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  1. 狛江市議会 2020-12-15
    令和2年第4回定例会(第20号) 本文 開催日: 2020-12-15


    取得元: 狛江市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2020-12-15 令和2年第4回定例会(第20号) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 157 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 2 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 3 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 4 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 5 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 6 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 7 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 8 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 9 : ◯ 市民生活部長鈴木 実君) 選択 10 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 11 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 12 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 13 : ◯ 市民生活部長鈴木 実君) 選択 14 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 15 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 16 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 17 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 18 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 19 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 20 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 21 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 22 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 23 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 24 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 25 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 26 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 27 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 28 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 29 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 31 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 33 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 35 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 37 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 39 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 41 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 43 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 45 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 47 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 49 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 51 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 53 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 55 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 57 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 59 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 61 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 63 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 65 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 67 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 69 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 71 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 73 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 75 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 77 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 79 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 81 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 83 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 85 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 87 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 89 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 90 : ◯ 21番(谷田部 一之議員選択 91 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 92 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 93 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 94 : ◯ 21番(谷田部 一之議員選択 95 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 96 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 97 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 98 : ◯ 21番(谷田部 一之議員選択 99 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 100 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 101 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 102 : ◯ 21番(谷田部 一之議員選択 103 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 104 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 105 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 106 : ◯ 21番(谷田部 一之議員選択 107 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 108 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 109 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 110 : ◯ 21番(谷田部 一之議員選択 111 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 112 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 113 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 114 : ◯ 12番(西村 あつ子議員選択 115 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 116 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 117 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 118 : ◯ 12番(西村 あつ子議員選択 119 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 120 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 121 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 122 : ◯ 12番(西村 あつ子議員選択 123 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 124 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 125 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 126 : ◯ 12番(西村 あつ子議員選択 127 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 128 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 129 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 130 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員選択 131 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 132 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 133 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 134 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員選択 135 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 136 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 137 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 138 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員選択 139 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 140 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 141 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 142 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員選択 143 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 144 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 145 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 146 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員選択 147 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 148 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 149 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 150 : ◯ 5 番(高木 さとこ議員選択 151 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 152 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 153 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 154 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 155 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 156 : ◯ 議 長(石井 功議員選択 157 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前10時30分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 日程第1 一般質問を続行いたします。  11番三角たけひさ議員。 3: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 議長から発言の許可をいただきましたので,通告書に従い,3問質問をさせていただきます。  1問目,まちおこしでございます。  ニューススイッチに名誉市民でございます絵手紙創始者小池邦夫さんの記事が投稿されておりました。記事の題名は「コロナ禍でも深く交流できる。不器用が生んだ「絵手紙」の力」でございます。  記事の内容を簡単に御紹介しますと,小池邦夫さんは,手書きだからこそ送り手に伝わると力説し,新型コロナウイルスの感染拡大によって密閉・密集・密接の3密を避けなくてはいけない中で,会わなくても相手と深くつながる方法として,絵手紙を薦めております。  今のコロナ禍の時代だからこそ,絵手紙のよさに気づく人がいるかもしれないと指摘をしているところでございます。  絵手紙を使って仲よくなってほしい,絵手紙をもらって腹を立てる人はいない,人と人がつながるにはよい道具だと考えています。あとは自分を育てる育自の手段として使ってほしい。絵手紙は絵と書と文で自分を表現できる,誰に教わるのではなく,自分が自分の中に隠れていたものを引っ張り出すものです。だから自分を育てるために便利な手段だと考えていると記載をされておりました。  また,小池邦夫さんが名誉会長を務めておられる日本絵手紙協会公認講師であります大坪洋子さんは,新型コロナウイルスの感染拡大防止のために活動を休止していたサークルに,絵手紙を書く手を止めないでほしいという思いから,絵手紙リレーを始めたところでございます。地元京都の園部町の絵手紙サークル2団体のメンバーたちが,絵手紙を1つの紙で順番に回したそうです。大坪さんも小池さんも同様に,直接会えなくてもつながりを感じとることができた。絵手紙には心を通わせる力があると述べているところでございます。  それでは本題でございますが,まちおこしの視点で絵手紙を捉えてみたいと思います。  文化政策の財政基盤は弱く,政策上の優先度は決して高いとは言えないのではないでしょうか。さらに指定管理制度や市場化テスト等が普及し,文化事業や文化施設において,短期間のうちにその成果や効率性を証明することが求められているところでございます。  そのような状況にあっても,文化資源は個人や社会に果たす役割,文化芸術活動の成果は地域社会や経済に果たす役割を見つめ直し,今後の文化芸術活動を支援する公共施設の根拠として,提示することになると考えているところでございます。  それでは,まちおこしとは,地域の人口を増加させたり,経済や地域社会を活性化させたりするための取組でございます。2014年の安倍政権によって開始された政策である地方創生と共通する部分もございますが,まちおこしは地域住民や商工会といった団体による主体的な取組に対して,まちおこしという言葉が使われる傾向にございます。  それでは,まちおこしにおいて真っ先に挙げられる取組としては,人口増加を目的としたものであり,2点目は産業振興,3点目は観光客誘致の取組でございます。  観光客を誘致をするために最も重要なポイントは,その地域ならではの観光資源を見極めPRすることです。その地域に住む人にとって当たり前のことでも,他の地域や外国の人にとっては,観光で訪れる理由になり得る可能性は十分にあるのではないでしょうか。  地域ならではの特色,強みを打ち出すことで,観光地としての価値を高めることができると考えているところでございます。
     新しい生活様式において,コロナ禍の今だからこそ絵手紙発祥の地としての強みを生かし,さらには絵手紙を地域資源として捉え,絵手紙文化の支援及び推進を強力に進めていかなければならないと強く強く考えているところでございます。  狛江市の所見をお伺いいたします。 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 5: ◯ 市 長(松原 俊雄君) コロナ禍は,今までの少子高齢化の進展や,東京都への一極集中といった流れに,リモートワークの普及という大きな変化も生み出しました。この社会変化によるものか,市の人口も5月以降微減傾向が見られます。  そのような社会情勢の中で,限りある資源を有効に活用しなければ,住みたい,住み続けたいといった選ばれ続ける持続可能なまちづくりには結びつきません。  その資源の1つとして,絵手紙は強力なツールとなり,今年度開催いたしました絵手紙公募展では,コロナ禍の真っただ中にもかかわらず,日本全国から,海外からも3,725通もの絵手紙が狛江市に集まりました。これは小池邦夫さんがおっしゃられている絵手紙は会わなくても相手と深くつながる方法として有用であることのあかしと感じているところでございます。  今年度,この絵手紙を中心に狛江まるごと美術館と題し,市内15か所に小池邦夫さんの原画を配置したほか,狛江駅北口排気塔の巨大絵手紙や,狛江駅前マンホールふたの更新に加え,和泉多摩川駅に向かってロードシートの貼り付けを行いました。そして,これらを結び,市内を巡回していただけるよう,絵手紙散策マップを作成するとともに,スタンプラリーを実施しているところでございます。  これらにより,市内の方々には狛江らしさの1つである絵手紙を身近に感じていただくと同時に,市外の方々には狛江に行ってみたいと思っていただけるような施策の実施に取り組んでいるところでございます。  このようにコロナ禍も1つの機会と捉え,絵手紙発祥の地として強みを生かし,絵手紙を地域資源として捉えた「絵手紙発祥の地-狛江」の推進に引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 7: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,1問目の再質問をさせていただきます。  今市長から御答弁いただいたように,狛江市まるごと美術館,また,マンホール等の更新に加えてということの御答弁をいただきました。  市民の皆様からも,絵手紙がすごい身近に感じられたとともに,何かこのコロナ禍の中で大変何か心が和むというようなお言葉もいただいておりますので,引き続き絵手紙発祥の地としての取組の推進をよろしくお願いしたいと申し上げます。  それでは,「音楽の街-狛江」構想でスリープラスワンというアプローチがございますが,コロナ禍の中,政府の専門家会議では,具体的な新しい生活様式が例示をされているところで,新しい生活様式など,環境が大きく変化する中での今後,音楽を通して心豊かな狛江を育み,魅力ある街を目指すための課題,さらには課題を整理し,どのように進めていくのか,お伺いをするところでございます。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 9: ◯ 市民生活部長鈴木 実君) コロナ禍におきまして,春から夏にかけてホールを閉鎖したり,開館制限が行われたりと,音楽を親しむ機会が制限されておりました。しかし,秋以降は,市民ホールでは徐々にイベントが再開されるようになり,11月15日に開催した市民まつりでは,エコルマホールにおきまして,無観客ながら市の公式動画チャンネルを通じて,市内で活躍されている団体の方々を中心にライブ配信を行い,延べ1,800人近くの方に視聴をいただいたところでございます。  また,11月21日に開催いたしました「音楽の街-狛江」特別コンサートでは,3密を回避すべく定員制限を行ってはいましたが,募集を開始してすぐ満席となりました。このように市民の皆様の音楽に対する関心は非常に高い状況でございます。これは,もともと市民皆様の音楽に対する関心の高さと,平成19年度より実施している「音楽の街-狛江」事業がしっかりと実を結んでいる結果ではないかと推察をしております。  今後も3月に実施するコンサートに加え,来年度はえきまえ広場や市役所等を使ったコンサートを開催するほか,動画配信等にも取り組み,「音楽の街-狛江」構想改訂版に掲げた,「音楽を通して心豊かな狛江を育み,魅力ある街を目指す」という目的の達成に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 11: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) これからは絵手紙と健康,音楽と健康など2つの要素を絡めながら進めていくことが必要ではないかと考えているところでございます。  近年,国民の健康意識の高まりや,高齢者医療費の増大等で疾病予防や健康づくり対策は強く要請され,健康日本21,健康増進法が制定されたところでございます。  絵手紙では,自分の思いのまま筆を動かすことで,脳を活性化させたり,手指のリハビリ効果も期待できると介護福祉の専門家の方が申しておりました。音楽においては,音楽のヒーリング効果をうまく利用することで,過度のストレスや緊張,鬱状態にある精神に対して働きかけ,精神的な負担を軽減させることが可能です。また,社会性を育む上でも,音楽は効果的でございます。  今後,町おこしイコール地域の文化を持続的に活性化させるためには,このような発想が必要かと存じます。狛江市の所見をお伺いするところでございます。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 13: ◯ 市民生活部長鈴木 実君) 文化と健康など,2つの要素を絡める市の取組の一例を挙げますと,「絵手紙発祥の地-狛江」実行委員会の講師派遣事業として,市内各所で絵手紙教室を開催しておりますが,一部の老人ホームでは新型コロナウイルス感染症対策に配慮しつつ,一度も休止することなく実施され,8月からは講師派遣を行っている市内全ての施設で絵手紙教室を再開いたしました。これは絵手紙のリハビリ効果等を含めて様々な有用性を皆さんが認識している結果ではないかと思ってございます。  また,先ほども申し上げましたように,市民まつりや「音楽の街-狛江」特別コンサートが盛況のうちに終わったことは,コロナ禍という大きなストレス源に対し,音楽の持つヒーリング効果等が求められているからであると推察をしております。  今後も,「絵手紙発祥の地-狛江」実行委員会や「音楽の街-狛江」エコルマ企画委員会とともに,市の文化の柱であります絵手紙・音楽を起点とした地域文化の活性化と,心と体の健康づくりにもよりつながっていけるように,取り組んでまいります。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 15: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 先ほどの答弁と併せまして,やはり今後この2つ,3つの要素を絡めながら事業を進めていく,このコロナ禍の中で,動画配信をこれからも積極的に進めていきたいという御答弁がございました。ぜひ絵手紙教室等も,また若い人に広めるという意味では,また動画配信もまた有効的な手段なのかなということも感じているところでございますので,また今後御検討いただければと思います。  それでは,次に文化芸術支援に対する考え方として,経済学的に捉えると文化芸術支援は準公共財であり,外部経済効果を考慮に入れると,公的支援がなければ十分に育たない可能性があると財務省主計局の佐藤慎一さんが御指摘しているところでございます。  文化芸術の振興に関する地方自治体の責務については,国との連携を図りつつ,地方自治体が高い専門性と知識をもって主たる役割を担うことへの期待が示されているところでございます。  地方自治体の助成の枠組みは多様でございますが,地方自治体における文化財保護経費を除いた文化芸術経費の一般的な傾向として,文化施設の建設や整備等に関わる文化芸術拠点整備費の占める割合が多く,文化芸術活動への財政支援については,割合・絶対額ともに少ないと指摘をされているところでございます。  厳しい財政事情の下,文化への関心が高くても,今後社会保障費の増大が予測されるところで,削減対象とされがちでございます。  まず1点目,財政圧迫をしてきている地方自治体における文化芸術活動への支援について,どのように行われるのが最適なのか。今後も進展が見込まれる高齢化が財政に及ぼす影響を含めた御答弁をいただきたいと存じます。  2点目でございますが,何々でまちおこしという言葉がよく使われますが,大切なのは地域の資源を生かす,そして,人の力ではないでしょうか。  それでは,狛江の地域資源とは何か。絵手紙はもちろんそうですが,「音楽の街-狛江」をヒントに考えてみると,先日も議場コンサートを行っていただきました狛江高校筝曲部・六社のおはやしも大切な地域資源であり,古墳・多摩川,そして枝豆アイスも私は入ると考えているところでございます。  ウィズコロナの時代,旅行に行けないが,地元への関心が高まっているこの状況の中,地域資源を今後どう生かしていくのか,併せてお伺いをさせていただきます。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。 17: ◯ 副市長(平林 浩一君) まず1点目からお答えさせていただきます。  まず,財政が圧迫されつつある中で,どのように文化芸術活動への支援ができるかでございますけれども,市では絵手紙・音楽を文化の2本の柱と捉えて,それぞれ「絵手紙発祥の地-狛江」実行委員会や「音楽の街-狛江」エコルマ企画委員会とともに,各文化の振興に取り組んでいるところでございます。  行政単独ではなく,各団体との連携によりまして,必要な支援は何であるかを見極め,最大限の効果を生み出せるように取り組むことが,支援の在り方としては最適なのではないかというふうに考えてございます。  また,先ほどございましたように,絵手紙にせよ音楽にせよ,文化活動に触れることは心と体の健康づくりに大きく寄与できるものであり,健康寿命を延ばすことにつながるものではないかというふうに考えてございます。そして,これらにより高齢社会の中で,医療費・介護費といった社会保障費の節減につながること,これもまた期待しているところでございます。  2点目の地域資源を生かしたまちおこしにつきましてでございますが,平成19年度より「絵手紙発祥の地-狛江」,「音楽の街-狛江」をうたい,各種事業に取り組んでまいりました。この結果,今年度実施をいたしました絵手紙関連の事業が,名誉市民である小池邦夫さんとともに各種メディアに取り上げられ,「絵手紙発祥の地-狛江」の認知度の向上につながったというふうに思っております。  また,絵手紙だけではなく「音楽の街-狛江」という面で考えましたなら,市内在住の音楽家の方々に加えまして,全国レベルである狛江高校筝曲部やダンス部,伝統芸能である六社のおはやし等々,大切な地域資源となります。これらに古墳や多摩川といった自然資源も加えまして,引き続き積極的なPRにより,市内に住む方には愛着や誇りを持っていただき,市外の方には狛江に遊びに来たい,住みたいと思っていただける環境づくりに取り組んでまいりたいと,このように考えてございます。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 19: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 副市長,ありがとうございました。枝豆アイスもぜひ地域資源に入れていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。  最後に1つお願いですが,絵手紙,そして音楽の街の質問をさせていただきましたが,我々議員も同様ですが,職員の方々全員にも絵手紙・音楽に興味を持っていただきたいなというふうに考えているところでございます。  例えば職員のぶら下げているネームプレートに,絵手紙や楽器の絵を印刷したりすることで,また職員の方も関心が深まると考えているところでございます。  ここで1つ御紹介をしたいのですが,徳島県に池田高校があるかと思います。皆さん御存じかと思います。さわやかイレブンで準優勝,そして,やまびこ打線で数々の名場面を繰り広げ,特に昭和58年第65回夏の甲子園大会では,事実上の決勝戦と言われた準々決勝の中京高校との戦いは,今でも語り尽くされているところでございます。  その甲子園のグランドに鈴木市民生活部長は立っていたところで,当時の池田高校の全国的な人気,応援は物すごい熱気を帯びていたと,私もお聞かせをいただいたところでございます。  実は,なぜ長々このような池田高校の話をさせていただいたかというと,市内在住の方に教えていただいたのですが,池田高校が初めて甲子園に出たときに,市の職員全員で甲子園に応援に行ったそうです。まちおこしとして池田高校を捉えていたそうです。現在は6町村合併して三好市池田町になっているのですね。三好市役所にもお電話をさせていただいて,企画財政部の地域振興係の方にお伺いをさせていただきました。若い職員の方で,その当時の記憶はないのですが,今でも池田高校は我がまちの誇りであるというお言葉がございました。  サッカーでも有名な長崎県の国見高校がある国見町も同様だそうです。ぜひ我々議員も職員も,絵手紙・音楽に興味関心を寄せて,また,絵手紙・音楽が窓口対応の中にも,この2つの事柄が話題に出るようになると,よりよい市民との関係も築けるのではないかと私は確信をしているところで,1問目の質問を終了させていただきます。  それでは,2問目,母を救う産後鬱予防プログラムでございます。  出産後の女性は,生活環境の変化やホルモンバランスの崩れにより,精神的に不安定になりやすいそうです。周産期の妊産婦死亡の原因で,第1位が自殺であることが分かっており,その対策は喫緊の課題でございます。  2年前の資料になりますが,大蔵にございます国立成育医療研究センターのチームが,2015年から16年に102人の女性が妊娠中から産後にかけて自殺しており,妊産婦死亡の原因で最も多いと2018年9月5日に発表をいたしました。うち92人が出産後の自殺で,35歳以上の初産の女性の割合が高かったそうです。  妊産婦死亡の全国的な調査は初めてであり,子育てへの不安やストレスによって起きる産後鬱が原因の1つと考えられ,成育医療研究センターのチームは,身体だけではなく心の問題も気軽に周囲の医師や保健所などの行政機関に相談してほしいと呼びかけているところでございます。  成育医療研究センターチームの調査内容を少し掘り下げてみますと,15年から16年の妊娠中の産後1年未満の女性について,人口動態調査票のデータを分析,死亡した357人のうち102人が自殺,このほかはがんや心臓,脳神経の病気や出血による死亡が多かったそうです。  産後の自殺者92人について調べたところ,約半数が35歳以上で,65%が初産でした。無職の世帯の女性も多く,自殺の時期は産後1年を通して起きてしまいました。海外に比べると,妊産婦の死亡者は少ないが,自殺者の占める割合が高いそうです。  同センターの森臨太郎医師は,把握できているのは一部で,もっと多い可能性もある。産後鬱や他の精神疾患がある人,不安を抱える妊産婦を地域で支えることが必要であると,強く指摘をしているところでございます。  狛江市は,この現状をどのように捉えているのか,併せてその対策は喫緊の課題であると申しているところでございます。狛江市の所見についても,併せてお伺いするところでございます。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 21: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 日本の妊産婦死亡率は,戦後急速に改善し,現在世界有数の低率国となっております。  一方で,御質問にあったように2年前に発表された妊産婦の自殺者数は,決して目をそらすことのできない結果でございました。  狛江市においても,産後鬱の予防,早期発見のため身近な相談機関としての使命を果たすべく,いのち支える狛江市自殺対策計画にも記載がございます母子保健事業の充実に現在取り組んでいるところでございます。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 23: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 産後の一定期間,女性を特別に扱う習慣・文化が世界各地で御報告されており,産褥期に女性が他者から大切にされるという習慣・文化は,その時期の母子が危機的な状態であり,その危機から救うために,社会的な仕組みであったと言えると御指摘をしているところでございます。  そして,産後の女性を大事にすることは,身体的な回復のみならず,精神的な負担感の軽減,母親になることへの自信と母子関係の構築を円滑にすることにつながっていたと考えているところでございます。  このような背景の中,日本においても産後ケアを専門に扱う施設も誕生してきたところで,厚生労働省は平成26年度に妊娠・出産包括支援モデル事業を行い,産後ケア事業を含む市町村の母子保健事業の補助を始め,産後の女性を支援する公的な仕組み・支援が行われているところで,狛江市の現状のサポート体制についてお伺いをするところでございます。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 25: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 母子保健法に基づく母子健康手帳の交付に始まり,妊娠中からゆりかご面談をはじめとした支援をしておりますが,産後はまず生後4か月までの乳児のいる全ての家庭を対象としたこんにちは赤ちゃん訪問を実施し,様々な不安や悩みを聞き,子育て支援に関する情報提供等を行うとともに,親子の心身の状況や養育環境等の把握や助言を行い,支援が必要な家庭に対しては,適切なサービス提供につなげております。  育児相談,ママの気持ちの相談,産後ケア事業,乳幼児健康診査といった母子保健事業と,育児支援ヘルパー,一時保育,こういった育児支援サービスと関係機関が連携しながら支援を行っているところでございます。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 27: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,別の視点から見てみますと,女性側の意識の問題を指摘する方もいらっしゃいます。  現代の日本においては,産褥期を大事に過ごすという義務的概念というか,共稼ぎが多くなってきた傾向があるのではないのかなと私は考えているところでございますが,産後の女性自身も産後にケアを受けることが大切であるという情報が少なく,そのために意識が少なくなってきているのではないでしょうか。妊娠・出産が生活の中に根差した時代と違い,産後の自分の心身の変化を予測することが難しく,また,出産が終われば,その後は医療的には健康と判断される時期であることも関与していると考えているところでございます。  そこで1950年代ぐらいまで,家庭や地域で,家族や近隣の女性たちによって提供されてきたケアが助産所で提供されているところで,しかし,助産所の数は全国でも限られているところでございます。市町村によっては助産所がなく,実施できないところも多いと聞いております。狛江市の現状について,お伺いをするところでございます。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 29: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 妊娠・出産・子育てを家庭のみに任せるのではなく,生活している地域で様々な関係機関や人が支援をし,孤立を防ぐことが重要と考えております。  しかしながら,狛江市内には,助産所はございません。出産可能な病院は2つございますが,いずれも産後ケアサービスは実施していないところでございます。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 31: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 日本や諸外国における産後ケアについて書かれた文献によりますと,産褥期に産後の女性をケアする文化や習慣は各国にあり,それにより女性たちは身体的な回復のみならず精神的な負担軽減が図られ,母親になることへの自信をつけ,親子関係の基盤が構築される仕組みになっていると共通点が認められたと,文京学院大学保健医療技術学部看護学科の市川さんが考察された文書で述べられているところでございます。  日本では,出産による入院期間が短縮化しており,家族による産後ケアも減少しており,女性たちは心身の回復や母親としての自信,親子関係の構築のために必要なケアを以前に比べ受けられなくなってきており,不安を抱えて産後を過ごしている可能性が高くなってきております。  社会的な産後ケア提供体制の整備が強く望まれているところで,今後狛江市として考えられる,進めていくべきであるサポート体制はどうあるべきか,狛江市の所見をお伺いをいたします。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。 33: ◯ 副市長(平林 浩一君) 第2期こまえ子ども・若者応援プランにおきましては,市民の皆さんと狛江市が力を合わせて,4つの基本的な視点を持ちながら,「ゆるくつながり,地域が子どもと若者を支えるまち」,この実現を目指しているところでございます。  基本目標の2に,「すべての親が安心して子どもを産み育てられる環境づくり」を挙げ,狛江市では誰もが安心して子供を産み育て,子育て家族が孤立しない環境を実現すること,これを目標としているところでございます。  産後ケア提供体制の整備はこの一端であり,育児のスタートをつらく不安なものにせず,母親や家族が自信を持って育児できる支援を目指す,そういうふうに考えてございます。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 35: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,利用者が産後ケア事業を利用するに当たって,市から事業者への情報提供する内容についてお伺いをさせていただきます。  必要に応じて精神科等地域医療機関へつなぐルートがあるのか,併せてお伺いさせていただきます。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 37: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 御利用承認後,利用者より施設へ直接予約を取っていただくことになりますので,事業者へは基本情報として利用者の氏名,出産予定日,または出生日,自己負担額の通知をしております。特に配慮が必要な利用者の場合は,この母子を支援している保健師より,出産状況や家族状況,利用時にケアしてもらいたい事項を御連絡することとしてございます。  精神科受診が必要など,その後のフォローが必要と思われるケースがあった場合には,市に報告をいただき,保健師が利用者の支援をさせていただきます。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 39: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) つなぐルートがあるということで,確認できました。  それでは,個別利用者についての産後ケアの提供状況,提供結果の確認方法はどのようになっているのか,お伺いをさせていただきます。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 41: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 事業委託施設には,各月ごとに実施結果を取りまとめ,産後ケア事業確認書及び狛江市産後ケア事業実績報告書とともに,市に費用を請求していただきます。産後ケアの結果,引き続き利用者の支援が必要と判断した場合は,狛江市産後ケア事業引継書により市に報告を依頼しているところでございます。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 43: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,産後ケア事業実施による成果・効果について,狛江市としてはどのように捉えているのか,お伺いさせていただきます。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。
    45: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 産後ケア事業は,助産師等の看護職が中心となり,母子に対しても母親の身体的回復と心理的な安定を促進するとともに,母親自身のセルフケア能力を育み,母子の愛着形成を促し,母子とその家族が健やかな育児ができるよう支援することを目的としております。  育児のスタートに助産師等の専門職が寄り添う支援は,一時的な支援だけではなく,その後の育児に大きく影響すると考えているところでございます。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 47: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) ただいま福祉保健部長の御答弁から,この産後ケア事業,母親の身体的回復と心理的な安定を促進する,育児にも大きく影響するという御答弁をいただきました。  では,それではこの事業評価の事業への反映・活用方法については,どのようにされているのか,お伺いをするところでございます。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 49: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在,産後の生活を見据え,妊娠中から利用申請に至る方もいらっしゃいます。こういったニーズの把握や,実際の利用者の属性や産前産後の状況等を多角的に分析し,必要な方に必要な支援が届くよう,周知や妊娠・出産に関する知識の普及に役立ててまいりたいと考えております。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 51: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) この産後ケア事業なのですが,実施をされている市町村において,需要が増えた場合や産後ケア事業を拡大していく際の予算確保の難しさ,財政上の事情により事業継続が困難となる可能性があるという意見もございます。狛江市の今後の事業継続の見込みについて,お伺いさせていただきます。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 53: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 産後の女性を支援するサービスとして,産後ケア事業は大きな役割を果たすものと考えております。現在,産後ケア事業は,通所型のみを実施しておりますが,短期入所型や居宅訪問型,いわゆるアウトリーチ型,こういった利用のタイプや,対象年齢など市民のニーズを確認しながら,事業の必要性を検討しております。  併せて,とうきょうママパパ応援事業等の国や都の補助金の継続を要望しておりまして,産後ケア事業をはじめとする母子保健サービスの継続した運営を目指してまいりたいと考えております。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 55: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) ぜひ母子保健サービスの継続した運営をお願いさせていただきたいのですが,それではこの産後ケア事業の利用者の声はどのように捉えているのか,その利用者の声を事業にどのように反映していくのか,併せてお伺いをさせていただきます。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 57: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) これまでの実績は1件と少ない状況ではございますが,利用された方からは,使ってよかったとの声をいただいております。妊婦面談やこんにちは赤ちゃん訪問時に,保健師等が関わる中で,産後ケア事業が必要と思われる方に事業の利用を勧めており,支援を継続していく際に,産後ケア事業が状況改善につながったかを把握してまいりたいと考えております。  現時点で利用者アンケートなどは実施しておりませんが,様々な母子保健事業で産後ケア利用歴のある方の声を集約し,事業運営に役立ててまいりたいと考えているところでございます。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 59: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) ぜひこの産後ケア事業の利用者の声を吸い上げる方法として,コロナ禍でございますので,他の地方自治体ではLINEで相談をさせていただいているところもあるというようなことも分かっておりますので,ぜひそのような場面も今後想定をしていただいて,計画をしていただければなというふうに考えているところでございます。  それでは,次にコロナ禍における女性は,長期にわたるステイホームがより大きな影響を与えている可能性があると指摘をされているところでございます。  例えば仕事量の負荷の増強,ステイホームによる関係性の変化,女性側に経済的不利益が生じやすい就労関連の危機などが挙げられているところでございます。  それでは,新型コロナウイルス感染状況における妊産婦の不安の現状に対して,その対策はどのように考えているのか,狛江市の所見をお伺いいたします。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 61: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 妊産婦は通常の生活とも異なる不安定な時期に加え,新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い,社会的・経済的な影響も大きく受けていることと思います。  狛江市では,母子手帳交付時に厚生労働省作成の新型コロナウイルス感染症対策のリーフレットやマスクの配付を行い,妊婦面談時には育児パッケージを追加して,妊婦健診時に利用できる交通系ICカードを配付し,安心して過ごせるよう支援を行っております。面談や訪問による支援が難しい方へは,電話相談支援を実施いたしております。緊急事態宣言時には,こんにちは赤ちゃん訪問も控えておりましたが,電話にて助産師による聞き取りと助言を実施したところでございます。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 63: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,次に妊産婦のメンタルヘルスケアの重要性について,お伺いをさせていただきます。  メンタルヘルスケアが必要な妊産婦の数は,全国で年間4万人,全妊産婦の4%いると言われているところでございます。特にコロナ禍におけるこのような状況で,妊産婦が今までにない様々な不安やストレスを潜在的に抱えている可能性は非常に高いのでございます。  妊産婦メンタルヘルスケアの重要性について,狛江市はどのように捉えているのか,お伺いをさせていただきます。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 65: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 妊産婦のメンタルヘルスケアは,妊産婦の自殺予防だけでなく,健やかな子供の成長にも大きく関わりがあります。胎児期から乳児期の子供の心身の状態が将来の健康に多大な影響を及ぼすことがあると言われておりますが,これは身体面だけでなく心理面でも同様でございます。  特に心理面での健康は,将来の人間関係の形成や社会適応の面で大変重要な要素であり,いわば子供が将来社会的な存在として生きていくことの基礎が,この時期に形成されると言われております。この時期の子供たちの心の健康は,健康な母親との親密な関係が基本であり,その意味で妊産婦のメンタルヘルスの重要性は高く,適切な支援が必要であると考えております。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 67: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) コロナ禍において,妊産婦に対する支援が行きにくい状況になっているところだと思います。  2020年4月24日,厚生労働省子ども家庭局母子保健課事務連絡によりますと,産婦検診事業・産後ケア等について時限的に電話やオンラインで行うことは差し支えないと通知されたところでございます。  渋谷区のNPO法人マドレボニータでは,自宅でできるオンライン産後ケアプログラムを開発したところでございます。同時に,日本体育大学との共同研究でオンライン支援の効果測定も行うところで,コロナ禍における狛江市の出産後のケア事業の試みについてお伺いをするところでございますが,先ほどLINE等々の御提案もさせていただいたところでございますので,その辺も含めまして,御答弁いただければと存じます。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 69: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 従来,妊産婦への訪問や事業への参加といった対面のサービスが多く,コロナ禍においては十分な体制が組めませんでしたが,妊婦面談やこんにちは赤ちゃん訪問では,主に電話での支援を行いました。オンライン支援はまだ実施していないところではございますが,先ほど御提案があったLINE上での支援も含めて,対面して感じる相手の雰囲気は分からなくても,表情も見ることが可能であるため,言葉では分からない部分が分かる可能性がある取組であると考えているところでございます。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 71: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 国立成育医療研究センターこころの診療部,立花部長らの厚生労働科学研究班グループでは,長野県長野市の母子保健関係者と協働し,妊産婦の自殺予防のための地域母子保健システム長野モデルを開発したところでございます。これは地域母子保健の中で,産後の全ての母親に対して,自殺予防に留意したスクーリングと,必要に応じて介入を行うものでございます。このような産後自殺予防対策プログラムの開発は,世界で初めてとなります。  さらに,長野モデルのシステム開始により,産後の母親の自殺念慮,自殺を考えることでございますが,産後のメンタルヘルスが統計的に有意に改善し,その有効性が実証されたところでございます。  この産後鬱予防プログラム長野モデルについて,狛江市の所見をお伺いするところでございます。 72: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 73: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 地域母子保健の中で,産後の全ての母親に対して自殺予防に留意したスクリーニングと,必要に応じた介入を行うものでございます。このような産後自殺予防対策プログラムの開発は,世界で初めてとなっております。さらに,長野モデルのシステム開始により,産後の母親の自殺念慮,産後のメンタルヘルスが統計的に改善し,その有効性が実証されているものでございます。  長野モデルでは,まず新生児訪問時に保健師がエジンバラ産後うつ病質問票を使って,全ての母親に対し自殺念慮のアセスメントを行います。次に,そこで自殺念慮を認めた際には,心理的危機介入を行い,保健師・精神科医・産科医・助産師・看護師・小児科医・医療ソーシャルワーカーなど,多職種のチームでフォローアップを行うものでございます。  長野モデルのような自殺念慮に対する早期の,さらに多職種による介入が広がっていくことで,産後鬱病などによる多くの妊産婦の自殺を減らし,母子心中などによる乳児の命を救うことができると考えているところでございます。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 75: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 福祉保健部長には,長野モデルの詳細を御解説いただきまして,誠にありがとうございます。  それでは,この長野モデルですが,新たな予算や人員は必要とせず,従来の母子保健の枠組みで取り組めることが利点であると,国立成育医療センターの立花部長が申しているところでございますが,各地域で自治体と医療者が連携すれば,いつでも導入できると併せて強く強調しているところでございます。狛江市の所見をお伺いするところでございます。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 77: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市で実施しておりますこんにちは赤ちゃん訪問において,令和2年度より長野モデルでも使用しておりますエジンバラ産後うつ質問票を用いたスクリーニングを始めているところでございます。  得点が高ければ高いほどリスクが高いといった単純なスケールではありませんが,母親のメンタルの状態を確認しやすく,出産病院での産後の入院中や2週間健診などでも同じスケールが使用されるため,その変化を確認しやすいものとなっております。  現在は,自殺念慮に特化した分析はしておりませんが,長野モデルを参考に狛江市での妊産婦メンタルヘルス支援に役立つ活用方法を検討してまいりたいと考えております。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 79: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 狛江市でも長野モデルのスクリーニングを利用しているということで,安心をしたところでございます。  この長野モデルは,最初に保健師が新生児訪問した際に,心理状態を評価する質問票に回答を得て分析をし,自殺念慮が疑われた女性には,まず保健師が悩みや困り事をよく聞いて,追い詰められた気持ちに対応,さらに抱えている問題があれば,一緒に解決法を相談し,家族や子供にも配慮しつつ,精神科医をはじめとする医療者や自治体の窓口につなぐなど,支援を継続したところでございます。  その結果,最も自殺の多いとされる産後3か月から4か月の質問票では,自殺念慮が従来のやり方で対応した女性に比べて,明らかに下がり,プログラムの有効性が示されたところでございます。  メンタルヘルスも向上し,その効果は産後7か月から8か月まで続いたところでございます。  産後うつの可能性がある母親は24%いるのではないかと,筑波大学,松島みどり准教授も速報値を出しているところで,何よりもコロナ禍において妊婦さん自身が産前産後にストレスや不安なく,頼れる場所を選ぶことが大切であると考えているところでございます。その手助けができる行政,地域のサポート体制の構築,先ほど福祉保健部長からも御答弁がございました電話やオンラインなど,新しい生活様式に合わせた体制の構築を強くお願いをさせていただき,2問目の質問を終了させていただきます。  それでは,3問目,最後の質問をさせていただきますが,一般質問への対応について,お伺いをさせていただきます。  一般質問は,議題とは関係なく,行財政全般にわたり議員主導による政策論議であるため,質問する議員も受ける執行機関も,ともに十分な準備が必要です。特に執行機関は,議場における市長等の答弁は極めて重く,そのまま公約になってしまうので,いいかげんな答弁は許されないのではないかと考えているところでございます。だからこそ事前に質問を確認し,入念に慎重に準備をしておく必要があると考えているところでございます。狛江市の所見をお伺いいたします。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 81: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 一般質問における答弁につきましては,市の政治姿勢やその時点における市としての考え方や方向性を明確にするものであり,最終的には市民生活に大きな影響を与えるものであると認識してございます。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 83: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) ここで,11月10日発売した中央公論の12月号の河野行政改革・規制改革担当大臣のインタビューの記事を紹介させていただきます。  官庁の働き方を変えなければならないという題名で,国家公務員の働き方改革に意欲を示したところでございます。  内容について,一部触れさせていただきますが,若手官僚の中に辞めたいと言う人が結構増えていると指摘しているところでございます。背景には長時間労働の弊害や,やりがいの少なさを挙げています。  長時間労働の1つの要因として,国会議員が質問内容を事前に政府に伝える質問通告など,国会関係の業務も,国家公務員の大きな負担になっていると指摘し,改革に向けて国民の理解を得るため,河野行政改革・規制改革担当大臣は10月,11月の霞が関の全職員の在庁時間を記録していると説明をしたところでございます。  このように最近では,ネット上において,役人に残業を強いたとされる国会議員に批判が集中している背景には,以下の2つのポイントがあると考えているところでございます。  1つは,働き方改革ではないでしょうか。民間企業においても,残業時間の削減が進み,ブラック企業への批判が強まっていることが官僚の世界にも及んできたと考えているところでございます。  2点目は,ネットの力ではないでしょうか。匿名のツイッターなら,世間に実情を伝えることができます。  一般質問は,全ての議員が市政に関わる全てのことを質問できる場であり,また,私たちもよい質問とはどんな質問なのか,そんなことを考えさせられる場面もございました。質問内容についても,何が問題なのか不明確で,その論点に納得させられているのか,納得していただいているのか,そして,その質問がまちをよくしているのか,我々も考えていかなければならないと考えているところでございます。  よく議員は市民の代表だと言われ,この本会議場の一般質問においても,様々な市民要望等を御提案させていただいているところでございます。別の視点から考えると,行政側の仕事を市民の方にお伝えすることも,我々議員の1つの仕事かなというふうに考えているところでございます。  つい先日,12月3日,一般質問の前日でございますが,地域の皆様と夜警で回っていたときに,夜の9時半過ぎでしたでしょうか,まだ市役所の明かりがこんこんとついているのですね。一般質問の前の日でございましたので,それぞれ皆様に御苦労いただきながら,一般質問の答弁書を作成いただいていることなのかなということも考えながら,市役所を後にしたところでございますが,そのような取組等も含めて,市の職員が頑張っている姿ということも我々議員が市民の皆様にもお伝えをする,そういうことも今後必要になってくるのかなと強く感じたところで,全ての質問を終了させていただきます。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  以上で一般質問を打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 85: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって日程第1 一般質問を打ち切ります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 次に,日程第2 議案第62号 令和2年度狛江市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。市長。 87: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 日程第2 議案第62号 令和2年度狛江市一般会計補正予算(第8号)について,提案理由を申し上げます。  今回の補正予算は,歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,865万8,000円を増額し,歳入歳出予算の総額をそれぞれ404億1万8,000円とするものです。  内容としては,新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み,国による低所得者のひとり親世帯への臨時特別給付金を再給付する経費を計上するとともに,市独自での児童育成手当受給世帯への緊急対策応援給付金を再給付する経費を計上するものです。  よろしく御審議の上,議決いただけますようお願い申し上げます。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 提案理由の説明が終わりました。  お諮りいたします。これより質疑を受けるわけですが,質疑の方法は総括,歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 89: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  最初に総括質疑を受けます。21番谷田部一之議員。 90: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは,一般会計補正予算(第8号)総括質疑をさせていただきます。  今回の補正予算は,国が低所得者のひとり親世帯への臨時特別給付金の再給付を決定したことにより追加提案されたものでございます。市も上乗せする形で,今市長が言ったように,子育て世帯緊急対策応援事業という経費も計上されております。  これまでの新型コロナウイルス対策に関する経費の総額と,そのうち一般財源で対応している額についてお伺いいたします。 91: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 92: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 新型コロナウイルス感染症対策に関する経費の総額は,約102億4,000万円でございます。また,このうち約1億2,500万円を一般財源で対応しているところでございます。 93: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 94: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 約1億2,500万円を一般財源で対応しているということが分かりました。  それでは,財政調整基金で対応された額は幾らでしょうか。また,財政調整基金の残高をお伺いいたします。 95: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 96: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 一般財源で対応いたしました約1億2,500万円のうち,財政調整基金で対応した額としては,約2,300万円でございます。財政調整基金の残高は,令和2年度末で約18億6,000万円の見込みでございます。
    97: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 98: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 財政調整基金の残高は,今現在で約18億6,000万円ということでございます。  それでは,国の第3次の補正予算で,新型コロナウイルス対策の自治体向け地方創生臨時交付金を1兆5,000億円を計上するという方針がありましたが,狛江市にも交付されるのかお伺いいたします。 99: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 100: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては,国の第3次補正予算に1兆5,000億円が計上され,そのうち1兆円は地方単独事業分の枠とする方針とのことでございますので,狛江市にも追加交付があるものと思われますが,あくまで報道での話であり,現時点では詳細は不明でございます。 101: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 102: ◯ 21番(谷田部 一之議員) この1兆5,000億円ということでございますが,まだ現時点では詳細は不明ということが分かりました。この新型コロナウイルスですが,依然として猛威を振るっておりますので,予防ワクチンもヨーロッパで接種が始まったということもございます。ぜひこれから国からの補正予算が来たからには,市も早急に対応できますように,よろしくお願いいたします。  次の質問に移らさせていただきます。  この国のひとり親世帯臨時特別給付金と,今言われました市独自の子育て世帯緊急対策応援給付金,この2つあります。市独自でも行います。今補正予算。その概要についてをお伺いいたします。 103: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 104: ◯ 参 与(石森 準一君) 国のひとり親世帯臨時特別給付金は,児童扶養手当受給者,年金受給による児童扶養手当支給停止者,新型コロナウイルスの影響で急激に収入が減少したひとり親世帯を対象として,1世帯につき5万円と,第2子以降子供1人につき3万円を加算して給付するものでございます。  また,市独自事業の子育て世帯緊急対策応援給付金につきましては,国のひとり親世帯臨時特別給付金の年内再支給に併せまして,児童扶養手当を受けていない児童育成手当の受給世帯に,対象児童1人につき3万円を給付するものでございます。 105: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 106: ◯ 21番(谷田部 一之議員) この市独自の子育て世帯緊急対策応援給付金について,これはさきの一般質問で,国の事業,この事業の情報が明らかになってから判断するという御答弁がございました。今回そのような御答弁から,どのような趣旨からこの市の独自事業を行うということに判断したのか。そしてまた,この独自の事業,これから今補正予算にかかるのですけれども,ほかの自治体も取組があるのかお伺いいたします。 107: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 108: ◯ 参 与(石森 準一君) これまで議会でも繰り返し答弁を申し上げていますとおり,ひとり親家庭につきましては,家計の担い手が一人しかいないことで,不安定な状況に置かれやすく,また,そのための今般の新型コロナウイルスの感染拡大による生活への影響も顕著に出やすいものというふうに認識をしてございます。  このことを踏まえまして,国のひとり親世帯臨時特別給付金の対象となる児童扶養手当の所得水準は上回っているものの,決して十分とは言いづらい収入の中で生活しているひとり親家庭においては,国とは別に支援が必要であるというふうに判断をして,市独自事業としてこの8月に実施した子育て世帯緊急対策応援給付金を,このタイミングで再度支給することとしたものでございます。  なお,他自治体における同様の取組ということでございますが,私どもで把握している範囲において,狛江市のように国のひとり親世帯臨時特別給付金に併せて,ひとり親の独自支援を行うというところは,これまでは特に伺っている自治体はないところでございます。 109: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 110: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 国がひとり親世帯臨時特別給付金ということで,狛江市も独自で子育て世帯緊急対策応援給付金ということは,今まさに始まるわけでございます。国はこのひとり親世帯臨時特別給付金を,やはり年内中に早く支給できるようにということで求めています。狛江市では年内支給,子育て世帯緊急対策応援給付金,このスケジュールはどうなっているのかをお伺いいたします。 111: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 112: ◯ 参 与(石森 準一君) 東京都を経由しまして,国から確定した情報が市に下りてきたのは,先週の金曜日でございましたが,これまでの報道等を基に担当課において必要となる準備は,同時並行で進めてきたところでございます。  本日,議決をいただきました後,速やかに関係する例規の交付や対象者への通知等を行いまして,来週中には対象者の口座に振り込めるよう,引き続き事務を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 113: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村あつ子議員。 114: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それでは,今の質問とだぶらない範囲で質問させていただきたいと思います。  ひとり親家庭への臨時特別給付金は,前回同様の国事業と同じものですけれども,今回の補正予算の考え方について,改めて伺います。 115: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 116: ◯ 参 与(石森 準一君) ひとり親家庭につきましては,さきの一般質問での議員の質問にも答弁申し上げましたとおり,今般の新型コロナウイルス感染拡大による生活への影響が顕著に出やすく,また,そのことは既に社会的にも広く認知されているものと捉えているところでございます。  そのため,ひとり親家庭に対しましては,これまでも国や都の支援と併せまして,市独自の支援を行ってきておりまして,今回につきましても国のひとり親世帯臨時特別給付金の再支給のタイミングと合わせまして,市の財政状況にも照らして独自事業の実施が可能と判断をして,補正予算に計上するというふうにしたものでございます。 117: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 118: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 前回の支給の際には,市の独自での金額の上乗せだとか,また,国の対象とならない児童育成手当受給世帯への給付金がありました。これについては,大変喜ばれた事業でございました。先ほどの答弁の中でも,他の自治体では上乗せ等々はしていないということですけれども,これ本当に大変喜ばれて,狛江市としても努力されたものであると思います。  今回は,市独自の支援としては,児童育成手当受給世帯のみにとどまっていますが,それはなぜでしょうか。 119: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 120: ◯ 参 与(石森 準一君) 本年6月に国の子育て世帯への臨時特別給付金を支給した際には,それに合せまして,児童手当の本則給付の受給世帯,全部停止者を除く児童扶養手当受給世帯,児童育成手当受給世帯に,それぞれ対象児童1人につき1万円を給付しました子育て世帯緊急対策応援給付金を,市の独自事業として実施したところでございます。  しかしながら,今回につきましては,年末年始を控えまして,ひとり親家庭の生活状況が依然として厳しい状況にあるという判断から,国においてひとり親世帯臨時特別給付金の再支給を行うこととしたところで,市におきましても,市の財政状況を踏まえた上で,同じ考えの下に年末年始に向けたひとり親家庭への支援を行うということで,市の独自事業として実施することとしたものでございます。 121: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 122: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 地方創生臨時交付金,これは積み増しが決まったということで,先ほどの答弁ではまだ報道の範疇で,詳細が分からないということですけれども,やはりひとり親家庭というのは,まだまだ厳しい状況にあると思います。今後の支援についての考え方をお伺いします。 123: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 124: ◯ 参 与(石森 準一君) ひとり親家庭については,経済的な面のみならず,子供と親の接する時間が限られることで,子供の体験の欠如を招き,子供の育ちにも影響を与えてしまうなど,様々な面で難しい状況に置かれやすいことは,既に社会的にも指摘をされているところでございます。  さらに今般の新型コロナウイルス感染拡大によって,ひとり親家庭に対する支援の必要性が以前にも比べて増している点については,私どもとしても十分に認識をしているつもりではございますが,他方で今回の新型コロナウイルスの感染拡大は,事業者の皆様も含め,市内に広範囲で多大なる影響を与えてございまして,今なお収束の見込みも見通しも立っていないという状況でございます。  そのため,ひとり親の支援も含め,これから先の需要については,現段階では申し上げることができないといったところでございます。 125: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 126: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今参与から御答弁いただいたように,ひとり親家庭のみならず,売上げが減少した飲食店だとか,飲食店についてはさらなる時短の要請も出されているところですし,また,体力の小さい中小企業などの営業も非常に苦しいものであると認識もしております。  しかし,ひとり親家庭というのは,本当に今大変な状況に置かれております。私の友人はいまだに仕事が戻らなくて,収入が激減していまして,新型コロナウイルスの感染が収束しないと,仕事の見通しがいまだに立っていない。こういう状況であるために,早朝のアルバイトを始めました。やはりこうしたところへのさらなる支援が必要だと思いますので,今後の状況を見ながら,低所得者等々を含めて,さらなる支援をお願いしたいと思います。  給付についての流れと時期については,先ほども御答弁がいただけましたので,割愛をします。 127: ◯ 議 長(石井 功議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 128: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で総括質疑を終結いたします。  次に,歳入の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 129: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で歳入の質疑を終結いたします。  次に歳出の質疑を受けます。5番高木さとこ議員。 130: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 細かく御質問させてください。  国の事業対象と狛江市の子育て世帯緊急対策応援事業のそれぞれの対象世帯の数を教えてください。 131: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 132: ◯ 参 与(石森 準一君) 国のひとり親世帯臨時特別給付金は360世帯,市独自事業の子育て世帯緊急対策応援給付金は160世帯を想定して計上しているところでございます。 133: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 134: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 申請は必要なのでしょうか。 135: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 136: ◯ 参 与(石森 準一君) 今回の再支給分においては,いずれも原則として申請は必要ございませんが,このうち国のひとり親世帯臨時特別給付金について,8月の事業開始からいまだ基本給付の申請を行っていない世帯については,当初分も含めて申請が必要というふうになるものでございます。 137: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 138: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) この8月から基本給付の申請を行っていない世帯を,行政としては把握していらっしゃるのでしょうか。 139: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 140: ◯ 参 与(石森 準一君) このひとり親世帯臨時特別給付金につきましては,対象となる世帯のうち,年金受給による児童扶養手当支給停止者及び新型コロナウイルスの影響で急激に収入が減少したひとり親世帯については,申請が必要な制度となってございます。  このうち市で把握できる年金受給による児童扶養手当支給停止者につきましては,既に個別に申請勧奨を行いまして,手続中の1件を除き,全件に給付をしているところでございます。  また,市で把握をしてございます児童育成手当受給者についても,新型コロナウイルスの影響で急激に収入が減少したひとり親世帯の対象となる可能性があることから,8月の事業開始の段階で既に郵送にて全件に御案内を申し上げているところでございます。 141: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 142: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 早急な御対応ありがとうございます。  また,これからひとり親になるとか,収入減になってくるとかの世帯は,いつまで申請可能なのでしょうか。 143: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 144: ◯ 参 与(石森 準一君) 国のひとり親世帯臨時特別給付金につきましては,来年2月28日が申請期限となってございますので,それまでに家計急変後の収入見込みが児童扶養手当の支給制限限度額未満となるなど,必要な要件を具備した上で,市に申請を行っていただくことが必要となってくるものでございます。 145: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 146: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 国の事業対象者で,直近の収入が児童扶養手当を受給するくらいに下がった人も含まれるとありますが,児童扶養手当を受給する基準を教えてください。また,その対象の把握方法は,どうなされているのでしょうか。 147: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 148: ◯ 参 与(石森 準一君) 児童扶養手当の受給に当たっての所得制限限度額は,扶養人数によって異なりますが,扶養人数がゼロ人の場合は192万円未満,扶養人数が1人の場合は230万円未満,以降扶養人数が1人増えるごとに限度額が38万円ずつ加算されるものとなってございます。  また,特にその世帯の中で別に収入がある方がいる場合には,限度額自体は少し緩やかになりますが,その方の所得の状況を加味した上で,受給の可否が決定するものとなってございます。  また,直近の収入が児童扶養手当の対象となる水準に下がった,いわゆる家計急変者につきましては,市で把握している範囲において,児童扶養手当よりも所得基準が緩やかな児童育成手当のみの受給者及び所得超過等の理由により,現在児童扶養手当を受給していない方には,8月の事業開始に先立ちまして,郵送にて個別に申請勧奨を行ってございまして,併せて広報こまえと市のホームページにも掲載をしているところでございます。 149: ◯ 議 長(石井 功議員) 5番高木議員。 150: ◯ 5 番(高木 さとこ議員) 早急な御対応ありがとうございます。  恐らくそうした困窮した御家庭では,新聞など取っていらっしゃらないと思います。広報こまえ,市ホームページというところですが,何らかこれで行き渡ることを願っております。対象者に年内に滞りなく給付されますよう,どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 151: ◯ 議 長(石井 功議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 152: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で歳出の質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第62号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 153: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって議案第62号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。     (「なし」の声あり) 154: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第2 議案第62号 令和2年度狛江市一般会計補正予算(第8号),本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 155: ◯ 議 長(石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第62号は原案のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 156: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査及び議事の都合により,明16日から21日までの6日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 157: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明16日から21日までの6日間休会することに決しました。
     なお,次回の本会議は12月22日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。     午前11時43分 散会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...