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令和元年第4回定例会(第21号) 名簿 開催日: 2019-12-06
令和元年第4回定例会(第21号) 本文 開催日: 2019-12-06

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  1. 狛江市議会 2019-12-06
    令和元年第4回定例会(第21号) 本文 開催日: 2019-12-06


    取得元: 狛江市議会公式サイト
    最終取得日: 2020-07-19
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(石井 功議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2 ◯ 議 長(石井 功議員) 昨日に引き続き日程第1 一般質問を続行いたします。6番加藤功一議員。     〔6番 加藤功一議員登壇〕 3 ◯ 6 番(加藤 功一議員) おはようございます。  10月の台風19号は東日本各地に甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方の御冥福をお祈り申し上げるとともに,被災された皆様にお見舞いを申し上げます。幸い狛江市では人的被害はありませんでしたが,市内で被災された方々に改めてお見舞いを申し上げるとともに,少しでも早く日常生活が落ちつかれますことを心よりお祈り申し上げます。  それでは,通告に従いまして3問質問いたします。  1問目は風水害に関する救済・支援及び防災・環境対策についてです。  台風19号の氾濫被害を教訓として,今後このような被害が起こらないようにするためには,まず原因究明及び被害の実態の把握が大事だと思います。被害,実態の把握の方法について,まず10月12日から13日のパトロールはどのように実施していたのか,お伺いいたします。  続いて,2問目は誰もが人らしく生きられるための地域生活支援についてです。  障がい者(児)難病患者の日常生活支援について質問いたします。  平成18年4月に施行された障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律では,第1条(目的)において,この法律は,障害者基本法の基本的な理念にのっとり,身体障害者福祉法,知的障害者福祉法精神保健及び精神障害者福祉に関する法律,児童福祉法その他障害者及び障害児の福祉に関する法律と相まって,障害者及び障害児が基本的人権を享有する個人としての尊厳にふさわしい日常生活又は社会生活を営むことができるよう,必要な障害福祉サービスに係る給付,地域生活支援事業その他の支援を総合的に行い,もって障害者及び障害児の福祉の増進を図るとともに,障害の有無にかかわらず国民が相互に人格と個性を尊重し安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することを目的とする,としています。  また,2条(市町村等の責務)において,市町村は,この法律の実施に関し,次に掲げる責務を有する。一 障害者が自ら選択した場所に居住し,又は障害者若しくは障害児が自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう,当該市町村の区域における障害者等の生活の実態を把握した上で,公共職業安定所その他の職業リハビリテーションの措置を実施する機関,教育機関その他の関係機関との緊密な連携を図りつつ,必要な自立支援給付及び地域生活支援事業を総合的かつ計画的に行うこと。二 障害者等の福祉に関し,必要な情報の提供を行い,並びに相談に応じ,必要な調査及び指導を行い,並びにこれらに付随する業務を行うこと。三 意思疎通について支援が必要な障害者等が障害福祉サービスを円滑に利用することができるよう必要な便宜を供与すること,障害者等に対する虐待の防止及びその早期発見のために関係機関と連絡調整を行うことその他障害者等の権利の擁護のために必要な援助を行うこと,としています。  まず,障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第77条,78条に規定されています地域生活支援事業の概要についてお伺いいたします。  続いて,3問目はシェアリングエコノミーの活用・推進についてです。  近年,カーシェアリングに代表されるシェア型サービスがさまざまな分野に拡大しています。環境負荷の低減につながる所有から共有へのシフトは,持続可能な社会づくりに欠かせない要素であると思います。シェアリングエコノミーの台頭により,最先端のサブスクリプションサービスが次々と登場しています。所有から共有へのシフトについて,音楽を聞くことについて例をとりますと,かつてはレコードとかCDを買って音楽を聞く人が多かったのですが,売り上げ的には2000年前後がピークでした。入れかわるようにダウンロード配信型サービスが登場しました。これも世界的には2012年がピークです。最近はSpotifyに代表されるサブスクリプションサービスのストリーミングで聞くことが主流になってきています。2018年の世界レコード音楽の売上高の全体の47%とほぼ5割を占めています。  このシェアリングを利用したサービスは,狛江市でも使い放題継続プラン1カ月280円で傘を好きなときに借りられ,どこでも返すことができる傘シェアリングサービスのアイカサが本年11月28日に狛江駅に設置されました。  それでは,シェアリングエコノミーについてどのようなものか,お伺いいたします。
     再質問は自席にて行います。 4 ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 5 ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 台風19号の10月12日から13日のパトロールの実施状況についてお答えをいたします。  市内の道路状況の把握といたしまして,10月12日の12時に都市建設部職員10名が参集し,3班体制で適宜パトロールを実施しております。同日17時以降は9名を増員しまして,翌13日は6時に19名が参集して,適宜パトロールを実施しました。 6 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 7 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) それでは,2問目,地域生活支援事業の概要につきましてお答えをさせていただきます。  地域生活支援事業は,障がいの有無にかかわらず,相互に人格と個性を尊重し安心して暮らすことができる地域社会の実現と福祉の増進を目指して,障がいのある方が自立した日常生活,または社会生活を営むことができるよう,地理的条件や社会資源の状況等,地域の特性に応じて実施する事業でございます。  事業の種類といたしましては,必須事業と地域の実情に応じて取り組む任意事業がございます。実施主体は市町村,または都道府県となっており,事業の全部または一部を団体等に委託して実施することも可能でございます。財源の負担割合につきましては,国が2分の1,都道府県4分の1,市町村が4分の1となっております。 8 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 9 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 3問目,シェアリングエコノミーについてお答えいたします。  シェアリングエコノミーとは,個人や企業が保有する活用可能な遊休資産を他の者へ貸し出し,利用可能とする仲介サービスでございます。この遊休資産にはスペースや設備,備品等の物的なものだけではなく,スキルや情報,知識といった無形のものも含まれております。例えば,一時的な活動場所を求める団体に対して,空き家や廃校などの遊休スペースを貸し出すことや何かあったときに子育てを頼りたいときに,主婦等のすき間時間を活用することなどがございます。これにより,貸し主は遊休資産の活用による収入,借り主は所有することなく利用ができるというメリットがあるものでございます。 10 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 11 ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは,1問目,台風19号の氾濫被害の原因究明及び救済・支援策について再質問させていただきます。  台風19号の氾濫被害については,定例会初日に明政クラブから,きのうは佐々木議員,高木議員から質疑がありましたので,簡潔に質問させていただきます。  浸水被害直後,管理組合,自治会,個人宅への訪問聞き取りは実施していたのでしょうか,お伺いいたします。 12 ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 13 ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 住家につきましては,台風19号が去った10月13日から浸水があった地域を職員が回り,被災範囲を把握し,15日から罹災証明等の案内を戸別配布することを兼ねて,外観目視で床上・床下浸水の状況を把握しました。また,マンションにお住まいの方には管理組合に御協力いただき,罹災証明等の案内を配布いたしました。被災実態の情報収集をしていく中で,マンション管理組合や市民の皆様から住家の被災状況の説明や問い合わせ及び要望等をいただきました。訪問した際に確認した要望や意見については,庁内関係部署と情報を共有し,必要な対応をしています。 14 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 15 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次の質問に移ります。  浸水被害の公表の仕方について,最初から床上・床下浸水の公表は○○棟ではなく○○戸とすべきだったと思いますが,見解を伺います。マンション,集合住宅は何戸でも1棟とカウントされていて,初めの公表の時点では被害の実態がわかりにくかったのではないかと思います。 16 ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 17 ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 床上・床下浸水の件数の公表は,被害があった区域を現地調査において確認し,地図上に被災状況を建物単位で被害区分により色分けして集計をしているため,棟数で公表していた状況です。狛江市の被害の傾向は,猪方・駒井地区では,多くは低層戸建て住宅が中心であり,被害の多い駒井町一丁目は木造密集地域に指定をされております。一方,中和泉・西和泉地区では戸建て住宅等の被害もありますが,多くは共同住宅が中心であり,両地区の被災建物の傾向は大きく異なっております。  そのようなことから,市内の被害状況については棟数と世帯数の両方を公表するのが適切と考え,現在ホームページでそのように対応をしております。 18 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 19 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続いて道路の洗浄についてですが,道路の高圧洗浄は調布市側では浸水直後に1回,その1週間後に定期の洗浄を行い,結果的に2回行っています。狛江市側では1回のみと伺っております。道路の高圧洗浄が1回で十分だったのか,見解をお伺いいたします。 20 ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 21 ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路面の洗浄については,基本的に泥土の除去を目的に行っております。狛江市域は乾燥しない段階で早期に泥土の除去を行ったことや雨天も続きましたので,1回の作業で道路面にある泥土のほとんどは除去されたものと判断をしております。今後は引き続き集水ますの詰まり等を確認しながら,清掃を中心に作業を進めていくところでございます。 22 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 23 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続きまして,次に消毒についてお伺いいたします。  床上・床下消毒について,調布市では希望者全員に無料消毒を行っております。狛江市では助成対象が床上浸水した家屋(居住スペース)のみで,上限が1万3,200円になっております。多摩川住宅では,道を挟んで支援に差があることに疑問の声が出ています。市の見解をお伺いいたします。 24 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 25 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市では,浸水被害発生からこれまで消毒を実施しておりません。近隣市区で消毒を実施されている自治体もございますが,公衆衛生関係法令上には特に規定はなく,消毒の対応は各自治体の判断となり,厚生労働省ホームページを参考に皆様に対応をお願いしております。  屋内,屋外ともに土砂等を取り除くなど,清掃をしっかりと行い,水道水で洗い流し,しっかり乾かすことが重要であり,床上につきましては直接手など触れることが多いため,消毒をする必要はあるとは考えております。  ちなみに,今回台風19号のような災害が最近では毎年のように起きておりますが,このような災害時に過去の感染症発生状況がどうだったのか,国立感染症研究所感染症情報センターと厚生労働省結核感染症課へ問い合わせをいたしました。2011年の東日本大震災での感染症届け出症例では,発災後約1年を経過した2012年4月13日現在で,レジオネラ症4例,破傷風10例ございました。  ちなみに,これはいずれも震災当日の被災受傷ということでございました。  その後も浸水被害が生じた災害はありましたが,東日本大震災後は特段それらの災害による感染症の発生は認められてはいないということでございました。 26 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 27 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続いて,床下,公園は消毒が不要ということで,安全性について納得いく根拠と説明がなかったという声が被災された市民から出ておりますが,見解をお伺いいたします。 28 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 29 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 床下浸水の消毒につきまして,厚生労働省では原則不要としており,日本環境感染学会一般家屋における洪水・浸水など水害時の衛生対策と消毒方法にも,基本的に土壌への消毒は不要ですと記載がある内容をホームページでも掲載をしております。  土壌にはもともと多くの細菌が付着していることから,公衆衛生上では不衛生な場所と位置づけられておりまして,消毒の必要は特にないと考えております。細菌は乾燥に弱いため,樹木や通路等に付着した土や泥をきれいに洗浄し,乾燥することで,感染症を予防することができるものと考えております。 30 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 31 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続いて,国,都,市の救済内容を誰もが理解できる説明をする必要性について,罹災証明と被災届出受理証の違いと活用法について,結果的に制度に気づかず申請していない被災者も多かったのではないか,市の見解をお伺いいたします。 32 ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 33 ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 罹災証明書と被災届出受理証の発行につきましては,東京都が策定したガイドラインに基づき,対象の区分けをしております。この違いにつきましては,市ホームページで掲載しているほか,罹災証明書等の申請受付をしている旨を被害のあった地域へお知らせするために配布したチラシにも記載しております。また,申請窓口におきましても,受付担当者が住家か非住家かの聞き取りを行い,違いを御説明の上,適切な申請となるように努めております。  動産被害に対する車の買いかえローンや保険等につきましては,車や住宅ローンであれば利用される金融機関,保険であれば加入の有無,会社の違い等を個人ごとで内容や必要書類が異なるかと思います。住宅ローン等や保険関係で証明書が必要かどうか等につきましては,まずは御自身が加入されている保険会社や利用予定の金融機関等へお問い合わせをいただくよう,お願いをしています。  なお,今回の災害に対する保険金等の請求では,保険協会から罹災証明書の添付は不要といったお知らせがございました。最終的には,被害の程度を判断し,保険等を適用するかどうかの判断はあくまでもその保険会社になるものと考えております。  また,罹災証明書等の発行受付につきましては,災害発生後6カ月以内が原則ではございますが,これ以降でも柔軟に対応しております。必要な際には御相談をいただければと考えております。 34 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 35 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続いての質問ですけれども,垂直避難の有効性について,事前の広報が不足だったと思いますが,市の見解をお伺いいたします。 36 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 37 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 水害時の避難所としては,これまで浸水想定区域外にある施設を指定しておりましたが,避難所までの距離があること,遠くへの避難がかえって危険を伴うことなどを踏まえまして,学校の校舎の上層階を避難所として利用することを検討しておりました。今後,教育部と連携し,垂直避難につきましても周知,啓発していかなければならないと考えております。 38 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 39 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続いて,10月12日の夜に市内4,760世帯に2時間ほどの停電がありました。また,多摩川住宅では電話が不通になったと聞いております。その原因は把握されていますでしょうか,お伺いいたします。 40 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 41 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 停電につきましては,10月12日,午後9時5分に水道道路の世田谷通りとの交差点付近にて,トタンが電線に接触し,火花が出ているとの市民からの通報がございまして,東京電力に対応を依頼するとともに,当該地域の避難所に投光器,発電機の搬送,消防団の派遣を行ったところでございます。同午後10時54分に全面復旧及び原因は飛来物の接触との連絡が東京電力からございました。  また,多摩川住宅の電話の不通につきましては,当時把握できておりませんでしたけれども,後日でございますが,NTTに連絡しまして,原因につきましては団地内にある装置が浸水したことによるものと把握したところでございます。 42 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 43 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 停電については,原因は飛来物の接触ということで,風で物が飛ばないように,市としても市民,事業者に対して何らかの対策を周知,指導していただければと思います。また,電話の不通についても原因は把握されているとのことでした。通信手段が電話のみの家庭もありますので,ライフラインとしてとまらないように,行政として協力できることはしていただきたいと思います。  次に,水門の開閉について,狛江市,調布市,世田谷区,川崎市及び国土交通省京浜河川事務所はそれぞれどのような対策をとったのか,お伺いいたします。 44 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 45 ◯ 環境部長(清水 明君) 水門については,各自治体の設置場所ごとにおのおの条件が違うところがございますが,その開閉につきましては,あけていたところや閉めていたところがあると確認しています。 46 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 47 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続いて,狛江市においては樋管をあけっ放しにして避難したと聞いております。あけっ放しで避難した後の水門近辺の対処については,策がない状態だったのでしょうか,逆流については懸念していなかったのでしょうか,市の見解をお伺いいたします。 48 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 49 ◯ 環境部長(清水 明君) 職員が退避した際は,市内に強い降雨があったこと,各樋管から多摩川へ向かっての流れが確認できたことにより,退避時点では逆流に対する懸念もございましたが,樋管を閉めることにより,浸水被害を拡大させるおそれがございましたので,樋管はあけたまま退避したところでございます。今後は現場常駐の職員が退避しなければならないほどの危険な水位に達した際の操作方法についても,明確にしていかなければならないと考えております。 50 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 51 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続いて,当日の職員等の退避について,市役所に退避されたそうですが,現場の近辺の西河原公民館や根川地区センターの2階や南部地域センターの2階に退避することで,様子を見ることはできなかったのでしょうか,お伺いいたします。 52 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 53 ◯ 環境部長(清水 明君) 当日は職員同士の円滑な情報共有を図るため,市役所に退避しております。先ほども答弁いたしましたが,職員が退避しなければならないほどの危険な水位に達した際の操作方法について検討する中で,退避の場所についても検討していかなければならないと考えております。 54 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 55 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続いて,今の排水樋管操作マニュアルでは,多摩川逆流を想定した視点が不十分で,今後逆流を想定したマニュアルをどうアップデートしていくのか,お伺いいたします。 56 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 57 ◯ 環境部長(清水 明君) 現在のマニュアルでは,排水樋管の流域で雨が降っている場合は,その雨の状態等を考慮しまして,開閉について検討するとなっております。職員が退避した場合についての記載がないなどの課題があるため,今回行う原因究明委託の結果に基づき,必要に応じてマニュアルの見直しを行っていきたいと考えております。 58 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 59 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 現在の排水樋管操作マニュアルに関して,いつ作成したのか,また今まで見直しはしなかったのか,排水樋管操作要綱に関して何か作成の基準はあるのでしょうか,また近隣自治体の排水樋管操作要綱も同程度なものなのでしょうか,お伺いいたします。 60 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 61 ◯ 環境部長(清水 明君) 排水樋管の操作マニュアルにつきましては,排水樋管の設置後から作成されているものと考えられます。年に1回,河川管理者である国土交通省の履行検査の際に,マニュアルについても確認いただいています。  作成の基準といたしましては,国土交通省が河川管理者に対して通知しているものはありますが,管理者である各自治体に委ねられているものでございます。近隣の自治体のものにつきましては,おおむね同じような書きぶりとなっております。 62 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 63 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続いて,現在の操作マニュアルでは開閉について検討するとだけあり,判断の基準が曖昧だと考えます。排水樋管の操作マニュアルについて,今後逆流や内水氾濫を想定して,今後見直しをしていくのか,また見直す場合には第三者にチェックしていただくのでしょうか,お伺いいたします。 64 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 65 ◯ 環境部長(清水 明君) 繰り返しの答弁になりますけれども,マニュアルの見直しにつきましては,現在委託しております専門家による浸水の原因究明の結果に基づきまして,必要に応じて見直しを行っていきたいと考えております。また,現在のマニュアルにおいては,職員が退避する場合の操作基準がございませんでしたので,この点は早急に検討してまいりたいと考えております。 66 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 67 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次の質問に移ります。  基本的に人力での対応ということですので,もっと詳細なマニュアルが必要ではないのかと思います。職員が退避する際についても,事後の対応を鑑みながら報告をするなど,何らかの規定が必要だったのではないでしょうか。また,マニュアルに沿ったシミュレーションはどの程度行っていたのでしょうか,お伺いいたします。 68 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 69 ◯ 環境部長(清水 明君) マニュアルの見直しにつきましては,現在委託をしております専門家による浸水の原因究明の結果に基づき,必要に応じて見直しを行っていきたいと考えております。また,職員が退避しなければならないほどの危険な推移に達した際の操作方法についても,明確にしていかなければならないと考えております。  マニュアルに沿ったシミュレーションについては,非常時訓練マニュアルに基づき,年1回職員の訓練を行うとともに,操作要領についても樋管施設維持管理計画書とあわせて国土交通省に提出し,確認を受けておりますが,職員退避の際のシミュレーションは行っておりませんでした。 70 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 71 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次の質問に移ります。  原因について,外部に委託して原因究明の調査費に1,800万円を計上すると聞いております。隣の調布市では聞き取り調査も既に開始され,1年間4,000万円をかけて調査の方針を決定したと伺っております。狛江市の調査項目の内容といつから調査が始まり,その報告時期がいつになるのかどうかお伺いいたします。 72 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 73 ◯ 環境部長(清水 明君) 今回のような浸水被害の発生を防ぐためにも,樋管の開閉に伴う浸水被害のシミュレーションを行いまして,浸水原因の究明を専門家に委託するものでございます。この委託の中で行うシミュレーションをもとに,最善の樋管操作のあり方について検討するとともに,今後の対策としてハード面やソフト面についても検討してまいります。  なお,この委託につきましては,建設コンサルタントである日本水工設計株式会社と契約し,契約工期は令和2年3月31日までとなっておりますが,シミュレーションを行っていく中などでの条件の追加等があった場合には,工期が延びることも想定されております。委託作業の経過や結果につきましては,市民の皆様に適宜公表し,情報を共有してまいりたいと考えております。 74 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 75 ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは,今後の対策について,被災住民からの聞き取り,再発防止策の提案など,住民を交えていくお考えでしょうか,お伺いいたします。 76 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 77 ◯ 環境部長(清水 明君) 被災者への聞き取り調査等については,原因究明委託の現地調査などの中において検討していきたいと考えております。 78 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。
    79 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 続きまして,氾濫浸水防止対策,多摩川の堤防越水対策について質問させていただきます。  9月の定例会において,総務部長より土のうステーションについて,「過去の集中豪雨等による被害状況を踏まえ,すぐに住民が土のうを持ち出せる場所にステーションを設置することは,面積の広い自治体での有効性は理解しておりますが,ステーション設置場所周辺の御理解,維持・管理方法,美観等の課題もあります。狛江市は面積が小さいことから,引き続き安心安全課で市民の方へ配布していきたいと考えております。」と答弁なされております。今回どのくらいの市民の方が利用されているのか,お伺いいたします。 80 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 81 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回,安心安全課で配布いたしました土のうは約360袋でございました。今までどおり市役所で配布するのが基本ですけれども,高齢者等,車がなく取りに来ることができない市民への対応は必要と考えております。また,自助の範囲で土のう等を準備していただくことも啓発していきたいと考えております。 82 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 83 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 9月の定例会において,「この多摩川の増水時に,逆流を防ぐため根川の水門が閉じられますが,根川を流れる水が行き場を失い,氾濫する可能性がありますが,その対策についてお伺いいたします。」という質問をいたしました。環境部長より「多摩川の増水により根川の下流にある水門を閉じる場合は,水門付近に設置してある排水ポンプでの排水準備を行うとともに,総務部と連携をとり,消防団によるポンプ車を配備して対応いたします。」,また「水門を閉じると根川の水が排水されなくなります。調整池等を築造して浸水被害を防ぐ予定はあるのかお伺いいたします。」との質問に対しては,環境部長より「水門を閉めることにより根川の排水不良が発生する場合は,排水ポンプやポンプ車による排水にて対応を考えているため,調整池等の築造予定はありません。」との答弁がありました。  台風19号の被害を受けての市の見解をお伺いいたします。 84 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 85 ◯ 環境部長(清水 明君) 樋管を閉じた場合には,排水ポンプやポンプ車による排水で対応していることが現状でございますが,今回の事象を受け,現在委託しております浸水の原因究明委託の中で,今後の対策について検討する予定でございます。 86 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 87 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次の質問に移ります。  台風の雨と風が小康状態になった後,自転車で市内を回りました。  そこで,排水溝のふたの上に落ち葉がたまって排水されず,池のようになっている場所がありましたが,何か対策はとられていたのか,お伺いいたします。 88 ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 89 ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 台風に限らず,大雨の際には事前の対策として落ち葉がたまっている,もしくはたまりそうな集水ますの清掃は実施をしています。また,道路パトロールの際にもそうした集水ますを発見した場合には,円滑な排水ができるような対策を実施しています。 90 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 91 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,水位計,監視カメラの設置,排水ポンプの増設について,設置する方針と伺っております。内容について確認させてください。 92 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 93 ◯ 環境部長(清水 明君) 各樋管に水位計や監視カメラを設置することにより,樋管の操作に役立てること,推移や監視カメラの情報を市民の皆様にリアルタイムで情報を発信すること,可搬式ポンプを配備し,少しでも排水作業ができるようにすることを考えております。 94 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 95 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次の質問ですけれども,根川全長2.4キロメートルの95%を占める調布市と連携をして,狛江市側に限らず公有地での調整池の設置や少しでも川幅を広げるなど,抜本的な対策について検討していくお考えはあるのか,お伺いいたします。 96 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 97 ◯ 環境部長(清水 明君) 原因究明委託の中などで検討を行ってまいります。 98 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 99 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 六郷排水樋管の水門を閉めた際の緊急時に根川の水を六郷幹線につなげて流すことは技術的に可能でしょうか,その際の問題点についてお伺いいたします。 100 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 101 ◯ 環境部長(清水 明君) 技術的には可能であると考えますが,その際に発生する他の地域への影響等が問題点であると考えております。 102 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 103 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,多摩川のしゅんせつによる通過流量の増加を含め,国交省,都,流域自治体との連携で対策をとったほうがいいと思いますが,見解をお伺いいたします。 104 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 105 ◯ 環境部長(清水 明君) 多摩川の水位を下げることが根本的な解決策であると考えております。台風第19号による浸水被害は,多摩川流域の多くの自治体で狛江市と同様の浸水被害を受けていることから,国土交通省において多摩川流域の各自治体を取りまとめ,今後の対策等について検討する場を設けることを要望しております。 106 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 107 ◯ 6 番(加藤 功一議員) これまでなかった内水氾濫ハザードマップを今後作成する予定はあるのか,お伺いいたします。 108 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 109 ◯ 環境部長(清水 明君) 原因究明の中でシミュレーションを行った結果をもとに,内水浸水の想定区域図を作成することも必要であると考えております。 110 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 111 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,環境対策についてお伺いいたします。  今回の台風の雨により,一定の遮集量以上の未処理下水が雨水吐き室を経て,2カ所の吐き口から野川と入間川に放流されていると思いますが,下流の世田谷区側では既に分流式下水道で整備されております。将来的には分流式下水道にしたほうがいいと思いますが,改めて御見解をお伺いいたします。  また,狛江市の合流式下水道の野川への放流問題については,世田谷区と狛江市とで協議を行ってきたと思いますが,世田谷区側からどのような要望があったのか,お伺いいたします。 112 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 113 ◯ 環境部長(清水 明君) 合流式下水道から分流式下水道にかえることは,膨大な費用がかかることや宅地内配管の改修が必要になることなどから,現実的ではないと考えております。  環境対策としましては,雨水浸透ます等の雨水流出抑制施設を設置し,下水道に流出する雨水を軽減することで,下水道の負荷を軽減するとともに,環境への対策とつながるものと考えております。世田谷区側からは,引き続きこれらの事業を推進するよう要望をいただいています。 114 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 115 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 根川については,下流の狛江市側では分流式下水道で,上流の調布市側では合流式下水道だと思いますが,調布市に対して何らかの対策を要望しているのか,お伺いいたします。 116 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 117 ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市として調布市に要望はしておりませんが,調布市としましても,合流式下水道のシステムを理解した上で,改善事業を行っているものと考えております。 118 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 119 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 最後にこれから原因調査結果が出てきますので,それを真摯に受けとめて,住民の方が安心して暮らせるよう対策を講じていただくことを要望しまして,次の質問に移ります。  2問目の再質問をさせていただきます。  市町村事業である地域生活支援事業について,まず必須事業にはどのようなものがあるのか,確認させてください。 120 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 121 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 必須事業といたしましては,障がい者に対する理解を深める事業を行う理解促進研修・啓発事業,障がい者や家族等が自発的に行う活動を支援する自発的活動支援事業,障がい者や関係者からの相談に応じ,必要な支援を行うとともに,地域の相談支援体制やネットワークを構築する相談支援事業,補助が必要な対象者に費用を助成する成年後見制度利用支援事業,市民後見人を活用した法人後見を支援する成年後見制度法人後見支援事業,障がいにより意思疎通が困難な方に手話通訳等を派遣する意思疎通支援事業,重度障がいの方に日常生活用具を給付する日常生活用具給付等事業,手話通訳者などを養成する手話奉仕員養成研修事業,外出の支援を行う移動支援事業,社会との交流促進等を行う地域活動支援センター機能強化事業,以上の10事業がございます。 122 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 123 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,地方自治体における地域生活支援事業の主な実施事例についてお伺いいたします。 124 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 125 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 特徴的な実施事例といたしましては,任意事業として千葉県印西市が実施している日中一時支援事業の取り組みがございます。廃校になった学校跡地で障害児放課後対策事業を展開しており,市内在住の障がいのある児童等が住みなれた地域の中で,放課後や学校休業日に友達や指導員と過ごす憩いの場として利用されているなど,地域の資源を生かした取り組みが行われております。 126 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 127 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,任意事業については日常生活支援,社会参加支援,就業・就労支援がございますが,このうち日常生活支援について狛江市が行っているものを確認させてください。 128 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 129 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 日常生活支援といたしましては,現在実施している事業は訪問入浴サービスと日中一時支援の2事業でございます。 130 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 131 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 日常生活支援8つの任意事業のうち,訪問入浴サービスと日中一時支援の2つの事業を行っているとのことです。任意事業のうち,狛江市で実施していない6事業について,実施していない理由と今後実施する可能性はあるのか,お伺いいたします。 132 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 133 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 民間事業者において,同様のサービスが提供されておりますので,任意事業といたしましては,実施しておりません。 134 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 135 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 市で発行している障がい者(児)の福祉のしおりを拝見しますと,この必須事業の中の日常生活用具給付等事業について,特殊寝台訓練用ベッドを初め,いろいろなものが対象種目になっていますが,他自治体で認められているものについて,今後対象とすることを検討するのか,お伺いいたします。 136 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 137 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 日常生活用具給付等事業につきましては,日ごろから近隣自治体の動向や利用者のニーズ等の把握に努めておりまして,必要な見直しを行っています。近年では,昨年度から色彩識別装置,音声キッチンはかり,人工鼻(埋込型)を新たに追加し,また今年度から視覚障がい者用ポータブルレコーダー・専用再生機の上限金額を3万5,000円から4万8,000円に増額するなどの見直しを行っています。 138 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 139 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,がん患者への助成・補助について,医療用補正具助成について質問させていただきます。  がんになられた方の治療と就労や社会参加等の両立を支援し,療養生活の質の向上を図るため,ウイッグ等の助成が全国的に広がっております。東京都内でも本年5月11日から港区でがん治療中の区民の皆様の就労や社会生活を応援し,よりよい療養生活となるようにウィッグや胸部補整具の購入費用の一部を助成しています。また,同様な制度は豊島区では本年4月から,千代田区では10月から助成制度を始めております。港区を例にすると,助成金額は3万円,または購入経費の7割のうちいずれか低い額になっております。  狛江市でもウィッグや胸部補整具の購入費用の一部を助成する制度の創設を検討するお考えはないのか,お伺いいたします。 140 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 141 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 現時点では,ウィッグや胸部補整具の購入費用の一部を助成する制度はありませんが,先進自治体の事例を調査,研究してまいりたいと考えております。 142 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 143 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次の質問は時間の関係で割愛させていただきます。  次に,補助犬について質問いたします。  現在,飼育代は自己負担になっていますが,他自治体の例では飼育代の一部助成や予防接種代を助成しているところもあります。かつて東京都でも2002年までは,1頭当たり6,700円を助成していたと思います。狛江市においても,飼育代の一部助成や予防接種代を助成するお考えはあるのか,お伺いいたします。 144 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 145 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 東京都では,行動範囲の拡大と社会参加の促進等を図るため,一定の障がい,所得等の要件を満たす方を対象といたしまして,身体障害者補助犬の給付を行っております。飼育代等を除けば,基本的に自己負担なしで御利用いただける仕組みになっており,市役所では制度の紹介や申請の受付等を行っております。  東京都に確認いたしましたところ,現在都内では126頭の盲導犬が活動しておりますが,残念ながら狛江市内では活動していない状況でございます。補助犬を飼うということは,飼い主にとっても大きな責任が生じ,日常生活にも当然影響がございます。このため,マッチングや補助犬等との生活を始めていくに当たっての支援が重要となり,訓練等の支援を行っている団体もございます。まずは必要とする方に補助犬を御利用いただけるように,制度の一層の周知を図っていくことを考えており,現在のところ飼育代の一部助成や予防接種代等の助成を行うことは考えておりません。 146 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 147 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 3問目,シェアリングエコノミーの活用・推進について再質問させていただきます。  シェアリングエコノミーの導入について,政府の方針についてお伺いいたします。 148 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 149 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) シェアリングエコノミーは,現在ITの普及,高度化に伴い,空き部屋といったスペースや家事代行,育児代行,イラスト作成のマッチングなど,多様な分野で登場しつつあり,政府としても一億総活躍社会の実現や地方創生の実現など,超少子高齢化社会を迎える国内の諸課題解決に資する可能性があるものと認識し,地方公共団体の取り組みを支援しています。 150 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 151 ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは,政府相談窓口の内閣官房情報通信技術総合戦略室シェアリングエコノミー促進室についてどのようなものなのか,お伺いいたします。 152 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 153 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) シェアリングエコノミー促進室は,平成28年11月に内閣官房IT総合戦略室長の下に設置されたシェアリングエコノミー検討会議で取りまとめられた中間報告書を受け,内閣官房IT総合戦略室内に設置された組織でございます。担う役割といたしましては,シェアリングエコノミーに係る情報提供,相談窓口機能のほか,自主的ルールの普及,促進,関係府省等との連絡調整,ベストプラクティスの紹介となっており,それらの活動を通じて,地方公共団体におけるシェアリングエコノミーの導入を促進しています。 154 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 155 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 地方公共団体におけるシェアリングエコノミー導入を促進している部署だということがわかりました。  それでは,狛江市ではシェアリングエコノミーに対してどのように認識をしているのか,お伺いいたします。 156 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 157 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在は個人の意識が商品,サービスの所有から利用へと変化し,シェアリングという概念が社会的にも受け入れられるようになってきております。こうした時代背景から生まれた経済活動であるシェアリングエコノミーは,地域課題解決の糸口の一助になりつつあるものと認識しております。  狛江市におきましても,市民ニーズの多様化や人口減少,少子高齢化が懸念される昨今において,設備投資などの財政負担をかけずにニーズに対応することや地域人材の掘り起こしなど,一定の有効な手段であると認識しており,既に市役所駐車場におけるカーシェアリングや一般駐車場としての開放,市役所敷地内への宅配ボックスの設置など,幾つか実施している事業もございます。しかし,その一方でシェアリングエコノミーは既存企業への影響や法整備が十分に整っていないこと,不特定多数が利用することによるリスクなどの課題も認識しています。 158 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 159 ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは,それぞれの分野におけるシェアリングエコノミーに関する取り組みについてお伺いいたします。  先進市におきましては,民間のシェアリングエコノミー事業者と連携しながら,おのおのの課題に取り組んでいます。その先進市の事例を交えながら,狛江市の現状及び検討状況をお伺いいたします。  まず,スペースシェアに関する取り組みでございます。
     秋田県湯沢市では,スペースシェアサービスを通じた公共施設の有効利用を図っています。市有施設を利用する際に,利用者にとっては利用手続が負担なことや施設利用申請受付,解錠,施錠等,施設の貸し出しに係る管理者の業務負担の軽減のために,スペースシェアサイト運営業者の株式会社スペイシーと連携をし,貸し出しする施設を掲載し,オンライン予約や使用料のクレジットカード決済を実施,スマートロックの活用など,施設管理側の業務改善や管理コストの削減を目指したIoTの導入によるシェアリングエコノミーに取り組んでおります。  また,公共施設の会議室は,利用したい時間帯に予約が集中して利用ができない。地域の活動で集まれる場所が身近にないといった市民の声に対する対応として,横浜市青葉区ではスペースシェア事業者,株式会社スペースマーケットと連携をして,市民活動を行うスペースを企業等の遊休スペースを活用し,マッチングをするような取り組みをしております。こういった取り組みについて市の現状及び検討状況をお伺いいたします。  加えて,電子商取引の急速な拡大の影響等により取扱量が急増するなど,現在社会インフラの1つともなりつつある宅配サービスについて,不在再配達が増加していることなどを踏まえ,狛江市でも市役所に宅配便ロッカーを設置していますが,今後公共施設に増設していくお考えはあるのか,お伺いいたします。 160 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 161 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公共施設におけるスペースシェアに関する取り組みにつきましては,利用者の利便性向上やより多くの活動場所を確保できるといったメリットがございますが,まずは公民館や地域・地区センターなど,現在の利用手続を踏んだ形で利用いただくことが優先されるものと考えております。その上で,さらにあきのあるスペースや通常は貸し出していない会議室などについては,各施設の利用率の推移を鑑みながら,どの程度の市民ニーズがあるのか,把握することや防犯など,セキュリティ面の問題,またオンライン予約や決済に係る経費などの費用対効果の検証など,多面的な検討が必要であると認識しています。企業スペースの活用に関しましても,同様の課題が考えられるほか,貸し手側となる企業がどのくらい存在するのかといった把握が必要になってくるものと考えております。  また,宅配ロッカーの設置につきましては,既に市役所にも設置しているところであり,遊休スペースの有効活用の側面からも,一定のメリットがあると考えております。市役所に設置した宅配ロッカーの稼働状況や他地域への設置の声が多い場合などは,新たに検討することも可能であると認識しています。 162 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 163 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,情報に関する取り組みについてでございます。  千葉市では,市民協働プラットフォームちばレポという市内で起きているさまざまな課題,例えば道路が傷んでいる。公園の遊具が壊れているといった地域での困った課題をICT,情報通信技術を使って市民がレポートすることで,市民と市役所,市民と市民の間でそれらの課題を共有し,合理的,効率的に解決することを目指す仕組みを導入していますが,このような取り組みについて市の現状及び検討をお伺いいたします。 164 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 165 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市内で起こっている課題等を市民の皆様から提供いただく手法としては,市長への手紙や市ホームページに掲載されているメールに御意見をお寄せいただくほか,各主管課へ直接御連絡いただくものが主なものとなっており,千葉市のちばレポのようなアプリケーションソフト等を活用した取り組みは現在ございません。道路や公園の情報等を市民から通報を受ける仕組みについては,本年第2回定例会で小野寺議員や松崎議員から御提案いただいており,現在既に導入している自治体の事例を踏まえて,研究してまいりたいと考えております。 166 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 167 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,市役所における取り組みでございます。  宮城県気仙沼市では,カーシェアリング業者と連携し,市の公用車にカーシェアリングの仕組みを導入することで,市役所が閉庁となる休日や年末年始のほとんど稼働していない日や稼働していない時間に公用車を貸して収益を得たり,稼働率が低い場合はカーシェアを導入するといった取り組みをしています。また,新潟県新潟市では専門の知識を持った医師と健康に不安を抱えた相談者とのマッチングをオンライン上で行うことができるドクターシェアリングプラットフォーム,LEBERと連携し,新潟市内の法人において実証実験を実施し,健康の維持増進及び疾病の予防への取り組みとして,セルフメディケーションを促しています。このシステムを利用した市職員の健康管理に寄与する取り組みが考えられます。  こういった取り組みについて,市の現状及び検討状況をお伺いいたします。 168 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 169 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) まず,カーシェアリングについて答弁申し上げます。  現状といたしましては,公用車の貸し出しは実施しておりませんが,平成26年度の庁舎駐車場の有料化とあわせまして,民間事業者によるカーシェアリングを導入しております。同時に稼働率の低かった公用車3台を廃車し,公用車の相互利用を促すことで稼働率の向上を図っていること,また公用車は災害等緊急時の利用が考えられることなどから,現在のところ貸し出しの検討は行っていないところでございます。  公用車を相互利用する中で,万が一公用車が不足するなどの状況が発生した場合には,答弁申し上げましたカーシェアリングを利用できるよう,予算措置を行っています。  次に,セルフメディケーションに関して答弁申し上げます。  市職員の健康管理に寄与する取り組みといたしましては,東京都市町村職員共済組合と連携,協働を深めることで,共済組合が行う保健事業と所属所が事業主として行う健康管理をより効果的に実施するためのコラボヘルスを実施しております。令和2年度からは,共済組合と協定を締結し,健康等に関する情報を共同利用することで,コラボヘルスをより一層推進し,効果的,効率的に保健事業が実施されることが予定されております。  なお,コラボヘルスの対象事業としましては,特定健康診査,生活習慣病重症化予防事業,歯科保健事業,若年層向け健康推進事業などがございます。  また,東京都市町村職員共済組合では,データヘルス計画に基づき,レセプト及び健診データの分析を行った結果を生かし,ファミリー健康相談の中でメンタルヘルスを含むヘルスカウンセリングや重篤患者への医師紹介を行うベストドクターズサービスなども行っております。 170 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 171 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,イベントや観光に関する取り組みについてお伺いいたします。  イベント民泊とは,多くの人が集まるお祭りやイベント時に宿泊の予約がとれないなど,宿泊施設の不足が見込まれる場合,その地域の自治体があらかじめ自宅提供希望者を募集し,要件を満たした方に対して,御自宅を提供いただくよう要請をして行う宿泊のことを言いますが,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて,交流人口の増加や地域経済活性化に向けて,千葉市ではAirbnbと連携をして,ホームシェアの取り組みを進めています。また,本年開催されたラグビーワールドカップにおいても岩手県釜石市で,徳島県徳島市の阿波踊りでもイベント民泊が利用されています。また,奈良県生駒市や滋賀県大津市のように,契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫,空き地,商業施設などあいているスペースに,15分単位でネットで予約をして駐車できる駐車場シェアリングサービスakippaを運営しているakippa株式会社と連携することで,市役所や駅前の駐車場不足の解消ができ,イベントなどの際には近隣の企業や個人宅の敷地を臨時の有料駐車場として活用できるのではないかと思います。  また,狛江市での体験における魅力の質のさらなる向上や市外からの体験申込者数の増加,体験後のリピーターの発掘に向けた参加者募集情報の発信の場の創出のため,さまざまな人と好きでつながる体験シェアサービスである株式会社ガイアックスが運営する体験型観光情報提供サイトTABICAと連携し,TABICA会員相互の情報共有の仕組みを利用した情報発信をして,交流人口をふやして地域経済の活性化をしていくといった取り組みが考えられます。体験型観光情報提供サイトとの連携は,静岡県浜松市や長崎県佐世保市のほか,幾つかの自治体で行われております。  加えて,ロケ地マッチングとして,千葉県いすみ市ではロケ地マッチングサイトロケなび!と連携し,地域の空きスペースをロケ地として活用,官民一体となったフィルムコミッションを組織し,新たな観光資源として,誘客を推進していくという取り組みが考えられます。このような取り組みについて,市の現状及び検討状況をお伺いいたします。 172 ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 173 ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 住宅宿泊事業,いわゆる民泊に関する市の取り組みといたしましては,狛江市住宅宿泊事業等庁内検討委員会を設置し,庁内における民泊についての情報共有を図っております。また,撮影支援に関しての取り組みといたしましては,撮影支援に関する業務をより機動的にし,撮影を通じて地域の活性化や市の魅力発信,シビックプライドを醸成していくことを目的として,狛江市観光協会内に民間のロケーションサービスを平成27年度に立ち上げて,撮影支援を行っております。  この撮影支援の一環として,調布市,日の出町とフィルムコミッション事業を核とした地域の魅力向上発信プロジェクト実行委員会を立ち上げ,ロケ地マッチングサイトであるロケなび!に調布・狛江・日の出連携フィルムコミッションとして,狛江市のロケ物件を登録し,撮影支援を進めております。 174 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 175 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,町会,自治会に関する取り組みについてでございます。  品川区では,200ある自治会の加入率の低下や自治会の高齢化の課題に対し,御近所SNSマチマチを活用することにより,町会,自治会の加入率改善と自治会業務の効率化に取り組んでおります。また,渋谷区でも御近所SNS運用業者と地域コミュニティーの活性化を目的とした協定を締結し,住民特性に応じてきめ細かい情報発信を行いながら,チラシ張りなど,町会の活動の負担を軽減しています。  こういった御近所SNSとの連携は,茨城県水戸市を初め各地で実践されております。単身世帯数の増加などによる地域コミュニティーの希薄化が進み,防災,防犯時の助け合い,共助が難しくなってきています。狛江市でも町会活動の効率化や地域住民のコミュニティーを形成,強化のため,このような連携が求められてくると思いますが,こういった取り組みについて市の現状及び検討状況をお伺いいたします。 176 ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 177 ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) さきの一般質問でもお答えをさせていただいておりますけれども,町会,自治会の中で市民の皆様がインターネットを活用し,双方向でコミュニケーションがとれるようになることは有益なものであると考えております。また,その中で自治体もそのような機能を活用して,市民の皆様へ情報発信できることも有益であると思われます。現在,地域SNSを導入済みの自治体に聞き取りを行っています。狛江市の現状に即した活用ができるか,調査,研究を行っています。 178 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 179 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,雇用や商業活性化,働き方改革に関する取り組みでございます。  フリーランスと人材不足の地元中小企業,農家等とマッチングするサービスを導入し,担い手不足の解消や交流人口の拡大を図り,狛江で働く人の増加につなげるという取り組みが考えられます。こうした取り組みは,千葉県南房総市等が取り入れております。また,クライアントとワーカーのマッチングサイトAsubi planningを株式会社丸紅等と連携をして運営する静岡県島田市のように,クラウドソーシングサービスの利用で,育児や介護で自宅から離れられない方や空き時間を活用したい方にITスキルの向上の機会と在宅でもできる仕事を提供し,狛江で働ける新たな就業機会を創出するという取り組みも考えられます。  また,シェアオフィスについて,奈良県生駒市ではコワーキングスペース生駒市テレワーク&インキュベーションセンターイコマドを運営し,企業のテレワークや営業拠点として,生駒近隣で働くフリーランスの仕事場と交流の場として,起業を目指す人の準備,事業拠点として利用し,市として柔軟な働き方を応援しています。  また,秋田県湯沢市では商業活性化のため,軒先株式会社のシェアリングマッチングサイトと連携し,既存飲食店の空き時間を活用し,テストマーケティングの場を提供するという取り組みをしております。このような取り組みについて,市の現状及び検討状況をお伺いいたします。 180 ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 181 ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 働き方の多様化により選択肢がふえることは,市としても推進していくべきことであると認識をしております。さまざまな取り組みを御紹介いただきましたが,狛江市にとってどのような取り組みを行うことが有効であるかを調査,研究いたしまして,今後の取り組みにつなげてまいりたいと考えております。 182 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 183 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,子育て分野についてでございます。  滋賀県大津市では,シェアリングエコノミーを活用した子育てに関する地域社会的課題の解決を推進していくに当たり,平成29年12月22日に顔見知り同士が子供の送迎や託児を頼り合うインターネットを活用した昔ながらの御近所の頼り合いの現代版の仕組み,子育てシェアを運営する株式会社AsMamaと独自テストにパスした多様性豊かで経験豊富なハウスキーパーと家事を依頼したい人が出会えるインターネットを活用したマッチングの仕組み,家事シェアのタスカジを運営している株式会社タスカジの各社と連携協定を締結して,子育て分野のシェアリングエコノミーの普及を進め,地域共助の創出,多様な保育サービスの提供,女性就業率の向上及び地域活性化を図っております。同様な取り組みは幾つかの自治体で行われていますが,このような取り組みに関する市の現状及び取り組み状況についてお伺いいたします。 184 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 185 ◯ 参 与(石森 準一君) ただいまの御質問のとおり,滋賀県大津市におきましては,民間事業者と連携し,インターネット上のプラットフォームを介して,個人の資産やスキルを提供したい人と利用したい人をマッチングをいたしまして,子供の預かりや送迎,家事支援といったスキルをシェアする子育てシェアリングエコノミーに取り組まれていると伺っています。  狛江市におきましては,これに類似した事業といたしまして,地域で育児の援助を受けたい方と協力したい方のマッチングを行う子育て援助活動支援事業,いわゆるファミリー・サポート・センター事業を実施をしています。この事業はインターネットを介したものではありませんが,子供の預かりや保育施設までの送迎など,年間約4,200件程度の御利用をいただいています。  また,子育て支援課では毎年保育ボランティア講座といたしまして,御自身の子育てが一段落した方を対象として,子育てイベントの託児や子育てひろばでのスタッフのサポートなどを行うボランティアを養成するための講座を開催しておりまして,この講座を受講された方が実際に市の子育て関連の事業で保育のボランティアに入っていただいている例もございます。  いずれにいたしましても,当面はこれらの事業を継続して行っていく予定ではありますが,将来的に利用される市民の利便性の向上や行政における事務の省力化,財政負担等の観点から,これらの事業においてインターネット上のプラットフォームを活用することが有効と判断されるような状況になった段階で,必要な検討は行っていくものと考えています。 186 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 187 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 次に,交通施策等に関する取り組みについてでございます。  2014年に港区で導入され,自転車シェアリング広域実験として10区ほど参画しているシェアサイクルは,シェアリングエコノミーの最もわかりやすい事例かもしれませんが,それに加えて神奈川県大和市では,駅周辺の未利用地や商業施設のデッドスペースなどにアイキューソフィア株式会社の運営する駐輪場シェアプラットフォームサービス,みんちゅうSHARE-LINを活用することにより,放置自転車の原因である目的地の直近に駐輪する短時間駐輪の買い物客に対して,駅周辺のわずかな土地や店舗の空きスペースを重点的に開拓することで,放置自転車対策に寄与しております。  こういった取り組みについて,市の現状,取り組み状況をお伺いいたします。 188 ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 189 ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在の状況でございますが,駅周辺の放置自転車は平成14年度に3駅合計で6,718台をピークに,昨年度は401台まで減少しており,これまでの撤去作業等によって着実に周知されてきていると感じております。駅周辺の駐輪場は,これまでも歩道上や民間駐輪場の誘致など,駐輪場増設に努めてきたことで,毎月の調査では充足されている状況が確認できるところでございます。しかしながら,時間帯によっては買い物客等の駅周辺利用者の自転車が道路上にあふれる状況は見受けられる状況でございます。  近隣の町田市では,主要駅周辺で駐輪場が日常的に不足している問題に対して,民間駐輪場運営会社と協定締結を行った上で,空き地や店舗の外階段の下など,長さ2メートル,幅50センチの自転車1台分の小規模なスペースを利用した駐輪場のシェアサービスを導入したと聞いております。  このサービスは,登録された小規模なスペースの中から利用者がスマートフォンインターネットで利用できる場所を探して予約する仕組みで,予約どおりの自転車が利用しているのかの確認を行政が担うような内容となっています。この民間駐輪上運営会社は,これまで神奈川県大和市,藤沢市,東京都台東区,墨田区と同様の協定を結んでいるとのことでございます。  こうしたサービスの検討とともに,買い物客に向けた駐輪場については,基本的には企業努力の中で対応していただくことも重要ですので,公的な責任や役割で市がどこまで駐輪場確保にかかわるかにつきまして,さまざまな角度から慎重な検証が必要であると考えております。  現在立ち上げている自転車等駐車対策協議会の中で議論をしてまいりたいと考えています。 190 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 191 ◯ 6 番(加藤 功一議員) 今まで数々の事例を紹介してきましたが,総務省では個人等が保有する活用可能な遊休資産等(資産,空間,モノ,カネ等)や能力(スキル,知識等)を他の個人等も利用可能とする経済活動であるシェアリングエコノミーを活用し,地域課題の解決や地域経済の活性化を図る地方公共団体の取り組みを支援するモデル事業であるシェアリングエコノミー活用推進事業の提案募集を年間5,000万円の予算を組んで,地方公共団体に対して行っております。  平成31年度のシェアリングエコノミー活用推進事業の採択団体は,日野市の暮らし起点で価値を創出する多世代型スキルシェア推進事業のほか,4団体が採択されております。狛江市においても,同事業に応募するお考えはないのか,お伺いいたします。 192 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 193 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市におきましては,現時点では総務省によるシェアリングエコノミー活用推進事業の要件でもある新規性,モデル性の極めて高い事業について,検討には至っていない状況でございます。シェアリングエコノミーは,さまざまな形態がございますので,市民ニーズ等の把握を行いながら,地域課題の解決に資するかどうかといった観点から,今後の検討が進み,本事業の要件に該当し,サービスを提供する側とされる側のマッチングや費用対効果が見込める案件が出てきた際は,同事業への応募も検討してまいりたいと考えております。 194 ◯ 議 長(石井 功議員) 6番加藤議員。 195 ◯ 6 番(加藤 功一議員) それでは,最後になりますが,その他今回は取り上げませんでしたが,福祉分野,教育分野でも自治体とシェアリングエコノミー業者が協働して施策に取り組んでおります。狛江市におきましても,シェアリングエコノミーの活用は,自治体の負担の軽減につながります。環境負荷の低減にもつながる所有から共有へのシフトは,持続可能なまちづくりには欠かせない要素であると思いますので,シェアリングエコノミーを積極的に市の施策に取り組んでいただくことを要望いたしまして,私の一般質問を終了させていただきます。 196 ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午前10時14分 休憩     午前10時35分 開議 197 ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。7番吉野芳子議員。     〔7番 吉野芳子議員登壇〕 198 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 通告に従いまして,2問の質問をいたします。  1問目は「市民が主役」でまちづくりです。  2019年7月に出された狛江市未来戦略会議全体報告書で,「”civic pride”に関する一考察」として,「この“civic pride”を「市民が自発的に狛江のまちづくりにかかわっていく中で自然と芽生え,段階的に醸成されていく,まちに対する愛着,誇り,自慢したくなる気持ち」と定義しました。「具体的には,「まちづくりへの興味・関心」,「市民参加・市民協働」,「市民協創」へとステップアップしていく中で,それぞれの心の中に芽生え,膨らんでいく気持ちです。この“civic pride”は,いずれの戦略を採用する場合でも,その推進に当たって留意しておくべき考え方であり,これから先,狛江市が持続的に発展していくための『カギ』となる概念なのだろうと考えます。」とあります。  市民がまちづくりのかなめであることの認識と意識の共有,そして行政は改めてその役割を確認し,臨機応変にそれを果たしていく決意が必要になると言えます。また,市民サイドを自分たちの活動を客観的,包括的に捉え,時代に即した変化を遂げる勇気が必要なのだと思います。  市民はいつも行政の火つけ役であり,先駆け,また時代や社会のカナリアです。地域のことは地域に暮らす住民が一番よく知っています。  まず,この4月に開設の迫った子育て・教育支援複合施設について,主に市民委員を含めた子ども・子育て会議の議論と課題解決に向けて狛江市ではどう取り組むのかを伺っていきたいと思います。  複合施設の整備に至る検討経過について,まず伺います。  再質問は自席よりいたします。 199 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 200 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 令和2年度の開設に向けて,現在準備を進めているところであり,まず事業委託を行う狛江市子ども家庭支援センター及び狛江市児童発達支援センターについては,委託事業者が決定し,現在具体的な内容について事業者と打ち合わせを行っています。また,3センター間における連携につきましても,委託事業者も含め協議を行っていく予定でございます。 201 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 202 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,複合施設における強みと弱み,これをどう捉えているのかをお伺いいたします。 203 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 204 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 強みといたしましては,複合施設として3センターが同じ施設に同居することから,子育てから発達支援,教育支援までを線として捉え,切れ目のないきめ細かな支援を行うことができること,情報のやりとりがスムーズになり,引き継ぎ等が容易になること,また利用者としても同一施設内にあることから,利用者の負担が軽減されることなどが挙げられます。  弱みといたしましては,課題となりますが,同一施設となることのメリットを十分に発揮できるよう,3センターの連携やその仕組みづくり,職員の意識の向上,また母子保健事業との連携についても,議論を深めていく必要があることなどが挙げられます。 205 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 206 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,平成30年の8月からあいとぴあセンター内で狛江市子ども家庭支援センターが運営されております。このことで,健康推進課との連携が以前よりとりやすくなったというお話がございましたが,そのメリットは母子保健事業に今後どう生かされていくことが期待できるのでしょうか,お伺いいたします。 207 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 208 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) あいとぴあセンターに狛江市子ども家庭支援センターが移転してくる前でも,虐待にかかわるケースや問題が生じた場合など,連携して対応しておりましたが,近くになったことで意思疎通を図る機会がふえ,同行して動く際にも連携が非常にしやすい状況でございました。  来年の5月より離れてはしまいますが,顔の見える信頼関係を築けましたので,有事の場合でも安心して連携が図れると考えております。 209 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 210 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 本当にタイムリーというか,こういう形で連携がとりやすくなったということなので,子ども・子育て会議の中でもこの連携ということについては,一番の関心事の1つとなっておりましたので,円滑にいくようにということが少しは担保されたのかなと,このように受けとめました。  それでは,子ども・子育て会議では,市民委員を含めて活発で熱意ある意見が出されていると思います。私のほうも数回なんですけれども,傍聴させていただいております。どのような議論がされているのでしょうか,議論の要旨と市の対応についてお伺いをいたします。狛江市児童発達支援センター開設に関しての準備の不足や情報共有の方法,統括所長の人事など,多く疑問が出されて,その質問の内容は鋭く感じております。そして,その指摘も受けとめていくべきだというふうに私は考えておりますが,いかがでしょうか。 211 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 212 ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども・子育て会議につきましては,平成29年度に設置をいたしました,一貫した地域療育システムのあり方検討部会における検討と報告書の取りまとめを行って以降,狛江市子ども・子育て応援プランの進捗管理の一環といたしまして,複合施設の全体構想やそれぞれのセンターの基本構想,事業計画の報告をもらいながら,その都度議論を行っておりますが,特にこの会議におきましては,子供の発育や発達に関して知見を有する方が多数いらっしゃることもございまして,毎回活発な意見が交わされています。
     また,この会議におけるこれまでの議論といたしまして,主に今回の複合施設と母子保健との連携や事業の委託者とのかかわり,複合施設における総合相談機能のあり方など,複合施設の稼働に当たってポイントとなるような点も多く話し合われていますので,逐一複合施設や3センターの担当課とは会議の情報を共有いたしまして,この会議の皆様の知見を複合施設や3センターの運用に生かしていけるよう,必要な調整に努めてきたところでございます。 213 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 214 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 狛江市の複合施設,これは全国的に見て類のない施設と言えるのではないでしょうか。どのような点が注目されていると考えるのでしょうか,また先例のないことでのやりがいとその難しさについてはどう考えているのか,お伺いをいたします。 215 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 216 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) このたびの複合施設におきましては,既存の狛江市子ども家庭支援センター,狛江市教育研究所に加えて,新設の狛江市児童発達支援センターが一体となった施設となるものでございますので,発達支援のみならず,子供とその家庭について包括的に支援していく施設となるところでございます。そのため,本複合施設が子供の成長に応じて,切れ目なく,垣根のない支援を行い,子育てに悩みや不安を抱える保護者やその家族,そして子供自身を支える拠点として整備していくところでございます。  一方で,3センターが同一のものとなるため,連携の仕組みづくりをどのように考えていくのか,複合施設のメリットをどのように発展させていくのかというところは,課題として感じております。 217 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 218 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 各施設の運営の理念,これについてお伺いいたします。 219 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 220 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 各センターの基本理念についてお答えさせていただきます。  狛江市子ども家庭支援センターの基本理念については,「子育て家庭が交流し,地域のネットワークで支える相談・支援の拠点」として,狛江市児童発達支援センターの基本理念につきましては,「地域の中で切れ目なく寄り添い 支え すこやかに育む 児童発達支援センター」としております。狛江市教育支援センターの基本理念につきましては,「温かなつながりの中で伸びやかな未来を拓く教育支援の拠点」としているところでございます。  なお,複合施設全体としては,条例の中で基本姿勢として,「複合施設を構成する施設及び職員は,それぞれの施設の機能が相乗的に発揮され,子どもにとって最善の利益が図られるよう,総合的な観点をもって管理運営されなければならない。」としているところでございますので,今後は本条例に沿った形で運営していく必要があると考えております。 221 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 222 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 子供にとっての最善の利益という言葉が理念の中に入っているということでございます。  各センター長の人格や人望,そして経験,実績は今後の施設の運営に最も重要と言えるのではないでしょうか,市の見解をお伺いいたします。センター長はどのような視点で配置するのかについても伺います。 223 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 224 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まず,既存の狛江市子ども家庭支援センター及び狛江市教育支援センターにつきましては,現在の体制を維持する形となります。新設の狛江市児童発達支援センター及び3センターを統括する職員につきましては,新たに設置する必要がございまして,狛江市児童発達支援センターのセンター長につきましては,業務の目的,内容等を十分に理解して職務を履行するとともに,職員を指揮,監督,教育し,事故の防止に努めるとともに,関係職員とともに関係機関との連携を広げ,クラスの決定や変更等を最終的に判断する重要な役割を担う予定でございます。  また,3センターを統括する職員につきましては,施設運営を着実に,そして円滑に進めるために,施設を統括管理して,各センター間の調整や施設の一括管理等の役割を担うことを想定しております。 225 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 226 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 何度も申しわけないんですが,なぜかというと,この前の子ども・子育て会議の中で,このことがすごく議論になっておりましたので,改めてこちらで聞かせていただきます。  統括センター長は教育委員会との連携が重要という観点からも,市の部長職が当たるということですが,その認識でよいのでしょうか。子ども発達支援課長については,どのような視点で決定するのか,お伺いをいたします。 227 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 228 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 3つのセンターを統括する職員につきましては,市長部局である子ども発達支援課長及び教育委員会である教育支援課長を兼務することを想定しております。また,役職につきましては,教育行政との円滑な連携を考慮した役職とすることが望ましいと認識しています。 229 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 230 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) この質問をするに至って,狛江市児童発達支援センターのセンター長という方が聞くところによりますと,大変すばらしい人材ということで,皆さん期待しているところでございますので,そういった意味でそういった方々,それから狛江市子ども家庭支援センターのほうも今までの雲柱社が担っていくということで,狛江のことをよく知った方々と,それから先ほどの狛江市児童発達支援センターのセンター長は,さまざまな意味で実績も経験もある方でいらっしゃるわけで,こういった人材がそろっている中で,統括センター長がすごく重要になってくるというような認識で,今何度か聞かせていただいてしまって,しつこかったかもしれないんですけれども,申しわけございません。そういった意味があって聞かせていただきました。  それでは,次の質問に移ります。  施設設備に関して,シティセールスとして市の内外に自慢できるものはあるのでしょうか,子供目線を大切にしたり,利用者や働く側も含め,かかわる全ての人が信頼を育み,和める環境を創出したり,また経験を生かし専門性を反映するなど,配慮や工夫をどのように行ったのかについてお伺いをいたします。 231 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 232 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 条例にもあるとおり,本複合施設は子供の育ちや発達,虐待,いじめ,不登校などの諸課題に対して,子供の成長に応じて切れ目なく,垣根のない支援を行い,子育てをしている家族を支える拠点として整備するものでございますので,この点について市域が狭い狛江市において,さらなる活用や相乗効果を図っていくことで,狛江市の強みとして捉えることができるのではないかと考えております。  また,施設整備については,利用者にとっても,例えば子供も含めた利用者が落ちつくようなデザインや親しみやすい遊具等を設置することで,利用者の環境にも配慮したつくりにしていきたいと考えております。 233 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 234 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 施設内部の仕様については,実際に運営される事業者からの提案を反映していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。また,木材の活用,木のおもちゃなどを取り入れ,温かみを感じられるようにしていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 235 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 236 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 木材の活用につきましては,一定程度予定しているところでございます。また,運営事業者からの意見も踏まえ,設計に反映できるものは対応させていただいているものもございます。木のぬくもりが感じられるよう取り組んでまいりたいと考えております。 237 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 238 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 以前の質問でも,木についての価値というか,効用というのはたくさん一般質問でもさせていただいていたところなので,その上運営事業者からもそういった意見が出ているのであれば,ぜひそういったことをしっかりと取り入れていただきたい,このようにお願いしておきます。  それでは,課題,これをどう整理しているのでしょうか,また解決に向けて取り組むこと,これは何でしょうか,お伺いいたします。 239 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 240 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 課題につきましては,先ほどの答弁でも触れさせていただきましたが,同一施設となることのメリットを十分に発揮できるよう,3センターの連携やその仕組みづくり,職員の意識の向上,また母子保健事業との連携について議論を深めていく必要があることなどが挙げられます。そのため,3センター間でのルールの共有や健康推進課との情報交換を進めていくため,運営事業者も交えた議論を適宜進めていきたいと考えています。 241 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 242 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 繰り返し3施設のことなんですけれども,改めてお伺いいたします。  この3施設の情報共有のシステムづくり,また狛江市児童発達支援センターと狛江市教育支援センターの連携,また個人ファイルの保管についてはどのようにしていくのか,お伺いをいたします。 243 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 244 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 3センター間の情報共有につきましては,現在情報を共有するための電子システムの構築作業に取りかかっているところでございます。そのシステムでは,適宜センター間での情報共有が図られるとともに,事務の効率化を目的としています。  本システムでは,個人にひもづいたファイルが作成されることとなり,各センターで受けた支援や相談内容について,その情報が蓄積されていくところでございます。また,狛江市児童発達支援センターと狛江市教育支援センターとの連携につきましても,本システムを活用するとともに,担当職員間での日々の情報交換などの連携も必要になってくると感じています。 245 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 246 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) では,巡回を実施するに当たって,個別の過去の情報を知っていくことが必須条件と言えると思いますが,どのような方法を講じるのでしょうか,お伺いをいたします。 247 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 248 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 子ども家庭支援,発達支援,教育支援の3つの機能を複合的に推進していくためには,3センターの連携は基本的な取り組みの1つでございます。複合施設の運営に当たりましては,共通の情報管理システムを導入し,各センターが管理する情報のうち,御本人や家族の同意が得られた情報につきましては,各センター間で共有するため,現在各センター間での協議,調整を進めております。また,実際に現場で対応する職員間の連携が最も重要であることから,日常業務における連携のあり方につきましても協議,調整を進めています。 249 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 250 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 巡回というのもすごくキーワードだと思っています。そして,直接児童発達支援センターとは関係ないかもしれないんですけれども,市民からの御意見でございます。  御存じのとおり,特別支援学級,固定級へはシステムとして巡回が回っておりません。個別に先生方が誰かを見つけてアドバイスをもらったりなどはしているようですが,担任の質もいろいろなので,いずみ学級もえのき学級もクラス運営には苦労しているのではないかと思います。調布市では,小・中の固定級にOT,ST等で1月期に1回巡回で回っていたということです。多分,心理の方も加わっていたのではないでしょうか。  狛江でも特別支援教育のOBとか現場の役に立つアドバイスができる教員なり,専門職などをプールして派遣する。こういった形がとれないのかなと思います。これはこういった御提案があるということで,重要なことだと思いますので,この場をかりてぜひ対応をお願いしますということで申し上げました。  続きまして,次の質問でございます。  立派な施設ができても,専門家と関係機関だけでは支援はできません。地域の理解こそ支援のかなめだと思います。市民サポーターを養成することが必要だと思いますが,市の見解をお伺いいたします。 251 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 252 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 御質問者のおっしゃるとおり,地域理解の向上も重要な取り組みの1つでございまして,現在専門家の指導,助言をいただきながら,取り組むべき内容について検討を進めています。 253 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 254 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) スーパーバイザーという形かわかりませんが,そういった形で複合施設にかかわっていただいている先ほどの専門家というのは,星山麻木明星大教育学部教授のことかと思いますが,この方はこども家族早期発達支援学会認定の発達サポーター育成講座というものを講師をしてくださっています。発案も星山先生がなさっていると思うんですが,このチームには狛江の方も参加して,星山先生のグループでボランティアとかをしている方もいらっしゃいます。  基礎講座は全部で7回,内容も充実したものとなっていて,講座はいろいろな地区から引っ張りだこということで,私も今この講座を受けているところでございます。狛江でもこういった3施設,複合施設ができるわけですので,ぜひこういったことをしっかりと地域の中で進めていただきたい。このようにお願いして,この質問は終わります。  それでは,続いて社会的養護に関して伺います。  なかなか社会的養護は身近なこととして感じられないという実態がございます。現実としては,さまざまな理由,母親の精神疾患の増加や障がい児を育てることで育児に行き詰まってしまう事例,こういったことも多くて,またひとり親家庭での子育ての大変さ,貧困や生活困窮など,社会的養護,特に乳児の一時保護のニーズは高まっていると言えます。  狛江市において,社会的養護に関する周知啓発はどのように行っているのでしょうか,着実に進んでいると言えるのですか,その必要性をどう考えているのかについてお伺いをいたします。 255 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 256 ◯ 参 与(石森 準一君) 現在,社会的養護の周知啓発活動といたしましては,広報こまえへの掲載のほか,市役所2階ロビーでのパネル展示,市民まつりでのリーフレット及び啓発グッズの配布,世田谷児童相談所と協力した養育家庭体験発表会,養育家庭学習会等を実施をしております。特に今年度につきましては,市内小学校及び中学校に在籍する児童・生徒の全家庭へ養育家庭体験発表会のチラシを配布し,周知啓発活動を充実をさせております。  また,さきの児童福祉法の一部改正によりまして,家庭と同様の環境における養育の推進が国においても明確化されたことから,社会的養護の中でも養育家庭の周知啓発活動につきましては,より強化し取り組んでいく必要があると考えています。 257 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 258 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,10月,11月は終わってしまいましたが,里親月間ということでございました。里親月間とは何でしょうか,また狛江市ではどんな事業を実施しているのか,お伺いいたします。 259 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 260 ◯ 参 与(石森 準一君) 東京都では,里親制度について理解を深めてもらうため,毎年10月と11月を里親月間として,各区市町村と協力をして,養育家庭の周知啓発に取り組んでおりまして,狛江市におきましては,先ほど答弁申し上げたもののうち,市役所2階ロビー展示や市民まつりでのリーフレット配布,養育家庭体験発表会をこの里親月間にあわせて行っています。  また,今年度の養育家庭体験発表会につきましては,先月30日に開催したところでございますが,ここでは養育家庭に関する制度説明とともに,現在実際に里親を受け入れている里親の方と18歳を迎え,既に独立されている元里子の方が1名ずつ,みずからの体験を参加者の皆さんに向けて発表をしていただいたところでございます。 261 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 262 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 私も2年目なんですが,参加させていただいて,結構若い学生の方とかも参加者の中にいらしていました。このほっとファミリーの体験発表集というものがありまして,この場ですので,里親をやっている方や里親ということに関して,皆さんどういうものなのかというのが多分余りわからない。私もそうだったので,ちょっと紹介させていただきます。  ある里親です。「平成22年5月,養育里親として認定していただきました。私たち夫婦には実子がおりません。里親になろうと思ったきっかけは,結婚3年目ぐらいでした。知人に何人かの里親さんがおられ,よく話は聞いておりました。しかし,仕事の都合上,どうしても定住できない環境にありましたので,里親登録をちょっと断念している期間がありました。しかし,ようやく主人の生まれ育った土地に戻ることが決まり,結婚して18年目にやっと念願の里親登録をさせていただくことが出来ました。現在,中学2年生のタロウ君と,小学校4年生のコナン君がおり,本当に大自然の恵みをいっぱいに受けて子育て真っ最中でございます。」。  ということで,そのときの気持ちなんですけれども,「児童相談所からお電話がありまして,「○○さんのお宅にお願いしたいお子さんがいます。写真を送るので,まず御夫婦で見てください」と言われました。「その時写真を見て,第一印象でお二人のどちらかでも,何か違うなと感じたら,無理にこのお話を受けなくていいですよ」と言ってくださったのです。初めて里子を迎える私たちの思いとしては,どんな障害がある子でも,受けさせてもらおうという思いでした。しかし,その担当者の方の言葉を聞いて,とても何か肩の力がすうっと抜けて,冷静な気持ちで受けることが出来たように思います。  写真が届き,封を開けるときも,ドキドキとした,そんな何とも言えない気持ちでした。写真の中には,本当に子どもらしい何とも言えない可愛い子どもがいました。主人も私も,いいよね,という気持ちで早速このお話を進めていただきました。それから何度が面会し,長期の滞在も済み,我が家への養育の措置が決定しました。」  こんなような形で里親というのは決まっていくという1つの例でございます。  もう一人の里親でございます。「里親を始めてちょうど10年になりました。その前は里親制度自体知りませんでした。体験発表を聞きに行き,制度の説明や里親が足りないという話を聞き「里親をやろう」と思いました。我が家は私たち夫婦,私の母,息子三人の六人家族でした。帰宅後すぐに相談しました。反対する人はいませんでした。三男は大学三年生でした。卒論で里親をテーマにしている先輩がいて「やろう」と言ってくれました。私たち夫婦は若くないし実子が三人とも男だったので,里子は小学校以上の男の子を希望しました。」今まで一時保護委託で3人の小学生と5人の高校生を受け入れました。  最近大きな児童の一時保護委託がふえております。里親の数をふやすに当たり,一時保護委託のみを引き受ける方を募る必要も感じています。一時保護委託でも,都合の悪いときは断ることができます。個人情報保護なのでしょうか。受け入れる前の里子の状況が余り知らされません。里子の養育は児童相談所と里親の連携によって成り立つものだと思います。委託期間の長短にかかわらず,受け入れた児童に対してはベストを尽くそうと思っています。これが里親さんの話でございます。  里子なんですけれども,1つ御紹介します。  「八王子市のファミリーホームで育ち,その里親さんと2年前に養子縁組をして,現在も含めて17年くらい,里親宅で生活しています。なかなか大学を卒業できずに,いまだに大学に6年間通っています。  私は生まれてすぐに乳児院に入り,その後,幼児専門の児童養護施設と普通の児童養護施設を2年ずつ転々として,小学校1年の夏に今の里親Sさんの元へ来ました。私には血のつながった実の兄と姉がいまして,私が生まれた時点で2人とも社会的養護に出ていました。元々兄がS家に措置されていて,兄弟が別れて生活するのは可哀想だということで,姉と共にS家に引き取られました。」。委託された当時はとてもたくさんの里子がいて,ファミリーホームですので,たくさんいるんですね。「4学年に5人,皆で連なって小学校に行っていたという時期がありました。周りの人から見ると,5人兄妹というのがまず珍しいし,年子で,親とも似ておらず,性格も似ていない。家族と全然似ていないということで,5~6年生の頃にいじめを受けたこともありました。」。  ちょっといじめの内容が書いてあるんですが,「そんなことあったなと思うのですが,漫画のように校舎裏で目の付きにくい部位に暴力を受けたり,「カンニングさせてくれないと殴るぞ,」等と脅されたりしていました。」ということです。自覚がなかったんですが,気持ちのいいものではなく,ただ耐えていました。とにかく「2年間いじめを受けながらも学校に通うという生活でした。学校を休むという発想はなく,学校を休んでひきこもるというようなこともありませんでしたということです。」。  最後のところを紹介したいんですが,名字が違うとか,いろいろなことを彼女とか彼は気にしているわけなんですが,そういうことを気にしている私を見かねた母から,母というのはもちろん里親のことですが,「母から高校2年生くらいの時に,「里子であることは何も悪くない。誰から生まれたかよりも,この先どう生きるかが大事だ。」という話をされました。ずっと「里子であることを隠し通さなければいけない,周りから普通の子として見られたい。」という思いがあって生活をしていましたが,その言葉をきっかけに「自分は里子であっていいんだ。隠す必要はないんだ。」とだんだん思うようになりました。言われた瞬間からではないですが,少しずつ自分の生い立ちに関して,これはこれでよかったんだ,と思えるようになっていきました。あの言葉がなれば今でも自分が社会的養護出身であるという事をひたすら隠し続けて,いわゆる普通の子,一般家庭の子と同じように見られたいと思い続けていたと思います。  今では自分が社会的養護出身だという事を声に出しています。自分はこういう経験をしてきた,こういった経験をしている子どもたちがまだたくさんいるという事を広く色々な人に知ってもらいたいと思い,今日のような発表をさせてもらったり,インターナショナル・フォスターケア・アライアンスという米国のNPO活動にも参加しています。これは施設や里親家庭出身の若者達が集まって自ら声を出して制度を変えていく活動です。2年位前に要望書を厚生労働省に提出し,子どもの権利に関する現状や足りていないものを話し合ってまとめ,国連へのカウンターレポートとして提出することもしてきました。  そういった活動を通して,自分自身も生い立ちをもっと前向きに捉えられるようになり,社会的養護出身の仲間が一緒に集まって,「自分たちは一人じゃない,仲間がいる。同じような経験をしている仲間がこんなにたくさんいて,不安かもしれないけれども,大丈夫だよ。」という事を共有して,制度で足りていないことは,声に出していかないといけないなと活動しています。  当面の目標としては,きちんと卒業するというところからなんですけれども,社会的養護出身の一人として,また,養子縁組をした者として,自分の生い立ちを無駄にせずに,何かしら活かしていけるようこれからも,声に出していきたいと思っています。」。  ちょっと長くなったんですが,こういうことはなかなか皆さんとシェアする機会がないと思ったので,この際言わせていただきました。こんな感じなんですね。  里親月間をきっかけに,市民への周知活動を盛り上げている先進事例のリサーチなどをして,狛江でも取り入れるべきではないかと思いますが,いかがでしょうか。 263 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 264 ◯ 参 与(石森 準一君) 里親制度の普及啓発活動は,自治体によりその形式はさまざまとなっておりますが,特に狛江市で現在実施をしている体験発表会は,当事者の体験談を通じて市民の皆様の意識醸成を図ることを目的として実施をしているものでございます。市といたしましては,この当事者の言葉でお話をしてもらうという点に重きを置いて実施をしているところですが,今後市民の皆様への周知,理解促進に効果的と思われる事例があれば,関係者と調整の上,積極的に取り入れながら取り組んでまいりたいというふうに考えています。 265 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 266 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 児童養護施設や自立援助ホームを退所した後のアフターケアが大きな課題の1つとなっています。ちょっと参考にまでなんですが,先日青少年の居場所キートスを担当所管課長とともに訪問しまして,施設見学をしました。そして,代表の白旗眞生さんのお話も伺いました。こういったところで,知らなかった若者の姿や支援のあり方がかいま見えたのではないかと思います。所感をお伺いいたします。 267 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 268 ◯ 参 与(石森 準一君) 調布市内の甲州街道沿いにある青少年の居場所キートスには,10月上旬の平日の午後に子育て支援課長と児童青少年課長が訪問をさせていただいたところでございます。当日も10代から20代の若者が数人勉強をしたり,ボランティアの大人の方と話をしたりしながら,自由に過ごしておりました。  若者が自分の家に帰るように自由に訪問し,安心して過ごせる居場所とのことで,施設訪問させていただいた市の職員についても,玄関で呼び鈴を鳴らす必要はなく,誰でも自由にどうぞと言われたことが印象的であったとのことでございます。  代表の白旗眞生さんからは,さまざまなお話を伺うことができましたが,キートスの運営に関しましては,一部の助成金や補助金以外,大半が個人からの寄附金で賄われているということ,また食料品の支援や運営ボランティアも無償で対応しているとのことでありましたので,事業の運営や継続に当たりましては,施設運営や若者に対する代表の思いだけでなく,そこで過ごす若者の姿を多くの方に知っていただき,若者支援のあり方について行政も含めて幅広く考えていくことが大切であると感じたところでございます。 269 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 270 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 児童養護施設や自立援助ホーム,児童相談所などが狛江市にないために,社会的養護が身近ではないと感じている市民が多いとは思います。みずからも乳児院,児童養護施設で育った当事者が児童養護施設を巣立ち頑張っている人たちに,振り袖を着て前撮りと未来への一歩をプレゼントしたいというふうに言って,それの代表を務めております。このプロジェクトについて伺います。 271 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。
    272 ◯ 参 与(石森 準一君) このプロジェクトは,ACHAプロジェクトといって,児童養護施設出身で,現在狛江市内にお住まいの女性が主宰しているプロジェクトでございまして,児童養護施設の出身者の方に振り袖を着た成人式の前撮りを無償でプレゼントするものと承知をしております。  また,このプロジェクトは,主宰者がみずからの晴れ着を着て成人式に出られなかったという経験をきっかけとして,少しでも自分は大切にされる存在だと思って生きてほしいとの思いのもとに,このプロジェクトを始めたというふうに伺っておりますが,撮影,着つけ,ヘアメイクなど,晴れ着の前撮りに必要な技術を持つ方がボランティアとして協力しながら実施されていることやこの活動が児童養護施設出身者への直接的な支援ということのみならず,児童養護施設や社会的養護の周知,理解啓発という部分で貢献されている点につきましては,社会的にも評価されるべきものと感じています。 273 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 274 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 市民の発意や活動に呼応,連携,協力して,机上ではない社会的養護の理解啓発を具体的に,また新たな切り口で推進していくべきだと思いますが,いかがでしょうか。 275 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 276 ◯ 参 与(石森 準一君) 里親や施設擁護も含めたいわゆる社会的養護の分野につきましては,社会的に注目を浴びることも少なく,いわゆる一般の市民の方がふだんの暮らしの中で意識するような場面も決して多くないことから,実際に実務を行っている中において,その存在を市民の皆様に周知し,理解を深めていただくことは,なかなか難しいものと感じているところでございます。しかしながら,今回御紹介いただいたようなプロジェクトのように,実体を伴って社会に貢献するような活動をされていたり,その活動の中で共感できるようなものがあって,さらにそれが自分たちと同じ市民ということであれば,結果市民の皆様への周知や理解促進が図られていくものと考えています。  ただいま社会的養護の理解啓発における新たな切り口ということで,御提案をいただいておりますが,今後このプロジェクトの活動につきましては,まずできる範囲から必要な支援を行ってまいりたいというふうに考えています。 277 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 278 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) たまたまなんですが,12月2日の新聞の夕刊の一面にこのプロジェクトが載ったので,こういった形で取材をたくさん受けています。こういったことで,たまたまこの方が今狛江にいらっしゃるということで,ぜひこういった切り口で,社会的養護というものの理解啓発,当事者が語ることということが先ほどのお話にもあったように,当事者が声を上げていくこと,このことを私たちはしっかりと理解して,支援していきたい。このように考えています。  続いて質問をいたします。  市民活動支援センター開設からこれまでの主な事業についてお伺いをいたします。市民の多様な活動を支援し,市民の持つ発想力,専門性,柔軟性,ネットワーク,情報,技術など,最大限に生かし,その活動を各原動力としてまちづくりを進化,発展させていくことが求められています。そのための市民活動支援センター,役割をどう認識し,果たされているのでしょうか,お伺いいたします。 279 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 280 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民活動支援センターでは,平成28年度の開設からこれまでの間に,団体の運営等に関する専門相談会の実施,団体交流事業として食堂,居場所の連絡会,クラウドファンディングの基本的な知識を学ぶための勉強会兼交流会などを実施したところでございます。また,情報誌「えくぼ」を年11回,広報誌「こまえがお」を年3回発行しており,フリースペースを活用した団体との共催イベントや地域活動を始めるきっかけとなるようなサロン及び講座の開催,団体の活動領域を広げるための体験学習プログラム,ボランティア促進のための体験ボランティアや回収活動などを実施してきたところでございます。 281 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 282 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) まつやまNPOサポートセンターを視察してまいりました。大変丁寧な説明をしていただきました。平成14年度からNPO法人に委託しており,業務内容も交流促進,情報収集,提供,相談事業が主に市民から求められていることだということで,しっかりとした調査を行い,データに基づいた役割を果たしている。このことがわかりました。狛江においては,市民ニーズに応えた市民活動の拠点としての役割はどのように捉えているのでしょうか,お伺いいたします。 283 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 284 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まつやまNPOサポートセンターにつきましては,松山市が企画,運営を認定NPO法人アクティブボランティア21に委託しており,NPOに関する総合的な相談窓口事業等を実施することで,市民活動団体の拠点施設となっております。狛江の市民活動支援センターにおきましても,市民と行政による協働のまちづくりを推進し,よりよい市民生活の実現に向け,地域課題の解決に取り組みたい市民及び市民活動団体を支援するための活動拠点として,多くの人々が出会い,交流する場となることを目的としているところでございます。  今年度につきましては,狛江市参加と協働の市民フォーラムを市との共催で初めて実施する予定であり,来年度につきましても,団体交流事業の実施を予定しているなど,団体交流の場を数多く提供することで,第2期においてさらに交流,拠点の機能を本格化していきたいと考えております。 285 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 286 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) まつやまNPOサポートセンターでは,情報収集,提供ということを目的にホームページとブログを実施しているそうです。相談事業を行う中で,その悩みが明確になったということです。運営に関する相談が74%に達し,そのうち資金調達や広報が40%,そして各種手続に関するものというのが33%という結果から,まつやまNPOサポートセンターでは,これらを重点としたところの市民活動のサポートを心掛けている。大変わかりやすい役割を担っているなと。  その一方で,狛江はすごく手広くやってしまっているので,もう少し重点的に基礎的なところの調査とかをして,市民活動を支えていくという視点も私は必要なのではないかというふうに思っております。  市民活動を支えるために,利便性の向上の一環としてどのような改善を図ったのでしょうか,また今後についても伺います。 287 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 288 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 活動団体から要望を受けておりましたカラー印刷にも対応した印刷機を導入し,団体が作成するチラシなどを1度に大量の印刷ができるようになったところでございます。また,アクセス向上策として,狛江駅側から来た方が門を回らずに直接出入りできるような改修やセンターの休館日が公民館や地域センターと同一の火曜日であることを踏まえ,利便性向上に向けた運営について検討することを目的として,令和2年1月4日から2月29日までを試行実施期間として,休館日を通常の火曜日から月曜日に変更し,利用者数の変動等を測定いたします。  今後につきましても,市民団体の要望を傾聴し,さらなる利便性の向上を図っていきたいと考えております。 289 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 290 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 適宜市民の声を反映しながら,こういった改善をしているということで評価できると思います。  続いて伺います。  駅近,狛江駅直結と言っても過言ではない好立地のエコルマホールですが,その活用は市民力を掛け合わせることで相乗効果を生むことは,疑いの余地がありません。エコルマホールの活用と周知に関する現状と課題について伺います。 291 ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 292 ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 平成30年度の市民ホールの稼働率は60.8%となっており,貸し館や自主事業における各種公演のほか,市民団体の発表の場や市内小・中学校,都立狛江高校の発表の場などとしても活用されており,広く市民の皆様に親しまれております。また,駅近という利点から,利用者の方々からは駅から近いため,雨にほとんど濡れずに会場に入れたや駅の目の前にあるため,迷わず利用できたなどのお言葉をいただいております。  なお,周知方法といたしましては,今年度はホームページのリニューアルを行い,より見やすく使いやすくするため,モバイル端末への対応を図りました。さらに,10月からはインターネットでのチケット販売も開始したところでございます。  また,ラグビーワールドカップの際にパブリックビューイングをホールや展示多目的室で開催したことで,今までに来館されたことがなかった方々へのアプローチにも成功しております。課題といたしましては,平日の稼働率の向上であると認識しております。 293 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 294 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 1つの例としてですが,ことし市が共催した世田谷子どもミュージカルについて,公演内容,来場者数とその評価,教育的視点で期待できること,期待することについてお伺いをいたします。 295 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 296 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 従来世田谷子どもミュージカルでは,狛江市教育委員会の後援で,児童を対象としたミュージカル体験,ワークショップなどの事業が行われておりました。平成31年度は公演を契機にミュージカルへの理解を深めることを目的として,狛江市の小学生を対象に第10回記念公演ミュージカル「魔女バンバ」へ無料招待をしていただきました。さらにミュージカルの楽しさを体感してもらうワークショップやレッスンが一体で開催をされております。  また,小学校から要請があれば出前授業を実施していただくこととなりました。これに伴い,教育委員会が事業実施に向けた打ち合わせに参加するなど,企画,運営の段階から参画をいたしました。  さらに,エコルマホールや西河原公民館の利用に対し,使用料の減免を行うことで,事業費についても側面的な支援を行い,広報,PRなど,役割を担うことと位置づけました。これらの見直しにより,平成31年度については,狛江市教育委員会の共催といたしました。  「魔女バンバ」は,7月13日と14日の2日間の公演で,合計4回の公演ですけれども,来場者数は2,464名となっております。今年度につきましては,小学校の出前授業は残念ながら日程が合わず実施できませんでしたが,次年度以降は出前授業が実施できれば,各小学校において学芸会の練習で本格的な演技指導をいただくなどの取り組みが期待されております。 297 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 298 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) この団体が子供だけでミュージカルをやるというところが,多分ほかのところでは大人の人も混じっていたりするので,そこがちょっと特化している特徴的なところなんだと思います。一応この団体はいろいろな演目があるんですけれども,それを全国的に何種類かの演目を全国で展開しているような形なので,こういうことをすると,例えば近隣の違うところからも情報を見て,狛江のエコルマにいらっしゃるという状況です。  ですので,次の質問をいたします。  エコルマホールを継続的,定期的に利用する団体が定着することで,広域で知られることになり,地域活性や商業振興に寄与し,市民力での狛江市のアピール,シティセールスが展開されていると思いますが,その効果についてどう考えるのか,お伺いいたします。 299 ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 300 ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 市民ホールの利用団体は,継続的,定期的な利用が多い傾向にございますが,特に最近の傾向として,市内だけではなく,小田急線沿線からもバレエ団体の発表会の場として使われることが多くなっております。そのほかには,著名な歌手や音楽家によるコンサートなどの開催により,多くの来場者がいらっしゃいます。来場者や利用者の方々は,駅周辺の商業施設を利用することも見込まれるため,商業振興への効果は高く,地域活性にも寄与しているものと思われます。また,定期利用される団体や興業会社等が定着すれば,来場者や利用者の口コミによって,狛江市の魅力が市内外を問わず多くの方に伝わる可能性も十分に考えられ,市民力との相乗効果も期待できるものと考えております。 301 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 302 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 市民活動とか,市民がやることというのがその人たちだけの楽しみだけではなくて,波及的に,例えばこのミュージカルだったら学校の演技の授業にかかわるとか,これに関してはいろいろな地域の飲食店を使うとか,そういった波及したもの,1個の活動が広がっていくこと,このことが市民活動の底力ではないかというふうに思っています。  市民活動が地域を豊かにしています。市民活動の拠点は1カ所に集約するのではなく,それぞれの団体が活動しやすいところで複数あるほうがよいと思います。現状の拠点の1つとなっている市民センターも新たな利用者,若い人たちなどの団体が活動したいと思える場所にしていく必要があるのではないかと思います。いかがでしょうか。 303 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 304 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公民館ではインターネット環境の整備など,現状の設備でできることで既存の利用者団体の利便性を図る取り組みを行っております。また,フリースペースの拡充,市内小・中学校の一斉閉校期間に実施した夏休み子ども・中高生スペースなど,公民館を地域の居場所として捉える事業を通して,公民館利用者の裾野を広げ,将来的な利用者の拡充を図り,今まで公民館を利用していない若い世代に公民館での学習の機会を得ていただき,新たな団体活動につなげていただければと考えています。 305 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 306 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) その取り組みとして,魅力ある公民館づくりということと同時に,敷居の低い使いやすい公民館づくりというものが求められていると思います。  私のほうでも,今回市民活動をしている人たちからさまざまなお話をいただいて,こういう質問をしているわけですけれども,10年以上活動している着つけをする会なんですが,その人たちの会というのは2年ぐらい前に狛江の成人式のときに,着崩れてしまっている子たちがいっぱいいて,見るに見かねていると,だからどこかでちょっと直してあげたい。そんなボランティアをしたいんだけれども,いかがでしょうみたいな話になっていまして,その人たちは狛江の中で20人ぐらいで,狛江じゃない方もいらっしゃいますが,成人式の日は朝から違うところに行って,きちんとお金をもらって着つけをしてくるんですけれども,昼ぐらいには終わっているので,みんなが狛江のエコルマあたりにいるときに,狛江市に帰ってこれると,そんな御提案もいただいていたんですが,なかなかそのことも実現できなかったんですね。  そういう人たちが西河原とか市民センターでそういう会の登録をして,着つけというのはいつもやっていないと鈍るというか,いつも着つけの機会があったほうがいいということで,あとすごく荷物が多いから,車で来る人も多いというようなことが言われていました。  その人たちのポイントというのは,自分たちが着つけをしているそのことだけを楽しむのではなくて,そうやって成人式のそういう着つけを直してみたいとか,ほかのことに自分たちの活動を広げようとしているところが私はすごくきちんとそれを市も受けとめて,そういう場を設定していくことも重要なんじゃないかなと思っています。  例えば,先ほどの荷物が多い活動をする市民の方々に対して,全ての公民館利用者の駐車場の無料化というのは,来庁者の駐車に影響が出てくると思うんですけれども,荷物の運搬等でどうしても車が必要な団体もございます。各団体1台からでも利用時間を無料にするということはいかがでしょうか。 307 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 308 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市といたしましても,市民活動推進のきっかけとなるような取り組みは非常に重要であると認識しております。来庁者駐車場における借受け運営事業者との契約が今年度で満了となります。ただいま御質問者からの御提案につきましては,4月からの実現に向けて検討を行ってまいりたいと考えております。 309 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 310 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それ以外にもさまざまな支援やかかわり方があると思います。行政の大なり小なりの支援やかかわりが市民力を向上させ,地域を盛り上げる力になります。こうした支援を継続していくことが市長が目指す市民活動の推進の一歩ではないかと思いますが,市長,いかがでしょうか。 311 ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 312 ◯ 市 長(松原 俊雄君) 私も吉野議員のおっしゃるとおりだと思います。そのように考えているところでございます。団体の自主性を重んじながら行政が支援し,かかわりを持つということで,市民活動がより円滑に行われ,地域を盛り上げる一助になるというふうに思っています。  今後も引き続き市民団体からの御意見,御要望等を参考にしながら,市民活動支援センターを活動の拠点としながら,市としても切れ目のない継続的な支援を行っていきたいというふうに考えております。 313 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 314 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 未来戦略会議,これは大変興味深い提案と報告をしていると言えます。この中で,「住民から「選ばれる」まちになるためには,行政活動を通じて住民にどのような価値を提供することができるのか。他市と差別化するために,これまでの交通利便性に代わる「何か」を見つけなければなりません。同時に,財政規模の縮小とあわせて,民間建築物を活用した図書館等の公共施設の整備や,民間活力による施設の管理・運営等の新たなマネジメント手法を導入し,公共施設にこれまでと違う価値を見いだしていくという考え方も必要です。」というふうにございます。  私は,市民意識調査などとすり合わせて連動しながら,核には市民が主役でまちづくり,この推進を大きく期待し,この質問は終わります。 315 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野芳子議員。     〔7番 吉野芳子議員登壇〕 316 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 2問目は高齢者の生活・医療・介護・健康維持の環境の充実に向けてです。  厚生労働省が11月28日に発表した介護給付等実態統計によると,介護保険給付や自己負担を含む介護費用が2018年度に初めて10兆円を超えたとのことです。ヘルパーの自宅訪問や通所でのリハビリといった介護サービスを利用した人も,前年度比1.6%増の517万9,200人で過去最高でした。高齢化の進行で社会保障費が膨張している実態が示されました。調査は介護保険制度が始まった翌年の2001年度から実施されて,初回では介護費用総額は4兆3,782億円ということです。  団塊の世代全員が2025年には75歳以上の後期高齢者となります。増大し続ける費用をどう抑制するのか,厚生労働省の諮問機関である社会保障審議会の部会が介護保険制度の見直しを議論しています。また,政府が5月に示した新たな認知症対策の大綱案では,認知症はそもそも発症の原因が突きとめられていないにもかかわらず,認知症の人の割合を減らす目標値を打ち出しました。これについては,明らかに課題が多いのは誰にでもわかることだと思います。  こういった厳しい現実の中であっても,主に高齢者を中心とした生活,医療,介護,健康維持の環境改善に取り組んでいくために質問をさせていただきます。  買い物難民という言葉は,商店の廃業や加齢や病気で行動範囲が限られ,食料品や生活用品の入手に窮する人々をあらわしています。狛江市における買い物難民の現状について,市の認識を伺います。  再質問は自席よりいたします。 317 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 318 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 平成23年12月の東京都産業労働局,高齢者の購買動向に関する調査報告書によりますと,高齢者が不便を感じずに買い物ができる許容範囲は徒歩10分圏内とされており,市内でも買い物が不便となりつつある地域が点在し始めているものと認識をしております。 319 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 320 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 平坦な狛江市であっても,買い物に苦労している高齢者が少なくありません。多く聞かれる声は,以前は自転車に乗っていたので,どこに行くにも買い物に困らなかったけど,年を取ってから危ないのでやめたというものです。また,団地でエレベーターがないので,階段が大変,無理してスーパーに行ってもレジが機械精算になってしまった。機械に弱いので難しいなど,さまざまな理由ですが,生活が困難になっている現実が浮き彫りになります。  今後はどのようなことが想定されるのか,お伺いいたします。 321 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 322 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 介護予防と認知症予防を兼ねて,高齢者には徒歩による買い物を継続していただく必要があると考えておりますが,民間の宅配事業者等を利用できる状況から,先ほどの高齢者の購買動向に関する調査報告書によれば,85歳以上の4人に1人は買い物にほとんど行かない状況にあるとされております。このため,当市におきましても,介護予防,認知症予防に対する懸念がますます増大することが想定されております。 323 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 324 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 参考にできる先進的な取り組みではどんな事例があるのでしょうか,狛江市ではどんな対策を講じていくのか,お伺いいたします。 325 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 326 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) ドアツードアで配達をしてくれる民間の宅配業者の存在は,高齢者にとって食料品,雑貨の確保策として有効に機能しておりますが,徒歩圏内に移動販売車が展開されることで,介護及び認知症予防策を確保しながら買い物ができることから,当市におきましても,横須賀市などにおける先行事例を踏まえまして,平成30年度から狛江市生活支援体制整備協議会と共同で,移動販売車とくし丸の巡回を多摩川住宅や駒井町等で実施をしております。  また,福岡市では本年10月から葬儀会社の車両,運転手の無償協力による買い物先への高齢者の送迎モデルとして,高齢者の外出支援促進の取り組みを試行的に実施しております。  当市におきましても,介護予防と認知症予防に役立つ形での買い物支援が重要と考えており,そのための支援策を検討してまいりたいと考えております。 327 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 328 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 1つには,狛江市内での高齢者の方々の声を細かく聞き取ることが重要だと思います。そして,状況に合わせたさまざまなニーズに対するメニューが用意できるということが望まれるのではないでしょうか。  続きまして,質問をいたします。  高齢者を初めとした外出支援として,安心して利用できるトイレが市内に整備されていることは大切です。しかし,新たな問題がございます。尿漏れパッドを利用する高齢者がふえ,男性用にはそれを交換できるトイレや捨てる汚物入れの設置がないということです。排せつは最も切実な問題であると同時に,当事者が声を上げにくいという側面がございます。狛江市ではどう考えているのでしょうか。 329 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 330 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 乳幼児のおむつ交換を含め,高齢者や障がい者にとりましても,公衆トイレにおけるおむつ交換ができる設備の確保は,重要な課題であると認識しております。しかし,大人用のユニバーサルシートは大規模な便房を持つ多目的トイレでなければ設置が難しいこともございまして,整備が進んでいない現状にございます。  また,汚物入れにつきましては,乳幼児のおむつが持ち帰りを原則としていることや不法投棄の対策など,予防措置を講じなければならない難しい課題があると考えております。 331 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 332 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) トイレというものが全体的に居心地がいい,清潔になっているという現状を踏まえながら,男性用トイレも健康にかかわることとして改善していくべきという指摘をさせていただきます。  さて,近年日々昼夜を問わず救急車のサイレンを聞かない日はありません。救急車の運用効率化を狙って,総務省消防庁が呼びかけている救急安心事業♯7119とその普及について市はどのように考えているのか,伺います。 333 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 334 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 東京消防庁管内の平成30年中の救急出動件数でございますが,81万8,062件で過去最多を更新し,前年度比4.2%の増となっております。救急出動件数がふえ続ける中,真に救急車を必要とする場所に的確に到着するため,東京消防庁救急相談センター♯7119の普及と救急車の適正利用の啓発は,市としても重要な取り組みと認識しております。
    335 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 336 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,どんなメリットがあると考えるのでしょうか。 337 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 338 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 医師,看護師,救急隊経験者等による相談医療チームが24時間,年中無休で待機しており,急な病気やけがをした場合,救急車を呼んだほうがいいのか,今すぐ病院へ行ったほうがいいのかなど,迷ったときにダイヤルすると的確なアドバイスをいただけます。このことにより,不要不急な救急車利用を軽減することができるものと考えております。 339 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 340 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 相談電話♯7119の市での周知等の現状と今後について伺います。 341 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 342 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ♯7119の東京消防庁救急相談センターの普及,啓発につきましては,令和元年11月発行の安心安全通信において特集を組んだほか,広報こまえにて毎15日号に掲載をしております。今後につきましても,適宜周知,啓発に取り組んでまいります。 343 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 344 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 取り組みの反応,効果はどう感じているでしょうか。 345 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 346 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江消防署では,年間の救急件数を公開しております。平成29年度と平成30年を比較いたしますと,平成29年10月17日から猪方出張所での対応をした件数が追加されているとはいえ,3,603件から5,378件に増加しております。引き続き狛江消防署と連携して,イベントなどの機会を捉え,市民の皆様に発信していく必要があると感じております。 347 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 348 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) やはり増加しているということですので,何らかの対応が必要で,そのうちの1つの方法は♯7119かなというふうに思います。  それでは,続いてポリファーマシーについてお伺いいたします。  ポリファーマシーとは何でしょうか,どんな問題が提起されているのかを伺います。 349 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 350 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) ポリファーマシーとは,単に服薬する薬剤数が多いことではなく,それに関連する薬物有害事象の増加や服薬過誤などの問題につながる状況でございます。また,高齢化の進展に伴い,生活習慣病等と老年症候群が重なり,治療薬や症状を緩和するための薬物の手法が増加し,多剤服用になりやすい傾向があると言われております。  問題といたしましては,薬剤費の増大に伴う医療費の高騰や薬物有害事象リスクの増加及び残薬の増加などが提起されていると認識しております。 351 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 352 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,有害事象に対する市の認識を伺います。 353 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 354 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 薬物有害事象とは,薬との因果関係がはっきりしていないものも含め,薬を投与された患者さんに生じる好ましくない,または意図しないあらゆる医療上の出来事と認識をしております。 355 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 356 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,市でのポリファーマシーの取り組みの現状と今後の展開についてお伺いいたします。 357 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 358 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 今年度より,東京都の区市町村保健事業担当者連絡会に参画し,医薬品適正使用推進事業につきまして,各区市町村における国民健康保険担当部署での取り組み内容や課題を共有するとともに,必要な対応策を検討しています。また,今後でございますが,今年度中に東京都から示される予定の多様な事例を参考に,事業展開を検討するほか,関係機関との連携体制及び効果的な指導方法などにつきまして,調査,研究を進めてまいりたいと考えております。 359 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 360 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それで,ポリファーマシーは知っているとすごくいろいろな意味でショッキングな状況でございまして,また紹介をさせていただきたいんですが,「奈良県三郷町のやわらぎクリニックに,大学病院から80歳の男性が紹介された。男性は余命数カ月と告知を受けていて,住みなれた自宅で過ごすことを希望した。在宅での主治医となった北和也院長は,訪問看護やリハビリを提案したが,男性は望まなかった。男性の内服薬は11種もあり,うち肺炎予防のための薬の自己負担額が月に1万円もかかっていて,費用のかかる訪問看護をためらっていた。  北院長は,男性や家族,大学病院の主治医らと相談し,肺炎予防より訪問看護とリハビリを優先することを勧めた。  「医学的な視点だけではなく,患者の価値観も踏まえつつ,優先順位を考えて薬を整理すれば,満足度の高い医療,福祉を提供できる」との考えから,肺炎予防の薬を中止した。男性は「再び趣味を楽しむためにリハビリも頑張る」という目標もでき,最期まで自分らしく生きることができた。  北院長は,「特別な理由がないのに,高額な薬を選べば,患者の負担は大きくなる。年金などで生活する高齢者は,薬代を減らし,その分を趣味などに回せれば,その人らしい生活を送ることもある」と話す。  不必要な薬代に対する調査がある。埼玉県薬剤師会が2015年2月にまとめた報告書によると,平均年齢78.6歳の男女150人の患者について,ある時点で使わずに飲み残した薬の費用を調べたところ,1人当たり8,435円だった。薬剤師が不必要な薬などを整理し,約2カ月後に3,690円にまで減った。5,447人を対象にした別の調査では,4,885円が921円にまで大幅に減った。  一方,健康保険組合連合会の全国2,000人を対象にした17年の調査で,薬局や薬剤師に期待することを複数回答で尋ねると,「ジェネリック(後発医薬品)について説明してくれることなど,薬代を安くする方法の相談に応じてくれる」が34.2%と3分の1の人が挙げた。「服用する薬の種類を減らす相談に応じてくれる」も13.6%。薬代を気にする人や,服用する種類が多いと感じる人が少なくない実態が浮かんだ。  薬の経済的負担は,個人の問題にとどまらない。大半の薬には,公的な医療保険が適用されているからだ。厚生労働省によると,16年度の国民医療費42兆1,381億円で,うち医師の処方箋に基づき薬局を通じて出される薬の費用は7兆5,867億円と約2割を占める。25年には国民の6人に1人が75歳以上になることなどに伴い,さらに増加すると予測されている。こうした面からも,ポリファーマシーの是正は必要な取り組みとして国なども推進している。」ということでございますので,本当に他人事ではありません。  ポリファーマシーの対策に取り組む上で,医療機関や患者などへの聞き取り等の実態調査を行う必要があるのではないかと思います。いかがでしょうか。 361 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 362 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 市内におきまして,医療従事者へのポリファーマシーに対する意識調査を行い,地域の実情を把握する必要があると認識をしています。そのため,医療機関へのアンケート手法などにつきまして,調査,研究を進めてまいりたいと考えております。 363 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 364 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) これでポリファーマシーの質問は終わります。  訪問診療と訪問看護を組み合わせた在宅医療は,外来,入院に次ぐ第3の医療と呼ばれております。近年開業希望者がふえておりますが,狛江市の現状と課題について伺います。 365 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 366 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 市では,医療と介護の連携におきまして,リアルタイムによる適切な指示を受けて,ケアを実施できるソーシャルネットワークシステムとして,MCS,メディカルケアステーションを活用しており,現在訪問診療機関5件,訪問看護機関3件が登録している状況でございます。  また,現在多くの職種連携を図るための機関である狛江市医療と介護の連携推進小委員会におきましては,精神疾患を抱える在宅療養患者への往診,訪問診療につきまして,市内の医療機関では専門的に往診,訪問診療を行うことが困難であるという課題が挙げられております。引き続き小委員会の中で議論してまいりたいと考えております。 367 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 368 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 在宅医になるには試験や資格はなく,医師なら誰でも在宅医を名乗れるわけですが,市での在宅医療の質の担保についてはどのような仕組みがあるのでしょうか,お伺いします。 369 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 370 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市医療と介護の連携推進小委員会におきまして,多くの職種の現場が抱える課題整理と方策について,在宅医療現場における質の向上と強化につながるよう協議,検討を行っております。また,在宅医療にかかわる多くの職種間の研修会を実施することで,職種が違うことによるお互いの認識を確認し合い,連携の強化を図っています。 371 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 372 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 病気を抱えながら自宅療養する高齢者がふえております。こういった高齢者には専門のスタッフによるチーム支援の体制が必要となると思います。人材不足への不安が払拭できませんが,介護基盤の現状と今後はどうなっていくのか,大変心配なところでございます。  福祉人材の確保というのが大変深刻な問題となっています。また,狛江市ではどのような実態を把握しているのかについてお伺いいたします。事業者等,関係団体での意見交換や対応,これを議論する場はあるのでしょうか,伺います。 373 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 374 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 平成30年度から,東京都社会福祉協議会と狛江市社会福祉協議会が主催し,市とハローワーク府中が共催して狛江市福祉のしごと相談・面接会を実施しております。今年度は1月25日に開催を予定しておりまして,この相談・面接会への参加募集を,市内障がい者福祉,高齢者福祉,保育の全事業所を対象に行っております。しかし,各事業所に参加依頼を行う中では,人手が足りているために参加しない事業者もいらっしゃるなど,福祉人材といってもさまざまな職種があるとともに,正規,非正規という雇用形態もさまざまであることから,人材不足の状況は職種や雇用形態によって異なります。  なお,事業者等関係団体での意見交換や対応を議論する会議体はありませんが,事業者等関係団体が委員となっている会議体では,たびたび福祉人材については話題に上がっております。  今後もさまざまな事業者と日常的に連携しながら意見を頂戴し,1月に実施する相談・面接会などを活用しながら,福祉人材の充足に向けて取り組んでまいります。 375 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 376 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 病院や施設ではなく,自宅で最後を迎えたいと考える人が内閣府の調査によると約55%いるそうです。しかし,実際に自宅で亡くなる人は13.2%ということです。  狛江市ではアドバンス・ケア・プランニングについての周知,推進についてどう考えているのかについて伺います。 377 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 378 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 終末期におきまして,約7割の患者は意思決定が困難になると言われております。このため,患者が意思決定できなくなったときに備えて,あらかじめ患者の価値観や人生の目標,また将来の医療に関する希望などを理解して共有し合うことが有効な方策となります。  アドバンス・ケア・プランニングは,早過ぎても不明確となり,また遅過ぎても意思決定ができないため,タイミングを逃さない実施が重要でございます。このため,アドバンス・ケア・プランニングを有効に機能させるためには,患者本人や家族,また医療介護支援者の間でアドバンス・ケア・プランニングの内容を理解し,終末期を迎える前の適切なタイミングにおいて,話し合いが進められるよう周知していく必要があると考えております。 379 ◯ 議 長(石井 功議員) 7番吉野議員。 380 ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 超高齢化社会は目の前にあり,これは人類が経験したことのない社会です。どの世代においてもありのままで暮らせる共生社会をいかに実現していくのかが大きな課題であり,このことについては全ての人が当事者と言えます。その中でも懸念されるのが認知症対策です。70代人口に占める認知症の割合を6年間で6%減らすという案は唐突です。予防が目玉として強調され過ぎたことで,認知症が悪いこと,努力しなかったなど,社会におけるネガティブなイメージや危機感が強まり,社会における阻害,孤立,そして自己責任論が生まれないか危惧されます。  狛江市においては,あくまでも共生社会を目指す政策の実現を着実に進めていけるよう,私も微力ながら努力をすることを誓いまして,全ての質問を終わります。 381 ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩いたします。     午前11時53分 休憩     午後 1時30分 開議 382 ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。8番三宅まこと議員。     〔8番 三宅まこと議員登壇〕 383 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 通告に従いまして2問,1問目は台風19号被災を経験した狛江市の広報体制,今後のあり方というテーマで伺ってまいります。  私は総務文教常任委員会に所属しておりまして,今回の所管事務調査が風雨災害での排水樋管というテーマに決まりましたので,このテーマに関しては委員としては差し控える必要がありますので,それ以外のテーマ,広報ということで焦点を絞ってお話をいろいろさせていただきたいと思います。  最初の質問は,今回の10月12日に台風が関東に直撃,伊豆半島に直撃したわけでございますが,狩野川台風に迫るということで,事前に政府,東京都も含めて,防災ということで躍起になって報道されておりました。そういう意味では,事前,当日,事後ということで,今回行われました狛江市の全ての広報を棚卸しして,俯瞰で見て一元化して,そこで問題点を抽出していくと,顕在化した課題は何だったのかと,そういう視点でお聞きいただければと存じます。  理事者側の手元にもエクセル資料がございますが,議場の方は見にくいと思いますので,こんなものがタイムライン,理事者側のものは細かいものですが,話は簡単でして,今回狛江市の広報というのは安心安全情報メール,エリアメール,防災行政無線,そしてこれは広報のほうですが,狛江市のホームページ,もしくはソーシャルネットワーク,これ以外にもいろいろあるんですが,代表的なものを5つ選んで,それを全て時系列で並べ直しました。  それで,11日以前,そして12日当日,13日以降,11月15日まで広報があったとお聞きしていますが,全部で162項目,例えば11時3分というのは1つのタイミングとして162の広報がありました。それを例えば同じタイミングで同じ広報が出されているものもありますし,微妙にずれているものもあります。そういったものを一元化して,俯瞰して顕在化して,そこから見えてきた課題は何なのかという質問で,きょうの話は一般質問というよりも,80分の時間を使いまして,今回台風19号に関して,防災の広報ということだけに絞って皆さんも防災の広報の会議をしているというようなつもりでお聞きいただければと。ですから通常の一般質問とは違って,物すごく細かい話までさせていただくつもりでございます。その辺御容赦いただきたいと思います。  さて,今回この資料作成に御協力いただいた安心安全課,秘書広報室御担当にも,こうした一元化された資料というのが必要という共通した認識を持っていただくことができました。  それでは,これをベースにどのような視点で今後の改善に取り組まれていくのか,それぞれの部署での御所見を伺いたいと,それが大きく1問目の最初でございます。  続きまして,大きく2問目,市政課題に関しまして,順番を入れかえまして,4番の市民センターの今後の進め方に関して伺いましたところ,理事者側からは利用者のみならず,広く市民の皆様の御意見を伺うと,そしてどういった改修希望や改修方法がよいかなどを整理するためのアンケートを実施する予定ということでもございました。  私も心から一部のセンター利用者だけではなく,広くあまねく狛江市民8万3,000人の方に門戸を広げてさまざまな考えを聞くべきだと思っております。その件に関しても,再度御所見を伺います。  再質問は自席から行います。 384 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 385 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 1問目の災害時の情報伝達について答弁させていただきます。  御質問のとおり,情報を受け取る市民の立場としましては,発信者が安心安全課か秘書広報室かは問わず,狛江市からの情報として受け取ることとなります。それぞれのツールを用いて,情報の内容や対象者を想定し,適切に対応するための準備が必要と認識しております。 386 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 387 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 同じく1問目でございます。  市からの情報は,市民の皆様が避難行動をどのようにとるかを決める際の重要な情報であると認識しています。タイムラインに掲載されている内容をもとに,発信内容,タイミングなどを秘書広報室と安心安全課で検証していき,今後の災害時の情報発信に役立ててまいりたいと考えています。  続きまして,2問目の市民センターに関することをお答えさせていただきます。  今回実施いたしますアンケートは,無作為抽出で2,500人の方にお聞きをするものでございます。そのため,ふだんから市民センターを利用されている方,されていない方を含め,広くフラットにお聞きし,市民全体として市民センターにどういったものがどの程度求められているのか,ニーズを把握をした上で,市民センターの改修規模等を定めてまいりたいと考えています。 388 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 389 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) テーマ1,テーマ2なんですが,最初にテーマ2の話に関して,このアンケートは市民センター利用者だけでなく,未利用者も含めてお聞きいただくということでした。狛江市は,新しく住民になられた方で子育ての世代も多く移住されてきています。現役世代の方が多ければ,それだけ当然現業が忙しくて,余り市の動きに関心が薄い方が多いのではないかなと推察する次第でございます。  こうした新しい時代の狛江の狛江らしい市民センターという存在には,新しい価値観,新しい発想を見いだしていただき,今後20年,30年とたくさんの方に利用される,愛される市民センターになるように議論をリードしていただきたいと思います。  それでは,テーマ1の再質問に移ります。  先ほどの御答弁で登壇で抜けていたので,文脈がおかしかったのですが,要は市民の受け取り方としては,秘書広報室だろうが安心安全課だろうが余り関係ないんですね。どこから発信されたか,狛江市の情報として受け取るということで,縦の組織も横にしながら,市民の見られ方がどうかということを考えていきたいということをこの時間にさせていただきたいと思っています。  地震と違い,台風は事前に予見ができます。この被災を経験した狛江市として,ちょっと言葉は悪いかもしれませんが,その教訓を生かして,防災計画の不断な見直しをお願いしたいと思います。  その中で,災害の広報に関して,狛江市に御認識いただきたい問題意識が2つございます。  今申し上げました1つ目は,市民からすると狛江市の広報というのは,発信元が安心安全課だろうが秘書広報室だろうが,あるいはほかの部署であろうが関係なく,狛江市の発信になると認識されるという点が1つ目の話でございます。  そして,2つ目はこれは一般論でありますが,市民はふだん市の行政に関心がない方が多いんですけれども,発災時は違うんですね。行政の情報が頼りになるために,日ごろ市の広報と縁が薄い市民が一転みずからの意思で情報を取りにいくケースが多くなるという点が2つ目の認識でございます。  市民の皆様の立場に立ちますと,狛江市としての災害広報の見られ方,見せ方は,行政対応力として大きな部分を占めてきます。これは最初のアプローチをしたときに,市の対応がどうだったかということがその後の印象に大きく影響するから,そこの部分,広報というのは大事なんだよということですね。  すわ一大事と思って,雨が降ってきました。行政無線が聞こえないな。狛江市のホームページをのぞいてみようと。1日目に佐々木議員が14日,次の日に電話したらつながらなかったと,それと同じだと思うんですね。情報を取りにいこうと思ったら,何だ,大したことないなという悪い印象が残ってしまわないように,工夫をしていく必要があると思います。すなわちこれが市民の心情や感情を理解して,災害のコミュニケーションを事前に準備して組み立てていく,デザインしていく視点であると思っております。  そのためのステップとして,まずは今回の被災での狛江市の全ての広報を一旦棚卸ししていただきました。一元化して,その改善への道筋をつけていくというステップを踏みます。市の提供する情報と市民の受け取り方にギャップがなかったのか,そういったことも含めて検証していきたいと思います。
     12日当日の総括としては,最後にちょっと同じ質問をまたしますけれども,まずは1問目は12日の午前中,避難警報がエリアメールとして市民のスマートフォンや携帯電話といったモバイル端末にどんどん畳みかけられてきたと思うんですね。エリアメールとかピンピン,ピンピン鳴ると,その時間帯前後,だから午前,午後,そしてあるいは18時以降の夜と時系列で伺ってまいりますが,市民はそれぞれの時間帯で何の情報を求めていたと考えられるのか,市の御所見を伺います。 390 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 391 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 時間に応じた市民の情報のニーズにつきましては,まず12日,午前中は気象庁により気象警報等が発令されたこともあり,台風の動向や今後の見通し,自主避難所の情報。午後になりますと警戒レベル3や警戒レベル4の発令に伴い,開設している避難所の情報や対象者の情報。夜以降につきましては,市内の状況や御自身の今後についてなど,状況に応じてニーズの変化があったと認識しております。 392 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 393 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) それでは,同じ質問は後で質問しますので,進めます。  まず,10月11日以前の広報に関して伺ってまいります。  10月10日,台風上陸2日前ですが,こまえ安心安全情報メールにて,台風の接近に注意してくださいという注意喚起の案内が出されています。災害時に発信される情報は,定型的な文章が多いことも予見して,あらかじめテキストデータを準備しておくことが必要と考えるわけですが,実際にどうだったのか,こうした文言は事前にひな形等準備されていたものなのか,そうであれば被災予測に応じて組み合わせて広報していくような運用がなされていたのか,今回の対応に関して伺います。また,結果として,この活動,広報内容,タイミングでよかったのかもあわせて御所見を伺います。 394 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 395 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 台風等の対策に関する事前広報につきましては,ある程度定型されたものを用意しており,気象庁等が発表する気象情報等を参考に,アレンジを加えたものを配信しております。配信のタイミングにつきましては,台風の影響を受ける前日ごろに配信することが多いものの,今回の台風第19号については勢力が強く,交通機関や物流への大きな影響が予測されたことから,事前の備えに余裕を持つため,より早い2日前に配信を行ったものでございます。しかしながら,結果的には避難行動やハザードマップの再周知など,さらに繰り返しの情報提供を行う必要があったと認識しております。 396 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 397 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 10月11日,13時54分からツイッターやフェイスブック,ソーシャルネットで立て続けに広報がなされていますが,この内容と狙いに関して伺います。また,結果としてこの広報内容,タイミングでよかったのか,御見解を伺います。 398 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 399 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) SNSを見られる方が働いている方や学生が多いので,平時においては目にとまりやすくするため,帰宅時間帯を狙って発信しております。今回は通常の時間帯より少し早い段階から,台風関連の情報発信を行ったところでございます。 400 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 401 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 御答弁では,ソーシャルネットワーク,SNSは働いている方や学生の方に届くという意味で,意図的に発信されたということなのかなと伺いました。  それをちょっとエビデンスで裏づけるために,グラフを用意いたしました。これは西日本豪雨のときに,JX通信社という会社が電話調査をした1,057世帯に電話した内容で,30代,40代,50代,60代,70代で,左側のオレンジがSNSです。青のところが家族,友人,そして濃い青がちょっと見にくいんですが,行政と。圧倒的に右側の紫のほうはニュースと報道ということで,何となく感覚はわかると思うんですが,若い方はSNSというところが最も利用した情報源だということでした。これは豪雨災害のときですね。70代になると少なくなって,ニュースとか報道,その反面,行政というのは真ん中の部分に生まれている部分なんです。ただし,これも大事だということを実際にこのエビデンスとして裏づけるために電話調査をしたと。  ですから,ここから考えられることは,SNSだけでもよくないと,当然ですが,お年寄りはインターネットの環境が整っていない方もいますので,そうした方はどうするかというのも後の議論にしたいと思います。  さて,次は事前の広報として災害に備える啓発という意味も考えてみたいと思います。  今回の台風被害を教訓として,例えば多摩川での越水被害や冠水被害が予測される特に南部地区の市民の皆様に,これは一層の自助努力を啓発していくべきだと考えますが,そのためには狛江市としての情報の出し方や内容が大切になります。  先ほど下水道課にお邪魔して,これはみんなで考えよう水害に強いまちづくりということで,小学校のお子さんが親子で見るみたいな話の中で,これはすごくわかりやすくて,逆に言うと子供のほうが狛江市のそういった排水樋管のものとかは知っている可能性もありますねというようなことが1つあって,今この下水道マップも新しくリニューアルして,来年度中から新しいものができるみたいですが,これも実は内容的には非常にすごく丁寧にわかりやすくなっているので,これも最初は親子で考えようみたいな話だったらしいんです。こういった事前の広報ということの1つの例としては,市民が事前に減災の準備をするために,例えばきのうもお話になりましたけれども,土のう等の準備を欲していたのではないかなど,市として情報として足りなかったことや課題として捉えていること,御見解をお願いします。 402 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 403 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害の備えとして,市民による事前の備えは必要不可欠であり,そうした準備に対する適切な情報提供については,非常に重要であると認識しております。市としましては,災害対策に必要な情報を盛り込んだ防災ガイドを全戸配布しているほか,安心安全通信を年3回発行し,こちらも全戸配布を実施するなど,事前の情報提供を実施してきたところでございます。しかしながら,さまざまな情報を事前に周知しているものの,そうした情報を適切なタイミングで細やかに周知することが必要であり,その方法が課題と感じております。例えば,住宅の浸水対策や避難する際の持ち物といった情報を事前に適切なタイミングで周知することができれば,いざというときの混乱が少しでも軽減できると考えているところでございますが,SNS等の活用で瞬時に周知できる側面がある一方,インターネット等の環境が整っていない方への情報伝達の方法等が課題と認識しております。 404 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 405 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) インターネット環境が整っていない方も含めて,全ての市民への情報伝達が課題ということですが,この間4階の市長室に行ったときに「市政」という業界誌がありまして,これの2019年6月号,ここにコピーがあるんですけれども,新たな仕組みを取り入れて進化する自治体広報という特集がことしの6月号に「市政」という雑誌で組まれていました。  その中で,常総市の市長の話,御存じのとおり平成27年の鬼怒川決壊で市の面積の3分の1が冠水被害に遭った自治体の首長です。  お話では,災害情報は新しい時代に合った方法をどんどん取り入れていくべきなんだけれども,肝心の住民側が行政がいろいろな方法で発信していること自体を知らなければ情報は伝わらないと,つまり結局はアナログな広報誌などを継続しつつ,常に新しい伝達方法も研究して,老若男女を問わず情報を受け取られるように工夫していかなくてはいけないというようなお話が書いてありました。そうだなと思います。  質問です。10月11日,10時15分に市のホームページ,11時30分過ぎに防災無線及びこまえ安心安全情報メールで,あした自主避難所として中央公民館を開設するという広報がなされていました。前後してソーシャルネットでは,13時54分に自主避難所開設の広報がなされていました。この部門間の連携がとられていたのか,今後検討すべき課題があれば,それも含めて御見解を伺います。 406 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 407 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 自主避難所の開設につきましては,最初に市ホームページに掲載し,その次に防災行政無線とこまえ安心安全情報メールで周知したところでございます。配信のタイミングについてでございますが,SNSやホームページを含め,安心安全課から依頼を行い実施いたしました。しかしながら,自主避難所の開設が初めての試みであったこともあり,タイミングや手段のばらつきが生じてしまいました。今後なるべく多くのツールを適切なタイミングで配信するよう努めてまいります。 408 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 409 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 御答弁では,自主避難所の開設が初めての試みということもあって,タイミングや手段にばらつきが見られたということでありました。  こうした狛江市がいざ下した判断,これをタイムロスなく,いかに市民へ早急に周知していくかということは,これは後から振り返るとすごく重大な作業になると思うんですね。なぜなら,市民が知らなければ,災害対策本部がせっかく判断したこと自体が意味をなさなくなる。極論を言うとそういうことだと思います。そういう意味では,市は住民へ伝えるのではなく,伝わるような努力をして住民へ行動を促すということが災害広報で一番大切な視点だと思っております。  次に,10月12日,台風上陸当日の広報に関して伺います。  台風が伊豆半島に近づいてまいりました。議員全員協議会の配付資料では,台風19号での参集職員数は,避難所へ直接参集する職員を除いて22時現在で155名であったと,およそ職員の半分以上は自宅で台風の情報を見守っていたと考えられます。  私の問題意識としては,こうした家にいた方,職員の方々が居住される当該自治体情報からの情報,あるいはエリアメール等をどのような心情で受け取っていたのかということが気になります。例えば,世田谷区にお住まいの方は,狛江市役所に出勤しなくても,テレビや世田谷区からどんどん,どんどん来ると,その心情というのを酌み取ってほしいということなんです。すなわち災害対策対応業務をしている職員としてだけでなく,一市民の目線でどのように災害情報に接していたのかという視点です。  情報で一番大切なのは,送り手が受け手の気持ちを理解してこそ,良好なコミュニケーションが生まれると思います。こうした非参集職員からの意見収集に関して,市の御所見を伺います。 410 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 411 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 参集した職員については,その後の集計で避難所へ直接入った職員の数を含めまして189名,42%の職員が参集したところですが,交通機関が動いていなかったこともあり,半数以上の職員は参集できなかったところでございます。  参集できなかった職員からも,今回の台風対応についてアンケートを行いましたが,参集は交通機関が動いている時間帯に早目に出してほしいなどの意見,狛江市の情報を得るためにホームページへアクセスしたが,つながらなかったので,SNSから情報を収集したなど,狛江市内の状況把握に努めていたものと感じております。また,市役所への電話がつながりにくかった。市役所付近の駐車場が満車であった。子供を預けることができなかったなどの意見も出されたところでございます。  参集メールの内容だけでは状況がわからなかったとの意見もありましたので,適切な情報伝達につきましては,一方的な情報発信ではなく,受け手の気持ちを考えた発信は,情報を正確に伝える意味でも重要と認識しており,そうした視点において,非参集職員の意見はよい手がかりになり得ると考えております。 412 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 413 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 次に,10月12日の広報です。朝の動きから一つ一つ伺ってまいります。  まずは前日からの流れと変わり,自主避難所が4カ所という内容の広報が出されました。しかしながら,検証してみますと,11時に防災行政無線では一中と四中の案内,11時1分にはこまえ安心安全情報メールでは中央公民館と四中と一中の案内,11時6分にホームページでは一中と四中の案内がなされていました。この情報発信時間と内容が微妙にずれています。災害対策本部との連携が考えられますが,当日の運用フローがどうであったのか,また課題として考えられることを伺います。 414 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 415 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 自主避難所の増設に関する広報につきましては,災害対策本部での決定を踏まえ,秘書広報室と安心安全課で分担し,それぞれのツールを用いて広報を行ったものでございます。課題といたしましては,それぞれのツールによって見せ方が異なるため,使用するツールに合わせた適切な表示方法を考える必要があり,事前の準備が必要と認識したところでございます。 416 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 417 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) メジャーリーガーのイチロー選手じゃないですけれども,準備で90%決まる。サラリーマンのときも私はよく言われていました。そういう意味で,事前の準備ということが一番大事なのかなとは思います。  市のホームページ,この更新状況に関して伺ってまいります。  17時2分にソーシャルネットで,現在狛江市のホームページはつながりにくい状況ですという広報がなされました。市民の皆様からも,市のホームページはアクセスしづらかったという声が多く寄せられています。これは果たしてどのくらいのアクセスがあったのか,またアクセス不全の原因に関して教えてください。 418 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 419 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市のホームページ全体で申し上げますと,重複も含めて何回閲覧されたかをあらわすページビューの数値は,ピーク時で10月12日午後10時からの1時間で2万1,576ページ見られておりました。これはことしの9月,1カ月間の1日平均ページビューが1万6,843ページ,さらに1時間平均ページビューの数値701と比較すると,29倍のアクセスがあったことになります。  また,当日は狛江市を含む都内の自治体ホームページがつながりにくい状態になりました。狛江市を含む都内自治体のインターネットは,セキュリティ対策として東京都の自治体セキュリティクラウドを経由して,外部とのアクセスをする仕組みとなっております。当日は各自治体のホームページを閲覧する方が非常に多く,東京都の自治体セキュリティクラウドのサーバへの負荷がかかり,狛江市を含む都内の自治体のホームページがつながりにくい状況となりました。  接続不可や応答遅延は,利用者が閲覧する端末からウェブサイトまでの経路上のあらゆる通信回線やネットワーク,サーバの状況の組み合わせにより生じるため,原因や理由を一位に特定することは難しいのですが,午後3時からの1時間のページビューが1万8,808,午後4時からの1時間が4,879であり,この数値から推測すると,アクセス集中が接続不可や応答遅延の原因の1つとして挙げられると考えております。 420 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 421 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) いろいろ興味深い数字が出てきました。  先ほどの話じゃないですけれども,いざ市の情報を取りにいこうと,日ごろ余り狛江市に縁のない方がそのときに狛江市のホームページがつながらなかったら,何だ,使えないなということを放置しておくわけにはいかないと思います。  今回の事象を改善していくために,例えば東京都にお願いしていくこと,例えば市長会として要望していくこと,市として独自に対応すべきこと,教えてください。 422 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 423 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 東京都市長会では,11月21日に東京都知事への台風第19号などによる災害に関する緊急要望の中で,東京都の防災関係のホームページの増強など,情報発信の改善と各市区町村の情報発信方法の改善の取り組みについて,財政措置など,必要な支援を緊急要望したところでございます。また,市独自の対策として,ツイッター,フェイスブックで情報発信する場合は,市ホームページへのリンクを避けることのほか,緊急時には東京都の自治体セキュリティクラウドから切り離し,直接インターネットに接続できるようにすることやアクセス負荷分散のために,CDNが他の自治体で効果的であったという事例がございましたので,検討してまいりたいと考えています。  現在は1台のサーバ上で市ホームページを公開し,利用者もこのサーバにアクセスし,ホームページの内容を見ております。CDNでは,大もとのサーバと全く同じ内容のサーバを複製し,利用者は複製されたサーバの内容を見ることになるので,大もとのサーバの負荷が極端に軽減される仕組みとなっているものでございます。 424 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 425 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) ホームページが見られないということは,東京都のクラウドを経由することから生じる負荷がアクセス不全の原因ということでしたので,その解決策として,狛江市独自の取り組みとして,コンテンツ・デリバリー・ネットワーク,いわゆるミラーサーバと呼ばれているものだと思うんですが,これを導入することで,これは負荷分散に有効ではないかというような視点を伺いました。  具体的な話,予算化も含めて,今後市の取り組みの方向性をお聞かせください。 426 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 427 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 令和2年度に市のホームページのリニューアル時にサーバ等の機器類の更新がございます。リニューアルの時期に合わせて,負荷分散のための措置を図ってまいりたいと考えています。 428 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 429 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) アクセス環境を改善していく手だてを講じていただけるというお話でございました。  次に,市の発信した広報に呼応して,そのとき市民はどういう感情になっていたのかということを考察してみたいと思います。  情報の出し手は,受け手のことを常に注視していないと伝わるものも伝わらなくなります。具体的な事例です。当日11時過ぎに自主避難所が中央公民館から4カ所にふえたという広報がなされた後に,俄然市民の注目度が上がってきたと考えられます。正確な数字で申し上げますと,フェイスブックでの直前投稿がいいねが9件,シェアが1件から,広報が出された11時13分にフェイスブックで狛江第一中学校,狛江第四中学校で自主避難所を開設しますということに関するいいねは,いきなり37件,そしてシェアが10件に上がってきています。また,当該投稿のコメント1件では,こんなことが書いてありました。防災無線はきょうみたいに締め切った家では聞き取りがたいですというか,全く聞こえないですという内容でした。この数字急増に関して理由として考えられること,市の認識を伺います。 430 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 431 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 風雨等の強まりや自主避難所増設の情報をこまえ安心安全情報メールや防災行政無線によりプッシュで伝わったことで,情報の詳細を確認するため,ホームページやフェイスブック等のSNSにアクセスが増加したものと考えております。 432 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 433 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 11時ぐらい,外では雨がすごく降ってきました。安心安全情報メールが飛び込んできて,防災無線の発信等が重なって,市民が確実な情報を求めて,ネットに殺到してきたのではないかと考えられます。  15時57分,初めて市民へエリアメールで避難準備・高齢者避難等開始の広報が届きます。これは緊急速報メールという見え方になるので,この時間帯から市民にとって緊迫度がより増してきたと考えられます。市が把握している範囲で結構ですので,これを受けて避難所への避難人数,例えば時間を記帳していた議会棟の数字で結構なんですが,どのくらい避難数がふえてきたのか,具体的な数字を交えての御見解を伺います。また,この広報発信のタイミングと各避難所に参集されていた職員との間での情報連携に関しての運用を教えてください。また,課題として考えられることを伺います。 434 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 435 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 警戒レベル3である避難準備・高齢者等避難開始の発令に伴い,緊急速報メール等において初めて市民の方に避難行動を促したものでございます。議会棟の避難者数でございますが,警戒レベル3の発令以降,16時台の避難者受付数が201人と,15時台の99人,17時台の109人と比較しておよそ倍となっており,避難情報の発令が市民の避難行動のきっかけとして認知されているものと考えております。  また,今回の対応におきまして,避難所との通信は携帯電話を用いた連絡を行いました。しかしながら,各避難所への一斉連絡が困難なことや通信費が個人負担となってしまうなど,多くの課題が生じたところでございます。 436 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 437 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 私が問題意識としてあるのは,市の避難要請,避難命令が来ました。それで,市民が行動しました。受け皿になっている避難所の市役所の職員との連携がとれているかということも含めて,検証していただきたいなということでございます。  質問を続けますが,エリアメールというメディアは,市民が持つスマホや携帯電話等のモバイル端末に,スマートフォンというのはただ単純に電話がついているコンピューターですね。携帯電話はガラケーと言われているものですね。狛江市のローカル情報が狛江市民へ情報として届くことになりますが,市と発信元との間ではどのような連絡が行われていたのか,その仕組みを教えてください。 438 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 439 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 緊急速報メールにつきましては,生命にかかわる緊急性の高い情報を特定のエリアの対応端末に配信するものであり,NTTドコモが運用するエリアメールとKDDI及びソフトバンクモバイルが運用する緊急速報メールが該当いたします。狛江市においては,これら3社のサービスを活用し,避難勧告等の情報を配信しております。  仕組みといたしましては,職員がインターネット上の専用ページにおいて配信文を入力し,送信を行うと,その時点で狛江市内にある対応端末に配信が行われるものでございます。配信する内容につきましては,一斉に多数の携帯電話ユーザーに情報を伝達する性格上,緊急速報メール配信の手引きに沿って運用を行っております。また,狛江市が送信するもののほか,気象庁や国土交通省が情報を配信する場合もあり,台風第19号においても,河川洪水予報等が配信されておりました。  なお,サービスの仕組み上,近隣自治体が配信する緊急速報メールを受信することがあり,今回においても近隣自治体が配信した緊急速報メールを狛江市内で受信したことを確認しております。 440 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 441 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 同じくというか,ヤフーの防災メールに関して伺って,同じようにこれは利用者が情報を受け取りたい自治体を3つまで選んで,いろいろ情報が送られてくるということをやりとりさせていただきました。  市民にとってNHK等の災害情報も大きな情報入手手段となります。テレビをつけている方という意味ですね。東京都各自治体の個別情報は,各自治体から東京都の災害情報システムに提供をして,そこからマスコミ各社に情報としてデリバリーされるという理解でよろしいんでしょうか。また,12日の台風上陸当日,自主避難所4カ所開設の情報は,東京都災害情報システムに提供されたのか,その辺のことも伺います。 442 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 443 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) NHKを初め,テレビを介した情報収集につきましては,インターネットが普及した現在においても,幅広い世代に親しまれていることから,災害情報の伝達においても極めて有効であると考えております。マスコミ各社への情報提供につきましては,御質問のとおり東京都災害情報システムへの入力により,Lアラートを通じて提供されるものでございます。  なお,自主避難所4カ所開設の情報は,他の避難所と同様,東京都災害情報システムに入力を行っております。 444 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 445 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 先ほどの豪雨災害のとき,西日本のときも70代の方はテレビ,ニュース,報道というのが圧倒的に多くて,自分の身になって考えていただくとわかるんですが,テレビをつけっ放しにしていて,左側のほうに狛江市とか書いた情報があって,うちの市がこんなになっているのかみたいなことも重要な情報源だということも理解をして,市の広報をしていただくということが必要だということで申し上げております。  時系列の質問に戻ります。  先ほどの15時57分のエリアメール,避難準備・高齢者等避難開始という広報がなされます。16時5分に防災行政無線,16時17分にこまえ安心安全情報メールで同じ情報が広報されます。災害対策本部との連携が考えられますが,これらの広報に関して,発信するに至った基準は何だったのか,また課題とされたところはあったのか,伺います。 446 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 447 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回の警戒レベル3である避難準備・高齢者等避難開始のメールにつきましては,多摩川の水位が上昇したことにより発令したものでございます。具体的には,基準水位観測所である石原水位観測所において,避難判断水位を越えたこと,国土交通省から提供される洪水予報により,さらに水位上昇が見込まれるとの情報があったこと等を踏まえ,災害対策本部において発令の判断を行い,事前に用意していたテキストデータを利用し,緊急速報メール及び安心安全情報メールにおいて,情報伝達を行ったものでございます。  緊急速報メールや安心安全情報メールを初め,それぞれのツールに職員が個々に入力を行っているため,多少時間差が生じてしまうことが課題と考えております。 448 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 449 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) いろいろ実際に経験してみて,浮かび上がってきた課題というのがあると思います。これからの改善をお願いします。  先ほどの話,避難所がどうだったのかという話で,順番を入れかえますが,質問21の話を先にさせていただきます。
     警戒レベルが上がって,受け皿となる避難所のほうはどうであったのか,こうした視点も重要だということですね。当日,各避難所スペースでは,狛江市の災害情報が不足していた事態が考えられます。実際に私は14時30分段階で,二中の避難所の武道室へ立ち寄ったんですけれども,そこではまだ実はその日,1,001人の避難所がありましたけれども,2時半段階では58名でした。ただ,次々に避難市民が押し寄せてきていました。当時,避難所では外部情報入手手段がなくて,機転を利かせた一市民というか,南部のイワマさんなんですけれども,この方がラジオを持ち込まれている場面も見ました。  今後,災害対策本部の情報が速やかに避難所に行き届くような運用が望まれますが,具体的な対応策として考えられることを伺います。 450 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 451 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所での情報収集は重要と認識しております。無線機による職員への情報の一斉送信やラジオの配備,対策を進めてまいります。 452 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 453 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) コミュニティFMに関して伺います。  16時44分にソーシャルネット,16時56分にこまえ安心安全情報メールで,臨時災害放送局,FMラジオ開設の広報がなされました。これは市から総務省に申請して,災害対応放送が行われたと伺っておりますが,当日の情報受け渡しフローとメッセージ内容,浮かび上がってきた課題と改善策を伺います。 454 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 455 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 台風第19号に関する情報発信として,コミュニティFM放送局であるコマラジ様に御協力いただき,災害に関する放送を行っていただきました。当時はまだ開局前でありましたが,総務省に対し臨時災害放送局として申請を行い,放送を実施した経緯がございます。放送は防災センターで行ったため,スタッフが常駐し,職員との直接的なやりとりを通じて,避難情報等,最新の情報を放送していただきました。  課題といたしましては,音声での伝達となるため,聞き逃しといった懸念が考えられます。重要な情報は繰り返し伝達していただくなど,放送については工夫を行う必要があると認識しており,放送局側と連携して検討をしていきたいと考えております。 456 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 457 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 課題としては,音声での伝達となるため,聞き逃しといった懸念があるということや重要な情報は繰り返し伝達していただくなど,放送については工夫を行う必要があると認識されていると,放送局側と連携して検討していきたいということでした。  ちょっと想像してほしいんですけれども,被災したときに情報源としてラジオというのがありますが,NHKのラジオ594というのがありますね。皆さんここにチューニングを合わせるんです。その理由はシンプルなんですね。ひたすら同じ情報を繰り返す。巣をつくらない。ブランクをつくらない。無音声をつくらない。ましてや音楽などは流さないんですという災害報道での要諦があるからです。これは常識です。  春の補正予算での質疑,副市長の答弁では,コミュニティFMは市の災害情報発信の中ではワン・オブ・ゼムという位置づけと伺いました。したがいまして,協定締結の意味は市の予算には一切頼らずに,自助努力で防災情報の1つのピースを担う,そうした努力をしていただく責務がコミュニティFM側にあると考えております。  コミュニティFM側から,今回の試験放送を踏まえて,顕在化された課題や改善策の提示はあったのか,伺います。 458 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 459 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) コミュニティFMにつきましては,今回開局前といったこともあり,市民への周波数等の事前周知が不足していたことから,より多くの方にラジオを聞いていただくことができませんでした。災害時に多くの方にラジオを聞いていただけるよう,平時から周知に取り組んでいきたいと伺っております。 460 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 461 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 時系列の質問に戻ります。  17時16分にこまえ安心安全情報メールで,こちらは狛江です。第三小学校を避難所として開設しました。中央公民館はもうスペースがありませんという広報内容をされていました。同じく17時16分にソーシャルネットで,市役所及び第二中学校の避難所は満員です。現在,市役所及び第二中学校の避難所は満員のため,入ることができません。開設されている避難所,緑野小,一中しかじかへの誘導という内容でした。  この内容は連携がとられていたほうがよいと考えますが,市の御見解を伺います。 462 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 463 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 迅速な情報提供が必要である一方,各避難所からの情報が錯綜していたこともあり,適切な情報提供の難しさを感じたところでございます。御指摘のとおり,しっかりと整理をした情報発信が必要と考えていることから,適切な情報の集約等,対策を検討してまいります。 464 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 465 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 続きまして17時40分,エリアメールで避難勧告,17時46分にはこまえ安心安全情報メールで避難勧告レベル4,全員避難,発令内容10月12日,16時30分避難勧告発令・理由,多摩川の増水,行動要請,対象地域の方は速やかに避難を開始してくださいと広報が出されます。多摩川も氾濫危険水位4.9メートルを超え,6メートルに迫り,風雲急を告げてまいります。災害対策本部との連携,本部の判断も含めた当日の運用フローがどうであったのか,また課題を伺います。 466 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 467 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 警戒レベル4である避難勧告の発令につきましては,基準水位観測所である石原水位観測所において,氾濫危険水位を超えたこと,国土交通省から提供される洪水予報によりさらに水位上昇が見込まれるとの情報があったことなどを踏まえ,災害対策本部にて発令の判断を行い,レベル3と同様,事前に用意していたテキストデータを利用し,緊急速報メール及び安心安全情報メール等において,情報伝達を行ったものでございます。課題につきましても,レベル3と同様,緊急速報メールや安心安全情報メールを初め,それぞれのツールに職員が個々に入力を行っているため,多少時間差が生じてしまうことが課題と考えております。 468 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 469 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) しかめっ面してああだこうだ言っていても救いがありませんので,1つファインプレーがありました。その話をしますが,ファインプレーというのは狛江市としてすばらしいことがあったということですけれども,17時51分にソーシャルネットでハザードマップが告知されています。フェイスブックではいいねがその瞬間54件,シェアが30件にはね上がります。市民にとって非常に関心の高いコンテンツとなったわけですが,この広報がなされた経緯を伺います。 470 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 471 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) ハザードマップは,当初SNSからリンク先の市ホームページ内のPDFを見ていただくようになっておりました。しかし,リンク先の市ホームページがアクセスしづらくなったときに,SNSのコメント欄にハザードマップの画像を添付して見られるようにしてほしい旨の投稿をいただいたことから,ハザードマップの画像を直接SNSに投稿したものでございます。 472 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 473 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 市民の関心がある情報を適切に発信していただいたものだと思います。  18時30分,31分にSNSで道路通行どめの案内がなされていますが,この告知に至る運用のフローを伺います。 474 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 475 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 道路の通行どめにつきましては,市内の道路が冠水したことにより,道路が通行どめになったので,安心安全課と秘書広報室で協議し,市ホームページ及びツイッター,フェイスブックで発信したところでございます。 476 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 477 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) こういう運用が,いろいろな災害がこれからあると思いますが,うまくできたのであれば,それもうまくドキュメントなりに落としていただいて,属人的にならないようなことで,参集職員,そういう方にやっていただきたいなと,そういうところも含めてですね。  21時25分,夜,このソーシャルネットで市内の一部で停電発生中,東京電力からの情報によると,10月12日土曜日午後8時58分現在という広報がされたということでございます。情報が伝達されていった運用フロー,避難所への情報共有も含めた課題として考えられるところがあれば伺います。 478 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 479 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 停電に関する広報につきましては,東京電力からの情報提供を受け,SNSにおいて情報を掲載いたしました。こちらにつきましては,平時から市内での停電発生の際はSNSにおいて情報発信を行っていたため,そうした運用に準じて実施したものでございます。今回の停電については,短時間で解消されましたが,長期にわたる停電となった際に,避難所に入っている避難者や職員に対し,適切に情報提供を行う体制の整備が必要と認識しています。 480 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 481 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 今10月12日の夜の9時ぐらいのイメージです。  今回,一般質問にふさわしくないようなすごく細かい話をしていますが,ちょっと御容赦いただきたいと思うのは,こういうせっかく議会という場で縦軸,横軸関係なく部門で共有できるということを多分皆さんは現業が忙しいでしょうから,こういった議会の場で共有していただくことも,今後の視点なのかなと思って,この時間を使わせていただきますので,もう少しおつき合いいただきたいと思います。  21時28分にソーシャルネットで,多摩川石原水位観測所,数値情報,午後9時10分現在6.21メートル,野川大沢池上水位観測所,数値情報,午後9時10分現在2.45メートルという広報がなされました。フェイスブックを見たら,単純に水位の情報が入ったというイメージです。  このフェイスブックでのコメントを見ると,意味不明といった内容が散見されます。もし見ていただければ今でも残っています。この広報の内容が発信されるに至った理由は何か,課題として考えられることを伺います。 482 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 483 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市ホームページの各種防災情報で,多摩川の水位情報は国土交通省の川の防災情報で,野川の水位情報は東京都水防災総合情報システムでリンク先を掲載しておりましたが,川の水位が上昇するにつれ,リンク先のアクセスが集中し,見られなくなり,市民の皆様から市のツイッター,フェイスブックで川の水位をお知らせしてほしいというコメントをいただいたことから,掲載いたしましたが,その水位がどのような状況なのかを説明していなかったことから,不十分な内容であったと御批判をいただいたものだと考えています。 484 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 485 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 対象として先ほどファインプレーは,ハザードマップを機転を利かせて出していただいたこと,こちらのほうは市民から水位を出してほしいということでしたが,言葉じりが足りなかったので,御批判を浴びたということの整理になると思います。  慌てると思うんですね。ただ,利用者の心情を理解していただいて,単純に水位だけ書いてあっても,その水位4.9メートルが危険な水位といった文脈がなければ,何のためにこれが書いてあるのかわからないということが自明の理なんですね。だから,そういった言葉じりといったことも含めて,先ほどのハザードマップもそうです。ハザードマップはある程度文脈が必要ないのかもしれませんけれども,そういったことも広報では大事だということをお含みおきいただければなということで例として出させていただきました。  続きまして,避難勧告の解除に関して,一番早い広報のタイミングが翌13日の0時40分にこまえ安心安全情報メールで一部の地区に対しての避難勧告解除という内容がありました。実際に私も議会棟に詰めておりましたが,12日の夜9時ぐらいからは安全だと考えられる地区居住者に対して,帰宅を勧奨するような動きが起こってきます。しかしながら,情報が錯綜する中で,一定の基準に基づいて判断をしていたわけではありません。  例えば,降雨がなくても上流からの雨量増加で,多摩川防波堤の越水の可能性があるのではないかという一抹の不安もよぎった中での行動をしていたわけです。今後,各避難所へこうした情報をある判断に基づいて発信する運用をとられる可能性があるのか,伺います。 486 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 487 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難勧告の解除に関連し,風雨が弱まり,自身で安全と判断して避難所等から離れることも想定され,今回においてもそうした状況がございました。避難勧告の発令後,解除の伝達が届くまでの間は,自身の地域に継続して避難勧告等が発令されているのかがわかりにくい状況があったと感じております。避難勧告が継続して発令中であることを示す掲示をするなど,現場との情報共有の方法の検討が必要と考えています。 488 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 489 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 多摩川の小河内ダムがありますので,多摩川は急流で短くて,そこで激流なわけですが,例えば荒川なんかは上流は物すごく長くて物すごいやつで,ただ12日というよりも13日に水かさが増したんですね。荒川かな。例えば,相模川なんかはこれも京浜河川事務所の管轄ですけれども,あそこは宮ヶ瀬ダムという水がめのでかいのがあります。それも95%ぐらい実はいったという話で,洪水調節をしたということが今評価になっています。ただ,雨がやんだとしても,上流のダムの話とかも含めて,すごく不安だったというのは,実は私は12日,デマなのかうわさなのかわかりませんけれども,6時間ぐらいで来るという話もありましたので,その辺を少し不安になりながら,元和泉三丁目にお住まいの方はまだ待ってくださいということを申し上げていたと。そういったことも含めて,一番命にかかわることかなと思います。  水曜日に日経新聞のセミナーに出てまいりまして,防災セミナーなんですが,おととい,ソーシャル防災,FAST ALERTというサービスの紹介がありました。市の災害情報手段として,今SNSを広報の発信という視点ではなくて,これはちょっと逆なんですが,市民が発信するソーシャルネットワークをAI,人工知能が峻別をして,タイムラグなく狛江市,自治体が災害情報の収集をするというサービスです。  12日,根川や猪方で冠水実態を把握した時間の想像してください。夜ですね。私自身も消防団が撮影した猪方交番が冠水した写真がツイッターで拡散されていった結果,私もフェイスブックで認識したという経験がありました。  きのうまでNHKで「パラレル東京」という首都直下地震を想定したシミュレーションのテレビをやっておりました。ごらんになった方も多いと思います。その中で,ソーシャルネットワークのデマの発信という話があったと思います。SNSというのは裏取りしていないので,確実じゃないんですね。  だから,それを自治体としてどうするか,報道機関としてはどうするかというのはあるんですが,3つのデマというのがあるらしくて,例えば悪意のあるデマ,熊本のときにライオンが逃げたみたいなことが悪意のあるデマ,それはデマなんですね。それもAIが検索すると。2つ目は,流言飛語型というんですか,北海道であさって震度6の地震が再度起こると,北海道胆振東部地震のとき,これは流言飛語といって,時間に確実に起こる災害なんてあるわけないと,ただしそういったデマも出た。3つ目は,勘違い型というデマ,例えば大阪府北部地震で京セラドームにひびが入ったという情報が出されたらしいんですね。それは写真で見ると確かにひびが入ったように見えるんですが,非常階段がそういうふうに見えたということであって,勘違いというデマがあった。  そういったことも含めて,AIがネット上に拡散されている全ての狛江市民の例えば情報を峻別して,それを自治体に送り届けるというサービスがあります。  私は安心安全課長にせっかくだから会ってくださいと申し上げております。ただ,別にセールスをするわけじゃなくて,こういった視点を今後災害対策本部が夜の9時,10時の緊迫したときに入手する手段として,そういう方法があるんだということ,逆にサービスを当てにしなくても,自分自身でそういったモニターを使って市民の方から集めるとか,わからないですよ。いろいろやり方はあると思うんですが,ただし一定のリスクとしてはデマがあるということを含めて,今後研究していただきたいという意味で,具体的には安心安全課長に会ってくださいという話を申し上げております。  それでは,質問を続けます。12日台風上陸当日の広報に関して,総括的に質問いたします。  冒頭で申し上げました市民は発災時にどのような心情であったのかを推測して,情報発信を考える必要があるという文脈で質問をします。  市民は各媒体に,台風19号関連で何の情報を取りに来たと考えられるのか,事前と12日当日の午前,午後に分けて考えることが必要ですが,改めて市の御所見を伺います。 490 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 491 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市ホームページでは,特定の日時のアクセス数を把握することができないため,投稿の閲覧数を確認することができるフェイスブックのリーチ数を参考にお答えいたします。  台風前日の10月11日には,フェイスブック上で台風情報を随時更新していく旨の投稿がよく見られておりました。そして,当日12日の午前には,自主避難所の開設情報と自主避難所の投稿,同日午後には狛江市洪水ハザードマップの閲覧が最も多いことがわかっております。午後6時以降については,台風による市内の被害状況や多摩川の水位情報等の閲覧が多くありました。12日の台風前日までは,狛江市がどのような対応をするのか,12日の未明から台風接近により風雨が強くなり,テレビなどのメディアでは避難情報や注意喚起を呼びかける放送がされていたこと,また市内では自主避難所の開設場所がふえたことで,避難をするかの判断をする上で,市からの情報を求めていたと推察されます。12日の午後は台風がさらに接近し,多摩川の水位が上昇し,氾濫するのではないかと不安になっていたと推察されます。  当日の情報発信では,でき得る限りの情報を発信することに努めてまいりましたが,発信のタイムラグや不十分な内容もございました。今回の教訓を生かすとともに,受け手側の目線に立って,市民の皆様が必要としている情報を先読みし,事前の準備,情報発信のマニュアル等の整備を図っていくことが重要であると感じています。 492 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 493 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 総括的な質問にお答えいただきました。  当日の情報発信では,できる限り情報を発信するように努めているんですけれども,タイムラグや不十分な内容もあったという御認識,今回の教訓を生かすとともに,受け手側の目線に立って市民の皆様が必要とされている情報を先読みして事前の準備,この情報発信のマニュアル等の準備を図っていくこと,先ほどのイチロー選手の準備が90%という話じゃないんですが,こういったことをこの一般質問の場で広報会議に姿を変えて,皆様に御認識をいただければということであれば,この時間も意味があったのかなと思います。  それでは,ソーシャルネット全般に関して伺います。  ツイッターやフェイスブックはどれくらいの人が見ていたのか,また市民からの反応はどんなものが多かったのかと認識されているのか,この代表的な内容で教えてください。 494 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 495 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) SNSでは,ツイッターとフェイスブックで同様の内容を配信しており,10月10日から11月15日の期間,他のアカウントの投稿を引用するツイッターのリツイート,フェイスブックのシェアを含め,台風関連情報を72回の投稿を行ってまいりました。  主な内容といたしましては,台風接近による注意喚起,避難勧告等の緊急情報,災害後の被災者に対する支援情報等を発信したところでございます。また,どれくらいの人がSNSを見ていたかについてでございますが,10月12日から11月15日までで,参考として狛江市洪水ハザードマップ多摩川版の画像の投稿を見ますと,ツイッターで何回表示されたかをあらわすインプレッションの数は約130万,フェイスブックで何人が投稿を見たかをあらわすリーチの数は約5,500となっております。 496 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 497 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 冒頭の話で,アナログの媒体も重要ですよという話もしつつ,新しい媒体も研究してくださいという常総市長のお話を申し上げましたが,ツイッター,フェイスブックに新しいSNSがまた出てくるのかもしれませんが,確実にこういったものがふえてきます。それは5年,10年のスパンでふえてくると思います。  そうしたことの情報ということも,レスポンスよく,例えばホームページと連動していくとか,ただホームページがパンクしちゃったり,アクセス不良だったり,電源喪失だったりして見れなかった。インターネット環境不全だとか,それで東日本大震災のときはツイッターでその当時の猪瀬副知事がビルの屋上というのをキャッチして,東京都のヘリコプターを飛ばしたというぐらい,例えばツイッターやフェイスブックは通信手段の中でも非常に強固だという評判があったということもあります。今後どうなるかわかりませんが,首都圏を襲う例えば首都直下型地震でもそういったことも含めて,やることが多くてトゥーマッチなんですが,今回風雨災害のことで一つ一つ検証をしていただくということが次が楽になるという視点でもあると思うんですね。  最後小言っぽいんですが,今回市民への広報で,避難地域の町名が漏れている事案がありました。広報手段の内容と原因,今後への改善策を伺います。 498 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 499 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難勧告等の発令に関しましては,緊急速報メール,こまえ安心安全情報メール,防災行政無線等で伝達を行ったところ,発令対象地域の選定で混乱が生じたことはありました。経緯といたしましては,避難勧告等の対象地域については,当初多摩川の洪水浸水想定区域に該当する地域全体を対象として発令をすることとしておりましたが,災害対策本部会議の中での議論を踏まえ,想定浸水深が3メートルを超える地域を中心に発令することといたしました。しかしながら,想定浸水深3メートルを超える地域の中で,今回避難勧告等の発令からあふれた地域があったものでございます。  原因といたしましては,本部長の指示を受け,当初用意していた想定から変更する際,安心安全課において切迫した状況で作業を行っていたため,確認が徹底できなかったことが考えられます。このような結果に至ったことは深く反省し,今後の運用について適切な対応ができるよう,対象地域の選定の考え方も含め,対策を検討してまいります。 500 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 501 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) ある意味今回の広報の中で一番大きな事案だと思います。該当地域の方にとっては,一番重要な情報がミスというか,いろいろあったのでしょうけれども,いろいろな方の御指摘で早期に修繕されたということで,対応いただいたのだろうなと思います。  次,とりあえず今10月12日,当日までのお話が終わりました。13日以降,事後の広報に関しての内容を伺います。 502 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 503 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 10月13日以降の広報につきまして,安心安全課分について答弁を申し上げます。  13日未明及び明け方に避難勧告の解除情報をこまえ安心安全情報メールにて配信したほか,10月17日には台風に便乗した悪質商法に関する注意喚起の情報を同じくこまえ安心安全情報メールにて配信しております。  また,排水樋管等に関する住民説明会の開催に関するお知らせ,被災者支援案内窓口の開設等に関するお知らせを記載したチラシを浸水被害のあった地域にポスティングにて配布を実施しております。そのほか安心安全通信11月号において,台風関連の情報を掲載したところでございます。 504 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 505 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 秘書広報室分について答弁申し上げます。  13日は市ホームページとSNSでこまえ安心安全情報メールで配信したもの以外に,道路の通行どめ解除や公共施設の開設状況,市内を運行するバスの情報を発信したところでございます。また,13日には台風被害等のお問い合わせのページをつくり,まずはすぐに対応する必要がある罹災証明書の発行,ごみの処理,消毒についてお知らせを開始し,以後随時支援の内容を更新してまいりました。さらに広報こまえでは,11月1日号以降,台風19号関連の支援情報や被害状況などを掲載しています。 506 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 507 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 頭をちょっとリセットしていただいて,事後の広報で市民の人が何を求めていたかという視点です。  13日,14日というのは,きのうも市役所に電話手も出なかったみたいな話もあるかもしれませんが,市民へ訴えかけてくるものというのは限られてきますので,例えばホームページの見え方みたいなものもあります。ホームページが何も災害がなかったような体をしていたら,関心を持った人は何だよという話なので,少なくともテキストバナーとかでお見舞い申し上げますみたいなことを多分やっていただいているのかとは思うんですが,そういった気遣いみたいなものが広報で大事で,それも先ほどのファーストインプレッションで最初何も役に立たないと思われないように,後もそうですね。いざ頼ろうとしたときに,ちょっと何かこっちに寄り添ってないなという顔じゃない広報を常にレスポンスよく考えていただきたいという視点が大事だということを申し上げています。  具体的には,今回広報こまえというのが10月12日の発災でしたので,15日には当然間に合わなかったというところがあります。11月1日には市長の声ですか,そこが実際に私も印刷の工程がわかりますので,ぎりぎりだったと思います。15日もあって,15日に1ページ使ってやっていただきましたかね。そういうことが何か寄り添っているなという広報が皆さん大変ですよ。こちらも併走しますからねというできること,できないこともありますけれどもということが事後の広報ですごく大事で,それも適切にタイミングよくだと思うんですね。タイミングが悪いと伝わらないということを事後の広報で思っていただければということで質問を続けてまいります。  事後の広報に関して,市民はどういう情報を欲しいと捉えているのかという視点で考えたいと思います。
     課題として考えられること,今後への改善策を伺います。 508 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 509 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 事後の広報に関する課題といたしましては,被災された方の生活再建支援に関する情報など,その時々のニーズを的確に把握し,必要な情報を必要なタイミングで発信することが必要となりますが,それぞれの情報を適切なタイミングで発信しても,情報を必要とする方が必要なタイミングで受け取れなければ意味をなさないため,受け手を考えた情報発信が一層必要と考えております。 510 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 511 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 今回70分使って,今回の風雨災害時での広報というのを台風19号を教訓として,そこから浮かび上がってきた課題を今後の準備という意味では改善してほしいという中で,作業はできると思うんです。ただ,心の持ちようなんですね。私が申し上げたいのは,相手のことを考えて広報するということです。デザインは愛が必要だ。  要するに,私はデザインに愛があるというのは,皆さんぽかんとしていると思うんですけれども,例えば皆さんラブレターを中学校時代に書いたときに,ラブレターの手紙とか文面とか肌触りとか,そういったことを考えて,相手に届くように書いたと思うんですね。単純にワープロ1枚でラブレターというのは,ラブレターを出したということにすぎなくて,届けようという愛がないと。それがデザインの全ての根幹にわたることで,常にこういった災害の情報も全く同じことで,今回未来戦略室の所管の中でデザインという部分がありまして,狛江市も50周年のマークとかを含めて,そういうデザイン視点ということを今後狛江のCIマニュアルとか,市の広報のデザインのコピーの考え方とか,デザインの余白のつくり方とか,細かいことを言ったらいろいろあるんですけれども,そういったことも職員の方が災害も含めてですけれども,5年後,10年後には今20人いたのが40人になって60人いると,そういった狛江市になったとたんにいきなり市の広報というのが届くようになると思います。そうしたことも含めて,きょう申し上げたかったのは,災害の情報で相手が何を今欲しているのかということを考えて広報なさるという準備をしてくださいということを申し上げております。  最後の質問です。  今後の暴風雨災害や大規模震災等の発災において,今回の台風19号の被災経験を踏まえて,情報デザインの視点を加味して,事前,当日,事後とそれぞれ市民へわかりやすく広報していく視点が望まれると思います。市民が欲しがる情報と市の情報の見せ方,見られ方という視点も重要だと考えますが,市の御所見を伺います。 512 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 513 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 大事な情報が受け手に届くよう,情報を整理する情報デザインにつきましては,大学でも専攻して学ぶことのできるなど,情報化社会の進展とともに年々重要性を増していることと認識しております。まずはデザインに関して,理解がある職員の育成が必要と考えておりますので,研修などを通じてターゲットを明確にする視点を取り入れるなど,その情報を必要とする市民の皆様へわかりやすく伝えることのできる体制づくりを進めてまいります。 514 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 515 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 多分来年度に向けて,デザインということで,市の例えば研修なりのそういった事業ももしかしたらやられるのかなということは,うわさには聞いておりますが,こういったそれとは別に今回災害の情報というのがこれは被災された方に対して,大変失礼な言い方になるかもしれませんが,狛江市としても物すごく実際にあったことをただ忘れちゃいけないんですね。これは書きとめて落として見て,みんなで共有してこそ,それを速やかにやるということが私は喫緊の課題だと思っていましたので,10月12日から1カ月半たちましたけれども,今回の一般質問でこの質問をしようと思ったということでございます。  台風関連は議会初日の自由民主党,明政クラブの補正予算に対する質問や初日の狛江市議会公明党の代表質問によって,ある程度広く浅くじゃなくて,広く深く掘っていただけたと思っていますので,そういった出てきたこともきょうの広報だけじゃなくて,できれば私もみずから市民へ伝えていくということも含めて,御協力したいと思います。  続きまして,大きく2問目のテーマ,狛江市の地域クラウドファンディングサイトの活性化に関して伺ってまいります。  財源が右肩上がりではなくなる将来を予見して,市民みずからがみずからのアイデアで市を頼らずに事業を行っていく,これは今後の市民協働を考える上で重要な視点。そうした観点から平成31年度に狛江市をエリアオーナーとする地域クラウドファンディングサイトFAAVOに御参画いただいたと私も理解しております。約1年がたちまして,現段階での総括をお願いしたいと思います。起案プロジェクトは何で,未実施プロジェクトはどのぐらいあったのかを伺います。 516 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 517 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成30年12月1日にエリアパートナー契約を締結し,1年が経過したところでございますが,現在までに3件のプロジェクトがクラウドファンディングを活用しております。NPO法人フードバンク狛江が3件のうち2件となっており,昨年12月に実施しました給食のない冬休み,ひとり親の子どもたちに食べ物を届けよう!というプロジェクトについては,目標金額を達成しております。また,今年度につきましても,昨年度と同様の内容で,現在12月25日まで募集中となっております。また,もう1件につきましては,女優の笠原ちゃこさんによる狛江市で映画を作成し,狛江市を芸術・エンターテイメント発信の町に!というプロジェクトになりますが,こちらも目標金額を達成したところでございます。 518 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 519 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 実際未実施プロジェクト,日の目を見なかったのはこれの数倍もあるということは,運営しているタケナカ君からも聞いていますので,そういうことだろうと思います。  過去の定例会の質疑を経て,今年度中の市民向けの啓蒙事業に関して伺っていましたが,改めて進捗を伺います。クラウドファンディングの市民向けの啓蒙事業ですね。あとまた来年度の事業でもこうしたプラットフォームを有効に市民へ活用していただくための事業は考えられないのか,御所見を伺います。 520 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 521 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今年度中の市民向けの啓蒙事業につきましては,狛江市市民活動支援センターにおきまして,年3回実施をしておりますボランティア・市民活動団体のための専門相談会の中で年度内に講座を実施する予定でございます。こちらにつきましては,FAAVOの方を講師にお招きして,申請や活用の仕方などについて御講演いただき,広く周知できればと考えております。来年度につきましては,今年度実施する結果をもとに,さまざまな活動をされている皆様のクラウドファンディングに対する感触やどのようなことを求めているのかといったニーズなどを把握し,より利用しやすいものとなるよう,有効かつ発展的につなげていければと考えております。 522 ◯ 議 長(石井 功議員) 8番三宅議員。 523 ◯ 8 番(三宅 まこと議員) 最後,狛江駅の北口駅前緑地に関して伺います。  同地域は,東京都特別緑地保全地区制度の枠組みで1987年8月に駅前緑地と泉龍寺境内をあわせて,狛江弁財天池特別緑地保全地区として指定されました。今回はこの駅前緑地,樹林地の中に絞って伺います。  管理に関しては,市民の会と締結した協定に基づいて,両者協働で管理運営がなされているということです。範囲は保全・回復ゾーンプラス散策ゾーンと,協定書の中身は管理区域の保全上必要な簡易な剪定及び下草刈りと書かれております。市民の会ですね。逆に市は,管理区域を維持管理する業務から協定団体の業務を除いたことと書かれています。  さて,質問ですが,平成31年度予算で当該地区の管理運営のために市が拠出した,あるいは年度内に拠出する項目と金額に関して教えてください。また,新年度以降の予算措置に関して教えてください。 524 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 525 ◯ 環境部長(清水 明君) この数年間は年80万円の予算を計上しておりまして,今年度は台風15号を原因とする枝折れ等の対応費用として2万7,961円,管理棟付近で倒木していたエンジュ等の伐採費用として13万7,170円,合計16万5,131円を支出しております。今後は支出残額約63万円で,可能な限りの範囲で市管理区域内の繁茂した樹木の伐採や剪定等を行いたいと考えております。  次に,来年度予算要求についてお答えいたします。  当該地区については,近年全体的に樹木の成長や繁茂が見受けられることから,緑地保全地区の目的や背景を尊重しつつ,台風等による倒木リスクの軽減や通行上の安全確保,日照の向上を図るため,比較的大きく手を加えることを考えております。そのため,来年度は従来より大幅に増額して予算要求を行っているところでございます。また,来年度以降に関しましても,適正な維持管理をしっかりと行っていきたいと考えております。 526 ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時50分 休憩     午後 3時10分 開議 527 ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。3番平井里美議員。     〔3番 平井里美議員登壇〕 528 ◯ 3 番(平井 里美議員) では,通告に従いまして3つの質問をさせていただきます。  なお,2問目と3問目の質問の順番を変えて質問させていただきます。  まず,住民に寄り添う災害対策,災害時の対応についてです。  台風15号,19号で命を落とされた方,御冥福を心よりお祈りいたします。そして,被災された皆様,心からお見舞い申し上げます。  私のふるさとは島根県なのですが,昔からよく水害が起こるところです。1980年代には,集中豪雨で100人を超す犠牲を出しました。私の実家も1階は全て流され,逃げおくれた隣のおじいさんが我が家の2階につながれたボートで救出されたそうです。私は東京におりましたが,何日も家族の生死がわからず,心配の余り一晩で髪は白くなりました。幸い家族は無事でしたが,友人が亡くなりました。水害の後片づけの過酷さに倒れて亡くなる人,自殺者も出ました。その後,強固な堤防が整備されましたが,内水氾濫による冠水はたびたびあります。  ちょうど1週間前,昨年の西日本豪雨による詳細な調査結果が公表されました。倉敷市真備町は災害関連死を除いて51人が犠牲になり,避難できずに亡くなった人が39人,8割近くに上ったそうです。家の外へも自宅の2階以上への垂直避難もできず,39人もの方が亡くなられました。亡くなった51人のうち45人,9割近くが65歳以上の高齢者で,障がいがある人は13人,要介護認定を受けていた人は19人だったそうです。8年前の東日本大震災においても,宮城県沿岸部での障がい者の死亡率は住民死亡率の4倍以上に上ったと日本障害フォーラムが報告しています。お年寄りや障がい者など,避難に手助けが必要な方々の命をどうすれば守ることができるのでしょうか。狛江市では,要介護認定を受けている高齢者は3,099名いらっしゃいます。その中で要介護5の方が392人,要介護4の方が493名,避難したくてもできない方が狛江に900人近くもいらっしゃるということです。  防災計画は,一番困難な人の立場に立ってつくりたいと思います。そして,1974年の多摩川堤防決壊による洪水,今回の台風19号になる内水氾濫,西日本豪雨ほか全国各地で毎年のように起こる洪水や地震,これらの経験を無駄にせず,誰もの命が等しく尊いという原理に立った防災プログラムを行政だけではなく,当事者の皆さんとともにつくることで,誰もが安心して暮らせる狛江を目指したいと思います。  初めに,避難行動要支援者への避難対応について質問させていただきます。  避難行動要支援者名簿に登録されている方は,ことしの3月末には4,610人,11月30日現在は約5,200人と増加しているそうですが,名簿情報の提供に不同意であった要支援者の実態把握について伺います。  続いての質問は自席にて行います。 529 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 530 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 名簿情報の提供に不同意であった要支援者につきましても,避難行動要支援者支援システムにおきまして,氏名,住所,生年月日,性別については把握しております。また,避難行動要支援者支援システムは,福祉総合システム内において稼働しているシステムのため,障がい福祉サービスの利用状況等につきましても,システム内で把握はしております。 531 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 532 ◯ 3 番(平井 里美議員) では,台風19号に関して伺います。  要支援者及び避難支援関係者に対して,避難勧告等の情報伝達をどのように行いましたか。また,協定団体である民生委員・児童委員協議会,社協,地域包括,町会・自治会,防災会,警察,消防署,消防団,福祉事業者への情報の伝達はどのように行ったかを伺います。 533 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 534 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 人工呼吸器使用者等,停電により生命の維持が困難となるおそれのある要支援者につきましては,在宅人工呼吸器使用者災害時個別支援計画の対象者に対して,10月8日から順次電話連絡を行い,バッテリーの確保等の避難準備について呼びかけるとともに,避難支援についての相談支援を行いました。  民生委員には,台風の中での安否確認は危険であるため,市から避難情報メールで連絡した上で,担当地域で日ごろから気になる要支援者の方には,避難の呼びかけをしていただくようにお願いをいたしました。  また,社会福祉協議会には応援要請を,地域包括支援センター,障がいサービス事業所,特別養護老人ホームには10月12日以前に,台風当日の動き等につきまして,担当課から確認をしておりますが,当日の情報の伝達は特には行っておりません。それ以外の支援組織についても同様でございます。 535 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 536 ◯ 3 番(平井 里美議員) 早い段階での御本人への電話連絡による避難準備の呼びかけ,民生委員の方への連絡は大きな安心につながったと思います。狛江市避難行動要支援者支援及び福祉避難所設置・運営に関するプランには,町会,自治会,防災会においては,要支援者の安否情報集約及び災対福祉保健部への伝達を民児協と連携して行い,避難誘導の支援を行うとあります。町会,自治会,防災会の対応について伺います。 537 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 538 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 見守り活動等につきましては,実施可能な範囲において行っていただいております。市への伝達もございませんので,町会,自治会,防災会における見守り活動の実施については,把握はできておりません。民生委員・児童委員協議会につきましては,市から民生委員に避難情報をメールで連絡した上で,担当地域で日ごろから気になる要支援者の方には電話で避難の呼びかけをしていただくようにお願いをいたしましたが,民生委員自身の安全確保を優先していただくため,安否情報の集約まではお願いはしておりません。 539 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 540 ◯ 3 番(平井 里美議員) 名簿提供の同意がない要支援者に対しては,社協,地域包括が安否情報の集約を行い,災対福祉保健部への伝達を行うとありますが,名簿提供の同意がない要支援者への対応について伺います。 541 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 542 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 狛江市避難行動要支援者支援及び福祉避難所設置・運営に関するプランには,支援組織に所属するものの,安全確保について規定されており,「支援組織に所属する者本人又はその家族等の生命及び身体の安全を守ることが大前提となります。」とあります。12日は台風災害のため,あいとぴあセンターの閉館に伴い,事業は休止しておりました。社会福祉協議会は休業しておりましたが,あいとぴあ地域包括支援センターの管理者への応援要請を事前にしており,当初17時30分までの応援要請に対応をいただきましたが,延長を要請し,13日1時30分まで対応いただきました。社会福祉協議会及びあいとぴあ地域包括支援センターにかかってきた電話応対の際に,避難所の避難の可否等,アセスメントを行う中で御本人の身体状況の把握や安否確認をしております。 543 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 544 ◯ 3 番(平井 里美議員) あいとぴあ地域包括支援センターでの対応,協力があったということですね。事業を休止している中での夜を徹しての対応,こうした支援に狛江は支えられていることがよくわかりました。  では,名簿提供の同意がない要支援者で,福祉事業所の福祉サービスを利用している身体障がい者,知的障がい者及び精神障がい者の安否情報の収集及び災対福祉保健部への伝達,避難誘導はどのように行われましたか,また安否確認,避難誘導についても伺います。 545 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 546 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 既に答弁いたしましたが,人工呼吸器使用者等,停電により生命の維持が困難となるおそれのある要支援者については,在宅人工呼吸器使用者災害時個別支援計画の対象者に対して,10月8日から順次電話連絡を行い,バッテリーの確保等の避難準備について呼びかけるとともに,避難支援についての相談支援を行いました。  その後,後日行われました自立支援協議会の中で御報告された市内の障がいサービス事業所の台風関係の備えとして行った報告内容を2つ御紹介をいたします。  精神障がい者を支援しているあいとぴあセンター内のリヒトにおいては,住まいが多摩川流域や独居の方などに対して,避難等の準備をしていくように連絡を事前にしたようでございます。一方,被災の当日は不安な利用者から施設長への不定愁訴の電話が相次ぎ,対応に追われたとの報告がございました。  同じくあいとぴあセンターにある重度身体障がい者支援施設のポンテにおいては,上陸3日前に職員会議を行い,ひとり暮らしの利用者の避難対応を行ったとの報告がございました。 547 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 548 ◯ 3 番(平井 里美議員) リヒト,ポンテの存在は,障がい者の皆さんにとって大きな安心だったと思います。見えないところで多くの職員の方が住民の安心を支えてくださっていることに改めて感謝いたします。  次に,今回の台風19号災害で被害に遭われた要支援者に関してどのような対応をされたかを伺います。 549 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 550 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 福祉相談課職員が床上・床下浸水の判明した区域の要介護認定者,障害者手帳所持者を各種システムで確認し,住宅地図にその内容を落とし込みました。そして,その情報を地域包括支援センター,社会福祉協議会に情報提供し,支援の必要性の確認を依頼しました。また,床上浸水された罹災証明の申請等がなされていない猪方二丁目,駒井町一丁目,西和泉二丁目,中和泉四丁目の名簿登録されていない方を含む要支援者の14世帯に対して,社会福祉協議会の設置した狛江市災害ボランティア相談窓口の職員が10月29日,アウトリーチをしております。そのうち8世帯が在宅しており,相談対応いたしました。また,5世帯が留守であったため,狛江市災害ボランティア相談窓口のチラシをポスティングいたしました。1世帯は自宅アパートに表札もなく,部屋番号が不明なため,ポスティングはできませんでした。  相談対応いたしました8世帯のうち,7世帯の支援の必要性はなし,1世帯は相談窓口がいつまで設置しているのかどうかという問いかけがございましたため,チラシをお渡しをいたしましたが,その後御相談はありませんでした。また,チラシをポスティングいたしました留守世帯からも,支援の御連絡はありませんでした。 551 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 552 ◯ 3 番(平井 里美議員) 名簿登録をされている方も,されていない方に対しても,災害ボランティア相談窓口の職員の方がアウトリーチをしてくださったということですね。被害に遭われた方々はとても心強かったと思います。  避難行動要支援者への避難対応に関して,今後の課題と対策について市の見解を伺います。 553 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 554 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 避難行動要支援者支援及び福祉避難所の設置,運営については,プランに定めたとおり,実施できなかった点が多くございました。特に避難行動要支援者支援については,要支援者の自助,支援組織の共助が前提となりますので,引き続き総合防災訓練,障がい者団体の会議等を通じた避難行動要支援者支援制度の周知を行ってまいります。福祉避難所の設置,運営につきましては,運営に必要な必要物品の備蓄,及び福祉保健部,公共施設管理担当課及び協定締結事業所との福祉避難所の運営に関する情報共有が課題として挙げられます。運営に必要な必要物品の備蓄については,今年度から必要物品の備蓄を開始いたしましたので,次年度以降も段階的に備蓄を行ってまいります。  運営に関する情報共有につきましては,台風第19号災害で設置した福祉避難所の課題を踏まえまして,福祉保健部職員を中心とした公共施設での福祉避難所の運営訓練を実施するとともに,各施設における運営マニュアルの整備を段階的に行ってまいります。 555 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 556 ◯ 3 番(平井 里美議員) 障がいがあってもなくても,誰もの命が等しく尊いという原理に立った防災プログラムをぜひお願いいたします。  次に,避難所対応について伺います。  洪水時における指定避難所は,避難勧告等の発令によって開設することになっていますが,自主避難所は早目の避難のための場所として提供したということです。しかし,台風等による避難は台風が来ることはわかっているのだから,特に高齢者や乳幼児,障がい者など,安全に避難するためには早目の避難をとマスメディアで大々的に呼びかけられています。早目に避難しようとしても,通常避難すべき地域の避難所が開設されていなければ避難ができないということを市は想定されていなかったのでしょうか。 557 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 558 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所の開設につきましては,野川の水位の状況,多摩川の水位の状況などを判断し,開設いたしました。今回の御指摘等を踏まえ,検討していきたいと考えております。 559 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 560 ◯ 3 番(平井 里美議員) 職員配置について,10月12日午後4時15分に全職員に参集連絡メールを配信し,最終的に参集した職員は189名だったとのことですが,それぞれの施設にどのような役割を持った職員の配置が計画されていたのでしょうか,また実際はどうだったのか,伺います。 561 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 562 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各避難所には教育部から2名の担当職員を配置しており,避難所運営協議会の会議や訓練に参加しております。しかしながら,台風第19号では計画運休により参集できない職員もいたことから,担当の有無にかかわらず,参集できた職員で体制を組み対応いたしております。 563 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 564 ◯ 3 番(平井 里美議員) 避難所での高齢者,障がい者,乳幼児など,配慮が必要な避難者をどのように把握されることになっているのか,お尋ねいたします。また,台風19号の避難所での対応はどうだったかを伺います。 565 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 566 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所における要配慮者の把握でございますが,受付時に記入する受付カードの高齢者,乳幼児,障がい者,妊婦等の配慮すべき事項の申し出欄により確認しております。本人の希望を踏まえ,必要に応じ福祉避難スペースに案内をし,避難所内では避難所運営協議会の保健衛生班を中心に対応をいただくこととなっております。福祉避難所へのトリアージにつきましては,市職員と補助として保健衛生班により判断することになります。そのほか緊急の対応が必要な場合につきましては,災害対策本部に連絡し,その指示に従うものになると考えております。  台風19号への対応の際,乳児のミルクに必要なお湯を沸かすポットの使用など,現場において対応を行ったものでございます。 567 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。
    568 ◯ 3 番(平井 里美議員) 国立市では,自主避難所7カ所に保健師を各1名ずつ配置したそうです。府中市では,各避難所に保育士を配置し,避難所内の見回りと声がけを行ったそうで,乳児や新生児を連れた避難者はとても心強かったと聞いています。今後は各避難所に福祉避難スペースが必要だということがわかってきましたので,保健師や保育士,看護師の配置をぜひとも考えていただきたいと思います。  福祉の対象ではないのですが,アレルギーやアトピーなどで,避難所への配慮が必要な方々もいらっしゃいます。狛江市内のアレルギーを持つ子供の数をお伺いいたします。 569 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 570 ◯ 参 与(石森 準一君) 給食やおやつの提供に当たり,食物アレルギー除去の観点から把握している平成31年4月1日時点の公立の保育園及び学童保育所の児童数でお答えをいたします。  公立保育園は4園で34人,学童保育所は5カ所で27人でございます。 571 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 572 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 平成31年度の学校生活管理指導表の提出を受けた人数でございますが,児童139人,生徒38人で,合計177人でございます。 573 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 574 ◯ 3 番(平井 里美議員) 公立の保育園のデータでは,各保育園に10人弱のアレルギーのお子さんがいらっしゃるということ,市内には相当数のアレルギーのお子さんがいらっしゃるということがわかります。  では,避難所でのアレルギー対応について伺います。 575 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 576 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所でのアレルギー対応につきましては,ペット受け入れの際,動物アレルギーの方に配慮し,人が避難するスペースとは分けて場所を設けるなどの配慮をいたしました。狛江市避難所運営基本マニュアルでは,初期避難者受付カードにて,食物アレルギーを含めた配慮が必要な事項の把握をすることとしておりますが,今回全ての避難者に対し対応ができたものではないと認識しております。 577 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 578 ◯ 3 番(平井 里美議員) 私は,四中避難所で地域の方々と運営に当たっていたのですが,食料であるアルファ化米の御飯を提供する際声がけをしていました。12月1日に開催された総合防災訓練では,アレルギーシールを紹介し,当事者の方が胸につけるという対応をしたものの,お土産のアルファ化米の御飯を受け取りに行ったときには,アレルギー品目の入った炊き込み御飯しか残っていなくて,結局食べられなかったと聞きました。せっかくシールを張っているのに,配慮がなければかえって当事者の方がつらい思いをすることになります。ぜひとも当事者や患者会の方々と一緒に対応を考えていっていただきたいと思います。  次に,狛江市のペットの登録数とペット同伴の避難計画,台風19号による避難所における対応について伺います。 579 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 580 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市のペット登録数でございますが,犬の頭数に限りますが,9月30日現在で2,998頭でございます。また,ペット同伴避難の避難計画として,狛江市では環境省が作成する災害時におけるペットの救護対策ガイドラインを参考に,ペットの災害対策ガイドを作成しております。ペットの避難につきましては,ケージやえさなど,お世話に必要なものを持参し,自己責任によるお世話を前提に受け入れを行っております。避難所では動物アレルギーに配慮し,原則人が避難するスペースとは隔離したスペースにおいて受け入れを行うこととしております。台風第19号での対応につきましても,こうした考え方のもと,全ての避難所で受け入れを実施しております。今回の対応を踏まえ,今後よりよい受け入れ体制が確保できるよう検討を進めてまいりたいと考えております。 581 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 582 ◯ 3 番(平井 里美議員) 私が住んでいるのは野川のそばなので,ペットを飼っている方々が多く,ペットがいるから避難ができないと思っている高齢者が大勢いらっしゃいます。今回,開設された避難所では,ペット同伴の受け入れがあったと聞いています。校舎の廊下を一部ペット同伴の避難スペースにし,ペットだけでもいいし,ペットと一緒でもいいと,そして犬の避難廊下と猫の避難廊下を分けて設置したということで,避難者の方が気兼ねなく避難できたとの声が届いています。  ペットは家族と同じです。ペットと一緒に安心して避難ができるプログラムをこちらも当事者の方と一緒につくっていくことが必要だと思います。  次に,狛江市が把握している市内の路上生活者,多摩川河川敷で生活している人の人数と台風19号上陸に際して避難等の声がけがあったかどうか,お尋ねいたします。 583 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 584 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 最近報道にもございましたが,都内の路上生活者の方の人数は調査を始めた平成14年以降最も少なかったとの都の報告がございました。数年前までは,市におきましても,多摩川河川敷に路上生活者が多くいらっしゃったことがあり,通常時の生活保護受給勧奨のみならず,台風接近の際は避難等注意勧告をしてまいりました。市におきましては,路上生活者の方は,本年5月まで多摩川河川敷に1名いらっしゃいましたが,今年度に支援を行い,現在は自立した生活を送られております。  よって,今回の台風第19号発生時には,市内には多摩川河川敷,その他の路上生活者の方はいらっしゃらない状況でございましたし,現在もその状況は変わっていないものと認識をしております。 585 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 586 ◯ 3 番(平井 里美議員) 狛江市の職員の方やこまえ派遣村の方々の働きかけ,そして支援があってのことだと思います。国立市では,多摩川で生活していらっしゃった方が今回の台風でお亡くなりになり,支援を続けていた私の知り合いがとても悲しんでいました。国立市の河川敷で生活している方は数名いらっしゃったのですが,スマホを所持していたかいなかったかが影響したそうです。  次に,被災状況の実態把握と課題についてです。  狛江市が浸水被害を世帯数で発表しなかった理由を加藤議員が質問されましたが,浸水被害が棟数だと300ですが,世帯数だと446になり,被害が大きいという印象を受けます。被害を小さく見せるためのトリックではないかと思われても仕方がないのではないでしょうか。狛江市は被害状況の把握について,どのような調査を行ったかを伺います。 587 ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 588 ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まず,被害を小さく見せるためのトリックではないかとのことでございますが,対応した職員としましては,そのような意図は全くございませんので,今後も市民一人一人に向かい合いまして,誤解を受けないように誠実に業務に対応していきたいと職員一同思っておりますので,御理解をお願いします。  それから,被害状況の把握についてどのような調査を行ったかというところでございます。住家については,台風19号が去った10月13日に浸水があった地域を職員が回りまして,被災範囲を把握しまして,そこから15日から罹災証明書等の案内を戸別配布をすることと兼ねまして,外観目視で床上・床下浸水の状況の把握をいたしました。その後,市民からの情報提供や現地で新たに確認できた状況,罹災証明書の申請実績等に基づきまして,適宜更新を行っています。 589 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 590 ◯ 3 番(平井 里美議員) 地域によって職員の方がすぐ被害を見に来てくれ,ありがたかったという声と全く職員が見に来てくれなかったという声が聞こえてきます。猪方樋管の市民説明会で,市に対して,私たちの被害をなかったことにするのですかと訴えられている被災者の方の声が忘れられません。被災状況を見るとき,建物を見るのか,住人一人一人を見るのか,それは棟数と世帯数という言葉1つにもあらわれます。六小付近では避難勧告が出された時間は既に道路が川のような状態になっており,避難することができなかったという声を聞いています。  どの地域のどの場所が川のような状態になっていたか,水はどこからどこに向かって流れていたのかなど,今後住民の皆さんが避難するに当たって,とても大切な情報だと思います。被災された方々だけではなく,内水氾濫の状況についての地域の方々への聞き取り調査は行ったのでしょうか,まだなら今後しっかりやってください。住民の皆さんとワークショップでマップをつくったり,地域の物語を集めるなど,経験を次の世代につないでいくことが大切だと思います。サンタクルーズ市の物語復興のような取り組みがコンパクトシティー狛江ならできると思います。  被災された方の中には,お子さんがいらっしゃる家庭もあると伺いました。被災児童・生徒の数と市の対応について伺います。 591 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 592 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今回の台風で罹災証明書が発行された保護者を対象として,就学援助準要保護として認定するとともに,教科書が喪失または損傷した場合に,教科書の給与を行うということになっております。令和元年11月末現在で児童1人,生徒1人の保護者のほうから就学援助の申請のほうを受けております。 593 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 594 ◯ 3 番(平井 里美議員) 狛江市には,外国人のお子さんや配慮の必要な方が大勢いらっしゃいます。ぜひ住民目線に立った対策を進めていただきたいと思います。  次に,農業被害と市の対応についてお尋ねいたします。 595 ◯ 議 長(石井 功議員) 市民生活部長。 596 ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 台風19号により被害を受けたと思われる市内農家やJAマインズ狛江支店への聞き取り調査を行った結果,農地の浸水被害件数は5件で,農作物への影響があったと伺っております。今回は該当する農家はいらっしゃいませんが,今後におきましては台風や大規模災害発生時において,一定要件を満たす被害を受けた施設につきましては,修理費等の一部を支援する制度が国及び東京都においてございますので,JAマインズと連携を図りながら,対象者の抽出や申請等を行うこととなります。 597 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 598 ◯ 3 番(平井 里美議員) 今回は支援を受ける農家はいらっしゃらないとのことですが,浸水被害が5件あったとのこと,今後も被害のあった農家の方への聞き取り,支援方法などの情報提供など,狛江の農家支援を行っていただきたいと思います。  それでは,次は河川の管理について,国・都,狛江市の管理体制についてです。  国,東京都は多摩川の状況報告をどのように行っていたのか,また狛江市に対してどのような指示を出していたのかを教えてください。 599 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 600 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 多摩川を管理している国土交通省京浜河川事務所からは,洪水予報など,さまざまな情報の提供を受けております。東京都は小河内ダムの管理者として放流等に関する情報提供を東京都防災無線防災ファクシミリで配信し,狛江市はこのファクスを受信しているところでございます。 601 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 602 ◯ 3 番(平井 里美議員) 多摩川の管理が国,ダムの管理が東京都ということですね。  では,六郷排水樋管,猪方排水樋管の設置者について伺います。また,樋管ができた経緯と財政負担について教えてください。 603 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 604 ◯ 環境部長(清水 明君) 排水樋管は多摩川に接続する下水道施設で,狛江市が費用を拠出し,旧建設省に委託して工事を行っていただいたものでございます。六郷排水樋管は昭和56年3月に,猪方排水樋管は昭和53年3月に完成しております。  なお,六郷排水樋管につきましては,調布市と費用の協議を行い,約95%を調布市が負担しております。 605 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 606 ◯ 3 番(平井 里美議員) 排水樋管は下水道施設だけれども,国の管理する多摩川の堤防に排水施設を設置しているため,国と協議を行い,国に依頼して設置工事を行ったということですね。  樋管ポンプの設置条件,そして設置基準について伺います。 607 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 608 ◯ 環境部長(清水 明君) 排水樋管は合流先の河川の水位が洪水等で高くなった際に,逆流しないように設けるもので,基本的な構造は河川管理施設等構造令に規定されております。 609 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 610 ◯ 3 番(平井 里美議員) 狛江市は国から樋管の管理を移管されているわけですが,委託元である国は狛江市にどのような指導をしているのでしょうか,また東京都からの指導はあるのでしょうか。 611 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 612 ◯ 環境部長(清水 明君) 国は河川区域内に占用している施設について,適正な管理がなされているかを確認するため,履行検査というものを行っております。六郷排水樋管,猪方排水樋管も受検しており,今年度は5月22日にございました。また,多摩川は国が直接管理を行っているため,都からの指導はありません。 613 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 614 ◯ 3 番(平井 里美議員) 国は1年に1回設備の検査を行っているだけで,樋門の開閉等について,国や都から技術指導も研修等もないということですね。  では,職員体制について伺います。樋門の開閉を行う職員について,資格や経験が必要ですか。 615 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 616 ◯ 環境部長(清水 明君) 資格は特に必要としておりませんが,経験が長く,操作方法を熟知した職員を配置するよう努めております。一連の操作を実施できるよう,非常時訓練マニュアルに基づき,年1回職員の訓練を行うとともに,操作要領についても樋管施設維持管理計画書とあわせて,国土交通省に提出し,確認を受けております。 617 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 618 ◯ 3 番(平井 里美議員) 台風19号に関して,水門管理を放棄して退避する基準はどうなっていたのでしょうか。 619 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 620 ◯ 環境部長(清水 明君) 事前に決まった基準を設けてはありませんでしたが,今回台風に関しては,石原の水位観測所で堤防の安全性を損なう高さ,計画高水位を上回る6メートルを退避する基準といたしました。 621 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 622 ◯ 3 番(平井 里美議員) では,樋管,樋門,排水ポンプの管理,運用に関する国,都,自治体の役割について,市の見解を伺います。 623 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 624 ◯ 環境部長(清水 明君) 管理運用に関する一義的な責任は,狛江市にあると考えております。 625 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 626 ◯ 3 番(平井 里美議員) 樋門の開閉について,狛江市が考える問題点及び課題について,現時点での市の見解を伺います。 627 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 628 ◯ 環境部長(清水 明君) 樋管の開閉は,堤内地の水を河川に流すことを目的に行うことでありますが,職員退避後は流れの確認ができない状況であったことが課題であったと考えております。また,現場常駐職員が退避しなければならないほどの危険な水位に達した際の操作方法についても,明確にしていかなければならないと考えております。 629 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 630 ◯ 3 番(平井 里美議員) 多摩川流域の各自治体を取りまとめ,今後の対策等について検討することを市として国に働きかけていくということですけれども,それが生かされるために調査開始の段階での連携が必要だと考えますが,市の見解を伺います。 631 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 632 ◯ 環境部長(清水 明君) 台風第19号による浸水被害は,多摩川流域の多くの自治体で狛江市と同様の浸水被害を受けていることから,国土交通省において多摩川流域の自治体を取りまとめ,今後の対策等について検討する場を設けることを要望しておりますが,前向きに検討がされているとお聞きしております。 633 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 634 ◯ 3 番(平井 里美議員) 河川の管理について,誰の命も等しく尊いという視点から,数多くのことを考えさせられました。  先月東京都江東区にある水門管理センターに行ってまいりました。江東地区の水門管理は全てこのセンターで行われます。水門の開閉,ポンプの作動,訓練も設備管理も災害対応も全て明確な基準のもとに,センターのボタン1つで行われています。排水ポンプも一番小さいもので毎秒3トン,分に直すと180トンですね。ちなみに,狛江市のポンプは2つあり,1つにつき毎分2トンです。狛江の90倍ものポンプが江東区では一番小さいポンプということに愕然としました。  そして,江東水門センターはどんなアクシデントがあっても機能不能にならない。何重にも危機対応,対策がとられているシステムの説明を受けました。水門が市民の命を守っているという誇りを持って,職員の皆さんが仕事をされていました。  江東区が抱える隅田川と江戸川は東京都の管理であるわけですが,多摩川との大きな格差に驚きました。これが東京23区と都下である自治体との三多摩格差なのかと,狛江の隣の世田谷区との格差もさまざまなところで狛江市民は突きつけられます。例えば,23区の下水道は東京都の管理ですが,狛江市は23区ではないので,市の管理です。  ことしの6月,国は各都道府県に対して,樋門等の操作規則・操作要領作成における操作員退避検討に当たってのガイドラインを送っています。そのガイドラインには,退避を検討する水位や避難経路の確保,退避の判断,そして退避指示を行った場合はその過程を記録しておくなどが示されています。しかし,東京都からも国からも狛江に対してこれらの指示も指導もないそうです。狛江市を初め,多摩川流域の多摩地域は,国と東京都の河川と下水道の安全をめぐって,極めて曖昧な基準のもとに置かれているということが明らかになりました。  狛江市が幾ら性能のいいポンプを設置したくても,多摩川の水位にかかわるため,国からの許可がないとポンプを設置することはできません。まちを流れる河川が国の管理であろうと都の管理であろうと,そこで暮らす住民にとっては関係ありません。23区も狛江市も同じ東京都民,等しく尊い命です。住民の命を守るためには,目の前の対策だけではなく,国と東京都と多摩川流域の自治体との管理体制の構築にぜひ力を注いでいただきたいと思います。それが多摩川流域で暮らす多くの住民の安心,安全を守ることだと思います。  では,次に野川に関する対策,狛江市の下水道についてです。  狛江市の下水道は世田谷通りの北側が合流式下水道で,大雨が降ると雨水に混じって汚水が野川に排出されてしまうわけですが,野川流域の各自治体の下水道システムについて伺います。 635 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 636 ◯ 環境部長(清水 明君) 野川流域は立川市,国分寺市,小平市,府中市,小金井市,調布市,武蔵野市,三鷹市,狛江市,世田谷区の1区9市にまたがっておりますが,うち野川の水質に合流式下水道として影響を与えているのは,府中市,小金井市,調布市,武蔵野市,三鷹市,狛江市の6市となっております。 637 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 638 ◯ 3 番(平井 里美議員) 狛江市の放流口からは,年間五,六十回未処理下水が放流されているとのデータをいただきましたが,それは1カ所からのものであり,狛江市の上流に位置する府中市,小金井市,調布市,武蔵野市,三鷹市にある数多くの放流口からも未処理の汚水が放流されているという事実,このことは余り市民に公表されていません。大雨の後の川遊び,小さなお子さんやペットの散歩などには配慮が必要であることを狛江市からも周知していただきたいと思います。  では,水質,環境保全のために取り組まれている東京都の改善計画と結果を七小跡地の調節池設置による効果も含めて教えてください。 639 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 640 ◯ 環境部長(清水 明君) 狛江市合流式下水道緊急改善計画では,汚濁負荷量を分流式下水道並みにすること,各雨水吐きから未処理放流回数を対策前と比べて半減させること,きょう雑物を削減するために,雨水吐きへのきょう雑物除去施設を設置するという3つの改善目標を掲げております。平成25年の計画最終年度において,基準とする降雨に対して汚濁負荷量の削減については,年当たり3万4,623キログラムの目標に対して,1万4,047キログラムに,未処理放流回数については,狛江東部第1処理分区は年間37回の目標に対して37回に,狛江東部第2処理分区は年間28回の目標について28回に,またきょう雑物除去施設を2カ所の雨水吐き室にそれぞれ1カ所ずつ設置が完了いたしました。
     狛江第七小学校跡地に建設された野川下流部雨水貯留池は,東京都下水道局が流域下水道の合流改善施設として整備したもので,雨水貯留施設の効果として,雨天時の放流回数につきましては,従前の半分以下となると伺っております。  なお,平成30年度の運用実績は貯留池に貯留したのが38日,そのうち野川に流出したのが10日であったと伺っております。 641 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 642 ◯ 3 番(平井 里美議員) 今回のように浸水時に避難する際,下水のマンホールのふたが外れていると大変危険です。どのような対策をとられているのか,伺います。 643 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 644 ◯ 環境部長(清水 明君) 水害等でマンホールのふたがあいてしまうことは考えられるため,冠水している道路は歩かないことが前提です。やむを得ず歩くときは,冠水した水の中にはさまざまな障害が潜んでいる可能性があるため,傘などで足下が大丈夫かどうか,確認して歩くことが大切であると考えております。また,マンホールのふたについては,洪水時の注意点として,狛江市防災ガイドにも記載し,周知をしています。  なお,下水道のマンホールについては,現在ふたが外れない製品が開発されており,ふたにデザインが施されているものが基本的には外れないものとなっております。新しい製品には,日常の維持管理や舗装工事等にあわせて,取りかえを行っています。 645 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 646 ◯ 3 番(平井 里美議員) 絵が描いてあるマンホールのふたですとか,イチョウの模様がある,そういったものは外れないようになっているということですね。  では,台風19号に関して,野川上流には洪水防止のための3つの調節池があり,野川の水量を調節する役割を果たしています。それぞれ貯水可能な量,台風19号による貯水量について教えてください。 647 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 648 ◯ 環境部長(清水 明君) 野川の調節池の貯水量について,東京都に伺ったところ,野川第一調節池は約2万1,000立方メートル,野川第二調節池は約2万8,000立方メートル,野川大沢調節池は約15万8,000立方メートルの貯水能力があるとのことでございました。また,このたびの台風19号の際には,野川第二調節池への流入は未確認とのことですが,野川第一調節池に約5,000立方メートル,野川大沢調節池に約11万6,000立方メートルの洪水が流入したと聞いております。 649 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 650 ◯ 3 番(平井 里美議員) 先月東京都の河川事務所に行き話を伺ったのですが,大沢調節池は3メートル深掘りをしている最中で,重機が全て水没してしまったそうです。もしこの工事が行われていなければ,大沢調節池の以前の容量は9万立方メートル,2万6,000立方メートルの水が野川に流れることになり,氾濫を招いた可能性も否定できないと思います。  まとめとして,狛江市の政治姿勢について質問いたします。  11月9日に行われた六郷排水樋管,猪方排水樋管に関する市民説明会で,住民の皆さんが何に困り,何を求め,何に不安を抱いているのか,市はどう捉え,受けとめ,対応したのかを伺います。 651 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 652 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 住民の皆様からいただきました御意見等につきましては,市として真摯に受けとめ,前向きに取り組んでまいる所存でございます。いただいた御意見を踏まえまして,被災者支援制度を総合的に案内する被災者支援案内窓口を11月18日に開設いたしました。被災者支援案内窓口では,支援制度を網羅的に案内し,個別の制度の申請の際などは,担当部署の職員がその場で対応を行っております。また,御要望の多かった床上浸水の家屋の消毒費用の助成,災害救助法に基づく住宅の応急修理について,被災者支援案内窓口開設と同時に受付を始め,今回下水道会計の補正予算で水位計,監視カメラの設置,排水樋管ポンプの設置,排水樋管遠隔操作の設計委託を計上させていただいたところでございます。 653 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 654 ◯ 3 番(平井 里美議員) では,市が11月9日に行った市民説明会の目的と位置づけ,今後の予定について伺います。 655 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 656 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 11月9日に開催いたしました市民説明会につきましては,六郷排水樋管及び猪方排水樋管の排水不良によって,浸水被害があったことについて,浸水原因等について市民の方から多くのお問い合わせがあり,被災者支援の支援制度の周知とあわせて説明会を開催することとしたものでございます。今後の市の対応等につきましては,公表してまいります。 657 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 658 ◯ 3 番(平井 里美議員) 住民に寄り添う市政であるために,狛江市として被災された方々にどう向き合っていくのか,また今回の経験を教訓にして,何を大事に,どのようなまちを目指すのか,市長の御意見を伺います。 659 ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 660 ◯ 市 長(松原 俊雄君) このたびの台風19号への対応といたしましては,市といたしまして,被害に遭われました方々にできる限りの対応をするとともに,原因を究明し,今後の対策に努めてまいります。  水害対策につきましては,国,東京都への要望,多摩川流域自治体との連携を図り,いつまでも安心,安全に暮らし続けられるまちを目指してまいりたいと思っております。 661 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 662 ◯ 3 番(平井 里美議員) 見ない,見えないは被害者をいなかったことにします。つまりそれは住民を切り捨てることです。被災も差別も狛江市の政治姿勢が問われているのではないでしょうか。ぜひ被災者の目線で住民に寄り添う災害対策を行っていただくことを要望して,1つ目の質問を終了いたします。 663 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井里美議員。     〔3番 平井里美議員登壇〕 664 ◯ 3 番(平井 里美議員) 続きまして,市民センターに関するアンケートについての質問です。  市民センターというのは,公民館と図書館が併設されている社会教育機関です。それぞれに教育施設としての運営を考える公民館運営審議会,図書館協議会があります。狛江市立公民館運営審議会は,社会教育法第29条により設置され,公民館施設の活用や運用,あり方,事業など,多岐にわたる諮問に対し,市民,利用者の目線から調査,研究し,答申をしています。図書館協議会においては,事業に対しての評価と課題やその改善点などを協議し,答申をしています。  近年,公民館の予約方法,利用方法に関する提言のほか,ホームページやコミュニティスペースの整備,若い世代に向けた事業の展開の必要性についての答申や狛江市立公民館における今後の保育室の運用のあり方についての答申が出され,図書館では第三次狛江市子ども読書活動推進計画について,また図書館事業について,今までの取り組みと今後の充実に向けて,そして狛江市立図書館のPRについてなどの答申がされています。いずれもよりよい社会教育施設のあり方,そして市民が主体となって調査,議論し,知恵を積み重ねてきた結果としての答申です。答申がどのように事業に生かされているのかを伺います。  次の質問からは自席で行います。 665 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 666 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 答申を受けまして,公民館ではホームページの整備,現状の設備でできることとして,館内のインターネット環境の整備,フリースペースの拡充などの取り組みを実施をいたしております。また,夏の市立小・中学校の一斉閉校期間中に子どもの居場所事業として,夏休み子ども・中高生スペース,利用者団体以外の保育室の利用ニーズを捉えるため,にこにこ広場の実施,地域の居場所づくりのため,関心のある市民の方の集まりである居場所交流会の若手の方を中心に,公民館と協働で企画した居場所に係る連続講座の実施など,公民館を地域の居場所として捉える事業を通して,公民館利用者の裾野を広げるための事業を展開しております。  図書館協議会においては,課題を解決しながら,事業の実施に当たっては,さらに充実したものになるよう取り組んでおります。 667 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 668 ◯ 3 番(平井 里美議員) 若手の方を中心に,公民館を地域の居場所として考え合う事業が展開されているとのこと,ぜひその学習の中身を大事に,そして新しい市民センターに生かしていただきたいと思います。  では,公民館,図書館,それぞれ必要とされているものについてお尋ねいたします。 669 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 670 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 公民館は公民館運営審議会の答申にもあるように,地域住民全体が気軽に集える,人間力向上などを中心としたコミュニティーのための拠点となることが期待されていることから,地域の中の居場所としての役割を果たすための設備が必要であるというふうに考えております。  図書館は図書館協議会の答申において,図書館事業に対しての評価やさらに充実させるための改善点などが協議されて答申となっておりますので,施設や設備といったハード面ではなく,事業の内容や実施の方法の改善といったソフト面での充実が必要であるというふうに考えております。 671 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 672 ◯ 3 番(平井 里美議員) 補正予算で行う市民センターに関するアンケートの目的について伺います。 673 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 674 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先日の補正予算でお認めいただいた市民センターに関するアンケートの目的でございますが,今後どういった改修規模や改修方法がよいかなどを市で整理していく上で,ふだん市民センターを利用している方だけではなく,利用されていない方も含めて,広く御意見を伺うために実施するものでございます。そのため,住民基本台帳に登録されている市民の方の中から,無作為に抽出された満18歳以上の方をアンケートの対象としているところでございます。 675 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 676 ◯ 3 番(平井 里美議員) 改修規模,改修方法を考えるために,ふだん市民センターを利用されていない方に意見を聞くということですね。アンケートだけでなく,さらに広く声を聞く機会が設けられるといいと思います。  では,ふだん市民センターを利用している方の意見はどのように聞くのか,伺います。 677 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 678 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今回実施するアンケートにつきましては,財政面,市民ニーズなど,将来も見据えてさまざまな面から検討するため,無作為で抽出された方を対象としておりますので,ふだん市民センターを利用されていない方だけでなく,利用されている方も含めて広くお聞きするものでございます。 679 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 680 ◯ 3 番(平井 里美議員) 無作為抽出の方の中に,公民館と図書館の利用者もいるかもしれないという前提でアンケートを行うということですね。一般的には,全市民を対象に行う無作為抽出の対象者を公民館,図書館利用者だと説明するのは,無理なこじつけにしか思えません。  では,質問項目について伺います。 681 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 682 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 質問項目につきましては,現時点ではまだ整理中の段階でございますが,市の調査結果でお示しした5つの改修案に必要最低限の老朽化対応を行うという案を加えた合計6つの案の中から御意見をいただく質問等を検討しています。また,質問に当たっては,各改修案の面積やコスト等を示すだけではなく,市民センターの現状,これまでの経緯,市民センターを考える市民の会の提案内容,今後の長期的な財政や公共建築物に係る整備費用なども含め,市民センターを利用していなくても,できる限り総合的に判断いただけるような情報をお示ししたいと考えております。 683 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 684 ◯ 3 番(平井 里美議員) 市の調査結果で示した5つの改修案ですが,この案については市民に対しても公民館,図書館の利用者に対しても何も示されていません。自主グループである市民センターを考える市民の会だけには,5つの改修案を説明されたとのことですが,無作為に抽出された市民には,文書だけの説明で判断を仰ぐということですね。ふだん市民センターを利用されていない方が公民館,図書館の規模や改修方法について,何をどう判断できるのでしょうか,市の見解を伺います。 685 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 686 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 繰り返しの答弁となりますが,今回のアンケートは改修の規模や手法を設定するため,利用をされている方,されていない方を含め,広くお聞きするものでございます。限られた財源で,より効果的かつニーズに合った改修を行うためには,将来を見据え,財政面も考慮しながら,改修の必要性や程度について,広くフラットに御意見をいただく必要があると考えております。そのため,利用されている方だけではなく,利用されていない方からも含めてお聞きしてまいりたいと考えております。 687 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 688 ◯ 3 番(平井 里美議員) 市民センターに入っている公民館も図書館も,大人が学び合う社会教育機関です。いつでも誰でも無料で学ぶことができる。それを保障する学習機関,大人の学校なのです。市民センターの増改築を小学校や中学校に置きかえてみてください。自分たちの学校のことを子供にも親にも説明することなく,無作為抽出のアンケートを実施することで,無作為抽出の対象者には学校に通う生徒や親も入っています。市は子供や親の声もちゃんと聞いていますよと説明できますか。それを聞いて親や子供たちは自分たちの意見をちゃんと聞いてもらったと思えるでしょうか。学校にPTAがあるように,公民館には公民館運営審議会,図書館には図書館協議会,そして社会教育委員の会議という組織があります。教育委員会,公民館,図書館からの諮問を受け,それぞれの課題を調査し,議論し,答申をまとめ,それが脈々と公民館と図書館の事業や施設の運営に生かされてきているわけです。  繰り返しの質問になりますが,無作為抽出のアンケートを実施すれば,公民館,図書館の運営にかかわってこられた市民,公民館,図書館を市民の居場所として自主的に運営してきている市民グループの声を尊重していることになるのでしょうか。  2014年に出された市民センターの改修案については,市民不在での計画だったとの反省から,市民センターを考える市民の会という市との協定団体が立ち上がり,市民提案書がまとめられました。5年前の時点で,施設の老朽化,予約がとれずに活動が満足にできない。新しい自主グループが制限されるという公民館の問題は何ら解決していません。図書館についても,開架図書が少ない。ゆっくり本を読むスペース,車椅子やベビーカーがすれ違うことができない。学習スペースがないなど,市民意識調査や子ども議会の意見など,市民センターが広く,新しくなることは市民の最大の関心事です。これらの要望は,施設を利用しているからこそ,切実に感じている大切な声であり,5年間行政を信じて,市民センターの増改築を待ち望んでいる利用者の存在を尊重していただきたい。公民館運営審議会,公民館利用者の会,図書館協議会や図書館ボランティアの会などの存在を大切にしていただきたいと思います。  公民館,図書館,市民センターの利用者,関係者に真っ先に状況を説明し,声を聞く機会を持つことが市民参加,市民協働であると思いますが,市の考えをお聞かせください。 689 ◯ 議 長(石井 功議員) 企画財政部長。 690 ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) アンケート実施後,公民館,図書館,市民活動支援センターなど,それぞれの役割や機能を整理するとともに,狛江ならではのコンパクトさを生かした施設配置や市民センター単体ではなく,市全体の施設利用の観点などから,総合的に判断してまいりたいと考えております。その後,説明会等を通して御意見を伺いながら,センターに必要な機能,スペース,設備など,改修に向けて検討を進めてまいりたいと考えています。 691 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 692 ◯ 3 番(平井 里美議員) 公民館など,地域の公共施設は単なる建物,箱物ではありません。人間関係を育む地域そのものです。例えば,災害時にここは私たちの居場所と思える公民館や地域センターがあるということを想像してみてください。そこには既にコミュニティーがあり,行政に頼らない住民の自立があるということです。建物をつくって,行政が管理する箱物ではなく,建物を考えるところから市民参加,市民協働が行われることで,建物ができたときにそこには既に住民のコミュニティーが形成されているのです。そのためには,いつもいつも情報が住民に開示され,住民とともに考え合える機会が十分に用意されていることが欠かせません。それ自体が地域を,コミュニティーを育むという営みそのものなのです。  2016年,市民センターを考える市民の会が市民提案書の中で提案したことは,箱物の広さではなく,企画段階から行政と市民と専門家がともに考え合うこと,それが地域づくりそのものであるということをいま一度申し上げたいと思います。  市民参加の礎を築くことに力を注がれ,市民参加,市民とともにつくるまちを目指していらっしゃる松原市長がこの市民参加の提案をどう受けとめられているのかを伺います。 693 ◯ 議 長(石井 功議員) 市長。 694 ◯ 市 長(松原 俊雄君) 市民センターは住民コミュニティーの形成や維持,発展におきまして重要な役割を有しているものと認識をしています。一方で,現在の市民センターにつきましては,耐震診断を行った結果,耐震性には問題はないと判明をしておりましたが,現在老朽化や使い勝手などの問題があるということは認識をしております。また,利用者からもその改善を求める声があり,早急なセンターの改修が求められているということも承知をしているところでございます。  市では,これまで市民センターを考える市民の会から提出いただきました市民提案書について,財政面,法令面,さまざまな角度から実現可能性について調査,検証を進めてまいったところでございます。この調査で得られました結果をもとに,まずはアンケート実施をいたしまして分析し,市として改修規模や手法を設定してまいります。その上で,市民センターに必要な機能やスペースの検討に入ってまいりますが,その際には狛江のまちづくりの魅力向上につなげられるよう,また多くの皆様に御利用いただけ,喜んでいただけるようなものにしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 695 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 696 ◯ 3 番(平井 里美議員) これまで滞っていた市民センターの増改築がアンケートの実施をもって動き出すことになったこと,このことはとても喜ばしいことであり,大勢の市民や公民館,図書館の利用者がずっと待ち望んでいたことです。ぜひ利用者に対して周知をお願いいたします。  松原市長がおっしゃる市民センターは,住民コミュニティーの形成や維持,発展において重要な役割を有している。狛江のまちづくりの魅力向上,多くの皆様に御納得いただき,喜んでいただけるものにしていきたい。本当にうれしい言葉です。そのためには,企画段階から市民と行政と専門家が一緒になって,できる限り多くの方々と一緒に考える場をつくることだと思います。そうすれば,市民センターの増改築がコミュニティーづくりになります。コンパクトシティー狛江ならではの公共施設づくりの実現を要望して,この質問を終わります。 697 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井里美議員。     〔3番 平井里美議員登壇〕 698 ◯ 3 番(平井 里美議員) 最後に,安心して歩ける地域を,地域の見守りについて質問いたします。  2019年9月現在,狛江市で要介護認定を受けている高齢者は3,099人,要支援者は1,157人,私の住む東野川の地域も高齢化が進み,最近ひとり暮らしの高齢の方が行方不明になったり,孤独死で発見がおくれたりと地域の日常の見守りの必要性を痛感しています。狛江市では,徘徊高齢者探索サービスを実施,関係団体の中で連携をとられているということですが,高齢者が行方不明になった際に,早期発見,保護ができるような具体的な取り組み状況について伺います。  次の質問からは自席にて行います。 699 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 700 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) 市では,認知症高齢者等の行方不明の通報に備え,認知症高齢者等行方不明者捜索行動フローチャートを作成し,通報からの時間経過における担当職員の行動を決めております。このフローチャートにつきましては,通報から1時間以内に綿密な所内調査及び情報収集を行い,親族への連絡,警察への連絡を行います。ここでは訪問等に出る福祉相談課の職員に対しましても,このような事案が発生していることを周知し,市内を移動する際に注意するように伝えます。その後,部内関係部署に情報を周知し,福祉保健部長に報告をいたします。そして,市内の地区担当,地域包括支援センターへも情報周知を図ります。  通報から1時間から2時間経過しても発見されない場合,担当地区外の2つの地域包括支援センターにも情報を周知し,周知の範囲を福祉保健部職員全体に周知を拡大します。そして,市内の介護保険事業者等にメーリングリストを用い,情報の周知を行います。  通報から2時間から4時間経過しても発見されない場合,改めて市内の介護保険事業者等に情報周知を行い,東京都行方不明認知症高齢者等情報共有サイトにアップロードを行います。また,福祉保健部長の判断により,防災行政無線,青パトロールカー等を使用し,市民全体に情報周知を行うことも検討いたします。 701 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 702 ◯ 3 番(平井 里美議員) 私の住む狛江ハイタウンでは,たびたび狛江市や警察にお世話になることがあり,職員の方々には本当に親身になっていただいています。しかし,限られた人員の中での対応であり,今後高齢化率が上がっていくことを考えると,認知症の方が安心して歩けるまちづくりというのは,地域の重要な課題になっていくことは必然です。  そこで,お尋ねいたします。  今狛江の介護にかかわる分野の方々や認知症の御家族をお持ちの方々に注目されているみまもりあいアプリとはどのようなものですか,国は認知症大綱の中で,捜索ネットワークづくりやICTを活用した捜索システムの普及を図ることを地域支援体制の強化の中で求めていますが,みまもりあいプロジェクト導入に関する狛江市の見解を伺います。 703 ◯ 議 長(石井 功議員) 福祉保健部長。 704 ◯ 福祉保健部長(浅見 秀雄君) みまもりあいアプリは,平成29年4月から一般社団法人セーフティネットリンケージが提供するみまもりあいプロジェクトの捜索協力支援有償アプリであり,みまもりあいステッカーとセットで利用することで,ICT技術を利用した認知症高齢者等の迷子,一人歩き,事故,緊急事態,落とし物の捜索に効果を発揮するものとして,最近全国の自治体で導入が進められているものの1つでございます。  迷子や一人歩きなどの事案が発生した場合に,アプリをダウンロードした周辺地域の協力者に,捜索依頼と捜索者情報が通知され,ステッカー記載の個人識別ID番号とフリーダイヤルを活用して,無事発見された際には全ての協力者にお礼の通知が配信され,捜索者情報が自動消去される仕組みとなっております。  同様の捜索アプリは,複数企業から販売されておりますが,本人の同意の問題やアプリをダウンロードする協力者の確保,また費用負担や市域をまたいで発生する事案に対する問題などを考慮した上で,調査,研究を進めてまいりたいと考えております。 705 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 706 ◯ 3 番(平井 里美議員) このみまもりあいアプリは,利用者が多ければ多いほど効果を発揮します。私も利用して数カ月たちますが,狛江市内で連絡が来ることはまだありません。しかし,先日江東区へ行ったときには,捜索中のお知らせが入ってきました。狛江でも商店街や町内会,自治会などの協力と地域包括支援センター,高齢者施設,事業者などとの連携で,誰もが安心して歩ける地域を地域の力でつくっていければと思います。市としても調査,研究を進めていただけるとのこと,ぜひよろしくお願いいたします。  次に,都営狛江団地についてです。  東京都住宅政策本部では,都営狛江団地の建てかえに向けた基本計画の作成作業が始まっており,2020年3月13日の納期で,狛江市などと協議を進めながら基本計画をまとめることになったとのことですが,進捗状況を伺います。
    707 ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 708 ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在,都市計画公園や公共施設の配置等について,東京都と協議をしています。 709 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 710 ◯ 3 番(平井 里美議員) 基本計画作成に伴い,都市計画公園の位置,団地区域の整備,開発,保全に関する方針,地区整備計画など,地区計画の素案も検討し,都市計画の変更素案を作成するということですけれども,こちらの進捗状況も教えてください。 711 ◯ 議 長(石井 功議員) 都市建設部長。 712 ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 先ほど答弁をいたしましたとおり,現段階では都市計画公園や公共施設の配置等について,東京都と協議をしています。庁内関係部門と情報共有をして,市として意見整理を行いながら引き続き都と協議をしていきたいと考えています。 713 ◯ 議 長(石井 功議員) 3番平井議員。 714 ◯ 3 番(平井 里美議員) 狛江市のまちづくりにとって,都営狛江団地の建てかえ問題は多摩川住宅の建てかえとともに大きな影響を及ぼすものです。誰の命も等しく尊いという視点から,安心して歩ける道の課題として,目の見えない方,車椅子やベビーカー,カートや杖を使用される高齢者の方々が安心して歩けるまちを当事者の皆さんとともに考えたいと,点字ブロックの取り組みを御紹介したいと思いましたが,時間の都合で次回に取り上げたいと思います。  これをもって質問を終わらせていただきます。 715 ◯ 議 長(石井 功議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時26分 休憩     午後 4時44分 開議 716 ◯ 議 長(石井 功議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  時間の延長をお認め願います。  一般質問を続行いたします。4番松崎淑子議員。     〔4番 松崎淑子議員登壇〕 717 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 通告に従い,2問質問いたします。  1問目は災害に負けないまち,狛江にです。  このたびの台風19号で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。  地球温暖化による異常気象が加速していく中,50年に1度の大型台風と言われた今回の台風がまたすぐにでもやってくるかもしれません。自然災害はある程度は防ぎようもないですが,私たちは経験を教訓に,検証と対策を話し合い,改善できることは改善をして,次の災害に備え,強い狛江をつくっていくために質問をさせていただきます。  初めに,避難所のあり方について伺います。  今回の台風19号で避難勧告が発令されました。避難とは避難所に避難する認識になっているように感じますが,狛江で避難はどのように定義されているのでしょうか,またその周知の方法はどうですか。  再質問は自席にて行います。 718 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 719 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難とは,安全な場所へ立ち退く行動と認識しております。避難所も安全な場所の1つと捉えておりますが,エリアメール等では避難所での避難が危険な場合は近くの安全な場所へ避難するか,屋内の高いところに避難してくださいと呼びかけております。また,狛江市防災ガイドの16ページ,水害時の避難行動の原則において周知をしています。 720 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 721 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 避難所への避難とともに,近くの安全な場所と屋内の高いところが避難する場所と認識しているということですね。  では,避難所の収容人数はどのように規定されていますか。 722 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 723 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所の収容人数につきましては,収容面積3.3平方メートル当たり2名を目安としております。 724 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 725 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 1坪,畳2畳に2名目安ですね。  先日私が参加した三中での総合防災訓練では,畳2畳に3人との説明がありました。年齢にもよりますが,2名で計算されていると考えます。では,避難所の収容人数の計算となる面積は例えば学校の場合,体育館だけでしょうか,あるいは使用可能な施設,教室や廊下を含んでいるのでしょうか。 726 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 727 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 現状で避難所にしているのは,学校であれは体育館のみで,その面積で想定しています。 728 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 729 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 避難勧告地域の人口に対して,指定避難所の収容人数は絶対的に不足していますが,対応をどう考えますか。 730 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 731 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 公共施設をできる限り開放して対応いたしますが,収容スペースには限界があるものと認識しております。可能であれば,浸水想定区域でない親類,御友人等のお宅に一時的に避難することも1つの手段であると考えております。 732 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 733 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 私もまずは自分で身を守る自助が有効であると考えます。自治体が提供する助け,つまり公助は助けを必要としている市民を支援するという考えです。それでも避難所の収容人数は足りないと思われます。避難所における世田谷区や調布市など,近隣自治体との協力はどうなっているのでしょうか,国本学園や喜多見中学のほうが指定避難所より近いという声があります。 734 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 735 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市のハザードマップには,隣接する世田谷区や調布市の避難所も掲載しております。国本学園は避難所として指定されておりませんが,喜多見中学で行われる防災訓練には,隣接する狛江市の町会等も参加しています。 736 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 737 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) いざとなったら近くの避難所に行っても大丈夫ということですね。  また,市民からの声が多く寄せられたニトリやユニディ,高層マンションなど,民間施設との協定はどうでしょうか。 738 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 739 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 民間事業者の施設を避難所として御提供いただくことは,有効であると考えており,現在協定の内容について協議をしています。 740 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 741 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 自治会組織があるマンションは,マンション内の共助を進めてほしいです。さらに水害の場合は,高層部を避難場所として開放することをお願いできればと思います。今回は車で避難し,大型駐車場で過ごした方の声も多く聞きました。災害物資の支援はありませんが,一時避難としてはとても過ごしやすかったとのことです。  では,次に12日に避難所運営として参加された方からの意見を受けて質問をいたします。  もともと風水害のときに,避難所運営協議会は活動しないことになっていましたが,今回は臨機応変に対応しました。とてもありがたいことでした。避難所は人手が足りなかったですし,なれている方のほうが助かることも多いです。今後水害でも協力要請するために,新たな市との取り決めが必要ではないでしょうか。 742 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 743 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所運営協議会の皆様は,日ごろから避難所の開設,運営の訓練に取り組まれており,今回の避難所開設に当たっても,自発的に御参集いただくなど,お力添えをいただきました。避難所運営協議会の協力要請のタイミングなど,御意見をいただいておりますので,市の対応の見直しにあわせまして,協議をしていきたいと考えております。 744 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 745 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 今回の実践で,避難所へ派遣される職員の研修を積み重ねてほしいとの要望があります。避難所内で職員が交代するときの申し送りなども含めて,基本的な備品,備蓄場所,備蓄庫,校舎内の災害倉庫の解錠方法は多くの職員に知っていてほしいかと思います。人手不足解消は検討課題ですが,避難所の本部には必ず職員がいるようにしてほしいなどの意見への回答もお願いいたします。 746 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 747 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平常時から安心安全課の職員が各避難所運営協議会の皆様と連携していく訓練や会議に参加しておりますが,災害時には安心安全課の職員が避難所に行くことはできません。実際に避難所で対応する職員が平常時から避難所運営協議会の方と顔と顔の見える関係を構築することが必要であると感じております。 748 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 749 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 職員が交代で連絡会に参加するなど,避難所になる場所に行く機会をふやすことを検討していただきたいと思います。避難所と災害対策本部との連絡は,事前取り決めで無線ではなく,携帯使用になっていましたが,実際には連絡がとれない状態が続いていました。連絡手段の再構築を考えていらっしゃいますか。 750 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 751 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今回台風の対応につきまして,避難所に入った職員が本来の割り当てでない避難所に行ったということもございまして,無線機の取り扱いにふなれというところもございまして,今回は携帯のほうを使いましたけれども,原則避難所と災害対策本部の連絡手段につきましては,各備蓄倉庫に配備してある無線機を使用していきたいと考えております。 752 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 753 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 無線機使用の利用をお聞かせください。 754 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 755 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 無線機は防災センターに設置してある基地局,アンテナが破損しない限り使用可能なため,災害時の連絡ツールとして有効であると考えております。 756 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 757 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 無線機が連絡ツールとのことです。避難所運営協議会での再共有をお願いいたします。  また,インターネットでの情報のやりとりは行われていないのでしょうか。 758 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 759 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所との情報のやりとりを直接インターネットで行うことは,有効と考えております。今後の課題として認識しております。 760 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 761 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 体育館内の避難所への情報提供ツールとして,避難市民に情報を伝えるための大きなホワイトボードなどの設置が必要と感じました。市民の要望としては,テレビやモニター画面などが出ています。とにかく避難所運営側も避難者も,正確な情報が知りたいとの要望です。 762 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 763 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所における避難者への情報伝達の手段として,ラジオやホワイトボードを備蓄しております。今後も必要な備品は順次配備していきたいと考えております。 764 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 765 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 先ほども提案いたしましたが,災害状況や避難所状況などの情報を一斉配信し,モニターで放映することが効率的でニーズに見合うと思います。避難所専用のパソコン設置とインターネットがつながる環境は,ぜひ用意してほしいと要望いたします。御検討をお願いします。  次に,実際に避難する場合について伺います。  今回のように避難所が次々と満員になった場合,入所に障がいを持った方や高齢者など,優先順位があるのでしょうか。 766 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 767 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所では順次避難者を受け入れているため,優先順位を設けて受け付けるといった対応は困難であると考えております。高齢者や乳幼児がいらっしゃる方など,配慮が必要な方につきましては,早目の避難を実行していただきたいと考えております。 768 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 769 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) レベル3では,避難準備・高齢者等避難開始,4で今回のように全員避難勧告となるので,配慮が必要な方は入所も勧告に従って決断することが安心ということですね。しかし,今回は決断に時間がかかり,満員で入所できなかった。さらに時間を追うごとに豪雨となった。その中で自宅に引き返したり,別の避難所に移られたと聞きます。  今回は運よく大きな人身にかかわる被害は発生しなかったのですが,避難所に入れなかった場合,他の避難所情報や移動案内も大きな課題です。今後,移動困難者の移動手段について,検討していくことはありますか,こまバスなどの利用は考えられないでしょうか。 770 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 771 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) こまバスの運行事業者である小田急バス株式会社狛江営業所とは,災害時における運送等の協力に関する協定を締結しております。小回りがきくこまバスの活用は有効な手段と考えております。 772 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 773 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ぜひこまバスの活用をお願いいたします。  今回は避難所開設の時間が異なり,苦労して遠い避難所に入所後,住まいの近隣避難所が開設された地域もありました。被害の規模にもよりますが,避難所開設が決定した段階で,全ての避難所を同時に開設することで,市民の混乱を回避できるとわかったと思いますが,今後の同時開設を検討していただけますか。 774 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 775 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) どこの避難所を開設するか,開設するタイミングにつきましては,今回の経験を踏まえた検討が必要であると認識しております。 776 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 777 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 開設情報の伝達による混乱と不満を減らすためにも,同時開設できる体制の構築を要望します。  避難された高齢者が避難所でぐあいが悪くなって,移動に困ったとのお話を聞きました。指定避難所の車椅子の備蓄の有無について伺います。 778 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 779 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所には車椅子は配備しておりません。市役所などから適宜運搬することを想定しております。 780 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 781 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 避難所使用を考慮し,学校での車椅子の常設をお聞きしましたが,備蓄のスペースと車椅子のタイヤ空気圧の維持が難しいことから,市役所からの運搬との御答弁でした。避難所開設は避難者対応で混乱が多いので,開設と同時に避難所となる各学校への車椅子の搬入を検討するとの御答弁もいただきましたので,どうぞよろしくお願いいたします。  避難する人たちへの持ち物などの周知はどのように行われますか。 782 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。
    783 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難者への情報周知につきましては,安心安全情報メールなどにより行いました。避難所への持ち物などにつきましては,避難所がどういったものか,心構えなどもあわせて周知,啓発していかなければならないと感じております。安心安全通信等を活用して周知を図ってまいります。 784 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 785 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 総合防災訓練で,三中は女子更衣室を女性スペースとし,更衣や授乳,洗濯物干し,女性用品の提供,乳幼児用品提供ができるよう配慮されていました。乳幼児用品はお父さんが乳幼児を連れて避難している場合もあるので,共同スペースでも提供をお願いしたいと思います。  次に,防災無線に関して多くの地域から聞こえないとの声がありました。風雨がひどいときは,窓や雨戸を閉めており,防災無線での情報収集は無理だと感じます。広報車は避難勧告地域のみでしょうか,狛江FMはどのように周知していきますか。 786 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 787 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 11月11日に開局いたしました狛江FMコマラジにつきましては,災害時には狛江市に特化した情報を繰り返し放送できる効果的な情報伝達手段と考えており,ふだんから聞いていただけるよう周知を図るとともに,総合防災訓練で連携して訓練放送を実施するなど,取り組んできたところでございます。広報車につきましては,避難勧告地域での広報を想定しています。 788 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 789 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 今回の災害後の市民の意見で,防災無線の聞きづらさへの意見はとても多かったです。防災無線は内容がわからないことで不安をあおります。屋外で流すのは注意喚起のサイレン音のみとし,市からの情報はFM狛江,コマラジで聞くことの一本化を図り,内容に関してはホームページと電話でも確認可能とした上で,ラジオなどでの情報収集を強く推奨することはどうでしょうか。 790 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 791 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 複数の連絡ツールを活用して,わかりやすい情報伝達に努めていきたいと考えております。ラジオにつきましては,非常持ち出し品として,また災害時の情報収集手段として,防災ガイドでも紹介しています。 792 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 793 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 防災無線はサイレン機能のみにすることもどうぞ御検討ください。  次に,水害と地震についてです。  今回ハザード地域にある二中,六小,三小,そして福祉避難所となった西河原公民館を避難所として開設した判断の経緯を教えてください。 794 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 795 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 水害時の避難所としては,これまで浸水想定区域外にある施設を想定しておりました。今回野川の水位の状況,そして多摩川の水位の状況などを判断し,避難所を開設いたしましたが,遠くまでの避難がかえって危険を伴うことなどを踏まえまして,学校の校舎の上層階を避難所として利用することも想定し,浸水想定区域内の施設を順次避難所として開設することといたしました。施設ごとなどの判断基準はなく,そのときの状況に応じて総合的に開設を判断したところでございます。 796 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 797 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 今回の状況では,校舎が開放されたので,ハザード地域の学校が避難所として開設されたことは,とても有意義だと思います。二中はハザード地域でありながら,自主避難所として10月12日11時半に開設され,1,000人の収容人数とのこと,各避難所とも開放できる部屋の予測を立て,収容人数の見直しをお願いいたします。また,今後に開設基準の見直しなど,検討されていますか,例えば水害の場合は垂直避難の観点から,校舎を開放し,避難所とするのでしょうか。 798 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 799 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 垂直避難を含めた避難所の見直しにつきましては,検討しておりましたが,今回の対応を踏まえ,教育部と連携し,校舎等の指定を進めてまいりたいと考えております。 800 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 801 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 今後地球温暖化の影響で,今回のような豪雨に頻繁に見舞われる可能性は高いと予想されます。教育部との連携で,19号規模の豪雨災害では,ハザード地域の指定避難所の校舎も開放することが混乱ない避難につながると思います。今回の経験を受けて,水害と地震で対応を再検討していくものはありますでしょうか。 802 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 803 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難マニュアルではありませんが,震災,洪水のハザードマップをそれぞれ作成し,周知しております。水害を想定した避難訓練については,モデル地区を選定し,実施していきたいと考えております。 804 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 805 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 水害を考えて,ハザード地域避難所の備蓄庫を上層階へ移す必要性はどうでしょうか。 806 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 807 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 備蓄倉庫は上層階にあることが望ましいと考えておりますが,備蓄倉庫は学校の敷地等に多く設置しております。水害を踏まえた備蓄品の保管場所につきましては,教育部,学校と検討していきたいと考えております。 808 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 809 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 次に,授業時間内で避難勧告が生じた場合,学校は避難所として地域住民を受け入れるのでしょうか。 810 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 811 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 台風等の風水害で,あらかじめ避難所の開設が予測される場合には,学校は休校となり,児童・生徒は登校していない可能性が高いと考えられます。また,児童・生徒が登校後に地震等の予測困難な災害が発生した場合には,状況によって対応は異なりますが,児童・生徒は教員の見守りのもとで教室で待機し,体育館は地域の避難所として開設するものというふうに考えられます。 812 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 813 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 昨日,佐々木議員からの質問がありましたが,避難所の校舎施設の使用についての見解をもう1度教えてください。車両の駐車のために校庭を開放するかどうかについてもお願いいたします。 814 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 815 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 今回,市長から改めて風水害における垂直避難の考え方が示され,校長会におきまして,避難所として校舎を開放する際の教室利用の優先順位や災害時要支援者のスペース確保やペット同行避難者の避難場所などについてあらかじめ検討しておくように伝え,調整しています。また,事後の学校再開を視野に入れると,学校における重要書類や重要物品の退避等も大変重要ですので,学校の置かれた場所や校舎の構造上の特性を踏まえて,対応を検討するように調整をしています。  校庭の駐車場利用につきましては,水害時の自動車利用の危険性や授業等の再開に当たり校庭のコンディションに大きな影響が出ることなどから,自動車による避難は控えていただくようにお願いをしておりましたが,避難所からの要請も踏まえ,市民の生命を優先する必要があることから,校庭を利用する判断をしたところでございます。  今後も受け入れ台数に物理的な限界がございますので,災害発生状況や避難状況に応じてあくまでも市民の生命を優先するという観点から,柔軟に判断したいというふうに考えております。 816 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 817 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 校長会におきまして,避難所として校舎を開放する際の教室利用の優先順位や災害時要支援者のスペース確保やペット同行避難者の避難場所などについて,あらかじめ検討しておくように伝え,調整しているとの御意見でした。また,駐車のための校庭使用については,基本的に避難所には徒歩か送迎での来所が望ましいけれども,市民の命を優先する観点から柔軟に判断との答弁を確認いたしました。  次に,災害時の子供の心のケアについて,避難所にかかわる職員や避難所運営協議会で研修,紹介などしているでしょうか。 818 ◯ 議 長(石井 功議員) 総務部長。 819 ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害時の心のケアにつきましては,狛江市地域防災計画に基づき保健師,看護師,その他必要な職種からなる保健活動班を編制し東京都と連携をとりながら,精神疾患患者及び心的外傷後ストレス障がいも視野に置いた心の健康に関する相談を行うこととしております。避難所運営協議会の皆さんには,適宜東京都等の研修を受講していただいております。心のケア関連の研修等ございましたら,紹介していきたいと考えております。 820 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 821 ◯ 参 与(石森 準一君) 公立保育園については,災害時の子供の心のケアに特化した研修は実施はしておりませんが,公立保育園が主催する保育の実践や防災に関する研修等におきまして,子供の情緒の安定に必要な知識の習得に努めています。 822 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 823 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 子供にとっては,暴風雨も地震も家から離れて避難することも大勢の人がいて明かりがこうこうとついている避難所も,全ての経験が不安定の材料になると思います。また,災害が過ぎ,落ちついてしばらく時間がたってから,突如フラッシュバックのように不安定になることがあると聞いております。子供の心について知っておくことで,接し方や対応が配慮できるので,避難所運営にかかわる方や親も含め,子供とかかわれる方対象の研修が行われることを要望します。また,板橋区ではこのようなチラシですけれども,「災害時の子どものこころのケア」をつくっています。狛江市も参考にしていただきたいと思います。  次に,避難所は機能性と収容力,そして地域の拠点としての存在感から学校が最適と考えます。日常的に子供が生活している場であり,個人情報も多く保管されているので,校舎の開放には配慮が必要であるとは思いますが,緊急事態時,避難所として市民を受け入れるように各所が連携して,体育館だけでなく,水害時には校舎を利用した避難所運営の構築の検討をお願いします。  次に,親子ともに安心できる災害対応について伺います。  引き取り者の規定については,市立小学校の災害時及び訓練時の引き取り者の規定についてですけれども,第一小学校の災害時及び訓練時の引き取り者は家族,父,母,祖父母のみとしています。友人の親など,代理人の引き取りは不可としますと明記されています。ほかの学校でも引き取り者は保護者及び祖父母のみと規定している学校があり,訓練時は予定が立てられますが,実際の災害時に保護者が近くにいないことも考えられ,祖父母は離れて暮らしていて,対応が難しく,不安という意見を多く聞きます。多くの子供を持っていて兄弟が違う学校に行っている場合もあり,信頼できる友人の引き取りも可能にしてほしいという希望があります。誤った引き渡しによる事故を防ぐために考えられた規定だと思いますが,双方合意のもと,登録申請などで学校の理解も得られた場合は友人の引き取りも検討の余地があると考えます。各学校と話し合うことを勧めます。  また,学校時引き取りでない場合は,引き取り者が来るまで学校が責任を持つことと認識してよろしいでしょうか。 824 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 825 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校で授業を行っているときなど,子供たちが学校にいるときに災害が発生した場合は,原則として保護者などが学校へ子供を引き取りに来ることになっております。引き取りに来られない家庭等があった場合は,そのまま学校で引き取りがあるまで子供を待機させることになっております。 826 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 827 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 保護者が引き取りに見えるまでは,学校が責任を持って子供を待機させるということですね。安心いたしました。  下校時間前に発災した場合,学童に登録をしている児童の行動規定を教えてください。学童保育所,放課後クラブ,小学生クラブ,こどもクラブで行動が違う場合は移動の見守りなども含め詳細をお願いいたします。 828 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 829 ◯ 参 与(石森 準一君) 下校前に災害が発生した場合,子供は学校にいることになりますので,一時的には学校側で対応するものと認識をしております。その場合,学校から学童クラブ等への登所方法については,学校側の判断となりますが,学童クラブに登所する場合は学童クラブの種類にかかわらず,保護者宛ての一斉メールを送信することとしております。その上で,保護者にお迎えを要請し,原則引き渡しまで保育を行うこととなります。保護者の方が仕事中などでメールを確認できないことがわかっている場合は,直接電話で連絡をいたします。災害時に児童を引き取りに来る方については,入所申請の際にお二人まで記入をしていただいています。 830 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 831 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 細かい対応が考えられていて,安心いたしました。  それでは,KoKoAの開催は中止になりますか,その周知の方法はどのようにするのでしょうか。 832 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 833 ◯ 参 与(石森 準一君) KoKoAの中止については,台風等の状況により判断いたしますが,中止になった場合は各学校から保護者宛ての一斉メールで周知をしていただくことになっております。中止が決まった際には,集団での帰宅またはお迎えの対応となりますが,17時の時点でお迎えが来ない子供がいた場合は,1人で帰さず,状況により安全管理員や市職員が自宅まで送り届けることもございます。 834 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 835 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) それは安心です。  下校後発災した場合の学童各施設とKoKoAの行動についても教えてください。 836 ◯ 議 長(石井 功議員) 参与。 837 ◯ 参 与(石森 準一君) 下校後に災害等が発生した場合については,お子さんは既に各学童クラブ等に登所していると思いますので,保護者宛ての一斉メールをお送りして,その後の対応については先ほど答弁をさせていただいたとおりでございます。 838 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 839 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) はっきりとした規定があって安心しました。  次に,集団下校後のことですが,大雪や風雨が強まる可能性が出た場合など,早目に集団下校となることがあります。集団下校で引率者と別れた後に,鍵がないなどで家に入れなかったり,保護者が不在で子供が1人でいることが難しかったときの指導はあるでしょうか。 840 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 841 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 災害発生時は保護者などの引き取りが原則となります。その上で万が一,登下校時に災害が発生した場合などは,例えば学校の近くであれば学校へ,家が近く家族などがいる場合には家へというような具体的な指導も行っております。さらに子供が帰宅した際,鍵がなかったり,家族などが不在だったりした場合などは,学校に戻ってくるような指導も行っております。 842 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 843 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 基本的に子供がどうしたらよいか判断できない状況のときは,学校が受け入れてくれるということでしょうか,保護者もそう認識できれば安心です。  では,保護者が不在のときの対応として,登校前や下校後,休日,保護者が不在の児童の対応,例えば子供だけの場合のときです。本人が望めば災害が起きたとき,学校に退避することは可能でしょうか。 844 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 845 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 災害等が発生した場合は,学校が避難所になることが想定されますので,学校へ避難することが考えられます。 846 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 847 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 災害などで登下校時刻に変更があったり,避難の必要が発生した場合,仕事などで保護者が近隣にいなくて,すぐに子供に会えない状況が生じる可能性が多々あると思います。日ごろより災害時の行動について家族,親子で話し合い,避難先を共有することが必要です。今回の私の質問で,垂直避難の観点から,ハザード地域であっても,学校を避難所として開設することを教育部と検討していくとの御答弁を得ました。例えば,水害のときは一中へ,地震のときは六小へ避難となると迷う場合があるかもしれませんが,判断に困ったときは近くの学校へ行くこと,学校は受け入れてくれることが共有できれば,親子とも安心です。学校の意向,指導はいかがでしょうか,お聞かせください。 848 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 849 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校では日常的に子供たちに対して自助の考え方に基づき,防災ノートなどを活用し,自分の命は自分で守るという指導を行っております。例えば,避難した際,家族の中で避難所が違った場合なども考えられます。そうして困った場合は近くの大人に相談したり,助けを求めたりするということについても指導を行っております。 850 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 851 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 災害は時間も曜日も規定できるものではないですし,保護者の状況もそのときどこにいるか,交通機関を使って帰れるかなど,シミュレーションし切れませんけれども,家庭で基本的な申し合わせを決めておくことは,実際に災害が起こったときの心のよりどころになり,行動の励みになると思われます。家庭での申し合わせを支える学校や避難所の体制を確認させていただきました。自分の命は自分で守る。災害に負けないたくましい狛江の子供に育つよう,私たちも頑張ることを心に銘じて1問目を終わります。 852 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎淑子議員。     〔4番 松崎淑子議員登壇〕 853 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 2問目の質問は,次世代につなぐ環境です。  私たちが日ごろ便利に使っているレジ袋やペットボトルなどのプラスチックごみが海の生物へ悪影響を与えていることや,マイクロプラスチックと呼ばれる砕けた小さなプラスチック片を海の生物がえさと間違えて摂取してしまうことなど,プラスチックごみの海洋汚染は世界じゅうで大きな問題となっています。プラスチックごみを生物が誤って食べてしまうだけでなく,プラスチック製品に含まれる環境ホルモンが海洋中に溶け出し,食物連鎖を通して生態系全体に広がり,人にも影響を与えているなど,深刻な状況があります。海洋プラスチックごみの問題は,6月に大阪で開催された主要20カ国地域首脳会議,G20サミットの課題となるなど,注目され,既に各国でペットボトル容器や使い捨てプラスチック容器禁止の動きが広まっています。  日本では年間約900万トンのプラスチックごみが排出されており,そのうち約400万トンが包装容器やペットボトル,レジ袋といった使い捨てプラスチックです。神奈川県や大阪府,京都府亀岡市,鎌倉市,大阪市などがプラスチックごみゼロ宣言を打ち出し,市民や事業者とともに取り組んでいます。狛江市としても,プラスチックごみ削減に向けた取り組みが必要と考えます。  プラスチックの問題は,海洋汚染だけでなく,昨今激しくなる異常気象など,気候変動にも大きな影響を与えています。今まさに地球温暖化対策を話し合う国連の会議,COP25がスペインで開幕しています。世界各地で気候変動が一因と考えられる自然災害が続き,危機感が高まる中,各国がどのような取り組みを行うのか,注目されています。  イギリスのエレン・マッカーサー財団の報告書によると,2014年には石油生産の6%がプラスチックに使われました。このままでいけば2050年までには20%にもなるとしています。もしそうなれば,2014年には1%だったプラスチックが原因の温室効果ガスの排出は,2050年には最大15%までふえることになります。私たちがプラスチック製品を使い続ければ,それだけ気候変動を進めることにもつながります。地球規模の問題とはいえ,私たちの暮らしから見直さなければならない問題です。COP25では,昨年気候変動が最も顕著だったのは日本との報告がありました。猛暑や豪雨災害は,特別なことではなくなる危険が迫っています。台風19号の災害被害を教訓に,地球温暖化に対し真摯に向き合うときです。CO2削減のためにプラスチック依存からの脱却を目指し,市民一人一人がプラスチック問題を身近な問題として捉え,できることから取り組むことが大変重要です。  そこで,私たちがすぐにできることの1つとして,レジ袋を使わないことがあります。来年2020年7月に予定されている国のレジ袋有料義務化に向けて,狛江市が独自に進めている方針を教えてください。  再質問は自席にて行います。 854 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 855 ◯ 環境部長(清水 明君) レジ袋有料化に関する動向でございますが,経済産業省で現在「プラスチック製買物袋の有料化のあり方について(案)及び小売業に属する事業を行う者の容器包装の使用の合理化による容器包装廃棄物の排出の抑制の促進に関する判断の基準となるべき事項を定める省令の一部改正(案)」のパブリックコメントの募集を12月6日まで行っている状況でございまして,市としては国と都の動向を見きわめながら検討してまいります。 856 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 857 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 狛江市内のスーパーマーケットなどでのレジ袋有料化の現状はどうでしょうか。 858 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 859 ◯ 環境部長(清水 明君) 市で把握している範囲ではありますが,市内小売店のレジ袋の有償配布等の状況については,オーケーストアは有料,いなげや,オダキューOX,京王ストアはレジ袋自体で2円引きを実施していると認識しております。 860 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。
    861 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) オーケーストアは6円で販売ですが,現行では他店はスーパー三和,4円引きやスーパーヤヒロはエコポイント2円分など,レジ袋自体の方の割り引き対応が主流です。エコバッグについては,女性の持参率は高く,特に私のように50代から60代は80%以上との調査結果もあります。しかし,コンビニや小売店,薬局などでは有料化に向けた活動は進んでいないようです。コンビニは最も難しく,買い物の量や汁物対応,顧客の年齢層にもより,事業者側もレジ袋削減には消極的ということです。一斉に有料化になることは対応も含めやりやすいとの意見もあります。  では,市内の小売店へのレジ袋有料化支援についてはどう考えられているでしょうか。 862 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 863 ◯ 環境部長(清水 明君) 国で現在省令の一部改正によるパブリックコメントの募集を行っていることから,具体的な対応については国と都の動向を見定めてから検討してまいります。 864 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 865 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) プラスチックは石油からつくられるもの以外に,環境への負荷が少ないバイオプラスチックや生分解性プラスチックもあり,それらや紙製の袋は来年7月からの有料化の対象になりません。レジ袋の成分についての規制や提言を考えているでしょうか。 866 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 867 ◯ 環境部長(清水 明君) 国で現在行っております省令の一部改正において,レジ袋のうち有償化の対象外として海洋微生物によって分解が促進するプラスチックを全量使用したレジ袋とレジ袋重量のうち,動植物に由来する有機物資源であるバイオマスを25%以上使用したレジ袋の制度化を検討していることから,国と都の動向を見定めてから検討してまいります。 868 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 869 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 大型チェーン店は事業者が方針を決めると思いますが,中小の小売店は市の方針を打ち出し,支援や指導の検討もお願いいたします。  環境省によりますと,国内で出るプラスチックごみ900万トンに対して,レジ袋の年間消費量は30から40万トンと試算されていて,プラスチックごみの量の3から4%に当たります。レジ袋がごみの多くを占めているわけではありませんが,生活に身近なレジ袋の有料化が使い捨てプラスチックへの意識を高める象徴的な取り組みになると位置づけています。  昨年国連環境計画が発表した報告書によりますと,日本では容器や包装に使われるプラスチックが国民1人当たり年間およそ32キロ分ごみとなっていて,アメリカに次いで2番目に多いとされています。また,プラスチックごみによる海洋汚染が世界的な課題としてクローズアップされたこともあって,ことしの5月国は2030年までに使い捨てプラスチックごみを25%削減するという目標を立てました。今後,10年間で25%削減のために何をするか,独自の施策を考え始めたほうがよいのではないでしょうか。  そこで,今改定素案が出た狛江市環境基本計画などで,市民への啓発をする必要があると考えますが,いかがでしょうか。 870 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 871 ◯ 環境部長(清水 明君) 現在,令和2年度を始期とする新たな環境基本計画の策定を進めており,本計画の素案の中では具体的な施策取り組みとして,プラスチックごみの削減やレジ袋の使用抑制等を掲げています。本計画を策定後,多様な機会を活用し,広く市民に周知していくことで,プラスチックごみの削減を啓発してまいりたいと考えております。 872 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 873 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 環境基本計画では,素案にSDGsとの関係で,目標12,「持続可能な生産消費形態を確保する」が狛江でできることとして挙げられており,以下のような記載があります。  「<目標達成に向けた本計画の取組>ごみの排出削減をはじめとした4Rの推進や食品ロスの削減,廃棄物の適正な処理に取り組むことで,循環型社会の構築に貢献します。」,課題としては,「排出ごみ全体のさらなる削減と新たなごみの発生への対応」,「廃棄物の減量に向けて,引き続き市民・事業者・行政が連携・協働して4Rの取組を推進することが求められています。また,令和元(2019)年に「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行されことを踏まえ,食品ロスの削減への取組を強化する必要があります。また,プラスチックごみについては,温室効果ガス削減に配慮しつつ,排出抑制に向けた取組が求められています。」,レジ袋はプラスチックごみの中で3%を占めるにすぎませんが,計画策定に向けた市民意識調査では,環境を守ることに関して市民,事業者の関心はとても高いです。狛江市が積極的に取り組む姿勢をアピールするためにも,レジ袋削減に向けて動いてほしいと思います。  富山県では平成20年からレジ袋の有料化を進めていて,昨年までにおよそ15億7,000万枚,1万6,000トンのプラスチックごみを削減できたとのことです。国内では19の都道府県が全域で既にレジ袋の有料化を進めています。  では,プラスチック削減について,狛江市の現状の政策を教えてください。 874 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 875 ◯ 環境部長(清水 明君) 市としては,プラスチックだけに特化した取り組みはなく,ごみ全体の減量を推進しています。 876 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 877 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) それでは,スーパーでは発泡スチロールのトレイ,ペットボトルなどをリサイクルするために回収していますが,状況の把握は行われていますか。 878 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 879 ◯ 環境部長(清水 明君) 小売業におけるリサイクルの状況についてでございますが,市では一般廃棄物を対象とした廃棄物行政を行っているため,事業者の責任により行われているリサイクルの取り組みについては把握しておりません。 880 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 881 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) では,自動販売機そばのペットボトル回収設置箱の規定を教えてください。 882 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 883 ◯ 環境部長(清水 明君) 市では一般廃棄物を対象とした廃棄物行政を行っているため,事業者の責任により行われているリサイクルの取り組みについては,把握しておりません。 884 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 885 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) では,今後に向けてのプラスチック削減の政策,活動に対する狛江市の方針を教えてください。 886 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 887 ◯ 環境部長(清水 明君) 市としまして,プラスチックごみ削減を含めたごみの減量につきましては,永続的な取り組みとして引き続き取り組んでまいります。 888 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 889 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) プラスチックごみの削減が進めば,ごみの減量は大きな成果を上げると考えますので,よろしくお願いいたします。  では,本年G20での2050年海洋プラスチックごみゼロに向け,狛江市の今後の検討内容を教えてください。 890 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 891 ◯ 環境部長(清水 明君) 市民,事業者等へのプラスチックごみの問題の周知,啓発とあわせて,プラスチックを含めたごみの分別の徹底や4R,すなわちごみになるものを買わない。ごみの量を減らす。再使用する。資源として再利用するといった取り組みを市が直接的に行うことはもちろんのこと,市民,事業者等の多様な主体による実践を促進してまいりたいと考えております。 892 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 893 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) それでは,市主催のイベントで使われる容器について,プラスチック削減の推進や検討の内容を教えてください。 894 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 895 ◯ 環境部長(清水 明君) 市主催のイベントにおけるプラスチックごみの削減に向けて,平成30年度からこまエコまつりにおいて,リユース食器の使用を導入しています。現在は出店者への使用促進や食器の回収等の面で課題がある状況でございますが,円滑かつ効果的な運用に必要なノウハウを蓄積しつつ,その他の市の主催のイベントにも広く活用していくことを検討してまいりたいと考えております。 896 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 897 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 府中市では,環境まつりでリユース食器を使用したことにより,72キログラムのCO2が削減されたという結果が示されました。数値が示されると改めて温暖化防止のためのリユース食器の有効性が実感できます。  先日,市民から狛江市民まつりに対しての御意見をはがきでいただきました。市民まつりは盛り上がっていてよかったけれど,使われている食器が発泡スチロールのものでがっかり,リユース食器を使うようにお願いしたいですとのことで,リユース食器レンタルを事業展開している八王子の福祉作業所,NPO法人ひなげしを紹介してくださり,雇用促進も兼ね,狛江市内の作業所でリユース食器の事業展開も御提案いただきました。プラスチック削減に向けた環境への取り組みと障がい者雇用のダブル提案です。いかがでしょうか,ぜひ御検討をお願いいたします。  次に,市役所の庁舎や職員へのプラスチック削減に向けた施策内容を教えてください。 898 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 899 ◯ 環境部長(清水 明君) さきにお答えしましたイベント等における工夫のほか,プラスチックごみ問題の認識共有,ごみの分別の徹底,4Rの推進を全庁的に取り組むことにより,プラスチックごみの削減に寄与してまいりたいと考えております。また,これらの取り組みを牽引していく人材として,各部の庶務担当係長相当職に充てているエコマネージャーに対し,環境意識の強化,連携強化等を促進することにより,取り組みの一層の推進を図ってまいります。 900 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 901 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 市役所や職員の方は市民の環境推進のお手本です。基本計画にうたわれているプラスチック削減の行動を率先して行ってくださることをお願いします。レジ袋やペットボトルを使用せず,マイバッグやマイボトルを使用,敷地内に設置されている自動販売機を缶や紙パックの飲料にかえるなど,どうぞ御検討ください。プラスチックごみゼロ宣言を昨年12月に行ったことで注目された京都府の亀岡市のお話を先日聞いてまいりました。  市の職員の方の昼食の買い物用に,誰もが使えるエコバッグがたくさんぶら下がったエコバッグツリーが庁舎に置いてあります。地下のレストランはストローやお手ふきのポリ袋も廃止です。職員はマイボトルを事務机に置いていました。また,東京都は主催するイベントなどでプラスチックを極力使わないようにする都庁プラスチック削減方針をことし6月に公表しました。庁内で行う会議でペットボトルやストローを使わない。また,使い捨てプラスチックの使用の禁止も行いました。ごみ削減の前に,積極的にプラスチック使用の削減をする方針も打ち出しています。  それでは,狛江市民へのプラスチックごみの削減周知啓発をどのように考えますでしょうか。 902 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 903 ◯ 環境部長(清水 明君) プラスチックごみの削減については,市民や事業者一人一人が問題を認識し,全市的に実践することにより,大きな効果につながるものと考えることから,その契機となる普及啓発については大変重要なものと認識しています。今後につきましては,さきにお答えしたとおり,新たに策定する環境基本計画を初めとして,多様な媒体と機会を活用して,啓発の充実を図りたいと考えています。 904 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 905 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 環境基本計画素案の市民・事業者の環境に対する意識によると,環境保全に対する考え方は,市民意識調査の結果によると環境を守るため,私たちも常に努力すべきと考えている市民は96.7%にも上り,多くの市民が環境を守るために努力する必要性を認識しています。また,環境を守るために積極的に行動したいと考えている市民は77.5%になります。事業者の意識調査の結果によると,今の事業を継続していく上で環境配慮は重要であると考えている事業者は81.4%になります。今後新たな事業を計画する際に,環境配慮は重要であると考えている事業者は88.8%になります。多くの事業者において,事業活動における環境配慮の必要性が認識されていますとあり,狛江市民の環境に対する意識が高いことがわかりました。この高い意識がプラスチックごみ削減に向かうことを期待します。  視察に行った亀岡市は,伝統的な保津川下りという川下りが有名で15年ほど前に保津川下りの船頭さんたちが川に流れるレジ袋やペットボトルを何とかしたいと始めた清掃活動がきっかけとなっています。その後保津川の環境保全に取り組むNPO法人が設立され,ボトムアップの活動から始まった活動が市のプラスチックごみゼロ宣言につながっています。そして,全国で初めてプラスチック製レジ袋禁止条例を打ち出しています。有料化ではなく禁止の条例は2020年3月に議会に条例案を提出し,夏施行を目指していると伺いました。従わない事業者には指導勧告,名前を公表するなどの罰則も考えられ,業界団体との交渉も難しい局面もあるそうですが,市民と行政との協働で進められております。  ごみ減量の側面だけでなく,保津川下りのように観光産業の振興や環境教育,循環型農業の推進,エネルギーの地域循環など,プラスチックごみゼロ宣言からまちの仕事づくりやまちおこしにつなげ,まちのブランド力につなげています。プラスチックごみゼロ宣言に至る道のりは平坦ではなかったと聞きました。事業者への理解を得るために,市長や職員が議論を重ね,議会でもさまざまな議論を経て宣言書には市長だけでなく,市議会の議長も名を連ねています。  そして,ことし4月に設立された世界に誇れる環境先進都市かめおか協議会という協議会では,市民や事業者をメンバーとして条例化に向けて毎月話し合いを行い,10月からは市民の理解を得るために職員が市内の説明会に回っているそうです。行政だけでなく,かかわる団体を広く集めて協議を行い,行政は丁寧に市民に説明していく,市民協働で進めていくための大切な手順だと思いました。市としてごみ減量の視点だけではなく,経済や教育といった観点も含めた施策を検討してみてはいかがでしょうか。  次に,マイクロプラスチック問題について市の考えを伺います。 906 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 907 ◯ 環境部長(清水 明君) マイクロプラスチック問題につきましては,人間活動を発端として海に流出する細かなプラスチックが海洋汚染を引き起こし,生態系を含めた海洋環境,観光,漁業,沿岸域居住環境等,多岐にわたる分野で甚大な悪影響を及ぼすことに加え,汚染された海産物の摂食による人体への影響も懸念されており,重大かつ深刻な問題であると認識しております。市としても,この世界的問題の解決に寄与すべく,さきにお答えした市民,事業者と一体的に行う4Rの推進等により,プラスチックごみの削減を図っていきたいと考えており,次期環境基本計画においても施策として位置づける予定としております。 908 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 909 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 一方,先ほどレジ袋有料化対象外として出ましたが,バイオマスプラスチック,生分解性プラスチック,海洋生分解プラスチックの使用推進についての方針や考えを教えてください。 910 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 911 ◯ 環境部長(清水 明君) バイオマスプラスチックの一部や生分解性プラスチックは,植物等の有機物を原料とし,一定の条件下で自然界に存在する微生物等により,最終的に二酸化炭素と水に分解されることから,石油由来のプラスチックに比べ多様な面で環境負荷を軽減する資源として期待されていることは認識しています。一方で,生分解性プラスチックの大半は分解に数十年単位の長い時間を要する。または,本来の自然環境下ではほとんど分解されないという研究結果もあり,国連環境計画では,生分解性プラスチックがマイクロプラスチック問題の現実的な解決方法にはならないとの見解が示されております。加えて,生分解性への過度な期待から,ポイ捨てを誘発する可能性も指摘されており,問題解決への効果が不透明な状況もございます。  現在,国がレジ袋有償化の対象外として検討しているものもございますので,今後の研究結果や技術進歩,国や都の動向に注視してまいりたいと考えております。 912 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 913 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 先ほども申し上げましたが,プラスチックに依存した生活からの脱却を目指し,市民の一人一人がプラスチック問題を身近な問題として捉え,できることから取り組むことが大変重要だと思います。  次に,プラスチックと並んで私たちの生活には多くあふれている化学物質からどのように身を守るかということを考えていきたいと思います。  化学物質過敏症を発症する人がふえております。2009年には厚生労働省がカルテや診療報酬明細書に記載する病名リストに,化学物質過敏症を登録しております。最近では柔軟仕上げ剤や除菌剤による新たな化学物質過敏症が問題となっています。このような商品は香料を徐々に放出して香りを長持ちさせるために,マイクロカプセルというものが使用されていますが,それに使われている材料に毒性が高く,欧米では規制の対象となっているものもあります。また,カプセルの中に入る香料の原料は4,000種類以上もあり,柔軟,除菌,消臭成分として生物への影響が指摘されている物質もありますが,表示の義務がないため,香料としか表示されません。  国民センターや全国各地の消費者センターには,香料による目まい,吐き気,頭痛,せきやぜんそくなどの症状に悩まされる事例が数多く相談の声も寄せられています。外出ができなくなり,電車にも乗れず,通学や通勤もできなくなるほど日常生活に支障を来す深刻な例もあります。こうした化学物質による影響については,成長期である子供たちに対しては特に未然防止の視点から,配慮が必要です。  2年前,2017年第4回定例会で生活者ネットワーク前議員,山本が質問いたしましたが,化学物質過敏症の1つである香りの害が広がり,深刻度を増しているため,早急な対応が必要と考え,質問いたします。  それでは,市の化学物質被害の認識を教えてください。 914 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 915 ◯ 環境部長(清水 明君) 化学物質による健康被害としては,主に住宅の建材や家財道具から放散される化学物質により,倦怠感,目まい,頭痛,湿疹,のどの痛み,呼吸器疾患等の症状があらわれるシックハウス症候群と通常であれば症状を出さないような微量な環境中の化学物質に反応して,同様に体の不調があらわれる化学物質過敏症などがあり,特に化学物質過敏症については,原因となる物質,量,症状が多種多様であり,近年注目されているものと認識しております。 916 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 917 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 化学物質で組成されている香りで健康に支障を来している市民について,把握している現状を教えてください。 918 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 919 ◯ 環境部長(清水 明君) 平成30年度以降を対象に調査した結果,環境政策課及び当市消費生活センターにおいては,香りによる健康被害の相談はありませんでした。ただし,マイクロカプセル技術を活用した商品が幅広く展開されている点や近年社会的な注目が集まっている点を踏まえると,強い香りに悩む市民は一定程度いらっしゃるものと推測されるところでございます。 920 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 921 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 2年前の一般質問で,市民への啓発活動を検討するとの御答弁でしたが,その後の市の香りの害の対策,状況を教えてください。 922 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 923 ◯ 環境部長(清水 明君) マイクロカプセル技術を用いた製品の製造販売は規制されていないことから,直接的な対策は難しいのが現状でございます。そのため,市がとり得る対応としては,なかなか理解されにくい香害,香りの害について,強い香りによる健康被害を受ける人がいることを市民に周知し,強い香料を放出する製品の使用程度の自粛を促すといったマナー啓発に努めていくことが重要と考えており,平成30年度には強い香料の使用を控える等の配慮を啓発するチラシを市内公共施設等に掲示したところでございます。今後も定期的に掲示をすることにより,周知啓発に努めていきたいと考えております。 924 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 925 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ぜひお願いいたします。  では,学校での化学物質対策を教えてください。 926 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 927 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小・中学校では文部科学省の学校環境衛生管理マニュアルに基づき,学校薬剤師による学校室内環境検査を毎年1回実施しております。学校と学校薬剤師で協議の上選定した3カ所におきまして,学校環境衛生基準に示されているホルムアルデヒド,トルエン,キシレン,パラジクロロベンゼン,エチルベンゼン,スチレンの6項目の基準値が超えていないかどうか,確認をしております。 928 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 929 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 化学物質アレルギーの児童・生徒の報告はありますでしょうか。 930 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 931 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小・中学校では食物アレルギー対応が必要な児童・生徒の把握を行っておりますが,化学物質を理由とするアレルギーにつきましては把握しておりません。  なお,洗剤等の香りが苦手な児童がいるという報告は受けております。 932 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 933 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 洗剤の香りが苦手な児童の学校生活での対応はどうでしょうか。 934 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 935 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 保護者と話し合い,当該児童に専用の給食用白衣を貸与しているそうでございます。 936 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。
    937 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ことしの10月に生活者ネットワークが都内の公立学校に学校での香りの害についての簡単な調査を行ったところ,持ち回りで洗濯をする給食着について,強い香りの着香製品の自粛を呼びかけている学校がある自治体が23区市中8区市ありました。そして,個人用の給食着を用意することを認めている学校がある自治体が9区市ありました。狛江市では1校で自粛を呼びかけて,個人用の給食着の用意を行っているとの回答でした。  では,教育の場での化学物質アレルギー教育はどのように行っていますか。 938 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 939 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小・中学校では化学物質アレルギーに関する教育は特に行っておりません。 940 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 941 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 保護者に対しての化学物質アレルギーの周知啓発は行っているでしょうか。 942 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 943 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 国や都から化学物質のアレルギーに関して周知依頼などは届いておりませんので,保護者に対する周知や啓発のほうも特に行っておりません。 944 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 945 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 香りの害はまだ広くは知られておらず,原因がわからないために市民も訴えや問い合わせがしにくいことが問題をより深くしていると感じています。化学物質過敏症は誰にでも発症するリスクがあります。香りの害については,自治体レベルで公共の場では強い香料の使用は控えるなど,市民への啓発活動を推進する必要があると思います。  そこで,世田谷区では子供向けのチラシ「「いいにおい」で,具合が悪くなる??」を作成し,子供と保護者向けに配布を始めたとのことですが,狛江市でもこのような啓発が必要ではないでしょうか。 946 ◯ 議 長(石井 功議員) 教育部長。 947 ◯ 教育部長(上田 智弘君) 「「いいにおい」で,具合が悪くなる??」を確認いたしましたが,世田谷保健所で作成されたものでございました。現在のところ保健所も含め国や都からの周知依頼などは届いていませんので,教育委員会としてチラシの作成や配布を行っておりませんが,要請があれば対応したいと思います。 948 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 949 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 世田谷区では母子保健事業で,子育て家庭を訪問する保健師が香りのきつい家庭環境での子供への影響が気になって,行政で話し合った結果,啓発のチラシ作成に至ったとのことでした。香りの害と言ってまいりましたが,香り自体に害があるのではなく,香りを長持ちさせるためのマイクロカプセルに使用されているイソチオシアネートという物質が呼吸器や目の粘膜や皮膚に影響を与えていると言われています。この香りの害など,化学物質で具合が悪くなる人がいることを市民社会へどのように知らせていけばいいでしょうか。 950 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 951 ◯ 環境部長(清水 明君) さきにお答えしましたとおり,まだまだ十分に知れ渡っていない香害について,強い香りによる健康被害を受ける人がいることを市民に周知し,強い香料を放出する製品の使用マナー向上を促す周知,啓発が重要であると捉えていることから,チラシ等の掲示に加え,こまeco通信等の多様な媒体や機会を活用した周知充実に努めてまいりたいと考えております。 952 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 953 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) ぜひお願いいたします。  ことし3月の平成31年度予算委員会,環境基本計画関係費で,香りの害周知と対策についてで,「改定を進めております環境基本計画の中でも,情報発信は大切な施策であることから,こうした普及・啓発に取り組みまして,多様化する都市生活型公害へ対応するよう努めてまいりたいと考えております。」と御答弁がありました。どうぞよろしくお願いいたします。  最後に,これも市民からのはがきでの御意見ですが,環境に不利益をもたらす可能性の高い除草剤などの使用を考えることへの啓発について,狛江市の見解を教えてください。 954 ◯ 議 長(石井 功議員) 環境部長。 955 ◯ 環境部長(清水 明君) 市販されている一部の除草剤等について,自然環境や人体への影響を懸念する声があることは把握しておりますが,法や各種規制にのっとり認められた薬品であり,悪影響を及ぼすことが明確となっていない以上,これらの情報の拡散は市民の不安をあおることにもつながりかねないため,啓発を行うことは考えておりません。 956 ◯ 議 長(石井 功議員) 4番松崎議員。 957 ◯ 4 番(松崎 淑子議員) 世田谷区では全ての公共施設などで,グリホサートなど,危険な化学物質を含む除草剤は使用しないと区で決めたとのことです。グリホサートは発がん性の危険性があるとWHOの外部組織が指摘しています。環境と市民を守るために,自治体が積極的に独自の施策に取り組むことを要望し,私の質問を終わります。 958 ◯ 議 長(石井 功議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 959 ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  お諮りいたします。  議事の都合により,明7日と明後8日の2日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 960 ◯ 議 長(石井 功議員) 御異議なしと認めます。よって明7日と明後8日の2日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は12月9日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 6時02分 延会 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...