狛江市議会 2019-12-23
令和元年第4回定例会(第24号) 本文 開催日: 2019-12-23
この6件については総務文教常任委員会に付託され,その審査が終了し,お手元に配付してあるとおり報告書が提出されております。委員長から委員会の審査の経過及び結果の報告を願います。総務文教常任委員長。
〔総務文教常任委員長 三角たけひさ
議員登壇〕
6:
◯ 総務文教常任委員長(三角 たけひさ
議員) 総務文教常任委員会の審査状況について報告いたします。
委員会は12月12日に開催しております。
当日の出席者は委員全員と議長,説明員としては企画財政部は部長以下3人,総務部は部長以下3人,教育部は部長以下2人,環境部は部長以下3人。また,議会事務局からは事務局長以下4人が出席しております。
それでは委員会における質疑の概略と結果について報告いたします。
最初に議案第47号,狛江市名誉市民条例であります。
委員からは,26市の制定状況,推挙に至る行政側の手続,推薦委員があるべきではないか。2点目,毎年授与されるのか,功績に対して金銭的等々の授受があるのか等の質疑がありました。
ほかに質疑,討論なく,採決の結果,議案第47号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
次に議案第48号,狛江市組織条例の一部を改正する条例であります。
質疑,討論なく,採決の結果,議案第48号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
次に議案第49号,狛江市総合戦略推進委員会の設置及び運営に関する条例を廃止する条例であります。
質疑,討論なく,採決の結果,議案第49号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
次に議案第54号,狛江市子育て・教育支援複合施設の設置及び管理に関する条例であります。
委員からは,1点目,各センター長と総括室長の就任予定。2点目,児童発達支援センターの具体的事業は。3点目,あいとぴあセンター「ぱる」の負担軽減は。4点目,児童発達支援センターの定員枠と通所事業の実施について。5点目,他市を見学し,専門的な知識のある施設長が大事であり,経験を積んだ方がどれだけ配置されるかでよい発達支援ができると考えている。狛江市も十分経験を積んだ方が配置されるのか。6点目,資格を要する職員体制について。7点目,教育支援センターの職員配置について,会計年度任用職員がフルタイムという契約が今後検討されるのか。8点目,職員の質を確保するという意味で職員の待遇の検討等の質疑がありました。
ほかに質疑,討論なく,採決の結果,議案第54号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
次に議案第51号,狛江市立学校の施設の使用に関する条例の一部を改正する条例であります。
委員からは,特別活動室をこれまで利用されていた方々への説明はどのようなものであったのか。また理解は得られたのか。このような増設計画の中,六小放課後クラブ計画等の移転について,あわせて児童青少年部との連携が必要であるという要望,質疑がありました。
ほかに質疑,討論なく,採決の結果,議案第51号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
次に議案第52号,狛江市歴史公園条例であります。
委員からは,条例に開園する古墳名・公園名が記載されていないが別に条例を定めるのか。公園の設置については条例事項ではないか。公園維持のための寄附金の設置予定は,等々の質疑がありました。
ほかに質疑,討論なく,採決の結果,議案第52号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
以上,総務文教常任委員会の報告とさせていただきます。
7:
◯ 議 長(
石井 功議員) 委員長の報告が終わりましたので,委員長に対する質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
8:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で委員長に対する質疑を終結いたします。
これより順次討論,採決に入ります。
最初に議案第47号の討論に入ります。
(「なし」の声あり)
9:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第2 議案第47号 狛江市名誉市民条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
10:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第47号は委員長報告のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
11:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に議案第48号の討論に入ります。
(「なし」の声あり)
12:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第3 議案第48号 狛江市組織条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
13:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第48号は委員長報告のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
14:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に議案第49号の討論に入ります。
(「なし」の声あり)
15:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第4 議案第49号 狛江市総合戦略推進委員会の設置及び運営に関する条例を廃止する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
16:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第49号は委員長報告のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
17:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に議案第54号の討論に入ります。5番高木
さとこ議員。
〔5番 高木
さとこ議員登壇〕
18:
◯ 5 番(高木
さとこ議員) 討論させていただきます。
このたびの狛江市子育て・教育支援複合施設の設置及び管理に関する条例に,賛成の立場から意見させていただきます。
本複合施設の全体構想では,子ども家庭支援センター,児童発達支援センター,教育支援センターの3つが「きづく」「よりそう」「ささえる」「つなぐ」の4つの視点から連携し,子どもの育ちや発達を切れ目なく支えるという運営の基本的な考え方が示されております。3つのセンターが連携し利用者の情報を共有し,切れ目ない支援につなげるという設計が計画上予定されております。
そうした支援を実際に担う運営体制としては,子ども家庭支援センター,児童発達支援センターの2つは雲柱社への委託事業,教育支援センターは狛江市直営となっております。
そして,実際の支援業務を担うのは,現場の職員となります。子どもの育ちや発達を切れ目なく支えるためには,個々の利用者の相談や支援をする現場の職員体制が切れ目ない体制となることが必要とされると,私たち立憲民主こまえ会派は考えます。
複合施設のどの業務もかなりセンシティブであり,専門的知見や人間性を必要とする業務になるはずですので,職員の質をしっかり確保する意味でも,職員の待遇は御配慮いただきたいと考えています。
また,プライバシーにかかわる内容を扱うこと,子どもの教育を支えるためにも親を支える必要があり,迷いのある親御さんに的確なアドバイスや安心感を担えるサポートをするのは,情緒と人間力を要する業務内容だと思っております。親御さんや子どもが職員と信頼関係を築き,子どもの切れ目のない育ちを支えるために,職員の継続性を担保する処遇が求められると考えます。
教育支援センターにおいては,会計年度任用職員としてのフルタイム契約職員の配置を検討することを要望いたします。フルタイム契約だと退職金があるので,職員継続の可能性がパートタイムよりは高くなると思われます。また,委託事業者である雲柱社においては,常勤と非常勤の割合を狛江市としても把握されるようお願いいたします。
毎年,担当者がかわるかもしれない支援現場ではなく,子どもたちの成長を継続的に見守れる職員体制を整え,実質的にも切れ目ない支援を行い,子育て家庭から信頼される子育て・教育支援複合施設となることを期待しております。
以上です。
19:
◯ 議 長(
石井 功議員) 4番松崎
淑子議員。
〔4番 松崎
淑子議員登壇〕
20:
◯ 4 番(松崎
淑子議員) 議案第54号,狛江市子育て・教育支援複合施設の設置及び管理に関する条例に,賛成の立場から討論をいたします。
既存の子ども家庭支援センターと教育研究所の機能をさらに強化し,新設の児童発達支援センターが1つの建物内で連携して,子どもと家庭への切れ目のない,垣根のない支援を目指して,来年度開設される狛江市子育て・教育支援複合施設に大変期待をしております。
今回の条例では,「ワンストップで相談を受けること」,また児童福祉法第1条のように,「子どもの最善の利益を図るためにその子の家庭,家族も含めて支援すること」という文言の明記がありませんが,基本構想,事業計画に細かく記されているとおりの運営方針ということを確認いたしました。
市長部局と教育委員会の横断的な統括・連携が重要になると考えますので,統括施設長につきましては,各センターへの権限を保障することを運営する上でも確認してください。
また,新設の児童発達支援センターにつきましては,来年度から通所事業が滞りなく始められるように,既存の事業所や保育施設と市・運営事業体で十分な話し合いを持ち,情報を知らせるとともに,市民には児童発達支援センターの専門的な相談窓口で対応してくださることを要望し,討論を終わります。
21:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第5 議案第54号 狛江市子育て・教育支援複合施設の設置及び管理に関する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
22:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第54号は委員長報告のとおり可決されました。
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23:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に議案第51号の討論に入ります。
(「なし」の声あり)
24:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第6 議案第51号 狛江市立学校の施設の使用に関する条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
25:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第51号は委員長報告のとおり可決されました。
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26:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に議案第52号の討論に入ります。
(「なし」の声あり)
27:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第7 議案第52号 狛江市歴史公園条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
28:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第52号は委員長報告のとおり可決されました。
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29:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第8 議案第55号 狛江市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例と日程第9 議案第53号 狛江市立児童館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の2件を一括議題といたします。
この2件については社会常任委員会に付託され,その審査が終了し,お手元に配付してあるとおり報告書が提出されております。委員長から委員会の審査の経過及び結果の報告を願います。社会常任委員長。
〔社会常任委員長 田中智子
議員登壇〕
30:
◯ 社会常任委員長(田中 智子
議員) 社会常任委員会の審査状況について報告いたします。
委員会は12月13日に開催しております。
当日の出席者は委員全員と議長,説明員としては市民生活部は部長以下2人,福祉保健部は部長以下2人,児童青少年部は参与以下2人。また,議会事務局からは事務局長以下4人が出席しております。
それでは委員会における質疑の概略と結果について報告いたします。
最初に議案第55号,狛江市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例であります。
質疑,討論なく,採決の結果,議案第55号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
次に議案第53号,狛江市立児童館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例であります。
委員から,学童クラブは該当の小学校を規定しているのか。また,希望する方がこちらに行くという形でよいのか。また,駄倉地区センターの1階を学童施設にするとすると外遊びの場がない。その保障はどうなるのか。また,例えば一小の子供が行くとした場合に,少し校庭で遊んでからこちらに行くということも可能なのか。また,検討事項で可能性もあるということで認識してよいのか,との質疑がありました。
また委員から,雲柱社への委託ということで,運営ということで解釈してよいのか。また,7月1日から開所ということでよいのか。また,定員数と職員体制について教えてください,との質疑がありました。
また委員から,7月1日の開所だが6月いっぱいぐらいまではKoKoAなどにいてもらって,7月1日から入っていくということでよいのか,との質疑がありました。
ほかに質疑,討論なく,採決の結果,議案第53号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
以上,社会常任委員会の報告とさせていただきます。
31:
◯ 議 長(
石井 功議員) 委員長の報告が終わりましたので,委員長に対する質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
32:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で委員長に対する質疑を終結いたします。
これより順次討論,採決に入ります。
最初に議案第55号の討論に入ります。
(「なし」の声あり)
33:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第8 議案第55号 狛江市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
34:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第55号は委員長報告のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
35:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に議案第53号の討論に入ります。
(「なし」の声あり)
36:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第9 議案第53号 狛江市立児童館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
37:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第53号は委員長報告のとおり可決されました。
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38:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第10 議案第56号 狛江市下水道条例の一部を改正する条例と日程第11 議案第57号 狛江市下水道事業の設置等に関する条例の2件を一括議題といたします。
この2件については建設環境常任委員会に付託され,その審査が終了し,お手元に配付してあるとおり報告書が提出されております。委員長から委員会の審査の経過及び結果の報告を願います。建設環境常任委員長。
〔建設環境常任委員長 佐々木貴史
議員登壇〕
39:
◯ 建設環境常任委員長(佐々木 貴史
議員) 建設環境常任委員会の審査状況について報告いたします。
委員会は12月16日に開催しております。
当日の出席者は委員全員と議長,説明員としては環境部は部長以下4人。また,議会事務局からは事務局長以下4人が出席しております。
それでは委員会における質疑の概略と結果について報告いたします。
最初に議案第56号,狛江市下水道条例の一部を改正する条例であります。
質疑,討論なく,採決の結果,議案第56号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
次に議案第57号,狛江市下水道事業の設置等に関する条例であります。
委員から,公営企業になって変わることはどのようなことがあるのか。また,狛江市にとってのメリットはどこにあるのか,との質疑がありました。
ほかに質疑,討論なく,採決の結果,議案第57号は賛成全員で原案のとおり可決されました。
以上,建設環境常任委員会の報告とさせていただきます。
40:
◯ 議 長(
石井 功議員) 委員長の報告が終わりましたので,委員長に対する質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
41:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で委員長に対する質疑を終結いたします。
これより順次討論,採決に入ります。
最初に議案第56号の討論に入ります。
(「なし」の声あり)
42:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第10 議案第56号 狛江市下水道条例の一部を改正する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
43:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第56号は委員長報告のとおり可決されました。
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44:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に議案第57号の討論に入ります。
(「なし」の声あり)
45:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第11 議案第57号 狛江市下水道事業の設置等に関する条例,本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
46:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第57号は委員長報告のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
47:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第12 同意第7号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 松原俊雄君登壇〕
48:
◯ 市 長(松原 俊雄君) 日程第12 同意第7号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて,提案理由を申し上げます。
本件は,人権擁護委員法第6条第3項の規定により,新たに人権擁護委員を推薦するに当たり,石澤周子氏にお願いするものです。
石澤氏は,猪方三丁目にお住まいで年齢は63歳,識見及び人格とも適任であり,人権擁護について深く理解のある方です。経歴等については資料No.25を御参照願います。
よろしく御審議の上同意をいただけますようお願い申し上げます。
49:
◯ 議 長(
石井 功議員) 提案理由の説明が終わりましたので,これより質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
50:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております同意第7号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
51:
◯ 議 長(
石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって同意第7号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入るわけですが,人事の問題でありますので慣例により討論を省略いたします。
これより採決いたします。
この採決は無記名投票をもって行います。
ただいまの出席
議員は21人であります。
投票用紙を配付させます。
念のため申し上げます。問題を可とする
議員は「賛成」と,問題を否とする
議員は「反対」と記載の上点呼に応じ順次投票願います。
(投票用紙配付)
52:
◯ 議 長(
石井 功議員) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
53:
◯ 議 長(
石井 功議員) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(投票箱点検)
54:
◯ 議 長(
石井 功議員) 異状なしと認めます。
なお,投票中,賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は,会議規則第70条第2項の規定により「否」とみなします。点呼を命じます。議会事務局長。
(議会事務局長氏名点呼・投票)
55:
◯ 議 長(
石井 功議員) 投票漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
56:
◯ 議 長(
石井 功議員) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
これより開票を行います。
会議規則第30条第2項の規定により,立会人に9番しの浩司
議員,20番辻村ともこ
議員を指名いたします。
立ち会いを願います。
(開 票)
57:
◯ 議 長(
石井 功議員) 投票の結果を議会事務局長をして報告させます。議会事務局長。
58:
◯ 議会事務局長(小川 啓二君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 21票
賛 成 21票
以上のとおりであります。
59:
◯ 議 長(
石井 功議員) 投票の結果は議会事務局長報告のとおりであります。よって同意第7号はこれに同意することに決しました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
60:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第13 議案第60号 狛江市印鑑条例の一部を改正する条例を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 松原俊雄君登壇〕
61:
◯ 市 長(松原 俊雄君) 日程第13 議案第60号 狛江市印鑑条例の一部を改正する条例について,提案理由を申し上げます。
本件は,成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行により,印鑑登録証明事務処理要領の一部が改正されたことに伴い改正を行うものです。
内容といたしましては,成年被後見人を印鑑登録の欠格事項とすることを見直し,成年被後見人でも法定代理人が同行して印鑑登録の申請を行った場合は,意思能力を有する者として当該申請を受け付けるよう改正するものです。
よろしく御審議の上議決をいただけますようお願い申し上げます。
62:
◯ 議 長(
石井 功議員) 提案理由の説明が終わりましたので,これより質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
63:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第60号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
64:
◯ 議 長(
石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって議案第60号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「なし」の声あり)
65:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第13 議案第60号 狛江市印鑑条例の一部を改正する条例,本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
66:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第60号は原案のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
67:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第14 議案第61号 平成31年度狛江市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 松原俊雄君登壇〕
68:
◯ 市 長(松原 俊雄君) 日程第14 議案第61号 平成31年度狛江市一般会計補正予算(第7号)について,提案理由を申し上げます。
今回の補正予算は,歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,015万円を増額し,一般会計の総額をそれぞれ299億2,465万円とするものです。
主な内容といたしましては,台風第19号により被災された方や農地の被害を受けた方に対する見舞金を計上するものです。
よろしく御審議の上議決をいただけますようお願い申し上げます。
69:
◯ 議 長(
石井 功議員) 提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。
これより質疑を受けるわけですが,質疑の方法は総括,歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
70:
◯ 議 長(
石井 功議員) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
最初に総括質疑を受けます。21番谷田部
一之議員。
71:
◯ 21番(谷田部
一之議員) それでは総括質疑をさせていただきます。
初めに,台風19号被害に遭われました被災者の皆様にはお見舞いを申し上げるとともに,被災者の要望を市はしっかりと受けとめていただき,緊急に補正予算を3件組んでいただきまして,まことにありがとうございます。
それでは質問でございますが,本
定例会では一般会計補正予算(第5号)(第6号)(第7号)と3つ災害対応予算が計上されてきましたが,現時点で予定されているのはここまでですか。これ以上なるのかどうかをお伺いいたします。
72:
◯ 議 長(
石井 功議員) 副市長。
73:
◯ 副市長(平林 浩一君) 被災者支援といたしましては,今回の補正予算(第7号)でお願いしております災害見舞金までと考えております。家屋の消毒にかかった費用への助成,税や下水道使用料の減免などのほか,さきの補正予算(第6号)で可決をいただきました住宅の応急修理,そして今回の補正予算が認められましたら,災害見舞金の支給がございますので,被災された方にはしっかりと周知いたしまして,年度内に対応してまいりたいと考えております。
また災害義援金,この募集も今年度末までしっかりと行ってまいります。
74:
◯ 議 長(
石井 功議員) 21番谷田部
議員。
75:
◯ 21番(谷田部
一之議員) それでは国や都の補正への対応は,これからどうなっているのでしょうか。
76:
◯ 議 長(
石井 功議員) 企画財政部長。
77:
◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都におきまして,市町村災害復旧・復興特別交付金25億円を含む補正予算が,さきの12月18日に可決されたところでございます。この市町村災害復旧・復興特別交付金は災害の復旧に要した経費や今後の復興に係る経費などのうち,市町村の財政負担を支援する交付金でございます。市といたしましては,できる限り補填いただけるよう対応してまいりたいと考えております。
78:
◯ 議 長(
石井 功議員) 21番谷田部
議員。
79:
◯ 21番(谷田部
一之議員) わかりました。今,12月18日に特別交付金ということで25億円,東京都で補正予算が可決されたということで,これからまず行政といたしましては,被災者に寄り添い相談に乗っていただけますようお願いするとともに,災害見舞金も含め対象者へはしっかりと情報が行き届きますようお願い申し上げまして,総括質疑を終わります。
80:
◯ 議 長(
石井 功議員) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
81:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で総括質疑を終結いたします。
次に歳入の質疑を受けます。11番三角たけひさ
議員。
82:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) それでは歳入について3問質問させていただきます。
今回も財源は財政調整基金の取り崩し2,015万円で対応されているところでございますが,台風19号への対応では財政調整基金の取り崩しは全体で幾らになったのか,お伺いさせていただきます。
83:
◯ 議 長(
石井 功議員) 企画財政部長。
84:
◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 一般会計補正予算(第5号)で5,000万円,(第6号)で5,824万9,000円,そして今回の補正予算(第7号)で2,015万円でございますので,合計いたしますと1億2,839万9,000円でございます。
85:
◯ 議 長(
石井 功議員) 11番三角
議員。
86:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) ただいまの企画財政部長の御答弁で,約1億3,000万円取り崩したことがわかりました。それでは今年度末の財政調整基金の残高は幾らになるのか,お伺いさせていただきます。
87:
◯ 議 長(
石井 功議員) 企画財政部長。
88:
◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成30年度末は18億6,617万円ございましたが,当初予算での繰り入れもあり,今年度末の見込みでは15億3,845万2,000円でございます。
89:
◯ 議 長(
石井 功議員) 11番三角
議員。
90:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) これまでの財政運営の中で,しっかりと財政規律を守り積み立てをしてきたからこそ,今回の市独自の災害見舞金への対応もできたと私は考えているところでございます。
それでは今回の災害対応も踏まえて,財政調整基金はどの程度の金額が必要であると考えているのか,市の見解をお伺いするところでございます。
91:
◯ 議 長(
石井 功議員) 企画財政部長。
92:
◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 毎年度,当初予算においては財政調整基金を取り崩して対応している状況でございます。中期財政計画で定めております20億円を目標に積み立ててまいりたいと考えております。
93:
◯ 議 長(
石井 功議員) 11番三角
議員。
94:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) 今,御答弁いただいたように,中期財政計画で定めている20億円を目標に積み立てを行うということでございますが,今後も必要なものにはしっかりと対応していただきたいと考えているところでございます。財政規律が守られた行政運営をお願いし,質問を終了させていただきます。
95:
◯ 議 長(
石井 功議員) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
96:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で歳入の質疑を終結いたします。
次に歳出の質疑を受けます。11番三角たけひさ
議員。
97:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) それでは歳出に関する質問を5問させていただきます。
6款農業費の農業災害見舞金15万円について,どのような方を対象にするのか,制度の詳細についてお伺いさせていただきます。
98:
◯ 議 長(
石井 功議員) 市民生活部長。
99:
◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 今回の制度につきましては,農地がおおむね500平米以上浸水被害に遭われた農家を対象に,農作物への被害もあったことから,農地所有者に3万円を支給させていただくものでございます。一部の市内農家の被害状況は確認しており,現時点におきましては5件が対象となるものでございます。
100:
◯ 議 長(
石井 功議員) 11番三角
議員。
101:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) 今の御答弁で5件が対象ということでございますが,他の農家の方の被害があるのかどうか,現状についてお伺いさせていただきます。
102:
◯ 議 長(
石井 功議員) 市民生活部長。
103:
◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 今回の調査につきましては,浸水域内の農地につきまして聞き取り調査を行いましたが,他の地域にも被害が及んでいる可能性もございますことから,農業委員会の皆様やJAマインズ狛江支店の御協力をいただき,年末から年明けにかけて第二次調査を行う予定としております。
104:
◯ 議 長(
石井 功議員) 11番三角
議員。
105:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) 今,御答弁いただいたように,農業委員会やJAマインズ狛江支店の協力を仰ぎながらということで,連携を図られていますので,しっかりとその連携を生かして調査を進めていただきたいと思います。
それでは9款消防費の災害特例見舞金2,000万円について,制度の詳細についてお伺いさせていただきます。
106:
◯ 議 長(
石井 功議員) 総務部長。
107:
◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回お願いしております災害特例見舞金につきましては,基本的にはお住まいの家屋がある敷地内が浸水し,泥土が堆積した世帯を対象に,1世帯1万円を支給させていただくものでございます。マンションなどにお住まいの場合は,2階以上にお住まいの方も敷地内の泥土のかき出しなど御苦労があったことから,お見舞いの意味で支給させていただきたいと考えております。床上浸水で災害見舞金の3万円の支給を受けていらっしゃる方は対象外となりますが,西和泉地区で約1,200世帯,中和泉四丁目・五丁目地区で約100世帯,駒井町一丁目・三丁目地区で約500世帯,猪方二丁目地区で約200世帯で,合計2,000世帯を想定しているところでございます。
108:
◯ 議 長(
石井 功議員) 11番三角
議員。
109:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) 今,総務部長の御答弁があったように2階以上にお住まいの方,入り口前などの泥のかき出し,大変だったという声も直接いただいているところでございます。その方たちも対象としていただきましたことに,改めまして感謝を申し上げたいと思います。
それでは制度の周知や手続はどのようになるのか,お伺いをさせていただきます。
110:
◯ 議 長(
石井 功議員) 総務部長。
111:
◯ 総務部長(石橋 啓一君) 周知につきましては,対象地区には職員により戸別配布させていただく予定でございます。できるだけ対象者に御負担をかけないよう,あわせて申請書と返信用の封筒を同封し,郵送による申請を受け,指定された口座に振り込みをさせていただきたいと考えております。安心安全課窓口でも受け付けを行います。対象地区以外でも敷地内の浸水による泥土の堆積が確認できれば,対象とさせていただく予定でございます。
112:
◯ 議 長(
石井 功議員) 11番三角
議員。
113:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) それでは最後の質問でございますが,今回あくまでも居住されている方が対象ということでございますが,事業所についてはどのようになるのかお伺いさせていただきます。
114:
◯ 議 長(
石井 功議員) 総務部長。
115:
◯ 総務部長(石橋 啓一君) この災害特例見舞金につきましては,事業所も対象とする予定でございます。
116:
◯ 議 長(
石井 功議員) 11番三角
議員。
117:
◯ 11番(三角 たけひさ
議員) 戸別配布で周知をしていただけるということですが,被災された方の気持ちを考えますと,少しでも早くお知らせをいただきたいと考えているところでございます。できる限り年内に御周知いただきますようお願い申し上げまして,質問を終了させていただきます。
118:
◯ 議 長(
石井 功議員) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
119:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で歳出の質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第61号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
120:
◯ 議 長(
石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって議案第61号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。14番鈴木えつお
議員。
〔14番 鈴木えつお
議員登壇〕
121:
◯ 14番(鈴木 えつお
議員) 議案第61号,平成31年度狛江市一般会計補正予算(第7号)につきまして,日本共産党狛江市議団の意見を申し上げます。
本補正予算は,台風19号で被災された農業者で被災面積が500平米以上の方々に3万円,また床下浸水の被害を受けた方々等に1万円の見舞金を支給するものでございます。
今回の台風19号で被災された方で,国や都の被災者支援制度,また狛江市の現行の災害見舞金支給規則等で支援を受けられない農業者や床下浸水等の世帯への見舞金の支給は賛同できるものでございます。ただ,本補正予算では,床下浸水等の世帯への見舞金は,居住している集合住宅等が低層階で浸水被害を受けた者で,上層階等で居住スペースは直接の被害を受けていない方々等への見舞金も含まれており,そのため総額2,000万円となっております。
今回の台風被害における床下浸水の世帯は12月2日現在312世帯であり,これをもとにいたしますと,床下浸水世帯に1万円ずつ見舞金を支給しても312万円であり,残りの1,688万円が居住スペースに直接の被害を受けていない世帯への見舞金の支給となります。
一方,今回の台風で床上浸水した世帯では,壁や床が水を吸ってしまい,壁や床を剥がして修理しないと住み続けることが困難な家庭も多く,修理費が600万円,また1,000万円かかるとのお話も伺っております。また,床上浸水の世帯では,家財道具や冷蔵庫,テレビなどの電気製品やエアコンや給湯器なども使えなくなっております。これらの世帯で被災前の生活を取り戻そうとすれば,現状の国や都の住宅修理に関する支援制度を活用したとしても,多くの世帯で多額の自己負担が余儀なくされる状況となっております。
床上浸水の被害を受けた方々への被災者支援制度の現状が,その被害の実態に比較して余りに不十分な現状のもとで,床上浸水等で多大な被害を受けている方々への支援をさらに手厚くしていく必要があるのではないかと思います。
今回,したがって直接の被害を受けられていない世帯への見舞金については,床上浸水で多額の出費を余儀なくされる方々への支援に振りかえていく,こういう検討も必要ではないかと思います。
本補正予算は災害見舞金の支給を議決するものでございますが,今後の予算の執行に当たっては,以上のような方向での検討を求めるものでございます。
大きな被害を受けた方々が一日も早く被災前の生活を取り戻せるよう最大限の支援を行うよう求め,本補正予算への賛成討論といたします。
122:
◯ 議 長(
石井 功議員) 5番高木
さとこ議員。
〔5番 高木
さとこ議員登壇〕
123:
◯ 5 番(高木
さとこ議員) 議案第61号,平成31年度狛江市一般会計補正予算(第7号)に関して討論申し上げます。
このたびの補正予算歳出内容として,農業災害見舞金,そして台風19号の浸水被害地域全世帯へも災害見舞金が支給されることになり,約2,000世帯で2,000万円が計上されました。台風被害後は,敷地内の汚泥の処理など困難もあったこととお見舞い申し上げます。
一方で,被災から2カ月以上となる現在も,床上浸水被害が著しかった世帯では,いまだにもとの御自宅に復元できていない方も多くいらっしゃいます。家財道具,また電気製品の買い直し,和室などの部屋の復元など突然の支出に御苦労されている声も多くお聞きしています。こうした支援がまだ十分ではない状態でもあります。
また,御高齢の被災者の方はなかなか作業がはかどらず,被災ごみを全て出し終えていない世帯も少なからずいらっしゃいます。が,被災ごみの回収は国の補助金の関係で先日13日に打ち切られました。
これまで見舞金や応急処置の被災者支援も実施されましたが,まだお困りの方も多くいらっしゃいます。制度上の制約もあるでしょうが,あと少しの支援で対応できる内容もあります。被災ごみの受け入れなど,今後,狛江市として柔軟な対応を検討していただき,より一層の被災者支援につなげていただくことを要望し,賛成討論とさせていただきます。
124:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第14 議案第61号 平成31年度狛江市一般会計補正予算(第7号),本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
125:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第61号は原案のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
126:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第15 委員会提出第3号 狛江市議会委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。議会運営委員長。
〔議会運営委員長 谷田部
一之議員登壇〕
127:
◯ 議会運営委員長(谷田部
一之議員) それでは日程第15 委員会提出第3号 狛江市議会委員会条例の一部を改正する条例について,提案理由の説明をいたします。
狛江市組織条例の一部が改正されたことに伴い,狛江市議会委員会条例の一部を改正し,第2条第2項第2号中「児童青少年部」を「子ども家庭部」に改めるものです。
なお,施行につきましては令和2年4月1日から施行するものであります。
議員各位の御賛同を賜りますようお願いいたしまして,提案理由といたします。
128:
◯ 議 長(
石井 功議員) 提案理由の説明が終わりましたので,これより質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
129:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております委員会提出第3号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
130:
◯ 議 長(
石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって委員会提出第3号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「なし」の声あり)
131:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第15 委員会提出第3号 狛江市議会委員会条例の一部を改正する条例,本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
132:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって委員会提出第3号は原案のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
133:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第16 委員会提出第4号 狛江市議会会議規則の一部を改正する規則を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。議会運営委員長。
〔議会運営委員長 谷田部
一之議員登壇〕
134:
◯ 議会運営委員長(谷田部
一之議員) それでは日程第16 委員会提出第4号 狛江市議会会議規則の一部を改正する規則について,提案理由の説明をいたします。
狛江市議会会議規則の一部を改正し,会議録の記載事項について,速記法によるものから録音記録により調製するものに改めるものであります。
詳細につきましてはお手元に配付してあります改正案のとおりでありますので,
議員各位の御賛同を賜りますようお願いいたしまして,提案理由といたします。
135:
◯ 議 長(
石井 功議員) 提案理由の説明が終わりましたので,これより質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
136:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております委員会提出第4号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
137:
◯ 議 長(
石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって委員会提出第4号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「なし」の声あり)
138:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第16 委員会提出第4号 狛江市議会会議規則の一部を改正する規則,本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
139:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって委員会提出第4号は原案のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
140:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第17
議員提出第4号 厚生年金への地方議会
議員の加入を求める意見書を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。21番谷田部
一之議員。
〔21番 谷田部
一之議員登壇〕
141:
◯ 21番(谷田部
一之議員) 日程第17
議員提出第4号 厚生年金への地方議会
議員の加入を求める意見書について,案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。
┌───────────────────────────────────────────┐
│ │
│ 厚生年金への地方議会
議員の加入を求める意見書 │
│ │
│ 地方創生の推進とともに,加速する人口減少社会への対応が我が国の将来にとって喫緊の政治│
│課題となっている。地方議会の果たすべき役割と責任は,ますます重要となる。このような状況│
│の中,地方議会
議員は,これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向│
│を酌み取り,的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められている。 │
│ また,地方議会
議員は,議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等さまざまな
議員活動│
│を行っており,近年においては都市部を中心に専業化が進んでいる。一方,今日では,就業者に│
│占めるサラリーマンの割合は約9割にも達し,地方議会
議員のなり手もサラリーマンからの転身│
│者が増加している。地方議会
議員が厚生年金に加入できるようになれば,民間会社の社員等が議│
│員に転身しても切れ目なく厚生年金の適用を受けることができ,老後や家族を心配することなく│
│選挙に立候補できる環境が整うことになる。多様で有為な人材の確保に大きく寄与すると考えら│
│れる。 │
│ よって狛江市議会は政府等に対し,国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確│
│保の観点から,厚生年金への地方議会
議員の加入のための法整備を早急に実現するよう強く求め│
│るものである。 │
│ 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 │
│ │
│
令和元年(2019年)12月23日 │
│ 東京都狛江市議会 │
│ │
│ 内閣総理大臣 │
│ 財務大臣 │
│ 総務大臣 │
│ 厚生労働大臣 様 │
│ 内閣官房長官 │
│ 衆議院議長 │
│ 参議院議長 │
│ │
└───────────────────────────────────────────┘
皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
142:
◯ 議 長(
石井 功議員) 提案理由の説明が終わりましたので,これより質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
143:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議員提出第4号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
144:
◯ 議 長(
石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって
議員提出第4号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。21番谷田部
一之議員。
〔21番 谷田部
一之議員登壇〕
145:
◯ 21番(谷田部
一之議員) 厚生年金への地方議会
議員の加入を求める意見書について,自由民主党・明政クラブの意見を申し上げます。
地方議会
議員年金は,平成23年にいわゆる「廃止法」が衆議院・参議院ともに全会一致で可決・成立し廃止されました。その際の衆参両議院の附帯決議「地方議会
議員年金制度の廃止後,概ね一年程度を目途として,地方公共団体の長の取扱い等を参考として,国民の政治参加や地方議会における人材確保の観点を踏まえた新たな年金制度について検討を行うこと。」を重く受けとめるべきとの意見があります。
また,地方議会
議員のみを対象とした旧地方議会
議員年金制度の「復活」を求めるものではございません。一般の会社員,公務員と同様に既存の厚生年金へ地方議会
議員が加入できるようにするものでございます。
一方,厚生年金の適用拡大を求める声がある中で,地方議会
議員が先行加入することや,公費負担が発生することに市民の理解が得られるかとの指摘があることも承知しているところでございます。
しかし本年4月に施行された統一地方選挙では,41道府県議選で無投票当選の比率が過去最高,立候補者数が過去最少を記録し,市区町村議選でも無投票当選が続出しました。地方自治は民主主義の学校で,地方議会はその根幹にある機関です。無投票当選の増加は民主主義の根幹を揺るがす大きな問題であると考えます。
本意見書は,現在任期を与えられている私たち現職の地方議会
議員のものではなく,次世代の志を持った人たちが立候補しやすい環境整備のためであり,市民にとって一番身近な民主主義の存続を求めるものであります。
よって自由民主党・明政クラブは本意見書に賛成いたします。
146:
◯ 議 長(
石井 功議員) 1番岡村しん
議員。
〔1番 岡村しん
議員登壇〕
147:
◯ 1 番(岡村 しん議員) 日程第17
議員提出第4号 厚生年金への地方議会
議員の加入を求める意見書について,日本共産党狛江市議団の意見を申し上げます。
本意見書は,国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から,老後の心配がないように地方
議員が厚生年金へ加入するための法整備を求めるものとなっております。
私たち日本共産党は,地方議会
議員年金制度を廃止する際に,1)既に制度が維持・延長できない段階であること,2)廃止しても掛金の返済や受給決定者への給付など一定の公的負担が避けられないことから,関係者間の議論にとどめず広く国民の皆さんに理解を得るため,オープンな議論を重ねること,3)地方
議員の人材確保のために,廃止した後の新たな年金制度は国民的議論の上で検討されるべきとの考え方を示し,地方議会
議員年金制度の廃止に賛成いたしました。
現在の国民年金や厚生年金制度の財源は,被保険者の保険料と国庫負担金,積立金の運用益で構成されており,厚生年金の保険料の半額は事業者が負担する仕組みとなっております。
したがって,地方
議員が厚生年金に加入することは,各自治体が年金保険料の半分を負担することになり,その財源は市民の税金となり,国民的議論や合意が必要になります。
地方
議員の年金制度のあり方は,国民誰もが安心して暮らせる年金制度を確立させる国民的議論の中で検討されるべきであり,単に
議員の年金のみの議論で済ませるものではないことは明らかです。
現在,多くの市民の皆さんが低年金で苦しんでいます。今夏の参議院選挙でも,老後は年金だけでは暮らせず2,000万円が必要などと年金問題が大争点となり,マクロ経済スライドで年金が減らされることへの批判が大きく広がりました。地方
議員のみを厚生年金へ加入させるための法整備を求めている本意見書では,「国民には給付カットを押しつけておきながら,地方
議員はお手盛り」との批判は避けられず,市民の理解が得られるとは思えません。
本意見書にあるように,老後や家族への心配というのであれば,低年金で苦しんでいる方,老後の生活を心配している方など,誰もが安心して暮らせるための年金制度の確立を求め,そうした制度の実現とあわせて地方
議員の年金制度も確立していくべきではないでしょうか。
以上のことから,日本共産党狛江市議団は本意見書に反対いたします。
148:
◯ 議 長(
石井 功議員) 4番松崎
淑子議員。
〔4番 松崎
淑子議員登壇〕
149:
◯ 4 番(松崎
淑子議員) 日程第17
議員提出第4号 厚生年金への地方議会
議員の加入を求める意見書に,反対の立場から討論いたします。
公的年金は,近年,現役世代の保険料の引き上げが実施され,また給付額も減額されるなど厳しい状況であり,多くの国民の老後の安定と安心にはほど遠い状況です。また,消費税増税など国民には財政の健全化のための負担が求められています。
生活者ネットワークが一貫して反対してきた特権的な地方議会
議員年金は2011年にようやく廃止されましたが,それ以前に受給資格を得ている元
議員などに対しては,この先約50年間支給が続き,その原資は全て税金であり,国や地方自治体の財政に大きな影響を与えています。
さらに地方議会
議員の厚生年金加入を認めると,地方自治体に事業者負担という新たな公費負担が発生します。
税金の使途について率先して厳しい立場で臨まなければならない地方議会
議員が,国民年金制度から厚生年金に移行することによって,国民年金の財政基盤もさらに悪化することも見込まれます。
本意見書では,国民の政治参加や人材確保の観点からの必要性が述べられていますが,現在の地方議会の役割が有権者に十分には届いていないことや,公職選挙法による制約など,年金制度改正以前に取り組むべき課題もあると考えます。
議会の役割について,狛江市議会として明文化された議会基本条例がいまだに制定されていないのが現状です。まずは議会の役割の明確化など市民の議会への関心を高める努力をし,さらなる議論と改革がまず必要であることを申し上げ,反対意見といたします。
150:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
(立憲民主こまえ退場)
151:
◯ 議 長(
石井 功議員) 日程第17
議員提出第4号 厚生年金への地方議会
議員の加入を求める意見書,本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
152:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手多数と認めます。よって
議員提出第4号は原案のとおり可決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
(立憲民主こまえ入場)
153:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第18
議員提出第5号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。2番宮坂良子
議員。
〔2番 宮坂良子
議員登壇〕
154:
◯ 2 番(宮坂 良子
議員) 日程第18
議員提出第5号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書につきまして,本文を朗読いたしまして提案理由とさせていただきます。
┌───────────────────────────────────────────┐
│ │
│ 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書 │
│ │
│ 加齢性難聴は,日常生活を不便にしコミュニケーションを困難にするなど,生活の質を落とす│
│大きな原因になる。 │
│ また,平成29年(2017年)国際アルツハイマー病会議において,ランセット国際委員会が「認│
│知症の約35%は予防可能な9つの要因により起こると考えられる。その中では難聴が最大のリス│
│ク因子である」と発表した。加齢性難聴によりコミュニケーションが減り,会話することで脳に│
│入ってくる情報が少なくなることが脳の機能の低下につながり,鬱や認知症につながるのではな│
│いかと考えられている。 │
│ 日本の難聴者率は欧米諸国と大差はないが,欧米諸国では加齢性難聴は医療の問題として公的│
│補助が行われているため,補聴器の保有率は4割~5割であるが,日本は14.4%にすぎない。日│
│本での補聴器の普及が求められている。 │
│ しかし,日本において補聴器の価格は片耳当たりおおむね3万円~30万円であり,保険適用で│
│はないため全額自費となる。身体障害者福祉法第4条に規定する身体障害者である高度・重度難│
│聴の場合は,補装具費支給制度により1割負担,中等度以下の場合は購入後に医療費控除を受け│
│られるものの,その対象は限定されており,高額な購入費が補聴器の普及における阻害要因とな│
│っている。 │
│ 日本でも,一部の自治体で高齢者の補聴器購入に対し補助を行っている。 │
│ 補聴器のさらなる普及で,高齢になっても生活の質を落とさず,心身とも健やかに過ごすこと│
│ができ,認知症の予防や健康寿命の延伸,ひいては医療費の抑制にもつながると考える。 │
│ よって狛江市議会は政府等に対し,加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度を創設す│
│るよう強く求めるものである。 │
│ 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 │
│ │
│
令和元年(2019年)12月23日 │
│ 東京都狛江市議会 │
│ │
│ 内閣総理大臣 │
│ 財務大臣 │
│ 総務大臣 │
│ 厚生労働大臣 様 │
│ 内閣官房長官 │
│ 衆議院議長 │
│ 参議院議長 │
│ │
└───────────────────────────────────────────┘
以上です。皆様の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
155:
◯ 議 長(
石井 功議員) 提案理由の説明が終わりましたので,これより質疑を受けます。
(「なし」の声あり)
156:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議員提出第5号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
157:
◯ 議 長(
石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって
議員提出第5号は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。20番辻村ともこ
議員。
〔20番 辻村ともこ
議員登壇〕
158:
◯ 20番(辻村 ともこ
議員) 日程第18
議員提出第5号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書について,自由民主党・明政クラブは残念ながら反対の討論を行います。
私たち自由民主党・明政クラブといたしましては,意見書の内容にあります加齢による難聴の弊害は大変大きいことを認識しております。
補聴器の装用と活用は,WHOのキャンペーンに難聴が取り上げられ,さらには難聴と認知症の関係のエビデンスが蓄積されつつある現在,喫緊の課題の一つだと考えております。
現代日本は超高齢社会を迎え,身体障がい者に限らず広く補聴器を活用することは重要でありますが,一方で,補聴器は高額な医療機器であり,装用者,購入者にとって大きな負担となっています。
そこで政府与党は平成30年度から,「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の活用により,医療費控除を受けられる制度を創設いたしました。
また,国は加齢性難聴に限らず,広く難聴対策として,早期発見,早期治療に資する予算措置を講じています。
加齢性難聴は,コミュニケーションを困難にし,人間関係に消極的となることで社会からの孤立を招き,精神的苦痛や認知症などの症状が加速することは研究により発表されています。こうした状況の改善については,理解するものであります。そのため,意見書内容の保険適用を国に求めていくとする項目は賛同するものですが,補聴器購入に対する公的補助制度については,現段階では賛同しかねます。
その理由としては,補聴器については価格が高ければ性能がよく,必ず難聴が改善されるものではなく,調整が必要で,購入後にこの調整に難儀して使わなくなってしまったり,思ったほど聞こえが改善されないと,せっかく購入しても使いこなせないというケースが多く散見されることが理由です。
しかしながら,日本における日常生活に支障を来す程度と言われる難聴者数について,70代の男性で5人から6人に1人,女性で10人に1人程度という調査結果がありますが,それを狛江市に当てはめると,70代以上の男性で約6,500人のうち1,300人,同女性で約9,300人のうち930人,合計約2,230人に上ります。身体障害者手帳を持っている約1,000人を除いたとしても,1,200人前後の狛江市民の方々が日常生活に不便を感じているということになります。こうした状況は,市としても改善していかなければいけないことと考えます。
近隣先進市の事例を挙げますと,平成2年から補聴器助成を行っています江東区では,「耳が不自由な高齢の方への,家庭及び地域社会と高齢者福祉の向上を図ることが目的」とし,福祉施策として行われ,豊島区では,「聴力低下による閉じこもりを防ぎ,高齢者の積極的な社会参加や地域交流を支援し,高齢者の健康推進,認知症予防に資することを目的」に高齢者に補聴器助成を行っており,認知症対策のみならず,困っている高齢者を支援するとされています。
こうした状況を踏まえますと,今は国の動向も注視しつつ,まずは補聴器利用の実態解明,また,補聴器利用による難聴改善の実績,そして補助事業を行っている先進自治体の調査等が先決であると考えます。
以上のことから,本意見書に関しては,賛同できる部分は多くありますが,残念ながら今回は反対といたします。
以上です。
159:
◯ 議 長(
石井 功議員) 12番西村あつ子
議員。
〔12番 西村あつ子
議員登壇〕
160:
◯ 12番(西村 あつ子
議員)
議員提出第5号,加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書について,賛成の立場から日本共産党狛江市議団の意見を申し上げます。
人は誰でも加齢とともに高い音から徐々に聞こえなくなり,70歳以上の半数に難聴があるとされています。難聴になると,家の中でも社会的にも孤立しやすく,人との会話や人と会う機会が減り,ひきこもりやすくなり,鬱や認知症との関連も指摘されています。厚生労働省の新オレンジプランでも,難聴は認知症の危険因子の一つとされています。
ところが今の日本では,高度・重度の難聴でなければ補聴器購入の補助を受けることができません。その基準は両耳の聴力が70デジベル以上などとなっており,これは耳元で大きな声で話すレベル,40センチ以内で話さないと会話が理解できないという,かなり重い難聴でなければ障がい認定による補聴器購入補助が受けられません。WHOは,聴力が中等度難聴の41デシベル以上の場合に,補聴器の使用を推奨しています。41デシベルは,基本的には聞こえるけれども,時々音域によっては聞き取れないというレベルです。
慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科の小川郁教授は,補聴器は,難聴が進行してからの使用ではなく,聞こえにくいと感じたら,症状が軽いうちに残った聴力を維持するためにも,積極的に活用するよう呼びかけています。補聴器を使うことで会話も社会参加も広がり,認知機能の低下が抑制され,認知症の予防につながり,健康寿命の延伸にもつながります。聴力は一度損なわれるともとに戻すことはできません。
しかし,日本では補聴器が必要としている人のうち実際に使っている人は14%にとどまっています。その一番の要因は,補聴器の金額が5万円から30万円とかなり高額であり,公的補助がないことです。市が主催した「補聴器と聞こえに関する講演会」でのアンケートで,困っていることとして,「補聴器が高額なので困っている」「補聴器を買うのにすごく高い。補助金をつけてほしい」「身体障害者手帳は簡単にはとれない」など,切実な声が寄せられています。
東京都内では9自治体が補聴器への助成を行っています。助成を受けた方は,補聴器は高いので我慢していたが,助成され助かったとおっしゃっていました。
既に兵庫県議会では,昨年12月に「加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度創設を求める意見書」が全会一致で可決され,その後,次々に県,区・市の自治体の議会から意見書が上げられています。
加齢性難聴になっても社会や家庭から孤立することなく,生活の質を向上させ,認知症の予防や健康延伸のためにも,補聴器の利用促進対策の拡充が求められます。そのためにも,政府に加齢性難聴の補聴器購入に対する公的補助制度を創設することを求めることが重要です。
こうしたことから,本意見書に賛成といたします。
161:
◯ 議 長(
石井 功議員) 15番小野寺克己
議員。
〔15番 小野寺克己
議員登壇〕
162:
◯ 15番(小野寺 克己
議員) 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書に対する狛江市議会公明党の討論を行います。
我が国が抱える最大の課題の一つは,人口減少・少子高齢化です。2025年には約650万人に上る全ての団塊の世代が75歳以上となり,40年には高齢者人口がピークを迎えます。認知症の人は2030年には830万人に達するとの推計もあり,昨年,公明党が実施した「100万人訪問・調査」でも,「将来,自分が認知症になることに不安を感じている」との声が多く寄せられました。こうした中,認知症になる一因として,難聴が大きく影響していることも明らかになってきました。
厚生労働省では,「2015年認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」の中でも,「発症予防の推進」について,「難聴が認知症の危険因子」と国も認めています。
琉球大学名誉教授であり,耳鼻咽喉科医師の野田寛氏は,「70歳を超えると約半数の方が難聴になると言われています。日本は超高齢社会ですので,加齢による難聴患者が約1,000万人いると推計されます。なんと国民の10人に1人は加齢性難聴者なのです。」と。また,「難聴によってコミュニケーションがうまくいかなくなると,家族や社会から孤立して,生活の質や生きる意欲まで低下してしまいます。認知症の約8割は難聴の放置が背景にあるとも言われ,とても深刻な問題なのです。」と指摘しています。
そして,加齢性難聴は高齢になってから発症するものとは限らず個人差が大きく,実は20代から始まっているとも言われ,早く始まる人もいれば,70から80歳になってもよく聞こえる人もいます。幅広い年代に及ぶ深刻な問題です。
公明党として,難聴児・者に対する支援について,2019年4月に「難聴児・者支援推進プロジェクトチーム」を設置し,厚生労働省に提言を申し入れるなど,先天性・後天性・加齢性などの特性に基づき,総合的な支援について幅広く検討を進めているところであり,加齢性難聴に対する総合的な支援の調査・検討を進めています。
狛江市議会公明党として,新生児の聴覚検査の費用助成を求める要望書7,575名の署名を狛江市に対して提出し,本年4月1日から新生児聴覚検査の一部費用助成制度がスタートすることができました。
これは生まれたときから耳が聞こえにくい赤ちゃんを発見するための大切な検査で,こうした先天性の聴覚障害があっても早期発見・療育することで言語能力やコミュニケーションへの障害が最小限に抑えられることから,全ての新生児が検査を受けられるよう,また,保護者の負担を軽減する取り組みの一つとして,狛江市議会公明党として難聴児支援について取り組んできました。
一方,国はAMED(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)において,難聴が認知症の危険因子である可能性が指摘されていることから,「聴覚障害の補正(補聴器)による認知機能低下の予防効果を検証するための研究」が進められており,令和2年度中に研究の取りまとめが行われる見込みとなっております。
現状では,難聴と認知症機能低下との詳しい因果関係は明らかになっておらず,補聴器によって聴力を補うことが,鬱や認知症の予防に効果があるかについては研究中であり,有用性のエビデンスも確立されていないことから,科学的根拠が十分に蓄積されていません。
その上で研究により補聴器の使用が鬱や認知症の予防に効果があることが実証されれば,使用に当たっての問題点なども踏まえつつ,必要な支援策を検討していくことは重要であると考えます。その際は,苦しんでいる難聴者の声,医師や関係者などからも話を聞いた上で,よりよい支援のあり方を検討していくべきであると考えます。
杏林大学医学部の増田正次氏は,2014年1月の日本老年医学会雑誌の中で,「現在最も簡便な方法は補聴器を利用することであろう。早めに補聴器を使用した方が生活の質の改善につながることが報告されている。しかし,補聴器の導入にもいろいろな問題がある。」。それは,「高齢者にとって補聴器は想像していたより扱いにくく役に立たないものとなり,せっかく購入しても使わなくなってしまうことが多々ある。」と。そして,「装用感と期待との間に大きなギャップを生じ,その落胆のために補聴器を装用し始めてすぐに使用をあきらめてしまう例が多い。」と指摘しています。このように利用者にとっては,現実的に補聴器を使用し続けることは難しいという大きな問題があることが指摘されています。
補聴器を購入・使用している方の実態等を捉えながら,よりよい支援のあり方を検討していくべきであります。
以上を整理すると,1,難聴児・者支援については,先天性・後天性・加齢性などの特性に基づき,総合的な支援について幅広く検討を進めるべきであること。2,一方,国においては現在研究中であり,有用性を示す科学的根拠となるエビデンスも蓄積されていないため,難聴と認知症機能低下との詳しい因果関係は明らかになっておらず,補聴器によって聴力を補うことが鬱や認知症の予防に効果があるかについて明らかになっていないこと。3,利用者にとっては,現実的に補聴器を使用し続けることは難しいという大きな問題があることも指摘されていることから,補聴器を購入・使用している方の実態等を捉えながら,よりよい支援のあり方を検討していくべきです。
以上の3点を解決した上で,慎重に取り組むべきであることから,今般の意見書について反対いたします。
163:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。
これより採決いたします。
日程第18
議員提出第5号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書,本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
164:
◯ 議 長(
石井 功議員) 挙手少数と認めます。よって
議員提出第5号は否決されました。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
165:
◯ 議 長(
石井 功議員) 次に日程第19
議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。
地方自治法第100条第13項及び会議規則第164条第1項の規定に基づき,閉会中において
議員派遣を行う必要が生じた場合,その日時,場所,目的及び派遣
議員等については議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
166:
◯ 議 長(
石井 功議員) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
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167:
◯ 議 長(
石井 功議員) 12月6日の平井里美
議員の一般質問における
発言中,及び12月9日の栗山たけし
議員の一般質問における
発言中,不穏当
発言があった場合には,後刻会議録を精査の上善処いたします。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
168:
◯ 議 長(
石井 功議員) 以上で本
定例会に付議されました事件は全部終了いたしました。
本日の会議を閉じます。
これにて
令和元年狛江市議会第4回
定例会を閉会いたします。
午前10時35分 閉会
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