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令和元年第4回定例会(第22号) 本文 開催日: 2019-12-09
令和元年第4回定例会(第22号) 名簿 開催日: 2019-12-09

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選択 30 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 31 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 32 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 33 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 34 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 35 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 36 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 37 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 38 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 39 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 40 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 41 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 42 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 43 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 44 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 45 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 46 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 47 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 48 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 49 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 50 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 51 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 52 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 53 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 54 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 55 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 56 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 57 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 58 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 59 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 60 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 61 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 62 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 63 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 64 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 65 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 66 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 67 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 68 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 69 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 70 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 71 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 72 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 73 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 74 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 75 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 76 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 77 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 78 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 79 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 80 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 81 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 82 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 83 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 84 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 85 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 86 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 87 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 88 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 89 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 90 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 91 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 92 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 93 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 94 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 95 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 96 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 97 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 98 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 99 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 100 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 101 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 102 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 103 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 104 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 105 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 106 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 107 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 108 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 109 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 110 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 111 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 112 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 113 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 114 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 115 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 116 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 117 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 118 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 119 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 120 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 121 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 122 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 123 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 124 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 125 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 126 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 127 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 128 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 129 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 130 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 131 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 132 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 133 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 134 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 135 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 136 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 137 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 138 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 139 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 140 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 141 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 142 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 143 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 144 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 145 : ◯ 21番(谷田部 一之議員) 選択 146 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 147 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 148 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 149 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 150 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 151 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 152 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 153 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 154 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 155 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 156 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 157 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 158 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 159 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 160 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 161 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 162 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 163 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 164 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 165 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 166 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 167 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 168 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 169 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 170 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 171 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 172 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 173 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 174 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 175 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 176 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 177 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 178 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 179 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 180 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 181 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 182 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 183 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 184 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 185 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 186 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 187 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 188 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 189 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 190 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 191 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 192 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 193 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 194 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 195 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 196 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 197 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 198 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 199 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 200 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 201 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 202 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 203 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 204 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 205 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 206 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 207 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 208 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 209 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 210 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 211 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 212 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 213 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 214 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 215 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 216 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 217 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 218 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 219 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 220 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 221 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 222 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 223 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 224 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 225 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 226 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 227 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 228 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 229 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 230 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 231 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 232 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 233 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 234 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 235 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 236 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 237 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 238 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 239 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 240 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 241 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 242 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 243 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 244 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 245 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 246 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 247 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 248 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 249 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 250 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 251 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 252 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 253 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 254 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 255 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 256 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 257 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 258 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 259 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 260 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 261 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 262 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 263 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 264 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 265 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 266 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 267 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 268 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 269 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 270 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 271 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 272 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 273 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 274 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 275 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 276 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 277 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 278 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 279 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 280 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 281 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 282 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 283 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 284 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 285 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 286 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 287 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 288 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 289 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 290 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 291 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 292 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 293 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 294 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 295 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 296 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 297 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 298 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 299 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 300 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 301 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 302 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 303 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 304 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 305 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 306 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 307 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 308 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 309 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 310 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 311 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 312 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 313 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 314 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 315 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 316 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 317 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 318 : ◯ 19番(太田 久美子議員) 選択 319 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 320 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 321 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 322 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 323 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 324 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 325 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 326 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 327 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 328 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 329 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 330 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 331 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 332 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 333 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 334 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 335 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 336 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 337 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 338 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 339 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 340 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 341 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 342 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 343 : ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 選択 344 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 345 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 346 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 347 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 348 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 349 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 350 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 351 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 352 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 353 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 354 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 355 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 356 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 357 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 358 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 359 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 360 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 361 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 362 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 363 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 364 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 365 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 366 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 367 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 368 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 369 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 370 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 371 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 372 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 373 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 374 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 375 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 376 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 377 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 378 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 379 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 380 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 381 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 382 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 383 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 384 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 385 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 386 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 387 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 388 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 389 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 390 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 391 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 392 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 393 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 394 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 395 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 396 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 397 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 398 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 399 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 400 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 401 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 402 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 403 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 404 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 405 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 406 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 407 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 408 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 409 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 410 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 411 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 412 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 413 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 414 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 415 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 416 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 417 : ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 選択 418 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 419 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 420 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 421 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 422 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 423 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 424 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 425 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 426 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 427 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 428 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 429 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 430 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 431 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 432 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 433 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 434 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 435 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 436 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 437 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 438 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 439 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 440 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 441 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 442 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 443 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 444 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 445 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 446 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 447 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 448 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 449 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 450 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 451 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 452 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 453 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 454 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 455 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 456 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 457 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 458 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 459 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 460 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 461 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 462 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 463 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 464 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 465 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 466 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 467 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 468 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 469 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 470 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 471 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 472 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 473 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 474 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 475 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 476 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 477 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 478 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 479 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 480 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 481 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 482 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 483 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 484 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 485 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 486 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 487 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 488 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 489 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 490 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 491 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 492 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 493 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 494 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 495 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 496 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 497 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 498 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 499 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 500 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 501 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 502 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 503 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 504 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 505 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 506 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 507 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 508 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 509 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 510 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 511 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 512 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 513 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 514 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 515 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 516 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 517 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 518 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 519 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 520 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 521 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 522 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 523 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 524 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 525 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 526 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 527 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 528 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 529 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 530 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 531 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 532 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 533 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 534 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 535 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 536 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 537 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 538 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 539 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 540 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 541 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 542 : ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 選択 543 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 544 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 545 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 546 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 547 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 548 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 549 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 550 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 551 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 552 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 553 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 554 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 555 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 556 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 557 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 558 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 559 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 560 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 561 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 562 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 563 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 564 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 565 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 566 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 567 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 568 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 569 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 570 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 571 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 572 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 573 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 574 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 575 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 576 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 577 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 578 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 579 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 580 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 581 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 582 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 583 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 584 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 585 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 586 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 587 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 588 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 589 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 590 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 591 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 592 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 593 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 594 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 595 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 596 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 597 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 598 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 599 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 600 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 601 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 602 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 603 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 604 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 605 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 606 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 607 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 608 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 609 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 610 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 611 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 612 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 613 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 614 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 615 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 616 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 617 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 618 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 619 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 620 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 621 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 622 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 623 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 624 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 625 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 626 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 627 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 628 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 629 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 630 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 631 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 632 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 633 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 634 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 635 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 636 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 637 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 638 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 639 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 640 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 641 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 642 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 643 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 644 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 645 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 646 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 647 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 648 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 649 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 650 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 651 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 652 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 653 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 654 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 655 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 656 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 657 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 658 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 659 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 660 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 661 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 662 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 663 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 664 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 665 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 666 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 667 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 668 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 669 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 670 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 671 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 672 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 673 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 674 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 675 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 676 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 677 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 678 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 679 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 680 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 681 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 682 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 683 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 684 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 685 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 686 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 687 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 688 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 689 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 690 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 691 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 692 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 693 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 694 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 695 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 696 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 697 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 698 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 699 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 700 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 701 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 702 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 703 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 704 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 705 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 706 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 707 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 708 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 709 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 710 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 711 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 712 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 713 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 714 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 715 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 716 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 717 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 718 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 719 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 720 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 721 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 722 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 723 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 724 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 725 : ◯ 9 番(しの 浩司議員) 選択 726 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 727 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 728 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 729 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 730 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 731 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 732 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 733 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 734 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 735 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 736 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 737 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 738 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 739 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 740 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 741 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 742 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 743 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 744 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 745 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 746 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 747 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 748 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 749 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 750 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 751 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 752 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 753 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 754 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 755 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 756 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 757 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 758 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 759 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 760 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 761 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 762 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 763 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 764 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 765 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 766 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 767 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 768 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 769 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 770 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 771 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 772 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 773 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 774 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 775 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 776 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 777 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 778 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 779 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 780 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 781 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 782 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 783 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 784 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 785 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 786 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 787 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 788 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 789 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 790 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 791 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 792 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 793 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 794 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 795 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 796 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 797 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 798 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 799 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 800 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 801 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 802 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 803 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 804 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 805 : ◯ 10番(栗山 たけし議員) 選択 806 : ◯ 議 長(石井 功議員) 選択 807 : ◯ 議 長(石井 功議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(石井 功議員) 日程第1 一般質問を続行いたします。21番谷田部一之議員。     〔21番 谷田部一之議員登壇〕 3: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 議長より発言する許可をいただきましたので,2問質問いたします。  まず最初に台風19号による狛江市の災害対策でございます。  この質問につきましては,12月の第4回定例会初日より各議員がそれぞれ質問しておりますが,私も自由民主党・明政クラブ幹事長として総括質疑をさせていただきます。  10月12日に上陸した台風19号は,国内に広範囲にわたって甚大な被害をもたらしました。市内でも床上・床下浸水等300件弱に被害が発生したということで,狛江市の人口の約5%,そして4,000人近い人が避難し,避難生活をしたということで,未曽有の大災害と呼ばれるものでありました。浸水被害に遭われた皆様,被災された方々には,一日も早く普通の生活に戻れますように心よりお見舞い申し上げます。  今回の台風19号における練馬第1師団を初めとする自衛隊の活躍は,狛江市にとっても被災者にとっても勇気と希望を与えてくれました。市長より指示を受けまして,早速,根川地域周辺,そしてまた猪方・駒井地域の泥土の作業を夜を通してやっていただきました。これによって,市民の皆さんも御承知のとおり,令和元年第4回定例会の初日の補正予算の総括質疑でもありましたが,もし自衛隊がおくれていれば,狛江市の多大なる一般会計補正予算の歳出にもかかわってきただろうと思っております。これにつきましては,市長の指示により早く来ていただいたということは,本当に被災者にとってもうれしい限りでございます。市長ありがとうございます。この自衛隊のほかにも,台風第19号で御尽力された消防団,狛江市建設業協会,緑水会,PTA連合会,避難所運営協議会,地区消防隊,それぞれ活躍していただきまして本当にありがとうございます。  それでは質問です。これら台風19号で御尽力された消防団,狛江市建設業協会,緑水会,PTA連合会,避難所運営協議会,地区消防隊は,それぞれどのような役割をしましたか。  続きまして2問目,新しい時代に新しい狛江をでございます。  ここ数年,狛江駅周辺だけに集合住宅が多く建ち,人口がふえているのがこの狛江市です。イベント等,ラグビーパブリックビューイング等,本当に狛江駅周辺が最近にぎわってきました。しかしながら和泉多摩川駅周辺,こちらのほうも私も聞き込みしますと,狛江駅に比べると孤立して先細りの地域になっていると地域の住民からは言われております。大きな商店街はありますが,物販店や大型スーパーがなく,業態の偏りが多いため,どうしても和泉多摩川地域の人たちは狛江駅周辺に買い物に行く人が多いのが現実であります。  しかしながら,第10回狛江市民意識調査によりますと,「とても住みよい」「まあまあ住みよい」という中の21.1%が「水と緑が豊かなまちだから」と1位を占めております。  また,テキストマイニング分析というものがありまして,こちらの分析によると,こちらを見てもらいたいんですけれども,多摩川というのが大きく出ているんです。このように,今,狛江市でも多摩川がいいから来たいんだ,住みたいんだという人が非常に多い。これらを踏まえて,狛江市の魅力は多摩川だというのも1つ考えられるわけであります。  ましてこの多摩川,地価も調べました。要するに土地の値段,都内の多摩川近接9駅(六郷土手駅,東急多摩川駅,二子玉川駅,京王多摩川駅,是政駅,南多摩駅,中河原駅,聖蹟桜ヶ丘駅,和泉多摩川駅)の土地の値段で一番高いのは六郷土手の198万9,000円。しかし和泉多摩川は下から3番目なんです。幾らかといいますと82万6,446円です。いかに地価が安いか。そしてまた,未来戦略会議に書かれているんですけれども,JR東日本各駅の乗車人数,これが2017年度版です。JR東日本の乗降者数上位7駅(新宿駅,池袋駅,東京駅,横浜駅,品川駅,渋谷駅,新橋駅)に行く平均所要時間も,和泉多摩川駅が多摩川近接9駅のうちで3番目になっています。地価が安いのも第3位,アクセスがよいのも第3位ということで,和泉多摩川駅は地価と主要駅へのアクセスの両面で優位になっており,自然に加えて地価が安く,都市へのアクセス性がいいという魅力の場所なんです。多摩川近接9駅に比べると非常に魅力のあるまちだということであります。ですので,まだまだ発展途上のまちなんです。  人口を多くするためにはどうするか。まずイベントを広げなくてはいけない。そしてまた用途地域を変えなくてはいけないということも,住んでいる市民の皆さんから多くの声をいただいております。  今回は,まず最初にぽかぽか広場,こちらもやっとイベント広場に使えるようにということで,市議会で採択されました。ぽかぽか広場の整備に関して,現在ワークショップ形式により基本構想に対する提案を検討しているところだか,参加者の構成や現在の進捗状況はどうなっているかお伺いします。  再質問は自席にて行いますので,よろしくお願いいたします。
    4: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 5: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 1問目の台風第19号の対応について答弁させていただきます。  狛江市消防団につきましては,10月12日午後2時に参集いただき,避難所運営,警戒活動,樋管での排水作業等に総勢88名で対応に当たっていただいております。また,避難所運営協議会,狛江市地区消防隊,PTA連合会の皆様には,避難所での運営,支援を担当していただいております。 6: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 7: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市建設業協会につきましては,10月14日には約20名で猪方・駒井地区の泥土の除去作業を行っていただき,10月18日,19日にも根川通りの歩道の清掃を行っていただいております。 8: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 9: ◯ 環境部長(清水 明君) 緑水会の皆様には,ことしの3月に締結しました「台風時における倒木等の応急措置の協力に関する覚書」に基づいて御対応いただきました。具体的には,午前零時ごろから午前4時ごろまで,市職員と緑水会2名で,公園を中心に倒木や枝折れ等の被害状況を確認し,応急措置の実施と各委託造園事業者への連絡を行いました。その後,各委託造園事業者に速やかに剪定や伐採等の必要な対応を行っていただきました。 10: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 11: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 2問目,ぽかぽか広場の整備に関して答弁いたします。  ぽかぽか広場の整備基本構想を考えるワークショップにつきましては,ぽかぽか広場の近隣住民の方や近隣商店街の方など24人の方に御参加いただき,3グループに分けて議論を進めてまいりました。第1回目を9月11日に開催し,その後,9月下旬に現地でのワークショップを開催する等,現在まで全4回全てが終了したところであり,ワークショップとしての提案が一定程度固まったところでございます。今後,ワークショップからの報告会を開催し,市民の皆様に広く周知させていただくところです。 12: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 13: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 台風19号で狛江市は被害があったんですけれども,これらの業界の皆さんが一生懸命お手伝いしていただき,そしてまた自衛隊の皆さんにもお手伝いしていただき,本当にありがとうございました。  私たち自民党といたしましても,令和元年11月7日台風第19号等被災者生活支援チームということで,被災者の生活と生業の再建に向けた対策パッケージというのをつくっております。基本方針は,「台風第15号及び第19号をはじめとした一連の豪雨・暴風を受けて,被災地のニーズや地域ごとの特性を踏まえつつ,被災者の生活・生業の再建に向け,緊急に対応すべき施策を取りまとめ,予備費等の措置を講じていく。今後も,被災者の安心感を確保し,被災自治体が安心して復旧・復興に取り組めるよう,切れ目なく,財政措置等を講じていく。被災自治体等とともに,被災者の目線に立ち,一日も早い被災地の応急復旧,生活の再建,生業の再建等に全力を尽くしていく。」としております。  特にここで災害応急復旧ということで,政府としても全力で復旧していくということで,「洪水による大量の流れにより,枯れた草木等の大量のごみ等が河川に堆積し,河川施設の操作への影響等も生じていることから,この撤去等に速やかに対応する。さらに,今回被害を受けた河川等については,再度の災害による被害を防止するため,改良復旧等の対応を行う。」ということで,復旧対策に政府も全力で取り組んでいるのが今の現状であります。  それでは,狛江市の下水道原因究明調査委託ということで,調査委託業者の選定と委託内容,いわゆる樋管をあけた場合と樋管を閉めた場合の浸水被害等の調査を行うのかどうかということを質問いたします。 14: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 15: ◯ 環境部長(清水 明君) 委託の受注業者は,建設コンサルタントである日本水工設計株式会社でございます。委託の内容につきましては,樋管をあけた場合と閉めた場合の浸水状況のシミュレーションを行い,最善の樋管操作のあり方について検討するとともに,今後の対策として,ハード面やソフト面についても検討する内容となっております。 16: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 17: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 各議員から質問がございました。この調査委託ということで,受注者は建設コンサルタントである日本水工設計株式会社ということであります。樋管をあけた場合と樋管を閉めた場合の浸水のシミュレーションをやるということになっておりますが,専門家に委託するということも大事ですが,おととい,たまりやさんの一周忌がございまして,私も参加させていただいたんですけれども,たまりやの御主人は1年前に亡くなったんですけれども,弟さんは健在でございまして,多摩川の貸しボート屋ということで,谷田部さん,ぜひ言ってほしいということで,専門家も大事ですけれども,多摩川で何十年も経営しているたまりやの弟さん,全てを知っているということで,そういう人の意見を聞くことは大事だということを私は思いました。小河内ダムをあけてどのぐらいで来るかということは,1年中彼らは見ていますので,そういう人たちの御意見を聞くということも非常に大切なことだということは私もわかりました。  そして,特に台風19号が去った後,令和元年10月15日に弟さんがいろいろなものを書いているんです。ちょっと読み上げます。今回の台風19号についてです。「昭和49年の狛江の決壊のときと同じくらいだったよ。生涯で2回目だ」ということで言っております。「「たまりや」の屋形船がプカプカした映像をNHKで見たでしょ。9時頃来てみたんだけど,遅かったね。河川敷に降りようとしたら,「入っちゃだめ」って警備の人が言うんだよ。「これで生活してるんだから,どのくらいの水でどうなるかってのは自分でわかるから,頼むよ」って言ったんだけど,入れなかった。そのうち警備の人が行っちゃったから,入るといろいろ流された後だった。……あの日,朝5時ころ来たとき五本松は砂利がいっぱいあがっていた。水はものすごい力だよ。考えられないことをするよ。一晩で平らにしちゃう。ブルドーザーでやったみたいに。恐ろしいのよ。スゴイよ。大変だよ。もう,くたくただよ。」ということを言っております。  さらにもう1つ言っているのが,「今回も大量の砂利が流れてきて,全体的に川が浅くなってきてる。調布堰の上に島があったのよ。それを2メートルくらい採ったけど,また今回の台風で埋まっちゃった。水が出ると砂利はどんどん流れてくる。だから砂利は場所,場所で定期的に採らなくちゃあだめなんだよ。山を崩すより,もっと川の砂利を取って,活用してほしいよ。」ということも言っております。多摩川についてはいろいろなことを知っていますので,ぜひたまりやの弟さん,御健在でございますので,お聞きするということも大事だと思っております。  それでは,この調査委託の結果報告をいつどのような形で報告するのでしょうか。 18: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 19: ◯ 環境部長(清水 明君) 委託の経過や結果につきましては,進捗状況に応じて適宜ホームページや広報等により幅広く市民の皆様に公表し,情報共有を図ってまいりたいと考えております。 20: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 21: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 市民説明会では,貯留施設,浸透施設をぜひ設置してほしいという,私も2回の市民説明会を傍聴させていただきました。すごい人でした。和泉小学校,そして第六小学校ですか。和泉小学校は意見がどんどん出てきて,時間で終わらないほど出てきたんですけれども,この要望,貯留施設,浸透施設をぜひ設置してほしいと。専門家による検証やシミュレーションがわかるまで判断しにくいかと思いますが,市の見解をお願いいたします。 22: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 23: ◯ 環境部長(清水 明君) 議員がおっしゃるように,専門家による原因究明委託の中で,浸水状況をシミュレーションし,最適な樋管の操作方法の検討,ポンプ施設,貯留施設等のハード対策のうち実現可能なものの検討,ソフト対策の検討を行う予定であり,対策案が出てから判断することが多いものです。  市民説明会等で話のあった大規模な雨水貯留施設等の雨水流出抑制施設の設置につきましては,浸水被害対策として大きな効果が期待されるものの,莫大な予算と長い事業期間を要するものであります。狛江市単独でできる取り組みには予算や規模の面で制約がありますが,市長が国土交通大臣,京浜河川事務所長に面会した際に,多摩川流域の自治体を取りまとめ,今後の対策について検討する場を設けるよう要望しております。こうした場などにおいて雨水貯留施設整備の必要性等の共有を図ってまいりたいと考えております。  一方,各家庭等に設置する比較的規模の小さい雨水浸透ますや雨水貯留タンク等の雨水流出抑制施設の設置につきましては,敷地内に設置することが困難である等の制約がありますが,市民の皆様にも御協力をいただき行うことができる浸水対策であり,引き続き推進していきたいと考えております。 24: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 25: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 各家庭等に設置する比較的規模の小さい雨水浸透ますの助成,家の敷地内につくらなくてはいけないんですけれども,雨水浸透ます設置ということで狛江市でも助成しているんです。浸透ますの大きさに応じて助成し,設置数に制限はありませんが,限度額は約30万円ということで,大きさによって違うんですけれども,ますの高さが400ミリは2万1,000円,口径が500ミリのものについては15万円ということになっております。この助成の対象ということで,狛江市内に個人が所有する住宅及び集合住宅で,市税の滞納がない方ということで,各家庭で雨水浸透ますをつくっていただければいいと思いますので,そういうことをどんどん広報していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  続きまして,貯留施設や浸透施設をふやすことも大事でありますが,まず専門家による原因究明が先決だと思っております。原因究明が終わった後に,直ちに,そして速やかに実行することが被災者にとって大事だし,市にとっても必要だと思います。市の見解をお願いいたします。 26: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 27: ◯ 環境部長(清水 明君) 今回起きた浸水被害の原因を究明することは,今後の浸水対策にとって不可欠なことであると考えております。原因を究明することで,今後市として対策しなければならないことが浮き彫りになり,その対策をしっかりと進めていくことが大事であると考えております。  なお,原因究明の結果を待たずにとれる対策については,本定例会に上程する補正予算で対応してまいります。今後も,今回の浸水被害の原因究明の結果を踏まえ,ハード・ソフト両面からの対策をできるものから速やかに実施してまいりたいと考えております。 28: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 29: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは次の質問,多摩川の水位が下がれば浸水被害はなくなると谷田部和夫さんも言っております。市の見解をお願いいたします。 30: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 31: ◯ 環境部長(清水 明君) 多摩川の水位を下げることが根本的な解決策であると考えております。そのため,狛江市内から多摩川への雨水排水の流れを確保するため,多摩川の河床を下げる等の検討を行い,その対策を実施すること,また,台風第19号に伴い堆積した土砂の撤去を速やかに行い,多摩川の流下能力を確保することについて,市長みずから国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所長に要望したところでございます。 32: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 33: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 水位を下げることが根本的な解決策であると御答弁いただきました。たまりやの谷田部和夫さんも,川の砂利をとっていただいて水位を下げるのも必要だということを言っております。  今回も,先ほど言いましたけれども,昭和49年の決壊と同じぐらい,生涯で2回目というぐらいの今回の台風19号でした。ボート屋も言っております。大量の砂利が流れてきて全体的に川が浅くなってきているというのは事実であります。この砂利をとるということも大切なんですけれども,以前と比べて,河川法というのがありまして,砂利を持ち出してほかに使えないみたいなんです。以前は東京オリンピックに多摩川の川砂利を使ったということを聞いているんですけれども,今はそれが持ち出せないということで,川砂利の再利用というのがなかなか難しいところなんですけれども,とにかく堆積した砂利をまず掘らなければしようがないということで,ぜひともその辺のところも,国と一緒になってやっていっていただきたいと思っております。  それでは次の質問に移らせていただきます。台風当日の樋管に配置した職員,どのぐらいの職員が行ったんでしょうか。 34: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 35: ◯ 環境部長(清水 明君) 台風当日に排水樋管に配置した職員ですが,職員が各排水樋管に常駐開始後,下水道課職員2名から4名の体制で樋管の操作等の対応に当たったところです。なお,排水作業につきましては,消防団にも協力を依頼し,排水作業を行っていただいたところでございます。 36: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 37: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは市民説明会,私はずっと列挙しているんですけれども,六郷排水樋管と猪方排水樋管とでは,排水を開始した時間が異なっていると市民説明会でありました。六郷へ先に行って猪方はおくれて行ったということですが,異なるのはなぜでしょうか。見解をお願いいたします。 38: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 39: ◯ 環境部長(清水 明君) 六郷排水樋管と猪方排水樋管の排水開始時間の差ということでございますが,市内の降雨が小康状態となった段階で,現場状況を確認し樋管を閉め,排水作業に取りかかりました。六郷排水樋管については,常設のポンプ設備があるためすぐに排水作業に取りかかれましたが,猪方排水樋管には常設ポンプがないため,ポンプ車の手配や現場の交通整理の要請等の手順を踏まなければならないため,時間差が生じたところでございます。 40: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 41: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは次の質問に移らせていただきます。狛江市議会第4回定例会,平成31年度狛江市一般会計補正予算(第5号)の総括質疑の中で,六郷排水樋管に水位計や監視カメラをつける場合は調布市の負担はあるのかという質問に,環境部長は,基本的には調布市の排水面積が大きいため,調布市に費用の約95%を負担していただくと答弁し,さらに,根川雨水幹線の土砂や流木等の撤去・清掃費用,そして泥の処分費についても,同様に調布市に95%──95%というとほぼ100%近いです──負担してもらうという答弁をいただきました。調布市とどのようにそういうことを調整したんでしょうか。 42: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 43: ◯ 環境部長(清水 明君) 調布市との調整についてでございますが,狛江市と調布市との間で,根川雨水幹線の施設の建設及び維持管理についてを取り決めた規約がございます。これに基づき調整しております。 44: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 45: ◯ 21番(谷田部 一之議員) そういう協定に基づいてやったということがわかりました。  続きまして水位計,監視カメラの必要性と場所です。各樋管に水位計や監視カメラを設置することにより樋管の操作に役立てること,水位や監視カメラの情報を市民の皆さんにリアルタイムで発信することができるようにすることを考えていますということで,水位計はそれぞれの樋管の敷地内,中と外にそれぞれ1基ずつ,監視カメラは六郷排水樋管に2基,猪方排水樋管に1基ということでありますが,それでよろしいですね。 46: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 47: ◯ 環境部長(清水 明君) そのとおりでございます。 48: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 49: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは,罹災証明を受理された市民の多くは,多くの水を清掃等で使っていると聞いております。私の知り合いもそれでやっていました。ほかの自治体では下水道使用料金の減免措置がなされておりますが,狛江市もぜひやってほしいという要望が結構多いんです。対応してほしいという市民要望に市の見解をお願いいたします。 50: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 51: ◯ 環境部長(清水 明君) 今回の台風第19号により被害を受けた共同住宅,事務所を含む世帯で罹災証明書の発行を受けた世帯,家屋が被災して下水道使用の契約をしている方で,被災届出受理書の発行を受け,市がその被害を確認したものについて減免を行うことを予定しています。減免内容としましては,令和元年10月12日を含む使用月とその翌月の下水道使用料について,下水道の基本使用料相当分の1カ月当たり10立方メートルまでの使用料を減免する予定でおります。 52: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 53: ◯ 21番(谷田部 一之議員) これも市民要望でございますので,ありがとうございます。  続きまして家屋消毒費補助について,これまでの経緯を含め答弁をお願いいたします。 54: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 55: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市では,浸水被害発生からこれまで消毒を実施しておりません。近隣市区で消毒を実施されている自治体もございますが,消毒の対応は各自治体の判断となり,市民の皆様に対応をお願いしておりました。ホームページにおいて,厚生労働省の消毒方法のチラシ等も公開して周知を行っていたところでございます。屋内・屋外ともに土砂等を取り除くなど清掃をしっかり行い,水道水で洗い流し,しっかり乾かすことが重要であり,床上は直接手など触れることが多いため,その後に消毒を行いますが,床下や屋外の消毒を実施しなくても,清掃と乾燥をしっかりと行うことで菌が死滅するため,原則不要としております。  先月でございますが,それまで市民の皆様に消毒をお願いしておりましたが,床上浸水で消毒の費用負担をされた部分の助成について,要望が強いこともあり,対応を検討いたしまして,助成を実施することといたしました。  助成金額の限度額は,多摩地域各自治体と多摩建物環境協同組合が合同で契約している床上部分の消毒を実施した場合の費用と同一である1万3,200円を上限として,11月18日から受け付けを開始し,被災者支援案内窓口においては12月27日まで,健康推進課窓口では令和2年3月31日まで申請を受け付ける予定となっております。 56: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 57: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 消毒についても市は一生懸命取り組んでいるということがわかりました。  続きまして,防災行政無線やホームページがパンクして被害状況がわからないと市民説明会では聞かれましたけれども,こちらのほうは確認ですが,市の見解をお願いいたします。 58: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 59: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災行政無線は屋外に設置したスピーカーによる情報伝達手段であるため,風雨が強い環境では聞き取りづらいことがあるほか,ホームページにつきましても,今回一時的なアクセスの集中によりつながらなくなる等といったことがありました。そうした状況でも確実な情報伝達ができるよう,緊急速報メールの配信や各種SNSの活用,Lアラートを通じたテレビ等のマスコミへの情報提供等,多様な手段を用いて情報を発信しております。気象庁等においても防災気象情報等をさまざまな手段で発信しております。  なお,ホームページにアクセスしにくくなったことについては対策が必要と認識しております。対策としては,サーバーへの負荷を回避する仕組みを検討し,災害時の情報発信の強化とともに,日ごろよりさまざまな情報ツールがあることを認知していただき,利用していただけるように取り組んでいく必要があると考えております。さまざまな手段を用いた情報伝達については,受け手が情報を待つだけでなく,みずから情報をとりに行くことが重要でございます。こうしたことを多くの方に理解していただくため,平時から情報収集の重要性やさまざまな手段の紹介等,積極的に周知・啓発に取り組んでまいりたいと考えております。 60: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 61: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 今,総務部長がおっしゃったとおり,情報伝達については,受け手が情報を待つだけでなく,みずから情報をとりに行くことも大事なんです。自分から情報をとりに行くということも必要だと私も思います。ぜひとも積極的に周知・啓発に取り組んでいっていただきたいと思っております。  続きまして内水ハザードマップ,これも見直したらいいんじゃないかということも市民説明会ではございました。見解をお願いいたします。 62: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 63: ◯ 環境部長(清水 明君) 現在委託しております原因の究明の中でシミュレーションを行った結果をもとに,内水浸水の想定区域図を策定することも必要であると考えております。 64: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 65: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 絶対に必要だと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  続きまして垂直避難です。今回,垂直避難ということがよく出てきておりますが,垂直避難も含めて避難所の早期の開設と全ての避難所の開設は必要だと思っておりますが,市の見解をお願いいたします。 66: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 67: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害から身を守るための避難所の早期開設やその数の確保は重要と認識しております。今回の対応においては,避難所の開設に当たる職員の態勢を含め,さまざまな課題が生じたところでございます。今後につきましては,今回の課題を踏まえ,早目の体制づくり,避難所の早期開設に向けて対応を考えてまいります。 68: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 69: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 私も和泉小学校,第六小学校の市民説明会に行って,市民の皆さんとさまざま情報交換をしました。あの市民説明会で手を挙げて言うことはなかなかできないんだと。勇気を持って手を挙げることができないので,市のほうに直接言いたいということなんですけれども,次の日,その翌日,2日後に市役所に電話しても,縦割りの役所になっているので,すぐたらい回しにされてしまうと。いろいろな条件は聞かれるんですけれども,そうしているうちに,関係する所に電話をしたいんですけれども,うちではありません,うちではありませんということで,たらい回しされることが非常に多いということで,窓口を一本化してほしいということも市民の人から結構言われました。  しかしながら市役所は,被災者支援制度を案内する被災者支援案内窓口を11月18日に開設しているんです。皆さんも御承知のとおり台風19号が10月12日ですので,その窓口の一本化ということで,1カ月以上,開設するのが遅過ぎるということで,もうちょっと早く窓口の開設をしてほしいという声が非常に多く上がっております。  また,避難所での災害情報が,誰が指示する人かということも,全くわからない。職員も一生懸命やっていただいた。私もあのときは第一中学校に地区消防隊としてずっといましたけれども,命令する系統が誰だかわからない。職員もいるんですけれども,その職員がやっていいのかどうかというので,なかなか指示系統ができなかったということについては反省点だと思っております。  そしてまた,避難所へ行ってもいいですかと,でも自宅が安全だったら自宅でもいいんですよということもなかなか不十分で,高いマンションの住まい,要するに10階,12階ぐらいあるマンション,和泉多摩川地域でいえばパークハイムとか,そういう所は自宅で垂直避難しているということだと思っておりますので,そういうことを指示する体制が不十分だと感じたところでございます。  そこで,台風19号,本当に未曽有の大災害だと思っております。そこで狛江市未来戦略会議全体報告書,いいことばかり書かれているんです。私も調べてみたんですけれども,「災害時のSNS情報整理・分類AI」ということで,三宅議員ですか,この前も質問していたんですけれども,「SNS活用の効果と問題点」ということで,このSNSで効果が期待できるんです。  例えば,「平成23年3月,東日本大震災で津波が押し寄せて孤立した宮城県気仙沼市内の公民館に,福祉施設の児童ら約400人が取り残された。そのことをメールで知った家族が海外からツイッターに救助要請を投稿,ツイートを見た東京都の幹部が東京消防庁のヘリコプターを現地に向かわせるよう依頼し,無事救助された。」「平成27年9月の関東東北豪雨の際,鬼怒川の堤防が決壊。茨城県常総市で,濁流に囲まれ住宅内に取り残された住民がツイッターに助けを求める書き込みを行い,その内容を確認した自衛隊により無事救助された。」ということですので,SNSは結構利用できるということもあるんですが,逆にそうじゃないこともあるんです。  ツイッターをやるとデマが拡散されることにより混乱を招いてしまう。例えば,「「千葉の製油所火災で有害物質が雨と一緒に降る。」(東日本大震災)」「「動物園からライオンが逃げ出した。」(平成28年4月熊本地震)」「「外国人は地震に慣れていないから犯罪を起こす。」(平成30年6月大阪北部地震)」「「広範囲で断水になる。」(平成30年8月北海道地震)」というのもあります。そういうデマが拡散されるということでデメリットもある。  メリットとデメリットがあるというのがSNSの効果と問題点なんですけれども,そこでAIの活用ということで,対災害SNS情報分析システムDISAANA,そして災害状況要約システムD-SUMMというものがありまして,対災害SNS情報分析システムDISAANAというのが,「SNS上の災害関連情報をリアルタイムに深く分析・整理して,状況把握・判断を支援し,救援,避難の支援を行なう質問応答システム」,デマがあってもこういうのを全部AIが分析するということであります。そして,災害状況要約システムD-SUMMは,「SNS上の災害関連情報をリアルタイムに深く分析し,自治体毎に整理して,一目で状況把握・判断を可能とし,救援,避難の支援を行なうシステム」,状況把握をすると。このDISAANAとD-SUMMが九州北部豪雨災害のときとか熊本地震で活用されているみたいです。DISAANA,D-SUMMが自治体で使われているんですけれども,活用していただきたいと思っております。  メリットとしては,SNSを活用することで情報が幅広く入ってくる。水害時は,水位計のデータ以外に投稿された写真などで浸水等の状況がわかる。被害の投稿が多かった地域に重点的な人員配置などの対応がとれるということであります。多数の被災者との同時対話を実現し,被災状況に合わせた能動的な情報収集や,被災者一人一人に合わせた重要な情報のプッシュ,デマの可能性がある情報についての周辺被災者への直接確認などを行い,自治体の災害時における情報収集や不要不急の問い合わせに対する負担を大きく軽減することが期待されているということで,ぜひ防災AIを今後活用していただきたいと私は思っております。  それでは質問に移らせていただきます。私たち自由民主党・明政クラブは,台風19号による災害対策を10月15日,松原狛江市長に早期の市民説明会の立ち上げと災害対策について要望してまいりました。さらに11月15日には,伊藤達也衆議院議員とともに樋管の視察,多摩川護岸工事の復旧工事に対する要望を松原市長とともに現地で行いました。市長も御同行してもらいましたけれども,市長にお伺いいたします。当時の話し合いについてをお願いいたします。 70: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 71: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 伊藤達也衆議院議員には台風当日にも連絡をいただきまして,その状況をお知らせしたところでございます。また,11月18日には現地視察においでいただき,狛江市の状況について直接説明し,今後の対策等の要望を行ったところでございます。  現地視察当日は,六郷排水樋管において下水道課長とともに樋管の役割や台風当日の状況を説明したほか,六郷さくら通りの歩道上のマンホールの中に常設ポンプが設置されていることを示し,職員がどのような状態で排水作業等の対応を行っているかということも説明させていただきました。
     また,多摩川護岸が洗掘により露出したり岸が崩落してしまった箇所もありますので,ここを確認していただくとともに,景勝地である五本松を初めとする狛江市の護岸にごみや流木,土砂等が堆積していることから,そういった部分も確認いただいたところでございます。代議士のほうには国への対応をお願いしたところでございます。 72: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 73: ◯ 21番(谷田部 一之議員) そのとき私が伊藤達也代議士とちょっと話したんですけれども,多摩川周辺に住む地主からお聞きしたんですけれども,たまりや付近の土手,世田谷通りからたまりや,グラウンドに行くまで,ちょっと下がっています。その土手,そして和泉多摩川駅,小田急線の高架からグラウンドに行くまでも下がっております。たまりや付近とグラウンド付近,特に小田急線の高架の所からグラウンドに行くまでは非常に低くなっているので,ふだんから越水のおそれがあるということで,土手のかさ上げは必要じゃないかとお聞きしました。市の見解をお伺いいたします。 74: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 75: ◯ 環境部長(清水 明君) このたびの台風19号の影響によりまして,多摩川護岸が洗掘で露出したり岸が崩落してしまった箇所が発生しております。また,議員がおっしゃるような和泉多摩川地区センター付近の土手天端の堤防高が不足していること,高さが不足している箇所の土手天端のかさ上げや未舗装部分の舗装が必要なことについては,京浜河川事務所とも認識を共有しているところです。これらの状況を踏まえ,先ほど市長が御答弁申し上げたとおり,11月18日に伊藤達也衆議院議員が市内の視察にお越しになった際に,護岸の復旧や,市内の土手天端について高さの基準を満たしていない箇所の対策を講じるよう,松原市長が伊藤達也衆議院議員に対し国への働きかけをお願いしたところでございます。 76: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 77: ◯ 21番(谷田部 一之議員) ぜひよろしくお願いいたします。  それでは,台風19号の被害は多摩川流域自治体連携して要請していくことが私は必要だと思っておりますが,市長の考え方をお願いいたします。 78: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 79: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 以前から都内の災害では利根川水系に着目,またクローズアップされ,多摩川水系は減災にちょっと薄れてきているところもあると思います。今回の台風被害につきましては,これまでにない広範囲で多摩川に被害をもたらしました。狛江市内の多摩川でも堤防ののり崩れ,また,侵食とか浸水被害等が見られるなど大きな被害を受けたところでございます。早期の復旧,今後の減災に向けて,多摩川流域の自治体が連携するとともに,国や東京都とも連携してこういった部分を進めていくことが重要であると考えております。  そのことを踏まえまして,11月15日に赤羽国土交通大臣とお会いさせていただきまして,多摩川治水対策等に関し,国土交通省において多摩川流域の各自治体を取りまとめ,今後の対策等について検討する場を設けるように緊急要望させていただきました。国土交通省におきましては,関係機関,多摩川流域自治体を集めた検討の場を設けられたのであれば,狛江市としても多摩川治水対策についてしっかり述べていきたいと考えております。 80: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 81: ◯ 21番(谷田部 一之議員) しっかりと多摩川流域で考えていただき,これからの諸問題を解決していただきますよう,よろしくお願いいたします。  一般質問の初日に狛江市議会公明党の佐々木幹事長が言っておりましたが,床下浸水の被害があった被災者に対しては支援がほとんどありません。自由民主党・明政クラブに対しても,床下浸水した被害者,床下にはならなくても宅地内に浸水した被災者からは,泥のかき出しなど本当に大変であったという声をいただいております。災害救助法が適用される災害であることからも,このような被災者に対して市として何かしらの対応ができないか,私どもも市長に要望していたものであります。  市長の答弁では,浸水した世帯に対して,幾らかの見舞金を支給させていただきたいと考えておりますとのことでございました。これは一般質問の初日の佐々木幹事長への答弁でございます。マンションや団地等におきましては,上の階にお住まいの皆さんも,やはり入り口となるエリアの泥の撤去をみんなしているんです。浸水により泥が宅地内に堆積してしまった被災者に対して,罹災証明による床下浸水に限定せず,床下だけではなく,広く御苦労があった世帯を対象に市としての姿勢をあらわしていただきたいと思いますが,市長いかがでしょうか。これにはやはり早期の対応が必要であります。早期の実施についてもあわせてお伺いいたします。 82: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 83: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 床下浸水されていても罹災証明を申請されていない被災者もいらっしゃいます。罹災証明による判定基準としますと,罹災証明の申請が必要となり,被災者にとって手続の負担も加わってしまいます。できる限り被災者の負担が少なく済むような手法で対応できないか検討しております。御指摘のように,マンションの上の階にお住まいの方も,泥のかき出し等御苦労があったと思います。どのような方を対象とするかということも含めまして検討してまいりたいと思っております。  実施時期につきましては,財源も必要でありますので,補正予算をお願いしなければならないこともあるかもしれませんけれども,御要望いただいておりますように,早期の対応が必要であると考えております。 84: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 85: ◯ 21番(谷田部 一之議員) ぜひよろしくお願い申し上げます。  続きまして多摩川緑地公園グランド整備であります。こちらのほうも皆さん御質問しているので確認の意味であります。多摩川緑地公園グランドの近隣の被害状況をお伺いします。 86: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 87: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 近隣市の被害状況を確認したところ,調布市の多摩川児童公園内運動施設の野球場は,内野部分の土が場所によっては50センチ程度大きくえぐられたとのことです。また,外野部分等の芝生は残っているものの,芝生の間に砂利や土砂が堆積しているため,これを撤去等しなければ利用再開はできない状況とのことでした。  また,府中市に確認したところ,郷土の森周辺の屋外運動施設では,郷土の森第一野球場4面のうち2面に土砂が流れ,また,テニスコートの一部が隆起するような状況だったとのことです。また,サッカー場及び第二野球場は川岸が大きく削られるなどの被害を受けたとのことです。 88: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 89: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは近隣市の現在の復旧作業状況はどうなっているんでしょうか。 90: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 91: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 調布市では現在,復旧に向けた検討を進めているとのことですが,完全復旧は来年度になるものと見込んでいるとのことです。府中市の郷土の森第一野球場,テニスコートについては,現在は全面利用可能となっておりますが,川岸の形状が変形した郷土の森第二野球場・サッカー場については,復旧の見通しは立っていない,多摩川流域復旧の国の方針がどのように示されるか注視しているとのことです。  また,日野市について確認したところ,多摩川緑地公園グランドについては,バックネットは基礎から破損,内野の土はえぐられたとのことですが,外野部分の芝生は使える状態であったため,来年度当初から利用再開できるよう調整しているとのことです。 92: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 93: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは復旧するための財源はどうなっているでしょうか。 94: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 95: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 復旧に必要な敷地全体の整備費用については現在積算中ですが,平成29年度の台風21号の被害を受けた際には,グラウンド内の瓦れき等の撤去に約166万円,グラウンド整備に約721万円をかけて復旧しております。今回の復旧にはこれ以上の費用が必要と見込んでおり,このため国の補助金の活用等を視野に入れた復旧整備に努めております。 96: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 97: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 大分お金がかかるということがわかりました。  続きまして,多摩川緑地公園グランドのたまっている砂利をどうするんでしょうか。 98: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 99: ◯ 教育部長(上田 智弘君) グラウンド整備には,敷地内に堆積した砂利の撤去とともに,凹凸となっている敷地の不陸を整えるため,敷地全体の表層を削り,新たな土を入れることが必要です。このため,砂利や削り取った草まじりの土については,京浜河川事務所との調整が必要ですが,処分するのではなく,大きくえぐられた箇所を補正,敷きならしするために活用することを想定しております。 100: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 101: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 復旧が来年11月から工事が始まると聞きましたが,それまでのグラウンド利用者に対する説明はどうなっているでしょうか。 102: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 103: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在,多摩川緑地公園グランドの利用を停止する旨を予約システムやホームページ等に掲載しております。グラウンド整備・再開の具体的な日程など詳細が決まりましたら,ホームページや広報等で周知していきたいと考えております。 104: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 105: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 市役所のホームページには,災害支援ということで,ふるさとチョイス災害支援というものがあります。「令和元年台風19号に伴う緊急寄附受付フォーム」ということで,「多摩川緑地公園グランドが水没し,大量の泥や砂利の堆積や用具の破損等の甚大な被害を受けました。」,「現在,一刻も早い復旧・復興に向け,全力で取り組んでおります。」ということです。こういうものも利用しながら,現場の早期の復旧を私たちは願っておりますので,ぜひともよろしくお願いいたします。  それでは2問目の質問に移らせていただきます。ぽかぽか広場です。  先ほど企画財政部長からの御答弁がございました。全4回を終えてある程度構想が見えてきたと思います。ワークショップにおいてこれまで議論されてきた内容はどのようなものですか,お伺いいたします。 106: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 107: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) ワークショップでは,今後のぽかぽか広場について3グループに分かれて議論し,それぞれ活発な御議論をいただいたところです。具体的には,広場をイベント会場として活用するためのステージの配置やゾーニング,キッチンカースペースを設けること,多摩川との動線の確保等,さまざまなアイデアが出ております。 108: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 109: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 私も傍聴させていただいて,さまざまなものが出てきております。  それでは,ワークショップは4回で終了し,一定の内容が固まったとのことです。今の御答弁でわかりました。今後この提案をもとにどのように進めていくのかお伺いいたします。 110: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 111: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今後は,本提案をもとに市としての整備構想案を固めていくところです。その後,整備構想をもとに,令和2年度からぽかぽか広場の設計に入り,令和3年度以降から工事に着工できればと考えております。また,ぽかぽか広場の整備後の運用や活用方法等についても,並行して議論を進めていく必要があると認識しております。 112: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 113: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは,市は和泉多摩川地区発展のためにぽかぽか広場をどのように位置づけているのでしょうか。 114: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 115: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) ぽかぽか広場につきましては,陳情の内容を踏まえ,広場を多摩川の玄関口にふさわしい緑あふれるイベント広場として活用することとしております。今後は,和泉多摩川商店街の振興や地域の活性化を図るため,さまざまなイベントの場として活用していくほか,多摩川との一体的な活用も図っていくところでございます。 116: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 117: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 今御答弁がございました和泉多摩川商店街の振興,地域の活性化ということで,イベントの広場として活用していくほか,多摩川との一体的な活用も図っていくとおっしゃっておりました。  それでは次の質問,そのためには,和泉多摩川地域の発展のため,まずぽかぽか広場,それともう1つ,市民要望が多いのが用途地域の変更なんです。用途地域の変更ということで,幅広い東和泉四丁目の人たちから御意見を聞いております。  東和泉四丁目の世田谷通り,和泉多摩川通り,小田急線,多摩川で囲まれた範囲は,第一種低層住居専用地域となっております。東和泉四丁目の所だけが第一種低層住居専用地域になっております。多摩川駅,狛江駅周辺は近隣商業,いろいろあるんですが,この東和泉四丁目だけが第一種低層住居専用地域になっております。  当地域は和泉多摩川駅の南西で,小田急線,多摩川土手,世田谷通りに囲まれております。狛江市にあって,和泉多摩川駅周辺は狛江駅周辺に次ぐ繁華な地域で,現に和泉多摩川商店街がありますが,当該地域,東和泉四丁目地域だけが取り残された感じが強く,かつ低層で良環境の住宅地とは言えない状況にあります。これは東和泉四丁目の地域の人が言っております。小田急線の反対,東側は第一種中高層住居専用地域です。いわゆるパークハイム。立地条件の利便性,用途性から大型マンションがこの隣には建っております。市域の狭い狛江市にあって,合理的な土地の高度・有効利用は急務である。人口をふやさなくてはいけない。また,周辺の用途地域の状況,駅,商業施設至近という好立地条件,市の均衡ある発展を望むとともに,地元住民の強い要望に基づき,ぜひとも第一種低層住居専用地域の用途地域を変更してもらいたい。  この地域は,建蔽率が40%,容積率は80%です。周りは建蔽率が60%の容積率が200%。駅周辺なんですけれども,ずっとこういうことで建てかえができない。そしてまた,あそこは多摩川に近いですが,垂直避難するように2階,3階,4階のマンションを建てたいんだけれども,なかなかできないというのが現状となっております。  それでは質問いたします。東和泉四丁目の世田谷通り,和泉多摩川通り,小田急線,多摩川で囲まれた範囲は第一種低層住居専用地域となっているんですけれども,これはなぜでしょうか。 118: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 119: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 世田谷通り,和泉多摩川通り,小田急線,多摩川で囲まれたこのエリアの現在の土地利用は,低層の住宅と共同住宅の割合が多い状況です。都市計画法第9条第1項では,第一種低層住居専用地域は,低層住宅に係る良好な住居の環境を保護するために定める地域としております。また,狛江市が定めます用途地域等に関する指定方針及び指定基準では,低層住宅地として水と緑及び農が調和した良好な住環境を維持・保全する区域では,原則として第一種低層住居専用地域に指定することとしていることから,現在の用途地域となっております。 120: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 121: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 今,都市建設部長から御答弁ありましたけれども,和泉多摩川駅周辺の用途地域は,東和泉四丁目の世田谷通り,和泉多摩川通り,小田急線,多摩川で囲まれた範囲以外は,第一種中高層住居専用地域となっています。駅の周辺なのにあそこだけが第一種低層住居専用地域になっていて,40%の80%になっているわけですが,これをお隣と同じような第一種中高層住居専用地域に変更するには,一般的にどのような手続をするものなのか教えてください。 122: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 123: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都市計画変更は,地域の関係者と市が協働してまちづくりに関する地域の課題や問題点を整理し,広く市民の皆さんの御意見もいただきながら解決していく手法の一つで,都市計画法に基づく手続を行い,都市計画審議会に諮り,最後に都市計画決定の告示を行うものです。理想的な将来都市像の実現に向けた手法が,都市計画法に基づく用途変更や地区計画,再開発,区画整理等なのかを検討しながら,都市計画マスタープラン等の上位計画とも整合した上で手続を進めることが必要です。  なお,現行の都市計画マスタープランは平成23年度に改定したものですが,社会経済状況等が変化し,秩序ある住環境整備等,土地利用上の見直すべき課題等が顕在化しており,プラン改定から10年目を見据え,令和3年度に向けて都市計画マスタープランの改定作業に入ったところでございます。  狛江市では,都市計画変更等を検討する入り口としまして,まちづくり条例に基づく提案制度があります。まちづくりに関する考えや意見を持った人たちが集まり,まちづくりグループとして登録し,地区の特性に合った基準,ルールの導入,当該地区のまちづくりに関する目標や土地利用に関する事項を定めようとする活動を行います。将来的には地区まちづくり協議会として認定を受け,さらに活動を重ね,地区まちづくり構想の提案や,都市計画法に基づく地区計画等の住民提案の申し出ができるというものです。その活動に対して,市はまちづくりグループや協議会への専門家の派遣等,活動の支援制度も用意しております。  市長は,協議会から提案された地区まちづくり構想等に対し,まちづくり委員会の意見を聞き,市の見解を示します。市のまちづくりに有益であれば,例えば都市計画変更等,市のまちづくりに関する施策等に活用するよう努めるものでございます。 124: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 125: ◯ 21番(谷田部 一之議員) 都市計画マスタープラン,平成23年に改定されたものですが,これはずっと長いんです。ですので,令和3年に向けて都市計画マスタープランの改定作業ということで,チャンスと言えばチャンスなんです。そこに書かれているとおり,和泉多摩川地区は地域交流拠点となっているんです。狛江市住宅マスタープラン素案にも,基本理念,「協働により誰もが安心・快適に住み続けられる住生活の実現」と書いております。また,都市計画マスタープランにも,地域交流拠点となっている和泉多摩川駅,喜多見駅の周辺地域は,「地域のニーズにあった都市機能の強化・導入を図ります。」と書いております。  先ほど部長がおっしゃいましたまちづくりグループをつくっていき,地区まちづくり協議会,まちづくり委員会に諮問しながら,都市計画審議会に入って,そうしていけば用途地域の変更もできると言っておりましたので,そういうプランに基づきながら,東和泉四丁目地区の皆さんと用途地域の変更,これは非常に大事なことなんです。狛江市も人口をふやすためには,駅周辺に大きなものが建って,そして人口ふやすということも1つの手段でありますので,第一種中高層住居専用地域が今60%の200%です。建築基準法第52条ですと,容積率200%から500%まで可能なんです。ですので,第一種中高層住居専用地域も200%から500%にできるようなところで人口がふえますので,そういうものも市として考えていただきたいと思っておりますので,どうかひとつよろしくお願いいたします。  続きましてヘルマンさんのことです。ヘルマン・ウォルシュケと狛江です。こちらは平成29年第2回定例会で私が質問させていただきました。ヘルマン・ウォルシュケさんを紹介させていただきます。  1983年,明治26年7月31日,ドイツのブランデンブルク州ウラノ,現ゼンフテンベルク市に生まれました。そして第一次世界大戦後,ドイツ海軍軍人として中国で捕虜になって,日本とドイツが対戦していましたので,日本に搬送されました。そして広島県の似島俘虜収容所に移りました。そして,そのままドイツに帰らず日本にずっととどまったわけでございます。そして,ドイツ人ですので,ソーセージ・ハムを日本に普及させた第一人者なんです。昭和9年,1934年にベーブ・ルースがヤンキースとともに来日したときに,甲子園球場で日本初のホットドックを販売したのがヘルマンさんです。そして,第二次世界大戦が始まったときには長野県の野尻湖のほうに移住して,戦争が終わった後,返ってきました。それが昭和23年,ヘルマンさんが55歳のとき,ヘルマンウォルシュケ食品株式会社を設立,工場をつくりました。ハムとソーセージの工場を自社で建てたんです。今の岩戸北三丁目のローソンがある所に建てました。そのときうちも出資しまして,一緒に会社経営をしたわけでございます。  そして,会社がどんどん伸びていって,軽井沢にもレストラン「デリカテッセン」を建てまして,商売が繁盛していたということなんですけれども,軽井沢に行く途中,3月27日上野駅で急遽倒れてしまって,そのまま亡くなったということで,これが昭和38年の出来事で,今は私の先祖が眠っている泉龍寺で,ドイツ人なんですけれども,泉龍寺にお墓があって眠っているということで,非常に狛江とゆかりがある人でございまして,ドイツのゼンフテンベルク市長が,狛江にヘルマンさんのお墓があるということで,ぜひ狛江に来たいということを言っております。もしドイツのゼンフテンベルク市長が狛江に立ち寄られたときには,今後の交流の展望にもつながると思いますので,市長から見解をお伺いいたします。 126: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 127: ◯ 市 長(松原 俊雄君) ヘルマンさんがつないだ狛江市とゼンフテンベルク市との関係は貴重なものと考えております。ゼンフテンベルク市長が狛江市に立ち寄られた際には,今後の交流の展望につきましてもお話をしていきたいと考えております。 128: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 129: ◯ 21番(谷田部 一之議員) ぜひ市長,来年の東京リンピック・パラリンピックの前に,春ごろだといううわさは聞いておりますので,もしそうなった場合には,おもてなしをひとつよろしくお願いいたします。  続きまして,学校支援地域本部モデル事業の推進であります。  学校支援地域本部モデル事業,今,狛江第五小学校が取り組んでいますが,第五小学校が地域学校と言われて3年,私も以前このことについて質問したんですけれども,小学校,中学校とあらゆる所,今いろいろな所で,国の方針ですからやっているんですけれども,3年たっても狛江第五小学校だけしかやっていないんです。市は進めていくという見解をしながら一つも前進していないと私は見ているんですけれども,見解をお伺いいたします。 130: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 131: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江第五小学校をモデル校とする取り組みは継続して実施していきますが,ほかの小・中学校での実施のめどは立っていません。狛江第三小学校では,地域の協力で畑を借り農業体験事業を行っております。また,第四中学校では,四中スペシャルとしてPTA,町会等地域の皆様の御協力で,さまざまな体験教室を開催しております。このように現状として学校ごとにPTAや育成委員会,自治会など,地域の方々と連携した取り組みが既に築かれていることから,必要性が求められにくい状況にあると考えております。 132: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 133: ◯ 21番(谷田部 一之議員) なかなか難しいという御見解でございますが,国の方針のもと,他の自治体,いろいろな自治体,結構やっているんです。それぞれ自分たちでやっているんですけれども,地域学校としてボランティアとして,狛江ではやっていないのは私も知っております。しかしながら,ほかの自治体ではさまざまな取り組みを工夫しながら頑張っています。地域・学校はこれからきずなとなって連携していかなければいけないと思いますが,市の見解をお伺いします。 134: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 135: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 地域と学校が連携・協働し,幅広い地域の方々や保護者等の参画・協力によって子供の成長を支えることは重要であり,この考え方に沿って事業を進めていくことが必要と考えております。ただし,既に学校と地域が連携して取り組んでいる実績がありますので,その活動を尊重しながら,先進事例を参考に充実に向けた検討を進めていきたいと考えております。 136: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 137: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それでは今なぜできないか,課題は何でしょうか。 138: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 139: ◯ 教育部長(上田 智弘君) これまで狛江第五小学校をモデル校として実施してきた学校支援地域本部事業ですが,現状としては,先ほど答弁いたしましたように,事業開始からこれまでほかの学校に展開ができていない状況です。このため,各学校へ展開できるよう,活動目的を絞って先進事例を参考に,地域の方,企業等が持つ多様で豊かな知識や経験を子供たちの学びや体験につないでいく取り組みを,具体的には学校の教育課程の中で位置づけられた活動としての出前授業を検討しております。現状の取り組みとともに,さらに充実した取り組みを進めるためには,地域の人材を学校の支援に結びつける力とともに,学校と地域が連携・協力して行ってきたこれまでの取り組みを尊重し,良好な関係を保ち続けることができるコーディネーターの確保が課題と考えております。 140: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 141: ◯ 21番(谷田部 一之議員) それぞれの学校はそれぞれの取り組みをしているんですけれども,それをつなげるコーディネーターの確保が難しいという御答弁でございます。  では,コーディネーターの確保が課題と言っているんですが,コーディネーターはどうすれば確保できるかということは,こまえくぼ1234とのコーディネーターの派遣等連携しながらやってくと,コーディネーターの確保もできるんじゃないかと私は思うんですけれども,いかがでしょうか。 142: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 143: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校支援地域本部を設置しておりますが,こまえくぼ1234にはオブザーバーとして参画していただいており,情報交換や,9月には先進事例を学ぶための合同研修を行っています。コーディネーターは教育活動を熟知し,また地域に精通すること,学校・地域と継続的に良好な関係を保つことができる方を委嘱することが必要と考えております。このため,コーディネーターの派遣については難しいと考えておりますが,先ほど申し上げました学校の教育課程の中で位置づけられた活動としての出前授業を検討・具体化し,実施するには多くの協力者,ボランティアを必要とするため,こまえくぼ1234とさらに連携を密にして検討・取り組みを進めていきたいと考えております。
    144: ◯ 議 長(石井 功議員) 21番谷田部議員。 145: ◯ 21番(谷田部 一之議員) こまえくぼ1234と連携を密にした検討・取り組み,さらに先進的な事例はいっぱいあるんです。文京区,そして墨田区やらいっぱいありますので,そういう先進的な事例を見ながら,どんどん他の小・中学校にも地域学校をふやしていただきたいということを強く要望いたしまして,全ての質問を終了いたします。 146: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時18分 休憩     午前10時40分 開議 147: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。19番太田久美子議員。     〔19番 太田久美子議員登壇〕 148: ◯ 19番(太田 久美子議員) 太田久美子でございます。よろしくお願いいたします。  日本列島を毎年自然災害が襲っています。ことしの秋には3つの台風が相次いで東日本を襲いました。10月12日に上陸した最強クラス台風19号から2カ月がたとうとしていますが,死者は99人,行方不明者3人,多くの家屋に浸水被害を生じさせる等,各地に大きな爪跡を残しました。狛江市では幸いにも人的被害はなかったものの,避難所に避難された方約4,000人,そして446世帯が浸水被害を受けました。被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。  自然災害は人知を超えてやってきますが,今回の台風19号の教訓も生かし,今後起こると言われている巨大災害から市民の皆様の命を守れるようにと願って,1問目の命を守る災害対策から質問させていただきます。  台風19号にかかわる災害対策につきましては,先ほどの谷田部幹事長を初め多くの議員が質問されていますので,私は災害時医療,災害時の保育を中心に質問してまいります。  日本は世界の中で自然災害がトップクラスと言われる災害大国です。12月2日からスペインで開催されている国連の会議COP25でも,去年1年間で異常気象による最も深刻な被害を受けた国は日本であるとドイツの環境NGOが発表しています。  国土交通省のホームページを見ますと,我が国では「東京をはじめとするほとんどの大都市は河川の氾濫区域に存在し,その多くが軟弱地盤の上にある。加えて世界のマグニチュード6超の地震の約2割は日本で発生し,活火山の約1割が日本に集中している。このような「脆弱国土」である日本は更なる危機を迎えようとしている。今後30年の間に約70%の確率で発生するとされている南海トラフ地震と首都直下地震だ。」,このように示されています。  「東京都地域防災計画震災編(令和元年修正)」によりますと,東京都が想定している地震は,マグニチュード7.3の東京湾北部地震と多摩直下地震,マグニチュード8.2の元禄型関東地震,そしてマグニチュード7.4の立川断層帯地震の4ケースです。被害想定は,最大震度7の地域が出るとともに震度6強の地域が広範囲に生じるとしています。都内の死者を最大約9,700人,負傷者は14万7,600人,建物被害30万4,300棟,避難者約339万人,帰宅困難者約517万人と推計しています。  国では,首都直下地震は首都圏のどこで起こってもおかしくないということで19パターンの震源を想定しています。地震の規模はマグニチュード7.3で,最大震度7の直下型地震が発生し,東京23区のほとんどは震度6強と想定されています。死者は最大で2万3,000人,負傷者は12万3,000人,全壊する建物17万5,000棟,火災で焼失する建物41万2,000棟,火災の死者は1万6,000人,帰宅困難者は800万人に上ると想定されています。内閣府の最近の研究では死者はさらにふえることがわかってきました。火災の逃げおくれで亡くなる人が4,000人,地震発生から8日までに病院にたどり着きながら治療を受けられずに亡くなる未治療死は7,400人余りに上ると想定されています。逃げおくれて亡くなる方や未治療死は国の被害想定にある死者2万3,000人には含まれていません。  市民の皆様の命を巨大災害から守るためには,私は,本市の災害拠点病院である東京慈恵会医科大学附属第三病院の耐震化,建てかえは喫緊の課題だと考えておりました。熊本地震では災害拠点病院の天井の一部が崩落し,機能不全に陥って使用中止となり,そのため入院患者約300人は防災ヘリコプターや救急車で他の病院に搬送されることになりました。このような事態は何としても避けなければなりません。  私は,平成29年の第2回定例会と第4回定例会の一般質問で,慈恵医大第三病院の建てかえ,耐震化,そしてヘリポート設置について要望しました。担当部署からは詳細がわかり次第対応しますとの御答弁をいただいておりましたが,平成31年1月1日の広報こまえを見ましたところ,松原市長と慈恵医大第三病院の中村院長との新春対談において,院長から慈恵医大第三病院の建てかえのお話がありました。  これまでの間,市と慈恵医大第三病院とでどのような話をされてこられたのか,市からの要望等は行ったのかなどお伺いいたします。また,ヘリポートの設置についてもあわせてお聞きしたいと思います。  再質問は自席より行います。 149: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 150: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 慈恵医大第三病院とその周辺エリアについては,調布市とまたがる形で平成26年度に和泉本町四丁目周辺地区計画として都市計画決定いたしました。当時,既に慈恵医大からいずれ建てかえが必要となることは伺っており,計画が明確になった段階で適切な時期に地区計画変更が必要となる可能性があると認識しております。  平成31年1月1日の広報こまえの新春対談に掲載しているとおり建てかえの構想を検討しているお話を伺っており,10月16日には市長に対し,栗原理事長から正式に建てかえを推進していくことを御表明いただきました。建てかえ計画の詳細については構想の段階であるため,まだ見えておりませんが,地域の中核病院としてニーズに応えていくことや包括ケアシステムの対応,また,将来は教育施設の建てかえも必要となっていくことを見据えながら建てかえ計画を検討すると伺っております。  現在,慈恵医大と狛江市,調布市の福祉・児童・都市計画部門等を交えて意見交換しており,要望や課題について整理しております。その中でヘリポートの設置の可能性についても話を聞いておりますが,具体的に計画が決まっている状況ではございません。 151: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 152: ◯ 19番(太田 久美子議員) 災害時の命を守るとりでとなるのが医療機関です。慈恵医大第三病院の建てかえの話が進んでいるということやヘリポート設置の可能性もあるということが確認できましたので,安心いたしました。  次の質問に移ります。東京都は災害時医療救護活動ガイドライン第2版を作成して新たな医療救護体制を示しています。これを踏まえて本市においても災害医療コーディネーター行動指針がつくられています。  そこでお伺いしますが,本市では大規模災害時に市民の命と身体を守るべく,どのような医療救護体制がとられるのか,そしてまた課題についてはどのように整理されているのかお伺いいたします。 153: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 154: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 平成30年度に狛江市災害医療コーディネーター行動指針の改定を行い,災害医療コーディネーターの発災後経過時間のフェーズによる対応内容,災害医療コーディネーターの活動や役割を定めております。災害医療コーディネーターは,大規模災害が発生した場合に,必要とされる医療が迅速かつ適正に提供されるよう医療救護活動を統括し指揮するため設置されたものであります。本年度は12月15日に慈恵医大第三病院で緊急医療救護所設置訓練を予定しており,災害時の通信の確立が昨年からの課題となっておりましたので,改善に向けた訓練を実施する予定でございます。 155: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 156: ◯ 19番(太田 久美子議員) 大規模災害が発生した場合の医療救護活動の統括・指揮をするのが災害医療コーディネーターで,発災時には慈恵医大第三病院に緊急医療救護所が設置されるということです。災害時の通信の確立が課題になっているということがわかりましたが,大規模災害が発生した場合の被害というのはどのように想定されているのか。先ほど東京都全体の被害想定を紹介しましたが,狛江市における被害想定をお伺いします。 157: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 158: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市における被害想定としましては,狛江市地域防災計画震災編に記載されております。御質問のありました数値につきましては,震災編12ページ「狛江市における被害想定(まとめ)多摩直下地震 比較表」により抜粋して答弁させていただきます。  まず地震の規模はマグニチュード7.3,冬の18時発災想定で,死者数は14人,負傷者数は289人(うち重傷者25人),建物被害は全壊506棟(うち地震火災273棟),半壊1,287棟,避難生活者数は8,216人,疎開者人口は4,424人となっております。  ライフラインにつきましては,停電率5.1%,上下水道の断水率は25.8%,下水道の管きょ被害率は17.5%,固定電話の不通率は1.8%となっております。都市ガスの供給停止率については,地震動の強さの指針であるSI値の検知センサーが一定の区画で確実に低圧ガスの供給を停止する想定でなされており,SI値や地域の状況により,ゼロ%あるいは100%となっております。 159: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 160: ◯ 19番(太田 久美子議員) ただいま狛江市の被害想定を伺いましたが,死者14名,負傷者289名ということです。家屋やブロック塀が倒壊したり,火災で多数の負傷者が発生すると想定されていますので,市民の生命・身体を守る大規模災害時の医療救護活動は大変重要な役割を担うことになります。  平成30年第4回定例会で谷田部幹事長から,市内在住の狛江市医師会に在籍する医師の人数について質問がありましたが,改めて市内在住の医師,歯科医師,薬剤師の人数をお伺いします。 161: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 162: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 市内在住の医師は,医師会会員・準会員57人のうち27人,歯科医師は会員28人のうち12人,薬剤師は31人のうち11人でございます。 163: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 164: ◯ 19番(太田 久美子議員) 市内在住の医師,歯科医師は合わせて39人,そして薬剤師は11人ということです。市内の医療救護活動を統括・調整するのは災害医療コーディネーターですが,災害医療コーディネーターとして医師会3名,歯科医師会3名,薬剤師会3名を平成30年度から設置されましたが,その役割と現在どのような取り組みを行っているのかお伺いします。 165: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 166: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 災害医療コーディネーターは,狛江市内の大規模災害発生時における災害医療に関する調整及び医学的助言を市長に行うことを職務としております。また,人命にかかわる特段の緊急を要する場合は,自身の判断において職務を行使することができるとされております。薬剤師は,医療救護活動に必要とされる医薬品,医療資器材及び薬剤師による活動が迅速かつ的確に提供されるよう調整することを職務としております。 167: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 168: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは,市内の医療救護活動を統括・調整する災害医療コーディネーターは発災時はどこに参集するのでしょうか。また,それぞれの医師,歯科医師,薬剤師の参集はどのようになっているのかお伺いします。 169: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 170: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 災害医療コーディネーターは,大規模災害発生時と震度6弱以上の地震が狛江市で観測された場合に参集し,参集場所につきましては,あいとぴあセンターまたは狛江市防災センターとなっております。 171: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 172: ◯ 19番(太田 久美子議員) 災害医療コーディネーターの参集する場所はわかりましたが,医療現場には看護師も当然必要となります。看護師の参集はどのようになっているのかお伺いします。 173: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 174: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 災害時に設置される緊急医療救護所には狛江市の健康推進課職員が参集することになっており,保健師が在籍しておりますので看護師を担うことができます。 175: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 176: ◯ 19番(太田 久美子議員) そこでお伺いしますが,前々回の一般質問で提案いたしました災害時の地域共助としての潜在看護師の避難所での活用については検討を進めていただいているとは思いますが,潜在看護師の把握はどのように進めていかれるのか。また,潜在看護師をどのように活用することを想定されているのかお伺いします。 177: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 178: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 潜在看護師の把握でございますが,先日,12月1日に実施しました総合防災訓練のアンケートの中で,任意ではありますが,防災士,応急危険度判定士,保健師,歯科衛生士とともに,看護師の資格をお持ちの方に連絡先を伺い,災害時のボランティア協力のお願いを送付する等の取り組みを始めております。  潜在看護師の活用でございますが,避難所において看護師等医療のスキルをお持ちの方の人材の必要性については認識しております。どのような形で災害時に御協力いただけるかについては,今御協力いただける方,避難所運営協議会の保健衛生班の方との調整が必要となると考えております。 179: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 180: ◯ 19番(太田 久美子議員) 看護師等医療のスキルを持った人材の必要性は御認識いただいているということで,12月1日に行われた防災訓練のアンケートの中でボランティアのお願いをされたということです。  狛江第一小学校避難所運営協議会では,保健衛生班に潜在看護師が3名加わっています。防災訓練では消防庁の職員による応急手当ての講習会が開かれましたが,その際に潜在看護師は三角巾による応急手当ての訓練の補助を担わせていただきました。先日のほかの議員の一般質問に対して,保健衛生班には要配慮者のお世話をすることや福祉避難所に移送する際のトリアージの補助をお願いしたいというような御答弁もあったかと思います。現場を離れていても救護や応急手当てに知見のある潜在看護師は,避難所においても市民の皆様のお役に立てるものと思います。災害時における地域共助として潜在看護師の避難所での活用を進めていただきますよう改めて要望いたします。  さて,本市には大きな病院が慈恵医大第三病院しかありませんが,慈恵医大第三病院は東京都が指定する災害拠点病院となっておりますので,近隣の調布市や世田谷区等からも大勢の負傷者が殺到するものと思います。また,発災前から入院されている患者に安全と医療を提供しなければいけないことから,受け入れることができない負傷者は多数発生すると考えられます。  まず慈恵医大第三病院に殺到する負傷者数とその受容能力について伺います。 181: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 182: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 東京都内の緊急医療救護所の受け入れ想定人数を1,000人としておりますが,状況により大きく左右される可能性があります。また,慈恵医大第三病院の病床数は,一般が534床,精神が20床,結核が27床,合計で581床でございます。 183: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 184: ◯ 19番(太田 久美子議員) 東京都の被害想定では負傷者数は14万7,600人ですが,東京都内の緊急医療救護所で受け入れられる負傷者の人数は1,000人だけだということでしょうか。もしそうだとすればこの数字には大変ショックを受けてしまいます。本市では289人の負傷者が出ると想定されています。慈恵医大第三病院に設置される緊急医療救護所でも,殺到する負傷者全員を受け入れることは大変厳しいということがわかりました。市民の命を守るためには,慈恵医大第三病院が受容できない負傷者を受け入れる病院を確保する必要があると思います。災害発生時は市外の病院との連携も必要です。  東京都多摩地区第二次保健医療圏の武蔵野市,三鷹市,府中市,調布市,小金井市,狛江市の6市で構成する北多摩南部医療圏での災害医療連携では訓練も必要と考えますが,現状と市の見解を伺います。 185: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 186: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 二次保健医療圏医療対策拠点である東京都多摩総合医療センターにおいて,平成31年2月10日に災害医療図上訓練を実施しております。また,令和元年6月30日に区市町村医療コーディネート研修会が東京都医師会で開催され,圏域6市と東京都北多摩南部二次保健医療圏地域災害医療コーディネーターが参加しております。慈恵医大第三病院は災害拠点病院となっているため,多摩総合医療センターと直接連絡をとることになります。ただ,圏域の病床数の確保は災害時以外でも検討される必要があると考えております。 187: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 188: ◯ 19番(太田 久美子議員) ことしの2月に北多摩南部医療圏での訓練は行っているということですので,その内容と課題についてお伺いします。 189: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 190: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 図上訓練でございますが,災害発生から病院の被害状況確認,市の被害状況確認,情報共有するための連絡作業をフェーズごとに実施しております。その中で,判断は何に基づいて実施するか,検討すべき内容等を話し合っております。訓練の中で上がった課題としては,緊急医療救護所は慈恵医大第三病院だけで大丈夫なのかが課題として上がったところでございます。 191: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 192: ◯ 19番(太田 久美子議員) 緊急医療救護所が狛江市には1カ所しかないということが課題に上がっているということですが,これについての市の考えをお伺いします。 193: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 194: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市内で緊急医療救護所を設置できる場所は慈恵医大第三病院しかなく,調布市や世田谷区からも傷病者が来ることが想定されるため,収容能力も足らなくなると危惧しております。 195: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 196: ◯ 19番(太田 久美子議員) 慈恵医大第三病院しか緊急医療救護所を開設できないことから,負傷者を受け入れる収容能力が不足すると危惧されていることが確認できました。  登壇質問でも触れましたが,私は未治療死が発生するのではないかと心配しているところです。市民の命と身体を守るためには,緊急医療救護所だけでなく医療救護所の設置も迅速に行わなくてはならないと思います。そのためには,まず災害医療コーディネーターが災害対策本部に参集され,医療関係の情報を収集するとともに,医療救護所の設置も求められるところです。私の一般質問で,医療救護所は慈恵医大第三病院の敷地で実施される緊急医療救護所が閉鎖された後に各避難所に設置することができると確認しておりますが,各避難所にはどの医師が派遣されるのか計画を立てておく必要が私はあると思いますが,市の見解を伺います。 197: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 198: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 全て狛江市内の医師だけで対応できるとは考えておりません。他の被災地の例を見ましても,DMATが全国から参集することも想定されておりますので,どの医師を配置するかよりも,配置できる場所が確保されているかの条件を加味した中で医療救護所を設置する場合の優先順位をつける必要があると考えております。 199: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 200: ◯ 19番(太田 久美子議員) 市内の医師だけでは対応できないということです。DMATについては道府県から順次派遣されることと思いますが,受け入れ側のこちらの準備が早急に整うよう対応していただくことをお願いしておきます。  負傷されて避難所に避難されてきた方の中には,避難所での対応が難しい方もいらっしゃると思います。そういった負傷者を慈恵医大第三病院まで搬送する場合はどのような方法を想定されているのかお伺いします。 201: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 202: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 災害時に救急車は対応できないと思いますので,歩ける場合は徒歩で,また,被災状況により条件が異なりますが,車両が通行できる状況であれば一般車両でも可能と考えますが,通行できなければ車椅子等の想定も必要だと考えております。 203: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 204: ◯ 19番(太田 久美子議員) 慈恵医大第三病院に多くの負傷者が押し寄せ,対応できないことも十分想定されます。他の医療機関への搬送もあると思いますが,その場合は誰がどう判断するのかお伺いします。 205: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 206: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 慈恵医大第三病院は災害拠点病院となっており,トリアージされた黄色や赤の患者の受け入れ先の調整は慈恵医大第三病院の災害医療コーディネーターが行います。ただ,例外的に狛江市災害医療コーディネーターが調整する場合もあると考えております。 207: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 208: ◯ 19番(太田 久美子議員) 慈恵医大第三病院は災害拠点病院であることから,慈恵医大第三病院の災害医療コーディネーターが調整して負傷者を移送させるということです。  首都直下地震が発生しますと膨大な数の負傷者が発生します。災害という特殊な状況下では,限られた医療資源で最大多数の救命・治療を行うために平常時とはちょっと異なった医療体制がとられます。一人でも多くの人命を救うために緊急度によって傷病者を選別して,治療や搬送の優先順位をつけるトリアージを行うことになります。本市では毎年,慈恵医大第三病院で調布市と合同でトリアージ訓練が行われています。ことしは12月15日に行われますが,トリアージ訓練はいつどのような経緯で始められたのか。また,参加している機関や団体,予定している訓練の内容をあわせてお伺いします。 209: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 210: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 東京都地域防災計画におきまして,重傷者の治療を行う災害拠点病院の機能維持を目的に,トリアージと軽傷者の治療を行う緊急医療救護所を区市町村が災害拠点病院の近接地に設置することとなり,平成25年6月19日に慈恵医大第三病院及び調布市との3者間により災害時における緊急医療救護所に関する協定を締結いたしまして,訓練を実施しております。  なお参加機関ですが,狛江市,調布市,慈恵医大第三病院のほか,狛江市・調布市両市の医師会,歯科医師会,薬剤師会,調布市柔道整復師会と二次保健医療圏医療対策拠点の東京都立多摩総合医療センターからも参加していただける予定となっており,傷病者役として狛江市,調布市の市民も参加予定でございます。 211: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 212: ◯ 19番(太田 久美子議員) 災害医療に必須とされるトリアージ訓練ですが,これまでの訓練の課題をお伺いします。
    213: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 214: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 課題はいかに早くトリアージを実施するかということでございます。処置を早くするためにも迅速なトリアージが必要となってまいりますので,医療関係者の人員の確保をしっかりすることでございます。 215: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 216: ◯ 19番(太田 久美子議員) 107名の死者を出したJR福知山線脱線事故では,一人でも多くの命を救うために,トリアージの判断に許された時間はわずか30秒だったということです。国の首都直下地震の被害想定では,首都直下地震では膨大な数の負傷者のトリアージを行う必要があるとされています。医師や看護師等の医療関係者を確保できなければ助かる命も助けられなくなります。しっかり確保されますよう要望しておきます。  次の質問に移ります。災害時には多くの負傷者が慈恵医大第三病院に殺到すると思われます。重症の方から軽症の方までたくさんいらっしゃる中で,緊急度と重症度に従って優先度をつけるトリアージを行っていくことになります。トリアージは,訓練を重ねることで重症から軽症の判断のばらつきが少なくなります。  静岡県の藤枝市では地域防災力の向上を図るために,多数の負傷者が出た想定で,それぞれを病院に運ぶか救護所に運ぶかなどを,医師がいない状況下で市民が判断する市民トリアージ訓練が実施されています。また,金沢大学附属特別支援学校では,大災害で学校に多数のけが人が出る事態に備え,治療の優先度を現場で判断する学校版トリアージに取り組んでいます。  提案ですが,本市でも慈恵医大第三病院での訓練以外にも,例えば防災センター等でトリアージ訓練を行ってはどうかと思いますが,市の見解を伺います。 217: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 218: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) トリアージを実施するときは,超急性期の緊急医療救護所を設置している72時間だと考えております。ただ,医療関係者以外にもトリアージとは何か知っていただくことについては必要なことだと考えておりますので,関係部署と検討してまいります。 219: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 220: ◯ 19番(太田 久美子議員) 御検討いただけるということですので,よろしくお願いいたします。先週の一般質問では,避難所の要配慮者をトリアージを行って福祉避難所に移送する際に保健衛生班に補助してもらうというような御答弁があったかと思います。避難所でのトリアージ訓練についてもぜひ御検討いただきたいと要望しておきます。  大規模災害では家屋やブロック塀の倒壊等で負傷される方も多数発生します。発災時における病院や診療所,救護所,薬局等の開設状況をそれぞれ取りまとめ,一元的に情報を発信していく必要があると思いますが,市の見解をお伺いします。 221: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 222: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市内の医療機関や薬局等の状況についてお知らせすることは非常に重要であると考えております。ただ,情報の吸い上げ方法や周知方法について確立されておりませんので,災害医療コーディネーター会議の中でも検討してまいりたいと考えております。 223: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 224: ◯ 19番(太田 久美子議員) ぜひ検討を進めていただきたいとお願いいたします。  避難所の生活が長くなりますと,さまざまな体調の変化や精神的な苦痛も増大します。健康管理の面でどのような専門職が支援に入ることを想定されているのでしょうか。また,そのような専門職の方々が所属する団体と災害時の応援協定は締結されているのかお伺いいたします。 225: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 226: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 健康管理面での支援について,市が編成する保健活動班と都が編成する巡回精神相談チームと連携をとり,精神疾患患者及び心的外傷後ストレス障害も視野に置いた心の健康に関する相談を行うとしております。現在のところ看護師会等の団体と応援協定は結んでおりませんが,訪問看護ステーションと意見交換させていただき,今後に向けた協力体制の構築を検討しております。 227: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 228: ◯ 19番(太田 久美子議員) 訪問看護ステーションとの協力体制の構築については,早急に進めていただきたいと要望しておきます。  次に備蓄している医薬品についてですが,現在の備蓄の状況と慈恵医大第三病院に備蓄することになった経緯についてお伺いします。 229: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 230: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 慈恵医大第三病院及び調布市との3者間により,平成25年6月19日に締結した災害時における緊急医療救護所に関する協定に基づき,使用する医薬品及び医薬品資器材の備蓄を目的として,平成30年11月12日に東京慈恵会医科大学附属第三病院緊急医療救護所医薬品等備蓄庫の使用賃借に関する覚書を交わし,緊急医療救護所の医薬品を保管することとしております。 231: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 232: ◯ 19番(太田 久美子議員) 大規模災害時にどのようにしてあいとぴあセンターに備蓄している医薬品を避難所等に配布するのかお伺いします。 233: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 234: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 避難所等で必要となる薬品はあいとぴあセンターで保管しており,必要に応じて避難所で設置される救護所等で活用することを想定しております。必要となる場所へは車両または人力等で届けることとなると考えておりますが,被災状況にもよりますので明確には決まっておりません。 235: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 236: ◯ 19番(太田 久美子議員) まだ明確には検討されていないということですので,ぜひ検討を前に進めていただきますようお願いいたします。  練馬区の薬剤師会では,備蓄医薬品についてランニングストック方式により医薬品をいつでも使用できる状態に保ち,期限切れ廃棄等の無駄をなくすように取り組んでいます。本市でもそのような取り組みはできないか,市の見解をお伺いします。 237: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 238: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 緊急医療救護所の備蓄医薬品等は,超急性期のための医薬品ですので難しいと考えております。避難所等に設置される可能性のある医療救護所や常備薬が切れてしまった場合等に配布する医薬品として考えると有効な手段であると考えておりますので,先進自治体の事例を参考に検討してまいりたいと考えております。 239: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 240: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは検討のほどよろしくお願いいたします。  災害発生時は避難してもすぐに医薬品は支給されないと思われます。常備薬は何日分を自分で確保していく必要があるのかお伺いいたします。 241: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 242: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 災害の規模や医薬品の種類に左右されますので,わからないとしか申し上げられません。慢性疾患等をお持ちの方は入手できない可能性を考えていただき,医師や薬剤師の方と相談していただきたいと考えております。 243: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 244: ◯ 19番(太田 久美子議員) わからないということが正直なところだということは,理解できないわけではありません。  災害時の医薬品の調達は,5社(アルフレッサ株式会社調布支店,株式会社スズケン府中支店,株式会社メディセオ,酒井薬品株式会社三鷹営業所,東邦薬品株式会社東京営業部・立川・府中営業所)と協定を締結されていますが,いずれも市外の事業所になると思います。市内にはドラッグストアがありますが,大きな店舗では食料,飲料,日用品も扱っています。市内のドラッグストアとも災害時協定を結んでいただきたいと思いますが,市の見解をお伺いします。 245: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 246: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市内のドラッグストアとの協定でございますが,現在,協定に向けて調整しております。 247: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 248: ◯ 19番(太田 久美子議員) 市内のドラッグストアと協定に向けた調整中だということがわかりました。協定を締結されますよう,よろしくお願いいたします。  次に災害時の保育について伺います。  地震や豪雨の災害時について,小学校等では臨時休校に関する決まりがあるのに対して,保育所では基準がないため自治体や保育所が個別に判断していて,これまで大型の台風が発生した際にも,保育士が前泊して通常どおり開所したという事例が多かったようです。首都直下地震が起きますと電車やバスがとまり,被災地全体で800万人もの帰宅困難者が発生すると想定されているところです。  本市でも核家族や共働き世帯がふえていますが,保護者が子供をすぐ引き取れない場合や帰宅できない事態のときにはどのように対応されるのかお伺いします。 249: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 250: ◯ 参 与(石森 準一君) 災害発生時,交通機関の停止等の理由により保護者がお子さんを迎えに来ることができない場合の対応でございますが,園児を保護者に引き渡すまでは各保育園において最後までお預かりすることと考えております。 251: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 252: ◯ 19番(太田 久美子議員) 首都直下地震等大地震が発生するとその後の72時間が大変重要です。先ほど触れましたように保護者の帰宅困難者が多数発生しますので,保護者にどう子供たちの安全等の情報を伝えていかれるのかが課題となります。また,公共交通機関については,災害が発生したことでストップすることも考えられますが,先日の台風19号でもあったように,暴風雨や大雪の予報により公共交通機関に大きな混乱が見込まれる場合に,計画運休するといった情報がこのところで発生しています。そうした中で,子供を保護者に引き渡すまで最後までお預かりするということは,保護者にとっては大きな安心であると思います。  全国では,災害時を想定して保護者全員が迎えに来るのを待つ引き渡し訓練を実施しています。市内の保育施設での避難訓練についてはどのくらいの頻度でどのように実施されているのでしょうか。また,保護者への緊急時の連絡体制についてはどのようになっているのか伺います。 253: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 254: ◯ 参 与(石森 準一君) 公立保育園では,原則月1回のペースで避難訓練や不審者対応訓練を実施しております。避難訓練では,保育士が園児を引率し,避難所となる小学校等へ移動する訓練や移動先の避難所での保護者引き渡し訓練を実施することもあります。避難所での保護者引き渡し訓練の際には,保護者には事前に引き渡し場所をお知らせせず,園に引き取りに来たところで,玄関に掲示した避難先を保護者に直接確認いただき,避難所まで来ていただくこともありました。  保護者への緊急時の連絡体制につきましては,あらかじめ複数の連絡先を登録いただくとともに,保護者宛て一斉メール等も活用し,状況に応じて使い分けるなどの対応をしております。市内には私立の保育施設もふえてきておりますので,日ごろより園長会を通じて,避難訓練等の実施状況について情報共有や意見交換を行うとともに,巡回指導等の際には各施設の訓練の実施状況等も確認し,助言等も行ってまいりたいと考えております。 255: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 256: ◯ 19番(太田 久美子議員) 医師や看護師,薬剤師等医療従事者や災害対応される方々は,首都直下地震等が起きても仕事を休めない場合があります。狛江市地域防災計画(平成30年修正)を見ますと,応急保育について,応急保育が適正に実施できるよう体制整備を図るとしています。災害時の応急保育について具体的にはどのようにされるのかお伺いします。 257: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 258: ◯ 参 与(石森 準一君) 災害発生時の保育体制でございますが,基本的には各保育施設とも保育を行う前提で対応することと考えております。また,災害等の状況にもよりますが,生命への危険を回避するため不要不急の外出を控えることが求められるような緊急の場合については,医療関係者やライフライン関係に従事している方等も含めて全ての家庭に個別に連絡し,保育の必要性について確認し,お預かりする子供の人数を把握した上で応急保育の体制を整えるものと想定しております。 259: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 260: ◯ 19番(太田 久美子議員) 首都直下地震等大地震が発生しますと,被災地全体で800万人もの帰宅困難者が出て,群衆雪崩に巻き込まれる人が多数出ると想定しています。本市では園児を保護者に引き渡すまで最後までしっかり預かっていただけるということは,保護者にとっては大きな安心となります。災害時には,群衆雪崩に巻き込まれる人もそうですが,圧倒的多数の負傷者が発生します。平常時にはできていた医療の提供が一時的にできなくなります。市民の皆様の命のとりでとなるのが医療機関です。災害時の医療救護活動の体制をしっかりと今からも整えていただきますようお願いいたしまして,1問目の命を守る災害対策について質問を終わります。 261: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田久美子議員。     〔19番 太田久美子議員登壇〕 262: ◯ 19番(太田 久美子議員) 2問目の通学路の安全対策について質問いたします。  近年,子供たちが巻き込まれる痛ましい事故・事件が多発して社会問題となっています。ことし5月には,滋賀県大津市で保育園児を巻き添えにした交通事故や川崎市で児童と保護者が殺傷される事件が発生しました。これを受け,柴山文部科学大臣は各都道府県の学校安全担当者らが集まる会議で,大津市の交通事故に関しては,園児の散歩道など未就学児を中心に子供たちが日常的に集団で移動する経路の安全確保の方策が必要である,また,川崎市の殺傷事件に関しては,集団登校の集合場所で発生したという特異な事案であることも踏まえ,警察においても集合場所等におけるパトロールを強化するとともに,文部科学省としても集合場所等に関する情報提供,学校や保護者等が行う見守り活動の実施等の取り組みを行っていくことが重要だ,子供たちの登下校時の安全確保に関して一層の取り組みの推進をお願いします,また,不足している支援はないか改めて確認いただき,必要な対応を子供たちのために図っていただくようお願いします,と述べられました。  本市では,川崎で殺傷事件が発生した翌々日には,松原市長,平林副市長,有馬教育長,皆様が通学路に立たれ,子供たちの通学・通園を見守っておられました。市長や副市長は1週間ぐらい通学路に立たれ,登下校を見守っていただいたと記憶していますが,市長から「おはよう」と声をかけられて,子供たちも元気のいい笑顔で「おはようございます」と返していました。本市では,事件があってもなくてもPTAや地域の住民の皆様が各通学路に立たれ,子供たちを見守っていただいています。  子供たちが巻き込まれる痛ましい事件・事故が起こるたびに,文部科学省等から学校に子供たちの安全確保が求められてきますが,今回も国や都から子供たちの通学路や園児等の移動経路における安全確保に関する通知が来ていることと思います。通知を受け,どのように対応されたのかお伺いします。  再質問は自席より行います。 263: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 264: ◯ 参 与(石森 準一君) 国や都からの通知を受けまして,市からは,市内の各保育施設に対し当該通知等,必要な情報提供を行うとともに,各保育施設からは,散歩時等に日常的に危険と感じている箇所の情報を収集した上で,通学路合同点検において危険箇所の点検とその改善を行い,改めて対応状況を保育施設にフィードバックするなど,市内での園児等の移動経路の安全を確保する取り組みを進めております。 265: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 266: ◯ 19番(太田 久美子議員) これまでも痛ましい事件や事故のたびに,文部科学省等から通学路の安全確保が学校に求められてきましたが,そもそも通学路は誰がどのようにして決めているのか,通学路の設定についてお伺いします。 267: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 268: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 通学路は,狛江市立小学校の通学路に関する要綱に基づき,各小学校長が調布警察署長の意見を聞いた上で,通学順路,道路の交通状況,児童の分布状況等を勘案し指定するものです。指定した通学路は,通学路として利用を開始する1カ月前までに調布警察署長の意見書を添えて教育委員会に届け出を行います。 269: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 270: ◯ 19番(太田 久美子議員) 通学路は各学校長が指定されているということですので,より安全な通学路を指定する責任は各学校にあるということになります。  通学路の危険な箇所の点検については,狛江市通学路交通安全対策プログラムに基づいて毎年夏ごろに実施していただいていますが,文部科学省の登下校防犯プランに基づく通学路の防犯の観点による緊急合同点検等の推進についての通知や,東京都の園児等の移動経路における交通安全の確保の通知も踏まえて,8月に通学路の合同点検を実施されたということです。  石川議員からも質問がありまして,今回の合同点検については既に質問されておりますのでこれを割愛いたしまして,合同点検箇所はどのように選定されているのかお伺いします。 271: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 272: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 毎年6月に各小・中学校に通学路等について,交通安全や防犯の観点で要意注意箇所の抽出を依頼しております。合同点検箇所は,各学校で抽出された要注意箇所,PTA要望及び警視庁の不審者情報等をもとに,狛江市通学路安全対策推進会議で検討・協議の上で設定しております。 273: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 274: ◯ 19番(太田 久美子議員) 点検箇所については平成30年度は33カ所でしたが,今年度は51カ所とふえています。日本で2番目に市域が狭い市とはいっても通学路の点検は大変なことだったと思います。子供たちが安全に登下校や通園ができるように点検に当たられた皆様に感謝したいと思います。  合同点検の結果につきましても既に御答弁いただいておりますので,次の質問は割愛させていただきます。  通学路合同点検で対策が必要だとされた9カ所については,その改善を行っていただき,来年の3月ごろでしょうか,市民の皆様にも通学路の危険箇所と対策結果を教育委員会ホームページ,広報こまえで公表していただけるということです。  滋賀県大津市で起きた事故は,信号待ちをしていた保育園児の列に暴走運転の車が突っ込み,園児等16人が死傷するという痛ましいものでした。本市では園庭のない保育所が少なくありません。子供たちが公園等の施設外で過ごすことは大変重要だと私は思います。大津市の事故を受けての市の対応については別の議員の質問の中でもお聞きしたところですが,大津市の事故が発生する以前にも,本市では園外活動や園児の散歩時の移動経路の安全確保に向けた話し合いや対応は行われていたのでしょうか,お伺いします。 275: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 276: ◯ 参 与(石森 準一君) 公立保育園では,散歩を含む園外活動を行うときには,行き先,戻り予定時間,人数を記録用紙に記入し,必ず2名以上で引率することをルールとしており,また,散歩の際はあらかじめ決められたコースを通ること,道路工事や天候等により決められたコースに支障がある場合には,園内で情報を共有し場所やコースを変更したり市の道路担当に危険箇所の連絡をするなどし,安全確保を最優先に対応してきたところでございます。  しかしながら大津市の事故もそうですが,一般的な危険予測を大きく超える事故がこのところ各地で発生している状況でもあるため,より一層の安全確保に向けまして,市内保育施設に対し,散歩コースの再点検とコースの見直しも含めた安全確保の徹底を文書で通知し,危険箇所の情報収集とその精査を行った上で,通学路合同点検において危険箇所の点検等を行ってきたところでございます。 277: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 278: ◯ 19番(太田 久美子議員) 園児の園外活動における移動経路の危険箇所の点検はぜひやっていただきたいと思っておりました。  今回実施された点検の内容と結果について確認したいと思います。 279: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 280: ◯ 参 与(石森 準一君) 当初,市内11園から危険と思われる54カ所の報告がありましたが,重複している箇所や危険箇所の状況,また,施設が単独で対応できる箇所等で内容の絞り込みを行いまして,通学路合同点検において保育園等に関する危険箇所7カ所の点検を行ったところでございます。 281: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 282: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは,今回の点検を踏まえて今後どのような対策を行っていかれるのかお伺いします。 283: ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 284: ◯ 参 与(石森 準一君) 保育施設に関する部分につきましては,今回の合同点検後,ハード面での対策方法がなく未就学児の散歩コースには適してないと考えられる15カ所も含め,11月の公私立合同園長会で散歩時の安全確保についてを議題として,エリア別にグループトーク等を行い,情報共有と意見交換を行ったところでございます。こうした取り組みは今後も継続的に実施していくことが必要であると考えております。 285: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 286: ◯ 19番(太田 久美子議員) ハード面での対策方法はとれない中でやれることはしっかり取り組んでいただいているようです。今後も継続的に実施することが必要だと御答弁でも述べられていましたので,よろしくお願いいたします。
     次に,通学路の過去3年間の合同点検における点検箇所数と対策が必要とされた箇所の数,その主な内容についてお伺いします。 287: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 288: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 平成28年度は点検箇所29カ所,対策が必要とされた箇所19カ所,平成29年度は点検箇所28カ所,対策が必要とされた箇所16カ所,平成30年度は点検箇所33カ所,対策が必要とされた箇所9カ所です。主な対策内容ですが,注意看板の設置,路面のカラー舗装,路面標示の溶着,防犯カメラの設置等です。 289: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 290: ◯ 19番(太田 久美子議員) それでは,これまでに実施してこられた合同点検で対策が必要とされた箇所において,何も対策が行われていない箇所というのはあるのか伺います。 291: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 292: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 道路拡幅や形状変更に関する課題等,根本的な対策実施には時間を要する箇所もありますが,対策が必要とされた箇所につきましては,それぞれの実情に合わせて,全ての箇所で看板設置や路面標示等の可能な限りの対策を実施しております。 293: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 294: ◯ 19番(太田 久美子議員) これまでの合同点検で対策が必要とされた箇所については,時間はかかったケースはあるものの,全て何らかの対策は行ってこられたということが確認できました。  市も学校もPTAも,そして地域住民も,子供たちの安全を守るために頑張っていただいていますが,子供たち自身が事故・事件から自分の身を守れるようになることも重要です。  静岡市の市立東豊田小学校では,ことしの6月13日に6年生約100人がまとめた交通事故防止策の発表会が行われました。児童は4月から20グループほどに分かれて通学路を歩いて危険ポイントを調べてきました。発表会では,地図や写真で具体例を示しながら,狭い道路が多いのに車が多い,信号のない交差点が危ないと指摘し,登下校時に横に広がって歩かないことや,道路横断時は手を挙げ,夜間は反射材を着用することも大切であると訴え,交差点では必ず左右を確認するよう下級生に教えたい,と話しました。  このような6年生が通学路の危険箇所を調査し,交通リーダーとして下級生に周知するような取り組みは本市でもやっていただきたいと思いますが,市の見解を伺います。 295: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 296: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各学校におきましては,交通安全指導として交通ルールの徹底,道路の歩き方,自転車の乗り方等についてその指導を行っております。また,バス会社と連携し,校庭にバスを入れて,実際にバスの運転手から見たときに,こういった所が死角になり,歩行者や自転車が見えないので注意しましょうといった体験教室を行っている学校もあります。  交通安全について上級生が下級生に注意を促すような取り組み等は特段行っておりませんが,登下校中にけがをしたり困ったりしている下級生がいた場合に,上級生が助けてあげたなどの報告も学校から受けておりますので,交通安全に限らず上級生が模範的な行動ができるような指導を引き続き行っていくよう,学校に伝えていきたいと考えております。 297: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 298: ◯ 19番(太田 久美子議員) いろいろお取り組みいただいているということはわかりました。ただ,交通安全に関しましては子供たちが注意力を高められるような取り組みもお願いしたいと思います。  紹介しました静岡市の市立東豊田小学校での子供たちによる通学路危険箇所調査からもわかるように,信号機のない交差点というのは子供たちの目からしても危険だということがわかります。本市でも子供たちや市民から見て危険な交差点,幾つかあると思いますが,中和泉一丁目5番地の交差点,3・4・4号線と市道第4号線が交差する交差点については,3・4・4号線の交通開放の直後から危険な状況が頻繁に見受けられたことから,地域住民やPTAの声を受けて市は信号機設置要望を調布警察署と警視庁に出されています。また,当時の市長は,やはりこの交差点は危険だということで,直接調布警察署長に現状を説明されています。また,市議会のほうでも,私どもの谷田部幹事長を初め,これまで多くの議員がこの交差点の問題を取り上げ,信号機設置を要望してまいりましたが,信号機設置については進展が見られず今日に至っております。  まず,これまでの危ない交差点と言われてきた当該交差点の問題にかかわる経緯についてお伺いします。 299: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 300: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 当該交差点については,それまで市道4号線,通称品川道として利用されていた道路に,平成24年3月29日に新たな道路として調布都市計画道路3・4・4号線,通称本町通りが開通したことによって,品川道が分断され,当時から危険性が指摘されている交差点です。  交通事故の状況ですが,開通から約2年弱の間に3件の記録があります。平成24年8月18日に乗用車同士,同年9月8日には原付バイクと貨物車,平成25年12月18日には乗用車と貨物車の事故が発生しております。近年では,警視庁のホームページで過去3年分が公開されておりますが,昨年に自転車の負傷事故が発生しております。 301: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 302: ◯ 19番(太田 久美子議員) 開通からは複数事故が発生しており,直近では去年,自転車による負傷事故が発生していたということがわかりました。  この交差点ですが,先ほども触れましたが,当時の市長は直接調布警察署長にお願いされ,市からは調布警察署と警視庁に信号機設置の要望が出されています。しかしながら長い間この状況が続いているわけですが,それは信号機設置基準の例外にあるということなのでしょうか。信号機はどのような条件・基準で設置されるのか改めてお伺いします。 303: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 304: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 信号機の新規設置については,警察庁で定めた信号機設置の指針に基づいて警視庁で検討がされているものと理解しております。信号機設置の指針では,候補地の現場状況にさまざまな必要条件や択一条件が示されており,警視庁のホームページにおいても,信号機設置の条件として,交通量や交差点形状,隣接信号機との距離,すれ違い可能な車道幅員等の必要性を条件として詳細に記載され,こうした条件を満たした交差点で設置の必要性について,十分な検討がなされているものと考えております。 305: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 306: ◯ 19番(太田 久美子議員) 信号機の設置には細かい条件があるということで,警視庁で検討されるものだということです。  この危険な交差点に最初に立たれていたのは谷田部幹事長でしたが,今は近隣の住民の方々が信号機を設置してほしいと心配されながら交差点に立ち,交代で子供たちの登校を見守られています。石川議員も週2回この交差点に立たれているとお聞きしましたが,市は信号機が追加設置されない中,当該交差点の安全確保としてこれまでどのような対策・対応をとられてきたのかお伺いします。 307: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 308: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 御指摘の交差点での安全対策ですが,本町通り側では交差点付近のカラー舗装,ドット線による減速表示,注意喚起の看板設置を実施し,品川道側においても同じく交差点付近のカラー舗装,ドット線による減速表示,注意喚起の看板設置に加え,ボラードによる狭窄,路側帯内のカラー舗装,減速マーク及び通学路の路面標示,点滅びょう,カーブミラー,警戒標識の設置を行っております。また,警察においては,信号機の時間調整,止まれ標識の発光タイプへの変更,歩行者信号に誤認防止用のフードを設置する等を実施していただいております。 309: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 310: ◯ 19番(太田 久美子議員) 市ででき得る対策は全て行ってきたという感じがいたします。  ことし5月に起きた大津市や川崎市の事件で,通学路等での子供たちの安全確保の難しさが改めて浮上しました。本市では多くの方がボランティア登録されて,子供たちの通学路の見守りをされていますが,全国的な問題として見守りをされている方々の高齢化が挙げられているところです。新潟市の通学路で起きた小学2年生殺害遺棄事件は,高齢化により二,三年前から見守りが不在になった通学路で起こったということで,今,全国では高齢者や特定の人の負担にならないよう,地域住民がふだんの日常生活の中で登下校中の児童・園児を見守る「ながら見守り」が広がっています。本市でも地域の目で子供たちの登校下校を見守るながら見守りについて取り組んでいただきたいと思いますが,現状と見解を伺います。 311: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 312: ◯ 教育部長(上田 智弘君) PTAや地域の皆様の御協力を得て,現在203名の方に学校安全ボランティアへ登録いただき,小学校ごとに町会・自治会等地域の皆さんと連携し,児童の通学時間帯を中心として見守り活動等を行っていただいております。また,通勤途中の自宅から駅までの移動時間にベストや帽子を着用しての見守りや,買い物や保育園等の送迎時にながら見守りを実施いただいている方も既にいらっしゃいます。今後もより多くの皆さんに参加いただけますよう,周知に努めてまいりたいと考えております。 313: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 314: ◯ 19番(太田 久美子議員) 本市でも既にながら見守りは始まっているということで,今後は多くの皆さんにながら見守りに御参加いただけるよう周知していくということです。もちろん強制してはならないし,できないことですが,多くの市民の皆様にながら見守りを呼びかけていただきたいと思います。  最後の質問になりますが,中和泉一丁目5番地の交差点,3・4・4号線と市道第4号線が交差する交差点は当初から危険だと言われてきました。これまでの御答弁から,市や教育委員会,PTA,地域が一緒になって,信号機設置以外のことで子供たちの安全を守るためにやれることはやってきたという感じがいたします。大津市の事故は交差点で起きています。いつ人身事故が起こるかわからないと心配されている当該交差点ですが,事故が起こってからでは遅いので,やはり信号機を設置してほしいと願いますが,再度市の見解をお伺いします。 315: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 316: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 新規の信号機については開通当時から要望しておりましたが,先ほど答弁しましたとおり,信号機については警察庁で定めた信号機設置の指針に基づいて警視庁で十分な検討がなされ,現在に至っております。当時から当該地は条件等が満たされていないため,総合的に判断した結果,設置は難しいとの回答をいただいておりますので,市としてはそれにかわるさまざまな交通安全対策で調布警察署とも協議しながら対応しております。 317: ◯ 議 長(石井 功議員) 19番太田議員。 318: ◯ 19番(太田 久美子議員) 危ない交差点と言われながら子供たちがそこを通っているのが当たり前の風景になっています。日常生活の中でリスクが高い交差点だということは,私も渡るたびに突きつけられる交差点です。これまでの御答弁から,信号機の設置,交通安全は警察が,より安全な通学路を指定したり子供たちにルールを教えたりするのは学校が,子供たちの登下校を見守る活動はPTA,地域住民が一緒になって行っているということは,本当にありがたいことだと思います。ただ,まだ危ない交差点もあります。今後も学校,保護者,地域,警察が連携して子供たちの安全を守り,一緒に子供たちを育んでいくことは,子供たちの安心感にもつながると思います。  中和泉一丁目5番地の交差点への信号機設置は長年の市民要望でございますので,引き続き御検討いただきますようお願いいたしまして,私の全ての質問を終わります。 319: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。     午前11時55分 休憩     午後 1時30分 開議 320: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。20番辻村ともこ議員。     〔20番 辻村ともこ議員登壇〕 321: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 議長の許可をいただきまして,通告に従い3問の質問をさせていただきます。  まず聴覚障がい者6団体の切実な要望についてを質問させていただきます。  その前に私が手話で皆様に御挨拶させていただきたいと思いますので,ぜひごらんいただきたいと思います。私の名前は辻村ともこです。私は1年前から狛江市の手話初級講座において勉強していました。ですから,1年前よりも,耳の聞こえない方の市への要望についてたくさん聞くことができました。私はきょう皆様お一人お一人のために一生懸命頑張ってまいりますので,どうぞよろしくお願いいたします。  さて,質問に入る前にもう1つ,きょうは実はこの議場の後ろ側の傍聴席,このさらに後ろ側の廊下の所に机が4台置かれていまして,パソコンが4台設置され,要約筆記者の方が4人スタンバイして,本日はこの議場における質問において,要約筆記と手話通訳と2つの合理的配慮をなされた形でお聞きいただく,こういうことが実現しています。それは,ここにいる議員の皆様方が6月に議会運営委員会で通していただきました。合理的な配慮を聴覚障がい者の方にしようということで,手話通訳派遣を実現していただいたおかげでこれが実現しています。  しかしながら要約筆記に関しては,私も本当に気づかなかったんですが,モニターがあります。このモニターでインターネット中継が行われていますけれども,聴覚障がいの方は,きょうここにいらっしゃって手話通訳もしくは要約筆記の通訳を聞かない限り,インターネット中継のモニターに映し出されているものを遠隔で見ても,下にテロップもつきませんから,何を話しているのか聞くことができず,理解できない。つまり3カ月後の会議録を見て内容を知るということしかできない状況です。台風19号のように喫緊の課題,いつ来るかわからない災害の問題等,今議会では大変大切なことを各議員が質疑しています。そういったことをタイムリーに耳の聞こえない人も同時に聞くことができる,こういった配慮ができる議会であれるよう,来年度からぜひここにいる議員の皆様方の御協力,御理解をいただきながら,私も一緒になって考え,提案していきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  さて,障がいの有無にかかわらず,その人らしく生きられるまち狛江を標榜している狛江市において,誰もが生きやすいまちづくりが一つ一つ改善なされてきています。人権条例についてもその一つだと思います。  今回は,台風19号非常事態において,聴覚障がい者6団体の方々よりヒアリングをいたしました。台風19号において,狛江市内聴覚障がい者団体の皆様は本当に御苦労されました。狛江市は大変努力をされ,そのときできる精いっぱいの対応をされていると私は高く評価しています。しかし,聴覚障がいをお持ちの当事者の皆様のお話をお伺いする中で,幾つか早急に改善しなければいけないことがあるとわかりました。今回は,他市の調査を行った上で幾つか改善をお願いしたいことを確認・要望させていただきたいと存じます。  まず第1に,市が主催する行事やイベントでの手話通訳者と要約筆記者派遣と周知についてお伺いします。市からのお知らせでは,常に電話ができない人も含まれていることを考慮して,聞こえない人からの問い合わせ等が可能なようにするということが障害者差別解消法の趣旨にかなうと思われます。市が主催する行事やイベントには手話通訳と要約筆記を必ずつけ,そのことを周知するとともに当事者団体にも知らせてほしいとの切実な要望がありました。  初めに,狛江市は今回,狛江市台風19号対応についての説明会において,手話通訳,要約筆記はつけて説明会を開催したのかお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 322: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 323: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 台風対応に関する市の説明会に手話通訳と要約筆記を配慮しなかったことにつきましては,配慮が欠けており,申しわけなく思っております。今後は,総合防災訓練や防災カレッジだけでなく,さまざまな場面で障がいのある方々へ情報をお伝えするよう努めてまいります。 324: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 325: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 今回は本当に急なことだったということもあり,さまざまな配慮に関してもこれからしっかりと取り組みを固めていただければと思います。  聴覚障がい者の社会参加の促進を図るためにも情報保障をつけて,コミュニケーション支援が必要であります。市が主催する一般市民を対象とする行事には,手話通訳だけではなく要約筆記も必ずつけるようにお願いしたいと思います。  なぜかということ,もとから聴覚障がいを持たれている方は手話をある程度できる方が多いです。ただ,いわゆる中途失聴という,途中で視聴された方は手話を覚えるのはとても大変で,手話だけで会話が成り立ったりニュースを見て理解できる人というのは少のうございます。そういった状況もありますので,手話通訳と要約筆記と両方つけていただくことをお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  さて次に,私は市にはこの3年間で市の主催する事業において,手話通訳者派遣のなかった市民まつりや総合防災訓練における手話通訳者派遣を実施改善していただきました。今回,全ての避難所への手話通訳者,要約筆記者の配置がなされたのでしょうか,お伺いします。 326: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 327: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 今年度の防災訓練では,手話通訳につきましては全ての避難所に配置しております。また,要約筆記につきましては,ノートやホワイトボード等への手書き形式で,12の避難所のうち7カ所に配置しております。  なお,手話通訳者,要約筆記者の居住地域には偏りがあるため,人数に限りがある中でできるだけ多くの避難所に配置されるよう,一部の方には実際の居住地とは異なる避難所に参加していただくなどの調整をいたしました。 328: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 329: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 配置を試みていただきました。大変感謝します。今後,要約筆記者は7カ所から12カ所全てにつけられるように取り組みを進めていただきたいとお願い申し上げます。  市報の問い合わせについてお伺いいたします。現在,広報こまえの過去6回分を私は調べましたが,この中に,問い合わせ先が電話だけであるものが95%を占めておりまして,6回の広報においても4つだけしかメールでの問い合わせを併記している広報はありませんでした。これで合理的な配慮がなされているのか。欄外のファクスに事業名を書いて申し込めばよいのか。こういった説明もなく非常にわかりにくいんじゃないかと思います。市報の合理的配慮への改善を要望しますが,市の見解をお伺いします。 330: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 331: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 広報こまえに掲載するイベント等の申し込みには,窓口・電話・郵送・ファクス・メール・電子申請・市ホームページの専用フォーム等の方法があります。現状では,申し込みや問い合わせにファクス等の記載がない場合でも,広報の偶数ページ上段欄外のファクスやメールでの受け付けやお問い合わせをいただければ,対応をとらせていただいております。また,市ホームページに詳細を記載する等の方法もとっており,各ページのフッターに掲載されている専用フォームから各課へ問い合わせることも可能となっております。  今後,さらに誰もが広報こまえから申し込みや問い合わせがスムーズにできるように,御質問者がおっしゃるように,電子申請や市ホームページのフォーム等から申し込みができる場合には,紙面に二次元コード,いわゆるQRコードの掲載について検討してまいります。 332: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 333: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 今,市のほうから,今後は電子申請や市のホームページのフォームから申し込むことができる場合には,紙面に二次元コード,いわゆるQRコードの掲載について検討されるということでございました。ぜひその検討をお願いしたいと思います。丁寧な説明もあわせてお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  では次に,防災訓練で各避難所に手話通訳者と要約筆記者を配置し,手話と文字で伝えるとともに,防災アプリやSNS等を活用して聴覚障がい者への情報伝達に配慮することについてお伺いしたいと思います。  日ごろの備えは大切です。防災訓練はその最たるものだと思います。その防災訓練の際に,聴覚障がい者の方々の場合,耳から情報が入らないということが一番の問題ですから,それを補助するために訓練方法について配慮してほしいことが幾つかあるとお伺いしました。例えば情報を視覚的な方法で伝えてほしいということです。  第1に,避難所に必ず手話通訳,要約筆記(文字通訳)の配置。第2に,最低限の照明の確保,つまり暗くては視覚的な情報の伝達は困難なので,字幕つきテレビの設置はいかがかということです。第3に,暗い中での移動でも情報を伝えることができる手書きLEDボード,これは,ホワイトボードに枠がついていまして,LEDのライトがついているので光るんです。文字も書くと光るようになっています。こういった手書きのLED。そして第4に,それぞれの地域のリアルタイムな情報を視覚的に伝える防災アプリ(スマホ用)や日ごろから活用できるプッシュ型のSNS回覧版の導入,こういったことが要望として挙げられてきました。  6団体を代表して,狛江聞こえにくい人のふれあいの会,長谷川さんの訴えでは,台風15号では千葉で長期の停電がありました。暗くては視覚的に情報を伝えるのが難しくなりますし,情報を伝えたり受けたりする携帯電話の充電もできなくなります。また,聴覚障がい者の情報摂取に必要なテレビも見られなくなりますので,非常用電源が必要です。一般の人でも携帯電話は必要です。停電時でも避難所に来れば携帯電話の充電ができることは大切でしょう。そして,何よりテレビからの情報についても一般の人も求めていると思います。もし避難所にテレビが配置されていないのであれば,ぜひ最新のテレビを配置していただき,切りかえボタンで,dボタンとかいろいろあります。切りかえボタンで,下に文字のテロップが出る,字幕がつくというテレビは今一般的に売られています。もし選択できる余地があるならばそういったものを選択していただきたい。  そしてもう1つ,今回の台風19号では狛江でも床下・床上浸水がありました。また道路の冠水もありました。しかし,狛江市のこまえ安心安全情報メールでは,こうした情報の中に,どこがどのぐらい冠水して浸水しているかなど,そういったものはありませんでした。実際に避難しようとして,道の冠水で避難が難しくなった人もかなりいたのではないかと思われます。こうした細かい地域の情報が,避難すべきかどうか,避難する時期,避難する経路等を判断するのに必要ではないでしょうか。東村山市が導入している防災アプリでは,市民が地域の情報を写真つきで市に通報すると,市の職員が確認してこの防災アプリに示されるようになっているということです。これは町会・自治会の方たちの協力も求めないと,発災した後すぐに職員の方が全部するのは難しいと思う,こういったような御意見もいただきました。  そしてまた,ほかの市民の皆様からの要望として,今回,防災行政無線も聞こえず,町会・自治会の連絡網も個人情報の関係等もあり,どこまで電話をしていいのか,また,近所の方々へ手分けして電話をかけるということもできずに,途方に暮れた。できれば任意で自分で登録して情報を得る方法として,日ごろからの町会・自治会の連絡網として使ってもらっていれば安心だ。今の時代,スマホを持っていない人のほうが少ないので,持っていない人のフォローはそれはそれでみんなで考えながら,とにかく時代に合った町会・自治会の連絡手段を狛江市で考えてほしい,こういったことでした。  以上4点について大事なことと存じます。市の見解をお伺いいたします。 334: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 335: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 1点目の避難所に必ず手話通訳者,要約筆記者(文字通訳)の配置につきまして答弁申し上げます。  聴覚障がいのある方が避難所に避難された場合,通常よりもさらに意思疎通に関する支援が必要となることが想定されます。ただし,手話通訳者等も被災者となることや要約筆記等を行うために必要な電源が消失するおそれがあること等,さまざまな事態が想定されるため,災害の種類や規模によりまして配置ができるかどうかといった結果が変わってまいります。そういったことも踏まえまして,まずは当事者の方や手話通訳者等の意見を伺いながら,担当課等と協議・調整を進めてまいります。 336: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 337: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 2点目の最低限の照明の確保と字幕つきテレビの設置と,3点目の手書きLEDボードの配備について答弁申し上げます。  初めに照明についてでございますが,各避難所には投光器やLEDライトを配備しております。今後,字幕つきテレビを含めて効果的な情報伝達手段を検討し,順次配備することにより,聴覚障がい者の方々へしっかり情報をお伝えできる体制を整えてまいります。  次に手書きLEDボードにつきましては,夜間の避難所での誘導や情報伝達に当たって効果的であると認識しております。現状は全体で1台導入しており,総合防災訓練等で使用しておりますが,今後各避難所へ順次配備するよう考えております。 338: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 339: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 4点目の防災アプリについてお答えさせていただきます。  現在,SNS回覧版を導入している自治体に聞き取りを行っております。この中で,SNS回覧版を町会・自治会活動に結びつけるという視点で見ますと,日常的にパソコンやスマートフォン等を使われているような方に対してはとても有効であると思われますが,町会・自治会への加入非加入問わずパソコンやスマートフォン等をお持ちでない方や余り得意ではない方々に対して,操作方法やメリット等をどのように伝えることができるか,このような課題も一方では存在すると思われます。  しかしながら,以前から御紹介いただいているプッシュ型のSNS回覧版は,災害発生時には市の情報発信ツールを補完することも十分可能であると考えられ,また,町会・自治会加入促進を図る手立ての一つとしても期待できること等から,導入に向け関係部署とも連携し,検討してまいりたいと考えております。 340: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 341: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 大変前向きな御答弁をいただき,ありがとうございました。課題も多くあるということも同時にわかりました。しっかりと当事者の皆様とお話し合いをしていただき,そして庁内で連携し,災害時での対応を見据えた日ごろからの人とのコミュニケーションも充実させていただきたい,そのように思います。全ては障がい者の方々へしっかり情報をお伝えできる体制を整える,こういった目的のもと多くのことがなされていくことを期待したいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは次でございます。障害者差別解消法の施行に伴って,手話通訳者,要約筆記者派遣について身体障害者手帳を所持していない聴覚障がい者にも利用できるようにすることについてお伺いしたいと思います。
     こちらについては,平成23年度より,聴覚障がい者6団体の皆様より市への要望がまとめて提出されています。その中で大変重要なこととして要望があるもののうちの1つです。身体障害者手帳所持の有無関係なく,聴覚障害を患い,支援の必要な方に支援を行う取り組みは,実際に例えば東京都内であれば杉並区で実施されています。私も実際に杉並区役所に連絡して状況を確認いたしましたところ,一番懸念する制度の乱用は全くなく,安定して運用されていることを確認させていただきました。  狛江市内の聴覚障がい者6団体の代表として,長谷川会長からの聞き取り調査ではこのようなことを訴えられていました。紹介したいと思います。  杉並区でも,聴覚障がい者の場合は,世界的に見ても,日本は障がい者の認定基準が厳しく,生活に支障が出る程度に障害があるにもかかわらず,社会的な支援を受けることができない中途失聴・難聴者の方がたくさんいらっしゃいます。2016年に障害者差別解消法が施行され,身体障害者手帳を持っていない障がい者も差別してはいけないと定められました。情報保障についても同様です。これまでは,こうした人たちに対しては要約筆記サークル等が支援して,杉並区の制度のすき間をカバーしてきました。しかし,障害者差別解消法が施行されたのですから,ぜひ杉並区と同様に狛江市においても市の責任で支援していく,こういったことを進めていただけないでしょうか,というようなお話でした。  しかし現在,狛江市聴覚障がい者等意思疎通支援事業実施要綱では,第3条で対象者を身体障害者手帳を所持する者に限っています。多分この場合,狛江市が心配するのは,先ほど申し上げましたとおり,多くの人が手帳を持たない中でこの派遣制度を利用することによって財政的に維持できなくなること,こういうことが心配されることではないかと思います。手帳を持たない人も派遣制度を利用できる杉並区では,人口58万人ですけれども,2013年から6年間にわたって実施しても,財政的に困るような乱用はないと報告があります。どうか狛江市においても,身体障害者手帳所持の有無にかかわらず支援を充実させていただきたい,このような質問をさせていただきたいと思います。市の見解をお伺いいたします。 342: ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 343: ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 障害者差別解消法は,障害を理由とする差別をなくすことを目的に,不当な差別的取り扱いや合理的配慮の不提供を禁止すること等を定める法律であり,法の規定に基づきまして市では取り組みを進めております。この法律は手帳の有無にかかわらず適用されますが,市が実施するサービス等の対象者について規定するものではありません。通訳者等派遣事業に関しましては,障害者総合支援法の地域生活支援事業の一つに規定され,障害者手帳をお持ちの方を対象としております。他の事業等との整合性や影響等も踏まえまして,現状では対象者を見直すことは考えておりません。 344: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 345: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 今のところそういうことでございますけれども,近隣先進事例等を,まずは杉並区からですが,ぜひ調査・研究していただきまして,狛江市で何かしら前に1歩でも2歩でも進めることができないかどうか。世界基準よりも日本の基準は難聴者・中途失聴者の認定がとても厳しいことは,議会でも複数の議員が質疑しているところです。どうか対応を検討いただきたい。お願い申し上げたいと思います。よろしくお願いします。  次に福祉避難所についてお伺いしたいと思います。市民総合体育館の利用についてということです。  今回,西河原公民館が福祉避難所として開設されました。福祉避難所の概念も震災と水害と一緒になってしまっていることも改善の必要があると思いますし,二次的な避難という現在の運用に関しても現実的には難しいことがわかっています。ハザードマップ上も,本来,第一中学校以外の小・中学校は避難所としては適しておらず,垂直避難という本来の避難ができない場合の応急措置的な避難場所ということに厳密にいうとなります。  そこで,狛江市民総合体育館が,炊事場がないこと以外,福祉避難所として大変適していると思われますが,市の見解をお伺いしたいと思います。 346: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 347: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市民総合体育館につきましては,アリーナを含めて広いスペースがあることから,災害時の物資集約拠点として定めております。しかしながら,物資集約拠点として使用するのは発災後一定時間経過後と想定されますので,水害時における緊急避難場所として活用できるものと見込んでおります。 348: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 349: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 水害時における緊急避難場所として活用できると見込んでいるということです。さまざまなことを精査して,しっかりと体育館の利用をぜひ検討していただきたいとお願いいたします。  最後になりますが,聴覚障がい者の方々への合理的配慮について本日は質問させていただきました。これからも市の皆様がしっかりと当事者の方々のお話をお伺いし,この取り組みについて前進していただけるようお願いしたいと思います。私も皆様と一緒に頑張ってまいりたいと思いますので,ぜひ狛江に暮らしてよかったと思っていただける市民の方が一人でも多くなりますよう,これからもどうぞよろしくお願いいたします。  これで1問目の質問を終わります。 350: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村ともこ議員。     〔20番 辻村ともこ議員登壇〕 351: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 2問目の質問です。「婚活支援」についてお伺いいたします。  現代日本においては,急速に未婚率が上昇し,生涯誰とも一度も結婚しない生涯未婚者が増加の一途をたどっています。2017年の厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の統計データを見ますと,男性で4人に1人,女性で7人に1人が生涯未婚とあります。そして厚生労働白書では,今から16年後の2035年,日本国民の生涯未婚率の予測は,男性29%,女性19.2%と上昇を予測されています。つまり男性の3人に1人,女性の5人に1人が一生の中で一度も誰とも結婚しない人生を送り,老後は1人で自分の面倒を見て,1人で自分の病気と闘い通院し,1人で老後生活を送る可能性があるということであります。さらに都市部ではこの数値よりももっと生涯未婚率が加速すると言われています。これは日本の将来において,我々地方自治体も大変危惧すべき事態です。  生涯未婚率は,その背景には女性の社会進出によるライフスタイルの変化や恋愛の自由化,若年層の低所得化,そして何といっても核家族化が進み,地域のおせっかいおばさん,おじさんが存在しなくなり,お仲人という制度も減少してきているということが大きな原因だと言えるでしょう。核家族や地域における隣人との疎遠化が進む中で,結婚のよさや意義を伝える機会が希薄化していることなども原因として考えられます。  大和総研グループ金融調査部が出した2019年10月29日付のレポートによると,人生のパートナーを得ることは,子どもを産み育てることができる面だけでなく,お互いの生活を支え合うことができる面もあり,高齢になればなるほど重要性が増していくだろう。年金生活に入ると,二人分の年金で二人で生活することはできても,一人分の年金で一人で生活することはより難しくなる。高齢世帯における相対的貧困の割合は,夫婦のみの世帯では15.3%から15.4%だが,単身男性で29.2%,単身女性では46.2%に及ぶと発表しています。  政府は,生涯未婚率という言葉を50歳時の未婚割合と呼びかえるとのことです。重要事項として問題視していることは間違いないと思います。  政府や地方自治体は出会いの機会の提供等の結婚支援事業を行っていますが,その目的は少子化対策として位置づけられているため,支援の対象は若者が中心となっています。私はもちろん少子化対策は重要だと思いますが,パートナーを求める方々がその望みをかなえられるようにすることは,若者だけでなく中高年層にとっても重要なことであると考えます。今後,政府や自治体は,年齢にかかわらず,ともに暮らすパートナーを求める者に対して支援を行うべきではないかという視点が必要です。  松原市長も市役所で38年間勤められ,まちづくりのスペシャリストとして過ごされた後,御自身で結婚相談所を立ち上げられ,最後に社会のために何をして尽くそうかと考え着手されたのが結婚相談所だとお伺いしています。行政のスペシャリストとして最高の仕事が結婚支援だと気づかれ,行われていたことと存じます。  このような中,ちょうど1年前に私が議場にて質疑を行いました婚活事業について,狛江市は,企画財政部長より,「今後の結婚支援事業については,結婚後の市への定住・移住施策とあわせて検討していく必要があると認識しておりますので,まずは結婚支援の取り組みを開始した東京都や都内自治体の情報収集を行った上で,市として何ができるかを検討する必要があると認識しています。」と御答弁いただいておりました。  その後の狛江市の婚活に対する考えと検討状況についてお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 352: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 353: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) おっしゃるとおり,結婚支援事業につきましては定住化のための方策と抱き合わせで考える必要があると認識しており,現時点の検討状況としましては,担当部署を設置している東京都を初め,他自治体における取り組み状況等について情報収集を行っております。また,行政による結婚支援事業は,少子化対策だけでなく,子育て,老後など各ライフステージにも大きくかかわり得るものであり,持続可能な自治体を目指している狛江市にとりましても重要な視点であると考えております。 354: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 355: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 市としては結婚支援事業は大変重要なことだと認識されていると確認ができました。私がこれを質疑させていただいて1年ほどたちますので,情報収集の結論がどんなふうになったのか,そろそろ形にしていただけたらと思いますので,よろしくお願いいたします。  結婚支援するということは大変重要だという認識のもと,では現在,狛江市の事業方針を決める狛江市第4次基本構想策定検討での中間答申も出ました。少子高齢化に対する対応は必須であるという内容も見受けられますが,残念なことに,現在,結婚支援という文言は見当たりませんでした。やはり大事な事業ですので,わかりやすく,そして位置づけを明確にして積極的に取り組むためにも,これからの時代を見据え,基本計画には結婚支援という文言を入れることは必要だと思いますが,結婚支援の位置づけと文言検討についてお伺いいたします。 356: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 357: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 基本計画はその性質上,市の施策の方向性を示すものであるため,個別の具体的な事業までの言及は行わないところでございますが,中間答申後の検討により,12月15日からパブリックコメントを行う予定の狛江市第4次基本構想(素案)における狛江市の魅力に関する分野の中の定住策として,「高齢者,結婚・子育て・老後等の各ライフステージにおける取組等において,市内の魅力をこれまで以上に活用していく。」とされたところであり,この中に結婚支援も含まれるものと認識しております。 358: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 359: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) もう文言の中に,今ある中に入っていると,こういうお考えだということでございました。しっかりとそれを形にしていただけるようにお願いしたいと思います。  狛江市の婚活事業の現在の取り組みと今後についてお伺いいたします。 360: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 361: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現時点では情報収集にとどまっている状況であるため,結婚支援事業の具体案の検討までには至っていない状況ですが,他自治体の事例を研究しますと,市区町村内の団体や民間企業等と連携した実施等も見られるところでございます。行政が持つネットワークや組織力を生かすことで企業等を含む多くの団体と連携・協力しやすくなることは,行政が結婚支援事業を行うメリットの一つであると認識しておりますので,今後におきましては,狛江市においてどのような事業の内容や実施手段がふさわしいか,ニーズを把握した上で,定住化に向けた取り組みとの関連性にも目を向けながら,実施主体についても含めて検討してまいりたいと考えております。 362: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 363: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 具体的なものは今はないけれども,考え方として,方向性としてはしっかりとお持ちになっていると。ぜひ松原市長のリーダーシップのもとお願いしたいと思います。  私は今回,先進地3自治体に視察に行ってまいりました。その事例を紹介したいと思います。  まず1つ目は栃木県那須塩原市です。那須塩原市では,栃木県全域で各市登録している人を一斉に検索できる統合的なシステムを持たれて婚活支援事業に当たっていました。確かに1つの市では,そこに来る方,マッチングする登録する方,すごく少ないですけれども,狛江市でいえば東京都全体に当たると思います。こういった広域連携を近隣自治体とすることによって非常に多くの方とのチャンスをつくる,こういう独自のネットワークをつくっていました。そして,職員2名をカウンセラーとして常駐させて,個人情報の管理から各情報提供,一定のルールにのっとってお見合いを進めて,成婚まで結びつける,こんな活動をされていまして,すごく明るくてすてきな赤いハートのマークがついている専用の婚活ルームをつくって対応されていました。婚活ルームは市役所の5階ぐらいに配置されておりました。自治体の本気度がうかがえると思いました。  2つ目が長野県朝日村です。私,車で,お仲人さんの実態を1日密着取材させていただいたんですけれども,お仲人さんがいて,そこに引き合わせる方のお嬢様がいらっしゃって,私がその横にいたんですけれども,車に乗っている間中,ずっといろいろな相談事を聞いてあげていらっしゃるんです。お仲人さんというのは本当に丁寧にいろいろなことを,不安をとる。こんなことをされて,私は軽井沢を越えて朝日村まで行ったんですけれども,まつたけ食べ放題,まつたけ婚活と題し,朝日村の消防団員17名と県外からの17名の女性の婚活事業だったんです。内容は,マツタケ御飯を一緒につくることで,その人の日常的な自然な一面を見て性格を知ると。全員が数分ごとに話をするお見合いタイムもそれに伴っていまして,それが終わると,みんなで和気あいあいとお食事タイムになります。その後,会食のときにいいなと思った人に男女それぞれ名前を入れるボックスがあって,そこに入れていくんです。連れてきたお仲人さんたちがみんなでそれを開票して,マッチングした男女はその後,次回会う約束をする,こういうような流れでした。  私も半日,仲人さんの行うきめ細やかで説得力のある,背中を押す力を持った婚活支援事業を見守らせていただいたんですけれども,若い20代の女性というのは迷うんです。本当にいいのかしら,この人大丈夫かしら,こういうことをいろいろな角度から御経験値をもってお勧めされる,もしくはそれはどうかしらというときもおありになるということです。私は,男性も背中を押されて思い切って告白した,その場面に御一緒させていただいて,すごく感動しましたし,お仲人さんの力はすばらしいなと感じた次第です。朝日村はそんなような婚活支援事業でした。  そして3つ目が愛媛県松山市。えひめ結婚支援センターが各市で事業をサポートしています。松山市では,笑顔de婚活 まつやま巡り愛プロジェクトを立ち上げていまして,企業や地域団体が主催する婚活イベントや恋愛・婚活・結婚に向けた一歩を踏み出したい方のため恋活イベントを開催しています。また,松山圏域3市3町による婚活支援事業というものがありまして,またここでも広域連携です。まつやま圏域未来共創ビジョンに基づき,松山圏域3市3町(松山市,伊予市,東温市,久万高原町,松前町,砥部町)による地域の特色を生かした婚活イベントや,親が代理でお見合いにチャレンジするお見合いイベントを開催しています。ですから自分の息子や娘は来ないんです。親御さんが自分の娘・息子をどうにかしたいということで,親御さんがそれぞれの親御さんとお会いしてお見合いをすると,こういうことをしていまして,それはどうなんですかと聞きましたら,結構成婚率が高いということなので,こういうのもいいんだなということで勉強させていただいた次第です。  愛媛県松山市の場合は,特筆すべきはホームページの充実でした。なぜ婚活が必要なのか,厚生労働省の生涯未婚率に関するデータ等,具体的に結婚について周知がなされて,職員の皆様も自分の地域を守るためには本気で婚活が必要であるとの認識があらわれているようでございました。  さて質問です。狛江市では,1つ目の栃木県那須塩原市のように,東京都と連携し婚活支援事業を行う部署をつくる予定があるかどうかお伺いしたいと思います。そして,2つ目の長野県朝日村のように,地元の消防団という地域団体と連携することや仲人の方を起用することは大変有効かと思いますけれども,検討状況について,これは前回一般質問していますのでお伺いしたいと思います。3つ目の愛媛県松山市のように,近隣市との連携やホームページを充実させることなど有効な手段だと思います。また,自治体縁むすびという全国の自治体で行われている婚活支援事業を一挙にまとめたサイトを市のホームページで紹介することも有効かと思いますが,こうした取り組みについて市の見解をお伺いいたします。 364: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 365: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現時点では,東京都と連携して結婚支援の専門部署をつくる予定はありませんが,事業の有効性を確保するためにも,特に広域自治体である東京都との連携は重要であると認識しております。また,地元の方や団体等との連携,仲人の起用,近隣市との連携,ホームページの充実等につきましては,本格的に事業展開していく際の有効な手法として考慮してまいりたいと考えております。 366: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 367: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) しっかりと取り組みをよろしくお願いします。  では次に教育に関して,皆さん,婚育という言葉を御存じでしょうか。新聞報道によりますと,子供に結婚について教える婚育というものが注目されているといいます。小・中学生を対象に,子供のころから結婚について考えるきっかけをつくることで,家族のきずなや自分のライフプラン,人生を考えるきっかけとなるとのことから,放課後NPOアフタースクールやNPO法人日本結婚教育カウンセラー協会等が自治体と協働して行っています。こうした婚育についての導入は有効かと思いますが,狛江市のお考え及び現在の取り組みと今後についてお伺いいたします。 368: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 369: ◯ 教育部長(上田 智弘君) こちらにつきましては,まず発達段階を考慮すること,結婚すること等を含めた多様な価値を尊重していくといったことに十分に配慮する必要があります。そうしたことから,小・中学校における家庭科を中心に,家庭生活と家族の大切さや自分の成長と家族や家庭生活のかかわりを理解する等の学習の充実を図っていくことが重要であると考えております。今後,直接的ないわゆる婚育ということではありませんが,放課後NPOアフタースクールNPO法人日本結婚教育カウンセラー協会等の取り組みも参考にさせていただきたいと考えております。 370: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 371: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 両NPO法人について少し研究していただきたいと思います。よろしくお願いします。  市長に最後にお伺いしたいと思います。そろそろ婚活事業を市の大きな計画の中にきちんと位置づけて,将来を見据えて,より早く効果的な支援策を打つことは大変有効かと思います。松原市長へ2度目の御質問となりますけれども,日に日に人口減少も進んでおります。人生100年時代をよりよく生き,よりよい人生を歩んでいただくためにも,その選択肢の一つとして結婚支援を市として取り入れていくことが重要だと思います。市長の考えをお伺いいたします。 372: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 373: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 多様な生き方や働き方が尊重される昨今におきましては,結婚は昔ほど重要視,絶対視されていないかもしれませんけれども,一方で,お見合い結婚の減少に見てとれますように,時代の変化により,結婚したくてもできない,出会いがないという方がいるということも事実だと思います。こうした方々を支援しつつ定住人口をふやしていく取り組みが,現在の地方自治体には求められていると考えております。  行政が結婚支援事業を行うことで,公の機関が実施しているという安心感が提供されるという強みがあります。また,私が持つ民間経験ということで,それも一つの強みでありますので,今後はそれぞれの強みを生かし,相乗効果をいろいろ出しながら,結婚支援に対する事業展開について検討を進めてまいりたいと思っております。  ちなみに10月21日,東京都知事との意見交換会がございました。そのときに,実は「重点政策方針2019 未来への投資 人が輝く東京に向けて」の中で,結婚・出産・子育てまで切れ目のない支援という中で,私も発言させていただき,微力ながら私も経験を生かして応援できることがあると伝えたところ,小池都知事からは,結婚というのは難しいですけれども,そのままにしておくとますます縁がなくなってしまうと。御縁を皆さん求めているわけですので,そのあたりは国のほうでももう既に,婚活というのが毎年20億円ぐらい予算を積んでおりますし,うまくそこを自治体が,また,住民に一番近いところでノウハウを持つ私でございますけれども,私自身がぜひ狛江で,東京都は出生率2.07を目指すんです。その出生率を達成できるようにしていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします,というようなお話もいただいたところでございます。 374: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 375: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) すばらしいお話です。毎年20億円,どういうふうにしていくのかは,自治体が受け皿としてどういうビジョンを持っていて,どんなふうにそれを活用するかということが明確になれば,なるほど近づいてくると思いますので,松原市長が6年間結婚相談所をされていたというのは崇高な選択だったと思いますので,それを生かして,狛江市民がこのまちに暮らしてよかった,ずっと住み続けたいと思う,そういうまちづくりをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  2問目を終わります。 376: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村ともこ議員。     〔20番 辻村ともこ議員登壇〕 377: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 最後の質問になります。狛江市政発展のための要望事項の取り組み進捗についてお伺いいたします。  私は9年間,市政発展のため,今まで多くの市民の皆様のお話を傾聴して,みずからの調査・研究,市役所の現状を確認する中で,どうしても改善が必要なことについて,議会の限りある時間の中で質疑応答を繰り返してまいりました。今回取り上げる質問は,その中でも特に重要なものを取り上げています。検討状況と進捗を確認・要望させていただきたいと思います。  まず第1に,岩戸北七差路交差点の整備状況と信号機設置,そして市民からの要望があります防災公園設置の進捗状況について,どのようになっているのかお伺いしたいと思います。  岩戸北七差路交差点は順調に整備が進んで,見晴らしのいいストレート道路となり,一時停止もなくなりました。大変整備が進んでいることはよいことだと思いますし,また,思ったよりも,電力中央研究所の前の通称七差路,あそこはスピードを出す車というのはそんなにいません。それはすごくいいと思います。しかしながら,あそこの交差点を自転車で渡ろうとするとき,高齢の方,また幼い子供を乗せた方たちは,いつ車が出てくるかわかりませんので大変緊張しながら渡っています。そして目と目のアイコンタクト,これは警視庁も言っていますけれども,アイコンタクトを車とすることで渡っているんです。  あの七差路の交差点,あそこまで整備が進みましたので,足かけ10年ですけれども,ずっと言っています信号機の設置は住民要望でもあり,自由民主党・明政クラブの三角議員も要望されています。この岩戸北七差路交差点で去年,警視庁の発表でいうと年に3回救急車が来るような事故が起こっています。実際商店街の方にヒアリングすると5回以上は救急車が来ているということです。事故が起こってから信号機をつけるのではなくて,事故が起こる前に信号機をつけるほうがいい,そういって,都市建設部の皆さんと一緒に警察に行ったり国土交通省に行ったり,いろいろなことをして今まで進めてきて,ようやく信号機設置まで行くということが発表されたわけなんですが,どうも工事の進捗がおくれていると,こういうお話もお聞きしています。  現在の3・4・16号線整備及び信号機設置について,進捗状況と今後についてまずはお伺いしたいと思います。  再質問は自席より行います。 378: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 379: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 七差路交差点の整備状況は,今年度,西側の調布都市計画道路3・4・16号線(電中研前)整備工事の進捗に合わせ,交差点の道路線形を完成形に整備するため,交差点の一部歩道を拡幅し,それに伴い車道,歩道,街築,交通安全対策等の交差点改良工事を行い,ことしの9月に完了したところでございます。そして,電中研前の整備につきましては,事業用地取得に関する契約は全て完了し,電中研側の歩道整備につきましては来年3月の暫定開放に向けて工事を進めてまいります。  七差路電中研側の信号機設置については,警視庁より平成29年2月に設置の回答をいただき,設置に向けて整備を行っております。設置時期につきましては,無電柱化の関係から道路整備工事完了時の予定とし,昨年5月に開催しました工事説明会時には平成34年度末としておりましたが,占用企業者の工事が予定よりおくれている状況であり,全体の工程の再調整が必要となることから,完成年度についても再度調整が必要と考えております。そのような状況から,信号機設置時期は前倒しできないか警視庁と調整を図っております。 380: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 381: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 信号機設置に関しては,できれば早目に設置が済むように進めていただきたい,調整していただきたい。再度お願いさせていただきます。よろしくお願いいたします。  そして次に,岩戸北地区における公園が足りないことは,以前より都市建設部の公園・緑地の配置方針等にまとめられた資料においても示されているかと思います。そこで,何度もお伺いしていますが,岩戸北中央電力研究所の中に公園設置要望が出ています。住民の安心・安全を守るために,狛江市の全体のバランスから見ても必要であろうと思われる岩戸北地区の防災公園の設置について,検討状況の進捗をお伺いしたいと思います。 382: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 383: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 公園・緑地の配置方針においても把握しておりますが,近傍も含め,この周辺にはまとまった規模の公園が不足しており,防災上の課題も抱えております。これまで電力中央研究所の一部敷地において3棟のマンションが建設されておりますが,将来まとまった規模の公園を確保することを見据え,マンション事業者には6%の提供公園にかえて緑のまちづくり協力金として御協力いただき,緑化基金に積み立てております。  平成28年度には,電力中央研究所に対し敷地の一部を適正価格でお譲りいただき,都市計画公園として約3,000平方メートルの機能的な公園の整備を目指すために御協力いただきたい旨の要望をいたしました。これに対し電力央研究所からは,趣旨について御理解いただき,研究事業の継続に支障のない範囲で御検討いただくことは可能と伺っております。ただし,研究事業の継続と,まとまった形や面積規模の公園用地確保を両立させることはなかなか難しく,話し合いは現在も続けております。今後も地区計画の変更や土地利用の変化,都市計画道路の整備状況等に注視しながら検討を進めてまいりたいと考えております。 384: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 385: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) よくわかりました。難しいかもしれませんが,電力中央研究所の中の公園設置については,粘り強く折衝を続けていただきたい,実現に向けて動いていただきたいとお願い申し上げます。  さて次に無電柱化についてお伺いしたいと思います。無電柱化というのは,先日伺いました東京都道路整備事業推進大会においても,東京都では無電柱化の促進をさらに加速する,こういった御発言がございました。  私は1点だけ,市内業者育成の観点でどうやって市が動いているのか,これに関してしっかりと取り組みがなされている,こういうことを確認させていただきたいと思いますので,現状と今の質問についてお答えいただきたいと思います。 386: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 387: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) ことしの4月に策定した狛江市無電柱化推進計画に基づきまして,今年度は優先整備路線として位置づけた市道33号線(公園通り)の基礎調査を実施しております。具体的な内容としまして,現地踏査,地下埋設物調査,沿道の土地利用並びに地権者調査の上,既存の資料収集・整理を行っております。これらを踏まえて,推進計画では電線共同溝方式を前提としていますが,この調査の中で低コストの手法も含め最適な無電柱化方式の検討を行う予定でございます。  無電柱化の整備手法によっては施工がしやすくなる可能性はありますが,現在進められている調布都市計画道路3・4・16号線(電中研前)では,電線共同溝方式で市内業者が受注していることも踏まえまして,将来的なメンテナンスやコストも考慮しながら,適切に無電柱化を検討していきたいと考えております。 388: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 389: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 占用会社ばかりでなくて,地元業者への分離発注や地元業者の技術支援等,こういった観点を忘れずに進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に,喜多見駅狛江市側改札口設置復活要望についてお伺いしたいと思います。  40年ごろ前から平成7年まで,小田急線複々線化工事が終わるまで存在していた喜多見駅狛江市側改札口です。この復活を求める声が市民から多く上がっていることを今までもここ数年にわたり質疑してまいりました。  通称七差路交差点付近には大型マンションが建ち,周辺の人口増加については,前回の一般質問のとおり狛江市では人口増加傾向,1,000人以上の増加をしているということで確認させていただいています。国本学園では児童・生徒数が増加するなど,喜多見駅の狛江市民の利用者は増加の一途をたどっていると言えます。さらに道路拡幅等,喜多見駅狛江市側周辺の発展は目覚ましいものがあります。大変うれしいことであります。  しかし一方で,駅利用者や駅周辺の発展により通行人がふえる状況は,駅周辺地域の歩行空間の安全確保や利便性・快適性についても検討し,実情に合わせて事故のないまちづくりを目指さなければいけない,こんなことも今問題となっているのではないでしょうか。  まさに今,喜多見駅狛江市側周辺道路の通勤・通学時間帯では,歩道から人があふれ出て車道へ歩行者が出ている状況,自動車や自転車と歩行者がぐちゃぐちゃになって歩いてしまっているという状況があり,大変問題です。  狛江市では,まちづくり条例における周辺地区のまちづくりグループ,協議会等の枠組みを設けたということですが,本件にかかわるグループもできるとお聞きしております。実際に前回の一般質問から市としてどのような検討をされたのか,また,今後の展望について,これは市長にお伺いしたいと思います。
    390: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 391: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 喜多見駅周辺は,都市計画道路の整備や駅周辺の人口増等に伴い住環境が変化しつつあり,さらなる都市計画道路の整備を予定している中で,将来のまちの変化を想定して今後のまちづくりの姿を検討していかなければならない地域の一つであります。例えば幹線道路沿道のまちづくりや安全な交通環境の確保,にぎわいの創出等,多くの課題の整理について検討していく必要があると考えております。  今年度より令和3年度の3年間をかけて都市計画マスタープラン改定及び立地適正化計画の策定をしてまいります。その中で,和泉多摩川駅,狛江駅,喜多見駅周辺は,今後,地域の拠点としての機能はどうあるべきかについて,各駅周辺にお住まいの方も含めまして幅広く市民の皆様から御意見をいただきながら,アンケート調査,またオープンハウス等の機会を設ける予定であります。  喜多見駅の狛江市側改札の設置につきましては,喜多見駅周辺を含め市全体の市民の皆様の御意見を参考にしながら,総合的に整理して都市計画マスタープラン等として将来都市像を示し,その上で検討してまいりたいと考えております。  また,狛江市まちづくり条例の活用により,地区のまちづくりを考える活動を支援し,市民の参加と協働によるボトムアップのまちづくりを積極的に推進しております。市民の皆様方がみずからまちづくりを進めているのだと自負できるよう,シビックプライドを醸成していきたいと考えております。 392: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 393: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 市長,丁寧な御答弁ありがとうございました。確かに市民がみずからの手でまちづくりをしている,そして住民の意識醸成ができていく,こういったことがあって初めて駅周辺の環境というのは大きく変わっていくのかと思います。まずは小さな一歩から,こういう形でも構いません。ぜひ喜多見駅狛江市側改札口復活に向けて市としても進めていただきたい。お願い申し上げたいと思います。よろしくお願いします。  さて次はストリートピアノ事業の結果と今後についてお伺いしたいと思います。  ストリートピアノは,心を豊かにし,人と人を結びつける,新しいすばらしい取り組みだったと思います。このたび3日間という短い期間でしたけれども,狛江駅において11月18日から20日までピアノが設置されて,多くの人がピアノを楽しみました。私のところには,継続してほしい,1日に何回も狛江駅に立ち寄った,子供も高齢者も楽しそうですごくよい演奏だった,駅と狛江市の雰囲気が明るくなった,これでこそ音楽の街-狛江ですね,など多くの市民の皆様からのお声やSNSでの投稿が確認できました。  今回のストリートピアノ事業結果と市民の反応,市の今後の対応についてお伺いいたします。 394: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 395: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) ストリートピアノの実施結果でございます。小田急電鉄の御協力をいただきまして,狛江駅改札前に11月18日から11月20日の3日間設置させていただきました。演奏された方は延べ人数で248人でございました。時間帯により増減はありますが,ほぼ途切れることなく,未就学児から高齢者の方まで,かわるがわるに演奏をしていただきました。演奏者及び聴衆の方からも,期間の延長を望む声や次回開催を望む声等,高評価をいただけたものと理解しております。  なお,事故には至りませんでしたが,時間帯によっては聴衆の方が多くなり,通行人の方と接触するおそれもありましたので,今後は安全対策について小田急電鉄と協議してまいりたいと考えております。  次回開催を望む声等が多数寄せられたこと,また,来年度は市制施行50周年を迎えることもあり,文化振興事業団とも連携し,実施について検討していきたいと考えております。 396: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 397: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 今回は大変大成功だった,248名ですか,途切れることがなかった,これは本当にすばらしいことだと思います。市民生活部におきましては,課長を初めとして,御自身の休暇を使って他市の視察に行かれたことも,現場でお会いしたので存じ上げております。そういう本当に地道な努力というのでしょうか,あと仕事に対するプライドみたいなもので,今回こういうすばらしいものがなし得たのかと思います。今度50周年ですか,またストリートピアノを私たちが体験できるかもしれないというお話です。ぜひ前向きに進めていただき,市民の皆さんを楽しませてもらいたいと思います。よろしくお願いします。  さて次です。国際姉妹都市提携についてお伺いしたいと思います。  これも9年ぐらい,ここに上がらせていただいてからずっと訴えているんですけれども,もう一度お伝えしますけれども,ワールドカップラグビー,東京五輪・パラリンピックの開催前の数年というのは,さらに国際化の必要性と平和構築のためにお互いを知るということが大事だということで,随分とさまざまなメディア,さまざまな自治体で,さまざまな取り組みがなされていることは,皆様御存じと思います。  私は狛江市においても同様に,保護者の方の経済状況によって子供のチャンスがなくなるというのは,本当に避けなきゃいけないと思っているんです。国際社会に出ていきたい,もしくは英語教室に通いたい,私のところにも,今は自分の生活費がいっぱいで通わせられない,どうしたらいいか,こんな相談が結構来ます。  この中で,北区の事例やそのほか,平成元年から狛江市教育委員会で,狛江市内中学校4校から2名ずつ,引率の先生2名,10名がオーストラリアに行っている事例があったことをお伝えしました。ここで問題になったのが,かけている費用に対して,行った8人はいいけれども,それ以外に返ってこないから費用対効果というものはどうなのかというお声もあったということです。私は8人を育てるだけでも十分だと思うんですけれども,実際,北区や全国で今どんどん伸びていますけれども,国際姉妹都市提携を行っているところは相互交流を行っていますので,相手の国からもお子さんに来てもらって交流をしていただく,こういったことをできないか。子供の可能性は無限大なのでどうか機会の創出をお願いできないか,こういうことを私はお願いしておりました。  まずこの件に関して2点質問させていただきたいと思います。  1点目,教育部におきましては,今,各校海外との交流をしているようなんです。実際どんなことを行っているのかお伺いします。 398: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 399: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 海外の学校等との交流としましては,例えば狛江第六小学校では韓国の小学校と交流を行っております。狛江第六小学校から5年生が絵手紙をつくって送り,韓国の小学校からはメッセージカードが送られてきて交流を深めております。また,緑野小学校ではNPO法人等を通じてバングラデシュとの交流を行っております。具体的には,使わなくなったクレヨン等を現地の学校に寄贈し,互いの学校生活を紹介するビデオを送り合ったり,現地の学校から緑野小学校へお礼の絵が送られてきたりするなど,現在も交流が続いております。  さらに,狛江第三中学校では,これまでオーストラリアのキラウィ高校の生徒との交流を行っております。こちらは毎年11月,都立狛江高校に約2週間滞在するキラウィ高校の生徒が狛江第三中学校を訪問し,給食や昼休みの時間を一緒に過ごした後,グループに分かれてさまざまなプログラムを行いながら交流を深める活動となっております。 400: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 401: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 私,すばらしいなと思っているのが,狛江市の教育部の取り組みは相互交流になっているんです。昔,長野オリンピックのときは,世界ともだちプロジェクトといって相互交流ができていたんですけれども,こちらから手紙を送るだけとか,そういうものが多かったんですけれども,しっかり相手の国からも返事が来て交流をしている。このあたりは大変評価できるところではないかと思います。続けていただきたいと思います。  しかしながら,実際人がこの国に来て,手紙の相互交流とかそういったことではなくて,こちらからも行くし向こうからも来る,こういったことで国際姉妹都市提携のだいご味のうちの一つである海外相互交流事業というのは,1人の人格を育てるに当たって非常に大きな影響を及ぼすと思いますし,同時に私は,市の魅力,市域が狭いですけれども,他の地域と姉妹都市提携を結ぶことによってその魅力が広がる,シティーセールスの部分,この2つがあるとずっと言ってきたんですが,先ほどもいろいろな質問がありましたので,大きく国際姉妹都市提携についてその意義,何度も要望していますけれども,やったほうがいいんじゃないか,その意義と現状についてお伺いしたいと思います。 402: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 403: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 国際姉妹都市提携につきましては,とてもよい取り組み,御提案であり,その有効性や有益性は認識しておりますが,具体的な進展には至っておりません。 404: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 405: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) まだこれからもう少し時間がありますので,ぜひしっかりと,国際姉妹都市提携のよさというものを未来戦略会議も含めて全庁的に考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。私も協力したいと思います。  そして次に歴史博物館の建設についてなんですが,現在,第4次基本構想,公共施設整備計画,教育振興基本計画等の見直し時期にありますけれども,市長,副市長,教育長,教育部長からも,過去の議会での質疑において,歴史博物館建設については重要だとの認識が示され,議場でも確認しているところです。来年以降に向けて歴史博物館建設がどのように各計画等で扱われるのか,また,市としてはどのように進めていきたいのか,進捗状況をあわせてお伺いします。 406: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 407: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 来年度以降の博物館建設につきましては,現在策定中の前期基本計画において言及しております。まだパブリックコメント前の素案の段階ではございますが,まちの姿(6)「生涯を通じて学び,歴史が身近に感じられるまち」の中で,狛江市の歴史や文化財等のわかりやすい公開や効果的な情報発信,また,適切な保存・継承や効果的に活用できるような保管・展示場所の確保について,具体的検討を進めていくといった内容としております。 408: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 409: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 狛江市公共施設再編方針というのが前にありました。あちらのほうにはたしか歴史博物館建設とはっきり明記されていたと思うんです。できればですけれども,はっきり明記していただけるように方向をつけていただきたいと思います。よろしくお願いします。  災害時,台風19号における市域の状況把握に有効だとされたのがSNSで,議員のSNS発信に関しても非常に有効だということを言われていましたけれども,この件は事前のヒアリングの段階で,有効だったというのをお聞きできたので割愛させていただきたいと思います。  次に芝生のグラウンド提携についてお伺いいたします。  副市長にお伺いしたいと思います。教育部長時代より,屋外運動場の不足について,私は市民の皆様の声や予約状況等を踏まえて,民間施設や国・都の施設等との提携について模索・検討していただけないかという議会提案をさせていただいておりました。3年前より狛江市ラグビー協会で,慈恵医大のOBであり医師である副会長が慈恵医大理事長へ,狛江市民の慈恵医大グランド利用の要望を出させていただいております。理事長から検討してみるという答えが最近あったということなんですけれども,最近調布市からも要望が出されたという情報を入手したんです。  そこで,狛江市としては,過去にもテニスコート等の市民開放の実績のある慈恵医大グランドとの提携についてどのように検討を進めているのか,進捗状況をお伺いします。 410: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。 411: ◯ 副市長(平林 浩一君) 提携に向けては,この間,慈恵医科大学とのグランド提携の礎構築に向けた環境整備に努めております。具体的には,聴覚に障がいのある方が取り組んでいますラグビー,デフラグビーがありますが,この日本代表が平成30年4月にオーストラリアで行われる大会に向けた強化合宿,練習場所に関しましても,狛江市としまして慈恵医科大学病院に協力をお願いし,グランドを練習場所として開放していただいた事例があります。日本代表チームにはその後,ラグビーフットボール協会と市民協働事業として講演会,また,小学生のタグラグビー教室を行っていただいております。このように市と大学の間では,グラウンド提携に向けた機運・環境を図ってまいりました。松原市長も慈恵医科大学理事長にグラウンド利用につきまして,今後の市民開放について申し入れをしております。  ただ,同病院につきましては将来的な建てかえ計画があると聞いております。このためグラウンド提携に向けた環境整備を図りつつ,今後の取り組みも注視していきたいと考えております。 412: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 413: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 松原市長におかれましては,この10月,ラグビー協会の名誉顧問に就任されたということで,慈恵医大のグラウンド提携に関しましても,市民のために市の団体と一緒になってしっかりと進めていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。  時間の都合もありますし,もう少し掘り下げたいということで,歯科保健衛生推進に関しては次の一般質問で取り上げさせていただきたいと思います。  最後の質問です。市民センターの改修についてお伺いしたいと思います。  市民センターの改修について,今回の補正予算でアンケートを実施して,ふだん市民センターを利用している方だけではなくて,利用されていない方も含めて広く意見を伺うとのことでしたが,アンケート実施後,現在,市民センターを利用している人を初め,どのようにして市民の意見を吸い上げていくのかお伺いいたします。 414: ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 415: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今回のアンケートは,市民センターを考える市民の会から提出された提案書をもとに実施するものでありますが,市民センターを考える市民の会の提案書を出発点としていることから,既に市民センター利用者の御意見は一定程度反映されているものと捉えております。そのため,今回のアンケートでは,利用されている方だけではなく,利用されていない方も含めて広くお聞きする目的で実施するものでございます。アンケートを実施・分析し,市としての改修規模や手法を設定した後,次の段階として市民センターに必要な機能やスペースの検討に入ってまいりますが,その際は,既に市民センターを利用されている方とともに,新たな利用者を取り込めるような市民参加の手法を取り入れながら,御意見を吸い上げてまいりたいと考えております。 416: ◯ 議 長(石井 功議員) 20番辻村議員。 417: ◯ 20番(辻村 ともこ議員) 市からは,市民センターを考える市民の会から提出された提案書をもとに実施するということで,きちんと長年の現在の利用者の皆様方の声に傾聴してアンケートの実施を行うと,そういうことだと確認させていただきました。大変評価できると思います。  同時に,これはかなり大きな事業でありますので,私の考えとしては,今使っている方のみならず,もっと新しい魅力を設けて,今まで使っていなかった方も来るような市民センターを目指すべきじゃないかと思うんです。つまり,今のよさと,今思っていらっしゃる方が使いやすくなったりよりよいというものを加えた上で,さらにもっと上の,今まで使っていない人に来たいと思わせるような,そういったところを目指してしっかりとこれからの取り組みを進めていただきたいと思っています。  納税者というのは市民全体ですから,納税者に対する公平な機会の提供,こういう形で,今回のアンケートの抽出条件に関して,私は非常に肯定的に捉えていると申し上げたいと思います。  以上,私がこの9年間全力で市政の発展のために要望をずっとしてきた中で,皆さんと一緒に考えてよりよい方向にできたところもあれば,まだ検討中の部分もあります。私もそうですが,きょうこういう形で傍聴席にいらっしゃる皆様も,本当にこのまちが好きで,もしここを改善してもらえたらもっと住みよくなるという声を勇気を持って伝えてくださっています。私はそういう声を市議会において届けるのが仕事ですので,これからも全力で調査・精査した上で,よりよい提案ができるように努力・精進していきたいと存じます。  この80分という質問の時間をいただけましたことに感謝を申し上げ,これで質問を全て終わらせていただきます。 418: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時49分 休憩     午後 3時05分 開議 419: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番三角たけひさ議員。     〔11番 三角たけひさ議員登壇〕 420: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 議長から発言の許可をいただきましたので,一般質問通告書に従い3問質問させていただきます。  通告書の質問の順番を入れかえて,台風19号農業者支援についてから質問させていただきます。  東京都の調査によりますと,11月22日現在,令和元年台風19号による都内農業被害額は2億3,000万円になっております。主な被害状況は,潮風害による葉枯れ,野菜の倒伏・畑の冠水,パイプハウス等の破損48棟になります。狛江市においても畑への浸水等の被害が出ましたが,早急に農地の被害状況を関係機関でもありますJAマインズに確認するとともに,市内農家に対しても個別の聞き取り調査を行い,被災した農家の現状と農業被害額全容把握に努めた地域活性課の対応については,高く評価させていただきます。  それでは,改めて被災した農家並びに農業被害の市内現状と農業被害概要についてお伺いいたします。  2問目,さまざまな人々に支えられた第三中学校における避難所運営。  10月12日17時45分,第三中学校体育館に到着して,第三中学校校長先生と力を合わせて,避難してきた市民319人の生命を守った,ここでは仮称吉田さんと紹介させていただきます。吉田さんの避難所における活動を紹介させていただきます。  21時間の活動の中での葛藤,避難してきた人たちの協力体制,このとき若者4人も一生懸命手伝っていただいたそうです。そして,災害対策本部には大変厳しい意見となりますが,課題を洗い出して,今すぐに取り組むべき体制の整備,狛江市民の生命・身体・財産を守るため,私も消防団長として6年間,団員とともに365日24時間,災害発生時の活動体験・経験を踏まえ,しっかりと意見を述べさせていただきたいと存じます。  また,東日本大震災発生から約7年が経過したところでございますが,発災時,一番大きな被害を受けたのは宮城県石巻市です。視察にお伺いさせていただいたとき,当時の石巻消防団高橋団長から,ある一部の市会議員の方から被害救助に対しての強引な救助要請があったとお聞きしました。災害発生時,議員一人一人がどのような行動を冷静にとるべきなのか,改めて考えていかなければいけないと強く感じたところでございます。今回の台風19号で起こった我がまち狛江においての実例も示しながら問題提起したいと存じます。  さて,台風19号が東日本を襲ってから約2カ月になります。極めて広い範囲に甚大な被害が発生しているところで,狛江市においても12月2日現在,床上浸水102件,床下浸水198件の被害が発生したところで,関係機関と連携を図りながら被災者の支援と復旧を急がなければなりません。大型で強い台風19号が東日本を縦断し,市内避難所に身を寄せた人は3,966人に上りました。改めて台風19号の猛威を物語っているのではないでしょうか。  今回の台風の特徴は,上陸まで大型で非常に強い勢力を保っており,本州南側の太平洋は水温が約27度と平年より1度,2度高く,水蒸気を供給し続け,気象学専門の横浜国立大学の筆保弘徳准教授によると「特殊な台風」と表現をされ,この時期の台風は,近づく前から秋雨前線を刺激し,二,三日前から雨をもたらすことが多いそうです。これに対し台風19号は,台風本体の雲が1日で一気に大雨をもたらしたのが特徴であり,このため,あふれるほどの水が川に流れ込んだと指摘しております。  各地で川の水が堤防を乗り越える越水が発生し,堤防の外側が水で掘り崩され,本流の増水で支流の水が行き場を失ってあふれるバックウオーター現象も各地で起きたところであります。2017年は九州北部豪雨,2018年は西日本豪雨と立て続けに大水害が発生しており,地球温暖化による極端な気象現象が現実の猛威になっていると言えるのではないでしょうか。過去の雨量をもとに立てられた水害対応では対応し切れなくなっており,異常気象を念頭に最大雨量を予測し,長期的な計画を練り直す必要があります。それに基づき強固な災害対応体制の実効性の確保を図っていかなければなりません。  長野県や福島県の被災地では,浸水地域がほぼハザードマップの想定どおりで,ハザードマップの有効性が改めて裏づけされました。江戸時代以降,浸水高を記録した水位標が残る地域では,過去の災害と同じような水位に達した所も少なくありません。身近な情報を手がかりに,住んでいる場所の危険性を認識し,迅速な避難につなげることも必要ではないでしょうか。  それでは改めまして,狛江市防災ガイド23ページ,狛江市洪水ハザードマップと台風19号で浸水したエリアと重ね合わせ,どの程度一致していたのか検証結果についてお伺いいたします。  3問目,外国籍の子ども達の就学支援でございます。  9月28日土曜日の朝刊にて,文部科学省は9月27日,国内にいる外国人の子供1万9,654人が小・中学校等に通っていない不就学の可能性があると発表しました。住民登録されている約12万4,000人の16%にも上ります。外国人労働者の受け入れ拡大で今後外国の子供たちがふえる可能性もあり,初めて調査を実施したところであります。  それでは,狛江市における外国人の子供たちへの教育の現状と就学状況についてお聞かせください。さらには,文部科学省が実施しました不就学の調査でございます。調査内容と調査項目についてはどのようなものだったのかお聞かせいただければと存じます。  なお,3問とも再質問につきましては自席にて行います。 421: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 422: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 1つ目の市内農業の被害状況概要についてお答えさせていただきます。  台風19号により被害を受けたと思われる農家やJAマインズ狛江支店へ聞き取り調査を行いました。ある農家では,畑に水が流れ込み30センチくらい浸水し,水がなかなか引かず,数日にわたり浸水したままとなってしまったとの状況を伺っております。また別の農家では,畑が周りの土地より低くなっているため,水が集まり,膝丈くらいまで浸水し,白菜,大根,ジャガイモ等が被害を受けたといった状況も伺わせていただきました。農地の浸水被害件数は5件であり,農作物への影響もあったものと把握しております。 423: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 424: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 2問目の洪水ハザードマップについて答弁させていただきます。  御質問にありました多摩川洪水ハザードマップにつきましては,水防法に基づき国が作成しました洪水浸水想定区域図をもとに,狛江市が避難所等の情報を加えたものをいいます。このハザードマップの前提となる降雨は,水防法に規定する「想定し得る最大規模の降雨」として,多摩川流域において48時間の総雨量588ミリを想定しております。今回の台風第19号による大雨はこの想定に匹敵する大雨でしたが,大規模な越水や破堤等は発生しなかったため,ハザードマップで示す広域な浸水は発生しませんでした。しかしながら,多摩川の増水に伴う内水氾濫により,一部の地区で浸水被害の発生があったところでございます。 425: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 426: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 3問目について答弁させていただきます。  狛江市では,国籍にかかわらず住民登録を行った際に,学齢の子供については就学状況を確認し,私立学校等に在籍していない場合は就学通知を発行しております。狛江市において,外国人の子供について未就学の状況はありません。  調査には,学齢相当の外国人の子供の数,就学者数,外国人の子供の転入等の情報の取得方法,住民登録手続の際の就学についての案内方法,学齢簿を作成しているか,就学状況が不明または不就学の子供について就学促進の取り組み内容,日本語指導が必要な場合の指導体制,日本語指導を行う支援員の所属等の調査項目がありました。 427: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 428: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは台風19号農業者支援について再質問させていただきます。  日ごろから交流があります多摩川流域の各自治体の農業被害状況,わかりましたら教えていただけますか。 429: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 430: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) JAマインズ管内である調布市,府中市に農地の被害状況を確認しました。調布市におきましては農地への浸水被害があり,府中市では被害は確認されなかったと伺っております。 431: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 432: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,今回の台風19号の浸水により,土砂流入等によって収穫不可能になった農地のほか,畑の整備の見込みが立たないという御相談も一部ありました。こうした農地の所有者に対する支援というものはどのようにお考えになっているのか,お聞かせ願えればと思います。 433: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 434: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 支援といたしましては,災害見舞金や税の減免等さまざまなやり方が考えられますが,今後の国や東京都の動向等も踏まえ,市としてどのような支援を行うことができるか検討してまいりたいと考えております。 435: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。
    436: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 実は今回,市民まつりにおいても農産物の直売会,品評会等がありました。例年とほぼ変わらぬ農作物が出品されたましたが,ただし一部農家の方は,畑への流入によって直売会,即売会に野菜を納品することができなかった,または品評会にも,半年以上かけてつくり上げてきた野菜を出品することができなかったというような方もいらっしゃいました。また,ハウス内にヘドロが流れ込んでというような事例もあります。  例えば今回の台風または大規模災害発生時,ハウス内の農業施設または農業資材が破損する可能性があるんです。そのとき解体撤去費用や仮設施設への移設費用負担等,農家にとっては大変大きな負担になっておりますが,福島県や長野県,茨城県,千葉県に比べれば,被害相当額としては大変低い数字ですが,個人としては甚大な被害であると考えております。今後,新たにハウス等を建て直す等につきましては,国・東京都・狛江市からの支援策があるのかないのか,現場の農家の方は非常に心配されております。その辺の支援策についてお聞かせいただければと存じます。 437: ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 438: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 台風や大規模災害発生時には,国及び東京都による被災農業者支援型の強い農業・担い手づくり総合支援交付金があります。この交付金は,一定要件を満たす被害を受けた施設について修理費等の一部を支援する制度でありまして,JAマインズと連携し,被害状況の情報を収集した上で,狛江市が東京都へ申請を行うものとなります。  なお,現時点で市が把握している限りでは,この制度を活用できる案件はありません。 439: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 440: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 引き続き情報収集に努めていただければと存じます。  都市農業の最も重要な機能は市民への農産物の供給であります。消費拠点である都での農産物の生産は,地産地消,消費者ニーズへの対応,災害時の食料供給等多くのメリットがあります。さらには避難場所としての防災機能,市民の農業への理解の促進,食育等,多様な機能が期待されております。それゆえ,都市の振興は持続可能な循環型社会の構築には不可欠なものであります。農業従事者の高齢化や後継者不足からその持続性に問題が生じており,その支援策整備は急いでいかなければなりません。  そして,都市農地には,災害時におけるオープンスペースとしての防災機能をあわせ持っており,一時避難場所として利用できるだけではなく,火災時の延焼防止空間としての機能,雨水の涵養による都市型水害の抑制機能も期待できます。さらに,農地にある井戸は非常用飲料水として利用可能であり,災害時の食料供給機能は,新鮮な農産物の供給・貯蔵場所として大きな役割を果たす可能性があります。  近年,栽培温室のパイプハウスの農業施設の防災機能にも大きな関心が寄せられております。軽量な部材で構成されるパイプハウスは地震に強く,震災時,屋根のある避難所施設となり得るのであります。また,施設内において利用される大型ヒートポンプや発電機は,災害時の緊急電源や熱源として役立つ可能性もあります。都市農業のこのような多様な機能と持続性の観点から,狛江の農業振興を推進するため,恒久的な支援策を講じていくようなことが検討できないか,副市長に狛江市の所見をお伺いいたします。 441: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。 442: ◯ 副市長(平林 浩一君) 台風の通過後,13日の早朝に市長とともに被害状況の確認に出かけた際に,池のような状態になった農地を多数拝見しました。農家の方のつらい思いは察しますけれども,これは,農地が雨水の調整池として機能を発揮され,今回の台風においても減災に寄与されたものと推察しております。  一方,現在の都市農業をめぐる状況としましては,農地の減少や農業の担い手の高齢化,後継者不足など厳しい農業環境となっております。そのため,国において平成28年5月閣議決定されました都市農業振興基本計画では,都市農地を都市にあるべきものとして位置づけました。また,平成29年度に策定した狛江市第3次農業振興計画では,狛江市の空間に快適性をもたらす貴重な空間としての農地を継続的に保全していくものとしております。  このような状況の中,狛江市としても積極的に農業従事者を支援していく必要があると認識しております。狛江市都市農政推進協議会の皆様からもさまざまな御要望をいただいておりますので,それらの御要望を踏まえた上で,恒久的な支援策を検討してまいりたいと考えております。 443: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 444: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 先ほど昼にちょっと外に出たんですけれども,大変寒い中で,今の時間だと,特に寒い中で農作業に励んでいる市内の農家の皆さんも,副市長の御答弁をネット中継で聞きながら,一段と作業効率も高まっているのではないかと私は感じております。特に農地が減災に寄与されたというお言葉に関しては本当にありがたく,そのお言葉一つで,自分の所の被害はこれでいいんだなというようなことを私は強く感じました。  今回の地域活性課の対応につきましては,直売会,GAP研究会,青壮年部の食育ラリー等,日ごろから,総会はもちろんでありますが,研修会やふるさと納税返礼品,さらには,余談かもしれませんが総会,研修会の後の懇親会の席などで築いてきた信頼関係が,災害時にも大きな効果をあらわしたのではないかと感じております。  特に総会の後の懇親会等は,従来でいきますと市長とか部長までが出席の対象かなと思うところで,農業関係者の懇親会,懇談会については,担当の職員の方もその場に出席していただいております。同年代の若い農業後継者のみんなと意見交換ができるということで,同年代ということで職種が違う中でも意見が合う,または気持ちがわかる,そういうような場面がたくさんある中での今回の調査結果を反映していただいたのではないかと思います。引き続き各農家の皆さんと親交を深めていただいて信頼関係を築いていただけるよう,よろしくお願い申し上げまして,台風19号農業者支援についての質問を終了させていただきます。  それでは2問目の再質問をさせていただきたいと存じます。  12日16時30分に開設した第三中学校体育館避難場所の最大の想定浸水深は何メートルかお伺いいたします。 445: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 446: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江第三中学校の敷地における想定最大浸水深については0.5メートルから3メートルとされ,おおむね2階の床下までつかる程度となっており,同内容でハザードマップに示しております。 447: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 448: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,今お答えいただいた浸水深と避難行動の因果関係について,狛江市はどのように捉えているのかお伺いいたします。 449: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 450: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 住民の避難行動につきましては,平成31年3月に改定された国の避難勧告等に関するガイドラインにおいて,みずからの命はみずからで守るという意識のもと,みずからの判断で避難行動をとることが原則とされております。行政は,そうした住民の判断が適切に行われるよう防災情報をわかりやすく提供することが示されております。  狛江市においては,河川の水位に応じて,警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」,警戒レベル4「避難勧告」と段階的に避難情報を発令し,浸水が想定される区域にお住まいの住民の方は情報を受け避難行動を行います。そのため,住民の方は平時から自分が住んでいる地域が洪水時にどの程度浸水するかといったリスクをハザードマップ等を用いて認識していただくことが重要となり,リスクに応じた避難行動が求められます。避難行動については,狛江市が指定する避難場所への立ち退き避難を基本としながらも,避難場所への立ち退き避難がかえって危険な場合は,近隣の安全な場所への避難や屋内安全確保を行う等,状況に応じた避難行動を行うことが求められると考えております。 451: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 452: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 狛江市としては段階的に避難情報を発令し,リスクに応じた避難行動が求められるという御答弁の中で,浸水している中での歩行というのは大変困難をきわめているという調査結果が出ました。大変古い資料でありますが,伊勢湾台風のとき避難した人のアンケート結果によると,大人が水深70センチ以上,女性では50センチ以下が避難可能な浸水深というデータであり,子供,特に小学校5・6年生では,20センチ以上になると避難困難になるというデータもあります。ですから,洪水の程度,浸水深と流速と歩行の危険性との関係を今のようにあらかじめ知っておく必要があると存じます。  自由民主党・明政クラブとしても,今後,水防訓練で狛江消防署等関係機関の協力を仰ぎながら,実際の避難行動に近い状況を,今回の台風19号の浸水を参考に,想定した水中歩行体験というのもぜひ実施していただきたいとこの場で要望させていただきます。  改めて第三中学校の避難場所の選定について確認させていただきますが,第三中学校では,想定浸水深から見て2階以上が安全,3・4階が生徒の避難場所として指定されているかと存じますが,なぜ体育館に避難場所を開設し避難者を受け入れたのかお伺いいたします。 453: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 454: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江第三中学校につきましては,洪水浸水想定区域内にあることから,従来は避難場所として開放を行わないこととしておりました。しかしながら,浸水のおそれがない北部への避難に伴う避難者の負担や収容人数を確保する必要性等を考慮し,洪水浸水想定区域内の小・中学校等についても避難場所として開放する検討を進めていたところでございます。狛江第三中学校についてもそうした検討を踏まえ開設を行いました。  御質問のとおり,本来であれば2階以上の校舎に避難を促すところ,校舎の開放に時間を要したことから,準備が整うまでの間,風雨をしのぐため体育館に誘導したものでございます。今後はこうした準備を迅速に行えるよう対策を進めてまいります。 455: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 456: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,今回,市内22カ所に避難所が開設されたということ。本年の6月5日にさかのぼりまして,警戒レベルを用いた避難勧告の運用を開始したということで,6月5日運用開始から市民に対し,どのような方法にて防災気象情報等の持つ意味や使い方を理解してもらうよう取り組んできたのかお伺いいたします。 457: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 458: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 警戒レベルの周知につきましては,ホームページでの周知を初め,全戸配布を行っている安心安全通信への掲載,都・国が作成するチラシをイベント等で配布するなど,周知を実施しております。 459: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 460: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,台風19号における防災気象情報と避難等との連携状況等の検証結果を踏まえて,避難等の防災行動に役立てていくための防災気象情報の伝え方についての課題,伝え方の改善と今後推進すべき取り組みについては,どのようにお考えになっているか狛江市の所見をお伺いいたします。 461: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 462: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 気象庁等が発表するさまざまな防災気象情報は,住民の方が避難行動等をとる際の情報として極めて有効ですが,さまざまな種類の情報から必要な情報を選ぶことが難しい部分もあります。狛江市としては,そうした防災気象情報の意味や有効性について引き続き周知し,適切な避難行動等がとれるよう支援を行ってまいります。 463: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 464: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 改めまして,基本的なことでありますが,自主避難所はどのようなものかお伺いいたします。 465: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 466: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 自主避難所につきましては,台風の接近等に伴い,風雨等の強まりにより自宅での生活に不安を感じる方等が,避難勧告等の発令がない段階において自主的な避難を行う際に受け入れる避難所として,今回開設を行ったものでございます。なお,自主避難所では原則,食料や日用品等の提供は行わず,生活に必要なものは持参していただくこととしております。 467: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 468: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) ただいまの総務部長の御答弁のとおり,自主避難所では原則,飲料水,食料品,日用品,寝具等の提供は行わないので,各自の判断で食料,飲料水,着がえ等,最低限の必需品を用意して避難されるわけですが,内閣府が行った調査によりますと,自主避難が実施された事例において,約半数の回答者が,自治体が何の情報も発令しなかったにもかかわらず自主的に避難をされております。自主避難所の住民理解の実態をどのように捉え,住民の自助意識の育成,住民の避難勧告等の内容を正しく理解してもらうための,教育と言ったら市民の方には大変失礼ですが,自主避難所での原則,飲料水,食料品,日用品,寝具等の提供は行わない,このことをどのように周知していくのか,課題としてどのように取り組んでいかれるのかお伺いいたします。 469: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 470: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 御質問のとおり,自主避難所のルール等についての周知は必要と認識しております。自主避難所の開設は今回が初めてということもあり,さまざまな面で課題が明らかとなりました。しかしながら,近年の災害を踏まえ,他自治体においても自主避難所の開設がふえてきていることや,狛江市においても今回の台風第19号の際も多くの方が自主避難所を利用したように,災害に対する市民の意識の高まりもございます。事前にしっかりとルールを確立し,周知を行っていく必要があると考えております。 471: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 472: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは次に避難所運営基本マニュアルについてお伺いいたします。  多くの自治体が避難所運営マニュアルを作成しております。このマニュアルは大規模地震において活用することを想定しており,水害の際の避難所運営もこのマニュアルによるものとしており,その避難所開設については,必要な情報等を地域住民の方々に伝達した上で,市職員が地域と連携し,必要な避難所の開設を行うとされております。今回の台風19号においても大量の情報が押し寄せてくる中で,市民の生命・身体・財産を守るためにはという意思決定をすることは容易なことではなかったと私は推察しているところで,意思決定機関である災害対策本部が避難所開設のために必要な災害情報の処理,収集・整理・分析・共有をどのように行い,避難所開設の意思決定を下されたのかお伺いいたします。 473: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。 474: ◯ 副市長(平林 浩一君) 災害時においては情報は何よりも大切であり,正しい情報を迅速に収集・集約,分析し,適切な判断をする必要があります。私も当日,午前8時から13日未明まで防災センターの指揮本部に常駐して対応しておりましたが,避難所開設については,避難所開設準備のために派遣された職員や関係機関からの報告,また,既に設置された避難所の状況報告,さらには市民の皆さんからいただいた電話での問い合わせ等の情報,さまざまな情報を多面的に検討した上で決定したものでございます。 475: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 476: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,市内12カ所に開設された避難所の対応,現状と課題についてお伺いいたします。 477: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 478: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所での対応としましては,緊急的な避難として避難者を施設内に受け入れております。しかしながら,浸水が想定されている地域に近い避難施設ほど避難者が多く偏るといったことがあったことから,自主避難所の運用と組み合わせ,特定の避難所に避難者が集中しないよう工夫する必要があると考えております。 479: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 480: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それではここで,先ほど紹介させていただきました吉田さんが21時間の活動をされたわけでございます。その方の活動について紹介させていただきます。  その方が10月12日午後5時に自宅に帰宅され,帰宅された際に携帯電話を確認したところ,第三中学校に避難所開設のメールが着信されていました。当日は第三中学校にて防災イベントが開催される予定でしたが,中止になったそうです。  17時45分,第三中学校体育館に行ったところ避難者で満員でした。受付の机は置いてありましたが,受付簿は入り口の受付の机の上に置きっ放しの状態であり,体育館にいた職員は1人だけ確認ができ,後ほど2人の職員が確認できたところ,保育士の方ではないかと思ったそうです。  午後6時前後に避難所運営協議会の役員の方が来られました。午後5時45分の時点で吉田さんが体育館を見た光景では,250人前後いたのではないかとおっしゃっておりました。体育館の光景は,畳1畳に早く避難してきたと思われる若い人が寝転んでおり,後から来たと思われる高齢者や子供連れの家族は,畳1畳で五,六人が座っている状況でありました。  そこで,第三中学校体育館避難所への職員配置基準並びに配置人数について,どのような人選にて行われたのかお伺いいたします。 481: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 482: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所への職員の配置につきましては,狛江市地域防災計画に基づき,教育部において部内から人選を行っております。しかしながら,現場の状況等により増員や交代が必要と判断した施設に対し対応を行いました。その際,職員の参集状況等を考慮し,教育部のみで対応が難しい場合に部をまたいで職員を派遣しております。 483: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 484: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今の総務部長の御答弁のとおりだと思うんです。ただ,職員を派遣するときには,避難所で何を行うのか,連絡方法は何かしっかりと伝えることが必要ではないのかと思います。しっかりと管理者の方は伝えたと思います。しかしながら,口頭で覚えていられるのかと言われると,覚えていられないときもあるかと存じます。しっかりとメモ書き等で渡すなり,また,部下にも,避難所での活動は想定の中で,何々をやるんだというようなことを言ってから派遣を行うべきではなかったでしょうか。今後の課題として捉えていただければと思います。  その後,第三中学校の亀澤校長先生宛てに校舎使用の件で問い合わせがあり,校舎を使わせてくれないかということで,提供できる教室は,生徒の個人情報,教室にはパソコン等があり,限られている旨の回答を行った上で,体育館に避難している人を校舎の3・4階に移動を開始しなければなりません。しかしながら,体育館にいた市の職員の方は安心安全課から3・4階に行く情報が全く伝わっていない。吉田さんから初めて伝えられたそうです。校舎への移動の必要性はわかっていたが,3階から4階という認識がなかった。ここでの課題は,災害対策本部で決定した移動について具体化していなかった。移動の指示が出ていなかったのであります。  そこで,避難所にいる市職員への情報伝達の方法並びに緊急時の連絡体制について,どのような体制をとって取り組んでいるのかお伺いいたします。 485: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 486: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害対策本部と避難所に派遣された市職員との間での連絡につきましては,本来は無線機を用いて連絡を行うことを想定しておりましたが,派遣した職員が避難所を担当する職員ではなかったため,無線機の使用にふなれであったことや,消防団との混信を避けるため,今回無線機は使用せず,携帯電話を用いて連絡を行っており,教育部を窓口に情報伝達を行っておりました。 487: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 488: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) ここでは改めてお聞きはしませんが,携帯電話の使用が災害発生時有効的で役に立つのかということをお考えになっていただきたいと思います。私も今回の台風19号の関係で議長と連絡をとるときに,携帯電話だと全然連絡がとれないんです。私からかけています。議長からもかかってきます。でもあの大雨,また車を運転しているときというのは,携帯電話の着信音が全然聞こえない。消防団活動をして気づいたことは,トランシーバー,無線機というのが災害発生時の情報伝達には一番役立つのではないかということを改めて感じました。今回取り組んできた情報伝達の手段ということにつきましては,理解させていただいたところでございますが,今後の改善に役立てていただきたいと思っております。  次に,ここで吉田さんは,3・4階に避難を開始しなければならないと考え,最悪の事態を想定し,3階,4階の収容人数には限りがあり,移動させる人の選別をしなければならないと決意し,吉田さんが,同じく避難所にいた若者4人に「手伝ってくれよ」と声をかけたところ,体育館にいた若者もその声につられてみんなが協力的に動いてくれたそうです。そして全員で力を合わせ,体育館にある畳,マットを集め,3・4階に運び込みました。その作業中,単身者の方は高齢者や要支援者,そして幼児のいる家族のサポートを行っておりました。  ここで第三中学校に派遣された,または今後もこのように避難所が開設されるかと存じます。職員の任務について,事前指導並びに任務についてどのようになされたのかお伺いいたします。 489: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 490: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 派遣職員の任務としては,避難施設の開錠,開設準備,避難者の受け入れ,避難誘導等を指示し,各避難所へ派遣したところでございます。 491: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 492: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 吉田さんいわく,3・4階への移動の際,体育館を出る際に靴を履くので出入り口が大混雑してしまったそうです。3・4階に行った人は推定150人,体育館に残った人は120人から130人であります。移動中停電があり,第三中学校には懐中電灯が4個しかなく,停電中の移動においても,最初に声をかけた若者4人が懐中電灯を持って要所要所に立ち,移動を手伝ってくれたそうです。停電時にはやはり恐怖心が湧き上がり,その中での移動の指示・手伝いは困難をきわめたところです。3・4階への移動が完了したのは午後9時30分。  ここで改めて,台風19号が関東地方を通過したのが10月12日。皆様も御存じかと思いますが,台東区では,設置した自主避難所を訪れた路上生活者が受け入れを断られるという問題が発生しました。この問題について狛江市の所見を副市長にお伺いいたします。 493: ◯ 議 長(石井 功議員) 副市長。 494: ◯ 副市長(平林 浩一君) 災害救助法の精神には現在地救助の原則というものがございます。そのため自治体が開設します避難所は,災害から命を守るために開設されるものであり,受け入れる避難者については市民であるか否かは問わず誰でも受け入れるものと認識しております。御質問にありましたケースは報道等で認識しておりますが,現場においてさまざまなやりとり,また厳しい判断があったとしましても,受け入れを断ることがあってはならないと考えております。 495: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 496: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) この問題と経緯なんですが,気象庁は10月12日の1日前,10月11日,大型で非常に強い台風19号の関東地方への直撃に備え,強い言葉で避難の必要性を訴え,台風19号はその後,関東から東北を通過し,各地で大きな被害をもたらしたのは皆様御存じのとおりでございます。  台東区上野公園で野宿をしていた男性のAさん(64歳)は,10月12日午前,区内の小学校で開いた自主避難所を訪れました。前日,支援者から紹介され,風と雨を避けるための行動です。区によると,午前9時半ごろ訪れたAさんに対し,区職員は名前と住所を避難者カードに記載するよう求めました。Aさんが北海道に住民票があることを伝えると,区職員は,区民のための施設です,と受け入れを断りました。区によると,Aさんの避難を断った30分後,同じく避難所にあらわれた野宿者と見られる2人の人物も,区内に住所がないことを理由に施設の利用を拒否したところです。  その後,台東区山谷地域を中心に野宿者支援を行う一般社団法人あじいるのメンバーの皆さんが上野公園周辺をパトロール中Aさんに遭遇。メンバーが午後3時15分,あじいるのツイッターに投稿し,人権侵害として区の対応を非難しました。あじいるはその後,台東区の災害対策本部に直接問い合わせを行い,住所不定者については避難所を利用できないことを対策本部で決定済みとの回答を得たと投稿。投稿は11月6日までに7,000件以上リツイートされた。あじいるの投稿をきっかけに災害対策本部には多数の抗議電話が寄せられたが,区は住所不定者受け入れ拒否の方針をこのときも変えなかったところでございます。  Aさんは11月2日,時事通信の取材に応じ,風雨の中,公園内施設の軒下に身を寄せ1晩過ごし,その後約1週間入院したそうです。台東区の服部区長は10月15日謝罪コメントを発表し,その後,区議会決算特別委員会でも重ねて謝罪したところです。  その後,取材経過を調べてみますと,台東区では,区民以外や外国人旅行者も実は受け入れており,区民ではないからという説明でホームレスだけを締め出していたのであります。ホームレス問題に詳しい立教大学院稲葉特認准教授は,災害対策基本法では,人の生命及び身体を保護するということを最大の目標にするということが基本理念として定められており,台東区の対応は,日常業務の中でホームレスの方の命や人権を守るという観点がそもそも欠けていたのではないか,と指摘しております。  台東区にも全国から300件を超える意見が寄せられており,7割は批判的ですが,3割は区の対応は間違っていないという声だといいます。SNS上でも賛否が分かれております。主な意見としては,避難所は命にかかわるセーフティーネットだ,実際に自分のそばで雑魚寝することになったらどうでしょうか。  では実際に受け入れた自治体はどうだったのか。吉田さんからの情報ですと,調布市の避難所においても2人のホームレスの方が避難されてきたそうです。受付にて,どこに身を寄せるか,どこで待機するかということをしっかりとお互いに話し合って場所を確保したという御報告を受けました。豊島区においても,ホームレスの支援団体に連れてこられた16人に急遽,会議室を割り当てることにいたしましたが,難しさを感じたと言います。豊島区防災危機管理課星野課長は,下の広い避難場所だとお年寄りや乳幼児もかなりいました。ホームレスの方が使った後も部屋を掃除するのもかなり大変だったので,なかなかきれいごとでは済まないということが課題としてあります,というお話がございました。  命の危険が迫ったとき,開かれた場所であるべき避難所。私たち一人一人がそのことを改めて理解し,対応していけるのかが問われていると専門家は指摘しております。  なぜ長々,台東区のホームレスの問題をお話しさせていただいたかというと,実は今回の台風19号,第三中学校の避難所でも同様のケースが発生したところです。当日,狛江市消防団にも確認したところ,狛江市消防団3隊が根川でポンプ車にて排水作業を行っていたところ,道路冠水していたため停車・迂回の案内・指示を消防団員が出していたところ,三鷹在中の方がそのまま車で道路冠水している多摩川住宅南交差点に進入し,車が水没した中,消防団が声をかけ,警察とともに救助活動を行ったそうです。警察の案内で三鷹の方は第三中学校の避難所に向かい,第三中学校の避難所にあらわれたときには全身びしょぬれの姿だったそうです。  このとき吉田さんは,このまま体育館に入れるわけにはいかないと思い,校舎のとある場所に案内したそうです。後日,台東区のホームレス受け入れ拒否の報道を見て,自分が経験したことと同じであったと感じるとともに,豊島区の星野課長と同様,そのまま素直に受け入れることはなかなか難しい判断であったと感じたそうです。この全身びしょぬれの三鷹の方は,第三中学校の校長先生が自分のジャージを貸してあげて,ぬれた服は乾燥室で乾かしてあげたそうです。しかしながら,当該避難所が1人だけの対応だったからできたことではないかと吉田さんは振り返り述べております。  停電時,市職員の方がライトと発電機を持ってきてくれたとき,停電時に必要なことは,避難経路がわかるようにライトを設置し,発電機の設置場所は浸水しても大丈夫な高さ以上,つまり行動限界水深以上にセットすることが大切であると改めて吉田さんはこの場で気づかれたそうです。現状,停電時における学校施設内の避難経路の誘導サイン並びに懐中電灯等はどの位置にセットされているのか,さらには,今申し上げた課題に対し今後どのような対策をとっていくのかお伺いいたします。 497: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 498: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校施設におきましては,法令に基づき,火災発生時等における避難器具,誘導灯及び誘導標識,非常電源等の設備を設置しております。今後も法令に基づき所定の点検等を行い,非常時に備えてまいります。 499: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 500: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 23時以降になると避難所にいた方も自宅に帰る人が出始めたそうです。市の職員の方としては帰る市民をとめることができないということでしたが,このとき吉田さんと校長先生と市の職員のやりとりの中では,実際に帰して大丈夫なの,というようなやりとりを繰り返し行ったそうです。そして,吉田さんと校長先生は帰ろうとする市民を引きとめながら,御本人が帰る判断をしているので,帰る際には吉田さんが一人一人の市民の方に対し,垂直避難ができるのか確認して帰宅させたところです。
     この垂直避難は緊急避難行動としては一定の可能性が見られますが,事前避難が不可能な状況における次善の対策であり,事前避難に比べればリスクが高くなります。したがって,災害下における緊急避難行動としての垂直避難はあくまでも緊急避難の選択肢であって,全ての場合に推奨される避難行動とは言えません。  しかし,自宅もしくは隣の家等が災害に耐え得るような建物であるならば,水平避難が困難もしくは極めてリスクの高い場合の代替行動になり得ると考えていいのではないでしょうか。自宅が低い建物である場合でも,徒歩数分以内に近隣にこのような建物があれば,地域で事前からの協定を結ぶことによって,臨時の避難場所とすることも1つの方策であると私は考えておりますが,狛江市の所見をお伺いいたします。 501: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 502: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 国が作成する避難勧告等に関するガイドラインにおいて,洪水時における避難行動として,自宅から避難場所や近隣の安全な場所へ避難する立ち退き避難,いわゆる水平避難と,その時点にいる建物内において,より安全な部屋等への移動を行う屋内安全確保,いわゆる垂直避難が定義づけされております。ガイドラインでは,市が指定する避難場所等への立ち退き避難を基本としながらも,避難場所へ移動することがかえって危険を及ぼす場合は,避難場所以外の近隣の安全な場所として,河川から離れた小高い場所等への避難や,それさえ危険な場合は屋内安全確保として,屋内の高い所や,場合によっては屋上への移動を位置づけております。  洪水時においては何よりも命を守る行動を優先し,御自身のお住まいから近い安全な場所を平時から把握しておくことは,いざというときに命を守るために大切なことであると考えております。 503: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 504: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 第三中学校での避難所運営期間中ですが,クレームは2件あったそうです。まず1点目は,体育館から校舎の3・4階に移動後,体育館の環境とは違う。2点目,いつ帰っていいのか市からの情報発信,説明がない。10月13日午前1時,市の職員は避難勧告解除の情報を全く知らなかったそうです。これは避難勧告解除のメールが受信されていなかったことが原因であり,このようなとき,先ほどもお話ししたように,災害情報機器として携帯電話が使えるのか信頼性に問題があると指摘できるのではないでしょうか。  現場では,校舎をぎゅうぎゅう詰めにしないで体育館残留者をつくり,避難者全員が横になれる状況を選択した吉田さんと第三中学校の校長先生は,決壊時は必ずオンタイムで情報が入り,体育館から校舎への移動は間に合うと考えたそうです。しかしながら災害情報機器としての携帯電話,この情報の未着を考慮すると,今考えてみても大変危険な選択であったと申しておりました。  ここで改めて,避難所で活動している運営協議会の方々並びに市職員と災害対策本部との情報伝達のあり方についてお伺いいたします。 505: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 506: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害対策本部と避難所との情報伝達については重要と認識しております。今回の対応においては携帯電話を用いた情報伝達を行っていたため,一斉に情報を発信することが難しく,避難勧告等の解除の伝達が迅速に伝達できなかったことは大きな課題であったと認識しております。対策・対応を検討してまいります。 507: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 508: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) それでは,今回の第三中学校避難所で,吉田さんとともに活動されました校長先生ですが,災害発生時における学校の危機管理体制と校長先生の役割について,改めて教えてください。 509: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 510: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小学校,中学校におきましては,学校保健安全法に基づき,学校安全計画及び危機管理マニュアルの作成が義務づけられており,市立小・中学校においても学校ごとに作成しております。大規模災害等の発生時については,危機管理に備え,設置している防災委員会が対策本部となり,対応に当たることとなります。その中で学校長は委員長及び本部長を担い,対応を総理することとなります。 511: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 512: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今回の避難所運営で,日ごろから安心安全課と十分な調整をして避難所運営を行い,運営協議会,そして学校それぞれの役割を明確にしておくことが必要であると考えておりますが,日ごろからコミュニケーションを図っていかないといけないと私は考えているところで,災害発生時を想定した日ごろの防災体制をどのようにとっているのかお伺いいたします。 513: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 514: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平時から訓練や会議等の際は,安心安全課,避難所運営協議会,学校と連携を図ってきたところでございますが,安心安全課職員は災害時において避難所での対応は行うことができないため,今回の対応を踏まえ,実際に現場で対応を行う教育部職員を交えるなど,より具体的な役割分担について検討が必要であると考えております。 515: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 516: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 私からは学校における日常の防災体制について答弁いたします。  先ほども答弁させていただきましたが,危機管理マニュアルに基づき,危機管理に備える防災委員会が設置されております。この組織を中心として,マニュアルの見直しや校舎内外の施設・設備の安全点検,避難訓練の充実,教職員の研修等を行っております。 517: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 518: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 学校が避難所となった場合,原則的に学校は災害対策本部の管理下に置かれることになります。校長先生を初め教職員は,避難所の運営システムが確立するまでの間,避難所の運営について協力することが期待されているところで,今回の第三中学校の校長先生の避難所での対応は,避難者第一の対応をとるとともに迅速に対応されておりました。改めて高く評価するとともに感謝もしていきたいと考えております。  そこで,教育委員会として避難所運営管理について,教職員の役割分担等基本的な方針が策定されているのかお伺いするとともに,策定されていた場合,今回の避難所運営において有効に活用できたのかどうかお伺いいたします。 519: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 520: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 大規模災害の発生時においては,児童・生徒等の安全確保と安否確認,学校教育活動の早期正常化が学校教職員の第一義的な役割となりますが,避難所等が開設される場合,現実的には防災担当等が直ちに避難所運営に係る十分な体制を整えることが困難なことから,引き継ぐまでの一定の期間,可能な限り避難所に協力することを危機管理マニュアルで規定し,教職員の役割についても具体的に定めております。しかしながら,本マニュアルは教職員が在校していることを前提としているものであります。狛江第三中学校につきましては,学校長が深夜にもかかわらず来校し,避難者対応等を行いましたので,迅速な対応をとることができましたが,そこに大きな課題があると感じたところです。  そこで,今回の課題を踏まえ,校長会において,今後,台風の接近等で避難所開設の可能性がある場合においては,校長,副校長,主幹教諭のいずれかが事前に待機し,避難所開設に備えるよう要請しております。 521: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 522: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今御答弁いただいたように,課題をしっかりと確認されて,次の対策に備えているということを感じたところでございます。  それでは片づけの問題なんですが,当日,避難所を片づける時間帯においては,保育園の職員と思われる方々が四,五人応援に来てくれたそうです。限られた市職員の人数の中,適時適所で別に配置した市の職員の応援体制については,吉田さんも改めて感謝したいということを述べておりました。私もこの点については高く評価させていただきたいと存じます。  それでは,学校を避難所として使用した場合,避難された方々が全員帰宅した場合,その後の片づけについては,避難所運営協議会の方々にはマニュアル策定時にどのような協議をされたのかお伺いいたします。 523: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 524: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所運営基本マニュアルにつきましては,避難所運営協議会連絡会等において意見照会を実施の上,修正等を実施しております。現行のマニュアルにおいては,避難所閉鎖の際は原状復帰の上,施設管理者へ引き渡すこととしております。 525: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 526: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今回の第三中学校避難所においても,毛布・マット・畳を,吉田さん,第三中学校の校長先生,若者4人組を初め多くの市民の方が体育館から4階に運び,避難された方々が全員帰宅した後も,次の子供たちの授業や体育館でのクラブ活動のことを考え,吉田さん,校長先生,そして4人の若者6人が行ったそうです。第三中学校に詰めていた市の職員だけでは到底できないと実感されたそうです。校長先生のお気持ちを考えても,次の日から生徒たちが授業やクラブが何事もなかったようにできる,避難所解除の際の片づけ,誰の指揮のもと,どのように行うのか,しっかりと計画を練り上げていかなければならないのではないでしょうか。  第三中学校避難所の片づけが終わったのは10月13日午後2時,吉田さん,若者4人が帰宅したのは午後2時30分であります。帰り際,若者4人は「まだ何か手伝うことありませんか」と吉田さんに声をかけ,帰宅したそうです。  それでは,教育委員会として今回のように避難所を開設した場合,学校再開へ向けての基本的な考え方と具体的な取り組み状況についてお伺いいたします。 527: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 528: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 避難勧告等が解除された際には,学校教育活動の早期正常化に向けた取り組みが最優先事項となり,施設管理者である校長がリーダーシップをとれば作業がスムーズに進むものと考えております。  なお,今回の台風では,避難所の閉鎖に向け,帰宅困難者の帰宅に向けた対応の調整を図るとともに,教育委員会事務局職員を招集し,閉鎖された避難所から機材やごみの撤収等の片づけを行っております。こちらにつきましては,避難所運営協議会や地域の皆様の協力もあり,校舎等の片づけを迅速に終了しまして,週明けの授業は滞りなく再開できました。このことについて大変感謝しております。 529: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 530: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 避難所として指定されている学校は,避難する場所として建てられているものではなく,本来の目的である教育の場として,できるだけ早く再開することが望まれているところで,避難者が全て撤収された場合には,速やかに片づけ,トイレ清掃等の衛生管理問題,感染症対策の課題が残ります。また,学校施設の課題として,防災施設・整備状況については,体育館のトイレ,屋外で利用できるトイレの設置は学校で整備されているものの,非常用の通信装置や自家発電設備の設置状況は全国的に大変低くなっており,避難所の指定と防災機能の実態が必ずしも整合していないなど防災機能の問題等,実際に避難所を開設してわかった,得られた,実際に避難してみてわかった,気づいた「備え=事前準備」の教訓は貴重であり,今後起こり得る豪雨災害への備えとして生かしていくとともに,さまざまな地域計画に活用していただき,市民の生命・身体・財産の確保に向けた狛江市全域の防災力強化に役立つと私は確信しております。  それでは,台風19号後,避難所を開設したことにより防災教育のあり方について,想定にとらわれない,弱者を助ける立場等,指導ポイントも変化してくるのではないかと考えているところで,防災拠点としての学校という捉え方で,学校施設が周辺地域に果たすべき役割等が一層重視されると私は考えているところで,地域と連動した学校防災の取り組みをどのように今後展開されるのか,狛江市の所見をお伺いします。 531: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 532: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校教育の中では,特に中学校における保健体育科保健分野の学習等において習得した知識や技能を地域の防災訓練等で積極的に活用することを推奨しております。例えば狛江第三中学校では,平成24年度より狛江消防署,市役所,第三育成委員会等の関係者の皆さんの全面協力のもと,総合防災訓練を実施し,災害時における地域で役立つ中学生の育成を目指し,さまざまな訓練や体験活動を行っております。 533: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 534: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 政府においても10月14日,台風第19号等被災者生活支援チームを設置し,被災自治体が安心して復旧・復興に取り組めるよう,切れ目なく財政措置を講じるとともに,被災者がそれぞれの環境の中で安心した日常生活を営まれるよう,子育て世代を含め,日常生活上の相談支援,心のケア等を行うなど,総合的な被災者支援を実施するところで,狛江市においても総合窓口を設置し,被災者の人的支援を推進していることに対し,高く評価させていただくところであります。  ここで,石川議員からも,また私たち自由民主党・明政クラブの谷田部幹事長からも御提案がございました,ふるさと納税でできる災害支援であります。ふるさとチョイスの災害支援,被災自治体が速やかに復興するための寄附を募ることができる寄附サイトです。また,三宅議員も申されたように,フォームをつくる際にはデザイン等も大変重要な位置づけを占めているのではないかと考えております。  三多摩においてもあきる野市が実施しているところで,あきる野市は,台風19号の暴風や大雨による土砂災害による道路の崩落や河川決壊の復旧のための災害支援寄附受付フォームを開設し,12月1日現在50件76万3,592円の寄附が受け付けられたということであります。幹事長からも御提案がありましたように市民からの要望でございます。早期の多摩川グランド復旧要請もありますので,災害支援寄附受付フォームの開設を提案させていただきます。  さてここで,毎年発生する自然災害において明らかになった課題を踏まえ,狛江市においても防災対策は改善を重ねてきていました。しかし今回の台風19号の第三中学校避難所運営において見えた課題とは,実際に避難所運営に携わっていただいた吉田さんからの貴重なあしたに向けてのメッセージです。本来教育の場としての学校における避難所開設の数々の問題点,災害対策本部と避難所との情報伝達の方策,市職員の任務,停電時の対応,ペット帯同問題,きれいごとでは済まされないホームレスの方々への対応等,今回の避難所開設で明らかになった課題から学ぶことが必要であり,被害が生じた中でも救われる命や暮らしを守ることを第一義に,あらかじめ緊急的・重点的に取り組むべき課題を洗い出した上で,迅速かつ効果的な対応ができる体制の備えを充実していくことが狛江市にも求められるところであります。  今回の第三中学校避難所開設においては,吉田さんというリーダーがまずは避難者全体のことを見て考え,どのようにすれば公平・平等に第三中学校の避難所の運営ができるかを考え,行動してくれました。また,避難所運営における地方自治体の課題としては担当職員のノウハウ不足,住民側の課題としては,避難所運営の基本は避難者による自主運営であることを知らず,行政が何とかしてくれるだろう,という事例です。今後は避難所運営リーダー養成講座を開設する等,包括的な総合訓練を実施していきながら,狛江市がやる部分と地域がやるべき共助の部分を調整していくことが必要ではないでしょうか。  ではここで改めて,今回の台風19号において,狛江市の職員の方,自分が住まわれている地域で被災された方はいらっしゃったでしょうか,お伺いいたします。 535: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 536: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 詳細は申し上げられませんけれども,数名の市職員が被災していると聞いております。 537: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 538: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今回市の職員の方も数名被災されているということで,今後は,職員の方も被災されて出勤ができないということもあらかじめ想定しながら計画を練っていかないといけないと感じています。職員の方にも家族があり,災害発生時においても,職員が安心して能力を発揮できる職場環境の整備並びに管理者の危機管理能力の向上,そして業務の適正を確保するための体制の整備に努めていくことは大変重要なことだと私は感じております。  私も消防団長のときに107名の団員を預かっておりましたが,まず第1に家族を優先,2番目に仕事,3番目に消防活動でいいんだよと,自分の家族とうまくいっていなければ困っている人を助けることなんかできませんから,家族を大切に,そして仕事をしっかりして,それから消防団活動に来いというようなお話をさせていただいておりました。現在も冨永団長が私の方針をちゃんと受け継いでいただきながら,しっかりと団運営をされております。  それでは最後に市長にお伺いさせていただきます。今後,市民や地域,各種団体が手をとり合って被害を軽減する取り組みを進めることが最も重要であり,災害に強い狛江のまちづくりのために,自助・共助・公助によるみんなでつくる安心・安全に暮らせるまちの実現のため,松原市長はどのような決意で臨まれるのかお伺いいたします。 539: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 540: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 災害から命を守るためには,行政,地域,そして市民みずからが高い意識を持ち,対策を行う必要があると考えております。市としましては,台風19号での対応について課題等をしっかりと検証し,対策を進めるとともに,国や都,その他関係機関との連携を一層進め,これまで以上に災害に強いまちづくりを進めていきたいと考えております。 541: ◯ 議 長(石井 功議員) 11番三角議員。 542: ◯ 11番(三角 たけひさ議員) 今回の第三中学校での避難所開設の成功例,これは紹介した吉田さんと亀澤校長先生の信頼関係が土台としてあったからではないかと私は考えております。なぜならば組織は人によって成立しているからであります。吉田さんはいつも第三中学校に対して何ができるのか,そして第三中学校亀澤校長先生は,そんな吉田さんに対して何かをしてあげられるのではないかと接してきたからではないでしょうか。信頼関係が生まれると,自分が間違った判断をしたときなども必ず指摘してくれるものでございます。今後,この信頼関係を構築しながら,市の職員の皆様とともに防災体制の整備に推進していただけるようお願い申し上げるところでございます。  最後でありますが,10月12日,市内のとある場所で,駐車場を開放してほしいという議員の方の要望・要請が警戒活動まっただ中の消防団員にあったそうです。この光景を見ていたところ,問い合わせをしているというより詰め寄っているような感じの中で,偶然にもこの現場にいた我々自由民主党・明政クラブの議員が,野川の水位を確認するためこの場所を通ったときに,対応に苦慮していた消防団員を思い,団員から対応をかわり,自分が対応したそうです。この事例についても,私は直接当該団員から確認をとらせていただき,事実であるとともに,当時は当該団員は,対応に苦慮したことはもちろんでありますが,私が推察する中では恐怖心さえ覚えたのではないかと考えております。  私も消防団21年間,時の政権,狛江市でいえば市長でございますが,矢野市政の16年間,高橋市政,現在の松原市政,そして政党会派関係なく歴代議員の先輩方を見ても,私は21年間の団活動においてこのような事例は初めてです。消防団活動の基本方針は,誰にでも公平に救助活動に接し,命あるもの,例えば犬や猫でも同じように助けるわけです。平成19年,多摩川増水時においても猫を救助し,平成20年には多摩川住宅火災発生終了後,指揮車によって犬を動物病院に連れていったこともありました。その当時,はっきり申し上げて,何で猫のためにボートを出さなくちゃいけないんだ,何で犬のために指揮車を出すんだというような心がよぎったのも事実であります。しかしながら,当時の団長がしっかりと我々団員に指揮命令を下し,その方が喜んでいただけるならという思いで,その当時,団長も指示命令を出したと私は今でも思っております。その思いを大切にし,私も6年間の消防団活動に取り組んできたところでございます。  今回の大雨の災害,そしてこれから起こり得る災害においても,我々議員一人一人がどのように行動を起こし対応していくのか改めて問われていると実感したところで,全ての質問を終了させていただきます。 543: ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時25分 休憩     午後 4時44分 開議 544: ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。9番しの浩司議員。     〔9番 しの浩司議員登壇〕 545: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 通告に従いまして3問質問させていただきますが,順番を変えさせていただきます。3問目にあります東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例について,これを初めにさせていただきます。  狛江市は自転車が関与する事故率が高いと言われていましたが,現在はどうなっているのかお伺いいたします。また,全国,東京都全体と比較するとどのような状況なのかをあわせて教えてください。  次に2問目,教育環境について。  皆さんも御存じのとおり神戸市の教師いじめ事件,大変信じがたい事件であります。内容は省略しますが,狛江市ではこの件について何か対応されたのかお伺いいたします。  3問目,避難所運営協議会について。  大規模な災害に備え,地域住民を中心とした避難所運営協議会が市内12カ所の避難所で組織されていますが,この避難所運営協議会が組織された経緯とその目的について改めてお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 546: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 547: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 自転車が関与する事故率についてお答えいたします。  平成28年から全国,東京都全体,狛江市の自転車が関与する事故件数並びに事故率をお答えいたします。平成28年,全国は全事故件数49万9,201件に対して9万836件,18.2%,東京都は全事故件数3万2,412件に対して1万417件,32.1%,狛江市は全事故件数102件に対して42件,41.2%。平成29年,全国は全事故件数47万2,165件に対して9万407件,19.1%,東京都は全事故件数3万2,763件に対して1万949件,33.4%,狛江市は全事故件数108件に対して45件,41.7%。平成30年,全国は全事故件数43万601件に対して8万5,641件,19.9%,東京都は全事故件数3万2,590件に対して1万1,771件,36.1%,狛江市は全事故件数79件に対して31件,39.2%。ことしは10月までの速報値として,全国は公表されていませんが,東京都は全事故件数2万5,214件に対して9,872件,39.2%,狛江市は全事故件数83件に対して43件,51.8%。全ての年とも狛江市の数字は高いものとなっております。 548: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 549: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 神戸市教師いじめ事件について答弁させていただきます。  こちらにつきましては,各学校に対して,校長会等を初め日常的に職場のハラスメントや人間関係等に注意を払うよう指導を行っております。なお,学校や教育委員会におきましては,ハラスメント等の相談担当や相談窓口を設置しておりますが,報道等にあるような教職員間によるいじめ等の相談,報告等は受けておりません。 550: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 551: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所運営協議会について答弁させていただきます。  避難所運営協議会を組織した目的としましては,平成7年の阪神・淡路大震災以降,災害時は市の職員も被災し,避難所の開設等がままならないであろうことが懸念され,また,地域住民による自助・共助の観点,それから復興における地域間の合意形成の場となることを期待して設置されました。  経緯としましては,平成16年以降,防災への取り組みを先行して行っていた第二育成委員会が主体となり,ふれあい広場を運営している方々を中心にその周辺地域の方々とも連携し,平成21年6月に二中学区避難所運営協議会が組織され,避難所運営に必要となる基本マニュアルの提言を行っていただきました。  その後,平成24年3月に第六小学校避難所運営協議会が市内で初めての協議会として組織され,以降,平成24年度は第二中学校,平成25年度には第三小学校,和泉小学校,第三中学校,平成26年度には第一小学校,緑野小学校,第五小学校,第一中学校,第四中学校,西和泉体育館,平成27年度には上和泉地域センター,現在までで狛江高校を除く12の避難所運営協議会が組織されたところでございます。  避難所運営協議会は,災害時の避難所開設・運営の中心的な担い手として地域住民を中心に組織され,12カ所の避難所で組織されております。災害時における避難所の運営は避難者自身による自主運営が原則でございますが,過去の災害の教訓から,同時多発的に被害が発生する大震災等の際は,行政職員も被災し,直ちに駆けつけることが困難な場合等に,避難所の開設・運営がスムーズに行えないことが想定されることから,そうした避難所の開設・運営を中心的な立場として行う避難所運営協議会を地域住民によって組織していただいているものでございます。 552: ◯ 議 長(石井 功議員) 時間の延長をお認め願います。9番しの議員。 553: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは改めて質問させていただきます。  自転車が関与する交通事故の減少,自転車利用者のマナー向上を目指し,狛江市自転車ネットワーク計画が策定されましたが,交通事故の減少,また自転車利用者のマナー向上について,どのような取り組みがされているのかお伺いいたします。 554: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 555: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市自転車ネットワーク計画に基づく取り組みは,補助金等を活用しながら来年度より進めていく予定でございます。また,道路上の交通安全に対するハード対策のほか,春・秋に行われる交通安全運動や,自転車の交通ルールやマナーを普及啓発させるための自転車安全利用TOKYOキャンペーン,年末に実施されますTOKYO交通安全キャンペーン,自転車の放置防止を図るための駅前放置自転車クリーンキャンペーン等に合わせまして,市の施設や市の掲示板等にポスターの掲示,リーフレットの配布,駅前での周知活動等を実施しております。あわせて関係団体とも連携を行い,本年10月23日には,調布交通安全協会狛江連合支部とも協力して,市役所周辺で交通安全の意識啓発を図るため,ビラ配り等のPR活動を行ったところでございます。 556: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 557: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 先ほど状況を教えていただきましたが,狛江市は平成30年には一旦下がったんですけれども,ことしは少しまた事故の件数が上がって,率も上がっているということです。東京都23区26市の中で見ても,自転車の関与率というのが23区26市の中でも5番目に悪いという状況であります。第1位が荒川区の60.8%,以下2位が中野区,3位が調布市,4位が江戸川区,5位が狛江市の51.8%。ちなみに6位が三鷹市の49.1%となっております。これまで取り組みをされているんですが,こういった結果になっているのは何が課題かお伺いいたします。 558: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 559: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市域はおおむね平坦な地形となっていることから,周辺自治体に比べ自転車利用が高い状況となっております。その利用率の高さが事故率に反映しているものと考えられます。自転車が関与する事故を減少させるためには,効果的な正しい交通ルールの周知や,限られた道路空間での明確な自転車走行空間の創出等が課題と認識しております。できるところから粘り強く対応を進めていきたいと考えております。
    560: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 561: ◯ 9 番(しの 浩司議員) これまでしっかりとした取り組みをされているとは思いますが,結果が伴っておりませんので,これまでの取り組みを充実・発展,また,新たな取り組みを考えていただければと思います。  平成25年7月に東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例が制定されましたが,これはどのようなものかお伺いいたします。 562: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 563: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 自転車は環境負荷もなく,健康増進にも役立つ交通手段であり,通勤や通学,買い物等さまざまな用途に利用され,都民の生活に密着している一方で,自転車に関連する事故が増加し,一部の自転車利用者による危険な運転,歩行者等の妨げとなる自転車の放置等が社会的な問題となっています。  そこで,交通ルールの習得や点検整備の実施といった自転車利用者が守るべき事項を明らかにするとともに,行政,事業者,家庭といった関係者の役割を明らかにして,自転車の安全で適正な利用を社会全体で促進することを目的とした条例でございます。 564: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 565: ◯ 9 番(しの 浩司議員) これが令和元年9月に改正されましたが,どのような改正が行われたのかお伺いいたします。 566: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 567: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 主な改正内容は,自転車利用者及び事業者に対して,自転車の利用によって生じた他人の生命,身体または財産の損害を賠償することができるよう,当該損害を填補するための保険または共済への加入が努力義務であったものが,自転車利用で生じた他人の生命または身体の損害を賠償する自転車損害賠償保険等への加入は義務となり,自転車利用で生じた他人の財産の損害を賠償する自転車損害賠償保険等への加入が努力義務に改正されたものです。 568: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 569: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 自動車に比べると自転車を運転する危険性は軽視されがちですが,道路交通法上では自動車事故も自転車事故も同様に交通事故として扱われ,自転車での事故だからといって加害者の責任が直ちに軽くなるわけではありません。また,自転車事故は若者と子供が事故当事者の大半を占めていたり,無保険であったりすることが多いため,問題が深刻化しやすいとのことです。  事例を挙げますと,平成25年の神戸では,男子小学生(11歳)が夜間帰宅途中に歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と衝突,女性は頭蓋骨骨折等の障害を負い,植物状態となって意識が戻らない状態になる。9,521万円。平成20年,東京地方裁判所での判決。男子高校生が昼間,対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と正面衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能に喪失等)が残る。9,266万円。平成15年9月,東京地方裁判所の判決では,男性が夕刻,片手運転で下り坂を猛スピードで走行し交差点に進入,横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷で3日後に死亡。6,779万円と,このようなことがあるようです。  今回の改正の中で,自転車に乗る当事者はもちろんのこと保護者に対しても記載がされました。第27条の2保護者の自転車損害賠償保険等への加入等ということで,「保護者は,その監護する未成年者が自転車を利用するときは,自転車の利用によって生じた他人の生命又は身体の損害を賠償することができるよう,自転車損害賠償保険等に加入しなければならない。」。また第2項では,保護者は,「他人の財産の損害を賠償することができるよう,自転車損害賠償保険等に加入するよう努めなければならない。」と新しく入っております。また,第28条自転車損害賠償保険等の普及等には,学校等,学校教育法に定められている学校をいうようですが,の設置者は,「自転車を利用する児童,生徒及び学生並びにその保護者に対し,自転車損害賠償保険等に関する情報を提供するよう努めなければならない。」と入っております。  市としてどのように広報しているのか,学校,保護者への周知はどのようなものか伺います。 570: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 571: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 改正された条例の施行は令和2年4月となります。既に東京都が作成したリーフレットを担当部署のカウンターに置いておりますが,早い段階で広報,ホームページ等で周知していくとともに,広く周知するために工夫していきたいと考えております。また,学校や保護者等に対する規定もありますので,教育委員会とも連携して周知していきたいと考えております。 572: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 573: ◯ 9 番(しの 浩司議員) TSマークというものがありますが,このTSマークはどのようなものか伺います。 574: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 575: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) TSマークは,自転車安全整備店で自転車を購入したときや自転車安全整備士に整備点検を受けたときに貼付してもらうことができる,傷害保険と損害賠償保険,被害者見舞金の附帯保険がついているマークであります。TSマークには賠償内容が違う青色マークと赤色マークがあり,点検整備を受けないと張ることはできません。自転車利用者にとって大変身近な補償制度で,自転車利用者個人に対する保険でなく自転車そのものに対する制度となっております。 576: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 577: ◯ 9 番(しの 浩司議員) TSマーク取得に対して補助金を出している自治体等があると聞いていますが,狛江市としての考えはどのようなものかお伺いいたします。 578: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 579: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) TSマークは自転車の点検整備を受けずに張ることはできませんので,保険の加入とともに利用している自転車の点検整備を受けるきっかけになると考えております。TSマークの制度は市ホームページ等でも周知しておりますので,今後も引き続きさまざまな機会を通して周知していきたいと考えております。  また,他自治体ではTSマークに対する助成金制度があることは認識しておりますが,TSマークを貼付するための点検整備費にばらつきがあることやTSマークの有効期間が1年間であること,最近では民間損害保険会社の自転車保険の取り扱いも多くなっていること等,助成金の制度化には課題はありますが,調査・研究していきたいと考えております。 580: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 581: ◯ 9 番(しの 浩司議員) よろしくお願いいたします。TSマークは,新しい自転車を買ったり整備したりしたときに,自転車屋で相談していただければいいと思います。  いずれにしろ義務化されたということで,自転車を運転する本人,また保護者の方はそれをしっかりしていただきたいと思います。民間の保険会社を調べて入っていただくのもよろしいですし,調べていただくと,自動車保険や火災保険,傷害保険の特約だとかクレジットカード等の附帯保険ということで,実は知らない間に入っているということもあるようですので,ここもしっかり確認して,そういったところでも入られていない方についてはぜひ入っていただきたい。また,行政としても周知をお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。先ほどの神戸の教師いじめ事件についてですが,なぜこのようなことが起こったのか,それを推測できますか伺います。 582: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 583: ◯ 教育部長(上田 智弘君) どうしてこのようなことが起こったのか,その原因も含めて理解に苦しみますが,子供たちの前に立つ教員だからこそ,当然その自覚と責任を持って,一人の大人として社会人としての模範を示してもらわなければならないと考えております。 584: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 585: ◯ 9 番(しの 浩司議員) わからないということですが,多分わからないと思います。結局はこの教師とか管理職の方の資質が低いとしか思えないんですけれども,これについては調査しているということなので,これ以上は言いません。  しかしながら,第2次ベビーブームに対応するため大量採用された世代が大量退職時代となり,その不足分を補うために,今,教育現場ではこれまで以上に新卒採用が必要となっているようですが,先生の職場がブラック職場というイメージがどうも定着しているようで,教員人気は下がり続けていると聞いています。2000年には4,000人だった小学校教員の新規採用者数が2018年には1万6,000人と4倍になっていて,これに伴い採用試験の倍率は低下し,2000年は12.5倍の狭き門だったのが2018年には3.2倍になり,特に東京都内では教員志望者が激減し,倍率は2倍を切る状況であり,これによって教育現場で懸念されているのが教員のレベル低下であると聞いております。これについてどうお考えかお伺いいたします。 586: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 587: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教員採用試験の倍率が低下していることは事実であります。教員の仕事が,生活指導や保護者対応等が大変であるといった社会的イメージがどうしても強くなっている現状があり,教員になりたいと思う学生等が減少していると考えられます。そうしたことからも,このようなイメージを払拭するとともに,未来の社会に生きる子供たちを育てていく,そこに直接かかわることができるという教員の仕事としての魅力をさらに伝えていく必要があると考えております。そして教員研修等を通じてその資質をさらに向上させ,子供たちにとって魅力ある教員を育成していくことが大切であると考えております。 588: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 589: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 確かに資質,レベルの低下というものが心配されているようですけれども,採用試験の倍率が低いからといって今後採用される方の資質が低いわけではなく,未熟な方が多いんだろうと考えます。これをどう育成するかということにかかわってくると思うんですけれども,狛江第三小学校の前の校長先生の渡辺秀貴先生が「しのさん,これ読んでみてよ」ということで,「「校長講話」で学校を動かす1年間の講話戦略と実例65」という本をお貸しいただいたんです。学校運営をする中で,5人の校長先生の経営戦略的講話の実例集なんですけれども,経営戦略として学校講話を活用するという考えがあるようです。朝礼とか入学式・卒業式,それ以外の式辞で活用すると。子供への講話は同時に教職員への指導・助言でもあり,それを通じて教職員を育て動かすというようなことです。  この本は,各学校の1年間の年間計画にのっとって,どうやって子供たちに講話をしようかという計画があって,実際話をされたお話があって,講話をする前には必ず先生たちにも話を聞いてもらうということでございます。  この中に入っていた考え方の一文を紹介しますけれども,子供への講話を通じて,教職員を育て,動かす。子供たちに向けた講話は,同時に教職員に向けての指導・助言でもある。子供に分かりやすく,具体的な題材を扱いながら,テーマは簡潔・明瞭に心に届くように話すとともに,教職員が,その話を一般化・抽象化して教育活動の実践に結びつけて聞くことができるよう環境を整えたい。例えば,「目標を決めてチャレンジしてこそ成長がある」という講話を子供に話す前後には,子供が目的意識を持って主体的に目標設定し,実践を経て振り返り,次の目標設定につなげていくことの意義や具体的な手立てについて,教職員にも指導・助言しておく。つまり,講話で子供の意識を醸成し,行動化させるためには,教職員の指導スキルの向上が欠かせない。この両方が相まって経営戦略となるのである。校長が講話で子供に約束したことや示した学校としての方向性について,教職員は大切にせざるを得ない。また,講話を通して「このリーダーについていきたい」と,教職員の心をつかむことができれば,日々の学校経営はより効果的に進めることができるだろう。そのためにも,内容や語り方を工夫し,経営者としての講話力を高めていく,という一文がございます。  今話したのは,前に狛江で校長先生をやられていた方の話でありますが,狛江の中はもちろんのこと,東京都,また日本,どこへ行っても,基本的にはこういう考えを持ってしっかりと教職員の方々を指導している先生がいると信じたいと思います。  ただ,学校だけで育てるのではなくて,保護者,地域もあわせて先生方を育てていくという気持ちも持たなければいけないのかと思います。何よりも,子供が先生になりたいという夢を描くきっかけになるのは,恐らく授業で習ったりですとか接した先生で,いい先生だなと思うことがきっかけだと思いますので,少なくともこの狛江からは,子供にとって魅力ある教員を育成していくことを我々も含めて進めていきたいと,このように思います。  先生方はいろいろなことがあってストレスも多いと思いますが,教職員のストレスチェックが狛江で行われていると思いますが,これはどのようなものかお伺いいたします。 590: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 591: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ストレスチェックにつきましては,各小・中学校の教職員に対して行うもので,心身の状況等についてアンケート形式で答えるチェックシートとなっております。教職員が記入したチェックシートは,分析が行われた後,特に結果から高ストレスと判定された教職員については,個別にその旨の通知が本人に届くことになっております。通知を受け取った教職員は希望に応じて医師の面接指導を受けることができます。 592: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 593: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,このストレスチェックはどのように分析を行うのか伺います。 594: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 595: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ストレスチェックにつきましては東京都予防医学協会に委託しており,その中でコンピューター処理システムにより判定・分析が行われております。 596: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 597: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 高ストレスと判定された教職員は,希望に応じて医師の面接指導を受けることができるとのことですが,こうした教職員について,結果等の状況を学校の校長や教育委員会事務局は把握することができるのかどうかお伺いいたします。 598: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 599: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教職員個々の結果内容,面接の有無等については,校長も教育委員会事務局も個人情報の観点から知ることができませんが,各学校における全体的な傾向等,個人が特定されない形式で,集団分析結果の報告を受けております。 600: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 601: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 高ストレスと判定された内容や医師の面接指導を受けたかどうかがわからないと,ストレスの原因も含めて学校としても対応ができないのではないかと思いますが,このことについてお伺いいたします。 602: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 603: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 先ほど答弁させていただきましたとおり,ストレスチェックの個別の内容結果や面接指導の有無等につきましては,個人情報の観点から知ることができませんが,例えば,各学校の校長は日常的に教職員の健康や心身の状況を把握し,気になる教職員に対しては声かけを行いながら配慮しております。そうしたことからも,教職員個々の結果や内容等がわからない状況であったとしても,学校全体の分析結果等も踏まえ,校長から教職員へストレスチェック表を活用した健康管理等について促すことができるものと考えております。  また,今年度から学校職場として労働安全衛生委員会を設置し,今月,各学校の校長及び衛生管理者もしくは衛生推進者を対象に会議を開催する予定でございます。産業医から,衛生管理者等の役割を初め,市内学校のストレスの傾向と対策等についてお話をしていただくことになっております。 604: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 605: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 今答弁にありました労働安全衛生委員会の目的にはどういったことがあるのかお伺いいたします。 606: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 607: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 労働安全衛生法に基づき,狛江市立学校職員労働安全衛生管理規則において,教職員の危険または健康障害の防止及び健康の保持増進に関する事項のうち統一的な措置を必要とする事項や,学校における教職員の安全及び健康の保持並びに快適な職場環境の形成の促進に関して教育長が必要と認める事項について,調査審議することを目的とするものと定めております。 608: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 609: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 労働安全衛生委員会は今年度からの設置ということでございます。ストレスを抱える教員のフォローはもちろんのことですけれども,その先には必ず児童・生徒がいますので,児童・生徒に影響を及ぼすことのないようしっかりとした対応と対策をお願いいたします。  続いて学校給食についてお伺いいたします。どのような考えで給食を提供しているのか伺います。 610: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 611: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 狛江市の学校給食は,安心・安全な給食,手づくりでおいしい給食,御飯を中心とした給食,地産地消の推進,食育の実施を特色としており,衛生管理や栄養面だけでなく,おいしさや食育にも配慮しております。給食の献立ではアンケートの結果や子供たちから直接聞いた意見等を参考とし,これらを反映したメニューも取り入れ,おいしい給食の提供に努めております。 612: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 613: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 市民まつりの際に給食の試食会を開催しておりますが,これの概要についてお伺いいたします。 614: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 615: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市民まつりで実施した中学校給食の試食会は,中学校給食の魅力を広く知っていただくために行っているものです。狛江第一小学校の教室を使用して,今年度は200食を用意しました。また,試食会場となった各教室に,中学校給食が手づくりで丁寧につくられている様子がわかるパネルを展示するとともに,中学校給食の栄養士から参加者へ説明を行いました。当時のアンケートでは,約90%の方からおいしいとの意見をいただき,来年度中学校に進学するお子さんのいる保護者の方からは,「とてもおいしかった」「安心しました」との御意見をいただくことができました。 616: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 617: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 中学校給食はセンターでつくって各校に配達されますが,中学校給食センターの特徴と取り組みについてお伺いいたします。 618: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 619: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 衛生管理では,給食センターの調理室は衛生エリアと非衛生エリアに区分されており,直接行き来ができません。調理室内の動線も交差することのないように一方向に作業工程が進むようにしております。配送車への搬入も配送前室との間に気密性を持たせ,外部からの異物混入を防ぐためにドックシェルターが設置されております。  調理では,ジャンボ餃子やハンバーグ等も含め,小学校と同様に手づくりを基本としています。さらに,削り節や鶏がら等を使用し,だしづくりを行う等,おいしく安心・安全な給食の提供にも努めています。また,子供たちへ,温かい食べ物は温かく,冷たいものは冷たく提供するため,保温性の高い二重食缶を使用しています。アレルギー対応では,小学校と同様に学校生活管理指導表の提出を受けた生徒に対し,除去食の提供を行っております。献立ではオリ・パラメニュー等を提供して外国の料理の紹介や,地方により味の異なる料理の食べ比べ等,楽しんでもらえる給食の提供を行っております。 620: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 621: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 先ほどの市民まつりのときの試食会でも,食べた方々にはおおむねおいしいという意見をいただいたということでございます。学校給食センターの訪問をして,お話を聞きながら給食を食べると,給食がおいしいのはもちろんなんですけれども,施設自体のすばらしさ,東京都から来ている栄養士でも,こんな学校給食センターは見たことないというような設備です。ぜひ機会があれば,学校給食センターは見学も受け入れてくれるということなので,いつでも勝手に行けるというものではありませんが,予約等して,ぜひ狛江市の自慢できる学校給食センター,安心・安全な給食を提供している学校給食センターの見学をしてもらってもいいのかと感じます。  次に小学校ですけれども,第五小学校,第六小学校,第一小学校,第三小学校と進んできました小学校給食業者の民間委託ですが,これまでの4校については更新時期が済んだと思います。初めに更新した第五小学校はその後5年の契約可能期間で行われましたが,ほかの3校も同様になっているのか伺います。 622: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 623: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小学校給食の調理委託を行うに当たり,当初の募集では3年間で改めて業者選定を行うこととしていました。しかしながら,更新のたびに業者がかわることにより学校の給食現場において混乱が生じる問題を未然に防ぐ必要があります。このことから,業務履行における検証及び評価を関係者及び専門家に判定いただき,その結果に基づき,狛江市立小学校給食調理委託業者選定等委員会で事業者の継続の可否を判定するものとしました。また,契約可能期間を5年とし,年度ごとに履行状況や経営状況を確認の上,単年度契約を行うものとしました。 624: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 625: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 当初は,これらの業者も3年ごとにプロポーザル方式で選定するということでしたが,各校業者ともこれまでの実績で学校に協力的であることや,しっかりとした対応が行われていることが確認でき,なおかつ調理業者を変更することによる学校の負担やリスク等を考慮されたのだろうと,このように理解いたします。  和泉小学校,緑野小学校の今後の委託予定についてお伺いいたします。 626: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 627: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市職員が給食調理を行っております和泉小学校と緑野小学校の2校につきましては,令和2年度からの給食調理委託化に向け,狛江市立小学校給食調理委託業者選定等委員会によりプロポーザル方式で業者選定を行っております。各校の調理委託業者は令和2年1月までに決定する予定です。 628: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 629: ◯ 9 番(しの 浩司議員) おいしく安心で安全な給食を提供され,子供たちにとって楽しみな給食の時間にしていただける業者をしっかりと選定していただくことをお願いいたします。  それでは,給食費の値上げがありますが,どういった経緯なのかお伺いいたします。 630: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 631: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 令和元年5月30日付で教育長から狛江市立学校給食費検討会会長に対し,狛江市立学校給食費に関して意見を求めることについてを依頼しました。これを受け,狛江市立学校給食費検討会を計3回開催し,検討が行われ,その結果が7月16日付で狛江市立学校給食費検討会意見書として教育長に提出されております。  意見書では,給食費の改定は平成26年4月に消費税が引き上げられたことに伴い消費税相当分を引き上げる改定を行いましたが,実質的な引き上げは平成11年9月の改定以降行っておらず,その間の物価上昇に対して現場努力だけでは対応し切れなくなっていることから,保護者負担額を10%引き上げることが適当であるとの意見が出されました。これを受け,令和元年狛江市教育委員会第8回定例会において狛江市学校給食費の徴収に関する条例施行規則が承認され,令和2年4月1日から小学校及び中学校の学校給食費保護者負担額を改定するものです。 632: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 633: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,検討会でどのような話し合いが行われたのかお伺いいたします。 634: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 635: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 実質的な給食費の見直しが20年間行われてこなかったため,食材費の上昇等により適正な給食費と乖離してしまっていることが確認され,国や都で定められている適正な栄養価,食品摂取,国産食材の使用,米の品質維持,イベントメニューの充実,多様な種類の食材の提供により,安心・安全かつおいしい給食の提供を維持する必要があるとの意見が出されております。これらに対応するためには10%の給食費の引き上げが適当であるとの結論に至っております。また,学校給食費は,一定期間ごとに見直しの必要性の有無を含め,検討すべきとの御意見もいただいております。 636: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 637: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 説明会も開催されたと思いますが,説明会の反応がどのようなものであったかお伺いいたします。 638: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。
    639: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 給食費公会計化,学校徴収金の集金方法と合同での説明会を令和元年10月に2回開催しております。説明会では,給食費の保護者負担がふえることに対する反対の意見はなく,給食費を仮に引き上げない場合どういったところに影響が出てくるのかとの質問がございました。 640: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 641: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは念のため確認いたしますが,この給食費の値上げをしない場合はどのような影響があるのかお伺いいたします。 642: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 643: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 給食は法令に基づき実施しているもので,ただ昼食を提供するだけではなく,地域の産業,農業の理解を得る食育の考え方,また,年齢に応じて必要な栄養素を摂取するという目的があります。物価の上昇や平成30年8月の児童又は生徒1人1回当たりの学校給食摂取基準の改定により,栄養士が取り組んできた工夫だけでは栄養素を確保するのに限界があります。また,より安価な食材を選ばざるを得ないため,同じような食材の使用がふえ,給食がマンネリ化してしまう可能性等があります。 644: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 645: ◯ 9 番(しの 浩司議員) では給食費の改定による効果はどのようなものかお伺いいたします。 646: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 647: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 給食費の改定により,適正な栄養価基準の確保,国産食材の使用,多様な種類の食材の提供,イベント給食の実施等,充実したメニューを継続的に提供できるようになると考えております。 648: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 649: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 保護者の方からも理解をいただくことができて,必要な改定だとわかりました。  それでは,先ほどの答弁の中にもありました給食費公会計化というのはどういうものかお伺いいたします。 650: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 651: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校給食は公金に近い性質を持ち,金額も大きくなる学校給食費をそれぞれの学校が私費会計として扱っているというコンプライアンスの問題や,現在の運用が法的な部分で明確にし切れない問題を抱えていることを踏まえ,会計事故のリスクを未然に抑えるといったことも含めて,学校給食費を公会計化に移行するものです。 652: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 653: ◯ 9 番(しの 浩司議員) これの目的やメリットをお伺いいたします。 654: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 655: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 保護者の方には,狛江市債権管理条例の適用を受けることで公平性や透明性が確保されるほか,給食費の引き落としのための口座について選択できる金融機関がふえる等,利便性も向上いたします。また,学校現場には多額の金員を扱わなくなることによるコンプライアンスの向上や教員の負担軽減を見込むことができる等,さまざまな側面においてメリットが発生することとなります。 656: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 657: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それではこれの進捗状況をお伺いいたします。 658: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 659: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 先ほどお話をさせていただきました10月に2回,保護者向け説明会を開催した後,口座振替依頼書を10月下旬に学校を通じて配布し,11月中旬までに記入の上,保護者から提出いただいております。提出を受けた書類に基づき,委託業者によるデータ作成が行われます。また,令和2年4月のシステム稼働に向け開発作業を行っております。 660: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 661: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,同じく学校徴収金システムとはどういうものかお伺いいたします。 662: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 663: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ドリル等の学用品費や校外活動の交通費等,保護者に負担いただく学校徴収金は,現在,徴収方法が各小・中学校で異なる運用となっており,業務の標準化が図られておりません。令和2年度から運用を開始する学校徴収金システムは,徴収金業務の標準化を行い,金融機関への振り込みデータの作成,保護者への通知,徴収,督促状の作成等,一連の業務を行うシステムです。また,原則として現金による徴収を廃止し,学校給食費と同じ口座から口座振替による徴収を行います。 664: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 665: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 同じく目的とメリットについてお伺いいたします。 666: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 667: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教員の長時間労働を改善するため,教員以外の者が学校徴収金業務を担う体制を構築し,原則として現金を扱わなくなることで,教職員の負担軽減や事故を防止することができます。また,業務手順の統一化や,教員から学校事務職員へ学校徴収金事務の移行をすることで業務の効率を図るものです。 668: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 669: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,こちらも進捗状況についてお伺いいたします。 670: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 671: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 給食費公会計システムと同様ですけれども,10月に2回,保護者向け説明会を開催し,令和2年4月のシステム稼働に向け開発作業を行っております。 672: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 673: ◯ 9 番(しの 浩司議員) それでは,これが引き落としをされなかった場合の対応についてお伺いいたします。 674: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 675: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 残高不足等により口座振替ができない場合等には,学校事務職員が対応し,学校に現金で納入していただくことになります。 676: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 677: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 給食費公会計化,また学校徴収金の集金方法ともに,保護者にとっては公平性や透明性の確保,引き落とし口座について選択できる金融機関がふえる利便性向上等,また,業務の標準化,コンプライアンス向上,会計事故のリスクを未然に抑えられることによって,教職員にとっても現金を扱わないため事故の防止が図られ,負担軽減につながる,ストレスも減るということと認識いたします。システムが速やかに構築され,問題なく稼働されることを望みます。  次に,狛江市立小学校用務業務及び学校設備管理業務委託についてお伺いいたしますが,導入されて8カ月が経過しましたが,現状での評価と課題についてお伺いいたします。 678: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 679: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 本業務委託につきましては,用務業務の継続的な体制整備と校長・副校長を中心に学校の業務負担軽減を目的として実施しております。4月から始まり,現在8カ月を経過したところですが,清掃等を中心に学校における美化環境の向上はもとより,学校設備管理業務を一体的,また,全小学校を一括して委託したところに大きな成果を感じております。  特に設備管理業務を付随したことにより,学校側の個別業者への対応が不要となるとともに,これまで業者等に発注せざるを得なかった修繕等も本業務の中で実施されることも多くなり,迅速な対応が可能となるとともに,コスト削減にもつながる部分も出てきております。また,小学校全体という視点から業務を捉えることができますので,音楽鑑賞教室等の小学校全体の行事への対応や,大きな作業を行う学校の作業員の増配,学校間の備品の貸し借り等,学校の要望に応じて柔軟で効果的な対応ができております。また,どこかの学校で設備等のふぐあいがあった場合に,同様のふぐあいが生じていないかなど,マンパワーを生かして速やかな点検を行う等も可能となっております。  学校の評判も良好であり,目下大きな課題は生じていないところですが,現状を継続していくとともに,業者とも連携しながら,さらなる向上を図ってまいりたいと考えております。 680: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 681: ◯ 9 番(しの 浩司議員) これについては,狛江市第5次行財政改革推進計画【定員適正化編】において,技能労務職である学校用務については,各校に学校用務職員が常駐する形態ではなく,基本的に支援班によるローテーション対応をする,となっていたものを,自由民主党・明政クラブとして学校用務の重要性を強く訴えてまいりました。これを御理解いただいて,将来的にも学校への負担等が生じない体制づくり,学校における働き方改革,教職員の業務負担軽減に向けた取り組みをより一層進めるために導入していただけたものと理解しています。各学校の評判も良好とのことですので,人員配置の関係もあるとは思いますが,今後は中学校においても早急に導入されることを強く要望させていただきます。  次に避難所としての学校について,そもそもどう考えているのかお伺いいたします。 682: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 683: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 避難所として開設する学校ということでございますが,総務部と連携し,想定避難者数や災害種別のリスクを十分に考慮した上,避難所となる学校施設の安全性や必要な機能,円滑な運営方法,教育活動の早期再開を踏まえ整備することが重要であると考えております。 684: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 685: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 今回台風19号の件がありましたが,今後どのように考えるのかお伺いいたします。 686: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 687: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市長から改めて風水害における垂直避難の考え方が示され,校長会におきまして,避難所として校舎を開放する際の教室利用の優先順位や,災害時要支援者のスペース確保やペット同行避難者の避難場所等についてあらかじめ検討しておくよう伝え,調整しているところです。また,事後の学校再開を視野に入れると,学校における重要書類や重要物品の退避等も大変重要ですので,学校の置かれた場所や校舎の構造上の特性を踏まえて対応を検討するよう調整しております。 688: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 689: ◯ 9 番(しの 浩司議員) これについては,今こうしたほうがいいとか,こうしてくださいということが実際ないんですけれども,避難所は,風水害の際や,また震災時でも,子供が授業を受けている時間帯,また夜間とそれぞれ対応も違うと思うので,まずは市民の生命・生活を優先することはもちろんなんですけれども,子供が学ぶ環境についてもどう確保するのかもある程度検討していただきたいと,このようにお願いいたします。  続きまして避難所運営協議会についての質問に移らせていただきます。  避難所運営協議会のこれまでの活動についてお伺いいたします。 690: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 691: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所運営協議会の活動につきましては,災害時に少しでもスムーズに避難所の開設・運営が行えるよう,組織の中であらかじめ班分けを行い,役割分担をしております。平時には市と連携し,各避難所運営協議会単位でおのおのの役割に応じた検討や訓練を行っていただいており,毎年の総合防災訓練の際には,避難所運営協議会が組織されている市内12カ所の指定避難所において,震災を想定した一斉の避難所開設・運営訓練を実施しております。 692: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 693: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 先日の台風19号は東日本を中心に大きな被害を発生させ,狛江市においても大雨の影響で多摩川が増水し,避難勧告等の発令に伴い避難所の開設に至りました。避難所運営協議会は震災を想定した一斉訓練を行っていますが,今回のような水害時と今後起こり得る震災時における避難所開設の手順と,避難所運営協議会の動きについての違いはどのようなものかお伺いいたします。 694: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 695: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 震災時と水害時の避難所の開設手順等の違いですが,震災時においては地震の発生を予測できないため,発災後に市担当職員と同時に避難所運営協議会の皆様が担当する指定避難所へ駆けつけ,門扉の開錠や避難所開設・運営を中心となって行います。一方,水害時については,気象情報等により事前に予測が可能なため,市職員の態勢を整える時間的な余裕があることから,避難勧告等の発令前に市職員により避難所の開設準備等を行い,避難者の受け入れ態勢を確保する点で違いがあります。 696: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 697: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 私は平成30年第3回定例会において水害時の避難所運営協議会の役割について質問し,その際,水害時においては,避難生活の長期化が見込まれる場合等,市から特別な要請があった場合には避難所運営協議会は活動を行う,と御答弁をいただきましたが,今回の台風19号の避難所対応では,各避難所で自発的に避難所運営協議会の方々が市の職員と力を合わせて活動していた姿も多く見られました。台風19号での避難所対応についてはさまざまな課題点等が明らかになったと思いますが,そうした意味でも避難所運営協議会の力は大きなものだったと感じます。  今回の避難所対応を踏まえた今後の避難所運営協議会への考えをお伺いいたします。 698: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 699: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所運営協議会の皆さんとは,10月18日に市長も交え意見交換会を行っております。その中で,各避難所での運営状況の報告を初め,協議会への依頼が遅い,浸水地域なのになぜ避難所にしたのか,風雨の激しい中での上階への移動に苦労した,体育館に行く動線が暗い,ペットや車での避難等への対応が定まっていない等,さまざまな御意見をいただきました。  このような御意見・課題については,教育部と連携し,再度,避難所運営協議会の皆様にフィードバックさせていただき,水害対応も加えた新たな避難所運営マニュアルの策定,また,垂直避難の考え方,避難者の理解・協力の重要性等の周知・啓発に,避難所運営協議会の皆様とともに取り組んでいきたいと考えております。 700: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 701: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 今後は水害対応にも当初より避難所運営協議会の力をかりることになると思います。  水害対応も加えた新たな避難所運営マニュアルの策定と答弁にありましたが,現在あるマニュアルを改定して水害時の対応を追記するということでしょうか,お尋ねいたします。 702: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 703: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現行の避難所運営基本マニュアルをベースに,水害時における緊急避難の段階(初期段階)のマニュアルを新たに策定する必要があります。福祉避難スペースなど施設の具体的な使用方法を含め,施設所管課と連携して施設ごとに策定することを想定しております。 704: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 705: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 現状でも開設方法が恐らく違うとか,校舎の使い方が違うというようなこと,また,今後つくり込んでいくうちにさまざまな相違が出てきた場合には,狛江市地域防災計画のように震災編と風水害編と分けたほうがわかりやすいのではないかと考えますが,いかがでしょうか。 706: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 707: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 震災編,風水害編と分けることもわかりやすさの上で必要と考えておりますが,一番重要なのは,各避難所運営協議会の皆様が避難所ごとのマニュアルを自分たちで作成し,マニュアルに沿った訓練を実施しているように,マニュアルを実際に使用する人みずからがマニュアル作成にかかわることで,実効性が伴うものと考えております。 708: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 709: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 意見を聞いてつくり込んでいくということが大事だと思います。避難所運営協議会の皆様も平時から熱心に活動しておりますが,震災時と水害時の運用の違いがしっかり浸透し切れていない部分もあり,今回も,避難所に行くべきか行かないか迷った,という声も届いております。避難所運営協議会とは引き続き連携をとっていただいて,マニュアルに関してもしっかりとした意見交換をお願いいたします。  それでは市職員の態勢について伺います。今回の避難所対応を行った市職員は夜中までふなれな作業を一生懸命していただいたと感じ,一市民としてもこれについては感謝いたします。しかしながら,各避難所ともに施設のことをよく知らない職員が配置されていたということもあり,防災備蓄倉庫の場所を知らなかったり,鍵があけられないなど,現場において避難所運営協議会がカバーしたことで対応できた面があったのも事実でございます。  各防災担当職員は,平時から避難所運営協議会と密接に連携し,一緒になって倉庫の整理や会議等を繰り返しやっていく中で,お互いの顔を認識するなど信頼関係を構築しておりますが,災害時に防災担当職員は防災担当職員としての務めがあるため,基本的に避難所運営には携わらず,あらかじめ割り当てられた各避難所担当の教育部の職員が中心に避難所運営協議会と連携して,避難所の開設・運営を行うことになっているということです。このことから,施設管理者も含め,実際に避難所で活動する担当職員等が平常時から現場を深く理解するとともに,地域との関係性を構築する必要があるのではないかと考えます。  こうした視点に立ち,今回の対応で明らかとなった課題点とそれらを踏まえた今後の対応策について,これは三角議員の質問と重なりますが,どのようにお考えか伺います。 710: ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 711: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各避難所には教育部から2名の担当職員を配置しており,避難所運営協議会の会議や訓練に参加しております。しかしながら台風第19号では計画運休により参集できない職員もおり,担当の有無にかかわらず参集できた職員で態勢を組み,対応したことから,備蓄倉庫の場所を知らない等の課題が生じたものです。なお,12月1日に実施した狛江市総合防災訓練では,こうした反省も踏まえて,各避難所において,できる限り初動要員と担当職員が参加するよう対応しております。  今後,台風の接近等で避難所開設の可能性がある場合には,総務部と連携し,事前に避難所にかかわる職員を待機させるなど,対応を整理したいと思っております。 712: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 713: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 迅速に対応できる体制を整えるのはもちろんのこと,積極的に会議に参加する等,日ごろの連携強化にも協力をお願いいたします。  また,先ほどの答弁の中に,今回は計画運休により参集できない担当職員がいたということですが,震災時には十分考えられることです。特に市内にお住まいの職員の方々には,災害時に充てられている役割もあるでしょうけれども,一市民として万が一のことを考え,自宅近隣の避難所運営協議会の会議に積極的に参加する等,地域の方と顔見知りになる努力をしていただきたいと思います。以前も言いましたが,かた苦しく考えずに地域のイベント等にも積極的に参加していただければ,自然と顔と顔がつながるのではないかと考えます。  第三小学校の避難所で対応を行っていた方の話で,防災備蓄倉庫が校舎や体育館から遠く離れているため,風雨の中,重たい備品をリヤカーで取り出し大変な思いをした。ふだんの訓練では気づかなかったが,台風等の風雨が激しい中での備品取り出しの際,倉庫が遠いのはかなり厳しいと感じる,と聞いています。これは第三小学校だけではなく幾つかの指定避難所でも同様に,風雨の中,遠い倉庫から備品を運んだ事例や,倉庫自体が手狭となって備品を収納し切れていない事例があったのではないかと思いますが,学校設備として改修等に合わせた倉庫の増設あるいは体育館や校舎に備品をあらかじめ収納することは可能なのかお伺いいたします。 714: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 715: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 備蓄倉庫につきましては,避難所で使用する資機材等を収納するには容量が不足している,また,避難所となる体育館から離れているといった課題があります。校舎や体育館の倉庫につきましては教育部と調整しておりますが,学校で使用する備品を保管しており,災害用備蓄品等を収納する余裕はない現状です。また,現行の倉庫については,災害時においても使用しやすいよう,適宜改修等を実施してまいりたいと考えております。 716: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 717: ◯ 9 番(しの 浩司議員) よろしくお願いいたします。また,倉庫の中の整理につきましては,市の職員だけでなくて,避難所運営協議会の方々とどこに何があるかというのを確認しながら整理をしていただければと思います。  今回の避難所開設で,備蓄されているものが初めてと言っていいのか使われたと思うんですが,震災時と水害時の備蓄品の使い方も今後検討していかなければならないと思いますが,どのようにお考えかお伺いいたします。 718: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 719: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 長期の避難生活となった場合は,震災時,水害時を問わず備蓄品は使用するものですが,今回のように短期間の場合の備蓄品の提供の要否につきましては検討が必要と考えております。避難の際,各自で飲料水等の非常持ち出し品を御持参いただくなど,平時からの周知・啓発を図ってまいりたいと考えております。 720: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 721: ◯ 9 番(しの 浩司議員) 特に食料,また飲料水については,避難所ごとに対応が違うということも問題になってしまうと思いますし,答弁にありましたとおり,短期間の場合の備蓄品の提供については,市民の皆様に御理解をいただくよう周知,また啓発の徹底をお願いいたします。
     水害時は悪天候の中で避難所を開設することが想定され,また,水害,震災かかわらず夜間の作業ということが想定されます。今回は備蓄倉庫の周囲に電灯がない等,暗い状況で開錠や備蓄倉庫内のスイッチがわかりにくく,暗い中で資機材の搬出作業を行うこともあったようです。暗い中での作業はさらに危険を伴いますので,そのようなことがないようしっかりとした対応をお願いしたいが,いかがでしょうか。 722: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 723: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 悪天候や夜間,また,災害時は停電した状況での避難所開設・運営に備えまして,備蓄倉庫入り口付近に電池式センサーライトを設置する方向で検討してまいります。 724: ◯ 議 長(石井 功議員) 9番しの議員。 725: ◯ 9 番(しの 浩司議員) ぜひよろしくお願いいたします。  今回の一般質問では,先に質問に立たれた議員の皆さんからも台風19号で浮き彫りになった課題等への質問が多くあり,行政としてしっかりと対応していただかなければならないことも山積であります。これについて,必要なことには我々としても迅速に進めていただくよう強く要請してまいります。  しかし,我々は行政に対して要請をするばかりではなく,市民の皆さんに協力をお願いしなければならないこともあります。例えば金曜日の答弁の中で,今後は水害対応の訓練も行います,とありました。また,12月1日の総合防災訓練もそうですが,水害,震災の訓練にかかわらず,これは避難所に避難するための訓練だとは思っていただきたくないと,このように思います。  今回のことで,避難所は収容人数も少なく不便であることがわかった方も多くいると思います。避難所はホテルでもなく,避難された方々はお客様でもないんです。行政職員,消防団,我々もでしょう。そして避難所運営協議会等は,災害が現実に起こった際に,避難所を本当に必要とされている方々の不安や不便を取り除く努力をふだんからしなければならないと行動しています。しかし考えていただきたいのは,その災害が起きた際には,今申し上げた方々も被災者であるということです。もし避難されてきた方にもそこのところは御理解いただきたいということが率直な願いです。大げさな言い方をすれば公助に大きな期待を持ち過ぎないでほしいと,このように思います。  だからこそ市民の皆様にも,まずは自分の身は自分で守り,避難所を利用しなくてもいい態勢を御自身でつくっていただきたいと思います。防災訓練は自分自身の身を自分で守るすべを知るための訓練であり,避難所がどのようなものなのか,どう運営されているのかを知っていただく訓練であると捉えていただけたらありがたいと思います。そして自分自身,また御家族の安全が確認できましたら,共助として御近所との協力,また,避難所の運営に携わっていただきたい。第2,第3の吉田さん,あらわれていただきたい,そういう思いでございます。  車の校庭への駐車を柔軟に判断するという答弁もありましたが,これは決して車を駐車していいと言っているのではないのです。今後は風水害の避難に関してはさらに早く情報が皆様に届くことになると思うので,車をそこに駐車する必要のないよう,早目の行動,工夫をお願いしなければなりません。さらに,市内に避難所が少ないのも事実ですので,市内での避難を考えずに,これはそれができる方になってしまいますが,市外,例えば親戚やお知り合いのお宅に避難させていただくことも考えてほしいとお願いしなければなりません。  また,先ほど谷田部議員の一般質問の中で,情報は待っていても届かない,とりに行かなければいけないというやりとりがありました。今回はとりに来てくださる方がいてホームページ等がダウンしたということもあるので,その辺の改善はお願いいたしますが,情報をとりに行く,今回の第三小学校の防災訓練では,コマラジをマイクを通して流していたんですけれども,これについて解説と,スマホで使えるリスラジの紹介をさせていただきました。参加者の中には高齢の方もいらっしゃいましたが,すぐにスマホでそれを調べて,ダウンロードされたのか,調べた方もいらっしゃいますし,私のところに直接来て,どうやって入れたらいいんですかと聞かれた方もいますので,こういうPRをすれば,積極的に情報をとる態勢をとっていただけるのではないかと思います。  さて,10月12日参集してくれた市職員の皆さん,本当にありがとうございました。避難所開設時は辛辣な言葉を受けたこともあるでしょうし,この議会の中でも,そんな言葉をチョイスするのと違和感を感じる質問もありました。しかし後日,職員の方が通常業務に戻った際に,役所に用事があって訪れた市民の方から,「あなた避難所にいた方よね。あのときは助かりました。ありがとう」と声をかけられてうれしかったという報告を私自身職員の方からいただきました。思ったとおり行動ができず歯がゆい思いをした職員もいると思いますが,間違いなくこういう思いでいてくれる市民の方も多くいると思いますので,今回の経験,そして厳しい御意見についても真摯に受けとめ,しっかりと今後の備え,活動に生かしていただきたいと思います。  避難所運営協議会,地区消防隊,狛江市建設業協会,緑水会の皆様,まだまだほかにもいらっしゃるでしょう。被害を食いとめることに御尽力された皆様,また,ボランティアで汚泥の除去等をされた市民の皆様,全ての皆様,ありがとうございます。そして狛江市消防団の皆さん,被害拡大を防ぐ活動,警戒をありがとうございます。  10月12日,この日は,9月の一般質問でお話をさせていただいた東京都消防操法大会でしたが,当然この日は中止となり,改めて11月16日に東京都消防操法大会が開催されました。狛江市消防団を代表して参加した狛江市消防団第3分団が見事な操法を披露して,狛江市消防団として第3位に入賞いたしました。これは,本来の仕事を持ち,御多用の中,狛江市民8万3,000余人の身体・生命・財産を守るために,狛江市の安心・安全のために,日ごろの厳しい訓練を積み重ねた結果であることを確信し,感謝と敬意を表します。  新語流行語大賞の年間大賞ともなったラグビーワールドカップ日本代表チームのスローガンをお借りいたしますが,狛江市に住む方々,携わる方々が「ONE TEAM(ワンチーム)」となって,減災,そして克災に取り組み,災害に強いまち狛江をつくっていきたいと思います。  大変お世話になりました自衛隊には触れませんでしたが,これにつきましては栗山議員にお任せしまして,質問を終わります。 726: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山たけし議員。     〔10番 栗山たけし議員登壇〕 727: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは通告に従いまして1問質問させていただきます。  安心で安全なまちづくりのためにについて質問させていただきます。  今回の台風19号豪雨災害にて,狛江市に対し2回目の災害派遣された自衛隊に関しまして質問させていただきます。  自衛隊はふだん,警察や消防のように狛江市民に接する機会がほとんどありませんので,ここで自衛隊員はどのような教育を受けているかを少し説明させてください。  これを見てください。トイレットペーパーです。これは市役所ではなく家から持ってきました。このトイレットペーパーの長さは15センチ,これは新隊員教育で渡される教本に記載されている,自衛官が1回に使用するトイレットペーパーの量です。すなわち自衛官に皆様の税金で賄われる備品を使う重みを教える1つの教えです。ですが,これで実際間に合うかといえばまず無理だと思いますので,これはあくまでも,防衛省が自衛隊員の数に関してトイレットペーパーを購入しておりますので,基地,宿舎,駐屯地,そこに配置されるトイレットペーパーを計算するための15センチでありますので,御安心をいただいて,もし自衛隊に入ろうと思っている方がいて,これしか使えないと思ったらちょっと問題があると思うので,申させていただきます。  今回の災害派遣をされた自衛官は,泥だらけになったブーツも税金で支給されたものであるので,必ず作業後には顔が見えるぐらいに磨き上げなければなりません。よく自衛官の靴を見ていただくと,驚くぐらいにぴかぴかになっています。エナメルの靴かなと思うぐらいに光っていますが,あれは手で磨いております。特に女性のパンティストッキングで磨くとそのように光るということも報告させていただきます。  次に,作業中着ていた戦闘服もみずから洗濯し,折り目がミリ単位で決められ,アイロンがけを折り紙のように仕上げなければなりません。皆さんもよく見かける迷彩服,いろいろな決まりがありまして,スーツでいうとこの辺の折り目から,ここと決めたらぴったりにアイロンをかけないと上官からやり直し,いつまでもアイロンをかけなきゃいけない,そのような教育も受けます。  しかし自衛官の給料は対価に見合っていない,同じ国家公務員の中でも考えさせられる状況です。主に現場で活躍する自衛官は8時間勤務ではありません。陸上自衛隊の話になりますが,朝6時の起床に始まり,6時5分には制服を着て点呼を受け,部屋の清掃に始まり,8時の国旗掲揚から17時まで課業,訓練等を行い,その後は夕食・入浴を終え,また駐屯地の自分たちの宿舎に戻り,部屋の掃除,建物の清掃,トイレからシャワー室全てを掃除します。そこでまたブーツを毎日磨き,洗濯してアイロンをかける。そして自由時間は,若い子たちは体力づくりということで一生懸命走り回っております。23時消灯ですが,なぜ駐屯地,宿舎にいるかといいますと,夜間の緊急時対応に備えています。休みの日は,残留というちょっとずるい言い方で駐屯地から外出できない。それも緊急事態に備えた状況であって,全然休みではないような状況もあります。予備自衛官の訓練は24時間拘束で,日給税込みで8,000円です。あと,自衛官が何を行っているかこの場では詳しく話せません。後ほどまた質問の中に入れたいと思います。  話は変わりますが,今国会の臨時閣議におきまして,新隊員の初任給値上げ,これは共産党も賛成していただいたということで,この場をかりて感謝申し上げます。  では質問に移ります。狛江市と自衛隊の関係について,今回台風19号に災害派遣していただいた自衛隊部隊と松原市長との関係についてお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 728: ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。     〔市長 松原俊雄君登壇〕 729: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 自衛隊は,地方公共団体等と連携・協力して,被災者や遭難した船舶・航空機の捜索・救助,防疫等の活動を行い,平成30年度は443件の災害派遣が実施されたました。  平成16年に発生しました新潟県中越地震では,ふるさと友好都市川口町,現在は長岡市ですけれども,震度7の地震発生の翌日に狛江市第1次支援隊が現地に入り,その翌日には高田,大阪,広島の陸上自衛隊が派遣されてきました。川口町の災害対策本部からの協力要請で,地元の地理がよくわかる狛江市に自衛隊の給食支援の協力を依頼され,各地域に夕食を運搬したことがありました。また,東日本大震災でも石巻市での支援の際に,自衛隊による支援物資の受け入れや救助活動等を確認させていただき,狛江市が地震等の災害に見舞われたときには,市民の生命を守るため,いち早く救助活動等を行っていただくためには,日ごろよりの関係が大切だと感じておりましたので,昨年市長に就任したときに自衛隊練馬駐屯地に御挨拶させていただき,これまで自衛隊の行事等にも参加させていただいております。  このたびの災害対策本部の設置に当たりましては,事前に連絡させていただき,第1回災害対策本部会議から参加いただきました。市内の被害が判明するに従って,自衛隊員の方と対策を相談させていただき,それを自衛隊本部と調整いただいていたことから,本部長名で都知事に災害派遣要請を行ってからの行動が早かったと思っております。  自衛隊の任務が終了した時点で,陸上自衛隊練馬駐屯地第1師団整備大隊長に電話でお礼を述べ,11月には陸上自衛隊第1師団長及び第1師団副師団長にお会いさせていただきまして,市民からの感謝を伝えさせていただきました。  このたびの災害から,やはり顔がわかるような関係が大切だと思いました。 730: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 731: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 今回の災害派遣は,市長と練馬にあります陸上自衛隊第1師団とに日ごろのおつき合いがあったことがわかりました。殉職者の記念式典にも小池都知事とのツーショットの写真が週刊誌にも載っておりましたが,本当に足しげく通っていただいたおかげだと思っております。  では質問です。都内周辺自治体よりもいち早く自衛隊がこの狛江に災害派遣に出動してくれたのはなぜでしょうか,お伺いします。 732: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 733: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回の台風第19号の対応においては,災害対策即応本部を設置した10月11日の段階で,市長より指示を受け,翌日の災害対策本部会議への参加を自衛隊へ要請しております。翌日には練馬駐屯地から2名のリエゾンを派遣していただき,災害対策本部に御参加いただきました。  13日に被害状況が判明したところ,多摩川住宅周辺,猪方・駒井地区の被害がひどく,特に多摩川住宅は高齢化率が高い地区であり,泥土により外に出ることが困難となることが想定されること,また,外出された場合には足をとられて転倒するおそれもあったことから,早急な泥土の除去が必要であったため,自衛隊において対応可能かをその場に待機しておりましたリエゾンに相談し,現場レベルでの調整ができたことが迅速に手続がとれた要因と考えております。 734: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 735: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 私も13日早朝に練馬第1後方支援連隊が災害派遣に来る情報を得ました。自衛隊が11時半ごろ西和泉グランドに到着した時から作業状況を見させていただきました。私がどうしても今回自衛隊の活動状況を調査したかったと申しますと,実は陸上自衛隊に本年4月に入隊し,新隊員教育を練馬で受けていた多摩川住宅在住の18歳の高卒の男子1名がいましたので,もしかしたら,地元である今回の災害派遣に来ているのではないかと思い,会いたい気持ちでずっと見ていました。残念なことに,作業途中,中隊長にいろいろ説明し確認したところ,今回の派遣隊員にはないことがわかりました。しかし,第1陣に集結した隊員の過半数以上が18歳から20歳未満の新隊員でありました。そんな若い彼らが活躍する状況を記録に残さなければならないと思い,翌朝まで活躍状況をSNSで発信させていただきました。  過去において狛江市への自衛隊出動は何回あったのか,また,その理由と内訳について教えてください。 736: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 737: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) こちらで把握している狛江市への自衛隊による災害派遣の実績ですが,昭和49年多摩川決壊における活動以来と認識しております。 738: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 739: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 狛江では2度目の災害派遣,近隣では,最近で京王線地下化工事で布田駅付近で,災害派遣ではありませんが,不発弾処理に自衛隊が来たのが最後と思います。よくテレビで見かける災害派遣報道で,自衛隊が帰るときに見送り等の報道がありますが,ほとんどの活動は黙々と任務として活動し,完了後速やかに撤収してしまいます。また,今回の台風19号災害は国内広範囲に及んでいたため,自衛隊も忙しい状況でした。狛江に派遣された自衛官で夕方より猪方へ土砂回収に行った1個小隊の状況について説明させていただきたいと思います。  猪方地域の土砂回収を行った隊員は,まずはお昼に多摩川住宅の土砂対応を行い,休む間もなく18時ごろから猪方にて作業を開始し,その中には,先ほども言いましたが,18歳からの若い隊員もいましたが,特に目についたのが,2名の見るからに20歳以下の女性隊員もスコップを持ち,重い土のうをトラックに積み込み,深夜零時には回収を終了し,次の災害派遣準備のために休むことなく練馬駐屯地に帰隊しました。当然ほかの隊員も翌朝,狛江終了後ほかの災害派遣に向かったそうです。でも,泥だらけというのは自衛官は許されないので,帰ってからも乗ってきたトラック,備品等を徹底的に掃除していたと思います。  今後,狛江市と自衛隊はどのような連携を組んでいくのか,防災訓練,防災教育等についてもお伺いいたします。 740: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 741: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 自衛隊との連携につきましては,さまざまな面において引き続き緊密に連携を行ってまいりたいと考えております。また,今後発生が心配される首都直下地震等における災害対応に関する連携等がより効果的に発揮されることが重要です。自衛隊の災害経験を生かした訓練・勉強会等に積極的に参加し,そのノウハウを狛江市の災害対応に生かせるよう努めてまいりたいと考えております。 742: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 743: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 本来の自衛隊業務はやはり国防ですが,昨今,広範囲の異常気象,地震災害等により,警察・消防だけでは対応できないので,自衛隊は災害時での活躍が期待されていると思います。  11月9日になりますが,狛江第四中学校で防災教室,これは授業として,ふだんは自衛隊東京地方協力本部府中分駐所の広報官,これは募集を行っている方ですけれども,その方しか来ません。ですが,今回狛江市が協力を依頼しまして,狛江管轄である練馬第1師団より隊員を派遣していただき,実は来られた隊員の方々が,たまたまかどうかわからないですけれども,狛江の土砂回収に来られていた隊員でございました。1個班10名程度で生徒たちに災害時の救助教育をしてくださいました。2時間ほどの授業でしたが,ふだん中学生も迷彩服を着用した自衛官と触れ合う機会がないので,最初は戸惑いがあるのかと思いましたが,東日本大震災以降,自衛隊が活躍する姿がテレビで見られたのと,今回参加の自衛官は高卒生から大学生ぐらいの隊員でしたので,お兄さん,お姉さんの感じで違和感なく指導を受けていました。ここで,当時できなかったので狛江の災害時のお礼と,すぐ直後にその部隊が群馬の災害派遣に行ったことのお話を伺うことができました。  では質問です。今回は,災害時自衛隊の拠点が西和泉グランドでしたが,平時から自衛隊等の災害派遣集結時の拠点を市として準備しているのでしょうか,お伺いいたします。 744: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 745: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 自衛隊の活動拠点につきましては,都が指定する大規模救出救助活動拠点に多摩川緑地公園グランドが指定されているため,当グランドが大規模震災時においては自衛隊を含めた関係機関の拠点としての運用が想定されます。今回のような局地的な災害においては被害状況に応じた運用が想定されるため,事前の指定は行っていないところでございます。 746: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 747: ◯ 10番(栗山 たけし議員) では質問で,今回は土砂除去が主な自衛隊の作業でしたが,さまざまな場面におきまして道路交通課が対応していました。自衛隊との作業調整は順調に行えたのかお伺いいたします。 748: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 749: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 作業開始前には,自衛隊と市の間でそごがないように要望内容をしっかりお伝えした上で作業範囲等の確認を行い,作業に入っていただいたところです。除去作業は昼夜を問わず2日間にわたり,泥土の搬出作業は3日間行われています。除去作業中は交通整理を市職員が担うなど協力体制を保ちながら,常に自衛隊と市との間でやりとりしたことで,順調に作業が行われたものと理解しております。 750: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 751: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 本当にお疲れさまでございました。ちょうど到着時,私もその場に,石川議員もおりましたけれども,課長が,自衛隊の方がみんな同じ服を着ているので,どなたと打ち合わせしていいのかわからないという場面もありましたが,すぐにその場もおさまって順調に打ち合わせが進んだと思います。  ここで当時の職員の皆様の活動報告をさせていただきますが,環境部の関連は総務文教常任委員会の調査事項にかかわりますので控えさせていただきます。  さて私の知る限り,都市建設部職員の状況について報告させていただきますが,13日11時半,西和泉グランド自衛隊到着,職員の方と自衛隊指揮者との打ち合わせが始まり,12時半から多摩川住宅,根川さくら通りの通行どめに,交差点に職員の方がガードマンのように通行どめ誘導を行っていました。当初は17時終了予定でしたが,自衛隊が次の災害派遣出動のために土砂回収完了まで行うこととなり,職員の方も目を丸くしてびっくりしておりましたが,翌朝14日7時まで,職員の皆様に徹夜で通行どめの誘導を行っていただきました。本当にお疲れさまでございました。このような業務を行っていただいたことは皆様に報告しなければいけないと思います。  しかし今回の議会中,平井議員の発言ですが,被害家屋数を役所が少なく感じさせるために,世帯数でなく件数で表したトリックと言われていたが,あなたの発言は,行政の職員は仕事だから比喩されても仕方ないのかもしれませんが,限られた職員の数で通常の業務を行い,さらに災害対応を行った職員の皆様は,どれだけ大変で,御家庭では御家族と疲れを癒やされていたのではないかと思います。しかしこの発言を聞いた御家族が残念に思われることと,今後もしこのことでお子様等が差別を受けたらどうなるか,考えて発言されたほうがいいのではないかと思います。  では次の質問です。自衛官募集について,狛江市は協力体制があるのかお伺いいたします。 752: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 753: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 自衛官募集事務については,国の法定受託事務として実施しております。平時から募集事務所とは連絡をとり合い,市が行うイベントにおける自衛官募集の広報活動を支援するほか,広報こまえにて説明会等の記事を掲載するなど,日ごろからさまざまな協力を行っております。 754: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 755: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 警察・消防は市民と触れ合う機会が多いと先ほど申しましたが,市民の皆様は自衛隊に関してどのように感じているか,調査したことはあるのでしょうか。 756: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 757: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市民の方に対しまして自衛隊への印象等を調査したことはありませんが,国民の生命を守る自衛隊のことを多くの国民に知っていただくことは大変重要と認識しております。市が行うイベント等で自衛隊に御参加いただき,自衛隊の災害派遣活動等をPRすることで,少しでも自衛隊に興味を持っていただけるよう連携しております。 758: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 759: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 以前もお話ししたかもしれませんが,狛江でも自衛官募集相談員というのがありまして6名の方がいます。そのうち3名が三角議員,辻村議員,そして私です。自衛官募集のお手伝いを行っておりますが,なかなか受験までこぎつけるのは非常に難しい状況です。  消防署職員はすごく人気があり,倍率も大変だそうです。募集しなくてもどんどん来られる。そして警察官も受験者数は非常に多いと感じています。実際私は,東京スタジアムの横にあります警察大学校で全国から集まった受験生を見ました。すごい数でした。警察官試験日に自衛官募集相談員が集結して募集の手伝いをしましたが,本当に人数が多いということにびっくりしました。試験が終了する時間が狙い目で,見た目落ち込んだ受験生に自衛官の受験申請書を何とか受け取っていただく,それが作戦でした。かなりの方に受け取っていただいたんですが,実際は受験までに至る件数はほぼなかったということで,空振りだったんじゃないかと思います。  以前,狛江市と災害協定を結んでいる三島市役所を視察したとき,市役所庁舎入り口に大きく自衛官募集の懸垂幕があったのが印象的でした。そこまでは言いませんが,今後も狛江市でも自衛官募集のPRをぜひお願い申し上げます。  ここで,皆さん聞いたことないと思いますので,自衛官服務宣言を朗読いたします。自衛隊法施行規則第39条,隊員となった者は,次の宣言文を記載した宣言書に署名押印して服務の宣誓を行わなければならない。「私は,我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し,日本国憲法及び法令を遵守し,一致団結,厳正な規律を保持し,常に徳操を養い,人格を尊重し,心身を鍛え,技能を磨き,政治的活動に関与せず,強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり,事に臨んでは危険を顧みず,身をもつて責務の完遂に務め,もつて国民の負託にこたえることを誓います。」とあります。  先ほど三角議員のお話にもありましたけれども,消防団の方は家族第一,当然,消防団が本職ではありません。ですが,自衛官はまず優先されるのが,なぜ駐屯地にずっといるかというと,何かがあればすぐ国民の皆様を守らなければいけないということでございます。この宣言文のもと,今回災害派遣に来てくれた自衛官,中には来年の1月成人式を迎える若者が頑張っていることを覚えておいていただきたいです。  最後に自衛官の人数のイメージについて説明いたします。自衛隊の中には航空自衛官と海上自衛官がありまして,この総数が東京都の警察官と消防官の合計の数とほぼ同じだそうです。そして,陸上自衛官の総数は東京都にいる地方公務員の総数と同数だそうです。その人員で日本全土を対応するのは限界と広報官に教えられました。当然有給はありますが,先ほど述べましたが,残留ということで常に待機状態が現実です。ちなみに私の息子は,台風15号の災害から再来週の21日の知り合いの結婚式まで一切休みはないそうです。ということで,再度自衛官の募集のPRをお願いいたします。  では,市の災害時の対応,過去と現在について質問させていただきます。  平成19年に多摩川決壊の危険性があったが,そのときに災害本部を立ち上げたのか,対応をお伺いいたします。 760: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 761: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成19年9月に発生した台風第9号による大雨により,多摩川の水位が石原水位観測所において6.02メートルを記録したことがありました。しかしながら,この対応におきましては災害対策本部の立ち上げは行わなかったところです。 762: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 763: ◯ 10番(栗山 たけし議員) なぜ災害対策本部を立ち上げなかったのでしょうか。 764: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 765: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成19年9月の台風第9号については,市長を初めとする特別職,部長職による情報交換,意思統一のための会議を開催し,災害対策本部をいつでも立ち上げられるよう準備は行っておりましたが,降雨の状況や上流部観測所の水位の状況等を考慮し,避難勧告等の発令は行わないと判断したため,災害対策本部の立ち上げはありませんでした。  災害対策本部は立ち上げませんでしたが,避難所開設の準備,樋管の監視,倒木伐採等のため約140名の職員が待機していたほか,消防団につきましても全団員が待機し,それぞれ対応に当たっておりました。 766: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 767: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 当時の狛江市は,今回の台風19号と違い,内水氾濫より,多摩川上流の豪雨により多摩川氾濫の危険性があったと記憶しております。それでも災害対策本部を立ち上げる時間は十分にあったと思います。当時の市政は危機管理ができていなかったというより,市民にそのような状況であったことが報告されていなかったことも残念であります。たしかその当時,私はPTA連合会の会長で,防災関係の委員会に出向しておりましたが,私も記憶が悪いんですが,何も報告がなかったように記憶しております。そのことを思うと,今回の市の対応は事前段階から対策が進められていたと感じます。  今回は前日より市内植木業界の緑水会に対応準備をしていただき,随時対応していただいておられましたことに感謝申し上げます。  では緑水会,そして狛江市建設業協会について,平日のお昼緊急事態対応はどのように調整を行っているのかお伺いいたします。 768: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 769: ◯ 環境部長(清水 明君) 緑水会の皆様には,ことしの3月に締結した台風時における倒木等の応急措置の協力に関する覚書に基づき,今年度は9月に発生した台風15号,10月に発生した台風19号の際の対応に御協力いただきました。いずれも休日夜間に御対応いただきましたが,この覚書は休日や夜間の対応に限定した内容ではないことから,平日の日中であっても強風の発生が予見される台風時の場合,覚書に基づく対応を要請していきたいと考えております。 770: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 771: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市建設業協会とは,災害時における障害物除去等応急措置に関する協定書を締結し,緊急道路障害物除去路線等における障害物の除去等の協力を要請することとしております。平日昼間につきましても,本協定書に基づき協力を要請させていただくため,双方で調整を図ってまいりたいと考えております。 772: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。
    773: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 消防団の皆様も同様ですが,平日仕事中の災害対応は非常に厳しい状況です。緑水会,狛江市建設業協会の皆様も市内だけの仕事とは限りませんので,出動依頼したときには,その日の仕事のみならず翌日以降の仕事にも影響が出ると思います。そのことも十分考慮してその後の対応をお願いいたします。  では全く違う質問になりますが,今回の台風で,根川地域でアユがいたので完全に多摩川逆流と報道されましたが,アユは避難して遡上したのではないかと私は思っておりますが,いかがでしょうか。 774: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 775: ◯ 環境部長(清水 明君) 魚の多くは,洪水等が起こると,流されないように少しでも流れの緩やかな場所を求め一時的に退避する習性もありますが,今回の浸水被害につきましては専門家による原因究明を行ってまいりたいと考えております。 776: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 777: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 今回の報道でさまざまな正確でない情報があったと思います。特にテレビを見ておりますと,いかにも本当のようなうそのような災害専門コメンテーターという方が,狛江の多摩川の監視カメラの映像を見て,まだまだ土手を越水しそうもないのに映像だけで判断し,たまりやの上の歩道と知らずに,いかにも土手ぎりぎりのような放送を流し,不安をあおっていたと思います。  先ほどの答弁でも今後の専門家の調査・研究とありましたが,今回の災害で堆積した土砂も,多摩川から来たものなのか土質検査を可能でしたらお願いいたします。私も土木課におりまして土質検査とかやっておりましたので,ちょっと違う部分もあるのではないかと思うので調べていただきたいと思います。  ここで先ほどのアユの話に戻りますが,猪方にお住まいの,御高齢と言ったら先輩から怒られるかもしれませんが,昔の多摩川のお話を聞くことができましたので紹介いたします。  昭和30年代初期は,多摩川が大雨で増水すると,多摩川に流れ込む水路にアユが逃げてくるので,それを捕まえるのが非常に楽しかったそうです。多分,農業用水等さまざまな緩やかな流れの川が多摩川に流れていたのだと思いますが,それを今回の質問の事前調整でお願いしたところ記録がないということで,その方の言っていたことをそのまま言わせていただくと,また別の台風のときにアユとりをしていたその方と大人数名が,流れ込む水路の多摩川べりの所でアユを一生懸命とっていたら,いつの間にか多摩川がうんと増水してしまい,川に取り残されてしまったそうです。当時は東京の消防にヘリが1台しかなく救助に来れず,当時の町長が立川にある米軍に救助要請し,米軍のヘリで助けてもらったそうです。このようなことは後ほどどなたが話したかお教えしますので,記録を調べていただきたいと思います。  次に質問です。台風19号後,とある方の街頭活動で,下水道汚水が野川,多摩川に流出し汚染されていると話を市民へしていた。そのことにより,17日に行われた野川美化活動に参加することを不安に思われた方がいらっしゃいました。市の見解についてお伺いいたします。 778: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 779: ◯ 環境部長(清水 明君) 野川の美化活動についてお答えいたします。  台風19号後に清掃範囲を確認したところ汚物等は確認されませんでした。また,これまで増水後の野川に立ち入ったことを原因とする健康被害等の報告を受けたことがないことや,立ち入りも制限されていなかったことから,予定どおり野川美化清掃を開催いたしました。一方で,不安に思われる方のことを考慮しまして,参加された方全員にマスクを配布し,清掃活動に当たっていただいたところです。 780: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 781: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 実はこれは,どうしても今回の一般質問でやってくれということで,月に1度野川の清掃をしている団体の会長様よりお怒りのメールを私のほうにいただきました。メールの内容の一部を紹介いたします。あえて名前は隠しません。「平井議員が野川や多摩川や根川は汚いとしゃべりまくり,バッシングを受けています」云々とありました。子供たちが野川に来れなくなって困っています,そのようなことで10月16日にメールをいただきました。今後このような情報発信はしっかりと担当部署と事実確認していただきたい。野川を愛する方々が毎月1度,本当に一生懸命清掃活動されていることを確認していただきたいと思います。  では,今回の台風災害においても,被災された市民の皆様より罹災証明等さまざまな書類提出があったと思います。役所の書類は難しいと感じている市民の方は多くおられると思います。9月1日に行われました東京都総合防災訓練を私は見学に行きました。さまざまな団体が災害対応支援ブースを出していましたが,たまたま人だかりになっていた,私が見学した所が行政書士のブースで,災害後のさまざまな証明手続を支援する。最近よく見かけるほけんの窓口のようなイメージのブースで,多くの方々が説明を聞いておられました。  狛江市は東京都行政書士会調布支部になると思われますが,災害時の支援協定を結ぶ等の計画はあるのかお伺いいたします。 782: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 783: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 行政に提出する書類作成にふなれな方がいらっしゃることは認識しております。特に災害時には書類作成が負担になり,手続がおくれたりすることが考えられます。こういったことから行政書士による被災者支援は有効な取り組みになるものと考えております。調布支部ということですので,調布市の状況も踏まえまして前向きに検討していきたいと考えております。 784: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 785: ◯ 10番(栗山 たけし議員) ぜひとも早期に締結をお願いしたいと思います。既に府中市では締結を結んでいるとのことです。またいつ災害があるかもわかりません。市民の被災者支援の取り組みに行政書士会は非常に需要の高いものであり,罹災証明,自動車登録申請,相続申請,許認可申請,権利義務,事実証明等の申請書類の相談・手続の支援が期待されます。本当に大規模な災害が起きたとき,どっと市民の方が押し寄せると思いますので,早期の締結をお願いいたします。  ここで,行政書士の仕事内容というか,お手伝いできる分野についてお話しさせていただきます。空き家に関する事業で,所有者不明問題,空き家権利者等調査,ワンストップ相談窓口の開設,相談会・セミナー等の企画及び実施,空き家の実態調査。今度は成年後見制度及び高齢者,知的障がい者,精神障がい者に関すること,生活保護等の生活支援に関すること,外国人に対する各種アドバイス,中小企業の知的資産経営報告書作成による融資に関すること,賃貸住宅問題に関すること,BCP(事業継続計画)の作成支援に関すること等々の業務を応援していただけると思います。  現在,行政書士会は,聞くところによると,空き家問題対策委員会において公募委員として参加しているそうですが,ぜひとも空き家問題に関してさまざまな書類があると思いますので,委員会の有識者として委員改選の際には検討していただきたいとお願い申し上げます。  では次の質問で,今回の災害対応においては,狛江市建設業協会の対応は本当に感謝申し上げます。しかし,今回の台風災害はある程度事前に準備と対応ができましたが,もし地震災害や平日の建設業の方が仕事中の災害は,今回と全く違った状況になったと考えられます。市内建設業の皆様は,現在は狛江市発注工事だけでは経営が成り立ちません。そのために市発注工事以外はさまざまな地域や大手の下請の仕事等を行っているはずです。しかし,今の狛江市入札条件では,他市と比べて必ず指名に入らない状況とも伺っております。私が世田谷区の建設会社で働いているときは,工事の入札条件で,億を超えるような大型工事物件でも必ず世田谷区内業者と大手JVで入札が行われ,私も国士舘大学横にできたアンダーパスの工事を大手とJVで受注し,監理技術者として勉強させてもらいました。  市内建設業の皆様が年間を通して市発注工事に携われるよう今後の御検討をお願いしたいのですが,いかがでしょうか。 786: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 787: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市内業者の発注に関しては,指名競争による場合,指名基準の範囲に加えて,直近上位及び下位の業者も指名をする等,できる限り市内業者を優先した指名に努めております。しかしながら,工事規模等により指名の基準に達しない場合や業者の指名件数が不足する場合等,入札を成立させる上で市外の事業者も指名せざるを得ない状況もあります。今後他の自治体の状況等を調査しつつ,どのようなことができるかを研究してまいりたいと考えております。 788: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 789: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 今回の災害のように緊急対応を行った場合は,狛江市建設業協会の方々に何らかの評価を反映できる仕組みも検討していただきたいと思います。さらに,あと10年で公共施設改修工事も始まりますので,市内業者にいつまでも狛江市内にいていただけるよう,近隣行政の調査・研究もお願いいたします。  それでは最後,安心で安全な道路政策についてお伺いいたします。  前回も質問いたしましたが,今回の災害で多くの予算が使われると思いますが,現在進行中の西野川地域の八幡通り整備事業の進捗状況について,どうなるか心配ですのでお伺いしたいと思います。 790: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 791: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 八幡通りの整備事業は,平成29年3月に策定しました八幡通り整備基本計画に基づき整備を進めております。4カ所の要対策箇所について優先順位を定め,1カ所目として小金橋南交差点周辺の改良工事を平成30年度に施工しました。 792: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 793: ◯ 10番(栗山 たけし議員) それでは今後の取り組みを教えてください。 794: ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 795: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今後の八幡通りの整備につきましては,土地取得が必要な対策があるため,地権者との面談を踏まえ優先順位3番目の要対策箇所の整備を進める予定としました。しかし今年度に入り,地権者において事業に対する理解の変化があったため,優先順位の高い御台橋通りとの交差点部,こちらはクランク状になっている部分ですが,こちらの整備から検討することといたしました。今年度は測量等を実施し,その結果に基づき,来年度は用地の取得や補償に対する協議及び詳細設計を進めてまいりたいと考えております。 796: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 797: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 安心いたしました。御存じのとおり八幡通りは早朝のみならず,甲州街道への抜け道で,走行速度も50キロを超える車が走っている非常に危険な道路ですので,工事が途切れることのないよう,よろしくお願いいたします。  では,日曜日にもみぞれまじりでしたが雪シーズンになります。年明けの雪対策について狛江市の取り組みを教えてください。また,狛江市建設業協会や緑水会との連携はどのようになっているのか教えてください。 798: ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 799: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 雪害対応については,各施設管理課,道路交通課等が現場を確認し,あわせて庁用車にはチェーンを装着します。職員で対応可能な場合は規模に応じた班編成を行い除雪対応しますが,市で対応することが困難な場合は,消防,警察,消防団,狛江市建設業協会等の関係機関に応援要請し,対応に当たっていただくことになります。 800: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 801: ◯ 10番(栗山 たけし議員) さまざまな対応になりますが,よろしくお願い申し上げます。  毎年,除雪した雪が寒くていつまでも固まっているので,できましたらその雪をどこかにまとめて置いていただけたらと思いまして,私は候補地として水道局用地を使えるように打ち合わせをお願いしたいと思います。  では,また大雨での心配事になりますが,ゲリラ豪雨等により突然下水が噴出します。その要因として古い下水道のふたが存在しています。質問ですが,私道内の下水のふたはまだコンクリートのふたが多いと思います。鉄ぶた交換の計画はあるのかお伺いします。 802: ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 803: ◯ 環境部長(清水 明君) 鉄ぶた交換につきましては,道路の舗装工事や下水道施設の点検調査において必要な場合に交換を行っております。私道内に存在するコンクリートぶたにつきましても,同様に必要と判断した場合に交換していきたいと考えております。 804: ◯ 議 長(石井 功議員) 10番栗山議員。 805: ◯ 10番(栗山 たけし議員) 下水道の長寿命化に向けて,まずは振動の原因となるコンクリートぶたの早期解消に向けて対応をよろしくお願いいたします。コンクリートぶたというと,歩道が多かったり,私道の行きどまりの道が多いんですけれども,昨今の宅急便とかのトラックの交通量を考えますと,いつ壊れてもおかしくない。高齢の方が万が一あの穴に落ちたら大変なことになると思いますので,御対応をよろしくお願い申し上げまして,私の質問を全て終わります。 806: ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 807: ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 6時39分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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