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令和元年第4回定例会(第23号) 本文 開催日: 2019-12-10
令和元年第4回定例会(第23号) 名簿 開催日: 2019-12-10

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あつ子議員) 選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 48 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 49 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 50 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 51 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 52 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 53 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 54 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 55 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 56 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 57 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 58 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 59 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 60 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 61 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 62 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 63 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 64 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 65 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 66 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 67 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 68 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 69 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 70 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 71 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 72 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 73 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 74 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 75 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 76 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 77 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 78 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 79 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 80 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 81 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 82 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 83 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 84 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 85 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 86 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 87 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 88 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 89 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 90 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 91 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 92 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 93 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 94 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 95 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 96 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 97 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 98 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 99 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 100 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 101 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 102 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 103 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 104 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 105 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 106 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 107 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 108 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 109 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 110 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 111 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 112 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 113 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 114 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 115 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 116 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 117 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 118 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 119 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 120 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 121 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 122 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 123 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 124 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 125 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 126 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 127 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 128 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 129 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 130 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 131 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 132 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 133 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 134 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 135 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 136 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 137 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 138 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 139 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 140 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 141 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 142 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 143 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 144 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 145 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 146 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 147 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 148 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 149 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 150 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 151 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 152 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 153 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 154 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 155 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 156 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 157 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 158 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 159 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 160 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 161 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 162 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 163 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 164 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 165 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 166 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 167 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 168 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 169 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 170 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 171 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 172 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 173 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 174 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 175 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 176 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 177 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 178 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 179 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 180 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 181 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 182 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 183 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 184 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 185 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 186 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 187 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 188 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 189 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 190 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 191 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 192 : ◯ 12番(西村 あつ子議員) 選択 193 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 194 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 195 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 196 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 197 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 198 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 199 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 200 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 201 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 202 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 203 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 204 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 205 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 206 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 207 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 208 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 209 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 210 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 211 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 212 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 213 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 214 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 215 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 216 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 217 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 218 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 219 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 220 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 221 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 222 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 223 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 224 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 225 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 226 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 227 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 228 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 229 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 230 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 231 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 232 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 233 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 234 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 235 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 236 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 237 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 238 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 239 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 240 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 241 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 242 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 243 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 244 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 245 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 246 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 247 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 248 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 249 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 250 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 251 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 252 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 253 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 254 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 255 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 256 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 257 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 258 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 259 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 260 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 261 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 262 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 263 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 264 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 265 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 266 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 267 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 268 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 269 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 270 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 271 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 272 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 273 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 274 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 275 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 276 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 277 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 278 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 279 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 280 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 281 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 282 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 283 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 284 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 285 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 286 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 287 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 288 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 289 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 290 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 291 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 292 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 293 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 294 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 295 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 296 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 297 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 298 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 299 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 300 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 301 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 302 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 303 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 304 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 305 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 306 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 307 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 308 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 309 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 310 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 311 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 312 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 313 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 314 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 315 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 316 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 317 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 318 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 319 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 320 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 321 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 322 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 323 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 324 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 325 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 326 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 327 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 328 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 329 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 330 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 331 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 332 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 333 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 334 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 335 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 336 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 337 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 338 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 339 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 340 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 341 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 342 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 343 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 344 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 345 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 346 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 347 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 348 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 349 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 350 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 351 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 352 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 353 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 354 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 355 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 356 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 357 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 358 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 359 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 360 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 361 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 362 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 363 : ◯ 13番(田中 智子議員) 選択 364 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 365 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 366 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 367 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 368 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 369 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 370 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 371 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 372 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 373 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 374 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 375 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 376 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 377 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 378 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 379 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 380 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 381 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 382 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 383 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 384 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 385 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 386 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 387 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 388 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 389 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 390 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 391 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 392 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 393 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 394 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 395 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 396 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 397 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 398 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 399 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 400 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 401 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 402 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 403 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 404 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 405 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 406 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 407 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 408 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 409 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 410 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 411 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 412 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 413 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 414 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 415 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 416 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 417 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 418 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 419 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 420 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 421 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 422 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 423 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 424 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 425 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 426 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 427 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 428 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 429 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 430 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 431 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 432 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 433 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 434 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 435 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 436 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 437 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 438 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 439 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 440 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 441 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 442 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 443 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 444 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 445 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 446 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 447 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 448 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 449 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 450 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 451 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 452 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 453 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 454 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 455 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 456 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 457 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 458 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 459 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 460 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 461 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 462 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 463 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 464 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 465 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 466 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 467 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 468 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 469 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 470 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 471 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 472 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 473 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 474 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 475 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 476 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 477 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 478 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 479 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 480 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 481 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 482 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 483 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 484 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 485 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 486 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 487 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 488 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 489 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 490 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 491 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 492 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 493 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 494 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 495 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 496 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 497 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 498 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 499 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 500 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 501 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 502 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 503 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 504 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 505 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 506 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 507 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 508 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 509 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 510 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 511 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 512 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 513 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 514 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 515 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 516 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 517 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 518 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 519 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 520 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 521 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 522 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 523 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 524 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 525 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 526 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 527 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 528 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 529 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 530 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 531 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 532 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 533 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 534 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 535 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 536 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 537 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 538 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 539 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 540 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 541 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 542 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 543 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 544 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 545 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 546 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 547 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 548 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 549 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 550 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 551 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 552 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 553 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 554 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 555 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 556 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 557 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 558 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 559 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 560 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 561 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 562 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 563 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 564 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 565 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 566 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 567 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 568 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 569 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 570 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 571 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 572 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 573 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 574 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 575 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 576 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 577 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 578 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 579 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 580 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 581 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 582 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 583 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 584 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 585 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 586 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 587 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 588 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 589 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 590 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 591 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 592 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 593 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 594 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 595 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 596 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 597 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 598 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 599 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 600 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 601 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 602 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 603 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 604 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 605 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 606 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 607 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 608 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 609 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 610 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 611 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 612 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 613 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 614 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 615 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 616 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 617 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 618 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 619 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 620 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 621 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 622 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 623 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 624 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 625 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 626 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 627 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 628 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 629 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 630 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 631 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 632 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 633 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 634 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 635 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 636 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 637 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 638 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 639 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 640 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 641 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 642 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 643 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 644 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 645 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 646 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 647 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 648 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 649 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 650 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 651 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 652 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 653 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 654 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 655 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 656 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 657 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 658 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 659 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 660 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 661 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 662 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 663 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 664 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 665 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 666 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 667 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 668 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 669 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 670 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 671 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 672 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 673 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 674 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 675 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 676 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 677 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 678 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 679 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 680 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 681 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 682 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 683 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 684 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 685 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 686 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 687 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 688 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 689 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 690 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 691 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 692 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 693 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 694 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 695 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 696 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 697 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 698 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 699 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 700 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 701 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 702 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 703 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 704 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 705 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 706 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 707 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 708 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 709 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 710 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 711 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 712 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 713 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 714 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 715 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 716 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 717 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 718 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 719 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 720 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 721 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 722 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 723 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 724 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 725 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 726 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 727 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 728 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 729 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 730 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 731 : ◯ 1 番(岡村 しん議員) 選択 732 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 733 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 734 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 735 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 736 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 737 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 738 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 739 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 740 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 741 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 742 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 743 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 744 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 745 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 746 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 747 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 748 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 749 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 750 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 751 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 752 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 753 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 754 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 755 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 756 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 757 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 758 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 759 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 760 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 761 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 762 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 763 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 764 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 765 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 766 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 767 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 768 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 769 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 770 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 771 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 772 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 773 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 774 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 775 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 776 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 777 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 778 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 779 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 780 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 781 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 782 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 783 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 784 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 785 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 786 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 787 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 788 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 789 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 790 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 791 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 792 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 793 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 794 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 795 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 796 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 797 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 798 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 799 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 800 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 801 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 802 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 803 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 804 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 805 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 806 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 807 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 808 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 809 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 810 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 811 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 812 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 813 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 814 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 815 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 816 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 817 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 818 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 819 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 820 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 821 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 822 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 823 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 824 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 825 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 826 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 827 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 828 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 829 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 830 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 831 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 832 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 833 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 834 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 835 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 836 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 837 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 838 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 839 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 840 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 841 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 842 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 843 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 844 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 845 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 846 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 847 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 848 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 849 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 850 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 851 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 852 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 853 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 854 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 855 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 856 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 857 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 858 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 859 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 860 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 861 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 862 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 863 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 864 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 865 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 866 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 867 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 868 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 869 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 870 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 871 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 872 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 873 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 874 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 875 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 876 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 877 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 878 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 879 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 880 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 881 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 882 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 883 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 884 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 885 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 886 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 887 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 888 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 889 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 890 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 891 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 892 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 893 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 894 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 895 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 896 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 897 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 898 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 899 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 900 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 901 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 902 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 903 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 904 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 905 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 906 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 907 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 908 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 909 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 910 : ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 選択 911 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 912 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 913 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 914 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 915 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 916 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 917 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 918 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 919 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 920 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 921 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 922 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 923 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 924 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 925 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 926 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 927 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 928 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 929 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 930 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 931 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 932 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 933 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 934 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 935 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 936 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 937 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 938 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 939 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 940 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 941 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 942 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 943 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 944 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 945 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 946 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 947 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 948 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 949 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 950 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 951 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 952 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 953 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 954 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 955 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 956 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 957 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 958 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 959 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 960 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 961 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 962 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 963 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 964 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 965 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 966 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 967 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 968 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 969 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 970 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 971 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 972 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 973 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 974 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 975 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 976 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 977 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 978 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 979 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 980 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 981 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 982 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 983 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 984 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 985 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 986 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 987 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 988 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 989 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  去る12月6日本会議終了後に議会運営委員会が開かれておりますので,委員長から報告を求めます。議会運営委員長。     〔議会運営委員長 谷田部一之議員登壇〕 2: ◯ 議会運営委員長(谷田部 一之議員) それでは議会運営委員会の報告をいたします。  議会運営委員会を12月6日本会議終了後に開催いたしました。  当初の予定では本日の議事日程は一般質問のみと決定しておりましたが,日程第2,日程第3として補正予算を入れさせていただくことに決定しておりますので,よろしくお願いいたします。  以上でございます。 3: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で議会運営委員長の報告を終わります。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 4: ◯ 議 長(石井 功議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。12番西村あつ子議員。     〔12番 西村あつ子議員登壇〕 5: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それでは1問目,台風19号の被害についてです。  10月12日,強い勢力を保ったまま,関東地方に上陸した台風19号は,各地に甚大な被害を引き起こしました。犠牲になられた方々の御冥福をお祈りするとともに,被災された方々に心よりお見舞いを申し上げ,一日も早く平常の生活に戻られますよう願います。  台風19号は,多摩川の増水と大量の雨が降り続き,六郷排水樋管と猪方排水樋管で雨水を処理できずあふれ出し,周辺は大きな浸水被害を受けました。この問題をしっかり検証するとともに,国,東京都,周辺自治体と連携し,こうした被害を出さないための対策が求められます。そして,被災された方々が一日も早く被災前の生活に戻られるようできる限りの支援策をするべきです。  今議会の一般質問では,既に多くの議員がこの問題を取り上げておりますので,重複しないようにしますが,再度確認させていただく質問も含んでおります。  12月1日号の広報には,11月15日に国土交通大臣に面会し,台風19号の被害に関する緊急要望を提出し,その前の10月21日は,東京都知事との意見交換会の場で災害対策について要望を伝えたとの紹介がありました。  それぞれの要望事項と回答内容について,まず最初にお伺いいたします。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。
    7: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 10月21日の小池東京都知事との意見交換の場において,松原市長より,多摩川に接する六郷排水樋管及び猪方排水樋管周辺の内水氾濫による浸水被害の対策についての協力を要請いたしました。対策の一つとして,元和泉地区の東京都水道局用地を和泉多摩川緑地の都立公園にすること,またその下に貯留槽を設けてほしいと提案したところでございます。  都知事から今回の内水氾濫の原因の究明と対策を進めてほしいということ,また,都立公園化に対しては事業化に向けた課題の整理に御協力いただける旨のお話をいただいたところでございます。  続きまして,11月15日に国土交通省において,赤羽国土交通大臣に,松原市長より台風第19号の被害に関する緊急要望書を提出し,狛江市内の多摩川の現状をお伝えし,多摩川治水対策等について3点要望いたしました。  1点目は,狛江市の多摩川護岸の露出や岸の崩落について早急に復旧等の対策を講じること,あわせて上流から流出されてきた土砂・流木を早急に撤去すること。2点目は,市内の土手・天端について高さの基準を満たしていない箇所の対策を講じるとともに,未舗装部分を早急に舗装すること。3点目は,国土交通省において,多摩川流域の各自治体を取りまとめ,今後の対策について検討する場を設けることを要求いたしました。  赤羽国土交通大臣からは,その場で回答はいただいておりませんが,所管の部署にお伝えいただけるとおっしゃっていただきましたので,市といたしましても,今後とも本省の担当部署の方や京浜河川事務所とも協議してまいりたいと考えております。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 9: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 国土交通省への要望は,多摩川護岸の復旧対策と流木などの撤去,土手の天端の対策をすること,多摩川流域の自治体を取りまとめて検討の場を設けることだということですが,国土交通省において,今後,具体的な動きはどのように進められていくのでしょうか。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 11: ◯ 環境部長(清水 明君) 多摩川の護岸につきましては,台風後,早急に被害を受けた場所をロープで囲うなど応急的な対応を行いました。本格的な復旧につきましては,狛江市以外も護岸や堤防の被害が多く見られていることから,現在,国土交通省において被災箇所の復旧の検討を行っていると伺っております。市が占用している多摩川河川敷や多摩川五本松周辺の流木等のごみにつきましては,補正予算を計上し,今年度中に市において撤去する予定でございます。その他の場所につきましては,国土交通省や各施設管理者において必要に応じて順次撤去予定と伺っております。  多摩川の土手の天端につきましては,平成29年度に元和泉地区の未舗装部分の整備を国と共同して実施したところでございますが,調布市との境,和泉多摩川地区センターから世田谷区との境に未整備部分がございます。  このような状況を踏まえて,先ほど企画財政部長も答弁申し上げましたが,11月15日に松原市長が赤羽国土交通大臣に直接お会いし,多摩川護岸部の復旧と土手天端の舗装を早急に行うよう緊急要望活動を行ったところです。  また,今回の台風第19号による浸水被害は多摩川流域の多くの自治体で狛江市と同様の浸水被害を受けていることから,国土交通省において多摩川流域の各自治体を取りまとめ今後の対策等について検討する場を設けることを要望しており,現在,前向きに検討されていると伺っております。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 13: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。前向きに検討されているということでございます。  今回の浸水被害については,なぜ多摩川が氾濫・決壊していないのに,被害がこんなにも大きくなってしまったのか。樋管の開閉の完了は正しかったのかという問題です。これについては,専門家に委託して,検証していくことになっております。また,調布市でも検証を行っていくようですが,調布市でも経験豊かな専門業者に委託して,水門の開閉については,幾つものパターンを想定した形で検証を行っていくと聞いております。つまり今回の対応だけの検証にとどまらず,幾つものシミュレーションをしていくようです。狛江市の検証内容については,既に答弁されておりますので,質問する予定でしたが,これについては省いていきます。  また,検証結果の公表についてもあわせて質問するつもりでしたけれども,昨日,同様の質問が出ておりました。公表については,ホームページ,広報などにより幅広く公表する旨の答弁だったと思いますが,広報やホームページなどの文字で伝えるだけでは不備だと思います。これだけ大きな被害が出ていますので,やはり市民説明会はしっかりと行っていくべきでございます。そして,その場で市民の皆さんからの質問にも答えていく。こうした責任もあると思います。市民説明会の開催の実施についてお伺いいたします。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 15: ◯ 環境部長(清水 明君) 昨日も答弁いたしましたが,原因究明委託の計画や結果につきましては,適宜ホームページ,広報等により幅広く市民の皆様に公表し,情報を共有できればと考えております。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 17: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 適宜情報を出していくということは重要なことでありますけれども,市民説明会への言及がありませんでしたが,市民説明会は実施するべきであります。  市民説明会には委託事業者の同席も必要です。以前のことですけれども,和泉本町一丁目に航空計器がありましたが,解体の際に昔使用されていた焼却炉に基準値を超すダイオキシンが確認されました。そしてその調査結果を公表する市民説明会の場では,調査をした委託業者が説明をして,住民からの質問にも答えていました。専門家でないと答えられない面も多々ありますので,委託事業者同席のもと,市民説明会を開催するよう改めて要望いたします。  次に住民説明会の資料の中ですが,2回開かれた住民説明会で配付された資料ですけれども,その資料の中では,16時から23時まで市内2つの排水樋管を閉めた場合の水があふれる水量の概算が書かれておりました。六郷排水樋管では,約13万3,000立米,これは25メートルプール約380杯分相当,そして猪方排水樋管では4万8,600立米,これは25メートルプール約140杯分相当ということでございました。これらの雨が処理し切れずに,道路上などにあふれたことが想定されるという説明でした。  この推計はどのように算出されたのか伺います。また,今回の台風で市内に流出した水量は算出できるのでしょうか。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 19: ◯ 環境部長(清水 明君) 16時から23時までの降雨量が93ミリでございました。これにそれぞれの排水面積と降った雨が庭や畑などから地下に浸透する分を考慮するための流出係数0.55を掛けたものが水量概算となっております。また,流出量は原因究明委託で算出する予定でございます。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 21: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。  次に六郷排水樋管と猪方排水樋管の管理については,狛江市で管理と開閉作業を担うことになっていますが,豪雨のため多摩川の水位が上昇していた当時,京浜河川事務所とどのようなやりとりをしたのかお伺いいたします。  また,狛江市が水門をあけたまま退避することへの判断をしたことについては,京浜河川事務所の判断や見解はどのようなものだったのかお伺いします。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 23: ◯ 環境部長(清水 明君) 樋管の操作につきましては,各管理者に委ねられておりますので,京浜河川事務所の判断を仰いではございません。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 25: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 狛江に管理されているということでないということですね。わかりました。  次に根川を流れる水質について確認していきたいと思います。根川沿いの方からの聞き取りをした中で,根川はそんなに雨が降っていなくても急に水量がふえることがあったり,すごく臭いときがあるというふうに言っていました。余りにも汚かったときは,調布市に連絡して,掃除をしてもらったことがあったそうで,ふだんから汚水がまじっているのではないかという疑問を話されていました。根川の水はほとんどが調布市からの水ですが,根川の流れについて確認いたします。  あわせて今回の台風で汚水の混入はどうだったのか,その状況についてもお聞かせください。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 27: ◯ 環境部長(清水 明君) 合流式下水道は,汚水と雨水を同じ下水管で排除するもので,分流式下水道は,汚水と雨水をそれぞれ別の下水道管で排除するものでございます。  狛江市では,おおむね世田谷通りの北側が合流式下水道で,世田谷通りの南側と多摩川住宅周辺が分流式下水道となってございます。  多摩川住宅周辺の分流区域につきましては,上流は調布市の合流区域と接続しており,通常時,下水は処理場に全量が送られますが,今回の台風のように降雨が強くなった際に雨水で薄まった未処理下水が狛江市の雨水幹線に流出する形になってございます。  そのため各所で合流式下水道の改善事業が行われており,狛江市では雨水で薄まった未処理水が河川に流出することによる河川の汚濁を軽減させること,各雨水吐きからの未処理放流回数を対策前と比べて半減させること,ティッシュペーパーなどの夾雑物を削減するため,雨水吐きの夾雑物除去施設を設置するという3つの改善目標を掲げて取り組んできたところでございます。  また,根川雨水幹線は,広い区域の下水を集めているため,狛江市で雨が降っていなくても,排水が起きることはございます。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 29: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 根川については狛江側が分流で,上流の調布市側は合流区域と接続していて,大雨のときには薄まった未処理の下水が流れ出すということですね。わかりました。  次に床上・床下浸水被害を受けた家屋は12月2日現在300棟で,400世帯を超す大きな被害となっております。被害状況を一軒一軒把握し,住民の方々の要望や声をしっかりと聞いて,被害に遭われた方々に寄り添った対応が必要であります。先日の答弁では,浸水地域を職員で回って被災範囲を把握し,15日からの罹災証明書などの案内を一軒一軒配布し,そのときに外観からの目視で床上・床下浸水の状況を把握したという内容の答弁がありましたが,この書類などは対面で配布されたのでしょうか。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 31: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 配布の際にお会いできた方には対面でお渡ししています。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 33: ◯ 12番(西村 あつ子議員) いらっしゃるところは対面でお話をしたということですね。  被害を受けた世帯は全て訪問して,お話を聞けたということでよろしいでしょうか。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 35: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 罹災証明書等の案内を各戸配布の際には浸水したエリアを区分けしまして,庁内で応援職員を集めまして,手分けしてお伺いしています。直接お話ができた方には状況をお伺いしましたが,お留守等で会えなかった方にはポスティング等をしています。戸建て住宅等については,被災直後で在宅の方も多く直接さまざまな御意見,要望,苦情等,また激励のお言葉も頂戴したところでございます。  また,マンションのほうでは管理組合に住民の皆さんへ配布をお願いするとともに,状況の確認をお聞きしています。  罹災証明書等の案内配布の際には,現地の切実な現状を目の当たりにしまして,道路や側溝の泥かき作業をされている中,見過ごすことができずに作業を手伝いまして,暗くなっても帰ってこられなかったという職員もおりました。市職員が来たということで,配布の最中に1時間以上,被害状況等を伺うような状況もございました。その他,その場で罹災証明の申請もいただくような対応もしましたので,当初予定していたよりも多くの時間を要してしまい,場所によっては御案内をお届けするのに,何日かのタイムラグが生じているところもございます。  そのほか罹災証明書申請に伴う住家の被害調査の際には,直接対話をしまして,職員がさまざまな御意見,御要望,苦情等を頂戴しておりますが,建物によっては5時間以上の時間を要して状況や要望等の確認をした経緯もございました。  調査の中でいただいた御意見等については持ち帰りまして,庁内関係部署にも連絡し,必要な対応をしています。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 37: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 応援職員も含めて話を聞いたり,作業を手伝った職員もおられたことがわかりました。  調布市のことですけれども,調布市では10月15日と16日の2日間で,10名余りの職員が2名を1班で浸水被害に遭った戸建て住宅159戸の戸別訪問を行って,困っていることへの内容確認や床上・床下被害の確認,継続して支援が必要な世帯についてはボランティアセンターへの引き継ぎを行うなどの対応をしています。そして,聞き取りの中で必要と思う市独自の支援策を進めており,例えばお風呂が使用できない世帯に対しては,銭湯入浴券を配布して,無料で銭湯を利用できたなどなど,被害直後からさまざまな対応をしています。  狛江市の職員の方々も泊まり込みで態勢をとったり,また大変な状況の中,苦労され各分野で尽力されたと思います。しかし,残念ながら私たちのところには「被災状況をなかなか見に来なかった」「職員も忙しいのはわかるけれども対応が悪かった」「もっと住民に寄り添った態度で接してほしかった」などなどの声も伺っております。また,災害ごみについては,連絡したらすぐに取りに来てくれたのはよかったと,こういう意見も聞いております。  私が実際に見て,もう少し臨機応変に対応できたのではないかなと思うのは,マンションの汚泥処理についてです。そこのマンションは駐車場や中庭など空地部分の敷地が広いので,そこには大量の汚泥が堆積していました。汚泥は土のう袋に入れて入口のところに集めておけば業者が回収に来るということでしたが,これ,入口まで運ぶのが相当に大変でした。汚泥は水分を含んでいて,粘土のようになっていたので非常に重く,スコップですくって袋に詰めるのも大変,汚泥を入れた土のう袋を持ち上げて台車に乗せるのも大変,台車で入口まで運ぶのも大変でした。しかも,台車にはたくさんの土のうを積むことができないので,入口まで何度も往復しなければなりませんでした。汚泥処理は腰に負担がかかり,かなりの重労働でした。  マンションの敷地内は,土のうを運搬するトラックが十分入れるスペースがあるので,奥のほうの汚泥処理をした土のうについては,奥にまとめて積んでおけばトラックが入って運搬してくれるという対応もできたはずだと思います。これについては対応を要望しても残念ながらだめでした。もう少し被害に遭われた方々の目線で対応していただきたかったなというふうに思います。  次に浸水被害を受けた家屋の消毒や修復,家具の購入など多額の費用がかかります。被災された方の負担を少しでも軽減するための支援が必要です。私たちは10月23日に,松原市長に対して台風19号による被害等についての緊急申し入れを細かい内容で提出いたしました。その中で家屋の消毒をほかの自治体のように無料で実施するよう求めてきましたが,これはようやく助成が始まりました。床上浸水に対して上限は1万3,200円。調布市では10月16日に家屋の消毒について床上・床下浸水について,家屋の消毒を無料で行うことを決定して,翌日の17日には,家屋の消毒についてのチラシを被災地域にポスティングして支援の周知をされています。こうした迅速な対応が必要だったと思います。  11月9日に開催された市民説明会の中でも,消毒に関する要望が出されていましたが,このときの答弁は,厚生労働省の見解を説明して,消毒は御自身でという姿勢に住民の皆さんの不満は大きかったです。  なぜ対応がすぐにできなかったのか伺います。あわせて助成額の算出根拠についても伺います。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 39: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 消毒の対応につきましては,各自治体の判断となり,これまで市民の皆様に対応をお願いしてきたところでございます。  このため時間がたったため,御自身で対応される方やすぐに対応された方もいらっしゃったため,先月より床上浸水した家屋の消毒費用助成を実施しています。助成金額の限度額につきましては,多摩地域各自治体と多摩建物環境協同組合が合同で契約しており,床上部分の消毒を実施した場合の費用と同一としております。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 41: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 市でなかなか対応しないから御自身で対応せざるを得なかったのが現状です。  床下浸水への助成もするべきだと思います。福祉保健部長は,汚泥が堆積している状況は,ごらんになられたかどうかはわかりませんが,あの状況を見ていたら,衛生上の問題は気になるかと思います。堆積した汚泥は臭くて何が混入しているかわかりませんので,やはり心配になるのは当然のことです。しかも日常生活をしている床下です。感染症については,消毒の必要はないような答弁をされていますが,これについてはカビの問題ということもあります。調布市の通知では次のように書かれております。家屋が浸水した場合は,細菌やカビが繁殖しやすくなり,感染症にかかるおそれがあるため,清掃が大切です。市では,台風19号により床上・床下浸水した市内の家屋に関して,感染症予防の観点から,無料で消毒を行います。こうした内容です。床下被害の世帯についても助成をすべきだということを改めて要望します。  次に下水道使用料の減免の実施を求める質問も予定しておりましたが,これについても昨日同様の質問がありましたので,減免対象にしていくということがわかりました。  では減免をした場合の予算額について伺います。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 43: ◯ 環境部長(清水 明君) 減免総額としましては,約50万円ほどを見込んでおります。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 45: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。  それでは,今,義援金の受け付けをされておりますけれども,現時点での義援金の金額についてお伺いいたします。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 47: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 企画財政部長。 48: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 義援金の募集につきましては,専用口座への振り込みと公共施設に設置しています募金箱によりお願いしておりますが,現時点では,募金額の集計はできていないところでございます。 49: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 50: ◯ 12番(西村 あつ子議員) まだ集計をされていないということですね。わかりました。  自治体ごとの財政力の違いはもちろんありますけれども,狛江でも可能な限り支援をお願いしたいと思います。  先日の市長の答弁では,床下浸水について見舞金を検討しているということをおっしゃっていました。消毒の助成は床上浸水だけとなっていますので,床下浸水も対応することなども含めて市独自の支援策の実施,また,義援金については,先日,夏ごろに手渡しができるようにしていくと,このような答弁だったかと思いますが,なるべく早くお届けができるように進めていただきたいです。被災された方の負担を少しでも軽くするために市長のお考えを伺います。 51: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 52: ◯ 市 長(松原 俊雄君) このたびの台風19号で被災されました市民の皆様に対する支援につきましては,国や東京都の制度も活用しながら実施しています。市独自の支援策といたしましては,現在実施している支援策のほかに,床下浸水されました方への見舞金を検討しています。さらに,今回追加で提案させていただいております補正予算では,都制度にも市が2分の1を負担し,住宅改修の対応をさせていただきたいというふうに考えています。  また,被災された方への義援金のお届けにつきましては,3月末で募集額を集約した後に災害義援金配分委員会を設置し,配分基準等の検討やその後の手続を進めていくことになりますので,できるだけ早くお届けしたいというふうに考えております。 53: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 54: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 各自治体も参考にしながら,さまざまな支援策を進めていただきたいと思います。  次に避難勧告について質問をいたします。  今回の台風は,事前から最大級の台風だと警告されていました。安心安全メールで避難勧告のメールが届いたのが16時47分,警戒レベル4で全員避難となりました。調布市の資料によると,15時18分に,地域では飛田給,上石原,多摩川,染地地域が避難勧告発令となっております。避難勧告はもっと早くしていく必要があったと思いますが,これについてはどのようにお考えでしょうか。 55: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 56: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難勧告発令の目安である石原水位観測所における多摩川の水位4.90メートルでございます。第3回災害対策本部会議を開始しました16時00分現在で,5.03メートルとなり,同会議の中で16時30分に避難勧告発令を決定しております。エリアメールの配信が16時46分,安心安全情報メール配信が16時47分となってございます。避難勧告発令のタイミング,各種伝達手段での発信手順の見直しなど迅速に発令するよう取り組んでまいります。 57: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 58: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひ早目にお願いしたいと思います。  私は台風の後ですけれども,いろんなお宅をお訪ねしましたけれども,あるひとり暮らしの高齢者の方は防災行政無線も全く聞こえないし,ホームページも見る環境もないので,情報が全く入らなかったと言っておりました。その方には安心安全メールだとかコマラジだとお伝えしましたけれども,その方は何も情報が入らなかったので,心配したおいっ子さんからの電話が唯一の頼りだったとおっしゃっていました。避難勧告が出されていても悪天候だと移動することができません。避難勧告や避難指示についてどのような教訓が得られ,今後どのように生かしていくのかお伺いいたします。 59: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 60: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 高齢の方などの避難のタイミングにつきましては,警戒レベル3,避難準備・高齢者等避難開始の段階で呼びかけてございます。また,避難情報発令の前に早目に避難されたい方を受け入れるために自主避難所を開設いたしました。自主避難所の開設については,今後はより多くの施設で開設を考えています。 61: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 62: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。
     安心安全メールの配信では,警戒レベル3の時点で,対象地区に中和泉地区が入っていましたが,その後の警戒レベル4の避難勧告では中和泉地域が外れています。先日の答弁では,多摩川洪水のときの想定浸水区域図に基づいて想定したという内容の答弁をされていました。根川周辺の中和泉地域は,やはり避難勧告の対象に入れるべきであったと思います。こうした被害が今後起こらないようにする対策が何よりも必要だと思いますが,ハザードマップや避難地域の見直しなどが必要だと思いますが,改めて確認をさせていただきます。 63: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 64: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難勧告等の発令,避難対象地区の選定につきましては,今回を踏まえ慎重に対応したいと考えております。必要に応じ見直してまいります。 65: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 66: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 細かく指示を出すのはなかなか難しいかと思いますけれども,やはり今回のことを教訓として生かしていただきたいというふうに思います。  次に避難所の開設についての質問に移ります。  自主避難所として最初に開設した中央公民館は,9時の開設を前倒しして,8時40分の開設となりました。その後順次開設をされましたが相当に混乱しておりました。台風は事前から情報があるので,もっと早い時点での開設が必要だったと思います。今後も気候変動で大きな台風が直撃する可能性があります。避難所は早い時点で開設して,結果として避難される方が少なかった場合でも全ての避難所で最初からあけるべきだと思います。今回のことを教訓として,今後の体制づくりに生かしていただきたいと思います。  次に備蓄品である食料品などの使用状況は,各避難所ではどのような対応になったのかお伺いいたします。 67: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 68: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 備蓄品でございますが,避難勧告後の避難所では,状況に応じて避難所の判断で適宜実施することが可能でございます。毛布,マットなどにつきましては,必要に応じ各避難所の判断で対応させていただきましたが,食料につきましては,一部の避難所のみで提供されたところでございます。 69: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 70: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 避難所ごとに対応が違うということですけれども,その理由はなぜでしょうか。 71: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 72: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回,ふなれな職員が対応していたことや,当初は避難所運営協議会に支援要請をしていなかったことから,特に食料の提供については,各避難所で統一した対応をとることができなかったものと考えております。  しかしながら,食料の提供につきましては,避難所としての運営体制がある程度整い,炊事のための人員,燃料,ガス鍋等の機器の確保等が整った段階で,避難所の状況に応じ提供することを想定しております。初期段階では対応ができなかったことがあることから,ある程度の食料を御自身で準備いただきたいと考えております。 73: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 74: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今回は地震と違って,台風については,何日も前から大きな台風が来るということがわかっていましたので,各家庭で食料品を備蓄することが事前にできたかと思います。そして食料の持参というのは,自主避難では重要なことでありますので,これについては,もっと早くから周知していくべきだったかなというふうに思います。  次に職員の参集状況について伺います。  人員は189人で42%だということです。12日の16時15分に全職員に参集メールを配信して,来られる職員は参集したということですが,交通機関は運休体制に入っていましたので,その時点で来られる人は狛江市内の人だとか,近隣に住んでいる人に限られてしまいます。もっと早い時点での参集体制が必要だったと思いますが,改めて伺います。 75: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 76: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害対策本部や避難所の人員等,より早い段階での参集が必要であったと認識しております。 77: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 78: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 自主避難をしてくる人たちの対応では,最初に避難所として開放した中央公民館がいっぱいになったら,議会棟での受け入れをしていくということを事前に私たちは報告をいただいてきたので,議場の開放を知っていました。12日の午後,私が市役所に到着した時点では,既に議会棟での受け入れが始まっていました。今回の避難所になぜ市役所を明記しなかったのでしょうか。公民館がいっぱいになった段階で議場の開放を告知しておけば,雨の中,避難された方は公民館から市役所へ移動しないで済みました。中央公民館から市役所は近いといっても,やはりすぐに来られたと思います。緊急事態での対応なのでやむを得ない面も理解できますが,豪雨の中で避難される方を思い,対応するべきであったかなというふうに思いますが,その点についてはいかがでしょうか。 79: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 80: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 自主避難所として最初に開設いたしました中央公民館に多くの避難者が訪れた場合に備え,議会フロアを追加の受け入れスペースとして準備しておりました。特別会議室や2階ロビーは緊急的に開放いたしましたが,市役所庁舎は業務で使用することから,周知は行っていなかったところでございます。 81: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 82: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 庁舎は業務で使うので,周知しなかったということですけれども,避難される方が多く,結果として議会棟だけでは足りなくて,特別会議室や2階ロビーも開放となりました。部長が答弁されていたように,議会棟は追加の受け入れスペースとして準備していたわけで,議会事務局の職員の方も3人で体制をとっておられました。議会棟の開放は周知するべきであったかなというふうに思います。  どこの避難所でも同様だと思いますが,避難所は情報が入らないという課題があって,連絡体制の構築が必要だと思います。今後に向けて体制づくりを進めていただきたいと思います。  また,災害では女性の目線が重要だとよく言われますが,私は今回,市役所の避難所に携わって,改めて女性の存在の大切さがよくわかりました。早々にお湯を沸かしてポットの準備だとか毛布の配布,また子連れの家庭への配慮など,女性ならではのきめ細やかな目配りと行動をされておりました。子育て中などで参集が難しい女性職員もおりますが,やはり一定数の女性職員は必要だと思います。女性の配置もしっかりとしていただきたいと思いますが,どのように考えているのでしょうか。 83: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 84: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 子育て中の職員の参集につきましては,既に市長からも指示がございましたので,保育士資格を取得している職員の活用など検討を進めています。 85: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 86: ◯ 12番(西村 あつ子議員) なかなか子育て中の方は,お子さんをおいて,もしくは連れてくるというのはなかなか大変なことかと思いますけれども,女性職員の配置,これは進めていただきたいと思います。女性職員が多ければ,やはり女性目線で目配りや声かけもできるかと思います。  12日に市役所に2人の赤ちゃんを連れたお父さんとお母さんが避難しに来ていました。夜遅くなっても1人の赤ちゃんがなかなか寝ないので,お父さんとお母さんが交代でずっと歩き回ってだっこをしていました。環境が違うので寝られないのかなと思って,お母さんに話しかけてみましたけれども,お話を聞くと6カ月の双子の赤ちゃんで,だっこしている赤ちゃんはふだんでも寝つきが悪くて大変だと言っていました。もう1人の赤ちゃんはすぐにいつでも寝てくれるので,その子は寝かしておいて,この子はずっとだっこしないとなかなか寝ないんですということをお話ししてくれました。狛江には住んでいなくて,双子の子育てが大変なので,狛江の実家に戻っている最中での避難ということでした。少し会話をする中でも避難されてきた人たちの状況が少し把握できることがわかりました。これについてはもちろん女性だけに限ったことではありませんけれども,人員体制が多ければ,それだけ多くの人の状況を把握することができます。私自身も今回,市役所にいていろんなことを学ばせていただきました。  少し細かい要望をしたいと思います。  豪雨の中避難された方は,傘を差したりかっぱを着てこられましたけれども,かなりぬれてしまっていました。衣服に関しては,各自の責任で着がえを用意すればよいことですが,髪の毛がぬれてしまっていて,乾かすことができません。特に小さいお子さんの髪の毛がぐっちょりとぬれていて,とても心配しました。あの日は寒くはなかったのでまだよかったのですが,秋でも気温が低いときがありますので,気温が低い場合は,髪の毛がぬれていると体が芯から冷えてしまい,大変心配するところです。震災と豪雨とでは必要な備品が違うなということがわかりました。費用はそんなにかからないので,例えば各避難所に数個のドライヤーの備蓄を配備したらいいかと思いますので,そうしたことも考えていただきたいと思います。  それともう1つはポットです。市役所では,給湯室でお湯を沸かして電気ポットに入れかえをしましたが,置き場がコンセントの近くに限られていました。コンセントを入れないとお湯が出ません。ポットを置く場所は,なるべく職員の目につくところに置いたほうがよいですし,小さい子供がやけどをしないように,安全な場所に置かなければなりません。  私どもの会派には,普通の昔ながらの電気を使わないポットがあったので,それを活用しました。もちろん市役所は避難所ではありませんので,ふだん職員の方が使っている電気ポットを使ったわけですけれども,やはりどこでも置けて使えるポットが必要だと思いました。お湯というのは,赤ちゃんのミルクをつくったりするのに必需品だと思いますので,そうした電気ポットではなく,普通のポットを配備していただけたらと思います。  各避難所に携わった職員の意見を集約して,そこでも課題が,いろいろ備品の課題も出ているかと思いますので,必要と思われる備品を追加していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 87: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 88: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 限りある備蓄倉庫でございます。避難所で必要な備蓄品につきましては自助では対応できないもの,避難所生活に必要不可欠なものなど優先順位を考え順次配備していきたいと思っております。 89: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 90: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひお願いします。学校の避難所については校舎の開放もしました。中和泉地域の要望ですが,一番近い和泉小学校の校舎を避難場所にしてほしいという意見が多く出されました。垂直避難が今議会でも言われていますが,避難所の拡大について伺います。あわせて避難所の確保としては,今回議場や特別会議室などの開放もいたしましたが,職務に影響のない市役所のスペースも避難所として必要になる場合もあるかと思いますが,この点についてはいかがでしょうか。 91: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 92: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 水害時どこの避難所を開設していくかにつきましては,垂直避難等の考えも含めて見直してまいります。市役所の職務に影響のないスペースの活用とのことですが,各室,施錠可能な議会棟は皆様の御理解のもと開放させていただきましたが,庁舎につきましては,業務継続上,基本的には避難所とする考えはございません。今回工事のため開設できなかった第一小学校避難所を開設することで対応していきたいと考えております。 93: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 94: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今回は一小が使えなかったということがありますけれども,それでも足りない状況になるかと思いますので,議会棟などを視野に入れていただきたいと思います。  今回は,多くの議員から要望や意見が出されました。今回の教訓を生かして対策を進めていただきたいと思います。東日本大震災の教訓を受けて,災害時には議会として災害対策連絡会の設置を決めました。今回,市の災害対策本部には議長がオブザーバーとして参加し,議員にはすぐに情報が伝えられました。また議員側からも議長にいろいろな状況を伝えました。  今回の災害を受けて議会としても教訓を生かしていく必要があり,今後検討を進めていきます。災害時の際の私たち議員の役割は,行政ではつかみ切れていない要望や情報を市に伝え,また市の情報を市民に伝えていくことだと思います。議長を中心に議会が一体となり,市と連携がとれるよう進めていきたいと思います。  また,昨日の一般質問では,議員のとった行動について取り上げられていましたが,議員として責任ある行動はしなければなりませんが,間違った行動をしてしまったり,市民からお叱りを受けることは誰にでも起こり得ることです。期数を重ねている議員でさえあり得ます。  もしそうした場面に遭遇したら,その場でもしくは後で注意をしたり,教えてあげるのが先輩議員の役目です。何か問題があった場合には,正副議長での対応や代表者会議,議会内のことであれば議運で行われるべきであり,議場の場で言うべきではありませんので,こうしたことはやめましょう。  以上で終わります。 95: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村あつ子議員。     〔12番 西村あつ子議員登壇〕 96: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 2問目は子供たちを取り巻く環境についてです。  11月に大阪市に住む小学校6年生の女子児童がSNSを通じて知り合った35歳男に栃木県の自宅に連れていかれ監禁される事件は,とても衝撃的な事件でした。埼玉県では,37歳男が所有する住宅にさいたま市に住む女子中学生を住まわせ,ほかにも兵庫県に住む女子中学生を「勉強するなら養ってあげる」として2人を住まわせていました。また愛知県の女子中学生を44歳の男が,八王子の自宅に住まわせていたという事件が連続して起こっています。これらの事件は全てSNSでつながったことによって起きた事件です。  気軽に利用できるSNSは便利なツールである一方,犯罪に巻き込まれる大きな危険性を持っています。こうしたSNSでの事件の多発について,率直な感想をお聞かせください。 97: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 98: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 災害時に家族との連絡手段になるなど,SNSの利便性は高いものであり,保護者も比較的低年齢でタブレットやスマートフォンを持たせる傾向がございます。しかしながら,LINEやツイッターなどさまざまなコミュニケーションアプリが普及し,見知らぬ人との接点になりやすいリスクも抱えていると認識しております。  こうした危険性を学校や家庭で繰り返し子供たちに教えることが必要であり,SNSを悪用する大人がいるという現実をしっかり伝え,安易につながりを持つことの怖さを子供たちに理解させる必要があると考えております。  さらに,ネット利用の低年齢化に対応するため,学校における情報モラル教育や保護者への説明会に加え,保護者が子供のネット利用を適切に管理できるよう,さまざまな角度から何よりも利便性だけでなくリスクがあることについて,しっかりと保護者への啓発をより充実させていく必要があると考えております。 99: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 100: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 数年前までは,小学生は携帯電話で,中学生になるとスマートフォンを持つことが多いようでしたが,現在では小学生,結構,低年齢からスマホの所持が多くなっております。基本的には,各家庭の判断でスマホを持たせているので,使用のルールづくりや危険性を教えることは各家庭で管理・指導すべきだと思いますが,これだけスマホが普及している実態であり,所持することでいじめも起こり,学校生活にも影響を及ぼしていますので,家庭だけの責任にとどまらず,学校でも注意喚起するなどの対策を講じなければならない状況にもなっています。  SNSの危険性について,小・中学校ではどのような取り組みをされているのでしょうか。 101: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 102: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各学校で東京都教育委員会が作成したSNS東京ルールなどを活用しながらパソコン・携帯電話・スマートフォンなどインターネットサイトに他人の悪口,個人情報,公序良俗に反することなどを書き込んだり,他人の画像や映像を許可なく公開したりすることは絶対に許されないことなど,子供の発達段階に応じた情報モラルを身につけさせる指導を行っております。  さらに情報発信アプリなどを利用して誹謗中傷やグループ外しを行うなどのインターネットを通じて行われるいじめの防止に向けた指導もあわせて行っております。このほかインターネットやオンラインゲーム,SNS等の長時間の利用により,健全な生活や友達関係に悪い影響を及ぼすことを防止するため,先ほどのSNS東京ルールなどを参考に,各学校で実施するセーフティ教室の場を活用し,親子でインターネット利用に関するルールを決めることを促すなど保護者と連携した指導も行っております。 103: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 104: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それでは,実態把握について伺います。  以前伺ったときに,スマホなどの所持状況は具体的には把握していないということですが,現在どのようになっているのでしょうか。 105: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 106: ◯ 教育部長(上田 智弘君) スマートフォンなどの所持状況について,各学校において把握するようには求めておりません。スマートフォンやパソコン,タブレット端末などを子供たちが1日のうちにどのくらい使用しているかについては,国や都の体力・運動習慣等調査にて把握しております。 107: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 108: ◯ 12番(西村 あつ子議員) こうした事件が多発している状況を鑑みて,所持率を把握するとともに,アンケート調査をしてはいかがでしょうか。アンケートの内容を工夫して,例えば怖かった経験はないのか。SNSで悩んでいることはないか。困ったことは誰に相談しているのかなどなど,現状把握とともに,心配事やトラブルなどつかめる場合もあるかと思います。アンケート等の実施についてはどのように考えていますか。 109: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 110: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校では,SNSトラブルを含めたいじめなどの早期発見のために,教職員による日常の児童・生徒の観察,スクールカウンセラーや教育専門相談員などからの情報提供に加えまして,hyper-QUアンケート,学校独自のいじめアンケートなどに取り組んでいるところでございます。  特にhyper-QUアンケートにつきましては,内容が改定されSNSトラブル等に関する質問も加えられていることから,調査やアンケートをふやすことなく,現在実施しているアンケートを活用することにより,御質問にある心配事やトラブルなどの把握につながるものと考えております。 111: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 112: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 新たにアンケートをしなくても,さまざまな状況で把握はできているということですね。わかりました。  小・中学生のSNSトラブルについて,これまでどのような事例を確認しているのでしょうか。これは言える範囲で結構でございます。 113: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 114: ◯ 教育部長(上田 智弘君) トラブルの詳細については個人が特定されるためお答えは控えさせていただきますが,小学校においては,オンラインゲームによるトラブルが増加していること,中学校においては,通信アプリによる仲間外しや書き込み内容に関するトラブルなどが報告されております。 115: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 116: ◯ 12番(西村 あつ子議員) SNSのトラブルは,保護者も学校もなかなか見えにくいです。例えばスマホを見られる環境にあっても,全てが把握できるわけではありません。保護者との情報共有やトラブルの把握が重要ですが,どのように努めているのでしょうか。 117: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 118: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 御質問にあるとおり,SNSのトラブルにつきましては,大人が見える状態の中で発生したことを把握することは大変難しい状況にあります。報告されている事案は全てSNSのトラブルが発生した後に,子供や保護者からの相談・報告が学校に入っている事案でございます。 119: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 120: ◯ 12番(西村 あつ子議員) SNSの利用年齢が下がっていることによって,トラブルの年齢層も下がってきています。好ましくないサイトが見られない対策としては,フィルターをかけるという方法もありますが,知らない人とつながる方法はたくさんあります。しかもつながった相手が同世代の女の子だと思っていたら,実は犯罪目的の男の大人だったという,本当に怖いことです。  危険な犯罪行為が多発している現在,犯罪から子供たちを守るための取り組みについて,どのように考えているのでしょうか。 121: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 122: ◯ 教育部長(上田 智弘君) SNSを使用する際のメリットやリスクを正しく認識し,親子でSNSを正しく安全に使えるための家庭におけるルールづくり,環境づくりが求められると認識しております。またさまざまな悩みや不安につけ込んだ犯罪から守るために,気軽に相談できる大人とのコミュニケーションなどを通じて子供の心に寄り添うことが改めて重要であると考えております。 123: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 124: ◯ 12番(西村 あつ子議員) SNSで知らない人とつながる背景には,いじめが原因であるとか,親との関係がうまくいっていない,虐待を受けているなどの深刻な状況に置かれている場合が多いということです。悩みを打ち明け相談できる人が身近にいない,居場所がない。結果として,SNSでつながった人を信用してしまい,相談相手になり,直接会って犯罪に巻き込まれてしまう。またゲームでつながっている相手は仲間や友達の存在になってしまうのが現代の子供たちです。SNSで知り合った人は,会ったことがなくても,知らない人ではないということです。  学校では,悩みを相談できるチャイルドラインの紹介や,SNSの注意点などの手紙を配布していますが,危険な事件が多発しているので,今の時期にチャイルドラインや相談機関の案内なども改めて配布していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 125: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 126: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 御質問にございましたように,これから学校は冬季休業に入りますので,各学校に対して冬季休業中の生活指導についてという通知を発出し,SNSトラブル,交通事故などの防止に向けた事前の指導を行うこと,困ったときは信頼できる身近な大人に相談するよう子供たちに伝えることなどを,各学校に依頼しております。  また,御質問にありましたように,相談機関の周知につきましては,年3回,国,東京都,狛江市などの各種相談窓口を一覧にした案内を,各学校から子供たちに配布するよう依頼しております。 127: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 128: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひお願いします。  あと,実は私,知らなかったのですけれども,岡村議員に教えてもらって,SNSの使用に年齢制限があることを知りました。ほとんどのSNS使用は,13歳以上に利用が制限されていますので紹介します。詳細はいろいろとあるようなので,大まかな紹介となります。
     ツイッターの利用規約はいかなる場合においても,本サービスを利用するためには少なくとも13歳以上でなければならないとされています。フェイスブック,インスタグラム,ユーチューブ,ツイキャスなど13歳以上が利用可能となっています。LINEは年齢制限がないようですが,ID検索は18歳以上のみの利用可能とされております。  年齢制限があることを知らない人が多くいると思いますので,保護者や子供へも周知していく必要があると思います。もし今度配布するお手紙に記載できるようであれば,ぜひ情報提供として記載していただきたいと思います。ただ規約で禁止していても,初期設定で年齢を偽れば利用できます。また,機能を制限するフィルタリングをかけても,ネット上には親にばれないで解除する方法などというものがありますので,万全の策がありませんが,重要なのは,スマホの使用についてのルールを決めていくこと,犯罪に巻き込まれる危険性を伝えること,そして人間関係のつながりは日常的に会って,意思疎通をしながら関係を築いていくということを家庭で伝え,そして学校とも情報共有をしていくことが重要だと思います。  SNSは便利であり,日常的に広く使われるツールですが,スマホなどを長時間使用し続けることで,ネットをしていないと不安になったりいらいらする,自分の意思ではやめることができなくなり,日常生活に支障を来すなど,ネット依存症も子供の中に広がりつつあります。SNSトラブルについて巻き込まれないよう家庭との連携を進めていただきたいと思います。  次に相談できる機関の情報提供とともに,学校ではセーフティ教室なども行われていますが,犯罪に巻き込まれないための講演会などの実施で,言葉で伝える取り組みの強化が必要だと思いますが,いかがでしょうか。 129: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 130: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各学校の実情や子供たちの発達段階に合わせてセーフティ教室を中心に不審者や連れ去りなどの被害防止について,専門家からの指導を受けたり,SNSを利用した犯罪被害の防止について,専門機関や関係企業の出前授業などを実施したりしております。 131: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 132: ◯ 12番(西村 あつ子議員) ぜひお願いいたします。  次に薬物乱用被害についてです。  全国7万人以上の中学生を対象にした厚生労働省研究班が実施した薬物乱用に関する意識・実態調査では,大麻やシンナーなどの薬物の使用を肯定する回答が増加しているという結果です。こうした結果についてはどのように分析しますか。  あわせて薬物被害に遭わないための取り組み状況についても伺います。 133: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 134: ◯ 教育部長(上田 智弘君) この結果につきましては,薬物乱用の危険性・有害性を強調する知識伝達型の教育だけでは,実際の薬物乱用防止行動にはつながっていないのではないかと危惧しております。子供たちに薬物乱用の誘いがあったとしても,それを断る力をつけていけるよう実践的な予防教育を推進していく必要があると考えます。  薬物被害や犯罪に巻き込まれないための取り組み状況といたしましては,各学校において年間1回以上,学校薬剤師や警察関係者などの専門家を招いて薬物乱用防止教室を開催してございます。 135: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 136: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 調査結果では,身体や精神への被害を知っている割合は,9割を超える項目があるとのことです。危険性などの知識の定着だけでは,薬物の乱用につながる行動を予防できない可能性も示されたとの報道でした。厚生労働省の研究班では,薬物乱用を断る力を高め実践的な予防教育を推進していく必要があるとされています。予防教育を進める取り組みとしてはどのようなことが考えられるのでしょうか。 137: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 138: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各学校においては,保健学習において,薬物被害の実態や医薬品の使用について学んだり,さきに答弁をいたしましたように,薬物乱用防止教室を実施したりしてございます。これらの計画の見直し及び効果の検証を行い,東京都教育委員会作成の薬物乱用防止に関する指導資料などを活用して,必要に応じ,各学校の指導計画を改善していくとともに,今後も各学校において保健学習及び薬物乱用防止教室を適切に実施していくことが薬物の予防教育につながると考えております。 139: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 140: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 最近の新しい特徴としては,10代の若者が,風邪薬やせきどめなどの市販薬を大量に摂取する問題も出ているということです。自傷行為や不登校などの悩みを抱えている子に多く見られ,つらい気持ちを一時的に過ごすために手を出してしまう。元気を出す,頑張るためのエネルギーを得るために,カフェイン配合の薬を乱用する子がふえているのが現状だそうです。  市販薬はドラッグストアで手軽に誰でも購入ができ,頭痛薬や生理痛を和らげるための鎮痛剤を日常的に利用するなど身近な存在であることも乱用が広がった原因に挙げられております。  私,先日,そういう市販薬をいっぱい飲んでいるというテレビをたまたま見ました。私,この記事を読んで驚いたことは,市販薬の入口がエナジードリンクだと分析をされています。エナジードリンクの購入が身近になり,カフェインの作用を使いたい気持ちが芽生えて,徐々に強い効果を求めるようになり,市販薬の乱用に陥ってしまうということです。また中学生では余りないかと思いますけれども,部活への保護者の差し入れがエナジードリンクということもあるそうです。教育現場としての学校では,問題だ,いけないことだと捉えるのではなくて,大切なのは正しい薬とのつき合い方を学び,健康教育の一環として行われればよいとのことです。健康教育として,子供だけでなく,保護者も参加できるような取り組みを進めていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 141: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 142: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 子供たちが正しい薬とのつき合い方を学ぶことは,自分の身体の健康に向き合い,正しい知識を身につける上で重要な学習であると認識しております。先ほど答弁いたしましたように,各学校では毎年薬物乱用防止教室を開催しており,学校によっては学校薬剤師の先生から薬の飲み方に関するアドバイスをいただいているとの報告も受けてございます。  保護者への啓発につきましては,各学校で毎年開催している学校保健委員会の場で薬などとの正しいつき合い方をテーマに講演をいただくなどが考えられます。 143: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 144: ◯ 12番(西村 あつ子議員) では,教育長に伺いたいと思います。  SNS犯罪や薬物乱用など,子供たちが犯罪に巻き込まれる状況が身近に潜んでいます。家庭で日ごろから子供たちと十分話し合うことやルールづくりや,子供の様子をよく把握することなどが重要ですが,教育現場での役割も大きくなっているのが現状です。家庭での役割,学校での役割についてはどのようにお考えでしょうか。 145: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 146: ◯ 教育長(有馬 守一君) 現在,SNS等の急速な普及に伴いまして,子供たちが不特定多数の人とつながる,あるいは親にも教師にも見えない大きな世界が広がりつつあるというふうに認識しております。学校でも,先ほど部長の答弁にありましたように,健康教育,あるいは安全教育に力を入れてきてはいるのですけれども,それだけではなかなか十分に子供たちの安全を守ることはできないという実態がございます。市としても,青少年健全育成連絡会等,学校,それから家庭,地域,関係機関が一堂に会して協議する中で,こうした危険な兆候を未然に把握して,連携協働して対処していくというふうな会議も設けております。  そういうことで,それぞれの立場から,子供たちの兆候をいかに捉えるかということが非常に重要。そこに対してどういうふうに組織的に,多面的に対応していくかという体制をつくっていくことがとても重要かなというふうに思っております。 147: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 148: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 次にインフルエンザの予防対策についてです。  ことしは,インフルエンザの流行時期が早くから始まり,患者数も多く重症化すると言われています。国立感染研究所の12月6日時点での発表では,11月25日から12月1日の期間で,全国約5,000のインフルエンザ定点医療機関を受診した患者報告数は,2万7,393人で,昨年の同時期と比較して6倍にもなっているとのことです。狛江市の小・中学校でのインフルエンザの罹患状況はどのようになっていますか。 149: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 150: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市内の小・中学校の状況で答弁をいたします。今年度は10月に小学校2校,中学校1校でインフルエンザ様疾患による学級閉鎖がございましたが,その後,しばらくの間は,学級閉鎖はありませんでした。しかしながら,12月以降は9日現在で翌日からの開始も初め,小学校3校,中学校1校で学級閉鎖がございます。 151: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 152: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 国立感染研究所の研究発表によると,11月25日から12月1日のインフルエンザの感染経路は主に2つで,1つは空気中に飛散したウイルスを吸い込むことで体内にウイルスが入り感染する飛沫感染と,もう1つはドアノブやつり革,エレベーターのボタンなどに付着したウイルスに触った手で自分の鼻や口に触れることにより感染する接触感染だということです。ワクチンの接種以外の対策は,マスクやうがいによる飛沫感染対策や手のアルコール消毒が主流だということです。  インフルエンザにかかることを特に心配しているのが,小さなお子さんのいる家庭と受験生を抱えている家庭です。私も昨年は息子が受験生だったので大変心配をいたしました。受験生がいる家庭は,大半が予防注射をしていると思いますが,注射を受けていても心配は尽きません。年齢が上がると,うがい・手洗いの徹底が行き届かなくなってしまいます。特に手洗いが重要だと言われていますが,インフルエンザの拡大を防ぐために手洗い・うがいは徹底されているのでしょうか。 153: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 154: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各学校におきましては,インフルエンザ等の拡大を防ぐためには,日常からできる対策として,飛沫感染と接触感染を防ぐことが大切であるという指導をしております。小まめな手洗いやうがいを習慣化することが最も有効な対策になりますので,年齢を問わず手洗いやうがいを習慣化できるよう指導を徹底することを校長会の場でも依頼しております。また,学校全体としてインフルエンザの感染を防いでいこうという意識をさらに向上させていくことが重要であると考えております。 155: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 156: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 風邪予防には,緑茶でうがいをするのが効果的で,緑茶に含まれるカテキンには殺菌作用があり有効だとされ,ネットで調べてみたら,薬学部の教授が効果を実験していました。また,先日見たテレビでは,患者と接するお医者さんが,常に手元に緑茶を置いておき,頻繁に飲んでいると話をしていました。  夏,子供たちは,熱中症予防のため,水筒持参で学校に行きますが,今の時期は,水筒を持参している生徒は少なくなると思います。空気も乾燥していますし,水分補給は少なくなっていると思いますので,小まめにお茶が飲めるよう,これについては要望させていただきますので,水筒を持参していくということを呼びかけていただきたいと思います。  次に部活動についてです。部活動については,これまで何度も取り上げてきましたが,最初に各学校に配置されている部活指導員の配置状況について伺います。 157: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 158: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在の配置状況につきましては,狛江第一中学校が1名,狛江第二中学校が3名,狛江第三中学校が3名,狛江第四中学校が3名の計10名でございます。 159: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 160: ◯ 12番(西村 あつ子議員) では,配置による効果を教えてください。 161: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 162: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 主に実技指導や安全に関する知識・技能の指導,学校外での活動の引率等の負担が軽減され負担が軽減した分,授業準備や成績処理,教材研究または生徒指導,進路指導等に時間をかけられるようになったという効果が見られております。 163: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 164: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 文部科学省も今後は,さらにふやしていく方向性だと思います。今回学校へお邪魔してお話を伺ってきましたが,部活指導は非常に助かっているということでしたが,今後の増員の必要性についてはどのように考えているのでしょうか。 165: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 166: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 部活指導員の増員は教員の負担軽減につながるものと認識しております。その必要性につきましては,各学校の実態によるものと考えております。今後も,各学校とニーズを共有し,最善の方策を検討してまいります。 167: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 168: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 私は,部活の定員割れについては,議会で何度も取り上げてきましたが,学校の部活に入らず,外部チームへの所属や本来自分が行く学区の学校へは行かず,市内でも強い部活がある学校へ行ってしまい人数が偏ってしまう,顧問の配置など部活などにはさまざまな課題があります。部活の存続が危ぶまれる事態になっていると思います。  これ,「わっこ」でも紹介されていましたが,野球部は二中を除く3校が試合では合同チームになっています。以前,議会でも私,紹介しましたが,私の息子は三中の野球部に入りましたが,入部したときは1年生が3人,2年生が1人,3年生がたしか8人だったと思います。3年生が引退後は,4人で活動していました。試合では一中との合同チームを組んでいました。翌年には,1年生が一定数入ってきたので,何とか単独チームで試合に出ることができましたが,その翌年は1年生の入部は1人しかいませんでした。息子たち3年生の引退後は,人数が9人そろわなかったので,サッカー部からの助っ人だったそうです。また,サッカー部も人数がそろわずに野球部からの助っ人に行っていたと聞きました。どこも厳しい状況であり,解決策として市内で合同にしたらよいのではないかという意見を,私も以前から聞いておりました。  人数が少ない部活は敬遠されたり途中でやめてしまう現状があります。解決策を導き出すのは難しいかと思いますが,生徒が生き生きと活動できる部活に取り組む必要があると思いますが,どのように考えますか。 169: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 170: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 部活動は学校の教育活動の一環であり,その部活動において,生徒が生き生きと活動できることは非常に重要なことであると認識しております。そのため市内中学校では,これまでも何度か合同チームを編成し,練習や試合を行うといった対応をしております。市内全てを合同にするという御意見につきましては,人数が足りている学校もあり,いわゆる出場機会の減少などが生じることも考えられます。各種の連盟や大会規定に従う必要もあることから,現時点での実施は難しいものがあるというふうに認識しております。 171: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 172: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 合同チームだと別の学校への移動がちょっと大変です。学校同士のスケジュールを合わせることも大変だと思いますが,人数が一定数いると,練習内容も充実しますし,活動の幅も広がります。学校の意見を伺ったところ,合同の部活はありだという意見でした。土日などを合同の活動日にして,顧問は一人でよいというようなルールづくりをすればよいのでは,というお話でした。顧問が複数になり,先生の負担軽減にもなるということでした。平日に関しては,学校を出た時点で相手方の学校に電話を入れるなどの対応も可能ではないかと思います。部活が困難な状況になっている現状の中,新たな方策について検討する時期に来ているのではないかと思いますが,改めて見解を伺います。 173: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 174: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 合同チームについては,学校間を移動する際の生徒の安全確保や,生活指導上の課題,合同練習時の生徒の早退に伴う指導者の付き添い,学校同士の日程調整,講師の決定,指導者及び生徒のモチベーションの維持など,さまざまな課題がございます。  一方,御意見のとおり,現在の部活動の実態を踏まえ,合同チームのあり方について今後検討していく必要があるというふうに考えております。 175: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 176: ◯ 12番(西村 あつ子議員) わかりました。  次は質問にしないで要望にさせていただきます。  以前,三中で伺った話ですけれども,元和泉にあるテニスコートを部活で利用できるとよいのにということを話されていました。その話を伺ったときに,昔のことを思い出しました。私が三中生だったときのことですが,当時は部活が必修になっていて,その時間は市内の市民テニスコートに部活で行っていました。その日はほかの部活が広い範囲で活動ができました。市民の方の利用に制限をかけてしまうのは,余り好ましくないと思いますけれども,例えば試合の前だとか月に数回ということであれば,協力はできるかと思いますので,ぜひ他市などの自治体を調べて考えていただきたいと思います。  最後に教育長にお伺いいたします。  部活については,この間,何度も教育長にお伺いしてまいりましたが,なかなかこちらもこうするべきだという提案もできないままとなっていますが,指導員のさらなる活動や定員割れをしている現状,活発でない学校の部活には人が集まらなくなっている。こうした問題が起こっているかと思います。さまざまなことをモデル的にもやってみる,合同チームなどをモデル的にやってみることもできるのではないかと思いますが,その点はいかがでしょうか。 177: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 178: ◯ 教育長(有馬 守一君) 私ももともと小学校の出身なんですけれども,教育委員会に所属するようになって,20年ぐらい部活のいろんな問題に対処してきたのですけれども,部活の問題というのは非常に微妙なバランスの上に立っている。それはさっき部長の話にもありましたように,いろんな要素がうまくバランスを保ちながら成立している。これが崩れると本当に存続が難しくなる問題なんです。それで,教育委員会としてもいろんな外部指導員ですとか,さまざまな手当なんかも工夫してきているんですけれども,この子供たちのニーズに一番対応して,適切な形で部活を充実していく上では何が一番重要かというと,最終的には,校長先生方のコミュニケーションだと思うんです。4校あるわけです。その4校の校長先生方が,各校の子供たちのニーズ,先生方の力量とか意欲,そういったものをきちっと把握しながら,ぱっと地域的なことも踏まえて,これ,合同でできるではないかという突破口を見つけたときにはすっとまとまっていく。ところが,ここでコミュニケーションが途絶えると,なかなか難しくなるということがありますので,議員のお話にもありましたように,私も明快な回答はないのですけれども,そのあたりが一番重要かなと,オール狛江としてのコミュニケーション。 179: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 180: ◯ 12番(西村 あつ子議員) これについては,狛江は小さいので,教育長おっしゃったように,狛江ならではの新しい取り組みができるのではないかというふうに思います。  それでは,自閉症・情緒障がい学級の開設について伺います。  今議会初日に可決された補正予算では,固定学級への設計予算が含まれました。私は,これまでこの問題,何度も質問してきたので本当によかったです。  それでは,三中に設置される固定学級の詳細についてお伺いいたします。 181: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 182: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 対象となる種別につきましては,狛江第三小学校へ平成30年度に設置したあおば学級と同様で,知的障がいのない自閉症等の生徒が対象となります。障がい児の特性から,通常学級の生徒との動線ができる限り重なることがないよう考慮し,体育館の西側にある技術室棟に配置いたします。当該の北側を自閉症・情緒障がい固定学級とし,南側には特別支援教室を校舎内から移転させる予定でございます。 183: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 184: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 時間がないので2問まとめて質問していきたいと思います。  三小のあおば学級に通う2人のお子さんが通うことが想定されますが,最大の受け入れ人数の想定について伺います。  あわせて仮に一中1組の生徒が移りたいと希望した際には移動が可能なのか。その際,入級への判定作業である行動観察や面談など,全て最初からやり直ししなければならないのかという点と,あともう1つの質問は,講師の配置についてはどのように考えているのかお伺いします。 185: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 186: ◯ 教育長(有馬 守一君) あくまでも教室の広さからの推計でございますが,おおむね各学年5から6人程度の受け入れは可能であることから,全体で3学級の対応は可能と思われます。また,一中1組からの転学につきましては,入級基準に該当する場合は可能ですが,中学校生活が3年間という短い期間で転校・転学による環境変化で受ける負担など生徒にとってデメリットも考えられますので,慎重な検討が必要であるというふうに考えております。  転学する場合には,改めて転学相談を受けていただき発達検査,医師による診察,行動観察などを経て,就学支援委員会で転学の適否について検討することとなります。  なお,これらのうち前回の就学転学相談資料で,転用が可能なものにつきましては,一部を省略できる場合もございます。  それから,講師の件でございますが,まず固定学級につきましては,生徒の在籍人数に基づいて学級数が決まっており,その学級数に応じて,正規の教員が配置されます。  あわせまして学級数に応じた講師配置時数が決められており,例えば1学級の場合,講師時数は,最大で週当たり13時間となっております。 187: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 188: ◯ 12番(西村 あつ子議員) それでは最後に周知についてです。  中学校での情緒障がい固定学級の設置が長年望まれていました。私は補正予算の可決後に知り合いに三中に設置することを報告したら,大変喜んでいました。その方は,みんなに知らせてよいのかというふうに聞かれたので,ぜひ伝えてほしいとお願いしました。  まずは市内,全ての特別支援教育を利用している保護者には,現段階でのお知らせをしていただきたい。このように思いますがいかがでしょうか。 189: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 190: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現状におきましては,詳細は決まってございません。施設整備や指導体制など,一定の整理ができましたらお知らせの配布,ホームページや広報こまえへの掲載に加え説明会を開催するなど,速やかに広く情報提供する予定でございます。  また,学級の対象となる可能性がある児童の方につきましては,就学・転学相談を受けた場合には,個別に伝えていきたいと思っております。 191: ◯ 議 長(石井 功議員) 12番西村議員。 192: ◯ 12番(西村 あつ子議員) 今後,詳細が決まったら当然説明会など開いていくわけですけれども,詳細が決まる前でも通級学級の保護者会というのは毎学期開催されていると思いますので,そこの場を利用したりなど,情報発信に努めていただくようお願いして一般質問を終わります。ありがとうございました。
    193: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時18分 休憩     午前10時40分 開議 194: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。13番田中智子議員。     〔13番 田中智子議員登壇〕 195: ◯ 13番(田中 智子議員) 1問目,台風19号被害の状況と対応について伺います。  10月12日に関東地方を襲った台風19号は,各地に甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになった方と被害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げます。  毎年のように頻発する台風・豪雨災害により,私は,特に昨年あたりから雨の降り方や風の吹き方が今までの常識を超え,かつてない異常な気象状況になってしまったと感じています。現在,国連気候変動枠組条約第25回締結国会議(COP25)が開かれていますが,2019年の世界の二酸化炭素排出量は18年より0.6%上昇し,昨年の上昇率よりは低下したものの,過去最高となり,パリ協定が締結されてから排出量は4%増加したということです。パリ協定は,世界の平均気象上昇を産業革命前から1.5度以内に抑える努力目標を設定し,21世紀後半までに温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにする方向性を打ち出しました。1.5度の上昇であっても深刻な熱波・嵐・水不足・山林火災・食料生産の不安定などが生じるとされています。  環境活動家のグレタ・トゥンベリさんは,記者会見で,各国の指導者が地球温暖化を阻止するための有効な対策をいまだ提示していないと指摘し,権力を持っている人たちが行動を起こしてほしい。人々は今日,気候と環境の緊急事態によって被害を受け死んでいっている,もう待てないと発言をしたと報道されています。  地球温暖化についての対応は,人類の未来をかけた問題として真剣,かつ早急に対応が求められていると思います。日本が気候変動の影響を最も強く受けていることを考えても,国と産業界にあって,より抜本的な対策を行うこと,また,狛江市においても,できる限りの対策を行うことを求めたいと思います。  日本共産党狛江市議団は,この間,山添拓参議院議員とともに台風19号で被害を受けた方からの訪問・聞き取り調査を始め,六郷排水樋管と猪方排水樋管の視察,原因究明のための国土交通省への聞き取り・要請や雨水貯留施設の視察等を行い,市長への緊急要望なども行ってきました。  そこでまず初めに,狛江市での台風19号の浸水被害の状況について,初日の質問でも御答弁がありましたけれども,改めて伺います。 196: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 197: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 令和元年12月2日現在の住家被害状況について,目視も含めまして把握している棟数及び世帯数を御答弁申し上げます。  駒井町一丁目は床上浸水43棟で55世帯,床下浸水が63棟で72世帯,駒井町三丁目は床上浸水が10棟で10世帯,床下浸水が52棟で53世帯,猪方二丁目は床上浸水が38棟で45世帯,床下浸水が64棟で67世帯,中和泉四丁目は床上浸水が8棟で15世帯,床下浸水が3棟で3世帯,中和泉五丁目は床上浸水が2棟で8世帯,床下浸水が1棟で1世帯,西和泉一丁目は床上浸水はなし,床下浸水が1棟で12世帯,西和泉二丁目は床上浸水が1棟で1世帯,床下浸水が14棟で104世帯,合わせて床上浸水は102棟で134世帯,床下浸水は198棟で312世帯でございます。 198: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 199: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは再質問をさせていただきたいと思います。  多摩川住宅の二号棟の管理組合から,台風19号による根川の氾濫被害の処理についてという報告がありました。それによりますと,根川の氾濫による2号棟の敷地内の被害については,冠水の最高値は15号棟の西で130センチ,建物内浸水については,管理事務所7号棟,7号棟には職員室,集会室がありますけれども,それぞれ床上3センチ,管理事務所についてはカーペット・書類等が汚泥につかるという状況です。また,集会室については,床だとかスリッパ・座布団,それぞれカーテンだとかが清掃するという状況でありました。また9号棟には建てかえ準備室というのがあるんですけれども,そこも床上5センチ,カーペット,ロッカー内の書類・コピーが泥水につかるという状況でした。  また,給水等の倉庫の周辺についても汚泥が流入するという状況。また床下浸水については,1号棟から15号棟全ての床下に泥水が浸入したということで,床下収納がある住戸がかなり1階部分についてはあるんですけれども,そこが浸水したという状況です。  またネットワーク設備,光電話の不通も1カ月近くにわたりありました。また駐車場の車が泥水につかって廃車が18台,買いかえたのが39台ということです。自転車については,全車となる663台が冠水し,バイク5台も冠水した。また街区内道路,区画道路については,御承知のように,泥水がかぶって,10月13日,次の日から1週間かけて,住民が泥を除去する,敷地内の住宅内の道路の除去を行ったということです。また,15号棟の西側敷地の穴が大きく陥没したという,こうした被害状況もあります。  そして市の対応についてなんですけれども,13日に福祉相談課のほうからと清掃課から電話があったということです。災害ごみは無料で回収する,困っていることはありませんかなどの声かけがあったということです。13日には,こまほっとシルバー相談室の相談員2名が訪問して,可能な範囲で,多摩川住宅を訪問して安否確認を行っていただいて,これは済んでいると報告があったということです。  ただ問い合わせ,相談窓口が一本化されていないために,案件ごとに各課へ連絡して,庁内情報がばらばらで,回答までに多くの時間を費やしたというような,こうした報告が来ております。  また,こうした大変大きな被害だったということがわかります。冠水の最高値,先ほども言いましたけれども,15号棟西側で130センチだったということで,根川沿いに中木の木が植えてあるんですけれども,今でも大人の腰の高さくらいまで泥水の跡が残っているという状況です。  多摩川住宅では,ほとんどの住棟の1階部分が,ポストが設置されている場所から4段階段を上がるというつくりになっているんです。1段高くなっていることで,今回は2段目や3段目まで水が来た。そうした床下浸水はあったものの,住宅そのものへの浸水はありませんでした。  しかし,管理組合の事務所は住居と違って,階段部分がないために床上までの浸水となりました。そしてその被害の対応として,管理事務所の集会室,建てかえ事務所の床修繕工事に539万円,そして台風等のそれぞれ,さまざまな復旧工事に88万円ということで,合計627万円の費用がかかったということです。  そこで次に多摩川の樋管管理の状況について伺います。排水樋管の管理について,国から示されている方針というのはあるのでしょうか。また今回の対応についてはどうだったのでしょうか。 200: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 201: ◯ 環境部長(清水 明君) 排水樋管の操作マニュアルにつきましては,作成の基準として,国土交通省が河川管理者に対し通知しているものはございますが,管理者である各自治体に委ねられているものでございます。  狛江市の操作マニュアルは,多摩川の水位によって対応を記したもので,年に1回,河川管理者である国土交通省の履行検査の際に,施設維持管理計画書とあわせて確認いただいてございます。  また,今回の配水管の操作はマニュアルどおりに行ってございます。 202: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 203: ◯ 13番(田中 智子議員) 基本的には各自治体に委ねられているということです。  排水樋管の操作については,根川から多摩川への流れがあったため,樋管を閉めなかったということです。  この是非が問われているわけですけれども,おっしゃったようにマニュアルどおりではあったということです。  では,根川からの浸水についてはいつの時点で確認していたのでしょうか。 204: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 205: ◯ 環境部長(清水 明君) 多摩川住宅南口の交差点で16時半ごろに浸水を確認しております。 206: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 207: ◯ 13番(田中 智子議員) かなり早い段階で浸水が確認できていたわけですよね。  それで根川は,これまで豪雨時で何度か浸水をしております。今まではどのように対応してきたのでしょうか。また今後の豪雨時に備えて抜本的な対策が必要だというような認識はなかったのでしょうか。 208: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 209: ◯ 環境部長(清水 明君) 直近で浸水が起こりましたのは,平成19年9月の台風第9号でございました。その際は樋管の操作とポンプ排水で対応しており,このことが対策であると考えておりました。  今回の浸水被害を受けまして,原因を究明するとともに,今後の対策を検討していきたいと考えております。 210: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 211: ◯ 13番(田中 智子議員) つまり今までは対応できていたので,今後も対応できると考えていたということですね。  それで先ほどの質問,西村議員の質問で水量については答弁がありましたので,これは省きます。  それで今後の検証について伺います。他の議員の答弁にもありましたが,具体的にはどのような検証を行うのでしょうか。 212: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 213: ◯ 環境部長(清水 明君) 原因の究明につきましては,11月29日に専門コンサルタントと契約を行いました。内容としては,管路,樋管,ポンプ施設等をコンピューター上でモデル化し,条件として樋管を閉鎖するタイミングとポンプの作動状況を組み合わせ,浸水する深さをシミュレーションすることで,最適な樋管の操作状況を確認することとしてございます。また,対策についてどのようなものが考えられるか比較できるように取りまとめることとしてございます。 214: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 215: ◯ 13番(田中 智子議員) 最適な樋管の操作状況を確認するとともに,対策を考えるということなんですね。  それで排水樋管への水位計とカメラの設置については,多摩川側と住宅側に1基ずつ,カメラは六郷排水樋管に2基,猪方排水樋管に1基とし,流れを確認できる位置等に設置する予定ということです。  それでは豪雨時の対応については,今後どのように対応するのでしょうか。 216: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 217: ◯ 環境部長(清水 明君) 今後の対応につきましては,水位計の計測値等を樋管の操作に役立ててまいりたいと考えております。 218: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 219: ◯ 13番(田中 智子議員) 今までの答弁により,今後の排水樋管の操作については,今回の台風の被害状況の原因を究明し,最適な樋管の操作状況を確認するということです。また水位計と監視カメラを設置して樋管の操作に役立てるということです。それから遠隔操作を行えるように,実施設計をするための補正予算,今,提出されております。  このことから,今までは排水樋管の操作については,その場の状況によって判断するというような部分があったものから,どういう場合に排水樋管を開閉するか,ある程度客観性のある,排水樋管のマニュアル,これを変更するということで,これはよろしいでしょうか。 220: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 221: ◯ 環境部長(清水 明君) 水位計や監視カメラを設置し,誰もが客観的に樋管を操作できるようにすることも大切であると考えている一方,現場の状況から判断することも大切であると考えているところでございます。  樋管の操作マニュアルにつきましては,現在委託しております浸水被害の原因究明の結果に基づき,必要に応じて見直していきたいと考えております。 222: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 223: ◯ 13番(田中 智子議員) 客観的に樋管を操作できるようにすることと,現場の状況から判断することも大切ということです。必要に応じて見直すとの答弁ですけれども,今回,原因究明の中で,より具体的な樋管の対応,これについても明らかになってくるものと思います。それぞれの状況を想定して,そして見直しをするというのは必要だというふうに考えますので,これはよろしくお願いしたいと思います。  次に市民の方から,防災行政無線が全く聞こえなかったということは,私のほうも何人からも言われました。これは議会でも多くの方から同様の発言があり,対応を求められましたので,伺うことはしませんけれども,ただ,警戒レベル3,この避難準備・高齢者等避難開始が午後3時30分に出たというふうに聞いておりますので,やはり問題はネット環境がない方に対する情報発信ということだと思います。家の中で聞こえる戸別受信機,防災ラジオの貸与が有効だと思います。それについては他の議員が伺います。  警戒レベルが3時30分に発令したということですので,特に浸水のおそれのある地域を中心に広報車を出して早目の避難を呼びかけるということも有効だと思うんですけれども,今回,広報車は出したのでしょうか。 224: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 225: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難勧告発令地域を中心に庁用車2台,消防団ポンプ車3台により巡回広報活動を実施したところでございます。 226: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 227: ◯ 13番(田中 智子議員) 広報車が全部で5台,実施をしたということですが,地域で聞いたところ,「回っていたかわからない」「聞こえてこなかった」という声が寄せられています。  ぜひわかりやすい内容で,しかもゆっくり何度も細かく回っていただきたいと思います。具体的に避難を,警戒レベル3で高齢者・障がい者,避難してくださいというのを直接呼びかけるというのは,やはり有効だと思いますので,これはぜひ今後も回っていただくよう要望したいと思います。  次に避難所の設置について伺います。  避難所の設置準備については,いつの時点から行っていたのでしょうか。 228: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 229: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所の開設準備につきましては,12日の午前中から順次,自主避難所開設に向けた準備を進めていたところでございます。 230: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 231: ◯ 13番(田中 智子議員) きのうの議会の答弁で,震災時と水害時の避難所の設置の違いについての質問に対する市の御答弁で,水害時はあらかじめ台風等が予想される中で,事前の準備がやりやすい旨の答弁がありました。  しかし,今回の台風の避難所の設置については,避難される方が次々に押し寄せる中で,対応する職員の配置も少ない中,対応が混乱した状況もあったようです。答弁のような事前準備が果たして十分にできていたのか。今後の課題として,検証をお願いしたいと思います。その上で,今後は職員体制も含め,事前に万全の準備を整えられるようにお願いをしたいと思います。  また,今回は浸水地域の和泉小は避難所を設置しませんでした。一方,浸水地域ではありますが,二中,三中は設置をしました。この基準はあるのでしょうか。 232: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 233: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市地域防災計画においては,洪水浸水想定区域内にある公共施設は避難所等には指定はしてございません。しかしながら,洪水が想定される市南部からの浸水のおそれがない北部への避難に伴う避難者の負担や収容人数等から,洪水浸水想定区域内の小・中学校等についても避難場所として開放する検討を進めていたところでございます。今回,対応においてはそうした検討を踏まえ開設を行ったものでございます。  そうした背景から,現時点においては明確な基準を設けてございませんが,開設した避難所の選定については,避難者の状況や開設に当たる職員の態勢等も踏まえ,災害対策本部において総合的に判断したものでございます。今後,職員の態勢も含めまして検討していきたいと考えております。 234: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 235: ◯ 13番(田中 智子議員) ぜひ職員の態勢を含めて,検討をお願いしたいと思います。  多摩川住宅の西和泉地域や元和泉地域は,かなり遠い緑野小学校への避難を余儀なくされました。元和泉地域から豪雨の中,歩いて20分かけて避難所に行ったという方から,遠いところを歩いていくのは本当に大変だったと聞きました。また多摩川住宅イ号棟の方は,緑野小学校に息子の車で行ったけれども,満員の上,敷物や毛布もなく「これではだめだ」と帰ってきたとも聞きました。  今後の豪雨時における避難所設置のあり方について,市の考え方を伺います。 236: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 237: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今後につきましては,先ほどの答弁で申し上げた検討に加えまして,施設の具体的な使用方法などについて施設管理者等と協議を進め,より具体的な調整を図るよう協議を進めています。 238: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 239: ◯ 13番(田中 智子議員) 今回のように,地域全体に避難指示や勧告が出た場合,避難所が足りないということは,実証されたと思います。ある程度予想ができる台風等の場合は,広域避難での他市との連携,さらに垂直避難の徹底,民間企業との連携ということも必要になってくると思いますけれども,今後の対応について伺います。 240: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 241: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難者が1カ所に集中してしまうと収容し切れないため,分散が図れるよう自主避難所の運用を交えて検討,民間事業者との連携を進めるとともに,市が指定する避難施設以外の安全な場所への避難などを含め,平時から周知を図ってまいりたいと考えております。 242: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 243: ◯ 13番(田中 智子議員) 市民が日ごろから豪雨時及び災害時の避難について,豪雨時の避難訓練を行うとともに,災害時の対応についてしっかり考える機会をあらゆる場でつくって周知する必要があると考えますが,認識を伺います。 244: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 245: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) いざというときに素早く避難行動を行うためには,平時から意識を持っておくことが大切だと認識しております。実際の豪雨での訓練をすることはできませんが,東京消防庁の防災館等で暴風雨体験はすることができます。震災対策と並行して,大雨に対する対策についてもさまざまな機会を捉え周知啓発を図ってまいります。 246: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 247: ◯ 13番(田中 智子議員) よろしくお願いいたします。  それでは今回,車椅子の方,そして障がいを持った方,どの程度避難されたのでしょうか。 248: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。
    249: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難者の中に車椅子を使って避難された方は確認しておりますが,障がい者の方含めまして,人数等の詳細は把握してございません。 250: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 251: ◯ 13番(田中 智子議員) 福祉避難所に避難された方は何名でしょうか。 252: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 253: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 福祉避難所を西河原公民館に設置し,要支援者4名と介護者2名の計6名を受け入れてございます。 254: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 255: ◯ 13番(田中 智子議員) 多摩川住宅にお住まいの方で,私の御近所にお住まいの方で,下半身不自由で車椅子の方がいらっしゃいます。その方は長くもう30年近くお一人で住まわれています。現在では入院したことによって要介護3になったということなんですけれども,毎日ヘルパーの支援を受けて住まわれております。1階にこの方は住んでいるのですが,階段の上まで水が実際に来ているのに,結局避難はされなかったということなんです。訪問してお話を伺ったところ,「いざとなったら避難しなければと思って隣の人に話はしていた」とは言っていました。「市から個別支援計画をつくるための書類が来ませんでしたか」とか「その登録はしませんでしたか」とか「支援者の確認はする必要があると思いますけれどもしていませんか」ということを,私はその方に聞きましたけれども,書類が来たかどうか,そして登録したかどうかさえも全くわからない,覚えていないというような返事でした。  私はこうした方が多いのではないのかなというふうに思っております。高齢者・障がい者への早目の避難の呼びかけが必要と思います。自力で避難できない方は,実際にはどのように避難するのでしょうか。 256: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 257: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 避難行動要支援者支援につきましては,要支援者の自助,支援組織の共助が前提となります。個別計画に基づき安否確認者の避難支援を得ながら,要支援者御自身が円滑に避難していただくことになります。  個別計画を策定していただく際には,緊急時の準備として,震災時,水害時に避難される避難所や避難経路,災害等の際に避難先で必要なもの等を記入していただくとともに,近隣に住んでいる家族や近所の方を安否確認者として設定することを進めてございます。  この個別計画に基づき安否確認者の避難支援を得ながら,要支援者御自身が円滑に避難をしていただくことになります。 258: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 259: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは,個別支援計画はどこまでできているのでしょうか。 260: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 261: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 個別計画につきましては,平成31年3月末現在541人が作成をしてございます。今年度は75歳以上のひとり暮らし高齢者に,11月15日付で勧奨通知を1,732通発送したところでございます。  また,新たに75歳になられたひとり暮らしの方,75歳以上のみ世帯の高齢者の方々,新たに障害者手帳取得者,合計782人に対して,6月に避難行動要支援者名簿登録と個別計画の策定をあわせて勧奨しており,令和元年11月30日現在250人の方に作成をいただいてございます。 262: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 263: ◯ 13番(田中 智子議員) 今度の台風において,実際の要支援者の避難状況はどうだったのか,また個別支援計画が実際に機能したのかどうなのか,課題は何だったのかということなどをしっかり検証する必要があると考えます。見解を伺います。 264: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 265: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 台風19号の災害で機能したかどうかにつきましては,拡大防災ネットなど要支援者と情報交換する場において,御意見を伺ってまいりたいと考えております。 266: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 267: ◯ 13番(田中 智子議員) 実際には私,先ほど御紹介した方を含めて,自分が個別支援計画をつくる上での対象者だということ自体も認識していない。それで,登録もしているかどうかわからない。登録したかもしれないけれども,していないかもしれない。しっかりいわゆる自分を支援してくれる要支援者は安否確認者として推奨するということになっていますけれども,実際に安否確認するだけで実際避難を手伝ってくれるのかどうかということについても,何ら本人の自覚がないのですよね。その点が個別支援計画という形で担っている。541人が個別支援計画をつくられてはいるということですけれども,実際の豪雨時の避難についてきちんと避難できたのか。ちゃんと安否確認者を見つけられるのか。そうしたことも含めてしっかりと,やはり検証する必要があると思います。具体的に,先ほどは今後の対応ということなんですけれども,要支援者からの聞き取りとか支援に入っている事業者だとか,支援者などからもしっかり聞き取って,解決するべき課題はたくさん出てくるというふうに思いますので,しっかり検証していただきたいというふうに思います。  次に一人で移動できない方に対して,車での避難所までの移送など,具体的できめ細かな支援が必要だと思いますけれども,そこまでの対応はできていたのでしょうか。また,今後の対応についてはどのように考えているのでしょうか。 268: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 269: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 発災時に公的機関が避難支援を行うことは困難であると考えております。水害時においては,台風接近時であれば,早目の避難行動が必要であること,また近隣での助け合いである共助の重要性について,周知・広報を引き続き行ってまいりたいと考えております。 270: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 271: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 要配慮者の避難所から福祉避難所までの移送につきましては,原則として,要配慮者の家族等に行っていただきます。ただし要配慮者の家族等ができない場合には,市職員またはボランティアが行います。また,バス・タクシー事業者との間に,災害時の人員移送等に関する協定を締結してございますので,必要に応じて事業者に移送を依頼いたします。  なお,台風第19号の災害の際には,市職員が庁用車で移送したところでございます。 272: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 273: ◯ 13番(田中 智子議員) 公的機関が全て避難支援を行うということは困難であるということはわかります。しかし社会福祉協議会とか,事業者と綿密に連絡を取り合いながら,要支援者への事前の対応を打ち合わせておくということはできると思います。個別支援計画とは言いながら,誰かを安否確認者として設定することを推奨するだけで,避難が必要になったときに本当に避難所まで連れていってもらえるのか,安否確認者自身も避難が必要になった状態で対応ができるのかどうかなど,個別支援計画をつくって終わりでは決してなく,具体的できめ細かな対応が必要になってくると思います。今回の台風を教訓にして,ぜひ支援のあり方について再度見直し検討をしていただきたいと要望しておきます。  次に福祉避難所の開設について伺います。  災害時は一時避難所に一旦避難してから福祉避難所へ振り分けるとしております。しかし,豪雨時はリスクが高いと思います。個別支援計画を策定し,福祉避難所への避難が適当だと考えられる人は,最初から福祉避難所に避難させる必要があると考えますけれども,いかがでしょうか。 274: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 275: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 福祉避難所に避難する方は,身体等の状況が特別養護老人ホーム等へ入所するに至らない程度の方で,指定避難所での生活が困難で早期に移送が必要な要配慮者及びその家族を想定しておりますので,食事,排せつ,移動及び異常時等の日常生活動作,いわゆるADLに介護を要する認知症の高齢者や重度の障がい者が対象となっているところでございます。  福祉避難所では,認知症の高齢者や重度の障がい者などの要配慮者の避難生活を支えるため,福祉専門職が24時間体制で対応する必要がございます。災害時に限られた福祉専門職で福祉避難所を運営するためには,福祉避難所に入所していただく方は限られることになります。もし福祉避難所に多くの方が直接避難された場合,要配慮者への必要な対応ができなくなるおそれがございますので,初めから福祉避難所に避難していただくことは想定をしてございません。もっとも御自宅から支援の要請があり,緊急に福祉避難所に入所していただく必要がある要配慮者に対しては,移送方法も含めて柔軟に対応いたします。 276: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 277: ◯ 13番(田中 智子議員) 確かに全ての要支援者の避難は難しいかもしれません。しかし,身体等の状況が特別養護老人ホーム等へ入所するに至らない程度の方で,指定避難所での生活が困難で,早期に移送が必要な要配慮者であれば,ある程度の絞り込みができると思います。  例えば先ほどの車椅子の方は,障がい者で要介護3,常時車椅子でトイレも普通のトイレは使用できません。こうした方が一時避難所で対応できるとは思えません。豪雨時のリスクを考えても,最初から福祉避難所への避難を考える必要があるというふうに考えますけれども,いかがでしょうか。再度御答弁をお願いいたします。 278: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 279: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 福祉避難所受入対象候補者状況チェック表をもとに,その時点における要配慮者の身体の状態,心身の健康状態等を考慮して,緊急性の高い方から移送を決定いたしますので,避難の流れとしてはまず指定避難所内の福祉避難スペースへ避難していただきたいと考えています。 280: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 281: ◯ 13番(田中 智子議員) まず一時避難所だということなんですけれども,納得できません。ぜひあらかじめすぐ移送されるのはわかっているような方は想定できるわけですよね。そういった中では,最初から福祉避難所,その本人も,さらに移送する職員の労力を考えても,そのほうがいいということを改めて申し上げて終わりたいと思います。  被災者支援については要望にとどめたいと思います。  多摩川住宅では,初めに紹介したような被害状況で,1階に住んでいる方で床下収納があった方は水と泥が入ったということで,その後大変な思いをされて後片づけをされました。駐車場にとめてあった車がかなり使えなくなり廃車にした方もいらっしゃいます。管理事務所の床を張りかえるなどの工事費用は627万円もかかっております。しかも床上浸水であっても,事務所としての活用だと支援が受けられないと聞いております。今回,床下浸水について見舞金が支給されるということで,これについてはよかったと思います。今後,具体的な支給方法について早急に検討をお願いしたいと思います。  また,床上の消毒についても,今回支援することになりましたけれども,既に多摩川住宅イ号棟は東京都住宅供給公社によって,被災後すぐに床下の消毒を無償で行ったと聞いております。他の市に比べても市の対応が遅いと言わざるを得ません。  今後は被災者が一日も早くもとの生活に戻れるように,市民の立場に立ったできる限りの支援を行っていただきたいというふうに思います。  最後に市長に伺います。  今後の対応についてですが,根本的には国において多摩川の流量の確保が求められると思います。今後の根川の氾濫のおそれを考えると,狛江市でも抜本的な改善が求められると思います。  私たちは11月21日に町田市にある雨水貯留施設を視察してまいりました。町田市では,宅地開発条例で一定程度の宅地開発をする場合には,事業者が雨水貯留施設をつくると定めております。視察した調節池は鶴見川の上流に位置し,支流に恩田川と境川が流れている場所で本町田くじら山湧き水公園という高台に位置する場所でした。  御説明をいただいた下水道課によると,町田市はもともと山坂が多く起伏が激しい上に,開発が盛んなことから,急激な河川の増水に備えるために何らかの方法で雨水を抑制するという考え方があったということで,既に1960年代から開発行為に合わせて雨水貯留施設を事業者の責任でつくっていたということです。費用は全て事業者が負担し,管理を市が行うということで,下水道課の管理だけで121カ所もあり,今でも年間1カ所程度ふえ続けているということです。  見学した調節池は1.15ヘクタールで,周辺からの雨水の流入は30センチの管が5本あり,3メートルの高さまでたまるまでオリフィスという出る水の量を絞る装置をつけることによって,川には少しずつ流入するようになるということです。そして3メートルを超えると,設置した大きな管によって川に流れるというようになっております。  台風19号では,調節池の水位は大分上昇したものの,近くを流れる恩田川も相模川の氾濫もなかったということです。  実際に調節池を見学させていただき,お話を伺う中で,雨水を一時的にためる,こうした雨水貯留施設はとても有効な施設だと感じました。  市長は住民説明会でも雨水貯留施設が有効と発言されましたけれども,市内において実現可能な抜本対策についてはどのようにお考えでしょうか。 282: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 283: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 雨水貯留施設につきましては,小池都知事と面会し,災害対応等を直接お願いした際に,都知事から今回の台風について,雨水貯留施設は有効だったというふうに伺っています。  東京都が行っている浸水被害対策でございますけれども,それは調整池などの取り組みは大きな効果が期待されるもの,またこれは莫大な予算と長い事業期間を要するものでございます。  狛江市単独でできる取り組みについては,予算や規模の面で制約がございますが,国土交通大臣,京浜河川事務所長にお会いした際に,多摩川流域の自治体を取りまとめ,今後の対策等について検討する場を設けるよう要望しています。  こうした場などにおきまして,雨水貯留施設整備の必要性等の共有を図ってまいりたいというふうに考えています。  さらに,京浜河川事務所長には,狛江市内から多摩川への雨水排水の流れを確保するため,多摩川の河床を下げるなどの検討を行っていただくなど,抜本的な対策も要望しています。  また,狛江市としては,現在行っている原因究明委託の中で,浸水シミュレーションによる樋管の最適な操作方法の検討以外にも,ポンプ施設,貯留施設などのハード対策のうち実現可能なものの検討を行うというふうに考えています。  これらの状況を踏まえまして,ハード・ソフト両面から対策できるものから速やかに実施するとともに,国や東京都とも連携を行いまして,防災・減災を図ってまいりたいというふうに考えています。 284: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 285: ◯ 13番(田中 智子議員) ポンプ施設,貯留施設などのハード対策のうち実現可能なものの検討を行う予定ということです。  現在,多摩川住宅では建てかえの検討が進んでいます。旧第四小学校の公共施設の検討に当たっては,公共施設の地下部分への根川の調節池,この検討も可能だというふうに考えますけれども,御見解を伺います。 286: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 287: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 多摩川住宅につきましては,調布都市計画多摩川住宅地区整備計画区域として,適正な都市機能と健全な都市環境を確保していくことが大切であるというふうに考えています。  旧第四小学校部分の公共施設の地下部分に貯留施設の検討ということでございますけれども,六郷排水樋管が受け持つ排水面積は約260ヘクタールと広いため,上流の区域など,流域全体で検討する必要があるというふうに考えています。  まずは,現在委託しております浸水の原因究明委託の中で原因を究明し,実現可能な今後の対策について検討する必要があるというふうに考えているところでございますけれども,先ほども述べましたけれども,都知事にお話をさせていただき,東京都の水道局資材置き場,これを都立公園化ということも要望いたしまして,その中で雨水施設,こういう提案をさせていただきました。  田中議員も御承知だと思いますけれども,雨水幹線というか,雨水管は貯留の施設ということも一つ担っているわけでございます。長くあるいは口径が大きい。そういった部分であれば一時的な豪雨,そういったものもためられる施設となるところでございますけれども,ここの都立公園化をお願いしている場所であれば,根川のほうから,そこに行く樋管も,これは管が入りますので,ここでもためられるということにもなります。ただ,これにつきましては,どこを通すかによっては,大分違ってくると思うんです。宅地にかかる場所とかあるいは道路のところを通すとか,あるいは堤防脇を通すとか,いろいろな手法はあるかもしれませんけれども,そういった部分も検討しなければいけませんので,時間と,先ほど申し上げました莫大な費用を要するのではないかというふうに思っておりますけれども,この辺はやはり市といたしましても要望していきたいというふうに考えております。 288: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 289: ◯ 13番(田中 智子議員) 今,都立公園化のお話,都知事となさったということなんですけれども,水道局の資材置き場のみを考えるのだったら,それはあるかなというふうに思うんですよね。全体の都立公園化ということで考えた場合には,やはりそこに住んでいらっしゃる住民の方々がいらっしゃいます。さらに都立公園化について,さまざまな御意見がある状況です。そんな一長一短でできるような状況ではないということが,まずあると思うんです。莫大な経費でそして時間がかかるということだと思うんです。今どこを通ったで大分違うんだという話もありましたけれども,やはりそういうことから考えても,根川に近い多摩川住宅,旧四小はすぐ根川のそばなんですけれども,どれだけの量をとめられるかという問題については,いろいろあるとは思いますけれども,十分かどうかというよりは,やはり流域全体で多摩川の流路の確保だとか,あとは排水ポンプの状況とか,あとは調節池ということで,総合的な対策,治水対策ということから考えて,有効な対策ということがあるというふうに思いますので,そこはよく早急に検討いただきたいというふうに思うんです。  今回台風の被害に遭われた方が一様に言われることは,来年また同程度の台風が来たら同じような状況になってしまうのではないかということなんです。先日,多摩川住宅の建てかえ検討委員会の説明会があったんですけれども,ある方が「市の言うことは信頼できない。建てかえに当たっては浸水対策についても十分対応できるように考えてほしい」と発言しました。  事業協力者のデベロッパーからは,建物としての対応になるか,盛り土をするなどの対応になるかは今後の検討だが,いずれにしても対策を考えるとの発言がありました。  私は今回床上浸水した地域を訪問し聞き取り調査をさせていただき,「エアコンの室外機が5台も水につかってしまって使えない」「カーペットや家電製品,家財道具がほとんど使えなくなった」「ドアが閉まらない」「壁の断熱材がかびてしまった」などの被害を聞くにつけ,以前の生活に戻るためにはお金の問題も含め,本当に大変な状況だと実感いたしました。一日も早く以前の生活に戻れるようできる限りの対応,柔軟な対応をお願いしたいと思います。  多摩川住宅については,床上浸水までには至りませんでしたけれども,もう少し雨が多ければ床上浸水の可能性もあったと思います。異常気象の中では,すぐ来年も同じように被害が起こらないとも限りません。  まずは原因究明と思いますけれども,調布市,東京都や国とも連携して具体的で抜本的な検討をぜひ早急に行っていただきたいとお願いをして,1問目を終わります。 290: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中智子議員。     〔13番 田中智子議員登壇〕 291: ◯ 13番(田中 智子議員) 2問目は,「誰もが大切にされ,自分らしく生きられる狛江を」について伺います。  10月17日,文部科学省の「問題行動・不登校調査」では,全国の小・中・高校などが2018年度に認知したいじめの件数が,前年度比12万9,555件増の54万3,933件だったことが明らかとなりました。いじめにより生命,心身などに重大な被害が生じた疑いがある重大事態も602件に上り,最多となりました。  調査によると,学校別のいじめ認知件数は小学校42万5,844件(前年度31万7,121件),中学校9万7,704件(同8万424件),高校1万7,709件(同1万4,789件),特別支援学校2,676件(同2,044件),小学校では児童1,000人当たり66件(前年度49件)のいじめがあり,初めて50件を超え重大事態が前年度より128件ふえて過去最高となったほか,自殺者数も332人で82人増加し,うち9人はいじめが原因だったとしています。  小・中の不登校児童・生徒数も過去最多の16万4,528人(前年度14万4,031人),暴力行為も小・中・高で7万2,940件(同6万3,325件)となり,特に小学校で大幅に増加。いじめで最も多かったのは,「冷やかしやからかい,悪口を言われる」で約6割に当たる約34万件,「軽くぶつかられたり,遊ぶふりなどをしてたたかれたりする」も約12万件。関連する暴力行為は7万2,940件,SNSなどを使った「ネットいじめ」は1万6,334件となっています。  不登校は小学生が4万4,841人(前年度比9,809人増),中学生が11万9,687人(同1万688人増),中学校では平均で1学級に1人は不登校がいる結果となったということです。  そこで伺いますが,狛江でのいじめについての現状と傾向はどうなっているでしょうか。傾向を伺います。 292: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 293: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市においては平成30年度いじめ認知件数は,小学校が前年度から3件増加し25件で,児童1,000人当たりの認知件数は7件でした。中学校は前年度から6件増加し14件でした。生徒1,000人当たりの認知件数は約11件でした。  傾向といたしましては,悪口やからかいなどが多くなってございます。特に中学校につきましては,SNSを通じたいじめが増加してございます。 294: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 295: ◯ 13番(田中 智子議員) 再質問させていただきます。  では原因についてはどのように考えているでしょうか, 296: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 297: ◯ 教育部長(上田 智弘君) いじめの認知件数が全国的に大きくふえたのは,定義に従って認知する学校がふえたのが主な原因であると考えられます。いじめ防止対策推進法のいじめの定義が広く,行為を受けた側から苦痛を覚えるなどの訴えがあれば,いじめとして認知する必要がありますので,このような増加傾向にあるものと捉えてございます。 298: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 299: ◯ 13番(田中 智子議員) これまでの対応と課題について伺います。 300: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 301: ◯ 教育部長(上田 智弘君) いじめの未然防止,早期発見と早期解決につなげるため,学校いじめ防止委員会を中心とした組織的対応の徹底を図っています。  子供同士が互いによさを認め合えるようにする学級経営や豊かな情操と道徳心を培う教育活動の推進,hyper-QUの活用などによるいじめの早期発見,教育研究所と連携したいじめへの組織的な相談対応及び教職員の指導力向上,そして家庭,地域,関係諸機関との連携に取り組んでございます。  このほか学校,教育委員会,関係機関の担当者等による全市的な組織として,いじめ問題対策連絡協議会を設置し,昨年度は2回,今年度は10月に第1回の協議会を開催いたしております。
     また,課題といたしましては2点ございます。  第1に,学校における組織的対応の一層の充実を図ることです。特定の教職員で抱え込まず,いじめ対策組織を活用し速やかに組織的に対応する必要があることを一人一人の教職員が確実に理解し,行動することが重要であると考えております。  第2に,児童・生徒がいじめ問題について自分事として捉え,いじめとはどのようなことなのかを正しく理解するとともに,どの子供も加害者や傍観者にならないための意識を高める指導を積み重ねていくことが重要だと考えます。 302: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 303: ◯ 13番(田中 智子議員) 私は,今回の質問に当たって,中学校4校を全て訪問して,校長先生からお話を伺ってきました。全ての校長先生が,残念ながらいじめはなくなっていないということ,そしてLINEなどSNSを使ったいじめやトラブルがふえているというお話でした。ただ,重大ないじめについてはどの学校でもないという認識でした。  そして各学校に伺ったところによると,いじめが発生した場合,その状況等を把握した上で,最終的にいじめている側といじめられた側を同時に先生が呼んで一緒に要するに説得する,お話をする,状況を聞いたり指導したりするということがあるということでした。  しかし,その場では反省の言葉を口にして仲直りしたように見えても,実際にはそんな単純なものではなくて,かえっていじめが深刻化したり,逆に見えづらくなってしまうのではないかと,とても心配です。表面上だけ解決したとしていないでしょうか。その点についての見解を伺います。 304: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 305: ◯ 教育部長(上田 智弘君) いじめ問題の解決に向けては,加害者,被害者を交えての話し合いの場を持つことがございます。しかしながら,話し合いの場を持って加害者が反省をしたとしても,単純にいじめが解決したと見ることはありませんので,引き続き見守りを続けて,指導していくことになります。 306: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 307: ◯ 13番(田中 智子議員) ぜひそのように被害者にも加害者にもしっかりと寄り添った対応をしていただけるようにお願いします。表面上は仲がよさそうに見えたり,ふざけ合っているように見えても,嫌な思いをしている場合もあります。同時に,加害者に対しても,表面にあらわれた言動だけではなくて,その奥に何があるのかなど,継続して粘り強く対応していただけるようお願いしたいと思います。  特に中学校時代の3年間は,心も体も大人に向かって大きく成長する年です。同時に,情緒的には非常に揺れ動く時期でもあります。友人との関係でも依存したり離れたりを繰り返し,他者とのコミュニケーションのとり方を模索したり,自分について考えたり,自立に向けて考える時期でもあります。  こうした時期にしっかり人権意識を育てることは大変大事だと思います。自分が大事な存在であると同時に,他の人も同じように尊重されなければならない存在であること,人間は誰もが人として尊重され,自由に生きる権利を持っていることなどについて,頭で理解したと思うだけではなくて,学校でも家庭でも地域でも居場所があり,信頼に足る大人がいて,大事にされていると実感できるような環境をつくっていくことが必要だと思います。  次に不登校についての現状はどうなっているか伺います。 308: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 309: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公立小学校における不登校児童の数ですけれども,平成30年度分の全国集計で4万4,841人であり,前年度に比べて9,809人増加してございます。不登校児童の出現率は0.70%,これはおよそ144人に1人,不登校が出現していることになります。狛江市立小学校では,平成30年度の不登校児童の人数は28人で,出現率は0.80%となってございます。  公立中学校における不登校生徒の人数は平成30年度の全国集計で11万9,687人であり,前年度に比べて1万688人増加しております。不登校生徒の出現率は3.65%で,これはおよそ27人に1人,不登校が出現していることになります。狛江市立中学校では,平成30年度の不登校生徒の人数は60人で,出現率は4.67%となっております。 310: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 311: ◯ 13番(田中 智子議員) 市内児童・生徒の不登校の出現率が,全国平均を上回っているということだと思うんですが,このことについては,どのように受けとめているのか伺います。 312: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 313: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 不登校の出現率が増加している現状につきましては,課題であるとしっかり受けとめております。不登校児童・生徒につきましては,個々にさまざまな事情を抱えていることを,教育委員会としても把握しております。 314: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 315: ◯ 13番(田中 智子議員) 個々の事情を把握されているということなんですが,文部科学省では,不登校の形,3つの形があるとしております。1つは学校生活上の影響,例えばいじめなどです。2つ目は遊び・非行ということで,学校に行きたくないというようなことだと思います。3つ目は無気力,4つ目は不安など情緒的混乱,5つ目が意図的な拒否,6つ目がこれらが複合した状況ということなんですが,不登校になるにはさまざまな原因があると思いますが,主な要因についてはどのようなことが言えるのでしょうか。 316: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 317: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 不登校の要因でございますが,小・中学校ともに不安の要因が40%で最も高い割合となっており,次いで無気力が約25%と高くなってございます。2つの要因を合わせて65%を超え,不登校要因の多くを占めております。  不登校については,2016年教育機会確保法が施行され,学校復帰を大前提とした不登校対策から,学校外でのフリースクールなど多様で適切な学習活動を重要視する方向へと,国の教育施策が大きく転換をいたしました。  教育施策の転換を反映して,保護者などが無理に学校に行かせることが少なくなり,不登校の数がふえた可能性もあると考えております。 318: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 319: ◯ 13番(田中 智子議員) それでは,これまでの市の対応について伺います。 320: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 321: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 不登校対策につきましては,大きく未然防止と改善に向けた取り組みがございます。  まず不登校の未然防止に向けましては,各学校においてhyper-QUを活用した児童・生徒理解と学級集団づくり,またそのための教職員の研修,気になる結果が出た児童・生徒をめぐる学校生活改善のためのケース会議などを行ってございます。  不登校の改善に向けましては,不登校・教育相談対策委員会を開催いたしまして,中学校区における児童・生徒の情報共有や適応指導教室担当職員と学校教員との意見交換を行ってございます。また適応指導教室におきましては,社会的自立の基礎となる体験活動を充実させるため,小菅村での宿泊体験学習やプロの演奏家を招いてのコンサート,また,こども教育支援財団と連携し,英会話やソーシャルスキルの学習などを取り入れたサマースクールに取り組んでまいりました。  このほか不登校児童・生徒の保護者,また教職員がいつでも活用できるよう,相談機関などの情報をまとめた小冊子「木もれび」を作成しております。 322: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 323: ◯ 13番(田中 智子議員) 不登校児童・生徒の居場所としては,まず適応指導教室としてはゆうゆう教室,また民間のフリースクールなどがあると思います。保健室などでの別室の学習とか放課後に学校に来て学習を行うこともあるということです。  それでは,ゆうゆう教室とかフリースクール,子供と家庭の支援員,スクールソーシャルワーカー等のそれぞれの機能とか役割分担については,どのようになっているのでしょうか。 324: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 325: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ゆうゆう教室では,不登校傾向にある児童・生徒が心を開いて活動するための場を提供し,さまざまな活動を通して,他者との人間関係づくりを学ぶとともに,児童・生徒一人一人の課題に合わせた学習を通して,在籍学校への復帰を目指す取り組みを進めております。  フリースクールは,主に民間で自主的に設置・運営されており,不登校児童・生徒に対し個別の学習や相談,カウンセリング,社会体験や自然体験などの体験活動,授業形式による学習などを行っている団体でございます。  家庭と子供の支援員は,登校する際の家庭訪問による児童・生徒及びその保護者への相談・助言を行ったり,登校後の児童・生徒に対する個別指導及びその保護者への相談・助言を行ったり,児童・生徒の問題行動の改善や未然防止に向けた直接的な取り組み及び家庭,子育て等に関する不安を抱える保護者に対する相談などを行ったりしております。  スクールソーシャルワーカーにつきましては学校とスクールソーシャルワーカーが連携を図り,課題を抱える児童・生徒が置かれた環境への働きかけや関係機関などとのネットワークの構築などを行います。  この他,不登校による家庭へのひきこもり及び生活指導上援助を必要とする児童・生徒等に対して,訪問相談員が家庭訪問等を行うゆうあいフレンド事業がございます。話し相手,相談相手,遊び相手となり,子供の心を和らげ人間関係を回復し社会適応のための自立を支援いたします。 326: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 327: ◯ 13番(田中 智子議員) わかりました。それぞれが役割を持ってしっかりと対応していただいているというふうに思います。  また,ゆうゆう教室に通っている子供の割合で,このごろ発達障がいが疑われる子供が多く,対応が大変になっているというふうに聞いております。十分な対応ができるように,ぜひ職員の確保等の充実をお願いしたいと思います。  それで,来年度開設予定の子育て・教育支援複合施設が,学校になじめなかったり,生きづらいと感じている子供や親にとって丸ごと相談できて支援ができる場所であってほしいと思います。例えば,普通学級で不登校気味の子供が発達障がいではないかと疑われる場合や,さまざまな複合的な要素があって,いじめや不登校といった問題行動があらわれていると認められる場合には,きちんと専門的なところにつなげて適切な支援が受けられるようにするなど,まさに複合施設としてのメリットを最大限に生かせるように活用をお願いしたいと考えます。見解を伺います。 328: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 329: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 複合施設の一部である教育支援センターにおいては,不登校児童・生徒を初め,児童・生徒一人一人の教育ニーズに合わせて「よりそう」「ささえる」支援を行ってまいります。また,教育研修センター機能を活用し,教員研修を初め,情報収集や情報提供,調査・研究などの日々の活動をもって,狛江の教育を支える機能を担うものでもございます。  これらの活動を計画的かつ総合的に推進するために,子ども家庭支援センターや児童発達支援センターと密に連携し,児童・生徒に的確にアセスメントを図るなど,情報共有するとともに,相互に役割を補完しつつ,相乗的,効果的機能を発揮し,児童・生徒に対し,切れ目のない支援の実現を図ってまいりたいと考えております。 330: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 331: ◯ 13番(田中 智子議員) ぜひ切れ目のない支援の実現,必要な児童・生徒にしっかりとつなげるように,よろしくお願いしたいと思います。  次に校則について伺います。  11月29日付の東京新聞に,来年度から世田谷区立中学校で不合理な校則一斉撤廃という記事が載りました。こういった記事なんですけれども,詳しく紹介したいと思ったのですが,時間がありませんので,詳しくは後に譲りたいんですけれども,例えば,「下着は白色に限り,髪は男子が襟にかからないように,女子は長髪を束ねること──不合理で理不尽とも思えるような事細かな校則に「そこまで定める必要があるのか」といった疑問の声が出ていることを受け,東京都世田谷区の区立中学校が一斉に,下着や男女別の髪形規定などをなくすことを決めた。新しい校則は二〇二〇年度から適用される。」ということで,見直される例としては,髪形ですとかワイシャツの色とかブラウスの色は白,下着も白を基本とするというような校則だそうです。  それでこの間,中学校の標準服については,女子はスカートだけではなくて,多様性を認め合うという観点からもスラックスの着用を認めるべきとの要望がありました。この間,西村議員が質問して三中では,来年から女子も標準服にスラックスが認められたということです。狛江の中でまだ女子の標準服はスカートだけという学校がどのぐらいあるのでしょうか。また,今後改善する予定はあるのか伺います。 332: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 333: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 中学校の標準服の選択につきましては,さまざまなことへの多様性の理解という人権教育の上でも大切な取り組みの一つであると捉えております。  既に中学校1校につきましては,標準服の選択が可能となる対応を行ってございます。その他1校が来年度から対応,1校が来年度検討を行うこととなってございます。  まずは各学校におけるコンセンサスを得ること,そして,生徒はもちろん,保護者や地域などの皆様の御意見を聞くことなど,学校が生徒等の実態を踏まえ協議を重ねて主体的に判断していくことが必要だと考えております。その上で,気になることや悩んでいることをいつでも気軽に相談できる体制や雰囲気を醸成していくことも重要であると考えております。 334: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 335: ◯ 13番(田中 智子議員) よろしくお願いいたします。御答弁のように,制服については,学校関係者の中でも,さまざまに思い入れや考えがあるところだと思いますので,よく協議を行っていただきたいと思います。  また,校則について世田谷区のように一斉に廃止するということも,現状では考えられないのかなとも思います。しかし,時代に合わなかったり,不合理な校則があるならば,改善を考える余地があるのではないかとも思いますので,よく学校や生徒の意見を聞いていただきたいと思います。  次に「子どもの権利条例」について伺います。  児童の権利に関する条約,通称子どもの権利条約が1989年11月20日に国連で採択されてからことしで30年,日本国内では1994年5月22日から効力が発生し,ことしで25年目となります。批准国は第3条で,子の最善の利益のために行動しなければならないと定めているほか,国連人権規約に基づく諸権利を児童について広範に規定し,さらに意見表明権や遊び・余暇の権利など,この条約独自の条項を加え,児童の人権尊重や権利の確保に向けた詳細で具体的な事項を規定しています。  しかし日本では,残念ながら何度も国連子どもの権利委員会から,児童虐待の増加や貧困と格差の拡大,男女の雇用・賃金格差の拡大,過度に競争的な学校教育のゆがみ等を指摘,改善を求められてきました。  現状でも児童虐待の増加や子供の貧困の拡大など,子供をめぐるこうした傾向は改善していないと考えます。子供をめぐる状況・実態に対して,市としてはどのように認識をされているのでしょうか。 336: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 337: ◯ 参 与(石森 準一君) 子供をめぐる状況や実態につきましては,国における各種の社会調査において,また,市といたしましても,昨年度実施をいたしました子どもの生活実態調査や子ども・子育て支援に関するニーズ調査などにおいて,その把握に努めているところでございます。  また,特に狛江市におきましては,これまでに重篤な児童虐待の事案は発生しておらず,いわゆる子供の貧困につきましても,昨年度の子どもの生活実態調査において,市内の小学5年生・中学2年生の子供がいる家庭のうち,生活困難層と定義づけた層の割合が,前年度に東京都が同様の調査を行った4区市と比較して,おおむね同水準かややそれを下回っているという結果が出ているところでありますが,その一方で,特にスマートフォンの普及やそれに伴う子供たちへのSNSの浸透,共働き世帯の増加や,核家族化の進展による地域の養育力の低下など,子供を取り巻く社会環境の変化に鑑みると,特にこれから先の時代は,子供たちをいろいろなリスクから守るための人権意識が地域の中で醸成されていくことが重要であると認識をしています。 338: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 339: ◯ 13番(田中 智子議員) このような中,各地方自治体では,子どもの権利条例を策定し,自治体から条約に盛り込まれた理念を具体化し,子供の最善の利益のために必要な行動を定めております。  狛江では,子ども・子育て応援プランなど分野別の計画は策定しておりますけれども,子供を権利の主体としてしっかり規定して,あらゆる計画のもととなる子どもの権利条例,ぜひ必要と考えます。  今,人権尊重条例の検討が始まっておりますので,その子供版と言うべきその条例というのが,この子どもの権利条例になると思いますので,ぜひこの検討を行っていただきたいと考えますが,見解を伺います。 340: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 341: ◯ 参 与(石森 準一君) ただいまの御質問の中にもありましたとおり,一部の自治体において子ども条例や子どもの権利に関する条例を策定されていることは承知をしています。  また,狛江市におきましては,子どもの権利条約や児童福祉法第1条の項を踏まえまして,本年度までを計画期間とするこまえ子育て応援プランにおいて,子供の人権擁護とその関連事業を位置づけた上で,これまでそれぞれの取り組みを行ってきています。  市といたしましても,先ほど答弁申し上げたような子供を取り巻く昨今の社会的な環境等も鑑みて,子供の権利をしっかりと守っていくという点については,大変重要なことと認識しておりますが,そのためにも,現在,子ども・子育て会議において検討を進めてございます次期こまえ子育て応援プランに位置づけまして,その上でその取り組みに実効性を持たせていくことが現段階においてはまず重要であるというふうに考えています。 342: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 343: ◯ 13番(田中 智子議員) 現段階では,子ども・子育てプランへの位置づけだということですけれども,子ども権利条例,しっかり位置づけることが必要だと思いますので,ぜひこの機会に検討することを要望しておきたいと思います。  次に人権を尊重しみんなが生きやすい狛江をつくる基本条例案について伺います。  私はこれまで検討委員会を傍聴したり,国立市の条例を策定した方からお話を聞いたり,特にヘイトスピーチをなくすために活動している弁護士を呼んでの学習会の開催など,学習をこれまで積み重ねてきました。  今回の条例案についても,専門家の視点からの指摘も受けております。狛江の条例が真に人権を尊重し権利を守る条例とするために,前回に続き今回も質問したいと思います。  まず検討委員会において検討案が作成されて,現在パブリックコメントが行われていますけれども,今後のスケジュールはどうなっているのか伺います。 344: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 345: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在実施中のパブリックコメントは,来年1月6日まで募集しています。  この間,12月15日と17日に市民説明会を予定しており,このうち第1回目の15日につきましては,シンポジウムと兼ねた形で開催いたします。その後,パブリックコメント等で寄せられた御意見の取り扱いについて検討委員会で検討いただき,最終的な条例案として市に報告いただく予定でございます。  いただいた報告をもとに,市としての最終的な条例案として整理した上で,来年の第1回定例会に上程させていただくことを想定しております。 346: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 347: ◯ 13番(田中 智子議員) 市民説明会が15日と17日に開かれる予定ですけれども,パブリックコメントの募集が既に12月1日から1月6日までの予定で始まっております。きちんとこの条例案を市民に説明してから,パブリックコメントなどの市民参加手続に入るべきだというふうに私は考えるのですが,見解を伺います。 348: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 349: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 2回の市民説明会につきましては,パブリックコメント期間中の開催であり,説明会終了後からパブリックコメント終了まで約3週間の期間を設けておりますので,市民参加手続として問題ないものと認識しております。 350: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 351: ◯ 13番(田中 智子議員) 問題ないとの答弁ですけれども,やはり私はしっかりと市民に説明してから意見を聞くということでなければ,本当に条例の趣旨とか,どんな議論を経て条例案の形になったのかなど,市民が知らないでパブコメに意見を述べることになってしまいます。今後はしっかり市民に説明をしてから,パブリックコメントにかけるべきだと考えますので,検討をお願いしたいと思います。  次に15日の説明会は,シンポジウムの形にしています。この意図は何なのでしょうか。 352: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 353: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) シンポジウムにつきましては,人権について研究をされている学識経験者の方をコーディネーターとしてお願いするほか,各方面で活躍されている専門家の方2名,市内にお住まいの当事者の方2名をパネリストとしてお招きする予定でございます。  説明会と兼ねることで,条例案について参加された方々の理解を深めるとともに,条例制定後の取り組みについて考えるきっかけにしたいと考えております。  また,パネリストの皆様にも,条例案を読んだ感想や,狛江市をみんなが生きやすいまちにするために必要な取り組み,会場からの御質問に対して,それぞれの経験などから御意見をいただきたいと考えております。 354: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 355: ◯ 13番(田中 智子議員) 私は,こうしたシンポジウムのような説明会は,むしろ当事者の声を聞いて市民からも広く意見を聞くということで,中間報告の段階で行ったほうがよかったのではないかと思うんです。また市民説明会では,十分な討議時間を確保すべきと思いますし,また,検討委員会の委員の皆さんにも,できるだけ参加をしていただけるよう呼びかけていただきたいと思います。これは要望にとどめておきたいと思います。
     そして,誰が見てもしっかりとした人権尊重条例を策定することは,市の要請で人権尊重検討委員会が立ち上がったということから考えても,市の役割・責任は大変重要と考えます。今後の市の役割についての考え方を伺います。 356: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 357: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在は,条例案の作成に向けて,市民参加手続を経ている状況でございますが,検討委員会から最終的な報告をいただいた後,市として条例案について最終的な整理を行ってまいります。  これまでにいただいた条例に対する市民の皆様の考えや,検討委員会における整理を最大限尊重しながら,市長が目指す「人にやさしいまちづくり」実現に向けた統一的な指針とすることが,市としての役割であると考えております。 358: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 359: ◯ 13番(田中 智子議員) ここで改めて確認したいのですが,人権とは,人としての尊厳にかかわる権利であり,侵害されたら救済し,人権を回復させなければならない問題であると考えますが,市の認識を伺います。 360: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 361: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御質問のとおり,人権は人としての尊厳にかかわる権利,自分らしく生きる権利であり,侵害されたら救済し,回復に努めなければならない問題であると考えております。 362: ◯ 議 長(石井 功議員) 13番田中議員。 363: ◯ 13番(田中 智子議員) 最後に私の意見を述べたいと思います。  まず前文についてですが,条例に前文を置くことの意味は,なぜこの条例を策定するに至ったのか,条例の位置づけ,この条例をつくることによってどんなまちの姿を目指すのかなどの理念,方針を明らかにするためだと思います。しかし,現状の条例案の内容では,その趣旨が生かせているとは言えないと思います。  前文にイソップ童話の北風と太陽の物語が入っていますが,これは差別者を処罰しないで差別者に温かく接し態度を改めさせるという思想のあらわれのように感じます。そもそも人種差別撤廃条約などでは差別禁止は国際人権法上の義務として提起されていることであります。そうした考えは相いれません。  そして差別は,立法事実と言うべき前文には,そうした記述もありません。セクシュアルハラスメントに対して問題があった狛江市だからこそ,こうした立法事実を述べるべきだと思います。また差別は許さないと宣言するだけではとめられないと思います。きちんとした根拠条例を示す必要があると思います。  以上です。 364: ◯ 議 長(石井 功議員) 時間です。  休憩いたします。     午後 0時00分 休憩     午後 1時30分 開議 365: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。14番鈴木えつお議員。     〔14番 鈴木えつお議員登壇〕 366: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 一般質問を行います。  台風19号による水害被害について,まずお伺いをいたします。  10月12日の台風19号は狛江市でも床上・床下浸水が300棟,446世帯になるなど,市内に深刻な被害をもたらしました。私の住んでいる駒井町周辺でも大きな被害が出ました。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。  12日夜に近所の方から「六小の前で水が出て大変になっている」,こういう電話があり,午後11時ごろから翌13日午前2時過ぎまで,周囲を見て回りました。そういたしますと六小正門から猪駒通りに出る道路や駒井西交差点付近,また駒井町三丁目の星建設付近や山田自動車から喜多見境の住宅街,駒井町みんなの家保育園から多摩川方面に行く道,また駒井保育園の周囲,また駒井町一丁目や猪方二丁目のくぼ地になっている地域などが冠水している状況で,猪駒通りではガードレールの半分くらいまで水が出ておりました。途中会った消防の方からは,「この先は深くなっているので危ないですよ」と言われました。  13日午前1時40分過ぎに見たときには,駒井西交差点付近は,水は引いて大量の泥が残っていました。しかしその後も駒井町三丁目の星建設付近や山田自動車付近から喜多見境のところまでの一帯はかなり水が残っておりました。  13日未明に家の前を清掃していた猪駒通りに面した家に住む男性の方は,「一時はガードレールの半分くらいの高さまで水が来た。雨がやんだころから水が引き出したが,道路に残った大量の泥が心配。晴れて泥が乾くと土ぼこりがすごくなる。対策をとってほしい。市のホームページで状況を確認しようとしたけれども,アクセスが集中したのかつながらなかった。私の家は玄関が高いので水が入らなかったけれども,近所で土地が低くなっている地域は被害がすごいのではないか」と,そのように話されておりました。  当時私が見た光景,これは六小の正門から猪駒通りに出るときの水の出ている状況でございます。  こちらは駒井西交差点付近で,向こうに行くと多摩川の排水樋管に行くところでございます。ガードレールのそばまで,半分ぐらいまで水が来ております。  これは星建設の近く,私の家から1分くらいのところでございます。ここでも水が相当出ておりました。  それからこれは猪方二丁目に住んでいる被災された方が撮った写真で,私に提供してくれました。猪方二丁目のくぼ地のところの写真の状況です。消防の方が腰ぐらいまでつかりながら,パトロールしております。  13日午前8時過ぎから,駒井町や猪方で被災した地域を回りました。冠水した地域では,近所の人たちが総出で泥の清掃や家の中にたまった水の排水,家財道具の掃除や運び出しなどを行っていました。庭の広いおうちの方が自分の庭に穴を掘って,たまった泥を埋めさせてくれた。こういうお話も伺いました。  床下浸水した方の家の中を見せてもらうと,台所の床下の収納庫やこたつの中に浸水した水がたまっていました。駒井町三丁目の方です。これ,台所の収納庫のところに水がたまっている状況です。これはこたつの中に水がたまっている状況でございます。その方は「この水を排水したいが市役所に電話しても自分で業者に頼んでほしいと言われた。でも業者も日曜日で休みになっていて困っている」と訴えられました。回ってみますと,床上・床下浸水にかかわらず,床下に大量の水がたまっていて,その排水が多くの方々の要望となっておりました。  駒井町では,持ち運びのできる電動排水ポンプを使って,近隣の方々の排水を手伝っている方がいて,これを使うと勢いよく排水ができておりました。私も知り合いの工務店から電動排水ポンプを借りて,何軒かの排水作業を一緒に手伝いました。  駒井町三丁目では,道路がきれいになっているところがありました。「ここは水は来なかったんですか」と聞くと,もう前日雨がやんだときに,自宅の2階に避難していた人たちみんなで清掃したとのことでした。「ここの近所はみんな団結しているのよ」とおっしゃっておりました。  駒井町一丁目や猪方二丁目のくぼ地になっている地域では,床上浸水の家が多く,六小や二中の保護者の方々がボランティアに駆けつけて,水を吸った家財道具の片づけや清掃を手伝っていました。  床上浸水した方は,家が心配で自宅に残って,家の中に入ってくる水を家族みんなでバケツでかい出したそうです。夕方6時ごろ市役所に2回電話して排水をお願いしたけれども,「排水はできない。避難してください」との返事だったとのことです。「冷蔵庫やテレビ,茶だんす,ソファー,全部だめで買いかえしないと生活できない。エアコンやお風呂のガス機器の室外機も水没してだめになった。かなりの出費になる」と話されておりました。  また別の方は,「昨夜は雨がやんだので自宅に帰ろうと近くまで来たけれども,水がたまっていて自宅に近づけず,しばらく様子を見ていたけれども,思い切って胸までつかりながら泳ぐ感じで自宅にたどり着きました。1階の家財道具が全部だめで何から手をつけていいかわかりませんでした。きょう,六小の人たちなどが手伝いに来てくれてようやく気力が出るようになりました」と話しておりました。  住民の方々からは「堤防が決壊していないのに,何でこんなひどい水害になるのか。最近の台風は大型化している。来年またこのようなことがないよう原因を究明して,根本的な対策をとってほしい」「調布市や世田谷区のように家の消毒を市でやってほしい」「二中の避難所がいっぱいで断られ雨の中,自宅に戻った」「行政無線が何を言っているのかわからない」など,たくさんの意見や要望が寄せられました。  日本共産党狛江市議団は,これら住民の声を21項目の緊急要望としてまとめて,10月23日に松原市長に要望しました。また同日,当市議団5人で猪方二丁目の被災者宅を訪問し,アンケート調査を行いました。  そして10月22日には,日本共産党の山添参議院議員が駒井町一丁目の被災者宅を見舞って要望をお聞きして回りました。  11月19日には山添参議院議員と狛江市議団と一緒に国交省交渉を行って,被害の実態を訴えながら多摩川の土砂のしゅんせつ,上流部への調節池等の設置,自治体が設置する排水ポンプや貯留設備への補助制度の拡充などを求めました。引き続き被災者への支援,内水氾濫の防止へ頑張りたいと思います。  被災された方々は精神的にも大きなショックを受けております。市役所に電話したときに電話に出た職員の一言が被災者の気持ちを傷つけることもあります。  ぜひ松原市長には日本一安心・安全なまち,人にやさしいまち・狛江をつくるというみずからの公約を本当に実現する立場から,被災者への支援,水害被害の防止に取り組んでいただきたいと思います。  まず被害の実態について伺います。  先日の答弁では,目視も含めて把握している棟数及び世帯数について報告があり,それによると,市全体で床上浸水が134世帯,床下浸水が312世帯,合計446世帯が浸水したとのことでございます。このうち南部地域では,駒井町一・三丁目と猪方二丁目で被害があり,床上浸水が110世帯,床下浸水が192世帯,合計302世帯が浸水したとのことです。  まず,このうち罹災証明の申請をされた世帯が何世帯なのか,お伺いをいたします。  2問目は,子供の貧困対策についてでございます。  総務省の労働力調査(7月~9月期平均)では,非正規労働者が2,189万人で全労働者の38.5%に上りました。年収200万円以下のワーキングプア(働く貧困層)は1,132万人で全労働者の19.9%,約2割となっております。  一方,金融資産1億円以上の富裕層126万7,000世帯(全世帯の2.4%)の持つ純金融資産総額は299兆円にも上っております。貧困と格差の広がりが深刻になっています。  この中で7人に1人の子供が貧困状態にあるという子供の貧困問題が大きな社会問題になり,子供の貧困対策を推進する法律も制定,また改正をされてきております。  まず法律にも位置づけられております子どもの貧困対策推進計画策定の現状について,お伺いするものでございます。  再質問は自席で行います。 367: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 368: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 1問目の罹災証明書の申請を出された世帯数についてお答えをいたします。  12月2日現在,罹災証明書の申請件数は193件でございます。  罹災証明書は基本,世帯単位で申請されますが,2世帯住宅などで1世帯として発行してほしいという場合や,賃貸アパート等の場合は,居住者が1部屋ごとに申請される場合と持ち主が1棟分として申請される場合もございます。厳密な世帯数でのカウントはしておりません。 369: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 370: ◯ 参 与(石森 準一君) 2問目の子どもの貧困対策推進計画についてでございます。  子供の貧困対策推進計画につきましては,子どもの貧困対策の推進に関する法律第9条第2項によりまして,市町村に策定の努力義務が課せられているものでございます。  狛江市においては,現在検討を進めております第2期こまえ子育て応援プランの策定に合わせまして,この新たな計画の一部を狛江市における子どもの貧困対策推進計画と位置づけることで進めています。  この第2期こまえ子育て応援プランは,現在,子ども・子育て会議におきまして議論が進められているところですが,今年度中には策定をしていく予定となっています。 371: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 372: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それでは,1問目から再質問をさせていただきます。  罹災証明書申請件数193件ということでございます。世帯単位が基本ということなので,それで考えますと,床上浸水・床下浸水合計446世帯のうち,罹災証明の申請が193件で,全体の43%にとどまっております。まだ申請されていない方が57%,半数以上おります。ぜひ罹災証明申請の呼びかけが必要と思いますけれども,いかがでしょうか。 373: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 374: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 罹災証明書申請への呼びかけにつきましては,被災直後から各戸へのポスティング,自治会等の回覧,11月1日及び12月1日号の市広報やホームページ等で繰り返し周知してまいりました。  また直近では,12月2日から3日にかけて,床上・床下の浸水被災を受けたものの罹災証明書の申請をしていないお住まいに対しまして,安心安全課で再度ポスティングを行っており,情報はおおむね行き渡っているものと考えております。  罹災された方のうち約半数の方が申請をされていないということでございますが,非住家の方には被災届出受理証明書が発行されておりますので,これらの方が一部いらっしゃること,このほかに罹災証明書を必ずしも必要としていない方もいらっしゃるものと考えております。  罹災証明書の主な使途といたしましては,各種保険や生活再建支援に係る給付,税等の減免などが考えられますが,今回の災害に対する保険金等の請求では,保険協会から罹災証明書の添付が不要といったお知らせがございました。  このように保険金等の請求におきまして必ずしも全ての方に罹災証明書が必要となっていないこと,また,御自身で被害の程度等を考慮され,保険金等を請求しない方がいらっしゃることも考えております。  なお12月15日号の広報こまえでも罹災証明書の申請等について掲載する予定としております。 375: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 376: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 12月初めにもポスティングされて,情報はおおむね行き渡っているのではないかと。それから12月15日号の広報でも知らせるということでございます。  床上浸水の方で罹災証明書の申請をされた方は何人いらっしゃいますでしょうか。 377: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 378: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 罹災証明書交付申請書には,罹災状況を記載する欄がございませんので,罹災証明書の発行件数でお答えさせていただきます。  12月2日現在,床上浸水件数は93件でございます。 379: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 380: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 床上浸水の罹災証明93件ということでございます。被害状況の報告では,床上浸水は134世帯ということでございまして,床上浸水された方の中でもまだ申請されていないと思われる方々が40世帯ぐらいいる可能性がございます。各戸別の申請の呼びかけが必要と思いますけれども,いかがでしょうか。 381: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 382: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 一部繰り返しの御答弁となりますが,浸水被害に遭われた方全ての方が罹災証明書を必要としているわけではございません。また,繰り返しポスティングや広報等でもお知らせをしていることからも,未申請の方につきましても,罹災証明書に関する情報につきましては,おおむね行き渡っているものと判断しております。 383: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 384: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ漏れのないようにお願いをいたします。  それから被害の実態把握については13日の日に外観目視により行ったということでございます。その後,罹災証明申請書を配る過程の中で,いろんな要望や苦情などもいただいて,いろいろ意見をいただいたということでございます。  それでは浸水状況の把握は,10月12日当日はできたのかどうかお伺いいたします。 385: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 386: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 10月12日は道路交通課の職員を中心として,正午ごろから道路パトロールを開始し,西和泉・中和泉地区では午後5時ごろから,猪方・駒井地区では午後6時ごろから冠水による通行どめのため交通誘導を行っておりましたが,午後7時30分ごろには多摩川の水位が6メートルを超えたため,交通誘導を中止しております。  その後,午後10時15分ごろから市内を4つにエリア分けし,11人体制でパトロールを開始しましたが,倒木等の対応が中心となり,また夜間で暗かったため,正確な浸水状況を把握することができませんでした。  そのため詳細な住家の浸水状況の確認は,10月13日の午前6時20分ごろから開始したところでございます。 387: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 388: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 10月12日午後5時ごろから西和泉・中和泉地区,午後6時ごろから冠水による通行どめのための交通誘導,それから10時15分から11人体制で市内パトロールということでございます。  倒木が中心とはおっしゃっておりましたけれども,そのときの周囲の様子は写真で記録をとってありますでしょうか。また,個々の職員が目視で確認した様子を聞き取って記録にとってありますでしょうか,お伺いいたします。 389: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 390: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 基本的には職員同士の連絡手段は,個人の携帯電話で行っていました。会話だけで情報が共有できないものに関しては,個人の携帯電話で撮影した写真等でのやりとりをしたところでございます。  したがって,写真の撮影は台風の記録という意味合いではなく,情報伝達の一つのツールであったため,時系列での整理はできていなく,対応していた職員は少人数の中,交通状況の確認に追われていたこともあり,撮影されていない時間帯もあるところでございます。  なお撮影した写真につきましては,秘書広報室で後日,関係機関の写真も含め集約をしたところでございます。  また,職員の行動内容や,何か事案が発生した場合には,時系列で表をまとめておりますので,何か変化があった場合には,それぞれの対応結果として記録を残しているところでございます。 391: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 392: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 台風の記録という意味合いではないけれども,写真を撮ったり行動を記録したりしているということで,それが集約されているということでございます。大変貴重な資料だと思いますので,原因究明に役立ててほしいと思います。
     次に被災者や被災地域等へのアンケート調査,聞き取り調査についてお伺いいたします。  先日の環境部長の答弁では,浸水状況の聞き取り調査については,原因究明委託の現地調査などの中において検討していきたいと,こういうことでございました。原因究明委託の現地調査の中での聞き取りは,市の職員も同行して行うと,このように受け取ってよいかどうか,お伺いいたします。 393: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 394: ◯ 環境部長(清水 明君) 浸水原因の究明委託の現地調査の中において,浸水状況の聞き取り調査等を行う場合は,基本的には委託業者にて行うことを考えております。 395: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 396: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 市の職員が直接,被災者のいろんな声,今回,浸水状況の把握ですけれども,そういうところに同行して,体感するといいますか,そういうことがすごく大事かなと思うんですけれども,職員も同行して実際の浸水状況の様子を一緒に把握していく。市も直接把握するということは,いかがでしょうか。再度御答弁をお願いします。 397: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 398: ◯ 環境部長(清水 明君) 繰り返しとなりますけれども,浸水状況の聞き取り調査等を行う場合は,基本的には委託業者にて行うことを考えております。  ただ,下水道課職員は当日,浸水のある真っ最中の中に入って作業をしておりますので,場合によっては聞き取り調査等の中で,そういったことも職員が同行ということもあるかもしれませんけれども,基本的には委託業者のところで処理をしまして,下水道課職員はほかの作業に当たると。少ない人数でおりますので,作業を進めていきたいというふうに考えております。 399: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 400: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 下水道課と限っちゃうと人数が少なくて難しいのかもしれませんけれども,いろんな形で市の職員が今回の問題を体験するというか,そういうことはすごく大事かなと思いますので,ぜひ同行を検討してほしいと思います。  確認ですけれども,原因究明委託の現地調査の中での聞き取りは,戸別の浸水状況を把握して測量も行って,浸水被害全体を把握していくということでよろしいでしょうか。 401: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 402: ◯ 環境部長(清水 明君) 浸水原因の究明委託の現地調査の中において,浸水状況の聞き取り調査等を行う場合は,浸水被害の状況ではございませんで,浸水状況について戸別に把握する必要があるというふうに考えております。 403: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 404: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 原因究明なので浸水被害の状況ではなくて浸水の状況のみという,その把握ということでございます。浸水状況聞き取りの調査の中で,あるいは別な形であわせて,被災者等の要望,被害の状況なども把握できるようにアンケート調査などを実施できないか伺います。 405: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 406: ◯ 環境部長(清水 明君) 今回の台風第19号に伴うさまざまな御意見につきましては,市民説明会等でもいただいておりますが,市民の皆様からの御意見を伺うことは大切であると考えております。浸水原因の究明委託の中で聞き取り調査等を行う場合は,その委託の目的からは浸水の状況を調査することであると考えております。 407: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 408: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 委託の目的からすると,なかなかそこまではできないということなんですけれども,今回の台風被害については,住民はさまざまな意見,要望などを持っております。それを,より詳細に把握していくために,被災者や被災地域の住民に対して意見や要望を出してもらうアンケート調査というのは大事ではないかなと,大切な取り組みではないかなと。それを行うことで今後の原因究明や災害対策にも役立つのではないかなと思うんですけれども,市長にお伺いいたしますけれども,何らかの形でそうした被災住民,また被災地域の方々に対するアンケート調査,これをやっていただきたいなと思うんですけれどもいかがでしょうか。 409: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 410: ◯ 環境部長(清水 明君) 繰り返しの答弁となりますが,今回の浸水原因の究明委託の中で聞き取り調査等を行う場合は,その委託の目的からは,浸水状況の調査をすることであると考えております。 411: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 412: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 環境部長が答弁するとそうなっちゃうんですけれども,市長にお伺いいたします。今回の被災の状況を住民の皆さんの声として,集約して記録しておく。そういうのは,今後の防災対策に役立つと思うんですけれども,そうしたアンケート調査を考えてほしいと思うんですけれども,市長の御答弁をお願いいたします。 413: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 414: ◯ 市 長(松原 俊雄君) ただいま環境部長が答弁したとおりでございます。 415: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 416: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 残念でございます。本気度というか,本気でこうした被害を起こさないという気持ちで取り組んでほしいなと。そのためには,今回の状況もつぶさに把握して今後の教訓に全て生かすという姿勢で取り組んでいただきたいなと思うんですけれども,再度どうでしょうか。市民アンケート,被災者等に対するアンケート,市長,お願いします。 417: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 418: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先ほども答弁させていただきましたけれども,浸水原因というのは,この究明委託の中で聞き取り調査を行っていくわけでございます。その調査を踏まえて,今後生かしていきたいというふうに考えております。 419: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 420: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 浸水原因の調査にかかわって浸水状況をきちんと掌握する。これは大事なことでございます。同時に,被災の状況,また市民の思い,これはやはり市がきちんと酌み取って今後の対策に生かしていく。そういう意味で,市民アンケートをぜひやっていただきたい。重ねて申し上げます。  次,被災者支援について伺います。被災者支援の現状について伺います。 421: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 422: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 被災者支援の体制につきましては,11月18日から被災者支援案内窓口を設置し,支援制度の案内,申請受け付け等を実施しております。  また,災害救助法適用に伴う住宅の応急修理について,東京都による実施要領が確定したことから,被災者支援案内窓口の開設と同時に案内・受け付けを開始しております。 423: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 424: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 次に家屋の消毒への支援について,助成件数は現在何件になるのか,お伺いいたします。 425: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 426: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 12月5日現在,9件の申請がございます。 427: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 428: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 既に消毒を行った世帯には領収書等があれば助成できるのかどうか,お伺いいたします。 429: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 430: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 申請に必要な書類は,消毒を実施した領収書,罹災証明でございます。消毒を業者に依頼した場合の自己負担の軽減を目的に,令和元年10月13日以降,消毒を実施された世帯の方を助成対象としてございます。 431: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 432: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 多くの議員さんが,この問題を質問しております。私のところにも多くの方々から消毒の要望がかなり来ておりますので,質問させていただきます。  今回,市が行った助成措置は床下浸水の方は対象にならないということでございます。床下も消毒するとなると,この助成1万3,200円では消毒が難しい。  調布市にお聞きしましたところ,調布市のほうでは,100件以上の方々がまとまって消毒されるということで,市が委託した業者のほうで価格の設定なども考慮してくれて,両方,床上・床下浸水含めて,1軒当たり3万2,000円でやってくれるということで,取り組みを行っているということでございます。ぜひ消毒の助成額を,床下消毒も含めて実施できるように増額できないか,お伺いいたします。 433: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 434: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 本助成制度につきましては,床上浸水した住宅の世帯主を対象としてございます。現在のところ床下についての助成は考えておりません。 435: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 436: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これは駒井町の被災,床上浸水した方の床下の写真でございます。ボランティアの方に中に入って撮っていただきました。かなり泥はかき出したんです。それでもかなりまだ泥が残った状況になっております。  それでここにありますように,一部のこのはりのところにはカビが発生している状況になっております。この方の場合は,一生懸命台所の収納庫をあけたままで,扇風機でずっと1カ月余り,乾かしてはきているんですけれども,それでもこれだけカビが残っているということでございます。  厚生労働省が応急仮設住宅生活における真菌(カビ)及びダニ対策についてという通知を出しております。平成27年5月22日の都道府県の衛生主管部局御中という事務連絡でございます。  これによりますと,東日本大震災にみる災害時居住環境を汚染するカビのアレルギーリスク評価及び予防衛生管理に関する研究の研究報告として,「これから湿度の高い梅雨時期を迎えるに当たり,カビ発生の予防が重要であることから,カビは喘息の再発・悪化,アレルギーの原因になる可能性があること,カビの発生は予防が可能であること,発生したカビも一定程度除去可能であること等について,応急仮設住宅の居住者等に広報・周知に努めてほしい,こういうふうになっております。カビの発生というのは健康によくないということを厚生労働省も認めているということでございます。  調布市では,床下も含めて消毒を実施しております。狛江でもぜひ実施してほしいと思いますけれども,重ねて答弁をお願いします。 437: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 438: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 床下の消毒につきましては,何度かこれまで答弁をさせていただきましたが,まず国でも原則不要としてございます。日本環境感染学会のホームページでもやはり基本的に土壌への消毒は不要ですとございます。  また,昨年,大きな被害を及ぼした西日本豪雨,この際,そのときに岡山市の前保健所長,現在は吉備国際大学,中瀬教授という方がいらっしゃるのですが,その教授の方のコメントによりますと,床下までの浸水なら,そもそも消毒は原則不要。床下の清掃は土砂を取り除いた後,水洗いし,しっかり乾かせば十分ですとお話をされているということもございまして,床下浸水について,現在のところ助成については考えていないところでございます。 439: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 440: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 厚生労働省の通知では,カビについては注意が必要だと喚起しておりますし,実際のところ,被災者の方の床下には一生懸命乾燥させてもカビが出ているという状況がございます。ぜひその辺を考慮して,再検討してほしいと思います。  次に罹災証明書の発行手続の概要についてお伺いをいたします。 441: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 442: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 最初に,罹災証明書交付申請書に必要書類を添付し,課税課窓口へ御提出いただきます。その後,まちづくり推進課が訪問調査に向けた日程調整を申請者と行い,現地調査を行います。この現地調査により判定した被害の程度をまちづくり推進課が被災者生活再建支援システムに入力し,提出された申請書に記載された事項との内容確認を課税課で最終的に行った後,発行となります。 443: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 444: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これまで発行された罹災証明書の内容についてお伺いいたします。 445: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 446: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 罹災証明書発行の内容でございます。12月2日現在で,床上浸水で半壊の方が19件,床上浸水で一部損壊(準半壊)の方が36件,床上浸水で一部損壊(10%未満)の方が38件,床下浸水で一部損壊(10%未満)の方が76件,浸水ではなく雨漏り被害をあらわす浸水なしで一部損壊(10%未満)の方が13件となっております。 447: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 448: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 床上浸水の罹災証明書の発行は,先ほど答弁93件でございます。このうち半壊が19件,全体の20.4%でございます。一部損壊(準半壊),これは損害割合で10%から19%まで,準半壊が36件で38.7%,一部損壊損害割合10%未満が38件で40.9%ということで,床上浸水になっても,なかなか半壊という判定というのは本当2割しかない,少ないということです。床上になっても,一部損壊,いわゆる10%未満というのは4割にも及ぶということでございます。  被害の状況を見ますと,例えば床上浸水になった場合に,こうやってトイレのドアが閉まらなくなって,こういう御家庭は非常に多いです。トイレがふやけちゃって,ドアが閉まらない。それから,これは,日本家屋の畳の部屋なんですけれども,畳が全部だめになってふすまとかたんすとかが全部だめになる。こういう状況が多数見られております。  床上浸水でも罹災証明の区分によって受けられる支援に大きな差が出てまいります。床上浸水で一部損壊,いわゆる10%未満となった方からお話を伺ったんですけれども,固定資産税の減免が受けられると思ったんだけれども受けられなかったということで,がっかりされておりました。この方の場合は床上浸水7センチから10センチということなんです。二中に避難して朝5時ごろ帰ってきたら,家の中にまだ水があった状態だと。たんす,エアコン,ガス給湯器,床がだめになったということで,あとカビ臭いにおいがするけれども,床下を見るところがないので,乾燥するにもどうするか困っている。こうおっしゃっておりました。床上,ここまで被害があったとしてもなかなか半壊まではいかない。準半壊にもいかないという状況が今の仕組みになっているということでございます。  それでは,半壊,一部損壊(準半壊),一部損壊(10%未満)の判断基準についてお伺いをいたします。 449: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 450: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 罹災証明発行に当たり住家の被害認定を行います。  住家の被害認定は現地調査として浸水状況や床,内壁,建具等の損傷状況を確認し,内閣府の災害に係る住家の被害認定基準運用指針及び損傷程度の例示に基づき,損傷の程度に応じて損害割合を求め,全壊,大規模半壊,半壊,一部損壊(準半壊),一部損壊(10%未満)に区分するものでございます。  狛江市における台風19号の住家の被害においておいては,全壊,大規模半壊はございません。 451: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 452: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 住宅を訪問して,現地調査を行って,いろいろ調査をされるということでございます。そこで判断する。  私が聞いた限りでは,床上浸水した方の中で,少なくとも3人の方は,最初の判定が一部損壊(準半壊)だったけれども,再調査をお願いして半壊の判定に上がったということでございます。  ある方は再調査のために壁をくりぬいて,中の断熱材が水を吸っていることを確認して,その写真を市役所の窓口に持っていって,ようやく判定が半壊になったということでございます。  これはそのときの写真でございます。こうして壁をくりぬかなきゃわからないんですね。ただこの断熱材が水を吸っているというのは,点数を上げる上ですごい点数になるんです。しかし,あけないとわからないという状況になっております。まだきれいな壁をくりぬくのはみんな躊躇します。この方も涙が出たとおっしゃっておりました。被災された方がここまでしないと半壊にならないのかということでございます。最近の家はみんな壁や床に断熱材が入っております。床上浸水したお宅については,それを想定して罹災証明を出すことができないのか。この点についてお伺いいたします。 453: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 454: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 被災から時間が経過したことにより,調査時には発見できなかった床材の剥離や断熱材のカビの発生等,新たな被害が発生したことにより再調査を行った結果,判定が変わったものもございます。  現在ホームページでは,新たな被害が発生した場合,判定が変わる場合もあるため再調査を行うので損傷写真等を御用意いただき,まちづくり推進課へ事前連絡をいただくように周知しているところでございます。  また,既に罹災証明発行済みの皆様に対して,11月29日にその時点で,被災者支援に関する御案内とともに,罹災証明書の判定内容説明及び再調査のお知らせを送付いたしました。  なお,12月以降に罹災証明書を発行する方には,同様の旨の御案内を同封する対応をとっています。  断熱材の有無や損傷状況について,壁の中等を確認しないとわからないことが多く,また断熱材の材質は多種あり,浸水がどの程度影響しているか想定するのは困難でございます。罹災証明の判定区分については,目視で確認できた被災の実態に基づいて判定をしています。 455: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 456: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 市役所の方は目視でしかわからない。それを,判定を変えていくには,被災者自身が自分の家に傷をつけなければならない。こういう仕組みになっているんですね。これは何か本当に不合理だと思うんです。内閣府が通知で出しております被害認定の基準があるわけですけれども,そこにそういうふうに書いてあるから,行政職員はそれをやらざるを得ない。こういう仕組みになっているんですけれども,しかし,これは余りにも不合理だと思います。もっと被災者の立場に立った被害認定ができるように,国に対して制度改正をぜひ求めながら,さらに被災者に寄り添った対応をお願いします。  もう1点お伺いしたいんですけれども,調布市にお聞きいたしました。調布市では罹災証明書をいち早く出そうと,こういう趣旨で,課内で話し合って,床上浸水のお宅は半壊,床下浸水で基礎部分に損傷がある場合は一部損壊(準半壊),その他の場合は一部損壊(10%未満)と判断して罹災証明書を発行している。こういう取り組みのようでございます。自治事務ということですので,そうした判断ができるのかなと思うんですけれども,これですと床上浸水したらもう半壊になるわけですから,壁をくりぬかなくても済むわけなんですね。こうした判断はできないのかどうか,お伺いいたします。 457: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 458: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市では,内閣府の災害に係る住家の被害認定基準運用指針及び損傷程度の例示に基づき判定をしています。  戸建ての1・2階建ての木造プレハブの床下浸水の場合は原則一部損壊(10%未満)の判定としております。ただし,床下浸水に加え風水害被害により外壁・屋根・建具・基礎等その他部位への被害等が生じ,損害割合も10%を超えると一部損壊(準半壊)以上の判定となることもございます。 459: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 460: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ被災者の方々が,本当にもとの生活を早く取り戻せるようにというところを目標にして,判定の仕方,なかなかルールとして難しいのであれば,制度改正を国に求めるなどして頑張ってほしいと思います。  次に半壊,一部損壊(準半壊),一部損壊(10%未満),それぞれについて応急修理,被災者生活再建支援制度,市都民税・国保税・固定資産税・都市計画税・介護保険料等の減免など,生活再建への支援がそれぞれどのように受けられるのか,お伺いをいたします。 461: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 462: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 初めに市税の部分についてお答えをいたします。  市・都民税の減免につきましては,前年中の合計所得金額が1,000万円以下の方で,自己または生計を一にする家族が使用する住宅に損害があった場合,罹災証明書の罹災程度が一部損壊(準半壊)以上であれば,前年中の合計所得金額に応じた税の減免が受けられることになります。
     また,前年中の合計所得金額が1,000万円以下の方で,罹災証明書の罹災程度が一部損壊(準半壊)未満,または被災届出受理証明書を取得している方のうち,家財に所有する全家財価格の3割以上などの損害があった場合で,家財のみの損害金額が納期限未到来の市・都民税の2分の1以上かつ所有する全家財価格の3割以上である方については,前年中の合計所得金額に応じた税の減免が受けられることになります。  固定資産税及び都市計画税につきましては,罹災証明書の罹災程度が一部損壊(準半壊)以上の場合,または住家以外の被害による被災届出受理証明書を取得しており,後日職員が行う調査におきまして罹災程度が一部損壊(準半壊)以上と同等と判定された場合,被害程度に応じた税の減免が受けられることになります。 463: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 464: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 国民健康保険税につきましては,半壊の場合は保険税の総額の70%を減免,床上浸水の場合は保険税のうち所得割額を50%減免となってございます。また,一部負担金は,半壊及び床上浸水の場合に,医療機関窓口でその旨を御申告いただきますと,お支払いが不要となってございます。  後期高齢者医療保険料につきましては,被災の状況及び世帯合計所得で一定の基準を満たす方について,保険料が減免される場合がございます。  国民年金保険料につきましては,住宅家財及びその他の財産について,おおむね2分の1以上の損害が受けられた方について,保険料が免除される場合がございます。  介護保険料及び介護サービス利用料は,床上浸水の場合に減免の対象となります。 465: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 466: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 応急修理については,半壊,一部損壊(準半壊)の場合が対象となり,居室,炊事場,トイレなど,日常生活に必要最小限度の部分の改修に対しまして,1世帯当たり半壊は59万8,000円以内,一部損壊(準半壊)は30万円以内となってございます。  支援制度,減免制度のいずれにつきましても,御不明な点がございましたら,被災者支援案内窓口までお問い合わせいただければと考えております。 467: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 468: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 国保税や介護保険料などは,床上浸水となっただけでも減免の対象になります。しかし,市・都民税や固定資産税,応急修理などは半壊か準半壊にならないと支援が受けられない。こういう状況になっております。  それでは東京都の被災者生活再建支援事業の内容はどのようなものなのか,お伺いいたします。 469: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 470: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 東京都の被災者生活再建支援事業は,被災した世帯が住家を再建するに当たり,住宅の建設,購入,補修等を行った場合において,その費用を被災世帯の世帯主に補助した区市町村に対して,東京都が費用の一部を補助金として交付する制度でございます。  当該補助金の対象は,住家が半壊以上の世帯となり,住家の再建方法によって,補助の上限金額が異なります。  半壊の世帯が補修を行う場合においては1世帯120万円,単身世帯の場合においては90万円が補助の上限となります。 471: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 472: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 半壊未満の世帯に対しては,この支援制度の補助の対象にならないのか,お伺いいたします。 473: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 474: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) この制度につきましては半壊以上でございます。 475: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 476: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 都市建設部長,同じ答弁でしょうか。 477: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 478: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今,今都議会で検討というか提出されている議案の住宅被害対策区市町村支援事業の御質問だと思いますが,この概要というのが,12月6日の説明会で示されていまして,まだ未確定の内容でございまして,概要としましては,台風19号により被災した一部損壊住戸の補修工事を行うものに対して,補助金を交付する事業を行う区市町村に対して,一部損壊住宅を対象に,一部損壊住家の中の補修に関する工事について,都が区市町村に対して一部損壊の住戸1戸当たりについて,区市町村が補助する金額の2分の1または15万円まで補助する制度でございまして,例えば60万円の補修工事を行った場合に,都が15万円,市が15万円を負担して,個人の負担が30万円になる制度ということで現在調整中ということでお聞きをしております。 479: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 480: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それではこれが実施された場合には,市としてもこれをきちんと制度化してやっていくということでよろしいでしょうか。 481: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 482: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 補正予算のほうにその点を示している状況でございます。 483: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 484: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それは,準半壊,一部損壊の方も対象になるということでよろしいですね。 485: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 486: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 半壊未満の世帯について,損害割合が10%未満の住家に対して助成がされるということでございます。 487: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 488: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 10%未満となると,準半壊にはならないわけですね。そうするとその以下の人に,都の制度が適用されますよということで確認してよろしいでしょうか。 489: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 490: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 一応そのような予定としているところでございます。 491: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 492: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) わかりました。  次に最後ですけれども,この支援の部分の最後ですけれども,市長に伺いたいと思います。  国保税と介護保険料については,床上浸水の場合に減免の対象になります。しかし他の制度は床上浸水であっても半壊,一部損壊(準半壊),一部損壊になるに従ってだんだん受けられる支援がどんどん減ってくるわけなんですね。  この間私が伺った話では,床上浸水したお宅では水を吸ってしまった壁や床を剥がしてリフォームしたり,使えなくなったトイレのドアを取りかえたりすると,最低でも600万円かかるという方もいらっしゃいました。同様に1,000万円もかかると工務店に言われたというお話もございます。  もとどおりの生活を取り戻すというのは結構本当に大変なことになります。さらにそのリフォームのほかに使えなくなった家財道具,電気製品とかエアコンとか,そういうのを全部買いかえるとさらにまたお金がかかります。  この間の答弁では,床下浸水の方に市独自の施策として見舞金を支給するというお話がありました。これ一歩前進なんですけれども,ただそれは被災者の方がもとどおりの生活を取り戻すというための独自支援とはなかなか言えないのではないかなと思うんです。  被災者生活再建のための支援制度,市の独自支援制度としては幾つかの市が実施しておりまして,例えば栃木市では,国や県の被災者生活再建支援制度の対象外となる世帯に対しまして,エアコンの修理とか,住宅のさまざまな修理とか,被災住宅の復旧に係る経費について,半壊世帯で上限50万円とか一部損壊住宅で上限10万円とか,そういう形で支援をしております。  応急修理を受けると,例えばお風呂とか,いわゆる給湯器関係は応急修理でできるんですけれども,エアコンはだめなんですよね。ちょっと細かいそういうのがあるんですけれども,ちょっと外れた部分について,市独自で支援をしているという制度がございます。  ぜひ狛江市でも,そうした制度を検討してほしいなと思うんですけれども,いかがでしょうか。 493: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 494: ◯ 市 長(松原 俊雄君) このたびの台風19号で被災されました市民の皆様に対する支援につきましては,国や都の制度を活用しながら,可能な限り実施しております。今回,追加で提案させていただいております補正予算でも,都制度ではございますけれども,市も2分の1の負担をし住宅修理へ対応させていただきたいというふうに考えております。  また市の独自施策といたしましては,これまで床上浸水被害に遭われました方に対する見舞金の支給や家屋の消毒にかかわる費用の助成などを行っているところですけれども,これに加えまして,さきの一般質問でも御答弁申し上げましたけれども,床下浸水被害に遭われました方に対しましても,見舞金を支給する方向で検討しています。  このほか台風19号に関しましては,被災された方の状況や事情が多岐にわたっていることに鑑みまして,来庁された方がわかりにくく,そういった部分をわかりやすいように,また効率的に相談しやすい環境とするために各種手続,制度に関する相談を同時に一括してお受けする被災者支援案内窓口も設置しています。 495: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 496: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 水害を受けた方々は,いろんな被害の程度はあるんですけれども,それぞれ本当にどの家庭も皆困っている状況がございます。市の財政力も限度がありますけれども,しかしその中でも今のその被災の現状に見合った最大限の支援,これをぜひやっていただきたいと重ねてお願いをいたします。  次に被災の原因と対策についてお伺いいたします。  猪方排水樋管,六郷排水樋管の市の職員配置については,先日の答弁で,それぞれ職員2名から4名の体制で対応に当たったということでございます。  それでは12日当日の狛江消防団の対応,狛江消防署の対応はどのようなものだったのか,お伺いいたします。 497: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 498: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 済みません。今の答弁の前に,先ほど私の答弁で応急修理につきまして,1世帯当たりの半壊59万8,000円以内と答弁させていただきましたけれども,59万5,000円が正しい金額でございました。申しわけございません。訂正させていただきます。  当日の狛江消防団・消防署の対応について答弁させていただきます。  狛江市消防団の対応といたしましては,第1回の災害対策本部で消防団員の参集の依頼を受け,12日土曜日の午後2時に消防団指令システムにより,全団員に参集を呼びかけたところでございます。前日から各分団長に出動人員の確保を依頼していたため,8割前後の団員の方に参集いただくことができました。  活動内容といたしましては,通常の台風対応といたしまして倒木・飛来物の撤去等に従事してございます。また,今回は根川・猪方の樋管についての排水対応や,第二中学校の屋上プールの減水対応も行っていただきました。  避難所につきましても,当時,市職員の人員が不足していたため一中・二中・四中・緑野小に団員の方を派遣してございます。  13日の午前零時ごろには,浸水した六郷樋管付近の水位の確認,猪方樋管の放水作業に従事していただき,参集から約12時間にわたって台風対応に当たっていただいたところでございます。  また,週明け15日火曜日には3個分団・ポンプ車2台で,根川通り交差点の横断歩道付近の汚泥の除去作業,泥土の除去作業に従事してございます。急な依頼にも迅速に対応していただき,改めて狛江市消防団の統率力と機動力の高さを実感したところでございます。  狛江消防署の対応といたしましては,12日土曜日の18時に職員の半分を参集させる水防第3非常配備態勢を発令してございます。11日金曜日の17時に前段の予告指令を出しており,交通状況を踏まえて参集するように促していたため,当日は約80名(50%以上)が参集してございます。  活動といたしまして,28件の通報に対しまして,12件の対応をしてございます。12件の内訳といたしましては危険排除,緊急確認,垂直避難の手助けなどでございまして,12件という数字は近隣の15署の中でもトップクラスの対応件数の多さであったと報告を受けたところでございます。また六郷樋管におきましては,消防団と合流して排水作業を行っていただいたところでございます。 499: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 500: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 豪雨と浸水の中で,大奮闘をしていただいたと思います。  次に12日午後7時半に退避を決めた段階で,雨水が多摩川側に流れていたということで,樋管の対応ですけれども,ということでありましたが,その段階ではまだその排水樋管そのものは冠水していなくて,まだ樋管内の上部はすき間があったのかということなのかどうかお伺いいたします。 501: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 502: ◯ 環境部長(清水 明君) 両樋管ともに樋管の管の部分,函体は水面の下にございました。 503: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 504: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 樋管の管の部分,函体が水面の下ということで,もう樋管の管そのものが多摩川の河川水の下になっている。冠水していた。管も河川水に埋もれていたとなると,管から出てくる雨水の流れを確認するというのは大変困難ではないか。夜でもあるし,どういう状況だったのか。雨水が多摩川に流れていたと判断したというのはどういう状況を確認してそう判断されたのか,お伺いいたします。 505: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 506: ◯ 環境部長(清水 明君) 多摩川の水流と樋管付近の水面の状況を見て総合的に判断してございます。 507: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 508: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 多摩川の水流と樋管付近の水面の状態を見て,それぞれどういう状態だったのかお伺いいたします。 509: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 510: ◯ 環境部長(清水 明君) 現場に伺った者からは,多摩川の水流と樋管の付近の水面の状況を見て総合的に判断している。そういうことを伺ってございます。 511: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 512: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) いろんな状況があると思うんです。例えば管がそんなに埋もれていなくて,まだ雨水の水流が見えるような埋もれ方の場合もあれば,もっと50センチ,1メートル埋まっていて,なかなか中の水流も見えない,いろんな場合があるんですけれども,その辺はどうだったのかわかりませんか。 513: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 514: ◯ 環境部長(清水 明君) 現場に配置した職員につきましては,下水道の経験が長く操作方法を熟知した職員を配置するように努めているところでございまして,そうした職員から多摩川の水流と樋管付近の水面の状態を見ながら判断したというふうに聞いてございます。 515: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 516: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今後の原因究明の中で,そういう職員の皆さんの声も聞かなくてはいけないと思うので,ぜひ部長のほうでも把握しておいてほしいなと思います。  次にこの間も答弁が出ておりますけれども,六郷排水樋管と猪方排水樋管の排水開始時間の差ということでございまして,結局,猪方排水樋管のほうには常設のポンプがなかったから,1時間半おくれてしまったということでございます。  今後,可搬式ポンプを増設して今までなかった猪方排水樋管にも配備するということですけれども,この排水ポンプの排水能力,排水方法,準備から排水までに要する時間など,その仕様はどういうものなのか,お伺いいたします。 517: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 518: ◯ 環境部長(清水 明君) 補正予算に入れさせていただきましたポンプは,六郷排水樋管に2台,猪方排水樋管に4台の可搬式ポンプでございまして,排水能力は1台当たり毎分約0.5立米のものを予定してございます。  堤内地側の人孔にポンプを投入し,堤防上にホースをはわせて多摩川に排水するものでございます。設置には1台当たり15分から20分程度かかるものと想定をしてございます。 519: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 520: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 15分から20分で排水作業に入れるということで,これは今まで全くそういうのはなかったわけですから,大きな前進だと思います。しかし,その排水能力という点でいうと,まだまだ不十分だと思います。今回増設したとしても六郷で毎分5立方メートル,猪方で毎分2立方メートルということでございます。まず排水ポンプ整備への補助があると思うんですけれどもいかがでしょうか。 521: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 522: ◯ 環境部長(清水 明君) 今回の排水ポンプにつきましても,国庫交付金の対象にならないか,現在,国土交通省と協議してございます。 523: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 524: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 先日,私たちも国土交通省に行きまして,そのときに国土交通省側から浸水対策事業の個別補助制度の創設という資料をいただきました。それによりますと昨年の西日本豪雨対策を踏まえて,今年度から雨水の排水ポンプや貯留施設に対して,2分の1の補助を行うというふうになっておりました。ぜひ活用できるようにしていただきたいと思います。  次に住民説明会の資料がございまして,12日の午後4時から11時まで水門を閉めた場合に,六郷排水樋管で13万3,000立方メートル,猪方排水樋管で4万8,600立方メートル,雨水があふれてしまうということでございます。現状の常設ポンプは1分間当たり4立方メートルということで説明がございました。  今回増設されることで,それぞれ5立方メートルと2立方メートルに出るわけですけれども,しかし仮に猪方排水樋管で今回設置される排水ポンプを使って,12日午後4時から11時まで水門を閉めて,排水作業を行ったとしても,毎分2立方メートルの排水能力しかないということで,7時間で840立方メートルしか排水できない計算になります。  そういたしますと4万8,600立方メートルの1.7%しか排水できないということで,大半は住宅街に流れてしまうということでございます。  常設ポンプが増設・新設されるのは前進なんですけれども,まだまだ抜本的な対策とは言えないと思います。今後,原因究明の成果を踏まえて,もっと強力な排水ポンプの設置などを検討する必要があると思いますけれども,いかがでしょうか。
    525: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 526: ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市の雨水を強制的に多摩川に排水することは,多摩川下流域の洪水を増長してしまう可能性があることから,慎重に検討する必要がありますが,排水ポンプの設置も対策の一つではありますので,原因究明委託の中で検討し,ほかの対策と比較できるようにしたいと考えております。  なお,国土交通省等で所有しております排水能力の高いポンプ車の配置につきましては,市長みずから京浜河川事務所長に有事の際,迅速に排水ポンプ車が出動できるよう,狛江市内または近接区市の公有地等に排水ポンプ車を配備することを要望したところでございます。 527: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 528: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 排水能力の高いポンプ車の排水能力ということですけれども,これはもしわかれば,どのくらいの排水能力を持つポンプ車を要望したのか,そのポンプ車は今回の台風のときのように,多摩川の決壊の危険があっても排水樋管にとどまって,自動的に排水作業を続けることができるのか。この点についてお伺いいたします。 529: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 530: ◯ 環境部長(清水 明君) ポンプ車でございますので,自動的に配備ということにはなりません。要請に基づいて配備をしていただくことになると考えております。  また,排水能力につきましては,国土交通省のほうで持っているものとは限らないのですけれども,大きなものとしては,ポンプ台数6台で排水量30立米毎分といったものがポンプ車としてあるということは聞いてございます。 531: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 532: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 6台で毎分30立米ということでございますので,今,持っているものと比べると,かなり大きくなるかなと思います。  それで私,志木市にある排水機場,排水ポンプがあるところ,5カ所,志木市は持っているんですけれども,そこの様子を見てきました。大きなところもあるんですけれども,いわゆる郷士排水ポンプ場というところがありまして,そこには,最近,といっても,平成17年・18年度にかけて増設されたポンプがありまして,ここは,1分間に192立方メートル排出できるんです。それで,どのぐらいかかったんですかと聞きましたら,1億2,400万円で整備できたということで,当時は補助なしで対応したので,借金等したんですけれども,国の国庫補助等が活用できれば,財政負担は軽減をされるということでございます。  志木市は低地が多くて頻繁に内水氾濫が起きて排水機場等を順次整備したということなんです。今回の台風でも全施設がフル稼働した。でも,それでも床上浸水20件,床下浸水100件以上の被害が出たということでございます。  これは志木市の排水機場のポンプ場でございまして,周りの住宅と比べると,そんなに大きくないんですよね。だから,狛江でもできるのではないかなというふうに私は思ったんです。これだけの排水能力があると,例えば先ほどの数字で言うと,六郷樋管ではその6割を排水できて,猪方樋管では100%排出できるということでございますので,こうしたものもぜひ検討していただきたいというふうに思います。  次に多摩川の水位を下げるために,土砂のしゅんせつについて伺います。土砂のしゅんせつ,現在どのくらい行われているのかお伺いいたします。 533: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 534: ◯ 環境部長(清水 明君) 台風第19号に伴い多摩川に堆積した土砂の撤去につきましては,市長みずから京浜河川事務所長に土砂の撤去を速やかに行い,多摩川の流下能力を確保するよう要望したところでございます。  今後,河川管理者の責任において,土砂のしゅんせつ等が行われるものと認識してございますが,現状の進捗状況につきましては確認できていないところでございます。 535: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 536: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 調布市議会で全員協議会がありまして,お話をお聞きいたしますと,本年度から3カ年計画で,多摩川原橋下流部のしゅんせつを実施するというふうに報告があったと聞いております。  狛江市の五本松付近や下流の駒井町三丁目付近から世田谷境までかなり大量の土砂が堆積しております。  ぜひ市長も要望されたということなんですけれども,引き続きしゅんせつを求めていってほしいと思います。  国土交通省の多摩川水系河川整備計画というのがございます。これを読みますと,多摩川における治水上の課題は上流での洪水調整池が設置されていないことに加えて,洪水を阻害していた二ヶ領宿河原堰の改築が平成11年3月に完了したものの二ヶ領上河原堰等5カ所の堰が大きな阻害要因となっている。  ただこの上河原堰はその後改修されたんですけれども,残りの4つの堰がまだ改修されていないようでございます。これらの堰については,昭和49年災害と同種の被害を発生させるおそれがあり,いわば多摩川の弱点であるといっていることなので,早急かつ計画的な対処が急がれる。  加えて,同堰等の上流付近や石原地点などにおける土砂堆積等に起因する河道断面積不足及び河床勾配が急なことに起因する高速流の発生などにより,戦後最大規模の洪水を安全に流下させることは困難になっている。こういうふうに言っておりまして,国土交通省もこれを認めているということなんです。ということで,引き続きその土砂の堆積の除去など,ぜひ求めていってほしいなと思います。  時間の関係で,貯留施設等を飛ばしまして,最後の避難所問題について伺います。  もう随分お話が出ております。二中の避難所で,ボランティアで受け付けを行った方のお話で,「二中は避難所がいっぱいになって,何十人もの方々に三小や六小に行ってくれと断った。風雨がすごくて外に出るのもままならない状況の中だった」と,こういうお話がございました。  既に多くの方から質問があって対応を見直すということですけれども,今回の台風のようなときには,全避難所の一斉同時開設,こういう方向で検討するということでよろしいでしょうか。 537: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 538: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回の対応を踏まえまして避難所の開設の範囲,タイミングにつきましては,全避難所の開設も視野に入れまして,検討していきたいと考えております。 539: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 540: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 次にペット連れの方が入り口で断られて仕方なく雨の中,自宅に帰った方もいらっしゃいました。私自身も目撃をいたしました。  これも既に答弁がなされておりますけれども,ペット連れの方の避難については,学校側とも協議をし,受け入れの方向で検討していくということでよろしいでしょうか。 541: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 542: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 校舎等を避難所として開放する際のペットの同行避難者の避難場所や,災害時要支援者のスペースなどにつきまして,あらかじめ確保していただく方向で教育部,学校と調整させていただいているところでございます。 543: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 544: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 避難所,最後でございます。二中の避難所の運営にボランティアでかかわった町会の方のお話でございます。避難所に災害対策本部から情報が届かず大変困った。12日の11時ごろになって帰宅する方が多くなった。しかし情報が入ってこなかったために,そのまま帰してしまっていいのか。どういう対応をしていいのかわからなかった。帰宅した後で多摩川が氾濫したら大変なことになる。無線機が防災倉庫にあるのは知っていたけれども,職員が使い方がわからず使えなかった。我々避難所運営協議会にも使えるようにしてほしい。こういう声でございました。  この点,配置される職員が無線機を使えるようにするのはもちろんですけれども,避難所運営協議会の方々も使えるようにすべきと思いますけれども,いかがでしょうか。 545: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 546: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 無線機でございますが,訓練等の機会を捉え避難所運営協議会の皆様にも運用ルールや機器の取り扱い方法などを紹介していきたいと考えております。 547: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 548: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) あと最後,災害対策本部についてでございます。  近隣区市の災害対策本部の設置時期と廃止時期についてお伺いいたします。 549: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 550: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 近隣区市の災害対策本部の設置状況でございますが,調布市は12日14時00分設置,13日の7時30分廃止,世田谷区は10日の10時00分に設置,18日18時00分に災害復興本部移行,川崎市は12日,災害警戒本部は10時に設置,23時00分に設置です。11月12日9時30分廃止となってございます。 551: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 552: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これについても,町会の方から「何で早く解散したのか,被災した方々が大変なときに。市役所に電話しても全然話が通じない」というお話がございました。調布市などでは災害対策本部は解散したんだけれども,復興対策本部みたいな形で,別の形で継続して対応されているんですね。市としてもそういう対応は必要だったんではないかなと思うんですけれども,いかがでしょうか。 553: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 554: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 済みません。先ほど世田谷区の設置ですけれども,10日の13時00分の設置でございます。  第7回災害対策本部で避難者の状況,早急な対応が必要な道路上の泥土状況における自衛隊の協力調整,被害状況調整,災害ごみの対応など,その後の方針を確認し,本部長から各部に対応を指示した上で災害対策本部を廃止したところでございます。その後の対応は各部が当たることとしておりましたけれども,市民の皆様からの支援や要望等に対しまして適切な対応に至らなかった部分があったことについては,十分に反省しているところでございます。 555: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 556: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 被災者支援,災害対策,引き続き御努力をお願いします。  最後にひとり親家庭について1点だけお伺いいたします。  子供の貧困対策を進める上でもひとり親家庭の支援は急務でございます。中でも母子世帯の貧困は深刻でございます。母子世帯の所得はそれより低いと貧困層と言われる中央値の約半分の所得しかございません。ひとり親家庭への経済的支援の必要性についてお伺いいたします。 557: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 558: ◯ 参 与(石森 準一君) 国が定める大綱にも示されているとおり,学習支援,生活支援,就労支援と並んで経済的支援につきましても,子供の貧困の解消に向けた支援の柱として捉えるべきものと考えています。  子供の貧困において,特にひとり親につきましては,一般の世帯と比較して厳しい状況に置かれることは多いということは,各種調査からの結果からも見えておりますので,その点において必要性はあるものと感じています。 559: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 560: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ今,議論されております子供の貧困対策推進の計画の中で,ひとり親家庭に対する経済的支援についてきちんと具体化できるようお願いいたしまして,質問を終わります。 561: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時49分 休憩     午後 3時10分 開議 562: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。1番岡村しん議員。     〔1番 岡村しん議員登壇〕 563: ◯ 1 番(岡村 しん議員) それでは通告に従いまして,1問質問させていただきます。  台風19号を教訓に,災害に強いまちづくりをでございます。  今回の台風19号では,狛江市内を含め東日本一帯が多くの被害を受けました。亡くなられた方,その御家族,御友人にお悔やみを申し上げるとともに,被害を受けられた全ての皆様にお見舞いを申し上げます。  それではまず10月12日の避難状況についてお伺いいたします。  これまで全国各地での豪雨災害の際には,避難勧告が出ても住民が避難していないということが起こっておりました。豪雨災害のときには確実な避難が命を守る上で必要な行動となります。  昨年,第3回定例会では,私の質問に対し,当時の総務部長は「避難指示を出しているのに避難をしない,このような方は狛江でもいらっしゃるかもしれませんので,このような方々への対応も新たな課題」と答弁しております。  では,今回の台風19号で避難勧告が出た地域の人口,そして実際の避難者数,避難率についてお伺いいたします。  再質問は自席にてお伺いいたします。 564: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 565: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難勧告を発令した地域の人口につきましては,合計1万8,900人でございます。また避難所へ避難した避難者数につきましては,最大で3,966人で,この数値から算出した対象人口から見た避難率は,単純計算でおよそ21%となりますが,避難行動については,市が指定する避難所への避難とは限らないため,避難所以外へ避難した方などの数値を踏まえた実際の数値の算出は困難なところでございます。 566: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 567: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 避難率としては大体21%ということで,これまで他の自治体での水害に比べると,避難率としては高いほうなのかなというふうに思います。しかし,今回の被害を受け,今後さらに避難率も上がっていくと思います。  本議会でも言われていましたけれども,私からもマンションなど高層階に住んでいる方などは,残ったほうが安全であることなど,啓発をお願いしたいと思います。  今後も大型の台風や線状降水帯などが来ることも十分考えられます。今回の情報についてはしっかりと分析していただきたいと思います。  台風19号では3,966人が避難所に避難いたしました。また,友人の家や親戚の家への避難も含めれば,もっと多くの方が避難されたと思います。実際に私の家にも,友人が子供を連れて避難をしてまいりました。その一方で,「いつ避難をすればいいかわからなかった」,こうした声や,「家族の中でも避難するのか避難しないのかでけんかになった」と,こういった声,そもそも「ハザードマップを見たこともない」,こうした声も市民の方からは伺っています。やはりいつ準備をしてどこに避難するのか。家族の中でしっかりと共有していくことの重要性が改めて明らかになったと思います。  つまり,マイタイムラインをしっかりつくっておく,このことが大事になっているかと思いますけれども,現在までの普及状況についてお伺いいたします。 568: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 569: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) マイタイムラインを作成することにより,各家庭等において避難のタイミングや避難する場所等を事前に検討しておくことができることから,いざというときに素早く避難行動等をとることが期待されるため,洪水等から身を守る事前準備として有効でございます。東京都が作成いたしました東京マイタイムラインを安心安全課窓口で配布しているほか,学校教材として子供用の東京マイタイムラインも配布しています。 570: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 571: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。  私もこの台風19号の後に30名以上の方にこのマイタイムライン,手渡してまいりましたけれども,ほとんどの方がこのマイタイムラインの存在すら知らない。こうしたことでした。マイタイムラインの普及は,災害の記憶が新しい今がチャンスだと思います。台風19号の後はどのように普及してきたのか,お伺いいたします。  また,先日の総合防災訓練のときにはラジオやアルファ化米,お花などは配られていましたが,防災ガイドや東京マイタイムラインなどは置かれておりませんでした。  今後,訓練を行う際にはぜひ災害知識の普及,こうした観点も取り入れていただき,少なくとも欲しい方には防災ガイドやマイタイムラインを渡すような対応,これが必要だと思いますけれども,いかがでしょうか。 572: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 573: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 訓練等の際に防災ガイドやマイタイムラインを配布することに関しまして,在庫等の状況もございますが,検討させていただきます。 574: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 575: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ぜひとも検討をお願いします。在庫の部分に関しては,また東京都にもらっていただくということで進めていっていただければと思います。  台風後に,岩戸町会が行った防災セミナーでは,実際にこのマイタイムライン,配られておりました。総合防災訓練の参加者は,防災意識の高い方だと思いますので,まずはそこから普及していっていただきたいと思います。  水害時には命を守るために,まず避難が一番重要だと,議場で何度も訴えてまいりました。マイタイムラインの普及は避難活動において大事になってまいります。改めて推進をお願いいたします。  次に車での避難について改めてお伺いいたします。  豪雨災害で避難勧告が出た際には,当たり前ですけれども,雨が降っております。高齢者や障がい者が避難しようと思えば,車での避難をする方も多くなると思いますけれども,車についてはなかなか駐車スペースがない。こうした状況でございます。  他の議員も質問していますが,確認のため,今後どのようにしていこうと考えているのかお伺いいたします。 576: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 577: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 当初は水害時に自動車を利用することについて危険性が報道されていることや,校庭に自動車を乗り入れた場合に学校再開に大きな影響があることなどから,自動車での避難は控えていただくようお願いをしてございました。しかしながら,避難所からの要請も踏まえ,市民の生命を優先する必要があることから,駐車場として校庭を利用せざるを得ないと判断をいたしております。  校庭を駐車場として利用することに関しての今後の対応につきましては,受け入れ台数にはおのずと物理的な限界がございますので,災害発生状況や避難状況に応じて,市民の生命を優先する観点から柔軟に判断したいというふうに考えております。 578: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。
    579: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 本当に住民の命を一番優先するというこの観点,大事だと思います。ぜひよろしくお願いいたします。  避難に当たっては,多くの方から,南のほうからですと,第一中学校が避難所として,もともとは設定されていたんですけれども,遠くてあそこまではとても行けない,こうした声もたくさんいただいておりました。  狛江市では災害時に住民の避難のために,バス会社やタクシー業者などと協定を結んでおります。今回の台風19号ではどのようになったのか伺います。また課題についても伺います。 580: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 581: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 高齢者や障がいある方,避難行動等に支援を要する方の避難支援や,傷病者等の運搬等のため,バス会社やタクシー事業者との間で災害時における輸送等の協力に関する協定を締結してございます。今回の対応におきましては特に要請等を実施してございませんが,実際に必要となった際の連絡調整の難しさなどは課題として認識してございます。 582: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 583: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 本当にこの利用調整,難しいと思うんです。連絡調整,難しいと思うんです。そのためにもいち早い避難,これが大事になってくると思います。今回は計画運休でバスも動いていない中,避難できない方もいらっしゃいます。いま一度この協定の中身についてどのように進めていくのか,連絡調整はどうしていくのか,これについてもしっかりと整理していっていただきたいと思います。  次に避難所の受け付けについて伺います。  受け付け名簿が足りない,どこにあるかわからない,こうした声が幾つかの避難所から伺いました。私は議会の避難所にいましたけれども,受付票にはアレルギーや障がいなどについての記入欄,これがありませんでした。  自主避難所のときには食事の提供はありません。しかし,今回,ほとんどの避難所ではなかったと伺っていますけれども,避難所となってからは食事の提供,これが必要となってまいります。このときにアレルギーの情報がない。こうしたことは命の危険にもつながってまいります。一度受け付けをした方に,全員にもう1度受付票を書いてもらう。こうしたことは非常に難しいと考えますけれども,今後どのように進めていくのかお伺いいたします。 584: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 585: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回の対応におきまして,多くの方が避難所へ避難したため,現場が混乱したこともあり,受け付け等がうまくいかなかった部分もございます。洪水時の避難につきましては避難場所の選定も含めて,よりよい方法を検討してまいります。  なお今回の課題を踏まえまして,12月1日に行われました総合防災訓練の際に,アルファ化米の成分表示をするとともに,第二中学校においては,アレルギーシールを活用した対応訓練をあわせて実施したところでございます。 586: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 587: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 私も今回の総合防災訓練で,二中のアレルギーシールの取り組みについても見させていただきました。また,三小でも食物アレルギーを持っているよと,首から下げる形でつける。こうした取り組みもやっておりました。また,成分表示については絶対に必要な情報になりますので,各避難所で確実に対応できるようによろしくお願いいたします。  また,食物アレルギーのある方の備蓄食品の種類が少ない。こうしたこともありますので,避難しているときに,同じものを食べ続けなければならない。こうしたことにならないよう備蓄についても見直していただきたいと思います。  次に避難所との連携と課題については,多くの議員からも質問がありましたので,省略いたしましたけれども,避難所に情報が届いていなかった。こうした声は私のもとにも届いております。無線の扱い方の訓練を含め,迅速で正確な連携がとれるよう要望いたします。また,今回,避難所を急遽ふやして対応もしてまいりました。無線機の数についても,必要な台数の無線の購入に関しても,改めて検討をお願いしたいと思います。  今回,狛江第六小学校の避難所では,受付票がなくなり,図書室の感想文用紙を使ったことや,毛布の位置がわからなかった。こうした声も聞いております。避難所運営協議会や学校との連携について,改めてどのように行い課題をどう捉えているのか伺います。 588: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 589: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 校長先生などにつきましては,学校の施設管理者として,避難所運営協議会の会議や訓練に参加し,情報共有等を図っております。今回の台風におきまして,校舎の開場等,施設の取り扱いについて課題となった学校があったことから,教育部から校長・副校長・主幹教諭いずれかが待機するよう要請をしていただきました。こういったことも踏まえて,さらに避難所運営協議会とは協議をしていきたいと考えております。 590: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 591: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今後,運営協議会の方も,この豪雨災害のときに一緒に運営してくれる。こうしたことだと思うんですけれども,この六小の毛布のことでは,体育館の舞台下から引き出すということのようなんですけれども,避難者を受け入れた後では出せなかったということや,校舎の開放を3階までとしていたのに,4階のほうにも上がってしまったなどの話も聞いております。今回,避難所運営協議会は水害時にも活動するということになりますので,避難所運営マニュアルの改訂も含め,今後連携がスムーズに行われるよう,よろしくお願いいたします。  この避難所において,避難者への情報提供についての課題をどのように捉え,改善点をどう考えるのか伺います。  議場の避難所ではコマラジを流していましたけれども,狛江市全体の情報や自分の家の近くの情報がわからないということを,避難されている市民の方から伺いました。多くの市民の方から聞かれました。例えば,情報を紙に書いて張り出すことなどができるのではないかと思います。  また,日本全国の情報も気になる。こうしたことも言われておりました。第六小学校に避難された方は教室のテレビをつけて見ていた。こうしたことも聞いております。せめてテレビなどは全ての避難所に必要ではないでしょうか。 592: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 593: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難された方に対する情報提供は必要と認識してございます。コミュニティFMの開局に合わせましてラジオの配備を実施いたしましたが,テレビ等の配置も含めて検討を進めています。 594: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 595: ◯ 1 番(岡村 しん議員) よろしくお願いいたします。ラジオについては,避難所当たり1台というふうに聞いております。今後,校舎も避難所にしていく。こうしたことを考えれば,やはり教室に1台とか,もう少し多く配備していただきたいと思います。  また,難聴者も避難いたします。音声での情報提供だけでは聞き逃すこともあります。ラジオ・テレビとともに,文字での情報提供ができる対策,これについても要望させていただきます。  避難所の状況については,狛江第二中学校に1,000人を超すような避難者が来たことを初め,多くの避難所で満員の状態になったと思います。私がいた議会のところでも議場や傍聴席の椅子に座り避難をされておりました。横になることも難しく,ましてやプライバシーどころではなかったと思います。しかし,この避難所の状況自体は徐々にでも改善させていく必要があると考えます。市のお考えを伺います。 596: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 597: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所においても個人のプライバシーなど,保護は必要と認識してございます。しかしながら,洪水から生命を守るため緊急避難の段階では,避難者を受け入れることが第一に優先され,個々のプライバシーの完全な確保は困難である側面もございます。各施設の状況を踏まえ,そうした課題が少しでも改善できるよう,施設管理者と調整を進めていきたいと考えております。 598: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 599: ◯ 1 番(岡村 しん議員) では避難所の改善を進める上で,どこを目標にしていくのか,指標というのが大事になってくると思います。世界的には,避難所などの現場で参照される指標となっているスフィア基準というのがあります。このスフィア基準とはどういったものなのか伺います。 600: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 601: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) スフィア基準につきましては,内閣府が作成する避難所運営ガイドラインによりますと,「被災者にとって「正しい」支援とは被災者が安定した状況で,尊厳をもって生存し,回復するために,あるべき人道対応・実現すべき状況とはどのようなものか。この国際的なプロジェクトでは「人道憲章の枠組みに基づき,生命を守るための主要な分野における最低限満たされるべき基準」を「スフィア・ハンドブック」にまとめています。今後の我が国の「避難所の質の向上」を考えるとき,参考にすべき国際基準となります。」と明記されてございます。 602: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 603: ◯ 1 番(岡村 しん議員) これが国際的な参考とすべき基準となってくるわけです。つまり避難所の中でも,命はもちろん,市民の人権を守っていく最低限の基準ということです。最低限の基準というところに,狛江市はもちろん,全国的にもまだ到達していない。これが現状だということだと思います。なので市は,今,人権尊重基本条例をつくろうとしていますけれども,この避難の部分では,まずはこのスフィア基準を目標に行っていくべきだと考えますけれども,狛江市でスフィア基準を満たした避難所にするための課題,これはどこにあるのか伺います。 604: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 605: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所となる施設につきましては,避難所として建築された建物ではないこともあり,スペースを初めさまざまな制限があることもございます。しかしながら,そうした課題がある中でも,避難所の質の向上は必要であり,可能な範囲で対策を進めてまいります。 606: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 607: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 可能な範囲でということですけれども,やはりこの国際的な最低限の基準であるスフィア基準を目標に進めていっていただきたいと要望しておきます。  課題の一つがスペースということなので,やはり避難所をふやしていくことと,避難をしないでも安全な方については家に待機してもらう。こうしたことが必要になると思います。  では今後の避難所増について,台風後,NHKの取材の中で民間との連携,こうしたこともおっしゃっていましたけれども,具体的にはどのように考えているのか伺います。 608: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 609: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害から命を守るために,避難する場所のさらなる確保は必要と認識してございます。公共施設のみならず,多くの場所を確保するために,現在,数社の民間企業と調整を行っています。 610: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 611: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 先日の答弁の中では,車に乗っての避難ということでは民間業者との協定を結ぶということでございました。避難所の確保ということで,私も大事だと思いますので,ぜひともこちら,進めていっていただきたいと要望させていただきます。  また,被災地域の聞き取りで回っていたときに,今回の台風によって,購入して1カ月の車が水没し廃車となったと話してくれた方がいらっしゃいました。幸い保険はおりると伺いましたけれども,全額ではないということと,精神的にはショックを受けた。こうした話でございました。  車は多くの市民にとって家に次ぐ財産となっております。車さえ避難させることができれば,自宅での避難も可能な方が大勢いらっしゃいます。車自体の避難についても,やはり民間事業者,大型店などと協定を結び,車の避難先に指定することを検討していただきたい。このことも要望させていただきたいと思います。  ほかにもこの避難所増ということでは,広域避難が必要になってくると考えます。昨年の第2回定例会で,私が水害時の広域避難について伺ったところ,当時の総務部長は,「水害時における広域避難については,狛江市のみならず,隣接する世田谷区や調布市も同じ状況という共通認識を持っており,震災時とは違い,使用する避難場所,避難所については取り決めはしておりませんが,受け入れ可能な施設について相互に融通し合うよう調整を図っていくものと考えております。」という答弁でございました。今回はどのように行われたのか伺います。  また,「隣接の自治体だけではなく,さらに広域な自治体との協力体制の構築は必要であると感じております。石巻市を初めとした災害応援協定締結自治体との連携も含め,検討していきたいと考えております。」とも答えております。この現状について,現在どのようになっているのか,お伺いいたします。 612: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 613: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 広域避難につきましては,今回の台風第19号においては,市内の施設で考えておりましたので,特に要請等は実施してございません。しかしながら,河川の氾濫等により長期の避難生活が必要となった際には,被災状況に応じて協定自治体を初め他自治体の力をかりる必要性が出てくると考えております。 614: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 615: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 本当に狛江市,市域も狭いですし,そういった中で多摩川のような大きな川,また,野川も走っています。やはりこういったときには,狛江市内だけで解決できるというのはなかなか難しい状況もあると思うんです。ぜひこの広域避難については,今後も取り組みを進めていっていただきたいと思います。  次にペットの避難についてお伺いいたします。  市民から,「ペットを飼っているため避難をためらった」などの声が出されております。全ての避難所で受け入れていくべきと考えますけれども,いかがでしょうか。  また,狛江市ではペットの災害対策ガイドを狂犬病の予防接種などのときに配布していますけれども,野外が指定されている避難所もあり,基本的には地震の想定となっていると思います。地震のときでも雨が降ることがございます。基本的には屋内での想定が必要です。水害想定も各避難所ごとにつくり,災害対策ガイド自体も改訂が必要だと考えますけれども,いかがでしょうか。 616: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 617: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ペットの避難につきましては,今回の対応についてはケージ等を持参することを条件に原則全ての避難所において受け入れを実施したところでございます。しかしながら,災害対策本部との連絡調整の中で統一し切れなかった部分があったほか,平時からの周知が不足していたため,現場において混乱が生じたところでございます。  先ほど答弁で申し上げましたとおり,各施設の具体的な使用方法の検討を進める中で,ペットの避難の考え方の整理を行い,市民の方への周知を進めてまいります。 618: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 619: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。ぜひとも市民への周知,また考え方の整理,これを進めていっていただきたいと思います。  さらに,今度は長期的な避難所となったときだという対応なんですけれども,毎日新聞の記事によれば,長野市の保健所ではペットの一時預かり制度をつくっております。預けたいという被災者と,受け入れるボランティアを仲介する事業でございます。ボランティアの家庭では散歩にも行ってくれるということです。台風19号で被災した長野市では,利用は犬1匹と猫11匹ということでなかなか利用は伸びていないということですけれども,ペットが心配で避難できない。こうしたことがないよう,ぜひともこの狛江市でもこういった制度を保健所などとも協力しながら立ち上げ,ペットがいる家庭であっても避難所に避難できる,遠くまで避難できる,ボランティアに預けてほかの場所に避難できるといった体制,これを検討していっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 620: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 621: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ペットの災害対策につきましては,まずは飼い主の方がしっかりと事前の準備をしていくことが何より大切でございます。狛江市では飼い主の自己管理を前提とした同行避難を原則としてございますが,他機関との連携等につきましても,引き続き調査・研究を進めてまいります。 622: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 623: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ぜひ検討していっていただきたいと思います。  次にこの豪雨災害を質問するときには毎回伺っていますけれども,水害を想定した避難訓練を行う必要がございます。これまでは検討という答弁でしたが,ぜひ今回の件を含めて,来年度には実施していただきたいというふうに思いますけれども,いかがでしょうか。  また,職員・避難所運営協議会合同の避難所運営訓練も必要だと思います。ぜひこちらのほうも行っていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 624: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 625: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 水害を想定した実践的な避難訓練の実施は,洪水から命を守るための行動を身につけるためには必要と考えております。実施に向けてはさまざまな調整を行っており,来年度の総合水防訓練において,洪水を想定した避難訓練を実施したいと考えています。 626: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 627: ◯ 1 番(岡村 しん議員) いよいよ来年度行っていただけるということで,本当にありがとうございます。やはり実践的な訓練の大切さ,これは今回の避難所運営の中でも,本当に身にしみて感じたところでございます。ぜひともこちらのほうを進めていきながら,また,一つ一つ課題のほうを整理していっていただければと思います。  今回の本会議の答弁の中でも,浸水地域にある避難所について,垂直避難の観点から,今後活用するという答弁がございました。今後,特に合流管となっている第三中学校,こうした部分ではトイレが使えるのかどうか,こうした部分が大変心配となっております。トイレを使えないとなってくると大変ですので,ぜひとも各施設の備蓄の量や災害用トイレなど,豪雨のときの備蓄,これについてもやはり整理して検討していっていただければと思います。  続いて情報提供についてお伺いいたします。  昨年の第3回定例会の中で,豪雨災害から市民の命を守っていくためには何が一番必要なのか,市長に伺ったところ,「このような大雨による河川の氾濫から市民の生命と財産を守っていくことは,河川そのものを強化するハード対策と行動計画策定や訓練の実施,リアルタイムな情報伝達などのソフト対策など総合的な準備が必要であると考えております。」との答弁でございました。河川などのハード対策については後でまた伺います。  台風19号のときには,「ホームページがつながらず見られなかった」,こうした声を多数いただいております。これについては,他の議員の質問でもありましたので,対応のほうを進めていっていただきたい。私からも要望をさせていただきます。  安心安全情報メールについてお伺いいたします。  台風19号のときには,安心安全情報メールもかなりの回数,出されておりました。事前の情報としては,風に飛ばされやすいものに対しての注意や,スマホの充電などの停電対策,自主避難所設置のお知らせなどが流されておりました。事前から注意喚起を行う,このことは非常に大切なことでございます。  ハザードマップの確認や防災マップの確認,家族での予定をすり合わせていくこと,避難行動の確認などもお知らせできると,さらによかったのではないかと思います。  今後の活用に当たっての課題,そして今後の対策についてどのように行おうとしているのか,お伺いいたします。 628: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 629: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) こまえ安心安全情報メールは,メールという仕組みの性質から受信した情報を文字で見返すことができるため有効と考えております。  課題といたしましては,市民の方全員が登録をしているわけでございませんので,一層の普及啓発が必要と認識しております。また事前周知等の配信につきましては,取り組んでいきたいと考えております。 630: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 631: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ぜひともこの事前周知,事前の備え,命を守るための備え,これはやはり各個人で一定程度やっていただく必要もありますので,ぜひともそういった情報の発信をしっかりとやっていただければというふうに思います。  次にコマラジが臨時災害FM局となりました。この効果と課題について伺います。 632: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 633: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) コミュニティ放送局であるコマラジ様に御協力いただきまして,情報伝達の支援を行っていただきました。コマラジは市販のFMラジオを使用することで聞くことができることから,難しい操作も不要であるため,手軽な情報収集手段として期待できるほか,コミュニティFMという特性から狛江に特化した情報を配信できることも強みでございます。  課題といたしましては,当時,開局前であったことから,周波数の周知が難しかったということがございました。 634: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 635: ◯ 1 番(岡村 しん議員) いよいよ開局いたしましたので,さまざまな形での周知を強めていただけますよう,よろしくお願いいたします。  特に,この周知のときに,インターネットのホームページなんかで周知しても,コマラジからしか情報を得られない高齢者なんていうのは,なかなか情報を得ることができませんので,いろんな形で,本当にそういった方にも届く形での周知をやっていただきますようによろしくお願いいたします。  次に他の議員からもありましたけれども,このコマラジ,FMが聞こえなかった。こうした市民の方,多数いらっしゃいました。一般的にはアンテナを高くすることなどで解消するのかと思いますけれども,原因をどのように考えているのか伺います。  また,岩手県一関市ではFM難聴エリア解消のために中継局をふやすなどの取り組みをふやしてまいりました。中継局ってつまりアンテナをふやすということなんですけれども。狛江市でも混信などに配慮しながら,この中継局,アンテナをふやすことなど改善をコマラジに提案していく,こうした必要もあるのかなと思いますけれども,いかがでしょうか。 636: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 637: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) コミュニティFM放送という性質上,出力は受信する方のお住まいの状況などにより,受信が難しいケースもございます。放送局側も同様の課題を認識していると聞いているため,経緯を見守りたいと考えております。
    638: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 639: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 課題を認識しているということなんですけれども,これはしっかり災害情報を届けていただく。そうしたために狛江からも補助金を出したという経緯もありましたので,聞こえないということはちょっと問題があるのかなと思いますので,ぜひともこうした対応については,しっかりと相談して進めていっていただければというふうに思います。  次に防災行政無線についてお伺いいたします。  これまで何度も豪雨災害のときには,防災行政無線は聞こえない。議場で何十回と訴え続けてまいりました。結果,今回の台風19号のときには,防災行政無線,聞こえませんでした。メール,SNSやホームページなどインターネットによる情報提供は,ネット環境が整っていないと情報を得ることができません。高齢者でも届く形での情報提供,これが必要です。電波の問題でコマラジを聞くことができない方がいる中では,やはり浸水エリアの障がい者や高齢者,避難所運営協議会の役員や避難確保計画を策定する必要がある施設など,こうしたところには,しっかりと戸別受信機を配布していく。こうした必要があると思いますけれども,いかがでしょうか。 640: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 641: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災行政無線につきましては,音声による情報伝達手段であるため,風雨が激しい中では聞こえにくいということもございます。そうした課題から,こまえ安心安全情報メールなどを活用した情報伝達を周知していきたいと考えております。  戸別受信機につきましては,情報伝達手段として有効とは認識してございますが,機器は高額となることから,避難所等への配備を実施しています。 642: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 643: ◯ 1 番(岡村 しん議員) こまえ安心安全情報メールを活用した情報伝達,周知ということなんですけれども,先ほども言いましたけれども,インターネット環境,メールの環境がないとなかなか使えないということなんですよね。これまで何度も言ってきましたけれども,全国で3分の1近い自治体が無料配布,貸し出し制度,こうしたものをつくっております。また国でも低廉化,安くするための議論,これがされております。  避難行動に時間がかかる高齢者や障がい者,また,避難所へ参集していただく方,こうした方へ確実に情報が届く必要がありますので,ぜひともそちらについても改めて検討をお願いいたします。  次に来年度は防災ガイドを再度つくる予定となっておりました。今回の台風19号を受けて,新たに入れるべき内容などについてはどのように考えているのか伺います。 644: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 645: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災ガイドの改訂につきましては,野川ハザードマップの改訂等が大きな部分ですが,今回の台風第19号を踏まえた内容も盛り込む予定でございます。  具体的な検討はこれからとなりますが,避難所の見直しや避難の考え方といった部分,浸水対策など水害対策に関するページの見直しを実施することを考えております。 646: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 647: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。全体的に水害についての記載が少なかったというふうに思います。今回の教訓を入れ,改めて見直しをよろしくお願いいたします。  また,地域防災計画の改定も必要になってくると思いますけれども,今回の台風を受けどのようにこの改定作業を行っていくのか伺います。 648: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 649: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 台風第19号での対応踏まえた狛江市地域防災計画の修正は必要と認識しております。自主避難所の位置づけなど修正すべき事項を検討し,作業を進めてまいります。 650: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 651: ◯ 1 番(岡村 しん議員) こうした中心となっていく計画,今回の災害を受けてしっかりと見直していく。これが必要になってまいりますので,よろしくお願いいたします。  次に今後の対策について,まず狛江市の対策について伺います。  今回の台風被害で,「何で被害が起こったのか」「補償はどうなっているのか」「避難所の体制がどうなったのか」こうした声が多数出されました。このほかに,「このままこの場所で住み続けられるのか」「今後の対策をどのようにしてくれるのか」,こうした声もたくさん出されたところでございます。  今回の内水被害は雨水幹線から多摩川に出ていくべき雨水が,多摩川の増水により行き場を失い,市内にあふれてきてしまった。こうしたことだと思います。多摩川の水位を下げることが,根本的には必要となってまいりますけれども,狛江市としても,これまでの質問の中にもあるように貯留施設や浸透施設をふやしていく。この必要があると思います。  この量というのが,今回の台風で言えば,六郷排水樋管では13万3,000立方メートル,25メートルプール約380杯分,猪方排水樋管では4万8,600立方メートル,25メートルプール140杯相当の貯水施設,これがあれば,今回と同じ状況であれば,市内には水があふれずに済んだということでございます。大変な量なので,国や東京都でどこまで整備をするのか。ポンプの設置や貯水施設をどこまで整備できるのかということも含め,計画的に対策を進めていく必要があると思います。  気象学者の方からも話を聞いてまいりましたけれども,地球温暖化の影響で,今後も今回を越える台風や何日も続く線状降水帯などはどこにでも来る可能性がある。こうした話を伺ってまいりました。根本的には温暖化をとめないということでございました。だとすれば,どのくらいの雨を処理できるようにしておくのか。計画雨量と目標を明らかにして施設をふやしていく。こうした想定をしっかりとしておく必要がございます。  現在,計画としてどこを目標にふやしていく整備目標といったものがあるのかどうか,お伺いいたします。 652: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 653: ◯ 環境部長(清水 明君) 貯留施設や浸透施設といった雨水流出抑制施設は,狛江市下水道総合計画で目標を定めてございます。この中では,市民による助成金の利用や市の公共事業により市南東部を優先的に整備する計画としてございます。 654: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 655: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 私もこの狛江市下水道総合計画を見させていただいております。確かに狛江市下水道総合計画では,そのようになっているんですけれども,具体的な日程やいつまで,どれくらい整備していくのか,こうした具体的な計画とはなっておりません。  平成29年7月に国土交通省水管理・国土保全局下水道部から,雨水管理総合計画策定ガイドラインが出されております。この中の「目的」に解説が書かれており,「地方公共団体においては,本ガイドライン(案)を参考に,下水道による浸水対策を実施すべき区域や目標とする整備水準(整備目標やハード対策の整備率等),当面・中期・長期の施設整備の方針等の基本的な事項を定める「雨水管理総合計画」を策定することが望ましい。」と書かれております。  この雨水管理総合計画について,どのようなものか伺います。また,狛江市においては策定されているのかどうか,お伺いいたします。 656: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 657: ◯ 環境部長(清水 明君) 雨水管理総合計画は,議員のおっしゃるとおり,下水道による浸水対策を実施すべき区域や対策目標等を定めるものとされてございます。  狛江市におきましては,狛江市下水道総合計画に,目標と短期・中期・長期の段階的整備計画についての記述がございます。 658: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 659: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この雨水管理計画については,雨水管理方針ということをつくるものとなっております。この方針では1,計画期間,2,策定主体,3,下水道計画区域,4,計画降雨(整備目標),5,段階的対策方針を定めることとなっております。この当面の対策というのは,補正予算や来年度予算を通じて早急に行っていく必要がありますが,しっかりとした目標を立てて計画的に整備を行っていくことが必要だと思います。  では,この雨水管理総合計画をつくることのメリットについて,市の認識をお伺いいたします。 660: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 661: ◯ 環境部長(清水 明君) 議員にお示しいただきましたガイドラインの雨水管理総合計画の目的にありますように,当面・中期・長期にわたる下水道による浸水対策を実施すべき区域や目標とする整備水準,施設整備の方針等の基本的な事項を定めることで,下水道による浸水対策を計画的に進めることができることが,一般的なメリットであると考えております。 662: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 663: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今,御答弁いただいたように,下水道による浸水対策を計画的に進めることができるというのが,この雨水管理総合計画でございます。  このガイドラインの6ページには,「地方公共団体においては,今後の全体計画見直し時期等にあわせて検討することが望ましい。」と書かれております。  狛江市においては,新たな基本構想・基本計画を検討している最中であり,都市計画マスタープランについても検討中ということで,まさに全体的な計画を見直している時期だと思います。  また,先ほど狛江市下水道総合計画の中で,短期・中期・長期の段階的整備計画を記述されているという答弁もございました。  狛江市下水道総合計画は,平成26年3月に改定されていますけれども,短期計画は,その平成26年で既に終わり,中期計画は今年度終了予定。来年度からは,長期計画の期間に入るということになります。既に中期まで終わる。こうした状況でございます。  さらに,平成27年5月には下水道法が改正され,27年11月には下水道法に基づく事業計画の運用についてにより,事業計画を明らかにするための必要な書類においては,浸水対策を含む主要な施策ごと施設の設置に関する方針を記載することとなりました。  さらに,昨年6月に国土交通省が雨水の利用の推進に関するガイドライン(案)も策定し,今回の台風も含め,社会状況,法律の状況,計画・方針の状況,これが大きく,大きく変わる中で,新たな整備計画の策定が必要になっていると思います。  雨水管理総合計画の策定には,社会資本整備総合交付金の効率的雨水管理支援事業も使えることとなっております。これを活用しながら,雨水管理総合計画を狛江市でも策定していく必要があると考えますけれども,いかがでしょうか。 664: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 665: ◯ 環境部長(清水 明君) 現在,原因究明を行っておりまして,その成果を取りまとめた上で,雨水管理総合計画を作成する重要性を研究していきたいと考えております。 666: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 667: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 現在,原因究明,対策についても,これを一緒に考えていくということなので,その結果が出てからということなんですけれども,どちらにしても,新しい計画,これが必要となってきております。国も雨水管理総合計画をつくることが望ましいと言っており,今後の計画的な整備に必要だと思いますので,ぜひとも前向きに検討していただきますようお願いいたします。  次に今後の対策として内水ハザードマップの作成も必要です。雨水総合管理計画の中にも,この内水ハザードマップが位置づけられておりますけれども,今回の災害で堤防が決壊していないのに何で浸水するのか。こうした声が多数出されております。原因については,何度も答弁いただいておりますので伺いませんけれども,内水氾濫であっても当然市民の命・財産を守るためには情報提供が必要です。狛江市でも内水ハザードマップの作成を早急に行うよう,私からも要望をさせていただきたいと思います。  次に現在の内水被害軽減の対策について伺います。現在,狛江市ではどのような内水被害軽減対策を行っているのか伺います。 668: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 669: ◯ 環境部長(清水 明君) 下水道管の内面更正を行うことで,流下能力を向上させることや,浸水地区に下水が入らないようにする分水切りかえ等,浸水対策事業を行ってまいりましたが,現在行っているものは,雨水管未整備地区の整備と雨水浸透施設の整備,雨水貯留槽や雨水浸透ますの設置補助,まちづくり条例等による雨水流出抑制施設の設置指導でございます。 670: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 671: ◯ 1 番(岡村 しん議員) わかりました。内水被害軽減の対策ということは,大ざっぱに言いますと,雨水をためるのか,浸透させるのか,ほかへ持っていくのか,建物に入れないのか,こうした対策を行っていくということだと思います。  まずためる対策として,雨水貯留槽や雨水浸透ます,貯留タンクがあると思います。調整池については田中議員からも提案があったので省きますけれども,これについては必要になってまいります。新たな開発によって,貯留施設や浸透施設ができるだけだと,雨水がふえないということだけなので,雨水総合管理計画の中でしっかりと位置づけ,さまざまな機会を通じてふやしていっていただければと思います。  雨水浸透ますについては,新築物件については基本的に設置されていると思います。しかし,以前の私の質問に,既存物件では年間1件あるかないか,このような答弁がされております。敷地内にガス管や水道管があり,後づけが難しい。こうした理由でございました。しかし,既存物件においても,貯留タンクであれば設置が可能だと思います。雨水貯留タンクのこの間の実績についてお伺いいたします。 672: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 673: ◯ 環境部長(清水 明君) 雨水貯留槽の助成実績は,直近3カ年で平成28年度が2件,平成29年度が1件,平成30年度が4件となってございます。 674: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 675: ◯ 1 番(岡村 しん議員) やはりこれ,件数がちょっと少ないかなというふうに思うんです。現在,この助成制度の中身を見ますと,1件当たり1つという制限もございます。まずは,今回,浸水地域となった水道道路より南の地域など,内水被害があった地域については,2つ以上でも認めること,こうした検討も必要ではないかと思いますけれども,いかがでしょうか。 676: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 677: ◯ 環境部長(清水 明君) 助成を行っております貯留槽は大雨が降っている際に,容量が必ず確保されているものではなく,雨水の有効利用や環境意識の醸成に重きを置いたものとなってございます。  市民と共同でできる浸水対策としましては有効であると考えておりますが,敷地内に2つ以上設置することは非常に困難であることや,大きい槽を1つ設置した場合に対する不公平感等が想定されるため,調査・研究を進め,慎重に検討してまいりたいと考えております。  なお,貯留槽の設置の目的や助成金制度につきましては,こまeco通信,こまエコまつり,広報等で引き続き周知を図ってまいりたいと考えております。 678: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 679: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今回これだけ浸水被害が起こっているわけですから,水をためてくれるというものに対して,不公平感というのが出るのかなというのが率直な感想なんですけれども,こうしたさまざまな対策の積み上げ,ぜひとも検討していっていただきたい。そして先ほど広報など,引き続き周知を図っていくという話でございました。ぜひとも進めていっていただきたいと思います。  狛江市下水道総合計画によれば,水資源としての循環と利用の中期計画,先ほど言っていた中期計画ですね。この中期計画として,市内学校への設置働きかけ,設置する学校及び設置数は今後協議と書かれております。この協議の状況,または設置したところはどこなのか,お伺いいたします。  またその後の長期計画としては,必要に応じて適宜検討とされていますけれども,この検討状況についても伺います。 680: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 681: ◯ 環境部長(清水 明君) 現在のところ和泉小学校,狛江第一小学校,緑野小学校,狛江第五小学校に雨水利用設備が設置されております。今後とも増築や建てかえに合わせて協議を行っていきたいと考えております。 682: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 683: ◯ 1 番(岡村 しん議員) つまりこの4校以外は雨水利用設備がつけられていない。今回,浸水した地域では貯留施設や浸透施設,これもつくられていないということだと思います。  今回の台風でこれだけの災害被害がございました。このまま住み続けられるのかと市民の皆さんは不安を抱えております。増築や建てかえ時に検討ということだと時間がかかり過ぎるのではないでしょうか。まずは,浸水地域の公共施設のところで,雨水の貯留施設や浸透施設をつくっていく。こうした必要があると思いますけれども,御見解を伺います。 684: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 685: ◯ 環境部長(清水 明君) 学校施設を利用することについては,児童等への長期間の影響を与えることなどが考えられますが,まずは現在委託しております浸水の原因究明委託の中で原因を究明し,実現可能な今後の対策について検討する必要があると考えております。 686: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 687: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 確かに児童への影響,これについても本当に大事な話だと思います。しかしながら,浸水すると,それこそ児童への影響,これがさらに大きいものになってしまいます。ぜひとも学校へ調整しながら,こうした雨水浸透施設または貯留施設,こうしたものの設置,検討を進めていっていただけたらと思います。  また,今後新たにつくる市内の公園などについては,貯留施設・浸透施設をつくっていく必要,これもあると思います。特に被害があった場所への雨水貯留施設や浸透施設をふやしていくことの検討をしていっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 688: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 689: ◯ 環境部長(清水 明君) 公園を工事する際は,雨水流出抑制施設設置要綱に基づき,雨水貯留施設や雨水浸透施設等の流出抑制施設を設置するようお願いをしているところでございますが,原因究明委託の中で,今後の対策として検討する必要があると考えております。 690: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 691: ◯ 1 番(岡村 しん議員) ぜひとも検討をお願いいたします。雨水流出の抑制施設ということだと,新たな雨水を引き受けるという形になりませんので,ぜひとも新たな雨水,今まで降った道路上にある雨水,これを引き受ける。下水管に流れている,雨水管に流れている雨水を引き受ける。こうしたものも含めて検討していっていただけたらと思います。  次に水門についてお伺いいたします。  台風19号では,水門の開閉時間が正しかったのかどうかということが注目されました。私たち日本共産党狛江市議団は,国土交通省の方からヒアリング,要望活動してまいりました。そうしたところ,やはり見解としては水が流れているときにはあけて,流れなくなったら閉める。こうしたことでございました。  今回の市の判断と同じ話だったわけですけれども,市民の皆さんの中には,閉めていれば逆流を防げ被害が少なかったのではないか。こうした声も多数出ています。どちらの話もよくわかるところでございます。  この水門の問題についての論点は,内水被害を減らすために,ぎりぎりまであけておくためにはどうするのがいいのか。また逆流被害を防ぐためにはどうすればいいのか,この2点だと思います。市の認識を伺います。 692: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 693: ◯ 環境部長(清水 明君) 各樋管に水位計や監視カメラを設置することにより,樋管の操作に役立てること,遠隔操作により職員が退避した際にも樋管の操作が行えるようにすることが必要であり,そのための設計委託を補正予算に上げ対応していきたいと考えております。 694: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 695: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この2点を改善していくために,こうした補正予算が出てきたのだと思います。また,今回の水門をいつ閉めるかについてマニュアルをつくるべきとの提案も出されております。マニュアルを見直していくべきという提案も出されております。これについても対応を進めていっていただきたいと思います。  今後,遠隔操作が検討されていますけれども,水位を決めて閉めるということになれば,市内に大雨が降っていた場合,浸水深が上がってしまい,今回被害がなかったところでも被害が出てしまう,こうしたおそれもございます。  雨水が多摩川に流れているときには流し,逆流のおそれがあるときには閉まる。水門自体が自動的に開閉するものはないかと思っていたら,フラップゲートというものを見つけました。このフラップゲートについてどのようなものか。またメリットについてもお伺いいたします。 696: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 697: ◯ 環境部長(清水 明君) フラップゲートは一方向にしか流れない仕組みのゲートで,多摩川の水位が上昇し逆流を生じるような状態になったときは,水圧によってゲートが閉まり逆流を防ぐことができるゲートでございます。メリットとしては,操作の必要なく機能を発揮することだと認識してございます。
    698: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 699: ◯ 1 番(岡村 しん議員) つまり心臓の弁みたいなもので,片側からは流せるけれども逆流はさせないように,自動的に開閉する。こうしたものでございます。これが活用できるなら,雨水を確実に排出し逆流も防ぎ,またその場にいなければならなかった職員の安全が守れるのではないかというふうに思います。  狛江の樋管にもつけることができるかどうかは,専門家の視点や予算の関係もあると思います。六郷排水樋管については,補正予算で遠隔操作の実施設計が出されております。六郷排水樋管については,現在でも電動であけ閉めしていることから,実施設計になったものと考えます。しかしながら,猪方排水樋管についてはあけ閉めは手動のみです。遠隔操作についてはできるのかできないのか。できない可能性というのもまだございます。水門の問題については今年度中に検証作業を行うこととしています。この検証の中に猪方排水樋管の水門をフラップゲートにできないのか。こうした視点も含めて検証をお願いしたいと思いますけれども,いかがでしょうか。  また,下水道自体の逆流防止装置となるフラップ弁についても導入可能性について検証していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 700: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 701: ◯ 環境部長(清水 明君) フラップゲートを設置する条件としまして,適切な開閉機能が確保できるような既存はけ口の形状であることがあります。またフラップゲートのデメリットとして,異物が挟まった際に除去することが難しい。ゲートをさせるのに,ある程度の水位差が必要となることがございます。メリットとデメリットを勘案しまして,原因究明委託の中で,対策の一つとして検討したいと考えております。 702: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 703: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 既につけているところもありますので,ぜひともこうした新しい技術含めて,さまざまな角度からの検討をお願いしたいと思います。  次に被害軽減の取り組みとしては,建物の中に水を入れないことも重要でございます。土のうについては,他の議員からも質問があったので省略いたしますけれども,高齢者等の対策については,土のうステーションの設置も含め検討を要望しておきます。  また板橋区では,止水板を設置する際の助成制度がございます。根本的な対策を行っていくためには時間もかかり,高齢者などにおいては,土のうを取りにいって玄関に積むという作業は非常に難しいと考えます。止水板も重いものではありますけれども,常に自宅に置いておけば近所の方と力を合わせながら設置していく。こうした対応も可能になってくるものと考えます。板橋区のように止水板の設置に対する助成制度,これを狛江市でも検討していくことはできないのか伺います。 704: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 705: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 止水板につきましては,住宅の浸水防止には有効であると認識してございますが,設置に対する助成制度の創設につきましては,現時点では考えてございません。 706: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 707: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 現時点では考えていないということなんですけれども,先ほど来というか,今議会の中で多くの方から被害の状況,こうしたことが生々しく語られております。やはり家の中に水を入れない。こうしたことだけでも大きな被害軽減につながってくると思います。ぜひとも他市の先進的な事例,他の自治体の先進的な事例,どうぞいろいろ学んでいただき,狛江市でできるものについては取り入れていっていただきたい。このことを要望させていただきます。  次に国や都と他の自治体との連携についてお伺いいたします。  今回は,野川においては大きな被害がございませんでした。北多摩南部建設事務所で担当者の方にお話を伺ったところ,この要因として考えられるのは多摩川に比べ流域が狭く,平地での時間雨量としては50ミリを大幅に下回るものだったことや,調節池が有効に機能したのではないかということでございました。  先ほど野川のハザードマップについて,見直しを検討していくということを答弁されていましたけれども,この野川のハザードマップについて,現在どのようになっているのか,まずお伺いいたします。 708: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 709: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 野川のハザードマップにつきましては,河川管理者である東京都が作成する野川,仙川,谷沢川及び丸子川洪水浸水想定区域図をもとに作成した狛江市洪水ハザードマップ(集中豪雨版)が防災ガイドに掲載してございます。  なお今年度東京都らと,浸水予測区域図の改訂を実施し,想定し得る最大規模の降雨を想定したもので更新を実施しておりますので,この改訂を踏まえハザードマップの更新を予定しています。 710: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 711: ◯ 1 番(岡村 しん議員) この野川のハザードマップについては,集中豪雨版に載っているということでございます。それをまた来年改訂していくということでございます。しかしながら,これが非常にわかりづらいと思っております。多摩川については,氾濫版があるので,それを見る。これは非常にわかりやすいのですけれども,野川については氾濫版がないので,集中豪雨版を見ていく。こうしたことになります。  また,新たに内水ハザードマップができれば,豪雨となったとき,大雨となったときに,市民は何を見て判断すればいいのか,わからなくなってしまうのではないでしょうか。ハザードマップの表現の変更,また当日,「何々のハザードマップを見てください」などの情報提供を行うなど,さまざまな形での整理が必要となってくると思いますので,ぜひともこうした整理を要望しておきますので,よろしくお願いいたします。  この野川については,時間雨量65ミリが対応が求められている河川で,そのうち河道,つまり川そのものですね。川の道です。これで50ミリに対応するという目標となっております。  今年度から狛江市内でも掘削工事が行われることとなっておりましたけれども,先日,北多摩南部建設事務所で伺ったところ,契約不調でこの掘削工事が行われていないということでございました。狛江市として,東京都に対し着実に工事が進められるよう要望していく必要があると考えますけれども,いかがでしょうか。 712: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 713: ◯ 環境部長(清水 明君) 御指摘のとおり,野川河床掘削工事はことしの11月から狛江市域の工事が行われる予定でございましたが,東京都の契約が不調となり,予定されていた工事が行われていない状況でございます。  この状況を踏まえまして,市としましては,機会があるたびに,東京都に対して早期に工事が進められるよう要望を行っています。 714: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 715: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 今回の台風のような大雨,またいつ来るかわかりません。ぜひともこの工事についても,既に行われているということでございましたけれども,改めて要望していっていただければと思います。  次に小河内ダムとの関係を伺います。  先日,他の議員からもありましたけれども,多摩川の水位が避難所からの帰宅後に上がってしまい,被災する可能性があるのではないかという危惧,私もしております。避難所から帰っていい基準,これがどうなっているのか。また,多摩川との増水の関係ではどうなっているのか。  東京都水道局のホームページ,これによれば,小河内ダムでは,台風19号に伴う降雨により貯水量の増加を踏まえ,10月11日14時より余水吐からの放流を行っています。「余水吐」と書いて「よすいはき」です。  10月12日土曜日,最大の余水吐放流量について,当初,毎秒579立方メートル程度と見込んでおりましたが,最新の降雨状況を踏まえると,10月12日土曜日18時以降,毎秒729立方メートル程度となる見込みです。この結果,合計放流量は発電放流と合わせて毎秒750立方メートルとなります。これに伴い,多摩川の河川水位が上昇するおそれがあるので多摩川に近づかないようにしてください。  なお,10月12日土曜日16時時点での余水吐放流量は毎秒510立方メートルですと書かれております。つまり事前放流を前日14時から行ったが,12日当日の18時,午後6時からは緊急放流を行い,水位が上がるので多摩川に近づかないでください,気をつけてくださいということでございます。  ではこの小河内ダムの水,放流された水,これは何時間で狛江付近に到達するのかお伺いいたします。 716: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 717: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所からの退所等につきましては,原則避難勧告等で発令が継続している間は,対象地域にお住まいの方は安全な場所へ退避している必要があると認識してございます。なお避難勧告等の発令や解除については,河川の水位や洪水予報等により判断をいたします。なお,小河内ダムの水が狛江付近に到達する時間の算出については困難でございます。 718: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 719: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 困難ということでございます。ただ,この情報というのは,やはり何時間後にどれくらい水位が上がってくるかという避難にかかわる大事な情報になります。国や東京都と連携して,正確なところをぜひ調べていただきたい。このことを要望いたします。  以前の答弁を見ると,三,四時間とか8時間とか,こうした答弁もございます。一定の時間がかかるということでございます。  今回,午後6時から緊急放流を行ったわけですから,例えば8時間だとしたら,8時間後の13日午前2時に水位が上がる可能性もある。こうしたことも考慮に入れる必要があると思います。  狛江市13日付零時57分のツイッターを見ると,避難勧告の解除された地域として,元和泉二・三丁目,東和泉三・四丁目,岩戸南四丁目でした。そして引き続き避難勧告が出ているところとして,西和泉地区,駒井町地区,猪方二から四丁目となっております。その後,6時15分に全ての避難勧告を解除しましたというツイッターが流れておりました。  川に近い町目に関しては,増水のおそれがあって,避難勧告が解除されなかったのかと思います。こうした情報についても,やはり各避難所間での共有が大事になってくると思いますので,しっかりと共有されるよう,よろしくお願いいたします。  この小河内ダムについては,私も台風後2週間ぐらいたってから改めて見に行ってまいりました。先ほど事前放流は,余水吐からとホームページの情報を紹介いたしましたけれども,実際に見てみると,余水吐というのはかなり上のほう,高いところについております。  東京都水道局浄水部浄水課に電話して問い合わせてみたところ,85%のところに,余水吐がついているということでございました。だとすると,小河内ダムの余水吐から事前放流をしたとしても,全て流れ切っても85%程度は水が残るということでございます。100%までためたとしても,15%程度しか新たな雨水の貯留ができない。こうしたことでございます。  今回の台風では多摩川の水位を下げるというのが,根本的な対策となる,何度も答弁がございました。これをやる上では,上流に調節池をつくること,これも必要でございます。  野川ではあと7つの調節池をつくる計画がありますので,多摩川についても,上流への調節池をつくっていく必要があると思います。  またしゅんせつ工事などを行い,川自体の流下能力を上げること,流域全体で多摩川の急激な雨水の流入量を減らすこと,そして台風時のダムの操作の運用を変え,貯水量を上げる対策,これが必要になってくると思います。  このダム操作の運用を変えることは,やろうと思えばすぐにでもできるものだと思います。多摩川水系河川整備計画の3ページには,「昭和22年9月洪水及び昭和49年9月台風16号洪水は計画高水流量に匹敵する洪水(戦後最大規模)であったことから,昭和50年4月には,工事実施基本計画の改訂が行われた。なお,昭和49年洪水では,狛江地区で堤防決壊が発生し家屋等19棟が流される被害が生じ,大きな社会的関心を集めた。その計画の主な内容は,石原基準地点の基本高水を1秒当たり8,700立方メートルとし,このうち上流ダム群により1秒当たり2,200立方メートルを調節し,河道への配分を1秒当たり6,500立方メートルとする」と書かれております。  つまり昭和49年の狛江の堤防決壊を機に,雨水の4分の1をダムで,4分の3を川自体で処理していく,こうした計画となっております。  しかし,今回は,12日の午後6時の時点で,小河内ダムは緊急放流をしています。つまり100%が河道に流れる,川に流れ込むということになりました。  小河内ダムの事前放流は,前日午後2時から行われましたが,もう少し早い時間から余水吐ではなく,ほかの部分からも放流を行い小河内ダムの水位を下げておけば,もう少し多摩川の水位を下げることができたのではないかというふうに思いますけれども,市の見解をお伺いいたします。 720: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 721: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 小河内ダムからの放流量は多摩川の水位に影響があることは認識しております。しかしながら,小河内ダムは東京都が管理しており,放流等につきましては,都のルールに沿って対応しているものと考えております。  11月26日,政府では,台風第19号による豪雨災害を教訓に,洪水の危険が予想されたときに事前に水を放流し水位を下げておく事前放流を行えるかなど,ダムの運用を検証し,洪水調整機能を強化するため,関係省庁の局長級による会議の初会合が開かれたと聞いてございます。国としても対応が始まったばかりでございます。小河内ダムの運用についても,この取り組みの中で検討されるものと注視をしていきたいと考えています。 722: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 723: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 確かに国としての検討,これ,11月の終わりに始まったんです。この小河内ダムの運用は答弁にもあったとおり,多摩川の水位に関係するというよりも,直結する。4分の1を本当は引き受けてもらうものですから,直結するんです。今回の対応はルールどおり,ルールにのっとり行われたこと,これについては私も電話で確認をしております。  しかしながら,狛江市を含め流域全体で大きな被害が出ております。気象予測の精度はこの間かなり上がってきております。事前放流をしても,今後の利水に影響が出ないのであれば,ルールを変えていく必要があると思います。国もその方向で動き出しました。  今回の台風については,多摩川の水位を下げることが根本的な対策で,これについては自助でも共助でもできません。公助としてやらなければならないことだと考えております。  ぜひとも流域の自治体と連携してしっかり進めていっていただきたい。しっかりと要望していっていただきたい。これについては最後,市長にお伺いいたします。 724: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 725: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 多摩川治水対策等につきましては,多摩川流域の自治体,そして,国,東京都と連携して,今後の減災に向けて,しっかりと取り組んでまいりたいと思います。 726: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 727: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 先ほど来,何人もの方がおっしゃっておりました。来年も同じような台風が来るのではないのか。こうした心配を市民の皆さんしております。  いろんなハード対策,ソフト対策,今回の議会で数多くの議員が提案してまいりました。しかし,これを進めていくためにも,やはり時間がかかります。このダムの運用に関しては,ルールを変えさえすれば,あしたからでもできるんです。来年度同じ台風が来たとしても,今回85%だったところが,例えば50%,60%だとすると,受け入れの流量がふえる。そうすると多摩川の水位は確実に下がるんです。  ぜひともこの辺のところをしっかりと認識していただき,そしてこのルールに,もともとの4分の1引き受けるというルールにつきましても,昭和49年の狛江の災害によってつくられたルールです。それをしっかりと守っていっていただく。これは狛江の市長にしかできない。狛江の市長がどこよりも発言権が大きいものだと思います。ぜひとも今後進められる流域の会議体,また,東京都の市長会,こうしたところも含めて,要望をしっかりとしていっていただきたい。再度御答弁をお願いしたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 728: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 729: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 今回の19号台風におきまして,この多摩川流域,特に中流部から下流部の市長,区長にあっては,私もそうなんですけれども,この小河内ダムの状況をすごく気にしておりました。これは,京浜河川事務所などと連絡のときに,小河内の状況,また,上流部の状況を随時確認しておりました。  そういったことから,事前放流は確かにありました。その部分は大分軽減をされていて,という話もありまして,途中で,小河内の関係を確認して,これ以上に小河内は放流しないということもいただきましたけれども,これから小河内の操作にも,いろいろな条件をこちらからもお話をしなければいけないと思います。こういった事態もありました。また,49年の災害がありましたので,こういった部分もしっかりといろいろな面からお話をさせていただき,要望して,対策を講じていただきたいというふうに,私からもお話をしていきたいと思います。 730: ◯ 議 長(石井 功議員) 1番岡村議員。 731: ◯ 1 番(岡村 しん議員) 本当にこの多摩川の水位が下がりさえすれば,いろんな対策,これが軽減されていく。こうしたことにもつながってきますし,被害の軽減につながっていく,こうしたことにもなります。  ぜひとも今御答弁にあったように,しっかりと要望していっていただきたい。このことを最後に申し上げて私の質問を終わります。 732: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時27分 休憩     午後 4時44分 開議 733: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。2番宮坂良子議員。     〔2番 宮坂良子議員登壇〕 734: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) お疲れのところでございますけれども,最後質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  台風19号から~要配慮者への対策について,質問をいたします。  台風19号の大被害から10日後に,浸水した被災者のお宅を訪問すると,「多摩川が氾濫しなかったのになぜ床上浸水したのか」「二度とこのような被害は起こしてほしくない」「たんす,冷蔵庫,エアコン5台,電動自転車などがだめになり,全て買いかえなくてはならなくなった。地盤が低い地域なので,またこのようなことが起きるのではないかと心配。排水のことをしっかり対処してほしい」など,後片づけに追われながらも,言わずにはいられないと,皆さん手をとめて切実な声・要望が寄せられました。一日も早い被災者の生活再建への支援,内水氾濫の原因究明と二度と起こさせない対策の実現などに力を尽くしていただくことを,まず要望いたします。  情報伝達について伺いたいと思いましたけれども,多くの議員から質疑がありました。私のほうからは,市民の方から寄せられた点について伺いたいと思います。この間,質疑の中で市が情報発信した手段としては,防災行政無線のほか,こまえ安心安全情報メール,緊急速報メール,ホームページ,ツイッター,フェイスブック,コマラジ等で行ったということでありました。さまざまな手段があったということでありますけれども,しかし,私のところに電話があった方は,つえをつくひとり暮らしの高齢者の方でした。「当時行政無線だけが頼りだったのに,全く聞こえなかった。どうすることもできず怖かった」と,こう言われました。まさに情報は避難,行動の命綱です。  今後の課題と対応についてどのように考えているのか。また具体的な対策について伺いたいと思います。 735: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 736: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 情報発信につきましては,複数のツールで適切なタイミングで発信することが課題と認識してございます。  また緊急速報メールやSNSなどは即時に情報伝達できるメリットがございますが,スマートフォンをお持ちでない方に対する情報伝達は課題と認識しており,ラジオの普及,コマラジ85.7メガヘルツの周知に,まず努めてまいりたいと考えております。  ホームページにつきましては,アクセスが集中しサーバーに負荷がかかり見づらい状態になりました。今後の対策としましては,サーバーへの負荷を回避する仕組みを検討し,災害時の情報発信の強化に取り組んでまいりたいと考えています。 737: ◯ 議 長(石井 功議員) 時間の延長をお認め願います。2番宮坂議員。 738: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) スマートフォンを持っていない方への情報発信というのは課題ということでございましたけれども,ぜひさまざまな工夫,そして私たちも何ができるのかということを,今回の質問の中でも提案していきたいと思います。  まず避難所の問題から質問いたします。  私は上和泉地域センターと緑野小学校の避難所へ行きました。職員の方が,一生懸命対応されておりました。緑野小学校では情報が全く入ってこなくて,台風状況,特に市内状況がわからないまま,対応に追われていらっしゃいました。避難された方々からは,「多摩川はどうなっているか情報を知りたい」「私の家はどうなっているかしら,不安だわ」「テレビがあるといいのに」と,このようにして聞きに来られました。職員の方は答えることができませんでした。  この2カ所ともテレビもなく,上和泉地域センターのほうには事務室にありましたので,職員の方は見ることができましたけれども,避難された方は見ることができなかったので,そこでラジオがあったので,それを入り口に置いて流すことができました。  緑野小学校はまさに体育館が本当に歩く場もないほどのいっぱいの人でした。教室も順次いっぱいになりました。こうした中で避難所に情報が届くにはどうしたらいいのか。こういうことの仕組みづくり,今後ぜひ考えていかなければならないなと思いました。  そして避難所に届いただけではなく,避難所に届いたことがどう避難された方々に伝わるのか。こうした体制も進めていくべきだと考えておりますけれども,この点ではいかがでしょうか。 739: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 740: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回の対応では,事前に予定しておりました避難所に配備している無線機を使用せず,職員の携帯電話で情報伝達をしていたため,本部から各避難所へ細かな情報伝達が行えなかったことは課題と認識してございます。  また避難所での効果的な情報収集手段といたしまして,テレビ等は有効と考えております。どのようなツールがよいかも含めまして,教育部等と連携して順次配備していきたいと考えています。 741: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 742: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) よろしくお願いいたします。
     足立区の中川地区というところでは,2015年中川が氾濫水位まで上昇したことから,危機感を強めた住民を中心に,水害対策委員会が結成され,中川氾濫に備えた避難場所の選定,移動手段や避難勧告・連絡方法に関する課題を検討・解決するツールとしてコミュニティ・タイムラインを策定いたしました。このタイムラインは,風水害の予報や河川水位情報等をもとに避難のタイミングやとるべき防災行政について,地区コミュニティで話し合い,いつ,誰が,何をするかを定めた行動計画です。  こうした中で台風19号が来たわけですけれども,このとき住民の皆さんには,何日も前から情報を届け,高齢者などが早く避難できたと新聞に紹介されておりました。  記事には,台風の上陸2日前の10日に運営会議メンバーが集まって対策会議が開かれ,経験したことのない暴風や大雨,高潮,荒川・中川の氾濫が同時多発的に起きる可能性があると,最大限の警戒を呼びかけたそうです。  町会は注意喚起を呼びかける文書を各戸に配布,避難所となる小学校でも児童に注意を呼びかける手紙を配った。前日の11日に小学校では1階にある重要書類などを2階に移動。3階の教室は,町会ごとに部屋割りをした。12日3時に,区内全域に避難勧告が発令されると,避難者でいっぱいになった。体が不自由で支援が必要な高齢者などは,カーペットのある部屋に案内。後に,町会長は「タイムラインが役に立った」。校長は「早い段階の対策会議で危機感を共有できた」と,先進的な取り組みとしても,今,国も都も注目しているという,こうした記事でありました。  狛江市でも,台風の場合は早くから情報が入っているので,住民に対してもっと早い段階で,青パトでのお知らせや児童・生徒への注意喚起の手紙など情報伝達を機敏に行うことや,運営協議会での話し合い,さらに要配慮者に対しての早い段階での避難誘導などを検討する必要があるのではないかと考えますが,いかがでしょうか。 743: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 744: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 台風接近に伴う注意喚起につきましては,10日にこまえ安心安全情報メール,ツイッター,フェイスブックで呼びかけたところでございます。直前に避難所運営協議会と情報共有することは,速やかな避難所開設につながるものと考えております。マニュアル等の作成に合わせて検討していきたいと考えております。 745: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 746: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市内の小・中学校では12日土曜日に子どもまつりや「学校公開」などを予定している学校もございましたが,台風第19号が接近していることを踏まえ,まずは子供の安全を第一に考え,あらかじめ中止とし,このことを学校から保護者へ周知をいたしました。  また,各学校に対しては,年度当初に教育委員会より台風接近等による児童・生徒の安全確保及び施設の点検についての通知を出し,特別警報や警報が出された場合については自宅待機とするなど,具体的な指示をあらかじめ出しています。 747: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 748: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) では次に避難所について伺います。  避難所の体制や連携・運営,開設の体育館や校舎の場所の問題です。台風19号に当たって,事前の体制と避難所開設・運営体制はどのように行われたのでしょうか。 749: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 750: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 台風第19号の接近に伴い,10月8日の庁議において台風接近に伴う参集体制や週末のイベント等の確認を行い,10月11日に2回の臨時庁議を災害即応対策本部と位置づけ,開催をしました。  12日に災害対策本部を設置すること,自主避難所を開設することなどを決定したところでございます。職員体制といたしましては,12日早朝から必要な人員を各部へ待機させることとしてございます。  避難所開設・運営体制といたしましては,避難者の状況を踏まえて,段階的に開設する避難所を決定し,開設に必要な人員・交代要員等を配置したところでございます。 751: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 752: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは職員の方と避難所運営協議会の方たちとの体制と役割分担などは,どのように行われたのでしょうか。 753: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 754: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 御参集いただきました避難所運営協議会の方から助言や支援をいただきながら,職員が避難所運営を行っていたところでございます。 755: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 756: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 避難所開設・運営体制は,避難者の状況を踏まえて,段階的に開設する避難所を決定したという御答弁でございましたけれども,他の議員からも要望されておりましたけれども,やはり避難所は一斉に開設していただきたいと要望いたします。住民の皆さんにとって一番近い避難所に行けることが危険回避となると思います。  水害のときは,運営するのは職員ということでございましたけれども,やはり日ごろから訓練されている運営協議会の方たちとの連携が,もっとしっかりと事前の協議も含めて必要だったと思います。避難所運営に携わった職員の方々から,これらの運営に対する課題などどのようなことが出されているのでしょうか。 757: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 758: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所運営に当たった職員からは,避難者数に応じた職員数の配置,ペットの受け入れ,校舎のどの部屋を開放するのかに苦労したといった課題が挙げられたところでございます。 759: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 760: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 実際には,避難住民に携わった方々は,本当に大変だったと思います。まさに初めての経験で,しかも何百人もの方たちに対して,毛布や,緑野ではビスケットなども配りましたけれども,この配るときも緊張されて,どう公平に進めるか,住民の皆さんにはとても気を使っていらっしゃいました。  それだけに避難所運営に携わってきた職員の皆さんにとっては,さまざまな課題が見えてきたと思います。先ほどの御答弁は余り深い内容がありませんでしたので,ぜひもっとしっかりと課題を職員から学んで,今後の取り組みに生かしていただきたいというふうに要望したいと思います。  次に福祉避難スペースの位置づけについて伺いたいと思います。また内容,体制についても伺います。 761: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 762: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 福祉避難スペースとは,指定避難所に設置する要配慮者に配慮したスペースをいいます。要配慮者の中に一般の避難者と別の居住空間を確保したほうがよいと認められる方がいらっしゃる場合には,パーティション等を利用した要配慮者用の遮蔽区画を設けることや,要配慮者の心身の状態,状況ごとの校舎の教室や施設の部屋に設置することについて,各指定避難所の避難所運営協議会,施設管理者と福祉保健部で協議し,各避難所のマニュアルで具体的な福祉避難スペースをあらかじめ決定することとしてございます。 763: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 764: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは今回は,福祉避難スペースは,各避難所で設置されたのでしょうか伺います。 765: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 766: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回の台風第19号で設置された指定避難所では,要配慮者が避難された一部の避難所では,福祉避難スペースを設置したとの報告を受けてございます。 767: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 768: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 上和泉地域センターでは,体育館と和室が避難所となりましたけれども,受け付け段階で,高齢者,子供は優先的に和室へと案内されたということです。緑野小学校は八王子から副校長が駆けつけてくださり,教室を開放してもらいました。既に体育館はいっぱいでしたので本当によかったです。事前に,避難所運営協議会,学校管理者,福祉保健部が協議し,教室の開放についての取り決めなどを行っていたのか伺いたいと思います。  体育館には,車椅子の高齢の方が真ん中のほうにいらっしゃって,移動するにも通路もなく,場所が狭かったこともあり,横になることなくずっと車椅子に座っていらっしゃいました。看護師さんが「私,看護師です」と言って受付まで申し出てくださり,「あの方心配ですから」ということで一緒にお加減を伺ったところ,「横になられませんか」と促したんですけれども,座っていても大丈夫だとおっしゃったのですけれども,やはりずっと座っている場合はエコノミークラス症候群にならないかと心配でありました。その場で看護師さんが名乗りを上げてくださり,いろんな方たちの力をかりるということも,今後,教訓にしていっていただきたいなというふうに思います。  また,福祉避難スペース設定に当たっては,初めから教室や和室に設定していただきたいと思います。  さらに市民の方からはベッドなどの要望も出されておりました。福祉避難スペースを充実するということが,福祉避難所に移動しなくても過ごせる方がふえることにもつながることになるので,しっかり対応をお願いしたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 769: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 770: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 台風や風水害時において,教室を避難所として開放することにつきましては,具体的な取り決めはございませんでした。市長から改めて風水害における垂直避難の考え方が示され,校長会におきまして,避難所として校舎を開放する際の教室利用の優先順位や,災害時要支援者のスペース確保やペット同行避難者の避難場所などについて,あらかじめ検討しておくように伝え,調整しています。  また,事後の学校再開を視野に入れると,学校における重要書類や重要物品の退避等も大変重要ですので,学校の置かれた場所や校舎の構造上の特性を踏まえて,対応を検討するように調整してございます。 771: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 772: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) また緑野小学校の避難所では,体育館からトイレに行くときは,靴を履いて一旦外に出なければなりません。暴風雨にかざされ,子供や高齢者,足の悪い方などは大変困難でした。地域の方たちで支援してもらいましたけれども,ある方は歩くことができず,職員の機転でキャスターのついた椅子を借りてきて,車椅子のように乗ったままトイレまで連れていってくださいました。こうしたことからやはり避難所には車椅子,これも備品として備えてあればよかったと思いました。  また,先ほども申しましたけれども,初めから福祉避難スペースとして教室が設定されていたなら,子供や高齢者,足の悪い方が教室で風雨にも遭わずトイレも利用でき,安心して過ごせたと思います。  教室開放については取り決めになっていなかったということでありますけれども,台風19号後,校長会であらかじめ検討し,調整しているという御答弁でございましたので,これはよかったなと思っております。ぜひお願いしたいと思います。  それでは,福祉避難スペースの位置づけや対象者について伺います。 773: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 774: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 要配慮者が避難所で良好な生活環境が確保できるよう,福祉避難スペースを設置することとしてございます。指定避難所の施設状況にもよりますが,良好な生活環境が確保可能な校舎内の部屋に設置するよう,避難所を設営する教育部,総務部と連携して,学校管理者と協議してまいります。  対象者につきましては,高齢者,障がい者,乳幼児,妊産婦,傷病者,内部障がい者,難病患者等としてございます。 775: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 776: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 13カ所ある指定避難所における福祉避難スペースの収容人数は,何人なのでしょうか。これらの人数に合った福祉避難スペースの設置について,避難所運営協議会,教育部,学校と事前に協議は行われているのでしょうか。 777: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 778: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現在,福祉避難スペースの広さは定まっていないため,収容人数は想定してございません。福祉避難スペースの設置でございますが,体育館に設置することは避難所運営協議会,教育部,学校とも認識しておりましたが,今回の対応から教室の利用も含め教育部,学校と連携して検討していきたいと考えております。 779: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 780: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひよろしくお願いいたします。  12月1日の総合防災避難訓練では,福祉避難スペースの設置,利用者の受け付けや案内など全て市の職員の方が行っていました。実際はどのようになるのでしょうか。 781: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 782: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 震災時の避難者の受け付けにつきましては,運営マニュアルにて避難所運営協議会の総務班が福祉避難スペースの設置など,要配慮者等の支援につきましては,保健衛生班の役割分担と位置づけられてございます。一方,現在のところ水害時は,タイムライン等に基づきあらかじめ参集した教育部職員が担当することになってございます。  今回の対応を踏まえまして,水害時においても,避難所運営協議会の皆さんのお力添えをいただけるよう連携・調整をさせていただきたいと考えております。 783: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 784: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 避難所運営協議会の方々のお力をぜひかりて連携していただきたいと思います。私も緑野小学校で体験した状況としては,避難所運営協議会の皆さんと市の職員の方たちとの事前相談がなかったということもあるのでしょうけれども,本当に大変な中で役割分担して頑張っていただいたんですけれども,しっかりと事前の相談,連携,そしてさらにこの福祉避難スペースを設置するという,そういう位置づけが必要だったというふうに思いました。  福祉避難スペースは教室に設けてくださいという要望を出しましたけれども,そうしますと,1つの教室をスペースとするとしますと,別室ですので,全体の方たちからは見えないようにされたりする。そのことが安心でもあるわけですけれども,また逆にぐあいが悪くなったり,救援が必要になったり,相談したいことも出てくるのではないかなと思います。こうしたところに,福祉関係の人などは配置されるのでしょうか伺います。 785: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 786: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 福祉保健部の専門職が各避難所の福祉避難スペースに巡回して,支援・相談に当たることを想定してございます。常に常駐することは,想定はしてございません。 787: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 788: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 福祉避難所について,今度は伺います。  ある方が,雨が激しくなる前だったら付き添えば何とか歩けるという方を,近くの福祉避難所に連れていこうと,ある施設へ電話をいたしました。そうしますと,その施設の方からは,「こちらは受け入れ大丈夫ですが,市から要請されていないので,今のところ受け入れできません」と,このように言われたということなんです。  それで,指定避難所まではとても遠いので,避難するのを断念したということが寄せられました。福祉避難所は,どのように利用できるのでしょうか。市民の皆さんに,この利用方法,位置づけなど,周知されているのでしょうか。改めて福祉避難所の位置づけ,また対象者について伺います。 789: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 790: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 福祉避難所とは,既存の建物を活用し,介護の必要な高齢者,障がい者等の一般の避難所では生活に支障を来す者に対してケアが行われるほか,これらの者に配慮したバリアフリー化が図られた避難所のことをいいます。  対象となるのは,身体等の状況が特別養護老人ホーム等へ入所するに至らない程度の方で,指定避難所での生活が困難で,早期に移送が必要な要配慮者及びその家族となります。 791: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 792: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 福祉避難所として指定されている箇所数と収容可能人数はどのぐらいでしょうか。 793: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 794: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 令和元年12月1日現在,14カ所となってございます。  収容可能人数につきましては,プラン上は協定を締結した各福祉施設が福祉避難所として提供していただく場所の面積を1人当たり畳1畳で割った数を収納可能人数として記載してございまして,2,789人となってございます。 795: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 796: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは福祉避難所へ行くには,どのような方で,どのような手順で行われるのでしょうか。 797: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 798: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 震災時を例に御答弁申し上げます。  災対福祉保健部が避難所における要配慮者の避難状況等や福祉避難所となる建物の被害状況を把握いたします。その上で福祉避難所の開設が可能であると判断した場合には,対象施設へ要請を行い,承諾のもと開設をいたします。  その後,福祉避難所受入対象候補者状況チェック表をもとに,避難所に配置された職員がチェックを行います。要配慮者の身体の状態,心身の健康状態等を考慮して,緊急性の高い方から移送を決定し,福祉避難所避難者受入要請書により,福祉避難所の施設管理者に要配慮者の受け入れを要請いたします。 799: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 800: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) では福祉避難所に行くには,一旦指定避難所に行ってから,福祉避難所に行ってもいいかどうか,御本人に心身の状況や障がいの程度などをチェック表でチェックしてから決めるということでありますね。  12月1日の避難訓練では,対象の方3人いらっしゃっておりました。支援者の方もいらっしゃっていたので,このチェック表でチェックすること,これをマンツーマンで丁寧に聞いておられました。  本番のとき,たくさんの方が来られ,福祉避難所に行きたいという方々に,こうしたチェックはしっかりとできるのでしょうか。かなり項目もたくさんあります。また付き添いの方,保護者の方もついていらっしゃったから聞けたということなんですけれども,お1人の場合はどうなのか。  さらにこの訓練のときに,ある保護者の方から要望があったように,当日ではなく,こうしたチェックというのは,事前に聞き取りを行うことをやっていただけないか,必要ではないかということも要望されました。  私もこの事前チェックをやっていく,そしてまた今個別計画もつくってあるわけですので,こうしたことを活用することができないだろうかと,こういうふうに思いますけれどもいかがでしょうか。 801: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 802: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 要配慮者の中には,平常の場合と,避難所で避難生活をされた場合で結果が異なる方もいらっしゃいますので,福祉避難所受入対象候補者状況チェック自体は避難所で行うことが原則であると考えております。  もっとも要配慮者の中には,事前に状況を把握することが必要な方もいらっしゃいますので,事前に状況を把握する方法につきましては,検討をしてまいります。 803: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 804: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 今の御答弁で,平常は大丈夫という方が避難所ではとても難しいということがあり得ると。だから,チェックをその場で受けるということですけれども,それはもう当然避難所に行ける方はそういうことで受けて,その結果,福祉避難所へ行ってもらうことはあると思うんです。私は,重度の方については,事前に把握すること,この検討をお願いしたいというふうに思います。  そして,防災訓練ではこの3人の方々は元気な方でした。ですから,指定避難所である二中から福祉避難所である南部地域センターまで歩くことができました。足の悪い方や長く歩くのが難しい方などには,本当につらいことではないかなと思いました。  しかも地震災害のときは,歩くことができる方もいるでしょうけれども,台風19号のときのように,暴風雨の中ではとても歩けません。しかも歩くこと自体,危険であります。移送はどのようにして行うのでしょうか。 805: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 806: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 要配慮者の避難所から福祉避難所までの移送は,原則として,要配慮者の家族等に行っていただきます。ただし,要配慮者の家族等ができない場合には,市職員またはボランティアが行います。
     また,バス・タクシー事業者との間に,災害時の人員移送等に関する協定を締結してございますので,必要に応じて事業者に移送を依頼いたします。  なお,先日の台風第19号の災害の際は,市の職員が庁用車で移送をいたしたところでございます。 807: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 808: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 台風19号のときは,本当に福祉避難所に行きたいという方が少数であったということもあって,市の職員の方が移送していただいたということですけれども,いざ本当のとき,もっとたくさんの方々が,いろんな指定避難所から福祉避難所に行きたいという方がいらっしゃった場合は,本当にこの移送手段,これ自体も大変ですし,先ほども言いましたように一度指定避難所に行ってから福祉避難所に行くということは,その方御自身の心身も疲労しますし,障がいの方などは,大勢の中で,一旦入って,そこでチェック表でいろいろ審査されて,それから移送となると,本当に大変なことだと思います。  ですから,重度の方に対して事前の聞き取りを行って,そして,あらかじめ福祉避難所に行ったほうがいい方,この対象をしっかりと決めておくことがいいのではないかなと思います。豪雨のときは,先ほども言いましたように,特に指定避難所へ行くのではなく,初めから福祉避難所に行く。こういうことをお願いしたいと思います。  実は,緑野小学校や上和泉地域センターでも,結果的に行けませんでしたけれども,酸素ボンベをつけた方,あるいはふだん点滴をしている方が外してきた方,こうした方がいらっしゃいましたけれども,やはり暴雨の中で車がない,移送する人員もいないということで,最終的には福祉避難所に行こうかと話し合いもしたんですけれども,困難だということで行くのを断念されました。  ぜひこうした,実際に行きたくても行けなかった方々もおいででありましたので,直接福祉避難所に行く。このことを検討していただきたいと思います。  台風19号のときの避難勧告レベル4発令地区の要支援者は何人だったのでしょうか。 809: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 810: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 995人でございます。 811: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 812: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 先ほど田中議員の質疑の答弁で,直接行ってほしいという要望に対して,市は,もし福祉避難所に多くの方が直接避難された場合は,福祉避難所で対応が必要な要配慮者への必要な対応ができなくなるおそれがあるという御答弁でございました。ですから,初めから福祉避難所に避難していただくことは想定しておりませんということでありましたけれども,直接避難ということイコール多くの方が来られて対応ができないということで,御認識だと思いますけれども,私はやはり事前チェックをきちっとして対象者を決めていれば,こういうことは起きないというふうに思います。  そして収容人数も伺いましたけれども,2,789人,例えば1人に1人の付き添いがいらっしゃったとした場合でも,約1,400人の方を受け入れることができるはずだと思います。  そこで台風19号のときの避難勧告レベル4発令地区の要支援者は995人だったというわけですね。だから,しかもこの方たち995人が全員避難したとは限りません。ですから,やはり事前チェック,そして直接避難,これが重要ではないかなというふうに思います。  私,こうしたことからホームページでちょっと探ってみました。上越市,私のふるさとなんですけれども,ここでは,昨年10月に福祉避難所への避難についてということが書かれておりました。「福祉避難所に自宅から直接避難できるのは,あらかじめ市の聞き取り調査を終えて,避難する福祉避難所が指定されている人です。福祉避難所が指定されていない人は,まずは近くの指定避難所に避難してください。福祉避難所対象者の皆さんの避難方法は,災害が発生した時や,市からの避難準備情報などが発令された場合は,身の安全を最優先しながら指定された福祉避難所へ避難してください。福祉避難所への避難が困難である場合は,まずは近くの指定避難所に避難し,災害などが落ちついてから福祉避難所へ移動してください。福祉避難所への避難については,家族や地域の皆さんの協力を得て避難することになりますので,家族や町内会などと事前に相談をしておいてください」と,こういうふうに書いてありました。  また,鳥取県では,福祉避難所及び福祉避難スペース確保・運営対策指針というところで,「災害時の速やかな福祉避難所への誘導を実現するため,平時より要配慮者の現況を把握しておき,災害の規模に応じて,発災と同時に拠点的な福祉避難所を開設し,障がい等の程度が重度の要配慮者を直接受け入れるなどによって,速やかな受け入れに努めることが重要です。」。「開設に当たっては,職員,対象者,対象者の支援者及び地域住民等に対し,福祉避難所の目的や機能,対象者も併せて周知します」と,こういうふうに書いてありました。  時間があればもっと私,この調査をしていきたいなというふうに思いますけれども,こうした市や県があるということで,再度この見直しをお願いしたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 813: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 814: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 今後,見直しをするということになりますと,プランそのもの等も見直しということになりますので,また,それにつきましては,主管課,主管部だけでの対応というわけでもございませんので,あわせて総合的に検討はさせていただきたいと思います。 815: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 816: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この点を見直してほしいという要望を今して,御答弁いただきましたけれども,実際は,これまでの議員が質疑したように,さまざまな点で修正とか見直す点が,山盛りあったと思うんです。ですから,ぜひ福祉避難所へ直接行く問題も入れて,プランを見直していただきたいということを強く要望しておきます。  それでは要配慮者と避難行動要支援者の位置づけとその人数について伺いたいと思います。 817: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 818: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 要配慮者とは,高齢者,障がい者,乳幼児,妊産婦,傷病者,内部障がい者,難病患者等をいいますが,そのうち避難行動要支援者とは市に居住する要配慮者のうち,災害が発生し,または災害が発生するおそれがある場合に,みずから避難することが困難な者であって,その円滑かつ迅速な避難の確保を図るため,特に支援を要するものをいいます。  具体的には,高齢者については,75歳以上のひとり暮らしの方,75歳以上のみの世帯の高齢者の方々,介護保険要介護3以上の認定を受けており,かつ介護施設に入所していない高齢者の方をいいます。  障がい者については,障害者手帳1級または2級,愛の手帳1度また2度を取得されている障がい者の方,それ以外に難病の指定を受けている方のうち障害者手帳を所持している障がい者の方,発達障がいの方,在宅人工呼吸器を使用している方をいいます。  要配慮者の全数把握はしてございませんが,避難行動要支援者数につきましては,現在,避難行動要支援者名簿の更新中でございますので,概数で申しますと,令和元年11月30日現在,対象者約1万700人となっており,そのうち名簿登録に同意をいただいた方が約5,200人となってございます。 819: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 820: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それではその要支援者のうち,名簿提供者数について伺います。 821: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 822: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 支援組織に名簿を提供する時期は年度初めでございますので,名簿登録に同意をいただいた方約5,200人のうち4,610人の名簿を支援組織に提供してございます。 823: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 824: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 要支援者に今個別計画を作成してもらっていると思いますけれども,その内容を見ますと,安否確認者に2名を記入することになっていますけれども,これはどのような位置づけでしょうか。 825: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 826: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 安否確認者とは,災害発生時に要支援者の同居の家族が当該要支援者の安否確認や避難支援をすることができない場合において,安否確認や避難支援を行っていただきたく,近所に住んでいる家族や近所の方々でございます。  個別計画を作成していただく際に,近隣に住んでいる家族や近所の方などに安否確認者になっていただくことを合意した上で御記入をお願いしており,あわせて可能であれば複数人を定めていただくようお願いしているところでございます。 827: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 828: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 台風の後に,ある視覚障がいの方から,台風当日,サービスを利用している事業者の方から電話があって「大丈夫ですか。避難するには一中ですよ」ということの電話が入ったそうです。この視覚障がいの方は,ひとり暮らしで,「付き添いの安否確認者を誰にお願いしていいかわからない。避難所までの点字ブロックもないので動けなかった」と,こういう電話が私のところに入りました。  また,別の視覚障がいのアパート1階に住んでいる方,この方は,避難所に行くためには,やはり支援者が迎えに来てくれないと行かれない。誰がどのように支援してくれるのか不安だったけれども,動くことができなかったということでありました。  また他の方も,「今,個別計画の用紙が来ているけれども,安否確認者を探すのは難しい。まだ見つけていないので,提出していない」ということであります。  こうした方々に今後個別計画作成に当たっては,市や支援組織が相談しながら,安否確認者の選定や支援計画をつくれるような援助をお願いしたいと思います。  また,視覚障がい者団体からは,以前研修会の中で,研修に参加した人がガイドヘルパーになって,こまえくぼから市役所までの避難訓練を行いました。しかし実際は自宅からの送迎訓練,これをしないと助けてもらえない。視覚障がい者も12月1日行った避難訓練に参加したかったけれども,やはりこの体制が整っていなかったので,自宅に誰が迎えに来て,どのように,どの避難所まで誘導していただけるのかということなどをきめ細やかに相談がされていなかったということで,今後,水害の避難訓練,地震の避難訓練などを行うときには,いざというときのために,避難訓練でも,実際,本番同様な迎えに来られる方は誰かというようなことも含めて,こうした訓練を行っていただきたいということが要望として出されました。ぜひこうした点でも,市は検討をしていっていただきたいなというふうに思います。  また避難行動要支援に関するプランには,平常時は支援組織に名簿を提供し,要支援者に声をかけ,訪問,見守りを行う。災害時は名簿を提出した要支援者に個別計画の安否確認者が行い,名簿を提出しなかった要支援者の名簿を福祉事業者,社協,地域包括,消防団等の支援組織に提供し,要支援者の安否を確認・避難支援をすると,このように書かれておりますけれども,現在ではどのように行われているのでしょうか。 829: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 830: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 平常時につきましては,消防署では提供した名簿を活用して,要支援者の世帯で希望される世帯に対して防火防災診断を行っていただいております。  民生委員・児童委員協議会では,各民生委員が担当地区において要支援者の見守りに活用していただくとともに,平成30年度は要支援者マップを作成していただいてございます。町会・自治会におきましても,要支援者の見守り等に活用をしていただいてございます。  災害時におきましては,要支援者の安否確認,避難支援を実施可能な範囲において行っていただいてございます。  台風第19号災害時における支援組織の要支援者の安否確認,避難支援の状況でございますが,町会・自治会・防災会につきましては,市への伝達もございませんので,安否確認,避難支援の実施につきましては,把握できてございません。  民生委員・児童委員協議会につきましては,市から民生委員に避難情報をメールで連絡した上で,担当地域で日ごろから気になる要支援者の方には,電話で避難の呼びかけをしていただくようお願いをいたしましたが,民生委員自身の安全確保を優先していただくため,安否確認,安否情報の集約までは,お願いはしてございません。  また,名簿登録に手挙げをされていない要支援者につきましては,社会福祉協議会及びあいとぴあ地域包括支援センターにかかってきた電話対応の際に,避難所への避難の可否等,アセスメントを行う中で,御本人の身体状況の把握や安否確認をしてございます。  また社会福祉協議会の設置した狛江市災害ボランティア相談窓口の職員が10月29日に床上浸水をされた罹災証明の申請等がなされていない猪方二丁目,駒井町一丁目,西和泉二丁目,中和泉四丁目の名簿登録されてない方を含む要支援者の14世帯に対して,アウトリーチをしてございます。 831: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 832: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 要支援者に対する対応というのは,本当にさまざまな支援組織で平常時と避難時ということで,今,お答えいただきましたけれども,まだまだ市民の方で手挙げ方式というか,名簿登録,これをされている方が本当に少なく,しかもさらにその中で個別計画をつくっている方は,さらには半分になるという状況もありますので,しっかりと周知していただいて,要支援者の方々に対して,いざというときのために,こうした名簿登録,そして個別計画の重要性,そしてまた先ほども言いましたように,安否者については支援もしながら,誰が支援できるのかということなども書き込めるように,ぜひ手ほどきも含めて今後も支援をしていっていただきたいということを要望いたします。  それでは最後に,避難確保計画策定,これについて伺いたいと思います。これはどのような位置づけで,どのような内容でしょうか。 833: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 834: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難確保計画とは,水防法において,洪水浸水想定区域内にある要配慮者利用施設のうち,市町村地域防災計画に位置づけられた施設について作成が義務づけられてございます。水害や土砂災害が発生するおそれがある場合における利用者の円滑かつ迅速な避難の確保を図るため,収集する情報や収集手段,避難先や避難経路などの必要な事項を定めるものでございます。  狛江市では次の地域防災計画修正時に対象施設を位置づける予定ですが,今年度は7月に要配慮者利用施設向けの水防講習会を開催し,その中で避難確保計画作成について,計画の手引書やひな形を説明するなど,計画策定に向けての支援に取り組んだところでございます。 835: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 836: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) それでは現在対象となる施設数と計画が策定された施設数について伺います。 837: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 838: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今後の地域防災計画の修正に伴い,対象となる予定の施設は現状63施設で,市に避難確保計画を提出していただいている施設は22施設になります。 839: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 840: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 計画はできているところは約3割強ということですけれども,できていないところに対しての支援はどのようなことを行っているでしょうか。 841: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 842: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市ホームページに支援ツールをアップしてございます。それをダウンロードし,フォームに沿って当該施設の利用者・職員の人数,避難先までの経路など必要事項を入力すると避難確保計画書となる支援ツールを市ホームページに掲載するとともに,適宜,要配慮者利用施設向けに水防連絡会を開催し,京浜河川事務所等の職員を講師に招き,現在の気象,河川の現状,近年の水害状況などをテーマに講演をいただき,計画策定や計画にのっとった訓練の必要性などを啓発したところでございます。 843: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 844: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 先ほども言いましたように,策定済みが3割強ということで,避難確保計画の対象施設というのは,日常的に最も重度な要配慮者がいたり,あるいは子供たちがいたりという施設で,本当に守らなければならない施設だと思うんです。ですから,地震も今頻繁にあります。そして台風はまた来年も来ると言われておりますので,この計画ができるかどうか大変重要なことだと思います。  こまえ苑に伺ったところ,今回は浸水しなかったということでしたけれども,万が一浸水していたら大変なことになっていたということなんです。入所されている方は2階3階なので安心だけれども,浸水したら地下に電気設備があるので,武蔵小杉のマンションのように停電のおそれがある。地震のときの避難計画は作成済みで,岩戸北町会運営協議会の方たちが来てくれ,避難訓練もやっているけれども,水害計画はまだつくっていなかった。早速つくろうと準備をしていたところというお話でございました。  ぜひこの水害計画,水害に対する避難確保計画,全部の事業所でできるように,早急に支援をお願いしたいというふうに思います。  台風19号は,狛江市に浸水という本当に大変大きな被害をもたらしました。またさまざまな課題も見えてまいりました。  災害時で一番困難な方たちが一人も漏れることなく,安否の確認や避難行動支援ができるよう,実効性ある支援対策となるよう,施策の見直しや体制強化が求められることが明らかになったと思います。  私も先進市に学び,さまざまな工夫・施策となるよう知恵を出して,本当に安心・安全なまちにするために頑張りたいと思います。  1問目を終わります。 845: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂良子議員。     〔2番 宮坂良子議員登壇〕 846: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 2問目について,教員の変形労働時間制は命と健康を壊すもの~増員で行き届いた教育をということで質問したいと思います。  教員の長時間労働は深刻で,社会問題になって久しいです。過労による休職や痛ましい過労死,過労自殺が後を絶ちません。教員志望者が減って,採用試験の倍率は低下するなど,教育そのものが危機的な状況にあります。  文部科学省は,働き方改革を推進しています。ところが11月,公立学校教員の働き方に1年単位の変形労働時間制の導入を盛り込んだ公立学校教職員給与特別措置法改正案を自民・公明党などの賛成で可決いたしました。この制度は長時間労働の抜本的な解決にはつながらないと,多くの声が上がっています。  まず,政府が導入しようとしているこの1年単位の変形労働時間制の内容について伺います。 847: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 848: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 令和元年11月19日の衆院本会議で可決,12月4日の参院本会議で可決・成立した改正教職員給与特別措置法(給特法)に基づく変形労働時間制につきましては,業務量の多い時期に教員の1日当たりの勤務時間を引き上げ,夏季休業期間等に休業日を設ける制度でございます。  学期中の業務の縮減に加え,かつて行われていた夏休み中の休日のまとめ取りのように集中して休日を確保することなどが可能となるよう,公立学校の教師については,地方公共団体の判断により1年単位の変形労働時間制の適用を可能とするものでございます。 849: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 850: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この制度が導入された場合,勤務時間の短縮に本当につながるのでしょうか,見解を伺います。 851: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 852: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 法案が成立した直後であり,制度の詳細は今後文部科学省から示されることとなりますので,現在のところは,勤務時間の短縮につながるものであるかどうか,申し上げることは難しいところでございます。 853: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 854: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この制度については,既にもう報道でさまざまなことが,内容も報道されておりますので,しっかりとした内容をつかんで,今から検討を行っていただきたいというふうに思います。  それで実際に,萩生田文部科学大臣も,9月24日,記者会見を開いて,「これを導入すること自体が日々の教師の業務や勤務時間を縮減するものではありません」と述べています。教員初め学者,弁護士,過労死を考える家族の会の方初め,多くの方々が,「この長時間労働の縮減には期待できない。むしろ逆行するものではないか。過労死促進法だ」と危機感を募らせております。そして,この導入撤回の署名もわずか3週間で3万4,000筆を超えており,狛江の教員の方々も危機感を強め,集められておられます。  次に教員の勤務時間について伺います。 855: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 856: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市立学校における正規教員の勤務時間につきましては,東京都の学校職員の勤務時間,休日,休暇等に関する条例に規定されてございます。休憩時間を除き1週間について38時間45分とすると定められており,1日につき7時間45分の勤務時間を割り振るものとされております。  本市では学校により若干の差はありますが,午前8時15分から休憩時間を含めて午後4時45分までという割り振り設定が多い状況でございます。 857: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 858: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 本来の勤務時間は1日につき7時間45分,午前8時15分から午後4時45分ということです。この退勤時間の4時45分までに,例えば,翌日の授業準備,教材の準備,ノートの確認,テストの採点・記入,保護者宛ての文書や学級だより,行事の計画文書づくりなど保障されているのでしょうか。 859: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 860: ◯ 教育部長(上田 智弘君) この時間に行うことが理想ではございますが,教員それぞれの取り組みに委ねられているところでございます。 861: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 862: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 教員それぞれの取り組みに委ねられているという,この点は後で伺います。  教員の長時間勤務が大変深刻なわけですけれども,こうした中で,ついに,文部科学省は,学校現場における業務改善に係る取組の徹底についてという通知を教育委員会宛てに出していると思いますけれども,どのような内容で,市としてはどのような対策をとったのでしょうか。
    863: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 864: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 平成29年6月22日付で,文部科学省初等中等教育局長より各都道府県及び各指定都市の教育委員会教育長宛てに発出された教育委員会における学校の業務改善のための取組状況調査の結果(速報値)及び学校現場における業務改善に係る取組の徹底について(通知)につきましての内容は大きく以下の4点でございます。  1点目,教育委員会における所管する学校に対する業務改善方針の策定等について,2点目,勤務時間の適正把握について,3点目,労働安全衛生管理体制の整備について,4点目,部活動の適切な運営等について,ということでございます。  狛江市としては,平成30年2月に狛江市教育委員会学校の働き方改革プランを策定し,これに基づくさまざまな取り組みを推進してございます。 865: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 866: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この働き方改革プランには,「教育委員会は,教員の長時間労働の改善を図り,教員が誇りややりがいをもち,その専門性を発揮できる環境を整える責務を有する」と位置づけられ,教員の働き方を見直し,教員が健康で充実して働き続けることができるよう,業務改善に取り組み,学校の指導体制の整備を計画的に実行する。そのために策定したと書かれております。そして目標では,週当たり在校時間が60時間を超える教員をゼロにするとなっております。  勤務実態について伺います。まず文部科学省が2016年に行った教員の勤務実態調査,これではどのような内容でございましたか。 867: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 868: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 文部科学省が平成30年9月27日に発表した平成28年度教員勤務実態調査の分析結果によりますと,教諭の平均的な1日当たりの学校内勤務時間として,小学校が11時間15分,中学校が11時間32分との勤務実態が公表されてございます。 869: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 870: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 驚きですよね。1日当たり勤務時間は7時間45分というお答えだったんですけれども,現状では11時間30分ということであります。さらに,この調査によりますと週55時間以上の勤務をしている教員が小学校では57.8%,中学校では74.2%ということでございました。  それでは狛江市での教員の勤務実態はどうでしょうか。 871: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 872: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市では,先ほど申し上げました学校の働き方改革プランに基づき在校時間を把握するため,期間を指定してタイムカード調査を実施してございます。このうち平成30年10月に実施した調査では,全校平均で10時間30分という結果でございました。 873: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 874: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 狛江市の教員の方も10時間30分と,深刻な長時間勤務ということがわかりました。  ただ,ふだん利用していないタイムカードでの調査期間ということもあって,実際はもっと長時間だったという調査もありました。  先ほどのプラン策定に当たっての資料が出てありますけれども,ある小学校の22人の勤務状況ということで,教員平均12時間,副校長13時間30分。しかも,出勤時間は教員7時,副校長は6時45分。6時以降勤務していた教員は22人中16人,学校が休みであるはずの土曜日は教員16人出勤で9時間33分,副校長6時間。日曜日は教員9人出勤で3時間46分,副校長5時間となっておりました。  またある学校では,これは資料ではありませんけれども,伺ったんですけれども,一番早い教員は6時ごろ出勤して勤務を始めており,次々と出勤し,7時20分ごろほぼ全員が出勤,勤務を始めているということであります。  これらの実態に対して,市の見解を伺います。 875: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 876: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教員は授業の準備や校務だけでなく,保護者や地域のニーズに応えることが求められており,やむを得ない状況であると考えますが,何らかの工夫を考え,縮減に向けて努めてまいりたいと考えております。 877: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 878: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 先ほど質問いたしました,さまざまな子供たちに対する教材の準備など,これに対して今,教育部長は,「この時間に行うことが理想ではございますが,教員それぞれの取り組みに委ねられているところでございます」と,こういうふうに答弁されました。  そして今御答弁があったように,授業の準備だけでなく,保護者や地域のニーズに応えることが求められているというわけでありますけれども,これが長時間勤務で行われているという実態だと思います。  何らかの工夫を考え,縮減に向けて努力していくという御答弁でしたけれども,いろんな努力といっても,絶対数をふやすしかない,教員をふやすこと,また少人数学級の実現,そして,さらには業務を減らす。こういう具体的なことを行わない限り,言葉で「努力します」と言ってもなかなか難しいのではないかなというふうに思います。  そこで,改革プランで目標として掲げた,この週当たり在校時間が60時間を超える教員をゼロにするという,こうした目標を持っていらっしゃるわけですので,まずはこの60時間を超えている教員は,何人で何割なんでしょうか。 879: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 880: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 先ほどのタイムカード調査は平成29年度,平成30年度にそれぞれ時期と回数を区切って実施をいたしました。今年度においては,タイムカード調査を実施せず,各学校の取り組みにおいて勤務時間を把握するよう努めてございます。  各教員が週案簿や記入シート等に記録をし,学校管理職が取りまとめているケースが多い状況ですが,学校からは,そもそも自己申告であり,正確な記録が困難であるとの報告が寄せられており,現在,週当たりの在校時間が60時間を超えている教員についての正確な数を申し上げることは難しいというふうに考えております。  各学校からは各自の自己申告により教員の意識づけが進んできたとの報告もされております。今後,より簡易に出退勤時間を集計できる仕組みの構築について,検討してまいりたいと思っております。 881: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 882: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) この目標をぜひ達成するためにいろんな工夫をしていただきたいというふうに思いますけれども,そこで,教員には残業代がつかないんだということを伺っていますけれども,一体どうなっているのでしょうか。 883: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 884: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公立の義務教育諸学校等の教育職員を正規の勤務時間を超えて勤務させる場合等の基準を定める政令において,教育職員に対し時間外勤務を命ずる場合は,次に掲げる業務に従事する場合であって臨時または緊急のやむを得ない必要があるときに限るものとすることとされており,その業務は,1,校外実習その他生徒の実習に関する業務,2,修学旅行その他学校行事に関する業務,3,職員会議に関する業務,4,非常災害の場合,児童または生徒の指導に関し緊急の措置を必要とする場合その他やむを得ない場合に必要な業務,と定めております。  以上が超勤4項目と言われているものでございます。 885: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 886: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) そうしますと,先ほどからずっと申していた子供たちの学習の教材準備とか,さまざまな保護者との関係,そして何よりも大事な子供とのかかわり,これら全てがこの4項目に入っていませんよね。ということは,勤務として位置づけられていないということだと思います。自主的活動というふうに位置づけられているわけですね。  ある先生からは,会議や研修が多いから勤務時間が延びていることもあるけれども,何よりも子供のためにやらなければならないことをする時間,これが保障されていないことが大もとにあるんだということを話してくださいました。  こうしたことが,勤務ではなく,自主的活動ということなんですけれども,それでよろしいのでしょうか。 887: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 888: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 授業準備,教材の準備,ノートの確認,テストの採点・記入などは,いわゆる超勤4項目には当てはまりません。こうした業務は自主的活動であるという明確な根拠はございませんが,授業にかかわる業務は,教員の職務としての中心となるものであると考えております。 889: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 890: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) こうした長時間労働,しかも自主的活動とみなされている長時間労働を行っているのが。今の教員の実態だということがわかりました。  その中で,この変形労働時間制が導入される。それはどのようにされるかというと,学期中を繁忙期として,この間は1日10時間労働まで可能とするとしております。そもそも学期中というのは,教員にとって通常期間ですよね。そこを繁忙期と位置づけて,このこと自体は本当に矛盾しますけれども,今でも長時間なのに,さらに労働時間そのものをふやすと位置づけるということ。こうなりますと,現在守られてはいないけれども,退勤時間が4時45分ですけれども,それが1時間,2時間延びるとなると,例えば6時,7時が退勤時間だよというふうになると思うんです。それから自主的な活動をやりなさいというふうになると思うので,本当にこれが導入されたら,ますます長時間労働になってしまうと思います。  そしてまた,夏休みを閑散期として位置づけて,学期中の繁忙期で長時間をやったかわりに,それを夏休みに休暇としてとりなさいというふうに位置づけられている。これがこの制度でありますけれども,本当に夏休みが閑散期と言えるのでしょうか。ある教員の方からは,とんでもないという声が上がりました。夏休みにはさまざまな行政研修なども行っているということで,年次休暇すら消化できないのが現状だという声も上がっております。しかも,今の夏休みは2学期の登校日が繰り上げられ,夏休み自体が減っています。ここに変形労働時間制で休みが設定されても,休日返上で働くことになるのではないかと思います。  夏休みの勤務時間の実態はどのようになっているでしょうか。 891: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 892: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 夏休みですけれども,夏季休業中ですけれども,夏季水泳指導や補習教室,保護者面談,2学期の行事へ向けた準備などがございますが,日常的な授業を行う学期中に比べますと,比較的時間には余裕があると認識してございます。 893: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 894: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 10時間も働く繁忙期と言われる学期中よりは短いと,それは当然だと思います。でも一般的に7時間45分労働と考えたときに,決して短い,仕事がないというわけではなく,今,るるこういう仕事があるとおっしゃったわけですから,夏休みといえども,決して閑散期ではないということで,しかも休暇もなかなかとりにくいというのが実態だということでありますけれども,この間何とか休みをとってもらおうということで,学校閉庁日というのも設けられましたけれども,これはどのようにされたでしょうか。 895: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 896: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今年度の学校閉庁日につきましては,8月13日から8月16日までを設定いたしました。前後に土日及び休日がございましたので,実質9連休となってございます。  このことについては働き方改革プランに基づき,教員の休暇取得を促進するため,休暇制度の啓発を進めるとともに,休暇が取得しやすい夏季休業中の8月の第3週目にかかる期間において設定しているものでございます。 897: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 898: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 学校閉庁日は変形労働時間制を導入しなくても実施できたわけですので,この導入の理由にはならないと思います。この期間は,部活など,特に大会を目指す部活などもあったと思いますけれども,こうした中で,本来休暇をとらなければならない先生たちが勤務せざるを得なかったという先生もいらっしゃったのではないかなと思いますけれども,課題は何でしょうか。 899: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 900: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 閉庁日設定における課題といたしましては,中学校における部活動の大会との関係で,練習をしたいという声が学校から上がっておりました。 901: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 902: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) そこで,過労死防止パンフレットには,時間外労働およそ月45時間を超えて長くなるほど脳・心臓疾患の発症のリスクは高まると指摘していると思いますけれども,いかがでしょうか。 903: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 904: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 御質問者がおっしゃるとおり,厚生労働省が発行しましたパンフレット過重労働による健康障害を防ぐためにでは,週40時間を超える時間外・休日労働がおおむね月45時間を超えて長くなるほど脳・心臓疾患の発症の関連性が徐々に強まるとされてございます。 905: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 906: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) 時間がないので飛ばしますけれども,るる聞いてきた中で,長時間労働,過労死への本当に危険性があるということの中で,さらにこの制度を導入するということですけれども,それは本当に長時間労働をさらに延期してしまうということになると思います。  それで,これは都道府県の条例で導入できるというふうにされています。  そこで,ぜひ都に対して導入しないでほしいということを要望していただきたいと思うんですけれども,松原市長は,第1回総合教育会議で,「学校・教育は子どもたちが主役であり,その子どもたちを輝かすのは大人です。そのためには教師が輝いていないといけないと思っております。教師を輝かすためには,今言われている働き方改革をしっかりと実行・推進をしていかなければならないと考えています。(中略)その未来を担う子どもたちが自分の考え方を持てる人として育てていただくことと,保護者に信頼され,地域に尊敬される人物を育てる教育,学校となることを期待しております。私は政治的な理念として「人にやさしいまちづくり」を目指しております」と,こういうふうに述べられております。こうした立場から,この制度を導入しないでいただきたいということを都に求めていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。 907: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育長。 908: ◯ 教育長(有馬 守一君) 御指名を受けましたので。  こちらのほうでも,まだ報道ベースでしかなかなか把握できないんですけれども,国も,それから東京都も,非常に教員の志願率の低下に危機感を持っていまして,その中で,教員の魅力とかやりがいが失われるような結果になるような施策というのは,考えにくいんですね。だからこれはもう少し見ていく必要があるということ。  それから私どもとしては,2年前に働き方改革をスタートして,それで,都からも結構高い評価を受けている中でありますので,閉庁日も含めて,淡々と適正な教員の勤務体制をつくっていくということに変わりはないということを申し上げます。 909: ◯ 議 長(石井 功議員) 2番宮坂議員。 910: ◯ 2 番(宮坂 良子議員) ぜひ先ほどの市長の思いや教育長の思い,それを私たち狛江の子供たちが本当に輝く,そして生き生きと成長できる,そういう子供たちを教育の分野でつくっていくためにも先生たちの働き方,本当に改革していただきたいと思います。  まさに先生の命と健康を守る,このことに全力を挙げていただきたいと,このことを強く要望いたしまして,全ての質問を終わります。 911: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  以上で一般質問を打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 912: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって日程第1 一般質問を打ち切ります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 913: ◯ 議 長(石井 功議員) 次に日程第2 議案第58号 平成31年度狛江市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 松原俊雄君登壇〕 914: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 日程第2 議案第58号 平成31年度狛江市一般会計補正予算(第6号)について,提案理由を申し上げます。  今回の補正予算は,歳入歳出予算の総額にそれぞれ9,119万9,000円を増額し,一般会計の総額をそれぞれ299億450万円とするものです。  主な内容としては,台風第19号により被災された住宅の応急修理や補修費用に関する補助金を計上するものです。  よろしく御審議の上議決をいただけますようお願い申し上げます。 915: ◯ 議 長(石井 功議員) 提案理由の説明が終わりました。  お諮りいたします。  これより質疑を受けるわけですが,質疑の方法は総括,歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 916: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  最初に総括質疑を受けます。  21番谷田部一之議員。 917: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは一般会計補正予算(第6号)の総括質疑をさせていただきます。  本定例会の初日に審議可決された補正予算(第5号)も主な内容は災害対応であります。今回の補正予算(第6号)については全て災害対応の内容となっておりますが,公共下水道特別会計も含めて,全体では市はどのぐらいの経費がかかっているのかお伺いいたします。 918: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 919: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 一般会計につきましては,予備費や既存予算で対応させていただきました分,また先日議決をいただきました補正予算(第5号)と今回お願いしております補正予算(第6号)まで含めまして約1億2,000万円でございます。  公共下水道特別会計におきましては,既存予算で対応させていただいた分に今回の補正予算までを含め約8,000万円となり,あくまで見込みではございますが,市全体としては2億円ほどの事業費となっております。  このうち狛江市の負担分といたしましては1億3,000万円ほどを見込んでいます。 920: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 921: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 2億円の事業費で市の負担としては約1億3,000万ということがわかりました。
     続きまして,一般質問でも,家屋が浸水された方に対して幾らかでも災害見舞金を支給していただきたいとお願いしまして,市長からも前向きな御答弁をいただきましたが,今回の補正予算(第6号)には含まれていませんが,どのように対応されていくのかお伺いいたします。 922: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 923: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) その件につきましては,現在,担当部署と調整中でございます。早期の対応が必要と考えておりますので,場合によっては補正予算(第7号)として追加提案させていただくことも視野に,現在検討をしています。 924: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 925: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 一般質問初日の公明党の佐々木幹事長も言っていましたが,床下浸水の被害があった被災者に対しては支援がほとんどありません。自由民主党・明政クラブに対してもいろいろなところから床下浸水した被害者,床下にならなくても,宅地内に浸水した被害者からは,泥のかき出しなど大変であったという声もいただいております。  災害救助法が適用される災害でもあることからも,このような被災者に対して,市として何かしらの対応はできないか。私たちも市長に要望していたものであります。  市長の答弁では,浸水した世帯に対して幾らかの見舞金を支給させていただきたいと考えておりますとのことでございました。マンションや団地等におきましては,上の階にお住まいの皆さんも入り口となるエリアの泥の撤去をされております。浸水により泥が宅地内に堆積されてしまった被災者に対して,罹災証明による床下浸水に限定せず,広く御苦労があった世帯を対象に,市としての姿勢をあらわせていただきたいと,私の質問がこの前ありまして,市長の御答弁には,できる限り被災者の負担が少なく済むような手法で対応できないかを検討している段階でございます。御指摘のようにマンションの上の階にお住まいの方も泥のかき出しなど御苦労あったと思います。どのような方を対象とするかも含め検討してまいりますと,御答弁がございました。  ぜひ御要望いただいておりますように,早期の対応が必要であるというふうに考えておりますのでお願いいたします。  また,既に2億円の事業費がかかっており,市の負担としても1億3,000万ほどが見込まれているということですので,現在検討されている災害見舞金にも,今言ったように経費はかかります。また多摩川のグランド整備も多額の費用が必要となりますので,災害対応にはしっかりと取り組んでいただきたいと考えております。  可能な限り国や都の補助金を活用するなど,財源確保に向けてもしっかり対応していただきたいことをお願い申し上げて,私の総括質疑を終わります。 926: ◯ 議 長(石井 功議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 927: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で総括質疑を終結いたします。  次に歳入の質疑を受けます。     (「なし」の声あり) 928: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で歳入の質疑を終結いたします。  次に歳出の質疑を受けます。11番三角たけひさ議員。 929: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,歳出の項目について御質問させていただきます。  6ページでございます。  被災住宅応急修理事業2,995万円について,対象者や1件当たりの金額など,制度の詳細についてお伺いさせていただくところでございます。 930: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 931: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) この予算には国制度と都制度の2つの住宅応急修理の事業がございます。  国制度といたしましては,狛江市に災害救助法が適用されたことにより,罹災証明書で半壊と判定された被災世帯を対象に,上限59万5,000円で,住宅の応急修理を行うものでございます。  同じく国制度で,被災証明書で一部損壊のうち準半壊と判定された被災世帯は,上限が30万円となります。これらの財源は国と都になり,市の負担はございません。  都制度といたしましては,罹災証明書で一部損壊のうち10%未満と判定された被災世帯を対象に同じく30万円を上限に住宅の応急修理を行うものでございますが,こちらは実際に要した経費の2分の1が対象となるものでございます。この財源は都2分の1,市2分の1となります。都制度につきましては現時点における考え方でございます。 932: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 933: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それではあわせまして提出議案,同じく6ページでございます。  被災者生活再建支援事業2,400万円について,こちらもあわせて事業の詳細についてお伺いするところでございます。 934: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 935: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) こちらは被災者生活再建支援法が適用されていない地域を対象とする東京都の制度となりますが,罹災証明書で半壊と判定された被災世帯を対象に,生活再建のための住宅の改修費用に対して,2人以上世帯に対しては上限120万円,1人世帯に対しては上限90万円を補助するものでございます。  財源は東京都2分の1,市2分の1でございます。こちらも現時点における考え方でございます。 936: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 937: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) これらの住宅改修に対する支援策,国の制度については市の負担はないとのことですが,都制度については市も半分負担する制度であるとのことでございます。  今回,対象となる被災された世帯の皆様には,先ほど幹事長が申し上げましたように,しっかりと支援と情報を伝えていただきますよう取り組んでいただくことをお願い申し上げまして,質疑を終了させていただきます。 938: ◯ 議 長(石井 功議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 939: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で歳出の質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第58号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 940: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって議案第58号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。     (「なし」の声あり) 941: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第2 議案第58号 平成31年度狛江市一般会計補正予算(第6号),本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 942: ◯ 議 長(石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第58号は原案のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 943: ◯ 議 長(石井 功議員) 次に日程第3 議案第59号 平成31年度狛江市公共下水道特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 松原俊雄君登壇〕 944: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 日程第3 議案第59号 平成31年度狛江市公共下水道特別会計補正予算(第1号)について,提案理由を申し上げます。  今回の補正予算は,歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,197万円を増額し,公共下水道特別会計の総額をそれぞれ17億9,548万円とするものです。  主な内容としては,六郷及び猪方の排水樋管への監視カメラの設置やポンプ設備などの費用を計上するものです。  よろしく御審議の上議決をいただけますようお願い申し上げます。 945: ◯ 議 長(石井 功議員) 提案理由の説明が終わりました。  お諮りいたします。  これより質疑を受けるわけですが,質疑の方法は歳入,歳出に分けて受けたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 946: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  最初に歳入の質疑を受けます。21番谷田部一之議員。 947: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは狛江市公共下水道特別会計補正予算(第1号),歳入の質疑をさせていただきます。  私が一般質問でやったものなんですけれども,環境部長のほうに,家屋が被災して,下水道使用の契約をしている方で被災届出受理証の発行の発行を受け,市がその被害を確認したものについて,この減免,下水道の減免をするということを予定しておりますという答弁があるのですけれども,下水道の使用料の減免,こちらのほうは歳入のほうで,使用料の減額が明記されていないのですけれども,その辺はどうなっているのでしょうか。 948: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 949: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 下水道使用料の歳入予算につきましては,見込みによる額でございます。減免をすることによる減額はございますが,その他の要因による増減もございますので,予算全体の中で調整が可能であると考え,補正予算による整理はしなかったものでございます。 950: ◯ 議 長(石井 功議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 951: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で歳入の質疑を終結いたします。  次に歳出の質疑を受けます。11番三角たけひさ議員。 952: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,歳出の部分について質問させていただきます。  一般質問でも質疑がございましたが,確認の意味で質問させていただきます。  提出議案8ページ,まず六郷・猪方排水樋管水位計及び監視カメラ設置委託5,197万円の詳細についてお伺いをさせていただきます。 953: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 954: ◯ 環境部長(清水 明君) 各樋管に水位計と監視カメラを設置することにより,樋管の操作に役立てること,水位や監視カメラの情報を市民の皆様にリアルタイムで発信することができるようにすることを考えております。  水位計はそれぞれ樋管の堤内地側と堤外地側にそれぞれ1基ずつ,カメラは六郷排水樋管に2基,猪方排水樋管に1基とし,流れを確認する位置等に配置する予定でございます。 955: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 956: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 続きまして,六郷・猪方排水樋管ポンプ設備整備委託407万円についても,詳細をお伺いするところでございます。 957: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 958: ◯ 環境部長(清水 明君) 六郷排水樋管には既に常設のポンプがありますので,今回の補正予算では2台を設置する予定でございます。猪方排水樋管には常設のポンプがありませんので,4台を設置する予定でございます。ポンプ1台当たりの能力といたしましては,毎分0.5トンの排水能力あるポンプを予定してございます。 959: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 960: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 最後でございます。六郷・猪方排水樋管の遠隔操作設備設置工事の設計委託について,詳細をお伺いさせてください。 961: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 962: ◯ 環境部長(清水 明君) こちらの遠隔操作設備設置工事の設計委託でございますが,水門の開閉を市役所から操作できるようにするため,今年度から来年度にかけて行うものでございます。  六郷につきましては,実施設計を行い,その結果を踏まえて工事を行う予定でございます。猪方につきましては,まず基本設計を行い,基本設計の完了後,その結果を踏まえて,実施設計及び工事を行う予定でございます。 963: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 964: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 幹事長が一般質問の中で,早期に対応をしていただきたいという取り組み,対応していただき,まことにありがとうございます。今後は,原因究明調査も行われるところでございます。可能な対策はしっかりと取り組んでいただき,そして中長期的な対策も検討していただき,狛江市民の生命・身体・財産をしっかり守っていただける対策をお願い申し上げ,質問を終了いたします。 965: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木えつお議員。 966: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 監視カメラなんですけれども,六郷が2台で,猪方が1台。猪方1台で大丈夫なんでしょうか。どういう基準でこの台数を選んだのかお伺いいたします。 967: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 968: ◯ 環境部長(清水 明君) こちら,カメラの会社と現地で打ち合わせをする中で設置可能場所というものを調査しまして,猪方については1台設置するというふうにしてございます。 969: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 970: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それから排水ポンプが,これですと6台で407万円ということで,ちょっと安いんだなと思ったんですけれども,こんなものなのでしょうか。 971: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 972: ◯ 環境部長(清水 明君) 排水能力に応じて価格等も決まってくるものでございますが,可搬式のポンプということで,市場価格を反映してこのような金額とさせていただいております。 973: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 974: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) あと遠隔操作の関係で990万,これ,設計の予算だと思うのですが,設計が終わって工事もあると思うんですけれども,それのほうは幾らぐらいになるのでしょうか。 975: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 976: ◯ 環境部長(清水 明君) 工事につきましては,設計の成果を踏まえて検討することになってございます。 977: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。
    978: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 順調にいった場合なんですけれども,いつごろ運転を開始できるのでしょうか。 979: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 980: ◯ 環境部長(清水 明君) 六郷と猪方で違うところではございますが,六郷排水樋管につきましては,実施設計を終えて最短でも来年の冬以降になろうかと考えております。  猪方排水樋管につきましては,基本設計で判明する工事の内容によってスケジュールが決まってくるものと考えております。 981: ◯ 議 長(石井 功議員) 14番鈴木議員。 982: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) それぞれ合わせると,多額の予算がかかるものであります。ぜひ国庫補助等を要望しながら,水害対策強化のために努力していただきたいと申し上げまして終わります。 983: ◯ 議 長(石井 功議員) ほかにありませんか。     (「なし」の声あり) 984: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で歳出の質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第59号は,会議規則第36条第3項の規定に基づき委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 985: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって議案第59号は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。     (「なし」の声あり) 986: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  日程第3 議案第59号 平成31年度狛江市公共下水道特別会計補正予算(第1号),本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 987: ◯ 議 長(石井 功議員) 挙手全員と認めます。よって議案第59号は原案のとおり可決されました。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 988: ◯ 議 長(石井 功議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査及び議事の都合により,明11日から22日までの12日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 989: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明11日から22日までの12日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は12月23日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。     午後 6時25分 散会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...