 546 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 547 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 548 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 549 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 550 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 551 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 552 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 553 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 554 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 555 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 556 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 557 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 558 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 559 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 560 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 561 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 562 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 563 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 564 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 565 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 566 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 567 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 568 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 569 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 570 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 571 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 572 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 573 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 574 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 575 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 576 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 577 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 578 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 579 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 580 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 581 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 582 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 583 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 584 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 585 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 586 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 587 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 588 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 589 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 590 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 591 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 592 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 593 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 594 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 595 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 596 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 597 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 598 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 599 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 600 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 601 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 602 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 603 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 604 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 605 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 606 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 607 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 608 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 609 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 610 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 611 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 612 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 613 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 614 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 615 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 616 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 617 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 618 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 619 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 620 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 621 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 622 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 623 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 624 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 625 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 626 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 627 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 628 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 629 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 630 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 631 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 632 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 633 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 634 : ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 選択 635 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 636 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 637 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 日程第1 一般質問を行います。  質問通告の順序により質問を許します。18番佐々木貴史議員。 3: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) それでは,質問通告に従いまして3問質問いたします。  1問目,新型コロナウイルス感染症対策について,初めに狛江市民の感染状況と傾向などについてお伺いをいたします。 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 5: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市の感染者でございますが,12月は58人,1月は138人,2月は24日現在で58人,合計254人の方が陽性となっております。これまでの感染者391人の約65%が昨年の12月以降に発生をしているところでございます。  年齢的な傾向といたしましては,12月は30歳以下が約56%で半数以上を占めており,60代以上が約14%でございました。1月に入ると30歳以下が約49%と多い状況でございますが,60代以上が約29%と増加している状況でございます。2月につきましては,30歳以下が約29%と減少しており,60代以上が約46%と増加している状況でございます。  狛江市で高齢者の感染が増えた原因でございますけれども,各施設のホームページで発表されている状況から,特別養護老人ホームや介護,いわゆる高齢者施設,医療機関等において集団感染が発生したことによるものと考えております。いずれの施設につきましても,保健所と連携して対応を図っておりまして,ほぼ収束はしている状況でございます。多摩府中保健所と圏域自治体と意見交換をしている際に,狛江市だけではなく,各自治体においてもクラスターが発生している状況で,陽性者は減少していない状況になっているところでございます。  また,東京都はコロナ病床について,昨年の12月の2,640床から5,000床まで増加してきてございます。感染者は減少傾向にはありますけれども,現在2,232床,約45%の病床を使用している状況で,感染が再度増加した場合にはすぐに病床が埋まってしまう,こういった懸念もございますので,継続して感染症対策をしっかり行う必要があると現在考えているところでございます。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 7: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今御答弁ありましたけれども,毎日のニュースでも感染者数は減少してきているということが報道されておりますけれども,誰がかかってもというか,感染してもおかしくない状況だとは思います。油断せずに,各自一人一人がしっかりと感染症対策を継続していくということが大事であるということだと思います。  次に,コロナ禍での様々な相談件数からうかがえる市民生活への影響,そして市内商工業者,経済状況について市はどのように受け止められているのか,お伺いをいたします。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 9: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 生活に困窮される方の窓口といたしまして,生活困窮者自立相談支援機関こまYELL,こういったものを設けておりますけれども,新規御相談の件数は4月から1月の月平均は139件でございます。これは昨年同時期の月平均17件の約8.2倍に相当いたします。新型コロナウイルス感染症の拡大により,雇用が不安定な方や個人事業主の方への影響が大変大きく,市民の生活が脅かされている状況がうかがえます。  これまで住居確保給付金や社会福祉協議会等の貸付け等の緊急対策により,辛うじて乗り切ってきた状況ではございますけれども,新型コロナウイルスの感染症の拡大が長引くほど,さらに生活に困窮される方が増えることは言うまでもありません。今後も生活に困窮している方々に対しまして,経済的な自立を支援するため,引き続きこまYELLの体制を強化し,相談支援の充実を図ってまいりたいと考えております。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。
    11: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 続けての質問なんですけれども,このコロナ禍で顕在化,また深刻化しております社会的孤立について,狛江市内での孤独・孤立についてどのように受け止められているのか,お伺いをいたします。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 13: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 社会的孤立とは,現在における非常に重要で深刻な問題でございます。社会の中で居場所や社会的な安定性を持たない社会的な集団と定義をされております。  例を挙げますと貧困の問題,自殺の問題,特にコロナ禍においては減っていた自殺者が,特に女性の自殺が増えているというような報道もございます。また,配偶者暴力等のDVの問題,独居高齢者の見守りができない問題,高齢の親がひきこもりの中高年の子供を支える問題,就業機会が損なわれたり,居場所がなくて生きづらさを抱える女性の問題等,例を挙げれば切りはありませんけれども,コロナ禍における3密対策の呼びかけや長引く外出自粛に伴い他人との接点が減り,社会から孤立する人が増えていると言われております。  政府におきましても,今月に新型コロナウイルスの感染拡大で深刻さを増す孤独,そして孤立の問題に関して孤独・孤立対策室を立ち上げると報道もあります。市といたしましては,市民の皆様の生活にとって極めて深刻な課題であると認識しております。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 15: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) この社会的孤立の防止に向けて,政府は19日,内閣官房に孤独・孤立対策室が新設をされました。これは4日の衆議院予算委員会で公明党から政府の取組をただし,しっかり対応する体制を検討すると首相答弁を引き出し,設置をされたものであります。  この社会的孤立による深刻な問題,これは今も例を挙げれば切りがないと御答弁にもありましたけれども,前段の質問でも相談件数が前年度比約48倍にも増えていると,こういった答弁もありましたが,誤解をしないでお聞きいただきたいと思うんですけれども,相談ができる人というのはそこから支援策を講じて,ある意味活路を見いだしていく方向へと進めていけると思うんですよね。  ただ,社会的に孤立している,いわゆる言葉は悪いけれども,埋もれてしまっているというか,声を発せられないという人たちをどう見つけ出してこの支援につなげていけるか,これは本当に喫緊の課題だと思います。  私の知り合いの方から,近所の方が心配でという御相談,複数の案件を受けまして,その方々とお会いするのも難しかったというのもあるんですけれども,お会いすることができて,市の福祉担当につなげることができ,現在自立や,また何かしらの支援につなげられるよう対応いただいております。  こういった自分自身の経験からも,この孤独・孤立といった問題の顕在化,深刻化を肌で感じている,実感している1人として,様々な対策を強化していかなければならないと思い,市に要望するとともに,私たちもともに考え,ともに行動し,取り組んでいくということを申し述べておきます。  さて,次の質問に移ります。  市民生活の支援というところでは,各地方自治体が独自での支援策を講じてきておりますけれども,狛江市がコロナ禍において実施してきた独自政策についてお伺いをいたします。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 17: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先日議決をいただきました補正予算を含め,これまで9回の補正予算にて新型コロナウイルス感染症対策として各種支援策を実施してきております。これまで実施してきました支援策のうち,独自支援について対象者別で主なものをお答えいたします。  市民全般向けといたしましては,30%のプレミアム付商品券事業でございます。  生活困窮者向けといたしましては,特例貸付を受けている方への3万円の給付,エアコン設置費5万円の補助でございます。  障がい者向けといたしましては,手帳所持者へ1万円の給付,季節性インフルエンザ予防接種の無償化補助でございます。  高齢者向けといたしましては,プレミアム付商品券事業で作成した商品券額面6,500円分の個別配布でございます。  子育て世帯向けといたしましては,国の特別定額給付金の対象とならない新生児がいる世帯に対象新生児1人当たり10万円の給付,高校生世代がいる世帯に対象生徒1人当たり2万円の給付,単身世帯の大学生などへ5万円の給付,小学2年生までの乳幼児・児童へ季節性インフルエンザ予防接種の無償化補助,児童手当・児童育成手当・児童扶養手当受給世帯の対象児童1人当たりそれぞれ1万円を給付,プレミアム付商品券事業で作成した商品券を児童育成手当・児童扶養手当受給世帯の対象児童1人当たりそれぞれ額面1万3,000円分を配布,児童扶養手当受給世帯を除く児童育成手当受給世帯の対象児童1人当たり3万円を給付,さらに同3万円を再給付,小学校の夏季施設事業・移動教室事業の実施を見送り,その代替事業を実施するための措置として児童1人当たり2,000円を補助,中学校の修学旅行の実施を見送り,その代替事業を実施するための措置として生徒1人当たり3,000円を補助,小・中学校給食費の1学期分無償化でございます。  社会福祉施設向けといたしましては,介護事業所や障がい者(児)施設へ10万円を給付,高齢者施設及び障がい者施設において,新型コロナウイルス感染症の感染者が発生した場合に,行政検査の対象とならない従業員及び施設利用者に対して,当該施設等がPCR検査を実施した場合に係る費用の助成でございます。  医療機関向けといたしましては,新型コロナウイルスの唾液検査等を実施する医療機関に対し,環境整備のため1施設30万円を補助,狛江市医師会・歯科医師会・薬剤師会に所属する機関へ事業継続を支援するため,1施設10万円を補助,新型コロナウイルス感染症による病床確保や地域医療体制の提供を継続する慈恵医科大学第三病院に2,000万円の補助でございます。  中小企業者向けといたしましては,国のセーフティーネット保証制度により貸付けを受け,店舗等を賃借している事業者へ家賃の2分の1,3か月,最大30万円を給付,東京都の感染拡大防止協力金を受けた事業者へ10万円を給付,売上げが減少したものの国の持続化給付金等の支給要件を満たすことのできない事業者に対し10万円を給付,新しい生活様式へ対応するための負担軽減や営業を支援するため,市内飲食店や理美容店に対し10万円の給付でございます。  文化芸術活動者向けといたしましては,文化・芸術等の活動に係る収入により生活を維持している方で,動画を提供していただける方に5万円の奨励金の給付でございます。  市民総合体育館等指定管理者やコミュニティバス運行事業者向けといたしましては,新型コロナウイルス感染症対策費として,応援金の給付や運賃収入等の減少に対する補助を行っているところでございます。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 19: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) ただいま御答弁いただきました。本当にこれまでに狛江市独自で多くの支援策が取り組まれてきたこと,よく分かりました。  その中で子育て世帯向けの国の特別給付金の対象とならない新生児がいる世帯に,新生児1人当たり10万円の給付については,喜びの声と同時に怒りにも似た声も届けられております。  この新生児1人10万円給付が含まれた補正予算に反対をしておきながら,さも自分たちが賛成したかのように錯覚をさせる政党などのチラシが配布をされ,その後に私どもが発行した「公明こまえ」に賛成,反対の事実が明確に記された内容を御覧になった方々からのお声であります。  ある人が言われておりました。反対した議員たちは,このコロナ禍での妊娠・出産という大変な状況下での新たな生命の誕生と新図書館・公民館をてんびんにかけて,新図書館・公民館を取ったんだなと。  さて,独自政策の中にはプレミアム商品券事業もありました。これは有効な対策,事業であると考えておりますけれども,今年度実施をしましたプレミアム商品券事業の内容,それから総括されているその評価についてお伺いをいたします。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 21: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 令和2年度実施のプレミアム付商品券事業は,総発行枚数約6万冊,プレミアム率30%で実施をいたしました。そのうち約3万8,000冊が一般販売,約2,000冊を児童育成手当・児童扶養手当受給世帯に無料配布,約2万冊を65歳以上の高齢者に無料配布を行ったものでございます。  事業の評価といたしましては,一般販売においては多くの応募をいただいたため,3倍近くの競争率となり,その後に行った2次販売におきましても多くの方に御購入をいただき,大変好評をいただいております。また,商品券の換金率が1月末現在で約85%でございます。単純計算とはなりますが,約3億3,000万円のお金が市内において流通したことから,事業を営む方々にとっても一定の効果があったものと推察をしております。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 23: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) このプレミアム付商品券事業というのは,いわゆる使用できる時期が9,10,11,12,1月,この5か月だったと思います。この5か月間で市内にまだこれは途中経過だとは思うんですけれども,約3億3,000万円が流通したということは,本当に大変大きな経済効果だろうと思います。  誰でも持っているお金というのかな,現金,自分が持っているとか,この現金というのは,ある意味では狛江市だけでなくてもどこでも使えます。だけれども,だから極端な言い換えをすれば,現金だと市内には1円も流通しないということも考えられるわけであります。しかしながら,プレミアム付商品券となれば,それが必ずこの狛江市内で流通をし,経済効果が上がります。また,ひとり親,子育て世帯と高齢者への無料配布,これを利用された方々は本当に喜ばれておりました。  そこで,今年度,令和2年度にはひとり親や子育て世代と高齢者の皆様に配布をした事業と同じように,例えばですけれども,非課税世帯を対象に商品券を無料配布というか,プレゼントして市内の商店で利用をしていただければ,市内の経済効果と同時に所得が低い世帯への支援が両立できると考えます。今年度の実績を踏まえれば,その効果というものは明らかであります。今後国の交付金なども活用しながら,狛江市としてプレミアム付商品券事業を実施していただきたいと切望いたしますけれども,いかがでしょうか。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 25: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) ただいま御紹介いただきましたように,プレミアム付商品券事業は市内経済にとってはプレミアム分以上の経済効果があると感じております。市民の皆様や事業所を営む方々双方にとりまして大変有益な事業であると認識をしております。  今後のプレミアム付商品券事業の実施につきましては,事業の実施ができ得る環境が整った際には,速やかに実施できるよう準備を進めてまいりたいと考えております。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 27: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) よろしくお願いします。  東京都の補正予算案には,デジタルの力を活用した地域経済の活性化に向け,キャッシュレスによるポイント還元などの取組を行う区市町村を支援するという内容も含まれているようであります。このデジタル商品券というのも視野に入れて,そして何より商工会の皆様にも御協力をいただきながら実施をしていただくよう改めて要望して1問目は終わります。  2問目です。水道道路事業着手についてであります。  ようやく始まる。また,いよいよ始まるなど,その受け止めは様々でありますけれども,遡れば約60年前,昭和37年12月22日にこの都市計画決定された水道道路線の事業が動き出します。  2年前の平成31年3月7日に夜ですけれども,三小の体育館で事業概要及び測量説明会が実施をされました。この日大雨でして,本当に行く間にもずぶぬれになるというような大雨で,そういった中でしたけれども,多くの方が参加されていたということを今でもよく覚えております。  そのときの説明でもありましたが,この事業の効果として4点挙げられておりました。  1つ目,交通事故の低減など,地域の安全性の向上,2つ目,良好な都市景観の創出,3つ目,道路ネットワークの形成,これは緊急車両のアクセス向上にもつながります。4つ目,延焼遮断帯の形成による地域の防災性の向上,この4点です。  質問ですけれども,この水道道路線の事業における狛江市の役割,それから今後の見通しについてお伺いをいたします。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 29: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 調布都市計画道路3・4・2号線,いわゆる水道道路につきましては,令和3年2月9日に事業認可が告示をされました。こちらの路線は東京都が施行する路線となっておりまして,事業主体は東京都でございます。狛江市の役割としては,当該道路の所在市といたしまして,これまで同様,早期整備をお願いするとともに,地元調整や市民からの相談への対応等,必要な協力をしていく考えでございます。  今後の見通しといたしましては,用地説明会の後,用地取得等を進めまして整備していくと伺っておりますが,コロナ禍の影響も加味しながら用地説明会の開催時期や方法については検討する予定と伺っているところでございます。  認可期間は令和12年3月31日までとなっております。  なお,水道道路と連結する調布都市計画道路3・4・16号線につきましては,狛江市施行の路線として整備を進め,幹線道路のネットワーク化の実現に努めてまいりたいと考えているところでございます。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 31: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) この事業認可に当たり,既に用地測量を行っていると思いますけれども,今後用地取得をするに当たり,取得や補償の対象となる土地,これはどれくらいになるのか,お聞かせをいただきたいと思います。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 33: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 令和2年度までに東京都において用地測量を行い,整備に当たって都市計画道路の位置を確定しているところでございます。用地取得等に当たり,取得の対象となる土地は約300筆を見込んでいると伺っているところでございます。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 35: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) この約300筆ということですけれども,この筆数というのといわゆる件数というか,軒数というのは違うと思うんですけれども,狛江市内の水道道路1.6キロメートルのいわゆる両サイドですから,相当な軒数との具体的な交渉が始まることと思います。  この事業は現在幅員が8メートルのところを幅員を16メートルにして,両サイド3.5メートルの歩道をつけるというものであります。近隣の皆様の御協力なしでは実現をしないということは言うまでもありません。計画線がかかる方の中には,庭先がかかる程度だとか,建物が一部かかるけれども,住むには影響そんなにないとか,もしくは建物のほとんどがかかり,移転を余儀なくされるという方もいらっしゃると思います。東京都の事業ではありますけれども,地元の自治体として市民の皆様の不安の解消のために,東京都と協力をしての取組をお願いしたいと思います。  私実はこの水道道路で過去に大切な御家族を亡くされた方を存じ上げております。その方にこの水道道路がいよいよ事業が始まりますということを報告に上がりました。その方は今でもあの水道道路を通ることができません。そういった思いのある方でも,早く安全な道路となるように願っていますと言われておりました。話を伺う中で道路が整備をされて,本当に安全な道路,形が変わったときに,この方は初めて水道道路を通ることができるのではないかなということも感じた次第でありますけれども,そういった方の思いもあるということをお含みおきをいただきまして,丁寧な説明とこの事業が10年という期間で,本当に長い期間かけて整備をしていくということでありますけれども,丁寧な説明を改めてお願いをさせていただいて,次に移らせていただきます。  3問目,災害対策についてであります。  令和元年の台風19号以来,災害対策については特に水害に目が向けられてきました。しかしながら,先日2月13日の夜遅くに,福島県と宮城県で震度6強の激しい揺れを観測する地震が発生をしました。この狛江市でも震度3を観測,大きく長い時間揺れていたのを皆さんも感じられ,覚えていることと思います。あらゆる災害への備えはしっかり整えておかなければなりません。  先日の地震を教訓に,改めて市の災害対策への取り組む姿勢をお聞かせいただきたいと思います。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 37: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 御質問のとおり,災害対策としては風水害のみならず震災対策も同時並行して進めていくことが求められております。特に震災につきましては,風水害とは異なり,発生の予測が困難であることから,時間を選ばず突然発生し,発生の時刻や地震の規模によっては被害も甚大化する場合もございます。  市といたしましては,さきの令和元年東日本台風のように大きな河川を抱えていることから,風水害対策が重要である一方で,将来発生が心配されております首都直下型地震の対策も同時に重要と認識しており,これまでの間震災対策と風水害対策の両方に備えた各種対策を推進してまいりました。  引き続き関係機関等と密接に連携し,市民の皆様の自助・共助の取組とともに,一体となって災害対策を推進してまいります。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 39: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) ということでありますけれどもというか,とは言ってもと,狛江市ではやはり直近で大きな被害を経験した水害への対策,備えというものが被災をされた皆様からも強い要望があります。  水害への対策について,市のこれまでの取組と今後の予定についてお伺いをいたします。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 41: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 水害対策のこれまでの取組でございますが,今まで避難施設の対象としていなかった洪水浸水想定区域に所在する小・中学校の上階等を避難場所として開設することとしたほか,ユニディ狛江店及びニトリ狛江ショッピングセンターとの協定締結による駐車場の避難場所としての活用,また電柱に掲出しております想定浸水深表示板の表記の改善,市内2か所での土のうステーションの設置など,自助への備えを進めております。  併せまして,新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点からも,避難所以外への避難,例えば自宅にとどまるほうが安全である場合があることや親戚・知人宅などへの避難等を御検討いただく,また避難所運営協議会の皆様を中心とした避難所開設訓練,樋管対応訓練など,各種訓練を実施し,災害対応力の強化を図ってきたところでございます。  今後の予定でございますけれども,現在改訂作業を行っております狛江市防災ガイドを年度末までに全戸配布する予定でございます。また,機動力を持って排水作業に当たれるよう,排水ポンプ車の配備,自助の支援として止水板設置工事費等に対する補助制度を新年度予算に計上させていただいているところでございます。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 43: ◯ 環境部長(清水 明君) これまで多摩川を管理する国土交通省に対しましては,市長自ら国土交通大臣に多摩川の治水対策についての要望書を手渡し,狛江市民の安心・安全確保のための早急な対策を強く要望いたしました。さらに国や東京都,狛江市を含めた多摩川流域の自治体等と連携し,多摩川緊急治水対策プロジェクトを取りまとめました。また,六郷排水樋管流域である調布市とは副市長を筆頭とする浸水被害等に関する検討会を発足し,両市が連携し,浸水被害を軽減するための対策等を総合的に推進することといたしました。  排水樋管関連では,浸水被害の原因究明委託により,浸水被害の原因を究明し,排水樋管操作要領の見直しを行うとともに,樋管操作に役立てるため,排水樋管に水位計及び監視カメラ等を設置し,可搬式ポンプを配備いたしました。排水樋管の水位や監視カメラの情報につきましては,市民の皆様が御覧になれるようインターネット上で公開いたしました。また,排水樋管の操作を市役所庁舎でもできるようにするための設計を行っております。  令和3年度の予定でございますが,河川の水位が高くなったときや雨の量が下水道の能力を超えた場合を想定した内水ハザードマップを全戸配布するとともに,浸水被害の軽減に向けて段階的な対策を行うための計画を策定する予定でございます。また,猪方排水樋管につきましては遠隔制御詳細設計を,六郷排水樋管につきましては遠隔制御工事を実施する予定でございます。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 45: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) というような取組がされているということであります。  令和3年度の予算に計上されているものについては事前審査に当たるので,それは予算特別委員会で改めてというところになろうかと思いますけれども,現在行われております多摩川土手天端のいわゆる舗装整備,ちょうど小田急線から下流のほうですね。今進められております。ここについて詳細な説明をお願いいたします。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 47: ◯ 環境部長(清水 明君) R1多摩川左岸猪方築堤工事は,国が行う河川改修事業として実施されているものでございます。  工事延長は駒井町三丁目から猪方四丁目地先の約1,230メートル,工事内容は堤防をかさ上げするとともに,のり面を保護するための基礎ブロック,連節ブロック,芝張りを行い,天端をアスファルト舗装する工事でございます。  堤防の高さについては,当初から計画の高さを満たしている場所もございますが,かさ上げとなる場所で約30センチメートルから90センチメートルの盛土を行います。一番のかさ上げとなった場所は,和泉多摩川地区センターとパーク・ハイム狛江の間の道路から天端に入ってきたところで,約90センチメートル高くなっております。堤防のかさ上げに使った土の量は約6,100立方メートルとなっております。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 49: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 本当に今進められておる中で,最後に搬入された土の量が約6,100立方メートルと,正直その量がいかほどかというのが分かりづらくてちょっとお聞きをしたところ,小学校の25メートルプール,あれに水を入れると約300立方メートルの水が入るということであります。体積ということで考えると土の量は,今回多摩川の土手をかさ上げするのに入れた量というのは,体積で考えると25メートルプールの約20個分の土を入れて,高さを盛って,形を造って強化したということであります。これがということが分かりました。本当に地域の皆様の安心にもつながることだと思います。  あともう1点,高さが高くなったなと思うのが南部地域センターとか,ドライビングスクールの所,あそこら辺の通りというのは,側道,土手の隣に道路がちょうどありますけど,今まで自転車なんかで立ちこぎというか,あまり推奨されるものではないけど,ちょっと立ちこぎでこうやって見ると,土手のてっぺんから向こうが見えたんです。側道で自転車に乗って土手を見ると土手の向こうが見えた。土手のてっぺんも見えた。今は見えないです。  それと,私時々川崎市側に行って,橋を渡って川崎市側を二子玉川のほうに歩いていくんですけど,明らかに多摩川の狛江市側の土手が高くなっているというのがよく分かりました。本当に一番高くなったというパークハイムと地区センターと,あそこなんかは本当に一目で分かる。高くなったなというのは本当に分かる。これが本当に地域の皆様方の安心につながることだと思います。  最後の質問になります。  2月13日,土曜日に赤羽国土交通大臣が多摩川の視察に来られました。松原市長も地元自治体の首長として同行されました。  視察の際に市長から大きく3項目の要望書を提出されましたけれども,大臣への視察説明の中で,ある意味その要望に対する回答として2点あったと記憶をしております。  1点目は,二ヶ領宿河原堰,いわゆるダムというか,あそこの上流の土砂の掘削,あそこにたまった土砂を取り除く,これを本年の6月頃から着手の予定だと。  2点目が土手の天端の未舗装,いよいよ狛江市内では唯一の未舗装の場所となった調布・狛江境,ちょうど六郷の排水樋管の辺りの280メートルぐらいのところでのここについての天端舗装が実施準備中であり,着手の予定であるという説明があったと思います。  そこで,要望内容のうち2点の実施についての国の説明及び市長も同行されましたので,市長がこのときに感じられたことなど,お聞かせをいただきたいと思います。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 51: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 今御説明いただいたとおり2月13日の土曜日ですけれども,赤羽国土交通大臣が猪方築堤工事の視察に来られまして,そのとき京浜河川事務所長より工事の進捗状況を伺いました。説明を伺った後,令和元年東日本台風時の多摩川河川敷の写真を赤羽大臣に御覧をいただきまして,当時の状況から復旧工事の進捗状況についてお伝えをさせていただきました。
     今,議員の説明にもございましたとおり,多摩川緊急治水対策プロジェクトの着実な推進,天端未舗装区間の確実な整備などの要望を行い,赤羽大臣への説明の中で河道掘削の実施予定や天端未舗装区間の整備予定についての説明もございました。ともに令和3年度に施工していくということでございまして,赤羽大臣からもしっかりと取り組んでいくと力強いお言葉をいただいたところでございます。  令和元年東日本台風の被害を受けた翌月の11月15日に赤羽大臣の下を訪ねまして,台風第19号の被害に関する緊急要望を提出させていただきまして,多摩川治水対策等,狛江市民の安心・安全確保のため,早急な対策を講じていただくよう要望をさせていただいたところでございます。  それから15か月でございますけれども,要望直後から迅速な復旧に向けまして動き出していただきまして,実際に多摩川の復旧状況を視察していただいたことは感謝の一言に尽きるとともに,地元自治体との連携を強く考えてくださっていると改めて感じたところでございます。  大臣が狛江市に来られるというのは,私は市制施行50年ですけれども,この間選挙応援は別といたしまして,昭和49年の多摩川堤防決壊のときに担当大臣がいらっしゃいました。それは覚えておりますけれども,その間ほかにはもしかすると小田急線とか,高架連続立体交差事業とか,そういったところに来られているかもしれませんけれども,ちょっと私の記憶の中では2度目かなというふうに感じたところでございます。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 18番佐々木議員。 53: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 市長,ありがとうございました。  私ども狛江市議会公明党は,東京都の案件は中島義雄都議会議員と,国の案件は衆参国会議員としっかりと連携,ネットワーク力を生かして,これからも地域の安全・安心,地域の課題のために全力で取り組んでいくという決意を申し上げまして,私の一般質問を終わります。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川和広議員。 55: ◯ 16番(石川 和広議員) 通告に従い質問します。  1問目,市における新型コロナワクチンの接種体制について。  全国で体制づくりが模索される新型コロナワクチンの集団接種は,前例のない大規模事業です。国として前代未聞の国家プロジェクトとなります。接種体制を確立し,成功させることがコロナ収束の鍵です。コロナ禍収束の命運を左右する事業です。万難を排し成功に導かなければなりません。国と自治体の密接な連携が成功の鍵を握ります。希望する全ての人を対象とする大事業ですが,地域の実情に応じた体制づくりと地域の特性に応じたきめ細やかな対応が必要です。  医療従事者に対する接種は,国や都道府県が取り組みます。先行接種として国立病院機構などの医療従事者など,約4万人を対象に2月17日から接種が始まりました。3月中旬から新型コロナ診療に関わる医療従事者など,約500万人程度までに接種が拡大されます。その他の人への接種は市区町村が実施主体となります。国の指示の下,都道府県の協力により市区町村において予防接種を実施するというものです。  この市区町村で4月以降から65歳以上高齢者約3,600万人,また持病のある人や高齢者施設の従事者への優先接種が行われる見通しとなっています。そして,その他の一般の人への接種と続いていきます。  自治体にワクチンが届く時期や量の情報,医療従事者の確保,ワクチンの安全な搬送方法,住民の接種情報を管理するための新システム導入など,課題の整理を図りながら,取組事項を着実に行い,一つ一つを丁寧にくみ上げ,狛江市にとって最善,ベストの新型コロナワクチン接種体制の構築を図っていかなくてはなりません。そして,接種事業を必ず成功させなければなりません。  市民の命を守るための新型コロナワクチン接種体制を確立し,成功させるための最重要ポイントはどのようなところにあるのか,市長のお考えをお聞かせください。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 57: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 依然として猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止し,国民の生命と健康を守るとともに,社会活動との両立を図るべく,国ではこれまで総力を挙げてその対策に取り組んできているところでございます。また,この間世界各国で新型コロナウイルスワクチンの開発が進められてきておりますが,ここに来て我が国にも供給されることとなり,2月17日から医療従事者の先行接種が始まったところでございます。今後4月以降には市区町村が中心となって65歳以上の高齢者の方への接種,次いで基礎疾患を有する方,それ以外の方と順次接種を進めることとなっているところでございます。  一昨日ですけれども,政府から4月12日より高齢者向けの接種を開始するという情報が入りました。ただし,これは限定的な接種となる予定とのことであり,まだ確実な状況とはなっていないところでございます。そのためいろいろな課題や問題もございまして,混乱を招くこともあるかと思いますが,市として安心して接種いただけるよう確実に成し遂げる必要がございます。  また,接種を行うことですぐに元の生活に戻るということは難しいかもしれませんが,発症予防,重症化予防への効果が期待されるこのワクチン接種により,一日も早い新型コロナウイルス感染症の収束を願っているところでございます。  ワクチン接種において求められる市区町村の役割につきましては,住民に身近な視点から,接種事務の実施主体となることとされております。具体的には接種に関わる人員,接種会場,資機材確保といった体制づくり,市民の皆様への接種勧奨・個別通知,接種手続等に関する一般相談対応,健康被害救済の申請受付・給付などがあり,ワクチン接種に関わる専属部署として福祉保健部に新設した新型コロナ予防接種室を中心に現在準備を進めているところでございます。  ワクチンに関しましては,その効果や接種による一定程度の副反応も言われてございますので,接種を判断いただく際の正確な情報提供を行っていく必要がございます。現在テレビやインターネット上においてワクチンに関する多くの情報が発信されておりますが,中には科学的根拠の乏しい情報も混在しているところでございます。  市といたしましては,市民の皆様に安心して接種いただけますよう,また確実な情報に基づきまして接種を御判断いただけるよう,国などから届きました情報に基づきまして,正確かつ丁寧に,またより速やかにお伝えすることが重要と捉えておるところでございます。  今後も国や都,近隣自治体,関係機関等と連携しながら,しっかりと自治体としての役割を果たしてまいりたいと考えているところでございます。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 59: ◯ 16番(石川 和広議員) ありがとうございました。  この質問の核心部分を冒頭にお聞きしました。  市長もおっしゃいました正確な情報,これは一番重要だと思います。ワクチンや接種に関する全般論・全体論のこの情報はあふれているという状態でもあると思います。その中で必要な情報をいかに得るかも重要となってきます。  私は,この不確定要素のあるものは一切発信しない。市においてもまだまだ不確定要素が含まれるものは市としても一切発信をしない。これが大事なことだと思います。混乱を招かないように手を打つ,これは非常に大事だと思います。  それと同時に,市議会議員として私自身もブログやSNSを使っています。ある意味では公人であります。公人として発信する以上,役所と同様に不確定要素のあるものを発信する,こうしたものは非常に気をつけていかなければいけないと思いますし,市議会議員として公人としてはそれなりの影響力があると思います。責任は大きいと思います。後になってよりよいものをつくっていくために問題提起の意味合いもあって発信したと,こういった言い訳は通用しないと思います。私自身こういうのはしっかりと気をつけていきたいと,このように思います。  そして,私自身はこの接種体制をつくっていく中で一番大事なのは,連携する力,また連携の密度,そして今回はこの力を合わせ結束して,誰もが成功を願っているわけですから,結束して臨めるかが最重要だと思います。様々な力を結集させることができるかが接種体制構築の重要なポイントだと思います。  次に,接種について具体的にお聞きします。  狛江市として様々と整理をしている接種計画,この接種計画はいつまでに確定するのか,またどのような内容となるのか,お伺いをいたします。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 61: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 接種計画につきましては,狛江市においては4月からの高齢者への接種に間に合うよう3月中に作成する予定でございます。また,本計画の実施期間は国から令和3年2月17日から令和4年2月28日までとされておりまして,内容につきましては接種対象者や接種スケジュール,接種会場の体制等を記載する予定ですが,ワクチン供給スケジュールや供給量等,国からの情報が非常に流動的な部分がございますので,計画決定後に内容を変更する可能性もあると考えております。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 63: ◯ 16番(石川 和広議員) 分かりました。  内容について様々な検討をしていますけれども,ワクチン供給のスケジュール,供給量,これが一番のポイントだな,この情報が一番重要だと思います。市長も先ほどの御答弁もありましたけれども,一昨日政府からの情報として4月12日から高齢者向けの接種が開始ということで,これは政府が24日,当面の計画を発表をいたしました。  その中で4月5日の週に発送する量,12日の週に発送する量,19日に発送する量とそれぞれ予定を計画化しておりまして,全ての市区町村にワクチンが行き渡り,接種が本格化するのは4月26日の週になるという,このワクチンの発送の量からすると見通しであるということもこの計画では言われています。  また,河野太郎ワクチン接種担当大臣は,24日の記者会見で数量を限定してスタートさせ,配送システム,会場運営などの段取りを丁寧に確認しながら徐々に拡大したいと,このように述べておられます。  4月12日限定的に開始をし,全市区町村での本格化は下旬,4月26日,このぐらいになるという見通しが4月24日の政府の計画では発表されております。今回この高齢者にはファイザー製のみを使う予定と,こういうことも明確化されております。  このワクチンなんですけれども,日本が契約しているのは約1億5,700万人分,モデルナ社,アストラゼネカ社,ファイザー社,この順番で契約をして約1億5,700万人分契約はしておりますけれども,EU欧州連合がワクチンの域外輸出を規制するなど,ワクチンを巡り各国間で争奪戦の様相を呈する中,政府は国内生産によって安定供給を目指す方針でもあります。イギリスのアストラゼネカ社の供給予定6,000万人,1億2,000万回分のうち4,500万人,9,000万回分は日本国内での生産予定ということになっております。我が国で生産する道を確保し,その体制が整った分供給力は安定しますが,生産できる体制整備の加速化も,これも接種体制に併せて求められてくるということになります。  今,狛江市が接種計画策定に当たって現在検討中ということもあるものもあると思いますけれども,私はこの検討中という言葉,決して進んでいないわけではないというふうに捉えております。ほぼ確定していても,最後の不確定要素が除けるまで公式には確定しないというものもあれば,確定していても関係者間の情報共有の確認待ちと,こういったものも含めて検討中というものがあると思います。そして,もっと大事なのが調整中というものであります。  調整中というのは,相手あってのものの中での調整中,デリケートなものだと思います。不用意な一言がこれまで一つ一つ積み重ねてきたものを一遍に壊す場合もあります。特に調整中案件に関する公の場でのやり取り,議場でもそうですね。こうしたものは,発言やニュアンスというものは後から取消しがなかなかできない性質のものでもあります。これも気をつけていかなければならない,このように思います。しっかりと検討中のもの,調整中のもの,進め方を丁寧に進めていただければと思います。  次に,ワクチン接種の進め方と課題について伺います。  接種に向けて考えられる具体的な課題についてお伺いいたします。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 65: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 接種に向けて考えられる課題といたしましては,まずは医療従事者の確保が挙げられます。市では集団接種におきましては,医師会の協力の下,体制の確保に向けて準備を進めておりますが,体制の確保に当たっては,医師だけではなく,相当数の看護師の確保も必要となり,医師会の人数だけでは賄うことが難しいことから,薬剤師会や医師・看護師の派遣について,民間事業者とも並行して調整を進めているところでございます。  しかしながら,狛江市だけではなく,どこの自治体でも同じような状況にあることから,医療従事者の確保が非常に難しい状況にあり,ワクチン接種の需要が高まった際に対応できるかということが大きな課題であると,そのように捉えております。  また,身近に安心して接種を受けられるようにするためには,集団接種だけではなく,個別接種や訪問接種,こういった体制の構築も併せて解消しなければならない課題の1つであると認識をしております。加えて,ワクチンの供給が予定より遅れることや十分な数のワクチンが届かない可能性も考えられるなど,過去に例のない事業でございまして,状況が刻一刻と変化することから,常に不測の事態を想定し,柔軟に対応していく必要があると認識しているところでございます。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 67: ◯ 16番(石川 和広議員) 現状直面している具体的な課題についてお聞かせいただきました。一つ一つをこれから丁寧にこれを課題整理していく,解決をしていくということだと思います。  こうした課題を見越し,全国市長会は1か月前の1月27日,新型コロナウイルスワクチン接種に関する提言において,ワクチン接種に要する経費に対する財政措置,都市自治体と医療機関等の円滑な連携に必要な支援策,ワクチンの接種体制の確保に必要な情報提供,国民への周知,広域的な体制整備への支援等,国において国民へのワクチン接種が安全かつ円滑に実施できるよう特段の措置を講じるよう求めております。ワクチンが届く時期や量が不明な部分が多く,自治体からは医療従事者の確保に動きづらいと,こうした声もあるという現状でもあります。  私自身こうした中で,現在各自治体が接種体制を組み上げています。他市の取組の情報収集や調査なども行っています。また,練馬区モデルや隣接市,調布市の事例など,地元の公明区議や市議から取組の詳細な経緯等も直接に聞いて,様々な提案,こうしたことも考えましたけれども,環境や条件,規模等,様々な違いがあり,ぴったりと型にはまるものなどはこれはありません。その自治体の本当の環境条件,そうした意味では机上で組み立てる設計レベルと現実を進めていくための実務レベルの違い,こうしたものもあります。  そうした意味もあって,この場で自身で知り得た情報を行政にぶつけるのは控えようかと最後まで考えてそうしました。なぜならば,こうしたことで提案等もありますけれども,それを採用できなかったのは,財政的な面で回避したのかと,こうした誤解だけは皆さんに持たれたくないというのがあります。今回のことについては,これは財政的な見地からそれをやる,やらないということはないはずであります。そうした意味から誤解を招かないように,こうしたところでの知り得た情報,こうしたものを並べてぶつけるのは控えさせていただきたいと思います。  そういった意味で,私自身議員になって初めての一般質問と同じぐらい今回の質問は緊張しています。言葉を相当選んでいます。大事な部分のことだというふうに思います。私自身が決意を持ってこの行政の取組を後押ししているようで,その実は結束力や力の集結を乱してしまう,こうしたことにつながっていくことも考えられるからであります。より慎重に,さらに慎重に,私自身としての取組への後押しを進めていきたい,このようにも思います。気づいたことについては,一つ一つを丁寧に進言していきたい,このように思います。  ワクチン接種は国民の期待が高いだけに,自分はいつ頃接種できるのかなど,関心が高まってきています。コールセンターを設けて様々な相談に応じていくことはとても重要であります。狛江市もこの週明けの月曜日,3月1日よりコールセンターを開設します。  お聞きします。コールセンターについて,現時点で答えられる範囲内での内容をお伺いいたします。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 69: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今御紹介いただきましたコールセンターの設置につきまして,市では保健所圏域自治体が予定している内容も踏まえ検討いたしました。  3月1日から平日の9時から17時まで,まずは3回線でスタートしたいと考えております。その後広報こまえ等で事業内容等を具体的に公表する予定の3月15日から回線数を8に増やし,その後状況を見ながら調整していく予定でございます。また,4月以降に高齢者への接種が始まった際には,キャンセルの電話等も考えられることから,接種時間に合わせてコールセンターの開設時間帯を拡大することも想定しております。  なお,コールセンターにつきましては,市区町村だけではなく,国や都でも設置することになっておりますが,市区町村では主に予約や接種会場,接種クーポン券に関するお問合せについて,都では副反応といったワクチン接種に係る専門的な問合せについて,厚生労働省ではコロナワクチン施策に対する問合せについて,それぞれ対応することとなっております。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 71: ◯ 16番(石川 和広議員) 議会初日に審議され,可決した令和2年度狛江市一般会計補正予算(第9号),新型コロナ予防接種事業支援業務委託において,委託事業者による展開と,コールセンターになると思います。懇切丁寧な対応に努めていただき,管轄外ですので等,相談者にたらい回し感などを持たれないような工夫ある応対も求められます。よろしくお願いいたします。  ワクチン接種の実施に必要な人員及び設備・資機材の確保やLINE等での接種予約について,受付・予診等,接種の流れ,ワクチンの管理・移送の流れ,ワクチン接種の記録等のシステムに関して,2回目接種の体制構築と通知について等々,今後細部にわたって一つ一つを詰めていきながら最終確定をしていかなければなりません。  新型コロナワクチンの接種事業は前例のない大規模事業です。接種体制を確立し,成功させることがコロナ収束の鍵ともなっています。希望する全ての人を対象とする大事業でもあります。松原市長をトップリーダーに,市民の命を守るための新型コロナワクチン接種体制の確立,実情に応じた体制づくりと特性に応じたきめ細やかな対応をお願い申し上げ1問目の質問を終わります。  2問目,市のがん対策及び治療への支援とサポートについて。  今日本人の2人に1人は生涯において1度はがんになると言われています。誰でもがんになる可能性があります。がんにかかる原因は生活習慣,細菌・ウイルス感染,持って生まれた体質など,様々あり,どれか1つが原因となるということではなく,幾つかが重なり合ったときにその可能性が高まると言われています。近年の研究で,がんと生活習慣との間には深い関係があると分かってきました。生活習慣を改善することでがん予防に取り組むことができ,男性のがんの約半分,女性のがんの約3割は生活習慣の改善により,がんになる確率を低くすることができるとも言われています。  がんは進行すればするほど治りにくくなる病気です。がんの種類によって差はありますが,多くのがんは早期に発見できれば約9割が治ると言われています。初期のがんは症状がほとんどないまま進行することが多いため,早期に発見するには症状がなくても定期的にがん検診を受けることが重要です。  こうした中,新型コロナウイルス感染を恐れ,医療機関を受診することや検診などを控えるケースが増えています。厚生労働省は過度な受診控えは持病の悪化や重大疾患の発見の遅れなど,健康上のリスクを高める可能性があると警鐘を鳴らしています。コロナ禍でも必要な診療を受けることが重要です。  日本対がん協会の調査では,2020年度のがん検診の受診者は例年に比べ3割以上減少する見込みだそうです。人間ドックの受診者が3割減っているとの調査もあるそうです。いずれも新型コロナ感染拡大の影響と見られています。不要不急の外出自粛が求められていることも背景にはありますが,しかし受診控えのデメリットにも目を向ける必要があります。  初期のがんは大半が無症状であり,早期発見・治療には定期的な検診が欠かせません。持病の悪化により新型コロナなど,ウイルスへの抵抗力が低下するとの指摘もあります。医療機関の受入体制が逼迫しているため,通常診療は受けられないとの誤解もあるようです。しかし,新型コロナ患者に対応しているのは一部の指定医療機関であり,むしろ普通の病院は受診控えによって人が来ていないということも,場合によっては見受けられたりもしているようです。検診の必要性を周知し,健康維持に対する意識を高められるよう,この視点からの取組もやはり欠かすことができないと痛感します。  昨年から続くコロナ禍において,市のがん検診及びがん相談への取組はどのような影響を受けてきたのか,状況とその対応についてお伺いします。 72: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 73: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 例年がん検診は6月から12月の間で実施しておりますが,緊急事態宣言発令に伴いまして,あいとぴあセンター内において検診バスで実施している集団検診を6月,7月,そして個別検診については6月を中止とさせていただきました。それに伴いまして,検診終了期間を1月まで延長したところでございます。  令和2年度の1月は集計中のため,正確な比較はできませんが,平成31年度と令和2年度の比較を順に申し上げますと,胃がん検診983件に対して660件,肺がん検診1,321件に対して887件,大腸がん検診4,061件に対して3,405件,乳がん検診906件に対して631件,子宮がん検診824件に対して703件となっており,全体の前年比77.7%と,こんな状況となっております。検診再開当初から受診者が少なかったこともございまして,前年度より少なくなっている状況でございます。  また,御相談の状況につきましては,検診する際の感染症対策はどのようにされているのか,あるいは病院に行くのが不安だというような御相談をお受けしているところでございます。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 75: ◯ 16番(石川 和広議員) 分かりました。  全体で前年比77.7%ということで,やはり減っているということであります。  先月衆議院の1月21日,本会議で菅首相の施政方針演説などに対する各党の代表質問で,公明党の石井幹事長ががん対策について質問させていただいておりました。  コロナ禍の影響でがん検診を控える方が増えており,健康上のリスクが高まることへの懸念が指摘されている。政府においてコロナ禍における検診受診率の実態などを調査するとともに,自治体と連携して適時適切な受診機会の確保と働きかけを強化していただきたいと,また併せてがんで亡くなった患者の4割が終末期に痛みを感じていたという国立がん研究センターが昨年10月に公表した調査結果を踏まえ,緩和ケアのさらなる普及と質の向上に取り組むとともに,医師らの外部講師の活用を含めたがん教育の充実に取り組んでいただきたい。このような質問をいたしました。  菅総理の答弁でありますけれども,がん検診を定期的に受けてもらうため,検診時の感染防止対策の徹底とともに,受診機会を早期に設けるよう自治体に要請をすると,また緩和ケアについては,医療従事者向けの研修実施などで普及と質の向上に努めると,がん教育については,研修や外部講師を活用し,正しい理解や知識の普及に取り組む,このように答弁されておりました。しっかりとこうした中でのがん検診の向上,取組を進めていただきたいというふうに思います。  時間の関係で,次にがん患者への支援とサポートということについて,ちょっとここからはお聞きしていきたいと思います。  会社員らが業務外の事由による病気やけがで仕事を休んだ場合に健康保険から支払われる傷病手当金について,政府はがん治療で入退院を繰り返すケースなどに対応する制度改正に乗り出します。  現在は同一の病気・けがに対して支給開始日から1年6か月までの支給ですが,これを仕事を休んで実際に支給を受けた期間を通算して1年6か月までとします。公明党が粘り強く主張し,2月5日に閣議決定された健康保険法等改正案に盛り込まれました。改正案では,健康保険における支給期間の通算化を2022年1月から施行すると規定,なお公務員らが加入する共済組合は既に通算化されています。  現行制度では,支給開始後に職場復帰して傷病手当金が不支給となり,その後同一の病気・けがで再び休んだ場合,当初の支給日から1年6か月までは傷病手当金を受け取れますが,その先は不支給となります。このため,長期間にわたり療養のために休暇を取りながら働くがん患者らが傷病手当金を柔軟に利用できないとの指摘がありました。  公明党は医療技術の進展も踏まえ,がん患者らが働きながら治療を受けられる環境を整備するため,支給期間の通算化を主張し,厚生労働大臣に対して2015年8月に提言を申し入れたほか,国会質問でも繰り返し首相らに支給要件の改善を訴えてきました。  これを受け,政府は2017年に策定した働き方改革実行計画や第3期がん対策推進基本計画に治療と仕事の両立などの観点から,支給要件などについて検討し,必要な措置を講じると明記し,議論を進めていたものであります。制度改正を着実に進めていただきたいと思います。  ここからは,市におけるがん患者への支援とサポートについてお聞きします。  がん患者が在宅で療養する場合,40歳以上は介護保険が適用されるため,様々な支援の制度があります。20歳未満は小児慢性特定疾病の医療助成などが受けられます。その一方で,20歳から39歳の患者は利用できる公的支援がないため,サービス費用は全て自己負担となっており,支援の空白世代と指摘されております。この支援の空白を埋めるべく,在宅療養を希望する20歳から39歳のがん患者や家族の経済的負担を軽減するため,訪問介護サービスや福祉用具の購入費の一部を助成する制度,これを検討できないか,お伺いをいたします。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 77: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 横浜市,神戸市では20歳以上40歳未満の市民を対象に助成制度を実施している事例がございます。医師が一般に認められている医学的知見に基づきまして,回復の見込みがない状態に至ったと判断した場合,在宅生活への支援及び介護が必要な方を対象としてホームヘルパーが訪問し,日常生活の介護や家事援助を行う訪問介護,車椅子や介護ベッド等の福祉用具貸与が受けられるものでございます。  狛江市では,現在のところ事業を実施してはおりませんけれども,愛媛県でも同様の事業を実施しているようでございますので,東京都の動向等に注視してまいりたいと考えております。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 79: ◯ 16番(石川 和広議員) ぜひ時間をかけてでも御検討いただきたいと思います。  市レベルでは,愛媛県の松山市や静岡県の湖西市なども昨年度からこの若年性がん患者等支援事業という形で,この空白の世代の支援,こうしたものをスタートさせております。がん患者のQOL,生活の質を高める支援でもあると思います。患者・家族の願いとして,人生の最期を自宅で過ごすことが選択できるようになってきています。経済的負担の軽減などの支援,サポートは,患者・家族に寄り添う施策であると思います。ぜひ御検討をお願いしたいと思います。  次に,がん患者の外見上のストレス緩和,治療と社会参加を支援との視点からお聞きします。  がん治療は抗がん剤の副作用による脱毛や手術による傷跡など,外見に変化が起こり,悩む人は少なくありません。ひきこもりがちにならないようにするため,また療養生活の質の向上のためにも支援が必要だと思います。がん治療による外見の変化に悩む患者を支援するため,ウイッグ(かつら)と胸部補整具の購入費助成を検討できないか,お伺いをいたします。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 81: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 抗がん剤の副作用による脱毛や手術による傷跡など,外見に変化が起こり,それに悩む方が多くおられます。がん治療に伴う外見の変化をカバーするための補整具の購入に要する経費の一部を助成することにより,がん患者の方の心理的及び経済的な負担を軽減するとともに,療養生活の質の向上を図り,もって就労継続等の社会生活を支援することを目的としております。このような事業は港区,千代田区,福生市などで助成制度がございます。
     狛江市では現在のところ助成制度はございませんが,先進市の事例も参考にして検討してまいりたいと考えております。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 83: ◯ 16番(石川 和広議員) ぜひ御検討を進めていただきたいと思います。  補整具は脱毛や乳房摘出に伴う外見変化により,患者が生活上で感じるストレスに有効ですけれども,経済的な負担も大きいものとなっています。外見に悩んだがん患者を支援するための補整具の購入費助成をぜひ御検討いただきたいと思います。  次は妊孕性温存療法というものについてお聞きいたします。  厚生労働省は43歳未満の男女を対象に,がん治療の影響で生殖機能が低下・喪失する前に卵子や精子などを採取・冷凍保存する妊孕性温存療法への助成制度を4月から始めます。1回の温存療法につき体外受精や顕微授精の受精卵で35万円,卵子で20万円,卵巣組織で40万円,精子で2万5,000円,精巣内からの採取は35万円を上限とし,年齢の下限はありません。所得制限は設けず,助成は1人2回までとしています。関連学会に登録し,都道府県が指定した医療機関で凍結保存することが条件となっています。がん患者に行われる抗がん剤の投与や放射線治療などは不妊につながる場合があり,このため治療をためらうケースもあるといいます。  日本産科婦人科学会によれば,がんの治療後に子供を持てなくなる可能性のある患者は推計で年間7,000人に上ると言われています。がんを患った上に子供を諦めざるを得ないことは,大変な精神的苦痛であると思います。こうした中,患者にとって希望の光となるのが温存療法であります。  ただ,温存療法は公的医療保険の対象外で全額自己負担。全国骨髄バンク推進連絡協議会によれば,卵子の採取・凍結には15万円から45万円,精子には2万円から7万円程度はかかるとされています。がんの治療費に温存療法の費用が加わるため,患者の経済的な負担は重くなります。凍結保存は現在高額な自費診療で経済的負担が大きいため,厚生労働省は費用の半額をカバーできる助成額を設定したとしています。温存療法に対して独自に助成する自治体もありますが,助成額などにばらつきがあります。国の制度とすることで地域差を解消し,より多くの患者負担を軽減する意義は大変に大きいと思います。  妊孕性温存療法への助成制度について,市へはどのように情報提供がなされているのか,お伺いをいたします。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 85: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和3年2月1日に第1回小児・AYA世代,AYAとはAYAとアルファベットで書きますけれども,AYA世代というのは小児から成人への移行期という意味だそうです。小児・AYA世代のがん患者等に対する妊孕性温存療法に関する検討会が行われまして,都道府県が指定した医療機関で凍結保存することを条件として,令和3年4月から小児・AYA世代のがん患者等に対する妊孕性温存療法研究促進事業を開始する方向で動いていることは,市のほうでも把握しているところでございます。まだ通知は届いておりませんけれども,決定いたしましたら正式な通知が届くと考えているところでございます。 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 87: ◯ 16番(石川 和広議員) 分かりました。  通知を受けた上での周知等もお願いをしたいと思います。  思春期・若年成人世代のがん対策について,公明党は患者・家族らの声を踏まえ,2015年8月に政府に支援充実を提言し,2017年10月に閣議決定の第3期がん対策推進基本計画に同世代のがん治療体制の整備や相談・就労支援が盛り込まれました。卵子や精子の保存支援に向けては,2018年7月に政府に提言するなど,積極的に働きかけて,こうして2021年度予算案でこの経費が計上されているということであります。  こうした地方議員の推進もあり,独自に妊孕性温存療法に対する経済的支援を実施する自治体が拡大をしてきています。今回の国による制度の助成にもつながりました,しっかりとこうしたもので地方でも実はこれは助成をしている自治体もあるんですね。市レベルでもあります。こうしたものも踏まえて,今回国の助成の制度につながりました。  最後にがんに関する市の情報発信,情報集約についてお聞きします。  質問の冒頭に申し上げたとおり,日本人の2人に1人は生涯において1度はがんになると言われており,誰でもがんになる可能性があるだけに市民の関心も高いと思われます。がんとはどんな病気なのか,予防は,検診は,狛江市のがんへの取組は,がんに関する相談先は,がん関連サイトは等々,がんに関する情報をより集約し,さらに強く発信できるような取組は考えられないか,お伺いをいたします。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 89: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在は広報こまえ,市ホームページ,けんこうガイド等に検診の御案内をしておりますが,がんについて市民が分かりやすい内容は掲載されていない状況でございます。  一方北多摩南部保健医療圏保健医療福祉データ集平成31年度版によると,がんは狛江市の死亡原因の第1位で31.6%となっており,第2位の心疾患が16.2%と倍近くになっているものでございます。そして,非常に怖い病気であることを認識しているところでございます。  市民の皆様にがんに対する正しい知識と予防対策について,医師会等の医療関係者の御協力をいただきまして,まずはホームページで周知できるように取組を進めてまいりたいと考えております。 90: ◯ 議 長(石井 功議員) 16番石川議員。 91: ◯ 16番(石川 和広議員) 分かりました。  こうして数字で見てみますと,この狛江市の方の死亡原因の第1位ががん,全体の31.6%,第2位は心疾患ということで16.2%が第2番目の死因ですね。倍ぐらいがんというのは多いということだと思います。  本当にこれからますますこのがんへの関心というのは高まってくると思います。そうした意味では,様々な情報はちりばめてはいるんですけれども,きちんとより集約をして,そしてより強く発信できるような,こうしたものも含めて御検討いただき,発信をしていただければと思います。  狛江市のがんへの取組,さらなる充実と強化をこれを強く要望して,全ての質問を終わります。 92: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時18分 休憩     午前10時39分 開議 93: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。15番小野寺克己議員。 94: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 通告に従いまして2問質問させていただきます。  1番目,聴覚障がい者の支援の取組について質問いたします。  初めに,防災スカーフについて質問いたします。  2015年3月に狛江市では都内初となる視覚障がい者用災害ベスト,こまベストの開発を行ってきました。備蓄状況と配布状況について伺います。 95: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 96: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 視覚障がい者用のベストにつきましては,160着作成いたしまして,避難所に26着備蓄しております。配布状況につきましては,110着を配布しているところでございます。 97: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 98: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 緊急時における通報や災害発生時に,無事に避難行動ができるための施策,これは重要な取組の1つだと思います。  では,このこまベスト,これは着用できる場合は非常に有効でありますが,メリットやデメリット,また検討されていることについて伺います。 99: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 100: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 障がい者用災害ベストのメリットといたしましては,災害時に障がい者が支援する際に着用し,支援が必要なことを周囲に知らせることで支援が受けやすくなることや周囲の方も手助けがしやすくなる点,視覚障がい者用ベストにはペットボトルなどが入るマチの深い大きなポケットや中のものが落ちないようにチャックを設けた点,またメモ帳大のホワイトボードや笛を附属品としたことで,障がいの特性に合わせた機能性を高めたベストである点がメリットであると認識しております。  デメリットといたしましては,ベストを外出時に携行することは難しいため,外出時に被災された場合にはベストを着用できない点でございます。 101: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 102: ◯ 15番(小野寺 克己議員) このこまベスト,防災訓練などでの活用状況,また課題について伺います。 103: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 104: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 毎年総合防災訓練の際,福祉避難所の設置・運営訓練を行っており,その際障がい者御本人にも御参加をいただいておりますが,参加していただく際に障がい者用災害ベストの着用をお願いしております。  なお,今年度の総合防災訓練は新型コロナ感染防止のため,市民の方には参加をお願いしていないところではございます。  課題といたしましては,災害ベストのサイズがフリーサイズのため,障がい児が着用すると大き過ぎると,こういったお声をいただいております。この点につきましては,ヘルプマークが印字された紙製の使い捨てできるビブス,これを配布することで対応しているところでございます。 105: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 106: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 兵庫県香美町では防災スカーフ,また千葉県習志野市では障がい者用「災害時支援・みまもり」スカーフなどが活用されておりますが,どのような感想を受けているのか,伺います。 107: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 108: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 香美町のスカーフでございますが,スカーフの隅にそれぞれ「目が不自由です」,「耳が不自由です」,「配慮をしてください」という文字とマークがあり,必要な面を表にして背中に羽織る形になります。スカーフは文字が分からない障がい者や子供が色で自分の身につける面が分かるように4色に色分けしています。また,「目が不自由です」の記載のある隅には,目の見えない人でも羽織る位置や表裏が分かるようにタグで印をつけております。また,「配慮をしてください」と書いた面には白抜きのスペースがあり,知的・精神・発達障がいのある人が周りに理解してほしいことを具体的に記載することができるものでございます。習志野市のスカーフにつきましても,サイズ,デザインは異なりますが,ほぼ同じような仕様となっております。  同じスカーフを障がい児も含めた全ての障がい者の方が使用できる点や携行性に優れているため,外出の際にカバンに入れていただければ,外出時に被災した場合に使用できる点,またスカーフを包帯や止血帯,あるいはマスクや頭巾にも転用できる点が優れているのではないかと考えているところでございます。 109: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 110: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 耳の聞こえが悪くなる方が多い高齢者や視覚障がい者,聴覚障がいのある方,音声言語の身体障がい者の方,知的障がい者,精神障がい者の方,支援の必要な妊婦さんなど,防災スカーフを広く配布していただくことについて伺います。 111: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 112: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市では,平成20年に狛江市障害者団体連絡協議会が黄色いハンカチを作成し,配布をしております。令和2年7月からは,本協議会で改めて作成していただいた黄色いハンカチを福祉政策課においてお預かりをして,窓口にて配布をさせていただいております。黄色いハンカチには四隅にSOSの文字が記入されており,必要に応じて住所,氏名,血液型,連絡先等を記載することもできます。  香美町の防災スカーフは90センチ四方,習志野市の防災スカーフは70センチ四方,黄色いハンカチは45センチ四方と防災スカーフより小さいサイズとなっておりますが,外出の際に携行していただき,外出時に被災した場合には首元や腕に結んでいただいたり,頭巾として使用していただいたりすることにより,周囲の人々に支援を呼びかけることができます。  防災スカーフにつきましては,狛江市障害者団体連絡協議会にも情報提供をさせていただくとともに,まず現状は黄色いハンカチの周知及び配布に努めてまいりたいと考えております。 113: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 114: ◯ 15番(小野寺 克己議員) こちらが作成した黄色いハンカチであります。こちらをしっかりと多くの方に活用していただくことで,災害時に有効に活用できるのではないかと思いますので,改善する際には先ほどの御提案を加味していただけますようよろしくお願いいたします。  では,次にNet119・聴覚・言語障害者向け緊急通報システムについて質問します。  この概要を伺います。 115: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 116: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) この制度は東京消防庁が実施しておりますが,肉声による119番通報が困難な聴覚または言語・音声等に機能障がいがある方が携帯電話やスマートフォンのウェブ機能を使用して,緊急時に東京消防庁へ通報を行う補助手段として行われているものでございます。  対象者につきましては,東京消防庁管内に在住,在勤,在学している方,聴覚または言語・音声等に機能障がいがある方,インターネット接続機能及び電子メール機能を使うことができる携帯電話またはスマートフォンをお持ちの方となります。以上全ての条件を満たした方が対象となり,事前の登録が必要でございます。 117: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 118: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 東京消防庁の緊急ネット通報の費用面や登録されている状況,周知の状況について伺ってまいります。 119: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 120: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 費用面につきましては,登録時や通報時にかかる通信料のみの御負担となり,狛江市民の登録者数について東京消防庁に確認しましたところ,6名の方が御登録されている状況でございます。また,周知につきましては,障がい者団体への周知を図るとともに,現在市ホームページの掲載作業を進めているところでございます。 121: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 122: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 狛江市ではまだ6名という登録状況でございます。まだまだ多くの方が活用したほうがよい,こういった望ましい状況だと思いますが,この緊急ネット通報を登録したほうが望ましいと思われる方,こうした方の状況・感想と対象人数について伺います。 123: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 124: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 肉声でコミュニケーションを図ることが困難な方は,緊急時においてこのシステムは大変有効であると考えております。聴覚または音声・言語の身体障害者手帳を所有している方は,平成31年度末現在で201名となっております。 125: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 126: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 分かりました。  昨年の2020年12月には,神奈川県大和市では聴覚障がい者向けに説明会を行っていました。こうした取組を行うことで広く周知できると思います。狛江市でも取り組んでいただきたいと要望しますが,これについて伺います。 127: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 128: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 平成28年度に当時の地域福祉課職員が講師となりまして,聴覚障がい者の団体に所属されている聴覚障がい者の方向けに「地域における防災組織作り-聴覚障害者の場合-」というテーマでまなび講座を開催しております。その際は東京消防庁の緊急ネット通報を御紹介し,講座修了後に登録の支援も行っているところでございます。  また,聴覚障がい者の団体からは,コロナウイルス感染状況が落ち着いた後に同様の出前講座の開催について御要望いただいております。開催の際は緊急ネット通報を御紹介するとともに,講座が終了した後の登録の支援も行ってまいりたいと考えております。 129: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 130: ◯ 15番(小野寺 克己議員) こうした取組も行っているということですが,広く参加いただけるよう推進をお願いします。  聴覚障がい者は発熱や味覚障がいなど,新型コロナウイルス感染症の疑いや相談・診断をしたい場合はどのように行えばよいのか,伺います。また,緊急通報も活用できるのか,伺います。 131: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 132: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染症への感染が疑われる方の御相談や感染予防に関すること,また心配な症状が出たときの対応など,新型コロナウイルス感染症に関する御相談については,東京都の新型コロナウイルス感染症相談窓口でファクシミリで御相談することができるようになっております。また,東京消防庁にも確認をいたしましたが,緊急ネット通報につきましては,救急要請のツールとなるため,新型コロナウイルス感染症の疑いや御相談等には対応はできないということでございました。 133: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 134: ◯ 15番(小野寺 克己議員) こうした使い方もしっかりと周知をしていただきたいと思います。  これまで公明党は,聴覚障がい者と健常者の間における通話のバリアフリーの推進に取り組んでまいりました。スマートフォンなどのビデオ通話機能を使い,聴覚障がい者と健常者の会話をオペレーターが手話や文字で通訳・仲介するのが電話リレーサービスです。これを国として制度化する聴覚障害者等電話利用円滑化法が成立しました。  民間の調査によりますと,聴覚障がい者の約7割が電話で意図を伝えられずに,仕方なく相手がいる場所まで行った経験があるといいます。今回の法制定により,電話を意思疎通の手段として使えるようになる意義は大きいと考えます。  電話リレーサービスについては,日本財団が2013年から試験的にサービスを行ったところ,利用する人が年に数千人単位で増加したことが分かりました。聴覚障がい者のニーズが高いことは明らかで,国の制度として継続することが強く望まれております。  このため公明党は関係団体と意見交換を重ね,国会質問を通じて電話リレーサービスの制度化を主張し,法整備を推進してきました。法成立を受けて,政府は2021年度中のサービス開始に向けた準備作業に入ることとなりました。  政府は利便性を重視することを大前提として,円滑にスタートできるよう制度設計に取り組んでほしいとともに,忘れてはならないのは,広く国民の認知度を高めることであります。電話リレーサービスが知られていなければいたずら電話と思われ,誤解されるおそれがあります。この点は聴覚障がい者の間で懸念する声が少なくありません。  例えば金融機関に電話して本人確認を求められても,オペレーターを介した場合は認められないことも想定されます。電話リレーサービスに関する周知と環境整備など,国が推し進めるべきだと考えます。狛江市においても電話リレーサービスの周知や行政サービスとしても整備していく必要があると思います。  東京都ではタブレット端末を利用したコミュニケーション支援として遠隔手話通訳・筆談・音声認識に加えて令和2年度から新たに2つの支援を開始しましたが,どのような支援なのか,伺います。 135: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 136: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 東京都では,平成30年4月からICTを活用した遠隔手話通訳等を都庁内で試行するとともに,音声認識や筆談の機能を有するコミュニケーション支援アプリケーションを導入したタブレット型端末の貸出しを実施しておりますが,令和2年度からは新たに都庁等に設置されたQRコードをお持ちのスマートフォンで読み込むだけで,遠隔手話通訳を利用することができるものと,東京都ホームページから専用のボタンをタップするだけで都庁への手話等で電話をかけることができる電話代理支援を開始しているところでございます。 137: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 138: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 手話,筆談もしくは文字チャットを選択できますので,手話ができない方でも安心して使えると思います。
     現在は聴覚障がい者から聴者に対しての連絡はできますが,聴者からの連絡は直接に聴覚障がい者へつなげることができない。双方向性を担保し,聴者にとっても使いやすいものとすることで普及につながると考えます。3桁の緊急通報用番号などにもかけることができないなど,今後の整備が必要な点はありますが,狛江市でサービスを展開する際には双方向性も視野に検討をお願いします。  次に,耳の不自由な人が電話を利用しやすくする電話リレーサービス,これを制度化する聴覚障害者等電話利用円滑化法が6月5日に成立しましたが,これにより今後はどのようなサービスを目指すのか,その概要について伺います。 139: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 140: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 電話リレーサービスとは,手話通訳者などがオペレーターとして聴覚や音声,言語に障がいのある方の手話や文字を通訳して電話をかけることにより,他者との意思疎通を仲介するサービスでございます。  電話はもっぱら音声により意思を疎通する手段であることから,聴覚障がい者の方等は介助を受けずに電話を利用することが困難なため,電話を利用した日常生活のコミュニケーションや行政手続,また職場における業務のやり取りや,緊急時の速やかな救助の要請等に困難が伴う,こういった課題がございます。そして,自立した日常生活及び社会生活を送る上で支障が生じている状況がございます。  こうした背景を踏まえまして,聴覚障がい者の方による電話利用の円滑化のため,公共インフラとしての電話リレーサービスの適正かつ確実な情報の提供を確保する必要があることから,法制化されたものでございます。 141: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 142: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 遠隔手話通訳は,対面の相手との通訳を遠隔からビデオ通話で行うのに対し,電話リレーサービスは離れている聾者と聴者のビデオ通話を使って手話オペレーターが通訳するサービスです。3者はそれぞれ別の場所にいます。人との接触を減らすことが求められるコロナ禍では必要なサービスと言えると思います。  電話リレーサービスは,民間団体により現在は実施しておりますが,公共インフラとして制度化するための法整備が実現したことにより,24時間,365日サービスが提供されます。また,緊急通報や健聴者からも利用できるようになる見込みですが,総務省は2021年度中のサービス開始を目指すこととなっていますが,具体的にはどのように利用できるようになるのか,伺います。また,利用者は1つの電話番号当たり月額でどの程度の金額で利用できるのか,伺います。 143: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 144: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現時点では令和3年3月までの間,電話リレーサービスの提供機関でございます公益財団法人日本財団が制度化を目指してモデルプロジェクトを実施しているところでございます。  事業の内容が確定していないことから,利用料金等は明らかにされておりませんが,電話料金は通信サービス利用に応じて利用者が支払う対価であることから,電話リレーサービスも通信サービスであり,電気通信事業法第6条及び第7条の利用の公平の指針に沿って,通常の音声通話と同程度の負担になるのではないかと想定しているところでございます。 145: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 146: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 具体的にはどのように利用できるのかは分からない状況でありますが,2021年7月にはサービス提供を開始する予定と公表されておりますので,具体的な内容を入手していただき,活用できるように周知をお願いいたします。  次に,マイナンバーカード活用推進について質問いたします。  政府は,本年2月9日の閣議で行政デジタル化の司令塔として位置づけられるデジタル庁設置を柱とするデジタル改革関連6法案を閣議決定しました。法案では,菅総理が改革の象徴と掲げたデジタル庁を9月1日に発足させると明記,さらに行政手続の負担軽減へ押印・書面の求めを見直すことになりました。そして,複数口座にマイナンバーひもづけ可能を促し,緊急時に迅速に給付金を支給できるようにすることになりました。各自治体がばらばらに整備してきた主要業務のシステムを5年かけて仕様を統一することが明記されました。緊急時の給付金などで登録口座を利用できることが閣議決定されたことは大きいと思います。  これらを実現させるためにも,行政のデジタル化は必要な時代となり,そのためにはマイナンバーカードの普及が成否の鍵を握っているとも言えるのではないでしょうか。マイナンバーカードを普及させていくためにも,どのように変わり便利になっていくのかを周知して理解していただくことが大事だと思います。  こうした観点で幾つか質問させていただきます。  政府が運営しているマイナンバーカードを利用したオンラインサービスであるマイナポータルの中の一部にぴったりサービスがありますが,サービスの概要と利用状況について伺います。 147: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 148: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) ぴったりサービスは,主に3つの機能を有したサービスでございます。  1つ目として,子育てに関する手続をはじめとして,様々な申請や届出を地域別に検索し,確認することができる機能です。  次に,2つ目として,一部手続においてオンライン上で申請を完了することができる機能です。  3つ目として,一部手続において申請書のオンライン入力,印刷を行い,市役所等窓口に提出することでスムーズに手続を行える機能となります。  狛江市のぴったりサービスの利用状況といたしましては,各種申請や届出の検索を行い,手続の確認をする機能及び各種申請における必要な申請書類を印刷できる機能を利用し,市民の方々に御利用いただいております。 149: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 150: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 児童手当の現況を申請する現況届出は,書面で提出する場合とマイナポータルのぴったりサービスを利用する場合の2種類の申請方法があります。このようなぴったりサービスで利用できる申請について伺います。このうち狛江市でオンライン申請できるものについても伺います。 151: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 152: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 情報を取り込むためのシステム構築や既存システムの改修等を行うことで,子育て,介護,被災者支援分野のみならず,様々な分野における手続においてオンライン申請が可能と考えております。新型コロナウイルス感染拡大により社会情勢が変化している中で,今後オンライン申請の需要がより高まることから,オンライン申請の手法の1つとして導入を検討してまいります。 153: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 154: ◯ 15番(小野寺 克己議員) マイナンバーカードのこうした今後の活用予定について伺います。 155: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 156: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 令和3年3月予定でございますが,健康保険証としての利用が可能となると同時に,マイナポータルにて順次特定健診情報等の閲覧が可能としております。また,将来運転免許証をはじめとした各種カード等をマイナンバーカードと一体化する予定としており,マイナポータルを利用した情報の閲覧や手続のオンライン化についても,順次拡大されるとのことでございます。 157: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 158: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 今出ました子育てワンストップ,介護ワンストップ,被災者ワンストップについて概要と状況を伺ってまいります。 159: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 160: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 子育てワンストップサービス,介護ワンストップサービス,被災者ワンストップサービスにつきましては,マイナンバーカードをお持ちの方がパソコン,タブレットまたはスマートフォン等の機器を利用して,マイナポータルのぴったりサービスにアクセスし,子育て,介護,被災者支援の分野における一部の手続をオンライン上で申請することが可能なサービスでございます。  狛江市としては,現在ぴったりサービスを利用したワンストップサービスについては導入してないところでございます。 161: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 162: ◯ 15番(小野寺 克己議員) それでは,狛江市のマイナンバーカード普及率と国からの第3次補正予算,この支援状況について伺います。 163: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 164: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 狛江市のマイナンバーカードの普及率は,令和3年2月1日現在で30.5%でございます。  国からの支援でございますが,マイナンバーカードはデジタル社会実現の基盤に必要不可欠であることから,菅内閣総理大臣の令和4年度末にはほぼ全国民に行き渡ることを目標とする旨の発言を受け,国の令和2年度第3次補正予算におきまして,市町村におけるマイナンバーカード普及促進や交付体制のさらなる充実に係る経費への補助といたしまして,個人番号カード交付事業事務費補助金が大幅に増額計上されたものでございます。  市といたしましても,この補助金を有効に活用し,会計年度任用職員の増員,交付窓口の増設,交付効率化のための機器増設など,交付体制の強化に取り組んでいるところでございます。 165: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 166: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 分かりました。  国としてもしっかりとこのマイナンバーカードの普及に努めていく。また,補助金としても充実した政策となっていることが分かりました。  マイナンバーカードをお持ちでない方に対して,取得申請していただけるよう取り組んでいることがありましたら伺います。 167: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 168: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) マイナンバーカードをまだお持ちでない方のうち,他の機関から別途申請勧奨が届いている方など以外を対象に,オンライン申請に利用可能なQRコードつきのマイナンバーカード交付申請書が地方公共団体情報システム機構から順次送付されているところでございます。また,市民課におきましても過去2年ほど行っておりますが,申請支援サービスを今年度も7月から2月末の予定で行っているところでございます。  今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため,毎週水曜日と月2回の休日のみの実施ではございましたが,1,000人以上と非常に多くの方に御利用いただき,マイナンバーカードの取得につなげることができたものでございます。併せて,まだ実績はございませんけれども,事業所などへの出張申請支援サービスの募集も行い,取得促進に取り組んでいるところでございます。 169: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 170: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 過去2年,この申請支援サービス,私も推進を訴えてきた1人でございます。また,マイナンバーカード,このお持ちでない方,パソコンで申請できる環境にない方が事前申請できる,こういったところも増えているようですが,その状況について伺います。 171: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 172: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) パソコンやスマートフォンをお持ちでない方がマイナンバーカードを申請する場合,郵便による申請,もしくは町なかの証明用写真機による申請を御利用いただくことになります。郵便による申請の場合は,申請書に記入後御自身で写真を用意していただき,郵送していただく必要がございます。  先ほども申し上げましたが,市民課で行っている申請支援を御利用の場合は,あとはポストに投函するだけというところまでの申請のお手伝いをさせていただいております。  町なかの証明用写真機による申請の場合は,写真機のタッチパネルから個人番号カード申請を選択していただき,QRコードつきの申請書のQRコードをバーコードリーダーにかざしていただければ,その写真機から申請を行うことが可能でございます。  保険証利用の事前登録につきましては,市に設置しております端末におきましても手続が可能でございます。現在マイナポイント予約終了後の画面で保険証利用の事前登録が可能でございますので,希望される方にはマイナポイント申込み支援と併せて保険証利用の事前登録支援も行っているところでございます。  また,保険証利用の事前登録手続のみでもその端末を利用していただくことがもちろん可能でございます。使い方が分からない,手続に不安があるという方はお手伝いをさせていただくことができますので,お声がけをいただければと思います。  また,厚生労働省のホームページによりますと,一部の薬局・店舗で事前登録のサポートも行っているということでございます。そちらのほうも利用が可能でございます。 173: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 174: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 次に,マイナンバーカードを健康保険証使用について質問いたします。  マイナンバーカードが健康保険証に使用できることをなどの問合せ状況について伺います。また,狛江市としてマイナンバーカードの様々な活用について推進する部署について伺います。 175: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 176: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) マイナンバーカードを健康保険証として利用するための登録方法などについてお問合せをいただくことがありますが,国民健康保険や後期高齢者医療制度も担当である保険年金課へのお問合せにつきましては,現状それほど多くないといった状況でございます。  また,マイナンバーカードの様々な活用について推進する部署との御質問でございますが,国におきましても,マイナンバー制度やマイナンバーカードについては総務省が所管し,その活用,推進については内閣府,また今回の健康保険証としての活用については厚生労働省が主体的に対応している状況でございます。  市におきましても庁内連携を図りながら,活用の具体的な内容に応じてそれぞれの所管課において対応することになると考えているところでございます。 177: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 178: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 本年3月からは,オンライン資格確認がスタートします。このオンライン資格確認の概要について伺います。また,マイナンバーカードを健康保険証として使用する際には12桁の数字のマイナンバーは使わないそうですが,どのような仕組みで扱われるのか,伺います。 179: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 180: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) オンラインの資格確認は,個人単位の被保険者番号と保険資格情報とを一対一で対応させ,保険者をまたがって一元的に管理する仕組みであり,医療機関においてマイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の番号を用いてオンラインで患者の保険資格情報を取得することができるものでございます。  このオンライン資格確認という仕組みが導入されることで,マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになりますが,オンライン資格確認においては12桁のマイナンバーは用いずに,マイナンバーカードのICチップに登録された電子証明書による公的医療保険の資格情報の取得と顔写真または4桁の暗証番号による本人確認とで保険証として利用が可能となるものでございます。 181: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 182: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 国民健康保険については東京都が財政の責任主体となり,事務については各自治体が担当していますが,マイナンバーカードを健康保険証として使用することで行政側と医療機関ではどのような影響,変化があるのか,伺います。 183: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 184: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今回オンライン資格確認が導入されることで,医療機関においては最新の保険資格情報を各医療機関のシステムに自動で取り込むことができるようになり,また即時に患者の保険資格確認ができることで,国民健康保険の保険者である各自治体と医療機関等でのレセプトに係る事務が減るといった点が行政と医療機関のそれぞれにおける影響や変化の大きなポイントとして考えられることでございます。 185: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 186: ◯ 15番(小野寺 克己議員) こういった医療機関でのレセプトに係る事務が減る,こういったメリットが大きいかと思います。  マイナンバーカードが健康保険証に使用できることのそのほかメリットについて伺います。 187: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 188: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) メリットといたしましては,先ほど答弁いたしました保険証の入力に関する手間や資格過誤によるレセプトの返戻作業といった事務の削減のほか,オンライン資格確認を用いることで限度額認定証の申請が不要になること,また医療機関が上限額を把握することにより患者の窓口での一時的な支払いも不要となります。そのほかにも患者の同意を得て,医療機関において有資格者が薬剤情報や特定健診情報を閲覧することが可能となり,より適切な医療を提供することができるといったこともメリットとして挙げられているところでございます。 189: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 190: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 先ほどのメリットの中で,高額療養費の限度額認定証などの書類の持参が不要になる,こういったことが挙げられていましたが,手順としてどのように変わるのか,伺います。 191: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 192: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在は高額な医療費がかかる場合には,患者が各保険者に対して限度額認定の申請を行い,認定証を医療機関の窓口に提示をするか,医療機関の窓口において一時的に医療費を支払った上で,後日高額療養費の償還払いを受けるかといった手続が必要でございます。オンライン資格確認では限度額認定などの情報も医療機関で取得できるようになるため,事前の申請や窓口での一時的な医療費の支払いが不要となるものでございます。 193: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 194: ◯ 15番(小野寺 克己議員) それでは,災害時には特別措置としてマイナンバーカードを用いなくても,個人の同意の下で情報を閲覧でき,適切な医療につなげることができるそうですが,詳しく伺います。 195: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 196: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 通常時は薬剤情報や特定健診等の情報を閲覧するには,マイナンバーカードによる本人確認をした上で同意を得た場合に限られますが,災害時は特別措置としてマイナンバーカードによる本人確認ができなくても薬剤情報の閲覧が可能となります。  このことにより,避難時に薬を家に置いてきてしまった場合や避難所で薬を飲み切ってしまった場合,また旅行先での被災時など,かかりつけ医以外の医療機関で受診する際にも過去のデータに基づき適切な診療や薬の処方が受けられるようになるものでございます。 197: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 198: ◯ 15番(小野寺 克己議員) では,次にオンライン資格確認を実施するにはどのような準備が必要となり,国からはどのような支援を受けられるのか,狛江市内の実施予定について伺います。 199: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 200: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) オンライン資格確認の実施に当たりまして,国民健康保険ではこれまで世帯単位であった記号番号に新たな枝番を追加し,個人単位化いたしました。この枝番追加により国民健康保険システムの改修が必要となりましたが,その改修費用については,国の財政支援対象となっております。  また,医療機関においては顔認証つきカードリーダーの設置やそれ以外のレセプトコンピュータ等の改修が必要となりますが,顔認証つきカードリーダーについては,一定の台数まで無償提供が受けられるとともに,既存のシステム改修等の費用につきましては,施設や内容により上限や違いはありますが,国からの補助が受けられるものでございます。 201: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 202: ◯ 15番(小野寺 克己議員) それでは,狛江市の医師会,歯科医師会,薬剤師会では対応状況,また感想について伺います。 203: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 204: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 医師会,歯科医師会,薬剤師会にお問合せをさせていただきまして,全体として約4割がマイナンバーカードのカードリーダー導入を予定していることを確認いたしました。まだ検討中という診療所等もあるような状況でございます。  被保険者の資格確認ができることで請求先の保険者の把握が容易となり,薬剤情報や特定健診情報を閲覧できる有用性があり,新しい生活様式に合わせ,オンライン診療や電話診療を実施,検討している診療所等もございますが,オンライン環境の整備などの必要性もあり,進んでいない状況も一部ではあると伺っているところでございます。
    205: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 206: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 最後の質問です。  令和4年夏をめどに手術や移植・透析など,医療機関名簿の情報に広げるとともに,服薬情報をリアルタイムで把握できる電子処方箋の仕組みも構築する予定と報道されていますが,検討状況について伺います。また,これが可能となった際にはドナー登録や検索についても医療機関での検索がスピーディーになるなどの効果について伺います。 207: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 208: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) オンライン資格確認に関する今後の機能拡大予定でございますが,御質問のありました内容については,セミナー等で厚生労働省からも一定程度の情報の提供を受けておりますが,具体的な検討状況や基準ルールについては,まだ詳細には示されていない状況でございます。  3月にはオンライン資格確認がスタートといたしますが,マイナンバーカードの保険証利用やさらなる機能拡大に向けては,マイナンバーカードそのものの普及拡大,また医療機関等への機器類の導入促進が鍵となりますので,市といたしましても引き続き情報収集に努めてまいりたいと考えております。 209: ◯ 議 長(石井 功議員) 15番小野寺議員。 210: ◯ 15番(小野寺 克己議員) マイナンバーカードの保険証利用やさらなる機能拡大に向けて,また引き続き活用促進をお願いしまして,全ての質問を終了いたします。 211: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田幸子議員。 212: ◯ 17番(山田 幸子議員) それでは,通告に従いまして,3問質問をいたします。  まず,最初に学童クラブの待機児童について現状と取組について伺ってまいりたいと思います。  共働きやひとり親家庭の小学生が放課後を過ごす学童クラブの利用を希望しながら,できなかったという待機児童が2020年の5月1日時点でございますけれども,過去最高の1万8,783人に上ったことが分かりました。こちらは全国学童保育連絡協議会の調査ということであります。  小学校低学年の子供たちは,早ければ午後2時くらいには帰宅をします。しかし,その時間働いていて,誰も子供の面倒を見てあげられないという家庭も多いでしょう。そこで子供たちだけでは防犯上の不安があるほか,火の元なども心配です。そこで放課後の子供たちを預かってくれるのが学童クラブです。  学童クラブの対象要件と狛江市の学童待機児の推移と現状について伺います。 213: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 214: ◯ 参 与(石森 準一君) 学童クラブは,保護者の方が働いていたり,病気等で放課後等に家庭で保護,育成に当たることができない世帯の小学生を対象に実施をしているところでございます。  待機児の推移でございますが,直近5年間の4月1日現在の人数につきましては,平成28年度が78名,平成29年度は83名,平成30年度は86名,平成31年度が76名,令和2年度が96名となっております。近年学童クラブの新規開設や定員増を行っておるところでございますが,小学生児童数,申請数ともに増加をしてございまして,学童クラブ需要も高まっていることから,待機児も増加傾向となっているところでございます。 215: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 216: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  2015年に始まりました新しい制度によりまして,小学校の4年生以上の高学年も利用できることになりました。こちらも要因の1つと考えますが,待機児童が増加している理由についてほかにもあるのでしょうか,伺います。 217: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 218: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成27年度から児童福祉法の改正を受けまして,学童クラブの受入れが6年生まで拡大をされ,待機児は平成26年度の12名から平成27年度には71名に増加をしておりまして,待機児童の一因となっております。また,小学生児童数の増をはじめ,女性の社会進出や共働き世帯の増加など,社会情勢の変化を受け,学童クラブ需要が年々増加傾向にあることも要因であるというふうに考えております。 219: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 220: ◯ 17番(山田 幸子議員) 働く世帯が増えたということと児童の増加ということもありました。様々な要因が重なって学童クラブの需要の増加があるということです。  学童クラブは,毎年その年ごとに入会の可否を決めます。翌年以降も継続して入会できるかは未定です。1年生の保護者からは,2,3年生になったら学童に入れないかもしれないという心配のお声が上がっています。入れなかったら仕事が続けられるか心配ということです。  その中で,今年は書類提出の一部である就労証明書が昨年と変更になっており,直近の就労実績が追加をされています。コロナ禍で緊急事態宣言が発令をされ,雇用契約とは違う就労実績になっている可能性もあります。新型コロナウイルスの影響で実績が少ない方も多かったのではないでしょうか。この箇所は指数にどのように反映されているのか,伺います。 221: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 222: ◯ 参 与(石森 準一君) 令和3年度の入所申込みより,就労証明書の様式を大きく変更してございます。本様式につきましては,内閣府より示されている大都市向け標準的様式となってございまして,内閣府が保育所入所時の就労証明書作成手続の負担軽減のため,普及に向けた取組を推進していることを受けまして,狛江市でもこの様式を使用することとしております。  それに伴いまして,従来の就労証明書になかった直近の就労実績等の欄が増えておりますが,審査方法につきましては変更しておりませんで,必要な項目のみを指数の判定に使用しているところでございます。 223: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 224: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  令和3年度の申込みに当たりまして,就労証明書の様式が大きく変更しているということだと分かりました。  こちらは毎年の変更ですので,これを見られた保護者の方たちが心配をされたのも分かるかなと思います。この件に関しまして,市民の方から何か問合せなどはあったのでしょうか,対応について伺います。 225: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 226: ◯ 参 与(石森 準一君) 様式変更に伴いまして,記入方法や直近の就労実績欄についてのお問合せはありましたが,審査方法は変更しておりませんで,必要な項目のみを指数の判定に使用している旨を説明しているところでございます。 227: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 228: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  問合せはありましたけれども,説明をしていただいて納得をしていただいているということです。  学童クラブの希望がかなわなかった場合に,子供の預かり先が確保できないと本当に悩んでしまいます。学童クラブに入れなかった場合どうすればいいのか,伺います。 229: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 230: ◯ 参 与(石森 準一君) 現状といたしましては,学童クラブに入れなかったお子さんにつきましては,KoKoA及び児童館の自由来館で御対応いただいているところでございます。 231: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 232: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  KoKoAという受皿があるということです。また,児童館ということもありますけれども,今は3密の回避のために人数制限が設けられていて,入館ができないという場合もあるかもしれません。コロナ禍で状況に変化があるのではないでしょうか。利用したいお子様が入館できるかというまた現状の把握をお願いしたいと思います。  次に,待機児について地域によってばらつきがあるのかを伺います。 233: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 234: ◯ 参 与(石森 準一君) 各地域で待機児が発生をしているところでございますけれども,地域によって違いがありまして,令和2年4月1日現在では和泉小学校学区及び第一小学校学区の待機者が多くなっているところでございます。 235: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 236: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  地域によりまして実情が違うということです。  学童クラブの待機児童解消に向けまして,狛江市は前期の基本計画で重点施策としまして放課後の活動場所の充実を挙げております。施策の取組状況と課題について伺います。 237: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 238: ◯ 参 与(石森 準一君) 現在待機児解消に向けまして,学童クラブの施設整備を推進をしております。令和3年度は寺前小学生クラブ及び第六小学校内への放課後クラブの新設を予定をしているほか,令和4年度には第一小学校放課後クラブの定員増,令和5年度には仮称でございますが,根川学童クラブの開所を予定しております。地域によって待機児数も異なるため,施設整備については年度ごとの待機児数や学童クラブ需要数を見極める必要があるというふうに考えております。  また,令和2年度入所申込みからは,入所の審査に当たりましては,学年による調整を実施いたしまして,1年生には3点,2年生には2点,3年生には1点を加点して,低学年の方から優先して入所できるようにしているところでございます。 239: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 240: ◯ 17番(山田 幸子議員) 保育園には入れたけれど,学童クラブに入れるかという小1の壁ということが問題視をされてきました。狛江市もそのニーズに応えるための対応をしているところです。今後も解消に向けた引き続きの取組をお願いいたします。  それでは,この2つ目の次のKoKoAの運営状況について,続いて質問させていただきたいと思います。  学童クラブに入れなかった場合,KoKoAに頼る保護者の方は多いと思います。狛江市は第2期子ども・若者応援プランにて,放課後子ども教室,KoKoAとも連携をしながら,小学生の居場所を確保しますと方策を掲げています。  質問ですが,各学校のKoKoAの運営について,現在の状況を含め伺います。また,KoKoAの教室は全校に設置をされているのかを伺います。 241: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 242: ◯ 参 与(石森 準一君) KoKoAは市内小学校全校に設置をされており,登録すれば誰でも利用することができるものでございます。新型コロナウイルスに伴う学校休校を受け,KoKoAにつきましても休止といたしましたが,令和2年6月より縮小した上で順次再開し,現在は全校で再開をしているものでございます。 243: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 244: ◯ 17番(山田 幸子議員) 学校により運営が違うようです。縮小して再開していますが,現在利用希望者は全員受け入れられているという認識でよろしいでしょうか。 245: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 246: ◯ 参 与(石森 準一君) 学校により運営が違っているため,利用学年を制限しているKoKoAや利用学年を制限していないKoKoA,予約制としているKoKoAがありますが,その制限内では利用希望者は誰でも利用することができます。利用学年を制限している場合には,それ以外の学年の方については,感染症対策の件から原則お断りをしているものでございます。 247: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 248: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  市内のある小学校では新型コロナウイルスに伴い,放課後クラブと一緒に使用していた教室が使えなくなり,校庭を使用できるまで早く授業を終えた児童は特別教室で静かに待っているようです。KoKoAの教室がないということですが,この学校のKoKoAの教室の設置について伺います。 249: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 250: ◯ 参 与(石森 準一君) 緑野小学校のKoKoAについての御質問かと思いますが,緑野小学校につきましては,放課後クラブとKoKoAを同じ教室内で実施をしておりました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う学校休校を受けまして,KoKoAについても休止としておりましたが,再開後は密を避けるため,KoKoAは校庭及び体育館を使用することとしているほか,校庭が使用できるようになるまで空き教室もお借りをしているところでございます。  KoKoA専用の部屋につきましては,学校との調整が必要になりますので,今後の検討課題であるというふうに考えているところでございます。 251: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 252: ◯ 17番(山田 幸子議員) 緑野小のKoKoAの状況はよく把握をしていただいているかと思います。一小は現在増改築が始まっておりますので,それに伴ってKoKoAの教室が設置をされます。そうしますと,市内で緑野小だけが教室がないということになります。KoKoAの教室があるとその中で遊ぶことができます。体を動かさないで静かに遊びたいというお子さんもいます。  現在空き教室を借りているということですが,そこは遊ぶことはできないです。校庭が使用できる時間になったら教室は使用できなくなるので,逆にその時間帯に宿題をしたいお子さんがいても,ランドセルを広げる場所がなく困っていると伺っております。KoKoAの受付をされている方は,外に立ちトレを置いて,暑い日も寒い日も頑張っています。  新放課後子ども総合プランには,KoKoAへの活用に関する具体的な施策として,学校と協議をしながら,児童が伸び伸びと過ごせるよう活動場所を確保していきますとあります。また,実施に関わる教育委員会と福祉部局の連携に関しましても,情報交換を図りなから事業を実施していきますとありますので,ぜひこちらのほうで建設的な意見交換をしていただきまして,緑野小のKoKoAの教室の設置をお願いいたします。  1問目は以上です。  次に,2問目,子どもの居場所づくりについて。  居場所の現状と課題ということで質問をいたします。  家庭や学校に居場所がなく,見守りが必要な子供が多く見られるようになりました。不登校やいじめ,ストレスを感じ,心の居場所を探している子,食事の提供や学習支援,単に遊ぶ場所を求めている子,様々な形をした居場所が求められております。  まず,最初に狛江市における子供の居場所づくりの施策と現状について伺います。 253: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 254: ◯ 参 与(石森 準一君) 市内における子供の居場所につきましては,学童クラブやKoKoA,児童館,児童センターをはじめ,公民館や地域センターなどの公共施設のほか,それぞれの地域の団体が主体となって運営をしております市内6か所の子ども食堂,NPO法人が運営するフリースクール,元和泉のよしこさん家や西野川のこまちなど,多世代交流の中で子供の居場所となっているところもあると承知をしております。また,市内の事業者の協力の下,地域の方が子供に学習スペースを提供する事業も定期的に行われていると伺っております。  現在市におきましては,これらの地域の団体等が主体となっている活動に対して,それぞれの運営団体への補助金の支給や事業の共催・後援,事業の周知などの支援を行っているところでございます。 255: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 256: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  市内に目的に応じました数多くの居場所があることが,そして支援していることが分かりました。  ただいまの御答弁の中にありました多世代交流の中で,子供の居場所となっているところについて,内容について伺います。 257: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 258: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 先ほど参与から御紹介いただいた元和泉のよしこさん家では,フリースペースを設置するとともに,屋外で大きな升目でできた「あみ」をリズムに合わせてまたぐ運動体験や屋外ガレージでの青空紙芝居,絵本の読み聞かせや手遊び,居場所の協力メンバーの高齢者が定期的に対象者を限定することなく,10分間程度電話で日常会話を楽しむ企画などを行っております。また,新型コロナウイルス感染症の影響により,地域の子供の学習の場が減っているため,2月からよしこさん家の学習フリースペースで市民活動団体,こまえ学習サポートプロジェクトによる学習支援を行うことになりました。  なお,よしこさん家の一部の企画は,新型コロナウイルス感染防止のため,当面中止となっております。  一方西野川のこまちにおきましては,フリースペースをまちのえんがわとして開放するとともに,子供向けには学習スペースを設置しています。毎週金曜日は夜間も学習スペースを開放し,中高生から20歳代の方までが御利用されている状況がございます。また,2階に小さな図書館があり,本や漫画,アナログゲームを楽しむことができます。大人向けには電源やWi-Fiも利用できるワークペースを設置しています。また,ファミリーサポート制度に準じたお子さんのお預かり,居場所のお風呂への入浴,高齢者などには入浴の際の見守りも行っております。  居場所を運営している団体では総合事業訪問サービスBの支え合いサービス,通称こまチアといった事業も行っておりまして,御自宅に伺って,ちょっと人手が必要な困り事のお手伝いも行っているところでございます。 259: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 260: ◯ 17番(山田 幸子議員) 私もこまちに話を伺う機会がありまして,空き家を利用して子供たちから御年配の方々へ様々な支援をされていることを知りました。それぞれが思い思いの時間を過ごしており,心地よい空間を感じる場所で,地域の見守りとして大きな役割を果たしていると実感をしているところです。  近年生活を取り巻く環境の変化などで,家庭や学校ではない第3の居場所というものが求められるようになり,孤立させないためにもこのような場の必要性が目立つようになりました。市もそうした取組を広げているところであります。  このような居場所の情報をどのように発信をしているのかということなんですけれども,先ほどの御答弁があったように,市内には目的に応じた場所がたくさんあり,事業者が学習スペースを提供しているという事業もあるそうです。これらの事業は市民のために提供されているかと思います。  広報などでは周知を図っていると思いますが,市民の方から何がどこにあって,どこに相談をしたらいいのか分からないという声をしばしば伺うことがあります。市は本当にこのように支援を広げているところでありますし,家庭や学校ではない,この第3の居場所を求めている方もいます。なかなかそういう声が出せない方も多いかと思います。  そういう方に本当に届くように利用していただきたいところでありますが,このような情報はそういう方にどのように届けているのか,伺います。 261: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 262: ◯ 参 与(石森 準一君) 子供の居場所に関する取組の情報につきましては,児童館・児童センターをはじめとした公共施設におきましては,それぞれの地域の活動に近いところで一定の情報は把握されているものと考えておりますし,子供や保護者,地域の方の間でもそのような情報は随時やり取りされているものと考えております。その上で,市の窓口や電話で子供の居場所に関する情報を求められる方がいらっしゃった場合には,その都度職員が御案内をしているところでございます。
    263: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 264: ◯ 17番(山田 幸子議員) ただ,児童館や公共施設というのは,イメージの場所はつきやすいかもしれませんけれど,遠目から見ているだけで内容がよく分からないということもあるのではないでしょうか。  また,地域や親同士などが交流があれば,そこで情報を得ることもできますけれども,お互いがよく分かっていなければ情報交換をすることもできないと思います。また,横のつながりがなくて,情報を得られないという方も多くいるのではないでしょうか。結局のところ,どの程度の方が把握をされているのか分からないということだと思います。  少し話がずれてしまいましたけれども,居場所を求めているニーズが高まっていると考えますので,数多く点在している居場所を分かりやすく,また集約をして1つのサイトにまとめて,市民の方に情報提供してはいかがでしょうか,伺います。 265: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 266: ◯ 参 与(石森 準一君) 子供の居場所に特化したものとして,市が作成したサイトやコンテンツは現状ございませんが,庁内的に横断している取組を整理するという点からも有用かと思いますので,御提案いただいたような情報をまとめたサイトやコンテンツにつきましては,今後検討させていただきたいというふうに考えております。 267: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 268: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  情報提供のお願いをいたしましたけれども,孤立を防ぐためにも居場所づくりの推進はこれからも欠かせません。進めるに当たっての課題とまた今後の取組について,また参考となる他市の取組についても伺います。 269: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 270: ◯ 参 与(石森 準一君) 子供の居場所につきましては,昨今子供の貧困対策の側面からも社会的な要請が強い課題でございまして,そのため社会貢献の一環として子ども食堂やフードバンクの活動に対して積極的に協力をする民間企業も増えているものと認識をしております。  狛江市におきましても,フードバンク狛江が実施をするするひとり親家庭への食料支援には,毎回多くの民間企業から食料の提供を受けていると伺っておりますし,また市内の子ども食堂にも地域の方からの寄附の申出がここのところ複数回あったことも確認をしております。  このような状況の中で,例えば調布市では子ども・若者基金としてふるさと納税をはじめとした市民や事業者からの寄附金を原資に,地域の子育て活動への補助金や児童養護施設出身者への生活支援の給付金,ひとり親家庭への給付金等の事業が行われております。  狛江市におきましても,子供の居場所や子供の貧困という社会的な問題に対して,民間企業や個人が行う社会貢献がより効果的かつ効率的にかなえられるよう,民間企業の資金や個人の厚意を地域で子供を支える活動の充実につなげていくための仕組みやその際の行政の関わり方等について,今後調査,研究することが必要になってくるものというふうに考えております。 271: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 272: ◯ 17番(山田 幸子議員) 本当にそういうところを居場所を求める方が増えてまいりました。地域に対して本当に応援をしていかなければいけないんだなということを感じます。  独自の支援策で居場所を支えている自治体も増えてまいりました。狛江市におかれましても,これからも支え合う仕組みづくりを図りながらの推進をしていっていただきたいとお願いをいたします。  それでは,次にプレーパークについて質問させていただきます。  プレーパークは屋外で自然の中で伸び伸びと遊ぶといった印象です。また,顔の違った子供の居場所ともなっています。狛江市の重点施策にプレーパークがあります。  改めてお聞きをしますが,プレーパークの目的と内容について伺います。また,西河原公園に設置した理由についても併せて伺います。 273: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 274: ◯ 参 与(石森 準一君) プレーパークは,自由な発想で自由に遊べる場と機会を提供し,遊びを通して子供たちの感性や生きる力を磨くことにより,健やかな育ちを支援することを目的に設置をしております。開園日は毎週月・火・水曜日,第2・第4土曜日及び第1・第3・第5日曜日,開園時間は午前10時から午後5時までとなっておりまして,遊び・集い・交流の場及び機会の提供を行っております。  西河原公園の設置理由についてでございますが,平成25年度に設置をされたプレーパーク設置準備委員会にて複数の候補地のメリット,デメリットの検討が行われまして,あいとぴあセンターに近いという立地やプレーパークに必要な広さ,適度な樹木や軟らかい土などの場所の特性,近隣との関係など,様々な観点から西河原公園が選定をされたものでございます。 275: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 276: ◯ 17番(山田 幸子議員) 様々な検討をされて,十分な話合いの下に西河原公園に設置が決まったということです。  狛江市の北のほうには前原公園がありまして,毎日多くの人でにぎわっています。西河原公園は西に位置しており,足を延ばせばすぐ多摩川があります。自然に囲まれた場所で期待も大きかったのではないでしょうか。  質問ですが,プレーパークは開園日や時間帯,こちらが比較的長く市民に提供されています。これまでの利用者の人数について伺います。 277: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 278: ◯ 参 与(石森 準一君) 利用者数につきましては,通年で開所となった平成28年度からの人数の推移で説明を申し上げます。  平成28年度は延べ1万2,516人,平成29年度が延べ1万1,243人,平成30年度が延べ1万1,593人,平成31年度が延べ1万258人となっております。 279: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 280: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  これは単純に開催日数で割りますと,おおよそ1日50人ぐらいの利用者となります。開園計画の期待値ということでよいのでしょうか,また子ども・若者応援プランの計画策定に当たりましては,子供の居場所については適切なニーズの把握の下,北部児童館やプレーパークといった新規施設の開設などに努めたとありました。第2期も適切なニーズの把握の下,重点施策に掲げられたと思います。市民のニーズについて伺います。 281: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 282: ◯ 参 与(石森 準一君) 第2期こまえ子ども・若者応援プランの策定に当たりまして,子ども・子育て支援に関するニーズ調査を行ってございます。その中でプレーパークについて,「利用したいと思わない・知らない」と回答した割合は3割以下となっておりまして,認知度は高くなっております。また,「利用したことがある」と回答した割合も3割から4割となっておりますので,一定のニーズはあるというふうに考えております。 283: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 284: ◯ 17番(山田 幸子議員) 開園からプレーパークは5年ほどたちます。利用者の人数にあまり変化が見られないのかなと思います。  ニーズ調査を見ますと,このプランの中に載っているんですけれども,「知っている」は27.7%,「利用したことがある」と答えた方が28.8%となっています。そして,「利用したいと思わない・知らない」と回答した方は23.5%です。こちらもあまりそれぞれ変わりがないのかなというふうに捉えました。  この点どのように判断されたのかと思いますけれども,プレーパークをよりよいものにしていくには,この「利用したいと思わない・知らない」と回答した理由についても,参考として聞いていくことが大事かなと思います。数字だけでは見えない,改善に向けてのヒントになるような意見が隠れていることもありますので,そちらも踏まえて今後の取組と課題について伺います。 285: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 286: ◯ 参 与(石森 準一君) ニーズ調査によりますと,「利用したことがない・知らない」と回答した割合は3割以下となっておりますが,さらに認知度を高めるため,その方々へのアプローチが必要かと考えております。  今後はイベントの開催など,より多くの方にプレーパークを知っていただく取組を行うことで,利用者数の増加につなげていきたいというふうに考えているところでございます。 287: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 288: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  コロナ禍中で3密を防ぐために公園利用者が増えてきています。自然と遊ぶと本当にストレスも解消できると思います。プレーパークの役割があると思いますので,しっかり今後の取組をお願いしたいと思います。  それでは,3問目に行きたいと思います。  小学校における35人学級について,政府は2020年12月17日に少人数学級の実現に関して,2021年度から5年かけて公立小学校の1クラスの人数を現在の40人から35人へ段階的に引き下げることを決めました。小学校全体で上限人数を引き下げるのは40年ぶりです。35人学級が決まった背景には,きめ細やかな教育を実現するために以前から検討されていたことに加え,新型コロナウイルスへの対応として3密回避を求める声の高まりもあったと認識をしています。  まず,最初に35人学級の内容について伺います。 289: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 290: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 本件につきましては,少人数学級とICT活用を両輪とした新しい学びを目指し,個別最適な学びと協働的な学びの実現を図るもので,令和3年2月に公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部改正を行う法律案が閣議決定されております。  具体的には令和3年度の小学校第2学年に始まり,学年進行により段階的に小学校の学級編制標準を現行の40人から35人に引き下げていくこととなっております。 291: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 292: ◯ 17番(山田 幸子議員) 少人数学級に対応するための各学校の施設整備計画について伺います。 293: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 294: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現段階では推計数値等を活用し,シミュレーションのほうを行っている段階です。シミュレーションから現行の普通教室だけでは対応は難しいですが,各校で多目的に活用している特別教室などを普通教室へ転用することで,普通教室の不足分は解消できると考えてございます。  なお,計画実施に当たり,学級数の増加に伴い教室不足が生じ,施設整備に一定期間を要するなど,特別の事情がある場合には各地方公共団体がその実情に応じて対応できるよう措置するとされており,その具体的内容を注視しているところですが,増築等の大規模な施設改修などを行うことは,現段階では考えていないところでございます。 295: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 296: ◯ 17番(山田 幸子議員) 特別活動室などを転用して,不足分を解消できるという見通しということなので,安心をいたしました。  念のため伺いますが,学区域のことなどで心配をされている保護者の方がおります。今後学区変更や統廃合はあり得るのでしょうか,伺います。 297: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 298: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 本件は小学校の学級編制の標準を現行の40人から35人に引き下げるもので全ての小学校に影響があり,またそれにより児童数等が変化したり,学校の適正規模等が変化するものではございませんので,学区変更や統廃合は考えていないところでございます。 299: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 300: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  現在の学校におけます教員定数の考え方について伺います。  どういった基準で教員が配置をされるのか,例えば何学級あったら教員が何名,養護の先生が何名,管理職が何名など,少し具体的に教えていただけたらと思います。 301: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 302: ◯ 教育部長(上田 智弘君) まずは教職員の定数は,東京都が示す教職員定数配当方針に基づいており,基本的に学級数に応じて教職員の数が規定されております。  例えば小学校で18学級の場合は管理職2名,学級担任18名,専科教員3名,養護教諭1名,事務職員1名の計25名となります。また,26学級以上で養護教諭が2名配置,29学級以上で副校長が2名配置となります。 303: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 304: ◯ 17番(山田 幸子議員) 学級数によって養護教諭の方や副校長が2名配置になるとのことですけれども,現在市内でそういった配置がされている学校があるのか,伺います。 305: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 306: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今年度小学校において1校のみ26学級以上となったため,養護教諭が2名配置されております。 307: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 308: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  1つの学級の標準の人数が35人になる少人数学級になった場合に,これまで実施をされていた少人数指導のための加配の教員は引き続き配置されるのか,伺います。 309: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 310: ◯ 教育部長(上田 智弘君) これまで配置をされてきました少人数指導に対する加配教員につきましては,継続して配置される予定と聞いております。 311: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 312: ◯ 17番(山田 幸子議員) 分かりました。  これからの取組でいろいろあるかと思います。  教育の環境の変化について1つの学級の人数が40人から35人に減ることで,教育的効果についてどのようなことが期待されるのか,伺います。 313: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 314: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 持続可能な社会を目指すSDGsやSociety5.0時代の到来,価値の多様化の進展などの状況を踏まえ,誰一人取り残すことなく,全ての子供たちの可能性を引き出す教育への転換と個別最適な学びと協働的な学びを実現することが求められております。  そうしたことからも,少人数による学級編制は一人一人の教育的ニーズに応じたきめ細かな指導が可能になる体制が構築されるものと期待しております。 315: ◯ 議 長(石井 功議員) 17番山田議員。 316: ◯ 17番(山田 幸子議員) よろしくお願いいたします。  学びの在り方や子供を取り巻く状況が大きく変化している中で,学力テストの点数だけではない多角的な観点に立って,学びの環境を改善することが重要になってきました。きめ細やかな教育・指導が行き渡ることを期待しています。  私たち公明党は不登校やいじめ,学級崩壊といった学校が抱える問題を解決する対策の1つとして,学級の少人数化を粘り強く主張してまいりました。子供の学びを保障する観点から,1999年に公明党の基本政策に盛り込むなど,一貫をして推進をし,昨年の6月30日には公明党の訴えにより,当時の総理,安倍首相が提言の中に少人数の計画の整備を明記しました。予算編成に向けましては,昨年の10月9日,加藤官房長官に申入れを行うなど,公明党が常に働きかけをしてきたものであります。  市におかれましても,これからの課題とまた進み具合になるかと思いますけれども,引き続きの学びの充実を図る取組をよろしくお願いをいたします。  以上で質問を終わります。 317: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。     午前11時54分 休憩     午後 1時30分 開議 318: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。5番高木さとこ議員。 319: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 通告に従いまして1問目,新型コロナウイルスワクチン接種について伺います。  2月9日から5日間,立憲民主党全国自治体議員ネットワークで行ったワクチン接種の緊急調査では,8割の自治体がワクチン接種について,国からの情報が不十分で暗中模索しながら準備されていることが分かりました。一方で市民の方の関心は高く,これまでの質問内容と重複している部分は割愛させていただき,私は2つの目的でワクチン接種に関して質問をいたします。  1つは,情報が不十分なワクチン接種現場での混乱と不安を解消すること,またもう1点はワクチンがコロナ収束の絶対要件と断言できないという前提に立ち,副反応への不安の声に対しては,市民の健康と生活を最前線で守る自治体行政の役割として出せる限りの情報提供を行い,個々人の納得の上で接種を受けるか,受けないかの判断を行ってほしいと考えます。  以上2点を目的として質問いたします。  1問目は,概要はこれまで説明されていましたので,まず1問目,集団接種会場は2か所ということですが,個別接種をするとしたら市内何か所ぐらいの医療機関を想定されているのでしょうか,伺います。
    320: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 321: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 個別接種につきましては,現在医師会と調整を行っているところでございまして,どこの医療機関で御接種していただけるのか,またどの程度の規模,頻度で実施していただけるのか,各医院に対して今現在調査を行っているところでございます。この結果を踏まえまして,最終的に医師会と協議をさせていただきまして,取りまとめてまいりたいと考えております。 322: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 323: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 接種と副反応とで医師2人が必要とされます。集団接種,個別接種ともに医師,看護師は足りているのでしょうか,手当が安いともお聞きしています。自治体として上乗せするところもあると言いますが,狛江市はこの点においてはいかがでしょうか。 324: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 325: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 接種を実施する際の医師,看護師の確保につきましては,現在医師会だけではなく,薬剤師会にも御協力を仰ぎながら,また集団接種会場の一部について,民間事業者への運営委託も併せて検討を進めているところでございます。接種等に係る医師等の執務費につきましても,現在保健所圏域自治体の状況等を踏まえながら,医師会と調整しているところでございます。 326: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 327: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 医師,看護師の確保が課題の1つと認識いたしました。  次に,集団接種会場の事務方人件費は国から出るのでしょうか。 328: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 329: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 集団接種会場における事務を行うスタッフの人件費も国庫補助の対象となっております。 330: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 331: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 川崎市で集団接種を想定した全国で初めての訓練を1月末に行い,その検証結果を公表しました。その際の課題の1つとして,ワクチン接種前に行う医師の問診に時間がかかることが指摘され,時間短縮するための工夫が必要だとしています。  問診についてはどのように対応を考えていらっしゃいますか,また問診時間を短縮するために何らかの工夫も講じられるのでしょうか,例えば特定健診の結果を活用することはお考えになっていないでしょうか。 332: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 333: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 集団接種会場における問診につきましては,ワクチンに関する御質問や御自身の既往症や当日の体調など,接種できるかどうか不安を感じる方がいらっしゃることも想定されます。その方への対応に時間がかかり,結果として接種全体の流れが滞ってしまう可能性も考えられます。  そうした状況に備えまして,現時点で特定健診の活用については検討しておりませんが,通常の問診を行う場所とは別に,会場内にそうした疑問や不安に対するスペースを設けまして,そこに医師や薬剤師を配置することで,接種の流れを円滑にするような体制を検討しているところでございます。 334: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 335: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 御不安対応スペースの設置をしてくださり,円滑な運営に貢献できるとよいと思います。  日本で先行して接種で用いられるワクチンは,ファイザー社のものとお聞きしています。このファイザー社のワクチンは従来のワクチンと異なる製法で作られているものであるようですが,どのように違うのか,また開発から製品化されている時間はどれぐらいだったか,お分かりになりますでしょうか。 336: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 337: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 従来のワクチンは,生ワクチンと不活化ワクチンに大別されますが,このうち生ワクチンは病原性を限りなく弱くした細菌やウイルスそのものが利用されるものであり,不活化ワクチンは病原体をホルマリン等で不活化して製造するものや病原体の産生する毒素を不活化して製造するものがございます。  これに対しまして,新型コロナワクチンとして薬事承認の下りましたファイザー社製ワクチンは,メッセンジャーRNAワクチンと呼ばれるもので,バイオ技術により人工的に合成したウイルスの遺伝子を使って製造されたもので,新型コロナウイルス感染が広がる以前には実用化されていなかった新たな技術でございます。これはウイルスのたんぱく質を作る基となる情報の一部を注射し,体内でこの情報を基にウイルスのたんぱく質の一部が作られ,これに対する抗体等ができることでウイルスに対する免疫を獲得するものでございます。  また,製品化までに要した時間につきましては,一般的に多くのワクチンは製品化まで数年かかると言われておりますけれども,今回のファイザー社製ワクチンは新型コロナ感染症が報告されてから1年以内で製品化されておりますので,異例の速さの開発であったと考えているところでございます。 338: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 339: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 遺伝子ワクチンとして世界で初めて実用化されたメッセンジャーRNAワクチンのメリットとデメリットを教えてください。 340: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 341: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) メッセンジャーRNAワクチンのメリットといたしましては,まず迅速な開発と大量生産が可能であること,ワクチン接種者の遺伝子変異リスクがないこと,メッセンジャーRNA自体が予防対象の病気を引き起こすことがないことなどが挙げられているところでございます。  一方のデメリットといたしましては,新しいワクチンであるため,意図しない免疫反応を引き起こすリスクがあること,不安定な物質のため,例えばファイザー社のものではマイナス75度での保管が必要など,保管管理,これを特別慎重に行う必要があることなどが挙げられております。 342: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 343: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) この保管が大変だという報道も受けておりますが,ワクチン保管管理について,マイナス75度から解凍したものを体内に注射するのですが,解凍してから使用可能な時間はどれくらいなのでしょうか,保管体制も含めて教えてください。 344: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 345: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ファイサー社製ワクチンの保管管理につきましては,冷蔵庫で解凍する場合に5日以内に,室温で解凍する場合は2時間以内に解凍,希釈を行うこととされ,希釈後の保存期間は室温で6時間とされておりますので,これまでに接種する必要がございます。また,一度希釈したものを再冷凍することはできません。  保管体制につきましては,国から配送される超低温冷凍庫,いわゆるディープフリーザーを集団接種会場となる上和泉地域センター,岩戸児童センターのほか,市役所庁舎等に設置して保管し,接種当日に予約数に応じて適宜解凍しながら使用することを想定しております。また,仮に個別接種を行うこととなった場合には,各医院での保管は難しいと考えていますので,ディープフリーザー設置場所からの移送等について,現在検討しているところでございます。 346: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 347: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 接種までに従来のワクチン接種より非常に手間がかかることが分かり,個別接種の医療機関も限定されてきそうだと考えられます。  次に,ワクチンの効能と副反応への対応について伺います。  毎日新聞と社会調査研究センターが行った調査で2月14日報道によると,ワクチンに「期待する」と答えた人が8割にも上昇したそうです。ワクチン接種の効能としては,2回接種で新型コロナ感染症に対してどのような効能があるとされているのでしょうか。 348: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 349: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ファイザー社製ワクチンの効能は,新型コロナウイルス感染症の発症を予防するものとされており,海外で実施された臨床試験において,過去に新型コロナウイルス感染症のない場合で95.0%,感染歴の有無を問わない場合で94.6%の有効率が確認されているところでございます。国内における臨床試験におきましても,参加数160人ではございますが,海外と同程度の結果が得られているところでございます。 350: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 351: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 効能として高い結果の数値ということが分かりました。  ところでワクチン接種後の副作用,最近は副反応とも表現されていますが,この副反応に対して不安の声も少なくないようです。民間のある医療人材会社が全国の医療機関131院に新型コロナワクチン接種についてアンケート調査を1月に実施しました。この結果によると,8割以上の医療機関が接種時の副反応への対応を懸念しています。副反応の実態が把握できていない現状ゆえの懸念だと考えられます。  副反応としては,議会初日に説明いただいているように注射部の痛み,発熱のほかに,まれにショックやアナフィラキシーがあるとされています。懸念する症状として重篤な事例は海外で報告されているのでしょうか。 352: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 353: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 海外における重篤な症状につきましては,ファイザー社が作成した適正使用ガイドに基づき説明いたします。  昨年12月14日から23日の間に,アメリカ合衆国におきましてワクチン有害事象報告システムによる監視により,ファイザー社製ワクチンの約190万回の1回目接種後に21例のアナフィラキシーが検出されたとされております。これは100万回に約11.1例ということでありまして,これらの71%はワクチン接種から15分以内に発生し,全21例のうち17例はアレルギーまたはアレルギー反応の既往歴のある方で,その7例はアナフィラキシーの既往歴がございました。  ただ,その後フォローアップ情報が入手可能な20例の全員の方が回復,退院をしているところでございます。 354: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 355: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 副反応に関して医師会の見解はまだ出ていないということですが,接種する際に気をつける点は何でしょうか,疾患を抱える人がワクチン接種する際の懸念事項はありますでしょうか。 356: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 357: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 接種の際に気をつけていただく点としましては,ワクチン接種後15分以上,過去にアナフィラキシーを含む重いアレルギー症状を起こしたことがある方や採血等で気分が悪くなったり,失神等を起こしたりしたことがある方は,30分以上接種を受けた施設で様子を見ていただき,体調に異常を感じた場合には速やかに医師に連絡していただくこととされております。  また,疾患がある方など,ワクチンを接種してよいか不明な方や御自身が予防接種を受けることができない人,あるいは接種に当たり注意が必要な人に当てはまるかどうか不明な場合には,事前にかかりつけ医等に御相談の上,接種するかどうか,御判断いただきたいと考えております。 358: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 359: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 健康に不安のある方は,事前にかかりつけ医に相談することも接種案内で周知いただけるとありがたいです。  ドイツ予防接種常設委員会では,イギリスのアストラゼネカ製のワクチンを65歳以上は接種対象としないよう勧告しています。一方,イギリスのジョンソン首相は全ての年齢層に有効性が高いという見解を示しています。日本政府は契約を結んでいるアストラゼネカ製のワクチンに対して,高齢者の接種も有効性があるという見解を持っているのでしょうか,また狛江市はどのように対応されますでしょうか。 360: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 361: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) アストラゼネカ製ワクチンにつきましては,現在日本における製造販売承認を厚生労働省に申請しておりますが,現時点で薬事承認が下りていないため,国等から本ワクチンの効能や副反応等に関する情報は入ってきてないところでございます。 362: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 363: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 副反応が当日生じず,後日生じた場合を想定して相談窓口を設置して対応されますでしょうか,その際の医療費や回復しにくい症状に対しての補償はあるのでしょうか。 364: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 365: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 接種に係る基本的なお問合せにつきましては,市町村の相談窓口にいただければと考えておりますが,接種数日後に副反応が疑われるような反応が出た場合など,医学的な知見が必要となる専門的な相談などにつきましては,都道府県が相談窓口になることとされております。  また,新型コロナウイルスワクチン予防接種により健康被害が生じたと厚生労働大臣が認めた場合には,市町村は救済給付を行うこととされており,その際予防接種を実施した市町村が御相談,そして御請求の窓口になります。給付の種類といたしましては,医療費及び医療手当,障害年金,障害児養育年金,死亡一時金,葬祭料,こういったものとなっております。 366: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 367: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 副反応への対応もされているということを確認いたしました。  次に,保健所と自治体の連携について伺います。感染者対応についても併せて質問させていただきます。  コロナ感染者対応は保健所で,ワクチン接種は自治体が責任を持って運営することとなっています。狛江市は多摩府中保健所の管轄で,管轄内の人口は6市104万人,感染者の個人情報を自治体として把握していないのは,自治体が保健所機能を担っておらず,保健所が責任を持って対応しているためとお聞きしています。しかし,調整中という人たちが2月も5人前後から10人ほどで推移している状況では,自宅で容態が悪化した場合が心配で,自治体でも対応できるように情報を把握していたほうがいいのではないかという御意見もいただいております。  感染者情報共有に関して,狛江市の御見解をお示しください。 368: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 369: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 陽性者の方の情報共有につきまして,東京都がプレスリリースした発表日,性別,年代,そして療養状況として現在入院等されている方の内訳や接触歴,海外渡航歴を情報提供していただいているところでございます。都の情報公表の考え方として,個人情報保護やプライバシーに配慮し,個人の特定につながるおそれがある情報は原則として公表しないとされているところでございます。  病状の変化により対応するのは医師であると考えますが,調整中に自宅にいる場合には自宅療養者支援のフォローアップセンターで,症状に変化があった場合はLINE等を利用し連絡を取り,希望者には7日分の食料を配送するサービスの手配,パルスオキシメーターを貸し出すなどの対応を図っております。多摩府中保健所と様々な部分で連携を図り対応しておりますので,求めがあれば対応についても検討してまいりたいと考えております。 370: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 371: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 感染者の個人情報を自治体が保有できないということが分かります。  これに対し国立市では陽性患者から市の保健課に連絡を入れるよう促し,自宅療養者と濃厚接触者に対しては,物資提供や容態確認を保健所とは別に市も独自に行っております。このように当事者から市に連絡を入れてもらう体制をつくれば,個人情報の提供を保健所から受けなくても支援が可能です。  依然入院や療養のためのホテルにも入れない調整中の自宅療養者がいる現状に対して,狛江市としても容態確認などの支援を行うことを検討していただきたいと考えますが,今後の御見解をお示しください。 372: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 373: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 健康推進課の窓口や電話におきましても,感染した場合の対応や感染後のことについてお問合せをいただき,不安を抱える市民の方は安心できる支援を求めておられるなと感じているところでございます。狛江市においても以前検討したことはございますけれども,多摩地域の保健所が対応を始めていただいたことで市民へのサービスが図れるため,実施には至らなかったところでございます。市では容態急変の対応もできず,連絡をいただき一手間多くなる対応となってしまうために,東京都の実施する事業が望ましい形であると考えております。  今後につきましては,感染状況の変化にもよりますが,東京都や保健所の動向を見ながら,市として対応の必要性を考えてまいりたいと考えております。 374: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 375: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 最近は感染者数が一時期よりは減少しているので,今後状況が再度悪化した場合には,本格的に市としての御対応を御検討ください。  最後にワクチンについての保健所との連携について伺います。  ワクチン接種で生じた副反応の情報やワクチン接種運営上,把握した情報はどこで集約するのでしょうか,保健所は無関係なのでしょうか,副反応の相談は保健所では受けず,自治体が全て対応するという理解でよろしいでしょうか。 376: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 377: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 副反応に関する情報の集約につきましては,予防接種法において副反応疑いの仕組みが設けられており,国は接種後に生じる副反応を疑う症状を収集するとともに,専門家の意見を聞いて予防接種の安全性に関する情報を提供するなど,接種の適正な実施のために必要な措置を講じることとなっております。  具体的な流れといたしましては,副反応疑いの内容や状況につきまして,医療機関から独立行政法人医薬品医療機器総合機構に報告され,ここで情報整理,調査が行われます。その調査結果が厚生労働省に報告され,国立感染症研究所と協力・連携しながら,省内に設置する審議会での評価も踏まえ,必要な措置を講ずることとなります。  なお,これに加え市町村が被接種者や保護者から健康被害に関して相談を受けた場合に,都道府県を通じて厚生労働省に報告するというルートもございます。 378: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 379: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 自治体での御対応をしっかりとよろしくお願い申し上げます。  今回は前例のないワクチン接種実施となります。円滑かつ安心を得られる運営を自治体でいかに工夫していくかが問われていると思います。今後も市民の方の御不安解消のため,情報開示と的確な御準備をよろしくお願いいたします。  これでワクチンの質問を終わりまして,2問目,コロナ禍で生じる生活困難・困窮をいかに支援につなげるかについて質問させていただきます。  2度目の緊急事態が続いている市民生活において,経済的な打撃,雇用の影響が深刻化しています。2008年のリーマンショックでの派遣村では,非正規男性の困窮が中心だったそうですが,新型コロナ禍での昨年12月までには仕事を失った女性が一時74万人となり,男性32万人の倍以上となりました。  コロナ禍が社会のジェンダー不平等の現状をあぶり出し,女性の困難と困窮が際立っております。女性の雇用形態として7割が不安定な非正規雇用であります。また,全体の労働人口の4割弱を占める非正規雇用者は困窮に陥る状況にあります。食費を切り詰めてぎりぎりの生活を強いられているひとり親への支援策を含め,最後の命綱となる生活保護を制度から検証し,コロナ禍で生活困難・困窮にある方の一人でも多くが支援につながることを願い質問いたします。  1つ目が生活保護制度の申請実態と制度の検証について伺います。  昨年3月から今年1月までの生活保護の相談件数と申請件数で,前年度を上回っている月とその数を教えてください。 380: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 381: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 御質問の期間で相談件数が前年度同月を上回っているのは,令和2年3月が前年48件に対し50件,6月が前年33件に対し40件,11月が前年38件に対し54件,12月が前年38件に対し51件でございます。また,同様に申請件数が前年の同月を上回っているのは,令和2年3月が前年13件に対し18件,12月が前年12件に対し13件,このような状況になっております。 382: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 383: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 保護の申請件数が前年度に比べ著しく増えてもいないという現状となっているのが分かりました。  相談件数の数に対して,申請件数が半分以下と少ない理由はなぜだとお考えでしょうか。 384: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。
    385: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) こういった先行きの不透明感からか,前もって生活保護について確認をしておきたいとの御相談が多い実情があることも要因の1つであると考えております。また,社会福祉協議会の貸付け,住居確保給付金の対象拡大等の新型コロナウイルス関連の計画が一定の効果を上げているのではないかと考えております。  当然ながら,申請の意思があればいつでも申請することが可能でございまして,御相談された方にはこのことを丁寧に説明させていただいているところでございます。 386: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 387: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 住居確保給付金の存在が大きいと思われます。手続申請が来月3月末日と今のところなっておりますので,今後さらに延長される必要があると考えます。  ところで生活保護を申請する際に,親子や親族に援助が可能かどうか確かめるための扶養照会が行われることがあるとお聞きしています。狛江市では,生活保護新規申請者に対して扶養照会を条件づけていますでしょうか,また扶養照会した結果として援助が見つかった件数は,新規申請件数に対してどれぐらいの数でしょう。昨年3月から今年の1月までの事例でお願いします。 388: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 389: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) まず,扶養照会については,保護の補足性の1つといたしまして,生活保護法第4条第2項におきまして,「民法に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は,全てこの法律により保護に優先して行われるものとする」と規定されいることから実施するものでございますが,扶養は優先であって,要件ではありませんので,扶養照会を保護の申請の条件づけは現在していないところではございます。  扶養照会は,金銭的な扶養の可能性のほか,被保護者に対する定期的な訪問,電話,手紙,メールのやり取り,一時的なお子様のお預かり等,精神的な支援の可能性についても確認するものとされているところでございます。まずはこの趣旨を御本人に説明させていただいた上で,親族との交流状況等の関係を伺い,扶養の可能性を調査します。  ただし,DV等,家族関係への配慮を要する場合は個別に慎重な検討を行い,扶養照会を保留することがございます。  令和2年3月から今年1月までの申請件数111件でございますが,現在援助が得られているのは経済的な支援が1件,精神的な支援が25件,このような結果となっております。 390: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 391: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 精神的支援というのは,人のつながりでありがたいものだと思いますが,経済的支援,申請件数111件に対して僅か1件,約1%のみだという結果は,扶養照会の必要性が疑問視されるデータと考えられます。  他地域,例えば足立区の扶養照会成立件数は,昨年度新規申請件数2,275件中援助7件で約0.3%でした。一般社団法人つくろい東京ファンドの調査では,生活が困窮していても生活保護を利用したくないと答える人が少なくないことを問題視しています。  申請のハードルとなっている理由として,扶養照会を挙げる人が5割以上で,親族に連絡してほしくない心情があることを指摘しています。照会が要件でないからには,申請者の心情を尊重していただきたいと考えます。  今年2月8日に菅首相は,生活保護の申請時に福祉事務所が本人の配偶者や親子など,親族に援助できないかどうかを確認する扶養照会を巡り,より弾力的に運用できるよう今厚生労働省で検討していると発言しました。自治体や現場職員によっては扶養照会を条件としてきた慣例もあるようですが,今後狛江市では扶養照会を生活保護申請時に問わないかどうか,検討されますでしょうか。 392: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 393: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在厚生労働省で検討しているという報道がございましたので,その結果を待ちたいと考えております。 394: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 395: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ところで生活保護受理条件として,手持ち資産の条件も厳しいようです。生活保護受理の条件とされている手持ち資産の金額や内容をお示しください。 396: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 397: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 申請の意思があればいつでも申請することが可能ですが,保護費の支給に当たっては,収入等の資産を勘案して決定することになります。  生活保護法第4条第1項におきまして,「保護は,生活に困窮する者が,その利用し得る資産,能力その他あらゆるものを,その最低限度の計画の維持のために活用することを要件として行われる」と規定されているところでございます。  生活保護の申請がされますと,年齢や世帯構成等,申請者の状況に応じて一月当たりの最低生活費を算出し,その世帯の収入等の資産との比較を行います。収入等の資産が最低生活に満たない場合にその不足分を補う保護費を支給することとなります。収入等資産が最低生活費を超える場合には,保護の申請は却下されてしまいます。一月当たりの最低生活費につきましては,その個人及び形態の状況によって異なるため,一概に金額や内容をお示しすることは残念ながらできません。  なお,学資保険につきましては,解約返戻金の額が50万円以内なら保有が認められます。また,自動車や保険の保有については,新型コロナウイルス感染症の拡大している社会情勢に鑑み,一定期間は弾力的な運用を検討することもことも可能となっております。個別・具体的に御相談いただければ,今後の不安を和らげることもできるかもしれませんので,もしそういう方がいらっしゃったら,早めの御相談を御案内いただければと思っております。 398: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 399: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) ぜひ個々の御対応をお願いしたいと思います。  日本の生活保護受給の一般的な条件としては,資産として家具や居住用の土地・家屋は保有可能,現金は最低生活費の半分までとしています。一方,フランスでは資産保有条件なし,ドイツでは最低生活費の2倍を可能としており,日本は資産保有の条件が厳しいことが分かります。  手持ちの資産がぎりぎりになった状態での保護申請は,母子世帯では子供のための学資貯金を保有しておきたいという事情も考えられ,不安ではないでしょうか。現在生活保護申請が増えていないのは,こうした制度上の課題があると考えられます。  制度上の課題を自治体でサポートできる支援策があるか,次は住居の問題を少し考えてみたいと思います。  支援団体によると,生活保護申請の際に母子の住まいを探すことは,単身者よりも困難であると報告されています。また,手持ち資産を子供の学資などに保有していたいひとり親にとっては,最低限の資産所有しか許されない生活保護は受けたくないという場合,都内では家賃負担が生活費の中で大きくなってしまいます。  私がいただいた御相談案件として,飲食店で働いていたひとり親の方の収入が激減,住居確保給付金が現在延長されていることで何とか生活できているが,先行きが不安だということです。お子さんがこれから高校進学を控え,家計の不安が大きくなっています。一方で単身者でコロナ禍で仕事が減る・失う人が生じています。生活保護を受けたくない人も多いのが現状です。手持ち資産をぎりぎりまで使い切って困窮に至らないと生活保護を活用できない現状は,その後生活を立て直してからの見通しを立てるには厳しい側面があり,生活保護を受けにくい状態があるようです。今後最長でも12か月の住居確保給付期間が切れた人などが生じた場合,さらなる困窮が発生することも懸念されます。  生活保護を受けなくても困窮者が生活を立て直すまでの一時的な住まいの確保を市として行うことはできないでしょうか,例えば公営団地の借上げ提供または住まいを失った単身者用やひとり親住居に空き家活用や居住支援協議会に相談して空き物件の利活用など,今後コロナ禍で増えてくると見込まれる困窮者に対応した一時的な住まいの支援事業を御検討いただけないでしょうか。 400: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 401: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市が事務局となっております狛江市居住支援協議会では,住まいの確保にお困りの方に対する支援として,住まい探しの相談窓口を実施しております。令和3年2月までの実績として,コロナ禍に起因する相談はございません。  狛江市居住支援協議会は不動産関係団体,福祉団体等が含まれており,狛江市の実情を知る方々とともに,地域特性に合った効果の高い支援の形について検討しているところで,今後の支援につきましては,この検討を踏まえて実施していきますが,現時点で公営住宅の借上げ提供等による支援については考えていないところでございます。 402: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 403: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) コロナ収束の見通しが立たず,経済状況はさらに悪化することが懸念されます。今後福祉の観点から住居支援策を御検討いただき,市民生活の困窮に対応していただくことを切にお願い申し上げます。  コロナ禍が社会で最も弱い層を直撃し,中でも非正規労働が多いひとり親の窮乏が非常に心配される現状です。ひとり親の状況を伺います。  昨年3月以降,こちらちょっと1問省きまして,ひとり親で収入が激減する世帯を狛江市はどのように把握していらっしゃるのでしょうか。9番です。 404: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 405: ◯ 参 与(石森 準一君) 離婚,死別等によりひとり親となった,またひとり親として狛江市に転入してきた際は,市民課で住民登録や戸籍に係る手続を済ませた後,全ての方に子ども政策課を御案内してございます。これによりまして,基本的には全ての方にそのままの足で子ども政策課にお越しいただくことになりますので,こちらでひとり親関係の手当や医療助成等の手続を行うとともに,ひとり親家庭向けの相談や行政サービス等をまとめたひとり親家庭のしおりを配布するなど,必要な情報提供を行っております。  また,これに併せまして,この手当や医療助成等の手続を行う中で,本人からの困り事の申出があったり,また担当職員が対応する中でその方の困り事があるように見受けられたり,支援が必要と判断したときなどは,同じ子ども政策課の母子父子自立支援やひとり親家庭等専門相談員につなげるケースも実際にございます。  また,特にひとり親家庭につきましては,年1回の児童扶養手当の現況届をはじめ,対面で直近の状況を確認・把握する機会も定期的にございますので,このときも同様に必要に応じてそのまま窓口で相談員につなげているところでございます。 406: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 407: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 狛江市では手続の際にシングルになった方全てを子ども政策課で把握し,年に1度の面談で経済状況も確認していただいているということで安心いたしました。  次に,子供の貧困の大きな要因の1つが養育費の不払いによると考えられ,現在国で養育費の支払いの制度化が議論されています。現在の議論の進捗状況を説明いただけますでしょうか。 408: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 409: ◯ 参 与(石森 準一君) 養育費の問題につきましては,ただいま御質問にありましたとおり,法制度の見直しが法務大臣から法制審議会に諮問されておりまして,面会交流や共同親権とも併せて見直しの議論がされているところと承知をしているところでございます。  ひとり親,特に母子世帯につきましては,国等の調査において一般世帯に比べて相対的貧困率が著しく高いことが既に指摘をされておりまして,また平成28年の厚生労働省の調査によりますと,母子世帯の7割以上が現在養育費を受け取っていないという状況になっております。  母子世帯の相対的貧困率が高い要因は,養育費を受け取っていない方が多いということのほか,子供を養育する大人が家庭内に1人しかいないために,特に子供が小さいうちは比較的時間に自由が利く非正規雇用として働かざるを得ず,その結果収入が伸びないという面も大きいと思っております。  いずれにいたしましても,国の法制審議会により一定の議論がなされ,何らかの答申が国に送られた段階で,それに関係する法制度の改正が行われていくと思いますので,市といたしましても国の動向は注視をしてまいりたいというふうに考えております。 410: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 411: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 養育費の取決めに関しては,これまでは夫婦間の問題として捉えられてきたことにより制度化が不十分でありました。子供の貧困が深刻化する社会状況の中で,養育費の受け取りの現状が母子世帯の25%ほどと少なく,子供の貧困の要因の1つと考えられるようになりました。子供が育つための権利として制度化の議論がようやく行われている現状です。一刻も早くの制度化を求めるところでございます。  こうした養育費の制度化が進められる一方で,現時点での子供の貧困に即刻対応する必要があり,立憲民主こまえとして養育費支援事業を昨年から市に求めてまいりました。新年度に創設事業として養育費支援事業が予算化されていますので,予算審議の中で詳細を確認させていただきます。  最後に飛ばしました8番,コロナ禍でのひとり親の主な相談内容を教えてください。 412: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 413: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども政策課の母子父子自立支援及びひとり親家庭等専門相談員におきまして,昨年3月から先月までの間で延べ28件の相談をお受けしておりますが,このうち12件が国の臨時定額給付金の内容や申請に関する相談で,このほかコロナで収入が減り,食べるものにも困っている。コロナで仕事が減って住宅ローンが払えないなど,経済的な困窮に関する相談が8件,コロナで子供の精神状態が不安定になった。友人との関係が分からなくなってしまったなどといった精神的な不安に関する相談も件数はそれぞれ1件ですが,寄せられております。  なお,これらも含めひとり親家庭からの相談全体の件数といたしましては,これまでのところ例年の相談件数とほぼ変わりなく,また家庭内暴力を受けた女性の一時保護など,昨今の報道で見られるようなケースにつきましても,特段増えているといった状況ではございません。 414: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 415: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 本当に困っている人は声を出しにくいとも伺っています。食べるものにも困っているほどの窮状が生じていることは,フードバンク狛江の食品提供数がコロナで増えている現状,実態にも反映しています。さらなる支援体制をお願いします。  また,女性支援の社団法人エープラスによると,コロナで精神状態が不安定になった子供が増えているとのことです。大人の不安,家庭内での不安が子供たちに悪影響を与えており,胸が痛みます。引き続きひとり親への対応が子供の安心につながるサポートをよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。 416: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤功一議員。 417: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 通告に基づいて質問いたします。  まず,1問目は狛江市の移送サービスの今後についてです。  移送サービスとは,NPO法人全国移動ネットのホームページによれば,普通のバスや電車の利用が困難な方を対象に,車を使って外出の支援を行うサービスをいい,利用者の自宅と目的地との間の送迎を車で行います。運転だけではなく,車の乗り降りの介助などを組み合わせてサービスが提供されるのが特徴ですとあります。  この移送サービスを狛江市で担っているハンディキャブこまえか福祉有償運送を終了する予定です。  まず,前段として障がい者,高齢者の移動の権利を確保するための現状と狛江市の移動を支援する施策としては,タクシー券事業,福祉有償運送事業,こまバス等の地域公共交通施策がありますが,それぞれの課題は何かお伺いします。 418: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 419: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) まず,現状についてでございますが,令和元年12月から令和2年1月にかけて実施いたしました狛江市高齢者保健福祉計画等の策定等に係る市民意識調査におきまして,65歳以上の元気高齢者450人,総合事業対象者100人及び要支援認定者350人を対象に,外出する際の移動手段を複数回答可能という条件でお伺いしたところ,全体では徒歩が68.9%と最も多くなっており,市域の狭い狛江市の特徴であると考えられます。  年代別に見ますと,70歳を超えると路線バスを移動手段とする割合が60%を超え,自転車及び自動車を移動手段とする割合が65歳以上70歳未満から20ポイント以上減少いたします。このことから,70歳以上の高齢者では路線バスのニーズが高いものと考えております。また,90歳を超えると路線バスを移動手段とする割合は30%台となり,タクシーを移動手段とする割合が40%を超える状況でございます。総合事業対象者では70%以上,要支援認定者では50%以上の方が路線バスを移動手段であると回答しております。  また,18歳以上の障がい福祉サービス利用者461人,難病の方155人及び自立支援医療受給者108人並びに18歳未満の障がい福祉サービス利用者244人を対象に,今後狛江市が取り組む障がい福祉サービス等で次のうちどれが優先して充実すべきかを伺ったところ,「移動,行動に関すること」と回答された方は,年代別では70歳以上の方が約60%と最も高くなっており,手帳の種類,診断名別では身体障害者手帳を所有している方が約35%と最も高くなっております。  福祉タクシー券の交付につきましては,福祉施策全般に関係することではございますけれども,障害者手帳を所有する方を対象とすることから,障害者手帳を所有していない方に対してはサービスを提供することができない,こういったことがございます。  また,福祉有償運送につきましては,福祉サービス事業所の送迎のドライバーについても同様ですが,福祉有償運送に担うドライバーの高齢化,そしてそのドライバーの確保,こういったことが課題となっております。 420: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 421: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) こまバス等につきましては,新型コロナウイルス感染症などの影響による輸送人員の減少に伴い,バス事業者のダイヤ改正時に減便が生じたことについて,増便の要望をいただいていることや運転士不足が続いていることも,事業者より課題と伺っているところでございます。 422: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 423: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 70歳以上の高齢者では路線バスのニーズが高く,また90歳を超えるとタクシーを移動手段とする割合が40%を超えるということ,障がい者福祉サービス等で「移動,行動に関すること」と回答された方は,70歳以上の方で約60%,身体障害者手帳を持っている方が約35%と高い数値となっています。福祉有償運送とこまバスとともに運転士の確保が課題ということです。  今回この運転士の確保ができないということを大きな理由として,平成10年4月より運行を開始したNPO法人ハンディキャブこまえが法人解散を決定しました。ハンディキャブこまえの行っている福祉有償運送事業は3月末に事業終了を予定となっていますが,この間長い間時間をかけて協議してきたと思いますが,後継サービスを実施する団体が決まったのか,お伺いします。 424: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 425: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和3年4月より,狛江市社会福祉協議会で新たに福祉有償運送事業の開始を予定しているところでございます。 426: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 427: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 狛江市での福祉有償運送事業の継続が正式に決まり安心をいたしました。  それでは,まずNPO法人ハンディキャブこまえの現在のサービス内容,利用時間,料金について確認させてください。 428: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 429: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ハンディキャブこまえの運行日は,月曜日から土曜日の午前8時から午後6時でございますが,時間外については御相談いただき,運転手が対応可能であれば運行を実施しております。時間外とは,月曜日から土曜日の午前8時前と午後6時過ぎ及び国民の休日,年末年始の12月30日から1月3日までとなります。  利用料金につきましては,単独乗車で移動範囲が市内,運行時間が時間内の場合には1往復700円,時間外の場合には800円となります。また,移動範囲が市外で運行時間が時間内では30分500円,時間外では30分600円,距離料金1キロ50円が加算となります。  複数乗車で移動範囲が市内で運行時間が時間内の場合は1往復420円,時間外の場合は480円となります。また,移動範囲が市外で運行時間が時間内は30分300円,時間外では30分360円,距離料金が1キロ30円が加算という形になっております。 430: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 431: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続きまして,ハンディキャブこまえの後継のサービスである社会福祉協議会の事業内容について確認をさせてください。 432: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 433: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 社会福祉協議会の運行日は,原則として月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までとなります。ただし,休日及び12月29日から1月3日までを除きます。利用に伴う費用につきましては,年会費が3,000円になります。  利用料金は単独乗車の場合,初乗り60分までは1,200円,以後30分単位ごとに600円,複数乗車の場合は初乗り60分までは600円,以後30分単位で300円,待機料金は30分単位で単独乗車の場合は300円,複数乗車の場合は150円となります。また,予約取消手数料といたしまして1,000円を予定しているところでございます。また,利用料金を定額制から時間制にすることで利用料収入の増額を見込んでおります。  ハンディキャブこまえの活動の終了の大きな要因の1つが運行協力者の高齢化によるものでございますので,人材の獲得のためにも新たな利用料金を設定させていただいたところでございます。 434: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 435: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,社会福祉協議会が行う送迎の距離の範囲についてお伺いします。また,何台体制で運営していくのか,お伺いします。 436: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 437: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 社会福祉協議会が実施いたします福祉有償運送事業の利用の範囲といたしまして,医療機関への通院,入退院及び健診等,福祉施設への通所,入退所,公共機関または福祉団体等が主催する事業参加及び諸手続のための外出,余暇活動等の社会参加等となっております。運行の範囲といたしましては,原則として狛江市内及び調布市,世田谷区及び川崎市多摩区の隣接区市とし,発地または着地のいずれかが狛江市内にあることとなります。  なお,使用する車両は2台の運用を予定しております。  車両台数につきましては,令和2年度のハンディキャブこまえの運行実績を参考としたところ,コロナ禍による運行実績の低下,運行協力者数,車種別の運行状況などを勘案し,また車両の維持経費とも比較した結果,車両台数を2台としたところでございます。
    438: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 439: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ハンディキャブこまえの行っていた事業から,原則月曜日から金曜日になり,利用時間が午前9時前は対象外となり,事業説明会資料には走行範囲を示す図が示されていますが,これでは送迎距離が3キロ以内と短くなり,利用者にとって不便になることが分かりました。また,利用料金も上がるようです。  現状より利用者にとっては不便になると思いますが,その解決策はあるのか,狛江市の見解をお伺いいたします。 440: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 441: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 社会福祉協議会におきまして,令和2年12月及び令和3年1月にハンディキャブこまえ利用会員を対象に事業説明会を3回開催しておりますが,説明会では利用に伴う複数の御意見をいただいたところでございます。  運行時間と運行範囲につきましては,運行車両と運転協力者の状況を見ながら,個別に対応していくことといたします。  利用料につきましては,ハンディキャブこまえの運行ドライバーの皆様はボランティアとして運行されていらっしゃっておりましたけれども,これが運転手不足の常態化を招く要因の1つであると考えられるために,社会福祉協議会においては運行ドライバーに対し謝礼を支払うことといたしたところでございます。  そのため御質問者がおっしゃるとおり,福祉有償運送を御利用いただく会員の皆様の御負担は増えますが,それでもタクシーを利用いただくよりは安価であり,またドライバー確保のためにも謝礼は少し高めに設定しておりますので,何よりも運行ドライバーへのやりがい,こういったものにつながるものと認識しております。  既にハンディキャブこまえの運行ドライバーの一部の方々が新しい社会福祉協議会での運行ドライバーとして御登録いただけると伺っているところでございます。 442: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 443: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 個別に対応ということですが,原則からすると多くの利用者が利用してきた聖マリアンナ医科大学病院,関東中央病院,杏林大学医学部附属病院への送迎は対象外となると思われます。また,9時前後の病院の送迎も難しくなると思われます。利用者が不安に感じていますので,そのあたりのことに柔軟に対応いただけるのか,確認させてください。 444: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 445: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今,御質問者がおっしゃられた方々に対しましても,極力従来どおりの対応ができるようできる限り柔軟に対応してまいりたいと考えております。 446: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 447: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 利用者が不便にならないよう,できる限りの対応をお願いいたします。  また,事業説明会で利用者から主にどのような意見があったのか,お伺いします。 448: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 449: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 主な御意見といたしまして,運行範囲について,タクシー券の利用について,専用電話の設置状況等について御意見等いただきました。  運行範囲につきましては,先ほどの答弁のとおり運行車両と運行協力者の状況を見ながら個別に対応してまいりたいということでございます。また,タクシー券の利用につきましては,従来どおり使用は可能でございます。また,専用電話の設置につきましては,今現在準備を進めてまいりたいと考えております。 450: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 451: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 専用電話の設置につきましては,ぜひ進めていただきたいと思います。  ハンディキャブこまえは送迎ドライバーの確保に困っていましたが,そのことが事業終了の理由の1つですが,社会福祉協議会に移行する際のドライバーの確保についてお伺いします。また,ドライバーの手当についてもお伺いいたします。 452: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 453: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 社会福祉協議会の福祉有償運送の事業の運行協力者としては,現在ハンディキャブこまえが契約している人材派遣会社との契約を更新するとともに,新たな運行協力者の募集と育成を行います。運行謝礼金は60分まで1,200円,以後30分ごと600円,待機時間は30分ごとに300円の支払いを予定しております。  市民の皆様に御協力いただく支え合いの活動の謝礼といたしましては,若干高額な金額ではございますけれども,事業の継続に際して狛江市内の新たな人材の確保が特に重要と考えまして,運行の謝礼の金額は利用料金と同額とさせていただきました。 454: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 455: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 運行謝礼の金額は利用料金と同額ということですので,送迎ドライバーが確保できることを期待したいと思います。  次に,ハンディキャブこまえが行っていた児童送迎の今後について確認をさせてください。 456: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 457: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在実施している通学支援は,狛江第一小学校いずみ学級に在籍する児童が狛江第三小学校もしくは狛江第六小学校の通学区域に在住する場合または狛江第三小学校あおば学級に在籍する児童が狛江第一小学校,狛江第五小学校,和泉小学校もしくは緑野小学校の通学区域に在住する場合に,在籍校への通学にハンディキャブを利用した際にかかる利用料の一部を保護者に補助する制度でございます。  ハンディキャブを利用した場合は,保護者は自己負担分として利用するごとに100円をハンディキャブこまえに支払い,市は保護者から補助金の受領委任を受け,利用料から自己負担分の100円を差し引いた金額をハンディキャブこまえに支払うことにより,利用料を補助しております。4月からハンディキャブこまえから社会福祉協議会に事業者が移行しますが,制度の内容のほうには変更はございません。 458: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 459: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 児童送迎につきましては,制度の内容に変更がないということが確認できました。ハンディキャブこまえが行っていた事業が社会福祉協議会に移行しましても,4月以降これまでの利用者が不便にならないようお願いいたしまして,次の質問に移りたいと思います。  2問目は,狛江市の情報セキュリティ対策についてです。  行政システムデジタル化が進み,自治体もサイバー攻撃,情報漏えいへの対策から無関係ではいられません。1月29日に内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)がセールスフォース・ドットコムのクラウドの設定不備による情報漏えいリスクについて注意喚起を出し,セールスフォース自身も同社サイトにお知らせを掲載しました。  このクラウドサービスの設定不備に起因した不正アクセス被害が全国の自治体で続々と明らかになっています。東村山市や千葉県船橋市,木更津市,茨城県守谷市など,少なくとも9つの自治体が不正アクセスの被害の可能性を公表しました。日経クロステックによれば,いずれの自治体も岡山県に本社を置く両備システムズのシステムを利用していたとのことです。  両備システムズは,セールスフォース製品を使い,自治体向けに住民用の予約システムや案内システムを提供していました。同社は2月10日,自治体向けシステムにおいて外部の第三者による不正アクセスが確認されたと公表しました。既に設定変更を済ましており,それ以降の不正アクセスの被害は認識していないとのことです。  この両備システムズの自治体向けシステムを狛江市でも利用しているのか,確認させてください。 460: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 461: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市におきましては,御指摘のクラウドサービスは使用してございません。 462: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 463: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 狛江市は,両備システムズのものは利用してないということですので,この点では安心いたしました。  次に,他人によるなりすまし申請や通信途中での改ざんなどを防ぐために,公的個人認証サービスのセキュリティ対策についての暗号方式の利用について確認をさせてください。 464: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 465: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 公的個人認証サービスでは,公開鍵認証基盤を採用することで高いセキュリティレベルを担保してございます。この方式は暗号化するための鍵である秘密鍵と元の平文に復号化するための鍵である公開鍵がペアとなっており,片方の鍵で暗号化されたものはもう一方の鍵でしか復号できない性質を持っているものでございます。 466: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 467: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 暗号化する鍵と復号化する鍵がペアになっていて,片方の鍵で暗号化されたものは,もう一方の鍵でしか復号できない性質なので,高いセキュリティレベルを担保しているということです。  それでは,狛江市はどのような情報セキュリティ対策を現時点で取っているのか,お伺いいたします。 468: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 469: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成28年1月に国から新たに自治体情報セキュリティ強化対策が示され,個人番号利用事務系,内部情報を取り扱うLGWAN接続系,インターネット接続系を分離する,いわゆる三層の対策によるセキュリティ強化が図られることになりました。  これを受けまして,狛江市におきましても三層の対策として庁内ネットワークを分離し,住民情報の流出防止を徹底するとともに,インターネットへの出入口を東京都が構築しました都区市町村情報セキュリティクラウドにおける監視等により,サイバー攻撃に備えているところでございます。 470: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 471: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 庁内ネットワークを分離し,都区市町村情報セキュリティクラウドでサイバー攻撃に備えていることが分かりました。  次に,令和2年5月22日に総務省より公表された自治体情報セキュリティ対策の見直しについての取りまとめの主な内容についてお伺いいたします。 472: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 473: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 昨年5月に公表されました自治体情報セキュリティ対策の見直しにつきましては,先ほど答弁申し上げました三層の対策の効果や課題,新たな時代の要請を踏まえ,効率性・利便性の向上とセキュリティ対策を両立させた内容となっており,三層対策の見直し,次期自治体セキュリティクラウドの在り方,重大インシデントを踏まえた対策の強化,自治体の情報セキュリティ体制,インシデント即応体制の強化を図るものとなっているところでございます。 474: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 475: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 見直しについては効率性・利便性の向上とセキュリティ対策を両立させた内容であることが分かりました。  次に,日本年金機構のセキュリティ事故やマイナンバー制度導入に伴い,2015年より導入されたαモデル,三層の対策についての内容をお伺いいたします。 476: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 477: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 三層対策の内容につきましては,先ほども答弁で少し触れておりますけれども,マイナンバーを取り扱う個人番号利用事務系,内部情報を取り扱うLGWAN接続系,インターネットに接続可能なインターネット接続系の3つをそれぞれ分離するもので,高いセキュリティを確保する対策となっております。αモデルとは2015年から導入されているモデルで,3つのネットワークが完全分離されているモデルでございます。  なお,昨年5月公表の自治体情報セキュリティ対策の見直しにおきましては,クラウドサービスの利用を第一候補として検討するクラウド・バイ・デフォルト原則やテレワークなどの新たな時代の要請を踏まえ,従来の三層対策の基本的な枠組みを維持しつつ,効率性・利便性の高いモデルとして,インターネット接続系に業務端末・システムを配置したβモデルも提示されているところでございます。 478: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 479: ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは,三層の対策をしたことの効果と課題についてお伺いいたします。 480: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 481: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 三層の対策につきましては,高いセキュリティを確保し,情報漏えいなどのリスクを低減させるといった効果がある一方で,各層間でのデータ等の授受に手間や時間がかかり,事務効率が低下する。さらには現在のデジタル化が急速に進んでいる状況下においては,行政サービスのデジタル化といった新たな時代に要請に対応できないといった課題があるものと認識しております。 482: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 483: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 三層の対策は高いセキュリティを確保できるが,行政サービスのデジタル化といった新しい時代の要請に対応できていないことが分かりました。  次に,自治体の情報セキュリティ対策にも従来の境界型セキュリティから,侵入・感染を前提としたいわゆるゼロトラストの考え方を導入する必要性について見解をお伺いいたします。 484: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 485: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 境界型セキュリティは,内部のネットワークとインターネットなどの外部との境界線上にファイアウオールなどのセキュリティ機器を設置し,通信の監視や制御を行うことで,外部からのサイバー攻撃を遮断するセキュリティ対策であり,内部と外部の境界で侵入・感染を防ぐものでございます。  一方ゼロトラストはこうした境界型セキュリティに代わる新しい概念で,脅威の侵入・感染を前提にしており,昨今のクラウドサービスの普及によりインターネット上に保護すべきものがある状況においては,非常に有効なセキュリティ概念であると認識しております。 486: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 487: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ゼロトラストは,非常に有効なセキュリティ概念ということを理解しました。  昨今の重大インシデントの例として,2019年に発覚した神奈川県庁のリース満了に伴い返却したハードディスクの盗難による情報流出や地方公共団体向けクラウドサービスの障害発生などがありますが,地方自治体がデータの消去の対策が求められ,サイバー攻撃のターゲットになるケースも今後当然増えることが予想されます。  そのためこうしたサイバー攻撃による侵入・感染を早期に検知してインシデントを未然に防ぐためにも,EDRの導入は極めて有効だと考えられますが,EDRの概要についてお伺いいたします。 488: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 489: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 神奈川県における情報流出に関しましては,当該報道を受けまして狛江市におきましても住民情報等の重要な情報が保存された記憶装置の場合については,必ず市役所で立会いの下,データを消去するよう対応しているところでございます。  御質問のEDRとは,Endpoint Detection and Responseの略で,パソコンやサーバなどのエンドポイントにおける脅威を検知し,主にインシデントの事後対応を支援するためのセキュリティソリューションと把握しております。エンドポイントがサイバー攻撃を受けることを前提に,脅威の検知や除去などの初期対応をスムーズに行うことで,被害を最小限に抑えることを目的としているものと認識しております。  エンドポイントにおけるログの調査により,既に侵入している脅威の検知やインシデント発生後の被害調査や原因究明などで活用でき,先ほど答弁申し上げましたゼロトラストの概念に立った有効なソリューションと考えております。 490: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 491: ◯ 6 番(加藤 功一議員) データ消去については,狛江市でも既に対策がなされているということです。そして,EDRがゼロトラストの概念に立った有効なソリューションであることが分かりました。  次に,総務省自治体情報セキュリティ対策検討チームの提言では,インシデント即応体制や情報セキュリティ人材の確保についても地方自治体の対策として言及し,インシデント対応チームCSIRT設置をモデルとして示しています。  また,かつてのセキュリティ対策はインシデントを発生させないための対策に主眼が置かれていましたが,近年のサイバー攻撃は年々高度化,巧妙化の一途をたどっており,もはや被害を100%確実に防ぐことは不可能だと言われています。そのためインシデント発生を防ぐ手だてとともに,不幸にもインシデントが発生してしまったことを想定し,その対応策をあらかじめ準備しておくことが重要となっています。  このCSIRT設置やインシデントレスポンスについて市の見解をお伺いします。 492: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 493: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市におきましても,令和元年11月に情報セキュリティインシデント情報の収集・分析・対応などを目的にCSIRTを構築しており,インシデント発生後の対応であるインシデントレスポンスの実効性を担保できる体制であると認識しているところでございます。 494: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 495: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 狛江市においては既にCSIRTを構築しており,インシデントレスポンスの実効性を担保できる体制であることが分かりました。  次に,総務省の地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドラインの改定等に係る検討会より,令和2年8月18日に公表された次期自治体情報セキュリティクラウドの標準条件の決定の主な内容についてお伺いします。 496: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 497: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 次期自治体情報セキュリティクラウドにおいては,国が標準要件として最低限満たすべき事項である必須事項と各都道府県の要求水準に応じて導入を検討する事項であるオプション機能を提示しております。  必須機能にはセキュリティ専門人材によるログの収集・分析・イベント監視,監視対象システムのログ監視,ログ分析,セキュリティインシデントの発生時の一時対応を行う機能等が示されているとともに,オプション機能には先ほど答弁申し上げましたEDR監視・運用も示されており,エンドポイントで不審なアクティビティやそのほかの問題の検出・調査及びセキュリティインシデントの発生時の対応を想定しているところでございます。  なお,現在東京都におきましても国の標準要件を基に必要な要件整理を行っているところでございます。 498: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 499: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 政府が今国会に提出を予定している地方公共団体情報システム標準化法案の主な内容についてお伺いします。 500: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 501: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 地方公共団体情報システムの標準化に関する法律案につきましては,国による地方公共団体情報システムの標準化に係る基本方針の作成,地方公共団体情報システムに必要とされる機能等の基準の策定,地方公共団体による基準に適合した情報システムの利用,地方公共団体の努力義務として国による全国的なクラウド活用の環境整備の状況を踏まえつつ,クラウドを活用した情報システムの利用など,システムの標準化を推進するために必要な事項を定めたものとなっております。 502: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 503: ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは,政府が地方自治体情報システムの政府クラウドの利活用を推進する目的についてお伺いします。
    504: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 505: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在国では地方自治体情報システムの共通的な基盤・機能を提供するクラウドサービスの利用環境の整備を進めているところでございます。国が当該クラウドサービスの利活用を推進する目的は,地方自治体の情報システムに係るコスト削減,市民サービスの向上,セキュリティ対策の強化であると認識しております。 506: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 507: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 政府クラウドを利活用する目的が地方自治体の情報システムに係るコスト削減,市民サービスの向上,セキュリティ対策の強化であることが分かりました。  それでは,この政府クラウドを使用する場合,自治体の持っている独自データはどのように管理されるのか,お伺いします。 508: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 509: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室の案では,地方自治体のシステムデータを団体ごとに論理的に分離するとともに,厳格なアクセス制御を行うなど,高い機密性を確保し,管理する想定となっております。また,地方自治体のほかのシステムとの接続は専用回線により行い,インターネットからの接続はセキュリティクラウドを設けるなど,ネットワークのセキュリティも確保されている想定となっているところでございます。 510: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 511: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 地方自治体のシステムデータを団体ごとに論理的に分離し,厳格なアクセス制御を行うなど,高い機密性を確保・管理する想定であることが分かりました。  次に,今後の狛江市の情報セキュリティ対策の方針,方向性についてお伺いいたします。 512: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 513: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 新型コロナウイルス感染症の拡大による新しい生活様式への対応等により,今後一層デジタル化が加速化することが想定される状況下において,狛江市におきましても効率性・利便性との両立が可能となるセキュリティ対策が必要と考えております。  昨年5月に公表されました自治体情報セキュリティ対策の見直し,国のセキュリティポリシーガイドライン等を踏まえまして,市民サービスの向上・内部事務の効率化の視点,新たなセキュリティに関する考え方などを踏まえて,必要なセキュリティ対策を実施してまいります。 514: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 515: ◯ 6 番(加藤 功一議員) ぜひ必要なセキュリティ対策を実施していただきたいと思います。  次に,2月4日の読売新聞夕刊によれば,政府は2025年度末までに原則全ての地方自治体を対象に行政システムについて,オンライン上でデータを管理するクラウドに移行する方針を固めたとあり,2023年から順次移行を進める方向とありますが,狛江市の対応の予定についてお伺いいたします。 516: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 517: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 令和7年度に向けて引き続き国等から最新の情報を収集しながら,基幹系業務システムの標準化に向けた検討と併せて必要な対応を行ってまいります。 518: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 519: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 行政システムにおいても,今後一層デジタル化が進むと思われます。それに伴い新たに求められるセキュリティ対策も増えていくと思われます。狛江市においても引き続き時代に即した必要なセキュリティ対策を実施していただき,大切な情報を守っていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  3番目は,コロナ禍における市内事業者への支援についてです。  時間の関係で簡潔に質問いたします。  この間事業者への支援については様々な支援が行われてきました。事業者への支援の中で申請期限を延長し,受付中のものについて確認させてください。また,今年度末まで受付中のものについても確認させてください。 520: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 521: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 申請期限を延長して受け付けている事業といたしましては,事業所への家賃補助となります狛江市中小企業者緊急対策応援助成金と狛江市地域経済持続支援金がございます。どちらの事業につきましても,令和3年3月31日までを申請の期限としております。 522: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 523: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 狛江市中小企業者緊急対策応援助成金,狛江市地域経済持続支援金の対象となる業者でまだ未申請の業者は,3月31日までですので,ぜひ申請をいただきたいと思います。  次に,これまでの様々な支援の中で基準に達せずまたはぎりぎり対象外となった事業者や支援制度のはざまにあり,いまだ支援を得られていない事業者に対して,今後どのような支援を考えているのか,市の基本的な考えについてお伺いいたします。 524: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 525: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市の独自支援といたしまして,国の持続化給付金等の基準に達せず対象外になった事業者の方や支援制度のはざまとなっている方を対象とした狛江市地域経済持続支援金によって支援を行ってきております。  この地域経済持続支援金は,新型コロナウイルス感染症の影響により事業収入が20%以上50%未満の範囲で減少した月が存在し,かつ国の持続化給付金や市の緊急対策応援助成金等の給付を受けていない市内の事業者の方に対し,業種に限定せず10万円を支給するものでございます。  事業の開始直後から電話や窓口などでお問合せがございましたが,お話をお伺いしますと,これまでに何らかの形での支援を受けており,2月22日現在の支援決定件数は12件となっていることから,大半の方々は既存の国や都の支援制度でカバーされているものと推察をしているところでございます。  今後につきましては,国や東京都,狛江市商工会等,様々な組織と連携を行いながら,必要なところに必要な支援を行っていけるよう現況を見極めていきたいと考えております。 526: ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 527: ◯ 6 番(加藤 功一議員) 国や東京都,狛江市商工会等,様々な組織と連携を行っていただきまして,必要なところに必要な支援をしていただきたいと思います。  以上で一般質問を終わらせていただきます。 528: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時44分 休憩     午後 3時05分 開議 529: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。8番三宅まこと議員。 530: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 通告に従いまして1問だけ質問します。  今定例会よりこの議場のモニターが資料として映すようになりました。この一歩は小さな一歩ですが,議会にとっては偉大なる飛躍になると思います。  歩行者利便増進道路,通称ほこみちといいます。どうぞモニターを映してください。  そもそものスタートは,このローカルアベノミクス,箱物をバンバン建てるんじゃなくて,地域の資源や遊休資産を活用して地方を元気にしていこうという安倍さんの施策ですね。その流れで国土交通省は2つの法律を改正します。  1つは,左側の改正都市計画措置法,これは居心地がよくて歩きたくなる町なかづくり,ウォーカブルなまちづくりということになります。既に狛江市はウォーカブル推進都市です。  もう1つの法改正は,この本日のテーマになりますが,この右側のほこみち制度の話になります。  簡単に言うと,道路に置けるものが規制緩和されました。このカフェやベンチなんて民間の創意工夫でバンバン置けるというような話が創意工夫も求められるということになります。  この2つの法改正は,国土交通省は人中心のにぎわいのあるウォーカブルなまちづくりを志向しています。狛江の町を絵にするとこんな感じになります。週末の狛江,この人中心のワイワイ,ワチャワチャ,ワチャワチャと,こんなようなまちが実現するんじゃないかなということであります。  そして,2020年,新型コロナウイルス感染症,ニューノーマルの時代へ変化しました。  道路行政ではコロナ道路占用特例というものが生まれました。規制が緩和され,狛江のまちでは泉の森テラスが行われました。狛江に昼も夜もにぎわいが生まれました。  この流れをおさらいすると,今までの道路占用許可はすごく面倒くさかったんですけど,それがコロナ占用特例で緩和されて,これがほこみち制度へ変わっていくということであります。  それでは,1問目,唐突ですけど,狛江市で一番土地を持っているのはどなたになりますでしょうか。 531: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 532: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) それは狛江市でございます。狛江市全域の面積は6.39平方キロメートルのうち,河川敷を除いた面積が5.78平方キロメートルとなります。そのうち概算の積上げとなりますが,狛江市の公有財産の面積,民有地なども含まれます市道の面積,そして水路敷などの法定外公共物の面積を合計いたしますと約1平方キロメートル,約17%でございます。 533: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 534: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  狛江市の大地主は狛江市さんということです。  このほこみちは,公共空間の道路部分を市民の皆様に使っていただこうというお話になります。  ここのほこみち制度創設の経緯でありますが,あらかじめいただいていた御答弁では,この道路空間をまちの活性化に活用したい。歩道にカフェやベンチを置いてゆっくり滞在できる空間にしたいなど,道路への新しいニーズが高まっています。しかし,道路構造令上は歩道はもっぱら歩行者の通行に供する道路の部分であり,にぎわいを目的とした空間の位置づけが今まではなかったということであります。このような道路空間の構築を行いやすくするために,令和2年5月20日に成立した改正道路法において,新たに歩行者利便増進道路,通称ほこみち制度が創設されたということです。  それでは,伺いますが,従来の道路占用制度上の課題とされていたことに関して教えてください。 535: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 536: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路占用の許可基準の1つとして,無余地性の基準と呼ばれている規定がございます。道路区域外にその占用物を置くスペースがないため,やむを得ず占用を許可する基準であるため,道路区域外での設置が可能と判断された場合は占用許可を与えることができなくなるものでございます。 537: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 538: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) それでは,スライドを映してください。  国土交通省の資料です。  この3ページ,課題を受けて令和2年5月27日の道路法改正公布,11月25日に制度運用開始,ほこみち制度が創設されました。  あらかじめ具体的な中身をお聞きしていたんですが,この道路構造基準を位置づけ,歩道等の中に歩行者や車椅子などが通れる空間は確保した上で,にぎわいを目的とした空間を設定してオープンカフェやベンチを設置して歩行者の利便増進を図る空間を定めることが可能になるという御答弁を都市建設部長からいただいておりました。  それでは,伺います。  ほこみち制度は占用特例制度,公募占用制度の2つで構成されるということですが,それぞれの概要に関して教えてください。 539: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 540: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 占用特例制度とは,道路管理者がほこみち制度に基づき利便増進誘導区域に指定した区域であれば,先ほど説明いたしました無余地性の基準にとらわれず,歩行者の利便増進のために必要な機能を持った施設等の占用を認める制度でございます。  公募占用制度は,利便増進誘導区域において公募により占用者を選定することが好ましい歩行者利便増進施設等については,より歩行者の利便の増進に資するものを選定し,道路の適切な場所への設置を誘導するという観点から,複数の占用希望者からの提案を踏まえ,通常の道路占用許可5年より長期間,最長20年にわたり,より積極的に占用許可を認めることができる制度でございます。 541: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 542: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) スライドをお願いします。  ちょっとちっちゃい字で見づらいと思うんですが,占用特例制度と公募占用制度というのがあって,占用特例制度は割と簡単なほうですね。今でも5年なんですが,5年でそういった事業者の占用を認めてあげるよと,公募占用制度はもう少しまちのエリアマネジメントみたいなちゃんとした法人さんがちゃんとした座組で道路使用するというようなことで公募占用制度ということになるかと思います。  それでは,質問ですが,この市民の中でまちづくりに積極的にコミットメントしていきたいという人は潜在的に多くいらっしゃると思うんですが,そうした方々に知っていただきたいのですが,この道路占用に関するメリットを教えてください。 543: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 544: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 指定道路内に定めました利便増進誘導区域では,道路占用許可が柔軟に認められ,また道路空間を活用する者を公募により選定することが可能となります。この場合最長20年の占用が可能となり,民間の創意工夫を活用したいろいろな可能性を持った空間づくりができるものと考えているところでございます。 545: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 546: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 民間の創意工夫ということが大事だと。  それでは,スライドをお願いします。  もっとちっちゃな文字なので,説明しますが,従前から道路空間の活用に関する諸制度はいっぱいあったと思うんですが,今回のこのほこみちとは何が違うのでしょうか。 547: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 548: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) これまでも国家戦略特区,中心市街地や都市再生整備計画などに基づきオープンカフェ等の道路占用は認められていましたが,今回はそれを一般化するという目的の下,地方公共団体が主体ではなく,あくまで道路管理者が主体となってまちづくり,道づくりをしていくとしており,占用物件にしましても幕やアーチが常設できるようになったり,さらに幅広く活用できる制度となっているところでございます。 549: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 550: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 特区制度とかでは認められて,例えば虎ノ門の新虎通りとか池袋とか,そういう所はそういうのが見られるんですが,今回は一般化するという目的の下,地方公共団体が主体でなくあくまでも道路管理者,例えば狛江の市道であれば狛江市,都道であれば東京都が主体となってまちづくり,道づくりをしていくと,幕やアーチなんかが常設できると,すごいことかなと思います。  スライドを映してください。  昨年コロナ占用特例で泉の森テラスを開催させていただきました。この道路占用箇所は,狛江駅北口弁財天池保全緑地前の広場から,泉の森会館前に至る場所までの区域とさせていただきました。市内3店舗様に御出店いただき,申請に関しては狛江市,調布警察署に多大なる御協力をいただきましてありがとうございました。  このコロナ占用特例とほこみちは何が違うのか,教えてください。 551: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 552: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) コロナ占用特例とほこみち特例の占用特例の違いといたしましては,コロナ占用特例は占用主体は地方自治体または地元協議会等による一括占用とし,占用期間は特例の期限まで,占用料は施設付近の清掃等の協力を条件に免除としているところでございます。  また,ほこみち制度の占用特例は,占用主体は個別占用,一括占用を問わないとし,占用期間は最長5年,公募占用の場合は最長20年,占用料は減免措置を設けるとしているところでございます。 553: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 554: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 今映っている資料は,SideBooksで入っていますので,見えにくい方はそちらで御覧ください。国土交通省の右側の資料です。  スライドを映してください。  ちょっとちっちゃいんですが,ほこみちを実現していくための全体の流れに関して国土交通省の通達に沿った形でお聞きしてまいります。  まずはほこみち指定の流れに関して伺います。  仮に道路占用者が事業者等民間の場合に,やってみたいという人が民間の場合,想定する区域内にオープンカフェを開きたいという計画が仮にあったとします。その前に道路管理者,国や都道府県や市区町村はほこみちを指定しないといけないようですが,そのあたりの流れを教えてください。
    555: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 556: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まずは道路自体に区間を定めて歩行者利便増進道路の指定をします。指定をするときはあらかじめ当該道路の存する市町村を統括する市町村長への協議と都道府県公安委員会への意見聴取を行います。その後,道路の構造基準に合わせるために改築を行います。その際にも公安委員会への意見聴取を行います。そして,これらの段階を経て,指定した道路の中にある一定の区域を特例区域として指定する流れとなっているところでございます。 557: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 558: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) このスライド9ページの流れで映してください。  スライド9ページ,この流れで,この資料の2)に指定道路の構造基準を踏まえて歩道等を改築する場合もあると記されています。  狛江で具体的なイメージを共有させていただきたいんですが,この狛江駅北口弁財天池緑地保全地区前の広場は,指定道路の構造基準を満たしているのでしょうか,お伺いします。 559: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 560: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 指定道路の構造につきましては,道路移動等円滑化基準に適合する構造とするとしており,歩道の幅員,勾配,高さ,ベンチや照明施設につきましては適合しておりますが,一部視覚障がい者用誘導ブロックなど,改修が必要な施設もございます。また,噴水付近につきましては,駅前でバス停留所などがあり,歩行者が多いことや自転車と歩行者との分離が難しい,年間を通じてイベントが開催されるため,噴水空間のより有効な利用を含め,歩行者の安全かつ円滑な通行の確保について,より重点を置いて進めることが必要と考えているところでございます。 561: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 562: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  例えば噴水前はいろいろなイベントがありますので,ただ私の理解では仮に占用の許可を得た人は,そういった人もおもんぱかってうまくコントロールしてやればできるんだというふうに判断します。判断するというか,思います。  スライドを映してください。  この流れをおさらいします。  まず,道路管理者,狛江市が狛江の市道をほこみちに指定した後に,指定道路内に特別区域を指定し,その後に道路管理者が公募占用手続を行う場合はしかるべき手続を踏み,公募を行わない場合の流れもあるということです。  この道路管理者が公募占用手続をしないケースとします。この中でいうとこの括弧の網の点線を省略する場合,簡単な場合,この事業者等民間が区域内を占用してオープンカフェを開きたいとします。この事業者は道路管理者にどうやって申請すればよいのでしょうか。 563: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 564: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路管理者が公募占用手続をしない場合には,占用許可申請を提出し,警察署長との協議の後,占用を許可する流れとなるところでございます。 565: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 566: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 道路管理者が歩行者利便増進道路,ほこみちを指定する場合の4つの指定要件を教えてください。 567: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 568: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路管理者が歩行者利便増進道路を指定する場合の要件といたしましては,1,快適な生活環境の確保と地域活性化に資すると判断できること,2,都市機能の配置状況や沿道の利用状況等から,歩行者の利便増進に資する適切な区間であると判断できること,3,歩行者の安全かつ円滑な通行を確保するための十分な有効幅員を確保できること,4,沿道住民や周辺地方公共団体など,関係機関との協議等により理解が得られていることとしているところでございます。 569: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 570: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  スライドをお願いします。  4つの指定要件があると,まずは当たり前なんですが,快適な生活環境の確保と地域活性化に資するということ,あとこの歩行者の利便増進に資する適切な区域であると,交通の幅員とか十分な幅員が取られていること,あとは周りの人たちと十分協議を行ってくださいということでした。  この4つ目の話なんですが,この沿道住民や周辺地方公共団体など,関係機関との協議等により理解が得られていることということですが,仮に狛江駅北口弁財天池緑地保全地区前の広場を指定しようとした場合,市が想定する関係機関はどのような範囲になるのか,御見解を教えてください。 571: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 572: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 想定される関係機関といたしましては,町会,商店会,鉄道事業者,バス事業者,タクシー事業者などでございます。 573: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 574: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 続けて,指定の前に市町村長へ協議を行う意味を教えてください。 575: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 576: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市町村道ではなく,例えば都道を道路管理者である東京都が指定する場合には都市計画等のまちづくりとの整合性,当該市町村による使用の予定等を確認する必要があるため,市町村長へ協議を行うとしているところでございます。 577: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 578: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) スライドをお願いします。  ここで狛江市に当てはめて,ほこみちを指定しようとした場合を考えております。  この道路管理者は,ほこみちの指定前に調布警察署への意見聴取を行うとされています。この資料にありますが,このほこみちに事業者が占用施設を置く場合,あらかじめ区域内に想定されていれば手続がスムーズになるみたいなんですが,このように順番が前後しますが,仮に市民や事業者発意でほこみち指定を狛江市にお願いしていく際には,この警察への意見聴取の際に必要な資料は,主体となる市民があらかじめ用意するというようなことでよろしいのでしょうか。 579: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 580: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 警察への意見聴取の際に必要な資料といたしましては,指定する区間が分かる平面図や断面図の資料,想定される占用物等の配置や利用時間帯を踏まえた歩行者や車両の交通状況に係る資料,現況交通量に係る資料等を用い,事前に当該地域を管轄する都道府県公安委員会へ意見聴取を行うものとし,当該指定による道路の改築等や歩行者利便増進施設等に係る道路占用が行われることに伴う道路交通への影響について意見を聞くこととしております。  市民や事業者発意で事業者がほこみち指定を狛江市に要望していくのであれば,事業者にて資料を用意していただくことになると思いますが,コロナ占用での実績があればスムーズに手続が進むと考えているところでございます。 581: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 582: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  スライドを映していただきたいんですが,先ほどのこの流れ,フローで市道の場合は市がほこみちを指定して区域を指定するんですが,その後警察との関係も調整していくんですけど,この段階で事業者と割とタッグを組んで,ここにこういうものを置きたいというものがあれば,その辺の後の申請がスムーズになるというような話を確認しました。  ここから20分,ちょっとトーン・アンド・マナーを変えてゆっくりといきます。  まちづくりとの連携に関して伺います。  令和2年度中に,スライドをお願いします。安全なまちづくり及び魅力的なまちづくりの推進を柱とする改正都市再生特別措置法が施行されました。このまちづくりとの連携という質問です。  同法は安全なまちづくりと魅力的なまちづくりが両輪で成り立っていると思いますが,この後者の魅力的なまちづくりに関してのみでいいんですが,この居心地がよくて歩きたくなるという文脈で概要を教えてください。 583: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 584: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 頻発・激甚化する自然災害に対応するとともに,町なかにおけるにぎわいを創出するため,都市再生特別措置法が改正されました。  魅力的なまちづくりの概要としましては,現在人口減少や少子高齢化が進み,商店街のシャッター街化などにより地域の活力の低下が懸念される中,都市の魅力を向上させ,町なかににぎわいを創出することが多くの都市に共通して求められている中で,市町村が町なかにおける交流・滞在空間の創出に向けた官民の取組をまちづくり計画に位置づけることができるようこととなったものでございます。  国土交通省では,こうした地域の取組に対して次の居心地がよく歩きたくなる町なかづくりの支援事業を行うことで,居心地がよく歩きたくなる空間づくりを促進し,魅力的なまちづくりを推進することになりました。  1つ目としては,まちなかウォーカブル推進事業でございます。  車中心から人中心の空間に転換する町なかの歩ける範囲の区域において,街路の広場化や公共空間の芝生化,沿道施設の1階部分の開放など,既存のストックの修復・利活用に関する取組を重点的・一体的に支援する社会資本整備総合交付金でございます。  2つ目としては,ウォーカブル推進税制です。  居心地がよく歩きたくなる町なかの形成を目指す区域において,民間事業者等が市町村による道路,公園等の公共施設の整備等と併せて,民地のオープンスペース化や建物低層部のオープン化を行った場合に固定資産税,都市計画税の減免措置を講じます。  3つ目としては,官民連携まちなか再生推進事業です。  官民の様々な人材が集積するエリアプラットフォームの構築やエリアの将来像を明確にした未来ビジョンの策定,ビジョンを実現するための自立・自走型システムの構築に向けた取組を総合的に支援し,多様な人材の集積や投資を引きつける都市の魅力・国際競争力の強化を図る補助金でございます。  4つ目としては,現在準備中でございますが,まちなか公共空間等活用支援事業でございます。  都市再生推進法人がベンチの設置や植栽,カフェも併せた整備等により交流・滞在空間を充実化する事業に対する低利貸付制度でございます。 585: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 586: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。ありがとうございます。  都市建設部長から都市再生特別措置法の中身に関して,歩きたくなるまちづくりというのはどういうことかと,民間連携,民間のお金も入れてバンバン,バンバン格好いいまちにしていきましょうというようなことだと思います。  改正都市再生特別措置法の中で滞在快適性等向上区域というワードが出てきます。これの概要を教えてください。 587: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 588: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 滞在快適性等向上区域は,都市再生整備計画の中で市町村が指定する区域でございます。通称まちなかウォーカブル区域と言われております。  町なかにおける居心地がよく歩きたくなる空間づくりを促進するため,歩道の拡幅,都市公園に交流拠点の整備,建物低層部をガラス張り化するなど,その区域の快適性・魅力向上を図るための整備などを重点的に行う必要がある区域として新設されました。  この区域については,主に次の3つのことができるようになります。  1つ目としては,公共による道路の修復・改変と民間におけるオープンスペースの提供など,官民一体による公共空間の創出,2つ目としては,区域内の特定の道路について駐車場の出入口の設置を制限すること,3つ目としては,イベント実施時などに都市再生推進法人が道路の占用・使用手続等を一括して対応でございます。 589: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 590: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  今国土交通省都市局の滞在性快適等向上区域,例えばウォーカブルな感じの法律と今回の道路局がつくったほこみちとは物すごく親和性が高い話なので,今この文脈に入れています。  令和元年度に狛江市は国土交通省のウォーカブル推進都市の指定を受けていただきました。ホームページを見ますと,プログラムという資料の中に国土交通省としては推進都市をパートナーとして強力に施策を推進していきたいということのようです。令和2年度中にまちなかウォーカブル推進事業として各種社会資本整備総合交付金や補助金が創設されていたわけですが,何か狛江市として検討なさった事例はあるのでしょうか,伺います。 591: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 592: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在狛江市では都市計画マスタープランの改定及び立地適正化計画の策定を進めており,その成果を基に公共空間を活用したまちづくりを進めるため,都市再生整備計画を策定して事業を展開していくことが考えられます。  また,現在まちづくりグループが6つ活動しております。将来的にはまちづくり条例で位置づける協議会になると考えておりますが,その中から都市再生推進法人と位置づけ,官民連携によるまちづくりを推進する担い手になってもらうことも考えられます。それらの動向も見ながら検討していく可能性があると思います。  将来まちなかウォーカブル推進プログラムに結びつけていきたい事業としては,都市計画道路の整備により市内を循環する歩行空間の確保や現在ある小公園を緑地空間でつなぎ,ネットワーク化する等の想定もしておりますが,ウォーカブル推進都市の自治体の1つとして,国や都と連携をして,居心地がよく歩きたくなる町なか整備を推進していきたいと考えているところでございます。 593: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 594: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  推進都市として今後市としても都市計画等の中でいろいろ検討していきたいと。  前に市長がおっしゃっていましたけど,このちっちゃなまちでせっかく坂がないのですから,ちょっと歩きたくなるような循環するような歩行空間の確保とか,ちっちゃな公園を緑地空間でつなげネットワーク化みたいな,何かすごく夢があってわくわくするようなことを国が今後押ししてくれているというようなことだと思います。  改正都市再生特別措置法の中の滞在快適性等向上区域,まちなかウォーカブル区域とも言いますが,スライドを映してください。  これは市町村が定めるわけですが,この道路法改正でのほこみち制度,このスライドの左側部分とこの右側の滞在快適性等向上区域というのは,マーカーが引っ張ってありますけど,両制度を併用するとというようなことを書いてありますけど,親和性が高いというようなこと,国土交通省の考え方を伺います。 595: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 596: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 両制度を併用すると次の3点について相乗効果が見込まれます。  1つ目としては,歩行者の利便増進のための道路整備やその周辺で民間によるオープンスペースが提供されるなど,エリア内でまちづくりが行いやすくなること,2つ目としては,カフェ,ベンチ等の道路占用については,占用基準・期間の緩和,都市再生推進法人による手続面のサポートにより空間活用が行いやすくなること,3つ目としては,歩行者の利便増進が図られた道路沿いの駐車場の出入口設置制限により,エリア内の安全性や快適性が向上することでございます。 597: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 598: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 続けて,ほこみちの道路構造基準に関して伺います。  これは何か端的に教えてください。 599: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 600: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 歩行者利便増進道路,ほこみちの道路構造基準については,道路移動等円滑化基準に適合する構造とするとしております。いわゆるバリアフリー基準でございます。  基準の内容としましては,歩行者が通行するための有効幅員が交通量が多い場合は3.5メートル以上取れるか,自転車歩行者専用道路は4メートル以上取れるか,路面の勾配が基準以内か,路面が透水性舗装を活用し,平たんで滑りにくく水はけがよいとか,また適当な間隔でベンチや視覚障がい者誘導用ブロックが設置されているかなどが基準でございます。 601: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 602: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) スライドを映してください。  この道路構造基準,有効幅員とか勾配とか,下に書いてありますけど,バリアフリー基準ということがちゃんと担保されていれば,ほこみちに指定するというようなことになろうかと思いますが,伺いますが,このほこみちを指定した場合に,この狛江市道を定めた条例改正の必要性はあるのか,伺います。 603: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 604: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 条例等の改正の必要性を含めまして,東京都及び他市の動向を注視するとともに,参考にしまして検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 605: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 606: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 担当の皆様と詰めておりますが,条例改正に関しては今道路占用料というのは10分の1に免除されるんですが,もともと道路占用という部分に関してはあまりうまく決められなかったみたいな,ちょっといろいろな理由があるのかもしれませんけど,その辺も含めて他市の動向を確認すればいいんじゃないかなというような明るい話も聞こえてきましたが,慎重を期するみたいなことも言われました。  利便増進誘導区域指定に関して伺います。  このほこみちの区域指定に狛江市に当てはめて考えてみますと,この人のにぎわいを効率的につくっていくという視点では,このコロナ専用特例の実績をつくらせていただいた狛江駅北口弁財天池保全緑地前の広場が思い浮かびます。  国土交通省に私は電話をかけてみて伺いました。この駅前広場においてほこみちの指定は可能ですかと一般的にお伺いしたところ,御回答としては,当該駅前広場が道路区域に含まれていればほこみち指定は可能ですが,道路法第20条に基づく兼用工作物協定を締結している例もありますので,その場合には道路管理者は関係機関と十分に調整する必要がありますというものでした。
     国土交通省の山本課長補佐という道路局の方からは,三宅さん,このほこみち制度は活用できるんだと,できるとかできないの話じゃなくて,どうやったら構造基準を満たして,どうやったら安全な通行を確保しつつ,にぎわいのあるエリアを狛江市に設けるのかということを狛江市の皆さんで協議してくださいというありがたい言葉もいただきました。  先ほどの狛江駅北口に関して国土交通省の回答を照らし合わせて,狛江駅北口弁財天池保全緑地前の広場のほこみち指定ができるのか,伺います。 607: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 608: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路管理者が歩行者利便増進道路を指定する場合の4つの要件が満たされていること,また条例の改正の必要性など検討が進めば,狛江駅北口弁財天池保全緑地前の広場の利便増進誘導区域の指定は可能と考えているところでございます。 609: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 610: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 続きまして占用物等に関して伺います。スライドを映してください。  要するに何を置くかという話ですね。冒頭でオープンカフェやベンチ等の具体的なイメージを伺いました。この占用物を置く場所の基準は,ほこみち誘導区域内に設けられることが確認できていれば,改めて基準を確認する必要はないという理解でよろしいでしょうか。 611: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 612: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 利便増進誘導区域設定の際に基準の確認をしておりますので,区域内に設けられることが確認できれば,改めて基準を確認する必要はないと考えているところでございます。 613: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 614: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 占用物の構造の基準を伺います。 615: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 616: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 占用物の構造の基準といたしましては,車両の運転に危険,妨害を生じさせないことや設置した施設等が倒壊,落下,火災,漏水等により道路の構造や交通に影響をしないといった基本的なことを設定してございます。これは今までの占用物件と同じ基準となっているところでございます。 617: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 618: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) スライドを映してください。  何が置けるのかという具体的なものですが,これは国土交通省の資料ですが,看板とか,ベンチとか,食事スペースであるとか,こういった自転車のものであるとか,例えば芝生を敷いて何か置いちゃうとか,区域を指定するとか,あとは先ほどの車両の運転者の視野を妨げないとか,いろいろあるみたいですが,例えば民間の道路清掃が必要であったり,例えばいろいろなものが置けちゃうということですね。  こういった歩行者利便増進施設,占用物は民間も想定されますが,この占用料についての考え方を教えてください。 619: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 620: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 令和2年11月25日付の国土交通省からの通知では,占用料の取扱いにつきまして,歩行者利便増進施設等の設置に併せて,占用主体により提案される道路維持管理への協力,例えば占用区域以外の除草,清掃,植樹,剪定または道路施設への電力供給などが行われる場合にあっては,政令で定める占用料の額の90%を減額するとしているところでございます。 621: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 622: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  先ほどの狛江市の条例,ちょっと悩ましいところで,占用料は90%なので,本当に安い金額なんですが,そういったことがあると,90%減額ですね。だから,10%でいいということですね。  次に,保健所手続,事業所が飲食業の場合は保健所等の手続はどう考えたらいいのでしょうか。 623: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 624: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 食品営業に当たっては,食品衛生上の適切な管理が必要となるため,事前に保健所への相談・確認届出が必要となります。早めに保健所に御確認をお願いすることになります。 625: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 626: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) コロナ占用では,飲食事業者支援が主でしたけど,このほこみち制度ではそれ以外の占用者の事業も想定しているのでしょうか。 627: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 628: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 特に業種を絞った制度ではございませんので,いろいろな事業の可能性があると考えているところでございます。 629: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 630: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 国土交通省の人が言っていましたけど,アメリカでは例えば西海岸のサンタモニカにフィットネスジムを置いちゃうみたいな,そこでダンベルをやって,それがフィットネスジムの宣伝になっちゃうみたいな,そういったこと,サイネージでもオーケーなので,広告代理店もオーケーとか,例えばそういったことを国土交通省のお役人の方は言っていました。  この常設の占用だけではなくて,例えば週末だけ歩行者天国,ホコ天的にしたい場合とか,時間を区切るとか,ほこみち制度の活用は可能でしょうか。 631: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 632: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 占用期間中の日時を限定した上で,占用許可を申請することは可能と考えているところでございます。 633: ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 634: ◯ 8 番(三宅 まこと議員) スライドをお願いします。  国土交通省は道路ビジョン2040で,この人中心の空間として再編した町のメインストリート,例えば曜日や時間帯に応じて道路空間の使い方が変わるマネジメントというものを模索していると,これは狛江に新しい景色が生まれるチャンスだと思います。ウッドデッキや芝生で子供たちが遊ぶ姿であるとか,ワイワイ,ワイワイ道路が交流の場になって,人が会ったり話したりできる場所をこのまちの中につくっていこう,これがほこみちの考え方です。  愛知県豊田市は進んでいまして,ほこみちの前ですけど,公共空間をバンバン,バンバン市民に開放しちゃおうと,実際に町なかの広場を民間を通してどんどん市民に貸しちゃおうというところです。  これの概念が駄目,駄目じゃなくてやってみよう。具体的にはできます看板,ボール遊びをしちゃいけませんじゃなくて,ボール遊びをしちゃいましょう。火も使っちゃいましょう。音楽もかけちゃいましょうと,イベントをやっちゃいましょうと,そういったことで国が推進したいことは,駄目,駄目からできるかも,今までは交通機能を重視してノー,これがオープンカフェやデジタルサイネージがいろいろな道で可能になってオーケーと,これは国土交通省の作った資料です。国が推進したいことは,道の景色が車中心から人中心の日本国に変わっていくと。  今まで車が走るための場所だったり,どこか行く場所だったんですけど,今度は道が人がくつろぐ場所であったり,今度道が目的地になったり,人の感情があふれる空間になるということが国土交通省のニューノーマルとウォーカブルというお話でございます。  今後ともこれを研究ではなく,検討という段階で狛江市と進めさせていただきたいというふうに思っていますので,どうぞよろしくお願いします。  本日の質問を終わります。 635: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 636: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  お諮りいたします。  議事の都合により,明27日と明後28日の2日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 637: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明27日と明後28日の2日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は3月1日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 3時44分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...