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令和2年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日: 2020-02-28
令和2年第1回定例会(第3号) 本文 開催日: 2020-02-28

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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2020-02-28 令和2年第1回定例会(第3号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 577 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 2 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 3 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 4 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 5 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 6 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 7 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 8 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 9 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 10 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 11 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 12 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 13 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 14 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 15 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 16 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 17 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 18 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 19 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 20 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 21 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 22 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 23 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 24 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 25 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 26 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 27 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 28 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 29 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 70 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 71 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 72 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 73 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 74 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 75 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 76 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 77 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 78 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 79 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 80 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 81 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 82 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 83 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 84 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 85 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 86 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 87 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 88 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 89 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 90 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 91 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 92 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 93 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 94 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 95 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 96 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 97 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 98 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 99 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 100 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 101 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 102 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 103 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 104 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 105 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 106 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 107 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 108 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 109 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 110 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 111 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 112 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 113 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 114 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 115 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 116 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 117 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 118 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 119 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 120 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 121 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 122 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 123 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 124 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 125 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 126 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 127 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 128 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 129 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 130 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 131 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 132 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 133 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 134 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 135 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 136 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 137 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 138 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 139 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 140 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 141 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 142 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 143 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 144 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 145 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 146 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 147 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 148 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 149 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 150 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 151 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 152 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 153 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 154 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 155 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 156 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 157 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 158 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 159 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 160 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 161 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 162 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 163 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 164 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 165 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 166 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 167 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 168 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 169 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 170 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 171 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 172 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 173 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 174 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 175 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 176 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 177 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 178 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 179 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 180 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 181 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 182 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 183 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 184 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 185 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 186 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 187 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 188 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 189 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 190 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 191 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 192 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 193 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 194 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 195 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 196 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 197 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 198 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 199 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 200 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 201 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 202 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 203 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 204 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 205 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 206 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 207 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 208 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 209 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 210 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 211 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 212 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 213 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 214 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 215 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 216 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 217 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 218 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 219 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 220 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 221 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 222 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 223 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 224 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 225 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 226 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 227 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 228 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 229 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 230 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 231 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 232 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 233 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 234 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 235 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 236 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 237 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 238 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 239 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 240 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 241 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 242 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 243 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 244 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 245 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 246 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 247 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 248 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 249 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 250 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 251 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 252 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 253 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 254 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 255 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 256 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 257 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 258 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 259 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 260 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 261 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 262 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 263 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 264 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 265 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 266 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 267 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 268 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 269 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 270 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 271 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 272 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 273 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 274 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 275 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 276 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 277 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 278 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 279 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 280 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 281 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 282 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 283 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 284 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 285 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 286 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 287 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 288 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 289 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 290 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 291 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 292 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 293 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 294 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 295 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 296 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 297 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 298 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 299 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 300 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 301 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 302 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 303 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 304 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 305 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 306 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 307 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 308 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 309 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 310 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 311 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 312 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 313 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 314 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 315 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 316 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 317 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 318 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 319 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 320 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 321 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 322 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 323 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 324 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 325 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 326 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 327 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 328 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 329 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 330 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 331 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 332 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 333 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 334 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 335 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 336 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 337 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 338 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 339 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 340 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 341 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 342 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 343 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 344 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 345 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 346 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 347 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 348 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 349 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 350 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 351 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 352 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 353 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 354 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 355 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 356 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 357 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 358 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 359 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 360 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 361 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 362 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 363 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 364 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 365 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 366 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 367 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 368 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 369 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 370 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 371 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 372 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 373 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 374 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 375 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 376 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 377 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 378 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 379 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 380 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 381 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 382 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 383 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 384 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 385 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 386 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 387 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 388 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 389 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 390 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 391 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 392 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 393 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 394 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 395 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 396 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 397 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 398 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 399 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 400 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 401 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 402 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 403 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 404 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 405 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 406 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 407 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 408 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 409 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 410 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 411 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 412 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 413 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 414 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 415 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 416 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 417 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 418 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 419 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 420 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 421 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 422 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 423 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 424 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 425 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 426 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 427 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 428 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 429 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 430 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 431 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 432 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 433 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 434 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 435 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 436 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 437 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 438 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 439 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 440 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 441 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 442 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 443 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 444 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 445 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 446 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 447 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 448 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 449 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 450 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 451 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 452 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 453 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 454 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 455 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 456 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 457 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 458 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 459 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 460 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 461 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 462 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 463 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 464 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 465 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 466 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 467 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 468 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 469 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 470 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 471 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 472 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 473 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 474 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 475 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 476 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 477 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 478 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 479 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 480 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 481 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 482 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 483 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 484 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 485 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 486 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 487 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 488 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 489 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 490 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 491 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 492 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 493 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 494 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 495 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 496 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 497 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 498 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 499 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 500 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 501 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 502 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 503 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 504 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 505 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 506 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 507 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 508 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 509 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 510 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 511 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 512 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 513 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 514 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 515 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 516 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 517 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 518 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 519 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 520 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 521 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 522 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 523 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 524 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 525 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 526 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 527 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 528 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 529 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 530 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 531 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 532 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 533 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 534 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 535 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 536 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 537 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 538 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 539 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 540 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 541 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 542 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 543 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 544 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 545 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 546 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 547 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 548 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 549 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 550 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 551 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 552 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 553 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 554 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 555 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 556 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 557 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 558 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 559 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 560 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 561 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 562 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 563 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 564 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 565 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 566 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 567 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 568 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 569 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 570 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 571 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 572 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 573 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 574 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 575 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 576 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 577 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  最初に市長から発言を求められておりますので,これを許します。市長。     〔市長 松原俊雄君登壇〕 2: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 皆様も御存じだと思いますけれども,新型コロナウイルス感染症の対応でございます。  現在,国のほう,また東京都からの指導・指示もいろいろ出ているところでございます。今定例会中でございますけれども,午後1時から狛江市のコロナウイルス感染症対策本部を開催いたしますので,開会につきましては2時からということで再開をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。  もう1つ,御承知のとおりだと思いますけれども,子供の健康ということで今回対策を行います教育長それから教育部長につきましては午前中,会議を欠席させていただきます。よろしくお願いいたします。 3: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上ということで午後の再開は2時,そして教育長及び教育部長については午前中は欠席をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。20番辻村ともこ議員。     〔20番 辻村ともこ議員登壇〕 5: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 議長に通告をさせていただきました3問でございますが,今般の状況を鑑みまして,本日は3問中2問の質疑をさせていただきたいと存じます。  まず1問目は歴史博物館建設・公文書館併設であります。  これは私が持つ資格の中で唯一の国家資格でございます博物館学芸員の視点を持ちまして,本日多くの市民の皆様のお役に立つ質疑をさせていただきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  先日ヘルマンさんの会が開催いたしました講演会では,第一次世界大戦の際に俘虜となったドイツの方々と日本の近代化への関わりについて講演がありました。戦争というものをまた別の角度から論じた講演でした。講演の内容は,過去の公文書に記載された内容からドイツ人俘虜の様子を明らかにするという内容で,大変高度かつ興味深い内容でありました。  過去の公文書からドイツ人俘虜の姿を明らかにすることは,例えばユーハイム──皆さん御存じだと思いますバウムクーヘンを広めたユーハイムさんであるとか,第一次世界大戦の俘虜としては狛江市の泉龍寺にお墓がありますヘルマンさん,これは明治屋などにハム・ソーセージの作り方を教え,日本に普及された方です。そしてその資料からは,例えば電化製品などを広めていく。昔日本は家電製品というのは,冷蔵庫なんかありませんでしたから,こういったものが便利だよということで教えていただいたりした。  戦後の豊かな日本をつくり上げる過程を理解するための一助になったすばらしい講演会だったと思います。  このように過去の公文書から明らかになる歴史があると思いますが,狛江市はこうした古い文書は保管されているのでしょうか。非現用の歴史的古文書などを含めましてお伺いしたいと思います。  再質問は自席より行います。
    6: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 7: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市では現在市史編さん事業を進めておりますが,その中では市内の旧家で大切に保管されてきた江戸時代から近現代の古文書など寄贈を受け,また借用させていただき,全て目録を作成し保管させていただいております。  目録を作成した後,内容を解読して,新しい市史の記述に必要となるものはその内容を資料編として刊行し,公開しているところでございます。  保存期間が切れた公文書につきましては,体系的な保存には至っておりませんが,今回の市史編さん事業の中でこれまで市役所の中に埋もれてきた歴史資料として重要な公文書等の収集も行っており,その一部につきましては資料編にも掲載をしているところでございます。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 9: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 公的な資料と私的な資料とあるかと思います。これは前回の質疑の中で,保存されている場所は旧第四小学校,そして中央公民館の地下,そして市史編さん室と,こういうことだということを確認させていただいております。  保存期限が切れた文書の扱いについては体系立って保管はされていない,こういったことも確認ができました。  皆さん,こちらを御覧いただきたいのですが,今私の机の上にありますけれども,資料としてございますけれども,こういった「新狛江市史」から始まりまして,これは「市史研究」ということで全部で6冊あります。さらに「新狛江市史」の「資料編」ということで近現代,明治時代とか,いろいろ時代によって分かれていますけれども,こういったすばらしいものが編さんされて,さらにこれは私の生まれている「岩戸の民俗」ということですが,これは各地域の民俗に関して,こういう古いお写真とか様々な,そこに住まれていた100年ぐらい前のおばあちゃまのお話から,言い伝えによってどのような暮らしをしていたのか分かるような聞き取り調査などがここにはふんだんに盛り込まれているすばらしいものです。ぜひ皆さんも自分の地域,これ必ずありますから,その地域がどういう土地だったのか,こういったものを探してみたらいかがかなと思います。これは本当にこれをずっと読んでいたくなるほど面白いものでございまして,ちなみに私の家の岩戸南は畑ではありませんでした。近くは全部水田だったのですけれども。畑じゃない地盤でした。そういうものだから小田急バスがそこを買い付けて開拓したのか分かりませんけれども,こういう過去のことがよく分かるというものになっております。  市史編さんの事業の中では,既にこれだけ多くの書類,本が刊行されていますけれども,既に古文書の内容を掲載した資料編,こういったものの中にも市内に数多く残されてきた古文書全てを掲載することはまだできていないと思います。編さんの過程で選択された古文書が掲載されているということかと思いますが,実際に把握されている現存の文書は何点ほどあるのかお伺いいたします。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 11: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今回の市史編さん事業において収集・借用している古文書等の点数でございますが,数え方によって数が変わること,また今後も調査の進展によっては点数は増えていくものでございますが,現時点で大まかに数えて,市内の旧家などから借用している古文書が約8,000点,市内の旧家等から寄贈された古文書が約4万点,古い公文書類は簿冊単位になりますが,約230点となります。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 13: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 現在市史編さん室には約4万8,000点の古文書が集められているということだということでございました。  今後の保管についてどのように考えているのかお伺いいたします。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 15: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市史編さん事業の中で活用させていただいた古文書のうち,市内の旧家などからお借りしているものは編さん事業の終了とともに速やかにお返しさせていただくべきものと考えております。  歴史資料としての公文書や市内の旧家などから寄贈された古文書につきましては,編さん事業が終わった後も市が責任を持って保管・管理していくべきものと考えております。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 17: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 旧家などからお借りしたものは編さん事業の終了とともに速やかにお返しさせていただくと。そして旧家などから寄贈された古文書については,市史編さん事業が終わった後も市が責任を持って保管・管理していくべきものと考えていますという御答弁でございました。  市史編さんの中で市内の旧家などから借用している古文書が現在約8,000点あるとの先ほど御答弁でございましたが,では編さん事業が終了した時点で所有者の方が引き続き市で保管を希望された場合はどのようになりますでしょうか。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 19: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市の歴史に関わる資料で所有者が市へ寄贈することを御希望される場合は,基本的には受け入れて引き続き市で保管・管理していきたいと考えております。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 21: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 分かりました。もしも例えばですけれども8,000点全て,所有者の方が自分たちで管理できないので,大切なものだからぜひ市で管理・保管してくださいといった場合は基本的には全て受け入れる,そのことを確認させていただきました。  書物また古文書,そして古いもの,様々あると思いますけれども,大量なものだと思います。  最初にも質問しましたとおり古い行政文書から貴重な歴史が明らかになる公的な文書,こういったものもあるかと思います。そのことを踏まえて,では狛江市での公文書の扱いでございますが,その基準についてどのように定められているのかお伺いいたします。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 23: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市における公文書は現在狛江市文書管理規則第65条の規定に基づき,その文書の重要度などにより1年,3年,5年,7年,10年,30年の保存期間を設定しております。  ただ狛江市文書管理規則の平成15年度の改正までは廃棄年度のない永年保存という規定があり,規則改正により永年保存という考え方を改め,「永年保存」となっていた文書を「30年」と読み替えて保存することとしたところでございます。これにより永年保存となっていた文書につきましては,令和9年から廃棄期限が順次到来するものと見込んでおります。  また保存期間が満了した文書につきましては,歴史的価値があるかなどを勘案した上で,歴史的価値があると認識したものについては別に保存するなど選別を毎年度行っているところでございます。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 25: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 狛江市文書管理規則第65条の規定というものがあるということでございます。平成15年度の文書管理規則の改正までは廃棄年度はなくて永年保存だったということだったのですけれども,このタイミングで30年。ただそうすると本来は令和14年から廃棄なのかなと思うのですが,システムの問題でいろいろな登録がございまして令和9年から順次廃棄期限が到来するということでございました。令和9年ということは今令和2年でございますから,7年後には廃棄が始まっていく。それまでにそれらのものを,保存満了した文書についても歴史的価値があるかなどを勘案した上で本来選別して保存するものを決めていかなきゃいけない,こういう状況かと思いますが,現在保存するための選別は行っているということなのですけれども,実際選別ってどのような形で行われているのかお伺いをします。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 27: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市史編さん事業が始まりました平成24年度から,廃棄を迎えた公文書の中から将来歴史的な価値が生じる可能性がある文書を政策室と市史編さん室で選別し始めております。しかしかなりの分量の文書が対象となることから,選別の基準につきまして試行錯誤を続けているところでございます。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 29: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) なるほど。市史編さん事業が始まった平成24年度から,廃棄を迎えた公文書の中から将来歴史的に価値があると思われたものを政策室と市史編さん室で選別し始めているけれども,結果としては明確な基準がないので,まずはがさっと集めているということです。  これは大事なものでございますから,今この状態にし続けるということは少し問題ではなかろうかなと思います。  では歴史的公文書の選別については試行錯誤を続けながら選別の基準を検討されているということでございますが,令和9年以降に始まる,永年保存から30年保存に切り替わった文書が廃棄の時期を迎えることになるわけです。これはかなりの分量になると思われますが,その中から歴史的公文書を選別する作業が必要になると思うのですけれども,まずもって将来的にそれらの歴史的公文書についてはリスト化されて公開に応じることが望まれていると思います。リスト化について狛江市内の公文書管理規則第65条の規則にのっとり,廃棄物年度,令和9年に向けてはどの程度リスト化が進んでいるのかお伺いいたします。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 31: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現時点では基準を検討しつつ選別を進めている段階でございまして,すぐに公開できるような形でのリストの整備までには至っていないところでございます。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 33: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) なるほど。リスト化にはまだ至っていないということです。これは早急に始める必要があるのではないかなというふうに申し述べさせていただきます。  今触れましたとおり歴史的公文書の選別,リスト化,公開を進めていくとなるとかなりの業務量になると考えられます。これまで市史編さんの過程で集めてきた大量の古文書等があるとのことですが,計画的に段階を追って取り扱っていく必要があるということが確認できました。  市史編さん事業が終わった後,令和──これは大体4年と言われておりますけれども,市史編さん事業が終わった後,大量の資料や古文書が保管されている市史編さん室,この市史編さん室はどのようになるのかお伺いいたします。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 35: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在通史編の編さんに向けた作業も大詰めを迎えており,また資料編や普及版の刊行も残されております。それらの作業を進めている段階のため,終了に向けての検討には至っていないところでございます。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 37: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) ここは紹介させていただきたいのですが,私が調べたところで言いますと国立公文書館の資料から抜粋をさせていただきました。これは県立博物館に公文書館機能が併設される場合のメリットとデメリットというところなのですが,今市史編さん室が違う場所に移されるとき,これも同じ状況だと思いますので,紹介させていただきます。  デメリットとしては,「公文書の選別作業にあたり,廃棄予定選別対象公文書を搬入し,整理作業が完了するまで,未燻蒸の状態で長期保管できる専用の中間保管庫──これは虫の害を防ぐための──を館内に確保する必要がある」と言われています。  私は先ほど,前回の一般質問で確認させていただきました,今保管されている場所は3か所。市史編さん室を抜かすと旧第四小学校跡地。これは時にガラスが割れてスズメが死んでいます。こういうような場所。そして中央公民館の下。ここは御存じのとおり下から湧き水がありますから湿度が物すごい高いのです。こういった場所。大きく分けてこういう2か所が今保管場所になっているわけですけれども,せっかく市民の方々から寄贈されたもの,こういったものや,狛江市が持っている古い大事な資料ですから,こういったものを適切に保管されていくもの,こういったものが本当に必要かと思うのですけれども,これは通告していますけれども,追加でお願いします。  では,こういう市史編さん室,これをいつ誰がどのようにクローズするのか,残していくのか,そしてその後どうしていくのか,こういう検討をされるのかお伺いいたします。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 39: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 組織といたしましては,市史編さん室という組織は閉じるような形にはなろうかと思いますが,お預かりさせていただいている古文書等につきましては適切な管理はしていかなければならないと考えているところでございます。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 41: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 令和4年でございますから,あと2年ほどになります。市史編さん室のその後と市史編さん室,その資料に関しての管理については,もう少し明確に少し急いでお考えいただきたいということを申し述べさせていただきます。  次でございますが,歴史博物館・公文書館併設の必要性と,議員でございますから,この資金に関してもどうしていくのか,こういったことも一緒に併せて提案しないといけないかと思います。  博物館建設基金というのが過去あったのです。こちらについてお伺いしたいと思います。  市史編さんの過程で大量の古文書や古い公文書が収集されているということかと思いますが,これらの資料を今後も適切に保存・管理し活用していくために,きちんと整理された歴史博物館のような施設が必要かと思います。また今後保存期限が切れた公文書のうち歴史的価値が生ずるであろう歴史的公文書の保管に関しましてもしっかりと選別していき,保管・展示していかなければいけない。その意味では公文書館的な機能を持つ施設も必要かと思います。  近年では博物館を単独で設けるのではなくて公文書館の機能を併設した博物館の設置が進んでいます。例えば2011年に開設されました府中市のふるさと府中歴史館や2014年に開設した武蔵野市武蔵野ふるさと歴史館などがあります。  公文書館とは保存期限満了後の公文書の中から将来歴史的な価値が生じるであろう文書を収集・整理・保管し公開する施設で,そのための専門職としてアーキビストが配置されます。  私は武蔵野ふるさと歴史館のアーキビストの方とお話をさせていただきましたが,公文書の管理というのは非常に大切だな,これは基礎的な学習においても大切だなということを私は感じました。  狛江市は市史編さん事業に力を入れていることと思いますが,今後収集した古い資料をどのように保管していくか検討すべき段階かと思います。  ですからまずその前段としてお伺いしたいと思います。過去に博物館建設基金というものがあったようですが,現在は廃止されてしまっています。それら基金の設立の経緯,そして廃止の経緯,また積立期間と金額,廃止の際に残された基金の使途について詳細をお伺いいたします。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 43: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 博物館建設基金は昭和56年度に設置したものでございますが,それ以前には市民センター・市庁舎等建設基金という市民センターや市庁舎の整備を目的とした基金がございました。その当時,市民センターにどのような機能を入れるかという議論の中で,規模は別として博物館を造るべきだという考えがございました。市民センターが建設され,結果としてはその中には博物館は入りませんでしたが,市民センター・市庁舎等建設基金をそのまま残しておくことは適当ではないという理由でこの基金は廃止し,残された博物館のための基金として博物館建設基金を設置し,残っている基金については狛江市博物館建設基金に繰り入れたものでございます。  また博物館建設基金を廃止した経緯につきましては,平成21年度に限られた財源を有効に活用しまちづくりを推進するため,博物館建設基金のほか保健福祉施設等建設基金,都市整備事業基金,図書館建設基金を廃止・統合して,新たに公共施設整備基金を設置したものでございます。  博物館建設基金の積立期間といたしましては昭和56年度~平成20年度までで,基金残高といたしましては平成8年度末の3億4,606万6,000円が最も多く,廃止した平成20年度末の残高は7,376万7,000円でございました。  また廃止の際に残されていた基金につきましては新たに設置した公共施設整備基金に繰入れしたところでございます。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 45: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 博物館建設基金というのが昔はあったわけです。それは歴史的な資料を公開して保存していくことが必要だと,そのように考えていたからだというふうに思います。  過去にはこの建設に向けた構想や博物館建設に向けた基金,それを使って本当に博物館ができることを待ち望んでいる方たちがいたわけですが,それは実は現在も熱く思っている方がいるということなのです。市内で歴史を研究されている方々のお話をお伺いしますと,それら基金の復活を,そして博物館建設に関しまして大変強く要望されていることがうかがえます。  公共施設整備計画にありました「歴史博物館建設」の文字は現在残されておりませんけれども,調べましたところ平成22年に策定されました公共施設再編方針の中にも,「狛江らしさを発揮するまちづくりの推進」という項目が掲げられております。そしてその中に,「古文書・文化財等の展示施設の整備」について明らかに触れられております。  こういった古文書・文化財等の展示施設の整備について明記されている中,そしてこれまでの経緯を鑑みましても,市史編さん事業の中で収集してきた古い公文書や古文書などを保管・管理しつつ,今後も活用できるように公文書機能を併設した博物館建設が必要かと思いますが,現在の市のお考えをお伺いいたします。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 47: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市史編さん事業が終了した後も,市内の旧家などから寄贈されるなどして収集した資料は責任を持って保管・管理していく必要があると考えております。  また今後歴史資料としての公文書を体系的に収集し,保管・公開を進める取組は必要であると考えております。  市といたしましてはこのような考え方に基づき,市史編さん事業の収束と併せて公文書館機能を併設した博物館施設について府中市や武蔵野市などの取組も含めて今後調査・研究してまいりたいと考えております。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 49: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 今市のほうとしましては公文書館を併設した博物館に関しましては,もちろん基本計画の中,今の基本計画含めて実施計画のほうにこれから入れていくのかなと思いますけれども,この方針というものは第4次の中にもしっかり明確にありますし,かつ府中市や武蔵野市などの取組を含めて今後調査・研究する,かなり前向きな御答弁を頂いたかと思います。できましたら期限をつけて,これをいつまでに行うのか,こういう御答弁を頂けるようにお願いしたいと思います。  最後に市長にお伺いをしたいと思います。  私は真のグローバル教育,国際教育が今大事だと言われていますけれども,これって実は自国のことを知って誇りに思って,そして自分の国,自国を好きになるからこそお相手の国のことを非常に尊敬して,そしてお相手のことを好きになって,これが友好関係に結びついて国際平和推進,こういったものにつながると思っているわけなのです。  まずは人としての根っこを育てること,そういう教育こそ国際社会で一番必要なことじゃないかなと思います。また狛江市が率先して行わなければいけない事業は何なのでしょうか。これは狛江に暮らしてよかった,狛江が僕は大好き,私は大好き,誇りに思っているよと,そうやって心の自己肯定感を持っていく教育,これをしていくことじゃないかと思うのです。  そこで新しい市長になり,もう1度博物館建設基金の復活をさせ,本格的に歴史博物館と公文書館併設の施設建設の検討を強く要望したいという多くの市民の声が上がっているわけですけれども,市長における歴史博物館・公文書館併設の大切さ及び今こそもう1度市にとって大切な博物館建設基金の復活についての御見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 51: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 博物館建設基金の復活ということでございますけれども,現在は財政運営の中では将来的な学校施設の更新に向けて公共施設整備基金を積み増ししながら行っていかなければいけないという状況でございまして,再び博物館建設基金を設置し,それだけを目的として積み立てていくことは難しいものだというふうには考えております。  しかしながら第4次基本構想において「歴史が身近に感じられるまち」を目指すこととしておりますので,狛江市の歴史を理解し次の世代に継承していくことは大切なことだというふうに考えております。  そのためには市内にある歴史的な資料を適切に保管できるスペースとともに多くの方に身近に触れていただくためにも展示できるスペースの確保が必要となってまいります。  先ほど議員からもお話がありましたけれども,平成22年に策定されました公共施設再編方針の中にも「古文書・文化財等の展示施設の整備」というふうにありますけれども,実はこれは私も職員の時代に携わったところでございまして,これからも公共施設の全体の中でも今後どのように位置づけしていくか,そういった部分で検討していく必要があるというふうに考えております。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 53: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 市長から今いいお答えを頂いて,少しほっとしたところです。市長のほうから,第4次基本構想において「歴史が身近に感じられるまち」を目指すこととしており,狛江市の歴史を理解し次の世代に継承していくことは大切なことだ,またそのための資料などの保管スペースも必要だ,今後考えていくということですが,私は平成22年のときに市長が関わっていらっしゃったこういった歴史資料などの展示スペースの在り方,こういったお考えが今もまだお持ちになられている,これを確認できただけで今日の質問はさせていただいてよかったかなと思っています。  私は本当にこのまちの価値というのをこれから知っていきつくり上げていくのは恐らく市であり,同時に市民であるとも思います。市民が自分のまちをどのように誇りあるものにしていくのかと同時に誇りあるものを学んでいく,生涯ずっと学び続けていく。若い人であれば恐らくそれを海外で,自分のまちはこういうまちですということでアウトプットをしていくのだと思いますけれども,私はこういうようなことがこのまちに暮らしていくときの価値になると思いますので,歴史博物館・公文書館併設の,施設についての建設をぜひお願いしたいと思います。  私が4年前に一般質問で行わせていただきましたことを最後に申し述べさせていただいて終わりにしたいと思います。  市史編さんの「市史研究 狛江」,これの第1号~第6号まで全ての巻末に取り上げられているわけですが,狛江市市史編さん覚書というものがあります。これは平成25年7月22日に決定された狛江市市史編さん事業方針,こういったものがございます。この中に市史編さんの基本構想や事業の基本方針,市史編さんの事業の期間など書いてあるのですが,特筆すべきは「6.歴史的資源の取扱方針について」ということで,「狛江市における歴史的公文書の現状」そして「歴史的公文書の整理・保管・公開に向けて」という項目がございます。これ今回は抜粋しますが読ませていただきますと,「市史編さん事業にあわせて,行政文書についても将来にわたって活用できる歴史的資源として適切に蓄積するため,選別の基準,保管,公開の方法等について検討していきます。まずは何よりも資源の蓄積をはじめることが重要であるため,先行する自治体等における選別基準を参考に,保存期限が満了した行政文書のなかから,歴史的資源となりうる文書を歴史的公文書として選別するための基準を設け,選別した文書を歴史的公文書としての分類に沿って,分類・保管・管理を行います。」,こういったことが書かれておりまして,「一定の経過期間を設けた後には,公開に向けた施設・体制等の整備についても検討していきます。」というふうにあるわけなのです。これは平成25年です。  こういったことが示されて今進められているということを改めて皆様にお知らせしたいということと,私が4年前に──まあ,歴史博物館については10年ほど前からずっと大切さを伝えておりますけれども,狛江市の計画,構想・計画,全ての部署において共通しているのは,例えば教育部におければ歴史と教育のネットワークが大事だよということが計画に書かれています。環境においては緑のネットワークが大事だよということが書かれています。健康こまえ21には人とのつながりなど含めて健康のネットワークというものが大事ですよと言われています。そしてシティセールスにおいては言うまでもなく地域のネットワーク,こういったものが大事だと。  私はこのネットワークというのがキーだということを全ての計画を読んだ後にそれを見つけまして,あっ,なるほどと,ネットワークというのは待ち受けているのではなくて誰かと誰かとつながるという能動的な行動をしないとネットワークになりませんから,つながりませんから,こういう意味で私は令和2年度の予算にも数年で整備されると予算化されています歴史公園,古墳を整備した歴史公園というものがありますけれども,むいから民家園を中心に歴史公園をネットワーク化していきましょう。これは健康器具のある公園なんかも間に入れながら,健康にも配慮しながら歴史を散策できるようにしようとか,そこで新たな歴史的なものを発見しながら,できれば商店街,市の商工会の方たちとも連携して様々なものを物販していこうとか,こういったことを4年前にお話しさせていただいているわけですが,今こそ市史編さん事業終了に向かって資料の保管・展示のためにも,こういった例えばむいから民家園を中心としたようなネットワーク,こういったものを構築していく際に公文書館を併設した歴史博物館というものをしっかりと整備していくことを今から考えて──市史編さんルームが終わるのは令和4年度です。そして永年保管から30年保管に変わった公文書のほうの廃棄が始まるのが令和9年ですから。4万8,000点もありますから,その中で今からまた選別しなきゃいけない数万点のものを,さらにあるかどうかリスト化してさらに突き合わせて選別していってどこに保管するのか。これは1年や2年ではできることじゃないと思いますので,できれば今から少し考えを始めまして,体系立てて。また私も今後順次質問させていただきますが,歴史博物館に関しては大変な業務量になると思いますので,綿密な準備をされて,こういったことを準備していきながら確実に,そして丁寧にこういった大切なものを扱っていただき公開していただきたいなというふうにお願いをいたしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  これで1問目の質問を終えさせていただきます。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村ともこ議員。     〔20番 辻村ともこ議員登壇〕 55: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 2問目です。2問目,災害医薬品ランニングストック方式導入についてということでございます。  私は平成30年の──まあ,3年前から薬剤師会の先生方より災害時の医療品の取扱い方法について適切な保管場所及び保管・管理方法について御相談を受け,避難所運営協議会の会員としての日々の活動と議員としての議会での活動の中で議論・提案を重ねてまいりました。
     過去の質疑におきましては冷蔵保存すべき医薬品が常温保存されていた実態を薬剤師会の先生方からお伺いし,それを正すべきではないかと申し上げました。さらに果たして南海トラフ,首都直下型のように大型災害が発災した場合,市に指定されている医療救護所は,またそこに保管されている災害時医療品の保管場所は1か所でよいのかどうか。こういったことを,過去は分散していたものを1か所にまとめたという経緯がありますから,すぐに分散することはできないと思いますけれども,こういったことももう1度考え直したほうがいいんじゃないかな。こういったことを質疑させていただいているわけでございます。  本日は継続させていただいております災害時の医療品の取扱いなどにつきまして,ぜひ調査・研究してほしいと御要望がありましたランニングストック方式導入について,医薬品のランニングストックというのは再販していくわけなのですが,私は法的に薬事法において再販というのはしてはいけないと思いますので,法的にどうやったらこれができるのかなど含めまして,現場に行って確認をしてまいった次第でございます。  質問といたしましては,現在狛江市での災害時医療品の取扱い方法について。  狛江市におきましてはどこに保管され,管理方法についてはいつ誰がどのように行っているのか,また消費期限切れの医薬品の取扱いについて改めてお伺いをしたいと思います。  再質問は自席より行います。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 57: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 避難所などで必要となる医薬品はあいとぴあセンターで保管しており,健康推進課で管理を行っております。  なお,緊急医療救護所で使用する医薬品及び医薬品資器材は東京慈恵会医科大学附属第三病院及び調布市との三者間により平成30年11月12日に東京慈恵会医科大学附属第三病院緊急医療救護所医薬品等備蓄庫の使用賃借に関する覚書を交わし,医薬品等の管理を狛江市薬剤師会に委託しております。  なお,期限切れの医薬品につきましては廃棄をしております。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 59: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) なるほど。今は1か所,あいとぴあセンターで管理をして,また東京慈恵会医科大学附属第三病院のほうにもありますが,期限切れの医薬品については廃棄しているということです。あいとぴあセンターは市で管理をしていて,東京慈恵会医科大学附属第三病院のほうは薬剤師会のほうが連携しているということでございました。  それでは狛江市で行っています災害時医療品の保管・管理・廃棄方法について課題はどのようなものがあると思われるかお伺いします。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 61: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 大規模災害が発生した場合,医薬品等が不足し,市内の医療救護活動に支障を来すおそれがございます。  災害発生時の医薬品等の調達について説明いたしますと,まず市の備蓄を優先的に使用いたします。備蓄だけで対応ができない場合は狛江市薬剤師会と協議の上,薬局等の在庫医薬品の提供を要請いたします。それでもなお不足する場合には,都に対し都の備蓄を供出するよう協力を要請いたします。  また卸売販売業者5社とも協定を締結しておりますので,災害時の薬事の拠点となる災害薬事センターから必要な医薬品等を取りまとめて卸売販売業者に発注し調達をいたします。  ただし,慢性疾患などをお持ちの方につきましては入手できない可能性もあり得るため,あらかじめ医師や薬剤師との相談をしておいていただきたいと考えております。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 63: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 課題としては医薬品が不足して市内の医療救護活動に支障を来すおそれがあると,こういうような状況が考えられるということでございました。  様々な手だてがあることは今御説明いただいたとおりですけれども,実際に1つの医薬品も大切に取り扱って,絶対に人の命を助けるのだと,こういう意識と,そして準備が必要だということだと思いますが,先ほど指摘させていただきましたとおり薬剤師会のほうから,あいとぴあセンターでの災害時の医薬品の保管方法は15度以下にしなければいけないものが常温で箱のまま置かれていたのだよと,見てみたら期限が切れているものがあったのだよ,こういうことがあって指摘をさせていただき,今いろいろな検討をされているかと思います。  私は令和2年1月30日木曜日,議会事務局へ依頼をし,本件の視察として練馬区役所に行ってきました。危機管理室防災計画課長が対応してくださいました。  皆さん,練馬区は人口74万人です。市域は48平方キロメートル,人口は9倍,市域は7倍ですが,区の花はツツジということで狛江市のツツジと同じツツジの花でございます。  練馬区の災害時医療体制を基に,こうしたものを頂きまして御説明いただいたのですけれども,練馬区は98か所の避難所があります。そして10か所の医療救護所が設けられております。  ちょっと面白いなというふうに思いましたので言いますと,水害ハザードマップというもの,これを基に説明させていただきます。小さいから見えるか分かりませんが,こういうことで過去水害があった箇所が示されておりまして,さらに避難所には2つのグレードがあるのです。最初に一時的な避難をするもの,発災してあまりにひどくなったらさらに移動するという大きな拠点の避難所というものがありまして,マイ・タイムラインや地域別の防災マップなども一緒に併せて拝見いたしました。  この中で医薬品の災害医療コーディネーターですけれども,医薬品の統括責任者というのは医師会会長,そして順天堂練馬病院医師,練馬光が丘病院,練馬区保健所長,こういった4方が災害医療コーディネーターになっておりまして,医薬品の統括責任者は薬剤師会の会長が行っているのです。  薬剤師会の会長は,医療救護所で不足している医薬品などの調達業務の調整や薬剤師会・薬業協同組合へ不足医薬品の供給要請をするという役割に加えて,日常的に区が管理している医薬品の管理をしているということでございます。それがまさに今日テーマになります医療救護所によるランニングストックということでございます。  今狛江市では狛江市があいとぴあセンターに,薬剤師会に委託をして納品してもらったものを市が管理しているという状況になりますけれども,練馬区では区が練馬区の薬剤師会から医薬品を一括購入し,医療救護所の備蓄倉庫に保管しているのです。その備蓄倉庫の医薬品の管理の委託先を区は薬剤師会に指名をしまして,薬剤師会が医療救護所の備蓄倉庫にて使用期限の到来する前に医薬品を取り出して,新たな使用期限の医薬品を補充する。これを年に2回行っているということです。  薬剤師会は備蓄倉庫から取り出した医薬品の購入を会員薬局に──会員薬局というのは薬剤師会に登録されている会員の方々の薬局に販売を依頼して,会員薬局は薬剤師会から購入した医療品を流通に乗せて消費者へ供給するということなのです。  私これは法律的に再販になるんじゃないかなということで練馬区の方にお聞きしました。私も調べたところ,医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律というものがございまして,第7章「医薬品,医療機器及び再生医療等製品の販売業等」というところの第1節には,第24条「薬局開設者又は医薬品の販売業の許可を受けた者でなければ,業として,医薬品を販売し,授与し,又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し,若しくは陳列してはならない。」となっているのです。  このことに関しまして正当な理由があるときだけはそれが許可されますよというふうに通達が来ています。これは都道府県知事,保健所設置市長,特別区長に宛てた平成26年3月18日,薬食発0318第4号という書類になります。厚生労働省医薬食品局長から通達されています。  「薬局医薬品の取扱いについて」ということで,「今般,改正法等の施行に伴い,この「正当な理由」が認められる場合の取扱いを含め,薬局医薬品の取扱いについて下記のとおり定め,改正法等の施行の日(平成26年6月12日)から適用することとしました」。  原則は先ほど申し上げましたとおり,薬局医薬品のうち,処方箋医薬品については,薬剤師,薬局開設者,医薬品の製造販売業者,製造業者もしくは販売業者,医師,歯科医師もしくは獣医師又は病院,診療所もしくは飼育動物診療施設の開設者しか薬の再販というのはしちゃいけないというふうに,販売というのはしちゃいけないのですけれども,正当な理由として練馬区はここの2)番を使ってこのランニングストックを導入したということなのです。  それは,「地方自治体の実施する医薬品の備蓄のために,地方自治体に対し,備蓄に係る処方箋医薬品を販売する場合」,これは正当な理由として自治体が医薬品を備蓄・保管・販売できるということになっています。  つまりは,練馬区は法整備の中の「正当な理由というものがあった場合に」という,この平成26年の通達を受けてランニングストックというものをできるように,可能にするということを実現しました。  メリットがありまして,医薬品が薬剤師の管理下にあるから適正な維持・管理が行える。医薬品の期限切れが防止でき,常に使用可能な状態で管理できる。薬剤師会は災害時に医療救護所で医療救護活動をすることから,平時にどこに医薬品があるかを分かっている。こういったことが非常に適切な運用につながるのだと。さらにランニングストックを行うことにより医薬品の薬剤ロス,薬のロス,廃棄ロスをなくすことができる。  これ委託料もお聞きしていますけれども,大体7,000円掛ける年2回,どこどこに行きましたとか。どういうものですかと。これを98か所のうちの10の医療救護所で行っていると。委託料はほとんどボランティアに近いような,金額に近いものであり,練馬区の区役所の方いわく,薬剤師会の方たちが責任感と地域の住民としての果たさなければいけない使命感でもってランニングストックというものを提案して,とても大変だけれども,それを管理されているということだったのです。  私はこういったすばらしい取組というのは狛江市で行っていく,こういう必要があるんじゃないかなというふうに思いますけれども,最後の質問ですが,薬剤師の先生方からもこの方式についての要望が上がっていますけれども,狛江市でも薬剤師会と連携して,管理が行き届き行政コストの効率化が図れる災害医療品ランニングストック方式の導入を検討いただきたいと思いますが,また検討すべきではないかと要望いたしますが,市の見解をお伺いします。  ちなみに,これは今まで市が毎回廃棄していたので,練馬区の場合は数百万円。薬剤を買って,期限が切れるとそれを全部捨ててまた新しいのを買ってというふうになっていたのが,1回買えば,後は薬剤師会が新しいものと入れ替えてくれる。入れ替えて,古くはないのですけれども期限が半年ぐらい残っているものに関しては会員の薬局が一般市民に向けてまた販売する資格がありますから。こういうやり方なのです。それ私としては──市で今使っている医薬品の購入金額が195万円ぐらいみたいなのです。もしこれが本当にランニングストックが始まってセーブ──実際は全部はセーブできないのですけれども,セーブができた場合,10年で1,950万円ぐらいです。これってすごい,このお金を何かにまた,必要な人のための必要な施策に回せると考えたら,これは絶対やるべきじゃないかなというふうに思いまして提案させていただいております。市の見解をお伺いしたいと思います。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 65: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 災害医薬品ランニングストック方式の導入につきましては,医薬品等に関して薬剤師という専門家が管理をしていただくことで保管方法など正しい管理が可能となり,安心して任せることができると考えております。  廃棄する医薬品を減らすことが可能となり,毎年薬剤を購入しなくなることで行政の負担を軽減する手段ともなりますので非常に有意義でもあると考えております。  また災害時薬事コーディネーターとして薬剤師会の方が調整を行う際に,医薬品等の状況を把握できていることはメリットがあると考えておりますので,検討してまいりたいと考えております。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 67: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) ぜひ薬剤師会とともに検討をよろしくお願いします。以上で質問を終わります。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前 9時50分 休憩     午前10時04分 開議 69: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。9番しの浩司議員。     〔9番 しの浩司議員登壇〕 70: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 自由民主党・明政クラブ,しの浩司です。通告に従いまして簡潔に質問を進めていきたいと思います。  1問目,道路上の安全についてです。  2月5日に神奈川県逗子市で発生した土砂崩れによって18歳の女子高生の命が絶たれたというような事故が起こりました。狛江市において土砂崩れが起きる可能性がある箇所があるのかをまず伺います。  2問目,オリンピックを迎えるに当たって。  7月10日に聖火リレーがこの狛江を通るということで今盛り上がっているところでございますが,先日の広報こまえにもこれについてのボランティア,サポーターが募集をされています。これについての現状の応募状況についてお伺いいたします。  再質問は自席にて行います。 71: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 72: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 1問目の市内の土砂崩れが起こる可能性のある場所でございますけれども,東京都は崖崩れなどの土砂災害から都民の命を守るため,土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等の指定の前段としまして基礎調査を平成15年度から実施しており,順次結果の公表,区域の指定を行っております。  狛江市につきましては,令和元年9月26日東京都告示第512号にて指定を受けました調布市入間町の急傾斜地2か所の警戒区域に東野川四丁目の3戸が含まれております。 73: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 74: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 聖火リレーのボランティアの応募状況でございますが,現在のところ東京都聖火リレー実行委員会から市ボランティアを360人程度集めることを求められており,そのうち160人程度を狛江市体育協会に依頼し,200人程度を市広報2月15日号にて募集しております。  2月26日現在になりますが,狛江市体育協会においては既に160人程度の応募があり,また市には120人程度の応募がございます。 75: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 76: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは1問目から再質問をさせていただきます。  警戒区域に市内の3戸が含まれていることが分かりましたが,そこはどのような状況かをお伺いいたします。 77: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 78: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 警戒区域内の3戸のうち1戸につきましては,土砂災害が発生した場合に建築物の損壊が生じ,市民等の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土砂災害特別警戒区域に一部かかっております。 79: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 80: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 心配されるような方がいらっしゃるということですが,そこに住まわれている方への狛江市の対応はどのようなものかお伺いいたします。 81: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 82: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 警戒区域内の3世帯につきましては個人情報提供の同意を頂きまして,土砂災害警戒情報発令等の緊急時に備え安心安全課と連絡体制を構築しております。  令和元年東日本台風におきましては,当日12日の朝,安心安全課の職員による各世帯への訪問また電話やメールでの連絡により土砂災害警戒情報が発令される可能性があり,状況によっては谷戸橋地区センターや狛江市立第四中学校を避難所として開設する見通しであることをお伝えしたところでございます。 83: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 84: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 住まわれている方への対応はしっかりとされているということが確認できました。  この場所については直接狛江の道路に関わるということではありませんが,隣接する調布市にこういった箇所があるということを知っておくのもいいのかなと思い,質問をさせていただきました。  道路上の安全に関しまして言いますと,2018年6月に起きました地震,これによって大阪のほうで登校途中の小学生とお年寄り2名がブロック塀の下敷きになってお亡くなりになるというようなことがあり,全国でブロック塀の点検が行われたところでございます。狛江市でも早急に対応していただいて改善をしていただいたということでございますが,これについて現在危険ブロック塀等の撤去費用に対する助成制度というのが,この件に基づいて狛江市でもやっているところでございますが,危険ブロック塀等の撤去費用に対する助成制度の利用状況についてお伺いをいたします。 85: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 86: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 助成制度は危険ブロック塀等の撤去工事に対して1メートル当たり1万円で,15万円を上限として平成31年4月に開始したところでございます。  実績としましては2月27日現在で16件,170万4,000円の助成を行ったところでございます。 87: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 88: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは危険と思われるブロック塀が市内にどの程度あるのか,そういったところをどの程度把握しているのかお伺いいたします。 89: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 90: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市全域の実態調査はしておりませんが,近隣や学校の通学路調査等で情報が寄せられることがございます。 91: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 92: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは市民からの,この場所は危険ではないかなどの情報提供があった場合の対応についてお伺いいたします。 93: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 94: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 具体的な情報提供があった場合は,所有者の方に懸念の意見が上がっていることを丁寧にお伝えした上で撤去の助成制度を案内しているところでございます。 95: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 96: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは危険と指摘された当事者の方々のその後の対応と反応についてお伺いいたします。 97: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 98: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 真摯に耳を傾けていただけた方もおりますが,残念ながら助成制度利用までにつながった案件はないところでございます。 99: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 100: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは可能性の問題ですけれども,倒壊によって人や物を傷つけてしまった場合の責任はどこにあるのかお伺いいたします。 101: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 102: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) これは所有者の責任になると認識しているところでございます。 103: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 104: ◯ 9 番(しの 浩司議員) この部分は民法で言うところの工作物の責任で,「土地の工作物の瑕疵によって他人に損害を与えた場合に,工作物の占有者・所有者が負う賠償責任をいう」というところに当たるのだと思います。  それでは市長の所信表明の中に,「地震対策として,木造住宅の耐震化を促進するため,耐震診断助成金の限度額の引上げや民有地の危険なブロック塀等撤去に対する助成を引き続き実施する」というようにありますが,今後このブロック塀の助成についてどのように進めていくのかお伺いいたします。 105: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 106: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 制度を開始しました今年度は広報,ホームページ,市内掲示板,町会・自治会回覧板による周知だけでなく,安心して暮らせる地域づくりに役立てていただくために民生委員・児童委員の皆様にも周知をしたところでございます。また従前より狛江市立学校PTA連合会より通学路の安全対策強化の要望を頂いていることから,小・中学校に御協力頂き,保護者に対し本制度の周知と御近所への周知及び活用をお願いしたところでございます。
     今後も周知に力を入れ,制度利用につなげていきたいと考えているところでございます。 107: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 108: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 周知はもちろんのこと,なかなか改善に至らない方には何かあったときの責任を知っていただき,諦めずに積極的にアプローチをお願いいたします。  また倒壊の原因が地震と思われているところがまだまだ多いようですけれども,度重なる地震によって弱まっているケースもあると思いますし,最近の風水害というところの風,こういったことで倒れる危険性があるということもしっかりと認識をしていただければと思います。  1問目は以上で終了します。2問目に移ります。  先ほどボランティアの応募状況をお聞きいたしましたが,今後のスケジュールについてお伺いをいたします。 109: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 110: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市ボランティアの募集を3月27日金曜日まで行い,その後5月または6月の平日夜間または休日日中に説明会を複数回設けまして,7月10日の聖火リレー当日の活動に従事していただく予定でございます。 111: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 112: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 200名程度の募集について既に120名程度の応募があるとのことです。定員を超過した場合には,これはまた抽せんということになると思いますが,今答弁にありました複数回開催予定の説明会には,選ばれた方々は1回参加すればよいのでしょうか。また説明会に参加されなかった場合はどうなるのかお伺いいたします。 113: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 114: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 募集定員を大幅に超過した場合については,募集要項にて案内させていただいているとおり抽せんとなる予定でございます。  説明会の内容は全て同様としており,応募者の御都合を考慮し,曜日や時間帯等をずらして複数回設け,そのうち1回参加していただくことを想定しております。  原則としてそのうちの1回には御都合をつけて参加いただくことを応募の条件としているところでございます。 115: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 116: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは7月10日に予定されている聖火リレー,この当日の沿道上の安全管理についてどのようになっているかお伺いをいたします。 117: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 118: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都聖火リレー実行委員会から示されている役割分担によりますと,事前の警備計画の作成や当日の交通規制,車道規制については東京都が警視庁と調整しており,また東京都において警備員などを配置しコントロールすることとなっております。 119: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 120: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 警視庁との調整,また警備員の配置についても東京都の責任で置かれるということが分かりましたが,具体的な役割分担や警備計画についてはこれから東京都から示されるのかをお伺いいたします。 121: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 122: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 警備計画につきましては今後示される予定でございまして,一方ボランティアにつきましては大まかな役割分担については示されておりますが,詳細については今後東京都聖火リレー実行委員会と協議することとなっております。 123: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 124: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 再度東京都の責任で警察との調整,また警備員の配置ということですが,改めてボランティアが担う役割について伺います。 125: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 126: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都聖火リレー実行委員会からの計画によりますと,市ボランティアには沿道の走路管理,観衆・雑踏の整理や資機材の設置・撤去,またセレモニー会場運営補助や案内等を行っていただく予定となっております。 127: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 128: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは当日のボランティアの配置についてお伺いいたします。 129: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 130: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在のところ時期は未定でございますが,今後東京都聖火リレー実行委員会よりボランティアの配置計画についても示される予定でございます。 131: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 132: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 狛江市のボランティアの配置についても今後示される東京都の計画の後ということですが,募集要項によりますと,「活動内容により,聖火リレーを実際に観覧できない場所への配置となる可能性があります」とあります。どのように配置するのか,また当日急に来られなくなってしまった方がいた場合の対応を考えているのかを伺います。 133: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 134: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 沿道の走路管理,観衆・雑踏の整理等を想定しており,通常は聖火の隊列に背を向けて対応することが多くなることや,警備計画上視覚的に見えづらい場所へ配置されることも考えられます。また当日欠席者のことも考慮して人数や配置について今後調整してまいります。  具体的な配置については東京都聖火リレー実行委員会から示された後,修正等の協議を行ってまいるものと認識しております。 135: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 136: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,まあ,ないほうがいいのですけれども,様々なトラブルが考えられますが,トラブル発生の際の対応についてお伺いいたします。 137: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 138: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) トラブル発生に対する対応につきましては,相当数の警察官も動員されるとのことですので,警察・警備会社と協力して対応することになるものと考えております。 139: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 140: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 市にとっても非常に大きく重要なイベントであり,その中でボランティアの皆さんが担う責任も大変大きいと思いますが,先ほどの説明会開催ということですが,1回の説明会に参加しただけで当日を迎えられるのか,また東京都の計画が狛江市の説明会よりも後に出てきた場合はどう対応するのかお伺いいたします。 141: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 142: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 複数回説明会に参加いただくことは参加者の負担にもなることから,現在のところは予定しておりません。  原則としまして,説明会の日程を東京都聖火リレー実行委員会から計画が示される予定日以降に設定して対応していきたいと考えております。 143: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 144: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 聖火リレーを楽しみにしている方も多く,市内の児童・生徒が現状どのような形であるにしろ参加予定と聞いております。人手が大変多く混乱も予想されます。  警備計画は都の主導かもしれませんが,市としても事故なく安全に,市民にとってよい思い出になるよう万全を期していただくことをお願いいたします。  続きまして,実際に会場に足を運べない方が多くの方とともに選手を応援し感動を共にする場として,ラグビーワールドカップ大会時のようにパブリックビューイングや,地域住民が日常生活の延長の中で応援できるよう考案された応援村,こういったもののような実施をする予定はあるのかお伺いいたします。 145: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 146: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 応援村は地域の飲食・物販・スポーツ体験など住民や観光客に対するおもてなしを提供することができるプラットフォームでございます。市では,応援村の形ではございませんが,競技会場での観戦ができない方や市内におけるオリンピック・パラリンピック盛り上げなどのため,期間中に2回ほどパブリックビューイングを予定しており,そのうち1回は飲食売店の出店や競技体験等を伴うコミュニティライブサイトを実施する予定でございます。 147: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 148: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 今答弁にありましたコミュニティライブサイトについて詳しくお聞かせください。 149: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 150: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都から補助率2分の1の補助金を活用して行うものでございまして,現時点では大型スクリーンによる競技中継,競技体験,飲食売店の出店などを予定しているところでございます。 151: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 152: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それではコミュニティライブサイトの開催について,先ほど2回のパブリックビューイングを予定していて,そのうちの1回がコミュニティライブサイトということですが,コミュニティライブサイトの開催の1回というのは1日のみということでしょうか,お伺いいたします。 153: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 154: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問のとおりコミュニティライブサイトにつきましては1日のみの開催を予定しております。放映する競技につきましては,開催当日にテレビ放送される競技を生中継で流しながら応援や飲食などを楽しんでいただくような形を予定しております。 155: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 156: ◯ 9 番(しの 浩司議員) コミュニティライブサイトについては,日程が先に決まった後に,中継される競技はそのとき開催されているものだということが確認できました。  コミュニティライブサイト実施に向けて,今後の進め方についてお伺いいたします。 157: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 158: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) コミュニティライブサイトの実施に当たりましては,委託事業者を4月中に決定及び契約いたしまして,出店者の募集や中継する競技,会場内における競技体験について検討してまいりたいと考えております。 159: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 160: ◯ 9 番(しの 浩司議員) コミュニティライブサイトについても都の計画等を待って,それぞれまた企画等進むことだと思いますが,暑さ対策やリスク対策,大規模地震や台風また雑踏事故,食中毒などには十分注意していただきたいということと,外国人の方も多数来場されるのかなと思いますが,この際外国人の方には会場案内はもちろんのこと,災害時の避難誘導等が必要になるということも想定をして多言語対応にも配慮していただければと思います。  競技会場外で誰もが中継を通じて競技観戦を楽しみ感動を分かち合う場として,また市民の方からは聖火リレーなどオリンピック・パラリンピックに絡んだイベントに,例えば狛江に縁のある有名人を呼んでほしいというような声も聞きますし,ライブサイトにおきましては狛江市の特産または有名,頑張っていられるお店,中には特に「えだまめアイス」を推してほしいというような声も聞きますので,そういった声も聞きながら,楽しみになる今後の企画に期待をしております。  以上でこの質問を終わります。 161: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山たけし議員。     〔10番 栗山たけし議員登壇〕 162: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは通告に従いまして,1問質問させていただきます。  毎度でございますが,安心で安全なまちづくりについてでございます。今回も地元の方からお声を頂きましたので質問をさせていただきます。  1番,交差点の安全対策でございます。松原市長の掲げる「日本一人にやさしい狛江」とありますように,今回私は御台橋の交差点で見守り活動を行っていますが,朝は御年配の方から多くの交差点の危険についてお話を聞かせていただいております。  前回の一般質問では,しの議員による自転車事故に対しての補償制度の質問でした。今回私は未然に防げる交通事故対策で,ソフト面ではなくハード面で質問をさせていただきます。  1番,市で進める交差点の安全対策について。  現在市で取り組む安全対策を教えてください。  再質問は自席より行います。 163: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 164: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) これまで実施してきた交通安全対策としては,カーブミラーを初め交差点や路側帯のカラー舗装,区画線,路面標示,点滅びょう,ガードパイプ,車止め,立て看板等を現地の状況に応じて効果的な対応・対策を実施してきたところでございます。 165: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 166: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは市で一番自転車が関係する交通事故が多い交差点はどこなのかお伺いいたします。 167: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 168: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 警視庁のホームページにおける過去3年間の交通事故マップを確認したところ,自転車の事故として多い交差点は平成28年1件,平成29年2件,平成31年1件の計4件となっている狛江市役所前交差点と確認できるところでございます。 169: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 170: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 私も警視庁のホームページを確認いたしました。都道の事故件数が圧倒的に多いことも確認できました。では,それに対する交通事故防止対策をどうしているのかお伺いいたします。 171: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 172: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 基本的には都道上にある交差点ですので,対策が必要となる場合には道路管理者である東京都と役割分担を明確にした上で実施していくことになります。  これまで東京都による自転車ナビマーク・ナビラインの溶着,警視庁によるエスコートゾーンの設置,信号機の点灯時間の調整など実施をしていただけており,狛江市においては安全で快適な通行を確保するため,今年度に交差点付近の市管理道路の舗装を改修したところでございます。 173: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 174: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは御台橋交差点についての改良予定はあるのかお伺いいたします。 175: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 176: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現地は都道と市道との高低差があることは認識しておりますが,東京都並びに狛江市において現時点では改修する予定はございません。 177: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 178: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 認識があれば,ぜひとも改善の検討をしていただきたい。  次に毎月10日の交通安全日に交通安全協会の皆様が朝交差点で交通安全運動を行っていただいております。その方からの情報ですが,今の御台橋から場所は変わりますが,柏田内科クリニック前歩行者用信号機交差点の仙川方面で停止線の位置がおかしいのではないかと言われました。それについて確認させてください。 179: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 180: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現地は信号機付近に松原通りへ出る道路や隣接地の車両の出入口がある状況でございます。そうした状況を踏まえ,様々な検証をした上で交通管理者である警視庁が設置しているものと認識しております。  仮に停止線を移動させるとなると,交差点が広くなることによる危険性や出会い頭が多くなるなどが懸念されますので,調布警察署に相談をしてまいりたいと考えているところでございます。 181: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 182: ◯ 10番(栗山 たけし議員) でも交通安全協会の方が停止線の位置が柏田内科クリニック側──側道ですね。市道からの車の通行に支障になっているということです。さらにこまバスが右折しにくいとその方はおっしゃっておられました。再度調布警察と相談をお願いいたします。  次に今度はバリアフリーの対策についてお伺いいたします。また交差点の問題に関係しているので確認もさせてください。道路のバリアフリー法で整備基準などがありましたらお教えください。
    183: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 184: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 高齢者,障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律,いわゆるバリアフリー法では,道路管理者は,管理する道路を道路移動等円滑化基準に適合するように努めなければならないとされております。また,東京都福祉のまちづくり条例においても,道路を含む都市施設を所有または管理する者は,都市施設を整備基準に適合させるために必要な措置を講ずるように努めなければならないとされております。  それぞれの基準に共通している事項は,歩道・車道の分離,平たん性,滑りにくさ,水はけのよさを考慮した舗装,歩道の縦断勾配は5%以下とすること,横断歩道等の歩行者の通行動線上の歩道と車道の段差は2センチを標準とするなどの内容となっているところでございます。 185: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 186: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 歩道の縦断勾配5%以下ということは,1メートルで5センチ以下ということでよろしいですよね。  それではバリアフリー法の対処を行っているのかお伺いいたします。 187: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 188: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都市計画道路等の歩車道分離の道路築造の際には,これらの基準に沿って実施しているところでございます。  また既存の道路においても適合されていない路線があれば,できる限り対応していきたいと考えているところでございます。 189: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 190: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 御台橋の交差点を東京都北多摩南部建設事務所調布工区の方とぜひ1度じっくり調査をしていただきたいと思います。そうしますと御年配の方よりお声もかけていただけると思います。またお体の不自由な方が狭い道路,車をよけながら交差点に向かう坂道を歩く姿,そしてベビーカーを押しながら歩く妊婦が歩車道ブロックの2センチの段差で不便をしている姿,また変則的な接続道の交差点で自転車と自転車,自転車と歩行者の事故がいつ起きても不思議ではない状況を確認し,ぜひ改善を要望いたします。  次に野川地域のまちづくりについてお伺いいたします。  私は野川地域の方より,農地がなくなりどんどん戸建てができ,商店は全くなくなり住みにくいまちになったとお伺いしました。  今回の質問ですが,まず初めに用途変更を行うメリットまたはデメリットについてお伺いいたします。都市計画法の用途地域について確認させていただきます。 191: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 192: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 用途地域とは都市計画区域における地域地区の一つで,建築できる建物の種類,用途の制限を定めたルールで全部で13種類ございます。そのうち狛江市においては,市街化区域に7種類の用途地域を指定しているところでございます。 193: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 194: ◯ 10番(栗山 たけし議員) ではその法はいつつくられたものなのかお伺いいたします。 195: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 196: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 明治以降,鉄道の敷設や道路の拡幅,上下水道の整備等の近代化は一定の成果が出ておりましたが,拡大を続ける市街地に対してこれを規制する法制度が必要となり,大正8年に都市計画法が成立したところでございます。  その後,名称は同じですが,都市計画決定の権限を国から都道府県知事及び市町村長に委譲することや住民参加の制度を取り入れる等の転換が盛り込まれた都市計画法が昭和43年に新たに公布されました。現行の都市計画法は,こちらの法律となっているところでございます。 197: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 198: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 市の低層住居地域は昔とはかなり変わってきているが,変更するなどの計画はあるのでしょうか。 199: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 200: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市においては市街化区域の64.3%が第一種低層住居専用地域に指定されております。市域の多くが農地から住宅地に変わってきたこともあり,低層の住宅地に誘導してきたところで,比較的良好な住環境が保たれていると考えております。  一般的に用途地域の変更は,将来あるべき都市像に応じて必要な都市計画をしていくものと考えているところでございます。 201: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 202: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは用途変更を行うと固定資産面でメリット・デメリットがあるのか,お伺いいたします。 203: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 204: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 固定資産税・都市計画税の評価につきましては,都市計画法上の用途地域ではなく現実の利用状況により区分する用途地区というもので区分をしております。用途地区の区分に当たりましては,両者は必ずしも重ならない場合もございますが,用途地域を相当程度参考にして設定しているものでございます。  メリット・デメリットにつきましては一般的なことでお答えいたしますと,例えば住宅地区と商業や併用地区との比較では,通常商業地区や併用地区のほうが住宅地区よりも路線価は高い傾向にございます。そのため用途地区の変更がなされれば,固定資産税・都市計画税につきましても上昇するものと考えられます。 205: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 206: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 固定資産につきましては,今後また質問させていただきます。  現在は人口増の狛江ですが,少子高齢化は狛江市も必ずやってきます。では今後の人口減少を見据えた対策と防災機能を持ったまちづくりの計画などの予定はあるのかお伺いいたします。 207: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 208: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在令和3年度に向けて都市計画マスタープラン等の改定を予定しております。その検討の中で市民の皆様の意見も伺いながら検討していきたいと考えているところでございます。 209: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 210: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 先ほどの答弁で,「低層の住宅地に誘導してきたところで,比較的良好な住環境が保たれていると考えております」との答弁でした。  冒頭にも述べましたが,人口減少と高齢化により住居専用地域は良好な環境ではなくなると危惧されます。また野川地域は狛江の北側で,利用駅も喜多見駅を利用する方が非常に多い所でございます。また市民センターを使おうと思う方が少ない地域でもございます。地域コミュニティの野川地域センターですら高齢者の皆様は不便な距離です。これからもしも大きな用途変化か,または目的変更で大きな建物が計画されるときには,ここへ公共スペースをつくり,市で借り上げていただきたい。地域コミュニケーションの場と,そして災害時の避難所ともなります。住民参加の制度を取り入れるなどの転換が盛り込まれた都市計画法です。固定資産についてもその状況に応じて優遇できるなど,将来を見据えた人にやさしいまちづくりを取り組んでいただきたいと要望して,次の質問に移ります。  続きまして2番目は老人介護の現状についてでございます。  次に老人介護の現状についての質問ですが,先日私の元に特別養護老人ホームへの入所を希望している方から相談がありました。  相談の内容としては,特別養護老人ホームに入所したいのだがなかなか入ることができず,やむを得なく介護付有料老人ホームに入所しているとのことで,毎月の支払額はおおよそ30万円にも上るとのことでした。収入がない状態で毎月30万円にも及ぶ支払いには耐え切れないとのことで切実な相談を頂きました。  幾つか質問をさせていただきますが,市内でも東野川と西野川は老人介護施設が多いと思いますが,入所できる施設について種類別に幾つの施設があるのかお伺いいたします。 211: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 212: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 初めに特別養護老人ホームでございますが,市内には3か所ございまして,このうち野川地域には2か所ございます。  次に介護付有料老人ホーム等でございますが,市内には12か所ございまして,このうち野川地域には7か所ございます。 213: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 214: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 現在市内にある入所可能な老人介護施設は全部で15か所ありますが,そのうちの9か所が野川地域にあることが分かりました。また市内に3つある特別養護老人ホームのうち2か所が野川地域にあることも分かりました。  全体としても多くの施設が存在することが分かりましたが,それでも必要とされる施設の総体としては足りていないのが実情ではないでしょうか。このために在宅での介護や通所でのサービス利用など様々な工夫によって対応していると思いますが,どうしても入所しなければならない状況にある市民の存在があるのも事実です。  現在狛江市民が入所することができる特別養護老人ホームの数と待機者数についてお伺いいたします。 215: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 216: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市民の方が優先的に入所できる市内の特別養護老人ホームと,ベッド確保をして優先枠のある市外の特別養護老人ホームは合わせて8施設ございまして,ベッド数では市内に234床,市外に474床の合計で708床を確保している状況でございます。  また待機者数につきましては,令和元年12月末時点で269名となっております。 217: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 218: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 現在でも多くの方が入所を待っている状況であるわけですが,特別養護老人ホームに入所した場合と介護付有料老人ホームに入所した場合で,入所者御本人が負担する金額はそれぞれどのくらいの金額でどの程度の差が生じているのかお伺いいたします。 219: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 220: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 特別養護老人ホームに入所する場合は施設サービス費の自己負担分と部屋代や食費また日常生活費がかかりますが,入所した方の介護度や部屋が個室か多床室,いわゆる大部屋であるか,また自己負担が1割か3割かなどで異なってまいります。  介護付有料老人ホームに入所する場合は介護サービス費の自己負担分のほか,食費や家賃相当額また管理費や入居時の前払い金といったものが運営する法人により異なります。  このように施設の位置づけが違うことから,御負担いただく料金の内容に違いがございまして,一概に金額としてお示しできるものはございませんが,相対的に介護付有料老人ホームに入所する場合の方のほうが御負担いただく金額は高くなる傾向にあるようでございます。 221: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 222: ◯ 10番(栗山 たけし議員) かなりの負担を強いられるのであろうということが分かりますが,必ずしも全員がこういった経済的な負担に耐えられるわけではありません。こういった状況を改善する取組につきましても検討を進める必要があるのではないかと感じておりますが,毎月経済的な負担もさることながら,高齢者の入所施設では,高齢化が進み需要が増加している状況にあるにもかかわらず廃業する事業者もいて,今後介護付有料老人ホームなどの廃業が増えるといった心配な報道もされております。  廃業に至る理由と廃業を防ぐための取組についてお伺いいたします。 223: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 224: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 大手信用調査会社のレポートによりますと,2019年の倒産件数は111件と,過去最多だった2017年に並ぶ件数でございました。  形態別では破産が103件と全体のおよそ9割を占め,再建型の民事再生法は3件にとどまり,老人福祉・介護事業は再建型の倒産を選択することが難しく,消滅型の破産が圧倒的多数を占めているという危機的な実態が明らかとなりました。  高齢化が進む中での倒産増加の背景には人手不足と人件費の上昇といった実態がございまして,特にヘルパー不足が深刻な訪問介護事業者の倒産が急増していることや業歴が浅い小規模事業者の倒産が大半を占めている状況でございまして,マーケティングなど事前の準備不足のまま参入した零細事業者の淘汰が加速しており,しばらく倒産は高水準をたどる可能性が高いとのことでございます。  こういった状況を改善するための取組といたしましては,2019年10月に介護報酬が改定され,1,000億円の公費を投じて介護人材の確保に向けた処遇改善が行われまして,リーダー級の介護職員は他の産業と遜色のない賃金水準に引き上げられましたが,処遇改善加算は福利厚生などの条件も比較対象になるため,これまで以上に人材を確保できる事業所と確保が難しい事業所の格差拡大も危惧されております。  厚生労働省が2019年7月に公開した「介護人材の不足」の資料によりますと,都道府県が推計した介護人材の需要は2025年度末には約245万人に達し,このままのペースで推移した場合,年間約6万人の介護人材の確保を迫られることになり,人手不足問題は待ったなしの状況とのことで,市といたしましても人材確保に向けた取組といたしまして,就労支援としての市内事業者による合同説明会の開催や市独自の認定介護ヘルパー研修を開催するなどの取組を進めておりますので,引き続き介護人材確保に向けた取組を積極的に進めてまいります。 225: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 226: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 状況を考えると不安がまた湧いてきましたが,しかし逃げるわけにはいきません。どうか市独自の取組を積極的に進めていただきたいとお願いいたします。  次に3番目,狛江市所有地の有効活用でございます。これは山梨県白州町についてです。  将来的な利用の予定はあるのかお伺いいたします。 227: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 228: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 山梨県北杜市白州町にある狛江市の所有の土地につきましては,これまでも太陽光発電事業など有効活用できないか検討を進めてまいりましたが,現時点で活用方法は決定しておらず,引き続き検討しているところでございます。 229: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 230: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは現在維持に係わる経費などについてお教えください。 231: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 232: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 維持・管理としましては年に2回,職員五,六名が庁用車2台に分乗して現地へ向かい,草刈りや境界確認の業務を行っております。費用としましては高速道路代,ガソリン代,器具消耗品などで年間約7万円でございます。 233: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 234: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 分かりました。  ここで100周年を迎えるボーイスカウト日本連盟について話します。  日本には1908年にボーイスカウト運動が伝わり,全国各地にいろいろな少年団が数多くつくられましたが,その後全国的な統一結成への動きが起こり,1922年4月13日に少年団日本連盟が創立され,ボーイスカウト国際事務局に正式加盟し,世界の仲間入りを果たしてまいりました。これが日本におけるボーイスカウト運動の始まりでございます。  この運動は1907年にイギリスのブラウンシー島で行われた小さなキャンプからスタートいたしました。かねてから少年たちの教育に大きな関心を持ち,このキャンプを主宰したイギリス人のロバート・ベーデン-パウエル卿は,インドや南アフリカでの体験を基に様々な野外教育を通じて,少年たちが男らしさを身につけ,将来社会に役立つ人間に成長することを願い20人の子供たちとともに実験キャンプを行いました。  このキャンプの体験を基に,翌年「スカウティング フォア ボーイズ」という本を出し,少年たちの盛んな冒険心や好奇心をキャンプ生活や自然観察,グループでのゲームなどの中で発揮させ,「遊び」を通して少年たちに,自立心,協調性,リーダーシップを身につけさせようとしました。これがボーイスカウト運動の始まりです。  ボーイスカウトの教育における野外活動は,単なる屋外だけのものではなく,もっと大きな自然から学ぶことを意図しています。つまり,大自然を教場としているのです。大自然の中に身を置き,身体を鍛え,技能を磨き,知識と強い意志を身につけます。  中でも大自然の神秘に触れ,人知の及ばぬ強大な力を感じるとき,創造主としての神を信じ,仏を加護に感謝する気持ちが生まれ,自然と信仰が芽生え育っていきます。  また56年前の東京オリンピックについてボーイスカウトの活躍は,私のボーイスカウトの先輩であります狛江の商工会長より貴重なお話をお伺いいたしました。  当時のボーイスカウトは都内のオリンピック会場の国旗掲揚と国旗降納で学校の授業を休むことが認められていたそうです。当時は夏休み中ではなく10月の開催でしたので,学校を休んだそうです。毎日会場に向かったそうです。  現在のボーイスカウト活動は大変厳しいキャンプ場の規制により木を伐採するなどの大自然の経験が非常に厳しいと。  そこで白州をボーイスカウトの皆さんが利用できるかどうかの可能性についてお伺いいたします。 235: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 236: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 所有地は原野であり巨大な岩や樹木が林立し,起伏のある土地でございます。南側は国土交通省管理の大武川に接しておりまして,北側には水路を挟んで水田が広がり,東側には民家がございます。利用に当たっては所有地の状況を事前に御確認していただき,目的に応じた事務手続の確認が必要になりますが,利用については検討していきたいと考えているところでございます。 237: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 238: ◯ 10番(栗山 たけし議員) ボーイスカウトの利用は非常に有効と考えます。答弁にもありました,原野であり巨大な岩や樹木が立っており起伏のある土地とのことです。私も実際現地を視察し,ボーイスカウトの皆様に大きな夢を与えてくれる場所と実感いたしました。  ちょうど今テレビ放送で大泉洋の「水曜どうでしょう」の番組で北海道の原野でツリーハウスを造っている最中でございます。この間の水曜日で第7夜ということで,この経験を,原野を開拓するボーイスカウトに経験させていただきたいと要望いたします。  利用ができることを仮定して質問いたしますが,所在地であります自治体との協定などは可能でしょうかお伺いいたします。 239: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 240: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 当該土地は面積も広く,高速道路のインターチェンジから車で30分ほどの距離に位置するなど様々な活用方法が考えられるところでございます。先方自治体との協定につきましては活用方法に見通しが立った段階でこの土地を通じて有効な連携方法がないか,その可能性について検討してまいりたいと考えております。 241: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 242: ◯ 10番(栗山 たけし議員) ここで市有地の活用方法について1つ提案させていただきます。
     ボーイスカウトの原野の開拓によりベースキャンプと広場の開拓ができたら,狛江でも今非常に好評でございますブルーベリーですが,この地でブルーベリーの栽培ができたらなと考えております。  また私の地元の畑では週に何回かある団体がお世話をしているポニーが散歩しています。その風景を窓から眺めている特別養護老人ホームの方々が癒やされるという話を聞くとともに,学校に通っている子供たちにもポニーは大人気です。ポニーを飼っている方々は自分たちのポニーを持って世話をしたい,一時的な交流の場ではなく常に居場所をつくりたいという夢からスタートし,自然の中での経験が不足しがちな都会の障がいのある子供たちに自然の中で生き物と関わりある場所として白州町の市有地を活用していただくのはどうでしょうか。  ホースセラピーという言葉があるように,馬の手入れ,馬の飼育管理,馬の観察,厩舎の管理などを通じて障がい者の精神機能や運動機能を向上させ社会復帰を早めるリハビリテーションの1つの方法でもあります。  白州町の未利用市有地の活用方法について学び合い・認め合い・分かり合う活動を充実する地域福祉の推進にもつながると考えております。そのためにもまずはボーイスカウトの力を借りて開拓者として利用可能な自然の広場をつくり,狛江市のベースキャンプにさせていただきたく,最後に強く要望させていただきます。  またさらに最後に,今回コロナウイルスの対策を市内小・中学校の保護者の皆様への配慮と周知をよろしくお願いするとともに,感染防止に努めていただくようお願いを申し上げまして私の質問を全て終わらせていただきます。 243: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時55分 休憩     午前11時09分 開議 244: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番三角たけひさ議員。     〔11番 三角たけひさ議員登壇〕 245: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 通告書に従い3問の質問を提示させていただいたところでございますが,2問目,3問目また1問目の一部の質問につきましては教育長,教育部長の答弁がございます。第2回定例会以降に質問させていただきたいと存じます。  よって1問目,これからの公共施設の役割・機能について質問させていただきます。  人口減少が将来的に進展すると見込まれる中,狛江市において重要性が増しているのが公共施設等の適切な管理でございます。地方自治体の多くは1970年代を中心に公共施設の整備を進めたこともあり,大量の施設がこれから更新の時期を迎えるところで,狛江市としても例外ではございません。  国立社会保障・人口問題研究所の将来の推計によりますと,2045年の人口が2015年比2割減少する市区町村は全体の74%,5割減少する市区町村は20%を占めると見込まれているところでございます。今後は公共施設を増やさなくても住民1人当たりで見れば時間の経過とともに住民の負担は増加するため,特に人口減少が著しい地域では公共施設等の維持管理費の負担が過重となり,財政が圧迫されるところでございます。市内の人口動態や財政,施設の利用状況等の実情を踏まえ,長期的な視点からの公共施設の更新や統廃合,長寿命化を計画的に行う必要が大きいと考えているところでございます。  狛江市公共施設等総合管理計画も財源あっての管理計画であり,施設の建築・運営についても原資は大切な血税であることを再認識した上で計画段階からの慎重な検証が必要ではないでしょうか。狛江市の所見をお伺いするところでございます。  なお,再質問につきましては自席にて行います。 246: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。     〔副市長 平林浩一君登壇〕 247: ◯ 副市長(平林 浩一君) それでは答弁申し上げます。  この御質問にお答えするに際しまして,現在の公共施設に関わる計画の起点となりました行財政基盤改革レポート,これです。改めて確認をさせていただきました。  このレポートにおきましては,公共施設につきまして狛江市の持続的な発展と豊かな市民生活の確保という点から個々の施設の管理運営コストの検証を行っておりますが,私もこのプロジェクトチームの一人といたしまして,1つには負の遺産とならないよう施設のライフサイクルコストの管理をしっかり行って身の丈に合ったスペックを目指すべきだということ,2つ目には箱物重視ではなくてソフトを重視した対応が必要であるといった議論を交わしたことを思い出しながら答弁をさせていただきます。  狛江市の人口は現在はいまだに微増傾向にございますけれども,将来的には減少するとともに少子高齢化に進んでいくことが想定されているところでございます。将来を見据えた公共施設の在り方を検討していく際は人口減少やまた人口構成の変化に伴う市民ニーズを捉えつつ,御質問にありましたとおり財政負担にも考慮した上で計画的に,また整備していく必要があると認識しているところでございます。  現在市の公共施設につきましては狛江市公共施設等総合管理計画並びに狛江市公共施設整備計画などに基づき取組を進めておりますけれども,公共施設整備計画につきましては今年度中に新たな計画を策定する予定でおりますので,本計画に基づき今後10年間の公共施設を総合的に捉え,慎重に施設整備の方向性を検討してまいりたいというふうに考えております。 248: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 249: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは次に公共施設の維持・管理を考察する前,現在設置・運営している施設が今の時代,また社会状況においてその施設を存続させる必要があるのかどうか問う必要もあるのではないでしょうか。次世代に負担のかからない仕組みを考える,施設利用料においても税負担率で考えるのではなく現在かかっているコストのさらなる削減を前提とした上で,設定している施設利用料など利用者負担額が適正かどうかの検証をしていくことも必要かと存じます。狛江市の所見をお伺いするところでございます。 250: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 251: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 特定の市民の方が利用する公共施設の利用料金につきましては,利用する方と利用されない方との間に不均衡が生じないよう公共サービスの対価として利用者負担を求める必要がございます。利用者負担の設定に当たりましては,施設を利用される方だけではなく施設を利用されない方からも御理解を得られるような料金設定にする必要があると考えております。 252: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 253: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは市民センターの改築についてお伺いをするところでございます。  これまでも多くの議員の皆様が問題提起をされているところで,市民センターにおいては開館から40年が経過をしているところで,早急な改修が求められているところでございます。7通りの改修方法が検討されているところでございますが,初期費用以外に光熱費や修繕費などのランニングコストが7案の中でも最低約46億円かかります。施設の整備を行う上で必要なトータルコストであるライフサイクルコストを考える必要があると私は考えているところでございます。  ライフサイクルコストは初期費用と運用費から成りますが,どうしても一時の負担の大きい初期費用にばかり目が行きがちですが,運用費用でありますランニングコストに大きな負担がかかるところでございます。  日本経済新聞では今後20年から30年間で維持・改修に係る費用は当初計算の平均約2倍ほど膨れ上がると見込んでいると試算をしているところでございます。そうなりますと福祉などの行政サービスに回す財源は一段と目減りをするおそれがあると指摘をされているところでございます。  実際これから先,20年,30年先を考えると,減の段階でも建設業界においては職人がいない等々の問題がございます。この2倍の金額で収まるのかどうか,そういうことも大変心配をされるところでございます。  狛江市はこの問題についてどのように捉えているのかお伺いをするところでございます。 254: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 255: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公共施設を整備するに当たりましては,整備後に経常経費となる維持管理費や事業の運営費用,また施設の耐用年数を迎えるまでには数回の改修工事を実施しなければならないことも考える必要がございます。当初の整備費が大変大きくなりますので,その財源として地方債や基金の活用などを考えるとともに,その後のトータルコストがどの程度になるのか長期的な視点で考える必要がございます。  御質問者がおっしゃられますとおり高齢化の進展により今後も社会保障費が増加し,その財源を確保することは大変厳しい状況になります。そのため施設の整備に当たりましては,その施設の費用だけで捉えるのではなく市全体の中で将来的にかかってくる費用を賄うことができるのかも考えた上で施設の規模や将来的な転用の可能性なども含めて検討する必要がございます。 256: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 257: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) そうですね。現在の市民センターは老朽化や使い勝手等々の問題があり早期の改修も求められております。その一方で今後莫大なランニングコストがかかるということも十分注意を払う必要があるのではないでしょうか。  それでは行政サービスの提供に関わる経費について,利用者から受益者負担として相当の対価を頂くことが地方自治法により認められているところでございます。現在狛江市における施設において維持管理費が使用料で賄えている施設があるのかどうかお伺いをいたします。 258: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 259: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市の施設では使用料だけで維持管理費を賄うことができている施設はございません。 260: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 261: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは賄うことができないということですと,不足している経費については公費で負担している状況かと思います。税金で補填している金額についてお伺いをいたします。 262: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 263: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成31年度予算で申し上げますと,例えば地域・地区センターにつきましては維持管理費が4,700万円のところ,利用者からの使用料収入は500万円で,そのほかの収入を加えても公費負担としては3,900万円ございます。また西河原公民館につきましては,維持管理費が3,900万円のところ使用料収入が260万円で,この他の収入を加えても公費負担は3,300万円となっているところでございます。 264: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 265: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今御答弁頂いたように税金が大きく投入されていることですが,施設使用料というのは受益と負担の考え方から有料,施設の公共性・公益性が高いものは無料とすることがこれまでの常識だったのではないでしょうか。しかしこれを施設使用料の原則として全ての公共施設に当てはめるべきか今後検討を要する事案ではないかと私は考えているところでございます。  施設を利用されている方と利用されていない方との負担の公平化を図り,市民の理解を得られる使用料とするため,また当該施設の利用により提供されているサービスが日常生活の上で必需的かどうか,民間でも提供されているものかどうかといった施設の特性や市外居住者の負担の在り方から当該施設に関わる人件費も含めたフルコストをベースに受益と負担の適正化に向け点検・精査し,必要に応じて新しい料金体系の模索をしていかなければならないと考えているところでございます。  狛江市の見解をお伺いいたします。 266: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 267: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 利用者負担額の適正化に向けましては利用者負担を求める対象経費をどこまでにするか,また日常生活において必需性があるか,民間でも提供されており市場性があるかなどの観点から,利用目的に応じた負担割合をどのように設定するかなどの検討が必要でございますので,他市の事例も参考に研究してまいりたいと考えております。 268: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 269: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今週なのですが,岩手県の紫波町に日帰りで施設を見学しに行ってきました。オガールプラザという施設があるのですが,実はここは民間発注で建物が建てられたということで,公共的に発注するより民間で同じもの,同じ建物を造ると約大体7割の工事費で造れるそうです。  オガールプラザ,紫波町は民間発注でコストを切り詰め,民間で建てた図書館など公共施設部分を区分所有で町が買うという形でコストの適正化を図ったそうです。これで3億円浮いたそうです。3億円あれば何に使えるか考えていかないといけないと思うのです。  このように維持管理費から逆算して事業を行うPPPとかPFIなどの公民連携の事業の考え方,必要性について狛江市の所見をお伺いいたします。 270: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 271: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問頂きましたPPPやPFIなどの公民連携につきましては,今後の公共施設における考え方として視野に入れておくべきものと認識しております。  検討するに当たりましては維持管理面も含めた効率性,有効性の検証のほか,それぞれの施設に必要とされる施設の機能を捉えながら,その規模や性質,状況等に応じて行う必要があると考えております。  またどこまでを民間に担ってもらうかなど公民連携のレベルや程度の設定についても同様に,個々の施設の状況や実態に応じて検討すべきものと考えているところでございます。 272: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 273: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 岩手県紫波町の官民複合施設「オガールプラザ」を簡単に紹介させていただきますと,図書館があって,図書館の横にマルシェがあるのです。マルシェの中を皆さんも想像していただけると,道の駅とか直売所とかのイメージなのですが,その中に町のお肉屋とか魚屋が入って商売をしております。そして2階には飲食店,眼科,歯科という民間のテナント。3階に上がると音楽スタジオ,市民ギャラリー,そして市民の交流館がございます。そしてこの建物に隣接して紫波町の子育て応援センター,そして民間の学習塾が同じフロアにあります。そして日本で初めてバレーボール専用の体育館,そして岩手県サッカー協会が運営する岩手県フットボールセンターが建物ごと盛岡市──盛岡市って中核市なのです。中核市からわざわざ紫波町に移転をして,オガールプラザと合わせて年間2倍以上の来訪をされたそうです。  そしてなぜバレーボール専用の体育館かということで面白い記事がありましたので紹介させていただきます。  紫波町においては野球場を造ると誰も文句を言わず,町営のバレーボール専用コートを造ったら文句が来たそうです。でもそんな小さなバレーボールという市場でもそこに特化をしてみたら何が起きたのか。今月は全日本ユースの合宿が来ます。来月は全日本中学生選抜の合宿。東京オリンピック組織委員会からは出場国のナショナルチームの直前合宿場にエントリーをしてくれと逆に問合せがあったそうです。そして──まあ,新聞記事なのですけれども,私が行った次の日が試合ではなかったのですが,明日はV・プレミアムリーグのチームが来て試合をしてくれますというような記事でございます。  そしてこのバレーボール専用体育館ですが,別に何の用途に使ってもいいわけです。そこをバレーボール専用体育館としたほうが人が確実に来るということでバレーボール専用の体育館にしたそうです。  狛江市内にも複数の体育館があると思います。紫波町の中にも普通の体育館は20か所あります。町内でさえも体育館の競争原理が働きます。バレーボール専用の体育館にしたということで,その企画書を東北銀行に持っていったらお金を貸してくれたそうです。  日本のスポーツマーケットというのは年間2兆5,000億円ということで,1兆8,000億円はサッカーと野球,残りの7,000億円がバレーやバスケ,柔道その他で占めているそうです。ビジネスを考えると誰もが1兆8,000億円のサッカーや野球に行くことになります。  これも新聞の受け売りなのですが,アメリカではこういうモデルを「レゲエモデル」と言っているそうです。なぜレゲエといいますと,レゲエは特殊な音楽で本当に一部の人しか聴かないのだけれども,マニアックなファンが多いので,どんなに景気がよかろうが悪かろうが音楽産業の3%というシェアは絶対に落ちない。ということでオガールベースもそこを突いたそうです。  先ほどお話ししたようにバレーボールの専用体育館を造りましょうと言ったら,ふざけるなという意見が最初に言われたそうです。しかしこれからは大きなマーケットより小さなマーケット,身の丈に合わせたマーケットにピークを合わせて取り組んでいく。7,000億円あれば紫波町は食べていくのには十分な規模であったそうです。周りがサッカーやワールドカップと騒ごうが私たちはバレーボール。そして必ずバレーボールがいいという人がいるというお話がございました。  紫波町へ視察に行った感想を述べさせていただいたところでございます。  このように利用者が行きたくなるような施設でなければならないと考えているところでございますが,それでは先ほどから公共施設の維持・管理については財源の確保が必要であると述べさせていただいているところで,狛江市において新たな財源の確保策というものがあるのかどうかお伺いをするところでございます。 274: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 275: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市で新たな財源の確保ということで,例えば目的税というものがございます。目的税については特定の費用に充てるために課される税でございまして,法定目的税と法定外目的税がございます。法定目的税としては地方税法に規定されております都市計画税や国民健康保険税,温泉地での入湯税などがございます。法定外目的税といたしましては地方税法に規定されていないもので地方自治体が条例で独自に課税するものでございます。  また目的税とは異なりますが,税による財源確保の一つとして,地方税法で規定する標準税率を超えて課税する超過課税を実施することができ,特定の目的の使途として超過課税を実施している自治体もあるところでございます。 276: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 277: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 5番目の質問で公民館の在り方についてということで質問の予定でございましたが,今後総合的な地域活動の拠点として展開されることが望ましいと考えているところでございますが,教育部関連の質問のため次回の一般質問のときに提言させていただきたいと存じます。  それでは公共施設について今後施設を全て維持し大規模改修を行い現状規模のまま更新を行った場合,狛江市公共施設等総合管理計画では30年間で約489億円の更新費用を要するとの試算がございます。  先ほど現状では目的税を課す状況ではないとの御答弁を頂きましたが,公共施設を利用いただくために今後施設の再編整備は避けて通れない課題ではないでしょうか。狛江市における公共施設の統廃合・再編整備の方向性についてお伺いをさせていただきます。 278: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 279: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市公共施設等総合管理計画において,「統合や廃止の推進方針」として,「狛江市は現在も人口が微増であり,現状早急には総量を減らす必要はないものの財政状況も厳しい中,将来の建替え集中時期に合わせ,その時の需要に合った用途への変更や複合化等を行えるように検討します。」としているところでございます。今後の公共施設につきましては当面は老朽化に伴う改修を中心とした対応になってくると考えており,今年度策定する予定である新たな公共施設整備計画の中で今後の具体的な方向性についてお示ししてまいりたいと考えております。 280: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 281: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 最後に意見を申し述べていきたいのですが,今回の一般質問では公共施設の統廃合・再編,維持・管理の公費負担等,今後の公共施設の維持・管理について厳しい意見も申し上げたところでございます。しかしながら我々地方議会の最大の機能を述べますと,首長・行政のチェックではないでしょうか。市役所の各事案が正しく住民のいい暮らしにつながっているのか,議会にその機能があってこそ首長・行政の仕事に知恵が倍加し輝くものになるのではないでしょうか。  地方議会は納税者の代議員として住民の立場に立った政策を応援し,そうでないものは鋭く追求する。車の両輪の役目が必要であります。  国政レベルであれば1億人で負担するので,政府の行政サービスが増えたら自分の懐が痛むという実感が湧きにくいかもしれません。しかし狛江市のような地方公共団体であれば少人数で分担するため,費用が増えれば負担も増えることが実感しやすいと感じるところでございます。市民を幸せにするために税金を何にどのように使うか考え,配分を決めることが必要であります。  行政の政策形成と議員による監視は地方自治の要であり,形骸化することは許されません。しかしながら当たり前の関係に立ち返るために機能不全を起こしては元も子もございません。理事者側と議会との間に必要な協力や連携まで崩壊しかねません。必要なのは行政と議会との適切な距離感であり,対立ではないはずです。  今後30年間で約489億円の公共施設の更新費用の試算がございました。日本経済新聞の試算では,私がお話ししたように当初予算の二,三倍かかると言われておりました。しかし岩手県紫波町では二,三倍ではなく4倍から5倍の試算を見てこの事業に取りかかったそうでございます。狛江市の試算の2倍から3倍でいきますと,単純に1,000億円近い金額を見込んでいかなければいけないことになります。  更新費用は大切な血税でございます。副市長から冒頭御丁寧な御答弁がございましたとおり慎重な判断の中で整備計画を進めていただきたいと存じます。  最後に栗山議員も申し述べていたとおり新型肺炎の対応におきましては,全国臨時休校措置を講じる際には保護者への配慮,また幼稚園・保育園の休園も考慮されているところで,幼い子供を持つ保護者の方にも十分な配慮が必要とともに,混乱を抑え感染防止に全力を挙げていただくことを強く要望させていただき,質問を終了させていただきます。 282: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。     〔21番 谷田部一之議員登壇〕 283: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 通告に従いまして1問質問いたします。2問目の大雨の洪水からみんなの生活を守る取組に向けて,東京都水道局砧浄水場の活用は予算特別委員会におきましてしっかりと質問させていただきますので,よろしくお願いいたします。  まず1問目,令和元年第4回定例会で私は狛江駅南口の再開発における手続を質問いたしました。御答弁としては,まず南口を再開発するためにはどうすればいいかということで,まずまちづくりグループをつくってくれと。まちづくりグループをつくりなさい。これは5名以上でございます。まちづくりグループをつくりましたら,専門家のアドバイスを入れながらまちづくり協議会に移動します。このまちづくり協議会というのは地区の特性に合った基準やルールの導入,当該地区のまちづくりに関する目標や土地利用に関する事項を定めることを目的とする団体。  まちを変えていきたいなら,まずまちづくりグループを5名以上,市民の皆さんから同意を得て,それからまちづくり協議会に移る。最終的に都市計画マスタープランを改定して地区計画を変更することで将来都市像の実現に向けて必要な都市機能を確保していくということでまちが変わっていくということでございました。  今回,このパート2として南口の再開発について質問をさせていただきます。  私はその中で狛江駅南口について,まず専門家の皆さんに見てもらって所見を頂きました。この所見によりますと,狛江駅南口は狛江市における玄関口としての役割を求められているだけではなく,商業的な側面からもさらなる発展が期待されていると。現状はバスロータリー周辺の部分的な開発にとどまり,商店街付近においては駐輪場不足による自転車の放置車両も多く見られ駅前空間としての景観が損なわれており,再整備が求められていると。  また防災上の観点からも狛江駅の南口付近は狭小道路が多く見られ,緊急車両等の進入に困難が生じていると。周辺建物は物理的・社会的老朽化が顕著であり,防災上の観点からも再整備が必要ということで専門家の所見を頂いております。いわば最後にあります再整備が必要ということでございます。  そこで私は南口周辺の地域あるいは市民の人たちの御意見を聴きました。まず御意見が上がっているのは地域,そこに住んでいる駅南口周辺の人たちからは,火災による放水消火活動が遅れて困ってしまうと。家が密集しているために消防自動車が入れない。救急車の進入も困難ということで,隅切りしていないために緊急自動車がなかなか入れないと。  それと商店街の皆さんからは,建物の老朽化とイベントを開催する場所が少ないと。困ってしまうのだよ,谷田部さんということです。それと,さらに駐輪場が不足して放置自転車が多いということで商店街の人たちも困ってしまうと。こちらは市民の皆さんですけれども,特に駅前にバイクの駐車場,自動二輪の駐車場の定期貸し,今車をやめてバイクに乗る人,大きなバイクを買っている人,購入している人が結構多いということで定期貸しの駐車場が欲しいという人たちも,駅周辺に欲しいと,何とかしてほしいと。また利用者の多く,駅周辺の利用者,いわゆるサラリーマン世代はぜひリムジンバスを誘致してくれないかという声が聞かれております。  そこで私は南口郵便局を拠点として南口周辺,いわゆる南口の郵便局の裏辺りの人たち,地権者,住民に聞き込み調査をいたしました。これが令和元年12月18日の水曜日,午前・午後。1日で約30軒から40軒ほど回りました。狛江の市議会議員の谷田部ですけれども南口の再開発についてどう思いますかということで1軒ずつ回らせていただきました。足で稼いで回ったわけでございます。
     その中で市民の声といたしましては,住んでいる人たちの住民の声としましてはおおむね賛成という御意見を頂きました。しかしながら今いるビルのオーナーは,このテナントの営業権はどうなってしまうのだよと。病院なんかは休業補償はどうするのだと。いいのだけれども,建て直した場合のうちの病院の休業補償はどうしてくれるのと。あと今持っているマンションの借金はどうしてくれるのと。それと建て替えたときの借入れ,いわゆるお金のそういうものはどうなっているのかと,そういうことを聞けなければ谷田部さん,判こ押せないよと。いや,判こじゃないのです。ただどうなるか聴きに来ただけですよということで御意見を聴きました。  そこで南口再開発の長所として,再開発することでどういうことが生まれるのかということで説明したわけでございます。緊急車両等の進入が困難となっている狭小道路を解消し,老朽化を迎えた周辺の建築物と一体的に整備することで災害に強い駅前を目指しますと。  また整備施設内に図書館や学童保育を設置し,例えば地下に駐輪場を設置し一体的に整備することで,より一層市民サービスの向上を図り再開発事業としての公益性を確保できるのですよと。  さらに狛江市は都内でありながら緑豊かな自然が多く残されて,準急もとまり,東京駅あるいは新宿にもアクセスが早くなったということで,移住環境の魅力は今高まっております。ですので再開発は必要なのです。何とかお願いします。  しかしながら駅前の再開発が今遅れてしまって,商業的魅力が周辺地域と比べ相対的に低く,まちの競争力という点で改善の余地があるのです。このように再開発することによって,駅前にシンボリックな施設整備を行うことで狛江市の玄関口としてふさわしい顔づくりを目指し,まちの魅力を最大限に高め,周辺地域との競争力を維持し市の発展に寄与することによって,狛江の将来都市像のために再開発をぜひお願いしたいということでお願いをしてまいりました。その結果,おおむね賛成ということの御意見を頂いております。  しかしながらこの再開発,北口再開発も昭和56年からかかっておるのですが,時間がかかるのが課題なのです。なかなか時間がかかってしまう。では今できること,住民の皆さん,市民からの要望,今できること,今してほしいこと。例えばイベントができることの実施,駐輪場の対策,リムジンバスをどう誘致するのかということで,再開発するまでの今できることをこれから質問させていただきます。  まずイベント。  このイベントは商店街の人たちからよく言われているのです。私も議会で何回も質問してきました。北口と違って南口はイベントができないと。かつての商店会長はあの側道をジャックして露店やフリーマーケット,そういうものができないかと。今の側道です。あそこへできないかと言われたのですけれども,市はなかなか許してくれなくて,どうしても北口周辺になってしまって,商店街として何かやりたくても全然できないのだという御意見を頂いております。  そこでここで質問をさせていただきます。南口再開発に向けて新たなる一歩ということで市制施行50周年,この盆踊り大会は7月18日土曜日に行われますけれども,質問をずらしまして,なぜ北口ではなく南口に──私たちの商店街の要望でございます。私も質問してきました。南口の所にイベントをしてほしいということで,松原市長率いる皆さんがなぜ南口にしたかということをまず最初に質問をいたします。  再質問は自席にて行います。  これが前の昭和の初期のものでございます。皆さん目を──これだと見えないかな。駅が開通して小田急の鉄道が昭和2年ですか,鉄道が入ったときの北口。これが南口です。ここは当初泉龍寺の中にあった狛江の役場。いわゆる鉄道が入っても何も,やはり農家ばかりの原形だったのです。これは見えないですね。後で皆さんにお渡ししますけれども。  やはり商店街といいますと狛江の三叉路,こちらのほうとか岩戸の造り酒屋があった所が栄えていたというのが昭和の初期の時代でございます。後からまた写真を映しますのでよろしくお願いいたします。  再質問は自席にて行います。よろしくお願いします。 284: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 285: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) なぜ盆踊りを南口にしたかということでございますが,狛江駅北口では狛江駅北口交通広場やメビウス∞えきまえ広場において年間を通じて音楽の街事業のほか様々なイベントが開催されており,にぎやかさが感じられるところでございます。  これに対して狛江駅南口においては十分なスペースがないことなどから大きなイベントを実施しにくい環境にあり,これまでこうしたイベントは実施されておりませんでしたので,今回(仮称)狛江市民大盆踊り大会を実施することで南口の発展にもつなげていきたいと考えているところでございます。  また現在市内では6つの地域において盆踊り大会が実施されておりますが,そのうち小田急線を境にした南側で実施されているものは1か所のみとなっております。今後市全体で日本の伝統文化である盆踊りを浸透させてまいりたいと考えておりますので,狛江駅南口において盆踊り大会を企画したところでございます。 286: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 287: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは再質問させていただきます。  皆さん,これを見てください。昭和60年の狛江駅の様子でございます。今回は写真ばかりです。  皆さん見えるとおり,ここが狛江駅の南口なのです。北口は小学校があって全然何にもなっておりません。南口だけは自転車で,周りはあちらこちら自転車の駐輪場ということで,狛江駅の拠点はここしかなかったのです。これが航空写真で撮った昭和60年頃の南口の所でございます。北はほとんど何もなく,南口は商売,いわゆる商店の境になっておりました。市の職員の人たちも覚えている人たちは覚えているかと思うのですけれども。  それでは南口,将来,例えば盆踊りしてもらいます。またイベント会場に,聖火リレーをするイベントをつくるということで,ここ将来どうなるのという声も,同じように使えるのだろうかという御意見を頂いているのですけれども,御答弁をお願いいたします。 288: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 289: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) (仮称)狛江市民大盆踊り大会を実施した際には,その効果や課題等を振り返りながら今後の狛江駅南口の活性化に向けたきっかけの一つとしてまいりたいと考えているところでございます。 290: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 291: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 商店街の皆さんは,狛江駅前親栄会の皆さんですけれども,地域の皆さんも大変喜んでいます。これからこの狛江駅南口商店街,狛江駅前親栄会の復活する日でございます。北口ばかりではなく南口の皆さんも大変喜んでいる。今御答弁を頂いております。これからは一過性ではなく長続きできるようなものを市民の皆さんあるいは商店街の皆さんとつくってまいりますので,よろしくお願いいたします。  次に市民の皆さんから言われているのは駐輪場対策なのです。いろいろ造りました。かつてはこのように南口のあそこのちょうど城南信用金庫の前は駐輪場だったのです。私もよくとめております,ロータリーの真ん中はもうあふれるばかりということで,そういう所は歩道上に駐輪場を造って対策してきました。しかし今の駐輪場,狛江駅南口における駐輪場の今の現状並びにこれまでの経緯,この南口がまだ駐輪場だったときから今までの経緯をお示しください。 292: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 293: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江駅南口にある駐輪場でございますが,歩道上に道路占用物として設置している駐輪場と民有地を利用して土地所有者が設置している駐輪場がございます。  歩道上の駐輪場の収容台数は自転車が129台,バイクが5台,民有地に設置している駐輪場は90台でございます。  駐輪場は狛江駅北口や小田急線高架下,エコルマ周辺,狛江駅から少し離れますが無料駐輪場が設置されており,毎月1回調査している乗り入れ台数において数字上では駐輪場は充足されているものになっております。  しかしながら狛江駅南口につきましては,時間帯によって買物など駅周辺利用者の自転車が道路上にあふれる状況が見受けられることや駐輪場不足の御意見もございますので,駐輪場の増設も視野に入れながら何かしらの対策は必要であるというふうに感じているところでございます。  もし仮に駐輪場を増設するとしても,狛江駅周辺にまとまったスペースを市として確保することが困難なことから,商店を含め地元の皆様の御理解,御協力は不可欠でございます。  現在民有地に設置された駐輪場は土地所有者や地元の方の御協力の下設置できたものでございます。現在自転車等駐車対策協議会を立ち上げていますので,その中で駐輪場についても議論を進めてまいりたいと考えているところでございます。 294: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 295: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 昭和60年頃のこの写真,先ほどのにもありましたけれども,南口周辺はほとんど自転車がごった返してきて,南口は自転車だらけだったのです。そこで市は何とかして,私も民有地の人たちに駐輪場何とかしてくれないと,地元の人たちに御協力を得ながら今駐輪場対策のために造ったわけですけれども,時間帯によっては買物などの駅周辺者の,時間帯によっては道路上にあふれる状況は今御答弁のあったところでございます。これは何とかしなければいけない。その1つがまず再開発もあるのですけれども,市民の人たちから言われているので非常に声が多いのはバイクの駐車場,自動二輪の駐車場を増やしてほしいということでございます。  この自動二輪の駐車場,ぜひ増やしてほしい。特に月ぎめはないと言われているのですけれども,それに対する市の対応はどうでしょうか。 296: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 297: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江駅周辺の原付を含め自動二輪の駐車場につきましては小田急線高架下に3か所,狛江駅南口の路上にある駐輪場に併設した1か所,また狛江駅北口地下駐車場内にも自動二輪の駐車場が設置されております。 298: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 299: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 南口になるべく自動二輪。でも土地がない,場所がないということで,そこで私の提案なのですけれども,定期貸しが何とかできないかということで市にある北口の駐車場,こちらの地下駐車場は平成7年10月に供用してから平成28年には借金も全部返していると,償還も終わっているということで,今後大規模改修するということが分かっております。ぜひ北口の地下駐車場,こちらのほうに自動二輪のスペース,これを何とか拡充できないかと,私の提案ですけれどもどうでしょうか。 300: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 301: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江駅北口駐車場内にある自動二輪のスペースですが,従来の四輪のスペースを4台分利用しまして定期貸しが10台,時間貸しが2台の計12台分のスペースを確保しております。  現在でも自動二輪の需要はかなり高いものがございます。令和2年度の受付では定期貸し10台に対して13台の申込みがあったところでございます。そのため今後の大規模改修に向けては自動二輪のスペースの拡充は重要であるものと考えているところでございます。 302: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 303: ◯ 21番(谷田部 一之議員) ぜひそこは月ぎめ,定期貸し,北口大改修,もし自動車,今あそこは夜だと閉まってしまうのですけれども,大改修のときには自動二輪にも力を入れていただきたいと思っております。  では次,また市民からの要望でございます。自由民主党・明政クラブのほうも要望として何回も上げさせていただきましたが,南口のリムジンバス,こちらのほうを何とかつけてほしいのだよということを市民の皆さんから聞いております。特にサラリーマンの人たちから聞いているのですけれども,リムジンバスの誘致の進捗状況,こちらのほうに進捗情報をお願いいたします。 304: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 305: ◯ 市 長(松原 俊雄君) リムジンバスにつきましては,市民の方々を初め人の移動手段の一つとして大変有効な手段であるというふうに考えているところでございます。  昨年の第2回定例会におきましても谷田部議員の質問に対しましてその有効性につきましては答弁させていただいたところでございます。  実は先日でございますけれども,小田急電鉄の社長,また小田急バスの社長,世田谷区長と会う機会がございまして,この4人が集まった中でリムジンバスについて情報交換をさせていただいたところでございます。この情報につきましては前向きにお話ができたところでございまして,あと空港側の事情などをクリアしていかなければならない,そういう条件はいろいろありますけれども,世田谷区は世田谷区の事情もございまして,これも世田谷区で対応していただけるということもございますので,狛江市側としても今度調布警察署などといろいろ協議をしていきたいというふうに思っております。  こういった機会を通しましていろいろお話をさせていただき,今後も実現に向けて関係機関と連携しながら調整を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 306: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 307: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 市長じきじきにありがとうございます。この進捗状況がさらに上がっていったということで,市民の利便性のためにもこのリムジンバス,南口へ誘致ということは非常に大切なことで,狛江のシティセールスにもつながってまいりますので,ぜひよろしくお願いいたします。  このように今課題,イベントそして駐輪場そしてリムジンという課題,今できる課題を3つ今市のほうから御答弁していただいて,今できることということが今分かったわけでございます。  そして南口の将来都市像でございます。私は南口再開発は狛江市の将来都市像を考えると絶対に必要であると考えています。まず多世代が住みやすいまち,子育てが──学童保育所の施設もできます。高齢者のバリアフリー化,介護施設整備,市民サービスの向上──先ほども皆さん話しておられました図書館や駐輪場の整備もできます。リムジンもできます。そしてまた商店街もにぎわいのあるまちになります。シンボリックな建物──狛江のランドマークということでシティセールスにもつながります。商業施設としては人の集う交流空間なり駅前広場には公開空地を造りまして子育てのための広場になる。防災に対しては狭い道路が整備され老朽建物が解消されて,あるいは避難広場や備蓄倉庫の拡充もできます。  再開発をマクロ的に考えれば狛江市の持続的発展・活性化のために寄与できると私は思うのですが,市の見解をお示しください。 308: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 309: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江駅南口再開発は北口の再開発を行った際にも検討されましたが,実現に至らなかった経緯がございます。都市計画マスタープランでも狛江駅周辺は中心拠点として位置づけ,南口周辺は地域に密着した商店街の維持,市の中心にふさわしい機能の強化,導入を図るとしております。  現段階で具体的な事業計画はありませんが,将来に向けて積極的なまちづくりの検討が必要な場所と認識しているところでございます。  都市計画マスタープランは現在改定作業中でございますが,その後の社会情勢の変化や現時点での課題の抽出を踏まえ,改めて将来都市像を検討し示していきたいと考えているところでございます。 310: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 311: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 第4次基本構想でも前期基本計画とSDGsとの関係というのもございます。私もバッジをしておりますが,SDGsの17の目標というもので持続可能な都市,包摂的で安全かつ持続可能な都市及び人間居住を実現するということも書かれております。そのようなものが書かれておりますので,まちづくりのために南口の再開発,ぜひよろしくお願いいたします。  そしてあと2問ですけれども,狛江市の財政は大きな法人が少ないため個人の市民税に頼っています。そこで将来に向けて若年層を中心とした人口をどんどん入れていかなくてはいけません。つまり財政の健全化のために高額所得者を増やさなければいけないと私は思います。現在のままだと市域が狭いので,高額所得者が来るのには立体的な利用・活用が必要だと思いますが市の見解はいかがでしょうか。 312: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 313: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成30年度の狛江市一般会計決算額の歳入約297億円のうち市税は約125億円であり,42.1%を占めているところでございます。この市税のうち約50%以上を占めているのが個人市民税になります。そのため議員の御質問にもあるように若年層を中心とした人口流入という視点は持続可能なまちづくりを進めていく上でも大変重要な視点であると捉えております。  現在全国的には人口減少傾向にあるところでございますが,狛江市は今なお微増傾向にあるところでございます。今後も様々な施策を総合的に推進していく中で狛江に住み続けたいと市民に思ってもらえるような愛着や誇りを持てるまちづくりはもちろんのこと,市外に住む人には狛江に住みたいと思ってもらえるような魅力あるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 314: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 315: ◯ 21番(谷田部 一之議員) やはり人口増による増収増ということで,今市の市税が125億円。仮に市民が8万2,000人としますと,一家族3名として1,000世帯増えれば3,000人ということで計算しますと,1人当たり14万8,000円となり5億円増収になります。一家族3名として1,000世帯増えれば立体的になって,1,000世帯増えれば約5億円増収になって市税も4.1%殖えるということでございます。ですので市域は狭いので,立体化するということも1つの人口を増やすものだと私は思っております。  それでは最後に,南口再開発に対しての市長のお考え方をお示しください。 316: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 317: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先ほど都市建設部長が答弁させていただきましたけれども,狛江駅周辺は狛江の中心拠点として位置づけをしております。狛江駅北口は文化機能や交流機能など生活の質を高めるための都市機能を担っており,今後もその強化が必要です。狛江駅南口は先ほど答弁させていただいたとおりでございますけれども,そういった役割がございます。それらをお互いに補完し合いながら中心拠点としての機能をなすものであり,狛江市の都市機能の核と言ってもいいというふうに考えているところでございます。 318: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 319: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 狛江市の都市機能の核と。市長の南口のお考え方でございます。  今写真が出されているのは,南口の再開発をした場合このようなものになったらいいなということで,これは京成線の曳舟駅南口の再開発の事例で,立体化した事例でございます。これを見ながら私,最後にさせていただきますけれども。  昭和2年にまず和泉多摩川,喜多見から駅は開通されました。小田急線です。狛江駅はその後でございます。裏を返せば,まちの中では多摩川の砂利の掘削でにぎわっていた,和泉多摩川,喜多見地域の方々がにぎわっていたと思います。  狛江三叉路の銀行町はかつての狛江の一番の繁華街でありましたが,明治33年4月に旭貯金銀行狛江支店が開設され,昭和になり農協,都民銀行そして城南信用金庫ができました。現在の銀行は狛江駅北あるいは南口に引っ越されて現在に至りますが,これからの狛江駅周辺,特に北口は立派な再開発をされていますが,南口は防災上の観点からも狭小道路が多く緊急車両の進入に困難を生じるので,防災上の観点からも再整備が必要。さらに狛江市の将来都市像のためにも良好な都市型住宅を供給することで若年層を中心として人口流入を期待しなければいけない。市の永続的な発展に寄与するには再開発は絶対に必要でございます。今の都市建設部長,市長の答弁からも狛江の都市機能の核と,南口の再開発を言っています。  そこで将来都市像の未来の南口再開発を描いてみました。今写真で撮っている所でございます。中がこのような形でなっていますので,図書館あるいは保育所,全ての完備が可能でございます。このような未来,将来理想図でございますが,将来的なにぎわいのある狛江市のまちづくりを,南口再開発,ぜひ実行していきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げまして,全ての質問を終了させていただきます。 320: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。     午後 0時06分 休憩     午後 2時00分 開議 321: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際市長から発言を求められておりますので,これを許します。市長。     〔市長 松原俊雄君登壇〕 322: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 貴重なお時間を頂きましてありがとうございます。午後1時より第4回狛江市新型コロナウイルス感染症対策本部を開会いたしました。その主な決定事項などを報告させていただきます。  国及び都の新型コロナウイルス感染症対策本部からの通知などに基づきまして対策・検討を行ったところでございます。  まずは狛江市立小学校・中学校の対応でございますけれども,3月2日~3月25日までの17日間は臨時休校といたします。3月26日以降は春休みとなります。  次に保育園につきましては,通常どおり開所いたします。  学童保育所・小学生クラブ・放課後クラブにつきましては,3期休業中の対応といたします。なお,KoKoAにつきましては休止をいたします。  小学校の臨時休校期間中は学校給食施設を利用して昼食を提供するようにいたしますが,牛乳の提供はなく,またアレルギー対応はできません。  児童館は小学生クラブは行いますけれども,それ以外の利用は不可とさせていただきます。  子ども家庭支援センターにつきましては虐待等の緊急対応をいたしますけれども,閉館をいたします。  中央図書館につきましては予約本の貸出しだけとし,閲覧等は不可とさせていただきます。  市民総合体育館につきましては,トレーニングルームは閉鎖をさせていただきます。  各施設の閉鎖期間は現時点では3月15日までと考えておりますけれども,状況によっては延長させていただくほか,ほかの施設においても利用の制限をせざるを得ない場合もございます。  引き続き感染症拡大防止に努めてまいりますので,御理解・御協力をよろしくお願い申し上げます。  なお,詳細につきましては後ほど資料を提供させていただきますのでお願いいたします。  以上でございます。 323: ◯ 議 長(石井 功議員) 一般質問を続行いたします。13番田中智子議員。     〔13番 田中智子議員登壇〕
    324: ◯ 13番(田中 智子議員) 1問目,災害対策について伺います。  昨年10月12日に起こった台風19号については,狛江市においても大きな被害をもたらしました。いまだに以前のような生活に戻れていない方もおられます。狛江市でも水害時の情報提供の在り方,避難所の在り方,職員体制等,様々な課題が浮き彫りになりました。  現在の地球温暖化の中では今回のような災害が毎年のように襲ってくる可能性があります。現在内水氾濫等の原因について検証が行われていますが,それを待つことなく今後の対応について具体的な検討を進める必要があります。  そこで第4回定例会に引き続き今回の質問では,特に水害時における避難体制について伺っていきたいと思います。  台風19号時の狛江市の対応についての課題について現在までどのように検証を行い,今後どのように対応する方針でしょうか。  2問目,児童虐待への対応について伺います。  児童相談所への児童虐待の相談対応件数は平成29年度が13万3,778件,30年度が速報値で15万9,850件と年々大幅に増加しています。  また2018年3月に東京都目黒区の船戸結愛ちゃん5歳が死亡した事件,2019年1月には父親から冷水シャワーを浴びせられて死亡した千葉県野田市の栗原心愛ちゃんの事件など子供の命を救えなかった悲惨な事件も後を絶ちません。心愛ちゃんは父親からの暴力を周りの大人に訴えていたにもかかわらず,なぜ命を守れなかったのか。繰り返されるこうした報道を目にするたびに心が締めつけられる思いです。そして私たちに何ができるのか,何をすべきなのか真剣に取り組む必要があると感じています。  虐待に関する取材を続け,「児童虐待から考える 社会は家族に何を強いてきたか」などの著書があるルポライターの杉山春さんは,「よい親か悪い親かだけをジャッジするような社会では,虐待はより発覚しにくく深刻化する」と指摘しています。  杉山さんのこれまでの取材では,「どうしようもない親」「不真面目」という社会的なレッテルに反して,虐待する親は「外から評価されたい」「頑張らなければ社会に受け入れられない」と考えている生真面目で弱みを見せられない孤独な人が多いという分析をしています。  杉山さんは,目黒区の船戸結愛ちゃんの両親など,「ひどい夫婦だと扇情的に騒ぎ立てることで,こういった人間の弱さを自分たちの問題として向き合い,どう解決していくかということから目をそらしている。それだけではなく,いままさに子育てがうまくいっていない親たちは罰せられることを恐れてさらに現状を隠そうとするでしょう。子どもを守るには,親が安心して子育てをする環境が不可欠です。親を優しく受け止めて,必要な時には,安心してSOSが出せるような,社会の目の中で子どもを育てていくことを考えていくべきです」と指摘しています。  狛江市の私たちの身近にも苦しんでいる親や子供がいます。私もこのところ寄せられた相談からも,杉山さんの指摘のように親が安心して子育てをする環境が不可欠。親を優しく受け止めて,必要な時には安心してSOSが出せるような,社会の目の中で子どもを育てていくことが本当に大事だと実感しています。  そこでまず狛江市の児童虐待の現状と特徴について伺います。また市は現状をどのように認識をしているでしょうか。 325: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 326: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 1問目の台風の対応について答弁させていただきます。  令和元年東日本台風における避難所対応への課題検証といたしましては,従事した職員の意見集約や実際に現場で御支援いただきました避難所運営協議会のメンバーの方と意見交換等を通じまして課題点の抽出を行い,施設の使用方法やスペースの確保など課題点とその解決方法について検討を進めているところでございます。  これらの検証を基に明らかとなった課題を踏まえまして,水害時における避難所(学校施設等)開設・運営方針を策定いたしました。  主な内容といたしましては,1点目は浸水想定区域内でも想定されている浸水深より上階を新たに避難場所とすること,また大型民間商業施設との協定により立体駐車場などのスペースを避難場所として確保すること。  2点目は震災対応同様に,避難所ごとに指定している教育部職員2名と初動要員3名から4名を避難所担当職員とし,初動対応に当たること。  3点目は職員向け避難所開設・運営初動マニュアルを作成すること。  4点目は避難所開設に当たっては施設管理者である校長先生または副校長先生のいずれか1名以上の参集を要請すること。  5点目は避難所開設の24時間前を目安として避難所運営協議会に協力を要請すること。  6点目は各施設においてあらかじめ福祉避難スペース,ペット収容スペースなどを設定すること。  7点目は情報通信手段を確保することなどでございます。 327: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 328: ◯ 参 与(石森 準一君) 2問目,狛江市での児童虐待の現状と特徴について答弁申し上げます。  狛江市における児童相談のうち被虐待相談につきましては,直近では平成27年度は43件,平成28年度は59件,平成29年度は56件,平成30年度は59件となっております。  また狛江市の児童虐待の特徴という点におきましては,一概にほかと比較する類いのものではございませんが,子ども家庭支援センターのスタッフのうち他の自治体の子ども家庭支援センターに勤務していた経験のある方に伺っている限りでは,狛江市では被虐待相談が少なく,その点において相対的に養護相談の割合が多くなる傾向にあるということは伺っているところでございます。 329: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 330: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは1問目から再質問をさせていただきます。  今御答弁頂きました水害時における避難所(学校施設等)開設・運営方針を策定したということで,7点にわたって方針を決めたということです。  そこで避難所について伺います。  今回避難者が多くて避難所が足りなかったということを受けて,浸水想定区域内の学校校舎の上階等を指定するということを改善されたということなのです。例えば今回の台風で避難所を開設しなかった和泉小学校の場合,最大浸水深0.5メートルから3メートルということで校舎が2階以上ということになっています。そして第三小学校,第六小学校,第二中学校は3階以上,そして第三中学校は2階以上ということになっているわけです。  こうした浸水地域の避難所では体育館の使用についてはどのように考えているのでしょうか。  今回の水害では,特に第二中学校では1,000人を超える方が避難所に来られている状況です。体育館を使用しないで収容ができるのかというような問題があります。  一方,多摩川の氾濫時など体育館から上の階への移動が求められるという点では緊急の対応が求められるということになります。  また避難所に避難する住民の安全な避難経路の確保ということも問題となりますし,様々な課題があるというふうに思います。  その辺のところはどのようにお考えでしょうか。 331: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 332: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 和泉小学校などの浸水想定区域内の施設におきましては,受入れの段階では一次的に体育館の使用を想定しておりますが,想定浸水深を踏まえ順次校舎の上階へ避難していただくように考えているところでございます。  浸水想定区域内の施設を避難場所とするほか,ユニディ狛江店の駐車場を避難場所とする協定を締結するなど避難場所の確保を進めておりますが,浸水想定区域にお住まいの皆様全てを受け入れるスペースを用意することは困難であると認識しております。そのため市が指定する避難所等に限らず避難先を検討していただくよう周知・啓発が重要と考えております。  具体的には御自身で洪水ハザードマップを確認し,住まいのリスク,危険性を把握し,堅牢なマンションの上階にお住まいの方など立ち退き避難の必要性が低い方は自宅にとどまる,上階にお住まいの方は低層階の方を受け入れていただく,また浸水のおそれのない地域の御親戚や御友人のお宅への縁故避難やその他安全な場所への避難など自助・共助における避難の考え方についても,来年度改訂いたします防災ガイド,防災カレッジ,市ホームページなどあらゆる機会を捉えまして周知・啓発していかなければならないと考えております。 333: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 334: ◯ 13番(田中 智子議員) 一次的に体育館も使用するということなのですけれども,その場合は危険が迫ったときにいち早く避難ができるように,上階への避難ができるように,その辺も避難所を運営する方がしっかり対応されるようにお願いをしたいと思います。  今回の台風とか度重なる水害時の報道などを見ましても,むやみに避難するより自宅の2階などへの避難,いわゆる垂直避難についても一定普及してきたのかなというふうに思います。  親戚や安全な場所への避難など,それができる方についてはそうしていただく必要はあるとは思います。ただそうはいっても頼るところのない方,すぐに動けない方が一定程度いらっしゃいます。  市民が日頃から自分が住んでいる地域のリスクを知って,家族とも相談し,自分ごととして避難先を考えられるというためには,よほどしっかり徹底しなければできないのではないかと思うのです。洪水ハザードマップを1回配ったり,さらに防災マップを配ったというだけではどれだけの人が認識するのかということです。  御答弁で,あらゆる機会を捉えて周知・啓発ということですけれども,防災ガイドには例えばマイ・タイムライン,洪水のときにどう対応するかというこのマイ・タイムラインなど家族と話し合って避難行動を考える資料の添付というのはできないでしょうか。 335: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 336: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 洪水から命を守るためには地域のリスクを把握し,リスクに応じた対策を立てることは非常に重要であり,そうしたリスク把握のためにはハザードマップを日頃から確認することは有効と考えております。来年度改訂予定しております防災ガイドでは,ハザードマップの重要性や家族等と話し合うきっかけとなる要素など内容を検討しているところでございます。 337: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 338: ◯ 13番(田中 智子議員) よろしくお願いします。  今回変更した避難所につきましては,各避難所でのスペースの確保,収容人数,またその考え方を周辺住民とか避難所運営協議会の方々などにもしっかりと周知をして共有する必要があると考えますけれども,いかがでしょうか。 339: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 340: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在各施設におきまして福祉避難スペース,ペット収容スペースなどの取扱いについて検討しております。施設ごとの各スペースの概要等ができましたら,避難所運営協議会等の御意見などを踏まえましてマニュアル等の作成などに取り組むとともに,その内容につきましてはしっかりと周知・啓発に努め共有していきたいと考えております。 341: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 342: ◯ 13番(田中 智子議員) よろしくお願いしたいと思います。  次に今後の職員体制についてなのですが,参集方法や避難所の配置等について教えてください。 343: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 344: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所担当職員及び初動要員につきましては,台風接近前の庁議等の決定により計画運休前に参集いたします。参集後は各指定避難所において施設管理者である校長先生または副校長先生,避難所運営協議会の皆さんと連携し,自主避難所または避難所運営に当たるものと考えております。 345: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 346: ◯ 13番(田中 智子議員) 職員向け避難所開設・運営初動マニュアルについては早急に対応するということですので,よろしくお願いしたいと思います。  次に避難所開設に当たっては24時間前を目安として避難所運営協議会へ協力要請をするということです。  この間,避難所運営協議会との話合いの場があったと聞いていますけれども,そこでの意見とか要望はどのようなものがあったでしょうか。 347: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 348: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 昨年10月18日に避難所運営協議会の方と市長による意見交換を行っております。  その中では,校門から体育館の距離があるので校舎入り口を開放してほしい,校舎のどのスペースを使用するか事前に決めるべき,協議会には早い段階で依頼するべきなどの御意見を頂いたところでございます。  このような御意見を踏まえまして,先ほどの水害時における避難所(学校施設等)開設・運営方針を策定し,1月30日の避難所運営協議会全体会におきまして説明いたしまして御協力のお願いをさせていただいたところでございます。  今後水害時の避難所運営につきましては来年度の水防訓練でマニュアル等に基づいた訓練を行い,対応力向上を図ってまいりたいと考えているところでございます。 349: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 350: ◯ 13番(田中 智子議員) 来年度の水防訓練,これ非常に大事だと思いますので,これはぜひ大勢の方が参加していただけるように周知をお願いしたいと思います。  次に避難行動要支援者について伺います。  支援が必要な方の人数と個別支援計画策定の登録者,個別支援計画の策定数を伺います。 351: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 352: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 令和2年2月21日現在,名簿登録に同意された方は4,699名となっております。  個別計画書は平成30年度から段階的に策定しており,平成30年度は名簿登録に同意を得ている障害者手帳取得者,介護保険要介護3以上の認定を受けており,かつ介護施設に入所していない方及び難病の指定を受けている方のうち障害者手帳の取得者等1,162名に勧奨をいたしました。  平成31年度は75歳以上のひとり暮らしの高齢者1,732名に勧奨し,現在集計中でございます。  令和2年2月21日現在,個別計画を策定している方は541名でございます。 353: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 354: ◯ 13番(田中 智子議員) 個別支援計画策定541人ということです。それで30年度の勧奨した人は1,162人ということですので,約半数の方の策定が終わっているということです。  では今後の対応についてはどのように考えているでしょうか。 355: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 356: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 個別計画を返送されていない方につきましては,いつでも返送していただければ受付をすることや記入事項で分からない点があれば地域福祉課でお手伝いすることを引き続き福祉サービス事業者等を通じて周知いただくようお願いをしてまいります。 357: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 358: ◯ 13番(田中 智子議員) ただこの個別支援計画書は緊急時の避難の連絡先のお二人,そして安否確認者2人,都合4人の名前を書くことになっているのです。それでそれがなかなか見つからないという人も多いと思うのです。この辺は非常に丁寧に対応していただきたいというふうに思います。  次に個別支援計画の策定が必要な方は何らかの福祉サービスを利用している方と考えられます。避難が必要になった段階ではケアマネジャーなどサービス提供者が事前に安否確認とか避難の場合の対応を確認しておく必要があると考えます。  ケアマネジャー連絡会などで今回の台風時の対応について実際にはどのように対応したのかの聞き取り調査を行う必要があると思いますけれども,聞き取り調査はなされたのでしょうか。 359: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 360: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) ケアマネジャー連絡会における聞き取り調査は実施しておりませんが,主任ケアマネジャー複数名からの御意見は伺っております。  現時点においては発災時における福祉・介護・医療関係機関の連携や要支援者の状況に応じた適切な役割分担が必要となるため,避難行動要支援者支援について知識や情報共有を図るため,訪問看護事業所連絡会やその他の福祉・介護・医療関係機関などに出向き,市で実施している避難行動要支援者支援及び福祉避難所に係る施策について情報提供させていただくとともに意見交換を行っているところでございます。 361: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 362: ◯ 13番(田中 智子議員) 聞き取り調査は実施していないということですよね。やはり聞き取りはするべきだというふうに思うのです。  また「狛江市避難行動要支援者支援及び福祉避難所設置・運営に関するプラン」で言えば,民生委員とか社会福祉協議会,地域包括支援センターなどの支援組織も要支援者の安否確認情報を集約して災対福祉保健部に伝えることになっております。  今回の水害では実際にどう対応したのか,これも聞いていないということなのです。個別支援計画を策定した方が──まあ,実際に水害はもう起こっているわけですから,その起こった水害時にどう対応したのかということで,支援計画は役に立ったのか,これは立たなかったのか,これも含めて教訓を引き出すという,こうした態度がなければ何のための個別支援計画なのかということが問われることになりかねません。ぜひ今後そうしたことをやっていただきたいというふうに思います。  では通常の避難所から福祉避難所への移送が必要と判断する基準を教えてください。 363: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 364: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市避難行動要支援者支援及び福祉避難所設置・運営に関するプランでは,「福祉避難所に避難する者は,身体等の状況が特別養護老人ホーム又は老人短期入所施設等へ入所するには至らない程度の者で,指定避難所での生活が困難で早期に移送が必要な要配慮者及びその家族」としております。  もっとも福祉避難所となる施設の被災状況や運営に携わる職員の人員確保の状況に応じて開設可能な福祉避難所及びその収容人数が異なってまいりますので,福祉避難所受入対象候補者状況チェック表を基に避難所に配置された職員がチェックを行います。要配慮者の身体の状態,心身の健康状態等を考慮して緊急性の高い方から移送を決定し,福祉避難所避難者受入要請書により福祉避難所の施設管理者に要配慮者の受入れを要請いたします。 365: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 366: ◯ 13番(田中 智子議員) 第4回定例会でも質問したのですけれども,障がい者などで個別支援計画を策定していて,あらかじめ通常の避難所での受入れが困難と判断される場合には初めから福祉避難所を開設して,そこへの避難も必要と考えます。特に豪雨時での避難の移動の困難さ,そして本人の体調管理などを考えれば,もっと柔軟な対応をするべきだというふうに思いますけれども,どのようにお考えでしょうか。
    367: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 368: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 福祉避難所となる施設の被災状況や運営に携わる職員の人員確保の状況に応じて開設可能な福祉避難所及びその収容人数が異なってまいりますので,福祉避難所の開設につきましては災害発生後二,三日後を想定しております。  そのため,まずは指定避難所の福祉避難スペースで避難生活を行っていただき,その後避難生活が困難な要配慮者を福祉避難所へ移送させていただくことを想定しております。  令和元年東日本台風災害の際は10月12日当日に福祉避難所を開設するとともに,要請により御自宅から直接福祉避難所に移送させていただいた方もいらっしゃいましたので,御本人の体調も配慮した柔軟な対応をさせていただいております。このような対応を踏まえて今後検討してまいります。  もっとも風水害は事前に予測可能な災害でございますので,体調に不安のある方で事前に親戚・御友人の自宅等安全な場所に避難が可能な要配慮者につきましては,これらの安全な場所に立ち退き避難を行っていただくことが最も適切な避難行動であると認識しております。 369: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 370: ◯ 13番(田中 智子議員) 今回の台風の際に,今御答弁ありました福祉避難所を開設して,要請により自宅から直接福祉避難所に移送したとの答弁です。  その福祉避難所はどこに設置をして,そしてまた直接福祉避難所に移送するとした判断について教えてください。 371: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 372: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 令和元年東日本台風災害の際は西河原公民館に福祉避難所を開設いたしました。  直接福祉避難所に移送するとした判断についてですが,移送いたしました要配慮者の方は多摩川沿いのアパートの2階にひとり暮らしされている50歳代の末期がん。歩行は可能ですが,病状から独りで歩くことは主治医から禁じられている方でございました。主治医に自宅にいることが不安である旨を御相談され,市役所に相談してみてはどうかという助言を受けたことから,災対福祉保健部に御自宅から連絡がございました。  御連絡を頂いた際,市内は暴風域に入っており,近隣の建物への垂直避難や指定避難所への避難は危険であると判断をいたしました。また要介護認定を受けていらっしゃる方でございましたので災対福祉保健部でも御本人の体調を把握しており,指定避難所で過ごされることは困難であると判断いたしました。それにより災対福祉保健部職員が庁用車で自宅まで迎えに上がり,福祉避難所に直接移送しております。 373: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 374: ◯ 13番(田中 智子議員) 今おっしゃいましたように実際には柔軟に対応されたということなのです。  地震災害のように発生後の対応が迫られる場合と違って,水害の場合は刻一刻と変化する状況の中ですぐ対応が迫られる,そういう災害だと思います。まさに柔軟な対応が求められます。やればできるということなのです。  第4回定例会で私が例に挙げた方は車椅子の高齢・障がい者の方で寝たきりに近い状態で,トイレにも自分で行けず,介助が必要な方です。この例外的な対応をされた方と同じような状況でもあります。福祉スペースであったとしても普通の避難所にいたら体調を崩しかねません。事前に避難できればそれにこしたことはないですけれども,できない場合もあります。  ぜひ今回の対応を踏まえて,福祉避難所への避難とされる「指定避難所での生活が困難で早期に移送が必要な要配慮者」については最初から福祉避難所への避難ができるようにしていただきたいと思いますけれども,これはいかがでしょうか。 375: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 376: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市避難行動要支援者支援及び福祉避難所設置・運営に関するプラン上,先ほど答弁いたしました対応は例外的な対応であると認識しております。  要配慮者の福祉避難所への直接避難につきましてはプラン改訂の際,課題等調査した上でその位置づけについて検討してまいります。 377: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 378: ◯ 13番(田中 智子議員) プランでは例外的だったかもしれませんけれども,必要と判断されればやるわけですよね。ということはやろうと思えばできるということですし,必要な人がいたということは,ほかにもいる可能性があるということなのです。プラン改訂時と言わずに,今年の台風時にもし同じような水害が起こったとしても同様の対応ができるように今からしっかり検討していただく,いただきたいということを要望いたします。  1問目は終わります。  先ほどの2問目の御答弁を頂きました。平成30年度は59件の虐待相談ということですが,相談があった場合には具体的にはどのように対応するのでしょうか。また継続して対応している件数,そして職員体制について伺います。 379: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 380: ◯ 参 与(石森 準一君) 特に第三者から児童虐待に関する相談や通告を受けた場合,家族構成や子供の所属先,乳幼児健診情報等の基本情報を収集した上で子ども家庭支援センターと子育て支援課による緊急受理会議を開催し,その後原則48時間以内に所属や自宅を訪問し,子供の現認を行うとともに保護者への事実確認や注意喚起等を行っております。  なお,この注意喚起の際にはそれぞれの状況に応じて担当ワーカーが一時保育やショートステイ等の在宅サービスの利用を促したりしていますが,この段階で急を要すると判断したような場合には児童相談所への援助要請や送致を行い,児童の一時保護が行われることもございます。  またこの一連の初動対応の後,児童福祉法上の要保護児童として狛江市子ども家庭支援ネットワークを構成する関係機関と定期的に情報を共有し,継続的な支援を実施しております。  なお,要保護児童として継続して対応している件数でございますが,直近で約170件となっておりまして,現在は子育て支援課と子ども家庭支援センターに1名ずつ配置をされている虐待対策ワーカーが関係機関とともにその対応を行っているところでございます。 381: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 382: ◯ 13番(田中 智子議員) 子ども家庭支援センターに伺いましてお話を伺ってきました。原則48時間以内に対応するということです。このときの最初の訪問については,センターの所長は何が何でもこの親と会うというふうに言われておりました。会わないということはないというふうに伺って安心しました。  御近所からの「泣き声がする」などの通報では,複数回の対応が必要なことは余りないと。保育園とか保健センター,学校などの関係機関や保護者からの相談により対応する場合が多いということでした。場合によっては本当に長い間継続して対応しているという状況もあって,特に親の疾病とか障がいなどによる養育相談の場合,親子三代にわたって対応していると,10年以上対応しているという場合もあるというふうに伺いました。  次に加害者への支援について伺います。  子供を虐待する側が虐待と認識していなかったり,しつけと思っていることがあると思います。同時に地域や家庭の中で孤立して子育てをしている,こうした状況もあります。加害者が独りではないと感じられる場所とか,自分がやっていることは虐待に当たるんじゃないかとか,またはなぜ自分が虐待をしてしまうのか,その本当の理由に気づける場所,これが必要だと思います。実際の支援について伺います。 383: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 384: ◯ 参 与(石森 準一君) まずは母親が子育ての不安や悩みを受け止めてもらえたり他の親と共有できたりすることで子育て家庭の孤立を防ぎ,ひいては児童虐待の未然防止にもつながるという観点から,母子が親子でそろう乳児健診に子ども家庭支援センターの職員や子育て支援専門員が出向きまして子育てひろばや相談事業の紹介を行っているところでございます。  また子育ての悩みや関心事を参加者同士で出し合い,話し合いながら自分に合った子育て方法を学ぶノーバディーズパーフェクトプログラムや暴力や暴言を使わずに子供を育てる技術を親に伝えることで虐待の予防や回復を目指すコモンセンスペアレンティング講座などを通じて親支援を行っているところでございます。  なお,残念ながら子供への虐待に至ってしまった場合においては,その初動対応が一旦終了し在宅指導となった家庭につきましては,ケースの内容により児童相談所において心理士面談を行うことがございますが,これは児童相談所に配置をされている臨床心理士が親と面談し心理的な面でのフォローを行うもので,その状況により定期的にかつ複数回行われることもあるというふうに伺っているところでございます。 385: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 386: ◯ 13番(田中 智子議員) 参加者同士での様々な話合いの場があるというふうなことで,それはさらに充実していただきたいと思います。  子ども家庭支援センターで課題は何でしょうかということで伺ったところ,保育園や学校などの関係機関からの通報はもっと早く通報してほしいと言われました。研修なども行っていますけれども,すぐに連絡ということにはなかなかならないということです。もっと虐待への意識を持って声かけ等の対応をしていただきたいということだと思います。  ある虐待を疑われるケースでは,関係機関の職員の方が疑いは持っていたとのことですけれども,1回目は見ているのだけれども対応しなかったと,2回目があったら通報しようと思っていたということの話をしたということです。この方が1回目に対応してくれれば,もうちょっと早く対応できたんじゃないかと所長は言われておりました。1回目から通報してほしいと言われておりました。  虐待が疑われる場合,ぜひ速やかに相談につなぐなどの対応をしていただきますよう関係機関に再度啓発・周知をしていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 387: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 388: ◯ 参 与(石森 準一君) 市では狛江市における要保護児童対策地域協議会でございます子ども家庭支援ネットワーク会議の構成機関の実務担当者がグループワークによりケース検討を行ったり有識者による講演を受ける実務担当者会議を年3回開催し,関係機関において実務を担当する職員のスキルアップと意識の向上をこれまでも図ってきたところでございます。  市といたしましても,児童虐待への対応において特に日々児童と接する幼稚園・保育園,学校等の関係機関の実務担当職員のスキルアップと意識向上は大変重要な要素と考えておりますので,今後もこの実務担当者会議でのケース検討等を通じまして引き続きスキルアップと意識向上には努めてまいりたいというふうに考えております。 389: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 390: ◯ 13番(田中 智子議員) よろしくお願いします。  また虐待の問題を考えるとき,子供の貧困,親の貧困の問題とも密接に関係していると思います。仕事の上でのストレス,さらに貧困,社会的孤立,よい親でなければならないなどのストレスにさらされた家族の状態が家庭の中で一番弱い存在である子供に向かってしまうという状態もあると思います。  対処療法的な虐待対応にとどまらずに,貧困や親の自立支援という根本的な対応が求められていると考えますけれども,見解を伺います。 391: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 392: ◯ 参 与(石森 準一君) 児童に係る相談や支援を行っていく中におきまして,ただいま御質問頂いたように当該児童や保護者の養育の問題ということだけでなく,その家庭を取り巻く様々な社会的困難も踏まえながら必要な支援を行っていくということは市としても重要な視点であるというふうに考えております。  現在狛江市においては子育て部門と福祉・保健・医療等の所管が異なってはいるものの,一方で大変コンパクトな組織体でもございますので,その辺りの特徴もうまく生かして,引き続き関係部署同士が連携を図りながらそれぞれの家庭の状況に応じて必要な支援を行ってまいりたいと考えております。 393: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 394: ◯ 13番(田中 智子議員) こまえ子ども・若者応援プランでは子どもの貧困対策の計画も盛り込まれました。また虐待防止が重点施策と位置づけられております。子供・若者対策として切れ目のない支援とともに,親の自立に向けた支援についても庁内・関係機関が連携して対応していただきたいと思います。  また子育て・教育支援複合施設「ひだまりセンター」では子ども家庭支援センター,児童発達支援センター,教育研究所がそれぞれの役割を果たして連携することで様々なケースに対応できるというふうに考えます。ぜひ子供や親に寄り添った対応をお願いします。また見逃されがちな虐待を受けた子供への心のケアについてもぜひ考えて支援に当たっていただきたいというふうに思います。  次に児童相談所について伺います。  世田谷区が区立の児童相談所を開設することで狛江市の担当は多摩児童相談所になると聞いております。現在相談されている方との関連で,できるだけ不都合がないようにしていただきたいと思いますけれども,この検討状況を伺います。 395: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 396: ◯ 参 与(石森 準一君) さきの令和元年東京都議会第4回定例会におきまして東京都児童相談所設置条例の一部改正が議決され,昨年12月25日に公布されたことで,狛江市を管轄する児童相談所が本年4月1日から多摩児童相談所になることが正式に決定しております。  また管轄の変更に当たり東京都福祉保健局とは種々調整を行ってきたところでございますが,現在東京都福祉保健局や多摩児童相談所で予定されている運用を伺っている限りでは,相当の部分で狛江市に配慮をしていただけると感じているところでございます。  今後は特に実務的なところで狛江市と多摩児童相談所,世田谷児童相談所の三者で整理が必要な点について一つ一つ確認と調整を行いながら,引き続き4月1日以降に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。 397: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 398: ◯ 13番(田中 智子議員) 今の御答弁だと相当の部分で狛江市に配慮をいただいていると感じているということですので,これからも引き続き4月1日以降に向けた準備を進めていくということですので,今受けていらっしゃる方が不都合がないようにぜひよろしくお願いしたいと思います。  児童相談所については今その対応について様々な議論があります。一時保護とか施設入所も行うなど警察に匹敵するような強い権限があるからこそ高い専門性が求められると考えますし,ふさわしい体制の確保,そしてシステムが必要だと思います。まずは狛江市でしっかりと子供と保護者のSOSに応えられる支援ができるよう要望すると同時に,また私たち自身も子育てを地域で支える,こうした視点で何ができるかを考えていきたいと思っております。  質問を終わります。 399: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時42分 休憩     午後 3時00分 開議 400: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。14番鈴木えつお議員。     〔14番 鈴木えつお議員登壇〕 401: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 一般質問を行います。第1問は豪雨災害対策についてであります。  昨年10月の台風19号により市内446世帯が浸水いたしました。床上浸水に遭ったお宅では床や壁が駄目になり,家財道具,電気製品,ガス機器など日常生活に不可欠なものが使えなくなりました。数百万円レベル,それ以上のレベルの出費を余儀なくされた方も数多くいらっしゃいます。もう二度とこのような思いはしたくない,これが被災者の皆さんの率直な思いではないかと思います。  市としてこの思いに応えて浸水被害ゼロ,これを目標に豪雨災害対策に取り組んでいただきたいと思います。  まず多摩川緊急治水対策プロジェクトについて伺います。  内容については昨日答弁がありましたので,具体的な中身について伺います。  河川における対策では,おおむね5年間でやる作業として河道の土砂の掘削,樹木伐採による水位の低減として約200万立方メートルの河道掘削を行うというような中身もございます。これらの事業の実施によって多摩川の水位はどのくらい下がるのかお伺いをするものであります。  2問目は重度障がい者の入所施設,グループホームの増設についてでございます。  私は重度障がい者のお子さんを持つ御家族の方から相談を受けました。娘さんなのですけれども,この方はあいとぴあセンター内の通所施設に元気に通っておりますが,平日は娘さんが夕方御自宅に帰ってきてから翌朝まで,通所施設に行くまで,また土日は終日御両親が自宅でヘルパーの力も借りてお風呂やトイレ等の介助をしております。  しかし御両親も高齢になってきて,体重が50キロ近いお子さんの介護が今後できなくなるのではと不安を抱えております。  そんなとき同じ悩みを抱えている知人が急に倒れてお子さんを介護できなくなり入所施設を探しましたが近隣にはなく,秋田県の施設を紹介されたそうです。御相談者はその話を聞いて,自分はとても娘を遠くの施設には入れられない,高齢になればなるほど会いに行くこともできなくなる,ぜひ市内に重度障がい者の入所施設を造ってほしい。このように強く要望されました。  重度障がい者の入所施設,グループホームについて,市内,三多摩また23区の施設状況,定員また入所状況,待機状況などについて伺うものでございます。  3問目は,南部地域の交通安全対策についてであります。  この間猪駒通りの交通安全対策について何人かの方から要望がございました。朝夕の自動車交通が激しく,大型車もスピードを上げて通るので危険なので対策を考えてほしい。大型車だけでも禁止できないのか。猪駒通りときらぼし銀行前の通りが交差する和泉多摩川地区センター北交差点を車がスピードを上げて曲がるので大変危険,対策を取ってほしい。1月10日には駒井西交差点で小学生が車にぶつかる事故があった。安全対策を考えてほしい。猪駒通りは30キロ規制なのに守っていない車が多い。せめて30キロ規制を守らせるようにしてほしいなどなどでございます。  猪駒通りの交通安全対策について,この間の取組についてお伺いをいたします。  再質問は自席にて行います。 402: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 403: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 1問目の多摩川の水位について答弁させていただきます。  京浜河川事務所からの情報によりますと,多摩川緊急治水対策プロジェクトによる河道掘削等を行うことによって,令和元年東日本台風の洪水において狛江市を含む大丸用水堰付近から下流の計画高水位を超えた箇所を計画高水位以下に抑え,安全に流下させることができるようになるということでございます。 404: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 405: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 2問目,重度障がい者の入所施設について答弁を申し上げます。  御質問では重度障がい者ということでございますので,18歳未満の重度障がい児を除く18歳以上の重度障がい者につきまして答弁申し上げます。  重度障がい者等に施設入所支援を行う入所施設は現在市内にはございません。平成31年4月時点での状況を東京都に確認いたしましたところ,多摩地区では57施設,23区では37施設,合わせまして94施設4,731人の定員がございます。また,こうした施設の入所状況及び待機状況につきましては数値としては把握しておりませんが,希望してから実際に入所するまでには一定程度の時間を要する状況にあるようでございます。 406: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 407: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 猪駒通りの交通安全対策についてお答えをいたします。  これまで猪駒通りでは多くの歩行者が横断する箇所へのカラー舗装や減速マークの設置,歩道から歩行者が飛び出さないようなガードパイプの設置,脇道との出会い頭を防ぐためのカーブミラーの設置,歩行者を防護するポストコーンの設置,沿道で行われたまちづくり条例に適用された物件への歩道拡幅の協議などを実施したところでございます。 408: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 409: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) では2問目,3問目から最初に再質問させていただきます。  重度障がい者の入所施設,グループホームでございます。市内にはないということでございますが,都内には94施設4,700人分の施設があると。ただあいとぴあセンターのポンテの担当の方にお話を聞きますと,待機者100人以上いるという,そういう施設もあるということもお聞きしまして,なかなか入所が大変ということをお聞きしたところでございます。
     重度障がい者の通所施設でありますあいとぴあセンターのポンテや麦の穂に通所されている方々の保護者からの要望についてお伺いをいたします。 410: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 411: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 御要望等につきましては受入人数を増やすための体制の充実等に関してや高齢化が進んでいる保護者の皆さんの大きな懸案である親亡き後の生活の確保を実現するために早急にグループホーム等の生活拠点を確保してほしいといったものなどがございます。 412: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 413: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 親が高齢になってきて,もう時間の問題という声もお聞きをいたしました。  それでは市内への重度心身障がい者の入所施設,グループホーム整備への取組の現状についてお伺いをいたします。 414: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 415: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 平成31年第1回定例会におきまして,和解に関し議決を求めることについて議決を頂いたことによりまして,和解の手続を終えたことで,ぽかぽか広場での計画をしておりましたグループホームを含む障がい者支援施設建設計画を正式に白紙撤回をしたところでございます。  その後の検討状況でございますが,今後の具体的な整備に向けまして,障がいのある方が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるためにグループホームや相談支援事業所等の必要な機能を集約する多機能拠点整備型だけではなく,地域における複数の機関が分担して機能を担う面的整備型等あらゆる手法での可能性を持って必要な機能に適した立地等を勘案いたしまして総合的な見地で検討を進めているところでございます。 416: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 417: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 検討がされているということでございます。  市内への重度障がい者の入所施設,グループホーム,いつ頃までに実現されるのかお伺いいたします。 418: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 419: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現時点では具体的な整備時期は未定でございますが,早期の整備を実現するために取組を進めております。 420: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 421: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 最後に市長にお伺いいたします。  市長は所信表明で,「障がいのある方が住み慣れた地域で暮らし続けられるために,地域生活支援拠点の整備やグループホーム等の住まいの確保,充実が必要であり,面的整備に向けて検討を進めます。」と述べております。長年子供の介護をされてきた親が高齢期を迎え,将来に不安を抱えておられます。市長のところにも要望書が届いていると思います。早急に重度障がい者の入所施設を整備していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 422: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 423: ◯ 市 長(松原 俊雄君) これは何回か御質問も頂いているところでございますけれども,現在場所を含めていろいろ検討中でございます。しっかりと取り組んでいきたいというふうに考えております。 424: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 425: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ早急によろしくお願いいたします。  3問目の再質問を伺います。  この間猪駒通りについて安全対策にいろいろ取り組まれてきております。まず猪駒通りは生活道路という位置づけでよろしいのかどうかお伺いいたします。 426: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 427: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 生活道路の明確な定義はございませんが,一般的にはその地域に生活する人が住宅などから主要な道路に出るまでに利用する道のことを言うものでございます。したがって猪駒通りは市内の道路の中でも幹線的な役割をしておりますので,住宅地内にある生活道路の位置づけとは異なる道路と認識しております。都市計画マスタープランでは,主要生活道路に位置づけられているところでございます。 428: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 429: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 猪駒通りは住宅地内にある生活道路でも,また幹線道路でもなく,主要生活道路と位置づけられているということでございます。続いている駒井大通りも同じ主要生活道路と位置づけられております。  都市計画マスタープランを改めて見てみましたけれども,主要生活道路については,「通過交通の排除,自動車の走行速度の低減による交通の安全性の向上を図ります。」と,このように方針を掲げております。  通過交通排除のための対策や30キロ規制の徹底,ドライバーへの注意喚起のための路面標示,交差点の安全対策,必要な箇所へのカーブミラーの設置など,ぜひ一層の安全対策を進めてほしいと思いますけれどもいかがでしょうか。 430: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 431: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 猪駒通りは世田谷区とも接続する道路で,路線バスの運行路線でもありますので,通過車両等の多い路線と想像はできるところでございます。しかしながらこれらの車両の速度抑制対策や排除対策などは現状の道路空間で行うにはハード対策が限られてしまいます。そうした中でも路面標示や看板設置などできる範囲での対策は継続的に進めるとともに,警察への取締りの要望を含め,運転者に対しての工夫した働きかけを地域や学校とともに行うなど市民を交えたソフト対策も絡めながら効果的な対策を調布警察署と連携しながら検討してまいりたいと考えているところでございます。 432: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 433: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 「運転者に対しての工夫した働きかけを地域や学校とともに行うなど市民を交えたソフト対策も」ということでございます。ぜひ安全対策が強化されるように求めておきます。  次に水道道路の拡幅整備についてお伺いをいたします。  この間の取組と今後についてお伺いをいたします。 434: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 435: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都は今年度実施した現況測量に引き続き,令和2年1月中旬より調布都市計画道路3・4・2号水道道路線の用地測量に着手をしております。用地測量では敷地内の立入り及び立会い等が必要となることから,1月9日から都より御案内を個別に配布しております。用地測量実施後,事業認可を取得し用地説明会を経て用地取得を行い工事着手をする予定となっているところでございます。 436: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 437: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 事業認可の取得はいつ頃になるのかお伺いいたします。 438: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 439: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都からは令和2年度中の取得を目標に用地測量などを進めていると伺っているところでございます。 440: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 441: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ沿線住民の理解を得ながら水道道路の整備を進めていってほしいと思います。  1問目の再質問に入ります。  多摩川緊急治水対策プロジェクトによる河道掘削ですけれども,それによってどれだけ水位が下がるのかということでは,「大丸用水堰付近から下流の計画高水位を超えた箇所を計画高水位以下に抑え,安全に流下させる」,こういうような話でございます。  昨年の台風19号では石原水位観測所での最高水位は6.33メートルでございました。その地点での計画高水位は5.94メートルでございまして,その差0.39メートル,約40センチでございます。  田園調布(上)水位観測所も同じように計算いたしますと0.46メートル,46センチということでございます。  計画高水位以下とは40センチ以下というふうなのですけれども,どのくらい以下なのかと。50センチなのか1メートルなのか。いかがでしょうか。 442: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 3時16分 休憩     午後 3時17分 開議 443: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。総務部長。 444: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 大変失礼いたしました。  京浜河川事務所のほうからは具体的な水位のところまでは伺っていないところでございまして,計画高水位を下回るというところで伺っているところでございます。 445: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 446: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 分からないというところだと思うのですが,この数字によって狛江市の対策が変わってまいります。狛江市が行う対策に影響する大事な数字だと思います。ぜひ具体的にどのくらい水位が低下するのか明らかにするように要請してほしいと思います。  次に河道の掘削と樹木の伐採は河口近くからとのことですけれども,狛江市の二ヶ領宿河原堰から上流,稲城市の大丸用水堰付近まではいつ頃着手されるのかお伺いいたします。 447: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 448: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 京浜河川事務所からの情報によりますと,河道の掘削等は国の防災・減災,国土強靱化のための3か年緊急対策として現在二ヶ領上河原堰付近で実施されているところでございます。これに引き続き今年の出水期明けから順次河道掘削等を実施していくとのことでございます。 449: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 450: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 私自身は二ヶ領宿河原堰辺りでの河道掘削はまだ見ていないのですが,調布市の議会の報告では多摩川原橋の下流部分からやり出すような話もしておりましたが,具体的にこれが早く進むことが大事ですので,一日も早く完了するように働きかけをお願いします。  次に小河内ダムの問題です。  昨日の答弁では,既存ダムの洪水調節機能の強化に向けた基本方針に基づく協議会が開催され,小河内ダムの効果的な運用を検討するとのことでございましたけれども,協議会の経過については答弁がございました。この洪水調節機能の強化によって多摩川の水位がどのくらい下がるのか,この点についてお伺いいたします。 451: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 452: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 国において既存ダムの洪水調節機能強化に向けた検討会議が昨年11月26日と12月12日の2回開催されておりまして,既存ダムの洪水調節機能の強化に向けた基本方針等について議論がなされているところでございます。  洪水調節機能が最大限活用及び水位の低下でございますけれども,具体的な数字は示されておりませんけれども,「この基本方針に基づき,全ての既存ダムを対象に検証しつつ,早急に検討を行い,国管理の一級水系について,令和2年の出水期から新たな運用を開始する」とあります。市といたしましては国の動向をしっかりと注視していきたいと考えております。 453: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 454: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 報告書が出される段階では洪水調節機能によってどのくらい水位が下がるのかという点も出されるようにぜひ要請をしていってほしいと思います。  次に昨年の台風19号の際,小河内ダムの事前放流はどのくらい行われたのか。また台風当日の放流はどのくらい行われたのかお伺いいたします。 455: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 456: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 東京都水道局によりますと,小河内ダムの放流は10月11日14時から余水吐き放流が行われ,放流量は22時頃に毎秒579立方メートルとなっております。12日の18時頃には放流量が毎秒728.5立方メートルと最も規模が大きくなっております。 457: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 458: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 台風の当日の18時といいますと,もう冠水している状況です。そのときに小河内ダムでは毎秒728.5立方メートル,毎秒ですから,大変な放流が行われていたということでございます。  台風当日の放流による調布市石原また狛江市付近の水位の上昇はどのくらいあったと推測されるかお伺いいたします。 459: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 460: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 小河内ダムの放流による石原水位観測所付近や狛江市付近の水位の上昇量につきましては推測が困難でございまして,京浜河川事務所にも問合せをいたしましたが同様の回答を頂いたところでございます。 461: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 462: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 京浜河川事務所の資料を見ますと,石原水位観測所は12日の22時,午後10時ですけれどもピーク流量が5,000立方メートル,毎秒でという,毎秒5,000立方メートル,すごいです。そのときの水位が6.33メートルで最高だったわけです。  小河内ダムの放流量が728.5立方メートル,毎秒ですから,仮にこれがそのまま流下して,狛江までそのまま来ていたといたしますと,5,000立方メートルの中に728.5立方メートルが含まれていたと。これは大体15%になります。6.33メートルの水位に対して15%というのは0.95メートル,いわゆる約1メートル。そのくらいの割合の水が流れてきているということなのです。  小河内ダムから狛江は相当長いですから,その間に浸透したり,ほかの支流に入ったりというのはありますから全部は来ないと思いますけれども,毎秒728.5立方メートルもの水が放流されるというのは狛江にとって相当の量だということではないかと思うのです。  水資源機構の資料というのがございますが,平成26年8月に台風11号が岐阜県を襲いまして,そこに徳山ダムというのがあるのです。ここの徳山ダムは毎秒約1,200立方メートル,この全量をダムに貯留したと。全量貯留したと。で,揖斐川の水位を低減させたと書いてあります。そして大垣市,揖斐川の流れた流域である大垣市の万石地点と読むのでしょうか,河口から40.6キロメートルの所で,川幅で370メートルぐらいの所なのですが,その水位を約2メートル低減させましたと。水資源機構の資料では,これだけダムに貯留したからこれだけ低減したのだよとはっきり数字で書いてあるのです。  もう1点言いますと平成29年7月九州北部豪雨,寺内ダム,福岡県朝倉市。14時間で1,170万立方メートルを貯留したと。筑後川水系佐田川,金丸橋地点,水位を最大3.38メートル低減させたと。これも数字を出してやっています。  ですからダムの洪水調節の流量と,その流量から河川の水位の低減量,これを推計する方法というのはほぼ確立されているんじゃないかなという,これ数字を見る限りあるのです。何で京浜河川事務所はその数字を出さないのか分からないのですけれども,これは本当にぜひ出してほしいというふうに思います。  この点は市長に伺います。小河内ダムの事前放流を最大限実施して,狛江市も含む下流部への水害被害を軽減することが重要だと思います。ただその効果が具体的に分からないと,流域での今後の対策に影響が出てまいります。そういう点では今回の洪水調節機能の強化が多摩川の水位低減にどれだけ効果が出るのか分かるようにしてほしいということをぜひ狛江市から国に要請してほしいと思うのですけれどもいかがでしょうか。 463: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 464: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 狛江市を含めて多摩川流域で協議会を持っておりまして,そういう中でもそういう話はできるかなと思いますけれども,ぜひとも日本共産党で国のほうにしっかりと要望していただければと思います。 465: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 466: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 私たちもやりますけれども,市長という立場です。市長しかできないことってあるのです。市長,本気でやってください。相当な人が被災されているのですから本気でお願いします。  次に排水ポンプについてお伺いいたします。  「移動式排水設備(排水ポンプ車等)の整備」と書いてあります。どのくらいの排水能力のあるポンプ車をいつまでにどこに何台配置するのかお伺いいたします。 467: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 468: ◯ 環境部長(清水 明君) 多摩川緊急治水対策プロジェクトの3つの柱のうちの一つである「地域が連携した浸水被害軽減対策の推進(流域における対策)」の主な取組項目にございます「移動式排水設備(排水ポンプ車等)の整備」につきましては,排水ポンプ車の整備・検討,可搬式ポンプの配備・拡充などの項目から成っております。  市では早急に対応するものとして,1分間に0.5立方メートルの排水能力を持つ可搬式ポンプの配備を本年7月末までのなるべく早い時期に六郷排水樋管に2基,猪方排水樋管に4基設置する予定でおりますが,現在実施しております浸水原因究明業務委託の今後の対策の中で方向性を示していきたいと考えております。 469: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 470: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 「排水ポンプ車等の整備」と書いてあるのですが,これはまだ具体的にはなっていないということでよろしいでしょうか。 471: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 472: ◯ 環境部長(清水 明君) 本プロジェクトの取組につきましては,流域の市区の取組全てをまとめたものでございますので,そこに狛江市が含まれている含まれていないというところではなくて,狛江市としてはその中で可搬式ポンプの配備を具体的に行っていくという予定でございます。 473: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 474: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 排水ポンプ車は京浜河川事務所などに今2台ですか,あるというのですけれども,それが増やされれば,それを活用できるようになると思いますので,そういう対応も要請してほしいと思います。  ただ排水ポンプ車の場合は多摩川の水位が上がって計画高水位になれば排水作業を継続することはできません。流されてしまいますので。そういう点では強力な常設の排水ポンプ,これが必要だと思うのですけれども,これをぜひ検討してほしいと思いますけれどもいかがでしょうか。
    475: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 476: ◯ 環境部長(清水 明君) 多摩川の水位が上昇しまして計画高水位となった場合には排水作業をすることはできませんが,現在実施しております浸水原因究明業務委託の今後の対策の中で方向性を示していきたいと考えております。 477: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 478: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 狛江市の下水道管はどのくらいの降雨に対応できるのか。また今回の台風19号の最大降雨量は幾らかお伺いいたします。 479: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 480: ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市の下水道管は時間50ミリ降雨に対応できるものでございます。令和元年東日本台風での狛江市の時間最大雨量は13時~14時までの1時間で38.5ミリでございました。 481: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 482: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 計画降雨量まで至らなかったけれども今回は浸水してしまったということでございます。  計画降雨量50ミリの雨が降った場合の両排水樋管の排水量は1分間当たり何立方メートルでしょうか。また台風19号の最大降雨量が降り続いた場合の両排水樋管の排水量は1分間当たり何立方メートルでしょうか。 483: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 484: ◯ 環境部長(清水 明君) 下水道管の計画流量に対する各排水樋管の排水量は六郷排水樋管が1分間当たり1,547.58立方メートル,猪方排水樋管が1分間当たり632.7立方メートルでございます。  令和元年東日本台風時の狛江市における時間最大雨量が降り続いた場合は,あくまで概算となりますが,六郷排水樋管が1分間当たり1,191立方メートル,猪方排水樋管が1分間当たり487立方メートルでございます。 485: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 486: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これはかなりの排水量が必要になってくるということでございまして,これらの必要な排水量の少なくとも8割以上は多摩川の水位を下げることで処理してもらわないと市独自の対応ってなかなか難しくなってくるんじゃないかなというふうに感じております。  次に今回の台風で午後4時~11時まで樋管を閉めた場合にあふれる雨水を同じ時間帯に全量多摩川に排水するのに必要なポンプの排水能力は両樋管で1分間当たり何立方メートルなのかお伺いいたします。 487: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 488: ◯ 環境部長(清水 明君) 概算値での答弁となりますが,午後4時~11時までの時間最大雨量が28.5ミリであったため,これを基に計算しますと六郷排水樋管が1分間に約680立方メートル,猪方排水樋管が1分間に約250立方メートルの排水能力を持つポンプが必要となります。  時間最大雨量を排水することはできませんが,午後4時~11時までの合計雨量を7時間で除した時間平均雨量13.2ミリで計算しますと,六郷排水樋管が1分間に約310立方メートル,猪方排水樋管が1分間に約110立方メートルの排水能力を持つポンプが必要となります。 489: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 490: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 埼玉県の志木市の排水ポンプ場を見てまいりましたけれども,敷地面積なども考えて狛江で実現可能性があるのは最大でも1分間に200から300立方メートルくらいの排水量なのかなと,そういうポンプ場なのかなというふうに受け止めております。  丹波篠山市,兵庫県にそういうまちがございまして,一級河川篠山川に注ぐ水路があふれて浸水被害が出る所のようでございます。  ここのまちで平成16年10月の台風,平成25年9月の台風で浸水被害が発生いたしまして,この水路に京口排水ポンプ場というものを整備いたしました。排水能力は1分間当たり126立方メートルでございます。これは猪方排水樋管に今度設置されるポンプの63倍の力があります。六郷排水樋管のポンプの25.2倍の力がございます。  敷地面積は160平米ということでございますので,そんなに大きくない敷地の中に設置されております。  そしてポンプゲート方式といいまして,水門そのものにポンプが設置されているもので一緒に上下する方式でございまして,水路の上にそれを造るので場所を取らないということでございます。  平成30年7月の西日本豪雨でこのポンプが稼働いたしまして,浸水被害はゼロになったということでございます。  当日は篠山川の水位を見ながら水門を下げて閉鎖してポンプの排水を開始いたしました。稼働中は思ったよりも静かだったということでございます。停電時に備えて可搬型の自家発電装置も整備をしていると。  工事金額は3億209万円。半分は国庫補助で,市の負担は1億5,000万円。工事は平成29年9月12日に開始し,30年6月29日に完成し,約10か月で稼働することができたということでございます。狛江でも可能ではないかと思います。  市長にお伺いいたします。被災地域の住民の安心・安全を確保するために六郷と猪方排水樋管にこうしたポンプゲート式のポンプも含めて強力な常設の排水ポンプ,これをぜひ設置してほしいと思いますけれどもいかがでしょうか。 491: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 492: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 強力な排水ポンプというお話でございますけれども,これは私もそういうポンプの必要性は認識しておりますけれども,全体的に考えていくということがあると思うのです。多摩川流域の中で,上流部で強力に排水されますと,今度下流部でそれがいっぱいになってしまうということになると思うのです。狛江が排水できたとしても世田谷区,大田区,川崎市はその部分がまた排水をしなければいけないというようなこともありますので,これは流域全体で考えていかなきゃいけないかなというふうに思います。  ただ狛江市長といたしましても,それは狛江市内に洪水が起こるようなことがないように対応しなければいけないと,このように考えております。 493: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 494: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) そういう点では今度の多摩川緊急治水対策プロジェクト,これを早く実現してもらって河川の水位を下げて,その上で排水を行うという流れをつくる必要があると思います。それも両方やっていく必要があるということだと思います。  被災された方から提案がございまして,例えば六郷排水樋管に既に設置されている常設の排水ポンプについて,現在は手作業でホースを多摩川に伸ばして排水する方式だけれども,国土交通省と協議し,地下に排水管を設置して自動的に排水できるようにできないか,こういう提案がございますがいかがでしょうか。 495: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 496: ◯ 環境部長(清水 明君) こちらも国土交通省との協議が必要となり,多摩川の水位が計画高水位を超えた場合には排水を止める必要がございますが,技術的には可能と考えております。現在委託にて実施しております浸水原因究明業務委託の今後の対策の中で方向性を示していければと考えております。 497: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 498: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) もう1つ市民からの提案がございます。六郷さくら通りの地下の下水管,合流式の下水管に根川の雨水を一部流せるようにすれば浸水被害を軽減できるのではとの提言がございますが,これは可能でしょうか。 499: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 500: ◯ 環境部長(清水 明君) 排水先の下流側の下水道管の大きさを大きくすることなどが必要になると考えられますが,技術的には可能であると考えられます。しかしながら先ほど市長が答弁したように,このことによりまして他の地区で浸水被害が発生するなど二次被害が発生する可能性もあるため慎重に検討する必要があると考えているところでございます。  まずは現在委託にて実施しております浸水原因究明業務委託の今後の対策の中で方向性を示していければと考えております。 501: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 502: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 日本水工設計株式会社に浸水の原因の究明と対策を委託いたしまして,報告書が3か月遅れるということなのですけれども,報告書が出た段階でぜひ市民説明会を開いてほしいと思うのですけれどもいかがでしょうか。 503: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 504: ◯ 環境部長(清水 明君) 原因究明委託の経過や結果,浸水対策事業の進捗等につきましては適宜ホームページ,広報等により幅広く市民の皆様に公表し,情報を共有できればと考えているところでございます。 505: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 506: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これも市長にお伺いいたします。災害があったときだからこそ市民との協働を進める必要があると思います。みんなでまちづくりを進めていくという,こういう視点に立ってこうした市民説明会をぜひ開いてほしいと思うのですけれども,いかがでしょうか。 507: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 508: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 市民の皆様方に分かりやすく説明はしていきたいというふうに考えておりますので,方法などは今後検討していきます。 509: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 510: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 原因究明と今後の対策について報告書が出た段階でぜひ市民説明会を開いてほしい,重ねてお願いをいたします。  次に委託内容に今後の対策も含まれておりますけれども,その対策の前提となる降雨量は幾らでしょうか。 511: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 512: ◯ 環境部長(清水 明君) 対策の前提としています降雨量は下水道の整備で想定する時間50ミリを想定しておりますが,対策にかかる費用,放流先の可否,敷地利用の見込み等から実現可能な対策案を選定することとしております。 513: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 514: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 第4回定例会での質問で,台風当日,職員が退避した12日午後7時半頃の樋管の状況についての説明が曖昧でした。暗い中で,しかも樋管が完全に水没している中で雨水が多摩川に流れていたと判断した根拠は何なのか明らかにしてほしいと思います。これは職員を責めるというのではなくて,今後の再発防止のために真実を明らかにしてほしい,こういう趣旨の質問なのでぜひ明らかにしてほしいと思います。 515: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 516: ◯ 環境部長(清水 明君) 令和元年第4回定例会においても答弁させていただきましたとおり多摩川の水流が市内側に流れ込んでいないこと,樋管付近の水面の状態についても市内側に流れ込んでいないこと,流域での降雨の状況を見て総合的に判断したところでございます。 517: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 518: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 市内に流れ込んでいないということを確認したというのですけれども,そのときの水面の状態はどういう状態だったのでしょうか。既にそのときには樋管が深く沈んでしまっている中で,また夜の暗い中で市内側に河川水が流れ込んでいない,そのように判断した水面の状態というのはどういうものだったのかお伺いいたします。 519: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 520: ◯ 環境部長(清水 明君) 職員が土手の天端に出て水面の状況を確認して,あと市内側に降雨が激しいというところも確認しながら総合的に判断したところでございます。 521: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 522: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) その水面の状況とはどういうものだったのでしょうか。 523: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 524: ◯ 環境部長(清水 明君) 水面の状態についても,市内側に流れ込んでいないという状態でございました。 525: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 526: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今後の対策に関わる大事な問題だと思いますので,なぜそう判断したのかぜひ明らかにしてほしいと思います。  次に台風当日の六郷・猪方両排水樋管の多摩川の水位について伺います。  まず職員が退避した午後7時半頃の水位,またその後の最大の水位は幾らだったでしょうか。 527: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 528: ◯ 環境部長(清水 明君) 職員が退避した時点での樋管の水位でございますが,多摩川の水位が高く水位計を直接目視することができませんでしたのでおおむねの水位となります。  六郷排水樋管については4.8メートル程度,猪方排水樋管については5.7メートル程度であったと考えております。その後の最大水位は六郷排水樋管で5.7メートル程度,猪方排水樋管で6.0メートル程度であったと考えているところでございます。 529: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 530: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 台風当日,市内が冠水し始めたという午後4時頃の多摩川の水位は六郷,猪方それぞれ幾らでしたでしょうか。 531: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 532: ◯ 環境部長(清水 明君) 午後4時頃の各排水樋管での水位でございますが,六郷排水樋管で3.7メートル,猪方排水樋管で4.8メートルでございました。 533: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 534: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ここでパネルを示させてもらいます。  あくまで昨年の台風のレベルの雨が前提でございます。このグラフにありますように,ここが樋管の高さ2.9メートルです。六郷と猪方です。2.9メートル。午後4時頃,それぞれ道路が冠水し始めた。これは猪方排水樋管では4.8メートルの水位があって,樋管はもう完全に水没しております。この時点で道路が冠水を始めたと。六郷については3.7メートルです。それで道路が冠水を始めて。それで職員が退避した午後7時半頃は猪方は5.7メートル,それで六郷は4.8メートル。最大水位は猪方が6メートル,それで六郷が5.7メートルということでございます。  4時の時点で冠水を始めたということですので,今後の対策としては猪方の場合は最大6メートルの水位を4.8メートルまで下げると。1.2メートル下げれば何とか冠水を免れると。それから六郷のほうは3.7メートルと5.7メートル,ここは2メートルの差があるのです。2メートル下げないと冠水してしまうということで,これをどこまで下げられるか。それを河川,いわゆる国土交通省の今度のプロジェクトでどこまで下げて,下がり切れなかった部分をどれだけ排水できるかという,排水あるいは貯留できるかという,そういう形になってくると思います。その対策が必要だということだと思います。  次にくぼ地への対応についてお伺いいたします。  猪方,駒井では特にくぼ地になっている所での被害が深刻でございました。これらの地域では側溝がありL字溝での整備が行われておりません。これらの地域の雨水管の整備は終了しているのか。また南部地域全体の雨水管の整備状況はいかがかお伺いいたします。 535: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 536: ◯ 環境部長(清水 明君) 雨水管の整備につきましては必ずしも側溝の整備と同時に行っているものではなく,浸水した地域でも雨水管の整備が完了している所としていない所が混在している状況でございます。  なお,平成30年度末現在の雨水管の整備率はおおむね世田谷通りと水道道路に挟まれた地域である狛江南部第1排水区が約68.8%,水道道路と多摩川に挟まれた地域である狛江南部第2排水区が約81.5%,2つの地区を合わせて約75.6%となっております。 537: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 538: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 雨水管の整備が未整備の地区があるということなのですけれども,このことが浸水被害をより大きくしたということはあるのかないのかお伺いいたします。 539: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 540: ◯ 環境部長(清水 明君) 雨水排水を行う上で重要である雨水管の幹線につきましては整備率100%となっており,現在未整備である箇所は雨水管の支線の整備を行っているところでございます。  今回の浸水被害につきましては原因の究明を委託しているところではございますが,雨水管が未整備であることが浸水の原因であるとは考えておりません。 541: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 542: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 原因ということではなくて雨水管の未整備によって被害の大きさに影響が出たのかどうかということをお伺いしています。 543: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 544: ◯ 環境部長(清水 明君) 被害の大きさにつきましては,宅地側の降雨量ですとか,あと多摩川の水位ですとか,そういうところによって変わってきますので,雨水管の支線の整備が被害の大きさに影響してくるとは考えておりません。 545: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 546: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 次に重点対策地区についてお伺いいたします。  今回の被害が深刻だった根川周辺や猪方・駒井地域を浸水被害軽減のための重点対策地区と位置づけて対策を取っていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 547: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 548: ◯ 環境部長(清水 明君) 今回浸水被害が深刻であった排水樋管周辺地区の浸水対策を行うことは重要であると考えているところでございます。
    549: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 550: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 下水道法第25条に浸水被害対策区域制度というのがございます。まず今年の夏,少なくとも床上浸水はゼロにする,そういう目標を持って集中的に対策を実施してほしいと思います。  その1つとして止水板の設置工事など住民が自衛措置として行う浸水防止対策に市としてぜひ支援をしていただきたいと思います。  三鷹市や杉並区,品川,文京,北,目黒,板橋など幾つかの自治体では止水板の設置に助成をしております。また我孫子市や朝霞市などでは止水板だけではなくて止水シートの購入や大工さんに頼んで浸水防止の工事を行ったり家屋のかさ上げをするなど浸水防止の対策を住民自身が行う場合にも支援をしております。ぜひ少しでも被害の軽減につながるように,狛江市でも助成措置を考えていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 551: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 552: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 止水板の設置の助成ということでございますけれども住宅の形状等により設置方法が異なり,浸水想定地域全ての住宅に設置することは費用の面でも困難だと考えております。  このため助成制度の創設については現時点では考えておりませんが,これらの有効性についての周知・啓発は実施していきたいと考えております。 553: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 554: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 現時点では考えていないということなのですが,市長に伺いたいと思います。  住宅の形状等により設置方法が異なるという言葉もございましたが,先ほど言いましたように我孫子市などでは止水板だけではなくて止水を防ぐためのブロック積みとか玄関や店舗の床面のかさ上げなどに対しても工事費の2分の1,上限30万円を助成しております。  朝霞市では止水板の購入費と設置工事費,止水シートの購入費や住民が大工さんに頼んで行う浸水対策について事業費の4分の3以内で上限30万円の補助,また罹災証明を受けた建物は上限50万円を補助しております。毎年四,五件の申込みがあって予算的には200万円から300万円の予算を組んでいるということでございます。狛江市でも実施できる額だと思います。ぜひ日本一安心・安全なまち,これを目指してこうした制度を実施してほしいと思うのですけれどもいかがでしょうか。 555: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 556: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 今総務部長がお答えしたとおり有効性はあるかなというふうに思っております。ただ建築物によって異なることもございますので,そういった部分もいろいろ研究して今後考えていきたいというふうに思っております。 557: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 558: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 大変な被害が出た台風ですので,やれることは何でもやって,1世帯でも2世帯でもともかく助けると,ぜひそういう構えでお願いをしたいと思います。  被災された方々は二度とこのようなことのないようにと願っております。市として浸水ゼロ,これを豪雨対策の目標として掲げて対策を急いでいただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 559: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 560: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 台風や集中豪雨等の自然災害の脅威から市民を守り,誰もが安心して安全に暮らせるまちづくりを推進することは大切であるというふうに考えております。市長といたしましてもしっかり対策を練っていきたいというふうに考えております。 561: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 562: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これは狛江市の下水道課の車に貼ってあるステッカーでございます。浸水ゼロ・暮らしを支える下水道と書いております。これは東京都の下水道局が呼びかけて各市で貼ってやっているのです。浸水ゼロにするって,これは先ほどの河川の状況などを見ますとなかなか大変だと思います。でもこれを目標に掲げることで対策も進むし,住民も安心感を得ると思うのです。ぜひ浸水ゼロを目標に掲げてほしいと思うのですけれども,市長の見解を再度お願いします。 563: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 564: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先ほども申し上げましたとおり浸水がないように対応していきたいというふうに思っております。 565: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 566: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 浸水がないように,ゼロだと思いますので,よろしくお願いいたします。  次,被災者支援についてお伺いをいたします。  罹災証明の申請状況と発行状況についてお伺いをいたします。 567: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 568: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 令和2年2月18日時点の数字でお答えをさせていただきます。  令和元年東日本台風を事由とする罹災証明書の申請件数は204件,うち発行済みの件数は203件でございます。  判定の内訳でございますが,半壊が21件,一部損壊(準半壊)が42件,一部損壊(10%未満)が140件,全壊及び大規模半壊はゼロ件,合計203件となっております。 569: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 570: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それでこれは最後の質問になります。  私はこの間「災害対策なんでもアンケート」というのを南部地域で行っております。まだ余りたくさんは戻ってきていないのですけれども,でも中には被災の実態を非常に詳しく書かれた方もいらっしゃいます。  ある方は,床上浸水された方ですけれども,床,壁,トイレ,ドア,テレビ,エアコン,冷蔵庫,たんす,食器棚,お風呂,システムキッチン,ストーブ,敷物,ビデオなどが駄目になって元どおりの生活を取り戻すには約1,400万円かかると書いてありました。またカビの発生がトイレ,洗面所,北側の床,基礎部分でひどかったというふうに書かれております。被災された世帯では多額の出費を余儀なくされている状況でございます。  ここで市長にお伺いいたします。  栃木県の栃木市や佐野市では床上浸水被害を受けた方を対象に被災した家財や家電等の買換え・修繕,いわゆる冷蔵庫とか洗濯機とかテレビとか布団,ベッド,食器棚とか,そういうものの費用の20%を上限10万円で支援をいたしております。栃木市などでは被災者が多く7,900世帯が浸水被害を受けたということで狛江とは比べ物にならないのですけれども,そういうことで億単位の予算が組まれているわけですけれども,狛江市の被災状況からいたしますと私の試算ではこういう制度をつくったとしても700万円程度の予算で実施できると思われます。ぜひ市の独自支援制度として家財,家電,エアコンなどの購入に助成する支援制度を創設してほしいと思うのですけれどもいかがでしょうか。 571: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 572: ◯ 市 長(松原 俊雄君) エアコンなどの家屋と一体となっている家財につきましては半壊以上の世帯が対象でございますけれども,東京都の生活再建支援制度により支援を行っているところでございます。また市独自の支援策といたしまして災害見舞金や特例見舞金の支給,床上浸水した家屋の消毒費用の助成,市民税,固定資産税・都市計画税を初めとする各種減免など実施をしているところでございます。  現行制度以外に新たな制度というお話でございますけれども,現状ではそこまでの対応はできないというふうに考えております。 573: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 574: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 残念な答弁でございます。「日本一やさしいまち」,その公約があります。ぜひそれに沿って対応を考えてほしい,重ねてお願いいたしまして質問を終わります。 575: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 576: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  お諮りいたします。  議事の都合により,明29日と明後3月1日の2日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 577: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明29日と明後3月1日の2日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は3月2日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 3時57分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...